後は即死しないことを祈るばかりだぜハァーッ!
即死防止
即死防止age
乙。
>>1-3 乙カレー
と言い忘れてた。
逝って来る
だれかレス数30まで伸ばすの手伝ってケロ〜
と言うか、
神降臨キボン
即死防止
乙
兄者。SSうpされないと手持ち無沙汰だな
これがあるからそんな事は無い。
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) がん解析?
そう。 ( ´_ゝ`) / ⌒i
UDだ。 / \ | |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ FMV / .| .|____
\/ / (u ⊃
CPUの余っている処理能力で効率良くがんの解析をするんだ。
実は、神光臨を待ちながら動かしていたんだがな。
仲間がたくさん居るし、ライバルも居るから楽しいぞ。
貴方も参加してみませぬか?
詳しくは
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1072371837/l50 を見てくれ。参加待ってるぞ。
とりあえず見てみたいカプでも
ロイド(初期メガネバージョン)×コレっト
コレット×マーテル
コレット×マーテル…イイ!
とりあえず
シルフ三姉妹で
クレクレに見えなくも無い。
15 :
12:04/02/22 20:04 ID:HzxHPtDk
ゼロしいで情けないゼロスが見てみたい。
ロイコレのほのぼの初エッチがいい。
スレ立て乙ですー。
ところで
>>11のロイド(初期メガネバージョン)とは何ぞや?
>>19 自分で確認したわけではないので詳しいことはよくわからないけど
1/26に出たイラスト集に初期の没設定で眼鏡かけたロイドが載ってたらしいです。
メガネロイドを想像したら …キモ!
と思ったのは漏れだけではないはず。
あと10レスくらいだ!
やべえ
メガネロイド想像したら
頭痛してきやがった
ところで前にDDDというサイトに投票した
TOEの小説があるんだが…(今は消滅?)
それでよければ貼るよ?
メルファラですが。
25 :
名無しさん@ピンキー:04/02/22 23:11 ID:mNNc6d/R
投下確認はいらないよ。
じゃあ貼らせてもらいます。
あらかじめ言っておきますが、レズ系です。
抵抗がある人は読まないようお願いします。
寒い夜だった。
風が強くて,船の窓ががたがたと揺れる。
それがよけいに寒そうで,私は毛布をかけ直した。
眠れない・・・。
もうすぐ,総ての決着がつく。
いまバンエルティア号は,シゼル城に向かうためにセレスティアの海を渡っている。
夜通しで船を操るチャットが言うには,あと・・・2日。あと2日で決着がつくんだ。
そう思うと少しだけ不安になって,私はため息をついた。
「・・・ファラ?起きてるの?」
音とともに息を吐いた瞬間,隣の寝台から少し高めの声が聞こえた。
如何にも女の子,と言った声で,私が少し羨ましかった・・・その子。
「メルディ?・・・メルディも眠れないの?」
「うん・・・。どしてだろ。・・ねえファラ?メルディ,一緒に寝ていいか?」
いつもいつも強がるその声は,やっぱり今日も強がっていて,
でも声は震えていて・・今すぐ抱きしめたいとさえ思ってしまった。
するする,と毛布からメルディが出てくる音が聞こえる。
キシ,キシと細かい音を立てながら,私の寝台までの約3歩をゆっくり歩いてきた。
私も布団から躯を起こして,彼女が来るのを,待った。
「なぁファラ・・メルディな,ファラが事,大好きよ。絶対,死んでほしくないな」
寝台にメルディの片膝がのる。
重みで少しだけ寝台が沈んで,私は彼女を感じることが出来た。
ギシ・・・。
メルディの両膝が乗った瞬間,弱い寝台が鳴くように音をあげる。
私は暗闇の中で微かに見えるメルディに腕を伸ばして,彼女を受け止めた。
「馬鹿・・・私も大好きよ。・・リッドもキールも,メルディも。だからみんなで勝つの。分かった?」
「ワイール!励ましてくれてありがとな!」
受け止めた躯から伸ばされた腕が,私の背中にまわる。
「大好きだから・・だからな,メルディ,ファラと好きの証明したいな」
言って,メルディは私から腕を放した。
それから,おもむろに自分の着ていた服を脱ぎ始める。
「ちょ,ちょっとメルディ!何してるの?」
「? だから,証拠のこすのな。早く,ファラも脱ぐ!」
全裸になったメルディが,私の服を引っ張る。
あっという間に私も裸にされてしまった。
「ねえ・・・メルディ?何するの?」
「いつかオトーサンとオカーサンがやってたな。
二人がお互いの躯を触ったり舐めあいっこするのな。」
「そ・・それって・・・セ・・セ・・」
セックスじゃない!メルディは何見て育ったのかしら・・・。
じゃなくて。今するべきは,彼女をどう説得するか,よ。
「ね,ねえメルディ?明日も早いし,もう寝よ?ほ,ほら服着てさ・・・」
「ファラは・・メルディが事,嫌いか?・・嫌いだから,いやがるのか?」
「そんなっ。で,でも,リッドやキールにバレたら・・・」
「二人は隣の部屋なっ。バレないな。秘密でしよ?」
いくら説得をしようとしても,私には潤んだ瞳が帰ってくるだけだった。
もう,あきらめるしかないのかな・・・。
「わ,分かったッ。いいよ?しよ?」
思いっきり声が裏返る。まだ・・・リッドともしてないのに・・・
私の初めての人は,メルディなの・・・?!
「ぁ・・う・ん・・・くすぐったいよぉ・・」
最初の抵抗もどこへやら,私は結局メルディにハマってしまっていた。
優しく,私の胸を揉むメルディ。掌が温かくて,とても安心した。
「えへへ・・・ファラがおっぱい,おっきくて・・やわらかいな」
「は・・恥ずかしいよメルディ・・っ・・ぁ」
今,きっと私,顔が真っ赤なんだろうな・・・。
油断して,意識が流されそうになると,メルディが乳首をつまんだ。
躯が,甘く痺れる。あそこが,疼く。
メルディは私のあそこがぐちゅぐちゅなのなんて,知らないんだろうなぁ・・。
と,唐突にメルディが質問してきた。
「ねえ,おっぱい・・・ツンてたってるな。メルディ,ファラがおっぱい食べたい・・・」
「えっ・・や・・っ・・・!っぁあ!!」
私の意見などお構いなしで,メルディは私の乳首を口に含んだ。
刹那,私を総毛立つような,それでいて甘美な感情が躯を支配する。
「ん・・・ふ・・ぅう・っ・・・」
最初,乳首だけを弄んでいた舌が,だんだん胸全体に範囲を広げていく。
唾をまぶすように舐めては,胸の山を麓から吸い上げる。
私はその快感に,流されきってしまっていた。
「ねぇ・・メルディぃっ・・もっとぉ・・」
おっぱいを吸われながら,快感に流されながら,私のどこかに冷静な私が居た。
哀願までする自分にどこかが呆れながら,躯は快楽に走っていく。
より深くメルディに貪ってほしいがために,少しずつ躯を全身させて,
最終的には閉じているメルディの太股に濡れた秘所を密着させる形となった。
「!!・・・ぐちゃぐちゃ・・・な」
ぬるりとした感触に,メルディは紅い顔をさらにあかくさせた。
恥ずかしがる彼女が妙にかわいらしくて,私は太股の上で腰を前後に動かす。
ゆるやかな気持ちよさがゆっくりと躯の芯に伝わっていくようで,
でもまるで自慰のようで,恥ずかしかった。
「な,ファラぁ・・・メルディもっとファラのここ,ぐちゃぐちゃにしていいかぁ・・?」
言うと,メルディはベッドの横のテーブルに置いてあったクレーメルケイジを取り出す。
そして少し集中をして,手の中を光らせた。
「・・ウンディーネ!」
「・・・どうしましたか,メルディ」
一瞬にして蒼い水のようなものが出てきて,すぐに女性の姿になった。
ウンディーネは驚いた様子もなく,すべきことを確認してくる。
「なぁ,ウンディーネぇ,ちょっと手伝ってほしいな。メルディは左側をするから,
ウンディーネは右側を弄ってほしいな!」
メルディは私のおっぱいをふにふにと揉みながらウンディーネに言う。
「分かりました」
メルディは言い終えて再び,私の右のおっぱいを吸い始めた。
その横からウンディーネが近づいて,私の左側のおっぱいに,ぱくり。吸い付く。
「あ・・・柔らかい・・」
目を輝かせ,ウンディーネが言う。
両手でおっぱいを包み込んで,赤ん坊のようにちゅうちゅうと先端を吸う。
右では相変わらず楽しそうに私を弄ぶメルディ。
ああ・・気持ちよくて,声が出てしまう・・。
「んっ・・あぁ・・いい・・よぉ・・気持ちいいッ・・・」
私は両手を大きく広げ,二人の頭を抱え込む。
二人も私の背中に手を回す。ゾクっときてきもちいい。
段階的に乳首を吸う力を強くしていくと,どんどん私も高みに登り詰めていく。
肩でする息が大きくなる。
なんか,おっぱいだけなのに・・・
「いっちゃう!!・・・あぁっ!」
達してしまって,私はメルディの太股に大量の愛液をたらしながら,後ろに倒れた。
肩でもなく,躯全体で息をする。
そうでないと喘ぎにかき消されて酸素が吸えなかった。
「あ・・ぅ・・。ねぇ・・メルディ・・・?お願い・・。下も・・。」
もうすでに私は流れに身を任せ,冷静な自分もどこかへ消えてしまった。
だらしなく足を開き,止め処なく溢れる蜜を見せる。
メルディは笑うと,私の蜜壺に細い指を一本,つぷ,と突き入れた。
「ひあぁん!!」
ぬるぬるの中,膣内に彼女の指の感触がある。
それはまさしくとろけるような感覚で,私の目はトロンとしてしまっていた。
「・・・メルディさん?・・ずるいです。私も・・・」
その目が,ウンディーネの声で現実に戻った。
ウンディーネはメルディの指を引き抜かせ,青い指で私の足をもう少しだけ,広げた。
そして,そこに優しく舌を這わせる。
最初は私の割れ目にそっていた舌が,どんどん奥に飲み込まれていく。
「あ・・・あ・・ウンディーネぇ・・・。駄目よぉ・・そこっ・・・気持ちよすぎる・・」
下から私の太股を抱え,内側を手で擦ってくる。
くすぐったくも感じ,私はすぐさまイってしまいそうだった。
「むぅっ,ウンディーネばっかりズルいな!!メルディも!」
再びメルディが参戦してきた。ウンディーネの反対側に躯を向け,
つまりは私の顔の方に幼い割れ目を見せつつ,私の下腹部を舐め始める。
発展途上の幼いおっぱいがたまに当たって,硬く起った乳首が私の肌に押しつぶされる。
ぺろぺろと舐めるうちに,へそから細く足に向かって,舌はとうとうクリトリスに辿り着いた。
「んあぁっ!!」
ものすごい衝撃だった。体中に電気が走る。
執拗に,皮を剥いで強く吸って舌でぺろんと舐める。
それを繰り返すうちにどんどん荒くなっていくメルディの吐息とともに,
また自分が高みに上っているのが分かった。
でも,今度はこれだけでは終われないと思った。
私はいやらしく光るメルディの割れ目を手で広げ,優しく舐める。
「あ・・ぅん・・ファラぁ・・・。」
ひだの一本一本まで丁寧に繰り返し舐めて,艶のかかる声を大きくさせていく。
すぐにメルディも私と同じように高みへ上ってしまった。
しかし彼女はのぼりつめても,私の秘所を離そうとしない。
ビクビクと電気が,そしてウンディーネの執拗な責めが同時に来て,
私は今すぐにでもイきそうだった。
「ねぇっ,メルディ・・・?一緒に,いこう・・・?」
「うんっ・・・きゃ・・・ぅ・・イく・・イクぅぅぅ!!!」
落雷にあったような気分になって,私たちは果てた。
ウンディーネは少し当てられた様子だったけど,
眠る私たちを見てすぐに自分のケイジに帰っていった。
どうやらケイジの中でセルシウスを襲ったらしい。
私がしばらく経って目覚めたときに,ケイジの中からよがる嬌声が聞こえてきた。
決戦まで,後少し。
元気になったよ,ありがとう,メルディ。
終
38 :
26-37:04/02/22 23:46 ID:2VU2rd6Y
以上です。
即死回避のために
貼らせていただきました。
文章中少し変な所もあったかもしれませんが、
気にしないでください(笑
未熟者ですいません。
omosiroi
モツ
42 :
38:04/02/23 18:08 ID:OXX2kgWH
>>41 そう、そのサイト様です。
よく見つけましたね
てっきりもう無くなってるものだと…
けど、別に自分が書いた物ですので大丈夫ですよね?
38さん乙ですたー。
れずれず晶霊プレイにハァハァ。 DDDは未見だったので素直に嬉しいです。
是非ケイジの中での出来事も書いて欲しいですな。
あうう、
このごろ小説書いてないから
>>26-37 よりヘタレになるかも…
それでもいいならまた書きます。
投下前の注意事項
○いつものヘタレ文。さらに今回はエロも少なめ。読んでられっかって人はスルーしる。
○相変わらずなりダン1。あんな戦闘テイルズじゃねえって人はスルーしる。
○微妙に暗い話。『殺』という字が極端に苦手な人はスルーよろ。
○あげくかなりのネタバレ。なりダン1やった事無い人は気を付けて。
戦闘の報告などの雑務を終え、戻った自室には先客がいた。
「メルティアか・・・研究の方はどうしたんだ?」
「お帰り、ディオス」
俺のベッドの上で本を読んでいたメルティアは、俺に気付き声をかけてきた。
「今日で大体終わり。細かい調整とかで実用まで後1日かかるんだけど、後は簡単な作業だから主任は休んでくれって」
俺は上着を脱いでベッドに腰掛ける。メルティアも身を起こし、俺の隣に座る。
「・・・こっちは今日3つの部隊が全滅した・・・パレスセダムの連中、数だけは多いからな」
俺はパレスグドラの一将軍として、メルティアは国家の兵器研究開発の主任として、隣国パレスセダムとの民族紛争の戦火に身を投じていた。
戦況は思わしくない。パレスセダムの兵力は、パレスグドラを大きく上回っていた。
だが、メルティアの開発した兵器が明日、この戦況を大きく変えてくれるだろう。
「・・・でも、またこれで多くの人が死んじゃうのかな・・・」
「・・・ああ・・・でも、これで終わりだ。1度アレの威力を知らしめれば、後は抑止力としてで十分だ」
(ただ、あいつが何と言ってくるかだがな・・・)
あいつ・・・俺達の養父であるバンディ将軍は、軍部きっての強硬派だ。ダオスからの両国の停戦要求を伝える使者を殺して送り返した。
あの国がその気になれば、両国をまとめて壊滅させることすらできるのにも関わらず、だ。
あいつは、路頭に迷っていた幼い俺たち姉弟を拾って、国に尽くすよう徹底的に教え込んだ。
俺を、敵を殺すための道具として育て、争いの嫌いなメルティアを無理やり人殺しの道具を作らせる仕事に就けた。
何度後ろから斬り殺してやろうかと思ったか分からない。
だが、自分の感情のままに行動すれば、俺だけでなくメルティアまでが不幸になる。それだけは何としても避けなければならなかった。
しばしの沈黙が流れた後、メルティアが口を開いた。
「明日は早いの?」
「ああ、早朝から作戦がある」
「・・・あのさ、ディオス、その、ここの所ご無沙汰だったから・・・もし疲れてなかったら・・・」
「・・・そのつもりで俺の部屋に来たんだろ」
俺は肩に手をかけてメルティアをベッドに押し倒し、唇を奪った。
「ひゃっ・・・はぁうっ!!」
僅かな前戯だけで蜜を溢れさせたそこを指で割り広げ、少し乱暴に突き入れた。
熱いくらいのメルティアの体温が、俺とメルティアを溶かしてひとつにしようとしているようだった。
――初めてメルティアと関係を持ったのは、俺が軍人として初めて実戦に出た日の前の夜だった。
死の恐怖に怯えていた俺を、メルティアは自分の体で慰めようとした。俺もそれに甘えた。
だが、メルティアもまた、死の恐怖に怯えていた。
本当の親の顔も知らず、唯一の肉親である俺も戦場に出ていつ死ぬかもしれない。メルティアもまた、俺に慰めを求めていた。
そんな恐怖を、肌の重なりが忘れさせてくれた。互いの温もりが、俺達の繋がりを感じさせてくれた――
ずちゅっ・・・ずちゅっ・・・
殺風景な俺の部屋に、淫靡な音が響く。
メルティアの膣内が、俺を搾り取るように蠢く。俺に、できる限りの快楽を与えようとする。
俺も、メルティアにできる限りの快楽を与える。大きめで形のよい胸を揉みしだき、耳を甘噛みしてやる。
緩急をつけてメルティアに出し入れする。互いに限界はすぐそこまで来ていた。
「ディオ・・・ス・・・んんっ!!」
イク間際に強く抱きしめてくるのがメルティアの癖だ。俺の一番好きな瞬間でもある。俺も鼓動が伝わるほどに強く抱きしめ返す。
「んあっ、あああっ!!」
最後にコツンと突き当たる一番奥まで突き入れ、そのままメルティアの膣内に全て吐き出した。
後始末を終え、メルティアはいつもの、研究室でよく見かける白衣姿に戻った。
「ディオス・・・明日も、来ていいかな?」
「戦争さえ終われば、いつだってしてやるさ」
「うん・・・・・・おやすみ、ディオス」
「ああ、おやすみ、メルティア・・・」
静かに部屋の扉を閉めるメルティアを見送り、俺はまどろみの中に身を投じた。
最前線にいた俺の部隊に、知らせが届いたのは昼のことだった。
「・・・王城が奇襲を受けただと!?」
全身の血液が凍りつくような気がした。すぐに部隊に退却命令を出した。適当な理由をつけて、数名だけの部下を連れて王城へ急いだ。
通りに倒れる民間人の死体の山を尻目に、豪華な外装を誇った王城の見るも無残な姿もよそに、城の地下の兵器研究所に向かう。
道を塞ぐパレスセダム兵を何十人と斬り殺し、祈るように研究所に飛び込む。そこには数体の研究員の死体と、そして・・・・・・
「メルティア!!」
俺はコンソールに突っ伏したメルティアの体を抱き起した。腹に受けた刀傷からごぽっと血が流れる。
「ディオス・・・」
「しっかりしろ、メルティア!!」
「ディオス・・・私・・・何の・・・為に・・・分からな・・・ううっ・・・」
焦点の定まらない眼で俺を見つけると、メルティアは涙を流し、そして、事切れた。
「・・・て・・・ろせ・・・ほろ・・・せ・・・」
扉の方から、蚊の鳴くようなか細い声が聞こえた。振り向くと、床を這うあいつ・・・バンディ将軍がいた。
生きている事がおかしいほど傷は深く、既に正気を失っていた。
「・・・撃て・・・殺せ・・・滅ぼせ・・・敗北者に、未来など・・・無い・・・パレスセダムは・・・我が国を皆殺しに・・・するつもりだ・・・
・・・ディオス・・・これは・・・上官として・・・そして、父親と・・・して・・・お前に与え・・・る、最後の・・・命令だ・・・
・・・撃て・・・殺せ・・・滅ぼせ・・・があっ!!」
不意に、通路の陰から現れたパレスセダム兵に胸を貫かれ、あいつはあっけなく死んだ。
そのままこちらに向かってきた兵士を、俺は首に剣を突き刺し殺した。
・・・俺の頭の中にあいつの言葉が響く。『・・・撃て・・・殺せ・・・滅ぼせ・・・』『・・・撃て・・・殺せ・・・滅ぼせ・・・』
俺の中で何かが音をたてて壊れた。
「・・・もう、この国は・・・おしまいだ・・・
・・・・・・・・・俺に与えられた、最後の命令・・・『憎しみ』という弾丸を込めて・・・奴らを・・・撃つ!!」
「システムチェック」
――MAINSYSTEM READY SUBSYSTEM READY――
俺の音声入力に反応し、システムが機械的な音声を発する。
「システムが・・・生きている・・・奇跡か、それとも・・・悪魔の仕業か?」
パレスセダム兵の駆けつける足音を聞き、部屋にロックをかける。時間稼ぎにはなるはずだ。
この星、デリス=カーラーンの命の源である『マナ』を糧に絶大な力を発する『魔科学兵器』。
10%に固定されていた出力を120%に上げる。どうせ一発で終わりだ。後はどうなってもいい。
――TARGET CHECK IS OVER――
――LASER OPERATION SYSTEM IS ALLCLEAR――
爆発音と共に、扉が吹き飛んだ。扉を破壊した魔術師が叫ぶ。「生き残りだ、殺せ」と。
数人の兵士が無防備な俺の背中に剣を突き立てる。だがもう遅い。
コンソールから突き出た引き金に、冷たくなったメルティアの指と俺の指を重ねる。
――AT THE READY・・・――
「吹き飛べ!!!」
俺は、ためらう事無く、引き金を引いた。
部屋を蒼い光が飲み込んでいった。メルティアの冷たい体を、強く強く抱きしめた。
・・・そして、俺の意識はそこで途絶えた。
――自らの滅びと共に、全ての死を選んだか・・・何という事を・・・
・・・マナを・・・マナを失った世界・・・我が星にとって、『死』を意味する・・・
我が星に、新たなる命を芽生えさせる希望、『大いなる実り』・・・
急がねばならぬ・・・全てが滅びる前に・・・・・・――
・・・・・・決して、輝いてはいけない蒼き光・・・それは、破滅の光・・・・・・
『魔科学兵器』は、敵、味方の区別無く・・・兵士、民間人の区別も無く・・・15万余りの人を消し去った・・・
そして、マナを失ったデリス=カーラーンは、滅びの危機を迎える・・・
・・・・・・決して、輝いてはいけない蒼き光・・・それは、憎しみの光・・・・・・
END
現在、なりダン1のラストダンジョンでモンスターのドロップアイテムに悩んでいるマイナー志向です(藁
気分転換に書こうと決意した訳ですが、今回はあっさり書けてしまいますた。いつもは結構時間かかるのに。
お題は『交響曲』でちょっと触れたディオスたんとメルティアたん。
13歳と27歳の違いという事で、「大人〜♪」な雰囲気を出してみたかった訳ですが、漏れにはこれが限界(藁
後半のセリフはほとんどゲームのセリフそのままです。あんな重厚なシナリオを描き出せる新免氏はやはり神ですな。
まぁ、こんな不幸な物語を経てファンタジア→なりダン1と続いていく訳ですよ。
前世の分までディオたんとメルたんには幸せになって欲しいですなぁ・・・それはもうラブラブにエロエロに(藁
いつも言ってるような気がしなくも無いですが、興味をもたれましたらぜひプレイを(藁
では、こんな稚拙な文を読んでくれた方に感謝しておわり。
マイナー志向さんキター!
なりダンは小説しか読んでないのですが、すごく切なく萌え。
Sで遊戯六面体は買ったので、その内なりダンやってみまふ。
やはり新スレが立つと賑わいますね。嬉しいかぎり。
絵板にリア厨臭い香具師が…
保守
(゜∀゜)プリムラ(゜∀゜)プリムラ(゜∀゜)プリムラ!!
ネタみたいなものなのであまりエロの期待はせずに・・・;
笑えもしねえよ、とかいう声もあるとは思いますが、
読むのはそういうことをあえて言わない心の広い方のみの方がよいかと思われます。
そして文章って難しいですねとか今更。
猫猫あーちぇ
「く・・・クレスさん? ちょっと失礼します」
「ん? どうしたんだい? ミント・・・それにアーチェ」
ここはアセリア歴4354年、ミゲールにある宿屋。
ノックもせずに部屋に入ってきたミントとアーチェの二人を、多少胡乱気な気配を感じながらもクレスはとりあえず部屋に招き入れた。
用があるからきたのだろう、と思いミントかアーチェがなにか言い出すのを待ったが二人は何故か勝手に入っておいてきて所在無さげにその場に突っ立って動かない。
とりあえず磨いている途中だったムラマサを床に置き―ちなみに当初は三種の神器を磨くつもりだったのだが燃え、凍り、いずれも布が駄目になったのでそれは叶わなかった―しげしげと二人を観察した。
ミントはいつもの法衣姿に大きな帽子。杖は持っていなかったがとりわけ変わったところはない普通の格好だ。
問題はアーチェだった。
アタマからすっぽりと風呂敷きのようなもので覆われているので顔の判別がつかない。
何故アーチェなのか分かったのかと言えば、風呂敷きの後頭部(と、思われる)辺りから流れ落ちるピンク色のポニーテールがあったからだ。
それが無ければ服で見分けるしかないと言うような格好で、こそこそとミントの背に隠れるようにこちらをちらちらと覗き見るその光景はまさに異様そのものだった。
「ねぇ・・・ミント、やっぱりいいよ〜・・・」
沈黙を破ったのはアーチェの囁きだった。
言通り、それはミントにあてたものなのだろうが無論クレスにも聞こえている。
「クレスさんなら大丈夫ですよ、アーチェさん」
「でも〜・・・」
クレスにとってみれば心の底から意味不明のやりとり。
目の前で自分の知らない話をされるのはいい気分ではないし、この二人がわざわざ自分の部屋に来てまで内緒話をしたかった訳ではないはず。
二人の会話に間が出来た隙にクレスは何か聞こうと口を開いた。
「ねえ・・・さっきから―」
「あの!クレスさん!」
やっと口を挟むタイミングを得たと思ったクレスがすかさず尋ねようとしたのだがそれはミントの、何か決意さえ感じさせるようなその言葉によって遮られてしまった。
「な・・・なんだい?ミント」
自分の意志とは無関係に進むイベントに若干引きつった笑いを浮かべながらクレスはミントに先を促した。
「これから見る事は絶対に誰にも言わないと約束してくれますか?」
「突然そんな事言われても・・・」
などとはもちろん言えるはずも無い。
もはや為すがまま、クレスは首肯してイベントの進行に身を委ねる事にした。
ミントはクレスが首肯したのを確認すると自分の背で縮こまるアーチェと立ち位置を逆転させた。
まだ踏ん切りがつかないのかアーチェは抗議するようにミントの顔を向いたが
「ね?クレスさんなら大丈夫ですよ、信じてください」
と説得されて
「・・・うん」
と、了承するしかなかった。
そして自分の頭に被さった風呂敷きに手を掛け、またもや一瞬躊躇するように手を放しかけたが、もう一度決意し直したように風呂敷きの結び目を解き
ぐるぐると巻き付いていたものをほどくと、ぱさりと床に落下させた。
そのとき僕の目に飛び込んできたアーチェは別段いつもと変わった様子はなかった。
常に潤いを感じさせる濡れたように艶やかなピンクのポニーテール。
何故か片方の耳にしかついていない緑色の大きな宝石のイヤリング。
そして頭髪より濃い色をした真紅の瞳。
現在頬は少し赤らめられているが、基本的に透き通るような白い肌。
それらは普段僕が見ているものとは一見何の差違もない、普通のアーチェだった。
だが顔に限って言えば、差違が無いかといえばそうではない。
なぜなら
「耳・・・?」
耳だ。
「耳よ・・・」
目を逸らしながらもじもじと、アーチェ。
耳だ。
うん、耳だ。
・・・
耳だ!
「猫の耳・・・?」
それは頭頂の辺りからぴょこんと二つ、自己を誇示するように桃色の髪の毛から飛び出していた。
聞こえているのかいないのか、ぴょこぴょことその二つの耳は自分の得るべき音を探しているかのように忙しなく動いている。
「そういう明らかな萌えを意識した格好は漫画ならともかく小説ではどうかと思うけど・・・」
「何訳のわかんない事いってんのよ!」
「・・・・」
アーチェに怒られてしまったが、確かに自分でも訳が分からない。
プチ錯乱状態。
「えーと・・・アーチェ、その耳・・・って言っていいのかな・・・どうしちゃったの?」
まずは基本事項から。
マニュアル通りにやっていれば問題は起きないに決まってる。
ああ、なにが何やら。
「それが・・・」
口を開いたのはアーチェではなくミントだった。
「私たち、さっきまで部屋でお料理を作ってたんです。そうしたらアーチェさんが初めて一人で野菜サラダが成功したっていったので・・・」
「いったので?」
「お皿に盛って、アーチェさんが一口目を食べたら突然耳が生えてきちゃったんです」
「・・・」
「確かにアーチェさんの料理は普通より・・・その、少しばかり個性的ですし」
「・・・」
「実は尻尾もあるんですよ」
・・・。
拾いきれませんよミントさん。
しかしミントだって非現実的な冗談を言っているわけでもないのだからミントに文句を言うのは筋違いと言うもの。では僕のこの混乱は何処にぶつければ言いと言うのだろうか。
世の中は理不尽で出来ている。
さてさて、これからどうしようか。
僕はひとまずアーチェから―アーチェのぴょこぴょこ動いている耳から―目を離して深呼吸した。
まずは解決方法をさがさないと。
僕はとりあえずルーングロムさんになにか聞きにいこうとミントに提案してみる事にした。
―もしも夢なら目覚めた後思い切り自分をせせら笑ってやろうと心に決めつつ。
* * *
「痛い痛い痛いー!!!」
「ご・・・ごめん」
ミントが一人でルーングロムさんのところに行って、僕とアーチェ(?)は二人きりにされてしまったのでとりあえず取れないかと耳を引っ張ってみた。
そしてこの悲鳴である。
「いや・・・取れたらそれに超した事はないかなぁと思って・・・」
「取れるわけ無いでしょうが!もう、人の耳をなんだと思ってんのよ」
人の耳は横についてるそれでしょうが。
などと突っ込もうと思ったが確かにアーチェについているなら猫の耳の形をしていても猫の耳ではなく人の耳なのだろう。
あ、ハーフエルフの耳?かな?
アーチェはむつけたようにベッドに寝転がってしまった。
しかしアーチェの耳は本当に絶え間無くぴょこぴょこ動いていて猫の耳と酷似していた。
触ろうとすると指を避けるように向きを変えるその動きも然り。
しかし本人曰くどうやら音は聞こえていないらしい。なら一体なんの為の感覚器官なのだろうか。
そして尻尾。
アーチェの腰の辺りから出てうねうねと蠢く―ひょこひょこと動き回る―それは毛も生えていてまさに猫の尾だった。
アーチェに言わせたらこれも『人の尻尾』なのだろうか。
そこらへん、聞いておこうかとも思ったがそれは流石に皮肉に聞こえるかもしれないので止めておいた。
「耳に・・・尻尾ねぇ・・・」
僕はちょうど、ベッドに寝転がった体勢のアーチェ(心なしかいつもより体を折って丸くなっている気がする)の尻尾が、手元に来たのでなんとなく掴んでみた。
「ひゃうぅぅ!!」
飛び上がって僕に抱きついてくるアーチェ。
顔を胸に埋めてふるふると震えている。
「な・・・な・・?」
死ぬほど驚いた。
いきなり嬌声(どう控えめに見てもそうとしか聞こえない)を上げたアーチェに僕はどう対応していいものか、手持ちの知識には悲しいかなそれは載っていない。
「えーと・・・」
「・・・何処触ってんのよ、えっち」
抱き着いたまま、少し紅くした顔だけ上げてアーチェは言った。やっぱりアーチェも恥ずかしかったのか、そこに先ほどの勢いはなかった。
えっちも何も胸触ってわけでもあるまいし。
人の尻尾を触ってえっちと言われた人間なんて僕くらいのものだろう。
でも「えっち」ってことは・・・。
「へー・・・」
「な・・・なによ、なんかクレスっぽくない笑い方して・・・」
「え?僕笑ってた?」
思わずにやにやしてしまったみたいだった。
「そんな事より・・・その・・尻尾離して・・・」
ん?
ああ。
どうやら驚きのあまり離すのを忘れていたらしい。
とりあえずさっき驚いて握ったままだった尻尾とアーチェの顔を見比べて―
もう一度強く握ってみた
「ひゃあぁぁ・・・うぅん・・・」
案の定、アーチェはまたしても力が抜けたように僕の胸に顔を埋めてきた。
「ふーん・・・ここ、感じるんだ?」
何度も握る強さを変えたり指で押したりしてやるとアーチェは小さく震えたりして反応した。
「にゃあぁ・・・何・・・すんのよ・・・」
「え?気持ちいいんでしょ?」
僕がクスクス笑いながら言うと、アーチェはまた顔を赤らめて下を向いてしまった。するとひょこひょこと動く耳が僕の顔の目の前に来た。
「ここはどうなのかな・・・?」
アーチェの頭を抱きかかえるようにして胸に寄せて今度はアタマの上の耳を舐めてみた。
するとやはり抱きしめた胸から、アーチェがびくんと震えたのが伝わってきた。
「ふえぇぇん・・・やめてよぉ・・・なんか知らないけどそことそこ感じちゃうんだよぉ・・・」
半泣きのような表情で訴えるアーチェ。
「ふーん・・・もしかして発情期なんじゃないの?」
その顔が「ボッ!」とでも音を立てそうなくらい一気に真っ赤になった。
「そ・・・そ・・・そんなわけ・・・!」
「ないの?ホントに?」
僕は間近にあったアーチェの顔を引き寄せて唇を奪った。
抵抗は、無かった。
(舌が・・・ザラザラしてる・・・)
なんとも珍しいアーチェの舌の感触を十分楽しんだ後、僕は顔を離した。
トロンとした表情を浮かべるアーチェになんとも言えない感覚を覚え、僕はアーチェの服にある胸の辺りの切れ目から不思議な色で染め上げられたスカーフを抜き取った。
「にゃうう・・・なんか今日のクレスはいつものクレスっぽくないよ・・・」
ふにふにと胸の感触を楽しみながら、なにやらぶつぶつ言っているアーチェの尻尾をもう一度握った。
「あん・・・尻尾いやぁ・・・」
いやらしかった。
じゃない。
嫌らしかった。
「むー・・・クレスばっかりアタシにやってズルいじゃん!」
攻められてばかりで業を煮やしたのか、はたまたずっと耐えている自信が無かったのかアーチェは僕を押し倒すともう一度キス(のしかかって頭を押さえつけるというかなり強引な)をしてそこから
クルリとまわって僕の下半身に向かうと、既にかなりの大きさに成長した僕の分身を咥え込んだ。
ざらざらした舌が、痛みとも快感ともつかない感覚を送ってきたので思わず僕は身を捩ってしまう。
攻守が逆転している感があったので僕は、目の前のズボンをはいたアーチェの下半身に手を掛けた。
下着ごと一気に膝まで下げてしまうと、先ほどの尻尾と耳で相当感じていたらしく尋常でないほど濡れそぼった秘裂が露になった。
「やっぱり発情期なんじゃないの・・・?」
「うっさいわねー、違うって言ってるでしょうが」
「だって・・・ほら、指三本すんなり入っちゃった」
「・・・ん・・にゃぁぁん・・・」
ついでに尻尾も握ってやると膝の力が抜けたように僕のからだの上に崩れ落ちてしまった。
どうやら本当に尻尾は弱いらしい。
「じゃあ、いくよ?」
「うん・・・」
僕が自身を、仰向けに下半身をこちらに向けた状態にあるアーチェの秘部にあてがうと、なにかおかしいとある事に気付いた。
「あれ・・・?さっきまでアーチェが舐めてたはずなのに・・・こっち全然濡れてないんだけど・・・」
本当にからからだった。
先ほどまで確かにアーチェの口の中にあった証明になる事など先走りの液体が全て舐め取られている事と僕の中に蟠る説明のつかない快感だけだ。
「むー・・・しょうがないじゃない・・・猫の唾って乾き易いんだから・・・」
猫の唾液は確かに乾き易い。
認めた・・・のかな?
ひとまずは気にせずに、こちらが濡れてなくとも充分なほどに湿っているアーチェの秘裂を貫いた。
「―――!!!」
挿れた瞬間、アーチェの背が猫の背とは思えないほど大きく仰け反る。
「ぁ―ぁ――ぁぅぅ・・・」
アーチェは顎を上げて快感に喘いだ。
実際のところは僕だってこの快感を噛み締めたいところだったが、身体はどうにも更なる快楽を欲している様子。
「アーチェ・・・動くよ」
「んんっ・・・いいよ・・・きて・・・」
了承を得て、僕はアーチェの体内を味わっていたそれを入り口付近まで引き抜いた。
大きく息をつくアーチェと僕。
僕は圧迫を逃れて快楽から引き離された下半身を感じ。
アーチェは僕が少し動くたびに感じているらしい。
色々な事を考えつつ―再び一気に根元まで押しいれた。
アーチェがまたしても大きく震えたのを尻目にもう一度抜けてしまう寸前まで腰を引き、息付く間もなく三度押込んだ。
押し寄せる快楽に身体を突き動かされているような感覚に襲われ、それは目の前の快感の波に溺れるアーチェが目に入ると更に強いものになった。
ふと、僕の目にあるものが飛び込んできた。
相も変わらず同じ激しく腰を振る僕とそれを受け入れ続けるアーチェから右に少しずれたところにそれはあった。
先ほどまではうねうねと動いていたのだけど今は主人の感情と呼応しているのかピンと伸びて動く気配も無い。
ふーん・・・。
僕はそれ―アーチェの尻尾−を掴むともう一度思い切り握ってみた。
「にゃぁぁうぅん!?」
「お・・おぉぉ・・・」
アーチェが意味不明の嬌声(?)を上げると同時に僕は思い切りアーチェに締め付けられた。
足も内股になり、目を瞑って振る振ると震えながら身体をビクビクと震わせて―
「もぉ・・・なんでこんな時まで尻尾掴むのよぉ・・・」
大きく息を吐いてから顔を赤くして言った。
もっと何か言うかと思ったら今度はなにか―なにかを感じ取ろうとしているような不思議な表情になるアーチェ。そして口を開いた
「あの・・・ちょっと・・・出てるんですけど・・・」
「え・・・」
そういえばさっき締め付けられた時に・・・
そういえば蟠りが無くなったような感覚が・・・
そういえばアーチェって今日は安全日なのかな・・・
そういえば今のアーチェって人間じゃなく猫なのかな・・・
「ええと・・・」
ぐるぐると色々なものが脳内を駆け巡ったが考えがまとまらない。
繋がったままのアーチェを組み敷くような形だったが−とりあえず言っておく事にした。
「ごめん・・・出来てたら小猫の世話くらいはするから・・・」
「馬鹿ー!!」
−完?−
猫飼い始めました。可愛いです。
おっさんとスケベ代魔王と朴念仁しかいないPメンバーは誰使うか毎回迷いまつね。
性格が変わらざるをえないのは仕方の無い事なのです、と、いい訳。。。
70 :
名無しさん@ピンキー:04/03/01 02:43 ID:M3YKS7jK
>>69 猫猫アーチェ・・・・イイです!
アーチェと猫・・・・・イイです!
子猫の世話って……非道いやクレス君。
にゃんにゃんアーチェも良いなぁ、アーチェは完全に猫系(ミントは犬系?)だし。
いやいや、ぐっじょぶでした。
やっぱりメジャーなヤツだと盛り上がりますね。アチェさんGJ!
無責任人間なのでペットなどとても飼えませんが、犬より猫が好きだにゃー。
>>54 切ない系は苦手なんです。やっぱ笑える方が好き。
気が向いたらなりダン1もガンガレ〜
ネ申降臨age(いつの話しだ
18禁絵板のジョニーとテイルーズのコメント見てるとあまりのバカさに泣けてくる
あんなのでも無いよりはマシなのだろうか
ここで絵板の厨房叩きされたところでどうしろと。
このスレに絵板のリンク貼られてすらいないし。
絵板の厨に憤りを感じるのは勝手だけどここに持ちこまんどいて。
エターニア関係が読みたい
78 :
丼兵衛:04/03/07 12:04 ID:gcjJ2/UX
皆様、大変お久しゅうございます。
前スレで予告していたSSがやっと完成したのでうP致します。
*使用上(?)のご注意
・当SSは仕様上801を連想させる表現が含まれますので、そのような表現が苦手な
方は御注意下さい。
・なお、「リオンタンにルーティのコスさせてみたかったんだゲヘヘ」という妄想をお持ち
の方、及びスタリオマンセ-の腐女子の方推奨(藁
・挿絵、及び妄想画の投稿大歓迎。
79 :
丼兵衛:04/03/07 12:08 ID:gcjJ2/UX
「百合と剣 その後」
「お前、ヘソ出しの格好も似合うんだな」
青年は目の前にいるレンズハンターの服を着た少女の姿をまじまじと凝視していた。
「アイツにそっくりかと思ったら、結構微妙な所が違うなぁ…」
「あまりじろじろ見るな」
かなりの美貌を有した少女は自分の姿を凝視されるのが恥ずかしいのか、僅かに顔を
赤らめて横に逸らし、恥じらいの表情を浮かべていた。
…この少女は、かつては「リオン・マグナス」と呼ばれた"裏切り者"であったが、
彼の実の姉であるルーティの機転(?)により、実の妹…エミリア・カトレットとして
第2の生を受ける事となった。それだけならば美談で終わりそうなものだが、女体化
早々実の姉(及び相棒)に処女を奪われたり、かつての仲間に犯されたり(しかも、
目の前で見ているスタンにも)と、あたかも不運の女神が見放していないとばかりに
様々な形で散々な目に遭わされていた。
そのような訳で、性別問わず相手を受け入れてきた為か、姉以上に身体が発育しており
心なしか妖しげな秋波まで醸し出している始末である。
勿論、腰にぶら下げているのがルーティのソーディアン『アトワイト』よりも一回り
大きい『シャルティエ』であった事も姉との容姿の違いを印象付けていた。
80 :
丼兵衛:04/03/07 12:10 ID:gcjJ2/UX
「…ルーティよりもスタイルがいいな。お前は白タイツの王子様ルックも良かったが、
こっちの方も中々似合ってるぞ」
「姉さんと違って、僕は露出狂なんかじゃないぞ。訳あって着ているだけだ」
実は、ルーティに"実の姉妹だからお揃いで十分通用するわよ。お金は大事だよぉ〜"
とよく分かったような分からないような理屈を付けられて姉と同じレンズハンター服
を着せられていたのであった。
<僕はメイド服の方が坊っちゃんに似合うと思ってるんですがねぇ…>
腰に吊っていたソーディアン・シャルティエがぼそっと独り言めいた言葉を囁いた。
「シャル?」
<…何でも無いですよ>
<何にせよ、お前は華があっていいな。俺の主人は華とは無縁の筋肉馬鹿だからな>
いつの間にかスタンの手元に戻っていたソーディアン・ディムロス(スタンの言に
よれば、リリスから贈られた『誕生日プレゼント』との事)が冗談めかした口調
で冷やかした。
「ディムロス、幾らなんでも"筋肉馬鹿"は無いだろうが!」
「…確かに、それは当たってるな。まぁ、こいつらにも積もる話はあるだろうから、
物置にでもしまって置こうか」
2人の吊革から取り外した2本の剣をスタンが取り上げ、クロークへと運んだ。
<…俺達にそんな趣味は無いぞ>
久々の再開で上機嫌なのか、ディムロスは更に冗談を飛ばした。
「剣の分際で一体何をするつもりなんだよ?」
<お前達がこれからする事だ>
「…悪かったな」
<悪くは無いさ。今となっては正式に契りを交わしても全く不自然な点は無かろう。
それよりも、お前には勿体無さ過ぎる上玉を振るのは罰当たりもいい所だぞ>
<そうそう、ヤリ逃げなんてした日には坊っちゃんに八つ裂きにされるからね>
「………」
81 :
丼兵衛:04/03/07 12:11 ID:gcjJ2/UX
「リオンっ!」
スタンはエミリア=リオンとかなり深く口付けを交わした後、赤い当て布越しに乳房を
鷲掴みにした。これまで散々揉まれたせいなのか、姉のそれよりも大きめの乳房は刺激
を受けてすぐに反応し、布越しに乳首を浮き立たせた。
「そうがっつくな。僕は姉さんのよりも大きいからこんな事も出来るんだぞ…」
エミリアはスタンの頭を両腕で掴むと、胸元に強く押し付けた。
「んふっ・・・、リオンのココ、柔らかくて暖かい…」
スタンは当て布を指でずり下ろすと、きめの細かい素肌に直に顔を埋めた。
両手は臀部の部分をしっかりと掴んでおり、ツンと締まった尻をゆっくりと撫で回し
ている。
ルーティにこんな事をしようものなら、往復ビンタが炸裂した上にトドメの
回し蹴りを食らいそうなものだが、エミリアはスタンに成すがままにさせていた。
「鼻息を立てるな。生暖かい上にぞくぞくして気持ち悪いぞ」
「あ、ゴメン…じゃ、こんなのはどうかな?」
そう言うと、スタンは己の唇を剥き出しの乳首に寄せ、優しく吸い上げた。
「ひぁっ!」
「黄色い声上げちゃって、リオンちゃんたら可愛いなぁ〜」
「う…うるさいっ!」
エミリアは顔を真っ赤にして反論したが、調子に乗ったスタンは乳首に歯を当てて
乳首の味をじっくりと味わうかの如く甘噛みした。
「うぁぁぁ…ん!」
82 :
丼兵衛:04/03/07 12:12 ID:gcjJ2/UX
「スゲェ…アソコがぷっくり浮きあがってる」
乳首を舐め回したスタンは、黒のホットパンツの丁度股間に当たる部分に顔を埋め、
うっすらと浮きあがった割れ目をまじまじと凝視していた。白い肌の映える綺麗な
太股の付け根を両手で押し上げ、M字の態勢で股を開かせた格好である。
エミリアは端正な美貌を赤く染めて口を閉じていたので、スタンはうっすらと湿り気
を帯びた股間の膨らみを舌で突ついた。
「ひぁっ!、・・・どこを触ってるんだ!」
「お前がココに仕込んでる豆」
「ひぃっ!?、・・・こ、このスカタンのくせに・・・」
お陰で、ホットパンツの股間の部分はスタンの唾液とエミリアの愛液に塗れて光り、
光沢を帯びた黒い布地は更にエミリアの秘所の形を浮き上がらせていた。
「しかし、お前に付いていたアレは一体ドコに消えたんだ?」
「・・・知るか!」
「ふ〜ん、じゃココかな?」
スタンは右手を太股から離すと、ホットパンツに浮き上がった割れ目に人指し指を
押し当て、ゆっくりと割れ目に挿入した。
「ひぁぁっ!!」
「反応はいいみたいだな…、よし、スタンお兄ちゃんがじっくりと調べてやろうな!」
83 :
丼兵衛:04/03/07 12:14 ID:gcjJ2/UX
「・・・こらっ・・・ちょっと・・・スカタン・・・やめっ・・・」
ホットパンツを膝の上までずり降ろされ(この場合はずり上げたとでも言う方か正しい
のだが)、露出した貝柱をスタンに舐め回され、エミリアはやたらと甲高い声を上げて
艶やかに喘いでいた。
スタンに散々刺激を与えられたそれは、唾液に塗れた上に愛液を吐き出した為に秘所
に僅かに生えた恥毛にしっとりとした艶を与えている。
「…下拵えも済んだ事だし、そろそろ入れちゃおうかな」
スタンは唾液と愛液塗れの顔を上げると、エミリアの太股を抱えてから己のかなり太い
剛直を割れ目に押し当て、一気に挿入した。
「うりゃっ!!」
「ひぐっ!?」
大分入り易くなったとはいえ、スタンのかなり太めの剛直をエミリアの小ぶりな割れ目
に挿入するのはまだ容易ではなく、一度では半分の長さしか入らなかった。
「くっ・・・いててててて!」
「馬鹿っ、・・・無理に入れるんじゃないっ!・・・僕の身体が壊れる!」
「わ、分かってる!、もうちょっと優しく・・・っと」
エミリアの秘所がスタンの剛直を奥深く咥え込んだ時、唐突に人影が2人のいた部屋
に飛び込んで来た。
それも、彼等のよく知る人物が…。
84 :
丼兵衛:04/03/07 12:17 ID:gcjJ2/UX
「ハイハーイ、お楽しみの所をお邪魔するわよ!」
突然闖入してきた人影を見て、スタンは事の真っ最中だという事も忘れて呆然とした。
「る、ルーティ?!…さん?」
スタンとは対照的に、エミリアは眉一つ動かさず、しかしスタンの身体をしっかりと
掴んで離さないでいた。
「姉さん、遅かったじゃないか」
「ゴメンゴメン!、頃合を見計らってたのよ。途中で逃げられても厄介でしょ?」
そう言いながら、ルーティは片手に持っていた手持ち鞄の中身をゴソゴソとまさぐり
始めた。そして、鞄から出てきたルーティの手に握られていたのは、凶悪な黒光りで
存在感を示しているかなり太くて大き目のディルドーであった。
「…一度アンタを、この特製の張り型でヒィヒィ鳴かせてみたかったのよね」
ルーティは淫靡な笑みを浮かべながら、ディルドーの先端をぺろりと舐めた。
85 :
丼兵衛:04/03/07 12:22 ID:gcjJ2/UX
「リオン…放せぇ〜!、ぬぅ、ぬっ、抜けない…」
スタンは逃れようにも己の太い剛直が抜けずにいたが、ルーティはそれをいい事に
ホットパンツに空いた窓にディルドーを仕込むと、スタンの臀部を両手で抱えた。
「おいっ、るっ、ルーティさんっ!?」
「ぬっふっふっふっ…、スタン、悪く思わないでネェ…」
ルーティはスタンの穴にディルドーを当てがうなり、間髪入れずに己の腰を激しく
打ち付けた。
「うぎゃっ!!」
いきなり火掻き棒を突っ込まれたかのような激痛に、スタンは悲鳴を上げた。
「痛かった?、…ま、じきに良くなるわよ。じゃ、動くからね」
ルーティは慣れた腰付きでピストン運動を始めた。端から見れば女2人に男1人が
嬲られている格好である。見様によっては女3人の百合行為にも見えなくは無い。
「いっ・・・ひっ・・・いっ・・・嫌だぁ・・・んっ・・・・・・」
下半身から伝わってくる痛みと、それに伴う気持ち良さの為に、スタンの口からは
喘ぎ声が漏れ、半開きの口元からはだらしなく涎が垂れている有様である。
「うぁ・・・うぁぁぁぁ・・・ん!!」
「くっ・・・!」
絶頂に達したスタンは男にしてはかなり悩ましげな嬌声を上げるなり、繋がったまま
だったエミリアの秘所の奥深くに白濁液を放出した。
エミリアも、スタンの逞しい背中に両手を廻して恍惚の表情を浮かべた。
「ちっ!、案外堪え性の無い奴ネェ…」
ディルドーをスタンの身体から抜き出したルーティ姉さんは些か不満げであった。
86 :
丼兵衛:04/03/07 12:27 ID:gcjJ2/UX
哀れ、後ろの童貞をよりによって女性に奪われたスタンは、仰向けの体勢で尻を
丸出しにしたかなり情けない格好で失神していた。
その横で、同じ格好をしたカトレット姉妹が懈怠な笑みを浮かべていたが、2人は
お互いの顔を突き合わせると瞳を閉じ、激しく唇を重ねた。
ルーティの手がエミリアの臀部に廻し、ホットパンツで一層強調された形の良い尻を
ゆっくりと撫で上げた。
「何度も抱いてみたけど、やっぱアンタってイイ身体してるわよねぇ…」
「姉さん…アイツが僕の誘いに乗らなかったら一体どうするつもりだったんだ?」
「寝込みを襲って無理矢理。それにしても、アンタも結構好きネェ…」
「姉さんこそ。それで、ウッドロウとは連絡が付いたのか?」
「もちよ。あの色黒変態男がスカタンに気があるって聞いたから今度の計画を実行
したもんよ。ひょっとしてスカタンを監禁したまま調教しちゃうかも…ケケケ!」
「姉さん…」
「なぁ〜に、ヤッパ世の中ゼニよ…ケケケケケ!」
*
その後、”英雄王のお妾さん”の密かなゴシップと共に、四英雄の1人と目されるルーティ
が”自分の妹”と称する美少女を引き連れて活躍した噂や話の類が方々で囁かれた…。
[完…?]
丼兵衛さんお久しぶりっ!
「お金は大事だよ〜」がツボに入りました。すごく言いそうだ。
完全に染まってしまったエミリアちゃん萌え。
次回は色黒変態男(ちょっと非道いかも)の登場をお待ちしています。ぐ〜っじょぶ!
丼兵衛さんお帰りなさい。そしてGJ。
ルーティの非道っぷりとエミリアの染まりっぷりになぜか笑いが。
次も楽しみにしておりますです。
そうか・・・ここ女体化OKだったんだっけか・・・投下してみようかなぁ。
89 :
丼兵衛:04/03/10 08:16 ID:iJO5f92G
エミリアタン復活記念age
90 :
丼兵衛:04/03/10 08:36 ID:iJO5f92G
「スレ再活性化祈願age」の方が良かったかも…(大汗
色黒変態男(殺)の登場は微妙ですが、パラレルネタを考案中です。
>>88殿
私からもお願い致します。
丼兵衛さんに触発されて描いてしまいました(;´Д`)
↓シャルと戯れるジューダス(女体化)エミリアたんでなくて申し訳ない。
ttp://akm.cx/2d/img/2727.jpg 氏のスタン×ルーティ×リオン(順不同)のノリで
ディムロス×アトワイト×シャルティエ(順不同)を書いてもらいたいです。是非。
92 :
丼兵衛:04/03/13 00:09 ID:sHUS3TvJ
>>92殿
独りお遊びのジューダス嬢ちゃま…きっとロニとカイルのおかずとなっている事でしょう(藁
氏の御希望のカプですが、気分転換に書いたものが出来ましたのでうpしてしておきます。
かなりしょうもないネタですが…(爆
93 :
丼兵衛:04/03/13 00:11 ID:sHUS3TvJ
「戦友の絆」
天地戦争の頃、今となっては忘れ去られた歴史の片隅の出来事である。
ある時、ディムロス・ティンパー中将の私室に呼ばれたピエール・ド・シャルティエ少将
は、部屋に医療班付看護兵のアトワイト・エックス兵長が控えている事に気が付いた。
「で、特訓というのは…」
「『英雄色を好む』という諺は知っているな?」
「はい、それが何か?」
「過去あまたの英雄は実戦指揮においては元より、アレの方面においても切れ者揃い
だった。それに、貴官には女性経験が無いだろう?」
「はい…、私はそのような事は苦手でして…」
「だからこそ、貴官には筆卸を済ませて自信を付けて欲しい。アトワイト兵長!」
「はい」
ディムロスの声と共に、アトワイト兵長はシャルティエの腕を掴むと無理矢理ベッドに
押し倒した。
「なっ…、何するんですか!?」
「ディムロス閣下の御命令です」
94 :
丼兵衛:04/03/13 00:13 ID:sHUS3TvJ
アトワイトは顔色一つ変えず、シャルティエの胴に馬乗りになったままベレー帽と
白衣を脱ぎ始めた。シャルティエは露わとなったアトワイトの上半身に顔を真っ赤
にしながら成すがままにされていたが、アトワイトはシャルティエのズボンをまさ
ぐると器用に剛直を掴み出した。
「全くお使いになっておられない様ですね」
アトワイトは少し身体をシャルティエの足の方にずらすと、ピンク色の頼りなげな
剛直を胸の谷間に挿み、口で咥えて頭を上下し始めた。
「ああぁっ・・・、こんなっ・・・凄い・・・・・・」
始めての快楽に刺激が強過ぎたのか、シャルティエの剛直はあっさりとアトワイトの
口と顔面に黄ばんだ色をしてやたらと粘っこい白濁液を吐き出した。
「あぁ・・・、す、済みません」
「どうやら、本当に私が始めて頂いた様ですね」
アトワイトはこれ又顔色一つ変えずに唇の周りに付いた白濁液をぺろりと舐めると、
再びシャルティエの下半身に馬乗りの姿勢で乗り、それなりに直立して硬さを保って
いた剛直を、下着をずらして露わにしたアトワイトの割れ目の部分に当てがった。
95 :
丼兵衛:04/03/13 00:15 ID:sHUS3TvJ
「何も恐れる事はありませんわ」
そう言うなり、アトワイトはいきなり腰を沈めて割れ目に剛直を咥え込んだ。
「う…うひぃひぃぃ!?」
シャルティエは素っ頓狂な声を上げて悶絶しかかったが、アトワイトは大した反応も
示さずに腰を動かし始めた。
−1時間後−
ベッドの上には、素っ裸になったシャルティエが駅弁スタイルで、これ又シャルティエ
と同じく素っ裸となったアトワイトを執拗に突いていた。
「はっ…はっ…どうですかぁ…僕の…上達ぶりは?…ぬおぉ!!」
「あぁ…あぁ…イィ…いぃですわ…ああぁ!!」
今やアトワイトの身体を攻め上げる程になったシャルティエの剛直は、数発目の魚雷
をアトワイトに発射していた。
「シャルティエ君、自信の程は付いたか?」
「勿論です!、何だか自信が湧いてきたみたいです」
先程とは全く違った様子で、すっかり意気揚揚となったシャルティエは剛直を抜くと
疲れ切ってぐったりとしたアトワイトをベッドに寝かせた。
96 :
丼兵衛:04/03/13 00:16 ID:sHUS3TvJ
「うむ、まずは第1段階は突破したな」
「第1段階?」
「女性の扱いに慣れておく事も重要だが、それ以上に軍隊では大切な事がある」
「何ですか、勿体ぶらずにおっしゃって下さい。今なら何事もやり遂げられます!」
「軍隊には女性も居るが、実質的には『素晴らしき男の世界』だと言える」
「『素晴らしき男の世界?』」
「そうだ、今度は私自ら男同士の友情を深める最良の方法を教えてやろう」
ディムロスは制服を脱ぎ捨てて一糸纏わぬ均整の取れた肉体を曝け出し、無防備の姿
を晒していたシャルティエに飛びかかった。
「うぎゃあぁ〜〜〜・・・!!」
その後、ソーディアンチームの選抜と共にアトワイト兵長は異例とも言える形で大佐
に特進し、同じくソーディアンに選ばれたディムロスやクレメンテの補佐を努める事
となった。一方、この時期からシャルティエは益々卑屈になっていったという。
[完]
97 :
丼兵衛:04/03/13 00:24 ID:sHUS3TvJ
仕様上”さぶ”ネタにしてしまった事を深くお詫び申し上げます。
…もっとも、流石にこの手の濡れ場は恐ろしくて書けません(核爆
ネタを提供して下さった>>91殿(レス番間違えて済みません)に感謝致します。
さて続きをば…エミリアたんにジューダスが絡む予定なのですが、案の定難航
気味であります(爆
うわあ、91さんと丼兵衛さんのユニゾンアタックきたあぁ!
こいつは春から縁起がいいや。
『素晴らしき男の世界』にガードブレイクされました。お二人ともグッジョブ!
スタリリの需要ってあまり無いの?
Dで一番好きなんだけど・・・。
書くのにいちいち許可なんざ取る必要は無いよ。
以前にも普通に書かれてるので無問題
注意書きとか書いた方がいいんでしょうか。
でも下から見ていったら大体分かっちゃいますよね。書きますけど。
百合です。
百合嫌いな人と私が書く文を嫌いな人は読まない方が良いかと思われます。
あといつもより短い+いつもどおりアーチェです。
「あら、アーチェ。久しぶりね、リアなら二階よ」
「アリガト、おばさん」
アーチェはにっこり笑って会釈すると階段を二個飛ばしに駆け上がった。
ここはハーメルの街。
王都ユークリッドと貿易都市ベネツィアを結ぶ、大陸の中部に位置する小さな街だ。
ベネツィアに運び込まれた物資をユークリッドまで一息に運ぶには流石に労働力が馬鹿にならなくなるので、ほとんどの輸送屋はこの街で一息いれてからユークリッドへ再び歩き出す。
そのためこの街は輸送屋や冒険者の一時の休息を送る事が出来る街として栄えたのだった。
小さな教会と宿屋、それから道具屋しかないような小さな村だったのだが人が往来するようになってからは移住してくるものも少なくなくなっていた。
そんな小さな街に一角にリア・スカーレットの家がある。
小さな家々が軒を連ねる中で一つ、異彩を放つ2階建ての豪邸。それがリアの家だ。
そしてその二階にある一室での話。
「やっほー、リア。久しぶり〜」
(いつもの事だが)ノックもせずにリアの部屋の扉を開けるアーチェ。
しかしそのなかで静かに本を読んでいたリアは、ノックもせずに部屋に入られた憤りよりも強い驚きに打たれていた。
「アーチェ!久しぶりね、何処に行ってたの?全然連絡もよこさないんだから・・・」
ことばの最後の方で部屋に突然踏み込まれたものとはまた違う憤りがリアの顔に表れてきたのを見て取ったアーチェは、苦笑いの表情を作り、ごめ〜ん。と、両手を合わせた。
「ごめんごめん、ちょっと遠出しててさ。 それより・・・」
アーチェはパタンと扉を閉め、後ろ手に鍵を掛けた。
カチャリと言う音が嫌に大きく部屋に響いて
「久しぶりに会ったんだしさ。アレ、しよっか?」
という台詞と重なった。
するとリアは顔を赤くして、子悪魔的な笑いを湛えたアーチェを見る。
「もう・・・いきなりそれ?私アーチェにそういう玩具だと思われてるんじゃないのかって不安だわ」
言い終える前に本にしおりを差し込んで机の上に置き、立ち上がる。
「あれれ?違った?」
アーチェは立ち上がったリアに近づき、にやにや笑いを湛えたままベッドのある方向に向かって押し倒した。
ぎしぎしとベッドが軋み二人分の体重を預かる。
リアは喜びから憤り、憤りから恥じらい、と忙しく表情を変えながら
「本当にエッチね、アーチェは。私なんていなくてもボーイフレンドなんてすぐにできそうなのに」
と、間近にあるアーチェの顔に向かって言った。
アーチェはリアの小さな唇に自分のそれを触れさせ、口内でお互いに舌を絡ませて久しぶりに味わう親友の味に目を細める。
自分の下腹のあたりをもぞもぞとまさぐられる感触を感じながらアーチェは口を離した。
仰向けのリアを押し倒す格好だったので、リアとアーチェの混ざり合った唾液がリアの紅潮した頬にこぼれおちた。
「アタシはリアが大好きだよ☆」
言ってリアの頬に落ちた唾液を舐め取る。
だがアーチェの舌はそこでは止まらずにそのまま流れるようにリアの首筋に向かった。
「あ・・ふぅ・・・っ」
アーチェの股間を弄っていた指も首筋を這う舌に影響されたかのように動きを止める。
さらにアーチェはここぞとばかりにリアの胸にある服のボタンの間から手を突っ込み、ブラジャーの下に手を入れると直にリアの胸を掴んだ。
「にふふ。リアったらこのエロ胸で男をたぶらかすの?」
アーチェは、ふにふにと頼りないやわらかな胸の感触とそれに伴なうリアの過敏な反応を同時に愉しみながら更に空いた手をリアのスカートに差し入れた。
「なんだかんだ言っても身体は正直だよね〜、リアは」
にやにやと笑いながらアーチェは恥ずかしそうに顔を背けるリアを真上から見下ろした。
「もう・・・アーチェの意地悪・・・」
「だってほら、ここなんて・・・」
アーチェがスカートの中の下着に指を触れさせるとそこはもう既にじっとりと濡れていた。
「んー?リアさん、これは汗ですかー?」
くすくすと笑いながらアーチェは下着を少しずらして秘部を直接弄り始めた。
「あ・・・ああ・・・うぅん・・・」
リアはもうアーチェに身を委ねるだけで既に何も出来なくなっていた。
アーチェは自分の股間にあるリアの指が全然動かない事に少し物足りなさを感じていたが、リアが快感に身を捩る姿はなかなかに淫卑で蟲惑的だった。
―中に指を入れて動かしたらどうなるだろうか
―クリトリスを指の腹で擦ってみたらどうだろうか
―もう一つの穴も同時に責めたらどんな反応をするだろうか
何からしようか、どうやってリアを気持ち良くしてあげようか。
アーチェはとりあえずもう一度キスしてみる事にした。
何度も何度もアーチェに性感帯を弄りまわされたリアは幾度となく絶頂を迎え完全に骨抜き状態だった。
「何回目?13回目くらいかな?」
「はぁ・・・はぁ・・・あぁぅぅん・・・」
するり、と数十分ぶりにリアの内部から引き抜かれた指には溢れ出した濃厚なリアの蜜がべったりと滴りそうなほど付着していた。
アーチェはたっぷりと愛液の付いた親指と人差し指と中指と薬指をリアの目の前に持ってきて
「ほら・・・リアのエッチな汁がいっぱい付いてるよ・・・」
と言って、親指を使って糸を引かせた。
目の前で自分の愛液を弄られていることに頬を赤らめながらも、リアは快感の余韻に浸っていた。
「それにほら・・・リアの味がするよv」
これもリアの目の前でべったりと付着したリアの愛液を舐め取るアーチェ。
「いやよアーチェ・・・汚いわ・・・」
「んふふ、汚くなんか無いよ。リアのアソコから出てるんだもんね〜」
一際大きな声で言われ、またしても顔を紅くしてしまうリア。
「さて、まだ休むには早いよ〜」
アーチェは大好きな親友とこんな風に一緒に居られる事を心の底から感謝しながら、もう一度リアの口内に自身の舌を押しいれた。
「・・・チェさん?アーチェさん?」
目を開くと世界は全体にモザイクが掛けられた状態になっていた。
「えーと、ごめん。ミント」
んー、と、アーチェが思い切り目を瞑ってからもう一度目を開くとぼんやりと視力が回復してきた。
窓からはオレンジ色の光が射し込み、もうすぐ世界が闇に包まれる事を知らせている。
「えーと、どうしたの?」
「あ、いえ・・・お昼寝をすると言ってからしばらく経つものですから・・・起こしに来たら何やらうなされていたようなので・・・」
「あー・・・」
アーチェはそこでやっとさっきのアレは夢だったのだと思い至った。
と、同時に少し寂しい気持ちになった。
「リア・・・。アタシ、リアの夢を見てたんだ」
「リアさん・・・ですか・・・」
ミントは暗い表情になり、何を言いたいものか押し黙ってしまった。
まさかあんな夢だとは思わないだろうから何を言っていいものか分からないのだろう。
「どんな夢だったんですか?」
至極当然な脚本通りの質問をしたミントだったが、返って来たのは当然脚本通りの答えではなかった。
「えっちなことしてた」
「・・・・・・・・」
引いた。
「引かないでよ」
10`引いた。
「ねぇ〜ねぇ〜ミントぉ」
猫撫で声のアーチェ。
「お姉さんとえっちなことしない?」
―ミントにとっては大変残念な事に、部屋の扉はアーチェのいるベッドを隔てて向こう側だった。
−完−
んにゅ氏のアチェ×リアみてハァハァしたので書いてみたのですが。。
いつも以上に難しいでつ。文と言うのは書きまくってると上達するもの、ではないようですね;
それにアチェたんばかり書いてる漏れのせいでアチェたんが飽きられるなんてことが無い事を切に祈るばかりです;
アチェたん小説は他の方が書くときっともっと素晴らしいものになるので。
アチェリアって懐かしいねぅ。
け○む氏だっけ?
