【レイプ】鬼畜陵辱投下専用スレ【スカトロ】

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385マリみてネタ
前書いた焼き直しで、微エロなんですが、
人がいないみたいなので投下します。
386聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:18 ID:CneE9OUi
大学に入学して一年目の冬、聖の父の事業は倒産した。
長引く不況、そして何より、さる取引で不渡り手形を渡されたことが原因だった。
聖の実家は破産して、一家は忽ち一文無しとなった。

昨日までロサ・ギガンティアと慕って来ていたお嬢さまたちは、
手の平を返したように冷たくあしらう。
父は消息を絶った。母は正気を失った。
そして聖は、大学を中退し――絶望の中日々を送る。

「クスクス、あれが元白薔薇さまですって――」
「汚らしい――」

今日も聖はK駅の南口で、ぼんやりとしゃがみこんでいた。
元の家は借金のために差し押さえられた。
あばら家では母が一人でブツブツと呟くばかりで、聖に居場所などなかった。
ゴミ溜めの中、呆然とする聖はリリアン生徒の良い笑い話の種だった。

「――聖さま?」
387聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:20 ID:CneE9OUi
ふと面を上げる。雨の中、一人の淡い髪の少女が傘差して佇んでいた。
「祐巳……ちゃん……」
煤けた顔を向ける――その顔はあまりにも、無残だった。
身体中にゴミ溜めの塵芥を浴び、かってロサ・ギガンティアと呼ばれた輝きは無かった。
そして、それを見る祐巳の顔は――

(いやだ……)

(こんな姿、祐巳ちゃんにだけは……)

(この子にまで拒絶されたら、私は――)

だが――運命は残酷だった。祐巳はきびすを返して走り去ったのである。
二度と振り返らないで。
「あ、あああ」
聖はふらふらと雨の中に歩み出る。そして、膝を折った。
雨はますます激しくなる、雨音が絶望を飲み込んでいく。

――どれだけそうしていただろう。かすかな日は完全に闇に変わっていた。

どしゃ降りの中、死んだように虚ろな聖の瞳に人影が映った。
388聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:22 ID:CneE9OUi
「濡れますよ」
「…………」
祐麒は水色の傘を差し出すと、かがみこんで聖の顔を覗きこむ。
瞬間、聖は祐麒に抱きついていた。
「聖さん?」
「う、うわアァァァ――――ン!!」
そのまま祐麒の胸の中で子供のように泣きじゃくる。
「聖さん……」
そんな聖を、祐麒はきゅっと抱きしめてやった。

雨の中、二人はいつまでもそうあるかのごとく抱き合っていた。

「大丈夫です、祐巳はそんな奴じゃありません」
どしゃぶりの中、とりあえず逃げ込んだ花寺の生徒会室。
祐麒はとりあえず、タオルケットをかけてやって、熱い飲み物をふるまう。
「もし祐巳が本気でそんなことをしたのなら、俺がただじゃおきませんから」
だから、安心してくださいと。
「――……」
ちびちびとココアを啜っていた聖が、ゆっくりと面を上げた。
「祐麒は優しい子だね……」
そのまま、涙でぬれたまなこをぬぐう。
389聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:23 ID:CneE9OUi
「あんな風に泣いたの、久しぶりだよ」
「聖さん……」
そういうと、聖が立ち上がった。
「せ、聖さん!?」
突然のことに慌てる祐麒。だけど、はねのけようとする、その腕がピタリと止まる。
「お願い、今だけ、何もかも忘れさせてよ――」
聖の肩が胸の中で細かく震えているのに気づいたから。

――そうして、二人は一夜をともにした。

愛を交わした後、祐麒は強く聖を想うようになる。
裸の聖を抱きながら、紅潮した顔で、真面目に愛を誓うのだった。

「安心してください、聖さんのお金、俺がなんとかします――」

(祐麒――)

何でも、自分が必死にバイトしてお金を稼ぐだとか、
花寺生徒会の連中にも援助させて、募金も行うだとか。
道路工事でも何でもして、絶対にお金をつくるからと。
生徒会長の責務を負いながら、そんなこと、到底不可能なのに――
390聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:25 ID:CneE9OUi
(やっぱり、祐巳ちゃんの弟なんだね――)

