TRICKでエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
誰か書いて〜
2神崎武法:04/01/23 10:24 ID:oe08k7ch
そうはいかんざき!


公明党代表、将棋五段の神崎武法が15分ほど放置したのち2ゲット!
3名無しさん@ピンキー:04/01/23 18:22 ID:QRbH53Nk
信じられん
4名無しさん@ピンキー:04/01/23 19:48 ID:jYVUt6Kj
4ゲット!
5名無しさん@ピンキー:04/01/23 23:49 ID:iyW6JcrO
5get⊂(´<_`⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡≡
6名無しさん@ピンキー:04/01/24 03:37 ID:TNBdNe5d
カプはやっぱ山田×上田?
7名無しさん@ピンキー:04/01/24 03:56 ID:ZIBWqVox
ごくせんより無理がある
8名無しさん@ピンキー:04/01/24 05:50 ID:ObTcFLG/
山田&上田で書いてみようかな。
しかし携帯なのでチョト待つヨロシ。OK?
9名無しさん@ピンキー:04/01/24 05:51 ID:NII2UCWw
>>8
サッソクキター
108:04/01/24 06:06 ID:ObTcFLG/
>9
スマソ、今日の昼か明日の昼までに書いてネトカフェから投入するから…

期待しないでな。あんまりぶんさいねぇし(汗
11名無しさん@ピンキー:04/01/24 10:48 ID:Njt8WslF
12名無しさん@ピンキー:04/01/24 20:51 ID:lLTTSWoZ
>>8
がんば!!

まあ登場人物少ないから
山田&上田か山田&矢部ぐらいしか無いわな・・。
13即落ち防止:04/01/24 21:57 ID:OoOq9YV5
「お前の鬘の下は全部まるっとお見通しだっ」
「こ、これは鬘じゃなくてなぁ
ちゃぁんと地肌から生えてるもんだからな
おい、聞いてんのかぁ」
奈緒子は構わずに矢部の頭を触ってくる。
矢部はふいに真面目な目をすると奈緒子を固く抱きしめ乱暴とも言えるほど無理やり口づけた
「にゃーっ!!
何をする矢部っ!」
「何をするって、これはキスと言いましてなぁ、男が好いた女にするもんやがな」
そういいながら、奈緒子のうなじ辺りや腰を優しく撫でながら彼女の上唇の表面から裏側、歯の付け根を舐めあげてゆく
余りの突然の事に奈緒子は身動きする事も出来なかった
矢部は一度唇を放すと、奈緒子の耳元に寄せた
14即落ち防止:04/01/24 22:18 ID:OoOq9YV5
「お前、先生と結婚するんか?
そんなに先生がええんか」
矢部の抱きしめる腕に力がこもる
自分の頬に触れた液体に奈緒子は身を固くした
「矢部、泣いてい…」
全てを言い終える前に再び唇が重なる
今度は舌が乱暴に歯の間に割り込んできた
奈緒子の体から力が抜け、思わずその場にへたりこみそうになるのを支える、矢部の意外な力強さに何かが突き動かされた
奈緒子は無意識に矢部の首筋に手を回し、抱きつくような形になった
15即落ち防止:04/01/24 22:48 ID:OoOq9YV5
男に対して不慣れな舌も、巧みな矢部の動きに誘導されるようにチロチロと不器用に反応を始めた。矢部の手はそれを合図に愛撫を始める
片手はしっかり奈緒子の体を支え、もう片方で彼女の太ももの表面をなぞってゆく
奈緒子は顔を薔薇色に染めて微かに震えていた。細い腰、白い指が強気を装った彼女の内面の繊細さを現しているようだ
「ふっ、ん、んんぅっ…」
ただそれだけの愛撫に息を荒らした奈緒子をたまらなく愛しいと思った
その瞬間、矢部は衝動的な自分の行動を後悔し、奈緒子から身を放した
「や、矢部…?」
「悪かったな、先生と幸せにな」
矢部は優しく奈緒子の頭を撫でた
16名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:58 ID:lLTTSWoZ
>>13-15
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
乙! 素晴らしい!
17即落ち防止:04/01/24 23:06 ID:OoOq9YV5
彼女から離れ、去ろうとする男の髪を奈緒子は必死で掴んだ
「お、おい、山田奈緒子っ!!」
必死で取り返そうとする男をからかうように鬘を振り回し、隙をついて素早く一瞬唇を奪う
「な、何するんや…全く」

「これはキスと言って女が好きな男にするもので〜す!」
奈緒子は満面の笑みでそう言うと鬘を振りながら走り出した
「好きって、そんな…」
一瞬放心したようにに呟くが、次の瞬間正気を取り戻すと涙と鼻水で顔をクシャクシャにさせながら走って奈緒子を追いかけていく…


すんません終わりです
18名無しさん@ピンキー:04/01/24 23:19 ID:OoOq9YV5
推敲も何もせずに携帯から適当に打ってしまったのでごめんなしゃい
即死予防という事でお許しくらはい
(;_;)
19名無しさん@ピンキー:04/01/25 00:08 ID:0PyAMbYz
保守したいがあまりの登場人物の少なさに
すぐに消えてしまいそうだ(⊃Д`)


とりあえず巨根にあえぐ奈緒子タソきぼん
20名無しさん@ピンキー:04/01/25 00:17 ID:m7Q2XXxB
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
>>8サマ アリガd
21名無しさん@ピンキー:04/01/25 00:28 ID:O/CIXtxx
>>18
適当だなんて、激しくハァハァ(*´Д`)させて頂きますた!
グッジョブ&ゴチですた!矢部えぇなぁ
22名無しさん@ピンキー:04/01/25 00:31 ID:LR9/fbIl
>>18
神!!TRICK大好きでつ
23名無しさん@ピンキー:04/01/25 01:55 ID:E4kXGvUe
いっちょ上田×山田やってみたいがエロ描写がうまくかけない・・・
24エイジ:04/01/25 02:35 ID:+GQphPuW
うーん、それにしても
(多分)処女の奈緒子が、上田のナニを受け入れられるのか・・・。
それとも処女ゆえに「こんなものなのだ」と納得してしまうのか。
(旦那のデカさを受け入れるため、ワザワザしまりを”ゆるく”する女性もいるとか勿体無い話だ)

初夜(いまどき結婚してから)はこんなん?
奈緒子:「ちょ、ちょっと上田さん。この大きさは何ですか?凶器ですよ。」
上田:「そ、そんなこといっても、You。収まりつかないぞ。」
奈緒子(電話で):「お、お母さん、実はかくかくしかじかで・・・、え?汚いじゃない。分かったわ。仕方ない」
上田:「なに?どうした?」
奈緒子:「やむを得ません、上田の童貞はワタシの口で失われます。パクっと」
上田:「お、おぅ、はうっ」
(失われたことになるのか?)
258:04/01/25 04:21 ID:dM11ODzW
8です…
実はまだ書き込みしていません。。(TдT)
というわけで、いままでのは別の職人さんの手によるものです。。

で、肝心の自分の投下は…
えっと、かなり長編になる上に、前半ほとんどエロ入らないんですが…
それでもいいですか?
268@とりあえず。:04/01/25 05:49 ID:dM11ODzW
書いておきますね。
目障りな方はスルーで