アチェリアきてたー!
いじわるアチェたんと流されリアたんが良い!
「えっちなことしてた」とあっけらかんと答えるのもアチェたんらしい。
取っ捕まったミントねたも期待。
保守
しいなネタキボンヌ
チャットネタキボンヌ、・・・・でも同志少なさそうだな・・・・・
>>113 どこかでリッチャネタは見たことがあるけど、エロ系ではなかったですね。
>>114 3にあったんですが・・・・、たしかにエロ系にしてはおとなしかったんで・・・・
チャットのトシじゃ、たしかにあまり過激なのは出てきにくいだろね〜
>>116 ですね・・・、個人的には、リッド&キール×チャットキボンヌですが・・・、無理なお願いですね・・・・
自ら神になる、ってのじゃダメか?
確かにチャットはこれといった相手がいないからなあ。
せめてもう5年、ってとこですかねぇ。
海賊(宇宙海賊?)の女棟梁にしてボクっ娘、しかもエンジニア、と、
萌え要素満載でお届けします。
…眼鏡かけてりゃもうパーフェクト? (違うって)
121 :
m-z:04/03/21 12:57 ID:K7ZiDnoy
小説投下は初ですがよろしいのでしょうか?
すみません、今エターニアな流れ?なようですがクラリフィです;
完全にやってるわけではないので・・・すが_| ̄|〇
学生たちで賑わうサイバックの広場にロイドたち一行の姿が。
本日はオゼットへ向かう予定。モンスターの比較的少ない昼のうちにガオラキアの森を抜けてしまおうということで、この広場に集合しているのだが―…
「リフィル先生遅いね〜どうしたのかな?」
集合時間が過ぎて早や半時間。実はリフィルが来ないため、一行はなかなか出発できずにいたのだ。
「ガオラキアは入り組んだ森だからねぇ…早く出発しないと昼間のうちに抜けるのは無理だよ?」
「でも…姉さんが遅刻なんてめずらしい…」
ロイドじゃあるまいし
と、ぽつり呟いたジーニアスの言葉に一同は首を縦にふる。
確かに、学校の授業のときでも遅れてくるリフィルなんて見たことがない。どうしたのだろうと小首を傾げてしまうのだ。
「…仕方ないな…私が呼んでこよう」
ふう、と溜め息混じりにそう言ったのは意外にもクラトス。
「今日中にこのコを帰してやりたいしな」
ちらりとプレセアの方を見て表向きの理由を言うが、実は彼もリフィルが心配でたまらない。
「そうだな、頼むよクラトス」
小さく頷くと、ロイドたちに背を向けて足早に宿へと向かった。
まさか、彼女の身に何かあったのでは…
そんな考えが頭をよぎって、居ても立っても居られなくなるのだった。
「リフィル…いるのか?」
部屋をノックしてみるが、返事はない。
「…入るぞ?」
カチャ…
一歩足を踏み入れてみると埃っぽく、カーテンが閉めきってある部屋は日が射し込むこともなく薄暗い。
「……」
見渡すと、ベッドの上に誰かが横たわっていた。柱でちょうど死角になっていて、その人物を確認することができない。
「リフィル…か?」
ゆっくりとベッドへ近付きながら声をかけると、そのカラダが小さく跳ねたのが分かった。
「く…クラトス…?」
小さな、やっと聞き取れる彼女の声――…
「!やっぱりいるんじゃないかリフィル!どうしたんだ、集合時間はとっくに過ぎて…」
ベッドの前に立ったのと同時に、ぴたりとそこでクラトスの言葉が止まる。
「リ…リフィル?その格好…」
「……っ!」
ベッドに寝ていたのは確かにリフィル。
しかし、いつもと様子が全く違う。
頭からはフサフサとした小動物のような耳、腰からは長い尻尾のようなものが――
その姿は、どう見ても“猫”
「み…見ないで…っ」
眉をひそめ、息をのむクラトスを弱々しく睨むリフィル。
「一体どうしたんだ…?」
「……」
俯いて黙りこくっていたリフィルだが、しばらくすると重い口を開いた。
「昨日、王立研究所に行ったでしょ?その時に珍しい薬草を見つけたのよ」
「薬草…?まさか、勝手に持ち出したのか?;」
予感的中。案の定、彼女は小さく頷いた。
どうやらその薬草を飲んでしまったようなのだ。結果がコレ―…立派な猫耳と尻尾が生えてしまったというわけ。
「全く…お前らしいな」
「仕方ないでしょ、珍しかったんだもの!」
さっきの弱々しさはどこへやら…すっかり開き直っているご様子。
とにも角にも、ここで口論しても始まらない。「ロイドたちに話してくる」と、クラトスが立ち去ろうとすると…
「待ちなさいっ!」
「狽」わっ!!?」
リフィルに後ろのマントを思い切り引っ張られ、ベッドへ引きずり戻されてしまった。
「猫になったなんて恥ずかしくて言えるわけないじゃないの!」
「しかし、このままでは…ι」
「絶対に誰にも言わないで…っ」
八重歯をむき出しに罵声を浴びせながらも、いつになく真剣に訴えてくる瞳。
さすがのクラトスもリフィルの眼差し攻撃には弱いらしく、諦めたようにベッドへ座り込んでしまった。
「…で、どうやって元に戻るんだ?」
溜め息をつきながらリフィルに訊ねる。が、返ってきたのは予想もしなかった返事。
「分からない」
「…え?」
「だから、戻り方が分からないのよ」
一瞬クラトスの動きが止まる。
そんな得体の知れない薬草を飲むなんて、リフィルには驚かされる一方だ。
その度胸は褒めてやりたいが、今はそんな事を言っている場合ではない。一刻も早く何とかしなければ。
考え込むせいか、しばし互いに無言になる。
クラトスが横目でリフィルを見てみると彼女は顔をしかめたまま何やら思いめぐらしていた。
すると、ふと頭の耳がぴくんと動いた。それが目について、今になってリフィルの猫姿をまじまじと観察してみる。
イライラを表すかのように絶えず動いている尻尾は真っ黒で、フサフサと綺麗な毛並み。
今の状況でこんな事を考えるのは不謹慎かもしれないが――…その猫姿がなんともよく似合っている。
「…クラトス?」
こちらを見つめる視線に気付き、リフィルが顔を上げた。
まともに二人の目が合う。
「リフィル…その…」
「?」
「その格好、なかなか可愛いな…//」
「!!?///」
突然のことで言葉を失うリフィル。こんな姿で“可愛い”なんて言われても嬉しくも何ともない。
けれど
顔は紅潮し、あからさまに虚を突かれて驚いた表情。
そんな、普段は見ることができないであろう彼女が可愛くて…
「ク…クラトス…?んっ…//」
クラトスはおもむろにリフィルの頬に手を添えると、そっと唇を重ねた。
下唇を甘噛みし、そのまま舌を挿入する。
甘く、欲が溢れ出るような熱い口づけ―…
あまりに性急で突然のそれにリフィルは抵抗することも忘れて彼を受け入れてしまう。
「んっ…はぁっ」
存分に口内を犯し、やっと互いの唇が離れると銀色の糸が二人の間を繋いだ。
「こんなキスは初めてか?」
くすくすと笑いながら余裕を見せるクラトスを見て、耳まで真っ赤になってしまうリフィル。
「ふ…ふざけないで、こんな時に…っ」
「“こんな時”だからこそ…だろう?」
突然、クラトスの目つきが変わる。
獲物を捕らえるような、全てを射て貫くような瞳。
それに見つめられると、リフィルは動けなくなってしまって…
「リフィル…」
「やっ…!?」
クラトスは彼女の首筋に顔を埋めると、そのままシーツの上へ組み敷いた。
戸惑い、うっすらと涙を浮かべているリフィルの瞳を見ると、さすがの彼も理性を断ち切られそうになってしまう。
唇は首につけたまま、片手で器用に衣服を取り払っていった。
露わになった白く透き通る肌はクラトスの目を釘付けにする。
「綺麗だ…」
舌を細いカラダに沿って段々と下へと滑らしていくと、彼女の口から漏れる何とも悩ましげな声。
「そんなにいいのか?」
「ちがっ…ふぁっ//」
胸の突起を舌で転がすように扱うと、快感を示すように尻尾がぴくんと動いた。
少しの刺激で過敏に反応するカラダはあまりにも魅力的で、欲を掻き立てられるばかり。
しばらく彼女の反応を楽しんだ後、クラトスは下肢へと手を伸ばした。
秘貝にそっと手を這わせると、そこからは既に愛液が溢れていて…
無垢な故に素直に愛撫を受け入れるリフィル。クラトスが溜まらなくなり舌を割って入れると、彼女のカラダが大きく跳ねた。
「ひあっ…そんなとこ、汚…い…っ」
必死に訴えるリフィルだが、クラトスは行為をやめようとはせず、生温かい感触に翻弄されていく。
彼の舌が自分の腔内で蠢いているのが分かり、押し寄せてくるのは恥辱と快感だけ。
「やっ…もうダメぇ…っ」
いつの間にか、耐えきれない快感をやり過ごすために、リフィルの手はクラトスの髪を押さえつけていた。
と、次の瞬間―…
「ひっ…ぁああっ!」
背中が弓形に弧を描く。ぞくりと感じたことのない感覚がカラダ中を駆け抜け、初めて迎える絶頂…
「もう気をやったのか?」
苦笑しながらのぞき込んでくるクラトスの言葉に答えることができず、せわしなく肩で息をするリフィルは虚ろな瞳で彼を見つめた。
そんな彼女を見て、クラトスは大きく目を見開く。
「…リフィル、耳が…」
「…え?な…に?」
息苦しそうに呼吸を繰り返し、リフィルは力の入らない手で頭の耳を触ってみる。
すると
「……!!耳がなくなってる…!」
なんと、先ほどまで敏感に反応していた猫耳がなくなっているではないか。
何はともあれ一件落着。二人は安心したように息をついた。
「もうっ、何してんだよ二人とも!遅いっての!」
ロイド、親父に一喝。
「す…すまない…ιリフィルがなかなか起きなくてな…」
「〜〜///;」
“何をしていたか”
そんなこと、言えるわけがない。苦し紛れに言い訳しつつも、後ろめたさから気で気を病んでしまうクラトスとリフィル。
「リフィル先生もお寝坊するんだね〜」
「……ι」
相変わらずのコレット節には勝てないと悟ったのか、ロイドは溜め息をつくとそれ以上何も言おうとはしなかった。
結局、出発が日延びしたことは言うまでもない……(笑)
わしょーい、ねこねこリフィル先生キター!
そうか、クラトスは猫耳属性だったのか。照れる先生イイ!
m−zさん、乙でしたぁ!
130タソは年齢を偽ってここにやって来たテイルズファンのしょうがくせぇのおんなのこ
きょうもねこねこリフィル先生をオカズにプレセアのコスチュームプレイでひとりえちぃ
テイルズスレのおにいたん、おねえたん、どきどきするすてきなお話をありがとう〜と感謝してるに違いありません
そんな可愛い130タソが一生懸命考えた賛辞の言葉を責める131おにいたん(orおねえたん)は鬼なのれす
クラリフィ…再熱ですねw
だれかプレセアのくろのあエロ絵ないかなー結構うまい絵で!
>>133 わざと怪しい日本語をつかう釣りの高等技術ですね?
馬鹿のふりをしても騙されませんよ!
誰かセルシウスとシルフのエロ絵かいてください
それかプレセアと会長のエロ絵が見たいです!
このスレには珍しいクラリフィキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n`∀`)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
とか思ってたのに
何でリア消っぽいのが来てんだYO
これでクラリフィSSの投下が今後無くなったらと思うとマジで鬱なんだけど(´・ω・`)
角煮のスレってもう無い?
ないね
142 :
名無しさん@ピンキー:04/03/27 13:32 ID:cYYTU2ib
・・・何からツッコんでいいのやら・・・・・・
いや、なんかツボにはまった w
>>141 萌えるかといわれると・・・だが決して下手ではないと思うよ
幼子のようにすすり泣き、彼女はただ混乱していた。
ただ、愛して欲しいのだ、と。
そもそも酒に手を出したのは、両親のことを思い出したから。
弟を愛している。包み込むその心は、母の優しさ。
普段は弟の手前、彼が頼れる存在となれるよう懸命に振る舞った。
泣きたいときもどうしようもなく喚き散らしたいときも、心を殺して堪えた。
だからこそ時折やりきれなくなる。
両親との最後の思い出の場所。
確かに遺跡が好きなのは本当かもしれない。大笑い出来るほど、…好き。
そうして笑っていれば、少しは気も晴れるし、妙な行動に出ても怪しまれない。
それは酔ったふりをするのも同じこと。
人が変わる。皆はそう言う。
ならば我が儘で奔放で無茶苦茶なリフィルは偽物の私?
いいえ。そんなわけないじゃない。
自嘲の笑みが零れた。
「……フ」
何がおかしいのか、目の前の男が笑っている。
リフィルにはそれが気に障って仕方ない。
「笑いながら泣くとは器用だ」
「あなたには……わからないわ」
わからんな。
呟くクラトスを露骨な不快の眼で睨め付けるものの、
次の瞬間にはその瞳は霞がかった情欲の眼差しに変わり、またかすかな苛立ちを宿す。
その繰り返しだった。
渦巻く快楽に身を委ねればあとはなされるがまま。
内腿を撫でる手の動きに応え、その腰は怪しくくねる。
「…………あ……、…っ……」
愛液で濡れた秘所は正直で。
クラトスの指を何の抵抗もなく飲み込んでしまった。
「……ふ…う……っ」
……ぬるり。
と、秘唇よりもはるかにぬめった膣壁を撫でられて
リフィルはあられもない声を上げた。
普段の彼女を知る者なら、今の姿を“らしくない”と思うのだろう。
それはクラトスも同じ事だった。
だが。
嫌だ、こんなの私じゃない。“リフィル”はこんなことしない。
「い……、やあ…」
すすり泣きの声と共に涙を零すだけの彼女を
腕に抱きしめて、ゆったりと背をさすってやる。
甘く切なく、リフィルが溜息を漏らした。
大きなものに包み込まれ、理由など無く愛してもらえる。
リフィルはそんな優しさに弱いのだ。
このひとは自分よりもひどく老成していて、厳しいけれどどこか暖かくて。
……まるで、父親のようで。
こういうのはダメだ。甘えたくなってしまう。
この優しい腕(かいな)の中では
わたしは“リフィル先生”になんか――もう、なれない。
意地を張っていたことがすでに馬鹿馬鹿しい。肩の力がみるみる抜けていくのがわかる。
その自覚は口惜しくはあったが、たまらなく甘美でもあった。
今更なのでコソーリ貼り。
一言言わせてください。
クラトスがセックスしてるとこが想像出来ない。
でも現にロイドは生まれているわけだし。
>>420 ゴールドフットの頃から立木文彦声キャラは受けキャラデス
ロイドママに逆レイプされるクラトスハァハァ
おお、続きが来ている。
葛藤するリフィル先生の心理描写が上手いなぁ。
420 ◆.EroZcrM6Mさん、頑張って続きを想像して下さい、待ってます。
153 :
丼兵衛:04/03/29 00:40 ID:6rgMS1sz
皆様、エミリアたんシリーズの続編が出来たのでうp致します。
恐らく、このようなカプは空前絶後だと思いますが…(汗
・注意
性転換ネタ及び残虐な場面が含まれます。
例によって挿絵・妄想絵大歓迎
154 :
丼兵衛:04/03/29 00:43 ID:6rgMS1sz
「岐路」
レンズハンター服を纏った少年風のいでたちをした少女が殺風景な広間に佇んでいた。
そこへ、1人の影がおぼつかない足取りで少女の方に歩み寄ってきた。
少女は影の姿を目を凝らして確認していたが、影の姿が明らかになるにつれて驚愕と
恐怖が少女の足を釘付けにした。
その影は、泥と血で汚れきって灰色に変色したボロボロの制服を着て、ボロ布と化した
マントを翻し、どす黒く変色して蛆が湧き出した腐りかけの顔と焦点の合わない虚ろな
瞳を正面に向けた少年の姿であった。
生ける屍と化した少年は、少女が悲鳴を上げる間も無く驚くべき俊敏さで少女に逃げる
隙を与えずに少女の身体に掴みかかり、所々肉が落ちて骨が露出した両手で少女の
両腕を押さえた。
"・・・キサマガ ニクイ オメオメトイキノビタキサマガニクヒ・・・・・・"
155 :
丼兵衛:04/03/29 00:45 ID:6rgMS1sz
「エミリア、エミリアったら、ちょっと大丈夫!?」
明け方頃、エミリア・カトレット(人によっては旧称の「リオン・マグナス」や
「エミリオ・カトレット」とも呼ぶ)はベッドの上で呻き声を上げた。横で一緒に
寝ていた姉のルーティ・カトレットは妹の異変に気付いたのか、心配そうな表情で
未だに震えているエミリアの身体を抱き寄せる格好で介抱していた。
<坊っちゃん、凄くうなされてたみたいだけど、一体何があったの?>
ベッドの脇に置かれていたソーディアン・シャルティエも主人の異変に気が気でない
様で、やや慌てた様子で自分の主人を気遣った。
「悪い夢だ・・・」
エミリアは汗でぐっしょりと濡れた顔をルーティから渡されたタオルで拭った。
「ほら、悪夢除けにでもアンタの相棒に添い寝して貰いなさい」
ルーティはシャルティエを掴むとエミリアの胸元に押し付けた。金属の冷ややかな感触
が体温で温もってくるのと同時に底知れぬ安心感を感じさせた。
<僕はどんな時でも坊っちゃんを護っているよ>
「有難う、シャル…」
「ちょっとぉ、アタシは守ってくれない訳?」
<ハイハイ、坊っちゃんの姉君も守ってさしあげますよ>
「うむ!、それで宜しい」
エミリアは自分の姉に抱かれたまま、相棒が奏でる子守唄を背景に眠りについた。
156 :
丼兵衛:04/03/29 00:47 ID:6rgMS1sz
「…あんまり内装にはカネかけない方がいいわね」
「幾ら援助があるからといって国にばかりに頼る訳にも行かないからな」
悪夢を見た次の日、エミリアはルーティとスタンを連れ立ってダリルシェイドにある
ヒューゴ屋敷の改装工事の手伝いに来ていた。かつて屋敷で働いていたメイド達には
手に余る力仕事を(無理矢理)スタンに任せた2人は屋敷の外に出て今後に備えた
打ち合わせを行っていた。
ルーティは動乱の後に主のいなくなった屋敷を孤児の為の保護施設として活用しよう
と動いていたのだが、エミリアが7将軍やスタンの勧めもあってセインガルド王国軍付
の剣術指南役を努めていた事もルーティにとって大きな助けとなっていた。
「所でさ、アンタのお勤めの方はどうなってるの?」
「何とか城内でも認められる位にはなった」
「へぇ〜、スタンの話ではアンタのファンクラブが出来てる位の人気だってね」
「スカタンめ、余計な事を姉さんに…」
「まぁいいじゃないの。アンタもいつまで経っても"変節者"扱いじゃ嫌でしょ」
「…僕としてはそれなりの償いは果たしているつもりだ」
「"償い"って、もしかしてコレの事もかねぇ〜!?」
ルーティはエミリアの脇の下から両手を伸ばし、両胸を鷲掴みにした。
「こら、姉さん、人が見ていないからってこんな事を…」
胸を揉んでくるルーティの両手を押し退けようとした時、屋敷の門柱の影からこちら
の様子を伺う怪しげな影を見つけた。エミリアが影の方向に視線を向けると、何故か
姿を見せないかの如く逃げる様に走り去った。
「姉さん、少し用事を思い出したので出かけてくる」
そう言うと、突然の事で呆然としたルーティを尻目に走って影を追いかけた。
157 :
丼兵衛:04/03/29 00:49 ID:6rgMS1sz
結局、エミリアは市街地の外れの下水道出口で男を追い詰めた。もっとも、追い詰めた
というよりも男に誘導されたという印象であった。
「…何故逃げたりしたんだ」
エミリアはシャルティエを抜き、適度な間合いを空けて男と対峙している。
「…お前達には僕の姿を見せたくは無かった。特にお前にはな」
見ると、男は竜の骨で出来た羽飾り付きの仮面を被っており、全身黒尽くめの姿を一層
奇抜な風体に見せていた。それにしても男は何故顔を隠しているのか?
「何だか知らんが、とりあえずはその悪趣味な仮面を外して貴様の顔を見せろ」
「いいのか、後悔する事になるぞ」
エミリアはかつての自分と似通った姿や声色などから、この黒衣の男の言う通りに正体
を知らない方がいいと肌では感じていたが、もはやこうなっては引っ込みが付かない。
「構わん、正体が分からない方がよほど気味が悪い」
「そうか…」
黒衣の男は竜の骨で出来た仮面をゆっくりと外した。
…怒りと蔑みがない混じった紫水晶の瞳がエミリアを睨み付けていた。
(・・・僕と同じ顔!、まさか…!?)
己と瓜二つの男の顔を見た瞬間、エミリアの脳裏には悪夢の続きが鮮烈に蘇ってきた。
「あぁ・・・あ・・・」
途端にエミリアの全身から力が抜けて膝がガクガクと笑い出して止まらなくなり、
シャルティエを地面に突き立てると崩れ落ちる様にその場にへたり込んだ。
<坊っちゃん、坊っちゃん!!・・・>
158 :
丼兵衛:04/03/29 00:52 ID:6rgMS1sz
"・・・ヒキョウニモ キサマハボクガウシナッタスベテヲテニイレタ!"
屍と化した少年=ゾンビリオンは死体とは思えない力の強さで押さえ付けてきた。
「はっ、離せぇっ!、この死に損ないがぁ!!」
"キサマノスベテヲウバッテヤル"
必死にもがくエミリアの口元に、唐突に剥き出しとなった剛直が突き出された。
エミリアは腐敗が始まっていた剛直に顔を背けたが、ゾンビリオンはエミリアの髪
を鷲掴みにすると強引に剛直に顔を近づけさせた。
「やぁ…嫌だぁ!!・・・うぐっ・・・」
ゾンビリオンはエミリアがたまらず口を開いた隙に、口蓋に剛直を深々と差し込んだ。
"カミキレバキサマノイノチハナイ"
エミリアの胸元に輝きを失って灰色の棒にしか見えない偏月刀が突き付けられた。
「う・・・うぅ・・・んっ・・・」
エミリアは屈辱と恐怖の余りに涙を流しながら奉仕した。
"・・・ダスゾ"
口蓋一杯に生臭い白濁液が吐き出され、エミリアの端正な顔や綺麗な黒髪を汚した。
「うぅ・・・誰かぁ、助けて…スタン、姉さん、シャルぅ・・・」
エミリアはやっとの事で這って逃れようとしたが、ゾンビリオンは虚ろな眼窩から
エミリアの哀れな姿を憎悪のこもった視線で見つめていた。
"マダ ボクノフクシュウハコレカラダ"
159 :
丼兵衛:04/03/29 00:54 ID:6rgMS1sz
ゾンビリオンは利き脚を上げると、エミリアの身体を押し倒してから利き腕に狙いを
定めてから思い切り振り下ろした。
「ぐあ゛あ゛…っ!!」
エミリアの利き腕からは激痛と共に骨が砕かれる嫌な音が響き、腕はゴムで出来た
人形細工の如くぐにゃりと折れ曲がった。
しかも、余りの激痛に苦悶の表情を浮かべたエミリアの頭部をゾンビリオンは容赦無く
綺麗な髪ごと鷲掴みにし、端整な顔から思い切り地面に叩き付けた。
エミリアの顔は地面に叩き付けられ、鼻骨が折れた鼻腔から鮮血が吹き出した。
なおもゾンビリオンはエミリアの髪を引っ掴んで白濁液と鮮血と涙に塗れた顔を上げて、
ついでとばかりに片方の腕にも思い切り踵を振り下ろした。
「ああ゛ぁっ!!」
再び骨が折れる嫌な音が響いて片方の腕も力無く折れ曲がり、エミリアは上半身を地面
に付け、尻を少し上げる格好でへたりこんだ。ゾンビリオンはもはや『自分』が抵抗
出来なくなったのを確認すると、中腰の格好で浮いたエミリアの腰を掴んで偏月剣で
ホットパンツを切り裂いた。
「あ゛ぁ・・・いやぁ・・・」
力無く哀願するエミリアの姿にも動じず、ゾンビリオンはエミリアの臀部を両手で
掴み、ボロボロのタイツをずり下ろして剥き出しになった腰を強く打ち付けた。
「あぁ…やぁぁ!」
160 :
丼兵衛:04/03/29 01:01 ID:6rgMS1sz
力無く哀願するエミリアの姿にも動じず、ゾンビリオンはエミリアの臀部を両手で
掴み、ボロボロのタイツをずり下ろして剥き出しになった腰を強く打ち付けた。
「あぁ…やぁぁ!」
血の混じった涎を口の端から地面になすり付けながらエミリアは苦悶し、喘いだ。
ゾンビリオンは腐乱しているとはいえ顔の表情一つ変えず、虚ろな眼窩に苦痛と
恐怖に無残な姿を晒す『自分』を執拗に攻め立てた。
「う・・・うぁぁ・・・あああぁっ!」
突然、ゾンビリオンの腰の動きが止まったかと思うと、唐突にエミリアの胎内に
白濁液を注ぎ込み、抜き出した剛直から尚も吐き出される白濁液をエミリアの全身
に振りかけ、徹底的に身体を黄味がかった粘液で徹底的に汚し、辱めた。
「う゛・・・うぅ・・・・・・」
無残な姿と化したエミリアの首筋に、鈍い光を放つ偏月刀の冷たい刃先が当てられた。
"キサマノツミハコレデキエタワケデハナイ・・・キサマナドキエテシマエ"
「あの時…僕は…死んでいれば…良かったのかな・・・」
偏月刀の刀身が上がり、少し間を置いてから振り下ろされた。薄れゆく意識の中で
エミリアが最期に見たのは、虚ろな瞳で見下ろす過去の『僕』の姿であった…。
161 :
丼兵衛:04/03/29 01:06 ID:6rgMS1sz
「ん・・・、ここは・・・?」
「カトレット殿、お身体の具合は如何ですか?」
エミリアはいつの間にか王城内部の兵舎の簡素なベッドに寝かされており、その脇で
王城の衛兵とおぼしきセインガルド兵が脇で警備に当たっている様子だった。身体中
を地面かどこかにしたたか打ち付けたせいなのか、全身が打ち身と傷だらけであった
が幸いにも命に別状は無かった。
「あぁ…どうやら大事は無い様だ、迷惑をかけたな」
「いや、カトレット殿が倒れている所を発見した際に下手人と思しき怪しい奴がいて、
物凄い速さで逃げ出したので必死に追いかけたのですが、まるで神隠しにでも遭った
の様に姿を消しまして…」
「姿を消した?」
「いやいや、スタン殿やルーティ殿にも急使を遣しましたので、すぐに参られるかと
思います。それまで私達が賊を警戒するので安心してお休み下さい」
「有難う」
衛兵が部屋の外に出た後、ベッドの脇に立てかけられていたシャルティエが口を開いた。
<坊っちゃん…、坊っちゃんが突然倒れるから驚いて寿命が縮んじゃったよ!>
「シャル、剣に寿命など無いだろう。それより、あの男はどうなった?」
<それが、僕を手に取ってから暫く見つめた後に坊っちゃんの鞘に戻したんだ>
「それで」
<…『僕は覚悟を決めた上で全てを失ったが、こいつは身体を変えてまで生き延びて
全てを享受している。本当ならこいつの息の根を止めてやりたい程憎いが、この世界の
お前と姉さん達が残されるのは不憫だ』って…あれは紛れも無く坊っちゃんでしたよ>
「そうか…まぁ、何も無かっただけ良しとするかな」
<坊っちゃん?>
162 :
丼兵衛:04/03/29 01:10 ID:6rgMS1sz
エミリアは黒衣の男と対面した時、ひょっとすると別の世界の自分ではないかと予感
していたので、不思議と驚きは感じていなかった。シャルティエは異常な出来事に
遭遇した割に淡々とした主人の態度に疑問を持ったのか、更に問いかけを続けようと
した時、騒々しい足音と共にドアがけたたましく開かれ、興奮したスタンとルーティ
がベッドの脇に飛び込んできた。
「リオンっ!!、怪しい奴に襲われたって!? 。俺が守ってやるから大丈夫だぞ!!」
「あんたねぇ〜、何でアタシを呼ばなかったの?!。ま、もしソイツが再びアンタを
襲ってきたらお姉さんがぶっ殺して膾にでもしてやるわよ!!」
エミリアの耳元で騒々しく喚くスタンとルーティの後ろに、屋敷で片付けを手伝って
いたマリアンの姿があった。ふと気が付くと、開け放たれたドアの外からはエミリア
が剣術の指導を行っている王城の衛兵達が心配そうに顔を覗かせていた。
(あの姿の僕は"全てを失った"と言っていたな。僕を憎んでいて当然だ…)
「ごめん…もうひとりの『僕』」
以来、黒衣の男の姿はおろか、『僕』の亡霊が目の前に現れる事は2度と無かった。
[完]
163 :
丼兵衛:04/03/29 01:17 ID:6rgMS1sz
…もはや収集というか引っ込みが付かなくなっている気がしますが、きっと
ゾンビリオンたんのせいでしょう(爆
パラレルワールドなのは元からですが、まさかジュダたんを登場させるとは
思いも因らないというべきか、嬉しい誤算と言うべきか…
それはそうと、変態色黒国王の方もどうしたものかと(汗
う、うう……。丼兵衛さん、ぐっじょぶと言うか、かなり怖い……。
腐乱死体はイヤあぁぁ……
グロは止めてね。
グロネタは人を選ぶからな。
漏れは平気だからハァハァしたけど。
丼兵衛氏GJ!
キール女体化ないんかね
アレで女だったらメッチャいんだが
うわ、まんまギャルゲキャラになれるな……
眼鏡なんてかけちゃったりして
>>168 >眼鏡なんてかけちゃったりして
(・∀・)ソレダ!!
ここは眼鏡っ娘キールに萌えるスレですか。
つうか何で「こ」で「娘」と変換できないんだろうと
素で娘の字を候補から探しまくっちゃったよ……
眼鏡っ娘(´д`*)
アーチェのフェラ画像を手に入れた。
すずのフェラ画像を手に入れた。
別にイラネ
アーチェに入れた。
すずに入れた。
俺はアミィたんとミントたんに入れたい。
____
/∵∴∵∴\
/∵∴/∴∵\\
/∵∴●∴∴.● |
|∵∵∵/ ●\∵| tanasinn
|∵∵ /三 | 三| |
|∵∵ |\_|_/| |
\∵ | \__ノ .|/
/ \|___/\
やっぱ人大杉のせいか寂れ気味だな…とりあえずマリーさんに(;´Д`)ハァハァしときます。
漏れキールと同じくらいにジーニアスの女体化キボンなんだが。
どうしてテイルズの幼馴染三角関係の男たちはあんなにアレなんだ。
変に萌えるっつーか女じゃないのがもったいなく思われるというw
女体化:体のみ性転換、精神的には男のまま
女性化:完全性転換、パラレルキャラ、性格のみそのまま
正直女体化キボンが多いのに驚いてみる
精神的801が求められてるって事なのか……
プリムラたんにレズられる眼鏡っ娘キールたん萌え
リッドに処女奪われる眼鏡っ娘キールたん萌え
先生にいろいろされちゃう女体化ジニたん萌え
俺は女体化は苦手。
むしろ精神転換が良いかと
>精神転換
体は男のまま?
女キャラ男体化はどうだろう……それはふたなりって奴で十分ですか
冬に買ったコレにナニ(触手)が生えてロイジニが犯られる本が
もう男女どちら向けなのかよくわからなくて困ったのを思い出した
んな特殊な性癖などではなく普通にショタっ子がお姉さんにエロエロされるのが俺の属性。
>>182 いえいえ、例えば リッド(ファラ)×ファラ(リッド)の様なやつでつ
我ながら発想がキモイ・・・(´д`)
>184
精神交換ですね
リッドの実直丁寧な愛撫に何度もイキすぎて辛いファラがキール+チャットの共同研究発明で精神交換
リッド(ファラ)×ファラ(リッド)でファラの身体のリッドをイカせまくりで元に戻った後
HAPPYEND:相手のツボを知り尽くしてえっちウマー後日談へ
BADEND:女の悦びに目覚めたとリッド(wがキールを誘って801板へ
アーチェタソ・・・・・・ハァハァ
hosyu
今日はS移植に怒りの職人様達による
コレットタソ陵辱!プレセアタソ陵辱!しいなタソ陵辱!リフィルタソ陵辱!セレスタソ陵辱!タバサタソ陵辱!ジーニアスタソ陵辱!
があるかと楽しみに来てみたのに・・・( ´・ω・`) ショボーン
なんだ突然。クレクレはいかんよ。
>>188 何がショックって、
移植を初めて知ったのがこのスレだったことだな・・・。
>189
ネタのつもりだったがクレクレに見えるのか…
まだまだ修行が足らん…_| ̄|○
漏れの怒りの陵辱絵アプします
TODをキューブに移植すれば無問題
193 :
サザム:04/04/11 13:16 ID:cT9fW7Cf
S移植は、新たに人が増えそうなので、むしろ嬉しい話ですね。
期待を込めて、コツコツ書いていたロイコレを投下。
またえらいこと間が空いた上、長文になってしまいましたが。
194 :
サザム:04/04/11 13:17 ID:cT9fW7Cf
〜フラノールの一番長い夜〜
「……だろ。やっぱりそうだって」
「え〜、そうかなぁ?」
ロイドとコレットはフラノールの高台で語り合った後、宿屋に戻ってとりとめのない会話を交わしていた。
何となく一緒にいたいという気分から、自然な成り行きでロイドの部屋へと連れ立っていったのだ。
明日からの事は気に掛かるが、外で話した以上の事を考えていても仕方がない。
ベッドの端に並んで腰掛け、重い使命を束の間だけ忘れ、過去の楽しい出来事や身近な話題に花を咲かせる。
お互いに想いを寄せ合う二人にとって、こうした何気ない時間を共有する事は、何よりも貴重な物だった。
「……だけど、ロイドと二人っきりでこんなに話すなんて、ずいぶん久しぶりだね」
「そうだな。いつもなら、俺はジーニアスと、コレットは先生と一緒の部屋だもんな」
「みんなでワイワイ話すのもいいけど、たまにはこういうのもいいね?」
「ああ、本当にな。向こうに行ってるリフィル先生たちには悪い気もするけど」
「あ、そう、だったよね……。私、ちょっと不謹慎だったかな?」
仲間の半数と別行動をする事になった原因を思い出し、コレットの顔に薄く蔭りが差した。
リフィルとジーニアス、リーガルとプレセアは、フラノールの医師の護衛としてアルテスタの家に行っている。
天使達の襲撃で重傷を負ったアルテスタが、リフィルの治癒術でも追いつかない程の危険な状態だったからだ。
それを忘れて笑っていた事に、コレットの良心がちくちくと痛む。
一方ロイドは、自分の何気ない台詞のせいで落ち込んでしまったコレットに、慌ててその場を取り繕う。
「大丈夫さ! しいなが推薦した医者とリフィル先生がついてるんだから、絶対助かるって!」
必要以上に大きな声で、コレットを励ますように力強く断言した。
195 :
サザム:04/04/11 13:19 ID:cT9fW7Cf
「うん、でも、万が一ってことも……」
「ある訳ねえよ! 大体、ドワーフってのはやたらと頑丈に出来てるもんだし」
コレットの笑顔を取り戻したくて、ロイドはわざと軽い調子で言い募った。
「うちの親父なんて、救いの塔のてっぺんから落ちても、メシ食って寝たらピンピンしてるぜ、きっと」
「もう、そんな事言ったら、またダイクおじさんに怒られちゃうよ?」
「ま、そんな訳で、アルテスタさんも絶対大丈夫だ。だからコレットも気にすんじゃねーぞ?」
もっともらしい顔で頷きながら、ロイドは立てた人差し指を振りつつ、コレットに軽く目配せをする。
「……そだね。アルテスタさんもきっと良くなるよね。……ありがと、ロイド」
ロイドの冗談めかした心遣いに、コレットは暗い表情を振り払って、小さく感謝の言葉を呟いた。
「あ、そうだ!」
「ん? 何だよいきなり」
「あのね。アルテスタさんで思い出したんだけど、私、ロイドに見せたいものがあったんだ!」
気分を切り替える為か、コレットはポンと胸の前で両手を合わせ、にっこりと笑った。
今までの流れから唐突に話題を変えられて、ロイドは軽く首を傾げる。
「ねえ、ロイドも見てみたい?」
コレットの思わせぶりな台詞だけでは、何を見せたがっているのかはさっぱり分からない。
だが、それを正直に言って、せっかく明るさを取り戻したコレットの気分を妨げるのも忍びない。
「まあ、コレットが見せてくれるって言うんなら、見てみたい、かな?」
「うん、じゃあ見せてあげる。ちょっと待ってね……」
ロイドのあいまいな返事に小さく頷くと、コレットは顎を引いて自分の胸元に視線を落とす。
そして、両手を無造作に上着の襟へ伸ばすと、もそもそと服の合わせ目を解き出した。
196 :
サザム:04/04/11 13:21 ID:cT9fW7Cf
「おっ、おい、コレットっ!?」
コレットのいきなり過ぎる行動に、ロイドは大きく目を見開いた。
愛しく思っている少女が、突然目の前で服を脱ぎ始めたのだから、動揺するのも無理は無い。
しかし、そんなロイドの態度を気にも止めず、コレットは緩めた襟元を片手で大きくはだけさせる。
「ほらほら、見て!」
「……っ!」
肩口まで露わになったコレットの肌の眩しさに、硬直したロイドはぐっと息を呑んだ。
「ね、すごいでしょ〜。たった一日で、こんなにキレイに治っちゃったんだよ〜?」
コレットは自分の剥き出しにした肩へ目を向けたまま、誇らしげな口調でそう訴えた。
彼女はただ、クルシスの輝石の拒絶反応から回復した様子を、ロイドに見せたいと思っただけであった。
まるで奇怪な鉱物のように変質していた皮膚は、確かにその痕跡すら残していない。
つるんとした肌を眺め、かさぶたの取れた痕を自慢する幼児のように、無邪気な笑みを洩らす。
けれど、ロイドの方にしてみれば、それはあまりにも刺激的な光景だった。
(本当、綺麗、だよな……)
コレットの素肌は白く艶やかで、浮き出た鎖骨の線と細い肩が、流麗な曲線を描いている。
更に、襟を大きく開けているお陰で、ささやかな胸の膨らみの始まる辺りまでがちらりと覗いていた。
本人は自覚していないだろうが、その姿は清純な色香を強く放っている。
村で一緒に水浴びをした時などに、より露出度の高い姿を見た事もあるが、それと今とでは状況が違う。
「……どしたの、ロイド?」
「わぁっ!?」
一緒に感心してくれると思っていたコレットは、当てが外れた様子で、黙り込んだロイドの顔を覗き込む。
その呼び掛けで我に返ったロイドは、飛び跳ねるようにコレットへ背を向けて、ベッドの上にあぐらをかいた。
197 :
サザム:04/04/11 13:24 ID:cT9fW7Cf
「バッ、バカ、やめろよなっ!」
「ふぇ、何が?」
吐き捨てるようなロイドの声に、コレットはきょとんとした顔で問い掛けた。
全く他意の無かったコレットにしてみれば、ロイドが何に動揺しているのか、本気で分からない。
しかし、ロイドは耳の先をうっすらと赤くしたまま、苛立たしげにガシガシと髪を掻き毟った。
「あっ、あのなぁ! 俺だって一応、男なんだぞっ!」
「うん、知ってるよ?」
それがどうしたのと言わんばかりの返答に、ロイドは大きく溜息をついた。
コレットはその気がないのに、一人だけ勝手に慌てている自分が、どうにも間が抜けているように思える。
「だからな、そういう事されると、俺が困るんだよ!」
「……えっと。ロイドが男の子だと、ロイドが困るの? どうして?」
「だあぁっ、何で分からねえかなぁっ!」
コレットの天然ぶりには慣れているロイドも、あまりの察しの悪さに頭を抱えたくなった。
自分からこれ以上の説明をするのは気恥ずかしいが、言わなければ到底納得してくれそうにない。
身を乗り出して顔を伺おうとするコレットから顔を逸らし、振り絞るようにして口を開く。
「だから、いきなり服を脱いだりされたら、変な気起こしそうになるって言ってんだよ!」
「変な気って、……どんな気?」
「ああくそっ! つまり、嫌でもそういう事考えちまうってことだよっ! これ以上言わせんなっ!」
「だからそういう事って、……え? あ、やだっ!」
そこまで言われてようやくコレットは、自分の行為がどれだけ大胆なものだったかに気付く。
今更ながらにはだけた胸元を掻き合わせると、ロイドの後を追いかけるように頬を赤く染めていった。
198 :
サザム:04/04/11 13:26 ID:cT9fW7Cf
「あ、あうぅ……」
「分かっただろ? 頼むから、もうちょっと考えてくれよな」
「あっ、あのっ、ごめんね。私ただ、ロイドにちゃんと治ったよ、って教えたくて……」
「……いや、俺の方こそごめん。俺の勝手な都合で、怒鳴ったりしちまってさ」
ロイドとコレットは互いに背を向けたまま、肩を竦めてぼそぼそと謝り合った。
どちらも相手のことを大事に思っているだけに、恥ずかしさよりもむしろ申し訳ないという思いが強い。
「ううん、ロイドは悪くないよ。私がよく考えなかったのが悪いんだから」
「んな事ねえって。コレットにはそんな気なかったんだから、下らねえこと考えた俺の方が悪い」
「違うよ! 私がおバカさんだったから……」
「だからコレットは悪くねえって……」
「……あっ!」
「うっ!」
言い合いになる寸前で、同時に振り返って顔を見合わせてしまい、慌てて首を正面に向け直す。
普段なら安らぐはずの相手の顔が、気配が、一度こうして意識し出すと、どうしようもなく胸を高鳴らせる。
「えっと、じゃ、じゃあさ、どっちも悪かったって事にしよ?」
「あ、ああ、そうすっか」
「……な、何だかちょっと、お部屋の中、熱いね?」
「そっ、そうだな。薪の量が多すぎたかも知んねーな、ははっ……」
もじもじと指を絡めながら、コレットは自分の気持ちを誤魔化すように話題を変えようとした。
けれど、動揺したロイドもわざとらしい受け答えしか出来ず、話の接ぎ穂が見つからない。
身動きするのもはばかられるような気まずい雰囲気が、二人の間に漂った。
199 :
サザム:04/04/11 13:28 ID:cT9fW7Cf
「……もう、寝るか?」
しばらくして、居心地の悪い沈黙に耐えかねたロイドは、ボソッと口を開いた。
「えっ!?」
「あっ、い、いや、そういう意味じゃねえぞ! コレットは自分の部屋に戻って、って事だ!」
コレットが息を呑む気配に、ロイドは更に頭へ血を昇らせて、足りなかった言葉を重ねた。
自分の台詞から生じた妄想を、ぶんぶんと頭を振って消し去ろうとする。
素直で優しくて、どんな重責もその小さな身体に抱えてしまう、シルヴァラントの神子。
そしてロイドにとっては、世界の運命と同じぐらいに大切な、一人の女の子。
彼女を本当に大事に思うからこそ、ロイドは勢いだけでそういった事を求めるつもりはなかった。
「ロイド……」
一方コレットは、ロイドのそんな想いの全てを、しっかりと感じ取っていた。
いつも自分を励まし、助け、辛い試練を共に歩んでくれる、頼りになる幼馴染。
そして、天使になっても怪物に変わっても、自分は自分だと言ってくれた、大好きな男の子。
そんな彼が、自分の事をそういった意味で求めてくれているという喜びが、戸惑いを大きく上回る。
激しい動悸を続ける胸元を片手で押さえ、残る手をロイドの背中へと伸ばし、上着の布をくいくいと引く。
「……あのね、いい、よ?」
「コレッ……ト?」
いぶかしげに自分の名を呼ぶロイドの後頭部へ、恥ずかしさを堪えながら小さく呟く。
「だから、その……。そういう意味でも、私は、いいよ……?」
「おっ、おいっ!?」
振り返ったロイドの顔をまともに見て、コレットはますます顔を赤らめた。
人
(__)
(__)
ウンコー (・∀・,,)
O┬O )
キコキコ ◎┴し'-◎ ≡
人
(_)
(___)
(,,・∀・) ウンコー
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
人
(__)
(__)
ウンコー (・∀・,,)
O┬O )
キコキコ ◎┴し'-◎ ≡
人
(_)
(___)
(,,・∀・) ウンコー
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
201 :
サザム:04/04/11 13:31 ID:cT9fW7Cf
「お、お前なぁ、いきなりなに言い出すんだよっ!」
「だって、私のせいで変な気分になっちゃったんでしょ……?」
ゆっくりと近づいてくるコレットから身を引き、ロイドは慌てて首を左右に振った。
「だから、お前が責任感じる事じゃねえって! さっき、お互い悪かったって事で納得しただろ!?」
「うん、でも、私たちぐらいの歳なら、そういう事してもおかしくないんじゃ、ないかなって……」
コレットは羞恥に頬を染めながらも、僅かに期待と興奮を含んだ表情で迫る。
こういった状況に免疫の無いロイドは、すんなりと同意する事もできず、引きつった顔でたじろぐ。
「コレット、お前、意味分かって言ってんのかよ!?」
「そのくらい知ってるよ。それに、春にわんこさんとかがしてる処なら、何回か見た事あるもん」
「犬っておい……。ま、まあ、確かに同じ事だけどよ……」
少し得意げな顔でそう主張するコレットに、ロイドはガックリと脱力して答えた。
本人が同意したとはいえ、確実に初めてであろう彼女に、それを求めていいものかどうかと、軽く思い悩む。
「別に無理して言う事ねえんだぞ? その、初めてだと、女は痛いって話だし」
「そんなの、誰でも一緒だよ。それに私、無理なんかしてないもん。私、ロイドとなら……」
しかし、コレットは蚊の鳴くような声で、それでも正直に胸の内を語る。
「……本当に、いいのか?」
「うん。ちょっと怖い気もするけど、ロイドになら私、そういう事されてもいいよ。……ううん」
自分の言葉を打ち消すように首を振ると、コレットは潤んだ瞳でロイドを見つめる。
「ロイドのこと好きだから、そういう事はロイドに……。ロイドだけに、して欲しいの……」
その顔にはすでに迷いは無く、素直な欲求と無垢な好奇心を覗かせている。
小声で告げるコレットに今まで以上の愛しさを感じ、ロイドは彼女の肩に両手を掛けて、軽く引き寄せた。
202 :
サザム:04/04/11 13:33 ID:cT9fW7Cf
◇ ◇ ◇
「そ、それじゃ、その……。キス、してもいいか?」
「……うん」
ロイドがおずおずと尋ねると、コレットはそっと瞼を閉じて、唇を差し出すように顔を上向けた。
かすかに震える睫毛と小さく可憐な唇が、ロイドの目にとてつもなく魅力的に映る。
「じゃ、じゃあ、するぞ……」
「……ん」
もう一度確認するように呟くと、コレットは両手を胸で組み合わせたまま、コクンと小さく顎を引いた。
ロイドは息を止めて慎重に顔を近づけ、軽く合わせるだけの口付けをする。
ふわっとした温かい唇と、すぐ目の前にある愛しい少女の顔に、ロイドは頭がクラクラしてくるのを感じる。
ほんの数秒、柔らかな感触を味わってからロイドが顔を離すと、コレットは静かに瞼を開いた。
「……あはっ。キス、しちゃったね〜」
「おっ、おう……」
口元を押さえながら、いつものほにゃっとした微笑みを浮かべるコレットに、ロイドはぎこちなく頷いた。
唇に残る柔らかな余韻に、ロイドの心臓は破裂しそうなほど激しく脈打っている。
「頭がぽわぽわして、胸がすごくどきどきいってる……。ロイドはどう?」
「ああ、俺も同じだ。すげえ緊張してる……」
「ふふっ。じゃ、またおあいこだね?」
「ん、まあ……な」
そう言いながら、コレットはそれほど緊張した様子もなく、ただ嬉しそうにニコニコと笑っている。
何だか理不尽な様にも思えて、ロイドは小さく口篭もりながら、コレットの顔を複雑な表情で見返す。
コレットはそんなロイドの首に両腕を廻すと、悪戯っぽい目つきでそれに応えた。
203 :
サザム:04/04/11 13:35 ID:cT9fW7Cf
「ね、ロイド。もっと、いっぱいキスして?」
「う、ああ……」
「ん……、んっ、ぅん……」
少し甘えた声でねだられて、ロイドは軽くあごを上げたコレットと、何度も浅い口付けを交わした。
今度はコレットも薄く目を開けて、間近にあるロイドの瞳を覗き込んでくる。
ロイドはその視線に何となく気恥ずかしさを覚え、少し顔をずらすと、朱に染まった頬に唇を寄せる。
するとコレットはくすくすと笑いながら、ロイドの腕から逃れるように軽く身をよじった。
「ふふ、やだぁ……。ロイド、それ、くすぐったいよ……」
「わ、笑うなよな。俺、けっこう真面目にやってんだからさ」
「だってロイド、わんこさんみたいみたいだから、んふっ、なんかおかしくて……」
ロイドが軽く文句を言っても、コレットは面白がるように顔をほころばせ、逃げるそぶりを見せ続けた。
けれど、両腕はしっかりとロイドの首に巻きつけていて、少しも嫌がっている様子がない。
コレットの戯れるような口調に、ロイドの緊張も一気にほぐれていき、代わりに悪戯心が頭をもたげる。
「あのなぁ。……犬だったら、もっとこういう風にするもんだろ?」
「やんっ!」
舌を伸ばして頬を舐め上げると、コレットはピクンと首を竦めて可愛い声を出した。
「もぉ、ロイドだって笑ってるじゃない。ぜんぜん真面目じゃないよ、ん、あはっ……」
「コレットが変なこと言うからだろ? 俺だけ真剣になってるのが馬鹿みてえじゃねぇか」
「ん……っ、やっぱりロイド、わんこさんだよ……」
時々舌で舐めながら左右の頬へ交互にキスをされ、コレットは喉の奥で笑いながら小さく目を細める。
ロイドが肩に置いていた手を背中に廻すと、寄り添うように身体をもたれ掛けていった。
204 :
サザム:04/04/11 13:37 ID:cT9fW7Cf
「んふふっ。だったら私も、ロイドと一緒にわんこさんになっちゃおうかな?」
「はぁ?」
コレットはロイドの顔を正面から覗き込み、ちょっとした悪戯を思いついたように目を輝かせた。
小首を傾げて呟くコレットに、ロイドは間の抜けた声を返す。
「う〜っ、わんっ♪」
「んぷっ! コっ、コレットっ、なんて事すんだよっ!?」
ふざけた調子で犬の鳴き真似をすると、コレットはロイドの唇をちろっと掠めるように舐めた。
熱く湿った舌の感触を受け、ロイドの背筋にぞくっとむず痒さにも似た痺れが走る。
ロイドが慌てて首を反らすと、コレットは小さく舌を出しながら、得意げな顔で微笑んだ。
「えへっ、さっきのお返しだわん。わんこさんは、好きな人の顔をこうやって舐めたがるんだわん」
「わ、わんって何だよ、わんって!?」
「私はもう、わんこさんになっちゃったんだわん。ロイドは、わんこさんは嫌いかわん?」
「いっ、いやその、嫌いじゃねぇけどよ……」
ささいな口調の変化がコレットの可愛らしさを更に強調して、ロイドの心を騒がせた。
一方、犬になりきった事で羞恥心を振り払ったコレットは、積極的に顔を寄せ、ロイドの頬へ舌を伸ばす。
「ん〜っ……」
「うわっ! ちょっ、くすぐってえって、コレット!」
「んっ、ちゅ……。ほらぁ、ロイドだって、こんな事されたらくすぐったいんだわん?」
「こっ、こら、コレット、だからやめろって!」
「今はコレットじゃなくて、わんこさんだわん。んっ……」
コレットは逃げようとするロイドの首にしっかりとしがみ付き、顔中をちろちろと舐め回す。
子犬のように身体をすり寄せてくるコレットに、ロイドは軽く苦笑を洩らした。
205 :
サザム:04/04/11 13:39 ID:cT9fW7Cf
「ったく、ずいぶん人懐っこい犬だな……」
「わん、わんっ♪」
ぽふっと頭に手を置くと、コレットは尻尾があったらパタパタと振りかねない調子で、嬉しそうに鳴いた。
きらめく蒼い瞳は、忠実な愛犬が飼い主に対して向けるような、全幅の信頼と愛情を映し出している。
「じゃあ、撫でてやったら喜ぶかな?」
「ん、くぅん……。わんこさんは、撫でられるのも大好きだわん……」
しばらく付き合ってやる事にして、ノイシュにするように頭を撫でてやると、コレットは小さく鼻を鳴らした。
ロイドはさらさらとした細い髪を優しく撫で付けながら、頬の肉を唇でついばむようなキスを重ねる。
するとコレットも、お返しとばかりにロイドの頬や目元を舌先で舐める。
代わるがわる相手の顔に唇を寄せ合い、二人は高まる興奮に息を荒くしていった。
「んちゅ……」
「うおっ!? ちょ、ちょっと待て、それは反則だろっ!」
「えへへっ。わんこさんには、人間の言葉なんて通じないわん♪」
耳たぶをぺろっと舐められて、ロイドはくすぐったさにビクンと首を竦めた。
しかしコレットは、そんなロイドの反応が気に入ったのか、余計に面白がって耳元へ舌を近づける。
「そうかよ、そっちがそういうつもりなら……」
ロイドは軽く怒ったふりをしながら、背中をするすると伝って、コレットの小さなお尻に手を伸ばした。
そのままそこを撫で始めるロイドの手に、コレットの華奢な肩がひくっと跳ね上がる。
「あっ、やだロイド、どこ触って……、きゃうん!」
それに気を取られて背後を振り向いた隙に、ロイドは唇を首筋へ滑らせて、軽く音を立てて吸う。
不意をつかれたコレットの口から、意識せずに子犬そっくりの鳴き声が洩れた。
206 :
サザム:04/04/11 13:42 ID:cT9fW7Cf
「あれ、この犬、なんか鳴いてるな。でも俺、犬の言葉なんて分かんねえしな……」
「やっ、ロ、ロイド……。そんなの、ずるいよっ……んっ!」
自分のおふざけを逆手に取られ、コレットは犬の真似も忘れて、湧き上がる快感に身体をくねらせた。
腰から背筋を遡って来る甘いわななきと、首筋を伝う唇の感触に、頭の芯が熱く痺れてくる。
「そうだ、また舐められたりしねえように、口も塞いだ方がいいかもな……」
「あむっ!? わふっ、んんっ、んむぅっ……!」
ロイドはコレットのうなじを押さえつけると、口元を覆い隠すように唇を重ねて、大きく舌を突き出した。
突然口内に侵入を受け、動けないでいるコレットの舌を、ロイドの舌が絡め取っていく。
「んっ、む……。んるっ、もっ、んうぅ……」
「ふぅっ、んんっ、ん……。くふぅ、んにゅぅ、んっ……」
驚きに一瞬身体を強張らせたコレットも、すぐにロイドの動きを受け入れ、それを真似ていった。
コレットの口の中で二人の舌先がのたくり、絡み合い、柔らかな水音を立てる。
ロイドが唇を離すと、腕の中でくったりと脱力したコレットが、トロンとした目つきで囁いた。
「っ……はぁ。ロイド、今のキス、すごくえっちだったよぉ……」
「あ、わ、悪ぃ。ちょっと調子に乗りすぎたか?」
ロイドが機嫌を伺うような問いを投げかけると、コレットはふるふると左右にかぶりを振った。
「そんな事……ないよ。でも、わんこさんの真似は、もうおしまいにするね……」
「そ、そうか?」
少々残念に思いながら、ロイドが顔を覗き込むと、コレットはしっとりと潤んだ瞳でそれを見返す。
「うん。……だけど、今のキスは、もっとして欲しいな。んっ……」
「お……、っむ!」
コレットはひょこんと身を乗り出して、今度は自分から唇を深く重ねていった。
207 :
サザム:04/04/11 13:44 ID:cT9fW7Cf
◇ ◇ ◇
「んっ……く、んむ……、んっん……」
「ふぁ、あむっ……。ん、ふぅ……っ、ん……」
二人は入れ違いに傾けた顔を重ね合わせ、飽きることなく舌を絡ませ続けた。
息を継ぐ間も惜しみ、互いの存在を確かめるように相手の背中を抱き、身体を押し付けていく。
胸の奥にわだかまる熱は全身に甘美な痺れを巻き起こし、原始的な衝動がもっと先へと急き立てる。
下半身の疼きに耐えかねたロイドは、身を寄せるコレットの肩に手をやって、静かに引き離した。
「んぷ……っ。なぁ、コレット……」
「はっ、あ……。な、なに……?」
糸を引く唾液を舐め取りながら、ロイドは目の前のコレットにそっと囁いた。
コレットは湯気が立つほどに顔を紅潮させ、乱れた息からようやくと言った風情で短く問い返す。
「そろそろ俺、コレットの裸が見てえんだけど……、いいか?」
「あっ……。えっ、と……」
ロイドの手が上着の裾に伸ばされると、コレットはちょっと困った様子で眉をひそめた。
服の端を軽く押さえながらしばらく迷った後、上目遣いにロイドの顔を見上げ、ポツリと呟く。
「……いいけど、ロイド、笑ったり、がっかりした顔したりしない?」
「はぁ? 何だよそれ」
「だってその、私、胸とかぺったんこだし……。あんまり、見るとこ無いかも……」
本気で不安そうに告げるコレットに、ロイドは思わず破顔した。
どうやら、年齢の割に成長していない事ばかりに気を取られ、自分の魅力に気付いてすらいないらしい。
いかにも彼女らしい物言いに、ロイドの胸におかしさの入り混じった愛おしさが込み上げていった。
208 :
サザム:04/04/11 13:46 ID:cT9fW7Cf
「コレット、お前なぁ……」
「ふにゃっ!?」
咎めるようにコツンと額を軽く合わせると、コレットの口から髭をつままれた子猫にも似た声が上がった。
びっくりした顔のコレットに、ロイドは鼻先を擦り合わせるような体勢で語りかける。
「何を悩んでるかと思えばよ。そんな事、俺が気にするとでも思ったのか?」
「……で、でも、男の人って、やっぱり胸とかがおっきい子の方がいいんでしょ?」
尚も安心できない様子のコレットに、ロイドは静かに言い聞かせる。
「そんなの関係ねえよ。俺は、コレットのだから見たいって言ってんだよ」
「ほっ、ほんと? ほんとのほんとに笑ったりしない?」
「ああ、ぜってぇそんな事しねえよ。それとも、俺の言う事がそんなに信用できねえか?」
「ううん、そんなこと、ない、けど……」
ロイドに対する信頼を本人に疑われてしまっては、コレットとしてもそれを否定するしかない。
その答えを受けて、ロイドはコレットの上着の裾を優しく持ち上げ始める。
「じゃあ、脱がしてもいいな?」
「あっ、ちょ、ちょっと待って!」
「ん? まだ何かあんのか?」
慌ててロイドの手を押さえつけ、コレットは僅かに身体を引く。
裸を見せる事に不安が無くなったとは言え、他人の手で服を脱がされるのは、やはり気恥ずかしい。
「じ、自分で脱ぐから……。ロイドは手、出さないで……」
コレットはロイドの傍から離れると、ごそごそと上着の袖から腕を抜いていく。
じっとその姿を見つめるロイドの視線が、コレットの胸の昂ぶりを更に押し上げていった。
209 :
サザム:04/04/11 13:49 ID:cT9fW7Cf
「ロイド、あんまりじろじろ見られてると、私、脱ぎづらいよ……」
両腕を窮屈そうに服の中へ収めた処で、コレットは一旦動きを止めてそう訴えた。
上着の膨らみ具合から、前腕を胸の前で交差させて、見えてもいないそこを隠しているのが分かる。
「だったら、俺が脱がせてやろうか?」
「そっ、それはもっと駄目! ……だからその、ちょっとだけ、横向いてて?」
「どっちにしろ見られるのにか?」
不思議そうに言うロイドに、上手く自分の思いを伝えられず、コレットはもどかしげに顔を歪める。
「ぬ、脱ぎ終わるまででいいから……。ねっ、お願い……」
「分かったよ。……ほら、これでいいか?」
頼りない懇願に負けて、ロイドは顔を横に向け、コレットの身体から視線を逸らす。
しかし、わざと焦点をぼかしたロイドの視界には、恥らう彼女の姿がしっかりと捉えられていた。
「うっ、うん。……いいって言うまで、こっち見ないでね?」
「あっ、ああ」
「んっしょ、んしょ……」
ロイドの同意に安心したコレットは、こっそり見られているとも知らず、上着の襟に頭を潜らせていった。
いかにも脱ぎにくそうにしながら、長い裾が上へと手繰り寄せられ、顔が隠れていく。
目元が隠れている隙にロイドが横目で窺うと、持ち上がった裾の端から、可愛らしい臍の窪みが覗いていた。
「ん、ぷあっ……」
やがて、大きく両腕を挙げた格好のコレットは、水面から顔を上げるようにして上着から首を引き抜いた。
ロイドが慌てて目線を戻すと、視界の隅で持ち上がったコレットの髪がふわりと流れ落ちる。
コレットは脱ぎ捨てた服をきちんと畳み、それをベッドの脇へそっと押しやった。
210 :
サザム:04/04/11 13:51 ID:cT9fW7Cf
「……なあ、もういいか?」
「も、もうちょっとだけ待って……」
横を向いたままのロイドに急かされて、コレットは片手を背後に廻し、下着の止め具を手早く外した。
肩紐から腕を抜きつつ、ロイドがちゃんと視線を外してくれているか、ちらりと目を動かして確認する。
たとえ見られていなくとも、一気に胸を晒す気にはなれず、片腕を間に入れてから胸の覆いを取り外す。
外してから、今度は下着をどこに置くのかでしばし迷い、結局は畳んだ上着の下へそそくさと隠す。
最後に軽く深呼吸をすると、手持ち無沙汰にしているロイドに向けて、意を決したように声を掛けた。
「……ロイド。もういいよ、こっち向いても」
「お、おう」
コレットの許しを受け、ロイドはゆっくりと首を巡らして、彼女の肢体を正面から見据えた。
肉付きの薄い華奢な身体の線と、つつけば弾けそうなど瑞々しい白い肌に、ロイドの目が奪われる。
けれど、胴体を抱きかかえるようにした彼女の両腕が、その肝心な部分を隠していた。
「コレット、手ぇどけてくれないか?」
「やっ、やっぱり、どけなくちゃ駄目、だよね?」
「当たり前だろ? そうしなきゃ見えねえじゃねえか」
「そっ、そうだよね……」
ロイドの指摘にばつの悪い顔をして、コレットはそろそろと腕から力を抜いていった。
ある程度まで力が抜けると、後は腕の重みがそれを引き継ぎ、胸の前からずり落ちていく。
「んっ……」
コレットがきゅっと目を閉じるのと同時に、両手がぽとっとシーツの上に転がり、小さな膨らみが姿を現す。
なだらかな二つの丘の頂点で、つんっと張り出した小粒の突起が、その存在を健気に主張していた。
211 :
サザム:04/04/11 13:54 ID:cT9fW7Cf
「へぇ、ほんとに小さ……」
「……っ!」
「くてぶっ!?」
思わず洩らした言葉の途中で、ロイドは横殴りの枕の一撃を顔面に喰らった。
ロイドの首がぐきっと横を向き、不意を衝かれた為に少しだけ意識が遠くなる。
じんじんする鼻を押さえて向き直ると、コレットは振り抜いた枕を放り出し、両腕で再び胸元を隠していた。
「いってぇ……。コレット、いきなり何すんだよ」
「だって、ロイド今、ちっちゃいって言おうとしたぁ!」
ロイドが文句を言うと、コレットはきっと睨み返しながら、泣きそうな声で訴えた。
身を捩ってむ〜っと口元を歪めた、怒ったような恥ずかしがるようなその風情は、とても愛らしい。
しかし、ここで即座に気の利いた台詞を言えるほど、ロイドは女の子の扱いに慣れていない。
目を白黒とさせながら、肩を怒らせるコレットに抗議した。
「ん、んな事いったって、自分でもさっき、ぺったんことか言ってたじゃねぇか」
「自分で言うのはいいのっ! でも、ロイドに言われるのはヤなのっ!」
コレットはぷるぷると首を振りながら、聞き分けの無い子供のように頬を膨らませた。
ここまで強い口調で彼女になじられるのは初めてなだけに、ロイドは圧倒されたように語気を弱める。
「……そういうモンなのか?」
「そだよっ!」
微妙な乙女心を理解出来ないロイドは、コレットの返答に困った様子で鼻の頭を掻く。
「でもよ、俺、小さくて可愛いな、って言おうとしたんだぜ? そういうのも駄目なのか?」
「そっ……! 今さらそんなウソついたって、私、誤魔化されないもんっ!」
一旦怒った手前、コレットはその言葉を素直に受け入れられず、むきになって言い返す。
けれどその実、彼女の小さな胸はひどく高鳴り、怒りとは違う感情で、頭にカッと血が昇っていった。
212 :
サザム:04/04/11 13:57 ID:cT9fW7Cf
「そんな嘘ついて何になるってんだよ。俺、本当に可愛いと思うぜ?」
「うっ、ウソだもん……、信じないもん……」
ロイドは真面目な表情で告げて、拗ねるコレットへにじり寄った。
長い付き合いだけに、ロイドが紛れも無く本気で言っているという事ぐらいは、コレットにも分かる。
その言葉には次第に勢いが無くなり、視線は気恥ずかしげに横へ逸れていく。
「ホントだって。すげえ可愛いぜ、コレット。だから……な?」
「あっ……」
ロイドの指が手首を掴むと、コレットの腕は易々と胸から引き剥がされた。
優しげな声で囁かれて、コレットはもう、再びそこを隠そうとする気力を失ってしまっている。
「ほら、どこも隠す必要なんてねえじゃねえか。可愛いし、それに……」
「あんっ!」
「……こんなに柔らけぇ」
「あっ、ロッ、ロイドっ……」
ロイドはふわりとコレットの胸を掌で包み込むと、感触を確かめるようにそっと揉み込んだ。
それだけで、小さな肉の丘はふにっと形を変え、ロイドの手に温もりとしなやかな手応えを返す。
硬直したように両手を肩の前に掲げたままのコレットの胸元で、ロイドの両手がゆらりと円を描く。
「大体、コレットの身体で、可愛くない処なんてねえよ。俺は、コレットの全部が好きなんだからさ……」
ロイドは背中を丸めてコレットの胸の間に顔を埋めると、慈しむように頬をすり寄せた。
伝わる早い鼓動と、肌から漂う甘い匂いに、ロイドは記憶に無い母親に縋っているような安心感を覚える。
「あふ……っ。あ、ロイドっ……」
その気持ちを感じ取ったのか、コレットの腕がゆっくりと降り、ロイドの頭をやんわりと抱き締めた。
213 :
サザム:04/04/11 13:59 ID:cT9fW7Cf
◇ ◇ ◇
「んっ、ちゅ、ちゅっ……。ん、んちゅっ、ふぅ……」
「あ、んっ、ふ……。んっ、くぅ……」
ロイドは両手で胸を揉みしだきながら、乳飲み子のように舌を鳴らして、左右の突起を交互に吸い上げた。
鼻に掛かったコレットの喘ぎが脳裏に響き、薄く汗ばんだ柔肌が掌の中で更なる熱と潤いを帯びていく。
外側から膨らみを寄せ上げ、はむっとほお張って舐め廻すと、充血した先端をころころと舌の上で転がす。
目の前でかすかに揺れる、唾液に濡れ光った薄い桜色の乳首が、まるでロイドを誘っているようにも見える。
その誘惑に抗うことすら考えつかぬまま、ロイドはコレットの胸に没頭していった。
(……あはっ。なんか、ロイド、可愛いかも……)
一方コレットは、無心に自分の胸へ吸い付くロイドに対して、母性愛に近い感情を抱き始めていた。
今まで考えた事もなかったその想いにつられ、小さな子供をあやすように、逆立った硬い髪をそっと撫でてみる。
