ナンバー1風俗嬢の私が
>>2ゲットさせていただきますっ♪
__、-'''^~~~^`''ー、
_、'~-i/~^~^~^''ヽ:::ヽ、 >1 童貞なの? 私にすべて任せてネ♪(アーマンドクセー!)
/''~"::i~~^^`''`:::、:;;;;ヽ、;ヽ. >3 お仕事は? そう、フリーターなの。(定職につけよ!)
i;;/;i''~'i、ヽ:ヽ;:::ヽ;ヽ:ヽ;ヽ;;ヽ >4 ア、ゴメンねー。マンコに指入れないでねー(これだから童貞は…)
i:i:i::i: ヽ::ヽー、--、、;ヽ:ヽ;;;ヽ >5 この時間だけは私はあなたの恋人よ♪(今だけな。ププッ)
i;、;、i_、-‐ヽ`'^ '、_;`ヽ;;ヽ、;;;ー-‐'ノ >6 わぁースゴク大きいのね!(ケッ、短小がぁ)
i;;;;ヽ i'`、; , ´ i;;:;`i''''ー''"´ >7 えっ? もう出ちゃったの?(しかも早漏かよ)
i::;;;::ヽ." `__ i::;::/::|::|::|、 >8 あ、大丈夫よ、まだまだイケるわよね?(皮ブ厚いな、コイツ…)
i:: ::: iヽヽ、_ ,/';/:;:;::i::;i::;、i、 >9 ほら、もう勃っちゃたよ!(節操ネーナ。ププッ)
,,i::;;::;;;:i i''ヽ;i~"´ ,/"/i;;:::;;:;iヽi、 >10 趣味は何?えっ?萌えアニメ? フーン…
/´~ i ヽ、|'i、 iヽ、 __、-~ヽ'、_//i: ヽ
i ;i ノ;; ;iヽ;ヽ i''ノ 、'~/; ~^'ー_ >11-1000 けっ、キモヲタは萌え絵でオナってろよ!カス!
| /;i i、 ;;;i、ヽ,,、-''~´ i ; / `'ー、
| _/;;;-‐‐i:::i‐''~''`´ ::/" i´ ヽ
3 :
1:04/06/25 21:07 ID:rFAP+ujx
×Watoson
○Watson
別に関連サイトなんか必要なかったか……?
くぐったら思いっきり出てきそうなタイトルだなオイ
ここはライトノベルスレじゃないんだが・・・
>>1 乙!
明日はようやくハリポタ観にいける。ハーたん楽しみなことこの上ない
7 :
名無しさん@ピンキー:04/06/25 22:41 ID:wje6NogY
LOTが地上波でやったときも、LOTのスレ立ったよなあ・・・
即死回避
即死回避
>>1 乙!
ところで関連サイトに直リンって平気なの?
一発目はハリハーで頼む
日刊預言者スポーツ新聞連載小説
「ハリー・ポッターとエッチの呪い」
1
ある日、ハリーとロンはハーマイオニーに妙なことを言われた。みんなが寝静まった頃、グリフィンドールの談話室で話がしたいというのだ。
そこで、二人は驚くべきことを聞かされた。
『呪いをかけられた!?』
ハーマイオニーの言葉を聞いて、ハリーとロンは同時に叫んだ。二人とも、座っていたソファから身を乗り出す。
完璧なハモり具合に少し驚いた表情をしたあと、ハーマイオニーは人差し指を立てて唇に当て、「静かにしてよ」と言った。
「どんな呪いをかけられたんだ?」
「解く方法はあるんだろ?」
声を潜めつつも、またしても、同時の質問だ。ハーマイオニーは軽く肩をすくめると、まずハリーの方を向いて答えた。
「ここ三週間ほど図書館中の本を調べてみたけど、まったく見つからないわ。呪いの期限は一ヶ月。あと一週間以内に解かないと、呪いが発動してしまうの」
「そういえば、ここ最近なんだかばたばたしてたね」
ハーマイオニーの言葉を聞いて、ハリーが顔をしかめながらつぶやく。
「もっとはやく言ってくれればよかったのに! でもまだ時間はあるんだろ? 三人で呪いを解く方法を探そう!」
立ち上がって言うロンを、ハーマイオニーは押さえる。
「待って。私にこの呪いをかけた奴は、ごく最近見つかった新種の呪いだっていってた。だから、ひょっとしたら解呪方法自体まだ発見されていないかもしれない」
しかし、ロンはハーマイオニーの腕を振り解いて立ちあがる。
「まだ期限は残ってるんだろ? 三人で探せばなんとかなる! これまでもそうやってきたじゃないか」
「ロンの言う通りさ。さあハーマイオニー、どんな呪いをかけられたのか言ってくれ。今すぐ図書室へ行こう」
ハーマイオニーは二人の言葉に顔を輝かせたが、すぐにうつむいてしまった。手を開いたり閉じたりし、心なしか顔が赤らんでいるようだった。
「その……私がかけられた呪いっていうのは……あのね、つまり、ひとことで言うと……あの……」
なかなか言い出さない彼女に、友人二人は顔を見合わせる。
と、ハーマイオニーはぎゅっと両拳は握り締め、顔を上げると一息に言った。
「一ヶ月以内に呪者とセ、セックスしないと呪われるの!」
ハリーは口をあんぐりと開け、その状態で固まった。ロンは口を酸欠の金魚のようにパクパクとしている。ハーマイオニーは頬を染めたまま、黙っている。談話室の暖炉の火が、パチパチと豆を炒るような音を立て、その音がやけに大きく響いている。
三秒ほどその状態が続いたあと、ようやく二人は大声を出した。
「なんてことを!」
「一体誰だそんな呪いをかけたのは!」
ハーマイオニーは再び自分の唇に指を当てて「静かに」というジェスチャーをしながら、小さな声で答えた。
「……マルフォイ」
「そうか、よし、殺す!」
杖を引っ掴んで部屋を飛び出そうとするハリーとロンの襟首を、ハーマイオニーは慌てて掴んだ。首が締められる形に、なり、二人は「ぐえ」とノドの奥から空気の漏れる音を出し、その場に仰向けに転んでしまう。
「二人とも落ちついて」
ハーマイオニーは腰に手を当て、二人を見下ろしながら言った。
「マルフォイをどうにかして解ける種類の呪いじゃないわ。締め上げて解かせようにも、マルフォイ自身が解き方を知らないようだし」
「じゃあどうするのさ?」
のどぼとけの辺りをさすりながら、ハリーが言う。
「やっぱり三人で呪いを解く方法を探すしかないか」
同じく顔をしかめて舌を出しながら、ロンが言った。
「そうしてもいいけど、実はもっといい方法を思い付いたの」
ハーマイオニーはそう言うと、にやっと妙にいたずらな笑みを浮かべた。
彼女は、口元に手をやり、部屋の中をぐるぐる歩きまわりながらまるで講義でもしているかのような口調でしゃべる。
「思うに、マルフォイは私と、その、セックスをしたくてこの呪いをかけたんじゃないわ。単に解呪方法が無い呪いをかけたかっただけなのよ。
なんだかんだ言っておぼっちゃんだからそっちの経験は無いでしょうし、なによりあれだけの純潔主義者がマグルを両親に持つ私としたいなんて思うはず無いしね。と、いうことは、マルフォイにダメージを与えるには、そこをつけばいいのよ」
「そこってどこ?」
ロンは、話についていけない、というように肩をすくめながら問う。ハーマイオニーは真っ赤になりながら、ぴんっと人差し指を一本立てて言った。
「つまり、経験の無いマルフォイを、私がせ、性的にさんざんからかったりもももてあそんだりして、トラウマを植え付けてやるのよ!」
眼前に右手を掲げ、ぐっと拳を握り締めるハーマイオニー。一方、それを聞いた二人は、
「……(゚Д゚)ポカーン」
「……(゚Д゚)ポカーン」
「何よ二人ともその顔は」
頭をかきながら、ハリーがたずねた。
「もてあそぶって……君、その、経験豊富なの?」
ハーマイオニーは両手を腰に当て、むっと唇を結んだ。
「私がそんな遊んでる風に見える? 失礼ね。私は貞潔を守りとおしてます!」
「じゃあどうするのさ」
明かにほっとした様子のロンがきいた。
「だからっ! これからあなたたち二人と、その練習をするのっ!」
ハーマイオニーは顔中を朱に染めながら言った。
ハリーとロンは顔を見合わせた後、ハーマイオニーの言った意味について理解し、顔をドラゴンの炎のように赤くした。
「もちろん、練習といっても、ほ、本番をするわ。私だってはじめての相手はマルフォイより二人の方がいいし……」
「ちょちょちょちょちょちょっと待ってよハーマイオニー」
ロンはわたわたと両手を振りまわした。
ハリーも激しくうなずきながら言う。
「そんなのやめようよ。やっぱりマズイよ。僕らまだ十四歳だし……。そういえば、セ、セ、セックスしないと発動する呪いってなんなの? 場合によっちゃ素直にそれにかかった方が」
「絶対いや」
ハリーの言葉を遮って、ハーマイオニーは強い口調で言った。唇をぎゅっと結び、こわい顔でハリーを睨む。
「あんなことが起こるくらいなら、死んだ方が万倍もマシよ」
「いったい、呪いが発動すると何が起こるの?」
きいてきたロンの方をきっと向いて、ハーマイオニーは苦々しげに答えた。
「前歯が大きくなるのよ」
「……(゚Д゚)ポカーン」
「……(゚Д゚)ポカーン」
「何よ二人ともその顔は」
2
次の日、授業が終わって少しした頃、三人は再び談話室へと集まった。まだそれほど遅くないので、何人かのグリフィンドール生がいる。三人は目立たないよう、隅の方へ寄った。
ハーマイオニーは二人の友人を交互に見て言った。
「二人ともちゃんとお風呂入った?」
「うん」
「もちろん」
二人の顔が紅潮しているのは、談話室の暖炉や風呂上りの熱気の為だけではないようだ。
「じゃあいきましょう」
ハリーたちはそろって談話室を出ると、辺りに誰もいないのを確認し、透明マントをかぶった。入学当初は三人がすっぽり入れる大きさの透明マントだったが、さすがに三年も経つとみんな成長しており、足がはみ出さないようにするのに骨が折れた。
しかしなんとか見つからずに歩き、暴れ柳の下からホグズミードの叫びの屋敷に向かった。
叫びの屋敷につくと、ハーマイオニーが二人を二階の部屋へ案内した。そもそも、叫びの屋敷を利用しようというのはハーマイオニーのアイデアだ。ホグワーツでコトを行うには、幽霊だのなんだのの目が多すぎる。万一見つかったら退学だ。
その点、叫びの屋敷はあいも変わらず閑散としており、耳が痛くなるほど静かだ。
ハーマイオニーに連れていかれた部屋には、ハリーたち三人が横たわってお釣りがくるほど広いベッドが置いてあった。ベッドの反対側には、グリフィンドールの談話室にあるものと遜色無い大きな暖炉があった。
ハーマイオニーが呪文と共に杖を振ると音を立てて大きな火がともる。あっという間に、部屋は心地よい暖かさに満たされた。
辺りはきれいに掃除されており、清潔そうだ。屋敷しもべ妖精にお金を払い、掃除してもらったのだとハーマイオニーは説明した。屋敷しもべ妖精の口の硬さは三人とも良く知るところだし、そもそも何に使うかは言ってないのだ。
大きなランプが三台もあり、なかなかいい雰囲気にしあがっている。
ハーマイオニーはあたりをキョロキョロと見まわすハリーとロンの方に振り向いて、緊張した声で言った。
「じゃあ、時間も無いことだしはじめましょうか」
「あ、明かりは消した方がいいよね」
と、上ずった声でロンが言い、ランプに手を伸ばした。しかし、ハーマイオニーはすっとロンに近付き、腕を掴む。
「いいの。たぶんマルフォイはそんなことしてくれないから、慣れておかなきゃ。それより、これを部屋の四隅に置いてちょうだい」
ハーマイオニーは、ローブのポケットから、掌に収まるほどの大きさの、穴の開いた真っ黒なオカリナを四つ出した。それを、ハリーとロンに渡す。
「これは?」
ハリーの質問に、ハーマイオニーはにやっとして答えた。
「『ブラックホール・オカリナ』よ。それを一回吹いて置くと、魔法的な消音効果を発揮するの。つまり、多少この部屋で大きな音を出しても、外にはちっとも聞こえないってわけ」
「お、大きな音が出るようなことをするの?」
ハリーの言葉に、一瞬の沈黙が訪れた。言ったハリーも含めて全員が顔を赤らめる。
「念のためよ。それに鍵は二重にかけておくわ。とにかく誰かに入ってきてもらったらこまるじゃない」
ハーマイオニーはやや大きめの声で、早口に言った。ハリーはもちろん、ロンも大慌てでうなずく。
三人は手分けしてオカリナを置くと、いよいよベッドの前で向き合った。三人とも、顔が強張っている。ロンはすそから見える足がガクガクブルブルと震えていた。
「じゃあ……はじめましょうか」
ハーマイオニーが、服のボタンに手をかけた。ハリーとロンの唾を飲み込む音がする。ハーマイオニーは顔を赤くしながら二人を睨み付け、「あなたたちも脱ぐのよ」と強い調子で言った。二人は慌てて自分のローブを外しにかかる。
しかしもちろん。目はハーマイオニーから離そうとしなかった。
服が一枚、また一枚と床に落ちるにつれ、ハーマイオニーの肌が次第にあらわになる。薄く朱を混ぜた白い肌は滑らかで、上質の磁器のようでいながら魅惑的な柔らかさも備えていた。
一番下のシャツを脱ぎ、ブラとパンツだけになる。下着は上下ともホグワーツの晴れた空を思わせる青色で、彼女の肌に良く似合っていた。
その時点で、ハリーとロンは残りパンツ一枚になっていたが、性器は二人ともこれ以上ないというほどガチガチになっており、パンツの内側からしっかりと布を押し上げていた。
ハーマイオニーの視線に気づいて、慌てて股間を押さえる二人。ハーマイオニーはそれを見て言った。
「ちょっと……隠しちゃダメよ。私だって隠さないんだから」
ハーマイオニーは、頬を染めながら言うと、ブラを外した。
柔らかさと弾力を兼ね備えた、手のひらに収まるほどのふくらみが、二人の視線にさらされた。息を飲むほど芸術的な曲線。そしてその頂点には、慎ましやかな桃色の小円と突起がある。
ハリーは「うっ」と声を漏らし、ロンに至ってはハァハァという呼吸音が漏れ聞こえてくるだけである。
と、二人はそこでハーマイオニーの恥じらいの中にも非難を含んだ視線に気づき、慌てて最後の一枚を脱いだ。
完全に硬直した二つの棒が、顔を出す。二人ともしっかり亀頭が頭を出しているが、少年らしく色は濃くない。
ハーマイオニーは最初、その勢いの良さに少しびっくりしていたようだが、すぐに臆する様子もなく、じっと観察し出した。ロンとハリーは、居心地悪そうにもじもじする。
一通り見て満足したのか、ハーマイオニーはとうとう、自らの体を守る最後の砦に手をかけた。引き下ろす一瞬、手が止まる。しかしすぐに引き下ろされ、おそらくここ数年間、誰にも見せたことの無い部分があらわになった。
下着がなくなると、ハーマイオニーの足の素晴らしさは一層際立った。その付け根は、髪と同じ色の柔らかそうな毛で飾り付けられている。
ハーマイオニーは「隠さない」と言った言葉通り、背筋をまっすぐに伸ばすと、両手を後ろに回して組んだ。今や彼女の女性らしい曲線の全てが、二人の少年の前にさらけ出されている。
ハーマイオニーはうつむいていた顔を起こすと、恥じらいながらも微笑んでみせた。それを見たハリーとロンの性器が、ビクリと震えた。
ハーマイオニーは少し手を口に当てて考えたあと、言った。
「じゃあ……ファーストキスはハリーにあげるね」
ハリーの顔が、緊張に強張った。彼にとってもファーストキスなのだ。一方、ロンはがっかりした表情でため息をつく。
ハーマイオニーはロンににこっと笑いかけると、言った。
「ロンはその間、私の体を自由に触っていいわ。それと、少ししたら交替させてあげる」
ロンはごくりと唾を飲み込むと、大慌てで激しく頭を縦に振った。
「じゃあハリー……」
「う、うん」
ハーマイオニーはハリーに近付くと、ゆっくりと両腕をあげて、彼の首に回した。平静そうな口ぶりの彼女だが、その指先は微かに震えている。ハリーもハーマイオニーに応えて、彼女の体に手をまわした。
抱き合った二人は一瞬、顔を近づけて見つめ合い、そしてまぶたを閉じた。ハーマイオニーはわずかに顔を傾け、ほんの少しだけ前に出る。二人の唇が、柔らかに触れた。
そのまま、お互いの唇の感触を感じて動かない二人。と、そこにおずおずとロンが近付き、ハーマイオニーの体に触れた。
脇の下の辺りに、ハーマイオニーを抱えるようにロンの手が触れ、それがすっと前にすべる。ハーマイオニーの幼さを残した二つの脹らみをロンの手の平がそっと包んだ。
ハーマイオニーの体がぴくっと震え、それをきっかけに、ハリーはそっと舌を出して彼女の唇を舐める。ハーマイオニーも唇をわずかに開け、舌を出してハリーのそれにくっつけた。
ハリーとハーマイオニーの舌が、ゆっくりとお互いをなぞりあう。まるで柔らかい二つの生き物が初めて出会い、挨拶を交わしているかのようにやさしく触れ合い、すり合わせる。
二人の吐息の中、でゆるゆると輪郭を確かめるように動く二つの舌は、次第に大胆に、激しい動きに変化していった。
相手の口の中にまで舌を差し込む。舌と舌を絡めあい、伝ってくる相手の唾液をすする。そしてそれが自分の咽喉を流れ落ちる度に体が熱くなるのだ。
ちゅぷっ、にちゅっという唾液のはじける音が部屋の空気を静かに動かした。
二人の口から唾液が溢れだし、顎を伝っていくが、それを意にも介さず、ハリーとハーマイオニーはキスを続けた。
一方ロンの方はといえば、最初は優しく胸をさするだけだった。
しかしハリーとの熱烈なキスにあてられ、またハーマイオニーがいやがる素振りを見せないので、やはり次第に行為がエスカレートしていった。
ハーマイオニーの乳房を両掌でしっかりと抱き、パンやクッキーの生地をこねるかのように揉みまわす。ゴムのような、しかしそれよりも遙に扇情的な弾力に、ロンはおもわずハーマイオニーの首筋に顔をうずめ、うなじにキスをした。
首まわりに舌を這わせながら、胸の先端を指で軽くこねまわすと、ハーマイオニーの体がビクリと震える。
右手で乳房をこね回すのを継続しながら、左手を彼女の太腿に這わせるロン。しばらくその滑らかな肌触りを楽しむと、かすかなためらいを見せながら、股間の割れ目へと指を持っていった。
そのまましっとりと濡れた感触を楽しんでいると、ハーマイオニーが時々、体を震わせた。
一体どれくらい経ったのか、三人の時間の感覚がおかしくなりかける頃、ハーマイオニーはハリーの首に回していた手を解いた。気配を察して、ハリーとロンも離れる。
ハーマイオニーは大きく息を吐くと、ベッドの上に用意しておいたハンカチで軽く口元を吹き、ロンの方へと向いた。
「それじゃ、交替ね」
3
ロンと向かいあったハーマイオニーは、今度はまったく躊躇する様子もなくロンの首に抱き付いた。思わずあたふたするロンの頭を引っ張るようにし、唇を押し付ける。
ハリーの時とは違い、そのまますぐに舌を入れ、深いキスに入った。積極的にロンの口の中に舌を送り込み、歯の列をなぞったりロンの舌を絡めとって吸ったりした。
最初は目を白黒させていたロンだが、ハーマイオニーの唇と舌の熱烈な愛撫を受けるにつれ、次第に顔が緩んできた。目がとろんとなり、口を開いて自分もハーマイオニーの口の中を舌で探る。明かに、ハーマイオニーはハリーとのキスから、いろいろなものを学んだのだ。
ハリーの方はというと、彼もまたロンと同じように後ろから、抱きすくめるようにハーマイオニーの体に手を回した。
彼女の乳房をぎゅっと掴むが、彼もまたハーマイオニーと同様、さきほどの激しいキスで高まっている。荒々しいとすら言える手つきで、ハーマイオニーの胸を揉みはじめる。
ぎゅっとハリーがハーマイオニーの胸を揉むと、彼女の胸はその激しい愛撫によってひしゃげ、変形し、ゆがみ、指の間からはみ出し、そして驚くべき弾力で魅力的な元の姿に戻る。
ハーマイオニーはロンとのキスを楽しみながらも、乳房から全身に広がる快感に眉根を寄せ、「ううんっ」と息を漏らした。
ハリーは両手を動かす一方で、ハーマイオニーの後頭部に顔を寄せ、その髪の毛に口付けする。一時間近く前のリンスの香がまだ残っており、それが淫らな運動で生まれたハーマイオニーの微かな汗と入り混じって、悩ましいほどに甘酸っぱい匂いになっていた。
ハリーはハーマイオニーの髪の毛に頬擦りをする。目の前に形の良い耳が現れたので、そっと甘噛みしてみるとハーマイオニーの体が震えた。
と、舌が疲れたのか、ハーマイオニーはそっと唇を離した。ハーマイオニーとロンの口の間に、透明な唾液の橋がかかったかと思うと、ぷつんと切れる。
ロンはキスの余韻に浸って目を閉じていたが、やがて目を開き、少しだけ首をかしげた。キスの時間が、ハリーより短く感じたのだ。
ハーマイオニーはロンの懸念を感じとったのか、笑顔を見せると、そっと左脚を前に出した。
太腿の部分がちょうどロンの、金属棒に布を巻いたように固くそそり立つ性器の先端に触れ、その柔らかさと体温にロンの体が思わず跳ねる。ロンはうめき声をあげたが、すぐにハーマイオニーのキスで塞がれてしまう。
ハーマイオニーはその状態でキスを続けた。ロンの性器の動きを肢で感じることにより、どうすればより喜ぶのかを反応から掴みとっているのだ。
ちゅぷっ、にちゅっと音を立てて舌をからませたり、ロンの口から流れこんできた唾液をこくんと音を立てて飲んだり、耳元から首筋にかけてを指先で愛撫してあげると、ロンの肉棒はびくり、びくんと震え、彼の吐息が大きくなるのだ。
ハリーの方は、胸の感触を味わうのをやめて、ハーマイオニーの体全体をさするようにしながら、次第に下へと降りていった。
彼女の腹の辺りを撫でまわしつつ、背骨にそって滑らかな肌に口付けをしていく。
ハリーはそのまま膝をつくと、ハーマイオニーの太腿に頬を寄せ、両手のひらと唇でその瑞々しい感触を味わった。
ひとしきり美脚の素晴らしさを堪能したハリーは、次にハーマイオニーの股間に顔を近づけた。ハーマイオニーは左脚を前に出しているので、横半身の状態である。
ハリーが腰を押さえて、もう少し体を横に開くようにゆっくりと押すと、ハーマイオニーもハリーの意図を察して、無理が出ない程度に体をねじる。
ハリーは指をつかってそっとハーマイオニーの性器を広げてみたり、引っ張ってみたり、少しだけ中に入れてみたりしていたが、やがて吸い寄せられるようにしてそこに口づけをした。
両手で脚をさわりながら、舌を這わせると、ハーマイオニーの体が大きく揺れる。左脚を前につきだしている分、体重が右脚一本にかかっているのだが、その支えが崩れそうになった。慌ててロンにしがみつく。
彼女の胸とロンの胸板が強く密着し、柔らかな乳房がぎゅっと押し潰された。
ロンは少し驚いたようだが、やがて片手を腰に回して彼女を支えるのに使いつつ、もう片方の手を前に持ってきて、ハーマイオニーの胸を揉み出した。
必死でしがみつこうとするハーマイオニーだが、上下からの攻撃に、経験の浅い彼女の性感はとても耐えきれず、脚はがくがくと震え、ついにはロンの首に回していた手もほどけてベッドに倒れこんでしまった。
4
ハーマイオニーはべッドの上に仰向けで横たわり、快感の余韻に浸ってかすかに身じろぎした。顔を横に倒して荒い息をし、胸のふくらみが上下する。
ハリーはベッドのはしからぶらぶらと下がるハーマイオニーの両足を掴むと、ロンに指で彼女の頭の方を指した。
意図を察したロンは、ハーマイオニーの両肩を持った。二人で呼吸を合わせ、ハーマイオニーを持ち上げると、広いベッドの中心に移動させた。
ロンはハーマイオニーの体の脇に膝立ちで移動すると、かがみ込んでハーマイオニーの乳首を口に含んだ。
赤ん坊がするように音を立てて強く吸い込んだかと思うと、舌をふくらみのすそに這わせる。仰向けになってなお、形を失わない柔らかな小山を、円を描くように、そして少しずつ中心へと登りながら舐めまわした。
頂上のピンク色の部分にたどりつくと、今度は軽く歯を立てながら再び強く吸い上げる。左の胸を口で、右の胸は手で愛撫していた。
ハリーはハーマイオニーの両脚を折り曲げた。脛から膝、太腿とキスをしたり甘噛みしつつ、上に登っていく。そしてついに付け根にまで到達すると、顔を彼女の股間にうずめるようにして舌で割れ目を熱心に舐めはじめた。
「あ……うんっ……はぁ……」
友人二人の責めにあえぐハーマイオニー。顔を赤くして左右にふり、背中でシーツをこするように体を揺らし、溢れ出しそうになる快楽に戸惑っている。
しかし、ただされるがままにはなっていない。両足を寄せてハリーの頭を挟み、膝同士をすり合わせるようにして、柔らかい肌をハリーの顔におしつける。
右手はシーツを握って震えていたが、左手は横に伸ばし、ロンの肉棒をやさしく握って上下に動かしだした。
しばらく三人は、その体勢でお互いに快楽を注ぎあっていた。三人の荒い息遣い、ときおり混ざるあえぎ声、そして暖炉の火がはぜる音、それだけが三人が聞こえる音の全てだった。
「ん……あ、あれ? なんか……ちょっと変な……ああっ!」
ハーマイオニーの軽い叫び声と共に、彼女の腰がビクンと跳ねた。
一体何事かと、ハリーとロンが顔をあげる。
ハーマイオニーはぐったりと横たわって荒い息をしていた。やがて上半身を起こし、脚をたたんでその場に座ると、大きく深呼吸をして言った。
「なんでもない、わ。ちょっと、気持ちよすぎただけ。それより……」
ハーマイオニーは、自分と同じようにベッドに座りこんだ二人の股間を見た。どちらも空気を入れすぎた風船のように張り詰めていて、いまにも爆発しそうだ。
「そろそろ二人とも、辛くなってきてない? はじめま……しょう」
言われた二人は、何をはじめるのかたずねず、真剣な表情でうなずいた。
ハーマイオニーはベッドの下に転がっている杖に手を伸ばすと、それをとって自分の腹の辺りに向けた。ハリーたちが聞いたこともない呪文を唱えると、杖から出た火花が彼女のへその辺りに消えていく。
「なに、今の」
「避妊術。二人ともコンドームなんか持ってないでしょ?」
たずねたハリーは、ハーマイオニーの用意のよさに少し感心した。
「さて、これで準備はいいわ。でも、問題はどっちが先か、よね。キスみたいに軽いものじゃないし……」
杖をベッドの下に置きながら、ハーマイオニーが言う。とそこに、ロンが言葉を発した。
「あー、それについてだけど、ハリーが先の方がいいと思う」
ロンの言葉に、ハリーもハーマイオニーも目を見開いて彼の方を見た。ハリーが言い返す。
「そんなの悪いよ。コインかなんかでフェアに決めた方がいい」
「いや、やっぱりちょっと勇気が出ないよ。血が出るとか痛いとか聞いてるし……」
ロンはそう言ったが、彼の親友は二人とも、それが嘘だと直感した。
グリフィンドール生であり、これまでいくつもの危険と恐怖を共に乗り越えてきた仲間だ。意気地なしであるはずがない。
なおも反論しようとするハリーを、ハーマイオニーが制した。
「わかったわ。議論してても時間の無駄ですもの。その代わり」
ハーマイオニーはそこで言葉を切ると、ロンを押し倒すように彼の腰に飛び付いた。
ロンの性器に顔を近づけると、手で軽く押さえたあと、それをためらいなく桜色の唇で挟み、そのまま口の中におさめる。
「! ハーマイオニー!」
驚いたロンが反射的にハーマイオニーの頭をどかそうとするが、ハーマイオニーはうるさげにその手を払い、代わりに舌で亀頭を強めに舐め上げる。
「うあっ」
いまだかつてない、直接的な快感がロンの背筋をかけあがった。ハーマイオニーの体を触っている時にも不思議でやわらかな快楽があったが、これはもっと激しく、野性的だ。
ハーマイオニーの頭が上下に動き、肉棒を締め付ける唇が唾液の跡を残しながら往復する。舌が柔らかく絡みつく。
その、亀頭のすみずみまでを探索するかのような舌の動きに、ロンはうめきながらベッドに倒れた。そしてその体が大きく震える。
ハーマイオニーは、ロンの放出したものが漏れないよう、唇の圧力を強めながら、徐々に口から肉棒を抜いていった。
つるんと抜け落ちたロンの性器は、通常の大きさへと戻っていき、ハーマイオニーの唾液でぬらぬらと光っている。
頭を上げたハーマイオニーは手を口元へやったが、口の中のものを吐き出そうとはしなかった。「ん……」と少しつらそうな声を出したが、何度か小さく首筋が動いた。大きく深呼吸をして、つぶやく。
「こういう味がするんだ……」
「……ハーマイオニー、なんで……?」
身を起こしたロンの問いかけに、ハーマイオニーは答える。
「待ってる間、つらいかな、って思って」
ロンは少しうつむくと、「うん、ありがと」と言った。
ハーマイオニーはハリーの方に体を向けると、両手を彼にむかって伸ばした。
「さあハリー、待たせてごめんね。はじめましょう」
「う、うん」
ハリーは緊張した面持ちで答える。これまで裸で抱き合い、指と舌で触れ合ってきたとはいえ、これからすることは一線を越えることなのだ。
ハリーはハーマイオニーに抱き付くと、そっと押し倒した。横から、ロンもまた緊張した表情で二人を見ている。
ハリーは、自分の性器を、ハーマイオニーの性器にあてがった。これまでずっと舌で探ってきた場所なので、位置はわかる。
ハリーはハーマイオニーの瞳を見つめると、「じゃあ、いくよ」と小さな声で言う。ハーマイオニーがうなずくと、ハリーは腰に力を入れた。
充分に濡れていたせいか、先端部分はわずかな抵抗で入る。しかしある部分を越えたとたん、ハーマイオニーが顔をしかめた。
彼女の顔を見つめていたハリーはすぐさま腰の力を抜いたが、ハーマイオニーは「続けて」と言う。ハリーはさきほどより調節して腰を進めた。
眉根を寄せていたハーマイオニーは、一度「うっ」とうめいてから言った。
「むしろ一息に入れてくれた方がいいかも」
「ん、わかった」
ハリーとしても、その方がありがたかった。亀頭からビリビリ伝わって来る快楽が、さきほどからはやくはやくと急き立てていて、それを押さえるのに必死だったからだ。
ハリーは、少し息を吸い込むと、一気にハーマイオニーを貫いた。
「うぐ!」
ハーマイオニーの、食いしばった歯から、痛みを多量に含む声が漏れた。目を強く閉じ、両手はシーツをぎりぎりと握っている。
「ハーマイオニー!」
ハリーは慌てて引き抜こうとしたが、ハーマイオニーは「動かさないで」とほとんど悲鳴のように言った。シーツを離し、両腕をハリーの体に巻きつけて強くしがみつく。
ハリーはハーマイオニーの言う通り、動きを止めた。ハーマイオニーがかなり痛がっていることは、彼に抱き付いてくる腕の力の強さから、わかる。まるで彼が命綱であるかのようにハリーを離そうとしない。
ハリーは再び、ともすれば腰を動かそうとする快感と戦いながら、ハーマイオニーの痛みが少しでもそれればと、彼女の首筋にキスをした。ハーマイオニーの頭が、ぴくんと動く。
しばらくの間、二人はもちろん、横で固唾を飲んで見守るロンもふくめてじっと動かずに時が過ぎていった。
しかし次第次第に、ハーマイオニーの力は抜けていった。ふうっとため息をついて、頭をベッドに預ける。
ハーマイオニーの繋がったままの腰が、ほんの少しだけ上下した。その瞬間、ハリーがうめき、ハーマイオニーが「あっ」と小さく声をあげる。
一分ほど、二人は余韻に浸っていたが、やがてハリーが身を起こした。小さくなったハリーの性器が、するするとハーマイオニーから抜け出した。
ハーマイオニーの股間の辺りのシーツは、赤インクをこぼしたようになっていたが、そこに新たにピンク色のインクが加わる。
ロンはそれをじっと見ながら、全身の緊張を解き、「やっぱり後でよかったよ」とつぶやいた。
5
ハーマイオニーは下に落ちている服をさぐってポケットティッシュを取り出した。何枚かまとめて引き出し、自分の性器に当てる。そうやって、何度か顔をしかめながらハリーの精液と自分の血を拭き取った。
しかし、後から後から出てくるハリーの精液を拭きとるのに、ティッシュの半分を使ってしまう。
「しまった……残りはロンの時に残しとかなきゃいけないから、ハリーの分が無いわ」
ハリーの赤い筋がまとわりといた性器を見て、ハーマイオニーが困った声で言う。
「いいよ、服かなんかを使うから」
「何言ってるの、ほら、こっちきて」
首をかしげながらハリーがハーマイオニーのそばによると、彼女はいきなりハリーの腰に顔を突っ込み、小さくなった性器をくわえた。
「え? うあっ」
ハーマイオニーの舌が、ハリーの性器を拭うように動く。すみずみまで這いまわる丁寧な愛撫は、亀頭の割れ目までなぞりあげ、あらゆる部分を「拭き掃除」した。放出したばかりだというのに、ハリーの性器がハーマイオニーの口の中でむくむくと大きくなる。
ハーマイオニーはいったん口を離し、その固くそそり立ち、血管の浮き出ている肉の棒を見つめた。
「これは、もう一回出さなきゃ駄目ね」
そう言うと、ハーマイオニーは再び親友の性器を口にくわえた。
くびれから上の亀頭を口に含み、敏感な粘膜を舌でさぐる。竿の部分はやわらかな右手で包み、上下にしごいた。
亀頭を中心に責めていくとハリーの肉棒はますます張り詰めていく。
ハーマイオニーは、ふと思い付いて、残った左手でハリーの睾丸を触ってみた。片方の袋を、二本の指でそっとふれただけだったが、その瞬間くわえていたものがぐっと確度を増す。
ハーマイオニーはさらに手のひら全体で、袋をつつみこむように触った。ハリーの「うあっ」という声と共に、彼女の口の中で熱く、高い粘度の液体が溢れる。
ハーマイオニーは、口の中のものが再びハリーの性器を汚さないように慎重に口を離した。少し眉を寄せると、数回にわけてのみこむ。
あらためてハリーの性器を見ると、彼女の唾液で濡れてはいるものの、精液と血はきれいになくなっていた。
「ふう……。じゃあ次はロンの番ね」
連続発射でさすがに疲れたのか、ベッドに横になったハリーを尻目に、ハーマイオニーが言う。
ロンはしかし腕を組み、シーツに残る血の跡を見て言った。
「うーん、その前に、君、痛みを消す魔法とか使えないの?」
「無いことはないけど、痛覚だけじゃなくて感覚が全部消えちゃうのよね。遠慮しなくて大丈夫よ。そんなんなっちゃってるじゃない」
ハーマイオニーが指差した先には、ハーマイオニーのフェラチオを見ている間にすっかり勃起したロンの肉棒があった。
「でもなあ……」
なおもしぶるロンに、ハーマイオニーは「じゃあこうしましょう」と言った。
膝でロンのもとに歩いていき、不審げな顔をするロンに抱き付いて押し倒した。
鼻先数センチまで顔を近づけると、ハーマイオニーはにこりと笑って言う。
「私が動く方になるわ。そうすれば、痛みの調節も簡単にできるしね」
「わ、わかった」
すでにロンの先端はハーマイオニーのすべらかな下腹部の肌に触れており、その感触のせいでロンの声が裏返っている。
ハーマイオニーは、少し腰を浮かすと、ロンの性器をつまんで亀裂へと誘導した。ロンも少し頭をあげて、その様子を見守る。粘膜と粘膜が触れた瞬間、二人は軽くうめいた。
亀頭の先端が入ると、ハーマイオニーは体勢を戻し、ロンの肩に顔をうずめた。ロンは両手でハーマイオニーの背中をやさしくさする。
先ほどのでこりたのか、ハーマイオニーは一気に突き入れようとせず、ゆっくりと挿入させていった。
数ミリ入れては止め、数ミリ進んでは止める。ハーマイオニーは時折、「痛……」と声を漏らすものの、ハリーの時のような身を裂くようなショックは無いようだった。
ロンはというと、少しずつハーマイオニーの中に入っていくたびに、性感のうめき声をあげている。腰を動かしたいという衝動を逃すためか、背骨に熱い電流が流れるたびに、彼女の背中を撫でまわす手の動きがはやくなる。
そうやって、ついに二人の腰が密着した。
ハーマイオニーはロンの耳にキスすると、その顔をのぞきこんだ。
「全部入ったよ」
「うん、すご、く、気持ちいい」
ロンは強く目を閉じ、呼吸を荒げながら答えた。
「じゃあ、ちょっとずつ動かすね」
ハーマイオニーはほんの1センチほどの幅で、腰を上下させた。
痛みをかばっているのでゆっくりとした動きだが、ロンはすぐに反応する。
頭をのけぞらせ、うめき声を漏らし、ハーマイオニーの頭や背中をしきりになでまわした。
ハーマイオニーの腰がぐっと沈むのと、ロンがのけぞって腰をあげるのとが同時に起こった。その瞬間、ロンが叫ぶ。
「あ、ハーマイオニー、それすごい!」
いきなりのロンの言葉に、ハーマイオニーは「え?」と聞き返した。ロンは思わずハーマイオニーの尻を掴むと、ぐっと押し、自分も腰を押し付ける。
ハーマイオニーが体の奥を突かれる圧迫感にうめくのと、ロンが自分の爆発と共にうめくのが同時だった。
自分の体の一番奥に精液を流し込まれる感触にハーマイオニーは震え、ロンは射精の快感と疲労に、ぐったりとベッドに体重をあずけた。
しばらくしてハーマイオニーが身を起こし、ハリーと同じように、ロンの性器を口できれいにした。ロンは驚くべき回復力を見せて三発目を放つ。
ハーマイオニーは、さすがに量が少なかったこともあってそれをさして苦労することもなく、一度で飲み込んだ。
一日目の練習はこうして終わった。
とそこに、いつの間にか近付いてきたハリーが抱き付いてきた。ハリーは無理に押し倒そうとせず、脇の下に手をあてがってそっと押す。二人はそのまま横ざまに倒れた。
「またするの?」
ハーマイオニーはちょっと驚いた風に言いながら、ハリーの股間に手を伸ばした。多少大きくなってはいるものの、それほど固くない。
「いや、さすがに無理だよ」
そう言って、ハリーはハーマイオニーにキスした。舌を入れようとしたが、ハーマイオニーは口を閉じて阻止する。顔を振って逃れると、申し訳なさそうに言った。
「駄目、まだロンのが口の中に残ってる」
「別に気にならないけど……」
ハリーがなおもキスをねだってくるので、ハーマイオニーもそれに応じて口を開き、ハリーの舌を受け入れた。
ロンがずりずりとベッドの上を這ってきて、ハーマイオニーの胸に後ろから手をやりながら、「僕も」とささやく。
ハーマイオニーはいったんハリーとのキスを中断すると、今度はロンの方に向き直って、うながされるままに深いキスをした。ハリーはその間、ハーマイオニーの髪の薫りを楽しみながら、彼女の亀裂をさすっている。
ハーマイオニーの二つの手は時に二人の性器を握ってこすり、時に胸板を撫でまわした。
三人はお互いの体をまさぐりあい、母親の子宮にいるような暖かな満足感と安心感を共有しながら、いつしか眠りに落ちていった。
鳥の甲高い鳴き声で、ハーマイオニーは目を覚ました。
軽く目をこすりながら両側を見ると、ハリーもロンもまだ穏やかな寝息を立てている。
「寝る予定じゃなかったのに……」
ハーマイオニーは体に絡みついている二人の手をそっとどかすと、壁にかかっている大きな振り子時計を見た。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
叫びの屋敷にふさわしい悲鳴に、ハリーもロンも飛び起きた。
「な、何? 何?」
「どうしたの!?」
ハーマイオニーは時計の方を指して叫ぶ。
「私たち、寝過ぎちゃったわ! 急がないと授業に間に合わない!」
ハリーもロンも、青ざめる。一時間目の授業は、魔法薬学だ!
三人は転がり落ちるようにして、ベッドの下の服に飛び付いた。大慌てで服を着始める。
「ハリー! あなたズボンを後ろ前反対に履いているわ!」
「うわ、しまった。でもハーマイオニー、君の持っている杖は僕のだよ!」
「二人とも、僕の右の靴下を見なかった!?」
・
・
・
・
「グリフィンドール、90点減点!」
5
─── 二日目 ───
ハーマイオニーは、ハリーの上にまたがって、そろそろと腰を上下させた。
「どう? まだ痛い?」
「ちょっと痛いけど……でも昨日に比べたらだいぶマシね。ハリーも動いてみて」
ハリーはハーマイオニーの腰を掴むと、軽く腰を突き入れる。ハーマイオニーは「あうっ」と声をあげたが、それはだいぶ艶のあるものだった。
─── 三日目 ───
ベッドの上で並んで立っているハリーとロン。ハーマイオニーは二人の前にひざまずいて、それぞれの性器を掴んでいた。
二つの肉棒を手で刺激しつつ、交互に口に含んで唇と舌で愛撫をする。
「こうして並べてみると……ハリーの方がちょっとだけ大きいかな」
「(・∀・)」
「(´・ω・`)」
「でも耐久力と回復力はロンの方が上ね」
「(´・ω・`)」
「(・∀・)」
─── 四日目 ───
「あ、ロン、あんまり激しくしないで」
四つん這いになっているハーマイオニーは、自分を後ろから貫いているロンに言った。
「ごめん、痛かった?」
「ううん、大丈夫、気持ちいいよ。ただ、あんまり揺すられるとハリーのがしゃぶり辛くて」
ハーマイオニーはそういうと、目の前の膝立ちになっているハリーの睾丸を口に含んだ。竿を手でこすりつつ、口の中ではしわを伸ばすように舌で袋を転がす。
「くっ……前から聞こうと思ってたんだけど、君、どこでこういうの覚えてくるの?」
あまりの気持ちよさに、ハーマイオニーの頭を掴んで耐えながらハリーが言う。
ハーマイオニーは、いったん口の中から袋を吐き出すと、事も無げに言った。
「そりゃ本に決まってるじゃない。貸す?」
─── 五日目 ───
「え!? やだ、ちょっと、それは駄目!」
ハーマイオニーの尻の奥に指を入れようとしていたハリーは、慌てて引っ込めた。
ロンの上に覆いかぶさるように抱き合っていた彼女は、上半身をひねってハリーの方を振り向く。若干の非難の調子を混ぜながら、ハーマイオニーは言った。
「もう、なんてことするのよ」
「でも、昨日君が貸してくれた本に書いてあったよ」
ハリーは軽く肩をすくめて言い返す。
ハーマイオニーは少しの間考えていたが、「あんまり奥のほうはいやよ」と言って、ロンとのディープキスに戻った。
─── 六日目 ───
「あ、昨日つけたキスマークが残ってら」
ベッドに横になっているハーマイオニーの胸を吸っていたロンが、つぶやく。
「ああ、歯型とか、一日ぐらい残ってる時があるよね」
同じくハーマイオニーの脚を舌で愛撫していたハリーが応えた。
「あんまり目立つところにつけちゃ駄目よ」
「うん……あ、いいこと思い付いた」
『いいことって?』
ハリーのつぶやきに、ハーマイオニーとロンが同時にたずねた。
ハリーはハーマイオニーの太ももに口付けると、ちゅうっと音を立てて吸った。口を離すときれいにキスマークが出来ている。
「明日、いよいよマルフォイとするんだよね。ちょっと嫌がらせしてやろうと思って。男からすると、女の子の体に自分以外のキスマークや歯型がついてるといやなものなんだよ」
「ああ、それはあるね。僕とハリーはうまく上下で住み分けできてるから、そういうことあんまりないけど」
ハリーとロンは目を見交わすと、張りきってハーマイオニーの体にキスマークと歯型をつけだした。ハリーは脚に、ロンは胸に。
「え? や、ちょっと、そんなにいっぱいつけちゃ痛いわよ!」
そしてついに、呪いの期限の日がやってきた。
すでに、ハーマイオニーはマルフォイとの待ち合わせの日時を決めている。
三人は、談話室のすみで、緊張の面持ちでお互いを見交わしていた。
「もうそろそろ行った方がいい」
ハリーが談話室の掛け時計を見て言った。
ロンは、忍びの地図を広げる。
「待ち合わせ場所は三階の廊下だったよね。うん、マルフォイはその場所にいる。グラップとゴイルはスリザリンの談話室だ」
「私一人だと思って、油断してるのかな」
ハーマイオニーが忍びの地図を横からのぞき込んで言った。
「まあ、向こうも何をしてくるかわからないからね。僕とロンが、透明マントをかぶって君のあとをつけるよ」
三人はもう一度、お互いの顔を見交わしてうなずきあうと、誰にも気づかれないよう注意しながら、グリフィンドールの談話室を出た。
待ち合わせ場所にいたマルフォイは、妙にそわそわして、落ち着かない様子だった。
ハーマイオニーの姿を見ると、「きたか」とつぶやき、「ついてこい」と言って踵を返し、早足に歩き始める。ハーマイオニーはマルフォイの態度に口を尖らせながら、その後を追った。
いくつもの見た事もない階段を上り下りし、通ったこともない廊下を歩く。しばらく進むと、マルフォイはなんの変哲もない壁の前で止まった。
「ここが目的地?」
「ああ。スリザリン生だけが知ってる部屋だ。フィルチも知らない。血みどろ男爵の居場所が近くにあるからビーブスも寄ってこない」
マルフォイはそっけない口調で答えると、壁の一部に右手を当て、何事かつぶやいた。
その途端、壁が四角に切り取られ、ドアとなって向こう側に開いた。
「入れ」とマルフォイがハーマイオニーの背中を押す。「きゃっ」と小さく叫んだハーマイオニーが中に消えると、マルフォイはすぐに後を追い、すばやく扉を閉めた。
動くものとてない無人の廊下に、「しまった」というつぶやきが小さく響く。透明マントを着たハリーとロンの声だ。
二人は、あっという間に壁に戻った扉の部分に寄ると、へばりつくようにして耳を当てた。
「何か聞こえるかい、ロン」
「駄目だ。どうする?」
ハリーたちはしばらく考えていたが、積極的な策は思い付かなかった。壁をいじってみたり適当に呪文を唱えてみたが、ピクリともしない。
「仕方ない。ここで待ち構えて、誰かマルフォイの仲間が来るのを待とう」
「でもハリー、誰も来なかったら?」
「マルフォイ一人くらい、ハーマイオニーならなんとかするさ。彼女を信じよう」
うなずいたものの、ロンは不安げな様子で、向こう側を透視するように壁を見つめた。
ハーマイオニーが入れられた部屋は、最初真っ暗で何も見えなかった。部屋の中は廊下と同じくらい寒く、若干かび臭い。扉が閉まる気配のすぐあとに、後ろでマルフォイが動く気配がする。
同時に、天井のシャンデリアに火が灯り、暖炉に赤々とした焔が舞い踊った。
ハーマイオニーは部屋の様子を見まわす。
広さは、叫びの屋敷で三人が使っていたものよりやや小さい。一人用と思われるベッドが一つ、小振りな振り子時計が一つ、一杯に怪しげな本が詰まった本棚が一つ、「セドリック・ディゴリーを応援しよう」バッチいくつか散らばっている机が二つあった。
調度の種類と数が多いせいか、ぐっと手狭に感じる。
「ふーん、ここでスリザリン生たちは悪巧みしてるってわけね」
ハーマイオニーは、バッチの置いてある机を見ながら、扉側、入って右の隅の方へあとずさり、し、壁に寄りかかった。ハリーたちは本来だったらそこに隠れているはずだが、なんの抵抗もなく背中が壁についてしまう。
ハーマイオニーはマルフォイに聞こえない程度に舌打ちしたが、表情には出さなかった。
「うるさいぞ、穢れた血め。さっさと脱げばいい」
ハーマイオニーは、『穢れた血』という言葉に、むっとしてじろりとマルフォイをにらみつけた。しかし何も言わず、自分の服に手をかける。
戸惑う様子もなく、かといってとりたてて急ぐ仕草も見せず、ハーマイオニーはまるでそこにマルフォイがいないかのように手際良く服と下着を脱ぎ捨てた。
あっという間に全裸になったハーマイオニーは、両手を腰に当てて胸を張り、仁王立ちになった。ふわりと広がった髪の毛、乳房のふくらみや股間のささやかな陰毛が暖炉からの光を受け、微妙な陰影をつける。
十四歳の少女としてはこれ以上望めないほどのプロポーションを男の目にさらしながら、彼女は恥じらうどころか薄く笑っていた。
「なにやってるの? 十二時までにしなきゃいけないんだから、はやくそっちも脱いでよ」
ハーマイオニーの言葉に、彼女の肢体に見とれていたマルフォイは我にかえった。
マルフォイは一瞬、ためらいを見せたが、慌てて服を脱ぎ出した。途中、腕が袖につっかえたりしながらも、服をとってく。
下着姿になったマルフォイは、良家の子息らしく、白くすらっとした体をしていた。白いブリーフがそれに拍車をかけている。筋肉も脂肪もあまりついておらず、中性的とも言える印象だ。
マルフォイは最後の一枚に手をかけ、少しだけためらったあと、一気にそれを降ろした。
ハーマイオニーが堂々と裸体をさらしているのに、それを餌食にする立場の彼が隠しては面子が立たない。マルフォイは腕を組み、胸を張ってみせた。
ハーマイオニーは彼の股間を見て、表情を変えた。
「( ´,_ゝ`)プッ」
「!?」
マルフォイは、ハーマイオニーの反応に激しく同様した。彼女は顔を赤らめるどころか、吹き出したのだ。
ハーマイオニーはふうっとため息をつくと、ずかずかとマルフォイに近寄る。部屋がそれほど広くないので、マルフォイはあっという間にベッド際に追い詰められた。
ハーマイオニーがどんっとマルフォイの胸を押すと、引け腰になっていたマルフォイはあっけなくベッドに倒れてしまう。ハーマイオニーは後を追うようにベッドに横になり、マルフォイの股間にとりついた。
性器を指でつまみ、大きな声で言う。
「なにこれ? 小さいわね」
「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」
ショックを受けた表情のマルフォイを見て、ハーマイオニーはにやっと笑い、続けざまに追い打ちをかける。
「そもそも勃ってないじゃない。そういえば、緊張し過ぎると縮んだままになるタイプの男がいるって聞いたけど、アレも小さけりゃ度胸も小さいのね。それに皮がだいぶあまってるじゃない、ちゃんと剥けるの?」
ハーマイオニーはいきなりマルフォイの皮を剥いた。ピンク色の亀頭が顔を出し、マルフォイが「痛っ」と声をあげる。
「仮性包茎ってやつね……。でも汚れてるじゃない。ちゃんと洗いなさいよね」
ハーマイオニーはベッドを降りて、脱ぎ散らした服のところまで行くと、ハンカチを取り出した。口に含んで、唾液をじっくりとしみ込ませる。再びマルフォイの性器のところへ戻ると、左手で皮を引き下ろしつつ、濡れたハンカチで恥垢を拭いさっていく。
布は充分に濡れているはずだが、それでも痛みを感じるらしく、マルフォイの腰が踊るのを強引に押さえ付ける。
「さ、これできれいになったわ。それにしても、この状態じゃセックスなんて無理じゃない。まったくやっかいな呪いをかけてくれたものね」
ハーマイオニーの口撃がそこでふっと休んだ。マルフォイは羞恥と屈辱で顔を真っ赤にしながら、なんとか言い返す。
「お、お前の魅力が足りないんじゃないのか」
それを聞いたハーマイオニーは、むっとすると、マルフォイのいまだしおれたままの肉棒を口に入れる。
最初、亀頭に舌を絡ませてみたが、それだとマルフォイが痛がるだけだった。しかたがないので、竿を唇でしごいたり、舐めまわしたりする。マルフォイの性器はあっという間に膨張した。もっとも、ハーマイオニーの見るところ、長さ・太さ共にハリーの三分の二ぐらいだ。
「なにが魅力が足りない、よ。それにしても、ほんとにこれが限界なの? まったく、こんなんじゃ、マルフォイ家もあなたの代で終わりなんじゃない? 血が濃くなると繁殖力が衰えるっていうけど、純血なんて所詮こんなものってわけね」
度重なる侮辱に、マルフォイは何か言おうとした。しかしそれを狙いすましてハーマイオニーが亀頭を指ではじいたため、彼は仰け反って言葉を飲みこんでしまう。
7
「さて、手早く終わらせましょうか」
ハーマイオニーは杖を拾って避妊術をかける。そして素早くマルフォイにまたがると、慣れた手つきでマルフォイのモノをつまみ、自分の性器へ誘導した。
ぐっと腰を下ろして受け入れると、マルフォイが「うううっ」とうめき声をあげる。
ハーマイオニーは上体を前に倒し、胸のふくらみをマルフォイの胸板に押し付けるようにした。顔を近づけたハーマイオニーは、初めて味わう女性の感触に目を閉じて耐えるマルフォイの耳に囁いた。
「ほら、純血の力を見せなさいよ。穢れた血の女の子に好き放題されて悔しいでしょ。私に悲鳴をあげさせることもできないの? そんな調子じゃ、いずれグラップやゴイルに愛想つかされるんじゃなーい?」
マルフォイは顔を紅潮させ、目尻に涙の浮かんだ目でハーマイオニーをきっとにらんだ。その瞬間、ハーマイオニーは腰を強めにバウンドさせる。
「うっ……!」
マルフォイはあっけなく達した。
ハーマイオニーはマルフォイの耳元に口を寄せて言う。
「かわいいあそこがピックピクね!」
ハーマイオニーは、射精の余韻でぐったりとしているマルフォイを置いて、ベッドを降りた。
精液を用意しておいたティッシュで拭き取ると、手際良く服を着る。
時計を見ると、十二時ジャストだ。手鏡を取り出して前歯を確認してみたが、異常は無い。
ドアに歩みより、ドアノブを掴んで回してみると、簡単に開いた。
「ふーん、内側からは簡単に開くのね」
ハーマイオニーは、部屋から出る前に、マルフォイの方を見た。ようやく起きあがり、ハーマイオニーの方は唇を噛んでにらみつけている。
「いいか、僕はお前たちに」
「もしあなたが!」
ハーマイオニーは、マルフォイの言葉を強い調子でさえぎった。
「もしあなたが私やハリーやロンに、何か危害を加えたら……あなたに関する、男として不名誉な噂がホグワーツを席巻するでしょうね。あなたはその噂が事実無根だと照明できるかしら?」
マルフォイは、言葉に詰まった。ハーマイオニーは口をパクパクさせて何かを言おうとするマルフォイを残し、部屋を出た。
ハーマイオニーが廊下に出ると、ハリーたちはすぐさま透明マントを脱いで姿を現した。
「どうだった!?」
「ひどいことされなかった!?」
ハーマイオニーは親指を立てた右の拳をぐっと前につきだすと、前歯を見せてにっこりと笑った。
終わり
>>11 アニメ板では普通だけど、ここではマズイのか?