二人があの島から戻ってきて一ヶ月位経った。
あの島で確かに上田は奈緒子にプロポーズをしたはず、なのだが…
二人の関係は以前とさほど変わらなかった。

そんなある日、奈緒子は里見に呼び出され、信州の実家へと鈍行列車で向かった。
いつもは温厚でゆっくりな口調の里見が
「大切な話があるから、とにかく家に来なさい」
と興奮気味の早口で話していたので、よっぽど重要なことに違いない。
…最も、近頃はその大切な話が奈緒子にとってはどうでも良い話だったりする時があるのだが。
27名無しさん@ピンキー:04/01/25 08:41 ID:z3DDLSPh
アダルト検索リンク集
ttp://cyberx.h.fc2.com/adults/link.htm
28エイジ:04/01/25 13:05 ID:+GQphPuW
24の続き
口で上田の童貞を奪った(奪えているのか?)奈緒子であったが冷静に考えれば奈緒子の方の”初夜”は終わっていないのである。
奈緒子:「(ゴクっ)苦っ。では上田。挨拶が遅れましたが今後もよろしくお願いします。」
上田:「こちらこそ、お願いします。って山田。お前の方がまだ終わってないだろ。てゆーか今ので初夜終わりにするつもりか?」
奈緒子:「ち、気がついたか」
上田:「気がつくわい。もっとも私のほうはすでにYouに吸い尽くされているので”器具”もしくは”指”による開拓が現実的解決方法だな」
奈緒子:「解決しなきゃダメ?」
上田:「ダメ!」
奈緒子:「じゃあ、この一番細いので・・・。大体なんでこんな器具を新婚旅行に・・・」
上田:「ふっふっふっ、覚悟しろ!」
29名無しさん@ピンキー:04/01/25 17:14 ID:E4kXGvUe
>>28
(*´Д`)ウエヤマ期待ハァハァ
30エイジ:04/01/25 18:54 ID:+GQphPuW
28の続き(あましエロいのを期待してませんよね、24、28とどーみてもギャグだし)

奈緒子のチョイスにより細いバイブにて”初夜”を迎えることになりました(なんか間違ってるよな)
上田:「いいのか?コレたしかアナル用って書いてたぞ。」
奈緒子:「いいのよ!ってなんで新婚旅行にそんなとこ用のバイブを。使うつもりだったのか?」
上田:「使ってるだろ。では開通!」
奈緒子:「バカ上田!いきなり挿れるな!」
上田:「お、おぅ!どうすればよいのだ?」
奈緒子:「まず、優しくキスして・・・、とにかくアソコをしかるべき状態にするのよ!一人で練習してたんだろ?」
上田:「まずキ、キスね。(さっきたっぷり生で出した口にか?なんか生理的にイヤなのは男のワガママか?)おう、やってやろうじゃないか。」
奈緒子:「や、やれば出来るじゃないか、上田。なんか出来そうな気がしてきたぞ。エヘヘ♪」
上田:「ではこんどこそ開通!」
奈緒子:「まだ心の準備が!」

書きたいヒトが続き書いてもいいです、てゆーか書いて欲しい
31名無しさん@ピンキー:04/01/25 21:33 ID:PtMXCLyR
ニヤニヤして見てしまいました。
ということで、保守age(ノ ゚Д゚)ノ
32名無しさん@ピンキー:04/01/25 21:37 ID:2M+Ngf4K
33エイジ:04/01/25 23:07 ID:+GQphPuW
バイブにて初夜(いや・・・もういいや初夜なんだよ)を迎えるのに”心の準備”がなどと言い出す奈緒子。
上田:「しょうがないヤツだな、待て、いい方法がある!」
奈緒子:「何だ。上田?」
上田:「ラマーズ法だ。」
奈緒子:「はぃ?それ、出産のときのヤツじゃん。」
上田:「You心配しているのは膣を通過する異物に伴う苦痛だろう?同じことだ。」
奈緒子:「それもあるけど、もっと精神的な何かが・・・」 (いいだろ、バイブくらい)
上田:「いいか、よくTVでやる、”ひっひっふー”という呼吸法だ。」
奈緒子:「聞いてないし」
上田:「よし、はじめるぞ。ひっひっふー」
奈緒子:「ひっひっふー」
上田:「バカ、”ひ”も”ふ”も息を吐くンだよ。ほら、ひっひっふー」
奈緒子:「ひっひっふー」
(ますます、間違った方向へ進んでまふ)
34名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:53 ID:d49p5cS/
トリックってゲストが豪華だけど、たまに誰だか分かんない人も出てたよね
35名無しさん@ピンキー:04/01/26 04:04 ID:DquCt252
>>33
ウエヤマいい!!
ちょと続き書いてみる。

奈緒子:「ひっひっふ〜」
上田:「ひっひっふ〜」
奈緒子:「ひっひっふ〜」
上田:「よし、そろそろ入れるぞ」
奈緒子:「ひっひ・・・にゃぁぁぁぁぁ!おい、上田!痛いぞ!」
上田:「これくらい我慢しろ。ひっひっふ〜」
奈緒子:「・・・ひっひ・・ふぅぅぅにゃぁぁぁ」
 上田を蹴飛ばす奈緒子。
 構わず続ける上田。
上田:「よし、もう少しだ。ベストを尽くせー!」
奈緒子:「ベ、ベストーー!」(一応貫通)

甘い夜はまだまだ続く(?)
さらに続きキボンヌ。
36名無しさん@ピンキー:04/01/26 09:56 ID:WXERl4nj
>>26
続き待ってます
37名無しさん@ピンキー:04/01/26 17:45 ID:X/Wtkd6T
>26さんのSS楽しみ〜。

真打はジャーミー君×ハルさんでキボン(嘘)。
38名無しさん@ピンキー:04/01/26 18:13 ID:mWrzRfTI
イイネ!
39名無しさん@ピンキー :04/01/26 23:32 ID:670o1goa
貧乳奈緒子
40エイジ:04/01/27 00:01 ID:MDZ7QqJQ
>>33のつづき
上田:「よくがんばった、山田。」
奈緒子:「エヘヘ、処女卒業♪」 (バイブで)
上田:「俺も童貞卒業だ!もう遅いし寝るか。」(クチで)
奈緒子:「おやすみなさい」
上田:「おやすみ」
電気を消して2人同時に気がつく
上田&山田:「ってまだ卒業してないじゃん!」
41エイジ:04/01/27 00:03 ID:MDZ7QqJQ
上の、35の続きですね。失礼
42名無しさん@ピンキー:04/01/27 09:19 ID:AyID99/7
このスレ、予想外に面白い
43名無しさん@ピンキー:04/01/27 10:44 ID:Fx82Tn4h
ラマーズ法ワロタ
44エイジ:04/01/28 00:04 ID:clf2mO2g
ラマーズの元ネタは「ラブやん」だったりします
45名無しさん@ピンキー:04/01/28 00:54 ID:N1OPCOub
46sage:04/01/29 00:31 ID:AgzoZI4q
テレビサロンにたってたやつのまとめやってたんだけど。
ここのも入れていいのか?
ttp://red.ribbon.to/~lovetrick/lovetrick.html

47名無しさん@ピンキー:04/01/29 02:29 ID:g61W8goT
8様の続きはまだかしら?
48名無しさん@ピンキー:04/01/31 21:09 ID:Wbwi0b5s
浮上
49名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:32 ID:kInuZHyh
>>46
初見だ。オモシロカタ。
50エイジ:04/02/01 01:57 ID:FaFWwRZM
40の続き