愛撫によって起こる快楽とは別に、とても豊かで温かい気持ちが、コレットの胸をひたひたと満たしていく。
同時に、好きな相手に求められ、触れられているという充足感が、甘美な恍惚となって背筋を震わせた。
「ん、えへっ……。ロイドぉ……」
「……ん? どうかしたか、コレット?」
「ううん、なんでもない、よ……」
「……?」
ふと口を衝いて出た呼び掛けに顔を上げたロイドへ向けて、コレットははぐらかすようにかぶりを振った。
ロイドは少し物問いたげな視線を投げてから、気を取り直して再び胸へ舌を這わす。
(言ったらロイド、きっと怒るもんね。だからこれは、私だけの秘密だよ……)
官能の高ぶりに身を任せながら、コレットはその想いを、胸の奥の一番大事な場所へそっとしまい込んだ。
214 :
サザム:04/04/11 14:01 ID:cT9fW7Cf
「あふっ、……ぅん、んんっ、ん……」
(やべぇ……。俺、収まりつかなくなってきた……)
コレットの胸を撫で回している内に、ロイドの股間はズボンを突き破らんばかりになっていった。
吸い付くような肌の感触も、熱病のように火照った肉の柔らかさも、何もかもが心地よい。
自分の動きの一つ一つにコレットが返す可憐な吐息に、欲求が激しさを増す。
ロイドの視線は胸から臍を下り、膝を崩して横座りになっているコレットの下半身へと移動していった。
「コレット……。こっちも見ていいだろ?」
ロイドは片手をコレットの腰の辺りに伸ばすと、厚手のストッキングに親指を掛けながら尋ねた。
軽く引き下ろすと、黒い布地の下からちらりと白いショーツの縁が覗き、興奮と期待に息が荒くなる。
しかし、もう一方の手を掛けようとした処で、コレットの手がそれ以上の動きを押し留めた。
「ん、だめぇ……」
「えっ、何でだよ?」
軽くたしなめるようなコレットの言葉に、ロイドは少し非難を含んだ声を上げた。
ここまでで終わりにされてしまっては、滾る欲求の持って行き場がない。
コレットも望んでくれていると思っていただけに、ロイドの胸に僅かながらも落胆と苛立ちが込み上げる。
「だって、私ばっかり裸になるんじゃ、不公平だもん」
「え……、それって?」
けれど、続くコレットの呟きは、彼の予想を大きく外れた展開を見せる。
「……だから、ロイドも脱いで。ロイドがぜんぶ見せてくれたら、私もぜんぶ見せてもいいよ?」
ロイドの耳元に唇を寄せて囁き、コレットは薄く微笑んで首を傾ける。
その仕草と言葉に引き込まれるような色香を感じ取り、ロイドの喉が大きく音を立てて鳴った。
215 :
サザム:04/04/11 14:04 ID:cT9fW7Cf
「わ、分かった。脱げばいいんだな?」
ロイドは上着のボタンを乱暴に外し、毟り取るように服を脱ぎ始めた。
しかし、途中でコレットがじぃっと見つめているのに気付き、猛烈な恥ずかしさを覚えて手を止める。
「なっ、何だよ。そんなに見るなよな」
「あれ? だってロイド、私の時は『どうせ見られるのにか?』って言ってたよ?」
「わ、悪かったよ。確かに、脱いでる処をじっと見られてっと、すげえ恥ずかしいな」
「んふ、でしょ?」
勝ち誇ったように告げるコレットにやり込められ、ロイドは気まずげに彼女へ背を向けた。
シャツを勢い良く脱ぎ捨てると、火照った肌が部屋の空気に冷やされて、少し落ち着いた気分になる。
「自分で言ったんだから、コレットもちゃんと脱いでくれよな」
「うん、いま脱いでるよ……、んっと。でも、ロイドも脱ぎ終わるまで、こっち見ちゃ駄目だよ?」
「ああ、分かってる……」
声と共に聞こえる衣擦れの音が、ロイドの想像力を嫌と言うほど刺激した。
早くコレットの一糸纏わぬ姿が見たくて、ベルトを外す手が他人のもののようにもどかしい。
下着ごとズボンを引き下ろすと、狭い場所から開放された股間の物が、待ちかねたとばかりに大きく天を指す。
蹴り剥がすようにズボンから脚を抜き、適当に丸めてベッドの端へ放ると、背後のコレットに声を掛けた。
「……全部脱いだぞ。これでいいんだろ?」
「うん、じゃあ、こっち向いて、見せて……」
求めに応じて振り返ると、コレットは一足早くロイドの方を向いて、シーツの上にぺたんと座り込んでいた。
両手は軽く開かれた膝の脇に置かれ、まだ幼さの残る肢体を隠すものは既に何も無い。
柔らかそうな下腹部にひっそりと生い茂る金色の巻き毛に、ロイドの視線は強烈に引き付けられた。
216 :
サザム:04/04/11 14:07 ID:cT9fW7Cf
「ふわぁ……。男の子のって、そんな風になっちゃうんだね……」
コレットは、初めて見る勃起した状態の男性器を注視して、呆けたような声を洩らした。
小さな子供のものならば見た事はあるが、それと同じものだとは思えないほど大きく、形状も全く違っている。
「亀さんの頭にちょっと似てるね……。へぇ、なんか不思議……」
「だ、だから、あんまり見るなって。恥ずかしいんだからよ」
好奇の視線に晒されて、ロイドが居心地悪げに身じろぎすると、屹立した剛直が小さく揺れた。
バネ仕掛けの玩具にも似たその動きに誘われるように、コレットは身を乗り出して顔を近づける。
胸がきゅんっと引き絞られるような感覚と、腰の辺りから生じた疼きが、彼女の口を勝手に衝き動かした。
「……ねえロイド。それ、触ってみてもいい?」
「なっな、なに言い出すんだよ! コレット、ちょっとおかしいぞ!?」
「でも、ロイドだって私の胸とか触ったでしょ? ……それとも、私に触られるのは、いや?」
「べっ、別に、嫌じゃねえけどよ……」
コレットがねだるように問い掛けると、ロイドは複雑な思いに表情を動かし、言葉を濁した。
しかし、そのまま期待を込めた目で見上げ続けられると、やがて根負けしたように大きく息をつく。
「ふぅ……、分かったよ。コレットの好きなようにしな」
「うん。じゃあ、触るね?」
大きくあぐらをかいたロイドの前に跪き、コレットは人差し指でちょんと幹の半ばをつついた。
ロイドの腰の物は、硬く弾力に富んだ感触を返すと共にぴくっと反応し、すぐに元の位置に戻る。
「うっ……」
「わっ、かちこちだね〜。それに、すごく熱くなってる……」
指先で様々な方向に押しても、それに抵抗するようにぴょこんと立ち直り、頑固なまでに天を指し示す。
嗅ぎ馴れない異性の匂いに鼻腔をくすぐられながら、コレットは興味深い面持ちでそこを突き続けた。
217 :
サザム:04/04/11 14:10 ID:cT9fW7Cf
「……おいコレット、人の身体で遊ぶなよな」
「あ、ごめんね。つい面白くって」
ロイドの所在無げな文句に、コレットはちろっと舌を出して笑みを零した。
「だから、オモチャじゃねえってのに。……なあ、もういいか?」
「ん、待って、もうちょっとだけ……」
「……うっ!?」
コレットは指で小突くのをやめると、今度はその大きさを確かめるように、掌で包み込んだ。
そのままきゅっと握ると、ロイドのそれはドクンと脈打ち、指の中で強く跳ねる。
「きゃっ!? い、痛かった?」
「いや、痛くはねえけど……。ただちょっと、びっくりしたっていうか……」
「そうなの? じゃあ、もっとそおっと触った方がいい?」
「う、まあ、その方が……」
はっきりしないロイドの声に従って、今度は小動物を扱うように、やんわりと指を握り込んだ。
筋張った手応えを掌全体で感じ取ると、熱い肉塊が歓喜にわななく。
「このくらいなら、いい?」
「んくっ……。あ、ああ、いいぜ……」
くきゅくきゅと指を揺らめかせると、ロイドは満足そうな吐息に乗せて小さく答えた。
声の響きから、彼の気分を本能で感じ取り、コレットはふっと顔を上げ、ロイドの顔を振り仰ぐ。
「もしかして、ロイド、気持ちいい……の?」
「え、いや、その……」
ロイドは目を泳がせて誤魔化そうとするが、その表情は快感を得ている事を隠し切れていない。
自分の手でロイドが感じてくれているという事実に、コレットは肌が粟立つほどの悦びを覚えた。
218 :
サザム:04/04/11 14:13 ID:cT9fW7Cf
「そうなんだ……。えへっ、なんか嬉しいな」
「……嬉しい?」
「うん。私も、ロイドに触られると気持ちいいから。ロイドもそうなんだって思うと、すごく嬉しい……」
コレットは乾いた唇を舌で湿らせると、視線を剛直に戻して、ゆっくりと指を踊らせた。
「じゃあ、もっとしてあげるね? ふぅん、こっちはぷにぷにしてる……」
「お、おい、そこは……」
「あっ、なにか出てきたよ? これ、なにかな……?」
「くぅっ!」
剛直を遡り、大きく膨らんだ先端を指先で摘むと、そこはまるでグミのように柔らかく歪んだ。
幹とは違う感触に興味を覚えて揉み解すと、頂点の穴から透明な雫が滲み出し、ぷっくりと珠を形作る。
何気なくそれを親指で拭うと、ロイドの身体がビクッと痙攣を起こし、快楽に震えたうめきが洩れた。
「ここがいいんだね……。私、なんとなく分かってきたよ……」
「コッ、コレット、やめろよ……」
「どうして……? ロイドのここ、こんなに気持ちよさそうにしてるのに……」
うっとりとした声で呟き、コレットは幹をきゅっ、きゅっと握りながら、親指の腹で何度もそこをくじった。
そのうちに、ぬめり気のある先走りが淫らな音を立てながら、白く泡立ってくる。
コレットは堪らないほどの衝動に駆られて、ロイドの先端に唇を寄せ、吸い付くような口付けを与える。
「んっ、ちゅ!」
「ふく……っ! コレット、おまっ、どこにっ!?」
「だって、何だかキスしてあげたくなっちゃったんだもん……。変、だよね、私……」
そう言いながらも、コレットの手は取り憑かれたように剛直を撫で回し、ロイドの快楽を引き出してゆく。
下腹の炙られるような熱と疼きに呼応して、コレットは無意識のうちに太腿を小さく擦り合わせていた。
219 :
サザム:04/04/11 14:15 ID:cT9fW7Cf
◇ ◇ ◇
「あ……、また、おっきくなった……。ほんと、すごいね、ロイドのこれ……」
「くぅ……っ、はっ、はぁ……」
自分の脚の間に跪き、慈しむように剛直へ指を這わせるコレットに、ロイドは成す術もなく翻弄されていた。
指先は探り当てた急所を執拗に責め、唇から洩れる熱い吐息が、敏感な亀頭を優しく撫でてゆく。
時折投げ掛けられるコレットの艶を含んだ視線と、脚の動きに合わせて揺れる左右の尻肉が、意識を幻惑する。
自分で慰めた時とは比べ物にならない刺激と興奮に、射精の衝動がじりじりと首をもたげる。
このまま達してしまいたいという欲求を、もう一つの欲求で打ち消して、ロイドはコレットの手を制止した。
「コレット、もう、いいだろ……」
「えっ、なんで? ロイド、気持ちよくなかった?」
掌を剛直から引き剥がされると、コレットは不安そうに眉をひそめて、ロイドの顔色を窺った。
そんなコレットの肩を引き起こし、ロイドはゆっくりとかぶりを振る。
「そうじゃねえよ。ただ、約束を忘れてるんじゃないかと思ってさ」
「……やくそく?」
「俺が見せたら、コレットも……って、言ったろ?」
「あっ、そっか。そうだったね……」
求められている事が何であるかを悟り、コレットは納得した表情で頷いた。
伏せていた身体をふわりと起こし、シーツの上に膝を立てて座り直すと、後ろ手を突いて軽く胸を反らす。
「ロイド、これ……で、いい……?」
少し掠れた声で問いながら、閉じた膝をゆっくりと広げ、自ら進んでロイドの視線に全てを晒す。
溢れた雫は淡い茂みを肌に貼り付かせ、内股の半ばまでをも妖しく濡れ光らせていた。
220 :
サザム:04/04/11 14:18 ID:cT9fW7Cf
「コ、コレット、お前、大胆だな……」
あまりにも素直に従ったコレットに、ロイドは気後れしたように呟いた。
良く知っているはずの少女の意外な側面と、初めて見る女性の身体の神秘に、目眩にも似た感覚がよぎる。
濡れた下草を透かして、中心にある亀裂の薄桃色が、鮮烈にロイドの視界へと焼き付いた。
「もう、ロイドが見たいって言ったからなのに。私だって、こんなのすごく恥ずかしいんだよ?」
「あ、そ、そうだよな。悪い……」
軽く唇を尖らせるコレットに、ロイドは小さく頭を下げた。
少しシュンとしたロイドの態度に、コレットは一瞬迷ってから、続けて口を開く。
「……ううん、いいよ。ほんとはね、ロイドが言ったからっていうのは、半分だけなんだ」
「半分……?」
コレットの言葉の意味が良く分からず、ロイドは首を傾げた。
自らの淫らな思いを告白する事に、コレットの胸に倒錯的な快感が込み上げてくる。
「もう半分はね……。恥ずかしいのとおんなじくらい、ロイドに私のここを、見て欲しかったから……」
「え……」
「ロイドに、私のここを、触って欲しくなってきちゃったからなの……」
言葉にする事で更に自覚を深めたのか、コレットはもじもじと腰を動かした。
閉じた花弁から透明な蜜が滲み、濡れた下腹部に新たな潤いが加わってゆく。
コレットの振り撒く甘い女の匂いがロイドの心臓を鷲掴みにして、反応した剛直がビクンと跳ね上がる。
「だから……ね? お願い、ロイド……」
また少し脚を開きながら、コレットは鼻に掛かった声で、ロイドに更なる愛撫をねだる。
食虫花に誘われた獲物のように、ロイドは甘酸っぱい芳香を放つそこへと這い寄っていった。
221 :
サザム:04/04/11 14:21 ID:cT9fW7Cf
「これ……が、コレットの……」
「んうっ!」
大きく開いた脚の間に割り込んだロイドは、片腕を上げてコレットの秘所に手を伸ばした。
指先が表に出た襞の部分に触れると、コレットはきゅっと目を瞑り、官能に小さく身を震わせる。
唇よりも熱く滑らかな感触に、ロイドはほうっと息をつく。
燃えるような視線を股間に受け、コレットの背筋に甘い慄きが走る。
繊細な細工物を扱うようにそっと上下になぞると、ロイドの指にさらさらとした雫が纏わりついた。
「はぁ……。すげえな、こんなに濡れるもんなのか……」
「んふぅっ! ん……、んっ、ぁ……!」
「……でもこれ、どこがどうなってるんだ?」
もっとはっきりとした穴があるとばかり思っていたロイドは、指の腹を何度も往復させて、そこを確認した。
男を知らない入り口はぴったりと合わさったままで、経験の無いロイドには良く分からない。
だが、軽く襞を脇にめくると、その奥には同じような肉の連なりが続いていた。
「……コレット、ちょっと広げて見ていいか?」
「う、うん、いいよっ……」
顔を上げて尋ねてみると、大きく顎を引いてその様を見下ろしていたコレットは、切なげな表情で頷いた。
同意を得たロイドは、秘唇のすぐ外側に親指と人差し指を添え、慎重に亀裂を押し広げていく。
「う、わ……」
くぱっと湿った音を立て、閉ざされていた花弁は左右に分かれ、その内側の形を明らかにした。
包皮から頭を覗かせた陰核も、幾重にも折り重なった細かい襞も、鮮やかなまでのピンク色を示している。
コレットの呼吸に合わせてひくつく媚肉の妖しい魅力に、ロイドは軽く目を見開いた。
222 :
サザム:04/04/11 14:24 ID:cT9fW7Cf
「ここに、入るのか……?」
「ん……っ!」
ロイドは広げていた人差し指を中指と入れ替え、空いた人差し指の腹でその場所を軽く押し込んだ。
コレットの秘洞はつぷっとロイドの指先を内部に受け入れ、同時にきゅんっと収縮して、きつく咥え込む。
「コレット、痛いのか?」
「ううんっ……。へいっ……き、だよっ……!」
強い抵抗にロイドが尋ねると、コレットはふるふると首を横に振り、か細い声で答えた。
瞳に浮かんでいる涙は、痛みの為なのか、興奮と刺激によるものなのか、ロイドには判別できない。
「痛かったら言ってくれよ。初めてで良く分からねえんだからさ……」
「うんっ……。ぁ……っ、ん! く、ふ……ぅん!」
コレットの身体を気遣いながら、ロイドはゆっくりと狭い肉の狭間を掻き分けていった。
湯の泉のように熱く、ぴったりと吸い付いてくる肉襞の感触に、ロイドの意識は虜になる。
敏感な粘膜を指先で左右に選り分けるたび、コレットの肢体が痙攣したようにびくっと震える。
ロイドは自分の指が膣内に沈んでゆく様を不思議な思いで眺めながら、指先を奥へ奥へと進めていく。
二つ目の関節の手前まで指を埋めると、ロイドはそこで一旦動きを止め、熱い息を吐き出した。
「はぁ、きついな、コレットのここ……。本当に痛くないか?」
「痛……く、ないよっ……。ただ、なんか、変な感じっ……」
コレットは自分の中に他人の指が入っているという初めての感覚に、それを上手く表現する事が出来なかった。
口内を舌で探られた時よりも、遥かに淫靡で激しい熱が、身体の奥をじわじわと侵食していく。
シーツを軽く握り締め、興奮に胸を弾ませながら、ロイドの顔と自分の秘所を探る手とを交互に見下ろす。
膣内は無意識のうちにロイドの指を求めて窄まり、逃がすまいとするかのようにしっかりと捕らえていた。
223 :
サザム:04/04/11 14:26 ID:cT9fW7Cf
「それならいいけどよ……。少し、慣らしておいた方がいいのかな?」
「んっ、ん! あ、っはぁ、んぅっ!」
指一本ですらやっとと言った感じの内部を刺激に馴染ませようと、ロイドは挿入した指を左右に揺らし始めた。
締め付け自体はきつくとも、柔らかな内壁がその内側を取り巻いている為、僅かながら動かす余裕がある。
抵抗を無理に押し退けるような事はせず、ロイドは小さい幅で指を振動させて、コレットの中を解してゆく。
コレットの甘い喘ぎ声と共に、ロイドの指の動ける範囲は、少しずつ大きくなっていった。
「あっ、ねえっ、ロイドっ、上のほうも、触ってっ……!」
「ん? 上って、ここの事か?」
切なさのこもったコレットの懇願に、ロイドは左右に動かしていた指を反らし、内部の天井を軽く掻いた。
しかし、ぷるっと身体を震わせたものの、コレットは長い髪を揺らして、もどかしげに首を横に振る。
「んくぅん! そっ、そこじゃ、なくて……。その上の、お豆みたいなとこ……」
「ああ、これだな?」
「うっ、うん……。そこが、じんじんして、すごく切ないの……んんっ!」
ロイドが視線を移すと、コレットの陰核は包皮から露出し、刺激を待ち望んで硬く隆起していた。
そこに触れる為に掌を上に返すと、半回転する指に内部を抉られたコレットが、きゅっと唇を噛む。
少し肘を上げ、くっと親指を伸ばし、ロイドは指の腹で勃起した核心に優しく触れる。
「くううぅん!」
「こ……んな、感じで、いいのか?」
「うんっ! そう、いいのっ、それがいいのっ!」
指先で軽く丸めるようにしてそこを撫でると、コレットはガクガクと膝を鳴らして、強烈な快感に酔い痴れる。
反応した膣内がざわりと蠕動し、ロイドの人差し指を更に奥へと引き込んでいった。
224 :
サザム:04/04/11 14:30 ID:cT9fW7Cf
◇ ◇ ◇
「ロイドっ、いい、よぉっ! あっ、私っ、すご……っく、んぅ、気持っ……ち、いいのぉっ!」
「はっ……はぁ、コレットっ……!」
コレットの人が変わったような激しい嬌態に引きずられ、ロイドの興奮はこれ以上ないほどに高まっていった。
親指を陰核に押し当てて、肘から先を細かく上下左右に動かし、膣内へ埋めた指先で奥を探る。
最初は痛いほどだった締め付けも、愛撫を続ける内に柔らかく蕩け、絶妙な具合に変化していく。
入り口から零れ出す蜜にはトロリと濁った粘液が混じり出し、音高い水音を立て続けた。
「私っ……! おかしっ、おかし……く、なっちゃ……うぅん!」
「ああ、俺も、おかしくなりそうだ……」
「んっ、ふ! んっ、はっ、あ……」
コレットは震える四肢を突っ張らせ、ロイドの手に押し付けるように、軽く浮かせた腰を小さく揺らしていた。
握った手と丸まった足の爪先がシーツに深い溝を刻み、伝い落ちた雫が大きな染みの隣に新たな点を増やす。
最後の一線を越える事を求めて、ロイドは大きく息を吐き、コレットの中から指を抜き取る。
すると、糸が切れたようにベッドへ腰を下ろしたコレットが、それを察して先に声を掛けた。
「はっ、はぁっ、ロイド……。もう、したいの……?」
「あ、ああ。……いいか?」
「いいよ……。たぶん今なら、ロイドのそれも、入ると思うから……」
はちきれそうなほどに張り詰めた剛直を目線で指し、コレットは自分の状態を正直に告げた。
知識は乏しくとも、身体がロイドとの確かな繋がりを求めて、完全に準備を終えているのは分かる。
動物の交尾の様子を思い出し、このままでは出来ないと勘違いしたコレットは、ベッドの上で物憂げに身を翻す。
ロイドに尻を向けて両の肘と膝をシーツに突くと、軽く腰を掲げながら、首を捻って後ろを振り返った。
225 :
サザム:04/04/11 14:33 ID:cT9fW7Cf
「これで、いいんだよ、ね……?」
「え、あ、その、いいのかって……。コレットこそ、それでいいのかよ?」
初体験としてはいささか問題のある体位を求めるコレットに、ロイドはしどろもどろになって尋ねた。
シーツに突いた膝を大きく開いている為、秘所はおろか、その上の薄茶色の窄まりまでが剥き出しになっている。
扇情的な光景に、ロイドの本能は轟々と燃え盛り、理性の手綱を振り切ろうと激しく暴れ出した。
「うん……。ちょっとぐらい痛くても、私、我慢できるから……」
(そういう問題じゃねえんだけどな……)
噛み合っていない会話に、頭の隅でちらりとそんな事を考えるが、ロイドの我慢もかなり限界に来ていた。
コレットの知識の誤りを一々正してやれる程の余裕は、すでに無い。
多少のやましさを覚えつつも、ロイドはコレットの尻の前に膝立ちになり、反り返った剛直を押し下げる。
片手で細い腰を軽く引き寄せると、さっきまで指で確認していた入り口へと、滾る先端を導いていった。
「いくぞ、コレット……」
「うっ、うん……」
「ん、っと、あれ?」
ロイドは亀頭を花弁に押し当てると、そのまま腰を進めようとした。
しかし、開き切っていないコレットの膣口に入り込む事が出来ず、つるりと表面を滑ってしまう。
「あっ……ん! ロイド、入らない……?」
「いや、もう少しだと思うけど……」
不安そうなコレットの声に、ロイドは軽く焦りながら、再び先端を宛がった。
けれど、濡れた亀頭はくぬくぬと逃れるように歪むばかりで、どうしても中に入っていかない。
ロイドが何度も試していると、コレットは顔を俯けて脚の間を覗き込み、片手を自分の秘所へ伸ばしていった。
226 :
サザム:04/04/11 14:36 ID:cT9fW7Cf
「じゃあ、こうしたら、どうかな……?」
コレットは二本の指を秘裂の脇に当てると、自ら大きく左右に押し開いた。
更に、意識して下腹部から力を抜き、膝をじりっと外側にずらす。
すると、そこに宛がわれていたロイドの先端は、吸い込まれるように肉の狭間へと滑り込んだ。
「んっ、お……!? 入って、くっ……!」
「っ……んぅっ、んんんんっ!」
柔らかい亀頭の部分さえ入ってしまえば、後は自然と角度が一致して、中へ進めるようになった。
ロイドは軽く重心を前に移し、コレットの狭い膣内へ静々と剛直を埋めて行く。
きつく、熱く、そして甘やかな内部の抵抗が、ロイドに強烈な快楽を与えてくる。
コレットも、破瓜の痛みに唇を噛み締めながら、崩れそうな身体を懸命に支え、それを受け入れる。
二人の腰がぴたりと重なると、ロイドの先端はまるであつらえたように、コレットの最奥に辿り付いた。
「コレット、やっぱ辛いか……?」
「そっ……な、こと、ないよっ……。私は、だいじょぶ、だからっ……」
ロイドが動きを止めてそう訊くと、コレットは心配を掛けまいと、痛みを堪えて気丈に訴えた。
しかし、初めて男性自身を迎えた秘洞は強く収縮し、彼女の苦痛を伝えてくる。
コレットの健気さに、愛おしさと少しばかりの水くささを覚え、ロイドの顔に柔らかな微笑が浮かんだ。
「無理すんなって。俺にぐらい、素直に弱音吐いてくれてもいいんだぜ?」
「あっ……。ロイド……」
ロイドは片手を突いてコレットの背に覆い被さり、もう一方の腕で胴を抱き寄せて、耳元に優しく囁いた。
密着した胸板から伝わる鼓動が、中に入り込んだ剛直のそれと重なり合い、コレットの全身に響いていく。
愛する者の腕に抱かれた安心感に、コレットの強がりは淡雪のように熔け去っていった。
227 :
サザム:04/04/11 14:39 ID:cT9fW7Cf
「うん……。ほんとはね、ちょっとだけ、痛いかな……」
「じゃあ、このまましばらく動かないでいた方がいいか?」
コレットが遠慮がちに答えると、ロイドは慈しみを込めた声で問いを重ねた。
その雰囲気から、本当は動きたがっているのを敏感に感じ取り、コレットの胸に申し訳なさが広がる。
「ううんっ、ほんとに、ちょっとだけだから……。ロイドの、したいようにして……」
「俺が、そうしてやりたいんだよ。コレットにあんまり辛いこと、させたくないからな」
「ん、うん、ごめんね、ロイド……」
「だから、気にするなって」
ロイドはそう言って、子供を宥める時のように、コレットの脇腹をポンポンと叩いた。
そのままコレットの身体を緩く抱き締め、彼女の中が異物に慣れてくるのを、静かに待ち続ける。
ロイドの労わりに胸を打たれ、泣きたくなるほどの幸せと温もりが、コレットの身体を支配してゆく。
コレットが大きく息を吐くたびに、下半身からは余分な力が抜け、それと共に痛みは遠のいていった。
「ん……、ロイド、もういいよ、動いて……」
「そうか? 我慢しなくてもいいんだぞ?」
振り向いて小さく告げてくるコレットに、ロイドは念を押すように確認した。
締め付けの具合が変化してきたのは分かるが、それでもコレットの中は狭く、自由に動けるほどの余裕は無い。
「我慢して、ないよ。だいぶ、痛くなくなってきたから……」
「……分かった。じゃ、ゆっくりな……」
「んっ、ん……」
コレットの身体を気遣いながら、ロイドは優しく腰を揺すり始める。
白い尻肉が腹筋に押され、少し硬めの弾力を返しながら、動きに合わせて小さくたわんでいった。
228 :
サザム:04/04/11 14:42 ID:cT9fW7Cf
「どうだ、コレット……?」
「っうん、平気、みたいっ……。そんなに、痛く、ないっ……ん!」
自分の中でゆったりと動く剛直を強く意識しながら、コレットは小さく頷き、ロイドの声に答えた。
時折、引き攣れるような痛みが走るものの、天使化が進行した時の激痛に比べれば、大した事はない。
ましてや、大好きなロイドと愛を交わしているのだと思えば、その痛みすら嬉しく思える。
その想いに準じるように、コレットの膣内はますます潤みを増し、肉襞はロイドの剛直に絡みついていった。
「んくっ!?」
「悪い、今の、痛かったか……?」
最奥の硬い肉壁を先端でこじったロイドは、コレットが息を呑むのを見て、僅かに腰を引いた。
余す処無く取り巻いた襞が、雁の裏をずるりと舐め上げて、痺れるような快感を引き起こす。
「違うの……。今、お腹の奥が、じんっ、ってして……」
コレットは要領を得ない面持ちで、自分を襲った感覚をつたない言葉で言い表した。
身体の奥深い処で、快楽には成り切れない情動が、余韻となってコレットの意識に波紋を投げかける。
「痛いんじゃなくて、なんか、くすぐったいような、むずむずする感じで……」
「良く分からねえな……」
「うん、私も、良く分かんない……。けど、嫌な感じじゃ、ないから……。んっ、ふ……」
背後のロイドを横目に見て、コレットは軽く腰を突き出し、先程と同じ刺激を求める。
内臓を押し上げられる感触と共に、ロイドの剛直がドクンと脈打ち、その振動にコレットの腰がわななく。
「ロイド、続けて、……いいよ?」
「ああ……。く、うっ……」
「ん、んぅ……っ!」
求めてくるコレットの背に身を寄せ、ロイドは細かく下半身を揺らして、彼女の最奥を探っていった。
229 :
サザム:04/04/11 14:44 ID:cT9fW7Cf
「くっ、はぁ、うっ、すげ……っ!」
「ん、ふっ、んん、っうん!」
小刻みにコレットの中を突き上げながら、ロイドは凄まじい快楽を生み出す締め付けに、思わず声を洩らした。
ゆったりとした動きでも、ぬめり気を増した膣内は充分過ぎるほど心地良く、自然と息遣いが荒くなっていく。
コレットの喘ぎからも次第に苦痛の歪みが薄れ、僅かながら甘い響きを帯びてくる。
波のようにうねり、剛直全体を舐め回す肉襞のざわめきが、ロイドの射精を急速に促して来た。
「コレット、俺っ、もうっ……!」
「んふぅ! ん、ロイ、ドっ……!」
「駄目だっ……! 俺、出ちまうっ……!」
「んっ、ロイ、ド……、あぁっ、ロイドぉっ……!」
ロイドはすりこぎのように腰で円を描き、先端を子宮口へぐりぐりと押し付けて、最後の快感を貪った。
コレットの胴に廻していた手を滑らせると、たふたふと揺れる小振りの乳房を包み込み、ぎゅっと抱き締める。
自分の名を繰り返すコレットの声と、ひくつく媚肉に誘われて、溜まり切った欲望が剛直を駆け上がる。
「コレッ、トっ、うっ……、くううぅっ!」
「あっ!?」
コレットの背に縋りつくようにしながら、ロイドは大量の精を膣の奥底に解き放った。
びゅるびゅると吐き出される白濁が、亀頭と肉壁の間に溢れ、えも言われぬ開放感をロイドに与える。
「くはぁ、はっ、はぁ、はぁっ……」
「あ……。ロイド……」
内部に注がれた精の熱さと、ビクビクと痙攣する剛直の感触に、コレットは脱力したロイドの方を振り返る。
満ち足りた表情をしたロイドの顔を見て、コレットの胸に染み入るような女の幸せが込み上げていった。
230 :
サザム:04/04/11 14:46 ID:cT9fW7Cf
◇ ◇ ◇
事が終わった後、ロイドは裸のまま仰向けに寝転がって、快楽の余韻に乱れた息を整えていた。
その横には、こちらも裸のコレットがぴたりと寄り添い、肩に頭を預けている。
触れ合った肌の温かさを夢見心地に堪能しながら、コレットの長い髪を指先で掬ってはサラサラと流していく。
胸の動悸が収まってきた処で、ロイドは気持ち良さそうに目を閉じているコレットに、そっと囁きかけた。
「……コレット、まだ痛いか?」
「んーん。ただちょっと、まだ入ってるみたいな感じがするだけ……」
薄目を開いたコレットは、安らいだ声で答えながら、ロイドの肩に頬をすり寄せた。
ちらりと目線を下に落とすと、はにかむような笑顔を浮かべる。
「それとね、ロイドの出したのが、お腹の奥でにゅくにゅくして、なんかくすぐったい……」
「う、あ、悪いな。そこまで気が回らなくてさ……」
「別に謝らなくてもいいよ。私、とっても幸せな気分だから……」
コレットはロイドの胸板に這わせた手で、その存在を確かめるように撫でながら、小さく身じろぎをした。
自分の中に残されたロイドの証が、とても愛しく、心地良い。
そこである事を思い出し、コレットは再びロイドの顔を振り仰ぐ。
「……あ、そういえば、これって赤ちゃんの素なんだよね?」
「ん、ああ、まあな……」
「じゃあ、もしかしたら、今ので私とロイドの赤ちゃんが出来るかも知れないね?」
「うっ、そっ、そうだな……」
初めての体験に対する興奮ですっかり失念していたが、言われてみれば確かにその可能性は充分にある。
コレットの率直な問いを受け、ロイドは今更ながらに動揺した。
231 :
サザム:04/04/11 14:49 ID:cT9fW7Cf
「あー、ロイド、困った顔してるぅ……」
コレットはロイドの顔に手を伸ばし、また赤味を増してきた頬をツンツンとつついた。
からかうような笑顔を眩しく感じ、ロイドはスッと視線を脇に逸らす。
「い、いや、だってよ。この年で親父になる自信なんてねえし、それだと予定が……」
「予定?」
「う、っと、その……」
思わず舌を滑らせかけ、ロイドは慌てて口をつぐんだ。
ロイドはこの旅が終わったら、今度は世界中のエクスフィアを回収する旅に出ようと思っている。
そして本来ならば、それが一段落してから、コレットにきちんとプロポーズをするつもりだったのだ。
しかし、思いがけず順序が入れ違ってしまった為、まだ心の準備が出来ていない。
その態度から、珍しく女の勘を発揮したコレットは、顔をほころばせてロイドの顔を覗き込んだ。
「ふふっ。ロイド、予定ってなあに?」
「え、えーとな……。とりあえず、その時になったら話すよ」
「え〜、そんなのずるいよぉ。ねっ、今教えて?」
「だっ、だから後で話すって!」
ロイドはますます慌てた様子で、ベッドの上から起き上がろうとした。
しかし、コレットは照れるロイドにきゅっとしがみ付き、その動きを引き止める。
「だ〜め! 教えてくれるまで、離してあげないもん!」
「コッ、コレット! お前、分かってて言ってねえか!?」
「えへへっ。ロイドがちゃあんと言ってくれないと、分かってあ〜げないっ♪」
腕から逃れようとするロイドの体に乗り上がり、コレットは甘えた口調で続きを求める。
無邪気に戯れる子犬のように、二人はしばらくベッドの上で、微笑ましい攻防戦を繰り広げた。
〜END〜
グハァッ!!萌えすぎだぁぁぁ!!サザム氏GJ!!
なんというか全編至るところに萌え萌えでした。
シンフォニア移植楽しみです。PS2しか持ってないものでして。
いつも通り文章もちゃんとしてるし普通に萌えましたハァハァ
GJ!!!!!
めちゃめちゃよかったーーーーー
それとテいルズ新作テイルズ オブ リバース出たーーーーーー
早く売れー別にGCでもPS2でもどっちでもいいーーーーー
あっ・・・・金貯めなきゃ・・・・・・・・・
テイルズ系の同人誌が読めるサイト知りませんか?
全然見つからないが探し方が甘いのだろうか?
>235
馬鹿を装った釣りは禁止です
サザムさんキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
エロカワイイコレットたんにもノヽアノヽアでしたが
コレットの天然っぷりに困惑するロイド君が良かったでつ。
今作もキャラ描写が秀逸ですた!GJ!
保守
誰も居ないん?
ゆうべ、何か滾ってたんで、欲望のおもむくままに
ななりいタンのエロ絵描き殴って一人でハアハアして、
その時はGJ!って悦に入ってたんだけど、
今日になって我に返って見返してみて、
首吊りたくなった・・・・・・
飲み込んで胃液で溶かして消し去りたい
土日使って何やってんだ俺
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_Λ . . . .: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄
サザム氏マジグッジョブ!
243 :
名無しさん@ピンキー:04/04/19 19:32 ID:Sfh084ZV
人
(__)
(__)
ウンコー (・∀・,,)
O┬O )
キコキコ ◎┴し'-◎ ≡
人
(_)
(___)
(,,・∀・) ウンコー
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
人
(__)
(__)
ウンコー (・∀・,,)
O┬O )
キコキコ ◎┴し'-◎ ≡
人
(_)
(___)
(,,・∀・) ウンコー
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
ところで、リバースに登場する二種族のうち、ガジュマは獣人系らしいですが。
テイルズシリーズ初の
獣 耳 ヒ ロ イ ン
をキボンキボンキボンンンッ!
などと魂の底から言ってみる。(猫系がいーなー)
245 :
240:04/04/19 22:05 ID:UaMwd23P
>>242 もうグシャグシャにしちった
ヘタレだし・・・
あ、でも242がななりいタンのエロ絵描いてうpってくれたら
俺も恥ずかしいけど何か新しく描いて晒すよ
見せっこしようぜ
猫耳より垂れ犬耳やろがあ!
ついでに渋いオサーン獣人も。
>猫耳ヒロイン、渋いおっさん獣人
リバースはヴィルガストぱく
>248
お、同志発見。
一般的(?)には猫耳のが人気あるんだろうけどな(´-`)
リバースは、
1)猫耳娘(小悪魔系)
2)垂れ犬耳娘(癒し系)
3)うさ耳娘(天然系)
のトリプルヒロイン構成です。……だったら良いなぁ。
サザム様キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
シンフォニアやってない自分でも萌えまくりました(*´д`)
なんかいろんなスレに出没(?)しているようなので
次はどこに来るか楽しみです。
ここかシャナスレがイイナァ・・・と言ってみるテスツ(死
とにかく、乙でした。
254 :
名無しさん@ピンキー:04/04/22 16:01 ID:iOLg6mgM
エルレインネタキボンヌ
>>122−199の「ねこねここねこ」
盗 作 じ ゃ ね ぇ か
携帯のサイトに載ってるし
>>255 確かにどこかで見た記憶はあるけど、盗作というよりは
コピペ、まぁ悪く言っても無断転載、って程度じゃない?
もしかしたら貼ったの本人かもしれないし。
ロイコレぐっじょぶ!!!
このまま自分も書いてみたロイコレをうpしる気力が…
素敵小説の後に自分の文才なさすぎなんで凹みましたが何か
_| ̄|〇
>>258 凹まずに、イ`! そしてうpせよ!
つか、一時期に比べて書き込み減ってるので、燃料投下は大賛成。
立ち直るまで待ってるのでがんがれー。
俺も久しぶりになんか書こうかな。
問題はTOSの細かい内容を忘れてしまってることだが。
書き込みあんまないな………
とりあえずage
保管庫がなかなか再開しない・・・。
ホシュ
保
捕手
267 :
サイン:04/05/11 18:54 ID:uduvK27b
久々の登場です。覚えてる人はいらっしゃるでしょうか? HNサインです。
『チェルシー×ウッドロウ』ネタで書いてみるよ、とか言っておきながら
10ヶ月ほど行方をくらましていました(殴)。 イ、イタイ…。
ところで友人とチャットしていた時に
『ウッ×チェルの反対はチェル×ウッになるんだろ?言い難いね〜』
と言ったら
『馬鹿。その場合はチェル×ウドって言うんだよ』
と笑われました。 アア………。 _| ̄|○
と、とりあえず以下、投下していきます。
ところで今更Dネタはカエレ!! 状態なんでしょうか?(汗)
268 :
サイン:04/05/11 18:57 ID:uduvK27b
〜銀色の空と大地のもとで〜
白銀の国・ファンダリア。
ファンダリアの王都・ハイデルベルグには賢王と呼ばれ、
民から慕われる人物が居る。
かつて世界を救った四英雄の一人でもあり、
千年の栄枯盛衰を繰り返したファンダリアを統べ、
世界最強と呼ばれた兵器・ソーディアンの
マスターでもあったその人物の名を、
『ウッドロウ・ディル・ファンデリアス・ケルヴィンU世』と言う。
この国に『四季』と言う概念は存在せず、人々は黒く重たい雲と、
その雲から零れ落ちる雪に覆われ、日々の営みを続けている。
それでも、雲が晴れ、雪雲の無い天候が続く時期がある。
四季の在る国の民に言わせればそれは『夏』と言えるのかも知れない。
その日の謁見を全て済ませた賢王の元に
桃色の髪を持つ活達な少女が表れたのは、
そんな快晴が続く日の夕刻になった時だった。
269 :
サイン:04/05/11 19:02 ID:uduvK27b
「お久し振りです、ウッドロウ様。 御健勝の痲(ミギリ)、お喜び申し上げます」
片膝を着き、恭しく礼をするチェルシーに、ウッドロウは少し驚いたようだ。
「驚いたな…。昔はいきなり私に抱きついてきたりしたモノだが…」
「意地悪ですね、ウッドロウ様。 私ももう分別をわきまえる年ですよ」
少し頬を膨らませ賢王に抗議する少女。 大人に近づいたその顔立ちでも、
その仕草はとてもチャーミングだった。
「ハッハッハ…。 すまないな、チェルシー。
また子供扱いになってしまったな」
ふてくされたような仕草でチェルシーは言い返す。
「い〜え、気にしていませんから良いですよ〜。
きっとお優しい賢王陛下はこの後、傷ついた少女をなぐさめる為に
夕食を御馳走してくれるでしょうし〜」
語尾が上がり口調の催促にクックッと笑みを堪えながら、
「本当にすまなかった。 お詫びと言っては何だが、夕食を一緒にどうかな?」
と、ウッドロウはその催促に乗る事にした。
「では、お言葉に甘えます♪」
その笑顔は、かつての幼い少女の頃と、何ら変わらないものであった。
270 :
サイン:04/05/11 19:02 ID:uduvK27b
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夕食を済ませ、そのまま自室にチェルシーを誘ったウッドロウは、
ここ数年のハイデルベルグの復興状況・経済状況・個人的な事件などを
チェルシーに話していった。
チェルシーも自分がどのように暮らしていたか、そして見て回ってきた
ファンダリアの各地方都市の状況をウッドロウに伝える。
話が事務的な物から私事に及んだ辺りで、スタン達の話題になった。
「チェルシーにはまだ言っていなかったな。 実は先日
スタン君達から手紙を貰ってね、 二人の子供が生まれた、との事だ」
「わあ! そうなんですか〜! それで、ドッチなんですか!?」
この『ドッチ』とは、性別の事を聞いているのだな、と理解したウッドロウは、
「男の子らしい。 名前は『カイル』と名付けた…と書いてあったな」と答える。
「そっかあ〜…。 チェルシーも子供、欲しいなぁ………」
「その発言には別の意味も含まれる事を理解していないのかい?チェルシー」
「エヘヘ…。 別にそんな深い意味を持たせたかった訳では…」
照れ笑いを浮かべながら頭をポリポリとかくチェルシー。
ふと、笑顔を消して真面目な表情になりながら、
チェルシーは外の景色に視線を移し、つぶやく。
「あれからもう、3年になるんですね…」
「ああ…。 もう3年になる………」
271 :
名無しさん@ピンキー:04/05/11 19:03 ID:u+qISI/9
人
(__)
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ウンコー (・∀・,,)
O┬O )
キコキコ ◎┴し'-◎ ≡
人
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(,,・∀・) ウンコー
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≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
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ウンコー (・∀・,,)
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キコキコ ◎┴し'-◎ ≡
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( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
272 :
サイン:04/05/11 20:28 ID:uduvK27b
神の眼の騒乱。グレバムの手によりファンダリアは国王を失い、占領された。
グレバムを倒し国家再建を始めた矢先、今度はヒューゴによって
世界が崩壊する危機に立たされた。
空中都市郡を破壊した時に、地上に降り注いだ無数の外殻の残骸。
世界の殆んどが、今なお復興の途中にある。
「あの時はチェルシーにも随分と助けられたな」
「そんな…。 私は、スタンさん達の進む道を作る事しか出来ませんでした…」
あの時、ダイクロフトに突入したスタン一行は、
ソーディアンを持つ四人をミクトランの元へ向かわせ、
チェルシー・マリー・ジョニー・コングマンの四人は
襲い来る機械生命体であるガーディアンの群れを
神の眼の間に近付けないよう戦った。
スタン達がミクトランとの戦いに集中出来たのも、
大量の雑魚をチェルシー達が防いでいたからである。
「いや。あの時チェルシーやマリー殿が居なければ、
我々は大量の敵とミクトランを
同時に相手にしなければならない所だっのだ。
十分に役に立ったと誇るに然るべき、だと私は思うが」
「ありがとうございます、ウッドロウ様…」
少女の瞳は、少し潤んでいた。
「…? どうしたんだい、チェルシー?」
「い、いえ…。何でも無いです…。 そうだ、ウッドロウ様。
今夜は天気も良いですし、外に出てみませんか?」
273 :
サイン:04/05/11 20:29 ID:uduvK27b
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
寝室の窓辺にあるバルコニーに2人は足を踏み出す。
空は雲一つ無く、満天の星空が二人を照らす。
「綺麗ですね〜…。 見慣れてる景色なのに、
初めて見るような気になってしまいます……」
「確かに美しいな…。 ここ迄の晴天は過去、私も見た事が無い…」
二人は、暫し無言でその風景を見つめていた…。
「…ウッドロウ様………」先に沈黙を破ったのはチェルシーだった。
「ウッドロウ様は、どうしてまだ王妃を迎えないのですか?
正室を迎える気は無くとも、側室だけでも…と、国民は心配していますよ」
「その話題は周りの者からも言われているよ。
だがこの件に関してだけは、
私は世継ぎを作らなくてはならない王族の身に生まれた事を嘆いているよ」
バルコニーの手摺りに背中を預け、チェルシーは続ける。
「つまり、子作りや国の為だけの婚姻は嫌だと?」
「ああ…。 どうにも私の恋愛観は王族としては失格らしい」
「それは………」
少し強い風が、チェルシーの髪をはためかす。
そして静かに目を伏せ、聞き間違えの無い、良く通る声で問いただした。
「マリーさんの事があるからですか?」
「…! チェルシー…」
「『知っていたのか』って顔ですね。
むしろ気付かれてないと思っていたんですか? ウッドロウ様」
顔をバルコニーに向け、ふふふ、と笑う。
その笑いが調子外れに聞こえたのはウッドロウの幻聴だろうか。
274 :
サイン:04/05/11 20:32 ID:uduvK27b
チェルシーの質問にはあえて答えず、遠くの空を見やりながら
ウッドロウは、まるで独白するかのように声を発する。
「…一度は、ダリス殿を助ける事が出来たのにな…。
どうして全てが終わった後に、マリー殿にあんな仕打ちが……」
マリーの夫であるダリス。
一度は命を取り留めた彼は、外殻崩壊によりサイリルの町ごと押し潰された。
地上に戻ってきたマリーの呆然とした表情を、
愛する夫を今度こそ失ってしまった涙を、
ウッドロウも、チェルシーも鮮明に覚えている。
「すまなかった、チェルシー。 埒も無い事を言ってしまった…」
「そんな愚痴を聞いてくれる妻を、早くお迎えになったらいかがです?」
ふと、チェルシーの瞳が潤み始めた。
『言っては駄目』と思う心と『このまま勢いで』と思う心がせめぎ合う。
「……例えば、私とか……」
「………!!! チェ、チェルシー……?」
ウッドロウは瞳を見開く。 予想もしていなかった言葉を聴いたからだ。
チェルシーは後悔した。 だが一度言ってしまった以上、もう止められない。
「…私では、駄目ですか……?」
聞かなくても分かっている。 ウッドロウ様がどう答えるかなんて…。
「…チェルシー、私は…『言わないで!!』
チェルシーはウッドロウの拒否の声を遮った。
そしてそのまま駆け出し、ウッドロウの胸に飛び込んだ。
うおぉ萌えますよ。フリーズに負けずにがんがれ支援
276 :
サイン:04/05/11 20:34 ID:uduvK27b
「マリーさんの事を諦めきれないのは知っています。
そして私はウッドロウ様にとって妹でしかない存在だって事も…。
ですが、私のこの思いを、せめて無下にしないで下さい……」
ウッドロウは思わずチェルシーを抱きしめる形になってしまった。
華奢な身体なのに、柔らかく、暖かい。
未熟な少女ではなく、完熟への階段をのぼる途中の、アンバランスな魅力…。
ウッドロウが一人の女性だと意識するのに十分だった。
「…チェルシー、良いのか?」 ウッドロウは彼女の想いに応える。
「チェルシーがそう言うなら、私は君を抱けるよ。
だが、そんな本当の愛情の無い行為で、君は満足出来るのか…?
後で後悔するのなら、後で傷付くだけなら、
こんな事をしても無意味ではないのか?」
「……大丈夫ですよ」 チェルシーもウッドロウを見上げて応える。
「私はそんな事で傷付く程、弱くはありませんよ。 それにウッドロウ様は、
抱いてくれるその時だけは、私を世界一愛してくれるでしょう?
抱いている最中に無心でいられる程、
薄情になりきれない人ですからね、ウッドロウ様は………」
チェルシーの瞳には、涙が浮かんでいた。
その涙を見て、ウッドロウは強く抱き締める事で応えた。
互いに純粋だから、不器用だった。
互いに屈折してるから、想いは真っ直ぐだった。
「寝室へ…」
どちらが促したか、互いに分からなかった。
277 :
サイン:04/05/11 20:36 ID:uduvK27b
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
衣服を脱ぎ、ニーソックスだけをつけただけのチェルシーは
大きなベットに仰向けに横たわった。
その体は、少し震えていた。
この国特有の肌寒さだけではない、
別の意味で震えている事に気付いたウッドロウは
「どうしたんだい?」と、聞く。
「別に…。 ただ、少し恥ずかしくて…」
そう言いながら頬を染め、視線を逸らす。
「私も経験は無いに等しいが、可能な限り優しくするよ…」
ウッドロウはチェルシーにソッと口付けをする。
唇と唇が触れ合うダケのKiss。
そしてチェルシーの瞼(マブタ)に、頬に、耳たぶに…。
触れるか触れないかの微妙な加減でキスをしてゆく。
興奮と羞恥心で敏感になっている肌に、
例えるなら指先でなぞらえる様なキスをされ、
チェルシーの体は幸福な快感に覆われてゆく。
首筋から鎖骨へ…。 そして脇の下へ…。
ウッドロウはチェルシーの体にキスをしながら、体を密着させてゆく。
少しずつ大きくなっていたウッドロウのソレが、
チェルシーの下腹部に押し充てられた…。
「あ…。お腹の下の方で…ビクビクしてます…」
「恐いかい?」
「す、少しダケ…。 でも、続けて下さい…」
まだ発育の余地を残した乳房を揉まれ、乳頭を口に含まれ、
未開の恥丘に手淫を施されていく内に、
異性を受け入れるための潤滑剤が溢れ出してゆく。
278 :
サイン:04/05/11 20:38 ID:uduvK27b
やがてウッドロウに両足を広げるよう言われ、その通りにしながら、
おしめを替えられる赤ん坊のようだな、
とチェルシーは場違いな感想を抱いた。
「充分に濡れたようだね…。 そろそろ、大丈夫かな?」
竿のように丸みを帯びた先端があてがわれる。 チェルシーは息を飲んだ。
ムニュ、と左右に盛り上がった秘唇を分け入り、先端がめり込んでいく。
開かれていく部分が火傷しそうなくらいに熱く、
自分の一部とは思えない程柔らかく蕩ける(トロケル)ようだ。
チェルシーの心音は加速度的に早くなっている。
狂おしいほど心臓が踊る中、うず、と奥が疼いた。
「は、初めてだから……優しくして下さい……」
自分からお願いしておきながら情けない。
いざとなったら怖くて、緊張して、どうしようもなくなっていた。
「もっと、身体から力を抜くんだ。そうしないと、かえって痛くなるよ」
ウッドロウの気遣う、優しい声に幾分安心したチェルシーは、
苦労しながら身体の力を抜く。ウッドロウはチェルシーの両足を抱え込み、
優しく、そして力強く腰を前進させた。
もういっちょ支援!
280 :
サイン:04/05/11 20:40 ID:uduvK27b
「今、自分がどうなっているか、説明出来るかい?チェルシー」
「は、はい…」
戸惑いながら、チェルシーは行為の1つ1つを確認するように説明してゆく。
「あ、あたってます…。 ウッドロウ様のものが、私のナカを圧迫して…。
窄まりを押し広げられて…何だか、耳たぶを思いっきり
引っぱられたような… 異様に突っぱった…感覚が……あっ…!
ふ、ふぅ……!!」
「続けて…」
「わ、私の、膜が、抵抗してて…。あ…もうダメ…ダメですぅ……
これ以上は…。はぁあんんっ…! あっ、は…っ、はひ……っ、弾け…!!」
膜が弾ける感触がした…と言おうとしたが、肉を拡張しつつ
ズル、ズル…と侵入してくる感覚に、それどころではなくなってしまった。
カッと真っ赤に上気した顔に、
まるで身体が裂かれていくような感覚と、大量の汗が噴き出していた。
「あ…は、入った……凄い…凄いですぅ……」
背を仰け反らせ、お腹で浅く息をする。平らな下腹部がへこみ、
膣道の部分だけが相反して盛り上げっている。
奥まで挿入されて、疼きが止まった。
281 :
サイン:04/05/11 20:42 ID:uduvK27b
「…まるで、口の中いっぱいに…されたような、そんな気分、です……」
涙で瞳を潤ませるチェルシーに、
「痛くないかい?」 と、心配そうに尋ねるウッドロウ。
「少しだけです…。 けど、痛いから泣いているんじゃないですよ…。
ウッドロウ様と、1つになれた事が、嬉しいから泣いてしまったんです……」
「そうか…。 …しかし、チェルシーの中は凄く気持ちが良いな…」
ウッドロウの表情には、結構余裕が無くなっていた。
「え…? そ、そんなに気持ち良いんですか?」
両手で口元を隠しながら、頬を染めて聞き返すチェルシー。
イタズラ心を刺激されて、ウッドロウにも現状を説明するよう促す。
「そ、そうだな…。キツくて、熱くて、ヌルヌルしていて、
私のが千切れてしまいそうな程ギュウギュウ締め付けてきて…ッ……!」
注送してる訳でもないのにウッドロウは射精感を刺激させられているようだった。
「ウッドロウ様…動いて下さい…。 もっと、ウッドロウ様を感じたいんです…」
気持ち良いと言われて嬉しかった。大好きな人の為なら、
私はいくら痛くても我慢できます…。 そう、瞳が訴えていた。
破瓜直後の身体を気遣いながら、ウッドロウはゆっくりと腰を揺すり始めた。
「あぅぅ…。 はっ、あくっ」
男女の交わりが、こういうものだと初めて理解した。
それ程痛くは無いが、みっちりと膣を埋められて、苦しく、そして切ない。
それでも、自分の上で懸命に動くウッドロウが愛しかった。
玉の汗を滲ませ、息を乱しながらこすり付けて来る。
その仕草に一瞬、可愛いと思ってしまったのは母性の成せる技かどうか、
チェルシーには判断がつかなかった。
282 :
サイン:04/05/11 20:44 ID:uduvK27b
「んっ、んんっ、あっ、あっ、あはっ」
初々しい粘膜を刺激されながら、
膣内の愛液が分泌量を増している事に気が付く。
まだピリピリと痛みは走るが、全然気にならない。
それどころか、段々と気持ち良くなっている自分に少し驚く。
(私…初めてでこんなに感じて……。 実は結構インランなのかな……?)
小刻みに灼熱の棒が出入りしている中、
そんな事を考える余裕があるのにも驚くチェルシーだが、
陰唇をめくり、巻き込み、どんどん硬くなって往復する剛直に、
絶頂の域まで押し上げられていく内、次第に何も考えられなくなっていった。
「くっ…!」
ウッドロウの快楽中枢が悲鳴を上げ、急に抑制を失い、
狂暴な衝動に任せて腰が叩きつけられた。
「はっ…、うわあぁぁぁぁぁ…!!」
がくがくと身体を揺さぶられ、伸びやかな両足が宙で不規則に暴れる。
「あっ…!中で、もっと膨れ上がって……ああっ!!」
最後の嬌声は胎内に熱い飛沫を受けた瞬間と、ほぼ同時だった。
「あ………。 いっぱい、流れ込んで…きて……」
男根の先端から勢い良く放出される液体の感覚に、チェルシーは陶酔した。
2人は暫らく繋がったまま、荒い息を整えるのに終始した。
「………大丈夫かい? 痛くは無かったかい?」
先に声を発したのはウッドロウだった。
その優しい言葉を聞きながら、
チェルシーの表情は急にかげりを帯びていった…。
283 :
サイン:04/05/11 20:48 ID:uduvK27b
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
…もう終わり? ううん、ウッドロウ様に不満なんて無い…。
初めての私にこんなにも優しくしてくれて…
今だって、私を気遣ってくれて…。
でも、でも…。ウッドロウ様の優しさが辛いの…。
多分、きっと、もう二度とこのお方とこんな事は出来はしない…。
こんなにも好きなのに、こんなにも恋焦がれているのに、
こんなにも愛しているのに、もう終わりなんて、そんなのイヤ!
___________________________________
「ウッドロウ様…」
処女の紅い印しと混ざり合う白濁液を狭い入口から滴たらせたまま、
チェルシーは上体を起こそうとする。
ウッドロウは不思議に思いながら、自分の足を動かしつつ、
結合が解けないように座位の格好にした。
「チェルシー、どうしたん…」 言い終わらぬ内にチェルシーに突き飛ばされ、
騎乗位の格好になってしまった。
「………」
「チェ、チェルシー…?」
無言のまま微動だにしないチェルシーに声をかけるウッドロウ。
刹那、チェルシーは懸命に腰を揺り動かす。
「んっ…くぅあっ…」
初めて絶頂を迎えたばかりの肢体には快感よりも苦悶の感覚が襲ってきたが、
それでもチェルシーは動きを止めなかった。
もっと一緒にいたい。もっと繋がっていたい。もっと愛して欲しい。
例え仮初めの愛でも、今はこの瞬間を忘れない程に、
身体に刻み込んでおきたいから…。
284 :
サイン:04/05/11 20:49 ID:uduvK27b
いきなりのその行動に、ウッドロウは疑問と驚愕を混ぜ合わせた表情をした。
「チェルシー、な、何を…」
一度放出した男性自身は、持ち主の意思を無視して、
再び開始された刺激に反応して硬度を取り戻す。
チェルシーは動きながら、ウッドロウの耳元に口を寄せ、
聞こえるか聞こえないか…とても小さな声で、
「私のすべてで、もう一度…」そこで一度言葉が切れ、
頬を真っ赤に染めながら、
「もう一度、感じて下さい……」そう、呟いた。
その言葉でウッドロウの股間に、もう一度血が集まりだす。
そんな恥ずかしい言葉を紡ぐのに、チェルシーがどれ程の勇気を出したのか、
ウッドロウには良く分かったから。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「あっ、あっ、あっ、あっ…。 ああっ」
体全体を襲う刺激に喘ぐチェルシー。
ウッドロウは両手で2つの乳房を揉みしだき、唇や舌先で胸の突起を弄ぶ。
それを続けながら、腰を跳ね上げるように動かし、
ようやく馴染んできた秘唇を絶え間無く刺激し続けた。
チェルシーはもっと胸をいじって欲しくて、
前かがみになりながら、自らも腰をくねらせる。
「はあぁ…、あう…、ああっ……!!」
チェルシーの中から溢れ出る愛液は、
先程ウッドロウが放った精液と混ざり合い、
2人の律動に合わせてクチュ、クチュ、と淫靡な音色を奏でていた。
再び絶頂へと駆け上がる意識の中、身体の動きをそのままに、
チェルシーはとろけきった瞳でウッドロウを見つめた。
285 :
サイン:04/05/11 20:52 ID:uduvK27b
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
雪国の王に相応しいこの銀の髪…
鍛え抜かれた精悍な肉体、形の整った美しい顔…
その1つ1つが情事による汗で光り輝いている………。
ああ、どうして…。
どうしてわたしはこの人を自分の物に出来ないのだろう?
ううん。独占欲なんて出しては駄目。
わたしはこの人の傍に、少しの間居られればそれで良い。
そう決めたじゃないの……。 そう、自分で決めたじゃないの………。
___________________________________
「あっ…ウッドロウ様…ウッド、ロウ様…ああ…はっ、あっ、あっ!」
2度目の絶頂を至近に感じながら、チェルシーは快楽神経に集中した。
突き上げられる衝動に瞳から涙が零れ、口から涎が溢れ、
身体全体から汗が噴き出していた。
「チェ、チェルシー…。 ……………っ!!……」
限界の、最後のひと突きがチェルシーを再び絶頂へと飛翔させ、
一瞬の間を置き、ウッドロウも限界を突破した。
2度目の放出にも関わらず、勢いは弱まる事無く、
数刻前まで未踏であった深奥へと流れ込んでいった…。
「ウッドロウ、さま…」
そのまま力なくウッドロウの胸板に横たわったチェルシーは、
「だいすき、です……」
そう言って、ひと際大きい涙を流した………。
286 :
サイン:04/05/11 20:54 ID:uduvK27b
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
大抵の初心者はそうだが、行為が終わった後に衣服を着る時、
何故か気恥ずかしさと照れが出てしまうものだ。
お互いが一言も喋らず、衣擦れの音だけが響くと余計である。
「…チェルシー。 やはり、私は…」
「言わなくても分かりますよ。 予想はついてましたし」
「あ、いや…」
衣服を着終えて、ベットの端に座るような格好をするチェルシー。
「もう、お城へは来ません。 それにわたし、やりたい事が出来たんです」
「やりたい事…?」
「本当は今日ここに来たのは、
ウッドロウ様からその許可を頂きたくて来たダケだったんですけどね」
チェルシーは舌をチョロッと出し、
いたずらを見つかった子供のように照れて笑った。
そして真剣な眼差しで一言、「ジェノス復興の許可を下さい」 と。
287 :
サイン:04/05/11 20:56 ID:uduvK27b
「ジェノスの…復興?」
ウッドロウは復唱し、そして表情を硬化させた。
「し、しかし…。 ジェノスはサイリルと同じように
外郭の直撃を受けて壊滅したのだぞ。 しかもその所為で地盤は緩み、
常に雪崩を起こしかけない状態だ。
ジェノスの復興はとてもじゃないが…」
「お爺ちゃんの為でもあるんです」 遮り、チェルシーは答える。
「…そうか、そうだったな…。 あの山には…アルバ師匠も…」
ジェノスだけが外郭の直撃を受けた訳では無い。
ジェノス近辺の山や遺跡にも、外郭は等しく降り注いだ。
考えてみればマリーも、チェルシーも、失った存在こそ違え、
大切な人を失ったのは同じなのだ。
「大丈夫ですよ。 実際に再建するのはもう少しふもとの位置にしますから…」
「………いいだろう。 復興の支援が出来る状態では無いが、
ジェノスへの民の誘致ぐらいは何とかなるだろう」
「良かった…。 これでもう、安心して行けます。
………けれど最後に1つ、お願いしても良いですか?」
チェルシーはベッドから立ち上がると、寝室の片隅に置かれていた
素朴な、だが洗練された偉匠の作ったものと連想させる物に手を触れる。
そして俯きながら、ウッドロウと目を合わせないようにしてつぶやく。
「これを…。 この鎧を……。 わたしに頂けませんか………?」
その鎧は、かつてウッドロウが流浪の旅に赴いた時、
そして神の眼の騒乱時に最後まで愛用した青磁の鎧だった。
288 :
サイン:04/05/11 20:57 ID:uduvK27b
チェルシーの声は震えていた。
その言葉が永遠の別れを決意したものだったから。
今彼の目を見てしまったら、彼女はもう、涙を堪え切れそうに無かった。
ウッドロウはそんな彼女を見て、
何だか達観したような態度で深く息を吐いた。
「それは君に預けておこう」
「ウッドロウ様…?」
チェルシーはウッドロウが何を言いたいのかが分からず、彼の方を見やる。
その時のウッドロウの表情が、祖父の山小屋で初めて出会った時と同じ、
優しく、慈愛に満ちた表情だったのだ。
「その鎧は私の大切な思い出の品だ。 君の復興の励みになるなら
喜んで貸し出そう。 但し、復興が成されたその時は………」
ウッドロウはそこで一度、間を空けて言う。
「私がその鎧を取りに行く。 いいかね?その時は必ず返して貰うよ」
チェルシーはウッドロウが何を言おうとしているのか理解した。
今はまだ、チェルシーの想いに応える余裕が無い。だが、
更に時を重ねた時、改めてチェルシーの想いに応えよう。
そう言いたいのだと……。
「ウッドロウ様………」
ウッドロウの優しさに胸を打たれ、
チェルシーは涙を流すまいとしたが、その試みは呆気無く失敗し、
チェルシーは鎧を抱きしめながら涙をポロポロと流し、
「ッ…。 あ…ありがとう…ヒック…ございます………」
顔をクシャクシャにして笑った。
グッジョブ!
