職人名鑑テンプレ(サンプルは保管庫の職人名鑑にあり)
【XXX(コテor数字ハンor通称等】XXX(ふりがな)
属性:(紅、新聞部等)
得意技:(特徴的な挙動、言動があれば)
決め台詞:「(作品内で使われた台詞より)」
以下、職人さんの特徴を10行前後で解説。客観的に、それでいて
ユーモアが交えてあるといいかも。煽るようなコメントはダ〜メ。
類義語:(その他の呼び名があれば)
山百合会からのおしらせ〜その1
ここはみんなの利用するスレです。SSを読む方も書く方も、節度をもっておねがいね。
【感想を書くときの注意】
百合推奨だけれど、それ以外のSSを排除しているわけではありませんことよ。
それに、SSを書く方もプロではないですし、あなたにとって、とても退屈だったり、
怒りさえ感じることがあるかもしれませんわ。
でも、SSを書いている方も、あなたを怒らせたり、不快にさせるつもりじゃなくて、
むしろ楽しませようとしてくれているんですの。
だから、「出て行け」だとか「ゴミ以下」だとか、はしたない言葉は、
思っても書き込まないこと。よろしくて?
SSの多くは予告+NG-WORD付で書き込まれるから、自分には合いそうじゃないなと
思ったら まよわず回避なさってちょうだい。それには2ch専用ブラウザを使うと便利よ。
山百合会からのおしらせ〜その2〜
【SSを書くときの注意】
このスレにいる妹たちは百合SSが大好きなの。できれば百合で書いてくださいね。
もちろん、そのSSには殿方が必要と言うことであれば、無理強いはいたしませんわ。
でも内容によっては読み手を選ぶことがあるのは、ご存知よね。
とても傷つきやすい妹たちが苦しまないよう、ちょっとだけ配慮をしてね。
それと、中にはまだお姉さまからの指導が行き届いてない妹たちもいます。
時々リリアンにあるまじきはしたない声が届いてしまうかもしれないけれど、やさしく導いてあげてね。
・投稿予告
カップリングや、明かせる範囲でのシチュエーションの予告をお願いね。
傷つきやすい妹たちが自分では受け止められないと思ったら、回避してくれるわ。
回避しやすくする為の[NG-Word]も投稿予告に書いてね。
・SS本文
名前欄[タイトル/通り名/番号]を、mail欄[sage + NG-WORD]をお願いね。
Mail欄に[NG-Word]があれば、傷つきやすい妹たちがよけやすくなるわ。
それと、じつはこのスレには投稿されたSSを保管してくれるお姉さまがいらっしゃるの。
保管庫ではタイトルがあるととても見やすくなるわ。
そして、もし名無しさんじゃない素敵な名前がアナタにあれば、それもお願いね。
スレ立ておつか令ちゃん。
テンプレは以上です。それでは何事も(以下略 >ALL
>>1 乙か令ちゃんのバカ!
平和なスレになりますように(-∧-;) マリアサマ...
>>1 乙ガン=カタは拳銃を自在に操る格闘技である。
頼むから、貴重な950以降のレスを
くだらん議論で埋めるのはヤメテクレ_| ̄|○
何なんだよ、あの粘着SS投下者は・・・
人大杉がなおったのでお祝いSS投下キボンヌ
このスレで、初めてマリみてを知って小説買おうか迷って数ヶ月
とうとう小説を買い始めました。
2冊づつ購入して、現在8冊まで読破
明後日百合姉妹と一緒に新たに2冊買ってきます。
アニメのDVDも買ってますよ。
ヘタクソですが新スレ&人大杉解除記念に投下します。
令祥です。
「そしたら、また祐巳がおかしなことを言い出して・・・」
「うん・・・そうなんだ・・・・」
取り繕うような相槌。
いつから、こんな事になったんだろう?
「それで・・・」
「祥子。私達、こんな関係やめよう・・・」
「え?」
「昔に戻ったほうがいいよ。こんな関係になる前に・・・」
私は腕枕をしながら、天井を見つめていた。
隣で祥子はどんな顔して聞いてるのだろう。
「もう私は、祥子だけを見てられないんだ・・・」
「ただの同級生に戻るの・・・? 私と令が・・・?」
小さい呟きが静かに流れる。
「戻れるわけないでしょう! こんなに好きなのに! こんなにあなたを愛したのに!」
ガバと起き上がり、私の上に覆い被さるようにのしかかってきた。
顔を見ることが出来ず、私は顔をそむける。
「あれだけ愛しあったのに!」
見つからない答え。静かな空間に嗚咽だけが響く。
手を伸ばせば髪を撫でられるのに。
目を合わせればキスができるのに。
臆病な私は胸に落ちる雫を感じながら、ただ時間が過ぎるのを待った。
「戻らないとダメなんだよ。もう・・・」
慰めの言葉ではない。自分自身に言い聞かせる言葉。
「どうしても・・・ダメなの? いまさら出会った頃のように接しろというの?」
ただ、頷いた。声に出すのは恐かったから。
今の私はどんな言葉を言い繕ったところで彼女を傷つけることしか出来ない。
自己中心的で、自分勝手なことを言ってるのは自分が一番よくわかっている。
「・・・。」
「・・・。」
沈黙は、永遠のように続く。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
張りつめた空気。
実際にその沈黙の時間は、ほんの1分かもしれないし、もっと長かったかもしれない。
それでもその沈黙の時間は、今の私には長すぎた。
長い沈黙を破ったのは祥子の笑顔だった。
「わかったわ。」
祥子は涙を細い指で拭った。
「私は意地っ張りだから、すぐには戻れないかもしれないけれど、努力するわ。」
どうして?
どうして笑うの?
どうして怒らないの?
どうして罵らないの?
思い切り頬を引っぱたいて欲しかった。そうすれば私は悪者になれたのに。
祥子のあごから、私の胸に途切れることなく涙が滴り落ちている。
それでも笑顔で私を見ているそんな祥子の姿が、愛しさを通り越して今の私には憎くさえ感じた。
「でもお願い。」
悲しいほどの笑顔に吸い込まれていく。
「もう一度だけ。最後にもう一度だけ私を愛して。」
ゆっくりと味わうように、彼女の口の内で舌を探す。
少しざらついた舌を探しあてた私は、彼女の舌を絡めとった。
より強いキスを求めて、左手で彼女の頭を引き寄せる。
沈黙の時間を埋めるように、無我夢中で狂おしく貪る。
舌と舌。
指と指。
絡み合い、離れ、また絡め合う。
互いの唾液の混じる音が静けさの中に響き渡り、彼女の胸の早い鼓動と息遣いが耳をくすぐる。
高ぶる鼓動と押し寄せる恍惚の荒波で、全てを押し流してしまえたらいいのに。
こんなにも愛している。
祥子のことを。
激しく。
狂おしく。
どうしようもない程愛してる。
でも。
私には愛する人以上に大切な妹がいる。
私には二兎を追うことは出来ない。
「・・・祥子」
ゆっくりと舌を出して、彼女の口の端から流れ出している唾液を舐め取る。
好きだよ。
でも。
言えないよ。好きだなんて。
誰よりもあなたのことが好きだから。
言うと全てが終わってしまう気がしたから。
気持ちを確かめ合ってるはずなのに、心には傷しか増えない。
切れそうな唾液の細い糸を辿って、再び口づけをした。
短いですがこれで終わりです。
令祥はビジュアルは映えるけど心情的には痛いなあ。
同級生のラヴいカップリングについて、
聖蓉江の代だとスールとか他者との関係を維持しつつの作品が多いが
令祥だと両手つないじゃって破綻へまっしぐらなのが多いね。
祐由志の代だとどっちのパターンも見るが、秘密の関係で後ろめたい、みたいなのが最多?
乃瞳可はラヴいのは見たことない。
ヘタクソですが〜と前置きされてほんとにヘタクソだとマジ萎える。
>
「そしたら」
なんて祥子が言うわけないし、他にも
>
「・・・。」
「・・・。」
沈黙は、永遠のように続く。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
>
どうして?
どうして笑うの?
どうして怒らないの?
どうして罵らないの?
>
私には二兎を追うことは出来ない。
いろいろ駄目杉。
>>25 別にこれならまだありだろうよ。
この程度で萎えるなどと言うな、本当に萎えるのは前スレのレイープだと小一時間(ry
もうその話はやめろ、
以下、何事も無く↓
>22
乙です
令祥はやっぱり不倫カプなんだなとオモタ。
しかし愛人の立場に甘んじる祥子さまじゃないし愛人持つ甲斐性もない
令ちゃんだから、別れるしかないんか。
>26
残念ながらどんな糞な感想レス(と思うのも俺の主観で客観ではない)も
それを誰かがつけることは止められない。
だから構わずスルーしとけ。
山百合会からのおしらせ読んでるといつも思うんだけど。
どうしてもオカマのおねえさんを連想しちゃって、ゴメン
32 :
その壱拾四:04/04/26 00:49 ID:SILgiS2z
「抵抗してくださって結構です。大声を出しても構いません。でも、私はやめませんから。」
令はそっけなくそういうと、片手で江利子の両手を縛っていた戒めを解き、無造作に床に放り投げた。
江利子の上半身を抱き起こすと再び壁に押し付け、首筋に唇を這わせる。
江利子本人には大声を出したり抵抗するような気力は流石にないようだ。
令の背中越しに、江利子の呆然とした表情が克美の視界に飛び込んできた。
人の気持ちを弄んだ罰よ、いい気味だわ。
克美には、令の気持ちが少しわかる気がした。
江利子という人間は、相手への無関心や無理解ぶりを隠そうとしない。
その傲慢さに自覚がないだけに、より性質が悪いのだ。
露骨に興味対象外、という態度を取られていた克美以上に、まるで珍獣か何かのように興味本位で手を出された令の方が、江利子に対する憤りは深いだろう。
好きだからこそ、許せない事もあるのだ。
・・・・ってまるでそれじゃ私があの女を好きみたいじゃない。
思わず克美は苦笑した。
それはありえない事だ。克美が江利子を好きなら、こんな目にあっている江利子を見て喜んだりはしないだろう。
されるがままに身体をまさぐられている江利子を克美は無慈悲に眺めていた。
目は大きく見開かれ、乱れた髪のほつれが額に頬に幾筋とうちかかっている。その虚ろな表情を、克美は冷たく見下ろした。同情の念は微塵もわいてこない。
絶対逆らわないと思っていた飼い犬に手を噛まれたのが、余程ショックの様ね。
そう意地の悪い感想を心中漏らしながらその光景に目を細めていた克美は、次の瞬間江利子の表情に起こった変化に思わず目を見張った。
その不可解さにかすかに眉を顰める。
何今の・・・・・。
それまで放心状態だった江利子の唇に、かすかに笑みが浮かんでいた。
33 :
その壱拾五:04/04/26 00:50 ID:SILgiS2z
「・・・・ったのね・・・。」
江利子はうっとりとした表情で微かに唇を動かした。
その声は小さく、克美の耳には届かなかったが、令には聞こえたようだ。
令の動きが一瞬止まる。
それとは反対に、人形のように、あるいは死体のように身動きしなかった江利子の身体は、ゆっくりと動き始めた。
ダランと伸ばしていたほっそりとした腕をそっと令の脇から背中に廻し、脚を大胆に令の腰にからませる。
「令は・・・私のこと、好きだったのね・・・。」
歌うように令の耳元で甘く囁くその声音に、まぎれもない喜びの響きを感じ取り、克美は動揺した。
ど、どういう事なの?
先程まで思わぬ妹の逆襲に呆然と放心していた人物と、目の前でトンチンカンな喜びに浸っている人物は本当に同一人物なのか?
あまりの精神的衝撃から立ち直るための自己防衛本能が妙な具合に働きはじめているのだろうか。
どうしてこの状況でその言葉が出てくるのかさっぱりわからない。
「嬉しい・・・・。」
江利子は令の肩に顔を預け、恍惚とした表情で呟く。
その言葉に、それまで固まっていた令が微かに反応した。
「・・・嬉しい・・・?」
「ええ。だって・・・・。」
令の肩から顔をあげ、江利子は令を見上げる。
令を見上げる江利子の表情は先程までとうって変わって生き生きと輝いており、その上気した頬に、潤んだ瞳に、真剣な表情に克美は思わずドキリとした。
「令の心だけは絶対に手に入らないと思っていたから。・・・あの娘がいる限り。」
34 :
その壱拾六:04/04/26 00:51 ID:SILgiS2z
誰だよあの娘って。
心中そう突っ込む。完全に二人の世界が出来上がっており、部外者の克美にはイマイチよくわからない。(当り前といえば当り前なのだが。)
「・・・・それじゃあまるで、貴女が私を好きなように聞こえます・・。」
途惑ったような令の声に、江利子がクスリと笑いを漏らす。
「それ、さっき私が令に言ったのと同じセリフだって気付いている?」
「あ・・・・。」
「心が手に入らないのは判っていたから身体だけでも欲しくて、誘惑したの。」
「か、身体って・・・。」
「・・・好きよ、令。」
令は返事をしなかった。ふいに強い力で江利子を抱きしめ、そのまま唇を塞ぐ。
江利子は瞳を閉じてその口付けに応じ、令と熱烈に唇を貪りあった。
やがて二人は床の上に折り重なって倒れこみ、唇だけでなくお互いの身体を貪り始める。
先程とはうって変わって遠慮がちに江利子の身体をまさぐる令の手を、対照的に大胆になった江利子がそっと自分のスカートの中へ導く。
「どうしたの?さっきの勢いは何処へ行ったの?」
からかいを含んだ江利子の声に、令は勘弁して下さい、と赤面しながら答えた。
「もう、あんな乱暴な真似はしませんので、その・・許してください・・・・・。」
「・・・・あら、もしかして、それで遠慮しているの?」
「・・・・そりゃあ・・・・。」
口篭る令に、江利子は悪戯っぽく微笑んだ。その笑顔は子供のようにあどけないのに、ぞっとする程艶麗だった。
「悪いと思っているのなら・・・さっきみたいに乱暴にして頂戴、令・・・。」
大胆に自ら脚を開く江利子の姿から、克美は我慢出来ずに目をそらした。
微キモ路線でつか。
面白くはありませんが、乙です。
覗き見克美さまやっとキタキタキタ━━━━━━(°∀°)━━━━━━ッッ!!!!
激しくグッジョブ!!
保健室やっとキター
待ってて良かったよ・゚・(ノД`)・゚・。
38 :
名無しさん@ピンキー:04/04/26 01:02 ID:Ehrd0TtA
>>32 克美さまが見てるキター!!人多すぎ解消で来れるようになったのかな?
ずっと待ってました!おつです!
まだ続くみたいで嬉しいなぁ。面白いです。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
待ってました!
江利子さまの最後のセリフがすっげーイイ!(*´Д`)
>32
やっとキター! 待ってましたー!
>35
そんな心のこもってない感想ならわざわざ書くな
おまいに乙って言われる職人さんがかわいそうだ
一人釣れた!!
(克美さまが見てる)来たか。
>35に糞ぶっかけてやる
二人釣れた!!
克美さまみてるキター!!!
やはり凸さまは強いな!
凸やっとキキキキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>35
きもい。カエレ。
保健室で見てるやっとキター!!!
最初の令の科白も最後の凸の科白も(・∀・)イイ!!
しかし凸スゲーな誘いすぎ。
保健室キターーー!!!凸最高!続き待ってます(・∀・)ノシ
く〜っ、色々嫌なレスもあったけど見捨てずに待っててよかった(つД`)
>>32 GJ!!
あ、ちょいなつかしぃー。
待ってたかいがあったよぉ…続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
江利子がなんか嬉しそう、この展開は予測できなかったなぁ。
平均レベルのSSを必死でマンセーしまくる住人たちの姿に
涙が止まりません・・・
朝からこんなすばらしい作品が読めるとは。
ォッォォッォォォッォォッォォォッォォォォ神よ
お姉さま方、投下乙です。
でも名前欄にタイトル、メール欄にNGワードをお忘れになってるみたい・・・。
保管庫の中の人や皆さんが混乱するから、なるべく入れてあげてくださいね。
キタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
>>53 野暮言うな。職人様の判断に任せるってことでいいよ
瞳子と可南子分が足りない・・・(;´Д`)ハァハァ
か、克己さま…がんばれ!
GJ!!
克己さまついにきますたな。
>>55 続き物なら入れたほうがいいと思うが。
>>53みたいな発言につっかかるお前のほうが野暮。
克美さまがみてるキター!!!
凸ちんの誘い受けっつーか、なんかもう凸が素敵すぎる。
雰囲気出てて好きだなぁ、このシリーズ。
60 :
53:04/04/26 12:53 ID:Gir+Hi2N
うぉ、なんか漏れのせいで空気が・・・・。
>>55 悪かった。
ああいうのもダメだったんだな。もう来ないから安心してくれ!
>>58 題名は入ってる。
NGも、今入れたらどういう展開になるのかわかってしまって興醒めだし(今までは、「黄薔薇」が入ってたかな?)
強制するような雰囲気を作るのはよろしくないかと。
>>60 自治くささが鼻についたんで、ごめんね。前スレの終わりで、自治をさらに強化しようっていう流れに一度なったから…
過剰反応ですた
自治を認めないという自治。
過激派無政府主義!
>>62 それはトートロジーであり、意味のない言説ですが。
瞳子のSS探してみても既読のものしか見つからなかったので、
自家発電してみますた。
軽いノリの瞳子×祐巳。
とりあえずエロなし分まで投下してみます。
メール欄瞳子で。
「あ、瞳子ちゃん」
「・・・祐巳さま」
薔薇の館には祐巳さまが一人残って仕事をしていた。
予想外。黄薔薇ファミリーは部活があるからいらっしゃらないかもしれないと思っていたけど、
白薔薇ファミリーまでおられないとは・・・。
「どうしたの?お姉さまはもうお帰りになられたわよ?」
「・・・そうですか」
実は祥子お姉さまがいないことは知っている。今夜はご家族でお出掛けになると本人から聞いていた。
しかし、なんとなく祐巳さまの言い方がしゃくなので知らなかった振りをしておく。
・・・なんで薔薇の館に来たんだろう、私。
まあ来てしまったからには仕方がない。祐巳さまだって私と二人きりは気まずいだろうし、
お手伝いを申し出てもきっと断られるだろう。
「何かお手伝いすることはありますか?」
「あ、もうすぐ終わるから平気だよ。一緒にお茶飲んで帰ろう」
甘かった。
ツンとすまして、無言で紅茶を祐巳様に出すと、可愛らしい笑顔で「ありがとう」と帰ってきた。
あんまり可愛くて、どうしようもなく頬が紅潮してしまいそうになるけど、
そこは持ち前の演技力でカバー。
あくまでおすましした顔で、無表情に。
・・・なにやってるんだろう、私。
自分がひどく子供っぽく思えてくる。
紅茶にミルクを入れながら、自責の念に捕らわれていると、
「あっ」と祐巳様が声を上げた。
「どうしました?」
「雨降ってきちゃった」
見れば窓の外は雨が降っていた。薔薇の館に来る前は全然振りそうになかったのに・・・。
「瞳子ちゃん、傘持ってきた?」
「いえ、持ってきてません・・・」
降水確率10%だったはずなのに。
「私持ってきたから、相合い傘して帰ろうか」
そう言いながら、祐巳さまは鞄からかなり小振りな折り畳み傘を取り出した。
「それかなり小さいんじゃありません?」
「大丈夫。こう、ぴったりくっつけば」
部屋の中でくっつかないでください。
「そ、そこまでしてもらわなくても結構です。雨が止むまで待ってから帰りますから」
「でも、止みそうにないよ?だんだん強くなってきてるみたいだし」
確かに雨音がさっきよりはっきり聞こえる。ついでに祐巳さまの吐息も。・・・って、
「ゆ、祐巳さまっ、離してくださいっ」
「あ、ごめんなさい。瞳子ちゃんていい匂いがして、つい」
いつのまにか祐巳さまに後ろから抱き着かれていた。
こっちが暴れる前にすんなり離してくれたけれど。
鏡を見るまでもない。絶対耳まで真っ赤になった。
「つい、じゃないですわ、もうっ」
胸の動悸を抑えるために怒ったふりをする。いや、『ふり』っておかしい。
「えへへ、前の白薔薇さまの癖が移っちゃったかなー。ごめんね」
祐巳さまがティーカップを片付け、帰る準備が終わるまで、
私はどきどきを抑えるために自分と戦っていた。
やっと落ち着いて窓の外を見ると、雨はもう立派な本降りでまだまだ止みそうにない。
「さ、瞳子ちゃん、帰りましょうか」
「え」
無垢な笑顔で、いささか強引に腕を組まされて、「忘れ物ない?」なんて聞かれたら、
もう断れない。逃げられない。
よしんば結構ですと断っても、もう一度ティータイムを過ごすことになりそうだ。
というより、組んだ腕から胸の動悸が祐巳さまに伝わらないか心配で
何も言葉に出来なかったわけだけれども。
瞳子(;´Д`)ハァハァ
エロもщ(゚Д゚щ)カモーン!!
この調子で、エロも頼もう
やっぱり瞳子はいいよなぁ…。祐巳とぴったりだ。
おもしろかったです、続き楽しみにしてます。
…作品、それとは関係のないところで一つ言っておきたいことが。
メル欄に入れるのはNGワードです。そのNGワードに瞳子を指定するとどうなるでしょう?
他の職人さんの瞳子も全部消えてしまいます。ですから瞳子をNGワードにするのは適当ではありません。
toko とかにしたらいかかでしょうか? 個人的にはこのスレど真ん中の正統な作品ですから
NGワード指定自体がこの作品にはいらないかなぁ…と思いますけどね。
くだらないことですみません。
瞳子キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
うまいグッジョブ!(・∀・)b
続き待ってます(`・ω・´)
ダメもとで聖蓉をきぼんします。
漏れも聖蓉希望…
ここで聖景ですよ
そしてそこに蓉子さま(+凸さま)乱入
>>78 景さんの目の前で聖様をもてあそぶ先代二人、なんてのを
想像してしまったではないですか。
・・・誰か書いてくださいぜひともお願いします・・・。
「蓉子さ、そんな風に私を構って、
それで私のこと分かってるつもりなの?
救ってやれると思ってるの!?」
「助けてあげるわ、聖」
「本当は自分のことしか考えてないくせに。
その自分だって、ココロから好きになったことなんて、ないくせに」
「助けてあげるわ、聖」
「私、知ってるんだよ。蓉子が私のこと、いつもおかずにしてるの。
いつもみたくやってみなさいよ。ここで見ててあげるから」
「助けてあげるわ、聖」
「本当の私を見てよ。私を分かってよ。
本当の私を受け入れてくれるなら、
私なんでもできる。なんでもしてあげる。
いばらの森から私を助け出してくれるなら・・・
・・・でも、蓉子とだけは、絶対に、嫌」
「聖、誰に向かって言ってるの?」
「テープレコーダー」
83 :
名無しさん@ピンキー:04/04/27 07:20 ID:NhI6NTBx
百合棒って仮想か?
それとも勃起したクリトリスのことか?
やおい穴と同じで未知の器官。
朝の、誰も居ないお御堂で手を合わせながら志摩子は目を伏せる。
窓から差し込んでくる朝の光はとても綺麗で、いっそう自分が汚れたもののように思える。
マリアさま、どうか私をお許しください……。
私、もう自分の気持ちを抑えられません。
86 :
名無しさん@ピンキー:04/04/27 21:32 ID:5F4G2Zv9
という感じで黒志摩子さんを書きたいのですが……。
87 :
ななしさん:04/04/27 21:36 ID:G7EZdNwt
どうぞ↓
自分で書け。良質な職人はみんな自分のHP持ってるから期待するな
書けない書けない。
書きたいけど書けないんだよぅ
>>86 黒厨イラネ
しかもageてるし。
消えろ。
黒厨とはまたいい造語ですね
'`,、('∀`) '`,、
ちゅーことは、蟹さま狂いは「蟹厨」になるのかな?
蓉厨、聖厨
↑うまい!
96 :
名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:52 ID:VBURCiFM
山本京文っぽく獣姦志摩子さんとかどうよ?
ゴロンタ×志摩子の激しいセク臼か。これは新機軸だな
いまさらだが
>>36の目が逝っちゃっててとても怖い
克美SSの職人さんから頂いたメールによると、
「放課後」というタイトルが付いてるらしいです。
>>67のSSとかもそうだけど、克美さまのSSは別にNGワードいらなくね?
っていうか「NGワード」の基準って何?
レイプや死とかはまあわかるんだけど。
瞳子とか黄薔薇とかってわざわざ入れなきゃいけないもん?
NGボンバーみたいなものだ。気にするな。
>>100 職人様がいらないとおもえば別に入れなくていいわけだし、どうでもいい。
それより、スレのふいんきが悪くなる可能性大なので、この話題はあまり蒸し返さないほうが…
そもそもNGワード云々っつうのにこだわる神経質な輩が理解できね。「sage信仰」連中並にアレだな。
書きたい奴が書きたいもの書く、これだけだろ。そのかわり叩くのも賛美すんのも自由だし。
要するに原典の解釈だとかふいんきとか、どういう風に書き手が持っていくのかぐらい好きにさせろよ!
「俺の気に入らないものは投下するな、俺が嫌いな方向はNGワード入れろ」と言わんばかりの奴多いな。
あげくの果てには「厨」認定。まったく便利な言葉だ。
実際にわざわざブラウザであぼーん指定している奴がいるのか?
ブラクラ踏まされたり自意識過剰のクソ固定が暴れているわけじゃあるまいし。
まったくの正論。俺も大賛成。
でも、
>>102の意見も考慮して頂けませんか?お兄様。
一種の免罪符だと思いな
聖蓉を求む!
ある日、私たちは汽車に乗っていた。荒れ果てた大地を汽車はどこまでもどこまでも走り続けた。
空は重たい雲に覆われ小雪がときどき舞う。そしてそれは私たちの間でも同じであった。
栞と一緒に逃げてから数日・・・。最初私は栞との旅に夢を馳せたていたが、今はもうそれもなく、
私たちの間にあるのは沈黙というものだけであった。
そう、今日栞とは何も話してはいない。それまでは、私は栞といきることだけが私を満たしてくれると思っていた。
そして栞も私と同じことを思っていたに違いない。
しかし、現実は――。私たちは間違っていたのだろうか。
という夢を昨日見ました。
そしてSS保管庫見てきたけど、聖×栞ないね。
誰か書いてくれないかな。
聖×栞。難しいよね。サイト見ても悲劇的なものが多い。
リリアンの中では大人しくしといて、いちゃつくのは外でやってりゃ良かったのにな。
所構わず二人でいるからあんな事になっちゃったんだよ。
そんな事考える余裕もないぐらい周りもいちゃついていたんだよ
それができないくらい若かったってことだよ。
汽車ってまだ走ってるの?
自分の感情もわかってなかったんだから。
あの時二人は若かった
そんな議論はラノベ板でやれよ。
>>103 まったく同感だ。感想は自由だが、「オレの趣味に合わない物は投下
するな」ってやつらは何様のつもりなのか。
それなら自分でHP作れ。そしてそこで勝手に規約を作れ。
もう何でもいいが職人さんが降臨しないかなーと漏れは思っているわけで。
「あ、あれは…」
中庭を抜け、クラブハウスへと向かっていた私の足を止めたのは黄薔薇のつぼみこと島津由乃さまの姿だった。
天気が良いので、外でお昼を食べていたのだろう。
座っている足元には弁当箱が置かれている。隣にいるのは同じくつぼみの祐巳さま。楽しげに話をしているようだ。
私は憧れの由乃さまの笑顔を見て嬉しくなった。今日はついている。いいことがありそうだ。
暫く様子を見ていると、お二人とも眠くなったのかウトウトし始めたのがわかった。
「食べたあとは胃に血がいくからなぁ」確かポルポがそう言っていたはずだ。
祐巳さまは、膝を抱えるように完全に昼寝に入ってしまったようだ。僅かに肩が上下しているだけで殆ど動かなくなってしまった。
すると、由乃さまもそのまま膝を抱えて眠り始めた。
「やっぱり連日のお仕事でお疲れなのね」私はそのまま立ち去ろうとしたのだが、にわかに吹いた春の風がそれを止めた。
なんと風のせいで由乃さまのスカートが捲くれてしまったのだ。膝を立てていた為、見事に下着が覗いてしまっている。
私の目はそれに釘付けになってしまった。
驚くほど白い足は、また信じられないくらいに細い。それに映えるように下着は薄い黄色だった。
「何これ?」
私は自分の心臓が高鳴っていることに驚きを隠せなかった。
どうしてなのだろう。下着が見えているだけなのに…。しかも同じ女の子の…。それなのに、目が離せない…。
「これじゃあ変態じゃない」
自分に言い聞かせたが、裏腹に動悸が激しくなるばかりだ。
「落ち着け。落ち着け。私にパニックという言葉はない。たしかジョセフもそう言っていたはずよ」
しかし、落ち着くどころか私は、そのまま由乃さまに向かって一歩一歩と足を進めた。
って、終わりかーい。誰の視点ですか?
近づくにつれ、見事に縦の形がはっきりとしてくる。足が細いので下着が隠れてしまうことがないのだ。
小さめの下着なのだろうか、割れ目の形もうっすらと確認できる。
顔の表情が確認できるほどに近づいた私の心臓はもう破裂しそうだった。
由乃さまはいつものように、可憐な面持ちでゆったりとした呼吸の中、眠りの世界にいる。やっぱり、由乃さまは綺麗だ。
自分の気持ちが信じられない。今まで着替えの時に同級生の下着を見ても何もかんじなかったのに。それなのに…。
私は渡ってはいけない橋を越えようとしているのではないだろうか?瞬間。恐怖にも似た感覚が襲ってくる。
でも、でも目が離せない。
目の前で形を見せるただの下着が私の中に芽生えた恐怖すら押し流していく。
罪悪感すら何か得体の知れない喜びを運んできているのかもしれない。
なんて美しいのだろう。今はもうそんな考えしか浮かんでこない。
静かに寝息をを立てる由乃さまを目の前にして、私は最高の幸せ者だと叫びたい気持ちだった。
「あれ、なんだろう」
太ももを何かがはっていくような感触がある。「嫌だ、蟻か何かかしら」そう考えて手で払おうとした
私が確認したのは、自分の下着がぐっしょりと濡れてしまっていることだった。
いつのまに感じてしまっていたのだろうか、そこから収まりきれないものが溢れ出していたのだ。
>>119 一般の生徒。由乃のファンという設定です。
続きどうしようか…。
なんか、つまんないから いいかな。
一般生徒からの視点っての、私ゃ見たこと無いから新鮮だす。
視姦妄想ネタでもいいから、最後まで走りきって欲しいと是非に願いますぜ。
でもつまんないよね・・・。
というか、ポリポとジョセフって誰?シスターの名前ですか?
ポルポとジョセフ。知らないんなら知らないでいいんじゃないかと。
てか、こんなことやってないでサイトの更新しま〜す。
NGワード(?)にキャラの名前をそのまんま指定するのは避けれってばよw
あと、小ネタを仕込むさじ加減も難しいねと思った。
おんなのこ向けのやつにジョジョみたいな濃いネタを入れられても
>>124みたいにわからなくて当然だわなw
129 :
107:04/04/29 00:41 ID:mIS2/RuA
>>112 ディーゼルのことです。北のどこかのローカル線での話だと思います。
なにせ途中で起きてしまいまして。。。続きも見たかった。ヽ(`Д´)ノ
それとさっきはぐぐることを忘れていまして、今は少し幸せな気持ちです。('∀`)
人大杉が解消されたからと言って、そんなに雰囲気は変わらないもんだね。
131 :
名無しさん@ピンキー:04/04/29 05:48 ID:aulSK+zN
あと5分間レスがなかったら志摩子さんと大型犬を交尾させます
そろそろ交尾したんだろうか・・・どきどき。
栞の「マリアさまが、見てるから・・・・!」って、よくよく考えたら、
エロ過ぎですね。
単に134の思考回路がエロいだけかと思うが。
昔いた職人さんは今何処へ行ったのだろう。
今の職人さん達も大好きだけど、素敵なSSを書いていた人が去っていったのだとしたら寂しい事だな。
それとも単に一名無しとなってそ知らぬ顔で投稿しているんだろうか。
森一タンとか。
>>136 今いる職人さんがひがむので過去の職人へのラブコールはやめてください。
ちゃんと「今の職人さん達も大好きだけど」って書いてるんだし・・・・・。
職人さんは多いに越した事ないじゃないか・・・・。
>>120 なんかいいなぁ。ほのかにエロくて。
続きが見たい…。
141 :
65:04/04/29 20:06 ID:I7w5qcCt
>>65からの奴ですけれど、続き書けませんでした。ごめんなさい。
代わりに黒瞳子×祐巳とか書いてみました。
ダーク路線・・・かな?ねちっこいかも。
メール欄tokoでNGよろしくです。
142 :
65:04/04/29 20:07 ID:I7w5qcCt
「お姉さまっ!!」
祐巳さまの悲痛な叫びをバックに祥子お姉さまは車に乗り込む。
雨に打たれ、惨めな姿のご自分の妹を、決して振り返らない。
私は祐巳さまの絶望を視界の端に捕らえ、誰にも気付かれぬよう口元を歪めた。
車中の重い空気の中、お姉さまは憂鬱そうに外を眺めている。
私は口をつぐんで、窓に写ったお姉さまのお顔を盗み見る。
祥子お姉さまは私のもの。祐巳さまには渡さない。
昏い衝動を抑えつつ、彼女の白い手を握る。
「瞳子ちゃん・・・」
お姉さまはこちらをちらりと見てから、微かに笑い、力無く握り返してくれた。
昼休み。今日は祥子お姉さまはお休みだ。
そろそろ仕掛け時だろう。
祐巳さまは薔薇の館には行かない。行けない。
誰にもばれないように、ゆっくりと、紅い薔薇のつぼみを手折る。
143 :
65:04/04/29 20:08 ID:I7w5qcCt
「最低」
すれ違いざまに暴言を浴びせる。
振り返って、びっくりした表情で、そのくせ悲しみの入り混じった表情で、可愛らしいお顔を歪める。
まっすぐに、侮蔑をこめた瞳で祐巳さまを射抜く。演技力の見せ所。
そんな顔なさらないで、祐巳さま。
私、あなたのこと、好きですのよ。信じられないでしょうけれど。
「見損ないました、祐巳さま」
「あなたにそんなこと・・・」
後半は掠れて聞き取れない。目にはうっすらと涙を浮かべている。
怯えた小動物のような仕草が、私の嗜虐心をそそる。
回りには誰もいない。祐巳さまは、一人。
「お話したいことがあります」
「あ・・・」
強引に彼女の手を取り、半ば引っ張るように歩く。
何か言いかけていたけれど、聞こえない振りをする。
向かった先は古い温室。
誰もいないことはさっき確認済み。もっとも、先客がいても、ご退出願うつもりではあったけれども。
温室の奥まで祐巳さまを引き摺り、壁に押し付ける。
間近で彼女の顔を見る。恐怖、不安、悲しみ、痛み。
それらで表情がころころ変わって行くのが可笑しかった。
心の中で忍び笑い。百面相、確かに面白いですわ。祥子お姉さま。
144 :
65:04/04/29 20:09 ID:I7w5qcCt
「瞳子ちゃ・・・」
「祐巳さまに」
祐巳さまの言葉を遮る。最後まで言わせない。
「祐巳さまに、紅薔薇のつぼみとしての資格はありませんわ」
ぐっと息を呑む音が聞こえてきた。
何かに堪えるように、こちらを見返す。
さっきの前哨戦から、濡れ鼠だったあの日から、多少は回復しているようだ。
でも、逃がさない。
「私の言っていることの意味がお分かりになりまして?
わがままを言ってお姉さまを困らせて、悲劇のヒロインぶって泣いて、
そのうえつぼみとしてのお仕事さえ投げ出して。山百合会のお姉さま方だって良い迷惑でしょうよ」
一気に捲くし立てる。
私の言葉に傷つきながらも、祐巳さまは健気に抗おうとする。
「お、お姉さまと仲直りしていないのに、その、薔薇の館に行くのは・・・」
「祥子お姉さまと喧嘩なさっていることと、山百合会のお仕事に、何か関係がありまして?」
「ない、・・・けど、」
「ああ」
くすっと笑って、ゆっくりと次の言葉を繋ぐ。
「祥子お姉さまにお会いしたら、ロザリオを返さなくてはいけないかもしれませんものね」
「っ・・・」
雨の日の傷を、更に深くえぐる。
くすくす。
もっと、徹底的に傷つけてあげますわ。二度と元に戻れないように。
145 :
65:04/04/29 20:09 ID:I7w5qcCt
「何か、言い返すことが出来まして?」
祐巳さまは、何も言わなかった。
何か喋ろうとしているみたいだけれど、声がかすれていて聞き取れない。
肩を震わせ、泣いていた。
・・・あっけない。なんて、弱々しい。
祐巳さまのロザリオの鎖に両手をかける。
私の意図に気付いた彼女は、涙声で「やめて」と懇願してきた。
ロザリオを握り、ささやかな抵抗をしている。
祥子お姉さまとの唯一の絆。
耳元で囁く。
「祥子お姉さまに捨てられたくせに」
彼女の百面相は、絶望を表したまま、固まった。
私はそっとロザリオを外して、自分の腕に巻きつける。
鎖がこすれて鳴る。
祐巳さまは、動かない。
「祐巳さま、私のことが憎いですか?」
否定も肯定もされない。
まだ放心状態のままだ。
そこに、私はつけこむ。
体を密着させて、涙の痕にそっと触れる。
「信じてもらえないかもしれませんけれど」
キリストを誘惑する悪魔のように。
「私は、祐巳さまのこと、好きだったりするんですよ」
146 :
65:04/04/29 20:10 ID:I7w5qcCt
唇と唇が触れるだけの、軽い口付け。
祐巳さまの目が大きく見開かれる。
急速に、彼女に感情が戻って行くのがわかった。
「な、な、なんで・・・」
「祥子お姉さまも好きですけれど、祐巳さまも同じくらい好きだっていうだけのことですわ」
「ど、ど、どうして、こんな、ひどいこと」
完全なパニック状態に陥っている。
噴出してしまいそうになるのを堪える。
「我ながらサディスティックだとは思いますけれども・・・、
好きな人には意地悪したくなるってやつでしょうか」
・・・そう。こんなもんじゃない。もっと、どうしようもなくなるくらいに、
壊してあげたい。
「そんなの、間違っんっんんっ」
強引に、無理やりキスをして口を塞ぐ。
瞬間、頬に痛みが走る。
「嫌、こんなの、やめてよ」
滅茶苦茶に振り回される彼女の手を掴んで、言う。
「やめて、良いんですか?」
147 :
65:04/04/29 20:11 ID:I7w5qcCt
「え・・・?」
「祥子お姉さまに嫌われて、由乃さまや白薔薇様にも呆れられて、
紅薔薇のつぼみでなくなったら」
もう一度、揺さぶりを掛ける。
「私以外の誰かが、祐巳さまを必要としますか?」
「瞳子ちゃん、もうやめて・・・」
「桂さん?真美さん?彼女達も、つぼみでない祐巳さまとは疎遠になりそうですわね」
祐巳さまの手から、力が抜けていく。
「そもそも、祐巳さまに親しいクラスメートなんていまして?
