ぷよぷよ ●フィーバー専用●

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8名無しさん@ピンキー
「う〜〜飛翔の杖〜」
今飛翔の杖を求めて全力疾走しているあたしは
魔導学校に通うごく一般的な女の子
強いて違うところをあげるとすれば
前世が女神ってとこかナー
名前はアミティ
そんなわけで帰り道にある校門前にやって来たのだ
ふと見ると通学路に一人の若い女が突っ立っていた
ウホッ!(自称)いい女…
9名無しさん@ピンキー:04/04/03 00:52 ID:xz4p6yRW
ハッ
そう思ってると
突然その女はあたしの見ている目の前で
スカートをしゃくり上げはじめたのだ・・・!

「(ぷよぷよ勝負)やらないか」

そういえばこの通学路は
ぷよらーの勝負場があることで
有名なところだった
(自称)いい女に弱いあたしは誘われるまま
ホイホイと勝負場に
ついて行っちゃったのだ
彼女――
ちょっとイジワルっぽい同級生で
ラフィーナと名乗った
ぷよぷよ勝負もやりなれてるらしく
勝負場にはいるなり
あたしは帽子をむかれてしまった
10名無しさん@ピンキー:04/04/03 00:52 ID:xz4p6yRW
「よかったのか
ホイホイついてきて
俺はタマネギだって
かまわないで食っちまう
人間なんだぜ」

「こんなこと初めてだけどいいんです…
あたし…ラフィーナみたいな人 好きですから… 」

「うれしいこと言ってくれるじゃないの
それじゃあとことんたのしませてやるからな」

言葉どおりに
彼女はすばらしいテクニシャンだった
あたしはというと
陣地に与えられるおじゃまぷよの波に
身をふるわせてもだえていた

しかしその時、予期せぬ出来事が…
「うっ…」
「ん?もうかい?意外に早いんだな」
「ち、違う、さっきから本線を発火したかったんです
連鎖を組んでたのもそのためで…」
「そうか…」
11名無しさん@ピンキー:04/04/03 00:53 ID:xz4p6yRW
「いいこと思いついた
お前、俺が耐えてる間に第二波も組んでみろ」
「えーっ!?
耐えてる間に組むんですかァ?」
「女は度胸!何でもためしてみるのさ
きっといいスコアが出せるぜ」

「ほら、遠慮しないで撃ってみろよ」

彼はそういうと次々とフィールドにぷよを落とし、
単発相殺用の3個組みを作り出した

先に大連鎖を撃たせるなんて なんて人だろう…
しかし、彼女の綺麗にまとめられた3個組みぷよを見ているうちに
そんな変態じみたことをためしてみたい欲望が…
12名無しさん@ピンキー:04/04/03 00:54 ID:xz4p6yRW
「それじゃ…撃ちます…」

アクシル!アクシル!フェ・フェ・フェ・フェアリーフェアー!!

「う…撃ちました…」
「あぁ…次は第二波だ」

セーノ!ライトニングボルトォッ!!

「いいぞ 頭上にお邪魔ぷよがどんどん入ってくるのがわかるよ」

「くうっ!気持ちいい…」
この初めての体験は、普通のプレイでは出ることの無かったハイスコアを
あたしにもたらした。
あまりに激しい連鎖に、第二波を撃ちきると同時に
あたしのフィールドはぷよがすっかり無くなってしまった

「この分だと相当組んでたみたいだな
頭上が王冠でパンパンだぜ」
「ハッ…ハッ…」
「どうしたい」
「あんまり気持ちよくて…
こんなことしたの初めてだから…」

「だろうな、俺も初めてだよ
ところで俺のフィーバーゲージをみてくれ
こいつをどう思う?」
「すごく…光ってます…」
13名無しさん@ピンキー:04/04/03 00:55 ID:xz4p6yRW
「光ってるのはいいからさ
このままじゃおさまりがつかないんだよな」
「あっ…」

オーッホッホッホッホッ!!

「こんどは俺の番だろ?」
「あぁっ!!」
「いいぞ・・・プレイ時間が長引いてマージンが切れてやがる…!」

「う…撃つ…」
「なんだァ?今撃ったばっかなのにもう撃てるってか?
組むの早いんだな」
「ちっちがう…!!」

「なにイ?今度はごみぷよを消すゥ?
お前、俺をサンドバックCPUキャラとまちがえてんじゃねぇのか!?」
「しーましェーン!!」
「しょうがねぇなあ
いいよ、いいよ
俺がフィーバー中に潰れないよう耐えてやるからこのまま撃っちゃえ
フィバ潰しに怯えながらやりまくるのもいいかもしれないしな!」
「えーっ!?」

──と
こんなわけであたしの初めてのぷよぷよフィーバーは
フィバ潰し狙いな結果に終わったのでした…