【おまいに】サモンナイト萌え11【萌えたい】

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1名無しさん@ピンキー
不覚にも地味ヤードに萌えてしまった…

そんなわけで
サモンナイト エロ小説&画像キボンヌスレその11です。

【PALETTA(パレッタ)】
エンターブレイン出版の季刊雑誌。
大体1月・4月・7月・10月の15〜20日頃発売。
毎号飯塚武史先生がサモンナイトのイラスト&コラムを掲載。

基本的にSSはエロ有りの方向で。
続きものの場合はエロ無しのパートが入っていても可能。

【過去スレ】 関連は>>2以降

2名無しさん@ピンキー:04/01/24 20:33 ID:NrQUK4JM
【過去スレ】
サモンナイト萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/999/999797530.html
サモンナイト萌え2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1009/10094/1009483903.html
サモンナイト萌え3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1023/10234/1023464724.html
サモンナイト萌え4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1043/10438/1043888060.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1043888060.html(ミラー)
【祝】サモンナイト萌え5【3発売】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10601/1060115736.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1060115736.html (ミラー)
【イロイロ】サモンナイト萌え6【エロエロ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1061/10615/1061571105.html
【個人授業】サモンナイト萌え7【二人の秘密】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10622/1062251246.html
【帝国軍】サモンナイト萌え8【身体に聞きます】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1063/10635/1063541511.html
【だから漏れ】サモンナイト萌え9【抜くよ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1066/10661/1066123551.html
【私が欲しいの…?】サモンナイト萌え10【はい。】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068281776/l50
3名無しさん@ピンキー:04/01/24 20:37 ID:NrQUK4JM
SS保管庫のアドレス
ttp://www.artemis-j.com/hp/snss/(381氏)
ttp://www.buzz-style.net/~snss/(618氏)
4名無しさん@ピンキー:04/01/24 20:56 ID:wtP9UZSp
スレ立て乙
即死回避に雑談でもするか?
5名無しさん@ピンキー:04/01/24 21:28 ID:zxyyOS7e
乙です。
ttp://www.aurora.dti.ne.jp/~zumi/vtatsu/のページで
SSを変換すると面白い…真面目な内容だと特に。
自分の書いたやつを変換してしばらく遊んでた。
6名無しさん@ピンキー:04/01/24 21:40 ID:oDvbndPK
スレ立て乙

>>5
ガラスの仮面にあったロミオとジュリエット大阪弁バージョンみたいなものか
7名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:18 ID:qV13bRXy
スレ建て乙です>>1

とりあえず>>4のサイトを使って
ドラマCDの妄想押し倒しシーンの台詞を変換。

君がわしを変えてしもぉたんだ・・・・・
機械んように生きようとしょぉったこのわしを・・・
変えて・・・しもぉたんだ・・・
わしは君を守りたい・・・君ばっかし・・・・
守りたいんだ・・・じゃけぇ・・・トリス・・・・・

8名無しさん@ピンキー:04/01/25 01:19 ID:mPxAw7oV
>>4のサイトで問い詰め蟻のセリフを変換

もう、たいがいにしてくれんか? 貴方が、しぇんしぇいを見てむかむか、イライラするんと同じくらいにわしも、貴方を見ょぉってむかむか、イライラしてるんじゃっ!
きしゃっちゅっちんさい!!おおかたなんかさっきから聞いとりゃぁ自分の考やぁっかりをまくし立とって・・・黙っとるんをいいことに、ゆいたい放題たぁさぞかし、気分もいいことじゃろうね?
しぇんしぇいもしぇんしぇいじゃっ!なんで、黙ったままやられ放題でいるんかっ!?げにこの人のことを思うなら、そがぁな風にゆわれてばかりじゃダメじゃろう?
きしゃっちゅ葉でダメって教えにゃぁこの人のために絶対ならんよ!
貴方のほうがよっぽどわしよりガキじゃっ!!違いますか!?どうなんか!?はいか、いいえかちゃんと答えちんさい!?
どがぁな気分じゃすか?イヤなことを正面から矢継ぎ早に、こうしてぶつけられる気分は はぐいいじゃろう?悲しいじゃろう?わしのことが憎らしゅうてしゃぁないじゃろう?
こういうひどいことを貴方は今まで、みんなにしょぉったんじゃ!?嫌われたって、当然じゃなぁんか中略貴方はカワイソウじゃ!
9名無しさん@ピンキー:04/01/25 01:26 ID:j2p+H8ic
おつでつ
10名無しさん@ピンキー:04/01/25 03:19 ID:jkFc6Nv1
乙。
11名無しさん@ピンキー:04/01/25 04:37 ID:Pwbsx2zy
ついさっき1をクリアしたんだが、 自力で世界を飛び越えて来たカシスはツワモノだと思った。 あと、パートナーエンディングだと2が成り立たないな、とも思った。ついでにバノッサは魔王になってもバカだった。
12名無しさん@ピンキー:04/01/25 09:09 ID:01Z/sTC4
サモンナイトはマルチエンディングだから。
13名無しさん@ピンキー:04/01/25 17:31 ID:JoqrfP9m
即死だけはごめんだ
あげ
14名無しさん@ピンキー:04/01/25 17:54 ID:U8GPVZQK
即死回避
15名無しさん@ピンキー:04/01/25 18:01 ID:F2uAF2gH
>>1
乙〜。
16名無しさん@ピンキー:04/01/25 19:16 ID:bipxK4S+
>>1
乙。
17名無しさん@ピンキー:04/01/25 19:52 ID:2M+Ngf4K
18名無しさん@ピンキー:04/01/25 21:11 ID:AYwkLZTE
保守じゃ
19名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:14 ID:JxFPQyM+
孤島シリーズの続きを待ちつつ保守
20名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:45 ID:LOKD8inP
倉庫番さんもももう少しで復活みたいだし前スレ埋め立てか保守代わりに
成長ベルフラウ×レックスの愛のある逆鬼畜でも書くかーと思いつつ男がえちぃ事言ったり
喘いだりしてもこのスレ的に全然楽しくない事に気が付き>>1さんに乙と言いつつ普通に保守。

しかしベルはネタ考えてるとイスラ並に鬼畜がハマル娘さんになっていき自分の脳味噌の
中身を思わず疑ってしまう…
21名無しさん@ピンキー:04/01/26 00:20 ID:AWWnDDBX
>20さんの鬼畜ベルフラウ×レックスを期待しつつ保守。
つーかそう言うのもぜひみたいです。
22名無しさん@ピンキー:04/01/26 01:31 ID:Zrv7gAPs
というかレックスは相手が誰でも逆レイプが
絵になりそうなので集団逆レイプきぼん
とかいってみる。
23名無しさん@ピンキー:04/01/26 01:54 ID:2KWiZAeU
先生は逆レイプされても責任とるとか言い出しそうだし、早いもん勝ちだな

ところで、自分を抱こうとしない先生を逆レイプしてしまうヘイゼルさん、とかすばらしいと思う
拘束されて動けないにも関わらずヘイゼルさんの怪我を気遣う先生に心を解かされていく茨の君
次の日からは、人目をはばからずいちゃいちゃする二人に嫉妬するベルとアズリア

誰か書いてくれないだろうか
24名無しさん@ピンキー:04/01/26 02:35 ID:CAW2ZcKV
>>23
それだけの設定考えられるんだったらお前が書いてくだちい
25名無しさん@ピンキー:04/01/26 05:01 ID:EYfmyBgq
>>23
既成事実をつくろうとする女性が二人以上同時にでたら修羅場だな。
しかもそれで同時に妊娠なぞしたら(((((((;゜Д゜))))))))) ガクガクブルブルガクガクブルブル
26音階の「ド」:04/01/26 05:59 ID:fTG9ch+A
>>23
 是非やってくださいよー。せっかくネタもってるんだし。
27名無しさん@ピンキー:04/01/26 10:06 ID:8vqA9FvU
>>23
いいね!そのシチュ

ベルの場合はオニビで拘束させミョージンで沈黙させ反論を許さずゴカーン
アズリアの場合は真っ正面から自分の想いを泣きながらぶつけてワカーン
といった具合か
28名無しさん@ピンキー:04/01/26 17:38 ID:GPhjXw89
沈黙させると声が聞こえんだろが
29名無しさん@ピンキー:04/01/26 18:35 ID:zEiOwRWH
アリーゼで小一時間問い詰めゴウカ-ンもみたいと思った俺

ところでふと疑問。
非少女漫画で男性向けの純愛・ワカ-ンというのを見てみたいのだが
どういうものかイマイチ想像できない。
3023:04/01/26 18:49 ID:2KWiZAeU
すまぬ、2をやっていないのでパッフェルさんを含めての印象ってのがつかめていないんだ…
31名無しさん@ピンキー:04/01/27 03:21 ID:AF/HTDVJ
>>1
乙です。

ふと思ったのだが
マルルゥがヤードとスカーレルを変な名前で呼ぶシーンてあったっけ?
考えてみたんだがヤードはジミジミさんしか思い浮かばない_| ̄|〇

クノン×レックスを書こうとしているがなかなか進まなくて_| ̄|〇
32名無しさん@ピンキー:04/01/27 09:23 ID:Kuyng8NV
20氏の鬼畜ベルを
ユエルたんのように健気に待っている俺が居る。
33名無しさん@ピンキー:04/01/27 09:57 ID:a8wiTQLu
そういや、アリレク漫画でレックス喘ぎまくりなの読んだ事あるけど違和感なかったな…
そういうキャラなのか
34名無しさん@ピンキー:04/01/27 10:15 ID:T04AI8ig
ハサハ書く人いない?ハサハものって結構少ない気がするし。
35名無しさん@ピンキー:04/01/28 19:56 ID:y8W5II1R
なんとなくハサハたんは鑑賞してはあはあする対象だと認識してる。
でもその固定概念を破壊してくれる神の降臨も期待してたりする。

>34よ。投下でないならsageれ。
36名無しさん@ピンキー:04/01/28 23:41 ID:PsnLlmIk
ハサハたんは幼女度が高すぎて、さすがに犯すのにためらいが生じるのかも
トリスたんと百合するか開き直って外道にリョウジョ-クする以外難しいのかと。

それにしてもドラマCDのトリスたんの声ハァハァ。
37名無しさん@ピンキー:04/01/28 23:52 ID:Kw8Ah2SH
幼女度が高いと犯すのに躊躇いが生じるものか…
俺は幼女なら迷わず…うわなにをするヤメロ…
38名無しさん@ピンキー:04/01/29 07:49 ID:l/v/uNt+
タイーホですね。
39名無しさん@ピンキー:04/01/29 08:32 ID:vUptR2Je
>>23氏が書かないのであれば
俺が書こうと思うのだが・・・・
>>23氏よろしいか?
40名無しさん@ピンキー:04/01/29 08:37 ID:vUptR2Je
連続でスマンのだが前スレのどっかでレックス×ヘイゼル物があって
途中で職人さんが消えたようなのがあったな
41名無しさん@ピンキー:04/01/29 12:01 ID:YpIY2sPV
>>39
IDがうpですね。ガンガッテくだせぇ。
42名無しさん@ピンキー:04/01/29 16:16 ID:vbmBou36
革命(レボリューションズ)は近い。
4323:04/01/29 16:20 ID:TO0x2YL5
>39氏
是非ともお願い致します
44名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:35 ID:NgZr5NaG
>>40
あれってそういう終わり方の話だったんじゃないのか?
45名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:49 ID:NgZr5NaG
>>40
あ、前スレか。勘違いしたスマソ
結構前のスレの事かと。
46名無しさん@ピンキー:04/01/30 17:19 ID:tlGKjg/7
  ,,,,.,.,,,,
 ミ・д・ミ <ほっしゅほっしゅ!
  """"
47名無しさん@ピンキー:04/01/30 19:08 ID:BdwPhayS
アズリア「助けられたな・・・敵じゃった、われらに」
レックス「傷の具合はええんか?」
アズリア「手当がえかったかなら
 おかげで、ギャレオも命をひらうことができた
 げに感謝しとる」
レックス「お互い様で
 アズリアのおかげで、俺も助かったようなもんじゃし・・・」
アズリア「いなげなもんじゃのぉ」
レックス「え?」
アズリア「こうしてから、部下たちの弔いを見届けりゃぁ
 怒りのいっこもわいてくるかゆぅて思うたんじゃがなにも浮かばんのんだ・・・
 怒りも、悲しみも・・・なにひとつ・・・」
レックス「アズリア・・・」
アズリア「ははは・・・
 どうやら、わしは芯から軍人になってしもぉたんじゃぁあるまぁかゆぅことじゃ」
レックス「そりゃぁ違う!」
「だって・・・だってさ、アズリア」
「気づいてんばっかしで君は、今・・・」
アズリア「あ・・・あ、ああ・・・っ?
 うああぁぁぁぁっ!!」

シリアスなシーンも方言に変換しただけで…。
とりあえず何かSS書くかなあ。
ところで1キャラで一番人気のキャラというのはいるんだろうか。
2ではハサハかユエル?3ではアティだろうか。
48名無しさん@ピンキー:04/01/30 19:29 ID:axJrZF9o
>>47
ここや2chではユエル、ハサハが人気だろうが一般的に2での人気はトリス。
3は一般的にはアティだと思うがここではどうだろう? トリス、アティは女子人気が大きいし。
1はハヤト以外に人気あるキャラが思いつかないからなぁ。
女主人公と女パートナーはそこそこ人気ありそうだが。
49名無しさん@ピンキー:04/01/30 21:09 ID:t/8WhEhk
ユエルもハサハも外部人気は高いと思うが。
ハサハに至っては外部人気の方が高いのでは?
5048:04/01/30 22:18 ID:risC1Kms
>>49
いや、一番人気の話をしてたから外部人気で一番はトリスでないかと書いたつもりだったんだが…。
勿論ユエル、ハサハも外部人気も高いと思う。
51名無しさん@ピンキー:04/01/31 10:53 ID:Br5uVQb9
外部人気、はっきり言えるほどの格差があったっけ?アティの方に。
本スレでも言ってる人がいたけど、そこまでレックスと差があるように思えない。
★とかはあからさまに贔屓してるが、一般人気なんてどこでわかるもんなの?
52名無しさん@ピンキー:04/01/31 12:18 ID:DDLcj7er
女キャラ限定の話じゃなかったのか…
53名無しさん@ピンキー:04/01/31 12:35 ID:2iVtfVh9
>51
ちんちんはえてるやつのはなしなんかするなよー。

レシィタンならともかく(右派)
5447:04/01/31 13:27 ID:1xQjt/dz
2ちゃん内での女キャラの人気を言ってるつもりだった。
>>51
一般人気はサイトを巡れば分かるかと。
55名無しさん@ピンキー:04/01/31 14:10 ID:Br5uVQb9
すまん。
どうやら見当違いのことを書いてしまったようだ。
56名無しさん@ピンキー:04/01/31 18:28 ID:7Mbp2Oe7
定点とか見てる限り同人、2ch共アティぶっちぎりで大人気で、
次点がベル、さらにアリーゼ、クノンって感じかね。
アズリアは最近ネタキャラっぽい。うっきー。
57名無しさん@ピンキー:04/01/31 18:40 ID:H2zFl3Yd
しかしカプ人気でみるとまた変わってくるのが不思議だなぁ。エロパロ内限定だったら
アティは過去に結構投下されてるからあんまり投下されてないキャラのが「見たい」と
いう意味では人気かも。1,2キャラやあとは意外にアルディラやファリエル、マルルゥ、
無色の女子関係とかあんまりない気がする…。
58名無しさん@ピンキー:04/01/31 20:58 ID:A/fJ0dgw
亀レスだけどハサハのエロが少ないとか言ってる奴はどこを見ていっているのかと。
最近のこのスレを見ただけでの発言なんだろうか。
1の発売日からサモンナイトにはまってる俺に言わせればハサハエロしかないように感じる時期すらあったぞ。
今でもハサハエロはいろんな所で見かける。
59名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:20 ID:7Mbp2Oe7
>>58
全体からの比較であります。
ハサハエロ、マグハサ好きからするとエロはパッフェル、ネストリが多いように感じるであります。
2発売から結構たってからネット絨毯攻撃した者より。
60名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:55 ID:vpbJAvbt
ところで、同性で同性キャラ攻略すると、どうなるんでしょうか。
サモン2ではマグナでレシィ攻略したとき、「ずっと一緒ですよ、ご主人様」みたいなこといわれたから、男女同じセリフだと思ったけど。
61名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:59 ID:SegMmGZs
サモ2はほとんど同じ。
だから腐女子にも大人気。

サモ3は男女でけっこう台詞が違う。
62名無しさん@ピンキー:04/01/31 23:32 ID:aN08380C
ただ、2についてはアメルの場合マグナでしか聞けない台詞が
ネスティの場合はトリスでしか聞けない台詞がいくつかある。
例えば16話後半のネスティの「僕ははじめ君の事を憎いと思っていた」云々の台詞は
マグナでは聞けなかった気が。
6320 :04/02/01 00:36 ID:8BCYJpnW
希望があったので拙いながらも成長ベル×レックスの両想い逆鬼畜投下します。
鬼畜と呼べるほど鬼畜でもないですが、以下の方はスルーでお願いします。

・可愛いベルもしくは受ベルが好き。サドっ気ある鬼畜攻なんて考えられない。
・喘ぐ情けないレックス受が苦手。っつーか男受及び女×男が苦手。
・愛がある中途半端なエロくない鬼畜が苦手。

以上の注意点を踏まえた上でご賞味下さい。あんまりエチィくないです。スマソ
64名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:37 ID:8BCYJpnW
「あらレックス、これから帰り?」
陽がまだ高く上り、人気のない教室で眼鏡を掛けたまま黒板に書かれた
白い文字を消す青年にアルディラは声を掛けた。
「あれ、アルディラにクノン。どうしたんだい?俺に何か用事?」
声を掛けられ振り返ったレックスは二人に問う。
普段ならラトリクス内から滅多に出てこない二人が、
教室なんていう更に用事のなさそうな場所に来た事に疑問を覚えたからだ。
「残念だけど違うの。今ね、ファリエルに会いに行ってたのよ。その帰り。
懐かしい写真が見つかったから二人で見ようと思って。そうしたらクノンが一緒に見たいって言うから二人で…ね」
「…そっか。懐かしい写真ってハイネルさんが写ってるやつかい?」
何時もと同じ、にこにこと笑顔で受け答えをするレックスにアルディラも小さく微笑みながら答える。
「まあ…そうなんだけど。何だか急に懐かしくなっちゃってね。
ヤッファじゃ気が利かないし。それにたまには女同士で話すのも悪くはないと思って」
黒板消しで文字を消し終えたレックスはパンパンと手に付いたチョークの粉を払いながら微笑む。
「いつかさ、暇があったら俺にも見せてくれよ。俺さ、よく考えたらハイネルさんの事全然知らないからさ。
アルディラやファリエルにもっと色々教えて貰いたい」
「ふふ…聞いたら後悔するかもよ?」
「え…?」
「何でもないわ。それよりも…」
意味深なアルディラの一言をレックスは問い返すが、アルディラはそれを流して一度言葉を切る。
そして身を乗り出しずずいっと顔を近付けてくる。それにレックスは思わずたじろぎ、数歩退いてしまった。
「あの子はどうしたのよ。いっつも嫌になるくらい一緒にいるくせに」
アルディラの質問にレックスは一瞬きょとんとした顔をするがすぐに意味を理解して表情を戻す。
65名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:38 ID:8BCYJpnW
「あ、ああベルの事かい?ベルなら今日はお休みなんだ。
終わる頃に迎えに来るって言ってたからそろそろここに来る頃だと思うけど。
…ベルに何か用事かい?何なら俺が伝えるけど」
レックスはまた笑顔を顔に戻し、申し出る。
それにアルディラはほんの少しだけ何かを考えるような素振りをした後、意を決したように口を開いた。
「そうね…用事っていうか、聞きたい事があったんだけどこの際貴方でもいいわ」
「?何だい?」
アルディラの言葉にレックスは問い返す。
どんな事を聞かれるのかと疑問もあったが変な事は聞かれないだろうという確信もあった。
そんなレックスにアルディラは唇の端を吊り上げて言う。
「貴方達、もうヤったの?」
「な…!」
アルディラの一言にレックスの頬が一気にかかっと紅く染まった。
予想だにしない質問に不意を突かれたのかもしれない。
「何言ってるんだよ、君は…」
「いやね、さっきファリエルの所に行ったら貴方達二人が昔の私達に似てるって言われたから少し気になっちゃって。
あの子、私とベルフラウが好きだって素直に言えない所がそっくりだとか言うのよ。
まあ私達の場合ハイネルが気が利く人だったし、色々リードしてくれたから良かったんだけど…」
そう言ってアルディラはまた言葉を切り、レックスを上から下までじろじろと眺める。
レックスはそれに何とも言えない居た堪れなさを感じ思わず目を逸らしてしまう。
「な、何だよ…」
「いやね、貴方相手じゃあの子も苦労するだろうなって思って…。
で、どうなのよ。さっきの質問の答えは。付き合ってるんでしょ、貴方達」
「う……」
アルディラの言葉に何とかこの話題をすり替えようとレックスは頭を捻らせるが
彼女の冷静な瞳が自分をじっと目を見つめていて巧い言い訳が見つからない。
暫く躊躇した後ゆっくりと口を開いた。
66名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:39 ID:8BCYJpnW
「―…数回だけ」
「数回!?一緒に暮らしてるのに!?」
嘘は吐けない性分が祟ってか、小さな声で言われた言葉にアルディラは思わず大声を返してしまう。
「お、大きな声で言うなよ!」
「だって貴方、ベルフラウはもう子供じゃないのよ!?
しかもあれだけ毎日顔合わせてるのに…信じられないわ…。で、彼女、それで満足してるの?」
アルディラから次々と浴びせられる質問にレックスは気まずそうに俯く。何となく顔を見辛い。
「わ、分かんないよ、そんなの…。でも、あんまりしてないかも…しれない。
何か最近夜襲いに…いや、部屋に来る回数が増えてきたからおちおち呑気に寝てもいられなくてね…」
はぁと重い溜息と共に吐き出されたその声は心なしか暗い。それにつられてアルディラも溜息を吐いた。
「別に喜んで受け入れてやればいいじゃないの。両想いなんでしょ、貴方達」
「そうなん…だけど、さ…」
「何か問題でもあるの?」
相変わらず俯いたまま暗い声で話すレックスにアルディラは少し苛立った声で言う。
それに返ってくる返事はやはりどことなく暗い声だ。
「何かさ…彼女の父さんは俺の事を信用して大事な娘を預けてくれたんだろうに、こんな事になっちゃってさ…。
何だか申し訳ない気分になってきちゃって。
だからこういう事はせめて彼女の父さんに挨拶に行ってからの方がいいかなぁって
思ってるんだけど…彼女の方はそうじゃないみたいで」
「贅沢な悩みねぇ。まあ彼女ってお嬢様みたいだから挨拶に行っても反対されるかもって不安はあるのかもね」
「問題はそこなんだよね…」
レックスはまた更に溜息を吐く。
正直歯や腕の一本や二本覚悟しているが「もう二度と会うな」とか言われたらどうしようだとか考えてしまう。
67名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:40 ID:8BCYJpnW
彼女の父親と顔を合わせたのはもう随分と前の事だが
好感を持てる人物だと思っているだけにあまり悲しませたり怒らせたりはしたくない。
そんな矛盾が常に胸にあっていまいち一歩を踏み出せずにいる。
そんな自分を情けなく思いつつも現在の生活にそれなりに満足している事も
あってズルズルとこの関係を続けてしまっている。
彼女が積極的だったのは幸なのか不幸なのか。
そんな事を思ってまた溜息を吐くとアルディラがそっと首筋に腕を絡めてくる。
「アルディラ…?」
「ふふ…安心なさい。もしそれで貴方達が別れる事になったら私が慰めてあげるから」
「は…?」
突然のアルディラの行動にレックスは呆気に取られたような表情を向けるがアルディラは
不敵な笑みを浮かべたままその華奢な指でそっとレックスの唇を撫でるだけだ。
「もう野暮な事言わないの。貴方だって男なんだから意味くらい分かるでしょ?
私だったらあの子と違って何の問題もないもの。大人の付き合い…ってのも悪くないんじゃない?」
アルディラに熱を帯びた目で見つめられてレックスはただ苦笑いを返すしかない。
「はは…冗談ならほどほどにしてくれよ」
「冗談なんかじゃないわ」
そう言ってアルディラは背中に腕を廻し、体を密着させてくる。柔らかい胸が平たい胸に押し当てられた。
「ちょ…アルディラ、離れてくれよ、本当に」
「ふふ…貴方も真面目ねぇ。浮気くらい男の甲斐性だって割り切っちゃえばいいのに。
マスターなんて実の妹にも手を出して三人で楽しむような人だったのに…大違いね」
「え、あ、そうなんだ…」
何か幻滅しちゃったなぁハイネルさん。ちょっと憧れてたのに。
とは口に出さないでおいた。しかしそんな男に惚れるアルディラも相当にアレなんじゃないか、
とか思ったが口にしたら絶対に酷い目に合わされそうでやっぱり言えそうもなかった。
こんな状況なのにそんな事を思っているレックスの頬にアルディラはそっと手を添える。
「あの子とのキスはどういう風にしてるのかしら?ふふ…私とのキスは一度したら病み付きになるわよ?」
68名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:41 ID:8BCYJpnW
「アルディラ…いい加減に……」
「何をなさっているんですの、お二人とも?」
「!」
レックスがアルディラに制止の言葉を掛けようとした瞬間、
今までその場にはいなかった声がしてレックスは思わず大袈裟なまでに体をビクっと震わせる。
ギクシャクとした動きで声のした方に顔を向ければ予想通りの人物が
鬼の様な形相で腕を組み、仁王立ちをしてこちらを睨みつけていた。
「随分とお楽しみのようですわね?」
「ベ、ベル…」
何だか声もドスがきいている。正直物凄く怖い。
背中には何だかオニビより熱そうな怒りのオーラが漂っている気がするし。
「あら、何だかいけない所を見られちゃったみたいね。ふふ…続きは今度しましょうね、レックス」
「アルディラ…!」
「じゃあね、二人とも」
こんな状況だというのにアルディラは相変わらずマイペースだ。
余裕の表情でクノンを連れて二人に背中を向ける。
あからさまに怒りを露にしているベルフラウ。冷静で余裕なアルディラ。
その二人の女性にレックスはただただ翻弄されるしかなかった。
「…一体どういうつもりです?弁解するなら今の内ですわよ。言い訳ぐらい聞く余裕はありますから」
「あ、うん…いや、何て言うかその、誤解なんだ、ほんと」
何をどう言ったらいいか分からなくてレックスは少しずつ言葉を紡ぐ。
「俺とアルディラはその…ベルが思っているような関係じゃないんだ。今のは偶然っていうか、何ていうか…」
「言い訳なさるならもっと相手を騙せるようなものを選んだ方がよろしいですわよ?
偶然で抱き合う男女なんてどこにいるって言うんです?」
「だからここに…」
「…ッ、もうハッキリと本当の事言いなさいよ!どうせ貴方はお姉さまの事が好きになったんでしょ!?」
69名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:41 ID:8BCYJpnW
「!?」
いきなりベルフラウの声が荒れ、予想外の言葉がその口から零れた。
「いいのよ…下手な言い訳しなくても…。貴方、お姉さまの事が好きだから…だから私とするのも嫌なんでしょ?」
「違う…違うよ…。誤解だよ、それは……」
「嘘よ!」
レックスの言葉を遮るようにベルフラウが叫ぶ。
「だってお姉さまは美人だし頭も良いし私と違って胸だって大きいし…女の私から見ても
素敵な人なんだから惚れたって当然なのよ…。だから貴方を責める気はないわ。
大体私、貴方に一度も好きって言われたことありませんものね…。一人で浮かれてた私が馬鹿だったのよ…」
「違うよ、ベル……」
泣きそうに表情を歪めるベルフラウにレックスは否定の言葉を発する。
こういう時に何を言ったらいいかよく分からない自分の不甲斐無さを激しく悔いた。
「俺が好きなのは君だけだよ…。アルディラとは本当に何もないんだ。
ただ君と俺の関係を聞かれて…で、成り行きでああなっちゃったって
いうか…ごめん、何か上手く言えなくて。でも本当に何もないんだ、彼女とは」
「本当に?」
ベルフラウが真剣な表情で顔を覗き込んでくる。それにレックスは情けなく微笑む。
「俺がベルに嘘吐いたこと、あった?」
「…ありませんけど……なら私だけが好きっていう証拠見せて貰えません?
そうね…愛してるって言ってくれたら信じてあげる」
「あ、愛!?」
ベルフラウの予想外の提案にレックスは思わず声を荒げた。
何ていうか真昼間に素面で口にするには余りに恥ずかしい台詞だ。
それになんていうかノリとか勢いとかもないし、そういう事を言う雰囲気でもない。
70名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:42 ID:8BCYJpnW
これが決戦前夜とかなら簡単に言ってしまえただろうが、
生憎今は日常といういつもと変わりない一日の最中だったりする。
言うのにはかなり躊躇いがある。
「ご、ごめん…流石にそれはちょっと……」
「言えないの?それは私との事は遊びだったって事?」
「いや、違うんだけど今ここで言うには余りに恥ずかしすぎるかなって…」
「―…じゃあいいです」
ベルフラウの言葉が途中で止まる。何事かと問おうとした瞬間に。
「のわぁ!?」
いきなり押し倒された。
無防備だった所をいきなり物凄い力で押し倒されてレックスは思わず情けない悲鳴を上げる。
「ったた…って、ベル、何してるんだ、君は!」
草の上に軽く打って痛みを訴える頭を整理してレックスが身を起こそうとした時には
もうベルフラウがその体の上に乗っていた。しかもその手は服に掛けられている。
「口で答えられないんだったら体で答えて貰います。
私の事ちゃんと好きだって事を。だから少し大人しくしてて頂戴」
そう言って否応なしに服を脱がせ始めた。
「ちょ…無茶だよ、幾らなんでも…!今は昼間でしかもここは外なんだ。誰か人でも来たら……」
「別に私は構いませんわよ?むしろ見せつけてやるわよ。
それに、貴方私の事好きなんでしょ?だったら大人しくしてて」
問答無用といった様子でベルフラウはレックスの意志を無視して服を脱がせようとする。
好きである証拠を見せて欲しいと言われ、
正直抵抗するいい言い訳が見つからないレックスは弱々しくも何とか言葉を紡ぐ。
「き、君の事はす、好きだけど…やっぱりこんなのは……」
「ああもう五月蠅いわね。大体こんな風に簡単に押し倒される貴方が悪いんです。
誰が狙ってるのか分からないってのにいっつも無防備でもう全身隙だらけ弱点だらけで
どの穴にナニ突っ込んだらいいか分からない位なんですから!」
71名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:42 ID:8BCYJpnW
「は、はあ…」
ベルフラウの剣幕に押され、レックスは返す言葉を失ってしまった。
何だかさり気なく恐い事を言われた気がしたが深くは考えずにいた。
考えない方が幸せだと本能が判断したのかもしれない。
そんなレックスの上着と下の服をベルフラウは一緒に引き脱がすが、折り曲げた肘の所で止まる。
「ベ、ベル、痛い…」
「突っ張って袖から腕抜かないからでしょ」
「だって腕抜いたら服脱げちゃうよ…」
「脱がしてるんだから当たり前です。ああ、でもこっちの方がいいかもしれませんわね」
そう言ってベルフラウはレックスの服の袖口を髪留めで止める。
そのせいで服を脱ぐ事も出来ずに、結果として両腕の自由を奪われる形になってしまった。
肘の所で服が止められたせいで、腕が無理な体勢で固められる。
「…ッ、ベルフラウ、いい加減止めなさい。家に帰ってからだったら幾らでも付き合ってあげるから。ね?」
「嫌よ。貴方も嫌なんだったら本気で抵抗してみたら?抜剣するなり方法は色々あるでしょう?
それで私が怪我しても自業自得だと思って納得するから安心していいですわよ」
怪我、の一言にレックスは身を捩っての抵抗や抜剣する事でのこの事態の脱出が不可能である事を悟る。
逃げ道を提案しているようで実は退路を絶っている。
長年彼と一緒にいる事でその性格を把握しきった彼女だからこそできる芸当であった。
「や、止めないと怒るよ…」
「怒れば?貴方どうせ私相手じゃ本気で怒れないくせに」
「う…」
思いっきり図星だった。
惚れた弱みもあるかもしれない。
「じゃあ嫌いになる…君のこと」
72名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:43 ID:8BCYJpnW
「嫌いになれば?本当は私の事好きで好きで仕方ないんでしょう?
さっきあんなに必死になって弁解してたくらいですものね」
「うう…っ」
レックスは遂に返す言葉を失った。元より、口での勝負で彼女に勝てた試しはないのだが。
「もう、五月蠅いその口は塞いだ方がいいですわね」
「五月蠅いって…んむッ!?」
レックスの言葉が終わる前にその唇は強引に塞がれた。
角度を変えてされる度に掛けたままの眼鏡にぶつかり、カチャカチャと小さな音が鳴った。
「んん…んあ…ぁ、ふ……」
口内を這いずり回る他人の舌はまるで生き物のようで官能を呼び覚ます。
歯列をなぞられ、舌を強引に絡ませられると否応なしに快感が込み上げる。
「ん…ぷはッ…ベ、ベル……んッ!」
ようやく開放されたかと思ったら唇の端から零れた唾液を舌で掬い取られてレックスの体がびくっと震える。
「先生って本当に素直じゃないわよね。
口では嫌だとかダメだとか言っても本気で私の事拒まないんですもの。
嫌だとか何とか言って本当は私にこういうことされるの嬉しいんでしょ?
エッチな事沢山されたいって思ってるんでしょ?」
「ち、違…俺はそんなんじゃ……」
「嘘吐き」
ふっとベルフラウがレックスの左耳に息を吹き掛けた。
そうするとレックスの体が面白いまでにびくりと震える。
「先生って本当は凄くエッチなの私知ってるんだから。
もう先生の体のどこをどういう風にすれば感じちゃうのか先生以上に詳しいのよ、私。
例えば…ここ、とか」
「ぅ、く…ッ!」
ベルフラウがその白い指先をレックスの薄い胸へと這わす。
そこにある桜色の乳首をくりくりと撫で回したり軽く抓ったりするとそれが段々と硬くなる。
73名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:44 ID:8BCYJpnW
レックスの咽喉が反り、押し殺したような声が漏れた。
「乳首とか左耳。先生って女の子みたいに胸に性感帯があるのよね。
ここ、こういう風にされるとゾクゾクしちゃって気持ち良くって仕方ないんでしょう?
本当にエッチな体ね」
「ち、違う…」
「違わない、でしょ?もっとエッチな事されなきゃ分からない?
ああ、もっとして欲しいって事?先生ったら本当に淫乱ね」
そう言って今度は舌を胸へと這わせた。体はびくびくと震えているのに今度は声だけは頑なに出そうとしない。
「もっといい声聞かせて。先生が可愛い声で喘いでくれなきゃつまらないわ」
「誰、が…」
男の意地が邪魔しているのか、体は反応していても心まで折るつもりはないらしい。
そんな態度が逆にベルフラウの苛虐心に火を点ける。
「ふふ、じゃあエッチな声が出るような事してあげる」
そう言ってベルフラウはズボン越しに反応をし始めている下半身にも手で愛撫を始めた。
「ッ、ぁ、ぅ…!」
「先生ったら私に乳首弄られただけで凄く気持ち良くなっちゃったのね。もう反応しちゃってる。
こっちも弄られて、凄く気持ち良いんでしょう?もう凄くエッチな気分になっちゃって仕方ないんでしょう?
ふふ…女の子に好き勝手やられて犯されそうになってるのに感じちゃうなんて先生ったら本当に
凄くエッチで感じやすい体してるだけじゃなく、ちょっと変態も入っちゃってるんじゃないの?」
「ち、違うよ…俺は変態なんかじゃ…」
「外なのにこんな所大きくしてるのはどこの誰かしら?」
「う…違う……」
「違わない、でしょ?早く認めちゃいなさい。
先生は本当は教師なんてやる資格ない位に凄くエッチで私にこういう事言われて悦ぶ変態なんだって。
大丈夫よ、私はどんな貴方でも好きだから。嫌いになんてなったりしないわ」
74名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:45 ID:8BCYJpnW
「違う…違う…ッ!」
ベルフラウの言葉をレックスはただ否定する事しかできなかった。
教師として、彼女の言葉を否定しようにも体は確かな反応を示しているのだ。
快楽に勝てない己が情けなくて仕方なかった。
また、ここが本来自分が教師となって教鞭を揮う教室であるという事もまた彼の心を傷付け、
その意固地ともいえる態度を更に頑なにさせる要素になっていた。
「な、んでこんな事…するんだよ…。君は俺の事好きって言った癖に…」
「ええ勿論貴方の事は好きよ?でも素直じゃない貴方はあんまり好きじゃないわね。
強引に私の言う事、きかせたくなっちゃうもの」
そう言ってベルフラウはズボン越しでの手での愛撫に加え、口での愛撫も始めた。
「ぅ、く、ぁ…ッ!」
「何だか布越しにするってのも変な感じね。ねえ、先生?自分でするのとどっちが気持ちいい?」
「な、何言って…」
「先生、一人の時は自分でいやらしい場所指で弄って、手で擦り上げて…自分の体、
気持ち良くしてあげてるんでしょ?こういう風に」
「ん、ぅぁ…ッ!」
ベルフラウの指の動きが早まる。それに小さく喘ぎが漏れた。
「こういう事に興味ありませんって顔しながら本当は自分の体にエッチな事するの大好きなんでしょ?
自分の体にエッチな事して、エッチな顔して、エッチな声出して、エッチなお汁を一杯出す先生って想像
したら何だか興奮しちゃうわね。そんな人がみんなの優しい先生をやってるなんて、何だか笑っちゃう」
「うう…」
マスターベーションが自然現象とも言える行為だという事は理解している。
しかし彼女が言うとそれすらもいやらしい行為に思えてきて自分が
どうしようもなく淫乱で汚れている存在に思えてくる。
ベルフラウの言葉はレックスの精神を犯していた。
口でレックスを犯す言葉を吐きながらも手の動きは終始止まっていない。
言葉の合間合間に布越しに口で愛撫する事も忘れない。
75名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:45 ID:8BCYJpnW
ごわごわした感触は変だったが愛撫する度に漏れる強引に殺したような声や返ってくる
反応が見たくてつい必死になってしまう。
度重なる手と口での刺激にレックスの下半身はズボンがぱんぱんに張っていた。
「ふふ…そろそろ限界かしら。ねえ先生、どうして欲しいの?
このままイってズボンもパンツもグチョグチョに汚しちゃう?それとも脱がせて欲しい?
ああそれともここで止める?貴方が望むなら私はこのまま帰っても構わないんだけど。髪留めは、後で返してね?」
つまりは腕を拘束したまま放置か服を着たままイクか、
脱がせて欲しいとせがむかのどれかという事になる。
答えはすぐにでも出る。このまま放置されたら確実に気が狂うし、
家までかなりあるこの距離を下半身を汚したまま帰るには抵抗がありすぎる。
だからと言ってその一言を言うには躊躇いがある。
みんなの教室で、眼鏡を掛けたまま、いやらしい事を自らして欲しいと願い出るようなものなのだ。
教師として、一人の人間として最低な事をしようとしている。
その事実にレックスの心が軋みを上げる。
「何も言わないって事はこのまま止めてもいいって事ね?じゃあ私は帰ろうかしら…」
「ま、待って…!」
ベルフラウの言葉にレックスが遂に口を開く。
「ぬ、脱がせて…」
「もっと大きな声で言って。それと…」
ベルフラウは言葉を切るとレックスの耳元でぼそぼそと囁く。
左耳に言葉が吹き込まれる度にその体が小さく震える。
「…って言わなきゃ駄目よ。そうじゃなきゃ帰っちゃうから」
「む、無理だよ…そんな事……」
76名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:46 ID:8BCYJpnW
「じゃあそのままでいれば?私は別に構わないけど。
ふふ…でもそんなエッチな姿の先生見たらみんな吃驚しちゃうわね、きっと。
乳首もあそこも勃たせて腕を拘束されて上半身は裸。
きっと誤解されちゃうわね。マルルゥやスバルが見たらどう思うかしら?」
「う……」
教え子の名前が出されたことでレックスの表情があからさまに変わる。
ベルフラウはそれを楽しげに見つめながら次の言葉を待った。
暫くすると意を決したようにレックスがゆっくりと口を開く。
「…ぉ、俺は…みんなの先生をやる資格がない位にエッチで…君にいやらしい事
されて悦ぶへ、変態なんだ…。だ、だから…ぬ、脱がせて…下さい……」
声が酷く震えていた。羞恥と屈辱と恥辱。その全てが混ざり合ってレックスの身に降りかかる。
自分の情けなさと不甲斐無さ、そして余りの屈辱に涙が浮きそうになった。
そんなレックスをベルフラウは満足気に見つめる。
「先生ったら本当にエッチね。自分から裸にして下さいってお願いするなんて。
しかもここはみんなの教室なのにね。先生失格ね、本当に」
先生失格。その一言はレックスの心を深く抉る。
いい先生であるかどうかは分からないけれど、
教師という職にそれなりに誇りを持っていた彼の心に容赦なくその言葉は刃を突きたてた。
「ふふ、じゃあお望み通り脱がせてあげるわね。
こんな外で裸になっちゃうなんて先生ってば本当にいやらしいわ」
そう言ってベルフラウはゆっくりと焦らすようにレックスの下着とズボンを引き下ろす。
外気に晒された下半身はもう先走りの液を漏らしており、限界が近いことを示していた。
「布越しに触られただけでここをこんなに濡らしちゃうなんて…やっぱり先生はエッチね。
安心して。これから気持ちいい事、沢山してあげるから」
そう言ってベルフラウは微笑んだ。
その笑みは酷く小悪魔的で可愛くもあったが薄ら寒くもあったというのは後に彼が語る言葉である。
無論その薄ら寒さが俗に言う「嫌な予感」に近かったのは言うまでもないのだが。

つづく?
7720:04/02/01 00:47 ID:8BCYJpnW
一応本番まで続く予定ですが途中で止めたらすみません。ダメ出し出たら止めます。
ってゆーか、色々すみません、ホント…_| ̄|○  逆鬼畜はどこまでやっていいものなのか…。
78名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:53 ID:70L1gZwy
わーい鬼畜ベルだー
20さんありがとー! 続き楽しみに待ってます
79名無しさん@ピンキー:04/02/01 01:01 ID:9PjA6FHN
どこの神だてめえは!! 信者になります!!


GJ!!
80名無しさん@ピンキー:04/02/01 06:13 ID:V7N37MMH
女王様ばんじゃーい!
ベルたんマンセー!
けど寸止めはいただけないぞ、
とりあえず一言、GJ!
81名無しさん@ピンキー:04/02/01 10:55 ID:c/OjCjbK
>56
いくらなんでも世界狭すぎないか?


>20
ネ申!
ベル、すげえ…
このまま騎乗位に持っていくでも逆にレックスを犯すでもいいような気がしてきた
続き楽しみにしてます!
>20氏は>6スレ22氏とはまた違う方なのか
82名無しさん@ピンキー:04/02/01 12:12 ID:0H6P4EXj
>20
GJ!鬼畜ベルウマー。レックス違和感ねー!

>81
>47氏へのレスで定点の一部の同人と2ch内の話。
限定してるんだから世界狭いっていうのは見当違い。
83名無しさん@ピンキー:04/02/01 15:00 ID:PGYA6+z3
そういや、最近はカイル×アティな職人さん来ないね。
3発売後のアティものラッシュはなかなか壮観だったけど
本スレだとネタにならないからか話題にのぼりにくくなったような気がする。
ドラマCD出たら、マグアメかマグハサが増えないかと言ってみる。
84名無しさん@ピンキー:04/02/01 16:37 ID:SgiwUrNa
むしろアルミネ様キボンヌと言ってみる。
85名無しさん@ピンキー:04/02/01 16:53 ID:9PjA6FHN
現在二週目プレイ中なのだが、茨の君の名前の由来って、主人公の性別によって違うんだね……
レックスの時のほうがエロい……
86名無しさん@ピンキー:04/02/01 19:43 ID:PosHrHwp
このスレって、7割くらい女性の書き手さんだろうか?
意味はないけど何となく。
87名無しさん@ピンキー:04/02/01 21:19 ID:EaZMSHYH
いつの間にか神キテター!!
狂おしくグッジョブ、ベルたんマンセー
88名無しさん@ピンキー:04/02/01 21:33 ID:jc+osfPp
ハゲシク乙です。
まさに理想のサドベルたんですた
89名無しさん@ピンキー:04/02/01 22:46 ID:RGgAr9sp
愛のある鬼畜大好きだーーーーーーーーーーー!!GJ!!

>>86
そういえば、以前に話題にあがったことがあった気がするけど
女性の場合エロ表現に際して「肉棒」とか「オ○ンコ」とか
生々しい表現はまず使わないものらしいなと。
(実際の女性がそういう描写に嫌悪感があるのかは不明だけど)
90名無しさん@ピンキー:04/02/01 22:51 ID:UE5IoIkD
神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!

漏れの理想としては最後はレックスがベルたんをテクでめろめろにして立場逆転ならもう失神する。
91名無しさん@ピンキー:04/02/01 22:57 ID:RnjU/til
>89
つーか言葉として間抜けだろ、『肉棒』とか。
なんかオッサン臭いし。
92名無しさん@ピンキー:04/02/01 23:03 ID:7Q9V07dK
格調高く表現するとどうなるの?
93名無しさん@ピンキー:04/02/01 23:07 ID:lhLpGWX8
肉棒、ペニス、男根、剛直、モノ、イチモツ
俺が使うのはたいがいこれ。肉棒が一番頻度が多いな。
秘部、陰部、膣、花弁、ヴァギナ
この中だとやっぱ膣が一番多くてその次が秘部かな
94名無しさん@ピンキー:04/02/02 00:51 ID:Jbl09gHE
>>89
というか、性別以前にまず作品との調和があるでしょ。
ラヴ主体のSSでそれらの表現を出すのは野郎でも厳しいものがあるし。
(野郎ならラヴ主体は滅多に書かんのかもしれんが。 まぁ例外もいるってことで…)
個人的には、別にラヴ主体じゃなくても厳しいけど。

まぁ、仮に“実用性”を追求したエロSSだとしても
あんまりあれだと読んでて(頭の方で)萎えるかもしんないけどな。
95名無しさん@ピンキー:04/02/02 00:53 ID:p6jOQDZr
>85
由来は一緒なんじゃないかと思う。
ただ、相手が女性(アティ)の時は表現を控えめにしたと解釈したんだけど。
96名無しさん@ピンキー:04/02/02 20:03 ID:pOfSXVZV
>>95
どんな風に言い方違ってたっけ?
97名無しさん@ピンキー:04/02/02 20:35 ID:BhKBtWLD
ヤツに触れることは死を意味するッ!だっけ>茨の由来
98名無しさん@ピンキー:04/02/02 22:30 ID:RuL4Lo6x
>96
たしか、レックスだと男を虜にするみたいな内容で
アティだと花がどうのとか言って婉曲な言い方だったはず。
後でゲームデータ見て正確な台詞を調べてくるんで、しばらく待って。
9996:04/02/02 22:49 ID:7KmW9uiR
>>98
正座して待ってます。
10098:04/02/03 00:58 ID:8Ch5Q/0F
>99
すまん、アティの方の残ったデータでヘイゼルイベント起こせなかった…_| ̄|○
他は9話途中しかないんで、すぐには無理だ。
レックスの方はこんなのだった。

レ:「茨の君」って…
スカ:綺麗な花に誘われて手を伸ばせば、待っているのは、死を招く棘
   このコは、そうやって男を殺すことだけを教えこまれてきたのよ

これが、アティ相手だともう少し遠回しな言い方だった覚えがあるんだが。
これで記憶違いだったらみっともないな('A`)
101名無しさん@ピンキー:04/02/03 01:16 ID:q+2/spWo
綺麗な花だけど、その棘で誰も近づけない云々だった希ガス
102名無しさん@ピンキー:04/02/03 03:39 ID:ovKQ3J4b
綺麗な花を咲かせても
それをとりまく無数の
トゲで誰も触れない
近付けもしない
携帯で且つメモがいいかげんだったので
変換違うがこんな感じ。
103名無しさん@ピンキー:04/02/03 12:41 ID:wwSDyrtI
ぜんぜんとれる意味が違うな>レアティ

あー、ヘイゼルイベント一回もやってないや・・・
番外編やりたいしもう一度やろうかな、メッセージスキップすりゃすぐ終わるだろ
104名無しさん@ピンキー:04/02/03 14:16 ID:yUuJjsm7
ヘイゼルの仕事のやり方は同じなんだろうけど
レクアティのどっちでやったかで受ける印象が全然違うのな。
男を云々とか欲しいのとかエロい。
105名無しさん@ピンキー:04/02/03 19:11 ID:EV4vXLbt
>>100
サンクスです。

ところでヘイゼルってイスラの台詞を見る限り、島で失敗続きだったから
オルドレイクに自分の体でご機嫌取りしてたんだよな?
子作りしまくったり性欲旺盛なオルドレだけど、弟子は普通に男(ヤード)だったのか。
どっちかっていうと女の弟子をたくさんとって
「これも修行ぞ。んぬははは」とか言って18禁な事をしてそうなんだが。

ただ男女見境ないだけだったら…。
106名無しさん@ピンキー:04/02/03 21:17 ID:X/TH/dvN
いやたぶん宿のアナルを・・・
107名無しさん@ピンキー:04/02/03 22:32 ID:bm+yHjXK
性別見境なく雑食の自分でもオル宿では萌えられません…

ヤードはあれだ、普通にオニャノコ相手を想像しようとしても全然色気を感じないんだ。
直立不動のせいか。
108名無しさん@ピンキー:04/02/03 22:33 ID:bm+yHjXK
あ、ヤードスキーの人、気を悪くしたらスマソ。
109名無しさん@ピンキー:04/02/03 22:57 ID:nDD8HM60
それでもそんな直立不動のヤードが好きだ……。

攻略キャラの夜会話をビデオに撮ろうという奇妙な発想で
ヤードの夜会話からエンディングまでを録画した。
30分間延々と繰り返されるヤードの正面顔は流石に不気味になってきたが。
110名無しさん@ピンキー:04/02/03 23:51 ID:vwEi2R2H
ヤードってデザイン的に地味だもんなあ……ほんと、普通の召還師で。
スカーレルと同じ位、悪いことしてきたとは思うんだが……全然触れてくれないからなあ。
111名無しさん@ピンキー:04/02/04 00:25 ID:ik8b/f6B
顔は美形なんだよ>ヤード
あれで悪役で態度がでかくてキュラーみたいな服でも着てれば地味じゃなかった。
(それはすでにヤードではないが)
112名無しさん@ピンキー:04/02/04 01:57 ID:UlT67yGo
・顔はそこそこ美形。
・キャラ設定は結構おいしい。
・ユニットとしての強さもなかなか。
・OPでは敵のボス格と対決。

これで地味なところがヤードとシャムロックのすごさだと思う。
113名無しさん@ピンキー:04/02/04 03:04 ID:OsTg8LqH
シャムはとうとうヤードと同格か・・・
114名無しさん@ピンキー:04/02/04 03:30 ID:ZY978o2j
ヤード萌えスレにナッテルー━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
自分的には楽しいので桶なんだがw
115名無しさん@ピンキー:04/02/04 04:43 ID:7gvJtgy/
ヤードって夜はねちっこくいろんな事しそうな気がする。
しかも笑顔でな。
「闇の四十八手」とかそういうのもマスターしてそう。
116名無しさん@ピンキー:04/02/04 04:58 ID:DvpjPUn3
>>112
>・キャラ設定は結構おいしい。
まて、シャムロックはフォルテの元従者ぐらいしか思いつかんのだが。
俺が忘れてるだけか? やはり地味なのか…
117名無しさん@ピンキー:04/02/04 06:33 ID:5UomvXsr
>>116
トライドラの砦の守備隊長でルヴァイドと一騎打ち。
118名無しさん@ピンキー:04/02/04 16:38 ID:h6Z/Y4Fe
ただこの設定ではレックスはいつベルに手を出したのだろうか
まともに考えれば軍学校を卒業して島に居つくようになってからなんだろうが
まさかEDのあとすぐか(・∀・)
119名無しさん@ピンキー:04/02/04 18:43 ID:2GJjZvRn
あえて需要のなさそうなカプを考えてたんだが、
3はある程度の組み合わせなら大抵のものが読めそうなのに
1のキャラで考えたら主人公かパートナー絡みのカプ以外
ほとんど需要なさそうな気がした…。
1で主人公、パートナー、アカネ、リプレ以外の女キャラは需要あるのか?

あと、レイドは美形の部類に入るのか?(今の絵で描いたら美形になりそうだけど…)
120名無しさん@ピンキー:04/02/04 18:50 ID:7Wg0RdlL
>>112
>・ユニットとしての強さもなかなか
宿はそうかもしれんがシャムロックは・・・?
121名無しさん@ピンキー:04/02/04 19:09 ID:4qwjmZRd
>>120
移動力4と不動の精神で、敵を背後から殴りまくってくれるステキな騎士様です
122名無しさん@ピンキー:04/02/04 19:21 ID:v/ML8BDc
>>119
ラミとかは影でこっそり需要がある気が。
レイドは、それなりに暗い過去+青年剣士+受はかなわない(イリアス発言)から察するに
製作者的には美形人気キャラを狙ったつもりなのではと思った
123122:04/02/04 19:26 ID:v/ML8BDc
すみませんうっかりsage忘れてしまいました。
ベズソウでティンコ切断されてきますだ。
124名無しさん@ピンキー:04/02/04 20:47 ID:y4APXOo2
邪ムロック光臨マダー?
125名無しさん@ピンキー:04/02/04 20:53 ID:SS4AzueM
>>120
敵の大半が霊耐性もつから、ヤードもちょっと苦しいよ。
状態異常も効かないし……亡霊UZEEEEEEE!
126名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:32 ID:3swmtIE5
抜剣覚醒したレックスが剣に半分意識を取られた状態で本能がままに女キャラを・・・っていうネタは無しかな?
127名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:38 ID:plm2getB
俺は軍人属性バリバリのレックス先生のほうがみてぇ。
128名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:27 ID:3swmtIE5
軍人属性バリバリってどんな感じ?よく分からん(なんかえばり散らしてる感じのこと?)
129名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:45 ID:35rcotzN
セシル分の投下を待つ俺は
いつまで待てばいいのでしょうか。
教えてせんせいさん。
130名無しさん@ピンキー:04/02/05 00:19 ID:BHLLnNpC
アティ「口で糞垂れる前にサーと言え!!」

とか?
131名無しさん@ピンキー:04/02/05 01:20 ID:RmP8VKNT
パラレル設定か何かで海軍エリート街道をばんばん昇るレックス先生、
アズリアたんを副官にしてセクハラし放題とかそういうのか?
132名無しさん@ピンキー:04/02/05 01:54 ID:uUdknH6l
レックスはヘイヘイティンコが一番だよ
133名無しさん@ピンキー:04/02/05 11:15 ID:6ZHOQUUX
>>127
軍人属性とは違うがもしアティ主人公の時、レックスが敵として登場、
しかしSRWAのアクセルみたく中身が別物になっている……とかだったら
私的に面白かったのにとレス読んでいてなんとなく思った
134名無しさん@ピンキー:04/02/05 11:19 ID:lYPgm3sp
セシルって誰だっうわなにをするヤメロー
135名無しさん@ピンキー:04/02/05 11:41 ID:YnlYRD5O
ラムダ「俺の嫁さんになんてこと言うんだゴルァ」

セシルは看護婦さんです
が、ナース服着てない。着てれば萌ーたのに…
136名無しさん@ピンキー:04/02/05 11:56 ID:YTwQJt2w
ナース服で蹴り技主体・・・素敵過ぎる。
137名無しさん@ピンキー:04/02/05 18:00 ID:BHLLnNpC
看護婦で思い出したが。
番外編で、リューグがクノンに注射されるシーンがあったが、やっぱインジェクス使ったんだろうなあ。
13820:04/02/05 18:09 ID:jLrF2f4y
ベルフラウ×レックスの逆鬼畜物続き投下します。
何だかベルが前回以上に鬼攻でレックスが男とは思えないほど大変に喘いで情けない感じなのでご注意を。
そして今回この二人以外にも絡んでるんでそういうの苦手な方もスルーでお願いします。
139ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:10 ID:jLrF2f4y
「クノン、ちゃんとカメラに撮ってる?こんなチャンス滅多にないんだから綺麗に撮っておくのよ?」
「はい、アルディラ様。しかし、このような物を一体何に使われるのでしょうか?」
真昼間から外で情事に耽る二人の様子を木陰からそっと見守る二人の女性は小声で会話を交わす。
片方の手にはロレイラル式の最新型ビデオカメラが握られていたりするのだが。
「そうねぇ。さっきからかったお詫びに後であの子にあげようと
思ってるんだけど…あの子の性格ならこれをネタに後々まで脅しそうよね、彼のこと」
「はあ…」
それを分かった上で撮り続けるというのだから自分の主人は結構根性が悪いのかもしれない。
クノンはそんな事を思ったが口には出さずにいた。
「それよりアルディラ様」
「何かしら?」
アルディラに問い返されクノンは少し躊躇いがちに次の言葉を口にした。
「先程からかったとおっしゃいましたが、
それはアルディラ様はレックス様の事を本気でお好きではないという事なのですか?」
少し不安げの様子でクノンが問う。それにアルディラは不敵な笑みを返した。
「当たり前でしょ。煽っておけばこういう展開になるかなって思ってわざわざラトリクスに戻って
ビデオまで取りに行ったのよ。ふふ…でもあの子も相変わらず分かりやすい行動取るわよね。
男を騙すにはもう少し考えて行動しないと」
「そういうものなんですか…」
「そういうものなのよ。貴女にもいつか分かるわ」
そんな呑気な会話をしながら見つめる二つの視線に話題となっている二人は勿論気付いているはずもない。
そしてこの時その二人は、
この情事を見つめるこの二人以外の存在が自分達に近付いている事など勿論知る由もないのだ。

「はわわ〜教室に忘れ物しちゃいましたよぉ」
あたふたと慌てながらマルルゥは先程後にした教室に戻る。
授業が終わった後、スバルやパナシェと遊んでいたのだが途中で忘れ物に気付き、一人で戻ってきたのだ。
140ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:11 ID:jLrF2f4y
「ううう…きっともう誰もいないですよね。何だか寂しいですよ」
そんな独り言を呟きながらふわふわと飛んでいけば教室はすぐにでも見えてくる。
そしてそこに人影がある事に彼女は近付くまで気付かなかった。
「く、ん…ッ!」
「どう、先生?気持ちいい?」
「!?」
教室に近付くと馴染みの声が聞こえてマルルゥは思わずその身を硬くした。
聞こえてくるその声が、いつもとは全く違う音色をしていたからだ。
「は…ベル、俺もう……」
「まだよ。まだイっちゃダメ」
「んぅ…ッ!」
その声に吃驚して思わず木の陰に身を隠してしまったマルルゥだが二人の様子だけは気になった。
そっと、気付かれないように覗き見する。
よく見ればそこにいる自分の教師はあられもない姿をしており、
その彼の上に乗っている彼女は酷く楽しげな表情を浮かべている。
「先生さんのあそこ…おっきくなっちゃってます」
そっと小さな声でマルルゥは呟いた。
上がる艶やかな声や白い裸体、それらを見ればそういった知識の少ない
彼女でもそこで何が行われているかは理解できた。
「ほら、どこをどうして欲しいのかちゃんと口で言わなきゃダメでしょ?
口は物を食べる為だけに付いてるんじゃないのよ?それとも別のナニかを咥えさせて欲しいの?」
「ち、違…ぅ、ぁ、ん…ッ!」
そう言ってベルフラウは手でレックスの膨張した性器を扱きあげた後それをギュっと手で握る。
快感を与えられても射精は遮られる。
そんな事の繰り返しでレックスの口からはあれ程出す事を拒んでいた微かな喘ぎが零れている。
「な、何か変ですよぉ…」
二人の情事を見つめながらマルルゥは己の体がむずむずとして熱くなっている事に気付く。
141ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:17 ID:jLrF2f4y
身を隠しながらも思わず膝と膝を擦り合わせてしまう。
こういった知識にも経験にも乏しい彼女はどうすればそれが止まるのかは理解していても
それに及ぶのには少し抵抗があった。恐る恐るといった様子で己の体に手を這わせ始める。
「ひゃ…ん、あ、は…な、何か気持ちいいです……」
服越しに平たい胸を撫で、指先で小さな乳首を転がすと何とも言えない快感が走って
控え目だった手の動きも段々と積極的なものへと変わっていく。
「あ、あ、あん…だ、だめですよ、こんな事しちゃ…んはッ…!」
口で己を戒めても手の動きは止まらない。
服をはだけさせ、露となったこりこりと硬くなった乳首を片手で愛撫しながら
もう片方の手で秘所にも刺激を与え始めていた。
溢れ出していた蜜が指に絡み付いてその華奢な手を汚す。
しかし自分への慰めに夢中になるマルルゥは気付いていない。
ベルフラウがそうして自慰に耽る彼女の存在に気付いている事に。
「っ、ぁ、あ…ベ、ベル…ねがい、だから…」
「ねえ、先生?」
レックスへの責めの手を緩めぬままベルフラウは耳元でそっと囁く。
「マルルゥが見てる、私達のこと」
「…!う、そだ……」
マルルゥの名前が出たことであからさまに変わったレックスの表情に
ベルフラウは満足気に微笑むと楽しげに言葉を続ける。
「本当よ。今のエッチな先生に欲情しちゃったみたい。こっちの事見ながらエッチな声出しちゃってる」
「う、嘘だ…嘘だ…ッ!」
教え子に痴態を見られている。その事実がレックスの心と自尊心を傷付ける。
ベルフラウはそれが楽しいのかくすりと優雅に微笑みながら言う。
「何なら呼んでみてあげましょうか?マルルゥも近くで今の貴方の姿、見たいでしょうしね」
そう言ってにっこりと笑顔を向ける。そうしてマルルゥの隠れている木の方を向くと再度口を開いた。
「マルルゥ、出て来なさい。そこに隠れてるのは分かってるのよ。盗み見するなんていい度胸じゃない」
142ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:18 ID:jLrF2f4y
「!?」
マルルゥは突然に自分の名前が呼ばれ、その体をびくりと震わせた。
秘部に埋めた指をゆっくりと引き抜けばとろりと溢れる愛液が零れる。
「出てこないんならスバルやパナシェに教えちゃうわよ、今マルルゥがエッチな事して悦んでたってこと」
「!ま、待ってください…ッ!」
ベルフラウの一言にその場から出るのを躊躇っていたマルルゥが姿を現す。
はだけた服から覗かせる平らな胸のぷっくりと立った乳首や蜜を溢れさせる秘部は酷く扇情的で、
その体の幼さからか背徳的でもあった。
教え子の裸。それを見ている自分があまりに最低な人間に思えてレックスはマルルゥから目を逸らす。
「ご、ごめんなさい…先生さん、小先生さん…。マルルゥは…マルルゥは……」
「いいのよ、気にしなくて」
居た堪れない様子でたどたどしく口を開くマルルゥにベルフラウは微笑みを向ける。その声は優しい。
「こんなエッチな先生見ちゃったら誰でもいやらしい気持ちになっちゃうものね。
貴女は悪くないの。悪いのは教え子を欲情させちゃうようなエッチな先生なのよ。
こうやって女の子みたいに喘いで、気持ち良くして欲しいって私に懇願して、
本当にこんないやらしい人が先生だなんて信じられないわよね」
「い、言わないでくれ、そんな事…」
教え子の前で言葉で辱められる。
その事実にレックスの精神は打ちのめされ、屈辱とそして今の状況に対する激しい抵抗を覚えていた。
「ねえ、マルルゥ。先生のこれ、気になるんでしょう?
いやらしく勃ち上がって、エッチなお汁をいっぱい溢しているこれが」
「っ、んあ…ッ!…ルル…ゥ、見ちゃ、ダメ、だ…あ、ああッ!」
ベルフラウが片手で根元を押さえながら扱く。
少しの刺激でもその体は小さく震え、甘い喘ぎが漏れていた。
マルルゥはその自分の教師の痴態に自分の中の言葉にできない感覚が益々熱く、
大きくなっていっている事が分かった。
143ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:19 ID:jLrF2f4y
「ほら、ここちょっとでも弄られると女の子みたいなエッチな声出して気持ち良くして欲しいって
せがむのよ?ふふ、もうお尻の穴まで濡れちゃってるのよ、先生ったら。本当にいけない先生よね」
「あ…見ないで、こんな俺…。聞かないでくれ…こんな、声…ッ!」
はあはあと荒い息と潤んだ瞳で懇願されマルルゥは熱くなっている体と頭が更に熱を増している事に気付く。
誰でもいいからどうにかしてほしい。もう、そんな気分になっていた。
「しょ、小先生さん…マルルゥ…何だか……」
「ふふ、もうマルルゥったら先生の恥ずかしい姿見て益々欲情しちゃったの?
この教師にしてこの教え子ありかしら。じゃあエッチな先生にお願いしてみたら?
先生はどうしようもなくエッチで自分のいやらしい姿を見せて教え子を欲情させちゃういけない先生だって。
先生のせいでエッチな気分になっちゃったんだから責任取ってくれって」
「そ、そんなぁ…」
ベルフラウの一言にマルルゥは戸惑った。
マルルゥはレックスが好きだった。恋愛対象としてではなく教師として。
スバルやパナシェと同じ様に好きだった。
強くて優しくて頼りになるみんなの先生。憧れていた、とても。大好きだった。
その想いを裏切り、その事実に嘘を吐く様な事を口にするのだ、自分の快楽と引き換えに。
その事に純粋な彼女は悩んだ。
それを口にしてしまう自分がどうしようもなく恥ずかしい存在に思えて。
「言いたくなければ言わなくてもいいのよ?
マルルゥはお願いするより自分で自分の体にエッチな事する方が好きな子だって思っちゃうけど」
「ち、違いますよ…ッ!」
くすりと口元に綺麗な笑みを浮かべながら吐かれたベルフラウの言葉をマルルゥは否定する。
これから口にする言葉に抵抗はあっても、しなければ自分で自分の体を慰めるしかない。
そしてそれはとてもいやらしく浅ましい事なのだ。
そう考えたら口は自然と動いていた。
144ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:19 ID:jLrF2f4y
「せ、先生さんは…凄くエッチで…マルルゥの事をエッチな気分にさせちゃういけない先生さんです…。
マ、マルルゥは先生さんのせいでこんな気分になっちゃったんです…だから…責任取って下さいです…」
「…ッ!」
マルルゥが口にした言葉はマルルゥとレックス、どちらの心も傷付けていた。
ショックだった。ベルフラウに罵られるよりずっと。シャルトスが壊れた時よりショックかもしれない。
大切な教え子に淫乱だと罵られ、
その上まだ幼いその子を欲情させたという事実がどうしようもなく心を揺さぶった。
今まで築き上げてきた信頼関係を全て壊された気分だった。否、自ら壊してしまった気分だった。
そしてこんな状況なのに未だに快楽に縋ろうとする自分の体が情けなくて仕方なかった。
「先生聞いた?マルルゥにまでエッチって言われるなんて先生はやっぱりいけない先生で、
そしてどうしようもなくエッチね。教師失格。ふふ、ねえ明日もまたいつもと同じ様に授業するの?
マルルゥにこんな姿見られたのに。みんなの教室でこんな事してるのに。
いつもと同じ笑顔で今日の事全部なかった事にしてまたみんなを騙すの?」
ベルフラウの言葉がレックスの教師としての自信と自尊心を崩していく。
教師失格。その言葉がレックスの頭から離れなかった。
「でも先生から「先生」を取ったら何が残るのかしら?
そのエッチな体で女の人を誘ってすぐに尻尾を振っちゃうような盛った雄犬にでもなるつもり?
そんなの人間としても失格よね」
「い、言わないで…それ以上は……。ベル…も…許してくれ…頼むから……」
泣き声にも近い声でレックスは懇願した。
これ以上罵られるのは心が耐えられなかった。そして体も限界だった。
そんな自分が情けなくて仕方なくて、死にそうだった。
そんな泣きそうな表情のレックスをベルフラウは嬉しそうに見つめながら言う。
145ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:20 ID:jLrF2f4y
「だからさっき教えてあげたでしょ、お願いの仕方は。
さあ、さっき教えてあげた言葉を私とマルルゥに聞こえるように言って。
そうしたらちゃんと気持ち良くしてあげるから」
声は酷く優しいがその姿は悪魔の様にレックスの目に映った。
込み上げる恥辱と屈辱と羞恥に耐えて口を開く。
「お、俺は…自分の生徒の君とエッチな事して悦ぶ淫らな最低教師です…。
だ、だから俺のおち、おちんちんを舐めてしゃぶって、手で扱いて
擦り上げて…ぉ、れの…体を気持ちよく…して、エッチな声、と汚い精液を沢山出させて下さぃ…」
所々擦れたそれは泣きそうな声だった。自分の情けなさに死にたくなる。
しかしそれに返ってくるのはベルフラウの天使の様な優しい笑みだ。
「ちゃんと言えるんじゃないの。ふふ、でもこれで貴方は自分の事を最低な教師だって認めたわね?
自分からあんな所を教え子に弄って欲しいってせがむなんて最低ね」
ベルフラウの言葉にレックスの心は打ち砕かれる。
教師としての自信もプライドも今や完全に失っていた。
今まで大切にしてきたものを、よりにもよって一番大切な人に砕かれたという事実が一番辛かった。
「ほら、マルルゥ。好きにしてもいいわよ。先生のこれ、欲しくて欲しくて仕方なかったんでしょう?」
「は、はい…」
マルルゥが頬を染めながら返事をし、その体をレックスの性器へとくっつける。
ベルフラウがレックスを言葉で追い詰めている間も彼女は自分の体を慰めていたらしい。
先程より溢れる蜜は増えていた。
「あ…先生さんのこれあっつくて大きいです…ん、あ、お汁がいっぱい出てきます…あ、あ…ッ!」
マルルゥはレックスのそそり立った性器に自分の小さな体を押し付けると
その体全体を擦りつける様必死で扱く。時折先端を小さな唇で強く吸ったりした。
立ち上がった乳首や愛液を溢れさせる秘部が擦り上げる度摩擦で快感を生み、甘い声が上がった。
「あ、ん…ッ…ルルゥ…ダ、メだ…んな事しちゃ…く、ぁ…ッ!俺も…イっちゃ…っ、あ!」
146ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:21 ID:jLrF2f4y
「あぁん!気持ちいい…気持ちいいですよぉ、先生さんのこれ…!
頭がおかしくなちゃいます…ああぁぁ…ッ!」
マルルゥは何度か軽く絶頂を迎えているらしいがそれでも自分の体を擦り付ける。
二人の口からは艶やかな喘ぎだけが恥ずかしげもなく上がっていた。
ベルフラウはそれをただ見つめるだけだ。
「ぅ、あ、ああッ!」
レックスの口から堪え切れなかった大きな声が漏れると同時に先端から大量の白濁液が吐き出される。
それはマルルゥの体へと降りかかり髪や体全体を精液塗れにした。
「ケホッ…うう…何だかベタベタしてますよぉ…。でもあったかいです…」
そう言ってマルルゥは自分の腕に付いたレックスの精液を舐め取り出した。
――白濁に汚れる教え子。その姿にレックスの心が軋みを上げる。
人として、教師として、最低なことをしてしまった。
「ごめん…ごめん……マルルゥ……」
「先生ったら最低ね。自分を慕ってくれてる教え子汚しちゃうなんて。
マルルゥ、このままじゃおうちに帰れないわね」
「あ…」
ベルフラウの言葉はしでかしてしまった事の重大さをさらに思い知らさせた。
熱心に自分の体にへばりついた汚い精液を舐め取る様は幼い体には不似合いで心が痛む。
「ねえ、先生が綺麗にしてあげたら?マルルゥの体」
「…ッ!無、理だよ…流石にそれは……」
耳元でベルフラウが囁く。その言葉にレックスの心は激しい拒絶を示す。
マルルゥを綺麗にしてあげたいとは思う。彼女を汚してしまった責任もある。
しかし自分の精液を自ら舐め取るなど、正気の沙汰ではない。強い嫌悪が湧いて止まらない。
「ふーん。先生って随分と薄情な教師なのね。マルルゥが可哀相だわ。
きっとあのまま汚い精液を顔や体にくっ付けたままユクレス村に帰るのよ。
みんなにどんな目で見られるかしらね?全部先生のせいなのに」
147ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:21 ID:jLrF2f4y
「―……」
ベルフラウの言葉がレックスの精神を追い詰める。
全部先生のせい。その言葉が重く圧し掛かってくる。
そうしてレックスは暫く躊躇するが意を決したように小さな声をマルルゥに掛けた。
「マルルゥ…ちょっとこっちに来てごらん?」
「あ、はい…何ですか?先生さん…」
マルルゥが汚れたままの体でふわふわと飛んでくる。
近付いてきたマルルゥの体にレックスはそっと顔を近付けると舌を彼女の体に伸ばした。
「ん…は…んん……」
「ひゃ、あ、あん、ああッ!せ、先生さんダ、ダメです…ッ!き、気持ちい…ひあ、ああぁん!」
ぴちゃぴちゃと舌がその体を這う度にマルルゥの体が仰け反る。
マルルゥの体に付着した自分の精液は青臭いような苦いようような
よく分からない味がしたが、何だか気持ちが悪い。
吐きたい衝動に駆られるが我慢して無心にその体を綺麗にしてやる。
口内に青臭い味が広がる度にどうしようもない屈辱がレックスの身を襲って思わず泣きそうになった。
「あ、あ、あ、先生さん…ッ!ああぁぁあッ!」
マルルゥは余りの刺激にまた絶頂を迎えたようだ。
荒い息のままくたりとレックスの体の上に落ちてしまった。
「マルルゥ、綺麗になって良かったわね。先生の舌、たまらないでしょ?
先生はね、あんなエッチな舌でいつも私のあそこ舐めてくれるの。羨ましいでしょ?」
そっとマルルゥを手に抱いてベルフラウは草の上に横たえてやる。
彼女はまだ快感の余韻に浸り肩で息をしている。
「こっちの方の快感を味わえないなんて本当に残念よね。
サイズ的に無理があるから仕方ないんだろうけど。先生はこっちも凄いのよ?」
そう言い終わるとベルフラウはまたレックスの耳元へ口を近付け囁いた。
148ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:22 ID:jLrF2f4y
「ねえ先生?自分の教え子を汚して自分の汚い精液を飲んだのはどんな気分?屈辱的?
ふふ、先生は私に虐められて悦ぶ変態なんだからむしろ嬉しかったりするのかしら?
私、先生の剣の名前って果てしなき蒼ウィスタリアスより果てしなき変態マゾに変えた方が
いいんじゃないかって思っちゃうのよ」
「ッ……」
微笑みは優しくても言葉は何処までも苛烈だ。
――彼女の言葉を否定したい。それでも今自分がしてしまった事を考えるとそれすらもできない。
それが歯痒くもあり屈辱的でもあって悔しくて仕方なかった。
どうしてこんな目に合わなくてはならないのだろう。
好きな人にこんな仕打ちをされるのが辛くて仕方なかった。
「俺、は…」
「何?」
小さな声で吐かれた言葉の先をベルフラウは促す。
レックスは居た堪れない様子でぽつりぽつりとゆっくりと言葉を漏らす。
「俺は…そんなにエッチで…変態な先生、なのかな…?
みんなの先生をやる資格のないくらいに…最低な人間、なのかな…。
こんな俺は、ここにいちゃいけないのかな…?誰も好きになんて、なってくれないのかな…?」
目に薄く涙が滲んでいた。
ベルフラウの言葉による強烈な責めで彼の心はすっかり折れてしまっていた。
教師としても一人の人間としても自信を失ってしまったその姿はあまりに弱々しい。
ベルフラウはそんなレックスの顔を両手で挟み込むと微笑む。綺麗に、まるで華のように。
「馬鹿ね。貴方がどんなにエッチでも私は貴方だけが好きよ。
貴方がどんなに駄目な先生だって言われても私にとっては最初で最後の大好きな先生。
たとえ貴方が先生でなくなってもずっと好きでいるわ。だから安心して。ね?」
「本当に…?」
不安げな様子で問われるそれにベルフラウは力強い声で答える。
149ベルフラウ×レックス続き物:04/02/05 18:23 ID:jLrF2f4y
「ええ本当よ。私はずっと貴方だけを大好きでいるから、
だから貴方も私だけを好きでいるのよ、永遠に」
「う、うん…」
ベルフラウの言葉にレックスは素直に頷く。その言葉の重さも知らずに。
「先生、私の事好き?」
「うん。勿論だよ」
「じゃあ、私の言う事、何でも聞いてくれる?」
「うん。君が望むなら何でもするよ…」
それはまるで暗示か洗脳とでもいうのだろうか。
ベルフラウは自分の欲しい言葉を欲しいがままに手に入れていく。
「私が何しても許してくれる?」
「君が、俺のこと好きでいてくれるなら…」
飴と鞭。彼がこの言葉を知っているかどうかは知らないが、
彼女は恐ろしい程にこれを巧く使い分け、恐ろしい約束を取り付けさせた。
「ふふ、じゃあこれから毎日今まで通り私の為に美味しい御飯を沢山作って、
それから一緒のベッドで寝て沢山キスをして愛の言葉を星の数ほど言ってね。
貴方は永遠に私だけのものよ…」
強すぎる愛情とは時としてその形を歪めるものである。
しかし、歪んでいる位が本人達にとっては丁度いいのかもしれない。
どんな形であれ幸せであるなら、それで文句はないのだろうから。
たとえそれが恋人同士という関係より女王様と下僕、に近い関係であったとしても。
「さて、貴方にはこれから何をして貰いましょうか?私の為に、何でもしてくれるのよね?」
嬉しそうに微笑む彼女は酷く美しい。それは幸福に酔いしれる勝者の笑みだった。

