Circus作品のエロ小説

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1966
 早朝。
いびきをかきながら眠る兄、純一のもとへそっと忍び寄る妹、音夢。
「にーさん…あさだよーっ…おきてー」
パジャマ姿の音夢は、ほとんど起こす気がないような小声で囁きかける。がしかし、純一は熟睡しておりその程度では起きない。
純一がよく眠っていることを確認した音夢は、布団がわりにかけてある薄手のタオルケットをそーっと剥がした。
…Tシャツとトランクス一丁で、大の字になった純一の無防備な寝姿。
青と白のストライプのトランクスの股間は、不自然なほど…いや、若者にとっては自然なほど盛り上がり、まるでテントのようになっていた。
 「わぁ…」
その男の自然現象を目の当たりにして、頬を染めながらも瞳を輝かせる音夢。
 「やっぱりこの本に書いてあるとおり、男の人って朝はおちんちんがおっきくなるんだ…」
取り出した女性週刊誌と兄の股間の盛り上がりをしきりに見比べている。
 「さて…」
感心するのもそこそこに、細い指でトランクスをつまむ。そして…純一の呼吸を伺いながらそれにあわせてゆっくりとずり降ろしていく。
途中、トランクスからびよん! とそそり立つものが飛び出した瞬間、
「わあっ」
1976:04/04/04 00:14 ID:BcZpeTRO
音夢は圧倒されてしまうが、何だか嬉しそうだった。
…太もものあたりまでトランクスを降ろされても純一はまったく起きる様子がなかった。
自分の勃起したものを妹に観察されているというのに、ボリボリと尻などを掻いている。
 「へぇ…これってホーケーっていうんだ…」
再び取り出した女性誌で、兄のペニスの形式を確認する音夢。
そして、天に向かってピンとそそり立つ肉のポールにものさしをあてがう。
 「え〜っと…20センチ…」
先のすぼまった亀頭の先と、ものさしの目盛りを見比べる。
 「…日本人の男の人のおちんちんの平均的な大きさは14センチくらい…」
その文章を読み上げて、急に大人しくなる音夢。日本人男性の平均サイズ以上のものをチラリと見る。
純一の鼓動にあわせ、ピクンピクンと脈動しているペニス。
 「こんなおっきいのが…はいるの? 私のナカに…」
それに同調するように、音夢の鼓動もテンポが速くなっていった。寝室に少女の軽いうめきと、男のうなされるような喘ぎが響く。
 んっ…んっ…んんっ…
兄のモノに軽く手を添え、自分の顔がそれに触れるのも気にせずに熱心に舌を這わせる音夢。
先ほどの女性誌で見たことを真似ているのか、舌先で男性器の弱点ともいえる箇所を重点的に責めたてている。
妹の口唇奉仕が始まってから、純一の高いびきがなくなり、かわりにうなされるようなうめき声を発している。
その喘ぎを頼りに、兄の弱点を探る妹、音夢。
1986:04/04/04 00:15 ID:BcZpeTRO
兄の肉棒は少し苦くてしょっぱかったが、誰よりも兄を愛する音夢にとっては、それはアイスキャンディーよりも甘美な味であった。
赤黒くそそり立つグロテスクな肉の棒に、音夢の小さな舌がチロチロと這い回り、唾液を塗りつけていく。
そして、唾液を塗擦するように舌のザラザラした部分を動かす。
 「うぐっ…ううっ…あうぅぅ…」
夢のなかで、歯をくいしばって快感に悶える純一。
 「(…ここが気持ちいいの? にいさん…)」
