1 :
名無しさん@ピンキー:
男装の美少女サファイア、
実は女の子だったどろろ、
萌えの先駆者でもある漫画の神さま、手塚作品でハァハァするスレだ
2 :
名無しさん@ピンキー:04/04/30 23:14 ID:ZwgG4XCa
_,,-―'' ヽ、
/ ヾ ヽ、
/ 彡ノヽ ヽ
/ ,,ノ-~  ̄ ヽ |
| / へ , 、 ノヾ \ミ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/彡| ノ ヽ | ) |
ヽ .| 、_っ | ノ | 売国無双、土井たかこが2Get!!
`-| / _ ヽ |_ノ ∠
.| ノ`-´\ | \____________
ヽ' ⌒ 丶 丿
,ー - ― '、
/|ヽ___ノ|ヽ、
>>1 清き1票は、社民党へ!比例も社民党へ
>>3 三国人発言は 許せません!
>>4 がんこに平和!
>>5 げんきに福祉!
>>6 社民党がいます
>>7 ウリナラマンセー
>>8 李高順?だれそれ
>>9 マドンナですから
3 :
名無しさん@ピンキー:04/04/30 23:19 ID:mXJCP84y
BJの『ふたりの修二』も加えれ
時間できたらレオ×ライヤ か ケルル×雌ライオン あたり書こうと思ってる。でも需要無かったら書かん。
7 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 01:50 ID:YQs9NaJF
神さまage
火の鳥の太陽編のイノリ萌え
そこでピノコxBJですよ。
10 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 12:25 ID:kXxrzOkZ
↑一般的に「攻×受」だ。
とすると、ピノコがBJを…
ピノコはハタチだっけ?
12 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 16:59 ID:kXxrzOkZ
18だった気がする。
即死防止
最終回の夢の中のピノコはよかったなぁ。
14 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 21:08 ID:kXxrzOkZ
ライヤと、ルネ&ルッキオの近親相姦+3P系をキボボンヌ!
…EDで男性機能を失いながらも、その光景を大樹の陰から歯軋りしつつ覗いてるレオ(原作設定全く無視かよ)。
16 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 23:05 ID:kXxrzOkZ
なかなか趣味合いますなw
アトムも初期設定では女の子だったらしいが、
あの黒いパンツの中には付くべきモノは付いてるんだろうか。
19 :
名無しさん@ピンキー:04/05/02 12:29 ID:/KcAEko4
天馬博士なら付けそう
バギとリョウもいいと思う。だれか書いてくれない?
21 :
名無しさん@ピンキー:04/05/02 12:46 ID:PIBZLKHy
高性能の人工ぺにすさ。
チンコつきアトムは、番外編だけど、手塚先生が描いていた。
汚れなき目には珠玉のように美しい光を、
汚れた目には妖しい輝きを放つ手塚作品……。
職人降臨を期待しつつ即死防止協力。
ついでにトリトン×ピピをリクエストしますです。人魚(*´Д`*)ハァハァ
ロックは初恋の人だったかも知れない。
アトム自体は手塚先生自ら楽しんでたようで
百人切りさせたりウランとセックスさせたりしてたな
受けが悪かったのでボツにしたらしいが
>>1 書くんだったら作品紹介ぐらいは
しておかないといけないよな〜
いきなりアラバスターやワンダー3とか出してもなんだし
27 :
T:04/05/03 12:38 ID:EZlVny13
夕暮れのジャングル。ボクは春の優しい風に吹かれながら、うららかな眠気にまかせて柔らかい草の上に寝そべる。
ジャングルは今日も平和だー
うとうとと眠りに就こうというその頃、聞き慣れた甲高い声にハッとなる。
「レオー!大変だ大変だー!!」
ココの声だ。何かが起きると必ずボクに知らせに来る。
「どうしたんだよ、そんなにあわてて」
急いで飛んで来たようで、ボクの目の前で息を切らしながら、やっとのことでこう言う。
「ブブが…ブブが……ッ!」
「ブブが??」
「ブブがライオンを襲ってるんだよー!!」
またか。ブブの乱暴さには呆れるだけだ。ブブはジャングルのみんなに、些細な事ですぐにケンカをふっかける。
ボクがケンカを止めに入らなきゃ、この辺りはあいつのやりたい放題になってしまうだろう。
「どこだいココ!?すぐに行こう!」
29 :
名無しさん@ピンキー:04/05/03 23:00 ID:Cx9qYavj
BJ×ピノコ、禿しくキボーン!!
24巻の大人ピノコに禿しく(;´Д`)ハァハァしますた。
神の登場をお待ちしております。
30 :
名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:01 ID:7nlE74PH
正直スレの範囲が広すぎて拡散しそうな気はしなくも無い…
>>30 とはいえ、範囲を狭めたら生き残れそうもないしなあ
ってか喪前ら、せっかく
>>27さんが第一次爆撃を敢行してくれたってのに、何事も無かったかの様にスルー
しちゃってw
漏れだけは期待してまっせ、
>>27さんw
33 :
U:04/05/04 23:17 ID:k5tEspJ+
ココの案内のおかげもあって、険しいジャングルの十数キロの道のりは、ボクの全速力で数分程だった。
自慢じゃないケド、まわりのライオン友達とかけっこして負けたことはない。
!
──いた。
ブブは仲間のハズのライオンを地面に押し付け、いたぶってる様に見える。
しかも──
…女のコをいじめるなんて許せない……ッ!
ダダッ
「やめろ!!」
ボクの爪がブブの無防備な背中へ食い込む。
「ぐぁ!!」
ブブは激痛に背中を反らせると、その叫び声と共にボクの3,4倍もある大きな体はくるりと地面を転がる。
そして鋭い片目がボクを捕えると、
「ちっレオか!」
と言うだけで素早くその場を去ってしまった。
??
なんだ?いつもはお互いがボロボロになる位の激しい取っ組み合いになるのに??まるで拍子抜けだ。
あ!それより女のコは??
「君、怪我は無い?」
保守ついでに好きな女キャラでも上げようじゃないか。
俺はマリモ、大人ピノコ、イノリ、人間じゃないけどピピ子
大人ピノコ、わとさん、新アトムのムーピー、妖子とかかな。
ドクター・キリコの妹
ドクターキリコが女だったら萌えそうだな。
美しい、死の医者。
美人女医、キリコを抱きながら、逝く最中に薬打たれて文字通り昇天。
耽美小説いけそうなよかーん
そこでブラックジャック先生のピノコへの性教育ですよ。
>>37 『99.9lの水』での半裸シーンに禿萌えだった漏れとしては、その役は是非ともキリコの妹に…
42 :
V:04/05/08 23:01 ID:hlBeikLv
息を切らしてうずくまっているそのライオンは、若い大人のメスだ。まだ子供のボクから見ても、綺麗だなーと思う位。
でも返事がない。不安になって、もう一度話しかける。
「ねっねぇっ、やっぱり…どこか痛いの??」
少しの間を置いて、その雌ライオンはスッと立ち上がる。
そしてズンズンとボクに近づいて来る。
そのなめらかな足取りは、やっぱり大人の雌ライオン特有の魅力を感じる…ケド……様子がおかしい──
バシン!
──次の瞬間、ボクの左頬に平手打ちが炸裂した。
「??????」
その雌ライオンは、まったく予期しない出来事にキョトンとするボクに、立て続けにこうまくしたてる。
「よくも邪魔してくれたわね!せっかくあのブブをその気にさせられたのに…!そうねぇ…白い坊や……。見て解らなかったんだ?フフッ。まっ、また邪魔するような事があったら許さないわよ??」
そして去り際にフンッとした目で再びボクを睨みつけ、さっさと行ってしまう。
「……??」
一体なんだったんだろうか…????さっぱり分からない…。とりあえずブブにいじめられていた…というワケではない様だ…が。
43 :
名無しさん@ピンキー:04/05/08 23:06 ID:hlBeikLv
投下ごとにレスが止まってしまう。。。
こんな感じのペースで、しかも先はかなり長い…
何事もなかったかのように雑談キボン。そして神降臨待ち↓↓↓↓↓↓
44 :
名無しさん@ピンキー:04/05/09 04:09 ID:2PUUJBRW
つづきかもーん
今日の復活編は酷かった…
関係ないけど左近介たんハァハァ…
神よ期待しているぞ
保守
47 :
W:04/05/11 23:43 ID:QgTHRzEW
そうしているうち、暗く鈍いオレンジ色になる夕空に甲高い声が響く。
「レオーーー!!」
ようやくココが来た様だ。
「はぁはぁ…アレレッ?ブブと女のコがいないッ??どうなってるんだいレオ??……ん?そんな難しい顔して……何かあったのかいレオ??」
「いっぺんに質問しないでよ、ココ」
少し間を置き、ボクよりずっと大人なココならば何か知っていると思い、さっきの一部始終を話してみた。
「──ということなんだ。何でかな??ボクにはさっぱりわかんないや」
??
ココはボクの話の途中から、何か申し訳ないような顔をしている。これもさっぱりわかんない…
「…えっとね、それはね、レオ……」
「それは??」
「ん〜〜と…え〜〜と………それは…………………………」
「それは??????早く教えないと食べちゃうぞ??!!ガゥゥ〜!」
余りにもったいぶるココにイライラしてしまい、ボクの頭上を飛び回るココの尾羽をこづきかかる。
「わっ…わかった、わかったよレオー!」
ココはしばらく息を整えると、言いにくそうに話し始める。
「だからさ、レオ。つまり、ブブはその女のコを、いたぶるとか、いじめるとか、ケンカしてたとか、そういうのじゃあないんだよ」
(゚∀゚)キター!
BJ×ピノコだろ!
原作見る限りピノコ×BJの方がありそうだが(;´Д`)
50 :
名無しさん@ピンキー:04/05/13 00:02 ID:a03VTYrC
いんこ×千里刑事
なんて言ってみる…
レオ書き職人さん続き待ってますよん
ハムエッグ×アセチレンランプ×スカンク草井 の悪役モーホー3Pを望む変態野郎の
漏れの声は届きそうに無いので、レオ職人さんコンティニュー、カモーン!
いんこ×千里刑事いいなあ。
誰かかいてくれないかな。
53 :
名無しさん@ピンキー:04/05/13 08:06 ID:DEFV3e0A
タッタタンの童貞喪失モノキボンヌ・・・・ッ!!!
動物に入れ替わる能力を上手く使い、様々な快楽を叩き込んでホスィ…
普段生意気なタッタタンが恥ずかしい格好させられて顔を歪ませる姿…
(;´Д`)ハァハァ
54 :
X:04/05/14 00:03 ID:+DLuo9UA
「じゃあ一体なんなのさ。ボクにはブブが雌ライオンを襲ってたとしか見えなかったよ?」
「……ん。ある意味正しい…」
「??????????」
さらに解らなくなってきた…。ココはそんなボクの様子を見ながら、さらりとこう言う。
「交尾だよ」
「え?」
「だから、交尾だってば。レオみたいなネコ科は今の季節、発情期だからさ」
「もっと分かりやすく言ってよ、ココ」
初めて聞く言葉に、ボクはこう返すしかなかった。するとココは心なしか顔を赤らめ、悩み込んでしまう。
「う〜〜ん…………難しいな……。レオは大体まだ子供だし…………。ゲゲッ??!!」
「あっ…おいココ?どこ行くんだよーー!」
ココは何かに驚き、一目散に飛んでいってしまった。
ちぇ。なんだってんだよ…。
「レオ」
不意の呼びかけに振り向くと、一瞬にココの行動のワケを理解した。
55 :
Y:04/05/14 00:04 ID:+DLuo9UA
「あ、ケルル」
「プックック…」
「何がおかしいんだよ」
「さっきからの一部始終、見物させてもらったぜ。ブフッやっぱりパンジャの子っつっても、…クククッただのおこちゃまなんだなぁ…ハッハッハッ」
ケルルはボクより兄貴格の歳で、根は良い奴なんだケド、ジャングルでは誰かれ構わず喧嘩をふっかける、いわゆるトラブルメーカーだ。
「…うるさいよ」
あんまりボクの事で笑うから、いくらボクでもさすがに腹が立つ。
さっさとその場を立ち去ろうとすると、ケルルはこう呟く。
「交尾…見せてやってもいいんだぜ?知りたいんだろ、レオ」
──ケルルはボクに、「この場所が見渡せる、その辺の草むらに隠れてな。ちょっと手頃な女引っかけてくるからよ」とか言って、どっかへ出かけて行った。
日はもうどっぷりと暮れ、薄明るい半月がボクの白い体毛を照らす。
辺り一面にしげる背の高い草々は春の涼しい夜風に吹かれ、さらさらと心地良い音色を生む。
ボクはケルルの言う通り、ちょうど良さ気な草むらのカゲを見つけると、そこへ身を低くし座りこむ。
56 :
Z:04/05/14 00:07 ID:+DLuo9UA
そして、枯れ葉の溜って寝るのには絶好の場所──ケルルがここを見渡せる所に隠れてろと言った──をぼんやりと眺めながら考え事をする。
こーび…こーび……こーび…………かぁ……。
………………う〜〜ん………。
ガサガサ……
「オラ、そこに寝ろって」
「フフフ。せっかちねぇ…」
うーん……?
「ゥ…」
「…ァアゥン……」
……ケルル…??
……パンッパンッパンッ
いつの間にか眠ってしまったのだろう、妙な物音で目を覚ます。
うーん……ケルルが雌連れて帰って来たのかなぁ…
ボクは広場にゆっくりと、まだ寝惚け眼の目を向ける。
……??!!
あれれ??……あれは…何なんだろーか??何をしているんだろう????
眠気は一瞬に吹っ飛び、視線は目の前で始まっているソレに釘付けになる。ケルルは若い女のコに馬乗りの体勢になり、女のコの手足を押さえつけ、しきりに自分の腰をその女のコのお尻に当てつけている様だ。
それは今日の昼間も、ブブが大人の雌ライオンとやってた事。
57 :
[:04/05/14 00:08 ID:+DLuo9UA
一見するとその女のコをいためつけている風な感じだ。
だけど…二人は何かを求め合うみたいに、声を漏らしながら互いのカラダを舐め合ってる……。
「ガウウウ…」
「アゥォォォ……ン」
……女のコは…ボクより少しお姉さん、ケルルと同い年位かな。
でも何か、とっても気持ち良さそうな表情をして、ケルルにカラダを任せきってる。
時々小さく声を漏して、背中に乗るケルルに向かってお尻をクネクネくねらして、なんかスゴく色っぽい。
これが、「こーび」っていうものなのかなぁ…。
なんだかキモチ良さそうだけど、少し遠くて実際何をしているのか、まだイマイチ解らない。
「ガゥッガゥッガゥッ…」
すると、ケルルの動きが段々激しくなっていく。それと共に、下のお姉ちゃんも息が荒くなっていく。
……何かあの女のコ見てると…ボクのカラダが熱くなってく…
「ハアゥォン…ゥォン……!」
二人のあえぎ声が夜の空をこだまする中、ボクは自分の異変にようやく気づく。
何かムズムズする下半身…変だなぁと思い、自分のカラダに目を移すと…
58 :
\:04/05/14 00:09 ID:+DLuo9UA
……あれれ??
なんか……ボクのおちんちんが…変だ??!!
ケルルとお姉ちゃんの「こーび」を見ているうちに…ボクのおちんちんが……なんかなんかムクムクおっきくなってる????
ボクは驚いて、前足を使っておちんちんを押さえ、何とかソレを元に戻そうとする…が……。
「ァッ」
ビクンッ
そのおちんちんに触った瞬間、ボクのカラダに電気が走った様な感覚が襲う。
そして元に戻るどころか、更に大きく、そしてカチカチに固くなってしまった??!!
「うぇぇぇ??何だコレ??何だコレ??何だコレ????」
「そこにいるのは誰ッ??」
しまった!
あんまり大きな声をだしたんで、女のコに気付かれてしまった。
ザザザッ
ボクは怖くなって、その場から逃げ出してしまう。
もちろん、今の女のコの叫び声でではなく、自分のカラダに起こっている変化に…だ。
とてもじゃないケド、「こーび」の観察どころではなかった。
「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ……」
59 :
]:04/05/14 00:10 ID:+DLuo9UA
月の位置からすると、もうそろそろ真夜中…という頃。
ボクはひたすら夜のサバンナを走る。
ドクンドクンと高鳴る胸の鼓動は、走っているせいだけじゃないことは自分でも解る。
ケルルとお姉ちゃんライオンが「こーび」する姿が脳裏に焼き付き、走っても走ってもずっとアタマから離れない。
「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ……」
走るのに疲れ果て、息を整えながら辺りを見回す。
ここは……どこだっけかな?見覚えはあるんだけどな。
無意識にたどり着いた場所は、ライヤの巣の近くだった。
せっかくだから、久しぶりにライヤに会ってから帰ろうかな。
おちんちんは…よかった。治ってる…。もしライヤの前であんなんだったら、恥ずかしくて二度と顔見れなくなるトコだったや…。
ま…とりあえず今日はもう寝よう…。いろいろあって、もうヘトヘトだ……。
ぐっジョブ!!
やっぱりこの後はライヤと
別にスレ上げる必要ないのに…
書いてみたいけど原作がすでに凄くエロいから
エロパロにしても原作を汚すだけになりそうで怖いな
ムーピーのエロSSキボン
ロック×ムーピーいいなあ。
アトムのテレビ萌えた。
誰か写楽×和登さん書いてくれー
まだだ、まだ終わらんよ!
>>65 便乗きぼんさせてくれ。
悪魔プリンス写楽の和登さん凌辱もイイし、
バンソーコー付き写楽の筆おろし編でもイイなぁ。
和登さんの「ボク」萌え人間集まれ
和登サンの必死の説得にも耳を貸さず、
三つ目人の母親を作ろうとして非道をつくす写楽。
和登サンが二つ目である限り、二人は溝を埋められない。
写楽の孤独を癒せない。
そのことを痛いほど実感した和登サンは、写楽の前に身を投げ出す。
「ボクがキミの子どもを生んであげる!
キミと血のつながった君の仲間を――
三つ目人の子どもを生んであげるから!」
エチシーン書く力がないもんで妄想公開だけ。
この二人の根底には悲劇があると思ってる。そしてそれが萌え。
悪魔写楽が陵辱やるならオーラとか念力とか薬とか使ってほしい。
封印写楽は風呂エッチ?
ネ申降臨待ってます。
漏れも写楽×和登サンきぼんぬ。
でも本命はBJ×ピノコ。
ボッコ隊長(むろん兎)を陵辱する妄想に萌えるのは私だけでつか?
ボッコの腰元から太股にかけてのラインはエロいな。
ワンピ犬夜大戦ってサイトの画像のボッコ隊長のあられのない姿…(;´Д`)ハァハァ
ワンピ犬夜大戦は403なんだよな…
壁|∀・)ジー
レオの続きはこないのかな…?
保守
保守
ぬるぽ
かげながらスレの行く末を見守っております。
キリコ保守
写楽×和登サン、BJ×ピノコ、イイ!!
そして、百鬼丸×どろろもキボンヌ!
青いブリンクって手塚作品って呼んで良いの?
最初のほうしか関わってない無いみたいだけど。
84 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 08:57 ID:XJu9rPR8
唐揚げ
85 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 13:52 ID:Mmsd6fr5
タマミタンタマミタンタマミタンタマミタン
>>83 俺は認めてるが巷では無かった事になってるっぽい様な気が
殆ど関ってないのもそうだが出来もアレだからw
カケル×キララでイクか?
一線を越える勇気の出ないカケルにブリンクが(ry
・・・つまらんなw
他スレからの御呼びで来ました。
『火の鳥・未来編』より、マサト×タマミを投下します。
どうぞ。
もう何億年生きて来ただろうか。そして、その間に起きた事柄のどの位を記憶に止めているだろうか。
そんな事を考えながら、私は今日も私以外に生命の存在しない世界で生きる。私の名は山之辺マサト。
この星に使命を与えられた男。だが、その使命にも些か飽きた。私は暫し、未だ鮮明に残っている記憶に思いを馳せる事にした。
*****
「ねぇ。マサト、今夜は何が食べたい?」
メガロポリスヤマト。それが、僕達の住んでいる都市の名前だ。僕はここで宇宙戦士の一員として暮している。
傍らの美女はタマミ。最初は高価なペット位にしか考えないで、こいつを飼い始めたんだが、最近ではどうにも情が移っちまって、恋人の様な気さえしてくる。
そう、始めは御袋を亡くした寂しさから、何処かの惑星で発見されたムーピーと言う生物を手に取ったのが、始まりだった。
タマミは人間では無い。ムーピーと言う他惑星の不定形生物だ。美人なのは当然で、僕の思い浮かべた最高の女の像を読み取らせて、形を取っている。
だが、彼女と暮らし始めて気が付いたが、彼女の本当の魅力はその美しい外見よりも、寧ろ内面に在った。
本当に僕の事を愛してくれて、労わってくれる。その癖自分は常に控え目で、見返りなんぞ求めない。
毎日の激務からの帰宅も、こいつの顔を見れば、一発で疲れが吹き飛ぶ程だった。今日は、そんな彼女と『永遠の都』の街をデートしていた。
「あら…マサト、見て!この唐揚げ用ゴキブリ、凄く美味しそうよ」
タマミは初めて見る露天市にすっかり夢中で、もう僕は何を幾つ買わされたか覚えていない位だった。
「そうだな、今夜はゴキブリにするか。オヤジ、このゴキブリ、500g量り売りで」
「兄ちゃん達、夫婦かい?目の付け所が良いねえ。こいつぁ、正真正銘のヤマト産天然の、チャバネゴキブリさ!」
『夫婦』と言う言葉を聞いて、顔に血が上って来る。恐らく、今の僕の顔は真っ赤だろう。隣のタマミを見ると、タマミも耳の先迄真っ赤にして、
目を泳がせていた。僕は、そんなウブな人間らしいタマミの性格が本当に愛しく思えた。
「御馳走様!いやぁ、美味かった。やっぱりタマミの料理は最高だよ」
「御粗末様。ふふ…嬉しい。有難う、マサト」
タマミは、褒められる事に慣れていない為か、両手を真っ赤に染めた頬に当てて恥ずかしそうにしている。だが、その顔は本当に嬉しそうだ。
人間の社会に溶け込んで日の浅いタマミは本当に素直で、全く飾り気や見栄と言った物が無い。
そんな、本物の女には無い魅力を兼ね備えているタマミへの俺の好意は徐々に増していった。
「マサト、お腹が落ち着いたら、ムーピーゲームをしましょ。今日は何処へ行こうかしら?」
タマミは楽しそうに、千年前の観光地の資料を漁っている。
ムーピーゲームと言うのは、ムーピーと他者の意識をシンクロさせ、ムーピーの意識の先導に依って、両者共に望んだ夢を見る、と言う遊びの事だ。
勿論、タマミは僕を楽しませる為に、これをしてくれている。何て健気な娘なのだろうか。僕も彼女に何かしてやりたかったが、俺に出来る事と言っても、
そんな物は限られていた。そして、僕は思い切って彼女に言い放った。
「今夜はムーピーゲームはしない」
少し、言い方が意地悪だったか。タマミの悲しそうな顔。構って貰えないと思ったのだろうか、何も言わずに、僕の次の言葉を待っている。
「そんな顔しないでくれよ。唯さ、今夜は夢の世界じゃ無くて、現実の世界でタマミを愛したいと思ってね」
「マサト!!マサト!マサト…マサト…」
僕の名前を連呼しながら、僕の胸に飛び込んで来るタマミ。こいつは、本当に僕の事を想ってくれている。
僕は華奢な彼女の身体を壊れてしまいそうな程強く抱き締め、決意した――彼女を一生愛し続けると。
彼女は勿論同意してくれるだろう。亡くなった親父や御袋は、僕と地球外生命との愛を悲しむだろうか…いや、きっと祝福してくれる。
相手が何であろうと、これは間違い無く本物の愛なのだから。
そっとタマミの麗しい唇に指を触れる。柔らかく、弾力の在るそれは、優しく僕の指を受け止めた。
「やだ、口紅付いちゃうわ」
やんわりとその指を拒むタマミ。だが、その表情は決して嫌がってはいなかった。
「構うもんか」
僕は半ば強引に彼女と唇を重ねる。唇を触れ合わせるだけのキス――彼女は固形物を口に含めない。
タマミは少し驚いた顔をしたが、すぐにそれに応え、積極的に唇を触れさせて来た。
僕等はその侭ベッドに倒れ込み、強く抱き締め合った。彼女の美しい鼻孔から吐き出される吐息が、僕の顔を撫でていく。
それで彼女が興奮している事に気付いた僕も益々興奮してしまった。
今、僕が見ているのは、ムーピーゲームの幻では無い。本物、現実だ。僕は自身にそう言い聞かせた。
「綺麗だよ、タマミ」
「もう、マサトったら。でも、良かった……」
タマミは眉をハの字にして照れている。彼女の裸体は本当に美しかった――比べるのは良くないと判ってはいても、今迄僕が見て来たどんな女性よりも。
染み一つ無い、真っ白な肌に程好く膨らんだ乳房。その上に、可愛らしく飾りの様に乗っている小さな桃色の乳首。
しなやかに括れた腰から、ふっくらと優しげに膨らんだ尻へのライン。秘部を隠すのに全く役に立っていない控え目な陰毛……
それ等全てが僕を魅了した。僕は彼女の顔の作りこそ口出ししたが、それ以外は、彼女が自分で人間を勉強して作り上げた物だ。
女性としての性別を持つ彼女はやはり、美しく在りたいのだろう。その勉強の成果は見事と言う他無かった。
僕はタマミの薄い両肩に手を伸ばし、優しく抱き締める。
「タマミ、好きだよ…」
「私もよ、マサト」
衣服を介さない抱擁が齎す快楽は、先のそれとは比べ物にならなかった。僕は抱き締めているその腕を、彼女の背中から腰へと移動させ、
その美しいラインを優しく愛撫した。彼女はそれに応える様に息を荒げ、僕の背中を掻き毟る。見れば、薄らと彼女の全身は紅潮を始めていた。
僕はその体を抱き寄せ、彼女の乳房を胸板で押し潰す。僕の胸板に伝わるその感触は、何物よりも柔らかく、その頂点に鎮座する乳首は、
刺激を欲するかの様に、堅く勃ち上がっていた。
密着した体をゆっくりと離し、彼女の乳房に手をやる。見る者にふわふわとした印象を与えるそこは、見た目よりも遥かに弾力が在り、
優しく揉み潰す僕の手が離れる度、元の完全な形に戻ろうとした。
「あぁっ!マサト!そこ、何だか気持良いわ」
彼女は体を作る時、医学も学んだらしく、彼女の神経の配置は、人間の女性のそれと変わり無い。本当に勉強熱心な娘だ。
モデルにした女性が余程敏感だったのだろうか。僕の愛撫に応える彼女の反応は並々ならぬ物だった。
「もっと良くしてあげるよ」
と、僕は先程から自己主張を始めている彼女の乳首に唇を宛がい、それを優しく甘噛みした。
「ヒッ!!あぁっ!何だか!いっ!へ、変になりそうッ!!ひあぁぁぁ!」
僕が歯で挟んだ乳首をその隙間から激しく吸い立てると、彼女は両腕を縮こまらせて、体を震わせ、昇天した。
意識が朦朧としているのだろう。僕は、横たわり、ぼんやりと開いた瞳を潤ませてこちらを見詰めるタマミの優しくカールした髪を撫でてやり、
彼女の頭を胸に埋めさせてやった。暫くして、漸く落ち着き始めたのか、彼女が口を開く。
「資料で勉強はしてたけど、こんなに気持の良い物だったのね。私のムーピーゲーム、まだまだみたい」
そう呟く、彼女の顔は、とても満ち足りていたし、僕も彼女に悦びを与えてやれた事が何よりだった。彼女は続けて言う。
「でも、『本番』って言うのはもっと凄いんでしょ?ねぇ、続きをしましょう。私もマサトを気持良くしてあげたいから」
今、僕の目の前にはタマミの秘部が開いている。興奮の為に、ヌラヌラとした愛液を纏ったそこは、
ふっくらとした大陰唇を充血した内側の桜色の花弁が押し広げ、頂点に当たるクリトリスは膨らみ、ヒクヒクと蠢いていた。
ここもタマミが自分で勉強して作った部分だ。その為、まるで僕を誘うかの様な淫靡な印象を与えるデザインをしている。
全てが完璧な彼女の中で、唯一この部分だけが『壊れている』と言う感じで、異端に思えた。
一方タマミはと言えば、僕の股間に取り付き、怒張したペニスを慣れない手付きで撫で摩っている。
口に物を含めない彼女は、時折自分の股間に手をやり、そこから溢れる愛液を手に取っては、僕を絶頂に導こうと悪戦苦闘していた。
僕はと言えば、彼女と違って口も使えるし、何より経験が違うのだから、このハンディキャップの付いた勝負の行方は目に見えていた。
タマミが必死に頑張っている姿を見ながら、彼女tが僕のペニスを握れば、僕は彼女のクリトリスを指で圧迫し、
彼女が僕のペニスに愛液を塗りたくれば、僕は彼女の陰部全体を舐め上げる、と言った鸚鵡返しの愛撫を続けていた。
次第に彼女の手が止まる時間が長くなり、悦楽を傍受する事に専念し始めたと感じた僕は、彼女に引導を渡す事にした。
両手の中指と薬指で彼女の小陰唇を挟み、刺激しつつ、人差し指で陰核の包皮を捲り上げて、その小さな本体を舌で舐め、押し潰す。
「あーっ!!あっ!マ、マサト、駄目!ダメェーー!!!!」
彼女は体を震わせながらも、最後の抵抗を試みようと、震える手で僕自身を握り、扱こうとした。だが、それも長くは続かなかった。
「これでタマミの0勝2敗だな」
僕はそう言って、彼女に少し意地悪な笑みを向ける。
「もう!マサトの意地悪。『本番』では負けないからね」
そう応えて、頬を膨らませて見せるタマミ。彼女は意識していないのだろうが、その表情が又、何とも可愛い。
僕は思わず彼女を力一杯抱き締めた。
「マサト……来て」
僕はタマミの秘部へ目を向け、己の怒張の先をそこへ向けた。充分過ぎる程に準備の出来上がったそこへ、ゆっくりと自身を挿入していく。
僕はその時、妙な違和感を覚えた。
「あれ?タマミ、初めてだよな?」
なのに、痛がる風も無く、破瓜の気配も無い。
「その…最初は痛い場合も在るって言うから。痛いの嫌だもの」
どうやら彼女は、処女膜を意図的に作らなかったらしかった。
「最初から気持良くなれる様に、ってか?淫乱だな」
「意地悪!そうじゃ無くて……やっぱり、マサトと一つになる時は、最高の状態で居たいから…」
タマミはそう言って、紅潮している全身の中でも、特に赤い顔を更に赤らめた。
ペニスの進入が止まる。どうやら彼女の最深部に辿り着いた様だった。
僕は抱き合った姿勢でタマミの上に乗り、腰を動かし始める。
「っ!あぁっ!マサト!」
彼女が作り上げた完璧な膣は、僕の精液を搾り取ろうと蠢き、締め付けて来た。
彼女に何度も出入りしている内に、僕の中の欲望も高まり、思わずそれを吐き出しそうになる。
先程あんな意地悪を言った手前、ここで負ける訳にはいかなかったが、そんな事がどうでも良くなってしまう程の快楽の嵐に襲われた。
「タ、タマミ!もう……」
「あっ!あぁっ!私も!!」
タマミが絶頂を迎え、それに合わせて激しく収縮する膣に、僕は己の精をぶちまけた。
「これで、0勝2敗1引き分けね」
「まだそんな事に拘ってたのか」
「マサトが言い出したんじゃ無い」
「そんな事よりタマミ、死が僕等を別つ迄、ずっと一緒に居てくれるかい?」
「でも、私と貴方じゃ子どもは産まれないわ。それでも良いの?」
「僕は君しか愛せない。それに、愛さえ在れば、きっと何かを産み出せるさ。だからタマミ……」
「えぇ。生まれ変わっても、愛してるわ。でも、私より先に死なないでね」
「それは無理だよ。人間の僕は、君の5分の1しか生きられないんだぜ」
「それでも駄目。出来るだけ頑張って生きて。私、マサトが居ない世界なんて嫌よ」
「はいはい、解りました」
「ふふっ…ずっと、私を抱き締めていてね」
*****
結局、先に死んだのは彼女の方だった。どんな苦難も彼女と一緒ならば、楽に乗り越えられた様に思う。
何時だって彼女は一緒に居てくれた。もう、あの幸せな日々は戻っては来ない。
タマミに会いたい。もう一度優しく名前を呼んで欲しい。あの華奢な体を抱き締め、愛を語り合いたい。
だが、タマミはもう居ないのだ。彼女は言った。生まれ変わっても愛してくれる、と。タマミを模した機械では意味が無い。
そうだ、新たな生命を生み出そう。私は薬品棚からゼラチンとエタノールを取り出した。
以上です。今、手元に単行本が無くて、記憶を頼りに書いたので、変な部分が在るかも。
マサトとタマミって、こんな甘々カップルで良かったか自信が無いorz
長文投下、失礼。ではノシ
あ、アニメ版未来編は不満盛り沢山でした。
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タマミタンかあえー。
マサトとタマミらしくて良かった。
アニメ版…あれは絵はよかったが、未来編をたった2回で…なんて無茶をしたがためにあんな結果に。
ドモー!読んで貰えて良かった。動き無いから、何か拙い事したかともう冷や冷やでw
まぁ、枯れ木も山の賑わいと言うか、こんなSSでもスレの活性化に繋がれば何よりです。
次は『海のトリトン』(原作版)で、トリトン×ピピ子でもやろうかと思ってたり。
アニメ版の不満挙げると切りが無いんだけど、マサトがコアセルベートを作らずに、
安易に自分の体の蛋白質を使ったのが、先ず一点。SSの最後の一文は、それに対する皮肉ですw
そして何より、ラストのタマミの名台詞が削られてる……あれが無いと、感動も半減だろうに。
しばらく来なかったら職人様が…!
ラブラブな二人をありがとうございます(´∀`)
タマミ萌え〜マサトは幸せ者だよ…
お疲れ様ですた。次回も楽しみにしていますよ!
>>98 自分、萌えが書けなくて悩んでたんで、そう言われると嬉しいです。
調子乗って、次回作投下しますね。
『海のトリトン』(原作版)よりトリトン×ピピ子で、タイトルは『Octopus's Garden』。
どうぞ。
トリトンは困っていた。今迄にも数々の困難、危機を乗り越えて来た彼だが、
これ程迄に困った事が在っただろうか。それ位にこの問題は厄介だった。
問題と言うのは、ピピ子との事である。最近変態を終えた彼はそれ以来、
彼女に如何ともし難い感情を抱く様になっていた。
彼がもう少し人間社会に居れば、これが愛情、性欲だと理解出来ただろう。
最近、ピピ子がしきりに
「抱いて」
とモーションを掛けて来る、その言葉の意味も理解出来たかも知れない。
トリトンは悩んでいた。
ピピ子は魅力的な女性に成長していた。だが、トリトンは彼女を愛する術を知らない。
昔、洋子に借りた本の中に、ぼんやりとそんな記述が在った気もするが、それは人間同士――
下半身に両脚が生えている者同士の方法だった。
自分とピピ子の場合には通用しない。
「残されたトリトン族は、僕とピピ子だけだもんなぁ…」
彼が隠れ家で頭を抱え、そんな事をぼやいていると、向こうからイル、カル、フィンがやって来た。
「ご苦労、諸君。で、頼んでおいた様な本は在ったかい?」
「フニャー」
とフィン。
「無い無い。何しろ、トリトン族について書かれた本自体、殆んどないんだから」
とカル。
「トリトン族ってマイナーだね」
とイル。両側の二頭に、
「コラッ!失礼だぞ!」
と叩かれてしまう。
恐らく、頼んだのが頼り甲斐の無い彼等で無くとも、
トリトン族の性交について書かれた本など、世界中探しても皆無だろう。
「そうか…どうもありがとう。ほら、ヤリイカだ」
トリトンは彼等に報酬を与えると、再び海を眺めながら考え始めた。
その日の夜。隣のピピ子に気付かれぬ様、こっそりとワカメ製の布団から抜け出したトリトンは、
宵闇に在っても燦然と輝く光を目指して泳ぎ出した。
光の発生源はルカー。トリトンが幼い頃から彼を見守り、助けて来た、優しい母親の様なイルカだ。
彼女は今、穏やかな波に身を任せ、深い眠りに就いていた。
「御免よ、ルカー」
トリトンは、そんな彼女の下に潜り込み、彼女の性器を観察する。
だが、その部分は、両側の膨らみによって作られる割れ目に閉ざされ、良く見えない。
トリトンがその部分に手を掛け、彼女の生殖溝を押し広げたその時――
「誰っ!?何をしているの!?」
驚いて目覚めたルカーの尾に、思い切り頭を打たれてしまうトリトン。
「……イタタタタ…」
「あら、トリトン?何をしているのです?私に何か御用ですか?」
ルカーは誤って打ってしまったトリトンの頭を鰭で撫でながら、彼に事情を聞こうとした。
「…と言う訳なんだ。それで、哺乳類の生殖器を観察しようと思って………」
トリトンは、悪戯を発見された子どもの様な罰の悪そうな顔で事情を話した。
だが意外にもルカーは怒っておらず、優しく諭す様な口調でトリトンに話し掛けた。
「そう言う事でしたか。もう貴方も彼女もそんな歳頃ですからね。
隠さず話せば、何時でも相談に乗りましたのに」
そんな事を言われても、人間の社会で育ち、人間の常識を身に付けたトリトンが、
この手の話を簡単に他者に相談出来る筈も無いのだが。
「私共の物で宜ければ、何時でも御覧になって下さい……でもイルカの生殖器では参考になりませんよ」
そう言ってルカーは、手近な場所に寝ている雄イルカの処へトリトンを連れて行く。
「どうです?イルカは通常の哺乳類とは生殖器の仕組みが違うのです」
確かに、トリトンが見た雄イルカの生殖器は、先のルカーのそれと変わらぬ割れ目に、
ペ二スが挟まった格好だ。ルカーが解説を続ける。
「水の抵抗を減らす為の進化です。もっとも、私達雌の場合は、他の哺乳類とそれ程違いは無いのですけれど、
トリトン族の女性の場合、更に特殊でしょうから……」
ルカーの言葉もそこで途絶えてしまう。トリトン族に遣えて来た彼女でも、
そんなプライベートな問題は知る由も無かったのだ。
「うーん……魚の場合は、水中に産んだ卵に雄が受精するんだったよな。でも、僕のは人間と同じだし、
ピピ子も外に卵を産む様子は無いぜ?」
先程からずっと黙っていたトリトンが、ようやく口を開き、ルカーに疑問を発する。
うんうんと唸りながら、悩み続ける二人。しばらくして、ルカーが何かを閃いた様に、頭を上げた。
「ああ!軟骨魚類の様な卵胎性の魚はどうでしょう?」
「軟骨魚類?サメとかエイみたいなあれかい?」
「そうです。鮫等は、雄のペ二スを雌の生殖孔に挿し入れて性交するのです」
先程から性交だの生殖器だのと、彼女には恥じらいが無いのだろうかといぶかしむトリトン。
もっとも、自分の為に必死で悩んでくれているのだから、それは口に出さない。
「生殖孔って?」
「えぇと…トリトン、私の性器を広げて見て下さい」
トリトンは海中に潜り、言われた通りに彼女の陰裂を両手で押し広げる。
「上端に在るのが陰核――雌のペ二スの様な物です。その下が尿道口。
で、更に下に穴が在るでしょう?それが膣――哺乳類の生殖孔です」
「ぷはっ!でも、ピピ子にはこんなの無かったけどなぁ……」
トリトンは、海面から顔を出し、再び疑問を発する。
「哺乳類以外は肛門、尿道口、膣が全て一つになっているんです。人間の男が言ってましたよ。
『穴が在ったら入れてみろ』と。後は貴方で考えて下さいな」
東の空が白む迄悩んだ結論がそれか……トリトンは何だか哀しくなって来た。
「トリトン、何を悩んでるの?ポセイドンの事?」
「いやぁ、何でも無いよ」
イルの拾って来たワインを片手に俯いているトリトンの顔を心配そうに覗き込んで来るピピ子。
トリトンは、その質問を苦笑いして誤魔化す。
彼女に悩みの内容を知られたら、彼女はどんな顔をするだろうか。
盲目的な程、トリトンを愛している彼女の事だ。
きっと、怒りも嫌いもしないだろう。寧ろ、自分と交わりたがる可能性が高い。
彼女は誰よりもトリトンの愛を欲しているのだから。
「まぁ、良いわ。そんな事よりトリトン、私達二人切りじゃ寂しいわ。
仲間が欲しいと思わない?」
「ぶっ!ゲホッ!ゲホッ…」
女の勘とでも言うのだろうか。彼女の余りにも的を射た質問に、トリトンは思わずワインを吹き出し、咽てしまう。
「な、何を言い出すんだピピ子?」
勿論、トリトンだって彼女の事が大好きだし、彼女と一つになれたらどんなに良いだろうと思う。
だが、今はそれについて悩んでいるのだ。
「だから……もう良い!トリトンなんか知らない!」
ピピ子は急に怒り出し、波間に姿を消した。
「御免。ピピ子。でも、僕だって……」
その夜、とうとうピピ子は帰って来なかった。
心配になって、満月が優しく照らし出す海へ繰り出すトリトン。
「ったく、ピピ子の奴、何処行ったんだ?」
暗い海の中、人魚の様な目立つ姿でも、簡単に探し出せる訳が無かった。
「おーい!!ピピ子ーー!!」
時折海面から顔を出し、大声で彼女を呼ぶ。だが、彼女の声は返って来る事は無い。
もしかしたら、再び人間に見付かって攫われてしまったのかも知れない。
考えたくない想像がトリトンの頭を過(よ)ぎる。だが、彼はその思考を頭の片隅に追いやり、
彼女を探す為に泳ぎ続けた。
そうして何度目かに彼が海面に頭を出した時、奇妙な光景を見た。
「夜なのにカモメの群?」
夜には飛べない筈のカモメが、海面のある一点に集中して群がっている。
「あそこか!」
その中心にピピ子が居て、更に彼女の身に何かが起こっている事を察したトリトンは、
今迄に無い勢いで泳ぎ始めた。
「あっ!!」
その恐ろしい光景に、トリトンは目を見開いた。
何と、ピピ子が巨大な二匹のホオジロザメに追い回されているでは無いか。
体長が7mを超えるホオジロザメに比して体の小さいピピ子は小回りを利かせ、
何とか彼等の猛攻を掻い潜ってはいるが、その動きには疲れが見え始めていた。
「止めろー!!」
この距離ではナイフを投げても、ピピ子に当たるかも知れないと判断したトリトンは、
猛然と突進し、片方のサメに体当たりを喰らわせた。
当然、体躯の差で力負けし、いとも簡単に跳ね飛ばされてしまう。
「トリトン!!」
感激し、逃げる事すら忘れて涙目になるピピ子。
「馬鹿っ!早く逃げろ!!」
トリトンは、腰に差したナイフを抜き放ち、こちらに気を向けたサメの相手をしながら叫ぶ。
何度も切り付け、手傷を負わせた処で、ようやくサメ達は逃げ出して行った。
「トリトン!大丈夫!?うぅ…怖かった…」
近くの岩陰に避難していたピピ子が、傷付いたトリトンを労わる様に抱き付いて来る。
「あぁ。昼間は僕が悪かった。御免よ。そんな事より、ここで何してたんだ?」
自分を心配してくれる、一番に考えてくれる。そんな彼女の事が何よりも愛しく思え、
トリトンは彼女の体を抱き締め、波に揺らめく美しい黒髪を撫でた。
それによって少し落ち着きを取り戻した彼女は、ゆっくりと話し始めた。
「あのね…サメさん達の交尾を見せて貰おうと思って、間に割って入ったら、
あの人達、急に怒り出して……」
「はぁ?」
トリトンは開いた口が塞がらない。そりゃ怒りもするだろう、と言いたかったが、呆れて物も言えなかった。
「綺麗だよ、ピピ子。そうやってると、本物の人魚みたいだぜ」
「失礼しちゃうわ!本物の人魚だもん!」
「あはは…そうだったな」
疲れを癒す為、海面からちょこんと突き出た小岩に腰掛けているピピ子。
月明かりに薄暗く照らし出されたその姿は神々しさすら湛え、トリトンは何時も傍に居る所為で忘れ掛けていた
彼女の美しさを再認識した。
先程、ピピ子から事情を聞き、彼女も自分と同じ事で悩んでいたと知ったトリトンには、
もう彼女に対する気拙さは無かった。
「ねぇ、トリトン。もしも、トリトン族が沢山居たとしても、私を選んでくれた?」
「あぁ、ライバルが居なくて助かったよ」
「ライバルって……私は、誰が言い寄って来ても、トリトンが一番好きだよ」
その言葉に堪らなくなったトリトンは、ピピ子を抱き、海中深くへと身を沈めた。
水中で唇を重ね、舌を絡ませる二人。初めて味わうピピ子の舌は、海水を何倍にも凝縮した様な、
濃い海の味がした。
抱き寄せた彼女の体はしなやかで、想像していたよりもずっと柔らかかった。
唇を離し、彼女の髪を掻き揚げて、彼女の耳を甘く噛む。
トリトン族の性交を知らずに悩んでいた彼も、本能故か、彼女に快楽を与えられるポイントが何となく判った。
トリトンは彼女を抱き締めていた手で、その乳房を弄る。
「んん…トリトン、もっと強く…ひぅぁっ!」
彼女の可愛らしい口から泡と共に嬌声が上がり、顕著な反応を見せる。
それに気を良くしたトリトンは彼女の乳首に吸い付いた。
「あン!トリトン!あ、赤ちゃんみたい…ヒッ!イィ!!」
ピピ子は体を震わせながらも、彼の頭を抱き寄せ、快楽に任せてその髪を掻き毟った。
トリトンは、ピピ子の尾に絡ませた脚を解き、彼女の尾の先端に回る。
そこは、お世辞にも綺麗とは言える状態では無かった。
彼を慕って慣れない陸上を何度も歩いた所為で、ボロボロに傷付き、裂けてしまった尾。
ピピ子はその部分を気にしていたが、トリトンにしてみれば、その傷跡は、自分への愛の勲章だった。
そんな尾を愛でる様に、傷跡を労わる様に優しく扱いてやる
「お願い。そこ……見ないで。……でも、気持良い」
ピピ子は既に全身が性感帯となり、何処を撫でられてもその刺激を敏感に受け取ってしまう。
トリトンは、彼女の尾を口に含みながら、彼女の下半身の両側に存在する側線を両手で優しく撫で、
圧迫してやった。水流、水圧を感じる為の魚類の体では最も敏感な器官。
魚の下半身を持つ彼女も、そこを刺激されては堪らない。
「あーーっ!!そ、そこは…あっ!もっとン…優しく…ひ!ひぃぃぃぃぃぃ!!」
体をくねらせ、その刺激から逃れようとするが、口で尾を捕らえられ、両側からがっちりと掴まれていては、逃れ様が無く、
耐えられない刺激に人間の性器の部分に位置する生殖孔を兼ねた排泄孔から、糞尿の混ざった黒く濁った排泄物を撒き散らす。
それが海水に溶け混ざり、全てを排泄し切った頃、ピピ子は体を大きく震わせて絶頂した。
波に身を任せ、ぐったりとしているピピ子の体を抱き寄せたトリトンは、彼女の股間に開いた小さな穴へと手を伸ばす。
その部分は既に準備が整った事を示すかの様に開き切り、時折ひくひくと脈動していた。
「やだ!そこ、汚いわよ」
穴に触れられた事で、意識が覚醒したピピ子は、トリトンの指を止めようとする。だが、彼は指の侵攻を止めず、
「ピピ子の体だろ。汚くないさ。それに、今からここに僕のを入れるんだぜ」
と、その侭指を突っ込んでしまった。それからしばらく彼女の胎内を探っていると、
「あっ!そこ何か変!!あっ!はぁ!!イイ!」
と、彼女が悶えるポイントを見付けた。ルカーとの一件以来、様々な動物の生殖器を勉強したトリトンは、
生殖孔と排泄孔が一つになった生物の雌は、体内にクリトリスが存在する事を知っていたのだ。
その、指に感じる小さな突起を2本の指で挟み、撫で、押し潰してやる。
「ヒァーー!!あーーっ!アーーッ!!」
ピピ子の体は、先程側線を撫でられた時以上の反応を見せる。
「アッ!アッ!!トリトンッ!また…ひぃ……え?」
ピピ子が再び絶頂に達しようとした瞬間、刺激が途絶えてしまった。トリトンが悪戯心を起こして、指を引き抜いてしまったのだ。
「そ、そんなぁ…ねぇ、もっと続けてよ」
そうねだるピピ子の声は、何時もの溌剌とした勢いは無く、代わって異様な程の艶やかさを備えている。
だが、トリトンは彼女の要求は聞かず、
「指じゃ無くて、こっちじゃ駄目かい?」
と、彼女の穴に先程から膨らみっ放しの己の分身を挿し込んだ。
「あぁーっ!良い!もっと来てぇ!!」
腰を振り、ピピ子の最深部を何度も突付くトリトンの怒張。それは、彼女の穴の中に在る敏感なクリトリスを押し潰し、
彼女を何度も絶頂に追いやる。次第にトリトンも彼女の穴の締め付けに耐えられなくなり始めた。
「ピピ子…僕もそろそろ…」
「良いわ。私もイくから、一緒に……!あっ!ひぎぃっ!!」
ピピ子が何度目かの絶頂に達した瞬間、トリトンもピピ子の中にスペルマを解き放った。
トリトンとピピ子が抱き合っている場所から程無い海底の岩陰。
そこから彼等の姿を覗き見ている者の姿が在った。
「サメ降って地固まる……なんてね。こんな下らない事を言う私も、もうおばさんかしら。
何にしても、旨く行ったみたいで良かったわね、トリトン。羨ましいわ」
そう呟いて、その体から発する光を極力弱めながら去る、一頭のイルカ。
彼女の乳首とクリトリスは耐え難い程に勃ち上がっていた。
以上です。全然エロくなくて済みません……人魚とのセクース難しいんだよヽ(`Д´)ノウワァァン!!