つづく?
15020:04/02/05 18:24 ID:jLrF2f4y
マルルゥ絡ませてハメ撮りまでしてみたり。気が付けば女王様と下僕。それでも先生幸せそうですが。
証拠映像まで撮られているので何かあれば「だって貴方あの時何でもするって(ry」
こんなのが首席な軍学校はどうなのかと思いつつきっと策士ベルには永遠に敵わんのでしょう。
とりあえずレックスのアナル開発してから騎乗位かそれともこのまますぐ騎乗位か…?
ディラ、クノンを絡ませたりそこからの下克上もそれはそれで楽しそうですが。
151名無しさん@ピンキー:04/02/05 21:07 ID:JVzyRhGV
グッジョ
15239:04/02/05 23:44 ID:no7qoiG7
一週間休みが取れんかったこんなにレスが着いてるとは_| ̄|○
明日から休みなんでやっとこさ書ける。
そこでこのスレの住人に質問なんですが
ラトリクスでのヘイゼルの「私がほしいの?」の会話部分が
わからんのです。当方PS2壊れてるんで今できない状況で…
誰か教えてくれるとうれしいです。
15339:04/02/05 23:45 ID:no7qoiG7
>>20氏Gj!
154名無しさん@ピンキー:04/02/05 23:46 ID:09sFETNl
続きキター! GJ! 
これで下克上が来たら感動して失禁しそうだ。
鬼畜だけど攻められると弱いベルたん想像してハァハァしながら寝ることにする。
神様おやすみなさい。
39氏にも期待してます。(ヘイゼルの会話データ持ってなくてスマソ)
155名無しさん@ピンキー:04/02/06 00:43 ID:xohsoYOQ
GJです!文章巧くてうらやましいです。

ところで小説版のトリスたんのイラスト。特に裏表紙。
何か微妙に胸があるよなと。
でも都月タンにトリスたん猫属性が認定されたのでヨシとするか。
156名無しさん@ピンキー:04/02/06 01:12 ID:OLBNxN+x
ネス帰還の時点で、トリスはすでに二十歳なんだもんな……
157名無しさん@ピンキー:04/02/06 09:24 ID:1z67jr6U
>39氏に進呈。どこで切ればいいのかわからんので、適当に載せます。

レ:それで、彼女の様子はどうなんだい?
ク:外傷についての処置はすべて完了しました あとは、体力の回復を待つだけです
  しかし…
レ:なにか、問題が?
ク:意識が回復して以来 患者が、一言も口を聞こうとしないのです
  治療を拒んだり、抵抗するわけではないのですが、本当に無反応そのもので…
  まるで…人形そのものなのです かつての、私のように
レ:……
ク:怪我の回復は、本人の治りたいという欲求に左右されるものです
  ですから…
レ:わかってるよ、クノンそのために、俺は面会に来たんだから
  きちんと事情を説明して、彼女の不安を消してみせるよ
ク:よろしくお願いします

(ドアの開く音)
へ:……
レ:お邪魔するよ?
(ドアの閉じる音)
へ:……
レ:(本当に、クノンの言ったとおりだな)
  傷の具合はどう? まだ、傷むところとかないかい?
へ:……
レ:なにか欲しいものは? 果物とか、本とか頼まれれば、持ってくるけど?
へ:……
レ:(まいったなあ…)
へ:捕虜…
レ:え?
へ:捕虜なんでしょう? 私は…
158名無しさん@ピンキー:04/02/06 09:28 ID:1z67jr6U
レ:!?
へ:回りくどいことは キライなの…
  聞きたいことがあるのなら、さっさと済ませたらいいじゃない?
  拷問でも、クスリでも好きに使えばいいわ
  慣れっこだし…
レ:別に、俺はそんなつもりじゃ…
へ:人質にするつもりなら無駄な考えよ
  私たちは消耗品 欠ければ、別の誰かが補充されるだけ
  死に損ねた駒を惜しむなんて、ありっこないことだから…
レ:……
へ:それとも… 私が、欲しいの?
レ:な…っ
へ:好きにしていいわよ 今さら、失うものもないわ…
レ:…っ!
ス:やめときなさい
へ:!?
ス:「茨の君」の棘は相変わらずみたいね ヘイゼル?
レ:スカーレル…
へ:「珊瑚の毒蛇」か
ス:スカーレルよ、今は
へ:……
159名無しさん@ピンキー:04/02/06 09:33 ID:1z67jr6U
レ:「茨の君」って…
ス:綺麗な花に誘われて手を伸ばせば、待っているのは、死を招く棘
   このコは、そうやって男を殺すことだけを教えこまれてきたのよ
レ:な…
へ:じわじわとその毒でなぶり殺す、お前のやり方よりは、ずっとマシだわ…
ス:まあ、ね
   悪いけど、彼女はセンセの手に負えるようなコじゃないわ
   ここは、アタシに任せてくれない?
レ:でも…
ス:だいじょうぶ 昔の馴染み同士で話がしたいだけ
   誰も死なないし 死なせないから
レ:…わかった
  信じてもらえなくても仕方ないけど…
  ヘイゼルさん
  俺たちは、貴方を捕虜として扱う気はないから…
  だから、今は傷を治すことだけを考えてください
  それじゃ…
(レックス去る)
へ:…子供ね
ス:そうね、だからこそああまで無防備に人に心を許せる
   アナタやアタシとは正反対にね
へ:……
160名無しさん@ピンキー:04/02/06 14:05 ID:9iSKg2wN
すみません、あのー、こんな時間になんですが。

ルヴァイオってありですか?

ヤマもオチもイミもないことは認めますが、
漏れの脳内いおすくんはおんにゃにょこなのでフォモ話ではないです。
161名無しさん@ピンキー:04/02/06 17:16 ID:OLBNxN+x
アリかと。女の子イオスって設定たまに見るし。
162名無しさん@ピンキー:04/02/06 17:55 ID:wjPKT2IH
イオスがおにゃのこならおk
163名無しさん@ピンキー:04/02/06 18:52 ID:Kx7fcW9K
をを!!同士ハケーン!漏れの脳内でも
イオスたんはオンナノコでつ!+( ̄∀ ̄)
160さんの投下、ハァハァしながら
お待ちしてまつ!!
164名無しさん@ピンキー:04/02/06 19:35 ID:2rkASNSs
>>160
キタ―――!?
女の子イオス心待ちにしておりますハァハァ
165名無しさん@ピンキー:04/02/06 19:52 ID:JSl8Scpe
レックス×パッフェルはどうなのであろうか…
166名無しさん@ピンキー:04/02/06 20:11 ID:1xeloZrw
>>165
基本的にどんなカプであれ(男同士でなければ)受け入れるのがこのスレの住人なので
カプやシチュなんて気にせず投下して下さいオネガイシマスm(_ _)m
167名無しさん@ピンキー:04/02/06 21:49 ID:gAXjCT42
だれかシアリィはんで書いてくれる神はおらんか?
オウキーニとラブラブで
168名無しさん@ピンキー:04/02/06 21:59 ID:lL7dpAEJ
3/1発売のファンブック買おうかどうか・・・
ttp://store.sbpnet.jp/bm_detail.asp?sku=4797326573/
169名無しさん@ピンキー:04/02/06 22:27 ID:LbTjst3y
>>165
個人的には好きなんだけど、ネタにしにくいのか
SSは少ない。同人だと皆無だった。

そーいや自分が好きなレックス×アルディラも
冬コミでは二つばかししか見かけなかった……寂しい。
170160:04/02/06 23:25 ID:9iSKg2wN
じゃ、やります。今日はえろのくすぐりまで。
へたくそなので、あんまり期待しないでくださいね。
171ルヴァイオ1:04/02/06 23:28 ID:9iSKg2wN
ぎしっ

「……?」
ルヴァイドは、腹部に重みを感じて、目を覚ました。
何かが、腹の上に乗っている?
ゆっくりと目を開ける。
見下ろす紫の瞳。
淡い金の髪が、月明かりを受けて輝いていた。
「イオス…」

あのときの約束が、果たされようとしているのか。

イオスは、切ないような、悲しいような顔をして言った。
「ルヴァイド様……僕は…っ」
ぎし
ベッドの軋む音がして、イオスの上体が傾いた。
すーっと白い手が伸びてくる。

殺されるんだな…

その手を受け入れるように目を閉じたルヴァイドの口元には、
諦めとも、自嘲とも採れる笑みがこぼれていた。


──甘い香りの残る部屋で
172名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:30 ID:x0VAJGaj
そういえば人気があると思ってたレックス×ミスミ様もあんま見ないような。
パッフェル絡みもアルディラ絡みも好きだなぁ。
レックスは過去持ち女子との関係が萌える気がする。癒してやってそうというか。

なんか書けたらコソーリ投下してみようかね…

173ルヴァイオ2:04/02/06 23:31 ID:9iSKg2wN
「お茶でも入れましょうか」
いつもの午後。
何をするでもなく、ただ外を眺めていたルヴァイドに、イオスが話しかける。
「ああ」
短い返事を聞くと、イオスは微笑んで、部屋を出て行った。
しばらくすると、かっちゃかっちゃとリズミカルな音が聞こえてきた。
ノックの後にドアが開き、うれしそうな顔をしたイオスが、
プレートにティカップを二つと、少しのビスケットを載せ、小脇に何か抱えて戻ってきた。
「それはなんだ?」
「あ、トリスに貰ったんです、香炉。お茶、どうぞ」
テーブルにお茶を並べると、窓際の背の低いチェストの上に、香炉をセットし、火を入れた。
もったりとしつこい、甘ったるい香りが広がる。頭が痛くなりそうだ。
「……う」
「……甘いな」
イオスの顔が曇る。
「す、すみません、すぐ片付け──」
「でも、まあ、嫌いではない」
ぱぁっと明るい顔になる。
「ふふっ」
「もうっ、笑わないでくださいよ」
ころころ変わるその表情に、ルヴァイドが思わず笑みを漏らすと、
イオスは拗ねたように頬を膨らませて見せて、すぐに笑顔になった。


──昼間のそれもすべて嘘だったということか
174165:04/02/06 23:35 ID:JSl8Scpe
とりあえず投下してみます。
とは言え、正直あまり書かない人間なので、あぁん、お目汚し。
175160:04/02/06 23:38 ID:9iSKg2wN
スマソ、今日はここまで、有言不実行。
あんまエロくないえろは、明日ぐらいに。
176レックス×パッフェル:04/02/06 23:43 ID:JSl8Scpe
エンディングはなんか誰エンドとか明確になってない感じで3が終わった感じで。
3のおまけの直後だと思ってくだせぇ。



「後は島に帰るだけ…って思ったんだけどなぁ」
ベッドに寝転がって、レックスは今日の出来事を思いだす。
………思い出す必要も無いぐらい、強烈な出来事だったのだが…。


パッフェルがレックスに会うなり抱きつき、周りの女性陣が騒然となったのだ。
「レックス、誰なのその人!?」
「ひ、酷いです…レックスさん」
「ぶーぶー、先生から離れろー」
男性陣の方はというと…
「やっぱ先生はもてるねぇ」
「まったくです」
「んふふ、まぁ、それで苦労するのはセンセだけどね」
当のレックスは…正直何がなんだか、といった風情で頬を染め、動転している。
「ちょ、ちょっとあの、君、えと、その誰なのかな?」
首に縋り付くパッフェルを、冷や汗を流しつつ見る。
どこかで見覚えがあるような、そうでないような。
ただ、自分の胸板に当たるふくよかな感触のせいで、正常な判断が取れなくなってもいるようだ。
177レックス×パッフェル:04/02/06 23:44 ID:JSl8Scpe
そんなレックスを見上げ、パッフェルは目を潤ませ何も言わない。
それどころかますます腕に力をこめ、てこでも放れないぞ!と主張している。
周りの目も気になるし、後でどんな目にあうかと考えると、正直鬱になるレックス。
そんなとき、今まで喋らずにしがみ付いていたパッフェルがポツリと呟く。
「………覚えて…くれてないんですか」
「え?」
それは、あまりに小さい声で、レックスは聞き返す。
「私はこんなに………思ってたのに…覚えてくれてないんですね」
「君、俺に会ったことがあるの?」
パッフェルは何も答えず、レックスにしがみ付いていた腕を放し、うな垂れる。
周囲の人々も、雰囲気に気圧され自然と黙る。
が………
「先生の昔の女、か?」
「いやしかし、先生は何年も島にいるのですから、おかしくありませんか」
「わからないわよう。ああ見えて、少女趣味なのかも」
この三人は、なにやら好き勝手言っているようだ。
流石にこのままってわけにもいかないよな〜と、レックスが考え始めた時、
「はーいはいはい、皆さんお久しぶり〜」
ぱんぱんと手を鳴らしつつ、チャイナの人が現れた。
178レックス×パッフェル:04/02/06 23:45 ID:JSl8Scpe
「め、メイメイさん?」
「おひさしぶり、せーんせい」
あの頃と何一つ変わっていないメイメイを前にし、レックスもあーとか、うーとか唸る。
「あのね、その子はね、せんせいに会いたい一心で、ここまで来たのよ。それを何、『誰?』なぁんてリアクションする男がいるのよ」
「いや、けど、覚えがないというか…確かにどこかで会ったような気は、その………するんですけど」
レックスはメイメイに問い詰められ、たじたじとなる。
「そのこの名前はねぇ…」
「やめてください!」
先ほどまでうな垂れていたパッフェルが、突然大声を出した。
パッフェル自身が、そんな大きな声を出したことに驚いた顔をしている。
だが、またすぐにしゅんとなり、
「………やめてください、メイメイさん…」
そうパッフェルは俯く。
ふぅとメイメイは溜息をつくと、ぽりぽりと頭をかく。
誰に言うでもなく「仕方ないわねぇ」と呟くと、いきなりレックスの肩をバーーン!と叩く。
「それじゃ、この子の事よろしくね」
「よ、よろしくって!?」
「島に連れてってあげてよ、今帰りなんだけど」
「か、帰りって?」
「いーからいーから、島の皆ももう知ってるからさ」
「あ、ちょっとメイメイさん!」
じゃあねーんと、チャイナの人は向こう側の船に帰ってしまう。
その場には、唖然とするレックス、俯くパッフェル、そしてそんなレックスをじと目で睨むファリエル、アルディラ、ソノラ。
そして、やれやれと持ち場に戻るカイル達。
179レックス×パッフェル:04/02/07 00:06 ID:ekSn9bwT
「あの後、皆の目が痛かったなぁ…」
昼間のことを思いだし、はぁーーっと溜息をつくレックス。
「でもあの子…どこかで見た気はするんだけど…」
天井を眺めながらぼんやりと考え込んでいたが、ドアをノックする音で思考は中断する。
「はい、開いてるけど」
扉の向こうからの答えは無い。
怪訝に思ったレックスが、ベッドから腰を挙げようとした時、その声は聞こえてきた。
「………あの…」
普段の彼女を知っているものからすれば、驚きに値するほど、その声は弱く儚い物だった。
少しだけドアが開き、そこからパッフェルはじっとレックスを見つめる。
「あ、ええと、どうぞ、入って」
あわあわと、しどろもどろになりながらも、レックスはパッフェルを招きいれた。
椅子を勧め、自分はベッドに腰掛けた姿勢のまま、レックスはパッフェルの表情を覗き見る。
が、レックスはパッフェルの顔を見ただけで、昼間抱き付かれた感触が蘇り、思わず赤面してしまう。
「あ、その、えっと、なんの用…かな?」
「用が無いと…きちゃ駄目ですか…」
「そ、そういうことじゃないけど」
うわー、っと脳内で頭を抱えるレックス。
それきり黙る二人。部屋を沈黙が支配する。
君の名前はなんていうの?と、聞こうと一瞬考えたが、次の瞬間にレックスはその考えを否定した。
『彼女は俺のことを知ってるんだ。それなのに俺は忘れてる。駄目だ、聞いたら! 思い出せ、俺!』
昼間の彼女の潤んだ瞳、彼女の泣き顔が、レックスの胸を締め付ける。
180レックス×パッフェル:04/02/07 00:06 ID:ekSn9bwT
小一時間ほどもそうしていただろうか、レックスはどうにも思い出すことが出来ず、ずーっと黙ったまま。
パッフェルもまた、椅子に座ったまま…何も喋らなかった。
沈黙を破ったのは、パッフェルの方だった。
「ごめんなさい、帰りますね」
「あ、ちょっ…」
レックスは呼び止めようとするが、彼女の名前すら思い出せない自分にその資格があるのか、と手をぐっと握り締める。
「いいんです。ごめんなさい。昼間は…すいませんでした、それだけです」
そんなはずはない、彼女が自分に言いたいのはそんなことじゃないだろう、とレックスは内心叫ぶ。
背を向けたパッフェルが、レックスの方を一度だけ振り向く。
揺れる前髪に、濡れた瞳。それを見た瞬間、レックスは思いだす。
「ヘイゼル、ヘイゼルなのか?」
びくん!とパッフェルは肩を揺らす。
「そう、なのか。そうなんだ、そうなんだね!」
レックスは立ち上がり、パッフェルの肩を掴む。
それは確信に近い思いだったが、だからこそ、早く彼女にそうだ、と言ってほしかった。
パッフェルは震えたまま、搾り出すように呟いた。
「違い、ます…」
「………そ、そう、か…」
そうだよな、彼女がこんな少女のままのはずがないもんな、はははははと、レックスは内心の動揺を自分で誤魔化そうとした。
「パッフェル、です………」
「え?」
「ヘイゼルの…本当の名前。私の名前は…パッフェルです」
じ…とレックスを見上げる瞳からは涙が溢れている。
「じゃあ、やっぱり、君は…」
そのレックスの言葉は最後まで紡がれなかった。
昼間のように、レックスの首にしがみ付いたパッフェルが、唇を重ね合わせたから。
181165:04/02/07 00:07 ID:ekSn9bwT
すんません、エロまでいかんかった。
明日はエロスシーンです。
182169:04/02/07 00:31 ID:7ToqWNP1
>>176-180
おおっ、こんなに早く書いてもらえるとは思わなかった。
ありがたや。
続きを楽しみに待ってます。
183名無しさん@ピンキー:04/02/07 00:34 ID:4+TnunkZ
ルヴァイオとレクパフ同時にキタ―――!!
続きを楽しみにしております!
18420:04/02/07 01:03 ID:eSIEVqk7
神が二人もキテル━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
続きを心待ちにしつつもベルレク物続き投下。

今回はベルもレックスも他の人と絡んでるので注意。
アルディラ、クノン、ベルの薄い百合があるのでそれが苦手な人も。
むしろベル×ディラ×クノン×レックスな感じで。エロは薄いです。
185ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:04 ID:eSIEVqk7
「全く、あの二人ったら何してるのかしら…」
木陰から野外プレイに勤しむ若い二人を見つめながらアルディラは憎々しげに口を開いた。
初めは冗談半分で始めたウォッチだが焦らしプレイを始めるベルフラウにアルディラもまた焦らされていた。
さくっとビデオに収めて帰るつもりが、随分と長居してしまっている。
他人の情事に欲情するような青さは捨てたはずであったが長時間そんな空気の中にいるとどうにも体が疼く。
浅ましいとは思いつつもすぐにでも自室に戻り自分を慰めたい気分であった。
「アルディラ様、ご気分が優れないのですか?」
ビデオを片手にクノンが問う。そんなクノンを切ないような表情でアルディラは見つめた。
「そ、そんな事はないわよ…。一体どうしてそんな事を思うの?」
「いえ、何だか頬が上気しているように思われますので体温が上がっておられるのかと。
ご気分が優れないのなら今すぐ検査いたしますが如何なさいましょう?」
「い、いいわ。大丈夫、だから…」
そう言ってアルディラはクノンから顔を逸らす。今体に触られるのは危険だ。
すぐにでも快楽を求め、縋ってしまいそうな自分がいる。
「ですが、随分と苦しそうです。私に出来る事があればお助けしたいのですが…」
「クノン…」
クノンの真摯な表情にアルディラの心が揺れる。しかし弱い自分の心を強引に抑え込んだ。
「大丈夫、心配しないで」
そう口にしつつも本当は体に触れられたい。快感に溺れてしまいたい。
そんな欲求はプライドの高い彼女には敵にしかならなかった。
「アルディラ様がそう仰るなら私は何も致しません。
ですが、私に何かお助けできる事があるのならいつでも仰って下さい」
「―……」
クノンのほんの少し切ないような表情はアルディラの精神を揺さぶる。
主人の役に立ちたいと健気な彼女に背中を押される反面どこか背徳的な感情も湧き上がる。
186ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:05 ID:eSIEVqk7
「クノン、少しいいかしら?」
「はい、アルディラ様。何でしょう?」
ビデオを片手に純粋な瞳でアルディラを見つめるクノン。
アルディラはその手をそっと自分の胸に持ってくる。
「ア、アルディラ様…」
「ごめんなさい…貴女にこんな事をする悪いマスターな私を許してね?
手で、優しく擦ってくれる?」
「は、はい…」
アルディラの言葉にクノンはゆっくりとその手でアルディラの胸を服越しに揉み始めた。
「あ、ん…クノン、いいわ…。もっと、強く…」
「はい、アルディラ様。アルディラ様の胸はとても柔らかいのですね」
そう言ってクノンは夢中になってアルディラの胸を愛撫し始めた。
手で揉む度に形を変える柔らかな胸に刺激が走るとアルディラの口から甘い吐息が漏れる。
「ああッ! あん、あ、は…クノン、お願い…服脱がせて……」
「はい、アルディラ様…」
錯覚であるとはいえ、
アルディラの息が上がるにつれクノンもまた自分の体温が上がっているような気がした。
ゆっくりと主人の服を脱がす。
「クノン…今度はこっちも気持ち良くして…?」
「はい、アルディラ様。今のアルディラ様はとてもお綺麗です…」
「そんな事言わないで。恥ずかしいわ…」
眼鏡越しの目元が赤く染まってクノンはそれに鼓動を早める。
鼓動、と言っても人とは違い心の臓を持たない彼女はそれすらもプログラムの一つにすぎないのかもしれないが。
「あ、ん、はぁ…ッ! クノン、気持ちいいわ…もっと…」
「はい。アルディラ様のここは凄く濡れていらっしゃいます。快感を、感じておられるのですか?」
「ん…クノンが、気持ち良くしてくれるから…あぁんッ!」
クノンの指がアルディラの秘所を弄る度にアルディラの口から甘い悲鳴が上がる。
187ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:06 ID:eSIEVqk7
快感に酔いしれる彼女はもうここが外であることを忘れていた。
そして、側でベルフラウが情事に耽っている事も。
「お姉さま…?」
すぐ近くで声がしてアルディラはびくっとその体を震わせた。
恐る恐る振り返ればベルフラウがこちらをじっと見つめている。
「ベルフラウ…」
「一体どういうおつもりです? まさかずっとここで私達の事を見ていたんじゃ…」
「そ、そんな事ないわ…」
アルディラは必死に誤魔化そうとするがそれも今の彼女の格好を見れば説得力に欠ける。
ベルフラウはそんなアルディラを見つめながら唇の端を吊り上げる。
「お姉さまったら嘘ばっかり。本当は私と先生の事、ずっと見ていたんでしょう?
それに欲情してクノンにエッチな事しちゃうなんていやらしいわ。
本当はいつもの知的な姿からは想像出来ないほどに淫乱なのね」
「違うわ、私はそんな…」
「いやらしい場所を濡らしておきながら言われても説得力に欠けますけど。
観賞代はきちんと払って貰いますわよ?」
「な、何言って…あ、ダメ、そこは…あん、ふあッ!」
「お姉さまったらエッチ。外なのにこんないやらしい声出しちゃうなんて」
そう言ってベルフラウはアルディラの体を攻め立てる。
女性を相手にした事は今までなかったが自分がされていいようにすれば
アルディラの口からは簡単に喘ぎが漏れた。

「ダ、ダメよ、ベルフラウ…!あは、んああッ!」
「くす、お姉さまったら感じやすいのね」
「―…何だかなぁ」
ベルフラウが声のした方を見に行ったことで独りその場に放置されたレックスは大きく溜息を吐いた。
標的が自分からアルディラに変更されたのはいいがどうにもこの状況はヤバすぎる。
188ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:07 ID:eSIEVqk7
一回の射精で興奮してしまった体は聞こえてくるアルディラの喘ぎだけでもう反応してしまうのだ。
男ってのは単純な生き物だとどこか乾いた気持ちで思いつつもこの歯痒い状況をどうにかしたかった。
体は興奮しているのに腕が拘束されているせいで自分で扱く事すらできない。
まさに生殺しである。
苦しくて仕方ない。何ていうかせめて腕の拘束だけはどうにかして欲しかった。
そんな事を思ってもどうしようもないのだが。
「ベルって好きな子虐めて楽しむサドっ気あるんじゃないかなぁ…」
「それはご自分の経験と今の状況からのお言葉ですか?」
「うん、まあそうなんだけど…ってクノン…。いつの間に……」
いきなり返事が返ってきて、レックスは驚いてそちらの方見る。
そこにはいつもと変わらぬ表情のクノンがいた。
こんな状況なのに彼女は冷静だ。機械人形だから当然なのかもしれないが。
「ベルフラウ様がアルディラ様と情交を結んでおられますので
私はお邪魔かと思いましてこちらに避難させて頂きました」
「情交って…ベルは一応俺の恋人なんだけどな……」
アルディラに憧れていることは知っているけど。そう付け足してレックスは溜息を吐いた。
その顔を覗き込みながらクノンは言う。
「レックス様。レックス様は今私の助けを必要としているのでしょうか?」
「え、あ…どうしてそう思うんだい?」
クノンに純粋な表情で問われ、レックスは返答に困る。
幾らなんでもこの娘に素直に欲求を伝えるのはどうにも心が痛む。
「いえ、レックス様の性器は先程から性的興奮により勃起したままの状態になっていますので。
男性はそのような状況が長く続くと精神的苦痛を感じ、射精による開放を求めると聞いた事があります。
射精をする為には性器に刺激を与えるのが一番だそうですがレックス様は
今手の自由が利かない状態なので私の助けが必要かと判断したのですが」
「いや、まあ正解なんだけど俺は何て答えたらいいか分からないよ…」
クノンが余りに淡々と答えるのでレックスは何だか返事に困ってしまった。
189ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:08 ID:eSIEVqk7
純情そうな顔をしていても看護医療用機械人形である。その手の知識は一応あるらしい。
「では、私の助けが必要という事ですね? ご希望があれば奉仕をしたいと思うのですが」
「ほ、奉仕!?」
意味は分かっても余りに突然の申し出に、レックスの声は思わず裏返ってしまった。
何だか格好悪いなぁと思いつつクノンに返事をする。
「クノン…確かに俺は今君に助けて貰えればとても助かるんだけど流石に君にそういう事を要求できないよ。
君はフラーゼンの義務だって言うかもしれないけど、
こういう事はやっぱりきちんと好きな相手とした方がいいと思うんだ。そうじゃなきゃ後で絶対後悔する。
君は確かにフラーゼンであるけどそれ以前に一人の女の子なんだ。もっと自分の体を大切にして」
「レックス様…」
レックスの返事にクノンは複雑そうな表情をする。
それは何だかとても人間的であった。彼女は紛れもなく機械人形なのだが。
「そのような事を言って頂けたのは初めてです。ですが、私は機械人形です。
こういう事以外でお役に立てる方法を知らないのです」
「クノン……ッ、く!」
不意にクノンがレックスの性器に舌を這わせ始めた。
たどたどしいそれは慣れていないのかどこか初々しさを伴う。
「すみません…レックス様の意志を無視した形になってしまいますが
フラーゼンの義務として奉仕をさせて頂きます。
私はこういう事は初めてですので至らない点もあるかと思いますが善処いたしますので」
「いや、善処、とかでなくて。さっきの俺の話、君聞いてないだろ?」
「それなら問題ありません。私はレックス様の事はとても好きですので。アルディラ様と同じくらい」
そう言い終わるとクノンはまた舌を這わせた。指先で裏筋を撫でながら先端を軽く吸う。
舌先で根元から先までをなぞりながら袋を手で撫でたり、彼女は初めてながらに必死に奉仕をしてくる。
190ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:09 ID:eSIEVqk7
そのたどたどしさが逆に興奮に繋がる。
「ぅ、ぁ、クノン…汚いよ……」
「私は特に汚いとは思いませんが? レックス様の体はとても正直ですね。
私の奉仕に反応して下さっているのを見るととても嬉しくなります」
そう言ってまた懸命に奉仕を始めた。
マルルゥの時といい、好きな相手以外にして貰うこういう行為とは
どうしてこうも背徳的で罪悪感が湧くのだろうか。
割り切ってしまえば楽だと思いつつそれができないのがレックスという男であった。
快感を得ると同時に申し訳なさや罪悪感に潰されそうになる。
これが好きな相手であるのなら純粋に嬉しいだけなのだが。
「っ、あ、クノン、顔、離して…俺も……」
「そのまま射精されても大丈夫です。口内に精液を出されても私のプログラムは異常をきたしませんから」
何だかこうもハッキリと言葉にされると逆にこちらが恥ずかしくなってくる。
そう思いつつもレックスは込み上げる快感に身を預けた。
「く、あ…ッ!」
「ん、んふ…」
体を震わせて吐き出されたレックスの精液をクノンは咽喉で受け止めそれを飲み下す。
クノンの咽喉が鳴るとレックスは少し慌てたようにクノンに問い掛ける。
「ク、クノン大丈夫かな?」
「はい、ご心配には及びません。最初は少し吃驚しましたがいずれ慣れるでしょう」
「慣れるって…」
何だかなあと思いつつクノンの方を見れば何かを言いたそうな顔をしていた。
191ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:10 ID:eSIEVqk7
「えっと、何かな?」
「いえ、その腕の拘束も解いた方が宜しいのかと思いまして」
「…お願いします」
ああ馬鹿だ。最初からそうして貰えばこんな居た堪れない気持ちにもならなかったんだ。
気が回らない自分の無能っぷりに激しく落胆しながらレックスはクノンにその腕の拘束を解いてもらう。
「ありがとう、クノン。正直両腕が使えないのは凄く困ってたんだよね」
「お礼には及びません。それよりもレックス様、先程の奉仕は気持ち良かったでしょうか?」
「あ、うん、き、気持ち良かったよ…」
何となく気恥ずかしくてレックスはクノンから目を逸らし答えた。
こんな事くらいでうろたえる自分の青さに嫌気を覚えつつも。
「でもどうしてそんな事を聞くんだい?」
素朴なレックスの問にクノンは俯く。そしてゆっくりと口を開いた。
「私達フラーゼンは性的な知識を持ち合わせていても生殖能力はありません。
必要ないと判断された為生殖器も用意されていません。
ですから私はどんなに望まれてもレックス様やアルディラ様の体をお慰めする術を持ちません。
だからせめてああいった事だけでも満足して頂けたらいいと不相応にも思ってしまうのです…」
「クノン…」
その言葉を吐くクノンはどこか切なげでレックスの心が痛む。
彼女はどんなに望もうとも、好きな相手とその身を繋げる事すらできないのだ。
「傲慢だという事は分かっています。それでも私はたまにこの事がとても寂しくなります。
何の役にも立たない私は本当は誰にも必要とされていないんじゃないかと…」
「それは違うよ、クノン」
寂しげに紡がれたクノンの言葉をレックスは否定する。
「クノンはさ、もしアルディラが生殖器をなくしたら嫌いになるのかい?」
「いいえ。そのような事は有り得ません。
どんな事があろうとアルディラ様はアルディラ様で私の主人である事に変わりはありませんから」
192ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:11 ID:eSIEVqk7
レックスの問にクノンは躊躇いなく即答した。
レックスはその答えを予想していたのかそのまま言葉を続ける。
「じゃあもし俺が子供が出来ない体になったらベルは俺のことを見捨てると思うかい?」
「…いいえ。お二人の絆はそんなに簡単な事で切れるとは思いませんし、
ベルフラウ様がレックス様をお嫌いになる所など考えられません」
クノンはまた即答した。それにレックスは微笑みを向ける。
「つまりはそういう事なんだよ。君も同じだ。どんな事があってもクノンはクノンでちゃんと必要とされてる。
たとえセックスができなくてもアルディラや俺が君を嫌いになるなんて事ないよ。君は君だ。
誰にも代わりはできない。君が君である限りここに必要とされてるんだからもっと胸を張ってもいいんだよ?
自分に自信がないからといって後を見て背筋を曲げてるのは損だ。
胸張って笑ってる人はそれだけで人生変えるだけの力をもってるんだから。
もっと傲慢に生きてもバチは当たらないよ」
「レックス様…」
笑顔で言われたその言葉は酷く輝いているようでクノンにはとても眩しかった。
こういう言葉を飾り気なしに言える人だからこそベルフラウは惹かれたのかもしれない。
クノンはそんな事を思った。
「はは…何だか説教臭くなっちゃったね。しかもとても自分勝手な理屈だ。でもね、クノン。
この世界に生きる人は皆それぞれ少しずつ違ってみんないい所も悪い所も持ってる。
それは誰もが同じで、それを認めて生きていくからこそ成長できる。
君はきちんと自分と向き合う事ができるからきっとこれからもっと魅力的な女の子になれるよ。
それぞれ違う形を持って生まれてくるという事は少しだけ寂しいけど、
それでもそれはとても凄いことだと、俺は思うよ」
悪意も善意もなく純粋な想いで紡ぐ言葉。この言葉を聞いて育つ子供はきっと優しい大人になれるだろう。
そう思ったらクノンの胸が少しだけ温かくなった。
193ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:11 ID:eSIEVqk7
「何だかレックス様が先生として慕われる理由が少しだけ分かった気がします…」
「あはは…慕われてるといいんだけどそれはまだ希望だよ。
俺は今まで生きてきてその答えを出すのに随分と時間が掛かってしまった。
一人ではない時間ってのは大事だね。俺にその事を気付かせてくれたのは紛れもなく彼女だ」
そう言う彼の目はとても優しい。
その眼差しが一人の為だけに向けられていると考えるとクノンは少し羨ましくなった。
いつか、そういう感情を誰かに向けられるような人になりたいと思った。
「それじゃあそろそろ彼女を止めに行かなくちゃ。アルディラは責任持って君が連れて帰る事。
それと今の事は二人だけの秘密だよ? いいね?」
「はい、分かりました。レックス様もベルフラウ様を怒らせないようお気をつけ下さい」
「はは…気をつけるよ、ほんと」
クノンの忠告にレックスは苦笑いで答えた。そしてアルディラの喘ぎがする方に向かう。
「ベ、ベルフラウ…もうこれ以上はダメよ…。私、もう…」
「ふふ、お姉さまったら先生と同じくらいエッチな体してるのね。
女の子に手に感じるなんて。普段もクノンとこういう事してるの?」
「ち、違うわ…」
「女の子まで誑かせちゃうなんて悪いお姉さまね」
「はい、そこまで」
「ッ!?」
後からいきなり抱き締められ、ベルフラウの体がびくっと震えた。
アルディラの目も驚きに見開かれる。
「せ、先生…」
「これ以上俺を嫉妬させるような事してどうする気だい?」
「嫉妬って…あッ」
ふっと後から耳に息が吹き掛けられベルフラウの体が震える。
アルディラはそれを呆然と見つめていた。
194ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:12 ID:eSIEVqk7
「あれだけ俺にエッチな事しておいて放置するなんて…ベルは冷たい子だね。
俺のこと好きって言ったくせに。俺をエッチな気分にさせた責任、どう取るつもりだい?」
「あ、あ…先生……」
服越しに胸が手で撫でられ、唇が首筋を這う。熱い吐息は近い。それにベルフラウの体が素直に反応した。
こうして彼の方から積極的に迫る事は初めてで、こういう事態に慣れない彼女は酷く戸惑った。
「アルディラ様、今の内に帰りましょう。ここに居ても二人のお邪魔になるようですから」
「え、ええそうね」
クノンに手を引かれ、呆然としたままだったアルディラは急いで服に手を掛けると
それを素早く身に付け、そそくさをクノンを連れてその場を後にする。
その場に居るのが何とも居た堪れない気分になったからだ。
「さあ俺の前で自分で服を脱いで。いっぱい、愛してあげるから」
「う、うん…」
恥ずかしさに頬を染めながらベルフラウは自ら服を脱ぎ捨てた。白い裸体が外気に晒される。
「せ、先生…」
「先生、じゃなくて今はレックス、でいいよ。君は俺の恋人だろう?」
「レ、レックス…」
普段呼び慣れない名前で呼ぶというのは何だか気恥ずかしくていつもの調子が掴めない。
けれど、それがどこか嬉しくもあった。
「ねえ、ベル。先生じゃない俺をもっと知りたい?」
「ええ…。貴方の事沢山知りたいわ…。私の知らない所なんてない位に、貴方の事なら何でも知りたい」
そう言ったベルフラウをレックスがくすりと笑う。そしてそっと掛けたままであった眼鏡を外した。
それだけだというのに随分と雰囲気が変わったように思う。
「ベルは正直だね。凄く可愛いよ。さあ、どうして欲しい? 先生に教えてくれなきゃ分からないよ」
「せ、せんせ…レックスに愛してもらいたい……」
「たとえば?」
「キスとか…」
ベルフラウがそう言い終わると同時にキスをされた。
195ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:13 ID:eSIEVqk7
荒々しいそれは先程まで自分の下に組み敷かれていた人と同じ人物だとは思えないほどに情熱的だ。
主導権を握ると人格が変わるタイプなのかもしれない。
いや、今まであえて主導権を譲り渡していてくれたのかもしれないのだが。
口内を弄る舌は酷く卑猥で頭を熱く溶かす。体が火照る。
「ん…先生……」
ベルフラウはその体にギュっと抱き付いた。
「ベル?」
「貴方から…キスしてくれたの初めてよね? 本当はずっとこうされたかったの…。
貴方にこういう風に愛されたかったの…。でも貴方ったら全然手を出してこないし…。
正直私に魅力がないんじゃないかって凄く不安になったのよ?」
そっと呟くベルフラウの体をレックスは微笑みながら強く抱きしめ返してやる。
「馬鹿だなぁ、ベルは。好きでもない女の子にあんな事されたら誰だって怒るよ。
君だからこそあんな扱いを受けても納得できたんだよ。
俺にあんな屈辱的な思いを味合わせるのは君が最初で最後だ」
そう言ってレックスはベルフラウの体をそっと草の上に押し倒す。
ここが教室だろうが何だろうがもう関係ない。
屈辱的な思いをさせられ、痴態を晒させられた事は逆に開き直る切っ掛けになってしまった。
もとより彼女と一緒になる覚悟は決まっていたのだ。切っ掛けさえあればその先に進むのは容易かった。
「でもね、私胸も小さいし、それに我侭でプライドも高いし
凄く不器用だから…本当は貴方に嫌われたらどうしようっていつも不安だったのよ?
だから我侭言っても許してくれたり、無茶な事言っても笑ってそれに応えてくれる貴方を
見ると凄く安心するの。まだ貴方に見捨てられてないんだって…」
「君が不器用な分俺が器用だから問題ないよ。
君はお嬢様だから苦労を掛けるかもしれないけど、それでも頑張るから、俺に付いてきて欲しい。
幸せに、するよ」
「馬鹿…何でもっと早くにそれ言わないのよ……」
196ベルフラウ×レックス続き物:04/02/07 01:14 ID:eSIEVqk7
飼い犬は飼い犬でもお嬢様が飼った犬はたまに飼い主の手を噛む癖がある
人肉の味を知った去勢のされていない忠犬で、
追い詰められると逆に自己防衛本能が働いて開き直ってしまう大型犬だったらしい。
赤い毛並みのその犬はついに立場の逆転に成功したのであった。

つづく?

下克上リクがあったので下克上ルートへ。一途なベルとクノディラは萌えるなーと思いつつ。
最後はこのまま恥ずかしいレクベル純愛エチでしめようかと。レックス先生の青空授業?w
197名無しさん@ピンキー:04/02/07 02:29 ID:lyU4362k
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
198名無しさん@ピンキー:04/02/07 02:33 ID:0ovisMJK
ぐわぁ下刻上萌えた〜〜〜〜〜!!!
199名無しさん@ピンキー:04/02/07 09:37 ID:EiqCGFH8
純愛好きな自分としては、
次回に物凄く期待してます。
がんばってー!!!
200165:04/02/07 11:20 ID:HOi22cLk
そりでは、昼間からですがちょっと投下します。
レックス×パッフェル物。
前回は
>>176-180
参照。
201レックス×パッフェル/6:04/02/07 11:21 ID:HOi22cLk
最初はただ唇を重ねるだけ、だがすぐにレックスの口内にパッフェルの舌が侵入してきた。
あまりの事に、目を白黒させていたレックスだが、自分の体にしがみ付くパッフェルの腕が震えているのを見て取ると、ぎゅっと自分から抱き返す。
「ん………ふっ…は…」
「はぁ…んむ…」
ぬちゃ、むちゃ…と互いの舌を交わらせ、唾液を交換する音だけが部屋に響く。
長い間…二人には短く感じられたかもしれないが…そうしていたが、どちらからともなく唇を離す。
「………はぁ…」
朱に染まった頬を隠す事なく、パッフェルはレックスの顔を見上げる。
レックスもまた、パッフェルの顔を見つめる。
「あの…」
「その…」
同時に口を開き、同時に黙り視線を逸らしてしまう。
「えっと、どうぞそっちから」
「れ、レックスさんこそ、お先にどうぞ」
あー、うーと、先の情熱的な接吻の事等忘れたかのように、初心な風でお互いの顔を見られない。
「と、とりあえず話をしようか」
「はい…」
ぽりぽりと頬を掻きながら、レックスは明後日の方を見ながら切り出す。
パッフェルもそれに頷き、改めて椅子に座りなおした。
202レックス×パッフェル/7:04/02/07 11:22 ID:HOi22cLk
「久し振り…だね」
動転していた心を持ち直したレックスは、いつものように人懐っこい彼特有の笑顔を浮かべ、パッフェルを見つめる。
逆にパッフェルは、先ほど自分から口付けしたことを思い出しているのか、真っ赤な顔で俯いて、こくりと頷くだけだ。
「ずっと、君の事が心配だったんだ。あれからどうしてるのかな、大丈夫なのかな、幸せにしてるのかなって」
あの時の事を思い出しながら、レックスは一言一言噛み締めるように口にする。
「私も…ずっと…レックスさんの事…考えてました」
じ…と、パッフェルが上目遣いでレックスの瞳を見る。
目を合わせていることが出来ず、レックスは照れ隠しするように頬を掻き目を逸らす。
「で、でもびっくりしたよ。その…あの時より、随分…」
「幼くなってたから、ですか」
くすり、とパッフェルが笑う。
横目でパッフェルを見ていたレックスは、その微笑に胸がどきりと高鳴った。
改めて、パッフェルを見ていたレックスは…横目で、だが…思わず真っ赤になる。
大きく突き出し自己主張する胸とそれを更に見せようとするかのような服、むっちりと若さが溢れそうな太股とそれを隠す事のないミニのスカート。
ぷっくりと柔らかそうな、さっきまで自分と重ね合わせていた、唇。切れ長の優しい目。
彼女に昼間とさっき、抱きつかれたのだと思い返し、どんどんと顔の温度が上がっていく。
パッフェルがなにやら若返ってしまった事などを話しているようだが、レックスは頭の中がすっかり熱く真っ赤に染まり、うんうんと頷くだけで精一杯だった。
203レックス×パッフェル/8:04/02/07 11:23 ID:HOi22cLk
「もう、聞いてますかレックスさん」
「わぁ!?」
突然、目の前にパッフェルの顔がアップになり、レックスは慌てて壁まで飛びのく。
めっと指を立てたまま、ぷぅーーっと頬を膨らませたパッフェルが、不満そうに見ている。
「人の話を聞かないのは、いけないことだと思います」
「ご、ごめん。その…」
「なんですか、私のおっぱいや太股が気になって、話を聞いてなかったんですか?」
「………あ、あう…」
ずばり図星を突かれ、レックスは顔から湯気が吹き出るほどになり、俯く。
はぁああと溜息をついたパッフェル。彼女の方は、すっかり自分のペースを取り戻しているようだ。
「もう、男の人って、エッチなんですから」
レックスの目から隠すように、両腕で胸を抱え込む。が、それは逆にパッフェルの豊満な胸を、より大きく見せてしまう。
「………ごめん」
しゅんとうな垂れるレックス。
いけないと思いつつも、レックスは視線を逸らす事が出来ず、パッフェルの肢体から目を離せなかった。
そんなレックスを見て、パッフェルは慌てて手を振る。
「怒ってるんじゃないんです、逆です、嬉しいです。私の身体に、よくじょう、してくれてるんですよね、レックスさんは?」
「よ、よくじょうって、そんな、あう、その!?」
「誤魔化さなくてもいーんですよ、レックスさん」
ちろり、と舌をちらつかせ、パッフェルがベッドに乗ってくる。
思わずあとずさろうとするが、既に壁を背にしたレックスには逃げ場はなかった。
204レックス×パッフェル/9:04/02/07 11:24 ID:HOi22cLk
「これ、バイト先の制服なんです。かっわいいでしょ? こういう服着るのが、ずっと…夢だったんです」
「………う、うん。すごく、可愛い」
無意識に頷くレックス。あう、とパッフェルも「そう単刀直入に言われちゃうと照れちゃうっていうか、その…」目線を逸らし、ごにょごにょと口ごもる。
「………しあわせ、なんだね…パッフェルは」
漸く落ち着きを取り戻したレックスが、そう問う。
パッフェルは、満面の笑顔でそれに応える。
「はい、とっても」
「よかった………ほんとうに、よかった…」
知らず、レックスの瞳から涙が零れる。ぐす、ぐすと、幼子のようにしゃくりあげつつ、よかったよかったと。
そんな姿を見て、パッフェルは思う、『ああ、やっぱりこの人を好きになってよかった…』と。
「でも、レックスさん…」
「ん?」
レックスが泣き止むのを待ち、パッフェルはずいと切り出す。
「私、もう一つ夢があるんです」
「もう一つ?」
「はい………」
応える代わりに、ぎしとベッドを鳴らしつつ、パッフェルはレックスににじり寄る。
「私の身体に…まだ、よくじょうしてくれてますか?」
色に染まった瞳をレックスに向け、パッフェルは艶っぽい吐息とともに言葉を出す。
ごくん、とレックスは無意識に喉が鳴る。
そして、はぁあああと自分を落ち着かせようと深呼吸を一回。
「………」
パッフェルはじっとレックスを見つめたまま。
「戦場で、はじめて会ったときから、だと思う」
ぽつりとレックスは呟く。
「心を持っていかれたんだ。だからその、助けたのかもしれない、今思うと」
パッフェルはただレックスの言葉を聞いている。
「君が島を離れてからも、ずっと…ずっと………好きだったんだと思う。………うん。だから、パッフェルさえ良ければ、俺はパッフェルを抱きたい」
まっすぐな瞳がパッフェルを貫く。愛しいと、自分を捧げたいとずっと思っていた男の瞳。
「はい、エッチな事しましょ」
パッフェルはもう一度、レックスと口付けを交わした。
205レックス×パッフェル/10:04/02/07 11:24 ID:HOi22cLk
先程よりも、更に濃厚にお互いを求め合うように、口付けは続いている。
何度も息継ぎをし、それでも離れたくないと、口付けを続ける。
はぁ…はぁ…と、ピンクの靄がかかったような雰囲気に包まれている。
お互いの唾液を交換しながら、レックスの手が自然にそこに伸びる。
服の上からも自己主張の激しい、いやこの服だからこそより自己主張する、パッフェルの胸。
掌で包みきれないほどの大きさのそこに、レックスの手が触れる。
一瞬だけ、パッフェルの肩が震えたが、すぐに口付けの方に心を向ける。
それは『好きなだけ触っていいんですよ、貴方の物なんですよ』と、無言で言っているかのよう。
最初はゆっくり、ふんわりとした感触を確かめるように。
次第に、少しずつ力が強くなり、その大きさを確かめるように撫で回し、揉みしだく。
「んっ……ふぅ…はぁん…」
唇と唇の間から漏れる吐息も、快楽の色に染まりだす。
レックスは、パッフェルと口付けしたまま、彼女の姿勢を変える。
大きく足を開き、その股の間に彼女を招きいれると、後ろから抱きしめるようにして、胸を堪能する。
パッフェルは後ろを向き、レックスの唇を貪り続けている。足りない、まだ足りないと。
レックスの無骨な指が、パッフェルの胸の形を自在に変える。
月並みだが、マシュマロみたいだなぁ、パンの生地みたいだなぁ…などと、レックスは考えつつ、パッフェルの胸を楽しむ。
206レックス×パッフェル/11:04/02/07 11:25 ID:HOi22cLk
指がつん、とした感触に当たる。瞬間、パッフェルの肩がびくり!と震える。
肩越しにレックスはちらりと覗き見ると、服の上からでもわかるほどに乳首が勃起していた。
「ん…はぁん…ふぅ…見な…はむ…いで…んちゅ…」
口付けの最中、途切れ途切れにパッフェルが恥じらいの声を上げる。
だが、レックスはそれは聞けないとばかりに、乳首に手を伸ばす。
敏感な箇所の感覚に耐えようと、パッフェルが肩に力を入れていたが、レックスの指は乳首の周りをなぞるだけでそこには触れてこない。
焦らす様に、楽しむように、服の上からでもわかるほどに膨らんだ乳輪の大きさを確かめるように、レックスの指は円を描く。
弱火で炙られる様な快感に、パッフェルの身体はびくっびくっとと震える。
太股が打ち震え、快感に耐えるようにぎゅっと爪先が丸まる。
既に二人の口元は互いの唾液でべどべとになっていたが、口付けを止める気配は無かった。
パッフェルは口を離せばいやらしい声が漏れてしまう事を恐れ、レックスはいとおしい気持ちを伝えようと。

「…んむ…はぁっ…やっ……くぅ…」
だんだんと、パッフェルの吐息が不満げなものに変わってきていた。
あれから15分ほど、いや30分だろうか?
レックスはいまだパッフェルの胸以外には触れず、それどころか乳首にさえ触れていなかった。
丹念に丹念に乳房を揉みしだき、時折乳輪にそって円を描く。その繰り返し。
パッフェルの中の情欲は既に鍋から溢れ出し、太股やうなじはピンクに染まり、汗でびっしょりと濡れ、まだ触れられていない秘所は既に濡れそぼっていた。
それにパッフェルの尻の谷間に、既に硬く熱く勃起したレックスのモノが触れている。
だがレックスはまるで検分するかのような愛撫を止めない。
パッフェルの胸は乳首以外、レックスに触れられていない場所など無い程、揉みしだかれている。
焦燥にかられたパッフェルが、レックスの瞳をじっと見つめる。
はやく、早く触ってと。もっと、もっと苛めてと。全部、ぜんぶ貴方の物にしてと。
その視線に応えるように、レックスの目がゆっくりと細まる。
そしてパッフェルにとって、待ちに待った瞬間が訪れようとしていた。
207165:04/02/07 11:28 ID:HOi22cLk
すいません、とりあえずここまで。
まだオーラルだけですが。(笑)
続きはまた夜に投下します。

>ルヴァイオ
うほっ、イオスたん。
ルヴァイドにナニされちゃうんだろ、(;´Д`)ハァハァ

>ベルレク
もうね、(;´Д`)ハァハァです。
かなわないなぁ、エロいなぁ、すげいなぁ。
俺は最初3クリアしたとき、ベルフラウが生徒だったのですよ。
アルディラエンドだったけど。(笑)
208名無しさん@ピンキー:04/02/07 12:54 ID:rRVXDD2m
す…すげえ!!神が一気に降臨だ!!
最近、賑やかで喜ばしい限り。
…って昼間からナニをハァハァしてるのか漏れは。

ルヴァイオ、待ちに待ってますた!!
昼間の雰囲気とは一転した夜の場面で
もうドキドキでつ!!

鬼畜ベルキターー!!下克上が(・∀・)イイ!
この先、リバも自由自在という事ですなw

レクパフ…とでもいうのでせうか、この場合。レックスが
彼女の正体に気付いたあたりからてんてんとお話が進むので
思わず読みふけってしまいますた(笑)エロシーンも焦らされる
パッフェルさんに(´Д`*)ハァハァ…v
209名無しさん@ピンキー:04/02/07 18:27 ID:ls8IlfVO
「はい、エッチな事しましょ」ってセリフに
なんか、こう、変にググっとくるものがあった。
つーかGJ!
210名無しさん@ピンキー:04/02/07 19:00 ID:wnc9VZqi
神々が降臨なさってました

ともかくGJ!
211名無しさん@ピンキー:04/02/07 21:02 ID:TgEOsJCZ
下克上に萌えすぎて失禁しますた。ベルたんエロ可愛い…ハァハァ

立て続けに神々が降臨するので、続きが気になって今夜も眠れん
212名無しさん@ピンキー:04/02/08 00:44 ID:k4l9E0Q/
なんだこの神ラッシュは。ラグナロクのはじまりか!?
213165:04/02/08 01:12 ID:EFbQeUmz
それじゃあ、続きです。
前々回 >>176-180 前回 >>201-206
えっと今回はおっぱいプレイだけです。
つうか、パッフェルさんを書くなら、これだけはやりたかったんだー!
搾乳とか駄目な人は、回れ右してください、すんません。
214レックス×パッフェル/12:04/02/08 01:12 ID:EFbQeUmz
レックスの指がゆっくりと、尖りきった両の乳首に迫る。
そっと…人差し指と親指で先端をつまむ。
「んむぅ!?」
びくんびくん、とパッフェルの身体が震える。ぎゅうっと足先を力の限り丸め、快感に耐えている。
「だ、大丈夫!?」
あまりの様子に、驚いたレックスはパッフェルの顔を覗き見る。
はぁはぁと荒い息を立て、パッフェルは息も絶え絶えになり視線も定まっていない。
舌を犬のようにだらりと垂らし、口の端から涎も零れている。
「もしかして………いっちゃった?」
その問いに、パッフェルは無意識に頷く。
「じゃあ、もっと気持ちよくなってよ、パッフェル」
「え、ちょっと待ってくださっ、ひぃん!?」
両の乳首を摘んだ指に、力が篭る。こりこりと指の先で、乳首をこね、摩る。
「あ、ああっ! だめ、らめっ、れっくすさん! ちくびっ、おっぱいっ、溶けちゃう!」
パッフェルは、自分の胸がまるで乳首の先から溶けてしまうかのように感じていた。
レックスの指が、乳首を一撫でする度に一度、こりっとこねる度に一度、パッフェルは達していた。
もうレックスに口づけすることも出来ず、口からは快感の嗚咽だけが零れている。
215レックス×パッフェル/13:04/02/08 01:13 ID:EFbQeUmz
乳首だけではなく、乳房全体を更に重点的にレックスは揉みしだく。
乳房をこね、パッフェルが僅かに安堵の溜息をつこうとした瞬間、乳首に攻撃し快楽を引き上げ。
乳首を弄りまわし、パッフェルの快楽の火が燃えあがろうとすると、乳房をこねて鎮火させ。
「レックス…さん…もう、駄目…わたしのおっぱい…溶けて…流れちゃう…」
「大丈夫、パッフェルのおっぱい、もっともっと気持ちよくなるからね」
靄がかった視線を向けるパッフェルを、まるで子供を宥めるようにレックスは耳に吐息をかけ、耳たぶから首筋の汗の玉を舌で舐め取りながら囁く。
実際、パッフェルは自分の胸が本当に溶けて、なにかが流れてしまいそうな衝動に駆られていた。
その時…じわり…と服になにかが滲む感触が伝わってきた。
「あ…れ…?」
「どうしたの、パッフェル?」
ぐにぐにと、乳房を揉み込みながらレックスは問い掛ける。
「あの、おっぱい変なんです、レックスさん。溶けて…なにかが、流れてきちゃってます…はうっ…」
それを聞いたレックスが、にっこりと微笑む。
「やっぱり、これだけ大きいんだから…と思ってたけど」
「なにをっ!………ですか…はぁん!」
「おっぱい…出そうなんだよ、パッフェルの」
レックスの言葉に、快感に浮かされていたパッフェルの思考が覚醒する。
「え、そんな…あぁっ!! おっぱい…って、ふぅっ!?」
ぎゅぎゅっと、レックスの手つきが乳房を搾り込むようなものに変わる。
じわり、じわり、と服の染みが広がっていく。
216レックス×パッフェル/14:04/02/08 01:14 ID:EFbQeUmz
「あ…あぁ………あぁあ…レックスさん、レックスさん!」
「大丈夫怖くないから。きっと凄く気持ちいいから、安心して任せて」
「でも、でも…レックスさん…」
怯えるようなパッフェルの声に、ん?とレックスが顔を覗き込む。
「そんな…おっぱいから…お乳…出ちゃう女の子なんか…気持ち悪いんじゃ…ないんですか?」
くすりと、レックスは安心させるように微笑む。
「俺は、パッフェルを気持ちよくしてあげたいんだ。俺がパッフェルの身体によくじょうしているんだから、パッフェルだって、俺の愛撫でよくじょうして欲しいんだ」
「レックスさぁん………はい、はい、私を…よくじょうさせて、気持ちよくさせてくださぁい」
パッフェルは自分の手を、レックスの手に添える。
それを見たレックスは、更に手に力をこめていく。
ぎゅぎゅっと揉みこまれるパッフェルの乳房。
その部分だけ濡れて透け、服の上からでもしっかりと見て取れるほどになった乳首をこねまわす。
「もう……もうっ!! レックスさん、もうっだめ、出ます、でちゃいます!! いっちゃいます!!」
「いいよ、パッフェル。思い切り気持ちよくなっていいんだよ!」
ぎゅうっとレックスが思い切り、乳房を搾り込んだ瞬間、乳首から弾けたように真っ白な液体が噴出す。
「あ、ああっ! いっぱい出てる、おちち出ちゃってる…いっちゃう、いっちゃうう!!」
服越しにも噴出すほどの勢いのそれを、パッフェルはぼんやりと眺めながら達していた。
217レックス×パッフェル/15:04/02/08 01:15 ID:EFbQeUmz
「服、汚しちゃったね、ごめん」
レックスはパッフェルの服を脱がしながら、しゅんとしている。
「いーんですよー、これ何着もありますから。それに、とっても………気持ちよかったですし」
まだ快楽の余韻が残る乳首と乳房が、ぶるんと震えながら外気に触れる。
えへへへと、パッフェルは微笑んでいる。
「さて、じゃあ今度は…」
と、レックスに視線を向けるパッフェル。
「どうしたの、パッフェル?」
「もちろん、レックスさんに気持ちよくなってもらう番ですよぉ」
あっという間もなく、レックスの股間に屈みこんだパッフェルは、有無を言わせずジッパーを下げる。
「ちょ、ちょっと待って、パッフェル。お、女の子なんだから恥じらいをー!」
「さっきまで、さーんざん私をきもちよーく泣かせてくれた人が言う事じゃあないですね、はい」
ぶるん!と元気よく飛び出してきたレックスのモノを、ていやっとでこピンをしつつレックスの顔と見比べる。
「わー、元気ですねぇ、レックスさんの」
むふふっと、口元に手を当てて嬉しそうなパッフェル。
レックスはというと、顔を真赤に染め俯いている。
「じゃあ、さっきまでのお返し、もといお礼をここにしてあげますねぇ」
ちゅっと優しく口付けると、びくりとそれは震えた。
218165:04/02/08 01:16 ID:EFbQeUmz
すいません、今日はここまでで。
明日はパイズリの予定です…。
本番はいつかしら…
219名無しさん@ピンキー:04/02/08 04:39 ID:X+4D5x22
無理に本番を急ぐ必要はないと思いますんで、
じっくりと腰を据えて頑張ってくだサイ。
220名無しさん@ピンキー:04/02/08 13:58 ID:G0wffMNv
GJですた

