レミュオールの錬金術師/晴れ曇作品エロパロスレ

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1名無しさん@ピンキー
「レミュオールの錬金術師」のティコたんやシオたん、ルヴェルたんが
あーんなことやこーんなことをされちゃう妄想を思う存分語り尽くしましょう

公式サイト
ttp://konatu572jp.hp.infoseek.co.jp/

本スレ
レミュオールの錬金術師専用スレ
http://game6.2ch.net/test/read.cgi/game/1083564522/
2名無しさん@ピンキー:04/05/13 02:02 ID:tAz2VYiq
ショタは良いねぇ〜
3名無しさん@ピンキー:04/05/13 03:00 ID:XYXGFvdN
ホントに建ったのか。
4名無しさん@ピンキー:04/05/13 19:02 ID:vzhRbPBq
カルヴァーンの塔の扉をあけたシオの前にに一匹のモンスターが現れた。
怪しく蠢く赤いキノコ、マジックマッシュルーム。
不思議な踊りでみるみる力を奪われるシオ。
穢れを知らない少女には踊るキノコの危険さが想像できなかった。
逃げようとしたときにはもう遅かった、足元のネバネバとした緑色の物体は
足に絡みつき、手を拘束し、身動きをとることを許さない。
大中小のキノコはシオの秘所を優しく愛撫しはじめた……。



なエロ画像キボンヌ。
5名無しさん@ピンキー:04/05/13 19:04 ID:U7GbczRh
フィル君(;´Д`)ハァハァ
6 ◆eroixQ9O3Q :04/05/13 19:14 ID:Y1bggZF9
●ストーリー
魔法堂の評判が高まったある日、ティコはイシュワルド一の
大富豪の夫人から最強の回春薬の開発を依頼された。

ティ「・・・イシュワルドオオアザラシの睾丸にアルハンサンショウウオの黒焼きに・・・
   まあこんなのはお金を出せばいいとして・・・若く美しい男女のあれやこれやの
   エキスが必要ね・・・。どうしようかしら・・・。女は私でいいけど疲れそうだし・・・。
   男もルヴェル君では心許ないわねえ・・・。そうだ・・・あの子たちにしましょう・・・。

ティ「ルヴェル君・・・。特級クロロホルムを作るからシオちゃんとフィル君を攫ってくるのよ・・・。
ル「!? シ、師匠〜、それはあんまりですじゃ〜!
ティ「あら、文句あるの・・・? やっぱりあんたから搾り取ることにしようかしら・・・?
ル「うう・・・仕方ありませんのう・・・。ああとうとうワシも重犯罪者の仲間入りですじゃ・・・。

かくして魔法堂の地下で女王様と奴隷による怪しい開発が始まる・・・。

●ゲームシステム
プレイヤーキャラ・ティコ(後にシバ参加)を操作したり奴隷(ルヴェル)に
命令を出したりして犠牲者を責めたりなんか採取したり実験台にしたりいろいろして
最強の回春薬・昇龍ノーブルバイアグラを完成させて下さい。

・犠牲者は最初はフィル・シオだけですが、後に地下牢を増築して
 衛兵・シスター、クリック・ヤヨイ、サラサ・銀行員(隠れ)などが追加されます。

・目的の品以外にも麻薬・覚醒剤・媚薬などの薬、油からローソク・皮から鞭・
 木材から三角木馬といった責め具、さらに怪しい写真などいろいろ開発して下さい。
 これらは自分や犠牲者に使うほか裏ルートに流して資金源にできます。
7 ◆eroixQ9O3Q :04/05/13 19:18 ID:Y1bggZF9
>>6
これ書いたの俺なわけだがホントにこういうゲーム出たら買うのにな〜。
なけりゃ作ってしまいたいぐらいなのだが絵心がないのが惜しまれる。
8名無しさん@ピンキー:04/05/13 19:43 ID:kMlbrkl0
腐女子版(;´Д`)ハァハァ
9名無しさん@ピンキー:04/05/13 21:31 ID:4n5vSYzp
俺もやりたいな。
欲しい。
10名無しさん@ピンキー:04/05/13 22:37 ID:9yOsGLdS
犬買ってこなくちゃ。
あとレベルが上がったら馬も用意しないと。
11 ◆eroixQ9O3Q :04/05/13 22:52 ID:Y1bggZF9
>>10
シスターに使用したいでつね。
12名無しさん@ピンキー:04/05/13 23:35 ID:ZIU5K1CT
開発を続けると、毎朝シオ卵が入手できるように
13名無しさん@ピンキー:04/05/14 00:00 ID:Mi+FeQxD
(;´Д`)ハァハァ
14名無しさん@ピンキー:04/05/14 00:08 ID:ybmHIETd
シオの甘栗
頑張って200開発したら
シオの甘栗剥いちゃいました
15名無しさん@ピンキー:04/05/14 02:50 ID:GLFo+ajM
>6が面白そうで面白そうで仕方ない
レミュ金はキャラが生きてていいよなあ・・・
エロに限らず二次創作色々見てみたいとオモタリ
16 ◆eroixQ9O3Q :04/05/14 20:24 ID:wtEEFXDq
シスターと衛兵の名前なんだっけ? あと貨幣単位の£みたいなヤツなんて読むんだろ。
17名無しさん@ピンキー:04/05/14 21:36 ID:nSnoESW0
>ルヴェル君の行動を指定する。
>商品開発をしなさい。

「ハアハア、シオちゃんとフィル君をさらってきましたですじゃ、
 自衛団との追いかけっこはハードでしたのう……」
「あらご苦労様、ルヴェル君、もうひとつ頼みたいことがあるんだけど」
「はあ、なんでしょう師匠」
「シオちゃんが卵産めるようにしなさい、鶏はおしりから卵を
 産むからおしりを開発すればなんとかなるはずよ」
(攫ってすぐ肛門開発なんて、師匠も悪ですのう……)
「なにか言った? もしかして出来ないなんて言うんじゃないでしょうね……」
「いえ! すぐにやりますじゃ!」
(仕方ない……、シオちゃんにはすまんが三角木馬は勘弁じゃ……)
18名無しさん@ピンキー:04/05/15 01:40 ID:CnzZA8wD
>>16
ポンドも知らないと恥ずかしいのでこの機会に覚えておこうね
19名無しさん@ピンキー:04/05/15 02:33 ID:hGdxdhVq
>>18
恥ずかしい奴だな
20 ◆eroixQ9O3Q :04/05/15 06:49 ID:PYwM9gEz
>>18
ワロタ
21名無しさん@ピンキー:04/05/15 17:25 ID:ePDs9a3O
続きが激しく気になる(;´Д`)ハァハァ
22 ◆eroixQ9O3Q :04/05/15 17:41 ID:PYwM9gEz
スクリプトの内容を解読してテキスト部を読めるようにするソフトって出てないのかね?
まあ細かいこと気にしなけりゃいいんだが。
23名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:12 ID:SBfpMq3c
戦駒犬 加工⇒ バター犬
24名無しさん@ピンキー:04/05/16 02:21 ID:HdpxCZqP
個人的には、イシュワルドダコを使いたい
25名無しさん@ピンキー:04/05/16 03:04 ID:hgzeJbSa
激しく同意。

タコの触手で調教されるシオたん(;´Д`)ハァハァ
26名無しさん@ピンキー:04/05/16 04:39 ID:pK2JerXc
夏魚は、恐らくウナギと見た!
しかし、無償であれだけ素晴らしいゲームと世界観を提供して呉れた製作者に対して、ちと申し訳無くも思うが。
……一方でその申し訳なさが、無垢の少年少女調教というシチュの問う良心の呵責にシンクロして、もうタマンナイ。
27名無しさん@ピンキー:04/05/16 06:44 ID:gol7R+yj
やっぱりシオのおやつや鴨肉に薬を仕込んだりするんだろか。
28 ◆eroixQ9O3Q :04/05/16 07:21 ID:JiRWGl9s
>>27
それもありそう。

最初にフィルとシオと書いたが最初に捕まるのは順当にシオでいいよね。
心配したフィルが必死で探し回るのを内心(・∀・)ニヤニヤしながらはぐらかして
後でいきなり地下牢で対面させてΣ(゚д゚lll)ガーンってのが精神的にキチークでいいなあ。

シオの捕まえかたどうすっかねえ。魔法が使える世界だからマンガみたいに効く
麻酔薬があっても別にいいけど。メロウの森で覆面ルヴェルと対決とか燃える?
それは別としてルヴェルってどんくらい強いんだろ。ティコが設定上かなり強いのは確かだが。
29名無しさん@ピンキー:04/05/16 19:48 ID:FUpvEpXZ
いくら頑張らせても見習い錬金術師の錬成破片しか作れないんじゃたかが知れてるよ。
30名無しさん@ピンキー:04/05/16 20:06 ID:gol7R+yj
でも「水色の塔」じゃかなり上層まで上ってたからな。
錬金術師初期のシオならボコれるんじゃなかろうか。
「初めてはフィル君にあげようと思ってたのに…」とか言ってくれると激萌え。
31名無しさん@ピンキー:04/05/16 20:18 ID:ywkARI5W
ティコは水色の塔の裏ボス
32名無しさん@ピンキー:04/05/16 22:49 ID:FUpvEpXZ
やっぱり「ファシミア馬×シスター」は外せない!!

もしくは女性化薬でフィルやクリックを女性化して、ルヴェルが…グフフフフ
33 ◆eroixQ9O3Q :04/05/16 22:57 ID:JiRWGl9s
>>32
シスターに関しては衛兵のヘル君の眼前でシバが犯っちまうシチュもいいなあ。
あとシバの店もいろいろ危ない仕事に手を出してる設定になりそうだ。
34名無しさん@ピンキー:04/05/16 23:03 ID:ywkARI5W
番犬999匹の下の世話
35名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:03 ID:fzWWgF4y
>>34
それだ
36名無しさん@ピンキー:04/05/17 23:38 ID:vUQzULav
やっべえ!!公式のトップ絵が

シ オ た ん の ス ク 水 姿 だ

ageるぜ!!
37名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:19 ID:Ut5nSchB
シオタン…(*´д`)ハァハァ

作者さん分かってまつね。
38名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:25 ID:S/QMi7ny
スク水姿でルヴェルにヤられるシオタソ(;´Д`)ハァハァ
39名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:29 ID:lV/qXhod
スク水の乳首とアソコの部分だけ切り取られるシオタソ(;´д`)ハァハァ
40名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:43 ID:MT1QKb9u
肩に乗ってるカエルが水着の中に入っちゃって…(;´д`)ハァハァ
41名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:59 ID:kSEdbcNz
スク水でタコに絡まれるシオタソ(;´Д`)ハァハァ
42名無しさん@ピンキー:04/05/18 15:56 ID:PG4BfXJq
監禁しといて、「シオの写真」を売りさばく・・・と
43名無しさん@ピンキー:04/05/18 16:08 ID:35Gzx5Tv
やよいタン、顔は好きなんだが
「な、何をするッス、やめるッス!」
とか言われると萎えそうだな
44 ◆eroixQ9O3Q :04/05/18 16:31 ID:aRurlYB8
>>43
クリックの大阪弁もな……。
45名無しさん@ピンキー:04/05/18 20:44 ID:qbOd9vSY
>>43
「や…やめ…あ…ぁ…」となる伏線だよ!!
ヤヨイたんは淫乱の素質があるに違いない。

>>44
大阪弁は攻め側だなぁ…
弱みを握って色々とこき使うべきだね。
ちんこは小さそう。
46名無しさん@ピンキー:04/05/18 21:30 ID:ehWv2vtW
>>46
ああいうのに限って超巨根なのさ

泥棒イベントなんかもいじくりがいありそう(;´Д`)ハァハァ
47名無しさん@ピンキー:04/05/18 21:31 ID:ehWv2vtW
ぶw自分にレス初めてやってもた(´・ω・`)
>>45
48名無しさん@ピンキー:04/05/18 21:58 ID:qbOd9vSY
ワイバーンの卵を毎日安定した数欲しいので、
シオの身体を改良して毎朝ワイバーンの卵が産めるようにしちゃいました。
49 ◆eroixQ9O3Q :04/05/18 23:52 ID:aRurlYB8
>>45
う〜ん、そうだなあ。ヤヨイに関してはいきなり犯すよりクリックとの関係を
含めて歪んだ感情がメインがいいかもね。ボコボコに殴って
「クリックとは何回やったのかのうこのメス豚が生意気なんじゃあ!」って感じ?
50名無しさん@ピンキー:04/05/19 02:48 ID:EeTG4cE1
やよいタンは、むしろティコが言葉巧みに騙して調教するのがイイ感じかも。
「街では、これを付けて外出するのが女性の嗜みなのよ」
「うぅっ……都会は凄いッス。頑張るッス!」
メロウの張形挿入。
51名無しさん@ピンキー:04/05/19 21:18 ID:KNbVOJU5
52 ◆eroixQ9O3Q :04/05/19 23:33 ID:jK70PeHS
>>50
ワロタけど萌えるかと言われるとちょっとな……。
ところでこのスレ的にショタやおいホモの要素は需要あるのかね?

たとえば下の3つのうちどこまで許容範囲?

ティコ×フィル
シバ×フィル
シバ×ヘルシンキ
53名無しさん@ピンキー:04/05/20 00:20 ID:etOpNkDA
需要?あるある!俺欲しいよ!
ショタ大好き!801大好き!
シバ×フィルだろうと、ルヴェル×フィルだろうと、
あまつさえルヴェル×シバでさえ大丈夫だよ!!
でも…ヘルシンキって誰だ?
54名無しさん@ピンキー:04/05/20 01:00 ID:ypQprRpQ
ティコって男なのか?

後、俺はやおいとホモはいやだな
55名無しさん@ピンキー:04/05/20 01:10 ID:etOpNkDA
ティコはショタコンっぽいよね。
56名無しさん@ピンキー:04/05/20 01:21 ID:mcYkVarC
ホモショタネタは嫌いじゃないけど、笑えないのはダメだな
ノーマルな方でも同じで、ドロドロした感じになのはあんまり好きじゃない
いや、たまにならいいんだが・・・どこか笑える要素が無いとダメなんだわ
57名無しさん@ピンキー:04/05/20 01:26 ID:etOpNkDA
グロいのは辛いよね。
やっぱりレミュ金や晴れ雲作品ってのは明るいところが良いんだからさ。
58名無しさん@ピンキー:04/05/20 02:17 ID:Old8YNFh
個人的には、ティコ×フィルは大丈夫。ってか、むしろどド真ん中。
でも男×男には抵抗が…。
59名無しさん@ピンキー:04/05/20 03:02 ID:akS4AYrp
ティコならチンコの一本や二本生えてるだろう
60名無しさん@ピンキー:04/05/20 03:21 ID:iYwZ2mju
ほんじゃ、シスターにチンコの一、二本も生やして、シオやフィルにけしかけるのはどうか。
61名無しさん@ピンキー:04/05/20 08:14 ID:VeEEELIw
シスターはあれで結構やり手だ。たぶん。

あとは、シバだな。
シバの店ってそういう道具売ってるんだろ?
62名無しさん@ピンキー:04/05/20 08:40 ID:NQJQTn7K
何にしろ荒れるかもなーっての投下するときには

62 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 04/05/20 08:40 ID:sHIomoE2
これからショタ落としますよー

62 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 04/05/20 08:41 ID:sHIomoE2
ここから本文


ってことでどうでしょう。
メ欄だと流し読みする人もいるだろうし。
63名無しさん@ピンキー:04/05/20 14:37 ID:oupfRieh
本文の方にも、名前欄にタイトルかカプ名を入れてもらえると良いかも。
64 ◆eroixQ9O3Q :04/05/20 22:44 ID:od0wymh1
>>59
なんつっても魔女だからナー。胎内にいろいろ品種改良したヒル状の蟲飼ってて
必要に応じてペニス代わりにも……って設定ダメ?
俺なぜか普通のふたなり好きくないんだわ。

やおいはフィル受けぐらいならあってもいいかな。さすがに山純粋ホモの需要はなさそうね。
ヘルシンキ(衛兵)は目の前でシバにソフィア(シスター)犯されて血の涙とか
完全に調教されて淫乱化したシスターに犯られるとか役所がありそうだが、

クリックの扱いが微妙だ。ただの受けならフィルの方がいいしなあ。
ヤヨイとの関係で萌えるシチュエーションもあまり思い浮かばない。
ボロボロの体で純愛はフィルシオでやりたいし。

かといって無視するには惜しいしやはりクリックは女性化が一番妥当か。
>>32
みたいに。
65名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:38 ID:4c3pe7tC
>>64
…ヒル状の蟲はどうかと…
せめてディルドーにしときましょうよ…
66名無しさん@ピンキー:04/05/21 05:53 ID:acnCsvCT
◆eroixQ9O3Qは実際にゲーム制作でもしてるわけか?
そうでなくただ妄想するなり文章作るなりするくらいなら
自分の好きな設定でいいだろう(賛否はあるだろうが)

このスレが立つきっかけでもあるし、>6の部分に関しては神だと思うし、
自分がいかに変わった趣味をしてるか露呈するのもいいんだが
ちょっと自己主張激しすぎでないかい?
67名無しさん@ピンキー:04/05/21 07:33 ID:ofenFlxQ
フィル状の蟲を装着だ!
68 ◆eroixQ9O3Q :04/05/21 07:55 ID:Z/FfbDUo
>>66
ゲームは作ってるけどエロとは無関係よ。絵描けないし
エロパロ板でど下手くそなSS投下するぐらいが関の山。
昨日やっと落ちを思いついたから今晩ぐらいからちょっとずつ書くよ。
エロまでたどり着くのにもまたしばらくかかりそうだけど。

別に他人の趣味は認めんとか俺以外はネタ書くなとか言ってる
わけじゃないのに自己主張とか言われても困る。
最終的に自分の趣味優先するにしても嗜好調査ぐらいやっても
バチは当たらんと思うが。それでアイデア出ることもあるしさ。
69名無しさん@ピンキー:04/05/21 17:33 ID:/OPpdxon
うん。応援してるよー。
70名無しさん@ピンキー:04/05/21 22:06 ID:dIerxyWn
>>◆eroixQ9O3Q (・∀・)イイ!!

(;´Д`)ハァハァ 出来るやつをおながいします。
71名無しさん@ピンキー:04/05/22 04:50 ID:IZdoATad
ティコとルヴェル見たいって人は俺だけかね
72名無しさん@ピンキー:04/05/22 10:51 ID:e+tL7lAe
女王様と下僕プレイですね?
73名無しさん@ピンキー:04/05/22 20:13 ID:kshwaVHY
ルヴェルが無理矢理下僕…ならぬ弟子にされるところに興味がある。
やっぱ色々されたんだろうな
74 ◆eroixQ9O3Q :04/05/22 21:15 ID:ah1wVuz7
じゃープロローグ前半行きます。公式にない設定もその場の思いつきで
適当にでっちageてますのでそのつもりで。
間違っても公式サイトに聞きに行ったりしないように(w
 海洋都市イシュワルド、温暖な気候を持つ世界有数の大都市。多くの移民や
旅人・冒険者が行き交い、商店が軒を連ねる活気溢れる街。しかし集まる人間が
運んでくるのは良い風ばかりとは限らない。明るい町並みを一皮剥いたその内側
にはどす黒い陰謀や邪悪な欲望も渦巻いているのだ。これはそんな渦に捕らわれた
人間たちの物語である……。
 某年5月21日早朝。イシュワルドのほぼ中央・レミュエール地区に位置する
高級薬品店ティコ魔法堂。ルヴェルは朝の日課である掃除に精を出していた。
厳しい労働で鍛えられた肉体は熟練の冒険者と言っても通りそうだ。数十羽は
いるであろうホウキ兎を滑らかに指揮するその魔力も見る者が見ればなかなかの
ものとわかる。事情を知らなければなぜ薬屋の雑用などしているのか不思議に
思うだろう。
(ドンドン!)
 ルヴェルが掃除を終えたころ、突然ノックの音が響いた。
「む、こんな朝早くから客人か。一体誰じゃろう……」
 ルヴェルは既視感を覚えた。ティコ魔法堂設立の契機となったイシュワルド
銀行員の訪れたあの朝と似ている。強いが乱暴ではないノックの調子も同じだ。
(運命とは不思議なものじゃのう……)
 この場所はほんの数ヶ月前まで腐臭と刺激臭が漂うボロ屋だった。それが
あの訪問をきっかけに今やイシュワルドで1,2を争う有名な薬屋となっている。
 この客の訪れもまた運命の転機となるのではなかろうか。そして現在比較的
恵まれた状態にあるこの運命を変えるとしたらそれは不幸の使者に他ならない
のではないか? そんな考えがルヴェルの頭をよぎった。
 しかし、まだ開店時間ではないとはいえ営業日であり居留守を使うわけにも
いかない。それにいまやティコ魔法堂は借金を全額返済したのみならず、逆に
街に相当額の投資をしている立場だ。恐れることなど何もないのだ。
(ふん、ワシとしたことがつまらんことを考えたものじゃ。ヤヨイちゃんに
ふられたからといって少し弱気になっておるのかのう……)
 ドアを開けると初老の男性が立っていた。身なりは悪くない。それどころか
非常によい。服飾にはうといルヴェルにも確かに高級感が感じられた。しかし
その高級感は豪華さや華美さとは異なりやはり抑制された印象を受ける。
「早朝より申し訳ございません。失礼致します」
 声もまた張りはあるが落ち着いた印象である。
(いったいどういう客なんじゃろう……?)
 ついさっき押さえ込んだ不安がまた頭をもたげてきた。
「う〜ん、何よルヴェル君……まだ6時じゃないのよ……死にたいの……?」
 独特の寝相の悪さで寝乱れたティコの姿は、毎朝のことながらなんとも言えず
悩ましい空気を発散している。思わず襲いかかりたくなる衝動をグッとこらえる。
「こんな時間にわざわざ頼みにくるって……どんな仕事なのよ……?」
「それが妙な客でして、師匠に直接でなければ言えないらしいですじゃ」
 ルヴェル当人はすでに理解している。タダ同然の薄給で奴隷のように使われても
ティコから離れることができないのはこの魅力のせいなのだ。他に適当な師匠が
見つからないだの弱みを握られているだのというのは自分自身に対する言い訳に
過ぎない。本当は魔女の魅力の虜となっているのだ。
「ふ〜ん。妙な客って……どんな感じ? 首のない藁人形999個大人買い
していったあのおっさんより妙だったわけ?」
「え〜その、なんと言いますかのう……。秘密を隠しているといいますか感情を
抑えていると言いますか……」
 ティコの美しく弧を描いた眉がピクリと動き、一瞬険しい表情を見せたような
気がした。
「あらそう……まあいいわ。私が出るからルヴェル君は『帰還』と『脱出』の
魔法陣をいつでも使える状態にしといてちょうだい。今すぐよ」
78 ◆eroixQ9O3Q :04/05/22 21:26 ID:ah1wVuz7
次回はプロローグ後半、その次がシオ捕獲、拘束、前戯ぐらいの予定。
スローペースで長く続けたいです。
79 ◆eroixQ9O3Q :04/05/22 21:28 ID:ah1wVuz7
あ〜あと、シオフィルの会話イベントでペンダントをプレゼントするとかの内容を
ちゃんと覚えてる人いませんか?
80名無しさん@ピンキー:04/05/22 22:59 ID:m0wgSF+j
あー、あの
「じゃ、じゃあ、僕が買ってあげるよ!」
とか言うあれか。
思い出せないな・・・
81名無しさん@ピンキー:04/05/23 00:31 ID:L8Hhcdlz
確か隣の雑貨屋に可愛いペンダントが置いてあって、
ティコが、いちゃつくんなら外でやってくんない?
とか言ってたような…うろ覚えだが
82名無しさん@ピンキー:04/05/23 00:38 ID:6H2vi6XY
二つほしいのがあったんだけど一つしか買えなくてっていうんじゃなかったっけ?
83名無しさん@ピンキー:04/05/23 01:31 ID:Ttarrpxa
>>72
下僕の逆襲ってのも…
84 ◆eroixQ9O3Q :04/05/23 06:15 ID:cp1+bB06
>>80-82
そうそれ、思い出した。すでにひとつ買ってつけてて、
もう一つをプレゼントするという約束したでいいんだよね。
85名無しさん@ピンキー:04/05/23 08:51 ID:C3yq3GVi
細かいのは思い出せないけど、
中身はそれで良いと思うよ。
暴れ者でありながら、服装に気を使うシオハァハァ
86名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:42 ID:nhBjuJjk
シオタソは男勝りっつーかんじですが、時々見せる女の子っぽさが…ハァハァ



そして実は淫乱と妄想してみる。
挑発的なシオタソ…

◆eroixQ9O3Q氏待ち…ハァハァ(;´д`)マダー?
87名無しさん@ピンキー:04/05/24 17:52 ID:7gi0vdkA
何かのフィルムを現像してみたら、なんとシオのあられもない姿が…!

シバ「これを使ってシオのヤツを…くっくっく…」

危うしシオ!!
『レミュオールの魔女』(03)
 馬車はイシュワルドの郊外、金持ちの住む高級住宅街を進んでいた。男は
ティコが要件を聞くと今度はここでは話せぬといい、その上一辻離れたところに
停めてあった大きな馬車で同行して欲しいという。
「ずいぶん回りくどいことをするのね……」
「目立ちたくないのです」
 男への不審は強まったがティコが心配していた種類の危険とは違うようだ。
ルヴェルに言いつけた準備は無駄になりそうだった。それからもう10分ほど
経つが男はいっこうに口を開こうとしない。
「いい加減仕事の内容くらい教えてくれてもいいんじゃないからしら……?」
「実を申しますと私どもも承ってはおりませんのです。間もなく到着致します
ので奥様より直接お聞き下さい」
(奥様……?)
 いつの間にか馬車は公道ではなく一際大きな豪邸の敷地内を走っていた。
あまりに広すぎて気がつかなかったのだ。この屋敷の主は町で知らぬ者はない
イシュワルド一の大富豪。去年30歳以上年下の美人モデルと突然結婚して
町中の話題をさらった。その騒ぎはゴシップのたぐいにあまり興味を示さない
ティコの記憶にも確かに残っているほどだ。
(フフ……。そういうことだったのね……)
 記憶を辿り終わった時、屋敷の執事かなにかであろうこの無愛想な男に問い
ただす必要はもはやなくなっていた。反応がないのをいぶかった男が尋ねた。
「どうかなされましたか?」
 ティコは怪しい笑みを満面に浮かべながら答えた。
「いえ、わかりました。“魔女”の本領をご覧に入れて差し上げますわ……」
「ちょっと聞いてよルヴェル君! 10億£よ、10億£!」
 朝8時。店に帰ってきたティコは、ルヴェルが今まで見たことのない興奮
状態で書庫を引っ掻き回しながら絶え間なくまくし立てている。
「じゅ、じゅじゅ10億£!? いったい何の話ですじゃ!?」
「まったく金持ち老人の若妻の不満なんて女なら誰だって想像つくってものよ!
なのに私が開口一番『お薬がご入り用なのは貴女ではなくご主人の方ですのね』
って言ってやったら『どうしてお分かりになるの!?』なんて言っちゃってもう
おかしいったらありゃしないわ。ああいう脳味噌カラッポな客のおかげで占い師は
食いっぱぐれがないのよね……あ、あったわこれよこれ!」
 ティコは本の山からとりわけ古そうな一冊を引きずり出した。支えを失った
本がドサドサと落下して埃を立てる。
「で、では魔法陣の準備というのはいったい何だったのですじゃ?」
「ああそれはもういいわ。ルヴェル君が秘密を隠してどうとか変な形容するから
魔女狩りの連中かと思ったのよ。よく考えたらあいつらが正面玄関からノック
して入ってくるわけがないのよね。そんなことより10億£よ!」
 その本は装丁から筆跡まで全てがひどく怪しげな印象を与えるものだった。
内容は高度でルヴェルにはまだところどころしか読むことができなかったが
読めたとしたらその印象が更に強まるであろうことは十分にわかる。
「これよ! 古の王カルヴァーンが自分専用に作らせ愛用したという伝説の
回春薬『昇龍ノーブルバイアグラ』! これならあの若奥さんも満足するわ!」
「は、はあ……」
 ルヴェルはあまりに急な話の展開に頭がついていかない。
「イシュワルドオオアザラシの睾丸にアルハンサンショウウオの黒焼き……、
やっぱりまともな流通には乗ってないものが多いわね。また新しくルート開拓
しなくちゃ。でも、ま、こんなのはお金さえ惜しまなければいずれ手に入る
からいいとして〜。あ……そうだルヴェル君?」
「はあ……」
「今から特級クロロホルムを作るからシオちゃんを誘拐してくるのよ」
90 ◆eroixQ9O3Q :04/05/24 19:12 ID:n/DkGOys
次回いよいよシオの身に魔の手が迫る……! かな?
91名無しさん@ピンキー:04/05/24 23:59 ID:3k2CDeyP
期待が高まるよ
(*´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア ノ \ア
92名無しさん@ピンキー:04/05/25 00:59 ID:4gXpFN4x
どういう展開になるのだろうか?
液が必要なのかなぁ・・・
93 ◆eroixQ9O3Q :04/05/25 17:51 ID:IyPyDvbV
ちょっとした作劇上の都合で05〜08で出てくる男はメル欄です。
初読で作った脳内イメージを後から書き換えるのが嫌いなタチの人は
先に読んで、別に気にならない人は後で読んで下さい。
 5月21日夕刻。シオ・ミサキはメロウの森の奥地で探索にはげんでいた。
この場所は自分で発見したエルフの薬草の穴場で、まだフィルにさえ教えて
いない言わば企業秘密なのだ。
「ふふ、いっぱい取れた取れたっと♪」
 日が傾きかけたので帰ろうと歩き始めた時、一本の木の陰に気配を感じた。
「えっ……!? そこに誰かいるのかな? 私の穴場、見つかっちゃった?」
 シオはギョッとした。陰から現れた男が三角頭巾のような黒い覆面ですっぽりと
頭を覆っていたからだ。突起をつけない長めの棍棒のような武器と背負子を
付けており探索に来た冒険者に見えなくもない。背は高く180はありそうだ。
(な、何だろこのヒト……? あ、怪し過ぎっ……!)
 シオは精一杯平静を装って声をかける。
「え、えへへ……。いいお天気ですね♪ あ、あなたも冒険者さんですか〜?」
 男は一言も発しない。やや早足にまっすぐに近づいてくる。剣を抜くべき
だろうか? 背中に回してある盾に手を延ばすべきだろうか? ただの変わり者
の冒険者なら刺激するのは避けるべきだろうか? 迷っているうちに男は間合いに
踏み込んだ一歩の勢いそのままに棍棒の一撃を見舞ってきた。
「くっ!!」
 鈍い音が響く。準備動作が遅れたため力を上手く受け流せず盾を飛ばされた。
持っていた手がビリビリと痺れる。間違っても挨拶や冗談ではありえない本気の
一撃だった。素手で受けるのは無理と判断し次の一撃は横っ飛びに転がって避ける。
目の前をうなりをあげて棍棒が通り過ぎる。付けていた赤い石のペンダントが
引っかかってちぎれ飛んだがそれを気に止める余裕はなかった。
 草の上を受け身の要領で3回転ほど転がったシオは素早く立ち上がると愛用の
細身の剣を抜き放ち両手でまっすぐに構える。男がゆっくりとこちらへ向き直る。
(ハァッハァッ…ハッ……こ、この男……何!? 何なの!?)
 心臓が早鐘のように打ち全身の血液が沸騰する。
(いったい……何が目的なの……!?)
 状況から見て男は自分1人を計画的に狙ってきた可能性が高い。金や権力に
縁のない移民の冒険者である自分を狙う目的は……
(…………ワタシ…?)
 おぞましい想像が湧き上がり、足が震え、地面が揺れているように感じる。
痴漢や暴漢の類を相手にするのは初めてというわけではない。むしろ撃退した
回数が思い出せないほどだ。しかしそれは場所が酒場や街の路上であったり、
冒険者仲間との行動であったり、いずれも万一の場合にはフォローや救援が
期待できる状況のことだった。いま森の支道までの距離が約2キロ。数キロ
四方の範囲内に人がいる可能性はほとんどない。完全に孤立無援である。
もし負けたら……。
(くっ、やるしかない……っ! 負けない! 負けるもんですかっ!)
 シオは無理矢理闘志を燃え立たせる。男の戦闘力は自分より上と見えた。
次の一撃が勝負だ。そこで倒せなければ負ける。負けたら……。
「はっ!」
 またも襲いかかる邪念を振り払うようにシオは一声気合いをあげ、まっすぐ
男に突進する。振り下ろされる棍棒の動きがとてもゆっくりに見える。その
軌跡を見切って身を翻し薄紙一枚の差でかわす。
(いける!)
 シオが思った瞬間突然視界が真っ白になった。男の武器の先端から小さな
火花が飛び出し眼前に炸裂したのだ。
(……ッ!? 魔…法……? これって……どこかで……見……)
 傷を負うような性質ではなかったものの、意表を突かれ視界を失った隙を
見逃さず横に回りこんだ男がシオの延髄のあたりを一撃する。
「あぐっ!!」
 呼吸が止まり体勢が前に崩れる。膝をつくと同時に手の甲を踏みつけられ、
次の瞬間には剣を蹴り飛ばされてしまっていた。
(負け……た……?)
 丸腰になってしまっては腕力で劣るシオにもう勝ち目はない。男は自分の
武器をゆっくりと後方へ投げると、へたり込んだ体勢のまま呆然としている
シオに手を伸ばした。
(犯される……ッ!!)
 圧倒的な恐怖で体が思うように動かない。シオは這いずるようにして男から
逃れようとするが、1メートルも進まないうちに捕まってしまう。
「やっ、やだっ! 来ないで! 触らないでッ!」
 シオは足をばたつかせ蹴りを入れたり、目突きをしようとしたりして必死に
抵抗するがたちまち組み敷かれてしまう。男の荒い息遣いが肌に感じられ、
興奮したオスの体臭を放つ肉体が重量を持ってのし掛かってくる。
「やああッ!! 誰か! 誰か助けてっ! お父さん! フィル君っ!!」
 聞こえる可能性のあるはずもない相手に助けを求め泣き叫ぶシオの、悲痛な
声を絞り出しているその細い首に男の片手が添えられ、少しずつ絞められていく。
「……っやめっ…あ、ああ殺さ…ないでぇッ……お願い…許し……て……ぅ」
 酸欠で一瞬意識が飛ぶ。男はシオの両腕を掴んで上半身を引き起こすと背後に
回り脚と片腕で巧みに自由を奪う。そして残った腕で懐からなにやら濡れた布の
ようなものを取り出すとシオの鼻と口を覆う。
(……ッ!?)
 刺激臭が鼻腔を襲う。おそらく麻酔薬の類を染みこませてあるのだろう。
慌てて今度は自分で呼吸を止める。しかしこのままでは時間の問題だ。
「んんーーっ!!」
 シオは全身に渾身の力を込め口元を覆う手を引きはがそうともがくが、男の
太い腕は鋼鉄でできた罠のようにシオを捕らえて放さない。息が持たない。
「うぐっう! あっハッ、ハッ、ハアッ! ううっ……」
 まともに薬を吸い込んでしまう。
(……何も感じなくなるならそれもいい……かな?)
 絶望的な思考が一瞬頭をかすめるが慌てて気を持ち直す。
(ダメ……ッ! ここで眠っちゃ……!)
 男の目的が単なる強姦とは限らない。このままどこかへ連れ去られると
したら少しでも状況を把握しておかないと助かる望みが薄くなる。
 逆に昏睡に陥ったフリをすることで逃げ出す機会を掴めるかとも試みたが
その意図も見透されているのか、抵抗をやめると男の手が服の間から侵入し
胸をまさぐったり尻を撫でさすったりしてシオをじっとさせておかない。
(ううっ……くっ…イヤ……こんなのイヤぁ……)
 どうあがいても逃れることはできそうになかった。それから5分か?10分か?
 時間の感覚も怪しくなり始め、本当に意識が朦朧としてくる。
(もう……だめ……)
 首をひねって最後の抵抗をすると、木々の間を沈んでいく赤い夕日が目に
飛び込んできた。
(……お日様……また、見れる…の…か……な……)
 シオの意識はゆっくりと絶望の中に沈んでいった。


 がっくりと首を垂れたシオが完全に意識を失ったことを確認すると男、
シバ・アーガイマは覆面をはぎ取り、シオの頬に溢れた大粒の涙を舌で
ペロリと舐め取った。
(くっくっく……なかなかよく頑張ったぜ。まったくお前はいい女だシオ。
このまま犯っちまいたいのはやまやまだが、契約だから今は我慢してやる。
後でどっちが良かったと思うかは知らないがな……)


 少し離れた草の陰ではシオの胸からちぎれ飛んだペンダントが夕日の光を
反射し一層赤く輝いていた。
98 ◆eroixQ9O3Q :04/05/25 18:56 ID:IyPyDvbV
つーわけで残念でした寸止めです(w
次回はたぶん設定構築の続き。
99名無しさん@ピンキー:04/05/25 22:24 ID:QjxbdGMv
寸止めキター!
思わずお父さんとフィルを呼んでしまうシオ(;´Д`)ハァハァ
100名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:15 ID:KuyWUl9m
シオ可愛い・・・
うぅ、ちょっと可哀想。
次も楽しみにしてますね〜
101名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:17 ID:2M28NcfA
スゲー・:゚*+ (*´д`*)ィィ!!+゚:・*
102名無しさん@ピンキー:04/05/27 02:22 ID:QviAg691
…久々にボイス有りにしてやってみる。

ティコのあくびを聞いて立つとは思わんかったぞ息子よ…
103 ◆eroixQ9O3Q :04/05/27 17:33 ID:ZgdVLL3z
何か普通のエロパロスレのペースで書いてたらスレがdat落ちしちゃいそうな
気がしてきたので一日に最高一レスずつの金総書記なみの小出しで
行くことにしました。

まとめて読みたい場合はレミュオールの魔女(カギ括弧付き)で
レス抽出して下さい。
 5月22日朝9時。ティコ魔法堂に商品が入荷されていた。各地から送られた
箱、樽、袋が、名産品、生活用品、薬品の原料が次々に運び込まれている。
「ちわ〜っす! シバの便利屋です! “商品”お届けにあがりました〜!」
「あら、ありがとうシバ。その様子だと首尾は上々ね?」
 ティコはシバの背負った大きな袋をチラと眺めて言う。
「へっへっへ……指定通りの“極上モノ”を採集してきましたぜ」
「ついでに奥まで運んでもらおうかしら。ルヴェル君、入荷作業の指揮お願いね。
終わったらあそこへ来てちょうだい」
「は、はいですじゃ……」
 ルヴェルはシバとすれ違いながら袋をこわごわ見つめる。ティコとシバは
食料品などを保存する地下の倉庫に下りる。それほど食料品を扱わなくなった
今では空きが目立つ。
「こっちよシバ」
 倉庫の角にワイン瓶を一本ずつ横にして並べる巨大な棚がしつらえている。
ティコが左端に近い一本を抜くと棚がゆっくりと右へスライドしはじめ壁に
吸い込まれていき、半分近く動いて止まる。
「おほっ、すげえ仕掛け。この先が秘密のお部屋ってわけだな」
「と、思うでしょ?」
 ティコはいたずらっぽい笑みを浮かべる。
「でもこの奥で見つかるのは古びて使い物にならない密造酒の醸造器だけ。
まっ、厳重注意の行政処分+装置の廃棄代の名目で5000£の罰金って
トコかしら?」
 ティコがさっき抜き出したワインを逆向きに棚に戻し、グッと押し込むと
棚はまたスライドし元の位置に戻り、更に1メートルほど左に動いて止まった。
2人は棚が壁に入り込んでいた“戸袋”に当たるスペースに潜り込む。
「こりゃあんまり太ったら通れねぇな」
「でっぷり太ったシバなんてあんまり見たいもんじゃないわね。そうならない
ようにお願いするわ」
 “戸袋”の奥の壁に偽装した扉をくぐると階段が現れる。ヒヤリと冷たい
空気が流れ出てくるのがわかった。周囲の様相もガラリと変る。
105 ◆eroixQ9O3Q :04/05/27 17:59 ID:ZgdVLL3z
それから感想以外にも要望・妄想大募集中。特にストーリー的要素も
落ち以外ほとんど決まってないのでどんどん取り入れていく可能性大。
たとえばソフィア、ヘルシンキ、クリック、ヤヨイがどんな流れで
捕まるのか……とか(サラサとフィルは思いついた)。

エロ要素は今のところ使いでのありそうなカップリングと
シチュエーションは以下の通り。誰それはアナル責めにしたいとか、
サラサはレズでタチの設定がいいとか自慰がねえぞゴルァとか
何でも要望(妄想)求む。


◆ティコ×シオ(レズ触手)
◆シバ×ティコ(ノーマル和姦)
◆フィル×シオ(ノーマル純愛)
◆ティコ×フィル(ショタ逆レイプ)
◆ティコ×ルヴェル(誘惑・奴隷) >>73ネタで過去話(?)
◆シバ×フィル(鶏姦)
◆シバ×ソフィア(レイプ)
◆犬馬×ソフィア(獣姦)
◆ティコ×ソフィア(レズSM)
◆ソフィア改×ヘルシンキ(逆レイプ)
◆ルヴェル×女クリック(性転換近親姦)
◆ルヴェル×ヤヨイ(暴力、変態)
◆むさい親父×サラサ(屈辱系?)
106名無しさん@ピンキー:04/05/27 18:05 ID:Ec+1fZ3s
サラサって誰だっけ
ソフィアは尼さんだよね?
107 ◆eroixQ9O3Q :04/05/27 18:11 ID:ZgdVLL3z
>>106
サラサは水色の最初に出てくるギルドの眼鏡っ娘。
ソフィアは尼さん、ヘルシンキは衛兵。
108名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:28 ID:zWeZjJ+2
まずは◆ティコ×シオ(ノーマル?調教)をキボンヌ
109名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:29 ID:zWeZjJ+2
まずは◆ティコ×シオ(ノーマル?調教)をキボンヌ
110名無しさん@ピンキー:04/05/28 00:06 ID:ZG1HDPj7
ルヴェル、フィル、シバ以外に男はいないんだっけ、
だったら、強引に行くのはシバしかいないかな・・・
男キャラはこのシリーズちょっと人材不足かもね。

とりあえずルヴェル×ヤヨイは方言のせいでギャグにしかならない気がしますね。
だからクリックに呼ばせといて、シバ辺りに引き渡す感じ?
「クリックさん、私を騙したっスか?」
「酷い、ああ・・・やめて・・・」みたいな。
111名無しさん@ピンキー:04/05/28 00:20 ID:OmF5Mt5E
◆ヘルシンキ×ソフィア(ノーマル純愛)
◆ヘルシンキ×ソフィア(レイプ)
の、どっちか一つほしいなぁ…


>>110
男性キャラ少ないって…クリック、衛兵はまだ隠しキャラってことなのか?
112名無しさん@ピンキー:04/05/28 01:28 ID:ZG1HDPj7
クリックは脳内変換で女ってことになってます(ぉ
衛兵は普通に忘れてました・・・
113名無しさん@ピンキー:04/05/28 17:43 ID:01H9FbaT
銀行員(隠れ)もいるぞ。

ヘルシンキ×ソフィアは最初ノーマル純愛のはずが
やってるうちにソフィアが壊れて暴走
ソフィア改×ヘルシンキに転じる、とかいいなー。個人的に。
ソフィアはきっと元々変態。
 壁はさっきまでのレンガと漆喰ではなく石である。大きさも形も様々な石が
ジグソーパズルのように互いにぴったりと合わさっている。こんな建築法は
街のどこへ行っても見られない。階段は曲がりながらどこまでも続いている。
「おいおい、どこまで降りりゃいいんだ。いま地下何階だ?」
「さあ、深さで言えばたぶん5階か6階ぐらいかしら。でももうすぐよ」
 ついに階段が終わると狭かった通路が急に広くなっていく。現れた奇妙な
紋様が描かれた扉を押すと不気味な音を立てて開く。
「さ、魔女の仕事場へようこそ……」 
「な、なんだこりゃあ!」
 シバの驚きの声が石の壁に反響する。地下室、と呼ぶにはいささか広すぎる
空間が広がっている。地下堂、とでも称すべきだろうか。
「上より広いんじゃねぇのか? どうやって掘ったんだ」
「掘ったんじゃないわ。この街はカルヴァーンの塔に近いから、忘れられた
古代の地下施設のひとつやふたつあっても不思議じゃないと思って魔法で
調べたら案の定……ね。それでその上の土地を買ったというわけ」
 中央の広い空間にはティコが持ち込んだと思われる様々な実験器具や本棚、
薬品棚、仮眠用のベッドなどが並べられ研究室のようになっている。そこから
いくつか放射状に伸びている道に入っていくと、鉄格子がはまっている部屋や
壁や床に様々な拘束具や拷問具が並んでいる部屋などがあった。SM趣味の
客向けにそうした道具を扱っているシバにすら何に使うのか全く想像できない
ものもある。
「なるほど……大昔の秘密の地下牢っつーわけか」
「そう。きっと政争に敗れた貴族とか王の寵愛を失った妾妃なんかが密かに
放り込まれて拷問されたり陵辱されたりして無念のうちに死んでいったのね。
フフッ……歴史のある建造物ってステキじゃない?」
 ティコは立ち止まり鉄格子の鍵を開ける。貴人用の独房だったのだろうか、
古びてはいるが高貴な印象の名残がある。ベッドだけが新しいもののようだ。
シバが背負っていた袋を開け中に入っていた“商品”を抱え上げベッドに載せる。
ティコは目を細めてつぶやいた。
「ふふ……。今日からここがあなたのお部屋よ……、シオちゃん」
115名無しさん@ピンキー:04/05/28 19:50 ID:1iC1D41e
うーん、何を売るんだろう・・・
シオは人気があるらしいから、そういうことかな・・・?
写真集があれだけ売れるわけだし
116 ◆eroixQ9O3Q :04/05/29 21:28 ID:65EXahUa
公式のヘル君マンガワロタ。シバGJ。


じゃあ次はまず>>108 でシオ調教にしましょうか。

その後◆シバ×ティコ(ノーマル和姦)と◆ティコ×ルヴェル(誘惑・奴隷)には
無理なくつなげられそうだがティコばっかりになるな……。後者が過去話なら
もっと後回しにしてフィルのシークエンスを入れてみようかな。
いいシーンが浮かんだ。
117名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:50 ID:ZAon1AGr
シオがティコにいたぶられた後、
夜に忍んできたシバにやられる展開きぼん
118名無しさん@ピンキー:04/05/30 02:29 ID:kyvPbYHl
いいな、それ。
まあシバは忍んできたつもりでも
ティコにとっては手の内なんだろうが。
初めはシバが助けにきてくれたと勘違いするんだろうな、シオ(*´д`*)
「師匠、入荷作業終わりま……し……」
 入ってきたルヴェルがベッドの上のシオを目にし、ガックリと膝をつく。
「シ、シオ……。と、とうとうワシらは取り返しのつかないことをしてしまい
ましたのう……。これで重犯罪者の仲間入りですじゃ……。いや、師匠……」
 今ならまだ引き返せる……。最後のチャンスだぞ……。ルヴェルのかすかに
残った理性がそう訴えかけてくるが、言葉にする前に遮られてしまう。
「何言ってんのよ! あんたは何もしてないでしょ! ルヴェル君がヘタレ
だからわざわざシバに頼まなきゃいけなかったんじゃない。ルヴェル君なら
魔法でもっとスマートに捕まえられたかも知れないのに!」
「いや、わからんぜ。シオもずいぶん強くなってたからな。ルヴェルだったら
斬られてたかも知れねぇぞ」
 実際シバの強さが相当なものであることは、街のある種類の人間たちの間では
周知のものとなりつつある。無一物でイシュワルドに移民してきた何の後ろ盾も
持たないこの男が、様々な黒い商売に手を伸ばしても死体にならずにいられる
理由はその強さ以外にあり得ないからだ。
「魔法といえばこの火花が出せる指輪、ちゃんと役に立ったぜ。気に入ったから
もうしばらく貸してくれよ」
「う〜ん、そうね。ま、いいわよ。また作れるし……」
 自分以外の大抵の人間に厳しいティコだがこのシバという男には妙に甘い。
イカサマ賭博でガラクタを押しつけられても、貸した金を踏み倒されても、
いい加減な薬を飲まされるという魔女として屈辱的なはずの仕打ちをされても、
口ではなんのかのと文句は言うものの結局何もせずに許してしまう。この指輪も
返してもらえるとは思っていないだろう。ルヴェルの知る限りでは、非魔導師の
意志に感応して効果を制御できる道具は高度な古代魔術の応用でティコと
いえどもそう簡単に作れるものではないはずだが。
「ところでシバ、最後に麻酔薬を補充したのはいつかしら?」
「ん〜、町中運んでる途中に醒めたらヤバいと思ったから今朝方だな」
「だったらお目覚めは当分先ね……。じゃ、ルヴェル君、カメラ持ってきて頂戴。
まずはみんなのアイドル・シオちゃんの写真集撮影会といきましょ……」
 ルヴェルのかすかな理性は湧き上がる暗い期待に呑み込まれようとしていた。
120 ◆eroixQ9O3Q :04/05/31 07:15 ID:MoKxFMFh
よーし。これでとりあえずプレイヤーキャラ(?)の性格付けと
舞台設定はできたのでまずはシオをじっくりいぢめよう。
121名無しさん@ピンキー:04/05/31 09:53 ID:NNc35quP
ルヴェル君は、正義のヒーローフィル君に倒される、
一瞬だけ善の展開きぼん
122名無しさん@ピンキー:04/05/31 21:40 ID:pSuA9xJn
職人さんいつもGJ!
撮影会…(*゚∀゚)=3
(……うふっ、シータが顔を舐めてる……くすぐったいってば……)
 シオはぼんやりした意識の中で思った。シータはシオが飼っている白猫で
危険な場所へ行くとき以外は肩に乗せていつも一緒に行動している。
(あれ……でも……私いつの間にうちに帰ったんだっけ……?)
 自分は確かメロウの森で薬草を集めていて……そう! 覆面の男に襲われて……!
じゃあいま顔を舐めているのは……まさか……
「いやぁあああああああっ!!」
 自分の絶叫が反響して何重にも聞こえる。両手首に革ベルトのようなものが
つけられ、目には厚く目隠しが巻かれているらしく少しの光も漏れ入ってこない。
そして何より……シオは全裸だった。
 ガシャンという大きな機械音と共にジャラジャラと鎖の音が響き始める。
両手が上に強く引っ張られ強制的にベッドから立ち上がらされせてしまう。
天井からの仕掛けで稼動する鎖が手首のベルトに繋がっているようだ。
「やだっ! 誰なの!? ここはどこなのっ!? 他に誰か居ないのっ!」
 再びガシャンという音がしてシオは両手を上げたまま軽く爪先立ちする体勢で
固定される。目隠し以外は一糸纏わぬシオの肌に地下の冷たい空気がまとわりつき
もう何も身を守るものがない恐怖を刻みつける。
 しばし静寂が訪れる。かすかな気配から誰かがいるらしいことが知れたが、
時折別の小さな機械音がするだけで誰も何も答えない。
「ねえってばっ…! うっ…誰なのよぉ……どうしてこんな……うううっ……」
 やはり悲鳴は空しく反響するだけ。最悪の想像が現実のものとなって
しまったという絶望感が迫り、叫びは徐々にすすり泣きへと変わってしまう。
「ひぐっ!」
 再びベロリと舌の感触が頬を襲う。反射的に顔を背けるが、舌は唇を奪おうとは
せず首筋をねっとりと這い唾液を塗りつけていく。シオの控えめに盛り上がった
白く美しい乳房が男の大きな手に包まれてやわやわと揉みしだかれ始め、
魔法のようにその形を変えていく。
「んくっ、あっ……くぅ……」
 もう細腕による空しい抵抗すら許されない。男に体を弄ばれるまま息を殺して
耐えるしかないシオは今や虎の顎にくわえられた子兎よりも無力だった。
124名無しさん@ピンキー:04/06/01 16:36 ID:FvBFTyRi
(*´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア ノ \ア

前ふりは完璧でした。
でもエロパロ職人の真価が問われるのは寧ろここからですよ。

がんがって下さい。
125名無しさん@ピンキー:04/06/01 19:59 ID:mM5V8o5k
レミュ金バージョンうp
図鑑に一言コメントキター

辛い物が苦手なティコタンハァハァ
126名無しさん@ピンキー:04/06/03 02:09 ID:8+svIkmI
保守?
127名無しさん@ピンキー:04/06/03 20:23 ID:YmK2SoZ6
人少ないな。

ところで旅人の薬草系はドラッグ?
魔女の秘薬(*´Д`)ハァハァ
128 ◆eroixQ9O3Q :04/06/04 20:05 ID:w2geRU9q
ごめん来週頭ぐらいまでちと忙しい。図鑑コメントで何かネタに使えそうなのあるかな。
129名無しさん@ピンキー:04/06/05 23:12 ID:CO9dvjLL
そうですか〜、残念です・・・
正座して大人しく待ってますね。
図鑑ですか。最近全然やってないからわからないな。
藁人形とか育ててないし、久しぶりにやってみようかな・・・
130名無しさん@ピンキー:04/06/09 05:12 ID:5x3c4j1Z
なんか公式にチャットルームできてたぞ。
131名無しさん@ピンキー:04/06/10 23:46 ID:uYRdVd+R
さて、エロいシチュエーションでも考えるか。
132名無しさん@ピンキー:04/06/12 10:03 ID:OXMZIjgt
age
133名無しさん@ピンキー:04/06/14 00:58 ID:Z3p2koM/
やっぱりイシュワルドタコは外せないよな。
134名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:53 ID:p3Akn2gj
裸で拘束されたシオたんに、イシュワルドタコを・・・
135名無しさん@ピンキー:04/06/15 01:19 ID:2s9kmwwr
招き猫で人を集めて・・・
136名無しさん@ピンキー:04/06/17 02:47 ID:QZje1pM/
そこで売り棚にシオたんですよ
一応非売品だけど手に取るのは桶。
お客さんほじくりまくり。
137名無しさん@ピンキー:04/06/19 00:54 ID:wgVpjGCw
>>135
それはいいな…
138名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:11 ID:X+tj99Bn
むしろ、調教して招きシオに。
シスターはシスター牛に。
139名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:22 ID:wgVpjGCw
フィルは馬か。
140 ◆eroixQ9O3Q :04/06/22 18:02 ID:nf1ZofRc
私生活がヤヴァイことになってるのでエロパロ書いてる場合じゃねえ感じ。
落ち着いた時まだスレあったら続き書くわ。最短であと一週間。
なんとかなってくれ〜。
141名無しさん@ピンキー:04/06/23 01:09 ID:QU40Pkow
そうですか〜。
じゃあ、大人しく待ってますね。
ヤヴァイの内容がちょっと気になるw
142名無しさん@ピンキー:04/06/23 04:03 ID:QIBmMaM3
フィル牛も捨て難いぞ。拘束して店頭に設置、ショタ好きな腐女子客達に散々絞られるの。
143名無しさん@ピンキー:04/06/25 01:32 ID:alTzwhGw
絞りてえなあ…フィルの。
144名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:55 ID:WqN1AU3+
もう皆並べて絞っちゃおうぜ。めんどくさいし。
145名無しさん@ピンキー:04/07/07 02:48 ID:2nfRdwrV
570 名前:名無しさんの野望 投稿日:04/07/05 22:51 ID:8x5qAgl7
なんか弟が睡眠薬がほしいとかぬかしてきたんだけど
これって当分無視しておいてもいいの?
146名無しさん@ピンキー:04/07/08 06:09 ID:HN74BKx+
犬と猫公式、TOP絵更新age

シオタソモエッ(・∀・)
147名無しさん@ピンキー:04/07/08 10:16 ID:ZlMcvj89
ほんとだ。
フィルにとられたくねぇなぁ。
それから、140の人はまだやばい感じなのかな?
148名無しさん@ピンキー:04/07/09 06:07 ID:wvXqD3Ld
140の人の言うヤヴァイ事とは、もしかしてエロパロSS書いてるのが、おかんにバレたとか
149 ◆eroixQ9O3Q :04/07/09 21:34 ID:R75qj91V
違うわい! そんなしょうもないヤバさではない。
150名無しさん@ピンキー:04/07/10 17:12 ID:sGZujIj8
じゃあ彼女にばれたんだ
151名無しさん@ピンキー:04/07/10 17:13 ID:REVIGUba
いや警察に追われてるんだろ・・・。
152名無しさん@ピンキー:04/07/10 18:54 ID:ypOoRwVD
ネットでエロ小説を書いていることがばれてしまって、
それ以来学校中の男どもに陵辱されまくってるに決まってるだろ。

ちなみに◆eroixQ9O3Qたんはシオ似の美少女(12)
153名無しさん@ピンキー:04/07/14 03:46 ID:l7wl8HtU
なにぃ、◆eroixQ9O3Qも牙が生えてるのかw
154名無しさん@ピンキー:04/07/19 00:59 ID:dwiXOCl7
あげ
155名無しさん@ピンキー:04/07/26 09:14 ID:pePvRMkk
ふん、こないだ兄弟が包丁持ち出した俺んちよりもやばいとでもゆーのか
156名無しさん@ピンキー:04/07/29 19:03 ID:xAxnA60m
なにぃ。おれん家なんえ母ちゃんが包丁持ち出してくるんだぞ
157名無しさん@ピンキー:04/07/29 19:03 ID:xAxnA60m
×→え
○→て
158名無しさん@ピンキー:04/08/05 23:31 ID:Ze7Sas0K
「えろす」きぼんぬ
159名無しさん@ピンキー:04/08/09 01:22 ID:asLFkvfq
age
160名無しさん@ピンキー:04/08/12 01:48 ID:z3b9v7+k
もう帰ってこないのかしら
161名無しさん@ピンキー:04/08/16 11:45 ID:uu1ZQMXI
そうかもね
162名無しさん@ピンキー:04/08/22 22:05 ID:SgP/oqqU
待ってるから・・・ずっと待っているから!!
163名無しさん@ピンキー:04/08/27 00:02 ID:4CRB41Hc
あげ
164名無しさん@ピンキー:04/09/06 13:13 ID:yy4S7oI2
一応保守しときますわ
165名無しさん@ピンキー:04/09/13 22:34:56 ID:mdGxeciA
あげ











ない
166名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:55:03 ID:y4cbMDct
あげちゃえ
167名無しさん@ピンキー:04/10/02 23:23:34 ID:ROxnVgKb
保守
168名無しさん@ピンキー:04/10/10 21:54:09 ID:FsbmaxYr
ホシュ
169名無しさん@ピンキー:04/10/12 23:04:48 ID:K1pgDNo+
和姦系でも別にいいわけだよな。
シオがティコ作の媚薬を飲んでフィルとあんなことも!こんなことも!とか。

そして書こうとしたが俺には無理でした_| ̄|○
170名無しさん@ピンキー:04/10/19 22:38:59 ID:nhw32e4B
あれだな。シオとフィルの雰囲気がつかみにくいからエロ書きにくいんだな。
なんというか、これといったフラグが見つからないというか。
いっそのこと馴れ初めイベントとか作ってくれればそこから妄想発展できるのに。
171名無しさん@ピンキー:04/10/31 11:00:56 ID:44OH7PHW
保守
172名無しさん@ピンキー:04/11/04 22:15:36 ID:yQW2ODk5
いったん浮上
人居ないね。
173名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:05:09 ID:6duTQADc
ティコ師匠とルヴェルで書いてみたいんだけど、
需要有る?というか、人居る?
174名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:27:10 ID:NOScylnH
>>173
まず一人
175名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:36:29 ID:PEGnKmyi
>173
そして2人ノシ
176名無しさん@ピンキー:04/11/08 09:26:58 ID:Hmw40uAd
>>173
そして三人
177名無しさん@ピンキー:04/11/08 11:15:16 ID:6duTQADc
んじゃ書いてみるよ。
だけど俺遅筆なんで、気長に待ってちょ。すまん。
178名無しさん@ピンキー:04/11/11 22:44:25 ID:FOHYjxfF
四人ノシ
179名無しさん@ピンキー:04/11/12 01:03:35 ID:kdzqYXEE
実はこのスレで作品を知った。
フリゲーとは思えないクオリティでした。
シオたんハァハァ
180名無しさん@ピンキー:04/11/12 09:05:45 ID:bhzgUzmC
5人目ノシ
181名無しさん@ピンキー:04/11/13 03:51:59 ID:+4L5t3ah
6人目( ・ω・)∩
182名無しさん@ピンキー:04/11/14 02:31:56 ID:luPqNjIT
7人目保守人 ノシ
183名無しさん@ピンキー:04/11/14 22:17:34 ID:tlc7/jfT
八人目ノシ
184名無しさん@ピンキー:04/11/17 23:43:32 ID:LUMYUD8k
9人目ノシ
185名無しさん@ピンキー:04/11/18 01:59:21 ID:5ONNOYCv
結構人いるんだな…
そろそろ新作も出るみたいだし、そうするとまた活気付くのだろうか。

>>177
気長に待ってる。
がんがってくれ!
186名無しさん@ピンキー:04/11/19 08:50:42 ID:nzx8HSwA
待ってマスカラ・・・・
187Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:01:04 ID:m548fTMH

ソフィア×ヘルシンキで『無邪気な幼馴染』



「ヘル君♪」
「うわぁぁぁぁっ!!」
 ヘルシンキは思わず悲鳴を上げた。


 世界有数の大都市・海洋都市イシュワルド。
 ここは、そのイシュワルドで警備兵として働くヘルシンキの住む部
屋である。
 で、なぜ彼が悲鳴を上げたのかというと。
「うふふ、驚きました?ヘル君」
 目の前の床にちょこんと座り、いたずらっぽく片目をつぶって見せ
たのは、幼馴染のソフィア。
 彼女は現在、シスターとして人々の尊敬の対象となっている。そし
て、ヘルシンキが密かに想いを寄せている相手。

 そのソフィアがいきなり現れたことに内心泡を食いながらも、ヘル
シンキは尋ねた。
「ソフィア!ど、どうやってここに?」
 はて、鍵をかけ忘れただろうか?自問自答するヘルシンキ。よりに
よって自分が、部屋の鍵をかけ忘れるなど、今まで一度もなかった事
だが。
「ええ、ヘル君を驚かそうと思いまして……」
 一般の信者に向ける微笑みとはまた違う印象で、彼女は微笑む。
188Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:02:04 ID:m548fTMH
 ああ、そう言えば。
 ヘルシンキは昔のことを思い出した。
 今でこそ清楚なシスター、人呼んで『聖女』で通っているソフィア
だが、幼い頃はなかなかのおてんばで、真面目なヘルシンキは彼女に
付き合ってだいぶ苦労したものである。
 おそらくは昔の悪いクセが出て、針金か何かで鍵を開けてしまった
のだろう。

「でも、こんなにヘル君が驚いてくれるとは思いませんでしたわ」
「は、はは……」
 乾いた笑いが、ヘルシンキの口から漏れた。
 だがもちろん、いきなり彼女が現れただけで驚いたわけではない。
 ちょっと人には言えない様な事をしていたのだ、ついさっきまで。

「あら?」
 何かに気が付いたのか、ソフィアが目をみはる。
「へ……?」
 思わずマヌケな声を出してしまう。
「まあ……昔一緒にお風呂に入ったときとはずいぶん……」
 そこまで言われて、彼女の視線の先を確認し、ようやく気が付く。
 『ちょっと人には言えないような事』をしていた結果、下半身が露
出したままだった。

「うわーっ!!」
 ガラに合わない悲鳴をあげ、慌てて前を隠す。
「そ、その、これはえっと、深いわけがござってな……」
「……」
 しどろもどろになりながら何か良い言い訳をひねり出そうとするヘ
ルシンキに対し、ソフィアは物欲しそうな目であらぬ所を見つめた。
189Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:03:15 ID:m548fTMH
「ソフィア?どうしたでござるか?」
「ヘル君、さっきのモノ、見せてくださいません?」
 どこか浮世離れな所のある幼馴染は、無邪気におねだりした。
「な!?」
 いきなり何を言い出すのか。
「そ、ソフィア、なんでそんな事を?」
「わたくし、信者の方からいろいろ御相談を受けるのですけれど、男
女の秘め事に関する御相談もけっこうあるんですの」
「そ、そうなんでござるか」
 初耳である。しかし、考えてみればありうる話だった。聖職者は悩
める人々を教え導くのが仕事。その『悩み』の中に性に関するものが
あってもおかしくは無い。

「ですから、殿方のモノの本物がどうなっているか、一度見てみたか
ったんですの」
「いや、その……」
 にっこりと笑って言うソフィアに、ヘルシンキは気圧された。
 『見せて』と言われて、『はいどうぞ』と見せられる物でもない。
「まあ、駄目ですの?」
 上目遣いでそんな要求をしないで欲しい。
「そ、そうでござるなぁ」
 ヘルシンキはソフィアが断念せざるを得ないような策はないものか
と必死に考えた。
 
 思いついたには思いついた。やや危険な賭けではあるが。
「こ、交換条件があるでござる」
「まあ、何かしら?」
「そ、ソフィアも拙者に裸を見せてくれるなら、見せるでござる」
「わ、わたくしが……?ヘ、ヘル君に……」
 さすがのソフィアも顔を真っ赤にして黙り込んだ。
190Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:04:07 ID:m548fTMH
 はて、これで正解だったのかと、ヘルシンキは迷った。
 一気に彼女に嫌われてしまう恐れもあるからだ。
 
 短絡的に決断してしまったが……これでよかったのか?
 こっそり彼女の顔を盗み見る。
 ソフィアは顔を紅くしたまま手を口に当てて、視線をさまよわせて
いた。脱ぐ気配も、怒ったり泣き出したりする気配もない。

 ほっ……とヘルシンキは心の中でため息をつく。
 どうやらうまく行ったか。
 
 
 
 否。甘い。あまりにも甘い。
 ヘルシンキはこの幼馴染を甘く見すぎていた。


「わかりました」
「はい!?」
「わたくし……ヘル君になら……見られても……いいです」
 頬を赤らめたまま、ソフィアはヘルシンキを正面から見つめた。
 石化するヘルシンキ。
 『ソフィアが脱ぐ』という事実と『ヘル君になら』発言の相乗効果
はあまりにも大きかったか、ヘルシンキの意識はどこかへ飛んだ。