奈緒子:「上田さん!起きてください。」
上田:「なに、母さん?」
奈緒子:「寝ぼけるな!このマザコン童貞。」
上田:「何だYouか?こんな夜中になんだ。明日も新婚旅行ツアーの続きがあるンだぞ」
奈緒子:「お黙り!初夜をやり遂げるまで不眠不休よ」
上田:「そうか、Youはまだ処女のままだったな、バイブで開通しただけで」
奈緒子:「お前だってクチでしただけだから童貞だろ」
上田:「いや、実は風呂屋で済ませて・・・」
奈緒子:「風呂屋ってナニよ?」(どーもこーゆーことには疎いらしい)
上田:「い、いやなんでもない。」
奈緒子:「とにかく、今度こそ2人で卒業よ!」

上田と奈緒子の本当の初夜はいま始まる・・・
(誰か続きを・・・)
51名無しさん@ピンキー:04/02/01 02:14 ID:GB4FbYW1
テレビドラマ板のくわっぱオチはさいこーに面白かったんだよな。
誰かコピペおながいします
52名無しさん@ピンキー:04/02/01 09:22 ID:dC2kJuzH
>>51
くわっぱオチってどんなの?
53名無しさん@ピンキー:04/02/02 15:49 ID:lrxgtTG8
age
54名無しさん@ピンキー:04/02/03 00:49 ID:Aq8ikRu7
2人が呪文に見せかけた暗号があるんだけど
それの最初の部分が「愛している、宝はいらない(2人は宝捜しに来てる)」
になってるんだけど上田が気づいてなくて、その部分を何度も口に出して
思い出そうとしてるのを照れてる奈緒子が必死で話しを逸らそうとしてる…だっけ?<くわっぱ
55名無しさん@ピンキー:04/02/03 17:40 ID:1lztsI6n
>>54
それって映画のラストよな?
56名無しさん@ピンキー:04/02/04 05:11 ID:bM45XMxz
あいしていますたからはいらない。石原もキボン。
57名無しさん@ピンキー:04/02/05 02:20 ID:hrfLUDOE
・・・矢部×石原??
58名無しさん@ピンキー:04/02/05 04:46 ID:18ic5PuN
このスレに瀬田先生の入り込む余地はありませんか?
59名無しさん@ピンキー:04/02/05 21:35 ID:Tc3h6Atb
瀬田はなんとなく影が薄い。俺の中で。
60エイジ:04/02/07 14:25 ID:vzEhseDP
これが、奈緒子が勘違いして舞い上がった暗号、映画のラストとして秀逸!
(左から縦に読んだ、”テ”の後ろの空白は切り株に書いた文字で亀裂があったため)

アイタイ
イマカラ
シスラナ
テ ハイ
61エイジ:04/02/08 22:19 ID:Pw4xkbXJ
セタって顔が思い出せないンですが、私だけ?
(いや、いたのはしてtますよ?長野の奈緒子の実家へ通う、医者で政治家志望の)
62名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:32 ID:h/ldwS9u
すいません、、めっちゃ面白いです、このスレ。
あたしも書いてみようかなぁ(w
63名無しさん@ピンキー:04/02/09 11:30 ID:oHu6jioc
>60
すいません、その暗号横に読んだら
下2行の意味がわからないのですが・・・。
(スレ違いスンマソ!!)
64名無しさん@ピンキー:04/02/09 11:59 ID:9FUPHlAT
>>63
劇場版みた?
みてないなら深く追求するのをやめるべし。


みたなら本スレで過去ログでも読むべし。
つうか、上田が奈緒子に「それで、しすら菜は手配したのか?」って言ってたでしょ。
65名無しさん@ピンキー:04/02/09 15:14 ID:rBk7XGCp
しすらなの意味がわからにゃい… なんだろう?
66名無しさん@ピンキー:04/02/09 16:20 ID:8wHXf4S4
笑い鬼と泣き鬼を言い当てられなかったら毒を飲まされてしまうので
解毒作用のある「しすらな」を手配しておけという意味。
てか、劇場版見ろ。
67名無しさん@ピンキー:04/02/09 16:22 ID:apI5j690
>>65
しすらな は 死すら無 
つまりそれさえあればどんな万病にも効く薬になるんです
68名無しさん@ピンキー:04/02/09 21:42 ID:35ErLLXL
鬼を当てられなかったら「苺」を飲まされてしまうんだったよな。
解毒剤の「しすらな」について何故か余り把握してなかった・・。
今から劇場版チェックだ。
69名無しさん@ピンキー:04/02/13 15:02 ID:/7cYF3sa
ホスホス
70名無しさん@ピンキー:04/02/14 05:55 ID:dX8Ey4DK
                   _,,,--- 、_           l |_,、
                ,,.-‐'/> ヽ、= ヽ        ノ へ ヽ、
                / />    \ \  _,. -'',' {  Yく/,イ
               /_,. -'''" ̄ ̄ ̄`゙ ー 、/ /  ',     }
    __,,.. -‐ '''"" ̄ >'             ヽ<   r' ⌒ ヽノ
   <"---- 、    ∧'_/          ヽ 、-、/\/^     i
   ヽ     `''-y'   / 、    ヽ   、   ヽ   \    ヽ
    ヽ     /   〈  /ヽヽ   \、  \、   〉    >    |  70はもらったみゃ!!
     ヽ   <   | ム  \ヽ  ヽ \ ヽヽ_y-    〈    i'l
       ヽ   l.| /\|/ _,>=、-、ゞ 、 ゙、 _,>イニ=/ ~\ l    |
        \ l レ'  {,</,':::::゚::(',`\ \}イ{::::::゚(_ト、}   `i    l
         ヽl ヽ  ', `{::;;;;;;;;;;ノ      {:::::::::::} |  i |     l
            l  > ヽ ヾ、-='    ,  ヾー <, / /ヽl \  l
           l /^ \ヽ ̄    r─‐ ┐    /ノ )ノヽヽ\/
           ヽゞ  \\    ',   ,'    /'ノ_ ノ  `ヽヽ\
           ヾ 、__ィ、` `    ヽ_.ノ     /|/ヽ、  `ヽ/
             \ ゙、 ヽ .         , イノノ \ヽヽ、/
              ヽi、ゝ w`゙ーェ----ァ<        ヽ、/
                   ノ  ヽ、/  l  Y   //
            __,,.. -‐ '''"ヽ   /⌒、  |  l  /
71名無しさん@ピンキー:04/02/18 00:40 ID:MnsLPm2i
(・∀・)<クワッパ!!
72名無しさん@ピンキー:04/02/18 10:45 ID:/MIBJ/Yk
芥川がいい男だったので芥川×山田とかどうだろう?
椎名桔平×山田でもいいけど。
73名無しさん@ピンキー:04/02/18 13:01 ID:0Z2SPZIf
椎名桔平×山田、(・∀・)イイ!!

