【ポップンギタドラ】★音ゲーエロ小説★【IIDXDDR】

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653赤い垢すり ◆ojEY7H1URU
エンジェリックコンサート 『夜の演奏会 カウジーとリアン』

 程よい疲労感と静かな興奮が全身を包みこんで、心地が良い。
 王都で歌のコンクールが開かれると知って、故郷を飛び出たのがおよそ半年程前のこ
とである。そのコンクールで俺達は初出場初優勝という快挙を成し遂げたのだ。
「これからどうする? 音楽家への道は開けたけど、このまま都に留まって活動するか、
故郷に錦を飾ろうか……。
 急ぎの旅だったから、寄り道出来なかった街で名物を食べるのもいいなぁ」
 ベッドに寝転がりながら呟く。
 ドアを叩く音がした。それからドア越しにくもった声が聞こえた。
「カウジーさんのお部屋ですか?」
 俺は「はい」と簡潔に答えてから、はて? と考え込む。
「ルームサービスは呼んでないけど」
「パン屋こるねの焼きたてパン、訪問販売で〜す」
 なんでホテルに、と思いつつもドアを開ける。チェーンは繋げたままだ。
「あっ……!」
 そこにいたのは俺と面識のある少女、リアン=エルサス。
「こんばんは、カウジー」
 カウジー。それが俺の名前だ。フルではカウジー=ストファートと言う。
「どうしてここがわかった?」
「コンクールの出場者の名簿を見れば、連絡先くらいわかるわよ」
 彼女はそういう事が出来る立場のお方だった。
「それもそうか。入りなよ。いつまでも立ちんぼは、格好が悪い」
 リアンを部屋に招きつつ俺は考えた。夜に女が男のもとを訪ねてくる、その真意を想
像し、軽く興奮した。いや、はっきり言おう。勃った。
「どうした? ぼけっとしてる」
「いや別に、これから何が起きるかなんて考えてないから」
「……変な人ね」
 取りあえずは言い繕えたろうか?
「しかし、こんな時分に何をしに来たんだリアン?」
「改めて、お祝いを言いたくて。優勝おめでとうカウジー。音楽家としての良い未来が
ありますよう……」
654赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :2005/05/25(水) 22:37:18 ID:GECmrUEW
 リアンは笑い、軽くお辞儀をした。そして姿勢を正した時、ある物が目に付いたよう
だ。
「あ、フォルテールだ。私が買ったやつ。プレゼントしたって言うと、ちょっと照れく
さいねぇ」
「その節は本当に助かったよ。こいつのおかげで良い演奏が出来た」
 言いつつ、俺は手をフォルテールに伸ばし音を一つ鳴らした。ピン! よく響く。
「そうだ! 一曲伴奏してよ。貴方が新しいフォルテールにしてから、私まだ貴方の伴
奏で歌ってないもの」
「それはいいね」
 俺は快くその提案を受け入れた。 

”リアンの歌声、以前よりなんと言うか……そう、力のような物を感じる。自信を付け
たか? 思い返せば、この歌声を追いかけて彼女と出会ったんだ”
 それは旅路のまだ初め頃。朝食のための薪を集めていた俺はかすかにだが声を聞いた。
女の声。歌声。
 引き寄せられるように声のする方向へと歩いた。そこで、見た。
 女が、水浴びをしていた。背中を向けているので、肝心な部分を拝むことは出来ない
が、くびれた腰と尻のふくらみ。その曲線に、俺はツバを飲んだ。
 その後、覗き見したのがばれてひどく怒られた。何とか言い訳して、赦してもらう条
件として、歌の伴奏をしろと言う。
 おかしな話だが、俺はそれに付き合った。
 その時の女が、リアンだ。
 彼女、異性との運命的な出会いに憧れを抱いていたらしく、これがきっかけで俺に気
を持つのようになったのだろうと、今では分かる。時に、俺の相棒の歌唱担当に嫉妬し
たり、癇癪をおこしたり。そんな出来事を経るうち、俺も彼女に特別な気持ちを抱くよ
うになっていた。