「上だけ……でもいいでしょうか?」
「あ、ああ……」
 ヘルシンキはうなずいたが、意識の半分は水色の塔よりも高い所へ
逝ってしまっている。
191Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:04:45 ID:m548fTMH
 するり、と衣擦れの音がする。思ったよりも大きな胸が、シンプル
な下着に包まれて現れた。
「……」
 しばらくソフィアは逡巡した。
 しかし意を決したのか、ゆっくりと下着を外す。こぼれ出て来た胸
が、ぷるんと震えた。

「ヘル君……見せて」
「……はっ!?」
 ようやくヘルシンキは意識が戻ったらしい。
 だが、全てが手遅れだった。
「早く……」
 胸を両手で隠し、恥じらいながらソフィアが言う。
「あ……う」
 もはや年貢の納め時である。
 観念したヘルシンキは、自分のモノを隠していた覆いを取り払い、
ソフィアに見せた。
 彼女は息を呑み、まじまじとヘルシンキのモノを観察した。
「……あら?さっきよりも大きくなったような」
 そりゃ、こんなやり取りをしていれば嫌でも大きくなるだろう。
「ヘル君……興奮してるんですの?」
「あ……まあ、そうでござる」
 そんなことを言われたらますます……ただでさえ半裸のソフィアが
目の前にいて、その彼女に大事なモノを見られてると言うのに。

 ヘルシンキのモノは硬度を増し、高くそそり立った。

「……」
(ヘル君のコレ……苦しそう)
 自然と、ソフィアの手が伸びる。
192Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:06:39 ID:m548fTMH
「ソフィア!?何を……」
 言い終わる前に、弱点を確保されてしまう。
 大事なモノを人質にとられてしまい、ヘルシンキはおとなしくせざ
るを得なかった。
 ソフィアがモノを撫でさする度に、ヘルシンキは快感にうめいた。
このままでは暴発しかねない。
 大切な人を汚したくは無かった。

「そ、ソフィア……そろそろ止めにしたほうが」
「駄目。こうなると殿方はすっきりするまで苦しいのでしょう?」
「え、まあそれはそうでござるが……」
 なんだか押され気味のヘルシンキ。ろくに抵抗する事もできない。
「確か、こうすれば殿方は気持ち良くなるのでしょう?」
「あ……っっ!!」
 ぱくり、と擬音の出そうな勢いでヘルシンキのモノはソフィアの口
の中に消える。
 そのまま、ソフィアは愛しそうにモノをしゃぶり始めた。
「ん……ちゅぷ……はむ」
「ううっ、そ、ソフィア……」
 ヘルシンキの反応を見ながら、舌と唇を総動員するソフィア。
 決して上手くは無いが、ヘルシンキは急激に昇りつめて行った。

「ソフィア……もう……」
「……はひ?どほひたのれふ?」
 くわえたまましゃべらないで下さい。
 もはや我慢の限界、であった。
「うっ!」
 ソフィアの口の中に思いっきり精液をぶちまけてしまう。
「!!」
193Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:07:24 ID:m548fTMH
 注ぎこまれた大量の精液は、ソフィアの口の中には納まりきらずに
あふれ出した。
 思いっきり咳き込むソフィア。白い液体が彼女の口から垂れ落ちる。

「そ、ソフィア、大丈夫でござるか?」
「ええ……ちょっとびっくりしちゃったけど……」
 はにかみながらソフィアは言った。
「でも、ヘル君のだから」
「!」
 その言葉に反応したか、再び膨張するヘルシンキのモノ。
「まあ……」
「あ、これは……」
 節操の無い自分の息子に呆れるヘルシンキ。
「ふふ……」
「は、ははは」
 くすくすと笑うソフィアに、ヘルシンキもつられて笑う。
「ねえ、ヘル君……」
 ソフィアはやや潤んだ目で幼馴染を見つめた。
「もう一度……します?」


「今度は、胸でして差し上げます」
「胸?どうやってでござるか?」
 いまいちその方面の知識が乏しいヘルシンキは首をかしげた。
「私に任せて、ヘル君」
「わ、わかったでござる」
「それじゃあ……」
 今回は完全に受け身のヘルシンキ。
 ソフィアはモノの先端に軽くキスをすると、自分のはちきれそうな
胸の谷間に挟み込んだ。
194Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:08:04 ID:m548fTMH
「あっ……」
「ヘル君……どう?」
 ふにゅ、という弾力が気持ちいい。しかし、それ以上にソフィアの
胸が自分のモノを挟んでいるという視覚的な快感があった。
 先走って出て来た透明な液体が潤滑剤になって、胸の谷間を滑る。
 ぬちゅ。
 さっきの口の中とは、また違う気持ちよさがヘルシンキを責め立て
る。
 もう限界だった。
 
「ソフィア、もう……出る!」
 このままだと今度は顔を直撃してしまう。
「離れて!」
「は、はい!」
 次の瞬間。
 床に大量の白いしぶきが飛び散った。
 
「ヘル君……」
「な、なんでござるか?」
「よかったら、また今度……」
「あ、その、ソフィアが嫌じゃなければ……」
「もちろん」
 彼女の、いままでで一番まぶしい笑顔を見た、そんな気がした。
 
(おわり)
195Co ◆4iGg3tmpW2 :04/11/22 22:09:52 ID:m548fTMH
(あとがき)
むしゃくしゃして書いた。晴れ曇のエロなら何でも良かった。
今は反省している。

問題点1:シオ×フィルを書くつもりが、いつの間にかなぜか
ソフィ×ヘルに……

問題点2:ヘル君やソフィアの口調や性格が違うような気も。

問題点3:エロが中途半端……

問題点4:改行が変……

その他色々難点はあるかと思いますが、もし楽しんでいただければ幸
いに思います。

最後に、ある人へ私信です。
なんとか書いて見ましたが、こんなんでよろしいでせうか?
196名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:53:25 ID:oZ1pky6q
GJ! 心からGJ!
197名無しさん@ピンキー:04/11/28 03:18:51 ID:h56Qu9RF
Google Enjoy!!(AA略
198名無しさん@ピンキー:04/11/29 00:11:10 ID:+eX2+Iw8
職人さん乙!!
次はシオフィルをおねがいしまつ
199名無しさん@ピンキー:04/12/04 00:21:12 ID:FnQ10MBe
新しいゲームで、シオがフィルに取られる前にネタを…
200名無しさん@ピンキー:04/12/09 01:00:03 ID:PoMqrE79
保守
 それは、初夏のよく晴れたある日の事。
「へ?私に相談があるの?」
「しーっ!声が大きいです」
 シオはしきりに周りを気にしながら、声を潜めた。
「実は……」

ごそ。

 小さな物音。
 シオとティコの視線が、店内にいたもう一人の人物に突き刺さる。
「……」
 シオの『相談』とやらは気になるが、こうされるとルヴェルも無関心を装う
事ができず、きわめて気まずい空気が漂う。
 数秒後、解決策を編み出したのはティコだった。

「ルヴェル君、これ倉庫ね」
 ティコはシオが持ってきた物品を袋ごとルヴェルの鼻先に突き出した。
「は、はいですじゃ」
 多少ルヴェルは聞きたそうな顔をしていたが、この店の店主というか偉大な
る指導者にして以下略な師匠の脅迫めいた視線の意味するところを悟り、そそ
くさと倉庫へ向かった。
 ちなみに物品の中身は『ユニコーンの角』をおよそ100個ほど。一日でど
うやって収集したのかとか、生態系崩れないのかとかそういう質問をする人は
私、嫌いです。
……失礼。今のは単なる電波障害です。

 邪魔者が視界から消え、気配もなくなったのを確認して、ティコは言った。
「じゃあ、今の内にどうぞ」
「は、はい」
202 ◆Ca0kBgAXSw :04/12/10 23:22:41 ID:3VAyGTnW
 元気一杯でハイテンションの彼女には珍しく、口ごもる。
「その……こーいう相談をシスターにするのはどーかな、と思ったんで」
 ほんのりと顔を紅く染めて少女はうつむいた。

「フィル君のこと?」
「ええっ!?なんで分かるんですか?」
「だって、それくらいしか見当たらないじゃない」
 ティコは苦笑した。あまりに分かり易すぎる反応である。



 それは半年ほど前のこと。
 ついに一大決心をしたフィルは周囲の様々な協力?を得てシオに告白し、め
でたく二人は交際をはじめた。
 老若男女を問わず不思議なほどの人気があり、グッズが飛ぶように売れまく
るシオである。当然のことながら、彼女のファンが嫉妬のあまりフィルを闇討
ちしようとした事も一度や二度ではすまなかったが、今のところすべて撃退さ
れている。ずいぶんと彼も強くなったものだ。
 ティコの見るところ、順調かつ円満に二人の交際は続いているように思える。
 ルヴェルや他の面々が町で聞いてきた噂話もそれを裏付けていたのだが、二
人の間でしかわからないトラブルでもあったのか。

「で、どうしたの?フィル君が浮気でもした?」
「ち、違います!そうじゃなくて……あの……その」
 目をあちらこちらにさまよわせるシオ。
「もう……どんなつまらない事だって笑ったりしないわよ」
「本当……ですか?」
 不安を隠しきれない様子で、シオは言った。
「ええ。シオちゃんにはいつも世話になってるしね」
「は、はい、わかりました。実は……」
「えっちの……ことなんです」
「へ?」
 思わず目が点になるティコ。
「ええっと……シオちゃん、もうフィル君とそこまで進んでたわけ?」
「い、いえ違います」
 ぶんぶんと首を振って否定の意を表すシオ。
「でも、その、もう付き合いだしてから半年経つんだから、そろそろ……」
「フィル君がそう言ったわけ?」
「まさか」
 あっさりシオは否定した。たしかに、ウブなフィルにはそうやって迫るなど
無理そうである。
「別に、そんなに急がなくてもいいと思うけど?」
「でも……ちょっと興味ありますし」
「なるほど」
 シオらしい意見である。
「でもなんで、私に相談しようと思ったわけ?」
「ティコさんなら経験豊富だろうなあ、と思いましたから」
 魔法堂店主はぎろりとシオをにらみつけた。
「……さり気無く私を年増と言ってない?」
「そ、そんな事無いですよぉ」
「まあいいわ。えっちのやり方、教えてあげる」
「やった!ありがとうございます」
 いつもどおり、花のような笑顔を見せるシオ。
「今夜の11時にまたいらっしゃい」
「はい、わかりました」


「さて、と」
 シオが出て行き、一人になったティコが呟いた。
「百聞は一見に如かずと言うし。見本を見せなくちゃね」
204Co ◆4iGg3tmpW2 :04/12/10 23:26:46 ID:3VAyGTnW
と、いうわけでお久しぶりです。
前後作の予定ですが、続きはまた今度と言う事で。
205名無しさん@ピンキー:04/12/10 23:45:48 ID:EL22RENn
うほー。グッジョブですよ。

もしや・・・ルヴェル君の貞操が危n(ry
206名無しさん@ピンキー:04/12/11 07:01:22 ID:Zr72mNM/
GJ!!
期待と股間を膨らませて待ってますハアハア
207( ・∀・)<エロいな&rlo;( ・∀・)<エロいな&lro;:04/12/11 07:02:04 ID:/MUZtB5j
(・∀・)イイ!!
208名無しさん@ピンキー:04/12/13 00:51:55 ID:UNX1jlVI
神様がキタ!期待してますよ!
209名無しさん@ピンキー:04/12/13 01:59:22 ID:RMwi61cA
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
210名無しさん@ピンキー:04/12/14 23:30:40 ID:oQe3/pjy
期待age
211名無しさん@ピンキー:04/12/15 21:19:04 ID:1tFTXPVZ
神様まだー?
「ふうむ……」
 商品をしまい終え、ルヴェルは木箱の一つに腰を下ろした。
「シオちゃんが師匠に……何の相談かのぉ」
 フィルとの事か、未だに進まない父捜しか。
 いずれにせよ、しばらく時間を潰さなくては……
「そういや最近、よく寝ておらんのぉ」
 腰掛けてじっとしていると、つい眠くなってくる。
 まぶたが重い。
「い、いかん……」
 意識がふっと、遠くなる。


「いつまでサボってるの?」
「ひいっ!?」
 いきなり耳元で聞こえる偉大にして神聖にして不可侵にして(以下略)な師
匠のお言葉。
「し、師匠」
「全く……」
 鉄拳(もしくはキック)が飛んでくるかと思いきや、師匠は何もしなかった。
 その代わり。

 ふにゅ。
 背中に押し付けられる、やわらかい感触が二つ。もちろんティコの巨乳だ。
 そのまま、師匠は背中に胸を摺り寄せてきた。彼女の胸は本人の動きに合わ
せて凄まじいまでの柔らかさを見せ付ける。
「し、師匠?」
 ルヴェルの頭と大事な棒に一気に血が登った。
 ティコがこんな事をしてくるときと言えば、決まりきっている。
 期待通り、股間に師匠の右手が覆いかぶさり、ゆっくりと撫でさすり始める。
「今夜……いいわね?」
 いいも何も、奴隷に反抗する権利も意志もない。
「し、ししょお……」
 ヤヨイと弟の関係を祝福して以来。
 彼女の同情か気まぐれか、師匠は週に一度か二度、ルヴェルを求めるようになった。
 むろん、彼女の気分次第ゆえ、ルヴェル側が誘っても全く応じてくれないが。

 今夜も、師匠と交われる。
 そう思っただけで、どんどんルヴェルの肉棒が硬化していく。
「ふふ、もうこんなに硬くしちゃって……ルヴェル君たらいやらしい」
 思ったより早く硬くなった弟子の股間につられ、ティコは耳元で言葉責めを
始めてしまう。
「だ、だって師匠が……」
「毎度毎度サルみたいにサカって来るくせに、言い訳がましいわよ」
「ああ……そんなにされたら……」

どぴゅ。

「あっ……」
 こらえ性のない息子があえなく暴発してしまう。

「……」
 無言で師匠は体を離す。
「全く……服の上からでよかったわ」
 じかに握っていたら仕事前に手がべとべとになっている所だ。
「も、申し訳ないですじゃ」
「ちゃんと着替えときなさいよ」
 叱責が飛ぶが、蹴りは飛んでこない。
「はい、はいですじゃ」
 怒りはそれほどでもなかったようだ。事情を知らないルヴェルはそう思った。
214Co ◆4iGg3tmpW2 :04/12/17 23:05:05 ID:1bl605dj
小出しにして申し訳ありませぬ……
次回で前編(師匠×奴隷)を終了しますね。
215名無しさん@ピンキー:04/12/18 09:08:35 ID:mq0iA5Sw
>>212-214
  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )
   ヽ___ ̄ ̄  )   グッジョブ!!
     /    /
216名無しさん@ピンキー:04/12/18 09:49:00 ID:AGAhz/8w
これは小夏さんへの文句なんだけど、
じじい言葉はやめて欲しかった…
217名無しさん@ピンキー:04/12/19 02:20:29 ID:02CLkoHY
>>214
神dです!待ってますよ!
ちなみに自分はじじい言葉でも全然萌えれる
218名無しさん@ピンキー:04/12/19 03:39:41 ID:g+acwFiR
>>212-214
GJ! GJ!


》>217
漏れも。
219名無しさん@ピンキー:04/12/23 23:45:34 ID:8YiYwKXo
神は今執筆中?がんがってください
220名無しさん@ピンキー:04/12/24 01:05:12 ID:LZ9oh7tq
もうすぐクリスマス!
小夏サンタはよい子の元に来るのか!?
靴下下げて待ってまつ。



え?成人はダメって?orz
221名無しさん@ピンキー:04/12/25 00:20:14 ID:RHp6KZGa
メリクリ上げ
222名無しさん@ピンキー:04/12/25 18:43:00 ID:uQoPFp6R
クリスマスにはティコサンタが靴下の中に「見習い錬金術師の練成破片」をいれてくれるよ。
223名無しさん@ピンキー:04/12/26 04:45:58 ID:YvS6C9KE
晴れ雲Nおもしれー
女王様ティコハァハァ
224名無しさん@ピンキー:04/12/26 12:19:16 ID:pZvRMR1B
ファイターがエロイ
225名無しさん@ピンキー:04/12/26 17:56:09 ID:PkLu8cIQ
ss神もゲーム中?
226名無しさん@ピンキー:04/12/31 03:15:08 ID:DaRJ1BOF
ssきぼん
227名無しさん@ピンキー:05/01/05 12:06:14 ID:LBtZh+BA
上げてみる
228名無しさん@ピンキー:05/01/05 18:55:04 ID:BtaOsXwj
俺的にはやはり
シ オ の 枕
は外せないと思うがどうか。
229名無しさん@ピンキー:05/01/06 00:18:02 ID:97/iResD
本スレにも出てたオナネタね。今回は、はしばし18禁臭かったな。
ティコとルヴェルは完璧アブノーマルの仲なようだし
230名無しさん@ピンキー:05/01/06 03:07:39 ID:k1jqa+zV
ティコの物事に夢中になると周りが見えなくなる設定ってかなりイイ
231名無しさん@ピンキー:05/01/06 14:11:17 ID:cNA9g12A
ルヴェルくんはその性格のせいで
相当酷い目…ならぬエロい目にあってきたことだろうな
232名無しさん@ピンキー:05/01/07 19:33:28 ID:BeEJ+Eq1
晴れ雲Nのシオパハとの掛け合いと
レミオールの錬金術師の「私が居ないと何もできないんだから」
の台詞にちょっと萌えた。
玩具&奴隷扱いされながらも結構愛されてるのかも
233名無しさん@ピンキー:05/01/07 20:52:28 ID:QcldnBjT
クリックともラブラブにならないといけないのが苦痛。
正直シスターと替わって欲しい
234名無しさん@ピンキー:05/01/08 05:32:05 ID:3AvCzFhL
一応暇つぶしに書いてた奴が書きあがりつつある。
ティコ×ルヴェルのかなーりベタカップルだが。
希望あればいずれ投下しまつ。
「もうそれお腹一杯だから」って時は放置でヨロ。
235名無しさん@ピンキー:05/01/08 07:52:43 ID:4Zz4OQiA
全然飢えてますから!ティコ×ルヴェル見たくてしょうがありませんから!
どうぞ投下して下さい。マジで
236名無しさん@ピンキー:05/01/08 11:57:52 ID:Gu6EkZ9k
激しく飢えてるのがここに一人...
237名無しさん@ピンキー:05/01/08 13:54:02 ID:bQhI29sV
俺も餓死寸前
238234:05/01/08 15:13:04 ID:3AvCzFhL
む。んじゃ投下してみよう。とはいっても前半戦だけど。
239234/1:05/01/08 15:15:14 ID:3AvCzFhL
ティコの朝は眠りの時間である。世間で言う日の出と日の入りはティコにとって丸で逆である。そしてそれは否応無しに弟子であるルヴェルにも強制される生活習慣となってしまっていた。
「だからって何で眠ろうとした瞬間に買い物に出されるんじゃろうか………」
ぶつぶつと呟きながら焼きたてのパンや卵を籠に入れ、ルヴェルはレミュオールの朝の町を目の下にたっぷり隈を作って歩いていた。
ここ、港町レミュオールでティコと言えばちょっとは名の知れた錬金術師だ。問題はその腕よりも悪い噂の方が遥かに大きい点であるのだが。
曰く、借金を踏み倒す。曰く、酷い気分屋だ。
だが、そんな状況でもティコが日干しにならずに済んでいるのは、一重に住み込み弟子のルヴェルのおかげであろう。
少々言葉遣いが珍妙な点を除けば、彼はまっとうな人間であり、社会的常識も持ち合わせている。そしてどういうわけだか一向に愛想を尽かさず一身にティコに仕えているのだ。
街の人はそんなルヴェルのことを最初は真剣に心配し、次に真性のMだと噂し、そして今では何らかの弱みを確実に握られているのだという方向で決定付けつつあった。
当のルヴェルはと言えば、大概曖昧に笑って誤魔化してしまうので真意は汲み取れず、それがさらに噂に拍車をかける。
「………とはいえ、こんな姿を見られては無理も無いことかもしれんのう」
フラフラになりつつ籠を下げて歩く彼の姿は正にゾンビ。しかも空には燦燦と照る太陽。一種シュールな絵だ。
240234/2:05/01/08 15:15:55 ID:3AvCzFhL
「あれ?ルヴェルさーん」
大きな声を上げて近寄ってきた少女がいる。ショートカットの少女は名をシオ。そのあどけない外見には反してなかなかの腕前の冒険者だ。
何故かティコになついており、からかわれてもからかわれても良く遊びに行っている。最もコレに関してはシオは出会う人間の八割にからかわれているフシがあるが。
「ああ、こんば………おはようじゃ」
フラフラと手を挙げて答えるルヴェルの姿にシオは苦笑した。
「また徹夜ですかー?んもー。体に悪いですよ」
「それは師匠に言ってくれじゃ………ワシはもっと普通の生活がしたい………」
目をシバシバさせながら言うルヴェルの言葉にはあまりにも実感がこもっており、シオは更に苦笑するしか無かった。
「んもー、そんなんじゃ駄目ですよう!こうね、もっとビシっ!と言わなきゃ!」
「誰が誰にビシッと言うなんて恐ろしいコトが出来るんじゃ」
悲痛な表情でぼそりと吐き出す彼の姿は正に虐げられた奴隷そのものであった。

「師匠、ただいまですじゃ………」
「遅いっ!」
 ここのところ三日ばかり研究に没頭してカリカリしているせいだろうか、いつもは極めてダルく喋るティコの声がピリピリしている。
「す、すいませんですじゃ、今すぐ食事にしますですじゃ」
「五分ね」
「ひぃぃぃ、ど、努力いたします!」
 ルヴェルは疲れた体に鞭打ち、必死で朝食を作り始めた。


「ん〜〜〜〜ッッッッ、終わり!!」
 大きく猫のように伸びをしてティコは研究の終了を宣言。傍らのルヴェルは安堵の深い溜め息をついた。
「お疲れ様ですじゃ、師匠。風呂を沸かしておきましたのでどうぞ入って下さいですじゃ」
「あら、ルヴェル君にしては気がきくじゃない」
 そう言いながらも顔は満更でもない。確かに疲れた体にとっては一番のご馳走であろう。
「それじゃ、お先に頂くわよ」
「はいですじゃ。ああ、食事は………」
「肉」
一言だけ残し、ティコは鼻唄混じりにバスルームに向かっていった。
「肉って、今はもう朝なんじゃけど………」
小鳥がちゅんちゅん鳴く中、ルヴェルはステーキを焼いた。
241234/3:05/01/08 15:16:36 ID:3AvCzFhL
「ぷっはぁ、ご馳走様!」
 入浴も食事も終わり、すっかりご満悦の様子のティコ。対照的に疲労極まれりのルヴェル。
「し、師匠、ではワシも風呂をいただきますじゃ」
「はーい。じゃあ、私は先に寝るわよ」
「はいですじゃ」
 派手に欠伸をしながらティコが奥に消えて行くのを見てから、ルヴェルはヨロヨロと風呂場に向かった。

「はぁ………」
全身が辛うじて稼動しているのが奇跡に思える。ルヴェルは何とか体を引きずってベッドに倒れこんだ。
「………?」
ベッドが狭い。というか何かいる?ぼんやりとした頭で横を見たルヴェルの目の前に、

ティコの寝顔が飛び込んできた。

一気に覚醒した。
「し、師匠っっっ!?」
何故。何で。ここは自分のベッド。師匠の寝室は別。っていうか師匠の普段見せないあどけない寝顔(普段は寝起きの不機嫌な顔しか見ていない)。
っていうかさっきから左腕にあたっているのはこれは胸?胸ですか?
「ん〜〜………」
寝ぼけているのだろうか、ティコはそのままルヴェルを抱き寄せる。
「!」
 一気に体中の血が駆け巡るのがわかった。今更いうまでも無いがティコは美人でスタイルもいい。そういう目で見たコトも無いとは言わない。
というか、ぶっちゃけ多少なりとも惚れていなければこんなずぼらで怠け者で無茶と我が儘ばかり言う師匠についていけるものではない。
どっくんどっくんと狂ったように心臓が暴れまわる。ティコの方はと言えば寝ぼけているせいか、更にその豊満な胸を押し付けんばかりに擦り寄ってくる。
自制心、自制心自制心!!落ち着け、落ち着くんじゃルヴェル。いいか?ココはワシの部屋、ワシのベッド。ソレは間違いない。という事は師匠が間違えてワシのベッドに潜り込んだんじゃろう。
もしくは他愛ない悪戯か。よし、それはOK。さて、この状態じゃが、師匠が寝ぼけて抱きついているわけでワシには何もやましいコトはっ
「……ん………」
 何気なく軽く顔を擦り付けるティコ。その肌と吐息の感触に、ルヴェルは必死で耐える。いかん、落ち着け。ここで激情に身を任せてはいか
「……ん?………ルヴェル君?」

うっすらとティコが目を開けた瞬間、ルヴェルは時が止まる音を聞いた気がした。
242234/3:05/01/08 15:17:37 ID:3AvCzFhL
「で、言い訳はそれで終わり?」
 何故かベッドの上で正座をさせられてルヴェルは必死で弁明した。が、一通り聞き終わってのティコの言葉はこれであった。
「い、言い訳じゃ無いんですじゃ、師匠!本当に気づかなくってっ」
「人が一人ベッドで寝てて気づかない人がいるわけないでしょう。大体百歩譲ってそうだったとして」
 とニヤニヤ笑いながらティコはルヴェルの背後に回る。
「し、師匠?」
「何ですぐに私を起こさないの?もしくは君が別の部屋にいくなり、ソファに行くなりも出来たわよね?そして………」
 すすす、と手がルヴェルの体をまさぐり。
「し、師匠っっ」
「ココをこんなに硬くしといて、なぁにが『違う』のかなぁ?ルヴェル君?」
 ティコの手の中には、服越しでもはっきりと分かるほど硬直したルヴェル自身が屹立していた。
243234/4:05/01/08 15:18:20 ID:3AvCzFhL

「ち、違うんですじゃ、師匠っ、これは生理現しょ………あ、ぅっ、し、師匠、そのっ」
「ん〜?どうしたの、丸で女の子みたいな声出しちゃって」
 服の上からとはいえ、自分の惚れた女性に肉棒を擦られている。それだけでルヴェルの動悸は更に上がる。
「し、師匠、止めて……っ、ぅぁ、止めて下され……っ」
「何がよ?こんなにガチガチにしちゃって。正直におっしゃい。本当は自分でもそうしたかったから私を起こさなかったって」
「う、うぁあ、師匠、手、手を止めっ……」
「ん?どうしたのよ?そんな切なそうな声あげちゃって。フフ、本当に女の子みたいね」
「し、師匠、駄目ですじゃ、勘弁して下されっ」
「駄目。ほら、だいたいどうして腰が浮いてるの?私はルヴェル君の正座を解いては無いわよ」
 そう言いながらもより強く、より快感を与えるように、強く早くティコの手は動く。先ほどから背中には胸も押し付けられ、耳朶を打つ声もルヴェルの興奮を加速させていた。
「し、師匠っ、本当にっ、あっ、……ぅあっ」
「フフ。駄目よ?私が許す前に出したりしたら」
「そ、そんなコトを言われても……ちょ、し、師匠!」
 遂にティコの手がズボンの中に侵入して来た瞬間、思わずルヴェルは再び腰を浮かしてしまった。
「駄目だって……言ったわよね?」
 ぎゅっ、と激しく強く、直接にルヴェル自身が握られた。
「!か、ぅあっ!」
「あらあら。こんなに太くて硬かったんだ?それに先からこんなにオツユをたらして。いやらしいのね、ルヴェル君」
 そのまま、ティコの手が時に緩やかに、時に強くルヴェル自身を擦り続ける。必死で耐えようと頑張るが、限界が近いのはルヴェル自身が一番良くわかっていた。
「し、師匠!!駄目ですじゃ、もう、……もうっ、ぅあ!」
「出しちゃ駄目って言ってるでしょ?我慢なさい」
 妖しく響くティコの声は火に油、爆発への加速剤でしかない。背後から聞こえるティコの声、背中に感じる豊かな膨らみ、緩急をつけながらも常に刺激され続ける自身、そこから感じるティコの指の柔らかさ。
「し、師匠、すいませっ、あ、ああぅあっ!!」
 悲鳴のような声を上げてルヴェルは自らの肉棒から大量の白濁を撒き散らした。
244234:05/01/08 15:19:43 ID:3AvCzFhL
というわけでとりあえず前半戦。本文が長いと言われまくったので3が異常な短さなのはカンベソ。
感想希望叱咤等あればヨロ。
245名無しさん@ピンキー:05/01/08 18:33:48 ID:KUt331eQ
ssキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
続ききぼん!!
246234:05/01/08 21:50:31 ID:3AvCzFhL
!今気づいた!3が二つアルジャネーカ!!orz

というわけで上のは全部で5ですね。
残りを投下します。


土曜だというのにこの反応の無さは単純にこのスレに住人が少ないのか漏れのSSが話にならんほどアレなのか。
247234/6:05/01/08 21:51:28 ID:3AvCzFhL
「あらあら。お行儀が悪い事、大体師匠の言うコトを聞けないの?ルヴェル君?」
「う、あぅ………っ、も、申し訳無いですじゃっ、あ、し、ししょ……うッ!!」
背後からの責めは射精後も一切緩まず、たちまち若いルヴェルの一物は硬さを取り戻す。
「ふふ、本当にやらしいのね………んっ、困ったな、私もシたくなってきちゃったじゃない……」
そう言いながらルヴェル自身を弄ぶティコだったが、次の瞬間。
「し、師匠ッ!!」
ついにルヴェルが我慢の限界を超えてやおらがばっと向き直り、ティコの両肩を掴んで押し倒した。
「ふふ、どうしたの?っていうか、師匠にコレは無いんじゃないの?」
「す、すまんですじゃ……で、でももう、し、師匠っ……」
 哀願するかのような目でルヴェルはティコを見る。押し倒しているのはルヴェルなのに、完全に力関係がわかる絵であった。
「ふふ。何?きちんと言いなさい。でないとこれ以上何もさせてあげないし、これ以上何もしてあげないわよ」
 うっすらと上気した頬で、しかし圧倒的な余裕でティコは哂う。一方のルヴェルはと言えば一つ間違えば泣き出しかねない顔であった。
「し、師匠、それはあんまりですじゃ……こ、ここまでしておいて……」
「んふ……だからどうしたいか言ってごらんなさい?」
「う、うう……その、させて、下され……」
「ナニを?」
「な、何をって、……そ、その、う、あ……」
 言い出すのが恥ずかしいのでは無く、何か言うのがためらわれている感覚。自分にとって絶対の存在にそれを言っていいものかと悩む。
「ふふ。まぁ良いわ、ルヴェル君に多くを期待しても無駄だものね」
「……今凄い酷いことをさらっと言いませんでしたか師匠」
「ん?なあに、じゃあきっちりと言えるのかしら?」
「う、あう、そ、その……」
 再び顔を真っ赤にして口ごもるルヴェルを、いつに無く優しい顔です、とティコは抱き寄せ、
「いいわ、好きにして」
そしてそのまま、深い口付けをする。
248234/7:05/01/08 21:54:04 ID:3AvCzFhL
 舌と舌が生き物のように絡まり、お互いの唾液を潤滑油として激しく動き回る。お互いの歯を、唇を、なぞり、吸いまわす。
しかしキス一つとってもやはりティコにルヴェルが叶うはずも無く、次第にルヴェルはティコのされるがままとなる。
舌と柔らかい肉の絡まる淫靡な音、そして長いキスによる酸素欠乏でルヴェルは朦朧としてくる。そしてようやくティコが唇を離した時、彼はティコに被さる様に倒れた。
「あら、ふふ、どうしたの?」
「し、師匠、物凄いですじゃ………こ、こんなキスは初めてですじゃ……」
「あら、生意気にキスはしたことあるんだ?ルヴェル君の癖に」
「そ、それは一応、………う、あっ、し、師匠………」
 そのまま、ティコの舌がルヴェルの体の上を走る。そのえもいわれぬ感触と背徳感にルヴェルは思わず呻く。
「ふふ、このままじゃさっきと変わらないわよ?ほら、師匠に尽くしなさいな」
 そう言いながらティコは自ら胸元をはだけていく。形の良い大きな胸が徐々に顕わになり、ごくりとルヴェルは生唾を飲んだ。
「し、師匠、……き、綺麗ですじゃ」
「ありきたりねぇ……でも、嫌いじゃないわ、そう言われるのは」
 いつしか、途中からルヴェルは自らの手でティコの着衣を剥いでいく。そうしながら、懸命に、だが稚拙に前戯を必死で行う。そんなルヴェルを見て軽く愛しげにティコは微笑んだ。
「下手糞ねぇ。まあルヴェル君だし仕方無いか」
「う、あうう、申し訳無いですじゃ……」
 それでも、必死で乳房をこね回し、乳首を吸い、そして手はいつしか下へと伸びる。
「んッ、………そう、もっと強くしてもいいわよ……」
 軽く頭を撫でながら、ティコはルヴェル自身も軽く刺激し続け、そして啄ばむようなキスを降らす。
「し、師匠、ぅあ、き、気持ちいいですじゃ……」
「んッ、ルヴェル君も……悪くないわ、んッ!!ん、ソコ……イイわよ、あ、んあッ!!」
 闇雲に動かすルヴェルの指が時々ティコの弱いトコロを触れるらしく、時々ティコは体をびくんとふるわせてのけぞり、その度に大きな胸がぶるりと震えた。
249234/8:05/01/08 21:54:44 ID:3AvCzFhL
「師匠……っ、も、もう、我慢がっ、お、お願いですじゃ、……させて下さい……ッ」
 真っ赤になり、呼吸も荒く、全身には薄っすらと汗をかき、ルヴェルは哀願する。一方のティコも流石に吐息も荒く、全身が上気していた。
「んッ……、良いわよ、私ももう、ね………」
ティコはそう言うと再びルヴェルを抱き寄せ、再度軽くキスをした。


「い、行きますじゃ……」
ごくり、と唾を飲んでルヴェルは自身をゆっくりと少しづつ、だが確実にティコの中に沈めていく。
「う、うぁ、ぁぁ……っ、し、師匠……っ」
「んッ、……っあ、ふとッ……ああ、あッ!る、ルヴェル君ッ、……ああっ!」
 今まで終始余裕を保っていたティコから、初めて余裕が消える。予想外のルヴェルの一物にティコの蜜壷はぎちぎちになっていた。
「師匠っ、……う、動かしても……」
「ん、ッ……イイ、わ……うぁっ!!あッ、ああッ!!る、ルヴェル君っ、……き、気持ち、……イイっ……!!」
 稚拙な、それでいて乱暴な動きだが、すでにいっぱいになっている膣内ではその乱暴な動きですら肉壁に強烈にあたり、ティコはあられもなく痴態を晒す。
「し、師匠……っ」
 自分の惚れた女性が自分のモノでよがる姿にルヴェルの呼吸もより激しく、より動きも早くなって来る。
「あ、ああ、い、イイっ、……気持ち、良いっ……!!る、ルヴェル君っ、あ、ああっ、………うあっ!!」
びくん、びくんと体がはねる。軽く気をやりながら、より大きな、そして頂点へとどんどんと二人は登りつめていく。
「し、師匠、もう、もう……っ、す、すいませんっ、もたな……ぃっ……」
 はあっ、はあっと荒い呼吸。激しく、そして早く腰を打ちつける。
「ああっ、る、ルヴェル君……っ、イイわっ、この……ままっ、あ、ああ……あッ!!」
 一際大きい波が訪れ、ティコは達する。そして同時に、ルヴェルも大きくティコを抱き締め、
「くぅ、ぅあッ!!」
 ティコの中に大量の自らを吐き出し、そのまま果てた。
250234/9:05/01/08 21:55:17 ID:3AvCzFhL
「屈辱だわ」
ティコはルヴェルの隣に寝転びながらルヴェルの頬をつねり続けていた。
「ひひょう、いらいれすじゃ」
「うるさいわね。何でルヴェル君にイカされなきゃなんないのよ。大体あんた顔や態度と大きさが反比例しすぎよ」
「ひょんな事いっへも」
「うるさい。ルヴェル君の癖に生意気なのよっ」
「いひゃい、いひゃいれすひひょうっっ!!」
ロマンスには程遠い光景であった。


「師匠、帰りましたですじゃ」
 またしても朝日がさんさんと降り注ぐ中。目の下にたっぷり隈を作ってルヴェルは買い物から帰って来た。
「遅いっ!早くご飯を作りなさい、後お風呂もさっさと沸かすっ!!」
「し、師匠、そんないっぺんには無理ですじゃ」
「うるさいわね、口答えなんて百年早いのよ。ホラホラホラホラさっさとしなさいっっっ!!」
 ………どうもあの日以来、ティコはルヴェルに殊更主従関係をはっきりと示したがる。余程イカされたのが悔しかったようだ。
ルヴェルにして見れば実はアレでラブラブな日々が送れるんじゃないかと一瞬でも期待してしまい、そしてそれがあっさり夢想であると知ったわけだ。
「し、師匠、あんまりですじゃ、コレでも一生懸命頑張って」
「結果が出なけりゃ何の意味も無いわよ、さっさとご飯を作りなさいっ!!」
「は、はいっ、………あの時はあんなに可愛かったのに、上手くいかないもんじゃ……」
 ぼそりとこぼしたその言葉が、当然ティコに聞き流されるわけも無かった。
「………ル〜ヴェ〜ル〜く〜ん〜〜〜〜?」
ひょいと方に置かれたその手に、ルヴェルが震え上がったのは言うまでも無い。



とりあえずこんな感じで終了ですわ。感想等もしありましたら是非。では名無しに戻りますー。
251名無しさん@ピンキー:05/01/08 23:12:03 ID:HPSFHs39
GJ!私的に理想のルヴェティコ。
252名無しさん@ピンキー:05/01/08 23:41:37 ID:fqoquYPw
あ、びっくりした。
234レスも書くのかと思った。
253名無しさん@ピンキー:05/01/08 23:55:05 ID:6R4AX1Kv
スレ住人が少ないだけだと思われ。
反比例ワロタw

つーか先越されたなぁ
254名無しさん@ピンキー:05/01/09 01:53:05 ID:jexUqAPf
スレ住人やっぱ少ないのかな?何となく有志を募って点呼。

一人目。
255名無しさん@ピンキー:05/01/09 07:15:35 ID:K5e4W6Xd
>>246
その時間テレビ見てますた。癌種とか
続き待ってますのでお願いします!!

二人目。
256255:05/01/09 11:00:15 ID:K5e4W6Xd
すんません、リロードしないで書いてしまった…
続き来てましたね。
257名無しさん@ピンキー:05/01/09 12:31:53 ID:tlkKzmiE
GJ!乙ですm(_ _)m

三人目。
258名無しさん@ピンキー:05/01/09 13:31:43 ID:a9oSxp3F
職人さんぐっじょぶ!
ノシ  四人目。
259名無しさん@ピンキー:05/01/09 21:27:42 ID:L2DGItl5
ノシ  5人目
260名無しさん@ピンキー:05/01/10 01:08:18 ID:r3mVj6hW
職人様GOOD JOB
6人目です
261名無しさん@ピンキー:05/01/10 13:38:47 ID:3oeSO6+O
昨日は遅くまで外出してた7人目。
職人さまGJ! イイモン読ませていただきました。ゴチソーサマ。
続編希望、お願いしますぜひ。
262名無しさん@ピンキー:05/01/11 00:01:25 ID:hN/wDmCE
8人目ノシ
263名無しさん@ピンキー:05/01/11 17:20:28 ID:fP8h16tc
萌え尽きますた

ってわけで9人目ノシ
264234:05/01/11 17:52:21 ID:zjU3/vUn
一旦名無しから戻ります。

む、意外に住人いるんですな。
>>253
 漏れの駄文如きで先を越された等と思ってしまうのは勿体無いので気にせず書いてくだせい。
>>261
 続編?………ティコ×ルヴェルでもう一本、て事で桶?いえ、

煩 悩 は 恐 ろ し く あ る ん で 全 然 書 け ま す が 。

それ以外の方でも「こんなカップリングやシチュエーションで書いてみろやこの屑ッ」というご意見などあれば頂きたく。

では再び名無しに戻ります。
265名無しさん@ピンキー:05/01/11 18:45:55 ID:/pCitiHC
9人目  ノシ
266名無しさん@ピンキー:05/01/11 18:54:16 ID:yYMwgbXt
11人目 シ


>>264
>煩 悩 は 恐 ろ し く あ る ん で 全 然 書 け ま す が 。
ぜひ書いてみてくださいやこの屑様!

ちなみに俺はシオがいい。相手は誰でもいいや。
267名無しさん@ピンキー:05/01/11 19:05:49 ID:HzvDGLn7
253だったりする12人目 ノシ

>>234
意表をついてサラサ嬢深夜オフィス陵辱とか。

あの世界ってバイブとかローターとかやっぱり無いっすよね?くそう。
268名無しさん@ピンキー:05/01/11 19:52:22 ID:2LusB8JJ
13人目 だいぶ活気がでてきたな。
漏れもシオがイイ。
269名無しさん@ピンキー:05/01/11 22:59:26 ID:2LusB8JJ
上げちまった。スマソ
270名無しさん@ピンキー:05/01/11 23:50:55 ID:hr3Ya30P
sage推奨スレって訳でもないから良いんでないかね?
これでレミュオールの錬金術師を知ってくれる人が増えれば
俺は嬉しい。…いやエロパロスレじゃ微妙か?

俺が14人目かな
271名無しさん@ピンキー:05/01/12 07:21:22 ID:bMm0qO9D
ROMに徹している15人目  ノシ
ミサキとアヤナの性格(というか性癖)は
ここでは固定されてるようで…w

ミサキだってあれくらい束縛しねぇな〜と思いつつ
楽しく見させてもらっています。 駄文でした
272名無しさん@ピンキー:05/01/12 09:28:41 ID:Ym+aQPdI
ROM専の16人目です
273名無しさん@ピンキー:05/01/12 09:47:11 ID:WD3td4wm
>>264
ティコ×ルヴェルで全然桶つーかこの二人萌え。
シオは5のつく日に、フィルくんの脳内でかなりエロいことになってんだろな
274名無しさん@ピンキー:05/01/12 10:11:41 ID:N5KT14Z4
こっそり覗いてるティコ様マンセーな17人目ノ



275271:05/01/12 12:22:17 ID:bMm0qO9D
ごめん、超書き込むスレ間違った。
こっちでは、ルヴェル君マンセー!!

晴れ雲Nのネタバレになるけど、ティコに反逆を企てて
(やっぱり)ヤラレキャラになるような彼にベタボレっス
276名無しさん@ピンキー:05/01/12 14:29:08 ID:IUMTvrds
ティコ「いらっしゃい」
漏れ「あ、あの…乳製品が、欲しいんですが…」
ティコ「あら、ちょうどよかったわ。イシュワルドミルクにヨーグルト。チーズもあるわ。どれにするの?」
漏れ「そ、それじゃなくて、その…」
ティコ「あら、じゃあ何?」
漏れ「……
   テ ィ コ た ん 自 身 の 乳 製品を飲ませてくださいっ!」(がばっ)

ティコたんは乳製品製造可能なのかな。ハァハァ。18人目。
277234:05/01/12 16:38:04 ID:MRhlr6AL
コテでねーとレスしにくいので。数字コテ嫌いな人はスマソ。
>>266
 ハイ書かせて頂きます。こんな屑めの駄文でよろしければ。
>>267
 ティコなら何か持ってそうな肝しまスガ。まあ普通は張型が限界?

んで、今一応希望が多かったのでシオとフィルを絡めて次を書いてまつ。
つってもティコルヴェは出ますが。気長に待って頂けると有難い。

んでは再び名無しに。
てか十八人もいたんだ。脅威。
278名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:44:56 ID:pepq1e6r
>>277
ノシ
密かにシオ、フィルの純愛物を望んでいた漏れ。
279名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:34:40 ID:vkBYGKw5
19人目
280名無しさん@ピンキー:05/01/13 14:18:48 ID:fcC4HDxt
シバとティコの大人の恋愛きぼんぬ
281名無しさん@ピンキー:05/01/13 16:51:38 ID:SFDFreEx
ティコより断然シオ派。
そして記念すべき20人目
282Co ◆4iGg3tmpW2 :05/01/13 20:50:11 ID:uNnyl5/7
おお、しばらく来てなかったうちに新たな職人様が!

それで……その、去年の続きの事ですが……

申し訳ありません申し訳ありませんorz
いろいろあったんですよ新作とか新作とか新作とか(ry

今月中には必ず……
283名無しさん@ピンキー:05/01/13 21:00:38 ID:Vinq4aZ+
色々ありましたね…新作とか新作とか新作とか。
新キャラも出てきて妄想は広がるばかり…ハァハァ

大丈夫!
今はお互い新作を楽しみましょう。
続きはマターリ楽しみにしてます。
284名無しさん@ピンキー:05/01/13 23:32:39 ID:CM0DrGYN
21人目ノシ

ヤヨイネタ希望!
相手はクリック以外で。
後、本編ではフラれ役で可哀想なイヴもお願いします
285名無しさん@ピンキー:05/01/13 23:38:29 ID:TXSWSU0s
じゃヤヨイがクリックを襲うのきぼんとか言って見る
286名無しさん@ピンキー:05/01/16 21:47:44 ID:vMsRAg5V
すごいマイナーなシバ×イヴの非純愛物を書いたんだが
投下していい?
287名無しさん@ピンキー:05/01/16 21:57:36 ID:AzM/ibU+
(*´Д`)ハァハァ
288名無しさん@ピンキー:05/01/17 12:10:05 ID:ByVbee2N
22人目登場!

>>286
ぜひお願いします(*´д`*)ハァハァ
289286:05/01/17 17:53:03 ID:aqwQm0iA
では投下させていただきます。

実は22人目だったが、書き忘れてた…。
とりあえず23人目ノシ
290イヴを愛して(1) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 17:55:23 ID:aqwQm0iA
「で、これは何なんだ?」
質素なテーブルの上に、なんとも卑猥な女性の裸体が表紙の本が一冊。
足を組んで、相手を見下ろしすように睨む男、シバ。
その様子からぷいっと目をそらし、頬を膨らませる少女、イヴ。
「だ・か・ら、イヴはそんなの知らないって言ってるでしょう!」
はぁっと溜息を漏らすシバ。
「知らねーじゃねぇだろ。お前の鞄からこれが出てきたんだ」
「だから〜!イヴは知らないったら知らないの!勝手に入ってたんだから!」
「勝手に入るわけねーだろ。お前が入れねー限りはな」
「入れてません!」
何度この会話を繰り返したことだろう。
事の始まりはイヴがシバの店へ買い物に来た時。

鼻歌交じりに店に入ってきたイヴは店内を軽く物色した後、きょろきょろと辺りを見回しながら雑誌コーナーへを歩いて行った。
そして不自然に棚の方へ倒れこみ、数冊の雑誌と共に床に突っ伏した。
カウンターに座っていたシバの方からは床に倒れたイヴは見えず、大きな物音しか聞こえなかった。
ガサガサと棚に雑誌を並べる音が聞こえたと思うと、雑誌コーナーからイヴが早足で出てきた。
平静を装おうとするイヴであったが、シバは見逃さなかった。不自然に膨れたイヴの鞄を…!
そのまま店を出ようとしたイヴにシバは店内に響く大きな声で言った。

「お客さん、何か忘れちゃいませんか?」
291イヴを愛して(2) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 17:56:58 ID:aqwQm0iA
それから先ほどの会話を何度も繰り返して現在に至る。
まったく先が見えないこの会話に、二人とも嫌気がさしていた。
「なんて頑固なんだお前は…」
「シバさんもね…」
そしてまた同じ様な会話が始まる。
「お前以外に考えられねーんだよ!いい加減認めやがれクソガキ!」
「く、クソガキですってぇ〜!シバさんこそオジサンのくせに!」
「オジサンだとぉ〜!?俺はまだ20代だ!!」
「イヴに比べれば立派なオジサンで〜す」
「このクソガキィ…」
「大体イヴはガキじゃありませ〜ん。立派な大人で〜す」

…プチっ

シバの中で何かが切れる音がした…。

先ほどと少し様子の違うシバ。
その気配にイヴは圧倒される。
「ど、どうしちゃったのシバさん?」
「俺を怒らせたな…」
そう言うとシバはゆらりと席を立ち、イヴに近づいていった。
身長の高いシバを椅子に座ったまま不安そうに見上げるイヴ。
「まだシラをきるつもりか?」
「だ、だってやってないもん」
「しかたねぇな…本当はこんな事しかたねぇんだけど…」
「な、ナニ…?」
「口で聞けないなら…身体に聞くしかねぇ…なっ!」
そうシバが言った瞬間、イヴはシバの手によってテーブルの上に押し倒されていた。
292イヴを愛して(3) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 17:58:08 ID:aqwQm0iA
何が起こったかわからないイヴは目をぱちくりさせている。
その間にシバはイヴの服の裾から手を差し込み、胸を愛撫し始めた。
それにビクっと身体を反応させるイヴ。
「ひあっ…な、何!?シバさんやめてっ!!」
「言った通りだ。身体に聞いてるんだよ」
荒々しく胸を揉みしだくシバ。形の良い乳房がぐにぐにと形を変える。
痛いくらいのそれだったが、シバの手の中でイヴの乳首が形を主張し始めていた。
敏感に立ち上がった突起を指で弾き、強く摘む。
「はうっっ…」
「乳首が立ってるぜ…。感じてるのか?」
「感じてなんかぁっ…やめてシバさん…っ…いやぁ…」
イヴの瞳からはぽろぽろと涙がこぼれる。
それを見てシバはにやりを微笑んだ。
「そんなに嫌なら白状したらどうだ?」
「っ…やってないったらぁっ!!」
「じゃあやめるわけにはいかねーな」
そう言うとシバは、ちゅう、と音を立てて乳首に吸い付いた。
「あぁン!!」
縦横無尽に動く舌でころころと転がしながら先端を弄ぶ。
イヴは必死に快感を我慢するように、口をしっかりと閉じていたが、その口からは甘い喘ぎが漏れていた。
「んっ…ふっ…ンンっ…」
ぶるぶると快感に震えるイヴ。
シバはその様子を見て満足気に薄く微笑むと、するすると手を下へ伸ばして行き、下着の上から性器に触る。
「いやっ!そこはダメぇっ…!」
イヴの訴えも空しく、下着は膝まで下げられ秘部が露になる。
淡い陰毛に彩られたそこからは愛液でしっとりと濡れていた。
293イヴを愛して(4) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 17:59:12 ID:aqwQm0iA
「濡れてるぜ…無理やりされてるのによぉ…」
「ウソ…ウソよ…」
「嘘なもんか」
シバは秘部にそっと指を這わせ、その液体を掬い取る。
そしてイヴの目の前で指をこすり合わせ、にちゃにちゃと音を立てさせた。
「イヤっ!やめてよぉ…!」
「こんなに濡らしやがって、いい気なもんだよな」
もう一度、秘部へ指を這わすと、そのまま指をピンク色の肉の割れ目に埋めて行く。
にゅるっと指が誘い込まれるように入り込む。
「んはぁっ!ゆび入れちゃダメぇっ!」
そのまま指を奥まで差し込み、中をぐちゅぐちゅとかき回す。
「あっ、あっ、いやぁっ…んっ…はううっ」
ねばねばとした愛液が秘部からとめどなく溢れ、テーブルの上に水溜りを作った。
「射れるぜ」
「んえっ!?イヤッ!絶対ダメッ!」
イヴの言葉を聞き入れず、シバは指を引き抜くとそそり立つモノを一気に腰を前にスライドさせる。
十分に濡れた秘所は抵抗も無く、ずちゅうっと音を立ててシバ自身を飲み込んだ。
294イヴを愛して(5) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 18:00:03 ID:aqwQm0iA
「ひあぁっ!あっはぁっ…入って…るっ…」
「ふぅっ…初めてじゃねぇんだな」
「かんけいっ…無いでしょ…はぁっ…」
異物が押し入ってくる圧迫感に、乱れる呼吸を戻そうと大きく息を吐くイヴ。その瞬間、力が抜けたせいか、ずぷっとモノが奥深くまで勢い良く入り込んだ。
「んあああっ!!!」
それを機に、シバは腰を前後に突き動かす。
程よく絞め込む膣壁の感触を楽しみながら、深く、浅く、強弱を付け前後させる。
雪崩のように押し寄せる快楽に、イヴの口から絶えず声が漏れる。
「あっ、あんっ、あんっ、はぁっ、うっ、んんっ!」
「そろそろ言う気になったかっ?イヴちゃんよぉっ!」
「知ら…ないっ、んああっ、ああぅっ!」
するとシバは腰を打ち付けるのをピタッと止めた。
「…ぇ!?な、なんでぇ?」
「だってなぁ、そんな気持ち良さそうな声出しやがって…。これじゃヤってる意味ねぇからなぁ…」
そう言いながら、焦らすように腰をゆっくり回すシバ。
「んんっ…やだぁ…もっとしてよぉ…!」
イヴの膣はひくひくと物欲しそうに収縮をくりかえしている。
「どうしようかなぁ〜」
「お願いっ…シバさぁん…」
「お兄さんは正直なコの言うことしか聞かない主義なんだよ」
「イヴは正直なコよっ?だからっ…」
突然、ずんっとシバは腰を大きく動かした。
子宮口に達するほど深く突き入れられ、イヴは歓喜の声を上げた。
シバはそのままイヴの耳元まで顔を寄せ、息を吹きかけるようにそっと呟いた。
「盗んだことを認めた良いコには、とっても良い事してあげちゃうのになぁ」
そして、優しく耳を愛撫する。触れるか触れないか微妙な位置での愛撫に、ゾクゾクと身体を振るわせ、甘い吐息を漏らすイヴ。
同時にゆっくりと乳房を揉み解され、イヴはとうとう…。
295イヴを愛して(6) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 18:00:51 ID:aqwQm0iA
「…しましたぁ…」
「なんだって?」
「イヴが…しましたぁ…」
シバの愛撫がだんだんと激しくなる。
「もっと詳しく…!」
「あんっ…イヴがっ、エッチな本…盗みましたぁっ…はぁっ…」
それまで奥まで挿入したまま止まっていた腰が、突然大胆に動き出した。
蕩けそうな快感がイヴの身体を駆け巡る。
「はぁんっ!すごっ…イイっ!!」
激しいピストン運動を繰り返しながらも、シバの問いかけは止まらない。
「何で盗んだんだぁっ!?」
「んううっ!エッチな本っ、読みたかったのぉぉっ!」
腰が引かれた時に液体が立てるいやらしい音とイヴの喘ぎの混じった声がリズミカルに呼応する。
ぐちゅぐちゅと言う卑猥な音がイヴの頭の中に響き渡り、さらなる快感を紡ぎだす。
もう頭の中は真っ白だ。
「エッチな本読んでっ…あそこイジってぇっ、あんっ、オナニーっ、オナニーするのぉっ!」
「おおっ、このエロガキがっ!オナニーだけじゃ足りねぇんだろぉ!?」
「はいぃっ!指だけじゃあっ、んああっ、足りないのぉっ!イヴはエッチなコなのぉっ!!」
「よーっし良く言ったあっ!!」
ずんっ!と一際強くイヴの膣を突いたその時、高まり続けた快楽の波が頂点に達した。
「んああぁあああっ!!!いっちゃうぅっ!」
きゅうっと膣内がシバのモノ全てを搾り出すように締め付ける。
「くぅぅっ!」
びゅくびゅくっ!
シバは苦しそうな表情を浮かべると、イヴの中へ躊躇いもなく射精した。
自分の中へ精液を出されるのを、イヴはふわふわとした感覚の中、まったりと味わっていた。
296イヴを愛して(7) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 18:03:03 ID:aqwQm0iA

*  *  *

「え、今何て?」
ひくっと顔を引きつらせるシバ。
それを隣で、じとーっとした目つきで見つめるイヴ。
「だから彼女は無実なんです!」
きつい拷問(?)した結果、とうとうイヴは罪を認めた。
今回は初犯であったこともあり、イヴを許してやることにしたシバ。
全てが丸く収まり、一件落着で終わろうとしたこの事件…。
イヴを快く送り出してやろうと店を出ようとしたその時、一人の客が店の中へ走り込んできた。
尋常ならざるその様子にシバは不思議に思い、荒い息を整えようと深呼吸をしている客に話しかけた。
すると、先ほどの盗難事件についてぺらぺらと真相を話し始めたのだった。
297イヴを愛して(8) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 18:04:09 ID:aqwQm0iA
イヴが雑誌コーナーへ来たとき、その客はその場で雑誌を読んでいたらしい。
そして、突然棚へ倒れ込んだイヴに驚き、そちらを急いで向いた。
その瞬間、一冊の雑誌がイヴの鞄の中へと吸い込まれるようにすっぽりと納まったと言うのだ。
「そんな虫の良い話…」
「でも本当なんですよ!私しっかりとこの目で見ました!」
ギラギラと輝く自分の瞳を指差し、客は答える。
自分の中で燃え上がる正義の心が彼を突き動かしているのだろう。
「あっ、そういえばイヴも、何かが鞄に入るのを感じたわ!」
イヴは、ぱんっと両手を顔の前で合わせた。
「ね、シバさん言ったでしょ?イヴは盗んでないって!!」
「お前…さっき罪を認めたんじゃ…」
「あれはシバさんが、あんまりひどいコトするからつい…」
「ひ、ひどい事をされたんですか!?私がもっと早く知らせていれば…!」
「アナタのせいじゃありませんよっ!全てこのシバさんが悪いんだわ…!」
いつの間にかシバは一人、悪者にされていた。
ますますヒートアップするイヴと客に、たじっと、シバは一歩後ろに下がった。
そして一つ、大きな溜息を吐いたのだった。
298イヴを愛して(9) ◆lDX62kdLnc :05/01/17 18:06:20 ID:aqwQm0iA

全てを語り終え、満足した客はぺこりと頭を下げ、そそくさと店を後にした。
笑顔で見送るイヴと、仏頂面で客の背中を見つめるシバ。
「ね、イヴは嘘ついてなかったでしょ?」
イヴは勝ち誇ったような笑顔を浮かべながらシバに言う。
「…まぁな…」
まだ納得していないのか、不満気な様子のシバ。
「なぁに!?その態度!イヴにあんなひどいコトしておいてー!」
「お、お前だって、あんあんよがってたじゃねーか!」
「そんなコト言うワケ!?シバさんって最低!!」
また口論が始まろうかとしたその時、イヴはくるっと後ろを向いた。
「でもね…」
「…?」
「悔しいけど、シバさんって上手」
そう言うとイヴは、顔をちらっとシバの方へ向け…
「またイヴとエッチしてね」
ニコっと花の様な笑顔を浮かべた。
その可愛らしい様子にシバは文句を言うのも忘れて、
「…ぉ、おう」
と格好悪く答えたのだったとさ。


=おしまい=

マイナーな物ですみません。感想とかいただけると嬉しいです。
299名無しさん@ピンキー:05/01/17 18:33:40 ID:WANrKSVy
いっそのこと割り切ってもっとシバを鬼畜にした方がいいかも。
レイプで感じることも、レイプから愛が生まれることもありえない。
300名無しさん@ピンキー:05/01/17 19:15:36 ID:hl8O6ago
せめてイヴが元々シバに惚れてたとか……それでも無理があるか。
301名無しさん@ピンキー:05/01/17 22:03:42 ID:3WK/TjlM
イヴかわいいよ、イヴ(;´Д`)ハァハァ
302名無しさん@ピンキー:05/01/18 18:52:14 ID:neDHXp8y
サニガより
>「煙草」を加工すると「麻薬」というアイテムが完成し、
>それを売るとヘルシンキに捕まる場合がある…というイベントを考えていたのですが、
>様々な理由によりボツになりました。

この一文だけで色々妄想できちゃう…。(;´Д`)ハァハァ
303名無しさん@ピンキー:05/01/18 22:26:52 ID:JRy0j+KG
>298
GJ!上手い文章ですね。
やっぱり多少展開は気になっちゃいますが…
組み合わせも気に入りましたし、面白かったです。
次回作も期待してます!
304名無しさん@ピンキー:05/01/22 00:58:32 ID:PqaKqeh+
あげほす
305名無しさん@ピンキー:05/01/25 18:27:48 ID:ZxnhOtAa
あれ、場所変わってる…
306名無しさん@ピンキー:05/01/26 16:10:48 ID:3O5Pq0N4
>298
>「よーっし良く言ったあっ!!」
ワロタ
なんてシバっぽいセリフなんだ
自分はレイープ→感じてアンアン大好物なんでGJでした
文章上手いしエロいし面白かったよ
307名無しさん@ピンキー:05/01/26 22:51:38 ID:VFSOkXe+
>>298
 このカップリングが好きな人なら何も問題ないんじゃないかね?俺は別段問題無いと思うし。
展開がどうって人もいるけど、まぁエロパロなんだしよ。エロパロを馬鹿にしてるつもりは無いが、エロがメインなわけだしなぁ。

漏れもがんがって書かないとなぁ。ともかくGJ、次回作も期待してます!
308名無しさん@ピンキー:05/01/29 23:23:48 ID:M5AWReEK
保守あげ
309名無しさん@ピンキー:05/01/30 02:25:06 ID:AcpFN5OW
オレはいいと思うけど?
310名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:55:40 ID:al16JO3/
受身なティコ姉様も見てみたいかも。
普段強気ドSだからたまには恥じらってほしkぁjしえはsふじk
311名無しさん@ピンキー:05/01/30 22:13:42 ID:Pt/1FrY/
>>310
 フ、フフフ………あんた言っちまったねソレを……ティコハァハァなワシがソレを見ちまったからには……

書きます。駄作SSですが。良ければ見てやって。
312名無しさん@ピンキー:05/01/30 23:01:26 ID:wjz/Fryu
楽しみにしてるぞー
313名無しさん@ピンキー:05/01/31 01:13:34 ID:oprxbrqJ
>>311
マジデマジデmjd!?
ヤベー、それ聞いたら眠れなくなっちまいそうだ!
(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
314名無しさん@ピンキー:05/02/01 22:44:15 ID:Pemuk2ha
ルヴェルはなんとなく巴姉さんに似ている……。
髪の色と……境遇、性格……。
どうしてもダブる……。
315名無しさん@ピンキー:05/02/04 11:42:56 ID:kxxKOkxn
チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
316名無しさん@ピンキー:05/02/05 02:36:09 ID:COpubiQ1
晴れ雲Nやったんだけど、
個人的にフロイド先生とティコ様の間に過去に何があったのかすんごい気になる
(てかフロイドセンセーぜってー大量に浮気してるだろありゃ)
317名無しさん@ピンキー:05/02/08 17:00:10 ID:za1gOhRZ
イヴ×シオ本があれば絶対買いなんだがなぁ…誰か描いてくれないかなぁハァハァ
318名無しさん@ピンキー:05/02/09 00:24:47 ID:miB2MIp+
これやってたらイヴとシオとティコの3Pを妄想してしまった・・・
319名無しさん@ピンキー:05/02/09 10:27:34 ID:/tbafGbp
>>318
それ(・∀・)イイネ!!
漏れも妄想してみよう…。
 その日の夜。
「あれ?」
「へ?」
 シオは、扉を開けて入ってきたルヴェルを見ると同時に間抜けな声を上げた。
 ルヴェルの方も同様である。
「師匠、これはどういうことですじゃ?」
「かくかくのしかじかよ」
「まるまるのうまうま、ですか」
「そ」
 この辺はさすがに長年連れ添った……じゃなかった、仕えて来た間柄か、ル
ヴェルはそれほど苦も無く状況を飲み込めた。

「えっ?ええっ?」
 一方、シオはと言うと、二人の間を何度か視線を往復させた後、ややあって
両手を打ち鳴らした。
「なーんだ、そうだったんですね!」
「シオちゃん、何が『そうだった』の?」
「もぉー、恥ずかしがらなくったっていいですよ!ティコさんとルヴェルさん
ってやっぱりそういう仲だったんですね!」
「あのね、シオちゃん。ちょっと勘違いしてるみたいだけど……」
 師匠は額に手を当てて、顔をしかめた。
「ルヴェル君は私の肉 奴 隷よ」
「……」
「……」
 その場に、何とも言えない空気が漂う。

「そ、そうなんですか?」
「……ま、まあそんな感じですじゃ」
 別に公言したわけではないが、実質的にはそうなのだから問題は無いだろう。
 たぶん。
 しかし、ただの奴隷と『肉』奴隷とではどちらのほうが幸せなのだろうか。
321 ◆nWpIuXQ052 :05/02/17 23:28:30 ID:oGsrthvv
「ともかく……事情はわかったでしょ。だから、ルヴェル君」
「はい?」
 イマイチ物分かりの悪い弟子に、師匠は額にしわをよせた。
「言わないと分からないんだから……とっとと服を脱いでキミのみっともない
粗チンを出しなさい」
「は、はい」
 ルヴェルはシオが見ている事に対して何か言いたげであったが、師匠に逆ら
えるわけもなく、そそくさと服を脱ぎだす。

 ティコは粗チンと言ったが、ルヴェルのそれは大きさ自体は標準を上回っていた。
 外気に触れるとわずかに震える。
「うわぁ……」
 無遠慮にそれを凝視するシオ。
「……あー、シオ。その、じろじろ見ないでほしいですじゃ」
 興味津々な視線を感じ、ルヴェルはたじろいだ。
「恥ずかしがるほどのモノじゃないでしょ」
 何気にヒドイことを言いながら、ティコも服を脱ぎだした。
 無造作に下着をはだけると、ぶるんと音が出そうな勢いで巨乳が飛び出す。
「……」
 シオは自分のそれと見比べ、ため息をついた。その差は圧倒的である。
「いいなあ……ティコさ〜ん、胸が大きくなる薬とか無いんですかぁ?」
「ルヴェル君みたいに実験台になってもいいなら、一応あるけど」
「え?実験台?」

「いやその……いろいろとな」
 いろんな忌まわしい記憶が駆け巡り、ルヴェルは言葉を濁した。
 一度強精剤の実験台にされたときは、死にそうになるまで腰を振り続ける羽
目になり、翌日は全く腰が立たなかった。
 しかしそれでもティコは平然としていた。さすがは師匠……と妙な所で感心
したものである。
「そ、そうですか」
 シオは、真剣な目で観察を続けていた。
 視線の先では、ルヴェルが両手を師匠の足にかけ、秘所に顔をうずめている。

「ふふ、少しはマシになって来たわね」
「師匠……気持ちいいですじゃ?」
 懸命に秘所を舐めるのを止め、ルヴェルが顔を上げた。
「全然」
「はあ……」
 言葉攻めの一環であろうか。がくりと首を垂れる奴隷を見て、とてもティコは
うれしそうである。
 むしろルヴェルをいぢめるほうで感じてきているのではあるまいか。