恋人…ってよりステキな おじさまって感じですな
74名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:59 ID:lc22h0if
椎名桔平岩×山田?w
75名無しさん@ピンキー:04/02/23 00:06 ID:/vzonyZm
あげ
76名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:38 ID:zQT3RHne
人稲杉
7713:04/02/26 11:31 ID:pIgzbd80
本編で双子トリックってあったっけ?
て質問だけでも悪いんで



奈「ほ、本当に胸が大きくなるんだろうな」
東「しつこいなぁ、東大理T出身のこの僕が開発して、パパの会社に作ってもらったんから、間違いありません。」
奈(ボソッ)「あやしい…」
東「はい、いいから塗って…て、その前にサイズ測りますよ」
奈「ち、ちょっと、服を脱がすなぁ」
7813:04/02/26 11:45 ID:pIgzbd80
東「モニターなんだから協力して下さいよ。それとも、一生その絶壁胸でいいんですか?」
奈「し、失礼な!!」
東「そんなんだから藤木直人に胸じゃなくて腹を揉まれるですよ、ほら。
本当に小さいなぁ」
奈「ほっとけ…って、お前が塗るなあぁっ」
東「何、言ってるんですか。効果的な塗り方とマッサージを指導するんですから覚えてくださいよ」
奈「あ、なんか、あ、あん」
東「変な気分になるから、そんな声を出さないでくださいよ。それとも優秀な私を誘惑してるんですか?」
7913:04/02/26 12:06 ID:pIgzbd80
奈「ば、馬鹿っ…。ん、んぅ、ふ、ふぅっ」
東「はい、今のを今度は自分でやってみてくださいよ」
奈「お、お前はもうしてくれないのか?」
東「当たり前でしょう。こういうのは日々の積み重ねなんだから、自分が覚えないと」
奈「わ、わかった(モミモミ)はぁ、あっ、んんぅ」
東「まぁ、そんな感じで毎日続けてくださいよ。あと、配合されている成分によって少々、性的な興奮があるかもしれませんが、女性ホルモンを活性化させる効果がありますから」
奈「最初にそれを言えっ。ふぅ」
東「じゃ、もう一度測りますよ。」
奈「ち、ちょっと、メ、メジャーで、ち、乳首がぁ、あぁ、こ、こすれるぅ、
あぁん、あぁ、だ、駄目だあぁっ」
東「もう、急に座り込まない。計りにくいじゃないですか。
おっ、5ミリアップ。でも、それでも絶壁だなあ」
奈「絶壁いうなあぁっ!!(絶叫)」
80名無しさん@ピンキー:04/02/26 13:01 ID:8JXZxe71
>13=77
GJ

初代の第三話は双子トリックだよ。
れーのーりょくで人を殺すやつ。
8113:04/02/26 15:42 ID:pIgzbd80
>>80
どうもありがとう


今みたら文の形式がラマーズネタのまんまパクリですな
m(_ _)mすみません
82名無しさん@ピンキー:04/02/28 11:52 ID:/qqhr/r8
期待age
83名無しさん@ピンキー:04/03/04 20:08 ID:zzX3MfQE
上田さんと奈緒子は卒業できるんでしょうか?
はげしく気になりますね〜つづき

でもムリだよね物理的に 上田さん手術しかない?
84名無しさん@ピンキー:04/03/06 01:09 ID:Fax3Qg5T
普通にエロくするのは不可能ポイか?
85名無しさん@ピンキー:04/03/07 05:00 ID:F10O/5Ij
>>77
13さん!乙!
携帯からなんですか? 有難う!!!
って遅レス杉だ〜

86名無しさん@ピンキー:04/03/08 12:01 ID:2Czduuw/
こんなスレあったんだ。
懐かしいな〜TRICK、好きだったよ。上田×山田にハマってたなー。
んじゃちょっとだけ書き逃げ。

「あ…はぁ……っ。んん…っ」
「YOU…力を抜け。息を吐くように…そう、そうだ」
言われたとおりに奈緒子は震える肩を両腕で抱きしめながら
気だるそうに息を吐く。緊張した太股の力が少し緩んだのを確認して、
上田は熱くなった自身の秘所に押し当て、少しずつ進入させていく。
「あ、あっ!い、痛いぞ上田…!」
じわり、と奈緒子の瞳に涙が浮ぶ。
「我慢しろ!男を見せるんだYOU!」
「私は女だ!…ひゃあっ…、痛いっ!いた…いやぁ…!」
大きい上田のモノを拒むように、奈緒子の中は狭く押し返してくる。
辛そうに顔を顰めて上田の胸で耐える彼女を見て、一瞬動きが止まるが
それでも上田は進んでいこうと思った。
(ここで止めたら、答えがでない…、進まないんだよ!)
87名無しさん@ピンキー:04/03/12 10:21 ID:S6fDvEFa
「う、上田…だれか逃げたぞ…」
「気にするな、そのうち戻って来てくれる…。それよりこの状況だ。」
「放置プレイ状態ですね。」
「いや、放置プレイと言うのはだな…、いや、よく知らん」
「どうします?上の人か、エイジさんが戻ってくるのを待ちましょうか」
「他人まかせだな。…よし!オレも男だ。何とかしよう。」
「で、できるのか? 上田。ち、力ずくは、いやっ…」
「くっ……(進まない…これ以上…、テクと経験が欲しい…)」
88名無しさん@ピンキー:04/03/13 12:24 ID:pgBPt0s5
>86-87
じゃあ、リレー小説ってのはどう? 丸1日以上誰も書き込まなかった場合、続きを書いてもいいって事で♥
では、続き。

上田は必死に、これまでに鑑賞した男女の愛の営みが赤裸々に映されているビデオや出版物を脳裏に思い浮かべた。
「(確か…初めての女性を相手にするときは…)」
上田は、右手の人差し指と中指を奈緒子の顔の前に差し出して、躊躇いがちに、言った。
「YOU…舐めて、くれないか…?」
「…………え!?」
「…い、いや、この指をだな…」
「…指なんか舐めさせて、どうするつもりだ、上田…?」
上田は内心嘆息した。自分も経験が多いとはいえないが相手はさらに初心者、加えて、知識まで少ないときている。
近来は天然記念物並みの稀少価値と言われている「処女と童貞のカップル」に近いのだ、このふたりは。
「…いいから、舐めて」
顔を奈緒子の耳元に息がかかるほどに近づけ、囁く。
途端に、奈緒子の顔に赤みが加わる。心なしか鼓動まで上がっているようだ。
ピチャリ。
奈緒子が上田の手に顔を近づけ、恐る恐る彼の指を舐め始めた。
「…こ、こうでいいのか? 上田…」
「…………ああ。」

89名無しさん@ピンキー:04/03/13 15:50 ID:yIAxt/GV
良い!
90名無しさん@ピンキー:04/03/13 20:00 ID:Rn7tYyXI
GJ!
91エイジ:04/03/14 22:25 ID:Ww8sxH0g
エライ久しぶりだ・・・

>88殿、ムリヤリ続けます

上田:「よし、十分唾液が回ったな。アソコ開いて・・・指入れるよ。」
奈緒子:「う、下品。」
上田:「アナル用バイブつかっといて何をいまさら。」
奈緒子:「うっ。・・・って痛くないや。エヘヘ♪」
上田:「そうか、では同じようなステップで俺の夜のエクスカリバーも」
奈緒子:「うーん、のどに詰まりそう。」(注:既にさっきくわえこんだ)
上田:「そんな、モチじゃあるまいし。ホレホレ」
奈緒子:「しょーがないなぁ(ピチャピチャ)」
上田:「よし、そろそろチャレンジするか」
奈緒子:「・・・」(汗;)
上田:「お、おいそろそろクチから離してくれないか?あっ・・・うっ」

処女喪失の恐怖からなんと再度クチで上田をイカす暴挙に出た奈緒子の運命やいかに!
9288:04/03/16 13:26 ID:2uc+Viin
どうしよう……続きを書きたいが、どういう路線で書いたらいいのか悩む。
>88みたいにエロ小説っぽく書いた方がいいのか、
>91みたいにギャグにした方がいいのか……。

