TS・性転換・女性化小説(非強制) Part3

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522名無しさん@ピンキー
>>521

まだ倒れたままの496を抱きかかえると、498はぺちぺちと496の頬を軽く叩いた。
「ほら起きろ、496。失神してる場合じゃないぞ」
「ふあ…?」
目を瞬かせた496は、きょろきょろと辺りを見回し、不思議そうな顔をした。
「あれ? 俺…」
即座に498が496の鼻を摘まむ。
「ふがっ!?」
「そこは、『私』だろ?」
「あ…あ、そうか。うん。私」
「よし」
何処か満足そうに498は笑った。
「では早速だが496」
「え、何?」
「『本番』いってみようか」
496がその言葉の意味を理解するより速く――
「――よっと」
496の両手首はロープに縛り上げられてしまった。