心の中で呟きながら、裏の縫い目の箇所をツーッと舌で撫であげる。
 「はうあぁぁぁぁ…」
その刺激に、もどかしそうに背筋をよじらせる純一。縫い目に沿ってのぼった舌は、今度は包皮からちょこんと顔を出す亀頭をチロチロと刺激する。
すぼまった亀頭の先に溜まった先走り汁をも全て舌先ですくいとり、こくん、と喉を鳴らして飲み込む。
 「おうぅっ」
包皮の内の亀頭を直接刺激され、背筋を反らす純一。音夢は本に書かれていた「包茎の彼へのフェラチオテクニック」という章を実行していた。
音夢自身フェラチオなど初めてだったが、それを受ける純一も未経験なのでその効果は覿面だった。
しかし、音夢の実践はこれだけでは終わらない。
 「あ…ん、寝てるからお尻の穴…舐められないよぉ〜」
純一の股間に顔を埋めて、情けない声をあげる音夢。自分の唾液でベタベタになったペニスが顔にくっつくのも気にせず。
いくら本の通りに従っているとはいえ、とても処女とは思えないような大胆なセリフである。
1996:04/04/04 00:18 ID:BcZpeTRO
ここで純一が目を覚ましてしまったら…自らの尻穴を舐めようと妹が苦闘している姿を目撃してしまうことになる。
そのアイドル並の可愛い顔を、陰部にぴったりと押し付けているところを…。
男ならば見た瞬間に射精してしまいそうなその構図だが、不幸か幸いか、いまだに起きる気配はなかった。
 「しょうがないな…」
残念そうに言いながら、今度は鼻先にあった玉袋を…そのピンクの唇ではむっ、と口に含む音夢。
尻穴舐めが無理だとわかって、次のステップに移行したのだ。
陰嚢を口に含み、飴玉でも舐めるかのように舌でコロコロと転がしつつ、淫棒を白魚のような指で包み、サオの部分をシコシコとしごきあげる。
 「うっ…あうっ」
生まれて初めての2点責めに、悶絶する純一。大胆な性技を実行している音夢だったが、実は男のペニスを握るのはこれがはじめて。
 「(わっ…おちんちん…とくん、とくんっていってる…)」
初めて指先で感じる男の象徴の感触。音夢の口と指による奉仕に、さらに激しく脈うっているようだった。
 しこしこしこしこしこ…
唾液がローション代わりとなって滑りのよくなった肉棒に、音夢の小さな手が激しく上下する。
 「うっ…おっ…うおっ…」
2006:04/04/04 00:19 ID:BcZpeTRO
純一が喘ぎながら、あまりの快感に腰を浮かせ、ブリッジ状態になってきている。
 しこしこしこしこしこ…
 「おっ…おっ…おっ…」
限界までブリッジした所で、腰をビクンビクンとわななかせる純一。
 「ん…んむっ…んぷぅ…」
股間に顔を埋めたまま、熱心に玉袋を舌で転がす音夢。手でしごきあげるのも忘れずに。
 「おっ…おっ…おおっ!」
純一の絶叫と共に、咥えている玉袋がきゅん、きゅん、しぼみあがった次の瞬間。
 どぴゅうんっ!
まるで火山が噴火するような勢いで、精液が噴出した。
 「!?」
垂直発射された精液は、そのあまりの勢いに、3mほど上にある天井に、べちゃっ、べちゃっ!と付着した。
 「あんっ、もったいない」
兄の子種を「もったいない」と言いつつ、あわてて玉袋から口を離す音夢。あわてて鈴口に口を寄せる。
 どぴゅ…っ
2016:04/04/04 00:21 ID:BcZpeTRO