グッジョブ!!
グッジョブ!!!
グッジョ(ry
290 :
サイン:04/05/11 20:59 ID:uduvK27b
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから12年の月日が流れ、
スタンの息子と名乗る少年が賢王の元を尋ねてきた。
「初めまして、賢王・ウッドロウ陛下。おr…ジャナカッタ、私の名前は
カイル・デュナミスと言います。 御目通りを許して頂き、光栄です」
次いで黒みのかかった銀髪の青年が膝をつき、恭(ウヤウヤ)しく言葉を発する。
「私の名は、ロニ・デュナミスと申します。
旅に出る前は、クレスタで商いの見習いをしておりました」
最後に、カイルの斜め後ろに控えていた色白の少女が、
スカートの裾を両の指先で摘みながら優雅に礼をする。
「リアラ・デュナミスです、初めまして。
今はカイル、ロニと共に世界を旅して回り、
見聞を広げている最中にあります」
三人の若者の挨拶を受け、賢王は破顔した。
「堅苦しい挨拶は抜きにしようじゃないか。
スタン君の息子なら私にとっても息子だ。
これからは『陛下』など付けずにウッドロウと呼んでくれれば良い。
私も、以後君の事をカイル君と呼ばせて貰おう」
「あ、ありがとうございます!陛k…ジャナクッテ、ウッドロウさん!」
いかにも恐縮、とゆう感じで少年は頭を下げた。
「そろそろ夕食の時間だな…。 どうだろう、
今日は私と一緒に食事を摂らないかね? 三人の分も用意させるが」
「ヤリィ! カイル、ここはお言葉に甘えるとしようぜ」
「うん、そうしよう!
お城の料理なんて…どんな物が出てくるのか楽しみだよ!!」
「もう!二人とも遠慮って言葉を知らないの?」
291 :
サイン:04/05/11 21:00 ID:uduvK27b
食堂に移動し、豪華料理に舌鼓をうっているカイルに、賢王は質問をした。
「ところで…カイル君達は次の目的地は決めてあるのかね?」
「え? いえ…別に……」 唐突の質問に戸惑うカイル
「私達はこれから暫らくこの街に逗留しようと思ってまして…」と、リアラ。
「だから、それからの予定はまだ立てていないんですよ」と、ロニが続ける。
「そうか。ならば明日、私と共に行かないか?」
「行く…って、何処にですか?」
「初の視察としてジェノスに行く事になっていてね」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
8日後、カイル達はウッドロウと共にジェノスの街に到着した。
「うわ〜! おっきな街だな〜!」
「ハイデルベルグ程じゃあ無いが…。
こんなに大きな街はそうそう無いぜ…!」
「カイル、ロニ、見て!! 広場に街の人が集まってるみたい!!」
街の人々は、初めての賢王視察の報に沸き立ち、
まるで祭りの様な騒ぎになっていた。
そんな中、街の広場が一望出来る家屋の3階で、
ウッドロウは、ジェノス市長であるチェルシーと2人になっていた。
292 :
サイン:04/05/11 21:01 ID:uduvK27b
「君もとうとう30を越したか、チェルシー」
正確には32歳だが、ウッドロウは敢えて細かくは言わなかった。
「ウッドロウ様も、41になられたのでしょう? お互い、歳を取りましたね」
そう言って、チェルシーはふふ、と笑う。 つられてウッドロウも笑った。
「彼がスタンさんとルーティさんの?」
チェルシーが窓の外を見やる。
外の大広場では何時の間にかキャンプファイヤーが焚かれ、
その周りを囲んで踊る市民に混ざって、カイル達3人も踊っていた。
「ああ、真ん中の金髪の少年だ。 あの歳でなかなかどうして…。
スタン君に負けず劣らずの見識の持ち主だったよ」
「賢王にそこまで言わせるとは、彼も驚くでしょうね…」
「茶化すな、チェルシー」 そう言いながら笑い、
ウッドロウはチェルシーの顔を真摯に見つめる。
「良く頑張った物だ。 かつてのジェノスより大きい街になっている…」
「まだまだですよ。 目標は『雪のノイシュタット』と言われるぐらいに
大きくする予定なんですから」
「どうかな、私個人としては第2のハイデルベルグ…
いや、第2のアイグレッテと言われる迄、発展しそうな気がするが?」
「流石にソコ迄は無理ですよ」
チェルシーはウッドロウの下手な冗談に笑顔で答えた。
そもそも、地理的な問題があるのだから。
293 :
サイン:04/05/11 21:03 ID:uduvK27b
「ところで…」 ふと、チェルシーはウッドロウと腕を組み、
「今宵、賢王の夜伽を務める者は誰ですか? まだお決まりでないのなら、
わたくしめに一晩のお情けを下さいませ」
そう言ってウッドロウの顔を見上げる。
悪戯な笑みを浮かべたチェルシーを見て、
それが冗談のオブラートに包まれた誘いだと理解したウッドロウは、
憮然とも真面目とも言えない表情で、
「そんな誘いをするものでは無い」と言い放った。
「このような女性はお気に召しませんか?」
ウッドロウの言動に続きがある事を理解したチェルシーは、
わざと悲しそうな顔をして問いかける。
「ああ、ダメだ。 そちらの方面に大らかな女性は嫌いだ。 だが…」
ウッドロウはチェルシーの顔を覗き込みながら続ける。
「だが、チェルシーなら話は別だ…」
「ウッドロウ様…」
そんな会話を自然にした2人は、互いに寄り添い、抱擁を交わした。
そして、熱い口付けを交わす。 舌と舌とを絡ませ合う、大人のキスを。
やがて窓に映る2人の影がベットに横たわっていく瞬間を、
外で騒ぎ続ける市民の誰もが、気が付かなかった……………。
294 :
サイン:04/05/11 21:05 ID:uduvK27b
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから更に14年の時が流れたある日、
ウッドロウ・ケルヴィンは55歳の生涯を閉じた。
死因は老衰だったそうだが、
死の前日まで精力的に職務を行っていた賢王を見ていた側近達は、
その突然の死に驚きを隠せなかったと言う。
だが世継ぎも存在せず、後継者を決めずに崩御してしまった事は大問題となる。
やがて次代の国王を目指す貴族達の反目が原因で、ファンダリアは
30年の長きにわたる平和を手放し、王国全土を巻き込む内乱へと発展した。
1年の内に国力は衰え、民衆が半ば貴族達の奴隷と化していた国内において、
唯一被害を受けていなかったジェノスの市民は、
『国は国民の為に有り』の言葉を旗印に、護民軍としてジェノス解放軍を結成、
疲弊していた各貴族達の根拠地を次々と制圧していった。
その中で常に先陣に立ち、兵士達のリーダーになっていた1人の少女が居た。
歳は10代半ばのその少女は、かつて弓匠が使い、
その孫娘が愛用した由緒ある弓を右手に持ち戦場を疾駆する。
透き通るようなブルー・アイと腰まで伸ばした銀髪をなびかせ、
少女は己を省みず、ファンダリアの民の為に戦い続ける。
ジェノス解放軍の兵士達は、
その若過ぎる指導者の事を愛敬の意を込めてこう呼んだ。
『賢王の忘れ形見』と………。
〜銀色の空と大地のもとで〜
終わり
295 :
サイン:04/05/11 21:07 ID:uduvK27b
(;´Д`)/ 先生!長過ぎです!! つ〜かエロ少な過ぎです!!!(汗)
と、まあ…。 コレを8割方書き終わった時に、
初めてスレ保管庫に行ってみなさんの作品読んでいたんですが、
思いっきりサザム氏の『チェルシーの決意』に
展開被ってるなぁ…。と愕然とする始末。 アア… _| ̄|○
スミマセン。>サザムさん
あ、ウッドロウ陛下の名前は勝手な創作ですので…(蹴)。
い、いや、何とな〜く
ソレっぽい名前にしたかったなぁ…ってダケなんですが…。
実際のゲームの話ではジェノスはまだ復興していませんが、
フォルトゥナが死んで歴史修正がなされたらこうなった〜と、
無理矢理納得して下さい(殴)。
何だかね、もしもTOD3とか作る事になったら(可能性は限りなく低いが)、
ファンダリア動乱、っぽいネタで始めるのが妥当かな〜とか想像してたら
最後の展開がこんなん(
>>294)なりました(笑)。
次は…何書こうかなぁ…?
アリシア×リーガルとか?(核爆発)
いやいや、こんなオチまで用意されてるとはスバラスィ。激しくGJ (AA略
(;´Д`)/ 先生!スゴ過ぎです!!!(w
次も期待してます。
個人的にはまたDがいいと言ってみる…
298 :
サイン:04/05/11 21:10 ID:uduvK27b
あ、忘れてましたケド何か感想あったらお願いします。
辛口評価&苦言でもOK〜。
その場合はどの辺りが悪かったのか添えて頂けると嬉しいです。
リアラの姓が… と思ったら、フォルトゥナの歴史修正キャンセル後の話だったんですね。
283-284 のあたりが、某所の某子と同じパターンだったので、驚きつつも激しく共感ですよ。
とにかく乙ですた。次回降臨を楽しみにしております。
300 :
サザム:04/05/11 22:51 ID:9CmrObr0
(;´Д`)/ 先生、長文では私も負けてないと思います! 威張れませんけどっ!
チェルシーに自分の状態を説明させるウッドロウが、エロくて良いですな。
頑張って自分から動くチェルシーも健気でカワイイです。
展開については、ウッドロウをロリコンにしない限り、大体そんな感じになるかと思います。
第一、良い物読ませて頂いたのに、謝られるいわれなど全くありませんって。
という訳で、サインさん、激しくぐっじょぶです!
……ところで私の時といい、どうしてSS投下時を見計らったように、あのAAが出て来るのでしょうか?
不思議不思議。
301 :
名無しさん@ピンキー:04/05/11 23:38 ID:3t+Ufgb+
age
サインさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
健気なチェルシーにハァハァしますた。
グッジョブです〜。(*´д`)b
歩主
304 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 19:05 ID:/poJ/ZDx
>>1の弟です
最近頭がイカれてるんでどうか糞スレ立てた兄を許してください
お願します
>>304の兄です
最近頭がイカれてるんで、どうか糞レスをつけた弟を許してください
お願します
保守
補修
誰もいない・・・
いるにはいるが雑談のネタすら無い……。
リバースのヒロインはまだキャラ紹介出てこないのか?
あ、ホントだ。ゴスロリっぽいロングスカートのふわふわ金髪クレアたんキテター!
>>310さんdクス。しかし獣耳で無かったのが悔やまれる・・・・・・。
本スレだと呼び名はお蝶夫人一択だったね、クレア。
保守
サインsamaキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
激しく感動させていただきgochiですた☆
次回作も期待しております。
チェルシー大人萌☆★☆
リフィルたん(*´Д`)ハァハァ・・・
漏れも唐突にファンタジアで投下したくなったが、
文才ないのでやめた_| ̄|○
とりあえず、サイン氏GJ!
落ちが漏れ的にツボですた。
すんません、もうちょっとお待ちください。
言い訳ですけど最近多忙で・・・・・。
今日もまたこれから県外に旅立たなければ。。
「もう見てらんない、代わりに俺が管理してやるよ!」
って方いられましたらファイルとパスお譲りしますw;
320 :
316:04/06/07 10:24 ID:tFk9Oe4l
>>319 つか本当にいいのか?
あまりのヘタレさに萎えまくるぞ?
漏れ的にはあのへたれドジン四天王並にヤバイし
ガキの書いたような駄文でもいいと言うのなら、投下するが?
つか
>>319が許しても他が叩きそうで怖い・・・
>>320 だったら人に晒せる文章を書ける様になるまで修行してから来れば無問題。
どれぐらい手間と時間がかかるか知らんけど。
323 :
316:04/06/07 22:21 ID:tFk9Oe4l
まあ、内容としてはデミテルが村襲撃したときにリアを犯る鬼畜モノなんだが、
とりあえず、
>>322の言うとおり、あちこち小説サイト回って勉強してくる。
うpはその時改めて
村襲撃→犯る→殺・・・・・!?
マズすぎなような気が・・・
修行して腕を上げた>316さんの凱旋を期待。
がんばれー。
326 :
名無しさん@ピンキー:04/06/09 01:28 ID:Uj2X0SrY
関係ないですが、エターニアってアニメでありませんでした?なんか昔、見た記憶がある。
>326
OVAで何巻か出てたはず。近所のTUTAYAで見かけた事はあります。
内容の方はどうなんだか。とりあえずオリキャラらしき女の子がいたのは覚えてますが。
アニメやってたぞ。
しかし体型がやたらたくましかったりメルディの色黒過ぎだったり
おなじみの技が変なことになってたり水着だのメイド服だのとやたら狙いシーン
多かったり…と誰も話題に触れないくらい大変な出来だ。
マローネ(*´д`*)ハァハァで終了。
コリーナたんは? (´・ω・`)
331 :
名無しさん@ピンキー:04/06/12 07:18 ID:I3tDI7+j
>329 330
そういや、そんなキャラもいたな。ちょっと思い出してきた。
保管庫で作品神々の読み直してて
サザム神のカイル×リアラがもっと読みたくなった
なんか好きだ、サザム氏のカイルとリアラ
俺も
俺漏れも
サザムさんのおにゃのこの描写は禿しく(・∀・)イイ!
そして3スレ720さん、そろそろ良い頃なのではないかと。
(ずっと待っているんです・・・)
そういえば、投下予告というか、現在執筆中みたいな書込みの後、それっきり…てな物も
過去にいくつかあるね。
もし「時間が開いてしまったから」という理由で投下をためらっている職人さんがいたら、
そんなの関係ないので、是非作品を落としてほしいです。
つまり、エロ読みてえYOーってことです。
>>326 WOWOWでやってたよ。
というか、SS読みたいですね・・・・。
337 :
名無しさん@ピンキー:04/06/13 13:22 ID:Rh7TP83W
>336
やたらとリッドがもててたな。確かにネタはいくらでありそう。
338 :
名無しさん@ピンキー:04/06/14 00:06 ID:Bb9MEqvA
>337
そうそう、なんか夜が舞台のシーンとかやたらとあるしね。
女性キャラであふれてたし。
このスレからしばらく離れて気付いたんだけど、なんかこのスレ居心地悪い。
職人に乙の一言も言わないくせにクレクレばっかするわ、醜いカップリング論争をするわ…。
335の>そういえば、投下予告というか、現在執筆中みたいな書込みの後、それっきり…てな物も
過去にいくつかあるね。
てのも仕方ないことだとオモ。職人もこんなスレ見限って出てったんだろ。
>このスレ居心地悪い
>醜いカップリング論争するわ…
醜い、ってほど荒れてるかねえ?俺には過疎スレ手前のごく普通のスレにしか
見えないが。
つーか、これで居心地悪いと感じるようなら、あんたはエロパロ板向いてないとしか
言いようがない。書きっぱなしで放置なんてこのスレに限った話じゃないしな。
居心地が悪いという前に、進んでネタを振りませう。
そういえば美形で軟派という格好の設定がありながらジョニーの話がほとんど出てこないのは何故だろう…
やっぱり出番が無いからか?でもコングマンは過去、ちょくちょく出てるんだよなw
342 :
丼兵衛:04/06/14 20:12 ID:URYvHbrx
皆様お久しゅうございます。暫く出てこなかったのはネタ切れだった為であります(汗
>>341殿
彼はネタにし難いというか、動かしにくい感じがしてどうにも書きにくいと思います。
チャランポランに見えて結構身持ちが固いというか、浮いたネタが一つも出てこない
のがちょっと意外ですが…。
フィリアには声掛けてなかったっけ? あれ?
>335
投下といっても未完のものしかない。
かといって書き上げる気にもなれない。
居心地云々はさておき、雰囲気そのものは初期と比べだいぶ変わったな。
設定書き換え。
1つ
クレ*ミンは忘れて
2つ
アチェたんはみんなに愛されているということに
3つ
筆者は指摘が大好物です。辛口でも良いので是非与えてやってください
↓では投下↓
347 :
名無しさん@ピンキー:04/06/15 20:26 ID:hrHuLfsu
「ま〜た喧嘩したの?」
「んだよ・・・うっせーな・・・」
心底呆れた。君にはウンザリだよ。
と、言わんばかりに頭上からふってきた言葉に対し、町中を迷路のように伝う水路を流れる水の音を聞きながらチェスターはふてくされたように枕に顔を沈めた。
港町、ベネツィア。
一行が休息を取るこの宿屋でのお話。
「うっせーなーじゃないでしょうが!」
唐突に怒鳴り声を上げるアーチェに内心ビクリとしながらもチェスターは顔を上げなかった。
ここで引いたら、負けのような気がして。
「なんで最近そんなに喧嘩ばっかりしてるのよー・・・『シンユウ』じゃなかったの?」
今度はだだった子を諭すような(このシチュエーションには見事にはまっているが)声色で、チェスターではなく不特定多数の人に呼びかけるように言うアーチェ。
「それがうっせーって言ってるんだよ・・・」
出来るだけ感心のないふうを装う。
息が苦しくなったのでとりあえず枕から顔を離してアーチェのいない方をむいた。
(お前の為にだなんて。言えるわけねえだろうが)
爽やかで純朴な、明るい屈託の無い笑顔のクレスを思い出した。
自分とは正反対。
彼女は一体どっちを選ぶのだろうか―
「ったく、んなこと言う為にわざわざ俺の部屋まできたのかぁ?」
そんなことを考えながらだから
口調もきつくなる。
言ってから後悔するのはいつものことだった。
「違うわよーだ。 はい、これ」
そんなチェスターの旺悩などお構い無しに慣れてますよとでも言わんばかりにアーチェは何かをチェスターの顔の上に置いた。
チェスターの頬にひんやりとした感触。見なくたって感触で分かる。それは―
「弓・・・?」
今までアーチェの方を一度も見てなかったので気付かなかったが。どうやら弓を届けに来てくれたらしい。
(ふん。届け物、ね)
「そ、弓よ」
「まさかとは思うがプレゼントってわけじゃねえよな?」
「どうせプレゼントならもっと色気のある物をもってくるわよ。クレスからの届け物」
クレス・・・か。
「ケッ・・・」
「ぁーぁ。またふてくされてやんの。まだ根に持ってるの?」
再びごろりとなったチェスター。ベッドに腰掛けるアーチェ。
「さっきアクアドラゴンがドロップした ?BOW よ。
あんたなら売っぱらって小遣いにでもしてたでしょーけど、クレスは自分のお金でルーンボトルまで買っちゃって。謝っておいてくれって」
『馬鹿野郎!奥の敵は後でいいんだ!!敵の前衛を食い止めて殲滅は後衛に任せやがれ!』
『ドラゴンの尾は長いんだから!先に倒しておかないと前衛も後衛もあったもんじゃないだろ!』
「ぁーぁ」
思い出したら思わず溜め息が出た。
どっちの言い分ももっともで。
どっちの言い分も少し外れていた。
だが意地を張ったのは自分の方で―
「ふふ・・・」
アーチェがクスリと笑ったのに気付いた。
「何がおかしいんだよ・・・」
「いーえ、別に〜」
上を見るとくすくす笑いながら見下ろしてくるアーチェの顔があった。
「んじゃ、アタシは部屋に戻ってゆっくり休むよ。一人でエクスプロード打ってつかれたんだから」
立ち上がろうとするアーチェ。
と。
「まぁ待てよ」
「きゃっ!」
ベッドについていた腕を急に引っ張られたのでバランスを崩してベッドに倒れるアーチェ。
「ここではゆっくり休めはしないだろうが、まぁゆっくりしてけ」
「もう・・・疲れたっていってるでしょ・・・」
言うものの、もう既に後ろからチェスターに抱きかかえられる格好になっているのでこれといって抵抗はしなかった。
チェスターの手がアーチェの服の内部に侵入し、吐息が首筋にかかる―
と。
ガチャリ。
と。
扉が開く音。
「なあ、チェスター・・・さっきは・・・」
そこに立っていたのはクレスだった。
言いかけたその言葉の先に続くはずだったものはベッドの上の二人を見て飲み込まれてしまったが・・・。
「取り込み中だ。回れ右して部屋に帰れ」
チェスターは構わず行為を続けようとするのでアーチェは溜め息を吐いてチェスターを引き剥がした。
肌蹴た服を形だけでも整えて立ち上がると
「どしたの?クレス」
ととりあえず質問した。
「アーチェ・・・なんでチェスターとこんな事・・・」
明らかに憮然としたクレス。
そこへ投げかけられるのはチェスターの煽り。
「お前にはもう飽きたってよ」
「んなこと言ってないでしょうが」
振り返らずに裏拳でチェスターの額を叩くアーチェ。
−それからはしばらく沈黙が続いた。
「んなトコにいつまでボーッと突っ立ってんだよ・・・」
流石に長時間お預けが続くと苛々してくるのか口を開いたのはチェスターだった。
「用が無いなら帰りやがれ」
流石にこれにはクレスも黙っていられない。
「なんだよ、人が折角仲直りしようと思って来てるっていうのにその言い方は。僕は・・・」
はいはーい」
アーチェが二人の真ん中に立って掲げた片手をヒラヒラと振った。
「仲直りどころか溝を深めてどーすんのよ。 それにチェスター」
ギロリと振り返り
「今のはアンタが悪い」
「ケッ・・・しらねーよ」
「あーあー、そんな事言っていいのかなー」
アーチェはチェスターにそっぽを向いてクレスに抱き着き、その胸に頭をくっつけながらチェスターの方を横目で見た。
「アーチェさん、これからクレスの部屋に行ってえっちなことしたくなっちゃった」
「な・・・」
ニヤニヤと笑うアーチェ。
顔を赤くして驚いたようにアーチェを見るクレス。
そして完全に憤慨したと言う表情のチェスター。
「お前は結局どっちなんだよ・・・」
「ほえ?」
「そろそろ俺なのかクレスなのかハッキリしやがれ。こんな曖昧でいいのかよ、お前は」
んー・・・と、ぽりぽり頭を掻きつつ目を閉じるアーチェ。
こんな重い話になるなどとは夢にも思わなかったからだ。
「どっちって・・・」
普段から軽い彼女にはこんな真剣な空気は耐え難い。
見ればクレスも真剣にこちらをみているではないか。
(もー・・・二人ともガキなんだから・・・)
「そんな選ぶなんてしないわよ。二人とも好きなんだから、3人仲良くできればいいじゃない」
「3人・・・ね」チェスターは立ち上がるとクレスの間近でアーチェを抱きかかえ、突然のことにあわあわ言っているアーチェの頭越しにクレスに言った。
「アーチェさんは3人でしたいんだとよ。付き合え」
「ちょ・・・誰がそんなこと・・・むぐ・・・」
反抗しようとしたところでベッドに横にされ、チェスターの唇で口をふさがれた。
10秒もすると少しじたばたした手足もベッドに横たえてしまう、流され易いアーチェだった。
クレスはといえば上をチェスターが責めているので単純に、残った下へ。
いつものキュロットではなくスカートだったので軽くずらすだけですぐに下着が露になり、その上からでもすでにほんのりと湿っていることが分かった。
(ぁ、そうか。さっきチェスターとしてる途中だったんだ)
などと思い出しながら下着もずらし、アーチェのピンク色の秘裂を指でなぞる。
「んふぅ・・・」
などとチェスターとアーチェの間から息が漏れるのを聞きながらクレスは顔を近付け、愛撫を始めた。
「お前ばっか気持ちよくなってないで俺にもしてくれよ。これ、大好きだろ?」
「もぉ・・・そんなんじゃ・・・」
行為が始まってしばらくは一方的に二人に責められ続けたアーチェだったが、背後から抱きかかえる形で乳首を弄りながらのチェスターの言葉に促されるように体勢を変えると、ズボンの上から堅くなったそれを撫でた。
「ん・・・はぁ・・んふふ、アタシがまだなにもしてないのにこんなにしちゃって☆」
執拗に秘裂を行ったり来たりするクレスの舌の感覚に敏感に反応しながらも、下着ごとチェスターのズボンを太腿あたりまで下げて上目遣いでチェスターの顔を窺いながらそれを口に含んだ。
「ん・・・ふぅ・・・」
時折クレスの舌が奥にまで侵入してくるのが分かるたびに感じてしまうアーチェ。
それに溺れてしまわない為にもチェスターの剛直を一心不乱に、ときには含み、ときには舌を使い、奉仕した。
「アーチェ・・・そろそろ・・・」
「ん・・・来て・・・クレス・・・」
クレスの唾液とアーチェ自身の蜜に濡れる秘裂にクレス自身が押し当てられる。
クレスが腰を前に突き出すと、アーチェの愛液が潤滑油となってずぶずぶとそれは飲み込まれていった。
「ん・・・ふあぁ・・・」
一番奥まで入ったところでアーチェが一際大きく息をつく。
「ぁは・・・くれすの・・・奥まで入ってきてる・・・」
「く・・・アーチェ・・・」
子供っぽさの残る声質そのままに艶っぽい口調で喋るそのギャップにクレスの情欲の炎がかきたてられ、快感を求めてアーチェに腰を叩き付け始めた。
アーチェの方も自分の内部を掻き回すクレスの熱を感じ、チェスターのいきり立ったモノを口に含みながらも、下腹から与えられるなんとも言えない快感を味わっていた。
自身が激しい快楽に身を寄せているせいかチェスターに対する奉仕もだんだん激しくなっていた。
唾液を絡めて味わうようなゆっくりしたものではなく明らかに射精を促すクライマックスのフェラだ。
チェスターも自身の一番敏感な部分でそれを感じ取り、同時に昂ぶりと限界を感じた。
「アーチェ・・・そろそろ・・・」
チェスターは反射的にアーチェのポニーテールが揺れる後頭部を両手で掴んで自身の股間に押し付けた―否、押さえつけた。
「ん・・・!!んーー!!!」
アーチェの小さな口にはとても収まりきらないチェスターの剛直から大量の精液が吐き出され、口内一杯に白濁を流し込んだ。
押さえつけられるとは思っていなかったアーチェが小さな悲鳴を漏らすも、口内一杯に吐き出された精液で最早叫ぶどころで無くなっている。
と。
「アーチェ・・・僕ももう・・・」
と、言うクレスの言葉を聞いたのと同時に、アーチェは内部の異物がビクビクと震え下の口にも熱いものが流れ込んでくるのを感じていた。
「ん〜〜〜・・・・!!!」
喉に直接流し込まれるチェスターの味と、最奥に放たれ子宮をびりびりと感じさせるクレスの熱。
その時のあまりの快感にアーチェ自身も身を捩り、ビクビクとアーチェの喉に精液を流し込み続ける剛直を口に収めたままくたりとチェスターに身を委ねるように倒れ込んだ。
クレスがアーチェから自身を引き抜くと、許容量を超えた分の精液とアーチェの愛液が混ざり合った液体がドロリと零れ落ちベッドを汚した。
チェスターの剛直が口から引き抜かれると飲み切れなかった分の精液が唾液と混ざり合って口の端を伝った。
(こんな所まで仲良しじゃないのよ)
欲望の赴くまま、本能の掻きたてるままに行動した結果、同じような末路を辿ったクレスとチェスターの精液を考え、こんな状況だと言うのに若干の微笑ましさを覚えたアーチェは快感の余韻に浸る二人の気付かぬ間に一人クスリと笑う。
しかしまだ少しも萎えないチェスターとクレスのそれを確認すると再び女の顔を貼りつけたアーチェが体勢を変え、続きを促した。
―港町ベネツィアの晴れた昼下がりだった。
After
目を覚ます。
開け放たれた窓からはオレンジ色の光が射し込んでいて隣に眠るクレスとチェスターの横顔を明るく照らしていた。
そういう自分も光が眩しいのでおそらく他人が見ればこちらの顔もてらされているのだろう。
「っと・・・寒・・・」
―アーチェは当然の如く下半身が裸だったので寒さを感じ目覚めたのだった。
(男って出すもん出せば服脱がなくてもいいなんて。ズルいじゃん)
などとどうでもいいことを考えながらベッドの上でくしゃくしゃになったスカートを部屋の隅に放り投げ、チェスターのズボンを適当に合いそうなものを出してはいた。
「に・・・しても」
『お前は結局どっちなんだよ・・・』
チェスターの真剣な瞳と真剣な言葉が頭に浮かんだ。
「そんなもん・・・」
『そろそろ俺なのかクレスなのかハッキリしやがれ。こんな曖昧でいいのかよ、お前は』
先ほど寝ていた場所に再び寝転ぶ。
強く倒れ込んだつもりだったが二人とも余程疲れているのか起きる気配はなかった。
「決まってるじゃない」
「くれすv」
隣に眠るクレスの額にそっと口を付け
「ちぇすたーv」
同じように額にキスをした。
「二人とも・・・大好きv」
↑一応 完 でした
クレス君早すぎじゃねー?とか、得ろ短っ。とか、苦情がディスプレイを通して聞こえてきそうですがお久しぶりです。
すみません、本当はチェスクレでアチェたんサンドイッチ書きたかったんですが技量が足りませんでしたです。はい。精進します。
そいえばここでアチェたんの需要が低いのは自分が評判落としてしまっているんでしょうか。。
だとしたらすみません 。
アチェたんはもっと可愛い子です。。
これ以上いうとクレクレと変わりませんか。もう言いませんスミマセンでした。では
壁|ミ サッ
ネ申キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
とりあえず乙
GJ!
サンドイッチハアハア
アチェたん(;´Д`)ハァハァさん、2対1で責められるシチュが大変ぐっじょぶです。
強引にするつもりが、実はもて遊ばれちゃってるチェスターが、哀れというか何というか。
ところで、別にアーチェの需要は決して低くはないと思うのですが。
ただ、貴方が色々と書いてくださるので、他の人間がSSを供給する必要があまり無いと言うか。
という訳で、これからもアチェたんにいろんな事をさせちゃってください。
その日も地上の雪は止むことがなかった。
加えて今日は風も強い。視界は最悪で、一寸先も不確かだった。
吹きつける氷雪に青い髪と外套を靡かせ眼を細めて吹雪の帳に覆われた建造物、それが佇んでいるであろう方角を睨め付ける男が一人。
地上軍第一師団団長、ディムロス中将である。
極秘任務のため、数十名の部下と共にこの雪原まで赴いたはいいが、
この吹雪の中立ち往生していたのだった。そしてそのまま今に至っている。
「……くそ」
食いしばった歯の間から無意識の呪詛が漏れた。
自分から志願したとはいえ、こんなにも不愉快な任務はないと思った。
地上軍を裏切ったバルバトス・ゲーティアが逃走の末にあの建物に立て籠もったという。
そしてたまたま運の悪いことに、衛生兵数人がその時その場に赴いていた。
無事でいるか案じているより、助けに行きたいとディムロスは思う。しかしこの吹雪だ。ここで焦燥に駆られて立ちつくすより他になかった。
ようやく吹雪が弱まり、うっすらと建物の輪郭が見え隠れしている。
あれは確か後方支援の物資を貯蔵する倉庫だ。
以前アトワイトに付き合って来たことがあったと、吹雪に外套をはためかせながら、ふと思い出していた。
そういえば、恋人であるアトワイトとはここ数日まともに逢っていない。
そのことを思い出すと急に心が寒くなる。
この任務を終え拠点に帰還したら、真っ先に会いたい。できるなら今夜は彼女の暖かな体を抱いて眠りたい。
アトワイトと過ごす時間はかけがえのないもので、彼の数少ない楽しみのひとつだった。
いつしか吹雪も止む時を告げていた。物思いにふけっていた彼の背後では何やら騒ぎが起こっている。
あまりに場違いな甲高い声にディムロスは怪訝な顔をしつつ、声の方へと振り返った。
「どうした。何かあったのか?」
「はっ、この者たちが……」
後に控えていた部下数人が困惑の表情で一人につき一人ずつ、誰かを押さえつけている。
拘束されている人物はいずれも小柄で、声は高い。こんな部下はいただろうかとディムロスも不思議に思ったほどだ。
「中将閣下ぁ!」
ついに兵士を振り払い駆け寄ってきたのはうら若い少女たちだった。
アトワイトの部下の衛生兵だ。部下の兵士に目で合図を送り、下がらせる。
おそらくバルバトスの恐怖から解放されたばかりで気が高ぶっているのだろう。
彼女らの年からすれば無理からぬ事だ。叱責するほどのことではない。
「無事だったか」
ディムロスは胸を撫で下ろした。目の前の少女たちは、泣いてはいたが怪我一つしていない。
だが、次の一言がディムロスを絶望の底へと突き落とした。
「あの中にはまだ大佐が、アトワイトさんが……!」
薄暗い倉庫の中は血の臭気が充満していた。その中にふたつの人影が対峙している。
「……ディムロス中将はあなたを探しているわ」
震える足を奮い立たせてアトワイトは相手を睨み据えた。精一杯の虚勢を張って、淡々とした声を作って。
「せめて、最期ぐらいは堂々としたらどう?」
口の端が震えた。怖かった。
せめてもの救いは、部下の少女たちをここから逃がしたことだった。
助けは来ない。だが脅えた表情だけは見せたくない、我ながら見栄っ張りだと自分でも呆れる。
目の前の男はただ蹲って自嘲の表情を浮かべているだけだ。
だのに、彼を取り巻いた異様な空気はアトワイトほどの戦士をも竦み上がらせていた。
「お前は正しい」
一体何人殺したのか、石床の上にどかりと座り込んだままのバルバトスの全身は
返り血でどす黒く染まっていた。巨大な戦斧は血や漿液で濡れきっている。
その生臭さにアトワイトは吐き気すら覚えた。この男の性根の卑しさと、粗暴さにも。
「俺はもう破滅だ。地上のどこにも居場所などない。どこへ逃げようとあいつが俺を殺しに来るだろう」
「………………」
「ただ一つだけやり残したことがあったのでな」
そこでようやくアトワイトを見、にやりといやらしい笑みを浮かべる。
「やり残したこと?」
嫌な眼だ。人を人とも思わない。女を物としてしか見ていない。
アトワイトはバルバトスが心底嫌いだった。
この男が自分という一人の人間を愛しているのかも定かではなかった。
ただ一言、俺の物になれ、と一度だけこの男が自分を口説いたとき、こっぴどくはねつけたものだった。
バルバトスはアトワイトの美しさを愛でた。ある者は彼女の艶やかな髪を賞賛し、ある者は彼女の紅玉の瞳を美しいと言った。
馬鹿げている。アトワイトはそう思う。根っからの軍人である彼女にとってそれは侮辱だ。
整った容姿など要らない。うわべに引き寄せられるだけの男も嫌いだ。
けれど、ディムロスは違う。
他者を癒し救うために働きつめやつれた白い頬を無骨な手で包み込み、
剣を振るい、血に汚れ、多くの命を守った手を綺麗だと褒めた。
アトワイトが彼の愛に応えたのは当然と言えた。ありのままの彼女を受け止めてくれる。
そんな彼の隣を歩んでゆくのだと思うと、アトワイトの胸は誇らしさと愛しさで一杯になる。
最も憎む男に愛された女をバルバトスは憎んだ。
それからのバルバトスがアトワイトを見る眼は愛でるためのそれではなく、逆恨みと妄執に曇っていた。
たまたま逃げ込んだ倉庫にアトワイトが滞在していたのはただの偶然だ。
だが、その幸運を最大限に利用するまでだとバルバトスは信じてもいない神に感謝した。
今ならディムロスもいないのだ。
367 :
名無しさん@ピンキー:04/06/18 07:09 ID:ACZtJeoK
>363-366
ええい、ちょっとと言わず、身ぐるみ全部置いてゆけぃ!
……いや、冗談ですけど。シリアスな雰囲気が良さげなので、続き期待してます。
370 :
316:04/06/19 09:51 ID:G8LBgVep
話の間でスマソだが、
そろそろ試作品を今日の深夜1時半頃にに投下する。
途中まで挙げるが、それで気に入ってくれたら続きかきまつ。んじゃ。
372 :
316:04/06/19 13:53 ID:G8LBgVep
>>371の「ふふ・・・」が気になるが、
現在執筆中。
オンラインTRPGが始まる時間までに終わるかな・・・・
床子屋たんにシンフォニアドジソ作ってほすぃ…
凄まじく抜けそうだ
376 :
316:04/06/20 00:27 ID:9wcrJ5G6
ちょっと予定変更してますが気にせず投下。ちょっと更新スピード遅いので気長に待ってケロ。
「おかあさぁーーーん!!」
全壊した村の瓦礫の中で、一人の少女の悲鳴が上がった。
少女は――恐らく母親であったであろう――焦げた亡骸を抱きしめて泣いていた。
『・・・・別れは済んだかね、リア?』
その少女――リア――の目の前にいる男――耳の長さからしてエルフであろう――が、少女を見下しながら言う。
「どうして・・・デミテルさん・・・・」
リアはややか弱い声で言った後、「キッ!」っとエルフ――デミテル――を睨みつけた。
「なんでこんな事をしたの!?」
リアは溢れる涙を堪えきれぬまま、その視線をもう一度デミテルに向けた。
デミテルは、その溝川の腐ったような暗い瞳をぎらつかせ、少々眉をしかめた。
『・・・・お前達人間には到底判り得ない事だ。特にお前たちのような魔科学に携わった人間共にはな・・・』
デミテルは何か苛立ったような感じでそういうと、右手を高々と上げる。すぐに魔力が集まり始め、強力な魔導球を
形成する。
『そろそろ時間だ。安心しろ、すぐに家族に会わせてやるぞ・・・』
――もうだめだ。
リアは目をつぶり、死を覚悟した。
377 :
316:04/06/20 00:29 ID:9wcrJ5G6
「ファイアボール!」
――バシィ!!
しかしその魔導球は、リアに届く直前に火球によって相殺された。
「大丈夫!? リア!!」
その声の主は、リアの元へと駆け寄った。
「・・・アーチェ!?」
リアは駆け寄った彼女――アーチェ――は、リアをそっと抱きしめると、デミテルをキッと睨んだ。
「デミテル!! アンタどうしてこんな事したの!?」
『・・・フン、誰かと思えばローンバレーの小娘か・・・。貴様が邪魔立てした所で何になる?』
「なんですって!?」
『・・・・・・ん? 待てよ・・・』
そしてデミテルはアーチェのわめき声など聞く耳持たず、一人考え事を始める。
――そしてしばしの間が流れ、デミテルは口元をニヤリの歪め、こう呟いた。
『・・・丁度いい。普通に殺すだけではつまらんからな・・・』
とりあえず、ここまで。
エロ入ってないじゃん、漏れ_| ̄|○
これで続きが読みたい人が多かったら書きます。
ぬをー、なんで皆して寸止めばっかりするんだー。
続き書いてくんなきゃヤダヤダァ!
>>316 短っΣ(゚Д゚;)
とりあえずエロまで投下してミヨーヨ、エロパロ板なんだし
380 :
316:04/06/20 01:10 ID:9wcrJ5G6
>>378-379 ちょっと待ってくれ。今日中は無理。
明日の午前中にでも投下します。多分。
無理なら夜ね
( ´-`).。oO(期待してます)
382 :
316:04/06/20 14:41 ID:9wcrJ5G6
予定より早く完成したので、続き投下っす。あと、SSの内容に関してのツッコミは後にしてくれ(;´Д`)
ちゃんと解説するから。
「な・・・・・・何をする気よ?」
デミテルのその笑みに、思わず背筋に悪寒が走るアーチェ、そしてアーチェの服の袖をぎゅっと掴んで怯えるリア。
『そうだな・・・・少し私の悪戯にでもつきあってもらおうか・・・!!』
デミテルはそう言うと、二人に向けて何かの魔法を放った。そして不覚にも二人はその魔法にかかってしまう。
「・・・何よ。何も起こってないじゃない」
アーチェは自分の体を見回してみるが、特に変化は見当たらない。
『・・・・・・来い』
「え・・・な・・・・きゃあ!」
デミテルの言葉にアーチェは自分の意思とは裏腹に従ってしまう。つまり、「体が勝手に動く」のだ。
「・・・・・・アーチェ・・!?」
リアの制止に反し、アーチェはフラフラとデミテルの元へと歩み寄ってしまう。
そしてそうこうする内にとうとう、アーチェはデミテルの目の前まで来てしまった。
『・・・どうした? 何も起こっていなかったんじゃないのか? ククク・・・』
アーチェの全身を舐めるように見回しながら、さらに歪んだ笑みを浮かべるデミテル。
『さて・・・・・・ここでお前達を殺してしまうのは非常に惜しい。とくにお前達のような若い娘は・・・な!』
「嫌ぁ・・・・・!」
デミテルはおもむろにアーチェの服を引き裂いた。アーチェの彫刻のように美しく、かつ幼げな裸体が露になる。
「アーチェ!! ・・・きゃあ!」
リアは友を助けようと駆け出そうとしたが、デミテルの魔法によって、地面に押さえつけられてしまう。
『・・・・・・安心しろ。お前は後に取っておいてやる・・・。お前はそこで自分の親友が堕ちる様をじっくりと見届けるんだな・・・・・』
デミテルはそう言って、アーチェの方へと戻っていった。
383 :
316:04/06/20 14:41 ID:9wcrJ5G6
『・・・ここの様子はどうだ・・・?』
「ひっ・・・・!?」
デミテルがおもむろにアーチェの陰部に指を差し伸べると、淫蜜が潤滑油の役割を果たし、アーチェに今まで感じた事のない
刺激を与える。先ほどの魔法に含まれた催淫効果によって、アーチェの花弁からじわじわと淫蜜が溢れていた。
『どうした? 嫌ではなかったのか? ククク・・・・』
デミテルはアーチェの蜜壺を焦らす様にかき回し、さらにアーチェを堕とすための言葉で、アーチェの精神を少しずつ崩していく。
「やあ・・・は・・・あ・・・ひあ・・・!」
(やだ・・・・やだあ・・・・!)
デミテルの指の動きに加え、その言葉によってアーチェもしだいに感覚がマヒしていく。
『・・・・そろそろか?』
デミテルは秘部からゆっくりと指を引き抜くと、アーチェは小さな喘ぎ声を上げて、その場に崩れ落ちた。
「い・・・あ・・・」
デミテルの指に絡みついた、その自分の淫蜜を見て、アーチェは羞恥心に顔を赤くする。
『・・・どうした? その顔はよっぽどさっきの指が恋しそうだが・・・?』
「・・・・!! 違・・・!」
アーチェはその言葉を否定しようとするが、肝心の下半身はなおも恋しそうにひくついていた。
『そうか、そんなに恋しいか・・・・?』
デミテルは、今だ歪んだ笑みを浮かべ、まるでアーチェを見下すかのような――いや、まさにそれに等しいのか――
目でアーチェを嘲笑った。
『ならばくれてやるわ!』
384 :
316:04/06/20 14:43 ID:9wcrJ5G6
――ドスッ!
「ぎゃああああああ!?」
なんと、デミテルはアーチェの陰部を靴で思いっきり踏んづけたのだ。
その激しい痛みと、淫核への強烈な刺激によって、一気に絶頂に上り詰めた。
その拍子にアーチェの陰部から潮が吹く。
「あ・・・く・・・あ・・・」
その痛みと快楽が混じりあって、アーチェの精神を突き崩していく。
385 :
316:04/06/20 14:43 ID:9wcrJ5G6
『おい、いつまで倒れている・・・?』
「ひぎいっ!?」
デミテルはアーチェの髪を引っ張り、無理やり起こす。
『向こうが暇を持て余しているようだ。お前も手伝ってもらうぞ』
デミテルのその無感情な台詞に、二人は声すらも上がらない。
そしてデミテルはそのままアーチェをボロ雑巾のように引きずりながら、リアの元へと歩み寄った。
『さて、次はお前の番だな・・・』
「あ・・・あ・・・」
もはやリアは完全に心に芯まで怯えきっており、今にも泣き出してしまいそうな状態だ。
『よし、アーチェ。コイツを犯せ』
「・・・・・・!?」
デミテルのその言葉にアーチェは反応する。もはや操り人形のように、うつろな目でリアの元に歩み寄り、
リアの上に乗る。そして、
――ビリビリィ!
「い、嫌ああああああっ!? アーチェ、止めてえええええ!!」
しかし、そのリアの叫びも空しく、アーチェはリアの曝け出された胸を力いっぱい握る。
「ひいいっ!?」
術の催淫効果により、リアの感度もまた上がっていた。
「リアぁ・・・気持ちいいのお〜? アハハ・・・」
アーチェはもうすでに半ば発狂状態に入っており、リアの胸を握り潰すかのように力いっぱい握った。
386 :
316:04/06/20 14:45 ID:9wcrJ5G6
「やあっ・・・痛い! 止めてええ!!」
リアは快楽よりも痛さの方が強まって、ひたすら悲鳴を上げ続ける。
「こっちも濡れてきてるよぉ?」
「ひあっ!?」
そう言うと、アーチェはリアの秘部に右手の中指と薬指を差し入れる。そして余った親指でリアの淫核を撫で回す。
左手の胸の愛撫はまだ続けられており、かなりやさしい愛撫になってきていた。
「あ・・・い、いいよお・・・・・vV」
アーチェの与え続ける快楽に、最初は嫌がっていたリアも、少しずつ、少しずつ、その甘い刺激に身を委ね始める。
『そのくらいにしておけ、アーチェ。』
突如、デミテルが口を挟む。そしてその言葉に従い、アーチェは全ての動きを止めた。
「やだあ・・・止めないでえ・・・・?」
『・・・・・何を言っている? 止めろと叫んでいたのはお前の方だろう?』
「!!・・・・それは・・・・」
自分たちがデミテルの術中にはまった事を、リアは今更ながら後悔した。
『そんなに欲しければ、言え。そうすればすっきりするぞ・・・・』
「・・・・」
(ダメ、言っちゃダメ・・・)
ここでアーチェに欲しいと言ってしまえば、二人の関係は粉々になってしまう。
リアはその事が一番怖かった。大切な親友を失いたくない。嫌だ。助けて・・・・。
「リアぁ〜vV」
「んっ・・・!」
アーチェはリアにそっと口付けをして、言った。
「一緒に行こうよ。ねえ・・・」
「ダメ、ダメよアーチェ」
「・・・友達でしょお?」
「・・・・!!」
その言葉にリアは自分を縛る鎖が断ち切られたような感覚を覚えた。
387 :
316:04/06/20 14:47 ID:9wcrJ5G6
「・・・・よ」
「・・・・?」
アーチェはリアの弱弱しい声が聞き取れず、首をかしげる。
「・・・しようよ、アーチェ・・・。一緒に・・・」
「リア〜vV!!」
リアのその言葉によって、二人はとうとう友という一線を超えてしまった。
『・・・・ククク・・・・・ハーハッハッハ!! とうとう自分で懇願したか。いいだろう。その勇気に免じて、
お前には最大の快楽を与えてやろう・・・!』
デミテルはそう言うと、アーチェに更に魔法をかける。
すると、アーチェの下半身から徐々に男根のような物が伸び始める。
「ああ・・・・vV」
そのアーチェのモノに、リアはうっとりとした表情を浮かべた。
「行くよぉ、リアぁ・・・」
アーチェはうつろな目で、少し口元から涎を零しつつゆっくりとリアの、内部へと挿入を果たした。
「ひあああっ!?vV」
その怒涛の快楽に、二人の体は思わず仰け反る。
「ああ、アーチェぇ・・・・いいよおぉ・・・・!!」
「リアの中こそ・・・・熱くてとろけそうだよぉ・・・!!」
そして二人はじゃれ合う子猫のように、もしくは雪山で遭難してしまった人のように、お互いを求め合い、
そして感じ合い、二人のオルガは徐々に増していく。
388 :
316:04/06/20 14:49 ID:9wcrJ5G6
「あ・・・リアぁ・・・あたし・・・もう・・・・!!」
「いいよ・・・・アーチェぇ・・・・・来てぇ・・・・・!!」
そして、二人がお互いを抱きしめ合い、アーチェが思いっきり強く腰を打ちつけた時―――
『あ・・・ああーーーーっっっ!!!』
二人は遂に絶頂に達し、果て、力なくその場に崩れ落ちた。
「あ・・・あ・・・vV」
そして絶頂の余韻に浸る二人を尻目に、デミテルは二人を見下して、言った。
『ククク・・・・よかったなあ、リア・・・。お前の友人に処女を散らしてもらったんだぞ。フハハハ・・・』
そしてデミテルは二人から間合いを取った後、右手を掲げて魔力を集中させ始めた。
『さあ、そろそろ時間だ・・・せいぜいあの世でも結ばれ続けるがいい・・・・』
デミテルはそう言って、その右手にある魔法を二人に向けて放った。
そしてその魔法は光に変わり、やがて村全体を光で包み、そして―――
389 :
316:04/06/20 14:51 ID:9wcrJ5G6
「・・・・だ。しっかりするんだ!!」
・・・誰・・・?
私がゆっくり目を開けると、そこには三人の男女がいた。
一人は赤いバンダナの剣士の青年。一人は白いローブに身を包んだ金髪の女性。そしてもう一人は奇抜な服装をした
学者風の男。
「よかった。気がついたんだね・・・」
剣士の青年は安堵の笑みを浮かべた後、私に言った。
「ああ、そうだ。名前を言ってなかったね。僕はクレス。君は?」
その傍らで男が「我々は急いでるんだぞ!?」と言いながらも、必死に女性になだめられていたが、そんな事は無視して、
私は言った。
「・・・・・・リア」
END
390 :
316:04/06/20 14:53 ID:9wcrJ5G6
糸冬 了です。
文才なさ杉だぞ、漏れ_| ̄|○
なんか最初に言った物と大きく変わっちゃったけど、一応やりたかった話の流れはできたので、よしですな。
それにしてもアーチェを苛めすぎた。氏んでくる ∧|∧
(;´Д`)ハァハァ
392 :
名無しさん@ピンキー:04/06/20 23:00 ID:jXEbLMUf
(*´Д`)ハァハァ…ウッ
ageちゃった…_| ̄|○
395 :
316:04/06/20 23:24 ID:lwxdaGna
316さん、乙でした。
虐め抜かれるアーチェとリアにハァハァ……。フタナリ好きには堪えられんモノがあります。
氏んだりしないでまた書いて下さい。
316氏乙でした。。。アチェたんキター。。。
もう虐めまくってもらえると個人的には嬉しい限りです。。。
やはり他人様のアチェは可愛くて良いですね;;
もっとグッチャグチャに虐めてしまっても可愛いかもですね・・・書き逃げ氏と316氏に触発されたのでまた書くことになりそうですW
398 :
316:04/06/21 09:19 ID:ljHHcVDO
アチェたん(;´Д`)ハァハァ 氏と396氏の感想乙!
そこまで言ってもらえるとうれしいです。
∩_∩ ∩_∩ ∩_∩
( ´Д⊂ヽ ( ´ー⊂ヽ ( ´∀`)
⊂ ノ ⊂ ノ ⊂ ノつ
人 Y 人 Y 人 Y
し (_) し (_) し (_)
「僕はSSを書いててもいいのかもしれない…!」
399 :
名無しさん@ピンキー:04/06/21 17:31 ID:5zGWrvl5
すまそ、上げちゃった(´д`;)
とりあえず、今度はなりきり1のディオ×メルで考案中。
中古で買ったので、必死になってやってます。
2ノホウガオモシロカッタヨ・・・_| ̄|○
誰かこのスレのネタを土人にしないかとふと思ってみる。
RO?ではあるみたいだけど。
それにしてもなりきりムズイよママン・・・∧||∧
初めまして。突然の乱入失礼します。 今、ジーニアス×プレセア小説(さすがに12歳はヤバいんで16歳って設定で)書いてるんですけど、このスレに投下しても大丈夫でしょうか? すいません、なんか自信なくて…orz
>>403 だーいじょうぶ、こわくないから投下してしまいなさい。
誰でも最初は始めてさっ。がんばれー。
>>403 いけいけw
漏れも初心者だから心配無用
>>399 そこの掲示板ここのアドレス貼ってあるyo…
407 :
…#:04/06/23 19:39 ID:xKp8MTiX
>>407 なんだこれ?
それよりも、ちょっとエターニアでネタが思いつきましたよ。
いのまた作品は正直抜きにくい感じがあるのですが・・・・(個人的に
まあ、土曜日にでもカキコしときます。
ヒントとしては「チャットとk・・・・」
バルバトスの顔に不気味な笑みが張り付いている。あらゆる醜悪な感情の露呈そのものだ。
ゆらゆらと近づいてくる相手の狂気じみた気配に、全身がざわっと総毛立つ。
気丈なアトワイトでさえ恐怖を感じるほどだった。
ここから逃げたいと本能が悲鳴を上げるも、殺気に絡め取られた鉛のように重い手足は動いてくれなかった。
手が上がった。殴られるのか、武器を持っていたから斬りつけられるのかもしれない。本能的に目を瞑る。
だが、アトワイトの予想は外れ、無骨な指は華奢なおとがいを掴んでいた。
「殺すには惜しい」
囁きは猫撫で声だった。
ここで靡くようなら、生かしておいて自分の愛奴にしてやってもいい。
自らの寛大さに酔っているかのような声。
だが、顎にかけられた手は無下に払われた。
「…あなたに命乞いしてまで生きようとは思わない。未練はありません、殺しなさい」
向けられた眼は気高さを宿し、凛として冷たい。露骨な嫌悪を読みとったバルバトスの顔が険しくなった。
この状況下にあっても屈服しようとしない、その剛毅。気丈さ。ディムロスへの貞節。
自分もかつてこの女のそんなところに、そんな女だったからこそ想いを寄せていた。
だが、手に入ることはないという事実を突きつけられたときから恋情は憎しみに変わり、
彼の中でほんの些細なことで堰を切ろうと待ちかまえていたのだろう。
|-`).。oO(このまま土曜にSS投下してもいいのかな・・・。穴子SS完結の後がいいかな・・・)
◆記事で綴るテイルズの歴史◆
(かなり誇張があります。嘘を嘘と見分けられない人は(ry)
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2004.6.20 ゲームボーイアドバンス用ソフト「テイルズオブファンタジア」の任天堂審査にともない、
ナムコが密かにゲーム情報の事実の隠蔽を指示し、任天堂の審査を通過していた問題が浮上。
「ファンタジアのミントは生まれつき下着をはいてない」
ttp://colorw.hp.infoseek.co.jp/gm43cg.jpg というゲーム内容の社内文書が、2003年5月、
当時の任天堂の厳しい審査で発覚するのを恐れ事前にシュレッダーで廃棄していた。
任天堂の岩田社長は
「誠に遺憾。"清楚なヒロイン"という契約で吾が社が販売を請け負っただけに
ナムコの責任は重大だ。例の完全版の問題もあわせて
ナムコを厳しく追及していく構えだ」と怒りをあらわにした。
この卑猥な設定がGBA版ではじめて加えられたものか、それともSFC版からのものかは不明だが、
キャラクターの性欲の設定までも怠らないナムコ社員のひたむきで正直な姿と
後に脇役に人気を取られて低調ぶりのヒロインへの寛大な思いやりにオタ購買層から鼻息があがる。
ぱんつはいてない
地下牢でパンツはいてないのを黒騎士達に見つかり大変なことになるミントたんを想像してみる
こんばんは。
以前ここにカキコさせていただいたLLTです。
ちょっとだけジニプレ書き進めたんで投下します(メチャメチャ自信無…)
読むのと書くのとでは全くちがうんですね…精進します。
〜赤い糸〜
世界再生の旅を終えてから、4回目のジーニアスの誕生日。
誕生日パーティーでは、ロイドやコレット、リフィル達から、贅沢とも言えるプレゼントを貰った。
たくさん話をしたりしてとても楽しい時間だった。だが、それでもジーニアスの心はぽっかりと穴が空いたようになっていた。何故?
理由は解っている。
一番大好きな女の子―――プレセアが、一回も顔を出していない事だ。
「まあ、プレセアちゃんのガキんちょに対する好感度なんてその程度だ!ここはスパっと諦めた方が良い!」
「アンタ……一応そのガキんちょも純粋な少年なんだからさ、傷つくような事、言わないほうが良いと思うよ?」
ゼロスの発言にすかさず突っ込みを入れるしいな。
「もう…皆考えてみてよ?ボク、もう16歳だよ?そんなに子供扱いしないでよね」
「でも所詮俺たちの中では子供だろー?」
「うっ………」
一応は間違っていない事を言われて口篭るジーニアス。
(ボクだってもう子供じゃないんだし、その気になればプレセアだって…………なっ、何考えてるんだボクはッ!)
いつの間にか(…)部屋へ戻っていたジーニアスは、小一時間考え込んでしまっていたらしい。
先ほどから誰かがドアをノックしている事に気付くのに数分かかった。
「はっ……はい!」
慌ててドアを開ける。
と、そこにはプレセアの姿があった。
「…こんばんは…」
あまりに突然なプレセアの来訪にジーニアスは混乱する。
「ぇえっ!?プレセア!?なんで、どうしてここに!?」
「…今日、ジーニアスの誕生日でしたので、プレゼントを渡しに来たんです…」
「プレゼント!?…あれ?でも、プレセア、何も持ってないよね…;」
「はい、何も持っていません。…というか、『モノ』ではなくて…」
それだけ言うと、プレセアは無言になり、自分の服に手を掛け始める。
プレセアのその行動は、ジーニアスを更に混乱させた。
「ちょっ…ちょちょちょっ……プレセア!?」
言い終わったときには時既に遅く、プレセアは自分の服を全て脱いでいた。
そしてその下の体には、赤いリボンが巻かれていた。相当長い物で巻かれているらしく、腰のあたりでリボン結びが施してある。
「…何にして良いのか分からなかったもので、リボンを巻けば少しはプレゼントみたいになるかなあ…と思いまして」
絶句しているジーニアスを余所に、淡々と語るプレセア。
当のジーニアスは混乱しながらも、リボンが上手く巻けなかったのであろう肩や胸元から見える白い肌に視線が釘付けになっていた。
「…ジーニアス」
「え!?な…何?」
「顔が…赤いですよ」
「そ…そうかな…」
もう自分がこの会話でどんな返答をしているのかすら解らなくなってきた。
「風邪ですか…?」
「いや、風邪ではないと思うよ…」
(それよりも…なんか…下の方が熱いような…)
とりあえず途中までです;;
なんだか小説なんて書くの初めてに等しいもので本当に申し訳無い。
嫌いな方はスルーしちゃってください。
では、また……?
|-`).。oO(・・・・どうしよう・・・・投下し辛くなった・・・・)
流れに逆らって投下。今回はギャグも入れてみました。
「う〜ん・・・・。この光沢、このすべすべ感、やっぱり機械って・・・・崇高だなあ・・・・」
バンエルティア号の中、一人物思いにふける一人の少年・・・・あ、いや・・・・漏れが悪かった。
ん? わ、待て!! エターナルスローは勘弁してくれ!! 訂正するからストオオオオップ!!
・・・・もとい、少女がいた。
名はチャット。見ての通りの海賊・・・・え、違う? ・・・・もとい義賊である。
そんな彼女は今、愛機バンエルティア号の整備を行っていた。
ちょうど手下(本人らは認めていないが)のリッド達はティンシアへ買出しに行っており、チャットにとっては、
普段、うるさいあの動物がいない今だからこそ、チャットはいつもよりも丹念に整備を行う。
まさに幸せの絶頂というべきか。
「ふ〜んふふんふ〜ん♪」
鼻歌まじりで上機嫌のチャット。しかし――
『・・・・・・・』
――ビクゥッ!!!
「・・・・・・え?」
チャットはその手を止めた。まさか――
「ハ・・・・ハハ・・・・、や・・・・やだなあ・・・・気のせいだよ・・・・ね」
チャットは気にしないようにしながら、作業を続ける。
『・・・・イッキー・・・・』
(ふりむいちゃダメだふりむいちゃダメだふりむいちゃダ)
某ホラー映画のセリフみたいなのを心の中で絶叫しつつ、そして滝のような汗を流しつつ、チャットはなお作業
を続ける。
静かになった。なんだ、やっぱり気のせいだよ・・・。チャットが安堵のため息をついたその時―――
『クイッキーーーーーーー!!!』
「うわあああああああああああああっ!!??」
そしてお約束のように、それはチャットに飛びついた。
そしてチャットはこれまたお約束のように床に仰向けで転ぶ。
―――悪夢だ。これは何かの悪夢だ。だってコイツはリッドさん達と一緒に・・・・!!
チャットがそんな事を考えているのも露知らず、ソイツ――クイッキー――はチャットの胸元にまで上ってきた。
「や、やめろおおっ!! 離れろ!! 離れろ!! う、うわあああああん!!」
チャットはジタバタともがくが、いっこうにクイッキーは動かない。しっぽを振りながら、ただじーっとチャットを
見ているだけだが、チャットにとってはこの世の地獄そのものであった。
『クイッキー♪』
ふと、クイッキーはチャットににじり寄ると、そのまま――
すりすり。
チャットの体――しかも胸の辺り――に顔を埋め、すりすりし始めた。
「や・・・・やめろ、くすぐったい!! アハハ・・・・やめろ・・・・アーハハハ!!」
チャットは無理やりクイッキーを引き剥がそうとするが、とうのクイッキーは、全く止めようとしない。
すりすり。
この激闘(?)が何分続いたのだろうか。さすがのチャットにも疲労の顔が見え始めていた。
「ぜえ・・・・ぜえ・・・・や、やめろ・・・・ぜえ・・・・はあ・・・・」
もはや笑う気力も失ったチャットはもう、「やめろ」と言うだけで精一杯だった。
そんな時――
ふにゅ。
「・・・・・・・!?!?!?!?」
不意にクイッキーの頭が彼女の乳首を刺激した。その感覚にチャットは敏感に反応する。
「え・・・・なに・・・・今の・・・・?」
チャット自身、全く経験したことのないその感覚は彼女を困惑させた。
『クイッキー♪』
そんなチャットの様子に気づいたのか、クイッキーはチャットの服に潜りこみ、
――ぺろ。
「ひああっ!?」
不意に胸の突起を舐められ、チャットの体は仰け反る。
『クイッキー』
しかし、クイッキーはそれを続けた。
「やだっ・・・・あ・・・・ん・・・・なに・・・・これ・・・・」
チャットはその感覚になお戸惑っていたが、下半身に奇妙な違和感を感じた。
熱い。下半身が熱い。けどどうしたらいいのか判らない。
そんなこんなで彼女の思考回路は完全にショート状態の中、
『クイッキー』
それに気づいたのか、今度はチャットの下半身に潜り込むクイッキー。
「あ・・・・あ・・・・」
その伝う感覚だけでも敏感に反応するチャット。
『クイッキー!!』
そして彼女のそこに到達した時、
クイッキーが一際高く鳴いた・・・・・・ような気がした。
「なあなあ、キールゥ・・・」
「な、なんだ!? 今調べ物をしている最中なんだ! 邪魔するな!」
キールのその反応に少しむすーっとしながらも、メルディは続けた。
「・・・・クイッキーしらないか?」
「・・・・知らん」
「案外、そこらで飯でも食ってるんじゃないか?」
「もうっ!! リッドじゃないんだから、そんなワケないでしょ!!」
リッドのそんなぶっきらぼうな返答にファラが叱咤する。
「おう。まあ、この時期だから・・・・そう、アレだろ、アレ」
『アレ?』
一同がフォッグの言葉に反応した。
「ほら・・・・その、動物は春になると・・・・アレするだろ、アレを――」
「こうびかー?」
『・・・・なっ!?』
メルディの言葉に、三人は固まる。
「わーい、こうびこうびー♪」
「やめろおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!!」
一人の少女の純粋な言動に、一人の学士が絶叫したのは言うまでも無い・・・・・・
「やあっ・・・・はう・・・・うああっ・・・・!!」
バンエルティア号のエンジンルーム、床に転がるチャットはその激情に必死に耐えていた。
服はクイッキーによって半ば脱がされ、下半身にはクイッキーが取り付いている。
外からでは判り辛いが、この一人と一匹は繋がっている。つまり逆獣姦である。
クイッキーのモノは、チャットと同い年の少年のソレと同じ、または年下のソレぐらいだが、
彼女にとって、恐怖と快楽が混じったこの激情は、何にも表現しがたい――もっともチャット自身、こんな
ことは初めてなのだが――物であった。
「あ・・・・すご・・・・い・・・・いいっ・・・・もっと・・・・もっと突いてええっvV」
普段の彼女からは想像もつかない卑らしい言葉。チャットはその快楽に全てを委ねていく。
『クイッキクイッキー!』
リッドや某アルベインの剣士の秋沙雨もビックリな程盛んに突き続けるクイッキー。
「あ・・・・はあ・・・・あ・・・・なにか・・・・なにかくる!! やあっ・・・・きちゃうううvvVV」
チャットのその言葉に反応してか、クイッキーの動きが、より激しさを増す。
「あ・・・・ひ・・・・やあ・・・・あ、あああああああああーーーーーーーーっ!!!」
チャットが絶頂を迎えた瞬間、彼女の中に熱い物が注ぎ込まれた気がした。
「あ・・・・あ・・・・vV」
チャットはその熱い物を感じながら、絶頂の余韻に浸っていた・・・・・・。
「・・・・・・おい」
「・・・・・・何? リッド」
リッドの問いに反応するファラ。
「最近、ミョーにチャットとクイッキーの仲が良くなってないか?」
「あれ? そうかな? 普段から仲良しじゃなかったっけ?」
「・・・・・・お前、あれのどこをどうみたら仲良しに見えたんだ?」
ファラの鈍さにただため息をつくリッドであった・・・。
リッドの言うとおり、あれからチャットとクイッキーは仲良くなっていた。
・・・・もっとも、機械に毛を挟まれるのはまだ嫌みたいだが。
「ほら、おいでー♪」
『クイッキー♪』
バンエルティア号の一室、一人うれしそうにクイッキーを抱くチャット。
「・・・・ねえ」
『??』
「・・・・また、やろうよ?」
その震えているのが自分の声だとは、チャットにはなかなか実感できなかった。
END
糸冬です。
相変わらず文才無いぞ、俺。il||li _| ̄|○il||li
今回はちょっとエロだけじゃなく、ギャグも混ぜてみたっす。
LLT氏乙。
(・∀・)イイヨイイヨー 。続きも書いてください。
あと、また夜の9時頃に来ますんで、感想はその時にでも。
426 :
名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:32 ID:DQzUlXTL
GJ!