のんびりがんばってください
221ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:03 ID:hvbzPiGt
触れた唇は酷く熱かった。それでも指先は少しだけ冷たくて、呼吸は近い。
こうして顔を見上げて体を重ねるのは初めてなんじゃないかと思う。
いつもは、自分が見下ろす形になっていたのだから。
「緊張、してるのかい?」
ベルフラウの固くなった体に触れながらレックスは問う。
返ってくるのは少しだけ戸惑ったような表情と小さな声だ。
「笑わないでよ…? 私、自分から迫ることはあっても男の人にこういう風に抱かれるのは初めてだから…。
馬鹿みたいでしょ? 貴方にあれだけの事しておいてこんな事言うの」
「そんな事ないよ…」
返ってくるのはいつもの優しい微笑み。
自分にだけ向けられるそれと触れてくる指先は優しくて、心が鳴る。
この人の事が愛しいのだと、官能を伴って叫びを上げる。
「本当はね、学校にいる間ずっと不安だったのよ?
だって私と貴方の間には一方的としか言えない約束しかなくて、
貴方の心が誰かに移っても私には文句言えないんですもの。
だから待っててくれなかったらどうしようって…」
「ちゃんと、待ってただろう? 君が大人になるまで。
だからもうそんなに不安になる事はないんだよ?」
ベルフラウの頬を撫でながらレックスは言う。
その手にそっと自分の手を添えてベルフラウは囁いた。
「だから、証明して? 私だけが好きだって事…。
貴方の手で、貴方の指先で、貴方の意志で、私を愛して?」
一途に自分の事を想ってくれるその存在が愛しくてレックスは額にそっとキスを落とす。
それだけですらその体は小さく震えた。
他人に主導権を握られているという状況の中で、彼女はそれでも一生懸命にその愛撫に応えようとしていた。
222ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:04 ID:hvbzPiGt
「逃げたいって言っても逃がさないよ? その覚悟、できてる?」
「当たり前でしょ。もう本当はずっとこうされたかったんだから…」
普段の強気で強引な態度は寂しさと不安の裏返し。
とても不器用で兇暴な愛情表現であっても、それは酷く優しい。心を落ち着かせる暖かさがあった。
ベルフラウの頬を撫でていたレックスの手が顎をなぞって首筋へ落ちる。
白くて細いそこを撫でながら鎖骨を伝い、あまり豊かではない胸へと辿り着く。
手で包み込んでも零れないそれを優しく揉み解す。
「あ、あ…せんせ…ッ! あんまり力込めないで…ん、はぁッ!」
大きさがそれほどでもないせいか、少し力を込めると痛みがあるらしい。
それでも微かな刺激にも敏感に反応してしまう辺り感度はなかなか良いらしく、
愛撫にはきちんと反応を返してくれる。
手ですっぽりと包み込めるそれは揉む度に乳首も擦り上げる。
少しだけ動かしてもベルフラウの口からは切ない声が上がっていた。
「ご、ごめんなさい…小さくて……。本当は、こういうのは大きい方がいいのよね? 
もう少し大きかったら胸で貴方の…もっと気持ちよくさせてあげられたのに…」
「気にする事はないよ。ベルはベルだ。君には君だけの魅力がある。たとえば…」
レックスは言葉を途中で止めてベルフラウの胸に這わせていた手を今度は濡れる秘所へともっていった。
「あ、あんッ! ダメ…先生…そこ、感じちゃう…! ゃ、あぁんッ!」
「凄く感じやすいとかね。こういう風に、触られるのは初めてだろ? 気持ちいいかい?」
「う、うん…先生の指、凄く気持ちいい…ぁ、はぁん! も、もっと…して欲しい……」
口でしてもらった事はあっても指でこういう風に刺激されるのは初めてで
ベルフラウの体は戸惑いと快感に震える。
子猫が甘えるように更なる快楽を強請り、自ら腰を動かしていた。
「じゃあ自分で脚を開いてそこをもっとよく見せて? もっと気持ち良くしてあげるから」
「う、うん…」
レックスの言われるままにベルフラウは自ら脚を開き、濡れるそこを露にする。
223ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:04 ID:hvbzPiGt
昼間の外でそういった事をするという事に彼女は羞恥を覚え、その頬を紅く染めた。
「せ、せんせぃ…恥ずかしい……」
「誰も見てないから大丈夫だよ。もう凄く濡れてるね。そんなに気持ち良かった?」
「こんなに淫乱な女は嫌い? でも触れてるのが貴方の指先だって考えたら…止まらないの……」
切なげな表情で問うベルフラウにレックスはそっとキスをする。そして微笑む。
「ベルは俺の事が本当に好きなんだね。俺も君の事が好きだよ。君が俺を想うのと同じ位に」
「先生…」
そう言ってレックスは濡れるベルフラウのそこに口付けようとする。
「ま、待って」
それを止めたのはベルフラウの声だった。
小さく制止をかけた後、彼女はそっと自らの手で濡れるそこを押し広げる。
白い指先が愛液で汚れるのにも構わず恥部を惜しげもなく晒した。
「もういいから…ここに、貴方のを入れて……」
小さく震える声で言葉が紡がれる。その指先も微かに震えていた。
レックスはその手をそっと退けると指先を口に含み、舐め上げる。
「あ、せんせ…んッ」
「分かったよ。ベルは結構エッチな子だね。俺のこれが欲しくて欲しくて仕方ないんだ」
指の付け根に舌を這わせ、愛液を舐め取る。それだけでもベルフラウの体は震えた。
「はしたない女って思わないで…お願い」
「そんな事思うはずないだろ。可愛いよ、凄く」
そう言ってレックスはベルフラウの腰を少し持ち上げると膨張した己の性器を入り口に押し当てる。
そしてそれをゆっくりと中に進ませた。
「あ、んあ、先生のが私の中に入って…ふあッ!」
「…っ……ベルの中、温かい…」
異物の侵入にベルフラウはレックスの体に抱き付く事で耐える。
まだ数えるくらいしか体を重ねた事はないし、
こうして相手に身を預けて抱かれる事は初めてだったので柄にもなく緊張した。
224ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:05 ID:hvbzPiGt
「んんッ、あ、あん…先生ッ…!」
「動くよ? いいね?」
奥まで突き入れて、レックスはベルフラウの耳元で囁いた。それにベルフラウは小さく頷く。
「もっと、貴方を感じさせて…?」
その一言で火が点いた。レックスは腰を引き、また深く突き入れる。
「あ、んあッ、せんせ…レックス…あ、ああッ!」
レックスが腰を動かす度、グチュグチュと卑猥な水音が接合部から鳴る。
それは酷く卑猥で理性を溶かしていく。
もうここが外である事を忘れて二人はお互いを激しく貪りあっていた。
「ふあッ、あはッ…好き…せんせ…ぃ…ん、はぁん!レ、ックス…!」
名前を呼んで、背中に爪を立てる。
ただそれだけなのに涙が出そうだった。
だって、それは夢でしかないと、ずっと思っていたのだ。
出逢った時、自分はまだ子供で、それでも彼は大人で。
しかも「先生」として自分の前に現れた。
その上彼を想う人も他にいて。
それこその身長差くらいに、ハードルは高かった。
子供である自分が嫌だった。
どうしてもっと早くに生まれて、
「生徒」じゃなく一人の女の子として出逢わなかったのだろうと何度も思った。
埋まらない身長差も大きさの違う手も歯痒くて、早く大人になりたいと思った。
それでも長い長い片想いの末に彼は自分の事をずっと待っててくれて、
そうして身も心も受け入れてくれた。
強引な方法で体を結んだのに、それでもこうして今も変わらず愛してくれている。
その事がまるで奇跡みたいで、どうしようもなく嬉しかった。
「ご、ごめん、痛かったかな?」
「え…?」
225ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:06 ID:hvbzPiGt
レックスが不意にその動きを止めて問うた。
ベルフラウは訳が分からないといった様子で見つめ返すと、その手がそっと目の淵を撫でた。
濡れた指先に、知らずに自分が泣いていたのだと気付く。
「馬鹿ね…違うのよ。ただこうして貴方に抱かれるのが嬉しかっただけ。
ね、せんせ…ううんレックス。もっと、して…?」
ギュっと首筋に抱きついて耳元で囁く。甘く、熱く。
もう一度キスをされて、そうしてまた奥を貫かれる。
「んああッ!あ、あん!せんせ…あぁんッ!」
擦り上げられる度に悦びの悲鳴が零れた。
自分を抱き締めるその手は大きくて、彼が紛れもなく男である事を思い知る。
――どれ程の逡巡を、罪悪感を、その身に背負ったのだろうと考える。
教え子とこういう関係になる事に真面目な彼はきっと迷ったはずだ。
その目に子供であった頃の姿を思い浮かべるだけで自分を責めずにはいられなかっただろう。
どうしようもない罪の意識を背負って、それでも自分を愛することを選んでくれたのだと、
そう考えると胸に湧く。切なさと、溢れる愛しさが。
それすらも快感に繋がって、頭が白くなる。
「あ、あ、あ、せんせ…私もう…ああぁんッ!」
「…っ、ベル…ッ!」
腰の動きが早まり、何度も奥を叩かれるとベルフラウの体が痙攣し始める。
そして一際大きく突かれるとその背中が大きく撓った。
「ああッ、あんッ…ックス…ああぁぁッ!」
「っ、く…ッ!」
ベルフラウの中で熱い性が放たれる。
ドクドクと注がれるそれをベルフラウはレックスの首筋にしがみ付くことで耐える。
「ベル…大丈夫かな?」
「ええ大丈夫…。先生、気持ち良かった?」
ベルフラウがそう問うてる間にレックスはそこから己を引き抜く。
226ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:06 ID:hvbzPiGt
そして彼女に微笑みを向けた。
「うん…そのさ、ベル」
「何かしら?」
一度切られたレックスの言葉の先をベルフラウは促す。
レックスはコホンと一度息を吐いてから改まったように話し出した。
「こういう時に言う事じゃないかもしれないけど…もう少ししたらさ、君の実家に行こう? 
君の父さんにちゃんと挨拶して…そうして許して貰えたなら俺の、家族になって欲しい。
俺はしがない教師でしかないけど…君に俺の子を産んで貰いたいって思ってる。
君と、幸せな家庭を築けたらいいって思ってる。…ダメ、かな?」
最後まで言ってその表情がほんの少しだけ情けないものに変わる。
ベルフラウはそれに微笑みながらそっとその顔を両手で包み込んだ。
「馬鹿ね…たとえ反対されたって私はずっと貴方についていくわよ。
一生離してなんてあげないから覚悟しててよ?」
そう言って笑う彼女は酷く綺麗だ。それにレックスは苦笑いを返す。
「いや、でも反対されて駆け落ちするってのはちょっと…。
歯や腕の数本は覚悟してるからさ、ちゃんと許して貰ってからにしようよ。君は一人娘なんだし…」
「ああ、あれは嘘よ」
「は……?」
ベルフラウがさらっと口にした一言にレックスは思わず固まる。
何だかとんでもないような事を言われた気がするのだが。
「あれは貴方に手を出させない為と大事に扱わせる為の嘘。
本当は私、他に三人も兄妹がいるんですもの」
「はは…嘘だろ?」
ベルフラウの衝撃的一言にレックスは何だか泣きたい気持ちになる。
今まで大富豪の一人娘に手を出した事で感じていた罪悪感やら、
親元から一人娘を奪ってしまった申し訳なさは一体なんだったのかと。
しかもそんな思いをもう何年も背負ってきたのに。
227ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:07 ID:hvbzPiGt
そんなレックスを後目にベルフラウはぶつぶつと独り言を言い始めた。
「ああでも貴方を実家に連れて行くのは危険よね。
あの子…アリーゼって貴方みたいなマゾ…ゲフンゴフン、いえ、人の良さそうな人見ると
すぐに押し倒して問い詰めたくなるみたいだし。行くんならあの子のいない時を
狙ったほうがいいわね…って、貴方、ちゃんと聞いてるんですの?」
ベルフラウが少し怒ったように問うてもレックスは乾いた笑いを浮かべるだけだ。
「はは…そっか、じゃあ君が俺と結婚してもあの家は他の誰かが継ぐから問題ないんだね…。
何だか悩んでた数年が馬鹿みたいに思えるよ……」
何か一気にどっと疲れてしまった。寿命が少し縮まった気がする。
そんな事を思ってベルフラウの言葉を聞き流すその態度が気に食わないのか、
ベルフラウはその体をそっと押し退けた。そして今度は逆に押し倒すような体勢を取る。
「ベル…?」
「ねえ先生? 今度は私を楽しませてね? 貴方の子供ができるように頑張るから」
そう言ってにっこり微笑む彼女はとても綺麗だ。
それでも思う。その笑顔や先程までの健気な態度も全部相手を油断させ、騙す為の嘘なんじゃないかと。
もしかしたら彼女の罠に嵌ったのは自分かもしれない。
知らない間に蜘蛛の巣に捕らわれた蝶のように、逃げられなくなっていたのは彼女ではなく自分なのか。
レックスはそんな事を思ったがそっと目を閉じ、微笑みを顔に浮かべる。
そんな人生も、悪くないんじゃないと。
彼女の実家に行ったらきっと楽しいだろう。
騒々しくて、馬鹿みたいで、それでもきっとどうしようもなく嬉しいだろう。
血の繋がりがある人間同士ですら殺しあうこの世界で、それでもきっと彼女を取り巻く環境は優しいだろう。
そこに自分の居場所ができるのだと考えると、それはとてもかけがえのない事で、尊い事のように思えてくる。
228ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:07 ID:hvbzPiGt
この人とならきっと、優しい世界で新しい命を育む事が出来る。そう信じられるのが幸せだった。
自分の体に降ってくる彼女のキスは酷く優しい。
それでもこの時彼はまだ知らない。この後恐るべき野外プレイの連戦が始まろうとしていた事など。


「ベル…いきなりそんな大きいの入らないよ……」
「大丈夫よ、貴方なら。ほら、もっと大きく広げて?」
「こ、こうかな…?」
「そうよ。そのまま…」
「あ、ベルあっついよ…」
「慣れれば大丈夫よ、そんなの」
「―…ねえ、貴方達、人前でイチャつくの止めてくれる?」
目の前の二人にアルディラは苛立った声で言った。わざわざ人の家にまで来てイチャつかれると腹が立つ。
「大体貴女は言葉の使い方が間違ってるわ。口は普通広げるじゃなくて開けるって言うものよ」
「あはは…細かい事は気にしないよ。
でもベル、次食べされる時はもっと細かく砕いてからにしてくれよ。口の中、火傷しちゃうよ」
そう笑う彼の目の前にはお手製の可愛らしい弁当が広げてある。
それをフォークに刺し、彼の口に運ぶのはベルフラウだ。
「もう慣れてないんだから仕方ないじゃない…。
でもこうやって好きな人と新婚みたいに「あーん」ってするの、昔から少し憧れてたのよねぇ」
「だから鬱陶しいから止めて欲しいんだけど、それ。やるんだった家でやって頂戴」
憎々しげにアルディラは口を開く。
その額には青筋が浮かんでいるがそれを指摘する人間はいない。
「お姉さまったら私と先生の仲に嫉妬してるの? クノンにして貰えばいいじゃない?」
「な、何言ってるのよ、貴女は…」
ベルフラウの一言にアルディラは慌てる。
229ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:08 ID:hvbzPiGt
すぐ側に控えているクノンはそれをそれを不思議そうな顔をして見つめていた。
「…で、さっきの話の続きなんだけど、あの後貴方達ヤったの?」
コホンと一度息を吐いてからアルディラは問うた。それに微笑みながら答えたのはレックスだ。
「まあお陰様で…? でもあの後大変だったんだよ。
マルルゥがそこにいるの忘れてヤっちゃったから俺、次の日彼女に「ケダモノさん」とか呼ばれるし。
正直凄くショックだったよ…。まあベルよりマシなんだけど」
「ベルフラウは何て呼ばれたの?」
アルディラは興味津々と言った様子で問う。ベルフラウは黙ったままだ。
レックスが代わりに小さな声で答える。
「―…女王様さん」
「…ぷ、はははは」
アルディラはそれに思わず吹き出してしまった。ベルフラウがそれに頬を膨らませる。
「ちょっと、お姉さま! 笑うなんて酷いですわよ!」
「あはは…だって貴女「女王様さん」って正直ハマリすぎよ…ぷ、くくく」
自分で口にしてアルディラはまた笑い出してしまった。
ベルフラウはそれを呆れたように見つめ、レックスは苦笑いで見つめている。
「まあ、あの後の光景見られたんじゃああ言われても仕方ないよね? 
あれは正直俺の中で黒歴史にしたいよ、ホント…」
「どんな事をされたのですか?」
クノンが興味深げに問うてくる。
レックスはそれにあからさまに肩を落とし、目を逸らして答えた。
「…聞かないでくれよ、詳しくは。まあちょっと彼女に特殊なプレイを強要されたというかで…」
「最初にいい思いさせてあげたんだからいいでしょ? 
最初は嫌がってたけど貴方だって最後はよがってたじゃない?」
「言わないでくれよ、それは…」
「…何だか聞かない方がよろしいようですね」
230ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:09 ID:hvbzPiGt
二人の態度からクノンは噂の恐怖の連戦内容を追及する事を止める。
新しい世界を知る勇気はまだないからだ。
「ところで、先生? あの時どうやって腕の拘束外したの? 自分じゃ解けないはずよね?」
「ああ、あれはクノンが…」
ベルフラウはアルディラの相手をしていた為あそこで行われていた事を知らない。
レックスが正直に答えるとクノンが言葉を継いだ。
「はい。ご奉仕をするついでに外させて頂きました。とても苦しそうでしたので」
「奉仕?」
「あ…」
「クノンっ!」
レックスが慌てて叫ぶがもう遅い。
しまった、という風に口を押さえるクノンと
顔を見ずともあきらかに怒りのオーラを放っているだろうベルフラウ。
その二人に挟まれてレックスは思わずその場から逃げ出したくなった。
逃げることなど、できはしないのだが。
「すみません、レックス様…。二人の秘密だと言われましたのに…。
私はダメなフラーゼンですね。今後は気を付けます」
「二人の秘密?」
クノンのその一言が逆に決定打となってしまった。
眉を吊り上げ、青筋を浮かべるベルフラウはガシっとその長いマフラーを
鷲掴みにするとその体をズルズルと引き摺る。
「クノン! アルディラ! た、助けて…」
「レックス様、もし何かありましたらお気軽にリペアセンターまでお越し下さい。
一日も早く完治するよう、善処致しますので」
「あう…ア、アルディラ…?」
「まあ頑張って「女王様さん」に可愛がられなさいな」
「―……」
231ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:10 ID:hvbzPiGt
微笑む二人の女性は他人事と割り切っているのかどこまでも冷たい。
世の中の厳しさを知りつつレックスはズルズルと家まで引き摺られていった。

「さて、悪い先生にはお仕置きが必要ね?」
「うう…ッ」
自室のベッドの上に組み敷かれ、レックスは情けない顔でベルフラウを見上げる。
彼女は何だか酷く楽しそうである。
「ふふ、貴方に選ばせてあげるわね、お仕置き内容は。
1、触手プレイ。2、汁プレイ。3、幼児プレイ。4、百合プレイ。5、道具プレイ。
さて、どれがいいかしら?」
「どれも嫌です」
楽しげに吐かれるベルフラウの提案にレックスは即答するがすぐに返事は返ってくる。
「じゃあ全部試すわね」
「ゴメンナサイ、俺が悪かったです。喜んでその中から選ばせて頂きます」
そんな答えしか返せなかった自分を情けなく思いながらレックスは恐る恐る口を開いた。
「その…詳しいプレイ内容をお聞かせ願いたいんですが」
「ふふ、1の触手プレイはその名の通り蛸使ってみようと思うんだけど、どうかしら?」
「た、蛸!?」
その名前が出ただけでレックスの体温が下がる。彼女は好んで食べるようだが正直今でもあれは苦手だ。
あのウネウネとして動きがグロテスクで気持ち悪くて仕方ない。
あれが生きたまま体の上を這いずり回るなんて考えただけで泣きそうだ。
顔面蒼白になるレックスの様子を楽しげに見つめながらベルフラウは次の言葉を発す。
「2の汁プレイってのはスライム召喚してみようと思うんだけど。
ほら、あれってぐちゃぐちゃしててどことなく汁っぽいじゃない? 
たまには全身汁塗れになってみるのも楽しいんじゃないかしら?」
「―……」
232ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:10 ID:hvbzPiGt
レックスはもう返す言葉を持たなかった。スライムを使うというのは勿論自分にだろう。
あんな物使おうなんて考える神経が信じられない。見てるだけで気持ちが悪いのに。
「3の幼児プレイってのはね、ほら憑依召喚ってあるじゃない? 
あれの一種で体の時間を退行させるものがあるんですって。
まだ小さくてツルツルで声変わりしてない貴方を犯すのも楽しそうよね?」
「幼児虐待は犯罪です。俺は君をそんな犯罪上等な子に育てた覚えはありません」
「この島に法律なんてあってないようなものじゃない。
それに私は貴方に育てられた覚えはないですわよ?
尤も、貴方を私好みに調教するのは楽しそうですけど」
「―……」
何だかいい先生になれればいいと思っていたけど、それ以前に自分の生徒の中から犯罪者が
生まれてしまいそうで今にも駄目教師の烙印を押されそうな自分にレックスは激しく絶望した。
それにトドメをさすかのようにベルフラウの言葉は続けられる。
「4の百合プレイってのはね、これも憑依召喚の一つで相手の体を一時的に
性転換させるものがあるんですって。何だかこの前お姉さまの大きな胸触ったら癖になっちゃって。
女の人相手にするのも悪くないかなって思ったのよ」
「お姉さま相手の浮気なら許可するから妖しげな世界に俺を引っ張りこまないで下さい」
「馬鹿ね。お姉さまより女にされて屈辱に打ち震える貴方を強引に
犯すほうが楽しいに決まってるじゃない」
「―……」
女同士って見る分には楽しそうだけどまさか自分が巻き込まれるなんて想像もしてなかった。
理想は理想の世界に留めて置くべきだと心底思った瞬間であった。
「5の道具プレイってのは…まあ言わなくても分かるわよね。
鞭とか蝋燭とか…そういう世界も楽しいんじゃないかと思うのよ。
何ならローターとかも使ってみる?」
「いいです。結構です。謹んで遠慮します」
233ベルフラウ×レックス続き物:04/02/08 15:11 ID:hvbzPiGt
名前を聞くだけで体温が下がるようなものを立て続けに口にされて
レックスは思わず条件反射で拒否してしまった。痛いのは正直嫌だ。
「ベル…もっと普通にしようよ。俺は普通に恙無く君と家庭を築きたいんだけど。
それに君は鬼属性以外の召喚術、使えないよね?」
「それなら大丈夫よ。貴方が抜剣して自分に使えばいいんだから。
貴方、あの時言ったわよね、何でもするって? 
それにお仕置きなんだから貴方が楽しかったら意味ないじゃない。
マンネリ防止の為にも新しい刺激は必要だわ。
ふふ、貴方が一つヘマする毎に一つずつ試していくってのも楽しそうよね?」
「―…俺は物凄く嫌です、そんなの」
口で抵抗しても無駄なことは分かっていてもせずにはいられなかった。
それでもベルフラウは笑うだけだ。
「ごめんなさい…私、貴方の事は好きだし、貴方みたいになりたいとも
思ったんだけど…でも貴方みたいにはなれないみたい。
だって、みんなの笑顔より貴方一人の羞恥に悶える顔やよがり泣く顔の方が好きなんですもの」
にっこりと笑顔で恐ろしい事を口にする彼女はとても可愛らしい。外見だけは。
あまりに可愛すぎて何だかとても泣きたくなるほどに。
「さあ、先生。どれがいい?」
逃げることを許さない彼女の微笑みにレックスは苦笑いを浮かべることしかできない。
こういう状況でも逆らえないのは犬属性の性か。
早くも人生の選択を少し誤ったような気がしている紅い忠犬であった。

おわり
23420=6スレ22:04/02/08 15:17 ID:hvbzPiGt
長々とお付き合い有難う御座いました。そしてマルティーニ兄妹捏造スマソ。ついでに頭も弱めな話で
最初は何時もと趣向を変えて逆鬼畜でしたが結局最後は何時もと同じ純愛オチで。
この後ご実家挨拶アリーゼ問い詰めプレイとか1〜5のどれかのプレイもそれは
それで楽しそうだなーと思いつつこれで終わりです。
また気が向いたら紅い忠犬絡みでアズリアとかベルとかアティで投下するかもしれませぬ。それでは。

>>165
GJ! レクパフも萌えるなぁ(;´Д`)ハァハァ  パッフェルさん可愛い…
ご自分のペースで頑張って下さい
235名無しさん@ピンキー:04/02/08 15:53 ID:PN87BVSv
誰かと思ったら貴方だったのか。相変わらず筆が早くて濃い内容に脱帽しました。
>マルティーニ兄妹捏造
OKです。個人的に無問題。過去にセルボルト兄妹捏造もあったし。
つうかその場合マルティーニ氏はオルドレイクなみの種馬なのだろうか?
236名無しさん@ピンキー:04/02/08 16:22 ID:oXsMYMxx
GJ!!
萌えました、このスレは神が多すぎてなんと言えばいいのやら(・∀・)サイコー!!
もう一回ベルでサモ3やり直そうかな…ハァハァ
237165:04/02/08 16:37 ID:/8QOzbF9
うほっ、いいベルレク!
ベルフラウに振り回されるレックスサイコー(笑)
やはりベルフラウはこれくらいチョーゴーマンがいい。

レクパフの方は、とりあえず自分のペースを守りつつ、
ぼちぼち頑張ります。
238名無しさん@ピンキー:04/02/08 18:31 ID:mHSSnrlO
GJ!
歪んでるけどそこに愛があるならばOKってやつですな
女王様さんと紅い忠犬、堪能させて頂きました

>結局最後は何時もと同じ純愛オチ
そこがまたたまらなく良いと思いますた
先生には実に良く純愛が似合う

>235
ニ卵性双子が二組か、四つ子という手があるかと
双子ならベルとウィルにアリーゼとナップっていう組み合わせだろうな〜と妄想

>165氏
ガンガッテクダサイ
楽しみにしております
239名無しさん@ピンキー:04/02/08 19:13 ID:+3Gy/Lxu
神が降臨しまくりでウハウハ
それにしても発売当時の反動のように、最近はアティものが無いねえ…。
240まとめてみる:04/02/08 20:17 ID:2AvS31Kh
とりあえずまだ保管庫に保管されてないヤツをまとめてみる
多岐亡羊 8スレ422氏 マグナ×ミニス 10スレ48-54
悪魔の胎動 5スレ1氏 レイム×アメル 10スレ69-86
琴瑟相和 8スレ422氏 ネスティ×ルウ 10スレ134-140
アティ×アズリア+α 6スレ715氏   10スレ166-170
光陰如矢 レックス×ミスミ8スレ422氏 10スレ191-193
クノンさん導入編1 H無し 10スレ207氏 10スレ207-211
遥かな花(その3、4) ヤード×アティ 4スレ825氏 10スレ 246-254 288-296
腹ぺこ羊は泣き虫狼と夢を見るか(レシユエ)6スレ282氏 10スレ340-356 364-385 410-440 564-600
夏美ちゃんの初体験〜最終融合承認〜 キルナツ 5スレ1氏 10スレ 537-547 605-613 660-672
軍人どもの新年模様 アティ×ビジュ 6スレ715氏 10スレ 678-686
マグナ×アメル?(夢オチ)10スレ703氏 10スレ703-707
軍医さんの奮闘  アティ×ビジュ 6スレ715氏 10スレ718-723
埋めにドラマCD予想 青年×アルミネ 10スレ773氏 10スレ773-780
ベルフラウ×レックス 逆鬼畜 6スレ22氏 11スレ64-76 139-149 185-196 221-233
ルヴァイオ  11スレ160氏 11スレ171、173
レックス×パッフェル  11スレ165氏 11スレ 176-180 201-206 214-217
たくさんあるなあ。そういや保管庫の管理人さんどうしてるかな。なんか掲示板みたらしたらばから
メールアドレス無効だからちゃんとしないと掲示板閉鎖されるって通知届いてたけど。
241名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:03 ID:okK18pAq
>>240
乙。倉庫番さんまだ忙しいんかな? 
何だかこれだけ沢山あると復活しても更新が大変そうだ…。

>>239
6スレ715氏の軍医さんシリーズがあるんでアティは割と投下されているような…。
むしろミスミ様とか見なくなった気がする…。
242名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:07 ID:EFbQeUmz
熟女分が不足しているすな。<ミスミ様いない
ところで、ミスミ様ってやっぱり漢字で「三角」なのかしら…。
角は二本だけだが。
243名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:14 ID:QPFy0bL6
未済様
ああ見えて実は
244名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:35 ID:WDWeMGLy
スバル…
ところでキュウマが「仇魔」と出たんだが、正直奴には大仰過ぎると思った。
245名無しさん@ピンキー:04/02/08 22:09 ID:SR6hY+L4
>242
ミスミ様の設定画(服のマーク)を見る限り、語源はそれであってるんじゃない?
でもあくまで語源でしかないと思ふ
もしホントに三角だったら漏れは泣くぞ
246名無しさん@ピンキー:04/02/08 22:13 ID:+3Gy/Lxu
ハサハとかミスミとか、シルターンの妖怪は名前のリズムが似てるな。
わざとだろうか?
247165:04/02/09 00:53 ID:dLpg8VUd
それでは、今日も今日とてレックスとパッフェルの睦事は続きます。
過去分は 176-180 201-206 214-217
248レックス×パッフェル/16:04/02/09 00:55 ID:dLpg8VUd
「あむ…んっ…ちゅ…」
「うあ…くぅ…」
レックスの股間に蹲ったパッフェルが、いきり立つそれを唾液塗れにしている。
飴を舐めるように、舌で周囲をてろてろと舐め回したかと思えば、カリの出っ張りをちろちろと刺激する。
パッフェルは上目遣いにレックスの表情を観察しつつ、舌と手を動かす。
「きもちい〜ですかぁ、レックスさん?」
「う、うん……すごく、いいよ」
眉間にしわを寄せ、快感に耐えながらレックスはパッフェルの顔を見る。
「んふっ…もっと、きもちよくなってくださいね〜」
ぬるっと温かいものがレックスのモノを包み込む。
「うはぁっ」
ぬろお…と、パッフェルの口内にレックスの剛直が飲み込まれていく。
「ん………ちゅ……」
喉の奥までゆっくりと飲み込むと、口内と喉を使い緩やかに締め付けながらも、舌を絡める。
「ぱ、パッフェル、そ、それだめっ…だ。…よ、よすぎるっ!」
「………ん…ふ…ん…ふ…」
レックスの言葉は既にパッフェルには届いていない。
パッフェルはただ、ただ、レックスのモノを舐め、咥える事で頭がいっぱいになっている。
左手で身体を支えながら、右手ではレックスの陰嚢をやわやわと適度な刺激を与える。
既にレックスは限界に近づいており、目も瞑りこらえていた。
自分をがんばって気持ちよくさせようとしているパッフェルを見てしまうと、それだけで達してしまうだろうから。
そんなレックスを上目遣いに確認すると、パッフェルはとどめとばかりに尿道口に前歯を突きたてた。
「!? で、出るっ」
たった一噛みで、忍耐の堤防を破られたレックスは、腰が独りでに震える。
249レックス×パッフェル/17:04/02/09 00:56 ID:dLpg8VUd
どくりどくりどくり…と、パッフェルの口内に精液を放出する。
身体をのけぞらし、はああああと大きくレックスは息を吐く。
パッフェルはそれを咥えたまま、レックスが全てを出し切るまでゆっくりと嚥下を繰り返す。
「はぁっ…はぁっ………はぁああ…」
じゅる…じゅるると尿道に残った精液も、パッフェルは吸いだす。
にゅるにゅると、口内でレックスのモノを舌で清めてから、ゆっくりとそれを吐き出す。
パッフェルは両手を合わせ、ごちそうさまでした、と小声で呟く。
にっこりと満面の笑みを浮かべ、快感から解放され、いまだ息荒く深呼吸を繰り返すレックスを見つめる。
「いっぱい…出しましたね」
「う…あ…パッフェルの口の中…すごく気持ちよかったから」
パッフェルはぺろりと舌を出すと、唇を舐める。
「あ、すいません。お行儀悪いですね」
あはは、とレックスは思わず苦笑してしまう。
「じゃあ、次に行ってみましょうか」
ぱんと手を叩くと、パッフェルは再びレックスの股間に蹲る。
「え、ど、どこに?」
まだ口内射精の快感で脳がぐらぐらしているのか、レックスは見当違いの事を言う。
「こ・れ・で、またい〜〜っぱい、出しちゃってもらいますからね」
両手でたっぷりとした質感を持つ乳房を抱え、パッフェルはちろりと舌を出す。
そんなパッフェルを見て、レックスは再び快楽の期待で唾を飲み込んでしまうのであった。
先ほど出したばかりの剛直は、既に硬く勃起していた。
250レックス×パッフェル/18:04/02/09 00:57 ID:dLpg8VUd
「どうっ…ですかっ、レックスさん。…はっ………きもち、んっ…いいですか?」
しゅにっしゅにっと、なにかが擦りあわされる音が室内に響いている。
パッフェルの小さな手では有り余るほどの乳房が、レックスの剛直を挿み、擦り上げていた。
「うん…うんっ…。すごい…さっきも凄かった、けど…これも、温かくて、柔らかくて…いい、よ」
ん、ん、と身体を上下させるパッフェルを見下ろしながら、レックスはその柔らかそうな髪を撫でる。
くしゃっと髪を撫でられる感触に、パッフェルはふぅんと気持ちよさそうに鼻を鳴らす。
「頭を撫でられるって…気持ちいいんですね、レックスさん」
自らの巨大な乳房にすっぽりと埋まり、その僅かに出ている先端をてろりと舐めながら、レックスにくすぐったそうな視線を向ける。
「くぅっ…」
先ほどまでの激しい刺激ではなく、こちらはやわやわとお湯に浸かるような刺激だ。
「はぁ………レックスさんの熱くて…すごく、脈打ってますよぉ」
「だってパッフェルのおっぱいが、凄く…気持ちいいんだ…はぁあ…」
パッフェルは乳首を使い、くりくりと尿道口にも刺激を与える。
「あうっ!? だ、駄目だよパッフェルっ。それ、だと…すぐまた出ちゃい、そうだ…」
「おっと、いけないいけない…今度はじっくり…楽しもうと思ってたんですよぉ」
慌ててパッフェルは、乳房でのゆるゆるとした刺激に切り替える。
乳房で剛直を擦り上げつつ、パッフェルは、はぁ…と艶っぽい息を吐く。
「レックスさぁん…私も…こんな熱いものはさんでたら…」
なにかを催促するように、上目遣いでレックスを見る。
その視線にぴんときたレックスは、快感に耐えながらもにこりと微笑む。
251レックス×パッフェル/19:04/02/09 00:59 ID:dLpg8VUd
「俺ばっかり気持ちよくなって、気付かなくてごめんね」
そう言うと、手を伸ばし自分の物を挟んでいる柔らかな乳房の先端…ぷっくりと膨らみ、硬く勃起した乳首を摘む。
「あぁん!」
勃起の熱で脳を焼かれていたパッフェルは、その刺激だけで思わず声を上げてしまう。
パッフェルに負けじと、レックスは両の乳首をくりくりと刺激する。
「あぁ…だめ、駄目…レックスさん…だめぇ…」
自分の乳首を刺激されるのを見つめながら、パッフェルは身体を揺する。
「何が駄目なんだい?」
わかっているくせに、レックスはにこやかに微笑む。
「あぁ…あぁ…そこ…つま、まれたら…また、またっ…出ちゃう!」
びゅぷっと、音を立てて乳首から勢いよく白い飛沫が噴出す。
「ぁあっ…は…ふぅ…」
達することだけはなんとか耐え、パッフェルは目の前のそれに没頭する。
「うわ…ミルクで…また感触が…くぅ…」
「いって…いってください…レックスさん。私に…見せてください」
熱に浮かされたようにパッフェルは、乳房で擦る手に力をこめる。
「私の目の前で、びゅくってびゅくって、精液出すとこ、見せてください…はぁん」
「うん、うん、もう出る、出るよパッフェル。見て、てよ…パッフェルのおっぱいで気持ちよくて、俺出すからっ」
快感で腰が震えながら、レックスはパッフェルの乳首を刺激しつづけ、更にミルクを噴出さす。
「っっっく!」
びしゃ!と、レックスの股間が弾け、先ほど出したばかりなのに、更に粘り濃い精液が溢れ噴出す。
「あぁ…あぁっ……はぁあぁ…」
精液で顔を叩かれ、髪を汚され、真っ白な乳房を汚されながら、パッフェルは陶然と微笑む。
パッフェルは、精液を浴びながらゆっくりと達していた。
252165:04/02/09 01:00 ID:dLpg8VUd
今日はここまで。
まだまだ前戯が続きそうです。
253名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:02 ID:MNhQiPg7
おお、GJですた

がんばってください
254名無しさん@ピンキー:04/02/09 02:28 ID:8vfJsHaK
乳プレイに(´Д`*)ハァハァ…v
神様ありがとう…!!
255名無しさん@ピンキー:04/02/09 15:19 ID:yKu2idg6
質問。猟奇っぽいのはどこまで許容範囲でしょか?
256名無しさん@ピンキー:04/02/09 15:22 ID:rYs/1K4V
人体切断だけはやめちくり
レイープものなら多少痛そうなもんでもいいけどさ
257名無しさん@ピンキー:04/02/09 18:23 ID:weHq4O3j
SSサイトちゃんと更新されてるの?
258名無しさん@ピンキー:04/02/09 18:28 ID:kIPM/iBO
ヘイゼルの「心より先に体だけが大人になって…」てのは
普通に「子供の頃に女にされた」って解釈していいのか?
259255:04/02/09 19:39 ID:yKu2idg6
ええと、ゴーカンものだけど痛い目あってるのは主に男だったり(逆レイプにあらず)
でも読み返してみたら別に大した事ありませんでした。手間かけてすまん>>256
むしろアティの壊れっぷりが問題だよ自分。
というわけで、アティが電波受信してたり名無しキャラにヤられるのが嫌な方は7レスほど読みとばして下さい。
260最後の任務(1/7):04/02/09 19:43 ID:yKu2idg6
痛み。
アティに残るのはそれだけだった。
服を引き裂かれ胸元から腰まで露わにされているというのに寒さを感じない。
跨る男が鼻息も荒く秘部を貫くのに熱さも感じない。
痛覚と異物感と嫌悪。
レイプという最悪の状況下のせいか頭が上手く働かなかった。
(……どうして)
猿轡代わりのハンカチは唾液でぐちゃぐちゃになっている。
揺すぶられる度に生温い液が口内に滲みまた布へと吸われ、その繰り返しが気持ち悪い。
(どうして、こうなったんだっけ)
召喚鉄道での要人警護を命じられた。そこを旧王国のテロリストが急襲した。
彼らは財界政界の有力者を人質にとり、それから―――
護衛役の、アティに目を付けた。
「逆らえば人質がどうなるか、解ってるよな、軍人サン?」
抵抗できなかった。
いや、口内に突っ込まれた時に噛みついたのが唯一の抵抗らしき抵抗だったが、
顔殴られた上に人質二、三人連れてきて殺してみようか、等と嘲られては逆らう気力も失せた。
「……ってえーっ。とんでもない女ですよこいつ」
「がっつくからだ。これだから若いモンは。喰いちぎられなかっただけましだな」
中年の男が噛みつかれた若い男をからかう。
その間にも馬乗りになった残るひとりは、アティの両腕を縛り無造作にハンカチを口へと押し込んだ。
「まあこれで良いでしょう」
前触れもなく胸を揉みしだく。
「……っ!」
「そうそう、運転手の見張りが要りますから、君、行って下さい」
「えー、ずるいですよー。大体……さん奥さんとラブラブじゃないすかー」
「分かってやれよ。こいつカミさんがみっつになる娘さんばっかり構うもんだからご無沙汰なんだよ。
 ほれ、後ろはお前用にとっといてやるから回復するまでおとなしくしてろ」
「ほんっとーですね。俺の分ちゃんと残してくださいよお」
愚痴垂れつつ運転室へと続く通路へと進む後ろ姿を見送って、さて、と目を細めた。
261最後の任務(2/7):04/02/09 19:45 ID:yKu2idg6
「帝国の女性は初めてでしてね。せいぜい楽しませて頂きますよ」
「……口上はいいからさっさと姦って代われ。本国からの次の指令にかかったら、楽しむ暇なんてなくなるぞ」
アティの意思を完全に無視した遣り取りだが、アティの方はそれどころではない。
乳房を犯される悪寒と逸物のグロテスクさに強張る。
必死で身をよじっても男の力には敵わない。
そして。
激痛。
ろくに愛撫も与えられぬまま乾いた部位が軋む。
「……おや」
愛液なぞ望めぬ場所にぬめりが生まれる。
「ああ、処女だったんですか」
息ができない。痛い。苦しい。いつか好きな人とするのだと漠然と思い描いていたのに。
破瓜の血を潤滑油に男は蹂躙を続ける。
痛い。悲しい。生臭い血のにおい。くやしい。痛い。痛い。痛い。
何を思いついたのか、嗜虐の表情で男がハンカチを引きずり出した。
吐き気と咳が襲う。
「う…ああ……も、やだ……」
「まあそう仰らずに。なんなら」
涙で視界を滲ませるアティの耳元で、男は囁いた。

 好きな人の名でも呼べば如何ですか?

咽喉の奥で叫びが凍る。
262最後の任務(3/7):04/02/09 19:47 ID:yKu2idg6
「おや、呼ばないんですか」
男は意外そうに呟く。強がっているという風にも見えない。

何故。こんな時に限って思い出してしまうのか。
自分には、誰もいない。
父親は死んだ。母親も死んだ。
親友といえる女性はあまりにも遠く、
愛する存在もなく。
独り。こんな時に助けを求める相手も思い浮かばない、孤独。
『いつか』を望むことしかできない自分は。

男が嘲る。

「寂しい方だ」

「い…いやあああああっ!!」
前後して膣内を精液が叩く。
男はアティが妊娠の恐怖に叫んだのだと思ったらしく「腹蹴れば大丈夫ですよ」と言った。
抜かれた部位から自分と他人の体液が混ざり落ちるのを、
別の男が気ぜわしげに乗ってくるのをぼんやりと眺め。
不意に、思考回路のどこかが切り替わる。
コレは、自分を傷つけるコレは、一体なんなのだろう。
人間? こんな非道いことをするモノが?
手に触れるものがある。硬い感触。サモナイト石。ウエのソレは私を貪るのに夢中で気づかない。
そうコレはヒトじゃない。
だから
だから
―――だから、もういいのだ
263最後の任務(4/7):04/02/09 19:49 ID:yKu2idg6

旧王国では戦闘用の召喚術は帝国ほど普及していない。
その為、男達は知らなかった。
召喚術には大袈裟な身振りも媒体となる道具も本来必要ない。
サモナイト石、召喚獣との誓約、術者の精神力。
それだけあれば充分なのだ。例えば、押し倒されている状態であったとしても行使は可能。
順番を譲り二人に背を向けた男の耳に、悲鳴。
振り返れば目の辺りを押さえてのたうちまわる仲間と、上体を起こす女。縛めたままの手には、紅い輝き。
ぽんっといっそコミカルな効果音と共に空中に現れたのは、
タヌキ。
胴が茶釜で傘持った愛らしい生き物の出現に意表を突かれたのが命取りになった。
タヌキ―――いや、召喚獣が傘を振り下ろす。
掠っただけのはずが視界が真っ暗になる。
「な……な……!」
男達が恐慌に陥るのをアティは奇妙に冷静に眺めていた。
部屋の隅に投げ出されていた自前の短刀を拾い鞘から抜く。
くるりと持ち替え縛めに刃を突き立てる。目算が狂って手首を傷つけたが気にする様子もない。
怒りとも昂揚ともつかない熱が痛みを上回る。そのまま、先に目晦ましを掛けた男に歩み寄り。
暗闇の中もう片方の男に熱い飛沫が降りかかった。
「私の両親、旧王国の兵士に殺されたんです」
甘苦い滴りが仲間の血だと気づくのに少々手間取る。
「きっ…貴様あっ!」
声のする辺りに突進するが、足引っ掛けられ無様にすっころぶ。
「あの時も三人で。ろくな抵抗のできないお父さんやお母さんを笑いながら」
無明。何処から声が聞こえてくるのか、自分が何処にいるのかも判らぬままもがく。
「―――それで、その内の一番若かったヒト。生きていれば丁度貴方くらいの年齢なんですよね」
囁きはひどく近かった。後ろ髪を掴まれぐいと引かれる。
絶叫のカタチに開いた口に、金属の味。
仲間が持っていた銃だと男が理解したのは、撃鉄を起こす音の後、鉛玉が頭を吹き飛ばす寸前だった。
264最後の任務(5/7):04/02/09 19:50 ID:yKu2idg6

運転室で手持ち無沙汰にしていた男が、銃口を運転手へと向けたままドアを見やる。
そろそろ交代の時間だというのに誰も来ない。小さく舌打ちし、
「おい、ちょいと留守にするけど、妙な気起こすなよ? 逆らったら」
ばーん、と子どもっぽく撃つ真似をする男に運転手は蒼白な面持ちで幾度も首を縦に振る。
通路に出て眉をひそめた。
お楽しみの最中の部屋に続くドアが三分ばかり開いている。多少用心しながら引くと。
ごとん、と。
ドアへ座り込む体勢でもたれていた物体が倒れてきた。
「……ひいっ?!」
見知ったはずの仰向けの顔からは血の気が失せ濁った目玉が覗く。
妙にその角度が急だと思ったら、何の事はない。首が三分の一程切り裂かれているせい。
本来皮膚に保護されるべき肉と内器官はだらしなくはみ出し、臭気を撒き散らしていた。
何があったのか。疑問符は彼を束縛し、
側の気配に対応するのが遅れた。
視線を向けた時には、もう取り返しがつかない。
銃を構え佇む女は、腫らした片頬に凄絶な笑みを浮かべて引き金を引いた。
腕を叩く灼けるような衝撃に、男の握る銃は上を向き天井を弾痕が穿つ。
尻餅をつく。半ば泣きながら銃を構え直そうとする手が踏みにじられる。
見上げた。見なければ良かったと後悔した。
それほどに。
赤い髪を返り血で尚あかく染めた女は

火薬のはじける音。
肉をえぐり侵入する鉛の感触。
空薬莢の落ちる音。
撃ちだされた銃弾が空気を引き裂く風圧。
幸いにも打ち込まれた四発の内、男の意識下にあったのは二発目まで。
動かなくなった男を冷然と見下ろし、アティは空になった銃を投げ捨てた。
今になって疲れを感じ壁に背を預けようとして。
265最後の任務(6/7):04/02/09 19:52 ID:yKu2idg6
何か、柔らかいものを踏んでしまう。
気怠げな視線の先には。
「…………え?」
テロリストのひとりの荷物、そこからはみだしているもの。
人形、だった。ごくありふれた種類の。
例えば父親が幼い娘にお土産にとするのには、陳腐な位に相応しいたぐいの。
「……やめて」
彼らはなんと言っていた?
娘。妻。かぞく。
この場所で畜生にも劣る行為をしておきながら彼には家族がいて彼が死んだら悲しむ人が存在して。
「いやあっ……」
自分が殺したのはそういうもの。人間。自分と同じ。大事なひとが居る分自分より上等な

狂う寸前の心を、鳴り響くベルが現実へと無理矢理引き戻した。
機械的に壁掛け式の内通機へと手を伸ばし、受話器を取る。
耳に届くのは緊張に引きつる息遣いのみ。
「こちら、帝国軍第二陸戦隊所属、アティです。応答を願います」
『……あ、ああ、軍の…人なんだな? 旧王国の連中じゃなくて?』
「テロリストは制圧しました」
『本当か?! 自分は運転士だ! どうすれば……もう列車止めても…』
重圧からの解放に躁状態になる相手に落ち着くように告げる。
その傍らで、今後のことを考える。
軍服はすっかり駄目になってしまったから、新しくあつらえなくてはならないだろう。
お風呂入りたい。銃使うのは学生以来だが結構やれた。報告書の提出は明日以降でもいいだろうか。
剣の手入れは今日中にしなくてはならないけど。妊娠しないように薬飲まなくては。そういう行為に
縁がなかったので危険日かどうかが自分では判断できない。
つらつらと頭の中羅列される言葉。民間人を安心させるため口から出る台詞。
266最後の任務(7/7):04/02/09 19:53 ID:yKu2idg6
そのどちらとも違う単語が胸の奥底を噛む。
逃げたい。
ココから
血と死に塗れた場所から
真っ赤に染まった己れから
おのがナカの深淵から
早く早くはやく早くハヤク早く―――!


アティが除隊届けを提出したのはそれから一週間後、事後処理がほぼ完了してからのことだった。
「―――お前が辞める必要がどこにある!」
知り合いに見つからぬよう注意したつもりだったのに、
よりによって一番会いたくない人物に捕まってしまった。
「もう決めたことですから」
「……っふざけるな! 勝ち逃げなんて絶対に許さないからな!」
ふと生まれた笑みをおし隠す。アティに関して熱くなってくれるのは今も昔も彼女だけだ。
それも今日限りだけれど。
「とにかく納得のいく説明をしろ、でないと」
「無理ですよ。アズリアに説明するなんて」
あっけにとられた頬がみるみるうちに怒りの朱に染まる。
でも、言えるわけがない。
辞める理由は事件を引き起こしたことでもレイプされたことでもなく、
簡単に狂ってしまう自分が怖いから、だなんて。
「さよなら」
「……勝手にしろっ!」

何処か。此処ではない場所に。ヒトゴロシの私を見なくてすむ処へ。
267255かつ6スレ715:04/02/09 20:38 ID:yKu2idg6
別の場所で「自分は甘いご都合話が好きです」と書いたけれど、もう誰も信じやしねえ。
バレンタインネタ一応考えてはいるのですが……リインバウムにバレンタインはあるんかな。
268名無しさん@ピンキー:04/02/09 21:26 ID:AP9RpMo6
gj!(・∀・)b
漏れはこういうの好きです。
バレンタインネタも期待してまつ。
269名無しさん@ピンキー:04/02/09 21:45 ID:N8zymHb5
おお、グッジョブ!とてもよかったです。
氏は文章が雰囲気出てて上手いなあ…。
270名無しさん@ピンキー:04/02/09 22:12 ID:MRA07XqJ
GJ!
グロとか苦手な性質ですが、こういうのは好きです。
文章が割と淡々としているからかもしれませんね。
バレンタインネタも書かれるなら楽しみにしています。
そちらは純愛系なんでしょうか。
271名無しさん@ピンキー:04/02/09 23:09 ID:8vfJsHaK
久々にアティものが投下されましたな。
こういう暗めの話も珍しくっていいかもです。
自分もグロはちょっと苦手なのですが、難無く
読めました。255さんグッジョブ!!
クレクレ君で申し訳ないのですがどなたかイスラもので
投下しては頂けないでしょうか?相手はアティか
アズリア希望で。過去ログはもう読んだのですけれども
最近、出番が無い様な気がするので…。
272名無しさん@ピンキー:04/02/09 23:26 ID:sySJ3Wno
グッドジョブ
なんていうかありえそうな話
アティの平和主義へのこだわりはこんなところから来ているんじゃないかって思えます
これを公式設定にしてホスイくらいだ
273名無しさん@ピンキー:04/02/10 00:03 ID:g98GGs4V
GJ!
文章、話ともに好み。ウマー。
274165:04/02/10 01:39 ID:qCjuX8iD
ふおおお久しぶりのアティたんだ。
…(ノД`)シクシク

ということで、ほぼ日課になっているレクパフの続きです。
今回は、ちょっと場繋ぎです。エロ無し。
過去分は 過去分は 176-180 201-206 214-217 248-251
275レックス×パッフェル/20:04/02/10 01:40 ID:qCjuX8iD
部屋を二人の荒い息遣いが支配する。
男と女の匂いが充満し、むせかえるほど。
「はぁ…はぁ………って、うわぁああああ! ごめん、パッフェル。ふ、拭く物、拭く物」
パッフェルの惨状にレックスは漸く気付く。
「ほえ…?」
精液を浴び、上半身がほぼ余すことなく白く染まっている。
特に髪などは、精液が絡みつきぐちゃぐちゃになってしまっている。
当のパッフェルはぼんやりとしているが、レックスは慌ててタオルを取りだす。
「ごめんね、パッフェル。その…凄く気持ちよかったから、うう…」
ごしごし、とパッフェルの髪についた精液を優しく拭き取る。
「いーんですよ…。レックスさんが気持ちよくなってくれたなら、嬉しいです」
「あ………う…」
無邪気なパッフェルの微笑みに、レックスは赤面する。
それきり二人とも黙り、部屋にはタオルでパッフェルを拭く音だけが響く。
レックスに髪を拭かれ顔を優しく拭われ、パッフェルは陶然とした笑みを浮かべている。
「私…」
「ん?」
「………こういうこと教えられて育ったんです、男の人を…どうやったら喜ばせられるか」
「っ………」
淡々とパッフェルは語りだす。
「スカーレルが…言ってましたよね? そうやって男を殺すことだけを…教え込まれてきたんです」
レックスは無言で唇を噛む。
俯き、パッフェルの顔を見ることも出来ず、ただ唇を噛む。
276レックス×パッフェル/21:04/02/10 01:41 ID:qCjuX8iD
既に精液は拭き終わり、タオルは明後日の方向に投げてある。
「そんな顔しないでください、レックスさん…」
優しく、パッフェルはレックスの頬に手を伸ばす。
「そのおかげで…レックスさんにいっぱいよろこんでもらえて…私嬉しいんです」
「…パッフェル………」
「聖王都で、私を助けてくれた人に言われたんです…『“今まで”の自分を無いことには出来ない。“今”をどう考えるか』だって」
優しく優しく、パッフェルは両の手をレックスの頬に添える。
「レックスさんに…喜んで…気持ちよくなってもらえるなら…私の今までの人生も無駄じゃなかったって思ったら…嬉しいんです」
「…パッフェルっ…」
パッフェルの指が、優しくレックスの目じりを拭う。
この世界で一番優しく、一番強く、一番愛しい人が泣いていたから。
「泣かないでください、レックスさん。泣かないで…」
「パッフェルっ…だって…泣いてるじゃないかっ!」
泣くことを堪えず、ただ涙を流すに任せながらレックスは叫ぶ。
満面の笑顔を浮かべたパッフェルが、涙を流していたから。
「あれ…どうしてでしょう? 私…こんなに幸せな気持ちなのに…」
零れる涙を拭うことなく、パッフェルはただ幸せな笑みを浮かべている。
「………嬉しい時だって人は泣くんだよ、パッフェル」
レックスはパッフェルの頬に両手を添える。
「あ………」
と、パッフェルが思った時には、優しくやさしい口付けをされていた。
277165:04/02/10 01:42 ID:qCjuX8iD
今日はこれだけ。
聖王都で助けてくれた人(謎)が、ほんとにこんなことを言ったかは未確認ですが(笑)
妄想妄想。
278255かつ6スレ715:04/02/10 23:34 ID:emUlZm7c
レスくださった方ありがと。やさぐれた心が癒されます。
バレンタインネタは挫折寸前です。_| ̄|○ このまま廃棄するのは勿体ないんで
代わりに誰か書いてくれんかなーと他力本願なこと考えつつシチュエーションのみ投下。

バレンタイン当日、アティが取り出したのはチョコではなく包装用のリボンだった。
「……またベタな」
「まあそう言わずに……ご存知ですか?」
何を、と問おうとして。首にするりと紗布の感触。
「バレンタインって男の人からあげてもいいんですよ。で」
アティが巻きつけたリボンを思いっきり引く。よろめいたところで、耳元に甘く低い囁き。
「―――貴方が欲しいんですけど」

首にリボンつけて「私を食べて」も捨てがたいのだけれど、♀×♂が好きなのです。
279名無しさん@ピンキー:04/02/11 01:48 ID:jyIk7TE8
>バレンタイン当日、アティが取り出したのはチョコではなく包装用のリボンだった。
この時点で、リボンを取り出すときのアティの表情がありありと想像できて爆笑しました。
280名無しさん@ピンキー:04/02/11 15:02 ID:CWCmBoQ2
>>278

レ、レクアティでキボンヌ

………需要無し? 過去ログでもこのCP、一つしか見なかったしなぁ
281名無しさん@ピンキー:04/02/11 15:35 ID:7MhNUodK
>>280

ノシ

レクアティ好きだよ。でもこのカプでネタ考えると同時存在させなきゃいけない難しさから
どんどんオリジナル色強くなっていってエロも薄くなってしまう罠…。そしてどうしても
アティが積極的になってしまうのは何故か。レックスが人間年下系に受身なのが原因か。
282名無しさん@ピンキー:04/02/11 20:52 ID:UJ5MWSBm
バレンタインネタで中途半端に妄想。

1.プレゼントをもらう前から、チョコレートのどこに芋が入ってるかで
 マグナが心の中で危機感を募らせるマグアメ編
2.「ねえねえネスネスぅ〜あたしを食べて〜」「君はバカか?」なネストリ編
3.軍人とヘタレ家庭教師による、いつ喧嘩が始まってもおかしくない殺伐とした、
 でも実はオトナの恋愛なレクアズ編
283名無しさん@ピンキー:04/02/11 21:10 ID:rqi4yTSA
自分もレクアティ好きだ。
ただ双子とか兄弟設定より同僚ってのに萌えなんだけどな。
同時存在の難しさで挫折したクチだが、もし二人が島の人間側と
帝国軍側に分かれて対立してたら…とか考えるとなんか辛抱堪らん。
そして、>281と同じく書こうとすると何故かアティが積極的になる。
レックスの性格が問題なんだろうな。アティは年下に対してのみ受身
とかではないから。
284名無しさん@ピンキー:04/02/11 21:39 ID:hT2n6h3Z
>>282
1が見たい。芋餡入りチョコレートだったらぎりぎり…無理ですかなやっぱり。

>>283
自分は逆に兄妹(姉弟?)で敵味方っていうのに萌え。
でもレクアティよりレクアズにアティがちょっかいかけるのが好きだから、この場合とはちょいと違うか。
285名無しさん@ピンキー:04/02/11 21:52 ID:WIQ5rL3R
レクアズの進展のためによかれと思ってしたことが
全部裏目に出るアティ萌え。
某日某軍事施設での会話。

「……で、私も大好きな二人に幸せになってもらおうと、色々と頑張ったんですよ」
「例えば」
「ありがちですけど、三人で遊びに行く約束しておいて自分だけキャンセル、デートのお膳立てしたりとか。
 心配だったので隠れて見てたら捕まって、『尾行訓練です!』と苦しい言い訳するはめになりましたけど。
 バレンタインには『チョコを貰う彼、それを見てやきもち妬き気持ちを自覚する彼女』という計画立てて、
 レックスの下駄箱に入れるべくチョコ用意したまでは良かったんですが、当日アズリアは後輩の女生徒からの
 プレゼントさばくのに手一杯で他人気にする暇がなかったという悲しい結果に……
 って真面目に聞いてます? 一体どこ見て―――」
「……ほほう、貴様はそういうことをしていたのか」
「?!」
「久しぶりに旧交を温めようと思って来てみたら、随分楽しそうじゃないか。ちょっと借りていいか?」
「別にいいですぜ」
「ちょっとは庇うとかしてください!
 日頃の恩を忘れるとは、イレズミかいしょーなしー!」
「……ああ、返してくれなくても構やしませんから」
「そうか、それは助かる。
 さあ、今夜はたああっぷり話そうな、ん?」
「あーれー御無体な〜……」


頭よわくて相済みませぬ。『軍医さんの〜』ってレクアティ同時存在だったんですよね。
主人公同士絡まないので書いてる本人もすっかり忘れかけてましたが。
そっとレクアティ希望してみる。姉弟設定にしたせいか自分では書きにくいんで。
287名無しさん@ピンキー:04/02/11 23:24 ID:yFowoiCW
前にここでレクアティ書いた身として…
書きます、黒レックス気味でレクアティ…
エロはこの二人しか書けないし
投稿してるサイトにエロは送れないから飢えてたんでw


お呼びでなかったらスマソ
288名無しさん@ピンキー:04/02/11 23:31 ID:UCb/HtR7
>>287
是非投下してくだちい。実は自分もレクアティでバレンタインネタ考えてたんですが
被らない事を祈りつつ…。途中で挫折するかもしれないし。レクアティ祭りの予感?
289名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:10 ID:a18PQi/5
自分には公式のキャラ設定見た後もレックスが主人公、アティがヒロインにしか見えない。
ぜひキボンヌ。
というかアティにビジュアル的に似合う男がレックスしか思いつかない俺は重症でつか?
290名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:13 ID:TX0mURwn
楽しみだけど、黒がどの程度なのか気になる。
291名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:52 ID:r6ghVN24
確かに今回、トリスに対するネスみたいなキャラが居ないかもな……
292名無しさん@ピンキー:04/02/12 02:47 ID:KmarBVeq
レックスの場合アズリアが一番おいしいっぽいが
293名無しさん@ピンキー:04/02/12 04:45 ID:FVCDDyFe
黒レックス気味つーと 『紅の暴君レックス VS 碧の賢帝アティ』 とか……?
イスラが泣きをみるな。

「お前はまた僕から奪っていくのか!?
姉さんだけじゃなく、僕がはじめて手に入れた力も奪っていくのか!!」

ああ、そうなると黒いかレックス。
294名無しさん@ピンキー:04/02/12 05:33 ID:1uGC3d0a
とか書いておきながら
思い人であるアズリア(隊長)の為に汚れたこともする。
といった感じの黒レックスを期待。
295名無しさん@ピンキー:04/02/12 11:24 ID:8aEIG7jW
紅いきつねと緑のたぬき、黒のカレーだ

それはともかく294に同意
例の事件後、アズリアとアティにひきとめられて軍には残ったものの
起こした騒ぎのせいで表向きは英雄扱いされつつ、栄転と言う形で海軍の問題児部隊の副隊長になったレックス
自分の甘さによりアズリアを傷つけるのが怖くて黒く染まるレックス

昔のレックスに戻って欲しいと思いつつもそうしたら軍を辞めてしまうと思い言い出せないで居るアズリア

二人の支えを得ることができず
例の事件に似たような事件で二人に相談もできないまま軍を辞めてしまうアティ

そして舞台は島へ…


長文スマソ
296名無しさん@ピンキー:04/02/12 13:01 ID:UKWWmLx+
レクアティ小説、書き始めて投稿した後にレックス帝国軍人設定書いた人
とか、カルマルートレックスがアティの世界に来た話を書いた人が
現れて、ネタが被りまくって急遽、アティが貴族設定で軍時代はレックスの
部下みたいな関係の設定を作ったなぁ、ゲームと違って軍人時代が長い事にして
もう、自分でもキモイくらいに考えてる。海軍と区別する為にレックスの軍服は
黒にしたり………バレンタインまでエロ書けるだろうか……雑談スマソ
297名無しさん@ピンキー:04/02/12 13:34 ID:rcQUo5cC
パロでネタ被りなんか気にするんじゃねえ、とにかく書け!
仮令同じ材料、同じ食器で作ろうとも、料理人が違えば自ずとそれぞれの味が出るのだ、さあ書け!
……すんません書いてくださいレクアティ読みたいです。
298名無しさん@ピンキー:04/02/12 15:04 ID:yHNHtO0B
>>286

「だから、私は可愛い弟と大事な同僚を幸せにしたげようとー!」
「いらん世話だというのだ! だいたい私とレックスはそのなんだ、そういう間柄ではない!」
「何を今更! アカデミー時代にレックスがあげた写真立て、今でも大事に持ってるくせに」
「なっ! 何故それを……!?」
「プレゼントするように指示したの私だもん。知ってますよ、レックスの写真入れてベッドの
とこに飾ってるでしょ」
「ぐっ……と、とにかく! わ、私の気持ちは私の気持ちだ、自分でカタをつける! よけいな
手出しなど不要!」
「そのカタがつけられないからかれこれ三年も友達以上恋人未満のままで、いい年こいて
高校生みたいな恋愛模様やってるくせに」
「紫電絶華ァッ!!」
「ぎにゃー!!」

……286氏にお詫びしつつこんな感じの希望。
2990214 :04/02/12 17:06 ID:UKWWmLx+
>>278
ありがたくそのネタを使わせて頂きます

「……こんばんは」
世界から忘れ去られた島のほぼ中心に位置する集いの泉に有る
建物の一室…赤い髪の女性が遠慮がちにドアを開く
「? なんだ、アティか。こんばんは」
ドアの先には、アティと同じ髪色の男が
脱いだワイシャツと赤いジャケットをハンガーに掛けている
薄手の黒いランニングシャツからはみ出た彼の裸の部分は
夥しい、それを見た者の大半が思わず目を背けてしまう様な傷跡でいっぱいだった
白い肌にどす黒く残るのは……刃物による切り傷、銃創の丸い傷跡、召喚術による火傷痕…etc
アティは彼の生々しい傷跡を見て、少しだけ心が痛む。軍所属時代に自分は軍医で彼は
自分が所属していた部隊の先輩であり、頼れる戦友であり……それ以上に大切な存在だった
アティが彼の上半身だけでなく全身の傷跡を知る事……男と女の関係になったのはこの島に来てからの事だ
「……レックス」
「そんな顔しないで。まぁ……確かに女の子に見せる様な格好じゃないけどね」
レックスが苦笑気味に呟いて。アティの頭を軽く抱き寄せる
太陽と少しの埃の匂いと優しさに包まれて、
心の苦しさとレックスに対する愛しさが綯い交ぜになった
複雑だが心地よい感覚に浮かされたアティは、
レックスに気が付かれない様にそっと彼の傷跡の一つに唇を落とした
「……ゴメン、汗臭くなかった?」
「そんな事はありませんよ……言われるまで気が付きませんでしたから」
「あ〜、悪いけど。先に湯浴みをするよ、机の上が少し散らかってるけど……?」
「気を遣いすぎですよ、ゆっくりと今日の疲れを洗い流してきて下さいね」
「……了解」
唇を人差し指で塞がれて、微笑んで諭されたレックスは困った様な笑顔でバスルームへと歩き出した
3000214:04/02/12 17:07 ID:UKWWmLx+
「レックスも結構だらしない所があるんですね……」
レックスの部屋に入って、散らかっている机を見てアティが呟く
コルクが乱暴に詰められた葡萄酒、二つの手紙とラッピングされた箱……小さなガラスの小瓶
出しっぱなしにしてあるそれらは確かなレックスの生活の様子だった
「手紙は兎も角……葡萄酒くらいは片付けても良いですよね?」
埃一つ無い机の上に飾られた二つの写真……一つは何処かのお屋敷の庭で
海軍の白い軍服とは違って黒い陸軍の軍服を着たレックスと二人の男の子が並んで写った写真
もう一つは、この集いの泉の前で彼と自分。そして二人の女の子の四人が並んで写った写真
過去のレックスと自分に訊く様に言い聞かせて、アティは机の上に置かれた物に手を伸ばした
「あら? ……この字って、もしかして」
意図せずに見てしまった誰かからのレックス宛への手紙、それは結構古い様で
白い紙の端の方が日に焼けて黄ばんでいた。
アティが見てしまった一文……『貴方に恋している』 俗に言う恋文という手紙だという事は
気が付くのに時間は必要なかった。しかし……アティにとってはそれ以上に驚いたのは
「……やっぱり」
心が苦しい、アティは胸を押さえる。自分は、レックスとは二つ年下で……小さな頃に哀しい別れをした
帝国で再会した切っ掛けを作ってくれたのは『彼女』だった。思えば、彼女とレックスはいつも一緒だった
寂しくて……彼の腕に抱かれて眠っていた時に呟いた言葉を思い出す
「……俺は君を愛する資格なんて無いんだ」
最初は、軍の任務で彼を助ける為に私が人を殺める事になって……
前へと進めなくなってしまった事を差しているのかと思っていた
けれど……あの言葉の本当の意味は
「どうしよう……嫌、イヤ……」
残酷な優しさの冷たさに震える様に、アティは自分を抱きしめていた
3010214:04/02/12 17:18 ID:UKWWmLx+
また……アティを泣かせてしまったな。泣かせてばかりだ
過去の事とは言え、アティにはまた辛い現実を突き詰めてしまった
時効だとは思う……それは俺の勝手な言い訳だが、隠し通せる物でもないし
もう、アティに隠し事は必要ないだろう……
机のある部屋の前で、重苦しい溜息を吐いて……レックスはドアを開けた
「……そんな所に座ってると、身体を冷やすよ」
努めて、優しく淡々と床に座り込んで泣いている彼女に言葉を紡ぐ
「? レ……ックス……レックス。わたし……」
「ゴメンな……アティ」
「! きゃッ……」
レックスは目線を合わせる様にアティに傅いて、彼女を抱きかかえて静かに椅子に座った
短い悲鳴を上げて、アティはレックスの首に腕を回してされるがままに彼の両膝の上に
横座り状態になった。
「あわわ……は、離して下さい」
「俺には君を離す理由がないよ、椅子も一つしかないからさ。悪いけど諦めてくれないか?」
その状態が恥ずかしくて、アティは儚い抵抗を試みるが強く肩を抱かれて動けなくなってしまった
「さて……チョコレートがあるけど、食べるかい?
 一昨日、カイル達と一緒に遊びに来たアリーゼとベルフラウから
 貰ったんだけど、バレンタインまで空けちゃ駄目だって言われてさ
 もうすぐ今日が終わってバレンタインだから空けちゃっても良いよな?」
レックスは空いた手で机の上にある包みのリボンを解き、静かに包装紙を剥がしている
アティはボンヤリとまだ暖かく濡れているレックスの髪に指を這わせている
「……俺にはアティが居るんだからって、チョコレートは二人で一つなんだってさ、
 軍学校に入ってからあの二人は益々しっかりしてきてるね、アティの良い所を吸収したみたいだよ」
「ックス……レックス」
「うん? なんだい、アティ」
チクッとレックスは腕が痛んだ、ギュッと強くアティが震えながら握っている
「……ごめんなさい、手紙。読んじゃいました……」
「そう……なんだ。別に良いさ、隠す程の物じゃないからね」
「訊いちゃっても……良いですか?」
耳に痛い沈黙が始まった……
3020214:04/02/12 17:19 ID:UKWWmLx+
「…………過去の事を形にして残しておくなんて、結構情けない事だよな」
沈黙は破られた、アティはその声に寒気が走った……
語るレックスの声は潰されそうな程に冷たい声だったからだ
「俺がまだ軍学生時代の時に、徴兵で軍に駆り出された事があったんだ……君は覚えているかな?」
「レックスが卒業する一月くらい前の話でしたね……軍学校からは二人選ばれたって訊いてます」
「そう、その任務に選考されて駆り出された俺とアズリアは一緒に行動していたんだ」
レックスは淡々と応える。彼の灰色の瞳は過去を映し出していた
「どんな……任務だったんですか?」
「人海戦術でなんとでもなる簡単な任務だったよ……
 麻薬を密売する組織の本部を見つけて、軍に知らせる
 俺とアズリアは、要するに囮捜査官だったんだ」
「……任務を成し遂げたんですよね?」
「結果的にはね……けれど、肝心な事は全部……隠蔽されたんだよ」
「新聞で知りました……組織の本部、ネストの人間は全員死んでいたって
 軍人さん達が突撃して……武力制圧されたって、あの情報は嘘だったんですか?」
レックスは恐れを隠す様にアティを抱きしめた
「ネストに居た人間はね……当時の俺が絶対に許す事が出来ない人間だった
 俺の両親を……俺と村人達との絆を壊した。……旧王国の連中だ」
「!! それじゃあ……」
「奴等は……一緒に行動していたアズリアを拉致したんだ
 皮肉な事に、それでネストが見つかったんだけどね」
「………………。」 
「"王国万歳、栄光の復活万歳" ……彼等の歓喜の叫びを聞いた時、
  目の前が真っ赤になってた…………もう、気が付いただろ? アティ……」
「い……ィャ、そんな事……信じたくない!」
レックスは、アティの耳元に近づき……残酷なまでに優しい言葉を囁いた
「ネストの人間は軍人に倒されたんじゃない……たった一人の軍学生によって
 皆殺しにされたんだよ。……レックスっていう軍学生によって、ね」
3030214:04/02/12 17:22 ID:UKWWmLx+
『貴様等のせいで……俺は、俺は!!』
灰色の床は、全てが赤に染まっている……
それ以上に朱に染まった青年が、すでに事切れたモノ達を
死しても尚、苦しめる様に血と脂に染まってナマクラになっている剣で
狂った様に……否、理性を保ったフリをして振り下ろしている
モノの原型は……もう無い。とうとう……剣の方が根を上げる様に
砕け散る音と共に紅く染まったその刃が真っ二つに折れてしまった
折れた刃が空を舞い、キンッと血に染まった石床に落ちる
『ハァ……ハァ……クソッ! ……グッ、ァ……ハッ……畜生、チクショウ!!』
また……衝動殺人を犯してしまった。血に染まった青年=レックスは
胃袋から込み上げる計り知れない罪悪感を血に染まった石床に吐き出した
『今だけは……君を、思い浮かべたく……無い! 消えて……くれ』
レックスの心に映る、自分に微笑む二つ年下の赤い髪の女の子の姿を
衝撃で遮る。石壁に赤い華が一つ……レックスは血が流れる額を乱暴に拭った
『そうだ……探さなきゃ、アズリアを』
この場所に来た本来の目的を思い出して、レックスは歩き出す
……上手く、歩けない。左足に銀色のナイフが刺さっているからだ
邪魔なそれを抜き取る為に左手を動かす……上手く、指が動かない
左掌に、自分の血で染まったボウガンの矢が刺さっているから
『フッ……クククク、ハハハハハ……』
耳障りな笑い声が聞こえる、自分から聞こえる……
何がそんなに可笑しいんだい? 自分自身にも解らない
『ハッ……あぁ…ンッ、ふゥ……ァン』
レックスの心臓が高鳴る。聞こえた悲鳴は甘く、あまりにも淫らで艶やかだ
レックスは自分の足の付け根の先に生えてある男の部分が自分の意志とは無関係に
熱くなっている事に気が付いていない。
その悲鳴に誘われる様に足を進める…
『もぅ……耐えられない、誰でも良いから……うぁ。わ、わたしを……』
建物の端にある部屋の先から、切なく甘い悲鳴がはっきりと聞こえる
レックスは力が入らない右手を何とかドアノブにかける……あっさりとドアが開いた
304名無しさん@ピンキー:04/02/12 17:34 ID:UKWWmLx+
仕事が近いので、今日はこれまでにします…
あしからず。 ……もうちょっと短く書けないのか自分
305名無しさん@ピンキー:04/02/12 20:36 ID:idoXri3+
つつつつつ続きを!早く!!
306名無しさん@ピンキー:04/02/12 21:43 ID:+kHRPUst
同じく。つ、続きをっ!
首を長くして待っております…。
307名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:12 ID:02e+o7FD
>>298
おもろかったので謝らんでください。しかしこのアティ確実に口で身を滅ぼすなー。