祥子お姉さまにべったりで、薔薇の館に入り浸っていた祐巳さまに」
祐巳さまの瞳が、再び光を失っていく。
「この学園で、祐巳さまを求めているのは、私だけ」
耳元で囁いて、彼女から見えないように、スカートから錠剤を取り出して、口に含む。
媚薬。
そっと彼女の背中に腕をまわす。
「私を拒まないで」
三度目のキスは、拒まれなかった。
「ん・・・んん」
時間を掛けて、ゆっくりと、祐巳さまの唇を犯す。
舌を暴れさせて、唾液を吸い、絡めて、流し込む。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音が聴覚を刺激する。
でも、彼女は応えてくれない。
目を閉じて、されるがまま。
・・・もう少し、壊れてもらわなくちゃ。
唇を離す。唾液が透明な糸を引いた。
148 :
65:04/04/29 20:12 ID:I7w5qcCt
「まだ時間はあるし、いいですよね」
答えを聞かずに、祐巳さまの胸を揉みしだく。
「ちょ、瞳子ちゃん、そんなの駄目だよ・・・」
頬を紅潮させ、私の手を押し留めようとする。
「祥子お姉さまとして、私としてくれないのは不公平です」
「・・・・・・え?」
雰囲気にそぐわない、すっとんきょうな声が温室に響いた。
私はむくれた顔で、笑いを堪えながら演技を続ける。
「もう、とぼけないでください」
当然、これははったり。
祐巳さまは目まぐるしく表情を変えながら戸惑っている。
それに気付かない振りをして、彼女の耳に吐息を吹きかけ、
同時に左手で制服の上からブラのホックをはずす。
「祥子お姉さまと私では、未熟さが目立つかもしれませんけれど、
精一杯頑張りますから・・・」
「え、なに・・・?ちょっ・・・あっ」
彼女の疑問を無視して、耳を甘噛みする。
「ふぁ、やだ、誰かに見られちゃっ、んあ・・・」
「誰も、こんな所に来ませんわ」
背中を抱いていた左手をうなじにまわして、そっとなぞる。
「は、んっあ、恥ずかしい・・・よお」
「見せてください、祐巳さまの恥ずかしい所、全部、瞳子に、見せて・・・」
さらに胸をなぶって、しこり立ってきた乳頭を強弱をつけてつまむ。抓みあげる。
「と、瞳子ちゃんは、んっあ、お姉さまと、こんなこと、いつも、してたの?」
149 :
65:04/04/29 20:13 ID:I7w5qcCt
愛撫を止める。
照れと、少しだけの怒気と、底無しの狂気をこめて、祐巳さまを見つめて言う。
「今だけは、祥子お姉さまのことを忘れて、私だけを見てください・・・」
彼女は、困ったような、泣き出しそうな顔で、凍り付いた。
祐巳さまの中の祥子お姉さまのイメージに、後輩と寝る、淫乱なお姉さまというイメージを刷り込む。
姉妹である祐巳さまに冷たくあたって、そのくせ従姉妹の私と淫行に耽る、
そんな、彼女にとっては最悪のイメージを。
もちろんそんなのは嘘。
でも、私が嘘を言ったわけじゃない。
彼女が勝手に最悪の想像をするだけのこと。
でも、安心なさって、祐巳さま。
そんなこと、どうでも良くなるくらいの快楽と狂気を差し上げますから。
祐巳さまの唇を鳥のように啄ばむ。
胸の愛撫も再開する。
はやく、祐巳さまの乱れた姿が見たい。
私ははやる気持ちを抑えながら、丹念に彼女の性感帯を刺激する。
それでも、さっきより少し乱暴になってしまった。
「んっ、ふぁ・・・」
薬が効いてきたのか、艶っぽい声が零れる。
祐巳さまの熱い吐息を感じながら、思う。
多分、彼女は今、私と祥子お姉さまの情事を頭に浮かべていることだろう。
自分と祥子お姉さまを重ねて。
それとも、祥子お姉さまをタチで想像しているかもしれない。
私の言葉をすべて疑ってしまうほど、汚れてはいないと良いんだけれど。
150 :
65:04/04/29 20:14 ID:I7w5qcCt
もう何度目かのキス。二人の唇はぬらぬらと光っていて、とてもいやらしい。
始めて、祐巳さまが舌で応えてくれた。
彼女の瞳は熱っぽく潤んでいて、何故だか私は、許しを請う罪人のようだと思った。
嬉しくなって、彼女の口内を思い切り蹂躙する。
唾液を混ぜ、舌をお互いに絡めて、息をつくのも忘れるほどに楽しんだ。
「んん、ぷあ、はんっ・・・」
唇を離して、上気した顔でお互いに見つめあう。
祐巳さまは恥ずかしそうに目を逸らす。
「祐巳さま・・・」
胸を愛撫していた手を、スカートの中に入れ、ショーツに手を掛ける。
「あっ・・・」
「ショーツ、脱がしますね」
祐巳さまの陰部は、もう十分に濡れていた。
「嬉しい。ちゃんと感じてくれていたんですね」
陰裂をそっとなぞり、彼女自身に触れる。「あうっ」と、可愛らしい悲鳴を上げてくれた。
「祐巳さま、スカート、めくっていてください」
「え・・・?」
「気持ちよく、して差し上げますから」
秘部に宛がった中指を這わせて、祐巳さまに行動を促す。
「ひんっ・・・」
敏感に反応して、快楽に耐えるように身を捩り、顔を歪める彼女を見て、
私に嫉妬の眼差しと、何かを期待するような眼差しとを送ってくる彼女を見て、
私も興奮していた。
151 :
65:04/04/29 20:14 ID:I7w5qcCt
祐巳さまはまるで誰かに見せるかのようにスカートをめくる。
陰部が濡れて、ひくひくと動いている。
私は彼女の股間に顔をつけて、愛液を掬い取るように陰裂を舐めまわす。
「ん、ひっ、はあんっああっ、瞳子ちゃっんんっんあああ・・・」
彼女は足に力が入らないのか、壁に背を預け、不安定な体勢で嬌声をあげている。
「祐巳さまのここ、ぐちょぐちょになってますよ」
「いやぁ、そんなこと、んんっ、言わないでぇ・・・」
陰核を剥いて指で捏ねると、体をがくがくと震わせて感じてくれた。
愛液がどんどん溢れてきていて、とてもエッチだ。
媚薬のせいもあるんだろうけれど、本当に、祐巳さまって凄い敏感。
「ふふふ、祐巳さまって、いやらしいんだぁ」
「うあ、ふあぁっ、んんあ・・・」
随分大きな声で鳴いてくれるのは嬉しいんだけど、こっちは冷や汗ものだ。
これは、後でおしおきが必要かな。
そろそろ休み時間も終わる。
「祐巳さま、いかせて差しあげますね」
「ふえ・・・」
陰部にキスして、音を立てて啜った。
「ひああっあああぁっ」
そのまま、陰核まで舐め上げる。舌で激しく捏ね回し、押しつぶす。
祐巳さまの体が一際激しく痙攣した。
「んんあぁぁぁぁぁっ」
あっさりと、彼女は絶頂に達してしまった。
152 :
65:04/04/29 20:15 ID:I7w5qcCt
ハンカチで行為の後始末をして、しばらく祐巳さまを休ませる。
「祐巳さま、そろそろ戻らないとですわ」
優しく声を掛けて、様子を伺う。
まだ余韻が残っているのか、薬の効果がまだ消えていないのか、ぼおっとしている。
仕方ないので、強引に腕を組んで、校舎に向かって歩く。
「ん、ありがとう、瞳子ちゃん・・・」
そう言った彼女の表情は、恥ずかしさと笑顔と、後悔なんかが入り混じった微妙なものだった。
「祐巳さま、明日何かご予定は入っていますか?」
「え、特に何もないけど、どうして?」
私はくすりと笑って、耳元で囁いた。
「今日、学校が終わったら、泊まりに来ていただけませんか?」
祐巳さまはもう私のもの。絶対に逃がさない。
昏い衝動を抑えつつ、彼女の白い手を握る。
「それって・・・」
祐巳さまは頬を真っ赤にして、しばらく逡巡した後、力強く握り返してくれた。
153 :
65:04/04/29 20:19 ID:I7w5qcCt
以上です。ではごきげんよう。
>>142-152 とても卑猥で乙ですわお姉さま!
って、瞳子が責めだったんですのね。
私てっきり祐巳が責めるものと・・・(´, _ `)ゝ
>>139 今の職人は紅・黄・白揃ってるしな。
確かに森一タンみたいな新聞部職人もいて欲しい所ではある。
>>153 休み時間に合わせてイカされる祐巳さま(;´Д`)ハァハァ
手段を選ばない瞳子に乾杯・・じゃなくて完敗ですな
それにしてもエロい終わり方に二票目
>>142 乙。瞳子強引だなあ。強気攻め。
>>155 蔦子ファンとしては森一タン復活をかなり本気で希望。
(もしかして名を替えカプを替え、すでに復活していたりして。)
中には「もしかしてこれってあの職人さんかな・・・?」と思う人もいるけど、
文だとやっぱろ認識難しいよな。
「雪の女王」と「体育倉庫」が同じ人なのも気がつかなかったし。
初心者ですが
蔦子女史と笙子嬢のカプを考えているのですが〜
考えているだけですか?
できれば書いて下さい。(藁
待ってます。
書きますが…一応の案はありますよ
…ただ携帯で形をつくるので今日明日中には無理でしょう…頑張って今週中に上げられるようにします!
ではごきげんよう
祥子×美冬、祥子×裕巳、裕巳×可南子の
純愛百合小説を激しく希望!
>161
惜しい。減点10点。
「福沢諭吉の福沢に、示偏に右と書いて巳年の巳です。」聖様「めでたそうなお名前」
そういや正統派祐巳可南子エロって見ないね。
瞳子はあるのにぃ
エロ素材としては瞳子の方が萌え易いからかな?
あと5時間以内にレスが無かったら瞳子の縦ロールを切り落とします。
どうした?早くやれよ
ちっ。
>>153 強引瞳子最高。この後の祥子さまとの仲が気になる。
とにかくGJ!!
蝉の鳴き声と、校庭から聞こえる部活動の少女達のかけ声。
夏休みという事もあって、人のいない図書室はじんわりと蒸し暑かった。
窓から校庭をぼんやりと見下ろしていた少女は、自分の背後に近づいてきた足音に気がつき、ゆっくりと振り返った。
サラサラの栗色の髪がゆれ、少女の白い頬にかかる。
お嬢様然とした可憐な美貌、醒めた表情、形の良い広い額。
彼女こそ、校内で知らぬ者はいない黄薔薇の蕾、鳥居江利子その人だ。
江利子はさもつまらなそうな表情で、向かい合った少女に問う。
「こんな所に呼び出して、一体何の御用?」
「ちょっとお見せしたいものがあって。」
江利子と向かい合った少女は、そういうと唇の端を歪める様にして笑った。
小首をかしげる江利子に、一枚の写真をつきつける。
興味なさげに視線を動かした江利子は、次の瞬間固まった。
「そ、それは・・・・。」
「江利子さんって大胆ね。・・・・でも、次から校内での逢引はもっと慎重にした方がいいのではなくて?」
反射的に写真を奪おうとする江利子から身をかわし、少女は愉快そうに笑った。
「・・・・何が望みなの?」
「話が早くて助かるわ。」
少女は薄く笑うと、江利子にそっと耳打ちした。
「な・・・・冗談でしょ。」
「あら、そんな事言っていいの?これ、ばら撒かれたら退学モノじゃなくて?」
「貴女の言いなりになるぐらいなら、退学になった方がマシだわ。」
「へえ・・・。随分と嫌われたものねえ。・・・・・でも・・・。
貴女はいいのでしょうけど、年上の性悪女に誘惑されて、巻き添え食って退学食らう貴女の妹さんが実にお気の毒ね。ま、それも自業自得かしら。」
少女は馬鹿にするように、江利子に向かって写真をヒラヒラと見せ付けた。
肩までかかる茶色い髪を無造作に後ろにはねのけると、江利子は学年一美しい、と評判の白いタイを素早く解いた。
「まずはショーツを脱いで頂戴。」
制服の前ファスナーを下ろそうとする江利子を正面から見据え、少女は愉快そうに注文をつける。
怒りの為か羞恥の為か(おそらくその両方であろう)、江利子はその一言にさっと頬を紅潮させたが、少女の言われるまま、大人しくショーツを下ろした。
「次はブラジャー。」
江利子が足元まで下ろした水色のレースのショーツを床に脱ぎ捨てると、間髪入れず少女は指示を出す。
返事こそしないものの、江利子は少女の命令に実に忠実だった。
制服の前ファスナーを下ろし、上半身を露出させる。
ショーツとお揃いの、水色のレースのブラジャーのホックを後ろ手ではずすと、形の良い白い乳房が剥き出しになった。
「次は何?」
はずしたブラジャーを床に放り投げ、江利子は素っ気無く少女に問う。
「そうね・・・・。そこの机の上に座って頂戴。」
少女は顎で、江利子の真後ろにある木製の広い机を示した。
江利子は一瞬不審気に眉を顰めたが、言われたとおり素直に後ろ手で勢いをつけ、机の中央に腰をかける。
「中が良く見えるように、スカートの裾をつまんで持ち上げて。」
「な・・・・。」
「嫌なら別にいいのよ?」
「――――!!」
屈辱に顔を歪ませ、震える指でスカートの裾を摘んで持ち上げる江利子の様子を、少女は面白そうに見守った。
「よく見えないわ、脚をもっと開いて。」
「・・・・。」
「もっとよ。」
冷たく見下ろす少女の視線に、江利子は耐え切れなくなった様に顔を背けた。
少女には江利子へ好意も欲情もなく、傷つけてやろう、辱めてやろうという少女の露骨な悪意があるだけだ。
「・・・・結構薄いのね。」
スカートの中をしばらく凝視した後、少女が興味深そうに呟く。
その一言に、江利子はパッと頬を染めると、唇を噛締めて瞳を伏せた。
そんな江利子を見て、それまで黙って視姦していた少女が、ふいに江利子剥き出しになった秘所に指を伸ばし、恥毛を撫で上げてきた。
突然の事に、思わず声があがるのを江利子は止められなかった。
その声の甘さに、少女は皮肉な笑みを漏らし、江利子は思わず赤面する。
「いやらしいわね、誰でもいいのかしら?江利子さんは。」
「違・・・んっ!!」
少女は遠慮なく江利子の恥毛をかき分けると、秘所を指で擦るようになぞった。
その動きに、思わず江利子の身体がビクリと反応する。
「違う?・・・・・濡れているじゃない。」
「それは・・・・・。」
「見られるのは興奮する?」
少女は馬鹿にしたように笑いながら、江利子の秘所の中に自らの指を沈めた。
すでに湿り気を帯びている江利子の秘所に、長い指を乱暴に泳がせる。
身を乗り出した少女から身体を後ろに引いていた江利子は、スカートから手を離し、ガクガクと震えながら後ろ手をついて自分の中を蹂躙する指に耐えた。
何なんだいきなり、という感じですみません。
NGワードは色々考えたのですが、結局無しです。すみません。
明日かあさってには続きをあげます。
お疲れ様です。NGワードは、無理に考える必要はないと思いますよ
176 :
名無しさん@ピンキー:04/04/30 07:30 ID:8U+2PBKl
祐巳「お姉さま新しいSSですね」
祥子「ええそうね祐巳」
次スレは涼風エロエロになるんだろうなぁ。
エロ風さつさつと言う手も
>171
GJ!陵辱される江利子さま、イイ!続き期待してます。
前スレ831の続き、投下します。
題名は引き続き「魔法のヒヨコ」、メル欄は「新刊バレ」です。
雨の音。
…まだ暗いのは、きっと朝早いせい。
瞳を開いた由乃は、すぐさま状況と、自分の身体をチェック。
汗はかいてる。けれど苦しくない、だるさも残っていない。
そう、手術前とは違う。一晩深く眠ってしまえばすぐに健康になってしまう丈夫な身体になったのだから。
ほっと息をついてから、時計を見る。6時。
そして、一番大切な…堪えきれず笑みを浮かべながら隣を伺う。
うん。布団が人の形で膨らんでいる。祐巳さん…まだ、寝てるよね。
まずは、汗を含んだパジャマを脱がないと。
額に乗っかっているヒヨコのタオルをそっと枕もとに置いて、
躊躇いも無く一気にパジャマの上を脱ぎ捨てる。息苦しいからと緩めたブラも、
裏返ったパジャマの上に放り投げて、膝を曲げて、ズボンも同じく豪快に…下着ごと。
「んっ―。これで良し」
全裸になった由乃は、祐巳さんを起こさないように小声で呟くと、
タオルをお守りのように握り締めて、そっと隣のベットへ近づいて行く。
「ぁ、なんだか、夜這いしてるみたい…朝だけど」
上機嫌な独り言を呟いて、そっと祐巳さんを包んでいる布団をめくる。
そこには……睡眠中の小動物のように身体を丸めて、幸せそうに眠っている親友の姿。
―か、可愛い。
思わず無防備な寝顔に見惚れてしまう。
祐巳さんのこんな姿を見たのは、自分だけ。そんな満足感に包まれかけた瞬間。
「お姉さま…」
幸福に満ちた呟き。
由乃の脳裏を祥子さまの顔がよぎる。
―そうか、祐巳さんは、祥子さまと一緒に別荘へ行ったことあるから、
そこで、きっと寝顔は…見られている。
それに、なに?
由乃が隣で寝ているというのに、祥子さまの夢をみてるんだ、祐巳さん。
なんだか、悔しい。
祐巳さんがいけないんだから。――そんな無茶苦茶な言いがかりを心の中で唱えながら、
理不尽な対抗心に心を燃やして、この可愛らしい小動物の体温で暖かくなっている布団へ潜り込む。
起こさないように、小さな身体をそおっと抱きしめるようにして、
細心の注意を払いパジャマのボタンを外して行く。
プチプチ。
布からボタンが離れる微かな音がする度に、
祐巳さんが起きるんじゃないかってドキドキしながら、それでも確実に一つ一つ。
前のボタンを全部外して、おそるおそる広げると…
穏やかな丘陵と淡い桜色の染み。
由乃の喉がこくっと唾を飲み込む。
「祐巳さんの…」
右手の人差し指の腹で、幼さを感じさせる膨らみの先端を小さな円を描くように撫でる。
「…やぁ…せ…い、さま…んん」
由乃の指の動きに答えるかのように、喘ぎにも似た寝言が…って?!
今、なんだか、聞き捨てなら無い言葉を聞いたような気がするんですけど、祐巳さん。
イヤな想像が脳裏に浮かぶのを、頭を振って追い出す。
きっと聞き間違い。
…改めて、もう一度、今度は摘むようにしてほんの少し硬くなり始めた先端を弄くる。
「ぁ…ぅん、由乃…さぁん」
やっと自分の名前が出たことに安堵して、溜息をつく。
…祐巳さん。実はすごく浮気者かもしれない…。
改めて、愛しい親友を見つめる。
健康的な寝息と、乱れたパジャマ(これは由乃のせいだけれど)。
その姿でいつも以上に幼く感じる寝顔を見せて、安心しきったように眠り込んでいる。
時々もぞもぞと小さく動くのが、やっぱり小動物的で、その度に抱きしめて添い寝したくなってしまう。
でも、それ以上に『鳴かせて』あげたい。夢の中で他の誰かといるなんてイヤ。
祐巳さんが由乃のことだけ考えるようにしたい。…だから
掌を素肌を晒しているお腹へ、すすっと撫でながら下へ位置をずらす。
指がパジャマのズボンのゴムの部分で止まる。指をほんの少し柔らかなお腹へ僅かに沈ませ、
パジャマの下どころか、ショーツの中まで指、そして、そのまま掌を差し入れた。
ゆっくりとショーツごとずりおろして行く。
パジャマのズボンが下がって行くごとに露になる祐巳さんの秘密の場所。
すべすべした感触の下腹、そこから薄く煙るような淡い繁み…
柔らかそうな恥毛に隠れるようにひっそりと佇むピンク色の小さな真珠に、ぴたっと閉じた割れ目。
「祐巳さんの…」
今すぐにでも、たべたい。
飢えのように激しく心を突き上げる欲求を無理やり抑えて、
パジャマのズボンを足首まで。右足を持ち上げて布で出来た輪を潜らせる。
もう、祐巳さんの大切な処を覆っていたモノは、左足に纏わりついているだけ。。
…これで脚を自由に開ける。
祐巳さんの健康的で張りのある太ももの間に、由乃の白く華奢な脚を挟む。
その脚に伝わる、柔らかな繁みのさらさらとした感触、秘所特有の高い体温が
由乃の心音を高めて行く。
腕を祐巳さんの背中に廻して、包み込むように肌と肌を合わせ、
ぴたっと互いの体温を感じあえる程に密着して抱き合う。
温かい。
このまま祐巳さんの体温を感じたまま眠ってしまいたい誘惑にかられてしまう程心地いい。
でも、それ以上の胸の高まりに後押しされて、由乃は天使のように無邪気な寝顔に唇を近づけて行く
……ちゅ。軽くキス。
まだ起きないのを確認して、段々と深く情熱的に。
抱きしめる腕にも、つい力が入ってしまう。
しゃり…くにゅ…。
腰を動かして恥丘同士を擦り合わせる。
「ぅ…うん…ぁ…え?」
全身を愛撫される刺激に祐巳さんの瞳がパチリと開いた。
そのまま、とろんとした寝起きの瞳で、至近距離で唇を合わせている由乃と目が合った。
「…ん…おはよう、祐巳さん」
名残惜しいけれど、キスを中断して、何事も無いように微笑み、挨拶。
「うん。ふぁ…おはよう、由乃さん」
まだ寝ぼけている祐巳さんが、由乃の笑顔につられたのか、
無邪気に笑いかけてくれる。
そして…数秒。
「………ぁ…ぇ…えええっ!ど、ど、ど」
いつものように、『びっくりしてます』と宣言しているような、解りやすい表情で、
道路工事を始めてしまう祐巳さん。
「どうして私が裸なのか?それとも祐巳さんが裸なのか?
あ、どうして私が、祐巳さんのベットにいるか、かな?」
笑いを堪えてそう言うと、こくこくと頷く。どうやら全部みたい。
「もちろん、それは、私が祐巳さんのことを大好きだから」
ぼっ。由乃の言葉を聞いた途端、祐巳さんが真っ赤になる。
うーん、いつもながら効果的。
「それに、夜の約束。もう治ったからご褒美をね。
熱が下がったこと、裸で抱き合えばすぐ解るでしょう?」
腰を押し付けて、女の子同士をくっつけ擦る。
由乃と祐巳さんの肉芽同士が互いを潰し、捏ね合うようにイヤラシク。
「ぁ…やぁ。んっんっ。だめぇ」
「おはようのキス、ここでも…ね?」
「由乃さんの…ぁぁ…えっち」
「治ったら、えっちなことシテいいって言ったのは誰?」
「…くぅ…ふぁ、そ、それは…でも、起きてすぐなんて…―っ!」
睦言を囁きつつ、由乃は更に恥丘をぐりぐりと押し付け、
陰唇同士が接吻し合うように、淫らに腰を動かす。
悪戯してるだけで、しとどに濡れていた由乃の秘裂が口付けるたびに
幼子のように素直な一本の割れ目だった祐巳さんの陰唇も物欲しげに開いて、
由乃にそのぬめりを伝えてくる。
「どう?気持ちいい?祐巳さん…ぁ…腰、動いてる。もっと擦りつけて」
「やぁ…はずか…しい」
「ダメ。言ってくれないと…」
由乃は背中に廻していた手を、背筋に沿うように落として祐巳さんのお尻へ。
柔らかく掴み、ぐいっと自分の側。由乃の恥丘へ更に押し付けられるよう引き寄せた。
ちゅぷ、ぴちゅ。粘膜と粘膜がこれ以上無い程、触れあい互いを愛撫し合う。
「――!ひゃぁんっ、やぁ!だめぇ…言う、言うから!」
祐巳さんが、ぎゅっとしがみ付いて、我慢できない、というように
自分から腰を可愛く振って由乃に擦り付けてくる。
「由乃さんのと、くっついて…きもち…いい。きもちいいよぉ」
半開きの唇から、うわごとのような嬌声と告白が漏れる。
恥かしい言葉を口にしている時の、泣きそうな表情にも似た、快感に蕩けた愛らしい顔が、
由乃の独占欲を満足させてくれる。
今、祐巳さんの頭の中は、きっと由乃のことだけで占められてる。
「祐巳さん、ゆみ…さ…んんっ!ぁぁ」
由乃にも、もう余裕は無い。
無我夢中で唇、乳房、秘所を密着させて愛撫する。
「ん…――ぁっ!!!!」
二人の身体が同時に仰け反り、小さく痙攣。
重ねられた手が互いを握り締めあう。
ちゅ…ぴしゃぁぁぁぁ!!!
「ふぁ…でてる、でちゃ…てるぅ」
「や、やだ、お漏らしみたいに…ぁ、祐巳さんの温かい」
由乃の大切な場所に、祐巳さんの潮が噴きつけ、ぐちゃぐちゃに濡らしてる。
そして、祐巳さんの大切な場所には、由乃の快感の証が、熱く滴る程噴きつけられている。
「うう、ぁ…くぅん、由乃さん、えっち…すぎるよ」
「祐巳さんの方もね。ほら、まだ、いっぱいでてる」
「やっ。だめだめ!そこ、やぁぁ」
もう一度、祐巳さんが絶頂に導かれたのを確認して、ようやく由乃が離れる。
とろぉ…太く粘性のある糸が数本、二人の秘密の唇に橋を作った。
「わぁ、見て。すごい、こんなの初めて」
はしゃぐ由乃に。
「あぅぅ…」
真っ赤になって照れる祐巳さん。
「ふぅ…こんなに濡れたら…ちゃんと拭かないと」
これからスルことを思って、抑えきれず、由乃の唇が妖しく歪む。
「でも、お風呂入れば…きゃっ!」
皆まで言わせず、由乃は手にした布で祐巳さんの濡れた秘所へあてがった。
ヒヨコ柄の布を。
「――!ひ…ん、よ、由乃さん、それ…ぁぁっ」
「そう、魔法のタオル」
「だめだよっ、きたなく…んくっ、なっちゃう」
「何言ってるの。祐巳さんのなんだから綺麗に決まってるでしょ」
「そんな…やっ、擦られたらぁ」
「ふふふ、これで、更にこのタオルの価値が上がったね」
「……由乃さんの…ヘンタイ」
いじけたように呟く祐巳さんの唇に、キス。
そして、改めて
「とりあえず、おはよう」
「ぅぅ〜」
「あと、昨日はありがとう。心配かけたわね。弱み見せられるの、同級生では祐巳さんだけよ」
これは、殺し文句。でも、心からの本当の気持ち。ありがとう祐巳さん。
大好き。
「ホント、心配したんだからね」
そう言って、祐巳さんからキスを返してくれた。
唇が離れた瞬間、部屋の電話がベルの音を響かせた。
さあ、今日も祐巳さんと一緒の修学旅行。目一杯楽しまないと!
―終―
これで終了です。
乙です。由乃さんの一人称が新鮮で(;´Д`)ハァハァ
(・∀・)イイヨー(・∀・)イイヨー
浮気もの祐巳タン(;´Д`)ハァハァ
キモノさんのSSは長いわりにつまらなくてあまり萌えんなあ。
もうちょっとリラックスして書いてみたら?
お手本を見せてください。195サン。
>>192 乙。
祐巳が見ていたのはどんな夢だったんだろ?やっぱり山百合メンバー全員からエッチな事されている夢かな?
新旧入り乱れな感じで入れ替わり立ち替わり次々と…妄想するだけでハァハァ(;´Д`)
>195
まあな。
最近職人さんの非難ばかりしてる香具師が多いな。
文句を言うことしかできないのか。
とはいえ、マンセーレスばっかりというのも微妙……。
批評じゃないからいけないんじゃないか?
ただの非難だから。
>キモノさんのSSは長いわりにつまらなくてあまり萌えんなあ。
そうか?
ただ単にオマエさんが長文読むのを我慢できんだけじゃねーの?
それに、こういったエロ小説って、行為に及ぶまでの流れが重要なもんだろ。
流れも何も無しに、由乃と祐巳がいきなりベッドに潜ってあふんあふんじゃあんまりだぜ。それじゃマリみてじゃねーし。
ま、キンタマの裏が酸っぱい臭い出しているリア厨なら、それでもいいかもしれんけどな。
すまん、どうしても気になるので質問させてくれ、
>>202よ。
リア厨のキンタマの裏からは・・・酸っぱいにおいがでているのか?
そしてなぜ君はそれを知っているんだ? まさかショタのホモ・・・・・・。
>203
202じゃないけどレス。
男が男を罵倒するのに
男しか知らんことを言うのが何かおかしいか?
すまん、俺は203ではないがさらに横レス。
俺は男だが、未だに俺、又は他の男のキンタマの裏がどんなにおいなのか知らない。
正直、すっぱいのか? 男しか知らんこと…というが男なら知っておくべきことだったのか?
俺、体かたいしなぁ…
どうしてそんなどうでもいい事言うんだ
それは、あれですか。
アリスの裏の匂いを嗅ぐユキチのSSを書け、と。
アリスに頼み込んで、断られたので無理矢理押し倒してキンタマの裏を嗅いでみましたが、
すっぱいにおいはしませんでした。
高校生じゃ駄目なのかな?
うわあっ。
びっくりしたぞ。
投下する気もなくなりますね…。
みんなもちつけ!スレの方向性変わってるぞ!!(; ̄Д ̄)ノ
そんなん嗅ぐよりも志摩子さんの髪の香りを嗅いでみたいよ
213 :
支○令:04/05/01 01:52 ID:uYyf8gdZ
職人さんにGWを差し上げます
静養してください
アクセス解除キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
前スレで文庫を衝動買いし始めた人間ですが1週間で全巻揃え
読破しそれでも飽き足らずアンソロジー10冊購入(全て非エロ)も
読んで残るはエロ同人誌のみ。でも、もうお金ないから、このスレの
ログ読み返して悦に浸っています。職人様達、毎回、乙であります。
アンソロってあったの?
詳細きぼんぬ
>>210 無理に投下してもらわなくてもいいですよ
218 :
215:04/05/01 09:52 ID:+LMUBZWa
>216
マリアフェスティバル1−4
姉妹宣言 白・赤・黄
maria'sウインク
ごきげんよう ー薔薇の乙女ー
革命の薔薇たち 合計10冊
微エロはあるやつはあるけど基本的に一般的なものばかり。
エロ同人誌は3冊ほど見つけたが金がなくて断念しました。
一般向け同人誌は非常に多いがエロはまだまだ少ないね。
ジャンルがジャンルだけにあまり増えないような気がします。
誰か、これは抑えておけというのはあります?(エロでなくても)
ウサ・ギガンティア関連と〜…白薔薇農場あたり?両方非エロ〜
市販アンソロ本(非エロ)
tp://www.mangaoh.co.jp/topic/lilysister.php
221 :
215:04/05/01 15:00 ID:+LMUBZWa
俺が買っていないの(百合天国など)はマリみてのアンソロジー
じゃなくて、こういった百合物全体の様な気がするんだけれども
買った方いらっしゃいますかね。本屋じゃ内容見れないんで困る。
まあ今、私の脳内ブームは可南子が祐巳を調教して自分好みの
赤薔薇のつぼみにしていくって奴かな。ソフト・ハード両面でね。
いつのまにか机の上に膝を立てて仰向けに寝そべる江利子の上に、少女は覆い被さっていた。
片手で執拗に秘所をまさぐりながら、もう片方の手と口で乳房を弄ぶ。
江利子は歯を食いしばって、何とか声をあげまいと努めているが、それでも耐え切れずに時おり甘い声をもらし、その度に屈辱に頬を赤らめている。
きめ細やかな白い肌はうっすらと汗ばみ、嫌悪の為か鳥肌がたっていた。
愛撫に慣れている江利子の身体は、少女の指に、舌に素直に反応をしめすが、誇り高い彼女の性格は、それを受け入れることを拒んでいる。
快楽と屈辱に身を震わせる江利子の姿に、少女は嗜虐的な笑みを漏らした。
「江利子さん、無理しなくてもいいのに。ここ、ひくひくしているわよ。」
「やめて・・・・。」
「指、一本では足りないみたいね。」
「あっ・・・・。」
少女は容赦なく指と言葉で江利子を犯す。
行為そのものより、その行為によって江利子が傷つく様をまるで楽しんでいるかのようだ。
「・・・・・どうして・・・・。」
「・・・何が・・・・?」
「どうして、こんな・・・・・あっ・・・・。」
「どうして、ね・・・・・。」
息を荒げながらの江利子の問いに、少女は薄く笑った。
「決まっているじゃない、貴女が大嫌いだから、よ。」
「貴女に・・・ここまで憎まれる、覚えが・・・ないわ・・・・。」
「・・・・そうね、ないでしょうね。恨まれる覚えも憎まれる覚えも、何もかも。」
「あっ・・・・・。」
少女の指の動きは次第に激しさをまし、江利子は思わず身体を仰け反らせた。
江利子の喘ぎとヌチャヌチャという音だけがあたりに響く。
「たぶん、貴女にはわからない。何故私がこんな事をするのか、きっと、一生理解できないのでしょうね。」
・・・・・・またか・・・。
ベッドの中で克美は苦々しくそう呟いた。
視界に飛び込んでくる見慣れた天井は自室のものであり、リリアンの図書室のそれではなかった。
今日は写真をネタに脅迫強姦か・・・・・。随分とまたベタな・・・・。
むくりと起き上がり、ぼんやりとした頭で今見たばかりの夢を思い出す。
ここの所、ほぼ毎晩江利子を夢の中で犯している。
殆ど夢精だな、こりゃ・・・。男子高校生か私は・・・・。
ガックリと項垂れながら、自分で自分につっこみを入れる。
昨日は満員電車で痴漢プレイ、一昨日はファンタジー世界での触手モノだった。
そのシチュエーションの豊富さとワンパターンさが、我ながら何とも情けなく、夢から覚めた後は、いつも克美は軽い自己嫌悪に陥る。
放課後の保健室で江利子と令の情交を目撃してから、もうすぐ一週間以上たつ。
その衝撃から未だに克美は抜け出せずにいた。
あれ以来、校内で江利子を見かけると、頭の中で裸にしている自分がいる。
克美は知っている。江利子の制服の中を。
彼女の白い肌がうっすらと桜色に上気する様の美しさを、形の良い丸い乳房を、背中のほくろを、無駄な肉一つついていないくびれた白い腹を。
そして、素っ気無く響く江利子の愛想のない声が、どれだけ甘く、せつなげな声をあげるかも知っている。
江利子の残像は時間が立てば立つほどより鮮明に甦り、克美を苛立たせた。
克美は勉強の事しか考えたくない。江利子の事など、考えたくはないのだ。
なのに気がつけば江利子の事を考えている。想像の中で犯している自分がいる。
その上、夢にまで出てこられると、もう逃げ場がないとしか言いようがない。
最初江利子を犯す夢を見た時は、そんな自分に呆れると同時に少しばかり小気味がよかった。
自分の痴態が誰かに見られていて、それをネタにおかずにされているなんて、あの女は夢にも思っていないだろう、と思うと少し溜飲が下がった。
しかし、それが毎晩続くとなると流石にそうもいっていられない。
むしろ犯されているのは自分の精神の方なのではないかと不安にすらなる。
・・・・・見なきゃよかった、あんな所・・・・。
見なければ、知らなければ、克美は今まで通り傲慢な女と江利子を嫌っていられたものを。
他人の事を暇つぶしの玩具か、暇つぶしにもならないつまらない物の二つに分けている傲慢な女。
恵まれた才能の上に胡座をかいて、何の努力もせずに退屈だと抜かす、鼻持ちならない女。
醒めた表情。愛想のない口調。他人に対する徹底的な無理解と言う名の無神経。
それが克美のクラスメイトとしての江利子の印象だった。
そんな江利子を素敵、と一目置く他の同級生達のように、克美は割り切る事はできなかったのだ。
今だって、江利子の印象が以前とガラリと変わったわけではない。
傲慢で高慢な、鼻持ちならない無神経な女だと、今もって思っている。
だが。
あの保健室の光景を見て以来、それだけではない事を、克美は知ってしまった。
あの保健室で令に見せた江利子の表情の、なんと豊かだった事か。
突然の令の行動に怯えて見開かれた瞳。愛されている事を確信した時の恍惚とした表情。誘う時の甘い声音。悪戯っ子のような微笑。
その彼女の無防備なその表情は、彼女の愛する令にだけ向けられた物であり、
克美や他の人間には、決して向けられる事のないであろう物だった。
令の心は絶対に手に入らないと思っていたから、身体だけでも欲しかったの。
稚い口調で真剣に訴えた江利子の本心。その言葉から伺える自信の無さと、令が欲しい、寝たいという気持ちの真摯さも、克美にとっては意外だった。
(妹に平気で手を出すモラルの低さと、そこまでしておいて相手の気持ちに気がついていない鈍感さには相変わらず救い難い物を感じるが。)
江利子は無愛想だが、決して誰に対してもそうというわけではなく、親しい人には色々な顔を見せる。
不安なあまり自分の本心を隠し、相手の気持ちにも気がつかず、すれ違ったりもする。
克美がそんな江利子の面をしらなかったのは仕方が無い。
江利子は別に、克美が好きなわけではないのだから。
確かに、興味対象外な物に対する彼女の態度は非常に露骨だ。
だがそれは、大なり小なり誰にでも言えることだ。別に江利子だけではない。
江利子以上に、同じ薔薇の蕾である佐藤聖などその点はあからさまだったし、水野蓉子は人当たりこそいいからわかり辛いだけで、根っこの所は同じだろう。
江利子の態度だけが気に障ったのは、克美が江利子を気にしていたからだ。
克美だけの一方通行なのが、悔しくて腹立たしくて、そして悲しかったからだ。
保健室の一連の出来事を目撃した事によって、克美は知らなかった江利子の面を知り、そして気がつきたくなかった自分の本心にも気がついてしまった。
思えば克美が勉学に打ち込むのも、江利子に後れをとりたくないという意識が
どこかにあったからのような気がする。
そこまで考えて、克美は苦笑した。
まるで私があの女を好きみたいだ。
時計を見るともう六時を回っていた。そろそろ学校へ行く準備をした方がいい。
だが立ち上がる気になれず、ぼんやりと壁にもたれかかって目を閉じだ。
私は確かにあの女を意識している。でも、別にあの女を好きなわけじゃない。
誰かに言い聞かせるかのように、心中そう呟く。
好きだったら、令に力づくで押さえつけられていた江利子をみて、あんなに喜んだりはしないはずだ。
夢の中で犯したりなどしないはずだ。
あの女に微笑んでもらいたいなんて思わない。
好きだったの、なんて言われたら鳥肌が立つ。
自分があの女に望んでいるのはそんな事ではない。
自分は只・・・・振り向いて欲しいだけだ。無視されるのが我慢ならないだけだ。
勝手な言い分だとわかっているが、こちらが意識しているのだから、江利子にもこちらを認識してほしいだけだ。
江利子の瞳に自分が映るのなら、それは好意でなくてもなんでもいい。
憎しみでも蔑みでも構わない。
自分だけが日々江利子の事を考えているのなんて、割に合わないではないか。
克美はそっと自分の手をパジャマのズボンの中に滑り込ませた。
こうして目を閉じていると、江利子の顔が、身体が鮮やかに浮かんでくる。
これは恋なんかじゃない。私は決してあんな女なんか好きじゃない。
仮にこれが欲情だとしても、逆恨みだとしても、これは恋なんかじゃない。
決して決して恋なんかじゃない。恋なんかじゃない。恋なんかじゃない。
駄文におつきあいありがとうございました。
夢オチですみません。自慰オチですみません・・・・。
NGワードについては、前スレの最後の方で、あのSSはレイープじゃないのかというレスを読んで、
ちょっと悩みましたが、結局何も設けませんでした。
(覗きってのも嫌う人はいそうだな、とか・・・。)
タイトルは新倉庫さんがやりにくいだろうと慌てて「放課後」とつけたのですが、
いつのまにか「保健室」「克美さまがみている」等の方が通りが良いようなので、前々回はつけませんでした。
最初からつけていれば、何も問題はなかったのですが・・・。
色々とすみませんでした。
これ、すごく好きでした。お疲れ様でした。
>>223 あたりで、え?夢!?…と一瞬ぽかんとしてしまいましたw
総括して保健室での令とタシーロする克美がよかったです。
克美様萌えの心を植えつけられました(´ー`)
GJです。克美さま萌え。
贅沢を言うなら、江利子さまを屈服させる処まで読みたかった〜。
GJ!