チャット・・・
ふーむ、なんとか完成して改めて見てみると・・・ひでえな、漏れ∧||∧
>>427-428さんらの感想乙。
それにしても3時間で、しかも即席でこれだけ書いた自分は一体・・・・
某所にて「君にはある程度文才はある」と知り合いに言われたんで、やっぱやればできるのかなあ・・・・(;´Д`)
LLT氏も寸止めなんかしないでジャンジャン書いて下さいっす。
それにしてもなりきりのネタがまだできない・・・・。
ゲームススマナイヨ、ママン・・・・_| ̄|○
アニメネタも書こうと思ったけど、資料が今手元に無い・・・・
小説版買おうかなあ・・・・
ps
とりあえず次回予告。
次回こそは「なりきり1」で書きます。
けど、何時完成するやら・・・・・
言い訳うざいです…
そんなに言うなら投稿しなけりゃいいじゃん
>>430 いい訳言う奴よりも、未完成でほったらかす奴の方がよっぽど
タチが悪いと思うがなあ・・・・。
とりあえず、
>>417-418GJ!
久々にハァハァしますた。
自分自身にGJなんて言うのやめなさいw
ワロタw
漏れもワラタw
つかメル蘭見ろよ>431
自演劇場
作品は良作だと思うが敢えて言う。
自演に失敗するような輩が2chでSSを書くな。
笑いをとるためのネタじゃないの?
↑漏れもそう思う・・・
JENIMI氏がんがれ、蝶がんがれ。
正直自分以外になりダン1SS書いてくれる人がいるとは思わなかったので期待してます。
自分はなぁ・・・完全にネタ切れしてます(汗
なりダン3出してくださいナムコ様 OTL
心眼で行間からにじみ出る、空気を読み取れば
善い自演、狙った自演、悪意のある自演、寂しい自演、虚しい自演が
21歳以上なら感じられるはず、と思いたい。
そんな俺は自演マスター。全てお見通し。
SSは座して待つ。
まあ自演失敗にめげず(?)、小説ネタ考案開始。
ゲームが進まんから大辞典購入。
そいや、なり1やって気づいたけど、ディオとメルは兄妹だったのね。
ps
マイナー志向様キタ━(゚∀゚)━!
応援乙です。
ナリダン3ダシテヨナムコ・・・・il||li _| ̄|○il||li
ジューダスとクラトス辺りでパーティ組んでみたいねえ・・・
とりあえず、リバースが地雷でない事を祈る。
チャットの逆獣姦GJ!
なんかカコイイ>441氏に捧げるおーるえちなアーチェたん。
こんなのもたまには良いですかねーとか。
よく中田氏されるウチのアチェたんですがその後のことをたまに考えたり。
おなか大きいあーちぇたん・・・(;´Д`)ハァハァ
↑ちなみに内容関係無し
↓では↓
チェスターは片手でアーチェの両手首を掴むと、もう片方の手でポケットの中から狩に使う細い麻縄を取り出した。
罠を仕掛ける時にはいつでも使う麻縄だったので扱いも手慣れたもの、アーチェが暴れるのも気にせずに後ろ手にアーチェの両腕を拘束した。
「な・・・なにすんのよ!こんなことしてただで済むと思ってんの!?チェスター!」
ぐっぐっと腕を動かそうとするも、縄はアーチェが力を掛けにくいように縛りつけてある。
ただでさえ筋力面は常人にも劣るアーチェが外せるはずも無く、そんな彼女に残されたのは叫ぶことだけだった。
「いますぐほどきなさいよ!アンタ何考えてんの!?」
激昂するアーチェとは対照的にひどく冷然としたチェスターは落ち着いた表情で自らが拘束したピンク色の少女を眺める。
いつもと違う様子のチェスターにようやく気が付いたアーチェは少し息を呑んだ。
「と・・・とにかくこれを一回外して・・・」
「嫌だね」
今度は最後まで言わせなかった。
そしてチェスターの言葉がアーチェの脳髄で理解されるより速く、靴裏がアーチェの腹部にめり込んだ。
衝撃はアーチェを後方につきとばす。
無論縛られた腕では受け身をとるどころか身体を守ることすらできず、拘束された手首を地面に思い切り叩き付けられ、その衝撃はさらに全身に伝わった。そしてようやく腹部に走る激痛と胃が引っくり返ったような嘔吐感。
無事な右肩に体重を掛けて横たわり、激痛と苦痛に身悶えし声も出ないアーチェ。
しかしその耳には確かにチェスターが近付く足音が伝わっていた。
「良い格好だなぁ?アーチェ」
はるか上方から振ってくる揶揄のような響きを含む声色にゾっとしないものを感じたアーチェだったが顔には出さなかった。
「なんでこんな事・・・」
アーチェは歯を食いしばり、キッとチェスターを睨みつける。
するとアーチェの予想外に今まで冷静だったチェスターの仮面にヒビが入り、怒りを露にしたような表情になった。
「なんでだと・・・!?ハッ、お前は全然意識してないのかもしれねえが、最近俺と喋ろうとしないよな?それに俺は知ってる―」
ふっと、再びにじみ出ていた憤怒の気配が飲み込まれ、いつものチェスターの皮肉っぽい笑いが漏れた。
「お前、いつも帰り遅いじゃねえかよ。男でも作ったのか?」
「なっ―――」
アーチェは絶句し、再び襲ってきた腹部の痛みに顔をしかめた。
チェスターは上からそんなアーチェを見下ろし
「―まぁ、いい」
と、呟いた。
「こんなことして・・・どうするのよ・・・」
嘔吐感を歯を食いしばってこらえ、涙を溜めながら、しかし敢然とチェスターを睨み付けながらアーチェはいった。
「ん・・・?どうするかな・・・」
からかっているというのではなく本当に何も考えていなかったというようなチェスターの言動に若干の不審感を抱くアーチェ。
胡乱げな表情でチェスターを見ると何かを思い付いたように顔の当たりまで歩いてきた。
そしておもむろに先ほどアーチェの腹部を痛打した靴裏をアーチェの首の上に置き、少し体重を掛けてくる。
にやにやと、しかし目の奥は笑っていない無感動な仮面に笑いの表情を貼りつけたような滑稽な表情でチェスターはアーチェの顔色を確認するように顔を覗き込んだ。
だが、殺生与奪の権を完全にチェスターが握った状態でもアーチェはキッとチェスターを睨み付けた。
「威勢・・・良いな・・・」
自分で言っておきながら別にそれがどうしたといわんばかりの声色だった。
「だけど・・・何時まで続くかな・・・」
「きゃあ!」
言い終え無いうちにチェスターはアーチェの胸元の服の止め具の部分に足を突っ込み、思い切り引き千切った。そんなに難しい構造ではないアーチェの服は止め具を失い、はらりと床に音も無く落下する。
そこにはもうスカーフが巻いてあるのみだが、それもチェスターが荒々しく靴で蹴飛ばして剥いだ。
陶磁器のように綺麗で整った、しかし決して大きいとは言えない控えめな双丘が露になる。
「なに・・・なにすんのよ! いい加減にしなさいよ!チェスター」
「うるせーな・・・」
チェスターはけだるげにアーチェを見るとかがみ込み双眸から目を逸らすこと無くアーチェの顎をつかんで顔を持ち上げ、その唇を奪った。
アーチェが目を白黒させていると一度口を離し
「舌に噛み付いたりしてみろよ、顎をこのまま砕いてやるからな・・・」
と、言い、顔面を蒼白にするアーチェの反応を見て一度暗い笑いをこぼした後もう一度アーチェの唇を味わった。
それはもはやキスとは呼べないほどの貪るような口付けで、アーチェの舌はこわばって縮こまり、チェスターの舌がアーチェの口内を這い回り絡み付こうと探っていた。
次第にアーチェの意識は憤りに変わって恐怖に支配されていき、先ほどの痛みの為に出た涙とは違う涙がその真紅の両眼に溜まり始めていた。
チェスターが唇を離すと唾液が糸を引き、アーチェの唇と結ぶ。
さきほどの威勢の良さはどこへやら、完全に顔を強ばらせるアーチェはまさに脅えた少女の顔だった。
チェスターはそんなアーチェの表情をみて、まるで望むものを手に入れたといわんばかりにくつくつと笑うとポニーテールを荒々しく掴み、持ち上げた。
「いや!痛い!!」
悲痛なアーチェの声も今のチェスターには極上のメロディでしかない。
恐怖に瞳を潤ませるアーチェの顔を自分の正面までもってくるともう片方の腕をアーチェのズボンの中に突っ込んだ。
「ん・・・止めて・・・チェスター・・・お願い・・・」
ついに限界まで溜まった涙がアーチェの瞳から零れ、頬を伝った。
そんなアーチェの表情を間近でまじまじと見詰めるチェスター。
どんな表情の変化も見逃すまいと。
どんな小さな変化も俺のモノだと。
そんな風に聞こえてきそうなほどにチェスターのアーチェに対する責めは尋常ではなかった。
ズボンの中に突っ込んだ腕はそのままアーチェの秘裂に辿り着き、最初は割れ目に沿って指を動かした。
アーチェは股を閉じようと必死に太腿を密着させようとするがチェスターの指は表面だけでなく、その内部にも蠢いている。
「ん・・・嫌ぁ・・・嫌ぁ・・・」
頭を横にふり、いやいやをするアーチェをさして面白くなさそうに、しかし静かな熱の篭った視線でまじまじと見詰めるチェスター。
アーチェは思った。
これは自分の知っているチェスターなんかじゃない。
どこかが
どこかがコワレテいる。
どこかが
どこかがハズれている。
ポニーテールがふっと突然放され、アーチェは後頭部を床に打ちつけた。
鈍い響きが後頭部に衝撃として伝わり、また涙が溢れそうになる。
「さて・・・そろそろ」
そんなアーチェはお構い無しにチェスターは一人ごち、何事かつぶやいた。
そして立ち上がるとアーチェのズボンに手を掛けた。
「いや・・・やだ!!やだ!!」
チェスターの行為の意味を悟ったアーチェの呆とした意識は、深淵から一気に表層までのぼりつめた。
堰を切ったように暴れ狂おうとするその行動はまさにパニックそのものだったが、縛られた手首のせいで思うように暴れることも出来ずただ無様に転げまわるだけだった。
しかしアーチェは自分のそんな無様さも省みず、ただただ抵抗せずにはいられなかったのだ。
ごろごろと転げまわり、ちょうどうつ伏せになったところで動き回るのが難しくなってしまう。
つかつかとチェスターが近寄ってくるのを感じたアーチェは顔だけを動かし何とかチェスターを視界に収める。
「いや!やめて!チェスター!!お願い!」
先ほどの怒鳴り声とは違う、涙声。
すがるような響き。
命令ではなく懇願。哀願だった。
しかしアーチェの悲痛な叫びもチェスターは当然の如く聞き流し、うつ伏せのアーチェから下着ごとズボンを剥ぎ取った。なすすべもなく太腿の当たりまで赤い大きなズボンを下げられて臀部から股間までをチェスターに晒してしまうアーチェ。
露出した女性器は先ほどチェスターが指で弄んだせいで少し湿っていた。
「こっちも舐めてもらおうと思ったんだが・・・勿体ねえからな」
うつ伏せになりながらも必死顔をこちらに向けて何事か叫ぶアーチェを完全に無視してチェスターはズボンを下ろし己の張り詰めた怒張をとりだした。
動かせない両の腕。
動かない身体。
アーチェの理性は極限のところまで達していた。
涙を零しながらチェスターのグロテスクな怒張を視界の隅に収める。
それが自分の一番大切な部分を犯そうとしているのだということを理解出来ないほどに幼くはないアーチェ。
「いや・・・いやぁ・・・」
動かない腕が煩わしい。
身動きしない身体が煩わしい。
やめて。
やめて!
「ああぁぁぁああ・・・」
内臓が押し分けられるような感覚が下腹部を襲う。
同時に、未通だったそこは押し入ってくる異物に激しい反応を示した。
「い・・・痛い!!痛いよぉ!抜いてぇ!」
今まで味わったことが無いような凄まじい激痛。
泣き喚き、暴れようと必死に身体を捩る。
しかしチェスターはがっしとアーチェの腰を掴み、あろうことか腰を振り始めた。
一度限界近くまで引き抜くと、次の瞬間には根元まで突き込まれている。1mmでも動く毎に激しい激痛に苛まれるアーチェは股を血で濡らし、だらしなく涎を垂らしながら大粒の涙を流し続けた。
「んー!あぁ!!やだぁ!チェスター!ホントに死んじゃうぅぅ!!」
後ろ手に拘束され、握り締めた手のひらには爪が食い込み血が流れていた。
チェスターの位置からはもちろんそれも見えているが全く頓着せずに、己の欲望の赴くまにストロークを叩き込んでいく。
激痛を感じているというのは腰がガクガク震えているというので分かっている。
分かっていながらチェスターはこの自分が愛した至高の芸術作品を壊したくて仕方が無かったのだ。
壊して、その残骸を壊して、さらにその破片を壊したかった。
痛みと陵辱に悶える目の前の少女はまさに自分の求めていた姿をとっている。
チェスターの牡の部分は盲目にアーチェの牝の部分を貫き続ける。
俺だけのアーチェでいてくれよ。
なんで裏切ったりしたんだよ。
本当に、本当に愛してたのに。
あぁ、モットブチコワシタイ。
チェスターはうつ伏せになっているアーチェをひっくり返すと仰向けにし、自分の方向に股を突き出す格好にした。
アーチェの顔が正面に来たことでチェスターは更なる満足感を覚えさらに激しく腰を動かす。
「はぁ・・・はぁ・・・アーチェ・・・そろそろ・・・イクぞ!」
「いやぁ・・・!やめてぇ・・・!」
もはやこの体勢からはどうにも動けないアーチェが最後の抵抗とばかりに声を上げるがチェスターの腰はさらにスピードを上げる。
一回一回がアーチェに気の遠くなるような激痛を与えている為もはやアーチェも疲れ果てているがチェスターの言葉には激しく反応した。
「膣は・・・膣は嫌ぁ・・・!!」
涙で顔をぐちゃぐちゃにしたアーチェの懇願も耳に入っていないのか、チェスターの腰は絶頂に達しようという動きを止めない。
「いやああああああ!!!」
皮肉にもアーチェが叫んだと同時にチェスターはアーチェの最奥で己の種子を解き放った。
ビクビクと波打つチェスターの牡の部分を敏感な膣壁が感じ取り、子宮口近くに浴びせかけられていく精液を感じていた。
アーチェ自身は茫然自失であろうとも、生殖機能を果たそうとするアーチェの内部は蠕動し、より多くの精子を子宮に取りいれようとしていた。
そんなことを感じ取っての茫然自失なのかもしれない。
逆流した白と赤が混ざりあってアーチェの秘部から流れ出し、床を汚すのをみながらチェスターはアーチェのポニーテールを掴んだ。
痛みで少し現実に引き戻されたアーチェが、涙と涎で汚れた顔もそのままにチェスターの顔を覗き込んだ。
目が合う。
片方は死人のように淀んだ。
片方は生気が抜けたように茫洋とした。
死人の目をした男は茫とした女に言った。
「まだ寝るなよ・・・夜は長いぜ」
アーチェの身体がビクリと震え、枯れることの無い涙がまた溢れた。
+another story+
「ほら、今度あいつの誕生日じゃない?アタシ、クレスに協力してもらってプレゼント作ってるんだ〜」
アーチェは楽しそうに、笑顔で語る。
「いっつも喧嘩ばっかりしてるし。誕生日くらいはねw」
ふふ、とミントは優しく微笑んだ。
「本当はアーチェさん、チェスターさんのことが好きなんですね」
「ぅー・・・」
小学生がクラスメイトに好きな人を当てられた時のような表情だった。
「ほら、アタシってミントとかクラースとかが相手だとちょっと遠慮しちゃうじゃない?」
「ええ・・・まぁ・・・」
確かに遠慮しているとは思えないようなしかされたことが無いミントだったが、ともかく本人がそういうのならそうなのだろう。ミントは曖昧に微笑むだけに止めた。
「チェスターが相手だとそんな風に気張らなくて良いんだ」
にっこり笑ってミントを向く。
「好きとか・・・嫌いとかじゃないんだ、すごく・・・大切な人」
今度は少し恥ずかしそうに下を向いてぼそぼそと言うアーチェにミントは優しく微笑んだ。
「チェスターもアタシのことをそう思っててくれたな、って思うよ」
「きっと思っていてくれていますよ、アーチェさん」
にっこり笑ってアーチェは言った。
―そうだよね・・・アタシ。チェスターのこと大好きだからw
一度も弾かれずにスムーズな投稿ですた。
ちなみにあなざーという綴りが微妙。
英単語綴りミスとか中学生か、自分。
ってか絵版にURL晒されてる・・・?
自分なんかしたかなぁ。絵版とか一回も書き込んだことないのに。。。
まぁ変えれば良いだけの話なんですがね。ちょと凹。
乙!!
これから読ませてもらいます。
>454
絵板の管理人に投稿削除依頼、その際IPアドレス確認、絵板、自HPでアク禁対象に
そのくらいしてやってください
乙です!
晒しに負けずがんがって下さい。
漏れも一度その経験があって、HPが崩壊した記憶が・・・・il||li _| ̄|○il||li
458 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 15:02 ID:oOkde0lv
ジーニアス絡みが見たい
何故かどこ行ってもロイ×しいがないなぁ。
このカプに萌えてるのってそんなにいないのか?
460 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 16:42 ID:oOkde0lv
私はむしろ好きだな
ロイ×しい
>>461 コテは必要な時以外は外した方が…
前それで荒れた
463 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 20:34 ID:oOkde0lv
ジーニアスが良いよ
464 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 21:53 ID:OdxMz+nh
同人誌DLサイトってテイルズ結構あるよね。
アーチェタソDLしたいけど年齢…(ごにょごにょ
だっ誰か…っ!OTL
うそ!?
ほとんど見たことねぇ 良ければそのサイト教えてくれないか?
466 :
名無しさん@ピンキー:04/07/03 06:15 ID:fTFcmtaG
>464
君帰れよ。ここは君の居ていい場所じゃないぞ
すず腹黒いnaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!
469 :
名無しさん@ピンキー:04/07/03 23:45 ID:mlQn1eit
ふっ
>467 初めて見た・・・面白いw誰の同人誌だろ?
>>470 コピー本だからねぇ…
持っているものでマイナーなのが多いんだよな、自分
久しぶりに保管庫見たけどすっかり更新止まっちゃってるね。
あと二週間ほどで最終更新日から半年たってしまう。
>472
>317
保管庫管理人も大変だな。
出来ることなら代わってあげたいけど俺にはそんな余裕も手際も無い罠。
475 :
名無しさん@ピンキー:04/07/07 00:09 ID:orP48igz
あげ
476 :
名無しさん@ピンキー:04/07/07 22:53 ID:orP48igz
ハゲ
477 :
名無しさん@ピンキー:04/07/08 15:01 ID:V2NvNhz+
教えたらいいことあるの?
479 :
名無しさん@ピンキー:04/07/09 11:49 ID:iIT2/Ngc
そもそもページが出ねー
>>479 「site:www.asagi.sakura.ne.jp アーチェ」でイメージ検索。あとお前等sageろや。
宣伝乙
>>317 代わりが務まりますかどうかは分かりませんが、
もしよろしければ代行致しましょうか?
管理人候補キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
しかし肝心の現管理人が現れないことには・・・。
485 :
名無しさん@ピンキー:04/07/11 23:48 ID:D6VveQzE
せっかくなのでageてみる。
486 :
名無しさん@ピンキー:04/07/12 20:09 ID:3b8WOgX+
さて・・・どうなるのかな?
アーチェきぼん
アニーたんに萌えて久々にここにやってきますた。
ゲーム発売と神の降臨を待ち続けまつ。
489 :
保管庫”管理”人:04/07/13 10:11 ID:Sxz3I5//
串規制中でPCからの書き込みができないので携帯から。
>>482 保管庫の方に捨てアド貼ってありますのでそっちにメールください。
お久しぶりです。コレット×マーテルに萌えたけど、結局マーテル×コレットを書いてし
まった…と、とりあえず11さんに捧げるって事で…以下注意書き。
・百合ですよ。もれなく。
・なんか管理人入れ替わり作業の途中で申し訳ない。
・キスしか出てこないかも。
・正直こんなんで良いのかと不安。
・石を投げないで。
「女神の悪戯」
「…ふう」
誰知らぬ空間に溜息一つ。吹きすさぶ風に浅黄色の頭髪を揺らしながら大樹の精霊、マ
ーテルは嘆息した。詰まる所イライラしているのだ。取り込まれた数々の少女たちの統合
体で有り、なおかつ精霊でも有るが、残留した意思が未だに色濃く残る。それは時に、争
うように、また乗っ取るかのごとく意識を駆け巡るのだった。
特にこの頃は、女の子が可愛く見えてしょうがない。どうも統合された人格がこの方向
で固定されてしまい、ずっと治らない。世界樹を守るのが使命であるはずなのに、トリエ
ットの町娘一人を見て頬を赤らめてしまう自分に、本気で自己嫌悪し始めていた。
「こんにちは、マーテル様」
そんな折、コレットが様子を見に来てくれていた。ロイド共々、まめに世界樹の様子を
確かめに来てくれる。いつもなら感謝の一つでも述べるのだが、今回は状況が違った。
自分の背後にある、まだ若木のような大きさの世界樹の周りを一回りした後、自分の前
に戻ってくる。
「マーテル様、すごいです!もうこんな大きさになっているなんて…やっぱり、みんなが
この木のことを忘れなかったからですね!」
満面に笑顔を浮かべながら語りかけてくる。その笑顔は美しくて、まるで陽光を持って
きたかのようだった。立ち止まった時に舞う綺麗な金髪が後ろにたなびき、日を受けて輝
く。その清々しさは、まさしく天使というのにふさわしかった。その無垢な笑顔に、つい
つい口元が緩む。
「あれ?マーテル様、どうかしたんですか?」
「い…いえ…なんでもないのよ」
きょとんとした顔で、聞いてくるコレットの質問をはぐらかし、慌てて口元を引き締め
る。
「…わわっ!」
その瞬間、突如としてコレットがバランスを崩した。何もない所だと言うのに、前のめ
りに倒れそうになる。手を上下に動かしながら倒れていくコレットを、慌てて支える。腕
に感じるか細い感触。胸の辺りに当たる美しい金髪。少し下方から感じる暖かい吐息。受
け止めたときの衣擦れの音。その全てが合わさり、幸福感と同時に胸が高鳴る。
咄嗟に抱きかかえたコレットの体はとても小さくて、力を込めたら折れてしまいそうだ
った。同時に、甘い香りが鼻梁を刺す。思わず上ずった声が出る。
「…ねえ、コレット。私と、遊んでみない?」
声を掛けられたコレットが顔を上げた。瑞々しく、ぷっくりとした唇がゆっくりと開く。
「マーテル様、遊ぶって…んっ」
何かを言いかけたようだが無視して唇を重ねる。同時に、口からコレットのマナを吸い
込み、自分のマナを流し込む。普通のキス以上の、生命力と言っていい物が流れ込み、し
びれるような快感を覚える。外からの他のマナが入ったことによって、拒絶反応を起こし
たコレットは、キスが終わると同時に地面に座り込んでしまった。
「はぁ…」
座り込んだコレットは、突然体の力が抜けたのと、キスをされたのが重なり、悩ましげ
な息を漏らした。ぼうっとして、まるで熱に浮かされたような顔だ。少し顔を紅潮させた
その表情は、ますますマーテルの胸を高鳴らせていく。そのまま、囁くように耳元に唇を
寄せて言う。
「今、貴方の体の中に、私のマナを流したわ。それに触発されて、貴方のマナが活性化し
たのよ」
「あ…え…?」
「つまり………」
話しながら優しく頭をなでていた手を、優しさはそのままにゆっくりと耳の方へと滑り
落としていく。指がゆっくりと耳腔の中へと入り、裏側を爪が引っ掻く。
「ひゃっ!」
「とっても、敏感になってるって事よ♪」
耳を引っ掻き、そのまま指は喉仏へと降りていく。さらに二、三回横薙ぎに爪がくすぐ
る。
「んっ…」
喉仏を爪が掻いただけだというのに、少しだが、くすぐったさと別の感覚がこみ上げて
くる。普段との落差に戸惑う。困惑した顔をしたコレットに、マーテルが話し掛ける。
「もともと感じやすいみたいね?ここまで敏感なのは珍しいわ。…可愛い」
くすりと微笑まれて、顔が真っ赤に染まる。あわてて反論する。
「違っ…」
言葉を全て繰り終わる前に口づける。噛み合わされた接合部からゆっくりと舌が唇を割
り、コレットの慎ましやかな口内を撫でていく。優しく、あやすように穏やかにねぶり回
していく。場所を変え、強さを変え、優しさだけを維持したまま、変幻自在に少女の口内
を蹂躙していく。
「んんっ…」
その優しい動きですらも、今のコレットにはくすぐったさを超えてしまう。刺激が駆け
めぐり、体が熱くなって吐息が乱れる。上気した顔は艶っぽく、瞳は潤み、惚けたような
顔はこの少女の元来のあどけなさと相まって危険な魅力を醸し出していた。長い口づけが
終わり、ゆっくりと唇を離した。
「…!やっぱり、とっても可愛いわ…」
大樹の精霊の顔が艶やかに歪む。すでにひざが折れ、さらに崩れたままへたり込むコレ
ットを見つめたマーテルが、頬を赤らめながら陶然とする。普段快活で元気な印象を持っ
た少女が、体を熱くさせ、無抵抗に日常では決して見せない姿を晒している様は繊細さに
妖艶ささえ加わったかのように感じられた。再び抱きしめる。先ほどとは違う、火照った
体の暖かみを感じ、さらに愛おしさがこみ上げる。二つの小さな隆起した果実が服の上か
らでも分かる。小柄な少女の吐息が首を撫でる。肌からは汗が浮き出ている。それらはコ
レットが興奮している証に他ならなかった。そのまま首裏に口づけ、唇を付けたまま、コ
レットの首を中心にゆっくりと顔の正面まで持っていく。そのまま静かに唇を引く。あご
の辺りに到達していた唇から糸が引いて、世界樹の辺り一面に生えている草木の一つに吸
い込まれていく。
「欲しい?」
不意にマーテルが言う。
「ふぇ?」
半ば意識が朦朧となっていたコレットは、その言葉で意識を現実に引き戻された。その
ままマーテルが自分の唇を指差しながら言った。
「キス。欲しいんでしょ?自分から言ったら、もう一度、いいえ、もっと気持ちよくして
あげる…」
「えっ…」
言われたコレットは考える。自分からそんな…恥ずかしいことを言うなんて。しかし、
少し湿ったマーテルの唇を見た瞬間、その思いは一気に瓦解した。あの時の、まるで頭が
溶けていきそうな感覚。ゆっくりと快楽に犯されていく感触。優しさも伴っていて、快楽
を感じているのに包まれているような、心地の良い感情。あの口づけをもう一度貰うため
なら、少し恥ずかしい位構わないのではないか。そう思い、慎ましやかに口を開く。
「どう?」
「はい…えっと…マーテル様、もっと、いっぱいキスして下さい…」
「良く出来ました♪さあ、目を閉じて口を少し突き出して……」
また心臓が高鳴った。今、同姓である自分に、まだ若い少女が快楽を期待して唇を求め
てきている。興奮と緊張で顔を真っ赤に染めながら快楽に溺れる状況は背徳的で、自分の
方がコレットに溺れそうだ。
不意に、まるでその思いを振り払うように、マーテルの唇がコレットの唇に伸びる。最
初に、唇を舌で舐めあげていく。とたんに驚きでコレットの目が開く。可憐な顔にぷっく
りと浮かぶ朱唇を上からなぞり、下からあやす。唇の間に舌を差し入れて左右にくすぐる。
それだけで感覚が鋭敏になっているコレットの瞳は潤み、体が熱を帯びてくる。左右に舌
でくすぐったまますぼめた唇を押しつけ、そのまま何度か小鳥のついばみのように唇を合
わせては離す。そのまま軽く唇を押し合わせ、首を横にひねっていく。完全に二人の唇が
くっつく。そのまま、今度は荒々しくコレットの口の中を蹂躙していく。口腔の天井を突
き、押しつけるぐらいに激しく舐める。刺激を与えるたびに体を震わせる様が愛おしくて、
さらに動きを加速させる。舌を絡ませ、表面をこする。舌先で、口腔内全てを愛撫するよ
うに、いっそう激しく刺激を与え続ける。
「ふぁっ…」
唇を塞がれているので声が出ない。一回舌をなぞりあげられるたび、口腔の天井を突か
れるたびに甘美な刺激が躰を駆けめぐり、そのたびに頭の中で何かを考える暇も無い。ま
るで唇と口内が全身になってしまったかのようだった。愛撫されているのは口の中だけの
はずなのに、身体中に刺激が響き、痺れるような感覚を覚える。不意に、向こうが少し舌
を引いた。その瞬間、気付けば、自分から舌を絡めていた。初めてなのに荒々しく。相手
をもっと求めて。
ふと、それまで刺激を享受するだけだったコレットが、自分から舌を絡めてきた。自分で
しているだけなのに、興奮してきていたマーテルは、コレットが応じてくれた事が嬉しく、
また予想外の刺激に二人の舌の動きはさらに激しさを増した。まるで貪り合うように唇を
合わせ続ける。世界樹の木の近辺で、少女と女性が激しく口づけるさまは、どうしようも
なく淫靡だった。
「んっ、んんっ―!」
マーテルの舌が、コレットの舌を包み込むように愛撫したときだった。自分から舌を絡め
ながらも敏感な感覚に身悶えしていたコレットが、ひときわ大きく震えると意識を失う。
そのときの表情が綺麗で、またもマーテルは心臓が高鳴るのを感じた。一人、囁きかける。
「あらあら、舌だけでイっちゃったのね…これからも、仲良くしましょう…ね?」
そして、もう一度優しく微笑むと、失神したままの天使の顔に、そっと口づけたのだっ
た。
遅れてやってきたロイドが二人のただならぬ雰囲気を感じ取って、何があったかわから
ずに困惑したのはまた別の話。
以上。終わりです。キスしかして無いや…はは…
>>499 乙です。
なんとなく惜しい気がするのは漏れだけでしょうか・・・・・?
キスだけでこんだけエロいとは中々ですな。
この調子で一歩ずつ開発していく過程というのも激しく見てみたい。
テレーセトスさん、グッジョブでした。
502 :
名無しさん@ピンキー:04/07/15 12:59 ID:xFxVOz9I
上げちゃる
503 :
名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:04 ID:imeC6GHt
あげぇ
504 :
名無しさん@ピンキー:04/07/19 19:23 ID:Dd9jQcTa
あげっ、あげったらあげぇ
505 :
丼兵衛:04/07/19 21:11 ID:z7pVMJDU
皆様、お久しゅうございます。
いつぞやのFネタ(と称した暴走ネタ)の続きが完成致しましたので、早速うp致します。
<使用上の御注意>
・女体化ネタが多く含まれますので、苦手な方は御注意下さい。
・フィリア萌えの方は後半部分に注目して下さい。
・挿絵・妄想画の類の寄贈・投稿は歓迎致します。
506 :
丼兵衛:04/07/19 21:15 ID:z7pVMJDU
「タイツで遊んだ勇者ども」
「おい、又してもこんなモンを何処から持って来たんだ?」
赤毛の快活そうな青年が、紫色の液体が入った瓶を手に取りながら問いかけた。
「前に買ったやつの残りがまだあったから、勿体無いから持って来たんだ」
ヤマアラシのような立派な金髪を揺らした青年が、複雑な顔をしながら答えた。
「で、一体誰に使うつもりなんだ?」
剣士風の朴訥そうな青年が不安げな顔をしながら呟いた。
*
この"紫色の液体"は、いわゆる古代文明の遺産と言えば聞こえが良いが、早い話
がハロルド・ベルセリオス博士特製の性転換薬であった。
ひょんな事からこの薬を手に入れた3人…リッド・ハーシェル、スタン・エルロン、クレス
・アルベインはこれが性転換薬とは知らずに(それも3人一度に)飲み、女性も
羨む程の美女(?)に変身してしまった、という訳である。
結局、ホテルの一室が吹き飛ぶ程の大騒動を起こした挙句に、メイド服を着せられて
野次馬(勿論、その中には彼等の仲間や友人が大勢居たのは言うまでも無い)の前に
晒されるという散々な目に遭っていた。
薬も全て爆発で吹き飛んだものと思われたが、スタンが彼の実家に残りが置いてある
のを偶然見付け、捨てるのも勿体無いので再び2人を呼び寄せた…という訳であった。
前の苦い事情もあってか、今度は人が殆ど来ないリーネ村はエルロン家の裏山にある
"道場"(山の資材管理用倉庫を改装したオンボロの掘っ立て小屋)に集まっていた。
507 :
丼兵衛:04/07/19 21:19 ID:z7pVMJDU
「前は3人いっぺんに飲んで失敗したからな。今度は誰か1人が飲む事にしよう」
「で、何をやるつもりなんだ?」
「何をって…、ヤル事は一つだけだろ?」
「でも、一体誰が?」
「スタン、お前が一番女性っぽいから良いんじゃないのか?」
「俺が?、まさか髪が長いだけでか?」
「そういえば、リッドが変身した姿を見た時、上着から下乳がはみ出してて結構…」
3人共、どちらかと言えば女顔だった上に、仮に変身したとしても見てくれが悪いという
訳では無かった(むしろので一概には決め様が無かった。
無論、3人の内2人がマイティ・コングマンとフォッグであれば直ぐに決まったであろう事
は言うまでも無い。
もっとも、スキンヘッドかガハハ風味の筋骨マッチョ大女を好む物好きでもあれば
話は別であろうが、リッドに言わせればその手の希少な嗜好の物好きを探し出すのは
"ラシュアンの風車が止まる"位の確立であろう…との事であった。
「こうしていても到底決まりそうも無いな」
「…じゃ、クレスに決めようか」
「え、僕が!?」
突然の事に、クレスは目を白黒させて2人を見つめた。
「そりゃ、この中でお前が一番小柄で女顔に近いからだよ」
「それに、タイツ姿だから体の線が出そうだし…じっくり見てみたかったんだよな」
「そんな理由で?、無茶な…」
クレスはそれ以上抗弁する間も無く、スタンとリッドに身体を押さえ付けられた。
「論より実行、って事だな。クレス、ここは剣士らしく覚悟を決めるんだな」
「すぐに気持ち良くしてやるから、とっとと大人しくしろよなぁ〜」
「待て、僕としても心の準備が・・・・」
リッドがクレスの背中から羽交い締めにし、スタンが無理矢理クレスの鼻をつまんだ。
流石にクレスは暫く抵抗していたのだが、苦しくなって口を空けた途端に見るからに
毒々しい紫色の液体を直接喉に直接流し込まれ、そのまま気を失ってしまった。
508 :
丼兵衛:04/07/19 21:27 ID:z7pVMJDU
「う・・・・う〜ん、あ、声が変だ」
クレスは目を覚ますなり、直ぐに自分の身体に起こった変化を五感で感じ取った。
膨らんだ双丘が鎧を内側から圧迫している為か、胸の辺りが息苦しかったが、その代り
に下半身がいつもタイツ越しに股間を圧迫している"モノ"が綺麗さっぱり消失していた
ので、逆に開放感があってすっきりしていた。
もっとも、臀部自体は女性らしい膨らみと丸みを帯びていたので、心なしか艶かしい印象
を帯びていた。
「やっぱり、男の時はどうって事は無かったけど、女の全身タイツは何だかやらしいな」
「身体の線がくっきり出るからな。で、一体これからどうする?」
「というよりも、もう始めてるじゃないか。少しは待って居られなかったのか?」
クレスが呆れたといった表情を浮かべた。
それもその筈、リッドはクレスの身体を背中から抱き寄せ、タイツ越しにぴっちりとした臀部
と太股をゆっくりと撫で回していた。
スタンはスタンで、鼻息を荒くしながらクレスのなだらかな股間に顔を突き出し、指で割れ目
をなぞっていたりしている始末であった。
「一度コレやってみたかったんだよな…」
そう言うなり、リッドはクレスの鎧の隙間から両手を器用に滑り込ませると、鎧の中で
窮屈そうに変形していた乳房を揉みしだいた。
「ちょっと、きついな、あ・・・・あぁ・・・・あぁん」
「お、クレスちゃん結構良い声で鳴くなぁ〜」
「あぁ・・・、それらしい声を出さないと雰囲気が出ないだろう」
「…つくづく真面目な奴」
509 :
丼兵衛:04/07/19 21:29 ID:z7pVMJDU
3人がお楽しみの最中、"道場"のドアの隙間越しに中の痴態を熱心に覗いている2人
の人影があった。
用事でクレスを呼びにエルロン家に寄ったクラース・F・レスターとチェスター・バークライト
である。
"道場"に3人が居るとスタンの妹であるリリス・エルロンに言われて裏山の奥に辿り着いた
時に、小屋の中から微かな喘ぎ声が聞こえ、怪しいと思った2人はドアを開けずに僅かに
空いていた隙間からこっそり覗いて…という次第であった。
「あいつらも好きだなぁ…。わざわざ女体化しなくとも、あいつらならば女なんぞ…」
「いや、女のクレスも結構可愛いぞ。あの色気は本物の女どもには到底真似出来んな」
「ならば、俺達も恩恵に預かろうか?」
「おいおい、俺はそこまで悪趣味じゃ無いぞ。お前だけ行け」
「俺もオカマは御免だ。例えペタンコでチンチクリンだろうが真っ当な女の方がいい。
それよりも、お前ミラルドさんとはまだなんだろう?。練習がてらにクレスを抱いた
方が良いんじゃないのか。いい加減"尻に敷かれマン"の称号を返上したいだろ?」
「…そんな事"スケベ大魔王"のお前に言われたくは無いわ」
510 :
丼兵衛:04/07/19 21:33 ID:z7pVMJDU
「うわぁ…、タイツの染みがどんどん大きくなってる」
スタンは延々と股間の割れ目を指でなぞっていたのだが、リッドの胸の愛撫も効いて
きたのか割れ目からねっとりとした透明な愛液が湧き出し、今では指で擦る度に股間
から湿った音を立てるまでにタイツの生地から染み出していた。
「スタン、指だけじゃなくて舌も使え」
「分かってるよ、それにしてもタイツの感触が何とも…」
スタンは両足の付け根を両手で掴んで持ち上げると、M字型に開かれたクレスの臀部
に顔を埋めてそのまま股間を舐め始めた。
「ああっ・・・・ひぃ・・・」
スタンの舌使いに感じたのか、クレスは可愛らしい嬌声を上げて身悶えした。
「おや、スタンの舌がそんなに良かったかな。じゃ、俺もサービスするかな」
リッドはクレスの両胸を下から持ち上げる様に掴み、硬くなってタイツに浮き上がった
乳首を器用に指先で摘んでコリコリと絞り上げた。
「んぁ!、あぁ・・・・イィ・・・・」
「ぷわっ!、な、何だ?…」
胸の愛撫に絶えられなかったのか、感じ過ぎたクレスは割れ目から思い切り潮吹きを
して、スタンの顔中に愛液をぶちまけてドロドロにしていた。
「へぇ、クレスちゃんはおっぱいが感じ易いんだな」
リッドは何か思いついた様で、ニンマリとかなり厭らしい笑みを浮かべるなり、何時の
間にやら脇に置いてあった小ぶりのナイフを手に取った。
「スタン、クレスの鎧を取ってくれないか?」
「いいけど…一体何を企んでるんだ?」
「ま、鎧脱がしてからのお楽しみって事で」
511 :
丼兵衛:04/07/19 21:36 ID:z7pVMJDU
暫く後、クレスは鎧を脱がされた風体でぐったりとしていた。
黒い艶のあるタイツで形で整えられている形の良い張りのある双丘が、散々刺激を
与えられて勃起した乳首を立ててクレスの両胸の頂上から突き出していた。
「クレス、ちょっとタイツを切らせてくれよ」
「…派手に切ると危ないし、修繕出来なくなるから程々にしてくれよ」
「なに、やりすぎたらきちんと弁償するさ」
「リッド、何処にそんな金があるんだ?」
「スタンが自慢の金髪を売って新しいタイツを買うってさ」
「んな訳無いだろっ!!」
「冗談だよ、冗談…」
そうこうしている内に、リッドの持つナイフはクレスの左胸の脇から滑らかに胸部の
真横を横断し、タイツの黒い布地から肌色の乳房がぷるんと飛び出した。
「スタン、髪代の代わりだ。最初にクレスのおっぱい舐めていいぞ」
「そうか?、それじゃ、いただきまーす…」
「歯を立てるな、ん・・・・んぅ・・・・」
512 :
丼兵衛:04/07/19 21:39 ID:z7pVMJDU
「おぉ!、クレスの乳、結構良い形してるなぁ!」
「確かに、かなりの美乳と見えたな。アーチェのもあれ位量がありゃなぁ…」
チェスターとクラースの2人はまだ覗きを続けていた。
おまけに、心なしか先程よりも熱心に覗いている風でもあった。悲しき男の性である。
「アタシのが一体何だってぇ?」
部屋を覗いている2人の背後から、唐突に甲高い女性の声がして2人は一瞬固まった。
慌てて振り向くと、アーチェ・クラインの小柄な姿があった。
「アーチェ、大声出すんじゃない、静かにこっちへ来い」
チェスターが静かに喋るように小声で注意を促した。
「え!?、道場の中で何か起きてるの?」
「ここから覗けば分かる。決して音立てるんじゃないぞ」
アーチェは膝を付くと、ドアの隙間から中の痴態を観察した。
「うっひゃ〜、こりゃ凄ぇ事になってますわ! しかも、クレスが女役?」
濡れ場真っ最中の痴態に興奮したのか、鼻息を荒くしたアーチェが2人に問いかけた。
「女顔のせいか、女になっても結構可愛いんだよな…」
「しかも、かなりのナイスバデェときたもんだ」
チェスターはまだしも、クラースはオヤジ言葉丸出しである。
「攻めの男2人も結構立派なモノ持ってて、かなりそそるわねぇ…」
スタンとリッドの(アレの)値踏みをする辺り、"清く無い乙女"のアーチェらしい。
ともあれ、"尻に敷かれマン"と"スケベ大魔王"の鼻息はアーチェ以上に荒かった。
あれ程まで『オカマじゃ萌えない』などと女体化したクレス(攻めのスタンとリッド)
を散々こき下ろしていたにも関わらず、今では2人の下半身には立派な三角テントが
立っている有様である。
もっとも、アーチェにしても、息を荒くしながらもじもじと桃色のハーレムパンツの股間
を太股で擦り寄せている始末であった。
「フヘヘ…、こんな面白いもんを秘密にするのは勿体無いわね」
「アーチェ、一体どうするつもりだ?」
「もっとギャラリー呼んで来るわ。グヘヘ…」
思い切り懈怠な笑みを浮かべたアーチェは、道場前から小走りで去っていった。
513 :
丼兵衛:04/07/19 21:42 ID:z7pVMJDU
「・・・・んっ・・・・ん・・・・僕・・・母さんになった・・・気分だ・・・」
「…ふへふ、ひほひひひふぁ(クレス、気持ち良いか?)」
「…ふぁ、ひょうほうふっへるははは(ま、両方吸ってるからな)」
スタンとリッドは切り開かれて露わとなった双丘を舐め、音を立てて吸い上げていた。
暫くしてから、リッドが乳首から唇を離して顔を上げた。
「スタン、クレスに鎧着せるからちょっとどいてくれ」
「ん…分かったよ。でも何で?」
「クレスにも楽しみを分けてやらなきゃ不公平だからな」
リッドは、剥き出しになった双丘の上から直に鎧を被せた。
ひんやりとした金属の感触が圧縮された剥き出しの双丘からクレスの全身に電流の
様な快感として伝わってきた。
「ああっ・・・・ひぃ!!」
クレスは身体を震わせながら2度目の昇天を果たした。
「どうだ、結構感じるだろ?」
「・・・・あぁ。胸が直に圧迫される感触が何とも…」
こうしてクレスが余韻を楽しんでいる最中にも、スタンはM字に開かれたクレスの臀部
に再び顔を埋めていた。
ただし、今度は右手にナイフを握っていた。
「うわぁ…クレスのココ、さっきよりも濡れててぐちゃぐちゃだよ」
スタンは愛液塗れとなった股間を見物しつつ、タイツの割れ目を指で突ついていた。
「スタン…、もしかしてもうヤリたいのか?」
「まぁ、これだけ濡れれば大丈夫だろうし…、クレス、どうする?」
「ん・・・、僕はいいよ…」
スタンは股間の割れ目に沿って、濡れたタイツに縦の切れ目を入れた。
「で、どっちが先にしようか?」
514 :
丼兵衛:04/07/19 21:47 ID:z7pVMJDU
「おおっ、遂に本番か!!」
「散々焦らせやがって…おぉ!」
「あぁ〜、もう濡れて来ちゃった…」
チェスター・クラース・アーチェは、尚も道場の戸の隙間から覗き見を続けていた。
小屋の中で繰り広げられている痴態をずっと覗き続けたお陰ですっかり興奮し切った
この3人にはもはや恥も外聞も関係無くなったのか、片手が股間へと伸びて『自家発電』
の準備を整えていた。
彼等の他にも、アーチェの誘いに乗ったものか方々から"道場"を覗く人影があちこちに
見うけられた。
3人にとって運の悪い事に、偶然にもリリスの誘いでリーネ村にバカンスに来た連中が
揃いも揃って来てしまったのである。
「スタン君も、ああ見えて結構進んでいたのだな」
「まぁ、俺もあの年頃はの頭の中はあの事で一杯だったからな」
「しかし、女体化しているとはいえ、何故相手がクレス殿なのか…」
「下手な女よりもよっぽどキレーな兄ちゃんだから、かな?」
ウッドロウ・ケルウィンとジョニー・シデンとレイシス・フォーマルハウトがのんびり
駄弁りつつも、丁度良く道場の壁に空いていた穴から覗いていた。
「スタンさん・・・、余りにも不潔過ぎます…」
「スタンの奴もかなり悪趣味だな。もし、俺様で良かったら相談に乗ってやるぜ」
これまで性行為自体を見た事が無かったフィリア・フィリスは、目前で繰り広げられて
いる痴態に少なからず衝撃を受け、複雑な感情ながらもしっかりとフィリアを口説く
マイティ・コングマンが窓の陰に隠れていた。
515 :
丼兵衛:04/07/19 21:50 ID:z7pVMJDU
「お〜、これがおとなのせっくすというものかぁ」
「服はともかく、鎧を着たままというのが変わっているがな」
「しかし、あの方々はかなり変わった性的嗜好をお持ちの様で…」
メルディが始めて見る光景に、興奮した口調でおでことエラーラを壁に擦り付けながら
凝視し、マリー・ビンセントが無邪気な風で興味深げに覗く中、チェルシー・トーンが
何とか大人風を吹かそうとしていた。
一風変わっていたのは、リオン・マグナスとキール・ツァイベルとフォッグが3人1組
となって、何処から入ったものなのか道場の屋根裏に侵入して天井から覗いていた。
「…汚らわしい。スタンの奴め、あれ程までに卑猥な行いを犯すとは・・・」
「物事には限度と言うものがあるだろうが…」
「おいおい、そんな堅ェ事言ってちゃアレのままだと思うがな」
「なら、貴様は例え男女でも抱くという事か?」
「まぁアレだ、ああいうべっぴんなら大歓迎って事だなぁ!」
「馬鹿、大きな声を出すな」
要するに、クレスとスタンとリッドは彼等に包囲されたも同然であった。方々から
3人の織り成す痴態をしっかりと視姦(及びネタとして自家発電)されてしまっている
事も気付かず…。
516 :
丼兵衛:04/07/19 21:53 ID:z7pVMJDU
「クレスちゃ〜ん、もうすぐお前の濡れ濡れお○ん○に俺達の逞しい○ん○んを入れる
からなぁ〜」
四方八方から熱い視線が集中する中、リッドは怪しげな口調で喋りつつクレスの両足の
太股を持ち上げて、露わとなった己の剛直を切り開かれて開帳された割れ目にぴったり
と押し当ててていた。
「おいリッド、一体その口調は何なんだ?」
「いつも、ファラとナニをする時はこう言う決まりにしてるからな」
「…って事は、ひょっとしてリッドはファラさんと経験済みなのか!?」
「何度もヤッてるよ。スタンはあんなに綺麗な子が周りに居るのにまだなのか?」
「あぁ…、中々きっかけが出来なくて…」
「じゃ、クレスに稽古を付けて貰って術技を覚える事だな」
「剣術ならぬ"棒術"だな」
「そう言えば、アレ自体はデッキブラシに似ている…」
「いい加減始めてくれないかな。この体勢で焦らされるのは苦しいんだ」
流石に長話に痺れを切らしたクレスが催促した。
両足を持ち上げられ、剛直を付けられたままの格好で待たされていたのであるから
当然の要求であろう。
「ゴメン。じゃ、早速いただきまーす、っと!」
「んあっ!!」
秘所がかなり濡れていた為か、リッドの剛直は案外すんなりと受け入れられた。
だが、リッドはピストン運動がし難いのか、クレスの腰を掴んで自分の腰に押し付けていた。
「んぅ…、鍛えてるだけあって結構締まりがキツイ…」
「ん・・・もっと・・・掻き回して・・・・」
リッドが腰を打ち付けてクレスが艶やかな声で喘ぐ度に、道場中に空気の弾ける湿った
音と、クレスの鎧が床に当たって擦れるくぐもった金属音が規則的に響いた。
517 :
丼兵衛:04/07/19 21:55 ID:z7pVMJDU
「リッド、いい加減クレスの鎧を外さなくていいのか?」
「俺はこのままの方が燃えるからいいけどな。剣士様をチョメチョメ、ってな」
「クレスの方はどうなんだ?」
「んぅ・・・僕は・・・どちらでも・・・いい」
「じゃ、このままでいいな。クレス、今度は後背位でヤルから後ろ向いてくれよ」
割れ目からリッドの剛直が抜かれると、クレスは丁度リッドに下半身を向けた格好で
四つん這いになった。
女体化した為か丸みを帯びた臀部は、タイツの生地に染み込んだ愛液で黒光りし、
一層卑猥な姿を曝け出していた。
「よし、後ろから入れるぞ」
リッドがクレスの腰を両手で掴んでしっかりと抱え、再びピストン運動が始めた。
「あっ・・・あ・・・あん・・・・」
「スタン、ずっと待つのも辛そうだからクレスちゃんのお口で一発抜いて貰えよ」
「え!?、わ、分かったよ…」
スタンはズボンの奥で既に立っていた剛直を取り出すと、クレスの顔前に突き出した。
「ん・・・・」
「ウホッ!」
クレスは目の前に突き出された剛直の先端を、器用に舌で撫でてから口内に含んだ。
「んっ・・・ん・・・んん・・・・」
「クレスちゃん、スタンの○ん○んはおいしいかな〜」
「ひょっほひょっひゃい(ちょっとしょっぱい)・・・・」
「うひっ・・・、クレスっ、結構舌使いが、上手い・・・・」
スタンはたまらず、やや黄色く濁った白濁液をクレスの口内と顔にぶちまげた。
「はぁ…舌使いが上手すぎる…」
「うん・・・、アミィちゃんが僕と…」
518 :
丼兵衛:04/07/19 21:58 ID:z7pVMJDU
「な、何ぃ!…」
思わぬクレスの告白(?)に叫びそうになったチェスターの口を、慌てたクラースと
アーチェの手が窒息しかねない位に塞いだ。
「チェスター、気持ちは分かるがここは静かにしてろ」
「だがなぁ、アイツが俺の妹と隠れてヤッてたなんて初めて聞いたんだぞ!」
「クレスもガチガチの朴念仁かと思ってたけど、隠れた所でしっかり済ませてたのね」
「ひょっとすると、アミィさんがクレスを押し倒したのかも知れんな」
「おっ、俺の妹がそんな事をする訳がっ…」
チェスターが取り乱したり、クラースやアーチェが驚くのも無理は無い。
クレスは彼の人となりなどから、仲間達にその手の事とは無縁の超堅物と思われていた。
だが、実は密かに友人の妹と密通していたなどとは、クレスと付き合いが長いチェスター
ですら気付かなかった程の衝撃的な事実であった。
「それにしても、ここにはミントさんやファラさんやルーティさんは居ないのね」
「彼女達がこの場に居たら、あの3人はとっくに血祭りに上げられてるぞ」
お金と結婚していると専ら評判のルーティ・カトレットはともかく、ミント・アドネードとファラ・
エルステッドはそれそれクレスとリッドの恋仲と称される女性であった。
クラースの言う通り、もしミントとファラが小屋の中の痴態を見たのであれば逆上して大惨事
となりかねない事は確かであった。
519 :
丼兵衛:04/07/19 22:01 ID:z7pVMJDU
「はぁ・・・あぁぁ・・・あああぁん!!」
「そら、中にいっぱい出すぞぉ…!」
リッドはピストン運動を止めて剛直から白濁液を放出するな否や、クレスは嬌声を上げ
て身体を震わせ、リッドの身体に押し倒された格好で床に崩れ落ちた。
「う〜、こりゃいい!。まだまだ出るぞ…」
余程気持ちが良かったのか、抜いてからも剛直からは白濁液が飛び出し、黒タイツで
覆われた臀部に白い染みを形作っていた。
「・・・僕も、気持ち良かった…、アミィちゃんやミントとした時よりも…」
「え!?、それじゃ、ミントさんとも?。経験して無いのは俺だけかよ!」
結局は、童貞を保っていたのはスタンのみであった。
「…そうだよ。けど、女の体の方がいいかも知れない…」
女性の性の悦びに目覚めてしまったものか、全身が白濁液に塗れた姿のクレスは上気
した表情を浮かべながら、自分で鎧の隙間に手を差し入れて胸を揉んでいた。
「真面目そうな顔して、俺よりも進んでたとはな。おまけに凄ェ好き者と来たもんだ。
とんだ淫乱剣士様、って所だな」
事が済み、早くも縮み始めた剛直をズボンの奥に仕舞い込みながらリッドが呟いた。
「所で、俺はまだ済んでないんだけど…」
スタンはまだ口で抜いてもらっただけでまだ本番には至っていなかった。
「どうする?、このまま2回戦といくか?」
「だけど、こうもドロドロじゃな…」
「じゃ、お前ん家の風呂で身体洗ってから…、否、いっその事身体洗いながらヤルって
のはどうだ?」
「じゃ、そうしよう。けど、家でリリスや爺ちゃんに見つかったらどうしよう」
「剣術の練習中に巨大芋虫に出くわして、粘液ぶっかけられたとでも言えばいいだろ」
「あ、そうか。クレス、何とか立てるか?」
「…ごめん、ちょっと足が萎えちゃって…、手を貸してくれないか?」
520 :
丼兵衛:04/07/19 22:04 ID:z7pVMJDU
リッドとスタンがクレスの身体を起こそうとした時、"道場"の床の丁度真ん中の部分
が、何か物凄い力で殴りつけられている様な音と共に軋み出した。
3人が何事かと思う隙も無く、床の真ん中の木材が凄まじい轟音と共に吹き飛んだ。
「あ・・・、ファラ・・・さん?」
リッドは、突如床から出てきた人影を見て腰を抜かした。
何と、ぶち破られた床から木屑と埃に塗れたファラが、怒髪天を突かんばかりの鬼気
迫る形相で這い上がって来た。
「りっどぉ〜、今の事、ゆっくりとアンタの身体に問い糺したいんだけどねぇ〜」
全身から怒りのオーラをたぎらせ、両手をボキボキと鳴らしながらズシズシと足音を
響かせて近付いてくるファラの姿を見て、リッドは(大魔神…)を一瞬連想したが、
その直後に両目から夥しい火花が飛んで意識が途切れた。
一方、スタンは泣きながら両手にフィリアボムを持っている恐ろしい格好のフィリアに
詰め寄られていた。どうやら、頃合を見計らってコングマンがけしかけたものらしい。
「スタンさん…、その不埒な行い、神に代わって御仕置き致しますわ!」
事の次第によっては、スタンもろとも自爆しかねない程の勢いであったが、スタンは
意表を付いた行動を取った。
「フィリア…、俺…女の子が苦手で、こうすれば少しでも慣れると思って…」
スタンはフィリアに近寄ると、フィリアの身体を囲む様にそっと抱いた。
「あ…、スタンさん…」
さっきの義憤は何処へやら、フィリアは顔を赤らめてスタンの胸に身体を寄せた。
「ふぃ・・・ふぃりあちゅわん・・・・」
窓の外では、これまでに無い位に打ちひしがれたコングマンが地面にへたり込んだ。
521 :
丼兵衛:04/07/19 22:06 ID:z7pVMJDU
「ありゃ…、スタンも結構落とし方を上手く心得てるねぇ」
「それに比べてリッド君は…」
「余計な火遊びは大火傷の元、という事か」
ジョニー、レイシス、ウッドロウは尚も冷静に高みの見物に興じている様であった。
「ワイール!、あの二人仲直りしたみたいだな!」
「この分だと、もっと深い仲になりそうだな」
「『虎穴に入らずんば虎子を得ず』という訳ですね」
メルディ、マリー、チェルシーはやはりというのか、どこかピントが外れていた。
「よりによって、男女と姦通した後に女性をたぶらかすとは…」
「まぁ、あの2人は似た者同士だからな。ある意味お似合いだ」
「おいおい、お前達もまだ見る目が甘いな。女を宥めた上に落とした手際はアレだぞぉ」
キール、リオンは衝撃で落ちてきた天井裏の埃を払いながら皮肉を飛ばし、フォッグ
がそれに対して突っ込んでいたが、天井にいた為にいち早く異変に気付いた。
「おい、何かきな臭くないか?」
「それに、煙の様ないがらっぽさが…まさか!?」
不幸にも、兆項が示していた通りの事態が進展しつつあった。
「・・・ふぁふぁ、ひぃふぁ、ひふぁへへ・・・・」
ファラの鉄拳制裁で殴られ過ぎて、原型を留めぬほどに腫れ上がった顔のリッドは太い
ソーセージ並に膨れ上がった唇をパクパク動かして必死に何かを伝えようとしていた。
だが、未だに怒りの収まらぬファラは容赦無くリッドをボコボコに叩きのめしていた。
「あぁ!?、今更命乞いなんて、大の男がする事かゴルァ!!」
「ひふぁいふぁふ!、へぇふぁふぁにふぃふぁ!」
「…何?!、背後に火が上がってる?」
ファラが振り返って見たものは、愛の炎ならぬ本物の炎に包まれたまま抱擁している
スタンとフィリアの姿であった。
522 :
丼兵衛:04/07/19 22:11 ID:z7pVMJDU
「スタンさん…何だか身体中が熱いですわ」
「うん…、特に背中と足元が…?」
流石にこの熱さは異常だと思ったスタンが下を見ると、足元に転がった三角フラスコ
から割れてこぼれた薬品が引火し、スタンの背中にぶら下がっている布切れとフィリア
の修道服の裾に火が燃え移っていた。
その上、床にこぼれた薬品が辺りで燃えている。
「おいっ!、フィリアっ、服が燃えてる!!」
「あっ、キャ―――!!、スタンさんもっ!!」
2人は文字通り火が付いたように騒ぎ出し、自分の服に付いた火を必死で揉み消した。
「あいつ等…鈍感にも程があるぞ。自分の尻に火が付くまで気付かんとは」
「俺達もこのままじゃ燻製にされちまうぞ。キール、クレーメルケイジは?」
「いつも持ち歩いている訳が無いだろ!」
これは、外に居たクラースにしても同じであった。
「おい、このままじゃ小屋が丸焼けになるぞ。クラース、ウンディーネを召還しろ!」
「…すまん、指輪を外してきちまった」
「ったく、指輪無しじゃ単なる変な格好した役立たずの三十路オヤジだってのに!
いいわ、アタシが行ってくる!」
そう言うなり、アーチェはドアを蹴破って中に突っ込んで行った。
523 :
丼兵衛:04/07/19 22:18 ID:z7pVMJDU
「幾らなんでも“役立たずの三十路オヤジ”は無いだろ・・・・」
29歳で居候同然の身という、クラースにとっては痛恨の一撃であった。
「そんな事より、アイツ1人だけで大丈夫かよ!?」
「俺達も助けに入るか…お?」
破られた出入り口から、背中から煙を上げたスタンとフィリアが凄まじい勢いで村の
ある方向へ走り去って行った。
「スタンはともかく、フィリアがあんなに早く走る姿は始めて見たな」
「…それよりも、私達も村に戻って助けを呼んだ方がいいのでは?」
「バイバ!、クレーメルケイジ持って来てウンディーネかセルシウス呼ぶね!」
クラースとチェスターは火の手が強くなる小屋から少し離れて様子を伺っていたのだ
が、煤だらけの姿となったファラがリッドの襟首を掴んで出てきたり、屋根の上から
リオン達が這い出て来たが、アーチェとクレスが出てくる気配が無かった。
「もうそろそろヤバイんじゃないか!?」
「そうだな…、俺達も突っ込むか・・・?」
その時、小屋の出入り口から3人の人影がクレスを抱えて飛び出してきて、物凄い早さ
で森の中に消えていった。
「おい…ありゃ一体何なんだ?」
「1人はアーチェらしかったが…あとの2人は何処から来たんだ?」
その後、小屋はメルディ達が持って来たクレーメルケイジから召還したウンディーネと
セルシウス、指輪から召還されたウンディーネの力によって小火で鎮火された。
スタンとフィリアは村の池に頭から飛び込んで火を消し、散々な体で這い上がっていた。
「あ、フィリア…服が透けて・・・」
黒焦げとなったケーブを脱ぎ捨てていた上に、夏用の生地の薄い白服が水に濡れて透け
肌に密着していた為に、身体全体の線がくっきりと浮き出て裸同然の姿と化していた。
しかも、下着まで白を着用していた為に双丘の形はおろか、乳首の淡い桃色や股間の
淡い黄緑色の彩りまで浮き出ている始末であった。
「…スタンさんならば、幾ら見られても構いませんわ」
マリーの言った通り、騒ぎを受けてフィリアも覚悟を決めて勝負に出た様であった。
これも、自然の摂理を犯させまいとする神の意思なのであろう…多分。
524 :
丼兵衛:04/07/19 22:21 ID:z7pVMJDU
*
「すずちゃん、バカ3匹を見張っていてくれた報酬よん」
ウンディーネ同士が火事を消し、セルシウスがあたり一面に氷を巻いて延焼を防いで
いた頃、エルロン家の洗面場ではルーティが煤と埃塗れの姿の藤林すずにメロンと果物
の詰め合わせを渡していた。
「あの秘薬をスタンさんの家に置いたのは、ルーティさんなのですか?」
「ま、そういう事ね。それにしてもあいつ等、見事に引っかかってくれたよね〜」
ルーティは手持ち式の映像記録機のディスクを確認しながらほくそ笑んだ。
どうやら床の下で3人の濡れ場を隠し撮りして、それを闇で高く売る算段であった様である。
「事前にすずちゃんにあの3人を密偵して、予めあの床下に4人で隠れてたとはねぇ…
それにしても、クレスちゃん、こんなにグチョグチョになっちゃってぇ…グヘヘへ」
風呂場では、水着に着替えたアーチェがクレスの身体を抱き抱え、鎧を脱がされて剥き
出しとなった胸や粘液まみれで艶々と光る臀部を揉みしだいて弄んでいた。
「クレスさん、アミィさんとの事、お風呂場でゆっくりと身体に伺いますからね…」
水着姿のミントが、快感で呆けたクレスの顔をタオルで優しく拭いていた。
だか、ミントの表情や口調は優しいものの、どこか殺気を帯びた恐ろしげなオーラを漂わせて
いた。
「男の子が可愛い女の子になるなんて…、こりゃ覗かずにはいられないわ!」
風呂場の窓では、何故かリリスが興奮気味に風呂場を覗いていた。
「さて、クレスちゃんのナイスバディをご開帳と行きますか」
『第2部:女剣士様の全て』と記された新しい記録用ディスクを映像記録機に入れた
ルーティが風呂場に入っていった。
[続く?]