ここの住人の皆さんのご意見キボン。
93名無しさん@ピンキー:04/03/16 14:47 ID:/vQKf3p/
>>91
「夜のエクスカリバー」ワロタ
>>92 
エロ→ギャグ→… ときてるのでエロお願いします
94名無しさん@ピンキー:04/03/16 22:31 ID:4sMhcqyA
山田は処女なのでエクスカリバーではなく
ダメージ1のエクスカリパーにしておいてあげて下さい。(*´Д`)ハァハァ
95名無しさん@ピンキー:04/03/23 17:29 ID:aOSlxVy4
保守age
96名無しさん@ピンキー:04/03/29 11:21 ID:ODOpHawO
保守age
97名無しさん@ピンキー:04/03/31 01:48 ID:50cO1Azp
>>94
FF5...
98名無しさん@ピンキー:04/03/31 19:07 ID:iXzBgBr2
圧縮まぬがれおめ。
99名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:17 ID:ukxaGGQ/
保守してくれた人のお陰で圧縮まぬがれましたね
サンクスSSかきました。
リレーする腕はないので、一応最後まで(へたれですが)デス
100100:04/04/05 01:19 ID:ukxaGGQ/
100だっ



おめ!
101なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:21 ID:ukxaGGQ/

 上田は奈緒子と結婚してからも、ずっと戸惑っていた。

 結局、新婚初夜も結ばれないままだった。上田の男性自身の大きさが一番の難点であったが、ついギャグになってしまう、二人の性格もかなり影響はしている。
 だがそれ以上に、深い問題があるような気がした。

 大体俺は奈緒子に惚れているのか?
 それは上田にとってかなり難しい質問だった。
 論理的に考えられない、分析もできない、積み上げてきた知識を総動員しても、もやもやと形を成さない自分の中の気持ち・感情というものが、苦手としか言い様が無い。

 抱きたいと思っているのか?
 彼が今まで心ときめかされる女性、下半身を動かされる女性は、いかにも『女』を感じさせるタイプばかりだった。
 自慰の糧にしてきたグラビア美人達も、豊かな胸、しっかり丸いお尻、挑発的なポーズで、艶やかに上田に微笑みかけていた。

 だが奈緒子はあの有様だ。
 細い体にそっけない口調、にこりともしやしねー、可愛げが無い、食指が動くタイプじゃない。
 上田は考え込んでいた椅子から立ち上がって、うーんと伸びをした。
102なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:23 ID:ukxaGGQ/

 奈緒子は俺にとって何なんだろう。
 顔は綺麗だな、うん確かに美人だ。だがそのイメージは…
 …もやもやと形になる…現れたのはなんと

 弥勒菩薩

 なんだと?
 奈緒子のイメージは弥勒菩薩?
 俺にとって奈緒子は、女神の様な存在なのか

 いやいやそんな筈は無い、と上田は首を振る。
 彼女は危なっかしくて、とても一人では任せて置けない、つい気になってしまう。
 またもやもやが頭の中で形になる。現れたのは、子犬と遊ぶ幼い少女と、それを微笑ましく見守る父親のイメージだった。

 なんと…
 上田は唸って頭を抱え込んだ。
103なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:26 ID:ukxaGGQ/

 二人の新居となった上田のマンションのリビングで、奈緒子はアイロン掛けをしている。
 外の明るい陽射しが部屋の中に反射して、その中で奈緒子は上機嫌だ。
 毎晩、同じベッドで一緒に寝ているのに、まったくそういう雰囲気になった事が無い。眠いから寝る、目が覚めたから起きる。自然で健康的な日常生活。
「おい、奈緒子」
「なんだ上田」
 その呼び方でいいのか…
「おまえは俺の事、どう思っているんだ?」
「どおって、何の事だ? 上田は上田だろう、他に何かあるのか?」
 ずばり訊くしかないな、この天然女には。
「俺と奈緒子は結婚したが、まだちゃんとセ、セックスをしていない。おまえはこのままでいいのか」
「いいだろ、別に」
 あっさり答えられた。
「しなくても?」
「全然かまわない」

 奈緒子に近づいて、アイロン台をぽんと叩く。
「奈緒子、いいか良く考えろ。…良くないぞ、しないのは」
「そうか? …わからないけど…」
 この処女め
 いや俺も似たようなものか。
「奈緒子、俺を愛しているか?」
 奈緒子は露骨に面倒くさそうな顔になった。
 彼女の中でも、この質問は厄介らしい。心がまだ子どものままで、止まっているような所がある。
「愛している」
 答えは返ってきたが、余計に疑いたくなりそうだ。
「俺に抱かれたいか?」
「いや、全然」 
104なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:30 ID:ukxaGGQ/
 ループしたように話は一回転した。

  なぜベストを尽くさないのか
  なぜベストを尽くさないのか

 二度ほど頭で繰り返してから、上田は奈緒子に言った。
「寝室においで奈緒子、俺は奈緒子を抱きたい」

      ◇    ◇

 服を着たまま、奈緒子はベッドに腰をかけている。
 新婚旅行の事が思い出される。あの時はアナル用バイブを使ったな、色っぽい雰囲気になるかと期待したが、どうも二人とも性格がサバサバしすぎているようだ。
 それからどうしたかな、そうだ指を奈緒子の口に入れ……
 
「奈緒子、俺の指をしゃぶって」 右手の人差し指を出す。
「……パクっ」 だから口に出すなよ、がきだな。
 だがその指で、そっと奈緒子の頬の内側を撫でてやる。右・左と交互に。奥に逃げ込んでいる舌にも触る。優しく追いまわす。
 とまどった表情、そして少しだけ呼吸を早くして、奈緒子は上田を見る。
 いい顔だ。―――下半身がひとつ脈打つ。
 指を抜いた。半開きになった唇を、その指でそっと撫ぜる。そして指の後を追いかけるように唇を重ねた。
 舌を差し込んだ。少し激しく舌を動かし、貪るように吸い、味わう。
「うっ? …う……う…ん」 
 逃げ込もうとする奈緒子の舌を引っぱり出し絡め合い、唾液を交わせる。
「ふ…ふぅ……っふ…」
 奈緒子は目を閉じて、上田の肩に手を掛け、長いキスを、欲望を感じさせる男のキスを受けとめた。
105なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:34 ID:ukxaGGQ/

 キスをしたまま奈緒子のブラウスのボタンを上から順に外していく。
 小さな胸に、白のレースのついたブラが現れた。ブラのホックをはずし、直接胸に手を置いた。
 上田の大きな手には物足りないほどの慎ましい乳房。
 だが、やわやわと撫で擦ると、口を塞がれたままの奈緒子がフンフンと鼻を鳴らした。
 上田は唇を離して、奈緒子の顔を見る。
 貧乳を気にしている奈緒子は、恥ずかしいのか赤い顔をして目をそらしている。
 両手を使ってやわやわやわと揉み続けると
「ふ…、ふ……ん」
と小さく声を漏らし、余計困ったような顔になる。
「気持ちいいのか奈緒子」
「う、うん」
「そうか、よし、」
と張り切るところが上田もまだ初心者。
 手を離しブラウスを脱がそうとして、お約束の様に手首でひっかかりオタオタした。ブラも落とす。
 上半身裸の奈緒子。細い肩にサラサラと黒髪がかかり、印象的な瞳は深い宇宙のように、上田の存在を吸い込みそうだ。
 小さな胸は、それは決して貧しい胸ではない、微乳いや美乳。上田はそれに口付けた。
「あ…… ふ……」
 ベッドに座らせた奈緒子の前に膝立ちとなり、下から上へ舌で舐め上げた。両方の乳房に交互にキスし、舌を躍らせ、立ち上がったピンクの乳首をいやらしい音をたてて吸い
「あ…、あ… う、上田っ…」
「なんだ…」 口を離さないまま答える。 
 奈緒子の背を、何かわからないザワザワとしたものが駆け昇って、思わず首を仰け反らす。
106なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:37 ID:ukxaGGQ/