今更かもしれんがアンソロジーエロ入ってるのもあるぞ。
>>230 百合姉妹シリーズは1冊に1つは微エロものが入ってるね。
232 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 19:32 ID:kce0DaM+
乙でした。
保健室の令と江利子のシーンはほんとうに面白かったです!
233 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 20:13 ID:Ons5rhAf
とっても良かったです!
江利子さま物だけどしぜんに読めた。
>>221 「赤薔薇」などと表記するとはまだまだ青いのう。
己の妄想を世人に語るにはまだ早いわ! 出直して来い!
百合姉妹はコミックスではなくて雑誌みたいな扱いだよね。
百合天国というのもあるけどどっちも非マリみてであって、微エロはあるけど…
それよりマリみての小説の同人が気になるところだな。
ふたなりっ娘LOVE〜M〜はこのスレ的にはアウトかな
あれはリリアンエロアンソロジーみたいなもんだが。
ま、メインキャスト出ないしね
>>237 そういえば、何かのエロ漫画(タイトルからして双成系)の帯に祥子が描かれてたんだが。
アンソロの話は微妙にスレ違いでは?
たしかにそろそろスレ違いかも。
現実的にはやっぱマリみてはエロなしが本当なんだろうな。
それをいっちゃあ、おしまいだ。
本当のマリみて、は今野さんの原作だけなんだから。
二次創作はエロなしでもエロありでも本当のものではないんだし。
いかに原作のキャラを崩さずにらしく書くかは職人の腕次第だと思うけどね。
ほとんどの作品がキャラ崩れてません?
それでも萌えるけどさ。
前に蔦子×笙子の予告しましたが遅れますι
ゴールデンウィーク中に必ずいきますから!
・・・まあね。でも中にはあまりキャラが崩れていない作品もあると・・・・。
逆に崩れていても面白い作品もあるけどね。
なんか職人さんsの企画が立ち上がってる…
>>246 俺も見てびっくりした。
でもその話題はそれぞれのHPでした方がいいかと。
買いに行ったら顔見れんのかな
みないほうが・・・・・・
なんか素直な人がいるわ!感動しました。
>>244 蔦笙期待してます
メガネ分が足りない
>>249 スゲー美少女かも知れないじゃないか! 4人もメソバーいるんだから、全員男ってことはないだろうよ。
俺はあまり白好きじゃないから買わないけど、行く人いたら報告ヨロシコ
>>252 しばし待て
蔦子さんはエロSS少ないもんなぁー良いキャラなのに。
下手したら単体令ちゃんなんかよりも人気あるんじゃないのか
令はボーイッシュだから男性人気がないだけで、
一般的には人気あると思うけど。
サイトまわっているとよく見るよ。
>253
何を期待しているんだ。
>>255 マリみて18禁では抜けないから、買う気も起きないけど、
美少女が書いたマリみて18禁なら(;´Д`)ハァハァだからな。
>>253 すまちこん氏は黄だし
shinoたんは聖祐だから白本とは限らんのじゃないか?
令ちゃんは主に女性に人気あるみたいだね
>>256 じゃお前どうしてこんなとこにいるんだ…
>>258 SSが好きだから。最近のだと、克美SSが面白かったかな。
おまいら、こんな淡白な描写で抜けるの?ある意味感動した
それって克美SSがSSとして面白かったって事?
それともあんな淡白なSSがエロパロスレにある事が面白いって事?
>>260 前者
>おまいら、こんな淡白な描写で抜けるの?ある意味感動した
は、投下SS全般についての感想。誤解を招く書き方だったかな
書いてる方だって素人なんだよ
そんなに抜きたいなら書店行って官能小説でも買うんだな
SSが好きだからここには来るけど
ここの職人の書く本は抜けないから買わない、と。
SSが好きだから本買うぜってことにはならないんだね。
金出すほどではないって事か。
ここのSSは確かに全体的にお上品。
でもマリみてだから、それでいい。
むしろその淡白さがエロイと思う俺は変態か。
リリカルで切ないのがいいんだよ。
そうそう。ま、買いたい人は買いに行けばばいいし買わない人は買わなきゃいいよ。
このスレに大事なのは、次にどんなSSが投下されるのかだ!
266 :
259:04/05/02 13:45 ID:EYR6KW2H
別に、抜けないから悪いSSだといったつもりはないのだが。
ただ、抜きネタじゃないものを手元においておく気にはなれないだけ。
小説で抜こうなんて思ったことがない……俺は少数派なのか。
普通にマリみての恋愛話が見たくてここにいる。エロはあってもなくても俺はいい。
エロパロ板だからあったほうが他の人の文句をかわないですむだろうがな。
>267
なるほど。そういう人から見たらどんなSSが面白かった?
>>267 俺もそう。そもそもマリみてにエロは求めていない。
>>268 愛憎劇とか。嫉妬などが混ざるとなお良し
だから少し前にあったダークな乃梨子×志摩子とか最高だった。
俺はエロがあった方がいい。
全てのタブーや体裁を取り払った彼女たちの本当の姿が見たいから。
ことマリみてに関しては、18禁は手段であって目的ではない気がする。
(無論そうでない人を否定するつもりはないけど)
令様人気ないのか。
男の側も自己投影できる数少ないキャラだと思うんだが。
うん、おれもエロは手段の一つ、だからあってもなくてもいい。
こう書いてたらエロパロ板出てけ、って言われそうだけどさ。
現白みたいなエロも好きだよ。話がおもしろければ何でもいいんだよ。
最近は令と瞳子がおきにいり。聖さまはずっと好きだがw
>>270と違って、俺はマリみては綺麗なものをながめてるって愛で方だから自己投影はしない。
自己投影する用や抜く用のものは他で確保している。
やっぱり、このスレって男しかいないんだな。
たぶん、
>>246も全員男だろう。現実は厳しいね
すまちこん氏は女性じゃなかったっけ?
…スレ違いスマソ。
まあ男のほうが多いだろうが、女性の職人やROMラーも何人かいるだろ。
すまちこん氏も女性だし。
あと克美SSの人は女性っぽくね?
王子×聖の人も女性と見る。
で、続きはまだか?
>全てのタブーや体裁を取り払った彼女たちの本当の姿が見たいから。
(;´Д`)キモッ
>>273-275 そうか。もち肌の巨乳美人だと信じて、とりあえず(;´Д`)しておくよ。
EYR6KW2Hキモー
なんつーキモイ流れだ。
どうして書き手の書いたものじゃなくて書き手自身に期待してんだよ。
書き手なんてみんなオタに決まってるんだから無駄な期待せずに作品だけを楽しむのが健全だろ。
確かにキモイがあんまり煽るなって、黄金週間なんだから多少は大目にみてやれ。
お前等おもしろいですよ
さ、早くSSこないかなぁー。
ごきげんよう
私事ですが規制解除記念に2ヶ月ぶりに書いてみました、
祐巳×瞳子で
レディGOの瞳子視点です。
途中他の人の視点も入りますが、主に瞳子視点です。
長い、エロ少、文が幼稚なので嫌な方はNGよろしくね。
NGは前回と同じくhoneyで。
長くなったので2回か3回に分けます。今日の分はエチなし。
明日続き投下します。
美人かどうかは別として普通に女の人が多いと思っていたよ。
前いたスレは女しかいなかったしね。
まぁ私は異常だがなーw
やおいは駄目で、ノーマル、レズはOKなので。
男視点に近いかもしれん。
でもエチーよりも甘くてラヴラヴな感じが好きなんだよね。
「祐巳さま」
乃梨子さんと話を終えた祐巳さまの腕を掴み声をかける。
「……瞳子ちゃん?」
「お話があるんですが、よろしいですか?」
彼女が何を考えているのかをはっきりさせるために。
「細川可南子と、何か約束したんですか?」
「たんに緑チームに対抗意識をもっているだけだとは思えません、
そんなことで彼女が動くはずありません」
抱いていた疑問を一気に吐き出した。
「祐巳さまが、ただ『お互い頑張りましょう』なんていうため
だけに、彼女を呼び出したとも思えない。」
少しの沈黙を破って
「……よくわかってるんだ」と祐巳さまは答えた。
やっぱり………。
ムカムカした。
気づかないフリをしていたけど、本当はもう気づいてた。
祐巳さまが、私の知らないところで、あの細川可南子と
なにか約束をしていたことにむかついていた。
ただの嫉妬だ。でも認めたくなくて細川可南子の所為にした。
「いったい何をするつもりなんっですか?」
「何をたくらんでいるかは知りませんが、彼女、このところすごく
生き生きして楽しそうにしていますよ」
そうだ、細川可南子が、楽しそうにしているからムカつくんだ。
「よかったじゃない」
!?よかった?全然よくない!
「よ、よかったですって!?」
「えっ、違うの?可南子ちゃんにクラスのみんなと頑張る気持ちが
生まれたんだもの。それは、瞳子ちゃんにとってもプラスでしょ?」
確かに、自分だけが不幸なような顔して、一人で孤立して
輪を乱して、そういうところ全部気に入らなかった。
だからって
どうして、細川可南子を立ち直らせるのが祐巳さまなの?
どうして、彼女にそこまで深入りするの?
「彼女が自発的にやる気をだしたのでなければ、意味がない。
一時的にいいように見えたって意味がないじゃないですか」
私が必死に抗議したからだろうか、
祐巳さまは口を開いた。
「負けたほうが、ひとつ言うことを聞くって約束したの。」
「え!?」
なんてことだ。言うことを聞くなんて!
彼女が何を言い出すかわからないのに。
ムカつく、ムカつく、ムカつく
簡単にそんな約束をしてしまった祐巳さまに。
どうして、細川可南子なんかのためにそこまでするの!?
なのに平然と彼女は話を続ける。
「だから張り切ってるんじゃないかな。可南子ちゃんは」
「………」
もう言葉もでない。
「彼女はいったい何を要求したんですか?」
「まだ聞いてない」
頭がくらっとした。
「馬鹿なんじゃないですか」
いや、馬鹿だ。大馬鹿だ。
「妹に……妹にしてくださいって、言われたらどうするおつもりです!」
「それはないと思う」
ないと思う?そんなのわからない。
「そんな保障どこにもない!」
「………瞳子ちゃん?」
急に大声を出したから、祐巳さまは少し驚いたようだった。
「人の気持ちなんて、変わるものなんですよ!」
私が一番わかってる。どんなきっかけで、好きになってしまうか
わからない。嫌いだった人を好きになることだってあるんだから。
「それはわかってるけど」
「わかってない!祐巳さまは全然わかってないです!」
「どうして……どうして祐巳さまは、
そこまで細川可南子に寛大なんですか」
「…え?」
「ひどいことをしたんでしょう?なのに……
なのにどうしてその彼女にそこまでしてあげるんですか!」
「もうほっとけばいいじゃないですか」
「彼女は甘えているだけです、自分がかわいそうだって自分自身を
哀れんで、世の中にはそれくらいの人ゴロゴロいます。
もっと気の毒な人だって、もっと苦しんでいる人だって。
私だって……、でもみんなあんな風に卑屈になってない。
みんな一生懸命生きてるのに……、自分ばかり不幸だって
顔して、拗ねて、そういうところがイライラするんです。」
一気に吐き出した、細川可南子に感じてる感情を。
「感じ方は人それぞれだよ」
どうして、あの子を肩ばかりもつの?
私が間違ってるの?
「でも、擦り傷と、骨折は違うでしょう?
客観的に判断できることだってあります。」
「彼女の傷が何なのか言うつもりはありません
でも私は彼女の傷か骨折だとは思いません
確かに痛いかもしれない、でも治そうともしないで
痛い痛いって言って、同情を買おうとしてるようにしか
思えない。」
「そうか。瞳子ちゃんは、可南子ちゃんの事情を知っているんだ。」
「でもこの賭けにはそれは関係ないの。
瞳子ちゃんは私の心配をしてくれてるんだよね?
でも私にとって大切なのは今日の体育祭の勝敗じゃないんだ」
??
「可南子ちゃんがこの勝負を受けたということ。
それが、たぶんそれにこそ価値があると思うんだ」
ますます意味がわからない。
「私は可南子ちゃんと関わりたかっただけなの、
こうやって賭けをしてる間は、話をしてくれるでしょ?
それが目当てなの」
頭を鈍器でなぐられたような感覚。一番聞きたくない答えだった。
それじゃあなに?祐巳さまは、細川可南子と話をして
一緒にいたいから、賭けをした?
それって……そういうこととしか思えないじゃない……
「……そうですか」
それをいうのがやっとだった。
グズッ、みっともなく袖で涙をぬぐった。
「瞳子ちゃん……?え?どうしたの?」
見るからにあわてている祐巳さま。
ザマアミロだ。嘘泣きしてやったんだ。
私は女優なんだから。
本当に泣いてるんじゃないんだから。
「もう勝手にしてください。勘違いしているようですけど、
私、祐巳さまの心配なんて、してませんから。」
そういってその場を去った。
もう知らない。勝手に傷つけばいい。
………傷ついているのは私か。
細川可南子を悪者にして、自分の気持ちばっかり押し付けて
馬鹿は私だ。最低だ。
「ごめん聞くつもりはなかったんだけど……」
一部始終を見てしまい、ほっておこうかともおもったけれど
自分に似てることでどこか親近感をもつ瞳子ちゃんが
可愛そうに思って声をかけた。
「え?」
祐巳さんは私がいたことにまったく気づいていないようだった。
「モテる女はつらいわね〜」
「由乃さん……」
「やっぱり私が泣かせちゃったのかな?」
「やっぱりって、わからないの?」
祥子さまも鈍感だけど祐巳さんも妹だけあって
相当鈍感だ。こりゃ妹は苦労するわ。
「え?」
「………祐巳さん夜道は気をつけたほうがいいよ」
「ど、どういうこと??」
「私、前に瞳子ちゃんとキャラがかぶるっていったでしょ
だからよくわかるのかもしれないけど」
いや、きっと祐巳さん以外はわかるな。
「ん〜もし祥子さまが、他の2年生の子と祐巳さんに
内緒でなんか約束をしていたり、祥子さまに
その子と話したいと言われたら、どう思う?」
「それは、嫌かな………。その子に嫉妬しちゃうと思う」
「そういうことでしょ?」
「え?え、でも、瞳子ちゃんは私のこと嫌っているし」
「私、祐巳さんを甘く見すぎていたみたいね」
「嫌いな人にわざわざ忠告したり、心配したりしないわよ」
「はっきりさせてあげなよ。それがやさしさだと思う。」
「本当に祐巳さんのことを好きで、心配してくれる子を選んでね。
もちろん祐巳さんが好きだと思える子をね。
………妹いない私がいっても説得力ないね(笑」
「そんなことないよ。ありがとう。
私、瞳子ちゃん探してくるね。」
「祐巳さん!どう転ぶにしろうまくいくよう祈ってるよ!」
そういって見送った。
祐巳さんが今のままでいてくれるなら
誰が妹になっても構わなかった。
私達みたいな素直になれない人間は、祐巳さんみたいな
素直で、落ち着く人を好きになるものなのかな。
こんないい子、天然記念物ものなんだから
二人ともぐずぐずしてると取っちゃうぞ。
なんてね。
では、お休みなさいまし。お姉さま方。
あーつまんねー。やめろやめろ!原作丸パクリじゃねーか!
キモ豚腐女子はとっとと消え失せろ!二度と来るなバーカ!!
>そんな保障
たしかにどこにもない。っていうか誤字ですよね?
ごめん、上にそれも書いといたほうがよかったか。
あの場の瞳子視点で、途中から変わるって感じの話です。
不快な思いさせてごめんね。
分けてよかったよ。んじゃもうやめときますね。
>>289の視点は誰?
保障じゃなくて保証。
リリアン生はムカつくっていわない(はず)
ほとんど原作の引き写し。
あまり厳しいこといいたくないが、批評を受けるレベルにも達してないように思える。
まぁ、おまいが美少女ならすべて許せるわけだが。美女なら、バカ女確定なので許せんけど。
>>294 乙でした。俺は楽しく読めたよ。
続き書いて欲しいなぁ
視点は由乃か。そこのところは撤回。スマソ
>>292 うるせーぞこのバカ!気に入らないなら黙ってろこのカス野郎!
てめぇなんてこのスレにいらねぇんだ、さっさと男媚々バカ女キャラの画像を股に挟んで布団に潜ってニキビだらけの腰動かしてマス掻いてパンツに染み付くって虚しい脱力感に苛まれながら寝てろ!
こんな酷い批評?(とすらいえん)レスがつくから作品の投下がなくなるんだよ。
全て投下されてからならともかく、途中で叩く奴はこのスレにくるな!
というか前々から思ってたんだがこのスレ自体を潰そうと作品が投下される度に叩いてる奴が数人もしくは一人いないか?
マリ見ては健全です!とか言ってる奴等が業と叩いてる気がする。
職人さん、こんな奴等に負けずに頑張ってくれ。
大多数の見てる人たちは今か今かと待っている。
ここで投下を止めたら奴等の思う壺だぞ。
しかしこれはちょっとなあ。
>>291 あんた駄目杉。
オタク男も腐女子も大して変わらないんじゃないの
でも、
>>291はいくらなんでもダメ。
『批判』を『叩く』と言い換えるのは勝手だが、作品の質はごまかせないよ。
>>300の誤字が気になるのだが、まさか
>>291と同一人物じゃないよな?
>298の言う様な行為は実際やるとなると結構しんどそうだw
しかもあまり楽しくない
298は男の事を良く知らない腐女子らしいな。
そして283も間違いなく腐女子。
職人さんが逆ギレしたみたいでつね
ちとステレオすぎたかw
罵倒も難しいもんだ。”回線切ってマリア様股に挟んでさっさと寝ろ”くらいにしとけばよかったな。
雰囲気悪くしちゃって申し訳ない。本当に。
レディGOの瞳子視点と書いただけではわからんよね。
準備万端から、心情交えつつIFストーリーを書いたんだけど
原作シナリオの一部を使うのはまったく駄目なんだね。勉強になりました。
それだけが駄目だったわけじゃないでしょうけど。
>>305 300は違うよ。あれは私にじゃなくて、これで投下しずらくなるかもしれない他の方にいってるかと。
>>307 ハイハイ、負け惜しみはもういいから
蜘蛛の巣張った腐れマンコに大根でもぶち込んで寝とけ。
諸君らには笑わせて頂いたよ。
おう、おまえもピンクチンコ毛布に擦り付けて寝てろ、な。
おまえらいい加減にしろ、もう十分だろ。
ここで喧嘩しないでくれ、たのむ……
>>308 >>284-287は、ほとんどが原作の引き写しだよね。
もっとあっさりまとめて、
>>288以降をしっかり書いたらどうかな。
あと、文法としておかしい所、誤字脱字が散見されるのはどうかと。
まぁ、ここは、基本的に書くのも批判するのも勝手なところなんで、
そんなに卑屈になることもないと思いますよ。
またチャレンジしてください。
俺も拙いSS書きだけど、叩かれながら書いてるうちに、それなりにうまくなったんで。
なんというか…気に入らなけりゃスルーすればいいのではないかと。
ここは、まりみてとそのSSを
愛する人たちのスレだもんね。
>311
本当に無知な処女だな。男はオナニーしまくるからたとえ童貞でもチンコはドス黒いんだぞ。
お前の大好きなホモ漫画には載ってなかったか?
連休、か…
これはこれで悪くない流れだと思えてしまう漏れはもう戻れない2ch中毒なのだろうか
We have no way out
百合SSが多いスレなのに…チ○コのことなんかどうでも良いよ。
腐女子はここに来ちゃいけないの?
女は出て行けと言われているようで気分悪。
マリみてスキなんだから、誰が書こうが、誰が読もうがいいじゃん。
>>300 同感。
つーか、なんか、このスレって雰囲気悪いな。
漏れも色々この板見てきたけど、
ここは原作は上品なのに特に殺伐としている気がする。
そりゃ、面白くないものが批判されたり、厨が叩かれたりするのは
投下される作品の質を維持するために是非必要なことだとは思うが、
自分が気に食わないネタだからスルーもせずに叩いたり、
つまらんからって、書いた人が傷つくような攻撃はいかんだろ。
つーか、そういう叩き厨こそスレの雰囲気を悪くし、
作品の可能性、多様性を狭める害虫だな。逝ってよし。
大体、腐女子だとか毒男だとかそんなもんどーでもいいだろ。
どっちもキモいんじゃ五十百歩だよ。やめれ。
つーか、少女小説なんだから女が多いほうがむしろ当たり前だってのw
雰囲気悪いのはたまにだよ。
こんな事にスレ消費するのはやめよう。
気がつけばもう300過ぎてるし
男でも女でもいい。むしろマリみてだし、俺みたいな男の方が……
とか俺の意見はどうでもよくて、もうほんと、喧嘩はやめて。
腐女子の人、わざわざ反応しないで。
こういったらなんだけど忠告。、男の方がこういうの慣れてるから
煽りあい、叩きあいだとどうしても女の方がウザくみえてしまう、負けるから、そっちが。
男の方ももういいじゃん、ムキになるなよ、おちつけ!
GWですね。
うーん、女だから叩かれているんじゃないんじゃない?
といってみる。
自分が足り多い上に作品の質がちょっとアレで、その上ああも口汚く逆上されるとな・・・。
勿論、口汚く煽ったりこき下ろしたりする輩も悪いわけだが。
女性の職人さんも過去いたし、「あの職人さんは女性っぽくね?」
みたいなレスも特に今までは悪い意味で使われていなかった。
男女対決みたいな流れはマジ勘弁して欲しい。
そんなアホなことでスレを浪費しないでくれ。
競うならむしろSSの腕で競え。
────これで最後な。
この際だから冷静に判断。
『気に入らない作品はスルー』 いかなる場合でもこのルールは鉄則、
ゆえに
>>292、
>>293、
>>295 が元々の元凶。
もちろん事前に分岐前までは本編と同じだよ、と断ってなかった作者にも落ち度はあるし
煽りあい、叩きあいになって見苦しくしてしまったみんなが悪いのも事実。
スルーしきれずに偉そうにこんなこと書いている俺も悪い。
素晴らしいSSを書いてくれれば、
職人さんが男だろうと女だろうホモだろうとマッチョだろうと、そんなことはどっちでもいい。
自演でレスつける事もできるのに完全スルーなんて不可能では?
いやいや今まで自分に合わない作品はスルーで平和にやってきたんだから。
騒ぎ立ててるのは最近見始めた奴等だろ、と。
SSの駄目さはなんとかスルーできても、職人のキモさはスルーできないよ。
マンセーレスばっかりだと、
>>283みたいな変な人がまた来ちゃうんじゃないかい。
そこを曲げて、スルーでお願いしますよ。
それはそうと、次のスレタイどうしよう?
新着レス大漁でわくわくしながらスクロールしてたら_| ̄|○
またお前らのくだらない議論かよ・・
>>333 涼風エロエロ
というか、「女なんだけど・・・」的なカキコミだったから余計にたたかれたんでしょ?
どこのスレでも同じだと思うよ。
>>333 エロ風さつさつ
女は黙って男の言う事聞いてりゃいいんだよ。でしゃばってくんな!
ていうのは誰も口にはしないけど、全ての男が心の奥に持ってる本音。
もうしゃべるな。話が噛み合わねぇ
意図的に荒らしたがってる奴がいるからな。
とりあえず連休明けまで静観してみたら?
>333
淫風さつさつ
>283
原作に沿わせて、少しずつ外して行く感じかな?
ここから、どうエロに繋げるのか、続き楽しみにしてます。
難を言うなら、由乃視点に移る時、描写が無く解り難かった為
かなり唐突な印象を受ける登場シーンになってしまったことと、
由乃一人称時、セリフに頼り過ぎて展開が早過ぎること。
会話の間に、もう少し描写を入れるとバランスが取れるんじゃないかと思います。
>>336 家庭崩壊の原因って大体が旦那なんだよな。
おまいら、志摩子たんと由乃たん
姦るならどっち?
緒雪たん
両方いただく
女性でも叩かれていない人がいる事もお忘れなく。
>326の言うように女だから叩かれているんだと思うよ。
女は「自分女です。」をやめて貰いたい。荒れるんだから。
大抵の男は狭量だよ。匿名なら尚更。
もういいから男も女もないだろ。
みんなオタで人類だ。
というわけで職人さん気にしないで書いてくれ。
>>350 あまりにも身もふたもない言い方にワロタ。
でも賛成。そのとおりだし。
悲しいときー。
「新着130件」と表示されたのに、ほとんどがどうでもいい書き込みだったときー。
1スレに1回は出てくるお決まりの展開かと思ってたが、最近はさらに酷くなってないか?(;´Д`)
まだ300台なのに次スレタイトル話で間をもたせようとする住民の努力にちょっぴり泣けた。
それはさておき、乃梨子もリリアンの中で人気が出てもおかしくないと思うんだよ。『笑うミカエル』の文緒みたいに。
成績優秀だしクールだし蕾だし、素質はあると思う。
というわけで、可南子乃梨子とか瞳子乃梨子とかどこかに落ちてませんかね?
瞳子乃梨子はときどき見るけど・・・可南子乃梨子は見ないな。
つーか、可南子は祐巳以外との組み合わせ見たことないや。
それはそうと、あんな糞漫画とマリみてを一緒にしないで>『笑うミカエル』
あ〜私も乃梨子×瞳子モノを読みたい。
つか瞳子ですよ瞳子。瞳子瞳子瞳子。ドリル分補給させてください。
可南子×瞳子なんてでてこないかな、ダークなしで。
本編の展開が進まないとダメでしょうけど。
好奇心猫を逝かす、くらいしか知らんなぁ。
>352はマリみてとミカエルを一緒になんかしていないし、
ミカエルも糞漫画とよばれるような漫画ではないと思うが。
乃梨子モノは大抵志摩子だよね。
以前某紅茶氏が祐巳と乃梨子で書いていたりしたけど。
瞳子とは原作中絡みもあるし、読んでみたいなあ。
358 :
名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:19 ID:595r97Cj
ドリルは五十鈴絵美で我慢しとけや。
359 :
283:04/05/04 03:10 ID:wcdrfdgq
>>341 あなたのレスに救われました。そういう風に何処がいけなかったと
言ってくれるとうれしいです。
由乃のシーンからifです。原作どうりじゃエロになりませんし・・・
仰るとおり唐突でした。多少手を加えましたが
由乃のとこに文字数使うと長いのが余計に長くなるので
あまり変わっていませんが・・・。タイトルに名前入れるようにしました。
こんなでも見たいという方が一人でもいるなら
あなたのために投下したいと思います
ですが前回投下分で駄目だった方は、本当にNGお願いします。
その為のNGワードだと思いますし。スルーしてください。
あと、私は女だから批判や叩かれたとは思ってません。
350氏のいうように、女も男もないと思いますし。
私自身や原作引用、誤字、文章等が悪かったのだと思いますから。
長いから分けようと思いましたが、私がまた書き込むと荒れたりしそうなので、一気に全部投下します。
というわけで、職人さん方、特に女性の方、投下しずらい雰囲気にしちゃってごめんね。
私もほとんどROMなので、職人さん達の作品楽しみに待ってます。
私はクレクレだけじゃあれなので自分で書いてみたって程度なので。
「私は可南子ちゃんと関わりたかっただけなの、
こうやって賭けをしてる間は、話をしてくれるでしょ?
それが目当てなの」
頭を鈍器でなぐられたような感覚。一番聞きたくない答えだった。
それじゃあなに?祐巳さまは、細川可南子と話をして
一緒にいたいから、賭けをした?
それって……そういうこととしか思えないじゃない……
「……そうですか」
それをいうのがやっとだった。
私は細川可南子に負けたのだ。
いや、勝負に出るのを躊躇している間に先を越されたということか。
グズッ、みっともなく袖で涙をぬぐった。
「瞳子ちゃん……?え?どうしたの?」
見るからにあわてている祐巳さま。
ザマアミロだ。嘘泣きしてやったんだ。
私は女優なんだから。
本当に泣いてるんじゃないんだから。
「もう勝手にしてください。勘違いしているようですけど、
私、祐巳さまの心配なんて、してませんから。」
そういってその場を去った。
もう知らない。勝手に傷つけばいい。
………傷ついているのは私か。
細川可南子を悪者にして、自分の気持ちばっかり押し付けて
馬鹿は私だ。最低だ。
「タイミング悪いな……」
祐巳を探しに来た由乃だったが、
二人が何か真剣に話していたため
声をかけられず隠れて聞いていた。
「もう勝手にしてください」
瞳子ちゃんの一方的な中断で話は終わった。
瞳子ちゃんの走っていた方角を百面相しながら見つめる祐巳さん。
ここは私が一肌脱ぐか。
「ごめん聞くつもりはなかったんだけど……」
「え?」
振り向いた祐巳さんは
私がいたことにまったく気づいていないようだった。
「由乃さん……」
「次々に問題起きるわね祐巳さんの周りって。」
「やっぱり私が泣かせちゃったのかな?」
「やっぱりって、わからないの?」
祥子さまも鈍感だけど祐巳さんも妹だけあって
相当鈍感だ。こりゃ妹は苦労するわ。
「え?」
「………祐巳さん夜道は気をつけたほうがいいよ」
「ど、どういうこと??」
「私、前に瞳子ちゃんとキャラがかぶるっていったでしょ
だからよくわかるのかもしれないけど」
いや、きっと祐巳さん以外はわかるな。
「ん〜もし祥子さまが、他の2年生の子と祐巳さんに
内緒でなんか約束をしていたり、祥子さまに
その子と話したいと言われたら、どう思う?」
「それは、嫌かな………。その子に嫉妬しちゃうと思う」
「そういうことでしょ?」
「え?え、でも、瞳子ちゃんは私のこと嫌っているし」
「私、祐巳さんを甘く見すぎていたみたいね」
傍からみたらバレバレなんだけどな…。
「嫌いな人にわざわざ忠告したり、心配したりしないわよ」
「はっきりさせてあげなよ。それがやさしさだと思う。」
「本当に祐巳さんのことを好きで、心配してくれる子を選んでね。
もちろん祐巳さんが好きだと思える子をね。
………妹いない私がいっても説得力ないね(笑」
「ううん、そんなことないよ。
瞳子ちゃんともう一度話してくるよ。ありがとう由乃さん。」
そういって瞳子ちゃんを追いかけていった。
「祐巳さん!どう転ぶにしろうまくいくよう祈ってるよ!」
そういって見送った。
祐巳さんが今のままでいてくれるなら
誰が妹になっても構わなかった。
私達みたいな素直になれない人間は、祐巳さんみたいな
素直で、落ち着く人を好きになるものなのかな。
こんないい子、天然記念物ものなんだから
二人ともぐずぐずしてると取っちゃうぞ。
なんてね。
>>358 「祐巳さまには私たちがいます。
あなたが死ねというのなら死にます。
ロボ子も、可南子でさえも、
一年生のあなたのファンの心は皆一緒です。
どうか立派な紅薔薇さまにおなりください。
その日まで私があなたを護ります。
命を賭けて」
こういうことか? こういうことか──!?
ぼーっと運動場を見ていた。
次は私の出場競技だったような気がするけど
どうでもいい。もう何もかもがどうでもよくなった。
私が今までしてきたことってなんだったんだろう
見てきたものってなんだったんだろう。
考えないようにしようと思えば思うほど考えてしまう。
祐巳さまを見ているとイライラするのに
嫌いになれない。やっぱり好きだって気づいてしまう。
いつからだろう、気づくと目で追いかけてた。
もっと知りたくなった。
どうして惹かれるんだろう。
人を好きになるのに理由はない、そういうことなのだろうか?
「瞳子ちゃん………?」
不意に声をかけられた。
振り向くとそこには紅薔薇様こと祥子さまが立っていた。
学ランに身を包んだ祥子さまは宝塚の男役のようにカッコよくて、
すべてを受け止めてくれるかのように大きくみえた。
「祥子さま〜!」
おもいっきり抱きついた。
お母さんみたいにいい匂いがして落ち着いた。
「いったいどうしたの?」
そういって頭をなでてくれた。
それには答えず胸に顔をうずめた。
それっきり祥子さまは何も聞かずに抱きしめてくれていた。
瞳子ちゃんどこいったんだろう…
あれ?あの後姿は……
「お姉さま!」
振り向いた人物はやはりお姉さまだった。
私の声に驚いたのか、お姉さまの前にいた人がビクっと動いた。
「祐巳、どうしたの?こんなところで」
お姉さまがこちらを振り向いたことで、
縦ロールの髪が見えた。
「………瞳子ちゃん?」
私の声に反応し益々お姉さまにしがみつく瞳子ちゃん。
「瞳子ちゃん、探してたの、さっきの続きなんだけど………」
「聞きたくない!聞きたくないです!」
何がなんだかわからない様子のお姉さま。
「祐巳、いったいどうしたっていうの?」
「あ、えっと、ちょっと喧嘩しちゃって」
「喧嘩なんてしてません。」
「お願い瞳子ちゃん、少し話しさせて」
「嫌です、話すことなんて私には何もありませんから」
可南子ちゃん以上に手強いかも…
どうにもできず頭をポリポリとかく。
そんな状況を見かねたお姉さまが瞳子ちゃんを説得し始めてくれた。
「瞳子ちゃん。私は事情をちゃんとはしらないけれど
何か行き違いがあったのでしょう?
そんな頑なに拒否していたら、何の解決にもならないわ」
お姉さまに言われてさすがの瞳子ちゃんも従うしかなく
お姉さまの提案で放課後、どこか落ち着ける場所ということで、
温室で会うことになった。
『第5位赤チーム、百十五点』
5点差で緑チームに勝ってしまった。
勝ちたくなくても
クラスメイトたちの真剣な姿をみると手を抜くことはできなかった。
祐巳さまと細川可南子はリレーが終わった後なにやら話している様子だった。
クラスメイト達が喜びあう中一人辛気臭い顔をしていたら
みんなに迷惑だろうと思い、早々と片付けへと向かった。
「瞳子!」
声をかけてきたのは乃梨子さんだった。
私の所まで駆け寄ってきた乃梨子さんは
「どうしたの?」と心配してくれているようだった。
「別にどうもしてないよ」
「いつもの瞳子ならみんなと喜び合って
逆に私を呼び止めてそうだけど?」
「五位なんて喜ぶ順位じゃないじゃない」
順位なんて関係ないって分かってた
でも他に言い訳が見つからず嫌味をだとわかりつつ言ってしまった。
「何があったのかしらないけど、瞳子らしくないよ?
私で聞けることがあったら話聞くから」
「いつもの瞳子に戻ってくれないと
私も張り合いないし。」
自分が嫌なこと言ってるって分かってるときの優しい言葉は一番きく。
「本当になんでもないの。」
もういまさらどうしようもない。
私達のチームが勝った
それは細川可南子が祐巳さまとの賭けにかったと言うことなのだから。
乃梨子さんは見るからに心配してくれていたけれど
もう振り返らなかった。
片づけを終わらせ重い足取りで温室へ向かう。
正直このまま帰ってしまおうかと思った。
しかし祥子さまの顔が浮かんで躊躇われた。
ドアを開けるとすでに祐巳さまはそこに座っていた。
「よかった、きてくれて、来てくれないかと思った」
「約束ですから。」
後ろ手にドアをしめ、その場に立ち尽くす。
「おめでとう。赤チーム強かったね
最後のリレーくらい勝ちたかったんだけどなぁ」
「緑チームが弱すぎただけですよ」
「あはは、ごもっとも」
「あ、そんなとこ立ってないでこっちきなよ」
ポンポンと、自分の隣の場所をたたく。
「いえ、ここでいいです」
祐巳さまとは目を合わせず、答えた。
近づいて彼女を感じたくなかったから。
しかし祐巳さまは一つ溜息をついて
「わかった。じゃあ、私がそっちにいく、それなら文句ないでしょ?」
「随分、強引ですね」
祐巳さまは私の隣にたって壁にもたれた。
嫌でも側にいることを感じてしまう距離に。
「そうでもしないと、また逃げられたら困るからね」
「……」
わざと無視して話を続けた。
「で、話ってなんですか?疲れてるんで早く帰りたいんですけど」
1秒でも二人きりでいたくなかった。
どうせ話はわかってるんだから単刀直入に言ってほしい。
そして早く帰って一人になりたい。
「あの後ね、由乃さんに言われたんだ。はっきりしろってね。」
はっきりって、つまり、細川可南子を妹にするのかってことかな。
「ごめんね、瞳子ちゃんの気持ち全然わかってなくて。
言われるまで気づかなかった、ずっと嫌われてると思ってたから」
「私すごい鈍感で、傷つけちゃったよね?ごめんね」
そんな謝ってなんてほしくない、
誰もそんな同情ほしいなんていってない。よけい惨めなだけじゃない。
「勘違いですよ。私は傷ついてなんてないです。
別に祐巳さまのことなんとも思ってないですもの」
細川可南子が祐巳さまの妹になろうが知ったこっちゃない。
早く言って、終わらせてよ。
そうしたら、もう山百合会に関わる理由もないし
心置きなく演劇に専念できる。
「私が勝ったら、可南子ちゃんに何をお願いするつもりだったかは
言ったよね?」
「ええ、今年の学園祭を手伝うのでしょう」
「うん。だから、負けちゃって人手不足なわけ」
「妹に手伝ってもらえばよろしいじゃないですか」
どちらにしろ細川可南子に手伝ってもらえばいいことだ。
「妹?」
「細川可南子が賭けにかったのでしょう?」
「ああ、言ったじゃない、それはないと思うって
可南子ちゃん、私と写真取りたいって」
は?今の私はとんでもなく間抜けな顔をしていることだろう。
「写真?……ですか?」
「うん、写真」
祐巳さまはちょっと笑ってる。
そりゃあ、どんな願いごとがくるのかと構えていて
写真といわれたら笑うしかない。
でも、妹にならなかったんだ…
張り詰めていた気持ちが解れ
久々に息をしたように一度大きく深呼吸した。
頭を整理する。
細川可南子は妹にならなかった→学園祭の手伝いが足りない
→私が手伝う。
?