 そうこうしている内にようやく愛撫の効果が出てきたのか、秘所がひとりで
に濡れ始めた。
「ルヴェル君」
 ティコが言い終わらない内に、むさぼる様にルヴェルは愛液をすすりだした。
「あらあら、行儀が悪いわね……」
「ルヴェルさん、汚くないですか?」
 率直な意見を口にしてしまったシオを、冷たい視線が貫く。
「シオちゃん、ケンカ売ってる?」
「あ、す、すいません……」

「この液が流れていないと、入れるときに大変なのよ」
 忘れかけていた本来の目的を思い出したか、ティコは講釈を始めた。
「その……やっぱり初めては痛いんですか?」
「そりゃあもう……」
 意地悪そうな笑みを浮かべるティコ。

「し、師匠」
「何?」

「その……ワシのも」
「イヤ」
 見事なダブルスタンダードである。
「うう……」
 落ち込むルヴェルをよそに、シオが質問した。
「男の子ってアレを舐めてあげると喜ぶんですか?」
「まあね。でも最初から無理してやらなくてもいいわ」
「それで、ルヴェルさんにしてあげた事は?」
「一度も無いわよ。ルヴェル君のくせに舐めてもらおうなんて、100年早い
わね。……って、ホラ、とっとと次に行くわよ」
 ぐい、とルヴェルを引っ張ると、体勢を変え、ベッドの上で
「師匠……その……胸を」
「いいわ。あんまり調子に乗ったら張った押すけどね」
「で、では」
 ルヴェルは両手をティコの胸に伸ばし、ゆっくりと掴む。
「ん……」
 ティコの反応を確かめながら、慎重にもみ始める。
 むにゅ、むにゅ、と双丘は形を変える。
「はぁはぁ……師匠」
「ん……もう……行儀が悪いわよ。赤ちゃんじゃ……んっ、ないんっ、だから」
 やや図に乗ってきたのか、胸に吸い付きだした弟子をティコは引き剥がした。

「吸っても良いなんて言ってないはずよ」
「いや師匠……ワシは……そろそろ」
「……まあいいわ。じゃあメインと行こうかしら。シオちゃん、今からルヴェル
君の汚いアレが、あたしの中に入るから」

「えっ!?」
 その時初めてシオは気付いたが、ルヴェルの肉棒ははちきれんばかりに膨張
し、そびえ立っていた。
「は、入るんですかこんなの!?」
「まあ見てなさい」
 師匠を組み敷く体勢で、ルヴェルはティコと相対した。
「師匠……いいですじゃ?」
「来なさい」
 既に興奮状態にある弟子に対し、ティコは余裕の笑みを見せる。
 それについてどういう感想をルヴェルが抱いたかは分からないが、今はとにか
く本能が優先している。

 ずぶっ、と音を立てそうな勢いで、ルヴェルはティコを貫いた。
 一気に秘所の奥まで槍を突き立てると、奴隷はほっと息をつく。

「ほ、本当に入っちゃうんだ」
 シオは結合部を横からしっかり覗き込む。
「初めてだとこんなにすんなりとは入っていかないから、気をつけてね」
「へー……」
 平然とティコが話しているうちに、ルヴェルは槍をいったん引き抜くと、再び
突入させる。
「……っ、こら、人が話してるときに……んっ!」
「そ、そんな事を言われても」
 腰のほうが本能に従って動いてるのだからどうしようもない。

 ずっ、ずっ、とルヴェルの肉槍は突貫し、師匠の掘削に精を出し始める。

「んっ……もうちょっと、んんっ……上品にしなさい」
 冷静さを取り戻すと、師匠は弟子の活動を観察する余裕が出てくる。
「師匠……気持ち良すぎるですじゃ。その、あんまり締め付けないで、おうっ!」
 きゅっ、と大事なものを締め付けられて、ルヴェルがうめく。
 突っ込んでいるのでルヴェルが攻めてのように思えるが、裏を返せばルヴェルは
肉棒を人質に取られている、という見かたもできる。
「さあ、つづけなさい」
「は、はい」
 動くのはもっぱら奴隷……じゃなかった、弟子の仕事である。
 ティコの秘所はがっちりと締め付けたまま、ルヴェルが肉槍を突く度に反応を変
える。
「うっ……師匠」
「ホラ、もっと早く」
 ニヤニヤしながら弟子を見上げていたティコだが、次の一言で顔色を変えた。
「師匠……もう限界ですじゃ」
「え、もう!?」
 ティコとシオが異口同音に叫ぶ。
「ちょっと、いくらなんでも……」
 早い、と言う余裕すらなかった。

どくっ、どくっ、どくっ……

 ルヴェルのそれはたっぷりと樹液を師匠の体内に流し込んでいく。

「……」
「……」
 しばし、気まずい空気が漂う。

「毎度毎度早すぎるのよこの早漏!!」
 がっちり咥え込まれているので逃げるに逃げられず、合体したまま痛めつけら
れるルヴェル。
「ひいっ、お、お許しを……」
 呆然としているシオに気付くと、ティコは言った。
「あ、シオちゃん。こういう事言っちゃだめよ」
「え、ええ」
「し、ししょ、おっ」
「……」
「そ、そろそろ」
「イヤ。私が良いというまで」
 冷たく師匠は言い放った。ルヴェルの肉棒の根元はきつく縛ってあり、イきた
くてもイけない。

「少しは参考になったかしら?」
「はい、とっても」
 結合部をちらちらとみながら、シオは顔をひきつらせた。
「その……それで」
「なに?」
「フィル君を……誘うにはどうしたら?」
「うーん……そうねえ」
 しばしティコは考えたが、良い考えは浮かばなかったようだ。
「ルヴェル君、何かいい案を考えなさい」

(後編に続く……予定)
327Co ◆4iGg3tmpW2 :05/02/17 23:36:00 ID:oGsrthvv
我ながらイマイチだと思う次第ですorz

後編で頑張ります……
328名無しさん@ピンキー:05/02/18 00:05:35 ID:svIbFmgD
>>327
確かにエロは薄めだけど、キャラの個性がしっかり出ていて良いと思う。
個人的にはこういうの好きだ。
329名無しさん@ピンキー:05/02/18 00:38:05 ID:cQwXQQjy
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と、まだ読んでなかったりする。
ゆっくり読ませていただく!
330名無しさん@ピンキー:05/02/18 04:05:07 ID:qS1GmEnZ
>>327
GJ!ティコ様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
331名無しさん@ピンキー:05/02/20 19:59:22 ID:SPmPVRVW
皆もちろん、「エロエロ系で一つ…」に投票したよな!?
あと美少女系とか。
332名無しさん@ピンキー:05/02/24 05:11:11 ID:X4baxfGn
うぁ、覚えてないが展開に萌える
ルヴェルくん、はえぇよw

しかし…シオちゃんも太ももを
擦らせてみるとかあればいいな…(´ρ`)
333名無しさん@ピンキー:05/03/05 01:07:10 ID:DD0BUDvB
保守あげ
334名無しさん@ピンキー:05/03/05 18:45:18 ID:Kq26U7Xl
>>333
皆どうしてるかな(´-ω-`)
335名無しさん@ピンキー:05/03/05 22:44:57 ID:ksvW8qtC
モノワスレノカゼを倒した後に押し倒す!(*´Д`)ハァハァ

本スレの誘導により来ました
336名無しさん@ピンキー:05/03/06 01:20:27 ID:XNI1+OGl
>>335
そういうのを我々は待っていた!!(・∀・)
337名無しさん@ピンキー:05/03/11 18:42:23 ID:j29Qot44
キャラクター紹介のページが公開されたわけだが…
338名無しさん@ピンキー:05/03/13 01:34:35 ID:lNaTp1Aq
>>337
「村追い出された」とか「やんちゃだった」とか「ティコに会ってすっかり大人しく」とか
…昔のルヴェル君がすごい気になるんですがw
339名無しさん@ピンキー:05/03/13 18:57:20 ID:oeQkmOCa
>>339
そこら辺も妄想してみようか…(;´Д`)
340339:05/03/15 00:11:08 ID:PFVg2yge
今更ですが誤爆
>>338
ですた
341名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 00:10:45 ID:is6T8pJ6
あげ
342名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 02:00:05 ID:z6pjeKYX
4月に入ったな
343名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 17:22:14 ID:b9kZAeva
もうすぐ、二ヶ月だな・・・
344名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 19:10:46 ID:ZnjTCE57
ほしゅ
345名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 00:20:26 ID:ccEOQCap
てかまだここひといんの?
346名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 00:58:28 ID:Wx7bXRu8
347名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 01:15:51 ID:DOo7eXCY
348名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 14:51:16 ID:75VfW1HG
349名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 19:17:00 ID:cEP9U0Ps
350名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 23:42:19 ID:o08F0IlD
何気に多いなw ノ
351名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 00:50:59 ID:6NjJDHka
( `・ω・´)
<(    ノ)>
 < ω >
352名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 12:12:32 ID:3tZ5tHsQ
↑どこ上げてんだよw ノ
353名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 19:10:17 ID:q1367/or
だれか小説やら萌絵やらを投下してくれるネ申はいないのだろうか…
そんな漏れは文才も絵心もない負け組(´ω`)
354名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 09:43:06 ID:mgQm66N7
ノシ
355ルヴェル調教:2005/04/24(日) 12:11:57 ID:aWPJ/zUr
「奴隷のくせに生意気ねぇ。今日はマッハパンチ3分間の刑かしらね?」
「そ、そんな、殺生ですじゃ〜(涙)」
 ここ、イュワルドのレミュオール地区では、魔女と恐れられている割には肉弾戦を得意とする女性と、その女性に家畜か奴隷のように扱われている青年が経営している魔道雑貨屋が有名である。
 この魔道雑貨屋はオープンしてからまだ日が浅い。けれど短期間でイシュワルドの5本指に入るほど知名度が向上したのは、現役魔女が調合する魔道グッズはもちろんのこと、ひとえに青年が家事の片手間に経理などをこなす手腕にあるところだろう。
 ついでに言えば、月並みだが魔女は美人だ。記念すべき第一号にその魔女の特集を組んだ某雑誌はどこの書店に行っても品切れというほどの売り上げを記録させた。(追記すると某雑誌は第一号を発刊後、しばらくして出版社が倒産するという珍事があったが、これはまた別の話)

 午後6時。陽も落ち、辺りが暗くなるころティコ魔法堂は店を閉めて、本日の販売を終わらせた。
「あ゛〜、終わった」
 店の主人、ティコはイスに腰をかけたまま背を伸ばす。この姿勢はふくよかな胸のラインがより強調されるのだが、当の本人はなんら気にしない。
「おつかれさまですじゃ、師匠」
 と、労いの言葉をかけるのが青年、ルヴェル。下僕と言わんばかりに金のティコ像を磨いている。
「今日の売り上げはどうかしらね?」
「本日も上々ですじゃ。ただ武器の売り上げはイマイチですじゃ」
「そう……」
 ギルドポイントも溜まっているし、生産量を減らそうかしら。ティコはすっと考える。当初は商売なんてする気はなかったが、たとえやる気がなくても次第に体が覚え始めてしまう。
 視線を落とし、イスに体重を預けてぼんやりと経営方針を考え始める。そんなティコに、ルヴェルはそろりと後ろにまわる。
「何を考えているのですじゃ、師匠」
 そう言うと――後ろからそっと腕をまわして、抱きしめる。
「あっ……」
「師匠の悪い癖ですぞ、一度考え込むと周りが見えない聞こえない」
 左手は抱きしめたまま、右手でティコの見事な胸に触れる。揉む、などではなく、指先で軽くいじる程度に。
356ルヴェル調教:2005/04/24(日) 12:12:28 ID:aWPJ/zUr

「ぅ、はっ……」
 頬をやや赤くして耐えるように目を固く閉じるティコをまるで無視するように、ルヴェルは指先は胸を責めたまま、舌による耳への攻撃を始める。
「あ、ぁん、やっ」
「嫌ですか? ならやめますぞ」
「や……やだっ」
「くくっ」
 喉の奥で笑い、ルヴェルはティコから離れる。その表情は、いつもの奴隷のときの涙目や穏やかなものはない。
「さてどうするんですじゃ? たしか先週ぐらいに教えたはずですぞ?」
 ルヴェルの言葉にティコはためらうこともなく床に跪き、言った。

「……わ、わたくしめが、ほ、奉……し……」

 高貴なプライドが邪魔してか、ティコはうつむいたまま続けようとしない。
 ルヴェルはそんな姿に舌打ちを一度うち、ティコの髪を掴んで顔を上げさせた。
「あ、いたぃっ……!」
「続きはどうしました?」
 ティコはルヴェルの表情に息を呑み、うっすらと涙を溜めて呟いた。

「……わ、わたくしめが、ほ、奉仕……させていただきます。恥ずかしい姿を……ご覧くださいませ」

 言い終わると、ティコは言葉なく涙を流した。世にも珍しい、魔女の涙だった。
 ルヴェルは満足したように、掴んでいた髪を離して撫でた。

「よく言えましたの。では始めるんじゃ、ティコ」
357名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 12:14:26 ID:aWPJ/zUr
ルヴェルを調教、ではなく、ルヴェルが調教ですた。ティコのような年上女性は服従させてなんぼ、
と思うのは漏れだけでしょうか?
続きは近日・・・なるべく今日の夜か明日の夜にはあっぷするようにします。続き読みたい、なんて
人は生暖かくご期待ください
358名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 15:40:44 ID:NH3ZwZj3
予想外のティコネコ萌え!
359名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 20:38:57 ID:0THq8xK2
久方ぶりにネ申降臨かっ!!?
プライドの高いティコへの恥辱プレイ禿萌!
誰か挿絵描けっ!
描いてくれ!!
頬を朱色に染めて喘ぐティコをっ!!(´д`*)
360ルヴェル調教続き:2005/04/24(日) 23:26:25 ID:uQLjJxBH



「はむっ………ん……」
 普段は客でごった返すティコ魔法堂。突然の押し売り、命知らずな値切り、首なし藁人形を大人買いする客、主人の罵り、奴隷の悲鳴。それらが詰まった店内は今、静かに、しかし少しずつ何かのトーンが上がっていた。
「んっ……む……」
 皆が魔女、誰かが神と囁く魔女――ティコは、いつもなら奴隷扱いするルヴェルのモノをただただ、その舌で奉仕をしていた。
 そんな魔女の姿を、奴隷――ルヴェルはイスに座り、カウンターに肘をついたままつまらなさそうに眺めていた。
「うまくなったの、ティコ」
「はんっ、ありがとうございます、ぅん」
 ティコの整った表情は、恍惚としてほんのり赤く染まっている。端正な唇は男の毒針を這い、ちろちろと舌で刺激を与える。
 亀頭を咥え、カリを舌で責める。モノは唾液でべたべたと濡れ、激しく動かしたためかティコの口の周りも己の唾液でてかてか光っている。
 ルヴェルはこの顔が好きだった。普段のティコからは想像もできない、奉仕の姿。臭いのするモノを一心不乱に、舌で、口で、唾液でしゃぶるティコ。どんどんとサド気が高ぶってくる。
「ティコ。奉仕が足らんぞ」
「も、申し訳ございません……」
 留守だった手を、片方は竿をしごき、片方は袋を揉む。白魚のような綺麗な指がモノに触れる。ルヴェルは内心満足であったが、虐めるにはまだまだ足りない。
「手はいい。喉の奥まで咥えるんじゃ」
「は、はい……んっ」
 じゅぼっと水っぽい音を立て、喉奥まで突き入れる。嘔吐感が急激に高まるが、ここで吐き出してはきつい仕置きが待っている。奴隷となった二日目のことを思い出し、身が震える。
「ん、ん、んっ」
 吸い付いたまま亀頭まで上げ、一気に喉奥まで突く。それを何度も何度も繰り返す。漏れた唾液が床まで銀の糸を紡ぎ、ぽとりと落ちる。
「ん、いいぞ、ティコ。そうじゃ、もっと、もっとじゃ!」
「ん、ぐ、んぅ!」
361ルヴェル調教続き:2005/04/24(日) 23:26:56 ID:uQLjJxBH
 嘔吐感が耐えれない。目を閉じて耐え、さらに続ける。
「う、イく、イくぞ、ティコ。たっぷり出すから飲むんじゃぞ!」
 ルヴェルの息が荒い。射精が近い。ティコは精液の味は慣れてはいないが、飲まなければならない。
「ん、んって、んってんあぁい」
 モノを含んだまま、「イってください」と言うと、ルヴェルは――ティコの顔を掴み、引き抜いた。
「――――えっ」
 びゅるっ、びゅびゅ、こぴゅっ。
「きゃ、やぁ!」
 亀頭から飛び出した白濁液は、ティコの顔に降りかかった。魔女の顔は、小汚い男の欲望の汁で白く染まった。
「あぁ、熱い、熱いぃぃっ」
 目を閉じていたため入ることはなかったが、熱いシャワーのような、けれど粘り気のある液体が顔中に広がっている。
「いいもんじゃな、顔射は。ほれ、主人の精液はどうするんじゃ?」
「あぅ、は、はい……飲ませていただきます」
 言葉を繋げるたびに精液が口へ滴る。ティコは手で顔を拭い、べとりと付着した精液をぺろぺろと舐め取る。
 一見すれば練乳を舐めているように見えるが、臭いはそれを許さない。独特のむんとした臭いが、ティコの嗅覚と味覚を犯す。
「ルヴェル様、お精液、おいしく頂かせてもらいました」
「ふむ」
 すうと目で合図をすると、ティコは再びモノを含み、尿道に残った微量の精液を吸い取る。最後にキスをして、見上げて次の指示を待つ。
「四つん這いになって下着を下ろすんじゃ」
「はい」
 ルヴェルに背中を向け、うな垂れるように四つん這いとなって、下着を膝まで下ろした。
「あっ……」
 下着と魔女の性器は、ねとっとした糸が生まれていた。ティコは思わず顔を赤くした。感じている。性奴のように扱われて、感じてしまっている。
「いい眺めじゃ。ぐちゃぐちゃに濡れておるぞ」
362ルヴェル調教続き:2005/04/24(日) 23:29:28 ID:uQLjJxBH
「あ、はい……」
「まったく、イヤラシイ女じゃな。奉仕しているだけでこんなに濡れおって」
 ルヴェルの言葉責めを、上から、後ろからただ受けている。もちろん反論はできない。
「ふん、こんな女はワシが手を下すこともないのう。売れ残りの鉄の剣の柄でも突っ込んでやろうか?」
「そ、そんな。イヤ、イヤです!」
 四つん這いのまま、しかし片手で、器用に性器を指で広げる。
「ルヴェル様の、ルヴェル様のモノで、わたくし突いて、突いてくださいぃっ」
 ティコの必死の懇願も、ルヴェルにはあまり届かない。が、ここで考え込んでは興ざめというものである。
「ふう、相手してやるかの」
「ありがっ、はぁっ!」
 性器と性器が触れ合った瞬間、ティコに体に微弱な痺れが走った。亀頭は割れ目をすりすりとさすり、ちゅぽんと亀頭だけが入った。
「あん、あ、早く、早く入れて、入れてくださいっ」
「なんじゃ? 腰を後ろにすることすらできない無能なのか、ティコは」
「……! 申し訳ございません!」
 大きな謝罪とは反比例して、ゆるゆると腰を後退させてモノを咥えていく。
「はぁ、はぁぁぁぁぁぁっ」
 モノが最後まで沈んだころんは、ティコの表情は甘く、うっとりとしてどこか遠くを見ていた。
「よくできたのう、ティコ。それ、褒美じゃ!」
 ルヴェルは腰を引き、勢いよくティコの中へ突っ込んだ。
「あああ! ああ!」
「ほら、ほら!」
 何度も何度も、まるでティコの体を壊しかねないように突き続ける。ティコの粘液がルヴェルに絡みつき、徐々に快楽が増していく。
 だがルヴェル以上に、ティコの快楽はすさまじく膨れ上がっていった。
「あん、あん! あ、あ、あ、もっと、もっとぉぉぉぉ!」
「足りんのか、ティコ!」
「はい、はい! 壊して、わたしを壊して、犯してぇぇぇぇ!」
363ルヴェル調教続き:2005/04/24(日) 23:30:04 ID:uQLjJxBH
 腰のピストンを続けたまま、ルヴェルはティコの豊満な胸を握る。握りつぶすように力強く、ぐにぐにと形を変えるように揉む。
「胸、胸が、気持ちいいのっ、すごい、狂うっ、ぁ、ああああ!」
 とろんとした目は、もうどこを見ているかわからない。だらしなく空いた口から、ぽたぽたと唾液が漏れる。床には、唾液とティコの粘液からできた小さな染みいくつもあった。
「ぐ、ああ、ティコ、イくぞ、中に出すぞ!」
「はい、たくさん、たくさん出してっ! あ、あ、あ、あ、あっ」
 ティコも絶頂が近い。膣の小刻みの震えがルヴェルのモノをより刺激し、苦しいぐらいに快楽を高める。
「イく! イくぞティコぉぉぉ!」
「あ、あ、あ、イク、ああああああああ!」
 ティコの意識が白く光り、ぷつりと飛んで崩れた。頬は床の冷たさできりきりしたが、腰を抑えていたルヴェルの、二度目とは思えない大量の精液を膣で受け止めていた。
「たくさん、たくさぁん出てる……」
 ルヴェルが離れると、結合部分からごぽっと白と透明な液体が漏れ出して床を汚した。
「ルヴェルさまぁ……は、はぁ、気持ちよかったれすぅ……」
「何をしとるんじゃ……主人のモノが汚れているぞ。どうするんじゃ?」
「は、はぃぃっ」
 床を這って、寝転んだままぐっちょりと精液と粘液で汚れたモノをしゃぶる。さすがのルヴェルも疲れてか座り込んでいる。
「ん、はむ……おいしぃ、精液おいしぃ……」
 おねだりするようにモノに吸い付く。もちろん精液は出ない。まだまだ足りないのか、己の性器から今だこぼれる液体を手で受け止めて、飲み、舐める。幾度も、幾度も、舐める。
「かわいいヤツだの、ティコ」
 精液を舐めながら手でモノを上下に刺激しているティコを撫でながら呟く。
 ふぅ……汚れた床の掃除はワシの仕事だから変な話じゃのう。
 猫を撫でるように可愛がりながら、ルヴェルは普段への奴隷へと戻っていった。
364名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 23:33:34 ID:uQLjJxBH
 諸君、私はレミュ金が好きだ(第一声)
 というわけでルヴェル調教完結です。どないでしょう? ちょっとティコを壊しすぎた感が
あるようなないような。いや、これくらいなら許容範囲、うん、そうだ。ルヴェルは黒。これ
ポリシー。
 次はメガネ美人のサラサでもやりたいのですが、彼女はイマイチ、キャラがわかりません。
オフィシャルでも出てませんし。
 次はサラサかイブのどっちか。希望のリクありましたらどうぞ。できるもので書いてみますね〜





365名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 23:38:06 ID:FHph+MBh
(*´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ

スバラシイ
366名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 23:55:51 ID:EXiIwnjS
最高GJ。
367名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 00:24:23 ID:+9tjfI6a
おいおいエロパロ復活か!?
俺も>>359と同じく挿絵キボンヌ。
その勢いで同人誌とかだしちまおうぜ!
あああはげしくよみてえあおうぇrftgyふじこlp;@:
368サラサの意外な一面:2005/04/26(火) 19:24:09 ID:ARzGI3xS
 少し大きめの街にはギルドと呼ばれるところがある。
 そこでは様々な職業名のついたカテゴリがあり、基本的に1人につき1つ所属することができ、個人や団体が出した依頼をギルドが介してカテゴリに分類し、ギルド員に割り振るシステムとなっている。まあ派遣会社と言えなくはないだろう。
 少し大きめ、とつけたのはやや語弊があるかもしれない。村であってギルドはあるが、カテゴリの数が極端に少ないことがある。つまり少し大きめの街では様々なカテゴリを扱うギルドがあるため、わざわざ移住して登録する者も少なくはない。
 そう言った点では、イシュワルドはカテゴリ、ギルド員の数ではかなりのものだろう。その証拠に移住してくる者を多く、子供の将来の夢を集計した結果「ギルド員(その多くは冒険者ギルド)」が7割近く占めていた。
 さてイシュワルドのギルドでは、キルド員はもちろん、そこで働く事務や経理の者を多い。不公平なく依頼を分別するにあたっては、その者達は決して欠かせない存在である。
 そんな者達の中に、サラサと言う、俗に言うメガネフェチの方々から厚い支持を得ている(シバの便利屋100£情報)女性がいる。

 サラサは冷めていた。たしかにギルドでの仕事は悪くない。毎日多くの人たちと関わることに苦痛を感じるわけでもなく、上司や部下、同僚などからの信頼もある。決められた仕事以上のことも難なくこなせる。
 ほっておいても人気は出るし、昇格もあるだろう。信頼だって捨てるほど出てくる。が、サラサはそれらに興味がなかった。もちろん人気や信頼はあって損はないだろうし、出世欲もないこともない。けれど、それらがサラサを熱くさせるほどのものでもない。
 そしてタチの悪いことに、刺激がほしいと思ってもいないことだ。今さら職を捨ててギルドに所属する気はもちろん、立場を利用して私腹を肥やす、なんて気も起きない。
369サラサの意外な一面:2005/04/26(火) 19:25:25 ID:ARzGI3xS
 つまらなかった。こうしてギルドが閉まったあと、たった1人で残業することも、帰宅して時間を持て余すぐらいなら……と思ってのこと程度である。
 カチリとパソコンの電源を落とし、ほんのわずかにずれていたメガネを直す。これで2〜3日分の仕事は終わった。また明日、上司に仕事を与えてもらわないといけない。
 部屋の電源、窓の鍵などを確認し、セキュリティを作動させて裏口から出る。どうやら守衛も先に帰ったようだ。とっぷりと闇に染まった街は、防衛がしっかりされているイシュワルドとは言えど気味が悪い。
 サラサはカバンの内ポケットから、無地の巾着袋を出し、そこから何かを取り出す。
 煙草とマッチ。頭をとんとんと叩き、口から伸びた煙草を咥え、火をつける。マッチの燃えカスはちゃんと携帯灰皿に入れる。
「……ふぅ」
 サラサが煙草を吸うことを知る人間は少ない。誰にも見つからないように、細心の注意を払っている。
 仕事の後の一服などではないが、ほんの片手間潰しである。帰宅の際の習慣だろうか。イシュワルドでは歩きタバコは注意と罰金だが、こんな時間だと堅苦しい大剣の彼さえ出歩いていない。
 自宅へは大通りをまっすぐなので歩いて5分ぐらいのもの。ちょうど煙草を1本吸い終わるころには玄関前いる計算である。
 だが、サラサは立ち止まった。煙草を消し、軽く腕を組んで何かを考えるような仕草をする。
 そして思いついたように、すぐ脇の細い道へ入っていった。

 この道を通るときはいつも夜。昼間は仕事に追われているし、休憩のときでもこの方向へは行かない。この道は、ほぼ1つの店にしか通じていない。
 すでに明かりの落ちた、とある店。人気は上々だが、少し黒い噂のある店。
「こんばんわ」
 closeと吊られた扉を開け、中の主人に挨拶をした。
「おう……サラサか」
 店の主人――シバ・アーカイマは、にやにやとした笑みを向けて返した。
「あいかわらず趣味の悪い店ね」
「売り上げはいいんだぜ。特に男性客にな」
 サラサはシバをよく思っていない。粗雑で、どう見ても悪人。まともな商品を扱っておらず、卑猥な商品でイシュワルドの美観を損なう店。
 そして、読み取れないこの男の性格。
370サラサの意外な一面:2005/04/26(火) 19:26:43 ID:ARzGI3xS
「くくっ」
「何かしら?」
「いや、実は来ると思ったんだ、お前さんが。今日あたり満月だからな」
「どんな根拠だか」
「結果、お前さんは来た。違うかい?」
「そうね」
 サラサはカバンを漁り、薄い封筒を取り出し、カウンターに置いた。その封筒に、シバが「ほぅ」と
「いつもの。よ」
「どれどれ……ひいふうみ……ん?」
 枚数を数え間違えたのか、シバはもう一度数える。が、間違えではないようだ。
「おい。約束は5本のはずだ」
「そうね」
「じゃあ何で……3本多いように見えるんだが?」
「そうよ」
 サラサはシバのほうに近づく。何を考えているのかわからない表情。人の顔色から心情を読み取ることに長けているシバでさえ、わからない。
「これは、追加の口止め料よ」
「追加?」
「ええ」

「今夜は激しくしてほしいのよ。3本多い分、私を満足させて頂戴」
371名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 19:29:30 ID:ARzGI3xS
 むしゃくしゃしていた。誰でもいいから(キャラを)壊したかった。今はすごく反省している(第一声)
 そんなわけで第2弾。今回の餌食はメガネ美人のサラサです。やっぱ完成された女性は黒くしてなんぼと思う
のは(略)
 おねえさんはこんぐらいのほうが萌えるのですYO!

 次回アップは……んー、木曜日の夜までには、てしか言えません。生暖かく見守っていてくださいな
372名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 18:51:16 ID:poC2EZMq
我等がスレのネ申サマ、応援してます。
(,,゚Д゚) ガンガレ!超ガンガレ!!
373年上の男の子1 ◆4iGg3tmpW2 :2005/04/27(水) 23:24:55 ID:fYDYZeek
「……」
「……なあ」
 4、5時間ほど前からの、永遠に等しいと思えるほどの長く重い沈黙に、
とうとうルヴェルは音を上げた。
 月の、とても美しい夜。
 海を見下ろす高台の公園のベンチに、ルヴェルは座っていた。
 その横に、一人の少女がいる。
 紅い髪に黒いドレスがよく似合う美少女。
 ルヴェルは彼女と、それなりに親しい仲である。
 しかし、今日のこの時間は、彼にとって不可解なくらいに過酷なものだった。

「……なに?」
 殺気じみた声に、ルヴェルは首筋が少し涼しくなったような気がした。だが、
発言を撤回したりはしない。
 頭の良さ、と言う点ではルヴェルは彼女の足元にも及ばないが、同時に彼女
がルヴェルを殺すこともほぼ不可能だからだ。
 なるべく相手を刺激しないよう、ルヴェルはなだめるように言った。
「門限はどうした?」
「今日は、いいの」
 不機嫌そうに少女−イヴは言った。
 ルヴェルは眉をひそめる。きわめて奔放な彼女の性格とは正反対に、家庭は
かなり厳格なはずなのだが。
「……なにか、あったのか?」
「聞かないで」
「……」
 ぴしゃりと言い放たれ、ルヴェルには返す言葉も無かった。
「……そうか、では聞かんぞ」
「……」
 そうしてまた、深い沈黙がたれこめる。
 ルヴェルは胃が痛くなるのを感じながら、密かに思った。
(……なんでこうなったんじゃ?)
374年上の男の子2 ◆4iGg3tmpW2 :2005/04/27(水) 23:25:49 ID:fYDYZeek
「ルヴェルさん、います?」
 イヴの声を聞くなり、ティコはただならぬ気配を感じ取った。
「どうしたの?イヴちゃん」
「……」
 暗い目をして、うつむく少女。
「……なんでも、ないです」
 ややあって、絞り出すようにイヴは言った。
(そんな態度で『なんでもない』わけないでしょ)
 ルヴェルの師匠は肩をすくめた。それにしても、自由奔放に生きるイシュワルド
随一の天才少女が、なぜこんな有様になっているのだろうか。
「……」
 思いつく原因はいくつかあったが……
 おそらくは、シオやフィル絡みの事だ。ティコも三人の間の微妙な関係は知っている。
 ティコは無垢な善人と言う存在からは程遠かったが、身の回りの人間に対する
それなりの優しさというものはあった。……たぶん。
「いいわ、貸してあげる」
 ルヴェルはティコの私有物である。これは誰もが(本人も?)認めるところだ。
「すいません……ティコさん」
 ほんの少しだけ、イヴは顔を明るくした。
 それを見て表情を和らげると、店の奥のほうにティコは声を掛けた。
「ルヴェル君?1分以内に来ないと私刑。死なない方の」
「は、はい!?何の御用ですじゃ?」
 ばたばたばたと音を立て、ルヴェルはカウンターへ到着した。
 彼の勢いから見て、私刑とやらがどれほどのものか、御想像がつくであろう。
「ルヴェル君、イヴちゃんが用だって」
「へ?」
 そこではじめて、ルヴェルはイヴのただならぬ様子に気がついたのだ。
「ヴェルっちょ……ちょっと、付き合って」
 そう言った彼女の眼は、わずかに赤かった。
375年上の男の子3 ◆4iGg3tmpW2 :2005/04/27(水) 23:27:15 ID:fYDYZeek
 元アカデミーの級友。それが二人の関係だった。
 とは言っても、稀代の天才と称されたイヴが後ろから追いつき、追い越していったのだが。
 以後、二人はそれなりに親しい友人として付き合ってきた。
 しかし、なぜこんな時に呼び出したのかは、当のイヴにもわからなかった。

「あーあ」
 イヴは突然、大きな伸びをした。同時に危険な空気が霧散する。
「我ながら馬鹿馬鹿しいわよねー!」
 わざとなのか、大声で叫ぶ。
 幸い辺りにはルヴェル以外誰もいない。
「ヴェルっちょごめんねー、いきなり長時間つき合わせたりして」
 にっこりと微笑む。その辺の男の9割は騙せるであろう笑顔だ。
 いきなり普段の彼女に戻った、かのように表向きは見える。
 だが、ルヴェルは彼女の豹変にむしろ危うさを感じていた。
「あー、その、何があったんじゃ?そろそろ教えて欲しいですじゃ」
「もー、なーんでもないの!」
 ぶんぶんと手を振るイヴ。
(虚勢を張っておるな)
 自棄を起こしかねない精神状態ではないか。ルヴェルはそう分析した。
 年上の友としては、こういう時はできるだけ相談に乗るべきだ、と。
「イヴ」
 もう一度、諭すようにルヴェルは言った。
「誰にも言わぬ。ワシにだけ、何があったか話せ」
「……」
 少女の目に、一瞬躊躇の色が見えた。
 しかし意を決したか、彼女は話し出した。
「シオの部屋……その……つい聞き耳を立てちゃったのよ」
「……」
 現在の彼女の態度を見るに、一体何を聞いてしまったか想像する必要も無い。
 つまりは、そういう事だ。
376年上の男の子4 ◆4iGg3tmpW2 :2005/04/27(水) 23:28:00 ID:fYDYZeek
「やだやだ、済んだ話はもうやめ!」
 嫌な記憶を振り払うかのように、イヴは空元気を発揮した。
「……イヴ」
「そうだ!ヴェルっちょには何かおわびしなくっちゃ、ね?」
「お、おい」
 なぜか困惑した様子で、ルヴェルは身を引こうとする。
 しかし、一瞬早くイヴの手が伸びた。
「つっかまえたっ!」
「ぬ……」
 大事なものを人質にとられ、やむなくルヴェルは抵抗を放棄する。
「いつもみたいに、ね?」
 悪戯っぽくイヴが微笑む。

 ゆっくりと、ズボンの中にイヴの手が滑り込む。
「今日はどこまでガマンできるかな〜?」
 ルヴェルの正面に回りこむと、イヴは彼のモノを弄び始めた。
「……」
 困り果てた顔で、ルヴェルはされるがままになっている。
 かちゃ、と音を立て、ズボンの前が開けられる。
 外気に触れたそれをイヴは満足気に見つめ、しごき始めた。

 元はといえば、実際の男性器を見てみたいとイヴが言い出したのが始まりだった。
 まあ見せるくらいなら……とこっそり見せてしまったのが不幸の元で、

今度は触ってみたい→ヴェルっちょ?どうしたの?→え?気持ちいいの?→
じゃ、もっと気持ちよくしてあげるね!

 という寸法である。
377年上の男の子5 ◆4iGg3tmpW2 :2005/04/27(水) 23:29:00 ID:fYDYZeek
「まだ?」
 いい感じに大きくなりながらも、一向に発射されないモノをしごきつつ、
イヴは言った。
「……慣れたからな」
 なぜかかすかな優越感を感じながらルヴェルは言った。
「イヴもずいぶん上手くなったがな。ワシにもそれなりに意地があるんじゃ」
「ふうん」
 ルヴェルの言い方が気に入らなかったのか、イヴはむくれた。
「いいわ。すぐにそんな事言わせなくしてやるんだから」
 そう言うと、いきなりルヴェルの背中に回りこんだ。
「これはどう?」
 巨乳……とは言えないがそれなりに豊かな胸をルヴェルの背中に擦り付ける。
 同時に、モノをいじくるスピードが速くなった。
「むう……」
「ふふ、こうしてあげるといつもガマンできなくなるのよね」
 ルヴェルは必死に耐えようとしたがふと、気になることを思いついた。
「なあ」
「なーに?」
 イヴはいったん、攻撃をやめた。
「その……彼氏とかにもこういう事するのか?」
 『彼氏』が彼女にとって複数形であることも、ルヴェルはよく知っていた。
「あたしがこういう事するの、ヴェルっちょだけだよ。だって危ないもの」
 あっけらかんと言い放つ。
 確かに、ルヴェルはイヴを押し倒したりしようとは思わない。だがそれを
知った上でイヴがこんなことをすると言うのは、ルヴェル自身少し情けなかった。
「もしかして、焼きもち?」
「違うわい」
「いいわよ〜ヤヨイちゃんに振られて傷ついてるんでしょ?」
「うっ……」
 痛い所を刺された。
378Co ◆4iGg3tmpW2 :2005/04/27(水) 23:34:27 ID:fYDYZeek
ひっじょ〜うにお久しぶりですOTZ

後編の話がまとまらないうちに別のネタを思いついたので置いておきます。
この後ルヴェルが攻めに転じます。たぶん。
続きはその内に。
379 ◆0fY7xtBIQU :2005/04/27(水) 23:40:15 ID:8TKYEhF8
リアタイキターーーーーーーーー! おつかれさまです。こちらも負けじと(争ってるわけではないが)
サラサの仕上げてきますww
380名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 00:10:10 ID:fX8pO1yg
(゚Д゚;≡;゚д゚)2人!?
381名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 01:27:23 ID:VQQvh+sE
いいよいいよー
いい感じに盛り上がってきたよー
382サラサの意外な一面続き ◆0fY7xtBIQU :2005/04/28(木) 13:24:28 ID:f9yrKPAu

「ん……うんっ……」
 路地裏にある怪しげな店、シバの便利屋の奥にある主人の部屋では、ベッドの上で絡み合う一組の男女がいる。二人とも服を着たまま、女性に至ってはメガネをつけたまま、男性が女性を押さえつけるように少し荒々しく弄っている様子が見える。
 店主のシバと、ギルドの窓口嬢のサラサ。片やチンピラ崩れ、片や堅実な役所勤め(?)。両者を知る者は、この二人の間に関係があるとは何ら思わないだろう。
「あいかわらずいい声出すな。ムラムラしてくる」
「ぁっ……どうも、ん……」
 サラサがシバの腕の中で喘ぐ。表情はどこか冷めた感じだが、頬は少し赤い。普段の氷のような顔が、男の手により溶け出してる。
 シバはまだ知らないかもしれないが、サラサの秘部はとろりと熟しだしていた。

 シバにとってそれは晴天の霹靂というものであった。ある日の晩、閉店後にいけ好かなかいギルドの受付嬢(名前は知っていたが職種のほうで覚えていた)がやって来た。何かお咎めでも受けるのだろうかとも勘ぐったが、それにしては出張ってくる者が違う。
 女はシバと向き合うなり、無地のシンプルな封筒を差し出して言った。
「ここにお金が入っています。これは私ががんばって出せる口止め料よ」
「俺はあんたなんかの弱み握った覚えはねーよ」
「いえ、これから握るのよ」
 サラサはギルドの制服のネクタイは外し、白い首筋を露出させた。メガネを外し、うつむき加減に小さく見上げて呟いた。
「私を……抱いて」
「はぁぁっ!?」
 金>女のシバだが、これでもそれなりの経験はある。が、これは想定の範囲外だった。
「何言ってんだ、アホか!?」
「あら? たしかこうすれば大抵の男はその気になると思ったのに……」
 目の前で考え込むサラサの前でずいぶん慌てふためいたことを覚えている。
 その日、サラサを抱いた。シバにしてみれば、金を貰えて性欲を吐き出せるのは、ずいぶんおいしい仕事であった。
383サラサの意外な一面続き ◆0fY7xtBIQU :2005/04/28(木) 13:26:11 ID:f9yrKPAu
「脱がなくていいのか? このままだと皺になるんじゃないか?」
「着たまま触るのが、好きなくせに……っ」
「嬉しいねぇ、俺の好みを覚えててくれて」
 シバはサラサのこめかみにキスをして、そのまますぅっと首筋まで落としていく。軽い電流が走ると共に、胸への責めが強くなる。標準ほどのサイズだが、彼女は服の着方を工夫してあまり強調されないように気を配っている。
「んー、いい香り」
「あ、あぁっ」
「おーおー、大きくなってきたな」
 首筋のちろちろと舐めながら、手は胸から下半身へと伸びていく。なぞるように、服の下にあるであろう秘部がじくじくと湿気ている。サラサは、喉が渇いたときのような、すぐにでも満たしてしまいたい欲求に駆られてた。
「感じやすいの知ってるくせに……早く脱がせなさい」
「へいへい。お嬢さんはワガママだねぇ」
 堅く締まったネクタイを外し、ボタンを1つ1つ外していく。うっすらと赤い肌が服の下から見えてくるたびに、両者の興奮はヒートアップしていく。 
「お嬢さん、ボタンは外したから脱ぐくらいはやってくださいな」
「………」
 レンズの下からきつく睨むと、サラサは上半身を起こしてシバに背を向けそそくさと脱ぎだした。脱がされるならともかく、自分で脱ぐのは抵抗がある。まるで、食べてくれと言わんばかりのようだからだ。
 脱いだ律儀に服をたたみ、下着だけになったサラサは脱ぐ前のようにベッドに寝転んだ。
 下着は上下共に黒いレースのついた下着。普段の彼女からしてみればずいぶんと大胆な物だろう。シバがこれを見るのは二度目である。一番多く見た下着は燃えるような赤い物で、まだ一回しか見たことがないのが、パープルのシースルー。
「おう、相変わらずの内弁慶」
「黙って手を動かしなさいっ」
「おうお〜う? 赤味魚は口が達者だねぇ」
 シバはどこから出したのか、小型の宝箱程の箱を手にしていた。そしてその箱から、いくつかの品を取り出した。
 黒皮の品が数点と、にょきりと伸びた黒い棒。
384サラサの意外な一面続き ◆0fY7xtBIQU :2005/04/28(木) 13:26:41 ID:f9yrKPAu
「じゃじゃーん、シバ特製『拘束&SMプレイごっこセット』。今ならレッドジェリーのローションつきで2000£!」
「え、えっ……?」
「刺身もいいけどたまには照り焼きも食べたいってこった。おらよっ!」
 シバは寝転がったサラサの腕を上に持ち上げ、黒皮のベルトでベッドの上部にひっかけるように繋ぎ止めた。
「こんなことまでしなくてもいいから!」
「3本多く払ったヤツが何言ってやがる」
 拘束されてすぐに、今度は黒皮の首輪をつけさせられてた。まるで犬につけるような、ぞくりとする冷たさがある首輪。
(あっ……)
 首輪をつけられた瞬間、愛撫されていたときとは違う、びりりとするような何かが走った。
(やだ、感じてる……?)
「んでもって、これが一番の自信作、どこぞの魔女も御用達の高級鞭(のレプリカ品)」
 サラサは目の前が真っ暗になった。拘束されている下着姿の自分、見下す男の手には鞭。簡単すぎる問題だった。
 無駄と思いつつもサラサはぎしぎしと動いて逃れようとしたが、当然腕輪が役目をまっとうする。
「や、やだっ」
「安心しな。ちゃんと手加減してやるよ」
 シバが指先で弾くとそれはぴいんと弓形に反った。
 パチィィィィっ。
「あああああぁぁあ!」
 脚に鋭く走った痛覚はサラサの意識をめちゃくちゃに曲げた。世界がすべて線となりぐるぐると円を描くような、変な幻が脳裏を走った。
「んー、どうだい?」
「かはっ、あ、はぁっ! はぁっ! はぁっ!」
「元気なお嬢さんだな。それ!」
 ピシィィィィンっ。
「ぁぁああああぁあぁぁあ!」
 胸部に生まれた刺激と悲鳴が体内に響く。そして、認めたくないある感情。
「う、うくっ……う……」
 サラサの目には涙が見えた。さすがのシバも罪悪感を感じる。
「どうした? もうやめとくか?」
「っ……けてよ」
「あっ?」
「続けてよ!」
 吐き出した声が室内に響く。意表をつかれたような、まぬけ顔をシバは浮かべていた。はあはあと、サラサは荒く呼吸をしながら再び吐き出した。
385サラサの意外な一面続き ◆0fY7xtBIQU :2005/04/28(木) 13:27:28 ID:f9yrKPAu
「さっきから! 鞭で打たれたり首輪さらたり拘束されたりして感じてるの! 触ってよ、早く!」
「え、ああ、どこを……?」
「下よ、下!」
 立場逆転で気に食わないがシバは言われるままに弄ると、たしかに下着越しにでもわかるくらい濡れていた。
「するってぇと何かい、お嬢さん。こんなソフトSMでいつも以上に感じるのかい?」
「あ、あぁぁぁっ」
 するすると下着を脱がしていくと、サラサは小さくうめきながら遠ざかる下着を見つめていた。
 シバの手が秘部に触れた。
「ぁんっ」
「こりゃ真性のマゾだな。こんなお嬢さんは――」
 鞭がほんの少し振り上がる。
(あっ……)
 打たれる。その思いが、彼女の体内の芯を熱くした。
「お仕置きだな!」
 バチィィィィッ!
「―――――!」
「どうだ、痛いか?」
「気持ちいいっ、痛いのに気持ちいい!」
 サラサは痛いはずの鞭打ちが快楽に変わる理由はわからなかったが、とにかく今の自分が渇望しているものということだけは本能的に気づいていた。
 打たれたい、苛められたい。この男に家畜のように扱われたい。言えない本音が体内でがんがんと響く。
「疼くの、下がじんじんして……ほしい、ほしいの!」
「しょうがねぇ女だ、俺が直々に挿れてやるよ!」
 シバが自分のモノを取り出すと共に、サラサは自ら股を開いた。そして割れ目にあてがい、一気に突いた。
「ああああああああっ!」
「くっ、ローションなしでもこの潤滑か、淫乱だなコイツは!」
 前後に動くたび、ぬるぬるとした液体が擦れあうような音が大きく響く。
「あ、すごいっ、はげし、はげしぃぃぃっ! ひぃっ!」
386サラサの意外な一面続き ◆0fY7xtBIQU :2005/04/28(木) 13:29:58 ID:f9yrKPAu
 ピストン運動が行われているすぐ上の、ぽつりと咲いた花弁をいじられると、サラサに強烈な熱が縦に貫通した。
「あんっ、だめ! くる、きちゃぅ、いやああああああああああ!」
 サラサは体を仰け反らせ、大きく何度も痙攣させた。
「勝手にイくなよ。俺はまだイってねぇぞ」
 シバはサラサの胸を揉みくだすと、サラサの体は何かに反応するように鼓動し、膣内がびくびくと吸い付くように動き出した。
「うお、急にそうされたら……イくぞ!」
「ほしい……熱いのをいっぱい、ほしいのっ!」
 シバはモノを引き抜き、体を乗り上げて――
 サラサの胸部に白濁液をぶちまけた。

「じゃあ、帰りますね」
「ああ」
 あのあと、拘束から開放されたサラサは胸にへばりつく精液を拭き取り、すぐに服を着て髪を整えて、帰り支度をしていた。
 シバは今日の売り上げを計算して帳簿をつけている。先ほどまでベッドで絡んでいた関係には到底見えない。二人の関係がわかりやすく現れている。
「おいサラサ」
「なんでしょうか?」
「今日みたいなことしてほしかったら追加は1本でいいぜ〜。8本じゃ生活苦しいだろ?」
「親切ね。それじゃあ、今度から8本ね」
「……話し聞いてんのか?」
「ええ」
 サラサは店に入って初めて笑顔を見せた。
「なら今度から2本多い分、満足させて頂戴」
387サラサの意外な一面続き ◆0fY7xtBIQU :2005/04/28(木) 13:31:10 ID:f9yrKPAu
 シバの便利屋を出てすぐ、サラサは煙草を加えて火を点けた。もう寄り道をするところはない。まっすぐ帰るだけだ。
 今から帰って寝ても数時間程度しか眠ることはできない。けれど、それで疲れるということも特にない。
 また明日から、いつも通りの日々が待っている、それだけ。

 刺激が欲しいわけでも、彼に期待していたわけでもなかった。
 ただ、寂しさを紛らわせたいだけだったのかもしれない。けれど、自分が素直になれるはずがなかった。
 出すものさえ出せば抱いてくれるし黙っていてくれる。彼は条件のいい取引先。両者満足、不満はない。
 煙草の灰が、ぽとりと落ちた。
388サラサの意外な一面続き ◆0fY7xtBIQU :2005/04/28(木) 13:32:04 ID:f9yrKPAu

 はい、第二段でした〜。ちょっとやりすぎだったでしょうか? どうもこの二人のキャラは掴みかねる……
 夜は所要が入っていたため、こそこそ職場からうp。なんかすごい罪悪感ですが気にしない〜。
 次回はネタが浮かんだためクリック&ヤヨイかぽー。めずらしく純愛路線のはずです。めざせ全キャラ制覇!
389名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 01:36:22 ID:Z3eU4/Tw
サラサ、漏れに抱かせてくれ…金なら出すから…orz
390名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 01:24:43 ID:U4kXIpL6
おーっと!?いつのまにか盛り上がってますね!
じっくり読ませていただきますわ。
391名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 02:51:20 ID:WM03X0+V
サラサ×シバ最高…
(;´Д`)
392名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 02:29:50 ID:ZX9bTadi
(;´Д`)ハァハァ
ギガエロス
393名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 13:33:09 ID:2YzM+6zP
保守。

いまシオフィル書いてる。
394名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 01:09:21 ID:YEfa8PIz
てか本スレ見れないんですが。
395名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 01:13:31 ID:Ds+MZjRi
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gameama/1107706970/l50
なんか変なところに左遷されたようです。
396名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 00:30:58 ID:MHqF+FR5
>>393
期待してる
397393:2005/05/08(日) 13:55:58 ID:R8+0flRF
>>396
時間かかりそう。
あと素人なんで過度の期待は禁物。
398 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/08(日) 16:37:42 ID:JsgdbU3q
>>393
愛があれば良作なのです。たぶん、きっと

クリック&ヤヨイSS難航中・・・さすがに15歳同士は犯(略)?
399名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 08:08:42 ID:OC/nuMvx
ティコはパンツ穿いてるとの情報を得ますた
400名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 08:13:59 ID:N3SecsJa
やっぱ黒かな
401393改め屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:33:48 ID:nfoHes6O
求職中の身なのにこんな時間に投下ですよ。
402屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:34:33 ID:nfoHes6O
「はぁ〜あ……」
ため息混じりにシオが足を運ぶのは『ティコ魔法堂』。
 ここイシュワルドに突如現れ、瞬く間に人気店に名を連ねた店。
庶民の為の傷薬から、貴族が欲しがる秘薬まで手に入ると言う品揃え
そして女主人の妖艶な魅力がこの店の急成長の大きな原動力だった。
――需要が高まれば当然、供給もそれに答えねばならない
 (仕入れると儲けが減るのよ!原価は安く利益は高くよ!!のティコの指示の元) 
  フィルもシオ薬品の元となる薬草集めに森へ山へと大忙し―――

 それが二ヶ月前の話しである。
急に『新しい研究を始めるから』と下僕……もとい、弟子のルヴェルに店を任せ…
いや、食事も掃除も洗濯も買出しも――と、とにかくルヴェルに任せて
店舗地下の研究室に入ったっきり、仕事の依頼はプッツリ途絶えていた。




 そのティコからの久しぶりの依頼があったのが昨日の話し。
『研究も1段落ついたから、またよろしくね。
    PS、また忙しくなるんだからきっちり仕事して頂戴。』
しかし、結果は散々。
秘密の薬草ポイントが全て他の探索者に見つかったらしく
知っている場所の薬草が全て取り尽くされていたのだった。
「久しぶりの依頼だから張り切ってたのになぁ…。」
403屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:35:30 ID:nfoHes6O
 依頼品が取れない事も今まで少なからずあったが
『そう、まぁいいわ。』 の一言で済ますのがティコ。
(代わりにルヴェルがストレスをぶつけられるのだが、それはシオの知らぬ事。)
許してくれるのは嬉しいが、探索者としてはあまり聞きたくない言葉だった。
そうこう考えてる内に店の前に辿り着く。
「…ありのままに報告するしかない、かぁ…。」
と、顔を上げたその時だ。
 「うわぁああ〜!し、師匠、勘弁してくだされ〜!!」
 情けない悲鳴を上げながら店から転がり出てきたルヴェルに思わずシオは身を引く。
当の師匠ティコは怒りに身を震わせながら不出来な弟子に続き店から出てくる。
「ル〜ヴェ〜ル〜君〜?私の店『ティコ魔法堂』は何処にあるのかしら〜?」
「そ、それは師匠の後ろにありますですじゃ……」
「どこがよ!なんで店の棚が全部武器になってんのよ!!
 『ヴァルキリーボーガン大量入荷予定』!?何考えてんのよ!!」
 チラシをクシャクシャに丸めてルヴェルにぶつけるが、怒りの収まる様子は無い。
「いや、武器と言うのはいつの時代も男心をくすぐりましてな…」
 どうやら、ティコの研究は当分長くなると見て商品の傾向を変えた
…までは良かったがいささかルヴェルの選択に偏りがあった様だ。
「ばっかじゃない!?」
そう叫ぶとルヴェルの襟首を掴み耳元で声を潜めて続き言う。
「武器なんてそう簡単に壊れたり買い変えたりしないでしょう?
 単価が高くても消耗品の薬より儲からないのよ!?」
そう伝えるとルヴェルをドンと突き飛ばす。
――『儲け』店舗を武器屋にされた事よりこの点が一番頭に来てるようだ。
  金に意地きたな……いや、商魂逞しいものである―――
「とにかく、今日は臨時休業!店舗を元に戻してからー
 そうね、武器の仕入れた分は土下座してでも業者に返品して頂戴。」
「そんな、殺生な…ししょ」
「黙りなさい。全部貴方のやった事…落とし前は付けてもらわなきゃ。」
「う、うぅ、解りましたですじゃ…とほほ。」
404屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:37:55 ID:nfoHes6O
 首根っこを掴み、ルヴェルを連れて行こうとするティコに慌ててシオは声をかける。
「あ、あの〜、お取り込み中に申し訳ないんですけど…。」
「あら、シオちゃん。もしかして恥ずかしい所見られちゃったかしら?ふふ。」
いつもの調子で答えるティコ。逆にシオはそれが怖かった。
「えっとですね、その、エルフの薬草が取れなくって…ごめんなさい。」
「あら、そうなの。じゃあ今日も探索の継続をお願いできるかしら?」
「え?あ、はい!それはもちろん…!」
「焦らなくていいわ、じっくり探して来て頂戴。たっぷり時間はあるから…
 君のおかげでね。ねぇ、ル・ヴェ・ル・くぅ〜ん?」
「いだだだだだだだ!!!!腕が、腕が折れますじゃ師匠!!!」
「じ、じゃあ行ってきまーす!」
「はぁ〜い、気を付けるのよぉ〜?」
シオはその声に振り向くことなく、メロウの森へとひた走った。
まるで、絡み付いて来る悪夢と恐怖とルヴェルの悲鳴を振り切るかの様に――
405屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:39:50 ID:nfoHes6O
 小鳥の囀りと射しこむ木漏れ日の中シオは愚痴をこぼす。
「んもぉー、ここにも無いのぉ!?」
 思わずそんな言葉がでるがそれも無理からぬ事だった。
ホントに何処にも薬草が無いのだ。
幾つかは話しの上でフィルに喋ってしまった場所もあったが
今来た場所はフィルにも教えたことも無い秘密の場所なのに……
「でも、いい機会…かな?よーし、目指せ新規開拓!いっくぞー♪」
どんな時でもポジティブ。それがシオの最大の魅力であり人気の元なのだ。
……いや、可愛い、愛らしいというにもあるのだろうが。(本人に自覚は無いが)
 「ふ〜ん♪ふふ〜ん♪ふ〜ん♪」
 シオのレベルならここに出てくるモンスターなど相手にならない。
軽いピクニック気分で鼻歌交じりに辺りを散策する。
ふと、あるものに目を奪われ足を止める。
「んん〜?」
昨日まで無かった道。道と言うよりは『ただ人が通った跡』というべきか――
うっそうと生い茂る背の高い草むらの一部が踏み倒されているのだ。
「これは…行くしかないよね!」
一人、小さくガッツポーズをすると深緑の道へと駆け込んでいった。 
遠くでその様子を見つめる視線に気付く事のないまま……。
406屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:41:45 ID:nfoHes6O

 もうどれ程進んできたのか、時には岩を、時には朽ちた倒木を飛び越えながら
見知らぬ先駆者が作ったコースをシオは走り続ける。
「薬草♪薬草♪おっと!だーれも知らない♪いよっと!秘密の群生地〜♪
 ぃよいしょっと!!…あれ?」
浮かんだ歌詞を口ずさみながら岩を跳び箱のように飛び越えると
開けた場所にでる。
 色とりどりの花が地面に所狭しと咲き乱れ、崖と崖とを結ぶ橋があった。
「うわぁ…すごい!こんな場所があったんだ…。」
こうして新たな風景を発見して行くのも、探索者シオの喜びの1つなのだ。
「綺麗…。」 
 競うように咲く花をみながら釣り橋へと近づく。
蔦や蔓が絡まり、随分と古い物だと言うのが見て取れる。
足を乗せると『ギシリ』と重々しい音を立てた。
「く、崩れたりしないよね?私、スリムな方…だと思うし。
 もし落ちてもそれは盾とか荷物とか所為よね…?よし!」
自分に言い聞かせるように呟くと、意を決してシオは橋を渡り始める。
遥か眼下には小川…高さの所為で小さく見えるのかもしれないが――
ゴツゴツとした岩の見え隠れする川が見えた。
幾多の試練を越えてきたシオと言えども、タダでは済まないには明白。
不安になりながらも足をすすめていく…彼女の抱いたモノは杞憂に終わる。
橋全体が軋む様な音を立てながらもなんとかシオを対岸へと導いてくれた。
407屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:44:11 ID:nfoHes6O
「……っやったー!!」
シオは眼前に広がる物に文字通り飛び上がって喜ぶ。
花も混じってはいるが、それは今までに見た事も無い規模の薬草の群生地だった。
「薬草♪薬草♪エルフの薬草♪だーれも知らない秘密の群生地〜♪んふふ♪」
多少、歌詞が変わったさっきの歌を口ずさみながら
大きな皮のシートを広げ、薬草をその上に積み上げて行く。
あっという間に山積みになった薬草をシートで包み、背負う。
「ぅ…重い。でも……えへへ〜♪」
 これだけの量だ、ティコからもしかしたら臨時ボーナスが出るかもしれない。
そう考えると自然と笑みがこぼれる。おやつのビスケットも当分買い放題だ。
あとは来た道を戻るだけ意気揚々と橋を渡り終えようとしたその瞬間
「きゃ……っ!?」
 急に足場が消え、シオは空中に投げ出される。
大量の薬草の重みに耐えかね、釣り橋が音を立てて崩れ落ちたのだ。
 女の子と言えども立派な探索者である。
シオはすぐに薬草の詰まったシートを放り投げ、元は足場であったロープを掴む。
シ−トは崖の岩肌に何度か叩き付けられながら落下し、小さな飛沫を上げて消えた。
アレが自分だったらと思うと…軽く身震いするが、それ所ではない。
 なんとか助かる方法をと考えるも、掴んだロープが嫌な音を立てる。
『ミシッ…ミリミリ…』
 ほつれていくロープを見つめながら感じたのは、絶望よりも自己嫌悪だった。
(草を踏み倒した跡はあったけど…薬草は誰も採取した形跡は無かった…
 ここに来た人はちゃんと危険を考えて橋を渡らずに引き返したんだろうなぁ
 なのに私は、ただ浮かれて何にも考えないで…なにやってんだろ?)
自分の行為の愚かさに涙があふれてくる。と、同時に恐怖が込み上げる。
「やっ、やだっ!怖いよ!!死にたくないっ!!だれか…っ!!」
408屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:46:35 ID:nfoHes6O
 いつも気丈で明るいシオの表情が恐怖と涙でグシャグシャになる。
今、自分の命を守っているのは剣でも盾でも探索者の知恵でもない
紐へと姿を変えつつある1本のロープである。
 ロープの強度を考えると壁を蹴りながら登るなど自殺行為だ。
「助けて!!お願いっ!!誰かぁぁああ!!!」
恥も外聞もかなぐり捨てて叫ぶ。

その時、シオの体に影がかかる。
「シオ!早く掴まって!!」
差し出された手を握り締め、声の主の顔を見上げる。
「あ…あ…」
名前を言いたいのに声が出ない。
「よし!今、引き上げるから!頑張って!」
いくらシオが小柄とはいえ、盾や剣、リュック等含めれば十分重い。
ましてや、崖から身を半分近く乗り出した状態だというのに
片手でグイグイとシオ体は持ち上げられ、ついに崖の上に引き上げられる。
「大丈夫!?シオ、何処も怪我してない!?」
琥珀色の髪の少年―――それはシオのみなれた顔―――
「ぅっ…フィ、フィル…っ君…!!ひっく……!」
ようやく声はでたが、嗚咽混じりな為うまく喋れないシオをなだめる。
「うん…もう平気だから、ほらなかないで…って、ぅわぁ!」
張り詰めていた物が切れたのかシオはフィルに抱きつく
フィルの決して広いとは言えない胸にシオはすがり付き
大声で泣き始めた。何度も、何度も、フィルの名を呼びながら。
それは、敏腕の探索者のシオではなく、一人の女の子としてのシオの姿だった。
409屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:48:58 ID:nfoHes6O
 パチパチと枝が爆ぜる音が夜のメロウの森に響く。
そこには焚き火を囲むシオとフィル、2人の姿が照らし出される
―が、二人ともずぶ濡れになっていた。
別に夕立が降ることも珍しくないが、二人は雨で濡れたわけではない。

 ――取りあえず歩ける様になったシオと共に移動したフィル。
しかしシオがそこまで気を持ち直した時には日が傾き始めていた。
 良く来る森とはいえ、暗くなって歩き回るのは得策ではない。
品物は明日、朝の10時までに届ければ良いので
森で一晩明かしても余裕はあると判断し、川の近くで一夜を明かす事にした。
 「じゃあ、燃やせる枝探してくるから…。」
と立ち上がったフィルに、まだ恐怖が体に残るシオは
ついていこうとする。一人になるのが怖かった。だが…
「あっ!まってフィルく…っ!きゃあ!!」
慌てて立ち上がった為、足がもつれよろめくシオ。
「わっ!シオ、あぶな…!!」

           『バシャアッ!』

両者、川に転落。怪我はしなかったが――――

「「ひっ、クシュッ!!」」
それが20分ほど前の話しである。
410屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:50:21 ID:nfoHes6O
「ごめんね、フィル君…。」
「ううん、気にしなくて良いよ。」
恐怖こそ薄れてきたが、フィルに対して申し訳ないやらで
シオは酷く気落ちしていた。
「服…このままだと風邪引いちゃうね。」
 そんなフィルの問いにもシオは上の空だ。
「うん、そーだね…。」
「服、脱いで乾かそうか。」
「うん、そーだね…って、えぇ!?」
手早く鎧を外し、上着を脱いでいくフィルに思わず目を白黒させる。
「ちょ、ちょっとフィル君!!」
「あ、ごめん!そうだよね。はいどーぞ。」
そう言うとフィルは体を拭く布とシオが薬草を詰めた物と同じ皮のシートを渡す。
 実はこのシートは探索者の必需品とも言えるアイテムで
物を詰めたり、落とし穴の蓋にして獲物を捕らえたり
布団の代わりに地面に敷いたり、体温維持の為に体に巻いたり…
色んな用途があり、探索者なら1つは常備する物なのだ。
「それじゃあ俺は、向こうの木の後ろで脱ぐから。」
そう言い残すとそのまま太い木の向こうにフィルは姿を消した。
「え?あ…」
シオが声をかけようとしたが、木の根元にフィルの衣服が脱ぎ捨てられていく。
流石にシオも女の子だ、衣服を脱ぐのに戸惑う。
しかし濡れた衣服は冷たく体にまとわり付き、容赦なく体温を奪う
これで風邪を引いたらフィルにまた迷惑をかけてしまう…。
その想いがシオの衣服を脱がしていった。
411屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:51:10 ID:nfoHes6O
「シオ?もういい?」
顔を出して見るわけには行かないので声をかける。
「ま、まだ!もう一寸待って…。」
白く、きめ細かい肌。小さいながら形の良い胸。
括れのある腰にキュッと引き締まったお尻……生まれたままの姿のシオ。
それは探索者の姿とは思えない、寧ろ探索者が探す妖精やエルフの様だった。
無論、シオにそんな自覚は無い。ただ…今日のシオは何だか違った。
シオはただ、裸でいるという状況の所為と決め
皮のシートを一枚は胸から太ももに掛けて巻く。
所謂、女性がお風呂で体を隠す時の巻き方である。
そしてもう一枚のシートを肩にかけ、火のそばに座る。
「もういいよ、フィル君。」
「うん、じゃあそっちに行くよ。」
フィルは腰からスカートのように1枚巻き、肩にもう一枚を掛けていた。
「あ、あのさ。フィル君準備良いんだね!シート4枚も持ってるなんて…。」
「そりゃあ…何かの為に常に備えてるからね。」
 ―実は大嘘。過去に無くしたり落としたりで困ったことが幾度か有った為
  余分に持ち歩いているだけなのだが、シオの手前で格好つけたかったのだ―
「そっか。あ、そう言えばフィル君。なんで私があそこにいたって
 知ってたの?あの崖の所に…。」
「ルヴェルさんに頼まれたものを取りに来てたんだけど…
 たまたまシオがあの獣道に入っていくのが見えたからさぁ。
 前にシバさんと森で会った時にあっちには危ないから行くなよって
 聞いた事があったから…慌ててシオを追いかけたんだ。」
「そ、そうなんだ…」
軽くシオは狼狽した。
412屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:52:53 ID:nfoHes6O
――フィル君よりずっと先に森に足を踏み入れたのに 
――メロウの森なんてもう自分の庭みたいに思ってたのに
――――それなのにフィル君が知ってて私が知らない事があるなんて―――