>>43 海外では結構取り締まられてるって聞いたんで
直リンだったらここの存在がばれて摘発なんて流れになんないだろうかと。
さり気に良スレのヨカーン
46 :
1:04/06/26 02:07 ID:VDZOPynZ
>>44 じゃあ何、俺がアメリカの警察に逮捕されるってこと?
それであれか? エマ・ワトソンに「何よ、このスレ立て厨!」とか
「>>13-
>>42の内容を説明しないさい!」とか尋問されると。
何しろ、コラ画像までつくってるわけだし。
ところで、
>>42のラストって激しく良いね。
うん、何度読んでも面白い。
>1スレ立て乙!
アズカバンネタで盛り上がりたいなぁ。
黒犬×ハーとか、狼×ハーとか。ハァハァ
新スレおめ!
見事な連携プレイ。幸先いいですね
どーでもいいが
>48のIDが
「ルーピン・ディメンター・ハリ×ハー」に見える・・・
ハァハァ
>50
すげぇカップリングだなぁ(笑)
あーーー賢者の石見た余韻で寝れねー。
フラー様まだ?
>>53 つか、全体的にどの役者も声が合ってなかったな。
ロンはよかったけど。
エロの力もあるかもしれんが、珍しくハリポタ飽きずに見られる。
D・V・D!D・V・D!でも買おうかしら。
>>46 とりあえず直リンは次から避けろよ。
>>11 法律上は、ウェブ上に公開されたものは広く公開された情報なので
他人に告知する目的で直リン貼ってもなんら問題ないことになってまつ。
直リンがやかましくいわれるのはネチケットの問題ね。
厨が荒らすから。
2ちゃん的には負荷軽減の問題もあるが。
>57
ダンマクとかか?
もしディメンターが、綺麗な女性達だったら
ハァハァハァハァ
吸われたい・・・吸われたいよ・・・ハァハァ
あの長い爪の先でコチョコチョされるのも・・・(;´Д`)ハァハァ
62 :
名無しさん@ピンキー:04/06/27 12:03 ID:ETWFXBWk
ハァハァハァハァ
ここあsage新興ですか
67 :
名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:51 ID:EIG2o5/j
ハリーとロンとハーたんの3Pキボンヌ
せっかく来日したというのに、このスレの住人は生ワトソンには興味なしですか?
エマたん来日ってほんとですか?
見たヤシいる?
>>69 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040627-00000018-sph-ent
www2.rosenet.ne.jp/~chatnoir/harry/info/event/event.htm
写真はないけど来たのは本当らしい。
ロンの時ほどは騒がれなかったな。
>70
thanks.
明日のフジをチェックか…
72 :
名無しさん@ピンキー:04/06/28 21:12 ID:k9oQZENp
すっかりメス豚、ハーマイオニー初来日
http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_06/g2004062806.html ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは、ハリー・ポッター1作目では、肌も見せずに、胸やワイセツ物の露出もなかった。
にもかかわらず、来日したエマ・ワトソン(14才)は、すっかり変わった。
ヘソを見せるなど露出度が増えた。しかも体つきはオッパイが成長し、腰つきもピチピチになり、すっかり卑猥なメス豚に成長した。そして写真を見る限り、ズボンの下から純白のショーツまで見えている。
下着も平気で見せるほどハレンチになったエマ・ワトソン。なりたいのはハリウッド女優か、それともアダルト女優か。
牝豚、ねぇ
ロン役のガキがインタビューで今後の展開を訊かれて
もしも、ロンがラスボスだったら超COOLだよねとか言ってて
あぁ、厨房はどこの国でも変わらんなぁと思ってワロタ
>>74 ロン「ハリー!君には永年の親友が殺せるかい?」
ハリー「アバダ ケタブラ」
ハリー・ポッターと近所の牛 〜完〜
ハリー即死魔法まで使いこなすとはw
ドラコにほえ面かかせるハーミーもいいが受身のハーたんと強気ドラコも見たい
「ふん?近くで見ると案外見られる顔じゃないかグレンジャー」
そう言いながらドラコは鼻の先が触れそうなほど近くでハーマイオニーの鳶色の瞳を覗き込んだ。
「馬鹿なこと言ってないで離してよマルフォイ!」
ひ弱に見えていた腕を振り解けない事に動揺したハーマイオニーが声を上げる。
「何する気なの?人を呼ぶわよ!」
「ご自由に。今の状況を見られてもいいならね」
事も無げにそう返されてハーマイオニーは下唇を噛む。
日の暮れかかるこの時間、スリザリン寮の裏の芝生でドラコに組み敷かれている姿を誰かに見られるなど、その後の事を考えると死んだ方がマシだ。そんな彼女を馬鹿にしたようにクッと低く笑うと、ドラコはハーマーオニーの固く結ばれた唇に自分の唇を押し付けた。
「んっ…!?」
突然の事に驚いたハーマイオニーは思わず唇を開き、隙を逃さずドラコが舌を絡めた。そのまま舌先で歯をなぞり、柔らかな舌に軽く吸い付き、ハーマイオニーの口の中を犯し尽くす。
はじめはドラコを押し退けようと腕を突っ張ったり見た目ほど薄くない胸を殴ったりしていたハーマイオニーも、執拗に舌を絡められ、同時に首筋を指でなぞられるうちに徐々に体の力が抜けていった。
ようやくドラコが彼女の唇を解放した時、先程沈みかけていた太陽はすっかり姿を消していた。
月の光に照らされた芝生の上で頬を朱に染め、濡れた唇で荒く息をするハーマイオニーの姿はひどく男の劣情をそそる。その首筋に指を這わせながらドラコが口を開いた。
「父上が"魔力を持った『穢れた血』の女は淫乱だ≠ニ仰っていたが本当のようだな」
「…っ!誰がっ…!」
怒りでさらに顔を赤くしたハーマイオニーは言い返そうとしたが、その言葉は途中で止まった。冷たい手のひらがスカートの中に潜り込み彼女の太ももを撫で回し始めたからだ。
「違うとでも言いたいのか?」
耳元で囁きながら、今や彼の事を目の端に涙を浮かべて睨む事しか出来ない少女を見つめてドラコは父親そっくりの冷ややかな笑みを浮かべた。
「試してみようか」
みたいな感じのを妄想してハァハァする毎日。
上の続きキボン!
むぅ、ハリポタスレあったのか、、、
前スレのタイトルはハリー・ハリポタとかで引っかからなかったから気づかなかった。。。
だ、だれか、前スレのログをDatでいいんであげてくれる人おらんじゃろうか
>80のIDが涙と涎流して喜んでるように見えるw
>77
同じく続きキボーンヌ !!!
夕暮れの芝生で悶えるハーミー、イイ !!!
82 :
77:04/06/29 14:13 ID:4W/bc00k
ワイドショーでエマとルパートのインタビュー見てウハウハ書き込みに来たら…
職人!?待って漏れSSとか文章書いた事ないんだけど(;゚д゚)
えーと… じゃあ、神降臨もまだないようなのでなんとか妄想をカタチにしてみる。
がんがれ、きっともまいならなれる
77ガンバレ!
77を読んでマルフィーさんは好きな子いじめの典型にしかみえなくなりました。
マルフィー「試してみようか」
ハリー「クルーシオ」
すいませんすいまSねのgほんとうにごめんないうわnにするやめr
ガラハドを殺した時のようだ
88 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 21:00 ID:jFOJxPki
77に期待
77グッジョブ!
ノーマルにラブいハリー×ハーマイオニーキボンヌ。
ありそうで意外とないから…
ハゲド。 ハリーとハーマイオニーって、
主人公とヒロインなのにあんまり無い。(´Д`)
最終的には、この二人に落ち着きそうだと思うんだけどね。
ハーマイオニーってヒロインなのか?
勿論
94 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:04 ID:P4NsvyWD
ハリーとロンとハーたんの3P物またお願いしまつ
ヒロインはチャン・コーハンの方だろ
>>77 「父上が"魔力を持った『穢れた血』の女は淫乱だ≠ニ仰っていたが本当のようだな」
↑このような「言葉による陵辱」をお願いします。
誰か!!大人×ハーたん派はいないのか!?
>97
ノ
子供同士もいいのだが、大人衆×ハーたんハァハァ
ルシ・スネあたりでひとつ・・・
ルシ×ハーに一票。スネが入るならハー×スネでしかもやられっ放しじゃないと認めん!
・・・・ゴメン、趣味垂れ流した。
100 :
妄想:04/06/30 03:13 ID:m1MrqMnQ
その夜、ハーマイオニーはどうしても怪物学で判らない事があり、夕方にハグリッドの部屋に尋ねて行った
ハグリッドはお茶をご馳走し、椅子に座り質問に答えていたが
「ねぇハグリッド、怪物達はどうやって子供を残すの?」
「ブフゥッ!」
「キャァッ!汚いわねハグリッド!」
「いや、すまねぇイキナリそういう事聞くから噴出しちまった」
「まったく、で、ハグリッドは知ってるの?」
「あー、おう大体は知ってるが…実際に見た事はねぇなぁ」
「そうなの、それでどうやって子供が出来るの?」
「それはだなぁ…こいつを餌に混ぜて一日放てば、何処かで作って来んだよ」
そういうと棚から丸薬を取り出しハーマイオニーに見せた
「へぇー、一つ貸してね」
「おいおい、これは貴重な…とっ…」
そういうとハグリッドから丸薬を無理に取ろうとしてしまい、丸薬が散らばってしまった
「ごめんなさいハグリッド、拾うの手伝うわ…ぁ…?」
薬を拾おうと屈んだ途端、ハーマイオニーの体から力が抜けとても強く交わりたいと言う意思が湧き出してくる
「おい、どうした!まさか飲んじまったんじゃねえだろうな!?」
「ハッ…あっ…助けて…お願い」
「チッ…何個飲んじまったか判らねぇが…怪物様の媚薬はいくら魔法使いでも人間にゃキツ過ぎる、解毒剤なんてものもねぇし…」
「ハグリッド…はぁ…うぅっ…」
「しょうがねぇ、入れる訳にはいかねえし指で何とかするか…」
そうして、ハグリッドとハーマイオニーの長い夜が始まった
と言う感じの妄想でした
101 :
77:04/06/30 05:36 ID:q2MZJrgf
しかし徹夜で何やってんだろうな漏れ。
ドラハー1.
「どうしてスリザリン寮の方が図書館に近いのかしら?不公平だわ」
夕陽の差し込む廊下を、ふわふわの髪の毛を揺らして早足で歩きながらハーマイオニーは呟いた。
今日出された課題の参考になりそうな本がハーマイオニーの身長の半分もある上に分厚すぎたため寮に持ち込むのは断念して、放課後になってすぐ
羊皮紙と教科書、羽ペンを持って図書館に飛び込みマダム・ピンスに追い出されるまで黙々と課題をこなしていたのだ。
図書館を出る時には夕焼けの色に染まっていた空も、中庭に沿った渡り廊下を3本通り過ぎる頃には東の方から徐々に青くなってきていて、ハーマイオニーは門限に間に合うようにさらに足を早めて廊下の角を曲がった。
「うわっ…」「きゃっ!」
ちょうど角の反対側から曲がろうとしていた誰かに出会い頭に衝突しそうになり、ハーマイオニーは持っていた羊皮紙や筆記用具をばらばらと取り落とした。
相手の顔も見ずに「ごめんなさい!」と言いながら慌てて床に散らばったペンやインク瓶を拾い始めると、突然目の前の足が課題を書きかけの羊皮紙を踏みつけた。驚いてハーマイオニーが足の主を見上げると、ほぼ予想通りその相手はドラコ・マルフォイであった。
102 :
77:04/06/30 05:46 ID:q2MZJrgf
2.
「おやおや、誰かと思えばグリフィンドールきっての秀才グレンジャーじゃないか。こんな時間まで図書館でお勉強とは、さすが優等生は違うね」
床に膝をついた状態で険しい表情で見上げるハーマイオニーを腰に手を当てて見下ろし、ドラコはニヤリと口元を歪ませた。
「私がどんな時間に勉強してようと関係ないでしょ、足をどけてよマルフォイ」
「それが人にものを頼む態度か?グレンジャー」
ザリッと音を立てて羊皮紙を踏みにじり、馬鹿にしきった顔で笑うドラコを見上げてハーマイオニーは眉間に皺を寄せてなんとか足をどけさせようとするが、両手で掴んで
力いっぱい引っ張ってもドラコの足はビクともしない。必死な表情でで自分の足にしがみつくハーマイオニーをニヤニヤと笑いながら見てドラコはさらに続ける。
「地面に額を擦り付けて頼むならどけてやるよ」
ハーマイオニーの頬に朱が走った。
「つっ!」
ドラコが呻き声を上げる。ハーマイオニーが魔法薬学の教科書の角で思い切り足を殴ったのだ。
「くだらない事言ってないで、さっさとその汚い足をどけなさいよ!」
そう怒鳴りながら、ばしばしと教科書でドラコの足を殴り続けていると突然髪の毛を鷲掴みにされて無理矢理仰向かされ、痛みのあまりハーマイオニーは小さく悲鳴を上げた。
「ぅあ!」
「あまり調子に乗らないことだな、ハーマイオニー・グレンジャー」
ぶちぶちと嫌な音がするほど強く髪の毛を掴まれ、ハーマイオニーは教科書を床に落として両手でドラコの手首を掴み引き剥がそうとする。
苦痛に顔を歪めるハーマイオニーを見つめて目を細めるとドラコは何かを思いついた様子で足の下の羊皮紙を素早く拾い上げてハーマイオニーを突き飛ばし、羊皮紙を丸めて中庭へと放り投げた。
慌てて止めようとしたハーマイオニーの手はむなしく空を切り、バランスを崩して思わずドラコのローブにすがってしまう。とっさにすがりついてしまった悔しさと先ほどからの仕打ちに対する怒りで
顔を真っ赤にしたハーマイオニーは、掴んでいたローブを振り解いて投げられた羊皮紙の行方を追った。
その背中を見ながら、ドラコは自分の指に絡まったハーマイオニーの髪の毛にゆっくりと口付けて微かに笑みを浮かべた。
今日のところはこれで…ごめんね。おかあさんうまれてはじめてSSかいたから、ごめんね
いいよママン!
続き待ってる!
出来いい! 初めては思えない。続きキボン!
イイヨイイヨーがんがれ
素敵だよママン…!続きが楽しみだよ
ママン、上手いよママン!最後の一行に悶え…
続き楽しみにしてます。
77、なんか可愛いぞ(笑)
はじめてとは思えないうまさだ!!頑張れ!!!
>>77 ゆっくりでいいよ、マイペースで自分の納得したものを!
何なら、俺が新作コラで客をあっためておくから!
エロじゃないけど書いてもいい?ルーハーなんだけど…。
77タン
激しく続きキボン!
自分もハータンの髪をクンクンしたいであります(;´Д`)ハァハァ
77さん、これから楽しみ〜
111さんも待ってます!ワクワク(*゚∀゚)=3ムッハー
113 :
112:04/07/01 01:03 ID:2ARYGbLp
111さんじゃなかった110さん、待ってます…_| ̄|○
112さん、どうもありがとう。約2年振りに二次創作の為にキーボードに触れるので緊張する。
内容薄いけど、鞄公開記念として流してやってください。
罪ある愛がどれほど甘いか。
聖職者、そして生徒。
それ以前に。
大人、そして子供。
それ以前に。
狼、そして人間。
狼は人に恋をしてはいけない。私は罪を犯したのだ。
昔読んだ童話に「赤頭巾」という話があった。
狼は赤頭巾を食べてしまう。
狼は赤頭巾に恋したわけではなく、ただ己の空腹を満たしたかっただけなのだ。
私も同じ?
否だ。
虚ろな目をして、だらりと体を横たえるあの子を食べられるか?
私は狼だが、彼女を食べたいなどとは思わない。思いたくない。
私は彼女を愛した。
聖職者が生徒を。
大人が子供を。
そして、狼が人間を。
罪ある愛がどれほど甘いか。
白昼夢の中でどれ程君を汚したか。
聖職者という立場が。
大人という立場が。
狼という立場が。
罪ある愛を甘くさせる。
人の皮を被った狼は、温厚な笑顔を浮かべて何を考えているのやら。
職権を行使すれば、問題が解けた彼女に「よく出来たね」と頭を撫でてあげられる。
ボガートに脅されておびえる彼女に「大丈夫だよ」と優しく抱きしめてあげられる。
彼女の生徒という立場が。
子供という立場が。
人間という立場が。
私を罪ある愛へと堕としていく。
罪ある愛がどれほど甘いか。
お粗末様でした。もう少しリハビリして、エロ投下出来たらいいと思います。
失礼しました。。。
>>116 エロ風味満載なリリック ウマー。
ぜひ拡充キボーンヌ!GJ!
「赤ずきんちゃん」というベタベタなのも敢えてアリかも
と思ってみるテスト
116さん、乙!ありがd
綺麗な文章にうっとりさせてもらいました。
ルー×ハーも良いもんだね。
住人が増えたようで良かった…
>>110、読みたいね!
>>119 これも新作&初地上波放映の賜物でしょうか シアワセ
関係ないけど自分のIDがちょっとハーたんぽくて嬉しくなったり
121 :
77:04/07/01 05:29 ID:51MgUh5P
針ポタエロパロスレのみんなへげんきですか。いま投下してます
3.
芝生にわずかな傾斜があり、風も吹いているせいで羊皮紙は随分と転がっていってしまっていた。いつもなら決して足を踏み入れない
スリザリン寮の裏手の森に面した場所でハーマイオニーはやっとの事で羊皮紙を拾い上げた。瞬間、背後からヒュンッと杖を振る音とドラコの声が聞こえた。
「Locomotor Mortis」
振り返ろうとした瞬間、足が石になってしまったかのようにズシリと重くなったのに気付いたハーマイオニーは
ローブの内ポケットから杖を取り出そうとしてよろめき、その場に倒れこんだ。なんとか動かせる上半身だけを起こしてドラコに素早く杖を向けようとしたが、それより早くふたたびドラコが口を開いた。
「Expelliarmus!」
杖腕に電気が流れたような衝撃が走り、杖はハーマイオニーの手から飛び出して遠くの茂みに小さな音を立てて落ちた。呆然と杖が飛んで行った方向を見つめるハーマイオニーに近付きながら、ドラコは小さく鼻で笑った。
「いくら成績が学年一でも、実際にピンチの時に魔法を使えないんじゃ意味ないようだな。勉強になったよ」
笑いを含んだ声でそう言われて、ハーマイオニーは振り返ってキッとドラコを睨みつける。
「不意打ちで魔法を使わなきゃ私を這いつくばらせる事もできない、あんたみたいなひ弱なヤツよりマシよ!」
その言葉を聞いた途端、ドラコの顔から表情が消えた。ハーマイオニーは思わずぎくりと身をこわばらせ、感情に任せて相手を罵った事を後悔した。
122 :
77:04/07/01 05:33 ID:51MgUh5P
4.
「穢れた血≠イときが、この僕に随分とえらそうな口を聞くじゃないか」
抑揚のない口調でそう言うと、ドラコは杖をハーマイオニーに向けて2度振った。その瞬間足が軽くなったのを感じたハーマイオニーは慌てて立ち上がり、杖が落ちた方へ向かって走り出した。いや、走り出そうとした。
ドラコが一瞬でハーマイオニーに追いついて肩に手をかけ、そのまま地面に引きずり倒したのだ。
「不意打ちで魔法を使わなきゃ…なんだって?グレンジャー」
ドラコは仰向けに倒れたハーマイオニーの上に跨り、ハリー達に向けるものより数段嫌悪感を誘う笑みを青白い顔に浮かべて、分からない事のある小さな子供のように首を傾げてハーマイオニーを見下ろした。
「『不意打ちで魔法を使わなきゃ私を這いつくばらせる事もできない』、だったかな?」
ついさっきハーマイオニーが口にした言葉をなぞりながらクスクスと笑うとドラコはさも何かを思い出したという風にポンと手を打ち、先ほどから必死でドラコを自分の上からどかせようとじたばた振り回されているハーマイオニーの両腕の手首を掴んだ。
「『ひ弱なヤツ』とも言ってたな」
笑いながらそう言うとドラコはハーマイオニーの腕を頭の上で重ねさせ、左手だけで地面に押し付け右手で顎を掴み上を向かせた。
「ふーん?こうして近くで見ると案外見られる顔じゃないかグレンジャー」
そう言いながらドラコは鼻の先が触れそうなほどに顔を近づけてハーマイオニーの鳶色の瞳を覗き込んだ。
「馬鹿なこと言ってないで離しなさいよマルフォイ!」
ハリーやロンが自分の隣にいた時には弱々しげに見えていたドラコの腕を振り解けない事に動揺しハーマイオニーが声を上げる。
「何する気なの!?人を呼ぶわよ!」
「ご自由に。今のこの状況を見られてもいいならね」
事も無げにそう返されて、ハーマイオニーは下唇を噛む。
陽の暮れかかるこの時間にスリザリン寮の裏でドラコに組み敷かれている姿を誰かに見られるなど、その後の事を考えると死んだ方がマシだ。そんな彼女を馬鹿にしたようにクッと低く笑うと、ドラコはハーマイオニーの固く引き結ばれた唇に自分の唇を押し付けた。
123 :
77:04/07/01 05:42 ID:51MgUh5P
5.
「ん…っ!?」
予想外の事に驚いたハーマイオニーは思わず唇を開き、その隙を逃さずドラコがさらに深く唇を合わせて舌を絡めた。
そのまま逃れようとするハーマイオニーの舌を執拗に捏ね、舌先で歯をなぞり、口付ける角度を変えてまた唇を重ね柔らかな舌先を吸い、ハーマイオニーの口の中を犯し尽くす。
はじめのうちは覆い被さるドラコを押し退けようと腕を突っ張ったり、見た目ほどは薄くない胸板を握り拳で打ったりしていたハーマイオニーも、執拗に舌を絡められ、同時に首筋を細い指でなぞられるうちに徐々に体の力が抜けていった。
ハーマイオニーの柔らかな唇をたっぷりと味わい、ようやくドラコが彼女の唇を解放した時、先ほど沈みかけていた太陽はすっかり姿を消してしまっていた。
月の光に照らされた草の上で頬を朱に染めて瞼を伏せ、濡れた唇で荒く息をするハーマイオニーの姿はひどく男の劣情をそそるものだった。その首筋から柔らかい耳朶へと指を這わせながらドラコが口を開いた。
「なるほどね。以前父上が『魔力を持った穢れた血≠フ女は淫乱だ』と仰っていたが、本当のようだな」
「…っ…!誰がっ…!」
怒りでさらに顔を赤くしたハーマイオニーはドラコの言葉を否定しようとしたが、その言葉は途中で止まった。冷たい手のひらがスカートの中に潜り込み、彼女の滑らかな太ももを撫で回し始めたからだ。
「違うとでも言いたいのか?」
ハーマイオニーの耳に唇をつけて囁き、今や彼の事を目の端に涙を浮かべて睨む事しかできない少女を見つめてドラコは父親そっくりの冷ややかな笑みを浮かべた。
「試してみようか」
投下しておきました。たたかないでね 映画はみましたか?
つか>110さんの文章の綺麗さにちょっと愕然とした。そしてハァハァ
朝起きたら投下キテター!!!
>>77氏
最初にうpした文と絶妙に繋がってますね!
細かい描写がひとつひとつ丁寧で、息遣いが聞こえてきそう。
続き楽しみにしてます。映画見ますたw
幸せー!
このままもっと小説何いてほしい
127 :
116:04/07/01 14:08 ID:0KaT25ZQ
117さん、118さん、どうもありがとうございます。
叩かれるの覚悟で投下したのですが、喜んでもらえて嬉しいです!
77さん、文章が凄い上手です…!情景描写がうまいので臨場感があって、素敵です。
ありがたやーありがたやー!!
128 :
116:04/07/01 14:14 ID:0KaT25ZQ
せっかくなので、また書かせてもらいます。エロ無しですが…。
一応スネハーっぽいのを。
そうやって踵を返した時、視界の隅には見慣れた少女が。
そのマグル生まれの学年最優秀生は、分厚い本を数冊抱え込み、体を左右に揺らしながら歩いている。
魔法を使えば楽だろうに。妙なところで抜けている少女は、重そうに、だが大切そうに本を運ぶ。
その時、初めて耳に入ったのは外に降る雨音。
あの細い雨でさえ、遠く離れた天と地とを繋ぐのに。
この廊下を挟んだ彼と彼女を繋ぐものなど何もなかった。
男は、冷たく黒い瞳で少女を見送った。
そして、廊下に響く小さな足音が聞こえなくなってから。
男がまた、前を向いて歩き出した。
77さんと116さん、どちらも期待してます!ウマー!
ああ、幸せ〜
あぁ・・・あぁ、スネハーに異常にエロを感じてしまう自分は
今、とても幸せです。鬼畜スネよりこういう理性的スネが好きだ。
128タンありがとう!
132 :
116:04/07/02 17:34 ID:cHC2qU3D
129さん、130さん、131さん、観想ありがとうございますー!
スネハーはあんまり書いたことないんですが、私も鬼畜よりは理性的なスネの方がいいです。
鬼畜だと、ルシハーとかがいいかなーと。
また今晩にでも、ちょっと書いてみますね。
まだ駄文の域ですが、頑張ります。
あ、訂正。128の文章ですが、「男がまた」じゃなく「男はまた」でした。
スネに感情移入できるなんて、皆さん大人っぽいですね。
俺なんか、少年パパラッチのコリン君がハーたん盗撮、それをダシに
エッチを強要…とかいう幼稚なシチュエーションしか思いつかない。
あとは、ピクシーだっけ、あの妖精たちが何匹も体にたかって・・・とか。
134 :
133:04/07/02 21:52 ID:KXkWgKo2
なんか、つらつら書いてますんで(コリハー)、書けたらうpしていいですか?
俺の中では、ハーたんって上は「ぺた」で下は「つる」なんですが、それでもいいですかね?
5レスほど借りる予定です。
コリハーって事は・・・ハメ撮り?
136 :
133:04/07/02 22:37 ID:KXkWgKo2
>>135 いや、本番はナシで。その分、あまりエロくないかも。
というか、あんまり詳しくないせいか、ハリポタでも何でもないかもw
原作成分は、133氏や77氏にお任せしますんで。
>>133 つるぺたマンセー!お待ち申し上げております。
なんか前スレの元気のなさが嘘のようですな!
初代ログ保存してる人います?
イイ無料鯖を知ったので保管庫作ろうかと思って・・・
需要あれば。
138 :
133:04/07/03 00:09 ID:3hs63FQn
1
その写真を目の前に突き出されたとき、「まさか」と思った。ひったくるようにして両手で取り上げて見つめると、それは確かに自分だ。
バスルームで髪をタオルで拭いている……が、体には何の衣類もつけていない。ピントはやや甘かったが、まだ膨らんでもいない薄い胸と股間の亀裂が確認できる。
巧妙な合成写真ではないし、魔法を使ってつくった写真でもない。用意周到に盗み撮りされたものに間違いない。「なんてこと!」 ハーマイオニー・グレンジャーは、怒りと羞恥で頭が熱くなるのを感じた。
目の前で緊張している少年……いつも写真機を自慢げに持ち歩いているコリン・クリービーとかいう一年生に、精一杯の侮辱の視線をぶつけてみたものの、口から出る言葉は支離滅裂だった。
「まだ一年生のくせに…」「校内の風紀が…」「ホグワーツから放校に…」「マクゴナガル先生が…」などなど。話題を自分の全裸写真から校内の問題にそらそうと焦っているのだ。
コリンは、取り乱したハーマイオニーがすべての言葉を吐き出して、彼女が自分の立場を理解するまで待った。そう、もし写真を破かれても、ネガは寮の自室にある。何枚でも焼いて、男子生徒に配ってまわることなんて容易い。今夜にでも実行できる。
ホグワーツにいられなくなるのは、耳を真っ赤にしながら無意味な言葉を吐き散らかしているグレンジャー先輩のほうなのだ。
139 :
133:04/07/03 00:11 ID:3hs63FQn
2
「なぜ黙っているの?」と、ハーマイオニーはコリンをにらみつけた。答える代わりに、コリンは彼女の右手から写真を取り返そうとする。ハーマイオニーは、あわてて右手に力を入れるが、コリンの次の言葉に動きがとまった。
「これを校内にばら撒かれたくなければ……」「やめて!」 ハーマイオニーは叫んだが、コリンは続ける。「僕の言うとおりにしてください」。
長い沈黙が訪れた。夕陽の差し込む教室には誰も入ってこない。おそらく、コリンが誰も近寄らせない魔法を施したのだ、とハーマイオニーはあきらめた。
帳面を机に忘れてしまったのも、この教室にコリンが居合わせたのも、偶然にしては出来すぎている。そういう未知の魔法に、気がつかないうちに囚われてしまっているのではないか……だったら、早く抜け出す道を探そう。
「分かった、言われたとおりにするから」と、ハーマイオニーはなるべく感情を込めずに言った。「私には指一本さわらないで」。そこまで言うと、彼女は形のいい唇をきゅっとかみ締めた。
コリンは満足そうにうなずき、くしゃくしゃになった写真をポケットにねじこんだ。
140 :
133:04/07/03 00:12 ID:3hs63FQn
3
コリンの指示どおりに、ハーマイオニーはネクタイをほどき、ブラウスのボタンをひとつひとつ外していった。
すでに自分で脱いだローブとグリフィンドールのストライプの入ったセーターは、丁寧に椅子にかけてある。
コリンは、1メートルほど離れた座席から、立ったまま衣類を脱いでいくハーマイオニーの姿を凝視していた。
コリンは脱がせたい衣類の順番を指示するだけで、約束どおり触れてきたりはしない。
ハーマイオニーは彼の視線を意識しないように努めながら、細い指でゆっくりとボタンを外していく。薄く脂肪のついた胸が、白いブラウスからのぞく。
「脱ぐの?」と、ハーマイオニーはコリンの顔を見ずに言った。「いいえ、ちょっと前をはだけるだけにして。あと、ネクタイはそのまま首にかけておいてください」とコリンはうわずった声で答えた。
「どうせ全部見たいくせに」とハーマイオニーは小首をかしげてみせた。「ちょっと違うんです」とコリンは恥じらいを含んだ声で言う。「そのネクタイがないと、あの優等生のグレンジャー先輩が脱いでるって感動がないでしょう……それじゃ面白くないんです」。
141 :
133:04/07/03 00:14 ID:3hs63FQn
4
スカートと下着をとるときは、さすがにハーマイオニーは緊張した。ちっとも膨らんでない胸以上に、恥毛の生えていない子供じみた性器を下級生に見せることは、彼女のプライドを揺るがせた。
しかし、コリンは彼女の裸体をずっと前から知っている。写真に収めて、何度も眺めたに違いない。だったら今更……ひざ下までショーツを下ろすと、右足を上げてその白い布地を脱ぎすてた。
上体をかがめたとき、前をはだけたブラウスの隙間から、ポツンとした乳首がのぞいた。その薄桃色の愛らしい突起を見て、コリンは唾液を飲んだ。
そして、1メートル先にあるハーマイオニーの柔らかそうな性器に視線を落とすと、美しく引き締まった亀裂が目に飛び込んできた。それは、あまりに無防備にコリンの目の前に晒されていた。
「それじゃあ、もう出来ますよね?」 コリンの声は震えていた。ハーマイオニーは意味が分からず、首をつきだして「何を?」と聞き返した。
コリンは、震える指先で近くの机を指した。「グレンジャー先輩の大事なところを、机の角っこに押しつけてみせてください」。
142 :
133:04/07/03 00:16 ID:3hs63FQn
5
「グリフィンドールの他の先輩がやってるところ、見ちゃったんです。グレンジャー先輩もやってみせて下さい」とコリンは、やや哀願のこもった口調になった。
ハーマイオニーは、あまりの恥じらいに涙を浮かべて怒鳴った。「そんなはしたないこと!」「真似だけでもいいんです。それだけ見せてくれたら、もう写真のことは忘れますから」と、コリンも食い下がる。
ハーマイオニーは目をつぶると、形のいい顎を縦に何度か振った。
そして、コリンの指した机に近寄ると、丸みを帯びた角を見つめた。これなら痛い思いはしなくてすみそうだ。早く終わらせてしまおう。
ゆっくりと膝を曲げると、脚の付け根がちょうど角の部分に触れそうになる。不安定な姿勢を支えるため、ハーマイオニーは両手を突き出して机の端を握った。またブラウスが開いて、乳首が見える。
だが、今のコリンは彼女の陰部に起こる変化に期待していた。
柔らかい亀裂は机の角に合わせて、あっけなく左右に広がる。
ハーマイオニーは、顔を上げてコリンに聞く。「こ、これでいいの?」 その緊張と戸惑いに上気した表情が、優等生の先輩というには頼りなく、その愛らしさにコリンは軽いめまいを覚えた。
彼は乾いた喉から声を絞り出す。「もっと深く……いえ、深くと浅くを繰り返すんです」。
143 :
133:04/07/03 00:17 ID:3hs63FQn
6
黒のローファー靴がキュッと鳴る。ハーマイオニーの陰裂の奥では、ほどよく丸まった机の角が、小さな膣口にぴったりと嵌まっていた。
彼女の細い足が伸びる。膣口が離れ、そこから分泌された透明な液が糸をひく。再び腰を沈めると、粘液のあふれる下品な音が静かな教室に響いた。
他に聞こえる音といったら、ハーマイオニーの白い歯の間から漏れる吐息ばかりだ。
コリンは、自慰に熱中するハーマイオニーの姿を凝視しつづけた。彼女が腰を前後するたび、白いブラウスが揺れて小さな乳首が見える。やや充血して、生意気に勃起している。
そして、腰の動きに合わせて、なめらかに机の角に密着する亀裂は、あふれ出た液体のせいで、ぬめぬめと光沢を帯びてきた。
つま先を伸ばして腰を浮かせ、またゆっくりと陰裂で机の角を飲み込む。たまに擦れるせいで、幼い陰核がひくひくと脈打ち、そのたびハーマイオニーは深く切ないため息をもらす。
144 :
133:04/07/03 00:19 ID:3hs63FQn
7
あの優秀で勝気なグレンジャー先輩が、放課後の教室でこんなことを……早熟なコリンは、ハーマイオニーの陰部から分泌されている液の意味も、彼女の陶酔した表情の意味も分かっていた。
このまま続ければ、彼女は絶頂を迎えてしまうだろう。
「先輩、もうやめていいですよ」と不意にコリンは大声を出した。ハーマイオニーが驚いて目を開く。コリンは、彼女の困惑した表情に胸を突かれた。
途中で行為を中断させられることは、おそらく辛いことなのだ。少なくとも、今のハーマイオニーにとっては、そうだった。自分でも驚くほど甘ったれた、嘆願するような声が出た。「……どうして? 続けちゃだめ?」
コリンは、決まり悪そうに頭をかいた。「何というか……そのまま続けてしまったら、先輩が先輩でなくなる気がして……それが怖いんです」。今度は、コリンが頬を赤らめる番だった。「グレンジャー先輩は、他の先輩とは違うんです。ただの女の人になっちゃだめなんです」。
その意味は、ハーマイオニーには分かりかねた。ただ、あれほど小憎らしかったコリンが、今では弟のように愛しく感じられるのが、我ながら不思議だった。
145 :
133:04/07/03 00:20 ID:3hs63FQn
8
彼女は、うつむいているコリンの手をとり、腰をかがめて頬に接吻した。コリンは柔らかい唇の感触に跳ね上がって、ハーマイオニーの顔を見た。先ほどの狂おしい表情とは別人のような暖かい微笑が目の前にある。
「もう、こんな悪戯しない?」 ささやき声が、コリンの耳朶をくすぐった。「ごめんなさい」と、華のような微笑を直視できずにコリンは視線を下げた。
すると、薄桃色の愛らしい乳首が視界に入ってくる。
「悪戯しないって約束するなら、ちょっとだけ触らせてあげる」。早口で告げると、ハーマイオニーはコリンの口を口でふさいだ。
魔法が切れるまでには、まだ時間がある。教室には誰も立ち入れないはずだ。コリンは震える両手で、勝気で気分屋のグレンジャー先輩のブラウスを左右に広げ、その白い胸に顔をうずめた。
END
>>138-145 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「女」じゃないハーたん萌え。
触れ合わないのにエロい。しかも大穴のコリン相手。
晴天の霹靂ですた。かなりドキドキしますた。
高らかにGJ!ぜひまた書いてください!
147 :
116:04/07/03 00:48 ID:O+G7bELH
>>133さん
うまっ!!コリンは大穴だった・・・!!
年上のお姉さんなハーマイオニーが萌えですね。
コリンはいいカメラマンになりそうな気がする(笑)
この後に投下するの緊張するなぁ・・・
コリンは魔法界の篠山紀信ですな。乙です。
久しぶりにハリハーを見たいと思うのは漏れだけですか?
133さん、GJ!(*゚∀゚)=3ムッハー
ハーももちろんだけどコリン可愛い!
ちっとも下品さを感じないし、終わり方が素敵だね
また新作待ってます!
このスレ、神がいっぱいで嬉しいよ
同じくハリハーを待ち続けてるYO。
151 :
116:04/07/03 01:00 ID:O+G7bELH
途中までだけど投下。流れぶった切り気味ですいません。
趣味でまたルーハーになっちゃったけど…。
弱々しいノックが響いた。
甘い感情が傷みを伴って彼を締め付けたのは、彼女の足音が響いて、彼の部屋の前で止まった時。
その足音が彼女のものであると、彼にはわかっていた。
「どうぞ」
ゆっくりと、扉が開かれる。
「こんにちは、先生。あの、宿題を提出にきました」
そう言って差し出された羊皮紙の束。
「あれ、もう書いたの?提出は来週だったよね?早いなぁ…量も凄いね」
「まとめたいと思うことがいっぱいあって」
疲れたような、でも嬉しそうな声で、ハーマイオニーは答える。
「あー、そうだ。何か飲む?」
「いいえ、ルーピン先生。私、まだやらなくちゃいけないことがあるので、失礼します」
「いや、駄目だ。ここに座りなさい」
強制的に椅子を引かれ、座らせられる。少し悪戯っぽい表情でウインクして、男は続けた。
「教師は生徒の悩みにも敏感じゃなくちゃいけない。君のそんな表情を見ているのは私も辛い」
ハーマイオニーは少し、俯いた。
152 :
116:04/07/03 01:01 ID:O+G7bELH
「私は平気です。一人で…大丈夫なんです」
「その目の下の隈。可愛い顔が台無しだ。ちゃんと寝てるのかい?」
「寝ています!私は…私は。自分の健康管理は出来ていますから」
「そうかい?その割にはここの所食欲が無いみたいだね。歩きもふらついて見える」
「そんなこと、ないです。私、失礼します…」
立ち上がろうとするハーマイオニーの肩を、ルーピンが押さえる。
「ほら、待って。今、いいものを持ってくるから」
いいもの?と首を傾げるハーマイオニーを後にして、ルーピンは部屋の奥へと入っていった。
暫くして。
「甘い香り…」
「だろう?」
白い、少し薄汚れたマグカップを二つ、ルーピンは机に置いた。
そして懐からチョコを取り出し砕いて入れる。
「飲みなさい。疲れが取れるから」
「…い、いただきます」
暖かなミルクが、喉を通る。チョコの甘みが優しく鼻腔をくすぐる。
優しい味が、全身の疲れを拭い去ってくれるようだった。
153 :
116:04/07/03 01:03 ID:O+G7bELH
「…美味しいです」
「私の得意料理だからね。あぁ、そうそう。疲れた時は甘いものが一番だ」
「料理…?」
ルーピンも腰掛け、ミルクを啜る。
「あちっ」
その声に、ハーマイオニーが笑う。
それを見て、ルーピンも苦笑した。
「君の笑顔を見たのは、久しぶりな感じがするよ。君はここの所、何もかも背負いすぎに見える」
「…」
「誰かを頼るのも、時には必要だよ?私を頼ってくれても構わない」
「誰かに頼るのは、甘えのような気がして」
「そんなことは無い。甘えじゃないよ。信頼している証拠だ」
ルーピンが立ち上がり、腰を屈める。
「こんな疲れた顔をして。見ているこっちが心配してしまう」
骨ばった指が、ハーマイオニーの目の下を優しくなぞった。
とたん、ハーマイオニーの胸に熱い物が込み上げる。
溢れ出しそうな感情で、体がいっぱいになる。
この胸の熱さを、証明するものが形になってしまいそうになって、ハーマイオニーは上を見上げた。
155 :
116:04/07/03 01:05 ID:O+G7bELH
「少し休んだ方がいい」
その言葉に、ハーマイオニーは頷いた。
頷くハーマイオニーを見て、ルーピンは優しく微笑んだ。
「よろしい。グリフィンドールに5点だ。忠告は素直に受け入れる、いいことだね」
カップの残りを啜りながら、ハーマイオニーは困ったように笑った。
「まだ夕食まで時間があるね。この部屋でゆっくりしていくといいよ」
「はい、先生」
心なしか、ハーマイオニーの顔には赤味が戻ったようだった。
セピア色の瞳も、輝きが増し、部屋を灯す蝋燭の光を瞳に宿して。
156 :
116:04/07/03 01:07 ID:O+G7bELH
お粗末様でした。明日にでも続き書きにきます。エロ持ち込めるかなぁ…。
何かいいシチュあったらアドバイスください。
116さん、明日が楽しみです…(*´Д`*)ハァハァハァハァ
ホットチョコ飲みたくなってきたよ。
158 :
133:04/07/03 01:30 ID:3hs63FQn
好評なようで、ホッと一息です……皆さん、ありがとうございました。
お礼に新作コラをUPしたいのですが、板ちがいですか? そうですか……
こういうのって初めて書いたけど、なんちゅうか、人間性が出ますね。
性的な嗜好だけでなくて、書いた人の精神年齢とか人生経験とか。
>>116氏は、きっと精神的に大人なんだと思います。俺には無理だ、この雰囲気。
自分でつくったコラを見てみると、ホントに「つるぺたの胸チラ」が大好きであることが分かります。
何にせよ、こんなにスレが盛り上がってくれて嬉しいかぎり(´―`)
>>116 ルー先生ってどうしてこう…お飲み物をサーブするのが様になるんでしょうねw
続きが楽しみ。
ミルクこぼしたまんま放置してるあのルーハーも掘り起こさなければorz
>>137 専用ブラウザのログが、902までなら・・・orz
>>160 それでもイイ!と思われ
903以降に投稿があったんだったらorzだが・・・
162 :
77:04/07/03 05:37 ID:ZIYpt34v
友達とエロポタ話中、スネ教授とハーたんなら教授が受身だと主張したら可哀想な人を見る目で見られました。
凹みながらここへ来たら萌え作品がイパイあって一気に復活(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア ノ \ア
6.
「い…いや……」
顔を強張らせてドラコを見上げ、ハーマイオニーは震えるか細い声を漏らした。今の自分に逃げる術がないない事はさっき身を持って理解させられている。
この際スリザリン生でもいいから通りかからないかと渡り廊下に目をやったが、暗闇のはるか向こうで壁にかけられた松明の明かりが小さくちらちらと揺れ、
明かりからかなり離れた薄暗闇で黒いローブの2人が重なっているのを見つけるのはまず無理であろう事を彼女に見せ付ける。
どんどん青ざめていくハーマイオニーの顔を見ながら、ドラコはハーマイオニーの太ももに這わせていた手を素早く滑らせ閉じられた膝の間に割り入れ
そのまま右手と左膝で細く白い足を左右に押し開いた。灰色のプリーツスカートがめくれ白地に小花柄の下着があらわになる。
「やっ…!」
ハーマイオニーは身をよじってドラコの手から逃れようとするが功を奏するも事なく、ドラコは下着の上からハーマイオニーの割れ目を指でなぞった。
163 :
77:04/07/03 05:40 ID:ZIYpt34v
7.
「っ…やめて…」
「やめてだって?よく言うよ、キスだけでもう濡れてるくせに」
冷たい声で言い捨てられてハーマイオニーは自分の顔が熱くなるのを感じた。ドラコの言う通りそこは熱を持って潤み、下着をわずかに湿らせていた。
ドラコは顔を赤くして悔し涙を目に溜めているハーマイオニーを見てふっと笑うと、割れ目に沿わせていた指で布越しに敏感な場所を探り当てる。
「あっ…」
下着の上から指先で軽く擦られるやわやわとした刺激に、歯を食いしばっていたハーマイオニーの唇から吐息混じりの声が漏れる。自分が声を出してしまった事に気付いた
ハーマイオニーは再びきゅっと唇を引き結んで顔を逸らす。そんなハーマイオニーの反応を見てドラコの指が動きを止めた。
「へぇ…処女じゃないのかお前」
その言葉に、ハーマイオニーは目を見開いてドラコの顔を見た。整った顔に表情は浮かんでおらず、感情を読み取る事はできない。予想もしなかった反応に
ハーマイオニーが思わずまじまじとその顔を見つめるとドラコは一瞬眉間に皺を寄せ、顔をいびつに歪めて笑った。
「じゃあ、遠慮はいらないな」
そう言うとドラコはハーマイオニーが疑問を抱く間もなく下着の上側から手を滑り込ませて、さっきまで布越しに触れていた場所を直接指で擦る。突然激しく刺激され、ハーマイオニーの体がびくっと震えた。
「ん…っ!」
「はッ、優等生はこっちの勉強にも熱心みたいだな」
いつの間にかハーマイオニーの両手は放されていたが彼女がそれに気付く間もないほどにドラコは絶え間なく柔らかい突起を指先で転がし、残りの指でまだ薄い和毛を撫で回す。
目を閉じて首を振り快感から逃れようとするハーマイオニーは、意思とは裏腹に自分の中から蜜がとろとろと零れ出しているのを感じていた。
164 :
77:04/07/03 05:43 ID:ZIYpt34v
8.
「誰と寝たんだ、ウィーズリーか?それともポッター?まあ貧乏人にせよ傷モノにせよ穢れた血≠フお前にはお似合いだなグレンジャー」
ドラコがそう言って鼻で笑うと、ハーマイオニーは潤んだ瞳でドラコを睨みつけた。
「2人の事を悪く…っや、んんっ…」
ハーマイオニーが最後まで口にする事を許さず、ドラコは徐々に尖ってきたハーマイオニーのそこを二本の指で挟んで軽く引っ張る。体の下に広がったローブをぎゅっと握り、声を漏らさないように下唇を噛んでいるハーマイオニーの目尻から涙がこぼれた。
ちらりとその涙に目をやるとドラコは一度下着から手を抜き、小さなレースで飾られた縁を掴んで勢いよく膝の下まで引き降ろした。
今日はここまでで…どうも、感想くれてる方ありがとうございます。文章書いて褒められたのなんか小学校以来。
>>158 そんなこと言わずにw 漏れは見たいです。胸チラハァハァ
確かに板違いかもしれませんけど…ね。それでもいやしかし
それにしても少し前までの過疎っぷりを考えるとこの盛況っぷりは泣きたいくらいです。
神マンセー
>>77 最 高 で す よ
166 :
133:04/07/03 19:53 ID:Fs+IemHZ
>>77 いい所で終わっていて、なかなかじらせますなw 先の展開をあれこれ
予想できる点がニクイ、エロイ。あと、下着の描写が(;´Д`)
>>165 ありがとうございます。お言葉に甘えて、今夜0時にうpらせていただきます。
飽くまでハーたんというよりは、3年前のエマたんのコラという感じですねー。
しかし、スレ立てて10日もたってませんよ? この盛況ぶりは何なの?
167 :
116:04/07/03 20:20 ID:O+G7bELH
157さん、158さんありがとうございます。
ていうか、精神的に大人だなんて言われたのは初めてです(笑)
けれど、こういう文章というのは論文や日記等全て含めて、その人らしさが出るものですよね。
私も自分らしい文章が書ければいいなと思います。
159さん、私の間違いでなければ、貴方には私の従妹がお世話に…なっていませんか?
私が話を書き始めたのは、ある意味貴方の話を読んでからでした。
ずっと尊敬していました…。
168 :
116:04/07/03 20:24 ID:O+G7bELH
>>158さん、コラあんまり見たことないので、楽しみにしていますー。
>>77さん、上手だ・・・!なんだか自分がその場にいるように感じます。
ハーマイオニーのお初が誰なのかも気になるころです。続き楽しみに待っています!
昨日の続きをちょっと書いてみたので投下してみる。
169 :
116:04/07/03 20:28 ID:O+G7bELH
セピア色の瞳も、輝きが増して。部屋を灯す蝋燭が瞳に優しい光を宿していた。
「先生だって、疲れて見えます」
「え?」
「なんて言えばいいか、分からないんですけど、悲しそうっていうか」
「私は平気さ」
「さっきの私と、同じこと言ってます」
ハーマイオニーは手を伸ばし、ルーピンの右手に触れる。
「冷たい手」
そのまま両手で包み込み、胸元に運ぶ。
170 :
116:04/07/03 20:34 ID:O+G7bELH
ミルクで温められた息が、吹きかけられる。微かなチョコの香り。
小さな柔らかい手の先からは、温もりが伝わってくる。
全身の血が、騒ぎ出す。
「先、生?」
男はそっと跪き、少女の胸元に頬を寄せた。
「先生!」
突然のことに、少女は思わず腰を引くが、椅子の背もたれと、腰に回された手に邪魔され、
動くことが出来ない。
男は瞳を閉じ、ゆっくりと息を吐いた。
やっぱアズカバン公開効果すごいねー
この勢いでハァハア
172 :
116:04/07/03 20:47 ID:O+G7bELH
「暖かい」
そういう男の顔が、母親に甘える子供のようで。
少女は思わず、その頭を優しく撫ぜた。
白髪交じりのくたびれた髪の毛は、柔らかく指に絡む。
傍から見れば奇妙な光景だっただろう。
二人はただ黙って、そこから動こうとはしなかった。
ムズ!!今日はここまでにしておきます。
さすがに2年のブランクがきついです。何か変なんだよな・・・。
また投下したら生暖かく見守ってください。
ルーハーキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
自分は先生×ハーたんがとにかく萌えなので77たん116たん(;´Д`)ハァハァ
でも133も堪らなくハァハァですた。イイヨイイヨー!
ほんとにここは神がいっぱいで嬉しい限り。
そんな中お目汚しで申し訳ないが、
ハリハーキボンヌの声があがっていたので挑戦してみました。
小説書くのはじめてだから優しくしてね…
174 :
173:04/07/03 23:25 ID:dUcTQU6Q
天井には一つ、切れた電球とそれからピーブズ。
男子トイレの個室に入っていた二人は入り口のドアをすり抜けてきたピーブズを見つけた時、
驚いてお互いの舌を噛みきりそうになった。
慌てて手にしていた透明マントを頭からかぶったけれど、
ピーブズには一度、体の見えない自分たちの存在に気づかれたことがあったので二人とも気が気ではない。
ポルターガイストがトイレで用を足すかは分からなかったが、
とにかく早くここから出て行ってくれないか、と思った。
(そして自分たちに気づかなければもっとサイコーなんだが。)
「お〜や、奥の個室が閉まってる!誰がヽ( ・∀・)ノ● ウンコーしてるんだ?」
案の定ピーブズは一つだけ閉まっている個室を見つけるとからかうような声を出した。
ハーマイオニーが小さい声で(ど、どうしよう!)ともぞもぞ動く。
優秀な彼女の頭がこんな時に回らないのはただ焦っているからか、それともつい先程までしていたキスの余韻か。
少し落ち着いたハリーはマントを脱ぎ、急いでズボンと下着を下ろすとハーマイオニーを横にやり、便座に座った。
ピーブズがまた喋る。
「覗いてやろうか?ヽ( ・∀・)ノ● ウンコーしてるのだ〜れだ」
「ポッターだよピーブズ。お腹が痛いんだ、そっとしといてくれない?」
わざと辛そうな声を選んで出すと、ピーブズは満足げにげらげら笑った。
「♪オー、ポッター、くさいやつだー」
歌いながらピーブズはそのままトイレから出ていった。
175 :
173:04/07/03 23:28 ID:jNaiMYsC
ふーっとハリーが息を吐くと、重なるように息がかかる。
ハーマイオニーがそっと頭から姿を現した。
「見つからなくてよかった!さあ、もう授業が始まるわ。早く…その、ズボンをはいて」
ハーマイオニーはくるくる視線の先を変えながら早口でそう言うと、澄まし顔でそっぽを向いた。
その仕草を見て、ハリーは彼女が視線をさまよわせた挙げ句、自分の下半身に目をやったんじゃないかと思った。
そっぽを向いた彼女の頬は少しだけ赤く染まっていたからだ。
もしかしたらマントで姿が見えていなかった間中、ハーマイオニーはハリーの下半身を見ていたかもしれない。
そう考えると少しおかしく、ハリーはハーマイオニーをからかってやろう、という気持ちになった。
少なくとも、今から魔法薬の授業に出るような気分ではなかった。
エロまできちんと書こうと思ってますが、
遅筆なのでとりあえず今日はここまで…
たくさんの神の中ですげー恥ずかしいんだけど、良ければまた投下させてくだちい。
176 :
133:04/07/04 00:00 ID:wGaNVdHC
神キター!(;´Д`)ハァハァ
スーペルGJでつ
しょぼーん(´・ω・`)
>>173 良 い で す よ。
すげー好みだ、このシチュエーション。このリアルな“付き合ってる”感。
エロまでの流れが楽しみです。
>>178 どうした? コラの出来にガッカリした?
コラ見れなかった・・・!
ハリハー待ってました、173タンはネ申!
透明マントの中でハリーを見てたハータンに萌え〜。
続編熱烈キボンヌ。
182 :
159:04/07/04 10:05 ID:btKnyaw/
>>116 お久し鰤です!もう2年でしたか・・・
スマートなのに雄弁な文章にいつも感服してます
大人×子供マンセー!!
>>173 ハリハーキター!!!そして2chなピーブスにワロタ!
続き待ってますハァハァ
183 :
名無しさん@ピンキー:04/07/04 13:09 ID:/kjaFrdN
初SSはハリポタで!と決めてるので何か投下しても良いですか?
>>183 歓迎、待ってまつ! (ただ、なるべくsageでお願いします)
この繁盛ぶり何なの? 一日一人ペースで神デビューしてないか?