然も、生物マニアじゃ無きゃ、訳解らなくなりそうな悪寒orz
それでも読んでくれた方、有難うございました。
タマミタンに引き続きGJ!!!!!!!!!
ムッハー(*゚∀゚)-3(´д`*)ハァハァ
>>111 どうも。「!」多いなぁw
掛け持ちなんで、ぼちぼちペースですが、次もその内書きますね。
>>112 何時もお世話になります。是非、宜しく願います。
収蔵させてもらいました。
確認しました。乙です。
>名無しの権兵衛氏
GJ!!
文章力がしっかりしているからすんなり読めて、物語そのものが非常に面白かった!!
特にトリトン×ピピ子萌えますた。
もし難点を言うとするならば、濡れ場描写がやや淡白なことかな?
全体の流れを考えれば、妥当かもしれないし、その簡潔な文体は好きなんだけど、
手塚キャラ独特の艶を行間に感じられれば、もっと良くなると思う。
次回作も楽しみにしています!!
>>116 的確な感想、参考になります。ホント、そう言われると嬉しいです。濡れ場、苦手なんですよねorz修行します。
手塚作品のヒロインは、意外と妖艶ですね。ボッコ隊長にすら色気を感じる俺は変ですかw?
手塚キャラは色っぽいスね。
ボッコ体調の太股から尻のラインとか、激萌えです。
夢枕漠が、ぼくの孫悟空の三蔵が色っぽいとか書いていたな。
無性的な色気というか。
男だけどMU(ムウ)の主人公なんかも、えらく色っぽかったなー
お、何か萌え語りが出来る状況に。
男キャラならロックかなぁ。危ない色気がムンムンと……。
あ、後ドクター・キリコも。可愛い色気なら百鬼丸か。
女ならタマミがやっぱり……つーか、理想の形に変化出来るって設定は狡いよなぁ。
子どもの頃は手塚作品を純粋に楽しい漫画だと思って読んでたけど、
大人にしか解らない魅力満載だな。
やっぱり最萌えはミッチイ。あと「どついたれ」のカッちゃん。
俺 だ け だ ろ う が な !
うーん…ふたなりはちょっとなぁ……と言うか手塚、この分野でも先駆者だな。
それ以前に萌えの意味が解らない。萌えとエロの違いって何だろ?
自分で考える。
>>110 あれ?
アニメのトリトンは置いといて原作(漫画)の方は、
トリトン族の女はある程度成長(俗に言う第2次成長期)になると
尻尾が取れて男の方と同じに足ができた気が、、、
漫画の方ではそれこそトリトンとピピの間に子供が生まれて
その後にトリトンがポセイドンと相打ちになって死んでしまうというラストだった
へ?最後迄尻尾だったと思われ。
確か、トリトンが「これじゃ魚の卵じゃないか!」ってピピ子に文句言うシーンが在ったし。
原作はずっと人魚のままだよん。
それでも無事に子作りしてました。
成長すると人魚から人間の形体になるのはアニメの設定。
だからアニメでは最初、トリトンはピピが同じ種族かどうか疑ってたけど
トリトン族の女は子供時代は人魚の姿だとドリテアに教えられた。
だよね。俺はアニメはタイトルだけ同じな別物と見てるけど――手塚は関わってなかった筈だし。
>>123は「ピピ」って呼んでる時点で、アニメと混同してるな。原作は「ピピ子」。
127 :
123:04/07/22 20:28 ID:ktx8QoPN
おぁ!!
酔っ払って書き込むとろくな事にならないな、、、、orz
トリトンのエロ、鮭バージョンで見てみたい気がする
お互いの興奮の極致で排卵and射精ぶっかけ、、、、
すみません、、自分で書いていて萎えました
「はあぁっ、たまごっ、たまごいっぱいでちゃうのおぉっ!」
みさくら風味になってしまう予感。
>>128 で、その後は
「かけて!トリトンの熱いの一杯かけてぇっ!」
とw
>>127 ドンマイです。トリトン族の生殖、手塚治虫自身の設定ではどうだったんでしょうね。
そんなことまで考えてない、に一票。
尾ひれが乾くと、人間の足のように・・・
という設定ではなかったのか。
132 :
四葉のクローバー:04/07/24 15:43 ID:zBG/mCz3
どろろ、いいなぁ。クールでポーカーフェイスの百鬼丸が実は第ニ次性徴期の初期の
どろろの体を観察していたんだろうからな。。。確か14歳と10歳。一緒に風呂に
入ろうという百鬼丸から逃れようとするどろろが笑えた。私は女だけど手塚先生の作
品をエロい部分を探しながら読んでいます。男装している女を抱きかかえる時に胸に
触れていたり、いろいろありますね。
133 :
名無しさん@ピンキー:04/07/26 12:14 ID:GGAzcmEz
誰か百鬼丸×どろろをお願い
別にageなくてもw でも漏れも百鬼×どろろきぼんぬ♥
トリトン小説(;´Д`)ハァハァでした!
ルカー様の生殖器にイタズラするトリトン(;´Д`)ハァハァ
ルカー様の性授業…(;´Д`)ハァハァ
にしてもその後、ルカー様はどうやってほてった体を鎮めるんだろうか…??やっぱりオスイルカと…ルカーサマ(;´Д`)ハァハァ
またの投下を楽しみにしているであります!
火の鳥太陽編のマリモタソお願いしまつ(;´Д`)ハァハァ
同じく百鬼丸×どろろを希望
あのエンディングは虚しかった・・・・・その後の二人が激しく気になる
百鬼丸×どろろを希望。
大人になってから、再会したと思いたい。
何か凄えどろろ人気。俺?もう設定忘れ掛けてるから無理ぽ。手元に資料無いんですorz
百鬼丸は読心術使えば物凄いSEX出来そうな予感――相手の性感帯一発で見抜けますからね。
>>135 有難う御座います……ってルカーですか。ありゃ遊び半分なんですけどねw
>>136 マリモは俺も考えてました。ハリマが犬上の里長になる際、マリモに
「里長になる為には、霊力と運気が必要です。その為には私を抱いて下さいませ」
みたいに半ば騙されてセクースとかw
141 :
11:04/07/28 14:02 ID:nJ6w8yhe
「あらレオじゃない?珍しいわね、ここに来るなんて」
丘の上で今夜の寝場所を探していたボクに、聞き慣れた柔らかい声で呼び掛ける誰か。
──ライヤ。ボクが好きなメスライオン。昼間のブブ・ケルルの事があってか、今会うには少し気まずい想いもあった。
嫌でも一匹のメスとして、性的対象として意識してしまう。そんなボクに嫌気がさす。ボクは純粋に“ライヤ”が好きなハズなのに。何故こうも意識がメスとしての身体に集中してしまうんだろう…?
「ん?レオ??どうしたの??」
「んん??いっいや、何でもないよっ」
とりとめのない会話の間、ボクはライヤのカラダに視線が行ってしまい、返事もだいたい上の空だった。
聞けば近くの水場からの帰りだという。なかなか眠れない夜は、川の浅瀬で泳ぐらしい。なるほどライヤの身体をよく見れば、黄色に近い黄土色の毛皮は少し湿っていて、わずかに残る水滴は頭上の月灯りに照らされキラキラ輝いている。
普段の丁寧に整えられた毛立ちとは違い、ただ水を払っただけのボサボサな毛皮はまた一味違った魅力があった。
「綺麗…」
「えっ??なななっ、何よ突然っ…レーオ?いつもと雰囲気、違うわよっ??」
142 :
12:04/07/28 14:03 ID:nJ6w8yhe
ライヤは顔を赤らめ、慌てた口調でこう言う。
「あははっ」
「ね、ねぇレオ。寝る所探してるなら家、来ない?」
さっきの草原から5,6分程歩いた辺り、木々の生い茂る森の中に、ライヤの部屋はあった。その入口は枝で覆われていて、案内されなければまず見付けられない程上手に隠されていた。
「ここよ。足元気をつけて」
「ん」
ボクは身を屈め、狭い入口からするりと身体を通し中に入る。そこは一人部屋というには少しばかり広く、床はフカフカの枯れ葉が敷きつめられていた。じっと見るとライヤの体毛があちこちに見つかる。一人暮らしの生活感が一杯の空間だ。
いつもライヤとは外で会うだけだ。もちろんボクの巣になんか呼べやしない。それはライヤの部屋みたいに綺麗に片付いてないからだったりするけれど。
──イイ…ニオイ。
その“巣”は、ライヤのニオイでいっぱいだった。心が和む、心地良いニオイ。けれど、胸が熱くもなる、不思議なニオイ。
「いらっしゃい、レオ」
ライヤの暮らしを垣間見て、何故か少し照れるボクを笑顔で迎えるライヤ。ボクと身体一つ分だけ距離をとり、静かに座る。
「ふふっなんか不思議ね。レオが私の家に来るなんて」
143 :
13:04/07/28 14:10 ID:nJ6w8yhe
自然と始まる楽しい楽しい一時。ライヤとボクとの二人の時間。狩りの話、トニー・ココやブブの話…ただ……、今日あったアノ話だけはできないでいた。
「あ、待っててレオ。ちょっと飲み物持って来るから」
「ん?それならボクが…」
「いーえ。今日のレオは、お・客・さ・ん」
ライヤはそう言うと、滑らかな足取りで薄い月の明かりの射すその部屋から出て行く──その一瞬、ボクはそのメスライオンのカラダに心を奪われる。
…あのシッポ、ちゃんと手入れされてて綺麗だな…。手足は…鍛えられてる筋肉が滑らかでキレイだ…。それにあのふっくらしたお尻と胸──
いけないいけないっ!何を考えているんだボクは…!
一瞬でもライヤと「こーび」している姿を妄想したボクは、すぐさま罪悪感が沸き上がる。ボクはそれをかき消す様に、こう自分に言い聞かせる。
ライヤは友達だ。一番、大事な…ボクの…トモダチなんだ…。
…。
この草のベットで…寝てるんだな…。
──ボクは目を閉じ、鼻先を地面に付ける。
寝草に香る、メスのニオイ。オスを誘う、メスの…ニオイ……。
──ドクン
……ライヤ…。
ドクンドクン──
……胸が…熱い…………。……ライヤ…。
sage
壁|∀゜)=3 キタキタキタ!
ライヤタソハァハァ
147 :
名無しさん@ピンキー:04/08/09 22:00 ID:j0O5p12t
age
148 :
名無しさん@ピンキー:04/08/10 01:22 ID:2RipaYKb
新作を待つ
149 :
14:04/08/10 22:27 ID:oENPHFJd
「お待た──…キャッ!!」
バシャッ
──その衝撃で、ライヤがくわえて来た葉っぱ製のコップは寝草に落ち、こぼれた水がボクとライヤ二匹の身体を濡らすと、ポタッポタッと音をたてながら一滴一滴すべり落ちていく。
……今、ボクは…戻って来たライヤを後ろから押し倒し、うつ伏せになるライヤの背中の上に、大の字で覆い被さっている──
部屋に差し込む月灯りが組み伏せる二匹を包み込み、ボクの濡れた白い体毛を黄金色に染め、キラキラ光を放っている。
ライヤの細い手足は床に敷き積められている柔らかな寝草にスッポリ埋もれ、のしかかるボクの体重でライヤのお腹はだんだんと枯れ葉の中に深く押し込められていく。
草の隙間に隠れながらもそれがライヤだと分かる美しい横顔は、ちょうどボクの頭の影の真下に重なっているせいで、どんな表情なのかはよく見えない。
──その時ボクはただ、ライヤの少し乱れた呼吸だけを感じていた…。
150 :
15:04/08/10 22:28 ID:oENPHFJd
グルルルル…
……深いうめき声を鳴らすボクの喉…。
…ボクは何故、ライヤにこんなことをするんだろう??それは何か、野性の本能から来る感情のせいなのかも知れない──その衝動に、身を任せている肉体から少し距離を置いて、頭のほんの片隅でかろうじて考えているボクがいる…。
…けど……何となく分かってた。すぐにそんなコト、考えなくなるって…。
ライヤはあまりの突然の出来事に戸惑っているのか、身動き一つできないでいる様子だったけど、そのうち状況をのみこんだライヤはその“犯人”の名前を呼ぶ。
「……レオ…?」
目の前のライヤの側頭部は滑らかな輪郭線の内側を黒く塗り潰したシルエットになり、はっきりとは分からないけれど、そのつぶやきと同時に顎が動くので、自然と唇の位置を知ることができた。
「…」
目をつぶり、ライヤの首筋に直接鼻を付け、その雌の香りをクンクンと味わうボクは何も返事をしない。もちろん、ライヤの言葉はちゃんと聞こえていた。
151 :
16:04/08/10 22:29 ID:oENPHFJd
「…レオ?…どいて?」
もう一度、今度はさっきよりも少し強い言葉で。
「…」
しばらくの沈黙の後、次第にライヤの手足に力が戻っていくのを感じると、ボクの体重から逃れようとジリジリ、ジリジリ手足を動かし始めていく。
「ぇぅっ!!??」
しかし、ボクはそれを許さなかった。
何とかボクの脇に身を逃らせようと、手足・体を動かすライヤを力任せに抑え付けると、再びライヤの自由を完全に奪うポジションを取る。
「──ちょっ…レッレオッ?!」
そのあまりの強引さに驚いたのか、今度は手足をバタつかせ抵抗し始める。
「クチュッ…??!!ピチュチュッ」
ボクは反射的に口付けをする。それでもライヤはボクに抑えつけられている身体をよじるのを止めない。
ピチャ…
唇と唇を重ね合わせるライオン同士の混ざりあった唾液は、互いの口から糸を引き、その粘度のある液体は二匹の顎へ絡み、やがてトロリと地面へ垂れ落ちていく。
……もしかしたら噛みつかれるかも…と、覚悟していたけれど、……カラダは相変わらずボクから嫌がって逃げようとしているけれど…、……ライヤはきつく目をつぶったまま、ボクの口付けに応えている…。
152 :
17:04/08/10 22:30 ID:oENPHFJd
「……ぁふぅ」
舌を絡ませ合いながらも口の僅かな隙間から呼吸をする度にライヤの吐息がボクの耳に届く。それは少しづつ、荒く、乱れたリズムになっていくのがわかる。
二匹の口と口の求め合いがしばらく続くと、ライヤのカラダからはすっかり力が抜け、全く抵抗しなくなっていった。
それを見たボクは口付けを止め、次第に舌をライヤの喉から首筋に這わせていくと、ペロペロと丁寧に舐めつけていく。
ライヤはどうにもそのボクの愛撫がくすぐったくてたまらないのか、ただ嫌がって身をよじっていたさっきのとは違い、ボクが舌をつっつかせる度、何かを我慢する様に小刻みに震えて嫌がってる。
「…うひゃっ……ぁん…」
不意に耳の裏を舌先で触れると、ライヤからこんな甘いあえぎ声が漏れる。すでにそんな微妙な刺激に敏感になっているライヤのカラダはしっとりと薄い汗で全身が濡れていて、ボクの荒く熱い息遣いと共に、その巣の空間はもう二匹の湿度でいっぱいだ。
(*´д`*)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ イイヨイイヨー
ぶん投げられて体液を撒き散らし
湯気を立てながらもケンイチに食って掛かるミッチイ(*´Д`)ハァハァ
我ながら痛いと言おうかツライと言おうか如何なものかと言おうか・・・
深いな…
157 :
名無しさん@ピンキー:04/08/21 23:42 ID:wrvYSg23
ほしゅ
人いねぇな・・・
ピノコ希望
160 :
名無しさん@ピンキー:04/08/26 13:03 ID:pRM88HVX
ドクターキリコの妹は?
161 :
名無しさん@ピンキー:04/08/29 23:13 ID:3p/nK+Z+
ユリたん(*´Д`)ハァハァ
和登さん(*´Д`)ハァハァ
163 :
名無しさん@ピンキー:04/08/30 21:08 ID:wrwiPS2C
あえて火の鳥で挑む。
乞う御期待。
火の鳥(・∀・)イイ!!!!!!!!!!!!!!
待ってまつ(;´Д`)ハァハァ
BJ×ピノコ待ちの一人ですが…
あの二人は一緒のベッドで寝てるんですから,やりたい放題ですよねぇ。。。
「せんせぇ。あったかぁーい」
「こら。ピノコ。…そんなにくっつくなよ」
「あれぇ?せんせぇ。ここがお豆さんみたいになってるぅ」
「こ…。こら。…」
…_| ̄|○ ピノコ攻め?。。。
フィニッシュの声が「あっ、あ……アッチョンブリケェッ!」だったら萎えるよな、やっぱり。
写楽×和登(中身ゴダル)
17氏を待つ。
なんだいアッチョンブリケってのは
萌え設定はごろごろしてんのになんで書けないんだろう>自分
誰かどろろキボンヌ
>170
ブラックジャック嫁
>171
激しく禿同。
ゲームのどろろで触発された職人が出てきますように
どこも職人不足なんよ!
メルモちゃん・・・ハァハァ
どろろはすんごく萌える。
179 :
名無しさん@ピンキー:04/09/12 19:08:37 ID:8Sr+wq6g
神期待あげ
どろろって色々設定が違うのがあるけど
混ぜてもいい?
↑ごめん、見なかった事にして
今現在どろろプレイしてるんだけど
すんげえ良い。けなげさ、可愛らしさが
大幅アップ。漫画のほうではコンビかなと
思ってたけどゲームは断然百鬼丸×どろろ萌え。
しかしおまけの復刻版、内容が結構重い。
>182
いや、もし駄目って言われてもどうせ書くから
聞く意味が無いと思い直したから。
>>185 股間の食い込み加減が良い! ぐっじょぶです。
床子屋がサンクリで、どろろ本出すみたいだな
189 :
名無しさん@ピンキー:04/09/16 18:38:45 ID:DdAZgave
>>188 相変わらずシビれるジャンル選択だw
期待と保守あg
181さんの投下待ちながら
自分でも書いてみたいものだと思うのですが
なにせ、テキストなくて記憶もおぼろ、どなたか教えてくれませんか
どろろの一人称は、おれ?おいら?
百鬼丸をよぶときは、あにき?あにぃ?
物語のラストで何故、百鬼丸はどろろと分かれたのか
中学生のとき叔父さんの借りて一回読んだだけなんだけど、
これでもファンなんだよ・・・
>190
どろろの一人称はおいら
百鬼丸を呼ぶ時はあにき
ラストは色々な解釈があるので
一概にこういう理由だといえるのは無いと思う。
百鬼丸×どろろ投下します。
舞台はゲームのエンディング
(47匹倒したけど最後の一匹がどろろの中に隠れてる)
でキャラは原作のキャラです。
崩れさった醍醐の城を前に百鬼丸とどろろは向かい合っていた。
47もの魔神を倒し醍醐の野望も阻止し
あまりいいものでは無かったとはいえ出生の秘密も知った。
しかし、百鬼丸の表情はとても喜んでいる者のそれではない。
「どろろ、俺はお前の体に隠れている魔神を引きずり出す方法を探しに行く。
いつになるかわかんねえが、必ず戻ってくる。
達者で暮らせよ」
百鬼丸の言葉にどろろは驚きと困惑の入り混じった表情を浮かべた。
「あにき!俺はって・・」
「お前を殺さずに体を取り戻すにはこれしかねえんだ・・・」
これだけの言葉を振り絞ると百鬼丸はどろろに背を向けた。
「ま、待ってくれよ!あにき!
おいらを置いてっちゃうのかよ!」
百鬼丸はさっさと歩き出しどろろの呼びかけに答えない。
「おいらの中に魔神がいるんなら一緒にいないと倒せないじゃねえか!
お、おいらもついてくよ!」
どろろは走って百鬼丸の前に出るとまるで威張ってるように胸を張った。
呼吸一つ分の悩んで百鬼丸は虚勢を張るどろろの前にしゃがみこんだ。
「いいか、どろろ。
魔神だけを引きずり出す方法を探すと言ったが
見つけられるかどうかわかんねえんだ。
一生みつからねえかもしれねえ。
もしかしたらそんなもん無いかもしれねえんだ。
お前にはお前の人生がある。
俺なんかの人生に付き合うこたあねえよ」
百鬼丸は左手でどろろの頭をぐしぐしと撫でてからゆっくりと立ち上がった。
「じゃあな、年頃になったらもう少し女の子らしくするんだぜ」
「てやんでエーッ!
この薄情者ッ
おいらの気持ちもしらねえで・・・
ヘソ噛んでくだばっちまえ!」
最後の方は涙声になりながらどろろは思いつく限りの罵声を浴びせた。
しかし百鬼丸の歩みは止まらない。
今度はそこらに落ちてる石を手当たり次第投げつける。
石を散らかし終えたどろろの目から涙が溢れ出した。
「なんだよ!チクショーォ!
おいらが魔神に操られてもしらねえかんな!ウワ―ン!」
ついに、どろろはへたり込みわんわん泣き出した。
(魔神に・・・!?)
どろろが苦し紛れに言った言葉に百鬼丸は振り返った。
どろろは最後に放った言葉が効いた事にも気付かず
突っ伏して泣き叫んでいる。
(どろろなら大丈夫だと思うが・・。
普通の魔物にならどろろが唆されて操られる事は無いかもしれないが
最後の奴は既にどろろの中にいる・・・)
泣き喚くどろろを見つめながらしばらく百鬼丸は悩んだ。
自分ならもしどろろが魔神に操られてもどうにか出来るかもしれない。
47もの魔神を倒したのだからきっと出来る。
だが、自分と来ればどろろはまともな娘に育てず
人間社会からつまはじきにされる人間になってしまうかもしれない。
だが、魔神に操られればそれ以上に不幸な事になるだろう。
しかし、操られないのならここに残った方が良い。
百鬼丸が悩んでいた時間はどれほどであっただろうか。。
「・・・あにき」
遂には、どろろも百鬼丸が目の前にいる事に気付き顔を上げた。
「どろろ」
名でくぎり、もう一度百鬼丸は自分に問い質した。
「・・俺と一緒に来るとまた今までのようなフーテンだぞ。
汚ねえし、ひもじいし、いい事なんか1個もねえ。
それでも、それでもいいってんなら・・・一緒に来い」
耳から聞こえてきた百鬼丸の言葉がゆっくりと頭に入っていく。
涙まみれの瞳に輝きが戻ってくるとどろろは飛び上がって喜んだ。
「キャッホ―!さっすがあにき!話がわかるぜ!」
涙で汚れた顔をごしごしと服でこすると、どろろは二ヒヒと笑う。
「それと一つだけ条件がある」
百鬼丸がそう言うとどろろの顔が少し青ざめる。
「風呂に入れ」
どろろはほっとため息をついた。
「なんだ、そんな事ならお安いこった」
今まで百鬼丸が何回言っても風呂に入らなかったことも忘れてどろろは胸を張った。
「ヘヘェ、あにきもおいらの有り難味をようやく思い出したみたいだな。
まあ、しょうがねえ。
今回ばかりは忘れてたことも許してやらぁ」
さっきまでの泣き虫はどこ吹く風。
どろろは早速いたずらっぽい笑みを浮かべている。
「じゃあ、行くか」
百鬼丸が歩き出すとどろろもその隣を得意そうに大股で歩き出した。
「本当にいいんだな」
「へ、どうせおいらぁ元からフーテンだい」
鼻を擦るどろろを見て百鬼丸は微笑を浮かべた。
「あにき、どっかあてはあるのかい?」
「とりあえず俺を育ててくれた父さんの所に帰ろうかと思う。
手術で魔神を取り出すってわけにはいかないだろうが何か教えてくれるかもしれない」
燃え盛る町から離れていく二人の胸に様々な思いが去来する。
どろろは顔を赤らめながら百鬼丸の左手にそっと自分の手を潜り込ませた。
二人が道ずれになってから一週間が過ぎていた。
「おい、どろろ、花が咲いてるぞ」
百鬼丸が道端の花を見つけ駆け寄る。
「そんな花そこいらにごろごろしてらあ。
珍しくも何ともねえぜ」
百鬼丸はどろろの悪態に見向きもせず花の前で胸一杯に空気を吸い込んでいる。
「そこらにあったのかも知れねえが俺にとっちゃ初めて見た花だ。
どんな香か気になるじゃねえか」
「ちぇ、あにきにかかっちゃ何でも初めてなんだからな」
どろろが思わずこぼすように百鬼丸は色んなものを発見するたびに寄り道をする。
魔神も残り一体、死霊や妖怪もほとんど追ってこなくなった。
心に余裕が出来たらしく
百鬼丸は旅の道すがら取り戻した人間の感覚を堪能していた。
「ふふふ」
百鬼丸は微笑んでどろろの頭に手をやった。
「ん!?」
見上げるどろろの頭には花かんざしが刺してある。
「似合うぞ」
どろろの顔が見る見る内に真っ赤になる。
「ちぇ、すぐそうやってからかうんだから!」
どろろは急いで花を自分の髪から引っこ抜くとポイと放り捨てた。
(駄目だったか・・)
女の子らしくなれと言ったものの百鬼丸も女に詳しいわけではない。
どろろに娘として育って貰おうと百鬼丸なりに考えてるのだがどうにも上手くいかない。
「からかっちゃいないさ。
お前は女の子なんだから女扱いしていいだろう?」
「ちぇっ!本気でそんなこと思っちゃいないくせに。
いいからおいらの事、女だなんて思ってくれるない!」
女扱いすると不機嫌そうにどろろはすぐこう言い返してくる。
百鬼丸は大きく息を吐きどうしたもんかと頭をかいた。
それからしばらく歩くと橋のかかった浅く広い川にぶつかった。
「魚いねえかな」
百鬼丸が橋の上から川を眺めると、どろろも真似したように並んで川を見下ろす。
「あ、いるよ!」
どろろがそう言うと百鬼丸はすぐに橋の下へ飛び降りた。
川原に着地したかと思うとヤァッと気合一閃、川の中に刀を振るう。
「ほら、一匹捕れたぜ。
どろろ、木の枝かなんか燃えるもん集めて来い。
ここで飯にしようぜ」
「がってん!」
百鬼丸が刀の先に刺さった魚を見せると、どろろも腕をまくって走っていく。
二人とも慣れたものであっという間に何匹もの魚が陸にあげられ
木っ端の山に火がついて魚がバチバチという音を立てる。
「いい匂いがしてきたな」
魚の焼ける音に百鬼丸が鼻を動かす。
「あにき、随分匂いがお気に入りだね」
「ああ、俺はこの間まで匂いなんてかいだ事無かったからな」
百鬼丸は本当に嬉しそうにそう答えた。
「へえ、くせえの嗅がなくてすむから鼻なんか無い方が良さそうだけどな」
「くせえと言ったら、どろろお前いい加減風呂入れ。
ほら、この川なんか綺麗だしちょうどいい」
百鬼丸が言う通り川の水は澄んでいて非常に綺麗である。
「えー・・いいよ、まだ。
六日前に入ったばっかじゃんか」
どろろはちょっとバツの悪そうな顔をして百鬼丸から目をそらした。
「まあいい、焼けたみたいだし食うか。
食ったら風呂だぞ」
どろろは口をとがらせたが百鬼丸は焼き魚に気をとられていて見ていなかった。
しょうがなく、どろろも焼き魚を手にとってがぶりついた。
「よし、じゃあ風呂入るぞ」
飯が終わるやいなや百鬼丸はそう宣言した。
「どろろ、一緒にはいろうぜ」
「いいよ、おいら・・・
後で入るから」
どろろが後ずさりしようとするのを百鬼丸が咎める。
「お前いつもそうやって入らねえじゃねえか。
いいから来い」
そういうと百鬼丸は逃げ出そうとしたどろろに飛びつき抱きかかえた。
「やだーい、やだやだ」
どろろの手足が空中でばたばたと動く。
「入れって!」
「ウワ―ッ!」
そう言うと百鬼丸はどろろを抱きかかえたままザブーンと川に飛び込んだ。
立っていれば百鬼丸の腰にも届かない深さの川だ。
溺れたりする心配は少ない。
「ぷぅー、気持ちいいな」
水面から顔を出すと百鬼丸はアハハと明るく笑ってびしょぬれの着物を脱いだ。
「どろろも脱げよ」
百鬼丸はずぶ濡れの着物の懐から手ぬぐいを取り出すと着物を火の側に放り投げた。
「どした?背中流してやるから脱ぎな?」
百鬼丸がそう言うと、どろろは真っ赤になって振り向いた。
「バカ!エッチ!なんだい、あにきの助平!
おいらだって女だぞ!」
どろろの反撃に百鬼丸はにやりと笑う。
「安心したぜ、どろろ。
お前もちゃーんと女だって自覚があったんだな」
「あっ!」
どろろは百鬼丸の計略にひっかかった事に気付き、しまったという顔をした。
「それでいいんだ。
すぐには難しいかもしれねえが女の子らしくしろよ。
それに女なんだから体ぐらい綺麗にしてろ。
見やしねえから」
百鬼丸はそう言うと手ぬぐいをどろろに放り投げて川に潜った。
「ちぇ、なんだい兄貴の奴」
どろろはぶつぶつと文句を言いながら百鬼丸の方に背を向け手ぬぐいで体を拭き始めた。
着物を着たまま器用に体を拭きながら、どろろはさっきの感覚を思い出していた。
百鬼丸に抱きかかえられた時、ふわっと体が温かくなるような感覚と
触られた胸のところからびりっと痺れる感覚が全身に走った。
(なんだったんだろう・・・)
どろろは振り返り百鬼丸の様子を確めた。
百鬼丸は子供のように川を泳いでいる。
見られていない事を確認すると、どろろは触られたあたりを自分で触ってみた。
(ん・・・?)
今度は走り抜けるような刺激ではなく、力が奪われるような感覚。
「ふう、この水はつめてえなァ」
百鬼丸は嬉しそうに言うと川から上がった。
百鬼丸は冷たい、温かい、そんな感覚すら持っていなかったのだ。
「おい、今日はここに泊まるか」
濡れた着物を絞りながら百鬼丸が声をかける。
「う、うん、いいよ」
返事をしながら、どろろも川から上がる。
そろそろ、空に赤みが差し始める頃だ。
急ぐ旅でもなし、食料と飲み水が同時に確保できる場所は理想的である。
「どろろ風邪ひかねえように火にあたれよ」
そういうと百鬼丸はごろりと横になって寝息を立て始める。
命を狙われつづけていた百鬼丸はすぐ寝れるしすぐに起きれる。
どろろは少し待って百鬼丸が本当に寝たのを確認すると体をまさぐるのを再開した。
その夜、随分と遅い時分に百鬼丸はどろろの足音に起こされた。
どろろは側までやってきて百鬼丸をじーっと眺めてから川の方へ歩いていく。
常に死霊や妖魔に狙われていた百鬼丸は些細な物音でも起きてしまう。
百鬼丸は姿は寝たままで心の目でどろろの様子を見ていた。
どろろは川べりに行くと振り返ってもう一度百鬼丸の様子を見る。
そのまま百鬼丸の方を見ながらどろろはふんどしを解き始めた。
(しょんべんか・・・)
どろろの行動を悟ると百鬼丸は心の目を閉じた。
川音にまぎれてもう一つせせらぎの音が聞こえてくる。
(フフ・・・隠れてするなんてどろろもちゃんと女の子だな)
百鬼丸はそんな事を考えて寝なおそうとしていたのだが
不思議な事にしばらく経ってもどろろが帰ってこない。
百鬼丸が再び心の目を開くと、どろろは体をかきむしっている。
(なんだ・・?虫にでも刺されたか?)
それにしてはどうも様子がおかしい。
妙に苦しそうにして胸をこすっている。
(なんか病気にでもかかったか?)
しばらくすると、ようやく痒みがおさまったらしく
どろろはゆっくりと百鬼丸の所に歩いてきた。
息が乱れたままコロンと体をくっつけて横たわる。
(まだ子供だな)
どろろが帰ってきたらおどかしてやろうか、なんて考えていたのだが
百鬼丸はどろろの様子を見て起きていた事は教えない事にした。
どろろは女の子のくせに子供扱いしても女扱いしても怒るからだ。
百鬼丸が今度こそ寝なおそうとした時どろろが上半身だけを起こした。
そして百鬼丸の右腕を動かしては横たわるのを繰り返し始めた。
(俺の手は枕代わりか)
どろろは百鬼丸の右腕が枕としてちょうどいい位置になるように調節しているらしい。
上げたり下げたりひねったりとこねこりまわす。
そうこうしている内に百鬼丸の右腕がスポッととれてしまった。
(全く、何やってんだ)
百鬼丸が呆れているとどろろは取れてしまった右腕をじっと見つめている。
(・・・どうした?戻し方がわからないのか)
すぐに戻してくれると思っていた百鬼丸の予想を裏切り
どろろは思いがけない行動をとった。
なんと百鬼丸の右手を着物の中に突っ込んだのだ。
「んっ・・」
今度は百鬼丸の右手で胸を掻きどろろは苦しげな声を出し始めた。
百鬼丸はどろろの行動に戸惑いながらも心の目を閉じれなかった。
着物の中に自らの右手も入れ義手と手を重ねると
どろろの動きは益々激しくなってくる。
「あっ・・」
(何を・・・何をしているんだ・・・どろろ)
百鬼丸に見られているなぞ思ってもいないのだろう。
どろろの行為は留まる事を知らず、膝立ちになってついには右手を股間に持っていった。
「ふぅっ・・」
ふんどしの上から右手に股間を擦らせ自分の左手は胸をさすっている。
(どろろ・・・)
百鬼丸は自分の目で見てみようかと思ったがそれは出来なかった。
どろろがずっと見ているからだ。
起きている事に気付いたとは思えないのだが
何故かどろろがちらちらと見てくるので百鬼丸は寝たふりを続けるほか無かった。
「あ・・にぃ・・・」
あまりにも不可解などろろの行動に百鬼丸はついに心を読むことにした。
もしかしたら、どろろは魔神に操られて苦しんでいるのかもしれないからだ。
心に集中し頭にググッと力を入れる。
暗闇の中にゆっくりとどろろの心の中が映し出されていく。
(な、なんだ!?)
浮かび上がった光景はどろろの行動と同じく不可解なものだった。
百鬼丸がどろろを無理矢理に捕まえて体中を掻きむしっている。
どろろは捕まえられて嫌がっているようにも喜んでいるようにも見える。
それにどろろの中の百鬼丸は一人だったり何人にも増えたりもする。
(どろろ、一体これは何なんだ!?
お前は今何を考えているんだ?)
「ぅ〜〜」
それが見えていたのも束の間
どろろのくぐもった叫びと供にその光景は霧散し真っ白になってしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
どろろは大きく息を吐くとようやく右手を返して百鬼丸の上に倒れこんだ。
どろろの体は妙に熱く汗ばんでいる。
ぜぃぜぃと肩で息をしながら密着するどろろが
今まで知っていたどろろとは違う感じがして百鬼丸は戸惑っていた。
(今のは何か淫らな行為だったのでは・・・?)
百鬼丸もさすがにどろろの行為の方向性は察知していた。
そう考えなければ己の体の興奮が説明できないからだ。
一度そう思ってみればそれ以外には無いようにも思える。
(魔神め・・・どろろを苦しめて何をしようってんだ・・)
心の中を見た時に魔神の影は見当たらなかった。
だが、女の子が、どろろが自らあのような振る舞いをするとは百鬼丸には思えなかった。
ついこの間初めて女性を見た百鬼丸にとっては
そのような思い違いも仕方無い事かもしれない。
(どろろ・・・絶対にお前の中から魔神を追い出してやるからな)
魔神の仕業としても意味がわからないが魔神のする事など分かる事の方が珍しい。
わからずとも倒せばいいのだ。
百鬼丸の腕を枕にしたどろろは苦しそうに胸を上下させ、まだ辛そうに震えている。
その姿に百鬼丸は魔神だけを倒す事を誓いなおすのであった。
続きはなるべく早くに投下します。
おぉおぉ!待ちに待ったどろろ!
続き待ってます
205 :
190:04/09/18 22:41:06 ID:dIGx4mE5
>>203様
すばらしい!
どろろと百鬼丸が生き生きしていて、情景が目の前に浮かんでくるようです。
どろろちゃんの一人H… GJ!!
続きをお待ちします。
>>191様ありがとう
か、書けるかな…?
206 :
名無しさん@ピンキー:04/09/19 12:07:56 ID:bR7xzip1
兄貴とどろろのやりとりがイイ味ですね
ここはエロパロだけど
普通に二人のやりとりをもっと読んでいたい気もします
続きが楽しみ!
がんがってください
翌朝、百鬼丸は起きてすぐにどろろの姿が無い事に気がついた。
「どろろ?どろろどこだ?」
いつもならそう心配する事ではない。
枯れ木を集めてるか鳥でも捕りにいってるか用足しというところだろう。
ただ、昨夜のどろろの姿が百鬼丸を不安にさせた。
「どろろォー!」
「ここだよ!あにきどうしたの?」
川の中からずぶ濡れのどろろが上がってきた。
百鬼丸が心配してくれたからかその顔はどことなく嬉しそうだ。
「朝から風呂入ってたのか、偉いぞ」
どろろの姿を確認すると百鬼丸はほっとため息を吐いた。
「へへ、魚とれねえかと思ったんだけどさ」
どろろは両手をひらひらさせた。
「ふっ、捕ってやるからちょっと待ってろ。
待ってりゃ逃げたのが戻ってくるだろう」
百鬼丸は川に近づきながらどろろの顔を覗き込んだ。
「どろろ、昨日俺の横で寝てなかったか?」
「う、うん、おいらが寝てる間にあにきがとんづらしないようにって思ってさ。
さすがに一緒に寝てたら置いてかれないだろ」
どろろの様子はいつも通りで何もおかしい所は無い。
「もうお前を置いて行ったりしないさ」
「いいや、信用できないね。
あにきったらそんな事言っておいらを厄介払いしようとしてるだろ」
どこまで本気かわからないがいつも通りの軽口だ。
百鬼丸には昨夜のどろろとは別人のように見える。
(やはり魔神に操られていたのか。
全く覚えていないようだな)
「信用無いんだな・・・・好きにしな」
百鬼丸が何気なく言ったこの言葉を
どろろは一緒に寝ていいという許しを貰ったと解釈した。
結果、この日から百鬼丸の右手はどろろの枕も兼任する破目となるのだった。
無駄に広い室内に二つの影がゆらゆらと並んで映し出されている。
かつては寺と呼ばれたはずの建物だが屋根は破れ壁には穴もあき
中には何一つ物は無く、今では外観にしか面影は残っていない。
おまけにたまに来る者といえば
床板の端っこを引っぺがして焚き木にするような不心得ものばかり。
百鬼丸とどろろは大分マシな方と言えるだろう。
「どうした、眠いか?」
どろろが大きくあくびをしたのを見て百鬼丸が声をかける。
「ううん」
どろろは首を振ったが目をしばしばさせている表情はいかにも眠そうだ。
「そろそろ寝るか、話の続きは明日な」
そう言って百鬼丸が寝転がると
その真似をするかのようにどろろも百鬼丸の隣にコロンと寝転がった。
「おやすみー」
当たり前のように百鬼丸の右手に頭をのせてどろろは目を閉じた。
百鬼丸がどろろの中に魔神の影を感じたあの日からすでに一月。
どろろが百鬼丸の右手を枕にするのもいつもの事となった。
そして夜中にどろろが苦しむのも。
「・・・・」
百鬼丸は目を開けて左半身を起こしどろろを見た。
いたずらっこも寝る時ははあどけない顔をしている。
「・・・ん?」
視線に気付いたのかどろろが目を開ける。
「・・夜中にしょんべんしたくなったら起こすんだぞ。
ここいらは狼や犬が出そうだからな。
俺が起きなかったら構わないから部屋の隅でしちまえ」
「うん、わかった」
どろろが目を閉じても百鬼丸はしばらくその寝顔から目を離さなかった。
普通の娘になれるチャンスを捨ててまでついて来たどろろに
百鬼丸はいとおしさと哀れみを感じていた。
(・・・・・・?
・・・・・雨か)
辺りの雰囲気の変化に気付き百鬼丸は浅い眠りから目覚めた。
どろろは枕にしていた義手部分からずり落ちすーすーと寝息を立てている。
健やかな寝姿に百鬼丸は安堵のため息をついた。
どろろの悶える声で起こされる事には慣れた百鬼丸だったが
どろろの苦しむ様にはいまだ慣れない。
寝なおそうとした時、百鬼丸は近づいてくる気配に気がついた。
妖気や殺気が感じられるわけではないが用心の為
百鬼丸は太刀を手にとり身を起こした。
相手が何にしろ夜に活動している以上、まっとうな人間の可能性は低い。
百鬼丸の鋭い視線を浴びながら大きな扉が鈍い音をたてて開いていく。
「おっと先客がいなすったかい」
「び、琵琶法師のおっさん!」
禿げた頭に歪んだ人相、只ならぬ気配を身にまとうその奇抜な姿は間違え様もない。
「その声は百鬼丸?ヒッヒッヒ
おめえさんとはよくよく縁がありなさるね」
思わぬ再会に百鬼丸は驚き喜んだ。
百鬼丸にとっては数少ない知人と呼べる人間である。
「どうしたんだ!?こんな夜半に・・・
いや、そんな事よりあがってくれ」
百鬼丸はがそう言うと琵琶法師は相変わらず表情の読み取れない
不気味な顔をいささかも変えずに中に入ってきた。
「あっしのような盲人にゃ昼よりこんな夜中の方が歩き良いんでね。
ヒッヒッヒ」
この琵琶法師が何者なのか、何をしているのか
そしてどこへ行こうとしているのか百鬼丸も全く知りはしない。
ただ、只者ではない事だけは確かだ。
「実はあんたに聞きたい事があって会えねえかと探してたんだ」
火を熾すと百鬼丸はそう切り出した。
「ほう・・・あっしに・・?」
「実は47の魔神を倒して残りは一体になったんだが・・・」
百鬼丸は言葉を止めて眠っているどろろを確認した。
「ほう・・そいつはめでてェ。
おめえさんの目標はほとんど達しちまったってこった、ヒッヒッヒ」
琵琶法師の褒め言葉に百鬼丸は顔を曇らせた。
「いや、その一体が問題なんだ・・・。
実は人間の体の中に隠れていて・・どうすれば倒せるのか見当もつかねえ。
おっさんなら何かわかるんじゃねえかと・・」
「妖怪退治にかけちゃあおめえさんの方が慣れたもんでございやしょう?」
百鬼丸は激しくかぶりを振った。
「こいつは・・・今まで奴らとは違うんだ・・・」
百鬼丸の声は消えそうに小さい。
「あと一つぐらいって思えねえかい?
そんなに戦い続けても仕方あんめえ。
それより普通の生活ってのをを目指すのがいいと思うがね」
「それはいいんだ。
いや、どうでもいいって訳じゃねえが・・・・
それよりあいつが・・俺はあいつを助けたい」
最近ではどろろが夜中に悶える事も多い。
早くしなければ本当にどろろがどうにかなるのではないかという焦りもある。
「倒せなくても追い出されば・・・」
琵琶法師は見えないはずの目でうなだれる百鬼丸を見つめた。
「・・・おめえさん、立派になりやすったねえ。
随分と人間になりやすった」
百鬼丸は少し顔を上げた。
「あ、ああ。残りは一箇所だけだからな」
「いんや、そういうこっちゃねえ」
いつもの不気味な笑いを消して琵琶法師は神妙に言葉を紡いだ。
「おめえさんが自分の体を取り戻す為でなく
人を助ける為に戦おうとしてるってのがな、ヒッヒッヒ」
琵琶法師の言葉に百鬼丸は昔の自分を思い返し頭をかいた。
「今のおめえさんなら出来るかもしれねえな」
「な、何か方法があるのか!?」
百鬼丸が思わず立ち上がる。
琵琶法師は手にしていた仕込み杖で床に簡単な絵を描き始めた。
「おめえさんと魔神ってのは表と裏、陽と陰だ。
正反対のもんってのは反発するもんだ」
琵琶法師の言葉を一言も聞き逃すまいと百鬼丸は真剣な表情だ。
「だから、おめえさんの生気を叩き込めば魔神だけが逃げ出すって寸法よ」
「なんだって!?」
百鬼丸は耳を疑った。
そんな方法で本当に魔神を追い出せるというのだろうか。
「・・・あの子かい?」
「・・・ああ」
百鬼丸は振り返ってどろろを見た。
「おめえさんの生気をあの子の中に入れれば
きっと魔神は嫌がり逃げていくだろうよ」
琵琶法師はもう一度同じ事を繰り返した。
「本当に、そんな方法で上手くいくのか?
どろろに危険は無いのか?」
「上手くいくかどうかはおめえさん次第だね」
そう言うと琵琶法師はヨッと声を出して立ち上がった。
「どうした?」
「ヒッヒッヒ、あっしは雨避けに寄っただけだ。
またいつか会いやしょう」
「ああ、すまねえ。色々とありがとう」
琵琶法師はそのまま寺から出て行った。
百鬼丸はその背中を見送ったまましばらく動く事が出来なかった。
昨夜、一旦止んだ雨は朝になってまた降り始めた。
二人のいる廃寺もやぶれた屋根から雨が吹き込んでいる。
冷たい湿気が寝不足な頭に心地よい。
結局、百鬼丸は一睡も出来ずに朝を迎えていた。
「あにき、目が赤いよ」
雨のせいで出て行けない事を散々愚痴った後、
どろろはまるで今気付いたかのように言った。
「あ、ああ。
ちょっと昨日の夜、知った人がここに来てな。
ちょっと話が長くなっちまったんだ」
「へー、全然気が付かなかった。
その人もういないのかい?」
一瞬、どろろが昨日の話を聞いていなかったか疑った百鬼丸だったが
どうやら本当に熟睡していたとわかり安堵のため息を吐いた。
「ああ、夜の方が歩きやすいって言ってすぐに出て行った」
「どんな話したの?」
昨夜、百鬼丸が苦悩したことも知らずどろろは無邪気に聞いてくる。
「ん、まァ大した話はしてねえよ。
だいぶ身体を取り戻したぜ、そいつぁめでてえなってぐらいのもんさ」
百鬼丸はおどけて話をはぐらかした。
「ほんと?」
しかし、百鬼丸の様子に何か感じ取ったのかどろろはじっと百鬼丸の瞳を覗き込んだ。
「本当さ、何疑う事があるんだ?」
「ううん、別に」
どろろは首を振って退屈そうに寝転がった。
しかし、すぐに起き上がり百鬼丸の顔を眺めまた寝転がった。
「お前こそどうしたんだ?」
どろろの落ち着きが無いのはいつもの事だが今日は少し度が越している。
そう言われるとどろろは起き上がってあぐらをかいた。
「・・・おいら、聞いてたよ」
「なんだって?
何を・・・琵琶法師のおっさんの話をか?」
百鬼丸がそう言うとどろろはうなずいた。
「そうか・・・でも俺はあの方法をやるつもりは無い。
いくら魔神を追い出せるからって・・・そのお前はまだ子供だし・・・」
「どうして子供じゃいけないんだい?」
どろろが無邪気に聞くと百鬼丸は言葉につまった。
「どういう事かわかってんのか?
性器を入れるなんてお前・・・子供が出来ちまうじゃねえか!
子供が子供産んじゃいけねえ」
「えっ!」
百鬼丸がそう言うとどろろは驚きの声を上げた後、真っ赤になってうつむいてしまった。
「あっ、お前・・・本当は聞いてなかったのか!
と、とにかくやらないから安心しろ」
そう言って百鬼丸は恥ずかしそうにそっぽを向いた。
サーサーという雨の音が沈黙を手助けする。
薄暗い室内に濃密な空気が流れていく。
「・・・あにきぃ」
どれぐらいだっただろうか静寂に耐え切れなくなったどろろが口をひらいた。
「おいら・・・おいらはいいよ」
「どろろっ!お前・・・」
驚いて百鬼丸が振り向くと今度はどろろがそっぽを向いた。
どろろは腕を組んで目をつぶり百鬼丸の視線から身を守っている。
「た、ただし!1個だけ条件があらァ!
