1 :
名無しさん@ピンキー:
取り敢えず立ててみました。ご自由にお使い下さい。
2ゲット!!!
雪也は非処女
ここは男子生徒もありですか?
4 :
2:04/06/27 03:45 ID:fk8ZMjsL
雪也きゅんのみ可!!!
正直あやかママハァハァ
親子丼さいこー
美咲タン(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
>>8 そんな需要もないだろ
とりあえず書き手降臨待ち
ほしゅしまくらんとすぐ落ちるぞ
家ゲスレで投下しようとしてた奴カモン
このゲーム買ってないんですけど
萌えポイントってあります?
バレンタインにキスしてチョコの味がする・・・とか
そんなの。
1さん 乙彼。
頑張ってみます。でも眠いから寝ます。
ほっしゅ
やべぇ、とてもやべぇ
美咲が可愛く思えてきた。
美咲の為に保守!!!
30レスで即死回避でしたっけ?
必死だなwと思われても保守
誰もいませんか?
いないよー
5話の相沢先生萌え
雪也はティンコでかいと思うんだけどどうかな?
もう平気かな
まだまだだ
まだ一応
修学旅行が沖縄ですか。
教師と教え子の一夏の過ちですよ
協力ありがとうございます。
1さんももっと人が居る時間に建ててくれれば・・・
もうちょっとで即死乗り切り
陵辱物だけは勘弁な!!!
泊りに来たーッ!!!
男の部屋に泊りに来るなんて良い度胸じゃないか!!!
ホシゅ
ほしゅ
もう大丈夫かな
過疎スレ・・・ネ申はおらんのか・・・
美智子のエピソードが削除というのはマヂですか?????
俺のチンコが哭いてるぜ orz
おまえら正直きもすぎ
金八に求めるものちがいすぎ
歪んつぢまつた悲しみに
>>37 それは違う。
愛してるから萌えるんだ。
昨今の萌え狙い作品よりこの作品にハァハァする方が健全だと俺は思う(* ´д`)
>>37 もともと本スレに現れたエロSS書きを隔離する為に立てられたようなもんだし気にするな。
ヒカル可愛いよヒカル
42 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 11:09 ID:q3Gu+Yyk
だれかりん子先生投下щ(゚Д゚щ)カモォォォン
受験が近づいている。
それなのに、勉強がまったく手につかない。
美咲ちゃんとメールをして一日が過ぎていく。
もうすぐ卒業。美咲ちゃんとも離れ離れになるかもしれない。
携帯やネットがあれば平気と、前は思っていた。
でも…
何だろう?
ぼくは不思議な感覚でいっぱいになっていた。
とりあえず書き始めを投下しました。
続きはどなたかお願いします。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
って工エエェェ(´д`)ェェエエ工
あーんなことやこーんなことまで投下してほしいッス!
○んこ先生
女×雪也とかお願い
47 :
43:04/06/29 18:42 ID:2kPOTKUT
>>44 書き出しのみでスマソ
こういうSS投下したことないもんで。
むろんエロシーンとかの執筆もないもんで。
投下する前に、キャラの経験・未経験についてを議論する必要があると思う。
全員未経験。
・・・・・・なわけないか。
ヒカルは未経験。
「まだ本気で人を好きになった事がない」というセリフから。
あやかちゃんは未経験!
とタロPは信じているが、実は…
>>51 タロPがあやめだとかロケットだとか言ってるうちに先生がおいしくいただきました
塩見は童貞だな。
りんこ先生は記者の彼氏と経験済みのハズ
櫛形の処女は俺が貰ったよ(* ´д`)
美咲はバカだけど今のところ処女
高校以降にバカだからやっちゃいそう
雪也はシェ(ry
雪也はオナニーも知らない天使のような子だよ
そうに決まってる。
今のところ本スレと何一つ違わないな
ゲーム板のコピペ
雨池マミ・・・・・非処女
天城あずさ・・・処女
櫛形陽子・・・・非処女
久住あい・・・・処女
白駒クミ・・・・・非処女
月山美咲・・・・非処女
中島ヒカル・・・処女
夏沢レミ・・・・・非処女
聖あやか・・・・非処女
富士美智子・・処女
伊吹銀平・・・・非童貞
岩木竜二・・・・童貞
大山太郎・・・・童貞
北健太・・・・・・童貞
黒部鉄郎・・・・童貞
塩見慶一郎・・非童貞
白石雪也・・・・処女
平光夫・・・・・・童貞
高千穂誠・・・・非童貞
桧山太陽 ・・・童貞
塩見は童貞だろ
>>60 塩見はグレイとやってるから童貞じゃないYO!
俺が生徒全員に手を出したから全員非処女
俺が生徒全員に手を出したから全員非童貞
何言ってるんだヒカルたんはおれのもの
美咲タンは漏れの
雪也は俺のだ
オナペット予想
太陽→美咲
高峰→美咲、りんこ
塩見→りんこ
関原→りんこ、クラスの女子生徒
タロP→あやか
光夫→あやめ
今日子→主人公
鉄郎→天城、鉄道
相沢→カミナリバード
主人公→ヒカル
雪也はオナニーしないんだよな
雪也は夢精派なのか?
やっと1週目オワタ
雪也の話が終わったら雪也モノ執筆します。
いや雪也キュンは精通もまだです
>>70 よろしくー!
俺は絵は描けるけど文章は書けないからな
まったく残念だ。
雪也はズルムケ剛毛のヤリチンです
(剛毛)だっていいじゃないか!!!
なんか雪也キュン専用スレになってるYO!
せっかくだから公式の人気投票で
雪也を一位にしようぜ
美咲馬鹿だよ美咲(* ´д`)
ヒカルの多重がすさまじいから無理
りん子先生と川の字になって(;´Д`)ハァハァ
81 :
名無しさん@ピンキー:04/07/03 03:59 ID:w2Df1lH1
ヒカルは多重抜きでも1位だろな・・・
関原の名前って絶対セクハラのもじりだよなあ
84 :
43:04/07/04 02:08 ID:lH2O3akR
43(70)です。
>>68-69および「僕と犬の楽園」でピーンと来たので投下。
こんなの一発目でいいんだろうか。
あえて台本風にしてみました。
今までこういうエロSSないので、ご期待に添えないかもしれませんが、
ご承知の上で。
つーか、馬鹿なシナリオでゴメン
85 :
43:04/07/04 02:09 ID:lH2O3akR
第x話 汚れてしまった悲しみに
(荒川土手)
雪也「おいで、シェリー!あはっ。
おい、何するんだ!やめろ。そこは…ああっ!やめろ…って…」
(雪也の寝室)
雪也「はぁっ、はぁっ。夢か…。
ん? 何だ、これ…? た、大変だ!」
雪也の母「雪也ー、いつまでお風呂場にいるの?はやくしないと学校に遅刻するわよ」
雪也「わ、わかったよ、今行くから!」
(数日後、職員室)
田沼「あ、キミ。白石雪也の母親が学校に来ているぞ。何でも、成績のことで相談があるんだとか」
雪也の母「白石雪也の母です。最近、雪也の成績がずっと下がっているんです」
りん子「そういえば、最近雪也くん様子おかしいわ。顔色も悪いし…。悩みでもあるのかしら。
先生、ちょっと私話してみますね」
(放課後、3B教室)
りん子「雪也くん、最近調子はどう? 何か悩んでいる事ない?」
雪也「い、いえ。特に。何もないです。し、失礼します!」
りん子「あ、雪也くん…」
(荒川土手)
雪也「…」
老人「少年、訳有りと見た。何かあったのかね」
雪也「あなたは?」
老人「ここらでは、ワシのことをエロ爺と呼ぶ者もおる」
雪也「…実は。最近、朝、起きたら…ぼくの…パンツが…汚れてるんです。
寝る前には必ずトイレには行っているのに。この年でおねしょだなんて」
エロ爺「ほお。それは夢精というやつじゃな」
雪也「夢精?」
エロ爺「そうじゃ。その汚れは白くネバネバしておっただろ。小便ではなく精液じゃ。
(例のピアノのBGM)
男は一日にどれくらい精子を作るか知っておるか? 約一億じゃ。3日で三億。
これで精子は満タンになる。実際に受精して人となるのは、この中のたった1個じゃ。
精子一つ一つが、卵子と結びつき受精することを夢見てな、競争をするのじゃよ。
精巣では、休むことなく精子を作り続けておる。満タンになったら、いつかは溢れてしまう。
これが夢精というやつじゃ。
だから、定期的にオナニーをして、少しづつ減らしていかなくてはいかん」
87 :
43:04/07/04 02:10 ID:lH2O3akR
(次の日)
りん子「雪也くん、おはよう!」
雪也「おはよう…ございます」
りん子「どうしたの? やっぱり、最近の雪也くん変よ。
私で良かったら、何でも相談に乗るから。教えて」
雪也「…今、ここでは話しづらいです。りん子先生、放課後、屋上に来てくれますか?」
りん子「わかったわ!」
(放課後、屋上)
りん子「お待たせ!雪也くん。さ、何でも話してごらんなさい」
雪也「先生。…オナニーって、知ってますか?」
りん子「ちょ,ちょっと!、雪也くん、な、何を言い出すのいきなり!」
雪也「エロ爺に教えてもらったんです。夢精を避けるには定期的にオナニーしろって。
でも、オナニーっていうのがよくわからなくって。
りん子先生、ぼくにオナニーっていうのを教えてください!」
りん子「雪也くん、こ、困るわ! それにね、私女だし、」
雪也「お願いします! もうこれ以上パンツを汚したくないんです!」
りん子「…わかったわ。…じゃあ、ズボンを脱いで。パンツもね」
雪也「えっ!?」
雪也「こ、これでいいですか? あんまり見ないで下さい…」
りん子「(ジーッ)あ、ご、ごめんごめん! えーとね、たしか実がやってたのは…
右手をね、オチンチンにこうあてるの」
雪也「こうですか?」
りん子「いや、ちょっと貸して。…こうね。で、上下に擦るの。
そうね、好きな人を想い浮かべながら、かな」
雪也「好きな人…?」
りん子「そう。好きな人。想いながら、激しく擦るの。最初はゆっくりでいいから。やってごらん」
雪也「はい! (シェ、シェリー!)
せ、先生! すごく熱く、固くなってきました…!」
りん子「その調子! 先生も手伝うから! がんばって!」
雪也「あっ、はあっ、くぅうっ! あ あ… うぁああああっっっ
はぁ…はぁ…はぁ…」
りん子「オナニー成功ぅ! やったわ雪也くん」
雪也「はい、がんばりました…!」
(例のピアノBGM)
りん子「うわあ、すごい、こんなにたくさん…」
雪也「この白い液体の中に、何千、何万、何億もの精子があるんですね…」
りん子「そうね。もしかしたら、この中の精子から、雪也くんの子供が生まれたかもしれないわね」
雪也「何だか、たくさんの赤ちゃん殺しちゃったみたい。悪い事したかな…」
りん子「何言ってんの。そんなこといったら一つの夫婦で何億も赤ちゃん産まなきゃいけないじゃない」
雪也「それもそうですね」
りん子「私達もね、他の何億っていうライバルと競争して、そして勝ち残って、受精して、今ここにいるのね。
そう考えると、とっても不思議な気持ちがするわ」
雪也「りん子先生、今日はとても勉強になりました。ありがとうございました!」
りん子「いえいえいいのよこれくらい。雪也くん、これから毎日勉強とオナニーがんばってね!」
塩見「…」
89 :
43:04/07/04 02:12 ID:lH2O3akR
(その日の夜、りん子のアパート前)
塩見「…」
りん子「塩見くん! こんな遅くにこんなところで何してるの?」
塩見「…先生、最近、雪也と仲良いよな…」
りん子「えっ…、いや違うのよ。あれは…」
塩見「…先生。俺にも教えてくれよ。…オナニー」
りん子「ちょっと塩見くん!?きゃああああ!!!!!」
(数日後、職員室)
田沼「えー、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
先日、広沢先生が辞職願いを出されました」
BAD END
>>85-89 雪也が一番好きなキャラだから良かったよ!
しかしやっぱシェリーなのか…
ペットだけにオナペットなんだな。
なるほど。
>85-89
ゲーム風味で面白かった。
雪也タン純粋すぎてまぶしいぜ・・・
3人とも好きなキャラだったんで最高!GJ!
93 :
43:04/07/04 10:21 ID:QnvnbSor
>>84訂正
×こういうエロSSないので
○こういうエロSS投下した事ないので
>>90-92 読んでくれてありがd
本編の流れやパロディ、小ネタをうまく散りばめられたので
自分でもなかなかうまくまとめられたと思っておりやす。
爺やりん子が精液をしみじみと語るシーンが馬鹿馬鹿しくて気に入ってますw
是非とも脳内であのピアノの曲を流してお楽しみください。
>>88 ラストの塩見の「・・・」ですべてが決まってたねw
おもろかった
しかしこの作品でエロを書くなんて・・
俺の中で、絶対駄目ーと怒り狂う天使がいるよ
他のゲームではぜんぜん平気だし、実際書いたことあるけど
いまさらだがこのスレタイ、教壇に立て、じゃなくて、
教壇で勃(r
エロ抜きの虹創作もこの板でイイのかな。
富士のシナリオを一つ作ってみたかったんだが…
まあ挫折して全部削除してしまったが。いつか書きたくなるやも知れず。
(ヒカルとデート時)
ヒカル「まだ時間ありますね」
行き先・・
『校門』『サクラ橋』『ラーメン屋』『廃ビル』
→『廃ビル』選択
(ヒカルを監禁。そこに駆けつけてきた美咲)
美咲「ヒカル!」
ヒカル「美咲!」
主人公「どうしてだよ・・どうしていつもいつも一緒に(略
ごめん、エロでもなければなんでもないね。考え直します
でも97の続き。
ヒカル「美咲!私どうすれば」
美咲カード選択画面。
『人として』『プロポーズ』『生徒って何?』『生徒の愛』『女として』
→
どれにしますか?
なんかどれも迷うな…
しかしヒカルだと、やたら落ちついて(内心はともかく)諭してきそうな気がする。
「先生、こんなことして、どうするんですか…」
「ほら私達が個人的に集まった時間に起きたことですし、私もどうこういうつもりもないですし、
やめておきませんか、先生」
とか。
主人公じゃなくてキリヤにやられたらブチギレるだろうけど。
あー、ってかこのイベント中だと「やめませんか、先生」じゃなくて「やめよう、お兄ちゃん」か。
ってまあ流石に素に戻って前者だろうけど、後者だと主人公が6年前を思い出して
何もできないヨカーン
とりあえず思いついたのから。
『人として』
カード使用。
「人として・・人としてなら言えるわ。○○(名前)!力ずくで(r
同じになっちまったw
というわけで、あと4つ考えて見ます
作者が勝手に選んでみる
『生徒って何?』
ヒカル「今そんなこと言ってる場合じゃないでしょう!?他にないの!?」
↑リバース
『生徒の愛』
ヒカル「せ、生徒の愛でどうしろって言うのよ!他に無いの!?」
↑リバース
残り、難しいのが残った
『女として』『プロポーズ』
もう・・誰も見てないのですか・・
じゃあやっぱ『プロポーズ』よりは『女として』かな。
>>85-89 ヤベーギャグ風味に淡々と綴られててイイ!
ゴチソウサマでした。
『女として』
ヒカル「女として・・って、美咲」
美咲「ヒカルちゃん良いなー、私も高峰先生誘っちゃおっかなー」
ヒカル「何馬鹿な事言ってるのよ!」
美咲「じゃあまたねーヒカルちゃん」
(去ってゆく美咲、放心するヒカル)
主人公選択↓
『よろしく!』『かけがえのない時間』『ヒカルのあの時』『教師生命をかけて』
『よろしく!』
「よろしくって…何がなんですか」
「だから先生、なにが、よろしくなんですか? なにを、よろしくなんですか?」
「椅子に後ろ手に縛りつけて、動けなくして、なにを、よろしくなんですか?」
「…先生?」
軽く、しかし鋭く睨みつけながら。
ヒカル相手にはどうしても強引に攻め込めない気がする…強い子だからなあ・・・
ワラタ
【無理矢理だっていいじゃないか!!!】
112 :
※:04/07/07 00:29 ID:WK2N3Xs9
ヒカル「センセ?センセちょっ・・!」
もみ合いになる二人。
ヒカル「センセ、やめて!ちょっ・・・お兄ちゃん!」
その言葉で一気に固まってしまう主人公。
ヒカル「・・ひも、解いてください」
恐る恐るほどくと、ヒカルは主人公を見て、
ヒカル「お兄ちゃん・・って、このバカチンがーっ!」
後日
ピンポーン
ヒカルの母「ああ先生。今日もヒカルに教えてくださるんですか?」
ヒカルの部屋に入る主人公。
ヒカル「待ってましたよ、先生」
美咲「わーい先生。でも良いの?こんな風に毎日来てたら、また皆にえこひいきって言われるよ」
あいまいに頷く主人公。
ヒカル「別にかまわないですよね、ねえ、お兄ちゃん?」
硬直する主人公。そして美咲にせっせと勉強を教える。
さらに後日。
主人公「俺は絶望なんかしていない・・お前の思い通りにはならない・・」
屋上から飛び降りる主人公。しかし助けるものはいない。
いや、いた。
関原だった。
禿藁www
114 :
※:04/07/07 11:25 ID:WK2N3Xs9
108まで戻って・・『教師生命をかけて』
「はあ?先生、教師生命をかけてって、クビ覚悟って事ですか?」
「クビ覚悟で・・一体何をする気なんですか?」
↓カード使用(ちょっと変わったカード求む)
『ふえるっ!くろぐろ!』
おもむろに自分のくろぐろを取り出す主人公。
ヒカル「そ、そんなもの、今は関係ないじゃないですか!早くしまってください!」
と言いつつ、主人公のくろぐろを直視できないヒカル。
116 :
※:04/07/07 16:01 ID:WK2N3Xs9
>>115 ワラタ。くろぐろってw
完全に意表をつかれたw
117 :
※:04/07/07 19:27 ID:WK2N3Xs9
115の続きを書いて見た。
問答無用にそのままヒカルに近づいていく主人公。
ヒカル「な、何をする気なんですか!近寄らないでくだ・・キャーッ!」
もみ合いになる二人。
ヒカル「センセ、やめて!ちょっ・・・お兄ちゃん!」
112へ
だめだ・・どうしても一線越えられない・・w
118 :
※:04/07/08 19:41 ID:qswFM0xR
いっそのこと108まで戻って、
『かけがのない時間』
ヒカル「はあ?先生、これがかけがのない時間ですか?」
いっそのこと
『ロケット本格始動!』
ヒカル「先生がそんな親父臭いこと言う人だったなんて…」
頑張れば(!?)すべてのカードをエロネタに持ってけそうですな
確かに、穿って見ればほとんどのカードがエロく見えてくる
末期症状だw
『銀平への圧力』
銀平「そ、そんな締めんなよ。」
だめだ、こんなのしか思いつかん・・・
{ボイスレコーダー}
ヒカル「せ、先生、そんなもの何に使う気ですか!?」
エロいかな?
『ヒカルの秘密!?』
ヒカル「な、なんですか私の秘密って!」
これはうまくいきそう?
>>125 『シェリーは友だち』
ヒカル「ど・・・どういう意味ですか・・・ 私と雪也くんの犬に・・・一体、何の関係があるって言うんですか・・・?」
『動かぬ証拠』
ヒカル「・・・!! ・・・いつのまにそんな写真を・・・!!」
多くは語らない事にします。
『生徒と教師の恋愛』
ヒカル「確かに女の子なら一度は通る道だとは言いましたけど・・・
今は別に先生にそういう気持ちは・・・」
才能カード『勇気』 → 才能開花『とある教師の妻』
ヒカル「私にはそういう将来もあるんですか。それもいいかもしれませんね。
・・・って違うんです!何か勝手に喋っちゃったたんですよ、不思議なことに!
いや、だから同意なんかしてませんってば!」
才能開花の最後が『とある教師の妻』だったもんで
何てコメントだったかわからないのが申し訳ないのですが。
>>128 ワラタ
『ヒカルの恋慕』
ヒカル「・・・・・多分、間違ってますよその噂」
『寂しげなヒカル』
ヒカル「いえ、別に」
『ヒカル危うし!』
ヒカル「あなたのせいでね」
『傷ついたヒカル』
ヒカル「何するつもりですか!」
『ヒカル成績ダウン』
ヒカル「してません。もう帰してくれません?」
『ヒカルはメル友』
ヒカル「は?もしかしてメル友になりたいんですか?
・・帰してくれたらなりましょう」
『教師生命をかけて』
ヒカル「別にかけなくても良いですよ・・
それじゃ、また」
FRIEND END
『あしながおじさんに -ビリビリっ!
「せ、先生、どうして破ってるんですか? 書き、直し…ですか?」
『あしながおじさんに させて』
「いえ、生活困って無いですし。それに惚れませんよ」
『I can fly』
「ちょ、ちょっと先生どこいくんですか!
せめて縄、解いて行ってください!」
ワラタ
主人公の正体は窪(r
『8mm機材一式』
>>132 ヒカル「先生!何を撮る気ですか!」
『がんばるヒカル』
ヒカル「私が何をがんばるんですか!どうがんばるんですか!」
>>133 ー 、
,..:'::´ ̄`:::`-‐二=-
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f';:::::l_\/ -- 、 _二ヽ、l::/
l ヽ:l {/\ j⌒l `i-,
',.ヽ` /` ‐‐‐'´ ヽ ...... ','/
`- ! 、_ , 〃
ヽ ヽ _ __ , /
r.l\ ー / ニヤリ
,':::::ヽ `ヽ ... イ 、
/ヽ::::::::ヽヽ / r´':l
':::´::::::::::丶::::::l ∨/:::::::!丶、
::::::::::::::::::::::::::::`:ァ:'::::::::::::::::::`
太陽・・
太陽・・くぅん・・
【雪也きゅんはぁはぁ】
>>137 そのカードを、雪也を保健室に連れて行った誠が使ったら・・
なんて展開を、近い将来書きそうな801人間がいそうで怖い
雪也キュンにハアハア言っていいのは犬だけです。
人は霊長類らしくタロPにハアハア言いましょう。
801人間でもそんな見え透いた展開は書かないんじゃ・・・
やっぱシェリー×雪也キュンでFA
シェリーは去勢済みでごわす
美咲母(*´Д`)ハァハァ
あやかママ(*´Д`)ハァハァ
145 :
名無しさん@ピンキー:04/07/15 19:16 ID:oOw2DeYt
『あきらめねーよ』
「いやあきらめてください先生。」
『さきイカ』
「さきにイカせてやるだなんてそんな!何言ってんですか先生!」
「ねええー、太陽くーん、早くもう一人作ろうよお、ひとりっ子じゃあかわいそうだよう」
「……だ、ダメだよ美咲ちゃん……僕、カンファレンスの準備でもう三日も寝てな
あ、ちょっと、そんなとこダメだよ、あ、あっ、あ」
というアフォな夫婦に成長してくれることを超希望。
【ロケット本格始動】
ヒカル「キャッ!せ、先生・・そんなに焦らないで・・・」
【打ち上げ失敗!】
ヒカル「・・・初めてなんですから、ね?そんなに落ち込まないで下さい」
【BIRD計画】
【ローンチは今夜20時】
【打ち上げ失敗!】
ヒカル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほとんど禿ワラ。ヒカルフォローしてくれて良い子だな・・w
>>148 目に浮かぶようだw
>148
(´Д`*)ハァハァ
そして美咲は「子だくさんの主婦」になるんだな
【打ち上げ失敗!】
ヒカル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
【謝罪します!】
ヒカル「え、い、いや、別にいいですよ、謝罪は…」
【ロケット本格始動】
ヒカル「だからって再挑戦しろとは言ってないんですが…」
【ローンチは今夜20時】
ヒカル「いえ、ですから…。それに勃たないんじゃ無理なんじゃないですか?」
【I can fly】
ヒカル「いや、先生! ちょっと!
ごめんなさい、言っちゃダメなこと、ごめんなさい!」
I can fly...
【外へ出す理由】
【子作りへの執念】
お前ら面白すぎです
太陽「あ、先生・・・ちょっと、いいですか・・・?
あの・・・美咲ちゃんの事なんですけど・・・・。
最近、少し様子がおかしいんですよ。
話をしてても、僕の顔をじーっと見てて上の空だし・・・。
顔が赤く火照ったまま、息が少し荒くなってたりもするし・・・。
先生、美咲ちゃんは何か悩み事とか抱えてるんじゃないんでしょうか?
それとも、身体の体調が悪いとか・・・。
僕が訊いてみても、はぐらかしてちゃんと答えてくれないんです。
先生、どうか美咲ちゃんに本当の事、訊いてみてもらえませんか?」
【美咲の異変】を手に入れた!
美咲「・・・・あっ、せ、先生・・・・おはよう・・」
【美咲の異変】
美咲「先生・・・・美咲、なんか変なんだ・・・・。
太陽君の事考えると、なんだか胸の辺りがキューッて締め付けられて、
顔も火照ってきて、身体が熱くなるの・・・・。
それに・・・・あっ、な、何でもないよ・・・。
ねえ、美咲、病気なのかな?
気がついたら、一日中、太陽君の事ばっかり考えてるんだ・・・。
どうしよう・・・。こんなんじゃ、また成績下がって、
お母さんや高峰先生に迷惑かけちゃうよ・・・・。」
水島「あら、先生。どうしました?」
【美咲の異変】
水島「あー、アレですか・・・。
先生、今から言う事、絶対に誰にも言っちゃ駄目ですよ?
担任の先生だからこそ、言うんですからね?
・・・美咲さんね、私に相談するために、何度かここに来たんですよ。
それでね、話を聞いてみると、こう言うんですよ。
同じクラスの桧山太陽君、彼の事を考えると、濡れちゃうんですって。
・・・え?何が濡れるんだ、ですって?
やぁだー、先生ったら!そんなの、女の口から言わせないで下さいよ!
・・・あら、先生、かーわいい。顔真っ赤にしちゃって。フフフ。
・・・でもね、先生。彼等はまだ中学生なんです。
そういった性に関する悩みというのは尽きないものです。
でも、それを打ち明けられる相手はなかなかいない。
だから、そういった事に対して凄く敏感になったり、
性に関する事柄を嫌悪してしまうようになってしまう子も沢山いるんです。
特に、女の子は、ね・・・。
先生?くれぐれも、美咲さんに直接、
そういった事を匂わせるような発言しちゃ駄目ですよ?
それで彼女が男性不信になったりしたら、元も子もないですからね。
でも、このまま美咲さんを放っといたら、彼女、思いつめちゃうタイプだから、
下手したら中学出産!・・・なーんて事になっちゃうかもしれませんよ?
そこは先生の腕の見せ所・・・ってやつですか。
・・・あー、それにしても、青春だなあー。いいねー、若いモンは!」
【美咲の気持ち】を手に入れた!
太陽「あっ、先生。美咲ちゃんの事、何か分かりましたか?」
【美咲の気持ち】
太陽「えっ!?み、美咲ちゃんが僕の事を・・・・?
そ、そりゃあ僕も、美咲ちゃんの事は・・・・好き、ですし・・。
・・・正直、美咲ちゃんに、その・・・・
いやらしい気持ちを抱いてる部分もあります・・・・。
で、でも、僕達はまだ中学生なんですよ?
それに、僕がこういった下心を美咲ちゃんに対して抱いてるっていう事も、
僕の中では許せてないのに・・・・。
・・・まだ、僕には荷が重いです・・・」
【弱気な太陽】を手に入れた!
美咲「・・・・・あ・・・先生・・・・」
【弱気な太陽】
美咲「うん・・・太陽君、最近、元気ないんだ・・・・。
美咲の顔見ると、なんかうつむいて目を合わせようとしないし・・・。
ねえ、美咲、嫌われちゃったのかな?
美咲が、太陽君に、あんな・・・あんな事、考えたから・・・・。
・・・先生!美咲、太陽君を励ましたい!
太陽君が元気じゃないと、美咲も元気が出ないよ!
美咲、太陽君の元気が出るなら、なんでもするよ!」
【がんばる美咲】を手に入れた!
太陽「先生・・・あれから何か、ちょっと美咲ちゃんと顔を合わし辛くて・・・。
僕が、こんな、下品な事考えてる、っていうのを見透かされてるような気がして・・・。
・・・駄目、ですよね、僕は・・・・。
こういう時こそ、ちゃんと美咲ちゃんと向き合わなくちゃいけないのに・・・」
【がんばる美咲】
太陽「えっ・・・。美咲ちゃん、が・・・。
・・・・先生、僕は、卑怯な奴です。
美咲ちゃんがそんなにも思い悩んでいたのに・・・・
美咲ちゃんが、そんなにも僕の事考えていてくれたのに・・・・
僕は、自分の事しか考えてなくて・・・・
自分の汚い部分が知られるのが怖くて、逃げて・・・。
・・・僕はもう、美咲ちゃんが泣くのは、見たくないんです・・・!
・・先生。僕、決めました。
美咲ちゃんに会って、そして・・・僕の気持ちを伝えようと思います。
僕の、美咲ちゃんに対して抱いてる、汚い部分も・・・。
美咲ちゃんに、僕も変わらないんだ、って事を伝えたい、です・・・・」
数ヵ月後〜
教頭「き、き、き、君ィィィィ!!!!ど、ど、どどど・・・・・
どーーゆーーー事だね!!!!
君のクラスの月山美咲が、に、にに、に・・・
妊娠したそうじゃないかァァァァァ!!!
しかも、君は、その相手の桧山太陽に、ハッパをかけたそうじゃないか!!!
こ、こんな破廉恥な事件は、我が校始まって以来だ!!
もう弁解の余地は無い!即刻クビだ!!!
今すぐ、この学校から出て行けーーーー!!!!」
水島「バカ」
>>157〜161
グッジョブ!
雪也の時以来の長編だ!
かなり面白かった。しかし妊娠ってw
太陽もせめて避n(r
レスどうもです。
私めの文章力の致命的な欠如によって、
たったあれだけの文章を書くのに一時間半もかかってしまい、
途中で集中力が切れ、なんだか尻すぼみになってしまいました。
本当は、思春期特有のモヤモヤを醸し出しつつ、
148さんのようにエロかわいい感じを出したかったのですが・・・。
とにかく、読んでくれた方々、ありがとうございました。
エロカワイイ流れに乗って
>>148・数年後
「太陽くん、サクラサンシャインズ結成まであと五人だよ! 今日もガンバろ!」
「……美咲ちゃん、せめてバレーボールチームにまからないかな……」
「えぇー……美咲野球の方が好きなのになぁ、それなら補欠も二人頭数に入れていい?」
「えっ、ダメだよ、補欠入れたら野球チームと一人しか違わないじゃないか……」
「で、でも、でもぉ! 誰かが試合の前に病気になるかもわかんないし、補欠一人じゃミソッカスみたいでかわいそうだよう」
「そんなの無茶苦茶だよ……大体僕は論文用のスライド作成でもう二日も……あっ(ry
『自分たちの子供だけで野球チームを作る』快調実践中の桧山夫婦(仮)
ああ…、ちょっと165とかぶった。
>>154-155 ヒカル「えっ、先生コンドーム持ってないんですか?しょうがないなあ。
中に出すのだけは無しですよ。」
【外へ出す理由】
ヒカル「理由って、妊娠しちゃうじゃないですか!そんなことになったら大問題ですよ。
それに、この歳で母親になるのはさすがに抵抗ありますよ。」
【子作りへの執念】
シュルルルルー シャキーン(例の効果音)
「(若いからこそ)いいじゃないか!」
ヒカル「若いにも程があります。なんでそんなに子供が欲しいんですか?」
【伝説のドリームチーム】
ヒカル「え?!自分の子供だけで野球チームを作るのが夢!?
アホですか!9人も産む方の身にもなってください!」
【傷ついた心】
ヒカル「駄目です。」
【あきらめねーよ】
ヒカル「駄目です。」
数ヵ月後
教頭「こ、これはいったいどういうことかね!教師が教え子である中学生を妊娠させただぁ〜。
ワイドショーの格好の餌食じゃないか!ああ…、これでサクラ中もお終いだ。
貴様の顔なんぞ見たくも無い!出て行け!!」
膣外射精は避妊とは言わないんだよな。知らなかった?それとも知らない振りをした?
いずれにせよ、子供だけはちゃんと育ててくれよ。 坂本金八
教放
師精
168 :
165:04/07/21 22:29 ID:HmVLNzW3
>166-167
こうして20年後に、選手全員が兄弟のみで構成された
伝説のドリームチーム同士の対戦が実現することになったのだ!! ったらいいな。
二分差でシンクロしていて驚きました。発言に容赦がない委員長にハゲワロタよ。
すげー良い流れだ!
165も166も最高に良い仕事してくれたね
ちゃんと作品のらしさも壊してないし、素晴らしい!
よーし、次は俺の番だな!
・・えーと、しばらく(数時間〜数日)待ってw
【京子からの恋慕!?】
ヒカル「な、何ですかその勝ち誇った顔はー!?」
【火遊び続出】
ヒカル「先生・・それ、もしかしてもう美原さんに何かしたってことですか?」
【教師の愛】
ヒカル「手を出すのが、ですか?まさか美原さん以外にまで・・?」
【あやめと3人】
ヒカル「さ、三人も!?あやめさんはよく知りませんけど、ちなみにあと一人は誰ですか?」
【病院の少女】
ヒカル「・・・・・」
キュピーン!ドゥットゥトゥー!(例のボイスレコーダーを掲げている図)
ヒカル「さ、先生どうします?」
【学校は必要ない】
ヒカル「え?」
【足長おじさんへの想い】
ヒカル「・・自分で働いてくださいよ」
【足長おじさんへの想い】の使い方がいいねw
>>171 レスサンクス
次回はもうちょっとエロかわいいのを目指したい
空気先生、カードだけでも結構会話ができるじゃないかw
ワロタw
【あやめと3人】 【病院の少女】あたりの切り返しがオモロイ
ネタにつまった・・・。
カードの使い方と、オチまでの持って行き方がかなり出来を左右するなあ。
そういう風に考えると、やはり美咲と太陽というキャラは偉大だ。
そろそろゲーム中のカードそのままでは限界にきてるね
廃ビルで、椅子に後ろ手で縛られてハァハァしてる担任を前に、
宣伝とは余裕だな…
手玉に取られてるぞ、先生。
誤爆・・・って言うんですか?