>>179 みれなかっただけ…
Shareとかで放流してくれる人がいるといいんだけどね…
スレタイ効果もあるかな<盛況
>>186 前スレがどういう経緯でまるで伏字みたいに
なったのか知らないみたいだね
>>183 おk
とりあえず俺の中で一番暑いハリハーきぼんしとく
ジニタンものを激しくきぼん。
パンジータソも…。
191 :
183:04/07/04 20:57 ID:/kjaFrdN
ありがとうございます!ハリハーで明日まとめて投下します。
192 :
188:04/07/04 21:09 ID:x886GYZ2
ヤター!!
きぼんした甲斐があったwww
>>183さんマターリ待ってます。
193 :
173:04/07/05 00:13 ID:b1f4Ts9B
だめぽなハリハーにレスくれた人ありがd…
調子に乗ってまた投下させて頂きます
「どうせ脱ぐんだから今更はき直さなくてもいいんじゃないの?」
にやりと笑って言うと、ハーマイオニーの顔は一瞬で真っ赤になった。
眉間にしわを寄せた表情が、なんてこと言うのよ!と言っているようだ。
何度か口をぱくぱくさせて何か言い返そうとしているようだったが、
なかなか声にならない。
首を傾げ悩んだ挙げ句、彼女の口から出た言葉は、
「ハリー、あなたのことは好きよ。でも授業に出れないのはイヤ」
だった。ハリーは笑った。
口の達者な彼女のことだから、あれやこれやと言い返してくるかと思ったが、
思ったより物分かりがいい。
ごちゃごちゃと口実を作る手間が省けてよかったが、
(とにかく彼女を丸め込む口実を作るのは大変だった)
からかう予定が崩れたのは少し残念だ。
194 :
173:04/07/05 00:14 ID:b1f4Ts9B
そっと立ち上がり頬に手を伸ばすと彼女はぴくっと震えた。
ハリー聞いて、お願いよ、その先の言葉を遮り
彼女の「お願い」を拒否する意味で口付けする。
喋りかけの唇の間から舌をもぐり込ませ歯の裏をなぞると
ハーマイオニーはくぐもった声を出した。
抵抗の格好だけした手の平が、ほんの少しの力でハリーの胸を押し返す。
その手もすぐに自分より大きな手に掴まれ行き場を失ってしまった。
そして口内と同じようにゆったりと指を絡められる。
好きな相手に求められるキスの気持ちよさと、魔法薬の授業、
を同じ天秤にかけるのは絶対に間違っている。
彼女はそう気づいていたが、どちらも断りきれない楽しさがあった。
そしてハリーとする色々な恋愛の内容が学業に勝るのがどこか許せなかった。
「…私のお願いはいつも通らないのね?」
離れた唇を中指で拭うとハーマイオニーは上目遣いで言う。
「う〜ん。君の場合、無理なお願いばかりだからね」
「魔法薬の授業、そろそろテスト範囲だわ。教えてって頼んでも知らないから」
ハリーが今度は困ったように笑うと、ずっときつい顔をしていたハーマイオニーも
やっと少し、頬をゆるめた。
次から少しずつエロに入ろうと思います。
しかしハリーの下半身丸出しでこの流れはないと思った…orz
新婚さんですな。
萌えますた・・・・・'`ァ,、ァ(*´Д`*) '`ァ,、ァ
なんだかんだ言ってハリーに逆らえないハータン・・・
カワイイハータンを173タンありがd 続編キボーヌ!
197 :
183:04/07/05 15:08 ID:h9AzBKNn
173さんの投下の最中で申し訳ありませんが、ちょこっと投下させていただきます。
初SSなので評価はお手柔らかにお願いいたします。日本語も半端です。
*************
天井まで届く棚の、隙間に立つような形で、彼らはいた。
ホグワーツの図書室である。レポートのために使えそうな本を、ハリーとハーマイオニーの2人が探していたのだ。
「これもだめだわ、肝心の歴史が載っていない」
ハーマイオニーは小さくつぶやいて、手にしていた――いや、抱えていたと言った方が賢明か――巨大な本を苦労して棚に戻そうとした。彼女の頭ぐらいの高さである。
と、横から手が添えられた。軽く驚いて彼女が視線を上げた。
目が合ったハリーがごく自然に微笑した。
「ハリーの方は、使えそうな本、見つかった?」
自分でもよくわからない理由で、わずかに動揺しながら彼女は訊ねた。
「1冊見つけたけど、これだけじゃあレポートは埋まらないよ」
肩をすくめながら、ハリーが返答した。
ジャンルごとに分類されているとはいえ、膨大な数の本の中から目当ての本を見つけるのはなかなかに骨が折れる。
2人はため息をついた。
そのタイミングがまったく同時だったので、2人は顔を見合わせ、笑った。
「ずいぶん仲がいいなぁ、ポッター、グレンジャー」
あからさまに嘲笑を含んだ声が聞こえた。
声の主はわかっていたが、ハリーもハーマイオニーもそちらを見ずにはいられなかった。
「ウィーズリーを仲間はずれにして、ずいぶんいい雰囲気じゃないか」
「ずいぶん」という部分に、不必要なまでにアクセントを置いている。
単にロンがこの教科を受けていないだけなのだが、資料の本探しに疲れていた彼らは、わざわざ言い返す気になれなかった。
半ば白けた気分で沈黙する2人を、絶句していると解釈したのか、ドラコは口元に笑みを湛えた。
そしてその表情のまま聞いたことのない呪文を唱えた。
呪文の意味がわからないまま身構える2人の頭上に、本が降ってきた。
その光景を見て、ドラコは今度は声に出して、笑った。
そして図書室を出ていった。むろんハリーとハーマイオニーを残したまま。
「いたたたた…」
小さく声をあげて、本に埋もれたハーマイオニーが顔をあげ、首を傾げた。
頭は腕で庇ったため、無傷でもおかしくはないが、その腕もほとんど無傷だったのだ。
理由に思い当たって、彼女は弾かれたようにハリーを見た。彼女同様、座り込んだ姿勢だったが、右腕に手をあて、俯いていた。頭にも怪我をしているようだった。
「ハリー!怪我をしたの!?」
その声にハリーはようやく顔を上げ、無理に微笑を作った。だがハーマイオニーが泣きそうになっているのを見た瞬間、彼の表情は困惑に変わった。
彼女はすっかり錯乱しているように見えた。
「どうしましょう!私を庇ったばっかりにこんなに怪我を!」
日頃の姿とのあまりの違いに、ハリーは痛みを忘れて慌ててハーマイオニーに言った。
「大丈夫だよ、ハーマイオニー。マダム・ポンフリーのところに行けば、この程度の怪我はすぐに治るよ」
「それでも私がハリーに怪我をさせてしまったのよ!…どうしたらいいの!?」
ハリーの言葉でも落ち着きを取り戻すことなく、細い首がどうにかなってしまうのではないかという程、彼女は激しく頭を横に振りながら叫んだ。激しく振られる頭の動きに合わせて、柔らかな髪が揺れる。
その髪を、ハリーは無事な方の手で梳いた。 驚いたようにハーマイオニーが顔を上げる。そして驚いたことで、少し落ち着きを取り戻した。
その様子を見て、ハリーは髪を梳く手の動きを止め、微笑した。
…どれぐらいの時間が経過したのだろう。 ハリーの手に髪を委ねていたハーマイオニーが、震える声で言った。
「ハリー…怪我をさせてしまってごめんね。庇ってくれてありがとう」
彼が返事をしようとするのを制して、さらに言う。
「怪我が治ったら、お詫びとお礼をさせて」
ハリーは何も言わなかった。彼女が彼の返事を求めていないことは明らかだった。
******************
お目汚しですみません…。
ドラコが小道具みたいになってしまいました。もっと出番作ろうと思ったのにセリフが浮かばなかった…
>>183 なにげに取り乱すハーマイオニーに萌えまつた 続き期待してまつ
77氏のSSの続きが読みたいぞ!!
202 :
77:04/07/06 13:05 ID:wx1hXeQm
>200 アリガd!よーし遅出の出勤時間ギリギリだけど投下しちゃうぞー。
>>164から。
9.
「!?あ!いやっ!」
慌ててハーマイオニーが足の方へ手を伸ばすがドラコは胸を押さえつけて止め、そこからはゆっくりと手を動かし、靴が片方脱げた爪先から抜き取って落とす。
ぱさり、と小さい布にしては重い音がしたのはハーマイオニーがたっぷりと濡らしたせいだろう。膝を閉じようとするハーマイオニーの抵抗をドラコは膝の間に自分の片方の膝を挟む事で止め、膝の先から内ももへと手を滑らせる。
「いや!見ないで!見ないでよ!」
胸を押さえつけて自分を地面に縫いとめているドラコの腕からなんとか逃れようと、ハーマイオニーはドラコの腕を掴んで引き剥がそうとするがますます押さえつける力が強まるばかりで解放される気配はない。
203 :
77:04/07/06 13:06 ID:wx1hXeQm
10.
胸元を強く圧迫されているせいで咳き込みそうになりながら必死でドラコの袖を引っ張るが、ローブがはだけて白いシャツの肩が覗くだけでドラコは涼しい顔をしている。
「っやめてよこの変態!」
腕を引き剥がす事が無理だと分かって苦しまぎれにそんな罵倒を浴びせるが案の定一笑に付される。
「変態?じゃあその変態に触られて感じてるお前は何だっていうんだ?」
言葉を失い下唇を噛むハーマイオニーを見て冷笑を浮かべるとドラコはハーマイオニーの膝を掴んで左右に押し開いた。
「やっ…」
「こんなにしておいて何が『やめて』だか。」
透明な蜜が溢れ出しているそこを指先で無遠慮にかき回してくちゅくちゅと音を立てながらドラコが言い、ハーマイオニーはもう何も言い返せずにただドラコの指の動きに翻弄される。
「…っん、あ……ん、んっ…」
自分の体が立てる音と、嫌いな人間に無理矢理体を触られているという嫌悪感と屈辱、今や赤く充血して指で押し広げなくても見える程に屹立した小さな突起と
その下の柔らかい入り口を同時に指で嬲られる刺激、その全てが重なって耐えがたい刺激になり徐々にハーマイオニーは頭の中が痺れるように霞み何も考える事が出来なくなって来ていた。
204 :
77:04/07/06 13:10 ID:wx1hXeQm
11.
「あっ、や…っあっ…ふ」
ドラコは自分の指の動きに合わせて喘ぐハーマイオニーを見下ろしながら片手で水音を立てるそこを弄り、空いている方の手で器用にネクタイを解いてシャツのボタンを外しだした。
さっき強く押さえつけたせいで赤くなっている鎖骨のあたりを軽く撫でると、ハーマイオニーはびくっと小さく体を跳ねさせる。とろりとした液体がまた奥から溢れ、ドラコの指を濡らした。
その反応を見てドラコが鎖骨の端から端までを指先で辿るとハーマイオニーの唇から熱い息が漏れた。ためらう事なくドラコは上半身をかがめてハーマイオニーの胸元に唇で触れる。
「はっ…あ、あっ…んん、や…ぁ」
上気した胸を冷たい唇が這い回り、快感のせいでハーマイオニーの背中はぞくぞくと震えた。
今日はここまでで… 神が続々と降臨しててハァハァしっ放し。
漏れの存在が少しでも呼び水効果になったんなら嬉しいなぁと思ったり。そんじゃいってきますノシ
>>77氏
投下キター!昼下がりからハァハァさせて頂きますた!
ハーたんの強がりに萌えぇ
呼び水で終わらないで、ぜひ続けて書いてくださいお願いします
206 :
160:04/07/06 22:18 ID:5qwmxwg+
>>161 要りますかね?
その場合、どうしたら良い?
207 :
161:04/07/06 22:38 ID:/+HO38ZA
>>208 超まりがd!懐かしいな。
過去ログがあればまとめは要らないか・・・
他スレでうまくまとめてあったり絵板ついてるの見てたら
なんか羨ましかったのさ
まぁちょっと検索すればヤバそうなハリポタサイトもヒットするけどな
213 :
183:04/07/07 21:08 ID:iBfN1bcI
>77様、続き期待しております。
体調回復したら私も続きを書かせていただきます。
他の職人さん方の作品を待つ間に、暇つぶし程度に読んでいただければ幸いです…。
お絵かき掲示板設置したいけど、レンタルのはどこもいっぱいだなー・・・
あ、お絵かき掲示板いいね。
あったら描きたい。
絵師さんの絵が手軽に見られて、その上絵師さんも投稿しやすそうだから絵板あったらいいな。
でも、絵柄でサイトばれたりしたら嫌がるかも・・・?
>>217 すばらしい! ここに歴代の職人さんの小説も保存できたらなあ。
>>217 そこ同人OKだけど18禁は連絡しろってあるけど
どのへんまでなら大丈夫なんだろ?
C/a/n/d/y boxの規約を見たら、
規約9に『閲覧者に不快感や精神的悪影響を与えるような内容』はダメってあるね。
レン鯖の方には、
「イラストなどの画像で、局部描写や SEX を連想させるような画像に関しては、
弊社ではアダルト画像と判断いたします。」とあるけど、オエビにもこれが適用されるのかはわからん。
修正いれるとかでなんとかならないかな・・・
萌え〜微エロのレベルならどうだろ。別のところが見つかるまでの繋ぎでもいいし。
それとも陰ふぉしーくあたりを借りてcgiをうpした方が早いだろうか?
早速絵神が降臨してるー!
SSの続きも待ってますー!
神たちの連載がピタリと止まったね。選挙だから?
いつのまにかこんなにスレがのびている。
テレビ効果は絶大だな。
ハー×クィなんかで妄想してる私は末期でしょうか
選挙行ってきました。
てかハークィってクィレル先生?(笑)詳細キボン
>>225 読みたい。なんか、ものすごくエロい気がしてきた。
229 :
225:04/07/11 20:53 ID:NoLUqOaB
クィレル先生です(笑
ハークィっつかハー(+スネ)×クィですが。
いや、なんかふと思いついて…世界初?orz
あくまで妄想なんで文章にまとめてないです ごめんなさい
ごめんなさい
「クィレル先生、そのターバンの中身、実は・・・」
ハーマイオニーが疑わしい目つきでクィレルを見据えた。
「ななな、な、何ですか、ミミ、ミス・グググ、グレンジャー?」
上ずった声で後ずさるターバンの男に、ハーマイオニーはにじり寄る。
ターバンの男・・・クィレルも必死だ。
ターバンの中に、『名前を言ってはいけないあの人』がいるとバレでもしたら。
「私、分かっちゃったんです。それを確認するために来たんです。さ、ターバンを解いて下さい!」
「そそそそ、そんな無茶を!!ここ、これは大切な・・・」
「何か、疚しいことでも?」
「いっ・・・いいえ!!いいえ!!!そんなことはっ!ででで、ですがっ」
ついに逃げ場は無くなった。
クィレルの足に椅子が当たり、膝カックン状態で椅子に倒れこむ。
「っわ!」
「さぁ!!」
ハーマイオニーがにじり寄る。その顔はまさしく魔女。
なんちゃって(笑)
今まで見たことないけどクィレル×ハーとかあったらすごくエロそうな気がしますねw
>>233 俺には無理ぽ…明日から仕事たいへんだし、映画見直してるヒマもなし。
すでに
>>138-145で一本書いたので、他の職人or新人さんに期待。
圧し掛かるハーマイオニーの柔らかな髪が、クィレルの頬を撫ぜる。
「っく!」
「何おかしな声出してるんですか?ホラ、先生も手伝って。なんか巻きすぎですよ。取り難いわ」
クィレルの頭に抱きつくような感じで、ハーマイオニーはターバンに手を伸ばす。
「にんにく臭い」
「だだだ、だからっ、こ、この中にはにんにくが・・・」
「実際に確かめないと気がすまないんです。私」
もう駄目だ。バレでもしたら確実にブタ箱逝きであの薄気味悪いディメンターに魂を吸われる。
気弱なクィレルが初めて自ら行動を起こしたのは、この時だった。
「な、何するんですか!!」
と、何となく続きを書いてみた。ヘタでスマソ
リレーになるのかな?
ここから黒くなりそうなクィレルに期待(´∀`)
237 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 23:24 ID:KHeIQDbO
>>235続き
クィレルはその瞬間、うんこをハーマイオニーに食わせたのだった。
(´・ω・`)
>>235の続きっぽい…
細いハーマイオニーのウエストを、クィレルの両手ががっしりと掴んだのだ。
「そ、それ以上触れたら、げげ減点しますよ!!」
その言葉にハーマイオニーの動きが止まる。
「そんな! 私はただ・・・・!」
たじろいだ彼女の一瞬をついて、クィレルは甘い香りのする白い首筋にむしゃぶりついた。
「きゃ・・・」
ねっとりとした生温かい唇と舌がハーマイオニーの項を舐る。
「げ、減点と罰と、ど、どちらが、おの、望みかな」
いつものようにどもりながらも、相反するような強い力がハーマイオニーに反撃する隙を与えない。
クィレルの膝の上に座らされる格好のまま、彼女はなんとか逃れようと身じろいだ。
「賢い、き、君のことだ。 50点も減点されて、りょ、寮の皆を失望させたく、ないだろう?」
どうすることもできない彼女は唇を噛んだ。
「きょ、きょ、教授をぶ、侮辱した罪は・・・重いですよ」
う…つ、次の方、ドゾー
ハリハーの続きが読みたいです・・・・・
ロンハーは本編がそんな感じだし、大人が絡むのは個人的にどうも・・・なので
なんで、ハリハーって少ないんだろ?
>>240 ウマー!萌えました。ちょっと続き考えてみる。まさかクィレル先生でリレーをたるとは(藁
>>241 ハリハーって多くない?同盟とかあるよ。
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)<キミニハシツボウシタヨ
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)<キミニハシツボウシタヨ
>>240 甘い香りのする白い首筋
甘い香りのする白い首筋
甘い香りのする白い首筋
甘い香りのする白い首筋・・・(*´Д`)ハァハァ
「何を・・・する気なんですか?」
押し殺した、呻く様な声でハーマイオニーが問いかける。
その視線の強さに、クィレルは目を逸らしながらも、手を腰から太ももへと滑らせる。
「や・・・」
スカートの下を、手が這う。ひんやりと冷たい手だった。
「こ、こここれは罰なのですよ、ミス・グレンジャー?」
「こんな・・・罰」
再び、唇が首筋を吸う。白い肌に赤い彩り。
くすぐったいというように身を捩じらせ、息を漏らすハーマイオニーを、薄茶色の瞳で見つめながら
クィレルは手を、下着にかける。
「え・・・嘘・・・やだっ」
クィレル×ハー(・∀・)イイ!
いいねえ、いいねえ〜
ではでは呼び水を。
クィレルは慣れた手つきでハーマイオニーをくるりと自分の方に
向けると耳元でぼそりと何かを呟いた。
「こ…これで集中できるでしょ。」
いつしか教室だと思われていた場所は何時しか暗転し、ハーマイオニーは
どこか分からない場所にいた。
「なっ…ここはどこで…」
そう言うかいわないかのうちにハーマイオニーの耳にぬめりとした感触が走る。
「ひゃぅっ?!」
「お…お勉強だけでは お…大人になれないのですよ‥み‥ミスグレンジャー」
スレ汚しスマソ!あとは誰か引き続きおながいします _(._.)_
「あ、あなたは、魔女なのですから・・・」
暗闇に、クィレルの瞳が怪しく輝いた。
「やだっ、やだぁ!」
聴覚を犯す卑猥な水音と、生暖かい舌の感触に、ハーマイオニーは身を捩る。
腰を強く抱えられ、離れることは叶わないが、彼女のプライドがそれを認めようとはしなかった。
下着の中に滑り込む手が、ぴったりと閉ざされた幼い部分をそっとなぞる。
「あぁっ!?」
「そ、そんなに強がって見せても、き、君はまだ子供だ」
人差し指と、薬指とでスリットが押し開かれ、中指が芽を擦りあげる。
「ひぁ・・・っあ!」
>>249 グッジョブ!文章がエロくてイイ!うまく続けられたか不安だ。
続きお願いしますー。
クィレルの指が動く度、ハーマイオニーは崩れ落ちそうになる膝を
必死に支えた。 プライドが、体を支えていた。
しかし、人の精神というものは以外と脆い。
勉強だけでは大人になれない...とハーマイオニーは先刻言われた。
彼女自身も重々承知しているし、一応人並みに知識もある。
しかし、経験を伴わない知識など、所詮記憶にすぎない。
ここで、プライドをかなぐり捨ててしまえば、あとは快楽あるのみ、と。
心の悪魔が告げている。
「せ....先生.....や....やめ....」
最後のプライドを、悪魔が壊すか、壊さないか。
その瀬戸際にいるハーマイオニー、しかしその声からは、
だんだんと否定の色が消えつつあった。
>>250 GJ! 始めて書くカプですが、上手くいったかどうか心配です...。
続きお願いしますー。
と、その時!
いっそここで邪魔モノでも登場させたり。
いっそスネイプ使ってWコラボ…と言って見るテスト。
徐々に難易度が高くなっていくね<リレー
むずいなー・・・。スネイプ出す?漏れで良ければ今晩挑戦してみるよ。
てか、ここ人減った?
>>255 おお、待ってるよ。スネありでしょう。
人、むしろ増えてないか?
まるで溶けてしまうような、快感。
「あ・・・」
骨ばった青白い手が、指が、体を侵食していく。
熱い部分に指が触れ、つぷ、と音を立てて挿し込まれた。
「ひっ」
「ほ、ほ、ほらね。君は知識しか無いじゃないか」
その時、ドアが開いた。
「クィレル先生」
低く、暗い声。スネイプの声。
それを見て慌てたのはクィレルだった。
ハーマイオニーは、快楽に濡れた瞳で、スネイプの黒い瞳を見ている。
「おや、お邪魔でしたかな」
「ス、ス・・・スネイプ先生!な、な、なんの御用ですか」
「いや、ね。貴方に忠告をしようと思って来たのですが、別の意味での忠告が必要になってしまったようですな。この様子では」
「わ、私は、その、闇の魔術の・・・」
「ほぅ、それで?実際に闇の魔術とやらをこの小娘に手取り足取り教えて差し上げた、と」
「え、あ・・・いや、そ、その」
「ぜひ我輩にもご教授願いたいものですな。如何です?その小娘の具合は?」
>>251 ウマ!このカップリングでエロって見たこと無いよ(笑)結構面白いけどね。
続き、変になっちゃってスマン。
>>256 実はスネイプ書くの初めてだった。会話ばっかでSSになってなくてごめん。
次の方お願いしますー。
ウマー!!
クィハーからクィ・スネハーなんてたまらん…ハァハァ
スネ視姦でもいいな。
ハリハー書いてたけどパソコン壊れてしまったし
流れも丁度イイ感じなので応援してるよ!
>>257の続き
何かを訴えかけるようなハーマイオニーの視線からふと目を逸らすと、
スネイプはクィレルに問いかけた。
「そ、そうですね・・・この様子では、インキュバスの手にでもかかったがさ、最後、
す、すぐに堕ちてしまうことでしょう・・・」
まるで取り繕うように、クィレルはくぐもった声でそう言いながら
少女の秘部をさらに広く割り広げると、熱く潤った肉芽を執拗に擦り上げた。
「ん・・・っくぅ・・・!」
ハーマイオニーの手はいつしかクィレルの肩を強く掴んでいた。
節ばったクィレルの指が動くたびに、びくびくと身体が震える。
再び彼女を見たスネイプが不敵な笑みを浮かべた。
「ではインキュバスとはどのようなものか、答えてもらおうか。 ミス・グレンジャー」
紅潮した頬が、さらに朱を増す。 唇を噛んで俯いた彼女の顎を、
すかさずスネイプの手が捉え、上向かせた。
「答えられない訳がなかろう?」
入り口で蠢いていたクィレルの指が、再び内部へと差し込まれる。
「ふぁ、あん・・・っ」
目尻にうっすらと涙を浮かべながら、ハーマイオニーはかぶりを振った。
スネイプはそれを物ともせず、わずかに首を傾げると彼女を見詰め、答えを促す。
「言え」
「――い、インキュバスは・・・男性の、夢魔で・・っん・・・」
とろりとした透明な液体が下着の脇から溢れ、しなやかな下肢を伝いクィレルのローブを濡らしていく。
恥辱と、知り初めた愉楽にその声は震えていた。
「女性に、み、淫らな夢を見せたり・・・時には、交わって子供を宿させたり・・しま、す」
言い終わるや否や、じゅく、と一層深い所へとクィレルの2本に増やされた指が突き入れられた。
「やぁ・・・っ」
高い声が、暗い部屋に響く。
連投スマソ
みんなGJでハァハァさせて頂いてますです!
書き逃げゴメソ
>>262 GJ! 朝から(;´Д`)ハァハァさせてもらいました
前スレのログを持ってる方がいれば、アップしてもらえないでしょうか?
読み返そうと思ったら、保存し忘れてました……_| ̄|○
>>267 あ゛、以前これ落ちたヤツだ。
もっと (;´Д`)ハァハァ したかったのだが。
「‥よろしい、良く答えられた。褒美をやろう。」
そう言ってスネイプは下半身を支配するクィレルとは逆にハーマイオニーの
上半身へとやってくると小さな小瓶を取り出した。
「安心したまえ、何時も君たちがのんでいるような苦いものではない。」
そう言って喘ぐハーマイオニの上半身を軽く起こし中の薬を口に流し込む。
喉が渇いていたハーマイオニーには一瞬の休息に思えたが問題はその中身だ。
「いやっ、何か変!」
今までに感じたことのない疼きにハーマイオニーは反射的にスネイプに
抱きついたが彼から与えられたのは更なる刺激だった。
う゛〜微妙だ 次なる職人さまバトンタッチなり (^_^;)
皆で以前の
>>267のスレのような活気を呼ぶのじゃ〜!
「今の君の先生はクィレル先生だろう?」
冷たい呟きに蔑みの分子を含んだ声の主が、しがみついたハーマイオニーを引き離す。
「あ、あ、先生、変なの・・・ぉ」
「ス、スネイプ先生、媚薬を?」
「こんな小娘の為に、わざわざインキュバスなど呼び出すのは面倒ですのでね。これが手っ取り早いでしょう」
クィレルは宙に視線を走らせた後、二本の指を引き抜いた。
「や・・・抜いちゃ嫌ぁ」
「ミス・グレンジャー。はしたないですぞ。グリフィンドール5点減点」
スネイプがハーマイオニーを後ろから抱え上げ、もう一度クィレルに座らせる。
今度は、向かい合わせではなく。
「み、見せて差し上げなさい。貴女の淫らな部分を」
足を手すりにかけて開かせる。ひくついた部分を押し広げる。
「これは酷い」
スネイプは冷たく笑って杖を取り出した。そして、その杖を秘部へと押し沈めた。
「ひぁ、あっ!」
細い杖が、小刻みに振動しながら挿入される。
快感は大きいが、物足りない。もっと、大きなモノが欲しい。
無意識のうちに揺れる腰。
「大洪水だ」
杖が、淫らな音を立てながら引き抜かれる。
「綺麗にしたまえ」
差し出された杖に、ハーマイオニーは瞳を細めて舌を絡める。
「クィレル先生。水漏れが激しいようなので、蓋をしてやっては?」
「えっ、ええ。そ、そうですね」
ズボンの布の合わせ目から、クィレルの欲望が取り出される。
太ももを支えていた腕を、挿入しやすい場所へと導いていく。
「ス、スネイプ先生、彼女は処女ですが・・・」
「そんなことを気にしているのですか?媚薬の効果で痛みなど感じませんよ」
連続投稿スマソ。
>>269氏の薬は媚薬で良かった?媚薬ネタだと続き書きやすくて助かったよ。
ありがd
(´・з・`)<僕のは無いの〜?
炎のゴブレットでは、ハーマイオニーと踊るんだよー。
273 :
ハリー:04/07/19 19:44 ID:GQzHoE7K
(´・з・`)<僕のは無いの〜?
炎のゴブレットでは、僕の入浴シーンがあるんだよ。
続きキテター!!!
それぞれの書き手の思惑がうまく絡み合ってるような気がする。
>>269 >>270-271 禿げ上がるほどGJ!!!!
なんてイイ連休・・・
>>271 GJ!そうでーっす、大当り!媚薬です。
さすがだ〜。やっぱり魔法薬と来れば媚薬プレ… (以下自主規制)
>>225氏の一言で、まさかこんなにリレーが続くとは思わなかった(笑)
そして、魔法薬といえば媚薬=ウマー。
どんな結末になるのかと、新しいリレーが始まるかもという期待。
もしリレー書くなら、皆はどんなのがいい?
私はシリウス×ハーかな。
ハーたんもいいけどジニたんも読みたかったり。
今回の映画で可愛かったと好評のパンジーたんも忘れちゃいけない。
独自スレまで立ったからな。
ハリポタスレ乱立時代再び…やっぱり影響の原因は映画かな。
>>278 パンジーたんスレ立ったの?教えて君ですまんがどこにあるの?
>276
シリハー読みたい!
お願いしますっ
「はぁん…!」
クィレルがスネイプに言われるままに恐る恐る入れて見るがぬぷり、と湿った音を立ててモノは根元まですぐに入ってしまった。
「気持いいかね。」
更にスネイプはハーマイオニーの上半身を起こすと自分の体にもたせかけ耳元からうなじにかけてゆっくりと指を滑らせる。
もはや媚薬が隅ずみに行き渡った体は正直に反応を返し体は徐々に桃色が濃くなって行く。
「そ…そんな ああっ‥そんな・・に動かないでぇ」
「クィレル先生に対して嘘は行かぬな。素直じゃない生徒には仕置きが必要だな。」
そう言ってニヤリとスネイプは笑うと右手の人差し指を自分の口に含んだあとハーマイオニーの後ろにスルリと
掌を滑らせある一点を捕えた。
「あっ……いやあっそこだけはっ!」
ほんの一瞬だけ、ハーマイオニーは思考を正常に戻したが時既に遅し
「ほぅ、こちらのほうも大分よろしいみたいですな。これだけ濡れてこちらもほぐれているという様子からして
夜な夜な自ら慰めていたと見える。」
「あっ……いやあっ、いやあッ!」
ハーマイオニーの後ろにもツプリと指が入りまるで小さな蛇がうねうねと
うねっているような快感を彼女に植え付けていく。
「予習をしているゆえに覚えが早く大変よろしいですな。ミスグレンジャー」
…後ろもやってみました。(;´Д`)ハァハァ
>>280 ありがd!すげぇ賑わいだった(笑)パンジーたんハァハァ
>>282 後ろキター!!二穴責めって萌えるよね。グッジョブ!
やべぇ…リレーの皆様のうまさに史上最高に(;´Д`)ハァハァ
3Pやら媚薬やら杖挿入やらニ穴ぜめやら
おまえらおれを萌え殺すつもりですか?
そろそろ着いていけなくなってきた…
女性キャラハーに集中してるな
アズカバン映画ネタでパンジーパーキンソン希望
双子+ハリ→パンジー
なんて萌え
指が、ゆるゆると入っていくが、体勢のせいと、前にクィレルの物が入っているので動かしずらい。
「ミス・グレンジャー。四つん這いになりなさい」
スネイプの指示に、ハーマイオニーは反応しない。代わりにクィレルがハーマイオニーを椅子から降ろし、四つん這いにした。
「おやおや。教師を顎で使うとはね」
「はぁ・・・っ、はぁ」
皮肉も、もはや耳に入らない。媚薬の効果はハーマイオニーの理性を完全に奪っていた。
「う・・・しろ」
「何かね?」
「ほし・・・のぉ」
「何が、欲しいのかね?」
肩を床につけ、熱い吐息を吐くハーマイオニーの顎を、スネイプの靴が持ち上げる。
「後ろも・・・欲しいんです」
「汚らわしいマグルだ。教師に命令かね?そんなに欲しいのなら自分で弄ればいいだろう」
「そんな・・・っあ」
否定の言葉も弱々しく、ハーマイオニーの指が後ろの窄まりに伸びる。
「あ・・・」
白く、細い指が飲み込まれていく。控えめな動きも、次第に激しさを増して。
「はぁ、あ!あぁっ」
右手で窄まりを貪り、左手はスネイプの足に縋り付く。
規律を守る、あの優等生が。背筋に走る背徳感に男達は薄く笑みを浮かべた。
クィレルの頭の裏側についている、名前を言ってはいけないあの人は、今ほど己の肉体が無かったことを後悔したことは無かった。
ターバンの中の歯軋りに、スネイプは少し顔を顰めたが、少女の喘ぎ声にそれは掻き消され、特別授業は続く。
まだ、夜は長い。
(それもいいけど忘れちゃいけないこと、あるんじゃない!?の!byヴォルデモート卿)
=END=
勝手に終わらせてしまった。しかも連続投稿ゴメ。
ゲッチュウ!らぶらぶぅ?をBGMに書いてたら誤字脱字激しかった。
次回のリレーパンジーたんだったらいいなーと。
パンジーと誰にするんかね。
王道はドラコだろうけどスネイプでもいいと思う。大穴ルシウスw
ルシウスいいなあ〜
エロすぎ
ルシウスとドラコで3Pとか
おっ おとうさん・・・
息子と彼女の最中に乱入するルシウスとかいいなあ。
ルシウスがパンジー使って性教育かな
性教育エロイ!
「パンジー、そろそろ始めようか」
パンジーはマルフォイの手を握り頷いた
マルフォイがパンジーの服に手を掛け肌が露わになっていく…
〜中略〜
互いの心も昂り、後は二人が繋がろうとした時…
「挿入は待て、我が息子よ」
こんなのしか思い浮かばんorz
パンハーきぼん。
パンジーたんが人気上昇してるらしいが
漏れは今回の新作でハーバティ(だっけ?)が激しく好きになった…
超可愛い
パーバティね。可愛かったね。
パーバティってどの辺にでてた?
気づかんかった。
ルーピンの授業でボガートと戦う時に出てた。
浅黒肌の美少女だったよ。
今日観てきた。
ペネロピーも結構かわいくね?
パーバティもイイ! ちらっとだったけどジニタソも相変わらずハァハァ・・・
そしてまた活気が・・・なくなった。
あと一月経てばまた活気が戻るとオモ
正直うらやましかっただけだった。
ハリー・ポッターが。ロン・ウィーズリーが。
ハーマイオニー・グレンジャーが。
仲間に入れてくれと、言えなかっただけだ。
スリザリンになど、入りたくなかった。
父親に喜んで欲しいから。
でも入れば楽しい学校生活だった。
クラッブとゴイルは少し姑息だが、楽しい奴らだった。
羨ましいだけだったんだ。
ハリー・ポッターが。
時が経つにつれ全ての価値観が崩れ去る。
俺は優秀なのか?
ある日気がついた。自分が一人の女の子を目で追っていることを。
汚らわしい、マグルの血の混じった女の子。
そう教えられてきたし、そう思ってた。
自分の価値観が正しいのかわからない。
彼女が笑う所。テストの点数が悪かったのか、涙目で俯いている所。
今日のシャツの色。髪留めの色。
恋仲になりたい?
そんな風に思えるはずもない。第一父が許すはずが無い。
俺に何ができる。
310 :
308:04/07/27 14:36 ID:ETUnslJF
最近何時も思う。自分が自分自身で成し遂げられる事がどれだけ小さいか。
虚勢を張り、周りを叩きのめす。
奴が太陽なら俺は月か?
ふざけるな。ふざけるなよ。俺を誰だと思ってる?
心の中で叫ぶ。朝、目を醒ます時の日課となった。
小さな学校の中、勝ち負けで語るのがいかに馬鹿げた事か判っている。
それでも。そうだとしても小さな負けも認めるつもりはなかった。
勝つ事で証明する。俺が優秀だと。周りに知らしめる。俺が誰かを。
311 :
308:04/07/27 15:27 ID:ETUnslJF
カラカラと金属製の入れ物が転がってきた。
女の子らしい、赤く塗られた入れ物。安物なのだろうが、
大事に使っているんだろうと思った。
下を向いて足元に転がってきた物体を見ていたら目の前で誰かが立ち止まった。
「・・・・マルフォイ。それ、返して欲しいんだけど。」
「どうぞ、拾えばいい。グレンジャー」
彼女の右の髪が乱れている。どうやら髪留めなどを入れておく入れ物らしい。
「あんたの足元にあるの。拾って渡して。」
「こんな汚い物を使ってるのか?」
「汚いですって!!?」
部屋に綺麗な宝石をあしらった入れ物があったことを思い出す。
彼女はああいったものを好むんだろうか。
少しそう考えた。
「うちに」
「どうしたの?ハーマイオニー?まさか、又こいつが」
ウィーズリーが後ろから顔を出す。
「拾えばいい」
そう言って入れ物を蹴飛ばす。
312 :
308:04/07/27 15:54 ID:ETUnslJF
「あっ・・・」
カラカラと入れ物がハーマイオニーの方へ行く。
大事そうに拾う。
「マルフォイ!」
掴みかかってこようとするウィーズリーをかわす。
「いいの!ロン!」
「よくなんかない!それは君の大事な物じゃないか!!」
ハーマイオニーはへこみが無いかどうか確認して、何回か表面を拭いた後、
大事そうにポケットの中へと仕舞った。
「いいの、行こう。ロン。」
ロン・ウィーズリーがこちらを睨み付けてくる。
「やるかい?君じゃあ俺には勝てないだろうけど。」
「なんだと!」
何故彼女は怒らない?
いつもと違う彼女が少しだけ気になった。
313 :
308:04/07/27 16:29 ID:ETUnslJF
楽しそうに話しているハーマイオニーとポッター、ウィーズリーの3人に近づく。
「マルフォイ!」
ポッターとウィーズリーが身構える。
「お前らに用は無い。」
「なんだと!お前がこの前なにをやったか、わかってるのか!?」
「グレンジャー。」
「何よ」
「貧乏くさいものを使っているから落とすんだ。身の回りの物くらい良い物を使え。くれてやる」
紙包みを投げる。彼女は胸で受け取った。
そのままツカツカとこちらに歩いてきて、紙包みを俺に渡す。
「プレゼントはありがたいけれど。あなたからもらう物なんてないわ。」
そのまま教室を出て行く。
ポッターとウィーズリーは彼女と俺の顔を交互に見ながら、ハーマイオニーの後を追っかけていった。
314 :
308:04/07/27 16:43 ID:ETUnslJF
ハー×ドラ。
今日の所はこんな感じで。
魔法とか授業の名前とかお互いどう呼び合ってたかとかさっぱりが思い出せんです。。
308さん
切ない予感・・・がんばってくださいね
あと77さんもどうかどうか続きお願いします
どうも私の中ではドラ×ハーが萌えがち・・・
本当はかまわれたいドラコ
かわええ
鞄映画で、ドラコのあえぎ声にハァハァしてしまった人 ノ
おお切ねえ〜
ガンバレ銅鑼子
319 :
308:04/07/28 11:09 ID:BkAVIrpq
とある授業の時だった。
「マルフォイ!どこを見てる!?」
「すみません、スネイプ先生。」
この先生は嫌いじゃあない。誰にでも公平だからだ。
冷静さが性格の冷淡さと勘違いさせる事も多々あるが、
ホグワーツ内でもこの人は最も優れた教師のうちの一人だと俺は思う。
「授業中は集中したまえ。スリザリン、マイナス1点だ。」
ざわざわと教室内が騒がしくなる。
俺が不注意で減点された事など今まで無かったからだろう。
「何を見てる?珍しいか?」
こっちをこわごわと見ていた奴を睨み付ける。
320 :
308:04/07/28 11:29 ID:BkAVIrpq
実は自分は魔法使いには向いていないんじゃあないかと思う。
常に努力は怠らなかった。今までも、そしてこれからもだ。
悪戯を楽しむ毎日の中、隠れて予習復習は欠かさなかった。
それでもテストの点数はハーマイオニーと同等か、最近では負ける事もある。
喧嘩では負け無しだ。
運動能力でも他の追随を許していないが、
クイディッチではハリーの方が先にレギュラーになった。
総合的に見れば俺は最も優秀な生徒になるだろう。
だけど、血統や伝統は俺に受け継がれているのか?
俺の父や祖父はこんなに苦労したのか?
ハリーを見るにつれ思う。
答案は間違えだらけだ。クイディッチこそレギュラーだが闘争心には欠ける。
喧嘩だってそれほど強い訳じゃあない。
しかし、彼がホグワーツで最も注目を浴びる生徒である事に異論を差し挟む奴はいないだろう。
奴が俺以上に努力しているとは思えない。
奴と俺との決定的な差とはなんだ?
優秀である事に努力が必要ないのなら、俺はなんなんだ?
それが才能だなどとは認めない。
才能は努力で叩き潰す。光は伝統の重みで覆い隠そう。マルフォイ家の名に賭けて。
321 :
308:04/07/28 11:40 ID:BkAVIrpq
「珍しいわね。減点だなんて。」
ふふん。と胸を逸らしながらざまあみろといった感じでハーマイオニーがやってくる。
「どういたしまして。君たちが積み重ねてきたマイナスにはとてもかなわないけどね。
それより今日はお供の貧乏人達はいないのかな。」
「な・・・!結局はプラスにしたもの!マイナスじゃないわ!!
それにいっつもいっつもハリーやロンといる訳じゃないわ。
いつもべたべたと一人じゃあ何も出来ないあなた達とは違うの。勘違いしないで頂戴。」
「穢れた血は口だけは達者だな。」
「・・・・・そうかしら。この前の薬草学のテスト、あなた何点だった??」
「・・・・・85かな。そういう君は」
「あーーーら残念。88点だったわ。」
ホホホホホ。とわざとらしく笑いやがった。
「なっ!」
ハーは100点満点で140点くらい取るからな
323 :
308:04/07/28 11:49 ID:BkAVIrpq
「あらあら、優秀なマルフォイはどことどこを間違えたのかしら」
「うるさいな。穢れた血が。向こう行ってくれよ!」
「あら、間違えた所をお互い教えあうのは当然じゃない。また間違える訳にはいかないもの。
答案だって前の授業で貰ったんだからまだ持ってるでしょ?」
そう言って俺の隣に座る。
「ほら、見せてみなさいよ。教えてあげる。」
勝ち誇った顔でこっちに手を突き出す。彼女の柔らかな匂いがした。
こいつと教えあうなんて冗談じゃあない。しかも負けたテストでだ。
だけど、勝ち誇った笑顔でこちらに手を突き出す彼女に
次に良い点数を取る為になら、見せてやってもいいか、などと思ってしまった。
324 :
308:04/07/28 12:05 ID:BkAVIrpq
「はっ全くお笑い種だな。こんな所を間違えるなんて。」
「何言ってるのよ!!あたしの方が総合点数じゃ上なんだからね。」
「それは君が勘で書いたような答えが偶々正解にかすっていたからじゃないか。
ほら、ここを見ろよ。こんな簡単な問題を間違えるなんて、
やっぱり君はマグルの血だな。僕は君を少し過剰評価していたみたいだ。」
彼女の顔が真っ赤になる。
「あなただってこことここなんて答えられて当然の初歩の初歩じゃない!!
大体なにがマルフォイ家よ!!大体あなた生意気なのよ!お父さんだって怖いし!
いっつもいっつも私のこと虐めて!!」
「虐める?相手にしていないの間違いじゃあないのかい?」
「□△$%!!□#’&$△’$#”!!&’&’!!」
あ、怒った。
325 :
308:04/07/28 13:27 ID:BkAVIrpq
だん!と立ち上がる。机から彼女の使っていた万年筆が落ちた。
「もういい!」
そういって俺の胸をどんと突こうとした。
彼女の柔らかい手が俺の胸に触れそうになる。
知らず手を延ばしていた。彼女の手を掴む。
「-----------------------!!」
今度は恥ずかしさからだろうか。真っ赤になる。
「ちょっと!!離してよ!」
「ああ、あんまりのんびりした動きだったからね。握手かと思ったよ。」
「うるさい!!」
そう言って彼女は手を振り解くと相変わらず顔を赤くしながら出ていった。
床に落ちた彼女の万年筆を拾う。彼女がいつも使っている万年筆を。
胸がドキドキして。ポケットに仕舞った。
326 :
308:04/07/28 13:42 ID:BkAVIrpq
それから暫くした日だった。
「ねえ、ドラコ。どうしたの?ドラコ。ぼーっとして」
ゴイルが話し掛けてくる。
「ん・・・・いや、なんでもない。」
「万年筆??」
「なんでもないよ。なんだ?」
「そうそう、クラッブがハリーの奴とグレンジャーが空教室に入る所を見たんだって。」
胸がちくりと痛んだ。
「へえ、それで?」
口の端を上げる。
「え?ほら、だからドラコ、今日はロンがいなくて2人だしいつも通りやっつけてやろうぜ」
「興味ないね。」
そう言って突き放した。
327 :
308:04/07/28 13:58 ID:BkAVIrpq
「え?ドラコ」
「お前らは部屋に戻ってろ。俺は行く所がある。」
最近良く考えていた。
<それにいっつもいっつもハリーやロンといる訳じゃないわ。>
一緒に答案を見せ合ってから(あれを見せ合ったというかどうかは置いておいても)
自分の中で少しだけ変わった事があった。
ポッターやウィーズリーと一緒に笑っている彼女を見るのが嫌になった。
彼女と2人で一緒にいた時間がそう思わせるようになったのか。
醜い独占欲だ。認めたくない。冗談じゃあない。この俺が。
そもそも父の事を考えれば、彼女と一緒にいる事など出来ない。
俺があいつらに嫉妬している?
そんな訳は無い。そんな事が、認められる訳が無い。
彼女と一緒にいたい?まさか。負けたくないだけだ。
彼女の笑顔を思い出し、机の上の万年筆を筆入れの中に入れる。
最近の朝の日課はいつのまにかそうなっていた。
328 :
308:04/07/28 14:16 ID:BkAVIrpq
長編になってしまった。スマソ
イイ!!
こういうの好きだ!
330 :
名無しさん@ピンキー:04/07/28 22:10 ID:XzLMwIyp
銅鑼子がんがれ・・
331 :
名無しさん@ピンキー:04/07/28 22:26 ID:XzLMwIyp
すまん上げてしまったorz
さらに・・・もう消えます・・
読ませるねえ
すごいツボにくるドラコだ、切ないね〜。
自分の中じゃドラコは悪には落ちきれないイメージがある。
ハーに救われるドラコが見たいなぁ。308タンがんばって。
まんまとハリーやロンが嫌いになってる俺
自分もだ…>335
337 :
308:04/07/29 09:42 ID:naZFD44E
空教室を見て廻る。
「どこか聞いておけばよかったかな。」
この教室じゃない。この教室でもない。
見つけてどうする?又皮肉を言うのか?
<おやおや、貧乏人同士が仲良く何をしてるんだい>とでも?
時刻は夕方。廊下に西日が差している。もうすぐホグワーツは闇に包まれ、
ホグワーツゴースト達が走り回るだろう。
ふと思う。彼女には好きな人がいるのだろうと。
この教室でもない。
最近の彼女は大人しかったり、自信に満ち溢れていたり。色んな顔をする。
この教室でもない
338 :
308:04/07/29 09:43 ID:naZFD44E
どんな奴なのだろう。この学校の奴か?
それともまだそういった相手はいないのだろうか?
「馬鹿みたいだな。」
そう言って立ち止まる。彼女と過ごした時間など殆ど無い。
弱気になっている。
彼女は俺の事をどう思っているのだろう。
女々しい話だ。俺は誰だ?マルフォイじゃあないのか?
最後にあっちに見える教室だけ、確認しよう。
339 :
308:04/07/29 09:59 ID:naZFD44E
淡いピンクのブラウスにネクタイ。黒いハイソックス。
分厚いカーテンが引かれ西日も差さない暗い教室内で。
肩を抱かれ低いローファーの踵をギリギリまで上げて。
教室内でハーマイオニーはポッターと口付けていた。
「はっ。」
口から出たのは嘲笑か?それとも溜息か。
「くだらない。」
口から出たのは嘲りの言葉か?それとも諦めの言葉か。
背の低いハーマイオニーの肩を抱いて。
もう少し話してみれば良かったかも知れない。
綺麗だと囁けるだろうか。
穢れた血だなんて思っていなかった。美しさを表す言葉を知らなかったからだ。
彼女の笑顔を近くで。
俺は彼女に対して努力していたのだろうか。
ハーマイオニーの肩に置かれた手がそろそろとブラウスのボタンをはずそうとしているのが見える。
俺は視線を外して、隣の教室に入った。
340 :
308:04/07/29 10:12 ID:naZFD44E
イスに座りこむ。
何をそんなにショックを受けているのか。
別段そういったことは珍しくはない。恋仲であれば。
上級生がホグワーツゴーストに見つかって大問題になったなんて話も聞いた事がある。
けれど先生に言いつけてやろうとは思わなかった。
「きゃっ!!こらっ!!!」
どうすればよかったというのだろうか。
彼女を馬鹿にする以外、ポッターを見下す以外に。
俺がマルフォイ家である為に。血統と伝統を守る為に。
バーーーーーーーーン!!!!!!
教室のドアが凄い勢いで開いた後ハーマイオニーが真っ赤な顔をして駆け込んできた。
窓際に駆け寄ってブラウスの乱れを直す。
341 :
308:04/07/29 10:18 ID:naZFD44E
彼女は肩で息をしながら窓際の席に座る。
俺には気づいていないようだった。
この前俺が蹴飛ばした赤い入れ物から小さな鏡を取り出して
ほつれた髪の毛の乱れと襟元を直す。
わたわたと焦っている。
「まだ使っていたのか、その汚い入れ物。」
「きゃーーーーーー!!」
バンッと机を叩いて立ち上がってこちらに振り返る。
「マ・・・マママママ・・・」
「俺はお前の母親じゃあない。」
「な・・・何してるのよマルフォイこんな所で」
「おやおや、空教室を使うのに君の許可がいるとは思わなかったな。グレンジャー。」
真っ赤になって黙り込む。
342 :
308:04/07/29 10:24 ID:naZFD44E
「み・・・・見てたんでしょう。。せ、先生に言うの??」
思い出させるなよ。
「・・・・・言わないさ。これ以上点数を減らされたら困るだろう?」
「そう。ま、当然ね。あなただって見に覚えがあるんでしょうし。」
「??」
「あら、私には劣るけどそこそこ優等生で悪ぶってるあなたを気にかけてる女の子の話なんて良く聞くもの。
私はどこが良いの?なんて思うけれど。」
「余計なお世話だ。」
ちょっと言いにくそうにこっちを見て。
「その・・・そういう事もするんでしょう?そういう子達と。」
そう聞いてきた。
343 :
308:04/07/29 10:41 ID:naZFD44E
「さあね。」
そううそぶく。俺を気にかけている女?聞いた事もない。
「君こそあの様子じゃああのポッターと大分仲がいいようじゃないか。
変わり者同士お似合いだね。」
胸が痛む。
・・・・・・・
「あら、私とポッターは恋仲じゃないわよ。」
「は?」
「ハリーもロンもボーイフレンドだもの。だからビックリしちゃったのよ。
あなたも・・その、恋仲でもない女の子にその・・・キスとかするの?唇に・・・」
「さあね。」
今度のは本当にさあねだ。
344 :
308:04/07/29 10:51 ID:naZFD44E
「それに。。その、判るわよ。男性がその、レディーの体に興味をもつっていうのも。」
心が軽くなった。
彼女とポッターがキスしたという事実は変わりない。
それでも。
「今までハリーもロンも私にはそういう事、しなかったし、
それにそれに△$%!!□#’&$△’$#”!!&’&’!!」
後ろに結わえた髪を弄りながらわたわたと所在無げに喋る。
それにしてもこいつは俺と話してるということを判ってるんだろうか。
「穢れた血は淫乱だって父上が言っていたのは本当だったのか。」
「だ・・・・だ れ が 淫乱よ!!!!!きゅ、急にされたからビックリしたんじゃない!!」
「急じゃ無かったらよかったのか?」
何を聞いてるんだ俺は。
「ん・・・・」
彼女は少し考える。
345 :
308:04/07/29 11:01 ID:naZFD44E
少し考えて、彼女は俺のほうを向いて喋った。
「私にはまだ早いわ。だってまだ学生だし。
それにそういう事はボーイフレンドとではなくて本当に将来を考えられる男性とだけするべきよ。」
彼女は自分の発した言葉に納得したらしく、胸を逸らしてどうだという顔をしている。
服の乱れは直っていて、いつもの彼女だ。
少し考える。
これは彼女が俺に発してくれた初めての真面目な言葉じゃないかと。
俺は本当に努力していたのだろうか。
彼女の事一つをとっても。俺はポッターに比べて勝つ為の最善を尽くしたか?
周りを見下し、蹴落としてきた。間違ってはいないと思う。
だけど自分が欲しい物を掴む為の。手に入れるための努力を怠ってはいなかっただろうか。
「俺はまだ入れるのかな。」
「ん?何かいった?」
「気の長い話だといったんだ。そう言っているうちに年寄りになるぞ。」
「又馬鹿にして!!好きな人くらい自分で見つけるわ!!」
346 :
308:04/07/29 11:09 ID:naZFD44E
マグル交じりの穢れた血に言いくるめられる訳には行かない。
「そ・・・・そのうち」
「何よ!」
彼女の真面目な言葉に俺も応えようと思った。
「テストの答え合わせを一緒に、してやってもいい。」
「------------------」
彼女は少しウエーブのかかった髪を弄りながら目を丸くしてこっちを見ている。
そうかと思ったらにぱーーーーーっと笑った。
「ふーーーーん。」
「なんだよ。」
「なるほど。困ったな。ポッターにロンにマルフォイね。」
「おい!」
「うふふ。どうしようかしら。」
「おい!勘違いするなよ!」
「ううん。いいの。お誘いはありがたく受けておくわ。ではごきげんよう。」
そう言って彼女はひらひらと会釈をすると教室から出て行った。
347 :
308:04/07/29 11:22 ID:naZFD44E
廊下を歩く。
上級生とどんと体がぶつかった。グリフィンドールの奴だ。
「おい。」
「・・・・」
「マルフォイか。ぶつかったら挨拶くらいしていけ」
そう言って頭をはたかれた。
「そっちからぶつかってきたんじゃないか!父上に・・」
言葉を飲み込む。
俺は父や祖父の築いて来た物の上に更に俺自身を上乗せしようとしてきたのではないだろうか。
それは傲慢だ。
俺は俺自身で、父や祖父の高みまで上り詰めよう。そこからが俺のスタートだ。
緒戦は完敗だったかもしれない。だが負ける訳は無い。
伝統は俺が作ろう。血統は俺をもって完成させよう。
マグルの血が混じった女?認めさせよう。俺の力で。
答える。
「ドラコ・マルフォイだ。あんたなんかに挨拶する謂れはないね。」
348 :
308:04/07/29 11:29 ID:naZFD44E
冬休み前、教室にいたウィーズリーに話し掛ける。
「おい、ハーマイオニーの誕生日を知ってるか?」
「・・・・新学期に入ってすぐだったと思うけど・・・マ!マルフォイ!!?」
「そうか。」
と答えて背を向ける。
「ハリー!ハリー!大変だよ!マルフォイに、僕答えちゃった!」
「落ち着いて。どうしたの?」
「ハーマイオニーの誕生日は知ってるかってを聞かれたんだ!僕、答えちゃった!