「終わったぁ〜! いい演奏だったよ。優勝したのも頷けるってもの」
「むぅ、今日は弾き続けで疲れたなぁ」
 俺はため息をつき、ベッドに腰掛ける。するとリアンも隣に座る。
「ねえ、これからどうするの?」
「これからって!? ……いや別に、俺は何も」
655赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :2005/05/25(水) 22:38:26 ID:GECmrUEW
 誘ってるのか?――
「ふぅん、決まってないんだ。だったら、私の専属伴奏家にならない?」
 ――ああ、そういう事。早合点だったか? が、しかし。
「コンクールの結果が如何にしろ、リアンに付き合う約束だったなぁ。構わない。
 だが一つ聞いておきたいことは、それは男女付き合いとして考えて、いいのか?」
「えっ? 私達の好き嫌いって事? 私は……」
「男の一人部屋に来たんだ。俺の気持ちを受け入れるものと、俺は信じているんだが」
 すぅ、と短く息を吸ってからリアンを抱き寄せる。抵抗は、無い。
「それは伴侶に、パートナーになろうと、そういう事? うん、嬉しい」
 リアンも俺の体に腕を絡める。しばらく、俺達は静かに抱きしめあっていた。

 女が湯を浴び終わるのを待つのは、手持ち無沙汰なものだと思う。
 今は、リアンが浴室で体を清めている頃だろう。このまま、順番が回ってくるまで大
人しくまっているのもつまらない。
 俺は立ち上がり、服を乱暴に脱ぎ捨て全裸になった。そして、素早く脱衣所を通り抜
け浴室に通じる戸を開けた。
「えっ、どうして? 順番でしょう」
 俺はそんな非難の言葉を無視して言った。
「洗いっこしよう!」
 返事を待たずリアンが持つスポンジを奪った。
「もう、強引」
 改めて、リアンの裸を舐めるように見る。以前、水浴びをしている時は木々が邪魔し
ていたが、今は全てが包み隠さず俺――カウジーの目の前の広がっている。
 膨らんだ胸にスポンジを押し当てるように洗う。
「っん! ふっぅ」
 リアンの口から甘ったるい声が漏れる。彼女の乳首が、堅く膨らむ。
「もう、他も洗いなさいよ!」
「ああ、悪い。なら、こっちな」
 口では謝りつつも、俺はスポンジを持った手をリアンの股間へと通らす。
「ひゃぁっ! やめっ――」続きは声にならない。
656赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :2005/05/25(水) 22:39:36 ID:GECmrUEW
 それでも俺は、スポンジを掴んだ指でリアンの秘所をなぞる。豆のような膨らみに振
れる。一瞬、リアンが身震いした。彼女の『そこ』は、ツルツルと滑りがいい。それは、
泡のせいだけではない。
 その潤滑液の溢れ出る場所へ、指を入れる!
「くっ! ふぅんっ……!!」
 犬が鳴くような声を出してリアンは身悶えた。が、
「やられっぱなしだと、癪なのよね」
 言いつつリアンが俺の手からスポンジを奪い、それを使って半ば立っている俺の逸物
を洗い始める。
「カウジーの縦笛、綺麗にしてあげる」
 しゅわしゅわしゅわ……。
 ドクッ! ビクン!!
「わあ! 堅い!? 大きくなった!」
「磨いているだけじゃいけないな。次は吹いてごらんよ、縦笛」
「うん? あぁっ! ええっ!?」
 ザァー。湯で逸物についた泡を流す。終わってからリアンはしゃがみこんで恐る恐る
逸物に顔を近付け、先端を口に含めた。――ぴちゃり!
「おわあ!」
 想像を遥かに越えた快感が俺を襲った。リアンは積極的な娘だった。逸物の全てを含
もうと一生懸命に下を使う。その頑張る様が堪らなく、可愛い!!
 俺の奥底が、大きく脈打つ。
「もう我慢できない。出す! 射精するっ……!!」
 絡み着く舌に名残惜しみつつ腰を退く。と、
 びゅっ! びゅるるる〜っ!!!
 吹き出た白いモノがリアンの緑髪を染めていく。
「シャンプー液みたいだな」
 手を伸ばしリアンの髪を掻き混ぜる。当然、泡は立たない。