こいつを守れるんならいいぜ!」
どろろは言葉こそ威勢がいいものの顔は赤く体は小刻みに震えている。
「おいらを絶対に置いてかない事!」
ついに体ごと百鬼丸に背を向けたどろろはうなじまで赤い。
「どろろ・・・・・・・置いていかないさ。
そんな事しなくたってな」
百鬼丸がそう言うとどろろは体を半回転させて向き合った。
「絶対だぞ!おいらの中から魔神がいなくなっても
あにきの体が全部元にもどってもだ!
それでも置いていかねえってんならいい!」
あぐらをかいて腕を組んで虚勢を張るどろろの前に百鬼丸はしゃがみ込んだ。
「置いていかない。
だが、俺は他の方法を探す。
何もこれだけしか方法が無いってこともないだろうし・・・
それにお前はまだ子供だ」
百鬼丸もまた虚勢を張る。
正直な所、百鬼丸は夜に悶えるどろろの姿に劣情を抱いた事がある。
くっついて眠るどろろの温かさに安らいだ事もある。
なんと言っても百鬼丸も若い男だ。
最も女に興味がある年齢である。
だが、どろろはまだ子供であるという思いが百鬼丸を押し留めていた。
「子供っておいらもう十と二つぐらいはあらあ。
十と二つったら都じゃ結婚してらい。
あにきは十と四つ。二つしか違わねえ」
「お前この間は十ぐらいって言ってたじゃないか」
「二つぐらいはおいらも見誤るってもんよ」
おちゃらけた調子のどろろに夜のどろろの姿が重なり百鬼丸ははっとした。
最近は頻繁に目にする光景が浮かぶ。
魔神は一刻も早く追い出すべきなのだ。
「本当にいいのか・・・?」
百鬼丸にみつめられてどろろは一瞬だけ迷いうなずいた。
「あ、あにきこそ・・・いいの?
おいらが言ってるのは・・その・・・」
「わかってるさ、お前の気がすむまでずっと一緒だ」
百鬼丸の手がどろろの肩に置かれる。
立て膝をついて百鬼丸が迫る。
引き寄せられるようにどろろはお尻を浮かせた。
二人の唇が重なり合う。
二人とも世慣れているがこういう部分に関しては知識すらほとんど無い。
ただ、重ねただけの接吻。
「・・・・・・・」
唇を離しても二人とも何も言わない。
そしてそのままもう一度重ねあった。
肩に置かれた百鬼丸の手がどろろの背中にまわった。
ぎゅっと抱きしめられてどろろは目を閉じた。
百鬼丸なら片手で折れそうな華奢な体が震えている。
百鬼丸はゆっくりと唇を離した。
「へへ・・・何か変なの」
どろろが驚いたような顔をしているのを見て百鬼丸は微笑んだ。
「どろろ」
百鬼丸は突然、帯を解くと着物を脱ぎ捨てた。
それを見てどろろも慌てて帯を解く。
着物を脱ぐと、どろろの貧相な体が露わになる。
しかし、それでも百鬼丸の視線を集めるには十分だった。
あばらの浮いた胸に浮かぶツンと尖った桃色の乳頭に百鬼丸の左手が伸びる。
「あ、あにき・・・おいら風呂入ってないから・・・」
「三日前に入ったばかりだろ・・」
百鬼丸の指は貧相な胸をつまみこねる。
どろろが身をよじり声を上げても百鬼丸の手は動きをやめない。
どろろは百鬼丸の手を出来る限り無視して一気にふんどしも解いてしまった。
どろろの体の中で数少ない、ほとんど日光を浴びていない場所は
本来の肌の色が白い事を百鬼丸に主張している。
「・・・・」
百鬼丸は何も言葉を発せず一本のたて筋を見下ろしていた。
「あ、あにきも脱ぎなよ」
そう言われて百鬼丸は慌ててどろろの胸から手を離しふんどしを解き始めた。
「どろろ、待て」
百鬼丸は床に座りかけたどろろを制止し自分の着物を床に敷いた。
「この上に座って」
どろろは言う通りに着物の上に正座した。
二人ともお互いのどこを見ていいのやらわからず動きがぎこちない。
「どろろ、痛かったり嫌だったりしたら言ってくれ」
百鬼丸はどろろの前に座りそう言った。
「うん・・・」
百鬼丸はつばを飲み込むとどろろの膝に手をかけた。
ゆっくりと持ち上げられ意図をさっしたどろろは後ろに体重をかける。
ぺたんとお尻がついてどろろの秘部が露わになる。
ほっそりとした脚の付け根の間は真っ白で縦線が一本あるだけである。
百鬼丸は女性のもの自体初めて見たのでどろろの幼さに気付かなかった。
「んっ・・・」
百鬼丸の左手が恐る恐るどろろの秘裂に触れる。
どろろの体がビクッと震える。
同時に百鬼丸もぷにっとした感触に驚き手を引っ込めた。
だが、欲求を抑えきれずにすぐにもう一度触れる。
「ん・・・」
どろろが声を出すたびに百鬼丸はどろろの顔を窺う。
たてすじのそばの丘をなでて肌触りを愉しむと
百鬼丸の指は好奇心を最もかきたてる場所へと伸びていく。
「はぁっ・・・」
百鬼丸の指が溝をなぞる。
何往復かなぞり続け百鬼丸は指を止めた。
「どこだ・・・?」
どこかに入れる場所があるはずだ。
そう聞いていたのだが見当たらい。
徐々に百鬼丸の顔に戸惑いが浮かび始めた。
「んと・・・」
見かねたどろろが体を曲げ見下ろしながら自ら指をあてがった。
どろろの指はあてがわれたと思うと先端がすじの中に少しだけ埋まった。
驚愕する百鬼丸の目の前でどろろの指は割れ目の中を探り出す。
「ゃ・・」
その動きを真似して百鬼丸も指を埋める。
熱く柔らかく湿った感触に百鬼丸は驚きさらに味わおうと動き出した。
どろろの溝の中で二人の指がぶつかる。
二人の吐息の音に淫らな音が混じり出す。
「たぶん・・・ここ」
どろろの動きが止まった場所に百鬼丸は指を向かわせる。
「ここか?」
「ぁんっ・・」
百鬼丸の太い指とどろろの細い指が一つの場所の前で重なり合う。
「いたっ・・」
百鬼丸の指に秘口をつつかれどろろは小さな悲鳴をあげた。
「大丈夫か?」
どろろがうなずく。
「なんだか、ぬるぬるしてるけどいいのか・・・?」
百鬼丸の問いにどろろは顔を赤く染めるだけだ。
「じゃ、じゃあ、いいか?」
百鬼丸は指を秘所から離しどろろの体をゆっくりと押し倒した。
「あにき・・・」
どろろに両手を広げてせがまれ百鬼丸は望み通りに口を付けた。
「あにき、魔神を倒しても置いてかないで・・・」
「ああ、一緒だ、ずっとな」
百鬼丸がもう一度キスをすると、どろろの恐怖心が溶けていく。
「ここ・・だよな」
指でまさぐり確認すると百鬼丸はどろろの華奢な腰を掴み
壷の口に自分をあてがった。
「っ〜〜〜!!」
百鬼丸がぐっと腰を入れる。
どろろの体がぐぐっと反り返る。
百鬼丸の口から歓喜の声が漏れる。
「ぃっ!」
どろろが悲痛な叫びを上げるが百鬼丸は構わずまだ自身を押し込む。
狭すぎる蜜壷に百鬼丸が入ってくる。
歯を食いしばるどろろの口から音が漏れる。
「どろろ、大丈夫か」
百鬼丸が動きを止めるとようやくどろろは大きく息を吐いた。
どろろの胸が激しく上下しているのを見て百鬼丸は動きを止めた。
しばらく波打つお腹をさすっているとどろろがうなずいた。
「おいら・・・大丈夫だから・・・やっちゃって」
息も絶え絶えにそう言うどろろの目には涙がたまっている。
一瞬躊躇して百鬼丸は思い切りどろろを貫いた。
「ぐぅっ・・!」
どろろの声は明らかに痛みを訴えているが百鬼丸は動きを止めない。
初めて知った女に百鬼丸は止まらなくなっていた。
「ぅんっ・・ぅんっ・・ぅんっ・・・」
百鬼丸の不器用なリズムにあわせてどろろの口から息が押し出される。
二人の激しい息が溶け合う。
どろろの中の熱を抉り出すように百鬼丸の動きが激しくなる。
「ふぅっ・・ふぅっ・・」
小さく激しく呼吸をする事で耐えるどろろを百鬼丸はさらに責め立てる。
百鬼丸が体を傾けて覆い被さると
どろろのわずかばかりの視界が百鬼丸に埋められる。
百鬼丸の動きが小さく早くなりどろろの息が止まる。
「どろろォっ!」
意識が快楽に攫われそうになり思わず百鬼丸はどろろにすがる。
名を呼ばれどろろは視界を覆う百鬼丸の胸に抱きついた。
「くっ」
百鬼丸が短い歓喜の雄叫びを上げるとどろろの中に精液が注ぎ込まれた。
「あにき・・・魔神は・・?」
呼吸が整い喋れるようになったどろろの第一声で百鬼丸は当初の目的を思い出した。
「・・・出て来なかったな」
百鬼丸はそう言ってどろろの隣に横たわった。
「なんでかな?」
差し出された百鬼丸の右腕をすかさず枕にしてどろろは体を百鬼丸に向けた。
「・・・全部入らなかったからか?」
「入らなかったの?」
「ああ・・・」
「そっか・・・じゃ次こそだね」
どろろは少し寂しそうにつぶやいた。
「いいのか?・・・その・・」
「うん・・・まだ痛いけど・・・後でなら」
どろろははにかんで笑った。
その女らしい笑顔に百鬼丸の胸が高鳴る。
「そうか。じゃあいつか追い出せるようにしないとな」
百鬼丸はそう言ってどろろの頬に左手を乗せた。
「どろろ・・・絶対に俺の側を離れるなよ」
「あにき、おいら・・・おいら一緒にいろって言われたの初めてだ・・」
どろろの目からぽろりとこぼれた涙が百鬼丸の右腕にかかる。
百鬼丸は初めて魔神に感謝した。
よくぞ、自分の体でどろろを作ってくれたと。
右手は取り返せなかったが今偽りの右手にのっている存在は
本物の右手よりも素晴らしく掛け替えの無いものだと思う。
百鬼丸はこの日、出来そこないだと思っていた自分の体に誇りを取り戻した。
余談だが、この日以来どろろが魔神に苦しみ悶えさせられる事は無くなった。
この行為は魔神を追い出せずとも魔神の動きは封じる事は出来るのだ。
少なくとも百鬼丸はそう思った。
二人が勘違いに気付くのはいつの日か。
その日まで二人は魔神を追い出す作業に励むのであった。
これで全部投下終了です。
か、神だ!GJ!!
なんか理想そのままの百どろエロを見たような気がします。
素晴らしい!
待ってました!神に感謝!
二人の初々しさというか微妙な初体験が生々しくてたまらん。
次におっさんと会うときには子どもできてそうだw
レスくれた人ありがとう。
226 :
名無しさん@ピンキー:04/09/22 00:35:24 ID:15h/EXFG
>>225様
良い話を書いて下さってありがとうございます!
この二人の睦み合う姿が見られるなんて…夢のようだ(輝)
久しぶりに単行本読んでみようかな。
す、すごい…
たまたまスレが上がってたので覘いてみたのですが、こんなに神なSSを見られるとは
思ってもいませんでした……
職人様、すばらしい作品を見せていただきまして、ありがとうございます。
ところで…誰か、火の鳥太陽編を好きだっていう人はいない?
スグル×イノリ(ヨドミじゃくてw)とか、犬上×マリモとか…
七色いんこのいんこ×千里か
ドンドラキュラのチョコラか
ブラックジャック×ピノコきぼん
229 :
名無しさん@ピンキー:04/09/22 01:20:21 ID:15h/EXFG
写楽×和登さんもキボン
グッジョブ!!
グッジョブ職人さま!
次作も楽しみにしていまつ!
>>227 ハイノシ
実はそのカップル故に太陽編が一番好きだ。
犬上=スグルはカコイイし、イノリ=マリモはめちゃ可愛い。
>>232 無粋なツッコミだとは思うけど、イノリじゃなくてヨドミなw
神!
二人のセリフや情景が違和感なく浮かびます…
萌えるだけじゃなくちょっと感動してしまった
235 :
名無しさん@ピンキー:04/09/23 09:39:37 ID:sIPOuaIB
>>225様
読んだら興奮して眠れなかったじゃねぇか!!
ていうくらいGJでした
ごちそうさまですた(-人-)
236 :
名無しさん@ピンキー:04/09/24 14:34:22 ID:GmWdqasY
237 :
名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:15:21 ID:jEHj7d8j
>>236様
GJ!
小説と合わせて見ると萌倍増…(*´д`*)
オイラが襲いたいくらいです(あにきに殺される〜)
>236
いいものをありがとう!萌!
ほ
…PLUTO買っちまった。
通常版買ったのに次の日に豪華版まで買っちまいましたよ。
そして原作ウランのエロかわいさぶりにノックアウトですよ。
…眠るウランにお腹からエネルギー注入するアトムが
まるで正常位で絡んでるように見えてしまった自分がイタイ。。。
床子屋どうだった?
生命編のジュネ、太陽編のマリモ、イノリ、牙人の並子萌え保守と。
もしも手塚さんが健在だったら
是非手塚電波入りの萌えアニメをつくって欲スィ…
243 :
名無しさん@ピンキー:04/10/11 20:18:42 ID:X3FRlLCR
ブラックジャックテレビ放映あげ
ピノコ18才がめちゃ可愛かったヨ…
どうかどうかBJ×ピノコを…(-人-)
原作知らないので読んでみようかなー
244 :
名無しさん@ピンキー:04/10/11 21:40:04 ID:4v+Gdf9J
今日からだったのか
見逃した・・・
>221様
まさか百鬼丸×どろろがッツ! しかも手塚らしさを失わぬものが見れるとは!
グッジョブです! 有難うございました……!
てんてい×ピノ子書けそうです。
アー、何かキタキタ…思い浮かんでキタ…書けそう…ですッッ!
>247
職人様キタキターー。
よろしくお願いします!!
期待してるよのさ!
252 :
名無しさん@ピンキー:04/10/14 11:36:32 ID:sPpFHssn
ピノコ可愛いよピノコ
253 :
名無しさん@ピンキー:04/10/14 20:18:05 ID:0tCX/p/0
BJがあることがわかってたらスレタイに入れればよかったのにって無理か
254 :
名無しさん@ピンキー:04/10/14 22:59:17 ID:Dp6LgEtE
>>253 だってスレの1が4月末だもん。
その頃にアニメが始まるのを知ってたら関係者。
255 :
名無しさん@ピンキー:04/10/15 16:12:31 ID:gYAQk7Cr
BJ再放送緊急age!
256 :
名無しさん@ピンキー:04/10/15 17:20:13 ID:k+ib69FX
「アドルフに告ぐ」峠×由季江もキボン、とかいってみる
いや、「きりひと賛歌」の犬顔へレンタソだろ
激しく気本
「ジャングル大帝」のケン一×メリーでどうだ。
どろろ妊娠ネタきぼーん。
260 :
名無しさん@ピンキー:04/10/15 20:15:01 ID:l8OC6XNR
age
ウニコの男爵×人型チャオきぼん、と便乗してみる
262 :
名無しさん@ピンキー:04/10/15 23:21:44 ID:0aRRMc7y
やっぱここはBJ×如月先生でしょ?
如月先生はもう女ぢゃねえよぅ
女じゃなくなる前に抱いてとお願いする如月先生とか……。
原作でも手術の前に実際そんな事があったのではと妄想してましたが。
266 :
名無しさん@ピンキー:04/10/17 17:44:09 ID:tZNCqam7
>>265 胸はペッタンコに、クリトリスは異常に肥大してそうだがなw
つか、如月先生って便所とか公衆浴場は男性用?女性用?
ほ
し
ゅ
270 :
名無しさん@ピンキー:04/10/24 02:10:28 ID:GQIcp0qQ
百鬼丸×どろろ投下します。
舞台は原作のぬえの巻の冒頭。
霧のかかった朝早く、百鬼丸はどろろと砦の前に立ち尽くしていた。
異常なまでに大きな砦に醍醐の姿を重ね合わされる。
見上げた砦の醜さは醍醐の生き方そのもののようで憎しみよりも悲しさが先に立つ。
「ひゃー、でっけえ砦だなあ」
百鬼丸の心境も知らず真似をして顔を上に向けるとどろろは大げさに驚いてみせる。
しかし、百鬼丸は何も答えずじっと砦を見上げるばかりだ。
「どうしたんだい、あにき?」
百鬼丸の脳裏には醍醐の姿が浮かんでいた。
誰に教えてもらわなくてもこの砦の中に醍醐がいる事は明白だ。
こんな馬鹿みたいに大きな砦を作れる侍は醍醐しかいないだろう。
「どろろ、どうやらここでお前とは別れた方が良さそうだ」
「別れるって!?
ふざんけんな、おいらと兄貴は一心同体じゃねえか!」
掴みかかってきたどろろに百鬼丸は穏やかに微笑んだ。
「どろろ、俺は醍醐に会う。
ことによると刺し違えて死ぬかもしれない。
お前を巻き添えにしたくないんだ。
どこかへ行って達者で暮らせよ」
百鬼丸の言葉をどろろは大きな鼻息で吹き飛ばした。
「たとえどんな事があってもあにきから離れないぜ!
もしどうしてもおいらが邪魔だってんなら・・・」
どろろは百鬼丸の目の前にどっかりと胡座をかいた。
「おう!すっぱりとやってくんな!
どうせ別れるんなら死んだって一緒だ!
おいらあにきに殺されてやらあ!」
百鬼丸の顔が悲しそうに歪んだ事にも気付かずどろろは腕を組んですねきっている。
「さあ斬れ!斬れよ!
どうしたんだ、斬れよあにき!
おいら死んだってうらまねえぞ」
「俺は女は斬らん」
「えっ!?」
悪態をついていたどろろは目を丸くした。
「女は斬らんと言ってるんだ」
百鬼丸は同じ事を繰り返した。
「どろろ、お前は女の子だ。
俺は初めて目が開いた時から気付いてたが黙ってたんだ」
「お、おいらが女!?
よせやい、冗談じゃねえや!
うえっへへっへへへへ
あっはははは」
どろろはしばらくきょとんとした後、馬鹿みたいに笑い出した。
「どうしたんだ?
もしかして・・・自分で男か女かもわかってなかったのか?
・・・そうか、お前の母親がわざと隠したのかのかもしれないな。
強くなってもらうために・・・・」
どろろは百鬼丸をキッと睨みつけると掴みかかった。
「じゃっかしい!
おいら女じゃねえぞ!
そんなくだらねえ嘘でおいらを置いてこうたってそうはいかねえ!」
どろろが大きな声で反論すると石垣の上から音がする。
「誰だっ!?」
砦の前で騒いでいた二人に石垣の上から声が降ってきた。
「しまった、見つかった!
逃げるぞ!」
慌てて百鬼丸が駆け出す。
「へっへえ、がってんだ!」
今にも砦から矢が飛んできそうな状況にも関わらず
どろろは百鬼丸の後を嬉しそうに走るのだった。
「はあ・・・はあ・・・
まったく・・お前が大声で喚くからだぞ」
追っ手を何人も倒し、二人は砦から少し離れた所にあった小屋の中に駆け込んだ。
「ここなら大丈夫みたいだな・・・」
扉を少し開けて外を窺うと百鬼丸はその場でしゃがみ込んだ。
「なんだい!あにきが変な事言うからだろ!」
「変な事?お前が女だって事か?」
「おいら男だって!」
狭い小屋ではあるが、わざわざ百鬼丸の隣に座りどろろは再び怒り出した。
「ふう・・・本当に強情だな。
お前しょんべん座ってするだろ。
だから女だ」
息が整ってきて余裕が戻ってきた百鬼丸は少しからかうように言葉を返した。
「へん、自慢じゃねえがおいらしょんべんは寝てすらァ」
「そりゃ、オモラシじゃないか。
きたねえなあ」
百鬼丸が呆れた顔をするとどろろは何故か得意そうな顔になる。
「そのうちお前も胸がふくらんでくる。
そしたら分かるさ」
「へっ、そんな嘘でおいら置いてこうたってそうはいかねえ。
おいらを女って事にして足手まといだから置いてこうって魂胆だろ」
どろろがにやりと笑う。
「別にお前が女だから別れようといったわけじゃねえ。
女だから斬らないって言ったんだ」
「ふーん・・・じゃあ」
どろろは言葉を発したかと思うと突然百鬼丸に飛びついた。
「何しやがる!」
どろろは百鬼丸の首に手をまわして百鬼丸の胡座の上に座ってしまった。
「へっへっへ、どうだ、あにき?
おいらもう一生離れねえぞ。
おいらが女なら斬れねえからどうしようもないだろ!」
百鬼丸の耳のすぐ横でどろろの声が発せられる。
「おいらが女ならあにきはおいらを斬れないからどかせないし
おいらをどかすなら殺すしかないぜ」
どろろはそう言うと合わせた腹を益々締め付ける。
百鬼丸は得意がっているどろろを引き剥がそうと右手を上げたが
無理矢理に重ねられたぬくもりに思いとどまった。
「どろろ・・・・お前あったかいなあ」
「ふぇっ!?」
百鬼丸の意外な言葉にどろろは素っ頓狂な声を上げた。
「ふふ・・・俺はしばらくこのままでもいいぞ」
百鬼丸が振り上げていた右手をどろろの背中に回すと抱き合う格好になる。
「あ、あにき・・・」
予想外の百鬼丸の行動にどろろはどうしていいかわからなくなり
仕方なく抱きついたまま黙りこくる。
汗を互いの肌に吸わせ頬をくっつけ合い熱を共有する。
顔を赤くして鼓動を早めたり温もりに安らいで鼓動を遅めたりと
黙っているのにどろろの体は静かに出来ない。
「どろろ、俺はお前の事を女の子だと思ってるんだ。
こんな抱きついたって俺を喜ばせるだけだぞ」
「じゃあ、喜べばいいだろ!」
どろろが拗ねた怒鳴り声を出すと対照的に百鬼丸は忍び笑いを漏らした。
「・・・そうだな・・・・・・どろろ、俺と一緒に来るか?」
「あにき!」
思わず腕を放し百鬼丸の顔を覗くどろろの瞳は不安と喜びが混ざり合っている。
「お前が自分の事を女だって認めるんなら連れて行ってやる。
女の子を守るのは男の務めだからな」
「・・・・・本当に?」
「ああ」
どろろはうつむいて黙ってしまった。
チラチラと何度も百鬼丸の顔を窺う。
「・・・あにきがそういうなら・・・・おいら女でいいよ・・・」
どろろは独り言をつぶやくように言うと百鬼丸の着物のわき腹辺りをぎゅっと掴んだ。
「あにき・・・」
顔を真っ赤にしたどろろに百鬼丸は微笑む。
「嘘は言わない。
ただし、ちゃんと女らしくしろよ」
「う、うん・・・」
どろろは顔を朱に染めたままうなずいた。
しかし、まだどろろは百鬼丸からどこうとしない。
「お前本当に自分が女だって気付いてなかったのか?」
「ん・・なんか変だなーとは思った事あるけど
あにきみたいな人もいるしさ。
チンチンついてない男がいても不思議じゃないだろ」
どろろはニシシと恥ずかしそうに笑うとおどけた顔を作る。
「・・・おいらやっぱり女なの?」
「どろろ・・・」
「あ、女なのが嫌なんじゃないよ。
ただ、よくわかんないから・・・」
言いよどむどろろを百鬼丸の視線が捕らえる。
「でも、女かあ・・・・」
どろろは自分に確認させるようにつぶやくと顔を見上げた。
「・・・・・・・・」
百鬼丸と目が合うと自然と顔が熱くなる。
「う〜〜」
結局どろろは顔を赤くしただけで何も言えず百鬼丸に倒れこんだ。
熱く火照った顔を百鬼丸の肩にこすりつけ体を押し付ける。
百鬼丸は何も言わずにどろろの背中に添えた手に力を込めた。
(女・・・女かあ・・・)
(でも、あにきと一緒にいられるなら・・・・女でも・・・)
今までずっと男だと思って来たのだから
突然女だといわれてもすんなり認められるわけない。
どろろが自分を納得させようと考え事をしていると
背中に添えられていた百鬼丸の手がどろろの頭に置かれた。
「よくわかんないか?」
「う、ううん!わかってるって!おいら・・・」
慌ててどろろは否定する。
『いや、いいんだ』
「あっ!」
しかし、百鬼丸が心の声で語りかけてくると
どろろは百鬼丸が心を読める事を思い出し黙り込んだ。
「・・・俺はお前が嫌いで別れようとしたんじゃねえんだ」
百鬼丸はどろろを抱きしめたままゆっくりと語り始めた。
「俺はこんな体だしいつも妖怪や死霊と戦っている。
親父の兵隊どもにも追われているし
俺を殺したい奴はうじゃうじゃいても生きてて欲しい奴なんてどこにもいねえ」
「あにっ・・・」
「まあ、黙って聞け。
だからな、お前が俺と一緒にいたっていい事なんか無いんだ。
俺はお前が好きだから不幸になって欲しくない。
だから俺はついてくるなって言ったんだ。
俺と一緒にいたって幸せにはなれないんじゃないかと思ってな。
・・・どろろ、お前泣いてるのか?」
百鬼丸の肩がじわ〜と温かく濡れる。
どろろは顔を押し付けたまま返事をしない。
百鬼丸はどろろの後頭部を撫でるとまた話をし始めた。
「だけど、悔しくなってな。
俺は魔物に体を奪われた。
その上、お前と一緒にいる事まで奪われるのかと思うと腹が立ってきた」
「だから俺はお前を守って体も奪い返してやろうかと思い直した。
魔物を恐れてお前と別れるなんて負けたみたいだからな。
だから、納得してない内に無理から女だって思い込まなくてもいい。
女だと思ってないから置いていくなんて事しないから」
どろろはびしょびしょに濡れた百鬼丸の肩でごしごしを顔をこすって体を少し離した。
「おいらの事、好きって本当?」
見上げるどろろの瞳があまりにキラキラと輝いていて百鬼丸は息を呑む。
「あ、ああ、本当だ」
「本当に?」
「本当だって」
「えへへ」
どろろは百鬼丸の顔を正面にとらえるとにっこり笑った。
思いを口の中に留めたままどろろは百鬼丸の口に唇をぶつけた。
(おいらも大好きだよ)
ごつんと音をたてて口付けをすると呆気にとられる百鬼丸に腕をまわし体ごと押し付ける。
心を読まれるのを期待してどろろは心の中で叫び続ける。
『ど、どろろ、痛い』
期待外れな百鬼丸の返事にどろろは押し付ける力を弱めたが口付けは止めようとしない。
やり方も力加減もわからないが本能に赴くまま百鬼丸の唇を唾液まみれにする。
百鬼丸から「好きだ」と言われた事がどろろを暴走させていた。
どろろにとって初めての言葉。
誰からも言われなかった言葉が誰よりも言って欲しかった人から発せられた。
どろろにはそれで十分だった。
『どろろ、苦しい』
唇をくっつけただけでなく体をぎゅうぎゅうに押し付けていたどろろに百鬼丸が抗議する。
どろろはそれで仕方なく唇を離した。
しかし、離したといってもほんの少し。
腕はまだ百鬼丸の首を捕らえたまま、吐息を嗅ぎ合える距離を離さない。
すると今度は百鬼丸がどろろの唇を奪った。
唇を唇で甘噛みし柔らかさを愉しむ。
口の周りにあふれた唾液を舐めとりそのまま唇を舐める。
共有するぬくもりと唇の感触とどろろの匂いに百鬼丸の体の一部が変化した。
それは勿論、密着しその上に乗っかっていたどろろも
百鬼丸が自覚するのとほぼ同時に気が付いた。
「どろろ、すまん。
ちょっと離れて・・・・」
百鬼丸は慌てて口付けを止め、どろろを離した。
どろろは百鬼丸に言われるまま体を離し立ち上がると自らの帯に手をかけた。
「お、おい!」
慌てて百鬼丸がどろろの手をつかむと、どろろはきょとんとした顔を向ける。
「どうしたの?」
「どうしたのってお前・・・」
「へへっ、おいらだって男が女にする事ぐらい知ってらあ。
まさか、される方だったなんて思ってなかったけどさ」
どろろは体をくねらせて恥ずかしそうに笑う。
「女って・・・」
百鬼丸の手がピクリと動く。
止めさせようとした手が考え込む。
「どろろ、お前は確かに女だし俺と一緒に来て欲しいけどそれとこれとは別だ。
ついて来たいならエッチな事させろってわけじゃないんだぞ」
そう言っている間も百鬼丸の股間はギンギンに硬直している。
「でも・・・」
どろろの視線を股間に感じ百鬼丸がバツの悪い顔をする。
「これは・・・」
百鬼丸は口を閉ざして言い訳を考え始めた。
どろろのぬくもりと肌の柔さに反応してしまったのは事実だ。
それをどう、どろろを傷つけないように説明すればいいのか。
「おいら、女としてあにきについていくって決めたんだから
あにきもおいらを女として扱ってくんない!」
言ってる内容とは裏腹にどろろは男らしく啖呵をきった。
「む・・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・
よし!わかった!」
さっきまでどろろの手を止めていた百鬼丸の手が代わりに帯びの結び目を解く。
百鬼丸は心を読める。
どろろが嫌がったらすぐに止めるという条件を自分につけて
百鬼丸は己の欲望を解放する事にした。
戸惑うどろろの帯びを床にほおるとボロ布のような着物をするっと脱がす。
「あっ・・」
百鬼丸はふんどし一丁になったどろろの腰と頭に手を回し抱き寄せながら押し倒した。
されるがままのどろろの瞳に怯えの色が浮かび始める。
「怖いか?」
百鬼丸が聞くとどろろは小さくかぶりを振った。
目が合うと百鬼丸は条件反射のようにどろろと唇を合わせる。
「ん・・」
そのままどろろの貧相な胸に手を伸ばす。
「ゥっ・・・」
びりっとした痛みにどろろの声が漏れる。
「どろろ、ちょっと胸がふくらんできてるな」
「えっ・・」
どろろが驚いた顔で百鬼丸に撫でられている胸を見下ろした。
そう言われればほんの少し、虫にさされた程度だがふくらんでいるようにも見えなくもない。
「自分じゃ気付かなかったのか」
「う、うん・・・。
最近ちょっと痛かったから変だと思ってたけど」
体を撫でられながら百鬼丸に見つめられ、何度も口を吸われる内に
どろろの体にじっとりと汗が浮かんでくる。
「んっ・・あぅ」
撫でる百鬼丸の手が乳首の上を通る度に痛みが走る。
しかし何故かその痛みが不快には感じられず
むしろ、その手の重みや暖かさが心地よく感じられるぐらいで
どろろは百鬼丸が不思議な力を使っているのではないかと思いはじめていた。
百鬼丸は大分辛抱してタイミングを計っていたが湧き上がる欲求に負け
ついにどろろのふんどしに手をかけた。
男として年長者として余裕を見せたい百鬼丸は自らの手で脱がせようとしたが
ふんどしはどろろの顔を見ながら片手でほどけるようなものではない。
しばらく結び目を探してどろろの下腹をさすっていた百鬼丸は仕方なく体を起こした。
「どろろ、脱いでくれ」
ちょっと格好悪かったな、と後悔しつつ百鬼丸は立ち上がって自分のふんどしをほどいた。
「うおっ!・・・・あにき、もじゃもじゃだ!すげー!」
全力を出した男とほとんど大人と変わらない茂みにどろろの目が丸くなる。
「格好いいなあ・・・おいらもそれ欲しい!」
「ばか、なんでも欲しがるな」
百鬼丸は百鬼丸で露わになったどろろの下半身から目が離せない。
互いに中腰のまま股間を見合う。
先に動いたのは百鬼丸だった。
ふんどしの跡がはっきりわかる真っ白な股にひかれた一本の縦すじに指を伸ばす。
少し腰を引いたどろろを追ってふとももの間に手を差し入れる。
「あ、あにき・・・」
どろろが訴えるような視線をよこしても百鬼丸は気付きもせずに
つるつるとした丘を撫で始めた。
「ぁ・・」
指の感触にどろろがぺたりと腰を下ろす。
すじが視界から消えても百鬼丸の指はゆっくりとした動きを止めない。
百鬼丸はこれ以上逃がさないようにどろろに口付けをしてふとももを掴んだ。
そしてゆっくりと体重を預けて押し倒していく。
どろろの頭の下に左手を置いて枕にさせ、子供を寝かしつけるような姿勢をとると
百鬼丸は口付けをしたまま右手を無毛の丘に滑り込ませた。
「あぅ・・・んん・・・」
百鬼丸は本当はじっくりと凝視したいと思っていたが
どろろにそこまでみっともない姿を晒すわけにはいかないとやせ我慢をする。
指の腹で割れ目をなぞり、その柔さ熱さに驚き喜びながらもおくびにも出さない。
唾液を舐める音にもう一つ湿った音がかすかに混じり出す。
どろろは恥ずかしくなって百鬼丸の手を止めようとするが
肉付きの薄い痩せ細ったふとももでは百鬼丸の動きを止める事が出来ない。
逆に太ももの感触をも味あわせて百鬼丸を喜ばせてしまう。
百鬼丸は擦るたびに染み出てくる粘液を練り込むようにまた割れ目にこすりつける。
『いいか?』
吸われすぎてぽってりとふくれたどろろの唇を舐めながら百鬼丸が問い掛ける。
所在なく放り出されていたどろろの手がぎゅっと空をつかむ。
(・・・・うん)
承諾したどろろの心に怯えと恐れが大きくなったのを百鬼丸は感じていた。
しかし、かまわずに体をどろろの足の間にいれ枕にさせていた左手をそっと引き抜く。
起こした体を近づけると百鬼丸は自身をどろろの秘裂にあてがった。
顔をあげてこわごわと見るどろろと位置を確める百鬼丸の目が合う。
絡み合う視線に互いの顔に笑みが浮かぶ。
「じゃ・・」
「ん・・・」
短い言葉を交わし百鬼丸はどろろの秘裂に自身を突き入れた。
「いぁっ!っ・・・!」
華奢な腰骨を掴み百鬼丸は力任せにどろろの中に押し入ろうとする。
亀頭がどろろの恥丘をおしつぶし形を変形させる。
じわじわとしか入っていかない事に我慢できず百鬼丸はもう一度思いっきり突き入れた。
「ぅあああっっ!!」
どろろの上半身が跳ね絶叫すると背を逸らして体をよじる。
「くぅぅ・・・」
ぴーんと体を伸ばして突っぱねたままどろろの口からうめき声が漏れる。
百鬼丸は左手でどろろの腰骨をつかんだまま、右手でどろろのお腹を撫で始めた。
「はぁぅっ・・・くふっ・・・ふぅっ・・・」
どろろは大きな息を吐き出すと激しく胸を上下させ息を整えようとしている。
心を読めても感覚まで共有できるわけではない。
百鬼丸は波打つどろろのお腹を撫でながら
どろろの苦しむ表情を見逃すまいと見つめていた。
「はー・・・はー・・・」
ようやく息が整いだしたどろろが目に涙を溜めて小さくうなずいた。
幼い蜜壷は悲鳴をあげ自覚の無い女陰は侵入した異物を追い出そうと締め付ける。
しかし、百鬼丸はまだ固すぎる柔肉をこじ開け腰を動かし始めた。
「ぅあっ・・・あぅぅ・・・」
狭すぎる秘穴は力づくで押し広げられ百鬼丸を擦り上げさせられる。
擦り付けられ叩きつけられる度にどろろの口から悲鳴が上がる。
思考を奪われる痛みの中、どろろの頭には百鬼丸の姿だけが浮かんでいた。
「どろろっ・・」
百鬼丸が名前を呼ぶとそれだけで救われる。
体を裂かれる痛みにも耐えられる。
「どろろォ!」
百鬼丸は体中を走る快楽から意識を守ろうと名を叫ぶ。
百鬼丸はどろろの膝裏をつかんで前に倒し
どろろに体を抱えさせるような姿勢にする。
「んぐぅっ・・・」
抵抗できない姿勢にされたどろろはさらに激しく責め立てられ頭をよじる。
突かれる度に床とこすれていた髪紐がついに切れ、どろろの髪が散らばってしまう。
「っ・・・っ・・・〜〜」
どろろが声にならない声をあげる。
百鬼丸の動きが益々加速する。
どろろの髪が百鬼丸の動きにあわせて舞い踊る。
「どろろっ・・!『どろろォっ!」』
快楽の波にさらわれた時、百鬼丸の声と心の声が重なった。
欲望を注ぎ込まれるとまるで同調するかのように言葉にならない思いも伝わってくる。
百鬼丸が自分の身体にどんな感想を持ったのか教えられ
どろろは与えられた痛み以上の喜びを受け取っていた。
いまだに硬直したままのモノを百鬼丸はゆっくりとどろろから引き抜く。
どろろの陰唇はぽっかりと開いたまま閉じる事も出来ずに
赤いものをまじえた精液を吐き出した。
「大丈夫か」
百鬼丸は苦しそうに息を整えるどろろを抱きしめるように覆い被さった。
顔を近づけ間近で見つめるとどろろの目がうっすらと開く。
どろろのか細い腕がふらふらと百鬼丸の首にまわされる。
汗ばんだ体をくっつけ合うと体を許しあった喜びが二人を包む。
百鬼丸に優しく髪を撫でられ、どろろの腕に力がこもる。
行為そのものは痛く苦しいものであったがどろろは幸せを感じていた。
「髪ほどけちゃった」
「ふふ、こっちの方が可愛いぞ」
「そお?」
どろろは恥ずかしそうに肩にかかった髪を見る。
「気持ち良かった?」
行為の終わりに聞こえてきた心の声で
百鬼丸が自分の体にどんな感想を持ったのか、どろろは知っている。
それでも百鬼丸の口から聞きたくて瞳を覗き込んだ。
「ああ・・・」
「ニヒヒ」
今度は百鬼丸が恥ずかしそうにするとどろろが嬉しそうに笑う。
その笑顔に口付けをしようとして百鬼丸はどろろに顔を近づけた。
しかし、どろろに触れる寸前、百鬼丸の表情が変わる。
「あ、あにき?」
突然険しい顔になった百鬼丸にどろろが戸惑いの声をあげる。
「静かに・・・」
百鬼丸はまわされていたどろろの腕を外すと素早く立ち上がって扉を開けた。
「煙・・・!」
扉を開けるとどろろの耳にも小さな喧騒の音が聞こえてくる。
遠くに見える醍醐の砦からは煙があがっている。
「っ!」
立ち上がろうとしたどろろの顔が歪む。
「・・・大丈夫か?」
ふんどしを付け直した百鬼丸はどろろの苦しそうな顔を覗き込んだ。
「どろろ、待っててくれるか?」
「あにき、ずるいよ!一緒に連れて行ってくれるって言ったのに!」
どろろは一人で行かせないように慌てて百鬼丸に抱きついた。
「どろ―」
それでも、説得しようとする百鬼丸の口をどろろは口で塞ぐ。
『どろろ、すまない・・・醍醐とはケリをつけなくちゃなんねえんだ』
口を塞さがれた百鬼丸が心の声で語りかけてくる。
(ずるいよ・・・一緒にいてくれるって言ったのに・・・)
どうしても黙らせる事が出来ないと知りどろろの瞳から涙が零れ出す。
『どろろ、待っててくれないか。
絶対に帰ってくるから』
百鬼丸は汗でぬるついたどろろの体を強く抱きしめた。
(帰ってくる・・・?)
『そうだ、醍醐とのケリをつけたら帰ってくる。
だから、待っててくれ』
初めて聞く言葉の甘い響きがどろろの心に染みとおっていく。
常に忌み子として嫌われてきた自分の所へ、帰ってくる。
それはどろろにとってこの上なく甘美な言葉だった。
(ぜったい・・・帰ってきてくれる・・・・?)
『ああ、俺の帰ってくる場所は一つだ』
唇を離したどろろの腕がだらりと下がる。
「どろろ・・・」
百鬼丸はどろろの頬を伝わる涙を人差し指で拭った。
瞳を閉じたどろろがコクンとうなずく。
「待ってる」
百鬼丸は立ち上がって背を向けた。
「行ってくる」
沈み始めた太陽を浴びて小さくなっていく百鬼丸の背中を見届けると
どろろは扉を閉めて体を丸め縮こまった。
体に残るぬくもりを消さないように。
これで投下完了です。
一応続きます。
なるべく早く、近日中には投下する予定です。
百鬼丸×どろろキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!
原作の雰囲気がでてて素晴らしいです
続きも期待してます!
ちょっと目が潤んだヨ…
よかったです。続き待ってますよ
砦に近づいて見ると石垣の周りを多くの人間が取り囲んで見上げている。
兵士も農民も同じく呆然としており
農民の反乱と当たりをつけていた百鬼丸は混乱した。
「おい!何があった!?」
百鬼丸が声を出すと周りの人間が戸惑い気味に振り向いた。
「え・・あ、その・・」
「何があったんだ!?」
百鬼丸は声を荒げて再度尋ねる。
「お、オラたちは一揆を起こしたんだ。
このままじゃ全員殺されると思って。
最初はオラたちが強かったんだけど、でも、突然化けモンが出てきて
オラたちを焼き殺そうとして・・」
「逃げてきたのか」
百鬼丸がつなぐと農民達は激しく首を縦に振った。
「それだけじゃねえ!
あ、あの化け物は俺たちも殺そうとしたんだ!」
醍醐の兵士らしき者も怯えた様子で声を出す。
「醍醐は?中にいるのか?」
「わ、わからねえ」
簡単な相槌をうって百鬼丸は砦を見上げる。
「お前たちはここで何してるんだ?」
「な、中にまだ仲間がいるだ!」
「そうか、化け物がいるから助けられないんだな。
わかった、俺が化け物を倒してくるから
お前ら火を消して仲間を助けろ」
百鬼丸はそういうと農民達の返事も聞かずに一足飛びで砦の石垣を飛び越えた。
農民達が驚きの声をあげるが百鬼丸は全く気にせず
煙の立ち込める砦の中を駈けはじめた。
心の目で見ることのできる百鬼丸に視界の有無は関係ない。
砦の中に幾重も重なる塀を次々と飛び越えていく。
化け物はすぐに見つかった。
燃え盛る塀の門に巨大な体躯の人面白虎がにやにやと笑いながら座っている。
どうやら逃げ道を封じられた人間の逃げ惑う様を見て笑っているらしい。
(へっ!醍醐を操ってただけあって最低な魔物だ)
百鬼丸が腰の太刀を抜き去ると魔物が振り向いた。
濁った目に百鬼丸の姿を映すといびつな顔が笑みが消える。
(来る・・・!そうらな!)
動きを完全に読みきって百鬼丸は化け物の下に潜りこんだ。
太刀を腹に突き刺し斬り裂く。
化け物は地響きのような唸り声を上げて飛び上がる。
宙から火を吐こうとする化け物の更に上に飛び背中を斬る。
背中にいる百鬼丸に蛇の尻尾が襲い掛かる。
百鬼丸はさらにその尻尾まで斬る。
「ウガァーーー!!」
化け物が一際おおきな悲鳴をあげて体を捩ると
百鬼丸は足から焼水を出して化け物に浴びせ掛けた。
化け物は抵抗する力を失い巨大な体は無残に溶けていく。
「あ、あのお侍さん勝っちまったぞ!!」
「ばんざーい!化け物が死んだぞ!」
化け物の体が完全に消えてしまうと
百鬼丸と化け物の勝負を呆気にとられて見ていた農民達が歓声を上げ始める。
百鬼丸は太刀を収めると両手を広げて自らの体を見下ろした。
後から後から力が湧いてくる感覚。
(・・・きっと、どろろのおかげだな)
理由など何もない。
ただ百鬼丸はそう感じていた。
「おい!醍醐はどこだ!」
近くで農民と一緒になって歓声をあげていた兵士に尋ねる。
「わ、わかりません。
化け物が出てくるまではそこにおられたんですが・・・」
百鬼丸は辺りを見渡すと屋敷の中へと顔を向けた。
『醍醐ーーー!醍醐、どこにいる!』
屋敷の中も既に煙が充満している。
心の声で叫びながら百鬼丸は屋敷の中を駆け回っていた。
燃え移ってはいないはずだが一番近い塀が燃えていたのだ。
農民達が火を消してくれなければそれも時間の問題だろう。
煙のせいで視界も悪ければ声も出せない。
百鬼丸だからこそ行動できているが
それでも息をしなければならない以上そういつまでもというわけにはいかない。
(ここにはもういないのか?)
ふすまを蹴り倒しながら部屋を突き進んでいくと大きな部屋にぶつかった。
砦の中の屋敷とは思えないほど煌びやかで
今まで通った部屋とは明らかに作りが違う。
一瞬、醍醐の部屋かとも思った百鬼丸だったがすぐに思い直した。
豪勢な着物が衣桁にかけられ床には着物が散乱している。
百鬼丸は床に散乱している小袖の一つを拾いあげた。
(女物の着物ばかりだな。
もしかして、ここはあのおばさんの部屋・・・)
百鬼丸の胸にただ一度、目にしただけの女の姿が浮かんでくる。
(かあさん・・・)
地味な小袖に母の幻影を重なる。
「……おさむらいさーん……」
それを打ち消すように小さな叫び声が聞こえてきた。
『なんだ?』
百鬼丸が心の声で答えると呼びかけてきた声の主が驚く様子が伝わってくる。
『俺だ、何かあったのか?』
いちいち自分の能力を説明している暇は無い。
百鬼丸がせかすと声の主である農民は戸惑いながらうなずいた。
「……醍醐はそこにいません……
……東の方へ逃がしたって兵士がいました……」
(東・・・・)
百鬼丸は大丈夫だろうか。
帰ってきてくれるのだろうか。
考えれば考えるだけ不安になってきてどろろは膝を抱え込んだ。
感覚の鈍くなった下半身に鋭い痛みが走る。
まだ体はだるい。
非常に狭いボロ小屋が広く感じられる。
(あにき・・・)
百鬼丸の顔を思い浮かべると心が暖かくなる感覚と同時に
猛烈な寂しさを感じてしまう。
それでも、どろろは百鬼丸の事を考えずにはいれなかった。
百鬼丸の強さを疑った事は無い。
百鬼丸より腕の立つ人間などどろろは見た事が無い。
帰ってくると言った言葉も信じている。
置いていこうとはしても嘘はつかない。
百鬼丸なら正直に別れようと宣言するはずだ。
だけど、怖くて仕方がない。
無理してでもついていけば良かったという思いがどろろの胸に刺さり
痛みを与えつづけていた。
(おいらが女じゃなきゃついていけたのに・・・)
何度考えたかわからない事をもう一度考える。
(でも、女だったから・・・)
どろろは百鬼丸とこの小屋で行った行為を思い出した。
体を裂かれるような強烈な痛みを感じた行為。
だけど、嬉しかった。
ぬくもりを感じた事も自分が百鬼丸を喜ばせたという事も。
百鬼丸の体温を思い出した事で今の寒さを余計に感じてしまい
どろろは体をぶるっと奮わせた。
すでに百鬼丸の欲望の証は体の中から流れ落ちてしまった。
(あにき・・・)
どろろは百鬼丸の姿を思い目を閉じた。
痛む体と消えない寂しさにどろろが耐えていると微かな音が聞こえてきた。
(もしかして・・・)
どんどんと大きくなる音にどろろの胸が高鳴り始める。
聞こえてくる音は足音にしか聞こえない。
抱え込んだ膝に乗せられていたどろろの顔が上がる。
百鬼丸の足音がどんな風だったか思い出そうとするがドキドキして思い出せない。
そうこうしている間に足音はどんどんと近づいてくる。
どろろの心の準備が整わないうちに小屋の扉が開かれた。
「どろろ!」
「あにき!」
どろろの期待通りに開いた扉から現れたのは百鬼丸だった。
「あにきぃ・・・」
どろろは出迎えようとするのだが体に力が入らず立ち上がれない。
「どろろ、ただいま」
立てないどろろの前に百鬼丸はしゃがみ込んだ。
「あにき・・・お帰りぃ」
どろろはこぼれそうになる涙を見せまいと百鬼丸の肩に顔を埋めた。
「遅くなって悪かった」
百鬼丸が頭を撫でると、どろろは顔を押し付けたままぶんぶんと横に振った。
「おかえり・・・」
喉を歓喜の言葉が通る。
言いたくて仕方の無かった言葉。
「ああ、ただいま。
待たせてすまなかった」
どろろはもう一度こすってから顔を上げると百鬼丸が持っている物に気が付いた。
「あにき、手に持ってるの何?」
「ああ、これか?