きっとあいつ、呪いをかけるつもりだよ!」
「それは大変だ・・・・。・・・・ハーマイオニーってマルフォイが言ったの?」
新学期か。冬休みは親戚巡りで予定がつまっている。ちょうど良かった。
349 :
308:04/07/29 11:38 ID:naZFD44E
冬休みはくだらない親戚巡りであっという間に過ぎた。
新学期前、家で準備をする。
お気に入りの宝石をあしらった箱を渡そうと思ったが思いとどまった。
部屋にある母が好んで使っていた香水を、安物の瓶に四分の一ほど詰め替えた。
母親の香水をプレゼントする男。傍から見ればどう思われる事か。
でも、柔らかで優しいこの匂いは。
マルフォイ家には合わなかったけれど。
喜んでもらえるだろうか。
まずその前にどうやって渡すかを考えなくてはならないけれど。
荷物を新しく来たしもべ妖精に階下に下ろさせて出発する準備を整える。
350 :
308:04/07/29 11:53 ID:naZFD44E
「ドラコ。」
読んでいた書物から顔を上げて父が呼びかけてくる。
「父上、行って参ります。」
「うむ。何事においても負けは許さんぞ。特にポッターにはな。
マルフォイ家の名に傷をつけるな。」
そう言って又書物に目を戻す。
口の端を歪めて答える。
「そのうち親戚中がドラコの名に恥じないようにって言い出しますよ。」
「何?何か言ったか?」
「いえ、ポッターになど。叩きのめしますよ。」
「そうか、頼もしいな。」
そうだ。目の前に立ちはだかる物は薙ぎ倒そう。
ドラコ・マルフォイの名を轟かせよう。
全てを手に入れるために。
ドアを開ければ新学期が始まる。
忙しい年になりそうだ。
クラッブとゴイルには冬休みの自慢話をしなくちゃあいけない。
合間を縫って練習したクイディッチの腕も披露してやろう。
彼女は受け取ってくれるだろうか。
俺は優秀なのか?
優秀であるよう、努力しよう。
負け犬か?
いいや、才能は努力で叩き潰そう。光はより強い光で覆い隠そう。ドラコ・マルフォイの名に賭けて。
了
なんかかなりドラコ好きになった
352 :
308:04/07/29 12:00 ID:naZFD44E
つう事で終わりです。
書いて思ったけどこれじゃドラ×ハーじゃなくてドラだ。(いまさら)
全然ハー書けなかったのでそのうちハーを書きたいー
猫姦
>308さん
ハーたん可愛くて(*´Д`)ハァハァ....
ドラコなんか(・∀・)イイ!!(*´Д`)ハァハァ....
文章の作りなんか、凄く好みです(*´Д`)ハァハァ....
続編キボン(*´Д`)ハァハァ....
保守
少し大人になったドラコ
(・∀・)イイ!!
357 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 22:05 ID:N4Nrv3DJ
>308
(・∀・)イイ!!
ハーたんが香水受け取ったかどうかが気になる・・・
できれば続きキボンヌ!
sage忘れスマソ。吊って来ます_| ̄|○
つーづーきー!
待ってます!!!!
ドラ×ハー好きなんだがこのスレにもちょこちょこ出てきて嬉しい…(*´Д`)
やべマルフォイかっこいいw
>308
感動した。
ここで、こんな名作に巡り合えるとは…。
マルフォイの株が一気に上がった。
ハーたんと一緒になりマルフォイの家を変える銅鑼子の姿がありありと浮かんだよ・・・
確認したいので続きヨロシク
364 :
308:04/07/30 15:23 ID:HJSz1FA+
色々書き物はしてるのですがSS書いたのは初めてだったので読めるものになっていたなら嬉しいです。
2週間ほどネットから遠ざかるのですが、戻ったら続きか何か書かせてもらいたいと思います。
という事で次の書き手さんカモナ!
個人的にはロン×ハーが読みたい-。
ノシ
ロン×ハーは俺も読みたいな・・・。
367 :
名無しさん@ピンキー:04/08/01 00:44 ID:cufa4ara
続きください!!
続き欲しければageないでください。
書いたことのないヤシもここでチャレンジ汁!
パンジーきぼんぬ!!
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゙l;| | `'",;_,i`'"|;i | 更新してチェックしてる奴は よく訓練された乞食だ!
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,/ ヽ ヽ`ー"/:: `ヽ
・ ゙ヽ  ̄、::::: ゙l, ホント 2ちゃんねるは地獄だぜ! フゥハハハーハァー
|;/"⌒ヽ, \ ヽ: _l_ ri ri
l l ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| | / |
゙l゙l, l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
| ヽ ヽ _|_ _ "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
/"ヽ 'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄ [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/ ヽ ー──''''''""(;;) `゙,j" | | |
見たところ保管サイト無いようなので作ってみてるんだが
1スレ目からSS纏めるのって結構重労働だな・・・
始めてから2時間でやっとこさ1スレ目終了。
今月は何かと忙しいし、出来るんかなぁ
>377
猛烈な勢いで乙!
がんがってください。
>379 スネイプ教授が何かに取り憑かれた話とか?
この絵のハーたん痛そう・・・
パンジーとハーたんの絡みきぼんぬ。
針ーか○ほいを逆レイプしてるハーたんとパンジーたんきぼんぬ
株上げたドラコがまたヘタレ路線
>>386 それイイ。でも、これだけ優秀な作家たちが出てしまったあと、
かなりハードルは高そうだねー。
まぁとにかく女性キャラ皆可愛い。
ハリー×ルーピン801投下!!
ハリーは、ディメンターのことについてルーピンに教えてもらっているところだった。
「それで・・その・・・ディメンターにはどうすれば・・・・」
「大丈夫だハリー、それは簡単なことだ。人を愛すればいい・・・このようにね・・・」
といって、ルーピンはハリをソファに押し倒した。
「な、何するんですか先せ・・・」
ルーピンは、すかさずハリーに口付けをした。
「ん・・・!!!」
ハリーは、渾身の力を振り絞ったがどうにも組み外せない。
すると、ルーピンは口を離した。
「ゲホッゲホッ!!なにするんですか!それ以前に、僕と先生は男同士ではないですか!」
「人を愛することに、性別は関係ないんだよハリー・・・」
ルーピンは、ハリーの服を脱がした。
贅肉がなくのちょうどよい肉付きのハリーの胸から腹部にかけてがあらわになった。
さらに、ルーピンはハリーの乳首は舌で舐め始めた。
「んん!!」
ハリーの体はビクッと跳ねた。
「おやおや感じているようだね。これならどうかな?」
ルーピンは舐めるだけではなく、吸っても来た。
そのたびに、ハリーの体はビクッと跳ねた。
「やめて・・・ください・・・・」
そして、ハリーのズボンに手をかけ、摺りおろした。
「うっ!」
「さて、本番といくか。」
ルーピンは一物をズボンから出して、ハリーの肛門に入れた。
「ああああっ!!」
ハリーは、痛みでのたうっていた。
「だれでも、初めてはこんなものだ。いつかは病み付きになるよ・・・」
ルーピンは、腰を振り始めた。腰を振るたびに、ハリーが動き回るので
うっとおしかったので、呪いをかけて動けなくした。
そして、ルーピンはハリーの中に放出した。
ハリーはぐったりとしていて、その目には絶望が渦巻いていた。
FINISH!
お楽しみいただけました出しょうか?
また書きますのでよろしく。
>394
>1を100回読みましょう。
ここで求められているのは男女カプか百合モノです。
投下したいなら該当板へ行きましょう。
TU-KA私も数字板の住人だけどあなたの文章には萌えません。
変換ミスや突っ込めばいいという安易な展開には辟易します。
まったく楽しめないどころか不愉快なのでもう書かないでください。
…まあまあ、マターリ行きましょうョ。
では、気を取り直して次へ!
>>395
>394を100回読みましょう。
そうすれば、俺のすばらしさがわかる!
>>397 このスレから出て行け!!
そして氏ね!!
>>397 おい。ツケあがるなよ、てめえ。そんなに削除依頼を出してほしいか?
嵐は放置。はーたんとじにたんとぱんじーたんきぼんぬ
夏厨が蔓延ってきたな…
アホだ…中途半端な文章を身に付けた厨房が満を辞して乗り込んできたのだろうが
人k(ryの書いてる小説にすら劣るわ。
ジニーたんが兄貴どもをお仕置きするのきぼんぬ
>>404 近親相姦ですか? それより、はりろんをお仕置きした方がいいような。
>>402 夏厨にも分かり易く
>>1をここで出しておこう。
↓専用ブラウザ使わないヤシはここを見ろ
重要!【801ではありません】
同性愛もの(男×男)はご遠慮ください。
広告を貼られるので、sage進行でおながいします。
SS初挑戦で、ちょっとしたルー×ハー書いてみますた。(リスペクト>116氏です)
映画しか観たことないんでルーピンの一人称が分からなくて、しかも、文章下手・・・orz
次の神の光臨までの繋ぎにでもなればいいなぁ、と
よかったら読んでください
↓↓↓↓投下↓↓↓↓
それは月の明かりが夜の闇に映えはじめた時間。
「ルーピン先生」
コンコンと部屋のドアを叩き、自分の名前を呼ぶ少女が一人。
「夜分遅くにごめんない、グレンジャーです。先生にお話があります。」
あぁ、あのハリーと一緒にいる女の子か、と僕はドアを開けた。
そこに居た少女はいつもの授業の時と同じく背筋をピンと伸ばして立っていた。
「どうぞお入りなさい」
「話というのは…何?」
真面目なこの子のことだ、僕の担当する『闇の魔術の防衛術』の授業に関することだろう。
ひょっとすると親友を心配してディメンターのことを訊きに来たのかも知れない。
そう考えていると僕と向かい合うように大きなソファに座った小さな彼女は言った。
「あの・・・私、初めてお会いした時から・・・その、つまり、ルーピン先生のことが好きなんですっ」
少し照れながら、しかしそれを隠すように気丈を装った話し方。彼女らしい。
「・・・このまま気持ちを隠して先生の授業を受けるのはなんだか後ろめたくて・・」
全く意外な『お話』だったというわけではなかった。僕は少しこの言葉を期待していたのかも知れない。
「…ミルクでも温めようか」
席を離れ、ミルクをカップに注いで温める。カップの水面には窓から見える月が映っていた。僕は懐から取り出したチョコレートを一片そこに入れた。チョコレートは少しずつ形を失い、溶けきるか溶けきらないかのところで僕は背中に暖かいものを感じた。
「・・先生・・・好き・・・・・好き・・」
チョコレートやミルクの匂いとは別に甘い香りが漂う。
「ハーマイオニー、いけない。君と僕は…」
「分かってます!でも・・・今日だけでも・・・」
後ろから僕を締め付ける彼女の腕にぐっと力が入る。
チョコレートの姿が消えたので、棒でそれをかき混ぜながら僕は彼女に聞く。
「チョコミルク飲むかい?」
彼女は諦めたように僕から腕を離し、
「・・・はい」
僕は彼女の方に体を向け彼女のあごを人差し指で上に向ける。
そしてチョコミルクを口に含み、そのままキスをした。
ハーマイオニーは驚いたようだったが、すぐに眼を閉じ、そして唇を開いて僕を受け入れた。
ミルクが零れないように深く、深く。
水の中を泳ぐように2つの舌が絡み合う。しばらく僕らはその不思議な感触を味わっていた。
ごくっ
口に入ったものを飲み込んでしまうのは生き物として自然な行為である。
それに漏れずハーマイオニーはミルクを飲み込むと、僕を求めるように何度も唇を重ねてきた。
そして僕はハーマイオニーを抱きかかえ、さっき彼女が座っていたソファの上に寝かせる。
スカートから伸びる白い足。ふわふわとした金色の髪。濡れた唇。潤んだ瞳。
この子を征服したい。
という衝動が僕を突き動かし彼女に覆い被さった時、彼女が訊いた。
「せんせ・・・どうして・・・?」
僕は言う。
「月の明るい夜には狼に変身するのさ」
410 :
>407:04/08/07 20:07 ID:Sta+3oXb
お粗末様でした。
初SSなのでこんなんで勘弁してください(;´Д`) ゴメンネゴメンネ
>>410 ガンガレ、そしてこのスレの神になって下さい。期待してます!
現在多忙にて書き込み控えてますが、そのうちどなたかご一緒にまた
リレーをしましょう。ローカルルールを守られている方々の初挑戦や
新規投下は大歓迎です!
>>407 「狼」変身後も見てみたいー!ガンガレ!
414 :
>407:04/08/09 01:45 ID:ZobEz5GP
>411、>412
レスありがとうございます アリガタヤアリガタヤ
もっと修行してからまた来ます!
何でこんな事になったんだか。
私はコンプレックスの塊だった。
はあと溜息をつく。一人でいるときの癖だった。
マグルの血交じりってのは楽じゃない。
皆が皆ドラコのようにあからさまに差別してきた訳じゃない。
でも壁はあるのだ。
ロンのお父さんがマグルと関わる仕事をしているのをからかわれるように。
さり気ない言葉や態度が私を傷つける。
ましてや私やハリーは血が混じっているのだ。
とは言ってもハリーは特別だし、そういった差別とかに鈍いのか疎いのかあんまり気にしてないし。
そんなハリーを見るたびに気後れしてしまう。
私は心が狭いのかもしれない。人が私をどう思っているか、気になってしまう。
さり気なく気を使ってくる教師。私の家庭の話題になると話を変える級友。
だから勉強を頑張った。誰にも負けないように。
魔法さえできれば馬鹿にされる事なんて無いんだから。
まあこういった状況は私にとっては悪くないのかもしれない。
こんな問題は誰だって抱えているものなのだし、
コンプレックスなんてものは打ち破ればいいのだから。
「しかしあんたは抱えてなさそうよね。」
「なんだよ。」
「なんでもないけど。いいかげん離れて頂けませんことかしら。」
膝の上に頭を乗せているドラコに声をかける。
何故か知らないが一年程前から急に懐いてきたこいつに押し切られて
週末にホグズミードに遊びに行く時に月に一度は一緒に行く事になってしまっていた。
今日は裏手の森で昼寝をするのだ。なんて言い出したこいつに引っ張られて
何故か私が膝枕をしている。
「大体ね。こういったことは恋人同士がするものよ。」
「受け取ってくれたくせに・・違うのか?」
「違うわよ!!」
だーん!と立ち上がろうとすると渋々と起き上がった。
こいつ、この一年でずいぶん背が大きくなったなあなんて思う。
「いい匂いがするから、好きなんだよ。」
たまにドラコはこっちがどう反応していいか判らない事を言う。
まあドラコが選んだにしては上出来な柔らかくって優しいこの香水は
毎日つけるほどお気に入りになってしまっていて追加で何度も貰っているんだけれど。
トリップつけてみたり。
ハー×ドラでとりあえず続きです。
ノシ
>>308 続きキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
うだるような暑さを爽やかに掃うようなSSになりそうでつね!
応援してます!
ハー×ジニ でも OK?
わーい!
308様お帰りなさいませ
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
しかもなんか発展してる━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
「そんなことよりこんな所見つかったらまずいんじゃない?」
「こんな所って?」
「私と会ってるって事よ。スリザリンの連中に見つかったら・・・」
この一年で、ドラコは急激にスリザリンの顔となっていた。
元々スリザリンはグリフィンドールやハッフルパフ、レイブンクローと違って
生徒間の独立志向が強くて、仲が悪く派閥が出来やすい。
殴り合いの喧嘩も絶えないし、たまに魔法を使ってやりあう事すらあるらしかった。
スネイプ先生が揉み消してるとか何とか言う噂まである。
昔から派出だったけれど、嫌味で面倒見の悪かったドラコは孤立していた風だったが、
何を思ったんだか一年程前から仲間を集め始め、
あっという間にスリザリンの中では一番人を集められる人物になっていった。
同級生、上級生への威嚇だけでなく、下級生の面倒までこまめに見るドラコを見てスネイプ先生以外の先生は目を丸くしていたものだった。
まあハリーに張り合うためなんだろうけど、男の子のそういうところは嫌いじゃない。
ドラコはそういう事は私には決して言わないけれど。
「関係無いね。見られたってどうといった事はないさ。」
それは嘘だと思う。
ドラコは圧倒的な力で人を纏めるタイプじゃない。
というか纏められない。
勉強でもクイディッチでも、よくわからないけど喧嘩でも、
全てにおいてトップクラスではあるけれど、
どれを取ってもドラコはこの一年、No1になった事はない。
そばにいるから努力しているのは判るんだけど。
勉強では私がいるし(この一年TOPを譲った事はない。)
体の線が細いドラコは、運動神経がいくらよくても
クイディッチや喧嘩だってレベルの高いスリザリンでは厳しくなってきているはずだった。
少しの隙でもスリザリンは目立つ奴を引きずり下ろすだろう。
だからこそマグル交じりの私なんかとこんな所にいるのを見られたらまずいと思うのだ。
「まあ、それならいいんだけど。あ、こら。膝枕しないよ。」
また横になろうとするドラコにすばやく言う。
「あんまり寝てないんだよ。」
「また予習?最近効率悪くなってない?私が教えてあげようか。」
「うるさいな・・・・・・図書館で?」
「図書館じゃまずいでしょ。こことか。」
「週末に勉強?ごめんだね。」
私に負けだしてから、決して勉強もいっしょにしようとはしない。
負けず嫌いなのはいいんだけれど、強情なのには参ってしまう。
「ねえ・・・無理してない?」
「無理?俺が?誰だと思ってんだ?」
はあ。溜息が出てしまう。
何事にも立場とかそういった物はついてまわって離れることはない。
気づいたのはいつの事だっただろう。
昔からわかっていた事だけれど、
ホグワーツに入ってまざまざと思い知らされた。
ハリーには物事を自分で解決する能力と勇気がある。
ロンは優秀な兄弟に囲まれて萎縮しているけど、もう皆気づいている。
堅実なロンは間違いなく優秀なウィーズリー兄弟の一員だ。
将来の闇の魔術師・魔女や国際魔法戦士連盟者になるであろう
スリザリンの連中をまとめ上げているドラコに関しては言う事もない。
たとえ主席で卒業したとしても。
この学校を出て。魔法使いになって。
それでもマグル交じりだと言われたら?
それでもこの環境が変わらなかったら?
ハリーみたいな勇気も。
チェスをする時のロンのような非凡さも、
ドラコみたいな人望も私にはない。
私には何が残るんだろう。
私には何ができるんだろう。
色々考えると悲しくなってしまう。
私は、なんにもできない。
拗ねハーたんで。
お褒めの言葉ありがとうございます。やる気でますー。
ノシ
308タン、(・∀・)イイヨー!!
続きを楽しみにしています ノシ
308タン、ステキ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n*゚Д゚*)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!
ドキドキしながら読んでます。
スレに来るのが毎日楽しみです。
>>419 読みたいとずっと思っていた者がここにおる(*´Д`)
すごい勢いでカモン
ええ話だ……ロンがナメクジでハータンをいじめるプレイしか浮かばない俺が恥ずかしくなってくる位いい話だ。
ハーよりドラコに萌えた、萌えたというか共感というかまるで弟を見てるような昔の自分を見てるかのような。
とにかくグッジョブ、がんばって。
>>426 GJ!続き期待してるよ〜
ところで、ここ。一時「ユーザー設定が消失しています」
って出て書き込みが出来なかったのだが落ちたのかと思ってしまった。
ここが生きてて良かった。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ドラコ!ドラコ!
⊂彡
ある日、寮に戻ると大騒ぎになっていた。
男の子達がハリーを中心に頭を寄せ合って相談している。
なんか声をかけづらい雰囲気だったので端っこにしょんぼりと座っているロンに聞いてみる。
「どうしたの?」
「あ、ハーマイオニー。大変なんだよ。兄さんのフレッドとジョージが
クソ爆弾でスリザリンの奴らと喧嘩しちゃって。」
「それでなんでハリーが大慌てしてるの?上級生の話じゃない。」
「それが・・・ブレーズ・ザビニが巻き添えで怪我しちゃって・・ほら、あいつ僕らと同級だろう?
それでマルフォイが激怒してるらしいんだ。」
「激怒ってたかが喧嘩で?」
はあ、と溜息をつく。男の子って何でこう、くだらない事に意地をはるんだろうか。
人事なら放っておけばいいのに。
「たかが喧嘩じゃないんだ。」
ハリーが向こうから声をかけてきた。
「なんでよ。喧嘩じゃない。」
「ザビニが喧嘩を止めようとして、クソ爆弾で滑ったんだ。
頭を打ったとかで今は医務室でマダム・ポンフリーが手当てしてる。」
「大変じゃない!大丈夫なの!?」
ブレーズ・ザビニなら私も知っている。
「ちょっと気絶してたみたいだけど今は意識あるみたい。。でも頭を何針か縫う羽目になったみたいだし、もしかしたら腕も折れてるかもしれないって。」
ハリーの顔が緊張している。
ロンが泣きそうになって言う。
「さっきスリザリンの奴が通りすがりにグリフィンドールの奴は気をつけろよって僕に言ったんだ。
先生にもあんまり寮を出るなって言われるし・・・」
あ、泣いた。
「この通りだよ。皆すっかり怯えちゃってるし、マルフォイは仲間とか下級生を集めてるらしいし。」
ハリーが肩をすくめる。
確かにこれはちょっとした一大事だ。
「でも、怪我をしたんなら謝っちゃえばいいんじゃない?」
「マルフォイが許してくれるとでも思う?」
確かに、許さないだろうなあなんて思う。
「でも、フレッドとジョージ先輩が謝れば、いくらドラコだって」
「それも駄目。」
「なんで?」
「いなくなったから。どこいったかわかんないんだって。先生達が血眼になって探してるけど。」
ハリーが口を挟む。困りきっている。ハリーは自分に降りかかった事に関しては何でもしちゃうけど
こういった対人関係とかにはからっきしだ。
「かといって喧嘩したって喧嘩にならないし・・」
それも正解だと思う。男の子のことはよくわからないけれど、
体格が倍くらいあって牙を生やしてる同級生と喧嘩しても勝てない事は私にだってわかる。
「でもほら、ここに殴りこんでくる事なんてないでしょ?それこそ退学になっちゃう。」
「そりゃそうだけどマルフォイがそのままで済ますと思う?
先生にばれないような凄い陰険な手を使ってくるに決まってるよ。」
むう、否定できない。ロンは怯えきっているし、
大体がグリフィンドールの男の子はこういった荒事には慣れてないし。
スリザリンが慣れ過ぎだっていうのはあるけど。
「そうだよ。きっと同じ目に合わされるんだ。」
違う男の子が言う。
「そ・・・そんな事ないんじゃない?」
「ハーマイオニーは女の子だからわからないんだよ!
あいつは卑怯でずるくて陰湿で・・・血を吸われたりしたらどうしよう・・・」
ん。なんか気に入らない。
「そ・・そんなことしないと思うけど・・」
しかしどうして
「服を脱がされて」
総じてまあこの男の子達は
「箒を・・・」
あんな甘えっ子の馬鹿に対してこうも怯えているんだか。
「マルフォイが・・マルフォイが・・・ああああああ・・・・」
「わかったわよ。私が様子見てくるから!!ハリー!透明マント貸して!」
思わず叫んでしまっていた。
フレッドとジョージは先輩呼ばわりされないやうな
「えっ!」
ぱあああっと顔が明るくなる男の子達と顔が曇るハリーとロン
「だめだよ!あぶないよ!ばれたら大変だよ。マルフォイはきっと女の子だって容赦しない。」
ハリーが言う。
「そうだ。」
「そうだよ・・・きっと箒で・・・」
「ちょっと!!変な想像しないでよ!」
それにしてもこの一年スリザリンとグリフィンドールの男の子達にドラコは何してきたんだろうか。
昨年まではここまでじゃなかったし・・なんか凄い言われようよ。ドラコ。
「ほら、貸して。ハリー。ばれないようにやるし、ドラコは女の子には手を出さないと思う。
大丈夫よきっと。」
そう言ってまだ渋るハリーから透明マントを受け取って寮を出た。
原作斜め読みだったからお互い何て呼んでるか曖昧だし、
道具の名前が出てコネエっす・・・orz
ノシ
ハージニ書いたんだけど。
投下してもいいでつか?
正直308タンの途中なので勇気がいるのだが。
是非お願いします!
キター!
>439
俺などに遠慮せずどかどか投下お願いします。
>442
あんたも細かい設定など気にせずどかどか投下お願いします
マントを被って。
寮を出て、人にぶつからないように気をつけながらてくてくと歩く。
勢いよく出てきたのは良いもののこれは結構難しい事態だった。
ドラコは何を考えているのだろう。
友達が怪我をしたから怒るのはよくわかる。
ザビニの怪我も軽くはないんだろうし。
だけどホグワーツでは授業中に怪我をする事だってしょっちゅうなんだし。
暴力で解決したってしょうがない。
・・・・・・
はあ。溜息をついた。
理解してしまっている。ドラコなら怒る。
ザビニが喧嘩を止めようとしたなら尚更だろう。
彼は侮辱されたと思っているだろうし、そうなると勝つまで、納得するまで止めないだろう。
ハリーとの件を見てれば。ドラコと仲良くなればすぐにわかる。
それでもドラコをこのままにしておくのはまずかった。
相手は先生達に悪名高いとは言っても
主席を2回も取ってるウィーズリー兄弟の弟2人だし、
このまま揉めたり、スリザリンがグリフィンドールの男の子達に
意趣返しをしたりしたら、大問題になってしまう。
ホグワーツでは大問題は日常茶飯事だけど、
この手の集団での喧嘩騒ぎを黙って見逃してはくれないだろう。
だからそのままにはしておけない。
そう思った。
じゃあ止めればいい。
私が?嫌だ。それは嫌。
頭を振る。
混乱しているなって思う。
止める方法なんて簡単だ。私がドラコに頼めばいい。
彼の顔が思い浮かぶ。
最初怒って。その後あきれて、小馬鹿にしたような態度をとって。
そして、最後には苦笑いして。やめてくれるだろう。
でも、その後どうなる?
スリザリンの中で。
彼はどう説明するのだろう。
仲間の仇も取れないボスを、スリザリンの連中はどうするだろう。
彼は彼の正義を持っていて、いっつもそれを貫こうとする。
今回の事だって、彼は彼なりに怒っているに違いない。
それは学校のルールに反していたり、
魔法使いのルールに反していたりするのかもしれないけれど、
きっとスリザリンのルールには反していないから、彼は動こうとしている。
彼は、私のことが好きなんだと思う。きっと一年前から、彼は思っていてくれる。
それっくらい私にだってわかる。
だからドラコは、うぬぼれている訳じゃないけど、私が言えば止まってくれる。
それはドラコの私に対する好意を利用する事だ。
私は、その優しさに甘えるんだろうか。
私に、彼の正義を止める資格があるんだろうか。
喧嘩して、先生にばれたらまずいっていう理由だけで。
好かれてるという理由だけで。
グリフィンドールの皆に偉そうな事を行って出てきたけれど。
ドラコがその後どんな思いをするのかわかっていて。
彼の好意を利用して。
彼の決定を覆させて。
結局、私はこんな姑息な手段しか思いつかない。
まただ。
結局考えはそこで止まってしまう。
この問題だけじゃない。
色んなことを考えて。全部結局は他人任せ。
マグルの血が混じっているのだって、お父さんやお母さんが悪いんじゃないのに。
悲しくなってくる。
それなのに、私はなんにも出来ない。
マグルの血が混ざっているのは、私のせいじゃないのに。
私は、何か一人でできる力が欲しい。
だからここに入ったのに。
私は私なりに一生懸命頑張っているつもりなのに。
馬鹿みたいにいろいろ覚えて。沢山勉強して。
私は、何か一人でできる、ハリーやロンやドラコがあたりまえにやっている
そんな魔法が、使いたかっただけなのに。
>439タム
遠慮せず投下してください。共に盛り上げていきまっしょい
>443
細かい事気にしてるようなこと書いてしまってすいません。
用語辞典とか見つけてしのぐ方向で・・
ノシ
449 :
ロンハーハリ3P:04/08/12 20:27 ID:0PtoVr+2
「ハリー、動くなよ!」
「ロンこそ、離れれば良いじゃないか!」
「二人ともけんかはやめなさいよ!」
「僕がなめているときに動くとハリーの○○○が顔にぶつかって気持ち悪いんだよ。」
「僕だって、ロンに当たるのは気持ち悪いから君が離れればいいじゃないか!」
「もう・・・だから二人一緒はいやよといったのに・・・」
ハリーのモノを舌の口で銜えながら、ハーマイオニーが愚痴をこぼした。
ロンとハリーは親友とはいえ、ここでは一人の雌を取りあう雄同士なので、性戯で競ったり耐久力を競ったりして
一番迷惑なのはハーマイオニーなのだ。
「ハーマイオニーは黙っててくれよ!」
ではお言葉に甘えて投下します。308さんのに比べるととんでもなくアホですが。
ジニーはひどく困惑していた。
ほんの数時間前におとずれた自分の体の変調の意味を解かりかねていたのだ。
こんな事お兄ちゃん達には言えない。かといって他の誰に相談したらよいのかも解からなかった。
いったんはマダム・ポンフリーに相談をと医務室へ向ったが、気恥ずかしさが先にたち諦めてしまった程なのだ。
「どうしよう・・・」
調度夕食時と言う事もあって閑散とした廊下を一人行ったり来たりしていたジニーだったが、偶然にもハーマイオニーと出くわした。
「あらジニー、こんな所でどうしたの?夕食の時間でしょう?」
ハーマイオニーはパンパンに詰まった重そうなカバンを肩から下げ、図書館から借り出してきたばかりの本を両手に抱えていた。
「ハーマイオニー・・・今まで図書館にいたの?」
「ええ。でももう食事に行くわ。その前に寮に荷物を置いていこうと思って。一緒に行く?」
ジニーは頷いてハーマイオニーの荷物を半分手伝い、グリフィンドール寮へと歩き始めた。
「そういえばハリーとロンは?一緒じゃないの?」
ハーマイオニーはジニーのその質問に眉をぴくりとあげた。
「知らないわ。あの人達ったら、本当に何にもわかってないんですもの。私がハリーの為にと思ってマクゴナガル先生にご報告申しあげたのに、余計な御世話だなんて・・・!」
「喧嘩してるの?」
「違うわ。ただあの人達が私と・・・ちょっと・・・口をききたくないらしいわ・・・」
ハーマイオニーが珍しく口篭もった瞬間だった。
そういえば、クリスマス休暇が明けてホグワーツに帰ってきてからハーマイオニーの姿を寮で、特に談話室で見かける事がなかった。
先日ロンがハリーのファイアボルトがどうしたとか息巻いてたがその事が関係してるのかな、とジニーは思った。
451 :
ロンハーハリ3P:04/08/12 20:35 ID:0PtoVr+2
ロンは今まで弄んでいた乳首から指を離し、舌と指でハーマイオニーの陰核をここぞとばかりに刺激した。
「ひゃぁ!!」
ハーマイオニーが嬌声を上げたと同時に彼女は果ててしまった。
「ああっ!ロンずるいぞ!」
ハリーは前に増して突いてくる。股間から卑猥な音が漏れ、抽送に合わせて子宮口の辺りに痺れるような快感が走る。
それを見たロンが、さらに指や舌を早く動かした。
「次も僕がイかせるんだ。」
「んっ・・・ああっ・・・」
ビクビクと内股を震わせて喘ぐが、男達は少しも容赦してくれない。
「ロン、手をどけろ!」
「ハリーこそ、離れろよ。」
「ちょっと二人とも・・・・」
「「ハーマイオニーは黙ってて!」」
二人は、さらに動きを早めた。
ハーマイオニーは二人の力に負けて、彼らに身を任せざるを得なかった。
「次は僕の番だからな!ちゃんと代われよ!」
「待ってくれよ!もう少しだ。」
「僕だったらもっとうまくやれるよ。」
「だったら、どっちが長くやれるか勝負だ!」
「分かった!」
この行為がまだ続くことを知ったハーマイオニーは、二人のP男・・・いや雄の戦いの終結を待つのみだった。
そのまま二人とも寮まで口をきかなかった。
肖像画の扉をくぐり人気の無い談話室を横切る時、ジニーは思った。
ハーマイオニーに話を聞いてもらおう。
本当はママに相談したいけれど、ママは居ないし、それにきっとハーマイオニーならママと同じぐらい親身になってくれるに違いない。
そして今、ロンと仲たがいしているのなら間違ってもハリーやロンの耳に入る事はない。
秘密を守り的確なアドバイスをしてくれる───そんな人はハーマイオニー以外には他の誰も思いつかない。
「・・・ねぇ、ハーマイオニー。相談したいことがあるんだけど・・・今いい?」
「もちろんよ。私に答えられることならいいのだけれど」
「うん・・・あの・・・」
「なあに?」
もじもじと指を動かし言葉を濁すジニーに取敢えず私の部屋に行きましょうかとハーマイオニーは言った。
ハーマイオニーの部屋は誰もいなかった。
「それで相談って何かしら。三年生の選択科目のこと?まだ正式に決定する時期ではないけれど今から考えておくのはとってもいいことよ」
「ううん、勉強のことじゃないの」
ハーマイオニーは勉強のことではないと聞いてがっかりしたが、ジニーの次の言葉を促した。
「・・・今日ね、朝から、なんとなく下腹部が痛くて・・・」
「まぁ・・・」
「でも、我慢出来ないってわけじゃないの。だからそのまま授業を受けてたんだけど、さっきね・・・その・・・ト、トイレに行ったら、下着に・・・」
そこまで言うとジニーは俯きひとしきり躊躇ったあと、こう言った。
「下着に、血みたいなのが付いてたの!どうしよう、私、変な病気なの!?」
なんかタイミングが悪かったみたいで申し訳無い。
449さんに割りこんじゃったよ。
ジニーは茶色の瞳に涙をいっぱい浮かべて縋る様にハーマイオニーを見た。
が、ハーマイオニーは「まぁ・・・!」と驚きながらも「それなら心配いらないわ」と笑顔を浮かべている。
「で、でもっ、血が・・・」
ジニーは心配で心配でたまらないとハーマイオニーに詰め寄った。
「そうね。うん。まだそうと決めるには早いかもしれないわ。ジニー、その下着、私に見せてくれる?」
「ええっ」
「病気かそうでないか心配なのでしょう?だったら確認しないと判断つけられないわ」
本当のところジニー自身もこの話を打ち明けた時、こういう展開になるかもしれないと考えていた。
だからこそ中途半端な友達には言い出しづらく、ましてや沢山いる兄達になんてもっての他だったのだ。
ハーマイオニーは至極当たり前の事を言っているにすぎない。
そう例えば、指を怪我した時に傷口をみせるのと同じ事なのだから。
ジニーはミニスカートの中に手を入れ、純白の下着に指をかけると、片足づつゆっくりと脱いでいった。
「これ・・・」
ハーマイオニーはジニーの差し出すくしゃっと丸まった布を受け取り、ジニーの大切な場所に触れていた個所を広げた。
そこには赤褐色の染みがあった。
「うん。これなら間違い無いわ」
自分を覆っていた薄布が無くなっただけで奇妙な不安感を感じ足元をもじもじと擦りあわせながら立っているジニーにハーマイオニーは優しく微笑みかけた。
「ジニー、あなた、生理がきたのよ」
「え?ええ!?」
「生理、よ。モリーおばさんから聞いてるでしょう?」
「え?あ、うん。聞いたことあるけど。・・・ええっ!?」
ジニーはハーマイオニーから聞かされた事実が上手く飲みこめずにいた。
「無理も無いわ。初めてですもの。私だって初めての時は出血に驚いたりしたわ。でも、冷静に考えてすぐわかったわ。本に書いてあった通りだったんですもの。それより、ジニー、持ってるの?」
ジニーはママが持たせてくれたトランクには生理用品の類は一切入ってなかった事を思い出した。
ママも、自分も初潮を向えるのはまたずっと先のように思っていた。
けれど、ジニーももうホグワーツの二年生で12才。
何時の間にか初潮を向えるところまで成長していたのだった。
「持ってない。どうしよう」
「じゃあ私のをあげるわ。次の生理までにおばさんにフクロウ便で送ってもらいなさいね」
ハーマイオニーは自分のトランクの蓋を開けて探し始めた。
「あ、そうだ・・・ねぇ、私タンポンしか使わないのだけれど、ジニーもこれでいい?」
手の平大の大きさの箱を取り出しながらハーマイオニーが言った。
「えっ・・・タンポンって・・・中に挿れて使うんでしょ?」
「ええ、そうよ」
「い、痛くない?」
ジニーはスカートの裾を握り締め、その行為がものすごく恐ろしい事か何かのように怯えて聞いた。
「こんな細い物平気よ、痛くなんかないわ。取り敢えず試してみたら?」
ハーマイオニーはタンポンの箱から一本取りだしジニーに渡した。
「挿れる所わかる?」
「うん。たぶん」
ジニーは貰ったタンポンの細長い袋を破り、両足を開くと恐る恐るその中心にあてがった。
「んっ・・・」
ジニーは目を瞑り、入り口を見つけようともぞもぞと手を動かした。
しかし。
「ハーマイオニー・・・場所はわかるんだけど、上手く入んない」
「もっと足を開いてみたら?そうね、このベッドに片足をかけるといいんじゃない?」
ジニーは言われたとおりに右足をベッドにのせ、再びタンポンを納めるべき場所へ這わせた。
かろうじて開いている小さな穴の入り口へタンポンの先を潜りこませる。
「痛っ!やっ・・・痛い・・・!む、無理、ハーマイオニー・・・入んない」
「痛いのは最初だけよ。慣れてしまえばナプキンよりずっと楽よ。中まで入ってしまえば痛くないから」
ハーマイオニーの言葉にジニーは「うん・・・」とタンポンをもう一度押しこもうと、今度は息を深く吸い、両手で挿入を試みた。
「痛いっ!!駄目っ!」
ジニーは半分涙目になりながらハーマイオニーを見た。
「変ねえ、もっとスムーズに入る筈なんだけど・・・」
ハーマイオニーはぶつぶつと一人言を呟きながら首をかしげて考え込み、しばらくして、そうだわと顔をあげた。
「もっと、すべりがよくなればいいのよ」
最高じゃねーか!!GJ
308様の続き(゜Д゜;=; ゜Д゜)ドコー?
| |
| |_∧ 308サンの事
|_|ω・`) マッテルカラ・・
|文|o ノ
| ̄|u'
すみません、仕事等の関係で毎日は書けなかったり・・
月曜日か火曜日には・・・
今回のは後2〜3回で終わりの予定です。
ノシ
おうよ
無理せずな
でも、待ってるぜ
皆様の書かれるハータン受に萌萌です
308サン、お仕事忙しいと思いますが、頑張って続きお願いします!
スリザリンの寮に近づくにつれて、人がいなくなってくる。
これは異常だ。
もちろん授業は終わっているんだし、皆それぞれの寮に帰るんだけど、
スリザリンの子にもグリフィンドールやハッフルパフに友達がいる子もいる訳で、
普段は色んな子達がここら辺にはいる筈なんだけど。
私はいつもドラコが友人達と集まっているという教室を目指して歩いた。
どうも濃密な空気が漂っている。誰かが魔法を使っている?
教室に近づくにつれ、スリザリンの人間が増えてくる。
この教室だ。除こうとした途端、
廊下の端から急にドラコと
クイディッチでシーカーをやっているヒッグズが出てきた。
まっすぐに教室に向ってくる。
「つっ!!」
慌てて端のほうに隠れる。
「ん?」
横を通り過ぎる瞬間、ドラコが私のほうを向いた。
「どうした、ドラコ?」
ドラコの瞳孔が金色に染まり、私のいるはずの空間を睨み付ける。
「・・・・・・」
「何かいるのか?」
ヒッグズが短く刈り込んだ髪を逆立て、牙を向く。
さすがスリザリンというか、なんというか、非常に、怖い。
「・・・・・気のせいみたいだな。いこうか。」
「・・・?何だ?」
「いや、匂いが・・・まあいい。」
ドラコは教室に入り際、もう一度私の方を睨みつけてから教室に入る。
と同時にざわざわとしていた教室内がぴたりと静かになった。
教室に入るわけにもいかないので、ドアのあたりでぺたんと座り込んで
耳を澄ますことにする。
「------!!!!!-------!!」
何を言っているかまでは聞こえないが、イントネーションなどでドラコが皆の前で
喋っているという事は判る。
少し首を伸ばして教室内を覗き込むと教室内は30人ほどの学年もばらばらな
スリザリンの男子と、20人位の女子がいる事が判った。
計50人のスリザリンのメンバー。身震いがする。
絶対に見つかる訳には行かなかった。
ドラコとは仲がいいとはいえ、私はあんまり社交的な性格じゃない。
そんなに色んな所に友達はいないのだ。というかスリザリンにいない。
それにその、スリザリンの女子とは揉めた事もあったし、
どうもこの一年ほど、とんでもなく鋭い視線を感じる事もあるし・・。
それでも聞こえないにしろドラコがとんでもなく物騒な事を言っている気もするし、
情報を持ち帰ると言ってしまった手前、逃げ帰る訳にも行かない。
そろそろとさり気なくドアを開け、内部に潜入する事にする。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
あぼーん
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497 :
名無しさん@ピンキー:04/08/17 19:36 ID:+rNwOfsa
>>308様
続きがとても楽しみです!
GJ!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
308さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ハータソがんがれ!!
そして439さんのハージニ(*´Д`)ハァハァ
あぼーん
308さんありがとう!続きを楽しみにしています。
ハージニも期待してます!
ハージニ禿萌えしました・・・!血ネタっておいしいです。
ここでブラウザの透明あぼ〜んが活躍するとは思わなかった。初めて使ったよ。
これは見やすくて便利だ。
308さんのドラハーに触発されて、
上でも出ていたルシウス×パンジー初めてモノを書いてみたのですが、
投稿しても構いませんか?
ドラ→ハー前提でドラ→パンジーなのですが。
>514
是非!
516 :
514:04/08/18 00:12 ID:Jfp74RP9
ありがとうございます、それではお言葉に甘えてにうpさせてください。
+++
夜風が絹のガウンをそよがせ、思いがけない冷たさに溜息が誘われる。
しつこいまでにねだってマルフォイ屋敷に夏の訪問を果たすことはできたものの、肝心のドラコはつれない素振りだ。まだ恋人同士と呼べるほどのお付き合いはなくても、こうして屋敷への招待をOKしてくれたのは好意があるからだと期待していたのに。
「はぁ……」
「おや、パンジー?どうしたのかね」
「あ……おじさま」
不意にかけられた声に振り向くと、そこにはこの屋敷の当主であるルシウスの姿があった。
純血の家系でルシウス・マルフォイの名を知らない者はいない。
その富と名声、そして見る者を驚かせる北方系の白皙の美貌。親子なのだから当たり前だが、ドラコによく似た容貌に年輪を経た落ち着きが加わって、エレガントな物腰を醸し出している。
パンジーも純血の名家が集まる舞踏会などで彼の姿を見たことがあったが、自信に裏打ちされた優雅な言動は衆目を惹きつけたものだった。
「慣れない場所で眠れないのかね?」
もう少し年齢や経験を重ねた女性なら、男の裏に隠されている凄みや打算まで読みとれたかもしれない。しかし今のパンジーにはそんなことが解るわけもなく、頷くと「ちょっと、考え事を」とお茶を濁そうとした。
「それは、私の息子のことかな」
パンジーは息を飲んだ。そう、彼女が考えていたのはドラコの──いや、ドラコと、彼にまとわりつくあの忌々しい穢れた血の少女のことだったのだから。
「……こんなところで話していては風邪を引く、私の部屋に来なさい」
優しい誘いに見せかけた男の命令にそれと気付く間もなく、腰に回された腕にエスコートされた少女は濃紺のカーテンをくぐった。それが彼女の少女めいた感傷と独占欲に終わりを告げるエンドロールだとも知らず。
517 :
514:04/08/18 00:17 ID:Jfp74RP9
「……そうだったのか」
ハウスエルフに持ってこさせた温かな紅茶を手渡され、初めて喉が渇いていたことを知る。
いつまで経っても触れてこようとしないドラコのこと、彼が興味を持っているように思えるマグルの少女のこと、誰にも話せなかったことがどうして彼の父親にはすらすら話せるのだろう。
パンジーは甘い紅茶を口にした。清々しい香りが身体中を駆けめぐるような気がする。
「ええ……私が一番ドラコの側にふさわしいってことは彼だって解っているはずなのに、どうしてあんな汚れた血に興味を持ったりするのかしら!」
「男とは、得てしてそういうものだよ」
苦笑混じりの呟きに「よく、解りません」と正直に告げる。
本当に解らない、あんな──あんな、髪の毛の手入れもしていないような、本の虫で成績のことばかり気にしているような女の子のどこが良いのか。しかも彼女はグリフィンドールときているのに。
「君には理解しがたいかもしれないが、そう……、逃げる者を追いたくなる狩猟本能とでも言おうか。あらかじめ捧げられた者より手に入りそうにない者を追いたがるのだよ、それが例えどんなに美しく素晴らしかろうとね」
「……じゃあ、私はドラコにとって”手に入る存在”だから食指を動かされないということですか?」
ルシウスはそれには答えず謎めいた笑みを浮かべた。
518 :
514:04/08/18 00:25 ID:Jfp74RP9
しばらくして返された言葉に血が引くような衝撃を受ける。
「私…私…」
もう人前で泣くような小さな子供ではないと思っていたのに涙が勝手に零れてくる。
どうしてだか感情がいつもより押さえきれず、パンジーは雫を拭う長い指に白い頬を思うようにさせていた。
「泣かせてしまったようだね、すまない。そんなつもりではなかったのだよ、君は充分すぎるほど美しいし賢いお嬢さんだ」
「でも、そんなんじゃドラコは私の方を見てくれないかもしれないわ!」
美貌にも知識にも、同年齢の少女達に引けを取らない自信ならある。
けれど自分が気にしている少年はそんなことは重視していないのではないだろうか。
ひた隠しに隠していた怖れは、口にすると妙に現実味を帯びて聞こえた。
519 :
514:04/08/18 00:31 ID:Jfp74RP9
「そう…君の夜の闇を凝縮させた絹の髪も、紅い唇も白い肌も、手に届くと思えば追いかけようとは思わないだろう。しかし君はそんなにドラコを手に入れたいのかね」
質問ではない確認めいた呟きにパンジーは頷いた。
自分の周囲でドラコの名前が将来の夫候補として密やかに取りざたされていることは知っていた。
、家柄の点でも容貌の点でも彼以外に自分の横に並ぶ存在は考えられない。
それをあの穢れた血に攫われるなど、たとえ有り得ない未来図でもパンジーのプライドを逆撫でするには充分だった。
「ええ……でも、私」
「簡単なことだよ」
ルシウスは美しい笑みを浮かべた。
「ほんの少しだけ息子との距離を開けて君が先に進んでやればいい、そうすればドラコも君の素晴らしさに目を奪われるはずだ。
そうしたら君のこの美しく罪深い唇で誘惑してやるといい、きっと耐えられる男などいないだろうね」
長い指が唇を撫でる。寒気とは違ったぞわりとした感覚が脊椎を走り、パンジーは溜息をついた。
「ほんの少し……?」
「知りたいかね?」
開けてはいけない扉をノックしようとしている。その先で待つ者が何なのか知識もないまま少女は頷いた。
ルシウスの指が顎を持ち上げる。
髪が頬に触れ、吐息が近付き──唇が重なった瞬間、パンジーはこういうことだったのかと男の言葉の意味を理解した。
彼は言いたいのだ、男を知った女の魅力でドラコを誘惑してみせろと。
520 :
514:04/08/18 00:38 ID:Jfp74RP9
初めてのくちづけは紅茶の味がした。
「さすがはスリザリンだ。どんな手段を使っても目的を遂げる狡猾さ……我々にふさわしいと思わないかね」
キスを終えた後も唇を話さずルシウスが囁く。
その手はすでに少女の夜着のリボンを解いていたが、思い人の父親の指を止める気は起こらなかった。
むしろ今から教えられる未知の分野に無垢な興味が湧いてくる。
「おじさま……どんな風にすればいいのか、教えてくださいますか?」
同級生達の中でも経験した者は少ない。
書物からの知識として知っている者でも、他者の肉を躯に受け入れるという行為自体に嫌悪感を示す者もいる。
しかしパンジーはそうは思えなかった。
マグルの血が混じった者などではなく純血同士が結ばれるのは当然のことだし、
ドラコを誘惑するために初めて体内に迎え入れるのが彼の父親なのは素晴らしいことではないのだろうか。
「君は…思っていたよりずっと素晴らしい子だ」
滑らかな布をまといつかせた少女の躯を抱き上げてルシウスは囁いた。
521 :
514:04/08/18 00:44 ID:Jfp74RP9
ベッドに横たえられて唇を思う様吸われる。
どんな風に相手を愛撫するか覚えておくように告げた男の言いつけを忠実に守り、パンジーはされたことをそのまま返そうと男の指を追った。
髪を撫でた指を耳元へずらし、顎の先を撫でる。舌で唇を割って唾液を吸って、指はその間も互いの夜着の下をまさぐり続けた。
「おじさま……あぁ」
キスをしながら外していたのか、ふと気付くとガウンは滑り落ちネグリジェのボタンは全て外されている。
「どう……やって……?」
答えず胸の膨らみに伸びてきた手を取り振り払うふりをする。
「ひどい、これじゃドラコにどうしてあげたらいいのか、解らなくなっちゃう……」
「それは失礼したね……では、私のを外してもらおうか」
ルシウスは少女の細い指を導いた。女物とは違いさほど装飾のない生地の上を、パンジーの震える指が撫でる。
一つ、また一つ。
ボタンが外れるたびに自分が幼い頃から描いていた理想図が手に入るようで、パンジーは震えながらも湧き出る歓喜の泉をとめられないでいた。
522 :
514:04/08/18 00:53 ID:Jfp74RP9
こんな可愛いらしい女の子はいない。
この子ほど利口な子は見たことがない。
幼い頃から呪文のように周囲に言われ続け、いつしか自分こそが純血の名誉と栄光を纏うにふさわしいと思うようになった少女は、何が本当の愛なのかまだ気付いていない。
自分が振り向かせたい少年に対して抱いている気持ちが美しいアクセサリーを欲しがる子供とさほど変わらないことにも。
どれでもドラコを手に入れたいという感情に偽りはなかった。それに動かされるようにパンジーはルシウスの肌をぎこちなく剥きだしにする。
「上手だ……パンジー」
開いた唇に差し込まれた舌を、少女はご褒美を貰った子猫のように喉を鳴らして貪った。
長いキスの後、外れた舌が首筋を舐める。
ぬらぬらしたその感触が気持ちいいのはどうしてなのだろう。
魔法薬学の実験でナメクジを触ったときには放り出したかったのに。
どこか朦朧とした意識で男の重みと体温を受け止めながら、パンジーはそんなことを考えていた。
「あっ!あ」
「何を考えていた……ふふ、まあいい。すぐに余計なことは考えられなくなるだろうから」
523 :
514:04/08/18 01:01 ID:Jfp74RP9
ルシウスの熱い息が胸元にかかったかと思うと、今まで体験したこともない強烈な刺激が沸き上がった。
男の舌が乳首に絡むたびじくじくとした疼きが躯を疼かせる。
それが女としての悦びだと理解した瞬間、もう片方の乳首を弄っていたルシウスの指が下着をくぐり茂みを押し分けた、もっと下へ潜り込んできた。
「ここで、ドラコを悦ばせてやるのだよ」
わずかに乱れた息に乗せて囁かれた言葉に、触れられているだけの奧がじゅんと潤む。
「そして君も……ここで悦びを感じるはずだ。もうこんなに濡らして、触って欲しがっている……」
そこが受け入れる器官だと、紙の上の知識では知っている。初めて男性を迎えたときに血を流すのだということも。
しかしその花弁がどのように男を悦ばせるのかパンジーが今まで読んだ本には書いていなかったし、方法も解らない。
唯一すがれるルシウスの指に全てを任せ、パンジーは促されるままゆっくり足を開いた。
胸元で舌を遊ばせていた男が身を起こし、両足の間に入り込む。
下着が下ろされ裸身を剥きだしにされたことにも気付かず、パンジーは喘いだ。
「あっ…ああ、ん!おじさまぁ!」
乳首を弄られていたときとも指でそこを開かれていたのとも違う熱さが流れる。
潤んだ花弁をルシウスの舌で舐められているのだと知って、恥ずかしくてたまらない。
熱に浮かれた耳にも届いている、ぴちゃぴちゃという音。
「おじさま…駄目ぇ、そんなとこ…あ、あ」
「とても綺麗な色だよ、パンジー」
涙混じりの喘ぎ声で身を捩る仕草が一層男をそそっているのだと知らずに、パンジーは甘い声で未知の快楽を訴え続けた。
524 :
514:04/08/18 01:10 ID:Jfp74RP9
ひとしきり入り口の敏感な肉芽を舐め終え、ルシウスは今度は花弁を指で開くと舌を尖らせてパンジーの蜜を啜り始めた。
狭い入り口の襞を舌で舐め、時々軽く噛む。その度に痺れるような疼きが躯を震わせ、気が付くとパンジーは身をくねらせて男の髪をかき乱していた。
「おじさまぁ……あぁん……きもちいい……」
ぬめぬめと動く舌が肥大して感じやすくなった肉芽を撫でる。
その気持ちいい感覚がふっと離れ、パンジーは思わず「あ…ん」と声を漏らした。
「もうすぐもっと気持ちよくなれる。我慢しなさい」
「もっと……?」
今でも溶けそうなほど気持ちよかったのに、もっと気持ちよくなれるのだろうか。両足を抱えられながらぼんやりしていると、濡れそぼった亀裂に何か熱く滾ったものが押し当てられた。
「触ってごらん」
命令しなれた支配者の声に促され、太く硬い男のモノに指を這わす。
ちらりと目にしたそれは肉そのものの色で濡れていたが嫌悪感をそそるものではなかった。
「ドラコにも……こうして触ってあげなさい、いいね」
「はい……おじさま」
手のひらでどくどくと脈打つ陰茎が、もうすぐ自分の中に入ってくるのだ。
あの、マルフォイが。
自分が初めてを奪われるのに、これほど似つかわしい相手がいるだろうか。
パンジーは愉悦と誇りに満たされながらルシウスのものを飲み込んだ。
525 :
514:04/08/18 01:23 ID:Jfp74RP9
引き裂かれる痛みと圧迫感。
圧倒的な質感に体内を犯され息も出来ない。
けれどそれは男が全てを納めきるとすぐに消え、わずかな異物感を残すだけになった。
「パンジー、その可愛いお尻に力を入れてみなさい」
慣れたのが解ったのか下された命令に素直に従う。
散らされたばかりの花は飲み込んだ質量に絡みついてその大きさを躯の中から知らせた。
「今度は緩めて」
「おじさま…おじさまはぁ、こうすると気持ち…いいの?」
不意にかけられた声にルシウスは驚いた顔をしたがそれは一瞬で「ああ、そうだよ。初めてなのに随分上手だ」と乳首を摘んだ。
「ああ…っん!」
「またぎゅっと締まった……そろそろ動くよ」
ルシウスが何を言っているのかよく解らなかったが頷く。
途端に腰を掴まれずぶりと奧を突き刺さされる。それからすぐに入り口で浅く抜き差しされ、腰を振るとまた奧まで貫かれ。
「ああ…っ!駄目…おじさまぁ」
喘ぐ耳元に唇が押しつけられる。濡れた舌でと一緒に入り込んできた言葉に頷いて腰を振る。
「今日のことは、ドラコには内緒だよ……いいね?また、泊まりに来なさい。もっと素敵なことも教えてあげよう」
526 :
514:04/08/18 01:34 ID:Jfp74RP9
一際激しく腰をぶつけられ、奧の奧で熱い塊が始める感覚がした。
受け入れたばかりで傷つき敏感になっている花弁に注がれる、初めての男の精。
「おじさまぁ……熱い、の……、溢れちゃうぅ……!」
汗と愛液に濡れ、それでも男を離すまいと絡む花弁を撫でながらルシウスは囁く。
「いいね、ここに受け入れていいのは私かドラコだけだということを覚えておきなさい。美しくて淫乱で貪欲で……君はマルフォイの種を受けるにふさわしい女だ」
繋がっている亀裂を疼かせる肉体の痛みと女になったばかりの恥じらいが少女の表情を目まぐるしく彩る。
「私……が?」
認められたのだ、彼の父親に。あの名門マルフォイ家の当主に。
花弁から溢れた精をすくい取る男の指。
口許に運ばれた青い匂いの精液を子猫のように舐め取ったパンジーは妖艶に微笑んだ。
527 :
514:04/08/18 01:35 ID:Jfp74RP9
長々とお目汚し失礼しました。
これで少しは流れたかな……。
ルシウス萌え!!!