そこで、ハッと気付いた。今、自分が感じている違和感に。
「ん?どうしたのシオ?」
「んー…今日は私とフィル君が逆になっちゃったみたいだね。」
「え?どういうこと?」
「だって、いっつも私が助ける側で、フィル君を守るように前歩いてさぁ。
 木の根っこに躓いたフィル君を起こしたり…いつもそんな感じだもんね。」
「ひどいなぁ、シオってば。何だか俺がシオの足引っ張ってる見たいに…。」
「ふふ。それに――――」
(フィル君が私の事いっつも気にしてるけど
 あんまり私はフィル君の事気にしてなかった。
 なんか手の掛かる弟だと思ってたけど……さっきからドキドキする。
 命を助けてくれて、ずっと泣いてるのを慰めてくれて…
 何時の間にか私の前をあるいてるんだね。
 悔しいって言うより、ちょっぴり寂しいなぁ…。)
「それに――――なんなの?」
「んー、じゃあ1回しか言わないからね?」
「う、うん。なぁに?シオ。」
「私…フィル君の事少しだけ好きになっちゃったかも。」
「そっか…。え?えぇ?!えぇぇぇぇええええ!?
 そ、それってシオ、まさか……告白?」
「まっさかぁ!そうだなぁ〜、少しフィル君を見直しただけ。」
「な、何だよもう。」
「あはは。なんかいつものフィル君に戻っちゃったね。」
「うぅ、なんだかなぁ…。でも、やっぱり泣いてるより
 そうして笑ってるシオの方が俺は好きだよ?」
「え〜?それは反撃?それとも告白?」
冗談交じりのシオに対して、フィルは真顔で返す。
「俺のは、告白だよ。本気の。」
413屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:54:04 ID:nfoHes6O
 目を丸くして固まるシオに、フィルは続けて言う。
「シオ、俺はずっと好きだよ。たぶん、これからもずっと…。」
 シオは、恋愛に興味が薄かった。だが決して、鈍感という訳では無い。
フィルが好意、またはそれ以上の気持ちを向けてるのは気付いていた。
しかし、こうもハッキリと目の前で口に出されると―――
ただただ、顔を赤らめ俯いてしまう。正に、『顔から火が出そう』。
「や、やだなぁ、フィル君たら…冗談ばっかり。」
――冗談じゃない、こんなに真剣なフィルの声は聞いた事が無い。
  フィルの本気が伝わるだけに、まともに顔を会わせられない―――
「シオ、はぐらかさないで。それとも、俺の事と…嫌い?」
「そ、そんな事…どうしてそんないい方するの!?
 ずるい、ずるいよフィル君!!」
―違う、ずるいのは私の方。今までフィル君の気持ち解ってたのに。
 今まで子供扱いしてお姉さんぶったりしてたくせに。
 ただ、一度助けてもらった途端にこんなに意識する様になって…――
「ごめん…、今の言い方は無いよね。」
―違う!謝るのは私の方なのに…
 なんでこんなに意地張っちゃうんだろう?
 なんでこんなにフィル君は…―――
「シオ、どうしたの?もしかして…怒っちゃった?」
そういいながら顔を覗きこむフィルにシオが飛びついた。
414屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:54:45 ID:nfoHes6O
「ぅわぁっ!?」
不意を衝かれ倒れたフィルの上に、シオが馬乗りになる形になる。
――シオの太もも…凄く白くて、柔らかい―――
 腹部の感覚だけが鋭くなったような、そんな錯覚に陥る。
だが、それはすぐに消えてしまった。
「…シオ、泣いてるの?」
数滴、胸の上に涙が落ちてきた。
「だって!!フィル君が…フィル君が優しすぎるから…!!」
そんなシオの顔をに目を奪われていた、が――
「あ、あ、あの、しし、シオ、む、胸!胸!!」
 飛びかかった拍子で巻いていたシートがはだけ、胸が露になっていた。
白い双丘、淡い桜色をした突起―――
フィルは無意識に生唾を飲む。
「いいよ、フィル君になら…見られても平気…。」
「――え?シオ、それって」
言いかけた刹那、シオの顔で視界がいっぱいになる。
「ん…。」
「んむッ!?…んん…。」
 ――あー、シオの唇…こんなに柔らかかったんだ―――
シオのキスに最初は驚いたものの、シオの気持ちを思うと……
「ん…ぷぁ…ごめんね…フィルく…んん…っ」
泣きながらのキス。これはフィルにとって、望んだものではなかった。
だが、不器用なりの精一杯の愛情表現。
そんなシオが愛しくてたまらなくなる。
「あっ…フィル君…。」
 だから余計に泣きながらのキスは耐えられなかった。
シオの肩を掴み、互いの唇を引き離した。
軽く糸を引いた唾液はシオの唇から胸と細い線を描く。
「どうして止めちゃうの?フィル君…。」
415屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:55:53 ID:nfoHes6O
 シオの瞳が濁って見える。
恐らくこのキスはシオの本意ではなく、抑えていた何かが
一気にあふれた衝動的な物なのだろう。
「フィル君…ねぇ、もっと…。」
 頬はほんのりと朱に染まり、目はトロンとしていた。
――違う、こんなの…!!――
「こんなの、いつものシオじゃない!」
シオの体がビクッとする。
「あ、あぁ…。」
――私、何してるんだろう。私、フィル君に…!!―――
「嫌ぁぁぁあああっ!!」
今までのキスが一気にフラッシュバックする。
「シオ!落ち着いて!!」
フィルは震えるシオを抱きしめると優しく言い聞かせる。
「シオ、俺が好きなシオは…いつもの、元気で、可愛くて
 お姉さんぶって…そんないつものシオが好きなんだよ!
 だから、変に無理しなくってもいいんだよ……。」
 その言葉を聞いた瞬間、シオは体も気持ちもスッと軽くなった気がした。
顔を上げると、フィルが優しく微笑む。
「うぅ…フィル君…。」
「ああ、ほら!泣かないで!いつも見たいに笑ってよ。
 シオは笑顔が一番可愛いんだから、ね?」
「え?や、やだ!恥ずかしいよ!!…フィル君のばか!!」
言葉とは裏腹に笑みがこぼれる。
ちょっぴり目が赤いけど、その笑顔は間違いなくいつものシオだった。
「はは、やっぱりシオは可愛いよ。」
「もう、やめてよぉ!!」
――近くにいたのに、声が、気持ちが、今頃届くなんて
  そんな想いで二人は笑った。―――
416屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/09(月) 14:56:23 ID:nfoHes6O
 「ねぇ、シオ…また、キスしてもいい?」
「えぇ?!えーっと…う、うん、いいよ。」
了承を得ると、今度はフィルから唇を近づける。
「ん…んむ!?んんんーー!!ぷはっ!」
シオは始めての感覚に驚き思わず叫ぶ。
「なななな!何!?フィル君、何したの!?」
「え?えっと俺の舌をシオの口の中に…。」
――『いいか、好きな相手とのキスはだな…』とディープキスのやり方を
  フィルはシバに教えられていた。最初こそ疑ったが
  シバの口車に乗せられ、これが恋人のキスだとフィルは想っている―――
そのまま、『シバさんに言われた―』と前置きしてシオに説明する。

 「そっかぁ…そうなんだ。私、全然知らなかった。」
シスター、ヤヨイと、キスの話しをする様な女友達のいないシオは
あっさりと信じてしまう。
「うん、俺も聞いた時は凄くびっくりしたよ。」
ルヴェルにヘルシンキ…張本人のシバを除けば、フィルも似たようなものだった。
「じゃ、じゃあ改めて…いい?」
「う、うん。私も頑張ってみる!」
417名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:33:26 ID:1bTcjblV
(;゚∀゚)=3
418名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:33:43 ID:Zxo7UUoN
GJ!!シオかわええ(;´Д`)
前半のティコ&ルヴェルもイイ。
続くのか?続くのか?
419屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/10(火) 12:25:33 ID:IJonXP0i
うん、続くよ。
寝ずにぶっ通しでかいたからダウンしてたw
投下しまーす
420屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/10(火) 12:27:48 ID:IJonXP0i
「ん…シオ…すごく可愛いよ…んむ…。」
「ひゃぁう…なんか…あむ…頭がぼーっとひひゃ…んん…っ。」
―『男女が体を重ねる』ということは知っていても
 実際なにをどうするのか…二人の乏しい性知識では解らない。
 その結果としてのキスなのだが、まるで互いの唇を貪る様な濃厚な物だ。
 性の知識とまるで反比例のキスは、あまりにも淫靡な光景だった。―――
「ん…んぁ…はぷ…んちゅ……。」
「んー…ぷぁ…んん…っ!」
シオの口にフィルの舌が、フィルの口にシオの舌が…と行き来する。
ピチャピチャと言う水音と僅かに漏れる二人の吐息だけが森に響く。
口を離し、揺れる炎に照らし出される互いの肢体にしばし見入る。
シオの柔らかそうな肌と、フィルの細身ながら引き締まった体は対照的…
自分の体とはまったく違う互いの体の魅力に鼓動が速くなる。
「フィル君…強くなったんだね…。」
フィルの胸板に手を伸ばし、指を這わす。
「シオ…その…む、胸…シオのも触っていい…かな?」
「んもぉ、フィル君たら!…い、一々聞かなくて良いの!」
「じゃ、じゃあ…いくよ?」
「うん…んっ!!あぁ……っ!!」
(凄い…シオの胸ってこんなに柔らかかったんだ…あれ?)
「ここ…硬くなってる。」
「な…っ!?そんな事いわなくても―んんぅっ!!…んむぅ…。」
――こんな時だけ行動力あるんだ。やっぱりフィル君ずるいかも―――
唇を再度奪われながら、溶ける思考の中でそう想うシオであった。
421屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/10(火) 12:29:30 ID:IJonXP0i
延々と続くかに見えたが、何時の間にだろう。
二人は体を折り重ねて眠っていた。

「んん…。」
朝日がやけに眩しく感じる。
(あぁ、そっか。私、メロウの森でフィル君と………!!!)
ガバッと体を起こすとフィルは服を着ている所だった。
「ご、ごめん。起こしちゃった?あ、これ乾いたから。」
そう言ってフィルはシオの衣服を渡す。
はだけたシートを掴み、慌てて胸を隠す。
「あぁぁ!!フィ、フィル君…あれ?そ、その服…。」
渡された衣服はキチンとたたまれていた。という事は…もしかして――
「わ、私のパンツも…見た…の?」
「うん、白と青の横縞でちっちゃいリボンがついてたヤツでしょ?
 あれ、シオに似合ってるとおもっ…」
「フィル君のばか――――――っ!!!!!」
森に怒号と破裂音が響き、それに驚いた鳥達がザァッと木々から羽ばたいた。
422屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/10(火) 12:31:20 ID:IJonXP0i
「裸は平気だったくせに何で下着だと…ブツブツ…」
「もぉ!恥ずかしいんだから止めてよ!フィル君ったら…。」
そんな会話をしながら二人は店に入る。
 「おはようございまーす!あの『メロウの森』ですけど
 何にも見つかりませんでした…。」
「あら、そう…シオちゃんには引き続き探索を依頼するわ。」
少し残念そうにするシオをティコは励ます。
「んで、俺の方ですけど―」
フィルがゴトッと荷物を置くが、ティコとルヴェルの視線はフィルの顔に向く。
「なぁ…その顔はどうしたんじゃ?」
「まぁ、見事ねぇ…作者はシオちゃんかしら?」
フィルの左頬には真っ赤な手形がついている。無論シオにやられたのだが。
「うぅ、ひりひりと痛そうじゃのう…。」
「ほ、ほっといてください。で、ルヴェルさんから依頼をうけた――」
ハッと何かを思い出し、ルヴェルの顔が青ざめる。
「い、いかん、フィルそれは…!!」
「『ドライアドの木』が120個取れました!
 ルヴェルさん、これなら結構な量の『ヴァルキリーボーガン』が―」
「ル〜ヴェ〜ル〜くぅ〜ん?」
「あ、いやその…し、師匠…ッ!!」

 「武器なんかに無駄金使うな!この…っ馬鹿弟子がぁ―――!!!」

渾身の右ストレート、ぶっ飛ばされるルヴェル
逃げ出すシオ&フィル、ドアの修理費5000£。

また、イシュワルドの1日が始まる――――
423屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/10(火) 12:36:33 ID:IJonXP0i
これにて終了です。
ただss初挑戦なので色々とご意見もあるともあると思われますが
読んでいただけたら幸いと、そういった気持ちです。
気が付いたらシオフィル2本目書いてたり…
では、書きあがったらまた投下させて頂きます。
今から職安逝ってくるノシ
424名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 19:13:50 ID:HOBqHqs4
乙!
セックルはしたのか?
425名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 19:16:27 ID:0i6XhP1w
>>屑星 ◆5TUM.SuG0o
なかなかいい腕を持っておいでですな。
ついつい読み入ってしまった。
エロ小説とかはそのシーンを描写している言葉遣いに違和感を感じる事が多々あるんだが、今回のルヴェル×ティコやフィル×シオSSはそれを感じさせないものでしたよ。
正にGood Job(≧∇≦)b
次回作がとても楽しみだ。

漏れも求職中の身、お互いがんばりませう。
426名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 01:09:47 ID:GY9jnRBe
鼻血吹いた。GJ。
427名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 23:15:14 ID:ygI2d13I
晴れ雲のギャルゲー
428名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 00:20:31 ID:NlyBzftT
>>427
作ってくれよ!
1万でも買うよ!!
429名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 00:32:03 ID:6qP9zF/r
晴れ雲が既にギャルゲーみたいなもんじゃ無いか?
とか思ってしまう俺はどうなのだろう。
430名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 07:10:16 ID:DHfmdhIG
ギャルゲーがあったらティコを真っ先にry

中途半端にそういう要素があるからヤキモキする。
なんつうか色々想像させるんだよな…このゲーム
431名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 07:55:11 ID:11+rlGpO
ティコ「あらフィル君…いらっしゃい。何か御用かしら?」

→買い物をする
 ティコと雑談
 店番のバイト
 食事に誘う


(;´Д`)
いや今でも近い事は出来るんだけどなあ
その先よその先
432二人は15歳 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/12(木) 12:56:29 ID:o1i5wW1S
 どの世界にもマニアという人種がいるのは言うまでもない。
 たとえばイシュワルドで例をあげれば、クリック魔導工房がそうだろう。この工房の店主は弱冠15歳にしてあのレミュオールにいる魔女に認められた才能の持ち主である。そんな将来楽しみな少年が、社会のため、自分のために日夜研究に励んでいる。
 だが少年にとって順風満帆とうわけでない。その15歳という若さゆえに大人に相手にされないことはもちろん、悲しいことに店の信用もそれが邪魔してさしたる上昇が見られない。自分の幼さに何度も煮え湯を飲んだこともある。
 しかし少年は不幸のどんぞこというわけでもなかった。スポンサーもついて研究費用もどうにかなるだろうし、遠い昔に生き別れた兄とも再開できた。
 そして同い年の大切な人ができたことが何よりの幸せなのだろう。

 研究が一段落したときにはすでに朝日が昇っていた。クリックは昇る朝日を見ながら、深いため息をついた。
「あぁ〜、またやってしもたわ・・・」
 没頭すれば周りが見えなくなる性格は知っている。せめて一日4時間は眠ろうという目標も、いつしか心構えだけになってしまっていた。
 完成間近のランスの一部と書き記したメモを机に置くと、急に空腹感が彼を襲った。だが冷蔵庫すらないこの工房にはキッチンもなく、加えて外食をするにもまだどこの店も開いていない。
「とりあえずねよかな」
 開店まではあと数時間はある。ここで少し眠れば多少は疲れもとれるだろう。そう思いソファー(ベッドは簡易物置となっている)に行こうとしたとき、それは起こった。
 ドンドンドンドン。
 乱暴、には少し届かない強めのノック。朝一にしてはさすがに早すぎる客だ。
433二人は15歳 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/12(木) 12:57:29 ID:o1i5wW1S
「すんません、まだ開店やないんですよ〜」
『クリックくん、ヤヨイッス!』
 途端にクリックの疲れが吹き飛んだ。大切な人がドア一枚を挟んで向こうにいる。急いでドアを開けた。
「ヤヨイちゃん! おはよ!」
「おはようッス!」
 元気なのか初々しいのか。恋人の間に流れるような空気はない。
「ささ、入って入って。いつもどうり散らかってるけど〜」
「ありがとうッス! 今日は野菜を持ってきたッス。あと朝ごはんもッス」
「おぉ〜、ありがとな〜」
 今まさに寝ようとしていたソファーの書類一式をばさばさと取り除いて二人分のスペースを空ける。
「また徹夜で研究ッスか? 体に悪いッス」
「そんなこと言わんといてーな。もうちょいでオリジナルのランスが完成しそうなんや。そうそう昨日なんて――」
 クリックは研究の内容や成果をうれしそうに語り始める。偏見かもしれないが、何かに熱意を費やしすぎる人はお構いなしに熱意を周りに撒き散らす姿が多々見られる。クリックもその1人のようだ。
 けれど錬金術のことに関してはまったく知識のないヤヨイは、困った顔1つせずそんなクリックの姿をうれしそうに眺めては相槌を返す。
434二人は15歳 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/12(木) 12:58:27 ID:o1i5wW1S
 ――クリック君、相変わらずッスね……
 まあ内心ではこんなものだろう。元来インドア派のクリックはヤヨイと過ごすのは9割がクリック魔導工房内で、ごくまれにふらふら散歩する程度のものである。さらに、室内では今のようにクリックとの会話がほとんどで、たまにイゴやショーギをたしなむぐらいである。
 ヤヨイは不満ではないが、決して満足ということもなかった。たしかに自分含め相手も(というか知り合いほとんど)奥手ではあるが、付き合い始めてそれなりに経過した。何か進展でも――と思うのも、欲求ではない。
『あの子もまだまだガキんちょだしねぇ』
 というのはティコの言葉。世間話ついでに相談したときの第一声であった。
『ならヤヨイちゃん、こう言ってあげればいいわ。大人への第一歩て感じかしらね』
「……クリックくん」
「ん、なに?」
「えーと……あのッスね……」
「なんやなんや?」
「えと、えと……んー」

「抱いてほしいッス!!!」

「!?!?!?」
「あっ……」
『なるべく恥じらいながら、小さめの声で言うのがポイントよ』
 ――思いっきり間違えたッス……
435 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/12(木) 13:00:08 ID:o1i5wW1S
そんなわけで第3弾、クリック&ヤヨイものです。とにかく今回はソフト路線で行こうと計画中
実際15歳の性の知識てどんなもんなんでしょうね。あってないようなもんな希ガス
436名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 23:57:32 ID:eZCMotNn
飲みかけの味噌汁噴いたwww
続きにものすごい期待。
437名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 03:36:21 ID:pXnQUMUE
クリックってこんなコテコテだっけ
この2人はやっぱどうしてもギャグだな…ヤヨイの口調w
438名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 21:53:22 ID:nIe+2zd4
ティコ様のおにぎりは美味しいのか?
439名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 00:32:56 ID:mgk1crJ5
美味いに決まってる。まずいなんていったら・・・ああ、ティコ様やめ・・・うゎなにくぁwせdrftgyふじこlp;「
440屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/05/15(日) 12:42:20 ID:XOu+uxZb

『事実は小説よりも奇なり』そんな言葉の体現者。
過去の学生時代、パンを咥えて『うわ〜、遅刻遅刻〜』と言いつつチャリで
曲がり角曲がったら車に撥ねられた事のある私が報告に来ましたよ。

シオフィル2作目はやや長め+自分が遅筆+創作意欲が跳ね上がるのが
AM0:00〜AM5:00と言う事でもうちょっと掛かりそうです。
前回の投下と続く話でセックル編な内容です。
書き上がった文から上げて行きたいのは山々ですが
なにぶん、ネットに繋げるのが不定期なので…書き上げてから纏めて投下します。

感想は人それぞれでしょうが、出来るだけ喜ばれる物になるよう努力します。
……いや、勿論自分の『萌え』も注いでますけどね
今日は職安閉まって……ネットで見られますかそうですか。逝って来ますorz
441名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 21:54:53 ID:HeGwnWav
セックル待ってます
442名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 22:28:12 ID:Vdxd1b1a
>>435
以外と詳しいことが判明シマスタ
443 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/16(月) 23:56:00 ID:ryYDteBA
>>442
そうみたいですね。またネタが増えましたわ
444名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 04:14:36 ID:22I9FmAM
クリックそんな風に見えないよクリック
445名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 09:11:55 ID:wiHpL2aX
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
446名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 02:23:48 ID:Rw19iPmV
  ∧_∧
 ( ・∀・) ドキドキ
 ( ∪ ∪
 と__)__)
447名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 20:28:46 ID:uqJo22sN
イヴ陵辱プレイキボン
448 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/28(土) 00:22:14 ID:4z7+RskI

 ヤヨイの選手宣誓のような発言から、しばし沈黙が室内を占拠していた。
 二人の表情はというと、クリックは何が何やら、ヤヨイは恥じらいなのではなく単にアドバイスを間違えたことによる恥ずかしさから顔を赤らめていた。
 一方クリックは・・・というと、兎にも角にも、鳩が豆鉄砲を食らったような、とにかく驚愕の表情を浮かべていた。
(ま、まさか、ヤヨイちゃんからそんな言葉が出るなんて・・・)
 イシュワルドでも知る人は少ないが、クリックはそっち系の方面にはずいぶんと精通していた。そういった類の本が落ちている河原のポイントを熟知し、
お子様禁止の店に臆することなく入ることもできるし、表紙を見ただけである程度の内容の予想すらできる(ジャケ買いで痛い目見ることが少ない)。
 そんなクリックである、ヤヨイの言葉はもちろん理解できていた。据え膳食わぬば男の恥とはよく言うが、ここで食うはいかほどか。欲はあるが理性もあるし自制もある。
 きっと、ヤヨイは言葉の意味を理解していない。と、クリックは予想する。
「ヤヨイちゃん……何をするか知ってるんかいな?」
「さ、さぁ……詳しくは知らないッス。でも『言えば向こうがなんとかしてくれる』て聞いたから……」
(あの男か)
 クリックの脳裏にどこぞの便利屋の店主が浮かぶ。嗚呼哀れ冤罪の男。
449 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/28(土) 00:22:48 ID:4z7+RskI

「あー、ヤヨイちゃん、あと何年かしたらしよな、うん」
「ど、なぜッスか!?」
「あー、アレ、児ッポ法。18歳の子の妹が18歳という複雑な設定のヤツ」
「よくわからないッス……」
 ヤヨイは見るからにしょんぼりと肩を落とした。意味はわからないが、少なくとも拒まれている。それがショックなようだ。
 そんなヤヨイに心が痛むのがクリック。さてどうしてものか。
「んー、ならヤヨイちゃん、目ぇつぶって」
「え、どうしてッスか?」
「いいからいいから」
 言われるままに目を閉じると、クリックはさっとヤヨイの後ろに回り、乗りかかるように後ろから手を回した。
「!?!?!? くくっくクククッククリックくん!?」
「今はこんぐらいしかでけへんけど、大人になったらちゃんとしよな〜」
 なにがなにやら、ぐるぐると混乱するヤヨイを前に、クリックはしばらくきゅーと抱きしめたあと離れた。
「んー、終わり。朝ごはん食べようやー」
「……………」
「ヤヨイちゃん?」
「ふしゅー」
 不安定な物が1度立ち、それがばたりと倒れるのと同じようにヤヨイは床に倒れた。
「ヤ、ヤヨイちゃん!?」
(まぁ、ムリもないかなぁ〜)
 内心呆れつつも、クリックは非力な腕に鞭打ってヤヨイをソファー運ぶのだった。
450二人は15歳後編 ◆0fY7xtBIQU :2005/05/28(土) 00:24:59 ID:4z7+RskI


うわ、タイトル忘れていました。すみません。
あとエロ期待してたスレの住人の皆さん、やっぱり15歳同士絡めるのはいささか抵抗があり
結果こんなソフト路線の前年齢になりました……次はイヴあたりでエロエロにしますので……


451名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 00:50:30 ID:LNHV6qGn
乙でした!
自分的にこういう感じの話は好きですよ。
452名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 01:01:00 ID:4LWORn88
GJでした。
>そういった類の本が落ちている河原のポイントを熟知し、
ここワロタ



  _  ∩
( ゚∀゚)彡 イヴ!エロエロ!
 ⊂彡
453名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 00:25:36 ID:3R8TfKsq
( ゚∀゚)
454名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 10:27:59 ID:UiJY4OcS
(゚∀゚)
455名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 15:34:23 ID:cpE8vYpZ
ゼイゼイ
456名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 18:35:20 ID:IQQM743c
10日近く書き込みがない・・・
457名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 18:37:56 ID:KOfkRCf7
>>456
あえてその長い沈黙を破ったお前を愛したいんだが、良いか。
458さき20才:2005/06/22(水) 18:47:16 ID:IRa5NgHm
アダルト業界初!!
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459名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 00:57:32 ID:8p+9j0pp
公式イラスト更新(゚∀゚) キタ━━━━━━━━━━ッ!
シオたん水着(゚∀゚) キタ━━━━━━━━━━ッ!
460名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 08:48:37 ID:YXtBpCem
朝からシオタソの谷間が見てmy sonがstand upした。
461名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 16:52:34 ID:uVsbbNrZ
ワクテカ保守
462名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 03:59:18 ID:6COY86DZ
シオタンかわいいよ保守
463名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 00:12:17 ID:2pF260Qg
my sonがstand upした。
464屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/07/14(木) 11:29:04 ID:MKfU/L8q
不肖屑星、逃げも隠れも致しませんが…何卒お聞き入れ頂きたい。

1.前回の書き込みから五日後SSを書き上げる。
2.32レスいっぱい消費する大作。(余分な言葉を削れてない結果とも言う)
3.意気揚々と書き上がったその日にうpろうとするも、規制を何故か喰らう orz
4.規制が解けぬまま20日程経過、SSが…というかパソの中身が全て飛ぶ。
5.復旧不可、已むを得ず再インストール。
6.空っぽのPCの事を報告しようとするも、モデムの設定の記憶が無く接続不可。
7.家庭の事情により省略。
8.ウィンドウズのユーザー登録、残り二日でモデムの記憶が蘇り接続出来るようになる。
9.それが一昨日の話です。

テンションどん底で遅筆の極みに達しており、いつうpれるか解りませんが
懲りずにまた書いているので…とりあえずご報告でした。

…バックアップって大事なんですね orz
465名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 18:04:10 ID:AL1qy/xY

  ∧_∧
 (  ・∀・)   ・・・
 (  ∪ ∪
 と__)__)





+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   テカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
466名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 19:03:06 ID:sp8D7kDv
>>464
がんがれ
467屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/07/17(日) 15:03:57 ID:ekXMPAGZ
>>466
任せておけ!!
…といいたいけどホントテンション上がらない罠。
まぁ、誰か期待してくれてるだけ頑張ろうって気にはなってきたけどね
468屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/07/18(月) 11:29:07 ID:V61socg/
せめてもの保守!
469名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 21:01:52 ID:6eFsFHml
>>468
ガンガレ
470名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 22:29:30 ID:AvxT5SpH
漏れも応援してるぞ(,,゚Д゚)ノシ
471屑星 ◆5TUM.SuG0o :2005/07/20(水) 13:55:03 ID:4jpkU7wv
うおぉぉぉぉおお!?マジで筆(正確にはキー)が進まneeeeeeeeeeeeeee!! orz
1時間半丸まる使っても32行(1レス分)って……。
気分転換にレミュ金…って消えてるんだよな、データ。
やっと話の半分…まだエロに入る手前だし…。
…何だろう、人生で初めて『絶望』というのを感じているかもしれないです。
まぁ『挫折』はしてないし、するのは早いですなぁ…。
喪舞らの気持ちに応えられるようガンガる。
…まだ約半分(7レス分)しか出来てないけど orz
472名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 19:00:16 ID:4dtUtZuE
>471
最初からやれば良いじゃないか。
モチベーション上がるぜ。

筆は止まりっぱなしになるがな。
473SS保管人:2005/07/29(金) 00:13:14 ID:pQdY/Eky
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/

職人様、
このスレに投下されたSSを当方の保管庫に収蔵させてもらってよろしいでしょうか?



474名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 11:30:15 ID:mn6o/RbH
ROMってる身としては保管庫に保管されるのはすごいありがたいYO!
読みやすくなるからね
475Co ◆4iGg3tmpW2 :2005/08/01(月) 19:26:44 ID:zEkVuB/z
私の分はどうぞー。

……完結してませんが。

ゴメンナサイゴメンナサイOTZ
476 ◆0fY7xtBIQU :2005/08/02(火) 00:40:45 ID:ov+0QH2I
おおー、あの保管庫に保存してもらえるのですね。ありがたいです。
・・・すんません、イヴでエロエロはちと無理でしたorz 代わりのものをただいま執筆中です。きなが〜〜にお待ちいただければこれ幸い
477SS保管人:2005/08/02(火) 02:27:03 ID:IhSDsotx
問題なさそうなので収蔵させてもらいました。

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/
478名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 12:52:38 ID:505NKtdJ
>>477
よくやった、gj!
479鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/08(月) 17:09:40 ID:Kjx1UnlH
「鉄の女がギルドにいる。」
 ギルドの一員であれば、一度くらいは目にしているだろう受付嬢がいる。別段目立つ風貌をしているわけでない、普通よりは整った容姿をしている女性である。
 なぜ彼女が鉄の女と言われるのか。理由は2つあった。1つは表情。とにかく一定の表情を崩さない、その無愛想無表情。2つ目が男関係。噂もなければ煙もない。それ以前に火種もない。
 前者は見ていればわかる。まるで喜怒哀楽がないような、典型的なクールビューティー。後者は、こうして言われているが証拠がなかった。
 ――今回はこの鉄の女と、不幸にも彼女に付き合わされた幸福な少年のお話。鉄の女が、少年の前で酔いつぶれて眠っているところから始まる。

(うわぁー、どうしよう……)
 机に突っ伏して眠っている(だろう)サラサを前に、フィルはほとほと困っていた。
 話はやや前に戻る。フィルが街を歩いていると、ため息をついて困り果てているサラサに出会い、そのときになくした書類を捜す約束をした。
 話は少し前に戻る。無事に書類を見つけてサラサに渡した。そのときに盗人から聞いた、事件の前後を悪気もなく話してしまいサラサに連行された。
 こうして現在。酔いつぶれたサラサを前にフィルは困っている。
「まあこんなに飲んだらなぁ」
 テーブルの上に転がる空ビンを立てながら、ちびちびと琥珀色の液体を飲む。
 フィルは決して酒に強いわけでなく、サラサが弱いわけでもなかった。むしろ、フィルの目にはサラサは相当強いように見れた。だが、二人のポジションは逆位置にいた。
 ただ一つ、フィルは酒の席での処世術を持っていた。
480鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/08(月) 17:11:05 ID:Kjx1UnlH
 自分が酔わないようにするには、強くなるか、相手を潰すか、あまり飲まないようにする、この3点。そのうちフィルが実行できるのが後ろの2つ(ただし2つ目は大人数相手には向かない)。
 飲むとしたらなるべく無色のアルコールがやや高めのもの。低いものを選択すると、どんどん急かされて逆に飲みすぎてしまう。
 高いものは猪口などにいれるため一杯の摂取量が少なく、飲み干したように見せかけて口に含んだ状態で、ハンカチなどで口を拭くふりをして染み込ませることができる。
 なお、今フィルが飲んでいるものはウィスキーであるが、サラサに気づかれないようにお茶で割るに割った元ウィスキーである。
 ここまでが3つ目。
 相手を潰す際には、とにかくコールするに限る。が、コールは少人数だとやりにくい。こんなときはグラスに酒を注ぎながら他の酒も注いでチャンポンにしてしまう。これを「ここで一気はより良い女の条件だったりしますよ」とかなんとか言って飲ませてしまう。
 この繰り返しで無事生き延びることも可能であるが、これには潰した後の対処まではない。フィルはこれに困っている。
「片付けようかな……」
 手持ち無沙汰なフィル(普通ならやましいことの一つは思いつくだろうに)はビンを燃えないゴミに入れ始める。と共に、部屋をじっくりと見る。
 サラサの部屋は「鉄の女」の異名に合うような、無駄のない造りになっていた。最低限の家具や生活用品。部屋に連行されたときは緊張のあまり見えていなかった。窓際の花は最低限の色彩だろうか。
「ぅん……」
「あ、サラサさん、気がつきましたか?」
「……うが」
「『うが』って何だ、『うが』って」と内心つっこみつつ、サラサに歩み寄る。
「大丈夫ですか? ずいぶん眠っていましたけど……」
「フィルくん」
 名前を呼ばれると共に、手を掴まれた――瞬間、フィルの顔はサラサの顔に急接近していた。
「さささささサラサさん!?」
 ほんの十数ミリで唇同士が触れてしまう。フィルはかつてシオが作った蛍光色の(シオ曰く)食べ物を前にしたとき以上の緊張があった。
「臭わないわね」
「……え?」
「お酒臭くないのよ」
 しまった。意外と判断力が残っている。離れようとしたが、鉄の女のプレッシャーのためか手が振り解けない。
481鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/08(月) 17:11:49 ID:Kjx1UnlH
「やってくれるのね……少々油断してたみたいね」
「えー、あー、はい、ごめんなさい」
 素直に謝る。これは魔女の弟子から学んだ人生の処世術。けれど魔女も鉄の女も許してくれるようには感じなかった。
「罰を与えないとね」
 この言葉を理解するよりも早く、逃げようと抵抗するよりも早く――サラサはフィルの唇を奪っていた。
「―――!」
 離れようとしても、サラサの腕が後ろに回っている。加えて、フィルは初めての感触に、離れたくない、という感情もあった。
「ごちそうさま」
 触れ合ってからしばらくして、まるでフルコースの前菜を食したようにサラサは離れる。フィルは顔を赤くして口元を押さえている。
「なっ、なっ、なっ、なっ、」
「? もしかして初めてだった?」
「酔いすぎです!」
「俺のファーストキスを!?」という言葉をどうにか飲み込み、差しさわりのないことを言っておく。さすがに惨めだろう。
「俺、もう帰ります。今日はありがとうございました」
「……キスに?」
「飲み会にです!」
 荷物一式を背負い、いざ出て行かんとするフィルに、サラサはその手を握る。
「ねぇ、もう少し付き合わない?」
「嫌です」
「そんなこと言わないで、さ」
 フィルの手の甲に軽く口付け、表に返して手首にもキスをする。また甲に戻り、唇は生温かな、液体と感触に変わっていた。
 フィルは見ずとも感じていた。サラサの舌が這っている。これを見てしまっては理性が崩れる、かもしれない。ぞくりと微粒が走る感覚がフィルを襲い続けるが、まだ理性は強かった。
「帰りますから。それじゃ」
「きゃっ……」
 少し強めに振り払うと、そこは男と女の力の差。あっさりとほどける。が、勢いが強かったのか、サラサは倒れこんでしまった。
482鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/08(月) 17:12:23 ID:Kjx1UnlH
「あ、ごめんなさい――」
「いえ、いいのよ」
 サラサは俯いたまま、起き上がろうとしない。
「ごめんなさい、フィルくん。ちょっと酔いすぎたみたい。ごめんね、今日の、いえ、さっきのことは忘れて、ね?」
 声が震えている。ここで見捨てるほど、フィルは非常ではなかった。
「あ、あの……」
 フィルは屈んだ。そして、目に映ったのは。
 サラサの歪んだ口元。
「――青い」
 つかみかかるようにフィルを押し倒し、股を割り、手を押さえつけ、吸血鬼のように首元に口を押さえる。わずか数秒の行為に、フィルは動くことができなかった。
「このまま帰るのは、男の恥じゃないの?」
 サラサは二度目の、フィルの唇を奪った。先ほどとは違い、触れた瞬間にサラサの舌が強引にフィルの唇を割り、口内に侵入した。
「ん、んぁ……」
 サラサの舌が暴れる。唾液は混ざり合い、舌は絡まり、漏れる吐息が口元に流れる。それは長く長く続き、離れるときには、サラサの口元からだらりと唾液が落ち、フィルに滴った。
「ねぇ、これでも帰るの?」
 目が潤い、頬が赤い。酔いの他に感情が入っている。フィルの心臓はばくばくと鼓動し、錯乱の中で静かに理解した。
「……いえ、帰りません」
 理性はあった。その中で考えた結果だった。フィルは、すべてを受け入れた。
「ふふ、嬉しい」
 サラサの指が、フィルの上着は脱がし始めた。
483鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/08(月) 17:16:13 ID:Kjx1UnlH
 鉄(の女)とツバメ(な少年)でした。サラサは扱いやすく、ネタさえあればそこそこ書けそうな気がします。
 珍しく女性優位な展開ですが、まあこんな感じのサラサも十分萌えですな。
 続きはうpはまだ未定ですが、ご無沙汰だったのでとにかくエロエロ目指します。お互いハァハァしすぎないよう、暑さに注意してすごしましょうね。
484名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 18:59:48 ID:+B1VxKYm
>>479-483
強引なサラサイイ(゚∀゚)



















けど、鉄の女といわれて某英国首相を顔が頭をよぎったのは僕だけの秘密だ。
485名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 19:02:29 ID:+B1VxKYm
×けど、鉄の女といわれて某英国首相を顔が頭をよぎったのは僕だけの秘密だ。

○けど、鉄の女といわれて某英国首相の顔が頭をよぎったのは僕だけの秘密だ。

間違ったorz
ティコさんの薬の実験台になってきます…
486名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 19:58:50 ID:mpQ3T31O
>>479-483
GJ!
>>485
藻前がMでないならやめとけ。
それでもというならイ`









そして新たな快楽に目覚める>>485
487そんな485氏に送る ◆0fY7xtBIQU :2005/08/09(火) 11:06:57 ID:ST6ssnPa
 ティコ「あら……『を』と『の』を間違えたぐらいで実験台に志願するなんて。接続詞の打ち間違えぐらいよくあることよ。でも、せっかく来てくれたんだし」

 ――無造作に差し出された、さっぱりとした白いの液体。

 ティコ「さ、飲んでくれるわよねぇ?」

 @そのために来たんだ、飲んでやるさ。
 A逆に怪しい。やっぱり飲まない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 →@
 ティコ「まあ嬉しい。さあ、一思いに一気にどうぞ」

 ――ビーカーに口をつけて一気に流し込む。さらさらしていて飲みやすい。
 ――…………
 ――妙な眠気と脱力感が体に圧し掛かる。
 ――だめだ、立っていられない………・・・・・・・・

 End1:非情な現実

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 →A
 ティコ「ならキミは何のために来たのかしら?」
 ティコ「そお、なるほど。私のサンドバックとなるべく来たのね」
 ティコ「嬉しいわぁ(悦)」

 ――

 End2:やっぱり非情な現実
488 ◆0fY7xtBIQU :2005/08/09(火) 11:10:21 ID:ST6ssnPa
イ`。生きてさえいればエロパロは読める。
1レス分なら書くのに負担はさしてないようです。よかったよかった
489名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 19:45:33 ID:UK3u4G4C
>>487
ゲームブックを思い出した。ナツカスィ。
490名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 21:04:43 ID:1W/QYLe5
ティコ様の水着・・・ ハァハァ
491名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 01:34:13 ID:F/V+lv20
鼻血ものだぜ…おっと、保存保存。
492名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 01:02:55 ID:hH6WX0RW
保守保守。脳内のエロ分が不足しています。
493 ◆0fY7xtBIQU :2005/08/28(日) 00:40:16 ID:L6ClEiBg
 フィルの民族衣装のようなふさふさとしたものは簡単に外れ、シャツは乱暴に上げられた。フィルは見た目通り華奢な体をしているが、サラサの目には未開発な、まるで風通しのよい平原の印象を受けた。
「綺麗な肌……」
 うっとりとした声を出し、フィルの肌に近づき、舌で唾液のラインを引く。「うっ」とフィルが漏らすが、サラサは丹念に舌で愛撫する。
 フィルの手はすでに拘束が解かれていた。ここまできて抵抗するほど野暮ではないし、わずかな好奇心とサラサと寝れる、という嬉しさを否定できないでいた。まあ損するもんではない――と、流れに身を任せている。
 サラサは空いた手でフィルの腰を、まるでハープを弾くような動きで触れている。ぴりぴりとした感覚がフィルの神経を、舌がねとりとした感覚が思考を溶かす。
「あ、ぁあ、あっ、はっ……」
「ふふ、かわいい」
 女の子のような声を出すフィルに、サラサはキスで愛しさを表現する。二人は自ら舌を出し、積極的に舌を絡める。
 ねちょねちょと生温かな舌同士が絡み合い、溢れた唾液を飲み合う。どれもフィルにとっては初体験で、興奮せずにはいられなかった。
「ぁん、私も感じてきた……フィル君、いい、いいわ」
 フィルの胸板に唇を押し付け、きつく吸う。しばらくして離すと、そこには赤い印がついていた。
「私の印、私のモ、ノ」
 ズボンの盛り上がったところをサラサは生地の上から上下に摩る。
「硬い……感じてくれてるのね」
「そりゃそうですよ……サラサさんだって」
 フィルは唐突にサラサの胸に触れた。意外と豊満な胸に驚きつつも、円が描くように動かした。サラサはびくびくと震えながら、フィルの手の動きに合わせる。
「ほら、敏感ですよ」
「そうね。ねぇ、脱がせて」
 言われるまでもなくフィルの予定にはあったが、言われたとおりにサラサの服に手をかける。
 女性の服の造りはよくわからなかったが、サラサの手助けもあってどうにか脱がせた。純白のレースの下着がフィルの目に飛び込んできた。
「ねぇ、どう?」
「綺麗です、とても綺麗ですっ」
「よかった、今日は少し地味なのつけてたから心配していたの」
「…………」
494 ◆0fY7xtBIQU :2005/08/28(日) 00:40:55 ID:L6ClEiBg
 サラサはその『地味な下着』を外し、フィルの横にごろんと横になった。
「今度はフィル君の番」
「はい」
 サラサの上にのっかかり優先権を得て、先ほどのように胸に触れた。優しくつかみ、練るように動かす。
「あん、あ、いい、気持ちいいっ」
「サラサさん、本当に敏感ですね」
「もう、あんっ!」
 フィルは乳首を甘く噛み、そのままちろちろと舌ではじくように舐め上げる。その間、サラサに見習って腰を手でさすり、時折爪を立てて刺激を与える。
「ああ、フィルくん、逆のほうも、お願い……」
「はい、もちろんです」
 逆も同じようにすると、サラサから甘い甘い声が漏れる。興奮で体温が上昇し、フィルはシャツを脱ぐ。二人の上半身は裸となった。
「下も脱がせますよ」
「え、あ、やだ……」
「ここまで来て、ですか?」
 抵抗するサラサを抑え、下を一気に脱がした。恥ずかしさのためかサラサは顔を手で隠してしまったが、そこまで嫌ではないのは隠し位置を見ればわかる。
 すらりと引き締まった脚に白い下着。白に満ちたそこに、フィルはくらくらと見入ってしまった。
「下着、濡れますよ」
「いじわるぅ……ねえ、触って」
「ええ」
 下着にするりと手を入れ、さわさわした薄い陰毛の感覚がフィルを楽しめる。もっと奥へ行くと、そこは液体で満ちていた。中指で、割れ目にそって上下に動かす。
「あ、ああ、触れてる、触れてるぅっ」
「……」
 フィルは次の展開が見えず苦しんでいた。小説から得たありったけの知識を総動員させる。割れ目上部の、固くなりかけた豆粒のような突起をこりこりと弄った。
「あう、あああ、ああ!」
「ここ気持ちいいですか?」
「……熱い! あつっ……あんっ……!」
 身をよじるサラサを見るたび、どんどん血圧が上昇していく様がわかる。ひとしきり弄ったあと、割れ目を下って、やや下あたりに指を突き立てる。
「いたっ……」
「す、すみません!」
「ううん、大丈夫、もうちょっと下を、ゆっくりと」
 言われた通りに動かすと、すんなりと、フィルの指はサラサの体内に入った。
「あああぁぁぁ、はいったぁ……」
「熱い……すごく熱い」
 知識通り、指の腹を使って天井をさする。ざらざらとした体内が、フィルの指先をくすぐる。
495鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/28(日) 00:41:50 ID:L6ClEiBg
「あ、そこぉ。そこいいぃ。もう一本ほしい、ああん」
 中指に続き人差し指を入れ、同時に動かす。ぐちゅぐちゅと水の混ざる音がサラサの喘ぎ声と共に響く。
「あ、あ、あ、あ、あ、ああ、すごい、やぁぁぁぁぁっ」
 サラサは自らの手で胸を強く握っていた。もっと刺激がほしいのか、それとも我慢が効かないのか。フィルは空いている手でそれに加勢した。
「ん、あ、ああ!」
 びくりと大きくサラサの体が震えた。同時に体内がびくびくときつく締めてくる。フィルはべとべとの指を引き抜くと、サラサは上半身を起こして笑った。
「イっちゃった……気持ちよかった」
 フィルを抱きしめ、キスをする。フィルも強く抱きしめて返す。
「今度は、私の番」
 滑るように顔を下へ移動させ、ズボンのチャックを開ける。そこから固く怒張したフィルのモノを取り出す。
「うわ、恥ずかしいなぁ……」
「ここまで来て、ですか?」
 サラサはフィルの言葉を返した。フィルは思わず笑ってしまい、サラサの頭を撫でた。
「これがフィル君の……固くて、大きい……」
 指で輪を作り、ゆっくりと上下にさする。か細い指が男のモノに触れている。フィルはそのギャップに興奮を覚えた。
「気持ちよかったら声出してね」
「はい……うう、あっ、ああ」
 指の動きは早くなるにつれ、フィルの声は大きくなる。サラサはそんなフィルの表情と声に楽しんでいた。
 先端から漏れ出る透明な液体を、サラサは指ですくって口に含んだ。
「にがっ……慣れたらおいしい……?」
「ん、んー。どうでしょう?」
「そう……あむ」
 サラサは大きく口を開け、含んだ。唾液で満ちる口内がフィルのモノを包み込み、体験したことのない快楽が押し寄せる。
「うわ、ぁぁぁぁ、すご、すごいです……」
「ん、ん、ちょっと苦しいけど、喜んでくれるなら……」
 裏筋を下で這わし、じゅぼじゅぼと音を立てて顔を上下に動かす。一度深くくわえ込み、そのままゆっくりゆっくりと、引き上げる。
「ああ、サラサ、さん、俺、俺……」
「ん、はぁ、出して、たくさん出してっ」
 サラサはまた深く、そして激しく動かす。
「う、あ、あああああ!」
 サラサは動きを止め、口ですべてを受け止めた。
「ん、ん」
 口を亀頭まで移動し、尿道に残った精液を指の上下の動きで搾り出す。
「ふぁ、ぁあ」
 サラサは口を開けた。フィルの目に、己の精液と唾液が混ざった液体が見える。
「んふぅ……」
 サラサはフィルに抱きつき、その耳元で、精液を飲み干した。ごくりと、フィルの耳元で音が鳴る。妙な淫靡さが伝わってくる。
「苦い……気持ちよかった?」
「はい……あんなの初めてでした」
「それはよかった。じゃあ、次は――」
 サラサは最後の下着を脱ぎ、生まれた姿になった。
「フィル君の初めて、頂戴」
496鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/28(日) 00:43:49 ID:L6ClEiBg
不覚・・・タイトル忘れとった・・・
今夜は相方に先に眠られたので、一人24時間テレビ見ながら徹夜祭り〜。後半も一気に書き上げてしまいますね〜。
497鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/28(日) 01:28:29 ID:L6ClEiBg
「あの……本当に俺でいいんですか……」
 最後の一線を越えるこの瞬間、フィルは確認をとるように尋ねた。サラサのことは嫌いではない。でなければここまで及んでいないし、そもそも家に上がりこんでもいない。
 だが、ここから先は別物では……フィルは言い表しにくい不安を感じていた。
「フィルくん……」
 しょぼんとした表情。だが、それは急変した。
「ばかー!」
 軽い平手打ちがフィルを襲う。この人酔ってる! という判断がフィルの中で下された。
「私は酔ってない! 安い女じゃない! それに、それに……!」
 ぽすっと、フィルの胸板をサラサのこぶしが押す。
「フィルくんのこと……嫌いじゃ……ないし……」
(ああ……)
 フィルは自分のバカさ加減に呆れていた。目の前の女性は鉄ではない。感情やプライドの詰まった、一人の女性なのだ。
「ごめんなさい」
 胸元に唇を押さえつけ、きつく吸った。そうしてできた、薄い赤。
「俺の印です。これで、サラサさんは俺のモノですね」
 ぎゅっと抱きしめて、それをさらに強める。
「嬉しい……ありがとう」
 サラサは息を吸い、腰を落としていった。
「あん、ああ、かたいっ……」
 フィルの先端を少しずつゆっくりと咥え始める。フィルのモノに温かい粘液による快感と、昂ぶった彼女への感情が押し寄せる。
「ああ、ああ。あつっ」
「サラサさん……早くっ」
「もう、急かさないで、あああっ!」
 我慢できなくなったのか、フィルはサラサの腰をつかむと一気に下ろした。すぼりと二人が一緒になると共に、二人にはすさまじい快楽が走った。
「あ、はぁ、すごい、ぁあん」
「うぅ、サラサさん、サラサさんっ」
 サラサの腰に腕をまわし、前後に動く。サラサから漏れ出る粘液がフィルの股間にしたたり、脳の中がぐるぐると回り始める。
「フィ、フィル、くん、あん、あっ、うぁぁぁっ」
「俺も、うう、ああ!」
 フィルはきつくサラサを抱きしめた。大きな息を吐いた瞬間、サラサの体内に入ったモノはぶるっと震え、温かいものをぶちまけた。
 お腹の中で何かが弾け、広がっていく感じがした。
「あ……たくさん……ぅ」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
 フィルは抱きしめたまま、息を荒くしていた。
「ふふ。がんばったね」
 子供を扱うように、フィルの頭を撫でる。「ちょっと早かったね」と心の中で付け加えておく。
「かわいい。女の子みたい」
「………………」
「いたたたたたたっ」
 ぎりぎりと無言で力を込める。そして、ゆっくりとサラサを倒し、正常位の体勢にする。
「あら、フィルくん?」
「あの……もう一回、いいですか?」
 サラサの中で一度力尽きたモノがまた固さを戻しつつあった。
「ふふ、どうぞ」
「ありがとうございます」
 二人はキスをして――それが開始の合図になった。
498鉄とツバメ ◆0fY7xtBIQU :2005/08/28(日) 01:29:54 ID:L6ClEiBg
 やけにスズメの鳴き声がうるさい。やけに陽が熱い。そんな不満がフィルの眠りを妨げた。
「んん、ん……」
 目には見慣れぬ天井。背中に慣れないベッドのスプリング。
「ん、あー……」
 寝転がったまま体の部位を伸ばす。思考を覚ますにつれ、どんどん昨夜のことも思い出していく。
 拉致、宴会、情事。そして目覚め。
「う、……わー」
「あら、起きたの?」
 キッチン(の方向だったと思う)から、女性の声が聞こえる。そこには、いつもとは違うサラサがいた。おそらく裸体に白いワイシャツを羽織っただけの、メガネをしていない彼女。
 印象がずいぶん違うなー……と、寝ぼけた頭で考える。
「あ、どうも……」
「ちょっと朝食の準備していたの。入っていい?」
「え、あー、はい」
 もぞもぞとベッドに入り、ごく自然にフィルにくっつく。
「………」
「………」
 気まずい。
「あの、今日ギルドの仕事は……?」
「今日は遅番なのよ」
 気まずい……? それは違う。たぶんこれは、気恥ずかしさだろうか。
「フィル君の今日の予定は?」
「俺は特にありません」
「ふうん、そお」
 寄り添った体勢から、するりとフィルの上に抱き合うように乗っかる。そしてそこには、ニヤリとした口元。
「なら、さっそくしましょ♪」
「ちょ、朝からですか!?」
「こんなに硬くしてるのにそんなこと言うの?」
 撫でるようにフィルの、朝の生理現象ゆえに主張するモノを触れる。
「ほら、見て。これ」
 サラサは胸元の赤い、消えかかった印を見せる。そして、フィルには見えないが赤い印があるだろうフィルの胸板をなぞる。
「私たちは、私たちのモノなのよ」
 ゆっくりと二人の唇は触れ合う。こうしてまた、キスから始まる。
499 ◆0fY7xtBIQU :2005/08/28(日) 01:31:20 ID:L6ClEiBg
うん、ツンデレは最高だと思う。サラサはツンデレ? うん、たぶんそうだ。
なんか一通り書ききった感じがして満足な感じです。
500名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 01:36:43 ID:eb75LwQa
遅れたか!?間に合うか!?
まだ祭りは終わってないか!!?
とりあえず◆0fY7xtBIQU GJ!!
501名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 02:28:06 ID:UQaZBzBi
サラサァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ\ア / \ ア / \ ア

超 G J
502名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 02:05:55 ID:/U9HYX1T
おい!
TOPがリニューアルされてるぞ!!
あと今回から4コマにくりっく氏が参戦したみたいだ!!
503 ◆0fY7xtBIQU :2005/08/29(月) 11:51:19 ID:80r5DcHq
なるほど、犬と猫か。たしか猫が受け的な用語だったような・・・
もう少し、公式でサラサのイラストがほしぃなぁ(こっそり要望
504名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 23:26:32 ID:U0SGEMBO
それ…タチとネコだよ。
505 ◆0fY7xtBIQU :2005/08/30(火) 01:15:05 ID:8ky5jaNo
>>504
ミスった・・・ティコ様の人体実験なってきまつ
506名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:40:10 ID:DHrwVffK
保守
507名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 04:49:45 ID:P7mn4Zgj
保守
508名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 06:24:01 ID:KyCyMA39
保守
509名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 15:14:33 ID:81RIw5BY
保守
510名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 13:21:21 ID:Wy46izbV
あげ保守
511名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 20:33:34 ID:xLU/lMTU
質問です。
とりあえずやってみたいんですけど、どれくらい頑張ればクリアできるゲームですか?
512名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:18:52 ID:Wy46izbV
>>511
スレ違いだがSS書いてくれる神予備軍の可能性もあるので答えてみる。

クリア(ストーリー終了まで)だけなら難易度低いので楽。
ただ晴れ曇は長め。
極めるのはちょっとキツイ。

釣られたか?
513名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:19:54 ID:q5YAKfV4
514名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 21:20:31 ID:Wy46izbV
×スレ違い
○板違い

鬱だし脳
吊ってくる
515 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/12(水) 22:08:46 ID:HpZRUFvc
おひさしぶりです。ようやく創作意欲が戻りつつある俺が来てみました。
何か書こうと思うのですがリクとかありますか? どうしてもティコ様かサラサのワンツーフィニッシュになってしまうんで。
516名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 22:20:25 ID:zSWQqjH5
イヴ!イヴ!
517 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/12(水) 23:47:49 ID:HpZRUFvc

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(デンジャーデンジャーデンジャー)
 以下の作品はイヴのイメージの大きく損なう恐れがあります。注意されたし。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
518Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/12(水) 23:48:32 ID:HpZRUFvc
 様々の人が抱く、イーヴルージュ=フラフのイメージ。

・いやぁ、アカデミー始まって以来の天才ですよ、彼女は。(アカデミーの先生たち)
・いい子ですよね、明るいし。(彼女の知り合い)
・どーも猫かぶってる感じ。好きになれない。(アカデミー同級生の女子学生)
・愛してます。結婚してください。(アカデミーの男子学生とかいろいろ)
・あのチチがいい(そこらの酒場で飲んだ暮れてるオジサンたち)

 イシュワルドアカデミーには13歳で入学、2年間でその全課程を修了。現在卒業して、両親が経営する宿屋でお手伝い。
 素敵な彼氏を作る事が夢、願望で、その為なら二股三股もかまわない。(年上が好み)
 家の門限は18時。
 とまあ、あといろいろあるけれど割愛。今回は、こんな彼女の一日を追う。



『AM9:00』
「いってきまーす」
 7時に起床、しっかりと2時間宿屋の手伝いをして眠気覚ましに身支度。そして9時には家を出る。行儀が悪いと思いつつも、歩きながらイシュワルドパンとコーヒーを食す。わき腹が痛くならない程度の速度で歩き、消化できたかなと感じたぐらいにギルド前に到着する。
「フィルくん、おはよう!」
 朝一番、その日一番の笑顔を向けられたのは三股目ぐらいの候補。ギルドの前で軽くおしゃべりをして(とはいえ、彼女が一方的に話しているように見れる)、彼の本命と思われる女性が来る前に別れる。
「じゃあ、また今度ね!」
 ぱちんとウィンク。三股目ぐらいの候補にしては、扱いはずいぶんと良いほうだろう。
519Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/12(水) 23:49:10 ID:HpZRUFvc
『AM9:39』
「おはよーございまーす」
 ギルドから少し歩けば、イシュワルド名物(?)の海に着く。そこの港の、少し外れたところに物置代わりにされている壊れかかった小屋がある。人目を忍んでイヴが入ると、そこにはどこから見ても海の男(以下:海の男)がタルに腰掛けてニヤついた笑みを向けている。
「おう、イヴちゃん、さっそく頼むよ」
「はーい♪」
 海の男の足元に跪き、馴れた手つきでイヴの海の男の一物を取り出す。
「あは、もうこんなに硬いっ。我慢してたんですか?」
「ああ、このところ忙しくてね」
「たっくさん、出してあげますからね」
 裏筋に唇を当て、柔らかな舌先でちろちろと刺激する。か細い指はまだ竿に添えられたままで動かさない。
「ん、ん……あん、べたべた」
 亀頭の先から滲む先走りを指ですくい、ぺろりと舐める。塩水を薄くしてとろみをつけた液体が口内を奇妙に主張する。
「な、なあ、丁寧にするのは二回目からでいいから、まずはさっさと抜いてくれねぇかな?」
「あ、はぁい」
 イヴは亀頭の先頭に唇と押し当てたと同時に、一気に小さな口に入れた。
「うお、おおっ」
「んんぅ……はぅ」
 えづいてしまうぐらい押し込み、舌の平で裏筋を満遍なく舐め上げる。そして、ゆっくりゆっくり引いていく。ぬめりと、一物はイヴの唾液で差し込む光をてかりと妖しく光らせる。
 亀頭のみを口に入れた状態で、今度は先ほどよりも動くことできる舌が、乱暴に、弄ぶように刺激していく。
「奥、奥まで入れてくれ……そろそろ……」
「ぅん……ん」
 再度一物を飲み込み、どうしても飲み切れない竿の部分は指で上下に動かす。このとき、なるべく鼻息を荒くし、生暖かい空気を相手の肌に当ててさらに敏感にさせる。
「あ、イく、イくぞ!」
「―――!」
 喉奥で焼き焦がすように熱い液体が吹きかかり、イヴは一物を抜き取って、やや顔を上げて残さず飲んでいく。
「ん、あぁ……にがくてどろどろ♪」
「さ、次からは丁寧にやってくれな」
「はい♪」

 なお、イヴのメモはこんな感じ。
『海の人:おフェラが好き。体には興味ないみたい。胸でしてあげても気持ち良くないみたい。変なの』
520 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/12(水) 23:51:36 ID:HpZRUFvc
一番乗りの>>516さんのリク、「イヴ!イヴ!」です。今流行の24ぽくしてみようと考えたので、まだもうちょい続きます。
読んでの通り、イヴがずいぶんな性格です。こんなんでも需要ありますか?
521名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:54:02 ID:6dhisjkT
σ(゚∀゚ オレが全部買ってやる!
522516:2005/10/13(木) 01:08:14 ID:I6tVcP0D
>>520
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 イヴ!エロ!エロ!
 ⊂彡

GJ!
こんなすぐ返ってくるとは思わなかったんでビックリ
523Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/13(木) 13:21:58 ID:dDH2Quoo
『AM10:53』
「うー、いたたた」
 あの後、海の男を口で相手すること4発、さすがに口の疲労が隠せない。心なしか、タンパク質の過剰摂取で腹痛のような、お腹の重いような感じもあった。
(それにしてもぉ……)
 直接愛撫されたわけではないが、男の象徴を視覚、触覚、味覚で受け止めたのだ。胸の内がじんと熱くなってしまうのは仕方ないと言えば仕方がない。これは今日に限ったことではないが、本日はどうも心の温度が高い。
 イヴは路地裏に入り、壁にもたれかかりながらそっと胸に触れる。
「うぅん………」
 右手はその柔らかな胸に沿い、すでに固くなった突起を掻く。
「あぁ、あんっ」
 左手は服の上から、秘所のやや上あたりを強く押さえる。するときりきりとした電流がへその上あたりに帯電のような、放電のような感覚に襲われる。
 けれど、ここは路地裏とはいえ屋外。彼女が満足できるほど、この行為に耽るわけにはいかない。
「……たりなぁい」
 当然と言えば当然。イヴが次の行動に移るまで時間は要さなかった。
「うん、よしっ」
 昼前ということもあり、街中の混雑は第一次ピークを迎えようとしている。そんな人ごみを、イヴはじっくりと品定めをする。
「きーめたっ」
 どうやらお眼鏡に適う相手がいたらしい。イヴはさっさと人ごみを掻き分け、目標の相手の前に行き、止まる。
 中肉中背の、30歳前後の髭の似合う紳士(命名、髭紳士)。イヴはその髭紳士の手を取り、こっそりと言った。
「オジサマ、今お時間ありますか?」

『AM11:12』
 裏通りに入れば、いわゆる出会い茶屋のような宿を多くある。その中には宿屋の娘のイヴが認めた、お気に入りもいくつかある。
 ある宿の最安値の部屋には、髭紳士が落ち着かないような面持ちと態度でベッドに座っている。
「あらら、そわそわしちゃって」
 イヴはシャワーを浴びながら、ガラスの向こうの髭紳士を見つめる。目が合ったので、笑顔で手を振って応える。
 せいぜい「こんなとこ見られたらおしまい」程度のことを考えているのだろう。イヴの経験上、ああいった立場の人はそう考えることを知っている。
「おまたせ〜」
「ああ、うむ」
 イヴは体を軽く拭き、髪からぽたぽたとしずくが零れるのを気にせず、バスタオル一枚で髭紳士の横に座る。
 ぴったりと密着して座り、わざと胸元を開けるようにバスタオルを緩める。そして極め付けが、
「さ、どうぞ召し上がれ」
 バスタオルをぱさりと落とし、イヴは髭紳士に抱きついた。
524Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/13(木) 13:23:24 ID:dDH2Quoo
『AM11:43』
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
 部屋の中に響く女性の嬌声、ぬちゃぬちゃと水のぶつかり合う音。イヴはベッドのシーツを強く握りながら、何度も貫く肉棒をしっかりと咥えていた。
「はぁ、はぁっ、どうだ、ここはどうだっ」
 腰を強く何度も動かしながら、髭紳士はイヴの手に収まるような胸を掴む。それを円を描くようにこねあげ、顔を落として吸い付く。
 どうやら髭紳士は一度スイッチが入ると豹変するタイプの人間だったらしく、最初はじわじわとイヴが責めていたが、ある瞬間を境に立場が逆転した。
「あぁぁぁんっ! いいの、胸が気持ちいいのぉ!」
「そうかそうか、なら――」
 髭紳士は突然動きを止めた。イヴの惚けた頭はすぐに理解できなかった。
「オジ、サマぁ……どうしてやめちゃうの?」
「ちゃんとお願いしてみな、その可愛いお口でね」
 と、ニヤリと笑う。イヴの直感は働いた。こいつは性行為でなく、相手を支配することに快感を覚えるタイプっ!
「はぁ、はぁ……イヴのぉ、イヴのおまんこに、オジサマのおちんちんで突いてぇ……」
「よく言ったな。ほら!」
「あ、あああ!」
 先ほどより激しく、しかもへその舌あたりを押さえて、女性の感じやすい膣内の上部を肉棒に擦り合わせる。
「あああああ! や、や、こわれ、ちゃうぅぅぅぅ!」
「は、はぁ、イくぞ、顔に出すからな、避けるんじゃないぞ!」
「来て、たくさん来てぇぇぇぇっ!」
 きゅっと膣内が締まると共に髭紳士は肉棒を引っこ抜いて、イヴの顔まで持っていって己の欲望をぶちまけた。粘度のある黄色じみた精液がびゅるびゅると、イヴの鼻先から頬、口までを汚していく。
「ああ、あつい……あん、お口に……」
 口の中に進入した精液をこくりと飲み、放心状態で天井を見上げている。
「何をぼさっとしている。俯けになって、腰を上げろ。今度はバックだ」
「もう、元気なオジサマ♪」
 顔からしたたる精液をそのままに、イヴは言われた通りの体勢になり、秘所を指で広げて誘う。
 精液と愛液にまみれた肉棒は、ずぶずぶとイヴの中に沈んでいった。

 イヴのメモはこんな感じ。
『髭紳士:実はサド気の強い人。ちゃんと外に出してくれるあたり紳士〜』
525 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/13(木) 13:24:52 ID:dDH2Quoo
イヴ中篇(ぐらい)でした。エロシーンは体力がいるため、こんな感じのこまめな更新になりますが、気長に待っててください。
526名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 14:43:14 ID:ElH+W8eQ
小出しな感じが心地いい。
こっちとしても一度に読むよりもじっくり読めるしね。

そしてこの焦らされてる感が…w
527名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 20:36:53 ID:fqhlNkCa
GGGGGJ!
ルヴェルとの絡みもひとつ…
528Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/13(木) 22:01:55 ID:UyoTO5US
『PM1:06』
 イヴと髭紳士は3ラウンドを終え、ルームサービスで昼食を摂った後に休憩時間の2時間が経過した。宿を出て適当にプロフィールを交換し、二人は別れた。
「えっとー、次は……」
 すでに二人相手にしたイヴだがまだ暇はないらしい。小さなスケジュール帳をぱらぱらと向かう。
 この後の予定のページを見つけたのか、手が止まる。が、目線は別のほうへ行っていた。
 手帳とはまったく別、すぐ目の前の人間に向いていた。
「よ〜う」
「うわ、シバ……………さん」
 妙に目につく赤い服、金の逆立った髪。シバの便利屋店長のシバがいた。
「おい、なんだよその間は。さては俺のこと影で呼び捨てにしているな?」
「ま、まぁさか」
 図星というのはお約束。シャワーを浴びたばかりのイヴの背中は冷や汗で濡れていた。
「私、忙しいのでこれで……」
「ちょと待てやお嬢さん。どうせ男のとこ行くんだろ? ならその前に頼まれてくれねぇか?」
「………」
 おそらく断る権利はないのだろうで無言で頷くイヴ。
「シバ特製おたのしみセット、羞恥プレイ用試供品〜」(おなじみのリズム)
「て〜れて〜れてれれれ〜てって、じゃない。何よ、その『羞恥』って!」
「『拘束&SMプレイごっこセット』に続く第二弾だ。モニター頼む、礼は弾むからよ〜」
「外道にも程がある……」
「またまたぁ、興味ぐらいあるだろう?」
 ないと言えば嘘になる。イヴの常連には、羞恥プレイを楽しむような酔狂はいない(というのもさっさと股を開いてしまっているから)。
「鬼畜にも程がある……」
 と言いつつも、しっかりと受け取る。
「じゃ、そこらの公衆トイレでも着用してくれい」
「言われなくてもしますよーだ」
 あかんべーの一つを投げ、さっさとイヴはシバから逃げるように離れていった。

 イヴのメモは……シバの項目は罵詈雑言の嵐のため解読不能。とりあえずひどい扱い。


『PM1:24』
「とは言ったものの……」
 イシュワルド公園の綺麗めな公衆トイレを選び、個室に入ってさっそく開封してみたが……
 中身は、リモコンローターにお手軽亀甲縛りロープ、ローション&いぼいぼつき極小バイブ、そして、プレイあとの癒しのためかパインジュース一本。
「リモコンローターなんて一人じゃ意味ないし。ロープはこの服じゃさすがに目立つし……」
 ちらりとローションとバイブ。
「下着がべたべたになったら親にばれるっつーの」
 つまり一人では無理という結論。それもそのはず、羞恥プレイはされる側と見る側がいないと成立しない。シバにしてはめずらしいミスと考えてもいいだろう。
「シバには悪いけど、今回はパスということで」
 せっかくなのでパインジュースは頂いておこう。
529Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/13(木) 22:04:18 ID:UyoTO5US
『PM1:58』
 次の約束まで時間があるため、イヴはふらふらとウィンドウショッピングをしていた。もちろん眺めるだけでなく、自分を磨くための買い物や情報収集も兼ねている。あと、常連発掘もである。
 だが、イヴの体に小さな異変が感じられた。
「…………」
 気にしない。が、いずれ我慢できなくなる、という感じもあった。
「シバのやろぉうぅぅぅ」
 あのパインジュースだ。あれに何か――絶対媚薬だ――が混入されていて、それが効き始めている。というか、おそらく羞恥プレイセットはおとりで、目的はあのパインジュース一本だったのかもしれない。いや、そのはず。
 少しずつ、足取りが重くなっていく。息が荒くなっている。ぼうっと、腹を中心にじわじわ熱の波が走っている。
「う、ぁ……これきつすぎ」
 路地裏へ行こう、ここからは遠い。ならいっそここで、いやいや、さすがにそれはできない。思考がうまく作動していない。
 顔すら上げられない。気を緩めれば倒れそうになる。
 そして突然の衝撃。
「?」
 衝撃はおかしい。物理的な症状はないはず。
「おい、なにぶつかってんだよ!」
「ぁ、ごめんなさい……」
 どうやらぶつかったようだ。しかも、ゴロツキ。とことん運が悪い。
「はんっ、礼なら向こうで聞いてやるよ」
「わ、や、やだ!」
 手首を掴まれ、おそらく人のいないところに連れて行かれようとしているのだろう。ぼんやりとした頭でもそれぐらいわかった。
「た、助け――」
 不意に黙った。周りには憲兵はいない、そして他人は知らぬふり。騒いだところで助けてくれる人はいない。
「…………っ」
 助からないとわかればポジティブに考えよう。相手は誰でもいい、この体の熱をとってくれれば――
「何をしているのじゃ!」
 ゴロツキでない、もちろんイヴでもない、誰かの声。
「あ………」
 薄れ始めた意識と視界の中、かろうじてその声の主を確認することができた。
「ヴェルっちょ……だぁ」
530 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/13(木) 22:06:38 ID:UyoTO5US
>>527さんからの『ルヴェルとの絡みもひとつ…』を確認。次のお相手はルヴェルに決定。
さて、今のところはルヴェイヴは純愛路線と考えてるのですが、問題なしですかね?