>>299
傷痕に旧王国兵へのトラウマ…すげえ萌え。続きが楽しみです。
308名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:16 ID:l28QjgWl
160氏に触発されてルヴァイオ、
イオスおにゃのこ設定モノ投下シマツ。

横槍乱入&レクアティ一色の空気読めずスマソ。

309ルヴァイオ/1:04/02/13 01:21 ID:l28QjgWl
コンコン。
控え目なノックでも、灯りがほとんど落とされた夜半過ぎの屋敷には充分な大きさで響く。
「失礼します」

「入れ」と簡潔な返答を確認すると、イオスは出来るだけ音を立てないように扉を開け部屋に入る。
そこには未処理の書類の整理をしていたのだろうか、こんな時間でも机に向かっているルヴァイドの姿があった。
「来い」
ルヴァイドはイオスの方を振り返る事すらせず、またも簡潔な命令を下す。
無言で近寄って来たイオスが、後、数歩で辿り付くといった距離になり、
ようやくルヴァイドは書類から目を離し、イオスの方に向き直る。
卓上のランプの灯りだけを頼りに浮かび上がるその姿は昼間とは異なっていた。
いつもの漆黒の軍服に小さな双丘がふたつ。
こんな夜更けに呼ばれる理由を熟知していたイオスは、
日中はきつく巻き付けているサラシを着けていなかった。
標準に比べて随分控え目な大きさの胸ではあるが、
それでも細身の身体に合わせて作られた軍服が少しきつそうに見える。
ルヴァイドは腕を伸ばし、イオスの細い腰を掴み引き寄せると、
そのゆるやかな双丘の谷間に頬を寄せる。
身体の中心に向けて吐かれるルヴァイドの熱い息を受け止めたイオスの身体が、
一度大きくビクンと震えた。
310309:04/02/13 01:23 ID:l28QjgWl
とりあえず今回はここまで。
お怒りの声が無ければ、続きは後日にでも。
311名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:31 ID:gnVw/+SQ
きゃーーーーっv待ってましたーーー!(スカーレル風)

ルヴァイオの投下を心待ちにしていた一人です。
つ、続きを…(´Д`;)ハァハァ
312名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:40 ID:Sx31oiiQ
>>309
キタキタキタ―――!!
ぜひ続きをお願いします!
貧乳のイオスたんハァハァ…。
313288:04/02/13 01:43 ID:/XTAhwsP
ネタ被ったらすみません…。ってゆーか被っても気にせず投下して下さい。
ヘタレゆえ当日に被ったら目も当てられないのでちょっと早めにレクアティバレンタインネタ。
>278氏のネタを頂いて積極的なアティとヘタレックスによる割とほのぼのとした甘ったるい話です。
レックスは帝国軍にいた設定でED後話です。15レス前後とかなり長くてごめんなさい…。
314名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:43 ID:TiQFzw68
ルヴァ×イオキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
それにしてもレク×パフ、レク×アティ、ルヴァ×イオとか最近神いっぱい来てますね。
315レックス×アティ:04/02/13 01:44 ID:/XTAhwsP
出逢ったのはたしか軍学校の入学式。
笑い合う仲の良さそうな親子。
「これから離れ離れになるけど独りでも頑張るのよ」そんな言葉を言って、微笑む。
自分には、そんな人いない。微笑んでくれる人も、優しい言葉を掛けてくれる人も。
独りだった。それでも平気。だって今までずっとそうだった。
だから、「寂しい」なんて。そんな事、思うわけがない。
涙を笑顔で隠す事だってもう慣れた。そんな時だった。
「君も、独りなの?」
自分に掛けられる優しい声。嘘みたいだった。
信じられなくて、でも信じたくてそっと顔を上げればそこには自分と同じ鮮やかな赤毛。
あどけない貌に宿る光を放つのは夏の青空の瞳。白い肌はまるで故郷に降る雪のよう。
「俺も、独りなんだ」
そう言って微笑むその貌に滲むのは寂しさ。こんな顔を、自分もしていたんだろうか。
「良かったら、一緒に校舎まで行こうよ。独りは、寂しいから」
疑心も何一つ持たず差し伸べられる手。それはまだ小さくて、でもどうしようもなく嬉しくて。
気が付けばその手を取っていた。触れるそれは、少しだけ冷たい。
「君の名前を、教えて? 俺は――」
まだ風が少しだけ冷たい春の日、運命は回りだした。


「先生さ〜ん、この問題が分からないんですよぉ」
「ん、どれだい? ああこれはね…」
ふわふわと浮き近付いてくるマルルゥにレックスは眼鏡を掛け直して向き直る。
そうして教科書を見つめながら丁寧に説明を始めた。それをアティは優しい眼差しで見つめている。
もう日常として定着してしまった光景。こうやって彼が側にいる事が幸せだった。
「先生、何ぼーっとしてるんだよ」
「あ、ごめんなさい…」
スバルに指摘されてアティは慌てて今さっき添削していた答案に向き直る。
316レックス×アティ:04/02/13 01:45 ID:/XTAhwsP
そうして心を落ち着かせてまた添削を始めた。
最近、いけないと思いつつ気が付けば彼を目で追っている自分がいる。
それがどうにも複雑な気分で正直落ち着かない。
――こうして彼がこの島に住み着いてからもう暫くの時が経っている。
帝国軍人としてこの島にやってきた彼は元は敵とはいえその穏やかな人柄と
優しい性格ですぐにでも島の住人たちに打ち解けた。今は軍を辞め、こうして島で先生をしている。
彼が軍を辞めたのにはそれなりの理由があった。
無色の襲撃。その時に彼は脚を傷めている。アティを庇って。
その時彼は「平気だ」と笑っていたから気付かなかった。
その怪我が、彼の軍人生命を絶つような深いものであった事を。
気付いた時には手遅れだった。もうどうしようもなくて、彼は自分の夢を諦めるしかなかった。
アティは今でもその事を悔いている。
自分の好きな人の夢を、壊してしまったという事実が今でも彼女の心を締め付けていた。
「アティ、そろそろ終わりにしないかい? もう今日は遅いし」
「あ、そうですね…。じゃあ今日はこの辺にしましょう」
レックスの言葉にアティは手にしていた答案を纏めると、授業終了の旨を生徒に伝える。
「じゃあな、先生。また明日!」
「ええまた明日」
「さよなら、先生」
「うん、また明日ね」
元気良く手を振り、子供たちは帰路につく。それを見届けると二人も荷物を纏めだした。
「じゃあ俺たちも帰ろうか? 忘れ物はないね?
明日は学校がお休みだからその分今日はゆっくりできるね」
「ふふ…レックスって何だかお母さんみたいですよね。朝もいっつも忘れ物ない?
とか聞いてくるし。しかも私よりも家事が得意なのが何だか悔しいです」
「お、お母さんって…」
アティの言葉にレックスは思わず項垂れた。大の男を捉まえてよりにもよって「お母さん」。
317レックス×アティ:04/02/13 01:46 ID:/XTAhwsP
何だか喜ぶべきなのか悲しむべきなのか微妙だ。
「しかも他人の事気にする割に自分の事に関しては全然しっかりしてないし。
他人の心配するよりまず自分の心配するべきだと私は思います」
「あ、あのさ…俺ってそんなにしっかりしてないかな…?」
何だか物凄く自信なさ気にレックスが問う。それにアティはニッコリと笑顔で返した。
「ええ。ものすっごく。すっごく手が掛かって世話の焼き甲斐があるなぁってよく思います」
「…そっか」
がっくりと肩を落とすレックスにアティは遂に笑い出してしまった。
「ぷ、はは…ごめんなさい、ちょっといじめすぎちゃいました。
でもそんな可愛い反応するレックスが悪いんですよ?」
「はは…可愛い反応、ね…。俺は全然可愛く振舞ったつもりはないんだけど……。ってゆーか男に可愛いって…」
またがくりと肩を落とすレックスの腕にアティは自然に抱き付くと笑いを浮かべたまま言葉を続ける。
「大丈夫です。私は可愛い貴方が大好きですから」
「それ絶対褒めてないから。ああもういいよ。
その内君が可愛いなんて言えなくなるくらい男らしくなってみせるから」
「あはは…じゃあ期待して待ってますね。早く男らしくなって私を吃驚させて下さい」
レックスは腕に抱き付くアティを振り払わなかった。そのままお互いの温もりを感じながら家路を辿る。
浮かぶ笑顔は自然で、それが嬉しかった。他愛無いことでも笑い合える。それが幸せだった。
今まで敵対していたせいで伝えられなかった言葉を。埋められなかった孤独を。
こうして身を寄せ合って、言葉を交わして、埋めていっていた。

「うん、やっぱりレックスのご飯って美味しいですよね。いいお婿さんになれますよ」
「お婿さんね…貰い手がないから実は今でも募集中だったりするんだけど」
簡素な家の狭い部屋で二人で同じ御飯を食べる。
同じ家に住もうと言い出したのはアティで家事は当番制で担っていた。
一週間は七日だから一人が一日多く家事をやらなければならないのだがそれはジャンケンで決めた。
負けたのは勿論レックスだ。彼はジャンケンやらクジといった物で今まで勝てた試しがない。
318レックス×アティ:04/02/13 01:47 ID:/XTAhwsP
その分カードや賭け事には強いらしいのだが意外に負けず嫌いなアティは
もう勝負をしてくれなくなってしまった。それが少し寂しかったりする。
「じゃあうちのお婿さんになりますか?
狭いけど屋根付き個室付ですよ。ただ週四日の家事は決定事項ですけど」
「えー、俺もっと条件のいい所にお婿に行きたいな。
たとえばメイドさんが沢山いて夜は毎日社交界みたいな」
「あはは…それ夢見すぎですよ」
「夢は大きく、だよ。見るだけならタダなんだから。
うん、でもここの生活も軍にいた頃よりかは全然マシかな…。特に海戦隊第六部隊は悲惨だったから…」
「どんな感じだったんですか?」
興味本位でアティが聞いたらレックスの顔がいきなり曇った。
どうやら触れてはならない話題だったらしい。
「いや、まあ…料理できる人、いなかったんだよね…。
アズリアは女の子だけど物凄い不器用でカレーに人参丸ごと突っ込むような料理作ってたし。
で、仕方ないからこの島に来てから俺が作ってたんだけど…流石にあの人数をさ、
一人で作るのは無理があって色んな人に手伝って貰ってたんだよ。
でもアズリアが手伝った日にはもう阿鼻叫喚でね…大変だったよ。
仕舞いにはビジュがキレてアズリアから包丁奪ってアンタは引っ込んでろ!
って叫んだりね…。もう散々だった」
「あはは…何か想像できます……」
アズリアの料理は学生時代に見た事があったがそれはもうおぞましい物であった。
阿鼻地獄というのも想像に容易い。
「で、最後には俺とビジュ二人で来る日も来る日も皮むき皮むき。
気が付けばビジュはアズリアの事逆恨みしてるし、しかも俺が細かく指導してあげたら
またキレてそれを諌めようとしたら尚更キレられて何故か殺意抱かれるし」
「ああ、あの人短気っぽいですもんね…」
319レックス×アティ:04/02/13 01:48 ID:/XTAhwsP
「うん、凄かった。何かいっつも喧嘩してたな。
でも、それももうできないって考えると寂しくなるね…」
「レックス…」
顔に自嘲の色が滲む。
アティは知っている。彼が何もできずにいた事を悔いているのを。
無色の襲撃。イスラの裏切り。そしてその死。
その時彼は動かない脚を抱えてベッドで自分の無力さを悔やむ事しかできなかった。
アティの命は彼によって救われた。しかし、その代償は余りに大きい。
「ごめんなさい…私のせいで……」
言葉にならない思いを悟ってアティは謝る。それにレックスは慌てて顔を上げて言葉を紡ぐ。
「ちょ…謝らないでくれよ、頼むから。俺はこうなった事、後悔してないから。
たしかに…俺は沢山のものを守れなかったけど…でもそれはどうしようもない事だって分かってる。
大切なものを全部守りたいなんて、我侭すぎるからね。
俺の脚と引き換えに守れたのが君の命なら、それで十分だ」
「でも…」
何かを言いかけたアティの口元にそっと手が伸びる。
そしてその言葉の先を止めるかのようにレックスが言葉を続けた。
「アティ、これは俺が自分で決めて自分で選んだ未来だ。だからたとえ君であっても文句は言わせない」
強い、声だった。瞳に宿る色は真摯で、声が詰る。
伸ばされた手がそっと戻されて、その表情に微笑みが咲く。優しさを浮かべるそれはとても力強い。
「アティ、俺は君を守れたこと、誇りに思ってる。ちっぽけだけど、それでも俺はそれを大切にしてる。
だから、自分のせいだとかそんな風には思わないで。できれば俺は君には笑って貰いたいって思ってるから。
だから、せめて隣で笑っていて。そうすれば俺はもっと頑張れるから」
とても優しい言葉だった。
それに何を返したらいいか分からなくて、ごめんなさいと言おうとしたけど止めて、代わりに。
「ありがとうございます」
満面の笑顔でそう言った。返ってきたのはやっぱり優しい笑顔だった。
320レックス×アティ:04/02/13 01:48 ID:/XTAhwsP
「それでよし。やっぱり君は笑ってるのが一番だ。
俺たちは、沢山のものを失ってしまったけど…だからこそ幸せにならなきゃだめだ。
この世界に生かされた以上、幸せになるために足掻いて足掻いて、胸張って笑えるよう頑張るんだ。
俺の幸せは…君が笑ってくれる事だって思ってる。だから一緒に頑張ろう?」
「はい! 一緒に、頑張りましょう」
幸せになる為に、独りではなく一緒に頑張ろうと言われるのが嬉しかった。
もう独りじゃない。寂しさに泣く事も、孤独に怯える事もない。
たとえ肉親の愛に飢えた二人のくだらない傷の舐めあいだったとしても、
それはとても幸せな事だった。
「それじゃ俺、先にお風呂に入るね。
ご飯食べ終わったら食器、流しに入れておいて。後で一緒に洗っておくから」
「あ、はい分かりました。でもここのお風呂って便利ですよね。
ロレイラルの最新式らしいんですけど。造ってくれた島のみんなに感謝しなくちゃ」
「そうだね。しかも広いしね。その分ゆっくりできていいんだけど」
そう言ってレックスは席を立つ。流しに食器を置いて掛けてあるバスタオルを手に取る。
「上がったら教えるから」
「上がる前にこっそりと覗き見しちゃってもいいですか?」
「逆セクハラで護人会議で訴えるよ、そんな事したら。俺の裸は高いんですー」
「もう、じゃあ幾らで買わせてくれるんですか、レックスの裸」
「え、うーん…じゃあ一晩10万くらいで…」
「高すぎですよ、それ」
笑いながら二人で冗談を言い合う。まるで子供みたいに。
こういう所は昔から――それこそ少年少女であった学生時代から変わらない気がする。
それがどうしようもなく嬉しかった。

パタンと部屋のドアが閉まる。
それだけなのに何故かとても寂しくなった。
321レックス×アティ:04/02/13 01:50 ID:/XTAhwsP
同じ場所に彼がいない。それだけで。
気が付けば、まるで呼吸をするみたいに側にいるのが自然になっていた。
何となくやりきれなくなって周りを見渡せば赤い印が付いたカレンダーが目に入る。
「あ、そっか、今日ってバレンタインだっけ…」
印が付いているのは今日で、そこには小さくバレンタインと書いてある。
今年こそは忘れずにいようと思ったのに結局忘れてしまっていた。
「今年もまた、渡せなかったな……」
初めて出逢った軍学校の入学式以来、
彼とは何度もこの日を共にしているのに未だにチョコレートを渡せていない事に気付く。
ずっと好きだったのに、それを言い出せなかったのはこの関係が崩れるのが怖かったから。
家族のように近くて大切な存在。きっと彼はそう思っている。
でもこんな関係をずっとこのまま続けていくのだろうか。
家族にもなれず、男と女にもなれず、こんな中途半端な関係をずっと。
今の関係に満足していないと言えば嘘になる。
それでもその指先を、唇を、吐息を、想像して自分を慰めた事もあった。
――再会なんてしなかれば良かったと、少しだけ思ったこともある。
そうすればきっと他の誰かを好きになって過去の思い出として消化できたのに。
なのに彼はまたこの目の前に現れて、敵なのに、昔と変わらない笑みを向けてきて。
苦しかった、どうしようもなく。甘えてしまいたいその腕が、遠かったのが。
優しい言葉ではなく刃を向けなければならなかったのが。
そして、親友の隣にまるで恋人同士のように立つ彼を見るのが。
二人がそういう関係でなかったことは知っている。けど、もしもそういう関係になったら。
そう考える自分が浅ましくて、でも切なさは止まらなくて。
ようやく和解できたと思った矢先に彼は自分の為に、その夢を潰してしまった。
後悔はないと笑うけど、それでもきっと動かない脚の歯痒さに、無力な自分に、
涙を殺した日もあっただろう。
もう何もかもが限界だった。自分の想いを押し殺すのも、こんな生活を続けるのも。
322レックス×アティ:04/02/13 01:51 ID:/XTAhwsP
気が付けばフラフラと歩き出していた。何かに導かれるように、ただその温もりを求めて。

「何ていうか、幸せだなぁ、ホント…」
温かい湯船に浸かりながらレックスはハアと熱い呼吸と共に言葉を吐き出す。
こういう体の疲れを取ってる時が一番だなぁとか思いつつ。
「俺ももう年かなぁ…」
なんて親父臭い事を漏らしていると、コンコンと控え目に曇りガラスが叩かれた。
「レックス、お湯加減どうですか?」
「うん? 最高だよ」
「そうですか…あの、今日って何の日か知ってますか?」
「え…? ……ごめん、分かんないや」
ガラス一枚を隔てて問うアティに答えを返せず、レックスは眉を顰めた。
彼女の誕生日でもなければ自分の誕生日でもない。クリスマスはもう終わったし。
思い当たることなど全然なかった。
「今日、バレンタインなんです。
でも私、チョコ用意できなくて…けど他に渡したい物があるんで入っちゃいますね」
「ああうんそうして…って、え…?」
一瞬流されて返事をするがその言葉を噛んでる内にとんでもない事を言い出していることに気付く。
レックスがそちらに目を向けた時には全てが遅かった。
「じゃあお邪魔します」
「ちょ、ちょっと待って…! って、わ…ッ!」
大急ぎでバスタブから飛び出したら思いっきりコケてしまった。
ずべしゃっと顔からタイルに突っ込んでガツンと頭ぶつけた痛々しい音が浴室に響いた。
「きゃあ、大丈夫ですか!? しっかりして下さい!」
「ああうん、だいじょう…ぶッ!?」
顔を上げたらその先に全裸のアティがいてレックスは思わず鼻を押さえた。
情けない事に鼻血が出てしまいそうになったのは今さっきぶつけた衝撃と
普段からこういう事にあまり免疫がないからだろう。
323レックス×アティ:04/02/13 01:52 ID:/XTAhwsP
「アアアティ! 今すぐここから出なさい! まったく、年頃の娘が何考えてるんだ!」
「えっと、エッチな事とかです」
「ああうんエッチな事か…じゃなくて!」
思わず納得しかけたが慌てて否定する。
できるだけその体を見ないようにして落ち着いて言葉を紡いだ。
「よし、被告人。君の犯行動機を聞こうじゃないか。
ああ大丈夫だ、落ち着いて。君の罪状は軽いから」
「落ち着くのはレックスだと思います」
「うん、君の言い分は分かったから取りあえず犯行動機。
被害者のレックスさんはそれによっては無罪でも構わないと言っているよ」
自分で言っていてアホみたいだと思いつつもとにかく状況を整理するのに必死であった。
何ていうか風呂場で全裸の男女がする会話ではないのだが。
「レックスにエッチな事がしたくなったので襲いに来ました。
チョコレートの代わりに貴方の体を下さい」
「…15点」
「えー、中途半端ですよ、それは。せめて10点か20点に…」
気が付けばいつもと変わらない色気のない会話をしていた。
やっぱり風呂場で全裸の男女がする会話じゃない。
「捻りが足りません」
「…分かりました。じゃあ、私を貰って下さい。チョコレートは用意できなかったから…代わりに」
声音が真剣なものに変わって、レックスの表情も変わった。
真っ直ぐと、目を逸らす事無くアティの顔を見つめる。
「…本気?」
「本気です。私の…家族になって下さい」
今度はその声が少し震えていた。表情を見るのが怖くて、アティはその胸に顔を埋める。
324レックス×アティ:04/02/13 01:53 ID:/XTAhwsP
「私じゃ…駄目ですか? 私…貴方の事が好きでした…ずっと、ずっと前から。
だから…貴方と家族になりたい。ずっと側にいたい。
私は貴方から守って貰うばかりで何もできてないから…せめて側で支えられるようになりたい……」
「アティ…」
少しだけ擦れた声で、小さく震えるその体を抱き締めようとして止めた。そんな資格、自分にはない。
「アティ、もし君が俺の夢を奪った事に責任を感じてそう言ってるんだとしたら止めて欲しい。
同情で、君の人生を縛りたくない。君には本当に幸せになって貰いたいって思ってるから…」
「同情なんかじゃありません。同情で逆プロポーズするほど、優しくはないですから…」
力強い声だった。凛と響くそれはまるで鈴の音のようだ。
「アティ…俺には君を抱き締める資格がないんだ。君を抱き締めるには、俺の手は汚れすぎてる……」
今までしてきた事を考える。軍人として生きていく上で、人ととして許されないこともしてきた。
民を守るのが軍人の使命で、その為に生かす命と奪う命があることは分かっている。
けど彼女はその手で抱き締めるのを躊躇うほどに優しく綺麗だ。
抱き締めた途端に潰してしまいそうで、とても怖かった。
「そんな風に言わないで下さい」
アティがその手をそっと手に取る。そして優しく口付けた。
「私の知ってる貴方の手は、私の頬を優しく撫でて髪を梳く為のものです。
私には、それだけで十分です」
指先をそのまま口に含むと少しだけ体が震えた。でも振り払うことはしない。
「俺は…クノンにもう剣を振って戦うことはできないだろうって言われてる。
もう君を守る力をもたないんだ。無力な俺は、君の、足手纏いになるだけだ」
吐かれた暗い声をアティは小さく首を振って否定した。
「無力なんかじゃありません。貴方の優しさはいつも私の心を守ってくれてます。
自分の心を守れないような人間が、他人を守れるはずなんてありません。私の心には、貴方が必要です」
出逢った時の事を考える。ずっと独りだと思っていたのに、
いきなり現れて頑なだったそれを溶かしてしまったのはやっぱり彼もまた独りだったからだろう。
325レックス×アティ:04/02/13 01:53 ID:/XTAhwsP
望んだのはささやかな事。家族が、欲しかった。
楽しい時には一緒に笑って、泣きたい時には胸を貸して、そして毎日同じご飯を食べる。
今考えればずっと、そんな事を彼としてきたのだと気付く。
帰る場所がなくて、長期休暇の時誰もいない校舎で二人だけでクリスマスを祝って夏は内緒で花火をした。
バレて反省文を書かされたけど独りじゃなかったから平気だった。
幸せだった、とても。だから剣を向け合った時は辛かった。
寂しくて、辛くて、でも今こうして側にいる。それはまるで奇跡。
幾千幾万の可能性の中から選び取ったこれは正しい判断だったのだと、信じたい。
「馬鹿だよ、君は…。俺なんてほんとに何もないのに…。でもごめん、俺、我侭で自分勝手だ。
幸せに出来ないって…無力だって分かってるのに、君にそう言われて嬉しいんだ。
君と幸せになりたいって、思ってしまうんだ…」
大きな手が震えながら自分の体を抱き締めてくる。
ああこれは正しいことなんだ。心が叫んでる。
だって、こんなにも嬉しい。
「私の…家族になってくれますか?」
「うん…俺、何もできないけど、せめて、君と子供の幸せを守れるように…頑張るよ」
微笑んでそのままキスをした。もう何年も一緒にいるのに唇を重ねたのは初めてだ。
触れた唇は予想以上に柔らかく温かい。まるで甘い夢を見ているようだった。
「んん…ぁむ…んふ……」
角度を変えて何度もされるそれは酷く熱くて眩暈がする。
絡めた舌はいやらしく、官能は体を火照らせる。
けどその瞬間が愛しくて、馬鹿みたいにお互いを貪りあった。
「ん、は…レックス…いやらしいです……」
「君の方がいやらしいって。…このまま抱いても、いいかな?」
「ふふ、10万円分の体、堪能させてもらいますね」
可愛く笑ってアティはもう一度軽く口付ける。
それにレックスは少し驚くがそのままそっとアティをバズタブの縁へと座らせた。
326レックス×アティ:04/02/13 01:54 ID:/XTAhwsP
そして白い首筋にキスを落とす。
「手、おっきくなったんですね…」
「もう子供じゃないからね、心も体も」
「体、傷増えましたね…」
「でもこの傷以上に俺が傷付けた人は多いんだ…」
許されようとは思っていない。他人を傷付けて、それでも自分だけ幸せになるなんてとても勝手だ。
でも、人は生まれてきた以上皆平等で誰しも幸せになる権利があるのだと思いたい。
不幸なのは寂しいから、だから幸せになる為に足掻くのだ。馬鹿みたいに。
無様でも、格好悪くても、それでも誰かを幸せにする為に生きたいと思うから、
何度傷付いても他人を求めてしまうのだ。
それは人の性という弱さなのかもしれない。でも弱いからこそ愛しいのだと、そう思えるから。
「アティ、たとえ目を瞑っても傷が消える事はないから、
せめて俺はもうこれ以上誰かが傷付かないように優しくありたいと思うよ。
君の心を守れるような人間になりたいと、思ってる」
そう言って今度は胸へとキスを落とす。
びくっと震えた体を一度抱き締めて安心させ、その後そっと手を這わせた。
「あ、あん…ゃ、そこ、感じちゃう…!」
アティの柔らかく豊かな乳房は揉む度にその動きに合わせて形を変える。
弾力のあるそれが手で愛撫される度アティの口からは甘く切ない声が漏れた。
「ん、あ…だめ…ッ」
乳首を口に含み、舐め上げればアティは感じるのか首をいやいやと小さく振る。
それでも口から漏れるのは歓喜の悲鳴だ。
自分の体を愛撫する彼の柔らかな髪に手を絡ませて唇を噛んで喘ぎを押し殺す。
「アティ、声聞かせて?」
「ダ、ダメです…。恥ずかしい…です、から…」
「恥ずかしいのは俺も一緒なんだ。こんなみっともない体見せるのも、君にだけだ」
327レックス×アティ:04/02/13 01:56 ID:/XTAhwsP
そう言って向けられる微笑みはやっぱり優しくて、アティの体の緊張が少しだけ緩んだ。
それを見届けるとレックスはアティの脚をそっと左右に開く。
その間から覗く秘所は既に今までの愛撫によって濡れており、どうしようもない欲情を誘う。
そこをそっと指で撫でればアティの咽喉が反り、顎がくんと上がる。
「気持ちいい…?」
「っ、は…何か、凄いです……」
今までに男の人と体を重ねた事はあるけれど、
好きな人に触られるというのは今までとは比べものにならないほどの快感を齎す。
今まで焦がれて止まなかった指先は、酷く卑猥で愛しい。
「レックスも…気持ち良くなってくれなきゃ嫌です」
そう言ってアティはレックスの腕を引き剥がしてその身を屈ませる。
眼前にあるのは欲情を隠さない男性器でそれをそっと指で撫で上げた。
突然の刺激に戸惑うようにその体が震える。
「私の体に…欲情してくれたんですね。何だか恥ずかしいけど嬉しいです」
そのまま小さな唇でそれにそっと触れる。
ちろりと舌を出して唾液を絡ませ、根元から丹念に舐め上げていった。
「んん…ふ…気持ち、いいですか?」
「…っ……いいよ、凄く」
熱い吐息と、艶を帯びた声が上から降り注ぐ。
アティはそれに満足気に微笑むと今度は熱く膨らむそれをぎゅっと大きな胸で挟み込んだ。
「ア、アティ!?」
「もっと…私の事感じてください」
レックスの驚きの声にも構わずアティは胸でレックスの性器を扱き上げる。
熱いそれを擦り上げる度にアティもまた欲情していく。
「ん、ふぁ…レックスの…あっつい……」
先端を舌先で舐めながらアティは熱っぽく言葉を吐く。
熱くなっているのは相手の体なのか自分の体なのかもう分からない。
328レックス×アティ:04/02/13 01:57 ID:/XTAhwsP
「んッ…アティ、もういいから……。膝を付いてここに手、置けるかい?」
「あ、はい…これで、いいんですよね?」
アティは言われるままにタイルに膝を付いてバスタブの縁に手を置いた。そして自ら腰を高く上げる。
レックスはそれを見届けるとアティの体に覆い被さるように体をつけ、手を重ねる。
そして熱くひくつくそこに膨張した性器を押し当てた。
「いくよ? いいかい?」
「はい…私の事、もっと感じて下さい」
アティのその言葉にレックスはそこにグっと性器を押し入れる。
「ん、ぅ…ッ!」
アティの口から小さく声が漏れる。
それでも苦痛はないらしく、熱い膣はきゅうきゅうと締め付けながらそれを飲み込んでいく。
「あ、あ…ん、ふ…ッ!」
奥へ奥へとレックスが腰を進め、深く繋がってゆくほどにアティの口から切ない声が漏れる。
アティの耳元で吐かれるレックスの吐息も熱い。
「動く、よ…」
押し入った熱が奥まで入った所で、艶を帯びた声で耳元で囁かれた。
その言葉が終わると同時にレックスが中で動く。
腰を突き入れる度に響くのは卑猥な音で、それは行為を加速させるには十分な程いやらしい。
「ん、あ、ああッ、ふあ…ッ!」
浅く深く繋がって、お互いの存在を確かめ合う。
重ねた手の体温も、繋がる場所の熱さも、その全てが愛しくて溢れる快感は体も頭も溶かす。
こうやってずっと繋がっていられたのなら。
そう思っても別々の体を持って産まれて、他人という形をもってしまった以上それは叶わない。
だから人は他人を求めるのかもしれない。
自分の中の弱さという隙間を埋める為に。寂しさに慣れてしまわない為に。
こうしてずっと身を繋げて、自分の弱さを認めていくんだろう。
「あ、あぅ、んああッ、だ、だめ…おねが…もっと、ゆっくり…あぁんッ!」
329レックス×アティ:04/02/13 01:58 ID:/XTAhwsP
激しさを増すレックスの腰の動きにアティは切なく喘いだ。
胸に湧くのは愛しさなのか、浅ましい快感への執着なのかは分からなかったけれど、
それでももっと深く繋がりたくて自ら腰を振る。
もういやらしく響く水音も肉のぶつかり合う音も耳に入らないほどお互いの体に溺れていた。
「あふ、あ、あ…わ、私…私、もう…っ、ふあッ!」
「…アティ、俺、も…ッ!」
ガクガクとアティの脚が震え始め、その体が崩れる。
レックスはそれを力強い腕で支えながら大きく腰を突き出した。
「んふあッ…ああッ!ああああッ!」
「…っ、あ…!」
アティの中を熱い迸りが満たす。アティはそれに身悶えながらそっと顔を上げてまた軽くキスをした。
触れたそれはやはり温かい。それを嬉しく思いながらアティはまた可愛く微笑んだ。
「ふふ…10万円の体、しっかりと味わせて貰いましたから」
「…いい加減それから離れようよ。俺、正直10万貰うくらい上手いとは思えないからさ…」
ゆっくりとアティの体から己を引き抜いてレックスは苦笑いを浮かべる。
それに返ってくるのはやっぱり愛らしい笑みだ。
「じゃあこれから10万の価値が出るくらい上手くなれば問題ないですね。
大丈夫です、私はどこまでも付き合いますから」
何だか凄い事を言われた気がしたがレックスは気にせず微笑み返した。
――一度失われたものは戻らない。
自分はもう二度と彼女を守る力を持つことはできないだろう。
これからずっと、守りたいと思っていた人に守られて生きていくのだ。
それに歯痒さがないと言えば嘘になる。
それでも、今がとても愛しいと思うから。
だからここで、生きていこう。彼女の隣で、甘ったるい幸せを抱き締めたまま。
「アティ…幸せに、なろう」
そのまま唇を近づけて、そっと触れさせる。
その時交わしたキスはチョコレートのように甘い。
それは幸福という名の、かけがえのない小さな奇跡であった。

おわり
330288=6スレ22:04/02/13 02:04 ID:/XTAhwsP
長ったらしくてすみません…。アティもレックスもそれぞれ魅力的で何で一緒に使えないの
かと常々思ってるんですが。1プレイで片方だけなんて…勿体無いし歯痒い。
一緒にいたら外見的にもお似合いなカップルになってくれそうで大変に萌なのに。
実はこっそりとレックスが島に来なくて色々汚れまくって軍が自分の棺桶くらいの勢いで
陸軍エリート街道まっしぐらでED後アティと偶然再会しちゃうすれ違い話も考えてたんですが、
色々上手くいかなくて挫折気味。片方が後悔だらけ自己嫌悪だらけで全然ラヴくもエロくもならないし…。
そして最近しつこく投下すみません。暫く自粛します。
331314:04/02/13 02:23 ID:TiQFzw68
自粛なんてとんでもない。すごくほのラブでよかったですよ。
これからもどんどん書いてください。
後、タイミング悪く被ってしまってスイマセン……。
33239:04/02/13 02:24 ID:r4VTFwLS
こんな時間に神が…幸せもんだ俺ノД`)・゚・
神様、バレンタインありがとう
俺も早く完成させねば
333名無しさん@ピンキー:04/02/13 02:47 ID:02e+o7FD
夜更かししてて良かった。ネタ出しして良かった。
……だめだ萌えすぎてこの程度しか言えません。とにかくGJ。
334160:04/02/13 03:01 ID:Iv/9qyfD
>>309
ルヴァイオキキキキキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
ハァハァ、続き楽しみに待っております!
335名無しさん@ピンキー:04/02/13 03:02 ID:Iv/9qyfD
_| ̄|○シマッタ ナマエガ
33639:04/02/13 03:15 ID:r4VTFwLS
とりあえず、最初のほうだけ(エロシーン無し)
投下しますんで、遅くなってスマソ
33739:04/02/13 03:17 ID:r4VTFwLS
 眠っていたヘイゼルがゆっくりと瞼を開ける。しかしそこは彼女の見慣れた景色
 では無かった。機械に囲まれた部屋、医療器具や点滴などの薬品が置かれた棚
 どれもこれも見たことの無いものだった。
 ここが無色の派閥のキャンプ地でないとわかると彼女は呟いた。 
「捨てられた………か」 
 彼女は遺跡内での出来事を思い出してみる。
 遺跡内の戦闘で彼女は怪我を負い、そして派閥の帰還できなくなり見捨てられた。
 …そこまでしか思い出せない、多分それから気絶したのだろう…彼女はそう思うことにした。
 そして、身体のチェックをする、体のあちこちに付けられた紫の痣、左手と右足骨折、
 はたから見ればかなりの重症だ。だが、彼女はこんな怪我など派閥時代の作戦でいくらでも
 付けたことがあったので痛みには慣れていた。
「目覚めましたか」
 部屋に入ってきたクノンが問いかける。天然水と錠薬が乗ったお盆を手に持っていた。
「…………」
 が、ヘイゼルは口を開かなかった。それでも諦めず、クノンは話しかける
33839:04/02/13 03:19 ID:r4VTFwLS
「お水をここにおいてきます。のどが渇いたら飲んでください」
 お盆をベッドの隣にある棚に置き、一礼すると部屋を後にした。
 クノンが出て行った後、ヘイゼルはそばにあるモニターを見た。そこには、
 ラトリクスから見える島の景色があった。

 クノンは、ヘイゼルが目覚めたことをアルディラに報告した。会話をしないことももちろん
 付け足した。
「そう、彼女気がついたの。ありがとうね、クノン」
 なにやら大型コンピューターで事務をしていたアルディラは、振り向ざまにそう言った。
「いえ、それが看護医療用機械人形(フラーゼン)である私の義務ですから」
 それにレックス様がお困りのようでしたし。とアルディラに聞こえないよう小言で
 付け足す。
「じゃあ、彼にもこの事を報告しに行きましょう。一番心配してるのはたぶん彼だろうし」
「彼……?レックス様のことですか?わかりました、お迎えに行ってきます」
「あぁ、いいわよクノン。あなたは休んでて、私が行ってくるわ」 
 そう言い部屋を出ようとするクノンにアルディラが静止の言葉を掛けた。
「わかりました。それではいってらっしゃいませ、アルディラ様」

「はい、じゃあ、今日はここまで宿題をちゃんとやってくること」
 レックスがパタン、と教科書を閉じ、学級委員であるベルフラウの号令とともに
 授業をが終了する。
33939:04/02/13 03:20 ID:r4VTFwLS
「先生、またねー」
「先生さん、ばいばいです〜」
「じゃあねー、先生」
 子供たちが、手を振りながら走り去っていく。レックスも手を振りながらそれに答える。
 子供たちの姿が消えると、頃合を見計らったかのよう茂みの奥から声が聞こえてきた。
「ふふ、ずいぶんなつかれているみたいね」
「ア、アルディラ、どうしてここに?」
「あなたのことを見に来たのよ」
「えっ!」
「冗談に決まってるじゃない」
 レックスが驚く、がそれと同時に否定の言葉がアルディラの口から発せられる。
 口に手を当て、上品に笑うアルディラ。だが、次の瞬間、アルディラの顔から笑みが消える。
 そして、真剣な顔でこう言った。
「彼女が目を覚ましたわ」
 彼女、その言葉の指す意味をレックスは知っていた。依然戦った「無色の派閥」の
 暗殺者「ヘイゼル」のことである。
「本当かい? アルディラ」
「こんなことで、嘘をついてどうすんの。そんなことより早く行きましょう」
 道中、アルディラからいろいろな説明を聞いた。外傷の処置が完了したこと、
 彼女が目覚めてから一言も喋らないこと等、話を聞いているときのレックスの表情は
 真剣そのものだった。もちろん、戦闘や学校での見せる真剣さとはまた違う意味での、だ。
 アルディラが話し終えたときには医療センターに着いていた。
34039:04/02/13 03:21 ID:r4VTFwLS
「さ、ここからはあなただけで行くのよ、私たちが入って変に誤解されたくないもの」
「わかったよ。じゃあ、行ってくるよ」 
 ドアの開く音、閉じる音、それしか聞こえなかった。まるでそこだけが異空間のように
 静かだった。部屋に入ってきたレックスがベッドに目をやる。
 相変わらず、外の景色が見えるモニターを見ているヘイゼルの姿があった。
 レックスはヘイゼルのベッドまで進み、問いかけた。
「傷の具合はどうかな?」
「……」
「何かほしいものとか無いかな? 果物でも、本でもなんでもいいよ」
「……」 
(返答なしか、まいったなー)
 完全に無視を決め込んでいるヘイゼルにレックスは悩んだ。が、ぼそっとヘイゼルが呟いた。
「…捕虜…」
「え?」
「捕虜なんでしょう? 私は…」
 どこかあきらている目で、問いかけてきた。それは生気を失った目にも似ていて
 不気味だった。そしてヘイゼルの言葉はさらに続く。
「回りくどいことは キライなの… 聞きたいことがあるのなら、
 さっさと済ませたらいいじゃない?拷問でも、クスリでも好きに使えばいいわ
 慣れっこだし…」
「俺はそんなつもりで、君を助けたんじゃない!」
 思わず叫んでしまった。だが、叫ばずにはいられない内容の言葉だった。
34139:04/02/13 03:22 ID:r4VTFwLS
 だがそれを無視してヘイゼルが続ける。
「人質にするつもりなら無駄な考えよ 私たちは消耗品
 欠ければ、別の誰かが補充されるだけ
 死に損ねた駒を惜しむなんて、ありっこないことだから… 」
 今の自分の心境を重ねてか、自嘲めいた笑みを浮かべながら喋る。
 そして、マフラーを外し、胸元をはだけさせながら、
「それとも……私がほしいの?」
「…っ!」
「好きにしていいわよ 今さら、失うものもないわ…
 さぁ、来なさいよ」
「くっ」
「それとも……女を抱いたことが無いのかしら」
 煽りを無視し、レックスは怒鳴る。
「違う! 俺はそんなつもりで着たんじゃない」 
 部屋に響く、声だがそれもすぐ消える。
「違わない、男なんてみんなそう、体さえ使えばなんでも許してくれる」 
 紅き手袋のときもそうやって幹部のご機嫌をとってたから、と続ける。
 そして、呆然としているレックスの腕をつかみ、ベッドに引き寄せる。
「うわっ」
 一気にバランスを崩し、ベッドに倒れこむレックス。普段の彼ならこの程度では
 バランスを崩さなかっただろう。しかし、相手が「怪我人」なら話は別だ。
「あなたはどうしてそこまで、敵に無防備でいられるの? 
 敵に捕まったらどうなるのか、教えてあげるわ」
34239:04/02/13 03:28 ID:r4VTFwLS
とりあえずここまで、すんません明日から仕事なんで
帰ってきたら続き書きます
月並みながら>>288氏、>>309
グジョーブ!!
いいユメが見られます。お休み神様
343鬼畜野郎:04/02/13 11:07 ID:w1PpaT9B
このHNで書き込むのもえらく久しぶりだな。つうわけで今から鬼畜投下。
嫌いな人はスマソ。
344吟遊詩人の館(前編):04/02/13 11:08 ID:w1PpaT9B
冷たい石床の感触が腹部に伝わっていた。ひんやりとした触感が腹に、背中をかけぬける
空気は冷たい。ただ下半身の一部だけがただれるような熱を帯びていた。太腿を伝う液体。
生暖かくてベタベタした感じがする。
「あ…あ…う……」
ただ逃れようとして床を這いつくばる。既に引き裂かれた蕾から赤と白の交じり合った液
体をたらして。秘部を貫かれた痛みは下半身全体に染み渡り、腰が言う事を聞かない。
かろうじて動かせるのは手のみ。それすら満足なものではなかったが、なんとか這いずる
姿勢でその場を逃れようとする。
「どこへいくおつもりですか?」
ふいに、髪の毛をつかまれる。途端絶望に包まれる。相手に自分を許す意志など毛頭ない。
そのまま体重をかけられ押しつぶされる。もがいてももがいても抜け出せない。
「まだまだ楽しみましょう。夜は始まったばかりです。」
「嫌ぁ!!もう許して下さい。止めてぇ!」
顔をグシャグシャにして哀願するも、男はその姿にますます欲情を滾らせていた。
「駄目ですね。貴女がいけないのですよ。貴女のアソコはホントに具合がよろしかった。
初めてだというのに私のモノを咥えて放さず締め付けてきましたよ。何度でも味わいたい
じゃないですか。貴女の肉は本当に美味しそうだ。」
「い…や…ぎぃぃぃぃっ!!!!」
挿しこまれていく。太くて硬い。そして熱い肉の塊が。再び少女の胎内へと。肉と肉とが
擦れあい、愛液と精液がグチョグチョと卑猥な音を立てる中、押しつぶされた蛙の呻き声
のような少女の悲鳴が轟き渡った。
345吟遊詩人の館(前編):04/02/13 11:09 ID:w1PpaT9B
敗北。それは瞬く間にあらゆるものを奪い取っていく。大切なモノ。家族、友人、恋人。自分の誇り、人間としての尊厳。全てが奪われていく。一度の敗北で。

ぶるっとトリスはふいに身震いする。寒気が、いや悪寒がした。自分自身が置かれている
境遇に。足にはめられた枷。並大抵の召喚術では破壊できない頑丈そうな鉄壁。つまりは
脱出は不可能ということである。
「…おねえちゃん?」
不安が伝染したのかハサハがかぼそい声色で呼びかけてくる。ハサハもまたトリス同様の
姿で捕らわれていた。小さい体を恐怖に震わせトリスに身をよせる。
「大丈夫だよハサハ。大丈夫…。」
ハサハを安心させるように空元気をふるトリスであったがその表情は暗い。
行方不明の召喚術士の調査。ギブソンやミモザたちの任務の手伝いであった。しかしそこ
で待ち構えていたのは件のデグレアを影から操っていた三人の悪魔とそれらを支配する大
悪魔レイム=メルギトスであった。想像以上の敵方の戦力を前に撤退を余儀なくされ、
一時はアメルの奇跡の力でそのまま脱出できるかとも思えたが途中力尽きたアメルを庇う
うちにアメルともどもトリスとハサハは捕えられた。
「大丈夫だよハサハ。きっとネスたちが助けにきてくれるよ。」
「……コクン…。」
ハサハを元気付けるようにトリスは言う。しかしトリスは内心では絶望しかけていた。
悪魔たちの戦力は強大である。仲間達の助けが容易にかなうとは思えないしそれまでの間
あの外道達がなにもせずにいるとは思えない。それでもトリスは思う。せめてハサハだけ
は無事にいてほしいと。
346吟遊詩人の館(前編):04/02/13 11:09 ID:w1PpaT9B
「キャハハハハハハハ!」
「クークックックック」
「カーカカカカカカ!」
突如哄笑が響き渡る。ビーニャ、キュラー、ガレアノ。レイム配下の屈強の悪魔にして
召喚術士である。3悪魔は笑い声を上げながら部屋の中に入り舐めるような視線で
トリスとハサハを凝視する。
「キャハハハハ!あんた達お楽しみの時間よ!たっぷり可愛がってあげるからね。」
「クーックックク。今宵は良き宴を楽しめそうですな。」
「カーッカッカッカ。美味そうな小娘と狐じゃわい。」
悪魔たちは笑みを絶やさずにじり寄ってくる。腕の中のハサハが恐怖で身震いしてるのが
分かる。トリス自身もまた震えていた。これから行なわれるであろう仕打ちに。
「アメル…は…?」
震えながらも別室で捕えられているアメルの安否を聞く。無事に済んでいるとは到底思え
ないがそれでも聞かないわけにはいかなかった。
「あの芋娘?アイツならレイム様が直々に可愛がっているはずよ。キャハハ!まだ生きて
るとは思うけどアンタ達の態度でどうなるかはわかんないよ?大人しくついてきなさい」
(アメル……)
おそらくはアメルもまた辛い責め苦を受けているのだろう。大人しく従わねばアメルの命
が危ない。そう暗に脅迫されては大人しく従うより他にない。
「……ぐすっ……おねえちゃん……」
目に涙を溜めながら呼んでくるハサハに答えることもトリスは出来なかった。
347吟遊詩人の館(前編):04/02/13 11:10 ID:w1PpaT9B
「あっ!あうぅぅ!!ひぃぃ、やっ…やだぁぁぁ!!」
肉がきしむ音が身体の内側に響く。正上位から挿入された肉棒がピストン運動を繰り返し
アメルの肉壺を責めたてる。もう犯され始めてからどのぐらいたったのか。それさえ思い
出せない。純潔も口やアナルの処女まで奪われ、股間を、胸を、顔面を精液で汚されて、
それでも許される事無くこうして犯されつづけている。
「本当に今日の私は疲れを知りませんよ。いやはやまさかこれほどとは。」
「うっ…ひっ…あっ!!…あ…嫌ぁぁぁ…もう嫌ぁぁ…」
言いながらアメルの腹部に精液をかける。ドロドロした乳白色の塊はアメルのおなか中に
垂れる。人肌程度の温度をもったその液汁がつたうたびにアメルに汚された実感を与える。
「まだまだ休ませんよ。今夜は貴女のその美しい肉体。髪の毛一本に至るまで私の色で
染めて差し上げましょう。」
「ゆるして…もう許してぇぇぇ!!きひぃぃぃぃ!!い…あひぃぃぃ!!」
精根尽き果てたアメルを休ませることなく、今度は背面座位で貫く。重力によってアメル
の胎内の奥深くにレイムの肉棒がささる。まるで子宮の入り口にも到達するかのような。
膣奥を抉られ悶えるアメルに構わず強く腰を動かす。動かすごとにペニスは胎内で余計に
そそられて膨張し、膣肉と陰茎がぴっちりと密着してぬるぬると摩擦を繰り返す。
「あっ…ふぁぁ…ひぃぃ…や…やめてぇぇ…」
喘ぎ声を洩らしながらアメルは哀願する。しかし陵辱は止まらない。ふいにアメルの視界
に自分の秘部が映る。見なければ良かったとすぐさま後悔する。男性器と結合したアメル
の女性器がトロトロと淫らな蜜を溢れさせながらパックリと開いて肉棒を咥えている。
膣口からはとろけたチーズのように精液が糸をひいてだらしなく垂れている。
(あたしの…アソコ…あんなに広がって…助けて…誰か助けてぇぇ!!)
もう終らせて欲しい。ただせつにそう願う。しかしそんな願いを嘲笑うかのようにレイム
はアメルを犯しつづける。アメルに快感はない。ただ犯される恥辱と胎内をかき回される
苦痛のみがそこにあった。アメルの純潔も理性も人間としての尊厳も根こそぎ奪い去るように。
348吟遊詩人の館(前編):04/02/13 11:12 ID:w1PpaT9B
「ほんとうに貴女の膣内は素晴らしいこれで何回目でしたかね。」
言うよりも早くにレイムはアメルの子宮に熱いスペルマを吐き出していた。ビクンと射精
される瞬間、アメルの身体も震える。もう子宮内を何度も満たした白濁液はまたしても
子宮を、膣内を焼き尽くす。そのたびにアメルは絶望する。しまいには虚ろな瞳で涎を
垂らしながら口をパクつかせる。光の消え失せた瞳でただうめく。
「嫌ぁぁ…もう膣内は嫌ぁぁ…赤ちゃんができちゃう…妊娠しちゃう……」
もう何度も膣内で射精された。そんな行為を繰り返されればその結果は容易に想像できる。
アメルのような健康な年頃の娘が膣内射精を繰り返されれば孕むのは必然とも言える。
「おやおや、そんなことを心配していたのですか。安心して下さい。」
優しい声音で告げるレイム。冷たい笑みは崩さないままに。
「これから貴女は永遠に私の種を孕み続けるのですから。」
とすかさず絶望のふちから突き落とす。
「そんなのは…そんなのは…」
嫌だ。そう言おうと思っても言葉が出てこない。言ったところで結果は変らないから。
陵辱されつづける運命を変えることなどできないから。
「貴女はこれからも私に犯されつづける。妊娠するまで膣内射精を止めない。」
追い打ちをかけるように淡々とレイムは告げる。
「孕んだ後も口とアナルを犯させてもらいますよ。貴女はお尻の穴も本当に具合が良い。」
舐める視線でアメルの菊門を見る。こちらにも既に何度も挿入した。その味はヴァギナに
決してひけをとらなかった。尻肉を肉棒でかき分けるのがたまらなく快感だった。
「そして出産の後はその生まれた子が新しい私の寄り代になる。貴女と私の魔力を継承
するわけですからより私の力は強くなるわけです。そしてもともと悪魔である私は一月も
たたぬうちに成長し貴女をまた犯し孕ませる。私も貴女もサプレスの住人ですから半永久
的に生きつづけるわけです。犯し、孕ませ、産ませ、それを永久に繰り返すのです。」
「うぁ…うぁぁぁ…」
力なくアメルは泣き叫ぶ。嗚咽を止められない。これからも犯されつづけるということ。
ただ悪魔の寄り代を産む道具として。性欲を満たす肉奴隷として。そんな未来に打ちのめ
される。救いなんてない。これからずっと嬲られつづけるのだ。
349吟遊詩人の館(前編):04/02/13 11:14 ID:w1PpaT9B
「さあ、休んでいる暇なんてありませんよ。まだまだ続けましょう。」
「あ…うあぁ…や…いや…い…ひぅぅ…」
深い絶望に包まれたアメル。だがそれでも休むことは許されない。陵辱の手は止まらない。
顔中体液を垂らして壊れかけた彼女にさらなる奉仕を求める。
精液で汚れたペニスをしゃぶらせた。桃色の舌先がチロチロと亀頭を這うたびにそそられ
口内に無理矢理突っ込み犯す。アメルの咽に精液を直接流し込むときがたまらなかった。
むせ返り吐き出した精液を舐めとらせながら、後ろからアナルを犯した。
腸内を精液で浣腸した。もうアナルからもヴァギナからも少し突付いただけでボコボコと
スペルマが溢れ出し留まる事を知らなかった。乳首の先で肉棒を擦った。頬で、髪で
太腿で、アメルの身体全てでペニスをしごいた。全身精液塗れにされ失神しながら
ビクビク痙攣をしたアメルをクリトリスを強くつまんで無理に引き起こしてまた犯した。
とにかく穴という穴。肌という肌を肉棒で蹂躪するのが楽しくてたまらなかった。
犯されるたびに泣き叫ぶアメル。その反応がとてつもなく愛しい。
もう何十度目かの膣内射精をほどこしたのち、アメルの髪にペットりと精液のリンスを
振り掛けるとアメルはもう精液と涙で顔をグシャグシャにしてすすり泣くのみであった
350吟遊詩人の館(前編):04/02/13 11:14 ID:w1PpaT9B
「そんなに泣いていては綺麗な顔が台無しですよ。」
「うぅ…ひぐっ…えぅぅ…あぅぅ…やぁ…ひっ…」
アメルはすすり泣きつづける。汚された。そしてこれからも毎日繰り返される。
どこまでも残酷な現実に痛めつづけられ心は砕けていた。死にたいとさえ思った。
(トリス…みんな…あたし…もう駄目…)
死にたかった。こんなふうに永遠に陵辱されつづけるくらいなら本当に消え去ってしまい
たかった。そしてそれさえも叶う事はないだろうということがよりいっそう強い絶望を与える。
「ああ、そうそういいモノをお見せしましょう。」
何かを思いついたようにレイムは術で幻影を映し出す。映し出された映像がアメルの目にも入る。
「トリス…ハサハちゃん…。」
映し出されたのは密室に3悪魔によって連行されるトリスとハサハの姿であった。
「ひひひひ。これから面白い余興が始まりますよ。貴女もご覧になってはどうですか?」
下卑た笑みを浮かべてレイムはそう囁いた。

351鬼畜野郎(5スレの1):04/02/13 11:21 ID:w1PpaT9B
どうもお久しぶりっす。前回が純愛だったんで無性に鬼畜が書きたくてこうなりました。
またレイム様とアメルです。昔書いた奴とかぶりそうだなあ。
最近鬼畜ネタ考えると昔書いたネタとかぶっちゃうなあ。気にせずに書けばいいんだろうけど。
アメルって犯すのが楽しくて楽しくてたまらないんですよ。とレイム様のようなことを言ってみる。
後編はトリスとハサハですね。まあまた近いうちに…。
PS 誰かアティでパイズリ書いてくれる神はおらんかのう…
352名無しさん@ピンキー:04/02/13 13:04 ID:yeSlVn0D
いやいや、また楽しませてもらえました、GJです
お疲れ様でした。
やっぱり鬼畜といえばレイアメと言うくらいに組み合わせが
ハアハアです
353名無しさん@ピンキー:04/02/13 13:17 ID:gnVw/+SQ
おおう!一晩で神が降臨してますね!

>レックス×アティ 
ほのぼのとした日常の裏に潜む暗い過去の面影がよりいい
雰囲気になっててエロシーンもかなり萌えますた。言葉の
やりとりも微笑ましいと言うか笑えると言うか。
でも一つだけ言わせてくれ、お金の単位は『10万円』では
無く『10万b(バーム)』では…?(マジレスカコワルイよ俺…)

>39氏 
レックス×ヘイゼルというよりはヘイゼル×レックスになり
そうなヨカーン。しかしレックス…どこまでも受けの似合う奴…

>鬼畜野郎氏
久々の投下ご苦労さまでつ!レイム様の徹底した陵辱っぷりに
惚れ惚れしますた。トリスとハサハも期待してまつ。
354名無しさん@ピンキー:04/02/13 13:22 ID:gnVw/+SQ
>352 IDがYESでカコイイ(笑)
355名無しさん@ピンキー:04/02/13 14:06 ID:D2zn/ZEG
>352
鬼畜レイアメもいいが、外道エロ悪魔orエロ鬼神を憑依されたマグナに
これでもかという位陵辱される(愛する人の手でヒドイ事される)アメルとか
見たいと思う俺は駄目野郎ですか?
あるいは、ネスティの目の前でレイムにあんな事こんな事される
(愛する人の前でヒドイ事される)トリスとか。

自分で書ければいいのだが、鬼畜って見るのはイイが書くのはムズイ…
というわけでアティたんパイズリに挑戦するかと。
お相手は純愛路線ならカイル、鬼畜路線ならイスラ、どちらがいいでしょうか。
3560214:04/02/13 14:10 ID:naRC4kDt
『め……チャメチャに……犯してッッ! ヒぅッッ! アァァぁぁぁぁッッ』
レックスの目の前に。虚ろな瞳で、瞳から唇から雫を垂れ流し……
何度も何度も自分を慰めて、自分で服を切り裂いた姿で雌の臭気を発する性器をさらけ出したアズリアが居た
『ハァ、アッ……ンんぅ。足りないの……誰? おねがい……わたしを…フゥっん』
『ア……ズリア……』
レックスは視線を彷徨わせる、アズリアの足下に砕けて……散乱した3本の注射器
レックスの霞がかった鈍い思考でも、理解できた……女が男達に捕まったのだ。
どんな結果になるか……それが解らない程子供では無い
『アズリア……俺が、見えているかい? アズリア!』
アズリアの誘惑に切れそうな理性をなんとか繕って……レックスは問いかける
『? れっくす……レッくス、れックス、レックす!! お前なら文句なんて無いから……おねがい』
『アズ……! クッ、君は……そんな人じゃ。……ウンンッ プハッ! 止めてくれ……俺は』
『んんぅ! ……おまえの血のにおいも、血のあじのするキスも。わたしのものだ
 誰にも、アティにも渡したくない……さわって、いっぱいして、女の私をもっと良く見て!!』
『うぅ……ぁ、ハァハァ……い、たいよ。アズリア』
快楽と隠していた思いに錯乱したアズリアは、力無く壁を背にして崩れ落ちたレックスに被さり
何度も唇を奪い、彼に刻まれた夥しい傷口の上を何度も握りしめる。指先がレックスの血に染まっていく
アズリアの血に染まった指から赤い雫が落ちる。その雫はレックスの左目に降り落ちて
涙の様にレックスの頬に赤い線を作っていた。眉をひそめて快楽に狂っているアズリアの頬に
力無く震えている両手が添えられる
『ゴメン……アズリア。苦しかっただろ? 辛かっただろ! ……良いよ、今だけは君の物になってあげるから』
感情のこもっていない声が終わると同時に、理性のあるキスをアズリアの唇に落とす
触れ合うだけのキスは、すぐに理性を奪われたアズリアによって深く獣の様に本能の様なそれに変わる
『ウレ、しい……おまえに、はぢめてを捧げることができるから』
『クッ、ぅアッ! ハッ……クっ……ゥん。 アズリア』
3570214:04/02/13 14:11 ID:naRC4kDt
羞恥心も何もなく、性器を自分で広げてレックスに繋がるアズリア
レックスと繋がる前から、すでに犯されたのであろう……彼女の性器から一筋の血が流れていた
苦痛と快楽の渦の真っ直中で、レックスは最後の理性を振り絞ってアズリアに囁く
『そ、うだね……アズリア。良く聞いて? 君の純潔を奪ったのは……俺だよ、?!
 もう……怖い人達は、おれがコロしちゃったからさ。つらいことは、ぜんぶわすれるん、だ……よ?』

アッッ……ヒッ、ヒィッ。すごッ……きもち、いい! れッくす、わた……ヒィッ! アァァァんぅァァァァァァァァッッア

視界に写るのは。灰色の壁の重なった影法師が上下に動き、動きと共にグチャグチャと響く淫水と精液が混ざる音
俺の上で跳ねている彼女は、俺の欲望と血にまみれた赤と白の妖艶な姿で……心底嬉しそうに笑っていた

「それから後の事は覚えていない。
 気が付いた時は、軍病院のベッドの上で赤い髪の後輩に手を握られて泣かれてたよ」
レックスとアティは、お互いが静かに強く抱き合っている。それ以外に術がない様に
「この任務で評価された俺は、問題なく軍人になったよ。軍学校卒業生としては異例の准尉待遇で
 一番辛い思いをしたアズリアは……推薦も貰えないで実力で海軍に入ったのにね、不公平な話だよ」
アティは何も言えずにレックスの胸で声を殺して泣いている。震える彼女をレックスは撫でる
「入隊したばかりの頃はね、剣が握れなくなってた……両親を失った時とあの任務で犯した
 衝動殺人に脅えてしまったから……普通に剣が持てないから、持ちやすい様に逆手に持つ事にして
 それだけじゃ殺傷能力が低いから、左手にも剣を持つ事にした。そうやって人を殺す事への準備をして
 テロに走る旧王国の連中を斬っていった。その内、衝動で人を殺す事も罪悪感の後遺症に悩む事もなくなったんだ」
レックスは確かめる様に右手を握りしめる。握りしめた後、握った手を開いてアティの髪を優しく梳かした
3580214:04/02/13 14:12 ID:naRC4kDt
「衝動殺人を起こさない様に人を殺し続ける……そんな矛盾を繰り返していた時に
 アズリアと再会したんだ……会ったとたんに拳で殴られて、泣かれたよ
 『貴様は本当に私が越えようとしていた人間なのか?!』って叫ばれた
 あの手紙はね、その時に貰った物だったんだよ。あの時の事は忘れろって彼女が言ってくれたんだ」
レックスは、そっとアティの頬に両手を添えて見つめる
「君が軍医になって、俺の居た部隊に来るまで。俺をただの人殺しにさせないで居させてくれたのは
 彼女……アズリアのおかげなんだよ。俺が有りの侭で俺で居られる様になって……
 こうして、自信を持って君を愛する事が出来る様になったんだ……アティには酷な事を言うけど
 俺は彼女の事を忘れない、許してとは言わないけど理解してくれないかな?」
「レックス……。今は、アズリアの事をどう思ってますか?」
「好きだと思うよ……人として、女性として」
胸が苦しい……氷の棘を突き立てられたかの様に、痛い
「じゃあ……私の、事は」
「愛してる、誰よりも……これからもずっと
 君が……俺の全てだから、他人に訊かれたら自信を持って
 アティが俺の全てだって、言ってみせるよ」
「!! ……バカ、ば……ぁ。私じゃ……アズリアに敵いっこ無いよ、
私なんて、ずっとレックスから言ってくれるのを待ってるだけで
自分から思いを伝える事が怖くて出来なかったのに……
悔しいよ……ぅ。アズリアは、私が出来なかった事が出来ちゃうから……ぅ」 
3590214:04/02/13 14:13 ID:naRC4kDt
子供の様にアティが泣いている、彼女がどんな気持ちでレックスの言葉を訊いていたのか
それを知る事が出来ない、それが歯痒くて心が痛む……レックスはアティを抱いたままで
何となく周りを見渡す……時計の3本の針が12の方向へ重なっていた
「泣かないで……アティ」
「でも…… ! んぅ、ふッ……んうううう……うん」
深く、キスをされる。アティの口の中に侵入したレックスの舌には甘い褐色の固体があった
繋がりあった二人の口の中でチョコレートが溶け始めて、絡み合う様に溶けたそれが
擦りあっている二人の舌をコーティングしていく
アティを自分の両膝の上に横座りにさせてキスをする。そんな少し無理な体勢でも
口吻はより深く、そしてお互いに唇を吸い合い……密着した体を浸食させる様に擦り合わせる
無理な体勢でいつもより深くキスをしたせいだろう、すぐに息が上がってくる
離れない様にレックスの首に絡まったアティの腕を解いて、唇を離す
二人の唇から突き出された舌に褐色の糸がひいている。それが跡切れてしまって
レックスは名残惜しそうにアティの唇を啄んでから見つめる
「レックス……」
「バレンタインになっちゃったからね、美味しかった?」
アティの涙に濡れている目蓋を唇でそっと拭って、レックスは悪戯な眼差しで微笑む
3600214:04/02/13 14:14 ID:naRC4kDt
「な、なんて事言っちゃってるんですか! そんな訳…… ! ふッ……んっふぅ……ん」
二個目のチョコレートがまたレックスの舌から送られてくる
アティの胸がレックスの右掌の中で暴れている。慣れた手つきでブラのフロントホックが外され
ニットの生地越しに揉まれる。レックスの空いている左手はアティのロングブーツの紐を解いて
黒いニーソックスの中を割り込んで撫でる、少しずつ……アティの足の付け根へと指を這わせる
ショーツの上から彼女のクレヴァスに沿って指を擦り付ける、じっとりと指が湿り気を帯びてきた
「あ……んぅぅぅ、だ、だめぇ。ハッ! ァ……もう、おねがい」
「何が駄目で……何をお願いしたいんだい? 言ってごらん、アティ」
シュルッとショーツの紐を解く、剥ぎ取られたピンクのショーツが右足のニーソックスに張り付いている
「だから……その、私を」
「下世話な話で……バレンタインに自分をあげるって訊いた事があったけど
 本当に、そんな事って有るのかな? 女の子って、時々男には考えつかない事をするんだね」
アティの身体に指を這わせながら……レックスはからかう様に、意地悪に囁く。
「そんな事……フッン 有る訳、ぁん……無いじゃないですか
ヒャっ! ハァ……ハァ。そ……れに、クフッ バレンタインは女の子だけじゃなくて
ん……ぁ、男の人から、贈り物を贈っても良いんです……フ、ぁ」
3610214:04/02/13 14:15 ID:naRC4kDt
ニット生地のワンピースの背中にあるファスナーを静かに下ろす。きめが細かい肌、脱がせている
レックスの傷だらけの肌とは違って新雪の様に綺麗だ……首筋に吸い付いて赤い印を付ける
「そう? じゃあ……アティは何が欲しいのかな、訊いてあげるよ」
「後悔……ぁン しちゃっても。ンフゥ……知りませんよ?」
レックスの首に布の感覚がする、アティの手にはラッピングに使われていた緑色のリボンが握られていた
ぐいっと強く引かれて、唇を奪われる。突然の出来事に目を見開いていたレックスの瞳が閉じられる
一通り、唇を犯されて。レックスはアティを見る、レックスを魅了し誘う様な上目遣いの蒼い瞳
レックスはその誘いに乗る様に挑戦的な眼差しで見つめる
「―――レックスが欲しいです」
「―――高く付くよ、アティ」
アティの理性を剥ぎ取る様に服を脱がせる、首にリボンを巻かれて
心の奥が黒くなっていく様な感覚をレックスは感じた……
362名無しさん@ピンキー:04/02/13 14:17 ID:naRC4kDt

ちょっと一休み……書いていて、ホントにあのヘタレックスかどうか自信が
ないです。マネマネ師匠か! 本物は何処だ!!


レクアティはレックスがアティ苛めるのが好きッス
363名無しさん@ピンキー:04/02/13 15:17 ID:6M2dMZcj
神々GJ!!
ここのところの投下祭りに(*゚∀゚)=3
>>355
久しぶりにカイルが見たい。見せてくれ。お願いします
3640214 :04/02/13 16:28 ID:naRC4kDt
「んッんッ、んっんぅ……ふぁ……」
ギイギイと椅子が鈍い音を立てる、レックスの膝の上で繋がったアティがぎこちなく
それでも懸命に腰を動かしている。されるがままのレックスは、ただ抱きしめて
彼女の背中に手を這わせている
「レックス……ふぁ! ふっ……ん、んん〜〜……気持ち良い……で、す……ぁん」
アティから頬を両手で掴まれてキスを貰う、レックスはそれに優しく応える。
連続で来るこそばゆい程に小さな快楽の波にじれったさを感じて、少し強めに腰を動かし始める
「! ふはっ……あぁぁぁっく、うんぁぁぁ……お、奥まで…すご、いっぱい……はっんぅ」
強い快楽の波に浸食されたアティは、甘く切ない悲鳴を上げて。レックスの首元に顔を埋める
羞恥心の為か、悲鳴を上げない様にレックスの鎖骨を唇ではさんで快楽に飲まれている
「アティ、もっと君の可愛い声を聞かせてよ……」
「えぅ……ひぁっああっあぁぁぁぁぁ。噛んじゃ、ラめぇ! 」
アティを頭と腰に手を添えてもたれさせ、レックスの目の前に晒された突かれるごとに
大きく揺れている胸にしゃぶり着く。すっかり尖った乳首に歯を立てて甘噛んで
悪戯する様に引っ張って、離して乳房が暴れる様を楽しむ
胸を愛撫するごとに、繋がっている部分が締め付けられ。ヌルッとした淫水が溢れる
アティの腰の動きが早くなって、甘い悲鳴も益々切なさを帯びて高い音になっていく
レックスは彼女の腰に添えていた左腕を離して。繋がっている部分の、充血して
ぷっくりと腫れた彼女の陰豆を軽く抓る
「やあぁぁぁ! そこはダメぇ……ひっ! ぃぁぁぁぁぁっっっ、もう……私、わたし」
ポロポロと涙をこぼして、アティがおねだりをしてくる。レックスは彼女にキスをして
強く彼女の腰を押さえて、より強く彼女の中へと突き上げる
「あっ、あっ、あぁっっ!! ごめ……んな、アン……さい。もう、おかしくなっちゃ……はン」
「良いよ、アティ。俺に構わず、イッても……」

はっ……あぁぁぁっ。 !! ひぃっあぁ……あぁぁああぁぁぁああぁぁぁぁぁっぁぁぁあぁぁぁ!
3650214:04/02/13 16:29 ID:naRC4kDt
ハァ……ハァ……アティ、満足……したかい?」
囁いて、繋がっているアティを引き抜く。絶頂の余韻でぐったりとしたアティは
力無く床に座って、レックスの膝に頭を乗せて荒い息で居た
「ハァハァ……はい、ごめんなさい。私ばっかりが気持ちよくなっちゃって」
「まだ慣れてないんだから、しかたないさ。! ぅぁ……アティ」
「んフ……チュッ。待っていて、下さい……レックスも気持ちよくなって欲しいから……んんっ」
アティはぎこちなく、レックスの膨張した肉棒に舌を這わせてくわえる
エクスタシーの余韻で必要以上に大胆な行動に出たアティに、レックスは戸惑いを覚えたが
こそばゆくて、くすぐったい快楽に支配されていた
「ア……ティ、もっと気持ちよくしてくれよ。口だけじゃなくて……」
アティの手首を掴んで引き寄せる様に強く引く
「きゃっ! ……口以外にどうすれば あン……!! そ、そんな胸で……」
「……動かしてみて、こんな風に ! ク……ゥッ」
自分の男根をアティの乳房で挟んで軽く腰を動かしてみる、彼女の膣とは違った快楽がレックスを襲った
快楽に耐えて歪むレックスの顔を見て、アティはもっと歪む顔を見てみたいと思って胸に手を添えて動かし始めた
「ハァ……ハァ……気持ち、良いですか? レックス……」
「ウッッッァ……良いよ、凄く。俺の……先の方を、舐めてくれないか?」
「はむぅ……んフ、ん〜〜〜。こう……ですか?」
「! っぐぅ……ハァハァ。そのまま、君の好きにして良いよ……俺も、もう……」
ぎゅっと胸に挟まれたレックスの男根が締め付けられる。アティの唾液でヌラヌラと
濡れて、少しずつレックスの溜まった欲望が溢れてくる。
限界が近いレックスは、アティの頭に手を添えて。強めに腰を動かし始めた
3660214:04/02/13 16:30 ID:naRC4kDt
「フッッッッん、んぅ〜〜〜〜。んム……」
「ギッ…うあっ! アティ、出すよ……ぅッあ!」
「!! んふ、うぁあ……すごい、熱いよ……」
ビュクッ! 熱く白いレックスの欲望がアティの口内に吐き出される
あっという間に溢れる程に吐き出されたそれは、アティの口から離れても
まだ吐き出される。それを挟んでいた胸、顔、お腹……
レックスの吐き出された欲望を浴びたアティは、ボンヤリと顔に付いたそれを指で拭って
そっと口へと運んでみた
「あ、アティ……」
「……苦くて、喉が、いがらっぽいです」
アティは困った様に微笑んで、口に含んだ精液を無理に飲みこむ
「あ〜……シャワーを浴びて洗い流そうか?」
「え、もう……しないんですか?」
そう訊いて、レックスはアティを抱き寄せて囁く
「まだ、俺は満足してないからね。言ったろ? 高く付くってさ」
答えを待たずに、レックスはアティを抱きかかえて歩き出した
367名無しさん@ピンキー:04/02/13 16:38 ID:O2Q3Un+R
なんか今日だけで次々と神が降臨してるな。最盛期みたいだ。
>>355
鬼畜路線キボン。純愛のパイズリは前に一回あったし。
368名無しさん@ピンキー:04/02/13 16:59 ID:gnVw/+SQ
最盛期バンザーイ!