514氏は神!
激しくグッジョブ!!!
なんて萌えるシチュエーションなんだ・・・!!!
リアルで読めて感激でした!
続編キボンしちゃ駄目ですか?
もっと素敵なことってなんなのかすごい気になります!!
514サソイイ!続きキボンヌさせてください!
激しく萌えました!どうか続きをお願いしますっ!!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
なんかマジでリアルっぽい
マルフォイ家は代々主人が処女権握ってるのかもしれん
537 :
514:04/08/18 23:53 ID:40/4gZov
男女エロでSSは初めてだったので萌えていただけて嬉しいです、ありがとうございます!
もっと素敵なことは……実は何も考えていなかったので(w
これからマターリ考えたいと思います。
次の書き手さんいらっしゃいませ〜!
>>537 おう!首を長ーくしてお待ちいたしておりまっせ、女将さん!
ドアを開け、中に入る。
入った途端、ドラコの声が聞こえてきた。
教壇の位置にドラコやヒッグス。
教室は静まり返っていて、
前方の席周辺には男子が、後方には女子が並んでいる。
「・・・今言ったように、俺達は舐められている。いや、俺はかもしれないな・・。」
薄く笑う。
「寮対抗杯、クイディッチ杯。ここ何年か、スリザリンはその座に立っていない。
全部グリフィンドールだ。全部。毎回。」
ドラコの声を聞きながら気づかれないようにゆっくりと教室の後方へと移動する。
教室の中に入ってから、何か違和感があった。
何かわからないが、この状況は、変だ。
「全部だ!全て!サラザール・スリザリン卿が創設し、我マルフォイ家も含め多くの名家が
このスリザリン出身だ。それが舐められてる。馬鹿にされている。舐められてるんだぞ!
皆が目指す、魔法使いが目指す全ての名誉ははホグワーツ、ましてやグリフィンドールになど無い!
このスリザリンにこそあるべきだ!」
両手を広げ、叩き付けるように話す。
やっと後ろにたどり着く。ここなら間違っても人にぶつかったりはしない。
「俺達が卒業して、何になるのかは判らない。国際魔法戦士連盟に所属するか、
それとも警察として特殊部隊に入るか。クイディッチの選手か?
それぞれの魔法を極限まで高める為、修行するか?
卒業すれば、バラバラになるだろう。その時の俺達の誇りは、何だ?
・・・・
そうだ。スリザリン出身者は皆誇りを持ってる。スリザリンに所属していたと。
俺達はスリザリンで、ホグワーツで最も優秀であったと。
そして、そういう連中に、俺達はずっと言われるのか。あの年代のスリザリンの連中は負け犬だったと。
スリザリンの顔に、泥をぬったんだと。」
銀色の髪をオールバックに撫で付け、金色の瞳孔を輝かせて一転静かに語る。
そうだ、ドラコの怖い所はここだ。
一年程前、ドラコがスリザリンのシーカーを辞退し、ヒッグスに譲るという事があった。
それから以後、ドラコはスリザリンチームで決して花形ではないビーターをやっている。
その後、スネイプ先生が、マクゴナガル先生に言ったという言葉がまことしやかに
グリフィンドールで囁かれた。
「今までも排気量では、負けていなかった。
強いボディと、操縦桿がついた今、スリザリンは絶対に負けないでしょう。」
まあ、本当に言ったのかどうかは定かではないけれど。
「皆に問いたい。俺達は、これからも負けるのか?
偉そうにしていて、何にも出来ない。そう陰口を叩かれてこそこそと学校生活を送るとしようか。」
皆の体温が上がるのが判る。
なにも最強でなくとも人の目を惹き付け、コントロールさえできれば
リーダーシップは取れる。
そういう意味ではハリーもドラコもその本質こそ違えど同じ事をやっている。
ハリーは勇気で。ドラコはその皆を支える責任感と名家の重みで。
「嫌か。そうだな。皆、周りを見てみろ。ヒッグス!皆の顔を見てみろ。負け犬の顔か!?」
腕を振り上げ、語る。
そう、だけどそれにしても変だ。
今、私の前には、あの気に入らないスリザリンのパンジーを含めて
女の子が沢山いる。
うっとりとドラコに見惚れている子もいる。
なんか気に入らないけど。
「違う。そうだ。ここに集まった皆に負け犬で納得する奴など一人もいない!
スリザリンの顔だ。そう。戦士の顔だ。
敵無しの!誰にも負けない!最強の!!全てを手に入れる!戦士の顔だ!!」
そう。で、なんで、こんなところに女子がいるのか。
完全に皆ドラコにコントロールされている。
考えろ。考えろ。この状況は徹底的にまずいけど、どう考えてもおかしい。
私がこの事件に気づいたのはいつ?
寮に帰ってからだ。
じゃあ、ザビニが怪我したのは?
もっと前だ。
私がこの寮にくるまでにどのくらいかかった?
考え事をしながら歩いたんだから、結構かかったはずだ。
私の知っているドラコだったら仲間がやられて
こんな長時間時間を空けるだろうか。
空けない。空けないと思う。
スリザリンの主力を投入してウィーズリー兄弟を先生より早く見つけ出そうとするだろう。
悠長にメンバーを、しかも女の子までゆっくりと集めてこんな集会を開くだろうか?
しないだろう。こんな事は後ですればいい事だ。
ドラコなら、この手の演説はお手の物だろうし、今やる理由なんか無い。
情けなくなる、ここまでわかったのに答えが出てこない。
「具体的にどうするんだ?殴りこんだって先生にばれたらまずいじゃないか。」
「無論いきなり殴りこむような真似はしないさ。毎日の授業が終わって、そうしたら
グリフィンドール中心のトイレや廊下にスリザリンのメンバーが張り込めばいい。
誰もいないと判った時にだけ、手を出せばいい。
目的はスリザリンに逆らうとやりにくいって事をホグワーツ中に知らしめる事だ。
過激にやる必要はない。」
なぜ、ドラコは今ここで演説をしているのか?
理由は簡単だ。怒ってないからだ。
あんなに勉強してるのに。
こういう時になんで何の役にも立たないのか。
考えなきゃ。私にできるのはそのくらいなんだから。
パンジーが質問する。
「女子はどうすればいいの?」
「これは男の問題だ。女子は見ていてくれればいい。
手出しして、スリザリンの女子にあの姑息なグリフィンドールの男子が手出ししたら、それこそ大変だ。」
「グレンジャーとか、葬ってやりたいの一杯いるんだけど・・・」
「・・・女子に怪我されたくないんだよ」
女子を中心にドラコくん、カッコイイ。ドラコさん、ついて行くぜみたいな
羨望の溜息が漏れる。
さっきからそうなんだけど、何か気に入らない。
-------------------------------
ラストまで決まっているのですが、書く時間が・・・
長くて申し訳ない・・・・
514さんに合わせてパンジー出してみました。
是非話をリンクさせたい方向で。
ノシ
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
お、コラボか?
>>544 続き待ってました*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
>>514 >ドラ→ハー前提でドラ→パンジーなのですが。
パンジー→ドラじゃなくて、ですか?
548 :
514:04/08/20 10:05 ID:w5nuYUYk
パンジータソ続きキター!
〉308
光栄です、私も話の流れをリンクできる技量が欲しい!
〉547
おっしゃる通りです、矢印間違ってました。
ドラコ←パンジーでお願いします。ありがとうございます。
自分もうダメぽ・・・
ハージニ続きもキボンヌ!
ドラコさん、ついて行くぜ
すっげー間があいちゃいました。
ハージニ投下しまつ。
「もっと血がでないと駄目なの?」
「うーん、まあ、そうなんだけど、初潮の時はそれほど出血しないのよ。でも、ほら、血でなくてもすべりがよくなるの、あるじゃない」
「え?何?」
「何?って・・・濡れればいいのよ」
「え?SEXするの!?」
「違うわよ、馬鹿ね。そうじゃなくて、一人ですればいいのよ」
ジニーはハーマイオニーの言った「一人」の意味を考えてやっと答えに辿りつき真っ赤になって否定した。
「無理!!出来ない!シたこと無いもの」
「あら、そうなの?でもやり方は知ってるでしょ?」
「知らない・・・」
「じゃあ教えてあげるわ。本当は生理の時にこういうことするのはよくないのだけれど。だって雑菌とか入ったら大変でしょ?でも今は、そんな事言ってられないわ。
タンポンが上手に挿れられるようになる事の方が大切ですもの」
「でも・・・でもっ」
「大丈夫。何も恥ずかしがる事はないわ」
ジニーは不安そうな顔をしてハーマイオニーを見詰めていたがしばらくして決心したようにベッドに横になった。
ハーマイオニーはベッドに横たわるジニーの脇に座り、ジニーの手を取った。
短いスカートの裾から伸びる足に手を這わせ、女としての機能を果たそうとし始めたばかりの場所にジニーの手を誘導する。
まだ毛すら生えていない小さな割れ目に指を触れさせると、びくっとジニーの体が反応した。
ハーマイオニーはそのままジニーの手を溝に沿って上下させた。
最初はゆっくりとした動きを心掛け、なぞるように触れるか触れないか位の柔らかなタッチで何度も指を行ったり来たりさせると、真っ赤になって硬直していたジニーから少しづつ力が抜けていった。
ハーマイオニーはジニーの膝を立たせ足を割り、今度はジニーの人差し指と中指で恥丘から真中辺りまでを押しつけるように擦らせた。
ジニーの口から、はぁはぁと切なげな吐息が漏れ始める。
ハーマイオニーは空いているもう片方の手でジニーのネクタイをほどき、ブラウスのボタンを器用に外した。
露になった胸はやっと膨らみ始めたばかりでブラすら付けていない。
しかし、その幼い膨らみの頂きではジニーの乳首が痛い程屹立し、その存在を主張していた。
乳首をキュッと摘む。
「んっ」
鼻にかかった声とともにジニーは身を捩ってその手から逃れようとした。
「可愛い・・・ジニー・・・」
ハーマイオニーはそう言ってジニーの突起をぺロっと舐め、ジニーの左手を掴み小さな膨らみに触れさせた。
「っぅん・・・」
先ほどよりも強く反応がかえってくる。
ハーマイオニーはジニーの手ごと胸を揉みしだき、指で乳首を摘みコリコリと弄ぶ方法を教えた。
「ね、こういう風にするの。気持ちいいでしょう?」
ジニーはイヤイヤと首を振り否定するが、幼い体はうっすらと桃色に上気し、絶え間無く可愛らしい口元から上ずった吐息がこぼれている。
ハーマイオニーはジニーの乳首をちゅっちゅっと音をたて吸い、またその間もスカートの中に忍ばせた手は休まずにスリットを擦り続けていた。
「濡れてきているわ」
ジニーのぷっくりとした割れ目からさらっとした液体が滲み出てきた。
「でも、もう少し濡れないと」
ハーマイオニーはジニー秘部を指で割り一番敏感な蕾へのある場所へ彼女の中指をぐっと押し曲げた。
「あっ・・・!」
はっきりと声をあげたジニーにハーマイオニーは言った。
「ここをこうするともっと気持ちよくなるのよ。でも強く擦っちゃ駄目」
ハーマイオニーは手全体で性器を揉んだり、円を描くように動かしたり、クリトリスを中心に小刻みに弾くようにしたり、と様々な快楽を編み出せるように教えてやった。
その度にジニーは顔を左右に振り、腰をくねらせ、嬌声をあげた。
程なくしてクチュクチュという水音がジニーの足元から聞こえ始め、ハーマイオニーはそっとジニーの指から自分の手を離していった。
「んっ・・・はっ・・ぁ・・・」
ハーマイオニーの手が離れたことも気づかずにジニーは指を動かし続けたいた。
足をだらしなく開き、胸を愛撫していた左手も既に性器へと移動し両の手で自分を嬲り続けている。
指の動きに合わせ腰が小刻みにゆれ、さらなる高みを目指して一番気持ちよくなれるスポットを追い求めている。
「あっ・・・はぁっ・・ぅんっ・・・あぁっ」
ジニーはハーマイオニーの存在すら忘れたかのように一心不乱に指を動かし、初めての快楽に酔いしれていた。
「ああっ・・・!んっんっ・・くっ・・・はぁっ・・んん〜〜っ!!」
ジニーの背中が弓なりに反り、突き出した腰をガクガクと上下させ、おさげに結った髪を振り乱しながら達した。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
ジニーの体が崩れ落ちた。
ハーマイオニーはジニーに覆い被さり、タンポンを挿入した。
充分過ぎるほど濡れそぼったそこは何の抵抗も無くタンポンを飲みこんでいった。
ハーマイオニーは肩で息をするジニーを優しく抱え起こし、まだひくひくと艶かしい動きを繰り返している性器を見せてやった。
「入ったわよ、ジニー。ね、痛くないでしょ?」
オシマイです。
おそまつ様でした。
自分の趣味に走りすぎました。
待ってました、GJ!
ジニたん可愛い。ハアハアしました!
お疲れさまです。
ジニたん萌え!!!!!!!激しくGJ!!
「で・・・・・でも!!」
綺麗だと評判になっているおかっぱにした真っ黒な髪を振って、
パンジーが手を振り上げて抗議する。
「今。今のうちに、それにせっかく・・・」
「パンジー」
ヒッグスが声を挟む。
「ドラコが、いいと言っているんだ。」
「・・・・・」
納得できない表情で、
ぶつぶつと隣の女の子に文句を言いながら、
それでもパンジーが引き下がる。
再び静まった教室に、ドラコの声が続く。
「ゆっくりと、ゆっくりと追い詰めるんだ。教師も、ホグワーツゴーストも、
誰も関係ない。スリザリンは自分の面倒は自分で見る。そうだな?」
ゆっくり・・・・?
今までの不信感と疑問点が一直線に繋がってくる。
「追い詰めれば他のスリザリンも俺達について来る。それまではこのメンバーで
ゆっくりと追い詰めればいい。」
「なんで私たちが動いちゃいけないのよ・・ヒッグスの奴・・
せっかくあの目障りな汚れた血を排除できるチャンスなのに・・・」
ドラコは怒ってないんだ。むしろチャンスだと思ってる。
グリフィンドールと喧嘩できるから?
違う。それならこんなに時間はかけない。
時間をかけてるって事は違う目的がある。
なんだろう?
状況からして考えられる事は一つ。
この事件をもとにスリザリンをまとめ上げられるからだ。
ドラコはゆっくりとやっているんだかやっていないんだか
判らないプレッシャーをかけると同時に、スリザリンでこのような集会を何度もやるつもりだろう。
集会に参加しないメンバーは臆病者だという噂でも流しながら。
考えなきゃ。なら私はどうすればいい?
ドラコにやる気がないのが判ったのなら、このまま寮に戻ればいい。
後はグリフィンドールのメンバーに注意するように言えばいい。
トイレだって、廊下だって張ってると判っていれば回避するのは容易い。
この調子だと本気でやってくる訳ではないだろうし。
「大体が、生意気なのよ、あの子。知ってる?ドラコに色目使ってるらしいわよ。」
さて、これで一件落着だ。
ドラコがスリザリン内で勢力を伸ばそうがあんまり私には関係無いし。
この調子ならドラコは気が済むまでやったらこの件はうやむやになりそうだし。
あんまり心配する事もないだろう。
「知ってる?あの子の両親、歯医者ですって。」
「下品よね。身の程知らずもいい所よ。」
さて、今日は疲れたし、寮に帰ってお風呂に入って休むとしよう。
パンジーが髪の毛をかきあげる姿が目に入る。確かにこの子は綺麗だ。
「私、この前の舞踏会でドラコくんと一緒になったんだけど。」
「やだー。で、どうだったの?」
「どうって・・何もないわよ。でも周りの皆にお似合いね、なんて言われて
困っちゃうわ。ドラコのお父さんにもよろしく。なんていわれちゃったし。」
「えーそれって、それってもしかして」
「そんな・・・私はドラコとなんて、そんな事考えた事もないわよ。
でもほら、純血同士だし、周りがそう考えちゃうのもしょうがないかもしれないわね。」
ハリー達に報告して。
お風呂に入って、お気に入りの香水をつけて、
今日の復習と明日の予習をしなくっちゃ。
ええ、確かに私の両親は歯医者よ。
だからなんだって言うの?
マントを脱ぎ捨てると同時にパンジーに詰め寄りる。
「な・・・・・・・!」
目を丸くしているパンジーに杖を突きつけ、告げる。
「悪かったわね。歯医者の娘で。」
パンジーの目がみるみる釣り上がる。
「私とやるって言うの?」
「ええ。優等生は名前だけじゃないって事を見せてあげるわよ。」
パンジーが後ずさる。はったりでいい。どうせやる事になったら私は勝てやしない。
「こ・・・こんなスリザリンのど真ん中で!あなた唯じゃ帰れないわよ!」
そんな事は判っている。
「スリザリンの5人や10人で?ここで話している事は皆聞いたわ!グリフィンドールの
皆に伝えるわ!そうすれば作戦は失敗ね!」
男子達に動揺が走る。
ドラコが教室の前でこちらを向いて苦りきった顔でいるのが見えた。
そうだ。私がグリフィンドールで喋ったって別にドラコは困らない。
ここからが勝負だ。
ドラコに隠しとおせるだろうか。私が気づいていると言う事を。
いや、気づいていない振りを押し通さなくちゃあならない。
なによ。どうせ私はマグル混ざりなんだし。
やってやる。文句なんて言わせない。
308さん乙です!
ハータソ(・∀・)イイ!!カコ(・∀・)イイ!!
エロおおいにキボンさせて頂きます(*´Д`)ハァハァ
もうこの際エロがあろうと無かろうと自由にしてくれて構わんが
来るものは拒まない俺
こういうのって、なんてんだろうな
ロミオ&ジュリエットではねーし…
シリー・ホッター
ロミオ&ジュリエットの様なせつないのキボン!
エロはあっても無くても・・・
つかつかとドラコのいる教壇まで歩く。
胸を張れ。脚を動かせ。
不思議と怖くなかった。
やばくなったら誰かさんが助けてくれるに違いないから。
「こんにちは。マルフォイ。」
「やあ、グレンジャー。珍しいね。遊びに来たのかい?」
相変わらず尊大な態度で。
私といる時と違う、スリザリンのボスとして。
「話は聞かせてもらったわ。私が寮に戻ってハリー達に話せば、そっちの計画はおしまいね。」
ドラコが黙る。
「喧嘩ならこっちに勝ち目は無いんだし、ここで聞いたことを先生に話して対処してもらうわ。」
ここで区切る。卑怯よ!なんてパンジーや男の子が騒いでるけど関係無い。
喧嘩はボスとだけ、するものよ。
ドラコは考えているのだろう。
私がどこまで理解しているのかを。
「・・・・で、どうしたいんだ?グレンジャー。いいたいことはそれだけか?」
「そうね。喧嘩はまずいわ。でも今回はフレッドとジョージ先輩の所為とはいえ、
私たちグリフィンドールも悪かったんだし・・
何らかの方法で決着をつける必要はあるんじゃない?」
「・・・・・・・・・」
「私たちは学生なんだし・・・・チェスなんてどうかしら。」
無論牽制だが、提案してみる。
「ハッ」
薄く笑われる。
「冗談だろう。わざわざ負けろと?」
それはそうだろう。こっちにはロンがいるし、
たとえ勝ったとしたってチェスじゃスリザリンの連中は評価しない。
ドラコを納得させるとしたら、それは勝ち目が強くてかつ、
スリザリンで勢力を伸ばせるほどの説得力のあるものでなきゃいけない。
私は喧嘩以外のそういうものを、提案するしかない。
「そうね。じゃあ決闘はどうかしら。代表者同士で。」
これは布石。
これも駄目だろう。決闘の代表者ならヒッグスになる。
これは条件を満たさないし、なによりハリー対ヒッグスじゃ危うい。
呑まないだろう。
「・・・・・・・」
ドラコがヒッグスと目を合わせる。
しばらく考える。
「・・・・・駄目だな。これはザビニの怪我に対するスリザリンの行動だ。
代表者が争う類のものじゃあない。」
さすがに決闘となると負けるかもしれないからとは言わないか。
ドラコに一歩近づく。
「そう、寮同士ならいいのね。じゃあクイディッチはどう?負けるから嫌?」
そう。これが本命。ただこれは賭けだった。
クイディッチならスリザリンが勝てばドラコとしてはおいしい。
勝つに決まっている喧嘩より、
ドラコが決断し、仲間の敵討ちも兼ねて
ここ数年ハリーのおかげで負け続けているクイディッチを行い、勝つ事ができれば。
「・・・」
ドラコが薄く笑う。
判っている。おいしくったって負けたら悲惨だ。
天秤はまだ傾かないだろう。
だから、のせてあげる。天秤に。
ドラコが勝負に乗ってくれるのなら、私も賭けよう。
近寄って耳に口を寄せ、囁く。
「この話に乗ってくれたら、一つだけ言う事聞いてあげてもいいわ。」
ドラコの右腕がピクリと震える。
動揺を顔に出さないあたりは流石だ。
「膝枕して昼寝。」
囁く。
ドラコがこっちを向いた。
「キスとか」
「調子乗らないで」
よし。のって来た。
「・・・じゃあ俺が膝枕する。」
「・・・・はあ?」
「いいじゃないか。わかってるんだろ?これは賭けなんだぜ。」
「まあ・・いいけど。」
顔を寄せて囁きあう。
皆に何事かと見られてる気がするけど、この際しょうがない。
「いいんだな!甘えるんだぞ?俺に。」
小声で囁いてくる。
「い・・・いいわよ。でも、じゃあその代わりそっちが勝ったらよ。
負けたら私の言う事を聞いてもらうわ。」
「それはずるいだろう。」
「何がずるいよ。ザビニあんまり怪我してないんでしょう?敵討ちなんて理由づけの癖に!
判ってるんだから!」
言ってしまった。
「・・・・・・わかったよ。それで何とかしてみる。」
ドラコはすっかり毒気を抜かれた顔をして、やれやれと皆の方に向き直った。
後はドラコが何とかしてくれるだろう。
教室を出て、廊下を歩く。
とバーン!と音を立てて
パンジーが飛び出してきた。
頭から湯気を出してそうな顔で私に詰め寄ってくる。
「ドラコに何言ったの!?」
教室内には聞こえないようにだろうか、声を低くして、詰問してくる。
少し短くしたスカートを翻して、手に杖を持っている。
この子もドラコの事が好きなのかもしれない。
もとい。
この子はドラコの事が好きなのかもしれないな。と思った。
「何も?聞いていたでしょ?クイディッチで勝負をつけましょうってそれだけよ。」
「嘘!嘘よ。絶対嘘。」
こちらに杖を突きつけて、詰め寄ってくる。
「ドラコは賭けになんか出ないわ。絶対に勝つことしかしない。
そんな事スリザリンなら皆知ってる。ドラコは私達に勝利の味だけ教えてくれるのよ。
それがあなたに何か言われた途端、クイディッチで勝負?冗談じゃないわ!
ドラコに何言ったのよ!」
はあ。溜息が出てしまう。
ドラコはこんな連中の期待に応え続けてきたのか。
「ドラコと私が何を話していたか、あなたには関係無いでしょう?
下っ端はボスのする事に一々詮索しないものよ。パーキンソン。」
「な・・・・なんであなたがドラコって呼ぶのよ!このっ!穢れた血が!!」
そうだ。私も一緒だったかもしれない。
自分では何一つせず、他人の勝利に乗っかろうとしていたのかもしれない。
ハリーの、ロンの、ドラコの。
周りを見ていれば眩しくなってしまう。
よく考えれば私だってこのまま行けば主席。
まったくのマグル出身で主席は初めてなんじゃあないだろうか。
これは捨てた物じゃない。
私は私の道を進めばよいのだ。
さて、汚い言葉を使うと父や母は怒るんだけど。
杖を突きつけ、言ってやろう。
「そうよ。歯医者の娘よ。文句ある?
私 を 馬 鹿 に し な い で。」
そう。Don't Fuck Meだ。
私を舐めないでくださるかしら。
次回で終わりの予定ですー。
エロパロじゃたまにしか見かけられない位の構成力あるな・・・
GJだ!
ハータンかっこいい・・・次回楽しみにしています。
ドラコ甘いな、言う事聞いてあげるといわれたら男なら誰だってなぁ?
求めるものはひとつだろ。
ドラコがにやけ顔押さえ切れないでいるの想像した
>>573 乙です
次回で終わりなのかー。寂しい(´・ω・`)
このドラ×ハーは何らかの形でもずっと続いて欲しいYo
こういう、普段は仲悪い同士がくっつくのって、だいすき。
ハーマイオニーが真っ赤になりながら横になってて、ドラコが面白そうにからかったりしてるの
想像しちゃったよー。
楽しみっ!ずっと続いてほしいな。
いや、読ませるなー。
終わるのさびしいが続き楽しみです。
どおしよお…ドラコとハーとの幸せなエンディングを願ってしまふ…
原作よりへたすっとイイカモ
GJ!!!!!
願わくばもっと続いてほすい〜
「ほら、こっちにおいで。」
ジニーの手を引っ張る。
一学年後輩のロンの妹と遊ぶのは最近の私のお気に入りだ。
素直だし、私にとっても懐いてくれてるし、本当に可愛い。
「それにしても心配です・・・怪我でもしたら・・・」
今日はクイディッチの対抗戦。
ジョージ・フレッド・ロンがそろって出場するジニーにとっては勝敗よりも
大事な兄達が怪我しないかどうかだけが心配みたいだった。
「大丈夫、大丈夫だって。皆結構うまいんだから。
ほら、ばれないようにお菓子はコートの中に隠して。
早く席取りにいかなくっちゃ。いい席取られちゃうよ。」
無責任に安受けあいする。
あれ以降、ドラコとは会っていなかった。
テストがあったし、なによりドラコ達スリザリンは
クイディッチの練習で休日なんてなかったみたいだから。
おかげで今日の対抗戦はホグワーツ中で盛り上がりに盛り上がっている。
天才集う騎兵隊か。指揮官を得た狂戦士達か。
稀に見る激戦になる事は間違いなかった。
マクゴナガル先生やスネイプ先生まで授業中にクイディッチの話を持ち出す始末だ。
正直こんな大騒ぎになるとは思ってもいなかったんだけど。
あの後寮に戻って皆に事の顛末を話し、安心させてから部屋に戻った。
皆には誉められたけれど、私は一人シャワーを浴びながら悩んでしまった。
私のしたことは正しかったのかどうか。
喧嘩をやめさせることは出来たけど・・
結局私はドラコの好意を利用しただけじゃないんだろうか。
一人になるといじけた考えしか浮かばない自分が嫌になるのだけれど。
あれはあれで上手くやったとは思うのだけれど。
そういう気持ちはやっぱり私の心の中に泥のように溜まっていて、
キャンディーを食べ過ぎたときみたいに胸が詰まった。
それから今まで、ドラコに確認したくなかったかと言うと嘘になる。
私がしたことは間違ってなかった?
ねえドラコ、迷惑じゃなかった?
ジニーと手を繋いで競技場の方へ歩く。
すると急に手を引かれた。
振り返ってみるとクイディッチ用の格好をしたドラコが後ろに立っていた。
「ごめんね。ちょっと先に行っていて。すぐ行くから。」
ジニーを先に行かせる。
久しぶりに会ったドラコは傷だらけだった。
金髪のあちこちが乱れてぴょんぴょんと立っている。
近くに立たれると、ドラコの顔を見るのに顎を上げなくてはいけない。
また少し背が伸びたかもしれないな。なんて思った。
「久しぶりね。」
「ああ。」
「どう?一生懸命練習してたみたいだけど。勝てそう?」
ドラコが不思議そうな顔をする。
「負ける訳ないだろう?」
「・・・・その根拠のない自信は本当羨ましいわ。」
「?なんだ。又なんかぐじぐじと悩んでいるのか。」
「ドラコにはわかんないわよ。」
ドラコはやれやれと頭を振りながら。
私の頭に手を置いて。
「何を悩んでるんだか知らないが・・・。大体想像はつく。
あの教室での啖呵はたいしたもんだったじゃないか。
お前はスリザリンの集会に一人で乗り込んで、魔法使いの戦争を治めたんだ。
少なくとも俺はスリザリン内の揉め事でもあんなに見事にやったことはないし、
ポッターやウィーズリーだってそうだろうな。
くだらない事に悩まず笑い飛ばせ。
少なくともあの時はスリザリンやグリフィンドールの誰よりもお前は勇敢にやっただろう?
マグルだろうが何だろうが、お前は勝ったんだ。
悩む必要なんかない。わかったな。ハーマイオニー。」
と彼を見上げる私に言った。
「でも・・・結局助けを借りたもの。ドラコはリスクを背負ったでしょう?」
どうしていじけた事ばかり言ってしまうのだろう。
「俺がリスク?リスクを負ったのはお前だろう?ハーマイオニー。
まさか俺があの時お前の条件に妥協したとでも思ってるのか?
お前は俺に魅力的な条件を提示した。だから俺は賭けに乗ったんだ。
それ以外に理由はない。あんまり自分を卑下していると貰い手がなくなるぞ。」
こういう時は泣いちゃ駄目だろう。
だから言ってやろう。
こういう時は憎まれ口キャラは得なのだ。
「うるさいわね。私が悩んでる血筋に関しちゃあんたが一番言ってくれてたんだけど。」
ドラコは少し考えて言った。
「俺は純血でも格の低いのは全部馬鹿にしてるからな。」
「よっぽどたち悪いわよ。」
「そのうち心配事などなくなる。純血の家系にくればな。
まあいい。試合を見てろ。約束は守ってもらうぞ。」
「?」
最初に言った意味は判らかったけど、疑問を差し挟む暇もくれずにドラコは
私の頭を2度撫でるとヒッグス達の所に歩いていってしまった。
うん。
よくわからなかったけれど、気持ちは晴れた。
聞こえないように、背中に声をかけてあげる。
「頑張って。」
この魔法は、かかってくれるだろうか。
さて、気分を入れ替えてジニーの所に行こう。
ハリーやロンも精一杯練習してたみたいだし、
グリフィンドールを応援してあげなくちゃ。
こっちが勝ったら今学期分のドラコのお小遣いを使い果たしてあげるのだ。
負けたらしょうがない。
賭け事なのだからリスクは背負ってあげる。
でも、こうも思うのだ。
賭け事のコツが買っても負けても自分が満足できる条件にもっていく事だとしたら。
今回の条件はそう悪くも無いのかもしれないかな。なんて。
了
つう事で終わりです。
一応構想としては3部作だったのでもし許されるなら
少し時間を頂いた後もう一個書かさせて下さい。
ただプロットは出来ているのですが、書く暇が・・・
では。
ノシ
>>587 乙でしたー。
見事な構成でした。
次も待ってます。
はぁ〜、エロパロ板でこんなのが読めるなんて。
自分もまだ乙女の部分があったようですだ。
GJ!
308 ◆C/30bm2rX2 タン
GJ!です。
続きあるのですね。気長に待ちますので是非お願い致します。
>308 ◆C/30bm2rX2タン 乙華麗サマです。
胸をキュンとさせるお話でした。
続きを楽しみに待ってますね(・∀・)
やばいこのカップルイイ!
こ う い う ド ラ コ 待 っ て い た
Sっ気ムンムンドラコより断然(・∀・)イイ!
畜生、ドラコかっこいいぜ!
さりげなくプロポーズまでしちゃってるよ、おい!
続きがあって嬉しい、楽しみに待ってます。
ドラコかっこいいよドラコ
しかし映画版しか観てない俺は時々
「ドラコかっこいいよドラコ・・・・・・ドラコ?だよな?」と戸惑っちゃうよドラコ
ひょっとして小説版では多少の片鱗はあるのだろうか
脳内妄想ではやはり、映画のドラコとハーたんが絵になる…
ああ、続き読みたいっす!!!よろしく〜
皆さんありがとうございましたー
>596
ドラコは原作でも寮内では慕われてるっぽい描写はありますた。
ハリーはチョウ・チャン関係とか結構フラフラするタイプだと思われる為
上手く転がれば意外とドラコの方がチャンスあるんじゃね?
と言う所から始まりますた。
まだお互い付き合ってもいないので
そこらへん含めて次でラストにしたいと思ってるです。
では続き書けるようになるまでは地下に潜ります。
ながながとすんませんでした。
次の書き手さんカモナ!
確かにハリーはいったん女を知るとあそび狂いそうだ
炎のゴブレットではロン×ハーマイオニーを
示唆するような場面もあったけどね。
針×超
602 :
名無しさん@ピンキー:04/08/27 22:32 ID:iUTrAm+i
>>600 回転女史もそれを認めているしね…。とある小学生のロンハーについて質問を受けたら
『まだ分からない人がいるとは思わなかったわ』と答えたそうな。
77タンはもう来ないのかなぁ…。
楽しみに待っていたんだが。
604 :
名無しさん@ピンキー:04/08/29 15:08 ID:jjwdAlBQ
大人と子供の恋愛の違いってのでスネイプとハリーが
誰かを取り合うってのはどうだろか。
ロスメルタに筆下ろしされるハリー
>>604 スネイプ、童貞の可能性否定できないからなぁ、子供以下?
ネット上で見るハリポタ小説におけるスネイプは
何故かテクニシャン(手先が器用だから?)で言葉攻めの達人で
いいブツも持っているほとんど別人になっている場合が多いが。
>606
いいブツの根拠はやはり鼻でしょう。
なぜ作者はあんなに鼻の描写にこだわるのだろうか…といつも思う。
今ふと思ったのだが
童貞は童貞でも素人童貞じゃないかな?
それなら604さんの設定いけるかも。
連投スマソ。
童貞…。エチーのリードもなしってやつ??哀し過ぎるぅ〜!
このスレA Boneだと正常に見れない。
>>610 それがどんな専ブラだかは知らんがこのスレは最近
あぼんがあったのでそのせいでログ詰まりが起こってるような気がする
一回ログ廃棄→再取得をやってみそ
映画のアラン・リックマンがエロかったからなぁ・・・指とか
あれじゃ、スネイプ女生徒食いまくりだって思っちゃうよねぇ
食われて性教育されちゃうハーたんも見たいが童貞臭い・・・
DE時代、和田サンばりのレイープで捨ててるかな、誰か書かない?w
マジでスネサン好み←これ誉め言葉
軽すぎないか?
308氏乙
もしや書き手としては結構な有名人か・・?
保管うわなにすんだコラやめろ駄目だってそこコラッ・・・あっ・・・ああん・・・
続きまってます。(・∀・)
>308さんオツ!!
最近自分ではハリポタじゃなくてドラコになってます。カッコよすぎ…
心待ちにしてます〜
自分も、ここのSS読んでからドラコファン。
故に映画のヘタレっぷりに(⊃Д`)
ドラコ、本当はかっこいいキャラなのに、と思ってしまう。
617 :
77:04/09/01 02:39 ID:0q/eEQgi
お久しぶりです、物凄く久しぶりにPC触れました。ネト中毒者には地獄の日々だった。(((´д`||)))ブルブル
それでは>101-102 >121-123 >162-164 >202-204の続きを投下させて頂きます
618 :
77:04/09/01 02:42 ID:0q/eEQgi
12.
唇と舌で胸元をくすぐり、時々強く吸って白い肌に赤い印を刻みながらドラコはハーマイオニーのシャツのボタンを全て外し肩口までシャツを開いた。薄闇に浮かび上がるような白い肌は
うっすらと桜色に染まり、ハーマイオニーが荒い息をするたびに上下する。
わずかに開かれた唇から零れる吐息とそれに合わせて揺れる、胸にかかった柔らかな髪の毛が一瞬ドラコの目を奪う。やがてふっと目をそらしてドラコは小ぶりな胸を覆う薄布に触れた。
ドラコに草の上に放り出された下着と同じ柄のそれを手のひらで撫でると、胸の先端が硬く尖り布を押し上げているのが分かった。
「ん…」
蜜を零す場所を直接触れられるのとはまた違う刺激がハーマイオニーの体を震わせ、鼻にかかった声が漏れる。しばらく胸を軽く揉むように撫でていた指が胸の下から布の中に潜り込むと
一瞬ハーマイオニーが体を強張らせた。
しかし手のひら全体で包むように揉みしだかれるうちにまた体の力が抜けていく。不意にドラコが硬くなった胸の先を強くつまんだ。
619 :
77:04/09/01 02:48 ID:0q/eEQgi
13.
「ひゃっ…!あ、やぁっ、あ、ぁんっ…」
指先で摘ままれ揉むように乳首を刺激されてハーマイオニーは首を振り、ひときわ高く声を上げた。足の間の柔らかい部分はかき回され続け、
中に差し込まれる指も増え徐々に奥へと潜り込んできている。
粘りを含んだ水音も大きくなり、ぐちゅ、ちゅぷ、と淫猥な音がハーマイオニーの耳をくすぐる。
片方だけ下着をめくられ露わになった胸を夜の空気とドラコの指が撫で、その動きに合わせて不自然に捩れた薄布は隠された膨らみの先端を擦る。
「あぁっ、ん、んぁっ… あっ、あ!だめっ…!」
突然ひじを突いて体を起こそうとしたハーマイオニーを見てドラコは透明な蜜で濡れたそこに強く指を突き立てた。
「やぁっ…あっ……!」
ハーマイオニーの膝がガクガクと震え、浮き上がっていた背中が反る。
ドラコはすがりつけるものを探すように彷徨わされるハーマイオニーの手を引き寄せ、細い背中に腕を回した。
突然抱き締められたハーマイオニーは一瞬硬直し、ドラコが首筋に唇を這わせ始めると
おずおずと細い腕でドラコの頭を抱きかかえるようにして首にしがみついた。体勢が安定するとまたすぐにハーマイオニーの唇から甘い声が零れる。
耳にかかる吐息交じりの声に、ドラコはわずかに目を細めた。
短いですが今日はこれで。待っててくれた方いたらありがとう。603タソありがとう。
ドラハー来たきたキター!
77さん待ってたよー!GJ!
77さんが
キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━━!!!!
続きも体育座りして待ってます
遅ればせながら…
>>308さん乙でした!
もうもう…漏れの中では主役はドラコ…。
ハリーが霞んできた…。
>>77さん、降臨をお待ちしておりました!!
萌え死にそう…。
77様の黒ドラコリターンズ!!
まちかねておりますた〜
308様の白ドラコも素敵でした!!
第3部も期待しております!
・・・プチドラ祭り開催中〜
最新流行はドラハー、これだね
>>623 黒ドラ白ドラ・・・・・なんてわかりやすい区別のつけかたなんだと
少々感激してしまった。
>>625 禿げ上がるほど胴衣。
どっちのドラコも(*´д`*)ハァハァだ。
新作ネタはいつからおk?
ハリー×チョウとか?
黒ドラ、白ドラ・・・ウラド(アバダケダブラっぽい声が聞こえてきたので以下略)
おまいらが黒だの白だの言ってるから・・・
女性化した上プリキュアのかっこしたドラコが頭の中に浮かんじまったじゃねーか!!
>630
可愛いじゃないか
>>630 女性化なら可愛い気がする
女装なら「(;´Д`)…」だけどw
自分は女性化にはあまり興味がないので、どちらかと言えば女装がいい。
最近ドラハーが多くて嬉しいよ。
77タンも帰ってきてくれたし。
今日やっと5巻読み終わったよ。
とりあえず頭に浮かんだエロ設定としては、ハリハー鬼畜だな。
後、ジニーが目立ってるから職人さん使い易くなったかも。
個人的にはジニハリが激しく読みたいディス。
なんかハリーが嫌なやつに・・・
一般書籍のネタバレスレッドではルーナたんハァハァばっかりだったのに
こっちにはまったく流れてきていないのが面白いw
こっちでのネタバレはもうちょっと自粛した方が良いのかな?
>636
よ・読んでないので(忙しくて買ってもいねえ)なるべくなら…
スネイプもいいキャラだったな。
教授時代はいじめられたい方(特に言葉攻め)に
学生時代はいじめたい方にとリバーシブルで使える。
あの部屋便利すぎ
ハリー鈍感杉だよハリー
>638
学生時代ならリリー×スネイプとか妄想してハァハァ
必要の部屋でハリーとチョウがギシアン
とか言って見るテスツ
5巻トンクスたん(;´Д`)ハァハァ
必要の部屋…。
玩具とか拘束とかバッチリですね!?
5巻読んでルーピン×トンクス読みたくなった。
あのトンクスのドジっぷりは萌える。
潜伏中のルーピンへの脱狼薬の運び手をしてたら、
脱狼薬の副作用として理性の歯止めが効かないルーピンに喰われてしまううっかりトンクス。
逝ってきます
スネイプ→リリーもアリだと思った
>>649 88だろ、クリックして飛ばない?
ハリーにわざわざ吸魂鬼の存在を教えたチョウが好きじゃないんで
どうせならチョウの日記として今までの男性遍歴を御披露して欲しい。
セドリックってあまり上手くなさそう・・・。
針超は需要ありですか?
そういえばここの保管サイトってないのかな
654 :
名無しさん@ピンキー:04/09/06 02:43 ID:ppxcks5k
死人喰い's×ハー子の需要はナシですか?
結構自分の中で萌えなんでつが。。。
しかもスネハー前提で。。。
リリーXジェームズが実は鬼畜の可能性もでてきますた
>655
順番はそれでいいのか?
好きだった娘に告白され、始めてのキスを交わした次の日。
DA終了後に、ハリーは部屋にいる最後の一人がチョウだけだということに気づいた。
「…じ、じゃあ、また次回ね。」
少し驚いてしまったものの、なんとか別れの挨拶をかけて部屋を出ようとすると、突然
チョウに呼び止められた。
「ハリー」
「!!…な、何?」
「…これ…」
チョウは小さく切り取った羊皮紙をハリーの手に置くと、部屋を出て言った。
「…???」
羊皮紙を見て見ると、そこにはこう書いてあった。
『明日の十二時、この前で待っています。』
「…え?」
いくらなんでもこれはデートの誘いってことはないだろう・・・十二時だし。
とりあえず流石に鈍感なハリーとはいえこの誘いをドタキャンするのはものすごく失礼だろうなと
感じ取り、次の日の十二時前に透明マントを使用して『必要の部屋』の前に向かった。
あたりが暗いということと、ここにはハリーとチョウしかいないということを
覗けば、いつもの光景である。
「…やあ、チョウ。」
「ありがとう…来てくれたのね、ハリー。」
「も、もちろんさ、暗闇の中チョウを朝まで待たすなんて」
そこまで言ってハリーはいつもと違うことに気づいた。
必要の部屋のドアがいつものDAのドアとは違う、白いドアになっていること。
チョウが何故か顔を赤らめていること。
チョウが何故かいつもよりも格段ときれいに見えること。(ハリーは一瞬押し倒しちゃおうかと
思ったが気の迷いだと心の中で首を激しく振った)
そして、チョウは多少恥らった様子を見せ、ハリーが「何の用?」と声をかけようとした瞬間。
「ハリー……今晩だけでいいから……私を、抱いて…」
頭の中でボフンベフンバフンという音がしたような気がした。
続くですたい。
でも結局この後喧嘩して別れうわなにするやめr
チョウもいい子だったけれどね・・・
ディゴリー死んだばかりだし、頼りたかった側面も強かったんだろうな
ハリーは余裕のある時期でもないし、めぐり合わせが悪かったな
ルーナ結構いい感じだったね
ハータンはしがみつきすぎ
661 :
は?:04/09/07 16:25 ID:yVzIU4C+
あげ
喧嘩して別れ…。
そうか!ハリーは短sy(ry
77氏や308氏のドラコを読んでから、ハリーがただの調子にのりすぎのお子ちゃまに見えてきた。
お二方がそういう趣旨で書かれた訳じゃないとはわかってるんだが…
664 :
377:04/09/07 22:31 ID:3v6GAU2K
言っておきながら長らく放置して申し訳ない・・・
1スレ目はすでに終わってるので、なんとか今週末ぐらいにでも出来たらやります。
あとはWebスペースか・・・探さねば
職人の皆さん、これからも頑張ってください。
セドリックは上手くなさそうというのからこんなんやってみました。
チョウとセドリックは城から少し離れた禁じられた森の端でクィディッチの練習をしていた。
寮の違う二人が一緒に練習をすることなど本当なら有り得ないのだが、今年初めてシーカーに選ばれたチョウは次のグリフィンドール戦に向けて少しでも練習を積んでおきたかった。
相手はあの有名なハリー・ポッター。
過去2年間彼の出場した試合でスニッチを逃した事はない。
けれど、先日雨の中行われたグリフィンドール対ハッフルパフ戦で彼は初めて敗れた。
勝てるかもしれないというほんの僅かな希望にかけ、彼を負かしたハッフルパフのシーカーであるセドリックに声を掛けた。
「あれは事故に助けられてスニッチを取れただけだ」
「そう?この間のグリフィンドール戦、貴方の飛びっぷりとても素敵だった」
「そんなことないよ」
「私もあんな風に飛べたら・・・今度の試合勝てるかしら・・・」
「・・・コツを教えてあげようか?」
「ホント?いいの?ありがとう、セドリック」
さすがにクィディッチ競技場で堂堂と練習するわけにもいかずに夕刻迫る森の影で人目を忍んで練習をしていた。
だてにシーカーとして抜擢されたわけではないのでチョウもなかなかの飛び方をしたが、それだけではハリーは叶わない。
何しろ彼はあのファイアボルトに乗っているらしい。
あの箒とスピードを競い合っても勝負にならないは明白だ。
急降下や急旋回をしたり、時にはフェイントをしたりして、陽動作戦で行くのが一番いい作戦だろう。
しかし、このフェイントというのも意外と難しく、上手く箒を扱えないと自滅してしまいかねない。
「違う違う、チョウ。良く見て。柄の握り方こうだよ」
「え?どう違うの?よくわからないわ」
箒に跨り足は地面につけたままで急降下後の急停止の操作のし方を練習していた。
「その持ち方じゃ、振り落とされてしまう」
辺りが薄暗くなってきたせいもあって細かい指の組み具合がチョウにはわからなかった。
「ねぇ・・・私、あなたの箒に跨ってもいい?その、もしよかったらなんだけど」
セドリックは突然のチョウからの申し出にドギマギした。
「後から手を取って直接握り方教えてくれないかしら」
甘えたような声でチョウが言う。
「あ、ああ、いいよ」
チョウは自分の箒を地面に置き、セドリックの箒に跨った。
セドリックはチョウの為に少しだけ後にずれたが、元々は一人で乗る為のものなので、二人の体は必然的に密着した。
チョウの黒髪からは今までセドリックが嗅いだ事のない、独特のオリエンタルな甘い香りがした。
「指をこうやって絡めるといいんだ・・・」
「こう?」
チョウは指先に力を込め柄を握った。
「いい感じだ。それでもう少し足に力を込めるとピタッと止まるよ」
チョウは言われた通りに足を踏ん張った。
地上にいるにも係らず箒がその動作に反応したように感じた。
「あ、わかったような気がするわ。もう一度やってみてもいい?」
チョウは箒にさらに深く座り、急降下をする時のように腕を前にのばし、腰をぐいっと後に突き出す格好になった。
チョウはそのままの姿勢でこうやってこうよね、と独り言をいいながら何度も同じ動作を繰り返し、その振動はセドリックにも伝わった。
(まずい・・・)
セドリックがそう思ってみたところで、薄い布越しに感じる柔らかい感触に、自身が少しづつ反応していく。
意識を逸らそうと試みるが、ミニスカートから伸びるすらりとした足やに目を奪われる。
チョウはコツを覚えたばかりの箒の操作に夢中になっているのかぐいぐいと腰をセドリックに押し付けてきて
セドリックはいけないと思いつつもどうしても硬くなっていくものをチョウから引き離せなかった。
何秒くらいそうしていただろうか。
セドリックがチョウの性器の感触に酔いしれていると、チョウがいきなり振り返った。
「ふふ・・・かわいい」
「えっ!?」
チョウは手を後ろに回し、ズボンの上からセドリックを撫でまわした。
「な、何を・・・」
「何って、いやあね、こんなに硬く勃起してるのに・・・」
チョウは上下にさすりつづけるながら言った。
「うっ・・・ご、ごめん。こんなつもりじゃ・・・」
「こんなつもりって・・・私でこんな風に勃ちゃったって事?」
クスクスと笑いながらチョウは器用にズボンのチャックを下ろし、するりと、下着の中に手を入れてきた。
「やだぁ、ピクピクしちゃってる」
「うあ・・・や、止めろ・・・チョウ・・・」
チョウはますます硬く大きくなったものを掴むとゆっくりと上下に擦り始めた。
まるで何度もこうした事があるかのように、後を向いたままでも的確にセドリックの感じるポイントを責めた。
セドリックは突然の出来事と、不可抗力とは言え勃起してしまった恥ずかしさとが入り混じり、なすがままだった。
そんなセドリックを愛撫しながらチョウは自分の下着を抜き取り、スカートをめくり、股間を性器に押し当てた。
「あ・・・ん・・・大きいのね・・・セドリックのって・・・」
ずっ・・・という音と共にセドリックの肉棒を自ら咥えこみ、腰をゆらゆらと動かす。
「あン・・・はぁん」
「チ、チョウ・・・ッ、止めるんだ・・・」
セドリックの抵抗もチョウの上下する腰の動きに呑まれていく。
「あぁんっ・・・ね、ねぇ・・・セドリックも動いてよ・・・」
チョウが振り返り潤んだ黒い瞳で訴えた時、セドリックの最後の理性はふっとんだ。
セドリックはチョウの細い腰を抱き、闇雲に付きたてた。
「きゃ・・・あ、あ、あぁんっ・・・すごぉい・・・」
「チョウ・・・チョウ・・・」
セドリックはチョウの黒い髪に顔を押し付けうわごとのように名前を呼び続け腰を振りつづけた。
卑猥な水音が辺りに響き、チョウの声が一段大きくなり始めた頃
「うっ・・・!」
「あ、やっ・・・え・・・ええ!?」
セドリックはあっという間に達してしまった。
「やだぁ、もういっちゃったの?」
「ごめん・・・」
「もう、サイテー」
チョウはさっさと下着を履き乱れた髪を直して城へと帰っていってしまった。
セド早!
蝶に去られたセドが落ち込んで悩んでいるところを
ハーたんがどうしたんですかと近づいて・・・という感じの話につなげてほすい
:::::::::::/ ヽ::::::::::::
:::::::::::| ば じ き i::::::::::::
:::::::::::.ゝ か つ み ノ:::::::::::
:::::::::::/ だ に は イ:::::::::::::
::::: | な。 ゙i ::::::
\_ ,,-'
――--、..,ヽ__ _,,-''
:::::::,-‐、,‐、ヽ. )ノ _,,...-
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、 ∠_:::::::::
/. ` ' ● ' ニ 、 ,-、ヽ|:::::::::
ニ __l___ノ |・ | |, -、::
/ ̄ _ | i ゚r ー' 6 |::
|( ̄`' )/ / ,.. i '-
`ー---―' / '(__ ) ヽ 、
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:/ ヽ:::i /;;;;;;;;;;;;;;;;
悪女超キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
GJ。
保守
神降臨を期待しつつ保守。
保守
645です。
欲望に負けルートンを書いてみてるのはいいけれど、ルーピンより我輩が出張ってるのはどういう事だ、自分。
我輩「ルーピンに薬を届けたらすぐに帰って来い。長居はするな。いいな、わかったなバカ娘」
トンクス「子供じゃないからわかってますよーだ。失礼しちゃう」
我輩「人の話を聞かず、毎年教室吹き飛ばしたのはどこの誰かを忘れたようだな」
そして言い付けを守らなかった為狼に喰われましたとさ。
需要はありますか?
676 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 02:51:29 ID:P2TX3L42
>675
是非読みたいです。投下キボン!
>675
おお〜!
おながいします。
ルーナ・・・・
>675さん
需要ありますあります!