皆様のレスが俺の活力で、どうもありがとうです。
531 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/13(木) 22:16:11 ID:UyoTO5US
×皆様のレスが俺の活力で、どうもありがとうです。
○皆様のレスが俺の活力です。どうもありがとうです。

ミスった……恥ずかしい。
532名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:19:50 ID:f8ddL/lr
そうさなあ、俺としてはヴェルイヴは純愛かな。
友人でもなく恋人でもない、が、この2人の間には何かしらあるはずだ、いやあってほしいっつー希望的観測で。

素直に試着&パインジュース飲んでいたバージョンも見てみたかったと思いつつ、今後の展開にワクテカワクテカ
533名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 15:50:38 ID:kvQpgD1T
イイヨイイヨー
534Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/18(火) 20:07:39 ID:VM1CDQnl
『PM2:41』
「あれれれ?」
「あら、目覚めたようね」
 見知らぬ天井――より早く、ティコの顔が飛び込んできた。
「うわ! お姉様だ!」
「私は恐竜か何かかしら? まったく、迷惑な子ね」
「………………ごめんなさい」
 朦朧としていた思考が回復していたようで、少しの間のあと、イヴは素直に頭を下げた。単純に考えれば、あの後ルヴェルが助けてくれて運んでもらったのだろう。そして、ここはティコの部屋かもしれない。
「ほんとにごめんなさい……」
「誤るぐらいなら、ほいほい人に付いて行かない」
「は、ははは、そうですよねぇ、あははは」
 厳密に言えば違うのだが、あえて口にしない。そんな二人の間に、ノックの音が乱入した。
 トントン。
『師匠、イヴは目を覚ましましたかのぉ?』
「あと30秒待ちなさい。でなければマジックミサイル回避の刑」
『了解ですじゃっ』
 扉越しの命令。姿は見えなくとも、身をすくめているルヴェルの姿が容易に想像できる。
「ふぅ。ルヴェルくん、さっきからあんな感じなのよ?」
「ええっ!?」
「すごく心配してるみたいよ」
「ヴェルっちょが……」
「本人から訊いてみればどうかしら?」
 30秒が経過したのか、ルヴェルがドアを開けた。
「おおイヴ。目が覚めたようだな」
「あ、ども……」
 イヴのリアクションにティコは噴出しそうになるが、ぐっと堪える。
「あ、そだ。そろそろお得意様が来るから店番変わってあげるわ」
「はて、そんな予定ありましたかのぉ?」
「黙りなさい鈍感キング。いいこと? 3時間ぐらいしたら戻るから」
 この後もルヴェルは何か言っていたが、ティコはさっさと出て行った。二人に対しての気遣いだろう。ルヴェルは気づいていないだろうけど。
「……まったく、師匠は」
「あは、はぁ。はぁ……」
「しかし……まるで知り合ったときのようだな。またゴロツキなんぞに絡まれおって」
「絡まれてない! ちょっとぶつかっただけだし……」
「似たようなものだろう」
 ここで無言。素直になれない女、その女に手を焼く男。二人にぴったりのポジションだ。
「イヴ……まだ、続けているのか?」
 ルヴェルの言葉に主語はない。が、それがイヴの日々の行動というのは、ルヴェルの言い方から明白だった。
「あ、うん……」
「イヴ。お主は、ちゃんとした恋愛をしたほうがいい」
「……」
「へその下だけの付き合いでなく、なんというか……こう、精神的な、アレじゃ」
「そんなベタなこと言わないで」と、普段のイヴなら言っているところだろう。けれど、イヴは黙ったままそれを聞き、じっくりと今までのことを振り返った。
 というのも、さすがに先ほどの一件はルヴェルに迷惑をかけてしまった(彼の師匠ならさも当然のように振舞うだろうけど)。そのことを無視するほど、イヴの人格は破壊していない。
「……もう遅いよ」
「まだ間に合う。まだ16歳じゃろう」
「無理だって」
「無理じゃない」
「ならどうするのさ? どうにかしてみてよ!」
 無言。二人は居たたまれなく、下を向いた。
「ヴェルっちょ……こっち来て」
535 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/18(火) 20:09:29 ID:VM1CDQnl
純愛って難しい……遅くなった割に、生ぬるい内容ですみません……
次回は、ちょっぴり萌え路線なえちぃシーンに突入ぐらいです。ややエロは控えめ? 予定です。
536名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 03:06:26 ID:ghl38NOP
いいんだ、いいんだよ、うん。
エロだけが全てじゃない…(エロパロだがw

やはりこういうシチュに萌える俺がいるわけで。
普段は性に対しておおっぴらなイヴ、しかし本気の恋愛となると…奥手?
まあやはりギャップというのは全てを引き立たせる最高のスパイスですな。
>>534後半のしおらしいイヴがツボに入りました。

更にワクテカしてまってまつ。
がむばれ◆0fY7xtBIQU
537名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 03:21:12 ID:r/enTtwk
いいなこの関係
ルヴェルもいつもと違って大人だな
538名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 08:21:38 ID:SSk7HiU/
 超  萌  え 


オレの下半身は 燃 え …ハアハア
539Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/20(木) 22:59:00 ID:GgGk3xcG
 イヴは体を起こしベッドに腰掛けた。脚の上で軽く手を握り、少し目を伏せがちにルヴェルを待つ。ルヴェルはというと、どうしたものかと考え――イヴの右隣に、握り拳二つ分ぐらいの間を空けて座った。
「もう少しこっちに来てよ」
 と言われて、一つ分詰める。それでもイヴは何か言いたそうにしているため、ルヴェルはそのままもう一つ詰めた。
 二人の間は完全に詰まり、超近距離。意識すれば、相手の体温が感じれるかもしれない。
「………」
「…………」
「手、出してくれんかのぉ?」
「……うん」
 イヴから差し出された手を、ルヴェルは両手で包み、まるで猫を撫でるかのように、イヴの手の甲をさする。
「あっ……」
「ん、どうした?」
「ううん、続けて」
 イヴの頬が赤くなっていることをルヴェルは気づいていない。ルヴェルはただ丹念に手を撫でている。
(うわー……どきどきする)
 心臓の鼓動が激しい。がらにもなく、男性と接して緊張しているようで、自分にもこんな一面が残っていることに、イヴは我ながら関心する。
 撫でていた手を離し、ルヴェルは左腕をイヴの背中に回した。
540Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/20(木) 23:00:27 ID:GgGk3xcG
「きゃっ!」
「す、すまんっ」
「う、ううん……いいよ」
 好きにして――という言葉を喉奥に留めておく。この言葉は何か違う。確信はないが、そんな感じがした。
 ルヴェルはイヴの肩に手を置き、しかしすぐに腰に移動させた。イヴの体はぴくりと反応するが、ルヴェルはそこを責めるわけでもなく、ただ手を添え、少し自分の方へ引き寄せる。
 この状態で二人は硬直した。無言で、俯いて、ただじっとしている。
 二人は相手の心理をわかるはずはないが、偶然――いや、当然のように、二人の感情は同じだった。友人の一線を超えようとしている、そんな状況で平静を保てる者はそうそういない。
「………」
「……」
「ヴェ……」
「うん?」
「ヴェル……」
 ルヴェルはようやく気がついた。隣の少女が、耳まで真っ赤にしていることを。
「ル、ルヴェ……ルヴェル……」
 イヴはルヴェルに体を向け、勢いよくルヴェルの胸の倒れかかった。ルヴェルは難なく受け止め、自然に手を回して抱きしめる。
「こ、こうしてていいかなぁ……」
「ああ、いいぞ」
 ルヴェルは、あだ名でなくて名前を、真っ赤になってまで言った彼女を非常に愛しく感じた。抱きしめながらも、彼女の頭も撫でた。綺麗でつやのある髪が指をくすぐらせる。
「な、なんか照れるね……」
「そうだな」
「……冷静じゃん」
「そうでもないぞ。まぁ……昔いろいろしてしまったからのぉ」
541Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/20(木) 23:01:54 ID:GgGk3xcG
 ルヴェルはあまり過去を語らない。誰かに聞いた話だと、故郷を追い出されるほどのやんちゃだったとか――まあ、イヴにはあまり関係はない。
「もう少し、こうしてて」
「ああ」
 それから二人は、抱き合ったまま話をした。実に他愛のない世間話。時に笑い、時にどちらかが呆れるような、平和なひと時。ただ普段と違うところは、二人の距離だけであった。
 そんな話はしばらく続き、ある時を境に二人は黙った。気恥ずかしさからでなく、単に話題が尽きたようだ。
「イヴ……」
 名前を呼ばれ、イヴは顔を上げた。すると、それは一瞬だった。ルヴェルの顔がすっと近づき、二人の唇が触れ、すぐに離れた。
「あっ……」
「もっとしたいのじゃが、良いだろうか……?」
「うん……いいよ」
 イヴは目を閉じ、顔を上げたまま固定させた。ルヴェルの行為を静かに受け止めようとする。
 彼女の顎を両手で支え、唇にそっと口付けをした。柔らかい感触。繰り返し繰り返し、優しいキスをして愛していく。
 イブからしてみれば、感触を覚えたいのか単に焦らしているだけなのかよくわからない。が、丁寧に接してくれることはわかった。
「あぅ……」
 何度キスをしただろうか。見当すらつかなくなったころ、イヴは薄く目を開け、舌先を滑らせるように出した。
 聞かずともルヴェルは理解し、唇を付けると共に己の舌を出し、絡めあう。
「ぅん、ん」
 力のこもっていない甘ったるい声。絡め、唾液が混ざり合っていくにつれどんどんと大きくなっていく。
 ルヴェルは舌を絡ませたままイヴの肩にそっと手を置き、ゆるりとイブの体をベッドへ倒していった。
542 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/20(木) 23:03:49 ID:GgGk3xcG
それにしても長編だなぁ……とはいえ純愛はそれなりにじらさないとと思いつつ。
このペースだと完結まで1〜2投稿ぐらいでしょうかね。ごゆるりとご期待ください。

543名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 07:51:22 ID:KfFcw18H
イヴーーーーーーー!!!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ\ア / \ ア / \ ア
544名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:27:35 ID:mAGs15+5
焦らされてる!?
俺たち、焦らされてるの!!?
もう◆0fY7xtBIQUなしでは生きていけない体になってしまったのね…orz
545雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/22(土) 01:42:11 ID:iCrk3zHU
>>105
◆ルヴェル×女クリック(性転換近親姦)ネタ思いついたんで、
今から書こうと思います。投下は一週間後になるかと...
546名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 19:43:30 ID:K29YS1VY
またネ申が…!?
つーかルヴェル人気ですね。
女クリックか…あの達者な口で女って、想像つかん…(;´Д`)

だからこそ楽しみだ。
雪もぐらたんがんばってくれ!

しかし、このパロスレに絵描きがいないのがさびしいかな?
もし降臨すればグランドスラムが起こるだろうに…。
今までのネ申達のSSの挿絵だとか漫画とかになったら、もうそれだけでご飯3杯は食えるっちゅーねん。
誰か!
547Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/23(日) 00:17:41 ID:Wm6KNRXC
「ぁ……」
 ぽすりとベッドの感触が背中から広がる。イヴは、ごく自然にルヴェルを見た。
 ルヴェルの手が胸に触れ、優しく形を変えられる。唇が唇から離れ、頬に、まぶたに、首筋へ移動する。
 今までの誰よりも丁寧に扱ってもらっている。ルヴェルの気遣いが、イヴの心を大きく刺激した。
「……イヴ?」
「あ――」
 イヴの目からぽろぽろと涙がこぼれていた。イヴはルヴェルを心配させないように黙っていたが……隠し通せるはずはない。
「ううん……ちょっと昂ぶっちゃって。続けて」
「じゃが……」
「なら暗くして。カーテン閉めるだけでいいからさ」
 おそらく心配はないだろう――ルヴェルはベッドから降り、カーテンを閉めにゆく。あと、ティコの部屋にひっそりと備えられている、ダイヤルで光の量を変えられる照明を抑える。
 イヴはその間に、ルヴェルの背中を見ながら服を脱ぎ始める。
「……イヴっ」
 部屋を暗くして振り返ると、そこには生まれたばかりの姿になったイヴがぼんやりと見えた。うつむき加減に、弱く腕を組むように胸を隠し、恥ずかしそうに――そこには、小さな少女がいた。
「えへへ……どう、かな?」
「綺麗じゃ……天使――とは少しおおげさじゃけどな」
「もうっ、一言多い!」
 ルヴェルはベッドに戻り、横になってイヴを抱きしめた。柔らかい肌を服を通してもよくわかる。ルヴェルはたまらなくなり、胸への愛撫を再開させる。
「あ、ぁあ……」
 激しさのない愛撫。それなのに、刺激は今まで味わったことのないような強さだった。精神、精神的に愛し合うとは、こんなことを言うのだろうか――
「あっ! あああ――」
 ルヴェルの指が秘所を沿う。が、指の感触はない。ぬるぬるとした液体――愛液が、指の感触を伝えていなかった。
548Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/23(日) 00:18:55 ID:Wm6KNRXC
「ひぁぁぁぁっ」
 ずるりと指が自分の身体に入り込む。
「痛くないか?」
「だいじょぶ……」
 性感が凄すぎるけど。イヴは小さく加えておく。
「ならもう一本入れるぞ」
「ぅ……はぁぁぁぁ」
 指の腹を内部の上辺りを擦る。気持ちいい。が、それ以上にそこからくちゅくちゅと水っぽい音が聞こえることが恥ずかしかった。
 ルヴェルは指を抜き、服を脱ぐ。そんなルヴェルをイヴは気づかれないように凝視する。ほっそりとしたイメージがあるのに意外と鍛えられているように見える。
「……どうした?」
「ううん。ちょっと惚れ直した」
「アホか」
 なんて会話を交わしながら、ルヴェルはイヴの脚を両手で広げてそこに身を置いた。
「……やぁ」
 イヴは自分の大切なところを隠したが、すぐにその包囲を解いた。恥ずかしがっている自分が、とても恥ずかしかった。
「いいよ、ごめんね……」
「いや、気にしておらん」
 ルヴェルは腰を引いたまま上半身を倒し、イヴを抱きしめ、キスをして――腰を沈めた。
「あああ、あつ、ぁあああぁっ!」
 ルヴェルの物が愛液をまとい、イヴの中にすっぽりと収まった。
「お、おお。イヴ……イヴ……」
 ルヴェルは熱烈にキスをする。イヴもそれを受け止め、背中に手を回して彼の体温を己の肌で感じ取る。
 イヴの両肩を持ち、身体を前後に動かし始める。
「……っ! んっ……ぁあ!」
 ぐらぐらと体、心が揺れる。気持ちよさが飛び越え、理解不能と思考が訴えている。絶頂とか、そんなものではなく、ただルヴェルを感じていたかった。
「いいっ……イヴっ……も、もう……」
「いいよ……中に、イヴにちょうだいっ」
「う、うう、イく、イき、そ、あああっ!」
 ルヴェルの息が止まり、動きが止まった瞬間。イヴの中がぶるりと震えるように温かいものが広がっていく。
「ルヴェルっ……」
 イヴはルヴェルの顔をそっと持ち上げ――
「好きっ」
 彼の唇にキスをした。
549Nine ◆0fY7xtBIQU :2005/10/23(日) 00:20:09 ID:Wm6KNRXC
『PM5:28』
「まだこうしているのか?」
「えへへ、いいじゃない」
 あのあと二人は軽い眠りにつき、先に目を覚ました。そしてルヴェルは叩き起こされ、こうして数十分ほど抱き合っていた。
「ねーね、私たちってどんな関係なんだろうね」
「どうじゃろうな」
「……ちぇー」
 二人はずっとこのやりとりを繰り返していた。イヴにしてみれば、おそらく恋人にでもなりたい(というか、もうなっていると信じているのかもしれない)と思っているのだろうけれど――
 ルヴェルにしてみれば将来豊かなこの少女、自分なんか束縛していいのだろうか、と考えていた。このことを言えば、彼女は怒って殴りかかってくるだろう。たぶん。
「あう……もうちょっとこうしてたかったけど、もうすぐ門限だ」
「そうか。残念じゃな」
「ねね、今日最後のキスでばいばいね」
「『今日最後』は何度目じゃろうな」
「いいの!」
 イヴは勢いよくキスをして、ベッドから降りて服を着始める。ルヴェルも追うように降りて着る。
「ん、じゃあな、イヴ」
「うん……ばいばい」
「なんつー顔をしているのじゃ。すぐ会えるじゃろう」
「うん、そだね……うん、わかった! それじゃ!」
 元気よく、イヴは部屋を飛び出して帰路へついた。
550 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/23(日) 00:26:06 ID:Wm6KNRXC
不覚にもイヴの「好きっ」ってセリフにときめいてしまったorz
というわけで、長かったイヴ話もこうして幕を閉じることができました。お付き合いありがとうございました。
さて、純愛を書いていた為か少し鬼畜成分を補充しようかと考え中。特にリクがなければ、次回はシオあたりで書けたらイイナっ

・・・たしかに絵師がいたらいいなー。公式でもなんでも、サラサのイラスト少ないし……
551名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 02:24:26 ID:OwEI/ULa
純愛分を補充させてもらいましたぜ!
イヴの好きって言葉、普段なら違和感バリバリだと思うんだがこういう流れだと自然だな。
というか俺もときめいてしまった。

「なんつー顔をしているのじゃ」
の、イヴの切な&寂しそうな顔を想像したらもーなんかねあああ穴という穴から変な汁が出てきそうだorz

ダメダ絵心のない俺はこれを具現化しようとしてもウンコにしかならん…

サラサか…やはりツンデレ要素たっぷり要員ですからな。
あのスーツっぽい正装が、他のキャラにない点で萌えるんですが俺だけでしょうか…
552名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 21:01:06 ID:GciiFOwe
>>550
最 高でした(;´Д`)
リクして良かった
ありがとう
553雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/23(日) 22:00:56 ID:GnTBMxKI
>>546
◆0tY7xtBIQUさんみたいに上手いSSは書けないです
クリックの口の上手さとかは考えてないんで、とりあえず笑い(ベタ)とブラコンは入れて書いてます。
554名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 01:00:25 ID:gmyDsT/G
ブラコンキタ━━━━ヽ('∀`)ノ━━━━!!!!

投下しているうちに上達していくものさ!
とか外野が言ってみるテスツ

愛さえあれば。
555 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/24(月) 12:18:27 ID:eejNWNx/
公式でサラサのイラストが増えてる(゚∀゚ ) >>550で言った数日後にイラスト追加とは……
556名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:05:32 ID:Qe8U8SDu
サラサの頭にあるのは…犬の耳か…?それにしてもキノコデカッ(;゚Д゚)
557名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:18:10 ID:KKSrXadM
キノコ…ハァハァ

>>555
流石小夏様でつね。
558 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/26(水) 18:14:21 ID:pBrtLk50
シオの履いているのはズボンなのだろうか……ニーソックスがまぶしいなぁ。
いまどろどろの陵辱書いているんですが、どの程度の陵辱なら許容範囲ですか? 個人的にア○スはおkでもスカ○○までいったらアウトかなぁと思うのですが……
……というかスカ○○とふたなりはちょと苦手。
559名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 20:20:09 ID:GmkVuYAJ
ア○ス……○
スカ○○…×
ふたなり…◎

σ(゚∀゚ オレの場合
560名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 21:27:43 ID:0O6Pk8do
スカはちょっと苦手だな
尿ぐらいならまだギリOKだが…
561 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/27(木) 01:21:24 ID:r6Ubn6dV
とりあえず

主演:シオ=ミサキ
ジャンル:脅迫、陵辱、鬼畜系
内容:
 ア○ス、ちょっとだけ。
 スカ○○、なし。
 途中で路線変更して純愛ルート、なんてこともなし。
補足:
 鬼畜レベル高し。

 が完成。でも雪もぐら氏の作品をワクワクテカテカと待ってます。
 残るヘルとソフィアで制覇か……この二人はハードルが高いなぁ。淫乱ソフィアとかソフィア攻めとかうけるのだろうか。
562雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/27(木) 06:40:32 ID:wdXXzDYc
>>561
あんまり期待されても困りますw
とりあえず現在Hシーン書いてる最中で、早くて明日の夜にはまとめて投下できると思います。

俺も予告してみる

登場人物
クリック、ルヴェル(メイン)
ヤヨイ、ティコ(チョイ役)
シバ、フィル、ヘルシンキ(名前のみw)
ジャンル 性転換近親相姦
補足 鬼畜なし(のつもり)
ナレーション激多orz
笑いも少しあり

初SSです…
563名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 11:53:08 ID:V7wgfVZF
投下待ちage
564雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 03:37:47 ID:Xo09oTOv
ネットカフェ経由から投下を試みたんだが公開プロキシというコトでなぜか投下できないorz...
串も使えん(泣)
後で図書館経由で必ず…
565雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 03:40:08 ID:Xo09oTOv
ちなみに今携帯よりカキコミしてます。
566名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 10:51:19 ID:+cXm1osG
>>564
気長に待ってるから。無理しないでね
567雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:19:12 ID:Xo09oTOv
大学のPCでもダメらしく、携帯から投下。
レス多くなりますがスマソorz
568クリックの憂鬱 1 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:22:39 ID:Xo09oTOv
 世界有数の大都市・海洋都市イシュワルド。大都市の割には比較的平和で

人々はいつもと変わらない日々を送っている。



 クリック魔導工房。イシュワルドの商店街に数多くある魔法堂の一つ。

主に魔法書や薬品を取り扱い、武器の強化も承っている。その店主である

クリック=アルスターは、弱冠15歳でありながら、「レミュオールの魔女」

として名高いティコにも認められた才能の持ち主である。しかし、

店主が若い故、街の人々からは子供扱いされている。店の売り上げも

それが仇となって伸び悩んでいる。
569クリックの憂鬱 2 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:31:07 ID:Xo09oTOv
「できたぁ……」
 気の抜けた声が店の中に響く。外はもう日の出の時刻なのか、少し明るい。
クリックは店に備え付けてあるソファーに倒れこむ。そばにあるテーブルには
ビンが置いてあり、なにやら桃色の液体が入っている。それをうれしそうに
何度も手に取る。
「ヤヨイちゃん、喜ぶやろな♪」

――三日前。

 事の始まりは、ヤヨイの一言だった。
「クリック君は、胸の大きい女の子って好きッスか?」
「へ!?」
 突然の質問に、クリックは戸惑った。
 ヤヨイはクリックと同じく、職を求めてイシュワ
570クリックの憂鬱 3 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:36:40 ID:Xo09oTOv
 ヤヨイはクリックと同じく、職を求めてイシュワルドにやってきた移民である。
同い年のクリックとは気が合うらしく、すぐに仲良くなった。
今では完全に恋人同士で、よくデートもする。
 彼女の問いの答えに困ったクリックは、あいまいに答えた。
「い、いや、嫌いではないですわ」
「やっぱりそうッスか……」
 ヤヨイはすこしうつむいた。
「しまった!」とクリックは思ったが、言ってしまってからではもう遅い。
彼女を傷つけてしまったかとあわてるクリックに、ヤヨイは顔を上げて、
「じゃあ、胸の大きくなる薬作れないッスか?」
571クリックの憂鬱 4 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:41:45 ID:Xo09oTOv
 彼女の予想外の二言目にクリックは思わず、二回目の「へ!?」を出す。
「で、でも、何でそんないきなり!?」
 なんとか落ち着こうとする。
「ティコさんが『男は胸が大きいのが好みなもんよ』って言ってたッス!!
だから私もティコさんみたく胸を大きくしたいッス!!」
 どうやらティコの言葉を真に受けたらしい。
「ヤ、ヤヨイちゃん、そない急ぐ事は――」
「ダメッスか?」
 潤んだ瞳が完璧にクリティカルヒットした。
572クリックの憂鬱 5 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:45:27 ID:Xo09oTOv
「うっ……」
 これでは断れない。だが、胸の大きくなったヤヨイを想像してみれば、
クリックにとっても悪くはない。クリックの出した答えは……
「ま、一応頑張ってみますわ」
 好きな子の頼みを断れず、クリックは快諾した。
「クリック君、ありがとうッス!」
 ヤヨイの天使の笑みに、クリックは舞い上がってもいい気分だった。

こうして三日後、クリック特製『エノワールの豊胸薬』が完成した。
573クリックの憂鬱 6 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:48:54 ID:Xo09oTOv
「ふあぁ……ねむ……」
 ここ三日クリックはろくに寝ていない。研究では周りが見えずに没頭する癖が
あるので、食事もろくに摂ってない。運動も嫌いなので体がダルい。
「効果は激強やから、一日一回スプーン一杯ってとこやな。あとでヤヨイちゃんに
言っておかんと」
 豊胸薬をテーブルに置くと、玄関の「CLOSE」の看板を確認し、倉庫から
ティコ特製安眠薬を取り出した。ティコの安眠薬はクリックには欠かせない。
 
574クリックの憂鬱 7 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:51:31 ID:Xo09oTOv
 ソファーにあお向けに転がり、徹夜明けの目を癒すためにタオルを冷やして目にかぶせる。
そのまま手探りでテーブルの上のビンを取り、中身を飲み干す。
「う〜ん……やっぱティコさんの安眠薬は最高ですわ〜」
 ビンをテーブルに置くと、クリックは眠りについた。
「あれ?体が……熱い……?」
 体の違和感を感じる。
「ま、三日も寝不足じゃ体も疲れるやろな。前にも何度かあったし……」
 クリックは気にしないで寝ることにした。

――どれくらい経っただろう……

 クリックが目覚めた。
575クリックの憂鬱 8 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:54:17 ID:Xo09oTOv
 窓の外の賑わい具合と西よりの日差しから、午後二時くらいだとわかる。
「よっこらせ……っと……?」
 ソファーから身を起こしたクリックは、自分の異変に気づいた。
(……胸が重い……!?)
 恐る恐る自分の胸を見て、クリックは驚愕した。
「何や……これ……」
 服の上からでも分かる程胸が膨らんでいる。それが自分の体の一部であることは
触覚からしてもクリック自身が一番分かる。
 服を脱いで確かめても、自分が巨乳になってしまった事を否定できなかった。
大きさは少なくても、80cm半ばはある。
576クリックの憂鬱 9 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 11:58:50 ID:Xo09oTOv
「あ…ま、まさか……」
 すかさず下の方も確認する。
「!!!」
 予想通り、自分のモノが消滅している。代わりに、ぷっくりした一対の恥丘が
自分の股間にあった。
「まさか……夢?」
 ほっぺをつねっても、痛みしか感じない。
(一体どうして……)
とりあえず寝る前を思い出してみる。
(豊胸薬をテーブルに置いて…カギ確認して…タオル目に当てて……安眠薬飲んで
……安眠……薬……?)
 不意にテーブルを見る。
 テーブルには同じようなビンが二つ。一方に中身がいっぱいに入っているが、
もう一方は空ビンだ。
577クリックの憂鬱 10 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:03:20 ID:Xo09oTOv
前者には淡い黄色の液体が入っている。
(これは安眠薬だ……)
 では空のビンに入っていたのは……

(――まさ……か……)
 クリックの不安は確信に変わった。
(……豊胸薬!!)
 どうやらあの時手探りで取ったのは豊胸薬らしい。クリックはがっくりと
膝をついた。生涯最大の失態である。
 クリックは、紛れもなく一人の女になってしまったのだ。
「どないしよ……」
 このままでは人前には出ることができない。かといってこのままこの姿でもいられない。
さしあたって彼がすることは、即刻この体をなんとか戻すことだ。
578クリックの憂鬱 11 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:05:56 ID:Xo09oTOv
 立ち上がってすぐ本棚の資料で調べた。本棚にあるのはほとんど魔法書の類で、
専門的な知識なしには読むことはできない。しかしクリックは膨大な魔法書の中の
一冊を探し出すと、難なくすらすらと読み始めた。
「……あった!!えーと……元に戻すから……ダリスの妙薬か。材料は……
ダリスの薬草……メロウガエル……ブ、ブラドラドの肝!?」
 何やら入手困難そうな品物が出てくる。
「無理や〜。買い物するわけにはいかんし……あとは……治療法!?」
 こうなったら品物が買えない以上、治療法とやらに賭けるしかない。
579クリックの憂鬱 12 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:08:58 ID:Xo09oTOv
「んー……刺激として他の男性の精液を……取り入れる!?うげっ
……男とヤらなあかんの!?」
 また難題である。しかし、他の方法はない。
(やるしかないですわ、もう……)
 心の中で半泣きになりながらも決心した。

問題は相手である。
(知らん男とはやりたくはないから……知り合いで誰か……)
 候補を思い浮かべてみた。
(シバさんは……却下)
 金のためなら手段を選ばぬ男、シバ。奴と関わると絶対にろくな目に
会わない。ネタにされる危険もある。
580クリックの憂鬱 13 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:11:58 ID:Xo09oTOv
(ヘルさんは……ダメだろうな)
 硬派なサムライ、ヘルシンキ。彼は秘密は守ってくれるだろうが、
ソフィア一筋だから、受け入れてくれないだろう。
(フィル君は……難しいかな)
 ウブな冒険者、フィル。彼は頼めばいけるかもしれない。しかし、彼は
シオに思いを寄せているので、ヘルシンキ同様難しいだろう。
(あとは……)

――コンコン

 ノックの音が響く。
びっくりして振り返る。ドアには鍵がかかり、『CLOSE』の看板も
ぶら下げているはずだ。他人だったら居留守を使うつもりだった。
そう、ヤヨイちゃんともう一人……
581クリックの憂鬱 14 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:13:56 ID:Xo09oTOv
 少しして、ノックの主が声を上げた。
「おーい、ワシじゃ、クリック……居らんのか?」
 聞き慣れた声。自分を呼ぶその声は――
「……兄さん!?」
 慌てて鍵を開け、訪問者を確認する。そこには、言葉遣いとは裏腹に
若い男が包みを持って立っていた。
 ルヴェル=アルスター。クリックの兄で、現在ティコのもとに弟子
(という名目の奴隷)として仕えている。弟思いで、何かと世話を
焼いてくれる。クリックの方も、そんなルヴェルに懐いている。
「三日間店を閉めてると聞いての、様子見ついでに差し入れを
持ってきたんじゃが……」
582クリックの憂鬱 15 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:17:10 ID:Xo09oTOv
 どうやら心配して来てくれたらしい。
「兄さん、いつもおおきに……」
 礼を言ってルヴェルを中に入れる。
「徹夜のし過ぎは体に毒じゃぞ。程々にしておけ……まあワシらも
人のことは言えんがな」
言葉に軽く苦笑いが入る。
「うん……」
「?」
 ルヴェルは気づいた。どうも弟の様子がおかしい。
いつもは気さくに話してくるのに……背中を向けたままこっちを見ない。
(何かを隠しておるのか……?)
 真顔で話してみる。
「クリック、悩みがあるなら話せ……相談なら聞いてやる」
583クリックの憂鬱 16 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:19:11 ID:Xo09oTOv
 二人は沈黙する。そして、

「ふぅ……兄さんにはかないませんわ」
 クリックの顔に笑顔が浮かぶ。それは隠し事のバレた子供の様な
ばつの悪そうな笑顔だった。
「ここじゃアレなんで、ちょっと来てくださいな」
「ん?」
 言われるままにルヴェルは奥の部屋へついていく。奥はクリックの
プライベートルームで、机と本棚とベッドがあるだけだ。
ルヴェルはベッドに腰掛けた。
「で……話とは何じゃ?」
「見てもらった方が早いですわ」
 そう言ってクリックはおもむろに服を脱ぎ始める。徐々に
色白な肌が露出する。
584クリックの憂鬱 17 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:21:39 ID:Xo09oTOv
「な、何を……ワシはそういう趣味は……」
 慌てふためくルヴェルだが、何かに気づいて言葉を失う。
「な……い…………!!?」
 クリックの一糸纏わぬ姿に、ルヴェルは驚愕した。
 目の前に立っているのは自分の弟であるはずだ。しかし、男として
決定的なモノがなく、代わりに90cmはあろうかという女物の胸があった。
「お、お主一体……」
 動揺しまくりのルヴェルに、女姿のクリックは抱きついた。
「兄さん……助けて……」
 クリックの頬に涙が伝う。ようやく落ち着きかけたルヴェルは
弟の肩に手を置く。
「……話してみろ」
585クリックの憂鬱 18 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:24:30 ID:Xo09oTOv
 クリックはこれまでのいきさつを話した。

「……で、かくかくしかじかってワケか……」
 ようやくルヴェルも状況を把握する。
「うん……」
「薬を間違えて飲むとは……全く、呆れたわい」
「……」
 返す言葉がない。クリックはうつむいたままだ。
「それで、どうするつもりじゃ?」
「……兄さんじゃ……ダメ?」
「はあ!?」
 思いがけない言葉にルヴェルは虚を衝かれた。
「な、何言うとる!?ワシらは兄弟――」
「兄さんしかいないんですわ。こんなこと頼めるのは……」
 クリックの言葉がルヴェルの言葉を遮る。
586クリックの憂鬱 19 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:28:07 ID:Xo09oTOv
「兄さん……いいよね……?」
 ルヴェルのズボンに手をかけ脱がしていく。当のルヴェルは
心の中で葛藤し、動けなかった。
(今ワシの目の前にいるのはワシの弟……こんな事は許されん。
……しかしクリックがワシに助けを求めているのも事実。
ここは拒むべきか……いや、どうすれば……)
 そうこう迷っているうちに、ルヴェルのズボンは下ろされ、
モノが露わとなる。クリックはそれを凝視する。
(兄さんの……大きい!!)
 ほんの数時間前まで自分の股間にあったモノとは
比べものにならなかった。しかもそれは、少しずつ膨張していく。
587クリックの憂鬱 20 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:30:15 ID:Xo09oTOv
ルヴェルは必死にそれを抑えようとする。
(くっ……弟に欲情などしてはならん!!しかし……)
 クリックは元々色白で女顔なため、見た目で女と間違われやすい。
身長も低く体を鍛える事もしないので、体つきも女性と遜色がない。
さらに今は巨乳と女性器のついている。つまり体は完全に
女性そのものと言い切れる。
 そう思うと膨張は止まらない。しかも抑えようとすると逆に
膨張は加速していく。
 とうとう限界まで膨れたルヴェルの肉棒は、はち切れそうだった。
(兄さんのコレ……スゴ……)
588クリックの憂鬱 21 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:33:06 ID:Xo09oTOv
 クリックにはソレが苦しそうにも見えた。右手でソレをつかむ。
そして思い切って口に含む。
「うぁっ……なにを……?」
 驚いたのはルヴェルだ。実の弟がフェラなど……
「んむっ……ふぁ……」
 クリックも、フェラについては前にそういう本で読んだだけで、
特に知識があったというわけでもない。ただ無意識に頭を動かした。
「っぷ……兄さん……まだイかへんの?」
「ワシにもプライドがあるからの。そう簡単には……」
 強がるが、本当は弟に射精するわけにはいかないという気持ちが
ルヴェルの中にあった。
589クリックの憂鬱 22 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:34:53 ID:Xo09oTOv
「むう……じゃあこれはどうや!?」
 むくれたうクリックは兄のモノを自分の胸で挟んだ。そして
先っぽをくわえて上下に動かす。
「くぁっ……やめ……」
 弾力のあるものでシゴかれ、ルヴェルは喘いだ。
「くっ……もう……ダメじゃ……イくっ……!!」

――次の瞬間
 ルヴェルは自分自身を思いきりクリックの口の中に
ぶちまけてしまった。
(ああ……ワシ……やってしもうた……)
 半泣きで軽い自己嫌悪になる。
 一方、クリックはというと……
(ふぁ……兄さんの精液、熱いよう……)
590クリックの憂鬱 23 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:37:35 ID:Xo09oTOv
 そう思いながらも飲み込んだ。精液を取り込まなければ
元には戻れないから。
(あれ……一回り胸が小さくなったかも……)
 効果があったのか、さっきよりは胸が小さく見える。
(……いける!!よし、今度は――)
 クリックは未だ自己嫌悪に陥っている兄をいきなり
ベッドに押し倒した。
「!?……今度は何を――むぐっ……」
 我に返ったルヴェルの眼前にクリックの顔が飛び込み、
口で口を塞がれる。
「ん、んむ……ぷはっ……何を……する……?」
「兄さん、もう少しで治りそうなんや……いいやろ?」
 必死で兄に懇願した。
591クリックの憂鬱 24 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:41:03 ID:Xo09oTOv
(…………フッ)
 しばらく考えた後、ルヴェルの口に笑みが浮かぶ。それは
世間体ということでさっきまで弟を受け入れていなかった
自分に対する嘲笑だった。
(ワシは今まで何を迷っていたんじゃ……
全ては我が弟を治すためではないか)
 ルヴェルから迷いが消える。そして、
「クリック、すまんかったな。兄さんは今まで踏ん切りが
つかんかった。今日はお主が満足するまでとことん
付き合ってやるわい」
 そう言って服を脱ぐ。ルヴェルの肉体は弟とは対照的に
がっちりしている。ティコに日々鍛えられている(?)からであろう。
592クリックの憂鬱 25 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:43:53 ID:Xo09oTOv
「兄さん……」
 クリックの表情がぱあっと明るくなる。
「今度はワシが攻めてやる」
「えっ……あっ」
 今度は逆にルヴェルがクリックをベッドに押し倒す。そして
胸を愛撫しはじめる。
「ん……んあ……」
「男のくせに師匠に負けず大きい胸しおって」
 突起物に口をつけ、舌の上で転がす。
「ひゃあっ!!……兄さ……ソコっ……」
「感じるのか?」
 意地悪そうに転がし続ける。
「あっ、あう……兄さ、あっ!……おっぱい……ばっかりぃ
吸わんといて……んんっ!!」
 ルヴェルが舌を動かすたび、クリックに快感が走る。
593クリックの憂鬱 26 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:45:34 ID:Xo09oTOv
「次はこっちをやってやる」
 足を開かせ、恥丘に指を這わす。
「ああっ、ん……感じるよぅ……」
 不意に恥丘の隙間に指を入れ、出し入れしてみる。
「指が、あっ……入って……るぅ」
 快感でうまくしゃべることができない。
「普通の女は三本まで入るそうじゃぞ。お主はまだ
一本ではないか」
「んん、ボクは別に、あっ、普通の……ん、男やっ」
 指の数を徐々に増やす。そして出し入れするたび、
クリックの声が響く。
「だいぶ濡れてきたの。ではさっきのお返しを
してやろう」
594クリックの憂鬱 27 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:47:34 ID:Xo09oTOv
「えっ?……ひああっ!!」
 指をやめたルヴェルは、いきなりクリックの恥丘に
吸い付いた。
「や、やめぇっ、そんなとこっ……」
 じゅるじゅると音を立てて吸う。クリックはただ
喘ぐしかできない。
 吸った後は舌を膣の筋に沿って這わす。
「ひっ、ひあっ、何か、いいよう……」
「ここが全ての女が感じる箇所じゃ」
 そう言って小さな突起をつまみ、いじり回す。
「ああ、うん、ひゃああっ、あっ……」
 クリックの喘ぎが一段と高くなる。
「そんなに敏感では体が持たんぞ」
595クリックの憂鬱 28 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:49:22 ID:Xo09oTOv
 舌の上下させるする速度が上がる。比例して、
クリックの喘ぎも速度を増す。
「あっ、あっ、ああああっ!」
 波が大きくなる。同時に、何かが押し寄せてくる。
「あああっ兄さんっ、ボク、もう……んああっ!!!」
 鋭い電流が体を伝う。一瞬意識が飛んだ。

「……イったか」
 ルヴェルが呟く。クリックはまだ絶頂の余韻の中にいる。
「はあ……はあ……」
「どうじゃ?気持ちよかったじゃろう」
「……ずるいわ」
「は?」
「兄さんばかり楽しんで……ずるいわ」
 クリックは不満を漏らす。
596クリックの憂鬱 29 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:51:21 ID:Xo09oTOv
「わかった……次はワシも一緒にイってやる。どうせお主には
元に戻るためにまだ精液が必要じゃろう」
 自分のモノをクリックの膣に当てる。中はかなり湿っている。
「あっ、なんか……怖いよ……」
「なに、最初だけじゃ。……安心せい」
 そう言ってモノをクリックの中へ沈めていく。
「んああっ!!兄さんのが……入ってくる!!」
「くっ……やはりきついか。……動くぞ」
 ゆっくりと腰を動かす。
「ひゃっ、あっ…ああっ・・・」
 ルヴェルのモノが出入りするたびに、内壁が擦れて
大きな快感を生む。
597クリックの憂鬱 30 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:53:33 ID:Xo09oTOv
「どうじゃ……?気持ち……いいじゃろ」
「くあぁっ!!……兄さんっ、何か……おかしくなりそうやあっ」
「初めての……快感じゃろ?……んっ」
 もはや二人は自分たちが兄弟ということを忘れ、一心不乱に
腰を動かし続けた。
「んっ、クリック、もう少し……速くするぞっ」
 動きはさらに速くなり、両者とも苦しい表情を浮かべる。
「ああんっ!!兄さん、い、イきそう……ああっ!!」
「ワシも、げ、限界じゃ……イくぞおおおっ!!」
 『びゅるっ』と音を立てて、ルヴェルの精液はクリックの
中へ流し込まれる。
598クリックの憂鬱 31 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:56:45 ID:Xo09oTOv
クリックもまた、大きな絶頂を迎えて
ベッドの上に倒れこむ。
「ハア……ハア……ハア……ハア……」
 ルヴェルは弟の顔を覗き込む。クリックはベッドの上で
肩で息をしながら半ば眠っている。そして、
(兄さん……ありがとな)
 声は聞こえないが、そう言っている……気がした。

「…………?」
 気がつくとクリックはベッドに寝かされていた。
服も着ていて、毛布も掛けられている。
「目覚めたか」
「……兄さん?」
 近くにある椅子にルヴェルが腰掛けている。
「もう体も戻っておるぞ」 そう言われて、クリックは確かめた。
599クリックの憂鬱 32 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 12:59:20 ID:Xo09oTOv
――戻っている!!
「兄さん……」
「もうこんなことは勘弁じゃぞ」
 何か言いたげだったが先に言われてしまった。
 クリックはベッドから降りてルヴェルに顔を近づけた。
「!?……何を……!?」
 またキスでもされるのかとたじろぐルヴェルに
「兄さん……おおきにっ♪」
 一言言って店のほうへ戻った。
(いつもの……クリックじゃ)
 ルヴェルは一安心した。

――ドンドン!!

 強い調子のノックが響く。
「は〜い、今開けますわ」
 ドアを開けたクリックは驚いた。
「こんばんはッス!!」
「ヤ、ヤヨイちゃん!?」
600クリックの憂鬱 33 ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 13:02:08 ID:Xo09oTOv
 びっくりしたものの、突然の来訪者を喜んで迎えた。
「これ、畑で採れた野菜で差し入れにきたッス」
「いつもおおきに、ヤヨイちゃん」
 奥の部屋からルヴェルも顔を出す。
「おお、ヤヨイちゃん……」
「ルヴェルは無視ッス!!」
 対照的にルヴェルには厳しくなる。
「シクシク……」
 いつもの構図である。

「じゃあワシは(居づらいから)帰るぞ」
「ほな、またな〜兄さん♪」
 クリックは大げさに手を振って兄を見送る。ヤヨイは
見ようともしないが。
 ルヴェルも軽く手を振り、後ろ手でドアを閉めた。
601雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 13:06:18 ID:Xo09oTOv
ここからはルヴェルとクリックそれぞれのエンディングがあります。
気持ちよく終わりたい人はクリックエンドまで。
笑いも欲しい人はルヴェルエンドも見てください……
「……さて」
 邪魔者がいなくなったところで、ヤヨイは話し始めた。
「クリック君、例の豊胸薬はできたッスか!?」
 ヤヨイの目が輝く。本当はクリックが(間違えて)
飲んでしまったのだが……
「あ〜あれな、危険なんでやめてもうたんや」
「えー、それでも飲みたいッスよ」 
 それでもヤヨイは食い下がる。
「ヤヨイちゃんの気持ちもわかるわ。でもな……」
 クリックはゆっくりとヤヨイを抱きしめる。
「!!?……ク、クリック君!?」
 突然の行動に動揺するヤヨイ。クリックは耳元で
ささやくように言う。
「ボクは……自然なヤヨイちゃんが一番なんや」
 顔に血が上って真っ赤になる。それはクリックも
同じであった。そしてゆっくりと腕を緩める。
「……ヤヨイちゃん?」
「……」
 固まって動かない。しばらくして我に返る。
「……あ、そろそろ 私帰るッス」
 未だ心の整理がつかないため、声も小さかった。
「あ〜じゃあ送るわ。もうこんな時間やから女の子の
一人歩きは危ないやろうし」
「……ありがとうッス」
 声は小さいが、ヤヨイは嬉しそうだった。
「手ぇ……つなごか?」
 クリックは右手を差し出す。
それを見たヤヨイは少し笑って、
「ふふっ、今日のクリック君はなんだか積極的ッス。
何かあったッスか?」
 そう言って左手を出してつなぐ。
「……秘密や♪」
 二人は歩きはじめた。外は真っ暗で、人はいない。
途中でも楽しそうに話をしながら、帰路につく。

――明日もイシュワルドの一日が始まる。
 ルヴェルはクリックに軽く手を振り、ドアを閉めた。
外は午後8時くらいだろう。すっかり暗い。
 ルヴェルの脳裏にある不安がよぎる。
「いかんな、早く戻らんと師匠に何されるか……
遅れた言い訳も考えんと――」
「それには及ばないわ」
 不意に後ろから女性の声がした。とっさに振り返ると
そこには……

       (;゚Д゚)!!!


 ルヴェルは凍りついた。
そこには絶対的神聖(理不尽)
にして絶世(最凶)の美女(魔女)、そしてルヴェルの師匠
(女王)であるティコ=オールリンが立っていた。おそらく、
ドアの陰にいたのだろう。
「し、師匠!!なぜここに……」
「あんまり帰りが遅いから迎えに(狩りに)来たのよ」
 彼女の周りにオーラが集う。ルヴェルは本能的にそれが
危険なものであると察知する。
「よりによって弟のところに『お泊まり』していたとはねぇ……」
 完全にバレている。
「し、し、師匠……これにはワケが──」
 必死で言い訳を試みるが、聞こえるはずもない。
「覚悟は……い い か し ら ?」

(((((((((((((;;゚Д゚)))))))))))))

「ギャオフッ……………………ガクッ」
 ルヴェルの断末魔が響くより速くティコのマッハパンチが
ルヴェルを仕留めた。
「みっともないわよ、こんなところで大声出すなんて……
後でたっぷりと搾り出してあげるから♪」
 そう言うとルヴェルをかついで帰る。
 その後、ティコ魔法堂からは朝にかけて、人間が出すとは
思えない奇声がこだましたらしい……
――合掌。

608クリックの憂鬱(あとがき) ◆cm43JlRZhA :2005/10/29(土) 13:28:15 ID:Xo09oTOv
初SSです。はい、未熟者です。
作品は予告後一週間で、学業片手間で書きました。
反省点も多いです。

@ナレーション長い
 特に前半にダラダラと…
Aクリックの大阪弁が微妙に変
 本当のところどうなんでしょうか。
Bエロが短い。
 作品が長いための錯覚でしょうか?
C一行AAの使用
 なんていうか…すいませんでしたorz
 もう使いません。多分……
D改行や表現のおかしいところあるかも……
 要するに、自分の未熟さですな(泣)
E最後に、携帯からのカキコミなんでさらにおかしくなってます。

正直、スマンカッタorz...
609名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 01:24:58 ID:XqOGGVCb
な、なんて大作だああああああ!!w
こんな大玉を投下されるとは思っていなかった…(失礼

女になったクリックかあ。
確かに女顔だね。
てか最初に本家で見た時は女キャラだと思ってたんですが…orz
あああキョヌー女クリックもええなあ萌えるなあ
↑SSでは結構従順そうなのが◎
更にツボでした。

一行AAは、エロパロ仕様ということでw
ルヴェルの表情をよくあらわしてると思うしね(;゚Д゚)!!!
610 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/30(日) 02:18:30 ID:06/9p5e+
す、すげぇ良かった・・・GJ!
巨乳で関西弁な女クリックいいなぁ。京都育ちの京都在住の俺から見てもドツボな関西弁だったよ〜。
薬品で転換物にちょっと目覚めたかも・・・たとえばティコが若返りの秘薬飲んでロリロリ化とか。
さて次は俺の鬼畜か・・・雪もぐら氏の後にドロドロの鬼畜を落としていいものだろうかorz
611雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/30(日) 08:32:42 ID:V+3r/MBt
やっぱ携帯から投下すると改行ミス目立ちますな(泣)
読みづらい方いたらすみませんorz
ちなみに鬼畜モノは書いてませんが一応考えてます。
モノワスレノカゼとか需要あるでしょうか?
>>610
そんな事はないと…むしろみんな鬼畜に飢えてるのでは?
(俺含む)
612名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 19:02:04 ID:XqOGGVCb
ロリロリティコハァハァ(;´Д`)
是非読んでみたいですな!
俺的にはど真ん中の直球ですよ。

>>611
モノワスレノカゼっつーと、あれですな、晴れ曇のドラゴン襲撃イベントのヤヨイタソの親友のグラでもあったよな。
あのキャラ結構好きっすよ。

そして鬼畜にも飢えている俺は…orz
613雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/10/30(日) 22:47:42 ID:V+3r/MBt
>>612
それって寄付版のイベントですか!?
パッチ入れてないからわからないんで(泣

あとミニデビル・ドラコ(ロリ?)とかラミア・ウロコサカナビトも
入れようかと…あと女形魔物で何かいますかね?
個人的にはウロコサカナビトが好き。でも下半身魚だからどうやって(ry
614 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/31(月) 16:27:08 ID:sIbyg16R
これから>>561で言ってたシオ陵辱を落とします。何度もいうように鬼畜度が高いので
そういうのに嫌悪感を抱く人はスルーでお願いします
615シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/31(月) 16:27:56 ID:sIbyg16R
 シオ=ミサキは街のアイドルと言っても過言ではない。それもひとえに写真集が出回ったおかげでもあるが、主なところは彼女の明るさだろう。
 若くして、しかも女性でギルドに通い、しかも魔物討伐だけを請け負う。そんな彼女に憧れる女性たちも多いという。
 元々はオークトラビス共和国出身で、移住船からやって来る際にフィルとも出会った。最近では二人の仲は、今までの親友という間柄から進展していると噂されている。
 さて今回は、シオとフィルが少し意識し始めたころのお話。

 蒸し暑く、汗が衣服に張り付く季節とはいえ、夜もふければ暗闇が押し寄せる。こんな時間になると、人の影もちらちらあるかないかぐらいである。
 シオは倉庫が立ち並ぶ、薄暗い港にいた。夜の冒険が嫌い(おそらく夜に出歩くことが嫌いなのだろう)な彼女がこんなところにいることを、不自然がる人間は周りにいなかった。
 今の彼女には、いつもの明るさはなかった。むしろ、いつもとは逆の、どこか負の感情があるように見えた。ただ、その顔に絶望はない。けれど諦めの色に染まっていた。
 多くの倉庫からたった一つの倉庫に寄り、ぎぎぎと軋む音を立てて扉を開ける。そこはたしかに暗闇だが、ぽつぽつと明かりが灯っている。
 無用心に空いているトビラ、灯るランプ――これは誰かがいる証拠である。
 シオはこそりと入り、また音を立てながら閉めて奥へ入っていく。倉庫内の、荷物が積み上げられた迷路を歩む。主に豆や米などといった食料品だと薄く感じる。
 さらに奥へ行くと、不自然に出来た曲がり角と、そこから妙に漏れる明かりがあった。シオは足を止め進むと――
「やあ、シオちゃん」
 最奥のエアポケットに、小麦粉だろうか、それが詰まった荷物に腰掛ける男が一人。ここだけランプが入念に置かれていて、男の顔がよく見えた。
「今夜も来てくれたんだね。嬉しいよ」
「………」
616シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/31(月) 16:28:57 ID:sIbyg16R
 男は嬉しそうにつぶやくが、シオは何も応えない。
「ほら見てごらん。キミの写真集だよ。今日発売だったからつい買っちゃったよ」
 手に持つ本をシオに見せる。あれは、先日何冊かにサインを書いた、たしかに最新刊だった。
「いやぁ、変な店主に言いくるめられてね。これと保存用と知人に譲る用と何かあったとき用、四冊も買っちゃったよ。もっといい写真、持っているのにね」
 ニタリ。そんな音が聞こえてきそうな笑み。フラッシュバックする、ある光景。
 シオは息を飲む。そして、覚悟を決めて行動した。
 服のボタンを一つ一つ外す。胸元のリボンを解き、脱いだ上着をするりと床に落とす。それを控えめな下着が見えるまで繰り返し、下着となったとき、かちりと金具と解いて床の服の上に置く。
 彼女の小ぶりな胸が、それを隠そうともせず下半身へ手が進む。動きやすいように切ったミニのズボンを、靴で汚さないように丁寧に脱ぐ。
「あっ……」
 白い下着をするりと脱いだとき、彼女は小さく鳴いた。そこは、わずかだが湿気を帯びていた。あえて男の顔は見ないが、いつもの笑みを浮かべているだろう。
 ものの数十秒で、シオは靴と指先が外気に出ている皮手袋、ニーソックスだけとなった。男はそんな彼女の姿をじろりじろりと見つめる。
「いつ見ても綺麗だねぇ。ま、写真でずぅっと見てるけどね」
 内心もこの感想通りだが、いささか不服だった。たしかに、目の前の彼女は恥ずかしいだろうが、日増しに屈辱の色が薄れていっている。
 さて、どうしたものか。
「おいで」
 男の言葉に何も答えない。だがシオはすぅっと男との距離を詰める。そして男のすぐそばで四つんばいとなり、指先をそっと秘所に沿わす。
「うん、んっ」
 指をそこで上下に動かす。静かな空間に、小さなぴちゃぴちゃと液体の擦れる音が響き、シオの頬が自然と染まっていく。
617シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/31(月) 16:29:47 ID:sIbyg16R
「あ、あつ、ぅう……」
 しばらくして、秘所の上部――豆粒のような突起をこりこりと掻く。空いた手も暇はなく、小ぶりの胸をこねる。
 男は何もしない。だがそれがシオにとって、恥ずかしさを増す行為であった。
 男のすぐ近くでオナニー。これは数多い命令の中の一つである。
「しっ……」
 シオの口は言葉を発さず、ぱくぱくと動く。ごくりと妙に溜まった唾液を飲み込み、再度言い直した。
「失礼しますっ……お、オチンチンを、しゃ、しゃぶらせていた、だきます……!」
 そして、これも命令の一つ。
 この二人は出会いはごく最近であった。ギルドの依頼の中の「盗賊退治」――よくある依頼を、シオは引き受けた。ただ、いつもの「盗賊退治」のわりにはランクと金額が高かったことを彼女は見落としていた。
 依頼書にあった場所に着いたとき、そこにはたった一人――それこそがこの男――がいた。盗賊と呼ばれる割には妙に礼儀正しい。シオの第一印象はそんな感じだった。
 そこで油断したわけではない。いや、わずかながら油断はあったのかもしれない。剣を抜いた瞬間、後頭部に強い衝撃が襲い、気がつけば男に見下ろされていた。
 次に発した言葉をシオは決して忘れない。
「盗賊だって魔法は使いますよ。あと、フィルムの現像も、ね」
 男はシオのことを女性とは見ていないだろう。あの後の処女喪失のとき、路地裏で、公衆トイレで、倉庫内で。彼はキスや言葉の一つもなしに、シオの唇や精神を犯し、穴として扱っている。
 シオは馴れた手つきでズボンを脱がし、彼の物を取り出す。すでにいきり立った物はシオの前でぴくぴくとその怒張を主張する。
 シオは胸をこねていた手を離し、その手の指で優しく彼の物を握りゆっくりと上下にしごく。何度かすると物の先端から透明な液体が出るころ、シオは舌でちろりと掬い取る。
 何度かしごいて、液体を舌で掬う。次に、男にも見えるように舌の腹でれろれろと亀頭の裏側を叩くように舐める。
618シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/31(月) 16:31:16 ID:sIbyg16R
 ち、ち、と指先が唾液を弾く小さな音が耳に入る。
「ちょっと痛いな。濡らしてよ」
 無言で頷き、口を大きく開けて物を含む。このときはしごく動作を留めて、とにかく奥まで突っ込み、溜まった唾液を舌で絡める。
「……! う、ぇ、えぇ……」
 えずいたところでようやく離す。自分の唾液で濡れた物を、またしごく。にちりにちりと独特な音は聞きたくなかった。
 このときまで、秘所をいじっている指はまだ動いている。手の平までねとねとになるころ、中指と薬指を穴に入れ、膣の上側を掻く。
「あ、ぁぁぁっ」
 愛撫しているのはあくまで自分。普段は剣を握る両手が、今は片方は自分を、片方は男を愛撫している。
 ――あ、だめ!
 シオは一物を食らいつくように口に突っ込んだ。ぼんやりとしごいていると、膣から放たれる快楽に負けてしまう。
 えずきを我慢して、口で一物をしごく。
「かわいいよ、シオちゃん」
 そんなシオは、ペットを可愛がるように頭を撫でる。彼女は髪はよい香りがする。それだけで男は興奮する。
 少し前まで純心無垢な冒険好きの少女が、今や処女を奪い、裸で、オナニーをしながらしゃぶってくれている。脅迫と調教の賜物だが、この好条件の中で、男はどうも乗る気がしなかった。やはりシオの屈辱感が薄いように感じる。
 これではせっかくのシチェーションが台無しだ。
「ねえシオちゃん……フィルくんのことを考えてみてよ」
「――!」
「噂だよぉ。あのシオちゃんに、てね。ほら、彼のことを考えてフェラとオナニーしなよぉ」
 シオは口内の物を抜き、いやいやと首を振る。うっすらと、悲しみの表情も見れる。
 ああ、これだ。この、今にも泣きそうな彼女をさらにどん底へ落としたい……!
「嫌だじゃねぇよ、さっさとフィルフィルって言いながらしろよ!」
 ――と、いけないいけない。男はシオの頭を撫でながら落ち着く。自分の悪い癖に叱り付ける。
「さあ、やってごらん」
「ん、あ……」
619 ◆0fY7xtBIQU :2005/10/31(月) 16:33:53 ID:sIbyg16R
一気に出すとまた過疎る可能性もあるので小出し小出しに。次回作のネタが何も出てこないせいですorz
620名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 23:14:42 ID:xRu6ykv7
ぐああ
やっと仕事から解放された…orz
仕事中はPC使ってても、流石にここ見れる状態じゃないんで。

しかし、疲れも吹き飛ぶようなSSが投下されている!!

陵辱ものってさあ、そのシチュエーションによってかなり左右されるんだよね、読みたいか読みたくないか。
主にその陵辱してるほうのキャラなんだけど、このキャラは俺にとってアリですね。

その状況に至った経緯とかも、まったく無理がないですわ、違和感もなし。
最後の方の「フィル君を考えながら〜」とか、あと口調が荒くなる癖だとか、上手いね!