「だからってどうして私が手伝わないといけないんですか
私は山百合会とは関係ない人間ですよ」
「じゃあ、私のスールになって関係ある人間になるってのはどう?」
「は?!」
「あはは」
「何笑ってるんですか!からかっているなら帰りますよ」
「ごめんごめん。だって、瞳子ちゃんがさっきから
百面相してるから、つい。」
「でも、からかってるわけじゃないから。
正直言うとまだあまり妹を持つってことに実感ないんだ
だけどね、ちょっと想像してみたの、
瞳子ちゃんが妹になってくれたら、どんなかな〜って
そしたら、すぐにイメージできたんだ
瞳子ちゃんは、いつも私が話しかけたりなんかすると
プイって逃げる、そのくせ、何かと私のことを気にかけてくれて
そういう天の邪鬼なとこ、結構楽しんでるところあって
ああ、こういう毎日もいいなって思えたんだ」
私が妹?私には想像できなかった。
「私のことが嫌いじゃなかったら考えてほしい」
私はいまさら素直になんてなれない。
そんなに人間できてない。
「…嫌いです、大嫌いです。
そうやって人の心にはいってくるところとか
誰にでもやさしいところとか
素直に何でもいえるところとか
お人好しなところとか
全部………全部だいっ嫌いですよ!」
祐巳さまはそう言った私を頭ごと抱きしめて
「瞳子ちゃん、全然嫌っている風に聞こえないよ」
なんて言う。
当たり前だ。嫌いにさせてくれないのは貴女じゃないか。
「急にそんなこと言うの反則です。」
こっちはなんの心の準備もできてないのに。
「反則でもなんでも、私は瞳子ちゃんが好き。
気づくの遅くてごめんね。でも本心だよ。」
これは、現実?夢?
「嘘ですよ。」
「だって、だって、細川可南子のことが好きだったんじゃないんですか?
私、あの子の代わりになんてなるつもりないです。」
おそるおそる上目使いで至近距離にある祐巳さまの顔をみあげる。
「好きというか………もちろん嫌いではないよ。
ただ、あんな風にギクシャクした関係でいたくなかったから」
「これで可南子ちゃんの問題は落ち着いたし、
代わりなんかじゃない。可南子ちゃんのことは今関係ないよ」
急な出来事で頭が回らない。
「からかっているんでしょう?」
「うたぐり深いな〜瞳子ちゃんは」
「だって、こんなのおかしいですもの」
「細川可南子が、祐巳さまにひどいことしたっていいましたけど、
私だって祐巳さまにひどいことしましたし………」
「祐巳さまが瞳子のこと好きになるはずがないんです!」
自分がしたことの後悔で涙があふれてきた。
「え?え?と、瞳子ちゃん泣かないで」
またオロオロしている、祐巳さまは涙に弱いようだ。
親指で涙をぬぐってくれる祐巳さま。
「一年前の私を見てるみたい。」
「………え?」
「突然祥子様に、スールを申し込まれたんだけど、
祥子様が本気で私なんかのことを選ぶはずないって」
「クラスメイトに、祥子さまとのことを聞かれたときに
泣いちゃったのよ」
「そんなことがあったのに、私は祐巳さまに……」
「そんなこと気にしてたの?私が勝手に瞳子ちゃんに嫉妬しただけで、
瞳子ちゃんは悪くないよ。」
本当に馬鹿が付くほどお人好しな人なんだから。
「私が瞳子ちゃんのこと好きになるはずないって言ったよね?
それなら、瞳子ちゃんだって私のことを嫌ってたはずだよ?」
「でも、今は?瞳子ちゃんは私のことどう思ってくれてるの?」
そうだ、自分が一番よくわかっていたことだった。
「本心が聞きたい」
「そんなこといわなくったって……」
「わかることでも言葉でいってほしいことだってあるでしょ?」
わかる、わかってるけど。
あなたみたいに簡単に素直になれる人間ばかりじゃないんですよ?
でも今素直になれないとずっと素直になれない気がした
この一歩を踏み出せばきっと楽になれるんだと自分自身に言い聞かせた。
「………ですよ。好きですよ。
好きで好きでしょうがないですよ!」
こんな恥ずかしい台詞もう二度といわない。恥ずかしくて死にそうだ。
言い終わると額に柔らかい感触を感じた。
―ちゅ
「ふふ、ありがとう。」
そういうと私の前に少し距離を開けて立って、私の名前を呼んだ。
「瞳子ちゃん」
もう目を合わせないわけにはいかない。いや合わせないといけないんだ。
今までそらしていた目線を合わせる。
「ロザリオ受け取ってほしいな」
私は黙った頷いた。
祐巳さまは少し笑って、自分の首にあったロザリオを
私の首にかけてくれた。
かけると同時に、唇が触れるだけのキス。
キスってこんな気持ちになるものだったんだ。
とても神聖なものに感じた。
離れてゆく唇……
飴をとられた子供のように奪い返したくなった。
だから今度は、私がひっぱってキスをした。
今まで抑えていた感情がこじ開けられたことで
一気にあふれ出てきて、急に怖くなった。
「これって、現実ですよね?」
すがりつくように、聞いた。
「うん、夢じゃないよ。」
そういって微笑んでくれる。
こんな夢のような現実があっていいのだろうか?
祐巳さまは半信半疑な私に、キスの雨を降らす。
―ちゅっちゅっちゅっ
額に、瞼に、頬に。
そして涙の跡に。
恥ずかしくてぎゅっと目を瞑る。
「ふぁぁ?!」
突然のことで驚いて、祐巳さまの服を掴み変な声をだしてしまう。
上着のなかに手が入ってきたのだ
「え、え、え、え?な、何してるんですか?」
「わからない?」
何が起こっているのかわからない
「わからないから聞いてるんです」
「怖い?私に触れられるの嫌?」
怖い。けど嫌じゃなかった。
むしろもっと触ってほしいとさえ思ってしまった。
もういまさら自分を繕ってもしょうがない。
いままで素直になるより、演技するほうが楽だった。
少なくとも自分の嫌なとこを見ないで済んだし
でももう、彼女の前では素直でいたいと思ったのだ。
「怖いですけど、嫌じゃないです……」
「よかった、なら大丈夫。怖くないよ。
自分に正直にしたいことをする、それだけだよ」
私の殻を一枚一枚剥がしてくれるかのように
やさしく囁いて、触れて、キスをしてくれる。
ドクッドクッと心臓の音が耳のすぐ近くで聞こえるようだ。
「ふぅん……」
くすぐったい、でも心地いい。
「ふふ、いつもの瞳子ちゃんらしくないね」
私だってこんな自分初めてだ。
「素直な私は嫌い……ですか?」
「全部瞳子ちゃんだもん、好きだよ」
顔が赤くなるのが自分でもわかる。
こんなこと私には絶対いえない。
「祐巳さまがこんなに口がうまいってしらなかったです」
「あ!ひどい!正直者っていってよ」
「そういうことにしといてあげます」
祐巳さまの拗ねた顔をしたのがおかしくて笑ってしまった。
「やっと見れた」
「え?」
「瞳子ちゃんが私の前でそうやって笑うの初めてだよ」
そういえば、いつも怒っているか気持ちを隠そうと必死だった。
「これからはそういう顔いっぱいみたいな」
「いつもの眉間にしわ寄せた顔も好きだけどね」
益々顔が赤くなる。
悔しい、絶対私で遊んでる!でも好きだといわれて悪い気はしない。
額から降りてきた唇は首へと移る
「汗……かいたから汚い…ですよ」
「私は気にしない」
私が気にするのに…!
「上脱がすよ?」
「え、え!?」
「嫌って言わなかったら肯定とみなすから」
「ちょ、祐巳さま強引すぎます!」
逆らう暇さえ与えられず服を剥ぎ取られる。
「瞳子ちゃんらしい…」
人の下着を見て一言めがそれですか…
「私だけなんでこんな格好させられないといけないんですか!」
「うん。それもそうだね」
そういって脱ぎだす祐巳さま
「いや、そうじゃなくって、なにかおかしくないですか!?」
なんで私達はこんなところで下着の見せ合いしてるんだろう…
「私も同じ格好すれば恥ずかしくないでしょ?」
「恥ずかしい恥ずかしくないの問題では―」
私の言葉をさえぎるように抱きついてきた。
「こうすれば温かいよ」
ふぅ…あーもう考えるのがバカバカしくなってきた
今日は祐巳さまに調子狂わされっぱなしだ。
「そうですね。温かい」
本当…人肌ってこんなに温かかったんだ…。
「もうここまできたら全部邪魔なもの取っちゃおう」
「もうここまでって祐巳さまが―」
といってるうちにポイポイと引き剥がされていく
体操着と下着達。
漫画だったらきっと目の下に涙が揺れてるわね。
女同士でも、こういうとき相手の何処をみたらいいのか困るものだ。
そして相手の視線も気になるわけで。
祐巳さまもそう思ったのだろうか
何処を見たらいいか困らないように抱き合った。
すべての邪魔なものがなくなり
祐巳さまの凹凸がすべて伝わってくる。
「瞳子ちゃんは抱き心地いいね」
「自分ではわかんないですけど」
「聖さまが私を抱きしめる理由がなんとなくわかちゃったかも」
直接にはあまり知らないけれど、
祐巳さまから、よく抱きつかれるのだと聞いたことがある。
「私は、志摩子さまみたいにできた人間じゃないですよ?」
「わかってる。瞳子ちゃんにしかしないよ」
今度から、鈍感な祐巳さまじゃなくて、
口のうまい祐巳さまという表記にしないといけないと本気で思った。
「そんな硬くならないでもっとリラックスしていいよ」
そんなこといわれてもリラックスなんてできる状況じゃない。
このあと自分がどうなるか想像もつかないのだから。
ひんやりとした感触が徐々に下がってゆき
突起に触れる。
「うぅん…」
こんなことするのが普通なのだろうか?
大人はみんなこういうことをしているのだろうか?
でも、気持ちいい。気持ちいいからみんなしてるんだよね?
「んぅ…かわいい」
「祐巳さまだって同じじゃないですか」
「自分のと好きな子のは違うよ」
確かに、裸なんて見慣れているし
同じ作りでも他人になるとまた違うものだ。
突起を嬲られ、唇で挟まれ少し引っ張られる
そんな刺激が与えられるたびに、本当に自分の声なのかと
疑ってしまうような声が飛び出す
祐巳さまの思う壺だと思ったけれど、抗うこともできず
耐えるしかなかった。
片手で申し訳ない程度の肉付きしかない胸を掴まれる(掴むほどもないが…)
今まで大きくなりたいと思ったことはなかったけれど
初めてもうちょっと欲しいと思った。
二つの刺激が与えられ、初めての感覚で
なぜか分からないけれど下腹部が熱くなるのを感じた。
何?トイレに行きたいわけじゃないのになんで??
後ろは壁で逃げ道もなく腰を引くこともできない。
悟られたくなくて足を交差させたが墓穴を掘ってしまった。
祐巳さまの動きが止まり、視線が下を向く―
「見ないでください!」
見られた!きっと汚いことになってるのに。
「こうなるの初めて?」
涙が出そうなのを必死にこらえて頷く。
「そっか、心配しなくていいよ」
そういって微笑んでる。
祐巳さまは立ち上がって私の手を掴み
自分のそこへと持っていった。
―クチュ
「え?」
「ね?」
「同じ作りをしているんだから、不安に思ってることわかるよ」
「いま瞳子ちゃんが感じてる気持ちや感触や温度は
全部私も感じてる。一緒だよ。」
「祐巳さまも気持ちいいんですか?」
「うん、今ももっと瞳子ちゃんに触って欲しいって思ってる」
そういわれておそるおそる、指を動かしてみた。
「あっ…うぅん」
祐巳さまの口からも艶のある声が漏れる。
同じように私のそこにも祐巳さまの手が触れた。
手持ち無沙汰になったお互いの片手は自然と繋がれた。
自分が気持ちよくなればなるほど、同じようにそれを
祐巳さまに感じて欲しい。同じ気持ちを共有したい。
それ以外考えられなくなっていた。
「うぅん…祐巳さま…なんかおかしい
なんか、なんか、何これ…あああ!」
天と地がひっくり返ったように何がなんだかわからなかった
ただ、足は力をなくし、私達は地面にへたっと座り込んでいた。
「今のなんだったんですか?」
「それはこれから少しずつ理解していこう」
まぁ、それもいいかな。
もうここまできたら祐巳さまのペースに
とことん飲まれるのも悪くないかなと思った。
「はい、よろしくお願いします、お姉さま」
「何とかうまくいったようでよかったですね」
温室の脇でヒソヒソと話す二つの影。
「本当に。祐巳は少し鈍感なところがあるから
心配していたのよ」
ぷっ
「由乃ちゃん?」
「え、あ、そうですね。ハハ」
「でもいいなぁ。初々しくて。」
「令たちは倦怠期の夫婦みたいだものね」
グサッ
「祥子さま……いいますね」
「そんな悠長に構えてていいんですか?
祐巳さんが瞳子ちゃんにかかりっきりになって
構ってくれなくなるかもしれませんよ」
口なら負けないんだから。
「ちょうどいいわね。由乃ちゃん、構ってもらえない同士どう?」
ニヤリと笑う祥子さま
怖い……怖いです……祥子さま
「私、別に令ちゃんに構ってもらえないわけじゃないですから」
「そう?この前令が江利子さまと歩いてるの見たわよ?」
なに?!そんなこと日記に書いてなかったのに!
悔しい!私だって浮気してやるんだから!
「行きましょう、祥子さま!」
(祥´-`).。oO(簡単なものね……)
「何やってるんですか祥子さま!置いていきますよ!」
「はーい」
糸冬
380 :
283:04/05/04 03:30 ID:wcdrfdgq
では、荒れないことを祈りつつ寝ます。
乙!
ヽ( ´ー`)ノエローイエローイ
なにはともあれお疲れ様でした。
正直、続きは望めないかな?と思ってたので嬉しかったです。
どんな形であれ、プロローグで放置されるのはキツイですのでw
やはり最後まで投下されてから批評すべきだったな。
個人的には良かった。
おつかれ。
あんなに荒れたのにめげずに投下した貴女は立派だ!
385 :
名無しさん@ピンキー:04/05/04 09:43 ID:P32L79rc
生まれてきた娘がお前らに似てブスだったら悲惨だな
男のブサイクはまだ許せるが女のブスは人生終わってる
マジで悲惨
結婚するなら頭の良し悪しより顔&体だよな絶対に
(*^ー゚)b グッジョブ!!
乙。面白かったです。
もう職人名鑑って更新されないのかな?
新しい書き手さんが増えているのに。
誰か思いついた人書いて欲しいぞ。
>385
プゲラ
何でこのスレ、こんなにスルー出来ない香具師多いんだ?
なんだかカオスになってきましたね。荒しと長文が混じり合って読むのも一苦労。
>385はコピペだからスルーしる
もうどうでもいいから頼むからスルーしてくれ。
エロいらなかた予感
>>388 あなたが書いてみておくれ
俺は文才がないから職人に失礼なことも書いてしまいそうだ
保管庫の管理人さんは、いそがしいのかな?
そろそろ更新してほしいのだが
どうしてもスルーできない、一言言いたいって時はメール欄使うといいと思います。
>>359 確かにあれだけ言われて投下できる喪前さまはすごい。
根性をみましたGJ!
ところで最後ここんとこだけ言わせてくれ。
>>326さんの
言ってることに補足みたいな形になるんだが、
>>283の「自分女主張」「まぁ私は異常だがなーw 」
こういう風に(たぶん)男の多い百合系スレには自分を特別視する
女の人がどうも多い気がする。 何でもそうだけどこういうのは人の
気持ちを逆なでするからなぁ。 コレもまずかったんじゃないかな。
つかスマンほんとスミマセンもう口出さないんで許してくだちぃ
お姉さまがた。
>>397さんすまんメル欄には収まりそうもなかった・・・
そう言った一般論を超えて、
>>359の振る舞いは気持ち悪かったし、投下SSも駄目だった。
荒れるのでもうここには来ないでほしい。
薔薇十字(仮) 高潔な魂の持ち主
このスレを清浄に保つために(自分だけの基準で)不適切なSSを断罪し
(自分だけの意見だと気付かずに)スレの住人の総意を代弁する。
(粘着と言われようが)何事にもくじけない強い意志をもつ。
>283
瞳子可愛い!GJです。
けれど、途中、祐巳の一人称が入ったシーンは、やはり少し唐突な印象が否めないのと
由乃>瞳子>祐巳>瞳子と、めまぐるしく一人称での視点が変わってしまうので、
全体的な流れが悪くなってしまっていると思います。
後半のラブラブな展開はすごく良かったです。萌えました。
祐巳に翻弄される瞳子、イイ!
取って付けた様な励ましレスワロタ
>>394 同感。あのまま終わっても良かった気がするYO!
この板では難しいかもしれんが
404 :
秋の章:04/05/05 01:47 ID:ztWAgvtt
初投下します。
白白(聖×志摩子)シリアスラブでソフトエロ
聖卒業後の秋頃の設定
2・3回に分けて投下予定
メール欄 「sage aki」で
色づき始めた山並みを横目に、私は車を走らせていた。
若葉マークがとれるのもあともう少し。運転にもすっかり慣れたが
今日は勝手が違った。心ここにあらずという少々危険なハンドルさばき。
原因は久しぶりにもらった電話だった。
「お話ししたいこともあるので、家に遊びにいらっしゃいませんか」
よろしければ泊まっていってくださいね、と小さい声で付け加えられた一言に、
軽い動揺を隠しながらありがとうと返事をしたが。
突然の招待をうれしく思う気持ち半分、戸惑う気持ち半分。
学園祭の準備で忙しいこの時期に、話があるなんて。
おまけにこんなお誘いは私たちが知り合って初めてのことだったから。
道路沿いのあちこちにある案内板のおかげで、たいして迷うことなく
目指すお寺は見つかった。
車が砂利を鳴らして敷地内に滑り込むと、待ち構えていたように
塀の小さな扉が開いて見知った少女が現れた。私の姿を確認したのだろう、
口元に「おねえさま」のかたちをつくると、こちらに向かって手を振った。
私も軽く片手を上げて合図をした。
出迎えてくれたのは卒業以来半年ぶりに会う懐かしい妹。
彼女の誘導でお寺のパーキングに駐車すると、ひとつ深呼吸をしてから車を降りた。
ざくざく音をたてる玉砂利を踏みしめて歩み寄り、あらためて志摩子と向かい合う。
やわらかな微笑み、清楚な美しさはあいかわらずで。淡い色の髪が午後の
日差しに輝やいてまぶしくて……。
「ごきげんよう。お姉さま」
「ごきげんよう。志摩子」
「突然お電話してすみませんでした。それにこんな遠くまで」
「志摩子からのお誘いだからね。こちらこそ、お招きありがとう」
志摩子は気持ち小首をかしげ、斜めに私を見上げて微笑んだ。身長差が
あるからそうやって見上げられる事は多いけれど、いつも落ち着いて
大人びた雰囲気の志摩子が幼く見える、私の好きな仕草だった。
久しぶりの再会を無邪気に喜んでいる様子の志摩子に、私も笑顔を返す。
考えすぎか――。志摩子から電話がかかることじたい滅多にない事だった。
まして「話したいことがある」などと言われてしまっては、何事かあったのか
と心配もする。
スールになってまもない頃、家が寺であることを告げられた時の志摩子の
表情がよみがえったものだ。
そんなわけで、もしかしたら今日は憂い顔で迎えられるのかもしれない
と思っていたけど。
文字通りの天使の微笑みに肩の力が抜け、これから志摩子と過ごす時間を
純粋に楽しんでもいいのだと思った。
本堂の横を通り抜け藤堂家の住いに向かう。道すがらの草花を揺らす風が心地よい。
ふわふわと風に舞い立つ髪を片手で押さえる志摩子を横に見ながら、
そんな志摩子の仕草ひとつひとつにときめいている自分に気づく。
気を落ち着けようと俯いた時、近くの木がざわっと音をたてて葉を散らした。
イチョウだ。
秋の日差しを浴びたイチョウの葉は、出会った日の桜の花びらを思わせるように
小道を行く私たちの上に舞い降りた。
イチョウの髪飾りを落しあいながら、格子戸をゆっくりとくぐる。ここから先が
住まいであるらしい。
おじゃましますと広い玄関に足を踏み入れたところでお母様に迎えられた。
初対面のあいさつをし、お土産を差し出す。
お母様は志摩子とイメージは違うけれど、物腰のやわらかなきれいな人で、
丁寧なお礼と、初訪問の緊張をほぐしてくれる気さくな笑顔で歓迎してくれた。
「せっかくいらしたのだから私もお話しにまざりたいけれど、残念だわ」
今夜はご夫婦揃ってどこぞにお呼ばれらしい。どうぞくつろいでいらしてねと、
志摩子の部屋へ向かう私たちを見送ってくれた。
板張りの長い廊下を二三度曲がったところに志摩子の部屋はあった。
妹の部屋に初めて招かれるのは、なぜか気恥ずかしい。
照れかくしに部屋を見回す。教科書の並んだ机。磨ガラスのはまった
古風なデザインの書棚。ベッドには押さえた色調のカバーが掛けられている。
床にお茶の用意がされた小さなテーブル。
私に負けずシンプルな部屋だこと。
こんなところも姉妹で似ているのかと頬がゆるむのは、自分と志摩子が
今でもよく似ているのだという証拠を見つけて安心したからかもしれない。
「どうかなさいました?」
「ううん。べつに。ベッドなんだね。ふとん派だとばかり思ってたから」
「確かに家に洋間はありませんし、和食が好きですけれど、一応ピアノもベッドも
ありますよ。寺の娘なのにクリスチャンをやっている位ですから」
そう言ってクスリと笑った。
「そっか。そうだね」
クリスチャンという言葉は私の中に小さな波紋を起こしてから通り過ぎていった。
「運転でお疲れでしょう。どうぞ足を伸ばして楽になさってくださいね」
「じゃ、遠慮なく」
志摩子の勧めどおり、少し行儀悪く足を伸ばして座布団に座った。
疲れているからというより、かしこまった姿勢で志摩子と向き合うと
なんだか話しづらいような気がしたからだ。
ただお互いが存在することで関係を築いてきた私たち。
姉妹でデートなどという経験もない私たちでは、こうしてわざわざ
話をする場を設けてみたところで、まず何から話したものか。
しかし、そんなことは杞憂だった。会わなかった半年分を補うように
語り合う事は尽きない。自然と言葉があふれてくる。
一番聞きたかったのは志摩子の妹のことだ。
梅雨の頃だったか、妹ができましたと電話で報告を受けてから、
特に詳しい話は聞いていなかった。
あのオクテの志摩子が行動を起こしたくらいの相手なのだから、
仲良く心安らかに過ごしているに違いないと信じていたが。
「乃梨子ちゃんてどんな子なの?」とか。
「ロザリオはどこで渡したのかな?」とか。
私が繰り出す質問に、その妹乃梨子ちゃんとのいきさつをあれこれと
話してくれた。
恥ずかしそうに俯きながらも微笑みを浮かべたその表情から、
いかに志摩子が妹によって癒されているかがわかる。
志摩子は私がいなくなった学園でしっかりと生きている。
志摩子が妹を得たことで、私は初めて姉の役割をまっとうした気がした。
「白薔薇は代々孫が見られないからね、乃梨子ちゃんも志摩子が卒業するまで
妹を作らないかもしれないよ」
「まあ。でもそれはそれでうれしい事かもしれませんね」
そう答えて本当に嬉しそうに笑う。
私のからかいに軽く返してくる志摩子の他愛の無い冗談に笑いながらも、
ちょっと面白くなかったりするのはやきもちだろうか。
電話で言っていた「お話ししたいこと」というのはまだ出ていない。
近況報告や山百合会面々の噂話をするためだけに私を呼び出したわけ
ではないだろう。
気にはなるがせかすこともない。私はこの貴重なひとときをゆっくりと
味わう事にした。
どのくらい話していたのか。障子の隙間から差し込む日差しが部屋の
奥まで届いていた。
その光の筋を追うようにしばらくそちらに目をやっていた志摩子が、
今までの話のおさらいのようにしみじみと言った。
「桜が蕾をつける頃お姉さまをお送りして、もう半年たったのですね」
「そうだね」
半年、それは私たちが会わなかった月日だ。
「そして、その桜が散ってしまうまでに乃梨子との新しい出会いがあって。
本当に、お姉さまのおっしゃったとおり。何も心配することなどなかったのですね」
「そうでしょう? まあ、私だって志摩子に出会えたからこそ、そう思える
ようになったんだけどね」
「ええ。今ならお姉さまがおしゃっていた事がよくわかります」
「春が来れば、志摩子は二年生になって、新入生が入って来る。新しい出会いが
あって、私がいないことが普通になる。確かそんな事を言ったね」
この半年、どの位私を思い出してくれていただろうか。妹ができて私が
いないことが普通になったのだろうか。私がいないことを、もう何とも
思わないのだろうか。
いないことが普通になる――それは自分が言ったことなのに。
もう自分は志摩子にとって懐かしむだけの過去の存在なのか。
寂しさが顔に出たのかもしれない。私の目を見て柔らかく微笑んだ
志摩子は何か言いたそうに唇を少し開いて、小さく息を吸い込んだ。
「今になってわかった事が、他にもあるんです……」
なに? と問いかけた時、廊下から声が掛かった。
「じゃ、そろそろ出掛けて来ますからね」
志摩子が開いた襖からお母様が顔をのぞかせた。
「すみませんね。聖さん。今夜は遅くなりますけど、くつろいでいて
くださいね」
「お忙しいのにおじゃまいたしまして。ご迷惑にならないように、
おいとまいたしますから」
「まあ、そんなこと気にしないでぜひ泊まってらしてね。じゃ」
「お姉さま、ちょっと失礼します。ちょっと待っていてくださいね」
志摩子はお母様を送って部屋を出て行った。
もう夕方か。さっきまであたたかく部屋に射し込んでいた日差しは、
志摩子の出て行った襖を橙色に染めていた。
静かだ。お寺に続いて建つこの家は背の高い木と竹林に囲まれて、
独特の空気を保っている。
玄関の気配も届かないとても静かな部屋には、窓の外に茂る草や木が
風に揺れる音と、耳慣れない鳥の声。お香の匂い。
窓際の障子を開いて外を見れば、そこはうちともリリアンとも違う景色。
妹の家を訪ねているというよりどこか遠く旅行に来ているような錯覚。
窓にもたれ、さっきのように部屋を見回す。
畳の上の学習机と壁際に掛けられた馴染み深い制服が、ここは志摩子の
部屋なのだと思い出させた。
「おまたせしました」
「うん」
しばらくして戻ってきた志摩子もいっしょに窓に寄りかかった。
夕日に映し出された二人の影法師が、向かいの襖で並んでいる。
志摩子は黙っている。
私も無言で襖を見つめ、志摩子が何かを話始めるのを待った。
なぜか今は志摩子の方を見てはいけないような気がした。
ゆっくりと寄り添ってくる気配がして、影法師がひとつになった。
頬のあたりでくすぐったく揺れるふわふわの髪。漂ってくる懐かしい匂い。
志摩子の匂い。首に巻きつく腕の重さ。はっきりそれとわかる胸のふくらみ。
抱きつかれたのだと気づく。心がさわぐ。
「お会いしたかった。会いたくて、とても会いたくて……」
「志摩子……」
志摩子の両肩に手を置き、すぐ近くにある顔をのぞきこむ。
伏せられた瞳をふちどる長いまつげが揺れるのが切なげで。
久しぶりに会った志摩子は、なんだか、とても。
「……もう会ってくださらないのかと思っていました」
「まさか」
「じゃあ、どうして……どうして高等部にいらしても私には声を掛けて
くださらないのですか?」
先ほどまでとは様子の違う志摩子にうろたえながら、私は自分への
言い訳のように、いつものせりふを口にした。
「私だって会えてうれしいよ。でも、私の役目は終わったの。もう私を
頼っちゃいけない。だから、できるだけ遠くから志摩子を見ていようと
思ってるのよ……」
「頼っているのではないんです。会いたいからではだめなのですか?
支えてほしいんじゃない。お姉さまにお会いしたかった。お姉さまは、
わかってらっしゃるくせに」
志摩子の手がシャツの背を強くつかんだ。
「ごめん。わかってる。わかってるよ。ごめん」
志摩子から抱きついて来るなんて、多分初めてで。だから私は動揺してる。
私は志摩子のお姉さま、それが一番いいと思っていた。
志摩子は私のいない学園で、仲間や妹たちと新しい関係を築いていくのだ。
時々そっと垣間見る志摩子は、思わず手を差し伸べたくなるほど心許なく
見えることもあれば、私など全く必要なかったのかと思うほど楽しそうに
見えることもあった。
私は遠くから見守っていればいい。志摩子が私を必要としなくなるまで。
それがどんなに寂しいことでも。
それが私たちのあり方だと思っていた。
素直に「あいたい」といってくれた志摩子。なんだか今日は甘えてくる志摩子。
そんな志摩子を愛しいと思った。
私も会いたかった。会う理由がほしかった。
「あいたい」といわれるの待っていた。
久しぶりに受止めた妹のからだは、泣きたくなるような暖かさを伝えてきた。
志摩子がゆっくりと顔を上げた。
差し出された指先が私の頬を伝い、唇をそっとなぞってゆく。
心の中まで覗き込むような瞳。触れ合うほどに寄せられた唇が囁いた。
「……やっとお会いできたんですもの。今夜は、お帰りにならないで……」
唇に残されたままの指先が私から思考も動きも奪っていった。
この子はいつからこんなことが出来るようになったのだろう。
志摩子に対して従順な自分。消極的で臆病な自分。
志摩子が苦笑する。ちょっと寂しそうに。
「お姉さまは相変わらず私には何もしないのですね。こんな時でも……」
「私に触れてくださるのは、グランスールのお顔をなっているときだけ……」
「……」
「お姉さまが私に触れないのは、私を特別と思っていてくださるから」
「うん」
「前はそれが幸せでした」
「……うん」
「でも、今は、わたし」
「……」
「お姉さまは私にふれるのが怖いのでしょう」
「……」
志摩子の言うとおり、私は志摩子にふれるのがこわかった。
学校での私は女の子達に軽口も言えるし、抱きつくこともできる。
でも、それはいつでも「冗談」にしてしまえるから。お遊びだという事を
相手も自分も知っているから。
志摩子はただ一人それができない相手だった。姉の立場という言い訳が
なければ。
志摩子が大切だから。志摩子を壊さないように。そう呪文を唱えて守って
きたのは志摩子ではなく私自身。
大切だから一歩ひくのではない。本当はこわいのだ。
私はまたマリア様に負けるかもしれない。
近づきすぎれば、きっといつか志摩子はマリア様を選ぶときが来る。
私を捨てて。
手に入れてしまったものを失うのが怖くて近づけなかったのは、私も
志摩子と同じだった。
「お姉さまはいつもお優しい。でも、臆病で、私の気持ちに気づかない
振りをなさる、ずるい方です」
「……」
志摩子の気持ち――。
「お姉さまにお伝えしなければ。今夜は、どうしても……」
私はその時、会わなかった半年が相手への想いの形を変えていたことを知った。
その新しい想いの名は恋情という。
414 :
秋の章 :04/05/05 02:06 ID:ztWAgvtt
今日はここまで
お疲れ様です。久々の正統派長編ですね。これからの展開が楽しみです。
お疲れ様です。
正直────うまいね。
ここでは初投下だけど、普段から他で(別ジャンルかもしれないけれど)書いてますって印象を受けるよ。
心理描写がいいね。志摩子と聖をよくわかってるなぁ……
続き、楽しみに待つとします。
>>414 乙!素晴らしい。続きを楽しみにしております。
ゴルゴ13無理やり出して、レイープもの書いたら
怒られるだろうなぁ・・・。
なんでゴルゴなんだw
420 :
418:04/05/05 11:55 ID:8nS7QUyd
>>419 ねじ込むティムポ選定してたらさ、ゴルゴのが一番よさげに思えたから
祥子か志摩子、由乃あたりにね
面白そうじゃん。俺はスルーするけど、ためしに書いてみたらどうだい?
>>419 レズビアンの殺し屋を犯す話があったと思う>ゴルゴ
俺は読みたいなぁ<ゴル見て
>>418 クロスオーバー物は別に専用スレがあるのでそちらに投下しる。
そんなもんをここに投下されると、間違いなく荒れるので迷惑だ。
すみませんコメディSS書こうと思うんですが、祐巳が1年の時と2年の時どっちがいいですか?
>424
どちらでもお好きな方を、ご自身の責任において執筆されるがよろしいかと。
>秋
すごーく良かったよ。
続きを楽しみにしています。
ドキドキハラハラしました
え〜…なかなか笙子視点難しいです…
研究しつつゆっくり書き進めていきます…
蔦笙の導入編…すっごい短いですが…。
気長にお待ちしてもらえれば幸いです
私がフライングをやってしまって…数ヶ月。
私は高等部に入学し、制服をマイナーチェンジした。
ようやく授業にも慣れて…心に余裕ができて…。
そろそろ…ちらほらと姉妹の契りを交わす人も出てきていて…
…そう、それは…そういう時期に起こった…。
―パシャッ
…!
私は聞こえた音につい、身を堅くして硬直してしまう。
「や、ごきげんよう、久しぶりね」
にっと笑ってカメラをどけて私に挨拶してくるのは…そう、常にカメラを手放さないと(さすがに誇張だとは思うけど)言われる、写真部のエース、武嶋蔦子嬢だった。
「いやー、驚いたねー。新一年、あの時は中坊だったとは」
くっく、と笑ってまたカメラをまた構える蔦子嬢。
それに同期して私も手を上げて遮る。
「はは…やっぱまだダメなんだね。んで…ショウコちゃんだっけ?いい写真があるんだよね〜」
そういってある写真を見せた…。
「こっ…」
これは…!
私は慌てて写真をみて…蔦子さまと写真を交互に見る。
「そ。いい顔してたからつい撮っちゃった。それで…少し考えたんだよね。ショウコちゃんが写真ダメな理由を考えたんだよねー」
「あ…あっ…」
「とりあえず場所を変えない?人が詰まっちゃう」
…あ。
そう…ここはマリアさまのすぐ近く。
私は蔦子さまについて、歩きだして…校舎へと向かう。
そうして写真部の部室にたどり着き…。
「今は人が来ないからねー。密談にはもっ…」
そこで隣の部室から騒ぎ声が聞こえた。
「あの…隣って…」
恐る恐る私は蔦子さまに聞いてみる。
「あぁ、新聞部。あれが騒ぐから盗み聞きの恐れが少ないわけ。逆に静かになったら要注意ね」
あはは、と笑ってそういう蔦子さま。
「んで…さっきの続きだけど…ショウコちゃんさ…」
次回へ続く…みたいな
リアルタイムキタ━━━━(・∀・)━━━━ッ!!
ガンガッテ下さい!
正座して次回まで待ちます。
おつかれ。
でも、やっぱりちょっと短いね。
ある程度まとまってから投下すればよかったんじゃないかな?
急がなきゃいけない理由もないしね。
いえ…GW中にあげるって予告してしまってましたから、必要はあったんですよ。このすぐ後あたりから始まる感じかもです
では…拙いですが、がんばりますので
ごきげんよう
祐巳はパンを求めて、いざ生徒の群れの中へと飛び込んでいった。
「ご健闘を」
瞳子ちゃんは手を振って笑った。
パンに群がる人々は、思った以上に凄まじかった。
(中略)
「さて。これは手強そうだ」
そこに蔦子さんが現れる。傍らにはさっき分かれた瞳子ちゃんが不服そうに控えていた。
「祐巳さんそんなことじゃパン売りきれてしまいますよ」
蔦子さんは傍らから大きなストロボを取り出し、話しかけてくる。
祐巳が真意が分からず思考停止しているその時も瞳子ちゃんに目配せしている。
そしてー
蔦子さんはストロボをたいた。ミルクホールは真夏の炎天下の元にいるかの如く照らし出される。
売り場にいる売り子のみならず、並んでいたものすべてがこちらを見る。
それを見た瞳子ちゃんは意を決して叫んだー。
『 コ ッ ペ パ ン を 要 求 す る !!!』
↑ネタ、SSどっち?
>>439 いや、でも結構わらたw コレをラノベの本スレの方
じゃなくてフルメタの方に投下しようとしてたならネ申
前から思ってたんだけど、このスレは人口多い方だよなー
442 :
いもうと:04/05/06 04:13 ID:AQvhOAuq
「あら、祐巳さまってかわいい顔して濃いんですね。これは祥子お姉さまにもご報告しないといけないわ」
「んー・・・・・もー・・・」
放課後の演劇部部室、暖かだった小春日和の秋の日。釣瓶が落ちる寸前の西日が差し込んでいる。下校時刻を告げる放送が流れてしばらく経ち、ちょっと前まで賑やかだった女学生達の声も今は聞こえない。
「もーもーって牛じゃないんですから、もうちょっとお淑やかにできませんこと?」
制服姿のシンデレラはくるりと優雅なターンを決めてみせる。手には純白のショーツ。
「マリア様はお忙しくて今日は見ていらっしゃらないの、残念でした。うふふっ」
がらんごろん、がらんごろん、礼拝堂の鐘が祈りの刻を告げる。茜色のスポットライトを浴びた女優はショーツをポケットに突っ込むと、芝居がかった台詞で今宵の舞台の開幕を告げた――
「裕巳さまには瞳子の妹になって頂きたいと思います」
なんだか知らんが瞳子大人気
結構祐巳の変換間違える人多いな
また人大杉?
瞳子のドリルは岩をも砕く。
ん…
メガネは笙子が年下だとは知らないのでは?
449 :
ポ・イ:04/05/06 20:28 ID:00R9JAGe
その辺書き損なってました?
「一年生だったとはね」の言葉に知ったばかりという情報を付与したつもりでしたが…
例えば一年生の下足箱から靴を取り出すのを偶然目にしたとか…
読みとりにくかったでしたか…すみません
下手なわりによくしゃべるコテだ。
てめぇが思ってるほど読者は暇じゃねーよ。
まあまあ。
>>449 頑張って。続き楽しみにしてるから。
ポイって何?
略か。わかった
途中までSS書いたのですが、このまま書きつづけるかどうか迷っています。(エロまでいかないかも・・・)
ですから、最初のちょこっとだけ投下してみて、反応を見て判断したいと思います。
一応、NGワードは「二条を隔てて」です。よろしくお願いします。
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする――
―<中略>―
――とはいえ、今は夏休み。寮や親戚の家にいたお嬢さまたちは久々の実家へ心を躍らされて帰っていく。
しかし、愛しいお姉さまに会えなくなると寂しくなるのもまた人情。たまにはため息もつくというもの。
でも、マリア様が、いえ、ご家族様もみていらっしゃいますよ。
1
「お姉さま・・・」
ポツリと言ったその言葉を私は聞き逃さなかった。
お姉さま?、あの認めたくないけどしっかりものの姉がそう言ったのだ。
学校の成績は優秀でよく周りに気が利くし、親も信頼し・・・・・・姉には甘い。
もっとも仏像観賞が趣味でそのため第一志望の学校に落ちたという変な一面も持ち合わせているが。
しかし、そんな姉がお姉さまと言ったのだ。
私はいぶかしみながら姉の方を伺う。
姉の手元には少女コミックスがあるわけでもなく、ただ頬杖をついてあさっての方角に目が逝っている。
私は居たたまれなくなり「えっ?今なんて言った、お姉ちゃん」と言ってしまった。
ギョ、姉は私がそこにいるのに気付いていなかったのか、妖怪にでも会ったかのような表情をする。
驚きたいのはこっちの方だ。その反応もそうだが、さっきの発言には。
「そんなこと言ったかな?」
しらばっくれている。何か怪しい。私はこの事について姉を追及することに決めた。
「お姉ちゃん、さっき゛お姉さま"ってはっきり言ったよ」
もうこの際だ。少しばかりの誇張は何でもないだろう。
私は続けてこう言った。
「むこうで何かあったの?」
そこで今度はドキッだ。ますます怪しい。さて姉はどう出てくるか。
「いいや、うまっくやってるけど」
そう言いながら私の顔をまっすぐ見る。
嘘なんてこれっぽっちもついていないぞと言外にプレッシャーまでかけて。
しかし、10年以上一緒に暮らしてきた私だ。最後に一瞬目を泳がせたのを私は見逃さなかった。
「ふーん、じゃあお母さんにお姉ちゃんがむこうで何かあったみたいだよって言ってこよう」
こんなときはこの手に限る。
そう言いながら私は立ち上がり、母のいるキッチンへ足を向けた。そのとき――
「だめだめだめ!」
そう喚きながら私の袖をこれでもかというぐらい必死に引っ張る。こんな姉今まで何度見たであろうか。
しかし、その様子からむこうでは母には言えないようなことがあったらしい。
鬼が出るか蛇が出るか、私はそこに立ち止まりながら次ぎに出てくる姉の言葉を待った。
以上です。
NGワードが1レス目入れ間違い 「ごきげんよう」 になっています。申し訳ありません。
オリキャラが出るやつは敬遠されるかと。
しかもエロまでいかないってんなら別のとこでやったほうがいいとおもいます。
これだけじゃ判断できないよ。もうちょっい投下して
おまいら厳しすぎ
ここまでじゃ判断できないってのには同意。
>>460-
>>461はスルーもできないお馬鹿さん、でFA。
個人的に……俺には評価をもらう必要があるのか疑問。
採点して欲しいわけではあるまい?