お願いします
うう、まったくの初心者かつへっぽこですが、
皆様の期待に答えられるようがんばりまつです。
ある秋の事だった。
数日前の満天の夜空はかき消され、ここ数年来の嵐となっていた。
暴風に木々は悲鳴を上げて、小さなレンガ造りの小屋にも容赦なく雨は叩き付けられていた。
その小屋の主のルーピンは一人、暖炉の前に陣取り縁のかけたカップをすすっていた。
小さな部屋の隅に置かれた蓄音機からは月光が奏でられている。
マグルのこの曲はルーピンのお気に入りの曲であった。
どこかもの寂しげで、いい記憶のない月を連想させる音色であったが、
何故かルーピンの気持ちを和らげ落ち着かせ、数日前より体にくすぶる感情を誤魔化すのにも効果的であるからだ。
その感情はルーピンには少し厄介であったので、満月の過ぎた日でもこうして隠れ家にこもらざるを得なかった。
そんなルーピンに騎士団の仲間は本当によくしてくれる。フルーパウダーが使えないのにもかかわらず、箒で薬が必要なルーピンの為に優秀な製造元から交代で届けてくれるのだ。
しかし今夜は望めそうにない。こんな嵐に箒に乗るのは自殺行為に等しい。
薬が無いのは厳しいが、冷静な薬師は渡さないだろう。
何故だか今日はひどく体がざわめいているが、忍耐の訓練とでも思えばいい。
今までの人生で耐えるのは慣れている。
杖を振り途切れた曲を掛けなおして冷えたカップを口に運んだ。
不意にドアが鈍く響いた。
雨音や吹き飛ばされた石が叩き付ける音とは違う。
よく聞こえないが人が大声をあげている。
まさかこんな夜に飛んでくるなんて。
慌てて閂を外すと待ちきれないとばかりに、黒い塊が転がり込んできた。
「もう、何で今日に限って一番の大荒れなのよ」
目深に被ったフードを脱ぐと水を吸った栗色の髪が肩に零れ落ちた。
黒い瞳をしばしばさせて、重く体に張り付くローブの水分を絞っている。
「トンクス?どうしてここに」
まったく予想もしなかった訪問客に立ち尽くしていると彼女はあっと大きく声をあげた。
「ごめん、ルーピン忘れてたわ」
トンクスは大事に抱えていた濡れた様子のないバスケットから、不気味な内容物のゴブレットを子どもの様に得意げに差し出した。
「はい、ないと困るでしょ。きちんと飲んでね」
「いや、それより早く暖炉へあたりなさい」
アクシオと引き寄せたタオルを彼女に差し出すが、受け取らずにぐいと不気味な物体をさらに差し出した。
「じゃあ、先に飲んでよ。出ないと私が怒られちゃうんだから」
「わかったよ、だから暖炉へ」
ルーピンは根負けし、手にしたゴブレットをいったん見つめ一気に飲み干した。
無いと困るが、あるとまた困り者だな。
何度飲もうとこの味に慣れることは出来ない。
不快な味を今一度堪能させられる煙をこほこほと吐き出した。
煙を確認して満足したのかトンクスはようやく暖炉へと移動した。
「よかった、まったくスネイプったら煩いんだから。少しは信用してくれたっていいのに。人のことなんだと思ってるのかしら」
くしゅん
引き寄せたバスケット探りつつルーピンはそれを聞いていた。
「あ、口直しにって。モリーからチェリーパイ。後ね、ワインはシリウスから」
くしゅん
「トンクス」
「やだ、チョコレートケーキがよかった?」
「一度着替えたほうがいい。話はそれからだ。私の替えを貸すから」
先ほどより大きめのタオルをトンクスにかぶせて奥の寝室を指差す。
「うう、くしゅん。ごめん。ルーピン借りるわね」
水溜りを拡大させながらくしゃみと共に彼女は扉の向こうに消えた
期待させといてまったくへぼへぼですみません。
ごめんなさい
>>683 本当に初心者ですか、すごく読みやすいよ!
トンクスって五巻で初登場だったけど、すごいいキャラだよね
続き、楽しみに待ってます
>>683 なんかトンクスかわいいぞー!
展開が気になります。がんがれー!
ハァハァの予感!!
トンクスが姿を消すのを確認してからルーピンは頭を抱え座り込んだ。
さてどうする。
どうして彼女がここにいるのか。そもそも場所を知らないはずなのに。
彼女が来る危険はあの男は知っているのに。
性格上止めたはずだ。
なのに何故。
ニ年前、心地よく、残酷な学生時代が付きまとっていた教師生活の中で思いがけない恩恵を受けることとなった。
開発されて間もない脱狼薬を飲む事が出来たからだ。
芸術的かつ繊細さを調合に求められるそれを完璧にこなせるものは少ない。
その少ない一人が同じ職場にいたからだ。
お陰で旧友の忘れ形見と出会え、彼を救う魔法を教える事が出来た。
それに何十年振りに満月の夜を静かに過ごせたのだ。
誰かを傷つけることに怯えたり、己を噛まないですむ事がどんなにすばらしい事か。
だがそれも束の間、薬は思わぬ副作用をルーピンにもたらした。
人に戻った数日間どうしても持て余してしまう感情が腹の奥に溜まり、消える事が無いのだ。
脱狼薬は人狼の本性を削ぎ落とす薬である。それに対する人狼としての足掻きなのかもう一つの本能が強く現われるのだ。
消え往くのは許さないと体中をくすぶり駆け巡る。
これも一つの摂理で在るならば仕方がないとルーピンは受け入れていた。が従う事はしたくない。
気が付かない振りをして、押さえ込んでやり過ごしていた。
684、685、686ありがとうございます。
すごく励みになります。
ハアハアまでの道が長いですが何とかもっていけるよう頑張ります。
今までの神様方は本当に偉大です。orz
すみません書きそびれてました。
687ありがとうございます。
681さんのすごく読みやすい!
仕事中なので、隠れてコソコソ閲覧しながらニヤニヤしてますw
頑張ってくださいー!
>681さん
うわー!
くしゃみするトンクスが可愛いです。
続き頑張って下さい!
今晩も期待しておりますo(^o^)o ワクワク
697 :
681:04/09/17 01:34:19 ID:k4GXZUJS
694、695、696さんありがとうございます。へっぽこな私に力が漲りました。
トンクスの着替えが手間取っております故、ルーピンの一人芝居が続きます。苦手な方はスルーでお願いします。
飲み続ければ続ける程その感情は高まる一方で、飲まなければ飲まないで体に別の影響は現われる。薬の切れていた一年間で思い知らされていた。それまで押さえ込まれていた反動か人狼である時に以前より凶暴性が増し、体力の消耗が激しく人としての生命を脅かす。
何にせよ薬を飲み、一人で過ごす事がルーピンにとって最良の選択であったのだ。
698 :
681:04/09/17 02:03:14 ID:k4GXZUJS
この状態を打ち明けたのは仲間内では二人だ。
バスケットの奥にその二人からの手紙が入っていた。のろのろと頭を上げ羊皮紙の封を開けた。何故止めてくれなかったのかと相手の几帳面な文字をうらみがましい視線で追う。
文字は運び手が彼女しかいなかった事、今薬を途切れさせるとより体に負担がかかる事、今の状態では双方危険である為嵐が激しくならないうちに彼女を帰えらせろとあった。
無理だよ、セブルス。
外の風雨は激しさを増すばかりで稲光が小屋を射し雷鳴が鳴り響く。彼女が辿り着けたのは奇跡に等しい。
699 :
681:04/09/17 02:30:50 ID:k4GXZUJS
彼であれば彼女を誤魔化すのは造作もない。押し切られるとはらしくない。
彼が自分を信用しているとは到底思えない。
殊に薬に関しては。
だから今まで男性陣が運び手をしてきたと言うのに。
もう一つの手紙に手を伸ばす。手紙はワインに付いていたカードだ。ワインは小屋に来る前ブラック家の貯蔵庫から発掘した物で、お酒に煩い送り手が見つけた際にやたらとはしゃいだ程の代物の赤ワイン。自分で大事そうに保管し直していたはずだ。
嫌な予感がしてカードを開ける。目に飛び込んでくる見慣れた走り書きはとても簡潔な一文だった。
『Good Luck』 携帯から打ってます故、お見苦しい点はご容赦くださいませ。
700 :
名無しさん@ピンキー:04/09/17 02:40:01 ID:k4GXZUJS
早速やってるよ。OTL
改行忘れてました。
『GoodLuck』までが本文です。
すみません、逝ってきます。orz
シリウス(?)の意味深な手紙が良いですねw
これで安心して寝られます。続きもがんばってください。
>>681さん、楽しませてもらってます。
「Good Luck」って、シリウスお前は親戚の娘をどうするつもりだ…。
あと余計なことですが、トンクスは原作ではルーピンのことをファーストネームで呼んでるので、
そうした方がいいかと…おせっかいですみません。
>>702 きっと、友達に紹介しているつもりなんだよ(w
シリウスがトンクスに手出しできないてヤケな入ってるとか?(w
あ…なんかシリトンもいいなぁ。
681さん、ハァハァしながら続き待ってまつ!
初めての書込みです。
神の方達の作品を読んでて、自分でも書きたくなって書いてみました。
作品を書くのは初めてだと言う事も有り、
表現の未熟さ、ストーリーの不十分さ等、ご容赦くださいませ。
少し投下してみます。
ご評価よろしくお願いします。
>681さん、間にはさみ込んで申し訳ありません。
続き楽しみに待ってます♪
「ここは、どこなの?。」
やわらかな陽の光が差し込み、窓辺のカーテンを薫風が揺らす見知らぬ一室。
気付けば一糸まとわぬ姿を、真っ白なシーツに預けた私がいる。
額にはりついた寝乱れた髪と、汗ばんだ体。
まるで深紅の薔薇の花を散らしたように、あちらこちらに残る赤いあざ。
そして満たされた心地よさと、わずかに体に残る気だるさ。
「私・・、どうしてこんな格好を? 何が、あったの?。」
訳がわからない不安と、生まれたままの姿の恥ずかしさで、頭が混乱する。
きしっ・・。
ベッドのきしむ気配に目をやると、誰かが背を向けて横たわっている。
逞しさを感じる肩に、金糸のような髪がかかっている。
「あなたは、誰?。これは、どう言う事なの?。」
はだけた胸に気付き、急いでシーツで隠しながらおずおずと尋ねる私に、その「誰」かが答える。
「んんっ・・、目が覚めたのかい?ハーマイオニー。」
大人びた知らない声。少し低いその声に、何故だか満足感が感じられる。
「昨夜の君は、最高に良かったよ。」
そう言いながら、その「誰」かがゆっくりと振り返った時、私の意識が薄れていった・・・。
私、またあの夢を見たんだわ。 そして、いつも同じ所で目が覚めるの。
何故あんな夢を見るようになったのかしら?。 いつ頃から?。
あの夢に出て来る人は、誰なの?。
一生懸命に思い出そうとすると、逆に記憶が白く薄れていく・・。
でも不思議だわ、体には何か感覚が残っているような気がするの。
体の奥が熱く、変に潤んでるの・・・。 長い間抱きしめられていたような感じ。
おかしいわね、夢のはずなのに。
自分の体に、あの無数の赤いあざが無い事を確認する。
「今夜もまた、あの夢を見るのかしら・・・。」と思った瞬間、
体の奥がキュッとなって、何かが流れ出す感じがし、私は驚いた。
私が知らない体の反応に、戸惑いを隠せない。
「私の体、どうかなっちゃったの?。」
不安な気持ちを抑えながら、授業に出るべく身支度を整えた。
「ハリー、遅くなってごめんなさい。」
ハリーの勉強を見てあげる為に待合わせた、放課後の図書室に駆け込んだ。
夕陽に照らされた窓際の机は、私のお気に入りの場所。
静寂な空間に、ゆったりとした時間の流れがそこにある。
あらっ?誰もいないのね。 辺りを見渡すが、ハリーの姿も無い。
ハリーの教科書がある所を見ると、どこかに行っているんだわ、きっと。
ん?! この古い日記帳・・・、ジニーが持っていたのに似てるような・・・。
ひょっとして、二人は交換日記をしてるのかしら。 ・・・まさかね。
いけないんだけど、ちょっとだけ見ちゃおか。
ふ〜ん、・・・何も書いてないようね。 少しホッとしたりして。
そ〜だ、ふふっ、ちょっとだけ書いちゃおかな。 ハリー、気付くかしら。
「クイディッチ頑張ってね。マルフォイなんかに、負けな・・いで・・・ね・・・・。」
日記帳に書き込んでいると、不意に頭の中に霞がかかってきて、意識が遠のいていった。
とりあえずここまでです。
続けて投稿できるかどうか、ご評価お願いいたします。
若葉まーく
新たな神が!
709 :
681:04/09/17 17:00:40 ID:gqj7oU87
>701さん。打つのが鈍くて申し訳ありません。携帯マスターにもなれる様頑張ります。
>702さん。うわ、本当だ!阿呆、私の阿呆。わざわざありがとうございます。
嵐をつっきったトンクスの気が動転していたと言うことにしておいてください。
シリウスはお見合いおばさんな感じでやっているんだと思います。栗―茶―に罵られながらカードを書いていたんでしょう。
>703さん。シリトンですか!良いですねえ。12年間ぐらい枯れ切った生活をしていたおっさんには若い女子はさぞまぶしいかと思います。ルーピンも然り。
何が『Good Luck』だ。
人の気持ちなど知らないで。
カードを引きちぎり暖炉に投げ入れるが、押さえ込んでいた気持ちの高まりはここぞとばかりに激しさを増す。
炎に薪を叩き付けても、月光を掛けても落ち着きを取り戻せない。
過度の期待や望みは身を滅ぼす、諦める事にも慣れている。
友にも、職にも、人生にも。
人狼として生きていくうえで身につけた処世術であり、そうしなければこうして生き続けることなど出来なかった。
ただほんの少しの希望さえあればそれでよかったのだ。
学生時代に出会えた気の合う僅かな友人に、その忘れ形見。
彼らが生きているのであるならばそれだけで良かった。
彼らがいるのであるならば生きていても良いと初めてそう思えたのだ。
710 :
681:04/09/17 17:01:27 ID:gqj7oU87
なのに何故それを壊そうとするんだ、シリウス。
今頃会心の笑みを浮かべてワインを一本空けていることだろう。
学生時代と変わらないあの笑顔で、
人の事を何度と思っているのか、逃亡生活を潤す娯楽とでも思っているのだろうか。
昔ジェームスやリリーの時も彼は嬉々として動き回っていた。
飛び切りの悪戯を仕掛けるかのように。
それはルーピンにも言える事で監督生であったが故、少なからず異性から告白された。
そうするよう仕向けていた事も知っている。彼を問い詰め諌めれば決まりきった言葉で返してきた。
『お前は臆病すぎるんだよ』
臆病でどこが悪い。常に人の間中にいた君にはわからないことだよ。
大抵の人から忌み嫌われる存在の自分に過ぎる事なのだ。
人狼と知れれば罵詈雑言を浴びせ去っていく人もいた。
それはいい、子供から慣れきった習慣だ。だが、それでも共にという相手はどうだ。
今まで親しかった人に忌諱の目でさらされ、社会から切り離される状況には普通は耐え切れまい。最後には去るか精神を病むかいい選択は選ぶことは出来ないのだ。
そうでなくともこの身上で相手を幸せに出来ようか、職にすらまともにつくことが出来ないというのに。
十五年前も皆とは一線を引いていた。人狼と知れば頭ではわかっていてもどうすることも出来ないのは承知の上であるからだ。互いの負担軽減の為に今回もそう努めようとしてきた。しかしそれを難なく飛び越えてくる人物がいた。
711 :
681:04/09/17 17:07:25 ID:gqj7oU87
トンクスだ。
一応の事を告げているにもかかわらず何の迷いもなくキラキラと輝かせた目で手を差し伸べてきた。
「よろしくね、ルーピン」
闇祓いと人狼。
捕らえる者と捕らえられる者の関係でありながら、屈託のない笑顔に戸惑いを隠せなかった。
しかし目の眩しさと無邪気な手に引き寄せられて握手を交わした事を、
その後リーマスでいいよと返せば、私はトンクスよ名前じゃ絶対に呼ばないでねと真剣に頼み込む姿を昨日の様に鮮明に思い出せる。
筋張った冷たい手を包み込んだ暖かさと共に。
その記憶は満月である時にどれほど心を穏やかにさせた事か。その数日後をどれほど苦しめた事か。
そして今その記憶の住人が逃げ場のない狩場に飛び込んで来た。
重く絡みつくローブによって形成された身体のライン。
ずぶ濡れのローブを絞るために大胆にめくれ上がった先から突き出た太腿。
栗色の髪が絡みつく細く白い首筋。
頭とは反対にどうしても目がそれらを追ってしまう。
ただいてくれれば良いと今の関係が続けばよいと願う心を腹奥の底が許そうとしない。
壊れてしまえと、自分も、彼女も。
それとも壊してしまうのを望んでいるのか。
落ち着きがなかったのは自分で望んでいたのか。
何も知らない彼女がこうして手元にやってくるのを。
『リディクラス』
呪文を唱えたところで何も消えず、ただ暖炉の薪が一つ爆ぜただけだった。
>704さん、ありがとうございます。
ハー受けですか!うわあ、金糸って相手が気になります。
続きを楽しみにしております。
ネ申 続々キタ━( ´∀`)σ)*゚ー゚)σ)・ω・)σ)´ー`)σ)・∀・)σ)´_ゝ`)σ)`Д´)σ)´Д`)━!!
705神も681神も読んでて情景が浮かぶような文章で凄い!初心者とは思えない…
続き楽しみに待ってます〜〜。自分的には盆と正月が一緒にきたような気分でつ。
>705神のハー子のお相手がドラでありますように…とお祈りしてみる。
なんだか期待させる出足でドキドキハァハァしてまつ!
正座して待ってます。
続々神降臨ありがたや〜。
ドラハ−好き…
先の続きも気になるしお待ちしてるけど、他の職人さんもガンガレ〜
初めて書いた未熟な作品を、読んで下さってありがとうございます。
次を期待してくれて、本当に嬉しいです。
とりあえず、続けて投下してみます。
どうかよろしくです。 若葉まーく
「ん・んっ・・。ここは何処?」
ぼんやりとした意識のまま辺りを見渡すと、夢の中に出て来るあの部屋みたい。
夢と違うのは、部屋に差し込むのが朝陽ではなく月の光だと言う事と、
私がまだ服を着ていると言う事ぐらい・・・。
自分の身に何が起こったのかわからず、頭が混乱している。
「君が来るのを待っていた。ようやく私の思いを遂げる事ができそうだよ、ハーマイオニー。」
ハッとして声のする方に目をやると、月光をバックに一人の男性が立っていた。
顔はよく見えないけど、声と雰囲気でわかる。
いつもの夢に出て来る、あの「誰」かだと言う事が・・・。
ぼんやりとした意識が怖さのために、急速に戻りはじめる。
これから自分の身に何が起こるのか、想像しえないけど、
防衛本能が体を震わせ、自分自身をギュッと抱きしめた。
「あなたは誰なの?。ここは何処?。」
私の精一杯の問いかけにも答えず、その「誰」かはゆっくりと私に近づいて来る。
「君を愛してやまない、一人の男さ。」
目の前に立ち止まると、片手を私の腰にまわしグッと抱き寄せた。
そしてもう片方の手で髪を掻きあげながら、唇が耳たぶに触れるほどに近づく。
[あっ、い・やめっ・・。」
「君が私に触れた時から、ずっと思い続けてきた。どうしても君が欲しい・・・。」
私が、あなたに触れた?。 ん、はあっ・・。
ますますキツク抱きしめられ、耳たぶへの愛撫と息苦しさで思わず喘いでしまった。
「魔法で君の夢の中に入る事が出来はしたのだが、魔力範囲の限界であの夢が精一杯だった。 しかし今日、君がもう一度私に触れた時に、私の持てる最大の魔力で君を私の世界へ呼ぶ事が出来たのだよ。」
あなたの世界?、 この夢の中が・・・。
気付けば耳たぶへの愛撫が、魔法の呪文へと変わっている。
しだいに体の力がすぅーっと抜けていき、私は「誰」かの腕の中に、ますます体を預けていった。
「誰」かは事も無く私を抱き上げると、花で飾られたベッドの方へ歩き出した。
私をゆっくりとベッドに横たえると、両手を付いて覆い被さるように見下ろしている。
雲間から漏れ出でた月光が「誰」かの髪を輝かせ、逞しく精悍な体を照らし出した。
怖いっ!たすけて・・・。 小刻みな震えが、奥歯を鳴らす。
魔法で体の自由を奪われた事が、ますます恐怖を増長する。
「本来なら君の意思を尊重すべきなのだが、悪いがもう待てない・・・。」
えっ?、何が?。
「この機会を逃す気は無い。たとえ君の意に反しても、君を抱いて私の物にする。」
それだけ言うと、「誰」かは私に覆い被さってきた。
「誰」かの唇が、震える私の唇をふさぐ。
いやあっ・・・、私の・・ファーストキス・・が・・・。
とても長く、熱いキス。 息ができず、頭の芯がしびれて気を失いそうになる。
これは夢よね? 目が覚めれば、すべてが終わるはず。
そう思い直し、意識をしっかり持とうと自分を奮い立たせる。
しかし、優しく唇を吸っていたのが舌による愛撫に変わり、心ならずも侵入を許してしまった。
「んんっ・・・。」
すべての五感がしびれるような、巧みな舌での愛撫。
もがいて抵抗しているつもりが、かえって相手の愛撫に答える形になってしまう・・・。
体の自由がきかず、されるがままの自分に涙が込み上げて来た。
私、もう・・だめ。 ハリー・・・、ハリー!、たすけて・・・。
とりあえず、ここまでです。
>681さん
私はこのお話が好きですが、皆さんのように熟読してないので、
細かい設定などは、かなり自分のイメージが入ってます。
原作と違う点が多いと思いますが、どうぞお許しくださいませ。
若葉まーく
>>715-717 GJです。
「誰」かはドラではないようですが続きに激しく期待!
そういえば明日はハーたんの誕生日だな。
バースデーエチー書いてくれる神はおらんかのう
719 :
377:04/09/18 20:08:16 ID:kD+frSn6
>>719 保管神誕生!
グッジョブ×10000
保管庫乙!!
ありがたいことじゃ〜ありがたいことじゃ〜
ありがたや、保管庫ー! (*^ー゚)b グッジョブ!!
681神の出現を待ちつつ、一スレ分から読み直してみるよ。
わかっていた。
現実は冒険物の小説のようにはいかないと。
一度ついた差は易々とは埋まらない。
むしろ悪化の一途をたどっている。
おそらく決して好転はしないだろう。
奴と俺との差?
最初は微々たる物だっただろう。
だが今はどうだ。勝てるものを探すほうが難しくなった。
そして今後はどうだ?その差は縮まるのだろうか。
正直に言うと、自信はなかった。
自分が最強だと思えたのはいつまでだっただろう。
世の中全てに愛されていると思っていたのは。
世界の全てが自分の家の中にあった頃に考えていたよりも
世界はずっと広かった。
純潔ならば優秀である。
そう思い込んでいた自分の信念は
もしかしたら間違いなんじゃないだろうか。
子供の頃から魔法に親しんでいる。
周りの理解があって目標を設定しやすい。
そんな、ただそれだけで説明できるリードだったのだとしたら。
そうでなくては説明がつかなかった。
ポッターは?
ハーマイオニーは?
例外か?
残念ながら例外ではないだろう。
ポッターはともかく、ハーマイオニーのそれは才能ではない。
努力で勝ち取った成績だろうから。
だとしたら、
魔法使いとマグルに何の差があるというのだろうか。
俺は特別な人間では、無いのかもしれない。
「もうそろそろにしないか。ハーマイオニー。」
うんざりして溜息をついた。
誤算だった。
「あった!これ探してたんだ。おすすめ魔法薬調合法の2巻。これも欲しいし。あとね。」
「そろそろ本屋から出ないか?ハーマイオニー。もう2時間ほど此処にいるんだが。」
辛抱強く提案してみる。
「嫌よ。まだ全部見てないし。あ、そうだ。ちょっと持っててこれ。」
こっちの言葉が切れるか切れないか位のところで素早く返事をすると
10冊ほどの本を俺に手渡し、隣の棚にぱたぱたと駆けて行った。
「やっぱりこれも買っておくわ。世界の薬草ハンドブック。
この手の本は試験対策にちょうど良いし。ドラコも使うよね。」
「・・・・・」
「あ、今更あの賭けは無しなんて駄目よ。全部買ってもらうんだから。」
黙っていたのを本の買いすぎと勘違いしたのか、
こちらを見上げて訴えかけてくる。
本屋の薄暗いランプが、彼女の透けるように透明な瞳に映し出される。
まるで水晶のようだと、そう思った。
「約束は守るさ。好きなだけ買えばいい。」
「まあ、私も悪魔じゃあないし。帰りのお茶代位は残しておいてあげるわ。」
腰に手を当てて、にまっと笑う。
「そのお茶代は誰が出すんだ?ハーマイオニー。」
「あら、レディーに出させる気?お茶くらい男の子がおごる物よ。」
目線はまだ本棚を物色しつつ、こちらに言ってくる。
「結局全部剥ぎ取るつもりじゃないか。。」
彼女に聞こえないようにそう言った。。
「だから本にしているんじゃない。これなら2人で使えるわ。」
しっかり聞こえていたようで、彼女はこちらに向き直り、心底心外だという顔で言った。
「それにしたってこんなに買う事はないだろう。自分の小遣いでだってかなり買ってないか?」
「そうよ。それでも欲しい本は沢山あるもの。」
胸を張って自信満々に答えられてしまった。
完全に誤算だった。
よくは知らないが普通女子に買い物に行こうと誘われればその行き先は洋服店やアクセサリー売り場と相場が決まっている。
幸い俺は宝石に興味があったし、気の利いたネックレスの一つでも買ってやれば満足するだろうと
たかをくくっていたのだが、ハーマイオニーは本気で俺の今学期分の小遣いを使い果たすつもりでいるらしかった。
>719
保管庫作成お疲れ様です。
2chで書いたものですのでそのまま保管庫に登録していただいても良いのですが、
リンクして頂けるとのことなら是非お願い致します。
>681氏
>715氏
投下途中に挟んでしまって申し訳ありません。
共にスレを盛り上げていく手伝いが出来ればと思っています。
てか
_ ∩
( ゚∀゚)彡 エロかきたい!
⊂彡
308神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
宝石に興味のあるドラ子に何故か萌え。
金持ちのぼんっぽいよな。
>719保管庫乙です。
非常に非常にありがたいっす!
その他の神々もGJ!!
>>728 >宝石に興味のあるドラ子に何故か萌え。
同じ同じ。
そっから美術品、骨董品系に広がるのかな?
神様いっぱいで今日幸せー。
うおおお
ドラハ−萌〜〜〜!!
ちゅーか、負けたのかよドラコ〜
せっかく好きなよーにハー様いじくってもらえると…
でも続き気になります〜よろしく〜
ドラコ負けたか…orz
強制膝枕やあんなことこんなこと、楽しみにしてたんだけどなぁ〜〜。
でもこっち(本屋巡り)の方が断然ハータンらしいよね。生き生きしててカワエエ。
308タン乙です!続きも待ってるよー。
神が続々とキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
自分も膝枕楽しみにしてたんだけど、ドラコ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
神々の皆様、がんばってくださいね!
皆様、おっはよーございます。
今日は所用で早起きしましたので、ついでに投下していきます。
「んんっ、はぁ〜あ。」
何十分にも感じられた長いキスから、ようやく開放された。
朦朧とした意識の中で、気持ちと呼吸を整えるために大きく息をつく。
涙で濡れた目を、おそるおそる開いてみる。
そこには彫りの深い彫刻のような顔立ちに、金糸のように輝く髪、
その下に見え隠れする憂いを含んだ灰色の瞳。
そして知性と冷たさを浮かべた、その薄い唇が今まで私を・・・。
「私はあなたを知らないわ。どうしてこんな事をするの?。」
「私も君を知らなかったさ。君がジニーの部屋で『あれ』を見つけるまではね。」
私の額にかかる前髪を指に絡めながら、満足そうに私を見つめている。
やがて髪を弄んでいた指が、思い立ったようにブラウスのボタンへと移動した。
「いやっ、やめて・・・、おねがい。」
恐ろしさに打ち震えながら、自由の利かない体で身悶えし、懇願する。
「悪いがやめる気は無い。と言うよりも、どうしようもなく自分で自分を抑えられない。」
目の前で、一つ一つゆっくりと確実に、ボタンが外されていく・・・。
時おりわずかに触れる彼の指先の感触に、くらくらとした目眩を覚える。
そしてブラ一枚の姿にされた時、気持ちの糸がプツリと切れた気がした。
彼の指が、谷間のホックを上手にはずす。
膨らみかけてからは誰にも見せた事の無い胸が、隠す物も無く彼の目の前にさらけ出される。
恥ずかしさで、白い肌がみるみるピンクに染まる。
そして少し膨らんだ胸に、彼の頭が沈み込んでいく。
「あ・はぁっう。」
素肌に彼の髪がさらりと触れた時ゾクッとし、唇で含まれた瞬間背をのけ反らした。
「君は思ったより反応が良いね。かわいいよ、・・・ハーマイオニー。」
屈辱な思いと胸への刺激に、心が翻弄され目に涙をにじませた。
吸われたり、舌でつつかれたり、少し歯をあてられたり・・・。巧みな彼の愛撫が続く。
わずかに体をよじり抵抗しているうちに、胸の先が堅くキュッと痛くなってきた。
私の体が、変になってきてる・・・?
それから彼はもう片方の胸を掌に包み込み、ゆっくりと揉みしだく・・・。
今まで感じた事の無い感覚に、頭の中と体の奥がしびれたようにジ〜ンと熱くなる。
「神様、早くこの夢から目を覚まさせて。これ以上耐えられそうにない・・・。
私がおかしくなる前に早く!、・・・お願い。」
もう一度彼の唇が、私の唇をふさぐ。
今度は躊躇する事無く、舌が侵入してきた。 彼の舌が、私の舌に絡みつく。
もう抵抗する意識も力も無く、彼の行為を受け入れている私。
視線は焦点も定まらないまま、空間をさまよっている。
長いキスの後、彼の唇が首筋をつたい、胸からおへそヘと下がっていく。
快感(と言ってしまって良いのだろうか、悔しいけど・・・。)に翻弄され朦朧としている私の意識を、彼の左手のスカートへの侵入が、現実へと引き戻す。
「いやっ! そこだけはやめてっ!! おねがいっ!!!」
死に物狂いの抵抗が、動かないはずの私の手を動かし、彼の左手の侵入を遮った。
「おやっ、さすがは気高いハーマイオニーだね。私の魔法に逆らえるとは。」
そう言うと彼は、やっと動いた私の腕をつかみ、ベッドへねじ伏せた。
「少しぐらいの抵抗なら、あってもいいね。君を征服する悦びのスパイスになる。」
口元に小さく笑みを浮かべ、かまわず侵入を続ける。
しかし、彼を悦ばすだけの力は、もうほとんど残っていない・・・。
彼の手がスカートのひだを潜り抜け、内股を撫でながら体の中心に達した瞬間、
顎を突き出し、体が弓なりに跳ね上がった。
あきらめと絶望が意識を支配し、私のすべてが、陥落した・・・。
もう・・・、おしまい・・だわ・・・。
とりあえずここまでです。 あともう少しです。
それまでお付合いお願いします。
>308さま お帰りなさいです〜♪
何を隠しませうか、308さまのドラハーを読んで自分も書きたくなったのです!
エロ無しでこんなに萌えさせて下さり、かんどーしてました。
自分もこの路線で!と思いましたが、未熟者の作品を皆さん方が、
エロ無しで読んで下さるか不安だったので、エロを入れてしまった根性無しです・・・。
でも、出来るだけキレイなエロを目指しているのですが、難しいですね。
続きメチャメチ楽しみに、ご降臨お待ち申し上げておりまする。
>719さん 保管庫作成、乙彼さまです。
すごい仕事に、ちょーかんどーしてます。 ありがとうございました〜。
それではこれより、お墓参りにいってきまっす。
若葉まーく
ドラじゃないよなぁ…ってことは、トムうわなにするやめr
738 :
377:04/09/19 13:27:18 ID:/JAfj5Cy
皆さんありがとうございます。恐縮です(;゚д゚)
>>308氏
了解しました。リンクさせていただきました。
「そろそろ本屋から出ないか?ハーマイオニー。もう2時間ほど此処にいるんだが。」
彼の声でハッと我に返った。
夢中になっていたのを気取られるのが恥ずかしくって。
「嫌よ。まだ全部見てないし。あ、そうだ。ちょっと持っててこれ。」
夢中で取り繕った。
手の中にある10冊程度の本をドラコに持たせる。
目に付いた<世界の薬草ハンドブック>という本を握って、
「やっぱりこれも買っておくわ。世界の薬草ハンドブック。
この手の本は試験対策にちょうど良いし。ドラコも使うよね。」
なんて口から出まかせを言った。
またやってしまったらしい。
本屋のような楽しい所にいるとついつい時間を忘れてはしゃいでしまう。
私の悪い癖だ。
今日はドラコを元気付けるために初めて私から誘ったというのに。
本に夢中になって彼のことを忘れていた事を気取られないように
「あ、今更あの賭けは無しなんて駄目よ。全部買ってもらうんだから。」
などと口実をつける。
正直それほど奢ってもらう事に執着はなかった。
もちろん欲しい本は沢山あって。お小遣いだけじゃあ足りないのだけれど。
それでも私の家はそこそこ裕福だし、頼めば本くらい買ってもらえる。
それよりドラコもドラコだ。
もっと気落ちしていてくれれば、私だってこんなに本屋で夢中になる事も無いのに。
これじゃあいつも通りみたい。
心配して私から誘ってしまって損した。などと思ってしまう。
例のクイディッチの試合は予想通り激戦だった。
試合序盤はグリフィンドール有利。
中盤からスリザリンが追い上げてきて、
終盤には遂に同点になった。
ハリーがスニッチを捕まえそうになった時に後ろからヒッグスが
思い切り激突した時にはジニーと手を取り合って目をつぶってしまったし、
味方がブラッジャーに叩き落とされそうになった時に咄嗟に庇って
トラコが代わりに箒から落ちそうになった時は悲鳴を上げそうになってしまった。
そんな試合も結局は最後にスニッチの追いかけ合いで一進一退になった所、
ハリーの芸術的なキャッチでグリフィンドールが勝利を収めたのだった。
「それにしたってこんなに買う事はないだろう。自分の小遣いでだってかなり買ってないか?」
「そうよ。それでも欲しい本は沢山あるもの。」
言いながら本棚にある脚立に登る。
私みたいに背の低い人間にとってはこの魔法使いの本屋というのはいつまでたっても慣れない。
私の背の3倍くらいの高さにまで本が詰まっていて、一人前の魔法使いなら魔法でひょいひょいと取っていくのだけれど、
私みたいな未熟な魔法使いでは棚ごと倒してしまいかねないからいちいち脚立に登って取らなくてはならない。
帰りのお茶代しか残らないとこぼす彼に向かって声をかける。
「あら、ドラコ。ここにあなたの苦手な薬草学の辞典があるわよ。これもかった方が良いんじゃない?」
「冗談だろう。ハーマイオニー。」
もうお金など無い。勘弁してくれとばかりに肩をすくめられた。
「それより気をつけてくれよ。ハーマイオニー。そこから落ちたらさすがに俺も受け止められないぞ。」
脚立の一番高い所に立ち上がってる私に声をかけてくる。
「また馬鹿にして!脚立から落ちるなんて・・・・きゃあっ!!」
振り返って彼に抗議しようとした途端バランスを崩してしまった。
私のポケットから赤い小物入れが落ちる。
必死で棚にしがみついて落ちるのだけは阻止する。
いくら運動神経がなくったっていくらなんでも脚立から落ちる所を見られるわけにはいかない。
「言わんこっちゃ無い。欲しい本があったら言え。俺が取ってやるから。」
そう言って脚立から降りてくる私にさり気なく手を貸してくれた。
さすが男の子といって良いのか、力強くて手を貸してもらうというより抱き止めてもらうようにして
床に下りた。
私がしっかりと立てることを確認してから手を離す。
こういった所はさすが名家の跡取りといった感じで当然のようで、さり気なくて
ついつい顔が赤くなってしまう。
「ほら。これも。大事にしているんだろう?」
そう言って床に落ちた小物入れを手渡してきた。
「うん・・・大事な物だから。」
そう言って受け取った。
そう、これは私にとって大事な物だった。
私は昔から内向的だった。
あまりうまく友達を作れない私に両親は本を与えてくれた。
『不思議の国のアリス』
アリスの大冒険に胸を躍らせて読み進めた。
『ピーターラビット』
悪戯好きなピーターが次に何をしでかすのかワクワクしながら読み進めた。
いつでも本の中には私がしてみたい事をしてくれる主人公達がいたし、
それを支える仲間達がいた。
いつかあんな風に。
そう思いながらいつも部屋で本を読んでいる。私はそんなごく普通の内気な少女だった。
ある日面白い本は無いかなと古書店巡りをしていたときに一冊の本と出合うまでは。
その本は、魔法使いのことが書かれていた本だった。
箒に乗って空を飛ぶ。物を勝手に動かせる。
愚かな人間達には想像も出来ないようなことのできるすばらしい魔法の数々。
私は魔法使いの話に夢中になった。
魔法のことが少しでも書かれていそうな本は全て買ってもらって、隅から隅まで読んだ。
数少ない近所の同年代の男の子達、女の子達にも夢中になって魔法の話をした。
しかしそれは禁忌だったのだ。
私達の住むヨーロッパで魔法や魔女は憧れ以外の恐怖心を産む。
近所の大人たちは私に「少し不思議な女の子」のレッテルを貼った。
田舎でこの手のレッテルを張られる事ほど怖い事は無い。
私と話してくれる数少ない近所の子供達も徐々に私から離れていった。
昨日まで楽しくお話をしていた友達がよそよそしくなってしまう。
今なら笑ってしまうが、その時の私には両親のいる小さな家とその周辺が生活の全てだったのだ。
虐めなんて物ではなかった。私の育った所にそんな事のできる人たちはいなかったのだ。
ただ、
「少し不思議な子だから気をつけるんだよ。」
という言葉とか、私と遊んでいる事を知ると少し顔が曇ったりとか。
子供だった私達は両親のそういう態度に意外なほど敏感なのだ。
徐々にお昼のお茶の時間に私が呼ばれることはなくなって。
たまにあった外で木登りをしたりしようという誘いがなくなった。
だからますます私は本に没頭した。
とある本に書いてあったホグワーツという魔法学校。
あると信じて、
町の郵便屋さんから「またあの変な子が宛先の無い手紙を出したぞ」
なんて陰口を叩かれても。
宛先の無い手紙を何度も投函した。
「私はホグワーツ魔法学校に入学したいです。
沢山勉強します。木登りや運動は苦手だけれど、勉強は大好きです。
私は、魔法使いになりたいです。」
消印の無い、宛先だけが書かれた入学案内通知が来たのはホグワーツに入学する一年前だった。
ホグワーツからの入学案内通知が来たすぐ後だった。
近所の少し鈍くて皆からよくからかわれていた女の子から私宛に誕生日プレゼントが届いた。
小さな赤いペンキで塗ったブリキの小物入れ。
聞くとその頃、近所の子供達の間では誕生日に自分達で町に出てプレゼントを買って渡す事が流行っていたらしい。
勿論、私はそんな事は知らなかったし、彼女以外に私にプレゼントを渡すような子はいなかった。
彼女も私を友達だと思っていたわけでは無いだろう。
ただ皆と同じことをしてみたくて。
他の子供達も私にプレゼントをするのだろうとでも思って買ったに違いない。
それでも嬉しくて。
こんな なんでもない小物入れだったし、そんな理由だったかもしれないけれど。
その日私はうれしくって家で何度も両親にその小物入れを見せびらかせた。
皆と違う学校に行く。
不安は少なからずあったけれど。
頑張れると思った。私にはこんなプレゼントをくれる友達がいるのだから。
辛くなったら帰ってきてこっちの学校に通えば良い。
私はこんなプレゼントを貰えるのだから。きっと温かく迎えてくれるはずだ。
そう思った。
学校に入って、魔法の事を話す私は奇異の目では見られなくなったけれど。
今度はマグル出身という事で色々と言われる事となった。
相変わらず友達はあまり出来ない。
魔法の学校は私にとってはあまり代わり映えのしない環境だった。
それでも勉強に没頭できたのは。
でもこの赤い小物入れが、いつでも両親の元へ、
家と、地元とを繋いでくれるような気がしていたからだった。
>738氏
お気遣い頂き、ありがとうございました。
>715氏
続き待って頂けるとは恐縮です。
俺は書くとなるとドロッドロのエロになるので綺麗なエロは無理でつ・・
>728-732諸氏
感想サンクスです。
励みになります。
ノシ
>>308様
リアルタイムで読ませていただきました。
気になってた赤い小物入れのエピソードを読めて幸せです!
もらったその日に何回も親に見せびらかすハーマイオニー可愛い…
>>308ネ申
>続き待って頂けるとは恐縮です。
>俺は書くとなるとドロッドロのエロになるので綺麗なエロは無理でつ・・
どろっどろのエロщ(゚Д゚щ)カモォォォン
しかも、もしそれがドラ×ハーなら…(;゚∀゚)=3ハァハァ
ベネ(良し)
満月の夜、人狼と化したルーピン先生&雌狼に変身したハーの、獣のような……。
だめだ、台詞がない_| ̄|○
>>746 >ドロッドロのエロ
(・∀・)ィィョィィョ
ドロドロエロキボンヌ!!
>>681さんはおいでにならないのだろうか。
ルーピン×トンクス、期待して待っているのだけれど……
喫茶店代が残っていないからとお菓子を買ってそこいらで喋る事にした為、
ハニーデュークスへの道をご機嫌なハーマイオニーに引っ張られて歩いていた。
そりゃあご機嫌にもなるだろう。
今俺の手には15冊以上彼女の本があって、
今学期俺はグラップやゴイルにたかりながら過ごさなくてはならない事が確定したのだから。
何かわからないマグルの歌を鼻歌に歌う彼女の横でさり気なく抗議してみる。
「手持ちはあんまり残ってないぞ。」
「胡椒キャンディとねー。あ、あとかぼちゃフィズと。
あ、あと、3本の箒に行ってバタービールも持ち帰りで買ってみようかな。」
「頼むから聞いてくれ。」
「あら、少しは出すわよ。私だって少しは買いすぎたかな。なんて思ってるんだから。あといくら残ってるのよ?」
差し出した財布の中身を見てホホホホホと空笑いした後、
彼女は少し反省した顔でお菓子は俺に奢る事を伝えてきた。
歩きながら考える。彼女と自分との差は何なのだろうと。
彼女の知っているマグルの歌は判らない。
彼女も俺が知っているような古い魔法使いの歌など知らないだろう。
今まで俺はそれを魔法使いとマグルとの差だと思っていた。
違う生き物なのだと。
しかし歌を知っているか知らないかは生まれや育ちで違うだろう。
それに俺はこんなに彼女に惹かれている。
もしかしたら魔法使いとマグルとは、思ったより違わない物なのかもしれない。
最近俺は段々とこういうことを考えるようになっていた。
ただ、全く同じではないとも思う。
純血の家柄の子供は大抵魔法を使えるし、
マグルの中にはどう努力しても魔法を使えるようにはならない者もいる。
ただ、だとしたら魔法使いの父とマグル出身の魔女である母を持ったポッターが何故あれほど優秀なのか。
あの両親が優秀だったと言っても説明がつかない。
それを言えば父だってかなりの物だ。マルフォイの名は伊達じゃあない。
魔法使いとマグルとは。
目に見えない何かが違っていて、血が混じった時に何かが起こったとでも言うのだろうか。
嬉しそうにハニーデュークスでお菓子を手に取るハーマイオニーと並んで
俺もお菓子を物色する事にする。
まさかこんな所で一緒に買い物をするようになるなんて、思ってもいなかった。
スリザリンの連中にも特段仲が良いと言っている訳ではないが、隠している訳ではない。
寮同士の対抗心とは別に、ホグワーツでは案外寮を越えて仲良くなる男女は多かった。
「これも買ってみよっと。はいドラコ。」
「又俺が持つのかよ・・・」
「当たり前じゃない。ほら、ドラコの持ってるのも籠の中に入れちゃえばいいじゃない。」
こんな所を見られたら。父はどんな顔をするのだろうか。
案外怒るのではなく、笑われるような気がした。
考えてみれば俺を遠くの学校へ行かせたがらなかった優しい母親は、
あの祖父や親戚連中に気に入られるような女性だったとは思えないのだから。
まあそれにしたってマグルと仲が良いなんてきっと最初はいい顔はしないに違いないけれど。
卒業してどうなるかなんてわからない。
俺達はまだ若い。
結婚?それこそまだ考える必要も無いだろう。
でも当分は彼女とのこんな暖かい関係を続けていきたい。そう思っていた。
でも、もし学校を出て、このままこの関係を続けられたら。
考えている事がある。
なんだかんだ言ってもまだ魔法使いとマグルとの壁は高い。
魔法使いとマグルとの合いの子、つまり雑種はあまりいないのだ。
もしポッターが例外でなく、それが魔法使いのハードルを上げる事となるのだったら。
大胆な仮説だけれど、案外的を射ているかもしれない。
マグルの両親に生まれた彼女と、魔法使いの純血である俺。
なんとなく気になって、聞いてみた。
色々な本を読んでいるこいつなら、きっとこういったことにも興味があって
考えた事があるに違いないから。
「なあ、俺達の子供ってどんな風になると思う?」
彼女ならきっと、理論的な考えを聞かせてくれるに違いない。
多分次回で終わりです。
7月から長々と書いてきたんですがご支援、ご感想ありがとうございました。
>748
>751
>753
黒ドラコスリザリンハーレム話とか。
「パンジー。いつ手を下げていいといった?」
「だって・・・皆見てるし・・・やだって・・ん---もうっ!見ちゃ駄目だって。・・・あんっ」
食い入るように見ているグラップやゴイルに怒鳴りつけると同時に
耳まで真っ赤になって胸元までスカートをたくし上げた手を下ろそうとするパンジーの指を掴んでそのまま固定させる。
「手を下ろすなと言っているんだ。見せてやれば良いだろう?」
いやいやいやいやいやいやいやいや(現実逃避)
308様が書く黒ドラコもぜひ読んでみたいでつ・・・
白ドラファンの皆様〜次回はいよいよクライマックスですよ!
期待!
760 :
681:04/09/22 16:48:56 ID:q3my7m2Q
トンクスはルーピンの指示通り水を引き連れて寝室に入り込んだ。
「おじゃましまーす」
杖を一振りして明かりを灯す。本当に眠るだけにある部屋のようで、ベッドとサイドボード、そしてその上に火のついたランプとトランクが一つあるだけだ。
くしゅん
枕元の上にある窓は外からの圧力でガタガタ鳴り、引かれたカーテンを揺らしては部屋の温度を下げていた。部屋に押し寄せる冷気は体に張り付く布と共にトンクスの体温を遠慮なく奪い取っている。
くしゅん
うー、風邪引いちゃうわ。
ずしりと重いローブと水がたまったブーツを脱ぎ捨ててルーピンがかけてくれたタオルで水分をふき取る。ほんのりと香る石鹸が肌に優しい。首筋に絡みついた髪も短くしてわしゃわしゃと乾かしていく。タオル越しにマッサージして奪い取られていった身体の芯が点ってくる。
くしゅん
腰から背中を駆けてゆく感覚が一瞬にして弱い種火を消してしまった。
くしゅん、くしゅん。
原因は水を吸った状態で身に着けているもので、でも脱ぐには少し勇気のいるものなので、脱いでしまうのは気恥ずかしいのだが。
風邪引くよりいいか。
とあっけなく脱いでタオルに包まった。
761 :
681:04/09/22 16:53:19 ID:q3my7m2Q
あ、『月光』だ。
もう一度冷えた体を温めなおしているとドアからもれ出るピアノが耳に届いた。
リーマス、この曲好きなのかなあ。
確かにいい曲だと思うけれど、寂しい曲だと思う。
心をどこかに置き忘れてしまったみたいだ。けれどマグルであるトンクスの父が母にせがまれてよく弾いていた馴染みのある曲。あんなに明るい母がこの曲を好むのは以外だけれどリーマスも好きなのは以外だ。
もっと明るい曲の方が元気になれるのに。
けれどうれしい。
魔法界に置いてマグルのものには馴染みがない。
意外な所で聞けるのは片親がマグルのトンクスにとってうれしく思う。アーサーのいる部署が象徴するようにマグルに関わる事を普通はしない。
野蛮だとか無価値なものと決め付けている人が多い。
特に魔法ですむものをわざわざ手動で行うことに批判的だ。そうでなくても製品の扱いには何十もの規約が定められ、破れば罰則が伴う物事に手をつけるものはいない。
普通ならば。
それでも興味を示し、魅入られ危険を顧みないものは少なからずどこの世界にもいる。
その一人であったはとこのシリウス。彼がもう少し若かった頃、トンクスの父の協力の元、色々と改造を行っていた。バイクやら蓄音機やら。
あの部屋の片隅に置いてある蓄音機はその時の作品だと思う。しばらくトンクスの家にあったものだがいつの間にか消えてしまっていた。あれはシリウスの自信作でトンクスのお気に入りだったのだ。幼い頃シリウスのひざに乗って飽きるほど眺めていたで間違いない。
どの様にしてルーピンに渡ったのかわからないが今の持ち主が彼ならばそれでいい。
762 :
681:04/09/22 16:55:41 ID:q3my7m2Q
くしゅん
本来であれば今ここにいるのは自分ではなかった。
本来の運び手がどうしても都合がつかず急遽ピンチヒッターとして名乗り出てたのだ。今までも何度も名乗り出たのに薬の製作者は自分を外していた。
大抵はアラスター、キングズリー、マンダンガスが役目を得ていて、やりたいと名乗り出れば学生時代を持ち出して嫌味の雨が襲ってくる。
今や新人とはいえ闇祓いになったというのに失礼だ。
ただ学生時代、」人よりほんの少し実験道具を壊してただけなのに。
しかも今日に至っては自分しか運び手がいないと知るとこの世のすべてを恨む様な顔つきで中身を暖炉の炎に投じようとしていた。
薬を切実に必要とする人がいると言うのになんて事をするのだろう。もちろん力ずくでシリウスと阻止したけれど。
普段はその様な振る舞いは決してしない人であるのに。
むしろ薬をおろそかにするならば、薬の内容から服用する理由及びタイミングやら注意事項をすべて嫌味によって説明する人物だ。
『奴はよく飲み忘れる。しかも嵐が来るという。あの時も飲まなかったのだ、一日くらい飲まなくてもよかろう』
だからこんな嵐になったんだ。
本部を出るときには小降りだったのに、今や嵐で一向に治まる気配を見せない。降下する際に吹き飛ばされそうになった暴れ柳が弓なりになっている。飛べば飛ぶほど風雨は酷くなり途中で何度も荷物ごと落ちかけた。
『とにかく嵐が来ないうちに戻れ。いいな、わかったな、馬鹿娘』
馬鹿娘はよけいだ。しかもあなたが戻れなくしているんじゃない。
こんな中もう一度飛べという鬼がいるなら是非拝みたい。
763 :
681:04/09/22 16:56:44 ID:q3my7m2Q
でも本当に良かった。あのゴブレットを壊せば確実に墓場まで嫌味がやってくるに違いないが、何より中身を彼に渡せなかった。
シリウス曰く、この薬を飲まないと大変つらいらしい。飲んでも体力を削られ一日でも切れると次の満月時に体力をそれ以上に削られると聞かされた。今でさえやつれていると言うのに今以上となると本当に倒れかねない。
飲まなければ自我を失い、飲めば体力を失い生命を削る薬は本当に必要なものなのだろうか。
優しく、偏屈なアラスターでさえ一目置く優秀な彼が人狼というだけでこのような仕打ちを受けている事は理不尽だと思う。
彼は優しい。優しいけれどそれだけだ。常に控えめでいるが決して広く踏み越えて来ず一定の距離を保っている。
あの『月光』の様にどこかに心を置いてけぼりにしている気がする。やさしくされればされるほど彼との距離がつかめない。どんなに近くに寄ろうとも彼は遠くに行ってしまう気がしてひどく切ない。
764 :
681:04/09/22 16:57:56 ID:q3my7m2Q
薬が不安定なことも関係するのだろうかもしれない。もっと改良を加えれば、人狼を完全になくせるものがあればもっとそばにいてくれるのかもしれない。
しかし最新式の薬で師であるスネイプでもってやっと完成させる高度なもの。
毎年教室を吹き飛ばして大目玉を食らっていた自分にとっては未知の世界の内容のものだ。
もし今日みたいなことが起きたら。
今は同じ騎士団の仲間として作っているが、いつまた作るのを拒否するかわからない。
実際彼は一年間薬を作ってはいなかった。
二年前にわずかにあっただけシリウスが再会した時によりやつれていると断言していた。長年牢獄に繋がれていたシリウスと同じいやそれ以上にやつれてもただ笑っていた彼。
とても痛々しかった。
それを見ているだけの自分が悔しかった。
765 :
681:04/09/22 17:18:39 ID:q3my7m2Q
皆様遅レスで申し訳ありません。
712さん,722さん、753さん
私にはもったいないお言葉ありがこうございます。
続きがんばって書きます。
715さん。
私もイメージ優先ですのでお気になさらないでください。
でもはー子のお相手がマジで気になっております。
続き楽しみにしております。
719保管庫神お疲れさまです。
おかげで前々スレの見たかった神の話が見れました。
感謝です。
308さん。
とんでもないです、私足を引っ張っているのではと恐縮です。
ドラハー最終回とても楽しみにしています。
どら庫坊ちゃまのプロポーズにガッツポーズさせていただきました。
二人の子供をつかエロみたいです。
766 :
681:04/09/22 17:21:48 ID:q3my7m2Q
すみません、抜けていました。
次回で何とかエロに突入するはずです。
な、長かった。OTL
よし、帰ったら作り方教わろう。
苦手な分野だけれどもやってやれないことはない。闇祓いにもなれたのだ。
まあ、教わる前から今までの比ではない嫌味の嵐が待っているだろうけれど。
ん、決めた。
それにはまず健康でいなくては気が滅入ってしまう。
勢いよくルーピンのトランクを開けて衣服を調べる。入っていたのは数枚の下着とタンクトップ、そして継ぎのあたった深緑色のローブであった。
ローブだけでは心もとない。絶対に転ぶ自信がある。
少し気が咎めたが最悪の状況を回避する為だと一緒に借りてしまった。
柔らかい生地がタオルと同じ石鹸の香りとチョコレートの甘い香りで温かくトンクスを包む。男性としては大きくないルーピンのローブであったが、トンクスにはいささか大きすぎたようだ。布のベルトできつく締めてもずり下がり引きずらざるを得ない。
こういう時に便利なすそ上げの呪文があったはずだが忘れてしまった。母は得意なのに。
覚えることが増えてしまったようだ。
攻撃できる場所をなくした冷気が首筋を襲うが七変化でかわしてしまう。
首の回りを覆う緑に映える淡い金。鏡がないのでわからないがきっと今の自分には似合っているはずだ。最後の仕上げをすれば完璧だ。
「スコージファイ」
今度はうまくいった。床の水溜りは跡形もなく消えた。
私だってやればできるもの。絶対薬をマスターしよう。うん、そうしよう。
その前に腹ごしらえしなくっちゃ。折角モリーが作ってくれたのに悪いものね。
鼻歌交じりに身に着けていたものを抱えてトンクスは再びドアを開けた。
308神キテター!
なんでエロがないのに萌えるんだぁ〜!!
681神も乙です!!