続きが楽しみでしかたがない!が、明日からまた仕事が…

と、とにかく職人の皆様!がんばってください!!
621名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 01:57:33 ID:w062lBSd
シオたんが読めればそれだけでも幸せなんだ
622シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/03(木) 12:00:35 ID:7XhKMSRx
 この男と知り合ってまだ日は浅いが、今のように豹変することがたまにある。こうして落ち着いたように見えるが、命令通りにしないと手痛い仕置きがある――シオは学んでいた。
「フィ、ル、くん……フィルくん……」
 思いを寄せる少年を頭に浮かべながら、自慰行為と、男への奉仕を再開させる。こんなとき、たいてい思い描く人との良い思い出が頭を過ぎる。それがさらに罪悪感を募らせる。
「ごめんね……フィルくん……あ、ぁあ」
 どれだけ申し訳なく思っていても体は正直で、男の象徴を味わいながらのオナニーは彼女に強烈な快楽を与える。
 ――その表情いいねぇ。それが見たかったんだよぉ。
 シオの罪の意識と、悲しみと、屈辱と、怒り。ようやく男の征服欲が満たされた。
「さあシオちゃん。イってごらんよ」
 男の誘いにシオは物を口に含んだまま固定させて、両手で秘所を責め立てる。首が痛いが、今までの経験だとこうするほうが早くイけることを学んでいた。
 右手で豆粒を掻き、左手で膣内を掻く。
「ふ、ふぅ……!」
 ぴくぴくと痙攣し始める。シオの首筋が小刻みに動き始めると、絶頂までのカウントダウンが始まる。これは男だけしか知らない。
「ふぅ、ぅ、ふぅんぅぅぅ!」
 びく、びくっと、大きく震えてシオは止まった。絶頂を迎えてシオはうまく体を動かせないが、口から物をずるりと抜いて、愛液だらけの指で上下にしごく。
「いいよいいよ、シオちゃん。イったキミは本当に可愛い」
 まるでオーケストラを聴いたような酔い。けれど男の言葉はシオに響かない。
 彼女の心はがらんどうではない。フィルへの謝罪の言葉や、男への怒り、自分の境遇を呪ってもいない。
 ほしい。この、目の前でびくびくと、唾液と愛液でまみれた物を突っ込まれたい。本能が彼女を駆り立てていた。
「……くださいぃ」
 はあはあと、湿気の高い吐息が物をくすぐる。
「あなたのオチンチンをぉ、私の穴に突っ込んでくださぃぃっ」
 ここまで性欲に狂わされたことを悲しむよりも、その性欲を満たしたい。それだけが今のシオであった。
623シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/03(木) 12:01:32 ID:7XhKMSRx
「おやおや、淫乱な。他の人が聞いたら幻滅しますよ」
「ぃいいよぉ……私、淫乱な子、だもんぅぅ」
 男はこんなことを言いながらも、忠実に躾けることのできた彼女と自分の技量に酔っていた。
「なら、自分でまたがりなさい」
 男は大きく脚を開き、体勢をやや崩す。ちょうどシオが乗っかれるようなイスのようになる。シオは飛びつくように男の腰をまたいで、すとんと腰を下ろした。
「あ、ああああぁぁぁぁぁっ」
 すぶすぶと熱い棒が入り口を通過して膣へ侵入――いや、招かれる。竿が肉ひだを沿い、亀頭が肉の壁にぶつかる。衝撃と強すぎる快楽でバランスを崩し、シオは男に抱きついた。
「おや、熱烈だね」
「ご、ごめんなさぃ、動きますっ、動きますからぁ!」
 別に何か咎めるわけでもない。それなのに恐れられると男の気分は複雑だった。
 胸を上下に動かすようにすると、自然と腰が振られる。
「ああぁ、ぁぁぁあああ」
 ずちゃずちゃと激しい音、シオの大きな喘ぎ声が男の耳に奏でられる。シオの口からだらりと流れる唾液は、まるで貪欲な獣のように見えた。
 いや、彼女は獣だろうか。目は焦点がないように、どんよりと濁り、たらたらと唾液が口の端から伝う。
「シオちゃぁん、いいよ、すごく、いいっ……」
 男は忙しなく手を動かす。背中に回っていた手が落ちていき、シオの小ぶりな尻を力強く揉む。シオはその痛みを性感に変換させ、さらに昇りつめていく。
「そろそろ……ここも躾けないとねぇ……!」
「ひぃい!」
 男は指に愛液を掬い、それをシオのアヌスにずぼりと入る。じりぃとシオの脳に痛覚が響き、同時に不可侵領域に踏み入れられた、拒絶感がシオの理性を呼び戻す。
624シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/03(木) 12:03:06 ID:7XhKMSRx
「や、や、そこは、ちがぅ!」
「違うことないよぉ、もう何度か会うころにはぁ、こっちでもシオちゃんはぁ、喘ぐんだよぉぉ」
「や、やだぁ、やだぁ! ――あああああああ!」
 ぎり。男の歯は、目前のシオの乳首を締めていた。
「お前に拒否権があるとでも思うのかぁ!? シオぉ!」
「がっ、かぁっあっ」
 第二関節までの指がアヌスに埋まる。そのまま指を暴れまわし、愛撫――いや、痛めつける。
 耐えがたい苦痛に動きを止めてしまうシオだが――
「止まるんじゃねぇよぉ、今すぐにでもケツの穴に突っ込まれてぇのか!?」
「ひぃっ! はいぃ、もうじわけぇございまぜんんん!」
 背中に回していた腕を首に回し、シオはただただ上下に動いた。だが、いくら動いても抜けない指。いや、動いてさえいれば仕置きはない、はず。
「あん、はげ、じ、はぁぁぁぁっ。ん、んぅ! が、あっ、あ!」
 シオの肩がびくびくと大きく震え始める。二度目の絶頂を迎えようとしてながら、腰を動かし続ける。視界は白と黒の光景を繰り返していた。
 すでにまともな思考と視覚をしていなかった。
「いいよぉ、シオぉ、シオぉぉぉぉぉ! お前はぁ、俺のなんだぁ!?」
 男はシオの髪を掴み、無理やり目を合わせて問う。
「わたしわぁ、あなだのぢゅうじづなあああああ!」
 言葉の途中でシオは二度目の絶頂を迎えた。が、おそらく無意識だろうか、腰の動きは多少衰えたものの動いている。
「まったく、いやらしいヤツだ。イくと共に締め付けやがっ、ううっ」
 男の限界もすぐ近くに来ていた。
「はぁあ、イきそ、うう、ああ、ああっ、あああっ!」
 ず、ず、ずっ。男はがっちりとシオの腰を抱き、暴れ回る精液をすべて膣内に叩きつけた。
625シオの写真 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/03(木) 12:04:11 ID:7XhKMSRx
「あ、はぁ、はぁんっ」
 シオは腹部で広がる熱さを受けて本来の感覚を取り戻し、汗ばんでいる肌を預けるように男にもたれかかる。
 男の理性は戻っているようだった。アヌスから指は抜かれていて、もう片方の手でシオの頭が撫でられている。
「ほら、シオちゃん。このあとはどうするの?」
 ぐちゅりと力の抜けた棒を引き抜き、シオを見る。
「あ、はいぃ……オチンチンを使わせて頂きありがとうございます、シオの口で綺麗に、させて頂きます」
 シオは先ほどのように四つんばいになり、様々な粘液を帯びた一物を口に含み、舐め回す。
「今度拡張器持ってきてあげるよ。受け取ってくれるだろう?」
「はぃ、ありがとう、ございます……」
 シオは震える声を押さえつけて――隠れて涙していた。
(フィルくん、フィルくんっ……! ごめんね、私……私……!)
 少しずつ力を戻しつつある棒を、丹念に、口で上下に動かし始める。
(愛しいの……この男、こいつのコレが……嫌なのに……いやぁ……!)
 口の中の物が再び怒張を戻すころ、シオの秘所からは男の精液と、新たに分泌された愛液が床でしたたり落ちていた。
626 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/03(木) 12:09:24 ID:7XhKMSRx
はいー、そんなわけでシオ陵辱でした。いやぁ、なんというかシオは俺の中でこういう役がしっくりくる。
次回作は未定。これといったネタも出てこないのでピンチピンチ。ヘルはともかくソフィアは公式設定がないからどうもピンと来ない・・・
何か需要とかありますか? 可能な限り期待にそえるようなものを書こうと思います。
627雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/03(木) 13:23:23 ID:Bv6IbuKz
>>626
GJ!!すご過ぎ…
現在俺も魔物の鬼畜モノ書いてますが自信無ぇorz...

挫折の可能性出てきたのでネタ変えるかも…
628名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 18:51:39 ID:Qy97RjSa
なんちゅう事だ!!
ここはこんなにも廃レベルなSSが集まるスレだったのか…
俺は結構小説読む方なんですが、好きな作家でも言い回しが気になったり場面展開のさせ方に物足りなさを感じたりする事が1箇所はあります。
しかし今回の「シオの写真」はそういう所が見当たりませんでした。
いやー、「もっと先へもっと先へ」と読むのを急いでしまうのは、良作の法則ですねえ。

書籍化ケテーイ!

とか、エロパロSS集…orz

>>627
いやいや、自信を持ってええええええ!
ゆっくりでいいですよ。
(,,゚Д゚) ガンガレ!
629名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 18:55:31 ID:U30bT+hk
このスレは◆0fY7xtBIQU氏と雪もぐら氏の他には何人見てるのかな…
630名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 19:09:20 ID:MhJsUOLp
>>629
ノシ
631名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 19:28:33 ID:qq4oKf2t
632628:2005/11/04(金) 22:36:56 ID:xafk8oW0
( ゚д゚)ノ 
633629:2005/11/04(金) 23:18:20 ID:U30bT+hk
乙ですノシ
sage進行でも結構いますね。
634628:2005/11/04(金) 23:25:12 ID:xafk8oW0
>>629
でもまあ、もう少し賑わってもいいかなあとは思いますけどね(;´Д`)
折角読み応えのあるSSあるんですし…。
635名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 23:26:38 ID:n/Bkrus5
 ノ
ω
636名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 01:28:22 ID:dqurEPgu


>635 ワロスw
637名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 06:22:21 ID:xabgqyB9
ノシ
638お品書き ◆0fY7xtBIQU :2005/11/05(土) 18:59:02 ID:p/ymzXrW
次回作の構想をちょこっと。

カプ:シオイヴorティコサラ
内容:レズ(ふた○りは微妙なところ)
補足:前者は鬼畜寄り。後者は甘甘。な予定

後者の姉様コンビはよだれだらだら物ですが、この二人面識なさそう。
前者は今やなつかし遊○王のマリク編を読んでいて思いつきました。

レズ(もしかしたらふた○りも)は初挑戦なので投下は遅いかもしれませんが、ゆるりとお待ちください。
639名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 19:01:33 ID:/9ihnBsD
シオイヴ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
640名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 19:41:28 ID:Ju/JyH4U
>>638
イヴ攻めで
641 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/05(土) 20:12:33 ID:p/ymzXrW
あいやぁ、イヴシオだとシオは前回で鬼畜受け、イヴは前々回のヤリ娘でやっちゃいましたし・・・今回はシオイヴで勘弁。
・・・というのも、イヴシオだと誰かしら書いてくれそうだし、ここは他力本願にと。
642雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/05(土) 22:08:14 ID:fkjwViAO
少し見ないうちにレス増えてる(驚
>>641
イヴシオというかフィルも合わせての3Pならあります
っていうか書かせてください!!魔物鬼畜モノが諸事情により
うPできなくなったお詫びに…
643名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 10:18:47 ID:VV5dxGXA
シオが攻めか。
新たな試みですね。
シオが攻めるっつーのだけでも、なんか、萌えてk(略

俺としてもやっぱりシオは受けのイメージが定着してしまっているので、シオ×イヴでどうイメージが変わるか、楽しみなところですね。

あのシオが…ハァハァ(ダメ人間

イヴ×シオ×フィルの3Pキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
魔物鬼畜と聞くと勝手に触手イメージしている俺ガイル。
うpできなくなったのは残念…まあ、そちらはまたの機会にw
ぜひとも触手で(マテ
644名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 16:14:03 ID:tDqVN7tQ
もうこのスレから目が離せませんハアハア
いずれも楽しみにしてますハアハア
645名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 18:17:50 ID:CUhxGp7V
シオタソに責められたい人 ・ω・)ノ
646名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 19:38:47 ID:cUg7Cn6W
>>645
(*゚∀゚)ノシ
イヴでもいいがシオならもっと…ハアハア
思わずシオに攻められるフィルを妄想
647 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/08(火) 13:28:45 ID:En1zqz7F
>>645

頬を赤くして「これでいい?」とか「気持ちいい……かな?」と何度も尋ねられたりしそう。とてもはあはあ
648名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 14:35:41 ID:v23lWTZA
(;´Д`)既にハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ\ア / \ ア / \ ア
649雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/08(火) 15:33:58 ID:1k2lz7As
>>646
今まさにシオ攻めでシオ×フィル構想やってますよ。
書いてるのはまだプロローグ辺りですが…orz
少し面白い試み思いついたんで、すんごく長くなりそ…
まあ気長〜に待っててって事で

ついでに
>>645
650名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 21:07:06 ID:U89SzWqc
>>649
その面白い試みに3000ペカソ
651雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/08(火) 22:02:42 ID:1k2lz7As
言い忘れてましたが皆さんは次のうち嫌いなジャンルありますか?

1、逆レイプ
2、ショタ
3、まったり(?)和姦
4、3P
5、普通レイプ

次のイヴ×シオ×フィル3Pを含むSSに全て入れようかと画策中…
652名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 00:08:27 ID:BtAiLfpP
ふたなりやアナル以外だったらいける
653名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 01:13:19 ID:QoA58bKj
>>651
どれもいけますな。
安心して製作されたし。
654名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 01:21:55 ID:NzRjLuNu
どれも主菜ですな。前菜が無い。
655名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 01:26:40 ID:QoA58bKj
むしろ喪前にとっての前菜が知りたいわけで。
656名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 21:23:18 ID:fHuxuNlX
漏れはこんな感じw

前菜:一人H
副菜:ふたなり、レズ
デザート:激甘なH

グロ・スカ・アナル・放尿は×。その他はほとんど主菜
657名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 21:53:24 ID:QoA58bKj
>>656
おお、フルコースだw
俺は↑のどれでもご飯3杯はいけます。

…人間として終わってますかそうですか。
逝ってきます…orz
658 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/10(木) 00:49:56 ID:cqTElgDr
主演:シオ、イヴ
ジャンル:やや精神操作(?)、やや媚薬効果(?)、レズ
内容:
 シオが攻め。後半にちょこっとだけイヴ攻めの描写あり。
 やや新しいことに挑戦。
補足:
 なにせレズ初体験なので、習作と思ってほしい……
 甘甘でとろとろ。正直シオ攻めは難しかった……

推敲が終わり次第、二回ぐらいに分けて投下いたします。
659名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 01:24:01 ID:oD8mtMT8
遂にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
どんどんと新たな土地を開拓していって欲しい!!
シオ×イヴが甘甘でとろとろなのがミソでつね!
想像しただけでひでぶ!

投下の瞬間を待つ
660名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 01:57:54 ID:Oy299FGK
>シオが攻め。後半にちょこっとだけイヴ攻めの描写あり。
>甘甘でとろとろ。

ハァ━━━━━━*´д`*━━━━━━ン!!!!
661雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/10(木) 04:35:09 ID:dKgo4jFk
速っ(;゚Д゜)!!
速筆ですね(驚
自身の筆(キー)の遅さを小一時間(ry
とにかく投下待ってます
662リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/10(木) 14:14:34 ID:7pIPctPz
 シオは魔物討伐のためある地へ訪れていた。何の変哲のない街道沿いの小さな村に、ぽつんと立っている魔物が一体。そしてそれに怯える村人が十数人。
「うーん、たしかに奇妙」
 やや離れた場所で腕を組んで考える。こうして様子を見ること約1時間ほど。風が青い髪をさらさらと撫で抜ける。
 今回の内容は『奇妙な魔物退治』。報酬も妥当なところで危険も感じなかった。受付嬢にも「まあ、あなたなら大丈夫でしょう」なんて言われたほどである。
 けれど――本当に大丈夫なのだろうか。そんな不安が魔物と対峙したときに湧き上がった。
 全長は2メートルぐらいだろうか。ずいぶん痩せこけているが、胸部のふくらみから辛うじて女性(という表現も妙な感じ)であるとわかる。折れてしまいそうな細い腕には、壊れかけた洋人形が抱かれている。
 はじめて見る魔物である。このような事態には、たいていは国家の兵あたりが数人来てもいいところであるが、幸か不幸か――この魔物はぼんやりと立っているだけで、何も行動をしないのだ。
 勇気ある周辺の住人が遠くから石を投げても、行商人が近づいて見ても、動かない。まるでサーカスのパントマイムのようにも見える。
 魔物はいるが被害はない。このため、国家を素通りしてギルドへ降りてきたのだ。
「どうして指名手配モンスターになってないかなぁ」
 内容通り奇妙で、動かない。愚痴ったところで、動かない。さっきから周囲をぐるぐる回っているが、動かない。
「でも仕事だし……うー、ちょっと怖いけど」
 おそらく、これ以上様子見をしても変化はないだろう。だとしたら実力行使。するりと背中の剣を抜く。
663リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/10(木) 14:15:25 ID:7pIPctPz
 いっそ暴れまわってくれたほうがやりやすい。などと、やや不謹慎気味なことも考える。剣を構えて、じりじりと地面を擦りながら距離を詰める。剣先と魔物との間が数歩と迫ったところで――
 それは起こった。
『アッ……』
 魔物が鳴いた。シオはざりっと地面を蹴り、離れる。
『アッ、アッ……』
 かくかく。がくがく。がたがた。魔物の震えが次第に大きくなっていく。
『アアアアアアアアアアアアアアア!』
 ざざざざ。木々や草草が揺れてしまいそうな鳴き声。そして―― 魔物は頭上から塵となっていった。
「なに……何なの?」
 目の前で消失した魔物。初めてだらけの体験で、シオはやや混乱気味に剣を収める。
「まあいいか。ラッキラッキ」
 わざわざ手を下すこともなく依頼を成功させた。とりあえず日ごろの行いが良かったのだろうと納得させた。
 ――このとき、彼女にそれなりの魔力があれば、魔物の異変後のことを見ることができただろう。
 魔物が塵となる際、腕の中の洋人形からぽわりと薄い黄緑色の火の玉のような物が飛び出し、ふわりとシオの中に入っていったことを。

 足取りが重い。帰路をとぼとぼと歩いているシオは、イシュワルドに入ってからずっと感じていた。どこかに座って休みたいところだが、もうすぐ陽が落ちる。夜になる前には帰らないと野宿するハメになる。
 地面が赤く染め上げるころ、ようやく海猫亭が見えた。手伝いだろうか、イヴが水撒きをしている。
「おー、おかえりシオー」
 一時期の関係から思えば、今はずいぶんと丸くなったものだ。……まあイヴが一方的にライバル視していた、と言えばそこまでだが。
「あ、ただいま……」
「うん? 元気ない?」
「ちょっと、疲れちゃって」
 シオは言葉少なげに海猫亭へ入る。
 作り置いていた物を食べ、手早く入浴し、ベッドに横になる。この間わずか一時間未満。疲れているのによくまあこれほど機敏に動けるものだと感心する。
 ぽうっと黄緑色が光ったような気がした。それと共に睡魔が圧し掛かる。
 ああ、疲れているんだな。シオはベッドと眠気に身を委ねた。
664リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/10(木) 14:16:09 ID:7pIPctPz
『ん、んんー……』
 上下左右前後、どこを見ても黄緑の世界。立っているのか、寝転がっているのか、止まっているのか、動いているのか。それもわからない。
 腕を回して体をほぐしていると、自然に起き上がった――ように感じた。少なくとも、足を動かして歩いているのだから、立っているのだろう。
 シオは「ああ、今私は夢の中にいるんだな」と自覚できた。
『変な夢……自覚しているのに現実みたい』
 これは率直な感想。
『こんにちわ』
 背後から声が聞こえた。振り向くと、そこには小さな少女の姿。ひらひらとした生地の、赤色の服を着た少女。
『あ、こんにちわ』
 シオも返す。時間の概念も感じないため、たぶん「こんにちわ」で良いのだろう。
『どうしたの? こんな……というか、たぶん私の夢の中で』
『これ、あげようと思って』
 少女が突き出したのは、水色のビーダマのようなもの。飴玉なんだろうなと、根拠のない自信があった。
『くれるの? うわー、ありがとー』
 飴玉を口に入れた瞬間、黄緑の世界から開放された。

 とっぷりと暗闇に落ちた時刻。たいていの人なら寝ているこのとき、海猫亭の一室で変化が現れた。
 この部屋の住人、シオは目を覚ました。
 空腹すぎて目を覚ましたことも何度かある。身体の要求を満たして横になればすぐにまた眠れる。
 しかし、今回は今までに経験したことがない、特殊な状況だった。
「ん……」
 熱い。たしかに季節柄そう感じることもあるだろうが、気温ではなく体温が高い。
 これはおそらく、経験上だと――欲情。
「うずうず……するぅ」
 ぱたりとうつ伏せになり、両手で恥骨辺りを押さえる。まだ移民する前、シオがそちら系の雑誌で学んだ自慰の方法だが、シオ自身はあまりそういったことに興味がなく、週に一度すれば多いぐらいだった。
「ん、んっ」
 体が熱い、頬が熱い、息が荒い。指に力が入り、痛いぐらいぐいぐいと押す。
「う、あ、あ、あ、ぁ、ぁ、ぁ」
 おそらく自分は感じやすいのだろう。しばらくするとぴくんと体が震えるような感じがして、火照りが消える。
 だが、それはいつもの話。
「うそ、まだ、足りない……」
 目を閉じ、まるでこんな自分から目を背けるようにして、再開する。
「あー、あ、あっ、ああっ!」
 シオは数度絶頂を迎えた。こんなことは初めてで、まだ満足しないことも初めてだった。
「どう、しよ……」
 ぼうっとする思考が、正常に機能してくれない。よろよろと立ち上がり、部屋から出て行った。
665 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/10(木) 14:17:56 ID:7pIPctPz
今やなつかし遊○王にてダークネクロフィアっつーモンスターがモデルだったりします。
憑依して操る、というのはなんともおいしい設定。
とりあえず推敲できているぶんをうp。シオイヴ絡みシーンは丹念に整えてからうpいたします。
666名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 16:49:25 ID:96ovYO7T
あさって(土曜)
朝7時半に遊○王の再放送で丁度その話放送するはず。
667名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 22:44:05 ID:Yhrr18WY
第一弾が投下されてるううううう!!
あああ前菜が…シオタソのオヌニー(*´д`*)ハァハァ

絶頂を迎えるシオタソが可愛すぎるよ!!
ここにイヴタソが加わってしまったらどうなってしまうんだ漏れ…(;´Д`)
668リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:50:15 ID:gfLBVRcL
 少し場所が変わり、ここはイヴの部屋。嫌味にならない程度にカラフルな色合いで、ところどころにぬいぐるみが置かれている。いたってフツーのオンナノコという表現がしっくりくるだろうか。
 両親が厳しいため就寝時間も決められたりしているが、イヴは静かに雑誌に目を落としていた。
 寝癖がつかないようにきっちりと乾かし、櫛でとき、なかなかめずらしいストレートという髪型。誰からか頂いたクマのパジャマ。すぐそばにはお菓子が数個と雑誌が数冊。
「小悪魔系ブーム再来……また私の時代到来ね」
 スティック状のジャンクフードをがりがりとかじり、世間の主流を確認。流行を追うわけでないが、なるべく合わせるのが良い、これはイヴの信念。
 と、そのとき。
 ドンドン。
 ひっぱたいたようなノックの音。乱暴な音がイヴの聖域に乗り込んだ瞬間だった。
「あーい……て、誰?」
 小声でひっそりと問う。両親はとうに眠っている。こんな夜中の来客は初めてだ。
『……私』
(シオ?)
 まあ安全だろうと思いドアを開くと、もちろんそこには見慣れたシオの姿。
 考えてみれば、パジャマ同士の対面は初めてだろうか。
「こんな時間にどうしたの?」
「ちょっと、おしゃべりしたくなって」
 こんなキャラだったろうか。イヴは疑問に感じながらも、さっきまで寝転がっていたベッドに座らせ、間を空けてイブも座る。
「ガガリコは食べていいけど、プリンはダメだかんね」
「うん」
 どうもキャラが違うような気がした。どことなく物静かな、いつもの騒がしさのない彼女。
 夕方の様子から見るに、疲れているはずなのだが……
669リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:52:03 ID:gfLBVRcL
「恋愛相談は乗らないからね。私そういうの嫌いだし」
 もちろん嘘。本当は噂やゴシック、都市伝説が好きなのだが、シオの恋愛相談は確実にあの少年が絡んでくる。わざわざ心のかさぶたを捲るようなことはしない。
「ち、違うよぉ。え、えーと、少しおもしろい遊びを覚えたから、それを見せたくって」
「はぁ、遊びデスか……どんなデスか?」
 何もこんな時間に来なくてもと思った。どうもとってつけた理由なような気もした。が、よっぽどおもしろい遊びなのかもしれない。追い返すのは楽だが、聞いてからでも遅くないだろう。
「で、どーするのさ」
「まず背中を向けて」
「あいあい」
 ベッドの中央に移動し、ぺたんと座って背中を見せる。
「次に目を閉じて」
「あいあい」
 シオには見えないが、イヴはキチンと目を閉じる。付き合いがいいなぁとイヴは自画自賛。
 シオは無防備な背中を見て――意外とぺらぺら嘘が出てくるものだなぁと感心していた。
 華奢な肩に、小さな背中。年下ということもあるが、何ら鍛えられていない体が妙に新鮮だった。
 鼓動が高鳴る。禁忌を犯そうとする好奇心にも似た高鳴りと、三大欲求の一つが告げる興奮による高鳴り。
(……ごめんね)
 後ろからイヴを抱きしめた。
「ちょっ、なに――」
 驚きにまかせて叫ぼうとしたイヴを、シオはその口に指を挟んで止めた。
670リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:53:08 ID:gfLBVRcL
「大きな声出さないで」
「んぐっ……」
 声を出すのは簡単だろう。が、ここは宿屋、今日も何人か客はいる。
 宿屋の娘が同姓との情事――イメージダウンになるに違いない。
 イヴがあれこれと考えるうちに、シオは体温、香り、息づかいを感じ取っていた。
(かわいぃ……小動物みたい)
「ぁ、あぁっ……」
 かぷりと首筋を噛む。まるで吸血鬼に血を吸われる劇画のヒロインのように悲鳴をあげた。
「シ、オぉ、何で……こんなこと……」
「ごめんね。なんか……我慢できなくて」
 かぷかぷと甘噛みをしながら、つぃっと首筋を上昇する。髪の香りが良い。同性でも生活サイクルの違うこの少女が、シャンプーにも気をつかっているのがわかる。
 シオは向き合うようにイヴを回した。このとき、イヴはシオの表情を見て『我慢ができない』ということが真実であることがわかった。
 恍惚と。宝石好きの富豪がめずらしい宝石を目にしたような、うっとりとした表情。まさに今のシオがそれだった。
「そんなに飢えてるなら、フィルくん襲えばいいのに……」
「こんな夜中じゃ、迷惑だし」
「こっちだって迷惑だっつーの!」
「ううー、ごめん」
 たしかに謝っているが、肩や手をつかむ力から考えると素直に離す気がないことがわかる。
 謝罪に意を込めてだろうか、イヴの口を唇で塞いだ。
「うっ、あ……」
(ううっ、キスされたぁ……)
 抵抗を試みたが、両手で頭と頬をがっちりと押さえられている。ぴたりとついた唇が柔らかくて気持ちがいい――
(って、どうして気持ちいいなんて――あああ!)
671リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:53:53 ID:gfLBVRcL
 イヴの唇が舌で割られ、侵入を許してしまった。
「ぅ……ん」
 鼻から抜けるような甘ったるい声。更に舌を深く入れ、二人の舌が絡み合う。
 大人のキスをしているが、二人からはそこまでの淫靡な香りはしない。子猫がじゃれあうような、そんな可愛さがあった。
 ようやく唇同士の間が空いた。
「……ぁ」
 イヴは倒れた。シオに押し倒されたわけでなく、ただ力が抜けて崩れていった。
 ぼんやりとしていた。予想もできないような展開が、イヴの思考を鈍らせているのだろう。
(続けるチャンス……なのかな?)
 イヴのパジャマのボタンを外していく。少しずつあらわのなっていく素肌に、シオは興奮を、イヴは恥ずかしさを増していく。
 パジャマの上着が開かれると、シオの手には余るぐらいの胸が露になる。
 シオはそろりと触れた。
「ぁん……」
 小さな声が漏れる。シオの手が冷たかったせいもあるが、妙に敏感に反応してしまった。
 数度、ふにふにとこねる。初めて触れる他人の胸を、大事に大事に扱う。
 シオは顔を近づけて硬くなりつつある突起を舐め上げた。
「やぅ、あ、ふぅう………」
 ぬめりと温度。イヴの神経が反応する。この体は何度か異性の相手になったことはあるが、そのときとは違う刺激がそこにあった。
「いい香り……それに、やわらかい」
 舐め上げていた突起を、ぱくりと口に含む。れろれろと舌で擦り、歯で甘く噛む。空いている胸は手で弄る。
672リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:54:36 ID:gfLBVRcL
(イヤだ、嫌だ……!)
 イヴはシオの愛撫から放たれる快楽を必死で拒んでいた。けれど体は正直で、その快楽に身が傾こうとしている。
 うずうずと、イヴの秘所が欲している。ほしいほしいと、粘液を分泌して訴えている。
「そろそろ脱がすね」
「ぁ、ぃや……ぁ、や、やぁぁぁぁぁっ」
 腰の部分の圧迫がゆるくなり、するすると下ろされていく。
 口と頭は拒絶している。けれど、体がまるで動こうとしない。いや、動きたくないのだろうか。この続きを期待しているのだろうか。
 同時に下着も下ろされていた。イヴは一瞬にして全裸にされていた。
「やだっ、やだっ、やめて、もうやめてぇ……」
(……こんなに濡れちゃってる)
 シオは聞き入れない。ねっとりとしたイヴの秘所に触れ、くるりと円を描くようになぞる。
 意図したわけでないが、シオは自分の秘所に触れた。
(あ、私も……こんなに……)
 シオは中指と薬指を舐める。
 そして、シオの中指が埋まっていく。イヴはか細い声を出す。
 中指はイヴの体内をこりこりと掻いている。だが、その手つきはまるで手馴れたもの(偶然だろうが)で、イヴのウィークポイントをピンポイントについてくる。
「ぅ、ぅ、ぅ……!」
 やや暗い部屋なのに、ちかちかと光が見える。
673リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:55:05 ID:gfLBVRcL
 少しずつ、理性が快楽に負けようとしている。
 シオの手が止まった。でろりとイヴの愛液で満ちる指を口に含み、イヴの味を堪能する。
「や、やめるの……」
「ううん。本当に続けていいのかなって……」
「ぅ……」
 これは焦らしているのだろうか。タイミングも、聞き方も、まるで手本を見ているようだった。
「つづ……けてよ」
 目を合わせづらい。すっと横を向いて答えた。
 シオはでろでろに濡れた二本の指をイヴに沈め、こりこりと上部を掻く。残った手は、熱を静めるのか高めるのか、自分の秘所へ向かう。
「くぅ、あ、あ、あ、ぃい、あぁぁぁぁっ」
「ん、んぅ……」
 イヴの手は抵抗のために働かない。己の感覚を高めようと、自らの性感帯を触り始める。
「シオ、シオ、シオぉぉぉぉぉぉ」
 ぴくぴくと体が震えるころ、イヴはシオを引き寄せてキスをした。
「! っ! っ!!!」
 びくり。唇が触れ合ったまま、イヴは大きく跳ねた。
(あ、イったんだ……)
 口の端から荒く息を出すイヴを、シオは優しく髪を撫でてあげた。こうしていると、年の近い妹のような感じを抱いた。
「シ、オ……」
「ん?」
「シぃぃぃぃぃオぉぉぉぉぉっ」
674リモート ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:55:39 ID:gfLBVRcL
 おそらく渾身の力がこもっているか、シオが動けないほどイヴは腰に手を回している。
「よくも、よくもっ……不覚、女の子にイかされるなんて!」
「え、あ、あはは……」
「あはは、じゃないし!」
 ぐりん。腰を抱かれたまま回転され、二人の位置は逆に、イヴが乗っかかるようになる。
「ちょっと、目覚めちゃったかもしれないじゃない……」
 そして、イヴは軽く触れ合うだけのキスをした。
 ――その後、吹っ切れたイヴはシオを攻め抜き、シオは何度か絶頂を向かえた。気だるさが体を包みベッドに転がることになったが、お互いの体に触れ、抱き合い、数度キスをした。
 シオはイヴへのちょっとした罪悪感とフィルへの秘密を一つ抱えることとなったが、まどろむ意識の中で徐々にそんなことも薄れていった。

『ああ、まただ……』
 シオは先ほどの、黄緑色の世界にいた。
『こんにちわ』
『あ、さっきの……』
『飴、おいしかった?』
『うん……妙な感じだったけど』
 ぐにゃりと世界が曲がった、気がした。
『そろそろ起きるみたいだね』
『……起きる?』
『じゃあまたね』
 少女はすたすたと離れていく。距離感がないが、そんな感じがした。
『ね、ねぇ!』
『?』
『また、飴玉くれる……? ちょっと病みつきになったかも』
 少女はシオから見えないように、笑った。ニタリ、ニタリと。
『いいよ。いくらでもあげる』
 こうして、シオは黄緑色の世界から、消えた。
675 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/11(金) 22:59:42 ID:gfLBVRcL
そんなわけでレズ物でした。これはエロというより、少女二人の絡み合う萌えを追求してみました。
次回は、本家の第一回人気カプリング結果で考えるつもりでしたが、少しソフィアでギャグっぽいネタを思いついたので方向はそちらに。
というか、名前のあるキャラで鬼畜攻めできる男がシバしかいないのがどうにも難しい……
676名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 02:07:56 ID:nzYQdqT5
ゲプ…ご馳走様でしたorz
イヴが「続けてほしい」って懇願してたところが今回のベスト萌でした!
レズもいいなあ…もっとドロドロなのも見てみたいかも(何

イヴが責め返すところも読んでみたかったな〜。ハァハァ
投下乙です!
677雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/12(土) 21:44:29 ID:2FFP9o+6
い、いつの間に…
相変わらず◆0fY7xtBIQU氏には素晴らしいSS見せてもらってます。
漏れも頑張らなければ(汗
678名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 00:46:36 ID:8IqJdC60
レズはいいものだ
679 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/15(火) 13:13:29 ID:WqOLfnVt
次回構想を少し。

主演:ソフィア
ジャンル:触手、スライム、着衣エロ
内容:
 触手持ってる魔物(たぶん独自設定)と、グリーンジェリーが街のシスターに襲い掛かる。まあベタな展開
補足:
 地の文にやや効果音が多いです。
 服は決 し て 脱 が さ な い

 あと、ソフィアの設定を軽く作ってみました。
 ・実はけっこう巨乳
 ・趣味はヨーヨー
 ・丁寧な口調

 投下は、プロットはできているため途中で挫折しない限りはそこまで遅くならないはずです。
680名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 12:27:09 ID:YUM0n2fM
保守
681名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 00:17:21 ID:+CljJJBv
実は俺も何か書いてみようと思っているんだが、まだ漠然としていてどんなものを書くかまとまっていないんですわ。

1つ聞きたいんだが、ここはエロ以外もありなのかな?
682名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 00:48:43 ID:+qFXfSw4
ココはエロパロ板ですが?
683 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/22(火) 10:34:59 ID:uAp5M/qv
>>681
何でもアリだと思いますよ。俺も前に非エロ投下したし。
684名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 00:15:33 ID:U324esGP
そうか。
エロのみが求められているなら場違いかと思ってね。
俺は、エロもいいがストーリーのある2次創作もありじゃないかと思うんだが、どうなんだろう。
俺自身も他の人が書くそういうものが読んでみたいと思うんだが。
685名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 02:41:50 ID:B5WSY9ad
日記絵の縞パンに(*´д`*)ハァハァ
686名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 02:52:44 ID:rmdeHKvn
くそう、神絵師さえいれば華やかになることこの上ないのだがorz
小夏氏の絵が最近萌え化している(少なくとも俺はそう感じる)のは
何故だろう…もしかして小夏氏もこのスレ見てたりして……

と、勝手に思ってみる。
687名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:48:07 ID:sTkyYikl
>>687
同人進出を目論んでいると勝手に妄想してみるテスツ
688名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 16:28:40 ID:ogT26Kq9
レミュ金のときの絵の雰囲気が好きだった。
レミュ金で今の絵だったら、多分ダウンロードしてなかった。
689 ◆0fY7xtBIQU :2005/11/29(火) 00:04:44 ID:Iv7H7a61
ああ、また指が止まってきた・・・どうも熱意がこもらない
ヤヨイのメイドはええのう。この子、口調が普通ならいたって普通な子なんだとしみじみおもた。
690雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/29(火) 21:27:55 ID:t8ivTLzA
本家の日記に書いてあったけど、新しいゲームが年末に出るそうですが。
また新キャラ出るのかなぁ…
691名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 00:20:45 ID:g0laiejd
考えてみれば毎回新キャラ出てるわけで。
692名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 17:50:40 ID:iv/Agc0a
シバの妹だな
693雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/11/30(水) 21:26:38 ID:13kVxGaq
さて、例のSSの進行状況ですが、今ようやっと50%程です。
ネタばらしすると、メインキャラ11人全員H出演(無謀
もうしばらくお待ちくださいです…
694名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:19:39 ID:BNYLi9MO
ねぎ○かよw
695名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 22:37:10 ID:OgC0fWGO
>>693
ん〜と…シオ、フィル、ティコ、ルヴェル、シバ、フロイド、イヴ、
ヘルシンキ、ソフィア、クリック、ヤヨイ、サラサ…
考えつくのでこれくらいか


一人足りなくね?
696雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/03(土) 05:00:31 ID:8bHnfI4z
>>477のSS倉庫見てきました。
いつの間にか折れのSS収蔵されてる…
最初の方にある大量の改行ミスまで……ハズカシスorz

>>695
フロイドさんはいないですよw
697名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:39:51 ID:ES/NxxlG
ttp://konatu.main.jp/cgi-bin/oeb/oekaki.html

No.384のヤミカタ氏がここの専属絵師になってくれたら…(;´Д`)

とりあえず、200万ヒットおめでたう!
そしてヤミカタ氏GJ!
698名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:40:43 ID:ES/NxxlG
sage忘れスマヌ…
699名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 13:45:54 ID:3EqJgciZ
オエビでレスしろよ
700名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:45:25 ID:vZvL4LNS
>>697
勧誘任せた。
701名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:52:56 ID:ZvhysxPA
エロパロ板って絵投下おkなのか?
まあ、バレなきゃいいか
702雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/09(金) 23:24:20 ID:UVsRGVnR
さて、まあ完成はまだですが、口で言うのもアレなので、
非エロが多い前半部分を投下しときますね。
前半はもうイジらないでしょうし……

 ここは、海洋都市イシュワルド。
 穏やかな気候と多くの人口に恵まれた大都市。
 外はすっかり夕焼けに染まり、もうすぐ夜が訪れる。
 労働者は仕事を切り上げ、各々の時間を過ごし始めるだろう。

 レミュオール地区の一角にひとつの店がある。見た目はごくありふれた店のようだ。
 店内にはごく普通の日用品や食料、武器がそろっている。
 だがよく見ると、何かの薬や性玩具、拷問具など、いわゆる「裏」的な商品も扱っているようだ。
 店の名前は――「シバの便利屋」

「これを買い取って頂きたいのですが……」
 客らしき中年男がカウンターに何やら紙束を置く。
 金髪の店主――シバがそれらをしばらく鑑定したあと、難しげに結果を話す。
「ウチは確かにチケットの買い取りはしている。確かに、このチケットは価値があるが、
 有効期限がねぇ……これじゃ、全部あわせても15000£が関の山だな」
「そんな……もう少しどうにかなりませんか?」
 男は食い下がるが、
「これでも他のトコよりは高いハズだぜ。お客さん、あきらめ……」
 言いかけた言葉が止まり、シバは何かを考えこんだ。
(待てよ……もしかしたら使えるかもな)
 しばらく考えて、ニヤリと笑う。そして、
「思い切って30000£でどうでしょう、お客さん?」
「え……は、はい!!喜んで!!」
 男は店主の豹変に少し戸惑ったが、予想外の高値がついたので深く考えないことにした。
「毎度〜♪」
 快く客を見送った後、急いで店を閉め、チケットの束を握りしめて駆け出した。
(クク……こいつからはカネの香りがしてきたぜ)
 ――ティコ魔法堂――
 商店街に数多く点在する魔法専門の店。
 この日の販売を終え、店の扉には『CLOSE』の看板が下ろされる。
 この時間には、時々二人の冒険者が雑談をしにやってくる。
「こんばんは〜♪」
「こんばんは」
 冒険者といっても、二人ともまだ十代後半である。
「あら、シオちゃんにフィル君、いらっしゃい」
 カウンターに肘をついてけだるそうにしている女店主――ティコが二人を迎える。
「おお、シオにフィルか」
 店内を掃除している男――ルヴェルも同じく、二人を迎える。
「ギルドの方はどうかしら?」
「全然、楽勝ですよ〜」
 景気を聞かれ、明るい笑顔で答える青髪の少女はシオ。
「お、俺は……まあまあかな」
 自信なさ気に答える茶髪の少年はフィル。
「ふふっ、順調そうね」
「まあ、ウチも似たようなもんじゃがの」
 掃除を終えたルヴェルも話の輪に加わる。
 そして、いつものような雑談になる。
 その時――

「よ〜ティコ♪おっ、シオとフィルも一緒か、丁度いい」
 突然シバが入ってくる。この男にしては珍しい程の笑顔で、足取りも軽い。
「あら、守銭奴さんもいらっしゃい」
 ティコは嫌な顔をしながらも、とりあえず店に入れる。
「誰が守銭奴だ……まあいい」
 いつもなら突っかかっているところだが、それを堪える。
「今日は『いい話』を持ってきて――」
「断るわ」
「――ってオイ!!話くらいきけ!!」
 ティコの即答にすかさず突っ込むシバ。
「だいたいあんたの『いい話』ってのはロクな話がないのよ!!」
「そーよ!!ヘンな薬飲まされたり物買わされたりで……」
 ティコの反論にシオが同意する。
「グッ……そこは置いといて……話ってのはコレだよ!!」
 図星ながらも強引にかわし、カウンターに紙束を叩きつける。
「何これ……アルハン温泉『シルフ荘』?」
 四人はそれぞれチケットを取り、読んでみる。
「一泊二食付宿泊券?}
「この温泉、確か10000£は下らないと聞いたけど……」
「シバお主どうやってこんなにチケットを?」
「とことん怪しいわね」
 口々に四人がいうと、シバは威張ってみせる。
「どーよ?このシバ様が皆を温泉旅行へと連れていこうではないか!!
「信用できないわね」
「同感ね」
「ハァ!?10000£だぜ。行きたくねーのかよ?」
 ティコとシオに冷たい視線を浴びせられ、シバは不満そうにする。
「このチケット一枚で10000£の価値があるんでしょ?なら、シバが換金しないはずがないもの。
 それなのに私たちを誘うなんて……やっぱり怪しいわ」
「ぐっ……」
 シバの言葉が詰まる。確かに、シバという男は金のためなら何でもするが、
 金にならないことは一切しようとはしない。何か裏でもあるのか、貸しでも作ろうとしているのか
 いずれにしろ、タダでは済まなさそうだ……と二人は考えたのだろう……
 しかし、シバにも言い分はあった。
「ココを見ろ!!有効期限はあと10日なんだよ!!これじゃ売れる気がしねーよ」
「あ……ホントだ」
 四人は改めてチケットを確認する。
「だろ!?こんな機会めったにねーぞ」
 しつこく食い下がるシバに根負けしたのか、
「俺……行こうかな」
「ワシも……こんないい旅館に泊まれる機会はそうないからの」
 フィルとルヴェルが立候補する。
「おおっ、行ってくれるか!!うう……お前らいい奴だーー!!」
 ウソ泣きしながらシバは二人に飛びついた
「フ……フィル君が行くならあたしも……行く」
「全く、しょうがないわねぇ……ま、丁度リラックスしたいと思ってたし、行こうかしら」
 シオとティコが折れたところで、意見は一致した。
「よーし、じゃあ今週末、三日後な」
 日取りもまとまったところで、シバは心の中でこう呟いた。
(クク……まず二人か)
 表ではそんな素振りは見せないで、普通を装う。
「でよ、まだ券が8枚余ってんだよ。他の奴も誘おーぜ」
「それもそうね」
「じゃああたしはイヴちゃんとサラサさんを誘うねっ♪」
「じゃあワシはクリックとヤヨイちゃんを……」
「私はめんどくさいから皆に任せるわ」
「俺は――」
「まぁお前らに頼むわ。三日後だからな」
 フィルの言葉を遮ってシバが締めたところで、一同はいったん解散した。
――三日後 朝――
 天気――快晴
 風――微風
 絶好の外出日和。

「よう、きたか」
 集合場所に一番乗りで来たのはシバ。
 そこに、シオ、イヴ、サラサの三人が到着する。
「あー、シバさーん、チケットアリガトー。てか怪しいトコじゃないよね」
「珍しいわね。便利屋のご主人からのお誘いなんて」
 赤髪のギャル風の少女はイヴ。眼鏡をかけた大人びた印象の女性はサラサ。
「あっ、ヴェルっちょ達も来た」
 イヴが指差した方からはルヴェル、クリック、ヤヨイ、ティコが到着する。
 ティコはよほど眠いのか、ルヴェルに半分ひきずられている。
「いやーシバさん、誘ってもらってホントにうれしいですわー♪」
「シバさん、有難うッス」
 少し訛った喋りの少年――クリックと、おとなしい印象を受ける少女―ヤヨイが
 そろって礼を言う。
「そーいや、フィルはどうした?あいつ遅刻すんじゃねーのか?」
 シバがイライラしながら待っていると、
「あ、いた、ハア、ハア……」
 息を切らしてフィルが走ってくる。
「よお、おせーぞ。他には連れてきたのか?」
「うん、ソフィアさんと――」
「シバ殿、よもや貴殿から旅行に誘われるとは。どうかしたのでござるか?」
(ゲェェッ!!!ヘルシンキ!!?)
 シバは心の中で絶叫する。
 生真面目で正義感の強い男――ヘルシンキ。この男だけは呼びたくなかったようだ。
(てめええっ、フィル!!余計なヤツ連れてきやがってえええっっ!!)
 心の中ではそう言うものの、表面では平然と装う。
「よう、ヘルシンキ。お前が仕事休んでくるなんて珍しいな」
「ははっ、フィル殿やソフィアにまで誘われると、断るわけには……」
 ヘルシンキの横には、教会のシスター――ソフィアもいる。
「シバさん、誘って頂き有難うございます。よろしくお願いしますね」
「あ、ああ……」
 ソフィアの笑顔に、とりあえずシバは会釈を返す。
「で、全員そろったか?」
「そのようじゃな」
「十一人か。チケットが二枚余っちまったが、まあいいだろ。
 んじゃ、出発すんぞー!!」
 表面では引率者を装うシバだが、心の中では……
(女が六人か……上出来だな。ヘルシンキが邪魔だが、まあいい。
 試練はつきものだ。うまくやれば儲けがデカいぜ……クククク……)
 迎えの馬車が到着し、乗り込む一行。と、ここで運転手がシバに聞く。
「予約主のシバ様ですね?」
「ああ」
「護衛のギルド様方はどちらに?」
「ああ、乗り込んだよ」
「そうですか、では、出発いたします」
 何やら意味ありげな会話を交わす二人にフィルは気づく。
 そして出発後、シバに聞いてみる。
「ねえシバ……さっきの会話の『護衛』って……?」
「ああ、道中はアルハン山地を通るからな。魔物に襲われる危険がある」
「護衛って……俺達の他にもいるの?」
「んあ?いねーぞ」
「じゃあ、まさか……」
 フィルは恐る恐る自分を指差す。
「当ったり〜〜!!冴えてるなフィル。つまり、お前とシオ、ルヴェル、
 ティコ、ヘルシンキが護衛も兼ねてるってワケよ」
「え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
 馬車の中が騒がしくなる。
「ちょっとシバ、そんなの聞いてないわよ!!」
「温泉行く前に死んでしまうかもしれないわい!!」
「なんで私まで入ってるのよ」
 非難の嵐が飛び交う中、シバは叫ぶ。
「護衛のギルド雇う金なんざねーんだよ!!お前ら他のギルドの奴等よりは
 強いじゃねーか!!どっちみち雇う必要ねーんだよ!!」
「ふむ……一理あるでござるな」
 ヘルシンキの意外な一言で、馬車の中は静かになる。
「もしこの馬車が魔物に襲われたとすれば、貴殿らはどうするでござるか?」
「そりゃあ……馬車を出て戦います」
「私もです」
「ワシも……見とるわけにはいかんのう」
 ヘルシンキの問いかけに、ティコを除く三人が答える。
「たとえ護衛を雇っていたとしても、貴殿らは迷うことなく魔物に立ち向かうでござろう。
 それに、貴殿らは拙者も認める相当の実力者。そこらの魔物には負けはなし。
 ならば、ギルドを雇わずとも同じ。シバ殿はそこまで考えていたのでは……?」
「お、おう!そうさ!!」
 シバがすかさずハッタリを張る。
「なに、大抵の魔物は拙者たちで十分でござる」
 その言葉で、フィルたちのやる気が上がる。
「うん、一応装備は持って来てるし」
「まっ、だいじょ〜ぶだねっ」
「なるほど、たしかにのう」
 皆がまとまったところで、温泉行きの馬車は再び出発する。
 ――アルハン温泉『シルフ荘』――
 秋の紅葉と清流に囲まれた、趣のある一流旅館。
 イシュワルドから離れたこの旅館は、景観、温泉、料理ともにすばらしく、
 夏は避暑地として人気が高い。

 シバたち一行を乗せた馬車は旅館の入り口に着く。
「はぁ〜〜、やっと着いたぁ」
 最初に出てきたフィルを始め、一行の表情は疲れを隠せない。
「ほんと、スカイドラゴンとかカゼノマジンとか……大変だったわよ!!」
「そう言うな。結構楽に勝てたではないか」
「まあ、こちらが複数だから無傷ですんだけど……」
「よし、それじゃ、入ろうぜ」
 シバを先頭に、一行は旅館に入る。
「いらっしゃいませ〜」
 中で、従業員の声が元気よく響く。
「よし、部屋割りしようぜ。二人部屋が四つ、三人部屋がひとつだ。
 うらみっこなしでくじ引きな」
 シバの突然の提案で部屋を決めることになったが、ここでサラサがシバに
「もちろん男女別よね?」
「はあ?それじゃ面白味がねーだろ。もちろん、ごちゃ混ぜだ」
「なんでよ!!」
「ふざけないでよ!!」
「ルヴェルとは絶対イヤッス!!」
「ヤヨイちゃん、それはあんまりじゃ……シクシク……」
 主に女性陣からクレームがつけられる。
「チッ、分かったよ!!」
 仕方なくくじを分けるシバ。

 くじ引きの結果、
 シバ・ヘルシンキ
 フィル・ルヴェル・クリック
 シオ・サラサ
 ティコ・イヴ
 ヤヨイ・ソフィア
 という組み合わせに決定する。

「兄さんと一緒ですか〜、フィル君、よろしくです♪」
「うん、よろしく」
「あら、同室はシオちゃんね」
「じゃ、部屋に行きましょ、サラサさんっ♪」
「ティコお姉様と一緒なんて……うれしいっ」
「はいはい」
「よろしくお願いしますッス」
「こちらこそよろしくね、ヤヨイちゃん」
 各々文句はなく、それぞれの部屋に向かう。
 ……ただ一人を除いては。
「さてシバ殿、我々も部屋へと向かいましょう。……シバ殿?
 顔色がよくないでござるな。どうかしたでござる?」
「いや、大丈夫だ。ちょっと疲れたかもな……」
(チクショオオオッ!!よりによってコイツとかよ……計画が進まねーじゃねーか!!)
 心で地団駄を踏むが、もう遅い。
 内心ガックリしながら部屋に向かう。その時、
「シバ殿、拙者このような旅館には大変興味がある故、少し中を見て回ろうと候。
 あとで部屋に戻る故、先に部屋に行ってくだされ。」
 そう言ってどこかへと行ってしまう。
「子供かよ、あいつも」
 ともかくほっとしたシバは、部屋へと向かう。
 ちょうどシオ達の部屋を通りかかったとき、
「サラサさん、先にお風呂入りましょうよ」
「あら、いいわね。夕食まで時間があるし」
「そうだ!ティコさんやイヴちゃんとかみんなで入りましょうよ」
「そこはシオちゃんに任せるわ」
 こんな会話をシバが聞き逃すはずがない。
(よっしゃ!!ヘルシンキの野郎も今はいねえ……チャンス!!)
 急いで自分の部屋に入り、バッグの中から黒く光るカメラを取り出し、
 自分の着替えの浴衣とバスタオルの中に隠す。これが、今回のシバの狙い。
(クク……女性方よ、いい写真撮らせてもらうぜ……うまくいけば
 高値で売れるからな。裏モノだろうがな……)
 荷物を抱えて真っ先に温泉へと向かう。その時、
「あ、シバも風呂に入るの?」
 バッタリとフィルとクリックに鉢合わせてしまう。
「あ、ああ。ここは温泉がメインだからな」
(う……一人では無理だったか……しゃあねー、こいつらもちょうどな
 年頃だしな。うまく言いくるめれば楽勝だな)
 と、余裕で温泉へと向かう。

「おや、皆で風呂に行くのか」
「では、我々もご同行よろしいかな?」
 温泉までわずか30メートルというところで、ルヴェルとヘルシンキにまで
 遭遇してしまう。
(ッオオーーイ〈怒〉!!ふざけんなあああ!!)
「ええ、いいですよ」
(てめっフィル、またかよオイコラァ!!)
 決して口では言えない怒りを心で叫ぶしかないシバ。ルヴェルだけならともかく、
 ヘルシンキがいては目の前で悪さはできない。
「先に入っててかまわん。後で行く」
 そんなシバの心境など知るはずもない四人。
 結局、温泉盗撮をあきらめざるを得ないシバであった。
(チクショウ……盗み聞きしかできねーよ……)
 カメラは誰にも見つからないように脱衣所で服の中に隠しておくのが精一杯だった。
 ――温泉――
「おー、絶景ですねー♪」
「本当だ、人もいないや」
「おいおい、貸切かよ」
 露天風呂の扉を開け、クリック・フィルが外に出る。少し遅れてシバも続く。
 天然の露天風呂からはアルハン山地の紅葉が広がる様が見える。
 イシュワルドからは見ることのできない絶景。天然の露天風呂。
 湯加減もよく、旅の疲れを癒すには絶好である。。
「いやー、来て良かったですね」
「ホント、シバが持ってきた券だからどうなるかと……」
「おいフィル、俺はそんなに信用ならねーか?」
 ギロリとフィルを睨む。
「い、いや、そんな事ないよ」
 本当は肯定したかったフィル。よく怪しい薬を飲まされ、何度悶えただろう……
 と考えたが、意志の弱いフィルはそんなことは言えない。
「おお、いい景色でござるな」
「お主らここにおったんじゃな。どうりで内風呂にはいなかったのか」
 ヘルシンキとルヴェルも加わり、露天風呂は一気に賑やかになり、五人が雑談する。
 普段このような機会がないため、いろいろな話に花が咲く。
「む……」
 ヘルシンキが何かの気配に気づいた。
「?……どうしたんですか?」
「しっ!!静かに」
 ガサガサッと音を立てて何かが近づいてくる。
「まさか……魔物!?」
「え……?」
「くそっ、ヤベェんじゃねーか?」
 シバが舌打ちする。
 アルハン山地は魔物、特に強力な魔物の巣窟としても知られている。
 五人は腕はあるとはいえ、ここは露天風呂。丸腰である。
 ブラドラドのような怪物だと、勝ち目はない。 そうこう迷ううちに音は近づいてくる。

 五人に緊張が走る。ルヴェルとクリックは魔法を溜めて臨戦態勢をとる。
「ウキャッ」
「……?」
 警戒する五人の前に現れたのは、二組のサルの親子だった。
「ハア……びっくりしたぁ」
「温泉に浸かりに来たらしいな。脅かしやがって」
「害はないようじゃ」
「ほら、こっちへおいで」
 思いがけない珍客に、緊張した空気が一気に和む。
 五人入ってもまだ余裕があるほどの広さがあるので、サルの親子は遠慮なく入った。
 そしてまた雑談に入るかと思いきや、突然、
「しっ!!静かに」
 今度はシバが皆を黙らせる。
「……今度は何?」
 フィルが聞くと、シバはニヤリと笑い、仕切りの壁を指す。
「来たぜ」


「わぁ、いい景色!!」
「誰もいないから貸切ッスね」
 いきなり壁の向こうから黄色い声が響く。
「まさか……シオ?」
「ヤヨイちゃんも……」
 固まるフィルとクリック。
「よぅ、どうしたよ二人とも。女湯の声を聞くのは初めてか?」
 鼻で笑ってからかうシバ。それでも二人は固まったままだ。
「シ、シバ殿!!」
 シバを咎めようと声をかけたヘルシンキだったが、いささか声が小さい。
「堅ぇコト言うなよ。ここは露天風呂だぜ?盗み聞きになるかよ」
 そうこうしてるうちに他の女性陣も入ってくる。
「へぇ、なかなかいい所じゃない」
「あーシオちゃん達いたー」
「すばらしい景色ですわね」
「あんまりはしゃぐんじゃないわよ」
 サラサ、イヴ、ソフィア、ティコが加わり、とたんに女湯の方が賑やかになる。
 対照的に男湯の方はみな無言。というよりはシバ以外は硬直しているといった方が正しい。
 そんなことは露知らず、女湯では過激な話題で盛り上がる。
「うわぁ、やっぱりティコさんの胸って大きいッス!!」
「前にも温泉に来た時に見たでしょーが。そんなに珍しいのかしら」
「珍しいんじゃなくてうらやましいんですぅ!!」
 ヤヨイとシオはティコの胸に視線を向けるばかりだ。
 確かに彼女の胸は90cmを超える大台で、二人がうらやましがるのも分かる。
「ティコさんだけでなく、みんな大きいんだもの……」
サラサ・イヴ・ソフィアの胸もティコには及ばないが、十分に豊満だといえる。
「何言ってんのよ。女の価値は胸だけじゃなくってよ」
「そうですわ。胸が大きいからって良い女性とは限りません」
 サラサとソフィアが正論を言う。
(……何かトゲのある言葉ね)
 イヴとティコがソフィアの言葉にピクリと反応する。
「それに――」
 サラサはいきなりシオの背後から手を回す。
「ひゃっ、何!?」

「私達だってシオちゃんの白い肌がうらやましいもの」
 そう言って軽くラインに沿うように胸を撫でる。
「く、くすぐったいですよぅ」
 サラサの手は撫でるのみで飽き足らず、シオの胸を揉みしだく。
 始めはゆっくりと、徐々にペースを速める。
「あっ、もう、サラサさんたら……」
 突起を摘まれ、シオの顔が紅潮する。
「ほら、コリコリしてて可愛い乳首ね。感じるんでしょ?」
「ん……そんなこと、あ、ないですって、あ、ばあっ」
「ふふっ、敏感なのね。ここも弱いのかしら」
 左手でを胸を揉みながら、右手を下へ這わせる。
「やっ、そこは……あっ」
 右手が秘所にたどり着くや否や、中指で弄り始める。
「ひゃ、やめ……あ、ああっ」
「あらあら、これくらいで喘いじゃうなんて……可愛いわねぇ」
 サラサの顔に薄い微笑が浮かぶ。
「んもうっ、怒り、ますよ、んんっ」
「その顔で言われてもねぇ」
 シオの表情は泣きそうな、しかしどこか気持ち良さそうな表情だった。
 それがさらにサラサの嗜好をくすぐり、指の動きを加速させる。
「ひゃああ、あん、んあっ」
「大きな声なんか出して……みっともないわよ」
 サラサは構わず攻め続ける。
「シオちゃん、なんか気持ち良さそう……」
 シオとサラサのやりとりを見ていたイヴが呟く。
(あんなの見せられたら、こっちも変な気分になっちゃうよぅ)
 自然と手が秘所に伸び、自慰を始めるイヴ。
「ん……んん……」
(他人のを見ながらするのって、普通より……イイ……)
 そう思いながら続けていると、突然背後から、
「うふふ、イヴちゃん。気持ちよさそうねぇ」
「!!……お姉様っ」
 周囲に気づかれないようにしていたつもりだが、ティコに気づかれてしまったようだ。
 固まるイヴに対してティコは、
「一人よりも二人だともっと気持ちいいわよ」
「えっ?あっ……」
 おもむろに胸を揉み始める。
「成長がいいのね、うらやましいわ」
「そんな……お姉様程では、あん……」
 シオとは対照的にイヴは抵抗せず、ティコに体をゆだねている。
 乳首を弄り、摘み、吸うなどしてイヴを攻めるティコ。
「やあ、あ、んあ……」
「シオちゃんに劣らず敏感ね」
 さらにティコの愛撫は加速する。人形を扱うかのように慣れた手つきで
 イヴの体のあちこちを弄っていく。
「どうかしら。お湯の中で攻められる感想は?」
「ふああ……お姉様、もっとおっ」
「あらあら、ふふっ、いやらしい子ね。キスはどうかしら」
「んふっ……ん、ん、んん」
 微笑みながらも手を休めず、口を合わせて舌を絡めあう。

「ふわあ……四人ともすごいッス」
 顔を赤らめて成り行きを見ていたヤヨイと、笑ったまま見守るソフィア。
「あらあら、どうしましょう」
「止めなくていいッスか?」
「あら、仲のよろしいことなので。止める理由はありませんわ」
「はあ……都会の女の子ってスゴイッス」

 そんな二人をよそに、二組の風呂レズは白熱する。
「ほらほらイヴちゃん、指が二本入っちゃったわ」
「や……あ、あ、あ、ああん……ひうっ」
 ティコの攻めは秘所の一カ所に集中する。
「そんなに、された、らああっ……イ、イくううっ」

「ほらシオちゃん、クリが一番敏感みたいね。攻めるわよ」
「あっ、ひゃっ……見な、いで、はあああっ!!」
 中指を動かしながら豆粒のような突起を弄っていく。
「ら、らめぇっ、なん、だかあっ……イっちゃ……ううっ!!」
 何かがこみ上げてくるのをシオは感じた。それを察するように、サラサは加速する。
「いいわよ、イっちゃいなさい!!」

「あ、ああっひあああああああっっ!!」
 シオとイヴはほぼ同時に声を上げ、力尽きたように寄りかかる。
「はあ、はあ、はあ……」
「……終わったか」
「……すごかったのう。まさか師匠とイヴがそんな関係だったとは……」
「ギルドの受付嬢の姐さんも然りだな。……おい、意識あっか?
 そこのお子ちゃま二人!」
 奥にいるフィルとクリックは意識が半分抜けかかっている。
「刺激が強すぎるから無理もないわい。ほれ、起きんか」
 ルヴェルは二人の肩を揺さぶる。
「……ふあっ!?」
「…………はっ!?」
 なんとか意識を取り戻す二人。しかし、動揺は止まるはずもない。
「大丈夫か、お前ら?」
「う、うん。何とかムグッ!ちょ、シバ何――」
 声を出しかけたフィルの口を再び塞ぐシバ。
「まだだ。静かにしろ」
 そう言われ、男湯はまた沈黙する。

「――もう、サラサさん!!」
 イかされたのがよほど恥ずかしかったのか、ぷりぷりとおこるシオ。
「あら、なかなか感度が良かったじゃない。……なんだかシオちゃんも途中から
 おとなしくなってたわ。気持ち良かったんじゃない?」
「もう……しらないですぅ……」
 意地悪そうに微笑むサラサに対し、顔を赤らめてそっぽを向くシオ。
 そんな二人とは対照的に、ティコとイヴの二人は
「はあ……お姉様、もっとしましょうよおっ」
「ふふ、困った子ね」
 すっかりベタベタな魔女と小悪魔。
「続きは今夜……『二人きり』でね」
「はあ〜〜い」
 今やれないのが残念だが、イヴはそれでよしと思う事にした。
「あの……」
 ここでヤヨイの口が開く。
「……女の子同士でもこんなコトするッスか?」
 いまいちそっち方面の知識に乏しいヤヨイにとって、
 四人の行為は珍しいのであろう。
「そーよ。ヤヨイちゃんにはちょっと早いかもね〜。それとも今ヤっておく?」
 イヴの目が光る。その目にヤヨイは少したじろぎ、
「い、いえ……今は遠慮しとくッス……」
「なによ〜、ツれないわね〜」
「も、もうちょっと胸が大きくなったら……」
「なーに言ってんの」
 ティコが軽くおでこをこづく。
「い、痛いッス!!」
「別に胸が大きくなくっても、クリック君がヤヨイちゃんを好きなら
 それで十分じゃない?それともまだ何か望むわけ?」
「い、いえ……」
「だったらありのままの自分で行きなさい。巨乳だなんだに頼ろうとするのは
 単に臆病なだけじゃない」
「ハ、ハイ!!ありがとうございまッス!!」
「それに……」
 ティコはちらりとシオを見る。
「シオちゃんとフィル君にだって、同じような事がいえるかもよ?」
「……っなんでそこでアタシとフィル君が出るんですかあっ!?」
 シオは赤面し、声が裏返る。
「そろそろのぼせそうだわ。上がりましょう」
「それもそうね」
 サラサの言葉に女性陣は脱衣所へと向かう。
「……よう、どうだよクリック君?」
「うう……この色男め」
「やめてくださいよ〜」
 男湯ではシバとルヴェルがクリックをからかい始める。
 ルヴェルの方は少し悔しまぎれだが。クリックもまんざらではなさそうだ。
「それに、フィル君の意見も聞きたいな〜」
 矛先がフィルにも向けられる。
「お、俺は……」
 未だ動揺していて言葉の収拾がつかないフィル。
 からかいながらも、シバの胸中は……
(チクショオオオオ!!!絶好の獲物だったのによおおお……これでうまくいってれば
 ボロ儲けのチャンスだったのにいいいっ!!!これも全ては……)
「ようヘルシンキ、お前さっきから静かになったな。まさかお前も……?……オイ……」
 返事がない。向き直ってみると……
「!!!」
 水面に突っ伏して浮いている。どうやら意識をいつの間にか持ってかれたようだ。
 鼻からは大量に出血しているようだ。今度は男湯が蜂の巣をつついたような騒ぎになる。
「オイ!!風呂から出せ!!」
「息してないよ!!」
「心臓マッサージじゃ、ワシに任せろ!!」
「とりあえず脱衣所に運ぶぞ!!」
「コイツに一番刺激が強かったのかもな……」

 てんやわんやの脱衣所。ヘルシンキは10分後に気がついたそうだ。
716雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/09(金) 23:48:39 ID:UVsRGVnR
とりあえず前半はここまで。
最初に言っておきます。
このSSには元ネタSSがあり、それをエロパロ化しただけです。
元ネタはこちら(非エロ……か?)↓
http://aonoao.opal.ne.jp/ss/harekumo/onsen1.html

スミマセンでしたorz
後半はエロエロ満載ですよ( ̄ー ̄)
Hは5シチュで全員参加w
まあ待っててください。
717名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 00:15:16 ID:6vdbbSjF
( `_ゝ´)フォオオオオオオオオオ!!!
投下乙!
やはり◆cm43JlRZhA 氏の書かれるSSは面白いですなあ。
しかしサラサも澄ました顔して…(*´д`*)ハァハァ
感じるシオタソもハァハァ

何よりフィルタソの裸を想像して興奮してしまった漏れはもう終わr(ry

げぶら!!
718 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/10(土) 00:37:46 ID:+xISo+gx
おおおー、乙です。
キャラが生き生きしていて面白いなぁ。サラサいいなぁ、温泉だからメガネ外してたりするのかなぁ・・・妄想
エロエロ期待してます!
719雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/12(月) 16:27:25 ID:41hRPgpb
クリスマスまで間に合うかどうか…難しいorz
できる事なら間に合わせたいと。

ついでにこのスレ読んでから本家でヤミカタ氏のHP知ったんですが、PBBSが…
スゲェよ…
720名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:34:40 ID:3VmusXbt
721名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 01:08:12 ID:N4iHZDxr
TOP絵更新
722名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 12:32:39 ID:o8Wfkebt
あげとく
723雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/19(月) 06:25:15 ID:dnw9pybh
SSペン(キー)が進まないのにムシャクシャして、関係ないFlash作ってしまった。
でもとりあえずBGMは晴れ曇にした
見たい人いたらうpする

けど何してるんだ自分…orz
724名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 10:48:35 ID:UxtjRL4x
>>723
ねえ もぐらん Flash出して
恥ずかしがらないで もぢもぢしないで
おねがいよ
725雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/19(月) 11:41:43 ID:dnw9pybh
>>724
そんなあなたに
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/1760.swf

いや、本当関係ないし。
終了後右クリック再生で謝罪文出るし。
コテ一文字変えてるし(バレ防止)
726雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/19(月) 11:49:26 ID:dnw9pybh
補足

とりあえず元ネタわからないと笑えないと思われ。
イイアクセスにも掲載されたしどうしよう(((;゚Д゚)))
727名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 02:08:48 ID:1DCUNw9J
ttp://www.journey-k.com/~yamikata-k/h001.jpg

ちょうど描いてる時に見つけるんだもんな(;´ー`)y─┛~~~
728名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 08:18:28 ID:ceIKqnkn
>>726
 /ヽ /l
/ ̄z ̄| つ●
729:2005/12/20(火) 14:51:33 ID:qS9IJsrD
やっとスレ読み終わった。どれも神的なエロパロだった。
グッジョブな子たちだよ、ほんとに ( ´,_ゝ`)

特に◆0fY7xtBIQU氏の「シオの写真」、良いね。大好きさこーゆー話。
あえてニーソだけ残すよう調教した盗賊?GJ。
この調子でガンガン開発してっていただきたい。最後は孕ませ、売却する勢いで。

それと、最初に出てたシオの卵、
ボテ産卵は、俺の一番好きなジャンルである事は言うまでもないが?
良いSSを読ませていただいた心ばかりの礼に、
【サイン入りシオの恥ずかしい写真】(h002.jpg)として投下させていただく。

「師匠!シオの卵の販売個数が999個に達しましたぞ!」
【今すぐ100個ほど産卵させる】・・・・・・(*´д`*)ハァハァ
雪もぐら氏の触手にも激しく期待。では。
730雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/20(火) 15:19:15 ID:vlkuH55w
>>729
ちょ、ヤミカタ氏降臨ですか(((;゚Д゚)))!!?
タマゴ産み見せてもらいました。相変わらずクオリティの高さに驚き( ゚Д゚)ポカーン

あと触手は僕ではないです。ゴメンナサイorz
うおお!こうしちゃおれん!!早くSSの残り書かなくては……
ヤヨイ組とソフィア組さえ乗り越えればなんとか…この二組ムズカシス。
731& ◆jynfQ8jYD. :2005/12/20(火) 16:00:25 ID:qS9IJsrD
>>730
いいや、俺は通りすがりのYなんだが…
>触手は僕ではない
おろ?ナニがトゲ付きで3bある魔物の話だっけ?
あ、一日10g出せて、群れで行動するタイプだよね?
う〜ん、シオどうなっちゃうんだろう?(*´д`*)ハァハァ
732名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 00:17:30 ID:4BQ83+jI
ん?
なにかネ申絵でも投下されたのか?
リンクは切れてるしヤミカタ氏のHPにもそれらしきものが見当たらないのだが…
733(゚д゚)y-~~~:2005/12/21(水) 00:31:20 ID:iR2OcizO
>>732
コッソリ
734 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/21(水) 00:58:12 ID:LfZzPCqV
お、おおおおー。初めて絵師がこうりーん。
735名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 01:01:28 ID:iR2OcizO
◆0fY7xtBIQU氏の書いたオナーニフェラを再現してみた。
やっべ、このシーン最高だ。
本来ならシオの躰が、ランプの明かりで赤々といやらしく闇に浮かび、
愛液がテラテラ反射するイメージだが、俺のつたない画力ではこれが限界だ。
氏よ、すまない。_| ̄|○
736名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 01:08:29 ID:iR2OcizO
「しっ、失礼しますっ……お、オチンチンを、しゃ、しゃぶらせていた、だきます……!」
くっはぁー!GJ!GJッ!!(;>д<)b
737名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 01:26:29 ID:4BQ83+jI
と、とうとう…
遂に…
このスレにも絵師が降臨されたのか…。
これで完全無欠。
しかもウマイ…今日こそがこのスレの分岐点!!
Y氏!GJ!
そしてこれからも永遠に…。
738:2005/12/21(水) 17:36:54 ID:9migDhFo
ああ、そうだとも。
俺はどこまでも堕とされていくシオシオを、いつまでも描き続けたいッ!
739名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 19:34:18 ID:C8vXG7ye
ななななんかイラスト増えてるんですがががが (((( ;゚Д゚)))
なにこの廃スピード絵師
堕ちていくシオタソ(*´д`*)ハァハァ
740名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 19:55:30 ID:nv7CMSJv
ほほほ本当だ……
キ、キ、キタァ―――(゚∀゚)―――ッ!!
741:2005/12/21(水) 20:38:05 ID:9migDhFo
まぁ路地裏とか公衆トイレとか妄想しながら
よく分からない背景を描いちまった俺はシオ以外ロクに描けない。
早いのは勢いに任せてるからw
つまり、リクされても一応受け付けるが完成は遅いと思われ。(;´ー`)y─┛~~~
そして度々すまんが、解析つけたいんでTOPからh.php
742 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/22(木) 00:23:42 ID:8j7ZfIxQ
をををををおお!?
少し目を離していた間に絵がすごく増えてる! しかも文章使ってもらってるし!
気がどうかなりそうなぐらいのテレと萌えぇぇぇぅぇえ
あぁ、いいクリスマスと年越しを迎えれそうだ( ´∀`)
743:2005/12/22(木) 00:48:00 ID:LUbYvGCR
>>742
テレなくていい、萌えなくていい、年を越さなくていい。
わかるね?私が何を言いたいのか。(゚д゚)y-~~~
744:2005/12/22(木) 01:31:24 ID:LUbYvGCR
むしろどうかなってくれっ!俺のようにっ!!
「シオの写真」を読んでから、ペンが止まらないんだッ!!
745 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/22(木) 01:50:20 ID:8j7ZfIxQ
>>743
OK、シオで鬼畜目初挑戦なスライム系エロパロを書く。
746:2005/12/22(木) 01:55:49 ID:LUbYvGCR
オレは直感していた
これから目の当たりにするのは ただのエロパロなどではない
それは恐らく 神話とよばれる領域なのだと
747名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 04:53:16 ID:O3TR43Fq
そう、それは見ることではない。
感じる事なのだと…

この年末にグランドスラムの序章がはじまったのだ…
748名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 01:59:17 ID:4VviS4g1
Y氏のイラスト置き場に入れないのは漏れだけか?
749名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 02:37:04 ID:uiaL5TaZ
俺も入れなくなった
750雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/23(金) 03:53:08 ID:zXm3uTeD
携帯の人は入れないみたい。
オレモナーorz
751:2005/12/23(金) 04:43:22 ID:BZWvS2rl
神まで携帯かYO!まいったなホント!Σ(^∀^;)
見せたい人に見せられないんじゃUPする意味が無い。
・・・たたんで帰るわ。orz
752名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 05:55:32 ID:bzohwvMO
いや、漏れはPCなんだが…
753名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 09:16:04 ID:bOsewvuU
拡張子をphpからhtmlあたりにしてみるとか。
754:2005/12/23(金) 12:47:08 ID:BZWvS2rl
いろいろ考えたが、マンドくさくなって途中でやめた。(気と脳が小さい)
ただ、神には申し訳ないので携帯用にリサイズして再UPさせていただく。
755雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/23(金) 14:03:58 ID:zXm3uTeD
>>754
なんか…気遣わせたみたいですいません(汗
あ、一枚増えてますね。こ、これは……
ストラ――(゚∀゚)b――イク!!
756 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/23(金) 14:48:16 ID:NodAnIa4
主演:シオ=ミサキ
内容:鬼畜目、スライム(ジェリー)責め、産卵
補足:ねばねばでどろどろぽい
がんばっている点:
スライム系にありがちな衣服を溶かしたり、成分が媚薬だったり、なんてことはなし。
あくまで、一匹じゃ弱いジェリーが集団で襲いかかってえちぃことする展開。
今後努力する点:
スライム、産卵がまだ表現がぬるいので、よりえろえろになるようがんがる。

次回作です。あとは手直しだけなので、今日の夜か明日ぐらいに……て、クリスマスプレゼントみたいだなorz
757:2005/12/23(金) 14:57:44 ID:BZWvS2rl
で、すでに何件かアクセスがあるわけだが、今度は見れるな?
それと店で「ポテトチップスしお味」というのを見て(*´д`*)ハァハァするのは漏れだけなのか?
758:2005/12/23(金) 15:06:41 ID:BZWvS2rl
あり?更新を見逃してる俺がいる。昨日ブラウザを投入したんだが、イマイチ勝手が…
ともあれ、SS書きの方々には期待している。絵では表現できないエロがあるから。

>>755
いや、こちらこそ神をはじいてスマソかった。orz

>>756
スライムなのに予想外の産卵キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
感謝尽きぬ、漏れももっとエロエロ描けるように頑張ります!
759名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 19:15:14 ID:dfPerh3j
なぜ漏れだけPCからも携帯からも見れないんだあああああああ!!