何か書く場所間違ったみたいです。
ここの方も興味があったら読んでみて下さいね。
つ【よろしく!】
>>180 ?
画像の圧縮形式の解析って終わってるの?
なんかの画像吸出しツールでみれるって事?
詳細キボンヌ。見たい見たい、超見たい。
>>179 ねえ何で、そんなコテをつけてるの?
なりきりから、とか?
>>183 画集の特典CDとやらを使ったんじゃないかと
おれは持ってないから知らんが
>>185 なんだ、そっか…それは残念…。
あずさが好きなだけみれるかと思ったのんだが…
教えてくれてありがとう。
188 :
180:04/07/24 15:25 ID:WX146gIA
・・美咲、自殺未遂後、二度目の自殺未遂を図る直前。
美咲「先生・・」
看護婦「月山さん。今日の食事ですよ」
食事を置いて出てゆく看護婦。
突然、食事用器具を引っくり返す主人公。
美咲「先生!?」
主人公【フォークなんて許さない】
美咲「・・・せ、先生?・・気づいてたの?あたしがフォークで刺すって」
主人公【教師の愛】
美咲「・・うん。分かった。でも、フォーク無しじゃ食べられないよ」
主人公【足長おじさんの手紙(笑)】
美咲「せ、先生。さすがに手紙じゃ代わりにならないと思う」
主人公【音楽MD】
美咲「それもどうかと」
主人公【凶器】
美咲「あー、ナイフのがまだ食べれるよね・・って、馬鹿!美咲より馬鹿!!」
後日。
教頭「君ぃ!月山美咲君がまた自殺未遂をしたそうじゃないか!
しかも君は、その月山君にナイフを渡し、自殺を勧めたそうじゃないか!!
君のような恐ろしい男は、すぐにこの学校から出て行きたまえ!」
深夜の美術室。
キリヤ「まったく、君はどういうつもりなんだ?」
主人公【凶器】
キリヤ「うん?そんなもので何・・ぐおっ!!ば、馬鹿な」
主人公【馬鹿で結構!】
キリヤ「ま、待て。まだ私の絵は完成していない・・のに・・」
主人公【凶器】
キリヤ「ぐあああああああ」
カオル「せ、先生!?何してるんです!」
主人公【人として】
カオル「ひ、人としてって」
主人公【見てみぬふり】
カオル「無茶言わないでくださいよ〜。どうせ僕が黙ってても、明日にはばれますって。
先生、こんな事したら二度と教師やれませんよ!」
主人公【あきらめねーよ】
カオル「いや、無理でしょ」
主人公【魔法の松本プログラム】
カオル「・・・突然ファンタジー思考に。落ち着いてください」
主人公必死だなw
魔法の松本プログラムがどんなのか見てみたい
ところで、そろそろ真面目なパロを書いてみようかと思ったんだけど、
このスレ的にはどうなのかな
ごめん、何かマジで普通のラブラブ物っぽくなった。台詞だけでもないし、視点ぶれる。
でももうすぐ載せようと思う。このスレにはどういうのが合うか、指標にもなると思うし
夜の公園に私は一人でいた。何をするわけでもない。勉強の合間を縫った、気分転換のつもりだった。そこに私の担任の先生が通りかかった。
担任の先生・・その言葉だけでは表しきれない相手でもあるが。
ヒカル「あ先生。どうもです」
【花火】
ヒカル「花火・・ですか?しても良いですけど・・」
ヒカル「やっぱ、夏は花火ですね」
【東京怪奇地図】
ヒカル「何ですか突然。先生、私を怖がらせる気ですか?私、そういうの平気なほうなんで怖がりませんよ。試しになんか読んでみます?」
【魔法のレイコプログラム】
ヒカル「何かずいぶん、メルヘンなタイトルですね。えー何々・・せ、先生。怖くはないですけど、なんていうか、こういうのってずるくありません?知ったら悪いことが起きるとかっていうの。べ、別に、怖がってはいませんよ!!」
【窓の外は白壁】
ヒカル「も、もうやめてくださいよ。話に出てきたキーワード言うのとか」
【映画への執念】
ヒカル「や、やめてってば、もう!・・あ、花火消えましたね。帰りましょうか。ずいぶん暗くなりましたし・・」
【東京怪奇地図】
ヒカル「わかりましたってば!十分怖くなりました!もう帰りましょうよ。・・当然、こんな遅くまで付き合わせたんだから、送ってくださいね」
ヒカル「ふう。送ってくれてありがとうございました。あ、ちょっとあがっていきません?両親が親戚のお葬式に出てるせいで、今日は帰ってこないんですよ。それでちょっと不安ていうか・・さっきの本のせいですよ!」
ヒカル「まあ、とにかくあがってください。あ、私の部屋はここです。どうぞ」
【病院の少女】
ヒカル「先生。それ以上言うと、明日先生にセクハラされたって言いふらしますよ」
【慰謝料50万】
ヒカル「って、する気ですか!?あほですか!!」
主人公「うん」
ヒカル「え・・・・・・・・・(先生が喋った?・・幻聴?)な、何言ってんですか」
主人公「冗談だよ」
ヒカル(ま、また幻聴!?どうなってんだろう)
ヒカル「あ・・・そ、そうですよね。驚いたー・・あは、あははは!」
そのまま程なくして、先生は帰って行った。しかし、いまだに私の耳には、先生の生声が響いていた。
その日から数ヶ月後。桐谷は私の前に現れ、様々な問題と私の飛び降りまで起こしてくれたが、事件は一応の解決を見た。
私は、私と同じく検査の為に入院している、『担任の先生』兼『命の恩人』の見舞いに行った。
ヒカル「先生。気分はどうですか。といっても、軽い検査入院ですから、すぐ出れるでしょうけど」
ヒカル「先生・・あの時、先生が私を助けてくれなかったら、私は死んでいましたよね」
ヒカル「でも先生。どうしてあそこまでしたんですか?今となっては、それこそ言葉や何を使ってもあらわせない程感謝しています。でも何であそこまで・・」
その瞬間、私は先生に抱きつかれていた。
主人公「死なせられない。そう思ったから」
ヒカル「お姉ちゃんの事があるから・・?」
主人公「ああ。俺の目の前で俺の生徒が死ぬのだけは、二度と・・見たくなかった」
ヒカル「先生・・」
その時ようやく私は悟った。この人は、本当に素晴らしい人で、素晴らしい教師なのだと。
その内、先生は私から手を離した。一瞬の沈黙。けれど私は何も無かったかのように私は話を始めた。
ヒカル「そうですね。6年前から続いたこの事件も、これでようやく終ったんですよね。美咲もしばらく泣いていたけど、最近ようやく元気になってきていて。
まあ後は、受験なんて本来の問題が戻ってきてるってとこですね」
ヒカル「でも、何かその、一つだけ、ひっかかることがあるんですよ」
ヒカル「先生。私、先生のこと、前も言いましたけど、お姉ちゃんを救えなかった人だと思ってました」
ヒカル「白状すると、最初先生が来た時、私仲間内では凄いことメールに書いたんですよ。試してみる?、とか。
先生の前じゃ普通にしてましたけど、どうしてもその、先生に大して憎悪みたいなのが沸いてきて。抑えられなかったんです」
ヒカル「でも、銀平救ってくれたり。美咲を助けてくれたり・・。それ見てて、良い先生なんだなって思うようになってきて」
ヒカル「桐谷が来てからも、必死に、私のことを助けようとしてくれて・・」
ヒカル「凄く感謝してるって言うか・・」
そこで言葉が詰まった。私はきっと、みっともない程顔を真っ赤にしている事だろう。分かってる。
これから言う言葉もきっと先生には分かっている事だろう。そしてその結果も私は知っている。けれど言うのをやめるわけにはいかなかった。
それが、私の中学最後の区切りだと思ったからだ。
ヒカル「は、初めて、本気で人を好きになりました!!」
何故か私は、頼み事をするように大きく頭を下げていた。初めての告白のため、どんな風にすればよいのかもよく私は知らなかった。
再び沈黙があった。私は頭を下げているため、先生の顔が見えない。どんな表情をしているのだろうか。
「あ、あの」
顔を上げようとした瞬間、私の手は掴まれ、引っ張られていた。目の前に、先生の顔があった。心臓が跳ねた。
そして何かが私の顔に触れた。
それが何だったのか分かったのは、私が自分の家に着いた時だった。
何故それまで気づかなかったか。・・簡単だ。家にたどり着くまで、恐ろしくぼうーっとした状態が続いていたからだ。
部屋に入ると、私は真っ先に鏡を見た。メガネをはずすと、そこにはいつものように、お姉ちゃんの姿があった。
ただ、一度も見たことが無い程、その顔は赤かった。
199 :
196:04/07/25 02:13 ID:VqM43zKQ
一応言っておきます。おしまい
>>196-198 いいと思う。最後の段落の「部屋に入ると〜」から最後は、グッときた。ヒカルかわいい。
「幻聴?」には笑ったし。
視点ぶれるっていうのは、最初の196でのカードの事なのかな。
それはあんまり気にならなかったけど、【病院の少女】と、
それに対するヒカルの反応がよくわかんなかった。ごめん。
でも、また書いてくれるとうれしい。
201 :
196:04/07/25 02:28 ID:VqM43zKQ
>>200 サンクス、&ごめん
分かりにくいだろうなとは思ったし、後で説明するのも変だと思ったが、
魔法のレイ「コ」プログラムのとこで、その話を勝手に怪談ってことにしただけ
だからその話に出てくるカードが、その怪談の内容を思い出させるキーワードってこと。病院の少女も、そのひとつ
なんだけど、言われてみればわかりずらいね、確かに。大して関係ない部分で混乱させてごめんなさい
>>196-198 幻聴激しくワロタ。
個人的には、1・2話のメールが出てきたのにドキっとした。
「試してみる?」ってのはヒカルだと思ってたんで。
こういう話は好きだな〜保存しときます。
つ[脳内保管]
>>196-198さんに影響を受けて、私もちょっとヒカルとチハルの話を作ってみました。
かなりパクってる部分とかある上に(ゲームやノベルから引用バリバリ)、パロディーというより、
こっちが勝手に妄想した裏話みたいになってしまいましたが、取り敢えず載せてみます。
問題点の指摘や、ご批判など頂ければ幸いです。
私はこの場所に立っている。
今から私は、人として最低な形で、結論を出す事になるだろう。
何度も考えた。これで正しいのか。これで本当に救えるのか。
でも、どれだけ考えても、最後にはこの結論に辿り着いた。
不思議な事に、恐怖や罪悪感などは全く沸かなかった。
何度も両親の顔、妹の顔を思い出し、心の中で彼等に詫びた。ごめんなさい。ごめんなさい。
でも、彼等の顔は、すぐに後から浮かび上がってくる一人の男性への想いで打ち消され、霧消し、闇へと消えていった。
桐谷先生。
私が愛する人。私を愛してくれてる人。
私に彼を愛してると錯覚させてくれた人。
私を誰よりも必要としてくれた人。私が誰よりも必要とされたい人。
私を誰よりも傷つけた人。私が誰よりも傷つけて欲しいと願った人。私をこれから・・・・殺す人。
彼は悩んでいた。絵が描けない、と。彼の幼き日に脳裏に焼きついた、圧倒的な絶望。
それを描きたい。彼はそのために、私を追い込み、孤立させ、徹底的な絶望へと落とし込んだ。
しかし、私はそれを喜んで受け入れた。彼の為になるのならば、自ら進んで苦痛へと踏み込んだ。
私は、彼の記憶にある絶望は分からなかったが、彼の描こうとしている絶望が何なのかは、はっきりと分かっていた。
それを描く事で、彼は救われる。それを信じていた。
だけど。足りない。彼はそう言った。
描きたいものを満足に描けない、自分の才能の無さを責めた。
そんな事ないです。先生は、凄い人です。私は何度も繰り返した。しかし、彼は満足しなかった。
彼が満足するのは、彼の脳裏にある絶望を描けた時だけなのだろう。
その後、ふとしたきっかけで、彼が死を選ぼうとしてるのを知った。
彼は、私を傷つけた事を悔やんでいた。正確には、傷つけておきながら、絵ひとつも満足に描けなかった事を。
このままでは、彼は自責の念に駆られ、死を選んでしまうかもしれない。
私は決めた。彼の、暗い道を照らす光になろう、と。彼が絶望を描くのなら、私は彼の希望になろう、と。
そのためならば、私の命を喜んで捧げよう、と。それで彼は救われる。
うな垂れていた頭を上げ、空を眺める。
そこには、まるで天使の羽のように白く輝く柔らかい雲と、見る者を狂気に駆り立てるような、圧倒的に青い空が広がっていた。
下の方で、女生徒の悲鳴や、教師達の、馬鹿な事はやめるんだ、といった、お決まりの説得が聞こえる。
桐谷先生は、この光景をどこかでちゃんと見ていてくれているだろうか。
先生に、これから、私の命と引き換えに、見たこともないほどの、この世で唯一の絶望を捧げます。
先生。どうか、死なないで。必ず、絵を完成させて下さい。私は、奈落の底へと通じる一歩を踏み出そうとした。
その時だった。錆びた鉄製のドアが勢いよく開かれ、壁にぶつかる音とともに、悲痛な叫び声が背後から聞こえてきた。
「やめるんだ、チハル!」
ああ、そうだった。この人は、いつもそうだった。
自分の事など考えず、何よりもまず生徒の事を考える人。
この学校の大半の教師が、桐谷先生からの裏口入学斡旋を紹介されたため、事なかれ主義を掲げてる中、
一人愚直な正論を説き、色んな生徒を救ってきた人。
私の事を他の誰よりも大切に思い、私が危機に陥った時は、必ず傍にいて、助けてくれた人。
多分、私の事を・・・・愛してくれている人。
私は先生からの思いを受け入れられなかった。
受け入れてしまったら、そこで私の桐谷先生への思いが、解かれてしまうように思えたから。
私の桐谷先生への思いは間違っていると、断罪されてしまいそうで怖かったから。
でも、あの夜。桐谷先生の思いを知った夜。私は理解した。
やっぱり、私は桐谷先生の事を愛してる。
それは正しいとか間違っているとかではなくて、多分、私と桐谷先生との間でのみ通用する秘密みたいなもので、
間違っているとしても、私は桐谷先生と通じているのは分かっている。これだけはきっと真実。
私はこれから、この先生を裏切る事になってしまう。自殺は最低な人間のする事だと説いていた、先生。
悲しい事は、重石をつけて水の底へと沈めてしまえと言ってくれた、先生。
自分の命は、自分だけのものではなく、周りの人達みんなによって形作られていると教えてくれた、先生。
先生、先生、先生。
自然と涙が溢れてきて、私の靴の爪先を濡らす。でも。
私は、桐谷先生の心を救いたい。自分だけのものではないのならば、桐谷先生の為に使いたい。
それがきっと、桐谷先生、そして、私が救われる、たった一つの冴えたやり方だと思うから。
そう考えると、もう自然と涙は止まっていた。
私は絶望してこの方法を選んだ訳ではない。最も馬鹿なやり方なのは分かっているが、
私の心を満たしているのは、希望だ。その事を、先生と、妹だけには分かって欲しい。
いや、理解してくれとまでは言わない。ただ、知っていて欲しい。そう思い、数日前、先生に私の日記を渡しておいた。
そこには、私が何故こういう方法を選んだか、他人が読んだら支離滅裂かもしれないが、その心境を記しておいた。
ただし、日記の一部は破き、桐谷先生へ送っておいた。その部分だけは、桐谷先生と私だけが知っておけばいい事だと思ったからだ。
そして日記の最後の方には、妹へ向けて、メッセージを残しておいた。
先生。いつか妹が大きくなって、あの子が悩み、苦しんで、もし・・・・・私と同じような方法を採ろうとしていたら、
どうか、この日記を渡してあげて下さい。そして、必ず・・・・・助けてあげて下さい。
先生、これが私からの最期のお願いです。先生を裏切ってしまって、本当にごめんなさい。
でも、もう私は迷わない。
先生がもう一度叫ぶ。
「チハル!」
私は、微笑みを浮かべながら、ゆっくりと振り返る。
「・・・・・お兄ちゃん」
私が立っている、この場所で、全てが終わる。
私はこの場所に立っている。
あの日、お姉ちゃんが死んだ。
その事実は、まだ幼かった私の心にも、重く、暗い楔を打ち込んだ。
それは決して引き抜く事の出来ない、重い、重い、楔。
それは、まだ幼かった私の心を簡単に砕いてしまえるほど、強固で、圧倒的な現実だった。
私は、お姉ちゃんが死んだという事実を、お姉ちゃんから教えてもらった方法で、
無意識の内に、心の奥深くにしまい込み、蓋をした。しかし、お姉ちゃんが死んだ季節、つまり冬頃になると、
嫌がおうにも鮮烈な思い出として脳裏に蘇り、胸は疼き、頭は痛んだ。
頭では拒否しているのに、心では無理やりその頃の記憶を頭にねじ込んでくる。
だから、私は冬が嫌いだった。楽しい思い出はすぐに忘れてしまうのに、
悲しい思い出は、いつまで経っても忘れられないという事実を突きつけてくる、冬が。
私は今、お姉ちゃんが死を選んだ場所に立っている。
お姉ちゃんのお葬式は、もう今では断片としか思い出せないが、今でもはっきりと覚えている事がある。
お姉ちゃんと仲の良かった先生を、泣きながら殴っている、私の父。
その先生に、どうしてお姉ちゃんを救えなかったかを、無邪気に尋ねている、幼い私。
そして・・・・。
桐谷。アイツの顔は、決して忘れる事が出来なかった。
私に、色々と不可解な言動を吐き、何の感情も篭らない目で私を見つめ、こう言った。
「今度は君を描くよ」と。
あれから幾年かの月日が流れた。
私は成長するにつれ、まるで双子のようにお姉ちゃんに似てきた。
鏡の前に立つ度、胸が苦しくなるので、わざと髪型を変え、眼鏡をかけ、出来るだけお姉ちゃんの姿から離れようとした。
それでも、お風呂に入って鏡を見る時などは、毎回泣きそうになるのを堪えていた。
何人かの親友と呼べるような友達も出来た。
勉強も順調で、何一つ不安と思える要素は無かった。
ただ、決まって毎年冬には気分が悪くなった。
私の世界は、あの時から壊れたままだった。
中学三年生になった春。私は驚愕した。
相手は気付いていなかったが、かつてお姉ちゃんが「お兄ちゃん」と呼んでいた人が、私のクラスの担任として現れたからだ。
私の胸は高鳴り、鼓動は抑えきれないほど速くなり、頭に血が上り、呼吸が早くなった。
それは、再開出来た喜びであるとか、ましてや、恋などといった可愛らしい感情によるものでは無かった。
私の胸には、純粋な驚き、なぜお姉ちゃんを救えなかったのかという事へ対する憎しみ、悲しみ、
そういった感情に対する自己嫌悪、それに誘発されるようにして思い出す、あの冬の記憶、
そういったものが渦巻き、灰色の螺旋を成し、私の心を掻き乱した。
私は、極めて冷静に見えるように努め、動揺を悟られぬよう、自己紹介をした。
私は、この先生に対して、同じクラスの他の生徒達と比べて、
やや違った意味で、冷ややかな目で動向を注目していた。
お姉ちゃんが一番頼りにしていた先生。
なのに、一番大事なところでお姉ちゃんを救えなかった先生。
私は、表面上では真面目な委員長を演じつつも、本心では、どの程度なのか見極めようとしていた。
そして、そんな穿った考え方は、すぐに打ち砕かれる事となった。
着任して早々、引きこもって学校に来ようとしなかった桧山太陽君を登校させた。
他の先生はすでに諦めていて、顔をすぐには思い出せない先生すらいたというのに。
同様に、放火魔の疑いがかけられていた美咲も救った。
修学旅行では、不良どもに連れ去られた美咲を救い出し、
更には、警察に連れて行かれた銀平すらも、無実の罪を信じ続け、留置所から救い出した。
この修学旅行以来、あの厳しい学力至上主義で有名な高峰先生の態度が、
幾分、軟化したように見えるのも、あの先生のおかげだろうか。
その他にも、数え切れないほどの事件を解決し、その度にクラスの結束は高まり、
生徒達も先生への信頼を隠さないようになっていた。
信じられなかったのは、先生は事件に巻き込まれる度、自分のクビが飛びかねないような真似ばかりしていたという事だ。
初めは先生の行動を鬱陶しく思い、そうした事件が起こる度に、先生にクビをちらつかせていた教頭達も、次第に口を挟まなくなってきていた。
私は、最初の自分の態度を恥じた。この人は、本気で生徒の事を考え、生徒のために行動出来る人だ。
私も、気がつけばこの先生を完全に信頼していた。
しかし、先生への信頼が募るにつれて、それと比例して、ある疑問が、抑えようの無いほど大きくなっていった。
「何で、この先生は、お姉ちゃんを救えなかったのだろう」
それは、決して消える事なく、常に心で渦巻いていた疑問だった。
私は、冬、先生を連れ出した。父へのプレゼントを見て欲しい、という名目で。
もちろん、半分は本当だが、半分は、先生と話したい事があったからだ。
先生は、多分、私と同じで、お姉ちゃんの記憶を心の奥底に沈めてしまっている。そ
れも、私より、強く。
私は、これから起こす行動が、先生を傷つけるに違いないと考えると、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
でも、私はもう心の疑問を抑えきれなくなっていた。
買い物自体は凄く楽しかった。途中でウチのクラスの生徒何人かに見つかり(銀平にも!)、その度に「デート?」と囃し立てられた。
必死に否定しつつも、どこかでその問いかけに心地よさを感じている自分がいるのを発見した時は、顔が真っ赤になった。
楽しいと感じられなかったのは、二回だけだ。一回は、最初に入るお店を選んでいた時。
そこで、私は、先生の悲しい記憶を、無理やり引き出してしまった。私は、こう言った。
「あの・・・先生、って呼ぶの、やっぱりおかしいですから、今日だけは・・・お兄ちゃん、って呼んでいいですか?」
あの時の先生の顔は忘れられない。
私は、こんな直接的な方法で先生の記憶を引きずり出そうとした、自分の軽率さを恥じた。
動揺を必死に隠そうとしつつも、閃光のように記憶がフラッシュバックしているのであろう、
それを隠し切れず、衝撃で膝が僅かに笑ってしまい、少しだけよろめきながら、曖昧に頷く、先生の顔。
本当に悪い事をしてしまった。
二回目は、夕暮れ時、土手で先生と話していた時。
この時は、先生だけではなく、私も悲しくなった。
先生と話している内に、段々とあの頃の記憶が蘇ってくる。
先生は、私の事を知らないだろうが、恐らく、思い出している光景は同じだろう。
太陽が地平線に沈んでいくのを、悲しげに見つめていた先生。
先生も、何年間も苦しんできた。私は、これ以上話すのをやめた。
こういう事は、もっとゆっくりと解決していかなくてはならない。学校を卒業してしまったら、先生と会える時間は減ってしまうだろうが、構わない。
先生も私も、完全に受け止められるようになるまで、膨大な時間がかかってしまうだろう。
でも、それからでも遅くない。その時こそ、二人でこの事実に向き合おう。
そう思い、私は腰を上げ、スカートについた草を払った。
しかし、そんな考えは、三学期に入ってから、一人の人物によって否定される。
私は、壇上に立ち、自分なりの芸術論を展開してる一人の男を、憎しみを込めた目で見つめていた。
桐谷。アイツがこの学校にやってきたのだ。
それからの事は、多くは語らないが、まるで悪夢のような時間が流れた。
美咲の桐谷に対する態度。高峰先生の失脚。得体の知れない真学受験会。
美咲の二度に及ぶ自殺未遂。桐谷の目的。約束。絵。お姉ちゃん。そして・・・・・。
私は今、お姉ちゃんと同じ姿で、お姉ちゃんと同じ場所に立っている。
下では生徒達が悲鳴を上げ、教師達が必死に説得している。
私は、そんな外野の声を無視し、今、美咲にメールを打っている。思いを残さないように。美咲には、幸せになってもらいたいから。
そして、ありったけの謝罪と、ありったけの感謝を込めて、送信した。これで、やり残した事は無い。
私は、大きく息を吸い込み、空を見上げた。たぶん、お姉ちゃんが見た空と同じ空だと思う。
白と、青。それ以外存在しない、悲しく思えるほど澄み切っている空。
私は深呼吸し、肺まで清めていると思えるほど鮮烈な空気を吸い込むと、
ゆっくりと吐き出し、横を向き、別の棟の校舎の屋上にいる、一人の男を眺める。
桐谷。ここからではその表情は定かではないが、恐らく、今から見れる光景に、目を輝かせているのだろう。
だが、怒りは無い。むしろ、私で終わらせる事が出来るという、妙な使命感と安堵感に包まれ、心地よいと思えるほどだった。
先生達が階段を駆け上ってくる音が聞こえる。
もう迷ってる暇は無い。私は息を止め、その一歩を踏み出そうとした。その時。
「ヒカル!」
私は思わず足を止め、振り返った。先生だ。
「やめるんだ!ヒカル!」
私は涙が込み上げてきそうになるのを堪えながら、先生に言う。
「もう疲れちゃった・・・。私で、終わりにするの・・・」
先生は、じっと私を見つめている。強迫観念とも思えるような、先生特有の、あの使命感と優しさに満ちた、目で。
「さよなら・・・・」
私は先生に背を向け、決意が揺るがないようにした。
すると、背後から、先生の何かを読み上げるような声が聞こえてくる。
一瞬、戸惑い、耳を傾けてみると、それは、何と、お姉ちゃんの日記だった。
私は驚き、先生の方へ振り返る。先生が手に持っているのは、間違いなくお姉ちゃんの日記で、
私はなぜ先生がそんなものを持っているのか分からなかったが、私は自然と先生の声に耳を傾けていた。
お姉ちゃんが私へと書き残したらしいメッセージを全部読み終わった時、先生は泣いていた。私も泣いていた。
私の心の中で、お姉ちゃんに対する、ありとあらゆる感情が生まれ、駆け巡り、衝突し、弾けた。
喜び、悲しみ、怒り、そういった言葉では表せないような、複雑だが単純な、暖かい気持ちが、
私の心を満たし、私の頬を自然と涙が伝っていた。
そんなの、お姉ちゃんに言われたくない。お姉ちゃんが言っても、全然説得力ない。
そう口に出すと、また涙が溢れた。
桐谷の方を向き、独り言のように呟く。
私は絶望なんかしていない。あんたの思い通りにはならない。
そう言うと、先生がフェンスを乗り越え、私の傍に降りてきた。
私は先生に抱きつき、先生の胸の中でまた泣いた。
先生は私を強く抱きしめ、何も言わずに、私の頭を撫でていた。
どこかで、お姉ちゃんの声がした気がした。
その後、とある事故で桐谷は入院した。
どうやら命に別状は無かったらしいが、その事に対して、安心感を抱いている自分がいるのに驚いた。
私と先生が御見舞いに行った時、桐谷は全部話した。
桐谷の子供の頃。事故で亡くなった、桐谷の姉。その事故から生まれた、表現衝動。
真学受験会との繋がり。お姉ちゃんとの出会い。そして、お姉ちゃんと桐谷は、多分愛し合っていた、という事。
私は、それらの話を、自分でも驚くほど冷静に聞いていた。
納得は出来ない。今でも桐谷の事は許せない。お姉ちゃんは、馬鹿だったと思う。
でも、それを責める事は出来なかった。お姉ちゃんと桐谷は、多分、方法が間違っていただけで、
二人の間には、嘘は無かったんだろう。そして、それは最も重要な事実なんだと思う。
先生も、穏やかな様子で桐谷の話に耳を傾けていた。
それからは、再び受験やら何やらで大忙しだった。
真学受験会は摘発され、この街から消えた。りん子先生を刺した犯人も捕まった。
美咲は、私に何度も泣きながら「ごめんね、ごめんね」と謝って、
その姿を見てると、こっちも泣けてくるほどだった。
高峰先生が、美咲の心を解きほぐしてあげたらしく、高峰先生にもしきりに感謝していた。
高峰先生も、もうすぐ職場に復帰出来るらしい。もう大丈夫だろう。
私は、何とかこのゴタゴタでの遅れを取り戻し、志望校に合格する事が出来た。
美咲も、太陽君と同じ高校に行けない事は気にしてたが、合格した。あの二人は、いつまでも繋がりは切れない気がする。
他のみんなも、試験の結果に一喜一憂したり、就職先での意気込みを見せたりしてた。そして・・・・・・・・。
卒業式からしばらく経った。私はサクラ中学の屋上で、空を見上げている。
お姉ちゃんがいなくなってから、私の世界は壊れたままだと思っていた。それは、もう決して修復出来ずに、
私の心に大きな傷を残したまま、絶望を抱え込んだまま、進むしかないんだと思っていた。
だけど、それは多分間違っていて、壊れたら、その壊れたという事実を受け止め、良い思い出も、悲しい思い出も、
全部抱え込んだまま、また作り直す事が出来るんだって、思った。
そして、それは、一人では決して出来ない事で、友達や、恋人や、家族や、そういった大事な人達と、
ゆっくりと作り上げていくものなんだな、という事を、この一年で、思い知らされた気がする。
そして、多分、それを希望と呼ぶんだろう。
それを成し遂げる為のきっかけっていうのは、人によって様々だろうけど、
私にとっては、それがたまたま先生だったという事だ。
下を見ると、もう他の学年も春休みに入ったせいか、教室や中庭に生徒の姿は無く、校庭で部活をしている生徒しか見られない。
私は、今から起こるであろう出来事に緊張していた。
今日、私は、先生を呼び出した。
私の中学生としての学生生活にも色々あったが、それらは全て起こるべくして起こった事だと思うし、
自分がそういった事件に巻き込まれたのも、全く悔いは無い。
ただ、一つだけ悔いがあるとすれば、それは、ある人に、伝えるべき事を、きちんと伝えていなかった事だ。
本当は卒業式に、面と向かって伝えるつもりだったのだが、その時はみんなが泣いたり笑ったり、
写真を撮ったりサインの寄せ書きを頼んだりで、とても伝えるような雰囲気では無かったし、
それ以後も、高校への入学の準備などで色々忙しくしていたので、今日まで時間が作れなかった。
生徒はもう春休みとはいえ、先生達はまだこれから新入生や、
新学年のクラスの編成の準備などで色々と忙しくしているので、まだ学校で作業をしている。
それは、代理で来たウチのクラスの先生といえども、例外ではない。
このまま私が高校に行きだしたら、先生とは滅多に会えなくなるかもしれないし、
そもそも、先生が違う学校に行ってしまったりしたら、二度と会えなくなってしまう可能性だってある。
電話で伝えるのなんて、余りにも情緒に欠ける。
だから、今日、伝えなくてはならない。絶対に。
私は気を落ち着かせる為に、深呼吸をする。
あの時とは違う。いくら空気を吸い込んでも、胸の昂ぶりは一向に収まらない。
それに、ちょっと肌寒くなってきた。春先とはいえ、まだ屋外の風は冷たい。
それでも、私はこの場所で先生に伝えなくてはならない。
先生が、絶望から私を解き放ってくれた、この場所で。
後ろのドアノブがガチャッと回り、驚きの余り思わず身体が飛び跳ねる。
もう心臓は破裂しそうなくらい鼓動を早め、喉はカラカラに渇き、手と足は小刻みに震えている。
ゆっくりと振り返ると、そこには先生がいた。
いつもと変わらない、優しい目で。
今から伝える事は、成功率が目に見えて低い。万が一にも成功しないかもしれない。
でも、私は伝えなくてはならない。悔いを残さない為に。
先生は、髪を下ろし、眼鏡を外している私を見て、こう言った。
「ヒカル?」
私はもう一度だけ深呼吸をし、手をギュッと握り、言う。
「・・・・・先生!」
私が立っている、この場所から、全てが始まる。
>>204〜218
凄い。
何かヒカルの話・完全版を見たかのような気分。
まるで俺が196で書いた中途半端な話の、説明不足の部分を全て埋めたかのよう。
素晴らしすぎ。グッジョブです。また見たい。
レスどうもです。
今こうして読み返すと、文章力がどうとか以前に、
基本的な設定での勘違いとか、編集段階での失敗とかが目につきますね。
(ヒカルはメールじゃなくて携帯で伝言入れてたんですよね。恥ずかしい)
細かいところでの不満点も多々ありますし。しかもなげーよこれ。何、五時間もかかって必死に書いてんだ、俺。
終わり際は偏頭痛がしてたし。当分、チハルとヒカルの事は考えたくないです。
ともかく、投稿する際に改行を迫られ、こんなに読み辛くなってしまったのに、
読んでくれた方々、ありがとうございました。
222 :
202:04/07/26 19:57 ID:89xtmQYH
>>204-218 長文乙です。
読み応えあった。
某小説で感じた違和感が無かったのが、良いと思う。
何かマッタリ良スレの予感。
つ【FD保管】
グッジョブ、GJだ。
だが、だがここはエロパロ板なのだ。
もっとエロスを、見せて、誰か、拙者に。
では臭作めにお任せください……
エロってどんくらいまで許されるのかな。
なんか、釣りバカで言うところの合体のシーンとか書いたら、
あまりにマジになりすぎそうで嫌だなあ。
このゲームの場合、ノベルを読んだ人の反応とか見てると、
生徒がそういう事するのに抵抗ある人も少なくなさそうだし。
いやまあ本スレとかなら問題あるだろうけど、ここは(建前上は)21歳未満は出入り禁止の板だからね。
もう何でもアリですよ。
ハイ!私まったく生徒がちょめちょめするのに抵抗ありません!むしろ見たいです!