618神、お待ちしてましたー! トンクス、猛烈に可愛いです。シリウスと
彼女のパパのエピソードは本当にありそうな一幕ですね。次からのエロ
パートがとても楽しみです。(*´Д`)ハァハァ
308神のお話も佳境に入るというし、毎日ここを覗くのが日課になりそうだー。
失礼、681神でした…… ナンテマチガイヲシヤガッタジブン_| ̄|○
なんかとんでもない事言った。こいつ。
ちょっと行儀が悪いのだけれども、歩きながら2個目のかぼちゃフィズを口の中に入れようとしたところだった。
自分の横で少し何事か考え込んでいたドラコが口を開いたのだ。
「なあ、俺達の子供ってどんな風になると思う?」
思わず彼のほうに向き直って立ち止まってしまった。
ドラコはそんな私の反応が予想外だったみたいな顔をして一緒に立ち止まり、こっちを見ている。
「□△$%!!□#’&$△’$#”!!&’&’!!」
何か喋ろうと思って口を開いたのだけれど、とにかく言葉が出てこない。顔
がおかしいくらいに火照って耳まで音をたてて赤くなっていくのがわかった。
こいつは、意味を判って言っているのだろうか。
「な・・・・なんで・・・」
何をあせっているのかといいたげな顔で不思議そうにこっちをみて。
「いや、俺達に子供が出来たとして、どんな風になるかなと思ってさ。
それより顔赤いぞ。ハーマイオニー。本屋はホコリが多いんだ。風邪ひいたんじゃないのか。」
なんて、言ってきた。
ラブラブだにゃぁ
「そんな。できたってどうやって。ううん。どうやってってそういう意味じゃあなくて、
そもそもだってそれに、それに、□△$%!!□#’&$△’」
やばい、何言っているのかわからない。
私は今パニックに陥っている。
大体なんでこいつはいきなりこんなことを言ってきたのか。
さすがに私だって暇で寝付けない夜中になんかは寮内で仲良しの子と
子供の作り方についてヒソヒソと内緒話をしたりもするのだ。
ドラコとここにくるといつも話をする、ホグズミート外れの人の来ない広場に向かう途中。
小物店前で立ち止まっている私たちを周りの人たちも珍しそうに一瞥して通り過ぎていく。
手をバタバタとさせて何か喋ろうとするが、言葉が出てこない私を見て、
さすがにドラコは不審に思ったのか、しばらく考えて。
そして合点がいったというようにニヤリと笑いやがった。
今こいつに何か喋らせたらまずい!
絶対にからかわれるに違いなかった。
「ははは、ハーマイオニー。違ぅ」
こいつは口を開くと私を馬鹿にするに違いないんだから!
なんでもいい。こっちから喋らなきゃいけない。
「順番が違うでしょう!ドラコ!い・・・いきなりそんなこと言われたって!
私、その前のも聞いてないもん!」
さて、困ったことになった。
順番が違うでしょう。か。
何もそういった意味で言ったわけではなかったのだが。
まあ思い返してみてみると誤解をまねきかねない聞き方だったかもしれない。
それにしたって人通りも多いこの路上で、ハーマイオニーにしては爆弾発言だ。
顔を真っ赤にして右を見たり左を見たり。
決して俺の顔を見ようとしない彼女を見て思った。
俺は彼女と一緒にいることにしよう。
クイディッチでも完敗だ。お前はこれからも全てを手に入れるだろうさ。
あれだけ努力してこうだ。
なかなかライバルってのは手強いもんだ。思い知ったよ。
でもな。譲れない物位はこのドラコ・マルフォイにも出来た。
どう思う?ハリー・ポッター。
さて、彼女に何と言おうか。
言葉が出てこないのを見ると、俺もパニックに陥っているらしい。
ふうと息を吸い込む。
自然と口をついて出た。
「これからも傍にいてほしいんだ。」
ドラコがまたすごい事を言った。
予想外、えーと予想外じゃないんだけれど。
ええと。ええと。
目をあわせられない。
単純に、恥ずかしいのだ。
私、何でこんなことになっているんだろうか。
そもそもなんでこいつとこんな事になったんだっけ。
昔はすごく嫌いじゃなかっただろうか。
思い出せない。
でもなんか返事しなきゃ。
「えっと・・・私、将来太るかもしれないし・・・・」
何を言っているのだろうか。
右を見て、左を見て。小物屋さんのショーウインドウが見える。
3段になっていて、赤く塗られた木の棚にいろいろな小物が飾ってある。
小さな安物の小物入れがある。
マグルだからといじめられた時、故郷に帰ってやるんだから!
と思いながらも押しとどめてくれた、このポケットの中の小物入れ。
つらかったり、大変だったりした時、
今度は魔法使い側に押しとどめてくれる何かが必要になるのかしら。
咄嗟に言葉が出た。
彼の手を引っ張る。
「あ・・・あれ!あの青色の小物入れ!買って。」
「お、おい!金無いって!」
肩を竦めるた彼を引っ張って。
「安物だもん。あれぐらい買える位残っていたじゃない!」
「まあ、欲しいんならいいんだけど・・・返事はどうなったんだ。」
いっつも友達が欲しかった。
ホグワーツに来て沢山出来た。
大事すぎて、大事すぎて、私にはもったいない。
そう簡単に返事はしてあげないのだ。
完
つうことで。足掛け2ヶ月。
感想等、すげえ励みになりました。
スレ汚しにならなければ幸いです。サンクス。
>681
情景描写とか勉強になりました。681さんウメー
今後もがんがってくれさい。
では。スレの発展を祈っております。
ノシ
>>308神
乙でした!
エロパロ板でここまで構成力のある作品を読めるとは思ってませんでした。
二人とも可愛げがあっていいですね(*´Д`)
>>681神
トンクス可愛い!
情景描写も素敵ー。
続き期待してます。
憧れの308神様のお話がタイムリィに読めて感動のあまり初カキコです。
お疲れ様でした!
ずっと楽しく読ませていただきました。
おかげですっかりドラハーに目覚めました。
記念とほざきつつスレ汚しにひとつ投下。
構成もなんも考えてませんが。お目汚しスマソ…
「……なに?」
自分を見上げて振り返った彼女。
夜風に揺れる長い髪が、ふわりとその白い頬に掛かる。
制服のまま、月に照らされた彼女は、どんなに着飾った女たちよりも綺麗に見えた。
思い出すのは、まだ彼女に対する想いを自覚する前のこと。
自分じゃない男のために綺麗になって。
自分じゃない男の傍で笑いながら優雅に踊っていた。
――そう、あの頃から、ずっと。
彼女が自分のためだけに笑ってくれる日を。
「……ハーマイオニー」
名前を呼ぶと、彼女は少しだけ照れたように肩をすくめて、笑った。
その顔が本当に、本当に嬉しそうで。
ちらりとこちらを見上げると、
「好きよ、……ドラコ」
頬を染めながら、小声で言ってくれた言葉は不意打ちで。
だめだ、こっちが照れそうだ。
赤くなった顔を隠そうと、細い体を抱き締める。
「…………好きだ、…俺も」
背中に回される小さな手。芯は強いのに、抱き締めればこんなにも頼りない。
甘い香りのするふわふわの髪に鼻先を埋めて、
もう一度、大切な彼女の名前を呼んだ。
――こんなにもやわらかくてあたたかいものがあるなんて、知らなかったんだ。
こんなドラハーと出会えたなんて
幸せ震えが止まりません
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
681神
キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━━!!!!
トンクス萌〜。ルーピンのおパンツもキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
ドラハーわっしょい!
トンクスキター!!
>>782 何だか、凄いIDだよ。4P?だとしたら…
>>783 p=ポッター
k=ケイティ
U=アンブリッジ
Nb=ナルシッサ・ブラック
だったら凄いかもw
308さん乙っす。
見事にまとめたねえ。面白かったよ。又気が向いたら是非来て書いて下され。
681さんも期待!
最初からロムってて気付いたんだが、
>>467からのあぼーんって何があったんだ?
漏れも気になってた。
なんだろうな?
>>786-787 390氏が叩かれた後に嵐野郎になって連続投稿したのを削除。
内容は覚えてないが。
それぞれハリーに対して復讐に燃えるアンブリッジとナルシニッサ。
目的が一致した為手を組む事に合意しハリーを捕獲。
ハリーを捕獲する際にクイディッチの連絡網を伝えにきたケイティもついでに捕まる。
ケイティがいる為身動きが取れないハリ-。
斯くして魔女のサバトが執り行われる。
792 :
787:04/09/24 21:06:35 ID:bY16r78P
>>788 ありがd
390氏の連続投稿があったのか…
>791
逆レイプかいw
ルーナだったら相手誰がいいと思う?やっぱハリーかロン?
ロンかな?
大穴狙いでジョージかフレッド?w
いや、大穴はネビルかと!w
個人的にはハリーだね。イライラしてるハリーの横でも
まったく動じないルーナというのが、萌
ルーナって可愛いの?目が飛び出してるんじゃなかったか…
映画では美化されるはず
超美化はスネイプとパンジー
女の子キャラは映画マジックにかかって美化されるのが定説です。
ハーマイオニーだって出っ歯の設定だし、パンジーなんてパグだぞ。
というわけでルーナたんハァハァ
ちなみにパンジーのカップリングだとスネパン萌え。
原作読んでるとスネイプってスリザリン女子には
ちょっと優しいかなと感じている。
嫌われてないみたいだし。
>>804 ふむ。そうかも
それにスリザリンは何気に良家の子供が集まるという名目上。案外しつけにはうるさそうだ。
女性(自寮)には親切にとか。
ハーマイオニーは4巻で出っ歯じゃなくなるよー。
しかし映画は、外見ビミョー描写されてるキャラが美化されてる反面
美少女なはずのキャラがブ化される問題が。(チョウ、フラー)
フラーは化粧とかでまあ見れるかも?とも思うが作中で描写されてるほどには
なりえないだろうし、チョウのブタ鼻は…あああ…
>>807 東洋人差別っぽいな
アジア人女子といえばムーランとかルーシーリューみたいな顔
ブスだっつーの
>808
でも向こうの国ではムーランみたいなサラサラ黒髪の切れ長一重タイプが美人な東洋人らしいです。
どっちにしろ日本人感覚的な美人とはかなり意識が違うやも。
そーなんだよねえ……我々から見るとちと?な顔が、西洋人感覚では
アジア・ビューティーだったりするんだよねえ……チョウはチャン・ツィイー
(グリーン・ディスティニーのじゃじゃ馬姫)みたいな子を想像していたんだ
けれどなあ。
811 :
ひよこ:04/09/28 21:41:59 ID:he5lJeYU
ドラコ盛り上がりで主人公が低迷気味なのでこっそりひっそりハリーxパンジーをば。
だらだら長くなりそう…推敲に力を入れてみます。
「……?」
不意に感じた視線にハリーは背後を振り返った。
けれども、今まで歩いてきた長く広い廊下には誰の姿をも見つけることも出来なかった。ゴーストもいやしない。壁に幾つかかかっている絵画は寝ているか、ハリーのことなどどこ吹く風とお茶会や談笑をしている。
気のせいだったかと首を捻りながらハリーは再び歩き出す。
廊下の角から、さらっとした黒髪がほんの僅か覗いていたことに、その時は全く気付かなった。
812 :
ひよこ:04/09/28 21:42:42 ID:he5lJeYU
ある放課後、ハリーは1人ハグリッドの小屋に続く道を歩いていた。
乾いた下草がさくさくと音を立てる。ローブの裾や髪を軽く揺らす風は穏やかだった。
ハーマイオニーは授業の後始末の当番か何からしい。ロンは双子に呼び出されて、とても嫌そうな顔をしながらハリーの前を後にした。
夕食までの一時を読書や宿題などという模範的な用途に使うことよりも、ハグリッドと談話した方がずっと有意義に思えた。要は暇潰しだ。
小屋へ続くなだらかな坂を降りていく。
そこでふと、首先にチリチリとした嫌な感じを覚えた。物理的なものではない。
ハリーは誰かの視線を感じて振り返った。しかしそこには誰もいない。
「…………」
気のせい?
ハリーは足を速めた。ほとんど小走りでハグリッドの小屋の裏手に回りこむ。そして足は止めたものの急ぎはそのままに透明マントを引っ掴んで頭から被った。
さくさくさく…―――
下草の音。誰かの足音。
立ち止まったのか、それはすぐに鳴り止んだ。
ハリーは草を踏まないようにそぅっと小屋から顔を出した。こちらが見えていたわけはないだろうが、それとほぼ同時に木の陰にサッと隠れたローブの裾。
『やっぱり誰か後をつけてる…』
尾行だなんて悪趣味な。
ハリーは透明マントを被ったままゆっくりとローブが隠れた木に歩み寄る。
813 :
ひよこ:04/09/28 21:44:36 ID:he5lJeYU
『…パンジー・パーキンソン?』
太い木の陰にコソコソと隠れていたのはスリザリン寮のパンジーだった。
形の良い眉を顰めながらずっとハリーが隠れている(とパンジーは思っている)小屋を凝視している。
『何してるんだろ…』
全くな疑問が頭に浮かんだ。尾行されていると感付いた時は多少戦々恐々としたものだったが、この光景を真横で見ていると何だか間が抜けている。姿を消すまでは無理だとしても、足音を消す呪文も何も使っていないズブな尾行だ。
拍子抜け。
「…何やってるのかしら…ポッターの奴…」
パンジーが爪を噛みながら小さく漏らした。
小屋の入り口はこちらから見えている。中に入ったなら絶対に分かる筈。
暫くするとパンジーはハッとしたように駆け出すとハグリッドの小屋の裏手をそっと覗き込む。勿論そこにハリーが居るわけがない。ハリーはパンジーの少し後ろをついてきていた。
「あーっ!逃げられた!?」
悔しい、という感情を思い切り顔に出してパンジーが叫んだ。
「あの3人がバラバラに行動するなんて…絶対何か企んでると思ったのに…!」
地団太を踏んで悔しがる。
ハリーは納得がいって目を細めた。
『アホらし……企んでたのはそっちじゃないか。大方なにか悪事の尻尾を掴んで先生に告げ口…とか思ってたんだろうけどさ』
なにやらここまで間抜けだと大して怒る気もしない。1年の時、ドラコ・マルフォイに似たようなことをやられたが…こちらも大分成長している証拠だろうか。
ハリーは怒り心頭のパンジーを放ってさっさと元来た道を戻ろうとした。このまま小屋へは行けそうにないし、気も削がれてしまった。
814 :
ひよこ:04/09/28 21:44:59 ID:he5lJeYU
「……折角ドラコに喜んでもらえると思ったのに…」
背後でぽつんと漏らされた言葉にハリーは思わず立ち止まった。
見ると、怒りが収まってきて悔しさや落胆の方が勝ってきたのかパンジーは項垂れて立ち尽くしていた。きちんと切り揃えられた黒髪が顔にかかっている。
その横顔は何だか悲しげで、ハリーは不覚にも出所不明の罪悪感のようなものを覚えてしまった。本当に、不覚にも。
『…何だよ。なんか僕が悪いみたいじゃないか』
ハリーはその場に立ち尽くしてしまう。
唇を引き結んだパンジー。少しだけ肩が震えている。瞳はまだ潤んでなかったので泣き出すことはないだろうと踏んだが、どうにも目が離せない。
『ドラコの為…か……ちょっとは可愛いところもあるんだ…』
良く見ると顔も結構可愛いかもしれない。現金なものだ。
こういう〔女の子〕な態度にハリーは弱いかもしれない。
しかしパンジーは不意にガバッと顔を上げた。ハリーは驚いて仰け反る。
「諦めないわよ!ぜぇったいポッターの奴の尻尾を掴んでやるんだから!!」
拳を天に突き上げそうな勢いだ。空元気なのかもしれないが、辺りに哄笑が響き渡る。打たれ強いのかもしれない。
『……何だそりゃー…』
ハリーは元気なパンジーを見て思わず脱力する。
あっさりと立ち直ったらしいパンジーは意気揚揚と歩き出した。居なくなったハリーを捜し始めたのだろう。
「ここにいないってことは…そうね…禁じられた森とか…その辺りね!きっとあのブスと赤毛と合流するんだわ♪」
『……コイツ…』
ハリーは先ほどの罪悪感と好意を心の中から蹴飛ばした。
眼鏡の奥から半眼に見つめる。口に出さなくとも彼女の表情から何を考えているのか丸分かりだった。
【現場を押えたらドラコとスネイプ先生に報告よ♪これであのブスとメガネもおしまいね♪ついでに赤毛もうざったいしドラコが嫌ってるから排除排除♪ふふ…ドラコ頭撫でてくれるかなぁ…♪】
といったところだろう。
禁じられた森にガサガサと分け入っているパンジーの後姿を見つめ、ハリーは唇の端を吊り上げた。
漏れもそんな感じの顔を想像してた
チャン・ツィイーってもうちょっと幼かったらぴったりなんだけど
ラッシュアワー2のフー・リーを見てそう思う…
816 :
ひよこ:04/09/28 21:46:05 ID:he5lJeYU
ハリーを捜して森に入ったパンジーだったが、進むにつれ流石に恐々とした表情が伺え始める。
と言うか、森の実に浅い部分しか探索していないのだが。パンジーは外の明かりがシャットアウトされてしまいそうになる度に慌てて数歩戻る。つまりは森の奥に入らず外周を回っているのだ。
『…恐がりなところも似てるね』
誰に、とはわざわざ考えるまでもなかった。
ハリーは心の底の意地悪い部分を表情にも覗かせた。勿論、透明マントでその顔は誰からも見咎められることはない。
パンジーから少し離れて進み、木の陰に入る。彼女の視線がこちらに向いていることを確認してからマントを脱いで木影から姿を現した。
「……っ!!」
離れた背後でパンジーが息を飲むのが伝わってきた。ハリーはクク…と低い笑いを押さえ込むようにしながら森の奥へと足を進める。
パンジーは勿論、あの不恰好な隠れ方で後をついてきた。
『どうしてこう、簡単に引っかかるかな』
ハリーは策略が巧く運んでいることに満足を覚えていた。
『…これがもっと油断ならない闇の魔法使い相手だったらこっちが逆に嵌められているんじゃないかって勘繰るところだけど…』
後ろのパンジーは乱立した木に隠れながらピッタリとついてきている。茂った草木に邪魔されながらも。
大分奥に入ってきた。
そろそろ頃合かと、ハリーは肩ほどもある茂みの中に体を隠すと共にマントを身に纏う。それから足音を消す呪文を殆ど口の中で呟くように唱え、音を立てないようにパンジーの横に回った。
「……?」
パンジーは茂みから出てこないハリーに怪訝そうな表情をしている。
1分、2分……ハリーの後姿は見えない。
焦りと不安にパンジーは思わず茂みを覗き込んだ。
「うっ…嘘っ…!?」
驚愕に瞳が見開かれる。確かに視界は悪い。けれども、数メートル先の人影を見失うほどではない。そもそも足音も何も不意に聞こえなくなったのだ。
「そんな……」
急いでハリーが今まで進んでいた方角に歩き始める。土から盛り上がった木の根などのせいで走ることは出来なかったが。
817 :
ひよこ:04/09/28 21:47:29 ID:he5lJeYU
焦って視野狭窄になっているパンジーにハリーはひょいと足を引っ掛けた。勢い良く転倒する。
「…っ……痛ぁ…」
仰向けに倒れた際にプリーツスカートが背中まで捲れ上がり、紫がかった淡いブルーのショーツに包まれた尻や、すらっと伸びた太股が露わになる。尻も太股も肉感的と言うにはまだ早いものだったが、ハリーは予想外の光景に息を飲んだ。
周りに誰もいない所為か、それとも体が痛むのかスカートを直す仕草は酷く緩慢で、その間中ハリーはパンジーに釘付けられた。何だか良く分からないものが体の奥から湧き上がってくるような感覚。
本当は、もうこんなことをする気が失せるようにちょっと懲らしめてやるつもりだったのだが……
………その考えが次第に遠いものになっていった。
--------------------------------
とりあえず長いのでこれで一区切り。
導入部長過ぎですみません…後編はエロ中心になる予定です。
818 :
815:04/09/28 21:50:45 ID:LIFBmXBf
ひよこ様
投下の途中にレスしてしまったようで申し訳ない…(;´Д`)
パンジー可愛いっす!
819 :
ひよこ:04/09/28 22:00:23 ID:he5lJeYU
>815さん
お気になさらずにー。謝るようなことじゃないですよ。
あと、お褒めの言葉ありがとうございます。
ハリパンキター!!ひよこさん、グッジョブ!!
パンジーたんが恋するオトメで、ビビリなとこが可愛い
おお、ハリパン キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
何げに意地の悪いところが、最近のハリーっぽくてイイ!
822 :
715:04/09/29 11:37:15 ID:ZaVT10e5
すみません。パソから遠ざかっていた為に、書込みに間が空きました。
初心者の落第作品ではありますが、中途半端は良くないと思いますので、
申し訳ありませんが、最後まで投下させていただきます。
823 :
715:04/09/29 11:39:04 ID:ZaVT10e5
彼のキスが、私の胸に降りそそぐ。
開放されて動きを取り戻した手で、彼の逞しい胸を押し返そうとするけど、
逆に腰を引き寄せられ、私の胸と彼の胸がぴったりとくっつく。
大きな腕にすっぽりと包み込まれた私は、小鳥のように震え身を堅くする。
じっとりと汗ばんだ体に、大人の男の人の体臭が漂う。
体の中心を彼の手が優しく撫で上げる度、電気のような快感が何度も押し寄せる。
快感の波に誘われるように中心が潤みだし、体中の力が抜けていく。
中心に何度も愛撫を受け続け、頭を貫くような初めて知る感覚に、
声を出すまいと指を噛んで必死に耐えた。
どれほど耐え続けたのか、意識が途切れだした頃、
「もうそろそろ私に、すべてをゆだねてくれないかい?・・・ハーマイオニー。」
彼が熱く潤んだ瞳で私を見下ろし、喘ぐような声で訴える。
とても苦しそうに声を絞り出し、私の答えを待っているようだ。
もう・・、どうでも・いい・・・かも・・・。
「もう私の方が限界みたいだ。」
ぼんやりと無反応な私に了解を見たのか、彼はゆっくりと私に覆い被さってきた。
824 :
715:04/09/29 11:40:18 ID:ZaVT10e5
「少し痛いかもしれないけど、辛抱するんだよ。」
息も荒く、苦しそうに彼がささやくのを、うわの空で聞いていた。
彼の足で私の足を割り、体をゆっくりと沈めてきた。
硬く熱い何かが私の中心にあたり、それが私を押し広げながらゆっくりと入ってくる。
「んんっ、はあぁ・・・。」
初めての感覚に思わず喘ぎ声がでる。
圧迫感を高めながら、なおもそれはゆっくりと奥へ奥へと入り続ける。
「はあぅっ、痛!!!」
ぼんやりとした快感が突然痛みに変わり、激痛に背をのけ反らした。ふわりとしていた意識も我に帰る。
「痛い!!やめて!、おねがいっ。」
体を引き裂かれそうな痛みに、泣きながら彼に懇願する。
「大丈夫。もう少しの辛抱だから、我慢して。」
進入をヤメない彼の動きに、痛さから逃れようとシーツを掻きむしる。
だんだんと上にずり上がる私の体を、彼は逃さないようにガッチリと抱きとめた。
彼が侵入するにつれ、体の奥が悲鳴を上げる。
快楽により潤んでいても、男性を受け入れるにはまだ幼すぎた。
逃げ場も無くなり、ただ貫かれる痛みに耐えていた私は、声を上げ泣き叫んだ。
「痛っ、いやあぁ〜っ!!!」
825 :
715:04/09/29 11:41:31 ID:ZaVT10e5
優しく髪を撫でながら、、彼が額にそっとキスをしてきた。
彼は私を離さず、抱きしめ続けている。
あんなに痛かった激痛が和らぎ、わずかな疼痛を感じるだけになっている。
でも体の奥深くで、変な感じがする。
「よく頑張ったね、ハーマイオニー。今君は、私のすべてを受け入れてくれているんだよ。
男を知って女の顔をした君はとてもキレイだ。」
あなたを受け入れている?
「もう少しだけこうしていさせてくれないかい?君の中はあまりにも気持ち良過ぎる。
もっと君の事を愛したいけど、初めてだからこれくらいにしておくよ。我慢するのも大変だけどね。」
そう言いながら彼の体が私から少し離れた。
その動きにあわせて、体の奥が擦れ上がる様に痺れ、その快感が一気に頭の先まで駆け上る。
疼痛に勝る快感に、我を失いそうになる。
「あ・・はあんっ・・・。」
心ならずも喘ぎ声を漏らしてしまい、恥ずかしさで顔が真っ赤になっていく。
「感じているのかい?君はすばらしいよ。」
感じているのかと聞かれ、それを認めるのが悔しい・・。
「もう一度、感じてみるかい?」
彼はそう言うと、今度はゆっくりと腰を押し付けてきた。
826 :
715:04/09/29 11:42:37 ID:ZaVT10e5
「はああんっ・・・。」
体の奥への摩擦が、しびれるような快感を作り上げる。
まだ少し痛いけど、気持ちが良くって何もわからなくなる。
押し寄せる快感の波に翻弄される度、体をひくつかせ、シーツをきつく握りしめる。
「うぅっ・・。そんなにきつく締めないでくれる?まだ余裕があるつもりでいたけど、
そんなに締められると、君の中でイっちゃいそうだよ。」
彼はゆっくりとした前後の動きを数回繰りかえした後、キスをして私から体を離していった。
彼の操る快感の波に飲み込まれて、私の意識は薄れていく・・・。
意識の光が消える瞬間、なぜかハリーの顔を見たような気がした。
「・・・イオニー、・・マイオニー、大丈夫かい?ハーマイオニー。」
誰かに体を揺すぶられ意識を取り戻すと、そこに心配するハリーの姿があった。
夕陽に照らされたハリーは、心配そうに私を覗き込んでいる。
「君、うなされてたよ。大丈夫?恐い夢でも見たの?。」
見渡すと、魔法書がずらりと並んでいる。 ここは、図書室だ。
私、寝ていたの・・?。 そう、あれはやっぱり夢の中の出来事だったんだわ。
あまりにもリアルすぎて恐いけど。 良かった、夢で・・・。
「君、疲れているんだよ。寮まで送るよ。」
帰り支度をするハリーの手に、あの日記帳が握られてる。
ハリー、私の書いたメッセージ、気付いてくれるかしら・・・。
変に力の入らない体を、少しハリーに持たせ掛けながら、
グリフィンドールの寮へと、帰っていった。
827 :
715:04/09/29 11:55:57 ID:ZaVT10e5
これでとりあえず一部終了です。ありがとうございました。
自分では頑張ったつもりですが、他の神様方に比べると、ぜんぜんだめです。
そんな自分が投下させていただけた事、嬉しいです。お世話になりました。
308様
すごく良かったです。本当に引き込まれてしまいます。
これからも楽しみなので、機会がありましたらまたご光臨下さりませ。
681様
ルーピンとトンクスのこれからに期待大です。
どんな描写でエロを書かれるのか、ワクワクしてます。
ひよこ様
私の好きな読み応えたっぷりのお話で、喜んでいます。
続きが気になります。お待ちしてます♪
皆様、ありがとうございました。
715さん
早く二部も頼む!!
すごくいい〜
うん。ねっちりした描写がたまらんかったです。
「715…。君は、本当に、初めてなのかい?とても上手だよ……」
的セリフ回しにも萌え。
続きまってます。てか、読まないとおさまらない。
初代スレから見てる自分には、
最近の多数神光臨が夢のようだ・・・ってか3ヶ月で1スレ消費って最速ペース!
保管神様まで。ありがたやありがたや。
私も初代スレからお世話になってる。
一時期だけのジャンルじゃなくて良かった。針ポター愛されてるよね。
5巻読んで、シリウス×ベラが読みたくなったのは自分だけだろうか?
ベラ様イイ!でもどっちかって言うと攻めっぽい感じだな、ベラ。
闇払い時代でベラ×スネイプ&ヴォル視姦とか萌え。
さらにルシウスとナルシッサとか・・・
シリベラ読みたい〜!
でもその前に、681神のルートンの続きが気になる…
>>817 ところでどうやって仰向けに倒れたのか教えてほしい・・・
はぐあ!?Σ(゚д゚lll)
…す、すみません書き間違いです…うつ伏せでした……
681神のおかげでルー×トンにすっかり目覚め、あちこちの
ファンサイトを「非エロでもいいから」とぐるぐる回ってみた
けれど、ひとつもみつけられなかった……_| ̄|○
ひたすらに681神のおいでを願うばかりです。
期待しつつ・・・
841 :
名無しさん@ピンキー:04/10/04 18:34:59 ID:hHg1u44h
期待age
す…スネちゃま?w
先生来臨ww
,,/´゙i
,,/:ェ /l わおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん…
く/.::. `7
______,,,,,,,,,,.......,.r'´;;::::... |
/´;;;::::::;;;;;:::::::;;;;;;:::::::::::;;;::::: l
/{:: ''':: '''''::: ':::/
. l:: | ::/ :: /
. |: | ノ''ー- .....,,,,,,__i /|
ヽ;ノ /´ | | |
/|: l, |: | |
゙'`ー゙ |: l_'ュ
`ー゙
ルーピン先生も嘆いておられます。
わおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん…だったらシリウスじゃないのか?w
オオカミの遠吠えってどんなの?
狼もワォ〜ンじゃないのかい?
ここのところ、他の神様方の降臨が無い様なので、間つなぎに駄作ですがちょっと投下させて頂きます。
何回か投下しますので、どうかよろしくお願いいたします。
>828さん、829さん、
嬉しいお言葉、ありがとうございました。(感涙!)
今グリフィンドールへの廊下を、彼女と一緒に歩いている。
僕より頭一つ小さい彼女のキレイな亜麻色の髪を、窓から差し込む夕日が、てらてらと輝かせている。
時折吹き込む風が彼女の髪を舞い上げ、僕の鼻先をくすぐる。
髪の合間から見え隠れする白い首筋にドギマギする僕の鼓動を、彼女に悟られまいと、必死に何気なさを装った。
彼女は疲れているのか、時々僕に体を待たせかけてくる。
今までの僕なら心臓を高ぶらせながら、寮への階段がいつまでも行き着かない事を願ってただろう。
彼女の甘い香りを堪能しながら、いつまでも一緒に歩きたがったに違いない。
でも正直今は、君の体の重みが十字架のように、心に重く圧しかかって来るよ。
ハーマイオニー・・・、どうしてこんなになっちゃったんだろうか・・・。
いや、本当は他でもない、自分が一番良く知っている。
自分の心の弱さが、招いてしまったと言う事を・・・。
彼女をグリフィンドールの女子寮の入り口まで送り届け、僕も自分の部屋へ帰った。
ベッドに仰向けに寝転び、自分の両手を宙に差し出す。
さっきまでこの腕は彼女を包み込んでいたんだ。彼女を支えた時の柔らかい感触も残ってる。
だけど正面から堂々と彼女を抱きしめる事が、僕にはもう出来なくなってしまった。
それどころか、真直ぐに彼女の瞳を見る事さえ出来ないだろう、・・・たぶん。
どうにもならない苛立ちに起き上がり、頭を抱え髪を掻きむしった。
ふっと気配を感じ横を見ると、そこには鏡に映った僕がいる。
乱れた髪をかき上げている指の間から、稲妻の傷が見える。
本当に何をしているんだい? ハリー・ポッター・・・。
今日僕が図書室に戻ると、少し待たせてしまったのか、君は小さな寝息を立てて眠っていたね。
彼女のお気に入りのその場所は、夕暮れ時にはオレンジ色の光が幾すじも差し込む。
その中で眠る君の姿は、眩しい位にキレイすぎた。
僕は声をかけようとして、すぐに思い留まった。
君の寝顔を見られる事なんか、めったに無さそうだから・・・。
僕は向かいの席に座り、頬杖をついて君の寝顔を覗き込んでいた。
ずっと眺めていると君は時折、体を小さく震わせていた・・・。
気になってじっくり見ていると、耳と頬が赤く染まりだし、目尻に少し涙が光っている。
驚き迷ったけど、君を起そうと差し伸ばした僕の手を、君の口から漏れた喘ぎ声が止めた。
「ああぁんっ・・・。」
君から初めて聞く、艶かしい声。 僕の心臓は、早鐘を打つように高ぶる。
それからも断続的に聞こえる喘ぎ声。
静寂で厳かな雰囲気を持つホグワーツの図書室が、官能的な空間になっていた。
長い間、自分の高ぶりを静めあぐねていた時、君の頬にひとすじの涙がこぼれるのを見た。
その瞬間、僕は君の肩を揺すぶっていた。
「ハーマイオニー、ハーマイオニー、大丈夫かい?ハーマイオニー。」
涙に濡れた瞳を開き、眠りから目覚めた君の顔を見た時、僕はドキリとした。
そこには僕の知らない彼女がいた。
潤んだ瞳、ほんのりと朱に染まった頬、今も喘ぎ声が漏れそうな柔らかな唇。
眼のやり場に困ってうつむいた時、君の腕の中にあの日記帳を見つけた僕は、
反射的に君の腕の中から、その日記帳を取り出した。
「私夢を見てたのね・・・。」と、つぶやく彼女に、
「君、うなされてたよ。大丈夫?恐い夢でも見たの?。」と聞いてみた。
ぼんやりとした彼女からは返答も無く、どんな夢を見てたのか聞きたかったが、
「疲れているんだよ、寮まで送るよ。」
と言うのが、精一杯だった。
ハーマイオニー・・・。
初めて聞いたよ、君のあんな声を。 今夜はとても眠れそうに無いよ。
今回はここまでです。
ハリーを本題に、前回と少しだぶらせてみました。
エロは後半ですが、それまでご拝読よろしくお願いいたします。
はい。読んでますよ。
お疲れ様でした。
715@若葉サン キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
お待ち申し上げておりました。
ハー子のお相手はハリーなの?誰なの?ドッキドッキです。
こちらこそ 読ませて頂けて光栄にございます。
5巻の
「ハリー、どうなるか見て――あっ―あっ――いやだよ、ダメ―やめろ、
やめろったら―」
これがハーマイオニーの台詞だったら抜いたのに
続きキターーーー!!
夢の中の男性はかなり大人な感じなのでシリウスだといいな
と言ってみる
>855
sagrになってるぞw
「ハリー、どうなるか見て――あっ―あっ――いやよ、ダメ―やめて、
やめてったら―」
>>858 (;´Д`)ハァハァ ハァハァ ノヽァノヽァ ノ \アノ \ア
860 :
715:04/10/07 13:27:34 ID:7+/nN+tg
グリフィンドールの談話室。
僕とロンと彼女の3人で、食後のひと時おしゃべりをして過ごしていた。
彼女はロンの冗談にころころと笑い、からかわれるとムキになって突っかかっていた。
よく動く瞳と、艶やかな唇がかわいい。
目を細めて黙って見ていた僕の視界に、大きな瞳が心配そうに覗き込んできた。
「さっきからずっと黙りこくっているけど。大丈夫なの、ハリー?。」
「えっ、あっあ〜。うん、大丈夫だよ。」
彼女のまっすぐな視線に絶えられず、出来るだけ不自然にならないように目をそらす。
「本当だよ、ハリー。大丈夫なの?。最近の君は、どこか変だよ?。」
ロンも心配してくれている。
嬉しいんだけど、ロン・・・。 実は君に対しても心苦しいんだよ。・・・僕は。
君達二人のいつも通りの優しさが、僕にはどうしようもなく苦しいんだ。
どうしようもない苛立ちと、もどかしさを持て余す僕は、何かに取り付かれたように、クイディッチの練習に打ち込んだ。
オリバーの立てた対スリザリンの練習メニューが思いのほかきつく、考え事をする余裕が無い事が、変に有り難かった。
しかし箒を降りると、後悔の念と苛立ちにさいなまれる。
「どうしたらいいのか、わからない・・・。もう、どうにもならない・・・。」
ローブに付いた埃をパタパタと手で払い寮へと帰る僕を、一人の女の子が呼び止めた。
「・・ハリー・・・。」
振り返るとそこにいたのは、ロンの妹ジニーだった。
そう、僕に十字架を抱えさせるきっかけを作った、ジニーだ。
861 :
715:04/10/07 13:30:39 ID:7+/nN+tg
「・・何か・・、用かい・・・。」
しまったっ! 刺を含んだ言い方をしてしまい少し後悔したが、遅かった。
彼女は見る見る真っ赤になり、目に溜めていた涙をボロボロこぼし始めた。
「僕が悪かったよ、ジニー。 何の用なの。」
ハーマイオニーより、まだ一回り小さい彼女の前にかがみ込み、
震える細い肩に手を置き、泣きじゃくる彼女を覗き込んだ。
「ハリーが・・私を、避けてるし・・・。ヒックッ、お兄ちゃん・・ロンが、最近ハリーの様子が・・変だって言うから、
私、・・心配で・・・。 私のせいじゃ・・ない・かと・・・。ヒックッ」
なんて情けない男なんだ、僕は。 ジニーもこんなに悩み、傷付いているじゃないか。
自分ばかりの不幸を嘆き、周りの事を考えようともしなかった。
ジニーの涙を見て、今気が付いたよ。
「君のせいじゃないよ、ジニー。 悪いのは僕だ。
自分を抑える事の出来なかった、僕のせいなんだよ。」
そう言って僕は、天を仰いだ。
すべての原因は、僕が親友ロンの妹、ジニーを抱いてしまったからだった。
862 :
715:04/10/07 13:34:50 ID:7+/nN+tg
あれは6日前の出来事だった。
授業が終わり一人寮に帰ろうとしていた僕を、ジニーが呼び止めた。
「ハリー、ロンが話があるから、裏の森に来てくれないかって。
大事な話だから、誰にも言わずに一人で来てねって。」
それだけ言うと、スカートの裾を翻して駆けて行った。
何の話だろうか。
たいして気にもせず、僕は指定された待合わせ場所へ向かった。
そこは森の中にある小さな窪みで、目印に大きなもみの木が一本立っている。
分厚い苔の絨毯が敷かれたそこは、木漏れ日の具合で深い森の中にしては明るい。
森の探索で偶然みつけた、ロンと僕との秘密の場所だ。
苔の絨毯に横になりロンを待っていたけど、日ごろの疲れと心地よさに、
僕は眠ってしまったようだった。
誰かに起され目を開けると、そこにいたのはジニーだった。
「ジニーなの・・。あれっ、ロンは?。」
「ちょっと遅くなるからって言ってきてって。」
「ふ〜ん、そうなの。」
「ハリー、お腹空いてない?これ私が作ったの。クッキーなんだけど。」
ジニーは真っ赤になりながら、大事そうに抱えていたバスケットから取り出した。
「うん、ありがとう。もらうよ。」
彼女のクッキーは、ミセス・ウィーズリーの作るそれに似ていた。
きっと、教えてもらったんだな。 母の味か・・・。 僕には無縁の物だな。
「あの・・、ソーダ水も・・あるんだけど・・・。飲む・・・?。」
遠慮がちにおずおずと、彼女が差し出してきた。
小さな手にのったそれは、深いブルーの色をし、細かい泡のすじが無数に立ち昇っている。
「ありがとう。」
彼女から受け取ったそれを、僕は気にせず飲み干した。
少し甘く、喉にキュッとした刺激を与えながら、胃に流れ込んでいった。
その様子を観察するように、ジッと見ている彼女の視線が、やけに気になった。
863 :
715:04/10/07 13:49:37 ID:7+/nN+tg
>854さん
ハッピーエンドマニアの私としましては、最後はハリーと考えているのですが。
誰が相手でも良いように思いますが、私的にはハリーとくっついて欲しいかなぁと思ってます。
>856さん
シリウス・ルーピンは、私の大好きな大人キャラです。
彼らを題材に、しっとりとした大人のラブロマンスが書けたらなとひそかに狙っているのですが、
ちょっと難しそうです。
もし、書けた時は読んでくださりませ。
864 :
681:04/10/07 17:32:36 ID:57I2e1fH
「あ、ホットチョコ?」
「そう、くしゃみに効く魔法もかけたんだ」
ワインよりもこちらの方がいいと思ってね。
ルーピンが台所から顔を覗かせると見慣れたローブがペタリペタリと音を立ててやってきた。
くしゅん。
「ちょっと待ってて。今もって行くから」
優しいカカオの香りをまとわせて、小さな居間に戻るとトンクスは濡れたローブやブーツを暖炉に当てていた。
住み着いた火とかげがその番を買って出たのか水の滴るブーツと格闘しているしすぐに乾くだろう。
「少し大きかったかな」
「ありがとう。リーマス」
少し縁の欠けたマグカップをトンクスに手渡す。
ルーピンが着ていてかなり伸びきり継ぎがあたっているそのローブに覆われた彼女は
ローブを着ているというよりもローブに切られている感がある。
いやこの方がいい。体のラインを隠し通す方がいいのだ。
が、何だろうこの体に残る違和感は。
すっきりしない感情を抱えたまま羽織っていた灰色のカーディガンから杖を一振りし台所に置いてきた皿を引き寄せる。
飛んできたチェリーパイをトンクスに手渡し、リーマスは窓の近くに移動した。
「火にあたらないの?」
「いや、特等席は譲るよ」
「いいの?寒くない?」
「君のほうが先に温まらないといけないよ」
悪いわねとトンクスはホットチョコを口につけて火とかげをからかいつつチェリーパイの塊を崩していた。
狭い小屋であるからそう距離はないが隣に立つよりかなりましである。
窓辺に立てば外の様子がわかるし何より自身を冷やせる。
学生時分より逆上せ上がっている自分はどうしたことだろう。
ああいけないなあ。
隙間風はカップを冷やし身体を冷やすが、眠っていた筈の腹の熱はふつふつと戻ってくる。
このままではいけないのはわかっている。
それでも彼女がここにいる事をやはり望んでいる自分が存在するの事実だ。
865 :
681:04/10/07 17:33:37 ID:57I2e1fH
「んー、やっぱりモリーのパイは美味しいわ」
たっぷりのラム酒に漬かったチェリーパイは確かに美味しかった。
甘味たっりぷなおかげで気が付いていないがかなり酒が効いている。
トンクスはよほどお腹がすいていたのか夢中になって食べているがワインといい何といい陰謀を感じざるを得ない。
おそらく笑っているであろう旧友の顔を思い出していると、シロップを舐め上げながらトンクスは愚痴りだした。
「もう、酷いのよ。スネイプったら」
口を尖らせてすねいているトンクスにルーピンは笑いかける。
「どうかしたのかい」
「だってね、私じ運び手として使えないとか言うのよ」
「そういえば今日はキングズリーが運び手じゃなかったかな」
「そうなんだけどね、ほらこの前シリウスが外に出たでしょ」
「ああ、あったね」
この上ないはしゃぎっぷりに皆で手を焼いたのだ。
やめろといってもハリーを見送ることができてよほどうれしかったのか、
陰鬱な隠れ家の空気から出ることができ久しぶり外の空気に酔ってしまったのか確かに彼は高揚していた。
「リークがあったの」
「マルフォイか」
トンクスは眉をしかめカップに口をつける。
「かといって無視できないでしょ。キングズリー参っているわ、彼ずっと徹夜なの。
騎士団の仕事はアラスターやディグルズ達が分けてやっているから皆で払っちゃってるのよ」
かといってシリウスが来るのはもっての他でしょ。前から来てみたかったしとチョコを一息すする。
シリウス。
おそらく悪気はまったくなかったであろう行動に軽く眩暈を覚える。
わざとではないはずだ。実際彼はハリーの為ならば何でもする。あの食にうるさい彼が鼠だって食べていた。
その姿は今同様命の懸かっていた学生時代より磨きがかかり犬らしかった。首輪をつけていれば完璧に飼い犬そのもの。
ただちょっとはしゃぎ過ぎたのだ、ハリーの気持ちを和らげたかっただけなのだ。リー・ジョーダンに誉められたのもそうだ。
ただ最後にやりすぎたのかもしれない。それが自分の首に縄をかけているのも気にならなかったくらいに。
866 :
681:04/10/07 17:37:14 ID:57I2e1fH
「リーマス?聞いてる」
「ああ,聞いてるよ」
「そしたらね、スネイプったら酷いのよ」
「彼がどうしたんだい」
「私が行くって言ったら暖炉に薬を入れようとしたの信じられないわ」
薬捨てようとしちゃうんだもの。フォークをブラブラさせてトンクスは怒っていた。
実に彼らしからぬ彼らしい反応だ。
「私がゴブレット壊しちゃうって言うしさ。あんまりだと思わない?」
「あのゴブレットは良い品物だからね、流石に気になったんじゃないのかな」
「リーマスまでそんな事言うの」
確かにゴブレットで繊細な薬を最高の状態で保持する最新式のもの。
壊してしまってはルーピンは身を切ってもどうにもならない代物だがそれだけではない。
867 :
681:04/10/07 17:38:01 ID:57I2e1fH
「まったく子ども扱いもいい所だわ」
「仕方がないさ、教え子はいつまでもかわいいものだからね」
そう彼女はついこの間までスネイプの教え子であったのだ。
彼女を受け持っていたればこそ彼女を気遣っているのだろう。
わずかではあるが教え子をもった身であるからそれはよくわかる。
しかも15歳も歳が離れてば子供に見えてしまうのだろう。ではその子供に何を望む。
ずっと押さえ込んでいた腹のくすぶりは仕返しだとここぞとばかりに暴れている。
パイを含み咀嚼する様やチェリーの間から垣間見える赤い舌や緩慢に揺れるフォークに腹の狼は興奮している。
しばらく遠ざけていたからとは言え何に反応するかルーピンにもわからない。
猫ではなく犬科の生物であったと思うのに揺れ動くものに反応するとは。
彼女は自分にとって大切な人だ。ずっといい関係であるように望む数少ない人間だ。
一夜限りの関係だけ女性とは違うはずなのに。
彼女を組み敷き思うままにすすり泣かせたい欲求は腹とは関係なく存在している。
その存在に腹から噴出す狼がたどり着くのも時間の問題なのかもしれない。
「でね『このゴブレットの扱いはお前には荷が重過ぎる。
壊してしまわないうちに早く返してもらいたいものですな』って鼻で笑うのよ。
そりゃ学生時代壊した器具は多かったけどシリウスの前で言わなくてもいいじゃない」
スネイプに食って掛かったけれど、後ですごく馬鹿にしたんだから。
言いたいことを言い切ったトンクスはいきり立ってマグカップの残りを口にする。
この場合の『壊れる』は自分に対してなのだろう。
彼らしい最後通告。
今ならまだ間に合うのか。
今彼女を追い返せば親類の友人、騎士団の仲間でいられるのか。
丁度嵐は追い風へと移行し、危険度は多少あるものの飛べないことはない。
あの嵐を突っ切って着たのだから彼女の腕を信じよう。
868 :
681:04/10/07 17:38:50 ID:57I2e1fH
「トンクス」
「何」
「帰りなさい」
トンクスはゴフと鳴らし、涙目で口から流れ出る褐色の液体をぬぐっている。
ああ、ホワイトチョコにしておけばよかったか。いやいやいやいや。
反応してはいけない、後少し耐えなければならないのだ。今まで培った忍耐力を総動員させ、窓へと視線を戻す。
「今なら間に合う。帰りなさい」
「冗談じゃないわよ。こんな中飛べないじゃない」
鬼、鬼がここにいた。鬼軍曹だ。
窓ガラス越しわめくトンクスがいるが気にして入られない。
腹の欲望が体中に浸透しようと戒めを突き破ろうと暴れている。
「折角乾かしたのに濡れちゃうじゃない」
「じゃあ、何でバスケットは濡れていなかったんだい」
「そりゃ防水呪文を」
「全身にかけてあげるから」
「何言ってるのよ、凍え死んじゃうわ」
「良いから帰りなさい」
先程の動揺につられて押さえが緩まってしまっているのだ。満月ではないのに外に出れる機会を人狼は逃す事はない。
頼むから。
「帰るんだ」
「どうしたの、顔色悪いわよ」
普段では滅多に荒げない声に怯える所かトンクスは窓辺へと近づいてきた。
よほどひどい顔ををしているのか心配そうにローブを引きずりよってくる。
来るな。
ああ、来てはいけない。こちらに来てはいけない。
近くに。
近づいて、そう後一歩。さあ入り込め。
手を伸ばせばこの手に落ちる。
869 :
681:04/10/07 17:39:38 ID:57I2e1fH
ぎゃあ。
何とも色気のない声が響き後一歩という所でトンクスは視界から消えた。
視線を動かすとそこにはローブの前がはだけて自分の使い古したタンクトップとちょっと伸びたボクサータイプのトランクス姿のトンクスがいた。
何も着ないでいるよりかはいい選択だ。出なければ今ごろあられもない格好が目の前に広がって狼は暴れていただろう。
なのに何故衣服を着ているのにこうも反応しているのだ。
見た目はただのタンクトップにショートパンツに見えなくもないが、今まで女性のこのような姿を見たのは初めてである。
普段は女性から離れた生活を送っているが経験はないことはないのだ。
どの人も魅力的な女性だったといえるが、今自身が反応しているのはトンクスであるからであるはずだ。
だが薬のせいであるのかわからないが、男性の、いや自分の下着を身につけている姿が今までの中で一番堪えるのはどうしたことだろう。
自分を隠す一番肌に密着し、かつ使い古されている薄布で裸体を隠している。
こういうのを倒錯的というらしいのだけれど。
自分にはそのような趣味は無いと思っていたのだが隙を逃すことのない腹のざわめきが一筋背筋を駆け上がっていった。
870 :
681:04/10/07 17:40:05 ID:57I2e1fH
「ごめんね、下着も借りちゃって。後で洗って返すから」
床にまだへたり込んでいるトンクスは上目遣いで謝り、慌てて外れたローブを身に付けた。
しかしトンクスの頭上から覗いた一回り大きいはずのタンクトップが胸で支えている様やふっくりと膨らんだ胸の突起や肌につかない布の存在や
腰のくびれに引っかかっているトランクスが脳裏から外れてはくれない。
下着ではなく直に触れて触れて、確かめてすべてを手に入れたい。
純粋な欲求に飼い馴らされる事のない人狼は歓喜の声をあげて全身を駆け巡る。
すべての感覚は研ぎ澄まされ人の形のままがもどかしい。いつもと違う形態に狼の高ぶりが収まらない。
目が耳が全身が欲望に忠実にあれと呼応し、満月でない夜に獣が戻る。
「リーマス、大丈夫なの」
荒く息を吐き、その場に崩れ落ちた様子のおかしいルーピンの額に手を伸ばしたトンクスをそのまま引き寄せ掻き抱く。
そうして自分を抑えられないのか。
血には足掻けないのか。
彼女は愚かなのか。
密着した身体から知れる明らかに子供とは違う肢体。
自分のものを身に付けているのに匂い立つそれを耳の付け根に鼻を摺り寄せ胸一杯に堪能する。
引いた線を踏み越え、扉を叩き言いつけに背いた愚かな娘。
ああこれを喰らうのだ。
獣が長年夢見ていた初めて、初めての獲物を捕らえた高揚感。
今まで感じたことのない高まりが一点に集中していく。
一息に止めを刺さずに手元でいたぶらんとするもどかしさに全身が非難の声をあげる。
「リーマス、本当に大丈夫なの。もしかして薬が効かなかったの」
離れることなく背中にかかる体温と密着した体から伝わる言葉に跳ね上がる。
ああ、本当に愛しい愚かな娘。
871 :
681:04/10/07 17:41:14 ID:57I2e1fH
「トンクス」
「何」
体から伝わる振動に返事をする。
「君、セブルスの授業てこずっただろう」
「うん、大変だった」
「それは諸注意に目を通さなかったからだ」
「そうだけど」
耳元で囁かれて吐息がかかるののでトンクスは身動きするが見た目よりもがっしりしたルーピンを振りほどけなかった。
「脱狼薬を作れるかな」
「ううん、帰ってから教わろうかなと思っているの」
「じゃあ、その効用と諸注意は?」
トンクスの耳にかかる髪をルーピンの指が絡み取り耳にかかる熱が奥へと入り込む。
その熱はトンクスの身体をチョコよりも温め、触れ合う肌からの体温移動を一層盛んにさせる。
耳の奥にまで届く囁きや髪を弄ぶいつもの雰囲気とは違うルーピンにトンクスは戸惑った。
様子がおかしい。あの薬はやはり失敗したから捨てようとしたのかも。
専門家に対してかなり失礼な事を考えていたトンクスは明らかに自分では力量不足のレジピではなく
騎士団と本業の忙しさであいまいであったうろ覚えの諸注意を思い出す。
諸注意に目を通していたのは学生時代に散々言われつづけた名残だからだ。
『頭の中身が空でないのであれば諸注意を読むという行動に付いていつご理解して頂けるのかな、ミス・トンクス』
872 :
681:04/10/07 17:42:05 ID:57I2e1fH
そうあれは確か。
「人狼の暴動を押さえ込むため」
耳を詰っていた手が頬の輪郭に沿って降りて、戒めがゆるくなり肌を遠ざけて頭を冷やすと覚書がはっきりとよみがえる。
「そのためもう一つの本能が活発化し」
はっとしたトンクスはルーピンの顔を覗き込む。
深い灰色がかった青が狂わしい黄金に輝き縦長の瞳孔と目が合い、明らかに人と違う異形にトンクスは吸い込まれ固まる。
頬を伝った手は口元に動きゆっくりと唇をなぞり上げ、ルーピンはトンクスを見つめたままゆっくりと指に絡みついたチョコを舐めあげる。
褐色が消えていった舌の緩慢な仕草に捕らえられたトンクスは動くことが出来ずにいた。
「続けて」
しなやかな指はトンクスの顎を捕らえ静かに有無を言わさない強さが脳の指令を拒絶させ口を勝手に動かしていく。
「反動は酷く理性は緩慢になり」
トンクスを捕らえていた片手は腰から這い上がり首筋を伝い後頭部に到達する。頭部をうごめく掌に促され最後の一文を口は読み上げた。
「性欲が増大する」
「そう正解だ」
紡ぎ出された言葉は冷たい囁きに口を塞がれてた。
873 :
681:04/10/07 18:06:26 ID:57I2e1fH
715さんの直後投下と思いっきりアゲてしまいすみません。
時間が今しか取れなかったので投下してしまいました。
皆様の励ましのお言葉に感謝感謝なのですが、
エロ入ってなくて申し訳ありません。
でも本当に励みになります。ありがとうございます。
次こそはガツンガツンいくはずです。OTL
308さん
お疲れ様でした。
どっちつかずなドラ子とハー激萌です。
がんばれワカゾーなドラ子が最高です。
彼らの数年後とか見てみたいです。
ひよこさん
黒ハリーの後編すっごい気になります。
けなげなパンジーがどうなるのかハアハアものです。
絶対逃げ切れないだろうなあ。
715さん
ハリーとハーの行方やベッドのお相手が楽しみです。
日記つながりのリドルとかですか?髪がちがうけれど。
ジニたんの意味深な行動も気になります。
832、833さんのレスをみてすぐさま、
ベラ様に騎乗位でガシガシ攻められてる若スネが浮かびました。
両手拘束の上先に絶対イかせてもらえない若スネ、ハアハア。
「誰が先に逝っても良いといったのかしら」
女王ベラ様萌かも。
>>681タン
神がキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
直接的な表現はないのに、何故かすごくエロかったよ
心配しているのに、表に出せないシャイなwスネイプもよかったけど
自分的にはホワイトチョコルーピンが最高だったw
次も楽しみにしています、がんばって!
ルートン喜多!!!!!!
ムラムラルーピン
誰かミステリアスな神秘部でエロティックなSSを一つ
しかしこのスレレベル高いな、おい
神が揃ってキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
>>715神
ハリハーかと思いきやジニーの方に話が転ぶとは。意外な展開に
続きがとても気になります。
>>618神
ガツンガツンの前段階で、既にこのエロさ。素晴らしいです。
ホワイトチョコには、自分もウケました。いいぞ、ルーピン。続きも
楽しみにしてます。
308タソから一気に実力者が集ったって感じだな・・・
八百万の神々よ今後もがんがってくれ!