メニューは表示されるんだがなあ…画像リンクをクリックするとまたメニューに戻るんだよな…URLだけ変わって。
初期は見れたのに…orz
760名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 19:27:06 ID:62QCjWV7
>>759
>>741あたりをよく読んでみよう
761ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/23(金) 23:34:25 ID:dX/mGG6I
 近隣の魔物退治が終えたころ、陽は少し傾いているように見えた。
 依頼終了の旨を村長に伝えて、急ぐようにシオは帰路へ着いた。終始心配してくれていた宿屋の女将さんは部屋を用意してくれていたが、あまり迷惑をかけたくないしどこか引け目もあり、丁重に断った。
 おおよその目算でいけば暗くなる前には街の手前辺りに着けるだろう。もともと野宿が苦手なので、最悪の事態に遭遇しまいと足早に歩いた。
 その甲斐あってか、村と街のちょうど半分あたりの森に着く頃、少し影が伸びて地面が赤く染まるぐらいだった。このペースでいけばおそらくもう少し早めに帰れるかもしれない。
 で、ここで問題はこの森。いつものルートは一本道を通過するのだが、ここの木はどれもやや背が高く、外よりも暗い。とはいえ迂回する形でいけば、おそらく完全に日が暮れるだろう。
 どうせ暗くなるのなら、多少無理してでも距離の短い森を通ろう。直球志向のシオはそう決めた。
 けれど――
 がさがさがさ。ばさばさっ。
 風で揺れる枝の音、よくわからない鳥の羽音と鳴き声。心細くするにはどれも充分すぎる要素だった。元気が取り得のシオも多少縮こまりながら、剣の柄に手を置き、ぽそぽそと小声で歌を口ずさみながら歩く。
762ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/23(金) 23:34:56 ID:dX/mGG6I
 がさり。
「ひゃっ」
 道の脇に生え揃った草むらが動いた瞬間、シオの足はもつれ、たたらを踏み、バランスを崩した。が、持ち前の運動神経でどうにかこらえ、膝を曲げながらも踏みとどまる。
「なに、なんなのぉ……?」
 がさりがさりと絶えず動く草に、何かしらの気配。経験と勘からすれば、高い知性と大きな体格は持ち合わせていないはず。それでも、無視して進めば不意打ちに遭う危険性もある。
 なら迎え討つ。剣を抜き、一応逃走経路を確認。どんな状況にも対応できる体勢を作る。
 がさ、がさがさがさ。
 そこからは、緑色の、固体だか液体だか、どちらかと言えば固体寄りの、冒険者にしてみれば見慣れた魔物が一匹。
「……グリーンジェリー」
 少しの安堵。そして、正体不明だったとはいえ驚いてしまった自分への恥ずかしさと、無意味に高い敵意。
 のろのろと這うように接近してくるジェリーから察するに、どうやら自分は襲われようとはしているらしい。
 ひゅんと剣を一振り。余計な労力を使いたくないし、あまり時間もかけたくない。これぐらいでいいだろう。現に、ジェリーはのろのろと逃げていく。
 ふと思う。おそらく生態系へ最底辺のジェリーは、どのように生まれ、どのように育ち、どのように生き長らえているのか。分裂か卵生か。
どのみち、育ちきるまで苦労するんだろうなぁ。
763ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/23(金) 23:36:01 ID:dX/mGG6I
「……帰ろう」
 考えてもわからないだろうし、きっとすぐ興味も尽きる。剣を収め、さっさと街の方に向ける。
 ぬるり。
「――――!」
 妙な感触。足元で、撒き散らされた油を踏んだような、粘りと滑り。
 剣を抜き、ぐるりと持ち替えて、地面へ突き立てる。一連の動作から得たものは、固い地面の感触と、手の痺れ。
 そして、浅い水溜りに小石の投げ込んだような音。
「う、わ」
 おもわず、叫ぶことも忘れて口をぱくぱくと動かしていた。それは、足元――自分を中心にいびつな円の、赤い水溜りが広がっていたのだ。
 水溜り=ジェリー。本能的に、そう感じた。水溜りが突然、しかも赤色なんて普通では考えられない。
 シオは剣を地面から抜き、とりあえず次のことを考える。ここで取り乱しても利益はない。落ち着いて対処しよう。
 決して広くない水溜り。ゆっくり歩いて、ちゃんとした地面に出たら即ダッシュ。うん、これがいいだろう。
 すっかりぬかるんだ地面に一歩踏みしめる。ペンギンが歩くような、よたよたとした歩き方。
 ぬる。
 安定は悪いがいける。よし、次の一歩――
 べとり。
 突然頭上に降ってきたジェリーは、べっとりと髪につき、垂れかかってきた。
764ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/23(金) 23:38:18 ID:dX/mGG6I
 妙な温度が、たらたらとうなじから首筋に流れていく。
「わ、わぁ、わぁぁぁぁぁぁっ!」
 シオは取り乱し、無意味に剣を振りまくった。体重のかけ方もめちゃくちゃで、どんどんバランスが崩れてくる。
 結果。手からすっぽ抜けた剣は慣性に従ってどこかへ飛び、ずるっと滑って尻餅をついてしまった。
「あうっ、いた、たた」
 痛みに顔をしかめながらも、体をぐるりと回して四つんばいになって這い進む。ただ止まっているよりは。たとえ引き返すことになっても。そんな思いが強かった。
しかし、四肢の動きはバラバラで、一向に前へ進まない。
 ぼとんっ。
「ぁ、いやぁぁぁ!」
 バケツサイズの黄色いジェリーが右足に降りかかり、その重みで足が動かなくなった。
 拘束――!
「や、やだ、やだやだやだやだ」
 まるで固めた使用済みの揚げ物油の上を、指先を差し込んで前を進もうと試みるが右足だけは動こうとしない。
 それどころか、水溜りのジェリーが手足を這い登ってくる。
765 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/23(金) 23:43:29 ID:dX/mGG6I
と、ちょうどいいところで切ってみる。ここから先はご所望のえろえろ展開なので、もうちょい吟味してからうpしますね。
>>758
絵の更新早いですね。これからもえろえろがんばりましょう〜
766:2005/12/24(土) 00:12:44 ID:rbUvQ29F
>>765
相変わらず読ませますなぁ。
新米のわがままに付き合ってくれた苦労に報いねばと思いつつ、
質で勝てないから量を産みたいとこだけど、それでもこれはかなわない。
読むと描かずにはいられないんだけど。(,,゚Д゚) ガンガレ、俺!
767名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:41:21 ID:V9wM36AY
ぬああ!
寸止めキツー!!
耐えられへん…orz

しかし盛り上がってきたなー。
Y氏もいるし、なんかもーオラわくわくしてきたぞ!
いやまじで。

ジェリーよ!
もうめちゃくちゃにしてやってくれ!
768名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 17:28:09 ID:dWHJ6GBr
フィル君(;´Д`)'`ァ'`ァ
769 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/24(土) 18:00:36 ID:24Mb4AGB
「わぁ、うわぁぁ!」
 必死に振り払うが、地面からだけでなく、気づけば雨のようにぽたぽたと小粒のジェリーが降り注いでくる。
 シオには見えていなかったが、周囲はまるでイルミネーションのように色とりどりのジェリーたちがいた。
 唾液のように生ぬるい小粒ジェリーたちは、シオの体を埋めるように降り注ぐ。それは見た目は雨だが雪のように積もっていく。
「ぅぅ、あぁ」
 ジェリーの重み、そして無意味な抵抗による疲労に非現実な展開。シオは力尽きるように赤い水溜りに崩れ落ちた。
 四肢はジェリーたちが拘束具のように押し重なっていた。特に足は、ブーツの中に侵入し雨の日の嫌な感触を思い出させる。
 せめて呼吸はできるようにと顔を横に向ける。どうにか呼吸はできたが、しだいに水溜りの水位が増え、片目は開くことができなくなり、口すらもまともに開くこともできなくなった。
(窒息はしないだろうけど……溶かされちゃうのかな……)
 おそらく現実逃避だろう。ぼんやりと、冷静に、自分の行く末を想像する。
 視界ははっきりと見えなかった。気づかぬうちに溢れ出した涙が視界を覆い始めていた。皮肉にも、涙によってジェリーたちがきらきらと街のライトアップのように見えた。
770ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/24(土) 18:01:39 ID:24Mb4AGB
(色、混ざらないんだ……しんはっけぇん)
 いよいよ意識が混濁し始めたころ、ある異変を感じた。
 ぐ、ぐぬ、ぐぬ。
「ぇ、ぇ……?」
 顔がジェリーに埋まってしまって見ることができないが、何色かのジェリーが、下半身をぐいぐいと押している。
 いや、違う。ジェリーは確実に、ある一点を狙っている!
「ゃ、ぃや、いやぁ!」
 ジェリーが下着を通過し、シオの秘所をぐりぐりと押し侵入を試みている。
 口の中へジェリーが入ることを気にとめず叫ぶ。ぐいぐいとお尻を振らすように動こうとするが、どれもジェリーを止めるには不十分だった。
 ぐ、い。――ずず。
「あ、あぁぁー!」
 入った、入り込んだ。普段は剣で切り刻んでいるジェリーが、体内に侵入した。
 一度入ってしまえばあとは流れるように、ずるずるとシオの中へ流れ込んでいく。
「やだよぉ、やだぁ……!」
 少し柔らかな、けれどどこか固いようなジェリーが体内に詰まってゆく。股に物が突っ込まれるなんて普段そうそうないので、不思議な感覚だった。
 お腹の下辺りがどんどん張ってきているのがわかる。夏場に水分を取りすぎた胃は、きっとこんな気分なのだろう。
771ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/24(土) 18:02:33 ID:24Mb4AGB
(裂け、裂ける――!)
 皮膚が張りすぎて痛みを感じ始める寸前で、ジェリーの侵入は止まった。気味が悪いことに、入りきらなかったジェリーが股からどろどろと流れ落ちているのがわかった。
(お、終わった……)
 一度拍子がついたところで逃げ出すチャンスがあるかもしれない。可能性は低いが、今はどれだけ細い藁でもすがるしかない。
 だがシオの希望も空しく、まだ終わってはいなかった。
 ずずずずず。
「あああああああああ!」
 膣内が満席となってしまったため、ジェリーはすぐ近くのアヌスの空席に目がけて押し寄せた。
(そん、そんなとこぉ……!)
 普段とは逆で、どんどん中に詰まっていく。きっと本能的に穴の中へ入る習性だか何だかがあるのだろう。
となると、次は口や耳とか――!
「やぁ、やめて、やめて、やめてぇぇぇぇぇ!」
 がくがくと頭が揺れる。きっと、首を大きく振りたいのだろう。屈辱的なことは一生の恥として残るが、ここで命を落とすことは考えうる限りで最悪――!
772ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/24(土) 18:03:15 ID:24Mb4AGB
「やめ、ぐ、ぐぅ……」
 口、いや顔にジェリーが覆い被さった。
 ……くらくらとしてきた。状況の処理が追いつかなくなり、頭に血が昇ってきている感じがした。
(あう、あぅ、あ――――)
 ぐりんと世界が反転するように、シオの意識は落ちた。

「ぅ、あ……」
 地面が垂直になり、木が横に生えている。ああ、寝転がっているのか。
 かちかちとまばたきし、シオは体を起こす。服がやけにねとついているので、どれだけはたいても砂は落ちてくれない。
 ……特に変化はない。周囲に気配はない。けれど、奥歯がかちかちとなっている。あの時のことを鮮明に覚えているし、夢だとは思わない。
「あ、ああ……」
 小さな震えががくがくと大きくなり、シオは座り込んでしまった。剣がない。あのとき、飛ばしたまま。つまり、やっぱり、間違いなく現実――!
 そっと腹部に手を触れた。まるで変化はないようだが、わずかに、ほんのわずかに膨らんでいる――ように感じた。
773ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/24(土) 18:04:01 ID:24Mb4AGB
「……ふ、ぅぐ、え……ぅ……」
 静かに泣いた。ようやく、感情の波が辿り着いた。
 出さないと。体の中に、まだあの忌々しい魔物が詰まっている。この事実を受け入れ、どうにかしないと。
 シオは下着を脱ぎ、地面につかないように片足で引っかける。次に、腹部の上部に手を置き、絞り出すように下部へ押し下げていく。
 じゅく、じゅる、じゅる。
 おそらく赤と緑と黄色のすべてが混ざった色だろうか、毒々しい蛍光色が目に痛い。加えて、そんな液体が体内から出てきているということが、絶え難い現実だった。
「う、ぐ……?」
 ぐるんっ。
「え、えぇ!?」
 跳ねた。いや、震えたのだろうか。腹部でぐるぐると、皮膚が様々な方向に引っ張られる。
(あ、暴れているの……?)
 押し出そうとして抵抗しているのだろうか。
 ……つまり、意思を持っているヤツが中にいる!
 ぐる、ぐるるるる。
「くっ、……来る……!?」
774ジェリーの逆襲? ◆0fY7xtBIQU :2005/12/24(土) 18:04:49 ID:24Mb4AGB
 うまく表現できないけれど、何かが来る! お腹から外へ飛び出そうと、まだ見えぬジェリーが動き出している。
「やぁ……らめぇ、きちゃう!」
 シオは思わず秘所を押さえた。だがその手を、ふよふよとしたジェリーが押し返そうとする。
 どれだけ押さえても、シオの力が及ばない。少しずつ露出部分が増えていき、ついに――
 ぶっ、ぼとっ、ぼと。
 シオの秘所から、粘液と共に数色のジェリーたちが零れ落ちた。
「ひっ、ひぃ……っ!」
 うねうねと動くジェリー。それを吐き出した自分。経過はどうあれ、このジェリーの親になってしまったのだろうか。
 そしてそれ以上に恐ろしいこと。それは、まだ腹部が膨らんだままで心なしかまだうぞうぞと動いているということ。
 少し前に感じた疑問の解決、そして自分がジェリーの宿主となったことを知り、これからの身の振り方に深い絶望に見舞われた。
775 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/24(土) 18:10:40 ID:24Mb4AGB
うへぁ、最初タイトル忘れちまったい……
ということでスライム系でした。なんというか、産卵(出産、のほうが近いかも)のめりめりーなもりもりーなな表現が難しい……
イメージとしては何たらホイホイにかかる虫さん。書いてるときずっと考えてた。 
次回作の構想は今のところなし。ううーむ、どうしよう
776Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/24(土) 18:31:19 ID:rbUvQ29F
>>775
すいません。嬉しさのあまり、ずっと(・∀・)ニヤニヤしながら読んでましたー!
もう、はしたない格好で懸命に出そうとするシオのやらしい姿が目に浮かんで…(*´д`*)ハァハァ
最高のクリスマスプレゼントでした!GJ!
777雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/24(土) 20:22:02 ID:8INeu1YR
>>775
グ、グ、GJ!!
すごいなぁ……これだけのボリュームを短時間で仕上げるなんて……
折れに真似はできないorz

次は折れの番か…いつものようにネットカフェから投下しにいくか…
と意気揚々と自宅から五`にあるいつものネットカフェに向かう。
今日のネットカフェはいつもよりも電気が暗い
何事かと入口にたどりついてみると、なんと『臨時休業日』との看板があるではないか!!
がくりと膝を落とす自分。その姿はまさしく、『orz』そのもの。
外はホワイトクリスマスならぬブリザードクリスマス。
というのが今から50分前の話。
778Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/24(土) 20:26:23 ID:rbUvQ29F
…うッ…くそっ…
表情や構図は浮かぶんだが…服がッ…服の乱れを描いた事なかったッ!orz

ウチは今、ボツ画の用紙が吹雪のように吹き荒れてるぜ?
779Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/24(土) 22:47:05 ID:rbUvQ29F
そして失敗… _| ̄|○ ガクッ
構図にこだわると、どーも服がテキトーになる。
理想は汚れ着衣、腹で暴れるジェリー、手で押さえながら辛そうに出産するシオ。
描き直します。

でもやはり出産モノは描いてて楽しいなぁ。(*゚ー゚)ウフフ
しかも産むのはスライムだから出血が無い。
そこまで計算してジェリーネタを選択した氏は、まこと神としか言いようがない。
780名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 01:32:34 ID:LUzd2aIF
◆0fY7xtBIQU氏、乙です。
ジェリーの質感まで肌に感じるような良作ですた!
あの最弱モブに嬲られるシオタソにもう…orz
素晴らしかったです!
そしてそれをイラストに描き上げるY氏の仕事の早さ…。
あのイラストで脳内補完できました。
もう映像として脳内で再生できますぞ。

Y氏のイラ置き場もどんどん開発されていきますね。
これからが楽しみです。

このスレの有り方も、いい方にいい方に変わって来ているなあ。
781Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/25(日) 02:08:48 ID:5rgrKUjo
>>780
マテ!(つ´∀`)つ
そのコメントはありがたいが、ありゃ失敗だ。氏のSSにあんなレベルじゃ失礼だった。
興奮する気持ちを抑えて冷静にSSを読み直した今、シチュエーションに忠実なものを描き直してる。
着色中だから、マテ。
782御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/25(日) 12:40:12 ID:CzJ43X2K
内容:
なんとなくコテをつけてみる。スライムがそこそこ好評みたいで幸いです。
>>777
楽しみにしていますね。あとスリー7おめです。
>>779
なにやらおもしろい登場人物紹介が増えてますね。焦らずゆったりとがんばってください。

今のところシオに片寄り気味ですが、他のキャラの需要てあるのだろうか……?
個人的にサラサ書いてみたいけど、彼女を鬼畜な目にあわせようとするとすごい罪悪感orz
783御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/25(日) 12:41:31 ID:CzJ43X2K
一行目変な文字入ってる……なんだこれ?orz
784Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/25(日) 16:22:28 ID:5rgrKUjo
ぜぃっ、はぁっ!描けた、頑張った!もう限界だ!
JOJOー おれの最後の波紋だぜー うけとってくれーッ
(うけとってくれー うけとってくれー)

とりあえず、シチュ通りには描けた…か?
エロく見えなかったらごめん。力不足ー。orz
改めて今度のSSが醸し出すエロさと、書き手のすごさを実感する次第。

>>782
予想以上の出来に感心しております。決して楽ではなかったでしょうに、
私の個人的趣味に付き合うような形で出産モノ書いていただき感謝と恐縮の至りです。
そしてまた、なんとも芳ばしい香りのHNで。御腐人さん、コンゴトモヨロシク!

>なにやらアホな登場人物紹介が増えてますね。
はい、自分でも書いててアホだなーと思っちょりました。(´-`)
いえ、次のSSのネタにでもなれば、とか新作をせがむような
そんなおこがましい考えは、まったく……
785Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/25(日) 17:35:30 ID:5rgrKUjo
…っとと。色調整しますた。(^^;
786名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 23:33:34 ID:Vv355xvS
>>Y氏
なんちゅう完成度だ…
塗りも好みだし、頬を染めるシオが…ぐあもうだめ萌え死ぬ
背景までも綺麗に描きこまれていて感動しました。
御腐人氏のSSの挿絵としても完璧ですね。
Y氏はこのスレ最強のパートナーっつーかネ申の一人ゴッドハンドですね。
興奮冷めやらぬ…。
もうすぐ冬の祭りがあるわけだが、こんな本があったらなあ…もうマジ買うのに…。
787Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/26(月) 00:50:16 ID:8gjcV1zI
>>786
想像通りエロくならなくて自信喪失しかかってた所で
そう言ってもらえるとは、何とありがたい。
SSの素晴らしさ、自分の限界…ここに来て学ぶ事は多い。まだまだ描き続けるよー。

>こんな本があったらなあ…
ゲームにしたいな…(ぼそっ)
こう、「調教メニュー」から好きなシチュに運んで、満遍なくシオを辱めて、俺色のシオにカスタマイズ!みたいな。
シオが稼いできた金で首輪や乳ピアス、媚薬、拡張器、搾乳器などを買ってシオを…!(*´д`*)ハァハァ
788御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/26(月) 16:16:10 ID:aOYQTYz7
sugeeeeeeeeee!! これはすごいエロだ!
ここまでシチュ通りに絵にすることができるとは・・・最後の波紋を充分に受け取れた気がします。
シオの表情が何とも・・・うへへ。
次回作の予定として、シオが盗賊に惨敗したときのか、街のヤブ医者さんとこに行く話のどちらか。
まあどちらもキチークです。うへへ。
789名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 16:46:46 ID:BANuKoLc
ゲーム!?
うわすげーやってみてええええ
誰か作ってくれ…
790名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 20:59:33 ID:KrhIlilC
1月に新しいゲームができるらしい。
そうすればここももっと盛り上がるのに・・・
791Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/26(月) 21:44:35 ID:8gjcV1zI
>>788
いや、実はあの盗賊に「乱暴されて」「写真撮られるシーン」が見たくてしょうがなかったんですよ!
そして絵にしたかった!御腐人氏が文章にしてくれるなら、最高のイメージが浮かぶ!描ける!

…っとと、プレッシャーをかけ過ぎるのは(・A ・)イクナイですな。
ゆっくりで良いです。気が向いた時で良いです。
マ…マタ〜リ逝こうぜ…
ガクガク((( ;´ー`)))y─┛~~~.。oO(お…落ち着け、俺)
792名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 03:03:06 ID:V2zwiCrF
全く画像が見れないのだが設定が悪いのだろうか…
×になる…

表の画像は普通に見れるのに…何故…
793名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 18:45:18 ID:2IG0UCP9
画像見れなくね?
794名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 19:20:06 ID:eTmnkbxU
俺はすべて見れるな…
設定なのかな。
795Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/27(火) 19:50:27 ID:39bhpzlA
何だ?まだ誰もアクセス規制はかけてないぞ?
796名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 21:34:06 ID:4+nnGeu1
漏れも普通に見れる
797名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 22:04:54 ID:eTmnkbxU
さて、せっかくこれだけの~達が降臨されているのだし、これからのこのスレの行く先、有り方を話し合ってもいいんではないかな。
年末だし…。
あとは、今のところY氏のシオ熱が凄まじいのは承知しているのだが、ほかのキャラはどうなんだろう。
前も誰か言っていたけど需要あるのかな。

…俺が見たいわけじゃないよ?


ごめんうそですみたいんです
798名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 23:23:00 ID:PZzdTUOk
ていうかY氏初降臨からスレの伸びが最好調なのだが。
やはりこのスレには神絵師であるY氏の存在が不可欠だな
799Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/27(火) 23:35:25 ID:39bhpzlA
>>797
乙。俺も言いたかった。
ここは何をするスレなのか?誰が主役なのか?

ttp://www.journey-k.com/~yamikata-k/orz.jpg
800名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 00:01:08 ID:HAAR3qAg
それだぁぁぁぁ!!


…( ゚Д゚)



スレの存在意義を再確認すると、エロパロスレであるからエロパロである事が第一なのかな?
エロ無も可?
晴れ曇作品全般ということで、キャラは特に限定しないほうがいいのかな。
表現方法はSS・イラストどちらでも。
まあ今までの流れ見ると絵師はものすごく希少なわけですが…。
知っての通りY氏のスキルはネ申以外のなんでもないので何描いたって問題無いですよね。
今のところは、SS→挿絵イラスト的なものが定着しているようで。
ほかにどういうものがあるのか…

とりあえずまとめサイト的なものはどうなってるんだっけ。
確か前にリンク貼られていたような…
801名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 11:23:26 ID:/BcE/q96
>>799
ワロタww

SS→挿絵イラスト以外にもY氏にはどんどん絵を書いて欲しいな。
Y氏が過労死したらこのスレも終りだ。
802御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/28(水) 14:31:29 ID:2tHWz0Ez
>>801
やはり絵師とはすごい。新しい絵がワクワクテカテカと待っている自分がいる反面、
一人の物書きとしてちょっぴり物悲しかったり。
それでもキーボード打ってれば何かいいことあるだろうと思う年末のとある一日。
803Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/28(水) 15:31:54 ID:rljFRT5Z
>>800
>何描いたって
(´-`).。oO(俺は大問題かもー)
>SS→挿絵イラスト的なものが定着している
(´-`).。oO(>>12のような妄想は、もう出ないのだろうか…)

>>801
うむ、ちょうどいい。(゚д゚)y-~~~
一度、過労死というものを体験したいと思っていたところだ。

>>802
色んなヤツが居る。
「御腐人氏のSSを読まなきゃ氏ぬ!」ってヤツも居る。

ああー!上手く言えねぇ!
つまり、図にするとこうだ!(↓)
ttp://www.journey-k.com/~yamikata-k/zukai.jpg
804名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 15:55:51 ID:wIbTXe6I
だれか…どこの設定をどういじったら
×になっちゃってる画像が見れるのかおしえてください。
なにやら、すごい絵だそうで…
表のは見れるんですが
805Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/28(水) 16:10:36 ID:rljFRT5Z
・・・・・・。('A`)

このスレの今後は、「Y氏の絵を見る方法を探るスレにする」に一票入ったぞ。
806名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 17:15:31 ID:QGEI3Vm7
俺もそれに一票。
h.phpでなぜか上のリンクの「それだああ」に飛ぶ。
どうしたものか…
807Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/28(水) 18:05:37 ID:rljFRT5Z
じゃあ探り続けようぜ。

(´A`).。oO(いつまでも、な…)
808名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 18:52:11 ID:05htq0E2
絵見れないみたいだし、俺は相変わらず文章だけ期待

そういやもうすぐ新作でるっぽいな
809801:2005/12/28(水) 19:38:18 ID:HJND24CR
>>802
スマソ。 もちろん御腐人氏のSSも楽しみにしている。
810名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 19:38:51 ID:HJND24CR
sage 忘れorz
811Y ◆PV0C4EwkWY :2005/12/28(水) 20:39:16 ID:rljFRT5Z
じゃあ俺も文章だけ期待〜('A`)

スレの方向性はグダグダだなww
812雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/28(水) 21:19:44 ID:ytn9Y0Rq
なんだか話に入っていけない漏れがきましたよ
シオ一色の流れを断ち切るようですいませんorz…
今年はネットカフェに来るのがこれが最後か…
んじゃ、続き投下させていただきますよ
「……う……む……」
 脱衣所の床に寝かせられていたヘルシンキが目を覚ました。
「あ!ヘルシンキさんが気がついたみたい」
「む……フィル殿、拙者は一体……?」
 当惑するヘルシンキに、シバが
「おめー露天風呂でブッ倒れたろ?皆で運んだんだよ」
「む……そうであった……皆、かたじけない」
「いいってことよ。湯冷めしちまうから早く服着とけ」
 と、ヘルシンキに浴衣一式を手渡す。
「シバ殿、重ね重ねかたじけない」
「だからいいってばよ!」
 ヘルシンキの律儀な姿勢が、シバにはどうにもうっとうしいらしい。
「へぇ〜、温泉って入った後は浴衣ってのを着るんですか?こ、こうかな?」
 クリックは浴衣を着るのは初めてらしく、着付けに戸惑う。
「いや、帯はこうじゃな」
 シルフ荘では、色とりどりの浴衣も自分で選ぶ事ができる。
 それも隠れた人気の一つとなっている。
 そんなこんなで男性陣の浴衣の着付けが終わった。

 フィル:薄めの緑色の竹が全面に描かれている。
 ルヴェル:赤を基とした濃淡が印象的である。
 クリック:紫色の蓮華の花がちりばまれている。
 ヘルシンキ:藍色で滝を思わせるような縦主体の模様。
 シバ:黒を強調したチェック模様。

「へーお前ら皆浴衣がサマになってるじゃねーか」
 選んだ浴衣にはそれぞれの個性がよく表れている。
「もう少しで夕食の時間じゃな。それまで部屋で待つとするか」
「そうですね」
「おーそうだ!忘れるとこだった。お前らちょっと手伝え」
 突然シバが皆を呼び止める。
「な、何?」
「ちょっと運んでもらいたいものがあったんだ。三人で充分だからついてこい」
「ならば、拙者が参りましょう」
「あ、俺もいくよ」
 ヘルシンキとフィルを連れて、シバは外に出る。
「これこれ。これを宴会場まで運ぶぞ」
 シバが指差した先には、一抱えもある箱が三つ。
「……何コレ?」
「何ですかな、シバ殿?」
「宴会の時までの『お楽しみ』だ」
 ニヤけながら箱を運んでいくシバに疑問を抱きながらも、
 とりあえず二人はついて行った。
 箱を運びこんだあと、三人は部屋へと向かう。その途中、
「あれ、フィル君たちじゃない?温泉上がったんだ?」
「シ、シオ!?」
 女性陣と遭遇する。皆フィル達同様、一人一人の個性の表れた浴衣を着用している。

 シオ:水色と青の花火が彩られている。
 ティコ:あでやかな紫色の菖蒲の花が両側面に描かれている。
 イヴ:ピンク色の朝顔が一面に敷き詰められている。
 サラサ:秋空とアカネトンボを思わせる橙色。
 ヤヨイ:素朴な濃いめの緑の柳模様。
 ソフィア:藍色を使った魚のウロコ模様。

「緑色似合ってると思うよ、フィル君♪」
「あ、ありがとう、シオ。シオも……似合ってるよ」
「ありがとっ♪」
 どうやら露天風呂でのことは気づかれてないらしい。ホッとするフィル。
 知らぬが仏とはこの事だ。
「ところで、宴会場から出てきたようだけど……何してたの?」
「シバに頼まれてちょっと運び物を……」
「運び物って……なぁに?」
「それが……俺もわかんないんだ。中身見てないし」
「まぁまぁいいじゃねーか!宴会の『お楽しみ』だからな!」
 余計な詮索はするなと言わんばかりにフィルを止めるシバ。
「あら、ヘル君とおそろいの色ですわね」
「う、うむ。そ、そうでござるな」
 にこやかなソフィアとソフィアの前では緊張気味のヘルシンキ。
「うれしいですわ」
「あ、ああ」
 いかに屈強な彼と言えど、ソフィアの前では形無しである。
「じゃ、私たち部屋に戻ってるね」
「う、うん」
 一同は一旦部屋に戻ることにした。

 ――30分後
 『シバ御一行様』とある大広間に一同は集まった。
「わあぁ〜♪おいしそうっ」
 豪勢な料理にシオが歓声を上げる。
 それはシオでなくても驚く程の質の料理だった。
「ほう、美味そうじゃのう」
「ホント、ルヴェル君が作る料理とは大違いだわ」
「師匠、それはないですじゃ……」
「海猫亭とは段違いね、すっご〜い!」
「こんな料理見た事ないッス!」
 第一印象の感想が飛び交う。と、ここで――
「はい皆注目ーっ!」
 とシバが手を叩く。そばにフィル達と運んだ箱もある。
「宴会といえばコレが欠かせねーだろ」
 と箱を開ける。気になる中身は……
「ほれ、コイツだ!」
 出てきたのはイシュワルド酒、メロウ酒、メロウワインなどのお酒や
 缶の飲み物の類である。
「いよっ、待ってましたのじゃ!」
「なかなか気が利くじゃない」
 ルヴェルやサラサの大人組を中心に一同は盛り上がる。
「でも一体これだけのお酒をどこから?」
「なに、俺にはツテがあるのさ」
「その『ツテ』というものは何でござるか、シバ殿?」
 ずいとヘルシンキがシバに詰め寄る。
「そ、その……知り合いから……もらったんだよ」
「それはまことでござるか?」
「ほ、ホントだ!!」
「ならばよろしい」
 ヘルシンキの疑惑から逃れたシバはホッとする。
「き、気を取り直してだな……皆、飲み物は持ったか?」
「うぃ〜っす」
 返事がそろったところで、シバが乾杯の音頭をとる。
「よーぅし!そんじゃ、皆道中ご苦労!今日は飲んで騒げ!
 いくぞ!1,2,3……」
「かんぱーーい!!!」
 勢い良くグラスがぶつかり、キィンと澄んだ音が響く。
「……プハッ!!酒が美味いぜ!!」
「あぐあぐ……この料理……おいひーっ!!」
 皆たくさんの酒と豪勢な料理に虜にされている。
 こうして、最高のボルテージで宴会が始まった。

 ――1時間後
 最初の楽しい雰囲気はどこへやら、宴会場は地獄と化していた。
「ゴルァ!!酒持って来ーい!!」
 既に三本のビンを空け、ビンを振り回して怒鳴っているのはサラサ。
 普段は冷静で口数の少ない彼女だが、酒が入ると二重人格のように
 正反対の振る舞いと化す。彼女の普段しか知らない人が見ると、
 おそらく別人としか思えないだろう。
 そして酒癖の悪い彼女に運悪く捕まって奴隷とさせられているのは
 やはりルヴェルである。
「は、はい、ただ今持って来ますじゃ!」
 ドタドタと足音を鳴らし、忙しく走り回る。

 一方、他の席では、
「全く、普段から貴殿の振る舞いについては一言申したいと常日頃……」
 くどくどと説教を続けるヘルシンキ。そして犠牲になっているのは、
(あーあ、やってらんねぇ……どうしてこうまで酒癖が悪いのかねぇ……)
「聞いていますかな、シバ殿!!」
「き、聞いてるに決まってるだろ、はは……」
「ならばよろしい。だいたい貴殿の態度は……」
(フザケんな!さっきから話がループしてんじゃねーか!!)
 そんなシバの胸中など知るはずもなく、ヘルシンキの説教は延々と続く。
 実はさっき逃げようとしたのだが、その際ヘルシンキが短剣で襲いかかってきたので、
 止めるのに一苦労かかったのだ。今度逃げたら間違いなく刺されるだろう。

 また、他の席では、
「うう、フィル君〜、最近研究がうまくいかんのですわ、どうしたらいいか、グスッ……」
「キャハハ、何か知らないけど二人とも面白いッス〜!アハハハ……」
 泣き上戸のクリックと笑い上戸のヤヨイに絡まれるフィル。
「う、うん、クリック君、大丈夫だと思うから、ね?」
「うう、フィル君、ありがとうございます〜……」
「キャハハハハハ……」
 この二人はもはや収拾がつかなくなっている。それをおさえるフィルも一苦労だ。
(はあ、どうしてこうなるんだろう……)
 考えてみると、フィル達未成年組はイシュワルド酒などのお酒は飲まず、
 缶の飲み物の類を飲んでいた。見た目や味はジュースのそれっぽかったので
 最初は気にならなかったが、それがカクテルだということはさっき分かった。
 皆も気にせず飲んでいたので大丈夫かと思っていたのだが、
 低アルコールでも影響が強かったようだ。
「ね、ねぇシオ、どうしよう……?……シオ?」
「ボーー……ん、どうひたの、フィル君?」
 反応が鈍く、ろれつが回っていない。どうやら彼女もアルコールにあてられたらしい。
「あー楽ひそーだね、料理もおいひいし……このジュースもおいしひよ〜」
(……ダメだこりゃ)
 他に誰か大丈夫な人はいないか見渡す。
「あ、イヴちゃん……って、寝てるし!」
「……ぐか〜……」
 床に突っ伏して寝ている彼女のそばにはカクテルの空き缶が四つ。
 太腿をさらけだしてあられもない姿で爆睡している。
「むにゃ……フィル君……ダメぇ〜……」
 かすかに寝言が聞こえるが、フィルは聞かなかったことにした。
「ソ、ソフィアさんは……?」
「あらぁ〜、どうしたんですかぁ、フィルさん?」
 いつも以上に拍子抜けした声。見た目では判別しづらいが、間違いなくソフィアも酔っている。
 つまり、この宴会場ではまともに意識のある(酔いの少ない?)人間は
 シバ、ルヴェル、フィルの三人だけだ。
 まさに混沌状態の宴会場。
 ――と、その時、
「う〜〜ん……」
 ガシャンと大きな音がしてヤヨイが倒れこむ。
「ヤ、ヤヨイちゃん!!大丈夫!?」
 あわててフィルとクリックが駆け寄る。
「ヤ、ヤヨイチャン……」
 恋人であるクリックは泣きながらヤヨイを起こす。
「あ、アハハ……だ、大丈夫ッス。アハハハ……ちょっとね、眠いッス」
 酔いがまだ回っているのか、笑いながらヤヨイは答える。
「アハハ……部屋に戻るッス」
「うう……じゃあボクが連れて行きますわ」
 泣きながらクリックは立候補した。
「だ、大丈夫?クリック君一人で……」
「大丈夫ですわ……グスッ……ああ、ヤヨイちゃん、おいたわしや〜……うう……」
 フィルの心配をよそに、クリックはヤヨイを肩で持ち上げて宴会場を後にする。
「うわぁ……誰かは酔いつぶれると思ったんだけど……」
「すまんが、ワシも一人送らねばならん」
 突然ルヴェルも立ち上がる。
「どうしたんですか?」
「見ろ」
「サ、サラサさん!?」
 ルヴェルが指さした先に、ビンを持ったまま突っ伏して眠っているサラサの姿が映る。
「イシュワルド酒を5本ほど飲み干してな……まあ無理もあるまい。
 ワシはサラサさんを部屋に寝かせてくる。すぐ戻るわい」
「は、はい」
 ルヴェルはサラサをかついで外へと消えた。
 その様子を見ていたシバの目が光る。
(そうだ。邪魔者は酔った事にすれば片はつくんだな)
 事実、シバは未だにヘルシンキの説教地獄から抜け出せずにいた。
(テメェの話を延々と聞いてちゃ、こっちも商売上がったりだからな)
「だいたい貴殿は普段から――」
「まあまあヘルシンキ、とりあえず飲めよ。注いでやるぜ」
「む……かたじけない」
 と、酒をグラスに注いでいくシバ。
 そして、ヘルシンキがグラスに口をつける一瞬の隙をついて――
(くらえっ!!)
 ドッと軽い音を立てて、ヘルシンキの延髄にチョップを叩き込む。
「ぐっ!?……」
 気を失ったヘルシンキはその場に倒れこむ。そしてシバはヘルシンキを受け止め、
 白々しい態度で
「おお、大丈夫かヘルシンキ!今部屋に送ってやるからな。てなわけでフィル、
 俺サマはヘルシンキを部屋に連れて行く。すぐ戻るから待ってろ」
「え?う、うん……早く……戻ってきてね」
 こうしてシバはシオ、ソフィア、イヴ、フィルを残して宴会場を出る。
 取り残されたフィルはなんだか不安で一杯だった。
「早く……戻ってきてね〜……」

(ククク……手間取らせやがって……だがあれだけの酒だ。すぐには目は覚まさないだろう。
 夜は長いぜ。面白いものを見れそうだからな……)
 ヘルシンキを部屋に置いた後、部屋から出たシバの口には笑みが、右手にはカメラの
 レンズが浮かんでいた。
「はぁ……キ、キツ……」
 部屋の戸を開けてクリックが出る。虚弱体質の彼にとっては
 人一人運んだり布団を敷いたりするだけでも重労働なようだ。
 おかげで酔いもすっかり醒めて正気に戻ることができたのだが。
(さて、どうしよかな……)
 このまま地獄の宴会場に戻るべきか、明日に備えて寝るべきか……
 少し考えたが、クリックは結論を出した。
(早く寝た方が無難だな。その前にもう一回風呂入っとこか……汗かいたし)
 自分の部屋に戻り、バスタオルを抱えて浴場に向かう。その途中――
(?……電気がついてる……?)
 ちょうどティコ達の部屋を通りかかったとき、クリックは異変に気づいた。
 自分とヤヨイ以外のメンバーは今宴会場にいるはずだった。
(従業員さんかな?……それとも電気消し忘れたんかな?)
 恐る恐る部屋を覗いてみると――
(――あ、ティコさん)
 部屋の中ではティコが一人で何やら呟きながら飲んでいる。
 そういえば、宴会の途中からティコの姿がなかったような気もした。
「あら、クリックくんね。ちょうど良かったわ。いらっしゃい」
「!?……バレてましたか、はは……」
 ティコには部屋に入ったときから分かったらしい。
「感心しないわね。部屋を覗くなんて」
「す、すいません、でもなんで皆のトコにいないんですか?」
「騒がしいのはキライなのよ……私は一人酒の方が好きなの」
「はあ……ってこんなに飲んだんですか!?」
 クリックが驚くのも無理はない。彼女が部屋に持ち込んだのはイシュワルド酒が
 四本。そのうち二本が空瓶になっている。
「まだまだイケるわ……ふふっ」
 グラス片手に余裕を見せる。どうやら彼女も相当の酒豪のようだ。
「でもね、そろそろ一人じゃ寂しくて……相手が欲しかったのよ」
「は、話し相手なら宴会場行けばいるじゃないですか?」
「だから騒がしいのはダメなのよ……それに、『話し』相手じゃないわ」
「は?……うぷっ!」
 意味を掴みかねるクリックの顔をティコは抱きしめた。顔を浴衣越しに柔らかい感触が包む。
 浴衣を通して女性特有の柔らかい匂いがする。
「ティ、ティコさん……?」
「体が火照っちゃってね。イヴちゃんもまだ来ないから……相手が欲しかったのよ」
 意味を把握したのか、クリックの顔が紅潮する。そして、何か言いたげに
「ティコさん……ボク……」
「あら、ヤヨイちゃんの事?大丈夫よ、バラさないし。約束するわ」
「そうじゃないんです」
「?」
「本当に……いいんですか?」
 オドオドするクリックに、ティコは優しく微笑む。
「ふふっ、じゃ、OKね。とりあえず脱ぎなさい」
「え?……あっ」
 そうこう言ううちにティコの手によってクリックの浴衣が脱がされていく。
「綺麗な肌ね。シオちゃんに負けないくらい、羨ましいわ」
 ツツーッと指で肌をなぞる。
「ボ、ボクは男ですっ」
「顔や体つきは女の子みたいじゃない」
「そっ、そんな事……」
 少し図星だった。そう自分でも思えるくらいだった。
「さ、そろそろ下ろすわよ」
 クリックのパンツを下ろすと、小さいながらも懸命に膨らんでいるモノが
 ピョコッと飛び出した。
「まあ、可愛らしい。ちゃんと剥いてあげないとね」
「え……あっ、剥いちゃ……」
 ティコはいたずらっぽく触れると、クリックのモノを包んでいる皮を剥く。
 徐々に濃いピンクの亀頭が頭を出していく。それが外気に触れるだけでも
 クリックに快感が走る。
「たったこれでも感じるのね。可愛いわぁ」
 クリックの反応を見てティコの顔も悦に入る。
「じゃ、始めるわよ」
「ああっ、ティコさん……ふあっ!?」
 パクッという音を立ててティコがいきなりモノをくわえる。
 そのままチュパチュパと音を立ててしゃぶり始める。
「あ、ティコさん、な、何を、あっああっ」
「む……んふっ、気持ちいいでしょ?」
「ひゃ、あっあっ……は、いあっ!」
「ホントに女の子みたいね。喘ぎ声も高いし」
 今感じている感覚はクリックにとって未知なものだ。
 ティコの口内の温かさと舌との刺激でクリックのモノはさらに膨張していく。
「ん……どう?魔女のフェラの感想は……って言葉も出ないようね」
「はあ、ああ……っ」
「じゃ、もう少し速めにいくわよ」
 そう言って再びむしゃぶり始める。今度はさっきよりも速く、
 ジュポジュポと音も大きく立てて吸い付く。
「うああっ、スゴ……すぎるうぅぅ!!」
 亀頭を様々な方向から舐めまわしてはまた吸い付くといったことを
 繰り返しながら、ティコはクリックの表情を見て楽しんだ。
「あ、らめっ……ティコ、さあっん、も、もう……」
「ん、ん、は……もうイキそうでしょ?じゃあ、ひとおもいにイカせてあげる」
 ティコの口と舌の動きが一気に加速する。同時にクリックの喘ぎ声も一段と大きくなる。
「あ、ひゃあああっ!!そ、そんなにっ、され……あっ、たら……」
「いいわよ、イキなさい!」
「ふあ、い、い、イクううっっ!!ああああぁぁっっ!!」
 喘ぎが切れるのと同時に、クリックのモノからは精液が噴き出した。
 そして、ソレはティコの顔にかかってしまう。
「はあ、はあ、ああ……ティコさ、ん、ごめ、んなさい」
「ふふ、いいのよ。フェラすれば必ずこうなるだろうし」
 顔にかかった精液を拭き取ってティコは微笑む。
「さて……と。今度はもっとスゴイと思うわ」
 と、ティコは自分の浴衣を脱いでいく。魔力を思わせるような紫色の下着と
 それらでしか包まれていないティコの裸体が露わとなる。
 ついには下着も脱ぎ、一糸纏わぬ姿となる。
「あ、ああ……」
 クリックは言葉が出なかった。それほど綺麗であった。
 普段は『魔女』としての服装に身をまとっている彼女。
 それに、ティコはクリックの憧れの女性でもある。
 その女性が今、こうして裸で自分の前にいる。それだけでも声を失うには十分だった。
「さ、続けましょ」
 もう一度クリックを抱きしめる。今度は浴衣越しでなく、素肌どうしでの感触。
 匂いもさっきとは違ってはっきりとしている。
「ティ、ティコさん……」
 後に続く言葉を押し殺して、ティコを見つめる。
「いいわよ。好きにしなさい」
「……じゃ、し、失礼します」
 両手でティコの胸を揉んでいく。弾力のある胸の脂肪が、クリックの小さな手を
 逆に包み込むようだった。
「ん……結構上手ね」
「あの……す、吸っても……いい……ですか?」
「あら、妙に積極的ね。いいわよ」
「では……」
 ティコの乳首を軽くつまみ、クリックは吸い付いた。
 口に含んだまま舌で転がすたびに、チュプチュプと音を立てる。
「んっ、赤ちゃんみたいねぇ。可愛いわ」
 さすがのティコでも乳首は感じるようで、小さく声を漏らす。
「んっ、ちゅぷ、ちゅっ……」
「ん……いいわ。今度はこっちで……ね?」
 ティコは足を広げ、クリックを誘う。
「ホントに……いいんですか?」
「愚問ね。さっさとやってしまいなさい」
「で、では……」
 クリックは嬉しかった。憧れの人を抱く事ができた。その喜びが、クリックの
 理性をおさえていく。
 チュプッと音を立てて、クリックのモノはティコの蜜壷に簡単に飲み込まれた。
「うあっ、気持ち、いいですぅっ」
「前後に腰を動かしなさい」
 言われるがままに腰を振るクリック。
 モノが出入りするたびに、ヌルリとした中の感触と締め付け感がたまらなく快感を覚える。
「う、うあっ、あっ、あっ……」
「あらら……普通女の方が喘ぐものなのに……だらしないわよ」
「で、でも、あっ、しま、るぅ」
「しょうがないわねぇ。私も手伝ってあげる。ほら、ほら!」
 そう言ってティコも腰を動かす。
「んっ、これだと、わたしも、気持ち、いいわっ」
「ああっ!なんか……ボク、おかしく、なっちゃいます、わぁっ!」
 双方の腰の動きが激しくなり、ジュポッジュポッという音がいやらしく響く。
 次第に動きは速くなり、パンパンと何かを打ちつけるような音に変わる。
「ボ、ボクもう……イっちゃ……うっ!ティ、ティコさ、ああんっ!!」
「イって……んっ、いいわ、イっちゃいなさい!!」
「んん……ああっああ、うあああっっ!!」
 ひと際大きな波を迎え、クリックは絶頂に達し、ティコの中で果てる。
「うはあっ、は、はあっ、はあ……」
「……中に出してしまったようね。ま、いいわ」
 激しく息切れするクリックを抱きしめて、耳元で囁く。
「……いいわね?ほんとは中には出すのは危険なの。でも、許してあげる」
「ごめんなさい、ティコさん。あまりにも気持ちよすぎて……」
「大人になったらそれは言い訳にもならないわ。でも魔女の味、良かったでしょ?」
 ティコは優しく微笑みかける。
「はい……」
 クリックも抱き返す。胸と胸とがぴったりと触れ合い温かく感じた。
「じゃあ、おやすみなさい」
「ええ、おやすみなさい」
 着替えて挨拶を交わし、クリックは部屋を出る。
(あ、そうだ。風呂入るんだっけ……」
 抱えているバスタオルなどに気付くと、クリックは一直線に浴場へと向かっていった。

(ククク……)
 廊下に隠れていたのだろうか。シバが誰もいない廊下に出る。
 その手にはしっかりとカメラが握られている。
(まさかティコとクリックのヤってるとこに出くわすなんてな……
 カメラ持ってきて正解だったぜ。これなら……高く売れる!!
 題名はそうだな……『魔女による童貞ショタ男の筆下ろし』でいくか……ククク……)
 カメラ片手に、シバは走り去っていく。
「う゛〜……」
 戸を開けて、泥酔状態のサラサがルヴェルに肩を貸したまま入る。
 いくら女性と言えども、イシュワルド酒8本分の匂いは、
 ルヴェルでさえも顔をしかめる程である。
「全く、酒臭いったらありゃしないわい」
 サラサを部屋の端にとりあえず寝かせ、一息つく。
 そして手際よく布団を2人分敷いていき、サラサを寝かせる。
「ふう……よし、戻るとするかの」
 そそくさと部屋を出ようとする。その時――

  ガシッ!!