>>355 鬼畜きぼーん。
369名無しさん@ピンキー:04/02/13 17:07 ID:BLGO+DSb
>>362
マネマネ師匠ワラタ

レクアズ好きとしては切ないが、それがまたイイ。続きも期待。
3700214:04/02/13 17:59 ID:naRC4kDt
バスルームの曇りガラスの向こう側に流れる湯の音と狂う程に甘く、切ない悲鳴が響く
「ひぃ! はっっあぁぁ、だめ……だめぇ! 苛めちゃ、いやぁっっっ」
「ハァハァ……じゃあ、止める?」
「イヤ……イやァ!! もっと、もっといっぱいしてぇ……ふっんフ、んん〜〜〜」
タイル床に横になり、重なり、繋がり合ったレックスとアティ
ただ、お互いを貪る様に快楽を与え合う。
「ふっっっっふぁ! わたし……れっクス、またおかしく……ァン」
「…………。」

イぃ……クっ。 !!! きゃ……ああああああぁぁぁぁぁっっぁあぁっぁああぁぁ!

2度目の絶頂を迎えて、レックスの腕の中でアティが意識を手放した
レックスは自分のモノをアティから抜き取って乱れた呼吸を整える
閉じられたアティの足を開き、絶頂を迎えたばかりのクレヴァスを指でこじ開ける
花弁をめくった先、サーモンピンクの奥がフルフルと震えている様だ
溢れてくる淫水を指で掬う、その指で文字を書く様にアティの胸に指を滑らせる
「ぁ……んんっっ」
レックスの口元が笑みで歪む、また……彼女の秘所に視線を戻す
渇きを知らない泉の様に体液を吐き出している。秘所の下にある肛門にまで垂れ流し状態だ
「まだ……満足しきれないんだけどな」
3710214:04/02/13 17:59 ID:naRC4kDt
人差し指を濡れた石鹸の上で這わせる、すぐに滑べらかな泡膜が指を包み込んだ
彼女のお尻をノックする様に突く、反応はない……俺はそこに人差し指をこじ入れた
「ふぁっっ! いやぁぁぁっっぁぁぁぁ、イヤ、イヤイヤぁ……」
「まだ、終わってないよ……」
「そんなとこ、おねがい……抜いっ !!! あっ……はぁぁぁぁぁぁっっ!」
指の第一関節まででもの凄い締め付けだ、かき回す様に動かしてみた
秘所から洪水の様に潮を噴き出した。想像以上にアティは敏感な身体だ
「ハァハァ……レック!!!! っっはぅん、あン! ひあぁぁぁぁぁぁぁ!」
あふれ出した彼女の性器に蓋をする様に俺のモノを撃ち貫く
たまらない程に暖かくてヌルヌルして、快楽に支配されそうになった
ジュプジュプと淫らな音、レックスは激しく腰を動かしながら。湯気で曇った鏡を拭う
「ほら……見てご覧、こんなに……」
「ぇう…あん! イヤ、こんな姿……見せない……ふン……んァ、んん〜〜〜……」
鏡に映る熱で上気してほんのりと朱に染まって、獣の様に乱れる姿を彼女に視せる
羞恥心が有ればある程、アティは面白い様に身体が反応してくれる
「クッ……アティ、もう」
「っぅあ……いっぱい、ください……ぁん、あっっぁああああ。わたしを……とかしちゃうくらい」
「アティ、アティ…… !! ぅぁ……アティ」
「ひっっっっっっっっやぁ、とけちゃう……とけちゃうのぉ。あぁぁぁああ……」
3720214:04/02/13 18:02 ID:naRC4kDt
「アティ……その、大丈夫?」
「〜〜〜〜……お尻が痛いです」
「あ……はははは、ゴメン。かなり無茶しちゃったよ」
賑やかな微睡み、ベッドの上でレックスの腕に包まれたアティが怒った様な顔で彼を見ている
レックスはバツが悪そうに乾いた笑い声を上げて、機嫌を取る様に慰める
「もう、次にあんな事をしたら……お昼のお弁当、作ってあげませんからね?」
「あ〜、それは辛いな……なるべく苛めない様に気を付けるよ、多分」
「止められないくせに」
「うぅ……あんまり年上をからかう物じゃないよ」
ぎゅっと抱きしめて、軽くキスをする。深く愛し合った後の賑やかな語り合い
「レックス……バレンタインのプレゼントですけど?」
「うん?」
「レックスは何が欲しいですか?」
「俺の欲しい物? こればかりは神様からの贈り物だからちょっと難しいかな……」
二人でシーツにくるまって囁き合う
「神様からの贈り物ですか?」
「うん……俺はね、早くに家族を失ってるからさ。
 ささやかで、ちっぽけでも……幸せな家族が欲しいんだ」
「レックス……」
「休日には、君と俺の子供と一緒にお弁当を作って……花畑や公園で川の字に寝ころんでさ
 胸が震えるくらいに、優しい青空を見たい。それが俺の欲しい物かな?」
また、二人の距離が零になる。少し湿っぽいアティの髪をレックスが優しく梳かす
「私も……その夢をレックスと一緒に見たいです。だから……頑張りますから」
「?! あはは、そうだね……そうなったら良いよね」
夢を共有する二人の小指には、緑のリボンがしっかりと繋がれていた……
3730214:04/02/13 18:06 ID:naRC4kDt

お、終わりました……黒レックスと言うより
単なるヘンタイになってしまいました

レックスとアズリアのアレは、此処で書くつもりで序章まで書いた奴です
これを機に書いた方が良いでしょうか?

今回書いたレクアティ設定で投稿してますが、見つけても無視してやって下さいw

それでは
374名無しさん@ピンキー:04/02/13 19:30 ID:WnI4l7Iz
何か最近凄い勢いで神が降臨してますね。
>>355
純愛でカイルが見たいなあ。
375名無しさん@ピンキー:04/02/13 22:45 ID:zEmZMJ7T
>>355
というか、ネスがレイムに憑依されて〜っての考えてた
どう落とすかが決まらず・・・・護衛獣バルレルで。アメル話に噛ませたりしたら霊界組で
色々混線して面白くなりそう。メルギドス最後は霊+機になるしビジュアルも完璧。

これとかスカアティとか書きかけで溜め込みすぎ・・・・
完成させてる職人さんマジでスゲェと思います
376名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:06 ID:uJl/igm8
俺が妄想したのはケルマにビーニャが憑依してミニスたんをさんざんいたぶりまくる話。
いや…中の人同じだし。
377名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:23 ID:AlYxCm8T
>>355
エロ鬼神憑依のマグナがビーニャいぢめ
理性プッツン下半身モードなんで、泣こうが叫ぼうが止まらない、萎えない。
とかアホなことを考えてた俺がいるので問題はない。

でも死姦なんだなとか嫌なこと言う。


>>376
とりあえず、おやくそくなんで言っておくぞ?
「中の人などいない!」
378名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:23 ID:KWflgKHO
漏れが妄想したのはメルギドス対策にアメルをパワーアップさせるため
天使のエネルギー源である愛情、喜び、楽しみを手っ取り早く集めようと皆で乱交パーティを行う
結果的にパワーアップは成功するものの不純な精神エネルギーを取り込み過ぎて
アメルは淫乱黒アメルになってしまうという話
379名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:36 ID:xZQvztp/
おまいら、その妄想を形にしやがってください
380309:04/02/13 23:58 ID:ViGNBY8E
沢山の有り難いお言葉に甘えてルヴァイオ続き投下します。
女人化駄目な人スルーお願いします。
381ルヴァイオ/2:04/02/14 00:01 ID:Jk1w+Hb5
ルヴァイドは大きな任務が終わると大概、イオスの身体を求めて来た。
戦闘で荒ぶれた精神を沈めるかの様に激しく執拗なまでに。
最初は己の全てを奪った相手に、一矢報いる隙を伺う為に身体を許していた。
それを相手も承諾の上での関係だった。
だが、イオスの読みはいつも相手には熟読されていて、その寝首を掻きに行く度に
手酷くも甘いしっぺ返しを喰わされた。
そしていつしか気がつくと、その手中に身も心も捕らわれていた。
だが、その事を認めてしまうと、己が敵軍で槍を振るい続ける理由が消えてしまいそうで、
独り寝に身体が火照る夜もイオスの方から求める様な真似はしなかった。
そんなイオスの葛藤を知ってか知らずか、肌を重ねる回数を増す毎に、
深夜の呼び出しが多くなった。
直属の上司の命令に逆らえる筈も無く、イオスは葛藤に苦しむ心と
期待にときめくふたつの矛盾した気持ちを抱えて、
今夜もその身を委ねにルヴァイドの自室に足を運んだ。
382ルヴァイオ/3:04/02/14 00:04 ID:Jk1w+Hb5
ルヴァイドはイオスの胸元に顔を埋詰め、腰を抱えた方とは反対の手で
軍服の上から円を描く様に淡い膨らみを撫でる。
まるで羽根に触れるかの様に焦らすその刺激に、イオスはルヴァイドの座る椅子のわずかな隙間に片膝を付き、
目の前にある頭を両腕で抱えて堪える。
頭を強く抱え込まれても、ルヴァイドは一向に気にした素振りを見せずに、
その無骨な指には似つかわしい繊細な刺激を与え続けるのをやめない。
そんな優しい刺激に、逐一過剰に反応する自分の方が誘ってるみたいで、イオスは居たたまれなくなる。
既に身体の重心を預けている片膝が震え出している。
「……お願…です…ら、ベッドで……」
いつもは見上げてくる紫水晶の瞳は潤み、真っ直ぐルヴァイドを見下ろしている。
切望する声も、いつもの男声を真似て低く作った声でなく、高く澄んだ、
そして甘さを含んだそれに代わっていた。
ルヴァイドは縋る様にしがみつくイオスの膝裏に腕を廻すと、軽々と抱き上げる。
自分の身体がさらに不安定な状態にある事を察したイオスは、
ルヴァイドの頭を締め上げていた腕を解き、今度はその首に巻き付ける。
が、それが本来、上官に対して取る礼ではない事に気づいて、一瞬躊躇する。
と、その時、ベッドの柔らかいスプリングの上に横たえられる。
イオスはその優しい感触に触れ、「抱きついておけば良かった」と後悔の念が沸き上がる
自分の浅ましさを疎ましく思った。
383ルヴァイオ/4:04/02/14 00:05 ID:Jk1w+Hb5
されるがままに手足を寝台に放り投げている部下を抱き込む様に、ルヴァイドはイオスの上に覆い被さる。
焦点も甘い視線に至近距離で射抜かれて、何かに憑かれたかの様にしっとりと潤んだ唇を貪る。
何度も角度や強弱を変えて唇を奪う内に、新鮮な空気を求めて僅かに上下に開かれたその隙を突いて、
口内に舌を侵入させる。
「……ふ……っん……!?」
突然の侵入者に驚いて本能的に逃げの動きを見せるイオスの舌を強引に捕らえ、きつく絡ませ、
強く吸い上げていると、投げ出されていた筈のイオスの両腕がルヴァイドの背中に廻され、
その軍服をぎゅっと握り締めている。
そんな様子がルヴァイドの瞳にはひどく愛らしく映り、もっと縋らせたいと、相手に聞こえる様に
わざとぴちゃぴちゃと水音を響かせて口腔を犯し続けた。
イオスはその間、瞳を固く閉じてその舌技に耐えていたが、目を閉じているから一層、
自分の口の中で行われている交わりが直接的に伝わってきて、より官能が刺激される。
ようやくその唇を堪能し尽くす事で満足したルヴァイドが身体を引き起こした時には、
既にイオスは上気した身体を薄桃色に染め、息も絶え絶えといった態で固く瞳を閉ざしている。
384ルヴァイオ5:04/02/14 00:13 ID:Jk1w+Hb5
別にこれが初めての交わりでもないというのに、いつまでもうぶな反応を見せる相手に
情欲を感じながらも、ルヴァイドは気遣いの言葉をかける。
「……イオス、大丈夫か?」
少し意識が遠のきかけていたが、上官の深く静かな声が
自分の名を呼んでいる事に気づくとうっすらと瞼を持ち上げる。
大きな瞳は潤みきっていて今にも大粒の涙が零れ落ちそうだった。
「……ルヴァ…ド…さま……」
イオスは相手の背中に廻した両腕の力を強めて応える。
力を込めすぎて強ばったイオスの身体をほぐす様に、
その頬にひとつ口づけを落とすとくすぐったそうに相好を崩す。
笑うとより幼く見える相手の様子を伺いながら、ルヴァイドは行為を続ける。
もう一度軽く唇と頬に口づけを落とすと次はその首筋から耳許にかけて舐め上げる。
「……やぁっ……!」
先程の濃厚な口づけですっかり官能を高められていたイオスは
僅かな刺激にも面白い程過敏に反応を返す。
ルヴァイドはその反応を愉しみながら今度はすっかり朱く染まった耳朶を口に含む。
部屋には隠し切れずに漏れるイオスの啼き声とその身に纏った軍服の留め具を外すパチンパチンという音が
響いていた。
385ルヴァイオ/6:04/02/14 00:15 ID:Jk1w+Hb5
軍服からはだけたその肌は軍服の黒とは対照的に真っ白だった。
日焼けにはおよそ縁遠い、デグレアの雪の様な肌をもっと見たくて
手忙しく脱がしにかかる。
イオスは抵抗する事もなく大人しくされるがままになっていたが、
ルヴァイドの熱い視線から逃れる様に顔を背向ける。
だが、そんな事で行為が止められる訳がなく、
次第にイオスの生のままの姿が外気に晒されていく。
さらしが巻かれていない為、プルンとこぼれた胸は大きさこそ小振りだが、
張りがあり形良く、先端は肌より少し濃い桃色に染まりピンと屹ち上がって
一生懸命自己主張している。
華奢な造りの身体の中でもさらに頼りない細い腰は、片腕一本で簡単に折れてしまいそうだ。
イオスの女の部分を隠す様に固く閉じられた両腿は陥落難航な砦の様で、
ルヴァイドの闘争本能を煽り、無理矢理にでも強奪したくなる。
固く強ばった軍服を奪ってしまえば、過去やしがらみも失せて、
ただ愛しいだけの存在になる。
「……お願いですから……灯りを消して下さい」
灯りの下に裸体を晒す羞恥が限界に達したのか、イオスは顔を背向けたまま
真っ赤になって懇願する。
そんな羞恥に火照るイオスの姿を見ていると、ふとルヴァイドの中に意地の悪い感情が
沸き起こる。
「それが上官に頼み事をする態度か?」
もはやこの状況下で上官も部下もなかろうに、飽くまで自分の優位性を誇張する
ルヴァイドの台詞に、イオスは素直に応える。
横たえられたままの身体を起こし、ルヴァイドの肩に手を添える。
その逞しい胸板に、固く屹った乳首ごと胸を押しつける様に身体を密着させ、
イオスの方から軽く唇を重ねてから耳許に囁く。
「灯りを消してください。お願いします」
ルヴァイドもイオスを抱き締め直し、触れるだけの口づけをしてから
卓上の灯りを落とす。
夜目に慣れてくると暗闇は官能的な夜の空気に味方した。
386381-385:04/02/14 00:18 ID:Jk1w+Hb5
長くなりそうなので、今日はここまで。
エロパロSS初めてなのでエロ表現拙くてスマンです。
後、1回か2回で終わりますんでどうかご勘弁を。
387271:04/02/14 00:29 ID:WK8O2Cih
リアルタイムでルヴァイオ投下されていたので
更新ボタンをドキドキしながら押しつつ待ってました!
葛藤しながら抱かれるイオスにかなり萌えましたね。
「抱きついておけば良かった」この辺とか…

>>355 イスラ…もといレヴィノス姉弟が好きなので
是非そちらで投下しては頂けないでしょうか。

>>375(0214) アズリア…もといレヴィノス姉弟が好きなので
是非とも投下お待ちしております。

職人さん、頑張ってください。
388名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:34 ID:Ww3IKl0T
イスラ×アズリアでパイズ……無理か
389名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:39 ID:H3wBYwC5
おつ〜
なんとなく某焔の大佐と中尉が頭に浮かんできた


ところで久々に3をやってたらヤツがスネ夫に見えてしょうがないわけだが…
「ハイネも〜ん、ギャレアンとビジュ夫が苛めるんだよ〜」
390名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:56 ID:7E75TP4H
ルヴァイオお疲れ様です
やはりイオスは唯一女体化の許せるキャラ・・・・たまらんっす
>>389
さしずめアルディラがしずかで?
391名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:57 ID:5nV3mkhd
十五話のミスミ・キュウマの会話、普通に見たらキュウミスなのに、どっちか攻略してたら全然変わってくるんだなぁ……今回細かい修正が多くてGJだ。
392391:04/02/14 00:59 ID:5nV3mkhd
十六話だった。
393名無しさん@ピンキー:04/02/14 01:54 ID:1pAiEneL
レクアティごちになりました。
おいしゅうございましたひれ伏して感謝。神よ。
394380:04/02/14 01:56 ID:Jk1w+Hb5
>>389
成る程。確かに大中好きです。中大も大概好きですけど(w

ところでギャレアンは映画のいいヤツ仕様ですか?(藁
395288:04/02/14 03:22 ID:750wvn4D
最近は神が多くて幸せだなぁ。ギャレアンの口癖は「心の友よ」?w

>>353
指摘サンクスです…。何て馬鹿やってるんだよ…円じゃねーよ…。
396名無しさん@ピンキー:04/02/14 14:58 ID:cZaZGA4F
キュウマ×アルディラの裏切り者CPが書きたい……傷の舐め合いから本気恋愛モード萌え
スカーレル×ヘイゼルも書きたい……暗殺者同士燃え萌え




ネタが思い浮かばないから無理だ……
397名無しさん@ピンキー:04/02/15 00:46 ID:fCBoweLx
>389
ハイネもん・・・思わず大山のぶよ声で話すシャルトスを想像してスコシワラタ
398名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:23 ID:7U7UKjiB
連続降臨でホクホクです。
職人様方、いつも楽しませてくれて本当にありがとう。

個人的ストライクゾーンの鬼畜野郎様の後編、楽しみにしてます。
拝見しててネストリ対面モノもアリなのかなあとかふと妄想してしまった。
って、>>355氏も同じことおっしゃってますな。
きまぐれにクラスチェンジしてみる。
ちなみにクラス1 5スレ1or4スレ133or3スレ117
クラス2 鬼畜野郎
スペシャルクラスは秘密。多分どっか探せば見つかる。というわけで以下投下。
400吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:50 ID:nINTBKbd
連れられてきたその部屋は特に変哲もない殺風景な部屋だった。家具の類はない。ただの
空き部屋。このような場所に連れてきた意図。わかりかけているが想像したくはない。
「キャハハハハ。それじゃあはじめましょうか。キャハ!」
甲高い声でビーニャが開始の合図を告げる。宴のはじまり。トリスもハサハも枷を外され
代わりにビーニャ達三悪魔によって羽交い絞めにされる。
「ちょっと!何を…くぅぅ!!」
トリスが抵抗するより早くにガレアノによって身体を後ろから押さえつけられ、キュラー
が衣服の前を引きちぎる。瞬く間に平坦に近いトリスの胸元が裸にされる。
「クーックックックック。何をするなどわかりきったことではありませんか。」
「カーッカッカッカ!貴様等はワシらの贄となるのだ。かわいがってくれるわ。」
下衆。そんな言葉が頭をよぎる。殺意のこもった視線で悪魔たちを睨みつけるトリス。
誰が大人しく慰み者になってたまるものか。殺されたってかまわない。噛みついてでも
抵抗してやる。そう決意する。しかしその決意は脆くも崩される。
「…お…ねえ…ちゃん…」
「……!!!」
401吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:50 ID:nINTBKbd
「…グスン……おねえ…ちゃん…。」
トリスの視界にハサハが自分同様にビーニャによって羽交い絞めにされる姿が映った。
シルターンの着物をはだけさせられ、膨らみ以前の幼い蕾を覗かせている。恐怖に震え
目に涙を溜めて助けを乞うハサハの姿にトリスは絶句する。
「おねえ…!!いたいっ!!」
「ハサハっ!!」
「キャハハハハハ!!これが目に入んないのぉ?キャハ!美味しそうな狐娘よねぇ。
キャハハ食べちゃいたいなぁ。」
言いながらビーニャはハサハの乳首を指の腹でグリグリと潰す。薄桃色の乳頭が無理に
潰されて芯をつく痛みにハサハは悲鳴をあげる。涙をボロボロこぼして痛がるハサハに
ビーニャの嗜虐芯はいっそうにそそられているかのようであった。
「キャハハ!いい玩具よねぇ。面白ぉぉぃぃぃいいい!!!」
「きひぃぃぃぃぃ!!!」
調子にのりビーニャはハサハの乳首を指先でつまんで引っ張る。同時に首筋に舌を這わす。
ハサハほどの幼い娘にとって敏感な部分をそのように責められるのは耐えがたい苦痛だ。
「止めてっ!!ハサハに酷いことしないでぇっ!!」
トリスは叫ぶ。自分よりもハサハを傷つけられる事の方がなにより耐えがたかった。
ハサハは自分の護衛獣だ。しかし本来争いごとには不適なハサハを自分が召喚したのだ。
自分に呼び出されたためにハサハが苦痛を味わう。そんなことには耐えられない。
「クーックックック。それは貴女の態度次第ですな。」
「カーッカッカッカ。どうすればよいかわかっておろう?」
冷たい問いかけにトリスは口篭もるがすぐに答えを出す。そうするより他にないのだから。
(ごめんね…ネス…)
心中で想い人でもある兄弟子に詫びる。『君は馬鹿か!』と怒鳴られる声が聞こえた。
それでもハサハを救うにはこうするしかない。そして告げる。
「あたしはどうなってもいい!だからハサハには手を出さないで。」
402吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:51 ID:nINTBKbd
「ククククク。本当に可愛らしい胸ですなあ。」
「カカカ。下の方も毛がろくに生えておらんわ。」
「うっ……くぅぅ………」
胸部をまさぐるキュラーの手。恥丘をまじまじと見つめるガレアノの視線にトリスは恥辱
以上におぞましさを感じていた。愛する男性の前ですら晒した事のない身体を悪魔たちに
嬲りまわされているのだ。膨らみの乏しいトリスの胸をキュラーはまさぐる。丹念に撫で
まわし指先を先端に触れさせる。それと同じくしてほとんど無毛といってもよいトリスの
秘部がガレアノによってクニクニ指で押される。そのことがいっそうの不快感をトリスに
与えていた。
「こちらのお味はどうか…ククク。」
「なんともいやらしそうな肉壺だわい。カカカカ。」
「ひぃぃ!!ひゃぁぁぁ!!いっ!!」
ピチャリと冷たい唾液が乳首と膣口に触れる。二つの舌がトリスの急所を責め立てた。
ペロペロ唾液を擦り付けるように舐めまわし舌先で秘芯を転がす。
(気持ち悪いよぉぉぉ!!やだぁぁ!止めてよぉぉぉ!!)
そう思っても口には出せない。拒絶を示せばハサハの身が危ないのだ。性感帯を汚らしい屍人に弄ばれる気色悪さはいいようがない。冷たい触感がピチャピチャ音を立てて触れる。
気が狂う。悶え死ぬ。それでも抵抗できない。そんな状況に心が擦り減らされていく。
「ククク。感度はよろしいですな。これは申し分ない。」
「カカカ。もう蜜を溢れさせておるぞ。このメス豚め。」
不覚にも愛撫によってトリスの乳首は硬く勃起し秘所は愛液で濡れた。身体の奥がジンジ
ンする。不本意な性的交渉にも関わらず反応してしまっている自分の身体をトリスは恨め
しく思った。
(やだぁ…あたしの身体…熱いよ…変になっちゃうよぉ…)
403吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:54 ID:nINTBKbd
「さてそれではククク。」
「カカカ奉仕してもらおうか。」
冷笑を浮かべて二人はペニスを取り出す。ドス黒い肉塊。ビュクビュク脈打っている。
それでいて腐りかけたそのイチモツは腐乱臭と精液臭をプンプンにおわせて、よりグロ
テスクなシロモノとなっていた。
「口でしてもらいましょうか。ククク。」
「カカカ。ワシは手だ。」
そう言ってペニスをトリスの眼前に突き出す。おぞましい肉塊がトリスの視界いっぱいに
広がってにじりよる。
「ひぃぃぃぃっ!!」
思わずトリスは仰け反る。男性のシンボル。ここまで間近で突きつけられるのは初めての
経験だ。ましてこの悪魔たちのモノは並みの物を遙に凌駕するおぞましさを誇る
恐怖におののくのも無理からぬことである。
「おや、いけませんな。奉仕してもらいませんと。クク。」
「カーッカッカ!往生際が悪いぞ娘。咥えろ!しゃぶれ!握れ!擦れ!!」
「嫌ぁっ!!無理ぃ!!そんなのやだっ!!」
(あんなものを…口に…手に…そんなこと…そんなこと!!)
処女であるトリスが半狂乱で拒絶するのも当然といえる。いや経験者であったとしても
腐敗した肉棒を口に、手にするのは躊躇われるであろう。
404吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:55 ID:nINTBKbd
「あ〜らら。トリスちゃんったらすっかり大事なこと忘れちゃってるんだから。キャハ。」
「!?」
ビーニャの声に振り返る。そこにはビーニャに秘所を責められ悶えるハサハの姿があった。
「…ひっ…ふっ…んっ…くぅんっ………」
「止めて!!ハサハには手をださないって約束でしょ!!」
「あれれ?約束が違うのはどっち?何でも言う事聞くって言ったのはだ〜れ〜?キャハ。」
「…………………。」
何も言い返せない。確かに何でもする代わりにハサハの無事を約束したのだ。
「約束守れない悪い子がいるから可哀想だけど…」
いったん言葉を切ってビーニャはハサハの肉芽の皮を向きギュッとつねる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
「止めてぇぇぇぇぇ!!!!」
声にならない悲鳴をあげるハサハ。思わずトリスは叫んでいた。
「止めて!本当になんでもするから…だから…止めてぇぇ!!」
なんて馬鹿なのだろう。ハサハの身がかかっているというのに。最初から覚悟していたで
はないか。そうトリスは自問する。もう後に引く事は許されない。ハサハを助けるには。
「ククク。ならば早くしてもらいましょうか。」
「頭の回転の遅い娘だ。カカカカカ。」
そう言って再びペニスが差し出される。
(うっ…我慢しなくちゃ…ハサハが…ハサハがぁっ!!)
迷ってはいられない。自分はハサハの主人であると同時にハサハの姉がわりなのだから。
自分の事を姉のように慕ってくれるハサハ。可愛いハサハ。そのハサハが自分のせいで
汚される事なんてあってはならない。決意を固める。
405吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:56 ID:nINTBKbd
ペチャリ。手でペニスを触った途端そんな感触がする。嘔吐物を素手で触るような感触。
「ククク。お口はまだですかな?」
急かされ荒い息づかいとともに顔を亀頭へと近づける。
「むぐぅっ!!」
するとスペルマ臭と腐敗臭が鼻腔をくすぐった。悶絶しそうな臭いに気が遠くなる。
(駄目…臭いぃぃ!!…でも…でもぉ!!)
悪臭に耐えてでもやりぬかねばならない。もう後はないのだから。
「…ん…むぅぅぅ…」
ピチャリ。舌の先がとうとう亀頭と触れ合った。腐った果実のような味と匂いが口の中
いっぱいに広がってきた。
「ククク。それで終わりではないですよ。」
「さっさと手と口を動かさんかこのグズめ!!」
「………………ん…んぅ!!」
そしてトリスは奉仕を開始する。手も舌もぎこちない動きであった。桃色の舌がチロチロ
這う様子。可愛らしい指先が肉棒を擦る姿。そのどれもが慣れぬ手つきでそれが余計に
悪魔たちを興奮させる。
(不味い…汚い…臭い…気持ち悪い…嫌だ…こんなこと…)
屈辱だ。耐えがたい恥辱だ。下衆のモノに奉仕を強要される自分。惨めな自分。そんな姿
を思い知らされる。手の中であるいは口の中で。肉棒は膨張してゆく。そのたびに惨めさ
が増していく。
406吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:57 ID:nINTBKbd
「うっ…うぅぅ…あぅ…ひっく……」
涙が零れ始めた。止められない。すすり泣くのを止められない。口の中にペニスの味だけ
でなく涙の味まで混じってきた。こうしているうちに自分はどんどん汚されていく。
その事実がたまらなく哀しい。
「泣くほどよいのかぁっ!!カカカカ!!淫乱め!!」
「ククク。気持ちよいですよ。雌奴隷の良き素養をお持ちですな。」
口々に罵る中ガレアノ達の怒張も一度目の臨界点に達していた。そして汚らわしい白濁を
トリスにかける。
ピュッ!破裂音にも似た音。生臭くてドロドロした液汁がトリスの頬に、口内に付着した。
(汚れちゃったよ…あたし汚れちゃったよぉ…ネスぅぅ…)
顔を垂れる精液が。口の中にのこる苦味が自分が汚された実感を否応なく与えてくる。
もう自分は戻れないのだ。仮に無事に仲間達の元へと戻れたとしてももう自分は汚された。
ネスに、愛する彼に会わせる顔なんてない。
407吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:58 ID:nINTBKbd
「クククク。それでは本番にうつりましょうか。」
キュラーの言葉の意図。それが分からないトリスではなかった。アレからキュラーとガレ
アノのペニスをフェラと手コキで奉仕させられた。何度も精液をかけられ、あるいは飲ま
されトリスは心も身体もすっかり汚された。顔に張り付いた精液はさながらパックのよう
に、咽に残るスペルマの味は余韻をやまない。そんなトリスに本番という言葉を発する
キュラー。もう分かっている。何をされるかなんて。
(犯されちゃうんだ…あたし……)
今まで守ってきた純潔を、大好きなネスティにあげたかった処女を。奪われる。悪魔に。
哀しかった。無駄とは分かっていても抵抗したかった。でもそれも許されない。
(ハサハ……)
ハサハに目を向ける。陵辱されるトリスを目にして止めさせようと泣き叫んでいたハサハ。
ビーニャに強制的に眠らされて今は意識を失っている。眠ったハサハを抱えてビーニャは
ニヤニヤした顔でこちらを見ている。つまりは抵抗すればハサハは無事にすまない。
「ではいきますかククク。」
「う…あ…あ……」
悲鳴をあげそうになるのをなんとか抑える。自分の性器めがけて近寄ってくる肉棒。
これから自分の処女を引き裂く凶器。避けることを許されない怪物。
もうこれで終わりだ。自分は処女を失う。愛する人に捧げるのではなく強姦によって。
哀しい。悔しい。情けない。死にたい。助けて!止めて!これは悪い夢だ!
頭の中がグルグル回っている。発狂する。
(ネス…ネスにあげたかったよ…初めてがこんなんだなんて酷いよ…)
「……ネス……ネ・・・スぅぅぅ!!うっ…あぅ…ひっ…」
声をだして泣く。そしてすすり泣きはじめると同時に亀頭が蕾に触れ合う。そして
「ネスぅぅぅ!!!う…あああああ亜亜亜亜亜亜阿阿阿阿阿阿阿ぁぁぁぁぁぁ!!!!
嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
トリスの断末魔の叫びが響き渡った。
408吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 18:59 ID:nINTBKbd
「クククククククク。よく締まりますな。初物はやはり素晴らしい。」
「嫌ぁぁっ!!痛い!痛いぃぃぃ!!ひぎぃぃぃぃぃ!!!」
トリスの処女肉を引き裂いた感触。ぷつりと糸を切るようにして。心地良い。なんとも心
地良いではないか。初々しい秘肉が肉棒をギンギンに締め付けてくる。膣奥まで突き込ん
でより深く抉る。これもまた快なり。最高だ。悪魔にとって至上の快楽だ。
「クククク。最高ですな。これほどの肉壺は珍しい。」
「あぎぃぃぃ!!膣奥をこれ以上つかな…死ぬ!死んじゃうぅぅぅ!!!」
この上のない破瓜の痛みがトリスを苛む。只でさえ処女喪失の痛みは人によっては失神
しかねないものなのだ。それを強姦という最悪の形で、しかも痛めつけるように抉りこむ。
地獄の業火で身を焼き尽くされるにも等しい。
「おねえちゃんっ!!」
トリスの絶叫に気を失っていたハサハも意識を取り戻す。いきなり飛び込んできたのは
大好きなトリスがレイプされ激痛に悶える姿。股間から血を痛々しく流すトリスに
死んでしまうのではないかとさえ思った。
「…おねえちゃん!……やめて…おねえちゃんをいじめな…ひきぃぃぃぃ!!!」
「アンタは大人しくしてなさいよ。キャハハ!」
すかさずビーニャが目覚めたハサハを黙らせる。ハサハの秘芯を鋭い爪で摘み上げ
乳首をねじる。
「や…あぐぅぅ!!…ハサ…ハには…ぐあうぅぅ!!」
その様子に気付いたのか痛みに悶えながらもトリスは声をあげようとする。がそれは彼女
を更に深い地獄へと突き落とす事になった。
409吟遊詩人の館(中篇):04/02/15 19:00 ID:nINTBKbd
「何だ。まだ余裕あるじゃん。キャハハ。ガレアノぉぉ♪」
「カカカカ、分かっておるわ。」
呼びかけに応じてガレアノはキュラーに犯されつづけているトリスに背後から近づく。
そして肉棒を取り出しもう一方の穴へとねじ込む。
「ひぃっ!………ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
再び轟く悲鳴。キュラーの剛直がトリスの処女肉を引き裂く中で、ガレアノの逞しい
男根はトリスのアナルを犯した。
「カカカカカカ!!!尻の穴も締まりよわい。この娘可愛い顔してかなりの好きものじゃわい。」
「ククククク。そうですねぇ。これは滅多にお目にかかれない極上の一品ですよ。」
「ぎぃぃぃ!!止め…やぁぁぁぁぁぁ!!!!あうあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
二つの肉棒はトリスの胎内でところ狭く擦れあった。身体の内壁がすり潰される。
両側から体重をかけられ圧死する。膣が、腸が。裂ける。壊れる。崩れる。
トリスの脳を支配するのは痛み。ただ純粋な激痛。仲間の事も。アメルのことも。
ハサハのことも。ネスティのことさえ。全てが痛みの前に吹き飛ばされていく。
「キャハハハハハハ!!!良かったじゃんトリスちゃん。初体験で二本挿しなんて
滅多に味わえないよ。よかったねぇ。キャハハハ。」
笑い転げるビーニャ。その響きもトリスの耳に入らない。激しい痛みと圧迫による苦しさ
の中で次にトリスが感じたのは子宮と腸を逆流してくる熱い液汁であった。
今回は中篇でトリスです。予想以上に長くなったんで分けました。
後編はハサハです。俺が書くSSは処女は純愛であれ鬼畜であれ痛々しいので
なんか書いてて可哀想ですな。でも書く。
レス下さった皆さんどうもありがとうございます。続きはまた今度。

>>355 昔双子&爺に輪姦されるアメルとかレックスの前で犯されるアズリアとか書いたなあ…
鬼畜系ってネタがかぶりやすいのね…いかんネタ切れしてきた。
一度がんばって鬼畜挑戦してくだちい。他の人の書いた鬼畜SSでおおいにヌキたいですから。
411名無しさん@ピンキー:04/02/15 19:17 ID:WQzj1dSc
>>410
鬼畜神キタ―――!
リアルタイムで読みました、グッジョブです!
三悪魔の鬼畜っぷりが最高だ。次回も楽しみにしてます。

そういえば氏の3の鬼畜モノでアティやアズリアものがありましたね。
他の3キャラ(ソノラとか)の鬼畜モノも読んでみたいなあ…とか思ったり。
412名無しさん@ピンキー:04/02/15 19:32 ID:lPIbGrEx
>>410
今回トリスたんが余りにも可哀想すぎだああああああ
でもそんなところがGJ!


でも誰か一度トリスたんにワカ-ンも経験させてあげたいなとこっそり希望
413名無しさん@ピンキー:04/02/15 19:58 ID:t65baLDi
>>410
中篇乙です〜
はうう、鬼畜ですな…ちょっとトリスがかわいそう…
こそーりジュンアイマンセーと言ってみる。
414名無しさん@ピンキー:04/02/15 20:54 ID:RbHcZ5Eb
鬼畜様クラチェンおめっとー。
今回もごちそうさまでした! 後編たのしみだ。


>>412-413
実は純愛ネタこっそりあるんだが…
そのうち投下してもイイ? 普通にネストリとかだとあんまり好きな人いないかなあ
とか思ってたんだが。
415名無しさん@ピンキー:04/02/15 23:35 ID:zN3ef9N4
>>373
遅レスだが、麻薬のおとり捜査で学生の二人が駆り出されて恋人のふりを
して……って奴? それなら覚えてる。ラブコメ風だと思ったらこんな展開に
なるのか……

レクアズで仕切り直し、というなら読みたいが。
416名無しさん@ピンキー:04/02/16 00:51 ID:MQB2IAz/
純愛のハサハ×トリスとかアメル×トリスとか読みたいなあ
417名無しさん@ピンキー:04/02/16 22:14 ID:n3PgsgAb
ところで、いつになったらレシユエの続きやるの?
エロ無しだって言われたけど、続き待ってます
418名無しさん@ピンキー :04/02/17 00:12 ID:wBXSpTKX
相変らず鬼畜の神はウマーですなぁ・・・

ω・`)ちょっと前にミスミ様ネタで書いてた者ですが
まだレックス×ミスミは需要ありますか?
419414:04/02/17 00:29 ID:9NAxZJAi
ネストリ純愛投下していきます。
長くてスマソ。好みじゃない方は適宜スルーをば。
「ったく、二年よ、にねん! あれから二年も経ったのよ! ほんっと、信じられないわ!」
「……そろそろよさないか、ミモザ」
「なーによ! なんか文句あるの? このケーキ男! だいたいあんたはねぇ……」
 葡萄酒のグラスを片手に、ふっくらとした頬を赤く染めてわめくミモザをたしなめるのは、常から青

白い顔をさらにげっそりとすさませたギブソン。
「ケケケ、あのオンナ、祝い酒が絡み酒になってやがるぜ」
「そう言うんじゃないわよ。派閥のうるさ方にいろいろ説明してまわってくれてたのも彼女たちだもの

。本当に嬉しいのよ」
「いや、あの様子はそれだけじゃねーだろ」
「……何よ?」
「ほら、男が甲斐性なしだと荒れもするだろ、あのねーさんも歳が歳……うげッ!?」
「あんたは、なんでいっつもそっちに行くのよ!」
 小ぶりの翼を背に負った少年悪魔と、記憶喪失のミコと、緑の髪を持つ巨躯の冒険者の会話も相変わ

らずで。
 本当に、ほんとうに、帰ってきたのだと。
 その喜びで──喜び、と単純に言い切ってしまうにはあまりにもたくさんのことを含んだ、甘くて、

甘すぎて怖くなるような感情で、トリスの胸はいっぱいになる。
 はじめてこの街を出てから、もう三年近く。
 あの最後の戦いで、大切な人を永遠に喪失してしまったのだという事実に打ちのめされ、度重なる仲

間たちの説得にも耳を貸さず、その墓標ともいえる樹の傍らで生きて──二年。
 それらは短い時間ではなかった。その間に起きた、生々しい痛みを伴う出来事や感情を、彼女ははっ

きりと記憶している。たくさん人が死んだ。たくさんの涙と血と、絶叫がそこにはあった。
 そしてあのとき、彼と一緒に自分の心も死んでしまったのだと思った。
(帰ってきた──ううん、かえってきて、くれたんだね)
 甘味の強い、桃色の果実酒で満たしたグラスの縁に唇をつけながら、傍らの青年の横顔を見上げる。
 癖のある黒髪も、華奢な眼鏡の奥に見える繊細で鋭いまなざしも、二年前となにも変わっていない。
 本来はこの酒席の中心にあるべき存在の彼は、酒には一切手をつけていない。仲間たちとひとしきり

言葉を交し合ってからは、宴の輪から少し外れたところで、思案顔で黙り込んでいる。
(まあ、らしいよね)
 生身の彼の隣にいることができる。それだけでも嫌ではない。
 だが、トリスは、グラスをそっと床に置き、少しだけ背伸びをすると、ネスティの耳元に唇を寄せて

囁いた。
「ねえ、もしかして疲れちゃった?」
 トリスの存在が意識の中になかったのだろう。ネスティは、驚いたように瞬くと、トリスの顔を見下

ろす。
「……いや、別に。そんなことはないよ」
「ホントに? お祭り騒ぎ苦手なのは昔っから知ってるけど、ほら、よくわかんないけどさ、今のネス

って、病み上がりみたいなもんじゃないのかなーって。大丈夫? なんともない?」
「……よくわかんない、か。確かにな」
 その表情に僅かに差した影に気づいて、トリスはあわてて手を振った。
「あ、ち、違うよ! その、それがおかしいとか言ってるんじゃなくて、その……」
「いいや、これは異常な事態だよトリス」
「異常って、そんな」
 なにもそんな言いかたをしなくてもいいと思うのだが、こういう、わざわざ自分を追い詰めるような

物言いも、二年前とまったく変わっていない。結果ドツボにはまる、損な性分である。
「一体、僕の体に起きたことはなんなんだ? 記憶も肉体もすべて当時のままである以上、これは転生

ではないし、憑依召喚以外で死者が再び動いたなんて前例は聞いたこともない」
「アメルが言ってたじゃない。転生せずにリィンバウムに留まっていた魂が、あの樹を媒介にして肉体

を再構築したんじゃないかって……」
 豊穣の天使の力を持つ親友の言葉を告げた途端、ネスティの言葉はさらに鋭くなった。
「その原理と、契機が理解できない。一度死んだ身体を、かつてと同じ姿に再生するなんて、そんな奇

跡がありうるのか? 僕は本当に」
 そう言って、壁に掛けられた燭台に手のひらをかざす。大きいけれど細い輪郭のはしから、暖色の光

がこぼれる。
「……僕は本当に、いま、生きているのか?」
 トリスは返す言葉を失って、息を呑む。
 何か、何か、何でもいい、この場を繕う言葉を。
 それを見出すよりも早く、ほとんど反射的ともいっていい速度で、紫
色をした、ぱっちりと大きな両眼から、ぽろぽろと大粒の涙がこぼれ出す。
 不安。怖れ。途方もない孤独感。
 ネスティが不在だった二度の四季の間、ずっと付きまとってきた恐ろしい暗闇を
瞬間的に反芻して、溢れてくるものに彼女はまるで抗えなかった。
「なんてこというのよぉ……なんてこと……」
 力なく振り上げられた小さな拳は、青年の優しい腕に阻まれて、
振り下ろされないままとなる。
 トリスの華奢な肩を緩く抱いてやりながら、ネスティはかつての彼らしからぬ素直さで、告げる。
「……すまない。無神経だった」
「生きてるよ…・・・ネスは生きてるよ」
 だって、暖かいもの。
 うわごとのようにそう言いながら、涙でぐしゃぐしゃになった顔を伏せて、
トリスはネスティにしがみつく。
 お互い、その年頃の男女にしては細い体をした二人がそうして寄り添う姿は、
端から見ればどこか痛ましくもあったのだが。
「……ありがとう。だいじょうぶだ」
 絹糸のようにつややかな紫色をした、まっすぐな髪を梳いてやる。
整髪に使っているのだろう香油のものとおぼしき柔らかな香りが漂い、
腕の中の少女の体のはかなげな小ささと、柔らかさと、そして熱さに、
ネスティは動揺した。
 その思いをごまかすように、トリスの頬に指を伸ばして、涙を拭ってやる。
 応えるようにトリスはん、と顔を挙げて爪先立ちになり、頬と頬が極端に近づいた。
 果実酒のものと思しき、濃厚な甘い匂いがごく近くに寄る。
「少し、酔ってるだろう」
 まずい。これはまずい。
 帰ってきてすぐにこれはないのではないか。
 ましてやみんながいるというのに。
 幼い頃から賞賛されつづけてきた明晰な頭脳は、いまや奇妙な高揚感に対して敗色が明白となり、
機能の大半を低下させていた。
どぎまぎしながら視線を外す。色白の頬が朱に染まる。
「酔ってないもん」
「……そう言い張る時点で既に酔っていると僕は思うんだが」
 ネスティ(と、その理性)の必死の抵抗を軽く蹴っ飛ばすいで、
ずい、とさらに顔を、正確には唇を近づけて、トリスは言い放った。
「キスして」
「……な、な、なにを言ってるんだ君は!」
「いいからして。あたしがしたいの。ネスとするって決めてたんだもん」
「決めてたって、君は馬鹿か!」
 相手があることだろう、と叱りつける言葉は、世に出る機会を失った。
 それ自体が柔らかな花弁のような、ふっくらとした薄紅色の唇が、
甘やかにそれを阻止する。
 瞬間触れ合ったそれは、次の瞬間にはさっと離され、吐息が絡み合う。
 物足りない。もう少し味わいたい。出来ることなら貪るように食べ尽くしたい。
 ネスティの中でその欲望が明確に意識されるより早く、
トリスの方から、もう一度唇を押し付ける。

今度は、より長く。薄く開いた隙間から舌先同士が一瞬触れ合って、
少女の体が痙攣的に震える。身長差のために背伸びをしつづけているその腰に腕を回して
体重を支えてやると、トリスの体から力が抜けるのが伝わってくる。
 赤い粘膜同士が離れて、次に三度目。
 今度は先の二度よりも深く。
「ん……ッ」
 自分の体を抱く兄弟子の腕に力がこもったのを感じて、
トリスは合わせた唇の下で呻いた。腰を一抱えにしてしまう、しっかりとした、大きな、男の人の手。
トリスの、年齢にしてはまだ幼さを多分に残した唇をからかうように蠢く、
別の生き物みたいな舌。それは最初に彼女がせがんだような戯れめいた

ものではなく、明らかに性的な意味合いを帯び始めていた。
 体の中心から溶けていきそうな感じがする。そしてそれは、お酒のせいではない。
(あたし……あたし、変わっちゃうんだ……)
派閥の同輩の女の子たちが囁きあっていた恋の話。
素敵な男の子たちとの秘密のデート。
それを遠くから聞いていて、ちっとも意味がわからなかったあの頃、
自分は確かに子供だった。
でも、今は違う。
今の自分は、はっきりと、それを望んでいる。
「……ずっと前から、決めてたんだよ」
ようやく唇が離され、深く息を吐いたあと、彼女は囁いた。
「ね。だから……」
潤んだ瞳で囁かれた言葉、ましてやそれが好きな女の子のものであれば、
どんなカタブツであろうとも、答えは決まっていた。
「……まったく君は……」
まったく君は、本当に、昔っから。
自分自身の高い体温を自覚しつつ、ネスティは苦笑する。
受け継がれた記憶のの中に覗き見たその行為は時には浅ましかったし、
器官の醜悪さ、汚らわしさに吐き気を覚えたこともあったのだが。
「建国祭を見に行こう」とか、「散歩に行こうよ」とか、
かつてよく口にしていた言葉とよく似た調子で、
抜け出そう、という提案を無邪気にする彼女が、
すべての意味で自分のものになってしまえばいい。
それが間違っているとか穢れているとかは、いまでは、爪の先ほども思わなかった。
427名無しさん@ピンキー:04/02/17 00:40 ID:SoJY9Q6b
割り込み
428ネスティ×トリス(ちょっと休憩):04/02/17 00:40 ID:9NAxZJAi
「いやあ、なんというか、口をさしはさむ余地など欠片もありませんでしたね」
「信じられねえ。ありえねえぜ、あいつら」
「いや〜、さすがは若人! やることが若い! 青い! 
メイメイさん、しばらく甘いもの食べたくないわぁ〜」
「あの、いつからいらしたんですか、メイメイさん……」

シノビと双子(赤)とへべれけ占い師と双子(青)が、
呆然としつつ酔っ払いつつ語り合う。
本人たちは宴のはじっこでこっそりいちゃいちゃ、のつもりだったのだろうが、
まあ、言ってみれば彼らはこの場の主役であるわけで。
主役の不在が続けば、「あれ? どうしたの?」って話にもなろうというわけで。
その結果、部屋の片隅で行われていた甘い場面を余さず見てしまった面々は、
妙にやつれた顔をしていた。
他人の甘々は体に悪いことこのうえない。

「まあ、若いうちはお盛んなのも結構ではないかと思いますよ。
そういえば、無色の派閥の総帥にはそんな異名もありましたしね」
「悪い例出してどうすんだよ!」
「さ〜て雑魚キャラのアイキャッチはここまでよ〜!
 後編ははりきっちゃって〜!」
「メイメイさん、誰に話し掛けてるんですか……」 
頬を包む指の感触は、とても優しかった。
短い間隔で繰り返されるついばむようなキスがもたらす陶酔感に、
目を閉じたままトリスは身を任せる。
くすぐったいようなその感じは、けれど、積もっていくことによって、
体の内側にもどかしい切なさを着実に植え付けていく。
向き合った姿勢で腰を浮かされて、ワンピースの裾をたくしあげられる。
その衣擦れの音の生々しさに、夢見るような、
熱に浮かされたようなふわふわとした感じが吹き飛んだ。
そっとすべりこんだ指が上の方まで忍び込んで、タイツにかかる。
泣きそうになりながら、トリスはぎゅっと拳を握る。
「……もし怖いなら」
産毛に触れるような、熱い吐息をはっきりと感じるような距離で、ネスティの低い声がする。
「イヤなら、しない」
「う……」
いよいよ泣きそうになる。怖くないわけがなかった。
体の痛みへの怖れ。大好きで大切な兄弟子との関係が、
今度こそ本当に、決定的に変化するのだということ。
もちろんそれを望んでいるのは彼女自身なのだが、
それでも、変化の過程はいまさらながらにとてつもなく恐ろしく感じられた。
視線を合わせる。
黒曜石を磨いたような瞳にじっと見つめ返されて、
それだけで、腰の力が抜けそうになる。変わったというのなら、彼女はすでに変わってしまっていたのだった。
人を好きになったというそのことによって。
「イヤじゃ……ないよ……」
そう告げるトリスの上気した頬にもう一度くちづけて、下半身を這う指は、
今度こそ容赦なく、黒いタイツをずるずると引き下ろした。
完全には脱がされずに、寝台に突いた膝のあたりで緩く布がたまる。
その感触が中途半端で気持ち悪くて、
脱ぎきってしまおうともじもじするトリスの腰を、ネスティの腕が押さえつける。
「や……気持ち悪いよ……」
「じっとして」
素肌になった太腿をさする指が熱い。ざわめくように不規則に動いていた、
やや女性的な細い指は、ためらうような──翻って焦らすような動きで、下着に触れた。
のろのろと、ゆるゆるとした動きで、布越しに上下する指先は、ときに軽く力をこめながら、トリス

自身でさえよく知らぬ場所を擦りあげる。
性急さとはほど遠い、優しい愛撫。
「……ッあ! やあ……ッ」
けれども瞬間、ぼんやりとした甘さは、電撃のような刺激に変転した。
柔らかな生地ごしに爪を立てられたその一点、わずかに膨れ上がった突起。
そこをカリカリと攻め立てられる刺激と、他の部位へのゆるやかな捏ねを両立されて、
着衣のまま、トリスの体は跳ねた。
ネスティの首に回した腕の先で、小さな手のひらが背中にしがみつく。
触れ合い、一瞬絡み合った下半身に熱く硬いものがぶつかって、トリスは赤面した。
「上、脱げるか?」
平然とした顔で見上げながら吐かれた言葉に、赤らんだままの顔でうなずく。
「……、う……うん……」
タイツを絡めた膝立ちのまま、腕を交差させてワンピースを脱ぎ捨てる。
「それもだ」
「わ、わかってるってば……」
淡い色をした胸を隠す布を自ら外そうとしたとき、上から、大きなてのひらが重ねられた。
「い、いいってば! 自分で……、自分でするから! って、ちょっ、……」
抗議は、唇で封じられた。
何かを囁くようにか細く蠢く唇はそれ自体が性感帯となって互いをくすぐる。
薄いと自覚している胸のふくらみに触れられ、反射的に逃れようとして、
次の瞬間、乳房の先端に痛みが走った。
「ん……んん……」
指の腹で軽く押さえられ。
勃ちあがった先端を右に、左にぐにぐにと捏ねられ。
痛みを感じるほど引っ張られ、押しつぶされ。
自分の視覚の範囲内で行われるそれは、いまさらながらにトリスの羞恥心を刺激した。
とはいえ彼女が自覚しないレベルにおいて、それは明確に興奮に結びついていたのだけれど。
さんざん弄ばれた胸に、今度は、生暖かく柔らかく、つぷつぷとした表面を持つ濡れたものが
押し当てられる。
それは光景としてはあんまりにもシュールすぎて。
「や……、やだやだ、それやだっ」
胸に顔を押し付けたまま、トリスの股間に指をすべらせ、前後に擦って、
ネスティは皮肉を言うときのような、少しだけ冷淡な目をして笑った。
「君は嫌がってない」
「やだ……! ヘンだよ……ッ……や、やだ、あ、あッ」
おっぱい。
まだ誰も犯したことのない場所を、円を描くようにして捏ねられながら。
(こんなの、ヘンだよ……)
高ぶっていく意識の中で、トリスはうわごとのように思う。
だっておっぱいといえば、普通は子供が吸うものであって。
(みんな、ホントにこんなことしてるの……?)
世間の恋人どうしというものが一体どんなものなのか自分は知らないけれど、
でも、あのカタブツの兄弟子が自分の体を弄くっているさまはなんだか滑稽で、
違和感があって、ちょっとだけ痛くて。
……でも。
「………ッや、や、あッ」
尖らせた舌が色の薄い乳輪のまわりで何度もしつこく円を描き、それと連動して、
時間をかけてとろとろにほぐされた入り口から、わずかに指の先が侵入する。
浅い部位を引っかくように探る動きはごく小さなものだったけれど、
異物の侵入感に、トリスは何度も首を振った。
一緒に、あの突起を弾かれる感じがして、いまだタイツにくるまれたままの足の指が
意志とは関係なくびくんと伸びる。
おかしい。こんなのっておかしい。
でも、だけど。
「もう、……君が嫌がってもやめない」
体勢がゆっくりと変えられる。
背にシーツの冷たい感触。目の前には大好きな人のからだ。
「……ヘンタイ……」
「何とでも」
怖れる気持ちだけはどうしても捨てきれずに、トリスは目をぎゅっとつぶり、
その上からみずからの華奢な腕を二重の目隠しにして乗せる。
「それ」──おちんちんとかペニスだとかなんとか、言い方はいろいろあるのだろうけど、
トリスのまだ幼さから抜けきっていない羞恥心は、それをことばとして意識することをためらっていた
──の感じ。
どろりと湿った粘膜と粘膜が触れ合った瞬間、頭の中で、腰の真中で、火花が散った。
「それ」はあえてすぐには彼女の体をこじあけようとはせず、
ずりずりと濡れた割れ目の上を移動する。
にちにちという湿った音が、容赦なく耳を犯した。
「……だめ……っ、それ、それだめ……ッ」
「ちゃんとしないと、辛いのは君だ」
「なによ……なにをちゃんと……ッ」
ひときわ高い水音がして、じんわりと、遅々として、ゆっくり、「それ」は犯す。
「う……う……あ……あ…あ………!」
体が裂ける。冗談ではなしにそう思うほどの痛みが、脳天まで突き抜けた。
「…や……痛い……痛い、痛いよぉ!」
侵攻は相変わらずごくゆっくり、それはこじあけるようにして、ねっとりとした動きで。
「痛ぁい! 無理……無理だよぉ!」
「大丈夫だから……」
だから泣くな、と囁かれた気がする。
その言葉どおり、生理的な反射によってこぼれた熱っぽい涙が、
近づいてきた舌で優しく舐めとられ、けれどその体重の移動のために
より深く楔を打ち込まれて、トリスの唇からさらに悲鳴が上がる。
その悲鳴を吸い上げるように、深く唇が重ねられた。
つながったまま、指を這わせて、ネスティの指がトリスの敏感な芽に触れる。
「……う…う……ふぅ……」
「少し力を抜いて……」
互いの体液にまみれたそれが、微妙な力で優しく撫でられ。
(……痛いけど……痛いけど、でも……)
でも。
さっきから繰り返されてきたその逆説に、トリスはようやく到達する。
(……きもちいい……)
血液も、涙も、あそこから流れているぬるぬるしたあれも。
体中の水のすべてが、つながっているそこにあつまって、熱く沸騰しているみたいで。
そしてそれは背骨を伝わって頭にいって、体中に。
(……きもちいい……!)
それに動かされて。
「ね……どうすればいい……?」
上気した頬で、かすかに微笑んで、トリスは囁いた。
「どうすればいいか教えて……?」
ある意味では健気なその言いように、ネスティは彼女の頬に自らの頬を寄せて、
掠れた声で囁き返す。
「僕の首に腕を回して。あとは……怖ければ、目を閉じていればいい」
辛いかもしれないが、と付け加えて。
「いいよ…… ネスが気持ちいいんならいい……」
そう口にした瞬間、どくんと、大好きな人の器官が大きく震えるのがわかる。
「……君は馬鹿だ」
僕なんかのために。
その呟きとともに、緩やかに、腰が動かされる。
はじめは淡く浅く、切ないほどに狭い感触をねっとりと楽しむようだったその動きは、
やがて深々と突き刺し、大きく突き上げるそれに変わる。
「……あ……あ……あ……あ……ッ」
変則的に刻まれるリズム。攪拌するような不規則な運動。
ギチギチに濡れた肉同士があげる音は、いまや、甘美なものとして聞こえていた。
(……すき……すき……だいすきだよ……)
ありがとう。ここにいてくれて、かえってきてくれて。
その言葉は頭の中だけでなく、白濁しはじめた意識の中で唇にのせてしまったのかもしれず。
切羽詰った激しい動きに変わったその行為の、最奥まで捏ねまわす動きの最中に、
彼女は信じられないほど熱い、いとしげな言葉を返されたのを聞いたように思った。
「あ……んッ! んうッ! あッ! あ……あ! あああ!」
何かがずるりと弾けるような感触と、自分の中で何かの糸がぷつりと切れた感触。
それを同時に味わって、彼女の体はがくりと力を失った。
「……ところでこれ、誰がするの? 洗濯」
指をからめたまま、額をくっつけあうようにして、トリスはネスティに囁いた。
「……なんか、殺人事件のあとみたいなんですけど……」
「ああも出血するとは知らなかった」
「ヘンなこといっぱい知ってたくせに……」
「記憶があるんだから仕方ない。不可抗力だ」
「だいたいみんなになんて言うのよ……」
「どうせみんな潰れてるさ」
そうとも限らないだろう。なにせ覗き見精神は旺盛そうな面々ばかりである。
ネスティがなぜか仏頂面なのは照れ隠しなのだろう。答えながら、絡めた指を遊ばせる。
「……それよりもだ」
あのな、と言いかけて、一度わざとらしく咳払いをする。
「なになに? 今日どっか出かけよっか?」
「今日の話じゃない。なんで君はそう刹那的なんだ。少しは成長しろ」
「……むぅ……。で、なによ?」
義父さんに、と、おずおずと告げる。
「義父さんに話して、総帥に許可をもらったら……」
「もらったら?」
見つめ合ったトリスの紫色の瞳は、昨晩のなまめかしさとは程遠い、子供のような、純粋な好奇心に

溢れたもので。
その明るさに背中を押されるようにして、ネスティは残りの言葉を吐き出す。
「バスクの家名のことを、考えてみてほしいんだが」
きょとんとした顔で見返され、あわててネスティは言葉を繕った。
これを人はへたれと称する。
「僕は君と同じ人間ではないし、ましてや原因のわからないまま帰ってきたような
訳のわからない存在になってしまった。
でも……、埋め合わせたい。僕の勝手で、二年も君を傷つけたことを」
ようやく、その意味を理解して、トリスの目が、ここ数日の間で何度目かわからない潤みを見る間に

帯びた。
でもいまのそれは、一等極端な泣き笑いで。
「……やっぱり、嫌か?」
「イヤじゃない! イヤじゃないよ! 馬鹿! 馬鹿馬鹿! 大好き!」
「……なんなんだそれは……」
なんなんだそれは、は、思いっきり盛られてしまったこの館の主であるところの
ギブソン、ミモザ両名が叫びたい事柄なのではないかと思われるのであるが。
ひとまずこうして、調律者様のロストバージンとプロポーズは無事完了したのであった。
不幸を経験したひとは、これからめいっぱい幸せになればいいのだから。
そんなわけで。
めでたし、めでたし。
439名無しさん@ピンキー:04/02/17 01:00 ID:9NAxZJAi
以上でおしまいです。あんま抜けなくてスマン
長々とお目汚し失礼しました。つーか改行とかモロに失敗してるよ恥ずかしい…。
単にメモ帳からコピペじゃ駄目なんだね…。
440名無しさん@ピンキー:04/02/17 01:08 ID:FVHbAeAa
やたーリアルタイムで読めた。
ネストリ好きなんで、非常にありがたいです。
441鬼畜界の伝道者(5スレ1):04/02/17 07:56 ID:siVdGVkE
純愛ネストリ(・∀・)イイ!楽しませてもらいました。
このような純愛話のあとに非常に心苦しいのですが後編です。
442吟遊詩人の館(後編):04/02/17 08:00 ID:siVdGVkE
ドクドクと破瓜の血が混ざった白濁液が膣口から、肛門から溢れ出していた。無残に引き
裂かれた二つの純潔。肉体を、そして精神をズタボロにした陵辱劇。ほとんど無視の息で
ビクビク痙攣し続ける親友の姿をアメルは幻影で見ていた。
「トリス…トリスぅぅ…」
涙ながらに映像を介してトリスを見つめる。トリスの感じている痛みが自分の物のように
感じられる。否、自分のものだ。トリスと同じ苦痛を自分も味わったのだから。
(トリス…あなたまでそんな目に…酷い…)
強姦されたトリスの苦痛、哀しさ、悔しさ。絶望と諦観。死さえも望みたくなるほどの。
みな自分と同じ。自分が強いられた事と。股の間からドクドク血と精液を垂らす様。
顔を、身体を汚す精液。全てがアメル自身にも重なっている。そしてトリスのこの後の姿
も容易に想像できる。悪魔たちは決して嬲ることをやめない。気絶してもむりやり起こさ
れてまた犯される。子宮も腸もパンパンに腫れあがるまで精液を流し込まれる。吐きだす
ほどのスペルマを飲まされる。髪も顔も、胸も、背中も腹も尻も全て白濁で染められる。
いっそ死んだ方がマシとも願う中で死ぬ事も許されずただ陵辱される。全部わかる。
なぜなら今現在アメル自身がそうされているのだから。
「くあぅっ!!ふぁぁっ!!」
射精の衝撃でビクンとアメルの身体がゆれる。もう何度目か。子宮が破裂しそうになるほ
ど精液を吐き出されるのは。背面座位の形で犯されながらアメルは親友が強姦される姿を
見せられていた。
「ひひひひひひ。よかったですねえ。お友達のトリスさんもめでたく女になりましたよ。」
アメルを犯す手をゆるめずにレイムは囁いてきた。トリスが輪姦される様子を眺めながら
アメルを犯す。至福のひと時だ。トリスが泣き叫ぶ声が聞こえるたびにアメルの心は痛め
つけられる。そんなアメルを見ているとますますそそられる。すっかり挿入にも慣らされ
たアメルの秘肉。処女を失ってから半日もたっていないというのに熟してきた。休む事無
く前後ともに挿入を繰り返したのだからそれも当然だろう。アメルの肉が自分の肉に吸い付くような感触がもうたまらない。このまま永遠に犯しつづけられる気もした。
「さあこちらも負けずにがんばりましょう。ひひひひひ。」
「…うっ…くぅぅ…ふぅぅ…あうぅ!!」
内臓がバラバラにされそうな衝撃が響く。もう何度も犯されたのに。駄目だ。苦しい。
哀しい。悔しい。そんな思いが次々溢れてくる。胎内を肉棒と精液で汚されるたびに惨め
な気持ちでいっぱいになる。死んでしまいたい。でもそれさえできない。
「ひゃはは。元気な子が産まれる様にたっぷり注いであげますよ。」
「…嫌ぁぁ…妊娠は嫌ぁぁ…もう…嫌ぁぁ!!死なせてぇっ!!」
そしてまた泣き叫ぶ。膣内射精される。虚ろになっているところにアナルを掘られる。
少し飽きたら性感帯をつねったりひっぱたりしてこっちが痛がるのをほくそえむ。
むりやり口で奉仕させる。精液を魔力でいったん、洗い流してからまた精液で全身汚す。
そんなローテーションがえんえんと繰り返される。それが当たり前になっている。
(トリス…あなたもこんな目にあうのね…つらいよ…哀しいよ…悔しいよ…苦しいよ…
可哀想なトリス…こんなことをずっと…可哀想な…あたし…)
自分と同様の仕打ちを受けつづけるであろうトリスに自分を重ね合わせてアメルはポロポ
ロと涙をこぼした。
「キャハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
「カーッカッカッカッカッカッカッカッカ!!!」
「クーックックックックックックックック!!!」
やかましい笑い声が耳に入ってくる。哀れな犠牲者を嘲笑う声。耳障りなノイズ。だが、
そのような雑音さえ今のトリスにとってはとるに足らぬ事であった。
「…あ………うっ…うあぅぅ……」
声がろくに出せない。ただ口をパクパク動かす。頭が麻痺している。ただ感じるのは痛み。
身体の下半分を引きちぎられたような痛みがジリジリと余韻を残している。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