本日は神々の降臨が立て続けで嬉しい(・∀・)イイネ!!
>>715タン ますます先が見えなくて激しく気になります。
「うぉぉぉぉ?!」ってな感じですた(゚д゚)ウマー
>>618タン ルーピンが!ルーピンが!私のツボに入りまくりです。
…あぁ なんて素敵なスレなのでしょう。皆様がんがって下さい。
「やらなきゃやられる」
何かを悟ったトンクスはたちまち老婆の姿に変身。
萎えたルーピンは呆然と立ち尽くしていたとさ。
嘘です。ごめんなさいOTL
>>715 (・∀・)イイ!!
ジニーが来るとは予想外ですた
>>618 正式に
ネ申 言忍 定
881 :
879:04/10/07 22:57:27 ID:fjEG3Gau
すみません。アンカー間違えました。(618→681)
681様 のルーピンがめちゃツボに入りまくりで、もだえしにしそうです。
>>877 あわわ、自分も(ていうか、自分から)間違ってます。ネ申になんてことを!
ごめんなさい……。
>>882 もちつけ。
その気持ちは分かるがw ただで読めるなんて幸せだな。
884 :
880:04/10/07 23:42:05 ID:wwTZBfSb
おまけに漏れも。。
正直悪かった・・・。
885 :
681:04/10/08 04:02:56 ID:gXSfqOCE
>>777、779、780
正直私もやりました。(文字数オーバーされた時に気がついた)ので気にしないで下さい。
それよりこちらこそ感想ありがたいです。
では皆様の期待にそえられる様、トンクスに逃げられない狼先生書いてきます。
ノシ
続き飢え
いい作品ばかりだ、続き待ってます。
>880
笑わせていただいた。
しばらくして、僕は自分の体の変化に気付いた。
もやもやした気分に、体が熱い。 心臓が激しく脈打ち、息苦しい。
・・どう・・して・・・こんな・・に・・・?。
息を荒げる僕を心配し、ジニーが覗き込んできた。
「ハリー、どうしたの?大丈夫。」
彼女の顔を見たとたん、僕は自分でも信じられない行動を起していた。
「キャッ・・。」
あろう事か、僕はジニーを苔の上に押し倒していた。
「あっ!やぁっ・・・、ハリー。」
その声で少し正気に戻った僕は、彼女を離しすぐさま背中を向けた。
どうしてこんな事に・・・。まさか、あのソーダ水が・・・?。
「・・ジニー、君あの・・ソーダ水に・・、何・・か、入れ・・たの?」
「ううん、知らないの。ジョージとフレッドから貰ったの。
ハリーの事が好き・・だったら、二人っきりの時に飲ませてみろって。」
「だから私・・、まさか、こんな事になるなんて・・・。」
驚きと混乱で、彼女の声は小さく震えている。
くそっ!!ジョージとフレッドのやつ・・、悪戯にも程がある。
ますます膨れ上がる欲望の炎を、やっとの思いで押さえ込みながら、
これからどうすれば良いのか、体を震わせながら考えていた。
ジョージとフレッドが渡した薬だから、効き目はそう長くは無いだろう。
おさまるまで、ここでやり過ごすしかなさそうだ。
今の僕は誰彼構わず、押し倒してしまいそうだもの。
「ジニー・・、僕から・・・離れて。そして、寮・・に、帰るんだ・・・。そうでないと、僕は君に・・何をするか、わから・・ない。」
「・・誰にも、言っちゃ・・ダメ・・だよ。」
その言葉を必死の思いで搾り出すと、我慢の為に自分の体を抱きしめた。
苦しさがピークに達し始めているようだ。
その時小さな手が、僕の背中から僕を包み込むように回ってきた。
「そんなっ、ハリーを一人で残していくなんて・・・。全部私のせいなのに・・・。」
彼女の涙声と、背中に感じる柔らかさが、わずかに頑張っている僕の理性を見失わせた。
ふり向きざまに彼女の手を掴むと、あっという間に彼女を体の下に組み敷いた。
何故こんな事ができるのか、自分が自分に驚く。
「僕・・から、離れ・・るんだ・・ジニー。・・でないと・・僕は、君を・・滅茶苦茶に・・して・・しまう・・・。」
消えかけの理性が、ジニーに最後の警告をする。
しかし、涙をいっぱいに溜めた彼女から返ってきた言葉は、意外な物だった。
「ハリーの苦しみが少しでも楽になるのなら・・・、私・・・どうなってもいい・・・。だって・・、ハリーの事が、好きだから。」
その言葉で僕の抑えていた欲望が、一気に弾けた。
僕は我を失い求めるままに、彼女の小さな唇にむしゃぶりついた。
喉の渇きを潤す為に水を飲む様に、欲望の渇きを潤したい為にジニーの唇を吸っている。
もっと早く渇きを潤したい僕は、小さな彼女の口に舌を滑り込ませた。
僕の舌に戸惑いながらも、必死に答え様としているジニー。
僕は充分に彼女の潤いを堪能し、唇を開放した。
彼女を見ると、きつく閉じた目から涙を流している。
その涙が僕の正気を再び呼び覚ました。
そして欲望の嵐が渦巻く脳裏に、一人の女の子の顔が浮かび上がった。
波打つ亜麻色の髪に白い肌、大きな瞳のハーマイオニーだ。
そうだ、僕は彼女の事が好きなんだ。
僕はハーマイオニーの為にもこんな事しちゃいけない。
今はまだ友達の段階だけど、いずれは彼女の愛を勝ち取りたいと思ってる。
そのためにも僕は、彼女に対して誠実でいなければ。
それに、ロンはどうなる。 ジニーはロンの、大事な妹だ。
彼の友情を裏切るわけにはいかない。
心の葛藤を無視した僕の手は、すでにブラウスのボタンを外しはじめている。
やめるんだ、ハリー! やめろー!!!
僕の心の叫びに、もう一人の僕はボタンを外す手を一瞬止めた。
「ジニー・・、今の・・うちに、逃げる・・んだ。」
最後の理性が、欲望を押さえている間に、僕はジニーに頼んだ。
もうどれ程も持たない、早くジニーが消えてくれる事を願った。
しかしジニーは、僕の体の下からどこうとしない。
恐くて体がすくんでいるのか? いぶかしがる僕に、彼女がまたしても爆弾発言をする。
「ううん、いいの・・、ハリーになら自由にしてもらっても。初めての時はハリーとって、ずっと決めてたから。」
「ジニー、君は何を・・言っているのか、わかって・・るの?。」
震えながら身を硬くした彼女が、コクリと小さくうなづいた。
「僕の・・意思じゃなく、・・薬の影響で君を・・抱こうとして・・るんだよ。君はそれでも・・いいの?。」
「それに僕は、好き・・な子がいる・・、ハーマイ・・。」
薬の引き起こす欲望と戦いながら、必死に声を絞り出す。 ・・もうダメなくらい、苦しくなってきた。
その僕の口を彼女の手がふさぎ、言葉をさえぎった。
「知ってるわ、ハリーが誰を好きなのか・・。 これから先、振り向いてくれない事も・・。
だから今だけでいいの・・。 たとえそれが、薬のせいだとしても。」
それだけ言うと僕の首に手を回し、眼を閉じて口づけしてきた。
硬く閉じられた目尻から涙が流れるのが、欲望に打ち負け消えて行く、理性の僕が覚えている最後の光景だった。
もう、何もためらう事は無かった。
外し残したボタンを飛ばし、ブラウスを乱暴に剥ぎ取る。
小さな白い体が、狂った僕の前に獲物のように投げ出された。
わずかに膨らんではいるものの、蒼い硬さの残る胸を荒々しく掴む。
もう片方の胸に唇を押し当てながら、細い腰を折らんばかりに抱き寄せた。
彼女は心を決めて僕に抱かれている為か、抵抗らしい抵抗もせず僕の荒い愛撫に耐えようとしている。
時折、悲鳴とも喘ぎ声とも解らない声を小さく漏らす。
しかし薬に狂った僕は、ジニーの反応などどうでもいい事だった。
早くこのどす黒い欲望を吐き出したい、ただそれだけだった。
とりあえず、これだけ投下。 次回はエロに完全突入です。
最初に決めたストーリーにあわせて書いているのですが、だんだん長くなっていくのが怖くなってきました。
皆さんが飽きられてしまう様な、迷惑をかける前に止めなければと思っていますので、
申し訳ありませんが一声おかけ下さりませ。
>681様
設定の不手際、なにとぞご容赦お願いいたしまする。
本を読み込んでいないので、自分の好みに走ってます。すみません。
ルーピンとトンクスのこれからが楽しみです。
お早いご降臨をお待ちしております。
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
続きはやくはやくはやくはやく!!
715@若葉サマ キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
長編小説とても(・∀・)イイ!!じゃないですか!
とてもよませる文章力でいらっしゃるので続きが気になりまくりですよ〜
毎日楽しみにして、ここに通わせてもらっている一人です(゚д゚)
てすと
懐かしい匂いがしたような気がして。
ふと目を醒ますと、そこは懐かしい自分の家だった。
昨日まで寮にいたはずなのに。
勉強に疲れて、机の上で寝てしまったと思っていたのだけれど。
まとまらない思考の中、しばらく考えてこれは暖かいスープの匂いだと思い出した。
「おはよう。ハーマイオニー。」
「・・・?おはようございます。おかあさん。」
頭の中に浮かんだ疑問は、こちらを見てくる温かな笑顔で吹き飛んでしまった。
「ハーマイオニー、味を見てくれる?」
「うん。」
小さい器に取られたスープを飲んで、家に帰ってきたのだと実感する。
「ちょっとしょっぱいかしら。」
「ううん。おいしい。さすがおかあさん。」
「そう。よかった。あなたもお勉強ばかりではなくて、たまにはお料理くらいしないとね。」
なにか夢でも見ていたのかもしれない。
学校で勉強している夢なんて、私らしいといえば私らしいのかもしれないけれど。
いつもの朝食を並べて、食事をする。
「学校はどう?大変じゃあない?」
「う・・・うん。頑張ってるよ。マグル出身の中じゃ私が一番成績がいいの。」
「そう。ハーマイオニーは昔から頑張りやさんだものね。でも、ちゃんと寝なくちゃ駄目よ。」
「うん。」
私が食べる分のパンを取ってバターをぬってくれながら優しく話し掛けてくれた。
それが懐かしくて、立ち上がって近づいていって。
不意に涙が出てしまった。
「あらあら、どうしたの。」
「おかあさん。」
「あら、抱っこして欲しいだなんて甘えん坊ね。
」
「頑張ってるのね。ほんと、頑張りやさんだもんね。」
何かがこみ上げてきて、私は頷く事しか出来なかった。
???
目を醒ましたら、自分の部屋にいた。
寒い寒いといいながら、寮の中で毛布に包まっていたはずなんだけれど。
トントン。と言うノックの音と同時にドアが開いた。
「起きてるか、ロン。」
「チャーリー兄さん。」
「お、起きてるな。こいつ。」
と言いながらずかずかと部屋に入ってきた。
寮にいたはずなんだけれど、、兄さんがいるということはきっと僕は家にいるんだろう。
長期休暇だったっけ?冬休み?
寝惚けているのかもしれない。
「おい、学校はどうなんだよ。うまくやってんのか?」
頭を小突かれる。
「う・・うん。なんとか。」
「そっか。パーシーやフレッドとジョージは心配ないんだけどな。
フレッドとジョージはまあ、別の意味で心配だけどな。」
そういいながら、持ってきたケーキをぱくつく。
「うん。やっぱりママの糖蜜ケーキは最高だな。ほら、お前も食え。」
「うん。チャーリー兄さん、帰ってたんだ。」
「?ああ、研究も一息ついたって昨日言ったじゃないか。なんだ。寝惚けてるんじゃないか?」
「ん。。ああ、そう。そうだったっけね。うん。久しぶりだね。兄さん。」
「変な奴だな。」
そう言いながらも嬉しそうに髪の毛をぐしゃぐしゃと触ってくれた。
「クイディッチはどうだ?やってるのか?」
「う・・・うん。も、もしかしたらレギュラーになれるかも知れないんだ。」
「でも、皆の足を引っ張ったらって思うと・・・」
「はは。。」
「な、、なんだよ。チャーリー兄さんはすごいキャプテンだったからわかんないんだよ。」
「悪い悪い。誰でも一緒なんだなって思ってな。ほら、呑もうぜ。ママには内緒だぜ?」
そう言ってウインクしてどぼどぼと注いでいく。
「え・・えええ?お酒??」
「兄弟が語り合うのに酒抜きじゃ格好つかないだろ?未来のキャプテンに乾杯だ。な。」
もうちょっと頑張ってみようと思った。
「う・・うん!でも・・・酔っ払わないかな・・・」
目が醒めたのは知らない部屋でだった。
くるくると辺りを見回す。
暖かなベッド。枕元には豪華な置時計が置いてある。
部屋の中は玩具が転がっていたりして、やたらと雑然としている。
「ここ・・・どこだろう。」
思わず一人ごちてしまう。
寮で寝ていたはずが起きたら知らない部屋だ。
かといって囚われている訳でもなさそう。
さてどうするべきかな、などと考えているとドアがノックされた。
「はい。」
思わず緊張して声が高くなってしまう。
「あら、ハリー。起きていたの?」
顔を出したのは、写真とあの鏡でしか見たことの無い。やさしい顔だった。
「うん。」
「?不思議な顔しちゃって。ご飯できてるわよ。」
そう言ってドアを閉めようとする。
とっさに声をかけた。
「ね・・ねえ!」
「ん?どうしたの?青い顔をして。風邪かしら。」
近づいてきて、額に手を当ててこようとする。
「う・・ううん!違う。違うよ。風邪なんかじゃない。」
「動いちゃ駄目よ。」
額に掌が当り、撫でまわしてくる。
その掌が優しくて、そしてどうしてか切なくって。
そんなはずは無いのに、声に出てしまっていた。
「かあさん?」
「?なあに。やっぱり今日は寝てましょうか。ご飯持ってきてあげるわ。」
そう言って立ち上がろうとする。
「待って!」
必死で引き止めた。
「??ふふ。わかったわ。」
何を思ったのか少し悪戯な顔をして。
ぎゅっと抱きしめてくれた。
そんなはずは無い。わかっているのに。
「かあさん。」
「なあに。もう男の子なんだから、抱っこは程々にしないとね。」
「かあさん。」
自分は見かけよりずっと強いと思う。
帰る所なんてない。そう思っていた。少なくともホグワーツ以外には。
胸に抱え込まれるように抱かれながら
「ごめんね。」
そんな声が聞こえた気がした。
「はあ、疲れた・・・休みましょうよ。校長・・」
「まあ、そう言うもんじゃあないよ。ほら、見るといい、この寝顔。」
「そりゃ良いですけど。魔法をかけてるのは私ですからね・・・」
「ほら、まだまだ。後輩は可愛がってやらんとな。」
「はあ・・・もう、卒業したのに・・・」
「ハロウィーンの前日くらい、家族と過ごしてもらわんとな。」
「私はどうなるんですか・・・」
「終ったら一杯ご馳走してあげよう。絶品のパイがあるのだよ。」
「はいはい。せいぜい期待してますー。」
突発的に。落ち弱め・・
>681さん
最後まで読んでいただけただけで感謝です。お互い頑張りましょう
>715さん
2部も楽しみに待っておりますーサスペンスタッチ俺も書いてみたいなあ。。
>898さん
お疲れ様です。
898さんのお話を読んで、もうかぼちゃの季節なのかと感じ入っております。
ほのぼのとしたお話の後で、ちょい鬼畜な内容は気が引けますが、直後投下失礼します。
彼女の下着を一気に剥ぎ取る。 わずかに彼女の体が跳ねた。
まだ幼いそこは僕が急いだ為に変化は無く、とても受け入れられそうにない。
甘い言葉も優しい愛撫も無く、陵辱的に体を通過して来たのだから仕方がない。
もどかしく思った僕は、彼女のそこに顔を埋め唇を押し付けた。
「あっ、んん・・。」と小さく喘ぎ、体をひくつかすジニー。
より深く刺激を与える為に、僕は彼女の足を一杯に押し広げた。
木漏れ日に照らされた彼女の花びらは淡いピンクに色付き、
無残に散らされる運命を知らずひっそりと咲いている。
彼女の花を匂いたたせる為に、僕は一心不乱に花芯に舌をはわせ続けた。
「あんっ、やあぁ・・。はぁん。」
初めての官能的な刺激に、頭を左右に振り身悶えている。
硬くしていた体はゆるみだし、彼女のそこはとろりとした液体で徐々に潤いだした。
僕は服を脱ぎ捨て、欲望のすべてを彼女の体に突き立てた。
「いやぁつ!いっ痛いっ!!やめて・・。」
とたんに彼女の顔が苦痛に歪む。 それでも僕は構わず、彼女の中に突き進んだ。
とろりとした液体が僕に絡みつき、僕の侵入を誘う。
しかし、まだ誰も通った事の無い体の奥への通路は、僕を拒絶するかのように狭く、きつい。
彼女も僕に抱かれると決めていたものの、予想を超えた激痛に逃れようと抵抗し始めた。
両手で僕の胸を押しのけようと突っ張り、わずかに動く足を使い体をよじり、
自分に無理やり埋め込まれ様としている僕の分身を、体の外に出そうと必死になっている。
「もう・・やめて、あんっ、痛っ痛い。いやっ、すぐ取って・・おっ、お願い。」
しかしその抵抗がどす黒い炎に、より油を注ぐ結果になってしまった。
逃げる彼女の体をしっかりと組み敷くと、強く腰を打付け、より激しく奥へと突き進んだ。
苦痛に歪み、僕の動きに合わせ上下する彼女の顔から、涙が飛び散る。
さっきまで抵抗していた足も僕に担ぎ上げられ、虚しく宙を泳いでいる。
だんだんと彼女と僕の密接度は、深く奥へと増していく。
もう何も聞えない・・・。
ジニーの泣き叫ぶ声も、森のざわめきも。
頭の中が真っ白にスパークした瞬間、僕は苦しかった欲望からようやく開放された。
どれ位経っただろう。 ずいぶんと長い間、苔の絨毯の上に寝そべっていた気がする。
むせ返る様な苔の匂い、木々のざわめき、髪を揺らし吹き過ぎて行く風。
欲望の乾きから開放された事で、さっきまで全く気付かなかった自然の営みを感じている。
ふっと動く気配に目を開けると、僕に背を向けたジニーが、もそもそと身支度をしていた。
小声で呪文を唱えながら、僕が破った服のほころびを繕っている。
その姿に、開放の快感に酔いしれていた僕の意識が、急速に罪悪感へと目覚めていく。
「あの・・、ジニー・・ごめん。・・僕は・・・。」
僕の呼びかけに、彼女の手が止まり、
「・・気にしないで、大丈夫・・だから・・・。」
そう言いながら振り返った彼女の顔は、涙をこぼすまいとする痛々しさと、苦痛の洗礼を耐えた安堵感が入り混じっている。
気にしないでと言われてそうなのと思えるほど、普段の僕はドライじゃない。
彼女を抱きしめ慰めるのか、頭を地面に擦り付けんばかりに謝り続ければいいのか、
今の僕にはどうすれば良いのかわからない。
「今日の事は忘れて。何でも無かったの。 だって、いつものハリーじゃ無かったもの。」
気丈にニコリと微笑むと、、僕を残し寮へと帰っていった。
呼び止めようと差し出した、僕の右手にまとわりついた長く赤い髪の毛が、
突風に煽られ深い森へと飛んで行った。
「ジニー、君のせいじゃない。これからどうしなければいけないのか、
その答えを僕が見つけられないだけなんだ。」
手にした箒を下に置き、泣きじゃくるジニーの両肩に手を置く。
「君を、周りの皆・・を傷つけない為に僕がすべき事が解らずに、苛立っているだけなんだ。」
僕の胸に泣き崩れてきたジニーを、僕は抱き止め包み込んだ。
「君は何も気にしなくて良いんだ。これは僕とロンと、ハーマイ・・・。」
彼女の名前を口にした瞬間、色んな彼女が僕の脳裏に浮かんだ。
どう言えば、彼女に許してもらえるのか・・。いや、きっと無理だと思う。
じゃあずっと黙ってて、隠し通せば良いんじゃないのか。
たぶん、それも無理だろう・・・。
あの瞳の前で、隠し事など出来るはずも無い。
いっそロックハートに忘却術でもかけてもらいたいくらいだけど、どこまで記憶を消されるのかわかったもんじゃない・・・。
それに、こんな事を考えてしまう自分が、情けなくて笑えてしまう。
本当にどうすれば良い?
仰ぎ見た空は、どこまでも青く、高かった。
とりあえず2部終了です。 ありがとうございました。長かったです。
実は、もう3部の方もあらかた仕上がってます。 長いです。
それに構想上では4部があります。 もう泥沼です。
>895さんに長編OKいただきましたが、大量書込みで申し訳ないので、
とりあえず3部だけ仕上がってますので、落とさせて下さりませ。
3部のさわりをひとつ投下していきます。
「フンッ、フフフン、フッフン♪」
スキップを踏みながら、小走りに階段を駆け下りていく。
手にはお気に入りの魔法使いの動く絵本、ポケットにはかえるチョコ。
小躍りしながら向かう場所は、クイディッチの練習場。 そう、ハリーのところだ。
最近のハリーは、どこか変だ。
口数が少なくなったし、返事を待っても上の空。
心配で覗き込んだ私と眼が合うと、驚いたように眼を見開き、はぐらかしながら視線をそらす。
一人で居る時は、いつもふさぎ込んでるし・・・。
そういえばここ数日、彼の笑顔を見た事がないような気がする。
ちょっとはにかみ気味に小さくニコッとする、私の好きなハリーの笑顔。
私はハリーの事が気になるから、気分転換に無理やりデートに誘う事にした。
デートと言っても、絵本を見ながらお菓子を食べたり、おしゃべりするだけのプチデートなんだけどね。
でも「デート」って言葉、なぜかドキドキするのよね。考え過ぎと言えばそうなんだけど。
廊下の窓ガラスに映っている自分の姿に気付き、少し足を止める。
額にかかる前髪の具合が気になり、ちょいちょいと直してみた。
ネクタイもゆるんでいないか、チェックを入れる。
爪先立ちしてクルリとまわり、全身を映してみる。
そして最後にガラスを覗き込み、初めて使ったとっておきのリップの艶を確認した。
東洋の「サクラ」を思わせる淡いピンクの色が、自分で言うのもなんだけど結構合ってるみたい。
いつかは、深紅の薔薇のようなルージュが似合う、大人の女性になれると良いな・・・。
さあ、早くしないと、ハリーが帰っちゃう。
レディとしてはちょっとはしたないけど、最後の2段を飛び降りて練習場へ急いだ。
>>◆C/30bm2rX2さま
>>715@若葉さま
連休明けに神の降臨が立て続けにキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
>>◆C/30bm2rX2さまの作品は心が「ほんわか」と暖まりました。
ハリーのところでちょっぴり涙が出ました(´Д⊂セツナイ
>>715@若葉さま 4部まで構想があるんなんて!
長編の作品を読めるとは、感謝の気持ちでいっぱいです。
3部のさわり読む限りじゃ「もう泥沼です。」になるとは思えないほどの乙女チックさ!
皆々様の作品いつも楽しく拝読させて頂いております。
草葉の陰から神々の作品を応援しておりますです。
>◆C/30bm2rX2氏って308氏か。
お帰りなさいです。むしろハーに泣けたよ(´Д⊂
>914さんのご指摘で、308様の再降臨に今気が付きました。
なんたるご無礼、本当に申し訳ありません。帰って来て下さいまして、すごく嬉しいです。
できる事でしたら、またあのドラxハーを拝読させていただけたらと、切に熱望しております。
私の中では原作を超えてますので。
お願い嘆願書に署名1です。
>913さん
乙女チックなのは、出だしだけです。
3部のメインテーマは『幽体離脱』と『児童略取』になってしまいました。
それにハーマイオニーを中心で書くと、なぜかエロの筆が進む進む。
というわけで中程からエロ突入で最後までと言う感じです。
自分でも話が何処に行くのか見失いそうになりかけてますが、
最後の灯台の明かりは健在ですので、がんばれると思います。
皆さんに読んでいただけて、嬉しいです。
308様
715様
神ガンガレ! ガン( ゚д゚)ガレ
917 :
名無しさん@ピンキー:04/10/14 01:40:11 ID:AZrNRi26
今日も神に感謝。
ところで、ここにはロンハー派っていないの?
あげちまったよ _| ̄|○
スマソ
>>917 ( '∀`)/イルヨ
密にロンハーの神をお待ちしています…
>>917 ( '∀`)/イルヨ
でも、他のカプでも美味しくいただけるから、キニシナイ!
もちろん、ロンハー書きさんのおいでもお待ちしてます。
>>917 ( '∀`)/イルヨ
実はロンハーが一番好きだ。
だけどここで他カプ萌えに気づかせて貰った。ありがたい。
神に感謝。
「もうすぐ練習場だわ。」
息を弾ませて走っていくと、数十メートル先にハリーの姿が見えた。
手を振り上げて声を掛け様とした私の足が、ピタリと止まった。
ハリーが誰かと話している。 あれは、ジニーだ・・・。
遠目にも深刻そうな雰囲気が見てとれ、声を掛ける事が出来なくなった。
それに何故だか、ジニーは泣いてるみたい・・・。
ハリーがジニーをなだめてる?みたいに見えるんだけど。
何を話しているのか、遠くて聞こえない。
やがてハリーがジニーの前にかがみこみ、彼女の肩に手を置いた。
その光景を見た瞬間、何故だかわからないけど胸の奥がチクッと痛んだ。
見てはいけないものを見てる気がして、早く立ち去ろうとしたけど、足が動かない。
苦しいまでにドギマギする鼓動に、どうしていいのかわからず気が動転している私の視界に、
衝撃的な場面が飛び込んできた。
ハリーの胸に倒れ込んだジニーを、ハリーはしっかりと受け止め両腕で抱きしめた。
あんなに激しく打ち鳴らされていた鼓動を、一瞬のうちに凍らしてしまうほどのショック・・・。
私は無我夢中でその場から逃げ出した。
どこをどう戻ったのか覚えて無いけど、寮の自分の部屋に駆け込み、ベッドの上に突っ伏した。
あれは、何だったの? ハリーとジニーの間に何があったと言うの?
近頃のハリーがおかしい原因は、あれだと言うのかしら・・・。
でも何よりも一番の問題は、なぜこんなに胸が苦しく痛いのか?
二人のあんなシーンを見ただけで、息が止まりそうな目眩を覚え、
全身の血が逆流し、心がざわつく。
私がジニーに、嫉妬している?・・・。
今までこんな気持ち、持った事なんか無かった。
ハリーはジニーだけじゃなく、他のどの女の子にも優しい。
人気者の彼の周りには、女の子が集まったりするけど、気にならなかった。
マルフォイみたいにふん反り返った気取りも無く、ロンのように悪戯をしかけてくる事も無い。
気付くとあの黒い瞳が、静かに私を見守ってくれている。 他の誰よりも近くで・・・。
それがあたりまえのように思ってた。
だから今日見たハリーとジニーの距離に、私よりも近い距離に驚いた。
あたりまえのもので無くなっていた事に気付き、手の平からこぼれ始めてようやくわかった。
私にとってハリーの存在が、いかに大切な物だったのかと言う事が。
これからあの黒い瞳に守られるのがジニーなのかと思うと、
たとえようの無い苦しさが、私の胸を締め上げた。
コン、コンッ。 ドアをノックする音がする。
突っ伏していたベッドから体を起こし、気付かないうちに流れていた涙を拭い、ドアを開けた。
「あの・・これ、ハーマイオニーの落し物じゃなくて?」
そこには、あの絵本をおずおずと差し出す、ジニーが立っていた。
あの時気が動転していて、本を落とした事に気が付かなかった。
それをジニーが拾って届けてくれたのだ。
私があそこに居た事に、気付かれたかしら?
自分が何をした訳でもないのに、なぜかバツが悪い気がしてならない。
「あっ、ありがとう。」
お礼を言いながら、ジニーから絵本を受け取る。
小さく会釈をし立去っていくジニーの後姿に、思わず声をかけた。
「あっあの、ジニー。えっと、さっきなんだけど、いったいハリー・・。」
「えっ、なに?」
「んっ、ううん。なんでもないわ、ありがとう。」
ジニーを見送ってから、ベッドに腰を掛けた。
聞けば良かったのに・・。
ハリーと何があったのって、どうして泣いていたのって聞けば良かった・・。
でもその答えを聞くのが怖くて、声がでなかった。
答え次第では、永遠にハリーを失ってしまいそうで、とても怖かった。
こんな気持ちになるのは、きっと・・私、ハリーの事が好きなんだわ。
友達としてじゃなく(もちろん大切な友達でもあるけど)、一人の男の子として好きなんだ。
何に対しても気丈な私が、こんなに気弱になってしまう・・、これが誰かに恋するって事なんだわ。
ようやく気付いたけど、実る気配の無い恋を思い、またポロポロと涙がこぼれ出した。
次の日から、私のハリーに対する態度が変わった。
自分のハリーへの思いを認めた事で、妙に意識をしてしまう。
ジニーとの関係に不安が拭いきれない事も、その理由の一つだ。
相変わらずよそよそしいハリーを、ちらりとのぞき見る。
たまに目が合った時なんかは、お互いが少し慌て気味に目をそらしたりしてる。
物を取ろうとして偶然手が触れたりしたら、頭がカァーッとなって顔を真っ赤にしながら、急いで手を引っ込めた。
そんな私達を、ロンはきっと不思議に見てたに違いない。
しかし、ずっとこのままいられる訳が無い。
出口の見えない迷路を永遠に迷うよりも、自分で出口を作る事にした。
抜け出た世界が、ばら色なのか暗闇なのか、それは神様にお祈りするしかなさそうだ。
勇気を出して、ジニーに聞いてみる事にした。
ジニーの部屋の前で、大きく深く息を吐く。気持ちを整えドアをノックした。
中からは返事が無い。 ドアを開けて中に入ってみた。
こぎれいに片付いた部屋は、小さな鉢飾りとぬいぐるみで少女らしさが溢れている。
見渡してみたけど、ジニーはどうやら不在のようだ。
少し気落ちして帰ろうとした時、一陣の風が部屋の中を吹き舞った。
窓も開いていないのにおかしい・・、と怪訝に思った私の視線が、1点に釘づけになった。
ジニーの机の上でパラパラと開いている、一冊の本。 彼女の日記帳のようだ。
私は何かの力に吸い寄せられる様に、その日記帳に近づいて行った。
私が近づくとまるで意志を持っているかのように、ある日付でピタリと止まった。
○月○日
今日私は、ハリーに抱かれた。
毎夜夢の中で思い描いていた事が、現実のものとなった。
想像していたシチュエーションとはだいぶ違ったけど、彼に愛された事には変わりない。
初めての痛みがあんなに激しいものだとは、思わなかった。
それでも私は初めてを彼に捧げる事ができ、とても嬉しくて幸せだ。
ハリーの胸は、見た目よりも逞しかったかな。
本当はこの幸せが、ずっと続くと良いのだけれど・・・。
どのくらいの間、私はその場に立ち尽くしていたのだろう・・・。
心の硝子は砕け散り、乾ききった風が吹き抜けている。
未来へと向い咲き誇っていた、「夢」「希望」「愛」の花々が枯れ、荒涼とした世界に飲み込まれて行く。
ようやく動き出した足でこの部屋を出て行こうとした時、誰かにぶつかった気がしたけど、
それが誰なのかわからなかった。
とりあえず、ここまで投下。
皆様はロンハーがお好きなようで、私もほのぼのしてて良いと思います。
結構ハーマイオニーの方が、主導権握りそうな気がします。
皆様のご希望に添いたいと思いますが、ストーリーが思い浮かばず、
今の段階では無理そうです。 申し訳ありません。
ロンハーを書かれる神がお出ましになる事を、祈ってます。
927 :
M45−31220−Y004:04/10/15 20:11:20 ID:uSPM1+51
早く続き書いてよー
715@若葉神 2〜3日ごとの投下本当にいつも乙です。
うはっ宣言どおり泥沼化!
画面の向こうでなんだか悶絶しまくりですよ。
>本当はこの幸せが、ずっと続くと良いのだけれど・・・。
ジニーたん、わかっててハリー諦めモードで抱かれたかと思ったら
何やらちと期待してるあたりが末恐ろしい…
でもなんだか胸がキュンとするなぁ。
715@若葉神 2〜3日ごとの投下本当にいつも乙です。
うはっ宣言どおり泥沼化!
画面の向こうでなんだか悶絶しまくりですよ。
>本当はこの幸せが、ずっと続くと良いのだけれど・・・。
ジニーたん、わかっててハリー諦めモードで抱かれたかと思ったら
何やらちと期待してるあたりが末恐ろしい…
でもなんだか胸がキュンとするなぁ。
2重カキコすんません
715神 乙です。
ジニーの一途さというか純粋さが良い味出してまつ。
泥沼化に。
後、681神のエロ突入にも期待。
ハリハーになることを期待。
715神 乙です。
泥沼のすったもんだのあげく、最後はハリハーで(゚∀゚)ラヴィ!になれるのか?
というよな展開ですね。しかし「読ませる」方だな〜
ホグワーツ魔法学校。 私の大好きな、憧れの魔法使いの学校。
マグルの両親を持つマグルの私は、平凡な人生を送るはずだった。
しかしある日、入学の案内書が届いてから、私の人生は大きく変わった。
両親に買ってもらった魔女が出て来る物語。ワクワクしながら何度も何度も読み返した。
そしていつのまにか物語の魔女と一緒に、魔法を唱えている自分がいた。
空想の世界でしか魔法を使えなかった私が、ホグワーツ魔法学校に入学する事で現実に使えるようになる。
小さな胸がはちきれんばかりの夢と希望を持って、特急列車に乗り込んだ。
元々勉強は好きだったけど、マグル出身と言う事で、他の誰にも負けないように頑張った。
困難な事、辛い事沢山あったけど、持ち前の負けん気と友達の支えで乗り越えてきた。
ここには私を惹きつけてやまない物が、いっぱいある。 未来は前途洋々、ばら色に輝いていたのに・・。
だけど初めて思った。 ここにはもう居られない・・・と。
ハリーとジニーを冷静に見れるようになるには、私には無理なように思えた。
「消えてしまいたい・・・。どこかに行きたい・・・。」
涙をこぼしながらそう思った時、不意に目の前に誰かの手が差し出された。
「君が望むなら、私が連れ出してあげよう。」
見上げてみると、そこには人が立っているが、その姿は影のように薄い。
しかし、その顔には見覚えがあった。
以前夢の中で私を抱いた、その人だった。
「あなたは、夢の中の・・・?」
「さあ、私と一緒に行こう。君が苦しむ事が無い世界へ。」
私が苦しむ事が無い世界・・・。
ハリーやジニーを見なくていいのだったら、もう何処でも良い。
私は悲しみから逃れるため、差し出された彼の手を取った。
彼に引き寄せられると、ふわりと身体が軽くなり宙へと浮かび上がった。
手を引かれながらフッと下を見ると、不思議な事に私が眠っている。
「あれは?私だわ。」
「そう、君の魂の抜け殻さ。もう君にこの世の物など、必要無いからね。」
それがどういう事なのか深く考えずに、ぼんやりとした頭で彼の言葉を聞いていた。
彼に連れられ、だんだんとこの世から遠ざかっていく私の胸に、チクッと残る思いがあった。
最後にひと目、ハリーに会いたい・・・。
その思いにかられ、瞳で彼に懇願する。
彼は一瞬険しい色をその目に浮べたが、私の願いを聞き入れてくれた。
ハリーの部屋へ、私の魂が舞い降りる。
彼はベッドに寝転び、考え事をしているようだった。 彼の傍らに立ったが、彼は私に気付かない・・・。
彼を見ているとポロポロと涙があふれてきた。
彼の机の上にあの日記帳を見つけた私は、最後のメッセージを書き残し、もう一度ハリーを見た。
そしてありったけの思いを込め、ハリーの首に腕を回し頬にキスした。
「ハリー・・、あなたの事が好き・・。」と、何度も何度も心の中でささやきながら・・・。
「そろそろ行こうか。」
彼に手を取られた私は、心を残しながらもこの世から離れて行った。
彼に連れられ来た場所は、この前の夢の中の部屋だった。
あの時と何も変わっていない。
「君に逢えなかった時間が、百年にも感じられたよ。」
そう言いながら彼は、待ちかねたように私を抱きしめてきた。
影のようだった彼の体も、こちらに来て実態感を取り戻したようだ。
逞しい胸に、力強い腕。 少し汗ばんだ男の人の匂いに、軽い目眩を覚える。
彼の右手が私の顎の下に添えられ、私の顔を上向かせた。
彼の鳶色の瞳は、前見た時と同じ・・・ううん、それ以上に優しさに溢れている。
この人は、どうしてこんなに優しく私を見つめるの・・?
ショックと絶望に傷つき疲れた私の心を捕らえるのは、すごく簡単な事だった。
彼の顔が近づいて来るのを見た私は、静かに目を閉じた。
彼の唇が私の唇に重なる。
両親以外で唯一知っている唇の感触を、抵抗無く受け入れている。
あれは夢だったはずなのに・・・。どうしてこんなにはっきりと覚えているのかしら?
彼の腕が私の腰にまわり、グイッと抱き寄せられると、私の体が少し持ち上がった。
私はバランスを崩さないように彼の胸に手を付き、踵を上げた。
背の高い彼に抱きしめられ爪先立ちしながらのキスは、私の憧れたシーンだ。
ハリーだとこんなに背伸びしなくてもよさそうね、きっと・・・。
他の男の人にキスをされながら、ハリーの事を考えている自分に胸が痛んだ。
すごく自然に私を抱き上げ、ベッドの方へ歩いていく。
これから始まる事を想像し少し怖くて、体が小さく震えだしたけど、
それを振り払うように、私は夢中で彼の首に腕を絡め、胸に顔をうずめた。
彼は以前と違う従順な私の態度に、少し驚きを隠せないでいる。
そして、ゆっくりとベッドに寝かせられ、彼の手が私の額にかかる髪の毛を優しく撫上げた。
目を開けると、じっと彼が見下ろしている。
「君は前よりずいぶんキレイになった。
それが誰かへの恋のせいだとしたら、少々妬けるけどね。」
それだけ言うと、彼は再びキスをしてきた。
さっきのキスとは違う舌を絡めてくる濃厚なキスに、頭の中がジンッと痺れてくる。
「んっ・・。」
慣れずにまごつく私の舌を、彼の舌は上手く捕らえて離さない。
長いキスに刺激され、体の奥からもどかしさに似た感情が湧きあがってくる。
何もかも忘れてしまいたい気持ちと、感情のままに体をゆだねて見たい本能が交錯し、
彼の体にしがみ付くという、私らしからぬ行動を取っていた。
私の真意を知ってか知らずか、私の行動に気を良くした彼は、
ブラウスのボタンを外し、私の胸をあらわにしていった。
彼の唇がゆっくりと首筋を伝い、少し硬く尖り始めた胸の先端にたどり着く。
「はぁっ、ああん。」
ぞくりっとする刺激に体が反り、熱いため息がもれる。
刺激に素直に反応するという事は、こんなにも甘美な気分になれるのね。
嫌な事、悲しい事をすべて忘れてしまえるほどに・・・。
すでに衣服はすべて脱がされ、裸体を隠す薄布さえない状態に、恥ずかしさのあまり体が朱に染まりだす。
「今日の君には怖いぐらい惹き込まれるよ。この私が何も考えられずに溺れきってしまいそうだ。」
そう言いながら彼は私の体のすべての箇所に口づけていく。
私の指を口に含むと、そのまま腕を伝い肩口まで唇がなぞってくる。
彼の唇の動きとともに快感の波が押し寄せ、熱っぽい吐息が何度も口からもれる。
その間も彼の手のひらは私の胸を包み込み、ゆっくりと揉みしだいている。
敏感になった先端を彼のしなやかな指が捕らえ、つまんだり押したりと小刻みな刺激を与えた。
全身から湧き上がる快感に、頭の中がしびれ意識が途切れ始める。
きっと私は乱れている・・・。
彼の愛撫に身悶えてる自分の姿態を想像し、恥ずかしさがつのる一方で、
体の奥から熱を持った潤いが流れ出した気がした。
彼の人差し指と中指がある場所を目指し、つぅーっと内腿を移動する。
目指す場所が何処なのか容易に想像がつき、少し怖さを感じ体を硬くした。
ゆっくりとなぞりながら、彼の指先は確実に近づいていく。
全神経を彼の指先に集めようとするけど、残りの手と唇であちらこちらに与えられる刺激に翻弄されてしまう。
そしてようやく目的の場所にたどり着くと、指にクッと力を入れ溢れる泉の中に潜り込ませた。
「はぁ・うっ・・ん。」
熱く潤んだ体の中の異物感と、それが創りだすしびれる快感が、脳裏まで一気に駆け上がる。
彼の指先は体の奥深くをゆっくりと掻き乱し、親指が小さなボタンを撫でまわした。
「い・いやぁ、はぁん。あっ・・、あん・・ああん。」
今まで感じていた快感をはるかに上回る刺激に、体をのけぞらせ彼の背中を強く握りしめる。
「痛っ!」
彼が小さくうめいたと同時に、指による異物感が体の中から消えていった。
「ベッドの相手に爪を立てられるのも、悪くない。」
「自分がどれくらい相手を感じさせているのかわかるからね。」と言って、私にウィンクをした。
「本当に今日の君は前の時と比べてすごくイイよ。 まあ、あの時は無理やりだったけどね。
だけど今日は、君の方から求めてるような気がしてならない・・。 そんなに没頭したい理由でも、あるのかな?」
彼は自分のシャツのボタンを外しながら、私の心を見透かすような瞳で私に話しかける。
彼にさらりと図星を差された私は、視線を外すためにプイッと横を向く。
服を脱ぎ終えた彼はクスッと小さく笑い、私に覆い被さってきた。
とりあえずここまで。あと1回で3部終了予定です。
皆様、感想ありがとうございます。嬉しくて、すごい励みになります。
正直今も、初心者の私が投下し続けて良いものなのか、不安な部分があります。
だから乙と言って貰えて本当に嬉しいです。
ハリハーで(゜∀゜)ラウ゛ィ!になる予定ですので、ご安心下さりませ。
ジニーに関しては、ハリーにやられっぱなしではかわいそうなので、
ハッピーエンドマニアとして、しかるべき相手を想定してあります。
ただその相手が、ここではある意味手の出し難いキャラなので、文章になるには時間がかかりそうです。
715神 乙華麗様です。
ハー子連れて行かれた…(((( ;゚д゚)))アワワワワ
>あと1回で3部終了予定です。
ハー子は戻れるのか、そしてお相手がいまだに判定できないヘタレな漏れ。
ジニーのお相手も予測すらできないです。
>初心者の私が〜〜〜
Σ(゚∀゚;)マジデスカ?シンジラレナイデス。
715@若葉神 乙です。
話の展開にいつもワクワクしてます。
これからも頑張って下さい。
続きマダー?
早く早く〜まちきれないよぉ〜
そろそろ次スレですね。
できればスレタイは伏字で。
【原作】ハリポタ女性キャラでハァハァ【映画】
検索の都合上ハリー・ポッターは変えないほうがいい気がする。
【原作】ハリー・ポッター女性キャラでハァハァその4【映画】
そういや、以前はわざと検索ひっかからないようにして
たんだよね。今回もそのへんは棚上げでいいの?
そんなことより続きまだ〜?
検索よけはしておいた方がいいように思うから>945に一票。
>949
後もう少しでスレ数も容量も満杯だから少し待て。
951 :
名無しさん@ピンキー:04/10/20 12:15:57 ID:4bWysIt6
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>950さんの「容量も満杯」というのが気になりますが、
(2ちゃんもビギナーなんで、良くわからないのです??)
スレをまたいだら、見づらくなるかもしれないので、とりあえず投下します。
もしも、変になったらゴメンナサイです。
「もう、そろそろいい?」
いいかと聞かれても返事のしようがなく、顔を赤らめそっぽを向いていた。
クスクスと笑いながら、喉元からおへその辺りまで指先でなぞっていく。
どうやら私の反応を楽しんでいるようだ。
「君は素直だね。何を思っているのかすぐに顔に出る。」
そっぽを向いた私の顔を自分の方に向かせ、軽く笑いながら話す。
しかし急に真剣なまなざしで、私の瞳を真直ぐに見つめこう言った。
「なぜ君がおとなしく私に抱かれているのか、その理由に私が気付かないとでも思ってる?」
私は顔を背けようとしたけど、彼にしっかりと顎をとられ背く事ができない。
「男はね、自分が抱いている最中に他のヤツの事を思われるのは、面白くなくてね・・。」
彼の視線が、剣の様に私の心に突き刺さる。 まるで隅々まで読み取ろうとするかのように・・。
「でも私は少なからず君よりは大人だから、今回は君の思惑に乗ってあげるさ。
だけど、君が彼の事を思い出せなくなるくらい本気でイカせてあげるよ。 それなりに自信はあるつもりだからね。」
その言葉を聞き、背中がゾクッとした。
何もかも見透かされている・・・。 ハリーへの想いを断ち切るために、私が彼に抱かれている事を。
そしてなによりも、彼の言う『自信』が想像もつかず、
これから自分の体に起こる予想のつかないすべての事に、怖れおののき震えだした。
彼の唇が胸の先端を、右手が泉の中心を再びとらえる。
しかしさっきの彼の言葉が心に重く圧しかかり、素直に快感に反応できない。
このまま快楽を受け入れたら自分がどうなってしまうのか、想像がつかずに怖かった・・・。
「フッ、本当に君はかわいいよ。」
私の葛藤がまるで手に取る様に解るとでも言うのか、クスクス笑いながら私を責めたてた。
「あっ、やぁ・・。あん・・ん、はあん。」
硬くなった先端を甘噛みしながら吸いあげたり、小さなボタンをあらゆる方法で刺激し、泉から溢れる液体を指で掻き出す。
ぬめりをまとわせた指が何か確かめるような動きで、奥へ奥へと侵入する。
電気が走るような快感が体の隅々まで網羅し、もう何も考えられなくなってきた。
「指でもちょっときつかったから、まだ少し痛いかもしれないけど、初めてじゃないからすぐに楽になるからね。」
そう言うと私の足を押し開き、体を沈めてきた。
熱く硬い物が私に触れると、あの失った時の激痛がよみがえり思わず体をこわばらせた。
「力を抜いて、大丈夫だから・・・。」
彼は涙を浮べた私の目元にキスをすると、ゆっくりとした動きをしながら、体の奥深くへ侵入しはじめた。
「んっ、はぁ〜・・・。」
彼の侵入による圧迫感が、奥へ奥へと徐々に進む。
確かに激痛は無いものの、押し広げられるような痛みが、彼が動くたびズキズキと生まれた。
そして何かが擦れる度に、言いようの無い快感が痛みを忘れさせる。
私の奥を目指し進入していた彼の動きが、目的を達したのか止まった。
「どう、大丈夫?」
彼が熱っぽい眼で私に話しかける。 私は小さく頷いた。
「それじゃ、もう少し良くしてあげようか。」
そう言うと彼はゆっくりと腰を上下に動かしだした。
快感の波が体の入り口まで引いたかと思うと、今度は一変して体の奥を目指し押し寄せ、
壁に当たり波しぶきを上げる。
「あ・んっ、はあ・・んん、あうっ。」
リズミカルに湧き上がる快感に、こらえ切れずに喘いでしまう。
体は自然に仰け反り、余りある快感に頭を左右に振って身悶える。
何かを握りしめたくて、宙に差出し空を掴もうともがく私の手を、彼の大きな手が捕まえる。
「君は感じるままに締め付けてくるから、君より先に私の方がイってしまいそうだよ。」
そう言いながらも、彼は私を貫いたまま責め続ける。
逃げ場の無くなった私の意識が、次第に高みへ追い詰められる。
「んっ、あん・・はぁっ、あっ!あぁ〜っ・・!!。」
瞬間、体がぶるっと震え頭が真っ白になり、全身の力が抜けていった。
抱き起こされた気がして、意識を取り戻し眼を開けてみる。
私は彼と向かい合う形で、彼の膝の上に座っていた。
下腹部の圧迫感で、まだ逞しいままの彼が体の中にいる事がわかる。
「イッた時の君はいい声で、いい顔してた。 そそられたよ。」
整わない息と、朦朧とした意識で彼の言葉を聞いている。
彼はイジワルな色をその目に浮べると、私の耳元に小声でささやいてきた。
「さっきは誰かさんの事を思い出せた?」
「なっ、何を言うの・・。 んっ、あん!・・。」
私が返す言葉を言い終わる前に、彼が私の体を下から突き上げた。
私の体の重みで、さっきよりも突かれる衝撃が大きい。
体の一番奥の壁を何度も突き上げる刺激に、声を上げずにいられない。
「あん、やあっ・・はぁん、やめっ・・て、おっ・・お願い、んっ。」
「約束だからね、もっとイカせてあげるよ。」
今にも崩れ折れそうな私の体を両脇から支え、貫いたまま何度も責め上げる。
突き上げられるたびに上下する私の胸に、彼が唇を付けてきた。
力が入らずだらりとした両腕、快感に耐え切れずに仰け反った喉、揺れ動く亜麻色の髪。
彼から与えられる快感に、どんどん乱れていく自分に歯止めが利かない。
黒い髪に黒い瞳の男の子の姿は、快感に支配された脳裏から完全に消えていた。
絶え間なく続く責めに、、私の意識は再び高みへ昇りつめた。
目ぶたに光の刺激を感じ、私は目を覚ました。
やわらかな陽の光が差し込み、窓辺のカーテンを薫風が揺らしている。
「初めの頃に見ていた夢のままだわ・・・。これはあの夢の続き?」
当時の夢の中では不思議に思えた事が、昨夜の記憶が取り戻されると、すべてにつじつまが合ってくる。
私が裸なのは、一晩中彼に抱かれ続けて、そのまま眠ってしまったから。
薔薇の花を散らしたような赤いあざは、彼が私に付けた無数のキスマーク。
満たされた心地よさと、わずかに体に残る気だるさは、彼との行為に私が乱れ昇りつめたため。
横を見ると、シーツにくるまった彼が寝ている。
寝顔を覗き込むと、静かに寝ている彼の端正な顔にドキッとする。
「んんっ〜・・、目が覚めたのかい?ハーマイオニー。」
大きく背伸びをし、振り向きながら次の言葉を私に投げかけた。
「昨夜の君は、最高に良かったよ。」
・・・・・。 そんなの普通の時に面と向かって聞く言葉ではない。たちまち顔が赤くなる。
どう反応したら良いのか、困りきっておたおたしている私を見ながら、やっぱりクスクス笑っている。
私は頬を膨らませていたが、ふっと思い付いた質問を彼に聞いてみた。
「あなたは、誰? ここは、何処?」
彼は少し困ったように笑うと、私の手を取り、手のひらに指で文字を書き始めた。
T o m M a r v o l o R i d d l e
「トム・マールヴォロ・リドル・・。それが、あなたの名前なの?」
「そう。そして、ここは・・・。」と言いながら、彼は私の手を取りグイッと引き寄せる。
私はバランスを崩し、彼の胸に倒れこんだ。
裸の胸に抱きしめられてカァーッとのぼせている私を見つめながら、彼は言葉を続けた。
「秘密の部屋さ。」
「君はここで、私と一緒に暮らせばいい。この先ずっと・・・。 君には涙を流させないから。」
『涙』と言う言葉に、忘れていた感情が呼び覚まされる。
ハリー・・・。
すぐには消せない思いに、ぎゅっと胸が締め付けられた。
これで3部終了です。 ありがとうございました。
4部はまだ書き上がってないので、投下するには時間がかかりますが、
あまり遅くならないように頑張ります。
それでは失礼します。
ネ申・・・!!
715神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
3部おわちゃった〜。リドル氏でしたかお相手は。
4部の投下楽しみにお待ちしております。
本気で検索よけをするつもりなら、無理矢理に漢字でも当てておいた方が良くないか?
715神、お疲れです。GJです。そうきたか、という展開ですな。
続きも楽しみにしてます。
>>961 そこまでやっちゃうと、住人ですらみつけられなくなるよー
>>961 何か数字っぽい名称の板を思い浮かべてしまうw
715@若葉神 乙華麗さまです。
4部も楽しみにしてます〜(*゚д゚*)
とりあえず検索よけはしてホスィ…
ハリポのエロのっけてるホムペって実際あぼんされてるの?
>>965 漏れの知ってるサイトはあぼんされてないよ。そんなの噂だからあんま気にすんな。
ただ、米国のスラッシュサイトが閉鎖させられたことでファンサイト潰しが始まったと思ってる人が多いみたいだね。
>>966 数年前、ローリング女史が子供に有害なハリー・ポッターのスラッシュサイトが
溢れてしまったので取締りを強化していくって発表したことがあった。
米国ではやられたんか〜
英語圏ならともかくさすがに日本語サイトは検閲できないか。
>>967 日本語はマイナー言語だからそこまで見れないだろうとと思うと言って見る。
公式に行く前後は気をつけようっと。
漢字を当てると住人ですら分かりづらくなるなら
ハ→ / \
リ→ソ
ポ→木○
とかはどうだろう?
見ればとりあえず分かるし、検索にはかからない。
【原作】/\ソ木〇タ女性キャラ【映画】って事?
懲りすぎて見にくくない?つことで
>>945に一票。
>970
面白い、面白いけど、「ヘソオタ」と見える…。
【原作】Harry Potter女性キャラ【映画】
はどうだろう?
>974
それこそ版権元に知られる可能性大なのでは? >945でいいとオモ。
946は1さんではなく308です。
ここのところの流れを見て納得しました。
成る程・・そういう理由があったのですね。
エロパロ板の常識を知らなかったのですいませんでした。orz
自分が検索で辿り着いたので適当な事を言ってしまいました。
1さんが気分を害されるといけないので一応。
>>976 まあそうヘコむな。
全然わからんような当て字つけて閑古鳥になるのも困るが
ぐぐったら一発ヒットするようなのもマズいのではという位の事だ。
海外ではHarryPotterで検索して一件目がスラサイトなんていう事態に
なってたみたいで。そらローリングでなくても怒るわな。
日本の場合、あぼんされる危険はエロ同人NGのところでやってしまう
のが一番の理由じゃないかなたぶん。
ちなみに海外スラッシュサイトで一番人気カップルはスネ×ハーらしい。
スネハー?スネイプとハーマイオニー?
それじゃスラッシュじゃないよw
スラってやおいのことだしょ
エロ全般のことなん?
立てれるかチャレンジしてくる。
【原作】ハリポタ女性キャラでハァハァ【映画】
一応これで。
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987 :
名無しさん@ピンキー:04/10/24 23:56:17 ID:yewxV0HE
【●】
埋めようよ・・・
ume協力