そりゃもちろん叩かれるのは嫌だと思う気持ちはわからなくもないけれどね。
自分が書きたい物を書けばいいじゃん。よっぽどでないかぎり馬鹿みたいに叩かれたりしない。
むしろお伺いを立てる態度が反感を呼ぶ場合も……
俺はまったく気にせず続きを投下すればいいと思うし、
どうしても気になるなら他のスレに行くか(その場合、どこに移動するのか告知一行よろしく)
埋め立てに入ってから投下すればいい。 完結すること、これが大事だ。
要は、そんなに卑屈にならず作品を投下したらどう?ってこと。
まず、作品ありき。批判はその後。
男女ものはやっぱりうpろだのほうがいいですかね?
常時、作品を叩いてこのスレを潰そうとしている
>>460-461みたいなのがいるから反応で判断するのはやめとけ。
>454
うおー、短すぎて判断できねー!カップリングすら把握できねぇっスよ。
どういう反応を期待してるのかわからないが、とりあえずこのままいくと普通にほのぼの
とした良い話になりそうな感じを受けた。
せめてエロさを匂わす程度くらいには持っていかないとスレ違いになるでしょう。
文体としては良くも悪もない。
一度書き上げてから推敲を重ねれば完成度は上がると思うのだけど、そのあたりは個人差かしら?
まぁ、うっかり勢い余って書いちゃえば?
>467
その手があったか!Σ(゚ロ゚)
>455-456
続き読みたいです。乃梨子と乃梨子の妹のエロきぼんぬ。志摩子さんは出てきてもこなくても
どちらの展開でも可。
>>420 是非読みたいです。
もし別のところに書いたなら教えてください。
>>467 ここでいいんじゃない? NGワード入れとけば文句も出るまい。
スレ違い野郎どもはいなくなってほしい。
↑お前が消えろ馬鹿。
書き手には、微妙なジャンルには「NGワードを」という規範(絶対じゃないけれど)が求められているのだから、
読み手も、批判には具体的な「根拠を」という規範があっても良いと思う。
ただ、漫然とつまらないとか消えろとか言ってるだけなのは、
「○○と××はSEXした」等と書いてSSだと言い張る邪神級の電波よりレベルが低い言葉じゃないか?
>475もいいこと言ってる。
その通りだと思う。
それでも一言だけの批判をする奴はいなくならない。
困ったね。
一行批判はコピペだと思ってスルーしる
一週間ぶりに来たけど瞳子分が増えててシアワセー
題名は「お姉さま待って」
前スレ918の続き
メール欄は「himo sage」です。
何、この重苦しい雰囲気。
祐巳さんなら数日前から少し変だけど今日は志摩子さんまで・・・。
祥子さまはずっと何か考えていらっしゃるようだけど。
「今日は少し早いけどこれで終わりにしよう」
「ええ、そうしましょう、令」
誰も意義を唱えることなくすんなりと切り上げることが決まる。
「それじゃぁ由乃、帰ろう」
「ええ、お姉さま」
薔薇の館を出てふと立ち止まり、2階を見上げる。
私と令ちゃんが係っちゃいけない所で何かが起きている。
祐巳さんに話を聞くのが一番だけど・・・。
もう少し様子をみてみよう。
私と祐巳さんは友達なんだからきっと話してくれる。
でも、あの梅雨の一時期のようにジメジメと重苦しい雰囲気だった。
ここ数日、雨も降ったりしない良い天気だったのに・・・。
祐巳さんは祥子さまに
「2人きりで話をしたい」と申し出たのだが
祥子さまは
「用事があるから」と言って先に帰られてしまった。
そう、由乃さんと令さま、祥子さまに乃梨子。
他のメンバー全員帰ってしまった。
「祐巳さん、帰りましょうか」
志摩子は今、持てる限りの気力を振り絞り平静を装う。
そんな心に気が付いているのか分からないけど
祐巳さんが言った一言は志摩子を動揺させるには十分だった。
「無理しなくて良いよ、志摩子さん」
「無理なんか・・・。」
「志摩子さん、あのね、聞いてくれる。
私ね、本当に感謝しているんだ。志摩子さんがいてくれたことに。
あの時はいろいろなことがありすぎて何もかも投げ出したかったりしたけど。
志摩子さんのおかげでここに居られるんだよ。
あとね、乃梨子ちゃんのことなら多分大丈夫だと思う。
私、お姉さまが他の人とそういう関係になってもやっぱり好きなのは変わらないと思うから。
ただ、ちょっと嫌だなって思うかもしれないけどそれ以上に大好きだって気が付くと思うんだ。
リリアンで・・・、ううん、この世界でただ1人この人の妹になりたいって思えたんだから。
それにね、本当に良い娘だから。
だから大丈夫だと思う。そう信じている。
志摩子さんが気にするなら二度と触れたりしないから。」
祐巳さん、ありがとう。
祐巳さんだって祥子さまのことがあるのに
私と乃梨子のことまで・・・。
祐巳さんの言葉に胸がいっぱいになりその熱い想いが
背中から這い登り、肩、首筋を伝わり視界が揺らぐ。
さっき、乃梨子と話した時のように、
それ以上に触れ合うことで安心したかった。
そっと目を閉じ目の前の人を心に思い浮かべて彼女の名を呼ぶ。
「・・・祐巳さん。」
─祐巳さん、祐巳さん、祐巳さん─
心の中で何度も繰り返す。
そして、ゆっくりと瞼を上げ実物を瞳に写した。
私が今、祐巳さんに感じているこの胸のざわめき
その意味を知るために・・・。
「お願い、祐巳さん、もう一度・・・。」
志摩子の両手は祐巳の頬に添えられる。
互いの瞳に相手の顔を写す。
祐巳さんの瞳の中の私、その瞳の中に祐巳さんがいる。
他には何も存在しない。
ただ相手の姿がある。
「あの日と同じことだよね。志摩子さん」
同じようなことを考えていたのだろう、
言葉も少なく正確ではないのに伝わった。
伝わってしまった、だから答える。
「お願い、祐巳さん」
「うん」
これから先に進むことは、一時の気の迷いとか過ちだとか
そんなごまかしでは許されない領域。
しかし、胸にくすぶる不安は現実で私達をそれぞれ責め続けている。
相手の心が見えないから、待ち続けなければならないもどかしさ。
乃梨子が好きだから拒絶され、失うことの不安に怯えてしまう。
祐巳さんは言っていた。
"大好きなお姉さまの傍にいるのに
避けられるのは耐えられないと。
私が全部イケなかったのだと。"
今の私は・・・、あの日の祐巳さんと同じ・・・。
いえ、それ以上に罪深い。
クリスチャンとしても、人としても道を踏み外したのかもしれない。
理性ではイケナイことと知りつつも甘美な誘惑に負けてしまう。
互いの傷を舐め合うことにしかならないのに。
今回はここまでです。
GJ
GJ
この話はオチが気になる。
本当にまじめにストーリー練ればかなりの長編にできるんはずなのだが……
そこまでする必要はないわな。
次こそはエロ期待
/\
|\ / \
| \ / \
∩ | \ / \
( ⌒) ∩_ _ | \/ \
/,. ノ i .,,E) ___|
./ /" / /" .\
>>484イイヨイイヨ!!!
./ / _、_ / ノ' \
/ / ,_ノ` )/ / /
( / / 続きをハヤーク!!!!!!!
ヽ | /
\ \ \
> ∩ \
/ ○○\
ずれとる
ふぐりがずれていてよ
あれは尻児玉とみた
睾丸摘出手術の最中とみた
あなたがた、品がなくてよ。
えーと職人名鑑作ろうと思うんだが新しい職人って誰と誰と誰とだれ?
俺とあいつと君と今野たん。
むしろ初代スレからのすべての職人分をよろ
ごめん、無理だね。
himoさんとかナイさんとかなまくらさんとか克美SSの人とか
honeyタンとか?
>>499 不謹慎じゃないか!
実は、俺もちょっとワラタ
ちょっと職人さんたちにリクエスト
黒須ひかりと三田今日子で一本
────この二人って難しい? それともキャラとして魅力に欠けるのかな?
題材としては悪くないと思うんだけど……どう思う?
ドリルの人気を落としたかったらドリルを切り落とせばいいな
503 :
内藤克美:04/05/09 05:37 ID:z5Z1hggN
深夜の布団の中で押し殺した声が漏れる。
私がこんなことをしているなんて・・・。
最近覚えた1人遊び、少し恥ずかしくて・・・。
でも止められなくて手を伸ばしてしまう。
好きな異性はいない。
気になる人はいる・・・けど、クラスメイト。
私の通う学園は女子高、この意味がもたらす事実。
たぶん・・・、あこがれ。
私が持っていないものを持っている人へのあこがれ、
そう信じたかった。
504 :
内藤克美:04/05/09 05:38 ID:z5Z1hggN
中等部の入学式
「・・・・新入生代表、水野蓉子」
新入生代表として外部受験組の娘があいさつしている。
今年度の入試で1番だったからだ。
「そうよね、普通は受験組よね・・・彼女のわけないか」
声に出してしまったらしい。
けど、私のつぶやきは誰にも聞かれずにいたようだ。
中等部の試験当日
窓際に数人の生徒が仲良く話をしている。
その中に、彼女がいる。
私の視線はいつの間にか1人のクラスメイトにそそがれる。
なぜか・・・いつも彼女を目で、耳で、感覚で追ってしまう。
「江利子さん、もしかしたら新入生代表の挨拶を
することになるかもしれませんわ。」
「そんなことありませんわ、受験組のかたもいらっしゃいますから。」
「日頃から優秀な江利子さんのことですものもしかしたら・・・」
結果も出ていないのに新入生代表の挨拶のことを心配するなんて・・・。
いくら初等部から持ち上がりとはいえ緊張感が足りないと思う。
しかし、江利子さんの新入生代表挨拶は現実にならなかった。
505 :
内藤克美:04/05/09 05:41 ID:z5Z1hggN
実力テスト
成績上位者が模造紙に書かれて貼り出される。
ちょうど、李組の廊下の壁の上部に・・・。
1 水野蓉子
2 鳥居江利子
・
・
・
「すごい、私なんか足元にも及ばない。」
以前から頭のいい人だと思っていたけど、自分との距離に悲しくなる。
涙が出そうだった、どうしようもなく胸の奥から熱いものが込み上げてくる。
誰もいない廊下で1人の名前だけをみつめていた。
きっと、私はとても怖い顔をしていたに違いない。
その日から私は変わった、強い決意を秘めて・・・。
秘めた想いを覆い隠すように、
後ろめたさを忘れるように成績にこだわるようになった。
そして、クラスメートやリリアンの生徒だけではなく
家族の前でも勉強一筋の堅物とみられるほどになったけど・・・。
あの人の興味を引くことは出来ていない・・・
いえ、反対に私のことなんか気にも止めたりしないだろうと
ほっとするけど寂しくもあった。
506 :
内藤克美:04/05/09 05:42 ID:z5Z1hggN
幼稚舎のころ
皆の先頭に立っていろんなことを知っている人気者。
明るくハキハキした子供でも無く、
人見知りをしがちな私にはとてもまぶしく映ったものだ。
そのころ私の家では笙子が生まれ、両親は妹に掛かりきりだった。
「お姉ちゃんだから我慢してね。」
良くあるパターンで以前より構ってもらえなくて寂しかった。
江利子さんは4人兄弟の末っ子、
末っ子ということですごく可愛がられていた。
ある時、仲良しのお友達でグループになって遊んでいる
江利子さんが1人で見ている私に、
「いっしょにあそぼう、克美ちゃん」
と手を差し出した。
にっこり笑う江利子さんに「うん」って言って手を繋いで輪の中に入った。
それから何度も手を引いてくれた。
「一番大好きな人は?」
「えりちゃん!」
無邪気なお子様時代には即答したものだ。
「もう、戻れないわね。」
目が冴えてしまったので起きて机に向かう。
507 :
内藤克美:04/05/09 05:44 ID:z5Z1hggN
コン、コン、コン。
「ねえ、お姉ちゃん」
「明日、―――入試が終わったら行くのかななんて」
「行くもんですか、ばかばかしい。―――得よ」
「――イベントに参加するなら――。」
「ミーハー」
「―――浮かれている人たちを見返してやらなくちゃいけないわ」
あの人のことを口にするときは、気分が高揚する。
揶揄するような言葉を吐いたとしても・・・。
そういう時にこそ意識している事実を感じさせられる。
まるで好きな女の子をいじめる小学生の男の子みたい、ちょっぴり感じてしまう。
この話はこれで終了、余計なことを考える暇があったら
明日の試験に備えて出来ることをしないと・・・。
妹が部屋を出て行き机の上に広げられたノートに視線を戻す。
「バレンタイン・・・・か。」
バレンタインデーと言えば、想いを告げられずにいる女性が
好きな男性に対しチョコレートという小道具を利用して告白する日。
ただし、リリアン女学園の高等部でもチョコレートの交換やプレゼントが行われる。
日頃の感謝を込めたり、姉妹の絆を確かめるため等々。
去年も一昨年もチョコレートは用意しなかった。
いいえ、用意できなかったと言った方が正しい。
「あの克美さんが・・・」「本当」「誰に」
等々、いろいろと噂されるのが嫌だったし・・・。
江利子さんは、私のことなんて歯牙にもかけていないだろう。
勉強だけがとりえの堅物なんて・・・。
508 :
内藤克美:04/05/09 05:45 ID:z5Z1hggN
小学部の頃、同じクラスだったことがある。
その時に、彼女の家に遊びに行ったことが一度だけあった。
自分の家でお誕生会をするからって
クラスメイト全員に声を掛けてくれたから。
表面上は同じクラスのお友達なんだという態度を崩さなかった私。
内心は、嬉しさとドキドキ、
不安が入り混じって次の日曜日が待ちどうしかったのに・・・。
今は少し嘲るような態度をとってしまう。
素直じゃない。
素直になんかなれない。
もう勉強なんて手に付かなかった。
卓上スタンドのライトを消しベットに入る。
明日、江利子さんは学校に来る。
最後の年ぐらい渡してみようかな。
江利子さんはどう思うだろう。
驚いてくれるかしら。
それともそっけない態度をとられるのだろうか。
克美は江利子のことで頭がいっぱになる。
明日の入試の心配などしない。
どうせ滑り止めの大学にすぎないのだから・・・。
509 :
内藤克美:04/05/09 05:46 ID:z5Z1hggN
2月14日午後3時
デパートのチョコレート売り場に到着。
黄薔薇様にふさわしい黄色の包装紙に包んでもらう。
午後4時、学校に到着。
ポケットにチョコレートの小箱を忍ばせ、
宝探しをする人たちを横目で見ながら彼女の姿を求めて校内を歩く。
声を掛けても渡せないかもしれないのに・・・。
「何バカなことしているんだろう」
自分らしくない行動に自己嫌悪してしまう。
やっぱりこのまま帰ろうかと思い直す。
「お待ちなさい、あなた」
「なぜ、逃げるの」
江利子さんの声にハッとする。
そして彼女の声がする方に視線を向ける。
向けた先に見えたのは、
─笙子─
そう、江利子さんに追いかけられている妹。
一生懸命江利子さんから逃げている。
私のすぐ近くまで走ってきた笙子は足をもつれさせてよろめいた。
「危ない、笙子」
笙子の前に飛び出し自分の身体で妹の身体を受け止める。
そのまま二人で崩れ落ちた。
510 :
内藤克美:04/05/09 05:47 ID:z5Z1hggN
他人のことなんか気にしないけど、
妹が私を頼っている以上、理由が無くても庇ってしまう。
普段、馴れ合ったりしないしないけど笙子の姉だから・・・。
好きな人でも、キッと睨み返す。
江利子さんが妹の着ている制服のカラーをそっと指でなぞる。
彼女が去り際に言った一言で十分だった。
親しい下級生=妹、姉妹制度の妹ではないけど
笙子を庇う私を見て安心しただなんて。
私のことを少しでも見ていてくれたんだ。
気にかけてくれてたのね、江利子さん。
想いを口にしたかったけど
妹の手前、何も言えなかった。
かわりに悪態をついた。この方が私らしい。
妹と二人、校舎裏でチョコレートを食べた。
私の制服を持ち出したことは許してあげる。
江利子さんの本音が聞けたから・・・。
「私のことなんか、見てくれていないと思っていたけど─」
今年もチョコレートは渡せなかった。
けれど、これでいいんだって思えた。
511 :
内藤克美:04/05/09 05:49 ID:z5Z1hggN
深夜の布団の中で押し殺した声が漏れる。
彼女の心にわずかでも自分が存在していたという
ささやかな喜びを糧にして・・・。
─安心したわ、安心したわ─
何度もリフレインする言葉。
江利子さんの柔らかな口から漏れた言葉。
彼女のことを思い浮かべながら
克美は生まれて初めての絶頂を迎えた。
─終了─
長々と駄文失礼しました。
バラギフを読んでからずっと克美さまを書きたかったから。
克美様萌えキタ────(゚∀゚)────ッ!!
GJ。
グジョーブ。
こういう話も好きです。
短編のゲストキャラなのに、克美さまって結構人気あるのね。
「秘めた片想い」みたいなのが人気の理由かしら?
あとはキャラが立ってて書きやすい、みたいな?
(例えば黒須さんとか三田さんとかだとオリキャラになっちゃいそう。)
また板違い厨か。
マイナー路線に乗じて
新聞部の砂吐きな甘々作品の投稿をひっそりと期待…
おれも
新聞部はなんとなく難しそうだしなぁ。SSリンクでもあんまり見かけないよ
同じ克美さまものなら、克美さまがみている、の方が面白かったな。
なんか淡々としすぎていて・・・・・。
つかエロキボンヌ。
非エロはよせ。
>>512ってhimoさんでしょ?
HP持ってるんだから非エロはそこで公開すればいいのにな。
>>521 なんでそんなことわかるの?つーか、ひもって誰よ?
誰だよ。
本スレにさらしたのは・・・。
テストの順位は適当だったのに
克美さまが躍起になるぐらいだからこれでいいやって思ったのに。
本スレで突っ込まれるとは・・・。
克美さまがみてるの方が面白いのは知っているさ。
だから終わってからにしたんだ。
悪かった、非エロばかりで今度からは自分の所に書くことにするよ。
>>523 十分エロ買ったよ。気にスンナ(・∀・)
あらら。十分規定に達してると思ったけどね。
というか、表には出せないだろコレ。
有能な職人さんを追い出すのはヤメテー(;´Д`)
526 :
455:04/05/09 23:52 ID:jvP5grPU
>>455-456はいろいろ考えた結果、エロまではいけないと判断しました。
>>470さんご期待に添えずごめんなさい。
今日は文章の練習もかねて短いですが一つ投下します。
―――
「祐巳さま、祐巳さま」
「・・・瞳子ちゃん」
肩を揺らす縦ロールの少女に祐巳は霞んだ返事を返した。
それまで祐巳は心ここに在らずといった状態だった。それを心配して瞳子が我に帰ってもらおうと肩を揺すったのである。
しかし、 それは祐巳に大きな現実を突きつけた。
そこは大きな広間、香るは線香の匂い。目の前にある大きなお姉さまの写真と側らの菊の花。
それら全てが祐巳の目に入ってしまった。
「お姉さま・・・・・・ううぅ」
目蓋の裏に熱いものがこみ上げてくる。
思い出すは、お姉さまとの楽しい思いで。
月の下、マリア様が見守られる中行われたお姉さまからのロザリオの授受。
お姉さまにタイをいつも直してもらったこと。
初めてのデートでのお姉さまとのお買い物。
仲直りの後、お姉さまの別荘での過ごした日々。
パンダの私を見つけ抱きしめてくれたお姉さま。
そして、最後に頬に残るお姉さまの温もり・・・・・・。
そんなことを考えていると涙は目から溢れ、次々に頬を濡らす。
ふぁっさ
「祐巳さま、お辛いのは分かります。」
「でも、祥子お姉さまは祐巳さまのそんな悲しい顔見たくないはず、私も――」
そう言って後ろから抱きしめていた瞳子は祐巳の唇を自身の唇で塞ぐ。
祐巳さまがこれ以上なにも考えないように。苦しまないように。
「瞳子ひゃン、ダメ!・・・お姉さまがみているから」
祐巳はそう言って瞳子を引き剥がした。
通夜の後、祐巳を気遣ってか、そこは祐巳と瞳子以外は誰もいなかった。
しかし、お姉さまのあのような事の後にこのような事をするのは祐巳にははばかれた。
そう祐巳が思案していると。
「祐巳さま、明日は祥子お姉さまを笑顔で送ってあげてください」
「今夜は私が祐巳さまの悲しみをすべて流して差し上げますから――」
その言葉を聞いた祐巳はもう拒むことはなかった。
彼女の舌を受け入れ、唾液を交換し祐巳はすべてを差し出した。
この悲しみを流してもらうために。
・
・・・
・・・・・・
「祐巳、祐巳、祐巳」
優しい声が聞こえてくる。大好きなお姉さまの声だ。
祐巳がゆっくりと目蓋を開けるとそこにはお姉さまの顔が。しかし、それは現実だった。
「もう祐巳ったら膝枕して欲しいって言うものだから、してあげたら何時の間にか寝てしまうんだもの」
お姉さまは微笑みながら語りかけてくれる。
祐巳の目から涙が溢れた。先程とは違う理由で次々と次々と。
「お姉さま」
「祐巳!?」
祐巳は大好きなお姉さまの胸に顔を埋めわんわん泣いた。
もう二度と手放さないようにしっかりと抱きしめて。
以上です。
お目汚し失礼しました。
ずいぶん唐突な展開だね。
やっぱりこのくらいじゃ良いか悪いかの判断がつかない。
文体はしっかりしている方だと思うので、もうちょっと長い文章を書けるなら是非書いてみて欲しいと思います。
今後に期待。がんばって
>「瞳子ひゃン、ダメ!・・・お姉さまがみているから」
この科白を読んだ次の瞬間、理由は知らんがマリみてエロスレ史上最大級の笑いに襲われた。
頼むからもう勘弁してくれーっ。
お約束な表現とギャグって、すぐ隣あって存在してる気がする。
それはそうと、>>528-
>>529は圧縮されているようですが
解凍パスはなんですか?
何か職人さんに冷たいレスが多いなあ。
マンセーしなくてもいいけど、もうちょっとこう・・・・。
晒すってのも最悪だよ。
以前本スレに本文をコピペして張った奴もいたけど、何のつもりでそういう事をするのか・・・。
>>512 十分エロの範疇に入ってる気がするぞ。
連続で非難レスつけてるのはIP変えた同じ奴だろう。
このスレは投稿された後に必ず荒す奴がいる。
健全以外は許さないっていう奴等がな。
ええ、まあ、NGワードつけるなら男女ものを投下してもいい、と…
ありがとうございました
唐突に紅薔薇ダークかと焦ったよ…
ふと思ったけど絡みじゃなくて
各CPの一人遊びの心情とかおもしろいかも
539 :
秋の章 :04/05/10 15:30 ID:VICV2jIk
>>404-
>>413 の続きを投下します。(2回目/全3回)
レスくれた人、読んでくれた人、ありがとうございました。
とても励みになりました。
お互いを映し出す鏡のような姉妹から切ない想い人へ。
私に寄りかかり胸元に顔を隠すようにして、志摩子は言葉を続ける。
私もおそるおそる彼女の背中に手をまわした。
「お姉さまにロザリオをいただいたのは、去年の今頃でしたね」
「そうだったね」
「だから、今日はお会いしたかった……。お会いしないでいるうちに、
もう半年が過ぎてしまいました。あなたの妹として過ごした半年より、
あなたと会わないでいた月日の方が長くなってしまいます」
「そう、か」
「このまま会わずにいるうちに、会わないことが当たり前になって、
いつかお姉さまは、私のことを忘れてしまう……」
「そんな。忘れるなんて。絶対にない!」
「でも、そう思ったら、とても苦しくて。ずっとお姉さまのことばかり想って。
……自分の気持ちに気づいてしまった」
肩口が揺れ、切ない吐息が聞こえた。
志摩子の髪に手を差し入れ、引き寄せ、その綿のようにやわらかな巻き毛に口元を埋めて、
志摩子の唇からこぼれる声すべてを受けとめられるように、次の言葉を待つ。
家屋の軋むミシっという音が薄暗くなりかけた室内に響いた。
私の速すぎるほどの鼓動も志摩子に伝わっていることだろう。
「……お姉さまが好きです」
それはずっと望んでいた、待っていたことば。でも――。
「志摩子は、普通の女の子なのよ。私とはちがう」
「いいえ。私もお姉さまと同じ。私はただ、お姉さまが好きなだけ……。
それが普通ではないとおっしゃるなら、それでも構いません。だから、もう、
お逃げにならないで……」
「志摩子……」
「お姉さま。お姉さまは? 私では、だめですか?」
胸にすがったままの姿勢で志摩子は顔を上げ、真摯なまなざしで私の目を覗き込む。
ただ私の心の真実だけを求める瞳で。
今でも怖い。志摩子がクリスチャンだという事が辛い別れを連想させ、
私の気持ちにブレーキをかけてしまう。
けれどこの手の中の、髪が、からだが、温もりが、志摩子の勇気を伝えてくる。
臆病な私の心を暖めてくれる。
今だけでもいい。志摩子が私を求めてくれる、今だけでも。
先のことを恐れてはいけない。――そう言い聞かせる。
やっとのことで告げたその声は、震えてしまったかもしれない。
「好きよ。志摩子。私も、あなたが」
そう言い終えた刹那、私はすぐそばに志摩子の唇を感じ、目を閉じた。
志摩子の唇はその巻き毛のようにふわりと柔らかく、やさしく、
私の唇にふれていった。離れてゆく温もりを追って、私も志摩子にくちづける。
「お姉さま……」
窺うように揺れる瞳。その瞳に応えて再び唇を寄せる。
「志摩子が好き」
唇が離れ、また近づくまでのわずかの間に、私は志摩子への答えを囁きつづけた。
見つめ合い、囁き合い、指を絡め、互いの髪をいつくしみ、抱きしめあいながら、
私たちは何度も何度も口づけを交わした。
心をいたわるようにそっとふれあうだけのくちづけは、
ほかのどんな言葉よりも想いを伝えて。
灯りをつけるのも忘れた夕闇の中、ふたり崩れるように床に座る。
投げ出したジーンズの足に志摩子の手が静かに置かれた。その愛しい手に
私も自分の手を重ねて寄り添った。
あのイブの日以来初めて訪れた安らぎ。
手をにぎり、唇にふれるだけで、私はこれ以上何も望まなかった。
肩に寄りかかる頬の重さを心地よく感じながら、できるだけやさしく、志摩子の髪を撫でる。
その長い一束を指にからめてみる。ウェーブのついたやわらかい髪は、
朝顔の蔓のように素直に私の指に巻き付いた。
夏の日の温室での情景が思い出された。
栞を覚えていたあの長い髪はもうここにはなかった。
私の今の短い髪では志摩子の髪と一つに編むことはできない。
あの時とは違うんだ……。
今は穏やかな気持ちで、栞を思い出している。
「お姉さまが私を好きになってくださるなんて……。まだ、信じられません」
頬を預けたままで志摩子が言った。
表情は見えないけれど甘い声ではなかった。
「どうしてそんなふうに思うの」
こんなに、ふれあっているのに。
「だって――」
栞のことを思い出したのが分かったのだろうか。
自分は栞さんではないから。そう言おうとしたのだろうか。
その先はもう言わなくていいよ志摩子。
栞を忘れることは絶対にないけれど、もう栞のことを思って煩うことはないから。
ふいに絡めた髪がするりと解け、志摩子との間に少しの距離ができていた。
「でも! 私は欲張りなのかもしれません。お姉さまのお気持ちがわかったのに。
幸せなはずなのに。私は――」
志摩子の望んだとおり、言葉と仕草で気持ちを伝えたというのに、
志摩子は何が足りないというのだろう。
「栞さん――」
「え……」
「お姉さまの思い出の中にいらっしゃる栞さんには……きっとかなわない」
「志摩子!」
「今はお姉さまは私を想っていてくださるけれど。今このリリアンで、
あなたの一番は私なんだって、わかっているけれど……」
「……」
「でも、十年経ち、二十年経ち、お姉様がこの学園を懐かしく思い出す時、
あなたが初めに思うのは妹の私じゃない。……きっと栞さん。あなたの心に
残るのは栞さんだわ。――きっと私じゃない」
絶対に違う、とは言えなかった。栞のことを忘れたことなどないのだから。
でも、栞と志摩子を比べることなどできはしない。
今はただ永遠に志摩子と居たいと思っているのに。
志摩子は十年後には私のそばに居ないつもりなのだろうか。
気持ちを確かめ合ったばかりなのに、なんて寂しい事を言うのだろう。
そんな志摩子が悲しくて、儚い肩を引き寄せた。
「ずっと志摩子と一緒だから! リリアンの思い出話はふたりでしよう」
「……お姉さまは前におっしゃいました。『一生添い遂げられるなんて奇跡』だと」
「あの時の――」
志摩子は姉妹になる前の中庭での会話を覚えていたのだ。
そしてそれは志摩子に重く響いていたのだ。
「だけど、栞のことは考えないで」
「ごめんなさい。お姉さま。でもこれは私の中の問題なんです」
「……」
「栞さんはお姉さまの忘れられない人。私自身が栞さんを振り切れない。
私もお姉さまと同じように、栞さんに縛られているんです」
栞に嫉妬している、そう言っているのだろうか。
過去のことはどうすることもできないのに。私にどうしろというのだろう。
「栞さんよりも、私だけを思ってほしい。あなたの忘れられない存在になって。
そうすれば私は――。だから」
わずかに言葉が途切れた。
「だから、お姉さまのすべてを、私にください」
「志摩子、それって」
「お姉さまの初めての人になりたい……。あなたのからだに想いを刻む、
初めての相手に……。神に召される日まで、あなたが私を忘れられないように」
志摩子がこんなことを言うなんて。望んでいるなんて。
私の栞への想いが志摩子を追い詰めてしまったのだろうか。
想いがかなっただけで満ち足りていたから、心が満たされていたから、
私はまだそこまで望んでいなかった。
この先私が望んだとしても、信仰深い志摩子は拒絶するだろうし、
私自身プラトニックな関係で充分満たされるとも思っていた。それなのに。
志摩子のことならなんでも分かっているつもりでいたはずなのに、
今日の志摩子に、私は戸惑うばかりだった。
志摩子にとっての大切なことを尋ねずにはいられない。私には恐ろしい質問だけれど。
「でも、それは神様に背く行為ではないの?」
「もうすでに背いています。その事を考える前に、お姉さまを想ってしまっていたから」
「……あなたはそれでいいの?」
志摩子を心配しながらも、かすかな期待が言葉に混じる。
志摩子はマリア様より私を選んでくれるのだろうか。
「迷って、後悔して、苦しむかもしれません。でも、止められない……。
私は、感情を封じられるような、そんな強い人間ではないから」
この気持ちはいつか志摩子を苦しめるのかもしれない。
それでもじわじわと喜びが広がってくる。志摩子は私を選んでくれたのだ。
「私のわがままだって、わかっているんです。
でも、お姉さまと、もっと、深くつながりたい。栞さんよりも深く……」
志摩子と、もっと深くつながる……。
口の中が渇いて、耳の奥から速い鼓動が響いて来る。
「お姉さまは、嫌ですか」
嫌なはずがない。
「私も、志摩子とひとつになりたいよ」
どうしようもなく愛しくて、からだを押し付けるように抱きしめた。
懐かしく暖かく感じていた衣ごしに伝わるふくらみが、今は妙になまめかしくて。
からだのラインを強く意識した。
志摩子の精神を抱きしめていたはずの腕の中にある、あからさまな肉体の感触に、
わずかな背徳を感じながら、このまま流されてもかまわないと思った。
今日はここまで
次回はほとんどエロになります
GJ お疲れ。よかったよん。
とってもいいです。うるっときました。
>VICV2jIk
もう現状文句なし。
このまま最後まで突っ走れ!!!
聖蓉よりも志祐の方がよっぽど難しいことに気が付いた
先日言った男女もの、投下致します。
ギンナン王子に嫌悪感を抱く方。また、人気トップクラスのあの方との絡みなんてもってのほかという方。
NGワード「noraneko」で、削除をお願いいたします。
取りあえずさわりを投下します。
551 :
野良猫:04/05/11 00:17 ID:7pteFq+3
『祥子様――――――』
いつも私を元気付けてくれた唇から零れた言葉は、あまりに残酷過ぎる必然だった。
時間は流れた。とは言え人が生きるうちの何十分の1。1年…僅か1年だ。
あと半年ほどで20歳の扉を開ける私…佐藤聖。
「…祐巳ちゃん」
キィと風に揺れる誰も居ないブランコ。何日人が乗っていないのだろう?
人気のない公園は素直に切なくなる。こんなとき、隣に愛する人が居ればどれだけ違うのだろう?
鈍色の空の下で呟いた言葉は風に消えた。浅はかだった――――少し、馬鹿だった。
馬鹿みたいに祥子に嫉妬して、祥子の進学…二人が少しでも離れるところを、
心待ちにしている自分が胸の中に居たことを考えると、胸が痛い。
あの二人の絆は危なっかしいくせに強い。ほつれてはまた強く結ばれる。
じれったくて、見守っていたい――――そんな気持ちになるらしいけれど。
ただ、途中から、恋慕というか…そんなものが胸中を支配してきたことを否定できない。
目の前の幸せを引き裂いて、幸せを得ることなんて…出来ない。
二度目の大失恋だった。
大好きだと言葉に乗せたんじゃなかったのか?
今まで吐いた言葉は、嘘だったのか?大切で、ずっと、全部。
自分のために、それを壊して…?なんて考える自分自身の汚さに泣けてくる。
「祐巳ちゃん……!」
喉から漏れた掠れた慟哭は、雨音に掻き消される。
全てを閉じ込めるかのように、雨が降り注ぎはじめた。
強く、重く。だけれど、身体に打ち付ける雨の雫の中に、
確かに熱いものが混じっているのが鮮明に理解できた。
552 :
野良猫:04/05/11 00:18 ID:7pteFq+3
一人暮らしをはじめるタイミングを微妙に間違えている気がしなくもない。
まあ、でも色々と学ぶことも多い。
何より、広い屋敷とは違う妙な解放感。自分自身で生きているのだとはっきり自覚できる。
全ての金を自分で動かしているわけではないことはまだすねかじりになってしまうのかもしれないが。
仮面を被った自分。それは、唯一この解放された部屋の中で居なくなる存在だ。
何年も何年も、大切な…とても大切な「妹」のためにつけ続けてきた仮面。
それをはずせるのは自室だけで…ああ、新鮮だなと思う。屋敷には申し訳ないのだが。
話は変わるが、ここの周囲では野良猫をよく見る気がする。
ゴミ捨て場や公園に居る、こっちを向いてはみゃあと鳴いて去っていく猫。
こんにちはと挨拶をして寄ってくるやつと逃げるやつには分かれるが、
そんな態度の違いでも一人で生きている猫たちは尊敬したい。でも全ての野良猫にではない。
そして今日。でかい野良猫を拾った。
「……何やってるんだ、佐藤聖。…馬鹿か、お前は」
傘で雨を遮りながら、柏木は"野良猫"を見やった。
雨宿りも出来やしない木陰のベンチに座ってうずくまっている影。
誰だかは一瞬でわかったものの、何をやっているのかは瞬時に理解は出来なかった。
雨は強い。視界を塞ぐほどだ。ベンチに歩み寄ってその"野良猫"を、
自分の肩を犠牲にして雨から庇ってやりながら、馬鹿にしたような視線で見下ろしてやる。
「ドラマの主人公にでもなったつもりか」
嘲笑をかけてやるが、野良猫は反応しない。眠っているのか?それとも。
「…佐藤聖?」
尋ねるように名前を呼んでも、返事はない。
今この"野良猫"の脳内では目の前に誰も居ない設定になっているのを理解すると、
呆れたように柏木はため息をついてやる。わざと、聞こえるように。
553 :
野良猫:04/05/11 00:19 ID:7pteFq+3
どうしたのか―――――。
まあ、簡潔に言えば傷ついているのだろう。
そして、誰もそこには気づかない。そしてこいつも晒しはしない。つまり、だ。
こいつの知り合い…親友と呼べる間柄の、頭に一瞬浮かんだ某水野女史にも話せないことだ。
祐巳ちゃんとさっちゃん絡みだろう。そうなればこいつがこうなる展開なんて一つしかない。
意外なほど早くに頭が回転して、ふむと勝手に理解してやる、が、"野良猫"は依然黙ったままだ。
豪華な毛並みにしたたかな風貌を持っているくせに、孤独にはめっぽう弱い野良猫。
馬鹿な奴だとは思っていても、雨の中…凍えている猫を放っておけるほど冷徹ではなかった。
「佐藤聖」
傘を差し出してやる。
僅かに肩が揺れた気がした。薄く開いた瞳は、ぼんやりとしていたし、
顔も青白くなって、唇も血の気が失せていた…結構長く雨に撃たれていたようだし必然ではある。
自分が濡れても大して気にはならないし、物事が進むなら小さい犠牲だ。
洗って乾かせば済む衣服や髪や身体と違って、こういう難しい人間の心はとても難解である。
「…行こう。風邪をひく」
馬鹿でも引くものは引く。
勉強は出来るし頭はいい癖して、どこか頭が弱いから、こいつはこんな風になっているのだ。
掴んでやった手は冷たかった。
引っかかれることくらい覚悟はしていたけれど、"野良猫"は爪を立てない。
「歩けるか」
それを不思議に思いながらも次の質問を投げかけた。
"野良猫"は俯いたまま、言葉も返さないが、少し手を引いてやれば普通に歩いた。
手を持ってなきゃどうせまたうずくまるしどこかに行く。
公園の砂利を踏みしめながら、"野良猫"が逃げないように掴んで、柏木は歩く。
仮面を外せる唯一の場所へ。
雨が止むまで、暖かいミルクのある場所へ。 野良猫の扱い方は、実はそれくらいしか知らなかった。
本日はここまでです。
わかりにくいかもですが、1年後。祐巳が3年になった年の5月〜6月あたりと思ってください。
柏木優ノーマル説、一人暮らし、また、聖さまの感情等、
オリジナルが多少入り混じってしまってはいますが、読んで頂ける方は
付き合っていただけたら幸いです。では。
リアルタイムキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
いや、もうリロードしながら一気に読ませていただきました。
自分にはあまり縁の無いカプなので、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。
グッジョブディス!