 息を荒くしているのは、上田も同じだった。
 長いスカートの裾に手を入れ、素足を下から撫で上げていく。太腿まで登って来て上田の手は楽しみ出す。柔らかで張りのある若い肉を、すべすべした感触を、女の暖かさを。
 太腿の上、外側そして裏側と、上田の節高い無骨な手で撫で回されて、奈緒子の息も甘くなる。
 その手がついに太腿の内側に触れ、奈緒子は声をあげ、上田にしがみ付いた。体の奥にズーンと衝撃が走り、膝が震えだす。
 上田の胸に愛しさが、波のように押しよせる。
 もう、ためらいは無かった。俺の全てを掛けて奈緒子を受け止める。決して離さない。
 結婚というのは、紙切れ一枚の関係じゃない。こうやってふたりが一つになる事だ。
「奈緒子、ひとつになろう、それが宇宙の真理だ」
 訳の判らない事を口走っている上田だが、今の奈緒子にツッコんでる余裕は全く無かった。

 じらされるように、太腿の付け根を上田の指が行き来する。
 ああ、そこじゃない…もう少し…もう少し先、……中心に触れて…お願い…
 声に出して懇願してしまいそうになる。
 とうとう上田の指が、ショーツの上から奈緒子の秘めやかな場所に触れてきた。そこはすでにもう、しっとりと濡れていた。
「ん、漏らしたのか?」
「ば……ばかっ、違う…」
泣きたくなる。恥ずかしくて、身悶えしたくなる。
 上田はいったん体を離すと、奈緒子のスカートのホックを外し、下に落として足から抜いた。
 それからそっと奈緒子を抱えて、ベッドに横たえた。
 白いショーツ一枚でベッドに横たわる奈緒子は、やはり女神のように美しい。
 その彼女を見下ろしながら、上田は服を脱ぎ始めた。シャツのボタンを外し、ベルトを抜き、靴下を取り、シャツを脱ぎ、ズボンと下着を一緒に下ろした。
 全裸で立っている上田は、さすが普段から鍛えているだけのことはある、見事な体だった。そして何よりも、クラクラくるほど強烈に牡そのものだった。
 奈緒子は息を呑んだ。そして自分が牝だという事を自覚させられた。
 牡に喰われる牝なのだ。
 もう抗うことも考えられない。
 ただ喰われてしまうだけ…
107なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:39 ID:ukxaGGQ/

「奈緒子、俺が欲しいか」
と上田は訊いてくる。その質問に他意はない。だが、それに答えるには何度も息を飲み込まなければならなかった。
「欲しい、あなたが欲しい」
奈緒子は答えた。
 
 低く唸るような声を聞いた。
 気が付くと、男の重い体の下で翻弄されていた。
 キスの嵐
「ま、まって、お願い、ゆっくり」
 ショーツは無くなっていた。広げられた足の間に上田の腰がある。
 入ってこようとしている。
「わ、わかっているっ」
 むせかえるような男の匂い、そして自分自身の花びらが濡れてひくつきながら男を呼ぶ匂い。
 入り口に、亀頭が押し当てられている。

「奈緒子、ほら練習したろう、体から力を抜いて、リラックスするんだ。ヒッヒッフーだ」
「ヒッヒッフー」
息も絶え絶えになりながら繰り返すと
「声に出さなくていいから、頭の中でとなえとけ」
「うん」
「いくぞ」
 次の瞬間、バイブとは比にならない大きさのものが押し入ってきた。
 痛い。何も考えられない。
 痛い  怖い  犯される!
108なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:45 ID:ukxaGGQ/

「奈緒子リラックスだ、ほら、ほら、目を開けて俺を見ろ、俺を」
 涙で滲んだ目蓋を開くと、目の前に上田の顔があった。目を見た。
 彼の目は優しかった。
「愛してる」
そう言うと額にキスをされた。

 上田はゆっくりゆっくり入っていった。奈緒子が痛みで身を捩ると、それがなお一層奥へ導く結果になる。
 奈緒子の中心の奥の奥へ、襞を擦りながら巨大な肉茎が、押し開き、透明な粘液が絡みながら光り落ち、貫いてゆく。
 上田は、猛烈な締め付けの刺激に、いきなり達しそうになり歯を食いしばった。
 奈緒子の上気した薔薇色の頬、少し苦しげに寄せられた眉間、閉じた睫毛が震えている。
 何という快感だ。
 快感の波は、大きく渦を巻き一点に集中していく
「奈緒子、我慢できるか? 動いて、いいか…」
「…うん…」
 はじけ飛びそうな己の欲に忠実になれと大脳がわめく。
 上田の堰は切れた。奈緒子の腰を掴み、ゆっくりと動きだし、徐々にスピードと勢いを増してゆく。
「あ、…あ、…あん、…あん、…やっ、あっ、あぁ……」
109なぜベストを尽くさないのか:04/04/05 01:47 ID:ukxaGGQ/
 上田が動き始めると、痛みとは別の感覚が奈緒子の全身を支配する。
 ずん、ずん、ずんと子宮の入り口を突かれまくられ、もう何がなんだか分からない。
 体がバラバラになりそうな感覚。怖くてしがみつく
 寄せる波、返す波、体中の感覚がねじ合わされる。ほどける。またきつく捩じあわされる。
「おおぅ、いいよ、奈緒子! いいよ」
「上田さん! 上田さん!」
 きゅうぅぅん と高みに持っていかれた。
「あっだめっなんか変、変! いやっぁ」
 奈緒子の体が弓なりに反らされたその時、上田も何か叫びながら、腰を大きく振り、はじけるように精を放った。
 奈緒子の中はそれを全て飲み込むように痙攣を繰り返し、きつくきつく締め付けた。

 
 しばらく、まどろんだ気がする。
 気が付くと、ブラインド越しの外の光が、翳り始めている。
 上田は奈緒子の顔を見た。
 スースーと子どものような寝息をたてている。
 そっと頭を撫ぜると、目を覚まして、上田を見た。
「起きたか」
「うん… えへへ」
 照れたような顔をする。
「なんだ?」
「けっこう気持ち良かったな」
 ケロッとした顔を見て、上田も可笑しくなって奈緒子を抱きしめた。
「ああ、おまえは最高だったよ!」
 