・・・・これは土産だ」
「ふふ、似合うじゃないか」
百鬼丸はどろろに着物を着せると嬉しそうに微笑んだ。
「そお?おっきすぎない?」
どろろは照れた様子で指先まで完全に隠して
だらしなく垂れ下がった袖を持ち上げる。
「明日にでも誰か村の娘にでもそろえて貰えばいい」
そういうとどろろは少しむっとした顔をする。
「これでどっからみても可愛い女の子だ」
百鬼丸の言葉が嬉しい自分にどろろは戸惑い何もいえなかった。
可愛いなんて馬鹿にした言葉だと思っていたのに今は何故か嬉しい。
「よっと」
百鬼丸はどろろの脇の下に手を差し入れると赤子をあやすように高く持ち上げた。
「わ、わ!」
急に視点が高くなりどろろが軽く悲鳴をあげる。
百鬼丸はまるでそれが聞こえなかったようにどろろの薄い胸板に顔を押し付けた。
「あにき?」
どろろが怪訝な声をあげる。
百鬼丸は構わずに大きく息を吸い込んだ。
そしてまた黙り込む。
「何があったの?」
「んー、何でもない。
帰ってくる場所があるって嬉しい事なんだなと思ったのさ」
そう言った百鬼丸がとても寂しそうでどろろは両腕で百鬼丸の頭を包み込んだ。
自分がお帰りを言えた事が嬉しかったように
百鬼丸もただいまが言えて嬉しかったのだ。
その事に気付きどろろは益々嬉しくなった。
しばらくどろろを抱きしめた後、百鬼丸はそのまま腰を下ろした。
自然、抱き合う格好になる。
そして有無を言わさず口を吸いどろろの帯に手を伸ばした。
はらりと前がはだけるとすかさず百鬼丸の手がどろろの胸に伸びてくる。
「んぁっ!」
胸の皮膚を鷲掴みにされどろろの体が痛みで跳ねる。
「あ、すまん」
百鬼丸は手を離すと
どろろの未成熟な胸をいたわるように桃色の突起にそっと口づけする。
「ぁん・・・」
どろろの口から可愛らしい悲鳴が漏れ百鬼丸の耳を喜ばせる。
「そのうちおっきくなるかなあ?」
『なるさ、期待してる』
百鬼丸は会話する時も乳首にしゃぶりついたまま離さない。
(あにき・・可愛い)
「んぁう!」
どろろの心を読んだのか百鬼丸の歯が乳頭に当たりさらに強い刺激を与えてくる。
どろろの体がよじれ息が乱れはじめるとその反応に百鬼丸の口は激しさを増し
ツンと尖った乳首を唇でしごき固い贅肉に唾液をすりこむ。
右手はどろろのあばらを一段一段なぞっていき
ぽこぽこと音を鳴らして遊んでいる。
さらに右手は下がりわき腹をさすると微妙に胃袋の形のわかるお腹を撫でていく。
唇の方は活動範囲を広げ鎖骨に首筋と舐めまわしどろろの体を唾液で汚していく。
そしてどろろの身体で遊んでいた百鬼丸の右手はわき腹の横を通って後ろに回り
肉付きの薄いお尻を撫でまわし始める。
汗でぺとついた尻を揉み解しながら右手を滑らせると
どろろの吐息の乱れが大きくなる。
「ハァ・・あ・・あにき・・・・ハァ・・・待って・・・」
「ん?どうした」
「する・・・んだよね?」
「嫌か?」
どろろは首を横に振った。
「そうじゃなくて・・・着物脱ぐから待ってて」
初めて百鬼丸から貰ったもの。
初めて着た女の子の着物。
どろろにとってこの着物は特別な宝物になっていたのだった。
「どろろ、待て」
どろろが着物を脱ごうと立ち上がると百鬼丸も一緒に立ち上がった。
「この上に置くといい」
百鬼丸は先に着物を脱ぎ床に広げた。
「ちょっと向こう向いてて」
はだけた着物の前を合わせてどろろが上目で見つめる。
「何今さら恥ずかしがってんだ?」
「いいから!向こう向いて!」
百鬼丸が仕方なさそうに後ろを向くとどろろは急いで着物を脱いだ。
脱いだ着物を百鬼丸の着物の上に置くと
百鬼丸が後ろを向いている事を確認しふんどしを解いた。
血と精液のこびりついた股の部分がパリパリと嫌な音を立てる。
脱ぎ去ったふんどしを百鬼丸の着物と自分の着物の間に隠す。
「いいよ」
どろろの声が聞こえると百鬼丸は振り向いて
どろろの身体に上から下まで見渡した。
「あんまし見んなよお」
股間を手で隠してどろろが文句をつけると百鬼丸はにやっと笑った。
「いいじゃないか」
百鬼丸は少しひいたどろろの腰を捕まえると
足を折り曲げてどろろの肩にキスをした。
噛み砕けそうに貧弱な鎖骨を舐め
まだおっぱいと呼ぶには憚られる胸のふくらみに舌を這わせる。
「ぅ・・・」
どろろの口からか細いうめき声が流れ出す。
なだらかな丘の頂を口に入れてしまうと同時に
腰を捕まえていた手はどろろの肉付きの薄いお尻を揉み始める。
どろろは手を百鬼丸の頭に置いたがどうするべきかも分からずただ身をよじる。
あばらの一段づつにキスをしてどろろの身体に自らの匂いを付けていく。
つるんとした子供っぽいお腹に頬擦りをすると一気に下腹部に顔を潜らせた。
「だ、駄目っ!あにき、汚いよ!」
どろろが身体全体をピンクに染めて百鬼丸の頭を引き剥がそうとする。
しかし、百鬼丸はどろろの尻をがっちりと掴んで
離れるどころか益々下へと顔を潜らせていく。
「あっ!」
百鬼丸はどろろの足を力づくで開かせるとふとももの間に顔をもぐりこませた。
無毛の丘に唇をつけるとどろろの身体がくの字に折れる。
「ぅぅ・・だめだよォ・・ばっちいのにぃ・・」
どろろの真っ白だった恥丘は血や精液なんかの体液で汚れてしまっている。
『ばっちくない』
「くぅぅ・・ん・・」
様々な体液にまみれた恥丘を舐めて綺麗にする。
恥ずかしさのあまり動かなくなったどろろの片足を肩にのせ
百鬼丸は股の下から顔で支え割れ目にキスを繰り返す。
「あぅっ・・あっ・・・あっ・・」
ちゅばちゅばと吸い付く音とどろろのうめき声がリズムを刻む。
血と精液と汗と小便とどろろの中の匂いが混ざり合った強い香りが
百鬼丸には媚薬にしかならない。
「ふぁぁっ・・・」
くにくにと固い肉の割れ目に舌が入り込むと
ため息と悲鳴の間のような声を出してどろろの身体が痙攣し
百鬼丸の顔をふとももでぎゅっと挟み込んだ。
ぐったりとしたどろろが一歩踏み出してゆっくりと前に倒れる。
百鬼丸は素早く振り返ると四つん這いになって息を整えるどろろを見た。
剥き出しの尻がかすかに上下する扇情的な光景に
襲い掛かろうとしていた手を止め息を呑んだ。
尻たぶの谷間にたたずむ可憐な菊が震え
磨き上げられた女陰はつやつやと光っている。
無防備な姿をさらけ出したどろろの尻に百鬼丸は赤く硬直した仕込み刀をあてがった。
その熱い感触にどろろの身体が強張る。
百鬼丸はどろろが嫌がっていない事を確認するとゆっくりと腰を入れた。
「っ!」
地図の描かれた背中がうねる。
熱く湿ったどろろの中は狭く、滲み出す粘液の力を借りても中々受け入れることが出来ない。
百鬼丸はそれを強引に押し入れていく。
はっきりと形のわかる肩甲骨を撫で未発達な身体に自身を呑みこませていく。
「くぅぅっ・・・」
自らの腕ほどのモノに侵入されどろろは苦しそうに息を荒げる。
百鬼丸は半分ほどめり込ませるとゆっくりと腰を引いた。
どろろの短めの髪が揺れる。
百鬼丸はどろろのわき腹をつかむと徐々に出し入れする速度をあげていった。
「ぐっ・・・ぐっ・・・ぐっ・・・」
食いしばった歯の間からくぐもった吐息が漏れる。
その音がさらに百鬼丸を元気付け、ますます激しくどろろの秘穴にしごかせる。
ぎゅうぎゅうに押し付けられながらも肉璧は蠢き肉棒を包み込む。
「くあっ!」
短い雄叫びをあげ百期丸はどろろの中に精液を叩きつけた。
「ハァ・・・ハァ・・・はぁー・・」
(終わった・・・)
百鬼丸の動きが止まった事に気付きどろろはぐったりと顔を床に降ろした。
しかし、百鬼丸のものは射精してもほとんど硬度を緩めていなかった。
百鬼丸は崩れ落ちたどろろで更なる快感を得ようと腰を動かし始めた。
どろろの中から溢れ出す精液をさらに中に押し込めようとする音が小屋の中に響き始めた。
すっかり日も暮れた頃、二人はまだ小屋の中で抱き合っていた。
床に寝そべった百鬼丸の上にどろろが重なって寝そべっている。
「どろろ、すまん」
「・・・・何が?」
半ば強制的に声をださせられどろろの声はかすれている。
「調子にのりすぎた。
あんまりどろろが気持ち良かったから・・・」
「いいよ・・・。
おいらも・・・痛いけど嫌いじゃないし・・・・。」
「どろろ・・・」
百鬼丸のどろろを包んだ両腕に力が入る。
「おいら・・・女で良かったって思った・・・。
あにきが嬉しそうだから・・・
へへっ・・おいらも役に立つだろ」
百鬼丸の胸の上でどろろがかすかに微笑む。
「どろろ・・・ありがとう」
百鬼丸は胸いっぱいに広がる感情を味わっていた。
追い求めて止まなかった幸せというのはこういう事だったのだ。
絶対に幸せになってみせると誓ったのは
自分を捨てた親と身体を奪った魔物への復讐だった。
復讐とは醍醐を斬る事でも魔物を倒して体を取り戻す事でもなかったのだ。
待ってていてくれる者が、愛すべき者がいる事が心をあたたかくする。
「どろろ、絶対に離さない。
絶対に別れないからな。
覚悟しろよ」
いつもとはあべこべなセリフを吐いて百鬼丸はどろろの髪を撫でた。
復讐の旅は始まったばかりなのだ。
投下完了しました。
これで全部です。
続けてどろろで申し訳ない。
どうしても書きたかったので。
レスくれた方ありがとうございます。
お疲れさまでした。素晴らしかったです。どろろと百鬼丸の情景が映画を見るように
伝わってきました。エロなのに悪い意味のいやらしさが無く、後味のいい感動が残りました。
筆者の手塚作品に対する愛情が感じられました。ありがとうございました。
職人様、続いての投下お疲れ様でした&ありがとうございます
置いていかれた子ども同士が帰る場所、
よりどころを得ることができてよかった…
素敵なSSありがとうございました。感謝!
キートン×チャry
304 :
名無しさん@ピンキー:04/11/01 23:14:30 ID:LZviCbdX
303 304
きょうほどビデオ撮らずに後悔した日は無いよ(泣)
アーンしてる二人が頬が赤いのに萌え&ハァハァ…v
再放送チェックしなきゃ。
306 :
名無しさん@ピンキー:04/11/02 01:17:41 ID:Kh4NA0fU
キートンの声がまたエロかったよね
BJに手術してもらったあともお見舞いとか来て
ハァハァしてほしいもんだ
>>306 俺はキートンの声優はシンジと
同じと言うことに気づいて声がエロいのも納得した。
308 :
名無しさん@ピンキー:04/11/02 20:35:07 ID:Kh4NA0fU
今日の授業があまりにも暇すぎて思わずずっとキートン×チャコ&ブラピのエロ
考えてたよ・・・・
思いッくそ潤いますた(*´д`*)ハァハァ
書きたいな・・しかし原作未見。
>307
思わずシンジつながりでキートンが病気のチャコでハァハァして「最低だ・・・・」と来るかとオモタ
ちょっと待て「授業」?
あ、院生の人ですか?
>310
いえ、大学生ですよ。浪人で今4回です
>309
むしろあなたにお願いしまつ
312 :
309:04/11/03 18:58:52 ID:r2PEkEx2
>>311 なぜ俺w
悪いな、文章能力ゼロなんだ(;´Д`)
どんな内容かもわからんしなあ。
313 :
名無しさん@ピンキー:04/11/04 09:31:28 ID:seGkjCeT
キートン×チャコマジ萌え (*´д`*)ハァハァ;;
誰も書かなそうなんで再放送見てキー×チャコ熱を萌やしてからss挑戦してみます。
原作も読んでおきたいけど「お医者さんごっこ」どこに入ってたんだっけ…orz
携帯からだと検索しようが無い(泣)
>>314 チャンコミなら12巻、文庫は10巻。
期待してます(*゚∀゚)=3
316タソ親切にありがd
なんとか頑張ってみます。
318 :
名無しさん@ピンキー:04/11/05 08:32:24 ID:ZmfpQKrK
>315
うわ、まじGJ(*´д`*)ハァハァ
>314タンのキーチャコ楽しみにしてまつ!
私はブラピ書いてみようかしら・・・
314です
願ったり叶ったりで再放送来たので来週頭〜中位までにうpできたら良いなと思ってます。
たぶんアニメ版主体です。ご期待に添えるか解りませんがよろしくです。
うおー!
キーチャコにブラピどっちも楽しみです!
職人様ガンガレ!期待してますよ
久々に七色いんこを読み返してみたら、いんこ×千里に萌えた。
普通にエロい雰囲気を醸し出してるというか、とにかく萌えた。
まだ、キス止まりなんだよな。この二人…
「キートン頼むよ…」
受話器の向こうのコングはいつになく弱々しい声で言った。
キートンは誰にも気づかれないように家を出るとコングの家へ向かった。
気が重い。
しかし行かないわけにはいかない。
今夜コングは柄にもなく塾の強化合宿(成績悪いから補習みたいなもんだけど)。両親は親戚に不幸があって急に家を留守にする事になったらしい。
チャコはと言うと心配するコング達を余所に一人で平気と言い張ったが、そうもいかない。
なんとか一人きりは止めてくれと言う説得に折れたチャコは一つだけ条件をつけた。
「お兄ちゃんのお友達のブラックジャック先生じゃなきゃ嫌!」
あの時以来チャコには会っていないのにどうして自分なのか腑に落ちないが、キートンは足を急がせた。
コングの家に着くと玄関先にはコングが立っていた。
出かける準備は万端のようだ。
「よぉ。すまないな」
申し訳なさそうに頭を掻いているコング。
「良いよ。チャコちゃんの御指名なんでしょ」
苦笑いをするとコングは家へと促してくれた。
「晩飯まだだったら何か取ってくれよ」
テーブルにあった数枚の千円札を渡し、靴を履きなおした。
「じゃあ俺行くな。チャコー!キートン来たから兄ちゃん行くな〜!」
コングは二階にいるらしきチャコに声をかけるとキートンに諭すように言った。
「ワガママ言うかもしれないがよろしくな。」
「平気だよ。いってらっしゃい」
笑顔で送り出すと戸締まりをしてため息をついた。
コングも学校ではあんなだけど家では家族思い…もとい、妹思いなんだな。
キートンはそう思いながら階段を上る。
「チャコちゃーん。部屋にいるの〜?」
「…あ!あがってきちゃダメー!」
「え…じゃあ下にいるね」
なんだろう?と首をひねりながら戻り椅子に座ると、バタバタと階段を下りてくる音がした。
…チャコちゃんかな?
え?6歳の女の子が歩くのに[バタバタ]なんて音するか?
小さな疑問を持つと同時に背後に人の気配を感じた。
「こんばんわ、チャコちゃ…ん……え?」
キートンの視線の先にはどう見ても6歳の少女ではなく、14〜5歳の自分と同じくらいの女の子が立っていた。「…えと…あの、君は」
「お久しぶり…です」
にっこりと笑う彼女の顔は間違いなく…
「ち、チャコちゃん?!」
「はい」
どこが6歳だ。すらりと伸びた手足も表情も大人直前のものだった。
「あ、あの、お兄ちゃんには言わないで下さい…」
「え?」
チャコちゃんらしき彼女はキートンの隣に座った。
「私、この通り大人になれるの。方法は言えないけど、誰も知らないから…」
キートンは半信半疑で彼女を見つめた。
信じられない。でも顔立ちもそうだが、声は完全にチャコだ。
「…解ったよ、チャコちゃん。誰にも言わないよ。」
「ほんと?ありがとう、ブラックジャック先生!」
チャコはうれしさのあまりキートンに飛びついた。
「うわゎっ!チャコちゃん危ない!」
キートンは椅子のバランスを何とか保つとチャコを引き離した。
「それに、僕はキートンて言うんだよ」
「解った。キートン…さんはつけなくて良いよね!今は私も同じくらいだもん」
無邪気に笑うチャコ。
元気な子だ。病院で見たときとは別人のように見える。
チャコはご機嫌な様子で食事を作ってくれた。
一緒に食卓を囲み、他愛のない会話を楽しみ、夜は更けていった。
「そろそろ寝ようかな…」
小さくあくびをしながらチャコが言った。
「ん。じゃあ僕は帰」
「上行こうか」
チャコはキートンの腕を引っ張り、部屋へ連れていこうとした。
「あ、あのチャコ?」
「…やだ」
キートンを引っ張る力が消えた。
「え?」
「一人じゃ怖いもん…お兄ちゃんもお母さんも明日まで帰ってこない…」
キートンの腕をつかむ手が震えていた。
「チャコ…」
チャコの顔をのぞき込むと白い頬に大粒の涙が落ちていた。
「帰っちゃやだよぅ」チャコはキートンにしがみつき、わんわん泣き出した。
(…中身は6歳だな…)
キートンはチャコの髪を撫でると、愛おしくなってそっと抱きしめた。
とりあえず途中ですがうp。
…てか6歳という年齢に罪悪感を覚え「メルモ」という逃げ道を作ってごめんなさい…orz
続きは今週中にでも。
メルモキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
続き待ってます!!
「じゃあチャコが寝るまでここにいるからね」
キートンはチャコの枕元に座り横になったチャコの髪を撫でた。
「だめよ!それじゃキートン帰っちゃうもん…」
チャコは掛け布団をめくりポンポンと敷き布団を叩いた。
「え?」
「…ここに一緒に寝るの」
「そ、それはちょっと…」
「いいから、早く」
チャコはキートンの腕をつかみ布団に引き込んだ。
[…柔らかい]
肩が触れる。年頃のキートンには十分な環境と刺激だ。相手は6歳の女の子だと自分に言い聞かせても、隣で寝ているのは胸の膨らみやくびれがある女性だ。
「!」
チャコは寝返りを打ち、キートンに抱きつく形になった。
右腕にチャコの胸があたる。柔らかく暖かい感触。
キートンは左手を伸ばすと右腕に沿って胸を触ってみた。
柔らかな感触が左手を包む。チャコはピクリともしない。
キートンは喉を鳴らすと、今度はそっと揉んでみた。
むにむにとなんとも言えない弾力はキートンを虜にするのに時間はいらなかった。
右手も使い両胸を揉みしだく。次第に掌に堅い小さな突起の感触ができ、指で摘んだりはじいたりして弄ぶ。
[…こんなこと…してて良いのかな]
かすかな罪悪感を抱いたそのとき、キートンの手首をチャコの手が掴んだ。
「あ…ご、ごめん!」
一気に血の気が引く思いで、キートンは胸から両手を離した。
「キートン…」
チャコに罵声を浴びせられる、コングにも何をされるか…キートンは自分のしたことを後悔した。
キートンの手はチャコの手によってそのまま胸へと戻された。
「…チャコ?」
小さくつぶやく声が聞こえる。
「…気持ち良いよ…もっとして…」
「嫌じゃないのかい?」
「うん…キートン好き。気持ち良いのも好きだから…」
キートンの枷がはずれた。
チャコの着てる服をまくりあげると、すでにさっきの刺激で隆起した桃色の先端があった。
診察の時とは違う、大人のそれはキートンを誘う。
指で擦り上げるとチャコの体が跳ねる。
「ふぅっん」
吐息のような声をあげるチャコがかわいくて執拗に胸をいたぶる。
舌で転がすとコリコリとした感触で柔らかな乳房と対照的だ。
一通り胸の感触を楽しむと、キートンは他の場所にも興味を示した。
「キ…トン…胸きもちいよぅ…」
行為の意味を知ってか知らずか解らないが、チャコの体はもたらされる快感に溺れ始めていた。
ビクビクと体を震わせ小さな刺激にも耐えられず可愛い喘ぎ声をあげるチャコ。
キートンはチャコの下着に手を伸ばし、一番敏感な場所を探り出した。
「やっ!あぁ…なに…ふぅぅ」
「チャコ…もっと気持ち良くなりたいかい?」
「…んっ…」
キートンの問いかけに必死に頷くチャコ。
「じゃあ気持ちよくしてあげるから、怖がっちゃダメだよ」
キートンの指が下着の横から滑り込み、チャコの粘膜に触れる。
「ひっ!」
初めての感覚に驚くチャコは腰を引こうとするがキートンに押さえられた。
キートンの指はチャコの小さな突起を捕らえ、いたぶり始める。
「ひゃう…あっ…んん」
堅く熟れ始める突起をグリグリとこね回す。あいた指でその下の潤い始めた部分に触れる。
ピチャピチャと水音がして粘膜が指にまとわりつく。
「チャコ、僕が好きかい?」
キートンは目の前の少女の痴態に今までに無い興奮を覚えていた。「…んっ…好きぃっ…キートン…す…きっ…あっあぁ…」
キートンはその言葉を聞くと、既にはちきれんばかりの自分自身を取り出し、チャコにあてがった。
「…キートン?」
「チャコ…僕も好きだよ…」
チャコの唇に口づけると片手でチャコの腰を固定し、一気に腰を押し進めた。
「ふむっ!!」
チャコの唇から悲鳴めいた吐息が放たれた。
キツい。キートンは痛いくらいの締め付けに耐えるように、チャコの唇を吸った。絡み合う舌はチャコの体の強ばりを和らげ、キスの快感に連動するように中が蠢く。
「…ぷはっ…あぁっん…やぁっ…キート…ん…きゃふっ」
唇を離すとチャコは初めての感覚に戸惑いと快感を感じたように声をあげる。
時折苦痛に顔をゆがめるが、一瞬のことですぐに恍惚とした目でキートンを見つめた。
「チャコ…あんまり締め付けないで…」
「はぁっ…ん…わか…ないよぅっ…やっ…ん…」
グチョグチョといやらしい音が部屋に響く。キートンは背筋がゾクゾクとする感覚に襲われた。
[…やばい]
キートンは目の前で揺れる乳房に手を伸ばし揉みしだく。
「あっ…だめぇ!」
キートンは絶頂に達するのを耐えるために胸へ愛撫を始めたが、逆効果だった。
チャコの中がさらに激しく蠢き、キートンを奥へ奥へと誘い込む。
「ああっ…ダメだ!チャコ!チャコっ!!」
キートンはたまらず、さらに激しく腰を打ちつけた。
「きゃうっ!やっぁっ!あっ!あっ!ダメぇっ!」
二人は激しく体をはじかせると、優しく見つめあい乱れた息が整うのも待たず激しく口づけた。
翌朝。コングからの電話で目を覚ました。昼には帰るらしい。
チャコの姿は布団には無かった。
階段を降りながらぼーっとした頭を働かせる。
キッチンの椅子に座った小さい6歳の少女。
「おはよう」
「あぁ、おはようチャコ…ちゃん」
あまりに自然な挨拶と態度に、昨日の事は夢だったんじゃないかとキートンは思った。
あるはずない。人が大きくなるなんて。
「ねぇキートンさん」キートンの思考が固まり始めた時、チャコが言った。
「お兄ちゃんにばらされたくなかったら、また遊びに来てね…誰もいない時に」
にっこりと少女は笑った。
…てなわけで終わりです。長々と未熟な文ですみませんでした。
アドバイス、感想いただけると嬉しいです。
超GJ
職人さんGJ!
アニメの吹替で読んで(*´Д`)臨場感ハァハァ
GJ!
(;´Д`)ハァハァしますた
感想ありがとうございます。
そのうちまた書きたいと思ってますが…次はなぜか今日のアニメでBJ×和登という発想が出てしまったのですがまとまらなそうだ…orz
キーチャコさん、あなたは私ですか?w
同じカプを思い付いた人がいたなんて…
私は文才がないので是非、次回作を期待しています!
チャコ「お兄ちゃ…なんか変だよぅ…」
コング「チャコ、ブラックジャック先生の診察に文句付けちゃだめだぞ!」
チャコ「うぅ…やぁん…」
コング「耐えられないならこれ抱えてろ(枕を押しつける)」
チャコ「んぐっ…んんっ…」
コング「先生どうですか?」
BJキートン「う〜ん…熱は無いね。一応もう少し奥で計ろうか」
チャコ「ふぅっ!」
BJキー「おや?ここがこんなに糸を引くんじゃ中も触診しなきゃだめかな?」
コング「先生お願いします。」
BJキー「よし、それじゃあ…」
みたいな絵ですな!!どこのお絵かき板か激しく気になる…
>>348 アドレスの最後のdata/IMG_003855.jpgの部分を取れば、普通に行けるとおもうですよ。
349さん
そうですね…携帯から見てるとそうゆうことに疎くなってしまう…orz
今その絵板ピノコたん祭り状態で(;´Д`)ハァハァなので行ってみるとよいですよ!
351さん
見に行きましたよ〜!ピノコたん…おいしそうだなぁ。
ただいまBJ和登執筆中です。週末に投下したいと思ってますのでよろしくお願いします。
ジャピノ以外のBJSS読むの初めて…(*゚∀゚)=3
354 :
@:04/11/20 07:42:46 ID:cXvCOQ8m
「写楽ー!!」
制服を翻し、和登は勢い良く扉を叩きつけ部屋に飛び込んだ。
「どこに隠れてるの!でてこいよ!」
怒りのあまり息は荒く頬は紅く紅潮していた。
運悪く居合わせたラルゴは和登の大声に怯えながらオロオロと和登の足下をうろつく。
「ちょっと、犬なら犬らしく写楽の匂いでも嗅いで連れてきなよ!」
「キャイン!」
とばっちりを食ったラルゴは自分の寝床へと逃げていった。
「……ありゃ?」
ひとしきり叫んだ後、我に返った和登は部屋を見渡す。
写楽どころかいつもつるんでいるピノコさえもいない。
「…ここじゃなかったか…」
355 :
A:04/11/20 07:44:39 ID:cXvCOQ8m
ため息をつくと
疲れがどっと押し寄せる。家からここまで休むことなく走ってきたのだから仕方なかった。
和登はアンティーク調のソファに腰掛けると足を投げ出した。
[困ったな…]
今日は休日だが和登は学校に行く予定だった。
生徒に解放された図書室で勉強もとい、ある生徒をそこから見守るために。
しかし写楽に鞄をもって行かれてしまった。
[アレ]が入っている鞄を、だ。
きっと天然で間違えたんだろうし無駄に中を漁る事もないだろうが、万が一という事がある。少しでも早く取り戻さなきゃいけない。
356 :
B:04/11/20 07:46:23 ID:cXvCOQ8m
「ふぁ…」
和登は小さくあくびをすると柔らかいソファに身を預けた。
さすがに疲れた。眠い。どうせ写楽はピノコと一緒にいるに決まってる。
河原あたりで遊んでいるのだろう。
今日はあの人を眺めるのはあきらめよう。
それならここでこうして待つのも有りじゃないか。
なかば開き直った和登はソファで居眠りを始めた。
「…ん………へっ?」
気づくとそこは柔らかいソファの上ではなく、少々堅い医療用のベッドの上だった。
和登は状況が飲み込めずに間抜けな声をあげてしまった。
357 :
C:04/11/20 07:48:58 ID:cXvCOQ8m
「不法侵入って言葉を知ってるかい?」
頭の右上から聞き覚えのある声低いがした。
和登は声の方を向こうと体を起こそうとしたが動かない。
「え?あれ?なんで?」
ジダバタと肩をあげようとするが、その肩自体がベルトの様なもので固定してあった。
「君は何度言っても家に飛び込んでくる。」
声の主が和登の真横に立った。
白いシャツにベスト、薄いゴム手袋をつけながらブラックジャックが和登の顔をみた。
「せ、先生あの、寝ちゃったのはすみません。でもなんでこんな…」
和登はベルト部分を掴みながら慌てて謝った。
358 :
D:04/11/20 07:51:27 ID:cXvCOQ8m
忘れてた。この先生がいることを。
「何度言っても解らないようなんでね。強硬手段といこうかと。」
ブラックジャックの表情は読みにくい。怒っているようにも少し笑っているようにも見えた。
「あの…今度こそ解ったんで、ほんとにすみません。これはずしてもらえませんか?」
「ダメだね。」
恐る恐る出した和登の言葉もあっさりと却下された。
「実はこんど難しい手術の予定が入っていてね」
ブラックジャックは和登に背中を向けると白衣を手に取った。
「ちょうど実験体がほしいと思っていたんだ」
359 :
E:04/11/20 07:56:33 ID:cXvCOQ8m
「ひっ!」
和登は短い悲鳴をあげるとさらにジタバタと暴れ出した。
「ごめんなさい!ほんとにもうしないから許して!」
「心配するな、成功すれば死ぬような手術じゃない。」
「失敗したら死んじゃうじゃんよ!お願いだから!何でもするから許して!!」
「え?じゃあ手術を…」
「他のことなら何でもする!約束するし謝るからぁ!」
和登は半ば泣きながら叫んでいた。
ブラックジャックはそんな和登を見てため息を一つつく。
「本当か?」
「…ぅん…」
時折しゃくりあげながらブンブンと首を振る。
360 :
F:04/11/20 07:59:16 ID:cXvCOQ8m
ブラックジャックはそんな和登を見てため息を一つつく。
「本当か?」
「…ぅん…」
時折しゃくりあげながらブンブンと首を振る。
ブラックジャックは考えるように腕組みをすると口を開いた。
「いいだろう。じゃあ他の実験体をしてもらう。」
「手術はいやだからかね!」
「こっちは危なくはない。なぁに、ピノコのためと思って少し辛抱すれば良いさ。」
ブラックジャックはそういうとなにやら器具を準備し始めた。手術に使うようなメスや鉗子の類ではなく何かの液体やコテのようなもの。
361 :
G:04/11/20 08:08:19 ID:cXvCOQ8m
和登は横目でその様子を見ながらこれから自分がなにをされるのか不安を隠しきれなかった。
「あの、何するの?それにピノコちゃんのためって…」
「ピノコの体はほとんどが人工でね。」
ブラックジャックはピノコの出生を説明すると続けた。
「あいつ最近新しい体を作れってうるさくてね。しかしあいにくながら身近にその体のモデルになるような若い女性はいない。」
ベッドの横に液体や道具を乗せた台車を運びながらブラックジャックは続けた。
「幸いおまえさんはピノコの希望する年代で丁度良い。体の型を取らせてもらおう。」
362 :
H:04/11/20 08:12:29 ID:cXvCOQ8m
「えぇ?!」
「何でもするんだろう?さあ、服を脱いでもらおうか。」
肩を固定していたベルトを弛めながら有無を言わせない雰囲気で言った。
「ふ、服って全部?」
「当たり前だ。別にこっちで脱がせても良いんだが…」
「い、いえ、自分で脱ぎます」
にじりよるブラックジャックから後ずさりながら、和登は渋々自分の制服に手をかけた。
和登は服を脱ぐと再びベッドに横になった。
今まで誰かの前にこうして全裸になったことなど無い。ましてや男性の前だ。
屈辱的、かつ恥ずかしくて仕方がない。
ひとまずここまでです。ご期待に添えてるか解りませんがとりあえず続き投下まで和登全裸で3〜4日程放置プレイします。
アニメ主体だとむずいですね(^^;)
364 :
名無しさん@ピンキー:04/11/21 16:56:19 ID:AoxAT4b6
おお、鬼畜なBJですな!
アニメのBJはちと性格が柔らかすぎな気もするので、
この方が原作に近くていいかも。
一方、和登さんはアニメの性格がよく出てる。
続き楽しみにしてまつ!
前転パンダさん
チャコたんといい、おなごが可愛いですな〜
続き待ってます!
今の時期は気温が下がって風邪をひきやすいので、和登さんにガウンでも羽織らせてあげてください;;
367 :
名無しさん@ピンキー:04/11/22 00:14:25 ID:tZkVs6+f
医療プレイ大好き
せめてもの救いは部屋が薄暗いことだ。
ブラックジャックは和登に背中を向けハケのようなもので液体を混ぜていた。
和登は両腕で胸を隠すように寄せて局部を少しでも隠すように膝をわずかに立てた。
「脱ぎ終わったか?」
「はいっ」
ブラックジャックが振り向いた途端つい体が強ばってしまう。
見えてるのだろうか?
和登は自分の肌がいつもより白く暗い場所でも目立ってるような気がした。
「…体をまっすぐにのばしてもらえるかい」
「うぅ…」
和登は渋々両腕を体に添え伸ばし、膝も伸ばした。
369 :
J:04/11/22 01:14:18 ID:lVpVScVR
胸が外気に触れてゾクゾクとした感覚が走ると桃色の先端がツンと尖った。
「少し冷たいが我慢しろ」
ハケに濃い水とき片栗粉のようにとろみのある液体をつけると顎のすぐ下辺りから塗りだした。
とろとろの感触の合間にハケの毛のくすぐったい感触が混じり鳥肌が立ちそうだ。
ハケが胸の辺りにくるとブラックジャックは鼻で小さく笑った。
「…何ですか?」
和登は笑った理由が激しく気になった。
和登も思春期の女の子だ。自分の体はみんなと一緒かどうか気になるのは当たり前だった。
370 :
K:04/11/22 01:17:19 ID:lVpVScVR
目の前の男性が自分の裸を見て笑ったという事は、何かおかしいのかもしれない。
「いや…ちょうど良いと思ってね」
ブラックジャックはハケを胸へと滑らせる。「胸部の型を採るにはコレが不可欠だろう」「きゃっ!」
ハケが和登の胸の先端を刺激する。
「おおっと!動かないでくれよ。何度もやり直したく無いだろう?」
「だ、だって…ひゃっ!」
和登は何度も通過する刺激に身をよじりたい衝動を両目を閉じて耐えた。
「…ん…はぁっ…」
執拗に胸に塗るのを繰り返される。
「あのっ…そんなに塗らなくても…ひぁっ!」
371 :
L:04/11/22 01:20:42 ID:lVpVScVR
「胸部は女性の象徴だ。丁寧に型を採らないといかん私は作るとなったら完璧なものが欲しい質でね。」
ハケはやっと胸を通過し、和登のくびれをたどる。
「…っ…ふ…」
繰り返された刺激によって和登は全身が過敏に反応するようになっていた。
腹部、腰回りとハケが通る度に体がピクピクと跳ねる。
「完璧に型が採れるまでおまえさんは帰れないよ」
つま先まで液体を塗り終わるとブラックジャックはベッドの横に椅子を持ってきて座った。
ハケの感触から解放された和登は一息ついた。
液体は次第に熱を帯び薄い赤に変色していった。
372 :
M:04/11/22 01:23:35 ID:lVpVScVR
ブラックジャックは椅子から立つと顎の下からゆっくりとゴム状に固まった液体をはがした。
「…はふっ…」
敏感になり密封されていた肌が空気に触れる。
ブラックジャックははがし終わった型を細かくチェックすると和登に向き直った。
「いいだろう。次は背中側だ。うつ伏せになってくれ」
和登はやり直しにならなかった事にほっとし、ベッドの上でうつ伏せになった。
「問題ないようだな。」
ブラックジャックは型のかかとの辺りをチェックしながら言った。「はぁ…やっと解放されたぁ…」
373 :
N:04/11/22 01:25:46 ID:lVpVScVR
和登は小声で呟くとうつ伏せになった裸体を持ち上げた。
「さて…仰向けになってくれ」
ブラックジャックは薄いゴム手袋をはずしながら言った。
「え?だって全身の型採れたじゃない。」
「言ったはずだ。完璧なものを作る、とな」和登の肩をベルトで留め今度は手首も固定した。
「…どういうこと?」
「体に触れた時の感触まで再現するんだ」
言いながらブラックジャックの手が和登の肩を撫でた。
「え?…えー?!それって…」
「そういうことだ。」肩から胸へと手が移動する。
374 :
O:04/11/22 01:28:54 ID:lVpVScVR
柔らかく脇に広がった乳房をすくうように持ち上げるとごつごつした指がじわじわと食い込む。
「ちょっ!嘘でしょ?!やだ…やっ…」
和登の体にさっきのハケの感触が蘇る。
ブラックジャックの指はむにむにと和登の胸を揉み、その感触を記憶していく。
「…あぁっ…」
ツンと隆起した先端を親指の腹で撫でられた和登は甘い声をあげた。
「ふっ…うぅ…ん…」
一度出てしまうともう止められない。指の動きに合わせ声はこぼれてしまう。
体を這う手は胸を揉みしだき、先端を摘んだりこする動きを加える。
375 :
P:04/11/22 01:30:55 ID:lVpVScVR
和登は確実に快感を得ていた。声をあげるたび腰をくねらせ足をもじもじとこすり合わせた。
[…体の感触ってことは…やっぱりあっちも…]
和登は心の中で先を予想し始めていた。
ブラックジャックの手が胸を離れ、腹部、腰、太股と移動するたびにいつくるのかと胸が高鳴った。
期待では無い。
単に未知のものに魅入られただけだ。
自分にそう言い聞かせた。
「終わりだ。」
「えぇ!」
ブラックジャックはつま先まで触り終えるとそう言った。
和登は反射的に不満の声をあげていた。
376 :
Q:04/11/22 01:33:59 ID:lVpVScVR
「どうした?嫌がっていたのに嬉しくないのか?」
ブラックジャックはニヤニヤと笑みを浮かべて和登を見下ろした。「だって…その…完璧なものを作るって言ったから…あの…」
和登は顔が真っ赤になるのが解った。いや、顔だけじゃない。全身が熱かった。
「どこか触り忘れでもあったかい?」
ブラックジャックは和登の顔をのぞき込むと続けた。
「あるんなら教えてくれないか」
解っている。この人は解っていてやってるんだ。
和登は悔しくてたまらなくなった。そしてそれと同時に一つの気持ちが沸き上がった。
377 :
R:04/11/22 01:36:31 ID:lVpVScVR
触って欲しい。
でもそんなことは悔しくて言えない。
どうすれば良いのか解らなくて唇を噛んだ。「あぁ、ここを忘れていたな」
ブラックジャックは和登の噛みしめられた唇を奪った。
「むっ…ふぅ…んん」
突然のキスから逃げようとする和登をブラックジャックが捕らえる。
今日で終わらせたかったのにこんな時間になってしまった…oszシクシク
まだ続きます。ごめんなさい。
364さん 365さん
ありがとうございますです。続きがんばります。てかもっすご長くなりつつあるんですが…すみません頑張って読んでください。
366さん
Σ(゚ロ゚;)ハッ
確かにそうですな…今日から放置の数日毛布かけときます。
367さん
ちゃんとした医療プレイになってませんがベッドと部屋の設備は医療用として妄想していただけると良いかと。
初めはどーかと思ってたがイイ!>BJ×ワト
気長に待ってまつよー
(゚∀゚)ノシ おいらも
焦らされるのもまたよし
妄想の翼羽ばたかせて待ってます
…orz
最後まで書き上げたのにラスト部分を間違って消しちゃたよ…
今すごい泣きたいわ。
待ってくれてる方ありがとうございます。とりあえず消えてないとこまでうpします。
382 :
S:04/11/25 15:22:54 ID:wG/Yoj+1
唇が離れた時、和登の思考能力は限界に来ていた。
「ふぇぇ…ひっく……」
ブラックジャックは突然に子供のように泣き出した和登に驚いた。
「どうした?」
「ひっく……言…えな…もん…ぅぅぅ…ひっく…」
和登はしゃくりあげながら必死に話す。
「そ…なの…っえぐっ…い…えな…もん……ひっく…」
和登の頬をポロポロと涙の粒がこぼれ落ちた。
ブラックジャックはため息を一つつくと和登の頬を撫でた。
「…悪かった。そうだな、言えないよな。おまえさんも気は強いが女の子だもんな」
383 :
21:04/11/25 15:24:30 ID:wG/Yoj+1
えぐえぐと泣き続ける和登をベルトから解放すると体を起こし、そっと抱きしめた。
「…落ち着いたら帰ってもいいぞ。おかげで型は完璧にとれた。」
ブラックジャックは和登の背中をポンポンと叩くと体を離した。
「……どうした?」
離れようとした体はしっかりと捕まれた袖で止められた。
「…ひっく……言わせないで…よ……ひっく」
しゃくりあげるのを止められない和登はうつむいて小さく言った。
息づかいはかすかに荒く、体も熱を帯びている。
ブラックジャックは和登の体を再びベッドへと倒し髪を撫でた。
「責任は取ろう」
384 :
22:04/11/25 15:25:55 ID:wG/Yoj+1
和登の唇に口づけ、すぐに離すと目を見て言った。
「後悔はするなよ…誘ったのは自分だ」
再び口づける。今度は舌をからめる激しいキス。
「…ふぅっ…んっ…」
合間から漏れる吐息が部屋に響く。
ブラックジャックの手が和登の体に触れ、乳房を撫でると和登の体が跳ねた。
唇は首筋をたどり乳房の頂点を捕らえた。
「あぁぁっ!」
指とは違う感覚に包まれ和登は喜びの声をあげた。
舌はつついたり転がしたり、時に強くなぶったりを繰り返す。
「ひゃぁっ…はぁん…んんっ…もっ…も…だめぇ…」
385 :
23:04/11/25 15:27:23 ID:wG/Yoj+1
指はくびれに沿って進み、腰を撫でると和登の足はもじもじと反応する。
口には出さないが、確実にソコに触れてくれと体が語っている。
太股の間に手を差し込み、そっと両足を割り開く。小さな抵抗があったがすぐに消え、目の前にソコが露わになった。
「…凄いな…まだ触れてもいないのに…」
指が伝うと水音を奏でる。
「あぁっ!」
クチュクチュと何度かいじると体液のまとわりついたその指を和登の前に差し出した。
「見えるか?」
「ゃぁ…やめてっ…そんな…」
和登は目を反らす。
386 :
24:04/11/25 15:28:53 ID:wG/Yoj+1
ブラックジャックは指を戻すと再び水音を立てはじめる。今度は小さな突起も交えて刺激を与えた。
「くふっぅ…」
和登は自分の体を抱えて未知の快感に耐えていた。
「気持ち良さそうだな…」
ブラックジャックは手を離すとおもむろに和登の横に腰掛け下半身を露わにした。
「…頼めるか」
和登はぼんやりとした瞳でソレを見つめると恐る恐る手を添えた。初めて見た。何をして欲しいのか、言われなくても解る。
すでに堅くなっているソレにそっと唇を近づけた。舌を這わせるとピクンと反応し、さらに堅さを増した。
387 :
25:04/11/25 15:30:34 ID:wG/Yoj+1
先をくわえると熱が舌に伝わる。血管や筋肉らしき凹凸が脈打って和登の口内の感触を喜んでいた。
ブラックジャックはぎこちない上下運動を繰り返す和登の頭を自分から離すと、ベッドへ倒した。
足の間に滑り込み、堅くなった物をソコに合わせる。
「あ…」
押し入ってくる感覚に和登は小さく声を漏らした。
腰を少し進めたところで一気に貫く。
「きゃぁぁっ!!あっ!痛っ!んんっ…ぅぅ…」
和登の体は一瞬で強ばり、ブラックジャックにしがみついた。
「力を抜け…流れに任せろ。徐々に痛みは取れる」
囁くと胸を優しく吸った。
388 :
26:04/11/25 15:32:27 ID:wG/Yoj+1
「んぁっ…あっ…やっ…」
痛みは薄れ、自分の中を抉る快感が生まれ始めた。
最初はゆっくりと腰を揺らしていたブラックジャックだったが徐々に力強く、激しく和登を貪りはじめた。
「まだ…だ…めっ…あぁ…はげ…しいよぅっ…あっ…あっんん」
ブラックジャックは両足を抱えていた片手をそっと紅く剥けた突起へと伸ばした。
「いやっ!あっやだっ!なっ…んんっー!」
指でこすり、つまみ上げると和登の中も激しく蠢き始めた。
「やっ…あっ…もっ…うっ…へん…だ…よぅっ!」
389 :
27:04/11/25 15:34:42 ID:wG/Yoj+1
腰をうちつけるリズムはさらに激しくなり、ブラックジャックの息も荒く乱れ始めた。
「……いくぞ」
低く呟いた瞬間、和登の体内でソレが激しくはじけ、快感に酔った内壁をこすった。
「ひぃぁっ!」
体をビクビクと痙攣させると、一瞬ブラックジャックにしがみつき、すぐに意識をとばしてしまった。
和登がソファで目覚めた時、制服はきっちり着せられ、髪の毛一つ乱れてはいなかった。
が、体は限りなくだるい。夢ではない事を体の奥が熱い事で実感した。
「まだ動かない方がいい」
ブラックジャックがカップを差し出しながら言った。
390 :
28:04/11/25 15:36:28 ID:wG/Yoj+1
「心配するな。アフターピルを処方したから妊娠の危険は無い。」「なっ!」
和登は顔から火がでそうになった。
「それと、これはおまえさんの鞄か?」
「あっ!」
鞄を奪い取ると、急いで中を確認する。
[あった!]
和登の大切な物、一通の手紙を確認すると、安心のため息をつきソファに身を預けた。
「名前も何もないんでね、中の物で確認させてもらったよ。おおかた写楽が持ってきたんだろう」
ブラックジャックは別室に行こうと背中を向けた。
「…あぁ、言い忘れたが」
扉から上半身だけ覗かせてブラックジャックが言った。
391 :
29:04/11/25 15:43:22 ID:wG/Yoj+1
「手紙、誤字があまりにも多かったぞ。渡す前によく見直すんだな。」
「!!」
ハハハと高笑いが聞こえた。
「み!見たな!」
和登の声が家中に響いた。
体のだるさなど忘れたように後を追い、ブラックジャックの腕を掴んだ。
「人の手紙勝手に読むなんて!」
「おいおい、人の家に勝手に上がり込む奴が言える台詞か?」
ブラックジャックは笑いながら言うと、和登の手を掴み引き寄せた。
「良い手紙だった。おまえさんの心が現れてる。体は心の入れ物だからな、中身が良ければ外見も良くなる。ピノコは良い体をもらえて喜ぶだろう。」
392 :
30:04/11/25 15:55:24 ID:wG/Yoj+1
体という言葉を聞き、さっきの事を思い出し赤面した。
「感謝するよ」
ブラックジャックは赤面する和登に口づけた。
笑いながらその背中が自室らしき部屋に消えて行くのを眺めながら、和登はその場に座り込んでいた。
さらに、顔を真っ赤に染めて。
「何燃やしてるよのさ?」
帰宅した写楽とピノコが見たのは灰皿で何かを燃やす和登だった。
「…手紙?書いたのに燃やすの?」
「ばかっ!女にはいりょいりょあるの!ねー!」
写楽に言い含めると和登に首を傾げた。
和登は申し訳ない気持ちで笑い返した。
あの人に心も奪われてしまったから。
中途半端が気持ち悪かったんで全部書いちゃいました。
29、30は駆け足に書いてしまったです…orz
なんかまとまらない話でしたね。期待はずれでしたら申し訳ないです。
次回はも少し短く分かりやすくできるよう頑張ります
BJ、むちゃくちゃ鬼畜だよー。゜(゚´Д`゚)゜。
でもそんな鬼畜なBJもいい!!
前転パンダさんおつかれさまでした
先生に萌え萌え。
和登さんに(;´Д`)ハァハァ。
ハート泥棒なBJに萌えーー(*´Д`)
以前BJ和登同意とカキコした者ですが投下されてて嬉しい!
前転パンダさんお疲れ様でした
すまん…泣かせてくれ。
今までいくつかss書いてきたけどこんなに優しく受け入れてもらえたのはこのスレが初めてです。
みなさんありがとうです。
398 :
sage:04/11/28 19:56:18 ID:2p/2pO11
え、そうなの?