>1年後。祐巳が3年になった年の5月〜6月あたりと思ってください。
>柏木優ノーマル説、一人暮らし、また、聖さまの感情等、
この辺はぐだぐだ解説を付けるんじゃなくて、ちゃんとSSの中に書き込んでちょ。
聖×祐巳、久々の正統派キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
を期待していいんですよね?
>柏木優ノーマル説
が気になっているのですが。
>>557 ばかめ、始めに男女ものと書いてあるだろう
>556
アンタなんだか律儀だねw
( ゚д゚)、ペッ
期待して損したわい
( ゚д゚)、ペッ
結構、楽しく読めそうだわい
>>556 そうか?
逆にSSの中に書き込まれる方が正直萎える
SSの中から読み取れるように織り込めってことでしょう。
550程度の腕じゃ無理だろ。
読みにくいよ。
>秋の章
聖×志が美しくってヨカタよ。
>野良猫
いつの間に柏木視点に?とか、聖さま=野良猫なの?とか
少し分かりにくかったけどお膳立てはGJです。続きに期待。
少しレスが遅いけど
>ポートレイト・イレギュラー
始めのうち(って言ってたよね?)はなかなか話が文章にまとまらないかもしれんが、
諦めずにがんがれ!気長に待ってるよ。
秋の章>
聖×志摩子キタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n'∀')η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・* !!!!!
野良猫>
読んで見たら結構(*^ー゚)b グッジョブ!!
どっちも今後の展開を期待してるよ〜〜(・∀・)ノシ
>>564 そんなことを言えるくらいだから素晴らしいSSを期待してもいいんだな?
読みにくいのはみんなのホンネでしょ。
>>494 職人名鑑期待しているよ〜。
新しいSS書きさん、というより、自分が心に残った職人さんを書いたらいいんでない?
(ある程度ツッコミ所がある職人さんの方が書きやすいよね。)
漏れの心に残った職人さんと言えば、昔あった烏賊SSの人を置いて他にはないな。
真っ白にイカくさい山百合会を〜というきぼんレスからイカそのものがメインのSSを思いつく感性はどうかしてるw
ぶっ飛んだ展開から絶妙のオチにつながる傑作を、思いついて数時間のうちに書き上げたというのは(本当だとすると)すごい。
登場時にリアルタイムで遭遇したので、衝撃は最大級だった。
俺は、途中割り込み職人が一番心に残ったな。こんなことをいうと不謹慎かも知れんが。
聖×志っていいなあ。なんかいい。GJ!!
びっくりするほどギガンティアの人だな。
>>571 びっくりするほどな香具師のこと?
それならすでにあるよ
烏賊SSは確かに伝説だったなあ。
あれを書いた人はまだいるのかな。
他にも名無しでSSも書いているのだろうか。
職人名鑑、HP持ちとかコテハンじゃない人のってちょっと作りにくいよな。
作品傾向が見えてこないし。
克美SSの人とか。
そういや新倉庫さんのSSってどれなんだろ。
HP持ってる人でも作品傾向見えない人いるよ。
人のSSをただ批判する奴ってのは自分がそれ以上のSSが書けてる上で言ってるのだろうか。
自分がSSすら書けないのに人のことを批判するのは最低な行為だよな。
素晴らしい批評家全てが素晴らしい作家と言う訳じゃないから、
書けないから批評しちゃいけないって言う道理は無いけれどね。
でも素晴らしい作家は大抵素晴らしい批評家だと思うし、
同じ作る人間の言葉のほうがはるかに作り手には届くのは確かだけどな。
>>568 みんなの、とか勝手にいうなよ。
いつみんなにアンケート採ったよ?
>>580 書き手=料理屋
読み手=客
と考えてみなさい。
舌の肥えた客が多くやって来る店なんだな…
まぁやっぱり毒舌撒き散らしたいだけの人もいるみたいなんで
職人の方も大して気にせず…
料理店にたとえるということはきっと >583 はここを読む時に"書き手"になんかの対価を払っているんだろうな。
もしくは書き手は>583には対価を要求できるってこったね。
#時間とか通信費とか書き手のほうがよほどたくさんかけているものを払っているとか言い張るんだろうが。
本買うとき払うよ
書いて落として、GJと言って貰えればそれで全ての努力が報われる。
単純にその言葉が欲しくて書いてる訳だし。
感想なかったらもっと頑張らねばと思うし、書き手もここの読み手から充分色々貰ってるよ。
つまんねーと否定されたらショックはショックだけど
それだけしか感想レスがつかないって事はないし、その辺はあんまり気にしないな。
>588 うまいことをいうなぁ 参りました。
SS落としてまったくのスルーのほうが答えるわな。
否定でもレスもらえるほうが嬉しいもんだ。
祐瞳です。
微エロ。NGトイレ
ピチャピチャと水の音が響いていた。
クチュ…ピチャ…チュ…
しかし、この場とは似つかない音が混じっていた。
はぁ…ん…はぁむ…んちゅ…
「こんな…とこ誰かに…ん…見られたら…退学…ですね」
ボソボソと話声が聞こえる。
授業中だというのに閉まったままのトイレの一番奥。
そこに二人はいた。
「大丈夫…はぁむ…みんな…授業受けてるし…」
はぁはぁとした息遣いの合間に会話が聞こえる。
「ちゅ…言い訳…ん…考えと…かないと…」
「私が倒れて…保健室に連れて行って看病してたってことで…」
「前と…はぁむ・・・同じいい訳だったら…流石に・・・あぁん・・・まずくないです・・・か・・・」
「じゃあ今日は…ちゅ…瞳子ちゃんが倒れたことに・・・しとこ、ね?」
「大丈夫かなぁ…」
狭い個室のなかで唇を重ね絡み合う二人。
「向こう向いて、手ついて」
唇が離れると、祐巳は瞳子に言った。
いつものことなのだろう、瞳子は何の躊躇いもなくドアに手を突いた。
後ろから手を回し、タイを解く。
「ちょっと!解かないで下さいよ!」
胸をゆっくりと触りながら、耳元で囁く。
「だってそうでもしないとムードでないでしょ?」
「だからって…また結びなおさないと…せっかく今日のは綺麗にできたのに」
「後で結びなおしてあげるから、お姉さまに任せなさいって。」
半ば諦め気味な妹。
「はいはっんあぁっ…ちょっつよすぎっます…」
祐巳は瞳子の耳を噛み、胸を弄繰り回す。
瞳子のクルッと巻かれた髪からいい匂いが漂ってくる。
「あ、シャンプー変えたでしょ?」
そういって髪を手に乗せて鼻に近づける。
「知ってる匂い……あ!私のと同じなんだ」
瞳子は少し頬を染めていたが、後ろにいる祐巳にはわからなかった。
「私が使ってるから同じのにしたの……?」
「違います!」
瞳子はきっぱりと応えたが
祐巳にはそれが照れ隠しだと分かっていた。
「そう?まぁいいわ、でも前のも結構好きだったのにな」
「そういえば、お姉さまも同じシャンプー使ってたっけ」
「いたっ!!」
瞳子は手を後ろに回し祐巳の足をつねっていた。
「ちょっと、瞳子ちゃんそんな急につねらないで」
「二人きり時はお姉さま…祥子さまの話、しないって約束しました」
祐巳は忘れていたわけではなかった。
こういって拗ねるところを見たかったのだ。
「うん、ごめん」
そういって胸にあてがっていた手を交差させギュっと抱きしめた。
祐巳は後ろ向きにさせてしまたったことを後悔していた。
拗ねた顔を見逃したのだから。
キーンコーンカーンコーン
休み時間開始のチャイムがなった。
「あ、そろそろ次の授業始まりますよ!」
「流石に2つ連続ではサボれません」
そういって瞳子は前で交差された手を解いた。
「えーまだ何も…」
「まだなんですか?」
そういってじと目で見られると祐巳は何も言えなくなり
シュンとなってしまった。
「……今週の土曜日泊りに行きますから、部屋片付けておいてくださいね」
祐巳が悲しそうにするので、そういってしまい
まんまと祐巳の罠に嵌ってしまう瞳子であった。
fin
ちょっと思いついたのでかいてみただけです、スマソン。
>596
良かったよー。
シャンプー云々の件が萌えですた。(*´Д`)
>>593-595 NG「トイレ」っていうから期待…じゃなかった、びっくりしちゃったじゃないか!
ともかくグッジョブ!
つーか、祐巳はすっかり瞳子に対して立場が上になったのな…
GJ!やっぱ先輩祐巳萌えるー!
祐瞳派の漏れには最高でしたヽ(´ー`)ノ
今後も期待してます(`・ω・´)
スカかと思って飛ばそうかと思ってたら普通だったのでうれしかった。GJ
>593-595
良い雰囲気ですね。GJ
#3点リーダの使い方が混在してるのは間の使い分け?
>596
土曜日の話マダー?
>>602 …と……のこと?
さっと書いたし、あんまきにしてなかったけど、
なんとなくちょっと間があるとこは2個にしてるかな。
>>602 需要があれば、一緒に風呂はいってイチャイチャとか書こうかとは思ってる。
久しぶりにまともなSSきたわ〜
と言う事で続編キボンヌ
久しぶりって言うな
まともなSSってどんなの?
俺の好きなSSのことだ。
現二年生トリオきぼん!横のつながりが読みたい。
俺が思わずパンツを脱ぎ捨てるようなSSのことさ。
もっとハードコアなのきぼん。最近のはぬるすぎる。おまえら熟年夫婦かってーの
君のパンツの中身など見たくないな
>>611は、家宅チン入罪でタイーホ||Φ|(|゚|д|゚|)|Φ|| されますた
男
へう氏 へたれ氏 shino氏 ナイ氏 なまくら氏 himo氏
女
現白タン すまちこんタン 克美SSの人 と見た
鬼畜ネタ、柏木、要スルー
NGワード 柏木
「う、ううっ……」
祐巳は、うっすらと目を開けた。染み入る光、徐々に輪郭を持つ周囲。
質感とともに肌に伝わってくる冷気。そして。
「やあ、お目覚めかい、祐巳ちゃん――」
「あ、あなたは――」
柏木、優。
「福沢祐巳さまでいらっしゃいますか」
校門で、花寺の生徒に呼び出されたのは、下校時のことだった。
「はい、そうですけど……」
目をしばたたかせて、見る。黒の学ラン。
祐巳は今、一人きりで校門に立っている。
祥子さまは、例の「ヴァレンタイン企画」で忙しい。はず。
「実は、小笠原祥子さまが、福沢さまをお呼びだとか」
「お姉さまが――?」
彼が無表情に言うようには、祐巳に話したいことがあるのだという。
(まさか……)
令さまと、チョコレートをつくっていることがばれてしまったのだろうか。
「それで、あなたは?」
「はい。言伝を頼まれまして」
見れば、確かに小笠原家の黒い高級車が停まっている。
だから、元々考えの足りない祐巳はよく考えなかった。
花寺の生徒が、「誰の」言伝で来たかを。
「う、あうぅっ……」
さっきから手がずきずき痛い。祐巳は後ろ手に縛られ床に転がされている。
見たことのない、がらんどうの部屋。
ただ、マットとアタッシュケースだけが置かれている。
「そういう表情もかわいいね。ユキチが『姉ちゃん姉ちゃん』って言うはずだ」
「あなた、一体何を考えているんですか……?」
能天気な声音の柏木とは対照に、祐巳の声色には嫌悪と当惑と、
そして頭のおかしな人間に対するような侮蔑が籠められていた。
「こんなところに、私をさらって――、手足を縛って――、
いくら花寺の柏木さまでも、おふざけが過ぎますよ!」
「別にふざけてなどいないさ」
柏木は憮然と首を振って見せた。
「これから真面目にやるんだ。君を犯すことをね」
あくまで、生真面目に。
「えっ――?」
いらえる柏木に漏れるつぶやき――
「聞こえなかったのか、犯す、と言ったんだ。君の事を陵辱するんだ」
「な……なっ……?」
わなわな震え、言葉も出ない祐巳。
その祐巳に歩み寄ると、いきなり胸を鷲づかみにした。
「はあうっ……!!」
柏木はそのまま胸を揉み続ける。
「フン、見かけどおりの貧乳だな。マニア好みではあるか」
「い、いやぁ! 離してえっ!!」
祐巳は髪をぶんぶん振って暴れる。だが。
「あ……なんで? か、体が動かないよぉ」
「クククゥッ」と、柏木が薄ら笑いを漏らす。
「さっき打った弛緩剤で、下半身は完全に麻痺しているからね。
あっ、でも首から上は無事だから、意識だけはちゃんとあるよ」
そう言うと、柏木は股の間に手を差し込んだ。
「んっ!!」
祐巳の足はM字に開かれて、白い太ももが露わになる。
祐巳は死ぬ物狂いで足を閉じようとするが、まるで力が入らない――
「きれいな太ももだ♪」
「や、冗談でしょ? だって、あなたホモなんでしょう? こんなの、こんな……」
ガタガタと震えながら、現実から逃避するように強気の笑みを浮かべて。
その顔に一分の躊躇もない言葉が降りかかった。絶望の言葉が。
「残念♪ 俺は両方いけるんだよ」
「い、いやあああああああああああっ!!」
「あはあっ! ん、ふうっ……」
ぴちゃぴちゃという音を立てて、柏木は乳首を吸っている。
祐巳の両の乳首を。
祐巳は顔を屈辱と羞恥に歪めて呻くが、せいぜい横にその顔を背けるくらいしかできない。
「初々しいね。童貞の乳首のようだ♪」
言いながら、ピンクのつぼみを唇で吸い、もう片方の乳首はあいた手の指でピンと弾く。
祐巳の体に小さな痙攣が、少しずつ高まって、か細い震えに共鳴し始める。
「乳首ぷっくら起ってきたよ」
「ああっ! はああっ!!」
涙を流し、首を振る祐巳に、加虐に酔いしれた目つきを浮かべる柏木。
そのまま、祐巳の耳に舌を這わせる。
「ひゃはあぅっ!!」
「ククッ、姉弟そろって感度良好じゃないか」
凄まじい感触にビクッと震える祐巳。厭らしく笑むと、柏木はスカートに手をかけた。
「あっ!!」
そこは、先ほど開かされたままだった。つまり、祐巳は端なく股を開ききっている。
「ほら、御開帳」
「いやああっ!!」
泣き叫ぶ祐巳に、しかし、抵抗はない。
柏木は難なくスカートの裾を摘み上げると、めくって上へたくし上げた。
「ふーん、やっぱ無駄毛処理とか丁寧にやってんだな」
「ぐううっ……ううっ……」
とうとう、感極まって祐巳は泣き始めた。例のあの、かわいい小たぬき顔を、くしゃくしゃにして……
だが、だからと言って柏木が容赦するはずもない。
「さて、おま○こも御対面といこうか――」
瞬間、柏木の右手が閃いた。次に、鮮血が吹き上がる。
血の流れは、祐巳の顔に振り下ろした柏木の手先から滴っている。
「舌を噛み切ろうとしたな」
ほんのわずかに眉間を歪めてみせる柏木の下で、
祐巳の口にはその手のひらがつっこまれている。
手のひらには歯が食いこみ、そこからどくどくと血があふれてくる。
「ぶぐっ!!」
「まあ、今時の女にしてはご立派じゃないか」
ぽつり言うと、腕を引き抜き、代わりにハンカチを押し込んで、祐巳の口中奥深く噛ませた。
「これでもう、舌を噛み切って死ぬこともできない」
青褪め、震える祐巳の上で、柏木がにいっと陰惨な笑みを浮かべた。
「お楽しみはこれからだ」
乙。ただここから荒れて100レスほど使いますので。
もうすでに荒れていたがな。
だれだれはこんなとこがいい、こんなとこ悪いはいいけど。
誰はいい、誰はよくないって線引きするな。個人的な問題なんだから。
さ〜て、来週のサザエさんは
なんか投下する気なくなったよ
以下何も無かったかのように再開。
↓職人どうぞ。
皆、律儀に全部読んでるのか?
緊張感皆無な伏せ字はどうかと思う
まあ614とか前スレのレイープみたいのは書いてくれた職人さんにわびつつ適当にスルー。
あとはだいたい読む。
俺も大体読むな。
投下されるSSの量もそんなに多いってわけじゃないし。
一応全部目ぇ通すよ。
読んでる途中で、じっくり読むか斜め読みになるかの差はあるけれど。
とりあえずささっと読む。
気に入ったのがあったら保存したりプリントアウトしてじっくり読むかな。
書いてる側としてはじっくり読まれて悪い気はしないけどなぁ
>>595の続き。
引き続き祐瞳。微エロ
NG:お風呂
ピンポーン
福沢家にチャイムの音が響いた。
久しぶりの来客ということで、
福沢母と祐巳は夕食に力を入れていた。
「祐麒〜今手が離せないの、瞳子ちゃんだとおもうからあがってもらって」
そういわれ、祐巳のかわりに祐麒がでることとなった。
ガチャ
祐巳が出てくると思っていたので瞳子は少しびっくりしていた。
「いらっしゃい、どうぞあがって。祐巳達、今手が離せないんだって」
「おじゃまします」
瞳子が祐巳の家に来たのは初めてではないが
やはりお姉さまの家族に会うというのは緊張するものだ。
「祐巳がいつも迷惑かけてるだろ?ごめんな」
「いえ、いつも優しくしていただいてます」
「そう、ならよかった、これからも祐巳のことよろしくな」
「はい」
「初めて会ったときからさ、なんとなくだけど、こうなるんじゃないかって思ってたんだ」
「どうしてです?」
と問いかけたとき、リビングの前まで来てしまった。
「オレと祐巳の趣味って似てるからな」と小さな声で言ったが、
「瞳子ちゃんいらっしゃい」
「いらっしゃい、瞳子ちゃん。久しぶりね」
祐巳達の声で掻き消され瞳子の耳に入ることはなかった。
「お久しぶりです、お母様」
初めてスールとして紹介された日、
『祐巳ちゃんの妹になったのだから私の娘も同然私のことはお母さんって呼んでね』
と、福沢母自ら瞳子に言ったのだった。
「いいタイミングね瞳子ちゃん、今ちょうどできたところなのよ」
次々と運ばれてくる料理。
「見栄はっちゃって」
料理をみて祐麒がボソッと呟く。
「なんてこというのこの子は!」
「いただきま〜す」ごまかすように祐麒が言い、ディナーが開始された。
「いただきます」
手の込んだ料理なだけあってみんな食が進んでいた。
「娘がもう一人できたみたいね」
ニコニコとうれしそうな福沢母。
「光栄ですわ」
普段家族揃って食事することが少なかったため
瞳子も作り笑いではなくこの状況を純粋に楽しんでいた。
母親がご飯をよそい、娘がそれを手伝い、息子はがつつき、父親は真ん中の席でどっしり構える。
絵に描いたような家族だと瞳子は思った。
食事が終わり、母の意向で二人が先にお風呂にはいることとなった。
「瞳子ちゃん、これ私のパジャマだけどサイズ大丈夫だよね?」
そういって祐巳は瞳子にパジャマを差し出した。
「はい、たぶん大丈夫だと思います、ありがとうございます。」
それを受け取り瞳子と祐巳は一緒に風呂場へ向かう。
「なんか修学旅行みたいな気分だね」
服を脱ぎながら祐巳が言った。
「そうですね、たしか由乃さまと同じ部屋にお泊りになったんですよね?」
「うん。でもそんな話したことあったっけ?」
「え?…あ、ああ、由乃さまから聞いたんですよ」
「ふ〜ん」
浴室への扉をあけるとムワっとした熱気が溢れ出す。
「瞳子ちゃん背中流してあげる」
「いえ、私がやります」
「そう?じゃあお願いしようかな」
そういって縦に並んで瞳子が祐巳の背中を流し始めた。
人に背中を流してもらうなんて、とても久しぶりで
よくわからないが、うれしくなってしまう祐巳。
「女同士でよかったよね、じゃなきゃこうして一緒に入れないし」
「そもそもどちらかが男だったら出会ってませんよ」
「ごもっとも」
「もうそろそろいいよ、次は私が洗ってあげる」
場所を入れ替わり祐巳が瞳子の背中を流す。
「いつも思うけど、本当に白いねー瞳子ちゃんは」
「ありがとうございます」
「それにすべすべ」
祐巳は瞳子の肩のあたりを撫で回す。
ゾクっとして鳥肌を立たせる瞳子。
「真面目に洗ってください!もう、自分で洗います!」
「ごめんごめん」そういって真面目に再開した。
最近祐巳がオヤジ化していってると感じる瞳子であった。
ザバーン
さすがに二人もはいると水が大量に溢れた。
「私達最後に入るべきでしたね……」
「出る前にちょっと足しとけばいいよ」
祐巳は湯船に横になって、瞳子にわかるように手招きした。
その意図を汲み瞳子は祐巳の膝に座るように納まった。
「重くないですか…?」
「浮力あるから大丈夫」
祐巳の手は自然と瞳子のお腹あたりへと持っていかれる。
「そんなに緊張しないで、もっともたれてくれていいよ?」
「いえ、大丈夫です」
それでは満足できなかった祐巳はお腹に当てていた手を引き寄せた
「え!?」
ふにゅっと背中で胸がつぶれる感触。
「もう、遠慮する必要ないのに」
「遠慮してるわけじゃなくって……なんでもないです」
少しの沈黙の後、今度は瞳子から話を切り出した。
「由乃さまとも……」
「ん?」
「由乃さまともこうやって一緒に入ったんですか…?」
「入ってないよ、向こうのお風呂はこんな風にお湯張って浸かったりしないから」
瞳子は、もしお湯をはるお風呂だったら一緒にはいったのかと
聞こうかと思ったが、肯定されるのが怖くて聞けなかった。
「そうですか」
「もしかして由乃さんに嫉妬しちゃった?」
最近の祐巳は瞳子の扱いがどんどん上手くなっていた。
身近な人物に似ているからだ。
「べ、別にそういうわけじゃないです!勘違いしないでください」
「必死に弁解するところがあやしい」
居た堪れなくなった瞳子は湯船からあがろうとしたが
祐巳に腕をまわされている為に元に戻されてしまった。
「逃がさないよ〜」
「それにまだ早い、外は寒いんだから芯まであったまらないと駄目だよ」
ブクブクとお湯に半分顔をつけ、ふてくされる瞳子であった。
そしていつものように手は自然と胸へと導かれる。
いつだったか祐巳はこうして瞳子の胸を触るのが好きなのだと言った。
それからは二人の時はこうすることが自然になった。
「ふぅん…」
お風呂の中なので声が響いていつもよりいやらしく聞こえる
「この手にすっぽりと収まる感じがいいんだよね」
「あぁんっ…それって褒めてるっ…んですか、貶して…あ…るんですか?」
指で頂を摘まれたり、全体を揉まれたり
はじめは抵抗してた瞳子も、最近ではこのことに関して
抵抗しなくなっていた。
「もちろん褒めてるんだよ」
「……あ、もしかして、ちょっと大きくなった?」
頬を赤く染めコクっとうなずく瞳子。
「そっかそっか、私のおかげだよね」
「成長しただけです。」
「違うよ、きっとほらこうしたからよ」
さっきよりも力をいれて揉み始める祐巳。
「はぁぁん…うぅん…やめ…あぅ」
「あんまり大きい声だすと、祐麒たちに聞こえてしまうわよ?」
咄嗟に口に手をあてる瞳子。
「そう思うなら…あっ…やめてくださ…あぁん…いよ」
「やだ」
「嫌いになっ…ああぁ…ちゃいますよ」
「じゃああとでそのぶんたっぷり可愛がってあげる」
そのほうが怖いと思う瞳子であった。
つづく
NEXT NGword電話
4が長すぎて6になっちゃった。
オヤジ印象薄くてスマン…
祐巳も祐巳じゃねぇ…
みんなみたいな詩人な文章かけないや。
>>640 まあこのスレじゃああんたは下手な部類だな。
しかし、技術のなさに伴う文のスカスカ感が読みやすさにつながってるのでこれはこれで良し。
ファンフィクションなんだよ。
技術云々は二の次三の次なんだよ。
熱きパトスなんだよ。ほとばしるカウパーなんだよ。
要は、提供するネタで、如何に読み手を萌えさせることができるか、なんだよ。んだよ。
>>641 ちょっと具体的に聞きたいんだけどさ、どうやったらうまく書けるようになるんだろう?
やっぱいい文章をたくさん読むことかな?
国文科卒とかでもないし、文章書くなんて普段しないからさ。
>>642 いいこというねあんた。
そうそう、ようは自分がこの設定萌え!って思ったのを伝えたいんだよね。
でも技術でそれを伝えられないのは悲しいんだ。
娘がもう一人できたみたい
パジャマ提供
萌えた
祐瞳キター!!萌え萌え(*´д`*)
>>645 やっぱそれしかないのかね、あとは才能の問題か(´・ω・`)
官能小説とかよんでみんな勉強してんの?
とりあえず、台詞と台詞の間に描写をがんばって入れるようにするか・・
>>647 才能というよりセンス。
それは数多の良書を読み、脳裏に蓄積していくことで磨かれるもの。
決して先天的なものではないよ。少なくともそれだけではない。
後は読者の批評だね。
>>613 俺は原白さんも克美ssの人も男だと思っていた。
(女性がソドムとか覗きっとか書くだろうか・・・・。)
黄薔薇先生、現白さん、克美SSの人って女性説がよくでるね。
あと烏賊SSの人も。
>>643 プロではないんだから、上手くなくてもいいんじゃないかな。
個人的には文章事態よりも、展開やセリフ回し、キャラの性格をどれぐらいつかんでいるかがポイントだと思う。
読み手としての勝手な意見ですが。
(あんまり気にせずに自分の萌えをかけばいいと思うけど。)
最近マターリしてますな。よいことだ
>>618の続きは チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
>>614-618 「んんっ! んんんっ!!」
柏木の指先がすっと伸びる。指先をパンティの端に引っ掛けると、
そのまま横に押し開いていく。猿轡されたまま泣き叫び、かぶりを振る祐巳。
「ん゛ん゛ん゛ん゛っ!! ん゛ん゛ん゛っ!!」
だが、抵抗も、空しく。指は何の容赦もなく。布切れは押し開かれ。
――そうして、祐巳の秘裂が露わになった。
「んんんんんんんっ!! んぐう゛う゛ううううううっ!!」
「はっはっは! そんなに恥ずかしがることはないだろう」
目を張り裂けんくらいに見開き、
狂ったようにくぐもった絶叫を上げる。そんな祐巳に、
柏木は腹を抱えて大笑いする。それから、まじまじと見つめる。
「さすがに使い込んでいないだけあって、サーモンピンクだ」
「んうううっ!! んううううううううっ!!」
柏木の指が秘裂に触れた。瞬間、祐巳の喉がビクンと仰け反る。
指先はそのまま縦に沿って祐巳の秘裂をなぞる。
祐巳の涙はぽたぽたと、床に滴り、水溜りをつくっていた。
「それじゃ、こんなものを使って見ようか――」
そう言うと、柏木はアタッシュケースの中から取り出した。
一本の極太のペニス・バイブレーターを。
「…………!」
祐巳の体は、いや、正確には自由な首から上は、もはや暴れたりしない。
代わりにかたかたとか細く震えはじめていた。――絶望に。
「大丈夫、ローションたっぷり塗っといてやるから。痛くないよ」
言いながら、そっとその頬を撫でてやる。
だが、祐巳の瞳は冥くその光を失っていた――
バイブの切っ先が、祐巳の秘裂に押し当てられた。
「ぐううっ! ぐう゛う゛う゛う゛っ!!」
「よし、体の力を抜くんだ。ヒッフッフーだ」
そう言いながらも、柏木の腕にはますます力が籠められていく。
さすがに男だけあって、上腕には隆々と、力瘤までできている。
「ぶぐぐうっ!!」
ペニスのカリの部分が、祐巳の裂け目に沈み込んだ。
「ぶぐぐっ!! ぶぐぅお゛っ!!」
「あっはっは! くわえ込んでるみたいだな」
瞬間、仰け反る祐巳の頭。裂け目からみりみりっという音が響く。
途中でぶつかる、何かの硬い抵抗。
「ふんっ!!」
力を籠めると、柏木のバイブはその壁を粉砕していた。
「……っ!! ぶぐっ!!」
祐巳は喉を仰け反らせたまま、ガクガクと痙攣する。
押し込まれたハンカチは咬み切らんばかりに引きつっている。
「祝、御開通!」
そう言うと、柏木はバイブを根元まで押し込んでいく。
「んんっ! んんんっ!!」
祐巳が苦痛に眉根を止せ、声に出して泣き始めた。
くぐもった叫びは、呻くような啜り泣きへと変わっていく。
「さすがに処女の膣はきついな」
手ごわい抵抗を受けながらも、ピストン運動に精を出す柏木。
たっぷり塗ったローションと、鮮血が、
潤滑油としてピチャピチャと音を立てて無理な挿入を助ける。
――祐巳の陵辱はこれだけでは済まなかった。
翌日も、翌々日も、この後、祐巳は足しげく柏木邸に通った。
犯されるために。
「ん、ううっ……」
すっかり、血と粘液でぬめったバイブを、柏木は引き抜く。
後を引く粘った糸。死んだように動かない祐巳の肢体。
それを見下ろすと柏木は満足げに口の端を歪めた。
「ん……うっ……」
「感想はどうだ。何とか言ってみろよ」
髪を引っつかみ、顔を上げさせる。
自殺の恐れも気力ももうないと見たか、猿轡を吐きださせる。
「…………」
反応のないうつろな瞳に舌打ち一つすると、乱暴に祐巳を放り出す。
そうして、アタッシュケースから黒い機体を取り出した。写真部ばりの本格カメラ。
「ふ……ふあっ……」
もはや無反応かと思われた祐巳の口から漏れ出す嗚咽。掠れた悲鳴。
それを聞いて嬉嬉として、柏木はレンズに惨酷を嵌めこむ。
「記念撮影だ♪」
「どう……して……?」
不意に祐巳の口から言葉が発せられた。
「どうして……私にこんなことするの……?」
「…………」
柏木はレンズの奥底で一瞬、表情を凍りつかせ。
それから、吐き捨てるように言った。
「別に。君みたいなチンチクリンにうろちょろされると、さっちゃんの格が落ちると思ったまでさ」
そう言うと、シャッターを押し切る音がした。閃光。
祐巳の……血に染まり、開ききった女性が、無残な光に嘗められて行く。
「い、いやあああああああああああああああっ!!」
同日、さっそく柏木は現像した写真を見せつけた。
祐巳が見もあらぬ体で性器を曝す写真を。祐巳に抗う術はなかった。
「ぶっ、ぐううっ……」
縛り付けられ、鼻は鉤で潰されて。
祐巳はしゃぶらされていた。毒々しく黒い、柏木の男根を。
「ほぅら、出すぞ出すぞ〜♪」
「ぶぐっ!!」
柏木の男根がはじけ、中から凄まじい粘液がほとばしる。
異臭と生暖かい味に吐き気て咽びながら、無理やり飲み干させられていく。
「さって。今日は何をやろうかな。ニンジンは昨日つっこんだばかりだし」
そう言うと、アタッシュケースを探って、柏木は何やらとり出した。
注射器のような道具。
「今日は浣腸プレイだ♪」
ある日。祐巳は呼び出された。
「祐巳……いつからあなたは、私のことを顔もみたくないくらいになったの?」
久々に聞いた祥子の口から紡がれる声は、冷たい、つきははなすようなものだった。
「そんな、違……」
「違うっていうなら、どうして私を避けるの? 令や白薔薇さまにだけは普通なのに。
それに最近は、学校が終わると一人でそそくさ帰って」
言葉を遮ると、祥子は祐巳を睨みながら、こう言った。
「あなた……優さんと会って何をしているの?」
「!!」
瞬間、祐巳の細い体がが凍りついたように硬直する。
「さぞかし、仲がよろしくてね。あの人と付き合ってるの?
――それであなた、何で私のロザリオなんか受け取ったの?」
やがてカタカタと震えていく祐巳。
祥子はそんな祐巳を侮蔑するような目で見ている。
「なぜ黙るの? あなたの心の中にある言葉を、どうして私にぶつけないの?
それとも、否定もできない事実……なの」
「ち、違うんです、違うんです、お姉さま……」
あれは、違……でも、言える訳……私、私は……
「何が違うの。違うのならはっきりいいなさい」
そうはき捨てる祥子に、祐巳は震えるばかりであった。
祥子はうんざりするような口調で吐き捨てた。
「もう、結構よ。……さようなら、祐巳――」
そうして、そのまま歩み去って行った。
一瞬、意識を失っていたらしい。
床に倒れ伏した祐巳は、うつ伏せになった体から顔を上げた。
体の端々に打ち身をしているが、なぜかあまり痛みを感じない。
見れば、倒れた拍子に半開きの鞄から中味が散乱していた。
「…………」
祐巳はふと鞄のそこにあるものに気づいた。
薄い雑誌のような一冊の本。黄薔薇のつぼみに頂いた、菓子作りの本。
それと、お姉さまのためにつくろうと思った、材料の生チョコ。
「ははっ…………」
生チョコは已に溶けてぐちょぐちょになっている。
なぜかそれがおかしくて。祐巳は声に出して笑った。狂った笑いを。
「はは……はは……ははは、ひゃはははははははあっ!!」
涙が、包みの上に染みをつくった。
祐巳はふらふらと屋上へ歩んでいった。。
二月の空は冷たく澄んでいる。
祐巳は四周のフェンスににじり寄ると、一思いに跨いで飛び降りた。
>>652-
>>653 ID変えての自演、乙です。
661 :
:04/05/15 01:35 ID:ulMwDFba
まあさ、もうちょっと構成とか考えようや。
誰か愛のある柏木×祐巳をお願いします。
陵辱がとか男が云々ではなくて・・・・・。
うーん・・・。これマリみて?
そこら辺の陵辱ものの名前を変えただけなんじゃ?
いくらなんでもありがちすぎるような・・・・。
定期的にレイプ物や陵辱物が投下されるのね〜このスレは。
>>659 乙かれです。面白かったですよ。祥子との会話が鬱展開で(*^ー゚)b グッジョブ!!
でも、祐巳が死んじゃうのはやや(´・ω・`)・・・
>>660 すまん。
>>665=
>>652で、自演じゃないんだ。
異端ものの投下に関しては、「嗜好に合わないSSはNG入れてスルー」ということで議論は決着している。
こういうものが好きな住人もいることを、いいかげん理解してくれないだろうか。
誘拐→レイプ→死
の、パターンが多くねーか?
もうちょっとシチュエーションを考えようや
「一つ、祐巳の貞操帯は万全である!
二つ、志摩子のエロさはリリアン随一である!
三つ、鉄の処女小笠原祥子を攻略する!
四つ、由乃とは必ずほのぼのレイプを行なう!
一つに拘らずに全体の中で考えてみよ!」
「由乃には令と江利子を使いましょう。
エロパロスレではなるべく男キャラを出さないほうがよろしい」
「うむっ。由乃をエロパロの中心に据えてみよ。
そうすればエロが鬼畜陵辱に逸脱することはない!」
「おおっ、
>>667がスレを自演誘導しているぞ!
エロパロを黄薔薇と白薔薇のガチ百合に収束していくのだ!!」
>>653-659 落下していく体。空を切って何かを掴もうとする手。
その手を握り締める手があった。
「…………」
「くっ……ぐううっ」
フェンスに身を預けると、彼女は必死で祐巳の体を引き寄せる。
ぎしぎしと軋む音がして。次の瞬間、二人は重なるようにして倒れ伏した。
「あっ……ロ……さ……」
「この、馬鹿がっ」
甲高い音が響いた。
目を見開き、固まる祐巳の上で、白薔薇・佐藤聖は平手を振り上げて、何度も何度も頬をぶつ。
「はあっ……はあっ……!」
何往復かして、息が上がって祐巳の胸に崩れ落ちた。
「聖、さま……」
「私に、二度もあんなふうな別れをさせないで頂戴」
「う、ううっ……」
聖も、泣いていた。
祐巳は声を張り上げて、聖の下で泣いたのだった。
――なぜだろう。あの娘のことが、こんなに気になるのは?
気になって気になってしょうがないのは。
今までに、こんな感情になったことはなかった。
花寺の生徒会長であり、小笠原家の次期総帥であり、顔だって悪くはない。
そんな俺に近づいてくる女は欠くことがなかった。
だのにどうして……?
いや、自分でも分かっている。
あの娘が現れてからだ。祥子の、あの人の目つきが変わっていったのは。
朗らかに笑うようになったのは。張り詰めた雰囲気が和らぐようになったのは。
――許さない。
柏木が出てくると殆ど男X女ものになっちゃうけど、
やっぱり柏木なんだから男X男モノは無いのかと。
王道で柏木X祐麒とか。
書ける立場じゃない人間が偉そうに言えないけど。
コンコン、というノックの音がして。我に返った。
「入れ」
ぶっきらぼうに言い放つと、入ってきたのは意外な人物だった。
「失礼します」
「ふん……なんのようだ、ユキチ」
例のあの……福沢祐巳の弟、祐麒は生徒会長室に入ってくるなり、
俺の方に詰め寄って来る。初々しい顔を深刻そうに強張らせて。
「祐巳のことでお話があります」
そう言うと、まっすぐな目で俺を見つめた。
「おいおい、祐巳ちゃんていうとこの前会ったお前の姉ちゃんか。
何で僕がそのことで、相談を受けなければならないんだ」
鼻で笑ってみせる俺の前で、ユキチはきっぱり断言してみせる。
「柏木先輩は……祐巳のことに関係があるんでしょう?」
俺の表情の変化に気づかずに、奴は続ける。
「あいつ、考えていることがすぐに表情に出るから。このところおかしいんです。
特に柏木先輩という名前を聞くと」
「…………」
「先輩、なんでもいいんです! 何かご存知なら教えてください。
あいつ……何だか凄く思い詰めてるみたいで、
今にも死にそうで……俺、どうしていんだかっ」
ユキチはわなわなと震え、俺の胸にしがみ付いて泣き始めた。
こいつらしくもなく、感情を自分で押さえきれないらしい。
「分かったよ。ユキチ。こっちを向け」
くしゃくしゃの顔をハンカチでぬぐってやる。
軽く溜息一つつくと、俺は椅子に深々と腰掛けた。
「これを見ろ」
引き出しから出した写真を何枚。ぴんと机の上に弾く。
あの娘のあられない写真。それといくらか。
「こ、これは……」
「祐巳ちゃんはな……脅されてるんだよ、この女――佐藤聖にな」
ユキチがぶるぶる震え出す。
俺は心なしか口の端が吊り上がっていくのを感じた。
「この女はレズで有名なんだ。こうやって、恥ずかしい写真を撮っては、
それをネタに脅しつけて毒牙に掛けてきたのさ」
そうやって、もう何枚かの写真を示す。
密かに用意していた、あの白薔薇が祐巳にセクハラをはたらいているときの写真だ。
「そ、そんな……あの人は、そんな人じゃ」
「おいおい、お前に何が分かるんだ」
大げさに、声に抑揚と張りをつけてやる。ユキチの涙に濡れた瞳が上向く。
「その女はな、大人しい顔して大したタマなんだぜ。
去年なんか下級生の女子をたぶらかして、駆け落ち未遂までやらかしたんだ。
相手の女子はさっちゃんとは同じクラスなんだが、
退学同然でリリアンを追い出されたって話だぜ。酷えよな」
我ながら仕草も、芝居も完璧だな。思わずうっとり。
「…………」
ユキチは暗く俯いて聞き入っている。よし、あと一押し。
「まあ、僕もさっちゃんの従兄弟だからな。あの子が一人で泣いてるときに声を掛けたんだ。
さすがにスールの本人には言いづらかったんだろうけど、ほら、僕は女には興味がないだろ」
「どうして、俺には……」
「そりゃ、お前さんに心配をかけたくなかったんだよ」
肩を軽く竦めて見せる。
「俺もなんとかしてやりたかったんだが、花寺の生徒会長という立場上、
あまり乱暴なことは出来なくてね」
「これが本当だとしたら、許せない……」
ダッとかけ出そうとするユキチ。すかさずその手を引き止める。
「おいおい、落ち着けよ」
「離して下さい。あの女、俺がとっちめてやるんだ!」
「お前がこれ以上ややこしくしてどうなる。証拠はないんだぞ。
それに、何のために祐巳ちゃんはお前にまで、必死に隠して徹してきたんだ?」
「…………」
にいっと、笑んだ。ぶるぶると、黒い感情に震えるユキチの前で。
「まあ、待て。上手い手がある。こうなったらお前のためだ、僕が一肌ぬいでやるよ
警察沙汰にもならず、事件を解決できる」
すると、ユキチが俺の体に縋りついてくる。それこそ、必死になって。
「お、お願いします。俺、なんだってしますから! 祐巳のためなら、なんだって!」
なかなか愛い奴だ。バカみたいに、お人よしで。
「いいとも、その代わり――」
「あっ!」
ユキチが顔を赤くして、びくびくっと震え出した。下を揉む手を、さわさわと動かす。
「その代わり、お前のその体を抱かせろ」
「――――!!」
それこそ真っ赤になって。わなわな唇を振るわせる。
その仕草はさすが姉弟だけあって、そっくりである。
「どうした、姉を助けたいんじゃないのか?」
目を瞑り、返事もないのは同意と取る。少年特有の、中性的な面持ちは固く強張っている。
それがいやがうえにも情欲をかきたてる。俺は其の中々に引き締まったしなやかな体を押し倒した。
・
・
・
・
ブルルル、ブルルルという音がしじまを破った。
柏木はけだるそうに咥えたタバコを灰皿に潰して、携帯電話に手を取る。
身じろぎもせず、身づくろいもし無いで横たわる裸体が、その言葉でピクンと動いた。
「電話だぜ。あの白薔薇からよ――」
柏木さんはそんな汚い言葉を吐きません
トリップをNGワードにいれるといいよ!