中島ヒカルのを
>>222 良スレの条件としては、あなたのような読み手がいる事だと思う。
俺の書いたのを脳内保管してくれるような、あなたのような読み手が・・。
>>223〜227
確かにただのパロ板ではなく、エロパロ板だからなあ。
でも主要メンバーがそういう事するのってどうにも嫌かも。
ということで、主要メンバーじゃない人のを書いてる最中
『最初のきっかけ』
修学旅行で沖縄に行った時の話だ。ガキの頃から腐れ縁の銀平が、高校教師島袋を殴り、捕まった。それだけなら今更驚かないが、そこに『金まで取ろうとした』なんて話までついてきたものだから、さすがに放って置く訳にはいかなくなった。
ヒカル、そして担任の教師と共に調べていく内に、やはり銀平ははめられただけだという事が分かったのだが・・その調べ物をしている最中、俺はちょっと面白い物を見た。この『面白い物』は、さすがに銀平達には言えないような内容のものだった。
今思えばそれは、悪徳教師を封じ込めるには十分な証拠となりうるような出来事だったのだが、まあそれはおいおい話すとしよう。
それは、俺が単独で浜口を尾行していた時だった。浜口は人気のない工場に入っていった。その中には高校教師・島袋がいた。雰囲気で、すぐにその二人がグルだと分かった。
後に俺はヒカル達にこう言っている。問い詰めたから返り討ちにされた、と。しかし実際はそうではなかった。俺はその場で二人を問い詰めることなどはしなかったのだ。
だってそうだろう。二人が本当にグルだったとして、問い詰めて素直に吐く奴がいるだろうか。それよりは、何か証拠となるような物を得るべきだと俺は考えた。
最初に、携帯で写真を撮る事を思いついた。しかし今の二人を写真に撮ったところで、何の証拠になろうか。ただ、生徒と教師が話してるだけの図に過ぎない。
ではどうするか。悩んでいると、服を脱ぎ出す島袋の姿が目に入った。
「え?」
島袋に同調し、浜口も脱ぎ始めた。上の下着もはずし、その乳房を完全にさらけ出した。後に知る性格の汚さとは違い、その乳房はきれいなものだった。
もしや二人は本当にそういう関係なのか。グルではなかったのか。いや、あるいはだからこそグルなのか?
俺は少なくとも島袋の悪行の証拠にはなると考え、カメラ付携帯に手をかけた。しかしかけただけで、取り出すことはしなかった。どうせなら、もっと決定的な行為が始まってから撮ろうと考えたからだ。
予想に反して、浜口はそれ以上脱がなかった。
逆に島袋が真っ裸になった。恥ずかしがっているのかと思い浜口の顔を見たが、意外なほど余裕に満ちた表情だった。島袋はその逆で、まるで自信など感じられない表情だった。どうなっているのか。
「ほら〜しなさい」
浜口が何かを言ったのは分かった。まるで命令でもするかのような喋り方だというのも分かった。
その声に反応するように、島袋は亀のように這いつくばり、尻を浜口に向けた。
「おいおい、まさか」
俺の戸惑いの気持ちなど知らずに、二人はとうとう本格的にやり始めた。
島袋の臀部の上に座り、そのまま馬のように島袋の尻を叩く浜口。その度に島袋は歓喜の声を上げる・・そんなやり取りがしばらく続いたが、そのうち浜口は、島袋の顔の前まで行きスカートを捲りあげた。
「ほら、舐めなさいよ」
本当は、そんなにはっきりと聞こえたわけではない。しかしその後の島袋の行動から察するに、こういう台詞だったんだろうと思う。
島袋はパンツ越しに浜口の局部を舐め始めた。浜口はそれに対し、罵倒しているようだったが、言われれば言われるほど、島袋は顔を嬉しそうに歪ませた。
やがて浜口もほとんど全裸に近い状態になった。そして島袋を仰向けにした後、その上に跨った。浜口の嬌声と、罵倒の言葉、そして島袋の顔を平手打ちする音とが混ざり合い、俺の耳に入ってくる。
(教師と生徒が・・こんなSMプレイしてんのかよ・・)
その光景は、俺にとって銀平の事件よりも遥かに衝撃的だった。カメラで撮る、なんて当初の目的も忘れ、ただ呆然と俺はその交わりを眺めていた。
やがてフィニッシュの時が近づいてきたようだった。浜口はイク直前、島袋の首を思いっきり締め上げた。島袋は苦しそうで、しかしそれでいて恍惚の表情を浮かべながら、絶頂の瞬間を迎えた。
一瞬遅れて浜口も全身を震わせ、力なく島袋の上に崩れ落ちた。生気の抜けたような浜口の眼。その眼はふらふらと宙を漂った。
ふと・・俺と浜口の目が合った。心臓が跳ね上がる。
(気づかれた!?)
しかし浜口の視線はそのまま彷徨い続け、最後には島袋の顔に止まった。
(・・目が合ったように思ったが、気のせいか?)
安堵した俺は、カメラの事を今更になって思い出した。裸のまま重なる二人を撮れば、少なくとも島袋に対する証拠にはなるだろう。直接銀平の事件には繋がらなくても、何かの役には立つ。
そう思い、携帯の入っている制服の胸ポケットを見た、その時。
「何をしているんだ?」
心臓が止まったかと思うほど、俺は驚愕した。目の前には島袋がいた。そしてその事を認識すると同時に、俺は殴り飛ばされていた。地面に叩きつけられた俺の視界には、島袋の後ろで笑みを浮かべながら、悠然と下着を着け始めている浜口が映った。
やはりあの時気づかれていたのだ。浜口はそれを気取られないよう島袋に伝えたのだろう。そして俺が見せた一瞬の隙をついて、島袋は一気に俺の眼前まで迫ってきたのだ。
「私は琉球空手をやっていてね」
「てんめえっ!」
起き上がりざまに放った俺の拳は見事にかわされた。そしてその反動を使い、島袋は俺の腹へ強烈なカウンターをかました。
そこで俺の意識は無くなった。気がついた所は留置場。島袋の仕業だった。俺にも銀平と似たような罪を被せたのだ。
しかしそんな屈辱的な事があったとは言え、その夜の俺はよく眠れた。俺をのしても、俺が連中の秘密を知ったことに変わりはないのだ。明日には尻尾を掴めるだろう、そんな自信があった。
(・・それにしても、教師と生徒があんな事を)
ふとりん子先生のことを思い出した。まるで俺の気持ちになど気づいていない女。その顔を思い描いている内に、俺はいつしか眠りに落ちていた。
その日の夢は妙な夢だった。りん子先生が宇宙人に捕獲され、身包みをはがされて行くというような夢だった。俺はそんな状況の中で、宇宙人のことを皆に知らせようと必死に訳の分からない単語を叫んでいた。
あまりに馬鹿馬鹿しくも可笑しな夢を見たせいか、翌日ヒカルに指摘されるほど、俺は晴れ晴れとした笑顔を浮かべていた。もちろん夢の内容などは言わず、収穫があったから、みたいな事を言っておいたが。
その後俺達は島袋と浜口の悪行の証拠を押さえ、銀平を助ける事に成功した。笑ってしまう程それは上手くいった。
ちなみに、これもヒカル達には言ってない事だが・・実は修学旅行から帰る数時間前。俺は浜口に会いに行っていた。
「糞ガキ・・今更何の用よ!」
「いや、実は今後のために聞いておきたくてね。先生である島袋とあんなことしてたわけだけど、どういう経緯?まさかマジだったの?」
浜口は一瞬きょとんとした顔をしたが、すぐに腹を抱えて笑い出した。
「あははは。あんた、惚れてる先生いるんだ!」
「な・・!」
「そうね。先輩の意見としては・・無理矢理縛ってやっちゃえば?あんたから離れられなくなるほど、徹底的に」
背筋が凍りついた。それを何とか見透かされたくなかった俺は、平静を保ったふりをしながら言った。
「あんたと島袋はそうだったわけだ?」
「はん。退屈しのぎに、あいつの趣味に付き合っただけよ。そこそこ楽しかったかな」
その言葉を最後に、浜口は会話を打ち切った。俺はすぐには動けなかった。これが女なのだろうか。
その瞬間、ひどく歪んだ顔のりん子先生が脳裏に現れた。
「んなわけねーだろうが!!」
浜口の闇に取り込まれるのを必死に逆らうように、俺は叫び、壁を蹴った。
しかしその数カ月後、まるで浜口の予言になぞらえるような事件を、俺は起こしてしまうのだった・・
終
投下終了。
塩見、島袋、浜口ファンを敵に回したかも。
この作品でエロを書くって、やっぱり精神的に難しいです。
原作そのものに、大きな敬意を持っているからってのもあるけど、何となく壊してはいけない世界って感じがしてしまうから
なんて、229〜235みたいなの書いた奴が言っても、
「全然説得力ないy(略
>236
GJ!! >234の冒頭にヤバイ程笑いました。
エロなのに、文にどこか健全な色を感じてしまうのには同意。
でも上手いよ。文章力のある人はやはり違うぜ……
つ【おぼえる(DQ式)】
うまいなぁ。マジに裏でそういうことがあったんじゃあってくらい。
桧山太陽には悩みがある。
僕の名前は、桧山太陽。現在、某国立大学の医科学研究所に所属している研究員。24歳。
この研究所に配属されて二年目になる。日々、研究に論文に大忙しだ。僕の得意とする分野は、
簡単に言ってしまえば、遺伝子と、それが生物に与える影響の解析、といったところだ。
去年発表した、分子擬態についての論文は、各方面で高く評価され、
とある権威のある賞にも候補として挙がった(結局、落選しちゃったけどね)。
だけど、僕の目標は、こういった賞を取る事では無い。僕がやりたい事は、沢山の人の身体と、そして心を治療する事だ。
こういった目標は、確かに、青臭くて、周りの見えていない若造の言う事なのかもしれない。
でも、僕は、中学校の頃の、恩師とも呼べるような先生に教えられた。
信念を持って行動すれば、それは必ず人を助ける事が出来る、って。
だから僕は、日々、情熱を燃やしながら研究に取り組んでいる。必ず、病気で困っている人を助けてみせる。
しかし。
そんな僕にも、大きな悩みが一つあった。
太陽は今、自宅のドアの前で立ち尽くしている。
太陽の自宅は、七階建てのマンションの三階にあり、都心に近く、綺麗な造りのわりに、
家賃は相場から比較してもずいぶんと安いので、まだ若い太陽にとっては贅沢ともいえるような家だ。
本来ならば、日々の仕事の疲れを癒すため、すぐにでも風呂へ直行し、
一日の疲れと垢を洗い流したいのだが、なかなかドアを開ける事が出来なかった。
太陽は意を決し、インターホンを押す。しばらくして、ドアの向こうから、
パタパタと小走りにこちらへと向かってくる足音がする。
「太陽くーん!おかえりー!」
一人の女性が、勢いよくドアを開け、そのまま太陽に抱きついてくる。
「太陽くーん。美咲、ずぅーっと一人でお留守番してて、さみしかったんだよぉー?」
女性は、甘えた声を出しながら、グリグリと顔を太陽の胸に押し付けてくる。
「あ、ああ。ごめんね、美咲ちゃん。それと、ちょ、ちょっと苦しい・・・・」
しかし、美咲と呼ばれた女性は、そんな太陽の意など関せず、太陽を抱きしめる腕にますます力を込め、
エヘヘ、太陽くぅーん、などと呟きながら、鼻をスンスン鳴らして、太陽の匂いを嗅いでいる。まるで犬だ。
太陽は、これから行われる、美咲との攻防戦を考えると、少しだけ憂鬱になり、ため息を漏らした。
この女性は、月山美咲。今は、結婚して籍を桧山家に入れたので、姓は桧山だ。
美咲は、太陽と小さい頃からの幼馴染みで、ずっと太陽と一緒だった。もともと仲は良かったのだが、
中学三年の頃に起きた数々の出来事が、彼等の絆をより一層固いものとし、気がついたら、お互い、
どちらとも言い出す事なく、自然に交際していた。高校、大学の間は離れ離れになったが(主に学力の差のため)、
家も近かったし、それでお互いが疎遠になってしまう事もなく、大学を卒業し、
太陽が研究所に就職を決めた頃(太陽の学力が余りに秀でていたため、卒業と同時に、
飛び級するかのように修士課程などをすっ飛ばし、そのまま研究所に受け入れられた)、すぐに結婚した。
つまり、今年で結婚2年目である。
大抵の場合、結婚して一年も経てば、赤の他人が二人で暮らすという新鮮さも、
結婚当初に比べれば幾分薄れ、イチャイチャしたり、ケンカをしたりする頻度も、少しは減ろうかというものだが、
美咲の場合、かなりの長期間、太陽との付き合いを続けているにも関わらず、
まるで初めて彼氏が出来た女子高生のように、日々笑い、はしゃぎ、泣いて、甘えた。
そして、それは所謂「夜の夫婦生活」と呼ばれるような場においても、同様だった。
食事を終え、太陽が明日の会議のための資料を自室でチェックしていると、背後のドアがノックされた。
「太陽くーん、お風呂沸いたよー」
「ああ、ありがとう美咲ちゃん」
太陽が返事を返すと、美咲は「どういたしまして」と嬉しそうに言いながら、ドアの前から離れていった。
太陽は資料を机の上に放り、眼鏡を外して、風呂場へと向かう。
洗面所で服を脱ぎ、タオルを持って浴槽へと通じるドアを開ける。湯が張られた浴槽から湯気が立ち上り、
太陽の視界を一瞬遮る。太陽はシャワーで軽く身体を流し、湯船に浸かった。
身体中の細胞が弛緩し、張っていた気が解放されるようなこの気分は、何度味わっても最高だと思う。
太陽は目を瞑り、しばし、その快感に酔いしれていた。
すると、廊下と洗面所を繋ぐドアが開く音がする。いつものように、美咲が着替えとバスタオルを置いてくれたのだろう。
「太陽くん。ここに置いておくよ?」
「うん。ありがとう」
太陽は返事をし、また湯船の中で羽を伸ばそうと思った、その時だった。
バタン。洗面所のドアが閉じる。それはいい。用を終えた美咲が出て行くのならば、何らおかしい事はない。
だが、風呂場と洗面所を隔てているドアの向こうに明らかに人の気配がし、その人物は、耳に届いている、
衣服と肌が擦れるような音から判断すれば、服を脱いでいる事になる。この家には、太陽と美咲以外いない。
泥棒が侵入したという可能性も無いわけではないが、ドアの向こうに人がいるというのに、
悠長に服を脱ぐ泥棒などいないだろう。となると、考えられる可能性は、一つ。
ガチャリ。風呂場のドアが開く。
「エヘヘ、あーなーた。お背中、流しましょうか?」
美咲だった。一糸まとわぬ姿を、手で胸の辺りを押さえたタオルで身体の前面を隠すようにし、
無邪気な笑顔を浮かべながら、風呂場の入り口に立っていた。
「い、いいよ、美咲ちゃん!一人で出来から!」
「まあまあ、そう言わずに。ホラホラ、座って座って」
美咲は太陽を湯船から上がるように促し、太陽も仕方なく上がる。そして、床に置いてある椅子に座り、
美咲の方に背を向ける。すると美咲は、どこで覚えたのか、大きくはないが、均整の取れた美しい形の乳房にボディローションを垂らし、
手を太陽の身体に回し、胸を太陽の背中に押し付け、身体を上下に動かして泡立て始めた。
「み、美咲ちゃん!ふ、普通に洗ってくれればいいから!」
「えー?そんなのつまんないよう。そーれーにー、男の人って、こういうの好きなんでしょ?美咲、結構勉強してるんだよ?」
どこでこんなの教えてくれるんだ、と思いながら、美咲のまるで赤ん坊の頬のように柔らかな胸の感触を背中で感じてる内に、
太陽の下半身が、それにいち早く反応し始めた。
「あー、太陽くーん。まだダーメ。そっちはぁ、ベッドに行った時に・・・ね?」
美咲は悪戯っぽく笑みを浮かべて、再び「んしょ、んしょ」と言いながら、身体ごと上下させ、背中を胸で洗うのに集中しはじめた。
太陽は、こうした美咲のアプローチに対して、真剣に困り始めていた。
もちろん、太陽も男である。こういった行為を女性、しかも、愛する女性にされるのは、単純に嬉しい。
だが、他のカップルや夫婦はどうなのかはわからないが、美咲のそれは、
太陽が真面目な性格であるという事を考慮しても、多少、度が過ぎている部分もあるのではないか、と思うようになっていた。
例えば。あれは結婚してまだ数ヶ月の頃。新人である太陽は、雑務と研究に忙殺され、
その日もクタクタに疲れて家に着いた。すると、美咲は疲れた太陽を見て
「太陽君、大変そう。はい、このお薬飲んで」と、水と錠剤を渡してきた。
てっきり太陽は疲労回復や滋養強壮のためのビタミン剤か何かだと思い、躊躇わずに飲み干した。
その後、美咲に何て薬か尋ねると、
「んーっとねえ、バイアグラ、って言ったっけな?」
思わず太陽は噴出した。今更説明するまでもない、使用方法を間違えれば劇薬にもなりかねない、強力な精力剤である。
なぜそんなものを飲ましたのか訊くと、
「だってだってぇー、太陽君、最近元気なかったでしょ?だったら、いっぱいエッチすれば、元気が出るかな、って・・・」
と、真剣な顔で説いた。当然、その効果は絶大で、太陽の意志に関わらず、強力に身体は反応し始め、
その夜、疲労ですぐにも眠りたいのにも関わらず、下半身は太陽が眠りにつくのを許さず、美咲の目論見通り、
遅くまで何回戦もする羽目になった。次の日、遅刻して教授に叱られたのは、言うまでも無い。
こういった事例が重なり、最初は美咲の、自分を喜ばせようとする気持ちが嬉しかったが、段々重荷になってきた。
しかし、美咲にそれらを注意する事など、出来なかった。
太陽は顔を上げ、目の前の鏡に映りこんでいる、自分の肩の後ろに見え隠れする、美咲の顔を眺めた。
身体は年を経る毎に、どんどん女らしくなった。中学生の頃にはまだまだ少女らしいスタイルと言えた美咲の身体も、
高校に上がり、日を重ねるたびに、女のそれへと変わっていった。胸は膨らみ、腰は引き締まりつつも、
女性らしい穏やかで色っぽい丸みを帯び、所謂モデル体型ではないが、
どこか男性を安心させるような、母性本能が滲みでているような体つきだった。
しかし、心は違った。美咲の心は、子供の頃から変わってない。これは、美咲の心が成長していないという意味ではなく、
美咲は、初めて太陽と出会った時のような純真さを、全く汚さないまま、ここまで来てしまったかのようだった。
他人を責める事が出来ず、全ての罪を自分で受けこもうとする、闇とも言えるほどの、純粋さ。
頼れる人がいない時、近寄ってきた人物を簡単に信用してしまうような、弱さと裏返しの、純粋さ。
そこを、ある人物につけこまれ、自殺未遂を起こした事もある。
鏡の中の美咲の顔を再び眺める。確かに成長しているようで、瞳は幼さを残している。
年相応に見えなくもないが、中学生の時から変わっていないようにも見える。
太陽は、美咲と付き合い始めた頃、美咲を抱く事に対して、時々、罪悪感を抱く事もあった。
自分は、美咲が自分を好きだという気持ちにつけこんで、自分の性欲を解消しているだけではないのか、と。
そういった、今から見れば、思春期特有の、お決まりの悩みとも言える考えを、美咲に、率直に話してみた事があった。
すると美咲は、少し悩んだ末に、
「うーん・・・・よく、分かんないけど・・・・でもね、美咲は、太陽君が喜んでくれると、一番嬉しいの!だから、怒ってなんかないよ!太陽君といっぱいして、いっぱい嬉しくなりたい!」
そう言ったあと、ちょっと恥ずかしそうに、「あと、気持ちいいし・・・・」と、舌を出してエヘヘと笑いながら付け加えていた。
美咲は、ただ単に、自分が喜ぶ顔を見たいだけなのだ。その為に、こういった行動をするのだ。
それは、美咲の純粋さを知っている一人の人間として、痛いほど心に突き刺さった。
そんな美咲の気持ちを、無碍に拒否する事は、絶対に出来ない。
しかし。
人間の体力には限界というものがある。
自分でも分かる。このままいけば、自分は近い将来、間違いなく死ぬ。それも、腹上死。
それだけは絶対に避けねばならない。医学者としての目標を達成出来ないと困るとか、それ以前の問題だ。
末代までの恥を晒す訳にはいかない。
どうやって美咲を傷つけないように、毎日のように行われる、夜の営みへのお誘いを断るか。それが、太陽の悩みだった。
風呂場で色々と、のぼせてしまうようなやり取りを経た後、太陽は再び自室へ戻り、
椅子の背もたれに背中を預け、断熱材で覆われた白い天井を眺めながら、美咲への対策を考え始めた。
ここしばらく、いや、少なくとも結婚して以来、太陽は、十分な睡眠を摂れた事は無かったように思える。
学生時代は、同居をしていなかったし、太陽も美咲もお互い、色々と忙しくしていた。
会えるのも、まあ平均して週に一度くらいだったと思う。ただ、それまで携帯やメールでしか会話が出来なかった反動か、
その週に一度の逢瀬は、特に激しく美咲が求めてきた。だが、せいぜい週に一度である。
今は違う。恐らく、美咲に生理が来た時や、あるいは太陽が風邪などに罹った場合を除き、毎日、求められていたのではないだろうか。
いや、確か、風邪の時も美咲は「風邪なんて汗かいちゃえばすぐ治るよ!」とかいって、
医科学の研究員である太陽ですら知らないような説を展開して、布団に潜り込んできたような・・・・。
まあ、それはともかく。このままではいけない。
身体と精神の疲れを癒さなければ、研究にも身が入らない。
睡眠が十分に摂れれば、身体はもちろん、心にもゆとりが出てきて、より早く、研究や論文での成果を期待出来るだろうし、
仕事が上手くいけば、美咲も喜んでくれるだろう。そう、これは美咲のためでもあるのだ。
そう太陽は自分に言い聞かせ、気合を入れると、具体的に対策を練ろうとした。が。
もともと、太陽は口下手であるし、性格的にも、やや引っ込み思案なところがあるので、
いくら考えても、効果的な策は出てこない。女の子との経験も、美咲以外には皆無なので、
女性の心理を捕らえるのも苦手だ。太陽は、もう少し同級生などからアドバイスを受けておくんだったと後悔した。
まず、直接的に「やめてくれ」と言う方法。これは駄目だ。美咲の場合、そんな事を言われたら、
「・・・美咲じゃ、駄目なの?もう、美咲に、飽きちゃったの?」などと言い出し、烈火の如く泣き出すだろう。
そんな事をしたら、近所迷惑にもなるし、その後のフォローに使う神経と体力と時間を考えたら、
とてもこの策は実行出来ない。没。
では、言葉ではなく、それとなく態度で示してみるのは?
例えば、夜、美咲に電話をかけ、「今日は研究が長引くから、研究所に泊まっていくよ」などと伝える。
もちろん、実際には今は長引いている仕事など無いが、しばらくそれを続ければ、美咲も、
「ひょっとして太陽君、私が誘うの、迷惑なのかなあ・・・」などと考え・・・・・駄目だ。
そんな事をしたら、浮気したと勘違いされ、美咲に追及される。嘘をついていたとバレたら、その理由を答えざるを得ないし、
そうしたらまた最初の案での結果に逆戻りだ。いや、それだけならまだしも、美咲は思い込みが激しいタイプなので、
浮気していると決め付け、何らかの行動を起こすかもしれない。下手したら、昔の、あの時みたいに・・・・・。
太陽はブルッと身震いをし、この案も没にした。
駄目だ。さっぱり良い案が浮かばない。
机の前で頭を抱えながらうんうん唸っていると、急に背後でドアを叩く音がし、驚きの余り身体が少し跳ねた。
上ずった声で「は、はい!」と返事をすると、
「あ・な・た。お休みの準備が出来ましたよ?ウフフ」
と、美咲の、いかにも二時間ドラマで学んだような、お約束の色っぽい言葉が耳に届いた。
慌てて時計を見る。いつの間にか、針は午後11時を指していた。
太陽は、今日こそは、と決意し、椅子から立ち上がった。
太陽が寝室のドアを開けると、そこにはいち早くベッドに潜り込み、シーツで口を隠すように顔の方まで上げ、
照れ笑いをしている美咲がいた。美咲は「太陽くーん、早く早く!」と言いながら、美咲の枕の隣にある太陽の枕を、
嬉しそうにバシバシと叩きながら、こちらへと来るようにアピールした。太陽は美咲の隣に潜り込むと、
「じゃ、じゃあ、おやすみ、美咲ちゃん」と言葉をかける。美咲も「はーい。おやすみー」と言いながら、
立ち上がって蛍光灯の紐を引っ張り、電気を消した。
暗闇の中で、太陽がやや緊張して天井を眺める。すると、まだ電気を消してから十秒と経っていないにも関わらず、
美咲の手が顔に伸びてきた。美咲の暖かい手が、無理やり太陽の顔を美咲の方に向ける。
眼鏡を外しているので、いまいち美咲の表情はよく分からないが、恐らく、いつも通り、照れ笑いを浮かべ、
期待と慈愛に満ちた潤んだ瞳でこちらを眺めているのだろう。
美咲は「太陽君・・・・」と言いながら、ゆっくりと顔を近づけ、唇を重ねてくる。
ややぽってりとした美咲の柔らかい唇が触れると、美咲は目を閉じ、静かに舌を入れてくる。
太陽も条件反射的にそれに応え、お互いの口腔内を舌で愛撫しながら、舌を絡める。
それがしばらく続いた後、少し苦しくなったのか、美咲が顔を離す。
二人の唇と唇を繋ぐ唾液が闇の中でわずかに光を放ち、艶かしい雰囲気を作り出す。美咲の呼吸が少し荒い。
それは、今の口づけで、呼吸がし辛かったのと、それによって、美咲の中での情欲が、燃えるように湧き出してきたのと、両方だろう。
美咲は静かに太陽の手を取り、自らの胸へと導き、パジャマの上から弄るように促す。
ブラを着けていないのだろう、太陽の手のひらに、美咲の硬くなった乳首の感触が伝わる。
ヤバい。
このままでは、いつも通り夜明け近くまで相手をする羽目になる。太陽の股間も美咲に反応し始めている。
言うなら今しかない。太陽は慌てて美咲の胸から手を放し、枕元にあった眼鏡をかけ、一つ咳払いをし、
美咲の方へと向き直る。美咲はキョトンとした顔で、太陽の顔を見つめている。
「どうしたの?太陽君」
美咲が、小動物のようにクリクリさせた瞳で、太陽の目を覗き込む。うっ。
こういう時の美咲は、思わず抱きしめたくなるほど愛らしい。一瞬ひるんで、決意が鈍りそうになるが、
ここは踏ん張りどころである。太陽は、大きく深呼吸して、今にも破裂しそうな程激しいリズムを打っている心臓を何とかなだめようとしてから、話し始めた。
「あ、あの、美咲ちゃん。一つ、提案があるんだ」
「なぁに?あっ、分かった!先にお口でして欲しいんでしょ。もぉー、太陽君たらエッチなんだからぁー」
美咲は嬉しそうに笑い、シーツに潜り込み、太陽自身の位置まで顔を下げようとする。
「ちっ、違うんだよ、美咲ちゃん。ちょ、ちょっと待って」
太陽は慌てて美咲の脇の下に手を入れ、再び顔が向き合うように上まで引っ張る。
「えー、違うのー?」
と、美咲は頬を膨らませながら、引っ張り出される。
「あの、大事な話なんだ。お、落ち着いて聞いてもらえるかな?」
「うん、いいよ。なぁに?」
「あ、あのさ、僕達、もう結婚してから、今年で二年目だよね?」
「そうだけど・・・・あっ!今度こそ分かった!太陽君、赤ちゃんが欲しいんだね!うん、美咲もそろそろ欲しいと思ってたんだ!
美咲、がんばって産むから、たっくさん作ろうね!よーし、とりあえず、今日はゴム無しだね!
わぁ、太陽君、男の子と女の子、どっちが欲しい?あっ、両方産めばいいんだね!エヘヘ、名前はどうしようか?
最低でも五人は欲しいから、名前も考えるのも大変だねぇー。そうだねー、男の子だったら・・・」
目を輝かせながら、一人で激しい妄想に浸っている美咲を見て、慌てて太陽は
「そ、それも違うんだ、美咲ちゃん。子供は僕も欲しいけど、今はその話じゃないんだよ」
と、美咲の肩をがしっと掴みながら付け加える。美咲は急に現実に戻され、ハッとした顔になると、また少し考え込んで、
「うーん・・・・もう、思いつかないよぅ。太陽君、どんな事を美咲にして欲しいの?」
と、心底困り果てた顔で、小首を傾げながら太陽の方に向き直る。
チャンスだ。太陽は、下を向いてもう一度咳払いをし、顔を上げ、美咲の目を見ながら話し始めた。
「な、何もしなくていいんだよ、美咲ちゃん」
「え・・・・・?」
太陽の真意が酌めない美咲に対して、太陽は続ける。
「あ、あのさ、美咲ちゃん、僕、いつも結構早くに家を出るだろ?だ、だからさ、こういう事も、その・・・
出来れば、もうちょっと、回数を減らして欲しいかな、って・・・・・・あっ!い、いや、美咲ちゃんとするのが嫌だとか、
ましてや、他に好きな人が出来たとかじゃないよ!で、でも、僕、ほら、そんなに体力ある方じゃないし、
低血圧だから、意外と朝とかキツいからさ、だから・・・その・・・・」
太陽がだんだん小声になるにつれて、美咲もだんだん下を俯いていく。しまった。絶対に泣く。
太陽は自分の女性にかける言葉のボキャブラリーの貧相さを、この時ほど後悔した事はない。
もっと柔らかい言い方をすれば良かった。また美咲ちゃんを泣かせてしまう。何とか必死にフォローをしようとするが、
言葉はこれ以上出てこず、ただオロオロするばかりだった。
しばらく下を俯いていた美咲が、突然、顔を上げる。美咲の行動に驚き、一瞬、ビクッと太陽の動きが止まる。
すると、美咲は声を震わせながら話し始めた。
「・・・・ごめんね、太陽君・・・・。美咲も気付いてたんだ・・・・・たぶん、太陽君の迷惑になってるかな、って・・・・
でも、美咲、馬鹿だから・・・・太陽君の元気が出る事、他には、思いつかなくて・・・・・。それに、美咲・・・・太陽君の事、
ほんとに好きだから・・・・太陽君の顔を見ると、すぐに嬉しくなっちゃって・・・・抱きついたり・・・チューしたり・・・・
エッチしたり・・・・したくなっちゃうんだ・・・・。でも・・・・こんなの、太陽君を、余計疲れさせちゃうだけだよね・・・・。
こんなんじゃ、いい奥さんとは呼べないよね・・・・・。
ごめんね、太陽君・・・・・。もう、これから、あんまり甘えないようにするから・・・・だから、美咲の事・・・・」
美咲がそこまで言うと、突然、太陽は、美咲を強く抱きしめた。
「絶対に嫌いになんかならないよ」
美咲の耳元で囁く。
「え・・・・?で、でも・・・」
「美咲ちゃんは馬鹿なんかじゃない。美咲ちゃんは、常に僕の事を考えてくれてる、世界一の奥さんだよ。
僕は、美咲ちゃんが自分のお嫁さんでいてくれて、世界一の幸せ者だよ。」
そこまで言うと、美咲は太陽の顔を見上げた。目には溢れんばかりの涙が溜まっている。
美咲は、目に涙を浮かべたまま、「エヘヘ、それは言いすぎだよ、太陽君」と笑った。
僕は、もう美咲ちゃんを泣くのは見たくない。僕が美咲ちゃんを守るんだ。
そう、昔に誓ったはずなのに、気がつけば、そんな事は忘れていた。いつでも、美咲が泣いてるのは、自分のせいだった。
あの日。美咲ちゃんが、橋の上で、僕に言ってくれた言葉。あれが、僕が自分だけの世界から飛び出すきっかけだった。
大人達なんて自分の事しか考えてない。子供の事なんて、これっぽっちも考えてくれていない。そう考えていた僕に、
美咲ちゃんは、そんな事ない、そんな人ばっかりじゃない、そう言って、先生と僕を引き合わせてくれた。
もし、先生とのあの出会いが無ければ、僕は今、ここにはいない。
なのに、今、大人になった僕は、自分の都合だけ考えて、美咲ちゃんを悲しませている。
美咲ちゃんは、確かに勉強は出来ないかもしれない。でも、美咲ちゃんは、きっと、誰よりも頭がいい。
僕は、何度も美咲ちゃんに教えられてきた。人の心を癒す事が出来るのは、人の心だけだって事を。
僕が、研究が上手くいかなかったり、或いは、教授達との間で意見の対立をしたりといった事で悩んでいた時、
いつでも美咲ちゃんは僕のそばにいてくれた。僕を励まそうと、一生懸命考え、あの手この手を尽くしてくれた。
美咲ちゃんのそういった行為が、何度僕の励みになったか、数え切れない。
僕はそういう時、美咲ちゃんを好きで良かったと、毎回思っていた。
そして、今、また美咲ちゃんに教えられている。それは、医学者以前に、人として、決して忘れてはいけない事だろう。
僕がその基本を忘れそうになった時、いつでも美咲ちゃんは教えてくれる。
研究に没頭するのも、論文を発表するのもいいだろう。
だが、自分の最も愛する人も救えない人間が、他人の心や身体を治せるはずがない。
頭の中では、理解しているつもりだったのに。美咲ちゃんに、また教えられてしまった。
僕は、美咲ちゃんは、どんな医者よりも優れた名医だと思う。美咲ちゃんを好きで、本当に良かった。
「太陽君・・・・?」
考え事をしていた太陽に、美咲が不思議そうな顔をして言う。
「美咲ちゃん、ごめんね。もう、さっきみたいな事、言わないから」
頭を撫でながら太陽が言うと、
「ううん・・・美咲が悪かったの。もう、これからは、少し控えるね?」
美咲が顔に優しい笑みを浮かべながら返してきた。もう涙は止まっていた。
良かった。美咲ちゃんの笑顔が見れて、本当に良かった。美咲ちゃんの純粋さを汚す事は、やはり僕には出来なかった。
でも、どうやらこの流れなら、今までほどには、しなくてもいいかもしれない。
太陽が内心ガッツポーズを取っていた、その時。
「いっ!?」
美咲の手が、パジャマの上から太陽自身をガシッと握り、意地悪そうな笑みを浮かべて、こう言った。
「でーもぉー、太陽君、さっき、こう言ったよねぇ?『子供は僕も欲しいけど』って」
「え・・・そ、そんな事言ったかな・・・・」
「言ったよお!でぇー、子供を作るためにはぁー、一つ、しなきゃいけない事があるよねえ?」
体勢を変え、太陽を下にし、美咲は太陽の上に馬乗りになる。一方の手で太陽の頬を撫でつつ、
もう一方の手で美咲は自らのパジャマのボタンをプチプチと外し、上着を脱ぐ。下着は着けていない。
美咲の胸が露わになる。
「ま、まさか・・・・」
太陽が喉をグビリと鳴らす。いつの間にか太陽の服は美咲の手によって脱がされ、残るは下着だけになっていた。
「これからは、もっともっと頑張ろうね!太陽君!」
美咲もパジャマの下を脱ぎ捨て、太陽に抱きついてくる。
「だ、誰かーー!助けてーーーーー!!!」
桧山太陽には悩みがある。
凄く嬉しくて、ほんの少しだけ困っている、悩みが。
>>239〜256
グッジョブ!そしてお疲れ様でした。
凄く面白かったです。終始笑いながら読めた。
太陽大変そうだけど、幸せな夫婦だなあ・・
美咲もあのまんま大人になったって感じだね
>>237,238
かなり無茶な設定だったけど、ついてきてくれてありがとう。
そしてレスしてくれてありがとう。
>>239-256 カーワーイーイーーーーーーーー(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァ
このスレではエロスを読んですらアガペーを感じてしまう自分がいる。
若いってステキだよ、全く……
レスどうもです。
スレの流れ的に、もっとエロが望まれているのかなあと思い、少しだけエロ要素を加えてみました。
結果、こんなにお馬鹿な夫婦が出来てしまいました。
合体のシーンとかも本当は入れるつもりだったのですが、
そんなもん入れると、軽く倍ぐらいの分量になりそうだったので諦めました。話の流れにも合わせづらかったし。
エロかわいく書こうとするあまり、ちょっと美咲のキャラを誇張しすぎたかもしれません。
ともかく、前のヒカル話より更に長くなってしまったのにも関わらず、
最後まで読んで下さった方々、どうもありがとうございました。
262 :
202:04/07/28 20:55 ID:9prGuee9
2日見ないうちに盛り上がってる。
>>229-236 >>239-256 長文乙。
どちらもゲームの人物設定と違和感がないと思う。
塩見は渋めに、お馬鹿夫婦(?)はあくまでエロカワイク。
ちなみに、ログはホントに保管しとりますよ。
良い書き手に恵まれたスレだね
つ【仕事帰りの清涼剤】
>>204-218 亀だが超GJ
小説がアレって評判だから
買わずに凹んでたんだが
非常にいい結末を読ませてもらいますた
桐谷と関原と満天が夏コミに行くSSきぼんぬ
265 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 01:37 ID:lcieIgY+
今までは一応、もしかしたらそんな事もあったのかもね。
という感じで何個か書きましたが、今回は、大きく方向を変えてみます。
しかも長い・・ので、キャラの性格などがかなりぶれてしまってるかもしれませんが、ご了承ください。
またかなり長くなりそうなので、何日かに分けて書き込みたいと思います。
私の名前は中島ヒカル。これは、桐谷の一件が終着し皆の進路も無事決まった卒業式数日前の・・中学生最後の連休の事だった・・。
「ははっヒカル。雪だるまみたいだな」
「言いすぎです、先生」
私は体に付いた雪を払いながら言った。雪・・そう。ここはスキー場。周りを見ても雪と人ばかり。東京育ちの私にとって、このような所に来ること自体ほとんど無かったため、先ほどから何度も転んでばかりいた。
そう、あくまで初心者だから。と、自分に言い聞かせながら、気を取り直し立ち上がろうとする。しかしスキー板は私が完全に立ち上がる前に勝手に滑り出した。
「あ、あ、ああっ!」
止めようにもまだ体勢が取れていないせいで、スピードを落とせない。
後ろから先生の声が聞こえた。仕方なく私は、怪我をしないようにさっさと転ぶ。転び方だけは上手くなっていた。
すぐ近くで誰かのスキー板が止まる音。見なくても分かる、先生だ。
「大丈夫か?」
私は先生の手を借りながらのろのろと立ち上がる。情けない気持ちでいっぱいになった。先生の前でこんな無様な・・いや、私にだってすぐ出来るに決まってる!