俺は面白いと思うけどなあ・・・
次作も楽しみにしているよ
なんとなく400get
>>前転パンダさん乙!&捕手
感想くれた方ありがとうございます。
最近BJアニメが萌えどころが無いので…と思ったらラルゴのシートベルト着用に萌え…
(´Å`)ハァハァ
でもラルゴじゃSSはかけない罠…orz
OVAのBJも最近放送されてるBJも、山崎調(アニメ版ベルバラの監督)な感じで嫌だ・・・。なんか劇画風なんだよね(´・ω・`)
やっぱ本人が書いたBJが一番萌えるかな・・・
一番原作に近かったBJは双子ピノコの実写版かな。
ドラマ化を期待してたけど、2時間ドラマ3話で終わっちまった…orz
405 :
名無しさん@ピンキー:04/12/07 15:20:54 ID:sC+1rSoy
何かよく分かりませんが、
ここにティッシュ置いときますね。
_,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
.\|_,..-┘
>>404 本木のやつな。
あれはキリコがヒド過ぎた。
そうなんだ・・・
キリコの絵ヅラの怖さに2話迄しかレンタルしてないんだが
借りなくてもいいかなw
ドラマのほうも好きくないな・・・。
個人的には渡部篤郎がBJやって、「あこぉー・・・」って言いながら手術してほしい。
BJの映像化で原作に一番近いのは
隆大介主演のビデオ版だというのが、懐マン板での通説。
(平成アトムは同じ小中監督だから期待してたんだけど……足枷多かったんだろうな……)
原作のエピソードを上手にパッチワークしてるし、
ピノコ誕生のエピソードを映像化するチャレンジャーぶりや、
草刈正雄演じるキリコも評価が高い。
隆大介は雰囲気と声が良いよね。
さて、エロパロ板に戻りましょか。
じゃあ切り子が出たところで切り子×百合きぼん…
413 :
名無しさん@ピンキー:04/12/15 10:22:04 ID:EPDcSCL3
でもまたどろろも読んでみたいなー…百どろ超いいっす!
414 :
名無しさん@ピンキー:04/12/15 10:38:55 ID:klSAW2wD
裸で泳ぐユリをニヤニヤしながら見つめるBJとか
415 :
名無しさん@ピンキー:04/12/15 11:06:42 ID:3Z9BdPtT
ピノコと写楽ほうすけくんのSS書いて
そこで火の鳥ネタきぼんぬですよ
単行本版のマリモ、イノリ、ジュネは実にイイ!
火の鳥…またマサトとタマミ読みたいなあ…!
じゃ、どついたれのインポ克服した哲やんとかっちゃんを!
419 :
名無しさん@ピンキー:04/12/17 23:07:06 ID:42GHIIIt
age
420 :
名無しさん@ピンキー:04/12/18 02:50:40 ID:BtTupr3W
b。j。にどろろかすごいな。
鉄腕アトムは性技のみかたなんてのは手塚先生本人の作品があったとおもったが
鉄の○○○がもりもり伸びる
たちあがれBIG X
なんてものみたいきがします。
薬品で立たせるのも、アブナイ,な。
キリコ×ピノコとか・・
422 :
名無しさん@ピンキー:04/12/19 08:56:57 ID:Qse1r/ZW
ゲームだったら、三郎太×どろろとか(笑)
ゲームだとかなり昇格したし、かなりからんでくるから
まあアリかなーとか思うんだけど。
多宝丸ととかもよくないですか〜 …うむむ
お帰り・・・数字板にお帰り・・・ここはあなたの場所じゃない・・・
424 :
アーケード板住人@182cm:04/12/20 17:17:11 ID:aKbLELh/
ジュネさまにうんちを喰わされたい
トロ子×ロック・・・もしくはブッキラ
アパチョー
>>422 同意。なんか普通に多宝丸とどろろが仲良くしてたんで
ちょと萌えた。
三郎太もどろろ気に掛けてたし、似たもの同士で
親近感持ってたのかな。
428 :
名無しさん@ピンキー:04/12/23 23:31:16 ID:Xs3okNIi
最近、図書館で借りた「ブッダ」を読んだのだが、
タッタ&ミゲーラが激しく気に入ってしまったのですよ。
この2人で誰かかいてくれんかな・・・
姫始めきぼん保守
430 :
アーケード板住人@182cm:05/01/05 17:22:17 ID:BPZACw4N
写楽×和登さん読みたいです……
テレビのBJ2、3週間やってないよね〜ツマンナイな。
半分ピノコが主役で嬉しいような微妙のような。可愛いからいいけど♪
てかどうしてここにBJ×ピノコがないの〜神〜
七色いんこの、いんこ×千里。
一歩足を置くごとにギシギシと床が悲鳴をあげる。
蜘蛛の巣に彩られらた薄暗い館内に素早く視線を這わせながら
千里は慎重に歩を進めていた。
「いんこぉー!観念して出て来ーい!」
とりあえず叫んでみるが当然返事は無くあたりはまた静寂に包まれる。
「この館の周りはあたしの部下が囲んでいるんだ!」
この島に来る時にいんこも追いかけてくる千里達のボートを見ていた。
はったりで無い事はわかっているはずだ。
それで観念して出てくるいんことは思えないが
無駄な抵抗をしたあげく他の者に捕まって欲しくは無い。
少し待ってみて返事が無い事を確認すると千里は細長い廊下を先へと進んだ。
「全く・・いんこの奴アジトまで知られておいて
まだ逃げられると思っているのか・・・」
暗闇への恐怖をいんこへの怒りで打ち消すように独り言を言う。
所々に部屋があるが全て扉すらなく家具一つ置いてない。
念のため一つずつ確認していくがいんこの姿は無く徒労に終わる。
「なに・・・これ・・・」
廊下を歩いていると千里は異様なものを発見した。
鉄製の白い扉である。
いや、ここにあるのでなければ全くもって普通の、
アパートにでも使われているような扉なのだが
扉すらない部屋が並んでいる中、一つだけある普通のドアは異様に目立っている。
千里はすぐに気を取り直すとドアノブを掴んだ。
(・・・開く!)
すかさずノブを引くとギイッという音をたててドアが浮く。
それを反対側へ蹴り飛ばして壁に張り付いた。
千里がたてたもの以外の音は無く中から気配もしない。
危険は無いと判断し千里は中に飛び込んだ。
扉の中は完全に居住空間のようで、小さな段差の先は畳の部屋だ。
その横にはさらに部屋が見えるし開け放たれた障子の向こうには台所が見える。
「何・・・ここ?」
思わず独り言がでてしまう。
「お邪魔・・します」
馬鹿馬鹿しいと思いながらも、思わず口に出す。
そのまま上がろうとした千里だったが
あまりにも生活感にあふれた空間におされて靴を脱いだ。
電気をつけ改めて室内を見渡すとますます奇妙さが目立ってくる。
畳の上にはちゃぶ台があり、まるで読みかけのように新聞が広げられている。
ちゃぶ台の周りには座布団、部屋の隅には随分古い型のテレビに茶箪笥。
台所にもきっちりと物が揃っており、見れば見るほど人が住んでいるとしか思えない。
(ここにいんこが住んでいるのかしら・・・?)
あまりにもイメージが違いすぎるが案外そんなものかもしれないと千里は思った。
ここに人が住んでいないと考えるよりはあり得そうだ。
「いんこー!いないの?」
叫んではみるが、返事は期待していない。
「いんこー!!」
体の中が痒くなるような感覚を覚え千里はそれを吹き飛ばすように叫んだ。
大声を出した事で少しすっきりして千里はもう一つの部屋へ向かった。
「へい、邪魔するよ!」
威勢よく障子を開け放った千里は目を見開いた。
子供用の木製の机の上に学生鞄があり、横には本棚、クッションの置かれた椅子。
子供の、それも女の子の部屋だ。
しかし、それだけではない。
(ここ・・・あたしこの部屋・・・知ってる・・・!?)
そのはずは無い。
しかし、心がこみ上げてくるような、身体が震えるような感覚は懐かしさ。
千里は思わず机に駆け寄った。
恐る恐る椅子に座った千里の目には涙が浮かんでいた。
どれぐらいの時が経ったのだろうか。
千里は尿意を覚えて読みふけっていた本を置いて部屋を出た。
あっと思ったのは用を足した後。
(あたし、なんでトイレの場所知ってたんだろう・・・)
答えが一つしかない疑問を浮べるが、わからない振りをする。
もう一度、あの部屋に戻ると机につっぷした。
疑問は次々と湧いてくる。
答えが分かるものも分からないものもある。
しかし考えれば考えるほど頭がこんがらがってきて千里は人民帽を叩きつけた。
「いんこ・・・!」
何もかもいんこに会えばわかる。
当初の目的とも合致する。
萎えた心を奮い立たせ千里は立ち上がった。
「刑事さん、俺に何か用かい?」
不意に聞こえてきた声に仰天し千里は振り返った。
「いんこ!」
不敵な笑みを浮べて立っているいんこに掴みかかる。
「おっ、おいおい!
なんだってんだ!」
「うるさい!
どこにいたんだ、このぉー!
なんだい、この部屋?
何の為に作ったんだ!
きりきり答えろ!」
千里は興奮していんこの襟首を引っつかんで締め上げる。
「ちょっと!いい加減にしてもらえませんかね?
人の家に勝手に上がりこんで乱暴する権利は刑事さんにもありませんぜ」
いんこが千里の腕を振り払うと千里はにやりと笑った。
「へん、それが今日はあるんだよ!
令状も持ってるし表には部下が一杯張りこんでる。
今日こそ年貢の納め時だ!」
千里が得意満面に声を張り上げると、いんこがにやりと笑い返した。
「あんたの部下は帰したよ。
ちょっとあんたの真似したらあっさり帰っていった」
「か、帰った?」
途端に千里の顔が青ざめる。
「何てことするんだ!」
そう叫ぶと千里は慌てて部屋を飛び出した。
ガチャガチャとノブを回しドアを叩く。
「このっ!
いんこ、何した!?」
「ドアを閉めただけですよ。
私じゃないと開けられない方法でね」
「お前じゃないと開けられない方法だって!?
なんだそれは!言え!」
千里が凄んで詰め寄るがいんこは顔色一つ変えない。
「ふふ、それより話をしませんか、刑事さん。
あなたも聞きたい事があるんじゃないですか?」
千里はぐっと唸った。
はぐらかすようないんこの態度は腹も立つが
確かに聞きたい事は山ほどある。
「取引といきましょうや、刑事さん」
冷蔵庫から取り出した缶入りのお茶を千里に渡すと
いんこはちゃぶ台の向こう側に座りそう切り出した。
「取引?」
「俺は刑事さんの質問に答える。
刑事さんは俺の要求をのむ。
一問答えるごとに一つ。どうです?」
いんこは缶いりのお茶を一口飲んで目を合わせた。
「よ、要求って何よ。
捕まえるなとかだったらお断りですからね!」
千里が睨みつけるといんこは嬉しそうに笑った。
「そんな事は言いませんよ。
俺の一つ目の要求は・・・
あなたが上着を脱ぐ事」
「ブッ」
千里は思わずお茶を吹き出した。
「ぬ、ぬ、脱ぐって・・・」
「嫌ですか?」
ちゃぶ台の上で腕を組みいんこは千里を見つめ返す。
「あ、あんたそんな事いって嘘ついてからかう気でしょー!
そんなんでこの千里さんをだまくらかそうったってそうはいかないやい!」
「ふふ、誓って嘘は言わないさ。
信じてくれないってんならしょうがないですがね」
おどけて誤魔化そうとした千里に対していんこはあくまでも真剣な目で見つめ返す。
「本当に嘘つかない?」
「つきません」
千里がじとーっとした目で見てもいんこは真剣な顔だ。
時計の針の音が響く。
「さ、先に答えてよ!」
「いいですよ」
お茶を飲み干すと千里は覚悟を決めて口を開いた。
「この部屋は何?
なんでこんな所にこんな部屋を作ったの?」
「質問は一つですぜ、刑事さん。
この部屋はね、あんたの部屋を模して作った部屋なんだ。
正確に言うとあんたが中学生の頃のあんたの家族が住んでいた部屋をね」
「あっ、あたしの部屋だってエ!?
う、嘘だ!こんな部屋に住んだ覚えは無いぞっ!」
千里は動転して喚いたが、いんこの答えを否定できないのも確かだった。
どこか、やっぱり、といった気持ちがある。
「嘘じゃありませんよ。
完璧とは言いませんが俺が知ってる限りのあなたの部屋を復元したんだ。
テレビもちゃぶ台も机も冷蔵庫も同じ型のを用意したし、
本棚の本も同じものを並べた」
いんこは何を言ってるんだろう。
千里にはいんこの言っている言葉が半分も入っていかなかった。
自分の昔住んでいた家、それが本当だとしても
なぜいんこはそれを知っているんだろうか。
ぐるぐると頭の中にいんこの言葉が回る。
「さあ、脱いでもらいましょうか」
いんこの言葉で千里は現実に引き戻された。
仕方なく胸のボタンに手をかける。
のろのろとボタンを外していくと上着の前がはだけた。
素早く胸を片手で隠し上着を床に置いた。
「刑事さん、下着をつけないと形が崩れますぜ。
せっかく綺麗で大きいのに・・・」
いんこが評すると露わになった白い肌がうっすらと赤く染まった。
「うるさい!」
千里は顔を真っ赤にして怒鳴り返した。
覚悟は決めていたはずだったが、実際いんこの前で脱ぐと恥ずかしくてたまらない。
腕からこぼれそうな自分の胸の大きさがうらめしかった。
「私の次の要求はズボンを脱ぐ事だ。
それでいいんなら質問をどうぞ」
千里は必死に頭を働かせた。
この調子じゃいんこは次にパンツまで脱げといいそうだ。
それだけはなんとしても避けたい。
「何もないんですか?
ま、今のままでも十分眼福ですが」
いんこは両腕を使っても隠し切れない千里の胸の谷間を食い入るように見つめている。
「・・・あんたの正体は誰?
何者?」
考えたあげく千里は最もシンプルな質問にたどり着いた。
いんこの正体さえわかれば多くの疑問に片がつくはずなのだ。
「私の本名は鍬潟陽介。
刑事さんならこれだけで十分わかるでしょう?」
いんこはあっさりと答えた。
「く、くわがたようすけ・・!?
前にそうじゃないかと疑った事があったけど・・・!
やっぱりそうだったの!?」
思わず口を抑えた千里にいんこは意地悪く微笑んだ。
「じゃあ脱いでください」
少し呼吸して落ち着くと千里は片手を胸から外した。
「あんたがこんなエッチだなんて知らなかったわ。
逮捕した後にいんこはエッチだってみんなに言いふらしてやるから」
憎まれ口を叩いて千里はズボンを脱ぎ始めた。
片手で脱ぐのは面倒だが、さっきよりも気は楽だと思った。
何しろ、脱いでしまってもちゃぶ台で下半身は見えない。
それに、いんこが弁護のためや逃げる為でなく
自分を求めているような要求をする事が嬉しかった。
「さ、脱いだわよ。
これでいいわね」
「ふふ、それじゃあ私の次の要求はキスにしましょうか」
いんこが楽しそうにそう言うと千里の顔はまたも真っ赤に染まった。
「き、き、キスって・・そんな・・・」
「嫌、ですか?」
この問いには答えず千里はうーうーと唸り始めた。
質問をすればキスを承諾した事になる。
恥ずかしくて口には出せないが、行為自体は嫌ではない。
無理矢理とはいえ一度はいんことキスした事があるし、実は夢で見た事もある。
しかし、無理矢理ならともかく、自分から承諾するのは恥ずかしすぎる。
「まだ聞きたい事はあるんじゃないですか?
この部屋を作った理由とか、部屋を出る方法とか。
是非、聞いてもらいたいんですがね」
「・・・・こ、これはあんたを逮捕する為だから!
しょうがなく質問すんのよ!」
千里の前置きにいんこは分かってると言わんばかりにうんうんと頷いている。
「素顔を・・素顔を見せて!」
「わかった」
これもあっさりと承諾するといんこはカツラとマスクを取り外した。
「お・・・男谷マモル・・・!
男谷さん!?」
現れた顔は千里も見覚えのある顔。
お見合い相手でマナーを教えたりした気障ったらしい男の顔だった。
「ど、どうして・・・う、嘘でしょ!?」
いんこはおもむろに立ち上がると目を白黒させている千里の横に来てしゃがみ込んだ。
「さあ、この顔の下にさらに顔があるかどうか
好きなだけ触って確めるといい」
おずおずと手を伸ばし千里はいんこの顔を撫でさする。
頭からうなじ、顎、首すじ、もみ上げ。
触るだけにあきたらず鼻をつまんで頬を引っ張る。
「本当に・・・どうして・・・?
男谷さんが・・いんこで・・・くわがたようすけって・・・」
戸惑いを隠せない千里の髪を掴むといんこはゆっくりと顔を近づけた。
「ん・・・・」
震える唇に唇を押し付けると体重をかけて押し倒していく。
千里を完全に寝かせてしまうとちゅっと吸って顔を浮かせた。
「次もキスだ。
質問は?」
声を出す度に吐息がかかり熱く火照った顔を冷ましてくれる。
「・・・この部屋を出る方法は?」
「インコの声真似。
声紋照合システムで鍵がかかってるんだ」
言い終わるや否やいんこは千里の唇を奪った。
優しく唇を合わせ、強引に舌をねじ込んでくる。
口の中を舐められる感触が千里から思考する力を失わせていく。
「もう一度キスする」
いんこの荒い息が千里のほほを愛撫する。
「あ・・・」
口の中を蹂躙される感触を嫌でも想像させられ千里の唇が躊躇する。
「どうして・・・?
どうしてこんな事・・・」
「好きだから。
俺は君のことが好きなんだ。
初めて会った時から・・・今までずっと」
桜色に艶めく唇に柔らかく、今までよりもずっと優しく唇が重ねられた。
何度も何度もキスをしていんこは千里の胸に手を伸ばした。
豊かな乳房にそっと指を置くとそっとそっと滑らせる。
指の重みだけで形を変える乳房をそろそろと玉を磨くようにこする。
ふもとから頂上へ揉みこむとツンとしました乳首を指の腹でこねる。
一流のスリの指が全精力を持って乳房を弄んでいた。
「何でも答える・・・、逮捕されてやってもいい・・。
俺の・・俺の最後の願いを聞いてくれないか?」
長いキスをようやく止めたいんこの目が千里をとらえた。
いんこの哀願するような表情に千里は口を聞けなかった。
仕方なく鼻を擦り合わせて千里はこっくりとうなずいた。
「君を千里万里子ではなく、
朝霞モモ子として抱きたい」
その瞬間、千里の頭の中で何かがはじけた。
真っ白になった頭の中で”朝霞モモ子”という名が駆け抜ける。
白黒の光景が次々と浮かびあがり色を取り戻していく。
そして、父と母の顔が浮かんで消えると
目の前で見つめる顔にもう一つの顔が重なり合った。
「・・よ・・ようすけくん・・・!?
陽介くん!」
「モモ子ちゃん!」
力強く抱きついたモモ子をいんこは力強く抱き返す。
「アタシ・・・どうしたらいいの?」
「ごめんよ、モモ子ちゃん。
どうしても・・・君に戻って欲しかったんだ」
いんこが悲しそうな顔で謝るとモモ子は小さく首を振った。
「ううん・・・アタシこそ思い出さなくて・・・んぐっ」
モモ子が謝ろうとする寸前にいんこはキスをした。
「抱いてもいいかい?」
いんこらしい微笑みを浮べたいんこにモモ子は少し戸惑い
ゆっくりと頷いた。
「じゃあ、いくよ」
全裸になったいんこはモモ子の体に残っていた最後の衣服に手をかけた。
返事の代わりにモモ子がお尻を浮かせるとさっと脱がせてしまう。
「んっ・・」
茂みの奥に指を這わせ、女陰の位置を確認する。
「モモ子ちゃん・・・」
「陽介くん・・・」
モモ子のお腹をおさえいんこはぬるぬると肉棒を侵入させていった。
「くぅっ・・・」
モモ子の上半身がくねり長い髪が畳みにはらはらと散る。
胸への愛撫で十分に濡れていたモモ子だったが
初めての挿入から痛みを消し去るほどではなかった。
浅く、ゆっくりと腰を動かしながらいんこはモモ子の陰核に指を這わせた。
「くゥんっ!」
触れている事を気付かれないほどにかすかに触る。
不器用に蠢くモモ子の陰肉に肉棒を擦らせ溢れる液体を抉り出す。
「はぁゥっ・・そこ・・・それ・・・めぇっ・・」
腰の動きを徐々に早めそれにあわせて陰核をこしこしと擦る。
ぷるぷると踊る乳房を掴んで動きを抑え腰を突き上げる。
「ぁっ・・・.んっ・・・んっ・・」
モモ子の口が閉じる事を忘れ突かれる度に音を漏らす。
いんこはモモ子を抱きしめほほを合わせると
最後に残っていた理性を消して容赦なく突き上げた。
「くぅぅぅっ・・・あぅっ」
モモ子の中に射精してもいんこは動きを止めず
モモ子の膣で精液をにちゃにちゃと突きつづけた。
「ねえ、どうして・・・」
いんこの胸に頭をのせモモ子が呟いた。
ほとんどの疑問はすでに解けた。
正体をばらしたのもこの部屋を作ったのも千里万里子を朝霞モモ子にする為だった。
残った疑問は一つ、何故朝霞モモ子にしたかったのか。
「僕は・・・どうしてもモモ子と一緒に復讐したかったんだ。
モモ子の両親を殺した鍬潟隆介への復讐を・・・!
聞いてくれ、芝居であいつを殺す方法を・・・」
モモ子を抱くいんこの手に力が込められる。
とうとうと語るいんこの話を聞いていたモモ子の顔が跳ねるように上がった。
「そんな・・・殺されちゃうよ・・・!
復讐なんて止めて!」
「モモ子・・・でも、君の両親はあいつに殺されたんだぞ。
これは正義の・・・!」
「止めて!正義なんて・・・正義なんて口にしないで!
それじゃあたしの父さんと一緒じゃない!
正義のためなんて言って自分も母さんも殺して・・・」
モモ子は体を起こし上に乗っかると、いんこの顔を見下ろした。
「正義のためなんかで死なないで、あたしのために生きてよ!」
モモ子の目からひとしずくの涙がこぼれ落ちる。
「死んじゃうんなら思い出させないでよ・・・。
酷いよ、そんなの・・・・辛いだけじゃない・・・!」
胸に落ちた雫の暖かさにいんこはそっと目を閉じた。
命をかけて芝居をし散ったピエロの顔が浮かんでくる。
(ごめん、トミー。俺はやっぱり物真似のいんこだ。
本物の役者にはなれない・・・)
「モモ子・・・・・わかったよ・・・
いつになるか分からないが、他の・・命の危険が無いやり方を探す事にするよ」
その言葉を聞きモモ子は陽介の頬で涙を拭いた。
「へへ、そういえば質問残ってるよね」
モモ子がにっこりと微笑む。
「あたしのこと・・・愛してる?」
投下終了です。
おお!
久々に神が!!
いんこらしいセッティングや焦らしに萌えました(´Д`)
万里って駆け引きできないよねw可愛い
職人さま、ありがとうございました、また来て下さい
448 :
名無しさん@ピンキー:05/01/28 22:43:19 ID:7K2hnLrO
433さん!あなた最高!!いんこさんもステキ!!
写楽凌辱キボン
バンソウコ無しのほう
スレタイになってるサファイアがまだ一度も出てないな
サファイアってBJのスターシステムで随分
悲惨な役ばっかりやってるね。
嘗ての別作品の主人公でさえ焼死させる神。
452 :
名無しさん@ピンキー:05/02/02 18:35:50 ID:7YUbwL2M
453 :
名無しさん@ピンキー:05/02/14 21:31:00 ID:YjuVoTuM
人いねーな
454 :
名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:05:18 ID:u7gWXXiK
職人さんも忙しいのかすら
頑張って自給自足してみようかな
455 :
名無しさん@ピンキー:05/02/15 02:13:43 ID:GnizfRWv
期待age
456 :
名無しさん@ピンキー:05/02/19 17:36:48 ID:6256Ykay
バンパイヤのトッペイ×ルリ子誰か書いてくれ
いんこ×万里子キテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
職人さん本当にありがとう
良かったよー
今さらなんだが、上の方のBJX和登に激萌えた。
アニメ版に限っていえば、この二人は全然有りだと思う。
てか、一時期書きかけたし…。
作者さん、お疲れ様でした(本当、今さらだけど)
書きかけたものをまた復活させてみませんか…
BJってアニメで初めてみた。
BJ×ピノコいい!
ピノコってBJの何?養子?
>459
本当に?じゃあ頑張ってしまおうかな…。
>460
あの体格差じゃ無理なのでは?
何にせよBJ×ピノコは萌える
>458
待ってますよ〜(´∀`)ノシ
>>460 「BJ 畸形嚢腫」でググったら、大体の事は分かると思われ。
465 :
460:05/03/11 03:54:29 ID:I4fRyOBo
メルモってあまり需要無いのかな?
フト思ったのだが、いまどき小学生なら(いや母親が死んで弟二人を抱えての生活苦でも良いか)
メルモが援交すれば客層はめちゃ広くなりそうなのだが。
(ロリ好きから熟女好みの男までいろいろと「メルモの援交日記」)
ほしゅ
468 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 20:18:55 ID:JdMXDYyL
職人募集あげ
469 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 20:11:23 ID:eNsCAolk
地味に待っているんだ期待あげ
リボンの騎士は需要あるかな?
ノシ アルヨアルヨ-
ジュラルミン×サファイアの鬼畜エロ今執筆中
サファイヤは悩んでいた。
いつまでこんな事が続くんだろう。
自分の中の中途半端な気持ち。
男でありたいと願うのに可愛らしいものや、フランツにときめいてしまう自分の心。
「しかし、王子はほんとに最近かわいらしゅうなりましたな。」
「何言ってるんだい、僕は男だよ。可愛らしいなんてほめ言葉じゃないよ。」
ジュラルミンやナイロンからの女ではないのかという疑いの目線。
ここの所それが益々ひどくなってきている。
サファイヤは部屋でひとり深くため息をついた。
「何か用かい?」
足音に気づき目線をあげると今最も会いたくない男。ジュラルミンがそこにいた。
ニヤニヤと気味の悪い笑いを浮かべている。
「いえいえ、今日は王子にお願いしたいことがありまして。」
二人にはあまり自分の側にいて欲しくなかった。
「さっさと用をすませて一人にしてくれないか。」
「おお怖い怖い。なに、大したことではないのですよ。
私の疑問が解決すればそれでよろしいのです。」
ジュラルミンのお願いとはこうだった。
『今まで、王子が女ではないかと疑っていたが、百聞は一見にしかず、実際示していただこうではないか』
「具体的に僕にどうしろって言うんだい?」
「大変失礼ながら、お体を拝見させていただきたいのですが・・・」
サファイアは真っ赤になって叫んだ。
「何を言うんだ!!」
475 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 02:06:07 ID:Po00es6Y
続き期待してまつ!
「奇子」の伺朗×奇子(上巻ラストのあのシーンとか)なども
よさそうとか思ってみたり。自分にももっと文章力があればなあ・・・。
476 :
前転パンダ:2005/04/11(月) 19:54:27 ID:MFFRjltG
久しぶりにきてみました。
今ピノコ大人計画を見てるんですが、激しく写楽×ピノコを書きたくなってきました…
(*´Å`)ストーカー写楽(失礼)…ハァハァ
お久しぶりですねえ〜。
その節は萌えをどうもw
当方はどっちかというとBJ×クミコ(逆も可)いいな〜などとSP見ておりました。
また何か萌えがほとばしったら投下をよろしくお願いします。
サファイア職人さんも続き待ってます〜
478 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 15:17:24 ID:D066Qa3G
BJマガジンで葉月京さんのピノコ×キリコは、エロくないけど微笑ましい&メッサ萌えた
479 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 10:44:16 ID:bJqEvQjm
ほ
【サファイア】手塚治虫でエロパロ【メルモ】
の方が自分的に良かった
次スレ立つのか分からんけど、
次は別のキャラクター名をスレタイにいれたらいいんじゃない?
【ピノコ】手塚作品でエロパロ【メルモ】とか
482 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 21:16:27 ID:CDhIN4Dh
人いねー
職人さん来て
483 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 08:27:40 ID:IHbNUzPT
ピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコピノコ
キリコ×ユリが読んでみたい…と、コソーリ言ってみたり
神乙!!スバラスィ
原作のぼくの孫悟空で三蔵が女になる話があったけど
不覚にも萌えた。三蔵なのに…
>>485 誤爆っぽいが、どのスレなんだろう。。。?
801?
>>484 それよりむしろBJ×ユリ。
兄貴を切腹した代金として喰われてもおかしくない。
キリユリキボン
でもエロはなしか軽めがいいな
肉体的な交わりがないからこそのエロスみたいな
エロパロ板で言うことじゃないが
492 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 23:26:25 ID:ZKb1cb3C
493 :
ミユ ◆MIYU/7A.SM :2005/06/19(日) 00:21:22 ID:YfxjVKS5
奇子キボン
職人さんもいない(どころか人がいない・・・)し、保守がてら最萌えキャラを3人ぐらい挙げようぜ。
まあたぶんサファイアとかメルモが多いんだろうが、俺は
・荒井克子(どついたれ)
・ミッチイ(メトロポリス)
・如月恵(ブラック・ジャック)
こんなもんかな。
ノシ
俺は
・タマミ(火の鳥未来編)
・千里万里子(七色いんこ)
・ユリ(ブラックジャック)
かなー
・妖子
・大人ピノ子
・タマミ(火の鳥未来編)
妖子じゃなくて奇子か。
間違い ゴメソ
499 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 16:31:21 ID:GCcRRcxe
保守age
自分は
・千里万里子(七色いんこ)
・ヘケート(リボンの騎士)
・ウズメ(火の鳥黎明編)
かなあ…
ヘケートとは通な人だな。
502 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 23:49:31 ID:5iH/uhKl
>>489 それ同人サイトなんかでは割合見かけるけど、ユリは全話中2回しか登場してないし、普段仲が
いいのか悪いのかいまいちよくわからんな。あの兄妹。
そのへんが想像しがいがあるんじゃ?
間久部とか一回(だったよな)で凄いことになってるし
504 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 18:45:47 ID:mlYgB0jy
保守
ミッチイは萌えるなぁ。喉に性転換スイッチって…エロース
505 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:10:08 ID:dN41pFg9
サファイヤ話書いてた職人さん来ないね
BJ×ピノコを書いてくれる神はいないのか?
>>504 元祖ふたなりキャラだな・・・
つまりあれか、口に突っ込んでる時に下手すりゃ男に代わることもあるわけか。
で、気分によっちゃ逆に掘られるわけか。
うん、イイ。
508 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 18:56:24 ID:dhrD6bcR
509 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 21:37:02 ID:BA2NpLVX
大人!!
>>506ですが…
自分は子供なピノコがイイです(´・ω・`)
大人でも子供でもどっちでいいです(´∀`)
どっちもいいけどエロが絡むなら大人かな…
BJ×如月先生…… (*´Д`) ハァハァ
514 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:40:45 ID:mzBK3m2j
>>513 原作ではなかったエロを(;´Д`)ハァハァ
515 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:21:56 ID:u7fEiEoh
>513>514
そういえば、ありそうで無いカプだな。
開いても大丈夫。
でもとりあえず全然関係ない
エロ板には珍しい業者
怨みねぇ……
てか、マジで利用する香具師いるのか?
放送日age
おまいら次回予告まで観たか?
ピノコとBJが一緒に寝てるシーンがあったよな。
期待してもイイですか(*´Д`)ハァハァ
>>522 俺も見た!!
BJ×ピノコみてええええええええ
(;´Д`)ハァハァ
どろろ妊娠SSキボン
しかしどろろのシュチュって何であんなに萌えるんかね?
やっぱ手塚さんは神だわ。
526 :
BJ×ピノコ:2005/08/03(水) 18:03:59 ID:MYM53j0J
名前欄どおりのカプSSを投下したいと思います。
エロは非常にソフト(本番ナシ)なので、つまらなかったらゴメンナサイ(>_<)
携帯からなので、読みにくいかもです・・・↓
「ちぇんちぇ〜今日はお客たん来なくて暇らねー」
窓に張りつきながら外を眺め、ピノコが不服そうな声を洩らす。
ブラックジャックは椅子に腰かけながらその後ろ姿をジッと眺める。
(うむ・・・)
短いスカートから覗く白くてモチモチした足に彼はいやらしい視線を這わす。
(そうだな・・・今日はもうどうせ客も来ないだろうし・・・)
いつもよりずっと早い時間に夕食を取り、風呂に入ってパジャマに着替えた。ピノコはピンクの可愛らしいネグリジェ姿である。
「今日は寝る時間が早いのよさ」
「いいんだ。暇なときに睡眠を取っとかなきゃ、オペが続いた日にゃぁろくに眠れやしないさ」
(ま、今から眠れないことをするわけだがな・・・)
ブラックジャックの下心など見抜けるはずもないピノコは
「はい、ちぇんちぇ〜おやすみのキッチュ!」と、頬に軽く口づけて自分のベッドに戻ろうとした。
と、ブラックジャックに腕を掴まれ、ピノコはきょとんとして振り向いた。
「待ちなさい、ピノコ。お前はわたしの奥さんじゃないのか?いつも自分で言ってるじゃないか」
「えっ、そうらよーっ!ピノコはちぇんちぇーの奥たんらもん!」
「なのにほっぺにキスだけで終わりか?・・・夫婦なら、もっとやらなきゃいけないことがあるだろう」
「もっとやらなきゃいけないこと・・・?」
ピノコには何のことやらさっぱりわからなかった。いつもと様子が違う先生に少し戸惑いながらも、『夫婦』であることを認められた喜びの方が大きくてあまり気にならなかった。「わたしと本当の夫婦になりたいだろう?」
「うんっ!ないたい!」ピノコは真剣に頷いた。ブラックジャックは薄く微笑むと、そのまま顔を近づけてきて唇を重ねた。
幼い少女のグミのような柔らかい唇に男のソレが甘く吸いつく。
(・・・・・!!)
ピノコが驚いたのはその先であった。強引に唇をこじ開けられたかと思うと、熱く湿った巨大な舌が口腔内を貪り始めたからである。
「うあ!んっ、ん、んっ!!」
最初に唇に触れたときの優しさが信じられないくらい、荒々しくピノコの口の中で暴れまわっている。生暖かい吐息と、舌に絡みついてくる他人の唾液──気持ち悪くてピノコは逃げようと必死になってもがくが、頭をがっしりと押さえつけられ横を向くことさえ叶わない。
ちゅぱ、っと不快な音が鳴って、ようやくピノコは解放された。唇の周りの濡れた感触に嫌悪がさざめき立ちゴシゴシと拭ってやりたかったが、ショックで頭が痺れてしまい体が動かない。
「・・・ちぇん、ちぇ・・・」
やっとの思いで吐き出した言葉も最後まで聞いてもらえず、ベッドの上に押し倒されてしまった。
「やあっ、やだぁっ!!」
ブラックジャックの行為はますますピノコを混乱の沼地に沈めていくばかりだった。
か細い首筋や鎖骨に舌を這わしつつ、潜り込んだ指先が捕らえた淡い果実を弄んでいる。
「ちぇんちぇえ、やめて、やめて・・・」
ピノコの無力な拒絶など当然歯止めになるわけもなく、男の悪戯はエスカレートしていく一方である。
ネグリジェを胸の上までまくりあげると、まだ何の膨らみも見せない丘の頂きにある可愛らしい乳首を舌でつついた。
「やあ、んっ・・・!!」一番敏感な先端をねっとりと攻めたてる。もう片方の果実も指先での刺激を怠らないでいた。
「あっ、あっ、あんっ、あ、あっあっ」男の舌使いとまるでリズムを合わせているかのように勝手に体がピクピクと跳ねる。今まで経験したことのない快感にいつしか嫌悪感は薄れていた。
(きもちい・・・ピノコ、きもちいよのさ・・・)
ボーっと半ば夢見心地で漂いながら、ピノコはされるがままになっていた。
が、パンティの中に手を入れられ割れ目をなぞられた瞬間、一気に押し寄せてきた恥辱や恐怖といった感情がピノコを正気に戻した。
「いやっ!!」
無抵抗になっていた幼女に安心しきっていたのだろう、いきなりの拒絶にブラックジャックは一瞬たじろぎ、その隙にピノコはするりと抜け出し隣りの自分のベッドに飛び乗った。
ブラックジャックは内心の動揺を隠し、涙目で睨みつけてくるピノコにいつもと変わらぬ口調でなだめにかかる。
「どうしたんだい、ピノコ?なぜ逃げるんだ。・・・わたしのことが嫌いなのか?」
「・・・ちぇんちぇえのことは、大好き。けろ、ピノコこんなのイヤっ!どうちてあんな汚いトコ触ゆのっ!?」
幼い少女は小さく震えながら枕をギュッと抱きしめている。憎しみなのか悲しみなのか、どちらとも判断のつかない瞳は今にも涙をこぼしそうだ。
「汚い?・・・お前に汚いモノなどありはしないさ。」
「うちょおっ!!あんなトコ、汚いもんっ・・・おしっこするトコなのよさ・・・」
「おしっこする所だろうが関係ない。わたしはお前の全てが見たいし触れたいんだ。・・・恥ずかしい所も何もかもさらけ出してこそ本当の夫婦じゃないか。そうだろ?」
「・・・・・」
そう言われてしまうと、反論の言葉も喉奥に引っ込んでしまい何も出てこない。こんなはぢゅかしいことを我慢ちなきゃなやないの・・・?けろ、そえを我慢ちたら、ちぇんちぇえの本当の奥たんになれるんだ・・・・。
ピノコの表情の緩和を鋭く察知し、ブラックジャックは満足して更なる変態行為に移った。
パジャマのズボンを脱ぎ捨て、そしてトランクスを下に降ろす。
「ピノコ、見なさい」言われるままに視線を走らせた。
そこにあるモノは、ブラックジャックの冷静な顔とはまるで似つかわしくない、今にも蒸気を吹き上げそうなほどに膨張していきり立っていた。
初めて目にするあまりの衝撃的物体にピノコは釘づけになり、本能から来る恐れなのかじりじりと壁ににじり寄り、身を縮こまらせている。
「先っぽに割れ目があるだろう?男はここからおしっこするんだ。・・・ほら、わたしも一番汚い部分をさらけ出しているがちっとも恥ずかしくなんかない。むしろお前に見てもらえて、すごく嬉しいんだ」
「・・・ちぇんちぇえ嬉ちいの・・・?ピノコに見られて、嬉ちいの・・・?」
「ああ、嬉しいさ。すごくな。・・・触ってもらえたら、もっと嬉しいがな」
「・・・・・」
「・・・わたしのコレに触ってくれないか、ピノコ」
ピノコの体がキュッと強張る。
「・・・イヤか・・・?」
時計の秒針だけが音を刻む空間の中、ブラックジャックの低く欲情を抑えた囁きがくっきりと反響する。
ピノコは頭を縦にも横にも振ることができず、さまざまな生じた感情のせいでどう行動するべきか全くまとまらない状態にいた。
じれったさに業を煮やしたブラックジャックは強行手段に乗り出した。
「やあっ・・・!!!」
おもむろにピノコの両手を捕まえると、そのまま自らの発情した息子にピタリと導いた。
「ピノコ、いっぱい触ってごらん。・・・上下に手を、出来るだけ速く動かすんだ・・・」
わけもわからぬまま、ただブラックジャックの命令に従ってピノコは懸命に慣れぬ愛撫を繰り返す。「いや・・・もっと強く、こすってくれ・・・そうだ、いいぞピノコ・・・その先っぽの割れ目も、指でグリグリ押してくれ・・・」
言うとおりにしたら、何やら得体のしれない粘液が突然湧き出し、ピノコはとっさに指を引いた。
「ちぇ、ちぇんちぇえっ!!おしっこついたよのさっ!!」
「それはおしっこじゃない、本当だ・・・。好きな相手に触れられると自然に滲み出てくる、まあ本能の印みたいなもんさ・・・」
(ちゅきな相手・・・)ブラックジャックの言葉は、ピノコの内に暖かいお湯となって注がれていった。どうしようもなく卑猥で否定的なこの行為も、その一言でほのかに愛おしい気持ちが芽生えてきたのだ。
「・・・ちぇんちぇえ、ピノコさっきね、おっぱい触られてるときすっごい気持ちよかったのよさ・・・」
「そうか」
「ちぇんちぇえも、ピノコに触られて気持ちい・・・?」
「ああ、気持ちいいな。・・・だがなピノコ、もっともっと二人で一緒に気持ちよくなれる方法があるんだぞ」
「ほんとっ?ふたいで?」
「ああ、そうだ。お前とわたし、二人一緒にな」
そう言って、ブラックジャックは優しく腕の中に少女を抱いた。
熱く堅いモノがパンティ越しに当たってきて、ピノコはビクッと腰を震わす。
「なあ、ピノコ・・・二人で一緒に気持ちよくなろうじゃないか。そしたらわたし達は正真正銘、本物の夫婦になれるんだぞ」
ブラックジャックの声も腕の力も、あくまで優しかった。なのに言い知れぬ不安がピノコを怯えさせ、体内は異常に脈打っている。
ブラックジャックはピノコを抱きかかえると、そっとベッドにあお向けに寝かせた。そして白のコットン生地のパンティに手をかけた。
「あっ、ダメえっ・・・!」
慌てて抵抗する間も虚しく、一気に少女の大事な部分を覆っていた邪魔者は抜き取られてしまった。「綺麗だ、ピノコ。これの一体どこが汚いって言うんだ?」
可愛く窪んだへその下方をたどっていくと、そこには剥き卵のようなつるつるとした盛丘が位置し、一本線が丁寧に横切っている。
ブラックジャックは華奢な腿の間に割って入り足を閉じなくさせて、ピチッと閉じた割れ目を左右に引っ張った。
「いやーっ!!やあ、やあーっ!!」
これにはさすがに耐えがたいほどの羞恥に襲われ、ピノコは首を激しく振って拒絶の悲鳴を洩らした。
「綺麗な膣だ・・・。美味そうな色してやがる」
感嘆の言葉を終えると、何のためらいもなく彼は陰唇に舌を突き刺した。
546 :
BJ×ピノコ:2005/08/03(水) 22:57:15 ID:MYM53j0J
とりあえず、いったんここまでm(__)m
書き上がり次第、続き投下します。
投下GJです!
あーでもどろろのパロもっと見たい…
先週読んでからホント中毒だ orz
どうしようw
BJの言動には思えないな…
549 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 23:09:59 ID:0eEHVNgg
ふおおおおお!萌えた!
強引な先生イイ!
ものすごい良いトコでつづく …orz
期待してまつ。
海のトリトン初めて読んだ
変態前も後もピピ子さんに萌♪
551 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 23:58:07 ID:iWZ0SpcK
うおおおおお!すげー見てみたかったこのカプ。感動でつ!
この際BJがちと強引だろうがらしくなかろうが構うものか!
でもエロはソフトに・・・という予告を信じつつ期待してます。
(やっぱりこの二人はあまり汚してほしくないので)
あぁもう俺本当病気だわ。
しょうがない、旅に出てくる。
お前は正しい
ジャピノ萌え(*´д`*)ハァハァ
>552
このスレにあるじゃんどろろSS
それで我慢しとけ
ジャピノ書いてくれたネ申GJ!!!!
続き楽しみにしてます(´ー`)
559 :
BJ×ピノコ:2005/08/04(木) 08:06:45 ID:eURwLwy6
みなさん感想ありがとうございますm(__)m
確かにBJらしくないですね・・・エロのときどんな発言をするのか想像しにくくて難しいキャラだあ(>_<。)
あと、ピノコ語もムズい↓油断してるとフツーの台詞になってしまう(-.-;)
では飯食ったら続き投下します。
560 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 08:15:13 ID:dEoinzjP
ちょ朝から・・・
仕事行ってくる。
楽しみにしてる!
難しいBJにピノコという題材に果敢に挑戦する職人さん、乙!!
楽しみにしてるよ〜
562 :
BJ×ピノコ:2005/08/04(木) 14:39:57 ID:eURwLwy6
続き、投下します。
「やっ・・・!!」
信じられない、いや、信じたくなかった。
毎日排尿しているあのとてつもなくグロテスクで汚らしい肉の集落を、間近で見られただけでなく、よりにもよって最愛の人に舐められているなんて。
しかももっとショックなことに、生暖かい舌が肉の周辺や裂け目の奥などひっきりなしに這いずり回るたび、思考が溶けていくほどの恍惚に侵されてしまうのである。
(ピノコは変態なんら・・・こんな汚いトコをベヨベヨさえてこんなに気持ちいぃんらもん・・・)
知識の乏しい幼い少女にとって、それはあまりにも絶望的な結果であった。
耳に届く喘ぎ声がすすり泣くような音に変わり、ブラックジャックは行為を中断し顔を上げて見やった。
「ピノコ・・・どうした。なに泣いてるんだ」
「ちぇんちぇえっ・・・」
頬に残る涙の光を反射させながら、途切れ途切れに悲痛の言葉を滲ませていく。「ピノコ、変態さんでごめんなのよさっ・・・おしっこするトコロをちぇんちぇえに舐められたら、気持ちよすぎて我慢れきなくなっちゃうんらもおんっ・・・!」
ブラックジャックはフッと微笑むと、「ちょっと待っていなさい」と言って部屋を出ていった。
すぐに戻ってきた彼の手には立て掛け式の大きな鏡があった。それをベッドの上に置く。
ブラックジャックはあぐらをかき、その上にピノコを座らせ、足首を掴んで股間を開かせた。当然、正面の鏡には生々しい割れ目が鮮明に映っている。
「やだっ!!」
真っ赤になってそっぽを向こうとするピノコの顔をがっしり固定し、決して目をそらさせまいと説得する。
「ピノコ、よく見るんだ。おしっこが出てくるのはこの部分だよ」
そう言って、人差し指でぷにぷにと肉を示す。そして指は下の方へと進んでいった。
「ここは膣と言うんだ。わたしが攻めていたのも、お前が感じていたのも、全部ここだったのさ。ここは愛する者同士だけが触れ合っていい場所、刺激を受け、興奮するようにもともと神様が作っているんだ。」
「・・・・・」
ピノコは無言で鏡に映る自分の“膣”を見つめていた。
桃色の肉のヒダが重なったソコは、ブラックジャックの唾液に濡れ、ヒクヒクと呼吸している。
「だからピノコ、お前は変態なんかじゃない。全く健康な、完璧な“女”だ」
(女・・・・・)
双子の一人としてこの世に生を受けることもなく、18年間、食べることも遊ぶことも誰かを好きになることもできず、ただの厄介者として姉の中で過ごしていた。
ブラックジャック先生が、先生だけが、腹に残った異物と片づけず、彼女に『ピノコ』という名前と一人の人間としての価値や存在を与えてくれた。
衝突したこともあった。
養女に出された苦い記憶もあった。
けれど結局、ブラックジャックは彼女を愛した。少女もまた、愛することの幸せ、愛されることの喜びを教えられたのだ。
「・・・ちぇんちぇえー・・・」
「どうした?」
「ちぇんちぇえにギュウってちたあーい・・・」
「ああ、いいよ」
足首の拘束を解かれ自由になったピノコは、体をひねってブラックジャックの首周りに腕を回した。それに応えるかのように、男も身をかがめて幼い少女をしっかりと抱きしめる。「ちぇんちぇえ、大好きらよ・・・」
「ああ、・・・わたしもだ」
抱擁の最中、ふとすっかり縮んで垂れ下がってしまった男根にピノコが気づく。「ちぇんちぇえのコレ、元気なくなっちゃった・・・」
「ん?なあに、お前がかまってくれたらすぐに元通りになるさ」
そのとき、玄関を激しくノックする音が聞こえてきた。こんな時間にあの尋常じゃない叩き方・・・急患に違いあるまい。「ピノコ、おそらくオペになる。行くぞ」
立ち上がりかけたブラックジャックを「あ、ちぇんちぇえ・・・」と、ピノコが呼び止める。
「なんだ?」
「オペが成功して、患者ちゃんが助かったら・・・また、続きちようね」
もじもじと、頬を染めながら求めるピノコにブラックジャックは笑ってキスをした。
「心配するな、わたしのオペは必ず成功してみせる」
そう約束して去っていく彼の後ろ姿は、すでに優秀な外科医の鎧をまとっていた。
唇に残った愛おしい人の余韻をしばし味わってから、服を着替え、幼い少女は光り輝く瞳と共にブラックジャックの後を追った。
おしまい。
ジャピノGJ!!
ソフトエロ(*´д`*)ハァハァ
572 :
BJ×ピノコ:2005/08/04(木) 17:13:11 ID:eURwLwy6
以上ですm(__)m
後半、甘甘になってしまいましたが・・・・(-.-;)自分的には激しい絡み合いより、エッチなんだけど優しいラブの方がこの2人には合ってる気がしました。
感想いただけたら嬉しいかぎりです☆
>>557 当然読んださ!
読んでも、いや読んだからこそ我慢できねぇんだ!!
解るかいこの気持ち!?
やっぱ病気だ orz
神降臨を待ちつつ大人しくオナヌーでもしてまつ。
>>572 お疲れサマー!GJです!
・・・鬼畜な展開も読んでみたかったっと言ってみるテスト。
>>573 自家発電で自分で書いてみれば?
職人さん乙!
オペ後の展開…というか鬼畜な方面も見てみたい!!!!!
名前つけました、BJ×ピノコ書いたヤツですm(__)m
感想、ありがとうございます!