>>675 同意。
陵辱ネタを書くのはいい。
だがキャラクターを無視しないで欲しい。
固有名詞置換SSイラネ。出てけ。
NGワードもあるんだから嫌ならスルーすりゃいいだろうが、何書こうが職人の自由だ。
自分の読みたいもの以外書くなとか言う馬鹿な自己厨こそ出てけ。
>何書こうが職人の自由
そりゃ違うと思う。
仮にもマリみての世界を借りる以上、その世界のルール(キャラクター性など)に従うのは大前提だろ。
なんでも好きに書くてんなら完全オリジナルで書きゃいいんだ。
読みたいもの以外書くなって言ってるんじゃない。
二次創作書く以上二次創作のルールに従ってくれって言ってるだけ。
純愛とか陵辱とか言う以前の問題。
>>680 これは職人ではなくて荒らしでしょう。
それも分かりやすい部類の。
便乗荒らしに釣られずにNGスルーが吉ですよ。
>◆jHCuM/6C1s
乙。
言葉使いもだけど柏木のキャラが微妙すぎ。主要キャラをダークに崩して書くなら、
もう少し魅力的に見える書き方をしてほしい。陵辱される裕巳もそう。
生贄の子羊以上の+αが欲しい。
ただ個人的には、前に比べて確実に面白くなってると思った。
また同じ展開かと思ったら、>653辺りから変わってきたから。
陵辱は専用スレ行けよ。荒れるの判ってて投下するなや。
確かに才能があるよ
だからこそ、批判はさせてもらう
隔離スレでも立てるか
そして自らを隔離すると。ストイックだな。
馬鹿ばっか
祐巳が助かった当たりから面白くなってきたな。
このスレで、軟弱レズでない男前聖さまを見るのは久しぶりだ。
ただ、聖さまが祐麒にレイープされそうなふいんきがひしひしと感じられて・・・_| ̄|○
ハッピーエンドで終わらせてくれたらまさに神
>>682 獲物を犯すときにまで柏木が普段の言葉遣いをするかどうかはわからないんじゃないか?
まぁ、俺も違和感覚えたわけだが。
>>680 >二次創作書く以上二次創作のルールに従ってくれって言ってるだけ。
>純愛とか陵辱とか言う以前の問題。
この後、独自のマリみて解釈に基づいた薔薇十字の決まり文句が続くわけですな。
もうおまいらの妄言は聞き飽きたよ。NGワード付けてくれるとありがたい。
凌辱レイープにハッピーエンドなどありえないよ。
ほんとに職人さんだったらスマソだが、この投下のやり方はあらしと思われてもしかたないような。
ほら見たことか。毎度毎度荒れるじゃないか。
どう頑張ってもここの住民は鬼畜陵辱はスルー出来ないんだからNGワードとか
設定しても無駄。
投下してる奴の目的が荒らしならともかくそうでないなら他でやってくれ。
そして数十レスに渡って、言い争いが続く。
>>690 荒れるのは一部の狭量な馬鹿のせいであって職人の責任ではない。
職人に免許は要らないからね
別に投下してもいいと思う。
ちゃんとNGワードも入れているわけだし。
ただ、作品としての感想は述べさせて貰うよ。
ありがちでつまんない上にキャラの性格が掴めてない感じ。
下手にシリアスにしようとするのでかえって滑稽。
毎日陵辱されている人間が鞄に呑気にバレンタイン関連の物なんかつめているかよ。
面白くないから叩かれるんだよ。
批判と叩きは違うだろうよ
嫌いなタイプの上に面白くないから叩かれまくるわけか
なんでマターリできないんだろう
>591
これが職人の心の真実だろう。
陵辱系を書いて落とそうなんて酔狂な人間にしてみれば、
罵倒レスすら覚悟完了で投下してるんだし。
本当に書いてほしくなかったら、完全スルーが一番効く。
#っていうか糞下らん言い争いでスレを埋めるのは正直どうにかしてほしいよ。
#オレもなー
あたいこそが早くも700ゲトー
荒れるの判ってて投下してるんなら荒らしと一緒。
まあ俺は甘々も陵辱も何でもWelcome。
陵辱嫌いな人がいるのはわかるが、なんでここまで
ムキになって隔離したがるのかわからん。黙ってスルーしとけばいいのに。
甘々でも陵辱でも作品的に面白けりゃいいんだが、つまんないのは駄目だね
三人称から一人称になったり挙句に801要素もあったり。
801も別にいいと思うんだけどな。
作中でユキチは後ろ狙われてるわけだし。
祐巳そっくりの顔なら普通に萌えれるしな。
ちなみに↑の問題作は読んでいない。
人称の移動も違和感がなければいいんだけれど。難しいよね。
>>639の後編
祐瞳。今回はやっと微を抜けるかな・・・。
NG:電話
相変わらずヘボイが、萌えてくれる人がいればぅれしぃ。
バタンとドアをしめ、祐巳の部屋に二人きり。
時刻は22:00。寝るにはまだ少し早い時間だ。
ベットの横に敷いた来客用の布団の上にくっついて二人で座り、目的なくテレビをつける。
自然と絡められる左手と右手。
「この握り方って恋人同士みたいですね」
「だからこういう握り方したの」
瞳子は少しはにかんだ。
コツンと瞳子の頭が祐巳の肩にもたれる
肩にかすかに感じる重みが心地いい。
何もしない時間を一緒過ごせる人
これって案外いないものだ。だからこそ大切な人。
目を瞑ると、世界は暗闇で一人ぼっちのようだけど
その分手から伝わってくる温もりをより感じられる。
そして絡められた指は自分をつなぐ鎖。
「いい匂いがする」
視界がなくなると人間というのはそのほかの器官が鋭くなるものだ。
「瞳子ちゃんも同じ匂いするよ」
そういって髪にキスをする。
こんな他愛もない時間こそ大切の時間だと感じる。
ゆっくり流れるような時間は
プルルルプルルルル
と突然の電話の音で終止符を打たれる。
「誰だろう」
「祐巳ちゃ〜ん、小笠原さんからよ」
と下から母の声が聞こえた。
手は解かれた。
瞳子は解かれた手を握りしめた。
なぜだか心が騒ぐ。
祐巳は「は〜い」と返事をして子機で電話を取り、座っていた場所に戻る。
「もしもし、かわりました祐巳です」
『祐巳?今日瞳子ちゃんそっちに泊ってるのよね?』
「ええ、今隣にいますけど、代わりましょうか?」
『いえ、いいわ、お母様にご挨拶しておこうと思っただけだから』
『一応瞳子ちゃんの身内ですからね』
「そうですか…あっ!」
『どうしたの祐巳?大きな声をだして』
「いえ…あぅ…なんでもな…いです」
瞳子が祐巳の後ろへまわり、胸に手をまわしたのだ。
『…てる?聞いているの?祐巳』
「はい、あっ…はい…聞いて…ん…ます」
「ちょっと…ん…瞳子ちゃんやめ…あん」
『瞳子ちゃん?瞳子ちゃんがどうかしたの?』
「さっき私もやめてっていったのにやめてくれなかったのは誰ですか?」
「それは…うぅん」
「本当になんでもな…あ…いんです、お姉さま」
『そう?まぁいいわ、そうそう、もう一つ話すことがあったから電話したの』
「話…あ、ちょっ…なんですか?」
瞳子の手は徐々に下がりパジャマの中へ入って行く
指を布の上から割れ目にそってゆっくりと這わす。
快感で声がでないように祐巳は布団を強く握り締めた。
だが、瞳子に受話器をとってない方の耳へ
「お姉さま、かわいい」
などと囁かれ、無駄な抵抗に終わった。
「ふぅん…!」
『ええ、私と令、もう少しで卒業でしょ』
そう今は2月。もうすぐ現紅薔薇、黄薔薇は卒業してしまう。
『それでね、令と相談して、卒業旅行は山百合会みんなで行こうってことになったのよ』
ぎこちない会話が続くのと同時に瞳子の手もどんどん深い所へと潜って行く。
踏ん張っていた手にも力が入らない。
「ホントですか?!んあっ…!」
快感が爪先から頭のてっぺんへと突き抜ける。
瞳子には会話が聞こえなかった為、
祐巳が突然大声を出したのでびっくりしてしまった。
その為ゆっくりと祐巳を愛でていた瞳子の手もビクっと動き
それが結果的に突起に引っかかり、祐巳は続けて変な声を出してしまったのだ。
『それで、志摩子達には祐巳から言っておいてもらえるかしら?』
「はい…あん…わかりました」
瞳子は祐巳に囁き続ける
「音聞こえますか?クチュクチュって」
断続的な刺激で祐巳の意識はかなり低下し、
もう祥子が言っていることなのか瞳子が言っていることなのか
わからなくなっていた。
『じゃあ、頼んだわね、瞳子ちゃんによろしく』
『あまり夜更かししないようにね、それじゃあ、夜遅くにごめんなさいね、
お母様にも謝っておいて、おやすみなさい』
「おやすみなさい、お姉さ…ま」
最後のほうはもう祥子が何をいってるのか祐巳の耳には入っていなかった。
通話を切ると同時に受話器は手から落ち、
祐巳はお尻だけ突き出した形で前に突っ伏した。
瞳子はその上に覆い被さり、指を激しく出し入れする。
「や…やっ…あっ…あっ…」
祐巳は両手で布団を握り締めたが、
瞳子の指が動くたびに艶のある声が漏れる。
「こす…あ…ちゃああ…」
「んっ…んっ…はぁ…あ…だ…め」
瞳子は一向に動きを緩めようとしない。
それどころが指を増やしより深いところ、より広い範囲を刺激しようと
指を動かし続けた。
「本当にやめて欲しいんですか?」
祐巳は答えない。今更やめられるほうが耐えられない。
「あっあっあっ―――――!!っかはっ」
一瞬動きが止まり、祐巳は完全にうつ伏せになってしまった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
瞳子は祐巳に布団をかぶせ、自分もその中へはいった。
「お姉さま」
祐巳は呼びかけられ顔だけそちらを向く。
その刹那唇は奪われた。
「おやすみなさいお姉さま」
瞳子は勝ち誇ったような満面の笑みを浮かべていた。
カーテンの隙間から日差しが差し込み
朝が来たことを告げる。
瞳子が目を覚ますと…
視界には微笑んでいる祐巳がいる。
「昨日はありがとう」
祐巳の手が瞳子の肩をつかんだ。
((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
おわり
本当は瞳子も祐巳にしながらGする予定だったんだけど
つなげられなくてカット(´・ω・`)
やっぱ本来は瞳子Sだよな(`・ω・´)
いやま、瞳子ならどっちでも大歓迎なんだけどさ。
瞳子と祐巳の関係って瞳子が素直になればすんなりうまくいきそうなんだよね
だけど瞳子が素直になっちゃうと瞳子じゃなくて、難しい…
それではセンスを磨く旅にでるよ
|////| ( )ノ |////| ウィーン(自動ドア
乙です。
逆に攻められてる祐巳も萌えますた。
>>701 おまえら百合厨が、スレの決まりに従ってスルーできたら荒れたりしないよ。
荒らしはおまえらだよ。
本当、毎度毎度、隔離だのマリみて世界を理解して無いだのアホレス付けて迷惑きわまりない。
乙〜。 よかったよん。
旅にいってらー。 ノシ
>715
乙です。萌えてハァハァ(*´Д`) b
このあと電話の向こうの祥子さまが大変なことに!!――なったりはしませんよね。
アンタが修行を終えるのを待ってます。また会おうぞ。
>>668-674 「話してみて――」
そう云う聖に、祐巳は泣きはらした顔をこくんと縦に振った。
薔薇の館で。言い争う二人を聖は見ていた。
それでなくとも、祐巳が近頃普通でないのを、聖は心配していたと言う。
「それで後を追いかけていったら、屋上なんかに出ちゃって――」
無我夢中で、助けて。そうでなければ祐巳は間違いなく死んでいた。
ようやく、実感が沸いてくる。聖と抱き合って、泣いて――
「――――」
やがて祐巳はおずおずと語り始める。
その話を、詰まり詰まりながらも、聖は、じっと聞いていた。
顔は次第に怖いくらい凍り付いていく。
「うっ……ぐうっ……お姉さまには……お姉さま」
「よく、いままで我慢できたね。祥子のことなら大丈夫」
聖はそっと祐巳の頭を撫でた。そして、立ち上がった。
その目には激情を、湛えて。
「――私が柏木の野郎と話をつけてくる」
指定された場所は柏木の自邸。
「いらっしゃい」
柏木はにこやかに笑顔で迎えた。
通された応接の一室。お茶まで手ずから用意する。
だが、聖は無言のまま手も付けようともしない。
「どうしたんだい。ささ、遠慮せずに呑んでくれ」
「――ふざけるな」
柏木は、しかし、にこやかな笑みを崩さない。
「ま、そう警戒するなよ。別に変なものは何も入ってないぜ」
そのまま、軽く首をすくめて見せる。
「する必要もないしな」
「なぜ、祐巳ちゃんを犯した」
柏木の軽口を衝いて出た声は、ほんの微かに震えていた。
「別に」
「……お前はもっと違う奴かと思っていた」
柏木は溜息一つ。
「買被りだな」
そして、顔をぐしゃりと歪ませた。
「俺はこのまま続けるぜ。死ぬまでな」
「貴様……」
そのとき、がちゃと扉が開かれた。
「祐麒!」
聖の口から少し安堵するような声が漏れる。
後輩の祐麒を同行させる。それが柏木が提示した案件だった。が。
「あ……はっ」
聖の目が大きく見開かれる。
出会い頭くりだした祐麒の拳は、聖の鳩尾深くめり込んでいる。
そんな聖を、祐麒は冷たい目で見ている。
「ん……くっ……」
やがて、うっすらと目を開ける聖。
その透き通ったように白い顔に、上から熱湯が注がれる。
「あっ……熱っ!」
「だから言ったろ。する必要はないって」
そう言うと、柏木は空なった湯飲みを放り投げた。
殺風景な部屋の床に落ちて、砕けて、乾いた音を立てる。
「ミイラ取りがミイラになっちまったな。なあ」
「祐麒……どうして?」
だが、見下ろす祐麒の顔に、以前会った時のような親しみはない。
冷たく、底冷えするような表情で聖を睨んでいる。
「おいおい、こんなことをしておいて、まだ白を切るのかよ」
床に横たわる聖の鼻先に、写真がひらひらと何枚か落とされた。
「…………!」
「ほら、こうやって祐巳ちゃん手篭めにしながら記念撮影してるのは、一体誰だ?」
聖が呻いた。
「こ、こんなもの……」
写真に伴に映っているのは柏木ではなく……聖その人だった。
「こんなもの、パソコンを使えばいくらだって」
聖の言葉は途切れる。瞬時、柏木が凄まじい力で腹を蹴り上げたのだ。
「ぐっ……がはぁ!」
「オラ、オラ、オラ♪」
そのまま、連続で蹴りを入れる。
さすがに運動神経も良く、一発一発が、エースストライカーのシュート並の威力を秘めている。
「先輩……腹は止した方がいい」
腕をはっしと掴んで、止める祐麒。
「優しいんだな、お前は♪」
「……はぁ……はぁ……」
聖は口から胃液を吐き出し、涙を流してビクンビクンッ震えていた。
両手は後ろでにラバーバンドできつく拘束されている。
「聖さん、残念です。あなたは祐巳を大事にしてくれる人かと思っていた」
しゃがみ込み、聖の顔を見下ろす祐麒。
「違……聞いて……」
だが、弱弱しく漏れる息は声として祐麒の耳に届かない。
たとえ届いたとして……目に見える「証拠」のない聖に勝ち目があるかどうか。
「それじゃ……犯るか」
言葉一つ、聖の体を動かしにかかる柏木。聖がびくっと震える。
「な、な……によ……?」
「決まっているだろう」
柏木はにいっと皎い歯を剥いた。
「復讐だよ。お前がやったことをそっくりそのまま返すんだ」
「――――!!」
柏木が、聖の衣服を剥いでいく。
「ああっ……いやっ、やめ……」
「ユキチ、お前はスタンバイしろ」
そう言う柏木の手は、割りと複雑な制服のつくりを、
難なく征服していく。深い色の布地が剥がれ、或いはナイフで裁断され、
わずかな部分を残して白い肌と、下着を露わにする。
「へえ……見かけ以上にでかいんだな。着痩せする方か?」
云いながら、白いブラジャーにたわわに実った乳房を手で揉む。
「くうっ……」
「ユキチ、準備はできたか?」
「はい」と応える声に、そちらを向けば、果たして祐麒は黒い機体を持っていた。
二眼レフカメラ。写真部の武嶋蔦子が見れば、涎を垂らしそうな代物である。
「それじゃ、御開帳♪」
「だめっ、ああっ……!」
抵抗もむなしく、下着が剥ぎ取られていく。
下半身を守る、最後の衛りが。抵抗すれば、柏木はその顔を拳で殴りぬいた。
「くっ――――!」
顔を悔しげに涙目で歪ませる聖の前で、シャッターが切られる。
写されていく。――露わにされた、聖の女性が。
「よしよし、よくやった」
柏木がぽんぽんと祐麒の頭を叩いた。
「これで『余計な事』は言えなくなった。なあ」
誰にともなく、語尾を延ばしてみせる。
その顔がくしゃくしゃっと歪められた。
「許さない。絶対に――」
歯からぎりっという音がする。凄まじく柏木を睨む聖。
その胸を荒々しく腕が鷲づかみにした。
「はあっ!!」
「『復讐』がこんなもので終わるとは思っちゃないだろ?」
そう言うと、軽く目配せする。祐麒はこくんと頷くと、腰を落とした。
脱いだ着衣の下は已に蓊然と勃起している。
「やだ……やめてっ、祐麒っ……」
涙に濡れた瞳で祐麒を見上げる。
応えはなく、代わりに柏木が、乾いた笑い声を上げる。
「お前でもそんな小娘みたいな表情になるのか。がっかりだな――」
「だが」と続ける。手には大振りのカメラ。
「まあ、無理もないか。取っておいたんだろ、その穴。
久保栞とかいうんだっけ。純潔を守り通してきたのか。泣かせるじゃないか」
その顔がぐしゃっと歪んだ。
「興信所に住所探させて、送りつけてやるよ。お前のハメ撮り写真をなぁ!!」
「!!」
その瞬間、祐麒の剛直がつき込まれた。
荒らしさんいらっしゃい
731 :
名無しさん@ピンキー:04/05/15 23:27 ID:YCPysLwX
荒らしSSを投下するスレはここですか?
>730 薔薇十字さんいらっしゃい
黙れよ両方とも。
暇だから次スレタイトルを考えてみる。
・・・だめだ、涼風エロエロもしくはエロ風さつさつしか思い浮かばない。
俺はなんて貧相な脳味噌の持ち主なんだ!
心配せんでもこれまでのスレタイはみんなそんな感じや
>733 大人げないことをしました 申し訳ない。
>734 前に挙がったのでは「淫風さつさつ」とかがよさげなきも……
エロ風エロエロってどこで見たんだっけか
エロ風がさつさつしてても
涼風がエロエロしてても嫌だなw
よし、気が早いがもし漏れが立てることになったらエロ風えろえろにしようっと。
涼風ヒクヒクなど二回続くヤラシイ擬音はどうだろう
どうでもいいが淫風さつさつって
なんか山田風太郎みたいだ……
涼風ちつちつ
修学旅行編のIFの続きのような形で、静×祐を投下します。
題名は「フレンチキス」、メル欄は「キスだけ」。
メル欄通り、キスだけですが、ご容赦を。
「チャオ ソレッラ!」144P9行目からのIF進行です。
「可愛くないわね、祐巳さん。そういう時は、ただありがとうございますって言えばいいのよ」
静さまの麗しい声が、祐巳を諭すように響く。
ピサの斜塔傍、観光客からは死角になっている場所にある芝生。
そこで、祐巳と静さまは、絵葉書の代価を払う払わないという話になり…
ついには、静さまからこんなセリフまで言われてしまったのだ。
「でも」
静さまは、お姉さまじゃないし。もらう理由もないし。
でも、頑なに拒否するのもなんだか失礼な気がしてきた。
「頑固ね。いいわ、代価はもらいましょう。…でも、現金は無粋よね?」
チラリと悪戯っぽい笑みを浮かべる静さま。
なんだか、昔図書室で祐巳を騙した時と同じような表情をしてるような…。
それにしても、現金じゃないとすると、何で払えばいいんだろう?
「もう少しこっちに来て。そう、そこで目を瞑って」
この言葉も。随分前に、祥子さまから似たようなことを言われた記憶がある。
あの時は飴を貰ったんだっけ。じゃあ、静さまは、絵葉書と切手を持たせてくれるとか。
そんなバカな事を考えながら、素直に目を瞑る。一体何だろう?
…ちゅっ。
肩を抱かれて、顎を軽く上向かされた瞬間、唇に暖かい感触。
一瞬、祐巳には何が起きたのか解らなかった。
「っ…?」
驚いて目を見開くと、目の前にはアップの静さまの美しいお顔。
その涼しい瞳は、さっき見せた表情と同じく悪戯な光を湛えている。
これって…もしかして。
キス、されてる。
それを祐巳がきちんと理解したのが3秒後。
「…っ…ふぁ…?!んーーーーー!」
静さま、なにを!
口を塞がれているのに、焦ってそう尋ねようと唇を開いた処に、
するっと静さまの舌が祐巳の口腔に侵入して、くちゅり…そんな音を立てて蹂躙し始める。
慌てて拒否を示すために、舌先で静さまのを追い出そうとすると、
濡れた舌がちゅぷちゅぷと柔らかく絡んで、逆に愛撫されてしまう。
「ひっ…ぅ…んくっ、ちゅぅ…ぁぁ」
祐巳の舌で円を描いたり、裏側を甘くなぞって…頬の内側を軽くノック。
唾液で濡れた静さまが、口内を丹念に舐め擦る度に、祐巳の身体から力が抜けてゆく。
唇と舌に触れられている全てから、じくじくと快感が湧きあがってきて、動けない。
せめて、ディープキスだけでも止めてもらわないと。
ゆっくりと歯を閉じれば、静さまもちょっと痛いかもしれないけど…
祐巳が朦朧とする頭で、対抗策を考え、実行しようとした時、
静さまは歌姫。
自分を甘く蹂躙している人物の基本的な情報が脳裏を過ぎり、動きが止まる。
絶対に、舌に傷なんてつけられない。
ぐちゅ、じゅぶ、ぴちゅ。
美しい歌声を紡ぎだすであろう歌姫の舌が、思うまま、抵抗出来なくなった祐巳を蹂躙する。
「ひぅ…ぁ…んん」
静さまを傷つける訳にはいかない以上、
もう、祐巳はされるがままに、彼女から流し込まれる唾液を嚥下して、
その舌戯に翻弄されるしか無かった。
・
・
・
数十秒後。
「ふぁ…ぁぁ…んちゅ…ぁん」
唇が一瞬離れる度に、祐巳から漏れ出る声は、確実に甘く蕩けるような響きを湛え始めて、
驚きに見開かれていた瞳も、今ではうっとりと閉じてしまっている。
(ぁぁ…ヤダ、由乃さんの…と、全然違う。溶け…ちゃ…ぅ)
それに気を良くしたのか、静さまの舌が祐巳を自分の口内に導くように絡み、吸い上げて来る。
祐巳は、抵抗するどころか、甘えるようにそっと舌を差し出してしまう。
触られてすらいない、女の子の部分は、口腔を愛撫される度に、甘い痺れをもたらして、
祐巳をトロトロに溶かしている。
その差し出された祐巳から避けるように、なぜか静さまの唇が離れたかと思うと、
数瞬後、一旦離れた唇から舌を伸ばして、唇の外でお互いの舌先だけが触れ合うよう、
ぴちゃぴちゃと、舌と舌を舐め合わせて祐巳を弄び始めた。
日中、暑い程に晴れた空の下、誰が来るとも解らない場所で…
舌だけを触れ合わせるような、とてもいやらしいキスをしてる。
誰ともしたことの無いような、エッチなキスを静さまと。
自分がどれだけ、ヤラシイことをしているのか解っていても、
既に、口を閉じても静さまを傷つけることなんて無いのに、
祐巳の舌先は静さまを求めてしまっていた。
もうショーツがぐっしょりと湿る程感じさせられて…止まらない。
キスだけなのに、キスだけなのに。
「ん…ふぁ…―――!!!」
舌先の遊戯から、一転、再び静さまに唇を塞がれて、信じられない程強く吸い上げられる。
静さまの艶やかな唇が、祐巳の舌を挟んでぷちゅぷちゅと扱き、
祐巳の甘い唾液を吸い取って、傷つけないように甘く噛んでから、熱い舌で舐め上げた。
びくんっ、びくんっ。
祐巳の身体が小刻みに震え…瞳からつぅっと一筋涙が零れる。
セーラー服に包まれた体の奥からは、痙攣するように何度も震える乙女の泉より、
噴出すように愛液が迸っている。
(…いっちゃ…た。キスだけで、静さまに…)
震える祐巳を抱きしめたまま、静さまは、ゆっくりと、祐巳の唇を解放して、
その美貌が確認できるほど、顔を離してくれた。
そしてまた、最初の悪戯っ子のような表情。
「切手の代金分。キス一回」
涼しい顔で、そんな事を言う。
「い、一回って…」
でも、キスなんて、と文句を言おうとすると、機先を制されて
「イタリアでは、キスは挨拶みたいなものよ」
確かに一回だし、イタリアではキスは挨拶だけど…
絶対に何か違う。さっきのは、違う筈。
あぅあぅ、何か言い返したいのに、言葉が見つからない。
この感覚…そういえば。
「静さま…聖さまに、似てきてませんか」
ジト目で睨む。
「それは嬉しいわね」
涼やかに微笑まれてしまった。…完全に祐巳の負け。
降参、というように一つ溜息をつくと、
向こうからトイレに行っていた由乃さん達が帰ってくるのが見えた。
危機一髪。
…絶対に、由乃さんには内緒にしなきゃ。
―終―
わーい。リアルタイム乙!
由乃に見つかったらどうなるのか、激しく見てみたい
752 :
455:04/05/16 08:53 ID:jkQlIdFD
前回もっと長めのものをとアドバイスいただきましたので、
今回は長めのものに挑戦してみました。
1回1回の分は短いですが、頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。
タイトルは白の遺伝子 NGワードはshironokaikou でお願いします。
『ネットの闇にメス!盗品売買集団摘発』
そんな記事が載ったその日、乃梨子から電話があった。
「志摩子さん会いたい。ダメかな・・・」
乃梨子の声はいつもと違い消え入りそうなほど弱い。
私はどうしたのとは聞かずに場所と時間だけを決めて受話器を静かに置いた。
電話を切った後、受話器を持っていた手を口元に当てて私は思案に耽った。
乃梨子はどうして急に電話してきたのだろう。
私に会いたいことは分かった。
でもどうして、乃梨子の声は力弱く、春に降る雪の様にすぐにでも消えてしまいそうなものを私に感じさせるのだろうか。
私はとりあえず外行きの服に着替え、乃梨子との待ち合わせ場所のバス停に向かった。
家から数分の場所にバス停はある。私は誰もいないベンチにひとり腰を下ろした。
そして、私は空を見上げた。そこには夏に相応しい太陽の輝きとマリア様の心のような澄みきった青空が広がっていた。
30分ぐらいたっただろうか。向こうの方から「07番小寓寺・中央」と書かれたバスが近づいてきた。
(乃梨子が乗ったバスだ。)
私は思わず立ち上がり手を胸に当て、バスを見つめた。
そうこうしている間にバスは私の前に止まり、おかっぱ頭を少し長めにした少女をひとり残していった。
バスが去った後、私と乃梨子は一対一で向き合っていた。
最初に口を開いたのは乃梨子だった。
「志摩子さん、今日はお別れを言いに来ました。」
そう淡々と言いながら、乃梨子は首のロザリオに手をかける。
彼女の目は前髪に隠れ見えない。
私は乃梨子の真意が読めずちょっと待ってと叫んだ。
そのとき咄嗟に掴んだ乃梨子の手はわずかに震えていた。
「どういうこと、乃梨子?」
私はこれを聞かずにはいられなかった。乃梨子の考えが心が全く私には分からなかったから。
「志摩子さん、私と姉妹の縁を切ってください。そして・・・もっと相応しい人を妹に迎えて」
「乃梨子以外に私の妹はいないわ。だから何があったのか分からないけどそんなこと言わないで」
「ありがとう・・・。でも、私は志摩子さんにもう会えない・・・。リリアンにも・・・行けない。そんな悪い女になちゃったの!
志摩子さん、ごめん」
そう言って乃梨子は私にロザリオを握らせると、踵を返し走り去ろうとした。
でも、そのとき私は見た。彼女の目を。それは本当は私と離れたくないそう叫んでいた。
その瞬間、私は乃梨子を後ろから抱きしめていた。彼女の甘い香りが私を包む。
「私も連れて行って。」
私は乃梨子にすがっていた。
「私は乃梨子と離れるのが嫌。」
私は尚も乃梨子の耳元で囁き続ける。
「私が卒業するまで側にいてくれるって言ったよね」
私はなんて卑怯な人だ。姉としてなんと情けないことだろう。
しかし、乃梨子は小さく頷いた。
「荷物とって来るから待っていて」
そう言って乃梨子をバス停に残し、私は家に戻った。
お財布、通帳、替えの服、少しばかりの食べ物、それらを急いで集めると私は乃梨子の待つバス停へ戻った。
出かけ際、珍しい私のリュック姿を見つけて父にどこへ行くんだと聞かれたが、
山百合会のメンバーでパーティがあると適当に答えておいた。
心の中で父にごめんなさいと思いながら――。
・・・つづく
つまんねー!
>>755 でたな、毎回恒例の荒し君。
まぁ一行レスなんて荒しが大半だけどね。
全て投下されてから批評はしよう。
こういう出だしは俺は好きだ。
がんばってくれい。
って言うか、窃盗団かよ!
保管庫に現スレログのミラー置いてるな。
人大杉で見れないヤシのためなのかな。
>『ネットの闇にメス!盗品売買集団摘発』
ワラタ
>>753-754 「言ったよね」って台詞がなんか志摩子らしく
ない感じでギャップに(*´Д`)ハァハァ
しかし先の展開がまったく読めない。
>>760 売買団の巣窟に転げ込む二人
↓
リンカーン
↓
( ゚Д゚)ウマー
膝立ちになった志摩子に手をとられ、ベッドへと導かれた。
薄闇の中でも潤んで光をおびた瞳が私を見つめる。
私も吸い込まれる様にその瞳を見つめかえす。美しさに息をのむ。
胸元に気配を感じて視線を落とすと、シャツのボタンにかかる志摩子の手が見えた。
仄暗い部屋に白く浮かびあがる美しい指。
日舞をする人の持つ表情豊かな指先が、こんなときでも優雅にボタンをはずしてゆく。
私も彼女の背中のファスナーを探り当て、自分を落ち着かせるためにゆっくりおろす。
開いた衣のあわせから、胸もと、肩のライン――と素肌があらわにされてゆく。
志摩子の腕が首に巻きつき、うっすら開いた唇が押し付けられた。
さっきとはちがう深いキスにからだの奥がじんとなる。
私も彼女に応えながら、まだ腕のあたりに纏り付くシャツをはぎ取るように脱ぎ捨てた。
自由になった両腕で華奢なからだを包み込む。
初めてじかにふれる志摩子の素肌。女の子のからだ……。
志摩子の唇、温かい舌の動き、速くなってゆく息づかい、
そしてお互いの乳房がふれ合うやさしく刺激的な感触。
頬から身体の先端へ鳥肌のような痺れが走る。
このまま消えてしまってもいいと思えるほど心地よい。
深くつながりたい。溶け合ってしまいたい。
心もからだも隅々まで、すべて私のものにしたい。
そんな衝動に任せて、志摩子の方に少しづつ体重を移し、ベッドに寝かせ覆いかぶさる。唇を強く吸う。
「んっ、だめ……」
唇が離れ、押し戻された。
予想外の抵抗で、心臓をつかまれたように動きがとまる。
志摩子はからだを起こして私の髪をそっと梳くと、頬に唇をよせて囁いた。
「だめです。お姉さま……。私にくださいと、言ったでしょう?」
やさしく抱きしめられていた。
求め合い密着する肌と肌。まるで二人の間に誰も入ることを許さないと言う様に。
もちろん今の私には栞への未練など入り込む隙間などなかったが、
私を過去の亡霊になど渡さないという、志摩子の強い意志が伝わってくる。
「お姉さま……すきです……お姉さま……お姉さま……っ」
耳元に唇が押し付けられ、あえぐような声で何度も呼ばれた。
その声だけで腰の辺りが麻痺してくる。からだの奥から熱い滴が下りてくる。
志摩子の言葉と熱い吐息は私の唇へと注ぎこまれ、頬から首筋を這う手の平が乳房を覆う。
そのままベッドに押し倒された。
ひんやりとしたシーツの肌ざわりを感じる間もなく、志摩子のからだが私の両足を割って入り、覆い被さる。
私も志摩子にすがりつく。足がからまる。吐息がもれる。
同じ起伏をもった二つの肌は素直にたがいを受け入れて重なり合う。
志摩子のからだの重みと体温は、彼女がいつか消えてしまう幻ではなく、
私を置いて天上へ飛び去ってしまう天使でもなく、
今ここにいて、確かに私を抱きしめているのだと実感させてくれた。
「あぁ……志摩子……」
「すきです……お姉さま……すき……」
日頃おとなしい志摩子が、激しく私を求めている。私も志摩子を求めている。
首筋に熱く湿った吐息と唇が降りそそぎ、
私を求めて止まない囁きと共に次第に下方へと移って行く。
くすぐったいのとも違う、痺れに似た未知の感覚。
志摩子の唇は、わずかでも私のからだを離れるのを惜しむのか、
私の名を呼び、「すき」と囁き続ける間も絶えず押し当てられていた。
彼女のその唇がふるえる度に、私のからだは感じやすくなっていった。
「ん……志摩子。……っ……ん」
左右の乳房への手の平と舌の愛撫、少々乱暴に繰り返される頬ずりに、
私は息が止まりそうになり、汗で濡れる志摩子の髪を握りしめた……。
それに応えるように愛撫が強まった。
乳房に纏いつく熱い舌に容赦なく頂を吸い上げられ、私は堪らず息を荒げてからだをよじる。
「はぁっ……ぁあ……ん……。志…摩子……。志摩子。すきよ……。すき……ぁ」
恥ずかしい……自分のものとは思えない艶かしい声に、私自身のからだが反応する。
下腹部のずっと奥のどこかわからない場所が、熱をもった疼痛のように自己主張している。
また熱いものが下りていった。
志摩子……。私を……もっと。もっと……。
「志摩……子……」
「お姉さま!」
求める声は志摩子の唇で塞がれ、大胆に動き回る舌に絡めとられていった。
彼女の手は飽くことなく乳房を弄び、その唇は私の喉、鎖骨、乳房の周りから脇腹へと泳ぎまわる。
無意識に揺れる志摩子の長い髪が肌を撫でる。
ようやく乳房を解放した手がラインをなぞるように滑り、まだ身に着けている最後の下着にかけられた。
下腹にキスを続けながら、ふとももを抱え込むように下ろしていく。
さっきからずっと志摩子を求め続けているその場所が、あらわにされてゆく……。
あぁ……私は……志摩子を愛しているんだ……。
私のこの気持ちは本物だったんだ……。
その証がそこにあった。
「ぁ……」
足の間に忍び込んできた志摩子の手が、私の気持ちを確かめるように探っている。
押し当てられた手の平に私自身の膨らみを包み込まれ、細かく揺すぶられると甘美な刺激が広がって。
宙に浮かんでいるような不思議な気持ち良さともどかしさ。
泡立てた石鹸を塗り付けるように滑らかに往復する、細く硬く、柔らかい感触。
耐え切れずに漏れる声はもう言葉にならない。
志摩子が手をあてがったままからだを重ね直し、唇を合わせた。
めまいがするほど奥深くをまさぐりあうキスと、下方でうごめく志摩子の指。
額に、肩に、振り落ちてくる豊かな巻き毛が官能を煽る。
小刻みに動く指先に小さな膨らみを愛でられると、そこは更にしっとり熱くなってゆく。
容易に志摩子の指を飲み込んでしまいそうなほど溶けてゆくのがわかる。
志摩子にもこの熱が伝わっているはずだ。
「お姉さま……」
唇を離した志摩子が私を見ていた。
「私で、いいのですね……」
それは歓喜とも苦痛ともとれる泣いているような声だった。
「……いいよ。来て。志摩子……」
「ごめんなさい……。お姉さま……」
私自身の一部だけれど、ここから奥は未知の領域で、とても大切なところで。
でも、志摩子だから委ねてしまいたい。
「……すきよ。志摩子……」
私は志摩子の背中を抱きしめた。
再び動き出した手がやさしく私を揉みほぐす。
志摩子の深い溜め息が私の首に吹きかかる。
続いて、ゆっくりした深呼吸にあわせて、彼女の指が私の入り口に差しいれられた。
私も志摩子と同じように、深く息を吸い込んで迎え入れる。
重なり合う二人の吐息がつくる淫靡なリズムにのって、少しずつ入ってくる繊細な指先。
私が痛みを感じないように、やさしくゆっくりと。
しかし、志摩子を求め続けていた私のからだは、それを引き込むように受け入れていた。
体内にはっきりと志摩子の存在を感じた。そして志摩子を包み込む自分自身の存在も。
志摩子がまた溜め息をついた。
「はっ……ぁっ……はんっ……」
自分の声に混ざり、ベッドが鈍い音を立てている。
激しさを増して出し入れさせるその指に、私は揺り動かされていた。
志摩子の唇が吐息をもらしながら、頬や首筋を通りすぎてゆく。
他の指が先端の膨らみにも押し付けられ、器用に小さな円を描いて私を追い詰める。
ももの内側を突き抜けてゆく痛痒につま先が引きつり、自然と腰が浮き上がる。
悪寒にも似た歓びがぞくぞく背筋を伝うたび、
私の足先はシーツの上をさまよい、両手は志摩子の髪を掻き抱く。
きつく瞑った目の奥に、先ほどボタンをはずしていた志摩子の指が浮かび上がった。
艶かしく動く細い指先の美しさ。
あ、あの指が、今私の中で舞っているのか。
私のすべてを求める志摩子の指……。愛されてるんだ。
「……ぁ。志摩子……やめないで……ぁ……」
「……すきです。お姉様……」
頭の中に白い幻想のように浮かぶその指が、私を陶酔へと導いていった。
日の短い今頃のこと、たぶん夜というにはまだ早い時刻なのだろうけれど、
目線の先にある天井はすでに闇を纏っている。思い出したようにお香の匂いが漂った。
仰向いたまま息を整える私のすぐそばで、同じように上下する裸の肩に手を伸ばす。
私の大切な妹は、いつもと変わらず穏やかに微笑んだ。
額にかかる乱れた髪がつい先ほどまでの出来事を物語る。
とうとう超えてしまった……。
心ばかりか、からだも離れられなくなっていた。
「私たちこれからどうなるんだろう」
すがるように志摩子の手を握る。
「さあ……。今までと変わらないのでは?