と、私は前向きな気持ちを取り戻そうとする。しかしこの思考の切り替えを、ここに着いてから私はもう何度行なっただろうか。
少しずつ上手くはなっているのだ。いや、なっている。なっているのだから、きっと今度こそ!と、勢い良く滑り出した私だった、が・・
「あ、ヒカルちゃーん」
振り返ると、慎重過ぎる程ゆっくりと滑る美咲が見えた。振り返ったせいで前への反応が一瞬遅れてしまう。私のすぐ先には、優雅にスノーボードで滑っている塩見がいた。
「きゃあっ!」
衝突の瞬間、幸いにも塩見は私に気づき、素早く避けた。しかし私はそのまま歯止めが利かず、今度は先ほどより勢いをつけた状態で派手に転んでしまった。
「ヒカルちゃん、ダイジョーブ?」
目を開けると、そこには青い空と、心配そうな美咲の顔があった。
「・・大丈夫」私は力なく笑うしかなかった。
「センセー。ヒカルにちゃんと教えてくれよ?こいつ苦手なものは本当に苦手だからね。それこそ、手取り足取り・・」
「塩見っ!」
私はたまらなくなり、塩見の声を遮った。
「まあ気をつけてくれ。ぶつかるところだったんだし」
「それは、ごめん。本当に」
それを突かれると辛い。確かにこれは私が絶対的に悪い。
「俺、明日は上のコースで滑ろうかな。そうすれば、ヒカルと会うことも絶対なさそうだし」
だからといって、けなされるのを黙っているわけにもいかなかった。
「塩見っ!」
「ははっ」
塩見は笑い声を残し、滑り降りていった。悔しいが確かに上達の早い男だ。
「先生!私もすぐ、あれぐらいになりますから!スキーで!」
立ち上がった私は、高らかに宣言した。
「でもヒカルちゃん。塩見君ぐらい上手くなるのって」
「良いのっ。絶対上手くなるから!ね、先生っ!」
「ああ、そうだな」
先生はいつもの笑顔を浮かべた。ついその目を見てしまう。惹きこまれるような、優しくて、落ち着いた目だ。思えば私は何度、この目を凝視しただろうか。
「えーと」
美咲の声にハッとした。一体どれぐらい私達は見詰め合っていたのだろう。
「あ・・ははっ」
引きつった笑いを浮かべる私を、美咲はにこにこしながら見ていた。
「何よっ」
「いーなーと思って」
「・・さ、すべろっか」
「あ、ヒカルちゃん。待ってよー」
その話題を変えたくなった私は、とりあえず下まで滑っていった。
「そろそろ、戻った方が良さそうだな」
一番下まで降りて来た所で先生がそう言った。見上げると、確かに雲行きが怪しくなってきていた。私達はそこで残りのメンバーが帰ってくるのを待ち、それから大型ワゴンへと乗り込んだ。
この少し時期のずれた旅行は、富士さんの提案だった。
「今週の週末、空いていませんこと?」
廊下で美咲と話していた私に、そう言ってきたのは富士美智子さんだった。
「空いてるけど・・どうして?」
「ええ、実は私の父が親しい方と数日間、スキー場の宿泊施設を借り切る予約を入れていたらしいのですが、とある事情によりそれをお止めになられまして。そこで、私に友達を誘って代わりに行ったらどうかと言われたのです」
「スキー!?行きたい行きたい!」
美咲はすぐにはしゃいだ。しかし当然、私まで頷く事など出来るわけがない。
「でも・・」
「遠慮はなさらないで良いのですよ」
富士さんは私の答えを待たずに、何故か私の手をがっしりと握った。
「え」
「中島さん。人生には、きっとこれから良い事がたくさんあると思いますわ!」
妙に真剣な顔で富士さんは私を見つめた。それでようやく分かった。
確かにクラスメイトから見れば、私は未だに自殺しそうな人間筆頭なのだ。桐谷の件が解決したことで私の自殺衝動もなくなった、なんて事を知っているのはほんのわずかの人間だ。事情を知らない富士さんには、私はまだ自殺する心配がある人なのだろう。
「う・・うん。もうあんな真似はしないから」
「分かってくれて嬉しいですわ!!」
富士さんはそう言って、とても上品で美しい笑顔を見せた。
「あ、ありがとう」
「ということで、中島さん。一緒に行きたい方をおっしゃってください」
「・・え?」
「美咲はねー、太陽君と一緒に行きたいなー」
「そうですわね。お二人はいつも仲がよろしいですものね」
「えへへー」
ものすごい速さで、会話は進行していく。私は慌てて口を挟んだ。
「ちょっ、ちょっと待って。私行くなんてまだ一言も・・」
「えー!ヒカルちゃんも一緒に行こーよー」
「中島さん!やはりまだ・・」
「違うってば・・あ、それに私そういう用具とか持ってないし」
「当日貸してくれるそうですわ」
「ヒカルちゃーん、行こうよー」
しかしなんだかんだ言ったものの、土曜の早朝に私がいたのは長野県だった。
【本日の投稿終了】
こんな感じです。かなり長くなりそうですが、それでもお付き合いしてくれることを願います。
グッジョブ。先生の目に見惚れるヒカルハァハァ。
相変わらず、舞台設定とかに対する着眼点が絶妙ですね。
私の場合、「たぶん、こうなるだろう」という、予測のしやすい状況しか書けないので(しかも妄想で補完)、
こういった能力は、素直に羨ましいと思います。
浜口と島袋のも「あー、そういう手があったか」って感じでしたし。
ともかく、頑張ってください。
ようやく覚えたボーゲンで・・・を思い出させますねw
すごい楽しみにしてますよ!
やはり舞台はシュプールになるのでしょうか・・・?
期待です。小林さんや真理達(あくまで1の)も希望。
期待あげ
つ【見つめあう二人】
GJ
私達は見詰め合っていたって、事は満点もヒカルの事を・・・(;´Д`)ハァハァ
漏れはどんなに話が長くなろうと最後まで付き合うぞ!ガンガってください
レスありがとう。
着眼点・・そういうことで褒められたの初めてだ。どうもです。でもあなたぐらい、地に足の着いた文章が書けるようにもなりたい
予想されてる方。期待になるべく応えたいけど、駄目でも怒らないでね
というわけで、今日の投稿
大型ワゴンの中で、私はもう一度メンバーの顔を確認した。
塩見、銀平、美咲、太陽君、富士さん、それにタロP君とあやかちゃん。前の運転席には先生、助手席にはりん子先生がいた。
りん子先生はまだあまり無理をしないようにしているみたいだが、ほとんど完調らしいが、滑るわけにもいかないらしい。顔が既に赤い気がするのは気のせいだろうか。もしや、何もやることがなくてお酒でも飲んだのでは・・。
ちなみに美咲は高嶺先生も誘ったらしいが、謹慎中にたまった仕事を片付けるのでそんな暇は無かったそうだ。他のクラスメートにも何人か声をかけたが、結局このメンバーとなった。
「中島さん。楽しんでいただけましたか?」
私の思考を遮ったのは、隣にいた富士さんだ。
「うん・・凄く楽しかった」
転びまくってそれどころじゃなかった、というのが本心だが、それはとりあえず置いといた。
「確かに、ヒカルを見てるのは楽しかったな」
「え、そうなんスか?そんなに上手いんすか?」
どうやらタロP君はスキー場では私の姿を見ていないようだ。
A.「まあね・・」私は調子を合わせた。
B.「それほどでもないよ」私は彼の勘違いを解くつもりはなかった。
C.「あ、建物見えてきましたね」私は話題をそらせようとした。
不思議なことに、何故かこんな選択肢が私の頭の中に浮かんだ。なんだか良くわからないが、私はBを選んだ。
「それほどでもないよ」私は彼の勘違いを解くつもりはなかった。
「ぶはっ」
塩見が吹き出した。その隣にいた銀平も、極力声を出さないようにしながらも確かに笑っていた。
「へー、そうなんスか。いやー、人は見かけによりませんねー」
「そうなんだよ。すげー腕でさ。もう最高だった」
「塩見っ!」
ワゴンが止まった。どうやら例の宿泊施設とやらに着いたらしい。ニヤニヤ笑う塩見を置いて、私はさっさと車を降りた。
「ここって・・」
建物には見覚えがあった。とは言っても来た覚えはないのだが。しかし見覚えはある。一体どこで・・・。
「うおーっ!ここって、あのペンションじゃないすか!!」
あのペンション?
「あー、本当だっ」
遅れて降りてきたあやかちゃんが嬉しそうに言う。どうやら彼女も知っているようだ。
「あ、ここって・・」
と、りん子先生。
「確かに似てるな。いや、もしかしたら本物か?」
塩見までそんな事を言う。
「あーーっ!凄いよ太陽君!ここ私も知ってる!」
美咲も知っているようだ。しかし私にはまだ分からない。
「あ?何だよ。皆知ってるとこなのか?」
銀平も分からないようだった。仲間ー・・・って、仲間見つけて喜ぶより、さっさと聞いたほうがよさそうだ。
「あの、ここって、何だっけ?」
私の問いに答えたのは、富士さんだった。
「ペンション・ヒュプール。あるゲームの撮影を行ったところだそうですわ」
「あっ、そっか!」
ようやく分かった。ここは日本中で流行った、ある有名なゲームに出てきた舞台、そのものなのだ。
「凄い。感動したかも。富士さんも教えてくれればよかったのに」
「ふふ、驚かそうと思いまして」
扉を開けると、すぐに受付が見えた。そこには人の良さそうな中年の男性がいた。木林とネームプレートに書いてある。さすがに見覚えはない。だってシルe(略
「いらっしゃいませ。富士様ですね?」
「ええ」
そう言って、富士さんはさっさと記帳を済ませた。それに続いて全員が手続きを済ませてゆく。
ふと談話室の方を見た。やはり記憶どおりの談話室。とは言っても、関西弁の太った中年のおじさんや、和服の似合う中年女性が座っているわけではなく。ただ、座り心地の良さそうなソファーがあるだけだったが。
「じゃあ、一度自分の部屋に行ってみましょうか」
そのりん子先生の言葉を合図に、私達はそれぞれ自分にあてられた部屋へと向かった。
「ふう」
部屋に入ると私は真っ先にベッドの上に体を投げだした。このままでいればすぐにでもぐっすり眠ることができそうだ。
しかしコンコンッというノックの音で、それも叶わなくなった。
「はい?」
「ヒカルちゃーん」
「あ、美咲と太陽君・・と先生!」
私は慌てて上半身を起こした。
「ねえねえ。これ見て。太陽君が撮ったんだってー」
そう言って美咲が見せたのはデジタルカメラだった。そういえば持ってきていたかもしれない。
「へー見せて見せて」
「あ、このテレビ使えるかな?使えるね。これをテレビにつないで・・」
太陽君がコードをテレビにつなげると、テレビには写真らしきものが映った。すぐに今日撮った物だと分かる。
「美咲ばかりずいぶん写ってるね」
「えへへ。私たくさん撮ってもらったんだー。あ、でも次のはヒカルちゃんだよ」
そう言って美咲が見せたのは、ちょうど転んでいる私だった。
「よりにもよってこんなシーン撮らなくても。他にないの?」
「あるよ」
と言って太陽君が次に見せたのも転んでいる私だった。
「・・・・・」
私は無言になった。そしてありったけの笑顔を太陽君に見せた。
「あ、ご、ごめんなさい中島さん。たまたまこんな写真しか撮れなくて・・そろそろ下に行こうか美咲ちゃん」
「え?・・あ、えと・・うん。そうだね太陽君」
「あ、ちょっと二人とも」
じゃあ俺も、と立ち上がろうとする先生を、美咲は慌てて抑えた。
「先生は残って」
不思議そうな顔をした先生を置いて、美咲と太陽君はさっさと部屋から出て行った。後に残ったのは私と先生。美咲は変な気を使ったようだ。太陽君は違う理由で出て行ったみたいだけど。
「・・・・・・」
無言が続いた。何とも言いがたい雰囲気だ。
桐谷の一件以来、私は先生にとある感情を覚えている。それはもちろん、簡単に相手に伝えられるような感情ではない。しかしいずれは言うつもりだ。たとえば卒業式。少なくとも高校に通いだす前には、と思っている。
そう、『それまでには』、だ。今日言うつもりはない。しかしこういう状況は滅多にあるものではない。卒業まで数日。もしかしたらとても良い機会かもしれない。が、心の準備はまるで出来ていない。
A.けれど・・いや、思い切って言ってしまおう!
B.いや、やっぱりまた今度にしよう。
C.凄く遠回りに言ってみようかな。
【本日の投稿終了】
すげえ貼り付け間違いがあった・・。280の4行目は、
【りん子先生はほとんど完調らしいが、滑るわけにもいかないらしい】
でした。ごめんなさい
キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
いいところで、
つ【本日の投稿終了】 かよ!
焦らしのテクを知ってらっしゃる!GJ
真EDルートで行くならヒカルの飛び降りは無しで屋上で抱きつくシーンのみ、だけど主人公が自分の身の危険も顧みずにダイブする
シーンの方が好きな自分。
こういう場合、主人公はダイブしちゃうけど、ルート的には真EDっていうストーリー作っちゃダメかなぁ? このシチュエーションで
ストーリーのアイディアがいくつか浮かんでるもんで…
>>267 さん、物語の続き、激しく期待しております!
あずささんも誘ってやれよ富士
それは俺も思った。
出来れば適当な場所で改行を……
ポップアップがすごいことになる
レスどうもです。
>焦らし
焦らしてるように見えるかな・・まあそうなんだけど(本当はただ区切りがy(r
>あずささんも
・・そうですね。でもまあ、あまり語るとネタばれになるのでやめときます
>ストーリーのアイディアがいくつか浮かんでるもんで
それは俺も見てみたいですね。良ければ書いてほしい
>出来れば適当な場所で改行を……
ごめん。実はこれでもちょこちょここ改行してるんだけど、さらに気をつけるよ
>>267〜272
>>280〜285の続き。では今日の投稿
A.けれど・・いや、思い切って言ってしまおう!
B.いや、やっぱりまた今度にしよう。
C.凄く遠回りに言ってみようかな。
私の頭の中に、再びこんな選択肢が出てきた。
これは今思えば、あのゲームの選択肢に似ている。
ゲームの舞台に来たせいでこんな思考回路になっているのか。
私はA・・を選ぶ度胸もなく、しかしBを選ぶのも癪に触ったので、
最高に中途半端なCを選んだ。
「先生。聞いてくれますか?」
先生は黙ってうなずいた。
「子供の頃よく行った小さな公園があるんです。
いつも私はそこで遊んでたんですが、そこの公園のベンチには、
いつも決まった時間に、ある一組のカップルが座っていたんです。
その二人の内男性の方が、ある日ぱったりと来なくなったんです。
けれどそれからも、私が行く度女性の方はいつもの時間、
いつものベンチに座っていました。
来る日も来る日も。雨の日ですら、見かけたことがあるんです。
1ヵ月後ぐらいでしょうか。ある日、男性の方がその公園に来たんです。
しかしその頃には、女性の方はいなくなっていて・・。
その男性の手には、指輪が入っているであろう小箱がありました。
どこかですれ違ってしまったんだと思います。やっぱり本当に好きなら、
そういう気持ちは伝えられる内に伝えるべきなんでしょう。
もう二度と会えなくなってしまうかもしれませんし。
そう思って、この話を先生にしたんです」
目をそらさずに、私は最後まで言い切った。
先生は少し思い悩むような顔をした。
その表情の細かい変化ですら、私の鼓動の速さを大きく変化させる。
とにかく、早く何か言ってほしかった。
けれど私から先に何か言うことも出来ず、
私は先生の唇をじっと見詰めることになった。
不意にその唇が動いた。
「つまり・・」
心臓が跳ね上がる。
「その女性は幽霊だったと?」
「・・・・・・・」
私の目の前にいる人間は、本当に国語教師なのだろうか・・・。
「あ、ヒカルちゃーん。どうだった?」
階段を降りると、いらぬ世話を焼いてくれた美咲が真っ先に話しかけてきた。
私は極めて形容しがたい、わかりやすく言うと無表情に近い顔を見せた。
「あれ?どうしたのー?せっかく気を利かせたのに」
「そうね。まあ言える事は、英語教師だからって、
必ずしも英語が得意なわけではない、ってとこかな」
「なにそれ?英語教師って、りん子先生のこと?」
「・・まあ好きに取って」
美咲は混乱しているようだったが、私はとりあえず放っておく事にして、周りを見た。
ゲームで見たとおり階段を降りるとすぐに談話室がある。
そこにはりん子先生とあやかちゃん。そしてタロP君と塩見、富士さんがいた。
「しかし、やっぱりゲームで見たとおりっすね」
やはりその事が気になるようだ。
「そうね。それに良い匂いもするね。料理もきっとおいしいんだろうなー」
と言ったのはあやかちゃん。
「あやかちゃんは、いろんな所で美味しい物食べてるんじゃないの〜?」
と聞いたのは、もう既にお酒が入って、
顔をほんのり赤くしてしまっているりん子先生だ。
もうすでに教師ではなく、アイドルに普通の人として話しかけているように見える。
「いえいえそんなんでも無いですよ。お弁当とかはよく食べますけど」
「しかしこれだけ見覚えがあると、変な気分になるよな」
塩見が鳩時計を見ながらそんなことを言った。私も釣られて時計を見る。
パッポーッと七回鳩時計は音を鳴らし、静かになった。もう七時になったのか。
「食事のご用意が出来ましたよ」
その声を合図に、私達は一斉に立ち上がった。
それがあまりに揃っていたので、お互いに笑ってしまう。
どうやら皆、すっかりお腹が空いていたようだ。
食堂にはすでに銀平が座っていた。
「あんた。そんなにお腹すいてたの?」
「ああ。わりーかよ」
そう言う銀平の顔は、ちょっと恥ずかしそうだった。
ぞろぞろと食堂に入ってきて、皆それぞれ勝手に座る。
私の前には美咲が座った。
周りを見渡すと、富士さんと太陽君、塩見と銀平、タロP君とあやかちゃん、
りん子先生と先生がそれぞれ二人ずつ座っていた。
りん子先生はお酒のせいか、絡むように先生に話しかけているようだった。
それにしても、すでにもう大分お酒が入っているようだ。何かあったんだろうか?
料理が運ばれてきた。運んでいるのはさきほどの木林さん。
従業員は他にいないのだろうか。
「あの、これはお一人で?」
私の問いに、木林さんは笑って答えた。
「いつもはいるんですがね。貸切の予約が無くなったときに、
休暇を上げてしまいまして。まあ、明日の夕方には戻ってきますよ」
そうだったのか。ということは、
今日の仕事はみなこの木林さんがやっていることになる。
「これだけの人数、お一人で大変でしょう?」
「いえいえ。何よりお客様にに来ていただくのが大事ですから。
それに、先ほどから手伝ってくれている方がいましてね。
先ほども重い物を建物の裏に運んでくれて」
「え、誰かいるんですか?」
「あの、これはお一人で?」
私の問いに、木林さんは笑って答えた。
「いつもはいるんですがね。貸切の予約が無くなったときに、
休暇を上げてしまいまして。まあ、明日の夕方には戻ってきますよ」
そうだったのか。ということは、
今日の仕事はみなこの木林さんがやっていることになる。
「これだけの人数、お一人で大変でしょう?」
「いえいえ。何よりお客様にに来ていただくのが大事ですから。
それに、先ほどから手伝ってくれている方がいましてね。
先ほども重い物を建物の裏に運んでくれて」
「え、誰かいるんですか?」
「ええ。実は一人だけ手伝ってくれている方がいらっしゃいましてね」
方・・?
私は不思議に思ったが、
全員に料理を運んでいる木林さんの足をこれ以上止めるわけにもいかず、
問う事は思いとどまった。
食事は、想像以上に美味しかった。ペンションとしてではなく、
料亭としてもやっていけそうだと思った。きっとここに来た人はみなそう思ったことだろう。
銀平に至っては、いつものいかつい顔を保つことが出来ずに、
別人のように顔が緩んでいた。そうとう気に入ったようだ。
「ねえ、ヒカルちゃん。美味しいねー」
確かに美味しい。
とは言え、そのまま黙々と食べるのもどうかと思ったので、
私は何か話してみることにした。
・・何かって、何だろう。
A.まあスタンダードに当たり障りない話でも
B.変則的に、怪談話でも
C.「かまいたち・・」
【本日の投稿終了】 特にエロかわいいシーンなくて&303の二重投稿、すまぬ
満天の朴念仁ぶりが(・∀・)イイ!!
かまいたち童貞な漏れにはどこでニヤニヤすればいいか解らない所もあるが・・・
308 :
289:04/08/01 02:20 ID:qHljz+uT
>>306 今日も読ませて頂きました! せっかく美咲が気を利かせたのに、満天がそれをものの見事にぶち壊してしまうところがなんとも…w
ムッとしているヒカルの顔が目に浮かぶようです。
自分はあの屋上で抱きあうシーンも好きだけど、ダイブの方が燃える展開で好き。 でも、それでは真EDに到達することができなくて
ちょっと消化不良… それなら「ダイブ+真EDルート」でいいとこ取りして物語を作ってしまえ!と思ったのです。
といっても、まだまだ頭の中で考えてるだけのレベルなので、しっかりとストーリーを組んでから発表しようとおもってます。
現在考えてる案としては
校長達&ヒカルの両親が帰った後、ヒカルの病室での2人の会話(時間軸としてはヒカル&美咲の会話〜ミノリカワが出てくるまで)
ダイブ→病院直行となってしまった2人を心配する3Bの面々
こんな感じかな。
できるだけ早くうpできるようにがんばりますので…
ここから殺人が始まるってのは勘弁してね
レスどうもです
>かまいたち童貞
ごめん・・確かにやったことない人だっているよね・・これからはもう少し分かるように書きたい、と思う。
でもわかんなかったらごめん
>がんばります
楽しみにしてます
>殺人が始まるってのは
・・・・・・・・
では日が変わってしまいましたが、今日の投稿です
>>267〜272
>>280〜285
>>293〜305
の続きです
A.まあスタンダードに当たり障りない話でも
B.変則的に、怪談話でも
C.「かまいたち・・」
またしても選択肢が頭に浮かんだ。
Bを選ぶとオカル○編、Cを選ぶとス○イ編に入りそうだと思った私は、
消去法でAを選んだ。
「ねえ。ゲームだとあそこの席に、サングラスの人が座っていたんだよね?」
そう言って私が指差したところには誰も・・・っているし!
それも一人ではなく二人もいた。二人ともサングラスで顔を隠し、
全身を黒ずくめで固めている。一人はかなりの小柄、もう一人はやや小柄だ。
「・・美咲。あれ・・」
「え?あーっ!、何で田中さんが!?」
全身黒ずくめといえば、このペンションにおいては確かに『田中さん』を思い出す。
「貸し切った、って言ってたよね」
振り返って富士さんを見た。こちらの様子に気づいているのかいないのか、
食事を楽しんでいるようだった。その上品な食べ方はまさにお嬢様だ。
「ヒカルちゃん!もしかしてあの黒ずくめの人、あのゲームのファンで、
真似してるのかもっ」
恐らくそうだろう。しかし今は発売直後というわけでもないし、
再注目されているわけでもない。が、せっかくここに来たなら、
ちょっとやってみたくなる気持ちも分からないでもない。
全員の食事が終わった頃。
例の田中さんもどき二人はすぐに食堂を去っていった。
二人のテーブルの上には料理がまるで残っていなかった。気のせいか、
より小柄な方の田中さんもどきは、慌てた様子で食べていたように思う。
「ねー。たしかあのゲームでは、この後変な紙が見つかるんだよね?
今夜誰かが死ぬ、なんてこわーい文章!そして窓ガラスの割れる音!」
「あのゲームでは、ね」
そう言いながら私は目を富士さんに向けた。丁度彼女も席を立つところだった。
私はそれに続くように立ち上がり、食堂を出たところで声をかけた。
「富士さん」
振り返る富士さんの表情は、普段とまるで変わらないように見える。
「何でしょう」
「貸切、だったよね。いや、文句言ってる訳じゃないんだけど」
富士さんの顔は、やはりまるで変わらない。
「そうですわ」
「ならあのサングラスの人達は・・」と、私が尋ねようとした瞬間。
ガシャーンッ、という強烈に響く音が、階上の方から聞こえてきた。
「ひ、ヒカルちゃんっ!」
美咲が私の腕にしがみつく。
「おい、どっか割れたんじゃねーの?」
と言ったのは、私の後から食堂を出てきた塩見。
その後ろにいるほとんどの人間が二階の廊下を見つめた。
やはり皆も二階だと思っているようだ。
本日の投稿、緊急終了
投稿GJ
緊急終了って何かあったんですか? ブルブル
>>316 突然終了してごめん。内輪でちょっとあって。
というわけで、昨日の分含め、投稿してみます
「分かりません。とにかく皆さんはここに。オーナーの私が見てきましょう」
そう言って一人二階へ上ろうとする木林さんに、先生は、
「なら各自、自分の部屋を見た方が早いでしょう」と案を出した。
確かにそちらの方が早いだろう。私達はぞろぞろと階段を上り、
それぞれ自分の部屋へ向かった。
私は自分の部屋を調べたが幸いにも、どこも割れていなかった。
・・どこも割れていなかった?
違和感を感じた。何かが割れたような音、と思ったのは何故だっただろう。
確かにそう言う音に似ていた。が、違う感じも確かにしたのだ。それは何故だろう。
「ヒカルちゃんっ。私の部屋は大丈夫だった。ヒカルちゃんの部屋も大丈夫みたいだね」
振り返るまでも無く美咲だと分かった。
「他の皆の部屋は?」
「今のところ誰の部屋でも何も割れてないって。でも確かに二階から鳴ったよね?」
廊下に出ると、塩見や銀平、あやかちゃんや富士さん、先生などがいたが、
どうやら美咲の言うとおり、何かが割れた形跡などなかったようだ。
「あの部屋は調べたんですか?」
そう言って私が指差した部屋、それはちょうど、
ゲームで言えば田中さんの死体が見つかった部屋だった。
「確かにあの部屋だけは調べていませんね。お客様がいらっしゃいますから。
一応ノックをしてみたんですがね、返事をくれないんですよ」
「え?誰の部屋です?」
「田中様と鉄中様ですが」
何という名前だろう。明らかに偽名、どう考えても一人は間違いなく偽名だ・・と、
木林さんは思わなかったのだろうか。
「マスターキーで、開けたらどうです?」
まるでゲームの展開だ、と思いながら私は言った。
「しかし・・」
木林さんは煮え切らない。
「非常時ですし」
その言葉でようやく木林さんは鍵を外し、扉を開けた。
中では窓が割れたせいでカーテンがものすごい勢いで暴れ狂う・・・。
ような状況をほんの少し期待した私だったが、
窓も割れていなければ灯りも消えてない。
風の音も全く聞こえてこない(元々吹雪にもなってないし、当たり前の話なのだが)。
ここの窓も割れていないということは、
やはりあれは窓が割れた音ではなかったのだろうか?
「おい、どうだったんだよ」
後ろから塩見が言った。私の答えも待たずに塩見はずかずかと部屋に入ってくる。
他の人間(といっても例の黒ずくめの二人は、
食事後一度も見ていないが)はそのまま廊下に残り、私達の様子を見ているようだった。
「窓は・・割れてないな。ん?おいっ、何だこれ!」
塩見は部屋の中央まで行くと、突然大声を出した。私や美咲も慌ててそこに駆け寄る。
ぐにゃり。
足に、そんな感触があった。それは妙に暖かい。まるで、人の体温のように。
「・・っ!!」
私は声にならない叫びを上げた。
暗い赤。
暗い赤がその物体を覆っていた。
それが人間だと分かるのに時間はそれほどいらなかった。
その死体の背中には、包丁が深く突き刺さっている。
「ひっ!」
美咲が短く悲鳴を上げる。
「死んでるぞ・・こいつ」
塩見の言葉に、部屋の入り口にいる木林さんが大きく反応した。
「な、何だってーっ!?い、一体誰の・・!?」
「誰かはわかんねーけど」
木林さんは意を決したように死体まで近づき、驚いた、といった風に目を見開いた。
「これは田中様ですね。背格好から見ても間違いありません。しかし何故・・」
先ほど、黒ずくめの格好をしていた二人の田中さん・・いや片方は鉄中さんか。
その内の、超小柄な方の田中さんが死んでいる、というのは間違いないらしい。
・・ん?まだ死体は温かい。背中に刃物、なのに音。けれど何も割れていない?