525 :
丼兵衛:04/07/19 22:22 ID:z7pVMJDU
*
「すずちゃん、バカ3匹を見張っていてくれた報酬よん」
ウンディーネ同士が火事を消し、セルシウスがあたり一面に氷を巻いて延焼を防いで
いた頃、エルロン家の洗面場ではルーティが煤と埃塗れの姿の藤林すずにメロンと果物
の詰め合わせを渡していた。
「あの秘薬をスタンさんの家に置いたのは、ルーティさんなのですか?」
「ま、そういう事ね。それにしてもあいつ等、見事に引っかかってくれたよね〜」
ルーティは手持ち式の映像記録機のディスクを確認しながらほくそ笑んだ。
どうやら床の下で3人の濡れ場を隠し撮りして、それを闇で高く売る算段であった様である。
「事前にすずちゃんにあの3人を密偵して、予めあの床下に4人で隠れてたとはねぇ…
それにしても、クレスちゃん、こんなにグチョグチョになっちゃってぇ…グヘヘへ」
風呂場では、水着に着替えたアーチェがクレスの身体を抱き抱え、鎧を脱がされて剥き
出しとなった胸や粘液まみれで艶々と光る臀部を揉みしだいて弄んでいた。
「クレスさん、アミィさんとの事、お風呂場でゆっくりと身体に伺いますからね…」
水着姿のミントが、快感で呆けたクレスの顔をタオルで優しく拭いていた。
だか、ミントの表情や口調は優しいものの、どこか殺気を帯びた恐ろしげなオーラを漂わせて
いた。
「男の子が可愛い女の子になるなんて…、こりゃ覗かずにはいられないわ!」
風呂場の窓では、何故かリリスが興奮気味に風呂場を覗いていた。
「さて、クレスちゃんのナイスバディをご開帳と行きますか」
『第2部:女剣士様の全て』と記された、新しい記録用ディスクを映像記録機に入れたルーティ
が風呂場に入っていった。
[続く?]
526 :
丼兵衛:04/07/19 22:29 ID:z7pVMJDU
結末からして続きそうな雰囲気ですが・・・今の所は続編は全く考えておりません(爆
服が透け透けのフィリアというのも乙だと思いましたが、少し強引過ぎた気も致します。
修道士のローブに夏用などというものが存在するかどうか相当怪しいですし・・・(汗
やべぇ、こいつぁサイコーに(;´Д`)出来る一品だ。頼んます是非とも続編書いてください。
やべぇ、こいつぁサイコーに(;´Д`)出来る一品だ。頼んます是非とも続編書いてください。
やばい・・・段々クレスなら女体化も良いと思えてきた(;´Д`)
530 :
丼兵衛:04/07/20 22:10 ID:2s3SElVx
少し訂正
>>507 3人共、どちらかと言えば女顔だった上に、仮に変身したとしても見てくれが悪いという
訳では無かったので、一概には決め様が無かった。
続編ですか…
当方と致しましては『女剣士様の全て』とスタ×フィリを絡ませたいものです。
透け透け服ネタも一発ネタで終わらせるには少々惜しい気も致しますし…(藁
こういうスラップスティック的なノリも楽しいなぁ。
スタ×フィリの絡みも期待しております。
532 :
うほ:04/07/21 11:25 ID:Pe202JqU
リッド×ファラ最高ー
うほっ、いい仕事。
534 :
名無しさん@ピンキー:04/07/24 21:55 ID:M/steJwv
あげ
今まで読んでみたかったけど、誰も書いてくんなかったから
仕方なく自分で書いてみた。結構いい出来になった気がするので投下。
ロイド×しいな
忘れたわけじゃない。嫌いになったわけじゃないんだ。
ただ、あいつが選んだのがあたしじゃなかっただけだ。だから仕方無いんだ。
潔く身を引く以外に、今のあたしにできることがあるか?
「ふぅ………」
深夜のイセリアの村。
空の闇は深く、月明かりだけが薄ぼんやりと闇夜を照らしていた。
テセアラからの友好の使者として滞在中のしいなは、深く息を吐き出しながら歩みを止める。
見上げた漆黒の夜空には二つの月。
見つめるしいなの瞳には、それは淡く寂しい色をたたえているように見えた。
「はぁ……」
再び小さく溜息を漏らすと、しいなはその場を後にした。
その時、ふと暗がりの中を歩く人の姿が視界に入ってくる。
思わずしいなは息を止めて、その人影から逃れるかのように木の後ろへと隠れた。
「……」
目を細めて凝らして見ると、人目を避けるかのように人影は村の外れへと消えていく。その数は二つ。
その人影を見やるしいなの心が、深く、静かに、それでいて抑えようもないほどに騒ぎ出し始める。
言いようの無い不安感。しいなの直感はそれが何なのか理解してはいたが、
心がそれを認める事を許そうとしない。
月明かりに微かに照らされていた人影は、明らかにロイドとコレットだった。
その二人が人目を避けて、更に人気の無いの村の外れへと消えていく理由。
しいなの直感は正確に真実を捕らえていた。
人影が完全に視界から消え去ると、しいなは意を決して足を踏み出す。
一歩、二歩。二つの人影が消えた方へと、足音を忍ばせて歩みを進める。
次第に高鳴っていく鼓動の響きが、静けさが包む深夜のイセリアへ響いてしまうのではないかと、
しいなの緊張の度合いを高めていく。
(あたしは……何をしているんだろう……)
自分でも理由は解らなかったが、ロイドとコレットの消えた先が気になって仕方が無い。
いや、理由は解っていた。
ロイドがコレットに対して抱いている好意。それが事実である事を確認せずには居られないのだ。
事実であれば、胸の内に秘めた想いをそのまま封じてしまおう。もし違っていたのなら…。
(あたしは……どうしたいんだろう………)
明日にでもロイドを呼び出し、自分の気持ちを打ち明けてしまおう。
他の誰かのものになってしまう前に、せめて気持ちだけでも伝えておこう。
二人の後を追いながらそう決意したしいなの耳に、夜風に乗って微かな声が届いてきた。
「………あぁっ…」
(……………!?)
その声にしいなの両足が止まる。
目の前の民家の壁が切れた先。そのすぐ向こう側から声は聞こえて来たのだ。
しいなは更に慎重に足音を忍ばせ、一歩ずつゆっくりと足を進める。
耳に届く声は大きさを増し、しいなの耳へと飛び込んでくる。それはコレットの声。
「…あっ…あっ……ロイドぉっ……!」
一つ大きく息を吸い、そして民家の壁から顔だけを覗かせるしいな。
その視線の先に捕らえられたのは、壁に手をついた姿勢のコレットと、その背後に立つロイド。
コレットの身に付けているスパッツは、下着と一緒に足元まで下ろされ、
露になった下腹部はロイドと繋がっていた。
人気の消えた深夜のイセリアの村の外れで、ロイドはコレットを背後から貫いていたのだ。
しいなの直感が察した通り、二人は単なる幼なじみ以上の関係であったのだ。
(!!!)
知らず知らずのうちに、しいなは唇を噛み締めていた。
そして早くこの場から離れなければと思う一方で、二人の行為に視線を奪われて
身動き取れなくなっている。
控えめに響くコレットの喜びの声、二人が繋がった部分から響く水音。
刺激的な音はしいなの耳へと忍び込み、目に映る刺激的な光景と一緒になって、
脳のある部分を刺激する。
鼓動が更に速度を増し、体温が上昇していくのが自覚できた。
明らかな性的興奮。
密かな想いを寄せていた相手が、自分以外の女性を抱いている光景を見聞きして、
しいなは明らかに興奮している。
普段の潔癖な態度は、密かに持っていた性への好奇心の裏返しだったのかもしれない。
しいなは二人の姿を覗き見ながら、コレットに自分の姿を重ねていた。
「あぁっ…も、もう……ロイドぉっ…!!」
喘ぎ続けるコレットの声が甲高くなる。絶頂が近いのだろう、言葉は次第に不明瞭になり、
断続的な喘ぎだけが口から漏れるようになっていった。
そんなコレットの感覚が伝わったのか、しいなは背筋を何かが駆け抜ける感覚を覚え、
民家の影で一人身体を抱きかかえる。
(ヤダ・・・・これ以上…見たくない……見たくないよ……)
理性は必死に立ち去る事を求め続けるが、奪われた瞳は瞬きすら忘れて二人の姿を追い続ける。
そのしいなの視線の先で、不意にロイドの視線が動いた。
(…!!)
しいなの身体が凍りつく。
確かに、ロイドの視線がしいなを捕らえた。ような気がした。
コレットを貫き続けたまま、ロイドは視線だけを動かしてしいなを見て、
微かに口元を歪めたように見えたのだ。
足音を消すのも忘れて、一目散にその場から逃げ去るしいな。
(気付かれた!、気付かれた!、気付かれた!!!)
息を切らせて部屋まで走り続け、脳裏から離れないロイドの目を拭い去ろうと風呂へと駆け込む。
頭から熱い湯をかぶり、全身を湯船に沈めて必死に振り払おうとするが、何もかもを見透かしたような
ロイドの目が脳裏から離れない。
(どうしよう……あたし…どうしたら…)
風呂から上がり、寝巻きに着替えて布団に潜り込んでからも、ロイドの事が頭から離れない。
明日、ロイドと会ったら何と言われるだろうか。そう考えただけで全身が震え出す。
結局その夜は明方まで寝付くことが出来ず、布団の中で震え続けるしいなだった。
なんかパソ使える時間の限界が来たみたいなんで、
取り合えず今はここで切ります。すいません。
うほっ、作品キタ---!!
続き待てまーす。
怯えるしいなタン可愛い。
同じく続き期待しちょります。
543 :
名無しさん@ピンキー:04/07/25 19:52 ID:MLSVuTqC
あげたる〜
544 :
535:04/07/25 20:10 ID:UsdnpHKp
では後半行きます。
─────翌朝
寝不足な表情のしいなは、眠い目を擦りながら勤めて平静を装っている。
しかし、内心ではロイドに会った時にどんな顔をしたら良いのか、何と挨拶すれば良いのか、
そんな事ばかりを考えていた。
「お、おはよう………」
教室にロイドが居るのか覗いながら、そっと足を踏み入れるしいな。
視線を教室の中で泳がせると、その先に既に登校して来ていたロイドの姿が捕らえられた。
(………どうしよう…)
声をかけようか、それとも黙って立ち去ろうか迷うしいなに、不意にコレットと談笑していた
ロイドの視線が突き刺さる。
それは昨夜と同じ、何もかも見透かしたかのような、深い闇を潜めた瞳。
その視線に見つめられただけで、しいなの全身は射竦められたかのように硬直してしまう。
ロイドの視線から逃れる事も、自らの視線を反らす事もできないしいな。
そんなしいなに、コレットとの会話を打ち切ったロイドが、ゆっくりと歩み寄り始めた。
(来る……こっちに…来る……)
その時のロイドの姿は、しいなの瞳には悪夢の使者のように映っていた。
「おはよう、しいな」
「あ…お……おは…よう……」
渇ききった喉から、搾り出すようにそう答えるしいなに、いつものように爽やかな笑みを浮かべて見せるロイド。
その笑みに、全身が震えだし、しいなの背筋に冷たい物が走る。
「夜になったら・・・もう一度ここに来てくれるか?」
そのまましいなの傍らを通り過ぎようとしたロイドが、すれ違いざまに小声で囁く。
しいなにだけ聞こえたその囁きは、思っていた通りロイドが昨夜のしいなに気付いていた事を示している。
そしてそれは、しいなの運命の前に立ち塞がる闇をも表していた。
(あぁ…あたし…どうしたらいいんだろう……)
「お待たせ」
「あ……」
ロイドに言われた通り、大人しく放課後の教室で待っていたしいな。
陽が落ち、村人達がそれぞれ寝静まる中、暗くなった教室で一人ロイドを待ち続けた。
結局、ロイドが現れたのは、時計の針が午前0時を過ぎた頃。
既に校内には人気が無くなり、静まり返った教室で二人の声だけが響いていた。
「もう言わなくても解ってるよな?」
「あ、あの……誰にも言わないから…忘れるから………だからっ」
「駄目だね」
盗み見たロイドとコレットの関係を口止めされるか、覗き見た行為自体を責められると思っていたしいなは、
切羽詰った声でロイドに訴えかけた。
しかし、当のロイドはそんな事は気にしておらず、しいなを呼び止めたのも別の理由からのようだった。
自分の席の前で直立不動なしいなに歩み寄り、ロイドは正面からしいなを見つめる。
「しいなって…可愛いよな」
自然な動作でロイドの手がしいなの髪へと伸び、思わずしいなは跳び上がりそうになった。
指の間で髪を梳くようにして、しいなの髪を撫でるロイド。
しいなの鼓動が、次第に速度を増していった。
「…コレットと同じように…して欲しい?」
「!!!」
唐突なロイドの言葉。
だが、その言葉はしいなの心の奥にある、密かな願望を鋭く突いていた。
昨夜の二人の情事を除き見た時、確かにしいなはコレットを羨ましく思った。
そして、叶う事なら自分も同じように…と。
「そ、そ、そんなっ……あ、あたしは……!」
「何も言うな。ただ頷けば良いんだ。今はそれだけ考えてればいい。」
髪に顔を寄せたロイドの言葉が、まるで呪文のようにしいなの心を捕らえてしまう。
掌には汗が浮かび、緊張のあまり膝が震えだす。
そしてロイドの言葉を反芻していくうちに、しいなの理性から何かが崩れ落ちていく。
越えてはならぬ一線。受け入れてはならぬ言葉。
しかし、しいなの心と身体は、もうそれを望む事を堪えきれなくなり始めていた。
「さあ、どうする?」
「あ…あぁ………」
最早言葉にはならなかった。
耳元に吹きかけられる吐息に震えながら、しいなは小さく頷き返す。
それは、しいなの中で自分の知らない自分が目覚めた瞬間でもあった。
教室の床へと胴着が滑り落ち、しいなの身体は質素な下着だけが残っている。
「全部脱いで、見せてみな」
「う……うん…」
羞恥に頬を真っ赤に染めながら、しいなは自ら下着を脱ぎ捨てていく。
後ろ手にサラシを外し、両足を腰巻きから抜き去ると、形の良い乳房と淡い翳りが露になった。
一糸纏わぬ姿をロイドの視線に曝し、しいなの身体は喜びに震えて綻びはじめる。
「机の上に乗って…そう、脚を広げるんだよ」
ロイドに命じられるがままに自分の机の上へと腰を降ろし、ゆっくりと両足を開いていくしいな。
両足の付け根の中心部では、既に微かな輝きが見て取れる。
そこへロイドの顔が近づき、閉じられたままの秘肉は指先で押し開かれ、そこを生暖かい吐息が撫でた。
「ん………」
くすぐったいような微妙な刺激に、思わずしいなは小さく声を漏らす。
ロイドは暫く観察した後、おもむろに舌先を伸ばし、秘唇の間へと舌を滑らせる。
暖かく湿った舌先の感触が痺れるような快感を生み、しいなの全身を駆け抜けていった。
「はぁっ……あっ……あぁっ……!」
ロイドの舌先は秘唇の間を丁寧に這い、その上部で小さく見を隠している突起へと辿り着く。
包皮に覆われたまま、微かに顔を覗かせている真珠のような突起。
ロイドは膣口の周囲を指先で揉むようにほぐし始めながら、その突起を包皮ごと口に含んだ。
口の中で包皮の間へと舌先を潜り込ませ、丹念に唾液を塗しながら突起を弄んでいく。
舌先で転がされるように刺激された突起は、次第にその体積を増し、包皮から顔を覗かせていった。
「あぅっ…はぁんっ…!、あっ……はぁっ……はぁっ……!」
全身が痺れるような未知の快感。
背中へと流した長い髪を揺らしながら、しいなはその快感に酔いしれていった。
優しく丁寧なロイドの愛撫は、経験の無いしいなの身体を瞬く間に目覚めさせていく。
つい数分前まで少女だったしいなの身体は、ロイドの愛撫によって女へと変貌していった。
「あっ…あんっ……あぁんっ!、……す…凄い……んんーっ…!」
ロイドの指先がほぐしていた膣口からは、しいなの身体が目覚めた証である愛液が零れ落ち始め、
ロイドの指先を濡らしている。
真珠のような突起も、ロイドの口内で包皮から解放され、舌先の刺激に次々と快感を生み出しては全身へと送り出していく。
そして、生み出される快感の大きさは時と共に増大し、それと同じくして溢れる愛液の量も加速していった。
瞬く間にロイドの口元と指先はしいなの愛液に塗れ、動きの度に粘質な水音を立てている。
愛撫を続けていたロイドは、しいなの反応から頃合を計り、股間に埋めていた顔を上げた。
「さてと…そろそろ大丈夫かな?」
「はぁ……はぁ……はぁ………」
ロイドの言葉を聞くしいなの目は虚ろで、力の抜けた身体を机の上へと投げ出している。
開かれた両足の間から滴る愛液を眺めながら、ロイドは衣服を脱ぎ捨てていった。
既に下腹部の物は雄々しくそそり立ち、顔立ちの柔らかさからは想像できない程に、それは逞しく反り返っていた。
「痛いのは最初だけだから…ね」
その言葉が言い終わらぬうちに、ロイドはしいなの両足を抱えて一気に挿入した。
瞳と同じように虚ろだったしいなの精神が、破瓜の痛みで一瞬にして甦る。
しかし、ロイドの言った通り、その痛みは一瞬で消え去ってしまう。
後の残ったのは膣内にあるロイドの男性器の感触と、結ばれた事への喜びだった。
「…入ってる……奥まで…ロイドのが…入ってる…」
恍惚とした表情で呟くしいな。
そして、その呟きを掻き消すかのように、ロイドの抽送が開始された。
「はぁぁんっ!!、あんっ、あんっ、んんっ、んぁぁぅっ!!」
持ち上げるようにしてしいなの両足をしっかりと抱え、ロイドは涼しげな表情のままで腰を前後に動かす。
成人男性の平均よりも二回り程大きな男性器は、狭いしいなの膣内を激しく出入りする。
だが、しいなには既に破瓜の痛みなどは無く、男性器の先端が膣内を擦る度に、その快感に甘い喘ぎを漏らしていた。
「あっ、ああんっ!、んっ、んっ…ふぁぁっ……!」
音を立てて激しく出入りするロイドの剛直。
その先端が子宮の入り口を叩く度に、しいなは跳ねるように全身を震えさせる。
ロイドは抱えていたしいなの両足を肩に乗せると、空いた両手を抽送に合わせて揺れる乳房へと伸ばした。
形の整った乳房を、掌で包み込むようにして揉みほぐしながら、ロイドの抽送は更に加速していく。
激しい抽送に掻き出されるようにして、溢れた愛液は床へと滴り、受ける快感の大きさを表すかのように、しいなの全身に汗が浮かび上がる。
「大丈夫か?しいな、痛くないか?」
「あっ、あっ……は、はいっ…んっ……嬉しい…っ……はぁんっ!!」
固く尖った乳首を指先の間に挟むようにして弄びながら、ロイドはしいなを貫き続けた。
つま先から髪の先まで行き渡るような快感に震え、しいなの喘ぎも次第にオクターブが上がっていく。
頭の奥は痺れたように霞がかかり、意識の表層部分で快感だけを追い続けるしいな。
その表情は蕩けきったように恍惚とし、濡れた唇の間からは絶え間なく喘ぎが漏れ続けた。
「はぁ…はぁ…あぁんっ!、くぅ……痺れるっ………あぁぁっ…!!」
不意に、ロイドの男性器にまとわり着く濡れた膣内が、小刻みに震えるように収縮し始めた。
それはしいなの初めての絶頂の前触れであり、より深い部分での射精を促そうとする自然な身体の反応でもある。
ロイドはそれを感じると、しいなの身体に覆い被さるようにして顔を近づけ、喘ぎ続けるしいなへとそっと囁く。
「膣内に出してあげるから、一緒にイこうな」
「ふぁっ……う……うん…一緒に……一緒にイクよっ…んんーーーっ!!」
うわ言のようにロイドの言葉に応え、しいなは手をロイドの背中へと伸ばした。
ロイドは最後とばかりに更に抽送を加速させ、高まる射精感を堪える事なく、しいなの膣内へと解き放った。
流れ込む暖かい体液を身体の奥に感じながら、しいなは大きく背中を仰け反らせて、
生まれて初めての絶頂へと昇りつめた。
「あっ、あっ、あっ、イクっ、イっちゃうっ、あんっ、あぁんっ……はぁぁぁぁぁぁっ!!」
まるで身体が浮き上がって飛んでいきそうな絶頂感に、しいなは力の抜けた全身を小刻みに震わせていた。
「さてと、オレは先に帰るけど……」
事を終え、再び衣服を身に纏ったロイドは、裸のまま惚けたようなしいなを一瞥する。
ロイドの視線に気付いたのか、しいなは頬を染めて俯く。
「今度は忍者服着たしいなとしたいな。着てこいよ…また抱いてあげるからさ」
「え……あ…うんっ…」
今夜限りでは無い事を示すロイドの言葉に、しいなは喜びと羞恥の入り混じった表情で大きく頷き返す。
頭の中では、昨夜のコレットの姿が思い描かれたいた。
同じように自分も抱かれるのだと思うと、まだ快感の余韻の残った身体が火照り始める。
「じゃ、また明日な」
「は、はい……おやすみなさい…」
普段と変わらぬ爽やかな笑みを浮かべて立ち去るロイドを、熱い視線で見送るしいなだった。
翌日、早速とばかりに忍者服姿で教室に現れたしいなに、そっと耳元で囁きかけるロイド。
「夜まで待てないだろ?、昼にイセリアの森で…な」
「……はい」
物珍しそうにしいなを見つめるクラスメイト達の視線の中で、期待通りのロイドの言葉に頬を染めるしいなだった。
END
554 :
535:04/07/25 20:40 ID:UsdnpHKp
取り合えず終わりです。改行多くて申し訳無い。
全部くっつければもうちょっと短くまとまっただろうにね。
会話の間と雰囲気を大事にしたかったんで御容赦願います。
一応TOSエンディング後の設定だったりしてます。
二つの月ってヤツは、ED後の世界はシルヴァラントとテセアラが一つになった
TOPの世界だと思ってるわけで、アーリィから見える月をイメージしてます。
まぁこれ以上はRPG版だな。とにかく長々とスミマセンでした。
(*´Д`*;)ハァハァハァハァ
GJ!ちょうGJ!!!
ちょっと邪悪オーラなロイドが純情なしいなタソをって最高
ハァハァGJ!
触発されて書きそうダヨ(*´Д`)
文才ないから無理だけどね
ファンダム系列で、リッド等に慰められるコレットとかどうよ。
おう、GJですな。
さわやかな邪悪さがいい感じ。
自分じゃ書けんからうらやますぃ。
小説書きますが一様注意書きをします。
・とてつもなくアホ小説です。
・未体験なのでどんな風に書けばよいか分りません。
・キャライメージ壊れるイメージあり。
・アドバイス、酷評OKでも叩かないで
ここはミーゲルの町の宿屋。
研究熱心のクラースは精霊の研究をしている。
今の時刻は夜中の2時。
睡魔と闘いながらも研究をしていた。そこへ――
・・・コンコンコン・・・
クラースの部屋のドアがノックされた。
・・・誰だ?こんな夜中に――と思いながら「どうぞ」と言った。
「失礼します」ドアが開いた。そこには独特の服装をした忍者、すずがいた。
「すみません。こんな夜中に」と、すずが言う。
「・・・で、どうかしたのかい?」と、クラースが言う。
「はい、実は相談があって参りました」
クラースは研究を中断し、すずと向き合った。
「で?相談って何?」クラースは尋ねた。
「実は・・・眠れないんです」すずがそう言うとクラースは笑った。
「ハハハハハ。そんなことか」
「笑い事ではありません。ここ三日一睡もしてません」
その言葉を聞いてクラースは笑うのをやめた。
「・・・それってかなり深刻じゃあないか!!」
すずはこくりと頷いた。
「うーん・・・」
クラース考えようとしたそのとき!!すずがバランスを失いベッドに倒れた。
「お、おい!!大丈夫か!?」クラースが叫ぶ。すずの顔は微妙に赤い。
「ハァ・・・すみません。ハァ・・・熱があるみたいで。ハァ・・・」苦しそうにすずが言う。
560 :
名無しさん@ピンキー:04/07/26 22:40 ID:6CYSA3g2
かっこいいな〜
「でも、さっきまで普通に立ってたじゃないか」クラースが尋ねる。
「我慢・・ゼェ、してたんです・・ゼェ・」
このすずの顔は何気にすこし色っぽかった。
ロリコンが見たらもきゅーんと来て犯罪犯しちゃうってぐらいの顔だった。
ロリコンじゃないクラースもすこしもきゅーんと来た。
―――犯したい―――
そう考えるクラース。そしていい案が浮かんだ。
「・・・よし、まず風邪を治そう!!」そう言うとクラースは自分の道具入れから一つの小瓶をだした。
中には良く分らない液体が入っている。
「次は・・・あったあった!!」クラースはもう一つの小瓶をだし、その中にも液体が入っていた。
クラースはそれを混ぜた。
「・・・よし、これでOKだ!!」クラースはそう言うとすずにその混ざった液体を飲ました。
「・・・あれ?風邪がウソのように――ッ!!」
「どうだ?特性の薬の効果は?」
「ハァ・・・なんか・・・体が熱いです・・ハァ・・」っと甘い声を漏らす。
「どういう風に熱いの?」と言いながらにやつくクラース。
「なんか・・ハァ・・体がほてるんですぅ」と弱弱しくすずが言う。そして――
「特にここがほてってるんでしょ?」っと言いながらクラースはすずの丸秘部分ズボンの上からを指でなぞった。
「ぁ・・・そこはだ――ッ」すずが何かを言いかけてるとき、クラースはすずの唇を奪った。
そして舌を絡ませあう――いわゆるディープキス、
そしてクラースの手はすずの服を脱がそうとしている。
「ひゃ・・ひゃひぇひぇひゅひゃひゃひぃ・・・」っとやめてといっているようにも聞こえる。
しかし、そんなことを言ってもクラースの腕は止まらない。
そして、すずは上半身を脱がされた。
「・・・プハッ」ディープキスも終わったようだ。お互いの舌をいやらしい糸がつないでいる。
「すずちゃんの乳首。華麗だね」と耳元で悪戯っぽく言うクラース。
「あ・・・だめ・・・はずかしいです・・・・何でこんなことをするのですか?」
すずの言葉を無視してクラースは耳を舐め始めた。
「ぁ・・・ぁ・・ぁぁ・・・」気持ちよさそうに嬌声を上げた。
「・・・そうだ!!―――オリジン!!」クラースは突然、オリジンを召還した。
『わが主よ何事だ?』オリジンが問う。
「オリジンよ、性的行動をやったことはあるか?」とオリジンに尋ねる。
(・・・何だ?コイツ・・・『やったことはない』オリジンが答える。
「ならばやってみたいと思ったことは?」さらに尋ねる。
(馬鹿だ・・・本物の馬鹿だ・・・『ムゥ・・・一応あるが』
「ならば手伝ってくれぬか?」
うん、ルナいいよね。あっでもSのはびみょry
『愚か者め!!っと言いたいとこだが正直、女体は一度も触ったことがない。これを逃せば一生触れないだろう』
「え!?じゃぁ」
『一応手伝ってやろう』
「よし。ならばオリジンは下の方を頼むぞ。でも入れないでくれよ。」
『・・・・・・ならば代わりの女は?』
考えるクラース。そして・・・
「ルナなんてどうだ?」
『ルナ・・・月の精霊か・・・別にいいが』
「交渉成立だな」
そして再びクラースは乳首を甘く噛んでオリジンはズボンを脱がし、パンツの上から丸秘部分を触っている。
「あぅん!!イキそうですぅ」すずが嬌声を上げる。
『まぁ待て』そう言うとオリジンはパンツも脱がし、丸秘部分を舐め始めた。
クラースは首筋や顔を舐めている。
「ああ!!イク!!イッちゃいますぅ!!」
『イクのか?まだ早いぞ。舌と一緒に指も入れてやろう!!』
オリジンがさらに指を二本突っ込んだ。そして中をかき混ぜるように舐めながら攻めている。
「あん!!やだ!!かきまぜないでぇ!!」
『ん?ならばやめようか?』
「え・・・あ、やめないで・・・」
『じゃあおねだりだな』
「え・・・おねだり・・・ですか?」
『そうだ』
するとすずは自ら足をさらに開き
「お願いです!!先ほどのことをもう一回お願いします!!」
『よし、しかし先ほどとは少しばかり違うぞ!!』
そう言うとオリジンは指五本と舌を丸秘部分に突っ込みほかの腕は乳首を刺激、肛門を攻める、自家発電をしていた。
「はうぅん!!はぁん!!あん!!』
そしてあまりにもオリジンの攻めが激しすぎるためにすずはとうとう
「イクゥ!!イッちゃうー!!』
快感が頂点に達し、潮を吹く。丸秘部分を舐めていたオリジンの顔には愛液がかかった。
『イクのが早いなお嬢ちゃん。初めてなのかい?』オリジンがからかう様に言う。
「ハァハァハァ・・・」
すずは呼吸を整えている。
『・・・主よ、我もイキそうなのいだが顔射してもいいか?』
「いや、口の中で出してもらってもいいぞ」
『そうか・・・ではしゃぶってもらおうか?』
そしてオリジンの肉棒はすずの口の中に入った。
「ン!!ンン!!」
『おお、でるぞ!!』
そしてすずの口の中に沢山の白くにごった液体が放出された。
そしてすずはそれを飲み込んだ。
『いい経験をさせてもらったなこれで良いか?』オリジンがクラースに問う。
「あぁ。ありがとな。約束だ―――ルナ!!」
『どうしました?私の主よ』
「オリジンの相手をしてほしい。」クラースが言う。
・・・沈黙・・・・
『あの・・・私が勝てるとでも思っているのですか?』
「違う。そうじゃない。セックスの相手をして欲しいんだ」
ルナの顔がものすごく紅くなる。
『セ、セセッセックスだなんてやったことがありません!!』
『まぁとにかくやるぞ』オリジンは隣のベッドにルナを寝かせた。
(↑は書いて欲しかったら書きます。)
取り合えずさ、会話と説明は段落を分けたほうが読みやすいと思うぞ。
あと思いつくままに妄想垂れ流し小説にするのは読んでるほうも疲れるので
気をつけたほうがいい。最初に何を書きたいのかという基準が明確にないと
話は間違いなく破綻するから暴走は程ほどに。
あと個人的な嗜好を言わせてもらえば俺はファンダム的なパロ題材は
扱いたくない。きちんと筋道だった一個の物語が好きなんだ。読むのも書くのも。
ちなみに俺は、ちょっと上でしいなの小説書いた535です。
「さてと、俺たちもやりますか」
「あの、クラースさん。早くしてください・・・待ちきれません・・・」
「・・・わかった。入れるぞ」
肉棒の先端を丸秘部分の入り口にあて、ゆっくりと入れて行く・・・・
「ああ!!ッツ!!アアアア!!」
イタさと快感で心が放心直前になっているすず。
「全部入ったぞ。痛いか?」
「痛くありません!!とにかく動いてください!!」
「わかった。行くぞ!!」
ゆっくりと前後に動く。
「ック!!キツイ・・・」
「あん!!イイです!!」
そして数分後
「さぁ!!ラストスパートだ。行くぞ」
腰を振る速度はさらに早くなり、すずに最大の快感を与える!!
「イイ!!イイです!!クラースさん!!イッちゃいます!!」
「俺もだ!一緒にイコう!!」
さらにスピードは速くなる!!
「イクゥゥゥゥゥ!!」
二人は快感の頂点に達し快心状態になっている。
「クラースさん。なんだかねむ・・・」
「どうした?・・・・って寝たのか・・・」
クラースはすずに服を着せてやり、自分の部屋のベッドに寝させてやった。もう一つのベッドではまだやっている。
「こりゃ研究になるね」
そういうとクラースはオリジンとルナを観察した。
end
以上です。まだまだ勉強しないと・・・
そうだね
乙です。
がんがって精進してください。
最初の作品としてはおkでしたよ?
すずちゃん可愛くて楽しませてもらいましたv
丼衛兵さんのクレス女体化や535さんのロイしいもハァハァしながら堪能させてもらいました
GJですv続きが楽しみです
573 :
名無しさん@ピンキー:04/07/27 03:03 ID:VZxVdUPu
あげたるー
574 :
名無しさん@ピンキー:04/07/27 23:41 ID:VZxVdUPu
あああー
ユージーン×誰でもきぼん
逆獣姦イイかもな。ユージーンの相手はアニーか(犯罪っぽいけど)
577 :
535:04/07/28 18:59 ID:xBQbIhRA
流石にまだ出てないゲームのSSは書けんよ・・・。
Rの場合漠然としたキャラの特徴、性格は掴めても、
シナリオが分からんのだからシチュ思い付かんもの。
578 :
名無しさん@ピンキー:04/07/28 20:28 ID:ABKhKbVn
あげてやる
アニメエターニアは範疇外か?
不覚ながらも8話の海辺の告白話でハァハァしたクチなんだが。
アニメのEは全編がラヴコメでできてたからシチュには事欠かないと思ふ。
しかしアニメのエターニアは黒歴史扱いなんだが…漏れは見た事無いから見てみたいが、そう聞くと見たいような、見たくないような。
どうなんですかね…
漏れ的には見ないほうがいい。
マジで絵がヤシガニだから。
けど堀江がメインメンバーで出てるからなあ・・・・
582 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 02:09 ID:FF3HwMpr
あけーげ
見てない間に一杯SSキター!以下亀レススマソ。アク禁でした……orz
>>500 続編は書くつもりです。結局コレット×マーテルになってないし……
>>501 キスには一応拘りがあるので、そこを褒めていただけると、痒いとこ
ろを書いて貰った感じがして嬉しいです。
>>丼兵衛さん
自分には女体化などとても書けませぬ。相変わらず見事でした。
>>535 描写のバランスが見事だと感じました。ロイしい……いいなあw
>>558 新しい職人さんキター!自分は、もうちょっと会話だけではなく描写を(地の文)挟んだ
方がいいと感じました。台詞ばっかりだとどうしても説明的な台詞を吐かせなきゃならな
くなってしまって、結果キャラの性格とかが死んでしまうことにもなりかねないので。まあ
自分は台詞少な目なんで人のこと言えませんが。とにもかくにも、頑張ってください。
以上、長レススマソ。では執筆に戻ります
584 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 18:45 ID:FF3HwMpr
あげ
585 :
名無しさん@ピンキー:04/07/30 18:31 ID:jtBh7ffF
きははは
586 :
名無しさん@ピンキー:04/07/31 22:29 ID:4n5LL5hg
ロイド×リフィルが見たいよー
ロイド×コレッ豚 ロイド×しいな ロイド×プレセア ロイド×リフィル
どれが一番人気なんだ? 漏れはロイ×しいだけどな
プレセアのフィールドスキットの一つで、「ロイドさんの好きな人って誰ですか?」
ってのがあって、しいなは親友で先生は先生でプレセアは妹かな、てのがあった。
で、返しが「そうですね。『今は』それでいいと思います」で大層萌えたのだが。
狙う気マンマンじゃんプレセア。
>>588 ほお、そんなスキットが・・・・・・
プレセアの本命はロイドだって告白してるようなもんだな
591 :
名無しさん@ピンキー:04/08/01 19:49 ID:Tixp6RJt
へぇ〜猫人で探してみるか
つーか、ロイドモテ過ぎ。
>>482氏に保管庫をお任せする事にしました。
駄管理人でしたが今まで保管庫に来ていただいたのべ25000人の方々、
ありがとうございました。そして更新しなくてすいません。
今度からこういう役回りをする時はもっと現状を考えるべきだなぁとつくづく思いました。
それでは名無しに戻ります。今までありがとうございました。
>>594様よりのメールの方、拝見させて頂きました。
どうやら権限を完全に委譲頂きます形となりましたようです。
今後の方針等もすべてお任せ頂きましたようですが、
現状では特に目新しい案もございませんので(^^ゞ、
現状維持という形で更新を行わせて頂きますつもりです。
(とりあえず、少しずつ直すべき点を修正致しつつ、新SSの収蔵に取り組んで参ります)
他の管理人様より権利を委譲頂きます事は、今回が初めてとなりますので、
至らぬ点がございませんとは限りませんが、精一杯頑張って参ります所存です。
皆様、どうぞよろしくお願い致します。。
P.S.
>>594様、こちらの書き込みを以って、メールへの返信と代えさせて頂きます。
(再度の入れ違いがございます可能性も否定出来ませんので・・・)
今後も、何か問題がございましたらご遠慮無く仰って下さいね。
前任者さんご苦労様&新管理人さん今後宜しくです。
新装開店祝いになるよう、書きかけのSSを早めに仕上げ……たいなぁ。
保管庫乙!
594も595もどっちも乙!
管理人様達お疲れ様&これから頑張って下さい。
あ、新管理人様、いきなりで何ですが『DARKMIND』の表記カプ
間違ってるんで直していただけると有難いのですが。
ディオメル誕生日記念SSを書こうと思ってたのに、気がつけば早8月・・・_| ̄|○<7/7ナワケデスガ
管理人様乙です。
そして新管理人様、がんがってください。
600 :
名無しさん@ピンキー:04/08/02 12:12 ID:H47ipqJI
600ゲット
保管庫も職人さんもがんがれ〜
602 :
名無しさん@ピンキー:04/08/03 00:35 ID:7mv4Z8hs
がんばれけ
603 :
名無しさん@ピンキー:04/08/04 13:17 ID:DupdapjM
バッハ
604 :
丼兵衛:04/08/04 21:30 ID:VnaSh7SV
>管理人様
思えば、妙なネタを振った事も暫しあったので、かなり苦労されたものと…(大汗
何はさておき、これまで色々と御苦労様でした。
>新管理人様
これからも宜しくお願い申し上げます。
早速で大変恐縮なのですが、「タイツで遊んだ勇者ども」内に若干の誤記を発見したので
謹んで訂正をお願い申し上げます(汗
・"ラシュアンの風車が止まる"位の確率であろう…との事であった。
・キール、リオンは衝撃で落ちてきた天井裏の埃を払いながら皮肉を飛ばし、フォッグ
がそれに対して突っ込んでいたが、天井にいた為かいち早く真下の異変に気付いた。
「おい、何かきな臭くないか?」
「それに、煙の様ないがらっぽさが…まさか!?」
不幸にも、彼等が感じ取った兆項が示していた通りの事態が進展しつつあった。
>>丼兵衛様
ご指摘の箇所の訂正を行わせて頂きました。
また、今回のような件等でご利用頂けます様な連絡用掲示板の設置を考えておりますので、
設置の際は、他の皆様もご遠慮無くご利用頂けましたらと思います。
(その方が何かと便利かと思いますので・・・)
あげときますね。
607 :
名無しさん@ピンキー:04/08/05 18:05 ID:oqfDSDLr
さげときますね
さがってないわけだが。
気にするな
釣るのが目的だ
610 :
名無しさん@ピンキー:04/08/06 00:33 ID:ygXHZAGA
ばれたか
611 :
サザム:04/08/06 14:58 ID:k35yELtl
保管庫リニューアル完了祝い……になるかは疑問ですが、唐突に小ネタ投下。
まともなのも書いている最中ですんで、それもそのうちに。
〜過去の真実〜
「アっ、ん。ミトス、気持ちイいです……」
「姉さん……」
アルテスタに命じて作らせたマーテルの似姿──タバサの身体は、生身の女性と寸分違わぬ出来栄えだった。
言葉こそたどたどしいものの、ミトスの愛撫にきちんと反応し、柔らかな手応えを返す。
ミトスは実の姉にはぶつけられなかった気持ちを隠しもせず、タバサの肢体を貪るように責め続ける。
作り物とは思えぬ秘裂からは透明な雫が湧き出し、指の動きに応じて淫らな水音が立つ。
滾る欲求に導かれるまま、ミトスはそそり立つ剛直を押し下げ、その場所へと導いていった。
「入れるよ、姉さん……」
「はイ、来てくだサい、ミトス。わタしの中へ……」
タバサは自分を代用品としてしか見ていない呼び掛けにも全く異議を挟まず、従順に両足を開いた。
ひくひくと待ち受けるように震える薄桃色の花弁が晒されて、ミトスの喉がゴクンと上下する。
ミトスは大きく傘を開いた亀頭を宛がうと、そのまま一気に突き入れる。
熱くぬめった感触と共に、タバサの下腹部から大きな音が洩れた。
612 :
サザム:04/08/06 14:59 ID:k35yELtl
スカポコトンテンカンチンガチャポンエゾゲマツ。
「…………」
「どうシました?」
ピタリと動きを止めたミトスに向けて、タバサは抑揚の欠ける声で問い掛けた。
ミトスは額から一筋の汗を垂らしながら、強張った口調で訊ね返す。
「……何だ、今の音は」
「伝統ノ効果音だソうですガ、そレが何か?」
タバサは平静な態度で答えると、疑問を示すように小さく首を傾げた。
気を取り直して腰を引き、もう一度静かに侵入すると、再び力の抜ける奇天烈な異音が上がる。
何かを堪えるように肩を震わせたミトスは、僅かな希望に縋って喉の奥から声を絞り出す。
「……この音は止められんのか?」
「基本フォーマットに組み込まレているので不可能だそうデす。ちなみに『修正して欲しケれば自分の話ヲ聞いて欲しい』とイう伝言も言付かっていまス」
「ア、アルテスタめ……」
憤怒に顔を歪ませて、ミトスはぎりぎりと歯を食い縛る。
──アルテスタがタバサ共々クルシスから追放処分を受けたのは、その翌日の事だった。
〜END〜
ヤバイヤバイ、伝統の効果音マジツボ入った _| ̄|○ノシΣバンバン
そりゃミトスも怒るよな・・・ サザムさんGJ!
(´ー`).。。oO(コレットがこの音出したらぶち切れるんだろうなぁ……
つーかマーテルがコレットから抜けた直後目茶苦茶切れてたのはもしやこれが原因か)
エゾゲマツ……懐かしいw
Dのサウンドテストのボイス聞いていて面白かったなぁ
関さんふざけ過ぎ
617 :
マ:04/08/07 03:24 ID:68eNUFCu
>保管庫管理人様
どうも、約一年どこかをほっつき歩いていたマ(=何スレ目かの217)です。
今更ながら(何故かたった今気付いたので)修正お願いいたします
自分が書いたシンフォニアの「月世界の神子宅で」は
ジニプレを「月世界の神子宅で前編」、ロイコレを「月世界の神子宅で後編」としてタイトルにして下さい
また、後編に同じ部分が二回コピーされているので削除お願いいたします
以上です
(´ー`).。。oO(PS2版でゼロス死ななくなって欲しいなぁ)
汁エチ化
ところで、このスレで一番人気のあるキャラって誰なんだ?
カーレr…
621 :
名無しさん@ピンキー:04/08/08 14:43 ID:/AofWFAy
アチェタン・・・
すずタン・・・・
ミントタン・・・・・(;´Д`)ハァハァ
ファンタジアイイ!!
リリス
623 :
名無しさん@ピンキー:04/08/08 18:18 ID:GdrowyYO
プレセア?
624 :
春十:04/08/09 05:40 ID:gQ9neiHC
どうも、ご無沙汰してる春十(6スレ623)です。
久しぶりに来てみたら保管庫に動きがあったようで、他の作家さんも活発になられてるご様子。
ここは一つ自分も記念に投下させていただこうと思います。では。
ワクワク
ミトスを倒すため、救いの塔に乗り込んだロイド一行であったが、
敵の大軍やトラップなどの足止めにかかってしまい、仲間は一人一人離脱していってしまう。
唯一ミトスを倒せる可能性を持ったロイドをミトスの元に到達させるため、彼らは自ら進んで犠牲になったのだ。
リーガル、しいな、リフィル・・・そして今度はプレセアの番だった。
「早く、行ってください!」
「プレセア・・・ごめん!」
ロイドは悲痛な思いでプレセアが切り開いた活路を滑り抜けた。
その直後、プレセアの斧のおかげでなんとか保っていた通路は完全にふさがれる。
それを待っていたかのように大樹の枝は彼女の足をより強く引っ張り始め、プレセアは壁の割れ目に引き込まれる。
(ロイドさんが無事なら・・・もう私はどうなってもいい・・・)
ロイドを助けられた達成感からか、そんなことを思うプレセアだったが、
これからプレセアに降りかかる仕打ちは彼女の予想を完全に超えていたのである。
「う、ここは・・・」
やっと彼女を引きずる枝から解放され、プレセアは周囲の様子を確認する。
四方の視界は全てぬらぬらした大樹の枝で覆われており、プレセアは完全に触手で出来た部屋に閉じ込められた格好になってしまった。
「な、なんてことでしょう・・・」
プレセアはどうにか枝を掻き分けて脱出しようと試みるが、粘液に塗れた物体は彼女の手に捕まることはない。
あがけばあがくほど、いやに粘度と温度の高い不快な粘液が彼女の身体にこびり付くだけだ。
そうして無駄な努力を続けているうちに、プレセアは段々気分が悪くなってきた。
感触もそうだが、なによりニオイが酷い。嗅いでいるだけで吐き気がしてきて、正常な思考が妨げられてしまう。
「う・・・お、おええ・・・」
思わず胃の中のものを吐き出してしまうプレセア。嘔吐物はすぐに触手の粘液と解け合わさり、判別がつかなくなる。
(こ、こんなところにいつまでもいたら、気が狂ってしまいます)
この不快感から逃れたい一心で闇雲に触手の壁に体当たりするプレセアだが、それも無駄な努力だ。
弾力性のある枝が連なれば、いかに力自慢の彼女でも突き破るのは不可能だった。
それでも体当たりを繰り返していたプレセアだが、不意に異変に気付く。
(さっきより、触手の間隔が狭まっている・・・?)
徐々にではあるが、触手たちはプレセアを追い詰めるようにじりじりと迫ってきており、
このままでは押しつぶされるのも時間の問題である。
必死で体当たりを続けるプレセアだったが、その努力も空しく、彼女の全身は触手に包み込まれる。
(ああ・・・私、ここで死ぬんですね・・・)
プレセアの心を諦めが支配する。
しかし、触手たちはそれ以上プレセアに圧力をかけることをしなかった。
それどころか、手足を拘束する触手を除き、プレセアへの身体から離れたのだ。
(ど、どういうこと・・・?)
いぶかしむプレセアを他所に、数本の触手が彼女に伸びる。
(・・・!)
プレセアは予想外の事態に慌てる。
触手たちが先端についた刺でビリビリと彼女の服を破り始めたのである。
「や、やめてください!」
思わず悲鳴をあげるプレセアだったが、もちろん触手たちがそんなことを気にかけるはずがない。
結局、あっという間にプレセアの服は全て破り取られ、周囲の触手に埋没して何処かへ消えてしまう。
プレセアは本能からこれから何が起こるのかを悟った。
「きゃああっ!」
触手の一つが開脚されて無防備なプレセアの秘所を擦る。
粘膜に塗れた触手による愛撫は、どちらかというと舐めるといった方が近いかもしれない。
「や、やめて・・・きゃうううっ!!」
秘所を貪る触手に続き、二本の触手の先端がプレセアの未発達の乳房を狙う。
股間に張り付いたそれと違い、細くしなやかなそれはプレセアの乳首に巻きついて締め上げる。
それに飽き足らず、さらに数本の触手が乳首の先端を責める。
しかし、そんなことをされてもプレセアは苦痛を感じるのみだ。
(くすぐったくて、ズキズキして、クラクラして、気持ちよくて・・・・・・あれ?)
プレセアは不意に、この行為に快感が存在していることに気付いた。
「は・・・ああん・・・」
より強く股間を触手に舐め上げられ、プレセアは自らの意思に反して媚声をあげてしまう。
(もしかして・・・触手の、毒・・・?)
明らかに不自然な形でプレセアの身体は上気していくが、彼女にそれを止めることは出来ない。
さらに、新たな触手がまたプレセアの股間を狙う。
「! ひゃううううううううううううっっっ!!!」
乳首に巻きついたのと同様、触手がプレセアの小さなクリトリスに巻きついたのだ。
既に勃起していたそれは、触手の刺激を受けてヒクヒクと痙攣する。
「あ・・・あううう・・・」
急所を締め上げられたプレセアは、苦痛と、そして明らかな快楽に喘ぐ。
秘所はすっかりと蜜があふれだし、こぼれたものは足回りに巻きつく触手が舐め取る。
「う・・・あ・・・ああっ・・・!?」
プレセアは下腹部に急激な異物感を感じ、はっと我に帰る。
まるで男性器のような形をしている弾力をもった枝が、彼女の性器に押し込まれようとしていたのだ。
「だ・・・駄目です! それは駄目・・・あうう゛っ!!!」
幼い膣壁を無理矢理に押し広げ、触手はプレセアの中に入ってくる。
「っっっっっっ!!!!!」
プレセアは声にならない悲鳴をあげる。
だが、それは苦痛によってではない。
脊髄を貫く電撃のような快楽によるものだ。
プレセアは・・・触手に貫かれてイってしまったのである。
しかし、触手の陵辱は終わらない。
半分意識を失ってる彼女を無視し、彼女のドロドロになった膣内をかき回す。
「あはァ・・・」
女として最も大事な部分を縦横にかき回され、舌足らずな喘ぎを発するプレセア。
それどころか、体内により深く触手を導くかのように腰を動かし始める。
もはや目の焦点は合っておらず、本能のみの行為であることは明白であった。
触手が子宮口を発見し、中に侵入したところで、再びプレセアはイった。
ぐったりする彼女を他所に触手からは粘液が放たれ、彼女の子宮に染み込む。
すると、再びプレセアは身体に活力が戻ると同時に、より濃厚で淫らな行為を求めるようになるのだ。
(きもちよすぎる・・・もう私はどうなってもいい・・・)
すっかり正常な判断力を失い、自暴自棄になるプレセア。
しかし、幼い身体でこの快楽地獄に取り込まれては無理も無い。
この行為は、プレセアか大樹のどちらかが死ぬまで続けられるだろう・・・。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「ちっ、ガキんちょの話だとこの辺にいるはずなのに、一体どこにいるんだプレセアちゃんは!」
ゼロスは焦りと苛立ちを含んだ表情で忙しなく辺りを駆け回っていた。
あれ以降に犠牲になったジーニアスを含め、プレセア以外の仲間を全員救出したゼロスは、
彼らを先に行かせて、最後の1人であるプレセアを探しに来たのであった。
「・・・は・・・ぁぁん・・・」
「! 今のはプレセアちゃんの声か!?」
壁の割れ目の向こうから微かだが、聞き覚えのある声が聞こえたため、
ゼロスは迷わず声がした現場へ急行する。
「プレセアちゃん、助けに来たぜ! ・・・って・・・」
ゼロスは言葉を失う。
プレセアは全裸で四股を触手にからめとられており、
無防備な股間は内部に侵入した触手によってパンパンに膨らんでいた。
それでいて、プレセアの顔は情欲的な歓喜に満ちていたのだが、動転したゼロスがそれに気付くことは無かった。
「・・・てっめえ、植物の分際で・・・プレセアちゃんを放しやがれ!」
怒りに任せ、手当たり次第に強力な火炎魔法をぶつけるゼロス。
普通の木とは比べ物にならない耐久力を持つ大樹の枝とはいえ、木であることには変わりない。
たまらずプレセアを解放し、クモの子を散らすように逃げていく触手たち。
しかし、崩れ落ちるように倒れたプレセアはピクリとも動く様子を見せない。
「だ、大丈夫かプレセアちゃん!? ファーストエイド!」
慌てて回復魔法をかけるゼロスだが、やはりプレセアは動かない。
「そ、そんな・・・」
失意のあまり、ゼロスはがっくりと膝をついてしまう。
「・・・すまん、プレセアちゃん・・・俺が不甲斐なかったばっかりに・・・」
その時、ゼロスがうつむいてさえいなければ、プレセアが頭を起こしたことに気付いただろう。
そして、そのゼロスを見つめる瞳が異様にネットリとした光を放っていることも・・・。
ガバッ!
「むごっ!?」
突然、プレセアはゼロスの頭を両腕で絡め取ると、お互いの唇同士を無理矢理接合させた。
「んむう・・・」
「むー! むー!」
慌てて引き剥がそうとするゼロスだったが、プレセアの腕力がそれを許さない。
「ぶはっ!」
数十秒に渡って唇の裏から歯の根元まで舐めつくされたのち、やっとゼロスは解放される。
「ぜえ、ぜえ・・・い、一体どうしたってんだプレセアちゃん・・・」
顔を赤くするゼロスだが、おそらくこれは動揺よりも性的興奮の意味合いが強いだろう。
(まさか、さっきの触手のせいなのか・・・?)
しかし、プレセアはゼロスに思考の隙を与えない。
「ゼロスくん・・・私、私・・・」
有無を言わせずゼロスにのしかかって来るプレセア。
「や、やめてってばプレセアちゃん!」
抵抗も空しく、ゼロスの一物はあっさり外界にさらけ出される。
悲しいかな、それは既に立派に自己を主張していた。
幼くも瑞々しい肢体に圧し掛かられた男として、それは当然の反応では有ったが。
プレセアはゼロスのモノに手を沿え、自らの濡れっぱなしの秘肉に先端を宛がう。
「あ、ああ・・・」
「くぅ・・・」
体格差をものともせず、プレセア秘肉は不自然なぐらいスムーズにゼロスのモノを飲み込んでいく。
「・・・くはぁ・・・」
すっかり根元まで収まり、満足げな声を上げるプレセア。
ゼロスの方はというと、なんとか声を押さえようとしているが、
脈動する貪欲な秘肉にしつこく一物をしごかれ、どうしようもなく快楽の声が口から漏れる。
「くうん、ゼロスくん、気持ちいい・・・です・・・・!」
「うあああっ・・・!」
プレセアはうねうねと腰を捻り、あらゆる角度からゼロスの一物に圧力を加える。
「ああああっ!! いいですっ!! もっと!!!」
「くうあああああっ!!」
もう、二人は限界だった。
「だ、だめだぁ・・・プレセアちゃん、俺、もう・・・!」
「うはあ、だ、だしてください・・・私ももう・・・!」
ゼロスの一物が発射の予備動作のために収縮し、その隙間を生めるようにプレセアの秘肉が狭まる。
「うおおおおおおおっ!!!」
「ふわああああああっ!!!」
ゼロスが精子がプレセアの子宮を貫くと同時に、プレセアも絶頂に達する。
「ふ・・・ふはああ・・・」
絶頂の余韻に浸り、幸せそうな表情を浮かべるプレセア。
しかし、一度イっただけでは満足できないのか、瞳の奥の炎はまだまだ燃え盛ったままだった。
捕らえた獲物を逃がすまいとするかのように、ゼロスの背中に両手両足を絡める。
「う・・・へあ・・・」
プレセアの身体に残っていた粘液の影響であろうか、
とうとうゼロスの方もすっかり前後不覚になってしまい、本能に任せて腰をふり始める。
ロイド達のことなど、彼らの頭からは完全に消え去っていた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
あれから十数分ほど経った頃であろうか。
彼らは互いに数回ほど達した後、ようやく肌を離す。
「・・・あ、あれ・・・私、一体何を・・・?」
プレセアは朦朧としながらも、意識が大分はっきりしてきたようだ。
「あ、プレセアちゃん・・・よかったあ、やっと正気に戻ってくれたか」
「! ゼロスくん、そういえばどうしてあなたはここに? あなたは私たちを裏切ったはず・・・」
「それはかくかくじかじかで・・・」
手短に事情を説明するゼロス。
「・・・そうだったんですか、それでは一刻も早くロイドさんの元に向かいましょう」
素早く頭を切り替え、颯爽と立ち上がるプレセア。
ゼロスの方も颯爽と立ち上が・・・るかと思いきや、ガクッと倒れてしまう。
「あ、あの・・・どうしたんですか?」
「わ、わりィ・・・どうやら俺様、さっきので腰がぬけちまったみたいで・・・」
さっきの、とは言うまでもなくプレセアに強要された性行為のことである。
そのことを悟ると同時に自分のしたことを思い出し、プレセアは顔を真っ赤にする。
「・・・それでは私は先に行きます! ゼロスくんも急いでください!」
プレセアは恥ずかしさを誤魔化したいのか、怒ったように駆け出す。
「ま、待ってよプレセアちゃ〜ん・・・」
ゼロスは情けない声でプレセアを引き止めるが、プレセアは無視して行ってしまう。
結局ゼロスはしばらく立ち上がることが出来ず、
とうとうプロネーマ戦には間に合うことが出来なかったのである。
633 :
春十:04/08/09 05:51 ID:gQ9neiHC
前回はとても気持ち悪いネタを書いてしまったので、今回は王道(?)で。
つーか、自分はどうしてもゼロス出さないと気がすまないみたいですね。
ゼロス登場多いに結構です!
このシーンは彼なしじゃ成り立ちませんし。
(クラルート除)
……ってか裸で颯爽とロイドを助けに来るプレセアたん萌え
ジイニの反応が気になるw
腰が抜けるほど貪られちゃったゼロスくん哀れ。
プレセアも、このあと後遺症に悩まされてたりすると大変だなぁ。
この場合、保管庫のカップリング表記は触手×プレセアになるのでしょーか?
ともあれ春十さん、ぐっじょぶでした。
いいよいいよ〜〜
ノシ
いいよいいよ〜〜(もう来なくて)
意味も無く(;´Д`)ハァハァ
640 :
名無しさん@ピンキー:04/08/12 00:29 ID:wpodKDnM
スタンとマリーとルーティーのやつって何処にあるか知りませんか?
宿屋でスタンが寝てるときにルーティーたちが来るってやつなんですけど。
>>640 「雷虎竜牙」でググればTOPで出てくるハズ。
大体のSS読んだ後に、政治批判文読んでから俺は行かなくなったが。
>>641 あそこの小説は上手だと思うよ。
SSサイトなのに政治批判とか競馬を貼るのはチョットどうかと思ったが・・・
そこのSSはまだ読んでないが
自サイトにどういうコンテンツ入れようがそいつの自由だろうに
誰もそこの管理人に直接文句言った訳じゃ無かろうに。
俺はそのサイト知らないけど。
ここで陰口叩く方が良いと仰る訳ですかそうですか。
646 :
名無しさん@ピンキー:04/08/15 13:21 ID:x3VDQgpz
という訳で、その辺りにしておきましょうよ。
647 :
名無しさん@ピンキー:04/08/17 07:32 ID:PtH5t2bf
648 :
名無しさん@ピンキー:04/08/17 13:26 ID:HqPxOaVh
age
ユアン×マーテルは無いのかぁぁぁ!
誰か文才を分けてください。
保守
スタン×リリスで
実はリムルとはイトコでなく姉弟だったと
妄想するオレは多分鬼畜。
653 :
名無しさん@ピンキー:04/08/18 11:59 ID:PaqCOOwH
う〜ん…誰かハーピー絡み知ってる人居ませんかねぇ…
, 一、ー- 、
/ `ヽ、
/ __ ミ'" .!
l , `、 ,-=-- 、 l
.l / ,へ、ミ''", =-、ヾ、l
l / / /"`'" `i !.l
l l l l. _ .ll/`i
!l .l l ll_\ /二、!レ/
ヽl l .l l し` ' し ' _ノ
l l l l .l'
l l l l _ '__ ,/
.l l lゝヽ、 /)l
_ ,ー=l l .l`y`、 ー一"'"/`-、__
/ :::::: :::l l l:::: O`-≠-O/::::::::::::::`ヽ、
/::: ::::: ..::::::ヽl::::, ゝ`,- < 、::::::::::::: ::::::::::i
l: ::l::::..::/:::::///`'"`iヽ::\:::::::::::::.. ::::::::l
.l: ::/ー---,-,、 l l;;;;;;;;;;;l l`ヽ::::::::、::::::. :::::::l
l: ::ゝー---l l ヽ、<,-,l''l / l .\::::::: ::::: :::::::l
l:: ::l __,, - l l l lヽ、 l \:::::::::: :::::l
l:::::> ___l.l l l_ `ヽー-、 l:::::::::::: ::::l
l:::::::丶- l.l l ,__二-___ y:::::::::::::.::::l
.l::::::::::`ー--'"`ー'" `-、__ l l l:::::::::::::::::::l
ユアン×マーテルは無いのかぁぁぁ!
/l/i _ _
.(_) ,/レ )/), '.:.:.:ミ'":.:.::.ヽ
(イ) ,、/!ハノイ)/:.:.,、:.:.ミ,:.、:.:.:.:.:..ヽ
、-、>、-、_,.、__ <  ̄ ヽ (ハハノル/:.,....:.:-.:..ー:.:.:.、.:.:.:.:.l
`i'"7>、i_>、l l、 ー ' (,)イルレ'> l.:l.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:..ヽ:.:.:..!
`'ー'`-' 、_>-' )_ `'y'`' ' l:.!l:l.:.l:.:.:l.i.:.:.l:.:.:l.:l:.:.l:..l:.i
`ー'、/_/ゝ/、_,`ゝ、 !:l:.:l.:.:l:.:.:l !:.:.:l.:.:.l:.l:.:l:.:.l:..i
ヽ、__/ /:.iヽ;!,;:!;,;;! .!;:;:;!;,;;;;;!,;,l:.:l..:..!
l.=l /.:.:i:.l ,ニ、 ,,二、 l:.:.:.l:.:.:.:.!
/_ _、 ./.:..:.l.:l."Lリ "Lツ` l:.:.:l.:.:.:.:.:.!
!=-=! /.:.:.:..:!:.!:. , ,!.:.:ハ.:.:.:.!:.:!
.l ̄l /.:.:.::.:.:.:.!l.ヽ、 ー /l.:./、!..:.:.:.i:.:.!
>_< .i:.:.:.:.!:.:rーi'',ー`_ー_'"、'`.i/、::::.!:.:.:.:l:.:.:.!