どこが痛いの?処女膜をむりやり引き裂かれ男を知らなかった肉を抉られた膣なのか?
同様に貫かれて熱い白濁液で浣腸させられた肛門か?そのどちらも痛い。死ぬほど痛い。
でも違う。一番痛いところは。ほら、次第に意識がはっきりしてきた。何て不幸なこと
なんだろう。そのまま気を失っていれば良いものを。そうすればこれ以上苦しまずに済む。
でも現実には麻痺していた感覚が戻り始めている。痛み意外にも感じる。熱い。おなかの
中がただれるように熱い。ドロドロとした液体が自分の股を濡らしているのが分かる。
血も出ている。破瓜の血。処女を失った証。守れなかった純潔。大切な人に捧げる事が
できなかったヴァージン。その事実。傷口の痛みが、そこから流れる血液と精液が残酷
な事実を否応なしに告げてくる。痛い。何よりも犯された事実を実感する事が痛い。
「キャハハハハ!な〜に寝てるのよ。さっさと続きよぉ♪」
「クククククク。色々と試したい体位がたくさんありますからな。」
「カーッカッカッカ!!さっさと起きんかこの馬鹿者!」
悪魔たちが口々に吐き捨てる。まただ。またあの苦痛を味あわなくてはいけない。秘肉と
腸を抉られる。魂が粉々に砕けるほどに蹂躪される。
(嫌ぁ!!もうやめてぇぇ!もう犯さないでぇぇぇ!!)
そう叫びたかった。でも言葉が出ない。息をする事さえ苦しい。そうこうしているうちに
またジュプっと濡れたモノが胎内に侵入する感触がする。
「あああぁぁぁぁぁぁ!!!!ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
処女を失ってまもない2穴に再び挿入され、またしても部屋中にトリスの叫びが轟く。
「ククククク。なるほど確かに後ろの方も具合がよろしい。」
「カカカカカカ。前もよく締まる。最高の肉便器じゃわい。」
また犯されている。傷つけられた箇所を再び抉られている。痛い。痛いよぉ。壊れるぅ!
ひぎゃぁ!!ぐぇぇぇ!!潰れた蛙の声。自分の口から出てる。熱い。熱いよぉ!!
またおなかの中にドロドロしたものを出されてる。かき混ぜられてる。おなかが苦しい。
痛いよぉ。苦しいよぉ。やめてよぉ。どうしてやめてくれないの?あたしがなにか悪い事
でもしたの?痛い。苦しい。死んじゃう。壊れちゃう。もう駄目だ。パンパン腰を打ち付
ける音。ぱんぱんぱんぱん。響いてくる。聞きたくない。でも聞こえる。
ああ痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイ………イ…タ……
「キャハハハハハ。なによ〜もう終わりぃ?」
「ククククク。まああれだけ膣で射精して差し上げましたからなあ。」
「カカッカカカ。尻の穴も絶品じゃったわい。」
無残に引き裂かれたトリスの側で悪魔たちが談笑している。気の遠くなる思いでトリスは
それを聞いていた。たくさん犯された。思い出したくない。でもくっきり記憶に刻み込ま
れてしまった。陵辱の記憶。哀しい。ボロボロ涙ばかりが零れる。痛い。膣が、肛門が。
そしてなにより心が。
「キャハ。でもまだまだものたんないよねぇ♪そぉだぁ♪いいこと思いついちゃった♪」
また何かするつもりだ。やめて欲しい。もう沢山じゃないか。あれだけやられたのにまだ
足りないだなんて。今度は何をされるのだろうか。
「キャハハハ。いいものプレゼントしてあげるねぇ♪」
そう言ってビーニャは何かを取り出した。なんなのかはよく分からない。でも次の瞬間
その何かがぐっと胎内に差し込まれるのを感じた。
「…がっ!……ぐぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「あれ?まだ声だせるのぉ?キャハハ。良かった。つまんないもんね反応無しじゃ。」
差し込まれたのは極太のディルドーだ。先ほどまでトリスの膣内を蹂躪したガレアノ達の
モノよりも更に太い。苦痛にまたも喘ぐ。
「キャハハハ。いいこと教えてあげようか♪」
何か言ってきた。こっちは苦しさでいっぱいなのに。
「そのディルドーねぇ………双頭なのよん♪」
「えっ!?」
ふと差し込まれたディルドーのもう一方の先端を見ると、そこにはキュラーに抱えられた
ハサハの幼い蕾があてがわれていた。
447吟遊詩人の館(後編) :04/02/17 08:06 ID:K7ovNOug
「止めてぇぇ!!ハサハには何もしないって言ったじゃない!!」
相手の意図に気付くと叫んでいた。この悪魔たちは二股のディルドーのもう一方でハサハ
を貫こうとしているのだ。冗談ではない。それでは自分が何のために抵抗もせずに処女を
散らしたのか。全て無駄。所詮は悪魔たちの余興。そんなことは許容できない。
「キャハハハ♪だからさあアタシ達じゃなくてアンタがするの。アンタがそのディルドー
でその娘を犯すの。キャハ。面白ぉい♪」
「止めて!嫌ぁ!!そんなことしないでっ!!お願いだからぁっ!!」
半狂乱で哀願する。聞き届けるような相手ではなくとも。おぞましい。破瓜の苦痛。自分
が今さっき味わった痛み。それをハサハが。ハサハはまだ幼いというのに。
「…ぐすっ……おねえちゃん……」
泣き腫らした目でハサハがこちらを見つめてくる。恐怖におびえた表情。目の前で大好き
な姉であるトリスがさんざんにいたぶられる光景。それがこの幼い娘にとってどれだけの
ショックを与えた事か。乳首や性器が赤く腫れている。トリスが犯されている間ビーニャ
につねられたり引っ張られたりして玩具にされたせいだ。見るからに痛々しい。
「キャハハハ。それじゃあやっちゃいなよ。キュラー。」
「クククク。これは面白いですなあ。」
「カカカ見ものだわい!」
「やめっ…!!」
トリスが叫ぶより早くにドスンと体重がのしかかる感触が伝わった。
448吟遊詩人の館(後編):04/02/17 08:07 ID:K7ovNOug
ディルドーごしに伝わってきた。柔らかい肉ヒダをブチリと引きちぎった感触が。
散らされたという事である。幼い。本当に幼い蕾が理不尽にも。
「きひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!ハサハぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
二人の叫びが木霊する。極太のディルドーがトリスとハサハ。二人の少女を結合した。
「痛いぃぃぃ!!痛いよぉぉぉ!!!おねえちゃんっ!!!!!」
「ハサハぁっ!!ごめん!!ごめんねぇぇ!!」
ディルドーはガッチリと二人を結び付けていた。幼いハサハの秘所。しっかりと貫かれて
いる。ハサハの顔。苦悶に歪んでいる。痛いだろう。痛いに違いない。トリスだって痛い
のだから。秘部からダラダラ血が流れている。むりやりに大人にさせられてしまった証。
「キャハハハ♪もっと動かさないと駄目よキュラー。」
「分かっていますよ。ククク。」
そうしてキュラーがハサハの身体を動かす。そのたびにハサハはまた悶える。動かされる
たびにディルドーがより深く抉っていく。ハサハ。痛そうだ。辛そうだ。顔から液という
液体を垂れ流して、ビクビク引きつって痙攣しながら声にならない悲鳴をあげて、白目を
剥いてもまた痛みで引き起こされて。
「ハサハぁぁ!!ハサハぁぁぁっ!!!」
泣き叫ぶ。何度やめるように哀願したことか。自分のせいだ。すべて自分のせいだ。自分
がハサハを護衛獣にしなかったら。ハサハを戦いに巻き込まなかったら。戦いに巻きこま
れた時点でハサハをシルターンに戻していたら。きっとハサハはこんな目に合わなくても
よかっただろうに。後悔が次々と浮ぶ。ハサハが泣いている。ハサハが苦しがっている。
ごめんねハサハ。なにもできないの。なにもできない。ハサハを守ることができなかった。
ハサハを守る事できずにただ犯されただけの愚かな自分。哀れな自分。そんな自分が心底
情けなくてたまらなかった。消え去ってしまいたいとも思った。
449吟遊詩人の館(後編):04/02/17 08:07 ID:K7ovNOug
「キャハハハハ。アンタ達最高よぉ!どう気持ちいいでしょ?」
「ククッククク、美しい主従愛ですな。クク」
「カーッカカッカッカッカッカ!愉快!愉快!」
悪魔は笑う。悶え苦しむ二人を見ながら楽しそうに笑う。
「キャハハ。がんばってる二人にはご褒美を進呈♪」
そう言ってビーニャはガレアノとキュラーに目配せする。頷くと二人はトリス達に近づいて

トリスとハサハのアナルを貫いた。

「「ぎぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」
二人の断末魔の叫びが共鳴する。ディルドーで結合された状態で後ろから二人ともサンド
イッチされた形となる。ゴリゴリゴリゴリ腸内を肉棒が、膣内をディルドーが抉る。
より深く、より強く抉られる。傷がどんどん広がる。更に激しく陵辱される。
「カーッカッカッカ!どうじゃ双方から挟まれる心地は。」
「ククッククク。こちらのお嬢さんのアナルもなかなかのものですよ。」
泣き叫ぶ、苦しみ悶える二人を尻目に吐き捨てる。気持ちいい。アナルを犯す陰茎が。快。
聞こえる。聞こえるぞ悲鳴が。もっと泣け。もっと叫べ。もっと苦しめ。
よじれろ。壊れろ。悶えろ。そして楽しませるのだ我々を。もっとだ。もっと!!
「あっ…くぅぅ…んぎぃぃぃぃ!!」
「ひぃぃぃぃ!!!きぃぃぃぃ!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!!!!!!」」
悲鳴に聞き惚れながら、ガレアノとキュラーは腰を打ち付け、精液を存分に注いだ。
450吟遊詩人の館(後編):04/02/17 08:08 ID:K7ovNOug
すべて失ってしまった。全部奪われてしまった。今目の前ではハサハが犯されている。
先ほどまでの自分のように犯されている。あ、ハサハの顔に精液が飛んだ。ペッチャリと
張り付いてる。可愛い顔が台無しだ。不味い精液を飲まされてる。吐いてる。吐き出した
ものを舐めとらせられてる。酷い。またオチンチンがハサハのアソコに入った。止めてよ。
ハサハが痛がってるじゃない。可哀想なハサハ。あんなに小さいのに。今度はお尻?
ドクドク、ドクドクと精液と血が溢れてる。何?まだする気なの?ハサハ失神してるんだ
よ!あ!またむりやり起こされた。酷い。そんなに強く引っ張らなくてもいいじゃない。
そしてまたハサハのおなかの中にドロドロしたものを流し込んでる。信じられない。
あんなことされたら妊娠しちゃうよ。あれハサハってもう妊娠できたかな?いやそういう
問題じゃない。ひどいよ。本当に酷いよ。ハサハがどれだけ泣いてもハサハがどれだけ苦
しんでもやめやしない。あいつ等楽しんでる。ハサハをボロボロにして楽しんでる。
気絶しているハサハに精液ぶっかけて遊んでる。やめてよ。ハサハを汚さないでよ。
ハサハを汚さないで。ハサハをいじめないで。ハサハを犯さないで。ハサハを泣かさないで。
ハサハ痛がってる。ハサハが哀しそう。やめて。もうこれ以上ハサハを……
もう汚さなくったっていいじゃない。もう犯さなくったっていいじゃない。止めてよ。
いじめないで。苦しめないで。汚さないで。犯さないで。犯さないで……………………

あたしを!もうこれ以上あたしを犯さないで…もうこれ……
451吟遊詩人の館(後編):04/02/17 08:08 ID:K7ovNOug
(トリス…ハサハちゃん……)
惨劇の一部始終を見せ付けられアメルは深い悲しみに包まれた。あの二人は自分と同じ苦
しみを味わっている。自分と同じ…
「どうです。いい見世物だったでしょうアメルさん。」
ずん!ぱん!腰を打ち付ける音とともにそんな声が聞こえる。ぬっぷぬっぷ。じゅぷじゅぷ。
もう何度も聞かされた音。ドクドク。ああ、またおなかの中に射精されたんだ。孕まされ
ちゃうんだあたし。ぬるぬる。気持ち悪い。身体がベタベタする。髪の毛にもべっとり。
あは♪またお尻だ。痛いよ。どうしてこんなに痛いかなあ。熱いドロドロがまたでてきた。
あはは♪トリス…貴女もこうなるんだよ。あたしねまだ犯されてるの。もう何時間たった
のか覚えてないの。知ってるトリス?あたし妊娠したらお尻ばかり犯されて、子供を産ん
だらその子供にまた犯されて妊娠させれちゃうんだって。嫌だよねそんなこと。
でもね…どうすることもできないの。どうすることもできずにさんざん性欲処理の道具に
使われつづけるんだよ。あたしも貴女も。哀しいよね。辛いよね。苦しいよね。
死にたいよね。でも死なせてもくれないの。あ!また膣内で射精されてる。あはは♪
本気であたしが妊娠するまで止めないみたい。もう何も考えなくて済むように壊れたい。
でもそうもさせてくれないんだろうなあ。あははは…あははははははは………

「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

どこまでも悲痛なアメルの叫びは途絶える事が無かった。
452鬼畜界の伝道者(5スレ1):04/02/17 08:15 ID:K7ovNOug
なんか色々とミスってスマソ。なんだってエロパロのようなとこで人大杉なるかなあ?
なんかBBSPINK自体ダメポのようですね。というわけで後篇投下です。
ハサハよりはトリスとアメルの方が多いですね。ハサハは主視点にするには難しくて
こんな感じになりました。自分で書いてなんだけど今回酷いよぉぉぉぉ!!
可哀想すぎるよぉぉぉぉ!!!多分これ以上の鬼畜は書けないと思います。
ああ、なんて使いやすいんだ。レイム様と三悪魔。なんかネストリ純愛の直後に
こんなもん投下して嫌いな人には本当にすいません。でもまあ、また気が向いたら書き
ますんでその時はヨロスク。
453名無しさん@ピンキー:04/02/17 17:41 ID:AhjHHRHB
>418
遅レスですが、是非読みたいです。
氏のレクミスやそれを取り巻く仲間たちのやりとりがすごく好きなので。
454名無しさん@ピンキー:04/02/17 18:58 ID:z+AA2hLO
>>452
グッジョブです!相変わらず凄まじいなあ…。
機会があれば3のキャラの話もお願いします…。
455名無しさん@ピンキー:04/02/17 20:52 ID:/it3rKOR
>>452
鬼ですかあなたは
でもグッドジョブ
4566スレ715:04/02/18 00:57 ID:mNlJWoZ4
毎度おなじみ帝国軍所属アティ×ビジュなSS、七話終了直後で。……供給過多、でも投下、すまん。
457或る夜の出来事(1/7):04/02/18 00:59 ID:mNlJWoZ4
銀の髪。深碧の瞳。蝋の如く白い肌。
かざす剣は不吉なまでに強く輝き、
彼がひとつ身動きする度に暴虐的な威圧を与えてくる。
「……レックス」
あれが弟だと、何時でものほほんとして他人を傷つけることを何より嫌う弟だと、
どうしてもアティには信じられなかった。生まれた時からずっと一緒に居たはず
なのに、今は誰よりも遠く感じる。
く、と、思わず自嘲ぎみに喉を鳴らす。
それを言うならレックスも一緒だろう。双子の姉に本気の召喚術喰らわされる日が
来るなど考えてもいなかったに違いない。

どこで間違ったのか。
どこまでなら修正が可能だったのか。
―――もう間に合わないのだろうか。


「馬鹿でしょう、貴方」
アティの言葉は容赦ない。
「何回言やあ気が済むんだ」
「まだ六回しか言ってません」
「充分だろ」
沐浴用の湯はとっくに冷めてしまった。
風呂がないので、体を洗いたければ泉で水浴びかこうしてタオルで拭くしかない。
文句言い返そうとするビジュの顔面めがけて、アティは不機嫌そうに濡れタオル投げつけた。
「………っは! 殺す気かテメエは?!」
458或る夜の出来事(2/7):04/02/18 01:01 ID:mNlJWoZ4
「まさか。前回の『勝手に人質』問題から全く反省してないことも、大砲持ち出して
 壊されちゃったことも、その時破片避け損ねて怪我したのも、もろもろのことで
 アズリアの機嫌がマイナス領域突破したのもぜんっぜん気にしてませんとも。ええ」
「うそつけ」
駐屯地に設えた医療用テント。
他の兵士は怪我が割合軽かったのと、アティとビジュ両名の醸しだす剣呑な空気に
当てられて早々に避難しているので、今は二人きり。遠慮も何もあったもんじゃない。
「怒るとしたら、薬のたぐいが心許なくなってきてるのに無茶したことですね。
 下手すると今後麻酔はギョロメの麻痺攻撃でかけなきゃいけなくなります」
それとも麻酔なしでやりましょうか、と先程ビジュから取り出した鉄の破片をピンセットで
ひらひらかざしてみせる。脅しかけるとは医師の風上にも置けない。
「見せるな、気分悪りい」
「はいはい。じゃあ消毒します、しみますよー」
片膝立てて毛布の上に座るビジュ、その左後ろにまわりアティは清酒・龍殺しを開けた。
一応治癒召喚術の使える兵士に頼んで傷はある程度塞いでもらったが、
傷が深かったのでフォローは欠かせない。
ビジュが顔を背ける。やっぱり痛いらしい。
沁みるのはどうしようもないので、とにかく手早く。
ささっと終わらせて包帯を巻く。赤黒い肉を覗かせる傷口が白く覆われてゆく。
「……」
「……」
「……いつまでそうしてるつもりだ」
突然。アティは裸の上半身に後ろから抱きつく形で動きを停止させていた。
「……体温戻りましたね」
459或る夜の出来事(3/7):04/02/18 01:02 ID:mNlJWoZ4
ささやかな吐息が耳に、
着なれした服越しの柔らかな感触が背中に。
「忘れてたんですよ。あの子は優しくて、誰かを傷つける位なら自分が痛いのを選んでしまうから。
 ―――でも、それ以上に、大切な存在を奪われるのを黙って見てる性質の子じゃなかった」
冷えた指先がビジュの首筋を探り、動脈のすぐ上で安心したように止まる。
「私たちは、いつ死んでもおかしくない場所にいるんです」
鼓動を確かめる。伝わる流れ。
「特にビジュはもの凄い嫌われようですものね」
「……テメエの弟だろ、何とかしようっつー気にはならねェのか」
「無理ですよ、もう」
小さくわらって、腕に力を込めた。
ぎゅっと押しつけられる身体に、つい。
「あ」
「今更カマトトぶる気か?」
下半身が反応してしまう。最近ご無沙汰してたのだ、ある意味仕方ない。
「いえ、ただ貴方、自分が怪我人だって忘れてません?」
「覚えてるってえの……で、どうしてくれんだよ」
「そうですねえ」
医者としての立場で言うなら、このまま寝かした方が良いのだけれど。
「では譲歩しましょう、私が上になります。そっちの方が幾らか負担少ないと思いますし」

―――陳腐な言い訳だが、今は、生きているという証を直に感じていたかった。
460或る夜の出来事(4/7):04/02/18 01:04 ID:mNlJWoZ4

「その、重かったらごめんなさい」
アティは太ってこそいないが痩せているというよりしなやか、という感じで
そこそこ筋肉がついているし背も平均より高い。羽毛のように軽い、とまではいかない。
だがビジュも軍人、人ひとりの体重支えるくらい簡単なものだ。
「文句なんざ言わねェって」
「……こういう場合、重くないよとか否定するのが筋でしょうが」
文句言いつつ上に乗り顔を寄せた。髪の毛がビジュの頬を撫ぜる。こそばゆい。
重く揺れる乳房は圧しつけられて形を歪め、硬さを増す先端だけがささやかな抵抗をする。
軽いくちづけ。唇を甘噛みし舐める。その舌を捕えて自分の中に引き込み味わう。
上顎をなぞり舌の付け根を探る。口の端から零れた唾液をアティは人差し指で拭った。
少し迷った末に濡れた指を口に含んで、
「……分からないですよね、他人の味なんて」
一旦身体を起こして、腰を合わせ落とす。
既に潤っていた柔襞は、幾度も受け入れたものの癖をすっかり飲み込んでいて、抵抗なく進ませた。
じゅくじゅくと体液を押し出しながらゆっくりなかへ収め、
「痛く、ないです?」
「女の台詞じゃねェよなあ……」
ビジュのぼやきに小さく苦笑いする。
腕と腿に力を入れ少し浮かせているのは、怪我に気を遣っているつもりだろうか。
がくついてるのからすると何時まで持つか怪しいものだが、見ていて面白いので黙っておく。
―――とは思ったが、つい悪戯心起こして、動く方の手でアティの肘裏辺りに
ひざかっくんの要領で力加えてみると、
「……って、人の気遣い、を……何だと思ってるんですかっ」
案の定バランス崩しておたつく。
「余計な世話」
「……ひど」
461或る夜の出来事(5/7):04/02/18 01:05 ID:mNlJWoZ4
「平気だっつってんだろ」
実は麻酔が効いてるので痛みどころか感覚すらない。過剰に大事にされても反応に困る。
逡巡の気配の末に、預けられる体重と一層深く絡みつく柔らかさ。
つき上げれば余すところなく切なく喘ぐ。
声が外に洩れるのを恐れるのか、唇を噛み耐える姿は。
「……っあ! や…ちょ…、待っ、て……!」
嗜虐心というか好きな娘ほど苛めたくなる心境というか、まあそんなものをくすぐってくる。
片手のみなのが少々残念ながら乳房を捏ねる。色の違う場所に沿って軽く爪を引くと
ひくひくと震えた。
朱色の影に見え隠れする瞳は朧に潤んで焦点を結ばない。

嬌声に隠れるようにして、
しゃくり上げる、声が。耳に届いた気がした。
水滴が胸板をはたくが、すぐに汗と見分けがつかなくなる。
「お……」
熱を帯びた手が頬を撫ぜた。
アティの身体が少しだけ傾いで加重のベクトルが変わる。
「……泣いているかも、って?」
長い髪がビジュの身体を這い貼りつく。流れる血のように。払っても落ちない彩。
声が随分と近くなった。
「ふふっ。怪我心配して泣くような殊勝な娘が好みでしたらご愁傷様」
上擦る口調で一気に言って、包帯を撫ぜる真似をした。本当には触らない。
ここまでやったら何かもう意味ない気もするがあえて無視。
「……あの」
行為以外のなにかがアティの肌を紅く染める。
462或る夜の出来事(6/7):04/02/18 01:06 ID:mNlJWoZ4
「今日は、このまま」

―――貴方を感じさせて欲しい。

ああ駄目だ。恥ずかしくてとても言えたもんじゃないので
台詞の後半を唾液と一緒に飲み下し、
「このままで良いです」
目を閉じていちばんあつい部位に意識を集中させる。
挿入されたそれ自体の熱なのか、それとも摩擦のせいなのか、霞み掛かる頭では判らないけれど。
「い…つうっ!」
慣れに似た快楽を引き裂くように、胎内を埋めるそれが一際大きく張りつめる。
無意識に逃れようとする身体を男の腕が咎めて。
息を詰め軋みを立てる程に身を強張らせてそれに従う。
迸りが内側から灼き満たす。苦しいとも快いともつかない衝動が脊髄を引掻きながら駆け上がった。

切れぎれの吐息を絞りだし、
「……珍しいな」
「たまには、ね」
汗ばみ弛緩した身体をビジュの側に横たえた。
「滅多に中で出させねェのにな」
「そんな事言ってー。コドモできたら責任取ってくれます?」
答えを待たずけらけら笑い出した。
「冗談ですって。私や貴方みたいに自分のことで精一杯な人間同士がくっついて、
 あまつさえ家庭なんか作ろうものなら地獄絵図間違いなしですし」
愛らしい顔して中々に酷いことを言う。
それに、と続けて。
「そういう遣り方、ずるくて好きじゃないです」
463名無しさん@ピンキー:04/02/18 01:07 ID:V6Le3/uN
ふう・・・・・・・大杉で来れぬ内に神連続光臨・・・・・GJどす
只今製作中の神、リアルお疲れ様です
464或る夜の出来事(7/7):04/02/18 01:08 ID:mNlJWoZ4

数時間後。ビジュはいまだ麻酔の残るまま起き上がった。
横のアティが身じろぎひとつしないのを確認して毛布から出る。
片腕使えないせいで服着るのに手間取った。上着はもう面倒なのでひっかけるだけにする。
駐屯地を出て目指したのは森の中。
闇に沈むようにして佇む少年の元へ。
「やあ」
いかにも親しげにとり繕った笑みを白皙の面に貼りつけて、黒髪の少年は軽やかに歩み寄る。
月のない夜空は、どこまでも昏い。


明かりのないテントでアティはじっと息を潜める。
胸の奥底に後悔の澱が淀む。
また、止められなかった。気づいていたのに。
何処に行くのか。誰と会っているのか。何をしようとしているのか。
訊きたい。訊けない。
問いかけて拒絶されることが、怖い。
ここに居て欲しいと哀願して、手を振り払われてしまうのが。
他人なのだからと割り切ることもできず、『女』を利用して束縛する覚悟もない。
なんて浅ましい。なんて、弱い。
卑怯なのは他の誰でもない―――私。
耐え切れなくなって耳を塞ぎ目を閉じ唇を強く噛む。
喪失を懼れるあまりに動けない、みじめな自分を感じず済むように。

過ちの咎は誰に。
正す方法はいずこに。
465名無しさん@ピンキー:04/02/18 01:52 ID:mIwsyKrw
>>464
あう・・・切ない
切ることも踏み込むこともできない
なんかビジュアティならではの関係ですかね
グッドジョブです
466名無しさん@ピンキー:04/02/18 05:43 ID:kmB9NPaQ
ビジュアティいいなあ…。
職人さんのおかげで最近アティがらみでは最萌えになりつつある。
467名無しさん@ピンキー:04/02/18 14:08 ID:uHj1mhMe
ビジュアティ、自分も最近ではアティ関連で最萌えだ。
氏のアティの性格が受身すぎずビジュ相手に積極的なのが(・∀・)イイ!!
468名無しさん@ピンキー:04/02/18 16:44 ID:Z36p2Dwy
ここのビジュアティを読んでると、本編のビジュがヘタレ小悪党である
ことを忘れそうになるな……
469名無しさん@ピンキー:04/02/18 20:09 ID:X88eYXde
>468
ヘタレでその上





メインビジュアル中、唯一の死亡絶対不可避キャラだもんな。(ノД`)・゚・。
470名無しさん@ピンキー:04/02/18 22:11 ID:TOEEirxN
本編のヘタレの小悪党キャラを二次創作でイカしたナイズガイにするのって結構はやってるのな
某板の某ロワ小説思い出す。
471名無しさん@ピンキー:04/02/19 00:19 ID:cpHRbrW+
>>318
遅レスだが
ビジュED-アティ編だけでなく、ビジュED-レックス編もみてみたくなった。

>>468
忘れちゃ駄目だろう。
ヘタレ小悪党であるを前提としているからこそいいんだ。
472名無しさん@ピンキー:04/02/19 01:07 ID:MEfC4mIl
>>470
ナイスガイか?
元よりもわずかにヘタレてないくらいだろ
473名無しさん@ピンキー:04/02/19 04:05 ID:eS70P6lv
つまりテレビ放送と映画の違いでつね
474名無しさん@ピンキー:04/02/19 09:06 ID:qfNUmT4R
>>471
そんな貴方に夜会話
ttp://jbbs.shitaraba.com/game/7621/
475456:04/02/20 00:40 ID:wTciLfnD
レス下さった方ありがたう。
ところでこの流れは喜んでいいんかな…ビジュ萌えとしては嬉しいのですけれど。

突然ですが6スレ715のつくりかた。
トラウマ持ち黒アティが書きたいけれど、相手誰にするかで迷う
   ↓
某氏のキチークなビジュSSにはまる。と同時に「こういう鬼畜キャラ逆に押し倒したら面白いだろうなー」と思う
   ↓
「…アティビジュ、いいかも。奴なかなかにおいしい設定だし、それにナニしてもどこからも文句こなさそうだし」
   ↓
出来上がり。現在に至る。
きっかけはどうあれ書いてる内に愛着が湧いてきたというか、へたれな子ほど可愛いというかそんな感じ。

端的に言うとアティビジュ萌え。
そりゃもう同時存在なレックスとアティで島住人サイド及び帝国軍サイド説得して無色相手に共闘、
パッケ絵キャラの死人なし万々歳、なんて都月せんせえもびっくりのご都合話考えるくらい萌え。
長文すまんです。
476名無しさん@ピンキー:04/02/20 00:46 ID:Krw/8XnE
しかしビジュはバッドエンドが素で似合うヤシだからな
477名無しさん@ピンキー:04/02/20 09:18 ID:qslPd1WK
ぶっちゃけ、3の敵ってほとんど全員DQNかヘタレだからな。
イスラあたりがどんどん美化されてるのに、ビジュが美化されて
いけないわけがない。
……という、どっか間違った応援の仕方かもしれないが456たんがんがれ。
478名無しさん@ピンキー:04/02/21 01:12 ID:Io0mv2eH
美化イスラ……いまいち想像がつかないのですが多いのですか?
479名無しさん@ピンキー:04/02/21 01:33 ID:NR2ml2o7
>>478
公式には多いようだ
480名無しさん@ピンキー:04/02/21 01:37 ID:PUqNeBvC
レックス×パッフェルの続きとかレックス×ミスミとか
書かれないのだろうか(´・ω・`)

>>478
女性の書くSSでは結構見ます。もう完全に性格変わってるのまで。
481名無しさん@ピンキー:04/02/21 02:37 ID:Io0mv2eH
ちょいとイスアティでサーチ回ってみました。
……
……自分はどうやら姉萌え変態イスラの方が好きらしいと判明。
アズリア←イスラないかねえ。
482某スレ81:04/02/21 04:01 ID:5jldVH70
某スレで「ブルマのベルと聞いてふと軍学校に体育祭はあるんだろうかと思った。体育の授業
そのものがないと思うが。体育祭があるなら父親の代わりに体育祭見学に来たレックスにブルマで
色仕掛けするも乗ってこない相手に痺れを切らして倉庫の跳び箱の上辺りに押し倒して側に人が
いるのに鍵掛けて声を我慢してヤっちゃう二人…」というシチュを書いたらそれを絵板で描いて
下さった方がいたのでその方を崇めつつネタ出したからには責任持って消化と言う事で
ベルフラウ×レックス←アズリアで体育祭ネタです。↑のシチュ前提でお読み下さい。
ベルとアズリアは修羅場というより普通に仲良いです。そして普通にレックス情けないです。
ついでに無駄に長いのにあんまりエチィくないというか本番なしでごめんなさい。エチィの好きな人はスルーで
「ねえ先生、これ見て」
「うん? 何だい、ベル?」
久方ぶりに二人で部屋の掃除をしている最中にベルフラウがそっとレックスを呼ぶ。
彼女と背中合わせで作業をしていたレックスはそれにゆっくりと後を振り向いた。
その視線の先には少し懐かしい写真が収まったアルバムが。
その中のベルフラウが指差す一枚は彼女がまだ幼く、軍学校にいた頃の物で身に着けているのは
普段の赤いワンピースではなく俗に言う体操服であった。しかも赤いブルマの。
白い肌にほっそりとした体型のその写真に写る彼女はそっちの趣味の人が
見たら思わず襲いたくなるような可愛らしさである。
「懐かしいわね。ねえ、この時のこと覚えてる?」
「え、あ、うーん、何となくだけど…。結構強烈な思い出だったからね、それ…」
ははは、と苦笑いを浮かべレックスはゆっくりと少し前の事を思い出す。
今でも色鮮やかに蘇るその日の記憶はまだ暖かい色をしている。
目を閉じればまだ鮮明に思い出すことが出来た。


「何で貴様がここにいるんだ」
「いや、それ言いたいのは俺なんだけどな…」
きゃあきゃあという擬音が似つかわしい若い子特有の騒がしい空気の中、
一組の男女が微妙な面持ちで再会を果たしていた。
その二人は今日の主役とも言える少年少女の年齢より幾分上で、かといって彼らの親となる年齢には若すぎる。
その場に不似合いな二人は片方は苦笑い、片方は少し眉を顰めたような表情をしており見事に対照的だ。
「君は聖王国国境警備に回されたって聞いてたんだけどな…」
「中央に人手が足りないから辺境から適当に人材回せ、だとさ。
こんな学校行事の警備など辺境警備の下っ端に任せればいいという考えなんだろうな、上は」
はあ、と重い息を吐き出すと彼女の綺麗な漆黒の髪が少し揺れる。
少し前に別れた時より伸びたそれはあの頃より艶を帯びている。
そこから女性らしさは感じられるが彼女が身に着けているのは紛れもなく軍服であり、
体操服の学生と一般人しかいないここでは非常に目立つ。
「はは…何時まで経っても変わらないねぇ、軍の強引で適当なやり方は。
でもこうして警備がいるって事は未だにこういう祭り事に乗じていたいけな子供に手を出す
いけない大人がいるって事なのかな…? 何だか嘆かわしいね。
幾ら「将来軍人となる若者にせめて少しでもいいから普通の学生らしい事を」なんていう
理由があるにせよそんなに危険なら止めればいいのに」
そう言って目の前の女性と向き合っていた赤毛の男も溜息を吐く。
彼は彼女と違い何時もと同じ朱の衣と漆黒のマフラーという出で立ちである。
その手にカメラが握られているのが何時もと違った所だったりするのだが。
「そういうお前は自分の生徒の見学か? どの競技に出るんだ?」
「あ、うん…何かね、さっきあった騎馬戦とこれからある借り物競争だって。さっきの見た? 
何か凄かったよね。女同士の修羅場っていうか…あんまりにも勇ましくて
自分の生徒ながらに惚れ惚れしちゃったよ」
微笑みながら言われるレックスの言葉にアズリアは先程の騎馬戦を思い出す。
彼の教え子は馬の上に乗っていたのだがそれはもう凄かった。
恐ろしいまでに敵チームから帽子を奪っていくその姿はまるで鬼神のようで、
戦の女神ってのはああいうのを言うのかもしれないなと少し思ったりもした。
どんな相手でも物怖じしなく男相手でも容赦はしない。そして度胸もある。
そんな彼の教え子をアズリアは少し気に入っていたりする。どこか自分に似ているようで。
彼女は紛れもなく、少し前まで恋敵だったりしたのだが。
「何か俺たちの時の君みたいだよね、今の彼女の勇ましさは。格好良くて羨ましいなぁ」
「…それでも結局お前には勝てなかったがな」
アズリアはそう言って少し恨めしそうにレックスを見た。
自分たちがこうしてこの行事の主役を担っていた時、彼と自分は敵チームであった。
最初は自分のチームが勝っていたのに結局最後のリレーで逆転されて負けてしまった。
しかもそのリレーのアンカーを務めたのは自分と彼だ。
最後の直線コースで一気に追い抜かれた時の悔しさは今でも忘れていない。
それ以来尚更彼に突っかかる事になってしまったのだが、それでも前を突っ走る彼の赤毛が風に靡いて、
それが燃え盛る焔をようだと一瞬でも見惚れてしまったことは永遠に言えそうもない。
もう何年も前の事なのに未だにその時の事を鮮明に覚えている自分を憎々しく思いながら
アズリアはその顔をちらりと見てやる。そうすればやっぱり苦笑いが返ってきた。
「あ、はは…あれは運が良かったんだよ。そもそも男と女じゃ基礎体力が違うしさ。
それに俺、短距離は得意だけど長距離はからきしだし。持久力がないんだね。
もう少し距離が長かったら確実に追い抜かれてた。マラソンとかもいっつもビリの方だったし」
「でも、お前の勝ちは勝ちだ。結局負かせなかったのが今でも悔しいな」
今でも覚えている、あの時感じていたのは悔しさだけではなかったのだと。
最後の最後で追い抜いてヒーローインタビューを受ける彼の周りに群がる女達。
その人込みに混じることの出来ない自分。
プライドが邪魔してそんな事すら出来ない自分はなんて可愛げがないんだろうと思った。
けれど、その後その人込みを掻き分けて彼が握手を求めてきたのは凄く嬉しくて、
もうこのままライバルでいるのも悪くはないなと少しだけ思った。
今ではもうお互いに心も体も成長してしまって立場も変わってしまったけれど、
こうしてその時の事が話せるのが嬉しかった。
「はは…でも俺正直さ、当時の俺でも今の俺でもベルにだけは
勝てないんじゃないかなーってさっきの見てて思った」
「かも、な…」
苦笑いと共に出た言葉にアズリアは小さく同意した。あの娘はきっと将来大物になるだろう。
そう確信させるだけの精力が今の彼女には満ち溢れている。
自分のできなかった事を彼女はやってのけてその結果がこれならば納得せざるを得ない。
彼女になら安心して任せられる。
そう思える相手とくっついてくれた事が少しだけ悔しくもあり嬉しくもあった。
「しかしお前まさか子供に手を出してるんじゃないだろうな?
幾ら両想いとはいえそれは犯罪だぞ。分かっているのか?」
「わ、分かってるよ、その辺はちゃんと…。…って噂をすれば何とやらってやつかな」
レックスのその言葉にアズリアは後を振り向く。その先にいたのはこちらに走り寄ってくる
金色の髪に白い肌、そして赤いブルマを身に着けた噂の人物であった。
「先生! ねえちゃんと見ててくれた、私の活躍?
もうこれなら大会終了後のヒーローインタビューは間違いなしよね。貴方も鼻が高いでしょ?」
常に人目を気にする彼女にしては珍しく飛びつくようにその体に抱きついて、
ベルフラウはとびっきりの笑顔でそう言った。
こういう風に子供のようにはしゃぐ彼女は珍しいがそれは年相応の様で酷く可愛らしい。
そのベルフラウをまるで父親のように受け止めるレックスをアズリアは微笑ましく見つめていたが
父親と呼ぶには無理がありすぎるこの二人を周りがどういう風に見ていたのかまでは分からない。
ヤンパパヤンママによる家族での観戦やら下手したら援助交際のように見えたのかもしれないが
当の本人たちはそんな事は全く考えていない。人目を気にせず強く抱きしめ返してやっていた。
「うん、ちゃんと見てたよ。凄かったね、吃驚した。
これも島での生活の賜物かな? アズリアも吃驚してたみたいだよ」
「アズリア?」
その言葉にベルフラウはようやく側にアズリアがいる事に気が付いた。
レックスの体から離れ、彼女の方に向き直るとにっこりと笑顔を向ける。
「お久しぶりね、アズリア。新しい生活にはもう慣れたかしら? 
今この場で再会できたことを嬉しく思っていますわ」
そう言う彼女は身に着けている物が体操服といった簡素なものであっても何処か気品が伴う。
大人びたその態度は先程の無邪気な子供とは思えないほどしっかりとしている。
それにアズリアは少し面食らうがそんな所も好感が持てた。
言葉遣いなどに気品を漂わせてもそれを嫌味なように感じさせないのは彼女が筋の通った
人間だからだろう。素直な気持ちで顔に笑みを浮かべ、アズリアもまた言葉を返す。
「ああ、久しぶりだ。少し見ない間に女を上げたようだな。
先程の活躍も見事だった。あれならどこに嫁に出しても恥ずかしくないな」
「やあね、本当の事言っても何も出ませんわよ? 貴女の方こそ前より凛々しく
なったんじゃないかしら? 私、貴女の様に自分の愚かさに溺れない女って好きだわ。
敵、だったら容赦はしませんけど」
不敵な発言でもそれすらも自分の魅力としてしまう。そんな大胆さもアズリアには心地良かった。
「それは同感だな。私も物怖じしない女が好きだ。敵なら情けはかけんがな。
…と、こんな場所で長々と立ち話をしている暇もあまりないんだ。後は二人で楽しんでくれ。
私は仕事に戻る。…どんな事でも与えられた任務は任務だ、やり通してみせるさ。それが、私の選んだ道だ」
そう言ってアズリアは二人に背を向ける。
元は恋敵で年が一回り違うとはいえ彼女と話すのは嫌ではないと、素直に思いながらその場から去る。
それをその場に残された二人はじっと見つめていた。
「立派な人ね、アズリアも。お姉さまも素敵だけど、私ああいう人も好きだわ。
そんな人フるなんて貴方もつくづく罪作りよねぇ」
「え? フる? 罪作り?」
きょとんとした顔で自分を見つめてくる赤毛の男にベルフラウは思わず大きな溜息を吐いた。
何だろう。鈍感って言うのは時として本当に罪になるんじゃないかと心底思った。
この鈍感さに救われ、泣かされた人はきっと本人が知らないだけで過去に何人もいそうだ。
これじゃあ「俺なんて全然モテないよ」の言葉の真偽も分かったもんじゃない。何だか凄く報われない。
ベルフラウはもう一度大きく息を吐いた後大声で言った。
「この鈍感! 朴念仁! もう貴方って人はどうしてこう手が掛かるのよ…。
そんな乙女の敵な先生にちょっとお話があるから大人なしくこっち来なさい」
「え? ちょ…ベルっ!?」
グイっとマフラーが引っ張られ、それに強引に引かれる様に
レックスはズルズルとその場から強制退場させられていく。
小さな女の子に無理矢理引きずられて行くというのは何とも奇妙な光景で自分を見つめてくる視線が痛い。
何だか無性に情けない気分になりながらも大人しく彼女に連行されていった。

「さて、ここなら誰も来ないわね?」
カチャリと軽い音が鳴って錠が降りる。ここは誰もいない体育倉庫ですぐ後には昔使った跳び箱があったりする。
軍人志望の学生が多いだけに皆運動能力も通常より高めだ。
それ故にこういった体育用具も普通の学生が使う物より高度な物が置いてあったりして、
昔はよく夢中になって彼女と張り合ったりしたものだ。
そんな懐かしい思いに浸りながらも内心の焦りは消せない。じりじりと近寄ってくる
彼女に思わず後ずされば後ろにあった低い段の跳び箱の上に尻餅をついてしまう。
逃げ場を失ったその体に覆い被さるようにベルフラウがにじり寄る。
何だか物凄く嫌な予感がするが、それはたぶん予感じゃすまないだろう。
苦笑いをしながら自分をじっと見つめてくる彼女の瞳から目を逸らした。
「ベル…次の競技始まっちゃうよ?」
「借り物競争ならまだ先だから大丈夫よ」
「…こんな所で何をするつもりなのかな?」
にっこり、というよりそのにっこりという全ての文字に
濁点が付きそうな笑顔でレックスはベルフラウに問うた。
それに返ってきたのは今度こそ正真正銘にっこりという表現がぴったりとくるような彼女の笑顔だ。
「口に出して言ってもらいたいの? そんないやらしい事」
「…君、大人になるまで待ってて欲しいってこの前言ったよね?」
「ごめんなさい…私やっぱりそんなに気が長くないみたい。
それに精神的な話なら貴方よりよっぽど大人だと思いますけど?」
どこか噛み合わない会話をしながらレックスは逃げ道を探すが何処にも見つからない。
理性で完全に拒絶してしまえるような意志の強さを持たない自分を情けなく思いながら
この状況の打開策を練る。もしかしたらそれは無駄な事かもしれないけれど。
そう思っていたらベルフラウが目の前でいきなり服をたくし上げ、脚を大きく広げた。
惜しげもなく露となった薄い胸に白い肌。
下着が見えそうな程ぎりぎりの位置まで食い込んでいるブルマに細い生脚。
それらは酷く扇情的で理性が飛びそうになるが幼女に欲情しちゃいかんと
強い意志でそれを何とか食い止めた。
その姿を見れば自制がきかなくなりそうなのが怖くて
無理矢理顔を逸らせばベルフラウが甘い声で囁いてくる。
「ねえ、先生? 今の私の姿ちょっとムラっときたりしない? 
男の人ってこういうの好きなんでしょ?」
ええきます。物凄くムラっと。
なんて言える筈がない。己の中の欲望と格闘しながらレックスは頬を染めつつ声を荒げた。
「そんなわけないだろう! 馬鹿な事してないですぐにグラウンドに戻りなさい! 
大体君はそういう事をどこで覚えてくるんだ…。まだ君には早すぎる!」
「子供扱いしないで!」
ベルフラウの声が大きくなる。
それに驚いて思わずそっちの方を見れば泣きそうな、けれど真剣な表情が目に入る。
「貴方にだけは…そういう風に扱われたくないの…。ちゃんと私を一人の女の子として見て欲しい…。
今はまだ子供かもしれないけど、でも貴方にだけはそう言う風に言われたくない…」
それはお願いであって強制ではない。
切なげな表情で紡がれるその言葉はとても真摯な色が滲んでいる。
彼女の心を傷付けてしまったのだと、他人の好意には鈍感であれ感情の機敏に敏感な彼が
それに気付かないはずがない。今度は彼女の目を見て言った。
「ごめん…君の事子供扱いしてるって責められても俺はそれを否定できない…。
けど、真剣だからこそそういう風に簡単に自分を安売りするような真似はして欲しくないんだ。
君の…気持ちが分からないわけじゃないし、嬉しいとも思うんだけど…でもやっぱり
もっと自分を大切にして欲しいって思う。俺はちゃんと待ってるから。ね?」
言葉を選んで、ゆっくりと諭す様に言った。それでも彼女は俯く一方でその事が悲しい。
少しだけ沈黙が流れた後ベルフラウがそれを破る。
「ねえ?」
「うん?」
「私って…そんなに魅力がないかしら?」
「え…?」
予想外の言葉にレックスの声が止まる。それに構わずベルフラウは続けた。
「だって…そんなにおかしな事なの? 好きな人と一つになりたいって…身も心も
繋がり合いたいって思うのは…。そういう事を子供が思っちゃいけないの?
大人なら許されるのに…子供だからって、それだけでその権利すら与えて貰えないの?」
「ベル……」
何だか酷く難しい問題に直面している気がする。
大人は分かっちゃくれないと子供は言うけれど、子供だって大人に対して十分に無理解だ。
親の心子知らず、とは言ったもので。
いやらしい本を隠れて読んで罪悪感に打ちのめされつつも興奮も感じていた青い時代を
もう過ぎてしまった大人は子供に夢を見て、綺麗なままでいて欲しいと自分の美化希望を含めた
理想を押し付けるし、理解されたい子供はただひたすらに己のエゴをぶつけるしかない。
そんなすれ違いが生まれる狭間はどこだろうと考える。
大人と子供の境界線がちゃんと引かれていれば誰もがこんな思いをしなくてすんだのだろうか。
明確な基準のない線は今自分と彼女の間で酷く不安定に揺れている。
誰か定めて欲しい。この中途半端な距離を。曖昧な想いを。
でもそんな事思ったって結局それを決めるのは自分しかいないのだけれど。
「本当にね…たまに思うのよ…。どうして貴方みたいな人好きになっちゃったんだろうって。
そうすればこんなに悩んだり不安になることもなかったのかなって。
でもね、どうしてかしら…貴方じゃないとダメって思ってしまうのは。
いっそ心と体…別々だったら良かったのに…。そうすればこんな気持ちにもならなかったのにね」
その言葉には寂しさが滲む。
心と体を切り離せないからこんなにも切なくなるんだろうか。
手を繋いだら結婚できるほど世の中簡単にはできていないし、
体を繋げたら永遠の愛が約束されるわけでもない。
人間てのは酷く難儀で不器用だ。今こうして悩んだ所で答えが見つかるなんて事あり得ないし。
だから言葉を信じるしかないけど、どこまで信じられるかって言ったらそれすらもよく分からない。
そう考えると大人と子供の違いなんてないんじゃないかと思う。
結局、大人になってもこの答えは見つかっていないんだから。
「ねえ、先生? ならキスしてもいい?」
「キスだけなら、ね…」
何を言ってるんだと思いつつも承諾する。
触れるそれは温かい。
一回目は突然すぎて目を閉じるのも忘れたけど、今回はちゃんと閉じれた。
少しだけくっ付けた後離そうとしたらグっと頭を押さえつけられ、逃げ道を塞がれた。
自由を奪われた後はただ犯されるだけで、それでもそれは酷く官能的で。
もう此処が何処だとか相手が誰だとか分らなくなるほどに溺れてしまった。
絡まる舌が、混ざる唾液が、鎔ける吐息が、熱い。
体の中で踊るのは、欲情。
「ん…ふあ…んんぅ……」
「……ふ…ん…んあ…」
どれだけそうしていたか分らない位にお互いを貪り合った後、ゆっくりと口を離す。
恍惚とした表情は酷く卑猥で更なる興奮を煽る。
それでも顔を逸らして素っ気無く言った。
「…ベルの嘘吐き」
「何が?」
「キスだけって言ったじゃないか」
「キスじゃない、正真正銘」
「俺は一番最初にしたようなやつだと思った」
「でも嬉しかったんでしょ?」
ああ何でだろう。何でこういう言い方するんだろう。
そんな風に言われたら認めざるを得ないじゃないか。
「…うん」
君の事が好きで、欲情してますって。
駄目な大人どころかもう大人になれない大人になってしまいそうで嫌だ。
それでも笑う彼女はこういうのは変かもしれないがとても、綺麗だった。
「続き、してもいい? 私、先生の事もっと知りたいの。
頭から爪先まで、全部。貴方の事が、好きだから」
「―…そういうの、聞くなよ」
何で流されるかなぁこういう時に。とか思ってしまうがこれは不可抗力だと思いたい。
だって、頑張ったんだよ凄く。ブルマとチラリズムの誘惑にも耐え、挑発にも乗らずに頑張ったんだ。
もう楽になってもいいじゃないか。だって男だもん。仕方ないよ。
なんて必死に自己弁護をしているレックスに構わずベルフラウはジーっと口でファスナーを降ろす。
そしてそっとレックスの性器をそこから覗かせ、手で触れた。
「これが…先生の……」
男性器を直に見るのは初めてなのか、彼女はたどたどしい様子でそれに触れてきた。
そんな所だけは年相応の娘が見せる反応でレックスの心が痛んだ。
ああ何でこんないたいけな少女にこんな破廉恥な事をやらせているんだろうと。
しかしそんなレックスの心の葛藤を知ってか知らずかベルフラウは今度は無遠慮にそれに触れてきた。
「…ッ」
「ねえ、先生? 触られると気持ちいいの?」
純真な顔でそんな事を問うてくる。それに素直に答えられるほどの余裕は彼にはない。
実際触られるだけではそんなに気持ちいいわけではないが彼女のたどたどしい手つきや
汚れなき表情は妙な背徳感を湧き上がらせ、それは全て興奮へと変換されていっている。
少しでも気を抜けば完全に箍が外れそうな己と闘うのに必死であった。
「ん…ッ」
そんなレックスの様子をさして気にする事もなく、
ベルフラウは今度はそれを口に咥え先端をちぅと吸ってみた。
「ぅ…ッ!」
小さく声が漏れる。眉が顰められて快感に表情が歪む。
ベルフラウはそれを見逃さずに熱い吐息をそれに吹き掛けた後、レックスの唇にそっと指を当てた。
「声、出したら駄目。外に聞こえちゃう」
「…っ、なら、止めよう、ここで」
もう反応をし始めているのにそう言うのはどこか矛盾しているが一応言ってみる。
しかし彼女は止める気配を全く見せない。
「嫌よ。だって今日止めたら…これからまた暫く会えなくなるじゃない…。
だから今のうちに貴方を沢山感じておくの。貴方の匂いを、温もりを、忘れてしまわないように」
そう言ってベルフラウは今度はその体の上に乗り、勃ち始めているそれをお尻に挟むような体勢を取った。
ブルマと下着越しに股間が触れ合う。擦るように動かせば甘い快感がじんわり背筋を駆け上がった。
ベルフラウはそのまま上着をたくし上げ、それを口に咥える。
捲り上げられた上着の下の白い肌が露となり、
まだ発達していない胸と綺麗な桜色の小さな乳首がその存在を主張する。
「先生…私も気持ち良くして?」
服を手に握り、ベルフラウはそれだけ言うとまたそれを咥えた。そしてお尻を動かす。
「…く!」
布越しにベルフラウの股で性器が扱かれる。まだ幼い未成熟な器官が情欲の切なさに焦がれ、
快感を得ようとそれに擦り付けられているのだと考えると予想以上の快感が込み上げる。
しかし自分だけ気持ちいいのも申し訳ない気がしてレックスはそっとベルフラウの胸に手を這わせた。
起伏のないそれは揉めるほどの大きさをもっていないのでそっと撫で上げる。
「んんッ!」
指先が乳首を擦るとベルフラウの口からくぐもった声が漏れ、咥えられた上着に吸い込まれた。
幼い体が快感に跳ねるのはどうしようもなく背徳的で、その犯罪臭さが逆に興奮となってしまう。
与えられる快感をそのまま返そうと小さな乳首を何度か捏ねればそれはすぐにコリコリと硬くなる。
それに応える様にベルフラウもまた腰を動きを速めた。
「ん…んんぅ…ッ!」
「ベ、ベル…も、いいから……」
段々と限界が近くなってレックスはベルフラウのその体を手で押さえ、止める。
彼女は不思議そうな顔をして見つめてくるがそれに微笑みを返している余裕もなかった。
「その…このままだと服汚しちゃうから……」
気まずそうにそう言えばベルフラウはそれでようやく理解したのか今度はまた口を使って奉仕を始めた。
「ん…せんせ、口の中に出してもいいから……んむ……」
小さな口でそれを咥え、舌で舐め上げながらベルフラウは言う。
奉仕など今日初めてであろうに、彼女の舌使いは段々と巧くなっていってる事に気付きレックスは彼女は
勉強だけでなくこっち方向でも飲み込みが早く、応用が効くタイプなのかなぁとぼんやりと思ったりした。
努力家だし、将来的には色んなプレイや体位を試せるかもしれない。
その時主導権を握っているのが自分である保障はどこにもないのだが。
そんな事を悠長に思っていたらいきなり強い刺激が背筋を駆け上がる。
手で袋を撫でながら舌で根元から先端までをゆっくりと丁寧になぞられると先走りが滲む。
それを舐め取られて先端を強く吸われるとどうしようもない快感が込み上げた。
軽く歯を立てられて、それでもう堪えていたものが一気に溢れてしまった。
「…ぅ、ぁ…ッ!」
「んぅ…!?」
レックスの腰が震え、張り詰めていたものから熱い迸りが放たれる。
それは口でそれを咥え込んでいたベルフラウの咽喉に注がれ、彼女はそれを音を立てて咀嚼した。
「ご、ごめん…大丈夫? 服とか汚れてない?」
何だか気まずい様子で問い掛けてくるレックスにベルフラウは優雅に微笑んだ。
「大丈夫よ。少し驚いたけど…こういう風になるって知ってたから」
だからそういう知識はどこで仕入れてくるんだ。とは聞かないでおいた。
世の中きっと知らない方がいいこともあるだろう。
レックスがそう言い聞かせているとベルフラウがまたそっと体を押し倒してきた。
「ねえ、今度は私を気持ち良くしてくれる?」
そう言って徐に服を脱ぎだした。白く細い体は幼いながらにとても綺麗だ。
木目細かな肌はきっと普段の手入れの賜物だろう。
それに見惚れているレックスの服をベルフラウは脱がしに掛かる。
何だか後戻りのできない位にヤバイ状況だがこのまま流されてしまえ。もう不可抗力だ。
そんな事を思って諦めかけたその時、ぼんやりとしていた視界に倉庫の奥で眠るバーベルが目に入った。
ああそういえば軍人は体が資本だとか言われて学生時代によくやらされたなぁ。放課後まで頑張ったりして。
その時の教官っていうか先生はいい先生だったなぁほんと。
なんて思ってしまってそこでふと我に返ってしまった。
いい先生。
自分が目指していたのはそれのはずだ。なのに今やっている事は何だ。
いい先生どころか人として最低な事をしてるじゃないか。
それに気付いた途端頭の中に今まで考えまいとしていた単語が一気に押し寄せてくる。
駄目教師。人間失格。最低男。ロリコン。ペドフィリア。変質者。幼児趣味。鬼畜。やりチン。
そんな言葉が頭を埋めた瞬間叫んでいた。
「ちょ、ちょっと待とう、ベル! 君は間違っている! 今すぐ止めるんだ!」
「は?」
今まで乗り気だったのにいきなり抵抗されてベルフラウはあからさまに顔を顰めた。
突然の態度の急変に彼女は戸惑うより先に怒りを感じた。
「ちょっと、裸になっておいて今更何を言ってるんですの?」
「裸って…あ!」
気が付けば二人とも全裸だ。
ヤバイ。この状況はヤバすぎる。もう言い逃れが出来ない。
何としてでも自分が犯罪者になるのを回避すべくレックスは今更のように抵抗を始めた。
「ベル! 止めるんだ! いや、止めて下さいお願いします」
「もう、今更何言ってるのよ。ここまできたんだから最後までやりますわよ。
大人しくしてて。暴れると私が落ちそうになるんだから」
「う……」
落ちそうになる、の一言でレックスは暴れるのを止めるがそれでも口での抵抗は止めない。
「ベル、強姦は犯罪だ。俺は自分が犯罪者になるのは嫌だけど君が犯罪者になるのも嫌なんだ。
だから止めよう。今すぐに。まだ更生の余地はある。さあ!」
「ああもう五月蠅いわね。大人しく私に犯されなさい!」
ベルフラウの方も完全に頭に血が上っていた。問答無用といった態度にレックスは青ざめて叫んだ。
「ギャー! 誰か助けて! 犯されるッ! 強姦魔がここにいますッ!」
何で男に生まれたのにこんなに情けない台詞を吐かにゃあならんのか。
しかも自分よりも一回りくらい小さい女の子相手に。
半ば諦めの気持ちで叫んだが奇跡は起きた。
「何事だ!?」
ズガッシャーン、という重々しい音共に鍵の掛かっていた倉庫の戸が蹴破られた。
一人の女性の手によって。彼女の見事な脚力がどれ程かなんて正直考えたくない。
「変質者はどこだ!?」
「ここです、ここですよ、お巡りさん!」
漆黒の髪を振り乱し、白い軍服を身に着けた白馬の王子アズリアにレックスは条件反射で声を上げた。
彼女はお巡りさんでもなんでもないのだがそれはもう弾みだろう。
しかし顔を見合わせた途端に二人とも凍ってしまった。
「あ」
「あ」
「…もういい所だったのに」
短く声を出し、固まる二人を他所にベルフラウは華麗な動きでレックスから離れると
自分の身に着けていた服を手に取り、そそくさと着替え始めた。
それが目に入らないアズリアは体をわなわなと震わせて素早い動きでスラリとその腰の剣を抜いた。
「レックス、貴様…! この犯罪者が…ッ!」
「わー、誤解だよ、誤解! 俺はむしろ被害者って言うか強姦されかけたんだ、ほんとに!」
「素っ裸で幼女襲っておいて何を言い訳する!?」
最早問答無用と言った様子で振り下ろされた彼女の白刃をレックスは半泣きになりながら
両手で挟みこんで止めた。見事な白刃取りだがそれを褒める人間はここにいない。
がちがちと目の前で揺れる刃が恐ろしい。
「お、落ち着いて…俺の話をよく聞いて……」
「問答無用! 今すぐに貴様を監獄に押し込んでやる!」
「アズリア、落ち着いて。悪いのは先生じゃないの」
剣を振り下ろしたままの体勢で固まっているアズリアの服をベルフラウが
引っ張ってその動きを止めた。彼女はそれに降ろしていた刃を収める。
「どういう事だ?」
「ごめんなさい…若気の至りって言うか…私、自分の中の激情を抑え切れなくって…。
だから先生は悪くないのよ? そんな格好してるけど」
「本当か?」
「君は彼女の言う事なら素直に聞くんだね…」
ベルフラウの言う事を真剣に聞くアズリアにレックスは溜息を吐きながら言った。
彼女と自分が築き上げた学生時代の信頼は簡単に崩れるくせに同じ女の言う事なら素直に聞くのか。
何だか理不尽な気持ちでいっぱいだ。
「だから今回の事は見逃して頂けないかしら? どうせだったら何時か三人で楽しみましょ? ね?」
「は?」
「な…ッ!」
ベルフラウの衝撃的発言にレックスは顔面蒼白となり、アズリアは顔を真っ赤に染めた。
それぞれ全く違った反応が見れて面白い。
と、口には出さなかったが、ベルフラウはこっそりとそんな事を思った。
「ベ、ベル! 何て事を言うんだ、君は! 俺は君をそんな破廉恥な子に育てた覚えはない!」
「あら? 私、アズリアとだったら別に構わないと思ったから言ったんですけど。
私は貴方もアズリアも両方好きだもの。ねえ、アズリア、考えておいてね?
貴女も先生の事は嫌いじゃないんでしょ?」
「―……」
にっこりと微笑むベルフラウは可愛いがアズリアはちょっと気が遠くなった。
自分がこのくらいの年の頃は手を繋ぐ事すら気恥ずかしかったのに今の子は随分と進んでいるようだ。
多人数プレイなんて考えもしなかったのにそんな事すら彼女は当然の事のように言うのだ。
やっぱり将来大物になる器かもしれない。
「うふふ…そろそろ行かなくちゃ。借り物競争が始まっちゃう。
先生も服着たらちゃんと私の勇姿をその目に焼きついておいてね? 
どんなにいい女かちゃんと見せてあげるから」
そう言って小悪魔のように可愛く微笑んでベルフラウは体育倉庫を後にした。
そこには狸か狐に化かされたような表情で佇むアズリアとレックスが取り残されただけであった。

おわり

エロくなくてすみません。ベルはアズリアの事呼び捨てで呼んでたのでこんな感じかなと。
この後、最初の数年後に戻ってブルマの悪夢再び本番エチーに続いてもいいかなぁと思いつつ。
実はちょっと前に投下したベルレク逆鬼畜物と同じ設定だったりします。
499某スレ81=6スレ22:04/02/21 04:20 ID:5jldVH70
>>471
ついでにビジュブームなので以前レックスが帝国側設定で話作った者としてビジュED―レックス編でも。

「何で男二人が雁首揃えて毎日芋の皮むきなんざしなきゃならねぇんだ! 
あのクソ隊長後でシメてやる! 何で女なのにあんなゲテモノ料理しか作れねえんだよ、あの女は!」
「いいから文句垂れる前に皮むいてくれよ。俺もう三個むき終わるのに君まだ一個も終わってないって
どういう事だい? 大体ビジュは文句もイビキも歯軋りも寝言も垂れ流しすぎなんだよ。
同じテントの隣で寝てる俺の身にもなってくれよ。しかも昨日とかどんな夢見てたのさ? 
男に悩ましげな声出されても気色悪いだけなんだけど」
「同じテントのどっかの誰かさんが整理整頓できないせいで疲れが溜まってましてねえ。
寝起きも悪くて毎朝起こすのに人がどれだけ苦労すると…」
「そっちが勝手に朝からキレてるんだろう!? 人のせいにしないでくれよ。
大体君はすぐに暴力に訴えようとするのがどうかと思うんだ。話し合いっていう選択肢はないのかい? 
何か君と一緒にいると悪の集団の一員みたいで嫌になってくるよ…」
「うるせえな、今すぐやるか!? あぁん?」
「勝てない喧嘩売るなよ、へなちょこ投具使い」
「いざという時外す召喚術にはからっきしなどっかの誰かさんには言われたくねえな!」

「…アイツら仲良いな(ビジュの奴、羨ましい…)」←素ボケ
「隊長…(それは勘違いです…)」←少し悲しいギャレオ
「ははは、あの二人纏めて始末したくなっちゃう位仲良いね(レックスの奴、姉さんに近付くな…!)」

色んな思惑が絡み合う帝国軍。しかしやっている事は大の男が二人顔見合わせて毎日皮むきw 
憎まれ口叩き合いつつも戦闘能力の高さは買ってて戦友としては認め合っていそうな感が。
考え方はともかく。レックスは嫌いな人間には大人げなく容赦のない感じで。
生徒になら一発で起こされそうなのに。そしてレックスの分も独りでテントの掃除をする破目
になるビジュ(苦労性気味)。皮むきから育まれる友情?w
500名無しさん@ピンキー:04/02/21 04:20 ID:oaNRZkVA
リアルタイムでキタァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
乙です
501165:04/02/21 12:03 ID:e466DmP3
すいません、随分ご無沙汰振りです。
やっと続きです。
過去分は 過去分は 176-180 201-206 214-217 248-251 275-276
502レックス×パッフェル/22:04/02/21 12:03 ID:e466DmP3
ゆっくりとパッフェルをベッドに押し倒す。
「………あの、レックスさん…私だけ裸なのも、そろそろ恥ずかしいんですけど」
見下ろすレックスから視線を逸らしつつ、パッフェルはぼそぼそと呟く。
「! ごめん、気付かなくて。とっとっと…」
慌ててレックスは服を脱ぎ始める。
汗でぬめるシャツをやっとの事で脱ぎ捨て、パッフェルの方に振り向くと、レックスは思わず顎の骨が外れるかと思った。
「レックスさん、早く…もっと可愛がってください」
脚をM字型に開き、両手で一番の秘奥をぱっくりと開き、パッフェルは舌をちらつかせながらレックスを待っていた。
レックスがまだ一度も触れていないそこは、すぐにでも突きこめるほどに濡れそぼり、零れ落ちた蜜でベッドのシーツに水溜りができている。
思わずレックスは、両手で目を覆ってしまった。
「パッフェル、そんなっ…格好しちゃ、ダメだよ!」
「えー、なんでですかー? これから、もっと恥ずかしい事私にするんじゃ…ないんですかぁ?」
ぬちっと言う音を立て、パッフェルは指先を自らの中に挿し込む。
入り口を中心に掻き混ぜ、蜜を指に絡みつかせると自らの口に運ぶ。
「んっ…ちゅ…ふ…」
その光景を指の隙間からつい見てしまっていたレックスは、自分の股間にどんどん力が漲るのを感じた。
先ほど、2回連続で出したばかりとは思えないほどに力が漲ったそれを、パッフェルは艶が篭った瞳で見つめる。
「レックスさぁん…早く…ください、ここに」
蜜を舐め終わると、パッフェルはもう一度そこを両手で開く。
503レックス×パッフェル/23:04/02/21 12:05 ID:e466DmP3
「待って、待ってパッフェル!」
すぐにでも飛び掛ってしまいそうな自分を抑え、レックスは片手でパッフェルを制す。
「だめです、もう待てませぇん。早くレックスさんがしてくれないと…わたし、私…おかしくなっちゃいますよぉ」
「あの、その!」
「ぶぅ………」
言おうかどうかと、口ごもっているレックスを見て、パッフェルは頬を膨らませる。
そして、レックスは決心したのかパッフェルにずいと身を寄せると、
「パッフェルのあそこ、舐めたい!」
と、力の限り断言した。
そう…まだ自分はそこに触ってもいないじゃないか、ということをレックスは考え悩んでいたのである。
「え…その…そんな力いっぱい言われても…」
「………だめ?」
雨に濡れた仔犬のような目が、パッフェルを見つめる。
「………どうぞ」
そんな目で見られたら嫌なんて言えないじゃないですか、それに私がレックスさんのしたい事断る訳ないじゃないですかー!と、パッフェルは心の中で絶叫した。
レックスは、優しくパッフェルの足首を掴むと、そこに蹲りながらもう一度パッフェルの顔を見た。
「それじゃあパッフェル…気持ちよく、なってね」
504レックス×パッフェル/24:04/02/21 12:05 ID:e466DmP3
「あぁっ…く…ひぃん! らめ…れっくすさぁん…そこ、よすぎて…」
じゅる、じゅると蜜をすする音、ぬちくちゅとそこを掻き混ぜる音。
それに混じってパッフェルの嬌声が響く。
レックスはただただ、一心不乱にそこにしゃぶりついていた。
「気持ちいいかい、パッフェル?」
うん、うんと唇を噛み締め、パッフェルは頷く。
「パッフェルのここ、すっかり硬くなってるね」
「あああああぁっ!!」
レックスの右手の指が、股間のこりっとしたその淫核を摘むと、パッフェルは身を仰け反らせ、堅く閉じ我慢していた快感に染まった声を上げる
くりくりと優しく摘みながら、その先端を舌先で抉る様に舐める。
その度にパッフェルの太股が痙攣し、爪先が堅く丸まる。
レックスは空いた左手をゆっくりと秘奥に挿し込んでいく。
濡れそぼったそこは吸い込むようにレックスの指を飲み込んでいき、熱く柔らかく締め付けていく。
「ダメ…駄目…、れっくすさん…わたし、だめになっちゃいます…」
膣と淫核、両方を一度に刺激されパッフェルは、朦朧とした風でレックスを見つめる。
「駄目だよ。さっきは俺が散々されたんだから。パッフェルの恥ずかしいところ、もっと見せてよ」
膣に挿し込んでいた指が、中で何かを探るようなしぐさに変わる。
505レックス×パッフェル/25:04/02/21 12:06 ID:e466DmP3
「!?」
途端、パッフェルの身体が一段と震える。
「っ! っめ! …だっ…めっ! そこ…いじっちゃ…あぁあああ!」
両手でレックスの頭をぎゅうと抑え、パッフェルは絶叫する。
「ここ、ここだねパッフェル。ここ、いいんだね?」
熱に浮かされたような瞳でパッフェルを見つめながら、レックスは一心不乱に膣の中の一箇所を指先で刺激し続けた。
膣内のわかりにくく隠された線、そこを指先でこりこりと探る。
「れっくすさん、だめだめだめだめええええ!」
レックスは二本目の指を挿し込むと、そこを擦る仕草に切り替える。
パッフェルは両腕を後ろに突き、なんとか身体を支える。
指の動き、手の動きに操られるように、パッフェルの腰は踊りだす。
腰を高く突き上げ、くねらせ、太股に力が篭る。
「パッフェル、いいんだね? いきそうなんだね?」
「だめっ…そ、こ…されたら…が…まん、できないですぅ…!」
「いいんだよ我慢しなくても、いっちゃって!」
「れっくす…さんっ…もっ…いっちゃう…でちゃう…いっちゃう…でちゃううううう!」
パッフェルのブリッジが最高潮に達すると同時に、そこから液体が勢いよく迸った。
膣のツボを刺激され、パッフェルは潮を吹いてしまったのだ。
「あ…はぁ…や…みないで…」
ぶるぶると震える太股、身体全身で快楽を受け止め、パッフェルはただ息を吐く事しか出来なかった。
506レックス×パッフェル/26:04/02/21 12:08 ID:e466DmP3
漸く落ち着いたパッフェルの顔を、レックスはのぞき見る。
「よかった?」
そう無神経に聞いてくるレックスの頭を、パッフェルは無言でぽかぽかと叩く。
「いたっ、痛いよ、パッフェル」
「もうっ! もうっ! 駄目って言ったのに、レックスさんのバカ!」
顔を真っ赤に染めたパッフェルは、レックスの胸板に身を埋める。
「………気持ちよく、なかった?」
恐る恐る、パッフェルの両肩を抱きながらレックスは問う。
「………すごく…」
「?」
「………気持ちよかったです…」
えへへへと照れ隠しの笑みを浮かべたパッフェルが、レックスを見上げる。
パッフェルはレックスの首に縋り付くと、そっと耳元に囁いた。
「………そろそろ、レックスさんので、私の隙間埋めていただけますか?」
507165:04/02/21 12:09 ID:e466DmP3
次回、遂に挿入だと思います。
長かった…。

ベルフラウのブルマ…(;´Д`)ハァハァ
508名無しさん@ピンキー:04/02/21 13:36 ID:3k5m8L6R
やっとレクパフェキターーーーーーーーーー
と喜んでみる漏れ・・・・・
GJです、ハアハア・・・・早く本番を・・・
509名無しさん@ピンキー:04/02/21 14:48 ID:bFvY+AEx
レクパフェ、グッジョブです!お疲れ様です。
510名無しさん@ピンキー:04/02/21 16:04 ID:PUqNeBvC
>>502-506
続きキター
。。・゚・(ノ∀`)・゚・。 嬉し泣き
5116スレ715:04/02/21 17:31 ID:Io0mv2eH
レクアズ風味のアズリア←イスラ自炊。微妙に近親姦はいってるので嫌いな方スルー頼みます。あとえろ極薄すまん。
512諜報員の憂鬱(1/9):04/02/21 17:32 ID:Io0mv2eH
腕の中の女性が切なく喘ぐ。
もう終わらせてと艶混じりの哀願を切れぎれに洩らすけれど、僕にその気はない。
むしろ潤む瞳で見つめられれば見つめられる程彼女に打ち込んだ器官が暴れるのが分かる。
滑らかな頬を涙が伝う。舐めとれば少ししょっぱい。しなやかな身体がびくりと震えた。
胸に触れてみる。小さい、かもしれないけれど僕は気にしない。僕の決して大きくはない手に
収まる乳房がかえって心地好いし。掌全体で揉みほぐし親指の爪で乳輪をかりとひっかいた。
普段は凛とした顔が今にも泣き出しそうに乱れるのが―――僕がそうさせているのだという
事が、酷く、そそる。もっともっと見たくて手を下肢へと向かい滑らせる。
引締まった脇腹と、脂肪の少なめな腰を経由し濡れた茂みをかき分けて、
探り出した突起をなるべく優しく弄る。
それでも限界寸前の彼女にはきつすぎる刺激だったらしく悲鳴にも似た嬌声を上げた。
びくびくと跳ねる身体、羞恥に染まる肌とは裏腹に貪欲に締めつけてくる部分に、僕も。
背中に回された腕がすがるように僕を引き寄せ、益々深く繋がる。
耳朶に熱い吐息。
「イスラ……イス、ラあっ……」
甘く呼ばわるのは僕の名前。
僕も両手で抱き返し幾度も激しく打ちつけて。
ぐらつくような、他のことなんて考えられなくなる、快楽。
「ねえさ……」


―――窓から差し込む柔らかな朝の光と、股間の不快なねばつきで僕は目を覚ました。
こうやって夢精の痕跡を、あるいは朝の性器の昂ぶりを見る度に
僕も男だったんだな、とぼんやり思う。呪いで寝たきりだった時はこういうことなかったし。
とにかく一日を始めるべく、枕の下に手を入れて敷いておいたものを取り出す。
簡素な写真立てに収めた黒髪の女性の写真。
513諜報員の憂鬱(2/9):04/02/21 17:33 ID:Io0mv2eH
「おはよう、姉さん」
毎夜のおかずにしてしまうのに少々の罪悪感を覚えつつ、それでも姉さんの笑顔に
幸せな気持ちになる。
まあ本物には敵わないから、早く会いに行こう。
僕はいそいそと起き上がり、着替えるべくバスルームへと向かった。


「おはよう、姉さん」
「イスラか、お早う」
姉さんの朝は早い。僕が朝食のテーブルにつく頃には食後の紅茶片手に新聞を読むのが常。
メイドが運んできた食事をつっつきつつ、
「何かニュースある?」
「そうだな……」
話題にのぼるのは主に社会面。僕は聞き役にまわることが多いけれど、時折意見を
求められる。ただ聞くだけだった頃と比べると、ささやかだけど認められたようで嬉しい。
半分ほど食べ終わったところでフォークを置いた。
姉さんが眉をひそめる。
「相変わらず食が細いな」
心配そうな口調。……きっと姉さんのなかでは僕は半死に体の弟のままなんだろう。
大好きな姉さんの、嫌いな部分のひとつ。
「平気だよ、自分の適量は自分で分かってるからさ」
適当に流して出勤の準備をする。
軍本部は近いから歩いてゆく。姉さんとふたり。姉さんと並んで。
「……ふふっ」
「どうした、いきなり」
「ううん、何でもないよ」
朝のひととき。幸せな時間。
514諜報員の憂鬱(3/9):04/02/21 17:34 ID:Io0mv2eH

軍本部に到着すれば僕と姉さんは別れざるを得ない。こればっかりは仕方がない。
姉さんは海軍、僕は諜報部所属なのだから。
「じゃあな。時間があったら昼食に来い」
「うん」
むしろ時間作って行く。なくても行く。
颯爽とした後ろ姿を見送って、僕も自分の職場へと足を向け。
……爽やかな気分が根こそぎふっとんだ。
向こうから歩いてくる暑苦しいのは、姉さんの副官。通称筋肉ダルマ。
本名? 知らないね。姉さんに横恋慕だなんて分不相応なあいつにはそれで充分。
とりあえずやな思いさせてくれた礼に、サモナイト石を取り出す。
死角になる位置に隠れて、召喚。(※ サモナイト石の無断所持及び使用は帝国では犯罪です)
「……うおっ?!」
野太い悲鳴を上げて空から降ってきたタライを避ける。
ちっ。
僕は陰からその様子を見て舌打ちした。
やり始めたばかりの頃は面白いように引っかかってたんだけど、最近は回避を覚えたらしい。
ノンキャリの無能副官のくせして生意気な。いや僕も学校出てないけど。
辺りを見回し始めたのに見つからないようその場を立ち去る。
新しい方法考えなきゃいけないな。


昼休み、僕は第六部隊の医務室へと向かう。姉さんは休憩時間は大体そこで過ごす。
隊付きの軍医が姉さんの学生時代からの友人で居心地がいいらしい。
廊下を歩いていると、見慣れた姿があった。
「あ、姉さ」
515諜報員の憂鬱(4/9):04/02/21 17:35 ID:Io0mv2eH
姉さんが一人ではなく、別の誰かと一緒なのにようやく気がついた。
彼は確か陸軍のケリー中尉……



衝撃に、視界が、暗く、白く、なる。
息が詰まる。
血液が逆流する。
膝が笑う。
あ、あ、あ、

男が廊下の角に消えるのを姉さんは忌々しげに見送り、こちらに振り向いて。
「……イスラ? まさか……見てたの、か」
返事がなくても態度で分かったのか、困ったようにかぶりを振った。

あの男、

姉さんのしりに触りやがったあアああああアアぁああぁァっっ!!!!!!!!!!!!!!!