でも、これからはお姉さまと一緒の未来がありますね。こうして手をつないで」
志摩子は力の入った私の手をあやすように、そっと握り返してくれた。
「未来って。志摩子はどうしたいの?」
今までと変わらないのなら、シスターになる夢は? そう聞きたくなるのを呑み込んだ。
「ふふっ……。では、まず、一緒に夕ご飯を食べることから始めましょうか」
志摩子はのんびりと笑う。
私の不安がばからしくなる。先のことは考えない。それでよかったんだっけ。
「そうだね。――でも待って」
私の頬にくちづけひとつ落として起き上がろうとする志摩子を引き止め、
ゆっくりと肩を倒して横たわらせる。
青白いシーツに広がるウェーブの髪が絵のようにきれいで、掬い取って唇を寄せた。
「――その前に、志摩子をいただこう」
「まあ……」
こんな軽口も、志摩子が相手ならやはり本当になってしまうわけで。
今はすっかり身近になった志摩子の髪の香りを吸い込みながら、耳元に顔を埋めた。
「さっきは、ありがとう」
「私の方こそ」
「今度は、志摩子に……ね」
「はい……」
髪に、額に、頬にくちづけを散らし、私がからだを重ねると、
志摩子は目を閉じ私のうなじにそっと手を添えた。
「っ……。ぁっ……はっぁ……ぁっ」
頬に触れる、やわらかく厚みのある乳房が、誘うように揺れている。
唇を這わせ、時折強く吸い上げながら、志摩子の中で指を動かす。
指の根本に絡みつく生暖かい襞に締め付けられ、私も声を漏らしていた。
液体が指を伝い手首へ流れると、私の芯にも熱い滴が溢れ出た。
志摩子に包まれて、私の指も感じているのだ。
志摩子が大切にしなければならない存在は私だけではないのだと、忘れたわけではない――。
でも、切なく甘い吐息を夢のように聞きながら、今はただ、ふたりで溶けてゆきたかった。
「ぁ……お、姉さま……っ」
求めてすがる手を握り、指をからめて、私は愛しい妹に心からのくちづけをおくった。
秋の章 終
精神性重視の中途半端なエロですが、おつきあい、ありがとうございました。
レスくれた人、読んでくれた人、感謝です。
話としては、乃梨子が絡んでビターに展開する「冬の章」へと続きまが、
だらだら投下するのもなんなので、今回はこれで終わります。
投下乙だが、あいかわらずつまらん。レズ( ゚д゚)キモイ
というか、もうこのノリ秋田
半端に文章力が、余計にありえなさを増幅させている
白祭り!ヽ(´ワ`)ノ
>752
今度は最後まで頼みますよ。
俺の頭では今後の展開は「聖さまをも巻き込んでキャッツアイ結成」くらいしか浮かばん。
>769
エロいぜGJ!
精神性重視のエロ――良いではないか。
「冬の章」も待ってます。
>>769 心情が伝わってきて良かった(・∀・)GJ!
GJ! 楽しめた、冬も待ってる。頑張って
>>770 すげーな、即レスですか。
相変わらずのクソ書き込みだが、本当は気になって気になって仕方がないんだろ?
とにかく、負け犬の嫉妬は見苦しいぜ。
レズものが投下されると、原作のふいんきぶちこわしだよね。
荒らしの諸君に祐巳マンから忠告
⌒*__*⌒
|・∀・|ノ よい
./|__┐
/ 調子
""""""""""""""
.⌒*__*⌒
((ヽ|・∀・|ノ しょっと
|__| ))
| |
調子
"""""""""""""""""
なごんだ。(・∀・)カワイイ!
>>779 彼らの脳内
→百合こそ正統→百合作品を批判する香具師は荒らし→荒らしは罵倒しても良い
だと思われ
てーか完全に無視しとけよ。
荒らし、アンチ荒らしを非難する匂いのする書き込みをする時点で、おまえらも同じだってことに気がつかないもんかね。
784 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 20:02 ID:P4EArLH9
猟奇創作スレの202の聖様の死がなっとくできない。
「ケケェエエエ、クケケケェェエエエエエエエッ!!」
男が、顔をぐしゃぐしゃっと歪めて雄たけびを上げる。
「せ、聖さま……?」
祥子は聖の目の前に顔を突きつけられていた。そして見ていた。聖の死の一部始終を。
「うあああああああああっ!! 聖さまああああああああっ!!」
眉根を寄せ、悲痛な叫びを上げる祥子。その祥子の上で、男が銃を構える。
パンパン、と銃が三連射された。聖の頭が砕けて、脳漿が飛び散った。
そこから溢れた脳味噌や目玉が、どろどろとこぼれて祥子の鼻先に転がった。
「ああああああああああっ、うわあああああああああっ!!」
祥子の絶叫が喫茶店に木霊した。
「さて、そろそろお前の番だな」
男が祥子の側へと近寄る。
「殺しなさいよ!」
祥子は泣いていた。だが、さっきまでのようにただ泣き崩れるだけではなかった。
785 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 20:03 ID:P4EArLH9
双眸に涙をいっぱいに湛えながら、凛とした目でまっすぐ男を睨んでいたのだ。
「殺すなら殺しなさいよ! 聖さまみたいに私も殺せばいいじゃないのぉ!」
「クククッ」と、男が口の端を歪ませた。そうして、その言葉を紡いだ。
「――お前を殺すつもりなど最初からねえんだよ、小笠原祥子」
「何?!」
(ここから偽物)
-そこまでだ!-
聖「祥子をはなせ!」
祥子「聖様!!」
スキソヘッド「・・死体がしゃべった〜?!!!」
それでも聖は血まみれだ。
聖「リレイズかけておいたからかいがあった。」
聖「お前ら・・・・イッテヨシ(・∀・)」
聖は男に向かって銃を連射した。男は震えて動かなくなった。
聖「さて・・かえろうか祥子。・・・祥子?」
祥子は血を流して動かなくなっていた。
聖「あ、しまった。祥子まで射ってしまった。フフフ・・・」
-聖「アハハ・・アーーーハッハッハハハハ!!ハハハハハハ!!」-
End
厨にも負けず
DQNにも負けず
アラシにも煽りの粘着にも負けぬ
丈夫な心を持ち
慾はなく 決して瞋らず
いつも静かに笑っている
一日に2chと
エロパロに少しの感想を投下して
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
東に過疎のスレあれば
行ってホシュしてやり
西に疲れた職人あれば
行って感想を書いてやり
南に死にそうなスレあれば
行ってまた立てればいいと言い
北にF5攻撃や荒らし依頼があれば
つまらないから止めろと言い
一人のときは涙を流し
過疎のスレではオロオロ歩き
みんなに名無しと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういう者に
私はなりたい
その名はひきこもり
まあ同じエロ同士
み ん な 仲 良 く
な?
>>769 聖さまが初めてというはアレ?
と思った私は…_| ̄|○
ともあれ、良かったです。
秋の章>
GJ!
相変わらず上手いですね、かなり良かったvv
>>787 かなりワロタvv
なんつーかマジで分家しない?
トリップ付き荒らしが来るほどageったみたいだし
いろいろ荒らしも十字も拡散するのでは
>トリップ付き荒らし
誰?NG登録したいから教えてくれ
>>792 一つの作品で二つもスレなんていらん。
NGつけてるにも関わらず無視もできずに
荒らす奴が悪いだけ。
で荒らした奴にレスする奴もな。
>>794 君の言うのは正論だがなあ。
実際、現状ではスレの二重化が毎度毎度荒れにつながってるんだから、のれん分けもありではないかな。
その方が無駄も少なく鯖負担も軽くなるように思うが。
そーいやレイプの人、猟奇スレのほうにも書き込んでたな。マリみてネタで。
きっと彼の中では、使い分けが出来てるんだろうな。
確かにあっちのは、よりきつかった。
マターリじゃなくなってきた・゚・(ノД`)・゚・
もう、およしになって!
ほんとにマターリしてたのなんて初代スレの途中までだったじゃないですか
志摩子さんとケコーン気分w
801 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 23:53 ID:P4EArLH9
そこでボンヤリ見ている君へ
なんとなくマターリしてるのか
自分が何者かも知らずに
なんとなくカタにはまっていないか?HA!!
歌名:ネオグロテスク
By PIERROT(ボーカル:キリト)
>>793 自分の嗜好に合わない職人のことを指して言っていると思われ。
相手にするな
分家したら尚更コピペを称して陵辱猟奇を張る輩が増えると思われ。
陵辱派や百合否定派が分家を主張してない以上、片方の追い出しの構図は変わらないからね。
レズキモイとかつまんねとかは荒らしじゃなくても荒らしと思ってスルーしよう、思うのは勝手だし。
書き手はぶっちゃけマンセーだけ聞けばいいと思うよ?それで飯食っていくわけじゃないんだからさ。
荒らしではなくレズキモイとかつまんねとか言う人達はもう少し頑張ってどこが悪いか批評してあげよう、そうしないと意見は伝わらない。
804 :
名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:01 ID:mmmZTrbQ
∧_∧
( `∀´)
( ヽ_ ⌒,ヽ、
lヽ_ ソ  ̄_/
l ' ~l
l l
( ノ
ヽ y l
ヽ ヽl
ヽ )
l ll ミ⊂⊃彡
l l.l ∫
∩ ∩ l ll ∫
)`i_ )`i l l _____
(  ̄ ̄⌒ ̄ ̄  ̄ ― _ __ _ _ _
 ̄ ̄ ̄ ⌒─‐___/ _ノ`( ;、Д, )_  ̄ 二、`っ^つ)
/ / ∨ ̄∨  ̄  ̄
/ / ↑
>>1 ( __( J
l,jj,jl,j
>>803 素晴らしい意見だな。
俺は賛成するが、十字軍や陵辱軍団は聞き入れてくれるのだろうか
806 :
名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:09 ID:mmmZTrbQ
_______ ________
|悲しいときー! | | 悲しいときー! |
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧∧ ∧_∧
( ゚Д゚) ( ´д`)
⊂○ ○ヽ ||””””””””””|
| | ̄ ( )(-_-)。゚*( )
/ /\\ .||_____|
/ / > / / / ) )
(_) > (_) (_)
聖様がしんだときーーーーーーーー!!
807 :
名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:13 ID:mmmZTrbQ
∵; ∵; 。
∵;ヽ;;
∵; iiii iii| ∵;
∵; ii ii|∵;
∴ 。;i i| ∵;
∴ 。;i i| ∵;
∴ 。;i i| ∵;
; /⌒ヽ⌒ヽ ;
;;;/ Y ヽ ;
;/ 八 ヽ ;
;( __//. ヽ,, ,) ;
;丶1 八. !/ ;
;ζ, 八. j ;
; | ! i 、 | : ビクン!ビクン!!
; | i し " i '| ; ビクン!ビクン!!
; |ノ ( i i| ; ビクン!ビクン!!
別に普通に陵辱ss投下して普通に荒らし扱いして普通に言い争いして
普通に下らない言い争い無視してればいいと思うが。
どうにもならないssはもっと色々あるんだし。
うーん、困った。
すでに「次のスレタイを考えてお茶を濁す」という手は使っちゃったからなぁ。
平穏なエロライフを過ごすためのネタは無いものか。
どうにもこうにも、スルーするという手段は声のでかい奴らへの対抗手段になりえなくて困る。
810 :
名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:23 ID:mmmZTrbQ
_______ ________
|悲しいときー! | | 悲しいときー! |
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧∧ ∧_∧
( ゚Д゚) ( ´д`)
⊂○ ○ヽ ||””””””””””|
| | ̄ ( )(-_-)。゚*( )
/ /\\ .||_____|
/ / > / / / ) )
(_) > (_) (_)
聖様がしんだときーーーーーーーーと、スレがあれてるときーーーー!!
レズと鬼畜とレイプとヤオイが共生できないときーーーーー!!!
この頃、蓉子様が活躍してねぇ・゚・(ノД`)・゚・
812 :
名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:26 ID:mmmZTrbQ
_______ ________
|悲しいときー! | | 悲しいときー! |
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧∧ ∧_∧
( ゚Д゚) ( ´д`)
⊂○ ○ヽ ||””””””””””|
| | ̄ ( )(-_-)。゚*( )
/ /\\ .||_____|
/ / > / / / ) )
(_) > (_) (_)
聖様がしんだときーーーーーーーーと、スレがあれてるときーーーー!!
レズと鬼畜とレイプとヤオイが共生できないときーーーーー!!!
と、蓉子様が活躍してないときーーーーー!!!
何だこの荒れようは。
最近いつも荒れ気味だったが今日は特に酷いな。
なんで放置できないんだ?これくらいで反応してたら世の中渡っていけないぞ。
ワロタ
おまえらが争ってる好きに瞳子たんはもらったぜ!
瞳子は譲ってやるが、真美タンだけは絶対わたさねぇ!!
誰か江利子さまでエロを書いてくれ・・・・・。
禁断症状で体捻ったり逆立ちしたりしたくなってきぞ。
誰か・・・たの・・・む・・・・。
じゃあ魔道師江利ぼんがイカに犯される話でも。
>>820 是非頼む。
不人気キャラゆえ仕方ないが、江利子さま少なくて泣けてくる。
俺はえりりん大好きだぞ。
何より、蟹さまと張るくらい存在自体がエロいじゃないか!
これまでのSSでも超オイシイ役だったし。
先代薔薇さまのエロさにおける力関係は、
江利子さま>蓉子さま>聖さま
だよ間違いなく。
デモヤッパリ世間デハ不人気ナノネ・・・orz
まあ誰をエロいと思うかはそれぞれの好みだと思うが・・・・・。
のりしまと祐巳関係はSS豊富でうらやましいなあ。
しかし自分で萌えを提供できない(読み専)人間があーだこーだ言うのもアレだな。
俺からしたらSS書ける人は皆凄いよ。
新着176件。
学校から帰ってきて、お気に入りのスレを開く。
この異様な伸びからして、きっとまた不毛な言い合いが始まってるに違いない。
物議を醸すアレ系SSをスルーして、凶信者の必死なサマを楽しみつつ、適度な煽りも忘れない。
そんな乃梨子は多分勝ち組。
ふと思ったんだが百合3P以上が少ないな。
複数も結構いけそうなんだけどなぁ。
3Pを文で表すのはかなりの難度です…書いててもう鬱になる程
蓉子エロ分が欲しい・・・
蓉子さまが無理矢理犯される系・・・
マリみて以外のSSで4P書いた事があるけど……。
4P以上になると爆発的に文章量が増えた挙句に書いてる方も描写が大変な罠。
そして読む側はもちろん書く側も状況把握が困難に(・_・;)
複数を違和感無く書けたらプロだよ
HP持ってる人の中に全員出席エロありの書いてる人がいるね。
アレはまぁ、カプを大量生産するタイプだから4pとかとは違うかもしれんけど。
3Pとか4Pになると話の色が薄くなるのさ。
やっぱ一対一でエロ分をSSに凝縮させないと。
>>722-729 「ああっ、ぐうううっ……」
漏れてくるのは痛ましい悲鳴。ぴちゃぴちゃと響くは鮮血。
心身の激痛に咽び泣く聖の体に、祐麒はひたすら腰をつきこむ。
「シャッターチャンス!」
指を鳴らしてカメラを構えると、柏木は撮影に夢中になった。
「おい、祐麒。すぐにイクんじゃないぞ。それからフィニッシュは顔射だ」
言いながらも立ち、或いはしゃがみ、シャッターを切るのに夢中になる。
男根と如陰の接合部には、ライトを当ててから入念に撮る。
「ああっ、うっ……ふうっ……」
聖の口から漏れる悲鳴は、次第にすすり泣くようなものへと変わっていく。
無残に破られた花園には赤々と血がべっとりついて、そこに男根が差し込まれ、
抜かれを繰り返している。
聖は祐麒の胸の下でじっと身を固くして、虚ろな瞳を遠くに向けていた。
一方。
「……………」
表情のない顔。その上で、祐麒の顔は暗く、そして冷たく強張っている。
無表情に。
やはりたまに来る刺激に耐えかね、まだあどけない顔を歪ませることはあっても。
「おい、もっと楽しそうな顔をしろよ、ユキチ。まだ女の経験は乏しいんだろ?」
だが、応えることもなく黙々と腰を動かす祐麒に、ちょっと舌打ちひとつ。
カメラを横に置いて、躬ら手を動かす。手に取ったのはペニスバイブ。
「こっちは俺がいただく♪」
樹脂でできたバイブレーターの直径は大人の握りこぶしくらいはある。
「あっ……はっ……」
わざと見せつける、聖の顔に翳る絶望はますます暗く――
肛門にあてがったバイブを、柏木は一挙に突きこんだ。
「ぐっ……ぐぎゃああああああああああっ!!」
めりめりっという音を響かせ、バイブの亀頭が沈んでいった。
「あーっ、切れ痔になっっちゃったなぁ」
バイブの電動スイッチが入れられた――
……やがて、祐麒が体を震わせ、限界を迎えた。
男根が瞬間膨張し、聖の膣内に白濁液を解き放つ。
「へへっ、ヨカっただろ?」
覗き込む聖の顔に表情はない。生彩もなく。
涙とともに、ただうわ言のようにつぶやく言葉。
「……し……おり……ごめ……ご……ね……」
柏木は腕を組んで、満足げにうなづいた。
「さて、今度は他のやつら呼んでこようか――」
「それには及ばないわ――」
声は、戸口のほうから聞こえた。
(次回最終更新)
「更新」って、MyHP気分?
朝からご苦労だな( ´,_ゝ`)
当然更新の後は日記が続きます
('A`)
(´・ω・`)
言っておくと嫌いな奴が多そうなジャンルのssだと好きな人が多そうなss
よりマナーで色々いわれる可能性高いよねヽ(´ー`)ノ
>>834 乙。楽しく読ませてもらってるんだが、ヘタレな俺には悲惨すぎて耐えられなくなってきた。
最後くらいはハッピーエンドで終わらせてくれ・・・_| ̄|○
>>834 同じく。祥子さま大活躍で終わらせて下さい_| ̄|○
全員クビちょんぱ
どうせなら烈しい程の鬱描写キボン
鬱だろうがハッピーエンドだろうが
激しいとか烈しいと言われる物にするには当たり前だけど結構技量が必要。
どっちにするかわかんないけどガンガレー
どっちでも面白ければいいが、できれば祐祥ラブで。
学園のハンニバル白薔薇さま(聖さま)が、
黒祐巳とは違って、明るく陽気に、山百合会のメンバーや、
果ては新聞部、カメラちゃんまで食べて、登場人物(女性限定)コンプリートを狙う話。
誰か書いてくれないかな。
鹿取先生もか。それは読みたいな
>>848 鹿取先生はきっと、白薔薇さまが、リリアンの生徒を食べてるところを見ちゃって、
優しいので、穏便に済ませるために、放課後、個人的に話をして諌めようとしていた処、
白薔薇さまのペースに嵌って…「どんな状況でそうなったか、ちょっと実演しますね」「え?」
きっと桂さんも食べてるに違いない。いばらの森あたりで、
聖さまを心配した桂さんが、思い余って真相を聞きに行ったら
…ギリシャ彫刻のような美しいお顔を近づけられて、甘く
「私だと思って心配してくれたんだ?優しいんだね…お礼、していい?」「そ、そんな…私、でも…ぁぁ」
桂さん、物凄く弱そうだ
あぼーん
そこまでいくとデス・メタルの世界でギャグっぽい
コピペ荒らしにレス付けんなよ
ごめんっス
(笑)
ぶっちゃけ、
>>850の前後が読んでみたい。
睾丸潰して「銀杏より簡単だわ」っていう志摩子さん
おもしろかっこいい
あぼーん
857 :
名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:04 ID:ZkEYE3u+
850の続き(NG)
男「オラァ、しねしねしね死ね死ねええええ!!!!」
-そこまでよ!-
男「誰だてめえ」
江利子「志摩子!!!」
志摩子「おねえさまにいわれて仕方なく助けにきました。」
男「うへぇへへへ、獲物が増えた。ヘヘヘ・・・」
男「ヒヒヒィヒひ・・・ぅ・!!・・ぐばぁ!!!」
志摩子「貴方は許しません。」
男「ぐわぁあああああ!」
志摩子「仇はとりましたよロサフェティダ。それにしても案外・・・・」
志摩子「銀杏より簡単だわ。」
志摩子「フフフフ」
End
どんどんクソスレ化していくな。
スゲー糞スレ化してる今なら、俺もSS投下できるかも。
タイトル「おまんこ女学院」
祥子「祐巳、好きよ」
祐巳「お姉さま、私もです」
二人「アハンウフン、イ、イグーーーー!!ハァハァハァ・・・」
─完─
以上です。生まれて初めてSS書きました。
春が来たら、変わるでしょうか
>>859 設定を抑えてしまってる所で減点。
邪神なら
祥子「裕巳、好きよ」
裕巳「祥子、私もです」
この位はしてもらわないと。
NGワード推奨 「名無しさん@ピンキー」マジお勧め
たしかにお勧めだな、作品しか残らんが作品は残る。
とりあえずみんな寝ようぜ。漏れも寝るから。
みんなが寝てる隙に蓉子さまはもらった
蓉子さまは譲ってやるが、真美タンだけは絶対わたさねぇ!!
ではこっそり志摩子さんのパンツを後ろ前逆に履かせておきますね
たぶん気付かずそのまま学校行っちゃうね。
学校で乃梨子に脱がされてはじめて気付くんだよ。
「志摩子さんったら、高校2年生にもなってぱんつうしろまえだよ」
「やだ……そんなはずないのに……」
「今日体育とかなかったの?」
「……(こくり)」
「あれば良かったのに。きっとみんな気付くよ。白薔薇さまなのに、恥ずかしい」
「……い、言わないで……」
みたいなみたいなみたいなッッッ!!!!
ごめん。夜でテンション高すぎた。
871 :
868:04/05/18 04:48 ID:9nt0o90V
>>870 ごめん…テンション上げさせちゃって
お詫びに志摩子さんのパンツに付いてた陰毛あげまつ
(;・_・)つξ
かつては良スレだったが。変わったなココ
投下やめる
アニメ化の悪影響だな
このままの現状が続くかぎり、次スレを立てることもないだろうな。
なんでそんなに気楽になれないの?
877 :
名無しさん@ピンキー:04/05/18 14:20 ID:PaHuNB+M
おおwwwwwwwwwwww
釣れてる釣れてるwwwwwwwwwwwwww
まーそのうち百合好きとマリみて好きだけが残るようになるんじゃね?
あぼーん
あぼーん
聖さまって大学生になったら一人暮らししてるのかな?
蓉子さまはどうだろう。
凸さまは親父が許さないだろうか。
>>881 黄色い軽自動車が親の持ち物だとすれば親の車使うためだけに同居してそう。
聖さまってえらく過保護に育てられたぽいから軽くらいポンと買ってもらえたかもね
聖とその母親は聖が高二のときあまり意思の疎通とか出来てないみたいだったけど、
2年間で関係は改善されたのかな。
それとここのSS、陵辱系などは見かけるけど怪奇・ホラー系は見かけないね。
マリみての世界観に似つかわしくないからかな。
一度黄薔薇でホラーっぽいものなかったっけ。
あれ不思議な感じで結構好きだったな。
マリ見てとホラーは結構相性いい気がするけど、エロから遠ざかりそう。
>>885 コバルト最新号の桜組伝説?で桜に食われた生徒
(噂にすぎず読者もすぐに真相が分かるが)話も
あるし結構原作にもミステリアスな感じの話あるかな。
学校の怪談みたいなのはギャグに行きそうだし相性良さそうなネタは吸血鬼系?
吸血鬼はエロいね
久しぶりにこのスレ除いたけど、もうだめだなここ
マリア様のお庭に怪奇無しという記述が原作のどこかにあった。
というか白のふたなり分の補給を…
禿胴
終了
フォントを丸文字にする。これ最強。スレが荒れてもこっちの心が荒れてこない。マジおすすめ。
>>888 吸血鬼役は是非とも聖さまでお願いいたします。
志摩子の血を吸おうとしてぎんなん臭〜ってオチかな。
896 :
名無しさん@ピンキー:04/05/18 21:43 ID:V+SehOB6
あ
次のスレの名前なんにする〜?
俺は『淫風エロエロ』に一票!!(・∀・)ノシ
次スレ立たない気もしなくはない
立てたくない人がいても立てる人はいる
900ゲト
シンプルに「エロ風さつさつ」で
落ち込むから立たないとか言わないでー○| ̄|_
しばらく建てなくても良いのでは?
次スレでも似たような展開が起こるのは明らかだ。
それこそ隔離や誘導をしっかりしなければ…ねぇ?
暫くったって話し合う場も無くいつまた建てるのよ?
隔離や誘導もまだ必要と決まったわけではないし、とりあえず建てればいいじゃないか。
自分が書きたい作品を書いて、自分が書きたい感想を書けばいいじゃんよ…
みんなが一般常識さえ守ってりゃ済む話なのにな。
まぁ2ちゃんに求めるのは無理があるかもしれないが・・・。
しかし、これで本当に21歳以上かよ、情けねぇ。
それ以下の奴も出て行けまでとは言わんが、もう少し考えろよな〜。
隔離とか誘導とかが必要だと思ってる狭量な香具師が叩きレスつけなければ荒れないのに。
>>903らは、もう少し大人になって欲しい
今あるルールが守れてないのだから新しいルールを設定したところで無駄だと思うが。
いつかまたマターリハァハァできる日が来ますように。(-人-)
はげ上がる程に同意。(-人-)
や〜いや〜い、はげ〜!
薔薇十字軍団のお陰ですっかり荒れたな
(元々書き手の中じゃ雰囲気悪いので有名だったんだが。このスレ)
この狂信ぶりは史実の十字軍にさえ匹敵するいえよう
(異教徒の女子供虐殺したり、助命を条件に降伏した敵をだまして皆殺しにしたり)
(しかも仲間が遠望している前でとか)
早急に平常化することを期待する。
まぁ今回は薔薇十字だけってわけでもなさげだけどね
つか荒れてないフリしてマターリ雑談してればその内平和になるよ
投下されるまでマターリ投下しやすくするのが住人の務め
陵辱SS書きも薔薇十字も
俺に言わせればどちらも同じだな。
どっちかがいなければ荒れることはなかった。
そして、何を投下しようが自由の掲示板であり、
どんな内容だろうとNGワードさえつけてあれば黙ってスルーというローカルールがある以上、
やっぱり黙ってスルーできない方がバカ
916 :
↑:04/05/19 03:37 ID:fo75jL5a
その理屈だと、悪いのは陵辱SS書きでは無く、
それをスルーできないバカということになると思うのだが。
なんで職人にも責任を押しつけるんだ?
そんなこと言ってるから、
>>913のようなこといわれて書き手に敬遠されるんだよ。
陵辱書き手もルール守ってたんだから落ち度は無いわな、悪いのはコピペ荒らし。
さて、そろそろマターリしましょう皆さん
言ってもしょうがない厨に何言っても無駄だから。
叩き自体をスルーが一番
ネタバレが氾濫してた一時期の本スレに比べりゃかわいいモンさ
薔薇十字とか百合キモイとか言って無用に煽ってる香具師がいるから余計
荒れるんだろうが。
馬鹿しかいないのかこのスレ。
もう二度とSS投下してやらん。さっさとdat落ちしろ。
投下やめるんなら今まで書いたやつはどれか言ってくれよ。
そっちの方が残された人間が悔しがれるから。
924 :
923:04/05/19 13:08 ID:AEWpgfES
ごめん、眠かったんで無意味に煽ってしまった。
このスレが無くなるのも仕方ない流れと言えばそうかもな。
書き手としてはサイトに書くよりはこっちに書いたほうが、
色々意見貰えて良かったけどさ。
スレを潰したがってる奴の思う壺だな。
馬鹿正直に惑わされてやるつもりは私にはないし
人が減れば拙いSSも投下しやすくなるかもしれんね。
最近チョコレートコート読んでめっちゃ(;´Д`)ハァハァ。
浅香たんと真純たん、二人ともエロ杉。寧子にベタボレなところがまたカワイイ。
俺が恭子だったら、二人ともおいしく頂いてしまうのだが。
夕方の教室→浅香たんを机の上に押し倒して激しくエチ( ゚Д゚)ウマー
夜の温室→真純たんを癒しながら優しくエチ( ゚Д゚)ウマー
あれこれ後ろ向きな議論するより、
このスレをエロエロなふいんき(←なぜかry)
で満たす努力をしようぜ。
929 :
名無しさん@ピンキー:04/05/19 15:25 ID:khyqa5/J
目には目を、荒らしには荒らしを、ってことで
今までROMってた私ですが少し荒らしをしてみたいと思います。
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゜ ∀ ゜ )< さいたまさいたま!
\_/ \_________
/ │ \
∩ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゜∀゜)< さいたまさいたまさいたま!
さいたま〜〜〜! >( ゜∀゜ )/ | / \__________
________/ | 〈 | |
/ /\_」 / /\」
 ̄ / /
それで結局次のスレタイは何にするのさ。
「エロ風さつさつ」に1票。
931 :
名無しさん@ピンキー:04/05/19 15:41 ID:khyqa5/J
∧_∧
( ´・ω・) みなさん、妹が入りましたよ。
( つ妹O ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫
と_)_) 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹 妹
932 :
名無しさん@ピンキー:04/05/19 15:42 ID:khyqa5/J
、 ,.ィ
、ヾ:、 ,ィ / /
ヾヽ、`丶、 /' '´ /
\ヽ 丶、 `ヽ、 __ / '´ / ,
\ヽ、 ___ヽ/:.:.:,ゝ-‐ ''''''''''''ー-、く`V_,. --、 //
丶、_ {:.:.:.:.:ヽj、r'"´ _,,,,,,,,,,_ ヽヾ´:.:.:.:.:ノ/
`ヽ:.:.:.:.:/!ヽ /´ `゙'' -ヽ<:.:フ
<`''''7 /,/ / / 、ヽヽ、
`ヽ'l //' ,ィ´/ // /'、 ',ヽヾ`
', ´ /, '/イ ,.ィ,ィ ,イ/ ', l !、|ヾ
r'゙`ヾ メ/ ' i / ' ', l!| リ
ヽー、 '",,,ヽ、ソ /∧!リ
, ---`=、 `゙ヾ'' ‐=ラ'
く_ヾ、ニ、 !丶、 , --、 ,ノ
7::::::::,ゝ'⌒i7`゙∀ /'´ ぶとーん
/|:::::::'{ ,イ'、 ノ!ー'´
i::::',:::::::`7´!l::::゙´:::}
ト、:::`ァ'´:::jヾiー-'゙
||:::i'''''T''''i´ヽ、
||::::!::::::',::::ヽ::ヾ:、
!|::::l::::::::!::::::::',:::',ヽ
l;l::::j,. --r‐‐rヽ-ァ'
ヾ'´ _|-、:',_!/
Y´ノ-、 {,,,,,_!
Y::::::ノ !:::::ヾ
`''''゙ `゙ー'
あと一時間以内に新規SSが投下されなかったら三奈子さんは俺のもの。
ポニーテール、ちょっと狐っぽい顔、微妙にずれた変装センスなどに(;´Д`)ハァハァ
934 :
名無しさん@ピンキー:04/05/19 23:02 ID:ZDrSQbPu
_,,.-‐''' ⌒''''ー- 、
/ - ヽ ヽ、 \
/,イ / ヽ ヽヽ ヽ ヽ、 ごきげんよー
rー、/// ,ィ ト、 ll l ト、 y、
L__ヲ// _LL lll 、LL i ll--r<__ノカ、
,イ/{l ll l { l ノ イイl| イハ ク ト、\ ヽ
//7ーl i ト{ ヽト、 ノ}ノリリ lノレ彡 イ__iヽヽ ヽ}
,イi il { Vトl O O 彡'⌒}ノ l l ト、}
{l |l { {l ⊂⊃ ⊂⊃ _',ノ | }l lノ
{ lト、kヽ ヽ ゙-‐‐-' ,/ リノノ
゙ヽ `>ー--- - イ> ノ
/ y\ V ,/ \
/ ./ >コ'" 〈 ヽ
/ ./ / | |\ ヽ ヽ
/、/ ヽ / .| / ヽ 〉
テ/>、_ V .レ' _,,イ ヽ彳フ
/_/ l `l ̄l ̄ l l _ヽ>
`7ー-、l_l_,,l <
/::::::/ ヽ:::::::ヽ
`ー'' `ー-'
やっぱりアニメ板のハァハァスレから変なのが来てるのか・・・
っぽいな( ゚д゚;)
自分たちはまともなつもりか?キモオタ野郎共
少なくとも一般常識は守ってるつもりだけど?
>>937 少なくともお前よりはまともだと思うよ。
両方とも釣られんなや…
スマソ(大汗)
祐巳の場合、
お嬢様かどうかはおいといて(まあアッパーミドルだけども)
えらく古風というか現実離れしてはいますな。
ちゃおの後書きでもあったけど
そこいらへんも年代非限定に一役買っているというか。
ていうかパラソルでの弓子さん評が的確だろうけど>祐巳のお嬢様度
orz
そろそろ烏賊投下キボンヌ
次のスレタイはもう決定したのでしょうか。
職人名鑑を作りたいと言っていた人
はどうなったのでしょう。
もうすぐ埋め立てなので意欲的な作品を
期待しています職人さま。
946 :
名無しさん@ピンキー:04/05/20 01:23 ID:9gS5Ajl5
、 i ,
、 i , -@- 、 i ,
-@- ' !ヽ -@-
' !ヽ _ _ _ ' !ヽ
_,. -''"ミミ 彡 `ヽ、_,,
,.-‐'(^/彡" //iヽヽヽヽヽ、 }⌒ヽ
/イ/⌒i/// / /i ノi }i ヽヽヽソ⌒ヽヽヽ
// /ヽ__{i i イイ イ{ノ l } } } } }、 ,}リiノノヽヽヽ
l l///∠l{lト{щL!L,Vメ∠Llノ-}ノ彡|_,,>l } }ノ
V/ト{ {ヽ| ┃ ┃ ノl'") ノノノイ
ト、l ヽ ヽl ,,, ,,,, lノ }ノノ} ぶー
ヽ \ ヽ -‐( ノ ノ
>―----―< 、 i ,
、 i , 人、 { / />、 -@-
-@- {\ニニニVニニニソノ/} ' !ヽ
' !ヽ ヽ | /{i}\ / /
>>944 ちょっと関係ないけど聞いてくれ。
烏賊SSのせいで「熊男はアコーディオンが得意」という印象が漏れの脳内に刷り込まれてしまった。
こないだオタ仲間の女の子と話してた時うっかり「山辺さんはアコーディオン弾けるんだよね〜」と
口走ってしまい、「え?そんな話ありましたっけ?」と突っ込まれた・・・。
「あ、ごめん、ドッカで読んだSSかも」などとごまかしたけど・・・なんかやだな・・・OTL
950次スレよろしこ
949 :
名無しさん@ピンキー:04/05/20 02:05 ID:EqUS0eYN
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 聖様専用栞 ┃
┃ _ __ _ ┃
┃ 《.フ´ `く| 今日はココまで ┃
┃ l .ノノリ=))〉 ┃
┃ ∩|.从l.゚ ヮ゚ノリ 荒らしたら ┃
┃ ))|ii⊂|元つ 柏木の元へ ┃
┃ (从.く/i/|_.〉 強制送還 ┃
┃ し'l_ノ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
さて、950
誰もSS落とさないから埋め立て用落とすよ。
「祐巳ちゃ〜ん (はぁと」
「ぎあゃー!?」
薔薇の館ではいつもの光景が繰り広げられています。
それに引き換えお姉さまはいつまでたっても妹である私には触れません。
だから会議中にお姉さまにこそっと聞いてみました。
「どうして祐巳さんに抱きつくのですか?」
「ん〜反応が面白いからかな」
(おもしろい反応?)
「ところで志摩子はこの案についてなにかある?」
「 きゃっ!」
「し・・・志摩子?」
―翌日―
昨日はお姉さまに逆に引かれてしまったようです。
その後にも他の方々からも怒られてしまい、お姉さまにどう思われたのか・・・。
今日はおとなしくお姉さまと祐巳さんを観察してみましょう。
「祐巳ちゃん (ぼそっ」「百面相してたよ☆」
「えーっ!!!」
(百面相がいいのかしら)
―帰宅後―
笑顔、にこっ・・・。困った顔、うーん・・・。怒った顔、むかむか・・・。
(どれもあまりかわりばえしない・・・私には百面なんて無理です)_| ̄|○
―翌日―
(くじけちゃダメよ志摩子。祐巳さんみたいな百面相ができなくとも、姿形ぐらいなら!)
そうこうしているうちにちょうどいいところにお姉さまがやって来ました。
(ドキドキ) フ〜リフ〜リ ピコピコッ (ツインテールの音
「し、志摩子?」「・・・・・・・・・」「・・・前の髪型のほうがいいよ」
(ガーーン!!!)_| ̄|@|||||
〜大いなる夢の前に 立ちはだかるトラブル打ち砕け
・・・届けたい夢 簡単に諦めない 覚悟を決めたら たどり着けるさ
・・・行かなくちゃ いまやらなくちゃ 越えなくちゃ 負けてられない〜♪