「木林さん。このペンションに、こんな背格好の泊り客、他にいませんよね?」
「え?ええ。今日はいませんね」
「他にお客さんは?」
「実はお一人だけ。しかしただ今出かけていらっしゃいます」
「その人が入ってきたら分かりますか?」
「え?ええもちろん。玄関扉は開くと大きな音がしますし、
私自身、いつも注意するようにしていますしね。
彼が出かけていくのももちろん確認しています。食事前でした。あの、それが何か?」
『非常事態なのに何でそんなことを聞くんだ』
というように木林さんは顔をしかめながら答えた。
「部外者が入って来る、なんて事は?」
「まさか。ありえませんよ」
私は窓の方をもう一度見た。窓は閉まっているし、鍵は掛かっている。
犯人がいたとして、窓からは逃げたということは間違いなくないということだろう。
なるほど。私はようやく、全てを理解した。
【本日の投稿終了】
326 :
289:04/08/02 20:43 ID:XyET3hSe
続編キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
遂に殺人事件発生、現場に居合わせたヒカル達がどう解決していくのか楽しみです(ヒカルと満天の関係も)
執筆頑張ってください!
自分の方もストーリーの序章が出来上がってきました。 上手くいけば今週中に第1弾が発表できるかも?
小説と表現が似てる部分があるのはご容赦ください…(;´Д`)
金八のゲームと同じでオチは読めたけど
それでも感動できるってものをよろしく頼む
とか言っておきながら予想外れてたら恥ずいな・・・
とりあえず書き手さんが続きを書き難くなるような予想や
かまいたちネタの先読みはやめとこうぜ。大人しく待とう。
「なんだってーー!!」でワラタ
>>264 キャスター「・・・・では、最初のニュースです。
本日、午後2時頃、コミックマーケットと呼ばれる、大規模な本の即売会で、
中学校教諭の男性が暴行罪の疑いで逮捕されました。
男性の名は関原大介(29)。この男性は、同人誌と呼ばれる本を巡り、
周囲の人間と諍いを起こし、数人の男性に怪我を負わせた模様。
内、一人は重傷で、救急車で病院に運ばれ、意識不明の重体。他、三人が軽傷を負いました。
事情を尋ねると、『あ、あいつ等が、僕が先に目をつけていた同人誌を横入りして持ってくからいけないんですよ!
僕は、その不正を一教師として注意しただけであって、何も悪い事はしていません!』と興奮した様子で語っており、
警察は、男性が落ち着きを取り戻してから事情聴取する模様。
尚、偶然にも、その男性と同じ中学に勤める教師が同時刻、被告の男性と同じ会場に居合わせ、
その一部始終を見ており、インタビューしたところ、こう答えてくれました」
(例のモザイクと例の音声付きで、リトラバのエロ同人誌を小脇に山のように抱えた松本)
「ええ、僕も止めようとしたんですが・・・・・こんな事態になってしまって、非常に残念です・・・・・
(脇に抱えた本は何か?と訊かれて)い、いや!これは決して、変な目的の為に購入した訳ではないですよ!?
ぼ、僕は国語教師ですから、こういった表現から、谷崎潤一郎にも通じるような、
禁断と背徳が織り成すエロティシズムの匂いを感じ取り、あくまで教材として・・・・・(フェードアウト)」
キャスター「いかがですか?(といって、隣の女性キャスターにコメントを求める)」
女性キャスター「(大きくかぶりを振り)・・・非常に失望しました。
聖職であるはずの教師という職業についている人達が、こんな事件を起こすなんて・・・」
キャスター「まあ、教師も生殖者、って事ですね。ハハハ!(場の空気が一気に冷える)
・・・えー、ただ今、不適切な発言があった事をお詫びします。
尚、会場の近くの路上で、血を吐きながら倒れている男性が見つかり、
この男性も、被疑者である男性と同じ中学に勤めている教師であると判明しました。
目撃者によると、男性が、空を仰ぎながら『フハハ!凄い!凄いぞ!
ここには、エゴン・シーレをも凌ぐ、エロスとタナトスが・・・』と叫んだ後、
男性に急にトラックが突っ込んできて、錐揉みしながら跳ね飛ばされた男性は、
『・・・・愚劣な、空だ』と呟き、気絶した模様です。
男性はすぐに救急車で運ばれましたが、意識不明の重体。
警察は、男性の容態が完治し次第、精神鑑定を行う模様です。
さて、続いては・・・・・・」
ヒカル「・・・・・・」
三馬鹿トリオキターーー!!!!!
レスしてくれた方、読んでくれた方、いつもありがとう。
328さんの提案どもあることですし、あまり話に関わるコメントは控えさせて頂きます。
とは言ったものの、予想とか考えてくれてること自体は、凄く嬉しいです。
326さん。出来るの楽しみにしてますよ。
>「なんだってーー!!」でワラタ
気付いてくれて、嬉しい反面、はずかしい・・w
>>330〜331
ワラタ
ヒカル、本編とは別の教師不信になりそうだ
【本日の投稿】
「あ、誠くんだ!」
私は突然、独り言のような口ぶりで、しかし大きな声でそんな事を言った。
「な、何言っているのヒカルちゃん」
美咲は目を見開いて驚く。確かに美咲からは、
極めておかしな行動に見えることだろう。
しかしもちろん、私は意味の無い行動をとったわけではない。
むしろ充分効果はあった。私ははっきりと見たのだ。
死体の肩がピクリと動くのを。
「・・・塩見」
「ん?」
「それと富士さん。多分皆も。グルでしょう」
「何で分かった?」
塩見から返ってきた言葉は極めて簡単だった。木林さんと美咲は不思議そうな顔。
しかし他の人間は気まずそうな、笑いを堪えているような複雑な顔だった。
「ヒカルちゃん?グルって?」
「美咲。食堂で、まるでゲームに出てきた田中さんみたいな人が二人いたでしょ?」
「うん」
「その時思ったの。ゲームの真似したくなる気持ち、分かるなあって」
「うん」
「で、突然の大きな音。真似みたいだと思わない?」
美咲はまだ不思議そうな顔だ。
「うん。似てるね。でもそれがどうしたの?」
「そして田中さん、まあ鉄中さんもいたみたいだけど。
無理やりドアを開け、そして死体発見。台本どおりよね」
「・・・・・あ、わ、分かった!モホー犯ってやつ!?」
「ううん。模倣犯じゃなくて、ただの演技よ。多分、天城さんじゃない?
そこで寝てるの」
そう言って私は死体を指した。死体はその声に応えるようにゆっくりと立ち上がる。
「ひいいっ!」
美咲はまた悲鳴を上げ、尻餅をつく。
「月山さん、私ですよ。凄いですね中島さんは。何で分かったんですか」
死体、もとい田中さん、もとい天城さんが感心したように言う。
私は得意になって・・ほんの少しだけ得意になって説明した。
「誠君、って言葉に反応してくれたからね。それがなきゃ、もしかしたら、
本当に殺人があったと思っていたかもしれないけど」
「・・ええ?つまり、私が動いたせいですか?」
「ううん。それだけじゃないよ。こう、順番に考えていったの。
死体なのに温かいなんて、死体にしても、本当に死んだばかりってことでしょう?
背格好も見間違いようが無いし、ましてやバラバラになってるわけでもない。
となると該当する客は田中さんしか有り得ないし、その田中さんは食後、
本当にすぐに殺されたってことになる・・。
私達が食堂から出たのとあなた達が出たのとに、ほとんど時間差はないからね。
背中だから、自分で刺すのも難しい・・とすると、
あなたを刺せる人間はたった一人、もう一人の黒ずくめの鉄中さんだけ。
黒ずくめ二人以外は全員が食堂にいたわけだし、
誰かが入ってくるのは考えにくいらしいし」
「そうなりますね」
天城さんは大きくうなずきながら答える。
「で、鉄中さんが犯人だとして。あなたを殺した後どうするか。
あの時間差なら、部屋からも出てきにくいし、
実際他の部屋でも見つかっていない。
けれど窓から逃げた形跡もない。となるとこの部屋に留まっているってことになる」
「はい」
「けど、そんな状況であんな音を鳴らしている。
そんな音を鳴らせばますます逃げ道はなくなるでしょう?
正気の沙汰とは思えない・・本当に、そんな犯人がいるんなら、ね」
「確かに」
「ちょっと待って下さい」
と口をはさんだのは木林さんだ。
「窓やガラスを割ったわけでもないのに、どうしてあんな音が鳴ったんです?」
「それが、最も私がこれは芝居だと思った理由です。
わざわざ皆に自分の居場所を知らせるために、
重い荷物を持ち込むなんてありえないことでしょう。
窓が割れた音はインチキだったんです。
塩見が割れたような音って言ったからみんな割れた音として考えたけど、
音が少し不自然だったのが、私にはずっとひっかかっていたんです」
「引っかかってたって?」と美咲。
「自然に割れた音と、録音した音とはやっぱり違うってこと」
「凄いですねヒカルさん」
天城さんは満足気だ。
「えー、どういうこと?」
「要するに、音を再生する装置があったってこと。
まあ多分、それはここら辺にあるんじゃない?」
そう言って私はベッドの下を指した。
「え?」
美咲がベッドの下を見ようと屈む。
「あ」
「・・・こんばんは」
美咲の目に映ったのは、クラス一の鉄道好きの鉄中さん、もとい鉄ちゃん。
そしてその背後にある大きなスピーカーだった。
ベッドの下から這い出して来ながら、鉄ちゃんは言う。
「でも、誠君!なんてずるいですよ中島さん。あんな事言われたら僕だって
反応しちゃいますよ」
私は微笑みを浮かべながら言う。
「そうね、でも、もしかしたら、もう一度驚いてもらうことになるかも」
「え?」
「どう?富士さん?」
私が振り返ると富士さんは、いつもよりさらに深く微笑んだ。
「確かにここは有名な長野県のペンションだけど・・本当にそれだけ?」
富士さんを除いたほとんどの人間が、困惑の表情を浮かべる。
「ヒカル。何言ってるんだ?」
先ほどまで余裕面で演技をしていた塩見だったが、
今は素に戻ってしまっているようだ。
「そうね。まあ、談話室に戻ってから話しましょう」
不思議そうな顔を浮かべながらも、一同は私の提案どおり談話室へと
階段を降り始めた。その途中、木林さんが言った。
「それにしても私にぐらい、演技だと教えてほしかったですね」
「いまいち言う機会がなかったので・・ご迷惑おかけしました」
と答えたのは先生だった。まさか先生の発案だったのだろうか。
「殺人、なんて言うからもうこのペンションやっていけないかと・・ん?
先ほど出かけられたお客様が、お戻りになられたようですね」
玄関先に、ひげもじゃの大男・・ではなく中背の男が立っていた。
長髪で無理やり顔を隠している感じだが、
その男の事を知っている人間ならすぐに分かるような、極めてちゃちな変装だった。
「遅れてきた男、のつもり?」
私は笑いながらその男に話しかける。私の背後にいる田中さんを演じた二人は、
きっと面白い顔をしていることだろう。その男は笑顔を浮かべながら変装を解いていく。
「あ・・っ!」
鉄ちゃんが感嘆の声をあげる。
その男がカツラを取りひげもじゃを取れば、それが誰だか分からないわけは無かった。
「久しぶり。鉄郎、あずささん。それにみんな」
そこに現れたのは、去年サクラ中を転校した高千穂誠君だった。
「誠君っ!」
田中役の二人は、花が咲いたように明るい顔で誠君に駆け寄って行く。
それに少し遅れ、タロP君やあやかちゃん、塩見なども続いた。
「長野、でしたものね。誠君の転校先は」
私は振り返って富士さんに言った。
「ええ」
「もしかして、最初から?」
「もちろん」
と、富士さんの代わりに先生が答えた。どうやら、
この二重に張られた小芝居のからくりを知っていたのは、先生と富士さんだけのようだ。
「すっかりだまされましたよ」
とは言ったものの、特に悔しいというような感情は沸いてこなかった。それは、みんなに囲まれ、
楽しそうに話す高千穂君を見られたからだった。
第X話【羊たちの夜 終】
【本日の投稿終了】
乙ー。
「長野といったら、もしかしてあの人が…!」
と期待していたので、激しくGJ!!
グッジョブです。
私としては、さっぱりオチが読めないまま読み進んでいましたので、
「やられた!」といった感じです。面白かった。
お疲れ様でした。
347 :
327:04/08/04 20:27 ID:u3NrpUl9
グルだったってのは予想できたが、あっさり解決するんだな
いい意味で意外だった。てっきりヒカルがビクビクするのかと思ったよ
自殺未遂した美咲とヒカルを励ますために行われた演技だったのな
命の大切さ、を説いた感じなのか?理解力なくてすまん
そしてあずささんはここで出てきますか
ま グッジョブでした。
どうでもいいですけど、誠転校の時UFO見てたくせに塩見ったら…
>>読んでくれた方、レスしてくれた方all
やたら長い話に付き合ってくれて、本当にありがとうございました。
>「長野といったら、もしかしてあの人が…!」
やっぱり見抜かれてましたか・・。
金八よりはちょっとだけ見えない路線を狙ってみましたが、本当にちょっとだけだったようですね
>「やられた!」
驚いていただけたようで、幸いです。やっぱりそういう反応も嬉しい
>励ますために行われた演技だったのな
そんな感じです。ちなみに、塩見を描写したのはわざとです。
あの時は寝てたようにも見えていたので・・
ところで。実は書く前から、2週目と称して別視点で書こうかと細かく伏線を入れたりしていたのですが、
かまいたちをよく知らない方や、一応きれいにまとまった、みたいな感じもするので、しばらく見合わせることにします
その間、別の物を書いたりしようかな、などと思ってます。ではまた・・もしかしたら速攻で書くかもしれんけど
298=326です
>>348 投稿おつかれ様でした! 自分はかまいたち未プレイの身なので、全く先が読めない展開で面白かったです。
誠が最後に出てきたのも良かった。 長野に行ってもサクラ中3Bの面々とは心が通いあってるのですね(´▽`)
次回作も期待しております!
肝心の自分の作品の方ですが… 盆休暇前の駆け込みとばかりに仕事がとんでもなく忙しくなった為に今日辺りから物語を
文章にしようとしていた予定が最初から狂ってしまいました(;´Д`)(仕事から帰ってきたのが21時30分過ぎだったし…)
今週中に第1弾をあげたいという気持ちに変わりはないけど、遅れるかもしれません。 そのときは許してやってくださいm(__)m
自分の作品の中の満天ってゲーム内以上に熱血漢になってるような気がするなぁ…(w
GJです。次回作を期待します。
>>348 乙カレー&GJ!
待ったり期待してます。
よーし、セク質しちゃうぞ!
つ「初めての自慰はいつですか?>特に女の子」
ごめん、誤爆った。
マジですまん。見なかった事にしてくれ。
>>352-353 ミタヨミタヨー(・∀・)ニヤニヤ
誤爆だってのは分かってるんだけどけっこう馴染んでるよ、マジで
>>352 美咲「サイテー!関原先生サイテー!!」
3Bで自慰の経験無しって生徒いるかな?
ヒカル!ヒカルだけはガチ!
塩見はりん子先生でしてるだろうし。
関原「恥ずかしいことじゃないぞー、誰でもやってることだ!
僕が中学生の頃にはそりゃあm(ry」
関原の保健の授業はあらゆる意味でギリギリなんだろうなー。
太陽は既に美咲にあんなことやこんなことを教えられるだろうな。
美咲は一般女子の中では性に興味が高いほうかな?
死と乙女では桐谷に誘われたらホテルへ行くぐらいだし。
桐谷にホテルに誘われた際は美咲はどんな対応をしたんだろうな?
やっぱり「美咲はまだ中学生だから・・・。」とか
小説だとホテル行ったらしいけど
桐谷と美咲がSEXしたら処女相手にマニアックなプレイをしそうだな。桐谷は。
だれもいない・・・。
『プロポーズ』
「えっ! そんな…、急に言われても…。私なんかのどこがいいんですか? 」
『まぶしい眼鏡』
【眼鏡が……眩しかったからな】
「な、なんですか、それ!? 」
【よろしく】
「なんですか、よろしくって!? 何をよろしくなんですか!? 」
美咲は何で一週間程度の付き合いでホテルに行ったんだ?
なんか高校の世話をしてもらった程度では理由にならないよな・・・。
>>367 そこ結構知りたいよね。というか好きになるまでの過程とかホテルへ行く決心とか。
シナリオ作った人がかませにしたせいで9、10話で評価を落とした美咲はなんかかわいそうだ。
自分に文才があれば「死と乙女」美咲パートを書いてみたいと思ったんだろうが。
>>368 「死と乙女」の作者のサイトの日記見るとそこら辺の事情が書いてあるよ。
本当は全部ノベル版に入れるつもりだったらしい。
太陽が自殺未遂後の美咲を丸ごと受け止める話も書く予定だったとか。
見てえー。
それは見たい!
その後にもちろん童貞と処女を喪失するんだよね?
age
死と乙女では美咲の章が入る予定だったらしいけど、三人組にいじめられる話もあったんだろうな。
おいおまいら!
うぷ板とか絵描き板とかたまには行ってくれよ・・
いつも人いなくて寂しい
保守
この3Bでバトロワやったら、
マミレミクミは美咲に、竜二は健太に殺されそう。
塩見=桐山。または、雪也。
銀平=川田。
太陽=三村。または、塩見。
美原=光子。
ヒカルはお塩ダイヴ。
最後に生き残りそうなのは、高千穂誠。
このメンバーでバトロワって考えたくないよ・・
3人組は疑心難儀にて自滅しそうだな。
そろそろ・・誰か書いたりしませんか?
攻略スレより
ある中学教師の日記より
「近頃中島ヒカルの憔悴ぶりが更に顕著になってきた。
このままでは本当に姉のように屋上から飛び降りかねない。
桐谷君はどうやら良くやってくれているようだ。
彼がサクラ中学に赴任してきた時はもしやと思ったが、まさかここまで思い通りに動いてくれるとは。
一年かけてヒカルの信頼を勝ち得てきたが、彼女を確実にモノにするためには最後にもう一押し必要だと思っていたのだ。
そこに桐谷君が現れたのはまさに好都合。
今の危機から華麗に救い出してあげれば、その若い熱血教師に彼女の心は大きく傾くだろう。
馬鹿な姉の時は桐谷にマジ惚れしていたらしく失敗してしまったが、今回は仕込みも上々だ。
桐谷君を追い落とす材料も揃いつつあるが、もうしばらく黙って見ている事にしよう」
卒業式が終わり僕は3Bの教室に居た
さっきまでの賑やかさが嘘のように静まり返っている教室
1年間過ごしてきた教室はなんだかなつかしいような新しいような時間が過ぎている
一人一人の机に触れ1年間の事を眼を瞑り思い浮かべる
やはり1番最初に思い浮かんだのは中島ヒカル…彼女のことであった
桐谷…チハル…ヒカル…美咲 次々と思い浮かんでは通り過ぎてゆく
ヒカルはあれから気丈に過ごしていたが本当に立ち直れているのだろうか…
僕がチハルの死から立ち直るのには6年の歳月がかかった
彼女はまだ15歳そんなに簡単にあの呪縛が乗り越えられているとは思えない
僕は結局チハルもヒカルも救えてないのだろうか
1度考え出すと後悔と無力感が僕の中に漂う眼からは熱い想いの欠片があふれていく
広沢「先生…?」
急に背中の向こうから声が流れてくる。大丈夫だ背中からなら涙は見えて無かったはずだ
僕は涙を上着の袖で拭き振り返る ピーンとした空気が一瞬にして消え去っていく
松本「どうしたんですか?広沢先生」
広沢「先生…教室で何をしておられたんですか?」
松本「3Bの生徒達のことを考えてました…」
広沢先生は僕の答えを聞くと
広沢「教頭先生が呼んで居ますよ」
とだけ言って教室を後にした。気をつかってくれたのだろう
僕は最後に教壇に立ち教室を眺め回してから教室を後にした
コンコン
校長室のドアをノックして
「失礼しますお呼びでしょうか?」
中に入ると教頭と小須田先生が待っていた
教頭「君 遅いよもう少し早く来れんかったのかね」
小須田「そのとうりです社会人として人を待たせるのは礼儀に欠ける配慮ですよ」
いつもようなお小言を早速言い渡される
松本「何の御用でしょうか校長」
教頭は来年度から校長に出世することが内定で決まっている
教頭「君 君 まだ気が早いよ」
しかし教頭の顔はにやけている
小須田「来年度は校長には違いないですからね田沼校長」
教頭の顔はにやけきっているしばらく小須田のおべっかが続いている
一区きりすぎて教頭が話しをはじめた
教頭「そんなことより君 これからどうするつもりかね」
唐突に言われて少しの困惑はあったが、元々考えていたことを話そうとした時
教頭「まさかまた以前の用に塾の講師をするとか言わんだろうね」
図星だった
教頭「いかん、いかんよ君 君にはまたこの学校に戻ってきてもらわないと
いかんのだから遊んでいてもらっては困るよ」
しかし、急にそんなことを言われても他の学校に行こうにもあてはまるでない
松本「教頭しかし!」
教頭「わかっている行く当てもないのであろう?」
松本「……」
教頭は校長の机から一通の封書を取り出した
教頭「これは君の推薦状だ中学ではないがある私立高の教師になってもらう」
いきなりの提案に僕は混乱した
松本「し、私立高?」
教頭「これは校長から君に用意されていたものだ」
松本「校長の…」
小須田「流石時期校長用意が早いですなー」
小須田はこの意味がわかってないようだ
教頭「行ってくれるね松本君」
初めて名前で呼ばれてとまどってしまったが力一杯に僕は答えた
松本「はい!」
時は過ぎて4月8日
ある私立高に僕は推薦状を持っていきそこに在籍することがきまった僕は
新1年生の担任を早速言い渡された
新しい学校新しい生活の始まりに僕は期待と不安を抱えている
一応大人の僕でさえこうなのだから新入生たちはより大きいだろう
入学式が始まり僕は新任の挨拶と担任の挨拶をかねて壇上で自己紹介をする
生徒達のざわめきが何故か心地いい
入学式が終わり僕の受け持つ教室に向かう。
ざわめく教室に入り教壇に立ち教室を眺める そこには見知った顔が2人ほどいた
どうやら白石雪也はべつのクラスのようだ
「初めまして今日から君達の担任になる松本満天だ」
見知った顔の男子生徒の方は椅子から立ち上がって驚いている
見知った顔の女子生徒の方は両手を口にあて絶句しているようだ
松本「これから1年よろしくたのむ」
僕の挨拶が終わると生徒達はよろしくお願いしますと声をそろえて挨拶する
衝撃が収まったのかよろしくの挨拶より数段大きな声で僕を呼ぶ声がする。
太陽・ヒカル「先生!」
こうして僕の新しい1年は始まっていった・・・・
これって、379と、380〜383は別物ですよね・・?
俺はエロが見たいんだよ。
櫛形×あやか
主人公×りん子
主人公×ヒカル
主人公×美原
北平タロp×あやめ
神崎×美智子
で、よろ
誰かマジで書いてくれ・・・。
てか、絵板もこのスレも、もっと人こないと駄目だよな
そのためには、俺の次のレス番の人が何か書くって事で
てか、ヒカルダイブの方がしっくり来るので云々とかグダグダ言ってた奴は
結局逃げたのか?正直作品書きもしないで構想だけネチネチ主張してて
鬱陶しかったが。読んでやるからちゃんと書き上げろよ。偉そうで悪いけどさ。
そういやいたね
てか、突然みんないなくなったって感じだよな
忘れてるんじゃないの?
それにしても、388がなんでそんなに偉そうな態度なのかが
良く分からない。
書き手がいないなぁ〜。
また何か書きたいが・・何書くべきか。
そう思って来てみたら、385にめちゃめちゃ興味引くカップリングあったので、書いてみます。すぐかどうかは分からないけど
と、保守レス
期待の保守
誠×雪也
雪也×誠
塩見×銀平
銀平×塩見
高峰×満天
桐谷×満天
御法川×満天
誰かこれで書いてください。
それよりもヒカルタンのいやらしい姿を見せて。
392だけど、日曜までには書けると思う
と、自分に活を入れながら保守
期待して待ちます。保守
398 :
392:04/09/04 23:10 ID:hnrteGUm
「いよいよ、明日だね」
美しく沈む夕日を窓から見ていた私の背後で、聖が妙に浮かれた声で言った。
振り返ればいつものアイドルらしい作り笑顔と、それにほんの少し緊張と不安を隠した表情のアイドル・聖あやかがいた。そんな顔は、 普段テレビでは決して見せない顔だ。もっとも、TVに映っている聖をよく見たわけではないけれど。
「不安?顔に出てる」
「えっ?」
私の言葉に、聖は予想通り困惑した顔を見せる。
「まあ、ちょっとね」
聖は俯きながら、口元に小さな笑みを浮かべた。
「私の前では、別にアイドルしなくて良いよ。むしろ今の顔の方が、私には良く見えるね」
「櫛形さん・・」
聖はクスクスと、自然な表情で笑った。
399 :
392:04/09/04 23:12 ID:hnrteGUm
アイドルになりたいとも思わず、それどころか、ただはしゃいでお金を貰う仕事として、アイドルを嫌悪していた私だけれど、その仕事 が楽な事ばかりではない、という事ぐらいは知っていた。
ましてや、親に言われて仕方なくやっている聖にとっては、かなり苦があったこ とだろう。
毎日一緒に練習している内に、私の聖を見る目は数週間前とははっきりと変わっていた。
「櫛形さんは緊張する方?」
アイドル聖あやかの質問とは思えない言葉だった。
「特にないね。前にもあったし、別に踊って歌うわけじゃないし」
「私も、いつもは緊張しないけど・・」
ピンと来た私は、ややいやらしい顔で言った。
「あの母親の前でフォークだからね」
「うん」
「ま、なるようになるしかないよ」
「・・うん!」
決心したような笑顔で、聖は顔を上げる。前々から感じていた事だが、聖は気持ちの切り替えが早く、かなりのポジティヴ思考だ。
400 :
392:04/09/04 23:13 ID:hnrteGUm
「さて、明日は決戦だしそろそろ帰ろうか」
もう一度窓の外の夕陽に目を向けながら。私はそう言った。稀に見る、燃え溶けるような美しい夕陽だった。
「あ、その前に」
夕陽に心を奪われかけていた私を、聖はすぐに現実に引き戻した。
「なに?」
しかし妙に悔しかったので、私は目線を動かさずに聞き返す。
「櫛形さんて、恋人はいるの?」
「・・・・・」
私は姿勢を変えず、そのまま沈黙した。少し答えにくい質問だった。
「くしがた・・さん?」
「いるよ」
私は感情を抑えた声で答えていた。顔色も変えていない、つもりだ。
「え、そっか。いるんだ」
落胆したような声に聞こえた。私の目はまだ、窓の外の情景を見ていた。
「何で?」
「あ、唐突にごめんね。ちょっと、気になって」
「ふうん」
私は少し名残惜しいように、顔を窓の外から室内へと向け、立ち上がった。
「さ、帰ろ」
私の言葉に聖の反応は無かった。
「聖?」
「本当は、明日終わってから言おうと思ったんだけど・・」
聖の顔は少し紅潮しているように見えた。
401 :
392:04/09/04 23:14 ID:hnrteGUm
【今日ここまでしか書けませんでした・・】
てか予想以上にむずい二人です。前置き長くてすまん
リクエストしといてアレだけど、まさか本当に書いてくれるとは…!
タロpには悪いが、このふたりのやりとりをもっと見たかった。期待age
kitaisimausu
もう期限過ぎたから聞くが
送る言葉・旅立ちの言葉送ったやついる?
差し支えなければ送った内容教えてくれ
>>404 桐谷先生で書いた
〆切から15分遅れてしまった
公式の方ではまだ遅れるみたいだけど。
2番目のおくれるの字違う
遅れる→送れるに訂正
407 :
392:04/09/07 20:15 ID:eNw6rVfz
「・・何?」
悪い予感がした。聖の表情、その前に聞かれた質問、そしてこのシチュエー ションと、妙な間。これではまるで、例の、『青春らしい行為』の前触れのよ うだ。
「櫛形さん、これ、読んでください!」
聖は私に、10センチ程度に折り畳まれた長方形の手紙を差し出すや否や、背中を向けて一気に駆け出そうとした。
しかし展開が読めていた私は、聖の動き出そうとした手首を掴み逃げられないようにした。聖はちょっとの間それに気 づかず、走り出そうとしていた。その様に思わず笑ってしまう。
「は、離して!」
気づいてからも尚走り去ろうとする聖。私はその様子に口元を緩ませながら 、手紙の内容を読み上げた。
「『親愛なる櫛形さんへ』」
「きゃあ、声に出して読まないでっ」
408 :
392:04/09/07 20:16 ID:eNw6rVfz
聞いたことも無いような聖の裏返った声を聞きながら、私は続きを読む。
「『初めてあなたと会った時、私はあなたの事を凄く綺麗な人だと思いました。それでずっと仲良くなりたかったのですが、少し怖そうなイメージもあり、 その上私の事を嫌っていたようなので、ずっと声をかけられませんでした』」
「お、お願い、せめて私の出て行った後で・・」
もうジタバタと暴れなくなった聖が、ひきつった笑顔でそう言った。少し涙混じりの声にも聞こえる。当然私は、その表情を楽しみながら続きを読む。
「『けれどフォークを一緒に練習することになって、それによりたくさんあなたと話す事が出来ました。とても楽しかった。やっぱり想像通り、櫛形さんは 内面も美しい人でした』」
「・・・・・」
もう抵抗する気力さえ失った聖は、目を瞑ったまま沈黙していた。
409 :
392:04/09/07 20:18 ID:eNw6rVfz
「『そしてとうとう気づいてしまったのです。私は、あなたに恋をしています 』・・・」
私は聖の顔を見つめた。聖も泣き出しそうな顔を上げ、不安げに私を見つめた。
いつまで見つめあっていたのか分からなかったが、その内、私は再び手紙に目を戻した。聖の視線を頬に感じながら、私はさらに続きを読む。
「『でも、だからと言ってどうこうして欲しいというわけではないのです。私は自分の思いをどうしても伝えたかっただけです。
出来れば、これからもずっと友達として付き合って欲しいのですが、もちろんそれが駄目と言われれば、 私は明日の演奏を最後に、もう櫛形さんには近づきません。ずいぶん無茶を言ってるとは自分でも思うのですが、どうしても伝えずにはいられませんでした』」
「・・・・・」
顔を限界まで赤くしながら私を見つめる聖と、私は再び目を合わせた。その表情は、アイドルなどに興味の無い私から見ても胸が熱くなるような、一瞬にして惹きこまれるような可愛らしい顔だった。
410 :
392:04/09/07 20:18 ID:eNw6rVfz
「聖」
「は、はい」
何故か背筋を伸ばし、敬語で返事をする聖。
「知ってた」
「え?」
聖の目が点になる。
「練習中にね。もしかしてそうかなって」
「な、何で?」
「昔も似たよう事があったから。小学生の時かな。視線とか感じてたら、その内その子に好きって言われたよ」
「・・何て答えたの、その時は?」
「あんたと同じ」
「え?だってまだ答えてもらってないよ」
411 :
392:04/09/07 20:19 ID:eNw6rVfz
私は聖の肩に手をかけた。
「っ!」
聖は勘違いして目を瞑った。しかし当たり前だがその期待には答えない。そのまま肩をポンポンと軽く叩いて、出入り口に向かって歩き出す。
「明日『から』もよろしくね」
私のその言葉を聞くと慌てて聖は振り返った。私はそのままドアを開ける。
「・・ありがとう、櫛形さん」
聖の言葉を背中で聞きながら、私は部室を後にした。
明日は決戦だ。
412 :
392:04/09/07 20:20 ID:eNw6rVfz
以上。
そういうシーンに入ろうかと思ってたけど、やっぱ俺には無理でした
金八キャラだと、なるべく健全な方向でお願いしたい所だが・・・。
いや、年の差カップルはともかく、同性愛は行き過ぎかなと。
第6シリーズの上戸彩も正直違和感あったしなあ。
414 :
392:04/09/09 10:05 ID:71QmxKNM
>>413 そうですか。やばいとこ踏みとどまってまだ良かったのかな
一応同姓愛っちゃ同性愛だけど、友達のラインぎりぎりはみ出ない程度のつもりで書いたんだけどなあ
まあ金八というタイトルから考えれば不似合いってのは確かかも
キス程度で十分だな。
416 :
392:04/09/09 20:44 ID:71QmxKNM
>>415 ちょっとそのコメントで不安になったんだけど、
キスどころか、結局その後も普通に友達、といった感じで終わらせたんだけど、もしかして伝わりにくいですか?
ちょっとだけ危うい階段をのぼりかけてるかな・・・という印象です。
個人的にですが。415じゃないけれど。
418 :
392:04/09/09 21:47 ID:71QmxKNM
>>417 マジですか・・確かに言われてみれば、そうも見えますね。精進します。
それと意外だったのが、このスレの年齢層が広いってこと。
ゲーム買った人の年齢層が広いってのは知っていたけど、パロはもっと狭いかなあと予想してたんだけど。
次書くときはもうちょっと考えて見ます
419 :
415:04/09/10 19:26:16 ID:U8OP4z9u
そういう意味では言ったのでないので流しておいて下さい。
421 :
392:04/09/10 20:45:08 ID:UsacipBF
此処は2chのエロパロ板ですよ!!!
近親、触手、獣、輪姦、寝とられ、純愛、陵辱
全てを内包する板ですよ
下らんモラルは要りませんよ
>422
SS書く力が涌いてきた!!!
マジで期待します。
>>423 もちろんあなたは、書くと言っといて書かなかった人みたいにはなりませんよね・・?
期待age
プレッシャーと共に期待age
423に期待をかけながら、今日もあげ
429 :
名無しさん@ピンキー:04/09/22 01:39:23 ID:5sdEpvBQ
age
そろそろ423も出ずらくなってきてるのかもとも思いつつ、容赦なくあげ
431 :
名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:46:08 ID:5RZyFk8R
423!423!