「ちょ、止めてよカウジー! 痛んじゃう」
「悪い。お詫びと言っちゃなんだけど髪を洗わせてほしい。ほら、頭寄せて」
「うん、任せるから」
 今度は本物のシャンプー液でだ。
657赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :2005/05/25(水) 22:40:04 ID:GECmrUEW
 浴室を出て部屋へと戻る。服は着ていない。二人とも裸のままで進み、ベッドに腰を
下ろす。
「緊張しちゃうな……」
「俺も。だけどっ!」と、リアンの肩に手を置き、供に倒れこむ。
「君を演奏させてもらう」
 そう宣言した俺はリアンをリズミカルに愛撫してゆく。それによって彼女の口から発
せられる喘ぎは歌声のようだ。耳触りのいい。
”この歌をもっと聴きたい”と、演奏にも熱が篭る。
 リアンの喘ぎ声のテンポが速くなる。
 そして彼女のもっとも大切な部分に咲く赤い花のつぼみを押し込んだ。それがスイッ
チになってリアンは高く鳴いた。
「きゃ!? あぁ、ああんっ……!!」
 もう、準備は万端だ。俺もリアンも。
 大太鼓のバチの如き逸物を握り締め、リアンの秘所に狙いを定める。
「さて、どんな音色を奏でてくれるのかな?」
「知るわけないでしょ」
「それなら!」と、腰を進める。
 ズン! その勢いを受け流すように背を反らすリアン。
「ひ、いっいぃ。あぁ」
 これまでの愛撫のおかげか? スッと、入った。が、
「はっ、はっ、はっ……!」
 初めての痛みにリアンは息が荒い。それを落ち着かせようと俺は、彼女の体を抱き上
げて密着し、そして――キスを繰り返す。
 ふと、リアンの目から涙があふれたことに気づく。
「悪い、まだ痛いのか?」
「ううん、違う……嬉しくて泣いているの。嬉しいんだよ、カウジーと一つになれて」
 じわり――。その言葉を聞くと俺も嬉しくなって、
「もう。貴方まで泣かないの!」
「――嬉しいんだよ!!」
 少々乱暴にリアンをベッドに倒し、腰の動きを再開する。
「あっ、あっ、あん!」
658赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :2005/05/25(水) 22:40:47 ID:GECmrUEW
「リアン、どう? 気持ちいいかい?」
「ああん! いっ! ひぃ……。少し苦しいけど、体の中が暖かくなってくる」
「ああ、暖かいなリアンの中。それにすごく気持ちがいい」
 その熱が逸物を伝い俺の頭を沸騰させる。何も考えられない。
”考える必要もないか……”と、
 ビュク、ビュク! ビュルルル〜!!
 寸前で抜き取った逸物から白濁の液が噴出し勢い良くリアンの体を染め上げてゆく。
白濁が噴き出す反動で逸物が予想不可能の動きを見せる。その軌跡は流暢な文字のよう
にも見える。
 まるで無記入の楽譜の上でペンを走らせたようだった。

 充足した幸福感に包まれながらゴロリ――と、体を捻る。
 隣では同じようにリアンが横になっている。
”折角だし、前から気になっていた事、聞いてみるか?”
「なあ……。君の姉さんって壺が好きなのか?」
「うん? どういうこと?」
「レッドスフィンクースが言ってた。『あの壺を王妃様に届けてくれ。あれはいいものだ』って」
「知らないわよそんなこと。私、空飛んで天空回廊越えてきたんだから!」
 身振り手振りで迂回路を書いたり空を飛ぶ様子を見せるリアン。
「だったら、明日にでも聞きに行こう! お姉さん夫婦へご挨拶も!!」
 額を寄せて囁く。リアンは目を閉じて「うん」と、微笑んだ。
659赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :2005/05/25(水) 22:42:12 ID:GECmrUEW
原作はエンジェリックコンサートPS2版あるいはエンジェリックコンサートアンコール。

>651さんのご好意に甘えさせて貰いました。ありがとう。