百合カプスレ・2 @エロパロ板

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1名無しさん@ピンキー
とにかく百合ならいけいけOK!というスレッドです。
創作パロディなんでもあり。

※ジャンルによっては専門スレッドがある場合、そちらを利用されたほうがいいかもしれません。

スレッドその1はこちら
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059798364/
2名無しさん@ピンキー:04/04/17 03:00 ID:Fh86xaQd
作品保管をしていただいているサイト:

百合ちゃんねる
http://lilych.fairy.ne.jp/
3腐男子:04/04/17 03:02 ID:Fh86xaQd
前スレは容量オーバーになってしまいました。

連続投稿申し訳ないですm(__)m

前スレよりダイレクトに続かせていただきます。
4砂の闘士:04/04/17 03:03 ID:Fh86xaQd

 そうして、数刻ほど仮眠をとり、朝日も高くあがった頃。
 朝の化粧も終え、さっぱりと着替えたマルレンが、
「ごはんもってくるわね。なにが食べたい?」
 そう明るく声をかけたが、
「……」
 シェラは寝床に横たわったまま、ふて腐れた顔で黙っている。
 右脚はまだ動かない。
 ――今朝から、なにもできない数日が始まるわけだ。衣食も、用を足すのにも他人の肩を借りて……
 壁にずるずると肩を押しつけてどうにか上体を起こすと、シェラは深い溜め息をついた。
 ――ひとところに横たわったまま、誰から何からも逃げられず、自由に移動もできない状態でいるのは、
「…疲れる」
 シェラはぼそり、呟いた。

「? いまなんて言ったの?」
 ベッドの脇に歩み寄り、近付けた耳を澄ますマルレンの肩を片手で引き寄せ、
「癒ったら」
 唸りながら、耳元に囁く。
「徹底的に泣かせてやる」
「え?」
 マルレンは思わず目を丸くした。
 耳打ちをされたその声が、なんだか小さな男の子がものすごく無理をして、意地を張ってるみたいな調子なので、ひどくびっくりしてしまったのだ。
(かわいー)
 胸の奥から、なんだか名状しがたいものがこみあげて、マルレンは思わず目の前の灰色の髪を、
両手で思いっきり抱きしめた。


 ◆以下次回◆
5腐男子
いきなり終了