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l l !.:.:..:/| , -‐、`==、,-= ' '二 ̄ .|:.:l ヽ:.!
l l l.:.:.:/ // ̄,-=7/ハi r,=-、<'`ヽ .|:.::l !:!
l l l.:.::l .|'/ !.(())ll i .ll(()) ,!、 ll |:.:l l:.l
l l l.:..l ./ 、:::..!ll . ! ,ll.!!..:::イハ ll |:.:l ;.l
l l___.l_l ,ゝ、 .::l:::::::ii`iェi''ii:::::::::ll:.:.l:::...ll |l:.l l:.l
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! `)`T //// l ll l .l ll ./,l: ll | /.:.:.l
657 :
名無しさん@ピンキー:04/08/18 22:20 ID:7+AWE/Tc
はははは
658 :
サザム:04/08/18 23:06 ID:E2BQtPgA
何か今日は、えらく熱意を込めている方がいらっしゃいますな。
あ、どーもサザムです。
熱烈なラブコールの後で恐縮ですが、今回はゼロス×しいなネタなど書いてみました。
>>332さんのリクも考えてはみたのですが、今ひとつアイデアがまとまらずに一時保留。
良さげなシチュを思いついたら書いてみますので、どうぞご容赦を。
659 :
サザム:04/08/18 23:08 ID:E2BQtPgA
〜素直な気持ちで〜
「ゼロス様、杯が空になっていますわ。ささ、どうぞ」
「おっとっと。いや〜、美人のお酌で飲む酒は最高だね〜!」
着物を着た妙齢の女性に楚々とした手付きで酒を注がれ、ゼロスはご満悦の顔で放言した。
隣に座っているしいなが、そんないつもの軽薄さに、呆れた顔をして酒杯に口をつける。
ここはしいなの住む、イガグリの里にある大広間。
テセアラとシルヴァラントの和平交渉が一段落した事を祝う席に、ゼロスは主賓として招かれていた。
「しっかし、他の奴らも薄情だねぇ。せっかくの宴会だってのに、俺様以外に誰も来ねえんだからよ」
「仕方ないだろ、みんなそれぞれ忙しいんだからさ。どっかのアホ神子と違ってね」
やれやれとかぶりを振るゼロスに対し、しいなは突き放すような声色でボソッと呟いた。
ロイドとコレット、リフィルとジーニアスには連絡が取れず、リーガルとプレセアは都合がつかずに欠席。
実はゼロスも貴族達との舞踏会の予定があったのだが、そんな事はしいなの前ではおくびにも出さない。
代わりにおどけた調子で肩を竦めると、ゼロスはお酌をする女性の身体にさり気無く手を伸ばした。
「ま、お陰で俺様は、旨い酒も綺麗なお姉さんも、こうして独り占め出来るんだけどな?」
「あら、いやですわゼロス様。お戯れを……」
手馴れた動きでするりと身をかわしつつも、その女性は満更でもない表情で微笑み返した。
そんな様子を横目で窺っていたしいなは、にわかにすっくと立ち上がると、少しとげのある口調で釘を刺す。
「あんたね。言っとくけど、ウチの子たちにあんまり変な真似したら承知しないよ?」
「およ? どこ行くんだ、しいな?」
「あたしゃちょいと外の風に当たってくるよ。ここにいるとあんたのアホが感染しそうだからね」
ぶっきらぼうに告げて広間を出てゆくしいなの姿を、ゼロスは苦笑を浮かべて見送った。
660 :
サザム:04/08/18 23:10 ID:E2BQtPgA
「……いや、済みませんなゼロス殿。全くもって無愛想な孫娘でして」
「ん? ああ、いいってことよ。しいなに愛想がねえのなんて、いつもの事だしな」
しいなが姿を消すと、彼女とは逆の隣に座っていた、現棟梁のイガグリ老がゼロスに頭を下げた。
彼女がいる時を見計らって何度もこの里へ通い詰めている内に、この老人ともすっかり打ち解けている。
ゼロスが軽く受け流すと、イガグリ老は珍しく渋い顔つきで、小さく首を横に振る。
「いやいや、そう言って頂けるのは有難いのですが、ちと男勝りに育て過ぎたと反省しております」
「ははっ、そりゃ確かに。俺様にあんな態度を取る女なんて、あいつぐらいのもんだぜ」
軽く笑い声を上げながら、ゼロスはイガグリ老の言葉に同意した。
ロイド達に会う前は、神子という地位にこだわらず、普通に接してくれる相手はしいなしかいなかった。
最初は面白く思いながら、それが次第に特別な感情へと変わってゆくを自覚したのは、もう随分前の話だ。
だが、生真面目で純情なしいなが相手では、軽い気持ちで口説く訳にもいかない。
それに、今の気の置けない友人としての付き合いも、これはこれで悪くは無い。
ゼロスがそんな考えを内心で思い返していると、イガグリ老は悪戯っぽい笑みと共に愚痴をこぼし始めた。
「本当に、しいなときたら乳と尻ばかり育って、肝心の女らしさなど欠片もありませんからの?」
「おっ、言うねぇ爺さん。まあ実際の処、胸はあっても色気ってもんが決定的に足りねえけどな?」
冗談めかした言い方で語るイガグリ老に、ゼロスは自分の想いは棚に上げて、陽気に話を合わせた。
「ゼロス殿もそう思われますかな? その上あの性格ですから、言い寄る男などあるはずもなく……」
「そりゃそうだ。あんなじゃじゃ馬を乗りこなせる奴なんて、そうそういないって」
調子に乗ってゼロスが戯言を吐くと、イガグリ老は共感を覚えたように大きく頷く。
「いや、仰る通り。やはりしいなには、少々強引にでも婿を取らせるしかありませんな」
「……は?」
しかし、続いて呟かれた台詞に、ゼロスは口元に持って行きかけた杯をピタリと宙に止める。
そんな彼の変化もそ知らぬそぶりで、イガグリ老は得々と語り出した。
661 :
名無しさん@ピンキー:04/08/18 23:12 ID:XGZD5HSW
支援〜
662 :
サザム:04/08/18 23:13 ID:E2BQtPgA
「しいなももうすぐ二十歳になりますからな。そろそろ身を固めてもらわねばなりますまい」
「そ、そうかぁ? 何もそんなに急ぐことは無えんじゃねえの?」
「しかし、イガグリ流正嫡の血を絶やす訳にもいきませんしな。こういう事は早い方が良いでしょうて」
出来る限り軽い口調を保ちつつ、ゼロスはイガグリ老の訴えをそれとなく否定した。
するとイガグリ老はぱたぱたと手を振って、ゼロスの問いへ鷹揚に答える。
「それに、婿の当てはとうにつけておりますからな」
「いっ?」
「ゼロス殿も、おろちの奴は知っておりますよな? あ奴なら次期棟梁の夫としても充分ですしのう」
「はぁっ?」
自分に振られるのかと身構えたゼロスの耳に、思い掛けない名前が不意打ちで飛び込んでくる。
ゼロスは何度か顔を合わせている忍びの青年の姿を思い浮かべ、身体をずらしてイガグリ老に向き直った。
「ちょちょ、ちょい待った。あいつらって、そういう関係にはなりそうもないぜ?」
「確かに今の処は唯の幼馴染ですがの。なに、棟梁のわしが命じれば嫌とは言いますまいて」
平然と告げられた言葉に、ゼロスは強い焦りを覚えた。
確かに棟梁の命令とあれば、生粋の忍びであるしいなにそれを拒絶する事は出来ないように思える。
「そ、そりゃどうかと思うけどなぁ。そういうのはホレ、やっぱお互いの気持ちが一番大切じゃねーの?」
「しかし、しいながあの調子では、この先も婿候補を連れてくる事などありえそうに無いですしの」
ゼロスが遠回しに異を唱えても、イガグリ老はしれっとした顔で言い放った。
突然の話にゼロスは上手い言葉も浮かばず、ただ焦りと不安と反発が、次々と心の底から湧き起こる。
「流石に連れ合いが出来れば、少しは淑やかにもなりますじゃろ。そうは思いませんかな?」
「あ、ああ、そうかもね……」
上機嫌でうそぶくイガグリ老に気の無い声で相槌を打ちながら、ゼロスの脳裏で複雑な思いが巡る。
ゼロスは生じた胸のわだかまりを飲み下すように、手にした杯を一気に呷った。
663 :
サザム:04/08/18 23:16 ID:E2BQtPgA
◇ ◇ ◇
「んっ、あれ……」
「あ、起こしちまったかい?」
額に心地良い冷たさを感じて、ゼロスは妙に重い瞼をゆっくりと開いた。
少しぼやけた視界には、見慣れない板張りの天井と、上から覗き込むしいなの姿が映る。
錯綜する思いを誤魔化す為に無理にはしゃぎ、限度を超えて杯を重ねたせいで、途中からの記憶が無い。
酔い潰れて、いつの間にか布団まで運ばれて来たのだと理解して、ゼロスは大きく溜息をついた。
「はぁ……、みっともねぇ。俺様ともあろうものが、酔っ払ってダウンなんてよ」
「確かに、いつも格好ばっかつけてるあんたにしちゃ珍しいね。身体の調子でも悪いのかい?」
「……別に、そんなんじゃねえよ」
少し心配そうに告げてくるしいなの問いへ、ゼロスは曖昧に言葉を濁した。
素直に理由を告げられるぐらいなら、最初から意識を失うほど深酒をしたりはしない。
ふらつきながら上体を起こすと、ゼロスの額の上からしっかりと絞られた濡れ手拭いがポトリと落ちた。
「しいな……。もしかして、ずっと介抱してくれてたのか?」
「あ、うん、まあね。だってほら、一応あんたも客なんだし、放っとく訳にもいかないしさ……」
ふと思いついたままに問い掛けると、しいなは急に照れ臭くなったのか、弁解するようにそう答えた。
軽く頬を染めて恥らう様が、今夜はやけに魅力的に映り、ゼロスの心を騒がせる。
「ふうん、そっか……」
「か、勘違いしないどくれよ? 別にあんたがどうとかじゃなくって、そのっ、仕方なくなんだからねっ!」
混沌とした想いの渦巻く中で呟くと、それをどう解釈したのか、しいなは少々むきになって言い立てる。
普段なら軽く受け流せるはずの彼女の言葉が、しかし今だけは鋭い棘となって、ゼロスの胸を深々と抉った。
664 :
サザム:04/08/18 23:18 ID:E2BQtPgA
「……勘違い、なのかよ?」
「ちょっ、え? ゼロス、な、何を?」
「俺のこと、何とも思ってないのかって訊いてんだよ」
初めて覚える強い衝動に内心で戸惑いを覚えつつも、ゼロスはしいなの手首をぐっと引き寄せた。
小さく身を乗り出すと、しいなは常に無い雰囲気を察してか、微妙に声を上ずらせる。
束縛を振り解こうとする腕を抑えつけながら、滅多に他人へは見せない真剣な表情がゼロスの顔に浮かぶ。
「俺は、お前の事、好きだぜ?」
「すっ!? あ、あんたねぇっ、いくらなんでも、冗談にしちゃ度が過ぎるよっ!」
「冗談じゃ無えよ。だいぶ前っから、お前に本気で惚れちまってるんだ」
酒の酔いのせいか、普段の軽薄な仮面が外れ、ゼロスの口から秘めていた想いが堰を切ってあふれ出る。
声に込めた真情が伝わったのか、しいなは小さく息を呑み、自信なさげに語気を弱めた。
「ゼ、ゼロス、あんた、酔っ払ってるんだよ……。じゃなきゃ、そんな……」
「素面で言える訳ねえだろ? この俺が、一人の女にベタ惚れしてるなんてよ」
「う、嘘だよ……。だってあんた、今までそんな事、一言も……」
「嘘ついてるように見えるか? 俺だって、本気の相手にゃ少しは慎重にもなるっての」
うろたえるしいなに向けて、ゼロスは畳み掛けるように自分の想いを告げていった。
突然の告白に揺れ動く心情を反映してか、しいなは落ち着きなく視線を彷徨わせる。
「えっと、その……。じゃあ、ほ、ほんとに、本気で言ってんのかい……?」
「ああ、信用できなきゃ、何度でも言ってやる。俺はマジでお前に惚れてんだよ、しいな……」
いつも女性を口説く時の装飾も衒いも無く、ただ本心の命じるままに、ゼロスは率直な言葉を繰り返す。
ゼロスが掴んだ腕を軽く引き寄せると、しいなの身体はよろめくように胸の中へと倒れ込んだ。
665 :
サザム:04/08/18 23:20 ID:E2BQtPgA
「それで、お前はどうなんだ?」
「ど、どうって、何がだい?」
「本当の処、俺の事をどう思ってるのかって意味だよ」
間近に迫ったしいなの瞳の奥を覗き込みながら、ゼロスは性急に答えを求めた。
甘い言葉と雰囲気で、上手く相手をその気にさせるというのが、普段のゼロスが女を口説く時の流儀である。
しかし、強く込み上げる、彼女の全てを自分の物にしたいという思いが、そんな手管を忘れさせている。
「えっ、あ、でもそんな、急に言われたって、あたし……」
「答えられねえか?」
急な展開に混乱した様子のしいなは、耳の先まで真っ赤に染めて、もごもごと口篭もった。
ゼロスが途切れた台詞を代弁してやると、恥ずかしげに視線を逸らしながら、困ったようにコクンと頷く。
「だったら首を振るだけでもいい。俺の事、ダチとかそんなんじゃなく、男として……好きか?」
「…………」
重ねて問い詰めると、しいなは少しの間思い悩んでから、再び小さく頭を縦に振る。
その初々しい仕草に胸の昂ぶりを抑え切れず、ゼロスは俯いた彼女の顎に手をやって、そっと持ち上げた。
「え、あ……?」
胸板に凭れ掛かったしいなは、状況が理解できていないのか、半ば呆然とした面持ちでゼロスを見上げた。
しかし、互いの吐息を感じられるほどにゼロスの顔との距離が狭まると、ハッと我に返って慌て出す。
「あ、あの、待っとくれよ! だからってそんな簡単に許すほどあたし軽い女じゃ!」
「知ってるよ。けどな、お前のこと誰にも渡したくねえんだよ、しいな……」
「誰にもってあんた何の話をしてるんだいっ? ねっゼロスだからちょっと待ってっ、んんっ!」
早口でまくし立てるものの、しいなは身体を離すでもなく、ただ戸惑いがちに声を震わせる。
そんなしいなの頭を軽く抱き寄せ、ぐっと顔を乗り出すと、ゼロスは半ば強引にその唇を奪った。
666 :
サザム:04/08/18 23:22 ID:E2BQtPgA
「んむ〜っ、んんぅ! んっ、らめっ、む……んうっ!?」
口を開いた隙にゼロスが素早く唇の間に舌を差し入れると、しいなの身体がビクンと強張った。
頭の芯が痺れるほどの欲求に操られたゼロスは、更に深く唇を重ね、温かな口腔を探ってゆく。
舌同士を触れ合わせると、しいなは思い出したように身悶えて、両手で胸板を押し返すような動きをする。
しかしその力はあまりに弱々しく、ゼロスの緩やかな抱擁からすら抜け出す事は出来なかった。
「んふぅ、んっ! ん、んっう……! ふぁ、んむぅ……」
逃げる舌を追い詰めて、絡みつかせるように舐っていくと、しいなの瞼は次第に力無く下りていった。
息を吸い尽くさんばかりの激しい口付けに、黒い瞳が潤んだ光を帯び、懇願の色合いを浮かばせる。
しばらくキスを続けてから静かに唇を解放すると、しいなは小さく肩で息を継ぎ、震える声で訴えた。
「はっ、ねぇ、ゼロス、やめとくれよ……。こんな、いきなりなんて、あたしっ……」
「……ワリィな、もう止まんねぇわ」
「止まらないって……あ、駄目っ、ほんとにこれ以上はっ、や、んっ!」
それ以上の反論を唇で塞ぎ、ゼロスはしいなの背に回した腕を、着物の帯の結び目へと伸ばしていった。
指先でうなじをそっと撫でながら、もう一方の手で器用にその縛めを解いてゆく。
いつもはこんな時でも頭の隅に残っている冷静な部分が、しいなへの愛しさ故にその境を揺るがせている。
「んぁ、ゼロスっ……。っん、駄目って、言ってんのにっ……、あむ、んくぅ!」
「どうにも我慢できねえんだよ。お前の全てが欲しいんだ、しいな……」
「あっ、や……。ん、ふぅ、んんっ……」
熱情を込めた口付けを交わす度に、しいなの瞳は頼りなく揺れ動き、全身の力が抜けていく。
ゼロスは解いた帯を床に滑り落としてから、くったりとなった肢体を抱きかかえる。
唇を幾度もついばみながら、彼女の身体を巻き込むようにして、ゼロスはしいなを布団の上に引き寄せた。
667 :
サザム:04/08/18 23:24 ID:E2BQtPgA
「はぁっ……。ゼロス、あんた、ずるいよ……」
「ん、何がだ?」
力無く横座りになったしいなの唇から、熱い吐息と共に抗議の声が洩れた。
ゼロスが短く訊ねると、拗ねたように口を尖らせて、少し恨みがましく上目遣いに睨んでくる。
「あたしが、こんなの慣れてないからって……。その、変な気分にして、抵抗できなくさせてさ……」
「俺とこういう事すんのが、そんなに嫌か?」
「そうじゃないけど……。でも、なんか、ずるいよ……」
複雑な感情を露わにしたしいなは、意固地になった子供の如く同じ言葉を繰り返した。
心の準備も無しで、いきなりその気にさせられてしまった事が、どうにも納得できないでいるらしい。
そのあまりに初心な反応にゼロスが思わず顔を緩めると、しいなは少し恥じ入った風に眉を下げる。
「な、何だい、笑うこたないじゃないのさ……」
「いや、ずいぶん可愛いこと言ってくれるな、と思ってよ」
「ばっ……! あっ、あんた、こんな時まであたしをからかってっ!」
ゼロスの囁きに、今度は照れと憤りとを織り交ぜて、しいなは声を荒げた。
コロコロと変わる表情が、ゼロスの目にこの上もなく好ましく映り、内なる欲求が膨れ上がってゆく。
「からかってる余裕なんかあるかよ。マジで可愛すぎるぜ、しいな」
「あ……!」
朱に染まった頬に素早くキスをすると、しいなは途端に大人しくなる。
力の抜けた頭を肩口に引き寄せて、ゼロスは良い香りのする黒髪に浅く鼻先を埋めていく。
「ったく、こっちもただでさえ堪んねえってのに。これ以上興奮させてどうする気だよ……」
「違っ、あたし、そんなつもりじゃ……んんっ!?」
耳元にひっそりと囁き掛けてから、ゼロスは熟れた木の実のように紅く染まった耳朶を唇で挟み込む。
訂正の言葉を遮られたしいなは小さく身を震わせて、新たな刺激にくっと背筋を反らした。
668 :
サザム:04/08/18 23:27 ID:E2BQtPgA
「やっ、ゼロス、それ、くすぐったいよっ……!」
「ここ弱いのか、しいな?」
「そっ……だよっ! だから、もうやめっ、くぅんっ!」
耳元に吹き掛けられる吐息と耳朶を食む唇の感触に、しいなは伸び上がるようにして逃れようとした。
けれど、しっかりと肩を抱いて押さえる力強い腕に阻まれ、それも果たせない。
ゼロスの尖らせた舌先が耳の形をそっとなぞると、しいなの口から可憐な悲鳴が洩れる。
過敏な反応に気を良くして、ゼロスが執拗に耳朶を責め続ける内に、柔らかな肢体は更に熱を帯びていった。
「お願っ、もうっ……んっ! そこ、やめてったらっ……」
「……いいぜ。んじゃ、他のところもな」
「えっ? ……あくぅ! や、そこも、だめっ……」
許しを請うしいなの背中を軽く揺すり上げてから、ゼロスは唇で細い首筋をつつっと伝い始めた。
白い喉元をゆるやかに辿り、同時に彼女の上着の襟をはだけ、肩口を晒させてゆく。
きめの細かな素肌に見入りつつ首の根本まで降りると、今度は浮き出た鎖骨の線に沿って唇を滑らせる。
肩の近くを少し強めに吸い上げると、そこにうっすらと紅い痕が残った。
「あ、やだっ……。痕、付けないでおくれよっ……」
「別にいいだろ? ここなら服着てりゃ見えねえんだからよ」
「やっ、だって、そんなのっ……あっ!」
拒むしいなの言葉を受け流して、ゼロスは彼女の滑らかな肌に、もう一つ自分の口付けの証を刻んだ。
新雪に落ちた二片の花びらにも似たそれが、自分の所有権を示す烙印のように映り、ゼロスの心を躍らせる。
紅くなった場所を癒すように舌の腹で撫でてやると、しいなの細い肩がピクンと跳ね上がる。
唇と舌で密やかな愛撫を続けながらも、ゼロスの手は休み無く動き、彼女の衣服を着々と解いていった。
669 :
サザム:04/08/18 23:28 ID:E2BQtPgA
「あっ、やだっ!」
上着を剥ぎ取られ、胸を覆うビスチェを取り払われると、しいなは小さく叫び声を上げた。
解き放たれた柔肉はゆさりと重たげに揺れ、自身の量感を示して僅かにその形を変える。
張りのある乳房はそれ以上崩れずに見事な曲線を保ち、頂点の突起はぷっくりと頭をもたげかけている。
ゼロスの視線がそれを捉えたのも束の間、しいなの腕が抱え込むようにして素早く胸元を隠した。
「こら、隠すなっての」
「だっ、だってその……。やっぱり、恥ずかしい、よ……」
ゼロスが軽く咎めると、しいなは斜め下に視線を落とし、普段とは打って変わったしおらしさで呟いた。
両腕でも隠し切れていない豊かな双丘が、浅い呼吸に合わせてふるふると波打つ。
魅惑的な光景に引き寄せられるように、ゼロスは頭を下にずらして胸元を正面から見据える。
そこからそっと顔を寄せると、腕からはみ出した膨らみの上へ軽くキスをした。
「恥ずかしかったら、目ぇ閉じててもいいんだぜ?」
「んっ、や……!」
ゼロスは優しく囁きかけつつ細い手首を捕え、彼女の腕を静かに押し退けていった。
一瞬だけ腕に力を込めたしいなは、しかしそれ以上の抵抗を諦め、ゼロスの手の導きへ従順に従う。
続けてもう一方の手首を掴まれると、羞恥に耐えかねたようにギュッと目を瞑り、軽く唇を噛む。
両腕を脇に下ろさせてから、ゼロスは細かく震えるしいなの白い裸身を、しっかりとその目に焼き付ける。
「……綺麗だぜ、しいな」
「んふぅっ!」
心からの賛美の言葉を投げ掛けて、ゼロスは淡く色づいた乳首をすっと口に含む。
たったそれだけの刺激に、しいなは強く首を竦め、雷に打たれたかの如くビクンと身体を跳ねさせた。
670 :
サザム:04/08/18 23:31 ID:E2BQtPgA
「しいな……」
「んっ、くぅ! んん、っふ、ん……!」
じりじりと反り返ってゆく背中を片腕で支えながら、ゼロスはしいなの身体を布団へ横たえていった。
仰向けに寝かせた彼女の乳房は自重で緩やかにたわみ、立ち上がった二つの頂点が小さく不規則に揺らめく。
ゼロスはしいなの下から腕を抜き取ると、両手を伸ばして元の位置へ戻すように外側から掬い上げる。
それほど力を入れていない指は柔らかな肉に沈み込み、充実した手応えをゼロスに伝えてきた。
「やっぱ大きいな。俺の手が埋もれちまいそうだぜ」
「んっ、ばかぁっ……。あんた、そんな事ばっか……あ、やっ!」
感触を確かめるように指先を動かすと、丸い双丘はたふたふと弾み、刻々とその形を変えていった。
うっすらと目を開けたしいなは、ゼロスの手によって妖しく歪められた己の胸を見るや、パッと顔を逸らす。
ゼロスはそんな物慣れない反応に微笑ましさを感じつつ、支えた双丘の間へ慈しむように頬をすり寄せる。
軽く開いた唇で膨らみの中腹をついばむと、しいなの肢体がぷるっと身震いした。
「惚れ直したって言ってんだよ。お前のそういう態度も何もかも、全部ひっくるめて、な」
「そんっ、な、ことっ……ひゃうっ!? んっ、くぅっ……あん!」
愛を囁きながら片手を脇腹に添えると、しいなは息を呑みつつ奇声を上げ、ゼロスの下でビクンと跳ねた。
掌で滑らかな肌の感触を堪能し、指先は楽器を爪弾くように踊らせながら、優美な曲線を遡ってゆく。
悶えるしいなの乳首を音高く吸い上げれば、堪え切れずに唇から甘い喘ぎ声を洩らし、顎を仰け反らせる。
「やぁっ、あたしっ、おかしいよっ……。こんなのっ、くすぐったいのにっ……」
「おかしくねえよ、それが普通だっての」
「うそ、だって、こんなの変っ……くふぅん!」
豊満な胸に顔を埋めながら、ゼロスは刺激に慣れていないしいなの身体を徐々に目覚めさせてゆく。
抜けるような白い肌は血の色を透かし出し、官能の昂ぶりを示して薄く汗ばんでいった。
671 :
サザム:04/08/18 23:33 ID:E2BQtPgA
「あっ、ふ、んんっ……。ん、っは、ぁ……」
白紙の上を塗り潰すように、ゼロスが丁寧な愛撫を重ねていくと、しいなの緊張は次第に薄れていった。
火照った肢体は更に艶やかさを増し、唇からは緩急をつけた刺激に合わせて小さく喘ぎを洩らす。
腰の脇から太腿に掛けてをするすると撫で下ろすと、黒いタイツに包まれた脚がピクンと浮き上がる。
しいなの官能を引き出しながら、ゼロスは上着を脱ぎ捨てて、引き締まった上体を露わにしていた。
「んっ、くぅ……。ゼロスっ、あたっ……し、頭がっ、くらくらして……」
「俺もだぜ。お前が魅力的過ぎて、目眩がしそうだ」
「うそ、ばっかりっ……。あんた、こんな事っ、ん! 慣れてる、くせにっ……」
実際、愛する者に悦びを与えているという充実感に、ゼロスは初めての時を上回る昂ぶりを覚えていた。
しかし、しいなは快楽に息を弾ませながら、疑いと妬心を込めて小さく呟く。
「嘘じゃねえって。……ほら」
「え……あっ!? えっと、そ、それって、そのっ……」
自身の状態を示す為に、ゼロスはそっと下半身を寄せ、しいなの腿に軽く宛がった。
布越しにも歴然と分かる硬い感触に、しいなは狼狽してゼロスのその場所へおずおずと視線を移す。
「これで嘘じゃねえって分かっただろ? お前が感じてくれると、俺も同じぐらい興奮してくるんだよ」
「そっ、そういうもんなのかい?」
「ああ。お前も、俺がこうなってるって分かったら、少しはそんな感じにならねえか?」
「うっ、うん、ちょっと……って、な、なに言わせるんだい……」
反射的に頷いてからその意味に気付き、しいなは自分の失言を悔いるように目を伏せた。
けれど、ゼロスが自分と変わらぬ気持ちでいると知った安堵と喜びが、態度の端々から顔を覗かせている。
僅かに残っていた身体の硬さも、太腿から伝わる熱に当てられたかのように影を潜めていった。
672 :
サザム:04/08/18 23:35 ID:E2BQtPgA
「くんんっ! あっ、はぁ、ゼロスっ、それ、痺れちゃ……ぅんっ!」
「これがいいのか?」
「……っ! はっ、やぁ、んっ、いっ……」
快楽を受け入れ始めたしいなは、しきりに頭を左右に振り、豊かな肢体を官能的にうねらせていた。
乱れた黒髪が幾筋か、紅潮した頬に汗で貼り付き、ぞくりとするほどの色香を醸し出している。
口に含んだ乳首を前歯の裏に押し当てて舌で転がすと、乳房を差し出すように大きく背中を反らす。
下乳の輪郭を立てた指先でスッと撫でれば、肩を震わせて甘い声を上げる。
一つ一つの反応に意識を引き込まれながらも、ゼロスは持てる技巧を凝らしてしいなを責め立ててゆく。
やがてしいなは半ば無意識のうちに、尿意を堪える時のように内股を擦り合わせ出した。
「しいな、こっちもいいか?」
「え……? あ、ぅ、うん……」
ゼロスは愛撫の手を休めると、指先をしいなのタイツに潜り込ませ、優しく問い掛けた。
一瞬だけ躊躇った後、しいなが弱々しく頷くのを確認してから、ゼロスは身体を後ろにずらす。
両手で抱え上げるようにして、下着ごとゆっくりと引き下ろしていくと、しいなも軽く腰を浮かせる。
貴婦人の長手袋を扱う騎士にも似たうやうやしい手付きで、太腿から膝の先へと布地を滑らせてゆく。
「脚、上げてくれるか?」
「ん……」
足首の辺りまで脱がされると、しいなは秘所を隠すように太腿を閉じたまま、片方ずつ爪先を抜き取った。
手に残った衣服を脇へ置き、ゼロスは一糸纏わぬ姿になったしいなの下肢を改めて視界に収める。
引き締まった脚線はあくまで伸びやかで、その艶かしさは薄いタイツで隠すことすら無粋に思えてならない。
滑らかな下腹部の終わりには、黒絹のような深い色合いの茂みが、白い肌に鮮烈な彩りを加えていた。
673 :
サザム:04/08/18 23:38 ID:E2BQtPgA
「本当に、どこも眩しいぐらいに綺麗だな……」
「くふぅ! あっ、はぁ……っ!」
ゼロスは軽く立てられた膝の脇を起点に、しいなの太腿へ地面で戯れる小鳥のように点々とキスを連ねた。
頭の動きに合わせて、もう一方の脚に添えた掌を滑らせながら、身体をゆっくりと前進させてゆく。
流れるような動きで下腹部まで辿り着くと、艶やかな毛の生え際へ顔を寄せ、小さく鼻を鳴らす。
立ち昇る乙女の香気が胸を灼き、ゼロスの欲求を激しく掻き立てた。
「いい匂いだ、ますますおかしくなりそうだぜ……」
「やっ、ん……! うっ、あ、ゼロ、スっ……」
ゼロスはそのまま一気に事を進めたくなる衝動を抑え付け、唇と舌でしいなの胴を上へと遡っていった。
臍の窪みをくるりと一周し、迷走するような軌跡を描き、ときおり音を立てて肌を吸う。
腰骨に親指を掛けた手だけはその場に残し、まろやかな尻肉をさわさわと撫でさする。
肘を突き、顎を引いたしいなの首を支えるように腕を回すと、ゼロスは彼女の脇にそっと寄り添った。
「ゼロス……。んっ、あむ、ふうっ、ん……」
「むっ、ふぅ……。しいな、本当に可愛いぜ? ん、ちゅっ……」
ゼロスは潤んだ瞳で見上げてくるしいなの唇に、再び熱い口付けを注ぎ込んだ。
舌先を割り入れると、今度はぎこちないながらも舌を持ち上げて、懸命に応えてくる。
濃厚なキスを続けながら、ゼロスは片手を尻から太腿の付け根へと移し、外へ内へと往復させる。
羞恥心を上回る快楽への期待ゆえか、しいなは閉じていた膝を少しずつ開いてゆく。
「はぷ……ん、はぁ……。んんっ、くぷっ、あ……」
ゼロスが空いた隙間から内股に手を届かせると、汗とは違う感触の湿り気が指先をつるりと滑らせた。
ときおり唇を離すたびに、薄く開いた歯列から薄桃色の舌先が覗き、再びの接触を求めて小さく揺れ動く。
その要求に応え続けながら、ゼロスは秘毛の周囲で回遊するように下腹と内股を撫でていった。
674 :
サザム:04/08/18 23:40 ID:E2BQtPgA
「んむっ、あ……。ねっ、ねぇ、ゼロスっ……」
「……ん?」
秘所を避けるように愛撫を始めてから幾らもしない内に、しいなは切なげな口調でゼロスに呼び掛けた。
ゼロスが手を止めて顔を窺うと、今にも泣き出しそうな表情で震える声を紡ぐ。
「お願い、だからっ……。もう、あたし、もうっ……」
「ああ……」
もどかしげに腰をずらすしいなの真意に気付き、ゼロスは小さく頷いた。
耐性のない彼女にとって、これ以上焦らされるのはもはや苦痛でしかないらしい。
ゼロスが真っ直ぐに秘所を目指して指を進めると、軽く立てられた膝が更に外へと傾く。
湿った巻き毛を軽く掻き分けてから、ゼロスは下から掬い上げるようにして、揃えた指をそっと宛がった。
「んんぅっ! ……あ、はあぁっ……」
ゼロスの手がそこに触れた途端、しいなは軽く達したのか、ぷるぷるっと身体を震わせた。
一瞬強張った身体は、安堵に似た溜息と共にくたりと脱力し、ゼロスの腕に頭の重みを委ねる。
濡れた粘膜はゼロスの指の腹にぴたりと吸い付き、しいなの興奮を熱として伝えてくる。
しいなの目尻から零れた涙を唇で吸い上げ、ゼロスは秘所に添えた中指をゆっくりと折り曲げていった。
「あっ、んんっ! んはっ、ああっ、くぅ!」
浮かせた指先で秘裂を軽くなぞってゆくと、しいなはゼロスの手を捕らえるように、きゅっと脚を閉じた。
肉の花弁はまだ少ししか綻んでおらず、男を知らない事をはっきりと証し立てている。
ゼロスの指が上端に至ると、硬いしこりの埋まった場所に行き当たり、しいなの腰がビクンと跳ねる。
その上をトントンと指で叩く都度、白い肢体が過敏に反応し、短い喘ぎが洩れる。
縦に長い楕円を幾重にも描くようにして、ゼロスはしいなの秘所を少しずつ解していった。
675 :
サザム:04/08/18 23:42 ID:E2BQtPgA
「はんっ……く、ぅん! ふぁ、やっ、ん、ぅ、はふ……んっ!」
ゼロスのツボを心得た愛撫に、しいなは快楽の波に飲み込まれ、更なる高みへと登りつめつつあった。
秘所からは小さく身を震わせるたびに新たな雫がこぼれ、尻の谷間を伝って敷き布に染みを落とす。
柔らかさを増した肉襞は緩やかに花開き、指の重みだけで浅く沈み込むようになる。
寝かせた中指を細かく左右に揺らすと、ちゅぷ、ちゅくっと小さな音を立て、粘膜が絡みつく。
充分に潤った事を確認してから、ゼロスはしいなの耳元へ静かに囁いた。
「しいな。……そろそろ、いいか?」
「あ……、うん。いい、よ……」
か細い声と共に、目線で同意を示すしいなの答えを受け、ゼロスは彼女の横からそっと身を離した。
残った衣服を手早く脱ぎ捨てて、しどけなく開かれた脚の間にするりと入り込む。
しいなは初めて目にする屹立した剛直に、僅かな怯えをその顔に浮かべる。
真上から覆い被さるようにしながら、ゼロスは慈しみに満ちた声色で語り掛けた。
「やっぱ、恐いか?」
「うっ、うん、少しだけ……。なんか、あたしがあたしじゃ無くなっちゃうみたいで……」
「そんなに変わりはしねえよ。それにもし変わったとしても、俺の気持ちは変わったりしないぜ?」
「あ……。ゼロ、ス……」
ゼロスはそう呟くと、軽く握られたしいなの手に、ふわりと自らの手を重ねた。
縋るように開かれた指と勇気付けるように伸ばされた指が絡み、想いを込めて互いに握り合う。
「信じて……いいんだよ、ね?」
「ああ」
様々な意味を含んだ問いにゼロスが力強く頷くと、しいなは怖れを振り払い、小さく笑みを見せる。
愛する女とのより確かな繋がりを求めて、ゼロスは片手で押し下げた亀頭をゆっくりと近づけていった。
676 :
サザム:04/08/18 23:44 ID:E2BQtPgA
「んうっ! ん、んんんんん……っ!」
ゼロスが宛がった先端をくっと押し付けると、狭い膣口は抵抗を示しながらも、それを内部へ招き入れた。
そのまま静々と腰を沈めていくと、しいなはきつく結んだ唇の間から、くぐもった息を洩らす。
重ねた手を命綱のようにぎゅっと握り締め、身体の芯を貫くような硬い感触を耐え忍ぶ。
溢れんばかりの雫が動きを助け、強い締め付けにもかかわらず、ゼロスの剛直は滑らかに進んでゆく。
最奥の肉壁に突き当たり、ゼロスが軽く息をつくと、しいなの四肢からもゆっくりと力が抜けていった。
「はぁっ、は……、ゼロスっ……。いまっ、あたしの、なか、に……?」
「……ああ、入ってるぜ。全部な」
どこか信じられないといった面持ちで呟くしいなに、ゼロスは優しく囁いた。
彼女が浅く息を吐く度に膣道が小さく収縮し、肉襞が内部の剛直を確かめるようにきゅうっと押し包む。
甘やかな刺激に痺れにも似た充足感が湧き起こり、ゼロスの胸を満たしてゆく。
「痛むか?」
「ううんっ……、思ったほどじゃ、ない……。けど、すごく、不思議な感じだよ……」
顔に掛かった乱れ髪をそっと払ってやると、しいなはくすぐったそうに目を細めた。
その言葉通りに、彼女の表情は苦痛の陰りよりも、初めての感覚に対する戸惑いが大勢を占めている。
しいなの様子を窺いながら、ゼロスは小さく腰を揺すり上げる。
「つっ……」
「まだ、動くと少し辛いか……」
ゼロスは軽く顔をしかめたしいなを見下ろして、納得したように呟いた。
出来るだけ腰から下を動かさないよう気を使いつつ、頬を撫でた手を首筋から胸へと滑らせる。
耳元に唇を寄せて柔らかく挟み込むと、ゼロスは片方の乳房をゆるやかに揉みしだいていった。
677 :
サザム:04/08/18 23:46 ID:E2BQtPgA
「あっ、ん……。ゼロス、あたしっ、平気、だからっ……んっ!」
「いいから、俺に任せておけって……」
「んんっ、く! っはぁ……、ん、ぁふ……」
健気に訴えてくるしいなの痛みを少しでも和らげる為に、ゼロスはより一層の熱意を込めて愛撫を重ねた。
隆起した乳首を指先で捏ね回し、コリコリとした耳朶に軽く歯を立てる。
組んだ手の甲を親指で宥めるようにゆっくりとさすり、上下の唇を交互についばむ。
掌全体を使って滑らかな肌を撫でながら、時折小さく腰を前後させ、身体を馴染ませてゆく。
動きの間隔を狭めていくにつれ、最初は辛そうだったしいなの顔からも、次第に苦痛の色が薄れていった。
「はっ、んんっ……。ねぇっ、ゼロスっ……」
「ん? どうした、しいな?」
「あたし、だいぶ、慣れてきたから……。いいよ、もっと、動いてもっ……」
微かな呼び声にゼロスが手を休めると、しいなは切れ切れの息と共にそう訴えた。
ゼロスが自分の身を気遣って動きを抑制しているのを、雰囲気から読み取ったらしい。
申し訳なさそうにしている態度に愛おしさを覚えたゼロスは、ふわりと包み込むような笑みを洩らす。
「そんな事、気にしなくたっていいんだよ。それよりお前の方こそ、して欲しい事とかないか?」
「え……あ、ううん、あたしは、べつに……」
軽く水を向けると、しいなは何か言いたげな表情を浮かべ、口先だけでそれを打ち消した。
しかし、ゼロスがじっと視線で促すと、やがて観念したように望みを告げる。
「えっと、それじゃその……。ぎゅって、抱き締めて、欲しい……」
「……おっけ。お安い御用だ」
ささやか過ぎる願いに応じてゼロスがそっと抱きかかえると、しいなも背中へ腕を回して強く抱きついた。
678 :
サザム:04/08/18 23:49 ID:E2BQtPgA
「はぁっ、あ……。こうされてると、すごく、落ち着くよっ……、ん……」
「ああ、俺もだ、しいな……」
一つに溶け合わんばかりの固い抱擁を交わしながら、ゼロスはゆったりとしいなの中を行き交っていた。
凪の海のように穏やかな動きでも、今まで感じた事のない安らぎを感じる。
豊かな二つの膨らみがゼロスの胸板を受け止め、触れ合う肌から伝わる柔らかな温もりが心を満たす。
出したいという欲求よりも、いつまでもこうしていたいという想いの方が遥かに強い。
だがそれに反して、昂ぶった剛直には徐々に痺れにも似た快感が凝り、捌け口を求めて渦を巻き始めた。
「しいな……、しいなっ……」
「んっ、はぁ、ん……あっ、ゼロスぅ……」
それでもゼロスは律動の拍子を変えず、ただしいなの身体をきつく抱き締めた。
しいなも抱きつく腕へ更に力を入れ、動きを妨げない程度にゼロスの腰を軽く挟み込む。
互いの名を呼び合うだけで、相手の想いの全てが読み取れる、無上の一体感が生じていく。
堪えようとする気すら起こらず、自然な感覚の促すままにして、ゼロスはそのまま最後の高みへと至った。
「く……っ!」
「ん、あっ……! はっ、はあぁ、ゼロ、スっ……」
最奥で熱い精を迸らせると、しいなの内部はそれを受け止めるかのように、きゅうっと収縮した。
剛直の短い痙攣が途切れ、ゼロスが大きく息を吐くと、しいなの顔にも満ち足りた淡い笑みが浮かぶ。
ゼロスは心地良い脱力感に浸りながら、しいなの瞳を正面から見つめ、もう一度強く抱き寄せる。
「もう、何があっても放さないぜ、しいな……」
「……うん。あたしも、だよ……」
夢見心地な表情のしいなは、甘い愛の囁きに小さく頷いて、ゼロスの背中をそっと撫でさすった。
679 :
サザム:04/08/18 23:52 ID:E2BQtPgA
◇ ◇ ◇
一方その頃、宴の続く大広間では、イガグリ老と副棟梁のタイガが並んで酒を酌み交わしていた。
イガグリ老はすこぶる上機嫌で、それこそ鼻歌でも歌いそうな風情を漂わせている。
底なしにさえ思える飲みっぷりに付き合っていたタイガは、頃合いを見て話を切り出していった。
「……それにしても棟梁、随分とあざとい手を使われたものですな」
「んん? 何の事かのう?」
「おとぼけを。あのような嘘でゼロス殿の気持ちを煽るなど、あまり感心できたものではありませんぞ」
「はて、わしは本気じゃったぞ? もっとも、あれでゼロス殿が少しも動じなければ、の話じゃがな」
諌めるタイガに白々しい声色で答えながら、イガグリ老は稚気たっぷりに笑み崩れた。
本人達が隠していた積りでも、練達の忍びである彼らにしてみれば、二人の心情など容易く読み取れる。
今回の一件が、二人を結びつける為のイガグリ老の策略である事など、タイガはとうに見抜いていた。
「それだけでは無いでしょう。ゼロス殿の杯に何を混ぜました?」
「なに、見栄を捨てて素直になれる薬をほんの少量じゃよ。軽く背中を押してやったようなもんじゃて」
「良く仰いますな。当人達に聞かせたら何と申す事やら」
「なんの、気付いておったくせに黙って見過ごしたお主も同罪じゃ。ゆめゆめ他言せんようにな」
タイガが苦言を呈しても、イガグリ老は悪びれもせずにそう混ぜ返した。
諦めたようにかぶりを振りながら、タイガは差し出された酒杯に徳利を傾ける。
「しかし、随分とゼロス殿を買っておられますな。一夜限りの間柄で終わるとは思いませんので?」
「ほっほっほ。あの手の御仁は、軽そうに見えて芯は物堅いもんじゃ。まず心配はいらんじゃろ」
「なるほど、経験者は語る、ですかな? 聞く所によると、棟梁も昔は相当、浮名を流されたとか……」
「これ、年寄りをからかうものではないわ」
ようやく一本取ったという顔で笑みを洩らすタイガを、イガグリ老は軽く睨みつける。
しかしすぐに小さく吹き出すと、からからと快活な笑い声を上げて、注がれた酒を飲み干していった。
〜END〜
GJ!
ぐっじょー
ゼロしいって正直好きじゃなかったけど、サザムさんの読んだら気持ちが傾いた。
GJです
はげ萌え。
さすがサザム様ですな。
相変わらず禿萌
ゼロしい好きなんでさらに萌
サザムさんGJ!!
_
,- ー 、 , −'ヽ..:..ヽ...、 , -ー- 、
/ , -/..:..:.:..:..:..:..:..:..:..:..:..\ヽ \
/ //..:..:..:..:..:..:l..:..:..:..l..:.ヽ..:..:.ヽヽ l
l //..:..l..:.ヽ..:..:..:.l..:..:..:.:i..:..:..ヽ..:..ヽ l
l l..:..:.li..:..li..:..:..:..:.l..:..:..:lヽ..:..:l..:..:.l l l
ヽ l..:..l l.:l__!、..:..:.lヽ..:.l__l..:..:.l..:..:l/ /
ヽ-l..:..:l ',l!二ヽ..:..:l .l.:l二、l..:.l..:..:l、- '
くハ..:..l. /ij;;``、\:l l!j;;`ヽl..:l..:.l__>
/、ヽ..:l. ー' ヽ ー' ソ.:/ .l
l_ ィゝi _ : _ イ.:.l、 l
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l l、_ ハ .l l l l ,-l ,l l
ヽ_/、__ ' l l .l .l ' `ー7 /
l l l l `-、l__/
サザムさん乙。これでも見て創作意欲とチン○をムクムクと沸かせて下さい。
思えばこのスレが活気づいたのはサザム氏のD2三カプ連作が投下されてからだった。ような気がする。
それらの三作は今でも印象強い。ロニとナナリーのが好きだったな、
男が我を忘れて女の子襲うが最後は純愛、という構成がよくて。
今も昔も、とにかくサザム氏GJでした!
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
激しくGJです。
シンフォニアは未プレイなんですがかなり萌えました。
9/22が待ち遠しい。。
>647
手錠…どっからどう見ても性犯罪者(・∀・)
690 :
クイルセデス ◆ZnBI2EKkq. :04/08/23 01:15 ID:I61XCfJu
久しぶりです・・・・(って言うか何年ぶり?)
名前も変えたので、皆さん初めまして。
いきなりですが投下しちゃって大丈夫でしょうか?
OKOK,
どんどん投下しちゃってください。
692 :
クイルセデス ◆ZnBI2EKkq. :04/08/23 01:39 ID:I61XCfJu
じゃあ、とりあえず注意書きを。
◎少し長いかもしれません。
◎季節外れのD2です。
◎リアラんはツルペタだ!という人は見ない方がよろし・・・・
それでは、いっちゃいましょう!!
693 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:41 ID:I61XCfJu
ここは聖都アイグレッテ。
先の神の眼の動乱や、外郭の落下により壊滅状態に追い込まれたサイリル、ハーメンツ、
そして今はなき首都ダリルシェイド。
それらの町の行き場を失った住人達や、
アタモニ神団がこの18年力を合わせて造りあげた町が、このアイグレッテだ。
町には神秘的な建造物が立ち並び、神秘的な雰囲気を醸し出している。
だが、だからと言って神団が町を占領している訳ではなく、
人々は生き生きと新たな営みを始めている。
694 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:41 ID:I61XCfJu
夕暮れの下、この聖地に足を踏み入れた少年達がいた。
「ふああ〜、それにしても長い道のりだったなぁ〜。」
だらしなく欠伸をかいたのは、だまっていれば二枚目な、
長身で銀髪の青年━━もといロニ━━だった。
「もう、ロニったら。町の人たちに笑われるわよ?」
背の高いロニを見上げて喋る、髪に大きな飾りを付けたどこか神秘的な少女━━リアラ━━。
「リアラ、ロニに言ってもムダだよ。ロニはもうカミサマからも笑われてるから。」
リアラに笑いかける少年。小ぶりな剣を腰から提げ、風に父親ゆずりの美しい金髪が揺れている。
少年の名はカイル。カイル=デュナミス。
「んだとォ?!カイルてめェ!!
『無駄』も『神様』も漢字で書けないようなお子様には言われたくないね!」
「そ、それは今関係ないだろ!!」
ロニに意表を突かれ、ムキになって反論するカイル。
「ねえ二人共。アイグレッテに何しにきたんだっけ。」
二人の会話に、リアラが割って入る。
「え・・・・?そりゃあ・・・四英雄の一人である、フィリアさんに会いに来たに決まってるじゃんか。
リアラ、忘れちゃったのか?」
「ストレイライズ神殿、通り過ぎちゃったわよ?」
リアラが元来た方向にそびえ立っている神殿を指差して言った。
「え・・・あれ、あ・・・あは、あはははははは!!」
頭を掻きながら笑うカイル。
「ふふ。カイルのお馬鹿さん。」
「・・リ、リアラまでそんなコト言うなよ〜!!」
「冗談よ、冗談。さ、行きましょう。」
楽しげに揺れる三つの影は、神殿内にゆっくりと消えていった。
695 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:42 ID:I61XCfJu
「あ、ここがフィリアさんの部屋かな。」
狭い窓から覗いて見える僅かなは室内の景色を頼りに、カイルはフィリアの部屋を探し当てた。
「カイル〜、そんなコソコソしてないで、とっとと中に入っちまおうぜ。」
「そんなコト言ったってよ〜・・・見張りの人なんか怖そうじゃん。」
窓の中を覗きながらカイルが指差した方向には、重い鎧を着こんだイカつい兵士が立っていた。
「スタンさんの息子だって言えば、それでOKじゃねえかよ。
ほら、お前ばっか見てないで俺にも見せてくれよ。」
カイルを手で掴んで、その上からロニの頭が覗く。
「お〜!!あれがフィリアさんか!!結構な美人とは聞いていたケド、なんとお美しい・・・!!
本当に美しい女性というのは歳を増すごとに美しさに深みがかかっていくという、いい見本だぜ!!」
無類の女好きであるロニが、鼻の下をのばして言う。
こんな男になってはいけないという、いい見本だ。
「ちょっとロニ・・!!声が大き・・・」
リアラが注意したその瞬間。
「・・ん?何だお前達は!!」
先程のイカつい顔の兵士に気付かれてしまったようだ。
「あちゃ〜・・・・」
思わず手で顔を覆うリアラ。
「一体ここで何をしている?!」
イカつい顔の兵士はカイル達を睨みつけて言った。
「ち、違うんですっ!!俺達は決して怪しい者じゃ・・・!!」
慌てて弁解するカイル。
696 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:42 ID:I61XCfJu
「そ、そうだ!!こいつぁなぁ、こう見えてもあの四英雄のスタンさんの息子なんだぞ!!」
ロニもカイルに続いて兵士を説得しようとする。
「何ィ?!こんな子供があの四英雄の息子だと?!」
いぶしかしむ兵士。
「ホントだってば!!証明できるようなモンはないケドさ・・・・」
「たわけ!!そんな嘘にこの俺が騙されるとでも思っているのか!!
嘘をつくならもう少しマシな嘘をついたらどうだ!!」
一向に取り合う気のない兵士。
「嘘なんかついてないって!!俺はカイル=デュナミス!!スタン=エルロンの息子だッ!!」
「いい加減にしろ!!大体苗字が違うじゃねぇか!!」
ごもっともです。
「待って下さい!!」
その時、透き通るような声が辺りに響き渡った。
「今あなた、カイル=デュナミスと言いましたね?!」
その声は、戸の向こうにいるフィリアのものだった。
697 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:42 ID:I61XCfJu
「フィリアさん?!・・・は、はい!!確かに俺、そう言いました!!」
内側から開けられた窓の隙間から、フィリアの顔が覗く。
「・・・そうですか。あなたが・・・スタンさんの・・・・。」
緊張しているカイルに、フィリアは優しく微笑みかける。
その笑顔はまるで、神話に出てくる慈愛に満ちた聖母マーテルのようだ。
「開けなさい。」
フィリアが門を塞いでいる兵士に命じた。
「え・・・でも・・・」
急な展開に躊躇する兵士。
「その子はスタンさんの子供のカイル君です。いつまでもそんな所で足止めを食らわしていたら
失礼に値しますよ?」
門を開けるように促すフィリア。
「・・フィリア様がそう仰られるのなら・・・・。」
カイル達に道をゆずる兵士。
「よかったわね、カイル。」
「ああ!もうここを入ったらフィリアさんの部屋なのか〜!!緊張するぜ〜!!!」
緊張するとは言いながらも、カイルの顔には確かな期待の色が浮かんでいた。
698 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:43 ID:I61XCfJu
「・・・し、失礼しま〜す・・・・」
やや遠慮がちな声を上げると、カイルはフィリアの部屋のドアを開いた。
「どうもこんにちは。あなたが・・・カイル君なのですね。」
フィリアは丸ぶち眼鏡越しに、カイルの真っ直ぐな瞳を覗き込んだ。
「は、はい!!父さんみたいに世界を見て回りたくて・・・・
四英雄であるフィリアさんの所に来ました。」
「あらまぁ。四英雄だなんて、お恥ずかしいですわ。」
フィリアは昔を懐かしむかのように微笑んだ。
「まだ若いのに見聞の旅とは・・・素敵ですね。」
「いやぁ〜・・・。とは言っても大したアテもなくブラブラしてるだけなんですがね。」
先程から会話に混じりたがっていたロニが、フィリアに言葉を返す。
「あら・・・?そう言えばそちらの方達は・・・?」
「あ、紹介します!!こっちが孤児院で一緒に暮らしてるロニで、そっちがリアラ。」
カイルがロニ達を紹介していく。
「はじめまして。」
礼をするリアラ。
「これはまた、可愛らしいお嬢さんですこと。」
「そ、そんな・・・////。からかわないでください・・・。」
「別にからかってなんていませんよ?」
照れ気味に顔をそらすリアラの頭を、軽く撫でながらフィリアが言う。
699 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:43 ID:I61XCfJu
「フィリアさんは・・・どうして俺が父さんの息子だってわかったんですか?」
疑問に思っていたコトを尋ねるカイル。
「どうしてって・・・・あなたはカイル=デュナミスと言うんでしょう?
昔あなたが産まれた時、スタンさんから聞きましたもの。
苗字は孤児院から名前をとって、名前はカイルにしたって。」
「なるほど・・・・そうだったんですか。」
納得するカイル。
「ところで、スタンさんは今も元気でいらっしゃいますか?」
やはりスタンのコトが気になるフィリア。
「はい!!毎日俺に稽古をつけてくれるんだ。
今は俺も父さんと同じくらい強くなったんですよ!!」
大好きなスタンのコトを話す時は目を輝かせるカイル。
「それは頼もしいわね。」
「・・・まだ若い頃の父さんには敵わないケド・・・。」
「そして!!俺はもっと強い!!」
自慢気に胸を叩くロニ。
「ロニ、大人気ないわよ。」
「う゛〜・・・」
リアラに言われ、残念そうに首を垂れるロニ。
「三人とも、とても仲がいいのですね。」
「ま、それが俺達のとりえみたいなモンですから!!」
フィリアは、戦い彷徨う少年達を、若き日の自分たちと重ねて見ているのだった。
「なんだよ〜!!俺達のとりえって!!それじゃ、俺達のいい所がそれだけみたいじゃねぇか〜!!」
「まあロニはそうなんじゃないの?」
ロニをからかうカイル。
「何を〜?!」
また二人のつまらない口ゲンカが始まってしまったようだ。
700 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:44 ID:I61XCfJu
「ねえ、リアラさん。」
「え?」
フィリアは、他の二人には気付かれないようにリアラを小部屋へと連れ出して言った。
「先程は三人とも、と言いましたが、あなたにとってロニさんとカイル君は同じ存在ですか?」
清楚ながらも小悪魔的な笑みを浮かべるフィリア。
「・・・それはどういう意味ですか?」
唐突な質問に驚くリアラ。
「・・・・・・わかっているでしょう?もっと自分に素直になって下さい。」
少し間を置いて微笑むフィリア。その笑みは優しいものであったが、その瞳には先程までとは違う、
どこか妖美な光が秘められていた。
「そ、それは・・・・・・////・・・・で、でもどうして・・・・・・?」
一瞬頬を赤らめた後、リアラは聞き返した。
「見ていればわかりますよ。私だって、これでも昔は女の子でしたからね。」
「・・・・・・。」
何が言いたいのかがわからないリアラは、ただ黙っているしかなかった。
「それに・・・・・私もそうでした。私も昔は・・・いいえ、今でも・・・・・スタンさんのコトが好きなんです。」
机い置いてある写真の、若かりし頃のスタンを見つめながら、フィリアは語り始めた。
「私もあなたと同じで・・・・・・いや、あなたよりももっとかしら。素直じゃなくてね・・・・・。
結局あれだけ長い時間仲間として傍にいましたが、その想いを伝えるコトはありませんでした。」
「・・・・・・・。」
潤み始めているフィリアの瞳を見ながら、リアラはその話を聞いていた。
701 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:44 ID:I61XCfJu
「けれど、それは別にそれでよかったのです。何故ならば、スタンさんにはルーティさんという
すばらしい相手がいたからです。初めは嫉妬の気持ちを抱くコトもありましたが、
そんな二人を見ている内に、私は身を引こうと決めました。
そして、その後二人の愛は実り、二人の愛の結晶であるカイル君が今ここにいます。」
フィリアが指を差した先には、ドアの僅かな隙間から覗いているカイルの姿があった。
どうやらまだロニと言い争っているようだ。
そのバカだけど純粋でたくましい姿は、スタンをそのまま幼くした姿と言っても過言ではないだろう。
「私は別に後悔はしていません。むしろ、こうしてスタンさんの子供であるカイル君とまで知り合うコトができて、
私は幸せです。
でも・・・・あなたには、当時の私にとってのルーティさんのような方はいないでしょう?」
リアラには、フィリアが何を言うつもりなのか、もうわかっていた。
「だったら・・・・もっと素直になってもいいんじゃないですか?」
フィリアの深い瞳に、リアラは吸い込まれそうになった。
「・・・・・そうかも知れませんね・・・・・・・」
リアラは曖昧な返事を返す。
「決して・・・・後悔なんてしないように。」
リアラは、そう言った刹那のフィリアの悲しそうな表情を見逃さなかった。
「フィリアさん・・・・・あなたやっぱり後悔して・・・・・」
「いいえ!!後悔なんて・・・・後悔なんてそんなコト・・・・・・・!!私・・・・・・・・!!」
今のフィリアに、いつものような英雄や司祭としての余裕は微塵もなかった。
「・・・フィリアさん・・・・・・・。」
「・・・・・これでよかったのです!!そう、これで・・・・・!!
そんなコト、考えてはいけないんです・・・・・・・そうでしょう?!
だって・・・・・それは、今ここにいるカイル君の存在を否定してしまうコトになりますもの・・・・・!!」
フィリアは、机に置いてある写真を見えないように置き換えた。
702 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:45 ID:I61XCfJu
「ありがとう・・・・・・フィリアさん・・・・・・・。私、決心しました。」
「・・・え?」
フィリアの涙でかすんだ視界に、リアラが胸に手を当てて微笑んでいる姿が映る。
「だから・・・・・もう元気を出して下さい。そんなに自分を責めないで・・・・・・
フィリアさんは何も悪くないんですから・・・・・。」
「・・・・優しいのね。」
いつもの優しい笑顔に戻ったフィリアは、リアラに笑ってみせる。
「フィリアさんを見習ってみただけですよ。」
笑いかけるフィリアに、リアラも舌をチロッと出して笑い返す。
「あらあら。私なんか見習ってないで、もっといい女にならなきゃダメよ?」
「えへへ。それじゃあ私、もうみんなの所へ戻りますね。二人のコトだから、きっと私を探してくれてるわ。」
リアラはスッと立ち上がると、ドアに向った。
「ええ。あなたには素晴らしい仲間がいますものね。」
リアラの小さな背に手を重ねるフィリア。
「フィリアさんにだって、素敵な仲間がいるじゃないですか。」
「私の仲間は、全て昔の仲間よ・・・・。」
「・・・・・私達だって、フィリアさんの仲間ですよ。」
そう言うと、リアラは一足先にカイル達の元へと戻った。
703 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:45 ID:I61XCfJu
「私は・・・・・すっかり人を導く立場の人間になったつもりでいたケド・・・・・・・
まだまだ弱い人間ね・・・・・・・。それでも・・・・・そんな私を慕ってくれる人達がいる限り、
弱音なんて吐いちゃいられないわね。さてと。」
フィリアは、ここ数年ずっと飾っていたスタンの写真を戸棚の奥へとしまうと、リアラの後を追うように部屋を出た。
「あれ?!二人共どこ行ってたんだよ?!」
リアラ達の姿を発見したカイルが声をあげる。
「うふふ。二人がまた馬鹿騒ぎしてたみたいだから。」
「そ、それはロニのせいだよ!!」
「なんだとォ〜?!」
そして・・・・
「これからも、世界を巡る旅頑張って下さいね。私には祈るコト位しかできませんが・・・・。」
そろそろカイル達は神殿を出ようとしていた。
「それじゃあ、辺りも暗くなって来ましたし。そろそろ俺達は宿の方に・・・・」
窓から外を見てロニが言う。
704 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:46 ID:I61XCfJu
辺りはもうすっかり暗くなっていた。
数え切れない星が夜空に散りばめられ、満月を囲む陣を描いていた。
「そうですか・・・。大したもてなしもできなくて、すいません。明日もまたいらして下さいね。」
ドアを開くカイルの背に、フィリアが優しい声を掛ける。
「もてなしなんかなくたって、充分楽しませてもらいましたよ。
じゃ、今日はコレで。明日絶対また来ますからね〜。」
フィリアに見守られる中、カイル達はフィリアの部屋を後にした。
月明かりの下、カイル達は宿を探していた。
「それにしても、フィリアさんっていい人だったよな〜。」
ロニが鼻の下をのばしながら言った。
「ええ。一見するとただの綺麗な人だけど、話してみるとやっぱり四英雄ってだけあって
とても深い人間だって思ったわ。」
「そうか?確かにすごい人だったケド、俺の感じた印象では、見かけよりも気軽に話せる人だけどな・・・・。」
(あ・・・・そっか。カイルとロニはあの時いなかったもんね。)
一人で納得すると、リアラはカイル達に合わせるようにして話を続けた。
「あ!!おい、見ろよカイル!!あれは宿じゃねぇか?」
ロニが宿を見つけて指を差す。
「よーし、でかしたぜロニ!!早く行こうぜ!!俺もう腹ペコだぜ〜!!」
カイルに引っ張られるようにして、一行は宿の中に入っていった。
705 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:46 ID:I61XCfJu
「ふ〜っ、喰った喰った。」
宿の中の食堂で食事を終えたカイル達は、一階のロビーでくつろいでいた。
「今日はいっぱい歩いて疲れたし、もう寝るか?」
やや眠そうに眼をこすりながら、ロニが言った。
「そうだな・・・・・今日は早く寝て、また明日フィリアさんの所行きたいしな。」
カイルもロニの提案に乗る。
「・・・・そうね・・・みんな自分の部屋に戻りましょ。」
自室へ向かう階段を上るリアラの胸は、何故か高鳴っていた。
ガチャ。
カイルはノブを回し、部屋へと入った。
「は〜・・・・・なんか疲れたなぁ。」
部屋に入るやいなや、ベッドに大の字になるカイル。
「とは言ったものの、眠いワケでもないしな・・・・・・」
カイルは暇そうに天井を仰いだ。
「なんだろう・・・・・アイグレッテに来たのは初めてのハズなのに・・・・・・
この景色を見たコトがある感じがする・・・・・・。」
ワケもわからずに、カイルは自覚のない思い出に違和感を覚えていた。
706 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:47 ID:I61XCfJu
一方こちらはリアラ。
「はぁ・・・・・なんだか寒いな。」
まだ眠るつもりもないのだが、リアラは布団の中にうずまって顔だけを出していた。
「このまま・・・・寝ちゃおっかな・・・・・・・でもやっぱり・・・・」
何を考えているのか、リアラは自分と葛藤していた。
「・・・・・ああ・・・・・カイル。・・・・・・・・カイル、カイル、カイル。」
何度も口に出して名前を呼んでみる。それだけで胸が締め付けられる。
リアラのカイルに対する想いは昨日も今日も変わりなかったが、
それでもやはりフィリアにあんなコトを言われた後では普段意識していなかったコトまで意識してしまう。
「私ったら・・・・・一体何を考えているの・・・・・・?
フィリアさんが言っているのはそういう意味じゃないよね・・・・・・・。」
リアラは自分が考えているコトの厭らしさに、誰もいないのにも関わらず一人で赤くなっていた。
「で、でも・・・・!!確かに想いを伝えればいいだけの話だけど、
想いを伝えさえすれば・・・・・・成り行きによってはそういうコトにもなっちゃったりして・・・・・・」
リアラの頭の中を様々な情景がよぎる。
707 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:47 ID:I61XCfJu
『もっと素直になってもいいんじゃないですか?』
フィリアの言葉がリアラの頭の中でこだまする。
「そ、そう!!そうよ!!・・・・好きだって一言言えば、それでいいんだわ!!
好き・・・・・うん、好き・・・・・・・。私はカイルのコトが好き・・・・・・・。そう言うだけで・・・・・・・・っ!!
だ、だけど・・・・・・・それだけじゃ何か・・・・物足りないの・・・・・・・・・・かな?」
自分で言っているのに疑問形になってしまう。
「・・・・・・・もう決めた!!素直に言っちゃおう!!私一人でうじうじ考えてたって何も始まらないもんね。
好きだって伝えて、それでカイルにそんな気がなかったのならそれでおしまいなワケだし。
・・・・・・・でも、もし・・・・・カイルが私の気持ちを受け入れてくれたのなら・・・・・その時は・・・・・・」
ガバッ!!
リアラは最後まで言わずに、布団の中から出た。
そしてゆっくりと立ち上がり、一歩ずつドアに近づいていく。
(このドアを開ければ廊下・・・・・そして、もう一個ドアの向こうは・・・・・・カイルの部屋・・・・・!!)
一秒一秒がすごく長い。
それに、足を一歩前へ進めるのにも慎重になってしまう。
(ちょっと意識しただけで・・・・・・・こんなに変わるものなのかな)
リアラはその小さな胸に希望と期待と不安を秘めて、カイルの部屋へ向けて歩き始めた。
708 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:48 ID:I61XCfJu
トントン。
静寂を破るように、ドアを叩く音が鳴る。
「ん?」
トントン、トントン。
「カイル・・・いる?私よ。」
「リアラ?入っていいよ。」
思わぬ来客に驚くも、カイルはリアラに部屋へ入るよう促した。
「やっほーカイル。」
リアラは、先程までの混乱を誤魔化すかのように平静をよそおっていた。
「どうしたのリアラ?」
「い、いや・・・・・その・・・・・・別に大した用事は・・・・・・ないんだけど・・・・・・・。迷惑かな?」
カイルの部屋に足を踏み入れる勇気を出すコトだけに気が向いていたリアラは、
カイルに部屋に来た理由を聞かれ、慌てふためく。
「いや、全然迷惑なんかじゃないよ。どうせ暇だったんだ。」
「そう・・・・・?だったらいいんだけど。なんだか・・・・・・・眠れなくて。」
ベッドのカイルの横に腰掛けるリアラ。
やわらかなベッドが、リアラの体重で沈み込む。
常に視界にベッドが入っているため、リアラも『ソレ』を意識せざるおえない。
709 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:48 ID:I61XCfJu
「ね、ねえカイル!!」
勇気を振り絞ってリアラが口を開く。
「何?リアラ。」
「・・・・・・その・・・・・・カイルって・・・・好きな女の子とかいる?」
(わ、わわっ!!どうしよう・・・・・私言っちゃった・・・・・!!)
言い終わってから焦るリアラ。
「な、なんだよ突然・・・・・・・」
「・・・・べ、別に嫌だったら無理して答えなくてもいいのっ!!こんなコト急に聞く私が悪いんだから・・・・・・」
「う〜ん・・・・・・好きな子って言われてもなぁ・・・・・・・・孤児院にいた時は、もっと小さい子ばかりだったから
そんなコト意識したコトもなかったし・・・・・・。
好きな子・・・・・・好きな子かぁ・・・・・・。」
カイルがチラッとリアラの方を見る。
「い、今のは別にそういう意味じゃないからなっ?!」
リアラの方を見る、というコトの意味に気付いたカイルは慌てて弁明する。
「別にリアラのコトが好きとかそういうコトじゃ・・・・っ!!
あ、でも!!だからって嫌いってワケじゃないから・・・・・っ!!」
カイルの微妙な答えに、リアラは戸惑う。
(慌ててる所を見ると、本当は私のコト好きなのかもって思えるケド・・・・・・ハッキリ否定されちゃったし・・・・・・)
710 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:49 ID:I61XCfJu
「そういうリアラはどうなんだよ?!いるのか・・・・好きな人・・・・・・?」
「え、あ・・・・私?!わ、私は・・・・・・・////」
一度は覚悟を決めたつもりでいたが、この場に来てリアラは、まだ言おうか言うまいか悩んでいた。
もっとも、ここまで来ればカイルにもわかっても良さそうなものだが。
「・・・・いるコトにはいるわ・・・・・・。いるのは・・・・いるケド・・・・・・・・。」
リアラの唇が震えている。
「私には・・・・・・カイルと違って友達とか知り合いも殆どいないし・・・・。
同じ年頃の男の子なんて・・・・・・・・////」
少し赤くなりながらも、リアラはカイルの方を向く。
「リ・・・・リアラ・・・・・それってもしかして・・・・・・・?////」
カイルが初めてリアラの気持ちに気付く。
いくら鈍いと言っても十五歳。カイルだって、リアラの気持ちが全くわからなかったワケではなかったが、
やはりカイルもリアラ同様、ハッキリと意識したのはこれで初めてだった。
「・・・・その『もしかして』じゃ・・・・・・・・ダメかな?」
覚悟を決めたリアラ。
「リアラ・・・・・。」
カイルはリアラの背中に手を回した。
手を通して、リアラの体温が伝わってくる。
か細くて繊細なリアラだが、こうして直に温もりを感じていると
リアラの内に秘められている熱が手に取るようにわかる。
711 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:50 ID:I61XCfJu
「ごめんね・・・・・・」
「?」
カイルには、リアラが何を謝っているのかわからなかった。
「へんなコト・・・・・急に言っちゃって。こんなコト言われたって、カイルだって困るよね?」
「リアラ・・・・・・。」
たんに話している内容のせいかも知れないが、カイルには腕の中にいるリアラがいつもより数段愛しく感じられた。
「カイルにとっての私がただの仲間でしかないのなら・・・・・・私は別にそれでも構わないから。
行くあても帰る家もなかった私に、優しい手を差しのべてくれたのはカイルだった・・・・・・。
今でもカイル、あなたと出会った日のコト忘れないわ。
だから・・・・私はカイルの傍にいられるのなら・・・・・きゃっ?!」
リアラが紡いでいた言葉は、そこで遮られた。
カイルがリアラの体をきつく抱き寄せたのだ。
「カイ・・・・・ル・・・・?」
カイルの抱擁に、リアラは驚愕の表情を浮かべた。
リアラの柔らかな胸が、カイルの胸板に押し付けられる。
「リアラ・・・・悪かった。さっきは俺・・・・・・・つい勢いで『別にリアラのコトが好きなワケじゃない』なんて
言ったケド・・・・・ホントは・・・・・ホントは俺・・・・・・っ!!」
カイルはリアラの瞳を真っ直ぐにみつめて言った。
「・・・・カイル!!」
リアラの綺麗な瞳にうっすらと涙が浮かぶ。
712 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:50 ID:I61XCfJu
「・・・・・だけど・・・・・ホントに俺なんかでいいのか・・・・・?」
「えっ・・・・・・?」
「俺なんて・・・・・・いつもイタズラばっかりで・・・・・孤児院にいた時だって母さんに心配掛けっぱなしで・・・・・」
カイルは過去の自分を思い出して情けなくなる。
「それでも・・・・・・・私はカイルが好き・・・・・・!!」
リアラの想いは変わらない。
「その上・・・・・・父さんみたいな英雄になりたいとかバカ言って・・・・・・家飛び出したどうしようもない奴なんだ!!」
「それでも!!私はそんな真っ直ぐなカイルが好きなの!!