432 :
名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:48:31 ID:ZFhOxLn4
期待します。誰か京子で書いてくれ!
433 :
名無しさん@ピンキー:04/09/26 14:53:34 ID:JATH0JMn
こういうスレで偉大なのは何より、書いた人間です。
宣言通り、書く→神
宣言後、しばらく経ってから書く→立派な書き手
宣言もしないし、書かない。しかし賞賛や期待などはする→立派な読み手
宣言し、遅れた上に駄作→並みの書き手
宣言し、遅れに遅れ、その上出さずじまい→ぬか喜びさせる荒らし野郎
434 :
名無しさん@ピンキー:04/09/27 18:44:03 ID:lfWNxZIF
>>432 関原「美原君!実は、僕が足長おじさんだったんだよ!」
京子「な、なんだってー」
435 :
名無しさん@ピンキー:04/09/30 19:28:52 ID:zPAJlTfl
423が、出るに出れなくなってる気持ちが、俺には痛いほどわかる
436 :
名無しさん@ピンキー:04/10/03 11:47:04 ID:ogIgux1Q
仕方ない、アンケートでもとろうか
あやかと久住と京子とあい、見たいのはどれ?
437 :
名無しさん@ピンキー:04/10/03 13:56:27 ID:PEvBuvYA
京子に一票を投票します。
438 :
名無しさん@ピンキー:04/10/04 19:50:53 ID:A7wx1UWe
えー?あやかでしょ
ほしゅあげ、
ついでに久住に一票。
つまり
>>436はあいが書きたいんだという隠れたメッセージだったんだよ!
な・・なーんだ
誰か何か書いてくれ・・・。
あやかの話書いた者ですが・・
誰か書いてくれるコトを待ってましたが、出てこないみたいですね
というわけでまた俺が何か書こうと思うのですが、
前回の注意もあったことですし、イメージ崩さない程度にエロか、
付き合いだしました、ぐらいの話かどっちが良いか、聞かせてください
エロキヴォンヌ
りん子エロ
ヒカルエロ
エロでいいんじゃない?
京子でキボン
春。
耳から入ってくる「それなりの英語」を聞き流しながら、私は考え事をしていた。目の前にいる女性に、自分とは違うどんな魅力があるというのだろうか。
もっとも私は「塩見」でもなければ男子中学生でもないから、考えるだけ無駄かもしれない。
何気なく窓際の席の方を見る。いつも通り塩見が窓の外をぼんやり眺めている。私の脳内は忙しいというのに、などと勝手な苛立ちを覚えながら、再び目を女教師へと向ける。相変わらずすらすらと英文を音読している。
普段は見かけも雰囲気もやや子供っぽい人。しかし授業時間においては大人の女性。
不意に目が合った。逸らすのもどこか自分らしくない気がしたので、私はそのまま視線を変えなかった。が、女教師は何の動揺も感じさせない自然な仕草で目線を変え、英文を読み続けた。
私にはそれが、大人特有の隙の無さに思えた。
そんな「平穏な授業風景の日々」から数ヶ月後。
「あんた、何してんの?」
それは全くの偶然だった。冬の夜道を歩いていると、今にも倒れそうなふらついた足取りの塩見と出くわした。
「何って?お前こそ何してんだよ」
相変わらず愛想がまるで感じられない声。今はその上に、元気が無い、がつくだろうか。
「私は帰り道だけど」
「じゃあ俺も帰り道」
「それ、嘘でしょ。ねえ、あんたストーカーやりだしたって?」
「・・何だそれ」
塩見は答えもせずに歩き出そうとした。しかしそのままでは帰さない。
次の瞬間私は塩見の腕を素早く掴み上げ、そのままひっくり返した。
「おわっ!」
想像以上にあっさり決まり、私は易々と塩見を地面に押さえつけることに成功した。
「・・ってえ。ひでーなお前」
「で、どうなの?」
「・・・・・」
「塩見?」
「じゃあ、お前がどうにかしてくれんの?」
「え?きゃあっ!」
一瞬で形勢は逆転した。塩見は身体を上手くひねると、腐ってもボクシング部、一気に私を押し返してきた。必死の抵抗も空しく、私はそのまま押さえこまれてしまう。
「し、塩・・んむっ!」
さらにその次の瞬間には、私の唇は塩見の唇によって塞がれていた。いや、貪られていた。
「やめっ・・」
頭の中が一瞬にしてパニックになった。声が思うように出せず、何とか抵抗しようと思っても身体に上手く力が伝わらない。塩見の細い身体がまるで、重い岩のように感じられた。
しかしいつまでも続くかと思われたその卑猥な屈辱は、何の前触れもなく終わった。塩見は驚いたような顔で、唇を離した。
「おまえ・・」
頬が熱かった。一体何年ぶりだろうか、人前で涙を見せるなんて。
「・・久住。悪かった」
「ホントだよ」
とめどなく流れてくる涙を拭いながら、私は塩見をにらんだ。胸の心臓は耳の奥に響くような大きさで鳴り続けている。
「どうかしてんな俺。あのさ、ぶん殴ってくれて良・・」
塩見が言い終わる前に、私は塩見のあごに裏拳を放っていた。準備が出来ていなかったであろう塩見は、大きく仰け反り、そのまま倒れた。
「・・はやすぎんだろ」
私は塩見が立ち上がるのを待たずに、そのまま歩き出した。
心臓はまだ鳴り止む気配を見せない。
という具合に書いてみました。
資料それほど無いからあいはむずいです。
一応続き(というかオチ)は頭にありますが、何かこのまま終わっても良い終わり方しちゃったね・・・
最初ヒカルだと思っちゃったじゃないか
続きキボン
あい君は勘が冴えてるねぇ
続きをキボン
あいだったんか・・・。イイヨイイヨー。でも個人的には岩木
とのカップリングの方が好きかもなー。
続き書いてみた。
数日後、私のクラスはもちろん、職員室まで大騒ぎになった。というのも、例の2人が来ていないからだ。
もしや、と思った。塩見のストーカー的まとわりつきが成功したのか、あるいは無理矢理塩見が先生をどうにかしたのか。後者の方がありえそうだった。
窓の外を見ると、ちょうど松本先生が2人を探しに学校を出て行くところだった。
私はクラス内の騒ぎに紛れ、密かに学校を出た。しかし出たは良いが、どこに行けば良いのかは考えていなかった。
(あいつが行きそうな所・・)
私は一応の見当をつけ、歩き出した。
そうして着いたところは小汚い廃ビル。足音を立てないようにそうっと入っていくと、人の声が聞こえてきた。そこにいたのは、りん子先生、塩見、そして松本先生だった。
私は一連の会話を全て盗み聞きすることとなった。
話を要約すると、塩見はここにりん子先生を連れて来ると、そのまま縛りつけた。
そこへ松本先生が来て、りん子先生救出、そしてりん子先生の塩見に対する張り手、で、和解。今日の事は3人だけの秘密にすることになったらしい。実際には盗み聞きしている私がいるわけだけど。
学校に戻ってからも、塩見には何のお咎めもなかった。どうやらあの2人が上手くごまかしたらしい。
そして、その日の帰り道。私は塩見の後をつけた。塩見はすぐに気づいたらしく、ちょうど廃ビルの前で振り返り、言った。
「俺に何の用?」
振り返る塩見に、私は余裕をもって物陰から姿を見せる。
「別に。学校復帰おめでとって、言おうと思っただけ」
「・・何だそれ。んなの後つけてまで言う事かよ。学校で言えば良いだろ」
「あー。でも、センセーをここの建物に拉致した事は、人前じゃ言えないよねぇ」
塩見の顔が一気に真顔になる。
「何だ、それ」
「とぼけなくて良いよ。私ここで、実際に盗み見たんだから」
「・・・・・」
塩見の顔が険しくなる。少し勘違いしているのかもしれない。
「心配しなくても良いよ。別に誰にも言わないから。りん子先生にも迷惑かかりそうだしね」
塩見の顔が幾分柔らかくなる。それを見て、私は少し邪な事を考えてしまう。
「でも口止め料ぐらいは欲しいかな」
「・・金か?」
私は笑みを浮かべながら、塩見を建物の中へと引っ張って行く。
「おい。何だよ」
「お金なんていらないし、そういうの嫌いだから」
「じゃあ何?」
私はそれには答えず、塩見をりん子先生の縛られていた席へと座らせた。
「おい」
「そこに座らされる気分は?」
「別に。それより、口止め料ってなんだよ」
「簡単なゲームをしてもらうだけ。今から20秒間、その椅子から立たないこと」
塩見は珍しく、きょとんとした表情を見せる。
「何だそれ。良いけどさ、何?もしかして殴ったりするわけ?」
口ぶりは余裕を見せているが、その声が少し強張っているのも確かだ。
「それも良いかもね。じゃ、この時計が12のとこにはじめるから」
そう言って私は腕時計を外し、塩見に見せた。
8、9、10、11・・12。
「で?何すん・・」
塩見の質問を、私は自分の唇によって塞いだ。
「んっ・・」
貪るようではなく、押し付けるような、あるいはじっくり触れ合うような口付けをする。塩見は腕を上げかけたが、結局私の身体を付き離そうとはしなかった。
「20秒」
そう言って私は唇を離す。塩見は少し俯き気味にしながら、軽く息を弾ませる。
「どういうつもり?」
「この間の仕返し」
私の返答に、塩見は声も出さずに笑った。
「ねえ、りん子先生にきっぱりふられた、今の気分は?」
塩見は少し考えるような素振りを見せると、
「そうだな。意外に悪くない、さっぱりした気分だ」と、(塩見にしては珍しく)清清しい顔を見せた。
「ふーん」
「何で?」
『何で』、などと自分のフッタ女に言うか、この男は。
「私も、今日ようやく気持ちに整理ついたからね。あんたが私に対しても、りん子先生に対しても、馬鹿なことしてくれたおかげで」
その言葉でようやく塩見は理解したような顔をする。
「なるほど」
「あ、でも」
「ん?」
「やっぱりもう一回だけ」
その言葉に、塩見は両手を見せ、私に対して顔を無防備に晒した。
バシッ、という音が廃ビル内に反響し、響き渡った。
「一回って、そっちかよ・・」
先日の再現のように、私は仰向けに倒れたままの塩見を置き去りにし、家路についた。
明日からは、別の恋でも探そう、などと考えながら。
終わり。
調子に乗って、続き書いてみた。
読んでくれた人、ほんとに有難う。
ホントはこれ以上のエロ行こうかと思ってたのに、どうしても雰囲気壊しそうでいけなかったです・・すまん
GJです。
とりあえず乙です。
あいは塩見をフッたという設定なのですか?
でもほんとはエロがよかっ(*´∀`)=◯)`Д゚)・;' あぷっ
>>465,466
サンクス
>あいは塩見をフッたという設定
いえ、塩見があいをふったらしいです。それ前提で書きました。確か、ゲーム中(ちょうど上の話の時)で久住からそういう話が聞けます
>エロがよかっ
・・・・・
確かに、未だ放送コードにすら引っかからないような書き方ですね
いや、金八パロはこの位で丁度いいと思うよ。GJ
>468
そうですか・・そうですよね
でもエr(エンドレス
ところで、
>あい君は勘が冴えてるねぇ
ってどういう意味なんでしょう?
>>444 GJです!
あいはこの位さっぱりでイイんでないのかな。
遅くなりましたが、乙でしたー!
この勢いでゾクゾクと神コウリンとなると良いな!
>471
前回も今回も、俺が書くことでそうなったら良いなあと思って書きました・・
今回こそ、そうなって欲しい
ゲーム中で全く交流がなかった生徒同士はダメだよね?やっぱ
>>473 >>473 別に良いんじゃないかな
「ああ、こういう風に出会ってこういう流れに持ってけばありえそう」
とかいう風に、読み手に思わせられたら。
少なくとも、何も書かないよりは間違いなく良いし、プリーズ
高千穂×美原
あい×雪也
高峰×美咲母
銀平×あやか
よし。この状況を打開するため、この次のレス番の奴が、必ず書くというのはどうだ?
↓書いてね
もう、ずいぶんと肌寒くなってきた。
私は北風が吹き始めた放課後の校門の前で、とある人を待っていた。
明日は私の誕生日、この日は3年前から毎年とある人と一緒にいる様になった。
といっても、毎回私が誘っているので無理矢理付き合わせてしまっている様な気がする。
まあ、いつも楽しそうにしているので、良しとしよう。
私が待っている間に、幾人もの学生服を着た生徒達が目の前を通り過ぎていく。
ここは私が中学3年間を過ごしたサクラ中学だ。待ち合わせ場所はいつもここにしている。
この学校の一生徒だった頃、この場所で、私はいきなり人生の山場を迎えてしまう様な出来事の当事者となった。
あの時の私は、何かに取り付かれていたかの様に、ある美術教師を憎んでいた。
憎しみで自分の心が支配され、蝕まれ、そして静かに壊れていく様は、周りから見てどんな様子なんだろう?
後から、その時の様子を聞かされてもなかなか思い出す事が出来なかった。
でも、今はそれでいいと思っている。
人を憎いという気持ちは、結局の所、何も生み出さないという事を教わったから。
大切だった人の気持ちを、理解する事が出来たから………。
その美術教師も、既にこのサクラ中を去り、どこか外国へ渡ったというのを耳にしている。
一時は交通事故に遭って重傷を負っていたが、どうやら何らかの後遺症が出たらしく、
その治療の為に、海外の病院へ入院しているのだそうだ。
そして、私はというと、現在は某進学高校へ進み、今は大学受験の追い込みの時期に入っている。
同級生は今頃勉強に四苦八苦しているだろう。
実を言うと、私も同じ様に忙しい。やはり教職を目指すには、それなりの所に入りたいと思うし、
私自身も努力を止めたら、今はもういない大切だった人に、きっと駄目出しされるに違いない。
「ヒカル! ちゃんと頑張りなさい!」って。
そんな事を思いながら待っていると、校舎の方から幾分だけ背の高い、ちょっと冴えない感じの、
けれど、その眼差しは吸い込まれそうな程活力に満ち溢れた「とある人」が歩いて来るのが見えた。
「………先生っ」!」
私は先生に声をかけると同時に、手を大きく振って自分が既に着ている事をアピールした。
先生はそれに気付くと全力疾走してきた。相変わらず元気のいい人だ。
「ヒカル、久しぶりだな。メガネが相変わらず似合ってるぞ、うんうん。ま、元気そうで良かったよ。」
「先生。そ・れ・は、私の台詞です!」
「はは、そうかそうか。よしよし。」
「もうっ………子供扱いしないで下さいよ。」
「よし、じゃ行こうか。」
私は先生と一緒に、先生の自宅へ並んで歩きながらそんな他愛も無い会話をしているうちに、
心から湧き上がる暖かく、癒される様な気持ちを感じ始めていた。
先生に会う時は、いつもこんな気持ちになる。
この人の持つ雰囲気みたいなものが、私をこんな気持ちにさせてくれているのだろうか。
けれど、今回は今までとは違う、何かしらの漠然とした不安もかすかに感じていた。
「ん? どうした? ヒカル」
「えっ……、あ、すみません。」
私は、その不安を打ち消すかの様に、話題を変えた。
「先生。そういえば車買ったそうなんですね、びっくりしましたよ〜?先生が車なんて……。
てっきり昔のカブを買い換えただけかと思いましたけど?」
「おいおいっ、ヒカル〜そりゃないだろう? 俺だって車買いたいって思っていたんだからなぁ。
まあ、中古車だけどな。ははっ」
「先生が新車を買ったなんていったら、それこそ地球滅亡の日ですよっ」
「おっ、言ったなこいつ〜〜、こらっ」
「はははっ、もう先生も歳なんじゃないですか〜? 走るの遅いですよっ」
とか何とか掛け合いながら、傍からみると妙なカップルが走って行く。
ああ、先生と初めてデートした時もこんな感じだった様な気がする。
あの時は、色々と心の内に秘めていた事があって、純粋にデートという訳にはいかなかったが。
確か、あの時から私は先生の事を、「お兄ちゃん」と呼ぶようになったと思う。
そう呼び始めた当初は、自分でいうのもなんだが、歳の差もあって凄く違和感があったのを覚えている。
でも私の大切だった人が先生をそう呼んで慕っていた事を知っているので、
今は先生と呼ぶよりもお兄ちゃんって呼んだ方が、自分としてはしっくりするような。
そんな事を考えていると、先生のアパートが見えてきた。その入り口前には、妙にピカピカのワゴン車が一台。
「……………………本当に買ったんですね。車。」
「言っただろう? まったく。ちなみに値段は聞かない様に。」
「別に聞きませんよ……。どうせ過走行車を安く買い叩いたんじゃないですか〜?」
「…………何故分かった?」
私は思わず吹き出してしまった。この人は相変わらずだ。素直で、正直で、真面目で純粋で……、
久々に会ったけど、何も変わっていない。
そんな人だからこそ、私は……。
「お〜い、早く乗らないと置いてくぞ〜?」
「…………。」
前言撤回。この人は素直じゃなくて鈍感で冴えなくて朴念じ(ry
ちなみに、今日は埼玉の奥地、秩父迄ドライブだ。何でも「俺取っておきの」夜景スポットがあるという。
この時間からそこへ行くのだから、帰りは深夜になるだろう。
その事は、私の母にはきちんと言ったのだが、「先生に『ヒカルを、宜しくお願いします。』とだけ伝えておいて。
折角会える機会なんだから、存分に楽しんでらっしゃい。」と母も心なしか嬉しそうだった。
母もこれまでの事で、先生の事を信頼しているのだろうが……。
まあ、今日は土曜日だから、先生も私も明日は休みなので、朝起きる事を考えずに気兼ねなく行けるのだけれど。
支援age
車は首都高から練馬インターを経て、関越自動車道をひたすら北に走り続けた。
子1時間走って、花園インターで下道に降りていくと、後は西へ向けてバイパスをひた走る。
途中、レストランで夕ご飯を食べて腹ごしらえをし、再び車に乗って走る。
また1時間位すると、辺りは急に田舎の様相を呈してきた。
車中では、お互いの最近の近況を話し合ったり、勉強についてのアドバイスとか、「金○先生」というゲー(ry
とか、色々と会話が弾んだ。先生も私も笑顔がこぼれた。
こういう和やかな雰囲気は久しぶりだから、時間が経つのもあっという間で、
いつの間にか車は目的地へと到着したようだ。
今は午後10時過ぎ。辺りは真っ暗だ。
ここはある峠の展望スポットだったのだが、昔程観光客が来ず、今では知る人ぞ知る所らしい。
私達が車から降り立った場所の向こうには、秩父市から小川町、遠くは川越市にかけての夜景が広がっている。
都内のお台場とか、レインボーブリッジとか、有名所の煌びやかで光溢れる所とは違い、
眼下の遥か遠方迄続く、道路の光や、その圧倒的な遠近感・スケール感の違いは、また一味違った趣がある。
どちらかと言えば、飛行機に乗った時の風景に近いと言えば良いのだろうか?
廻りには私達以外、誰の姿も無く、恐ろしい位の静けさを保っている。
私達もここに来てからは、暫くその夜景に見入っていた。
峠道のこういった展望場所から夜景を見るという経験が無かった私は、本当に感動した。
先生が言うには、冬の時期が近づくと空気が澄んで特に綺麗に見えるという。
だから、敢えてこの少し肌寒い時期の秩父へ私を連れてきた、と。
すこしの間黙ってその光景に見入っていた私だが、ここへ来て
最初に先生と再会した時に感じた不安感が、湧き上がるのを感じていた。
それは、私が以前、自分の卒業式後に、サクラ中学の屋上で先生に向かって告白した事だった。
あの時、私は先生に対する想いを包み隠さず、全てぶつけた………つもりだった。
その想いを伝えた後、先生は真面目な顔をして、黙って私を抱きしめてくれた……。
私は抱きしめられた時に、感極まって泣いてしまっていた。
生涯初めてだった、本気の告白。
他人から見れば、歳の差あり過ぎるだろうとか、あんな冴えない感じの青年なのにとか、
色々突っ込みたい所もあると思う。
私だって、自分が他人の立場であれば、そう言って突っ込んでいたと容易に想像がつく。
だけど………、その時の私は、まるで魔法にかかってしまったかの様に、先生に恋をしていた。
まるで、私の親友の様に。
そんな私の気持ちを、先生は受け止めてくれた……、そう思っていた。
しかし、次に先生の口から発せられた言葉に、私は驚きを隠せなかった。
「今の俺では、駄目だ。」
「えっ?」
「それに、今のお前でも……駄目だと、思う。」
「先生…何…言ってるんですか?」
先生は身体を離して私の肩を掴み、あの吸い込まれるような目線を私の目に合わせて続けた。
「俺も……お前の事は生徒として好きだし、守ってやりたい気持ちもある。
だが、それはあの出来事を通してだからじゃないのか?
お前が俺の事を想うのは嬉しい。だけどそれは流されての事じゃないのか?
ヒカル、お前は自信を持って言えるのか?」
「先生………。」
「実はな、怖いんだよ……俺は。お前がチハルと同じ様に、ここのフェンスを越えて端に立っているのを見た時、
血の気が引く様な思いだった。大切な人を、また、俺は亡くしてしまうんじゃないかって、直感した。」
「………。」
「結果として、お前をチハルと同じ目に遭わせてしまった事を、今でも後悔しているんだ。」
「先生………、先生が後悔する事なんてな…」
「違うんだっ!」
先生は私が慰めようとするのを遮って怒鳴った。それは、しかし、先生自身に対する怒りにも見えた。
「俺がもっとしっかりしていれば……、あの時もっと良く行動出来ていれば、お前を…、
いやお前だけじゃない、今回の事件に巻き込まれた人達を、少しでも助ける事が出来たんじゃないか?
思い上がりかもしれない、ただの自己満足かもしれない。
でも、それでも、俺はこういう性分なんだよ……。」
先生は自嘲気味に苦笑して、私から目を逸らした。
「だから…、俺はもっと自分自身を成長したいんだ。」
「………。」
「教師として、人間として、まだまだあの方にたどり着くには力不足だ。
だから…、今はまだ、お前の気持ちに応えてやる事が出来ない。」
「先生……。」
「そしてな……、お前も、成長して欲しいんだ。何でもいい、自分なりの方法で成長していって欲しい。
勝手な言い分だって事は百も承知だ。告白してきてくれた人間に対して何言ってんだろな、と思う。
でも、これがっ、俺の……偽らざる気持ちだ…。」
私はそれでもあがいた。
「でも…、それはいつの事になるんですか? そんな答えが見えない事。」
「………、お前が高校3年になった時、その時にまた話し合おうか。俺もお前の思いは真摯に受け止めたいしな。」
「……先生……、……分かりました。」
私が肩を落として俯くと、先生は掴んでいる肩をより強く握り締めて、私の顔を見た。
「ヒカル、お前は賢い子だ。俺なんかよりずっとな、そんなお前にこの一年間ずっと助けられていたんだ。
本当に感謝している。今すぐ結論を出す必要なんかないだろう? まだ、俺達には、未来があるんだからな。」
私は顔を上げた。先生の目と視線が絡み合う。笑顔があった。
「先生………、はいっ!」
486 :
477:04/10/21 22:16:16 ID:5HtEq0u9
すみません。今日は時間切れでここまでです。OTL
なんつーか駄文ですが、一人でも読んでくれればいいです。
あと、多少2人の性格変わっているとか、あれ?な所とかあると思いますが、
生暖かい目で見逃してくれれば幸いです。
続きは明日以降必ず書き込みます。では。
>196さんか、>204さんか、どっちだろう?
どちらにせよGJです。本当待ってました。
>>486 グッジョブ!次に書いた奴がという俺の勝手なレスの次に、本当に書くとは凄い。
内容も凄く面白いですし、明日も期待させて下さい。久々に本命の2人の話ですね。
この2人、実は一番難しい気がする・・。
>>487 何故196か204と・・?
ちなみに196は俺なので、196では無いです。
489 :
477:04/10/22 11:13:21 ID:tJlLF3Cm
昨日の続き、↓に書き込みます。
15行とか考えてないので、切れてしまったところは「全部」でよろしく。
ちょっと長めです。
「ヒカル?」
「え? は、はいっ。」
回想は唐突に終わりを告げた。
「そろそろ、車の中に戻ろうか? ちょっと冷えてきたしな。」
「そうですね……。」
車の中は、少しひんやりとしていた。先生はエンジンをかけて、ヒーターをONにする。
暖気運転の為、アイドリング音が高くていやに耳に響く。そして、同時に私の緊張も高まっていく。
先生は外を見たまま、何も言わない。私も何も話し出す事も出来ず、沈黙を保っていた。
だが、先生はかすかに頷くと、こちらを見て話し始めた。
「ヒカル、いいか?」
「……はい、何ですか?」
「お前に……、渡したいものがあるんだ。」
そういうと、先生は後部の荷室に手を伸ばして、折り目の無い紙袋を取り出し、私に渡した。
「何ですか? これ。」
「ま、いいから開けてご覧。」
私は不安になりながら、袋を開けてみた。すると、中には、
「これは………セーター?」
中には凄く手触りの良い、高級そうなセーターが入っていた。
「先生、これは?」
「………3年前の約束、覚えているか?」
「…はい。あのサクラ中の屋上での、ですよね?」
「俺はあの時、お前の気持ちに応えられなかった。だから、俺はお前に言った。
もっと成長すると。お前の為に、皆の為に頑張ると。」
先生は、私の目を見つめながら語り始めた。
「俺にとって、この3年間は長かった……色々あったよ。お前がいた頃の3年B組と
負けず劣らずの、問題児が集まったクラスばかり受け持っていたからな。」
「先生、茶化さないで下さい。」
「ん、すまん。」
それから先生は、今まで話してくれなかった、この3年間の苦労について語り始めた。
社会科の先生が校舎に立て篭もって、その対応に追われた事、クラス内でいじめが横行して
みんなで真剣に話し合った事、先生方で姉妹校に行った時に道に迷って一晩明かした事…等等。
それらの話は、私がサクラ中にいた頃に比べても大きなトラブルばかりで、本当に大変だったんだな、と思った。
「でもな、こんだけ色々あってもな、学校って楽しいんだよ。」
「ふふっ、そうですね…。」
「俺はこの3年間で、色々経験も積んだし、自分でも少しは…ほんの少しは成長出来たんじゃないかと思う。
おかげで、来年度は学年主任を任せて貰えるようだしな。」
「本当ですか? 凄いじゃないですか!」
「ありがとう。ヒカルにそう言って貰えたことが、一番嬉しいと思うよ。」
私は、心臓が跳ね上がるのを感じた。
「でも、お前もこの3年間、一生懸命頑張ってきたみたいだな。」
「?」
「見たぞ、高校の全国模試の結果。全国トップ10に入っていたじゃないか。それに、相変わらず学級委員長をやって
クラスの皆をまとめているんだろう? 町内でもお年寄りのアイドルだしな。
近所のおじいちゃんがお前に感謝していたぞ。いつも相手してくれてありがとう……てな。
偉いよ、立派だよ。」
「先生……。」
「確かに、良い成績を取ったり、学級委員長に就いたりする事だけが、そうやって目に見える形だけが、
頑張る証だとは、俺は思わん。だけど、お前は違うだろ? 成績の為とか内申書の為とか、
そんなのの為に頑張ってるんじゃないんだろ? だから、お前は偉いんだ、成長してるんだよ。」
「……。」
私は……。
「だから、それは俺のささやかな誕生日プレゼントだ。結構高かったんだぞ? それに…」
「プレゼントはそれだけなのっ? ……お兄ちゃん。」
「!?」
私は自分のメガネを外し、お下げの紐をゆっくりと解くと、静かに向き直って、はっきりと言った。
「お兄ちゃん。私が頑張ってこれたのは、お兄ちゃんのおかげだよ。」
「ヒカル……。」
「だけど、私、これだけじゃ満足出来ない。できっこないよっ そんなの無理だよ!」
その瞬間、呆然としているお兄ちゃんに向かって、私は抱きついていた。
「お兄ちゃんの……、結論は……、これだけなんですか?」
「ヒカル……?」
「お兄ちゃん……、私じゃ…駄目? お姉ちゃんじゃないと……駄目?」
「!?」
「そう……だよね……私じゃ…んっ!」
一瞬の内に私の唇は、お兄ちゃんの唇で塞がれた。
私は突然の事に驚き、お兄ちゃんの行為に対する嬉しさと、唇同士が重なり合う初めての感覚に、とろけるようだった。
「んっ……んぅっ……うんっ…」
キスは最初のうちは単純に唇を重ね合わせるだけだったが、暫くするとお兄ちゃんは、押し付ける様にしてきた。
その力強さに少しの息苦しさを感じる。
「んふ……ほにいちゃ………んっ!?」
お兄ちゃんは私の唇を強引にこじ開けるかのように、舌端を入れてきた。唇が開き、舌同士が絡み合い、
お互いの粘膜を刺激しあう。その感触は、直接私の脳に響くような感じだった。
「あっ、はっ、んむっ、んはぁっ」
唾液を貪るビチャっという音と、歯がぶつかり合うコツンという音、
そして2つの荒い呼吸音が車内に響き渡り、淫靡な空気を醸し出す。
暫くすると、お兄ちゃんも息苦しさを感じたのか、唇を離した。
二人の唇の間に、透明の架け橋が鈍い光を放って、消えた。
「お兄ちゃん……」
「ヒカル………ごめん。」
「なに、いってるんです……わたし、うれしいんですよ……。」
私はお兄ちゃんの手に自分の指を絡めあい、その目に視線を合わせた。
「ごめんなさい、お姉ちゃんの事を言って。でも、お兄ちゃんがじれったいからだよ……。」
「そうだな、多分、俺、逃げていたのかもしれないな、お前から。」
「え?」
「教師としてか、一人の男としてか、どうお前と接していいか、分からなかったんだ。
俺は迷ってた。だけど……今なら言えるよ。」
お兄ちゃんは私の目を、真摯な眼差しで見つめながら言葉を発した。
「ヒカル、俺、お前の事が好きだ。生徒じゃない、一人の女性として、人間として、お前の事が…好きだ。」
「お兄ちゃん…………、私も、お兄ちゃんの事、大好きです…。」
二人の影が、ひとつになり、倒れこんでゆく…。
「はぁ………っん、んっふっ……」
お兄ちゃんは甘いキスをしながら、指を私の胸に持ってきた。
そして、汗で薄く湿ったシャツ越しに心臓を掴むかの様に力強く、でも、優しく丘を揉みしだく。
「んっっ! はぁ、あぁっ…」
初めて異性に胸を触られる違和感と、何かくすぐったいような快感が私を支配する。
「お兄ちゃん……もっとさわっ……くっ」
すると、お兄ちゃんは唐突に胸から手を離した。
「……え?」
いや、その大きな手は胸よりも、もっとデリケートで鋭敏な感覚を持つ私の………アソコへと動いた。
下着越しに指は緩急をつけて、刺激を与える。
「っっんんっ! あっ、あっ、あはぁっ、ぁはっんはぁっ」
私は熱が浮かされたように、ひたすら声にならない声を発し、時折来る刺激に背中をびくっと痙攣させた。
目をうっすらと開けると、お兄ちゃんも興奮しているのか、息を少し切らしているように見える。
視線を下に下げると、スラックスの前がテントを張ったみたいに膨らんでいるのが、視界に入る。
無意識のうちに、私の手はそこへ伸びてベルトのバックルを外し、スラックスの腰の辺りを引っ張って押し下げた。
すると、お兄ちゃんのぺ………アレが剥き出しになり、大きくそそり立った。
これが……保健体育の時間に習った「勃った」という事なんだろうか?
グロテスクにも見えるが、見ようによってはユーモラスな形かもしれない。
「お兄ちゃん……触っても…いい?」
私は大胆にそんな同意を求めつつも、好奇心が先に立って既に手を触れていた。
「うっ」
「えっ? ここ……痛いの?」
「あっ、いや……違うんだ……その…」
急にしどろもどろになりだしたお兄ちゃんだったが、私は目もくれず体を傾けて、
その雄雄しくそそり立つ物体に顔を近づける。
「お兄ちゃん……男の人のサイズって、こんなに大きいの?」
「!!」
お兄ちゃんの動きが急に止まった…。何かおかしな事を言ってしまったのだろうか?