鬼畜リクに触発され、一発書いてみたいな〜ってなってきましたWちょうど会社が連休なんで暇はたっぷりあるし。
カプは相変わらずジャ×ピノですが、ロリコンあり、スパンキング(お尻叩き程度かな)あり、失禁あり、本番に近いモノあり、言葉攻めあり・・・な、ソフトSMノリでもOKですかね??
ひぇぇあ〜!!読みたい!
原作ではプラトニックな分、エロパロならではの
鬼畜な先生を見たいです。
(;´Д`)ハァハァ ピノコタンいじめたい…
みなさん意外に鬼畜BJ賛成派ですね〜W
今思いついた設定なんすが、キリコの妹ユリも絡めていいですか?BJとの絡みはなく、ピノユリのソフト?レズになる予定・・・
百合はちょっと…
てんてー×ピノコが好きなので
お願いします。
わかりました☆ブラピおんりーで行きますっ(´∀`)↑
581 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 00:25:00 ID:oN2gq6is
どろろたん…
誰か何でもいいからどろろのエロ頼む
どろろ言ってるヤツしつこいな
自分で書いてみろや
>>581 まぁ気持ちはわかる。どろろ萌えるしな。
どろろの18禁を置いてるサイトもあるから頑張って探してみそ。
ぶらぴーさん降臨マダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
>>584 それをうpしてやればいいのでは…(^^;
放送日に書き込みがないのは悲しいな。
俺もジャピノの続きが気になっている。
昨日は同じ蒲団で眠るジャピノ可愛かったね
ワトもへそ出しでGJだった…が、妙齢の女子が一人寝だったことにワロタ
(弟は父ちゃんと同衾だしさ)
>588
ラブラブぶらぴ、よかった〜(*´∀`*)
えっとすいません、ブラXピノはちょっと休憩で、なぜだか無性に書きたくなったキリコXピノコを実験的に投下してみます。
キリコ、エロいです・・・このカプ受け付けない方はガンガンスルーしちゃってください。
では始まります↓
ポツポツと雨粒が降り落ちてくる中、車を走らせてドクターキリコは丘の上のある一軒家を目指していた。
(畜生!ブラックジャックの奴め!)
またしても自分の受け持ちだった患者を例の黒マントの男に横取りされてしまったのである。
しかも胸糞悪いコトに助かる見込みなどゼロに等しい瀕死の状態だったというのに、奴はまんまと危機から救ったばかりか、何の後遺症も残さない完璧な健康体に形成し直しやがったのだ。
キリコだっていっぱしの医者だ、そりゃあ死んでしまうより命が繋がった方が嬉しいに決まってる。
しかし依頼を受けたのはあくまで自分なのだ。患者の様態を看て生かすも殺すも全ての権利はキリコに託されている。
なのにどこから聞きつけたのか知らないがブラックジャックの野郎が勝手にかっさらっていきやがった。
今までは黙って見過ごしてきたけど、さすがにこう何回もやられてはこちらの商売に支障がきたす。
(今日こそきっちり文句を言って、ガツンとケリをつけてやらなきゃなあ!)
車を止め、インターホンも何もない古いタイプの呼び鈴を一押しする。すると「おかえりなちゃーいっ!!」と待ち構えていたかのような早さでドアが開き、キリコは思わず一歩退いた。
「・・・あえ〜?なーんら、ちぇんちぇえかと思ったのに〜」
花開いた笑みを浮かべていた少女の顔が訪ね人の正体を知り、途端に不満げに頬を膨らませる。
気を取り直してキリコはいつものあのつかみ所のない柔らかな表情を乗せたまま、静かに言葉を吐いた。
「やあ、こんばんは。・・・どうやらブラックジャック先生は不在のようだねえ」
「今晩中には帰るって言ったのにい・・・てかアンタ、こんな時間に一体何の用なのよさ!」
「ちょっと先生に大切な用があってね、・・・今夜中に戻ってくるってんなら、中で待たしてもらおうかな」
「らめっ!アンタはちぇんちぇえの敵なのよさ。ちぇんちぇえがいない間はピノコがこの家の主らもん、らかやきやいな人は通ちまちぇん!」
「おやおや、相変わらず口達者なお嬢ちゃんだ」
「ちゃん、じゃないっ!さんっ!」
「いいかい、お嬢ちゃん。もしここで俺を追い返すってんなら、君の大事な大事なブラックジャック先生に災いが降りかかること間違いなしになるんだがねえ・・・それでもいいってんなら、邪魔者は退散するがね」
「う、ちょ・・・そんなのうちょらもんっ!」
「ふっ・・・信じる信じないはお嬢ちゃんの自由さ。・・・だがこれだけは言っておいてやろう、君が思ってるほど俺はしょうもない力の持ち主じゃあないぜ」
すすり泣く闇空をバックに不気味に笑ってみせるキリコに、ピノコは幼いながらも本能的に従う道が賢明だと悟った。
この男の言葉や態度は嘘でもはったりでもない。優しく淡々とした仮面の裏に、身震いするような狂気を隠し持っている。
「・・・どうじょ」
「では遠慮なく、お邪魔するよ」
キリコがスルリと横を通り抜け室内に進入していく。
「・・・・・」
ピノコはうつむき加減でドアを閉めた。
テレビの天気予報によると雨は明日の朝まで降り続けるらしかった。
コートを脱ぎ、シャツとズボン姿でリラックスしているキリコの前にピノコはお茶の入った湯呑みを置いた。
「こいつあ、ありがたい。気がきくねえ、お嬢ちゃん」
ピノコは“お嬢ちゃん”に対する突っ込みも指さず、ソファーに座りキリコとの距離を意識して開けていた。
玄関先での脅しはともかくとして、今のキリコは非常に礼儀正しく椅子に腰を落ち着けてピノコが入れた茶を美味そうに啜っている。無茶な命令や暴力を働く気配など一切しない。
なのに得体の知れない不安がぞわぞわとピノコの体内を這い巡る。
この嫌な予感は一体何者なんだろう?そういえば、この怪しい医者と二人っきりになるのはこれが初めてだ──
「お嬢ちゃん、悪いが風呂を借りてもいいかね?」
急に声をかけられ、ピノコはあからさまに狼狽する。
「少し雨に濡れて気持ち悪いんでね。無理ならタオルを貸してくれないかな」
「お風呂・・・沸かちてないけろ、シャワーでいいんなら別に使っていいのよさ・・・」
「そうかい、ありがとう。じゃ、風呂場に案内してくれるかい?」
ピノコは先に立って、キリコを浴室に連れて行った。
「タオルとか着替えはピノコが全部用意ちとくから、出たら使ってね」
「はいはい。というかお嬢ちゃん、君も風呂まだなんだろう?一緒に入るかい?」
キリコの一言に、ピノコの顔が一瞬で朱に染まる。
「えっち!!ヘンタイッ!!ちゅけべっ!!18たいのレレイが旦那様以外の男の人に裸なんか見せちゃいけないんやからあっ!!」
「ははは、そりゃあ失礼」
怒りながら去っていくピノコにキリコは緩やかな笑声を贈りつつも、瞳は密かにふわふわとしたスカートから覗く白い生足を掴んでいた。
キリコの性的対象は実に年齢層が幅広い。下は三歳の幼児から上は七十代の老婆まで喰いぶちには全く困らない有り様なのだ。
好みの条件として美形であるのがむろん望ましいが、それよりも小生意気で猫のように手に負えないやんちゃな気性の女がたまらなくストライクゾーンなのである。
これまで何度か面識があったというのに、ブラックジャックの影となってちっとも気づかなかった。容姿、表情、振る舞い、性格──そう、ピノコはキリコのタイプそのものだったのだ。
(ふふん・・・こいつあ楽しくなりそうだ)
にやにやしながら衣服を脱ぎ捨てていくキリコ。と、ボクサーパンツに手がかかり動作が止まる。
(おっと・・・)
股の中心のみがぶ厚く灰色の生地を押し上げている。キリコはポンポンとソレを叩き、
(気持ちはわかるがな。ま、もうちょっとの辛抱だ)
時計は11時半を回っていた。お堅いニュース番組も終わり、夜のバラエティに移行していく時間である。
ピノコはソファーにジッと身を預け、時計と電話の双方に視線をやり取りしていた。
(ちぇんちぇえの馬鹿あっ・・・帰れないなら帰れないで、電話ぐやいくれたっていいのに・・・)
すっかり拗ねてしまい、腹ばいになって足をバタバタさせていると、
「お風呂ありがとうね」
突然声をかけられてびっくりし、とっさに振り向いてしまったピノコは──
一瞬の硬直状態。そしてバッと我に返ると、
「やああっ!!!」
と悲鳴を上げて両手で顔を覆った。
なんとキリコは、タオルで体の水分は拭ってはいたが、上から下まで何も身につけていない全裸でその場に立ちつくしていたのである。
ピノコは決して見ないように頭を垂れたまま、何とかキリコに説教する。
「ピ、ピノコちゃんと着替え、タオルと一緒に置いてたのよさっ!ちゃいていっ!早く着替えなちゃいっ!」
強気な姿勢を崩すまいとしてはいるが、その実激しい動揺で声が震えている。そんなピノコの態度にキリコは大いに満足していた。
「いやあ、すまなかった。ちゃんと服を着てくるよ」
悠々とした足取りでキリコは再び風呂場へ姿を消した。
ピノコの体の震えはなかなか治まらなかった。やっぱり正体がわからない、──けど確かに恐ろしい何かが彼女に吸い付き離れようとはしない。
ピノコはチラッと時計に目をやった。もうすぐで12時だ。
(ちぇんちぇえ・・・ピノコ怖いよ・・・あの人が、怖くて怖くて我慢できないのよさ・・・!お願いちぇんちぇえー・・・早く、早く帰ってきてえ・・・)
ピノコは入浴中の間、ずっと神経を張りつめていた。いきなりドアが開き、素裸の彼女にあの男が襲いかかってくる──なんの根拠もないというのに、その悪夢は鮮明になるばかりで消えてはくれなかった。
風呂から上がっても着替えを覗かれるんじゃないかとビクビクしっぱなしだったため、結局何事もなく済んだピノコにとって安堵よりも疲弊の方が大きかった。
雨は強さを増してきたらしく、窓枠を打ちつける音がかすかに痛々しい。
さすがに手術用のベッドに寝かすわけにはいかないので、仕方なくブラックジャック用のベッドをキリコに提供した。つまりピノコの寝床とは隣り同士ということになる。
「この雨だし、どうやら先生は今日中に戻ってこれないようだな」
「・・・・・」
ピノコは隙間なくひっついているベッドとベッドを引き離したくて仕方なかった。もちろん非力な少女の力では叶うはずもない。
「まあ、それほど急ぎの用というわけでもないし。今夜は久しぶりに可愛らしいパートナーを横にして寝れるんだからな・・・少しは感謝といったところか」
そう言ってキリコは、幼い少女の柔らかな髪を二、三回撫でた。
ピノコはビクッと男の手を振りほどく。心臓が怖いくらいに早く打っている。
「・・・ピノコに触やないでっ・・・!」
「おやおや」
キリコは全く動じた様子もなく、薄ら笑いすら浮かべてピノコを見下ろしている。
ピノコは睨みつけた後サッと目をそらし、自分のベッドに潜り込もうとしたが、ふと思い立って何かを取りに寝室を出た。
戻ってきた彼女の腕の中には茶目っ気のある女の子の顔をした丸っこい人形が抱えられていた。以前、ブラックジャックがオペのためメキシコに行った時のお土産で、ピノコの一番の宝物なのである。
「いつもそれを抱いて眠ってるのかい?」
キリコの質問に答えず、ピノコは背中を向けて布団をかぶった。
ブラックジャックがいなくて寂しい夜、ピノコはこんな風にこの人形を抱きしめ孤独を忘れようとしてきた。
そうすると、まるで先生に抱擁されているかのような暖かい錯覚に包まれ、いつの間にか安らかな眠りにつくことができるのだ。
今夜もちぇんちぇえの夢を見ながら、ピノコは寝るんら。
そちて目が覚めたら、本物のちぇんちぇえが笑顔でピノコを起こちてくれるのよさ・・・・・
穏やかな夢の世界から現実へ揺り戻されたとき、初めは何をされてるのかさっぱりわからなかった。まず、曲げたり伸ばしたりしてみた指に人形の感触が見当たらない。
それから、徐々に覚醒してきた素肌に、熱く湿った何かが滑っていく・・・。
意味のわからない恐怖がピノコの意識をはっきりと叩き起こした。
自分の幼い裸体の上でうごめく、髪の長い男。片目には眼帯をし、頬は削げて痩せている。
男が顔を上げた。目が合うと──にやりと笑った。男はまぎれもなく、ドクターキリコであった。
「・・・なに・・・?・・・なにやってゆの・・・?」
「お目覚めかい、“ピノコ”ちゃん」
茫然としているピノコの唇をキリコが吸った。
「んっ・・・!!んーっ!んーっ!」
ピノコは必死で離れようともがくものの、虚しいほどに接着したままである。
拷問はさらに酷くなった。男の熱っぽい舌が無理やり侵入してきて、ピノコの口の中を自在に犯し始めたのだ。
「・・・!!」
唇と唇の接触だけなら、まだ許せた。自由は奪われていても、まだ自分を奪われてはいないから。
だけどこれはもう、完全にピノコの敗北であった。歯列をなぞられ、頬の肉を撫で上げられ、唾液を舌に練り込められるなんて、『汚された』という感情以外、何も、何も残らない。
(ピノコ、汚い・・・)こんな口で、もう先生とキスなんかできない。──永遠に。ピノコの大きな瞳が潤んだかと思うと、涙の粒となって流れ落ちた。
ピノコが泣いているのに気づいたキリコは唇を離した。キュパッ、とだらしない粘膜の音が弾け、透明の糸が伝い途切れた。
「・・・なんでピノコにこんなことすゆの・・・?」
ぼやけた視界に映るキリコの表情は全く読み取れなかった。
「ピノコの人形は・・・?ピノコなんで裸なの?なんでピノコを汚すのっ?・・・だいっきやいっ!!出ていって!!」
絶望から派生した怒りに、幼い喉はヒリヒリと痛んだ。
何度かまばたきしギュウッと目をつぶり、そうする内に何とかはっきり景色が見えるようになった。キリコの表情を目の当たりにしたピノコは、ショックで腹立ちすらかき消えてしまった。
信じられなかった、──キリコは笑っていた。
まるでピノコの怒のエネルギーを丸ごと吸収し、真逆の力に変えて活用しているかのごとく、彼は心底嬉しそうに笑みを広げているのである。
「泣き顔、最高に可愛いねえ〜。・・・ククク、気に入った。今夜は一晩中、虐めて虐めて虐めまくってやるよ。どんな鳴き声をするのか、どんな風にして悶えるのか、こりゃあ楽しみだぜ・・・」
それがキリコの、本当の“豹変”の合図であった。
「・・・あっ・・・!!」
ピノコの小さな体がビクンッと反応した。
胸の突起、皮に守られた未熟な陰豆、閉じた割れ目──この三点を同時に攻められたのだからたまらない。
さすがに眠いので、今日はここまでm(__)m
エロシーン、むずすぎ↓キリコは受け入れてもらえるのかどうか・・・・・
ぶらぴーさん
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
またイイ所でおわっとる…
キリコ×ピノコ イイ!
続きおながいします。(;´Д`)ハァハァ
612 :
ぶらぴー ◆jrUMsOzK2E :2005/08/10(水) 23:54:38 ID:TcHo4zkv
キリXピノの続き、投下します。
本番アリ、キリコ鬼畜なので苦手な方はスルーを。
桃色の乳首をぐりぐりと弄ばれ、右手の親指と人差し指が同時にクリトリスと秘裂の入り口にちょっかいを出す。
「やだあーっ!!やだっ!やめてえーっ!!」今触られている箇所は普段、服や下着の内にしまい込み、決して軽々しく人に──ましてや男性にさらすべき場所ではないはずだ。
それなのにこんなにもあっさりと、見られているだけでなく好き勝手に触られているなんて…。しかも何の愛情もない、こんな最低な安楽死医者に…!!
「ククク、いい声だ…。思う存分、鳴きなさい。…だが俺はやめる気なんかないね。こんな雨の夜にこんなボロ屋を訪ねてくる奴なんざ、ま、いないだろうな」
キリコの言葉は決定的な逃げ道の皆無の告知となり、ピノコをどす黒い暗闇に突き落とした。
一見病的に痩せているとはいえ、所詮は大人と無力な幼女。いかに隙を突こうが、男の下から脱出することなど不可能でしかない。
万が一、逃げれたところでこの狭い家屋内ではすぐに捕まってしまい、再び淫行の犠牲になるのが目に見えている。
「やだ…やだ…」
か細く震えながら、涙目でキリコに哀願する。
「ピノコおとなちくちてゆから…いい子にちゅゆから…だかや、変なコトちないで…」
「…ほお。変なコトとやらは」
キリコの両眼が怪しく歪み、
「…こうゆうことかい?」
そう言うや否や、唾液まみれの舌で胸の先端の果実をベロンと舐め上げ、指を一本、窮屈な膣内に潜り込ませた。
「ふあぁっ…!!」
全く未体験な刺激に、ピノコの口から初めて性的な匂いを響かせた喘ぎが飛び出す。
「おや…?おかしいな、ピノコちゃん。あれほど変なことをされるのを嫌がっていたわりに、随分嬉しそうな声を上げるじゃないか」
「違っ…嬉ちくなんか…んっ!!やはぁっ…」
必死で言い訳する暇も与えてもらえず、乳首を音をたててチュパチュパと吸われる。
「ふうんっ…、あんっ、あぅっ、ふあっ…!」
感じてしまうということはこの男に勝ちを譲る苦痛の結果にしかならないのに、もはやピノコの理性は効かず目をつぶって昇りつめてくる快楽に身をよじらせていた。
キリコは口に含んだ果実を熟成させつつ、指のスピードを徐々に増して出し入れし、時には中で軽く曲げたりなどして蜜園への奉仕も手を抜かなかった。
「ピノコちゃん、君は随分とまた、口と体で言ってることが違うねえ〜」
キリコはニヤッと笑って先ほどまで虐めていた乳首をピンと弾く。「んっ…!」ピノコの唇から漏れ出る切ない吐息。
「口ではやめてやめてばっかり言ってたくせに、ほら、どうだいこの可愛らしい乳首…コリコリに勃起して簡単に摘めるじゃないか」
言葉通りのことをされ、「やぅっ!!」と幼い少女は甘美な悲鳴を上げた。
「それにこれは一体なんなのかね?」
サッと突き出された指を目にして、ピノコは恥ずかしさのあまり真っ赤になった。
「最初の内は俺の侵入を拒んでいたくせに、ちょっと慣れたらこれだ。…君のいやらしい蜜で、指がぐちょぐちょになってしまったよ。よ〜くわかるだろう?」
キリコが指の角度を変えるたび、乏しい豆電球の明かりの下でもネラネラと愛液は潤んでいた。
「本当にやらしい娘だ。ピノコちゃんは変態だね」
キリコの蔑むような口調に、ピノコは何も言い返すことができなかった。
(…ちぇんちぇえっ…)
たまらなく、愛おしい人に逢いたい欲望が噴き出す。
(ちぇんちぇえ…どうちて帰ってこないの?ピノコ、いっぱいいっぱい、酷いことさえてるんらよ…)
キリコは手を伸ばすと、ベッドサイドにあるスタンドライトをつけた。橙色の光の帯がパッと広がり、眩しさにピノコは目を背ける。
「これでようく、見えるようになったな」
そう言うとキリコはガバッと前面に体を倒してきて、幼い少女を威圧しながら静かに囁いた。
「…フィニッシュといこうか」
“フィニッシュ”の意味するものが何なのか、当然ピノコにわかるはずもない。だが、ゾッとするような男の態度から察して、まだこれ以上に淫酷な行為が控えているのだということは容易に想像できた。
キリコはズボンのチャックを引き下ろし、すでに充分準備の整った男根を露出させた。
「…なにちゅゆの…!?」
ピノコは過去に二回ほど誤ってトイレのドアを開け、ブラックジャックの性器を見てしまったことがある。だから勘違いして、キリコに小便をかけられると思い込んでいるのだ。
しかし、男の取った行動は幼い少女の予想とは遙かに異なっていた。
「あっ…やあっ!!」
突然両脇を掴まれたかと思った瞬間、ぐるりと体を反転させられピノコはうつ伏せの状態となった。
「…いやあーっ!!」
キリコは小さなお尻を抱え上げた。
「ククク、こりゃあいい…ピノコちゃんのいやらしい所が全部丸見えだ。」
「…蜜でぬちゃぬちゃに光ってる穴、パクパク動いてまだ欲しがってやがる。皮かぶりだっていうのに生意気に、クリトリスも真っ赤になって膨らんでるよ。…お尻の穴も綺麗だねえ〜、シワが規則正しく円を描いてキュッと口をすぼめてる」
「や、らっ…やらぁっ!!見ないでーっ!!」
キリコの容赦ない言葉攻めと、割れ目どころかアナルまで確認されてしまった屈辱に、ピノコは泣き出してしまった。
「…もうっ、やめてえ…」
しゃくり上げるたび、膣も連鎖してピクッピクッと痙攣している。
キリコのサディスティックな感情がついに頂点に達した。
あの、こまっしゃくれで大人を小馬鹿にした偉そうな口を叩いていた小娘が、泣きじゃくって怯えている──
最高の舞台の完成だ。そうとなれば、もはや一分一秒とて我慢している意味などなくなった、後はぶち込むだけである。
「…いろいろ、酷いことしてすまなかったね」
キリコはいきり立った肉棒の先端をピタリとピノコの陰唇に押し当てた。
腰を振り、愛液を塗りつける。
「…なに…ちてゆの…?」
「なあに、…すぐ済むさ」
言い終わったとほぼ同時に、男根がメキッと膣口を裂いた。
「あっ…!?いっ、いああーっ!!」
下半身を抉られるような激痛にピノコは発作的に絶叫した。濡らして迎え入れやすくしていたとはいえ、やはり幼すぎる処女壺には大人の陰茎は負担が大きすぎた。
それでもキリコは躊躇するどころか、顔色一つ変えずゴツゴツと肉棒を押し入れていく。
「うああぁーっ!!!いたい!!いたいっ!!やめてっ、やめてえぇーっ!!!」
ピノコは全身をガクガクと震わし、顔は涙、唾液、汗でぐしょぐしょである。
時間はかかったものの、とうとう膣内に男根が完全に吸収された。幼い少女の懇願など聞く耳持たず、キリコは無慈悲にピストンを繰り返す。
「んあっ、うくっ…、ふうぅんっ…!!」
「ククッ…いい眺めだよ〜ピノコちゃん。苦しそうだねえ、どんな気分だい?子宮を男のチンポに突かれるっていうのは」
「……」
もはやピノコには、キリコの意地悪な質問に言い返す気勢も余裕も消失していた。──ただただ、この地獄が早く終わりますようにと、ひたすら耐えることで精一杯だったのだ。
(おっと…そろそろヤバイな)
射精の気配を感じたキリコは、少女の細い両腕を握って引き寄せ、一気に腰の動きを速めた。
「ふあっ!!あっ、んっ、んんっ、あんっ…!!」
上半身が反り返った格好でバックから荒々しく打ちつけられている。グチュッ、クチャッと、淫猥なメロディの接合音。ピノコは段々と、痛み以外の何か痺れるような感触が芽生えてきたことにぼんやりとした思考の中、気がついた。
(…イクッ!)
男の膣壁をこするスピードが最速になった。ピノコは敏感に反応する。
「…あっ、あっ、はあんっ、んっ、あっ!あぁんーっ!!」
体内に熱い液体が注ぎ込まれた。
キリコは全てを出し切ると、満足して大人しくなった息子を抜き取った。ぽっかりと口を開けた女陰から血や精液や愛液が混じり合ったモノが股間を伝いトロトロと落ちていく。
ピノコはぐったりと身を横たえ、肩で息をし自然に呼吸が元に戻るのに任せた。キリコは流れてくる汗を腕で乱雑に拭い、ベッド脇に置かれた目覚まし時計が示す時刻を捉えると、ひっそりほくそ笑んだ。
(後、余裕で一発はヤレるな。いや、上手くいけば二発は喰えるか…)
雨は相変わらず止む様子もなく降り続いている。
朝を迎えた空はどんよりと憂鬱な曇りを抱えてはいたけど、とりあえずは傘の心配は無用である。
キリコは爽快な面持ちで車に乗り、エンジンを切って丘を下っていった。
ブラックジャックと話をするのはまた今度でいい。どうせ死を望む患者はゴロゴロといるのだから。それよりも奴に、これ以上はない報復を喰らわしてやった。──奴が実の娘のように慈しんでいるかけがえのない存在を俺様が犯しまくってやったんだ!こんな愉快な復讐法はないぜ。
「ククッ…ふは、はーははははっ!」
キリコの歪んだ高笑いも、やがて車の姿と共に消えていった。
『俺が君を強姦した犯人だとばらしたら…先生の命が危なくなるのは充分承知しているね?』
散々ピノコを弄んだ後、キリコは優しい表情でそう脅しをかけてきた。
『……』
悔しさで体中がはちきれそうだった。
この男は、本物の死に神だ。真相を告げたが最後、間違いなく先生は標的にされてしまう。
ピノコの頭を軽くポンポンと叩くと、キリコはコートをひっつかみ肩に回して、捨て台詞を残して出て行った。
『…また機会があれば。な、“お嬢”ちゃん』
床に放り投げられていた人形をソッと拾い上げ、ギュウッと頬をくっつける。
「…全部、夢らったら…いいのにね」
長い長い、とても嫌な夢だったのなら──
けれどずっしりと重い疲労と、下腹部の鈍痛や熱が、残酷なほどに現実だと教えている。
ピノコは人形に顔を押しつけ泣いた。
人形の目の部分に滴が垂れ落ち、まるで一緒に泣いてるみたいだった。
629 :
ぶらぴー ◆jrUMsOzK2E :2005/08/11(木) 07:26:45 ID:pBxxCSR9
以上ですm(__)m
アホのように長々しくなってしまい申し訳ないです↓
書けば書くほどキリコのキャラがわかんなくなっていきました・・・。
あげてしまった・・・
すいません(>_<)
GJ!乙です!
632 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 15:49:23 ID:pmDjeFed
GJGJGJGJ------!!!!
ぶらぴーさん最高!
出来れば、その後のピノコとテンテーの話も書いて欲しい。ピノコがキリコに汚されたと知ったらテンテーはどうするのか??
ぶらぴーさん乙ですー!!エロース。
キリコのストライクゾーンの広さに笑ってしまった。
自分もその後の展開希望です。
ピノコタン可哀想なので、帰ってきた先生に
ちゃんと…って感じの。
ぶらぴーさん乙。
自分も続きキボンです。
キリコにヤられたのが初体験ぽいので、てんてーとその後どうなるのか気になりすぎる(´Д`)
スレ伸びてると思ったら、神降臨中だったんですね。(;´Д`)ハァハァ
ぶらぴーさん乙でした。
書き終えたSSを読み返して、キリコの変態っぷりに自分でヒいてましたがW温かい感想ばかりいただいてすんごい嬉しい(*´∀`*)みなさんありがとうです!
その後のBJとピノコですか・・・難しそうですが挑戦してみたいので、自分なりの“あの後の展開”を書け次第投下したいと思います〜。
ピノコがキリコに強姦された『一夜の悪戯』の続編を投下します。
カプはBJXピノコです。
再び雨の気配を匂わせていた暗雲も時間がたつにつれ徐々に彼方へと去っていき、六月の眩しい青空が地に佇む全てのものを鮮やかな色彩に浮かび上がらせている。
昨夜の名残を見せる水たまりを幾つか車のタイヤで踏み飛ばしながらブラックジャックは我が家を目指していた。
患者の予想外の急変に簡単に済むはずだったオペが、知識と技術と集中力を要する達成困難な長丁場となってしまった。挑んだ甲斐あって患者は無事に命の危機から生還し、後はどこかの病院でしばらく安静にしていれば何の問題もなく普通の生活に戻れるだろう。
道のりが険しかった分、例えようのない充足感に脳が満たされ、医者としての精気を高めていってくれる。
(ピノコの奴、怒ってるだろうな…)
あいつのことだ、おそらく一睡もせず俺からの電話を待っていたにちがいない。一応、ご機嫌直し用にケーキをしっかり買ってはいるが…抱きつきたいのをグッとこらえ、けたたましく自分に喰ってかかってくるピノコの姿を想像して、ブラックジャックの口元が無邪気に緩む。
家路に着いたので車を降り、ドア横のチャイムを軽く押す。少し待ってみたが反応はなかった。
(さすがにもう寝てしまったかな)
ブラックジャックは鍵を取り出しドアを開けて中に入った。
「ピノコ、帰ったぞー」
呼びかけてみたものの、やはり幼い少女が飛び跳ねてくる活発な足取りは聞こえてこない。
ケーキを冷蔵庫にしまい、往診カバンとコートを所定の位置に戻すと、疲労で重たい体をズシッと革張りの椅子に沈めた。
首周りのリボンを緩め、タバコの煙を深く吐き出す。
意識の中枢がぐらぐらと揺れまぶたが閉じそうになってしまう。軽くシャワーを浴びようかと考えていたが、これは睡眠を優先するに超したことはない。ブラックジャックはもう一口タバコを吸い込むとギュッと灰皿に押しつけ、床にスリッパを響かせながら寝室へ向かった。
(パジャマに着替えるのもめんどくさいな…まあいいか、このままのカッコで寝ちまえ)
大きく口を開けてアクビを洩らし、ドアノブを掴むとぐるっと回して内側に押した。
──視界が捉えたものを理解するのに、わずかな時間では到底不可能であった。
「……」
ブラックジャックは無言で、入り口に立ち尽くしていた。
そして歩を進め、その“衝撃”を目をそらさず間近で受け止めた。
乱れまくったベッドの上、何一つ身につけていない全裸のピノコが、小さな体をさらに縮こめてお気に入りの人形を抱きしめている。
閉じた瞳から頬にかけて薄く涙の跡が刻まれていた。
彼女の股間や太ももにこびりついている、固まった醜臭を放つ大量の液体。──それの大部分が精液であることも、紅く乾いた線が血であることも、揺るぎようのない“現実”であった。
部屋の端っこにピノコのネグリジェと下着が粗雑に丸められて落ちていた。
「……ピノ、コ……」
ブラックジャックの口から、無自覚のまま放出された、色のない呟き。
ピノコが、どこかの男に、犯された……。
「ちぇんちぇ……」
ハッとして少女の顔に視線を集中させる。
「おきっ…、てたのか……?」
こくんと頷いたピノコはうっすらと目を開けて、弱々しい笑みを浮かべていた。
「ちぇんちぇ…お帰りなちゃい…」
「あっ…ああ、ただいま、ピノコ…」
「ピノコ、ね……」
そこで途切れてしまい、フウーッ…と一つ深呼吸してから再び挑戦しようとする。
「ピノコね…ピノコっ……」
限界が、訪れた。
ぷつりと糸の切れてしまった凧のようにピノコの自制は決壊し、笑みを保てなくなった瞳から大粒の涙が流れ落ちる。
人形にすがりつくような格好で、なりふり構わず泣き叫ぶピノコ。
彼女の悲しみ、失ったモノのあまりの大きさ、……忘れることなどできやしない、壮絶な体験。
それら全てがグサリグサリと、ブラックジャックの全身に突き刺さり細胞に訴えかけてくる。
「…ちぇん、ちぇっ…」
「何も言うなっ!!……何も、何も言わなくていい、ピノコっ……」
抑制が効かなくなりそうになる自我を拳が震えるほどきつく握りしめることでかろうじてなだめ、精一杯波を鎮めた声で気遣う。
(俺までおかしくなってどうする!!……こんな目にあって、一番つらいのはピノコなんだ……!!)
二人にとって、苛酷すぎる嵐の中、時間だけがいつもと変わりなく冷静に過ぎていった。
「ちぇんちぇえ、おはよ…」
「…おはよう、ピノコ」
──“あの日”から、三週間後の朝。
お互い『事件』については全くと言っていいほど触れていない。犯人が一体誰なのかブラックジャックは問い質したりもしなかった。
ピノコはだいぶ元気を取り戻しており、受け答えにもちゃんと応じるし普通に笑う。
それでも、以前のような奔放な明るさは影を潜めてしまい、口を閉ざしていることが多くなった。
賑やかしかった食事も今では会話より食器や汁物を啜る無個性な音の方が耳につく。
「…ごちそうさま」
「ちぇんちぇえ、今日はどっかオペちに行くの?」
「いや、今のところ予定はないよ」
「んじゃピノコ、後でおひゆご飯の買い物行ってくゆね」
「ああ、わかった」
あれ以来、ブラックジャックはオペの往診をほとんど断っていた。理由は明白で、ピノコを一人残して家を空けることを恐れているのである。
もうどうしても他の医者では無理だと頑なに懇願された場合は絶対にピノコも連れていく考えでいる。今のところはまだそんなケースが生じていないため実行はしていないが。
「行ってきまーちゅ」
ピノコの伸びた声が響き、バタンと玄関のドアが閉まった。態度や口にこそ出さないが、ブラックジャックは一人でいる時、常にピノコを陵辱した犯人について思考を巡らせていた。
ピノコは精神的に未熟ではあるけど馬鹿な娘ではない。自分が不在の間の戸締まり管理は厳しく言い聞かせてきたし、例え診療依頼だろうが見知らぬ人間の訪問は拒否する約束を守り続けてきたはずだ。
ということは、一度以上の面識がある奴になる。……しかし患者のほとんどは感謝にしろ罵倒にしろ、電話を通して済ませてしまう。オペのお礼に何か贈り物を持ってくるにしてもやはり事前にブラックジャックの居在を確認してくる。
第一どんなに好印象だったであろうが、男の客は入れるなと絶対条件として厳しくピノコに叩き込んであるのだ。
(窓ガラスも玄関のドアも壊された形跡は一切なかった…。だから無理やり侵入してきたわけでもない…)
俺の条件をもかいくぐり、ピノコに易々と入室を許させた相手………。
その時、一人の男の姿が鮮烈に脳裏に咲いた。
ブラックジャックの目が大きく見開く。
(……まさか……)
あり得ない。──即座に別の回路が強い否定を示す。
脳裏に浮かんだ人物像は特色の濃い風体をしている。
左目には眼帯、伸びるに任せた手入れのしてない長髪、面長な顔は痩せて貧相だが異様な力をぎらつかせる不気味な瞳。
(キリコなら何度も面識があるし、奴ならピノコも家に通すだろう。)
だがキリコが無力な少女を無理やり強姦するなんて、どうしたって結びつかない。
あの男は命の価値観がまるで食い違う、煩わしい敵ではあるが人間的には一見危険そうに感じるだけで腐ってはいない。賛同する気にもならないが奴は奴で信念があり、医者としてのプライドも持ち合わせている。
だからこそブラックジャックは、安楽死などという死に神の真似事をしていながらもキリコのことを本気で憎悪しているわけではないのだ。
しかしピノコが処女を強奪されたのはまぎれもない事実であり、他に思いつく人間は──今のところ、いない。
(………)
結論を出すには早すぎる。
もしかしたら俺は、奴を買いかぶりすぎていたんじゃないか?
小賢しい者は本当の素顔を隠すのが上手い……そのことを頭にしっかり留めておかねば。
今日は客もなく、暇な一日であった。
真夜中に突然急患を運び込んでくる輩もいるが、飯を食い、風呂も入り、適当に本でも読んでいれば、後は夢の世界の住人となってそれで終いである。
「ちぇんちぇ、おやちゅみなちゃあい」
「ああ、…おやすみ」
ネグリジェの裾をひらひらと泳がせ、ピノコは寝室へと去っていった。
ブラックジャックは電気を消し、薄手の毛布を羽織ってソファーに寝転んだ。
中途半端ですが、いったんここまでm(__)m
続きは昼か夕方にでも、無理でも夜には投下したいと思います。
人いないんかな?
書き込みなくて寂しい・・(´Д`;)
では続き投下します↓
おおっ!さっそく続編が!
これからが気になります。(;´Д`)ハァハァ
ぶらぴーさんがんばってください。
楽しみにしてますので!
神降臨中!!ヽ(゚∀゚)ノ
ガンガレ!!
人いたー(´∀`*)
ガンガリます!
なんか禁止みたいなん喰らってて、やっと書き込めるようになりました・・・
んではホンマに続き投下ー。
……“あの日”から、一週間もたたない頃だっただろうか。事件以来、微熱が続き、中度の不眠の症状に侵されていたピノコがその日は珍しく割と早々と寝息をたて始めたのである。
その姿を目にして安堵しながらブラックジャックもいつしか眠りについた。
──寝ぼけた意識の中、何やら奇妙な喘ぎが入り込んできて、段々とその音が大きくなりこれは夢とは違うことに気づいた彼はガバッと跳ね起き、隣りのベッドを見た。
「いやっ…やめてっ、やだあっ…!!…ちぇんちぇえっ、ちぇんちぇえたちゅけてっ…!!」
掛け布団を脇にずり落とし、か細い二の腕を突き上げて振り回すピノコ。苦悶に波打つ顔からはびっしりと汗の粒が噴き出しており、悪夢との闘いの壮絶さを克明に示している。
ブラックジャックはベッドから這い出て、ピノコの暴れる両腕を掴んで固定し、懸命に少女の名を呼ぶ。
「ピノコっ!!おいピノコ、しっかりしろっ!わたしはちゃんとここにいるぞ!」
声が届いたのか、ピノコはきつく寄せた眉間を徐々に解きつつぼんやりと薄目を開けた。
思わず笑みが広がるブラックジャック。
「ピノコ…」
ところが、少女の表情は一瞬にして恐怖で引きつり、
「いやーっ!!」
と悲鳴を上げて激しい力でブラックジャックの手を振り払った。
茫然と行き場の無くなった右の手のひらを何とか気を取り直し、優しく少女の頭に伸ばそうとする。
「やだっ!やだっ!!触やないでっ!!」
間髪を入れずぶち撒かれた拒絶の追いうちにそのまま固まる男の右手。
ピノコはお尻でずり下がり、枕を抱き寄せて小刻みに震え、唇を噛みしめている。
フラッシュバックか──。
唐突に、ピノコの態度を解明に導く答えが弾き出された。
ピノコは夢の中で陵辱の再現に苦しめられ、そして目を覚ました瞬間、眼前の光景──自分の体の上に跨って腕の自由を束縛している男の影に、あの日消すことのできない傷を刻まれた残酷な記憶が重なったのだ。
つまり少女はまだ悪夢の延長上にいて、手のひらを差し出してきた相手が救いを求めていたブラックジャック本人だと識別できていない。
(……クソッ…!!)
抱きしめて、落ち着かせてやることも叶わず、何も出来ずにこうしてピノコが平静を取り戻すのをただ傍観していなければならない無力さが、耐え難いほど悔しかった。
次の日の就寝前、ピノコは消え入りそうな声でこう言った。
「…ちぇんちぇえ……ピノコ、こえかやソファーで寝ゆ……。」
何故だ、とわざわざ聞かなくてもわかる。
ピノコは怖いのだ、横に男の気配を感じながら一夜を過ごすのが。それが安全なブラックジャックであると頭では理解していても、体に染み込んだトラウマはそうはいかない。
(………)
ブラックジャックは重たげに言葉を吐いた。
「……わたしがソファーで寝るから、お前はベッドで寝なさい。それならかまわん」
「ちょんなのっ…、らってピノコのわがままなのに…」
「ソファーは寝にくいし、ここは冷える。わたしは慣れてるから大丈夫だ。…この条件じゃなきゃダメだ、言うことは聞けん」
「………」
結局、ピノコはうつむいて「……ごめんなちゃい……」と、提示された条件を飲んだ。
そういう流れを経て、以来ブラックジャックは応接間のソファーを寝具に使い、ピノコとは別々の空間で朝を迎えていた。
彼は優秀な医者であると同時に、一人の常識ある人間でもある。
レイプで処女を喪失するという痛ましい体験は、いとも容易く被害者の性格を変化させてしまう。特にピノコのような精神年齢の未発達な幼児などはイチコロだ。
執拗に抱きついてくる行為こそ少女の最大の愛情表現だったのが、今では手を握りしめてくることさえ無くなった。
そんなピノコの気持ちを大いに汲み、ブラックジャック自身もあまり近くなりすぎないよう適度な間隔を置いて接していた。
けれど……。
腕を枕代わりにしてギュッと目をつぶり、暗闇に浮かぶかつての無邪気そのもののピノコの面影に想いを馳せる。
『ピノコはちぇんちぇの奥たんなんらからあっ!』
頬に当たる、柔らかい唇。抱擁を求めてくる小さな体の、なんと温かくて安らげることか。
本当は、寂しくてたまらなかった。
ほんの少し手を伸ばせば、いつだって届く距離にいながら、決してピノコに触れられない境遇が引き裂かれそうなほどブラックジャックを苦しめていた。
耳を澄ませば、未だに時おり寝室から漏れ聞こえてくる悲痛の呻き声にも、どうしてやることもできない歯痒さに全身の筋肉がギリギリと圧縮されていく。
当たり前のように横に並んで、たまに自分の寝床を抜けて潜り込んできたピノコを腕に抱きながら眠ることもあったというのに。
どうして二人は、こんなにも遠く離れ、違う場所で夜を耐えなきゃならないのだろう。
(俺達はずっとこのままなのか……?…畜生っ…!!ピノコを、よくも汚しやがって……!!)
誰にぶつけていいのかわからない奈落の憤怒を握った拳に固め、ブラックジャックは何度も背もたれの軟弱な脇腹を殴りつけた。
夕方の五時を過ぎると空も次第に明るさを失い、昼間の顔を忘れていく。
ドクターキリコは医療用具を詰め込んだ鞄を手にしながら街頭を歩いていた。
視線の先に見知った男を捉える。こっちに向かってくるので、軽い口調で声をかけた。
「よお、ブラックジャックじゃないか」
近づいてきた男も早速やり返す。
「今からまた人を殺しに行くのか?…それとももう殺してきた帰りかい?」
キリコは答えず、居酒屋を指差し
「まあ立ち話もなんだし、たまには一杯やろうぜ」
「ああ、そうだな」
二人は店に入るとカウンターに腰かけ、ビールと突き出しを頼んだ。
「…どうした?何やら深刻な悩みを抱えてますってな顔してるぜ」
おしぼりで手を拭きながらキリコが言った。
(さすがに鋭い奴だ……)
「ああ…、…悩みと言えば悩みだな」
「また助かる見込みのないクランケに手を出して失敗したのか?」
わざと皮肉を滲ますキリコを無視し、ブラックジャックは直球を投げつけた。
「うちのピノコがわたしの留守中、強姦された。一ヶ月ほど前になる、犯人は誰かわかっていない」
周囲の人間を気にしてかなり抑えた声で発したが、横にいるキリコには充分な音量であろう。
「ピノコとは、…あのちっちゃな女の子のことかい?」
「そうだ」
「そいつあ…惨い話だな…。あんな子供をそういった対象に見やがるなんて、…全く世の中には変態がいるもんだ」
(………)
キリコの反応は至って自然であった。
こいつならこういった態度を取るだろうとの予想の範囲枠に完璧に収まっている。
ブラックジャックだって幾つもの修羅場をかいくぐってきた男なのだ、その気になれば相手の素性を見破ることなど簡単にこなせる。
(……やはりキリコではなかったのか……)
──10分ほどしてブラックジャックは立ち上がった。
「おや、お早いお帰りで」
「あまりピノコを一人にしておきたくないからな…」
「誘ったのは俺だ、金はいいぜ」
「ああ、恩に着る。じゃあな」
「ああ」
ブラックジャックの後ろ姿が自動ドアの向こうに消えていき、キリコは傲慢に溢れた笑みを口元に乗せジョッキを傾ける。
(俺を探ろうとしたのかい、ブラックジャック…)
いきなり正面からぶつければ、この俺がボロを出すとでも?
(笑わせてくれるぜ)
余裕たっぷりにとんぺい焼きを味わいながら、ふと脳裏に犯されて泣きじゃくっているピノコの姿態が蘇ってきた。
(ありゃあ最高のおもちゃだったな)
そこで淫猥なイタズラを思いつき、15分後、精算を済ませ店を出たキリコは人気のない路地に入り込んで携帯のボタンを押した。
電話がかかってきた時、ピノコはちょうど夕食の準備の真っ最中であった。
エプロンで水気を拭き取り、身軽な動作で駆けていく。
「もちもち、ブヤックジャックちぇんちぇのお家でちゅ」
「ふふふ…相変わらず、甘あい声だね、お嬢ちゃん」
──二度と耳にしたくなかった、特徴のある喋り方。
とっさに落としそうになった受話器をかろうじて机の面に支えてもらう。
「おっと、切っちゃだめだぜ。もし切っちゃったら…そうだなあ、ブラックジャック先生に“ピノコ”ちゃんがセックスの時、どんなに淫乱に男のちんぽを喰わえ込むか詳しく教えてやろうかな」
「らめっ…!!ちぇ…ちぇんちぇえには、言わないでえっ…」
「本当にいやらしい子だねえ…、君は。いやいや言うのは口ばっかり、ちょっと弄っただけで乳首はコリコリになるし、あそこはくちゃくちゃ変な音ばかりたててお漏らししたみたいにシーツを濡らして…」
あの時の感触を思い出し、カッとピノコの体が燃える。
「男のモノを入れられた時、痛かったのも最初だけだろう?…すぐに気持ちよくなったんだろ?俺に後ろから思いきり突かれて、動物みたいに喘いで喜んでたね」
「もうやめてっ…!!」
聞きたくない、聞きたくない……!!
せっかく──せっかく忘れようと、“忘れたい”と頑張ってきたのに……。
キリコの悪意が少女の深い傷に塩を塗り込み、恥辱の攻めの味をますます濃厚に仕上げていく。
「先生は何にも知らずに騙されてるんだろうねえ。……昔と変わらず、純真無垢で自分は綺麗ですってな顔して暮らしてるのかい?え、ピノコちゃん?…君は変態で、淫乱で、やらしくてずるくて汚れてるんだよ。ごまかさないでちゃんと認めなくちゃね」
この言葉の群れが決定的な打撃となり、ピノコの脆くなった心をズタズタに粉砕した。
めちゃ長だけど、またここで切ります。すいません・・・。
誰やねんバリにキャラ変わってる鬼畜キリコが書いててすんごい楽しいW
残り書けたらまた投下しにきます。
うおー大量投下、乙です!