「うおっ!?ぐはぁっ!!」
 いきなり足をつかまれ、したたかに頭をぶつけてしまう。
「痛ぅ……?」
 見ると、サラサが起きていて、しっかりと足をつかんでいる。
「お……起こしてしもうたか。じゃ、ワシはこれで……」
「ふふ……」
 なぜかサラサはうす笑いを浮かべている。
「あの…………サラサさん?」
「ふふ……何をしているの、ルヴェル君?」
「何って……お主をここまで運んで――」
「女性の部屋に侵入するなんて、不埒極まりないことよ?」
「あの……じゃから、ワシは――」
「言い訳結構よ」
 なんとか誤解を解こうとするものの、聞いちゃもらえない。
「悪いコには、『お仕置き』が必要みたいねぇ」
「お仕置……き……ですじゃ?」
 ルヴェルの顔が引きつる。彼にとって『お仕置き』とは聞きなれた単語であり、
 また『聞きたくない単語』の最上級にも位置している。
「そ、それじゃ!!……ぐっ!?」
「逃がさないわ」
 サラサの手は振りほどこうと逃げ出したルヴェルの足をがっちり掴んで離さない。
 逆にルヴェルがサラサの方に引きずり込まれる。
(ぐうっ、なんて力じゃ!引っ張ら……れるううううぅぅ)
 あっという間に引き寄せられ、腕を押さえられてしまう。
「さあ、お仕置き開始よ。うふふ……」
 微笑を浮かべて浴衣の帯を解いていくサラサ。
「ッ……何を……」
 するりと浴衣が脱げ、薄肌色の肌と官能的な黒い下着があらわになる。
「何って?ちょっと『恥ずかしい』お仕置きをね」
 そう言って帯でルヴェルの腕を柱に縛り付けた。
「見えないほうが恥ずかしいものね」
「?……なっ……!?」
 手早くルヴェルの浴衣を剥いで、帯で目隠しをさせる。
「あら、ガタイはいいのね。良い筋肉じゃない」
 指先でルヴェルの体を撫でていく。
「お、お許しを……」
「ダメよ。……と言う割には感じてるんでしょ?」
 パンツの上からでもはっきり分かるほど膨らんでいる股間。
 サラサはわざと焦らすように指でつつく。
「あ、あう……」
 ズルリとパンツを下ろされ、そそり立つ肉棒が現れる。
「まあ……立派なのを持ってるじゃない」
 うっとりした表情でルヴェルのモノを見つめる。
 外気に触れたソレは、重力に逆らうように上を向き、震えている。
「ずいぶん……いえ私が見た中で一番よ。さあて、イタズラし甲斐がありそうね」
「や、やめ……ひゃっ!」
 一瞬の快感が起きたが、ルヴェルには何をされたかが分からなかった。
「あら、先っぽにキスしただけなのに。これからよ」
「え……?……うあっ!」
 今度は間違いなくルヴェルの肉棒が咥えられた。
 生温かい温度と時折触れる舌と歯の先の刺激が容赦なく快感を促す。
「んむ……流石に大きいのね。口に入りきらないわ」
「うう……」
 ルヴェルはただ耐えるしかなかった。イきさえしなければいずれサラサは飽きて自分を解放するだろう。
 あるいは早く酔いが醒めて正気に戻るのを待つしかない。しかし、イシュワルド酒8本分の酔いが
 そう簡単に醒める気配はなさそうだ。
「ん、ちゅぷちゅぷ、ジュルッ」
「くっ……」
 視覚を封じられた分、一層触覚と聴覚が敏感になったように感じる。
 さらにこみ上げてくる羞恥心が快感を煽り、理性を崩してゆく。
「んふ……なかなか頑張るじゃない。そうでなくちゃ、ね?」
「!?」
 ルヴェルの肉棒が何かで挟まれたのを感じた。なんだか柔らかくて弾力がある。これは……
「胸で挟むなんて、ティコさんにはしてもらった事ないでしょ?」
「む、胸!?」
 ルヴェルはたじろいだ。未体験の感触がルヴェルの肉棒を包み込む。
「こうすると、大概の男は出しちゃうのよね」
 胸で挟んだまま、先っぽをしゃぶり続ける。
「く、あ……っ……」
 ルヴェルに一層苦悶の表情が広がる。サラサはその顔を満足そうに眺めながら攻め続ける。
 舌の先がルヴェルのモノの先を這い回り、ピチャピチャと音を立てる。
「これも耐えるなんて……でも、あと一息ってとこかしら」
「うぐ……ワシは……決してイくワケには……」
「とは言っても、先っぽから出しかけてるだない?これ以上は苦しいだけじゃなくて?
 ひと思いにイかせてあげる」
 胸でしごく速さと舌を這わせる速さが一気に上がる。
「うあっ!……く……さすがに……」
「イイでしょ?ほら、イっちゃいなさい!!」
「も、もう……ダメ……じゃ、イ、イくぞ、あ、あ……」
 もう我慢が効かない。サラサはそれを感じたかのようにしごくスピードをさらに上げる。
「うあ、あああっ……くあっ!!」
「!!」
 次の瞬間、大量の精液が飛び出し、サラサの顔と眼鏡を直撃する。
 そして、ルヴェルからは糸が切れたかのように力が抜けていく。
「はあ……はあ……はあ……」
「ふふっ、一杯出たのね。溜まってたんでしょ?」
「そうかも……しれんの」
 顔についた精液を手で拭き取り、口の周りについたのは舌で舐め取る。
 もうやってしまっては後戻りはできない事を悟ったのか、ルヴェルはふっ切れたようだった。
「もう満足ですじゃ?では早く帯を解いて――」
「まだよ」
「へっ!!」
「お仕置きは済んだってまだ言ってないわ。まだ私は気持ちよくなってないもの」
「ま、まさか……うっ!」
「うふふ……これからが『本番』よ」
 いきなりルヴェルのモノを掴み、指先でしごき始める。
「も、もう、これ以上は……」
「却下。ほら、また大きくなってきたわ」
 見えなくても、ルヴェルには大きくなっていくのが分かる。
 ある程度大きくなったのを確認すると、サラサはルヴェルの上にまたがる。
「さ、入れるわ」
 モノを押さえながらゆっくりと腰を沈める。クチュッという音と共に、
 ルヴェルの肉棒はサラサの中に入っていく。
「う、うああ……」
 口とはまた違ったヌルヌルとした感覚と中の熱を感じる。
 そして何よりも、締め付けるような感じがルヴェルの肉棒を刺激する。
「ん……すごい……もう、私の中……いっぱい……」
 太い肉棒は次第に飲み込まれ、サラサの奥まで届く。
「あはぁっ……う、動くわよ」
 サラサが腰を動かし始める。縛られているルヴェルは抵抗する事ができないので、
 ただそのままじっとしているだけだ。
「んん、スゴ、いっ、イイ、わぁ……」
 サラサの顔が恍惚を帯びてくる。再びルヴェルもうめきだす。
「うううっ、くっ……」
「すごいわね、んっ……これなら、ティコさんもぉっ、満足、でしょうに……」
「し、師匠は、気まぐれで、そ、そんな、ことは、ない、ですじゃあ!」
「そう……なの、あっ、じゃ、そろそろ、んっ……」
 ラストスパートとばかりにサラサは腰を前後左右にグラインドさせる。
 ルヴェルの肉棒とサラサの膣内がお互いを刺激し合い、快感を生む。
「うあ、ああ……サラサ、さん、イき……ますじゃ……」
「わ、私も、ああっ!イ、イくううっ!」
「あ、ああああっ!」
 びゅるびゅるっと音を立て、ほぼ同時に絶頂を迎えた。
 サラサの中からは蜜液が溢れ出し、少し遅れて、ルヴェルの精液が混じる。
「はあ、は、はあ、はあ……」
「はあ、はあ、はあ……やってくれたわね」
「ひっ!?」
 サラサが指でルヴェルのあごを上げる。
「誰が中に出していいって言ったのかしら?」
「そ、それは……ワシが動けなかったから――」
「お黙り!」
 またもルヴェルの意見を完全却下して怒るサラサだが……
「……許してあげる」
「へっ!?」
「……久々に……気持ちよかったし……」
「その……すみませんですじゃ」
「ふふっ、なんでルヴェル君が謝るのかしら?」
「あの……その……」
「まあいいわ。今日のとこは……疲れ……ちゃっ……」
 ドサッと大きな音がしてサラサの声が途切れる。
 もちろんルヴェルには何が起こったか分からない。
「サ、サラサさん?」
「……zzzZZZ……」
(……って寝とるんかい!!……まあ、あれだけ飲めば、そうじゃろな。っていうか……)
 自分の現状をほったらかしにされるルヴェル。
「誰か……解放してくれぇぃ……」
 腕と目は帯で縛られたままであった。

「……ふう」
 あれから自力で何とか脱出したルヴェル。
 サラサに服を着せ、自分も浴衣を着なおした。
「全く、酔いもここまでくると、恐ろしいのう……」
 布団に寝かせたサラサを一瞥する。
 また暴れられたら困るので、しばらく見守ることにした。

(クックック……)
 部屋の外にはカメラ片手にシバが薄笑いを浮かべて隠れていた。
(題名『受付嬢の夜の素顔 緊縛プレイで男喰い』ってか……)
 と、またどこかへと去っていった。
826雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/28(水) 21:40:33 ID:ytn9Y0Rq
とりあえずここまで。
いやぁ、大変だった。組み合わせを試行錯誤したもん…
おかげでボツの組み合わせが大量に……
最初はセオリー通りヤヨイ×クリックとかティコ×ルヴェルとかにしようとしたが、
マンネリ気味なので書き直し。んで2回目はクリック×サラサとかルヴェル×ソフィアとか
考えたんだけどワケワカランになってまた書き直し。
で、現在に至る、と。
残りは7人か……組み合わせは決まってるので投下は年始以後だな。
チクショウ……まだこの作品終わってないのに次回以降の別の作品のアイディアばかりが
浮かんでくるよぉorz……
827名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 21:43:58 ID:UnzhcmET
>>826
乙!
個人的にはクリック×サラサとルヴェル×ソフィアが見てみたかった
次回も楽しみにしております
828御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/28(水) 21:57:56 ID:LhEf0KM/
GJ! いいよサラサいいよすごいよ、はあはあ。
他のカプリングも超期待して待っていまつー。
829名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 06:31:22 ID:CmMf+Fbu
さて祭りに逝ってくるか…
830名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 19:21:12 ID:BTfO+04M
Y氏が絵を公開中止した模様
831御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/30(金) 02:39:12 ID:1ZE3y53p
ハイになって書いてたらもうこんな時間……とは言え年内に完成できたのは大きかった。

主演:シオ=ミサキ
内容:鬼畜、言葉責め、処女喪失
補足:
今回は『シオの写真』『ジェリーの逆襲?』のような速球エロでなく、
少しエロさ抑え目のねちねちとした変化球エロを搭載。
実はじわじわ責めるのを書いてるほうが楽しい。
見所:
『シオの写真』よりはるか前のお話。シオの抵抗と嫌がりっぷりに萌え。
『シオの(略)』と比べてどれだけ堕ちたのかと比べてはあはあするのもまた一興。

て感じです。けれど長い! 手直ししたら1万字行くのこれ!? て感じです。
手直しできるまで、ごゆるりとお待ちくださいませ。

>>830
私の知っているY氏は、苛められるシオを見るといてもたってもいられない、はず。
たぶん・・・
832雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/30(金) 13:28:06 ID:Ct6TxQi2
>>831
Y氏は本当にいてもたってもいられないようです。
ページのコメント変わってるし…
833名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 14:27:47 ID:gdJnkRf0
>>831
早くみたい(゜Д゜)
834名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 14:35:07 ID:NchDULFC
ぬるぽ
835なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:17:24 ID:hHQmKTsF
 イシュワルド近辺の森をがさがさと突き進むと、苔やツタが生え茂る中でぽっかりと、いかにもひんやりとしていそうな洞窟がたしかにあった。
 そこの前には、青髪の、華奢な体だが剣をしっかりと背負っている少女――シオ=ミサキはやれやれと言わんばかりに服についた汚れや葉っぱなどを払っている。
 ひとまず払い終え、軽く満足。次にシオはじろじろと洞窟を観察する。自然にできた洞窟であることには違いない。が、洞窟の前や周囲の草木は人工的に処理された形跡、妙に踏みしめられた地面や草木の綺麗な切り口が見られる。
 間違いない。ここは、人の出入りがある。ようやく見つけた、盗賊のアジト。
 シオは本来、魔物討伐関連の仕事しか受けない。別に信念があるわけでもないが何となくそう決めていて、現に生活も出来ていた。それが十数日前の話。
 最近はタイミングが悪いのか、魔物討伐の仕事がめっきりと減り、少し手持ちが寂しくなり始めた。このままではマズイと即決し、こうして慣れない盗賊退治+盗品の奪還の仕事を受けることになったのだ。
 剣の柄を握りながら、ゆっくりと、小股で地面の擦りながら入っていく。仕事中だろうか、門番がいない。それに、奇妙なほど気配もない。
 変だ。チャンスかトラップか。二つの選択肢が浮かび、シオは前者を選ぶ。普段は人間の数倍の腕力や体格を持っている魔物を相手にしているんだ、人間なんてどうってことはない――と、油断に近い自信があったからだ。
836なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:18:04 ID:hHQmKTsF
 洞窟はさして深くなく、枝分かれもなかった。ほぼまっすぐに歩き、数分と経たないうちに頑丈そうなトビラにぶつかった。
 この奥に何かある。経験と勘がうんうんと鳴っている。鍵穴もない。シオはトビラを蹴りあけた。
するとそこは、簡素なベッドに、数個の本棚。ツルツルと磨かれた床に、こうこうと部屋を照らすランプがいくつか設置されている。
そして最重要。イスに座って読書に興じている男が一人。
「お、や?」
 男が気づいた。シオの手に力が入る。まだ剣は抜かない。ひょっとしたら盗賊でないかもしれない。けれど、本当は人間を退治する、ということにためらいがあった。
「すみません、まだ収穫がないもので。日を改めてもらえますか?」
 妙なことを言っている。収穫がない? そんなバカな。
「私が何をしに来たか、わかりますよね?」
「だから収穫がない、て言ってんだろっ」
 男の口調がいきなり荒くなる。シオは警戒しつつも、ふと考えた。
 どうやら会話が噛み合っていないらしい。……ここは他人の家かもしれない。
「えとー、私はギルドの依頼で来たんです。盗賊討伐、ならびに盗品のペンダントの奪還。 心当たりはありますか?」
837なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:18:35 ID:hHQmKTsF
「盗……賊?」
 今度は男に混乱が起きた。盗賊? なんだそれは?
 男は考える。ここに来たのは数日前。ちょうどいいねぐらを見つけて、前の住人には実力行使で出て行ってもらった。街からは少し遠いけど研究に没頭するのならちょうどいいなぁ、おや、なんだこの箱、おお、なかなか小奇麗なペンダントだ、暇があれば換金しよう。
「……ああっ」
 男の中に一つの結果が出た。
「あいつら……盗賊だったのかよ……」
 シオには聞こえない小声で男は悲壮する。
 まあ悲しむのは後でもできる。さて、どうしたものか。「やだなぁ、盗賊じゃないですよ」と表側の口調で弁解することも考えたが、盗賊ではないにしても爆発物やドラッグなどの禁止事項の錬金術で裏稼業にどっぷり漬かった身。犯罪者には変わりない。
姿を見られたからには口止めしないと厄介。
(よし、ここは一つ……こちらのやり方でいくとするか)
 男は読んでいた本のページを破り、指でぐりぐりと何かを描き、シオには見えないようにぽいっと捨てる。不思議なことに、それはすぃっと風に乗ったかのようにシオに向かって進む。
 簡易式だが、まあ問題ないだろう。
838なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:19:09 ID:hHQmKTsF
「あ、ああ、なるほど。なら丁重に相手しないとな」
 軽い演技のあと、リンゴを向いていたペティナイフを握ってみた。剣に覚えはないが、一応様になっているだろう。
 刃先で丸を何度も作る。よし、これでいい。あとは――
「覚悟、してくださいね」
 シオが剣を抜いた。今こそ、相手が最も自分に集中し、最も周囲への警戒心がなくなる瞬間!
 男がナイフをきゅっと引く。するとシオの後方で光が生まれた。
「……――!」
 どんっ。鈍い音と共に、シオは前を吹き飛んだ。手にしていた剣がからんからんと転がり、一度バウンドし、うつ伏せに倒れた。
「……と。まだ読んでいないからなくしたら大変」
 ひらりと舞い戻ってきた本のページをしっかり受け止め、ポケットにしまう。頭でも踏みつけながらこの仕掛けの種でも語ってやろう。ナイフをリンゴの横に戻し、男は意気揚揚とすぐそばまで近づいた――ところで驚かされた。
「ど……う、して……」
 息がある。手加減した覚えはない。こいつは不死身か!? い、いや――
(……剣の端でかろうじて防いだか。あと、わずかに身を翻した。たいしたヤツだな)
 とはいえ後頭部直撃。しばらくは声は出せても指さえ動かせないだろう。
「……ふうむ」
839なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:19:50 ID:hHQmKTsF
 男はすぐ下でうずくまる、不幸な侵入者をしげしげと観察する。
 まだ幼さの残る横顔。仕事と割り切れない、ためらってしまう甘い心。体はガキっぽいが、決して悪くはない。特に脚。このむっちりとしていて、かつツヤのある肌。平均点が高く、しかも要所要所もきっちりと高得点を出している。
――上玉、それもとびっきりのヤツだ。
「くく、これはいい収穫だ」
 遠い地へ来たことで人脈や施設を失い途方に暮れていたが、なかなか幸先のいいスタートではないか。ようやく運が回ってきたようだ。
 男はすばやくイスに戻り、近くに置いていたカメラと三脚を手にして戻る。話しやすいようになるべく目線を合わせられるように座り込み、シオの前髪を掴みぐいっと持ち上げる。
 聞き逃してしまいそうな、小さく苦しむ声。ああ、これこれ。かわいい声を上げて苦しむ女を見るたびに興奮してしまう。徹底的に、肉体、精神、すべてを犯し、屈服させ、誰が主人であるのかを叩き込み、従わせる。
 汚れを知らない少女は、例えるなら白い紙や綺麗な水。それらを、黒いインクを垂らして黒い点をつけたり、一片の泥を落としてどんよりと濁らせる。ああ、たまらない。我ながらいい詩人っぷりだ。
840なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:20:36 ID:hHQmKTsF
 最初は飴だ。まず主人と認識させなければならない。表側の口調に戻して接しないと。
「盗賊だって魔法は使いますよ。あと、フィルムの現像も、ね」
 この言葉が何を意味するのか。シオは容易に想像できた。盗賊=野蛮という先入観、男に完敗したこと、そして、これから起こる出来事――
「ぅ、くっ……」
 シオの体が小さく動く。おそらく全力で抗っているつもりだろうが、実に無意味無意味。
「まず名前を聞こうか。キミの名前は?」
「………」
 答えない。そりゃそうだ。誰だって答えないだろう。
殴る蹴るは楽なもの。しかし、女性に暴力を振るうのは最低。まだ穏便にいこうじゃないか。
「名前ぐらい教えろよ。なあ? 別に減るもんじゃねぇだろ?」
「……シ、シオ。シオ=ミサキ……」
 少し口調を荒くしてしまったが、名前を知ることはできた。
「そうか、シオちゃんか。いい名前だね。さて突然だけど、キミは処女かい?」
「ん、なぁ……」
「あ、まだ答えなくていい。処女って言葉の意味、知ってる?」
 気の強い娘はまず精神の表面を削る。肉体面での痛覚は我慢できても、精神面での打撃にはしばしば弱い。
「し、しらなぃ……」
「おい」
841なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:21:18 ID:hHQmKTsF
 髪を掴む力を強め、喉元にもう片方の手を置く。さすがに印なしでは何もできないが、ブラフにはちょうど良い。
「事態を飲み込め。強いのは俺、質問しているのは俺、死に損ないはお前、質問されているのはお前。わかるよな?」
「はっ、い……」
 シオは舌先が痺れているような感じがした。体の震えが舌先に集まっている。
恐い。この男が恐い。恐い恐い恐い!
「もう一度聞く。処女って言葉の意味」
「あぅ、ぅぅ……しょ、処女、とは……男の人と、い、いちども寝て、いない女性の、こと、でです……」
『一度も寝ていない』。かわいい表現だ。なるほど、この少女はなかなか純粋らしい。
「さて最初に戻って、キミは処女かい?」
「ぅ……く……」
 恥ずかしい。女友達にさえ言わなかったことを、見ず知らずの男に言えるわけがない。
 だが、黙ってこの場を逃れるとも思わなかった。
「……まだわからねぇのかよ」
 男は体をずらし、手を伸ばしてシオのスカートに触れる。
 いや、スカートが目的じゃない。これは――!
842なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:22:29 ID:hHQmKTsF
「っ、しょ、処女ですっ、私は、しょ、じょですっ」
「最初からそう答えればいいんだよ」
 今、男は直接調べようとした。答えなかったら、指を使っていたに違いない。
ぱちり。男はシオの顔をカメラでとった。シオが浮かべた、悔しさと怒りで歪んだ顔がフィルムに焼き付けられた。
「……いいねぇ、その恐怖と、怒りに満ちたかおぉ」
 こいつ変、変だ。シオの警告灯がびりびりとそう伝える。今は、かちかちと震えて鳴る奥歯を噛み締めることしかできない。
 屈してはいけない。わずかでもいい、抗わなければ、心さえ負けてしまいそうになる。
「次、キスはしたことあるのかな?」
「な、なぃ……です」
 耐える。今は耐えて、突破口を見出す……! そうなると、なるべく男の機嫌を損なわないようにしないといけない。
「なら、どんな風に初めてのキスをしてみたい?」
「え、ぅ…………」
 さすがに答えることをしぶるシオ。男はそれを見逃さない。
「答えたくない。つまり、何らかの希望のシチュエーションがあるわけだね」
「うう……」
843なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:23:04 ID:hHQmKTsF
「答えろよ。ずぅっと考えていた夢のシチュエーション聞かせろ」
「え、と……よ、夜の浜辺で、星を見ながら、その……不意打ち気味に、して、ほしぃ……」
 ぎりり。奥歯が鳴った。頬が熱い。真っ赤に染まっているのだろう。目を逸らしたかったが、男の手がそれを許さなかった。
「ふぅん、あいにくファーストキスとか興味ないんだよね」
 男の手が前髪から離れた。髪の生え際がひりひりとして軽く涙が出たが、男から目を逸らせた、という安堵のほうが大きかった。
 男はというと、シオの向かい側に三脚でカメラを立たせ、シャッターを押すスイッチの延長コードを取り付ける。これである程度カメラから離れていてもシャッターを切れる、なかなかの優れもの。
「わうっ」
 空いた両手でシオの体をぐいっと引き、男の腕がシオの腹部をがっちりと固定する。だらりともたれかかる女に、それを受け止めあぐらで座る男。親子、というほどの年齢は離れていない。仲さえ良ければ恋人とも言えるだろう。
「ほうら、これでシオちゃんの全身が写るね」
「………っ」
 レンズには、たしかに自分がぼんやりと写りこんでいる。動こうにも動けず逃げられない。
 まだだ、まだ、耐えるときだ。
844御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2005/12/31(土) 13:25:04 ID:hHQmKTsF
はい前半でした。ちょっと回りくどい表現とか多いですが、こうでもしないと男の陰険さが伝わらない気もしたり。
後半はシオ処女喪失です。今日か明日にはあげますね。まだ校正終わってなくてorz
845雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2005/12/31(土) 19:07:54 ID:zk+WdA1/
>>844
乙です!それとGJです!!
男のサドッ気が表れてていいですよ(*´д`)ハアハア
後半も期待してます。

それにしても人少なくなったかなぁ…一月公開の小夏氏のゲームにも期待。
Y氏も最近見ませんし…
846名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 22:45:25 ID:IKiu2std
これだけ神なSSが投下されてりゃアイツもすぐ動くだろ
hがsssになってたりしてな。でもここは文章に期待するスレだし
新作ゲームも期待だなぁ、来年はきっと良い年になりますよ
847名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 01:24:45 ID:OdUs8OoM
御腐人さん(,,゚Д゚)ガンガレー!
ドロドログチャグチャな後半期待しまくりだけど
マイペースでゆっくりじっくりー!
848なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:26:38 ID:e7UBuqEt
「ひ、ぃ」
 息を吸い込んだような鋭い声。男の空いた手がシオの胸を掴んだとき、シオの口から漏れた。
「へん、たぃ……」
「あぁ、いい。柔らかい、それに良い香りだ」
 ぱちりぱちりとシャッター音が鳴る。それは男のボルテージにも思えた。
「シオちゃぁん、この胸のサイズはいくつだい?」
「はち、じゅぅ、です」
「へぇ、好みのサイズだ」
 男がぐいぐいと服をひっぱると、シオの腰が衣服による締め付けが和らいだ。そして出来た衣服の隙間をくぐり、手がシオの肌に触れた。
「さわ、さわらないでっ」
「若いうちに触られたほうがいいらしいよ」
 まったくのでまかせだが、ついつい言ってしまうのが悪い癖だ。
「あっ」
 シオはアンダーバストの締め付けがなくなったことに声を上げて驚いた。男は慣れた手つきで下着の金具を外したのだ。
 自由になった胸が、男の手で鷲づかみにされた。
「いっ、つ、いた……いたぃ!」
「いい張りだっ、ほんと、上玉だよオメェは」
849なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:30:34 ID:e7UBuqEt
 ぐいぐいと揉み、その弾力を何度も確かめる。その柔らかな胸にある固い突起を、くりくりと二本の指で程よく力を込め、弄りまわした。
「く、ぅ。ふ、ん、ぅう」
 シオだってその方面の知識がないわけでもない。そういった行為には快楽はつきもの、と思ってはいた。けれど今あるのは、痛い、苦しい、恥ずかしい。快楽にはおよそ無縁の感情だった。
「おや、喘いでいるのかな?」
「そん、なわけない! はな、して、離して!」
「気丈な女は好きだぞ」
 特にそいつの顔がぐちゃぐちゃに歪ませるのが。あえてここは黙っておく。
「さて、次のポージングいこうね」
 もぞもぞと服から手を引き抜く。胸を解放されたシオは一旦の安堵をつく。
 だがそれも束の間。男の手がシオのスカートに触れた。
「あぅっ、う」
「動きにくくない? これ」
 そう言うと、男がひらりとスカートを捲った。男からは見えないが、シオの下着がレンズに写り込んでいる。むろんそこを激写。
 シオは、どうしてこんな目に遭っているのかわからなかった。いや、単に自覚がないだけでもあった。考えようとすれば、少しずつ目頭が熱くなるような感覚が生まれた。
 泣かない。泣き顔すら、男を悦ばせるものになるからだ。
850なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:31:28 ID:e7UBuqEt
「さて、そろそろこちらのお口も様子見ようか」
「……っ! いっ、つっ」
 男は急に手を離し、シオの体をぐりんと回した。シオは背中を受け身なしで打ってしまい、天井と向かいあった。
 男がシオの脚を持ち上げ、下着に手をかけた。
「やだ、このへんたいっ、やめ、やめて!」
 当然止まらない。この男との最悪の行為が頭を過ぎり、すぅっと頭から血が引いた、ような気がした。
「……ぃ、いや、やだ! お父さん、お父さん!」
 脚がわずか、ほんのわずかに動き、邪魔をした。シオの息が荒い。これが全力なのだろう。
 この小さな抵抗が、男の理性を崩すのには充分大きなものであった。
「がたがた言ってんじゃねえよ! その頭ぶち抜くぞ!」
「ひっ……!」
 シオは黙った。男は、本気だ。この荒い口調のとき、目や気配、それらすべてが、常人のものを超えている。
(フィルくん……!)
 誰に助けても、男の動きは止まらない。下着がずるずると降下していき、ついには下着が男の手に渡り、そしてぽとりと床に落ちた。
「……おやぁ、感じていたのかな? 濡れているじゃないか」
「………!?」
851なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:32:12 ID:e7UBuqEt
 本能的な体の防衛。愛撫を受けても無感な女性でも、いざ生殖行為が始めると愛液を分泌し始める。シオにはそんな知識があったのだけれど、それでも……1パーセントでも、快楽に押し流されたのかもしれない。
(見ないで……見ないでっ……!)
 声が出ない。口が金魚のようにぱくぱくと動くだけで、心の叫びが外に出なかった。
「さぁあて。さてさてさてさてさて」
 待ちきれない。そんな感情が男からは見て取れた。
 カメラを自分の真横に移動させ、アングルも調整。被写体の女優様も準備が整っていらっしゃる。
 もうすぐだ、もうすぐ苦痛の顔で歪ませられる。男はチャックを降ろし、すでに固さと熱を帯びている一物を取り出した。
「あぅ、あぁ……!」
 まるで凶器。そしてその凶器が誰を捉えるのか――恐怖からか、体が動かない。
 シオの脚をぐいっと開き、秘所に己の欲望を押し当てる。
「ふぃ、ひ、あ……!」
「ああそうだ。忘れていたよ」
 押し当てたまま、身を屈めてシオの顔を覗き込む。その顔は――まったくの無感情。
852なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:33:35 ID:e7UBuqEt
「初体験の理想を語るんだ。声高らかになぁ。理想の相手なんていらん。ただ理想だけを言うんだ」
 人は、ここまで人を追い詰めることができるのか……!
 いざ死のうと思えば、この舌を噛み切ることもできる。吟遊詩人の唄にありがちな展開も、思わず身がすくんでしまい、歯が舌を挟まない。
「私は…………」
 一度呼吸を止め、意を決した。
「私は……! 私は、大好きな人と、結ばれたいっ。あんたなんか、あんたなんかに……私は屈しない!」
 どうなろうと、これだけは揺ぎはなかった。
「……そうかい」
 ぐぶっ。欲望の先端が、シオの中へ埋まった。
「ぃ、ぃっ……!」
「たいした『理想だった』よ。いやはや、感動した」
 ある程度入ったところで止まる。おそらく先端にあるのは、シオの最後の抵抗。
「ま、けど――」
 ず、んっ。
「あっ!!!」
 何一つの躊躇もなく、一片の優しさもなく。男は貫かれた。この瞬間、純潔は散らされ、シオは男を知った。
853なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:34:50 ID:e7UBuqEt
「俺が、お前の、初めての男だ。それを刻む。外からも、内からもな」
 男はシオの腰を掴み、前後に動き出した。最初はスライドを小さく、それを放物線の如く加速していき、数度往復するころには腰と腰がぶつかり合う音が響くまでの動きとなっていた。
「が、がっ、あ゛、うあ゛、あああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
男性経験のないシオは男をきつく締め上げる。けれど同時に、シオも切り裂かれる痛みを受けていた。
「い、てぇ。やっぱきつぃな。おい、もっと、感じろよっ」
 片手で胸をぎゅうぎゅうと掴み出す。だが、男は愛撫ではなく単なる鞭打ちの一環として放っていた。
「いたっ! い! む、り! むり、むりむりむりりぃぃぃぃ!」
「しゃ、あ、ねえな。すべり、よくしてやるよ!」
 そう言って動きをどんどん早くしていく。
「う、ぐ、あ、ああ、イくぞ!」
 びくり。男のものが大きく震えると共に、最深まで貫かれる。そして、マグマのようにどろりとした、熱い液体が撒き散らせれた。
「ぁ、あっ、いやあああああああああああ!」
 これが何であるか。何に辿り着くか。シオは一瞬で覚醒し、一度で結びついた。
「ほう、ら。これで滑りがよく、なっただろう」
 男はぜいぜいと息を切らすが、再び動き出した。欲望は今だ大きく、主張を誇示している。
854なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:35:34 ID:e7UBuqEt
「やめ、て……」
「さ、第二ラウンドだ、シオちゃぁん」
「やめて……やめてっ、いやぁぁぁぁぁ!」
 部屋は、シオの悲鳴と水がぶつかり合う音で響きだした。

「ぐ、う、イく、イク!」
 男は粘液をシオの体内に叩きつけ、それから大きく呼吸をするために止まった。
 さすがに三度目となると、男も体力や精力が落ち始め、相当な疲労を感じていた。
「ぃ、ゃ……ぁ……」
 シオは――かすれた声で、ぽろぽろと目の端から涙を流していた。喉が枯れて声が出ず、体が動かないので涙も拭えない。
時間も経ち、体調も回復し、自分の意思で動けるはずであるのだが、彼女を覆う絶望が先ほどの物理的な麻痺以上によって制限されていた。
「さ、あ、最後の写真だ」
 二人の接合部にカメラを向け、男はゆっくりと引き抜いた。
 ぶ、ごぽっ――
 シオの秘所からは泡を立てて糸を引くように濃い白濁液と、血管のように伸びる赤い線が漏れ出した。カメラはそれを納め、フィルムがくるくると巻かれ始めた。
855なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:36:10 ID:e7UBuqEt
「さ、これで終わりだ」
 服装を正し、カメラを片手にふらついた足取りでイスまで戻り、机の引き出しに入ったペンダントを手にして戻る。
「ほら、お目当てはこれだろ?」
 シオの真横に、かちゃんとペンダントが落ちた。
「こ、れ……?」
「お前はこれを持って戻る。盗賊も事実討伐されている。これで依頼は達成。まあ反故するなり承諾するなりはそっちで決めろ」
 男の一方的な提案(?)を、よく理解ができなかった。
「で、だ」
 あの目。シオが何度も恐怖した、感情がないような目。
「お前は今日から俺の奴隷だ。俺は写真でお前をゆすり、好き勝手した楽しむんだ」
すぅっと一呼吸置いて、男は続けた。
「……自分の立場、わかりましたか?」
「ぁ……」
856なにかのフィルム ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:36:55 ID:e7UBuqEt
 理解はできた。けれど、悲しみも恐怖も、何もない。感覚が遅れているのだろうか。おそらく、将来に大きな影響を及ぼす提案なのに、何の感想もなかった。
「わかったら早く帰りなさい。それとも、もう一度してほしいのかい?」
「あ、ううっ……」
 よろりと体を持ち上げ、ゆっくりだが急いで下着を履き、剣を拾う。剣を持って暴れることも考えたが、剣士が魔道士に勝てるとは思えない。
 ――こぷ。
 それに、動くたびに股から男の欲望が漏れ始める。
 早く帰ろう。ひりひりとする股を引きずるように、部屋を後にした。
857御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/01/02(月) 11:42:37 ID:e7UBuqEt
はい、シオの処女喪失編でした。結果としてあんまりエロくならなかったかもしれませんが、
男のサド気とちょっとした狂気具合を感じていただければ成功、と言ったところでしょうか。
タイトルは『シオの写真』以前のお話なので、加工前の『なにかのフィルム』です。あまり書く気はなかったのですが、
今後の調教に矛盾を出さないためにはまず最初を固めないと、と思ったためです。(とはいえ、『シオの写真』と比べると矛盾が結構あったりorz)
さて次回は、最近鬼畜で長編ばかりだったので、ライトエロの短編あたり書けたらなぁ、と思います。目標はケータイでも手軽に読める長さ!
新年早々目標高いなぁ・・・
858名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 15:54:24 ID:OdUs8OoM
>>857
乙。とても興奮した。
心情と状況描写の凝り具合は申し分無い、
嫌がるシオに無理矢理恥ずかしい台詞言わせるシチュは個人的にツボ。
今後の調教!いい響きだ…
859雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2006/01/06(金) 14:58:11 ID:X0Rb/+Pj
>>857
おおっ!!ついさっきまで電波のない田舎に帰省してたので今やっと見れましたよ。
シオ調教いいなぁ。よーし、そろそろシオ触手レイプを書くとしますか。
……( ゚д゚)!!
まだ温泉モノ完成させてなかったorz…ヤヨイ組で足止め食ってるんだった…
と、現在試行錯誤中。
860名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 08:21:13 ID:w2cuavkY
ほしゅ
861名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 01:54:45 ID:Eel5DNye
俺はあくまでシオたんに萌えつづける保守
862名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 07:58:41 ID:l+aYh9VS
じゃあ俺はイヴたんで保守
863名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 22:20:15 ID:yrKJ9dlc
クリック激しく嫌い保守
864名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 11:41:19 ID:CUZ8xxpp
てすつ
865屑星 ◆5TUM.SuG0o :2006/01/22(日) 11:43:42 ID:CUZ8xxpp
うはw半年ぶりに書き込めたww
こりゃ、頑張るっきゃないな。
866名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 14:19:23 ID:67oTz7We
>>865
お久ですね!

本家のページに新作の画像があった。
主役にシオタンキタ――(゜∀゜)――!!
867名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 15:02:31 ID:HlF39dGT
きてるな!
なんか更に好みの絵柄になっているんですが
868名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 20:20:52 ID:QV0mtwUL
本スレではボロクソ言われてるなw
869名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 23:08:32 ID:HlF39dGT
本スレも何のためのスレなのかよく分からなくなってきたな…
870名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 01:39:34 ID:KTRrzAn5
わいー、シオたんだシオたんだ!
リョナプレイしまくるぞっと
871名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 11:52:52 ID:AS38ch7C
ほす
872名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 12:51:05 ID:b9Z8twVN
ttp://gohugohu.at.webry.info/
ここってあの御腐人さんのブログっぽい
873名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 22:06:05 ID:B8kG/+kX
御腐人さん、こんなところで…

このスレも新作出たら再始動かな?
874名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 18:36:42 ID:TH4n/h0J
新作キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
875名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 01:18:00 ID:Oxc5cUrT
マジデキテル!
つーかイヴタソヤバ杉!
シオもいいがイヴ改めて萌。

あああ餓死だだだ
876名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 02:52:23 ID:4NyYF7Pn
ダメージ時の声が何かエロい
877名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 17:47:43 ID:bngfQgQA
新作、本スレではボロクソ言われてるわけで。
878名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 21:39:28 ID:ZqFiCu8V
ボロクソ言いつつ楽しんでるよw

シオイヴ
シオヘル
シオルヴェ
夢が広がりまくり
879名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 22:34:41 ID:k+TwS4V0
>>877
うん、なんだかんだ言いつつ楽しんでますな。

>>878
萌度が2割増しの今作
880名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 07:20:10 ID:XNv0oRuL
大人のお姉さん、大きいお兄さんはちょっと厳しいがな
881名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 16:45:52 ID:3eDDV9Sl
シオ×イブ
イブ×チェリシェ
きぼんぬ
882御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/08(水) 00:13:37 ID:QgPM+w9u
 暇さえあれば散歩道。さすがに眼精疲労になってきた・・・
 おひさしぶりです。ゲームの片手間、ちゃんとエロパロを考えていたりします。
 新参のチェリシュがまだキャラがつかめない・・・素直に小動物系ならイヴあたりとからめてみようかと思います。
 最近は空気も読まずにヤヨイで1つ書いてみたい候

 ・・・あと、>>872で書かれていますが、はい、私のブログです。知られたことにびっくりです。
883名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 19:38:09 ID:X0qAaNJP
今日初めてこのスレの存在を知った訳だが>>6はネ申だねぇ・・・
せめて俺に絵を描く才能か、文を書く才能か、プログラムを組む才能のどれかでもあればゲーム作りてえ
ていうか、まとめるのは大変そうだがみんなで協力してゲーム作りてえなぁ
884名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:08:11 ID:58bQZ+zU
>>883
そう、まとめるのが難しいんだ。
理想の高いやつ、現実的なやつ、根気と平常心、チームワークが最大の壁だ。
「完成したら儲けもん」程度に妄想ブチまけるぐらいなら、スレの趣旨にも見合うと見たが、
ちと過疎ってるからなぁ・・w
さしあたって必要なのがアイディアと情熱。やってみっか?
885名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:05:36 ID:fNHOzlSu
>>883
完成まで、制作開始時のテンションを保つのが一番の問題ですね。
一番痛いのは途中でどんどん抜けて行く状態。
妄想までならタダなんでいいですけどねえ・・・

過疎がキニナルが・・・やってみっか?
886名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:22:23 ID:58bQZ+zU
>>885
ああ、抜けてくの痛いなぁ。やる気も抜けてくからなぁ。
あと、絵柄とか、鬼畜度とか、好みが色々。ココはもめそうだ。
俺なら、内容は物書きさんの趣味に委ねたいが。
プログラムはHSP?まだ基礎しか覚えとらんが・・(´・ω・`)
887名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:29:48 ID:XHvxoRCA
小夏氏は2次製作おkっていってるな。
盛りあがってきたら漏れも加わろう
888名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:56:07 ID:fNHOzlSu
まーNかHSPになるでしょう、プログラムできるって人が出てこない限りは。
あとは何を作るか、886の言っている通り好みの別れどころだが、スレの住人で話し合えば大丈夫だと思いたい。すべてを含むってのはやめた方がいい、個人的にだけど。
しかしこのスレで作るっつったらエロゲしかないか?
ノベルズやアドベならNでいいような希ガス。
恋愛シミュ・モンス戦闘陵辱・・・色々あると思うが、作風は固めておいたほうが。

シナリオはここの文師がいるから問題にはならないと思うが、「自分にはこれが出来そう」ってのはあるかな?

俺は文章くらいだからここの先代たちに埋もれてしまうんだが・・・
889名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:06:11 ID:XHvxoRCA
一番のネックは絵だな。
890883:2006/02/09(木) 00:37:31 ID:myfP1LGD
う〜む。カキコしたら短時間で結構レスきたなぁ
皆の言うとおりテンション保つ事が大切だよな。そして絵を描ける人が現れるか……もか
さしあたって自分が出来るのはアイディア+軽く文章位 文章はSS程度しか書いたこと無いなぁ
ゲーム内容は>>6の様なティコ(+ルヴェル+シバ)の調教もいいし、シオとかモンスター陵辱オムニバスもいい
モンス陵辱は、ティコが古代魔法で操って調教メニューにいれるなり
シオにおつかいに行かせてちょっとしたイベントで戦闘 勝つとアイテムゲト、負けると陵辱ってのもできるな
まずはどのようなものを作りたいか、あらかた固めてから作ればいいかと思うので 固めます?
そしてヤヨイタソ野菜陵辱プレイとか欲しい(その内文章書いてみようかなぁ……)
どうでもいいがシバって 金儲け>女 って人なんだよな…… まぁ役得役得とかいいながらシオを犯しそうな人でもあるが
891名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 03:08:53 ID:4VnsPXrN
とりあえずここはエロ小説を書く板なんで…
892名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 14:23:06 ID:/db2VxW5
シオシバのシオって完全にツンデレだよな
893名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 01:14:56 ID:028P9cVe
絵師はこのスレじゃ希少価値激高ですからね・・・。
とりあえず内容を固めつつ募集かけてみるとか。
まー制作し始めなければ「絵師いないので終了」してもダメージは少なくて済む。

>>891
ん、やっぱり別でスレ立てたほうがいいですか?
そうなら立てますけど、どうでしょう。
住民次第ということで・・・

>>892
ツンデレなシオタソもいいですね・・・
894名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 20:26:46 ID:quV79QBF
>>893
やっぱりゲーム製作の本スレを別の場所に立てて
シナリオor絵師をここでつのればいいと思う。
漏れはここが盛り上がればなんでもいい。
895名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 23:53:05 ID:PJlF1X6Y
ではスレ立てますね。
タイトル・テンプレ募集します。
決まり次第立てるので。
896御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/11(土) 00:15:46 ID:J0++V4/2
 ゲーム化とか非常におもしろそう。非常に興味があるけど、そこまで頭が回らない俺・・・
 ただ、内容とかぼんやりと考えるのが好きなのでちょっと考えて見た。
 ttp://gohugohu.at.webry.info/200602/article_13.html
 んでここに書いてみた。改めて思う、>>6は神。
 シナリオとか考えるのは苦手だけど、各シチュエーションごとの文章なら手伝えるかもしれない。
897名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:00:19 ID:oSM4cPqT
>>896
寝ようとしてたが設定見てたら起きてきた。特に下半身が。
あんたも充分、神。イカしてる。

とりあえず、まとめ役が欲しいな。ディレクターってゆーの?
場所がココだし、初心者OK・経験者優遇、みたいな?
絵師・・・Yみたいな房は最終手段になるのか?
898名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:12:16 ID:1IUxX1I2
タイトルかー。
【純愛か】犬と猫・晴れ曇2次創作ゲーム制作会議【陵辱か】
とかでいいんか?

テンプレはとりあえずここのリンクは入れておいてほしいな。
他は任せる。
899名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:24:26 ID:1IUxX1I2
それと、>>896 御腐人の案に俺もうずうずしてきたぜ!
こういうの考えられる人は素直に尊敬できる。
ゲームが完成したらそのスタッフたち、その製作を支えた住民たちを崇めるよ。
ま、俺も応援していくけどね。
900名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:29:31 ID:QqZ8Y0g+
とりあえず住人が少ないな。
ゲーム効果で有能な人材がこっちにくればいいが・・・
901名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 02:54:39 ID:1IUxX1I2
そうだな。
まー募集かけるなら今の時期なんだろうな。
新作が出た今。
902名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 02:56:39 ID:2S74M9u1
903名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 02:59:28 ID:2S74M9u1
ごめん、↑はミス。

タイトルは>>898さんのものでいいですか?

テンプレはとりあえず的なものを書いておきます。
これでよければ立てます。

最終決定で。

賛成の方、挙手をお願いします。
904名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:15:47 ID:K8RsQFoC
ノシ

905名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:23:17 ID:b0f3dTfX
906名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 09:26:18 ID:BTXLKuEF
ゲーム化案にはわくわくするのだが……
そもそも水色散歩道や晴れ曇Nと同じような
ゲームのプログラムを作れる人間がここにいるのかが問題だ
907御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/11(土) 13:34:47 ID:szG5PbZw

スレはどの板に立つのだろう・・・
当方、将来SEなので、少しHSPを噛んでみるよ。
908名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:10:06 ID:Op60wre6
HSPでエロとなるとタイトルは晴れたり曇ったりHとかになるのかな。
909名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:11:50 ID:uFUt3DJ8
SEがHSPなんて古いものやっちゃいかんよ
今ならJAVAかC#推奨

ゲーム作るならHSPは良いが
910903:2006/02/11(土) 15:02:01 ID:vBbAtkPq
とりあえず反対意見は見られないみたいなので立てますね。
立てたらこっちに書き込みます。
911名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:33:54 ID:vBbAtkPq
同人ゲーム板に一応立てました。

【純愛か】晴れ曇2次創作ゲーム製作会議【陵辱か】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gameama/1139639281/l50

どうぞ末永くよしなに…
912名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:38:36 ID:DvOIaxIA
盛り上がって参りました!!
wktkしてるぜ
俺も参加age
913名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:55:01 ID:KA83BRPT
>>911
書き込ませていただきました。

2次創作ゲーム、個人的にかなり期待しています。
私も出来うる限り参加させて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします(*_ _)
914903:2006/02/11(土) 17:46:24 ID:wVUJLM5E
こちらでも随時スタッフ募集ということで、ひとつ宜しくお願いします。
こちらのSS職人の方や、絵師には是非一度2次創作スレの方に書き込みをお願いします。

姉妹スレとして、皆さん生暖かく見守ってやってください。
915名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 19:58:21 ID:xxj5WDd9
なんだこの流れ('A`)
俺はSSが見たいだけなんだ
916名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 20:02:27 ID:4UFUvuBZ
ゲーム製作に関してはどうでもいいが、それを本スレで宣伝するのはどうなんだろう。
先日ここが貼られた時にも思ったが。
917名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 20:18:57 ID:WM7kL7LX
なんだこの流れ('A`)
エロゲーのシナリオ案に乗せて続々新作のSSが拝めるとは
918名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:33:44 ID:xxU9GBvj
>>916
皆が新作で楽しんでる所、あのような宣伝の入り方は無粋だったと思う。
もう少し言い方があったと、反省している。以後気をつける。すまなかった。
919名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:45:50 ID:ryUnh58/
>>918
まあまあ、あまり気に病むな
いずれは誰かが貼ったかもしれないし、反省する気持ちがあれば誰も咎めはしないよ
920御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/12(日) 00:13:26 ID:WnhstgZD
主演:シオ
ジャンル:ゴブリン陵辱、汁系
内容:
戦闘に敗北したシオが、ゴブリン(2匹ぐらい)に輪姦される話。

ご無沙汰していました。あいかわらずシオ続きですが、鬼畜できっちり決めれるように執筆してきます。
921御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/12(日) 00:32:09 ID:WnhstgZD
おっと、ここで皆様にお聞きしたいのですが・・・シオは処女か非処女かどちらの設定がよろしいでしょうか?
連レスすみません。
922名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 08:13:50 ID:zingbqYB
>>921
よろしいか?と問われれば無論処女だが、
「リンカーン&喪失=ダブルは暗過ぎだろ」を懸念してるなら、
処女という設定はそれとなくおざなりで良いと思う。楽しみにしている。
923雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2006/02/12(日) 10:03:20 ID:D8XS9rhZ
横レスすいません。
二次創作ゲームのシナリオ案の投下先がココだということで
投下させていただきますよ。
924雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2006/02/12(日) 10:04:44 ID:D8XS9rhZ
◎タイトル:虹と闇(仮)

虹(表)
主人公:フィル
◎ストーリー(簡略)
 ある日、ギルドの依頼でアルハン山地の遠征からの帰路で
 フィルは異形の魔物に襲われ、敗北して気絶させられる。
 気がつくと、木の根元の空間に寝かされていた。
 足に怪我をしており、なぜか包帯まで巻かれていた。
 それ以外は特に盗られたものは無い。
 不思議に思いながらも、フィルはイシュワルドに帰り着く。

 帰り着くやいきなりイヴやシオを始め、友達から妙な話を聞く。
 内容はまちまちだが、「今日午後4時くらいにフィルと会った」
 というところが共通していた。
 今日イシュワルドを出発したのが午前8時だが、帰り着いたのは
 午後6時であった。つまり、午後4時にフィルはイシュワルドに
 いなかったはずである。

 その事件を始めとして、フィル達の周りで次々と不可解な事件が起こる。
 どの事件にも共通しているのが、
 「自分の身に覚えの無いはずの事が別の場所で起こる」
 もしくは、
 「その時間帯にイシュワルドに不在のはずだったその人をイシュワルドで見かけた」
 といったものがほとんどであった。
 事件が相次ぐため、単なる記憶違いでは片付かなくなる。
 
 その後、ついに不可解な冒険者の殺害事件が起こる。
 それは、「死亡推定時刻は一週間以上前のはずなのに、
 被害者は数日前にイシュワルドで普通に暮らしていた」というもの。
 ヘルシンキを始めイシュワルド警備隊にも不可解なこの事件に
 フィルを始めその友達が果敢に挑む。

◎内容(エロ表現は自粛(自)で表記)
 「晴れ曇N」のようなシミュレーションゲーム。
 もしくは、ミステリーなノベルゲーム。
 というより、両方プラスしたゲーム(←どんなゲームだw)

 通常のギルドをこなす片手間、奇妙な事件の解決を目指す。
「第一部」
 一連の事件の関連性を突き止め、犯人を捜してゆく。
「第二部」
 突き止められた犯人が誰かに次々となり替わり、捜査を混乱させていく。
 混乱に惑わされず、犯人を追い詰めていく。

925虹編続き ◆cm43JlRZhA :2006/02/12(日) 10:05:58 ID:D8XS9rhZ
 主にフィルの視点からなるが、他キャライベントでは
 そのキャラ視点で動かす事となる。
(例えば、シオが主に動くイベントではシオを動かして進める。)
 フィルと他キャラの友好度によって捜査が進展したり、
 便利な武器やアイテムがもらえる。
 フィルの戦闘能力が高くないとクリアできないイベントもあり。
 (ぶっちゃけ戦闘イベントが多いかもw)
 女性キャラとの関係次第で(自)な展開もあり。
 また、推理を間違えると女性キャラが犯人に(自)される。

 犯人を捕まえる(または倒す)と、トゥルーエンディング。
 さらに誰かとの好感度MAXで(自)ありハッピーエンディング。
 犯人に飽きられ、イシュワルドから姿を消されるとバッドエンディング(?)。
 (期間はだいたい3ヶ月程の間。それを過ぎると犯人は姿を消す)
926闇編 ◆cm43JlRZhA :2006/02/12(日) 10:06:41 ID:D8XS9rhZ
闇(裏)
主人公:ジェイク(犯人)
◎ストーリー(ものすごく簡略)
 人間の血の中にグールの血が混在している「デミ・グール(半屍人)」
 と呼ばれるジェイク。彼は普通の青年と何ら変わりのない。
 ただひとつ違うとすれば、血を使った禁魔法が扱えるということだけ。
 
 彼は退屈しのぎにイシュワルドにやってくる。新たなる刺激を求めて……
 
◎内容(表と同じく。一部伏せ字あり)
 表と同じ。こちらは常にジェイクを操作してゆく。
 ジェイクは禁魔法『メタモル』を使える。
 純愛、鬼畜その他はプレイヤー次第。
 
『メタモル』の特徴
 ・対象の姿形のみをそっくり自分に写す(変身できる)。
 ・対象は人間でも動物・魔物でも有効。
  (魔物の場合、血液というより体液?)
 ・対象の能力が反映される。
  (強い魔物とかに変身すると同等に強くなる)
 ・対象の血液で自身のどこかに呪印を印すことが条件。
  (つまり、対象の血液が必要)
 ・効果は呪印がある限り半永久的。
 ・解除は任意で行えるが、呪印は消える。
  (もう一度変身するには新たに血が必要)

 禁魔法『メタモル』を駆使してとにかく好きな事をする。
例@素で近づいて友好度を高め、純愛路線に走る。
 A誰かとなり替わって言葉巧みに誘い、(自)する。
 B魔物や悪人に変身して臨辱路線に走る
 など、もろもろ……
 Aの場合、女キャラに変身して男キャラを誘惑して(自)
 なんて事も可能w。
 変身中はバレないように行動すべし。

 別にメタモルを使わずに普通に暮らす事も可能。
 ただし、@の方法しかなくなると思う。

 なり替わりを繰り返したり、何らかの事件を起こすと、
 捜査網が敷かれる。バレずに潜り抜けるべし。
 なるべく素の顔でバレないようにすべし。
 
 晴れ曇メインキャラと話したり、尾行していくことで
 『分析度』というものが溜まっていく。これは、そのキャラの
 性格や癖をジェイクがどれだけ知っているかの数値で、
 そのキャラに変身した際、バレにくくなる値である。
 ある程度分析度が高くなければそれだけ怪しまれる。
 分析度によって選択肢が変わるイベントもあり。
927闇編続き ◆cm43JlRZhA :2006/02/12(日) 10:07:19 ID:D8XS9rhZ
 メタモルによってなり替わるためには、変身中に対象と
 鉢合わない事が重要。キャラによってはある程度の
 分析度が必要だったり。鉢合ってしまうと、強制的に
 戦闘もしくは逃亡イベントに突入したり……

 晴れ曇メインキャラ以外に、一般冒険者にも変身できる。
 これは晴れ雲メインキャラとの友好度が無い代わりに、
 分析度が無くてもバレにくい。

 メタモルは魔物や動物にも有効。
 魔物に変身して対象を倒す→血を得る。
 動物(ネズミ)に変身してカップルの(自)を覗く。
 などなど。

血液の入手方法は主に二つ。
 @対象と真っ向(もしくは不意打ち)戦闘で対象を倒す。
 A対象への治療という名目でこっそり血液をいただく。
 その他にも血液入手イベントあり。

血液について
 ・@の方法では変身2〜4回分手に入る。
 ・Aの方法では変身1回分手に入る。
 ・対象を頃すと、変身10回分手に入る。
  (一部を除く魔物、一般冒険者のみに有効。
  メインキャラだとシャレにならないので(((;゜д゜))))
 ・血液は採取後1週間で腐る(使えなくなる)
  (一部の魔物は例外とする)

 とりあえずエンディングについては、
 捕まる、もしくは倒されるとバッドエンディング。
 3ヶ月バレないもしくは逃げ切るとノーマルエンディング。
 バレないどころか事件を起こさず暮らし続けるとピースエンディング。
 誰かと結ばれるとハッピーエンディング。
928雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2006/02/12(日) 10:07:58 ID:D8XS9rhZ
こんなんでどうでしょう?
エロは少なく感じますが(汗
虹編に対して闇編は激しくネタバレですが(;´д`)
ストーリーというかプロローグはまともに書いたら
ものすごい量でもうこれだけで立派な非(微?)エロなSSジャマイカ
というくらいなので箇条書きっぽくまとめたんですが……

はい、というワケで本気でシナリオ案考えちゃいました。
案どころか勝手な設定や詳細までやっちゃったワケでorz
一度火がつくと止まらないんですが。(誰か助けて……)
多分これが今の僕の100%です。
929雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2006/02/12(日) 11:21:27 ID:D8XS9rhZ
連レスすいません。
自分のシナリオ案を改めて見るとワケワカランな箇所がありますね(汗
あと、闇編は御腐人氏のシナリオ案とカブってるように見えてきたorz
930名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 11:46:04 ID:zingbqYB
>>928
君の100%の炎、僕は確かに萌えさせてもらった!と言っておこうッ!
最悪、採用の見込みが無くなったとしても、
部分的にエロSSで再現という形でここに投下される日を、僕は強く望む!
931名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 12:07:22 ID:CCfx3n5u
つーか、そもそもゲーム製作スレ立てるにしても
同人ゲーム板じゃなくエロ同人板に立てるべきなんじゃないか?
板のルールに『成人向けのゲーム→エロ同人板』ってあるんだし
もしエロ抜きで作るんだとしても、全年齢対象板なのに
陵辱とかタイトルに入っちゃってるのはどうかと。
9322次創作の>>1:2006/02/12(日) 16:10:30 ID:3jP6sXk8
>>931
確かに書いてありますね・・・。
見落としていました、済みません。

次スレを立てる事がありましたらそちらに立てることにします。
現行のスレではとりあえず表記に気をつける方向で行きたいと思います。

お騒がせしました。
933名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 17:46:41 ID:6R23bhXA
こっちの次スレもそろそろジャマイカ?
934名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 20:45:42 ID:9mAcVXRz
二次創作とかシナリオとかマジどうでもいいからSS書いてくれよ
935名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 21:15:50 ID:6R23bhXA
>>934
二次製作でスレが盛りあがればss投下も増えると思うんだが。
協力できないか?
936ハヤミ ◆fitbTTLMJM :2006/02/12(日) 22:13:09 ID:aY9rbCtD
このスレのまとめサイト作る!! って奴いないか?
自分はそういう経験ないから、何からナニまで不安で堪らない

ちなみに今SSカキカキ中。ジェリー×シオ物。1週間くらいでうpできるといいな
937名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 22:19:03 ID:enw2eNVR
>>936
このスレのまとめ、というわけではないが・・・
つ 【>>473
938名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 22:19:40 ID:vHbpKUMF
>>936
おお〜!
少し前までの過疎が嘘のよう… 。・゚・(ノ∀`)・゚・。
SSがんばってください!

まとめサイトは…
スイマセン、「わたしが!」と言いたい所ですがホームページ制作に関してはまったくの無知で…
939名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 00:14:37 ID:mCkS3l8O
俺でいいならまとめサイト作らせてください。
申し訳ないが今からスペース探しなので少し時間かかるかもしれないけど。
完成したらここにurl貼ります。
940御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/13(月) 00:52:52 ID:5dCeDAnt
>>939
おお、楽しみにしています>まとめサイト
となると、一応容量抑え目にしたエロパロですが、次スレかまとめサイトができるまで待っておくほうがいいのかな・・・?
941939:2006/02/13(月) 04:43:03 ID:mCkS3l8O
HPスペース確保、indexは作り上げましたので皆さんの作品をまとめるのみとなりました。
あちらで作られてるゲームのサイトが完成しましたらリンクを貼らせていただいていいでしょうか。

>>940
個人的には今すぐにでも読ませていただきたいぐらいなんですが、次スレたってからの方がいいんでしょうか?
942名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 11:32:50 ID:Dk1dkyNE
まとめ?
>>473でいいだろ
二次創作のまとめだったら専用スレでやれば?
943939:2006/02/13(月) 12:35:57 ID:mCkS3l8O
ここがその2次創作スレだと思うんですが勘違いしてたらすいません。

>>473の保管庫さんでまとめてくださってるので確かになくていいですね。
次スレ建てる時に>>1に保管庫さんのアドレスをお願いします。
944名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 16:26:27 ID:w8/72xNo
まとめができるんなら今ss出しても問題無いのでは?
いや、早く読みたいだけなんだけどさぁ・・・
945名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 22:52:58 ID:t8JBplJx
オレは晴れ曇専用エロパロまとめサイトが出来るならうれしいな。
せっかく作ってくれるって言ってるんだし。
9462次創作の>>1:2006/02/14(火) 00:56:16 ID:EaH/hzWK
ご指摘の通り、2次創作スレはエロ同人板へ移動することになりました。

【純愛】晴れ曇2次創作ゲーム制作会議1.5【陵辱】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erodoujin/1139845779/l50

宜しくお願いします。
947名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:54:01 ID:GKHXtA/G
>>943
二次創作といっても、ゲーム創作の方でしょ?
948御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/14(火) 12:26:18 ID:CeJ/LbYh
大変遅くなってすみません・・・これよりシオゴブリン物を投下します。
949もし敗北しちゃったら ◆0fY7xtBIQU :2006/02/14(火) 12:28:06 ID:CeJ/LbYh
 しまっ、た……。シオは冷たい床の感触を服越しに感じたとき、その言葉が心に響いた。
 水色の塔に異変が起きて数日。ダンジョンで探索をすること同様に数日。ようやく一つの節目を見つけたとき、そこに不適な笑みを浮かべるモンスターが数匹いた。
 体調、戦力、そして自信。どれもほぼベストの状態だったシオは少し意気込み、そのモンスターたちに戦いを挑んだ。
 ――だが、モンスターたちは今までと違う点があった。各能力に変わりはなかったが、粗雑ながらも連携があったのだ。
一番後ろのゴブリン(おそらくこの中で一番偉い、ゴブリンキングだろうか)が指示を出し、ジェリーが動きを封じ、ゴブリンが攻撃を与える。危険と感じればすぐに引く、オーソドックスな戦法。
 シオは深入りせず、様子を見るように戦った。だが、ゴブリンが一歩引いたとき、ぴんと「いけるっ!」と判断したことがミスだった。
 ゴブリンはシオの踏み込みを誘ったのだ。シオが空振りした瞬間ジェリーが粘液を飛ばし、動きが止まってしまったところで、ゴブリンのスマッシュが放たれた。
 そして今に至る。歓喜の悲鳴だろうか、意味不明なゴブリンの叫びがやけにうるさい。ああ、脱出しないと。せめて装備品だけは持ったままで、脱出口への最短ルートを描く。
「――――っ、――っ!」
「――――!」
 ゴブリンキングが何か叫んだと共に、ゴブリンが返事をするように鳴いた。
 がり、がりっとゴブリンの爪と足音が近づいて来る。危険。そう感じたが、まだ一撃のショックが残っていて逃げるに逃げられない。
 ちょうど顔の上に、ゴブリンの顔が出てきた。覗き込んでいるのだろうか、まったく不快な表情が見える。だがゴブリンキングの姿は視界にはなかった。ゴブリンキングはどこに……?
950もし敗北しちゃったら ◆0fY7xtBIQU :2006/02/14(火) 12:28:48 ID:CeJ/LbYh
「……ちょっ、なにするのっ!?」
 ゴブリンキングはシオの足元にいた。ただ突っ立っていただけでなく、脚を掴み、無理やり開いた。シオのスカートの中は今、ゴブリンキングに丸見えになっているだろう。
「こっ、のぉ……!」
 かろうじて握っていた右手の剣と、握りこぶしを作った左手を振り回そうとしたが、覗き込んでいたゴブリンががっしりと掴み、拘束した。ゴブリンとはいえ、さすがに全体重を乗せられては動かせない。
「――――っ!」
 ゴブリンキングは、本来なら魅入ってしまうだろうシオの下着に目もくれず、鋭い爪で切り裂いた。はらりとちぎれた下着はずるりと床に落ち、シオの秘所は不細工な獣に晒された。
「いやぁ! いやぁぁぁぁぁっ!」
「――っ! ――っ!」
 必死で暴れ拘束を解こうとすると、ゴブリンが怒鳴るように鳴き、力を込める。腕で押さえつけるのはきついと感じたのか、正座をするように座り込む姿勢に変えた。
 二匹のゴブリンの息遣いが聞こえそうな程の距離。小ぶりなゴブリンでもそれなりに威圧感を感じる体勢。完全に拘束された瞬間だった。
「ひゃっ――」
 シオはゴブリンキングの異変に息を飲んだ。
ゴブリンキングの股間には、凶悪な肉棒がぎんぎんにそそり立っていた。種族の違うシオに対して興奮状態まで昇り詰めることはないだろう。おそらく本能的に、オスとメスとの関係を感じ取ったのかもしれない。
 シオだって子供ではない。親が生命を宿す方法ぐらいの知識はあった。そしてその知識が、シオを絶望に叩き落す要因にもなっていた。
 口の奥でがちがちと歯がぶつかりあって鳴っている。手や足はあいかわらず動かない。言葉を発しても理解できるような種族でもない。逃げられない……!
951もし敗北しちゃったら ◆0fY7xtBIQU :2006/02/14(火) 12:29:28 ID:CeJ/LbYh
 ゴブリンキングはシオの服についたジェリーの粘液を手で拭い、股間の凶器にべとべとと塗りつけ、そして脚を掴み、シオの秘所にあてがった。
人間の体温以上ある、まるで熱の固まりのようなゴブリンキングの一物が、シオの入り口をぐいぐいと押し進める。
「いたっ、いっ……! うぅっ!」
先端が入り口で引っかかっているのか、ぐいぐいと肌が引っ張られ鋭い痛みだけが伝った。それでもゴブリンキングは力だけで進入を試みている。
 動かない手足を必死に揺らし、震えた声で必死に抵抗しようとも、ゴブリンキングの動きは止まらない。
「――ひっ!」
今、先端がシオの入り口にはまった。おうとつの金具がかちりと繋がったように、股に異物感が広がっていく。
頭さえ入れば後は容易い。ゴブリンキングは一気に差し込んだ。
 ずずっ。
「あああああああああ!」
 一片の躊躇もなく、凶器はシオの最奥まで貫いた。何ら愛撫されていない秘所に湿り気はまったくなかったが、ジェリーの粘液が充分に潤滑油として役割をまっとうしていた。
「――、――!」
 声だか呼吸だかわからない音がゴブリンキングの口から漏れる。少なくとも興奮していることはわかった。ずんずんと腰の動きが速くなっていく。
 ぐっちゃぐっちゃと液体同士がぶつかり合う音と、がすがすと突かれる度に訪れる衝撃。そして自分を挟む二匹のゴブリン。それらは獣に犯されているという事実をシオに叩きつけていた。
「――――――っ!」
 ひときわ高い声で鳴いたかと思うと、ゴブリンキングはシオの最奥で動きを止め、先ほど以上に脚を掴む手に力を込めた。
952もし敗北しちゃったら ◆0fY7xtBIQU :2006/02/14(火) 12:30:07 ID:CeJ/LbYh
 どぶっ、どぐ、どぐ、どくっ。
 シオはゴブリンキングが止まった理由がわからなかった。だが、体の奥で波打つ生温かい液体を感じると、その理由と何が起きているのか。それらが急速に答えとなって脳内に現れた。
「うぅっ……! ゴブリンの、ゴブリンのっ……!」
 液体の名称が、あまりの恐怖で出てこなかった。
 長い、長い波打ち。シオは知らないことだが、ゴブリンの射精は人間のそれと比べずいぶんと長かった。その分多く排出された液体は、シオの体内を埋め尽くしていった。
 まるで、湯船でゆらゆらと揺れるような感覚があった。そして体内の波打ちが小さくなり、それと反比例して意識のほうが回復に向かった。
 ひとまず、脱出しないと。ちりちりと片隅で絶望と悲しみが心を焦がしているが、それはぎりぎりまで押さえつけないと。
「――、――」
 ゴブリンキングの手に力が入る。爪が脚に食い込み、今にも裂けてしまいそうだった。
「え、え……?」
 何か、体内……秘所と、ゴブリンのそれの間あたりで、異変が生じた。
 ず、ずず、ずっ。
 ゴブリンキングが腰の動きを再開すると共に、少しずつ硬さが戻りつつあった。
「ぐっ、あぁ……!」
 先ほどのジェリーの粘液とは違い、今度は自らの体液が潤滑油となり生殖行為を成り立たせている。
 そして、おぞましいことに……腕を拘束しているゴブリンが、シオとゴブリンキングの行為で興奮したのか、自らの手で慰めていた。
 ゴブリンの手の動きが速くなり、ぜいぜいと呼吸が乱れ、口の端からは唾液が一筋漏れる。
 その瞬間は訪れた。
953もし敗北しちゃったら ◆0fY7xtBIQU :2006/02/14(火) 12:30:42 ID:CeJ/LbYh
「――っ! ――っ!」
 びくりとゴブリンが震え、一物から液体が発射された。
「ぐ、う、うっ……」
 糊のように粘度のある液体は、シオの顔や服をべとりと汚した。
 まるで湯せんしたチョコレートが顔に降りかかったように、顔面が感じる温度は高かった。
 幸い……かどうかはわからないが、粘液は目や口付近には付着せず、額から鼻の頭、そして口を飛び越えて服へ及んでいた。
 悔しくて、悲しくて。次第にシオの目に涙が湧き出した。
「――っ!」
「はっ、はぁあっ……!」
 また、体内に波が生じた。先ほどよりは小さいが、それでも確実に波があった。
「やだっ、やだっ……ゴブリン孕んじゃうぅ……」
 二度の射精を終えたゴブリンキングだが、まだ己の一物をシオの体内から引き抜こうという気配はなかった。拘束するゴブリンもまた、ぎんぎんとした凶器を握り締めている。
 まだ終わりは近くない。シオは数度の射精を覚悟した。そして疲労すれば逃げ出すチャンスもあるだろう。それまで、耐えよう……!
 しかしシオは気づいていない。周囲には少しずつゴブリンたちが寄ってきていることを。
954御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/14(火) 12:32:50 ID:CeJ/LbYh
年始にも言っていた通り、手軽に読めるエロパロ第一弾です。
本当はゴブリンの数を多くして汁ダクダクにしたかったのですが・・・キャラ4人以上同時に動かすと頭がパンクするそうですorz
こういった短めのエロパロは初めての試みですが、いかがでしょうか?
955名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 17:31:39 ID:YvJdrnno
>>954
ゴブリンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
「どぐ、どぐ、どくっ」「孕んじゃうぅ」
ツボを抑えてて、まとめ方も上手い。大変グッジョブです!
繁殖力だけは極めて高い亜人ですからね。孕みまくりでしょうね。(・∀・)ニヤニヤ
面白かったです!これからも頑張ってください。
956名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 20:47:08 ID:JuMGIMpl
GJ!!
957名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:45:45 ID:0KqvAYlH
シバと友好深めると、塔で毎階のように便利屋が…
心配してるのか?

シオシバの妄想が広がりんぐ
958御腐人 ◆0fY7xtBIQU :2006/02/16(木) 23:17:01 ID:DMXRo+U2
>>957
シバシオいいですよね。マイブームなんです。

何となくイヴチェリシェのソフトエロ書いたけど需要あります? というか、スレの容量やばいですね・・・
959名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:05:29 ID:2+LOO9zi
次スレは誰が立てるんだ?
960雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2006/02/17(金) 11:17:48 ID:qvMilwOS
シナリオ案投下させてもらいます。
ていうか容量大丈夫かなコレ……

>>355さんのSSをもとに作ってみました(ゴメンナサイorz)
961雪もぐら ◆cm43JlRZhA :2006/02/17(金) 11:18:22 ID:qvMilwOS
◇タイトル(仮) ルヴェル逆襲

◇ジャンル ほとんど鬼畜

◇主人公:ルヴェル

◇ストーリー
 度重なるティコからの暴力に耐えかねたルヴェル。
 なんとかして懲らしめようと画策するが、どう考えてもうまい案が浮かばない。
 それにどの道私刑(リンチ)になるに決まっている。

 悩みつついつもの生活を続けるルヴェル。
 書物の整理をしていると、偶然にも古い魔導書を見つける。
 そこにはこう書かれていた。

 「強力な魔導師 暦一度に大殺界あり。

  大殺界なる時 その魔力絶たれり。

  日の出より 日没まで 静になるべし」
 
 つまり、年一度だけは一切魔法が使えないと書いてある。
 ルヴェルはこのチャンスを逃すまいと奮起した。
 かくして、ルヴェルの静かな復讐が始まった……

◇内容
 大殺界の日までひたすら準備し、その日が来たら
 ティコをひたすら臨辱するシンプルなノベルス形式のゲーム。
 シバの便利屋からバイブ・拘束具などのアイテムを買える。
 どんなアイテムを使うかで今後の臨辱に影響。
 アイテムはティコに見つからないよう隠す事も重要。
 お金は内職やヘソクリなどで少しずつ貯めていきましょう。

長所:登場キャラが少なくシンプルだが、アイテムを変えていろいろ楽しめる。
短所:エンディングがお約束しか思いつかないorz
962名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:49:27 ID:5D32KCJ8
シナリオはエロ同人板の方に投下してくださいよ。
台本にすらなってないあらすじなんて、読んでも面白くないですから…
963A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/18(土) 11:23:54 ID:8dRYaobm
新スレ立ててみた。

【晴れ曇作品エロパロスレ2 】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1140229358/
964名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:32:38 ID:bR3GpwrY
>>963
乙。
まずはこっちから消化するか。
965A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/18(土) 22:40:22 ID:IDnui0uS
(´-`).。oO(何で誰もスレ立てようとしなかったのか分かったよ・・・)

>>964
そうだな。テキトーに妄想談義でも・・・
966A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/18(土) 23:15:45 ID:IDnui0uS
    /\___/ヽ   
   /    ::::::::::::::::\ 
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| 
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::| うわぁ……
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\
967A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/18(土) 23:18:54 ID:IDnui0uS
しまった、あんまり妄想が出ないから変なAA書き込んじまった

すまねぇ地球のみんな、あとは頼む
968名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 02:29:02 ID:5liC4QtS
妄想か
シオのバイブ責めが見たいな。
A氏が責任をもって処理してくれ。
969A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/19(日) 02:42:42 ID:4niG4Fim
>>968
俺かよッ!?w
乳ピアスはアリなのか?服は?
バイブは何本ほど?縛って吊るすか?
970A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/19(日) 06:07:02 ID:4niG4Fim
ひとまず手付け金50000£
着色は100000£から
ttp://www.journey-k.com/~yamikata-k/010s.jpg
眠い。ちなみに、この絵は今日中に下げる
971名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 14:30:02 ID:jjKT+nxJ
>>970
ホントにやってくれるとは・・・
あんた神すぎるな。 心の底から震えてるよ。
着色を・・いや、なにも言うまい。 保存させていただきました。
972A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/19(日) 15:53:55 ID:4niG4Fim
うーん、構図が…バランスが…細かいトコが気になる性質。

まぁこんな感じで、たまに一人の妄想が、絵や文師に活力を与える事もある。
そんなんで、俺がこのスレに期待してるのはSSだけじゃなかったりする。
次スレでは、もっと皆の熱い妄想が飛び交うと良いなぁ。世界がエロで満たされますように。

ゴブリン×シオハァハァ…イシュワルド馬×ティコハァハァ…
973名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 17:23:07 ID:jjKT+nxJ
(´-`).。oO(イシュワルド馬×ティコは確かにありだな)
974A ◆G.Jo4hrQXg :2006/02/19(日) 17:43:26 ID:9OJHAkyR
イシュワルドタコと格闘する白い水着のシオタソ・・・(*´д`*)ハァハァ

・・・と思ったけど、タコ取ってこれるのはフィル君だったね。
975名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 19:05:32 ID:ayuqatg8
イヴが男を虜にする薬があると聞いて、単身水色の塔に行くも、
あえなく魔物に敗れて、塔の魔物たちの性奴隷になる話マダー?
976名無しさん@ピンキー
Aさん、スマン。GJだが言いたいことがある
脚と手が繋gqあwせdrftgyふじこlp;@:「」