―――そして俺もベストを尽くしたな。
110名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:49 ID:84FsnXS5
リアルタイムきた―――――――――――――(*´▽`*) 奈緒子タン可愛いすぎ。。。。。 ありがとうネ申よ!!
111名無しさん@ピンキー:04/04/05 10:35 ID:ZzN0OZXa
待ってました〜〜〜!!!! 奈緒子にものすごい萌えたvv
触発されて何か書きたくなってしまいました゚+.(・∀・)゚+.゚
112名無しさん@ピンキー:04/04/05 15:35 ID:pn24jnf9
キキキキタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!!
ネ申!!乙でした!!
113名無しさん@ピンキー:04/04/05 16:55 ID:lqKv3lHM
駄目だ……上田の「おおぅ」で笑い転げてしまった_| ̄|○
114名無しさん@ピンキー:04/04/05 21:17 ID:ukxaGGQ/
>>110-111-112-113
おおう、こんなにレスをいただけるとは、嬉しいです。
へたれですが、がんばります。ありがとう!
115名無しさん@ピンキー:04/04/06 01:31 ID:+2RrIJwK
神がキテター!!!! GJGJ! あまりに直裁な寝室への誘い文句に少しワラタけど
ここまで言わないと奈緒子が動きそうにないのもまたそれっぽい。
もう脳内でこの場面はビューテ●ボルテージCMの「フフッなに見てるんですか」に
直結してしまった…今まで混同はすまいと必死だったのにw
116名無しさん@ピンキー:04/04/07 00:36 ID:n1yUiaBx
>>115
関西在住の私は「タッチしてイこか〜♪」に直結しますた
117名無しさん@ピンキー:04/04/07 10:16 ID:kO6uBHOh
いや、アミノ○゙リューのCMで貧乳キャラなのがよし。
118名無しさん@ピンキー:04/04/07 20:50 ID:OJF6BdYe
遅れながらも・・・キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
119名無しさん@ピンキー:04/04/12 05:11 ID:EYlnFji2
あげ
120名無しさん@ピンキー:04/04/12 06:22 ID:ucXiDhpQ
貧乳と巨根
121名無しさん@ピンキー:04/04/13 03:19 ID:rXeJYo5x
>>120
なんか「天国と地獄」みたいやな。どーでもええけど。

職人様誘致age
122名無しさん@ピンキー:04/04/21 04:40 ID:9DlqyPQp
淋しいのでageてみる
123名無しさん@ピンキー:04/04/22 03:41 ID:6FsVwDwS
職人様光臨願
124名無しさん@ピンキー:04/04/22 22:25 ID:+1UzuSS6
ネ申降臨期待age
125名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:56 ID:E5AeZJE0
美味い。
俺の一日はこの一杯のエスプレッソから始まる。
まさに至福のひとときだ。
タバコをくゆらせながら英字新聞に目を通す。
天才物理学者といえど世界情勢のチェックも怠らない。
穏やかな時間がゆっくりと過ぎていく。
ピンポーン
こんな時間にセールスか。俺の部屋を訪ねてくる者はセールスマンしかいない。
何故なら俺には友達がいないからだ。この前は追い返すつもりが50万の羽毛布団を
買わされた。天才は同じ過ちを二度繰り返さない。居留守を使う。
ピンポーン、ピンポーン
しつこいな。俺はいないぞ。
ピポピポピポピポピンポーン
さすがに腹が立ってきた。今日はきっちりと追い返してやる。
少し熱くなりながら玄関へと向かう。
「どちら様?」俺はドア越しに尋ねる。
「おう、ようやく起きたか上田」聞き覚えのある女の声。
あいつか・・・
「ただいま留守にしております、ご用の方は・・・」
「寝ぼけた事言ってないで、とにかく開けろ上田」
俺は渋々ドアを開ける。
「しばらくぶりだな、元気だったか上田」俺の目を真っ直ぐに見据えながら
奈緒子は言った。
「要件はなんだ?」こいつはセールスマンよりタチが悪い。さっさと追い返すに限る。

「上田、今日はお前とセックスしに来た」
126名無しさん@ピンキー:04/04/24 23:01 ID:E5AeZJE0
幻聴か?聞き間違いか?
「上がらせてもらうぞ」ヤツは靴を脱ぐと部屋の中へと消えた。
・・・罠か?
頭をフル回転させながら部屋に戻る。
「これは、なかなかおいしいな」俺のエスプレッソを勝手に飲みながらヤツが微笑んでいる。
俺は様子を窺いながら、少し距離をおいてソファーに座る。
「シャワーを借りるぞ上田。お前はその間にこれでも読んでおけ」
奈緒子は鞄から一冊の雑誌を取り出すと俺に渡した。
付箋の付けてあるページをめくる。
今週の特集 セックスで女は綺麗になる
赤鉛筆で、ある一文に線が引いてある。
ー 女性ホルモンの分泌が増え、胸が驚くほど豊かに ー
これかっ!
あいつにとって俺は単なる豊胸マシーン・・・ 。ふつふつと怒りが込み上げ、
俺の中で何かが音を立てて崩れていく。
いいだろう、お前の望む通りにやってやろうじゃないか。
127名無しさん@ピンキー:04/04/24 23:42 ID:WAMDUUle
30分程経った頃、奈緒子はバスルームに入ったままの格好で部屋に戻ってきた。
バスタオル一枚の姿を予想していたので、意外だった。
「ずいぶん長かったな」
「お前もシャワーを浴びてこい」奈緒子は俺とは目を合わさずにポツリと言った。
「さっき浴びたよ。朝風呂は俺の趣味だからな」
「そうか・・・」
「早く寝室に行こう」俺は強引に奈緒子の腕を掴む。
寝室に入ると俺は奈緒子をベッドに突き飛ばした。
「きゃっ」
奈緒子のロングスカートがめくれ、白いふとももが露わになる。
奈緒子は真っ赤になりながら慌てて裾を直す。
俺は奈緒子に覆いかぶさる。
奈緒子は身を固くして、小さく震えている。
「・・・初めてなんだから、もう少しやさしくしろ」
「お前・・」
「それから、ウソでもいいから好きだって言え上田」
まわりくどいことしやがって・・・

「お前が言ったら、言ってやるよ」

128名無しさん@ピンキー:04/04/25 00:45 ID:t1c2YTBF
いいなぁ甘々
でもここはエロパロ板なのでそこで「完」は有り得ないのですよ
129名無しさん@ピンキー:04/04/25 12:54 ID:DoWbFdyQ
ひさびさに職人キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
続き投下待っております
130名無しさん@ピンキー:04/04/26 09:55 ID:lU5lgNVJ
職人様 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
期待。禿しく続きを期待してます。
完なんて ありえない。あにゃにゃない〜!
131名無しさん@ピンキー:04/04/26 15:15 ID:6FMsQojC
職人様キキキキタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!!

完なんてそんな…。
続き激しく期待しております。
132名無しさん@ピンキー:04/04/29 19:19 ID:Bl51sDco
いっそのこと、またリレー小説にしちゃうってのはどう?
133名無しさん@ピンキー:04/05/01 09:59 ID:aMgNH62O
age
134名無しさん@ピンキー:04/05/02 04:08 ID:EtDU6+oi
>125-127の続きかいてみました。
125-127の作者様、勝手に書いてしまってスマソ。

「・・・・・・」
奈緒子が黙ったまま目を合わせてきた。
大きな瞳が睨むように俺を見つめる。
唾を飲み込む音が聞こえ、奈緒子は意を決したように口を開いた。
「う、上田・・・す、す、好」
言いかけた言葉を塞いだのは俺の唇だった。
軽く奈緒子の唇に触れ、耳元で小さく囁いた。
「好きだ」
その瞬間、固く強張っていた奈緒子の身体から力が抜け、ベッドに身体が沈む。
2度目のキスでは、深く舌を絡ませる。
最初は驚いていた奈緒子も、少しずつ積極的になってきた。
キスをしたまま、俺は奈緒子の服を脱がせる。
そして奈緒子の胸に手を伸ばした。
・・・・・・ない。
いや、あった。
これだ。
まさかこんなに小さいとは。
これをどうやって揉めというんだ。
だが、揉んで大きくなったという事例はいくつもある。
優しく乳腺を刺激するんだ。
「・・・っあ・・」
俺が胸を揉んで(乳腺を刺激している)と、奈緒子の吐息が熱を帯び、甘い声が漏れ始めた。
そして、俺が胸の先端の突起に触れると、奈緒子の身体がびくっと小さく震えた。
135名無しさん@ピンキー:04/05/02 04:10 ID:EtDU6+oi
では、どなたかバトンよろヽ(´ー`)ノ †
136名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:21 ID:3pTPlyc4
バトン受け取りました〜