だが時はすでに遅く、勢いのあった最初の2、3発はすべて天井にくっついてしまい、後に残るのは勢いなくだらりと垂れ流れる精液ばかりであった。
 「ああん、もうっ」
口をあーんと開けて子種を迎え入れる準備をしながら、ごしごしと怒張をしごきあげる。
 「おぅっ、おぅっ、おぅっ」
射精を促すようにしごきあげられ、オットセイのようなうめき声をあげる純一。
鈴口からドクドクと精液が送りだされるが、それは先ほどのような勢いはなかった。
 「…………あ〜あ」
あきらめた音夢は肉竿から手を離し、ペタンとしりもちをつく。
 「せっかく顔に浴びたかったのに…」
純一の精液が染み付いた天井の一角を、恨めしそうに見る。どうやら本に載っていた「顔射」というものに憧れていたようだ。
ふと視線を戻すと…なおも射精前となんら変わらぬ存在感で、天に向いたままビクビクと脈動する純一のペニスがあった。
さすが若いだけあって、1度の射精だけでは萎えたりしないようだ。
 「…………わぁ」
音夢の瞳が再び輝いた。その端正な顔は自分の唾液と兄の先走り汁によってべたべたになっていたが、音夢の口唇奉仕はまだ続く。兄の純一はというと、はぁはぁと肩で息をし、額に汗をびっしょりかきながらもまだ眠っている。…一体どんな夢を見ているのだろうか。
今度は純一の亀頭の先に両手を添え、指で包皮を押さえるようにして、少し力を込めて下にひっぱる。
2026:04/04/04 00:22 ID:BcZpeTRO
みり…
音夢の指に引っ張られる包皮。みりみりと皮が剥けていき、覆われた亀頭が露になっていく。
 「おふぅぅ…」
自分の包皮が移動して亀頭を刺激され、溜め息を漏らす純一。
 「あっ…いっぱい…カスがたまってる…これって…ちこう、っていうんだよね」
完全に露になった亀頭と、本を見比べる音夢。純一の亀頭にはびっしりと恥垢がこびりついていた。
 「もぅ…フケツだなぁ、兄さんは♪」
「しょうがないなぁ」といった感じの音夢だったが、どこか嬉しそうだった。恥垢にまみれた亀頭など、プロの女性でも遠慮したいものなのに、音夢はそのまま何の衒いもなく顔を寄せ、口に含む。
 「んむ…っ」
口に含んだ瞬間、独特のツンとした臭気と苦味が、口全体にひろがる。
 「(あっ…熱い…それに…苦い…)」
口いっぱいに広がる男の…いや、愛する兄の象徴…その存在感に顔をしかめながらも、離そうとしない音夢。
 「(私のお口で…綺麗にしてあげるね…兄さん…)」
2036:04/04/04 00:24 ID:BcZpeTRO
あまりに健気な妹のその姿。咥えたまま舌を動かし…舌の腹のザラザラした所をあてがい、亀頭をこすって恥垢をこそぎ取る。
 「あうぉぉぉ…」
包皮を剥がされ、敏感な亀頭をダイレクトに舌で刺激され、悶絶する純一。
まさか自分の妹がチンカス掃除をしているなど、夢の中でも夢にも思ってないだろう。
舌の腹で器用に白いカスをこそぎ取り、飲み下す。白い喉がこくん、こくん、と動くたびに、純一の恥垢が音夢の胃の中へ。
 「んむ…」
そして、かるく喘ぎながらも、そのまま深く咥えこむ。音夢の小さな唇に、グロテスクな肉槍が飲み込まれていく。
 「んんっ…」
唇をすぼめて、サオの部分をしごくようにするのも忘れない。
 「んっ!」
不意に、音夢の眉間が曇る。亀頭の先が喉の奥にぶつかったからだ。
20cmほどもある純一のペニスはその小さな口では完全に咥えきれない。まだ根元までは3分の1ほども残ったままである。