「ねねねえさんいまいまのはいったい」
「……いいんだ、あの位、私が我慢すればすむんだから」
言葉がうまく継げない。
姉さんは真剣な眼差しで、
「このことは部下には黙っておいてくれ。特にギャレオ、奴は心配性だからな。
 余計な負担はかけたくないんだ―――頼む」
断れない。こんな瞳されたら。
頷くと、小さくありがとう、と言われた。

…………姉さん。
516諜報員の憂鬱(5/9):04/02/21 17:36 ID:Io0mv2eH

軍医で姉さんの友人でもあるアティさんは、僕たちの間に漂う妙な空気にもちょっと
目を細めただけで、何も言わなかった。よく気がつく人で、自分の弟と姉さんを
くっつけようと画策する以外は仕事の出来るお役立ち人って感じな女性だ。
「そうだ、今日はアズリアに『いいもの』を差し上げましょう」
何故かふたつある弁当箱のひとつを渡す。
「これは?」
「レックスお手製弁当」
姉さんの耳が真っ赤になる。
「暇だったらアズリアの分もおべんと作ってくれないかって頼んだら、快くこしらえてくれましたよ。
 いえむしろ普段より気合入ってるかも」
口ぱくぱくさせる姉さんの目の前で弁当のふたを開け、
人参のグラッセをフォークで取り出す。
「ほら、にんじん嫌いな貴女のためにうさぎさん」
「……って誤解を招く言い方をするな!
 人参が苦手だったのは十年も前の話だ信じるなよイスラっ!」
いきなり話ふられて目を白黒させる僕に、
「ああ、あとピーマンも駄目でしたっけ」
「だからそんな昔の話するんじゃないっ!」
急にアティさんは真剣な表情で姉さんを見据える。
「学生時代を知る者を側に置いたが運の尽きと思って諦めてください。
 『修学旅行パジャマ事件』とか、『バレンタイン騒動記』とか話したくて仕方ないんですから」
どういうネーミングセンスなんだろう彼女。
姉さんが何か思いついたように、ふ、と笑う。
「そうか……なら、私が貴様の思い出話をしたがるのも自然な流れだよなあ……?」
517諜報員の憂鬱(6/9):04/02/21 17:37 ID:Io0mv2eH
「そりゃまあ止められませんね。どうぞ」

「そうだな、制服のまま木に登って降りられなくなったことあったなあ」
「やーあの時はスカートで飛び降りるか否か迷いましたよ」

「……解剖室に一晩閉じ込められて、翌朝救出っていうのも」
「さすがの私も泣いちゃいました。
 その後閉じ込めた犯人とおぼしき先輩の部屋に豚の内臓が撒き散らされましたっけ。
 この事件結局解決してませんよね」
「アティ、まさかとは思うが」
「やだなあアズリアったら。奨学生がそんなことして『ばれたら』退学ものですよ」

「……卒業生で現役の士官殴り倒したのは……」
「なんか今でも学校で言われてるみたいです。恥ずかしいですね」

「…………何故だ、貴様の方がやってることえげつないのに何故
 私だと『青春の恥ずかしい思い出』で貴様は『ちょっぴりやんちゃな武勇伝』になるのだ?!」
「人徳」
姉さんが暴れだす。そのまま弁当落としてしまえ……と思ったけれど、
しっかり支えて落としそうもない。そんなに美味しいのか
……いや、そんなに作った奴の事が好きなのか。
なんとなく胸に靄を感じて、僕は黙ったまま自分の昼食を取り出した。
518諜報員の憂鬱(7/9):04/02/21 17:39 ID:Io0mv2eH

夕方、郵便局から戻って姉さんの元へ。
何の用だったかって? 昼に姉さんの尻触ったうらやま…じゃなくてあのち

(しばらくお待ち下さい)

          中尉に、仕返しをちょっとね。ふふ、新人とはいえ諜報員、
情報網を舐めたら痛い目見るよ。彼は恐妻家らしいし、明日が楽しみだなあ。
僕はすっきりした心持ちで姉さんがいるはずの部屋のドアを開けた。

第六部隊の士官四人が集まる執務室。そこは。
一言で言うなら修羅場。
原因は……またビジュか。
相変わらず姉さんに迷惑かけて、一緒に帰れなかったらどうしてくれようこの三白眼。
「大丈夫ですよ」
のほほんとした呼びかけにぎくりとする。
アティさんが机の端に腰掛け足を遊ばせながら微笑んでいた。
「今ビジュさんが書いてるのは六時までに事務室へ提出しなければ無効、
 減俸処分という代物ですので、間に合うにしろ落とすにしろ六時には決着つきます」
時々この人の底が見えなくなる。
全部承知の上でちょっかいだし楽しんでいるのではないか、と勘繰ってしまう。
「しかし落としたら面白いですよー。ビジュさん只でさえ士官のなかでは給与最低値なんで
 記録更新もあり得ますし」
ビジュのこめかみに青筋が浮かぶ。
……だとしてもアレな人だよなあ、彼女。
「終わったぞ畜生が!」
ばんっとビジュが書類を机に叩きつけ椅子を蹴倒し立ち上がった。
519諜報員の憂鬱(8/9):04/02/21 17:40 ID:Io0mv2eH
時計は六時五分前。アティさんが楽しげに節付けて言う。
「さあ締め切りまであと四分四十秒、頑張れビジュさんタイムトライアルすたーとう♪」
「―――後でぜってえコロス!」
悪態吐いて部屋から飛び出すのを見送ってから、アティさんも腰を上げる。
「さて、と。私も衛生部に提出する書類があったんです。
 ここの片付け任せて、そのまま帰っていいですか?」
「構わんが、それならビジュと一緒に行けば良かっただろう」
目的地は隣同士なんだし、と首を傾げる姉さんに、
「機嫌悪そうだから冷却期間おこうと思いまして」
「悪くしたのは軍医殿では……?」
「まあまあギャレオさん、それは言いっこなしで。
 では、第六部隊付き軍医アティ、本日はこれにて隊務終了します。お疲れさまでした」
アティさんが帰った後、僕は片付けを始めた姉さんに声を掛けた。
「手伝うよ」
「ありがとう。じゃあ、このバインダーを……」
さりげなく姉さんと筋肉ダルマの間に割り込む。筋肉は情けない表情したまま何も言わない。
でかい図体の割に押しの弱い奴。鬱陶しいから姉さんに近づくな無能副官。
姉さんはそんな僕らの様子に全く気づかない。鈍いよなあ……そんなところも可愛いけれど。


姉さんと一緒に家に帰る。姉さんと両親と夕食を摂る。姉さんと二人きりで話せなくて
いらいらする。姉さん、今度飲みに僕も誘ってください。父親母親と顔つきあわせる位なら
姉さんの部下の漫才肴にしてた方がましだから。

十一時ごろ部屋に戻る。
今日も疲れた……もう寝よう。
520諜報員の憂鬱(9/9):04/02/21 17:43 ID:Io0mv2eH
いつものように写真立てを机の上から持ってきてベッドにあがる。
写真の両端は不自然に破られている。もちろんやったのは僕。
元々は姉さんを挟んで赤毛の双子がいたのだけれど、余計だから切り取ったのだ。
ちなみにアティさんの映ったやつはもう捨てたけど、あの男の分は大事にとってある。
いつかあいつの髪の毛手に入れて五寸釘打とう。
誓いを新たにしつつ、今宵も姉さんの夢が見られますようにと枕の下に写真置き、
僕は眠りにつくのだった。


   (おわり)


レクアズ←イスラってすげえ萌え。黒アティが絡むともう最高。
しかし自分が書くキャラは斜め35度に歪むなあ。たまにはストレートな純愛も書いてみたいです。
521名無しさん@ピンキー:04/02/21 17:46 ID:Lp2XM95c
リアルタイムで読んだよ。いやあ独自のキャラ設定がなかなか面白ですなあ。
イスラ(・∀・)イイ!。つい最近イスラED見たからまたイスラでなんか書こうかな。
522名無しさん@ピンキー:04/02/21 19:16 ID:GnvLlmBO
神様だらけで目一杯ハァハァさせていただきました

>482氏
ベルのブルマ…堪能させていただきました
しかし、押し倒されてる先生にまったく違和感がないのはどういったことでしょうか(笑
ギャップに苦しむアズリアさんも良かったです
ビジュEDレックス編、アティ先生に尻に敷かれてるよりも幸せそうな気がするのは漏れだけでつか?

>165氏
エロイです
次はいよいよ…ですね
先生にもパッフェルさんにも幸せになって欲しいものです

>512氏
みんな幸せそうでイイ(゚∀゚)
アティ先生の武勇伝に笑いますた
内臓ってアンタ…(笑

でも、こういっては何なんですが…これならエロなしでも良かったような気が…


ともかく、皆さんGJでした
今後も期待しております
523名無しさん@ピンキー:04/02/21 19:39 ID:1B9bqsoD
今日も凄い勢いだなあ。
どさくさに紛れて自分も書こうかな。(予定は未定)

ところで一般サイトでは人気のある海賊カプが
ここでは全然ないね…。
524名無しさん@ピンキー:04/02/21 21:18 ID:SHTSSq1J
カイルって子供の頃から海賊船に乗ってたんだよな。
「海の男は陸にしがらみを残さない」らしいから陸で恋人を作ったことはないんだろうか。
だとしたら素人童貞…?
525名無しさん@ピンキー:04/02/21 21:46 ID:e9bBW+0l
>>524
何も恋人としかしないとは限らない。
きっと若い頃はいっぱい遊んでたんだよ。





そう思っておきたまへ
526名無しさん@ピンキー:04/02/22 00:12 ID:PMEUsq2T
>>482
遅レスですがベルレク萌えました。絵板と合わせると威力倍増。
ビジュ萌えな自分としては499もおいしくいただき幸せな限り。
527165:04/02/23 11:25 ID:UTYH46zV
長い事書き続けたレクパフもついに挿入です。

過去分は 176-180 201-206 214-217 248-251 275-276 502-506
528レックス×パッフェル/27:04/02/23 11:26 ID:UTYH46zV
パッフェルの身体をベッドに横たえ、レックスはどぎまぎしながら彼女の脚を開く。
「それじゃあ…いくよ、パッフェル」
「はい…。お願いします、レックスさん」
内心で、お願いしますというのもおかしい状況ですねー、と思いつつ、パッフェルはレックスの首に手を回す。
ぬるぬると、レックスの物とパッフェルの入り口が擦れあう。
「はぁ…やぁ…焦らすのは…もう、止めてください…」
頬を真っ赤に染め、パッフェルはすぐそこにあるレックスの顔を見つめる。
「ごめんごめん、凄く可愛いから…ついつい…」
「うう、レックスさんって、けっこういじめっ子なんですね」
くすりとレックスは微笑むと、パッフェルの耳たぶをくすぐる様に囁いた。
「好きな子にだけ、だよ」
「!?」
今ならおでこでお湯が沸かせそうなほど、パッフェルの顔は朱に染まっていく。
「じゃあ、今度こそ本当に…」
「はい…はい…」
ず………。
入る、と思ったときにはもう、レックスはパッフェルに飲み込まれていた。
柔らかであたたかい壁を掻き分け、自分の物がそこに有るのが当たり前のように、パッフェルの中にあった。
529レックス×パッフェル/28:04/02/23 11:26 ID:UTYH46zV
「くぅ…はいっ…た…」
「レックスさん…これで、一つ…ですね」
ただ包まれているだけだと言うのに、レックスは既に快楽に飲み込まれそうになっていた。
先ほど、パッフェルに2回射精されていなければ、すぐ様果てていただろう。
パッフェルの脚がレックスの腰に絡みつく。
「レックスさん…」
「な、なに?」
余裕がありそうに見えるパッフェルと違い、レックスは既に余裕が無い。
「これでもう、放しませんからね」
ちろ、と舌を出しパッフェルは妖艶な笑みを浮かべる。
「あ…」
どくん!
「あ、くぅ…」
その顔を見た瞬間、レックスは思わず三度目の射精を迎えてしまっていた。
「はぁ…ああぁ、レックスさんの熱いの…奥にあたってます」
何度も、何度も、パッフェルの身体の一番奥を、熱い液体が叩く。
それだけでパッフェルは達しそうになっていた。
唇を噛み締め射精の快感に耐えながら、レックスはパッフェルの顔を見る。
「ごめん…パッフェル………こんな、すぐ…」
「いいんですよ、レックスさん…だって…」
ぎゅとレックスに絡ませている腕と脚に力を込める。
「まだ、できますよね?」
530レックス×パッフェル/29:04/02/23 11:34 ID:tKo4npxb
パッフェルは妖艶に微笑むと、自分の奥を蠢かせる。
まるで快楽という名の蝶を捕まえた女郎蜘蛛のよう…。
「うわっ…すごい、これ!? ………なか、うごいてっ」
刺激され、自分の物が再び力を取り戻すのを、レックスは感じた。
「レックスさん…今度は…一緒に、いきましょ?」
すっかり主導権を握られた感じで、レックスはパッフェルの顔を見れない。
あの微笑を見たら、また射精してしまうかもしれない…、そう思ってしまったから。
「じゃあ、いくね」
ゆっくりと腰を動かし始める。
また、パッフェルも自然と腰をくねらせ、快感を高めていく。
部屋の中には、互いの粘膜が擦れ合う音と、荒い息遣い、そして快楽を示す喘ぎだけ。
「あぁっ…はっ…ん…そこ…擦っちゃ…すご…いぃい」
突かれ、掻き回され、パッフェルは身体の中心を貫かれ、支配されていた。
そこから送り込まれる快楽、レックスの熱、耳元に聞こえるレックスのくぐもった快楽に耐える声。
それら全てがパッフェルを昂める衝動となっている。
「…ぐぅ…パッフェルの…柔らかいのに…きつくて…あくっ!」
レックスもパッフェルのそこに支配されていた。
突けば柔らかく迎え入れるのに、引き抜こうとすれば全力で締めつけ、それはまるで…放さぬ、逃がさぬと、言っているかのよう。
遮二無二、レックスは動き、自分の気持ちよさをパッフェルに伝えようと、した。
「あっ、そんな…おくっ突いたら…突かれたらぁ!」
子宮口を突かれ、パッフェルはどんどん追い詰められていく。
その激しい動きで押し出されたものが、二人の接合部から溢れ出している。
白く粘ついたものがパッフェルの愛液で溶かされ、シーツを汚してく。
531レックス×パッフェル/30:04/02/23 11:36 ID:tKo4npxb
「れっくすさぁん、レックスさぁん…レックスさん…」
快楽に炙られ、熱に浮かされたようにパッフェルはその名前を連呼する。
「パッフェル、パッフェル、パッフェル!」
愛しい人の名前を、お互いに連呼する。
パッフェルはもう腰を動かす事も出来ず、ただ脚と手でレックスに必死にしがみ付く。
「パッフェル…もう…俺、駄目…我慢、できないよ」
「わたしも、私もですぅ! レックスさんのっ…あついので、いきますぅ」
「一緒に…二人で…」
「レックスさん…すきぃ、すきです、だいすきです!」
「俺も、だよ…パッフェル、パッフェルの事、愛してるから!」
レックスに突かれ、ぎりぎりまで上り詰めていたパッフェルは、その言葉で達した。
「あ、ひぃ、だめだめだめ、いくの、いっちゃうの、ぱっふぇるいっちゃうのぉお!」
びくびくびくと、痙攣し締め付ける膣に、レックスも限界を迎えた。
「パッフェル…もう、出すよ!」
「ああああああぁあ、あついですあついんですぅ! また…いっちゃのぉ…!」
膣内への二度目の射精で、パッフェルは再び上り詰め、絶頂に達し、そこで意識が途切れた。
532レックス×パッフェル/31:04/02/23 11:42 ID:tKo4npxb
次に見えたのは天井だった。
「起きた?」
隣からする優しい声に、パッフェルは首に力を入れる。
「レックス…さん、私…」
「うん、その、気絶しちゃってたね。凄く心配したよ」
一枚のシーツに包まれ、二人はベッドに横たわっていた。
「………あは…あははは…」
レックスに見つめられ、照れ笑いを浮かべながら、パッフェルはこれが夢じゃない事に安堵した。
子宮の中は熱く、まだレックスに貫かれているようだ。
「ねぇ、パッフェル」
「っう、はい!」
くすりと、レックスは微笑む。パッフェルがずっと心の奥で想い、慕っていた微笑。
初めて、信じようと想った人の微笑。
レックスは色々言いたい事はあるはずなんだけど…と口のなかでごにょごにょ呟き、最後に微笑んだ。
「おかえり、パッフェル」
本当に、この人は優しい人なのだとパッフェルは思った。
こんな私のことをずっと待っていてくれたんだ、と。
「ただいま、レックス」
自然に涙が零れ出し、パッフェルはレックスに縋り付く。
何も言わず、レックスはパッフェルの小さな身体を抱きしめる。
レックスに抱かれ、パッフェルは自分が幸せなのだと…思い噛み締めた。
あの楽園の地を思い、二人は眠りについた。

おわり
533165:04/02/23 11:43 ID:tKo4npxb
レックス×パッフェル、一応完結です。
パッフェルさんはサモンナイト全キャラで、俺が一番好きなキャラなので、
3に出てきたときは凶器乱舞しましたよ。
幸せになって欲しいもんです。
534名無しさん@ピンキー:04/02/23 11:44 ID:dCFn6Ioq
もつかれさまです
リアルGJっす
535名無しさん@ピンキー:04/02/23 16:34 ID:lWkCqb3J
乙であり、GJ!
この二人なら理想の家庭を築き上げられそうですなあ…

丘の上の家で白い犬を飼って…
帝国兵の血を吸った暁の丘に建つ家でパナシェを飼って…ということになりそうで嫌だ…orz


それはともかくとして、ベルの見切りの訓練の時の台詞がすごいエロく聞こえる漏れは異常なんでしょうか?
536名無しさん@ピンキー:04/02/23 18:45 ID:4wQIV06C
165氏、お疲れ様でした〜
パッフェルのSSは少ないのでなおさら有難かったです。
じっくり最初から読み直そう・・・

537名無しさん@ピンキー:04/02/23 23:16 ID:n6r6vcbw
GJ! レクパフェお疲れ様です。この二人なら幸せそうになれそうでいいなぁ。
パッフェルさん健気で可愛いなぁ。好きな組み合わせなんで読めて幸せでした。

>>416
たまには一風変わった物でも書いてみようと思いアメル×トリスの希望があったので
百合純愛投下します。苦手な方はスルーでお願いします。ついでにアメルがこんなん
アメルじゃねえ!って勢いでアレなので可愛いアメルが好きな人にもスルー推奨。
アメル―トリスED後で兄弟子と護衛獣もいい感じに無視されてるんでその辺も注意で。
エロ薄めでごめんなさい。
538アメル×トリス:04/02/23 23:17 ID:n6r6vcbw
雷がゴロゴロと不快な音を鈍く鳴らす夜、
アメルは寝付けずにベッドの中で気だるげに身を転がしていた。
最近はどうにも落ち着かなくて毎日よく眠れない。
今日もまたよく眠れないんだろうな、とぼんやりと思いながらも目を閉じていた。
ここ最近、彼女が眠れないのにはそれなりの理由があった。
――トリス。
名前が胸に浮かぶ。気が付けば彼女の事ばかり考えている自分がいる事に気付く。
悪魔との決戦で自分は一度彼女から離れている。
世界を浄化する大樹となり、二年もの間彼女と別れていた。
いや、正確には別れていたわけではないのだろう。
自分の意識はなかったから分からなかったが、
彼女は毎日自分の元へ来て沢山の話をしてくれていたらしいのだから。
それを覚えていない自分が、知らなかった自分が、歯痒かった。
年頃の彼女にとっては貴重な二年を自分の為に潰してしまったのだと考えると申し訳なさが
込み上げるが、それと同時にそれに歓喜していた自分もいてアメルは自分の身勝手さを嫌悪した。
彼女を二年もの間独占していたのだと、
そうして今も独占しているのだと考えると確かな優越が湧いた。
彼女は今彼女があんなにも慕っていた兄弟子ではなく自分の側にいる。
そのことが嬉しかった。
でもそれを噛み締める度にアメルは自分はなんて浅ましいのだろうと、嫌悪にも襲われていた。
そうして最近は彼女の笑顔を見るだけでは満足できなくなっている自分がいるのにも気付いていた。
彼女に触れたい。他の人が知らないような表情が見たい。
そんな欲求が胸に湧く。同性にこんな事を思うなんておかしい。
いつから自分はこんな汚れた子になってしまったんだろう。
そう思っても想いは止まらなくて彼女は苦悩した。
彼女の指を想像して自分を慰めた。
体が快感を得る度に心が締め付けられた。
539アメル×トリス:04/02/23 23:18 ID:n6r6vcbw
こんな浅ましい自分が天使なわけない。そして聖女にだってなれはしない。
じゃあ自分はなんなのだろう。天使アルミネでもなければ聖女アメルでもない。
そんな自分に価値なんてあるのだろうか。誰も必要としてなんてくれないんではないだろうか。
そんな事を考えて、彼女はトリスへの想いとの間で葛藤していた。
そうして今日も眠れない夜を過ごす。
時間だけが刻々とすぎ、雷の音だけが近く大きくなっていっていた。
今はもう近くに落ちそうな位にその音は大きい。そして今まで一番大きな雷が鳴った。
「ひゃあッ!」
獣の雄叫びの様な大きな雷音と微かな家の震えと共に自分の部屋の前で小さな悲鳴が上がった。
それに驚いてアメルは慌てて飛び起きた。
「トリス、大丈夫!?」
急いで部屋の戸を開ければシーツを頭から被り、床に座り込む少女の姿が目に入った。
その体は小刻みに震えている。
「あ、アメルごめんね…起こしちゃったかな?」
その手でシーツの端を握り締め、涙目でトリスはアメルを見上げてきた。
服は大きめのシャツを羽織っただけであり、
身を包むシーツの隙間からは折れそうな位に細い手足が曝け出されていた。
それにアメルの心臓が大きく鳴った。
「えへへ…ごめんね。あたし、雷だけは昔っから駄目でさ…。
だからね…その、もしよければ一緒に寝てもらえないかなって…。
ほら、女の子同士じゃない? だからたまにはこういうのもいいかなって…」
トリスの声が段々と小さくなる。それでも目だけはアメルから逸らさずに言葉が続けられた。
「ごめん、アメルはやっぱり嫌かな? こういうの」
「ううん。そんな事ない! 嬉しい…あたし、こういう事ってした事なかったから…」
トリスの言葉をアメルは大きく首を振って否定し、
そっと手を差し出した。それに躊躇いなくトリスの手が伸ばされる。
540アメル×トリス:04/02/23 23:19 ID:n6r6vcbw
「何かちょっと恥ずかしいな。
アメルとこういう事したことなかったから。ずっと一緒にいるのにね」
「うふふ…そうだね。でも、あたし嬉しいの。
村にいた時はこういう風に親しい女友達っていなかったから…。
ねえ、今日は沢山お喋りしましょ? 雷の音なんて聞こえなくなるくらい」
そう微笑んでアメルはトリスの手を取り部屋へと招き入れた。
綺麗に片付けられ、どことなく女らしさを感じさせるそこはとても彼女らしかった。
「何だか変な感じがするね。アメルの部屋なんて何回も入ってるのに…。夜だからかな? 
知らない所のような気がする。そういえばこうして同じベッドに横になるのも初めてだよね?」
「うん。でも、こうして手を繋いでれば不安になんてならないよね? 
あたし…トリスが隣にいてくれれば何でもできそうな気がしてくるの。
ずっと…側にいたいな……」
同じベッドで横になって二人の少女は手を握り合って他愛無いことを話していた。
窓の外ではまだ雷鳴が轟いており、トリスの手が微かに震えていた。アメルはそれを強く握り返す。
「情けないよね…召喚師の癖に雷が苦手だなんて。
だから実はファミィさんとかタケシーってちょっと苦手だったりするんだぁ。
こういう雷が鳴る日はよくネスに一緒に寝てもらったな、昔は」
ネス。
その名前が彼女の口から出た途端アメルの胸が掻き毟られた。
その名前は自分以外で彼女が唯一大事にしている人のもの。彼女にとって誰よりも大切なもの。
そう考えると心臓が軋みをあげた。切なさに。
声を絞り出すようにアメルは口を開いた。
「ねえ、トリス。トリスはネスティの事、どう思ってるの?」
「え…?」
突然のアメルの問にトリスは声を詰らせた。顔には驚きが滲み、目は少し見開かれている。
アメルはそれに戸惑いながらも続けて問うた。
541アメル×トリス:04/02/23 23:19 ID:n6r6vcbw
「本当は…ネスティが一度派閥に戻って機械遺跡を回る旅に出るって言った時、
貴女も付いていきたかったんじゃないの? でもあたしがいたせいで…行けなかった…。違う?」
「ち、違うよ、アメル!」
アメルの言葉をトリスが慌てて否定した。
「ネスの事は大事だし…本当の家族みたいに思ってる。
でもね、ネスに付いて行きたいとは思わなかった…。
だって何時までもネスに甘えてるわけにはいかないもの。
ネスはネスの思う通り自由に生きて欲しいって思ってる。あたしがそうしてるみたいに。
家族みたいな存在であっても、何時までも甘えて依存し合ってたらそこから進めないもの。
だからあたし、今度はネスに支えられるんじゃなくてネスを支えてあげられるような人間になりたい
って思った。その為に何が出来るかって考えて今ここにいるの。アメルのせいなんかじゃないよ」
「トリス…」
トリスの言葉にアメルの胸が締め上げられる。
やっぱり彼女にとって彼はとても大切な存在なのだ。小さな頃から彼女を側で支えてきた彼。
まるで勝ち目がなくって思わず笑ってしまいそうになった。
「でもね」
トリスが不意に言葉を続けた。
「あたし…ネスとだったら離れても生きていけるって思ったけど、
アメルとは離れたくないなって思った。どうしてだろうね…ほんと。
アメルが初めてできた女の子の友達だからかな、こんなに大切なのは」
「え…?」
今度はアメルが言葉に詰った。トリスの口から出た予想外の言葉に、驚きが隠せない。
「あたしね…前にも話した事あったけど派閥にいる時は成り上がりって言われて馬鹿にされて、
その前は人間扱いすらされなかったの…。あたしに味方してくれるのはネスと師範だけで…。
だから女の子の友達っていなかったんだぁ。ネスや師範はあたしに優しくしてくれたけど、
でもやっぱり男の人だったから話せない事も多かったし…。
だからアメルに会えた時凄く嬉しかったんだよ。ようやく対等な友達ができたんだって」
542アメル×トリス:04/02/23 23:20 ID:n6r6vcbw
「……」
トリスの言葉をアメルはただ黙って聞く。
その口から発せられる言葉は嬉しかったが、同時に申し訳なさもこみ上げた。
自分を純粋に慕ってくれている彼女に、自分は邪な想いを抱いているのだから。
「ネスもフォルテもケイナも…みんなあたしの事子供扱いして、それが悔しかった。
同じ目線で話して貰いたかった。そんな時アメルに会ったんだよ。…ねえ、アメル、覚えてる? 
あたしたちが初めて出逢った時の事。あたし、あの時貴女に貰った言葉、今でも忘れてないよ。
あの時あの言葉貰えてあたし、すーっごく嬉しかったんだぁ」
今度はトリスが手をぎゅっと握り返してアメルをじっと見つめてくる。それにアメルの心臓が高鳴る。
「今考えるとあたしはずっとアメルの優しさに支えられてきたんだね…ありがとう。
あたし、アメルに会えて良かった」
「違う…」
「え?」
アメルの口から小さく出された否定の言葉をトリスは問い返す。
視線の先には泣きだしそうな、切なげな表情。
「あたし、優しくなんかないの…。あたし、トリスが思ってる程優しくなんかないし、綺麗でもない。
だってね、あたし、貴女にもネスティにも嫉妬した事あるの。
だから、トリスにそんな風に言って貰える資格なんてない」
「アメル…?」
アメルの突然の告白にトリスは戸惑う。けれどそれに構わずにアメルは続ける。
「あたし…貴女が羨ましかった。みんなから愛されて純粋な気持ちで優しくできて
特別な人がいる貴女が。そしてそんな貴女に大事に思われているネスティが。
あたしが愛されてたのはレルムの村の聖女で天使アルミネだったから。
だから貴女が大切な反面凄く嫉妬した事もあったの。
貴女はたとえ調律者じゃなくとも皆に愛されるだけの存在だったから…」
「アメル…」
ほんの少しだけアメルの目に涙が滲んでいたような気がした。浮かぶ笑みは自嘲的だ。
543アメル×トリス:04/02/23 23:21 ID:n6r6vcbw
「本当に自分勝手な女の子だよね、あたし…。
貴女にそんな事思ったのに、それでも気が付けばそんな思い以上に貴女が好きになってた。
貴女を独り占めできる今に喜んでた」
アメルは自ら握っていた手を離す。そしてそれに驚くトリスを見つめながらまた口を開いた。
「あたし、貴女が思ってる程綺麗な女の子じゃないの。
とても自分勝手で…今だって本当はもっとトリスに触れたいって思ってる。
恋人同士がするような事したいって思ってる。
…あたしは女の子なのに同じ女の子の貴女にこんな事思うなんて変でしょ? 気持ち悪いでしょ? 
こんな汚れたあたしはもう天使なんかじゃない。綺麗な聖女にもなれない。でも怖いの。
そんなあたしはもう誰にも必要とされないんじゃないかって。
生きてる価値なんてないんじゃないのかなって」
「それは違うよ、アメル!」
思わずトリスの声が大きくなった。そして小さく震えるアメルの体を抱き締めて優しく言う。
「天使じゃなくても、聖女じゃなくても、あたしにはアメルが必要だよ…。
あたしね、アメルがいたからこんなに強くなれたんだって思ってる。
それに今でも貴女の優しい心を守る為に強くなりたいって思ってる。
だってね、あたし、アメルの言葉に何度も救われたんだよ? 
ご先祖様の犯した罪の意識に押し潰されそうな時そこから救ってくれたのはアメルの笑顔だった。
あたしはそれを今でも守りたいって思ってる。
たとえ貴女が天使や聖女じゃなくても、この想いは変わらない」
「トリス…」
アメルは自分の手でそっと涙を拭うとトリスを見上げた。
その幼い顔に浮かんでいる優しい笑みに安心した。
「本当にいいの? あたしなんて…汚くて自分勝手で矛盾だらけの女の子なんだよ? 
今でも貴女にキスしたいとか…そんな様な事思ってるような子なの…。それでもいいの?」
アメルの言葉にトリスは少し俯く。けれどすぐに顔を上げて力強い声で言った。
「いいよ、アメルとなら…」
544アメル×トリス:04/02/23 23:22 ID:n6r6vcbw
その言葉に弾かれたようにアメルの唇がトリスの唇に触れた。
アメルの長い髪からほのかに甘い香りがして、男とは全く違う感覚に何故か胸が躍った。
「ん…はむ……」
「…ふ…んあ……」
アメルがトリスの顎に指を掛け、舌を押し入れてくる。
強引にではなく優しくトリスの歯列をなぞり、舌を絡ませる。
慣れない感覚に戸惑うかのように震えるトリスの体を空いた方の手で抱き締めて、その口内を貪った。
「ん…ぷはッ…ア、アメル……?」
「ふふ、トリス可愛い」
頬を染めて少し潤んだような目で見つめてくるトリスの唇をアメルは細くしなやかな
指先でつつと撫でた。それだけでもその体は震える。
「ご、ごめんね…あたし、こういうの初めてだから…」
「あはは、実はあたしもなんだ。…こんな事しちゃって、あたしもう天使にはなれないね。
天使は綺麗なままじゃなきゃいけないから。でもね、あたし後悔はないよ。
もう天使になれなくても、綺麗なままでいられなくても、貴女が隣にいてくれるならそれでいい」
今度は軽く触れるだけのキスをしてアメルは優しく微笑む。
――もう戻れなくてもいい。
みんなに必要として貰えなくなっても、愛されなくなっても、彼女が隣にいてくれるならそれで。
今はもう自分はアルミネではない。そして彼女のようにもなれない。
クレスメントの一族に恋焦がれていてもその高潔さゆえ身を結ぶ事も
想いを告げることもできなかったアルミネ。
彼女ができなかった事を今自分はしている。それで十分だった。
「トリス…あたし、トリスともっと色んな事したい。
トリスの事全部知りたい。この意味…分かるよね?」
「…うん」
頬を染めながらトリスが小さく頷いた。それを見届けるとアメルは微笑んだまま言った。
545アメル×トリス:04/02/23 23:23 ID:n6r6vcbw
「じゃあ見せ合いっ子しよっか? お互いに背中向け合ってせーのでこっち向くの。いい?」
「うん、分った…。いいって言うまでこっち見ちゃ嫌だよ?」
そう言ってお互いに背を向け合うと身に着けていた服を脱ぎだす。
全部脱ぎ終えて、全裸となった状態で声を掛けた。
「トリス、いい?」
「うん、大丈夫…」
「じゃあ、いくよ。せーの」
その言葉が終わると同時に振り返れば同じく全裸となった相手が視界に入る。
その頬は真っ赤に染まっていて心臓が発熱したかのような感覚がせり上がる。
「ア、アメル…やっぱり恥ずかしいよ…」
「トリス…凄く綺麗……」
その小さな体にそっと触れてアメルは囁く。それにトリスの頬がもっと赤く染まった。
「そんな事ない。アメルの方がもっと綺麗だよ。
あたしなんて…胸小さいし、傷だって沢山あるし……」
「小さい方が可愛いよ。それに体の傷だってトリスが頑張って生きてきた証でしょう? 
恥ずかしがらなくても大丈夫だよ。あたし達は女の子同士なんだし」
そのままつつっと指を体に這わせる。
起伏に富まない胸へとそれが辿り着くとそれに反応するかのように体が震える。
「ごめんね…小さくて…。せめてアメルくらいには欲しかったな…」
「あたしもそんなに大きくないよ。それに、あたしは小さい方が好きだな…」
そっと優しく、手で包み込むようにして胸を揉む。
トリスのそこは小さく、それでも敏感であった。アメルが手を動かす度に甘い声が上がる。
「あ、あ…アメル、ダメ…ッ! そこ、何か、変な感じ…んッ!」
「トリス、気持ちいいんでしょ? 怖くないから大丈夫だよ。
女の子の体は、女の子が一番よく分かってるから…。男の人みたいに乱暴に扱ったりはしないよ」
そのまま乳首を重点的に責める。指先で捏ね繰り回しながら口でちぅっと吸ってみた。
途端にトリスの体が跳ねる。
546アメル×トリス:04/02/23 23:24 ID:n6r6vcbw
「あん、ああッ! アメ…それ、ダメ…ッ! 何か…何か、気持ち良くってあたし…んあッ!」
表情に怯えを滲ませても体は正直に反応した。アメルの指先に、唇に、トリスの体が踊る。
それに満足を覚えながらアメルはそのまま指先を下へと忍ばせる。
肉の薄い腹を通りお臍をなぞり、まだ誰も触れた事のない秘所を優しく弄った。
「ひあッ! アメ、ル…そこは…んふあッ!」
「大丈夫だよ…。トリスのここ、濡れちゃってるね…。あたしに感じてくれたんだ…嬉しい」
もう一度優しく微笑んでアメルはトリスの秘芯を指で愛撫する。
初めての快感にトリスは戸惑いながらそれに翻弄された。
「あ、ゃ、んふ…ッ! ん、あぁん! や…そこ、触られると変になっちゃ…う、んんッ!」
普段はどちらかといえば少年っぽさを醸し出すトリスから漏れる喘ぎは最早完全に女のものであった。
瞳を潤ませ、その体も頬も情欲に薄く染め、アメルを見上げる彼女は紛れもなく誰もが知らない姿だ。
それが優越と満足となり興奮へと変換され、アメルの息も次第に荒くなっていっていた。
そんな彼女に今までされるがままであったトリスもそっと手を伸ばしてくる。
たどたどしい様子でそんなに大きくはないアメルの乳房に触れてくる。
「アメルも気持ち良くなってくれなきゃやだ…」
そう言って初々しい動きでアメルの胸を揉み始める。
「あ、トリス…気持ちいい…! は、あん、そこ、感じちゃう…!」
トリスの手の動きに合わせてアメルの体が反る。
長い髪が揺れ、窓から差し込む月の光がそれを美しく彩る。
顔に快感を滲ませる彼女は聖女や天使なんて単語が似つかわしくない位に卑猥で、艶やかだ。
それにトリスは欲情した。相手は同性だというのに。
「トリス…あたしもっと気持ち良くなりたい…」
そっとトリスにキスを落として、アメルはトリスの濡れるそこに指を埋めた。
「あ――アメルっ!」
異物を受け入れるのは初めてなのかトリスの体が硬くなる。
そんな彼女の耳元でアメルは優しく囁いた。
「大丈夫。痛くはしないから。すぐ気持ちよくなるよ…」
547アメル×トリス:04/02/23 23:25 ID:n6r6vcbw
そのままゆっくりと掻き混ぜるようにして動かせば、トリスの口から泣く様な声が漏れた。
「あ、アメ、あた、し…んく…ッ!」
「大丈夫…あたしはここにいるよ」
初めて感覚に怯えるトリスはアメルの体にぎゅっとしがみ付く。
アメルはそのまま本数を増やし中を弄った。
欲情の涙でそこを濡らし熱く絡みつくトリスの中に、アメルは興奮を煽られる。
気が付けば彼女と同じくらいに自分も濡れていた。
そのまま腰を絡めて、手を握って、吐息を混ぜ合わせて、剥き出しのままの一番敏感な場所を擦り合わせる。
触れ合う度に卑猥な水音が鳴る。痛みすら甘い快感に変えて。
「あ、あ、アメ、ル…アメル…ッ! あたし…ぁ、ぅ、んああッ!」
「はぁん! トリス…トリスぅッ!」
触れ合っているのがこの世で一番大切な人の体と考えるだけで思考が鎔ける。
体が甘美な快楽に酔いしれる。
お互いに貪欲に腰を振り、快感を与え合っていた。
こういった行為に慣れない少女達にはそれだけでも十分すぎる刺激で、
上がる声は段々と甘く高くなる。
「ア、メル…ああぁぁッ!」
「んあ、あああッ!」
ぐっしょりとそこを愛液で濡らし、二人は荒い息のまま抱き締めあった。
――もう、戻れない。
自分は天使にはなれないし、友人として純粋な想いで彼女に接することも出来ない。
きっと今じゃ誰も彼もに平等に優しくする事だってできない。彼女が特別になってしまったから。
皆に愛される聖女にだってなれない。それは存在意義の消滅。それでも。
「あたし、貴女に会えて幸せだよ、トリス…」
自分の腕の中の小さな体が愛しいと思うから。
「もう、戻れなくてもいいや」
そう言って微笑んだ彼女の目に涙が滲む。
それは、彼女がアルミネではなく聖女でもなく一人の少女アメルとして生きると決意した証拠。
今彼女は完全に己の過去と訣別した。

おわり
5486スレ22:04/02/23 23:28 ID:n6r6vcbw
アメルって最初一人称が「私」で中盤以降「あたし」に変わってるんですな、たしか。
マグアメもネストリも普通に好きだったりします。そしてやっぱりここ最近投下しすぎでスマソ
しかし自分の書く同性愛物って攻が精神的に追い詰められ感いっぱいでソウルが一緒の
せいかどのジャンルで書いても同じ様な展開にしかならないな…_| ̄|○
549名無しさん@ピンキー:04/02/24 00:09 ID:h4bEGbzV
アメトリキター!!
神さまGJ!!
550名無しさん@ピンキー:04/02/24 01:04 ID:/nCWTtY+
アメトリGJ
なかなかエロエロですな

前半のウジウジしたところは言葉を少なめにして心情を語らせた方がとよろしいかと
ウジウジした言葉が多いとウザく感じられます
あと羽根プレイを観たかったり
551名無しさん@ピンキー:04/02/24 11:36 ID:vUugQzjF
クラフトソードでは1主人公は単独で行動してるし一番近いのはフラットEDと思うよ。

ところで1のパートナーは16歳〜18歳とあるけど、それぞれの年齢はどうなってる?
キールが18、ソルが17、クラレットが17、カシスが16という感じ?
552名無しさん@ピンキー:04/02/24 11:37 ID:vUugQzjF
誤爆った
553名無しさん@ピンキー:04/02/24 22:17 ID:/3b80yFV
アメトリ萌え〜
ひそかに待っていました。
554名無しさん@ピンキー:04/02/24 22:34 ID:4dhm8TsS
職人さんGJ!

ところでここにはキュウマ×アティ同士さんはいらっしゃいませんか。
なんか激しく萌えたのですが。
5556スレ715:04/02/24 23:19 ID:gGsB5utk
絵板のビジュアティでスイッチ入っちまったようで、何だかありえない速度で書けてしまいました。
絵師さんに先に謝っておこう……勝手にネタ使ってごめんなさい_| ̄|○
556ビジュ×アティ(1/6):04/02/24 23:21 ID:gGsB5utk
油断していた。残業中で勤務時間外とはいえ施設に残っているのは自分だけとは限らぬし、
そいつがちょっかい掛けてくる可能性はあったのだ。
何が言いたいのかというと、現在アティは危機的状況。ある意味で。
椅子に腰掛けて溜息を吐く。自分のだと信じられないくらい甘ったるい。
シャツは思いっきり前開いて服の意味を為していないし、豊かな乳房を支える下着は
ずらされ先端が見えている。こんなことになるならアズリアの小言通り士官服身につける
べきだったろうか。あれなら脱がされにくいし。でも士官服だと白衣が着れな
「ひあっ」
妙に可愛げのある高い声が思考を中断する。
側で片膝立ちになっていたビジュが目線を上げた。
「今のもしかしてテメエ、か?」
確認しなくても、ここはビジュとアティの二人きりで、野郎がそんな声出すわけない。
というわけで決定だが、アティは首まで真っ赤にしたまま動かない。
硬直しっぱなしの横顔を見上げている内になにやら思いついたらしく。
「……弱いのか」
否定は途中で悔しげな嬌声に替わる。
色づく先端をねぶられる。指とは違う湿り気を帯びた軟らかい感触。不意打ちで歯が
当てられ背を弓なりに仰け反らせた。
手からペンが転がり落ちて先程まで取り掛かっていた始末書の上に黒い水たまりを作った。
しまった、と涙が滲む。
もっとも、八割方仕上がっていた書類を台無しにしてしまったからなのか、
抵抗する余力のある内に、この男にヘッドロックかけてオトしてしまわなかったことに対する後悔なのか、
一瞬でも「いいかも」とか思って流されてしまった自分へのものなのか、判然としない。
557ビジュ×アティ(2/6):04/02/24 23:22 ID:gGsB5utk
行為を止めるべくビジュの肩へと回したはずの手は、いつしか弱々しく上着を
握り締めるだけになっていた。もう背筋だけでは支えきれなくなって背もたれに身を預ける。
逃げようにも背後から回された腕がそうさせてくれない。
シャツの下に隠れたままの乳房を男の手が弄る。すくいあげられる度に
布と擦れるのが酷くもどかしくて、ついもっととねだってしまいそうになる。
どうにか必死で堪えていると、
スラックスの止め具が外される。
「ちょっと待ってそこはさすがに……っ!」
手が厚さの違う二枚の布をかき分けて茂みに絡む。
柔肉がくぐもった水音を立てた。
羞恥と刺激で体温が限界超えて上昇する。
そこはもうぐちゃぐちゃに濡れて生理反応だけではくくりきれない。
むしろ待ちかねていたかのように指を呑みこむ。
襞の中隠された粒を抓まれ、腰が跳ねた。
低い笑い声。自らの優位を確信した者の。

自分からは何もできないのに悔しさを覚えつつ、刺激の与えられる場所に視線を移す。
中途半端な脱がされぶりが却っていやらしい。白衣と素肌の間を緑の色が埋める。
ごく自然に手を移して人工色に染まる髪を梳いた。
柔らかい。普段は「ネコっ毛は歳食うと危険なんですよねー」なんてからかっているけれど、
毎朝櫛を通すのに四苦八苦する自分とは大違いだ、と少々羨ましくなる。
息が上手く継げない。体温が妙に高いのを除けば水に潜っている時に似ている。
酸素不足で頭ぐらぐらするくせに足元のはっきりしない浮遊感が心地好くて、
ずっとこうしていてもいいかな、と思うのだけれど。
558ビジュ×アティ(3/6):04/02/24 23:23 ID:gGsB5utk
「……はっ…」
気持ちいいのに苦しくなる。
足りないから。もっと気持ち好くなれる場所があることを、知っているから。
指だけでは舌だけでは肌をなぞるだけでは

その先が、欲しい。

気づかぬ内にビジュの頭を自らの胸に押しつけるようにして抱え込んでいた。
心よりも身体はずっと欲望に忠実だ。

続きは要るか、と聞かれた。
頷いた。

ビジュが笑う。相変わらず小物臭い笑い方だ。
まあ、嫌いでは、ない。と思う。多分。アティに確信はないしあっても絶対に言わないが。
悔しいし。こんなはしたない姿晒すのはこいつの前だけ―――それだけで充分負けか。
指がわざと水音立てて引き抜かれる。
鼓膜に届くいやらしい音と、自分の身体がそれを発したのだという事実が
心臓を早鐘の如く打たせて。ぼんやりとする頭で気になるのは、
(続き……どうやってするんだろう)
ベッドは向こうの部屋だし、床は痛そうだなあ、なんて荒い息で考えていると。
椅子ごと斜めにされる。
「……え、え、」
肘掛が机と当たって小さな音を立てた。キャスターもついてないのに、さすが軍人体力がある。
ビジュが机の上を無造作に空ける。そこへとアティに肘をつかせた。
559ビジュ×アティ(4/6):04/02/24 23:24 ID:gGsB5utk
肘掛に腰が当たって少し痛い。横座りの体勢になって足が床から浮く。
下肢を覆う布地が膝近くまで下ろされた。
「やですよこんなのベッドが良いですっ!」
「そこまで我慢できる風には見えねェし」
「それは貴方でしょう?!」
「違いねェ。けどな」
楽しんでいる。天井からの灯りで逆光になっていてよく見えないが、確実に楽しんでいる。
鎖骨から胸へと舌が這う。抗議が封じられてしまう。
「テメエもだろ?」
背筋に甘やかな寒気。
こういう時だけ勘がいいとは、全く、憎たらしくて―――愛おしい。

屹立が秘所へと触れ一気に貫かれる。
慣れない角度に悲鳴が出そうになった。
咄嗟に白衣の襟を噛んだ。すんでのところで声が差し止められる。
外そうとする手を、必死に首を振って避ける。髪が乱れて朱に染まる肌へと陰を添えた。
夜とはいえ―――いや人気がなく物音のよく通る夜だからこそ、
声を上げるわけにはいかない。ここは職場で自分は残業中なのだから。
今更だろうと何だろうと譲れない一線は誰にでもあるのだ。
「しょうがねェなあ……」
少しだけ動くのを止めてくれた。
じりじりと楽な姿勢を探すうちに痛みと快さの比率が後者へと傾いていく。
ふと、思う。
こっちは自分のことだけで精一杯だけど、相手は気持ちよくなれてるだとうか、と。
(……さっきから恥ずかしいコト考えてるなあ私)
ここ数十分の考え文章に残して明日の朝見たら、穴掘って生き埋めになりたくなるに違いない。
……今は考えないでおこう。
560ビジュ×アティ(5/6):04/02/24 23:25 ID:gGsB5utk
それより胎内を埋めるきつい快楽を得るほうが分け合うほうが、ずっと。
つま先すら床に届かぬ不安定な姿勢のまま覆いかぶさる身体へとすがりつく。
もう大丈夫だという合図のつもりだった。
どうにか伝わったらしい。

息があつい肌があつい繋がった部位が、熱い。
動かされる。
淫猥な、粘液の擦れる音。
体液が流れ落ち服を汚す。
いちばん奥を突かれて。
張りつめる。
全身がひきつる。男を締めつける。
硬いモノが内側を擦りながら引き抜かれる。無理矢理押し広げられる感覚は
しかし、とても、快くて。
腹部に重く粘る熱を感じながら、やっとアティは唾液に湿る襟を離した。


「で、どうしてくれるんですか」
「何が」
ビジュの返事にアティは眉と口調を吊りあげる。
「何がって始末書ですよ! インク零したから書き直し決定なんですけど?!」
「そりゃ大変だな」
我関せずでうそぶくのに文句を言いかけ、
「……分かりました、もういいです」
やたらとあっさり引き下がる。
もう私は知りません、との不吉な独り言は、不幸にもビジュの耳には届かなかった。
561ビジュ×アティ(6/6):04/02/24 23:26 ID:gGsB5utk

他人の仕事邪魔したツケは三日後にやってきた。
緊急と表紙に赤文字で書かれた書類のくどくどしい内容を要約すると、
『本日の十八時までに提出しなければ減俸>ビジュ』といったところか。
呆然とするビジュの手元を覗き込んで、アティは。
「やっぱり来ましたか」
やれやれといった調子で戻ろうとする首根っこ掴み、
「どういう意味だ」
「そのままの意味ですよ……っと」
掛け声と同時に手首に負荷がかかり力が弛んだところを逃げられる。
「私ちゃんと言いましたよね。『誰の為に始末書書いてると思ってるのか』って」
つまり言葉のあやではなくまんまの意味だったのか。
「最近ビジュさんに出すより確実だからって私の方に書類回されるようになってたんですが、
 あのあと面倒になっちゃったんで結局ほったらかしにしたんですよ。
 大変だろうけど頑張ってください。……あ、でも」
くるりと振り向いたアティの表情は酷く愛らしい。
だがビジュは騙されない。目の前の女が甘い容姿に似つかわしくなく
策士で、腹黒で、いぢめっこ体質であることを分かりすぎる程解っているのだから。
「この間のこと反省して、良い子になります……というのは無理だろうから、
 金輪際ひとを仕事中に襲わないから助けてくださいと敬語で頼めば手伝いを考慮しなくもないです」
「死んでも御免だ」
「即答ですか。まあ落としたら夕飯奢りますよ、30バームまでなら」
「安いわっ! それで恩売られるならいっそいらねェっての」
アティは行儀悪く机に腰を下ろし足をぶらつかせる。
「後二時間さあ間に合うか、実況は軍医アティでお送りします」
「帰れ」
「嫌です」
だって貴方の焦った顔好きですし、と本気とも冗談ともとれる台詞を口にして
今度は本性に相応しくにんまり笑ってのけた。


     諜報員の憂鬱7/9へ続く
5626スレ715:04/02/24 23:27 ID:gGsB5utk
前回の反省により、濡れ場を頑張ってみました。それでもオチつけずにはいられない因果な性分。
しかしリアルで提出しなけりゃならないやつは全く進まないのに何故にSSは書けるのか疑問です。まじで。

>>554 キュウマアティ好きですよ。実は夜会話一番萌えた。けれど両者とも奥手のせいかエロ思いつかない…
563名無しさん@ピンキー:04/02/24 23:52 ID:h4bEGbzV
またビジュか……




いくらでも来い!! 神様GJ!!

>>554
俺もアティでキュウマ攻略しました。初々しくて、こいつら中学生かと思ったよ……
564れんぢ:04/02/25 01:41 ID:x+vCrSUN
>>556
ビジュ×アティ、グッジョブです!!
しかも、『諜報員の憂鬱』とリンクしてるとはニクイ!
 実は虹板お絵かきBBSで始末書ビジュアティ描かせて頂いた者です。
こんなに素敵な文章のネタになれてとっても光栄です。
ありがとうございました!これからもビジュアティマンセー
 テンション高めで失礼しました(;´Д`)
565名無しさん@ピンキー:04/02/25 03:23 ID:TJepo0Ud
実は女の子スバルXパナシェ……という、超需要無視カップリングを書いてしまいました。
2chぐらいでしか晒せないものなので、堪忍してください。
ちなみに話とはあまり関係ありませんが、レックス、アティが同時に存在して、それぞれミスミ、キュウマとくっついています。
566スバルちゃんの憂鬱:04/02/25 03:24 ID:TJepo0Ud
 帝国軍、無色の派閥、そしてディエルゴとの戦いから数年が過ぎた。
 今日も今日とて島は平和。それは彼女の暮らす、風雷の郷も同じである。
 黄金色の稲穂を茂らせた田圃に挟まれた農道をパタパタと走っていると、不意に横から呼び止められた。 
 声の主は、生まれた頃から見知った人物である。風雷の郷の護人、キュウマだ。
「おや、どちらへ行かれるのですか?」
「んー、暇だからパナシェのとこに行ってくる」
 そう答えて再び走り出そうとした瞬間、
「お待ちください」
 再び後ろから呼び止められた。
「なんだよー。まさかついてくるなんて言うなよ。おいらもう子供じゃないんだから」
「違います……その、お召し物についてです」
「え?」
 自分の姿を眺めてみる。いつもと、いや昔から変わらない、膝までの短い袴を履いた着物姿だ。昔に比べてずっと身長も伸びたため、何度か新調したが、基本的に同じ形の服を着ていた。これの何がいけないというのだろう。
「その……あ、いや……」
 頬を染めて、モゴモゴと呟くキュウマ。だがそれを助けるかのように、横の田圃からひょいと赤毛の頭が顔を出した。
「キュウマはね、そろそろさらしを着けたほうがいいんじゃないかと言ってるんですよ」 
「あ、先生」
 出てきたのは、シルターンの着物を纏ったアティだ。かっての戦いでは、抜剣者として島を守るために戦ったアティも、今ではキュウマの妻となっていた。
 そしてその手にあるのも、剣ではなく鎌である。ちょうどふたりで稲刈りをしていたらしい。
「さらし……? あれやだよ。締め付けられる感じがして、苦しいし」
「でもね、女の子は大きくなったらつけたほうがいいんですよ」
「えー。まだ先生や母上よりは小さいぞ」
 そうぼやく彼女だが、その乳房は細くしなやかな体の割には少々大きすぎるように見えた。双球が薄い着物を下から押し上げ、活発な彼女の動きにあわせてフルフルと揺れている。激しい動きをすれば、着物から零れ落ちてしまうかもしれない。
 アティがそれを指摘すると、
「別にこんなの見られたっていいよ。じゃ、オイラ行ってくるから」
「お、お待ちください!!」
 まだなにか言おうとするキュウマを無視し、パタパタと軽やかな足取りで走り去る彼女だった。
567スバルちゃんの憂鬱:04/02/25 03:25 ID:TJepo0Ud
 彼女が走り去った後、キュウマはふうと溜息をついた。
「全く、あのようなところはミスミ様にそっくりです」
「ふふ……それにしても、初めて知ったときは驚いちゃいましたよ」
 クスクスと笑いながら、アティが呟いた。
「まさかスバルが女の子だったなんて」
 初めて一緒に風呂に入ったとき、ついてないのを見て驚いたものだ。弟のレックスもミスミと結婚するまでそれを知らなかったらしく、知ったときは『タテスジー!!』と奇声を上げて踊り狂っていた。
「シルターンでは、幼児期を本来の性とは別の性で育てる風習があるのです」
「あ、キュウマもそうだったんですか?」
「そ、そんなことはありませんよ。スバル様のように、由緒正しい武人の家系だけです」
「そうなんですか……残念です。女の子のキュウマも見たかったのに」
「は!?」
 妻の不穏な発言に、思わず冷や汗をかくキュウマだった。


「おーいマルルゥー」
「あ、ヤンチャさん」
 ユクレス村の入り口で、フワフワと浮いているマルルゥに声をかける。
「パナシェどこにいるか知ってる?」
「ワンワンさんなら森の見回りしてるですよ。最近、はぐれさんが果樹園の果物を勝手に食べちゃって、困ってるのですよ」
「ふーん」
 昔は犬のぬいぐるみのように可愛らしかった彼も、今では狼のように精悍な顔つきになり、たくましい体になった。昔は守られるばかりだったが、今ではヤッファの下で村の皆を守る側だ。
 もっともスバルと一緒のときは、昔どおりの泣き虫パナシェになってしまうが。
「で、それなに?」
 それ、とはマルルゥが両手にぶら下げた包みのことだ。マルルゥの小さな体より大きなそれは、空中でプラプラと揺れている。
「ああ、これはワンワンさんのお弁当ですよー。今から届けに行こうと思って……あやや〜重いです〜」
「だ、大丈夫か? どうせなら、オイラが届けてやるよ」
「た、助かります〜。ワンワンさんは果樹園の裏の森にいるですから」
「わかった!! まかせとけ!!」
 マルルゥから弁当箱を受け取り、近くの森へと飛び込んだ。ユクレス村は、小さいころから遊びまわっていた場所だ。裏道にも近道にも精通している。
 程なくして、見慣れた白い頭が見えた。
568スバルちゃんの憂鬱:04/02/25 03:26 ID:TJepo0Ud
「おーいパナシェー!!」
「あ、スバル……」
 スバルの顔を見て、あからさまに顔を伏せるパナシェ。
「なんだよ……マルルゥから弁当預かってきたってのに」
「ご、ごめん……」
 謝りながらも、プイと視線をそらすパナシェ。
 カチンときたスバルは、放り投げるように弁当を渡す。慌ててそれを受け取るパナシェを見ながら、ふぅと溜息をついた。
 ここ最近、パナシェはこういう態度をとることが多い。特にケンカしたわけでもないのに、いつのまにかこうなっていたのだ。
(おいらなにかやったっけなあ……)
 ちょっとしたいたずらで泣かせてしまうことはよくあるが、そんなことはずっと昔からだ。いや、もしかしたらその恨みが積もりに積もって嫌われてしまったのだろうか。
 そんなふうに思い悩んでいると、隣で弁当を広げているパナシェがチラチラとこちらをうかがっているのに気がついた。
 何事かと思いパナシェを見ると、ビクリと震えて弁当の方に視線を移す。
 だが視線を戻すと、またチラチラとこちらを見ている。で、こっちが見ると
、見ない振り。
 そしてこっちが視線を戻すと、またチラチラと……
 そんなことが十数回繰り返された瞬間、
「あー!! なんなんだよー!! おいらのなにが気に食わないんだー!!」
 元々気の長いほうではないスバルが切れるのも、当然のことであった。
「うわあああ!! ごめんっ!! ごめんスバル!!」
 昔に比べて大きくなった体をブルブルと縮こませて、涙目で謝るスバル。それを見ていると、怒りの炎をはあっさりと消えてしまった。代わりに残るのは、どうしようもない悲しさだ。
569スバルちゃんの憂鬱:04/02/25 03:27 ID:TJepo0Ud
「うっ……」
 自分にとってパナシェは、ずっと昔から一緒に遊び、学校で学んできたかけがえのない親友だ。それが今、自分を拒絶している。
 今までの楽しかった二人の思い出まで否定されているような気がし、思わずポリポロと涙がこぼれてきた。
「ス、スバル!? どうしたの!?」
 突然の涙に驚いたパナシェが、オロオロとしながらも尋ねてくる。
「う、うるさいっ!! オイラのことなんてほっとけばいいだろっ!! オイラのこと嫌いになったんだろ!!」
「ち、違うよぉ!!」
「じゃあなんで、オイラのことそんな目で見るんだよ!!」
「そ、それは……」
「オイラが嫌いだからだろ!! もういいいよ!!」
 一通りまくし立て、少しだけすっとした。だがこれ以上ここに居ても辛いだけなので、背を向けて帰ろうとする。
 だがその瞬間、パナシェがスバルの腕を掴んだ。スバルが怒鳴りつける前に、パナシェが小さく言葉をつむぐ。
「その……スバルの……が気になって」
「え?」
 よく聞こえなかった。それを察したパナシェが、今度は大声で答える。
「スバルの、胸が気になるんだよおっ!!」
 白い毛に覆われてわからないが、真っ赤に赤面するパナシェ。だが、そう言われた方のスバルはポカンとした表情を見せるだけだ。
「胸って……これか?」
 ツンと胸の双球をつついた。それだけで、フルフルと胸が揺れる。 
570スバルちゃんの憂鬱:04/02/25 03:28 ID:TJepo0Ud
「だ、だって。スバルそんな服きてるから……すごく揺れてるし、すぐ見えちゃいそうだし」
 パナシェの答えに、思わず首をかしげるスバルだった。
(なんで皆、こんなの気にするんだろ……)
 先ほどのキュウマとアティもそうだが、胸というのは男にとっても女にとっても重要な物らしい。
 前に女性陣だけでイスアドラの温海へ行ったとき、スバルの胸を見て、ベルフラウやファリエルはずいぶんショックを受けていたようだった。
 そして男であるパナシェも、こうやって親友との距離を測りかねている。
 だが、今のスバルにはその理由がよくわからなかった。ただ肉の塊がついているだけなのに、何が違うというのか。
「……なあ、パナシェ。そんなに気になるのか?」
「う、うん……」
「ふーん。なあ、見たい?」
 ポツリと呟いた瞬間、パナシェがわかりやすい動揺を見せる。
「だだだダメだよっ!! 女の子がそういうこと言っちゃいけないんだよっ!!」
 全身を使って否定するパナシェを見ると、なぜかそれが勘に触った。
 胸が気になるなら、最初から言ってくれればよかったのに。それなら、自分も変に勘違いすることは無かったのだ。
「見えそうで気になるなら、全部見たらいいだろ? ほら」
 そう言いながら、胸元を開く。押さえをなくした乳房が、こぼれるように外へ解きはなれた。
571スバルちゃんの憂鬱:04/02/25 03:32 ID:TJepo0Ud
今のとこ、ここまでです。本番はもう少しお待ちください。
ちなみに、スバルの乳設定は以下のようになっております。

ソノラ、ベルフラウ、ファリエル、アズリア<<<(超えられない壁)<<<アルディラ<=スバル<アティ、ミスミ、メイメイさん
572名無しさん@ピンキー:04/02/25 04:10 ID:H+Xd6np2
『タテスジー!!』と奇声を上げて踊り狂うレックス……。
正直あまりみたいもんじゃないな。


スルーしてもらってかまわないんだが、ビジュアティがおいてある絵板ってどこ?
573名無しさん@ピンキー:04/02/25 04:51 ID:6kJd5yxw
生徒もう1人いるとしたら、男?
なにはともあれGJ!!
なんかキュウアティになごんだ。
そして、>572に同じく
>『タテスジー!!』と奇声を上げて踊り狂うレックス……。
はあんま見たいもんなじゃないな…。

>572
ここ。虹のサモスレ絵板。
ttp://w6.oekakies.com/p/samonai/p.cgi
574名無しさん@ピンキー:04/02/25 12:39 ID:VbhyNIka
スバルのことを女の子だとかなり長いこと信じて疑わなかったので、
違和感まったくナッシングです。可愛いカップルだ。続きがすごく
楽しみー。ワンワン、頑張れ。

>『タテスジー!!』と奇声を上げて踊り狂うレックス……。
も、それはそれでまたよし!
575名無しさん@ピンキー:04/02/25 16:42 ID:DpDhrFVA
ものすごく個人的な嗜好を述べさせてもらうなら、

ス バ ル た ん は 貧 乳 で あ る と 。

あの細っこい華奢な体つきゆえに、「女の子では」と妄想するのでありサラシは俺も許さん!(←錯乱気味)

でもパナシェとの組み合わせは可愛らしいですな。
彼の中に眠る野生に期待したいです。
576名無しさん@ピンキー:04/02/25 18:53 ID:21VG95LK
今までに想像もしなかったカプだ…>スバルパナシェ
だがとてもグッジョブ!
続き楽しみにしてます。
577名無しさん@ピンキー:04/02/26 15:26 ID:yaREoquF
>575君は分かっとらん。
華奢な体型と男の子っぽい性格で巨乳というギャップがたまらんのではないか!(←同じく錯乱気味)
しかしここは外では中々お目にかかれんカプが読めて嬉しいなあ。職人さんGJです。
578名無しさん@ピンキー:04/02/26 22:08 ID:Tf7dogl9
ああ、このスレにおいて様々な未知の萌えに覚醒シタヨ。

ところでふと思い付いた(思い付いただけ)んだが
いつもキチィクなリョージョクSSには欠かせないレイムさんをたまには逆レイープとか浮かんだ
ビーニャたんに押し倒されるとか
579名無しさん@ピンキー:04/02/26 22:47 ID:UWUBioqg
>578
いやむしろアメルとトリスに押さえ込まれて、とか…。
580スバルちゃんの憂鬱:04/02/26 23:03 ID:VKjVN0jf
返答:マッスルドッキング

質問:人類に未来はありますか?
581565:04/02/26 23:04 ID:VKjVN0jf
スマソ、すげえ誤爆。
これで常駐スレがばれてしまった……
582名無しさん@ピンキー:04/02/27 02:15 ID:y/jIhaX9
イオス、スバルときて次に女性化ネタが来そうなキャラを勝手に予想