妙に冷静になりつつも、湧き上がる好奇心は抑えきれず、思わずソレを口に含んだ。
「!!!!っ、お、おいっ、ヒカルっ!」
お兄ちゃんの雄の体臭は、初めはちょっときつかったけど、それが大好きな人のだと思うと、
逆に何でもなくなってします。既に、私は本能のままに動いているのかもしれない。
その命ずるまま、私は口に含んで、先端に舌をそろそろと確かめるように這わせる。
「うっ…あっ……ヒカ…る」
苦しそうなお兄ちゃんの声を聞くと、何故か私も興奮が高まって、アソコも、熱くなってきた様に感じる。
すると、お兄ちゃんも下着を乱暴に降ろし、アソコに顔を埋めて舌を使ってなぶり始めた。
「んんっんっ、ぷはぁっ、ああっ、んぁっ!ああっん」
舌が触れるたび、お腹の筋肉が痙攣を起こしたかのようにビクンビクンと跳ねる。
刺激が強すぎて、痛くて、気持ちが良くて、身体が強張って息が出来ない。
もう、その場には発情期を迎えた雄と雌しかいなかった。
クラスでは優等生として、近所ではお年寄りの話相手として、将棋部では「飛車角のヒカル」として通っている私。
でも、もう、そんな肩書きは、今の私には無意味に等しい。
今、この時は目の前の愛しい男性しか目に入らない。
二人の世界がこのまま永遠に続いてしますんじゃないかって、変な妄想が頭を過ぎる。
私は夢中で目の前の雄の象徴を、口腔の中に収め、僅かに頭を上下させる。
「!んっ」
と、突然、お兄ちゃんは私から身体を離し、後部座席へ行ってシートを倒し、荷台とフラットにした。
強烈な刺激で息を荒げながら、半ば虚脱してそれを見ていると、車に積んであった毛布を敷いてくれた。
「はぁ、はぁんっぐっ、お…、おにい…ちゃん…?」
「………この前遭難した時に、必要だな、って思って買ったんだが……まさか、こう使う事になるとはな。」
「え?」
「ヒカルを、なるべく痛くしたくないんだ。」
私がその言葉の意味を理解するのに、一瞬間が出来た。
そして、理解した瞬間、鼓動が急速に早くなり、顔が火照り、ブルっと身体が震えた。
「やっぱり……、怖いか?」
お兄ちゃんはあくまで優しい。大丈夫……、この人なら……。
私は黙ってお兄ちゃんに近づくと、シャツやら何やらをおもむろに脱がせ始める。
お兄ちゃんは積極的な私に面食らったようだが、真顔になると、同じように私の衣類に手をかけた。
間もなく、私たちはお互いに、生まれたままの姿で向き合っていた。
改めてこうしていると、恥ずかしさで顔が赤くなる。
ふと、私は自分のアソコが何かで濡れているのを感じたが、お兄ちゃんがそっと抱きしめて
ゆっくりと腫れ物に触るかの様に、毛布の上に私を横たえた。
私は、高まる不安と期待とで、胸がいっぱいになった。
お兄ちゃんは私の上にのしかかり、足を広げさせて自分のモノをそっと私のアソコへあてがった。
クチャっという粘着音と硬くて熱いものが触れる感触に、自然と感覚がそこへ集中する。
お兄ちゃんと私………繋がるんだ……。
私が陶然として、お兄ちゃんの顔を見ると、何故か顔は強張っていた。
「お兄……ちゃん? ……どうしたの?」
「ヒカル、いいのか?」
「ん?」
「今なら、まだ、引き返せる。ただの過ちだったって、終わらせる事も出来る。」
「お兄ちゃん……。」
「ヒカル、俺、本当に情けないな。」
私は首を振ると、精一杯の笑顔で言った。
「ありがとう……お兄ちゃん。私に……して……下さい。あなたで、わたしを…」
「ヒカル………いくぞ。」
先端が私の中に入ってきた。
「!!っ、んっっっ! あっ、がっ、いっ、いっっ!」
怒張したモノが入ってくる異物感と、何かが破れそうな痛みに、こらえきれない叫びがこぼれる。
「ヒカルっ」
顔を僅かに歪め、お兄ちゃんは私を見る。
「ひぐ……ぐっ……ん…だ、だいじょう、ぶ…です……」
そのサイズは私が想像していたよりもだいぶ大きくて、痛みは激しいのだが、
それよりもお兄ちゃんが私を貫いてくれた事が嬉しくて、幸福感が私の心を満たしていく。
ゆっくりと、お兄ちゃんは前へと進み、その度に私の体の筋肉が僅かにびくっと痙攣する。
歯を食いしばって私は、自分の身体の反応に耐える。
「ヒカル………。」
お兄ちゃんは慎重に身体を進め、自分自身を私の奥深くに差し込む。
「あ、あはっ、はあっ、はぁぁっ」
気がつくとお兄ちゃんの動きは止まり、私は短く浅い呼吸をしていた。
「おにい、ちゃん……」
「俺たち……繋がったな…。心も、体も。」
そういうと、私の頭を抱え込んで、ぎゅっと抱きしめてくれた。
私も愛しい人の、汗が吹き出た背中にぎゅっと両手でしがみつく。
「お兄ちゃん……暖かいよ……熱いよ……。」
「ああ…俺もだ。お前の中、凄く熱いよ…。」
二人の顔が自然と近づき、唇を軽く合わせる。歯が軽く触れた。
お互いの体を握り締めていた手を離し、その手を相手の指に絡め合い、しっかりと握る。
暫く、ひとつになる初めての感触を無言で味わっていたが、
私は痛みが和らいでくるのを感じると、お兄ちゃんに懇願する。
「もう……大丈夫……だから、う、動いて、くださ…い。おねがい…。」
「ん……。」
お兄ちゃんの体がそれに応じて、静かに、恐る恐る前後に動き始めた。
体は密着させたままで、全体を大きく揺らすように。
私が始めてだから、気を使ってくれているのだと思うが、動くたびにまだ少し痛みが走る。
でも、それよりも、段々と貫かれている所が熱くなって、
よく分からない快感みたいなものをより強く感じるようになった。
「んっ、んっ、んはっ、」
「苦しいか、ヒカル」
耳元で囁く様に、お兄ちゃんは私を気遣う。
「んっ、あっ、ちがう…の。なんか、いたいんじゃないの、お、奥が、あっ熱いの、
お、にいちゃん、声がもれちゃうっ、あっ」
「我慢しなくてもいいよ、お前が喘ぐ姿……俺は見たい。」
「んっ…ぇえ?」
とんでもない事を囁くと、それが合図となって動きが変わった。
ゆっくりと揺らすような緩慢な感じではなく、腰を前後に、直線的にすばやくピストン運動をする。
「あっ、ああっ……んっくっ、んあっ!あはぁっ…ああっ」
奥が今まで以上の勢いで突かれる度、もう私は喘ぐだけの一人の雌になっていた。
「可愛いよ、ヒカルっ」
「おにっ、ちゃんっ、だっ…だめっ! おかしいよ、熱いよっ、…んあぁっ、うぁっ」
息も絶え絶えになって、意識が朦朧としてきたが、お兄ちゃんの手だけはしっかりと握って離さなかった。
お兄ちゃんも汗を飛び散らせてながら、腰を激しく振る。
中のモノはその大きさを保っていたが、びくっと一瞬だけ、引きつるのを感じた。
「お兄ちゃん……、い、いまのは…?」
「ヒカル、ごめんっ、おれ、もう我慢できないっ」
「あっ、ああっ、おに…いちゃんっ、で、出るの?」
「くっ…」
お兄ちゃんの手が折れそうな位強い力で私の手を掴む。私は、手をしっかりと握り返しながら叫んだ。
「出してっ、わ、わたしでっ、くっあ、な…なかにっ、ああっ!」
「ヒっ、ヒカル、だ、駄目だっでるっ!」
お兄ちゃんは射精の瞬間に外に出そうと腰を引いたが、私は一瞬右足を絡めて動きを止め、
握っていた手を自分の方へ引き寄せて、反射的に抵抗した。
「くっ! うぁっ ぐっ、あっ、」
お兄ちゃんの体がびくっびくっと何度も痙攣する。
そのたびに私の中に、お兄ちゃんの精液が注ぎ込まれ、膣内を満たしていく。
「あっ、あっ、んはっ、はぁっ、あっ、んっ…」
お兄ちゃんのモノがびくっと射精する毎に、私は短い喘ぎ声を上げる。
私の中は、お兄ちゃんの……熱い液体で一杯になっていた…。
私は目を閉じて、その感触とお兄ちゃんを受け止められた喜びを感じていた。
お兄ちゃんが射精した後も、数分間そのままの姿勢で私たちは繋がっていた。
息は荒く、車の窓ガラスは外が見えないほど曇ってしまっている。
ふと、目を少しずつ開けると、お兄ちゃんが目を瞑って苦しそうな顔をしていた。
「大丈夫…ですか?」
「……んっ、ああ…中、出しちまった…」
「ごめんなさい…、お兄ちゃんを感じたかった…から。」
「子供…出来たら、ちゃんと責任とるからな、ヒカル。」
「心配しなくても、今日は大丈夫ですよ。ちゃんと安全日の計算、授業で習いましたから。」
「……最近は、そんな事も教えているのか…」
「でも、ありがとう。お兄ちゃん、私、お兄ちゃんから貰ったよ。」
「何を?」
「私の……誕生日プレゼント……。」
そういうと、私はお兄ちゃんにキスをした。時計を見ると、もう12時を廻っていた…。
その後、私たちは、裸のまま横になり抱き合っていたが、さすがに深夜になると
中古車の使い込まれたヒーターでは暖まりが鈍くなってきた。
「お兄ちゃん、ちょっと寒いね…。」
「さっきのセーター、着てみたら?」
「ううん、あれは今度のデートの時の着てきます。今は……あなたの、中で…。」
「ん、分かった。」
お兄ちゃんはそういうと、毛布を寝袋の様に二人の体に巻いた。
「これで、暖かいだろ?」
「うん………………、お兄ちゃん。」
「これからも………、よろしく…、お願いします…。」
「ああ、俺もな。ヒカル…。」
遥か上の満天の星空が、二人を見守るかの様に静かに包んでいた……。
507 :
477:04/10/22 15:04:50 ID:tJlLF3Cm
とりあえず、終了です。
指が疲れました〜というか痛いです。
なんつーか、ありえねー展開とか、ヤってしまってすいません。w
私もこのスレッドは楽しませてもらっていたので、私なりに書いてみました。
ちなみに、夜景スポットは実わ(ry
>>507 すばらしいです。お疲れ様でした。
これほど真正面から好きあってる2人を書くのって、恐ろしく大変そうで避けたり短く書いたりした俺としては、
本当に尊敬します。それも濃密な初体験ですしね・・。
ところで・・上の方の文に出てくる松本の社会科教師立てこもりの話とかって、幻のシナリオの話ですよね。
上手いところで使いますね。感心しました。
>夜景スポットは実わ(ry
マジにある場所なんですか
エロまでいっちゃっていいのかー!?と最初は思ったけど、
これぐらいストレートで真っ直ぐだといっそ清々しいですな。
GJです。うん。幻のシナリオに触れてるのもいい感じですね。
素晴らしいGJです!感動した。勃起した。
511 :
477:04/10/23 20:03:00 ID:Sn7vjJOw
>>508 すいません、かなり勢いだけで書き込みしました。
あ。でも仕事中にも色々シチュエーションを考えてしまいましたよ。
夜景スポットは、今はもう、無いです。峠に走りに行ってた時に、よく休憩してました。
>>509 すいません。エロ、いっちゃいました。エロキボン多かったし←言い訳。
自分でも後で読み返して、こんな剛速球な話、よく書いたなとか思ってしまいました。
他にもエロ駄目な人がいたら、申し訳ないです。
>>510 ありがとうございます。勃起してくれてw
あ、それと、実は私202です。読んでくれてありがとうございました。
誤字がありますが、補完お願いします。
次からは、たぶん名無しに戻ります。
512 :
477:04/10/23 20:17:06 ID:Sn7vjJOw
書き込み忘れ。話の補足です。
・車はホンダのS○-Xを想定してます。何故なら、この車の別名はセクースマシンだからです。
・メール欄が「ヒカル×主人公」なのは、ヒカル攻めだからです。間違いではありませんw
・話の起点はもうお分かりだと思いますが、
>>218さんの話を継続させてます。
>>218さん、ありがとう。
>>511 やっぱ本当にあった場所なんだ。そしてやはり、218さんの話の続きだったのか。
今読み返しても、正統派っぽいエロですね。できたらまた書いて欲しいです。
>実は私202です
202・・というと、脳内保管してくれた人ですね。
読み手が書き手になったということだよね?。凄く良い流れだ・・。
この調子で、このスレがますます盛り上がりますように。
・・そしてまた停滞する、と
て、停滞早すぎないか? OTL
どういうのが見たいんだ?
>>516 書いてくれるのか?
じゃあ鉄ちゃんでひとつ頼む
>>517 向こうからスーパーあずさ号カミング
鉄ちゃん「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアうっ」
糸冬
・・・・・
じゃああずささんで
シチュエーションを書いてくれると助かる。
えーと・・・・・じゃあ、廃線歩きの日、怒って帰ってしまった鉄郎
そしてみんなが帰った後、沈んでる誠をあずさが励ます、みたいな状況とか
誠がいなくなった後一人でも成長する鉄郎キボン。
映画に協力するようになったり前向きになったよな。
鉄郎などと書くと、相手は鉄道しか無いのか・・
じゃあ再び、俺の次の人が書くということで
↓
↓
↓
↓ 頑張れよ
↓
↓
↓
↓
↓ お前だけが希望
↓
↓
↓ ↑
↓ ↑
↓ ↑お前だけが希望
↓ ↑
→→↑
頼んだ
↓
↓神降臨
↓
↓
↓ 誰か櫛形×聖キボン(`・ω・´)
↓
↓神降臨
↓
↓
↓
>>529 398では駄目なのか
↓
↓神降臨
↓
↓
↓ エロキボン…
↓ 和解する前のとか(´・ω・`)
↓ でもなんでもカプ良いから神降臨を待ちます
↓
↓神降臨
↓
↓
↓
↓ このスレはエロパロだぜ?
↓ どんなエロでもいいんだ。触手でも。
↓ 頑張れよ。
↓
↓神降臨
↓
↓
↓
↓ いつまでこのなすりつけあいは
↓ 続くだろうw
↓
↓
↓神降臨
↓
↓ そろそろあなたの番です
↓
↓神降臨
↓
↓
↓
↓ 真っ白に燃え尽きろ
↓
↓
↓
↓神降臨
↓
↓
↓
↓ 先生、そろそろ出番ですよ
↓
↓
↓神降臨
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓神降臨
↓
↓
↓ 任せます。
↓
↓
↓
│ ↑
└─┘
おらっしゃあぁぁ!!!
∩∧ ∧
ヽ( ゚Д゚)
\⊂\
O-、 )〜
∪
↓ ┌────┐
│ │ │
│ │ └───┐
└─┘ │
おらっしゃあぁぁ!!! │
∩∧ ∧ │
ヽ( ゚Д゚) │
\⊂\ │
O-、 )〜 │
∪ │
┌─────────┘
│神光臨
│
↓
一行ずつ書いてみる?
カップリングはどーすんの
桐谷×満天
相沢×高峰
高千穂×雪也
高千穂×鉄郎
銀平×塩見
平×たろp
竜二×北
塩見×満天
この中から選べ。
選べない・・・。
岩木×あい
櫛形×あやか
塩見×りん子
満点×京子
塩見×雪也
ワラタ
>>545 個人的には櫛形とあやか、満天と京子が見たい
おれも櫛形とあやかキボン
よし、そういうわけでそろそろ潔く書こうぜ!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
任せます!!1
↓
↓
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↓
↓
| ( \/ /_∧ <./| /| /\___
└――→ ヽ/ /Д`/⌒ヽ / .| / / / //
/ /\/ ,ヘ i  ̄ > \_/ /____//
し' \_/ i />  ̄ ̄ ̄ ̄
i⌒ヽ ./  ̄>__ .|| |:: 矢印だ!!!!危ない!!!
/⌒ヽ i i \( .|/ / /\ .|| |::
i | /ヽ ヽ ∠__/  ̄ .|| |::
ヽ ヽ| |、 \_ノ > <> || |::
\| )  ̄ ./V ___ ..|| |::
│ ↑
└─┘
もう一発!!
∩∧ ∧
ヽ( ゚Д゚)
\⊂\
O-、 )〜
∪
555 :
振ってみた:04/11/20 20:18:59 ID:VDYGisKM
本当は感謝の念だけのはずだった。けれど初めて会った時、その感情は簡単に「恋慕」へと変わってしまった。
私は自分でも驚くほどの行動力を見せ、あっという間に告白してしまった。
でもその後・・私は大きく勘違いしていたことと、本物の足長おじさんは別の人だということが分かると、自分ですら説明ができないような、
自分でも自分がどういう気持ちなのか説明できないような、混乱状態に陥ってしまった。
だけどそれからすぐに、本物の足長おじさんの真意を知った。その後の私は、徐々に穏やかになり、やがて以前感じていた感謝の念、
尊敬の念も戻りつつあった。
そしてそんなある日。その日はちょうど体育祭だった・・
さあ続きを!↓
556 :
名無しさん@ピンキー:04/11/20 21:54:15 ID:3kyNHOHE
「先生ー!!」
俺のできることはこれだけだ。
↓よろ
「ど、どうした、美原!? 」
借り物競争に出場していた私が、急に駆け寄って来るものだから先生はひどく動揺していた。
「先生が必要なんです!」
私は息を切らしながら先生に一枚の紙を見せた。
【担任の先生と二人三脚】
「な、なんだ、そういうことか…。よし、わかった! 俺にまかせろ!」
早速先生は、自分の足と私の足を結び始める。
「先生、あんまり無茶しないでくださいよ」
「先生、ファイト〜!」
何だか妙にはりきっている先生に、ヒカルさんと美咲さんが声をかけた。
俺が出来るのはこれだけ。
↓あとを頼む。
しかし・・
俺にできるのはこれだけだ!
↓あとをたのんだ!
主×りん子先生の(エロ)を書いてみたんだが、、、
予想以上に長ーーーーくなってしまった。
希望があれば投下します。長いけど。
つーかスレの流れを無視してすまぬ…。
体育祭の関原&高峰並にあやまります。
バッチこーい。むしろ来てください
満開激しくキボンヌ
暇だからお品書きを作ってみた。一人の手により完結しているもの、2レス以上のものだけだけど。
>85 「第x話 汚れてしまった悲しみに」(雪也(シェリー))
>157 美咲・太陽 >189 (主人公のお話) >196 主・ヒカル
>204 主・ヒカル >229 「最初のきっかけ」島袋・浜口
>239 太陽・美咲 >267 「羊たちの夜」
>330 (「264」からのリクエスト、桐谷と関原と満天が夏コミに行くSS)
>380 (主人公のお話) >398 あやか・櫛形
>449 塩見・久住 >477 主・ヒカル
>>559 かなり見たい。
それに上にも書いたように、とーってもありそうな組み合わせなのに、今まで誰一人書いてなかった組み合わせだし
ほろ酔いの二人は大衆居酒屋「世情」を後にした。
「もう少し飲みたいですよね」
「…。」
りん子の方を見ると、少しうつむいて何か考えているようだった。
視線に気付くと
「あっ、あの、私のうちで…飲みません…?」
りん子の目がこちらを向いた。頬が赤いのは酒のせいかそれとも。
「いいんですか?」
「…。」
りん子は黙って頷いた。
りん子の家に着くまで二人とも何も喋らなかった。
天気のいい三月の夜空は、満天の星空だった。
「どうぞ…。」
「お邪魔します。」
暗い部屋にはいると、
(りん子先生のにおいだ…)
無意識に鼻を鳴らしていたようで
「やだ、先生、何かにおいます?」
笑ってりん子がふり向いた。
「いや、いい匂いだなと思って」
今度は振り返らなかったが、小さな笑い音が聞こえた。
りん子が机の上の小さなランプをつけると部屋中に柔かな光が満ちた。
(あの時以来だな…)
ワンルームの部屋には適度に物が詰め込まれていて、
木目の棚の上、可愛らしい観葉植物の隣りには学校のプリントが乱雑に積まれていた。
(りん子先生らしいな)
りん子の部屋にいる実感がして、なんだか嬉しくなった。
「やだ、散らかってるからあんまり見ないでください…
先生もビールでいいですよね?」
「ええ。」
冷蔵庫からビールとおつまみをとりだして
「はいはい、そこ、早く座ってくださーい。」
りん子はおどけた調子で言い、
二人はランプを置いた小さなテーブルを挟んで座った。
「それじゃ、改めて…」
「かんぱーい!」
「前にもこんなことがあったよな…」
「あ、そういえばそうですね。あの時は…」
二人は去年のクリスマス・イブのことを思い出していた。
「あの日は、職員室で飲んだんですよね。」
「あはは、いやぁー我ながら、
職員室で飲んだのは後にも先にも私たちだけじゃないですか?」
二人とも声を出して笑った。
本当はその日、二人にとって忘れられない事件が起きたのだが、
意識してそのことには触れなかった。
「…。」
「…。」
二人のビールの缶が空になるころ、りん子が口を開いた。
「先生、いつか言おうとは思っていたんですが、今言います。
一年間、本当にありがとうございました。」
「なんですか、改まって」
「いえ、ホントに。私だけじゃきっと3Bはダメになっていたと思います。
桐谷のことだけじゃなく太陽君や美咲さん…ヒカルさんや、」
「それに、塩見君のことも。」
その日のことがフラッシュバックした。
異様に冷たい空気、廃ビルの最上階、無機質な灰色の壁、
ガラスのない窓から覗く12月の乾いた青空、
椅子に縛りつけられたりん子とその向かいに座っている塩見。
こちらを見上げたりん子の泣き顔…。
「あの時先生がああ言ってくれなかったら、
きっと私、教師辞めちゃってました。たぶん…塩見君も。」
「…。」
「あの時は頭が真っ白になって、実は何を言ったかよく覚えてないんですよ」
とは言えなかった。
(たしか金八先生から聞いた言葉だったような…?)
「先生、先生はホントにすごいですよ。私なんか、とても…」
「いや、助けられたのは僕の方です。」
まっすぐりん子の目を見て言った。少し意外な顔をした。
「何か事件が起きる度に僕のそばで、励まし、助言してくれた。
その明るい性格は、本当に助かりました。
それに、桐谷の事件が解決したのはりん子先生のおかげです。
そのためにあんな怪我までして…。すごいのは、りん子先生の方ですよ。」
りん子は少し目を伏せた。空気がゆっくり流れた。
残っていたビールを一気に飲み下して
「りん子先生、あなたが好きです。」
言った。
りん子はこちらに驚いた丸い目を向けて、すぐ目を逸らし、
数瞬後、はにかみながら返事をした
「…私も、あなたが、好きです…。」
見つめ返した。ランプの上空10cmで、二人の視線がまっすぐになる。
どちらともなく、ゆっくり唇をさしだした。
(柔らかい…これが…先生の…くちびる…)
一秒くらいで顔を離した。
「えへへ…。」りん子の、いつもの困ったような照れ笑い。
胸がぎゅっとした。
テーブルを横にどかした。ランプが少し揺れたが、
それを気にする余裕のある人間は、ここにいなかった。
体を密着させて、再びキスをする。
一回目と違って今度は長いディープなキス。
りん子の口に舌を入れる。一瞬止まった後、こちらにも舌が入ってきた。
上唇、下唇、舌の先端、表面、側面、裏面、すべて味わいたかった。
(気持ちいい…。キスって、こんな気持ちよかったっけ…)
恍惚の中でりん子は思った。
静かな部屋に唾液の音が響いていた。
そのまま二人はベッドに座り直し、ゆっくりと倒れこんだ。
手探りでお互いの服を脱がそうとするが、うまくいかなかった。
「あは、なんだかおかしいですね。」
仕切り直して、丁寧にボタンを外していった。
胸のボタンを外す時、りん子の身体がピクンとなった。
次第に裸体になっていくりん子に、興奮が高まってゆく。
とりあえずDまで投下。細かいですがBのせりふ訂正
「前にもこんなことがあったよな…」
↓
「前にもこんなことがあったような…」
です。
一応、卒業式の夜という設定です。
りん子先生の傷のこと、すっかり失念しておりましたw
先生、あんまり激しい運動は…
グッジョブ!
例の記者とのこともほのめかす展開キボンヌ。
キレイだ…。」
りん子の服を脱がせ、あお向けに寝かせた。感想を素直に口に出した。
「やめてください…照れます。」
(恥ずかしいけど…嬉しい。)
りん子ははにかんだ笑顔を見せた
額にキスして、ブラを外した。りん子の胸が露になった。
大きくはないが、白くて丸い形のいい胸だった。静脈が透けて見えた。
恥ずかしさから、りん子は顔を横に向けた
人差し指と親指で乳首をいじくる。沈める、浮かす、倒す、まわす。
りん子の吐息に熱がこもった。乳首はすぐに硬くなって、反発してくる。口に左の乳首を含む。
舌でりん子の乳首を味わう。
硬い先端で、ざらっとした表面で、滑らかな裏側で。
「あうっ…」
りん子は我慢できずに声を漏らしてしまった。
口を乳首から離し、りん子を見つめる。
見られていると気付いたりん子は、顔を赤らめる。
「見ないでください…、…それより…」
(艶っぽい…)初めて見る表情に興奮した。
今度は体の左側にまわり右の乳首を口で弄ぶ。
と同時に、横四方固めのように右手をパンツにあてがう。
身体がビクンッとしたが、それが拒絶を意味しないことは明白だった。
すでに表面まで濡れていた。
「わ…こんなに濡れてる。」
「いや…」
右手をパンツの中に滑り込ませた。恥毛が指に当たった。
指にその辺りを探検させた。押したり、なでたり、こちょがしたり。
「はぁっ…ぁっ…ソレ、や、やめてください…。」
「ん?だめー(りん子先生、かわいいなぁ)。」
「いじわる…。」
探検をつづけた。切なげな呻き声は、割れ目の発見と共に大きくなった。
中指を一気に入れる。
「はぅうっ…!」
(熱い…柔らかい…。)
割れ目の中の探検が続く。器用な中指は、際限ない柔らかさの中に異物を発見する。
指の腹でそっと撫でてみる。
「んんっ…!」
りん子が身悶えする。
(この表情…!)「りんこ先生…。」
りん子を見る。りん子も涙目で頷く。
ゆっくりと足側に回る。
ぐっしょりしてしまった小さな布切れを優しくおろす。
「もっと足開いて…」
陰部に顔をうずめる。割れ目を下から上まで一気になめる。
「んゃあっ」
(りん子先生の味がする…)
(りん子先生の体臭を何倍も濃縮した味だ…。)
目を閉じ味覚に意識を集中させた
花が咲くように割れ目がゆっくり広がる。
愛液で内側がつやつやしているのが見て取れた。
さっき中指でしたことを、今度は口でする。
探検、そして発見、いじくる。先端で、表面で、裏面で。
「んっ…んんんっ…」
しつこくいじりまわす。クリトリスが口の中で充血し、勃起しているのが分かったから。
先端、表面、裏面、先端、表面、裏面、
その一定のパターンの中に突然ランダムな動きを加える。
前歯で軽くあまがみした。
「んぁっ、んんんぁぁー…!!」
二、三回ケイレンしたあと、粘度の高い液が分泌された。
りん子は深く溜め息をついた。
「せ、先生…もう…」
「なんです?」
「その…ください…」
「…なにを?」
ニヤニヤして聞いた。
「もう…ばかっ!」
答えの代わりに枕が飛んできた。
(関原先生がうつったかな…?)
かもしれないな、と思いながら自分でトランクスを脱ぐ。
屹立。
「うわぁ…」
りん子は生唾を飲んだ。体が疼く。
「は、早く…」
ペニスは一気に奥まで到達した。
「んぁあ…ん!」
(うっ、こんな…!?)
腰が勝手にピストンする。動きにあわせてりん子から嗚咽が漏れる。
「りん子先生…名器ですね…。」
「誰かさんと同じこと言うんですね…あっ…」
(あの野郎か…)
「んっ…そんな…!急に激しく…されたら…!」
ピストンに円運動も加えて、穴全体に刺激がいくように。
意識してクリトリスも摩擦する。
「いいぃっ…」
(りん子先生っ…!好きだっ…!)
(先生…、大好きです…!)
頭の中が熱くて、何もかもが溶けていく感覚に身を任せる。
「りん子先生…、僕、もうっ…」
「私もっ…大丈夫な日だから…中でっ…ぁん」
ぐっと身体を突き上げる、
「はっ、ぁあああああああああぁぁぁぁん!」
快感がペニスを突き抜ける、頭が真っ白になる。
「…はぁっ」
「・・・。」
「・・・。」
「りん子先生…好きですよ…。」
「私も…。…ところで、あのですね先生…、
よく考えてみると…今日安全日じゃなかったかもしんない…えへへ。」
「…………マジですか…?」
静かに頷くりん子。
静かになる部屋。背中を流れる冷や汗。
(こっ、こういうときどうすればいいんだ…!?誰か助けて…!)
『人として』
(!そうか…)
一息ついて答えた
「結婚…しよう。」
この提案にりん子は目を丸くして驚いた。
が、すぐにそれを上回る感情がやってきて笑顔になった。
「先生っ!」
りん子が大きく抱き付いて、第2R開始。
この日最終ラウンドは夜明けとともに終わった。
「なんだねっ、君達は!まだ仕事はたくさんあるんだ!遅刻など言語道断!
しかも、二人そろってだぁ!?」
「すっすいません!」
「まぁまぁ教頭先生、今日ぐらいいいじゃありませんか。
二人も、昨日は泣きに泣いて眠れなかったようですし…ほら、赤い目をしてますよ」
「坂本先生…そうは言ってもですなぁ…。
ま、今日は坂本先生に免じてこのへんで勘弁しますが、遅刻は困りますぞ!二人とも!!」
「はいっ!!」
「なぁ、お前、ちょっとこい。お前、昨日はどこに泊まった?
…家で?嘘つけー、家で寝ててなんで首筋にキスマークがつくんだ。
…くっくっ…図星。お前は素直だねー、そんな、必死に押さえちゃって。
キスマークなんて、ついてないよ。ついてるのは、広沢先生の首筋。
はっはっは!ほら早く教えてやんな。彼女、今、水島先生のところへ行ったぞ。…」
「おや、どうしたんです?金八先生。」
「お、関原先生。いやね、若いってのはいいもんだねー」
「おぅ?先生も目覚めちゃいましたー?
いやー、それならちょうど、いい店があるんですよー。
本物の女子高生がついてくれる、お・み・せ。どうです?今度一緒に。」
「私は今そんなことを言ってるんじゃないよ、このバカチンがっ…!」
完
はぁ、やっとおわった・・・。
長文雑文大変失礼!
では名無しに戻るっす。
激しく勃起しますた(*`・ω・)
>>577 良いね。エロシーンも良いと思ったし、
金八がおいしい台詞言ってるのも良いと思ったよ。
関原と金八も、楽しそうな掛け合いしてて良いね。
そしてまた停滞するのか…
いや、そんなことは・・
ところで、このスレって書き手何人いるんだろうか?
なんとなく読み手=書き手のような希ガス。
しょせん過疎(ry
それを言っちゃあ…
とりあえ読み手ノシ
俺は読み手&書き手。
それも一話だけじゃない・・
確かに書き手と読み手がダブりまくりだとは思うが、書き手がある程度いればスレはうまいこと回るんだし、
良いんじゃないかな。だからやっぱ書き手の数が重要なんだと思う。
じゃあ今からここは3年B組文芸(と書いてエロパロ)部ってことでw
見学&新入生大希望!!
>>581 ノシ
一応書き手と読み手。ちょっと妄想で力を使い果たしたので
今後は書くのは微妙かも(ネタも無いし)
何しろスレ住人の数そのものが微妙な領域だし、つらいね。
>>559 遅いですが、超GJ!
エロシーンの力入り具合が、何気に自分と気が合いそうです(w
>>584 古参書き手乙です。
>>586 ふむ、てことは3人中2人が読み手と書き手をかねてるわけですか・・
いやもう、何と言ってよいやら・・・。
大丈夫。いつもこれぐらい雑談した後は、救世主が現れるんだから
ねえ?↓
∧_∧
( ・∀・) ドキドキ
( ∪ ∪
と__)__)
↓
|
| ≡ ∧_∧
|≡ (・∀・ ) ひゃっ!
| ≡ / つ_つ
|≡ 人 Y
| ≡し'ー(_)
↓
page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n8314895
次は塩見×りん子で
ワラタ
いやまさか
ほんとに三人いればいい方なのかもしれん
スレの初めのほうにある、短いネタならいくつか書いたけど
長文になるとちょっと・・・。
最初の頃はたくさんいた気がする
そうかもしれん。600
金八キャラクター入場!!
キャラ萌え殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積みメガネっ娘委員長が甦った!!!
妹属性!! 中島ヒカルだァ――――!!!
サイボーグ騎馬戦はすでに我々が完成している!!
数学教師高峰通だァ――――!!!
目を付けしだい媚びまくってやる!!
天然悪女代表 月山美咲だァッ!!!
フォーク魂なら私のヒッピールックがものを言う!!
映画の魔女役 男前 櫛形陽子!!!
真のチビキャラを知らしめたい!! 闇属性 北健太だァ!!!
出席日数はギリギリだがテストなら全教科オレのものだ!!
引きこもりの英雄 桧山太陽だ!!!
数合わせ対策は完璧だ!! 元ヤン保険医 水島奈美!!!!
全鉄道路線の時刻表は私の中にある!!
鉄ヲタの神様が来たッ 黒部鉄郎!!!
頭が安全なら絶対に敗けん!!
花火職人のケンカ見せたる 燻し銀 伊吹銀平!!!
無国籍料理(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
「ですわ」口調のピュア・ファイター 富士美智子だ!!!
沖縄海浜高校からタカリ教師が上陸だ!! 琉球空手有段 島袋!!!
ルールの無い家出がしたいから犬爺(2代目)になったのだ!!
犬愛好家の執念を見せてやる!! 白石雪也!!!
めい土の土産にふーにゃんとはよく言ったもの!!
極左のマルキシズムが今 没シナリオでバクハツする!! ほぼ空気 神埼武則先生だ―――!!!
ポックンハァハァこそが彼女萌えの代名詞だ!!
まさかこの女がきてくれるとはッッ 久住あい!!!
ヨリを戻したいからここまできたッ 勤務時間一切不明!!!!
ブン屋のソリッド・スネーク 御法川実だ!!!
オレはきれいなジャイアンではない劇場版ジャイアンなのだ!!
御存知ウホッいい男 平光夫!!!
自主制作映画の本場は今や病院にある!! 妹を楽しませる奴はいないのか!!
岩木竜二だ!!!
エロォォォォォいッ説明不要!! ビルド計画書!!! 慰謝料で豪遊!!!
関原大介だ!!!
英語は実生活で使えてナンボのモン!!! 超実戦アメリカンプロレス!!
職員室から広沢りん子の登場だ!!!
りん子先生はオレのもの 邪魔するやつは携帯で盗撮し宇宙人の制裁を与えるだけ!!
クールビューティー電波王 塩見慶一郎!!
足長おじさんを探しにサクラ中へきたッ!!
バイオリン投下炎上チャンプ 美原京子!!!
ファンタジー思考に更なる磨きをかけ ”腰巾着”小須田念次が帰ってきたァ!!!