ブラピーさん続きが…気になります(;´Д`)
目が冴えて寝れない・・・orz
なので残り全部、投下しきっちゃいます。
エロパロ板なのに今んとこほぼエロ皆無なんに読み返して気づく・・・(´д`;)
ブラXピ本番ありエロになるんで、苦手な方はスルーで。
「…またしたくなったら、いつでも俺がお相手するよ。というよりしたくなるに決まってるけどね。淫乱でやらしいピノコちゃんのことだ、一回男の味を覚えてしまったらまた何度も試したくなるさ。…先生には内緒で楽しもうじゃないか、なあ、“お嬢”ちゃん」
低くこもった笑い声を最後に響かせ電話は切れた。
ピノコは受話器を元に戻すと、震えを鎮める儀式のように体を撫でさすり続けた。
頭の中でキリコの言葉がこだまする。
(汚い…汚い…汚い…)
それはどんどん増幅していき、少女の幼い脳細胞を食い散らかそしそうな勢いで締めつけてくる。
我慢できなくなりピノコは側頭部を押さえ込むと、そこから動き何かに追われてるみたいにして走った。
たどり着いたのは風呂場であった。
ピノコは落ち着きなく衣服を性急に脱ぎ捨て、浴室に飛び込みシャワーのコックをひねる。
真上から温かい湯の滝に打たれ石鹸を泡立て肌をこすっていく。
「汚い…、汚い…、ピノコ汚い…」
帰ってきたブラックジャックは台所に足を運び、まな板の上で半分ほど切られて放置されているトマトを目にした。
(ピノコの奴、トイレにでも行ってるのか…)
しかし奥からかすかにシャーという水音が聞こえてきたのでさすがに首を傾げたくなる。
(料理を途中で放り出して風呂に入ってるなんて、一体何を考えてるんだ)
まあいいか…と冷蔵庫から麦茶を取り出し、コップに移してゴクゴクと軽快に飲み干す。
やがてシャワーの音が止み、風呂から上がる気配を感じた。
「……ちぇんちぇ…」
声をかけられ視線を向けると、壁を隔ててピノコが頭だけ覗かせている。
「なんだ?」
ピノコはなかなかこっちに来ない。なぜか出ていくのをためらっている様子だった。
「どうした?なぜずっと、そうやって隠れてるんだ?」
読めないピノコの行動にブラックジャックは多少苛立ちを感じていた。
しばらくしてピノコは頭を引っ込めたかと思うと、やっと壁の向こうから姿を現した。
(!!……)
「……おまえっ…、なんてカッコしてるんだ!」
ピノコは下着すら身につけず、上から下まで幼い裸体をさらけ出し立っていた。恥ずかしさよりも悲しみを含ませた瞳で少女はソッと尋ねてきた。
「……ちぇんちぇえ、ピノコ…汚い…?」
「……なにっ…?」
「お風呂で、いっぱいいっぱい洗やったの…。こうちて、真っ赤っかになゆくやい何回もこちゅったのよさ…」
と、腕を強く撫でさすり実演してみせる。
「けろダメなの…ろんなにちぇっけんできえいにちても、汚えてるって…汚いとちか、思えなくてっ……」
涙で声を奪われてしまい、もうとても喋れる状態ではない。ブラックジャックは唇を震わしてピノコの間違いを強く否定した。
「おまえは汚れてなんかいないっ!!馬鹿なことを考えるなっ!…おまえは綺麗だよ、ピノコ…汚いわけがないだろう…!」
ピノコは嗚咽を織り交ぜながらも懸命に言葉を押し出す。
「ほんと、にっ…?ピノコ、汚くないの…?」
「わたしがこんな時に冗談を言うと思うか?おまえは汚れてなんかいないさ…。さあ、早く服を着てきなさい」
肩を小さく痙攣させ、ズッと鼻をすするピノコ。
「…じゃあ…、…ちぇんちぇ、ピノコに触ってくえゆ……?」
ブラックジャックは激しく動揺したが、それを表に出さすよう必死で抑え込む。
「ああ…、触って、やるとも……」
ピノコは指先を唇、胸の突起、そして割れ目へと体のあちこちに滑らせて、
「ここも…、ここも…、ここも…、…汚さえたトコも全部、ちぇんちぇえ触ってくれゆ…?」
潤んだ面持ちで弱々しくすがりついてくる、けなげな少女。胃がギュウッときしむ。……一呼吸置き、ブラックジャックは頷いた。
「…ああ。…ピノコの全部を、触ってやろう…」
「…横になりなさい」
ブラックジャックに命じられるまま、ソファーにあお向けになるピノコ。もじもじと胸と股間を隠している。
「……触れるぞ」
ピノコは小さく頭を振った。
体重をかけて前に倒れていく。ギシッとソファーが短く悲鳴を上げる。
ブラックジャックは手のひらをピノコの頬に静かに這わせた。久しぶりの、懐かしい感触。──そして唇を落とし、二人は初めての『本物』のキスを交わした。一度離れ、また唇を重ねる。それを幾度か繰り返すうち段々大胆なキスになっていった。
舌を差し入れ、捉えた紅い獣とべちゃべちゃに唾液まみれになりながら交わり合う。
「んっ……」
ピノコの熱を帯びた吐息がブラックジャックの舌に伝わる。次は桃色の乳頭をそれでくすぐる。
泣いてるみたいな甘い声がピノコの喉を震わした。
首筋、鎖骨、耳の裏、脇腹、太もも…まんべんなく、たどった形跡を残していく。
足を開かせ、最後の部分──最も清めてほしがっている箇所についに触れた。
「はあぁんっ…!」
溢れてくる蜜をすすり、奥へ奥へと舌を突き動かす。皮に守られた陰核も先端で優しく舐め上げる。
「ふぁあっ…!!ふっ…、んやぁあっ…!!」
ここを得体の知れない男の醜棒が通ったのかと思うと、燃え盛るような腹立ちに理性を止められ、濃厚な愛撫を繰り返していく。
(畜生っ…!畜生っ…!!)
「……ちぇん、ちぇえ……」
ピノコに声をかけられ、初めて陰唇から顔を上げた。
「ちぇんちぇえのをね…、…ピノコのちょこに、入えてほちい……」
「なっ……ダッ、ダメだ!そんなことしたら…」
「お願い、ちぇんちぇ…ピノコ、……忘えたいの……。ちょこをちぇんちぇだけでいっぱいにちてぇ…」
「………」
そうか……。
充分堅くなっていた男根を、望みのままに膣に沈めていく。外にまで蜜を滴らせるほど潤っているそこはすんなりと根元まで飲み込んだ。
「ふあぁんっ…!んぁっ、んんっ…!!」
恍惚としてもだえるピノコ。
腰を動かして肉壁をこすり、間違いなくブラックジャックも快感を得てはいた。けれど、
心は悲しいほどに空っぽであった。
こんな形で俺は、ピノコと愛し合いたくなんてなかった。
犯された傷の埋め合わせでなんて……。普通に気持ちが同調しお互いに求め合う、そんな時が訪れるまでいつまでだって待つ気でいたのに。ピノコの中に放ちながら、運命の残酷さをブラックジャックは憎んだ。
男の片腕に優しく包まれ、スウスウと安らかな寝息をたてている幼い少女。
その幸せに染められた顔はいつまで見ていても飽きなかった。
“おかえり"、ピノコ。
(やっと俺の腕の中に帰ってきてくれた…)
──事が終わって、空虚に蝕まれながら体を離したブラックジャックに、ピノコはゆっくりと囁いた。
『…ちぇんちぇ、大ちゅき…』
その一言がブラックジャックの気持ちを変えたのだ。
きっかけなんて何だっていいではないか──本当に大事なのは、“これから"だ。
わたしはピノコを愛しているし、ピノコもわたしも愛してくれている。それさえ確かなら充分なのだ。
「…また二人でやり直そう、ピノコ」
そう言って、眠っている少女の鼻に唇を添えた。
END
ジャピノお疲れ様でした!!!
GJ!!
(;´Д`)ハァハァ
もうすごく萌えた(*´д`*)
675 :
ぶらぴー ◆jrUMsOzK2E :2005/08/15(月) 02:19:33 ID:hPOGAYDg
以上です。
後半のエロの部分、文章が全然浮かんでこなくてめちゃ苦労しました・・・。
純情?BJは難しい(´д`;)〜
めちゃ亀レスですが前転パンダさんのBJ、原作のイメージを損なわない鬼畜ぶりに禿げ萌えました!
長々とレスを消費してしまい、申し訳ないです。他の職人様の降臨期待しつつ、この辺で失礼します。
>>674 早速レスありがとうです〜(´∀`*)
エロにしこたま手間取ったんで、「萌えた」って言われると書ききってよかった・・・としみじみ嬉しい(泣
ぶらぴーさん本当にもつかれ様ですノシ
BJのピノコに対する想いとかが切なくてよかったです。
自分的にキリコのキャラもよかったです。言葉責めとか(´Д`)ハアハア
また気が向いたらでイイので萌えを投下してください(´∀`人)
>>677 キリコは書いててホントに楽しかったですW
次は・・・やっぱり鬼畜BJを書きたいなー(*´∀`*)
GJ!GJ!
鬼畜なキリコがえぇなぁ
ところでぶらぴー氏、投下に時間がかかってしまうのは規制に引っかかっているからかな?
もし書きながら投下しているとすると、職人が多くなったりした場合、ちと問題が出る。。。
あと、作品投下以外に(まえがき、あとがきくらいは普通だが)雑談もコテでやると、妙に煙たがられて、
荒れるもとになったりすることもあるから気ぃつけぇな。そういったコテを過去にも何人も見ててな……。
いい文章書いてくれるから、心配になっちまってよ。気に障ったら聞き流してくれ。
>>679 ぶらぴーです。
気に障るどころか、的確なアドバイスありがたいです。
以後は気をつけてまた投下にチャレンジしに来ます(´∀`*)
感想もどうもです!もお涙モンですね(ノд`)ありがたいっす
681 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 15:28:53 ID:fpmvrz5j
面白かったです!鬼畜な悪役キリコとピノコに対して
あくまで優しいBJの対比がナイス!
キリコは原作よりも、チャンピオンで月イチ連載の
山本賢治版をイメージするとしっくりきますね。
そういや、山本賢治版で如月先生がどんな感じになってるのか気になる。
自分、如月先生萌えなもんで。
ぶらぴーさん、乙でした。GJ!!(・∀・)d
次回作の方も期待してまつ。
684 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:38:01 ID:wq56+ZX1
>>682 BJ×如月先生は当方も一度は読んでみたいカプ二番目です。
「めぐり会い」でのイメージ壊されそうだからイヤ
だって人もいるだろうけど。
あとブラッククイーンも。ロックとケンカしたのち、半ば自暴自棄
になって強引にBJに「抱いて」と迫るシチュエーションとか似合いそう
誰かBJ×如月先生書いてくれるネ申いないかなぁ〜〜〜
>>684 BJとクイーンのカプみてええ(;´Д`)
強引に迫りそうだw
キリコXユリ(メイン)+BJXユリのSSを投下します。
ユリの一人称で綴っています。
キリコ相変わらず鬼畜、BJ陰険で鬼畜Wユリの完璧な片思いで報われない恋です。
本番あり、喘ぎ声とか台詞は少ないです。
苦手な方はスルーを。では投下します↓
がちゃがちゃと鍵穴が回される音を聞き、私は顔を上げて玄関の方へ目をやった。
ドアが開くとそこには兄が立っていた。兄は乱暴にドアを戻し靴を脱いで部屋に上がる。
「お帰りなさい」
私は口を開く。
「ご飯できてるけど食べる?」
兄は無言で横を通り過ぎ、コートをハンガーにかけてから椅子を引いて座りテーブルに着いた。
私は自分の分も皿に盛り用意した食事を卓上に並べていく。いただきますもなく向かい合って、ただ黙々と料理に箸をつける。これが日常、これが当たり前の私達のいつもの風景。食事が終わると兄はビールを飲んだりシャワーを浴びたりして好き勝手に一人の時間を楽しむ。
そうして一通りのことを済ますとやっと思い出したみたいに私を寝室へと誘う。私はもちろん逆らわず素直に兄の後をついていく。
電気を消した暗い室内、ルームランプの頼りない光を浴びながら服も下着も全て脱ぎ去る。
傍らで静かにその様子を眺めていた兄は素裸になったのを確認すると近づいてきて私をベッドに押し倒した。
熱い舌が私の口の中を貪り貫く。乳房の頂きを攻めたてられ、我慢できず淫靡な獣のごとき鳴き声を洩らしてしまう。
二指を突き入れられた秘唇は自分でもわかるほどすでに蜜を溢れさせ、激しくかき混ぜられるごとに太ももの内側にまで飛び散ってだらしなく糸を引く。
兄は指を抜き取ると欲に負けた愛液まみれのそれを私の眼前に持ってきた。
私は唇を開きそれに吸いつく。甘酸っぱい味覚に舌が痺れ、丁寧に舐め取り綺麗にする。
兄に命じられるまま、堅く膨らんだ男性自身をくわえ込み口を上下に往復させてしゃぶる。
添えていない方の手を私は自らの股間に差し入れて指で押し広げた女陰を弄ぶ。恥ずかしいほどに濡れ滴り、荒い呼吸と唾液で兄のものを汚していく。
兄は私をあお向けにして両足を高く抱え上げると待ちに待った肉の棒で私の中心を引き裂いた。
歓喜の悲鳴に私は溺れる。敏感な奥を幾度も擦られる恍惚感と兄と一つになっている幸せで、私の思考は狂わんばかりに溶けていく。
たまらなくなって求めると望んだ通りに兄の唇が私の唇に重なった。
上も下も兄とつながっている、この瞬間を逃したくないとばかりに兄の長い髪をかき分け背中に両腕を回し抱き寄せる。
中心を打ちつけてくる兄の腰が硬直したその刹那、燃えたぎるマグマが爆発し子宮の壁を殴打した。顎をのけぞらせ、兄の重みを受け止めながら、昇りつめた絶頂に私は意識を弾け飛ばしていった。
体を離し、つかの間の休憩を取ると兄は自分の寝室へと引き上げていく。
もう私には用はないと去っていく背中がそう言っている。
私はいつもこうして余韻に浸る肉体を一人ベッドの上で冷えていくのを待つのだ。
兄が初めて私を抱いたのは半年ぐらい前になる。
それはあまりにも突然で、そして想像もしていなかった展開だった。
その時以来、兄が求めるままに体を開くという関係を続けてきた。
私は気だるげに立ち上がりまだふらつく腰を抱えて浴室に向かった。
温かいお湯のシャワーを頭から浴びる。どろりとした白濁液が膣口から零れ落ち内股を伝っていくのを感じた。
兄は子供の頃から変わり者だった。
頭はよかったけれど人を寄せつけず自ら孤独になることを選んでいた。
十歳も年の離れた妹なんて兄にとってはうっとうしい存在でしかなかっただろう。暴力こそ振るいはしないが、冷たい態度や時には罵声を食らってばかりいた幼い私は殴られる以上に傷ついた。
それでも懲りず兄の後を追いかけ回していた。父と母はすでに戸籍上の夫婦でしかなく他に頼れる家族がいない寂しさのせいも確かにあったにちがいない。だけどそんな酷い仕打ちをされながら、なぜか兄のことが好きだったのだ。
私が思春期に差しかかるよりもずっと前に兄は家を出ていった。わかっているのは医者を目指しているということだけで、どこに住んでいるのか、どこの大学に通っているのか、完全に行方知れずとなった。
何年たっても兄の面影は薄れていくどころか逆に私の心を独占し消えてはくれなかった。
兄に逢いたい、もう一度──大人になって自立してからも毎日のようにそう願っていたと思う。
ある日事故に巻き込まれ大勢の怪我人に混じって救急車で運ばれた。夏の暑い一日だった。
その病院に兄はいた。医者として、私が担ぎ込まれた場所に。
兄は片目を失っていて眼帯をつけていたけれど、懐かしい面影は一切崩れておらず一目見て気づいた。向こうもすぐ私だとわかったみたいだった。
幸い何の後遺症も残らず退院できた私は一緒に住みたいと必死で説得した。なかなか兄は頷いてくれなかったが、幾つか条件を出しやっと承知してくれた。
俺に迷惑をかけない、俺が何をしようがいちいち詮索するな口出すな、そいつを守れるのなら置いてやってもいい。
そんなふうに兄は言った。私はそばにいれるだけで充分だったから何の不服も示さず飲んだ。
同居を始めて一年が過ぎた頃、兄は病院を辞めた。
土地を買いそこに小さな診療所を建てた。助手も誰も雇わず兄は独力で再出発の道を拓いた。──“安楽死”専門の医者として。
その闇の商売はひっそりと世間に知れ渡っていき、難病や全身不随など死にしか救いを見いだせない絶望的な状態の人々から連日依頼が途絶えないまでに発展していった。
兄は自分のことを“ドクターキリコ”と名乗り、その通称もあっという間に浸透した。人殺しだと蔑む人達からは“死に神の化身”などと呼ばれたりもしている。
私には安楽死の善悪なんて判断できないし第一口を挟む権利がないのだから何も言葉は出てこない。兄と一緒にいれて、同じ空間で暮らしていること、それさえあれば良かったのだ。本当に。それだけが私の全てだった。兄が極端な人嫌いで、むしろ今は感謝している。
だって誰にも奪われる不安に狩られずに済むから。
兄が私を愛していないのはわかっていた。けど私は兄を愛している。
一方通行でかまわない。兄がいてくれたらそれで私は幸せなのだから。
なのに、あの女が現れた。
街で買い物をしていたあの日、女性を連れた兄とたまたま出会った。
患者だろうと決めつけていた私に兄はいつもと何一つ変わらない口調のまま爆弾を叩き落とした。
『俺の恋人だ』
その言葉が冗談ではないことを念押しするかのこどく傍らの女が微笑みながら小さく頷いた。
家に一人帰りついた私はあらゆる濁った感情を轟かせ、枕を握りしめて泣き続けた。
兄が人を愛するなんて──。
女は優しそうで綺麗な顔立ちをしていた。だけど世の中にはもっと優しくて、もっと美人が腐るほどいる。
どうしてあの女を選んだんだろう。あの女のどこにそんなに惹かれたのか、──なぜ私じゃ駄目だったのか。
兄は家に戻らない日が多くなっていった。それが一週間近く続いた時には発狂しそうになった。
夜になると悶々として幾度も布団の中で寝返りを打つ。
今頃あの女は兄の下で喘いでいるのか──憎悪の嵐の中、私は自分で体をまさぐり始める。
乳首を摘んで揉みしだき、秘所の割れ目に指の腹をくい込ます。
しっとりと蜜が染み出てくる。私は下着が汚れるのも厭わず、指を直に潜らせ膣壁に刺激を与えていく。
兄とあの女が激しく絡み合う様を思い描きながら私は頬を紅潮させ慰みのブレーキを外す。欲しい欲しいと泣き喚く蜜園を三本の指で撫でさする。堅く勃ち上がった胸の突起は空気に触れただけでぴりぴりと電流が走った。
「あっ…」
声が零れてしまうのをもはや止められない。
怒りのエネルギーから産み出される興奮は通常のそれとは比べものにならないほど果てしなかった。ずん、ずんと絶えず快楽の波に体を揺さぶられてしまう。
自らを犯しながら紅く尖った陰豆にも思いきって指を這わす。
背中が瞬間、宙に浮き、筋肉を突っ張らせた足の先端が陸に打ち上げられた小魚のようにぴくぴくと跳ね回る。
「にい、さんっ……」
愛おしい人を無意識の中で呼びそのまま私は昇天へと達した。
兄の幻に私は抱かれていたのだ。
粘液に包まれふやけたこの指が兄の性器だったならどんなに嬉しかっただろう。汗が散らばった頬に涙の筋が一つ流れ消えていった。
兄と肉体的交渉を持つようになって月日がだいぶ経過した。仕事で外国に行っていった兄が帰宅し私はもちろん喜んだ。ところが恐ろしい悲劇が待っていた。──兄は伝染病を移されていたのである。
兄は診療所にこもりさまざまな治療を試みたものの、どうしても病魔を抹殺する手だてがないと悟ると小屋を所有する離れ小島へ去って自らを隔離してしまった。
兄は自殺する気なのだ。
動乱に陥りそうになる精神をかろうじて支え、私はある人のもとへ駆けつけた。ブラックジャック先生。──この人の腕なら兄を救えるかもしれない、唯一残された希望の灯りにしがみつくしか術はなかった。
私は先生と連れ立ってモーターボートで兄のいる無人島へと急いだ。
兄はやはり死ぬ決意をしていた。ダイナマイトを用意しておりこの島もろとも爆破させようと企てていたのである。
最初は頑なに抵抗していた兄だったけれど主症状である激しい腹痛に突然襲われ、床をのた打ち回って悶絶していたところへブラックジャック先生に麻酔を打たれ意識を失った。
手術は成功した。ブラックジャック先生は見事に病原体を探り当て兄を助けてくれたのだ。
私は心から先生に感謝した。幾らお礼を言っても足りないほどに。
目を覚ました兄に駆け寄って涙を流しながら話しかけた。
「兄さん助かるんだって…よかった、ホントによかった…。ブラックジャック先生にちゃんとお礼言ってよ」
ブラックジャック先生は私とは反対側のベッド脇に移動し、口を開いた。
「…さてとキリコのだんな、わたしのオペはそれ相当の報酬をいただきますぜ。まあ、よくご存知だとは思いますがね」
「ようく知ってるさ…で?いくら欲しいんだ」
「わたしが欲しいのは金じゃない」
そう言って先生は私を見ると人差し指を一本、前へ突き出した。
「報酬はおまえさんの妹で支払っていただこう。一晩妹さんをわたしに貸して自由にさせる、これでどうだい?」
「ああ、…好きにしろ」
兄の返事が信じられなかった。
「……嘘」
吐き出す言葉が震えているのが自分でもわかる。
「そんな、兄さんどうして…?いやっ、いや、いやよっ!!あたしそんなの絶対いやっ!!ひどいわ兄さんっ!!」
私がどんなに叫んでも、兄は無言で佇む岩壁みたいに何も答えてはくれなかった。
私は結局、兄の意見に従うしかなかった。
車の助手席に座りながら一言も発さず、うつろな眼差しで兄と横にいる男の会話を思い出している。
『やはり避妊はしといた方がいいかね?』
『そんな必要はない。そいつにはピルを飲ませてあるからな』
『なるほど、では気持ちよく生でやれるというわけだ』
耳を塞いでその場から逃げ出してしまいたい衝動をあらん限りの力で抑え耐え抜いていた。
ビジネスホテルの一室。──今日の私の寝床となる。
「こっちに来たらどうだい」
ソファーに腰かけた男がベッドの端で背中を向けてうつむいた姿勢の私に声をかけてくる。
もう先生などと二度と呼びたくない。近寄りたくもない。
「返事ぐらいしたらどうなんだ」
男の気配がのしかかり身をずらして振り向いた。
男はよく冷えたペットボトルの紅茶を私の膝の上に置くと、横に並んで缶ビールのクリップに爪をかける。ぷしゅっと炭酸が弾けて開き、それに口をつけ喉を鳴らし飲んでいく。
「おまえさんも飲めよ。喉渇いただろ?」
放置したままの紅茶を取り上げ私の手に握らせようとする。
「やめてちょうだい、いりません!」
サッと手を遠ざけて私は拒否した。
「おやおや、ずいぶん気性が激しいんだな」
男は笑って足を組み、
「もっとしおらしい女性かと思っていたが…まあその方が虐めがいがあって面白い」
「…あなたは最低な人だわ」
握り締めた拳が熱い。
「ほー、わたしが最低だと?」
「ええ、そうよ!兄を治したのをエサに無理やりあたしを手に入れるなんて最低以外の何があるというの?尊敬してたのに…見損ないましたわ!」
「そうかい」
男は一言呟き、ビールの缶を傾ける。
いきなり唇を押し当てられその隙間から生暖かいアルコールが注ぎ込まれてきた。反射的に逃げようともがいてみても頭をしっかり押さえつけられているから結局されるがままだ。唇が離れると途端にむせて苦しげに咳き込む私。
「こいつあ失礼。おまえさん酒が苦手なのかい?」
ひりつく喉をさすりながら涙目になっている私を見て、言葉とはうらはらに男は瞳を輝かせ実に楽しそうである。
私は黙ったまま睨みつけ汚れた口周りをティッシュで拭う。ビールの滴が零れた肌がべたべたして気持ち悪い。
私は立ち上がり引き出しにあったバスローブとタオルを掴むとそのまま浴室へ足を進めた。
軽くシャワーを浴び終え、体の水分を拭き取っていく。
ふいに開かれたドアに私はハッとなってタオルで身を隠す。傲慢の色をぎらつかせた男が後ろ手にドアを閉め侵入してきた。
「…出ていって」
私の忠告に耳も貸さず、タオルを掴んで引き剥がそうとする。
それを懸命に阻止しつつ私は拒絶の言葉を喚いた。
「いやっ!やめてっ!何するの、出ていって!今すぐ出ていってよぉっ!」
強烈な平手打ちが鼓膜に響き、私は短く悲鳴を上げて壁に倒れ込んだ。
そこだけ別の生き物みたいに叩かれた頬が熱を吐く。男は無理やり私を立たせた。
「…おまえさん自分の立場をわかってるのか?」
見据えてくる眼光の暗さが私に畏怖を植えつける。
「わたしは病気を治したお礼としていつも大金をもらう。その金はもうわたしのものだ。…おまえさんは金なんだぞ。どう扱われようがわたしの勝手だ。兄さんを助けた恩を仇にして返すつもりかね?」
「………」
男の片手が私の股間に滑り降りる。
ヒダを抉り奥まで潜った指の感触。肉を引っ掻く柔らかな動きによってジンとした痺れが集まり出す。
「…素直じゃないな、全く。本当に嫌ならこんなに濡れないだろう」
嘲るような物言いに恥辱が私の中で噴火する。
空いた方の手で右の乳房を掴み、そして左の膨らみの先端を口に含んで吸う。
私は思わず顔を横に背け恍惚で溶けた息を吐き出す。
「…おまえさんさっき、わたしのことを最低と言ってたな」
冷たい口調で男が喋る。
「なら、大事な妹を平気な顔して男に抱かせる兄っていうのも最低じゃないかね。違うか?」
私は夢から覚めた瞳を目の前の男に向けた。
「おまえさん、キリコとできてるだろう」
「……!!」
「わたしには関係のない話だけどな。…しかし実の兄に体を許すとはね。アンタそれでも自分は最低じゃないって思ってるのかい」
誠意のない言葉の刃が、ぐさりぐさり、私の心に深々と突き刺さった。
わかってる。
そんなのわかってる。
言われなくたって私はわかってる。
「もっと尻を高く上げろ」
洗面所の縁に手をかけ、命令通りに腰を掲げてお尻を突き出す。
おそらく丸見えになっているであろう私の秘唇に男は勃起した肉幹を押し当てた。
膣口を捲り上げられる感覚の後、一気に男のが入ってきた。荒々しく激しい突き。それに合わせるかのごとく断続的な喘ぎが唾液とともに私の唇を伝う。
押しつけられた乳首が縁にこすれて気持ちいい。
男は私の髪を掴んでグッと上体を起こさせたまま、さらに力をこめて腰を小刻みに揺り動かしていく。
音のこもった室内に反響する、切ない悲鳴。
兄が残していってくれた痕。
全部全部、失ってしまった。
唇も、胸も、何もかも。
私の体に、もう兄はいない。
白くぼやけた朝日の中を私は一人歩いている。
やっと自宅に帰り着き、疲れきった体をベッドに投げた。
兄はあの小島から街の病院に搬送され、術後の傷が完全に癒着するまで当然ここには戻ってこない。
「………」
細目を開け、シーツに半分顔を押しつけるような形で寝転がっている私。
そろそろと身を起こし、寝室を出てある場所へと足を運ぶ。そこは兄の部屋だった。
閉めきったカーテンから溢れる日差しが届く範囲だけ、くり抜いたみたいに明るかった。
机の一番上の引き出しを開けて変わらぬ中身を確認する。
そこには、患者のカルテと写真が一組揃って大切に眠っていた。
その写真に映っているのは、まぎれもなく兄が恋人と言ったあの女である。
兄さん──
私、知ってたのよ。何にも気づいてないふりしてたけど、
本当は全部知ってたの。
部屋の掃除をしてて偶然これを見つけたあの日から。
カルテの最初に書かれた名前は、街で会った時あの女が自己紹介したそれと同じである。
患者が末期の病に侵されていると判明したのが、記述によれば私とあの女が初めて顔を合わした日から約八ヶ月後。
そしてその一ヶ月後、患者は死んだ。
治らないとわかったあの女は兄の手により安楽死を受けた。──私が兄に強姦されたのは、それから三日後のことだった。
兄さん。
私はあの女の代わりだったのね。
愛していた女を失い、寂しさや悲しみを忘れたくて、愛してもいない女で埋めていたのね。
ひどい人だと思った。──なのに、
それでも私は兄さんのことを愛しているの。
愛のないセックスでもよかった。兄さんと繋がっていられるあの一時は、私にとってかけがえのない時間だから。
兄さん。早く元気になって、また私を抱いて。
許してあげる、みんな受け入れてあげる。だから無くしてしまったこの体に、また兄さんの印を刻んでいって。
嘘でもいいから、兄さんのキスが欲しい。
おしまい
以上です。
台詞はなるべく原作っぽい感じにしようと頑張ってみましたが・・・。
最近キリコに萌えて萌えてヤバイ(´д`*)
前の方のレスで「アニキを治療した代償に喰われてもおかしくない」って出てたネタを使わしていただきました〜感謝です。
ではでは名無しに戻ります(´∀`*)
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ユリが切なくて萌える(;´Д`)
GJ!!
鬼畜キリコ(・∀・)イイネ!!
ぶらぴーさん乙でした!!
前のBJピノコも読ませて頂きましたが…貴方は本当にネ甲ですね(*´д`*)
今回の小説も、切なく感じつつも萌えさせて頂きました!!
と此処で突然、このスレ内で一度もパロ化されてないと思われる
悪魔プリンス写楽×和登さん切実にキボン(´д`;)ハァハァ
706 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 18:18:11 ID:Cg2E24+i
ぶらぴーさん乙です!堪能させていただきました。いやー面白かった!
しかし台詞が原作に近いせいで、脳内でしっかり手塚絵で漫画化しながら
読んでしまいました。ああ貴方って罪作り・・・
ぷらぴーさん連投乙でした!!
ユリせつないな〜…
キリコ兄さん、退院したらきっちりメンテしてやれよとおもた
古い話題だけど、床子屋のどろ本出た?
最近ここに来たから分からないお
ぶらぴーです。
感想ありがとうです!も〜ホント嬉しいっすよぉ(ノд`*)(泣)
自分も激しく如月先生萌えなんだけど、エチーまでの段階に持っていくのがすんごい難しいね…。
次は息抜きっぽくジャピノで軽めのおしおきエロスを書きたい(´∀`*)
ジャピノ読みたいですー。(*´∀`*)
お願いします!
自分も読みたいです。
また萌えさせて下さい(*´д`*)
713 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 02:09:32 ID:mL8g5FNj
ぶらぴーさん」最高!!!!神だ!!
すっごいドキドキして萌えた
ごめん・・・うっかりあげちゃった・・・
キリコに踏まれに逝ってくる・・・
BJ×恵で、ピノコを家に送り届けて寝かしつけてから
如月先生のいるホテルに夜這いに行くBJ…
>>715 うわ〜それイイッ(´д`*)!!!
ジャピノ書いたので投下します。
本番ナシですがアナル攻め(指挿入まで)あり。
先生、鬼畜通り越してまじ変態です…
苦手な方はスルーを
心地よい風が吹き抜ける、春の終わりのある昼下がり。
ピノコは拭き掃除に精を出していた。
寝室ではブラックジャックが大いびきをかいて眠り込んでいる。急患のオペの執刀に駆り出され、昨日の夜から今朝の明け方まで一睡もできなかったからだ。
先生を起こさぬようにと物音に注意しながらピノコはせっせと作業に勤しむ。
「ふ〜…次はちぇんちぇえのお部屋なのよさ」
髪の生え際にじんわりと湧いた汗を腕でごしごし拭い、ドアを開けて中へ入る。仕事に関することは完璧でありたいブラックジャックの姿勢が、整頓されたデスクや順序よく並べられている本棚にしっかりと反映されていた。
水で湿らせた綺麗な雑巾でデスクの上を磨こうとした時、ちらっと引き出しからはみ出ている何かが視界をかすめた。
「…ん?なんらこえ…」
気になって引っ張ってみると、ほとんど抵抗もなくするすると姿を現した。
淡いピンクの封筒。裏には住所と──明らかに女の名前が記されている。
(おんなぁ〜っ!?だえっ、ちぇんちぇえとどーゆう関係なのぉっ!?)
ピノコの頭がショックと疑惑でぐらぐら回る。
絶対に部屋の中のものは勝手にいじるなといつも厳しく言い聞かせられてきた。
(れもっ…ちぇんちぇえぐっすい寝てるち…)
ばれやしないという悪魔の囁きが少女に約束を破らせた。
ピノコにないちょで隠れておちゅき合いちてゆ相手だったやどうちよう…?震えを帯びてきた指先でゆっくりと開封していく。
「ピノコ、何をしている?」
あまりに突然に声をかけられ、ピノコは思わず飛び跳ねた。一体いつのまに目を覚ましていたのだろうか──ブラックジャックは寝起きとは思えぬ真っ直ぐな足取りでこちらへ近づいてくる。
「ん…?」
驚いた際にピノコが床に落としてしまった封筒に気づき拾い上げる。
「…勝手に机の中をいじるなとあれほど言っておいただろう」
射抜くような冷淡な口調にピノコは身を縮こまらせて後ろに下がる。
「あのっ…らって引き出ちかやちょこっと出てたかや…女の名前らし、気になって…」
「これは以前に手術をした患者からのお礼の手紙だ。」
ブラックジャックは封筒を元の場所へ戻すと、
「それ以上言い訳はきかん。罰としておしおきだ」
ギシッと回転式座椅子に腰を落とした。
(………)
ピノコは激しく後悔したが今さらどうすることもできない。誓いを守らなかったり嘘をついたりするのが何よりも嫌いなブラックジャックは、どんなに言葉で謝っても決して許してはくれないのだ。
彼の怒りを鎮めるためには“いつもの方法”に従うしかなかった。
「…わかったのよさ…」
ピノコは観念したように声を押し出し、ブラウスのボタンを上から順に外していく。
肩ひもを抜いてジッパーを下ろすとお気に入りの赤いスカートがストンと床に舞い広がった。
ブラウスも脱いで、いよいよ最後に残ったパンツに手をかける。
ブラックジャックの熱い眼差しが痛いほどさらされた素肌に刺さり、こみ上げてくる恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまう。
何度経験しても慣れない“おしおき”。
しかもいくら薄暗いとはいえ日光が最も活動している時間、普段は隠している部分も全て丸見えの状態なのだ。
おずおずと裸体を手で覆うピノコを
「こっちに来なさい」と呼びかける。
「いつも通り、膝に腹ばいになってお尻を向けな」
ピノコはブラックジャックの上に乗っかり言われたままのポーズを取る。
宙に振り上げられた男の右手が乾いた音をたてて少女の桃肉を打った。
「ふぁ…んっ…!」
痛みに体がぴくりと跳ねる。容赦なく殴打の嵐は続き、ついにピノコは泣き出してしまった。
「うゃぁあっ…ちぇんちぇ…も…やめてえぇっ…」
「まだ駄目だ…反省が足りてない」
紅く膨れ上がった尻は皮膚が擦れ、同じ刺激でも苦痛は倍になる。叩かれるたび嗚咽を撒き散らしながら、ピノコはぼんやりした聴覚である異様な音を聞き取っていた。
あ……ちぇんちぇ…また…。
それはいつもいつも、こうしてピノコのお尻を責めている時に流れてくる、ブラックジャックの荒々しい息づかい。
ただの運動から来る呼吸の乱れとは違い、突き上げてくる感情を抑えきれずに洩れ出た狂気の欠片といおうか……何よりしっくりはまる表現は“興奮している”だった。
おしおきの恐怖は痛覚だけではなかった。
先生の様子が明らかに普段と異なる。それも完全に変貌するわけではなく、いつもの先生がふとした瞬間に別の仮面につけ替えるのだ。
ピノコが最も恐れているのは──この歪んだ異質な裁きを心のどこか奥底で待ち望んでいる気がする、不確かな自分自身であった。
やっと室内に静寂が蘇る。傷ついた双桃は空気に触れただけでもひりひりと焦げたが、とにかくピノコは一息つきぐったりと全身の力が抜けていく。
放心しきった口元に男の人差し指が差し込まれてきた。
「舐めろ…唾を根元までたっぷり絡ませろよ」
そうだ、“おしおき”はこれで終わったわけじゃない。
ピノコは唾液を口に含ませ、それをたっぷり指に撫でつけていく。
充分ぬるぬるになったところでブラックジャックは指を抜くと、次は少女の菊穴に沈めていった。
「ぁっ……」
不快感というより、排泄を促されているかのような焦りと恥辱。
ぎゅうっと腹に意識を集中させ、腸壁を貪る異物をあえて他人事みたいに捉えて耐え忍ぶ。
「よし…一度降りなさい」
ピノコは這うように男の膝から床に落ちた。
ブラックジャックは立ち上がるとピノコを抱きかかえ再び座椅子に四つん這いの格好で座らせた。
(あ…アレが始まるんら…)
すっかり予測できている未来にピノコは強く瞼を閉じる。
ブラックジャックは膝をついた姿勢で、剥き出しになった少女の秘部をじっとりと観賞する。
先ほどまで弄っていた菊穴は伸縮してかすかに口を覗かせている。ヒダに覆われた陰唇は綺麗に線を引いたかのように生真面目に閉ざされていた。
ブラックジャックはズボンのジッパーを引き下げ、すでに怒張して堅くなった男根を外部にさらして右手に収める。
上下に擦りながら、残った片手で割れ目を広げ具を露出させる。
薄く粘液を帯びた幼い蜜園の、ずっと下方──お目当ての突起を発見し挨拶代わりに爪で弾く。
「ふあぁんっ!!」
ピノコは顎をグッと反らした。
皮に包まれた陰豆をまずは舌の先端を使って優しく慣らしていく。徐々に充血し包皮を捲り上げるぐらい膨らんできたら二指で挟み強めにくすぐる。
「うぁあぁっ!!ちぇ…ちぇんちぇ…痛っ…ふあぁっ!」
ピノコが絶叫するたびに、秘裂がひくついてヒダが細かく痙攣する。
ブラックジャックの右手の動きはますます活発になっていた。亀頭の先から透明な汁が滲み出てくる。
とうとうクリトリスに口を押し当て、指以上の苛酷な刺激を加えてやる。
未熟ゆえに敏感な箇所を遠慮なく吸引されたのだからおかしくならない方が稀である。
「ふぎゃあぁあっ!!あっ!あっ!ふはぁんっ…!!」
ピノコの小さな体がびくっびくっと暴れ、ひきつらせていた筋肉が次第に弛緩していくのがわかった。
ブラックジャックは腰を上げ肉幹の先端を少女の菊花にあてがうと、欲情の汚物をぶちまけた。
どろりとした液体が太ももやお尻に飛び散るのをピノコは遠ざかっていく意識の中感じていた。
一週間が過ぎた。
二人の間は何一つ変わりなく、今までどおりの日常に運ばれていっている。
「ちぇんちぇえーお買い物行ってきまーちゅ!」
溌剌とした身のこなしでエネルギーたっぷりに駆けてくピノコ。
ブラックジャックは見送ると自分の書斎へ足を向けた。
デスクの一番下の引き出しを開け赤いリボンで装飾された小箱を取り出す。
それをさりげなくデスクの端に置いておく。──昔、患者からもらったお菓子の入れ物で今は中身はただの空っぽだ。
だが、ピノコは必ずこれを目にし、そして同じ過ちを繰り返すにちがいない。
“おしおき”は“おしおき”でしかないと割り切ってくれている。
実にありがたいことだ。──“おしおき”という化けの皮を被った、性的虐待でしかないのに。
(真実を知らない方が幸せなことだってあるさ…わたしはピノコを愛している、だけど傷つけたくはない…だからこの方法を選んだまでだ)
小箱のリボンを指で撫でつつ、ブラックジャックの顔には嬉しいとも悲しいとも取れる複雑な笑みが浮かんでいた。
おしまい
以上です。
書く分にはかなり楽しかったです。
でも読む人からすれば・・・ドン引きの危機・・・?
ブラックジャックのイメージ汚しまくり、ごめんなさいでした!
はあはあはあはあはry
ぶらぴーさんネ申(´Д`)!!
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
ぶらぴーさん乙!!!
すっごく乙!!
鬼畜BJだけどピノコを愛してるって感じが(・∀・)イイネ!!
ぶらぴーさん乙!!
鼻血が出そうなほどハアハアハアハア!!!
ぶらぴーさんの書いたの一冊の本にして欲しい!!
はあはあレスいっぱいついて嬉しいW
えっと、
>>715さんの萌えネタをちょっといじってBJXめぐみ書きました。
珍しく純愛ですW(たぶん)
エロは…本番ありだけど表現はぬるっぽいかな??
ちょっとクサいかも…では投下〜。
夢は夢のままだからこそ美しいのかもしれない。
けれど人は美しいものを壊したがる。
欲しいものを手に入れたがる。
たとえ後に何も残りはしないとわかっていてもその一瞬に夢を見る。
なぜならその瞬間は永遠なのだから。
五年ぶりに日本へ立ち寄ることが決まった時、めぐみはすでにその考えを固めていた。
髪をショートにし、化粧もせず、常にスーツを着込んで男のなりをしてはいるけど、女性特有の線の細さと柔らかい雰囲気までごまかせるはずもない。
抱きしめたくなるような華奢な眼差しと船医という大変な仕事をこなすギャップに惹かれる男達は多かった。
求婚にまで発展する自己欲の強い者もいた。
私は病気で子宮も卵巣も全部取っているから結婚しても子供は作れない、めぐみははっきりとそう告げる。
中にはそれでもかまわないとしつこく食い下がってくるのもいて、仕方がないので軽く受け流し放置の方向で対処している。
いくら女の器官を全て失ったからといって気持ちや心まで男に変わってしまうわけがない。
めぐみは女なのだ。だから好きになる相手は異性に決まっている。
ことごとくデートの誘いを断ってきたのも自分は“男”として生きていくというプライドに固執しているせいではない。あの日離れてから数年間、未だにめぐみの脳を支配し消えてくれない情念の塊。叶うことなどはなから期待していない。──この苦しみから解き放たれなければ。
いつまでたっても針の進まない時計を見つめながら檻の中に閉じこもってはいられないのだから。
電話のボタンを押す指が緊張で震えてしまう。
呼び出し音が続いた後、「もしもし」と途端に懐かしい響きがめぐみを貫く。
「ブラック…ジャック先生ですね…?」
確かめるように言葉を紡ぎ、受話器を握りしめる手に力が入る。
「お久しぶりです、…如月です。船が三日間停泊するとのことで今、横浜のホテルにいるんです…」
ブラックジャックも明らかに動揺している。
「…そうですか…よければ今から“港の見える丘公園”で逢いませんか」
「はい、…わかりました」
黒い影が近寄ってきた時、ブラックジャックは一人ではなかった。
五歳くらいだろうか、薄茶色の髪に赤いリボンを結んだとても目の大きな可愛い少女が彼の傍らに並んでいる。
めぐみは胸が痛むのを感じた。彼の子供だと思い込んだからだ。
ブラックジャックは簡単に紹介を済ますと、膨れっ面の少女を車に戻れとその場から追いやった。
やっと二人きりになれた。辺りには他に人の姿もなく、見下ろす街の光は星よりも強く輝いている。
「…まさか連絡をくれるとは思ってもいませんでしたよ」
「ええ…どうしても先生にお逢いしたくて…。けど…ご迷惑じゃなかったですか?」
「迷惑?なぜ?」
「だって奥様おられるんでしょう…?あんな可愛らしいお嬢さんがいらっしゃるんですもの…」
「ああ…」
めぐみの勘違いを打ち消すように笑い、
「あの子はまあ、ワケあってわたしが引き取り世話しているんだ。奥さんどころかあいにく恋人もいないですよ」
「そうだったんですか…」
安堵の笑みが満面に広がる自分に気づき、思わずめぐみは顔を伏せた。
ブラックジャックの熱を帯びた視線が彼女に注がれる。
「私……新しい自分になりたくて先生とお逢いしたんです」
地面に目を落としたまま、めぐみは切り出す。
「というと…?」
「…先生と別れてもう数年もたつのに、私の心は未だに先生に縛られたきりなんです。ずっとこのままじゃいけないと思い続けて…日本に滞在することができるこの機会に、いっそ夢を終わらしてしまおうと決心しました」
夜風に煽られ、さらさらと揺れる木々。めぐみは顔を上げてブラックジャックを見た。
潤んだ彼女の瞳に夜景のイルミネーションが映し出され、さまざまな色が遊んでいる。
「先生…一度でいいから…私を抱いてください」
いったん家に戻り何とかピノコを寝かしつけるとブラックジャックはめぐみの待つホテルへ赴いた。照明を落としたベッドの上で、言葉少なに抱き合う二人。
あの子宮ガン手術の際、めぐみの裸体を目にはしていた。
しかし完全に医者としてのスイッチが入っている時のブラックジャックにとって肉体などただの治療対象にすぎない。
だが今は違う。
愛おしい女の裸を一人の男として眺めている。
乱れた黒髪がシーツに散って、見上げてくる瞳は恥じらいの奥に強烈な媚薬を宿す。
ブラックジャックの体内がドクドクと脈打つ。下半身の一点に血が通い始め、雄の本能が騒ぎだす。決して豊かとは言えないが形のいい乳房に手を這わす。指を揉み込ませ弾力を楽しんでから頂きにある果実をそっと撫でる。
めぐみが反応した。指先で潰すみたいに先端を押したり、くるくると円を描いたりしてみる。
微かに色味を濃くしてツンと勃ち上がったそれを口に含んで舌で虐める。
前歯で軽く噛んでやるとめぐみは身を捻って悶えた。
「はぁ…ん…」
初めて耳にしためぐみの官能的な囁きに欲情の炎が舞うように燃え上がる。
ブラックジャックの行為にもう躊躇などありはしなかった。白い半球にむしゃぶりつき、秘唇と陰核を同時に慰みながら性感を高めていってやる。
痛みをこらえる獣みたいに唇を噛みしめ、低く儚げな嬌声を響かすめぐみ。
彼女の性格から来るものなのか、それとも自我を失い咲き乱れることへの恐れなのか──あるいはその両方か。
肉の洞窟へと指を滑り込ます。閉じそうになるめぐみの脚を強引に押し広げ、水源を探るようにして内部を擦る。
しっとりと体を投げ出し濡れた表情を落とすめぐみは間違いなく快感に包まれている。しかし子宮と卵巣を全摘出している影響で当然のことながらごくわずかにしか愛液は滲み出てこなかった。
めぐみが身を起こし、ブラックジャックの堅くなった肉茎に手を伸ばした。
言葉など交わさなくても何がしたいのか理解できる。──めぐみは男の熱い分身を頬張り、唾液をたっぷり絡ませていく。
潤滑の足りない私の中で彼が痛い思いをしないように。舌の表面に粘液を乗せ、丁寧に何度も竿を往復する。
たまらなくなったブラックジャックは彼女を優しく離すと再び上にのしかかった。
「…入れるよ」
めぐみは微笑んで頷く。
幾度かの抵抗に立ち止まりながらも、抜け道を掴み当てた男根はついに目指す箇所へとくぐり抜けた。
ゆっくり、ゆっくり、相手を労りながら腰を動かす。
「…痛くないか?」
めぐみは泣きそうな目をして頭を左右に振る。
「大丈夫…先生は…?」
「気持ちいいよ……とても」
彼の言葉に嘘偽りはなかった。
「嬉しい…!私も…私もすごく気持ちいいの…」
めぐみの感動もまた本物であった。
性欲のみが肉体を交える理由ではない。愛だったり、確かめたかったり、不安を解消したいだけだったり、そして──過去を払拭するためだったり。
ブラックジャックは点々とめぐみの耳たぶ、首筋、鎖骨、胸の膨らみ、腕、脇、ふくらはぎへと唇を落とした。
“女”であることを覚え込ますかのように。紅く刻まれた印が散りゆく桜の花びらみたいで彼女の滑らかな肌に浮かび上がる。
「綺麗だ…めぐみ」
感嘆をブラックジャックは繰り返す。
「本当に綺麗だよ」
切なげに少し開いためぐみの唇に濃厚なキスをする。飢えた二匹の赤蛇が胴を絡めて愛撫に酔いしれる。
「…わたしも正直な気持ちを言おう」
顔を離し、唾液で濡れた口から吐き出すブラックジャック。
「わたしもずっと、この時が来るのを望んでいたのかもしれない。…君は言ったね、わたしに心を縛られたままだと。
たとえどんなに遠くにいようと、共に生きていくことが無理だとわかっていようと、…それでも君の面影は決して消えやしない。
めぐみ、…君はわたしが愛しているたった一人の女性なんだ」
長い長い夢の軌跡が、今ここでやっと終焉を迎えた。
時計の針は動き出し、檻はめぐみを解放してやる。
未来に進むということはなんて残酷な悲痛を味わわなければならないのだろう。だからこそ、私は生きていく。
思い出はすがるものじゃなく、逞しくなるためへの糧なのだから。
「…先生…」
溢れ出た涙の粒がめぐみの頬をかすめていく。
「私、忘れません…。今日のことも、先生のことも、…決して…」
ブラックジャックは返事の代わりにめぐみの頭を抱き寄せた。
ああ、彼も同じ気持ちなのだと、覆いかぶさる体温を両腕で受け止める。
これは始まりではなく終わりなのだ。
そう──永遠に刻まれる、尊い瞬間──。
おしまい.
以上です。
めぐみさん大好きなんで書けてすんごい幸せでした(´∀`*)!
乙です!!めっさ感動しますた!!
てか、もう読んでる間ずっと(*´Д`)ハァハァしっぱなしなんですけど!!
やっぱぶらぴーさんネ申だ
ネ申!!
乙ですた。
もう感動感動しまくり!!(;´Д`)ハァハァ
ジャピノもいいけど恵さんもいいねえ(;´Д`)ハァハァ
ブラックジャック人気だな・・・
アニメ放送中だし手塚作品の中でも有名だからね
741 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 01:41:03 ID:FEpqPTUC
はっ!そういえば今までここが「手塚治虫のエロパロ」なの忘れてた!
ブラックジャックスレじゃなくて・・・
ぶらぴーさん、立て続けに書いてくれてありがとう。どちらもすごく
萌えました。疲れない程度にまたお願いします。
ぶらぴーさん神!!!
BJカプの中でもかなり好きな方なのでめぐみタンが幸せで良かったよ。
感動しました!!
鬼畜なBJも良いけど優しいBJも好きなのさwww
これからも頑張ってください(*´Д`)
ぶらぴーです。
なんか…BJ話ばっか連投で申し訳ないデス…。
感動という言葉をいただけてまじ自分が感動しました(泣
てか、『奇子』の仁朗(次男)X奇子って需要ありますかね…?
744 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 16:59:11 ID:8l8uvgWp
ありありです!今までにないカプなんでぜひ読みたいです!