 「んん…っ」
兄の肉棒を完全に咥えたいがために、苦しいのを必死で我慢しながら飲み込もうとする音夢。
喉の奥を突かれて息苦しく、涙目になるのもお構いなしに。
 
2046:04/04/04 00:26 ID:BcZpeTRO
 「んん〜っ、ぷはっ!」
とうとう苦しさのほうが限界にきたのか、まるで水の中にもぐっていたかのように顔をあげる。
 「んっ、けほっ、けほっ、こほっ!」
よっぽど苦しかったか、その顔は真っ赤になり、口を押さえて咳き込んでいる。
ふと横目で、純一の股間を見ると、そこには恥垢がなくなり、ツルンと綺麗になったピンクの亀頭が揺れていた。
 「ふふっ…かわいい…」
口に含む前と後…そのあまりのギャップに、音夢はくすりと笑った。咥えることをあきらめた音夢は、剥き出しになった亀頭を舌でペロペロと舐めていた。
まるで仔犬がミルクでも舐めるかのような可愛らしいその仕草だったか、舐めているものはグロテスクな男根である。
唾液によって濡れ光る亀頭に舌が這うたび、ぴちゃぴちゃと音をたてる。
 「おうっ…おう…うふぅぅ…」
そしてされるがままに悶える純一。フェラチオをされる経験などないので、その反応もナチュラルだった。
顔を歪ませ、大の字に伸ばした両の腕でシーツをぎゅっと掴み、足をピーンと突っ張ったまま伸ばし…。
兄が気持ちよくなってくれてることが嬉しい音夢は、更に熱心に、口唇奉仕を送りこむ。
舌先で頂点を撫でた後、尿道のまわりを舌先でくるくるとなぞる。尿口にチュッと口づけしたあと、剥いた皮の境目を舌の腹でぞりぞりとこすりあげる。
 「ふくっ!」
不意に、眠っている純一の身体がわなないた。その変化も見逃さない音夢。
2056:04/04/04 00:27 ID:BcZpeTRO
 「(…ひょっとして…ここのカサみたいになっている所が気持ちいいのかな?)」
亀頭のくびれたところに舌を差しこみ、チロチロと動かしてみる。
 「おおおおおおおっぅ…」
亀頭のえぐれたカサの下を撫でられ、眉を歪める純一。酸欠の金魚のように口をパクパクさせている
 「(ふふっ、眉がヒクヒクってしてる…かわいい)」
我を失った兄の乱れ姿に、更に夢中になる音夢。尿道の入り口に舌をこじ入れるように動かし、刺激してみると、
 「うぐぅ!」
肺の空気を一気に絞り出すように、激しく息を吐く純一。
 「(…? おしっこの出る穴が気持ちいいの…? にいさん)」
先細りの舌がくねくねと動き、尿道の入り口をグリグリとこじ開ける。それが排泄の穴だとわかっていても、音夢はためらう様子が全くなかった。
 クチュッ…クチュクチュクチュッ…
とめどなくあふれ出でる先走り汁と音夢の唾液が混じり、淫猥な音を響かせる。
音夢の舌が筆の先のように尿道口をコチョコチョとくすぐるたびに、純一の排尿のための穴が歪み、広がる。
舌による尿道責めで、純一がいっきに昇りつめようとしていることを経験ない音夢は気づかないでいた。
 「おっおっおっおっおっ…おおっ!」
2066:04/04/04 00:29 ID:BcZpeTRO
1回目の射精のときと同じ、純一の腰が再び浮き、ブリッジ状態になっていく。そしてそれは前回同様、音夢の不意におこった。
 どぴゅうっ!
絶頂に達する純一。尿道…すなわち精液の発射口の側に顔を近づけていた音夢は、その噴射をダイレクトに顔で受け止めてしまう。
 「きゃ!?」
 べちゃっ!