だからこそ、迷惑はかけられない。
そのまま、疲れて眠る祐麒の頬を撫でて、聖は一人雨の中消えていった。

そして――

「よく来たねぇ〜」
どんより空が空を覆う中、聖は都内某所にある雑居ビルの中にいた。
ビデオプロダクションといえば聞こえはいいが――要するにアダルトビデオの製作会社だった。
「じゃ、これにサインして」
何やらやたら細かい文字が詰め込まれた契約書に判を押させられていく。
マネージャーの男はあのリリアン女学園の卒業生と知り、興奮を隠せない。

(マリアさまは、許してくれるはずないよね――)

自嘲気味に笑った。窓の外。街並でなくて浮かぶのは、あの子の面影。
これから穢れてしまう自分には、もう一生と彼女と会う資格はなくなるだろう。
でも、それでいい。とっくの昔に決めたことだから。それでいいんだ――

「へへっ、リリアンの薔薇さまとおま×こできるのか、たまらないぜぇ〜」
391聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:28 ID:CneE9OUi
撮影の時になる。聖は男どもに囲まれた。
金のため、敢えてハードなプレイを希望した聖は、複数の男優どもに嬲るように犯されるのだった。
「あぐぅ……ぐぶっ!!」
聖は男の真っ黒な男根を口中深くまで押し込まれる。
そのまま口内発射され、生まれて初めて、男のザーメンを飲み込まされる。
「ううっ、ごほごほ……げほっ」
「ほら、今度はこっちをくわえろよ」
「あはぁ……」
休む間など与えられず、すぐに次の肉棒が聖の口を塞いだ。
やがて、男たちは聖を組み敷く。――聖の柔肉を蹂躙するのである。
「なんだこれ、処女みたいなおま×こだな」
男がラビアの襞を指で押し広げた。目にも鮮やかなピンクのクレヴァスが露わにされる。
そうして、震えてじっとしている聖の其処に肉棒の先を宛がうと、男は一気に腰を落とした。
「――っ!!」
聖の身体が身なりに反った。破瓜の激痛に涙が滲む。
とうとう、聖の処女は破られたのだ。そして、秘所にペニスが潜り込んで行く。
「ああっ、うあああッ……!!」
絶望しきった顔で泣きながら、聖はそのまま横たわっていた。
その上に何人もの男が乗っかっていく。
(祐麒――、祐麒――)
そのとき、

「ハハハ、いいざまじゃないか、佐藤聖――」

意外な人物の声が響きわたった。
392聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:29 ID:CneE9OUi
「! お前は、柏木――」
「フフ」
柏木――柏木、優。

「な、何でお前がこんなところに――」
「ここはウチの系列なんだよ。一見、分からないように装っているがな」
そう云うと、ひょいとビデオカメラを覗き込む。
「このAVは駄目だな。没にしよう」
「――!!」
聖の瞳が驚愕に濡れていく。
「そ、そんな……ふざけるな!!」
「ふざけてなどいないさ」
肩をすくめる柏木。
「これをよく見てみろ」
「……!」
契約書には非常に細かい字で、隅の方に都合のいいことが書いてある。
死ぬ思いまでして、それで金はビタ一銭もでない。
(嵌められた――)

「そんな、そんな……」
「どうだ、悔しいか? 君は喉から手が出るほどお金を欲しいはずだよな」
393聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:30 ID:CneE9OUi
美貌に白い歯を浮かべて柏木がいう。
「ぜぇ〜んぶ、パーになってしまいましたぁ!」
そのまま「ひゃははは」と笑う。
「今月中にン百万、アシ詰めないとまずいんだろ?」
笑いながら暴いていった。聖の惨めきわまりない身の上を。
「ヤミ金融の追い込みって怖いよな。このままじゃ、
どのみち君はソープに沈められるか、内臓売りさばくより他ないよね」
「…………」
ところでさ、と柏木が話題を転じる。
「僕は今新しい玩具をさがしてるところなんだ」
「…………」
そのまま黙りこくる聖の上に、その言葉を投げかけた。
「君が僕の玩具になるなら、借金を肩代わりしてやるよ?」