てか自分、一度キボンレスしたことあるし。
ありますあります(゚O゚)ノシ
作中でアヤコから誘ってたよね、兄さん断るから残念に思っていたのです
746 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 13:17:29 ID:NHTTzwKf
気が向いたときでいいのでBJ×BQも書いて下さいな。
できれば「終電車」で、病院に連れこまれたシーンに・・・(´`*)
すみませんあげてしまいました
>>746 漏れはキリピノ+ジャピノの続きを・・(´Д`*)
気になってしょうがないぁぁ
キリコとユリの愛あるセクース読みたい。
職人さんどうか…
ぶらぴーさんが書いたのと真逆バージョンで治療の代償にユリを請求、怒りあらわに断るキリコにユリ感動、→セクース。
こんなのだめか?
>>748 神様っ!(*´Д`)=333ハァハァハァ
・・・どこで手に入れたんですか?
そういえば、ミッドナイトのエロパロがないなと気付いてみる。
シンヤ(←漢字忘れた)×トラック運転手の女の子(←名前忘れた)とか…
>>752 真矢X楓だな、たぶん。
ミッドナイトのカプは自分的には萌えにくいなー… 。
てか手塚漫画でレズはご法度?
>>753 惜しい! 本当は「真也」です。まあどっちでも変わりゃしないけど
アポロの歌で書けないかな?女王×昭吾 とか
どろろたんかわいすぎる…
このスレ見て、どろろ読んでみようかと思いはじめました
そんなに萌えますか? (*´Д`*)
萌える。
PS2のゲームも結構萌えた
759 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 11:16:38 ID:2utEQCNO
ぶらぴーさんは仕事がいそがしいのかな。
もし奇子でいくんでしたら、結末はなるべくハッピーエンドにして
ほしいです。原作が暗い話であるだけに。
760 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 13:04:26 ID:c7UO2zSE
火の鳥太陽編
キボンヌ
>>756 超オススメ。
ツンデレや実は女の子設定などの萌え属性を
何十年も昔に完成させてた手塚氏はやはり神。
後はおまいの妄想力をフル動員させるんだ!
762 :
756:2005/08/30(火) 17:32:17 ID:XKTUZbmJ
レスしてくれたみなさん、ありがとう(`・ω・´)本屋で探してみるわ
久しぶりに「シュマリ」読んだ。
太財弥七、お峯兄妹はなにげにアダルト版キリコ、ユリな感じがする。
>>762 頑張れー
萌え具合のわりにマイナーだから
新しい同志が増えるかと思うとワクワクするよ。
なんならイイ萌えサイトとかもいくつか紹介するYO!
とりあえず一緒に萌えよう! (;´Д`)
>>764 756じゃないけど教えて(*゚∀゚)=3
>>762 秋田文庫のなら、比較的簡単に見付かるよ。
>>766 パソコン消しちゃったからアドレス開けないけど、どうもありがとう!
明日ゆっくりハァハァしますw
ちくしょー!! おまいらのせいでどろろ読みたくて読みたくて寝れなくなったじゃねえか!
どうしてくれる!
771 :
766:2005/08/31(水) 01:58:59 ID:PcuW0w9o
>>770 うわw
ここ出しちゃったか…あえてやめといたのにw
開いたら最後、絶対眠れんぞw(←経験者)
眠りたいやつ、TOPだけならまだ引き返せるぞ。
執筆者一覧だけは見ちゃだめだw
ねこみみBJキボン
774 :
768:2005/08/31(水) 18:02:31 ID:dMz9e3UJ
>>766 早速見ました。
どれも最高です(;*´Д`*)ァハァハァハァ
自分の中のどろろ萌えが再発しました!
取りあえず1番目のサイトをブックマークして寝よう。
...〇| ̄|_
777 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 01:09:45 ID:qb5+wtF0
どろろかわいいよどろろ
BJ×ピノコの赤裸々夫婦生活を描いたサイトはありませんか
ほのぼのラブラブなのも嫌いじゃないけど、
萌え的には生殺しな健全サイトばかりなんだよ〜(´д`)
どろろみたく眠れなくなるほど(;*´Д`*)ハァハァしたいよ
>>779 個人サイト曝す勇気ないから言えないけど、BJ×ピノコのエロはあるよ
裏とかになってるけど
むしろ、どろろより多いんじゃないか?
ピノコが大きくなってるのばっかりだったと思った
>BJ×ピノコのエロはあるよ
>むしろ、どろろより多いんじゃないか?
マジで存在するんですか! (*゚∀゚)=3
絶対ないと思ってたので、「どろろより多い」発言に希望を持ちました!
せ、せめてヒントを…
>781
な、なんですか、この萌え絵板はあぁ!!
投稿数は少ないけど、〔23〕のピノコの表情なんて最高じゃないですか!
このシーンの前後を妄想するだけで眠れなさそうだ(;*´Д`*)ハァハァ
むしろどろろの方もっとキボン。
こっちも健全ばっかじゃん…
だれかエロサイト晒して
奇子難しいよ奇子…(´д`;)
萌えを文章にできない…orz
ジャピノ投下します☆鬼畜BJ、隠語とか言っちゃう(言わされちゃう)ピノコが苦手な人はスルーで。
今回の手術も、とっても難しいみたい…。先生ってば夜もほとんど寝ないで患者ちゃんの病気を調べるため書斎に籠もりっきり。そんな日がもう五日も続いてる。
一度ピノコがトイレに目が覚めて帰りにソッとドアの隙間から覗いた時、デスクスタンドの下で顔を突っ伏して眠り込んでる先生の姿が見えた。
風邪ひかないように精一杯背伸びして肩からタオルケットをかけてあげる。蛍光灯に照らされた先生の顔、目の下にうっすらクマが滲んでて疲労が蓄積していることを物語っていた。
あんまりかまってもらえなくて寂しい…っていうのが本音だけど今はそれより少しでも先生の力になりたい。
仕事に関してはかえって足手まといになるだけだし…。そうだ、美味しいデザートを作ってあげよう。糖分は疲れた脳や心をダイレクトに癒やしてくれる甘〜い処方薬だもんね。
「よち…っと。こえで準備おっけーなのよさ」
開いたお菓子のレシピの本、そこに書かれてある材料を一通り揃えるとピノコは張りきってエプロンを結んだ。
包丁をトントンやっているところに空のマグカップを右手に持ったブラックジャックが現れる。
「ピノコ、何やってるんだ?」
振り向いたピノコの顔には満開の笑みが咲いている。
「えへへっ。おちゅかえ様のちぇんちぇえのためにピノコデザート作ってるんらぁ〜」
「デザートにショウガなんか使うのか??」
まな板の上でスライスされた黄土色のそれにブラックジャックは突っ込む。
「そうらよ、ほらぁっ」
とピノコはレシピの本をブラックジャックの眼前に持ってきて、
「ちょこの“キウイとしやたま(白玉)のジンジャーチロップ(シロップ)”ってヤツ。キウイはビタミンCがいっぱい含まえてるち、チョウガは疲えを燃やちて元気にちてくえゆんらって」
「へえ…」
もちろんその程度の知識など医者である彼が知らないはずがなかったが少女の誠意を尊重しあえて生徒役に徹する。
「そえにほら、こえっ」
ピノコがかざした掌の中には何かのビンが握られていた。
「はちみちゅはねっ、ビタミン・ミネラルたぁーっぷりで体にしゅっごくいいのよさっ。こえとレモンのお汁混ぜてチロップにすんの」
にこにこと無邪気に説明するピノコ。
ブラックジャックはしばし視線をうろつかせある考えに行き着くと、口元を一瞬妖しく歪ませた。
ピノコは気づくこともなく、
「…ちぇんちぇえ、おちごとの方はどぉ?」
「ん?ああ、やっと出口が見えてきたって感じだな。何とか患者を救えそうだよ」
「ほんとぉーっ!?わーい、よかったぁ〜!」
ブラックジャックは椅子を一つ引っ張ってきた。はしゃいでいたピノコも男の不可解な行動にきょとんと目を丸くする。
「ちぇんちぇえ、ちょの椅子なにすんの?」
「ここに座りなさい、ピノコ」
「ふえっ?なんでぇ??」
「いいからわたしの言うことを聞くんだ。ああ、そのビン持っといてやる」
蜂蜜のビンを手渡すとピノコは何が何だかわからないままよじ登って椅子に腰かけた。
「ちぇんちぇえ、こえで…あっ…!?」
首筋にいきなり舌を這わせられ、ピノコの喉から狼狽の音色が伝う。
ブラックジャックの指が少女のブラウスのボタンを外していく。
「や…やぁ…ちぇ、ちぇんちぇ…ピノコデザート作やなきゃっ…」
「もっと美味しい食べ方でいただこうと思ってね」
すっかりはだけた白い胸を飾る可愛らしい果実を指の腹で擦るように撫でてやる。
「んんっ…」
慣れぬ快楽の痺れに早速ピノコは声を漏らしてしまう。
先端を弄くったり二指で強めに挟んだりする内に堅く桃色の塔が立ち上がった。ブラックジャックはビンのフタを開けてその敏感な突起にたらりと蜂蜜を垂らした。
「やあんっ…!ちゅめたっ…」
初めて味わう刺激にぴくんと跳ねるピノコの上半身。こぼれ落ちる前にブラックジャックは素早く蜜をまぶした淫芽に吸いついた。
薄い乳輪にも丁寧に舌を滑らせ音をたてて甘味を貪る。
「ふあぁっ…!やっ…ちぇんちぇえ、強いっ…」
「ふふ…ウマいな…蜂蜜の甘さとピノコの乳首の味が溶け合って…いくらでもおかわりしたくなる」
言葉の通りブラックジャックは片方の果実も触って大きくすると、先ほどと同じようにしてねっとりと黄金蜜を絡め取っていく。
「んあっ!やうぅっ…ピノコっ、変な気分になってくゆぅっ…」
少女は火照った頬をうっすら染めて無意識なのか股間をすり合わせるように足が動いている。
それに気づいたブラックジャックが意地悪く耳元で囁く。
「どうした、ピノコ?そんなに足をもじもじさせて…次はそっちを食べてくれって訴えてるのか?」
「やぁっ…ち、違っ…」
「そうだな…上は充分堪能したし今度は下をご馳走になろう」
「やっ…らめぇっ…」
ピノコの儚い抵抗などあっさり受け流し、スカートを捲り上げ下着を脱がすと大きく開かせた足をそれぞれ肘掛けに乗せて固定する。
小さな尻をずらしてやれば大事な秘所がほとんど拝める状態となった。
ブラックジャックは蜂蜜を浸した指で押し広げた隠唇の一番頂上にある肉の尖りを掘り起こす。
「うやぁあぁっ!!」
胸の飾りとは比べものにならない貫く激しさ。ブラックジャックは多少優しく、けれど執拗に裏も前も愛撫してやる。
蜜の膜で輝く陰豆は包皮からすっかり充血した姿をさらしていた。
ちゅっと唇をすぼめて吸ってみる。
「あんっ…!!」
粘っこい甘さが舌に落ち、ひくひくと震えているのが響いてきた。
ブラックジャックは身を起こすと流しに置いてあるボウルを手に取った。
中にはピノコが切ったキウイが適当に放り込まれてある。
「たまには味付けを変えなきゃな」
そう言って、キウイを一枚、幼い秘裂に差し込んだ。
「ふ…やあっ…!」
もう二枚、横に添えて。肌色と紅の中心に植えられた黄緑の鮮明さが瑞々しい淫靡を放っている。
ブラックジャックは口を寄せて舌を深く潜らせた。そのまま膣壁をなぞり上げながらキウイを捕らえ、咀嚼し飲み込む。残りの二枚も同様に掘り出した。ゆっくりゆっくり、わざと留まって“女"の芯を揺さぶりながら。
「ふうぅんっ…!あっ…はぁっ…ん…」
すでにピノコのそこからは果肉の汁とは違う甘酸っぱい滴りが溢れてきている。とろんとした涙目は完全に恍惚に飼い慣らされた証拠である。
ブラックジャックはジッパーを下ろし、充分張りつめた肉棒を少女の蜜園にあてがった。
「よし、ピノコ…クリームをたっぷり注いでやるよ。…お前の大好きなクリームをな」
淫猥に漂う欲情の笑声。
愛液を塗りつけるみたいにして男根で突っつく。徐々に先端がヒダを割っていき、わずかな制止の後、一気に奥まで打ち込んだ。
「ふあぁうっ…!!」
ぎりぎりまで腰を引き下げ、再び根元まで喰わえさす。
押し流される津波のような衝撃が一突きごとにピノコを宙へと舞い上げる。
抽挿の間隔を狭めていき一定のリズムで膣奥を擦る。
ピノコの口からは絶えず切ない鳴き声が転がり出てきた。
くちゅりと淫液が飛び散りズボンを汚していくがブラックジャックはかまわず少女を犯し続ける。
「…ピノコ、クリーム欲しいか?」
「んんっ…!ほ…ちいっ…」
「どこにだ?どこに欲しいんだ?“中"とか曖昧な表現じゃなく、ちゃんと言わなきゃ止めちまうぞ」
「ふぁっ…!んっ…ちぇんちぇ…の意地悪っ…」
「止めてほしくないんだろ?…ほら、さっさと言いなさい…」
秘窟を摩擦するスピードを倍に上げる。急速に昇りつめていくピノコの意識に最早、恥辱や理性など欠片も働かず、ただただ今以上の快感を乞うのみであった。
「あんっ…!!はぁっ…ピノコのっ…ピノコのおまんこにっ、ちぇんちぇえの熱いクイーム欲ちいのぉっ!!」
「…淫乱め」
ブラックジャックは満足げに吐き捨てると、少女の望みどおりに肉茎を抜かず大量の精液を迸らせた。
ピノコは全身が吹き飛んでいく錯覚の中、か細い手足を硬直させ真っ白な景色を脳裏に描いた。
じっとりと肌を汗で湿らせ、力の入らぬ体を背もたれに預けるピノコ。
ブラックジャックは処理を終えしっかり平常に戻っている。「ごちそう様」
ピノコの唇に感謝のキスを施す。
「美味しかったよ」
「…ちぇんちぇえ…」
虚ろな瞳で口を開く少女。
「なんだ?」
「あんね…“キウイとしやたまのジンジャーチロップ"と…ピノコ…どっちのがおいちいと思う…?」
「わざわざ言わなきゃわからんか?」
ブラックジャックは優しくピノコを抱き寄せる。
「お前が一番に決まってるだろう」
胸に温もりが広がっていくのをピノコは感じた。
「…けろ、ちぇんちぇえにまだ作ってあげてないのよさ…」
「そうだったな。…落ち着いたら作ってくれるか?」
「うんっ…!」
さっきまであれほどよがっていた少女とは全く別人のように、それはどこまでも純粋で澄みきった笑顔であった。
おしまい.
以上です。
うぉおおお!!
ヤバイくらい萌えた(*´Д`)デザートハァハァ
神だよぶらぴーさん神だよ
さすがぶらぴーさんはBJ×ピノコを書かせると神!
ってか、なんでこんな発想わくんですか…秘裂にキウイ…(*´Д`)ハァハァ
この後は、ご褒美にてんてーのバナナを頬張らせてもらえるのでしょーか
ネ申が降臨してる!!!!!!!!!
ぶらぴーさん相変わらずイイ仕事っぷりで(*´Д`)ハァハァ
強制おねだり萌えでした!
ピノたんの狭い膣から惜しみ無くBJの精液が溢れ出てる図を想像して興奮して眠れない_ト ̄|〇
799 :
sage:2005/09/04(日) 23:40:32 ID:0yI//4Fe
BJ×めぐみさんてないカナ
子宮ガン無視してパラレルワールドでおk
どろろタン萌えー!
と叫びながら800ゲット。
うはw
IDが天才外科医www
>>800ー801
IDブラックジャックオメ(゚д゚)
携帯から見れるキリユリサイトのURL誰か教えてください(´Д`;)兄妹萌え〜
どろろ買ってキタ―――(゜∀゜)――――!!
手塚漫画が結構そろっている本屋に行ったのになくて(´・ω・`)ショボーン。
ところが棚の下を見たらなんと! 全 巻 平 積 み されてました。キヅカナカッタヨ
盲腸嬉しい!! 興奮して全部買ってきちゃった。
まだ一巻の途中までしか読んでないけど、どろろ女っぽい(´Д`*)ハァハァ きゃわいい(´Д`*)ハァハァ
なんだかグイグイ引きこまれるものを感じるYO
今更だけど。
ヤマケンBJのコミックスにあったどろろイラストカット、かなり燃え萌えで良い感じ。
ほんと可愛いなどろろ…(*´Д`)'`ァ '`ァ
>>805 マジで!?
台風来る前に買ってこよう!
こっちはもう来てるお・・・(つД`)。゜
ヤマケンBJの存在自体知らなかった。
つーかヤマケンBJがアリなら別作家どろろもアリじゃね?
ヤマケンBJはキリコの助手がいたりとか、かなりオリジナル要素多いから
どろろの『あれから』を描くのも充分可能だとオモ。
…うはー!
夢が広がりんぐwww
どろろもピノコも千里もみんな萌えるハァハァ
個人的にいんこ系もっと欲しい
>>808 どろろをトリビュートするとなると、やっぱり沙村さん辺りかなぁ?
(ゲームのキャラデザもやってたし)
でもやっぱり、極力手塚絵に近い人が自分も一番理想なんだけどね。
ここの住人の俺としてはあえて萌え漫画への改悪キボンw
次スレからブラックジャックは独立させるべきか?
>>813 そっちのがいいと思う。
やっぱ一番人気だし。
どろオタの俺としてはどろろ独立キボンなんだけどw
もし半虹にスレが立って、誰かスキャナー買ってくれたら自炊用エロ画像の投下もできるw
どろろ独立いいっスね!!
>>781の絵板、どのブラウザ使ってもレイアウト崩れて上手く開けない(´�ω�`)
絵が半分しか見えてなくて生殺し状態・・・
BJ単独スレ立ってたけど、即死しちゃったね。
どろろは持ちこたえられるか!?
自分の中では手塚作品中最萌え漫画なんだけどけっこうマイナーなんだよな…
けどモトは良質だから燃料の少なささえなんとかなれば…
…てことでエロサイト及び自作絵うpキボンw
じゃあ950あたりになったらどろろ独立でFA?
折れ含むどろろファン、即死させない様に頑張れよ。
うはw
IDが孕ませw(マニアック)
ところでどろろたんはいつかあにきの子供孕む事になるのか?
BJ単独スレも誰か頼む。俺携帯だから立てられんorz
どろろの話ばっか出てるが他にBJ単独希望のヤツ挙手しるノシ
そんなに立てたら即死しちゃうか寂れちゃうかしない?
自分BJファンだけどこのスレ見てどろろを知り、読んでみていいと思うようになった。
それから(今でも本命はBJだけど)どろろのSSが載ってても飛ばさず読むようになったよ。
難しいかもしれないけど他の漫画も読んで理解するのもいいんじゃないかな・・・なんてね・・(;´Д`)
総合スレであるこのスレでも一年半かけて消化できてないわけだから
独立は厳しいんじゃないかと思うがいかがか
やってみる価値はあるんじゃない?
BJの需要は相当多いしな
やっぱBJばっかりだと、どろろとか、他の作品ファンの人もちょっと来にくくなるし…
(BJ嫌いじゃない…ってか好きだけど)
ブラックジャックとどろろは分立すべき。で、知名度的にブラックジャックを単独、どろろはメインにしながら手塚総合でどうよ。
逆にどろろ単独、BJ総合でもいいと思う。
正直言って俺はどろろ好きだけど、こんだけどろろの話ばっかで盛り上がってたら他の作品が好きな人は参加しにくいと思う。
別けた時点でどっちも即死しそう。。。
BJは一番人気で知名度もあるかもだけど
職人さん1〜2人しかいないし手塚総合でスレ一つがいいと思う。
そうそう、何だかんだ言っても職人さん次第なんだよね…
まぁでも決めんのは900行ってからでも遅くないよ。
これからの流れで決めよう。
ジェッターマルスがクンニするシーンが見たいw
ここはいっそ、シャミー1000が一線を越えてだな・・
葉子タソ萌え
なぜノーマンが無い?
('A`)
手塚系画像スレってないの?
このスレ見てたらどろろの萌え絵見たくなった。
(悪いけど原作じゃ抜けないw)
原作版のどろろは、鼻の辺りがNG
>>837 角二と萌え.jpにあったけど、dat落ちしますた。orz
BJは10月までおあずけかぁ(´・ω・`)
あれ?俺はあの萌えシュチュだけでも抜けるけどな。どろろ。
でもやっぱ画像キボン
841>>
超キボン
どろろとBJが大多数だな。
これで一日10レスくらいついてりゃスレ分けてもいいんだけど…
カキコマンドクサ('A`) な人もいるしな(漏れもその一人だが)
このスレって何人くらいいるんだろ。
とりあえず点呼
一人目
太りめー
847 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 23:24:13 ID:VfgB1eUx
サンニン目。ああ漏れにも文章力があれば書くんだがなあ・・・
四
どろろの話になるとカキコ派
誤認目〜
投下まだかな。
6人目〜♪
七人目。
職人さんカモ−ン!
八人目。
エロがどうもなぁ うまく書けんでなぁ……
9人目。
BJ、どろろ、いんこ萌え。
10人目。
とにかくどろろ萌え。
ウザがられた事さえあるw
萌えサイトとか晒してたのも自分。
11人目!
エロは難しくて書けません・・・
次スレたったら挑戦してみたい
・・・とは思うのですが・・・
どろろ萌でつ。あにどろ万歳!
12人目でつ。(・∀・)ノ
手塚作品はどろろ、BJに限らずほぼオールマイティで好きですが、
文才がないからだめぽ…。orz
857 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 02:40:40 ID:tuB3gKZq
13人目〜〜♪
どろろ萌え!!
そしてBJ×如月先生というマイナー好き!!
常にBJ×如月先生の投下を望み続けてる漏れです!
自己レス
オールマイティって「全知全能」って意味だから、ちょっと変かも…。
オールジャンルですね、この場合。orz
スレ汚しスマソorz では14人目さん、↓どうぞ。
14人目捕ったどー!!
どろろも好きだけど、三つ目も同じ位好きで堪らん漏れが来ましたよ。(*´д`)ノシ
写楽×和登サンのパロを脳内でいくつか考えてるんだが…いざ文章にしようとすると上手く表現が出来ないorz
つか、三つ目は人気無いのか?
投下を見た事無いんだが…
15人目(・∀・)
BJ至上主義な俺様が来ましたよ
>>851 IDにBjキテルー―(゜∀゜)━!!
裏山。
16人目!
陽介×モモ子じゃなくてインコ×千里が好きだ!
ややこしくてスマソ
七色いんこって面白い? いんこの変な格好が気になっている・・・
銃死地人目になるのかな?
自分も三つ目好きだよ(・∀・)人(・∀・)
悪魔王子写楽君と鬼畜医者BJと変態百鬼兄に惚れてやまない
しがない手塚エロパロスレ住人さww
865 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 21:45:23 ID:Hw53F6Y9
>>863 うーん、古本屋とかで立ち読みして、よさげだったら買ってみては?(自分はあのシチュに萌えた‥微妙にキスシーンもあるしw)
三つ目支援age
866 :
11人目:2005/09/18(日) 22:29:47 ID:lLTGrO2P
漏れも三つ目もスキ!ワトさんうらやますい。。
インコも好き!インコ×千里は良いですね!
ラストがちょっと寂しかったのでw
漏れもインコ×千里がイイナ!
800レスくらいぶりに復帰した18人目ノシ
かつてキボンしたトリトン×ピピ子のSSが投下されていたので、
今度は「ミクロイドS」で読んでみたいとか言ってみる。
ああ、「バンパイヤ」もいいなあ。
狂おしく人外が好き。
BJとどろろ独立の話が出てたんだ。
しかし……このスレ消費の速度から見ると、かなりフライングだと思う。
職人さんも多いと言う訳じゃないし、今回はやめておいた方がよいかと。
横レスでごめんよ。
>>867 バンパイヤだと、狼トペ×狼ルリ子とか?
人間だと、鬼畜ロック×ミカとかも良いかもね。
ネタを振ってみても、文才が無い…。orz
BJ本スレに神キタ―(゜∀゜)━!!
とはいうものの、携帯からだからレス張れなくてごめんよorz
871 :
7人目:2005/09/19(月) 01:26:25 ID:yX0i+osM
いんこはやはりあの二人の微妙な距離感が萌えたなあ。
話が進むにつれて少しづつ縮まって、同時に小出しで過去とか謎が出されていって、読者の推測煽って最後に一気にそれらがまとめられる。
最後まで読んだ時、感動したな。
てことで、インコと千里が読みたいと言ってみる。
あ、三つ目も好き。写楽の悪魔王子っぷりがいい。
バンパイヤのロックの悪の魅力もたまらん
873 :
843:2005/09/19(月) 05:52:44 ID:AGaiBBoE
ほー…、結構いるもんだな。
てか約20人もいてこの進行度は(ry orz
ホント職人さん次第なんだなぁ…降臨期待。
それから
>>845点呼サンクス。
どういたしまして。
案外多くてちとビックリしたよ。この中に一人くらい隠れ職人がいてもおかしくない筈‥
なんならリレー小説でも(´Д`;)
151 愛蔵版名無しさん sage New! 2005/09/19(月) 00:24:35 ID:???
そうだよね、絶対ハッピーエンドじゃないよね。
ちょっとずつ内蔵が育ってピノコの合成繊維(甲殻)もう限界→運良く成人女性の死体→脳+α移植の大手術→
手術成功→成り行きでピノコBJの事実上の妻に→BJの子妊娠するが大手術したので出産に体が絶えきれないから→
BJピノコに中絶すすめる→ピノコ自分の生い立ちから胎児をおろすことなんてできず。何よりもBJの子→
BJなんとか出産させてやろうとOPE準備→ピノコ中絶のOPEだと勘違いしてBJのもとから失踪→交通事故→
BJがかけつけた時には虫の息→ピノコBJに赤ちゃんだけは助けて欲しいと懇願、幸せだったと愛を告げる→
ピノコ死亡→BJ地獄の苦しみの中のたうちまわりながら新生児を取り上げる→
最後BJと子供との二人で断崖の家から海を見ている。
「ママはどんな人だったの」
「八頭身の美女だったさ…」
目に見えるようだもん、悲しみが。アンハッピーエンドが。
エロパロというよりパロですな
エロに重点を置いてなくても読みたいのは私だけ?
エロくなくても読みたい…ような読んだら悲しくなるから読みたくないような。
ところで茜丸×ブチキボン
同じく、エロなしでも読みたい派。書く人いなかったら自給自足するかも試練。
875タンはまだ?
エロ無しでも読みたいよー。
職人さん求む!
自分もエロ無しでも読みたい派。
誰か萌え成分をください
つうかエロパロなんだしエロは欲しかったりするんだが
たまにはエロなしもいいかもしれんが
エロが欲しいのは当然だが
職人が多いのにこした事はない。
最初はエロ無しでものちのち書いてくれるかもしれんし。
本スレ荒れてるなぁ。自分は面白く読んだが。151氏。
今一連の流れ読んだけど本スレ226でFAっしょ。
まぁ151のはおもしろかったけど…
未完の物語にある程度の決着は付けたいって誰でも思うもんね。
結末が描かれてない場合、読者の数だけ終わりがあるらしい。
誰かどろろのラストも書いてくれ。
あれ!?
最後の1行消したつもりだったのにw
思わず本音出たwwwうおwww
ワロスwwwwwwww
和んだ
本スレの
>>151に怒ってた人がこのスレに来たらどんなことになるのか考えただけで
((゚Д゚;)))ガクガクブルブルですな
誰か書いてる予感
誰かリクエストある?
インコと千里読みたいですー。
うっかり昨夜読んだら萌え熱再燃してしまいました。
キリコXユリがよみたーい!
間久部緑郎が安楽死の薬を入手しようかなんかしてキリコを捕らえて、アニキ返してほしかったらとユリに体を要求する。
で、さるぐつわを噛ませて縄で拘束したキリコを細い隙間から向こうが覗ける個室に置く。
もちろん覗き先の部屋では間久部とユリの激しく絡み合う営み展開。最後に個室を開けてキリコとユリご対面。
解放されて車を走らすキリコは横にいる妹に欲情しまくり、ユリもユリで恥辱と興奮で燃えたぎってる…。
話は浮かんでも全く文章にできないorz
誰か書いてお願い
>>895 いやいや、悲しいことに自分は文才ないす…。
キリコXユリすごい萌えるんだよな〜
そんな妹がいていいな、たまには俺に貸せとか言って黒男がユリをめちゃめちゃ虐めるなんてのも(´Д`;)
得ろは文才無くても萌えの心で書けばどうにかなると思うよ。
‥って、そんな事言うなら自分で書けとw
確かにいざ「書け」って言われると気恥ずか椎名。
批判がくるの想像しちゃうし‥
>>795の一番上のサイトの日記(memo)に、最高の萌え絵が・・・
連続カキ湖すみません。
BJと架空のキャラのエロだったら書きますがどうでしょ。
(・3・)
900 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 20:59:55 ID:Mam8F4cK
了解。BJかなりエロい人にしますので、純情BJが好きな人はスルーでおながい。
ワクワクテカテカ(・Д・*)
エロこそBJだと思っている自分は無問題。
激しく待ってるぞ
>>898 見に逝ってきた…。ピ、ピノコ×ドロロのロリレズプレイ…。⊂⌒~⊃*。Д。)⊃=3
トップページのゲーム&原作どろろも、テラカワイス!!ですた。(´∀`)
>>899 期待してますよー。(・∀・)
ところで
>>867に便乗して、人外としてはW3も入れてほすい…。
プッコ×ボッコとか真一×ボッコとか。(それって獣か(ry
906 :
899:2005/09/22(木) 01:16:04 ID:0WGgSAjh
ちょい都合で時間かかるから、みんなねんねしててくれい。
うおおお!お、俺は起きてるぜ!
今夜中に読めるのか(´Д`;)?!
まーだまってるよん(´∀`*)ウフフ
ブラックジャックマダー?
また流れが…w
とりあえず職人さん待つか。どろろキボン
次スレについては950あたりからな。
それまで話題に出すの禁止。
>>910 またかよw
なにコレ深層心理?
何か最近病気だ。(前にもこんな事言ってる野郎いたな…w)
>>911 今度は何を消し忘れたんだ・・(見た限りではどこも不自然じゃないぞw)
>>912 ど ろ ろ キ ボ ン
本当に打ち込んだ覚えがないからマジコワスw
ここんとこ寝てないのがいけないんだな多分。
今日こそ寝るぽ。
どろろたんの夢でも見れますように
>>413 相当どろろに飢えてるんですな・・・w
あー・・自分もどろろキボンキボン・・・
誰か素敵なストーリー考えておくれー!こうなったら自分で書くよw
BJXオリキャラ神、俺は待ってますぜ
>>914
おながいしますだ!
おらもどろろタソキボンキボン!!
ブラックジャックとピノコの悲恋執筆ちう
ま、まさか151氏のを執筆中?
期待してまつ!!!
920 :
918:2005/09/23(金) 18:34:40 ID:BZBSR04F
いんや、ネタはかなりかぶってるが丸々151氏の話を土台にはしてないす、たぶん。
早けりゃ今夜じうに投下
>>918 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
楽しみにしてまつ
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
「誰が名付けたか私には
別れ唄うたいの陰がある」
BJには悲恋が似合う。楽しみにしてます。
>>918 + +
∧_∧ +
(0゚・∀・)ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
↑
ナカヅマミユキ?
10分おきにここを見ている携帯厨な漏れ
キリユリ萌えの同士はおらんのか
>>926 同志よ!
>>927 いっぱいいるじゃないか(´・ω・`*)トウカダッテアルジャナイカ
929 :
キリユリ主義:2005/09/24(土) 02:11:10 ID:6Kr3cqyB
スレ活性化?のために即席キリユリ投下しまつね。
930 :
キリユリ主義:2005/09/24(土) 02:13:19 ID:6Kr3cqyB
ギャグなので軽く読み流してくださいな
931 :
@:2005/09/24(土) 02:43:51 ID:6Kr3cqyB
風邪をひき寝込んでしまったユリ。38度5分の高熱で白い頬が朱色に溶けている。
妹大好きキリコはかいがいしく泊まり込みで世話を焼いていた。
「兄さん…お水…飲みたい…」
「よし任せろ」
そう言って口移しで水を飲ませしかも舌を使うたび、ユリの激烈膝蹴りがキリコを天井までぶっ飛ばす。
「兄さん…汗…気持ち悪い…」
「よし任せろ」
パジャマの前ボタンを外すとユリの剥き出しの乳房が外気に揺れる。
キリコは上にまたがりタオルで拭いてやりながら、なぜか堅くなった股間を執拗にユリの右太ももにこすりつける。
しまいには乳首ばかりを集中的に弄くる有り様で、ユリに綺麗にアッパーを決められて失神してもいたしかたないことだった。
ユリの熱はますます上がり苦しそうである。
「卵がゆでも作ってやろう、病人にはたんぱく質が必要だ」
などどブツブツ言ってると、ユリが小さく呻いて身をよじった。
932 :
A:2005/09/24(土) 03:04:15 ID:6Kr3cqyB
さらさらの長い髪がベッド脇に流れ、白い首筋に浮かんだ汗の玉と妖しく歪んだ表情がたまらなく官能的だ。
キリコは湧き上がるもやもやを堪えきれず、はあはあとユリに負けない息の荒げようで激しく自分の息子をシェイクする。
うっと呻くとユリの美しい顔や長髪に5ヶ月分の精液を迸らせた。
嫌な臭気で目を覚ましたユリは反射的に自分の頬に手を這わせた。
生ぬるい、卵の白身を濃くしたような粘液がべちゃあと指先にくっついてきた。違和感のある髪にも手を伸ばすと、同じおまけに当たった。ぼけーっと立ち尽くし、脱力した息子をさらしたまんまのキリコは呪い殺しそうなユリの眼力に気づくと、
「いや、病人にはたんぱく質が必要だからな…」
どがしゃーんと凄まじい破壊音が響き、次いでわけのわからない生き物のとにかく情けない悲鳴が長々と夜の町を引き裂いた。
終わり
正直、すまない。
ワロス
なんでもいいからどんどん投下汁
936 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 18:09:16 ID:AQgTd4uh
あげ
>>933 GJ!オゲフィンキリコ最高っス
こんなオモロイネタで2レスなんてもったいない、もっと長編も期待汁!
>>937 ありがとう。
んじゃ今度はブラックジャックも絡めた続編頑張ってみる。
どろろも誰かお願い
風呂でどろろSSのストーリー思いついたw
前の職人さん達と同じくその後ネタなんだけど・・・書いてみようかな。
期待しないでね(´・ω・`)
鯖目の巻のどろろが一番かわいい希ガス。けど、どろろは何だか汚しちゃいけない気がするんだ…orz
書くって宣言は多いのになかなか投下されないのが実情(´・ω・`)ショボン
お茶飲みながらまったり待ちますね(・∀・)旦~>職人様
↑はまだ茶を飲み続けているのだろうか
ワロス
ところで次スレはどないする。
ものすごくスローペースで進んでるからな・・・とりあえず
>>950-に立ててもらおう
分けるのは個人的に止めたほうがいいと思う(´・ω・`)
どろろもBJも好きなんで
今日テラデカスな本屋にどろろ買いに行ったんだけど
3種類くらいあって結局選べないで帰ってきちゃった…
(文庫版と豪華版となんか表紙にでかいどろろたんが描かれてるやつ)
どれが一番お買得?(値段より中身で)
どろろ人気低調?
とりあえず総合スレいっこ立てて、流れがBJやどろろに偏りすぎてきたら
その作品専用のスレを立てればいいと思うんだが、どうだろう?
スレ別にしたって投下数に変化はないか、あるいは減っちゃうかもよ
>>947 荒れるモトだからそんな事言わんでくれ。
隠れどろろ狂の俺だって今まで我慢してたのに…
…まぁ、いいや。
とりあえず総合スレは俺が立てるよ。
前にも書いたけど独立は1日10レス以上付くようになってからだな。
とにかく職人が足りないからおまいらも各々布教活動に励むように。
独立したけりゃ同志を増やせ。
まぁとりあえずBJファンもどろろファンもその他作品ファンも、
しばらくは同じ手塚作品に萌えるもの同士、助け合って共生していきませう。
今日はもう寝るけど誰かテンプレ案とか
いいの思い付いたら書き込んどいて…Zz
タイトルにつける名前を考えないですか
BJとか
どろろもBJも似たような設定で楽しいやんけ。BJと百鬼博士は仲良しなんだからうちらもまたーり行くとしよう。
>>952 【大人も幼女も】手塚治虫でエロパロ【ツンデレも】
こういうのってスレごとの雰囲気とかあるしセンスないから判らんよ
作品名とかキャラの名前って入れる方が良いのか?それだったら
【ピノコのこのこ】手塚治虫でエロパロ【どろどろろ】
和登さんが好きなのに何やってんだろな俺…orz
次スレは和登さんと悪魔王子写楽君のエロパロが現れてくれると密かに楽しみにしてるよ
955 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:23:05 ID:V2HvQK+r
ツンデレ(・∀・)イイ!!
自分も統合に一票。
BJ単独スレも、あぁっと言う間に即死しちゃったし。
>>954 「ピノコのこのこ」って、可愛いな。(*´Д`)
このスレ全部保存しとくわ('A`)
>>954 ホク○の歌に当てはめられる事に今気付いた。
お前テラスゴスwwwwwwwwwwwwww
ピノコ のっこーのこ どろどろろ♪
単独は共倒れに絶対なるだろうから統合が良いとオモ。
BJ見た事ないやつはBJ嫁
どろろ見た事ないやつはどろろ嫁
これで楽しめるはずだ
俺もここがきっかけでどろろ読んだが
やっぱり原作知ってるほうが楽しめるんだよな
今夜黒男とピノコ投下予定
久々の黒男×ピノコ…(*´Д`)
ワクテカで何度もここ覗いてるけど、無理なら今夜じゃなくってもいいからね
ワクテカで待てる楽しい夜が、もう一晩増えるだけだからさ…
おたくのように優しい人にはきっといつかご褒美がありますよ。
まだかな〜
966 :
961:2005/09/28(水) 02:20:51 ID:rIKuM52P
遅くなっちゃった、ごめん。
最初に断っておくと全然エロくないです、キスもないし…
しかもピノコは病気で助からないって設定だし。
一応黒男X大人ピノコ、投下〜
ピノコが白血病だと判明した時、それでもまだブラックジャックには余裕があった。
あの日嚢腫を切り取ったピノコの姉に当たる女を探し出し、輸血用の血液を提供してもらえばいい。そうすれば間違いなくピノコは助かる。極秘を条件として扱った患者であったから住所も電話番号も居所を知ることができる記録は何一つ残されていない。
当時女を連れてきた唯一繋がりのある背の低い医者を捕まえるべく、ブラックジャックはあちこちの集まりに顔を出した。
ここはお前みたいな奴が来る所じゃないよ──何やらモグリの臭いがプンプンしますな──どこへ行っても囁かれる侮蔑、嫌悪、嘲笑。彼の味方は一人だっていやしない。
ついにあの時の医者を発見しブラックジャックは駆け寄った。
うちの子が苦しんでるんです、どうかあの患者の居場所を教えてください──
しかし医者は何のことだかわからないとしどろもどろに言い訳するとそのまま会場を出て車で走り去ろうとした。
ブラックジャックもすかさず自分の車に飛び乗り後を追う。混雑した道路に紛れ込み、見失いそうになる己に叱咤しながら神経を張りつめる。
ここで逃げられてたまるか!奴はピノコを救う、たった一つの鍵を握っているんだ──
やがて渋滞の波が押し寄せ亀の足ほどにも進まないすし詰め状態となった。
しめた、とブラックジャックは車から降りると狭い隙間を縫って前方でやはり身動きができないでいる目的の医者のもとへたどり着いた。
開いた窓から体を突っ込み、相手の襟首を掴みかからんばかりの猛勢で詰め寄る。
「人間の命がかかってるっていうのにあんたそれでも医者か!?さあ、教えてもらおう。あの患者はどこにいる?」
ブラックジャックの迫力に圧され叱られた子供みたいに身を縮こまらせた医者は幾度かどもりながら言葉を返した。
「あっあの患者は…残念ですが、も、もうこの世にいません…。一年前、自殺したのです…」
「……なんだって……?そんな馬鹿なっ!!」
「ほ、本当です…。わたしだって医者の端くれ、病人が助かるというなら何とか手を使って再びあの時の患者を連れていきます。…でも、彼女はもういないのです。亡くなった方を連れていくわけにはいきませんので…」
この男は小心者だが医者としての良心は持ち合わせている。わざわざこんなくだらない嘘をついたりはしない。
現実感を欠いた空間でブラックジャックはふらふらとその場から離れていった。
そんな…なんてことだ…。
じゃあピノコはもう…死ぬしかないのか……。
ピノコの体調は日を追うごとに悪化していった。
儚い望みをかけた血液銀行からの輸血パックも恐ろしい早さで進行する病魔の前では気休めにすらならなかった。
「ちぇんちぇえ…ピノコちぬんでちょ…?」
死を目前に控えていながらピノコは全く取り乱す様子もなく、抗う術のない己の運命に実に淡々と身を委ねている。
「…ああ、そうだ」
こんな返答しかできない自分が悔しくてたまらなかった。
「そう……。じゃね、ピノコちぬ前に一回らけ大人のかやだになりたい」
「…18なら18らしく死にたいというわけか…。…だが大人の肉体に作り替えたところで、数週間もすれば…お前は死ぬんだぞ」
「そえでもいいの…ほんのちょっとでも大人になえたら、我慢すゆ…」
窓の外に眼差しを向けるピノコの小さな横顔はかわいそうなほど肉が削られ色味がなかった。
“元気"という成分に包まれて日々駆け回っていた無邪気な姿など欠片の面影もなく。
ブラックジャックは合成繊維で造形した大人の女の肉体にピノコの脳や目鼻、内臓、神経、血管をそっくり移し替えてやった。
縫った傷口が塞がり動いてもいいと許可を得た時、ピノコは真っ先に鏡を求めた。
慣れぬ新しい体は一歩一歩が重く、ゆっくりと床をたどりながら近づいていく。汗を浮かべてようやく自分の全身が姿見の視界内に映し出されると、ピノコは疲れも忘れ囁くような歓喜の声を洩らした。
「……こえがピノコ……?」
淡いピンクの寝間着は明らかに大人用であり、すらりと伸びた手足を包んでいる。
長く白い指先を頬に這わせ、そして胸に張りついている双つのコブを持ち上げてみる。
腰をひねると丸く突き出した尻が胸ざわめくほどに円熟でとても女性的であった。
ピノコは振り返り、ふるふると感激で瞳を潤ませたままブラックジャックに抱きついた。
「ちぇんちぇえ、ありがとう〜!!らいちゅきっ!ピノコ、ボインになったよのさ、ちゃんと18ちゃいのかやだになったんらよ!」
口調は相変わらずだったがその声質は、どんなに甲高く叫ぼうとももう幼女のそれではなく。
「ね、ちぇんちぇ、ピノコきえい?結婚ちたっていいぐやい?」
「ああ…綺麗だよ」
「ほんとにっ!?ピノコと結婚ちてくれゆ?」
「…ああ、してやるよ」
「やったあー!こえでほんとの夫婦らねっ」
ピノコはブラックジャックの頬にチュッとキスして幸せそうに頭をもたせかけた。
ブラックジャックはくびれた腰に腕を回し髪を撫でてやりながらも表情は暗く沈んでいた。
平穏な幾日かが過ぎると再び狂った悪魔がピノコの体内を占拠し暴れ始めた。
うっすらと淡く紅色を乗せていた弾力のある頬も見る間にひしゃげ、落ち窪んだ目の下の辺りには細かいシワと濃い陰影が刻まれたままだ。トイレに行くのにも杖の力を借りてやっとの状態になってしまい、もはや歩けなくなるのも時間の問題であった。
少女が自分の意思で身動きできなくなった時、それは“最後"を意味する。
そこから先は昏々とただただ一定方向に落ちていくだけ。……死へと。
体力が奪われていくにつれ次第に黙っていることが多くなっていったピノコだったが、それでも根底にある明るさは決して消えず一度だって愚痴や泣き言を漏らしはしなかった。
ピノコ、お前は死ぬことが怖くないのか?
ブラックジャックの問いにピノコは緩やかに微笑んだ。
「だってピノコはホントなら一度ちんでゆもんね…。
そえをちぇんちぇえが人間にちてくえて、いよんな楽ちいことを経験できたかや…だかやピノコ充分なのよさ。
短かったけろ、ちぇんちぇえのおかげでピノコは人並みのちあわせを味わうことができたもん。…ちぇんちぇえ、ホントにあいがとね。愛ちてゆ…」
ちぇんちぇえ…お願いがあゆの…
真夜中、明かりを落とした寝室に響く消え入りそうなピノコの声。
なんだ?
ちぇんちぇえと裸んぼになって抱き合いたいの…
……なぜだい?
ピノコ見たんら、姉たんのお腹ん中にいゆ時、姉たんちゅきな男の人と裸んぼになってぎゅうってちてた…。ピノコもちぇんちぇえとそうちたいの、らって夫婦らもん…
…わかった、…しようか
ほんとぉっ!?嬉ちい!
ブラックジャックは全て衣服を脱ぎ捨ててから隣りのベッドに移動しピノコのパジャマのボタンを外していった。
腕や背中を浮かすささいな動作すら弱った彼女にとっては大儀そうであった。
ズボンと下着を下ろし小さな豆電球の光の中、成熟したピノコの裸体が晒される。
例え造り物でもふわりと球を描いた柔らかそうな胸、先端に乗っかっている愛らしい乳首。
中央の窪みをなぞっていくと産毛すら生えていない肉厚の丘に秘められた一本線が横切っている。
「ちぇんちぇ…、ぎゅうちて…」
震える腕を伸ばし、切なげな表情で求めるピノコ。
姿形がいくら変わろうとも彼女の純粋さは永遠であった。
ブラックジャックは優しく腕を回し、苦しくない程度にピノコと体を密着させる。
脈打つ心臓の声が、命の宴が、皮膚を通して滑り込んでくる。
こんなにも生きたいと訴えている鼓動があと少しもすれば、いくらかき抱いても反応しなくなるなんて──
ピノコ、お前は本当に幸せだったのか。18年間もこの世から拒絶され、ようやく人間として生まれ変わることができたのに、これからという時に逝ってしまうなんて。
お前はまだ友達の温かさを知らない、恋人の愛おしさを知らない。
人生で最も大切なものを知ることもなく短すぎる生涯を終える、一体お前はなんのために生まれてきたというのか。
わたしのことなら何の心配もいらない。また元のひとりぼっちに戻るだけさ。
……寂しいがな。
おわり
974 :
961:2005/09/28(水) 02:41:33 ID:rIKuM52P
おわりっす。
親子愛に近いジャピノかな〜
全米が泣いた・・・・マジで
投下ありがとう(つД`)いろいろ考えたらさみしくなったよ
正直スマンカッタのアドレス、携帯じゃ開けないいいいいorz
今更ナガラ、七色インコヲキボンヌシテミル('A`)
職人さん投下ありがとう!
BJとピノっていつも不安定な土台の上の幸せだったんだよなあ…と考えたら泣けてきた〜
俺モ便乗シテミル('A`)
いんこ×千里キボン
いーんこ!いーんこ!うーん(ry
いんこ千里いんこ千里…
七千!七千!
いんこ千里!読みたい。。。。(*´Д`)
・・・どろろ小説版設定とかで書くのはアリでつか?
アリ
ari
988 :
977:2005/09/29(木) 22:31:25 ID:CADpuKKA
>>978 いや、エロパロとは全く関係ないから見れんでもおk。
てか誰か突っ込んでくれ…w orz
蟻
ターンターンターン
そろそろ建ててくだふぁい‥テンプレもタイトルもできてるし。
あ、タイトルはピノコのこのこがいいなw
激しく同意。
つうかここマターリし過ぎw
994 :
950:2005/09/30(金) 14:38:03 ID:XxSg0PEk
よっしゃ、そろそろ建てるか。
テンプレは
>>977の案でおk?
(実は18歳だったピノコ…w)
そんでタイトルだけど…
ピノコのこのこどろどろろもかわいいけど一応総合スレだからな。
【大人も幼女も】手塚治虫でエロパロ【ツンデレも】の方がいいんじゃね?
995 :
950:2005/09/30(金) 14:44:50 ID:XxSg0PEk
あ、大人は当たり前だから
【幼女も】手塚治虫でエロパロ2【ツンデレも】でいいか。
シンプルに2強の名前を取って
【ピノコ】手塚治虫でエロパロ2【どろろ】ってのもアリかな。
(↑さっき総合スレだから、とかぬかした奴)
…とりあえず998までに皆で決めよう。
999になったら強制スレ立て(俺が)な。
人気が片寄って討論になったから、キャラを感じさせないタイトルがいいな。
【幼女も…】に清き一票
【メルモ】【どろろ】
・・・よく考えたらツンデレ入れるたほうがいいな。
1000 :
950:2005/09/30(金) 18:17:41 ID:XxSg0PEk
>>998 そうきたか…w
…これで一通り意見は聞けたかな。
よし、じゃあ立ててくんね。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。