カイルだったら、いつかきっと英雄になれるって信じてるわ!!」
顔を真っ赤にして叫ぶリアラ。
「わかった・・・・。君が・・・・・リアラがそこまで言ってくれるなら・・・・・・・俺は・・・・・・・」
カイルはギュッと眼をつぶると、続く言葉を紡いだ。
「リアラの英雄になる!!」
言ってから恥ずかしくなるカイルであった。
だが・・・・・・
「・・・ありがとう・・・。ねえカイル、今の、『リアラの英雄になる』ってもう一回言ってみて!!」
恥ずかしいカイルをよそに、リアラにアンコールをされてしまう。
「え・・・・は、恥ずかしいんだけど・・・・・・」
「いいから、いいから♪」
「・・・・・お、俺は・・・・・・リアラの英雄になる!!・・・・・・・・・////」
一回目のような勢いはなかったものの、カイルはリアラのノリに押されてもう一回言った。
「なんでかしら・・・・・・その『リアラの英雄になる』って・・・・・何か懐かしい感じがする・・・・・。」
「そう言えば・・・・・俺も前に一度言った気がするような・・・・。」
言われてみれば、そんな気がしてきたカイル。
二人は、抱き合いながら同じ懐かしさを感じていた。
713 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:51 ID:I61XCfJu
「あ、あのさ・・・・・・・カイル?」
暫くそうして抱き合っていたが、このままではラチがあかないと思ったリアラは、
カイルの手をほどいて抱き合うのをやめ、互いの顔が見えるようにして言った。
「リアラ?」
「カイルは・・・・・私のドコが好きなの・・・・・?」
リアラはカイルの手を握り締めた。
「・・・・ド、ドコってったって・・・・・・普通だぜ・・・?可愛い所とか・・・・・・・優しい所とか・・・・・」
気の効いたコトが言えず、少し残念そうなカイル。
「私はね・・・・・・」
唇を動かしたリアラの顔は真っ赤だった。
いや、顔だけではない。リアラの心臓はいつになく高鳴り、その鼓動はカイルにも聞こえる程だった。
「カイルの・・・・全部が好き。面白い所、かっこいい所、強い所・・・・・・・そして真っ直ぐな所。」
照れたカイルの顔が少し赤くなるが、リアラの方がもっと赤くなっている為、傍からみると目立たなかった。
もっとも、こんな光景を誰かに見られていたら大変だが。
「全部ひっくるめて・・・・・カイルのコトが好きなの。全て・・・・・・そう、本当に全て。何の比喩でもないわ。
でもねカイル・・・・・・私はまだ、あなたの『全て』を知らない・・・・・」
リアラは少しうつむいて言った。
714 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:52 ID:I61XCfJu
「全てを・・・・知らない・・・・?」
頭の弱い(失礼)カイルには、何を言っているのか意味がわからなかった。
「カイル・・・・・私はカイルの『全て』を知りたいの・・・・・・。私に・・・・・カイルの『全て』を見せてくれる・・・・・?」
リアラの瞳はトロンととろけたように虚ろになっていた。
カイルは、体を舐め回すかのようなリアラの視線を肌に感じた。
「俺の・・・・・全て・・・・?!」
カイルは意味もわからないまま、なぜか上気していた。
「う、うん・・・だから・・・その・・・・・・『全て』を・・・・////」
リアラは肉体的な『全て』を見せて欲しいと言っているのだが、一向に意味がわからないカイル。
自分だけがそんな厭らしいコトを考えているのかと思うと、リアラは段々自分が恥ずかしくなってきた。
「全てを知りたいって言われても・・・・・俺にはどうしたらいいのか全然わからないケド・・・・・・」
素直に胸の内を話すカイル。リアラがガックリとする。
「それは・・・・・また旅を続けていけば、俺の色んな面がわかっていくと思うんだ・・・・・。
だからさ・・・・・・・・あ、その・・・・・何て言うか・・・・・・今は、今しかできないコトをすればいいんじゃないかな?////」
リアラの首に手を回して言うカイル。
その時のカイルの顔は、明らかに先程までとは違った。
恥ずかしい気持ちを心の奥底に押し込めて、真剣な気持ちを映している・・・・・・そんな顔だった。
「へ・・・・・・・?」
わからずやのカイルに諦めかけていたリアラの顔が、一瞬にして変わった。
「そ、それって・・・・・・・」
もしかしたら自分の勝手な勘違いかも知れないと思い、確認するリアラ。
715 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:52 ID:I61XCfJu
「だから・・・・・今しかって言うか・・・・・ココでしかできないコト・・・・・!!////」
カイルは言いづらそうにもう一度言った。
(ココでしかできないコト。
ココ・・・・・ココってどんな場所だっけ・・・・・・・・?)
リアラが周りを注意深く見回す。
(ココは・・・・夜で・・・・部屋の中で・・・・・ベットがあって・・・・・二人しかいなくて・・・・!!
こんな所でするコトって言えば・・・・・・・やっぱりアレ?・・・・アレなの?・・・・・・アレしかないわよね・・・・・!!)
「リアラが嫌なら・・・・俺はやめてもいいよ?」
カイルは、返事のないリアラを見て、嫌がっているのかも知れないと思った。
しかしリアラの答えは・・・・・
「ううん・・・・・!!嫌なんかじゃない・・・・!!カイルとなら・・・・私・・・・!!」
リアラはカイルに抱きつくと、返事を待っていたカイルに返事を返した。
「よかった・・・・・ずっとリアラが欲しかったんだ。」
いつも子供っぽいカイルのこの時の顔は、いつになく大人びたものだった。
「私が・・・・・欲しかった・・・・?」
「うん・・・・だけど。大切でかけがえのない仲間・・・・・・・・・・今のこの関係を壊すのが嫌だったから・・・・・・・
臆病者の俺には、こんなコトを言い出す勇気はなかった。」
716 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:53 ID:I61XCfJu
「カイルは臆病者なんかじゃ・・・・!!」
「でも・・・・・君が・・・・リアラが好きだって言ってくれたから。」
カイルの指が、白く綺麗なリアラの顎を持ち上げる。
「・・・・・////。」
「キス・・・・・していいかな?」
カイルは、リアラの顔を自分の顔にグイッと近づけた。
互いの吐息が頬をかすめる。
「あ・・・・カイル・・・・息が・・・・。」
こんなに近くでリアラの顔を見るのは初めてだった。
「キス・・・・・してもいいよ・・・・・・・・ううん、して・・・・・・!!」
リアラはそう祈願するとまぶたを閉じた。
だが、眼をつぶってキスを待つリアラに、カイルはすぐにはキスをしなかった。
「俺は・・・・・・リアラの英雄だよな。」
「え?・・・・・うん。」
「でも、今だけは英雄じゃなくなるけどいい?」
「・・・・・どういう意味・・・?」
リアラを待たせたまま、カイルは言葉を続けた。
「お姫様を助けに来る英雄はいても、お姫様を襲う英雄なんていないだろ?」
同意の上でやるのだから、もちろん『襲う』という言葉はふさわしくはないのだが、
それでもリアラはその言葉の響きに確かな興奮を覚えていた。
717 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:53 ID:I61XCfJu
「わわっ?!」
カイルは部屋の電気をけすと、リアラをベッドに押し倒した。
リアラの美しい黒髪が乱れ、白いシーツの上に垂れる。
「・・・・・・・・っ!!」
カイルの唇が、リアラの唇に重なる。
「んあ・・・・・あふっ・・・・・」
ちゅぱ・・・・・
二人の唾が湿り気のある音を立てる。
「はぁん・・・・んん・・・・っ!!」
カイルの舌が、リアラの唇をなぞる。
それに合わせて閉じていたリアラの唇が開いていき、唇を舐めていた舌は、歯茎を舐め始める。
「・・・・・・・!!」
互いの舌先で唾を交換する。
言い表し様のない幸福感に、カイルは包まれていた。
リアラの唾は、別においしい味はしない。それでも・・・・・もっと欲しい。
飲めば飲むほど・・・・・触れれば触れるほど・・・・・・吸えば吸うほど・・・・・・気持ちは昂ぶっていく。
718 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:54 ID:I61XCfJu
くちゅ・・・・・・
リアラもまた同じ様にカイルを吸い、その味を堪能しようとしている。
官能の官の字も知らなかったリアラは、キスだけでここまでの興奮を覚えてしまっている自分に驚いていた。
「・・・・ぷはっ。」
どちらからともなく唇を離す。
二人の唾が銀の糸となり、唇と唇を繋ぐ。
「リアラ・・・・気持ちよかった・・・?」
「うん・・・・・。でも・・・・私キスなんてしたコトなかったから・・・なんだかとっても激しくて・・・・・。」
リアラが濡れた唇を動かして、初めてしたキスの感動を言おうとしていた。
「口だけじゃなくて・・・・他の所も色々したいな〜?」
カイルは、リアラの服の襟を軽く掴むと、リアラの耳に息がかかるように言った。
「わ・・私の・・・・・・服の下が・・・・・・・・・・見たい・・・・の?////」
耳に感じた吐息と、掴まれて形を歪めた襟元のせいでリアラは恥ずかしくなる。
「見たいだけじゃない・・・・・・・・・触りたいんだ。」
「・・・・向こう・・・向いてて・・・・・。」
リアラはカイルに一言言うと、後ろを向いた。
「・・・・・・・。」
言われたままに後ろを向くカイル。
そう長くはない時間だが、今のカイルにはとても長く感じられた。
719 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:54 ID:I61XCfJu
「もう・・・いいよ。」
そう言われて振り返ると、カイルの目の前に眩しいまでのリアラの裸体が広がった。
「う・・・うわぁ・・・・・・。リアラ・・・・・すごく綺麗で可愛くて・・・・・・・」
カイルの眼がリアラの体をみつめる。
「そ、そんなに見ないで・・・・・私、恥ずかしい・・・・・・。」
リアラの両手は下腹部の先を隠しているが、それでも胸を隠す物は何もなく、
綺麗な体はカイルの眼の前に曝されていた。
「こんなに可愛い体してるのに?」
カイルはリアラの胸を指先でつつく。
「あっ・・・・!!可愛くなんて・・・・ああんっ?!」
カイルが胸の先端を舌で舐めると、リアラはかん高い嬌声をあげた。
「そういう所が可愛いって言うんだよ?」
カイルは意地悪く微笑むと、そのままリアラの胸の先端を口に含んだ。
「・・・・!!いや、あ、だめぇ!!やぁ、そんなトコ・・・・・・!!カイルの・・・いじわる・・・!!」
リアラは胸から伝わってくる快感に体を震わせながら、抗議の声をあげた。
体が痺れるような感覚・・・・・・次第に肌が火照っていくのが自分でもわかった。
「今の俺は・・・・英雄じゃないしね。」
言葉と同時に、カイルの両手はリアラの胸を揉み始めた。
「やだぁ・・・・・私・・・・なんかヘン・・・・・・っ!!」
胸に口淫を施され、リアラの頭がぼうっとする。
720 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:54 ID:I61XCfJu
「リアラ・・・・気持ちいいの・・・・?」
胸を吸ったり揉んだりを繰り返しながらカイルが尋ねる。
誰が見てもリアラが感じているコトは一目瞭然だが、
カイルもそれがわかってて聞いている。
「ん・・・・・ああ・・・・・気持ちいい・・・・・気持ちいいよぉカイル・・・・・・・」
無駄な抵抗はやめ、快楽の並に身を任せるコトにしたリアラ。
羞恥の気持ちはあっても、カイルと交わるコトにためらいはない。
「リアラ・・・・・愛してる。」
「あん・・・・カイル・・・私も・・・・っ!!」
カイルの舌が、まるでリアラの華奢な体確かめるかの様に這う。
胸を終えると首筋に。
そして耳・・・・・時折優しいキスを混ぜながら。
721 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:55 ID:I61XCfJu
「・・・・・ふあ!!」
カイルが丁度、リアラの耳たぶをしゃぶって遊んでいる時だった。
刺激にジッとしていられなくなったリアラは、
今までずっと秘部を押さえ隠していた手でシーツを掴んだ。
「あ・・・・・・」
何の前ぶれもなく露わになったリアラの秘部が視界に映り、
カイルが小さく声を漏らす。
一瞬時が止まった。
へその真下からは肌の白さと対照的な黒い茂みが広がり、リアラの大事な部分を守っている。
そして、その茂みの奥にうっすらと見える一本の筋。
その筋はリアラの鼓動と同調するかのようにヒクヒクと淫らに動き、その隙間からは時折赤肉を覗かせる。
「・・・・・っ?!きゃあ・・・・・・っ!!////」
無意識の内に手をどけてしまっていたリアラは、カイルの反応でそのコトに気付き、悲鳴とも似た声をあげた。
慌ててリアラが再び隠そうとするが、その手はカイルに止められてしまう。
「!!」
「そう隠さないでくれよ・・・・・・・どうせ、もうすぐそこに行くつもりだったんだから。」
リアラの顔が羞恥に染まる。
722 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:56 ID:I61XCfJu
「う、うん・・・・・・そうよね・・・・・・。隠してちゃ・・・・何も始まらないよね・・・・・。」
「そんなに恥ずかしがるコトないじゃんか。リアラのここ、すごい魅力的だぜ?」
カイルが顔の位置をリアラの腰まで下げる。
「もういけそうだけど・・・・・・それはまだ後にするか。」
すっかり愛液で湿り気を帯びたリアラの秘部を見て、カイルはつぶやく。
「・・・・・・・・」
恥ずかしさと緊張で混乱しているリアラには、何が『いけそう』なのか意味がわからなかった。
「カイル・・・・・・」
「何?どうかしたの?」
「その・・・・・わ、私だけいつまでも裸なのは不公平だよ・・・・・!!」
リアラは自分の体を指差して言った。
「そっか・・・・・。そりゃそうだな。よしわかった、俺も脱ぐからちょっと待ってて。」
カイルは自分の服に手を掛けながら立ち上がった。
「向こう・・・・向いててあげるから・・・・・」
気を使ってか、カイルに背をむけるリアラ。
723 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:56 ID:I61XCfJu
「悪いな。すぐに終わるから・・・・っと。」
ガサゴソ・・・ガサガサ・・・・・・
衣服が擦れ合う音が聞こえる。
その音が鼓膜をくすぐり、リアラはいよいよそういう気持ちになっていった。
ガサガサ・・・・・ガサガサ・・・・ガサ。
音が止まる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
しばしの沈黙。
音は止まった・・・・・というコトはカイルが服を脱ぎ終えたハズだが・・・・・・・。
カイルは「もういいよ」とも「脱いだよ」とも何も言わない。
リアラは後ろを向いたまま、ただジッとカイルを待っていた。
すると・・・・
「・・・・・カイル?もう脱ぎ終わっ・・・・・・ひゃあっ?!」
カイルが後ろから抱き付いてきたのだ。
カイルの、細くもたくましい腕がリアラの華奢な体に巻きついている。
「へへっ。驚いた?」
カイルはイタズラな笑みを浮かべる。
724 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:57 ID:I61XCfJu
だが・・・・・当のリアラは驚いたかどうかどころではなく、
腰の後ろ辺りに当たっている硬い物が気になって仕方がなかった。
(こ・・・これがカイルの・・・・・・・・。)
リアラはゴクリと生唾を飲み込んだ。
(こんなに硬くなって・・・・・・・!!・・・・私の・・・・裸で・・・・・?////)
リアラの心拍数が急に上がる。
「ん?おーいリアラ?何とか言えよ〜。もしかして怒ってる?」
「え・・・・・あ、ううん。ちょっとビックリしちゃったケド、別に全然怒ってないからっ。」
「そっか。よかったよかった。じゃ、リアラこっち向いて。」
カイルに言われてリアラが振り返る。
リアラの眼にカイルのモノが映る。
普通の女の子ならば家族の裸位しか見たコトがないものだが、
家族さえもいないリアラは殆ど初めて見たに等しかった。
725 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:58 ID:I61XCfJu
「・・・・////」
リアラにまじまじとみつめられて恥ずかしいのだが、先程恥じらっていたリアラに制止を掛けて
結果的に辱めてしまった手前、カイルはそこを隠すワケにもいかず困っていた。
「リアラ、さっきの続きしようよ・・・・。」
「あ、うん・・・・・。」
二人は再び横になり、
枕元のランプだけが、二つの影が愛し合う様を映し出していた。
「そこ・・・・触っていいかな・・・・。」
「・・・・う、うん・・・・その・・・優しく触ってね・・・・・?」
カイルの指がリアラの秘部にそっと触れる。
「あ・・・・・」
まだ気持ちいいワケではないが、ソコを自分以外の指に触れられたコトに思わず声が漏れる。
少し触れただけなのに、カイルが指を離そうとすると愛液が淫らな糸を引いた。
「すごい・・・・・リアラもうこんなに濡らしちゃってるんだ・・・・・・」
いくら指を遠ざけても切れない糸を見て、カイルがつぶやく。
「うああ・・・・言わないで・・・・カイル・・・・!!////」
カイルの素直な感想に、リアラの羞恥は煽られ続ける。
726 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:58 ID:I61XCfJu
「俺、リアラがこんなエッチな体してるなんて知らなかった・・・・・・。」
蜜壷から溢れかえる愛液が、黒い茂みをを濡らしている。
「やぁ・・・・私そんな・・・・・・っ!!カイルの方が・・・・」
エッチだ、と言おうとしたが、カイルがソコに触れる度に鳴り響く水音にリアラは唇を閉じた。
くぱっ・・・・。
カイルが指で秘唇をこじ開けると、中は淫らに濡れ輝き、カイルを求めるかのように厭らしく動いていた。
「あ、あああっ!!だめ、だめぇ!!あ、や・・・・・カイル・・・!!そこは・・・・・っ!!」
「そこは・・・・何なんだよ?感じるのか?」
女の子の体の構造をあまり知らないカイルは、とりあえず指で内側に触れてみる。
「んああ!!」
「ご、ごめん・・・痛かった?!」
「ち、違う!!やめないで・・・・!!」
カイルは指を離すが、リアラはそのカイルの指を掴んで自分の秘部にまで持ってくる。
「痛くなったら言えよ?」
そう言いながら、カイルは愛撫を再開する。
「・・・・ふあ、あ、んはぁ・・・・そ、そこいい・・・・・!!いいよぉ・・・!!」
「ん?ここがいいのか?」
リアラの反応を見ながら、愛撫を続けるカイル。
727 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:58 ID:I61XCfJu
「あぁあ・・・・カイルぅ・・・・好き・・・・・・・大好き・・・・。」
こんなに艶っぽいリアラを見たのは、これが初めてだった。
「・・・・ん・・・・そ、そこもいいんだけど・・・・・」
同じ場所ばかりをせめられ続けて刺激に慣れてきたのか、リアラは自ら動いてカイルの触る場所をずらしている。
「随分と気持ちよさそうだね・・・・・・ん?何だコレ?」
リアラの淫腔を弄んでいる内に、カイルの手に何か丸い物が当たった。
「コレ何なんだろ・・・・?」
「ひゃああんっ?!ふあっあああ!!」
これでもかという程の嬌声がリアラの唇から漏れる。
「お、おい?!・・・って、どう見ても痛そうには見えないし・・・・感じてるのかな?」
カイルは豆の様な形をしたソレを指と指で挟んでみた。
「んあん!!や、はあっひああっ!!そこ、そこ・・・もっとぉ!!」
狂った様な快楽の波に押し寄せられ、リアラはしなやかな肢体を踊らせた。
「自分からそんなコト頼むなんて・・・・・さっきまでとは大違いだねリアラ?」
口端から涎を垂らして快感に喘ぐリアラを見て、カイルはからかってみたくなった。
「だ、だって・・・あん!!・・・こんなに・・・気持ちいい・・・・から・・・っ!!」
すっかり思考回路が麻痺してしまったリアラは、それでも真っ白になりかけている頭で必死に答えようとするが、
その行動はただカイルの興奮を促進させてているだけだった。
728 :
誰が為の英雄:04/08/23 01:59 ID:I61XCfJu
「もっともっと感じていいんだぜ・・・・・俺がいくらだって触ってあげるからさ・・・・・・!!」
カイルは指先で豆の様な形をしたソレ━━クリトリス━━を弾いた。
「やあんんっ!!あ、ああっ私・・・・っ!!おかしくなっちゃうーーーー!!!」
リアラの腰が沈んでは浮き、忙しく跳ね回る。
その反応から絶頂が近づいているコトを悟ったカイルは、
膨らみきったリアラのクリトリスにトドメの一撃(笑)を食らわした。
「やん・・・っ!?わ、私・・・・・わた・・・・・はぁっ!!も・・・・ダメ・・・・・!!んあ・・・・・あ、イっちゃう・・・・っ!!!
ふああ・・・あっ・・・あっ・・・あっ・・・・」
カイルの腕を握るリアラの指に思わず力が入る。
「あ・・・・カイル・・・・・」
ビクビクと跳ねたかと思ったら、リアラはすぐにぐったりと動かなくなった。
達したコトを確認し、カイルが指を抜き取ると、だらしなく開いたリアラの蜜口から大量の愛液が溢れた。
729 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:00 ID:I61XCfJu
「気分はどう?」
ぼうっと空中の一点をみつめたまま口を半開きにしているリアラにカイルが声を掛ける。
「うん・・・・・平気よ。ただ・・・・なんか頭がぼーっとする・・・・・」
「俺なんかの下手な触り方でも、ちゃんと感じてくれてよかったよ。
リアラ初めてなのに・・・・・・・。」
カイルが胸を撫で下ろして言うが、リアラはそんなカイルの言葉を聞いてか、
なぜか恥じらうかの様にうつむいていた。
「・・・カ、カイルの・・・別に全然下手なんかじゃなかったよ・・・・?
・・・それに・・・・じ、実は・・・・その・・・・あの・・・・・初めてじゃないし・・・・・・////」
独り言でも言っているみたいに、カイルとは眼を合わさずにリアラは言った。
「ええっ?!初めてじゃないっ?!相手は誰だ?!・・・・・・ロニか?!ロニなんだなッ!!
どうして・・・・そんなコトもっと早く俺に・・・・!!」
「いや・・・だから・・・・ロニとかじゃなくって・・・・・・////」
リアラの頬はますます赤くなる。
支援
731 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:11 ID:I61XCfJu
「じゃ、じゃあ誰が・・・・?!他のヤツなんだな?!一体ドコのどいつだッ!!俺のリアラによくも・・・・!!」
カイルの暴走は止まるコトを知らない。もとい、カイルの辞書に『STOP』の文字はない。
「あ、あのさ・・・・・////」
カイルの勝手な勘違いのせいで、リアラはすっかり『自慰』だなんて言えなくなってしまい、
困ったような泣きたいような顔でカイルの暴走をただ聞いていた。
「お・・・・お願いだからちょっと静かにして・・・・!!」
「え?」
リアラの掛けた制止に、すっとんきょうな顔をするカイル。
「・・・・・私は別に誰かとなんてしてないよ・・・・・・!!カイルが初めてだから安心して・・・・・・。」
「な〜んだ。俺で初めてかよ〜。よかったよかっ・・・・・・って!!じゃあ一体・・・・?!」
ため息をついたのも束の間、カイルは眉をひそめた。
「・・・・・・・・自分・・・・・////」
リアラが小さな声で言う。
「え?今何か言った?」
どうやら聞き取れなかったらしい。
「だ、だからその、自分・・・・・」
「自分?自分が何だって言うんだよ?」
あまりの無神経さに、腹立たしささえ覚えそうになるリアラ。
732 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:12 ID:I61XCfJu
「・・・・自分で・・・・自分で触ったに決まってるでしょ・・・・っ?!・・・・カイルのバカっ////」
リアラは頬をふくらましてカイルと眼をそらす。
「あ・・・・そうだよな、リアラが他のヤツなんかとするワケないよな!!
ゴメン・・・・恥ずかしいコト言わせちゃって・・・・・・・」
「・・・・わかってくれれれば・・・いいよ。」
もう怒っていないコトの証明かリアラはカイルにもたれ掛かるように抱きついた。
リアラの硬くなった乳首がカイルに押し付けられ、カイルのモノが硬度を増す。
「・・リ、リアラ・・・・・?そのさ・・・・・そろそろいいかな・・・・?」
「うん・・・・・・もう大丈夫みたい・・・・・。」
一度は達したものの、カイルと話したりしている内にリアラのソコは再び元気を取り戻していた。
「・・・・本当に私のココにカイルのソレが入るのかな・・・・・・?」
リアラは疑問に思いながらも、確認する様に自らの手を秘唇に当ててみる。
くぱっ・・・・
愛液にまみれた秘唇が、糸を引きながらゆっくりと開かれる。
「でも・・・・さっきから私ばっかり気持ちよくなって・・・・・・私のココでカイルが気持ちよくなれるなら・・・・・
私頑張ってみようかな・・・・・。」
リアラの濡れきった淫腔は、ランプの光にぬらぬらと輝き、カイルを誘っている様にも見えた。
733 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:12 ID:I61XCfJu
「無理・・・・してないか?」
欲望を何とか抑えたカイルの理性がリアラを気遣う。
「無理なんかしてないわ・・・・・・。
それに、少し位無理しないとダメだったとしても・・・カイルに私の初めてになってもらう為なら・・・・・!!」
リアラの決意は固いようだ。
「・・・・・・じゃあ・・・・・入れるよ・・・・!!」
カイルのモノは、この時を待ち望んでいたかの様にリアラの秘唇に喰いついた。
「ん・・・・ダメ・・・入らない・・・・!!」
「もっと力を抜いて・・・・俺に任せていいから!!」
男らしいカイルを見て、カイルになら自分の全てを任せてもいい、とリアラは思った。
「こ・・・・こう・・・・・・?・・・・・・あんっ?!」
言われたままにリアラが力を抜くと、カイルのモノは満たされた愛液に滑り、
奥へと吸い込まれた。
「はぁ・・・・んあ・・・・ひああ・・・・っ!!カ、カイルが・・・そこまで来てる・・・・・!!」
膣口にカイルを感じ、カイルと一つになれたと実感させられる。
「どう?まだ痛くない・・・・?」
「まだ・・・・大丈夫みたい・・・・。もっと奥入れたいでしょ・・・・・?私のコトは構わないでいいから・・・・・・。」
その先に痛みがあるとわかっていても、それでも刺激を求めるリアラ。
今のリアラの顔は、紛れもなく雄を求める雌のソレである。
734 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:13 ID:I61XCfJu
「だ、大丈夫なんだな・・・・・・・よしっ!!」
リアラによるきつい締め付けと、官能の昂ぶりによってついにカイルも雄と化した。
ズプ。
カイルのモノがリアラの奥を目指して動き出した。
「・・・・あ・・リアラの中あったかい・・・・・ん?」
その時。
「・・・はうっ?!」
急にリアラが悲鳴をあげる。
「リ、リアラ?!」
カイルのモノはそこでつかえ、それ以上はどうにもきつくて進みにくそうだった。
「痛かったのか?!」
「・・・うん・・・・・ちょっとだけ・・・・・・」
『ちょっとだけ』と言うリアラの顔は辛そうだ。
「ちょっとだけって・・・・・・ホントに大丈夫か?女の子の初めてって、すごい痛いって聞いたコトあるケド・・・・」
苦しそうなリアラの顔を、カイルが不安そうに覗き込む。
「・・心配しないで・・・・・。確かにちょっと痛いケド・・・・それは別に異常とかじゃなくて当たり前のコトだし・・・・・・
私の気持ちは・・・・カイルと一つになりたいってだけだから・・・・!!」
「・・・・・わかったよ。リアラがそこまで言うなら、このまま続けるよ・・・・・・!!」
リアラの揺るがぬ意志を聞き、カイルはリアラだけの存在になるコトを心に誓った。
735 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:14 ID:I61XCfJu
「リアラ・・・・・・絶対に力抜いとけよっ!!」
そう言うと、リアラを安心させるかのように手を握り、カイルは一気に貫いた。
「・・・!!あ、ああああっ!!」
「は、入った・・・・・・うあ・・・・きついな・・・・・」
カイルを襲う窮屈な快感に、カイルは思考回路が停止してしまった。
「・・・・・あ・・・・くっ・・・・・・・・ん・・・・・!!・・・あぐ・・・・・・・んん・・・・・・・・っ!!」
「リアラ?!大丈夫か?!おいリアラ?!」
リアラの漏らした苦しそうな声に、カイルが正気に戻ってリアラを見ると、
接合部からは処女の証である鮮血が愛液に混じって流れ出ていた。
「リ、リアラ・・・・・」
血という物を見て、カイルはなぜか罪悪感と似たものを感じた。
「・・・・ど、どうだ・・?抜いた方がいい?」
「ううん・・・・今更・・・抜いても・・・・一緒だから・・・・。」
「そっか・・・・。動かない方がいいだろ?馴染むまでは・・・・・」
早く快感の中に身を投じたい気持ちも無きにしも非ずだったが、
リアラの体のコトを考えると、カイルは馴染むまでは動かないでおこうと思った。
736 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:15 ID:I61XCfJu
「・・・・・馴染んできた感じするか?」
カイルがリアラを貫いてから、少し時間が経っていた。
「ん・・・もう、そんなに痛くないかな・・・・・動いて・・・・・いいよ・・・・。」
「ホントに?また無理言ってるんじゃ・・・・・」
「ホントのホント。それに・・・・頑張って痛いの耐えたのに・・・・気持ちよくなれないなんて嫌だもん。」
ぬちゅり・・・・
リアラが少し腰を動かしてみる。
「あ!!あ、んああ!!」
カイルのモノが媚肉を突き、リアラは先程までの痛みは忘れたみたいに嬌声をあげた。
「もう・・・感じてるんだ・・・・・。」
カイルは初めて自分によって相手を感じさせられるコトの悦びを知った。
もちろん、手で感じさせた時もそうなのだが、
やはり『一つになって』というのとは同じ悦びでも度合いが違う。
737 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:16 ID:I61XCfJu
「ああ・・・・・!!リアラの中きつい・・・・!!あったかくて・・・・気持ちいい・・・」
カイルは腰を動かしながら、下半身から広がる快感に酔う。
「ん・・・あん!!私も・・・気持ちいいよぉ・・・・っ!!カイルのが・・・・カイルのが私を・・・・・・はぁん!!」
リアラは女としての悦びに心と体を震わしていた。
リアラが感じる度に、それに反応してリアラはカイルをきつく締め付け、
締め付けによる気持ちよさでカイルは再びリアラを突く。
そしてまたリアラが感じ・・・・・
ループする快感。
終わるコトなき官能の昂ぶり。
そんな中、二人はお互いの体をむさぼりあった。
「カイル・・・・カイルぅっ!!あ、ん、あは!!すごいわ・・・・・っ!!」
「うあ、あ・・・・・っ!!いい・・・気持ちいいよリアラ・・・・!!」
今や二人を突き動かしているのは、ありあまる欲望と本能だった。
738 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:16 ID:I61XCfJu
ぬちゅ・・・
リアラのの腰が沈む度に奏でられる、厭らしくも美しい水音。
「ああんっ!!はん、あ、やぁっ!!だめぇ・・・・・や、そんなに突いちゃ・・・・私・・・!!」
聖都に構えられた宿。その一室の暗がりの中で、二人は確かな時を愛し合っていた。
ベッドには既に、淫らな染みがいくつもできていた。
「・・・・!!お、俺もうダメだ・・・・ッ!!リアラ・・・・出すぞッ!!」
カイルは押し寄せる熱に、絶頂の時を悟った。
「カ、カイル・・・・!!あ、はん!!わ、私も・・・・・もう・・・・・あ・・・・イク・・・・っ!!」
リアラの絶頂の瞬間の締め付けによってカイルが達したのか。
それとも、カイルの放った熱にリアラは絶頂へと押し上げられたのか。
二人が達したのは同時だった。
「ん・・・あう・・・・・カイルのが・・・私の中に出てるわ・・・・・。」
悦に満ちた表情で熱を放つカイルを、リアラは嬉しそうに見守る。
739 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:16 ID:I61XCfJu
ズプ。
カイルがリアラからモノを抜き取ると、半開きになった淫腔から愛液と精液がとろとろと垂れる。
秘唇の周りの可愛らしい茂みは、二人のミックスジュース(笑)によって白い裸体に貼り付いていた。
「リアラのココから・・・・俺達の垂れてる・・・・」
カイルはそんな様子をまじまじとみつめる。
「いや・・・やめてよ・・・・・////なんか、そんな風に言われると恥ずかしいよ・・・・・・」
カイルに熱を放たれてなおヒクヒクと淫らに動くソコを、リアラは恥ずかしげに手で覆い隠した。
「なんだよ今更・・・・?さっきまですごいコトしてたのに・・・・・・」
感じる度に喘いでいた先程までのリアラとの変わり様に、カイルは首をかしげる。
「・・そ、それはそれ!!さっきしてたコトだって・・・・・カイルとだから嬉しかっただけなんだから・・・・・!!」
「・・・・まぁいいケド。それより・・・・・これなんとかしなくちゃな・・・・・。」
カイルは、シーツに広がる『リアラの跡』を指差していった。
「・・・////」
急に静かになるリアラ。
初めての夜に、二人でせっせと後処理をする姿は微笑ましいものだった。
740 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:17 ID:I61XCfJu
そして・・・・・
「カイル、お待たせ。」
テーブルにコーヒーの入ったコップを置きながら、リアラはカイルの隣に腰掛ける。
「悪いな、俺の分まで。」
「ううん。今日は・・・・・楽しかったよ、カイル。」
軽く頬を染めて言うリアラの姿は、先程までの妖美な風ではなく、いつもの純真さを取り戻していた。
「ああ・・・・。また・・・・こんなコトあるかな?」
カイルが期待の念を込めて聞く。半分位は誘ってもいるようだ。
「・・・もちろんよ。近いうちに・・・・・ね♪」
あっさりと誘いに乗るリアラ。
「あ、そうだ!!はじめて記念に乾杯しようぜ?」
「コーヒーで?」
カイルの提案に、リアラは笑って言う。
741 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:17 ID:I61XCfJu
「そんなトコどうでもいいの!!大事なのは、初めて記念ってトコ!!」
カイルが説明する。
「あはは、カイルらしくていいわね。やりましょ!」
「「乾杯〜♪」
そう言った瞬間、自然と二人から笑みがこぼれる。
「ところでさ〜、このコーヒー激甘なんだけど。」
「え?」
「リアラ砂糖何個入れたんだよ〜!!」
カイルが顔をしかめる。
「・・・・そ、そんなトコはどうでもいいの!!大事なのは一緒に飲めるってトコなの!!」
「何だよそれ〜!!」
それからも二人は、笑ったりふざけたりしながら、しばらくの間語り合った。
742 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:19 ID:I61XCfJu
「じゃあ、私もう部屋戻ろうかな。」
スッと立ち上がると、リアラはドアのノブを握った。
「え〜?!普通この流れからいってさ、一緒に寝るのが王道ってモンだろ〜?!」
不満そうな顔をするカイル。
「ダメよ、ロニに見つかっちゃう。」
「・・・・そっか・・・・。」
「カイル、また明日。」
納得したカイルに、リアラは軽く手を振りながらノブを回した。
「ああ!明日はフィリアさんの所に顔出してから、ウッドロウさんのいるファンダリアに向けて海の旅か〜!!
ワクワクするぜ〜!!」
743 :
誰が為の英雄:04/08/23 02:19 ID:I61XCfJu
「ふふ。やっぱり英雄が好きなのね。」
久しぶりに子供らしいカイルを見て、リアラは何だか懐かしく感じてホッとした。
「そりゃあそうさ!!なんてったって、俺は今に英雄になるんだからな!!
英雄ってのを積極的に学ばないと・・・・・!!」
「あれ?カイルはもう英雄になったでしょ?」
未来の自分の姿に瞳を輝かせているカイルに歩み寄るリアラ。
「へ?」
思わぬリアラの言葉を聞いて、とぼけたような声をあげるカイル。
「おやすみ。リアラの英雄さん♪」
ちゅ。
リアラはカイルの頬に軽くキスをすると、カイルの部屋を後にした。
「リアラ・・・・・////」
最後にされたキスとリアラの残り香に、カイルは酔う様にポーッと天井を見上げていたが、
リアラとの初夜に疲れたのか、少しすると布団も着ないまま寝息を立て始めた。
「・・・・本当はリアラ『だけ』の英雄だけどね♪」
カイルが眠ったコトを確認してから、リアラはドアにもたれてつぶやいた。
月明かりの下で・・・・・・・。
〜END〜
744 :
クイルセデス ◆ZnBI2EKkq. :04/08/23 02:22 ID:I61XCfJu
え〜・・・・いかがでしたでしょうか。
何だかSS書いたの久しぶりなので
色々と至らない点もあると思いますが、
カイルとリアラの愛のパワーに免じて許してください(藁
早くリバース出ないかな・・・・アニーたん書きたいハァハァ。
それでは。
ヒルダ画像出て来ないなあ。
やっぱりケモノ顔だったりするんだろうか。
クイルセデスさん、積極的でエッチなリアラいい!
テイルズ屈指のラブラブカップルなだけにモリモリ萌えてきます。
リバースの前に、シンフォニア移植による新作祭りもあると予想されますんでよろしく。
大変ぐっじょぶでした。
ぐっじょぶ!
GJ!
神!!
GJでした。カイル×リアラの流れに持っていくための導入に
フィリアを持ってきたのは王道ですが良い感じです。が、
「でも・・・・あなたには、当時の私にとってのルーティさんのような方はいないでしょう?」
自分的にはこのセリフを見るに、「フィリアは内心ではルーティを疎ましく思ってた」とか
「引っ込み思案のリアラにかつての自分を重ねて、且つ障害の無い彼女を羨ましく思ってる」
言い返れば「不倫願望?」w あの時スタンじゃなくてルーティが殺られてたら、
すぐにも後妻に納まってカイルの義母になろうなんて気が満々、みたいな。
逆ギレしてる彼女見てるとマジでそう思えて来るからアレだな。w
この辺でスタ×フィリやってメガネ神官を救済する話も読んで見たいなw
ムダに長い長文レスで失礼しました。
じゃあそのうち新スレ立ててみるぜ!
752 :
クイルセデス ◆ZnBI2EKkq. :04/08/23 15:15 ID:I61XCfJu
みなさん、感想ありがとうございます〜。
また何か書くと思いますので、その時はよろしくです。
GJ!!
だけどsageてくださいね
あれ? 新スレまだいらないっけ? 容量的に。
クイルセデス氏、GJでした!
氏のロニ×ナナリーやハロルド×ジューダスも読んでみたいです!
>>757 いま461k。
800超えたあたりで立てればいい。
じゃあ480超えた辺りで。
良スレsage
763 :
名無しさん@ピンキー:04/08/25 19:42 ID:NSlN01IR
何故か保管庫の要望板に入れんのだが・・・。
だからと言って特に意味はないけど・・・・
漏れ的には
テイルズ1模範的カップル・・・・クレス×ミント(TOP)
テイルズ1庶民的カップル・・・・リッド×ファラ(TOE)
テイルズ1アツアツカップル・・・カイル×リアラ(TOD2)
テイルズ1切ないカップル・・・・ロイド×コレット(TOS)
な感じかな。
デスティニーは・・・・・テイルズ1ドロドロしたカップ(ry
なんでヒーローとヒロインしか視界に入ってないんだ(´д`;)
厨だからさ
夏休みも、もうすぐ終わりだなぁ・・・・・
>766
勝手な捏造カップルを語りだすより万倍マシだろ
ああ、容赦ない言葉で傷付く人がまた一人。
キャラゲーでは、ヒーローとヒロインが優遇されるのは仕方なかろうと思ってみる
マッハ少年は早漏なのか高速ピストンなのか
その理屈で行くとマッハ中年にも疑惑が
そうなるとD2キャラ全(ry
彼らは町内マラソンとかいう
極めてスタミナを消費するスポーツを毎日やってのけている
しかもその瞬間最大速度たるや主人公らの通常走る速度の倍にまで至る。
階段ですら倍速。
これは並の足腰では成り立たない。
更にスタミナも十分持ち得ている
以上より高速ピストンで長持ち(またの名を遅漏)と思われる
ファンタジアで過去より未来のが速かったのはやはり遺伝子の問題なのか
>>777 きっとマッハ少年の家系は近親交配による産駒の強化もしているのですよ。
腹違いの姉妹とかに種付けする少年……しまったそんなキャラ出てこないや。
その論理からすると
ノイシュがあれほどまでに移動速度がトロいのが納得出来るな
あんなだから絶滅危惧になるまでに至ったんだ
なんてどうでもいいレスでスレスト(´д`;)
またまた書いちゃいましたんで、
このスレの「聞かなくていいからとにかく投下!」の精神にのっとって
投下させていただきます。
注意書き
◎陵辱、レイプなどという言葉に嫌悪感を抱く方は
見ない方がいいかもしれません。
◎久しぶりにシンフォニアをしていて、パッと思い浮かんだコトを
書いただけなので、あまり期待してはいけません(藁
以上を踏まえた上で、読んでみようかなという人は、
どうぞお楽しみください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この世界はシルヴァラント。
今この世界はマナの欠乏によって窮地にある。
そこで、マナの神子であるコレットと、愉快な仲間達が再生の旅に出たのであった。
だが、旅先には彼女らの旅を邪魔しようとする『ディザイアン』と呼ばれる者達がいる。
再生の旅の一向は、そんな『ディザイアン』から罪無き人を救い、
人間牧場を壊しながら旅を進めているのだった・・・・・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここはアスカード人間牧場。
その入り口の草の茂みで今、死闘が繰り広げられていた。
「斬光時雨!!」
「うっ!!」
ロイドの鋭い斬撃と共に、女の悲鳴が上がる。
「これで最後だッ!!インディグネイション!!」
ジーニアスが叫ぶと、天から降り注ぐまばゆい閃光が女達の体を貫いた。
「きゃあああああっ?!」
雷に打たれ、女達はその場に倒れ込む。
「く・・・ここまでか・・・・・・・」
仰向けに倒れたまま苦しそうに呟く女にの首元に、ロイドの手が伸びる。
「・・・えっ?!」
首元に感じた感触に、女は驚く。
「悪いけど、変装の為にこの服貰ってくぜ。」
そう言うと、ロイドは女の着ていた軽装やスーツを脱がし始めた。
「あ、ちょっと?!いや!!」
意味もわからないまま、女は最後の力を振り絞って抵抗する。
「コラッ!!じっとしとくんだよ!!」
「あう・・・離してっ!!・・・・ぐ・・・・」
その抵抗も空しく、しいなに押さえつけられてしまい、女は軽装を剥がれてしまった。
「これでディザイアンのフリをして中に潜り込めるってワケだね、姉さん!!」
「ええ。いつかはバレるでしょうケド、少しの間でも敵の目を誤魔化せるのなら、それに越したコトはないもの。
とにかく、一度ルインに引き返しましょう。」
ロイド達は彼女達を後に人間牧場を去っていった。
女と言っているが、彼女達の本当の名はパレター。
ディザイアンの一員にして、立派な戦士だ。
・・・・いや、『立派な戦士だった』と言う方が正しいかも知れない。
ロイド達によって服をまるまま剥がれた彼女達は、下着一枚の姿で草の茂みに倒れていた。
「う、うう・・・・・・誰か・・・・・」
その下着さえも先ほどの激しい戦いによって破れかかっており、かなり危うい姿である。
普段は兜を被っている為目元が見えないが、今は兜を取られているのでハッキリと顔が見える。
青い髪の隙間から覗く瞳。薄桃色の唇。
こうして見ると、ディザイアンにしておくには勿体無い程可愛い顔をしているのがわかる。
「と、とりあえず・・・・・クヴァル様の所に行きましょ・・・・・・」
片方がもう一人に声を掛けるが、返事は返ってこない。
どうやら既に事切れてしまっているようだ。
「・・・・くそ!!ロイド達の奴・・・・・・!!よくもこんな・・・・・・!!」
彼女の眼には涙が浮かんでいた。
その時だった。
ガサガサ・・・・・
遠くから、草を掻き分けて歩く音が聞こえる。
それに気付いて彼女がそっちを向くと、そこには人影があった。
(こんな所にいるってコトは・・・・・仲間・・・?)
そう思った刹那。彼女はもう声を出していた。
「こっちに・・・こっちに来て・・・・っ!!」
「ん?」
声が届いたらしい。遠くにあった二つの人影がこっちに近づいてくる。
(よかった・・・・これで・・・助かる・・・・・!!)
だが、そんな希望は徐々に消えていった。
近づいてくる人影は、二人共革をなめした盾と鉄の剣を持っており、まるで冒険者のような格好だ。
(あの格好、ディザイアンじゃ・・・・・・ない・・・・?!)
もし、ディザイアンでなければ危険だ。
なぜならば、彼女達ディザイアンは日々町の人々をこき使い、人間牧場で家畜の様に扱っていたからだ。
そんな日頃ディザイアンに虐げられている人間達が、瀕死の状態のディザイアンを見つけたらどうするか。
それを考えただけでも、彼女の額からは冷や汗が垂れた。
だが、事態は彼女が考えているよりも深刻だった。
「オイ、俺達を呼んだのはオマエらか?」
「ん・・・・・」
目の前には、二人の冒険者が立っている。
それも、二人共いやににやけた顔をしている。
「よォ姉ちゃん。こんな所で、しかもこんな格好で何やってんだよ?なァ?」
とてもじゃないが、ディザイアンの鎧を盗まれて困っている、だなんて言えない。
「そ、それは・・・・・」
彼女が困っていると、男が笑いながら言った。
「普段俺達にデカい顔してるディザイアンも、こうも惨めな格好じゃ見る影もないねェ〜?」
「?!」
彼女の顔が一瞬にして変わったのは、男達にもわかった。
人間牧場の前に倒れているハーフエルフ・・・・・・これでは彼女がディザイアンだとわかっても無理はない。
「く・・・・本当ならこんな姿を見られただけでも抹殺に値するケド・・・・・・今回は特別に見逃してあげるわっ!!
早くどこかへ行けっ!!」
無理をして強がって見せるが、男達は全くひるまない。
「へへ・・・・そんな無理すんなよ。」
男はそう言うと、彼女のブラジャーに手を掛けた。
「いやぁっ!!」
思わず悲鳴が口から飛び出る。
「どれどれ、こっちの女は・・・・・・なんだ、もう死んでるのか。
まあいい。こんな所で殆ど裸の女に出会えるなんてな!!
すっかり変な所に迷いこんじまって困ってたケド、とんだ収穫だぜ!!」
男は力任せにブラジャーを引き剥がそうとする。
「いや、やめて!!薄汚い人間、このあたしを誰だと・・・・・」
「薄汚いのはオマエだろ?自分の姿をよく見てみな。」
男に言われて自分の体を見てみる。
彼女の眼に映ったのは、破れそうな下着を身につけた傷だらけの女の姿だった。
「う・・・・!!」
(こんな屈辱・・・・初めて・・・・!!)
ロイド達に倒されたまではまだ良かった。
だが、その後に服を脱がされ、挙句の果てには迷い込んだ冒険者にまで・・・・・・!!
「よっと!!」
男が一気に力を入れると、破れかかっていた彼女のブラジャーは勢いよく千切れとんだ。
「う・・・・ああ・・・・////・・・・お願いだから・・・やめて・・・・・・・助けて・・・!!」
もはや抵抗するだけの力は残っていない。
彼女にできるコトは、ただ助けを祈願するコトだけだ。
「いいだろ?俺達はディザイアンを見つけても、殺したりしない優しい冒険者なんだぜェ?」
男の汚れた指が、彼女の胸を揉み始めた。
「ん・・・・!!優しくなんて・・・・・ない・・・・っ!!」
できるだけ眼を合わせたくない。
眼をきつく結んで、彼女は抗議する。
「ひへへ・・・・・・何とでも言えよ。武器もないわ服もないわじゃ、オマエなんてただの雌犬なんだよ。」
「あ、あたしは・・・・・!!誇り高きハーフエル・・・・ひんっ!!」
何か言おうとしても、乳首を責められて、すぐにその怒声は嬌声に変わる。
「誇り高いねェ・・・・・・じゃ、その誇り高い女に好き勝手できる俺達は幸せモンだなァ?」
男達は皮肉めいた笑みを浮かべる。
誇り・・・・・もはや彼女に誇りなど微塵も残っていなかった。
汚された誇り。
いよいよ体も汚されそうだ。
「どうだ?ああ?気持ちいいのか?」
執拗に彼女の胸の頂上を責め、彼女を辱める。
「あ、あん・・・・・っ!!は、早く殺せば・・・・・・っ?!あたしは・・・・・・お前ら人間の敵、ディザイアンなんだぞっ!!」
頬を紅潮させながらも、彼女は必死に人間の敵ディザイアンを演じ続けた。
こうやって抵抗している内は、眼の前の男と自分はただの敵同士であり、これは戦いなんだ。
そう思い込もうと、彼女は必死に頭の中で繰り返した。
「ちがうな。オマエは敵なんかじゃない。俺達のオモチャに過ぎないんだよ。」
掛けていた自己暗示が解かれ、彼女の頬を雫が伝う。
上を見れば、見たくもない男達の顔が眼に映り、
下を見れば、自らの意志とは関係なく主張を始めた桜色の乳首が眼に映って彼女を辱める。
「う・・・っ////・・・・・・・・・」
抵抗の意志を見せても、侮蔑の言葉を受けるだけ。
本能の成すがままに声を上げるなんて、そんなコトできない。
彼女はただ、じっと耐えるしかなかった。
「体は素直だなァ?」
男の指先が彼女の胸にさく花を覆う。
(ちがう・・・・・ちがう・・・・・っ!!あたし・・・・そんなコト望んでない・・・・っ!!)
心の中で何度も呟くが、彼女は秘部がじゅんっと濡れていく感覚を覚えた。
(・・・・!!だめ・・・・あたし何で・・・・・・?!こんな人間なんかに・・・・・・イヤなのに・・・・イヤなハズなのに・・・・っ!!)
「はぁんっ!!」
突如、彼女の口から盛大な嬌声が漏れる。
その声は、今までの苦痛に喘ぐような声とは明らかに違い、なまめかしく、それでいて厭らしい立派な嬌声だった。
「やっぱりいいなァ・・・・女の体っでのはよ。ホントなら人間がいいんだが・・・・・・・この際何でもいいぜ!」
見ると、男は彼女の胸に口付けていた。
彼女の敏感な部分をヌルヌルとした物が這う。
考え事をしていた時にイキナリこんなコトをされては、淫らな声をあげてしまうのも無理はない。
「な、何を・・・っ!!そんなトコ、だめっ・・・・・・!!いや、ああんっ!!さっきのは違っ・・・・・」
自分でも驚く程ハッキリと声をあげてしまったコトを否定しようとするが、
否定しようとすればする程、彼女の頭にそのコトが深くインプットされ、
否定しようとすればする程、男には興奮を与えていた。
「そろそろ、こっちも御開帳といきますか!!」
男の指が彼女に残された最後の布に掛けられる。
「い、いやあああ!!やめて、やめてっ!!」
彼女は失っていたハズの力を無理に湧かせて抵抗を試みる。
犯される恐怖ももちろんあるが、それだけではない。
先程胸を弄られた時、確かに彼女は濡れる感覚を覚えた。
彼女をなじる言葉と胸に触れる舌の感触に、彼女の蜜壷はその後も分泌をやめず、
今では秘唇から溢れ出し、恥毛を濡らし、菊門の辺りまで滴っていた。
そんな状態の彼女を見れば、きっとまた男達は彼女を嘲笑い、興奮し、辱めるに決まっていた。
「今更・・・・・・何言ってんだよっ!!」
力なくパンツを押さえる彼女の手を振り払い、男はついに未開の地に踏み込んだ。
「あ・・・・ああ・・・・・・////」
彼女の頬は今までよりも一層濃く赤に染まる。
そこには、髪と同じ青色をした恥毛が生い茂っていた。
だが、青という色の性質上、茂みの上からでも肉眼でしっかりとワレメが確認でき、
『覆い守っている』というよりは、『飾り付けてある』様にしか見えなかった。
そして、そのハッキリと見えるワレメからは粘り気のある愛液が溢れ出し、
内股が描く女性特有のゆるやかな曲線を、這うように伝っていた。
それを見た男の目が獣に変わる。いや、もともと獣の様な男ではあったが。
「なんだよ。結構いいモン持ってるんじゃねェか。」
男の視線を一番恥ずかしい部分に集中的に受け、彼女は羞恥に身を震わせた。
「オイオイ・・・・・・・・・・嫌だとか言って置きながらよォ・・・・・。なんだ、この汁気は?」
愛液を指に付け、彼女の視界に入るように引き伸ばす男。
「う・・・・・・そ、それは違うのっ!!////」
「何が違うんだ?」
証拠もない言い訳をする彼女に、男は追い討ちをかける。
「・・・・・・・何でもいいからそんなに見ないでぇっ!!!////」
涙で濡れた彼女の瞳には、確かな殺気が宿っていた。
「ここまで来てそれはねェだろォが。」
そう言いながら、男は自らのズボンを下ろした。
カツン。
何の前ぶれもなく突き出されたソレが、彼女の敏感な部分に当たる。
「きゃっ?!」
可愛らしい声と共に、びくんと跳ねる彼女。
その姿は、男を前にした女そのもので、気高くも恐ろしいディザイアンとは似ても似つかなかった。
「いや・・・・・お願い、入れないで・・・・・・・!!」
秘所に当たっている異物に身震いしながら、彼女は無駄だとわかっている抵抗を繰り返した。
「くひひ・・・・・ココは入れて欲しいみたいだけどなァ?」
男の指が、すっかり膨らみきったクリトリスによって剥けそうになっている包皮を剥ききった。
「ああんっ!!」
高鳴る鼓動。
あがる嬌声。
漏れ出る吐息。
滴る愛液。
垂れる涎。
そして・・・・・・・・・・・男を求めて淫らに蠢く秘唇。
それらは全て、彼女の意志とは関係なく生じていた。
「いいじゃねェかよ。何があったか知らねェケドさ、隣の女みたいに死んじまう前に経験できて・・・・・・よッ!!」
ズプゥッ!!
言うと同時に、男は一気に彼女を貫いた。
「ひゃああああんっ!!」
思わず甘い声を上げてしまう。
自分の出した声の厭らしさに思わず上気してしまうが、破瓜の痛みでそれどころではない。
「い、いたっ・・・・・!!あ、だめ!!動か・・・・・ないでっ!!」
苦悶の顔で喘ぐ彼女に、男は慰めにもならない言葉を投げかける。
「どうせすぐに気持ちよくなるって。ハーフエルフには淫乱な奴が多いんだろ?」
(くっ・・・・・・・・な、何それ・・・・・?!そんなワケないでしょ・・・・?!・・・・う・・痛い・・・・・・)
男の言葉に、彼女は驚く。
ハーフエルフには確かに人間とは様々な相違があるが、淫乱が多いなどというのは真っ赤なウソだった。
大方、ディザイアンを憎み、仕返しをしたくてもできない人間が気晴らしにでっち上げたデマだろう。
「オラオラ、もっと声あげろよォッ!!」
男は大きく腰を動かし、ピストン運動を始めた。
「いぎゃんっ?!あん、んは、はぁんっ!!」
痛みは次第に薄れ、不快感に覆いかぶさるような快感が彼女を襲う。
彼女の口からはその動きに合わせて、甘い声が漏れ続ける。
「・・・・・この女・・・・・・えらく締め付けやがるぜ・・・・・!!・・・・へへ、オマエも気持ちいいんだろ?」
男はにやけて彼女の顔を見る。
(・・・そんな眼で・・・・・あたしを見ないで・・・・・っ!!あたしは誇り高きハーフエルフ・・・・・・ううん、もう何だっていい。
・・・・でも!!淫乱なんかじゃ・・・・・・あっ・・・!!なんで・・・・どうして?!こんな声が出ちゃうの・・・?!)
彼女は自分のあげている声のなまめかしさに嫌悪感を覚える。
「う・・・・あ、違う・・・・っ!!あっ・・・・・たし・・・・気持ちよくなんかない・・・・っ!!」
そう言いながらも、彼女の体は次第に快感を受け入れ始め、その気持ちよさに身を任せていた。
「ウソつけよ。ぐちゃぐちゃ鳴らしてるオマエのココが、何よりの証拠だろ?」
男が動く度に水音をあげる彼女の秘部を、男は眼で差しながら言う。
「く・・・・・んあ・・・・・////・・・・・・あ・・・・だめ、あたし・・・・あたし・・・・・」
うわ言のように繰り返す。
最後まで抵抗を続けようか、いっそのコト全てを忘れ快楽に酔ってしまおうか。
彼女の中で、理性と本能が闘う。
「いいじゃんいいじゃん。もっともっとエロい声出して、俺達を楽しませてくれよッ!!」
男は繋がったまま、彼女の胸を揉み始めた。
「ひゃ、あ、ひいいぃぃぃっ!!」
喚く彼女の顔は、悦を映していた。
媚肉を突かれ続け、ついに彼女の中で欲望が勝利したらしい。
「ん、はん!!」
もはや苦しむ様子はなく、立て続けに嬌声をあげている。
ロイド達との戦いで受けた傷や秘部からは血が流れているが、もう痛みは感じない。
心身共に極限状態に追いやられ、分泌された脳内麻薬のせいかも知れない。
だが、そんなコトは関係なかった。
今確かに言えるコトは、ここに男に犯されて感じている女がいる、そのコトだけだった。
「や〜っぱ感じてるんじゃねェかよ?淫乱女。
自分の立場わかってんのか?オマエは今、いつも家畜扱いしてる人間なんかに捕まってレイプされてるんだぜ?」
もっと声をあげろ、とか何とか言って置きながら、
感じ始めたら感じ始めたで、厭らしい物でも見るかの様な目つきで見てくる。
「////・・・・・!!だ、だって・・・・・・・!!そんなに・・・激しく突かれたら・・・・・・ひんっ!!」
すっかり女としての悦びに体を支配されていた彼女だったが、
男のその言葉で再び恥ずかしい気持ちが込み上げてきた。
「う・・・・お、俺もうダメだ・・・・ッ!!で、出る・・・・・・ッ!!」
男の律動が早まる。
「え、あ、やめて!!いや!!抜いて、抜いてっ!!中に出さな・・・・」
「・・・・・イクッ・・・・!!」
男の絶頂が近いコトがわかり、何とか抜いてもらおうとする彼女だが、
そんな彼女の努力も空しく、男はドロドロとした欲望を彼女の中に放った。
「あ、ああああっ・・・・・ああ・・・・・あ・・・・・」
自分の膣の中に熱い物が入ってくる・・・・・その初めての感覚に、
彼女はただ酸欠の魚の様に口をパクパクさせるしかなかった。
「ふぅ。コイツ、なかなかの名器を持ってやがるぜ。」
男は彼女からソレを抜き取ると、満足そうにもう一人の男に言った。
「・・・・・・・・・・」
彼女はしばらく焦点の合わない眼で、愛液と精液がこぼれ出している自分の秘部をみつめていたが、
次第に顔は不安に歪んでいった。
(中・・・・・・出されちゃった・・・・・・・・・・・あたし・・・・・どうなるんだろう・・・・・)
もしかしたら。
その言葉が彼女の脳内をよぎる。
いや、それ以前に生き延びるコトが先か。
彼女が色々と思いを巡らせていると、秘唇に再び異物を感じた。
「えっ?!」
終わったと思っていた彼女は、すっとんきょうな声をあげる。
「えっ、じゃねェよ。今度は俺の番だぜェ。」
男は彼女の秘唇を指でこじ開けると、先走りで濡れたソレを挿入した。
「んああ!!・・・・・はぁっだめ!!あ、あたしさっきも・・・・・・」
そんな彼女の静止も聞かず、男のソレは使われたばかりの淫腔をグイグイと突き進んだ。
「あ、ん、はん!!あ、つっ・・・・・・・」
一度は馴染んだとはいえ、破られたばかりのソコは、彼女に少なからず痛みを与えた。
「・・・くぅ。奥まで・・・・・入ったぜ・・・・・。」
接合部を見ながら恍惚の笑みを浮かべる男。
「・・・・んん、ふあ・・・・・・・」
奥まで入ってしまえば、もう痛みはない。
終わりの見えない律動に、彼女は悲鳴とも嬌声とも似つかない声をあげながら身を委ねていた。
「あふ・・・・・・ん・・・・・」
紅潮していた頬も元に戻り、眼に浮かんでいた涙もすっかりなくなっていた。
絶望と快楽の彼方に羞恥心など消えてしまったのだろうか。
「やっぱ、すぐ後だと締まりが悪いな・・・・・オラッ!!」
男は彼女の太股を掴むと、大きく揺さぶった。
「・・・・・っ!!はあ、あ、あんああっ!!ひいっだめぇ!!」
それに驚き、彼女は大きな声をあげてしまう。
「おっ、いいねェ。やっぱこうじゃなきゃな。」
「あ、あ、やめて!!あたしの・・・・・中で・・・・ああっ!!そんなに掻き回さないでぇっ!!」
問答無用に媚肉を突きまくられ、彼女の肌が火照りを取り戻す。
「・・・・気持ちいいんだろ?・・・・・俺も・・・・気持ちいいぜェッ!!」
男は乱暴に彼女の中で暴れまわる。
「あん!!あんっ!!」
体が揺れ、接合部からは厭らしい水音が鳴り続けている。
本人の意志とは関係なく愛液が分泌され、火照った裸体に青い茂みを貼り付けては草の上に滴り落ちる。
もう彼女には、気持ちいいのかどうかわからない。
でも、これだけはわかる。
━━━体が熱い━━━。
くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・・・。
音と共に体は揺れ、揺れと共に音は鳴る。
終わりの見えない行為に、彼女の頭は苦しみ、彼女の体は悦んでいた。
そして・・・・
「ああ・・・・・くっ、出すぜ姉ちゃん・・・・・・ッ!!」
絶頂を告げると、男は彼女に膣口に欲望の塊を放った。
「あ、あああ・・・・・また・・・・あたし・・・・・・」
男の欲望が注ぎ込まれ、彼女のもうろうとしていた意識がハッキリと戻る。
先程も感じた、この嫌な感じ。
自分の体の中に放たれた異物が動き回る。
これが本当に好きな人とだったら、どんなに嬉しいのだろう。
そう思うと、彼女の瞳には大粒の涙が浮かんだ。
今までこんな経験は一切なかったのに、一日で二度も・・・・・・それも、こんな男達に。
彼女がこぼす涙の意味は、悲しみなのか悔しさなのか、あるいは憎しみなのか。それは彼女自身にもわからない。
ズプ。
そんな思考を邪魔する音。
男が彼女からソレを抜いたのだった。
「へへ、楽しかったぜ姉ちゃん。」
ズボンを履きながら、彼女に笑って言う。
「・・・・・・・・・・・・」
どう言うコトもできず、彼女はただ男達の満足そうな顔を見上げていた。
「さてと、この女どうするんだ?」
ズボンを履き終えた男を見ながら、もう一人が言う。
「そうだなァ・・・・・・このまま放って置いてもいいケド、
もし五聖刃の奴らとかに知れて、怒って町でも襲われたらヤバイしな・・・・・・。」
腕組をする男。
「・・・・いっそのコト、ここで殺っちまうか?」
「・・・・・!!」
男の提案を聞き、彼女の表情が豹変する。
「お、お願い!!殺さないで・・・・・!!誰にも言わないから・・・・っ!!」
彼女は男の足元に泣きつく。
「って言ってるケド、どうするよ?姉ちゃん、そっちのお仲間と一緒に天に昇るのは嫌か?」
草の茂みで既に事切れているもう一人のパレターを指差して男が言う。
「・・・いや・・・このまま死ぬなんていや・・・・!!許して・・・・ください・・・・・!!」
彼女は必死に祈願する。
「・・・・・そうだな。ま、俺達も散々楽しませてもらったし、姉ちゃんの泣きっぷりに免じて許してやるか?」
「だな。なんてったって、俺達優しいもんな〜!!」
男達は上機嫌のまま、彼女を置いて町のある方角に歩いていった。
「絶対・・・・・・・許さない・・・・・・・」
小さくなっていく男達の影を見ながら、彼女は悲しそうに呟いた。
ブゥン・・・・・
そして、彼女はその影をきつく睨みつけると、最後の魔力で電気の槍を創り出した。
「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・」
彼女は電気の槍を握り締めながら、隣に横たわっている仲間の亡骸を見て言った。
「・・・・あんな男に殺される位なら・・・・・・あたしは・・・・」
一方こちらは、先程の男達。
「ん?なんか今、後ろの方で悲鳴みたいなのが聞こえなかったか?」
「気のせいじゃねェのか?さっきの女も、もうとっくに逃げてるだろうし・・・・・」
「それもそうだな。」
「んなコトより、早く町に戻ろうぜ。もう俺クタクタだ。。」
「おう。」
そのまま街道に出る男達。
その後、彼女達の姿を見た者はいなかった。
晴れ渡る、空の下・・・・・・・・・・
☆END☆
容量も押しているので、そのうち勝手に新スレを立てるぜ!
クイルセデスさんグッジョブ! ザコキャラの悲哀が滲み出ていましたよ。
パレターは胸元がエロいですよね。着替えたリフィル先生に萌えでしたが、剥がれた方を使うとは。
プライド高い女性が汚されるのもイイ! ごっつぁんです。
809 :
埋め:04/09/03 12:19 ID:HN6tksn1
810 :
埋め:04/09/03 12:20 ID:HN6tksn1
811 :
埋め:04/09/03 12:22 ID:HN6tksn1