「なっ……?」
わなわなと聖の肩が震え出す。
「聞こえなかったか? 君のその身体を玩具にしたいと言ったんだ」
「ふ、ふざけるなっ!!」
怒鳴り散らす聖。目には涙とともに怒りの炎が赤赤と燃えている。
「お前にそんなことをされるくらいなら、死んだほうがマシだ!」
「フーン、あっそう」
そういうと、柏木はひょいとビデオカメラを手に取ってみせた。
「ところでこれ、ビデオ自体は別に没にするわけじゃないんだよね」
「……!」
394聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:31 ID:CneE9OUi
ニタァと柏木が笑った。
「お前の関係者のところにばら撒くぞ? コラ?」
「貴様……っ」
聖がぎりっと奥歯を噛む。そこへ柏木が言葉を継ぐ。
「久保栞――っていうんだっけ?」
瞬間、聖の顔がぴたりと凍りついた。
「ウチの財力で彼女の現住所調べることなんて、簡単なんだよね」
そのまま笑みを浮かべる。匂うような美貌に。悪魔の笑みを。
「このビデオを送っりつけてやってもいいんだぞ」
「!! ――やめて! お願い、それだけはやめてぇぇ――――っ!!」
途端、狂ったように金切り声をあげる聖。
気高い少女が自分の前にひざまずいたことを知ると、柏木は「フフ」と口の端を歪めた。
「それが嫌なら――」
そして、笑いながらこう宣言した。
「何もかも、僕の言う通りになるんだな――」

――こうして、聖は柏木の奴隷となった。
395聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:32 ID:CneE9OUi
ある日、祐麒は柏木邸に呼び出された。

「なんだってんだ、あいつ――」
本当は来たくなかったが、祐麒としては絶対に無視する事はできなかった。
『佐藤聖の居場所を教えてやるよ――』

こう、言われたのだから。

(聖さん、聖さん――)
必死の形相で聖を探してきた祐麒は、もう疲れきっていた。
そして、ふすまを開けると――

「!!」
「よく来たな、ユキチ――」

そこに見たものは――

「せ、聖さん……」
396聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:33 ID:CneE9OUi
「――……」
聖は淫らなラバースーツを着せられ、柏木の肉棒を頬張っていた。
柏木がにやつきながらその頭をなでる、その舌で、顔を上下してフェラチオを続ける。
「な、何やってんだ……っ!!」
祐麒が柏木に詰め寄って襟首を掴み上げた。
「やめろぉ! 聖さんを離せえええっ!」
「離す、だって――?」
柏木はフンと鼻で笑う。
「ユキチ、誤解しないでくれよ。この女は自分から喜んでやってるんだぜ?」
「デタラメを言うな!!」
絶叫する祐麒。だが。
目を向ける、聖は祐麒から顔を背け、無言でうつむく。
「――!!」
祐麒の瞳が驚愕に開かれていく。
祐麒は聖の肩を掴んだ。
「聖さん、嘘ですよね、こんなの嘘ですよね――」
「…………」
「俺、あれから頑張ったんですよ。一生懸命バイトして、
うちの仲間にも頼んで、リリアンにもお願いに行ったんですよ?
祐巳ももう一度聖さまにお会いしたいって、そして聖さまに謝りたいって、そう言って――」
「――あんた、勘違いしないでよ」
聖が沈黙を破って言葉を発した。
397聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:34 ID:CneE9OUi
「たった一回ヤラせてあげたからって、彼氏気取ってんの? バカじゃない?」
わなわなと震える祐麒を前にして、聖は冷たい声で言葉を紡いでいった。
「柏木の方があんたなんかよりよっぽどいい男だよ? とっとと消えて!!」
「――っ!!」
祐麒は弾けたように立ち上がると、そのまま駆け出していった。
振り返りもせで。

「フフフ、よく言えたじゃないか――」
柏木がからからと笑う。その中で、聖は絶望の底にいた。

(祐麒、祐麒――)

(私、何てことを――)

取り残された聖は一人、犯されたままの裸体をさらして泣きじゃくっていた。

(私、なんて、なんて醜いことを……)
398聖と祐麒と ◆j/oLL0YVU2 :04/08/20 04:35 ID:CneE9OUi
「ごめん、祐麒ごめん……」
そのままうつ伏せ、泣き続け、そして隠していた道具を手に取った。
――カミソリを。

「もう耐えられないよ、ごめん、栞、祐麒――」

そして聖は手首を掻っ切った。
そして――

「なんだ、あの女、死にやがったか――」

柏木はさしたる感慨も無くつぶやく。

「折角、手に入れた玩具だったんだけどな。
折角――あの女の実家が破産するよう、仕組んでやったんだがな」

笑い、呟くと、立ち上がった。涙の亡骸を背にして。

(終わり)