今の我々にピンの出番はないッッ!! 三人娘 雨池マミ・白駒クミ・夏沢レミ!!!
芸暦1X年のアイドル歌謡が今ベールを脱ぐ!! ちょっぴり老け声 聖あやかだ!!!
誠くんの前でなら私はいつでもスーパーあずさだ!!
恋する乙女 天城あずさ 圏外には冷淡だ!!!
教師の仕事はどーしたッ カミナリバードへの情熱 未だ消えずッ!!
ロケットも映画も思いのまま!! 相沢カヲルだ!!!
特に理由はないッ オデコが広いのは当たりまえ!!
Pの字の意味はないしょだ!!! 新生ドリームチーム大将!
大山太郎がきてくれた―――!!!
バイト先で磨いた一流ラーメン!!
サクラ中学のアンニュイ・ピアニスト 高千穂誠だ!!!
賛否両論の原因だったらこの人を外せない!! 超A級ロリコン釣り師 桐谷正輝だ!!!
超一流教師の超一流の入院だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
どこも悪くなさそうなのに一年!! 坂本金八!!!
ドリームチーム復活はこの女が完成させた!!
ターンが余った時の切り札!! 久保真理子だ!!!
若き教師が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ バカチンッッ
俺達は君を待っていたッッッ 主人公の登場だ――――――――ッ
元ネタ↓
ttp://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1101724282/
ちょっとワラタ
バキ正に今日も読んでた。こんなスレがあったのか・・・。
塩見と久保先生ハゲワラ。
あまりにも話題がないし雑談でもしてみるか・・・。
おまいらドラマのほうは見てる?
俺は見てるわけだが。伸太郎って奴がいい味出してる。
デコッパチの男子なかなかいい!
と、思った。名前知らないんだけどね。
見てない・・
>>608 そいつが伸太郎だよ。
今回はじめて金八先生最初からみてるけど(ゲームの影響で)
結構おもしろい。
ジャニーズのひどい演技とか爆笑もん。
小学生が妊娠騒動起こすくらいだし
ゲームの9・10話もあながち最近の金八の世界観に合ってたのかもな
えええええええ最近の金八をよく知ってるわけじゃないけど
それだけは無いって
>>607 メガホン持って車掌の真似する奴。ありえねえ、とか思う。
ジャニーズは笑えますなw
俺も今回初めてドラマを見た。それではまって、第5、6(これは途中まで)シリーズと
ビデオを借りて見たけどかなり鬱な話。611の意見には同意。ほのぼのするシーンでも
陰湿な生徒がいてホッとできない。ゲームで言えば1話から桐谷がいて、体育祭を
やっている間にも美咲がおかしくなっていく感じ。ただ、それだけに問題解決後には
泣ける。演技の下手な子もいるけど、そんな子が現場の雰囲気に乗せられて
鼻水垂らしながら泣いて、声を震わせるのがすごくいい。特に卒業式。
ゲームの卒業式があっさりしていたのが悔やまれる。
>1話から桐谷がいて
最悪だなw
ドラマのビデオって借りたこと無いなあ。今度借りてみてみるかな…。
第五シリーズのときは確か俺はリアty
いや何そのゲフンゲフン
そういえば結局紅白の上戸の曲『贈る言葉』じゃない
みたいね。
シラネーよそんな曲!
617 :
名無しさん@ピンキー:04/12/30 15:28:21 ID:36u2t0YX
ほしゅ
618 :
名無しさん@ピンキー:05/01/04 09:34:07 ID:0NC9jO9m
あけましてほしゅ
619 :
名無しさん@ピンキー:05/01/05 19:52:38 ID:LgqBb8t8
あけおめことよろ
そして保守
621 :
名無しさん@ピンキー:05/01/08 09:16:26 ID:cC2UiNCg
保守雑談。
ドラマのしゅう・・・イイ役もらってんのに演技下手すぎ・・・
ってもうゲームですらねー
雑談スレじゃないんだがな…
623 :
名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:42:53 ID:xhqpaquj
しかたない、じゃあ一人1レスずつ、リレーをちょっとやってみるってのはどうだ?
一人で何レス続けても良いという条件で
最低文字数は40文字ぐらいまでで
ここ死んでる?
625 :
名無しさん@ピンキー:05/01/15 12:42:46 ID:DgwV7z3v
まだ生きてる
放課後の職員室。静まり返った室内には小須田と松本がいるだけだった。
その沈黙の中、松本がポツリと呟いた。
「ぼく…、美原京子の母親と愛し合いました。」
「!……私の知った事ではありません…。」
「コナをかけたら、すぐに寄ってきましたよ。」
「男と女のやること、珍しくもない。」
「京子もなんです。」
「…何を、言っているんだ…!?」
「いやさぁ、思い込みの激しいガキだなんて馬鹿にしてた。
がね?いや初々しいって感動しました。お?」
小須田は咄嗟に殴りかかるが、松本はそれを読んでいて突き返す。
「くぅ…!」
「アヒャヒャヒャ!怒りなよ!」
「はぁぁぁぁ!!」
「こういう話は面白がるものですよ? 怒るっていうことの意味はわかりますよね?」
「嘘だ!松本先生流の強がりだ!!」
「なら京子に聞いてみてくださいよ?…情熱を秘めた肉体。」
「むぁつもとぅぉおおおおぉぉ!」
「すみません。言いすぎましたね。しかしもうひとつ現状報告をしておくと、
ぼくの年齢でそんな仕送りしているのは不自然なのに、それに
まったく気付かないのが美原京子ってこと!あんたはそういう女にも引け
目を感じる卑屈な男なんだ!かわいそうにねぇ…生きてたって辛いでしょう?
楽になったほうがいいですよ!心配はいりません。京子だってたっぷり
可愛がってやりますよ。ぼく包容力っての、あるつもりですから。」
「くぅぅ…言ったなぁっ!!」
小須田は再び拳を向けるが、いとも簡単に避けられてしまう。
「アヒャヒャ!そういう風に怒る小須田先生には、ぼく一人殴れやしない!」
松本は例の手紙を破き、小須田の前に放り投げた。
「やってくれたな!松本先生!!」
バラバラになった手紙を拾い集める小須田を尻目に職員室を後にする松本。
それと入れ違いに田沼がやってくる。
「小須田君、何をしているんだね?こんなに散らかして。」
「ぐっ…!松本先生のしたこと、どんな理由があろうと犬畜生以下だ!
鬼だ!外道の極みだ!わぁあああぁぁぁっ!!」
「小須田君、どうしたんだ…?泣いてるのかね?小須田君、なんで泣いているんだ?」
その言葉を無視するように立ち上がる小須田。そして黒板を叩き一言。
「ほっどいでぐれええええぇぇぇ!!」
628 :
名無しさん@ピンキー:05/01/17 19:57:43 ID:3ieyT9Yk
とんでもねー展開だな
629 :
名無しさん@ピンキー:05/01/17 22:41:33 ID:K7qbl9o3
ブレーンパワードか?でも、面白かったよ
そのネタいえすだね!!!
元ネタがあるのか・・・?
632 :
名無しさん@ピンキー:05/01/19 22:39:40 ID:/f0F3k86
絵掲示板、ほそぼそと続いてたんだな
なぬ。みてみよ
「ああっ…先生…痛い…。」
「そのうち良くなるから我慢しろ。」
「あっ、あっ、あっ、そこっ…。」
「ん?ここか?ここがいいのか?そうか、ヒカルはここがいいのか。」
「んんんっ・・・いいっ・・・気持ちいいいぃっ」
「ヒカル、勉強しすぎじゃないのか?すごい凝ってたぞ。」
「いやー、受験も間近ですから。頑張らないと。先生、肩もむの上手ですね」
・・・っていう保守
放課後の補修授業
「高峰先生ぇ〜もう休憩しようよぉ〜〜」
「こら美咲、さっき休憩したばかりじゃないか」
「だってほら、美咲2問がんばったんだしぃ…ね?ね?」
「駄目だ だいたいお前は諦めが…」
「こらっ!高峰君!休憩にするわよっ!」
「はッ、ハイィッ!月山先輩っ!!」
「わーい」
「……わ、私としたことが…」
美咲に遊ばれる高峰先生で保守
エンコー少女
「おいチビ太、お前久住がおっさんと歩いてたの見たってホントかよ。」
「え?う、うんそうだけど。」
「……ま、マジかよ……。」
「(岩木君、落ち込んでる?……ニヤリ)」
「二人は繁華街の方に歩いていったんだけど……途中で路地裏に入ってね。」
「え?」
「人気の無い路地裏に入ると、男の方が後ろから久住さんのスカートの中をまさぐり出したんだ。」
「え、ええっ。」
「耳や首筋もじっとり舐られて、久住さん、顔を真っ赤にしてたね。声は殺してたけど息は荒かったよ。
硬くしてた体もしだいに男のテクニックで崩れ落ちてった。
膝がぶるぶる震えてきてたかとおもうと、男は久住さんの下着を」
「うわあーーーっ!!!」
「(くくっ…こんな嘘に騙されるなんて、岩木君って単純だなぁ…)」
【闇】のカードを手に入れた!
誰か岩木×久住書いてーという主張で保守
すげー笑った
岩木かわいそう&ちびた相変わらずだな・・
637の続きを勝手に・・
「ねえ健太、最近岩木元気ないっていうかやさぐれた感じだけど、どうかしたの?
あんたにちょっかいかける元気も無い感じだし」
「え、ああ久住さん。岩木君ね。悪い女の人に捕まってて」
「なにそれ?」
「なんでも、妹さんの病院代、最近あんまり払えてないんだって。
それで良いバイト探してたらしいんだよ」
「それで?」
「実は僕この間見ちゃったんだ。化粧のとーっても濃いちょっと太った女の人と、
岩木君がラブホテルに入っていくのを・・」
「ま・・じで?」
「それで僕しばらく経ってからもう一度そこに見に行ってみたんだ。
そうするとホテルの前で、その女の人が岩木君にお金をあげているのを・・僕見ちゃったんだ」
「・・・・・」
(久住さん顔赤くしてる・・意外に信じやすい人だなあ)
「岩木に、一言言ってくる」
「え?あ、ちょっと!」
僕が止めるまもなく、久住さんは教室を出て行った。
(・・・二人が会って、僕の嘘を知っちゃったら・・)
僕はとりあえず隠れようと思った。どうしても駄目ならひたすら謝るしかなさそう・・。
【謝罪します!】のカードを手に入れた!
続く
w
gj!
637と639の続きとして、ちゃんとした岩木と久住の話を書いてくれるそうですよ
レス番号、○○○が
ぼくはTシャツを脱いでベッドに横になった。
雪也は僕の体に舌を使いながら言う。
「僕はセックスの快感を全然知らないでしょう。だから必死で普通の人の体のことを勉強したんだ。
男の人も女の人も関係なくね。今では結構上手だって言われるよ。楽にしててね」
手の指、足の指からゆっくりとなめ始めた。雪也は柔らかな舌先をさらに触れるか触れないかのかすかさで使う。
雨が降る直前の湿った風に全身を吹かれるようだった。舌はゆっくりと腕と足をのぼってくる。
ペニスや乳首や首筋など敏感なところには決して触れずに、雪也の舌はぼくの身体を一周した。
表側がすむと裏返されてまた一周。
腰骨の横をわずかにつよくなめられたり、尻の筋肉を割るように舌を伸ばされたりすると、
声が漏れてしまうことがあった。
再びあおむけになったぼくの足の間に雪也が座り込む。ひざの皿やももの内側を舌の全長をおしつけるように、ゆっくりと回転させながらなめ続けた。
どのくらいそうしていただろうか。そんなはずはないけれど、ぼくには二時間にも三時間にも思えた。
身体の表面の感度がどんどん上昇していくのが分かった。
最後には雪也の舌のひとはけで、うねるような波が全身に広がった。
それが次の新たな刺激と干渉を起こして、続けざまに水面に石を投げるように、身体の表に快感の輪が重なる。
それでも雪也はぼくのペニスに触れようとしなかった。
ひざの裏側の腱を吸い出すようになめながら言う。
「大切なところにいくまえに、どれだけなめられるかが決め手なんだよ」
雪也はにっこりと歯を見せると髪をかきあげ、いきなりぼくのペニスを根元まで口に入れた。
舌の全長とのどの筋肉をつかってつけ根から先端のほうへ吸い込むような刺激が繰り返される。
ぼくには女性の性器や粘膜の優劣はよくわからない。
だが、もし雪也の口のような性器をもつ人がいたら、好きではない言葉だけれど「名器」という表現で語られるのかもしれない。
ぼくが雪也の口の中に射精するまで、たいした時間はかからなかった。
雪也はぼくの精液をのみほすと無邪気に笑う。
「気もちよかった?」
ある小説の一部のシーンの改変(キャラの名前だけ)です。
まずいかなーとも思ったんですが、結局やっちゃいました。
まぁ・・・タイーホまでは・・・行かないよな・・・?こっそりガクガクブルブル
中にでてくる美少年が頭の中で雪也くんに変換されてました。
ちなみに彼は真性のMで、このあと「ぼく」に小指を折られます。
萎えます。
ここはそもそも801はNGでは?
ううん、なんて言うか、末期的ぃ!
650 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 10:05:37 ID:68usDGvX
保守
651 :
名無しさん@ピンキー:05/02/16 17:38:24 ID:x88lqclh
ようし、そろそろふーにゃんだろ。
ってこで頼んだ!
↓
652 :
名無しさん@ピンキー:05/02/23 11:12:55 ID:uc6xRtry
↓
↓
↓お前の番だ!
↓そうだね、そろそろ君の番だね
↓だそうです
↓だそうですよ
↓だそうですね
↓だそうですか
↓だそうですぜ
↓だそうですぜ
↓
663 :
名無しさん@ピンキー:05/03/13 17:31:14 ID:ejBOQHnl
↓
664 :
名無しさん@ピンキー:05/03/13 20:59:37 ID:E4IwJ/LP
↓
生意気な塩見をシめてやるッ!
担任である松本が見守る中、制裁は行われた。
既に塩見の口中では関原の赤黒い怒張が暴れている。
「高峰先生、塩見のお尻がおねだりしているようだね」
松本の声に応じて、高峰のブリーフから屹立した一物が顔を覗かせた。
ゆうに一尺はあろうかという業物に、恐怖に顔を歪める塩見。
しかし、その恐怖心とは裏腹に、彼の肉棒は硬度を増していく。
塩見にとっては、その恐怖こそが色欲そのものだったかもしれない…。
天を仰いだ教え子の包皮を、松本が絶妙な舌技で剥いていく。
サーモンピンクの亀頭が徐々に姿を現すのと平行して、
高峰の淫槍が塩見の菊門にねじり込まれていく…。
サクラ中学教師陣によるド迫力の4Pファック!
だが、長い夜は幕を開けたばかりだ…。
コピペ改変厨
(´д`)逝ってよし
667 :
名無しさん@ピンキー:05/03/19 09:22:39 ID:YK+LARJO
その日は雨だった。↓続きどうぞ
だから学校を休んだ。
669 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 09:49:35 ID:PbH9Iqhs
気まぐれな塩見であった。↓
670 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 09:11:55 ID:FdtYSniR
終わり
再開
672 :
名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 01:39:06 ID:TnjF/dyh
今日ファミ通観て知ったよ!
カットされたのかよー!とか非難轟々だったシナリオ、
あんじゃねえか! 嬉しいね!
やりなおそうっと。
>>672 つ【エイプリルフール】
カットされたシナリオ復活+ピンクのしおりを
新規に追加して販売してくんないかなぁ。
で、あっさり騙されて既に売り払ったのをまた買いなおした俺がここにいるわけだが
675 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 13:12:14 ID:vmnhFMGX
>>673 エエエェェェェェェェェ!
そうなの!?
立ち読みしてて、細かい所見てなかったから本当だったとばかり・・・
676 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 17:33:12 ID:i9rbWu2n
なんか久々に来たら楽しそうな会話してんね
もし本当に隠しがあったんなら、俺はいまだにもってっからいつでも確かめられる
677 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 20:48:37 ID:bnhI8Har
もう発売してからけっこう経ったな
早いもんだ
678 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 12:49:44 ID:IdaBBRDB
しかしいまだに生きているコノスレ
679 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 09:14:31 ID:XYYdDJu8
見てる人いる?
680 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 09:33:25 ID:iTCAHLvz
細々とw
681 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 19:54:00 ID:B+0jVC6B
682 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 23:57:41 ID:b71X/N9U
あげないと落ちそうだからじゃね?
ファミ通で完全版発売希望アンケートとってたね
684 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 18:35:53 ID:bqayI8Mo
685 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 21:01:35 ID:bTxTQty9
暇だからこのゲーム購買者の年齢調査でもしようか。
みんないくつ?俺21。
22だな。
21だ。
688 :
685:2005/04/27(水) 18:44:06 ID:68DdHlF0
あれ、みんな若いね
前けっこう年いった人とかごっちゃになってたのに
俺、28になってしまった
690 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 12:00:40 ID:zC6HYTCn
>>689 28・・でもそれぐらいの層を狙ったんだろうな
692 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 22:58:24 ID:zCv9d9lF
じゃあそろそろ頼んだよ↓
693 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 12:20:02 ID:+mPUxZKJ
頼んだ↓
694 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 20:02:25 ID:KOetZX4s
仕方ねーな俺・・
の代わりに頼んだ↓
↓もうdat落ちでいいか
おとさせねー
697 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 08:31:06 ID:RCDh3Asy
じゃあ書けよw
仕方ない。
言った手前、日曜にでも頑張ってみるわ。多分。
期待はするな。
699 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 16:19:31 ID:IVcxjS4+
分かった
期待しない
700 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 12:48:20 ID:Olt56bBG
日曜だぞ
>>700 粘着乙w
チュンの家計の諸事情で完全版も発売になったことだし、
このスレを落とすわけにはいかない……いや、そんなことも無いか。
しょうがねぇ、俺が来週の日曜に書くわ
>>701 ちょ、ちょっとまってくれ。完全版ってマジ!?
いやてか検索してみたけど、まだほんとかどうか分からない情報なんじゃないの?
うわ、でもたとえネタでも嬉しくなってる俺がいるw
街2の話のように・・
>>702 頼んだ
>>703 つ【ファミ通】
今週のファミ通見れ。ファミ通の企画で発売決定、
という形をとってはいるが……まあ、出るなら出るで……買おうか買うまいか
>>704 マジか!ありがとー
出たら俺は買うだろうな
口だけ男ワロス。
完全版がでたら新規の人間も来るだろうか……?
再燃する可能性はなきにしもあらず
しかし完全版って・・どこを完全にするんだろうか。
やっぱ例の、データは入ってるのに見られなかった話を、少しいじって出すのかな?
709 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 02:25:11 ID:0DpV9Bjn
「ねえ白石くん、ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?」
「あ、広沢先生。なんですか?」
「白石くんの犬……ちょっと貸してくれないかな?」
「シェリーをですか?別にいいですけど……何するんです?」
「ん……まあ……ちょっと、ね。」
「なんですか、その後ろのバターは。」
「……白石くん?」
「は、はい。」
「24才おんな独り者にはいろいろあるのよ……」
「は、はあ……(詳しくは聞かないでおこう……)」
小ネタほしゅ
710 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:01:34 ID:FfSug4hW
時間が経ってみると、一番記憶に残ってるのは犬爺の話だったりする
あの死の順番待ちをしている犬達・・恐ろしい光景だった。
犬を飼うときは保健所へ連絡してみよう。
生まれたての子犬が無料で手に入る(こともある)。
生まれてから日にちがたってないほどしつけが容易。
というか捨て犬(雑種)を拾って飼ってる俺としては犬ころに
何十万も出す気が知れん。そのくせ甘やかしすぎてデブ犬やほえる犬ばっかり。
おまえらちょっと一列に並んで歯を食いしばれと。
713 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 17:15:08 ID:d3+Iw/Tu
15禁&かなり安いバージョンになるらしいな、完全版
15推の2950円ね。
詳しくはファミ通に。
完全版発売決まってから、すげー楽しみに過ごしてる
完全版発売後はふーにゃん話が書かれる予感
塩見×りん子希望
あれはむすばれないのがいいんジャマイカ
719 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 18:46:50 ID:ABg0Qcof
そういえば以前どっかの板で、塩見×りん子のエロ同人誌の画像が張られたような・・
720 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 14:53:02 ID:WUHNx28+
ドラマの金八スレとこのスレぱっと見紛らわしいね
721 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:39:34 ID:2OzAuwsS
このスレしぶといぜ
完全版でたら人が来るだろうかしら
723 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 13:25:09 ID:jimYklRm
くると思う
今週発売なので、いちおう保守
7-11だけね
726 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 11:41:49 ID:Qv+/t0aM
7-11ってなんのことかしばらく考えちまったじゃねーか
セブンイレブンな
727 :
塩見:2005/07/26(火) 05:17:17 ID:dtvAMyI6
塩見「今年も…夏が来ちまったな…」
桜中を卒業し、3度目の夏。俺はまたこの場所に立っている。…いや、この場所でくすぶっている…
そう言った方が良いのかもしれない。
外は嫌気のさすほど日射しが眩しいと言うのに、此処は相変わらず薄暗く、陰気だ。
最も…今の俺には似合いの場所で在ることに変わりはない。
728 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 05:30:14 ID:dtvAMyI6
此処は不思議と落ち着く。心が安らぐ。
あの人と心で分かりあえた初めての場所。
俺は此処に来る度にあの時のことを思い出す。あの人の声、あの人の涙、あの人の痛み…。
全てが愛おしく、悲しかった。
俺の想いはあの時から何も変わりはしなかった。其どころか日に日に痛みは増え、想いが募る…。
そんな時はいつもこの場所に足を運ぶ。
そしてあの人の面影を探している。
りん子「塩見…くん…?」
729 :
塩見3:2005/07/26(火) 05:44:44 ID:dtvAMyI6
俺は目を疑った。
あの人が此処にいる。
りん子「やっぱり塩見くんだぁ。少し背がのびたんじゃない?
すっかり男っぽくなっちゃって〜!」
塩見「……」
りん子「あははっ。どうしたの塩見くん。私が此処に居るのが、そんなにおかしい?」
塩見「いえ…」
目の前にあの人が居る。3年前のあの日から何も変わらない笑顔で、俺の目を真っ直ぐ見つている。
塩見「先生…何で…此処に?」
りん子「そうよね…いきなり現れたら塩見くんも驚くわよね…」
少しだけ笑って、少しだけ悲しい瞳で、りん子先生は壊れた窓ガラスから差し込む光を見つめた。
りん子「あれから…もう3年も経つのね…」
730 :
塩見4:2005/07/26(火) 06:00:02 ID:dtvAMyI6
りん子「あの時の事、今でも良く覚えてるわ…。教師になって、あなた達3Bの生徒に出会って…。
中でも塩見くんはやっぱり私にとって特別な生徒…かな。」
塩見「……」
りん子「あの時、塩見くんが私にぶつけてくれた想い…塩見くんのおかげで、今の私があるの。」
塩見「そんな…」
りん子「本当よ?本当に、塩見くんと出会えて良かったって思えるもの。」
りん子先生はそう言うと、あの時のまま置き去りにしてあった椅子に腰掛けた。
あの時の映像がよぎる。
りん子「実はね…塩見くんが此処に入っていくのを、時々見掛けてたの。」
塩見「え…?」
731 :
塩見5:2005/07/26(火) 06:14:46 ID:dtvAMyI6
りん子先生は座ったまま、また窓の方を見て、話し続けた。
りん子「そう…塩見くんが此処に来る時は決まって、悲しいくらいに青い空が広がっている日…違った?」
塩見「……」
りん子「やっぱりそうなんだ…。
此処に入る塩見くんは、いつも悲しい顔をしてた。ずっと、気になってたの。
一体何を思って、何を考えに此処に来てるんだろうって…。
もし、あの時の事を考えてまだ塩見くんが苦しんでいるなら…
そう想うと胸がはりさけそうだった…。」
塩見「それは違う!」
りん子「塩見くん…」
塩見「俺は、あの時と何も変わらない想いだけど…後悔なんかしてないし、苦しんだりしてない。」
りん子先生は、俺を見つめて、微笑んだ。
732 :
塩見6:2005/07/26(火) 06:26:29 ID:dtvAMyI6
りん子「ありがと、塩見くん。
…私怖かったの。3年間あなたが此処に入っていくのを見ていたのに、何も…言えなかったから…
ほんと…ダメな教師よね…。あの頃と何にも変わってないのは私だけなのかもしれない…。」
塩見「いいよ。
あいつ…、あの先生も言ってたじゃん。
人として…答えろって。俺…、りん子先生にあの時殴ってもらって、泣いてもらって…
それだけで救われた…。それで…それだけでいいんだ…」
りん子「塩見くん…」
塩見「先生?」
りん子「え…?」
塩見「俺はあの時のまま、ずっと想い続けてる。だから先生の辛い顔見るなら死んだ方がマシだ。
笑っててよ。ずっと。」
りん子「塩見くん…
うん。ありがとう。」
733 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 06:36:12 ID:dtvAMyI6
りん子先生は少しだけ涙ぐんだ顔のまま、立ち上がって、俺を見つめながら言った。
りん子「塩見くん。少しだけ後ろ…向いて。」
塩見「え…なんで…?」
りん子「い〜いから!早く早く!」
俺は言われるがまま、りん子先生に背中を向けた。
その瞬間柔らかく、暖かい感覚を感じた。
俺の背中に頬を寄せ、両腕でしっかり俺を抱き締めた。
俺は胸が高鳴るのを押さえきれなかった。
りん子「このまま…聞いて…?」
俺を声にならない返事をした。
りん子「私、この街を離れるかもしれないの…。」
734 :
塩見7:2005/07/26(火) 07:08:03 ID:dtvAMyI6
俺は驚きの余り体がピクっと動いたが、先生は話し続けた。
りん子「お母さんの具合いが悪くて…田舎に帰って地元の中学で教師を続けようかなって…。
でもその前に塩見くんに会っておきたかったの…。私の強さを取り戻す為…
あと…」
塩見「あと…って…?」
俺は無意識に先生の両腕を掴み、正面から先生を抱き寄せた。
愛しい。こんなに愛しい人が、俺の前から消えようとしている。
塩見「あと…あと何だよ!先生…」
りん子先生は今にも泣きそうな声で言った。
りん子「あなたに会えなくなるかもしれないと想うと、あなたに会いたかったの…
教師としてじゃなく…ひとりの…女として…」
塩見「先生…」
俺はりん子先生をきつく抱き締めた。
先生の気持ちが先生の暖かさから伝わってくる。
先生も俺を強く、震えながら抱き締めた。
りん子「まだ高校生のあなたに、こんな事言うなんて…本当に私は教師失格ね…」
先生はそう言うと俺から少しだけ離れた。
りん子「あなたが…好きよ…」
その瞬間…りん子先生は背伸びをして、俺の顔を引き寄せ口付けた。
先生の柔らかい唇が一瞬触れ、見つめ合い、もう1度、今度は長く触れた。
りん子「もう…行かなきゃ…。」
そう呟くとりん子先生は微笑んだ。
りん子「また…、会おうね…」
そう言うと勢い良く先生は俺から離れ、ドアの方に走った。
振り向いた先生は涙を溜めていた。
りん子「塩見くん…、バイバイ。」
溜めていた涙が溢れ出すと同時に、先生は階段を駆け下りていった。
ーーりん子『あなたが…好きよ…』ーー
俺は先生の去った、薄暗い此処にまた立っていた。
先生の温もりを感じながら。
735 :
紫織:2005/07/26(火) 07:16:20 ID:dtvAMyI6
かなり駄作でヘタクソでジコマ〜ンな文章ですが、読んでくれた方、ありがとうございましたm(__)m
この後塩見が先生追い掛けるのか、また塞ぎこんでしまうのかはわかりません。
個人的には追い掛けて欲しいですけどね。
本編との相違点や誤字脱字は許してくださいm(__)m
良かったら感想聞かせてください(^_^;)
736 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 11:10:46 ID:aaT2tw4B
GJです!面白かったです。
うわあ、ひっさしぶりにSSが投下されてる……。それだけでGJ!
細かいことを言えばまあ、セリフの前に名前をつけるのはやめた方がいいし、
改行も多すぎかと。
ーーりん子『あなたが…好きよ…』ーー ここは
――「」――
ー(長音)でなくて、―(ダッシュ)を使うといいとおも。携帯からかな?
二人の切ない感じはよく出ててよかった。できればエロも入れられるようにガンガレ
738 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 17:08:02 ID:ZwLbXvsp
>>735 グッジョブ!
切り口が素晴らしいと思うし、まとまってます。
739 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:02:35 ID:zbJYibGa
あげ
740 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 17:42:50 ID:eQGQkrYJ
完全版発売日記念あげ
741 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 00:24:59 ID:7Ws2rM6Q
あげ
742 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 05:46:54 ID:/+94Za6B
銀平
ふえるっ
新しく増えた話のおかげで、
キャラの好感度・・岩木ダウン。健太アップ。美咲アップ。三人娘大幅ダウン。
ってな感じになりそう
あ、平アップ
もひとつ
久住大幅ダウン
いや、俺は逆にupした。
アダモのように俺も久住に蹴られたい。
748 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 16:42:08 ID:cK4WyN38
久住のキャラは正義漢という設定なはずなのにな・・
完全版出たから金八やってみたけどかなり良いじゃん
キャラも良い感じのが揃ってるし。アダモの話はマジ泣き
俺がここを見つけるまで保守してくれてた人たちありがとう
…さて、誰か話書いてくれないかな
()内の数字は、そのカップルがゲーム内での関係から、自然か不自然かを表す。(不自然)0〜100(自然)。
自然とは、つまり付き合っている話を書かれても、全然動じないであろう、ということ。数値はかなり独断と偏見まじりかも。あと、数値が高い=優先的に書いて欲しいということではない。
大人同士:主人公×りん子(80) 美咲母×高峰(70) ミノル×りん子(95-元々付き合ってたしね) 相沢×水島(70)
生徒同士:美咲×太陽(100) 塩見×あい(55) 岩木×あい(60) 鉄郎×あずさ(40) 誠×あずさ(45) あやか×櫛形(30) 銀平×浜口(35)
年齢差有:主人公×ヒカル(95) 主人公×美咲(55) 主人公×チハル(75) 主人公×あやか(60) 美咲×高峰(60) 美咲×桐谷(95) 塩見×りん子(85) 島袋×浜口(50) 神崎×美智子(80) 桐谷×チハル(100) 関原×京子-バッドエンド含め-(??) 主人公×京子(90)
こんなとこか
妙に説得力のある表だなw
銀平、塩見とヒカルはどうだろうか
>>752 サンクス。
>>753 塩見はりん子に基本的に向いてるし、それであいをフッタぐらいだからなあ・・年上好きっぽいし。
ヒカルも今まで本気で好きな人がいなかったというあたり、二人のことをそういうつもりで意識したことはなさそうだ。
ギンペイもあんましそういう気はなさそうだし・・そもそも女っ気がない。浜口ですら、女といっても人助け&苛立ちで助けただけだしなあ。
でもまあ、幼馴染という強い絆みたいなのはあるね。
数値で書くと、塩見×ヒカル(30) 銀平×ヒカル(25)
ぐらいか?でも、どっちかが思いっきり押して、なおかつ邪魔が入らなければなんとかなるかも、という組み合わせではある。
仕方ねー、俺が・・書こうかと思ったが、
どのカップルが良いだろう?
まだ書かれてないカップルで書くべきか?
おっ、期待の新人登場か!?
まあここらで俺は何か新しいものが見たい気がするな
新しいものねえ・・
まあ王道の組み合わせは大体書かれたしねえ。
上の表眺めて気になったのは、今回追加されたシナリオ絡みの、神崎と美智子だけど、
難度高そうだな。
あと個人的に、きれいなジャイアンと呼ばれる平を幸せにしてやりたいのだが、
相手が見つからない。
平はレミの事が好きだと小説であったな…
あと中学卒業後彼女ができたらしい
間違えた、レミじゃなくてマミだった
ノベル版読んでないから、レミとマミの違いすらよく分からない・・
新しいもの
チビ太×アダモ
「アダモの隠されたもうひとつの機能とは・・・! 」
誠×京子
「同窓会で出会った二人」
>>761 上のもやばいけど、
下の接点少ない二人の話を書くのはさらにとんでもないね・・
………上のを密かに期待してた
誠×京子が可なら
クラスメイトの誰か×誰かはみんな可なのでは
桐谷シナリオでバカやった美咲と、太陽くんとの絡みがみたいな
ってゆーか、あのシナリオは絶対途中で太陽くんの活躍があると思って
読み進めていたので、その辺ちょっと肩透かしだった
ボクは受験で忙しくてそれどころじゃry
と元ヒキコモリらしい自己中心主義
嫌な気分だった。
クラスで飛び交う噂は、耳に入れまいとしてもどうしても入ってくる。
「美咲が高峰先生と・・」
「ホテルの前だって。やっぱりねぇ」
「前から変だと思ってたよ」
聞けば聞くほど気分が悪くなる。黙れと叫びたくなる。
しかし僕にはそんな度胸もない。黙らせる力も無い。いや、ここで僕が叫んだところで、何が変わるだろうか。
せいぜい、一時的に静まり返るだけだ。その内またこそこそと話され、やがてその声は大きくなっていくだろう。
・・いや、噂話をされるからこんなに不快なのではない。その噂が、笑い飛ばせるようなものではないからこんなに不快なのだ。
最も噂の真相を確かめる方法として間違いがないのは、本人に聞くことだ。
しかしそれは、最も難しいことにも思えた・・
続き任せた↓
↓なんかこの流れ懐かしいw
見てみぬふり
771のコントローラー
完全版のネタか
773 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 23:12:49 ID:D7gREXwv
久住が完璧主役の話欲しかったなあ
774 :
名無しさん@ピンキー:
長生きスレだ