・ヤード: 地味な分逆にイジリヤスイかと。静かで大人しい女性のイメージで
・スウォン: 女性化ネタはしやすいが他キャラとからませにくいか?
・ネス茶: 女性化したとして相手がマグナだとただの801になるのでこの際ふたなりトリスとか
・バルレル: コンセプトは小生意気な悪魔娘
・イスラ: あの設定とキャラで女性だったら、最高に萌えるか萎えるかどちらかかと
583名無しさん@ピンキー:04/02/27 02:18 ID:oC+k8B4/
バルレルといえば。
2未プレイの俺、「バルレルは男だと思わせておいて実は女」
という誤認をついこの間までしていたんだが。 何故ですか(´Д`)
584565:04/02/27 02:58 ID:w2ZlcEuO
スバルXパナシェの続きを投下します。
また寸止めですが、御容赦ください。
585スバルちゃんの憂鬱:04/02/27 03:00 ID:w2ZlcEuO
 スバルの双球が外気に晒されている。森を流れる微風を直接感じ、少しくすぐったく感じた。
 だが、それを見せる相手であるパナシェは、
「な、なにやってるの!? ダメだよスバルっ!!」
 両手で視界を塞いで見ないようにしながら、そんなことを言っている。
「ダメだっ!! ちゃんと見ろよっ!!」
 パナシェの腕を掴み、鬼人の腕力に物を言わせて掌を引きはがした。だがその下にある両目は固く閉じられている。
 さっきまであれほどチラチラと胸を気にしていたくせに、実際に見せるとこの有様だ。ムカムカイライラしてくる。
「おまえが見たいっていうから見せてるんだぞ!!」
「ぼ、僕そんなこと言ってないよおっ!!」
 別にそれほど見せたいというわけでもないが、こうまで拒まれると意地でも見せたくなるのが性分だ。
 だが両目をこじ開けてやろうかと思ったが、鬼人の力を考えると下手なことはできない。ただでさえ、自分は力の加減というものが苦手なのだ。
 どうしたものかと一瞬考え込むが、ふと、頭の中で豆電球がついた。思いついたアイデアを、何の推敲もせずに実行する。
「これでもくらえっ!!」
 そういうと共に、パナシェの頭をがっしりとつかむ。そのまま顔面を自分の胸へと押し付けた。豊かな乳房が、パナシェの顔に合わせて優雅に形を歪ませる。
586スバルちゃんの憂鬱:04/02/27 03:01 ID:w2ZlcEuO
「ス、スバうっ!? うーっ!?」
 突然の感触に、大きく見開いた目を白黒させるパナシェ。
 これまでは、服を押し上げる膨らみから、その下の乳房を想像しているだけだっだ。それが今では目で見るという段階を飛び越して、直接胸の感触を味合わされている。
 じたばたと抵抗はするが、未知の感覚に思考が侵され、ろくに力が入らない。結局、スバルのなすがままにされるパナシェであった。
「ほーらパナシェ、おっぱいだぞー」
「む〜〜〜っ!!」
 パナシェの頭を抱きしめて、体を上下させて乳房を顔面に押し付ける。そのたびにまだ固さの残る双球がパナシェの顔を押し返し、ムニムニと形を変えていた。
「だめ……だめだよぉ……」
 いつのまにかパナシェの抵抗も無くなったので、体の動きを止める。そのとき、初めて気がついた。
(……あれ?)
 なんだか、体が熱い。脱いだ直後は少し肌寒く感じていたというのに、今は体の奥にポゥと火が灯ったような感覚がある。 
 それにパナシェのフワフワとした毛が、チクチクとくすぐったい。だがなぜかそれが不快ではなかった。
(む、胸って、こんなに敏感だったっけ……?)
 ぐい、ともう一度胸を押し付けた。胸の潰れる感触が、ずいぶん鮮明に感じられる。それは胸だけでなく、熱を持って体の奥まで染み渡ってくる。
 予想外の体の変化に驚いていると、不意にザラリとした感触が胸を襲った。
587スバルちゃんの憂鬱:04/02/27 03:03 ID:w2ZlcEuO
「ひ、ひあっ!?」
 冷たくでヌルヌルでザラザラしたものが、胸に触れている。いまだスバルに頭をおさえられたままの、パナシェの舌だった。それが胸の輪郭を確かめるかのように、絡み付いてくる。
「な、なにやってんだよぉ……」
 今まで感じたことのない衝撃に、背筋にゾクゾクと寒気がはしる。寒気なのに、体が熱くなるという矛盾を残して。
「ス、スバルのおっぱい……美味しいよぉ」
「バ、馬鹿ぁ……」
 乳房の弾力を楽しむかのように、舌を食いこませるパナシェ。艶やかな表面の味を確かめ、さらに舌を頂点へと移動させる。
 ツン、と硬くなっている乳首を、ザラザラの舌が襲った。
「ひゃっ……!?」
 体がビクリと震え、それに呼応して胸の双球も揺れる。その胸の先端に、パナシェがしゃぶりついた。
 口の中、舌でスバルの乳首を転がしながら、チュウチュウと吸い上げる。
「パ、パナシェの馬鹿ぁ……そんなとこ吸ったって、何も出ないぞ…っ」
 そうは言ったものの、スバルは胸の先から何かが吸い出されるような錯覚を覚えていた。もしかして、目に見えないだけで、パナシェの口内には母乳が注がれているのではないだろうか。
 母乳は赤ん坊のいる母親からしか出ない、それぐらいは知っているスバルだったが、そんなことを考えてしまった。
(パナシェ……赤ちゃんみたいだ……)
 片方の乳首がジンジンと疼いている。吸われていないはずのもう片方の乳首までもが、硬くとがっていた。
「お、おいらの胸、そんなに美味しいか……?」
 パナシェが乳首に吸い付いたまま、コクコクと頷いた。その動きまでもが、胸を通して体に伝わってくる。
588スバルちゃんの憂鬱:04/02/27 03:06 ID:w2ZlcEuO
(これ……気持ち、いいのかも)
 乳首を吸い上げるパナシェを眺めていると、あることに気がついた。パナシェのズボンが、不自然に盛り上がっている。まるで、何かを押さえつけるかのように。
「パナシェ……ここ……」
 そっと手を伸ばし、膨らみをなでる。それだけでビクリとパナシェの体が震え、あうう、と呻き声をあげた。
「ス、スバル……そんなとこさわっちゃだめ……」
「なんでだよ……ここ、すごく大きくなってるぞ」
 ベルトを解き、ズボンをずらす。押さえつけられていたものが、ピョンと飛び出した。
 その感触に、思わずひゃあと悲鳴をあげるパナシェ。
「こ、これって……チンチンか?」
「だ、だめだよぉ。見ないでスバルぅ……」
 昔は一緒に風呂に入ったことも何度かあるので、スバルもペニスの存在ぐらいは知っていた。だが目の前のそれは、ただの飾りだった昔とはまったく違うものになっている。
 杭を思わせる剛直が、青筋を浮かべてビクビクとそそり立っていた。皮は向け、エラの張り出した亀頭が剥き出しになっている。色は昔と同じ綺麗なピンク色をしていたが、むしろそれがアンバランスで、答えようのない背徳感を感じさせる。
 このようなもの、今まで見たことはない……
589スバルちゃんの憂鬱:04/02/27 03:08 ID:w2ZlcEuO
いや……一度だけ、あったよな)
 それは数年前、こんな父がほしいと思って慕っていたレックスが、本当に父親となってからすぐのことだ。
 ある晩、夜中に目が冴えてしまったとき、ミスミとレックスの部屋から妙な声が聞こえてくるのに気がついた。何事かと思って部屋を覗けば、ちょうど夫婦の睦み合いの最中だったのだ。
 夫婦の間でそういう行為があることは知っていたが、まさか自分の親達がそういった行為をしていることは想像もしなかった。
 すぐに自分の布団へと飛び込んだスバルだが、そのときに目に焼き付けられた光景を思い出しながら、初めての自慰に耽ったのだ。絶頂ともに、両親をオカズにしてしまったという大きな罪悪感に襲われ、それ以来自慰をすることは無かった。
 そのときに覗き見たレックスのものも、今のパナシェのようにガチガチに硬くなっていたはずだ。
590スバルちゃんの憂鬱:04/02/27 03:09 ID:w2ZlcEuO
(もしかしてパナシェ……あの時の父上みたいなことやりたいのかな)
 自分を相手にして。
 そう考えると、体の奥がカァと燃え上がった。目の前のペニスから、目が離せない。
「あうっ!! み、見ないでよおっ!!」
 スバルの視線に反応して、パナシェのペニスがビクビクと震えた。その先端からは、先走りの液が一筋垂れている。
(パナシェ……苦しそう……)
 それなら、自分がなんとかしてあげなければ。だが、なにをどうすればいいかはさっぱりわからなかった。
 男女の間にそういった行為があることはを知ったのは、女性徒だけを集めた、アティの保険授業でのことだった。だが、さすがにその内容についてまでは教えられていない。
(そうだ……母上が父上にやってたようにすればいいんだ)
 尻餅をついているパナシェの前に腰を下ろし、顔を股に近づけるスバル。オペニスの匂いが鼻をくすぐるが、パナシェのものだと思うと不快な気は起きなかった。
「な、何してるのっ!?」
「いいから、おいらにまかせとけ!!」
 そう言いながら、双乳をペニスに近づけた。
591565:04/02/27 03:12 ID:w2ZlcEuO
まだここまです。次回で終わらせます。

>>575
>>貧乳
 あのミスミママンの子供なんだから、近い将来確実に巨乳になると私は信じています。
 信じ合うのがエロパロです。
592名無しさん@ピンキー:04/02/27 15:23 ID:FY9zNGtq
そういえば、565さんの作品に触発されてかもしれないけど、
>>573の絵板に女体化スバルが置いてあるの見ましたよ。
593名無しさん@ピンキー:04/02/27 15:43 ID:2I9Rsizq
>>591
>  あのミスミママンの子供なんだから、近い将来確実に巨乳になると私は信じています。
>  信じ合うのがエロパロです。

名言です、神よ。
594名無しさん@ピンキー:04/02/27 18:52 ID:fr5VPZ2k
>>591
グッジョブです!
パナシェのティムポって一体何センチくらいあるんだろう…。
595名無しさん@ピンキー:04/02/27 21:20 ID:fvmDz5oS
>あのミスミママンの子供なんだから、近い将来確実に巨乳になると私は信じています。
>信じ合うのがエロパロです。
どっかで聞いたことあんだけど、55Xだっけ?
596名無しさん@ピンキー:04/02/29 00:05 ID:Z3nAp/i4
ところでマグハサとか書こうかとおぼろげにネタがあるんだが
エロ行為のときだけ成長バージョンというのは駄目ですか?
597名無しさん@ピンキー:04/02/29 01:42 ID:aQKVYIwB
フレイズ×ファリエルのこっぱずかしい純愛投下。短いです。
598フレイズ×ファリエル(1/3):04/02/29 01:44 ID:aQKVYIwB
水晶が月明かりの下静かに輝く。
蒼白い光に浮かぶのは睦みあう男女の姿。
「……フレイズ、その、ちょっと、いいかな」
仰向けになり愛撫を受けていたファリエルがそっと呼びかける。
「如何しました?」
身を起こした拍子に金の髪がファリエルの肩に落ち、
そのまま突き抜け地面に届く。
大人になりきらぬ体は実体を持たない。触れることすら叶わぬ朧。
先程までの愛撫も実際に肌を合わせてはいない。夜気とファリエルとの間をなぞるだけの行為。
それでも好きな相手にされているというだけで頭の芯がぼうっとなるが、
「少しそこに座ってくれる?」
「は、はあ……」
足りない。彼も。自分も。
ひんやりとした水晶の柱に羽根に気をつけつつ背中を預けるフレイズ。
その股間には天使にはそぐわない屹立。
このままでは収まりがつかないだろう。
だから。
覆いかぶさるようにしてフレイズを抱く。
「ファリエル様?!」
小ぶりな胸が目の前に来て、フレイズは焦って目線を上げた。
誰よりも大切な少女が微笑んでいた。
「大丈夫……大丈夫だから……」
それは相手に向けてのものなのか、初めての行為へと僅かに残る恐怖を宥める為なのか。
599フレイズ×ファリエル(2/3):04/02/29 01:45 ID:aQKVYIwB
ゆっくりと。
華奢な身体が男に沿って下がり、
白い裸体の、生身なら膣にあたる場所に屹立が沈む。
極薄の膜を幾重にも押しのけ絡みつかれるような感触。
肉の確かさの代わりにもどかしい位の柔らかさと甘い冷気が覆う。
動く度に擦れまた絡む。隙間なく埋まっているから快楽は零れることはない。

魂の繋がりを至上のものとするが故に、肉の交わりを軽視していなかったと言えば嘘になる。
けれどそれは知らなかったからだ。今なら何故ヒトがこの行為に溺れるのか理解できた。

ファリエルの幼さの残る顔に蕩けてしまいそうな喜悦の色。
たぶんフレイズも似たようなものだろう。上擦る吐息は混ざり合って区別がつかない。

それだけではない。

繋がった場所から、流れ込む、流し込む、
原形を失ったとはいえ精神体たる『天使』に属する存在と、剥きだしの魂だからこそ、
直に伝わる感情。
好き。愛しい。欲しい。互いだけを見て。他のものなんていらない。
唯あなただけが。

ファリエルが震える。異なる冷たさの層が圧し込めてきた。
深く、もっと深くと突き上げる。華奢な身体が大きく仰け反り、それでも快楽を
ひとかけらでも逃すまいとするかのように腰を沈めて。
限界まで熱く張りつめた部位へ、ひときわ重く冷気に似た圧力。
高く泣くように名を呼ぶ声。ほの白い腹へぎゅうと波がはしり。

白く濁った体液が水晶の地面へと撒き散らされた。
600フレイズ×ファリエル(3/3):04/02/29 01:46 ID:aQKVYIwB

「ごめんなさい……」
「ファリエル様……」
辺りを汚す体液は乾き始めていた。それを見てファリエルはうつむく。
どんなに望んでも、この身は実体を持たぬあやふやな存在。
生身の女なら受け止められるであろうそれも、自分では無様に散らすことしかできない。
悲しくて情けなかった。
「ごめんなさい、フレイズ……っ?!」
謝罪を繰り返す唇がふさがれる。
重ねるだけの、否、寄り添わせるだけの接吻。
なのに温かいと感じた。
「愛しています、ファリエル様」
端正な顔には真剣な色が浮かぶ。
「貴女には幸せになってほしい。その為なら私は喜んでこの身を捧げましょう。
 だから、笑っていて下さい」
小さな白い手に恭しくくちづける。お伽話の騎士を思い出した。
じゃあ姫役は自分なんだろうか、と考えてファリエルは軽く息を吐きだす。
血の流れない身体なのに体温上がった気がする。
「フレイズって恥ずかしいこと平気で言うのね」
「私は恥ずかしくありませんが」
「……もう、いいです!」
ぷいとそっぽを向き、直ぐに慌てるフレイズへと微笑む。
幸せそうに。愛しげに。
601名無しさん@ピンキー:04/02/29 03:04 ID:ZeV+C8oX
なにげに希少カップリング、GJ!!

ところで、これはファリエルが生きてるころの話?
602名無しさん@ピンキー:04/02/29 07:30 ID:HYBFGBzc
エロ天使カコイイ!
>>601
実体を持たないって書いてるから
死んだあとじゃないか?
603名無しさん@ピンキー:04/02/29 09:52 ID:41BuY8F1
ずっと待っていたフレイズ×ファリエル
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!

微笑ましくて可愛らしいです! 職人さんGJ!
自分大分前に需要あるかと聞いたものですが、あれからまだ書きあがらない…
604名無しさん@ピンキー:04/02/29 13:46 ID:zKY/pWFO
>>596
大歓迎。
605名無しさん@ピンキー:04/02/29 20:06 ID:aMICYeS6
>>603
レックス×ミスミの人ですよね? 違っていたらすまね。
この2人は好きなんで頑張ってくだされ。

俺は俺でいつになったらレックス×ミスミを書きあげられるだろうか?
606603:04/02/29 21:01 ID:41BuY8F1
>>605
す、すまん…。
それは自分ではないです。
自分が需要を聞いたのはフレイズ×ファリエルだったんだ…
607名無しさん@ピンキー:04/02/29 21:05 ID:ee63IsRT
ファリエルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
個人的にはレックス×ファリエル希望
二人の初心者ラブラブカップルを!
608名無しさん@ピンキー:04/02/29 22:49 ID:XkZlqQWP
ただ今437KB。次スレの季節が近づいてるなと。
ところで>1の
>エロ小説&画像キボンヌスレその11です。
画像キボンヌ系は虹板でやってるので次スレからは直したほうがいいかと思た。

あとついでに今日本屋にあった「ぱふ」(腐女子寄りの同人系雑誌)の表紙が飯塚たんだった。
トリスたん系の女の子と少しお姉さんぽい女の子とネスティを地味にしたような男の絵。
・・・・・・・・・・・・パレッタを買いづらい女性の気持ちが分かった気がする。
609名無しさん@ピンキー:04/03/01 01:09 ID:ZIZ2TWcj
凄いカプ思いついた……いや、需要が全く無さそうな、という意味で。
希望があるなら、書いてみるかな……ほぼオリジナル化しそうで怖いけど。








シルヴァーナ×ミニス。
さすがに大きいので、シルヴァーナは擬人化の方向で。
610名無しさん@ピンキー:04/03/01 01:40 ID:NzrFAiAV
>>609
シルヴァーナって一応♀らしいので、実現したらかなり濃い百合プレイになりそうな予感。
611名無しさん@ピンキー:04/03/01 01:41 ID:ZIZ2TWcj
>>609
マジ!? 普通にオトコだとおもてたよ……じゃあゲルニカで
612名無しさん@ピンキー:04/03/01 01:46 ID:GXLFS3V4
大きけりゃ良いのかw
なら擬人化などせず大きいままでry
613名無しさん@ピンキー:04/03/01 01:51 ID:ZIZ2TWcj
>>612
それは最初に考えたし、間違ってはいない。
でも、俺にそれを書く文才など無い……_| ̄|○



>>610の発言は聞かなかったことにしてはだめですか?
614名無しさん@ピンキー:04/03/01 02:15 ID:Ezu3QljQ
擬人化して小さくするくらいなら、元の大きさがどうであれ関係無いと思うが。
>>611の発言を見る限り、ミニスとシルヴァーナの主従関係とかそこら辺をネタにするつもりでも無さそうだし。
615名無しさん@ピンキー:04/03/01 02:45 ID:tLFfIBR/
>611
ゲルニカも♀だぞw
616名無しさん@ピンキー:04/03/01 03:13 ID:ZIZ2TWcj
>>614
上手く説明できないけど……何と言うか、シルヴァーナとミニスの主従関係の
ような違うような……マジで説明になってなくてスマソ_| ̄|○

いや、単なる思い付きですからね。
ミニスでSS書くとしたら、一体どんなカプが良いだろうと考えてて、
どうしても浮かばなくて、ふと側にあったサモナイ小説を読んでいたら……

(σ゚∀゚)σGet's!!! みたいな。

あぁ、これならイケるか、って。そう、直感で思っただけで。
いや、書けるなら書きたいけど、かなりの辛い戦いになりそうだから。
もう、企画の段階で挫けそうでつよ……つД`)

スマソ。ちょっくら逝ってくる........._| ̄|○

>>615
ああああああぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ............

                 /
                   \      _
                 \/  ○|_| 
           |_     ○        ○/ 
           _|               \/\ 
            ○                    ○
     \/\                         | ̄    ○
        /○                        ̄|  /\
                                     \ 
_| ̄|○                                /   _| ̄|○
617名無しさん@ピンキー:04/03/01 03:22 ID:Ezu3QljQ
そこでエイビスですよ
618名無しさん@ピンキー:04/03/01 05:37 ID:0oUJs41l
そこでナツミですよ
619名無しさん@ピンキー:04/03/01 11:52 ID:R6hlOoPa
フレイズ×ファリエル受け入れられたらしく一安心。ちなみにファリエル死んだ後です。


流れに便乗して自分も質問。
同じ組み合わせばかりではアレなので別カプに挑戦中なのですが、思いついたのが

1、レックスとアリーゼの純愛。
2、7スレ635より、「ヤードの読み書き教室にちと疲れたミスミ、ヤードを誘惑」
3、アティアズ前提の女体化イスラ。ギャグに走る故えろ極薄になる悪寒。

という1以外は微妙なネタ。
書き上げられるかどうかも分からん状態ですがどれか需要あります?
620名無しさん@ピンキー:04/03/01 12:41 ID:Cw1kUa+0
確かレーヴァティンも女だな。霊界だから関係ないか?
621名無しさん@ピンキー:04/03/01 12:56 ID:9OgQlblU
>619
レクアリ純愛キボン!
レクアリに飢えてるんで切に!
622名無しさん@ピンキー:04/03/01 13:52 ID:ZIZ2TWcj
結局、大きな竜はほとんど♀でつか_| ̄|○
623名無しさん@ピンキー:04/03/01 18:54 ID:qMxtJ/82
>>619
2が激しく読みたいんですがハァハァ
624名無しさん@ピンキー:04/03/01 19:32 ID:rY3POviM
>619
2か3が読みたいです。
アリーゼは長時間問い詰めとかありそうで怖いw
625名無しさん@ピンキー:04/03/01 19:44 ID:W6lX/NWI
>>619
1が読みたいっす。アリーゼハァハァ
626名無しさん@ピンキー:04/03/01 19:45 ID:ZIZ2TWcj
>>619
上から順に全部ry
627名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:01 ID:nepL3Gwb
>619
2も捨てがたいが3に1票。レヴィノス姉妹(スールー)ハァハァ
628名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:22 ID:05csgCSd
>619
1キボン。純愛のレクアリ見たい。
629名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:44 ID:HOHgGoTb
>>619
1でよろ。
問い詰めシーンが激しく見たい
630619:04/03/01 20:55 ID:R6hlOoPa
予想外にレスが。
とりあえず1に挑戦してみます。そりゃまあ全部書ければいいんですけど、自分では力不足っす。
むしろこれ他の職人さんのネタにならんかなとほのかに期待してるのですが。

……途中で挫折したらスマン。
631名無しさん@ピンキー:04/03/01 21:45 ID:xRvQWj9a
ふと思ったけど、女の子ネタで可能なのはショタ顔(イオス、レシィ、スバルなど)だけだよな?
仮に女性化ネタではなく、正真正銘カイルが「女」という設定のSSなんかは
アウトになるのか?
タカさんみたいな筋肉ムキムキ男顔で、レックス相手に
「喉が渇いた。精液飲ませろ」

書くわけないけどな。
632名無しさん@ピンキー:04/03/01 22:07 ID:wEpgy9sx
>>631
ギャグにしかならんし
つか女キャラが居るのにわざわざ女性化なんかやらなくても
633名無しさん@ピンキー:04/03/01 22:23 ID:aIC70LW9
>>631
ヘタするとモーリンになってしまうような気が…
634名無しさん@ピンキー:04/03/01 22:44 ID:g6V13gzl
暇でしたので変わっていると思われるカプを考えてみました。思いついただけですが。
1、アティ×レックス12歳
任務の失敗により軍人の職を解かれたアティ、
彼女が手にした新たな職は家庭教師。教える相手は、かつて彼女が暴漢からその命を救った商人、マルティーニ家の養子のレックスだった……
まあレックスとアティの立場と年齢を逆転させた方がアツそうですが。
2、絶倫野郎オルドレイク(オルドレイク×ツェリーヌ、ヘイゼル、etc)さっぱり変わったところのないカプ、やっぱり思いついただけではだめです。
「カプ作り」はイマジネーション。キャラを組み合わせて一つの物語を作る。隠された物語(リアル)を。
そのためにはまず、地道にn週目をプレイする必要がありますね。
3、レックスが帝国サイドに、しかも海戦隊副隊長として存在していて、
なおかつ無職に殺されかけたビジュを助けたとか言う壮絶な前提で、
ビジュレク
「あのときの御恩、返させていただきますだ、副隊長殿……」
すいませんさっぱりでしたスレ汚しすいませんでした。
635名無しさん@ピンキー:04/03/01 22:47 ID:g6V13gzl
携帯からの書き込みですので妙に長い行とかがあるかもしれません。たびたびすいません。
636名無しさん@ピンキー:04/03/01 23:25 ID:b16DNh6E
>634
1のレックス×アティは面白そうかも。
カップルの組み合わせ自体は割とあるがシチュが新鮮。

ところで>582に出ていたふたなりトリス×女ネスが妙に気になるのだが
637名無しさん@ピンキー:04/03/01 23:33 ID:n3sUAhG4
まだこのスレで長文SS投下できる余裕ある?
あと40KBだと厳しいかな。
638名無しさん@ピンキー:04/03/02 00:20 ID:jDqqTfKh
>637
確か前回は残り30KBくらいでお引越しした気が。
一応引越し準備はしたほうがいいかなと
639とりあえず>1の文。:04/03/02 00:24 ID:jDqqTfKh
不覚にも(>1のお気に入りキャラをお好みで)に萌えてしまった…

そんなわけで
サモンナイト エロ小説&エロ雑談スレその12です。

【PALETTA(パレッタ)】
エンターブレイン出版の季刊雑誌。
大体1月・4月・7月・10月の15〜20日頃発売。
毎号飯塚武史先生がサモンナイトのイラスト&コラムを掲載。

基本的にSSはエロ有りの方向で。
続きものの場合はエロ無しのパートが入っていても可能。

【過去スレ】 関連は>>2以降
640とりあえず>2の文。:04/03/02 00:29 ID:jDqqTfKh
【過去スレ】
サモンナイト萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/999/999797530.html
サモンナイト萌え2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1009/10094/1009483903.html
サモンナイト萌え3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1023/10234/1023464724.html
サモンナイト萌え4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1043/10438/1043888060.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1043888060.html(ミラー)
【祝】サモンナイト萌え5【3発売】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10601/1060115736.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1060115736.html (ミラー)
【イロイロ】サモンナイト萌え6【エロエロ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1061/10615/1061571105.html
【個人授業】サモンナイト萌え7【二人の秘密】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10622/1062251246.html
【帝国軍】サモンナイト萌え8【身体に聞きます】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1063/10635/1063541511.html
【だから漏れ】サモンナイト萌え9【抜くよ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1066/10661/1066123551.html
【私が欲しいの…?】サモンナイト萌え10【はい。】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068281776/l50
【おまいに】サモンナイト萌え11【萌えたい】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074943983/l50

SS保管庫のアドレス
ttp://www.artemis-j.com/hp/snss/(381氏)
ttp://www.buzz-style.net/~snss/(618氏)
641619:04/03/02 02:58 ID:tu8o81uG
余裕あるうちにレックス×アリーゼの純愛投下。問い詰め期待した方にはごめんなさい。あと本番なしなのもすまん。
642レックス×アリーゼ(1/8):04/03/02 02:59 ID:tu8o81uG
「わたし、先生が、好きです」
柔らかい亜麻色の髪が天井から吊るされた灯りを反射し揺らめいた。
洗いたての肌からは石鹸の良い匂いがする。
華奢な身体は同じ年頃の女の子と比べても細い方だろうか。レックスには妹も
年下の女友達もいなかったので、今現在腹に乗っかられても判らない。
「アリーゼ……まずは降りてくれないかな」
ぶんぶん頭が振られて濡れ髪がレックスの胸の辺りをはたき、水滴がベッドのシーツに染みをつくる。
「嫌、って……」
「だって、こうでもしないと先生は話を聞いてくれないから」
「そんな」
「そんな事あります!」
腹部にかかる体重が上へと移動する。思わず仰け反るとベッドにますます沈む体勢になった。
「先生は」
アリーゼは風呂あがりらしく大きめのナイトシャツ一枚という格好だ。ボタン留めきって
いない襟元から覗く鎖骨から目を逸らせば、長い丈を捲り上げる肉づきの薄い太腿が
視界に飛び込んでくる。
「先生は、わたしのこと生徒としてしか見てくれないから」
小さな手がレックスの上着を握り締める。成人男性の力をもってすれば直ぐに振り払える。
そうすべきだった。
「仕方ないって思ってたんです。わたしは生徒で、先生は先生で。それでも先生の
 最初の生徒だって―――特別なんだって思えてれば良かった! けど!
 あのアズリアっていう人が仲間になって先生の側にいるのを見てると苦しくなるんです!
 わたしの知らない先生を知ってることとか、先生の隣に立ってるとすごくお似合いだとかが
 くやしいんです。あの人よりわたしの髪のほうが綺麗だとか、わたしの方が女の子らしい
 とか下らないこと考える度に自分が最低な子だって思えてそれがすごく嫌で……!」
643レックス×アリーゼ(2/8):04/03/02 03:00 ID:tu8o81uG
涙が上着へと染み込むのと連動するように、アリーゼの言葉はレックスの脳へと伝わる。
振り払おうと置いた手は固まってしまい動かない。
制止の台詞すら出てこない。
まるで何かに堰き止められたかのよう。
「ごめ…なさっ……こんな、こんなことじゃなく、て…せんせえに好きだって言いたかっただけ……なのにいっ」
どうしよう。どうすれば。
というかこんな状況なのにアリーゼの襟元からちらつく桜色見てシャツ一枚なのかと
関係ない妄想働かせるのとか、それで股間の辺りが少々やばいことになってるのとか
どうよ俺? などとレックスは混乱する頭で自分ツッコミを入れた。
アリーゼは自分の生徒だ。十も年下だ。少女偏愛者の代名詞にもなってる小説のヒロインより幼い。
なのに彼女に欲情している。
確固たる事実に気が遠くなりかけた。
『教師と教え子』というフィルターがひっぺがされて、
目の前にいるのは自分のことを好きだと言ってくれる女の子。
彼女が口を開く。
「だから…先生の、気持ちが知りたい……わたしのこと単なる生徒だって思うなら
 ちゃんと……言ってください。そしたらわたしも、先生のこと先生だ、って、
 先生と、して、好きになる…から……っ」
その言葉に、自分で最後の逃げ道断つ覚悟を決めた。
「アリーゼ」
今にもシャツが滑り落ちてしまいそうな程かぼそい肩がびくっと震える。
おずおずと上げた顔には薄く涙の痕が残り、大きな瞳は潤んでいる。
レックスは一度深呼吸し、駄目な息子みて泣くか呆れるかしているであろう両親と、
その駄目男を信用して一人娘を預けてくれたマルティーニ氏に、心の中で謝った。
644レックス×アリーゼ(3/8):04/03/02 03:02 ID:tu8o81uG
「俺も好きだよ」
茶色の瞳が丸くなる。
「生徒としてもそうだけど……いや、それ以上に一人の女の子として君が好きだ」
うそ、と呟くのに、嘘じゃないって、と苦笑する。
「でもアズリアさんだっているのに」
「アズリアは親友だよ。大事な存在には違いないけど、恋愛じゃない」
「わたし、ずっと年下で子どもなのに」
「……自分でも駄目な奴だなあって思うけど、止められなかったみたいだ」
情けなく笑うのに、涙目のままアリーゼが抱きつく。
「嬉しい……先生、大好きです!」


このまま終われば綺麗だったのだが。


「あの、先生」
「どうかした?」
顔を赤らめるアリーゼの視線を辿れば。
……
(しまったああっ!)
ズボンを押し上げる脹らみ。
レックスの顔色が青と赤を行ったり来たりする。
「あのその大丈夫です。男のひとがこうなるのは知ってますから」
「え、あ、そうなんだ知って……知ってる?」
「はい。―――どうすればいいのかも、ちゃんと分かってます」
恥じらいながらすり寄せられる身体の柔らかさに理性ぐらつきかけて、どうにか踏み止まる。
「待って待って待って! どうしてアリーゼがそんなこと知ってるんだい!」
645レックス×アリーゼ(4/8):04/03/02 03:03 ID:tu8o81uG
「スカーレルさんに借りた『恋する乙女は片手で龍をも殺す』にちょっとだけ載ってました」
「あれに?!」
(恋する乙女シリーズってそんな内容だったっけ?!)
学生時代、クラスメイトの女生徒に勧められた際に流し読みした限りでは、完全に
恋に恋する女子向けの甘ったるい恋愛小説だった気がする。
思わぬところでジェネレーションギャップを感じてしまうレックスだった。
じー。
視線に目を合わせようとするとアリーゼは慌てて俯いてしまう。
(……やっぱり怖いんだろうな)
「こ、怖くないですから。先生とだったら怖くないです」
心を読んだかのようにアリーゼが宣言する。
「本当に?」
「本当です。先生になら……はじ、初めてを」
緊張のあまりどもるのに愛しさがこみ上げた。
細い腰を抱き、よっと掛け声かけて腹筋使って起き上がる。
横抱きにされたアリーゼが可愛らしい悲鳴を洩らした。
ベッドに腰掛けたまま強く両手で抱きしめる。子ども特有の高い体温が心地好い。
「―――先生」
「うん」
「わたしを……貰ってください」
「……俺でいいんだね」
「レックス先生がいいです」
頬に残る涙の痕を指でなぞり、顔を近づける。
アリーゼがぎゅっと目を閉じた。そのすべすべのおでこにキスをする。
646レックス×アリーゼ(5/8):04/03/02 03:04 ID:tu8o81uG
予想とは違う場所への接吻に驚き目を開けたところに今度は唇へ。
触れるだけの軽いものだったが、それでも身を引いてしまい、
「あ…ご、ごめんなさい……」
「気にしてないよ」
もう一度、合わせる。幾度か繰り返した後、アリーゼが突然、
「先生、その……舌、とか入れないんですか?」
「……それも『恋する乙女』?」
こくんと頷くのを見て、明日スカーレルに文句言わねばと決意する。あっさり流されそうだが。

苦笑しつつ再度のキス。ただし今度は舌先でアリーゼの唇の合わせめをなぞる。
離す。なぞる。離す。少しずつ深く舌を入れ、
「んう……っ」
口内へと侵入を果たす。
おずおずと絡んでくる温かさ。唾液を混ぜあい塗りつけた。
苦しくなってくる頃合を見計らって解放する。
ぼうっとしたまま呼吸を整え終えたところに、更に、深く。
まぎれるようにしてナイトシャツの襟元へと手を差し込む。一瞬硬直したが、抵抗はない。
肌のぬくもりが感じられる。やはりシャツ直着だったらしい。
喘ぎ声をからめとるようにキスを繰り返す。こぼれた唾液が頤を伝い首を濡らした。
微かなふくらみと、中心で色づくこりこりとした感触を楽しむ。
掌で優しくつぶすように揉みほぐしたかと思うと、指の腹でつまむ。
固くなった場所に軽く爪を立てた。合わさった舌がびくりと震える。
充分身体がほぐれたかと思い、裾のなかへと手を入れて、その下の布に手を掛ける。
「おしり浮かせて」
力の入らないながらもどうにか持ち上がる腰から下着をおろす。
途中で膝を折り曲げさせ抜き取りやすくして、最後は床に落とした。
少し重めの音は、湿り気を帯びていた証拠。
647レックス×アリーゼ(6/8):04/03/02 03:05 ID:tu8o81uG
せんせい、と淡く艶を含んだ声。
応えるべく一番やわらかい場所を指でひらき押す。
ナカには入らず浅い部位を刺激していると、とろりとした蜜を感じた。
華奢な身体が僅かずつだが寄せられる。反応を見つつ中指を押し当てじわじわ進めた。
狭いそこは指一本でもきつくて敏感だった。少し動かしただけでも面白いように返ってくる。
陰核に触れてみた。
「いたあっ……」
アリーゼの目に涙が浮かび慌てて離す。まだ早かったようだ。
こういうことには不慣れなのだろう。浅いくらいの刺激が丁度良いらしい。

くちゅくちゅと、舌と舌の絡む音、指と粘膜の擦れる音。
レックスの手はもうべたべたに湿っていた。
もう一度、今度は先程より優しく触れる。アリーゼが発したのは甘い吐息だった。
愛液をたっぷり塗りつけた指で弄ると震えて奥へと誘う。
強く急に中指を根元までねじこみ性急にかき回す。
やさしい愛撫から一転、きつい責めだが
快楽を受け止めはじめた身体はそれを苦痛以外のものと認識した。
指がぎゅっと締めつけられて。
荒い息でもたれかかるアリーゼの上気したからだを、綺麗だと思った。

「でもこれって、わたしばっかり気持ちよくて先生全然好くなってないんじゃないですか」
口をとがらしての指摘は正しい。
ベルトに抑え込まれてはいるが、屹立はそのままだ。むしろ大きくなった気がする。
「いやまあそれは……」
「ちゃんとやってください」
「ほら、アリーゼはまだ子どもだし、無理はさせたくないんだ」
「どうしても、ですか?」
「どうしても」
押し問答は続く。
648レックス×アリーゼ(7/8):04/03/02 03:06 ID:tu8o81uG
まずい。非常にまづい。このままでは「じゃあ口でします!」とでも言い出しかねない。
(それはそれで―――ってさすがにそりゃ駄目だってば俺!)
考えて、考えた末に、折衷案を思いつく。
「なら、ひとつ頼んでいいかい」
「は、はい」
ベルトを外し、ズボンの前を開ける。アリーゼの腰の下、
待ちかねたように先走りを垂らしてそれが出てきた。
華奢な身が強張るが、真剣な眼差しからして引く気はなさそうだった。
「これを腿で挟むんだ。できるかい?」
「え、あの……いれないんですか」
そっと額と額をぶつけるくらいに互いの顔を近づける。
「やっぱりそういうのは身体がきちんと出来てからしたいんだ。
 そっちの方がアリーゼも気持ち好いと思うからね」
「……先生は、これで気持ちよくなれますか?」
「アリーゼにやってもらえるのなら、多分」
照れながらの台詞にアリーゼはくすくす笑い、頷いた。

「見るのが怖ければ隠していいから」
アリーゼは迷った末にシャツの裾をめくる。
一瞬だが白く濡れた箇所が視界に入って、己れの性器がびくついたのが分かった。
清楚な少女と比べて随分グロテスクなそれが藍色の生地に覆われる。
伝わるのは挟みこむ太腿と、それより柔らかい湿った肉、二種の体液の感触。
幼い身体が動きすりあげる。生地の中からくぐもった水音。亀頭と布が擦れる。
知識も経験もない拙くもどかしいやり方だが。
649レックス×アリーゼ(8/8):04/03/02 03:08 ID:tu8o81uG
艶やかな髪から香る甘いにおい。シャツの腰辺りへと広がる染み、その猥らなにおい。
何よりも、腕の中の少女の、
快楽に蕩けるような、未知の行為に怯えるような背徳的な表情は
自分だけのものだ。
与えるだけでは物足りなくなったのか、アリーゼの秘部が押しつけられる。
そうして何度も揺すり立てて。気づけばレックスも出来うる限り動かしていた。
白い首筋にわざと音を立ててくちづける。高い音にアリーゼが幼い嬌声を上げた。
すべらかな背がのけぞり剛直への圧迫が増す。堪えるように強く抱きしめて。

アリーゼの身体からくたっと力が抜けるのと同時に、レックスも果てた。


「服汚しちゃったね、ごめん。俺のだけど洗濯してあるから、これで我慢してくれるかな」
「あ、はい」
精液でべたべたになったナイトシャツの代わりに着たレックスのシャツはやはり大きくて
袖を二回折り返さないと腕が出てこない。
その差がレックスとアリーゼの隔たりなのだろう。それでも。
「続きはちゃんと大人になってからしようか」
「待っててください。わたし頑張ります!」
頭を撫でる優しい手を感じながらアリーゼは笑った。
650597かつ619で6スレ715:04/03/02 03:09 ID:tu8o81uG
ずっと書きたかった素股プレイできたんで本人は満足です。相も変わらず前振り長くて濡れ場短いですけれど。
2と3については……どうしましょう。誰か書いてくだされ(無責任
651名無しさん@ピンキー:04/03/02 23:43 ID:2IJBFCK/
GJっす(少し軽めだけど)、ちょうど3をレクアリでやり直していたところなので壷に嵌りマスタ
もつかれさまっす
652名無しさん@ピンキー:04/03/03 00:22 ID:6CxCQqco
GJです。本番なしのこういうプレイもそれはそれでハァハァですね。
653名無しさん@ピンキー:04/03/03 14:08 ID:YTx0sVQx
土曜のアニメは
アリーゼタソが鎧に入ってると信じて観ています。
654名無しさん@ピンキー:04/03/03 15:13 ID:J3DlWrRu
GJです。
そういえば生徒はアリーゼを選んだのが1番多いかな……。

>653
うん、俺も信じてる。
655名無しさん@ピンキー:04/03/03 18:59 ID:DXKyxhzV
そろそろ次スレ?
そういや男子生徒絡みのエロってあんまないね。
656名無しさん@ピンキー:04/03/03 19:43 ID:Q4kQ9f/1
ショタは…。
同人でアティと男子生徒のはちみつ授業はみたけどな。
657名無しさん@ピンキー:04/03/03 19:48 ID:mU3GpcRV
もしよろしければ自分がスレ立てましょうか?
658名無しさん@ピンキー:04/03/03 19:57 ID:BEU58+0O
>657
お願いします。
659657:04/03/03 20:22 ID:++Nah78k
すまん・・・・・立てたと思ったんだが失敗したようだ。かちゅ〜しゃ使いなれてないもんで。
もしかして全然関係ないスレとかに立ててしまったかもしれん・・・
660名無しさん@ピンキー:04/03/03 21:59 ID:CQKriPcL
>659
……何と言うか、ご愁傷様です。確か500kbで書き込めなくなるはずだから、もう少しですかね。
661名無しさん@ピンキー:04/03/04 00:37 ID:FRsZQZxH
もしも、アティが軍医で登場したら今通りに萌えてただろうか?
それともセンセだから萌えるのか……あの服だからか?

軍医がクラスチェンジすると何だろ。
662名無しさん@ピンキー:04/03/04 00:42 ID:w2GJaknJ
死体蘇生者
663名無しさん@ピンキー:04/03/04 01:00 ID:aXZZTlb1
>>662
ちょっと待て(w
664名無しさん@ピンキー:04/03/04 01:06 ID:+4mGXOC8
>662
最後は地下の実験室の壁を突き破って
あらわれた謎の一団に連れ去られ
消息不明となるわけですな。

ステータスにSAN値とかがいつのまにかあったりして。
6659スレからのコピペ:04/03/04 01:13 ID:bN1gN3OF
214 :妄想 :03/10/24 00:41 ID:HfS5C/ZB
敵として登場、帝国海軍第六部隊所属軍医、アティ

第7・8話登場時
アティ 軍医 召喚石2 機B/獣B(インジェクス・ドライアード)
誓約の儀式・機&獣 見切

第11話登場時
アティ 参謀 召喚石3 機A/獣A(インジェクス・ジュラフィム・ドライアード)
誓約の儀式・機&獣 見切 俊敏 ド根性

第12話登場時
アティ 参謀 召喚石3 機A/獣A(インジェクス・ナックルボルト・ジュラフィム)
誓約の儀式・機&獣 見切 俊敏 ド根性

Moveは3で一定、クラスチェンジは「軍医」→「参謀」→「紫電の左腕?」

典型的な召喚師タイプ。HP&DFは最低中の最低だが、MP&MAT&MDFはバカ高。
逃げ回りながら敵の癖にメディカルヒールとスペシャルヒール、ラブミーストームを
使いまくるというプレイヤー泣かせの行動パターンを取る(軍医なので)
二属性召喚師であり、専用召喚術を二つも持っている事から、
当初はプレイヤーに「仲間に加えるのは不可能だろう」と嘆かれていたが、
実はイスラEDクリア済みデータ(三週目以降)を使い、ある一定の手順を取ると…?

……なんて事になってたら、死に物狂いで三週目やる奴が増えてたんだろうなぁ


とりあえず『紫電の左腕』はもういるので(6スレ364参照)個人的には『紫電の懐刀』あたりでお願いしたい。
666名無しさん@ピンキー:04/03/04 07:48 ID:hbvoLWC5
>665
最強回復系アティテンテー(・∀・)イイ!!

本当にこれが実現していたら間違いなく
ヤードかマルルゥの代わりにスタメン入りだったよ。
667名無しさん@ピンキー:04/03/04 12:52 ID:YHUBTnHy
すみません誰か新スレ建てていただけませんか?
テンプレは>>639-640にありますので。462kBです。
668名無しさん@ピンキー:04/03/04 18:15 ID:uLA9qANI
というわけで立ててしまったのですが……
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596/
669名無しさん@ピンキー:04/03/04 18:37 ID:FilvQKb9
軍医アティが仲間になるなら、主人公がアティの場合は
HP&DFは最低中の最低だが、MP&MAT&MDFはバカ高で回復魔法打ちまくりなレックスが
出てくるのか…?
670名無しさん@ピンキー:04/03/04 19:17 ID:nvQtyG9n
スキル特化だったり必殺技をもってたりする戦士じゃない?

初期 返しの刃 眼力 ド根性 勇猛果敢 →3 ↑3 ↓3 鬼C 霊C 石二つ 大剣 軽装備

二期 返しの刃 魔抗 威圧 ド根性 勇猛果敢 何か必殺技 →4 ↑3 ↓3 鬼B 霊B 石二つ 大剣 重装備

強すぎるなあ…
ギャレオと区別するために移動力特化したのがまずいか
671名無しさん@ピンキー:04/03/04 21:12 ID:JPJxOxZn
>>670
それより召喚を機属性にしてでんちマンを持たせてはどうか
必殺技は隣接する前後左右の敵を踏みつけ攻撃、名付けてヘイヘイダンスがよろしいかと
672名無しさん@ピンキー:04/03/05 14:43 ID:bcyruiqR
次スレ

【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596/l50
673名無しさん@ピンキー:04/03/06 02:36 ID:ZC/jBgcf
今更だが>>634につっこませてくれ。
1,2は面白そうだが3はやばいだろう3は。

で、ここは埋めてもいんだろうか。
674名無しさん@ピンキー:04/03/06 03:45 ID:s/huOHNb
>>673
いいネタがあれば自由に埋めていいかと。
ところで>>634、2はありそうで意外と少ないのでやってみるといいかも。

ところで634に続いて変わってると思われるカプを勝手に妄想。

というわけで機械兵士関連のエロものはどうだろうと思った。
エスガルド×エルジンとかはあるという話だし
レオルド×ネスティとかもどこかで聞いた気が・・・・・って何故か801ばかり。
しかし、普通に人間の女性としようとするとなんだかお道具プレイぽくなる罠
ヴァルゼルト×クノンとかなら・・・・・そもそもエロとして成り立つか不明だ

  
675名無しさん@ピンキー:04/03/06 23:10 ID:WlCrpXwV
>674のヴァルゼルド×クノンが面白そうだったので書いているのですが、
ヴァルとクノンの機体番号?が確認出来ん。知ってる人いたら教えてください。
……あとエロ入れられなかったらエロくないスレの方投下して誘導貼ってもいいですか?
676名無しさん@ピンキー:04/03/07 14:28 ID:EAmnz0AT
どぞー

ヴァルたんハァハァできるならw
677名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:26 ID:ySqguYTG
埋め兼ねて少し前に女性化ネタが流行ってたので下らないネタ投下

――レックスが女だった場合・ベルフラウ最終夜会話――
「…っ 前金のつもり…一応、初めてだから」
「いや…ちょっと、額が多すぎだと思うんだけど…」
「だったら、おつりは私の気持ちってことでそのまま、そういう意味でとっておいて…」
「―…ベルフラウ、ごめん、こんな事して貰った後に言うのは反則かもしれないけど…実は俺、女なんだ」
「……は?」
「君やカイル達を騙してるのは凄く申し訳ないと思ってるし、心が痛むんだけど…軍人に
 なる為にはこういう風にして生きるのが一番手っ取り早かったし、それに男だって
 言っておけば心配される事だって少なかったから…。……許してくれなくてもいいよ、
 それだけの事をしてきたって思ってるから…」
「―……」
「だから俺は君の気持ちを受け取る訳にはいかないんだ、ごめん」
「……う、ふふふ」
「ベ、ベルフラウ…?」
「私、好きな人の性別にあまり拘りってありませんの。ですから安心して宜しいですわよ? 
 ふふ…じゃあ先生には今まで私を騙してた事のお仕置きでも受けて貰おうかしら?」 
「お、お仕置き? ベルフラウ、ちょ、ちょっと待っ…」
「ベルよ。二人でいる時はそう呼んでくれないと返事してあげないから。…さあ、
 今夜は楽しみましょう? 大丈夫、優しくしますから。初めてでも怖くありませんわよ?」
「ギ、ギャー、誰か! 助けて! ハイネルさーん!?」
 
結論→逆鬼畜が百合鬼畜に変わっただけで結局何も変わっていないwベルは余計に激しそうですが。
アティとだったら禁断の切ない姉妹愛にアズリア、イスラも絡めて女だらけの泥沼百合関係?
ところで、>634に激しく萌えてしまったわけですがこの場合レックス(12)は
アティに対してやっぱり敬語なんだろうか…?ちょっと書いてみたい…。
678675:04/03/07 23:05 ID:8tHnCuDg
すんませんやっぱりエロ無理でした。このままでは申し訳ないのでロレイラル住人がヤる際のネタ出しだけでも。
 1、人間×機械
   ラトリクス辺りにバーチャル空間作ってそこに一緒にアクセス、擬似エチー。擬人化必須?
 2、機械×機械or融機人
   コードか何かで繋がって情報の遣り取り、その過程で快楽得る、とか。
エロくないスレの方に投下はして来たので暇だったらどぞ。

>>677
たとえ性別変わってもベルレクはベルレクなんだなと妙に納得。
あと敬語レックス見てみたいです。
679名無しさん@ピンキー:04/03/08 00:07 ID:yYAyVyWU
>>678
ヴァル×クノ良かったです。
ちくしょおおおおおお!ゲーム本編のヴァルゼルドの結末に納得いかない自分としては
満足させていただきました。
680名無しさん@ピンキー:04/03/09 14:55 ID:SYXBOyr5
>675
GJでした。ゲームでもう少し深くやってくれても、と思っていたのでとてもよかったです。

機界の機械兵とかの住人のエチーは想像がつかないなぁ。
人間×機械なら一人触手輪姦プレイとか?
6816スレ715:04/03/10 04:05 ID:A2bIjIjI
ネタ探しにFD整理してたら半年ほど行方不明になってたやつが出てきたので、ちょいと修正加えての軍医アティ×ビジュ投下。
「またこいつらかよ」「ネタ被ってないか」「つか脳内設定多過ぎだろ」などの意見もありましょうが、埋めということでご勘弁。
682軍医さんと煙草の関係(1/11):04/03/10 04:07 ID:A2bIjIjI
血溜りの広がる床をぼんやり眺めていた。
ぬらつくそれが靴の爪先に媚びるように纏わりつくのが鬱陶しい。
ぱた、ぱた。音がする。
左袖口から、足元に転がる物体が垂れ流すのと同色の液体が滴っていた。
切り裂かれすだれ同然になった白衣の腕部分を見て、やっと傷の痛みを思い出す。
「うわ」
間抜けな嘆息を吐き窓の外、空を見る。
真円に程近い月が見下ろしていた。
喧騒が耳に届く。
「……ウロってる場合じゃないでしょうが。私の仕事はこれからなんだから」
不意に我に返ったかのように、紅の髪を乱暴にかき上げ、アティはきびすを返した。

旧王国との繋がりのある犯罪組織、その支部のひとつを摘発、拘束時に抵抗を受けた
場合は殲滅もやむなし。今回、帝国軍第六海戦隊が受けた指令だった。
敵の本拠地に突入してから約二時間。やはり戦闘は避けられなかったものの、終始
軍側に有利な展開へと持ち込めた。問題児の寄せ集めとはいえ、個々の戦闘能力は
決して他の兵士に見劣りするものではないのだ―――問題は別の所にあるにせよ。

狂った音程の悲鳴が部屋に響き渡る。
焼け焦げぼろぼろになった絨毯の上のた打ち回るのは、組織のリーダー格だった
外道召喚師。半日前までこの部屋で手下に指示を下していたはずの男だが、
今は肩口を押さえみっともなく這いずっている。
「うるせえんだよっ!」
「ぎ……っ…!…」
腹を容赦なく蹴り上げられ、男が吐瀉物を撒き散らす。
「ちっ……手間掛けさせやがって、今ここで止めさすか、ああ?!」
「やめろビジュ!」
683軍医さんと煙草の関係(2/11):04/03/10 04:09 ID:A2bIjIjI
背後からの制止に忌々しげにビジュは振り向く。
「これはこれは副隊長殿、お早いお着きで」
皮肉めいた挑発に乗る様子のない上官にも、ビジュの勢いに圧され壁際で眺めてるしか
出来なかったくせにギャレオが来た途端ほっとした表情浮かべた同僚にも、腹が立つ。
「敵とはいえ出来るだけ被害を抑えろと、
 アズリア隊長があれ程言ったのを聞いていなかったのか?」
聞いていたからこそ、その甘っちょろさに苛つくのだ、とは言わなかった。
視線を落とす。
ぜいぜい不規則な呼吸をする男の肩に埋まるのは投具。ビジュが放ったものだ。
「分かりました、よ」
それに、無造作に、鉄板で補強した靴底を振り下ろす。
刃がより深く肉へと打ち込まれる感触。神経の束を引き千切る確かな手応え。
男が白目を剥いて悶絶する。
「ビジュ、貴様っ……!」
「殺しちゃいないでしょうが」
睨みつけるギャレオと、おそらく二度と動かないであろう腕を後生大事に抱えたまま
失神した男をビジュは嘲笑った。


「―――捕縛は計十八人、死者一人。逃亡はゼロ。こちらの損害は死者重傷者なし、軽微。
 諸君の働きは見事だった。これより三日ほどだが短期休暇を与えるので、
 皆ゆっくり身体を休め鋭気を養ってほしい。以上、解散」
作戦を終え本部にて申し送りをする頃にはとうに夜半をまわっていた。
とっとと官舎に戻ろうとするビジュをアズリアが呼び止めた。
また説教かと嫌々向き直るのに、
「ビジュ、アティが何処にいるか知らないか?」
「軍医?」
そういえば現場で負傷者の手当てをしているのが最後に見かけた姿で、申し送りの
席にはいなかった気がする。言動の割にこういう事には生真面目な彼女が珍しい。
684軍医さんと煙草の関係(3/11):04/03/10 04:10 ID:A2bIjIjI
それはともかく。
「どうして俺に訊くんですかい。俺はアイツの保護者でも何でもねェんですが」
「ああ、保護者でないの『は』分かっている」
意図的にかそれとも無意識なのか、微妙に含みのある返事だった。
「まあいい。見つけたら……」
黒曜石の瞳が揺らめいて。
「……いや、何でもない。引き止めて悪かった」
意味を問い返す間もなくアズリアは立ち去ってしまい、戸惑うビジュが残された。


言われたから、という訳でもないが医務室に立ち寄ってみる。
誰もいない。考えてみれば、アティのいる可能性の高い場所はアズリアが一通り
探したはず。それでも見つからないのなら、別の所にいるということだ。
と、何か、音がした。発生源とおぼしき窓の方へ近づく。
鍵が外れていた。
外開きの枠を押す。軽く鼻をつく匂いがし。
「……っく、げほげほっ」
外壁にもたれて座り込んだアティが、思いっきり咳をしていた。いつもの白衣は戦闘で
駄目にしてしまったため、今はワイシャツにスラックスという春先には寒そうな格好だ。
ひょいと涙浮かべた顔がこちらを向き。
「…………をわわっ?!」
相手の方が驚く勢いで身を反らす。
「ビジュさんじゃないですか、びっくりさせないで下さい」
「夜中にこんな場所いやがってそりゃこっちの台詞だ!」
はあ、と吐息をつくアティの手には、紙巻き煙草が一本くすぶっている。
「喫煙見られただけであんなにうろたえやがって、テメエは中学生か」
「お気になさらずに。あ、申し送り終わりました?」
「とっくの昔にな」
「そうですか。……ふふ、さぼって裏で煙草だなんて、本当に不良みたいですね」
685軍医さんと煙草の関係(4/11):04/03/10 04:12 ID:A2bIjIjI
紙巻きをくわえて、また咳き込む。
「そこまでして吸うものじゃねェだろ」
「普段はやりませんよ。苦いし煙いしせっかくシャワー浴びたのに髪に臭いがつくし」
手のそれとかなり矛盾することをほざき、思い出したように、
「そうそう、聞きましたよ」
「あん?」
こいつもか、と顔をしかめるビジュに、
「五人斬り達成おめでとう。さすがは我が隊のエース、戦闘だけならトップクラスですね」
からかいに似た口調でそう言った。
「しかも全員寸止めだったんでしょう、偉い偉い」
「二回言われると馬鹿にされてる気がするんだが」
「気にしすぎですよ」
あっさり流し、
「……まあ死んだ方がましなのかもしれませんけど」
辛辣なことを呟いた。
帝国と対立を続ける旧王国、そこに組する者が軍に捕えられればどういう扱いを
受けるのか……組織に属していく上で知らなくても良いこともある。
夜風に古傷が疼く。
沈黙を読み取ったのか、突然アティは、
「『酒、煙草、香水、最低どれかひとつ覚えておけ』」
「……いきなり何だってんだ」
「訓練生時代の担当教官の口癖です」
―――軍医ってのは戦場に出ても出なくても血に塗れる仕事だからな、血臭が
染付いて困るんだ。そういうの誤魔化すには、さっきのみっつが手頃なんだよ。
酒臭いのが嫌だ、女臭いのが嫌だなんて言ってると、
「―――俺みたいに『ぱぱへんなにおいするからきらいー』なんて言われちまうぞ、
 というのが持ちネタでした」
くすくすと思い出し笑いする。揺れる紙巻きの端が崩れて灰がこぼれた。
686軍医さんと煙草の関係(5/11):04/03/10 04:14 ID:A2bIjIjI
「で、それに従っているのですが、今アルコールに頼ると悪酔い間違いなしですし、
 香水は普段使わないのにあんな高価なもの買う趣味はないので、消去法でこれ」
いかにも安物の煙を繊手でもってくゆらせてみせる。
「ンなに臭うもんか?」
「気分の問題でしょうね……私も大して気にしてなかったんですけど、今日は、ちょっと」
苦笑いし、短くなった煙草を石造りの地面にぐりぐり押しつけ火を消す。
「もう死んじゃったんですけどね、その人」
さらりと。話のどうってことない続きのように。
「私が本仕官になって、通常勤務に戻ってからすぐらしいです。
 つまんない任務で、つまんない死に方して。
 死ぬなら肺癌で死にたい、も口癖の方でした……厭な仕事ですよ、本当に」
最後は半ば独り言だった。
月光に縁取られた横顔は酷く老成した、いつものアティしか知らない者なら
絶句すること間違いなしの表情を浮かべている。
ビジュは窓から手を伸ばし、
赤毛の頭を小突いた。
「……ったあ〜。脈絡なくはたくなんて非道いですよっ」
「うるせえ。一回りも年下のガキが悟りきったような口ききやがって、生意気なんだよ」
「一回り、ってそこまで下じゃないんですけど」
「ああ悪りいな。まだ酒も煙草も駄目な年齢だとばかり思ってたもんで」
一瞬唖然としたアティは憤りつつ立ち上がったが、
すとんと肩を落とし気の抜けた笑い声を立てる。
「もういいですよ。確かに湿っぽかったのは事実ですし―――何だかなあ」
まだ中身を八割ほど残したままの煙草の箱をポケットにねじこむ。
「もういいのか」
「これからの交渉次第ですね」
窓枠越しにビジュと対面する。
月を背にするその顔はよく見えない。
「今夜は一緒に居てくれませんか」
687軍医さんと煙草の関係(6/11):04/03/10 04:15 ID:A2bIjIjI
予想外、ではなかった。
「一緒に、ねえ」
「お疲れだったら無理にとは言いません。ビジュさん私と違って若くないですし」
さりげなく根に持っている。
「で、居るだけなのか、軍医殿?」
「要望次第ではオプションつけますけど」
微妙に艶の足りてない会話だが、本人らはいたって真剣だ。
相手に求めさせ、自分が少しでも優位に立とうと。
しばし、両者とも無言。
そして。
「……家に帰りたくないんです。独りでいるのも嫌だし、……それに、貴方とそういうがコトしたい」
今夜の先後手は決まったらしかった。


脱ぎ落とされる衣服、その下から現れる白い肌に、見慣れぬ痕を見つける。
「あ、気になります?」
アティは己が左肘から二の腕にかけての朱い筋と薄く脹れた周囲を指差した。
「大丈夫です、召喚術で治して貰ったから痛みもないですから。
 痕は残るかもしれないけれど、後遺症出ないだけましですし」
そこで小首をちょこんと傾げる。長い髪がシーツに渦を作った。
「今更キズのある女は嫌だなんて言いませんよね?」
「それこそ今更だな」
最後の一枚取り払ったのを見澄まして引き寄せ、アティが少々拒む仕草をとるのも
無視し唇を重ねる。割り入れた舌先にざらつく刺激。
「……煙草、残ってますよね」
一旦は解放され息をつくも、再びこじあけられる。
確かに苦かった。
だがいつもとは違い、アティの口内で避ける挙動を繰り返す舌を追い詰め犯すのは、
これはこれで楽しいものがある。
688軍医さんと煙草の関係(7/11):04/03/10 04:17 ID:A2bIjIjI
唾液をわざと音を立てて啜った。
滑らかな頬がほんのり朱く上気する。やっと腹をくくったのか柔肉が絡んできた。
安っぽい苦味が少しずつ別の、知ったものに換わってゆく。
唇を離す。透明な液が細く糸を引いた。
アティは拭いもせずビジュの首筋へと舌を這わせた。
そっと刺青に沿って温かい粘膜がなぞりあげる。
豊かな乳房としこり始めた先端が押しつけられ舌の動きにつれてじわじわと移動する。
ビジュが張りのあるそれの下に手を差し入れ持ち上げ、掌全体を使って揉みほぐす。
乳首が擦れる、外気に晒される舌がびくりと震えた。
と。軽く押されたかと思うと、あっさりベッドに転がり押し倒されてしまった。
悔しいことに下肢の力が抜けて思うように動けない。

「血の臭いが駄目っつったよな」
不意に、問われる。
「なら俺に抱かれるのは平気なのか?」
乱れた呼吸を整えようとしていたアティはきょとんとした顔をし、
「ひとのは割と構わない性質なんです。なのに自分がそう思われるのは厭で……いえ、
 私がそういう人間だって知られたくない子がいて、その子さえ騙せればあとどうでもいいんです」
自嘲混じりに返答する。
「……すさまじく自己中だな」
「自分でもそう思いますよ……あ、それと」
口の端に小さく笑みを浮かべ、
「こんな話しても引かない、それどころか同情すらしないのはビジュさんだけですよ、だから」
だからこういう関係になることを望んだのだと。残りの言葉は胸に留め置く。
目をそっと眇める。乏しい光源に垣間見える顔は、
何ともいい難い表情だった。
全く。たまに毛色の違う行動するとこれだ。
『好きです』だなんて真顔で言った日には。
689軍医さんと煙草の関係(8/11):04/03/10 04:18 ID:A2bIjIjI
(…………九割九分九厘、笑うか流すか馬鹿にするかでしょうね……私もそうするし)
ただし0.1パーセント程の確率で別の反応を見せてくれるかもしれない。
そうしたら……
……
……
……酷く、困ったことになるだろう。

ぎこちない空気の中、話はもう終わりとばかりに体重かけられる。
間を置いた身体は固さが戻りかけていて抵抗を示す。構わずビジュは腰を進めた。
「ちょ……少しは、優しくしてくださいっ」
額に汗滲ませての抗議に、秘所を蹂躙するそれが一旦止まったかに思えたが。
ずり、と浅く引かれる感触。直後。
まだぬめりの足りぬままの柔襞を無理矢理かきわけられた。
貫かれる予測に身体が強張る。
だが先程よりは深い位置に来たが、またしても引かれ。
「……あ」
思わず洩れたのは我ながら残念そうな吐息だった。
良く見えないが、確実にビジュが笑ったのが分かる。
やられた。羞恥と、燻る物足りなさで頭がくらくらする。
何度めかの押し込みついでに、耳元で囁かれる。
「で、何か言ったか」
アティには選択肢があった。「優しいのとじらしプレイは別でしょう?!」とほんのり
キレてみるとか、「……ばか」と呟き可愛らしさアピールしてみるとか。
だが紅唇が紡いだのは。
「―――実はそっちもぎりぎりでしょうに」
「……」
「……」
妙な笑い声がアティの耳朶を打つ。湿る背筋に別種の汗が流れた。
「分かってんなら文句は言うなよ、軍医殿」
690軍医さんと煙草の関係(9/11):04/03/10 04:20 ID:A2bIjIjI
両の腕で肩を押さえられ動けなくなる。
口は災いの元―――昔の人はいい事を言ったものだ。
などと誤魔化しても状況は好転しない。

一気に、それこそ遠慮も会釈もあったもんじゃない勢いで貫かれた。

「い……や、本気で痛……っ!」
そのまま揺すぶられ腰が軋む。
押さえ込まれているから逃げ場もない。涙が頬を伝い耳に入りそうになった。
半分は自業自得とはいえ痛くてしょうがない。なのに。
肉の擦れる音に粘り気がでてくる。
つられてアティの洩らす悲鳴も甘みを増して、嬌声と呼んで差し支えないものになってきた。
酷いことされている、という自覚はあるし、こんな醜態晒しては後で何言われるか
分かったものじゃない、というのも理解できるが、
頭できっちり制御出来るなら誰も苦労はしない。
いつの間にかアティも身をよじらせていた。
肩を押さえていた手ものけられているのだが、もう逃げようとはしない。

ビジュが微かにうめき身を起こそうとした。
咄嗟に背中へと腕をまわし引き止めた。
黙ったまま、きつく腕へと力を込める。潤んだ瞳がビジュを見上げる。
秒単位の間。
引き抜かれかけたそれが、もう一度、勢いをつけて侵入する。
空気と体液とが同時に押し出され気泡のはじける淫靡な音がした。
かぶさるようにアティの喉から高い声が洩れる。
主導権を完膚なきまでに握られ、ほぼ完全に身を任せているのに、
咥えこんだ部位だけが蠕動と収縮を行い奥へ奥へといざなう。
乞われるままに叩きつけた。
691軍医さんと煙草の関係(10/11):04/03/10 04:22 ID:A2bIjIjI
苦痛か痛みを上回る快楽にか、アティが一際甘く、鳴いた。
それが合図になる。
貫く体積が増し。
連鎖するかのように残る力で締め付け。
重く揺れる胸を持ち上げ背が大きく反った。
刹那。ナカに熱。
―――とん、と、視界に暗幕が落ちる。
意識を取り戻し感じたのは、荒い息で抜かれたそこからとろりと零れる体液の熱さと、
快楽の余韻に縛られ思うに任せぬもどかしさだった。


スラックスから煙草の箱を取り出し、アティは指を顎に当て考えていた。
「これ、どうしましょう」
「適当に置いときゃ誰かが持ってくだろ」
「それもそうですね」
ぽいと箱を投げ出し、アティはまたシーツに潜る。
「帰らねェのか」
「明けたら」
月は姿を隠し、窓の外は未明の色。
朝日が夜の残滓を駆逐するには、もう少し時間が掛かりそうだ。
692軍医さんと煙草の関係(11/11):04/03/10 04:23 ID:A2bIjIjI

休暇が明けて最初の出勤日、アズリアがまず向かったのは医務室だった。
「おはよう御座います。休暇、どうでした」
「……ああ、悪くはなかった」
そうですか、と微笑む親友を、
「……アティ」
真直ぐに見据え言う。
「私はお前のことをよく知っている。だから、お前がやったのは他にどうしようも
 なくなったからだとちゃんと分かっている……あまり気に病むな。それだけだ」
アティは幾度か目をしばたかせ、
「はい」
「じゃあな、しっかり仕事しろよ」
「隊一番の働き者には余計なお世話です」
冗談混じりの返答に苦笑しつつ医務室を後にする、その背に手を振って。

「……アズリアは優しいですねえ」
笑みはそのままにアティは呟く。手の中には煙草の箱。
立ち上がり、休憩室へと足を向ける。置いておけばその内誰かが吸ってなくなるだろう。
血の味を打ち消す苦味を欲しがらなくなるのと、どちらが先か。
彼女に判るはずもない。
6936スレ715:04/03/10 04:26 ID:A2bIjIjI
純愛?ビジュアティは最萌えカプですが、ここいらでひとつ鬼畜で救いようのないド外道な
ビジュSSが読みたい、と言ってみる。ヌルイお笑い担当ではなくえろえろな奴が見たかったり。
694名無しさん@ピンキー:04/03/10 13:07 ID:5DxhtMpQ
次スレ

【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596/l50
695名無しさん@ピンキー:04/03/11 01:27 ID:cr0frjwk
>>アティ×ビジュ
乙〜&GJ!!
メロウな感じでとても良かったです。
この人たちこれからどうなるのかとても気になるよ…
696名無しさん@ピンキー:04/03/11 02:18 ID:FZFt8I1H
GJ!
実は6スレ715氏のお陰ですっかりビジュアティが萌カプになりました…。
微妙な二人の関係とビジュ相手にも受身ではないアティが萌える(;´Д`)ハァハァ
6976スレ715:04/03/11 10:45 ID:7IFerY+c
スレ見返してみて、ここしばらくの自分の連投ぶりに唖然。一体何があったんだ。
それなのにレスくれた方には感謝してもしきれんです。

>696
むしろビジュ相手だからこそ受身になれない、と言うか、普通にしてたらまずこいつら
陵辱以外の接点ないので、純愛モードに入るにはアティから動くしかなかったり。
ゲーム本編での設定では言わずもがな、アティを軍に放り込んでもそのままの性格だと
ビジュにとっては「青臭いことばっかり言ううざい女」位にしかならないので。
……しかしアティが黒い所全部持っていったせいか、双子設定なレックスは
(自分の脳内では)いい奴過ぎて影薄かったり……不憫な。

ある意味同時存在不可なレクアティより在り得ないカップリングですが、萌えて頂けたらこれ幸い。
長々とすまんです。
698名無しさん@ピンキー:04/03/12 11:52 ID:C8VgqL+s
暇なので埋めにシチュ妄想。

1、既出ですがヤード×ミスミで逆誘惑授業。
  最初はからかうだけのつもりが何時の間にやら本気モード。
  そのままミスミ攻めでもいいし、オルドレイク仕込みのテクでヤード下克上も良し。
2、キュウマ×ミスミ。リクトを失った悲しみを紛わす、一夜限りの逢瀬。ありがち。
  茶噴き出すシーンで「お前らいっその事くっつけよ」と思ったのは自分だけではないはずだ。
3、>>242の「ミスミ=三角」説にのっとり、ミスミにはもう一本ツノがあったのだ!でふたなりミスミ様。馬鹿くせー。

ぶっちゃけミスミ様が見たい。
というわけで>>418氏頑張ってください。
699名無しさん@ピンキー:04/03/12 15:49 ID:iLyFgMT4
ミスミ様のお声いいよな〜
今さら小山声でハァハァすることになるとは思わんかった。
サモンスタッフは目端が利くな…
700名無しさん@ピンキー:04/03/12 23:34 ID:F2p5NNDS
マジ圧縮近いので移行済みスレは放置してください。

次スレ

【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596/l50

倉庫格納依頼済みなので埋めなくていいです。
会話が続いてると依頼がスルーされる恐れがあります。
701名無しさん@ピンキー:04/03/18 00:32 ID:U3id8ipR

スルーされてしまいましたw
>>1-700
702名無しさん@ピンキー:04/03/18 00:38 ID:U3id8ipR

【過去スレ】
サモンナイト萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/999/999797530.html
サモンナイト萌え2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1009/10094/1009483903.html
サモンナイト萌え3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1023/10234/1023464724.html
サモンナイト萌え4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1043/10438/1043888060.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1043888060.html(ミラー)
【祝】サモンナイト萌え5【3発売】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10601/1060115736.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1060115736.html (ミラー)
【イロイロ】サモンナイト萌え6【エロエロ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1061/10615/1061571105.html
【個人授業】サモンナイト萌え7【二人の秘密】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10622/1062251246.html
【帝国軍】サモンナイト萌え8【身体に聞きます】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1063/10635/1063541511.html
【だから漏れ】サモンナイト萌え9【抜くよ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1066/10661/1066123551.html
【私が欲しいの…?】サモンナイト萌え10【はい。】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068281776/l50
【おまいに】サモンナイト萌え11【萌えたい】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074943983/l50

SS保管庫のアドレス
ttp://www.artemis-j.com/hp/snss/(381氏)
ttp://www.buzz-style.net/~snss/(618氏)

703埋め:04/03/18 00:42 ID:U3id8ipR

【過去スレ】
サモンナイト萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/999/999797530.html
サモンナイト萌え2
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サモンナイト萌え3
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サモンナイト萌え4
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【祝】サモンナイト萌え5【3発売】
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【イロイロ】サモンナイト萌え6【エロエロ】
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【個人授業】サモンナイト萌え7【二人の秘密】
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【帝国軍】サモンナイト萌え8【身体に聞きます】
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【だから漏れ】サモンナイト萌え9【抜くよ】
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【私が欲しいの…?】サモンナイト萌え10【はい。】
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