ある所に果てしない遠回りな恋愛の末、ようやく結ばれた恋人達がいました。
ある時は彼女の部下に「呼んでましたよ。あっちの方で」と言われて行ってみれば水浴び中で聖剣技を喰らったり。
またある時は機工士の親友に「これやるから勉強しとけ」ともらったエロ本が見つかって、不潔だ何だと罵倒されたり。
そんな周囲の温かい目に見守られ、長い長いなが〜い時間をかけて愛を育んできました。
その恋人達が、今夜遂に彼女の言うところの「不順異性行為」とやらを行うのです!
月明かりの中、恋人達はベッドに腰掛け、沈黙していました。と、突然彼女が
「ほ、本当にいいんだろうか・・・その・・・今はこんな事をしてる場合じゃ・・・」
などと言い出しました。これに焦ったラムザ君。頭の中で黒い羽をつけたムスタディオが押し倒せと言っていますが無視して説得にかかります。
「こんな時だからこそですよ。オヴァリエ様はディリータに任せておけば少なくとも無事でいられます。
アルマの事も取引の材料になると踏んだから連れ去ったんでしょうし。なら手荒な真似はしないでしょう」
「いや、しかし・・・・・・」
(だめか・・・)
そんな弱気なラムザを見かねた脳内ムスタ(以下脳ム)がいいました。ここは強引に行けと。
ラ(いやしかし・・・)
脳ム(しかしじゃない!やれ!)
なおも何か言おうとする彼女を見つめてハッキリと言いました。
「とにかく、今ボクはアグリアスさんが欲しいんです」
その言葉と真剣な目に、彼女の顔がみるみる赤く染まっていきます。
脳ム(ホレ見ろ。多少強引なくらいがちょうどいいんだ、おまえの場合。さあ押し倒せ!)
ラ(分ったから黙れ)
「・・・・・・分った。お前がそこまで言うなら・・・・・・」
そう言うと、アグさんは服を脱ぎだしました。
月明かりに照らされて脱いでる姿は、跳びつきたくなるほど劣情を促すものでしたが、
「・・・・・・見るな。それと、その・・・お前も脱いだらどうだ・・・」
そう言われては見るわけにも行かず、後ろを向いて自分の服を脱ぎ捨てる事にしました。
そして後ろから衣擦れの音が聞こえなくなってから、暫く深呼吸らしき音が聞こえて、ようやく声がかかりました。
「ラムザ・・・こっちを向いても・・・いいぞ・・・」
振り向いたその先には、月明かりに照らされた女神が恥ずかしそうに手で体を隠してベッドの上に座っていました。
月明かりを反射して、キラキラと輝く金糸の髪。
腕で隠すも隠しきれない柔らかそうな胸。
月明かりに浮かび上がる凹凸のはっきりしたボディライン。
恥ずかしそうに顔をそらしたその女神が、今夜自分のものになる・・・。
そう考えるとたまらなくなったラムザ君は今度こそ跳びつきました。
「アグリアスさん・・・・・・」
彼女の名を呼びながら唇を重ね、体重をかけて押し倒します。
「ん・・・・・・」
アグさん、その甘い感触に身をゆだね、引き寄せるように両の手をラムザの背に回します。
ラ(うあぁ、胸が、ムネが当たって潰れてる!)
脳ム(落ち着けこの童貞が!まずは舌を入れるんだろ?)
とりあえず脳ムを(イメージ上で)張り倒し少し冷静になったラムザ君。アドバイス通りに舌でアグさんの唇をなぞってみました。
「・・・・・・ん!?」
アグさんはビクッと身を緊張させましたが、すぐに力を抜いて、されるがままになりました。
ラムザの舌が口内を侵略します。歯を、舌を、頬の内側を、ぎこちなくも確実に嬲りつくしていきます。
ラ(うぁ、き、気持ちいぃ・・・・・・つ、次は・・・・・・そう、胸だ)
「ん、むぅ・・・・・・んぁ・・・・・・ん・・・はぁ・・・・・・んぁ!?」
ラムザの左手が胸にかかり、ゆっくり、こねるようにその弾力のある胸を揉みしだいていきます。
脳ム(いいか。円を描くように、時にやさしく、時に激しく、そして頂点は焦せ!!)