第1弾はしぶきをあげるほどの勢いで鼻筋に着弾。純一のペニスはその後もドクンドクンと激しく脈動を繰り返しながら、音夢の整った顔めがけて子種をぶちまけ、シャワーの如く浴びせていく。
生臭く顔をそむけたくなるよう汚液であるにも関わらず、
 「あ…あったかい…」
音夢はまさにシャワーを浴びるかのごとく、顔で射精を受け止めていた。額に、瞼に、頬に、唇に…白く濁った液体が着弾し、その粘質性によってへばりつく。
純一の精液は濃度が高く、顔に張り付いても垂れ落ちようともしない。ぬめりひろがった精液のうえに、上塗りのようにさらに射精が続く。
純一はというと、まさか自分の妹の顔めがけて射精しているとは気づいていないのか、、思うさま欲望の汚液を鈴口から吐きつづけている。
音夢の顔を全体を覆う、粘液のあたたかさと生臭い匂い。
ふと部屋の隅にある鏡に視線を移すと、その鏡には、黄味がかった粘っこい濁液にまみれる音夢の顔が映っていた。
まるでパックでもしているかのように、精液が皮膜のようにへばりつき、勢いあまったものは前髪を濡らしている。
 「これが…兄さんのせーえき…」
2076:04/04/04 00:31 ID:BcZpeTRO
ポッと頬を染めながら、兄の精液まみれになった自分の顔に見とれる音夢。まぶたに乗った精液がトロ〜リと垂れおち、音夢の大きな瞳に入る。
それでもまぶたをしばたかせながら、鏡から目を離そうとしない。
やがて、あごの先から糸のように垂れ落ちる粘質性の雫を指先ですくいとり、指でねばねばと弄んだあと、口に運んでみる。
 ちゅぷ…
初めて味わう、兄の…いや、男の子種の味。
 「…苦ぁ〜い…」
鏡ごしの音夢の顔が、梅干を食べたときのようにしわくちゃになった。
やっと妹から解放され、再び高いびきをかきはじめる純一。溜まっていたものをたっぷりと出したせいもあって、その寝顔はとても安らかであった。
 
 「うっ…んぅっ…あふっ…に…にいさんっ…!」
しかし、その横では音夢が自らの指で自慰にふけっていた。
ショーツをひざのあたりまでずり降ろし、兄に見せつけるように開脚し、指で花びらを広げ、奥まで見えるようにしながら、空いたほうの指でピンクの花弁をしきりに弄んでいる。
隠すものがないうえに、しとどに濡れた秘所はほんの少し指をあてがうだけでもクチュクチュと嫌らしい音をたてた。
 「に…にいさんのっ…そば…で…こんなことっ」
2086:04/04/04 00:32 ID:BcZpeTRO
兄の側で自慰…そう考えるだけでも荒くなっていく音夢の吐息。
純一は音夢の方を向いて眠っているため、ここで目を覚ましたら、音夢の女として一番大事な箇所が全て見られてしまうのだ。
顔中を兄のザーメンまみれにして、はしたなく股を広げ、しかも膣穴までもをおっぴろげにして自慰にふけるその姿を。
 「んっ…に…にいさんっ…にいさんっ!」
赤く充血した淫核をつまみ、いまだ男のモノを受け入れたことのない穴に細い指を挿入し、何度も兄を呼ぶ。
 「にい…さんっ」
あごのあたりから垂れ落ちてきた精液を指ですくい取る。
そしてその黄味がかった見るからに濃厚そうな子種がついたままの指を、バージンホールに差し込む。
床の畳にシミを作るほどに溢れる愛液、指を出し入れするたびにクチュックチュッと音をたて、膣穴と指の隙間から新たな愛液が噴出し、更に少女の股間を濡らす。
 「に…兄さんのせーえき、あっ…アソコにいれて…お…オナニーしてるなんて…」
快感のあまり、半泣きの音夢。あまりの背徳的な自慰。
 「で、でもっ…とまらないよぉっ!」
絶叫し、更に兄に見てもらおうと腰を突き出す。噴出したラブジュースが、兄の頬にぽたぽたと降りそそぐ。
悶える妹の姿が眼前にあるというのに…兄の寝顔は安らかだった。
 
2096:04/04/04 00:34 ID:BcZpeTRO
それから数ヶ月が経ったある日の朝。朝食を終えて支度をする純一の側に、制服を着た音夢がやってきた。
 「ね、ね、兄さん!」
嬉しそうに言いながら、純一の側に寄ってくる音夢。
 「私のココ、さわって」
そのまま問答無用に純一の手をとり、自分の腹部に導く。
 「ん…? なんだ? 太ったのか?」
腹部の不自然な膨らみに、思ったことをそのまま口にする兄、純一。
 「違います! もう、バカなんだから!」
頬をぷーっと膨らませ、可愛く怒る妹、音夢。怒ったかと思ったら、次の瞬間には急に頬を赤くしてうつむいている。
 「違うの…あのね…」
まるで、いとおしいものでも守るかのように、自分の腹部を撫でる妹、音夢の口から…とんでもない一言が紡ぎ出された。
 

―Fin―