左手が蠢く度にその弾力のある乳房は形を変え、快感を送りつづけます。が、いくら乳房を揉んでも頂には触れてきません。
アグさんのぼぉっとしてきた頭がその事について不満を訴え始めた時、ラムザの舌が、いや、顔が離れました。
二人の間に名残惜しげに唾液が橋を掛けています。
「らむ・・・ひぁ!?」
離れた唇が今度は胸に、しかも今か今かと期待しているかのようにそそり立つその頂に移動しました。
吸う吸う舐める転がす舐める転がす転がす思いっきり吸う舐める。
空いてる右手でもう片方の頂を弾く擦る潰す弾く軽く引っ張る転がす擦る擦る引掻く。
口が舌が右手が動くたび、アグリアスという楽器から艶やかな音が鳴りひびきます。
「あっあっうあぁぁっひぁっ・・・・・・ひぃっひゃっああぁっいっひいぃ・・・」
一方唇に場所を奪われた左手。
暫くは形のいいお腹やらくびれた腰やら張りのあるお尻やらを彷徨っていましたが、
アグさんが足を擦り合わせるのを見たラムザ君。ついに意を決して未知の領域に踏み込みます!
「あああぁ!らむ、ラムザ!そこは・・・あふぅっあっあっうぁっ・・・そこはダメだ!まだ心の準備が・・・」
無論そんな声は無視です。いや、ラムザ君、必死すぎて聞こえていません。
ラ(うあ!これがアグリアスさんの・・・女の人の・・・!)
脳ム(そうだ。それがお前の狙撃地点だ。よ〜く確認しとけ!!)
もう脳ムの声もかろうじて聞こえている程度のラムザ君。
とにかく指でどんな状態か調べる事にしました。
ラ(すごい濡れてる・・・あとからあとから湧いてくる・・・濡れやすいのかな・・・あ、なんかポッチがある・・・)
「はひぃ!ら、ラムザぁ!そこダメ、ダメェ・・・」
ラ(中は、と。すごく狭い・・・それにギュウギュウ締め付けてくる・・・、本当にこんなとこに入るのかな・・・)
「うぁ、あ、あぅ、あ、あひぃ、だ、だめぇ・・・・・・うごかさないでぇ・・・」
ラ(ん・・・す、すごい!指に絡みついてくる・・・・・・こんなのに入れたら・・・)
「らむざ、らむざぁ、もう、もう・・・・・・」
脳ム(おい童貞!そろそろいいぞ!ぶち込んでやれ!!)
脳ムの声にハッとなって正気を取り戻したラムザ君。
確かにさっきから(というか始めから)分身が自己主張しています。もう我慢の限界だと。
向こうもこっちも準備万端。あとは行くだけです。
「アグリアスさん、その、いきますよ?」
彼女の入り口に分身をあてがい、アグさんからも「来て・・・」なんぞと言われたら、我慢のしようもありません。
「う・・・・・・あぁ」
「っ・・・・・・っあぁ」
ゆっくりと、ゆっくりとラムザのモノが飲み込まれていきます。
ラ(うあぁ!き、気持ちいい!)
と、途中で引っかかるものがあります。どうしようか迷ったラムザ君。
しかしアグリアスさんの想像以上の名器に、実はさっきから限界が近づきつつあって、
「アグリアスさん、すいません!我慢してくださいっ!」
と一気に奥まで突き入れました。
「いっっっっっつぅぅぅっっっっっっっっっう!」
「うあぁぁぁぁぁ!」
肉襞が容赦なく分身を攻め立て、入れただけなのにもう限界です!
慌てて外に出そうとすると、アグさんが涙ながらに訴えます!
「い、痛いっ!まだ動くな!」
そう言って足を腰に絡ませラムザ君を逃がしません!
「あ、アグリアスさん!ダメです!もう、もう出ちゃいます!」
「え、あ、はぁ、えぇ?」
「出る、出る、うぁあああぁぁぁ!」
「あぁぁ!熱いのがぁぁ!ラムザのがいっぱいでてるぅぅぅ!」
脳ム(その後の事が知りたいかい?
早漏ラムザはなんとそのまま動く事もままならずもう一回イッたんだぜ。
ま、アグリアスがすごいのかね?しかしなさけないったらないね。
もう一つ言うと、ラムザ8対アグリアス1だ。何がって?わかんだろ?)