カーテンの隙間から入った朝日が、奈緒子のあらわになった上半身を照らす。

…きれいだ。
華奢な首筋、浮き出た鎖骨、小さいながらも形の良い乳房。
その先端にある桃色の突起はすでにピンと上を向いている。
何より俺を興奮させたのは、今まで見たことのない、奈緒子の紅く頬を染め恥ずかしそうな横顔。
「う、上田さん…。そんなに見ないで下さい…」

…やばい。
今まで何とか理性でつなぎ止めていた衝動が爆発しそうになる。
初めてだと言う奈緒子を気遣うことなく、本能のままに犯してしまいたい。
137名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:34 ID:3pTPlyc4
…いいや、だめだ。やっと手に入れたんだ。
今まで何度も奈緒子を好きだ、抱きたいと思いながらも行動に移せなかった。
やっと手に入れたこいつを、傷つけるような真似はしたくない。

「you、きれいだ」
奈緒子は驚いたように俺に視線を合わせる。
「ほ、ほんと…」「貧乳だけどな」
俺はいつものようにからかってみせた。
奈緒子の表情から笑みが消え、さっきとは別の意味で顔を赤らめる。
「う、うるさい!こっちだって巨根で我慢してやるんだ。貧乳くら…ふぁっ!」
緊張がほぐれた奈緒子の胸の突起を軽く弾いた。
138名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:55 ID:3pTPlyc4
「っ上田さ…、あっ!んんっ」
小粒だがつかみやすい突起を指先でつまみあげる。
奈緒子の息が荒らぐ。
そのままグリグリとこね回す。
「やっ…!待っ、うえだぁ…あんっ!」
「君でもそんな声をあげるんだな」
「上田さん、お願い…待っ」
「待たない」
こいつに心の準備などさせたら、何年かかるか分かったもんじゃない。
「君が望んだのは確か、こうする事だったな」
奈緒子を見つめたまま、左手で片方の乳房を揉みあげる。
俺の手にすっぽりと収まってしまうサイズだが、思った以上に柔らかい。
「んっ…はぁ」
139名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:08 ID:BG2uBGBB
初めは奈緒子の本にあったように、乳腺を刺激するよう優しく揉みしだく。
その感触を楽しみながら、恍惚としている奈緒子の表情を伺う。

…しかし、こいつ。
奈緒子の口はさっきから半開きのままで、吐息やあえぎを絶え間なくこぼしている。
ただ乳房をそっと揉んでいるだけなのに、この反応の良さは俺が良く利用――いやいや、
いずれ来るときのために、予習に用いていた動画教材に出ている女性なみだ。
いくら俺でも彼女たちの大半は演技であそこまでしていることくらい知っている。
すると奈緒子も?
140名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:20 ID:BG2uBGBB
…いや、それはない。
初めての奈緒子にそんな余裕はないだろうし、何よりこいつのキャラからしてあり得ない。
と、いうことは…はは〜ん、こいつ。

俺は意地の悪い笑みを浮かべ奈緒子にささやいた。
「youは感じやすいんだな」
ボッという音が聞こえたかと思うくらい奈緒子は赤面した。
「な、な、な…!そ、そ、そんなこと…」
「ないか?本当に?」
俺の心に加虐心が芽生える。
さっき優しくしようと思ったばかりだが、まぁ、許容範囲内だ。
それに、他でもないこいつが悪い。
こいつの目は男を誘っている目だ。
141名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:35 ID:BG2uBGBB
俺は胸を揉んでいた手に力を込めた。
指の隙間から、少ないが、奈緒子の胸肉がはみでる。
「あぁっ…!!はぁ、はぁ…あぁんっ」
奈緒子から一際大きなあえぎがあがる。
「これでも君は感じ易くないのか?」
「はぁっ…え?うえださ、ああぁんっ!」
瞬間、奈緒子の躰が跳ねた。
形を保っていた方の乳房の先端に俺が吸いついたからだ。
小さな乳首が俺の口の中をコロコロと転がり回る。
「やぁ…っ!吸っちゃ、ふあぁっ」
片方で乳房を激しく揉みこねる。
「あっ、あっ…だめぇ」
また片方でも乳首を飲み込む勢いで吸いつける。
142名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:48 ID:BG2uBGBB
「ああぁっ!!」
奈緒子の悲鳴のような声が響く。
ジュルジュルと俺の吸いつく音も、室内に響く。
奈緒子の形の良い乳房は片方はグニグニと変形し、もう片方は吸われる勢いでピンと伸びている。
「ふぁあっ…だめぇ、んんっ!!」
固く勃起した乳首を軽く噛むと奈緒子の躰が小刻みに震えた。
そのまま舌を尖らせレロレロとなめ回してみる。

何を隠そう初めて味わう女性の乳房だ。 
しかも相手が長年待ち望んだ奈緒子のものとなると、
この行為は俺にとっても十分魅惑的なものだった。
現にズボンの股間は張り裂けそうに膨らんでいる。
143名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:48 ID:BG2uBGBB
「ああぁっ!!」
奈緒子の悲鳴のような声が響く。
ジュルジュルと俺の吸いつく音も、室内に響く。
奈緒子の形の良い乳房は片方はグニグニと変形し、もう片方は吸われる勢いでピンと伸びている。
「ふぁあっ…だめぇ、んんっ!!」
固く勃起した乳首を軽く噛むと奈緒子の躰が小刻みに震えた。
そのまま舌を尖らせレロレロとなめ回してみる。

何を隠そう初めて味わう女性の乳房だ。 
しかも相手が長年待ち望んだ奈緒子のものとなると、
この行為は俺にとっても十分魅惑的なものだった。
現にズボンの股間は張り裂けそうに膨らんでいる。
144名無しさん@ピンキー:04/05/06 03:58 ID:noEBHMfw
リレーの間は読み專は黙ってたほうがいいのかなぁと思いつつ。

貧乳描写と感度の表現に萌えました。
レベルの高いリレーにハァハァしつつどきどきしてます。
神様方ありがとう。TRICK好きだけどエロで萌えられるとはオモわなかたよ。
145名無しさん@ピンキー:04/05/07 01:18 ID:5E9kw6B3
キタ━━━━━(゚ ∀゚ )━━━━━!!!!!
神様方有難う!!! PCの前に正座して続きを待っております
146こういう感じ?:04/05/07 01:24 ID:kFNpJZV7
>145

          ∧_∧
         ( ・∀・) 
         ( ∪ ∪
         と__)__)  旦
147名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:24 ID:9VkDbsk9
>>136-143書いた者です。
一部二重投稿があったこと、人大杉のため中途半端な所で止まってしまったこと、申し訳…。 続き書きました。 どうぞ。


…しかし、もう少しの辛抱だ。もう少しで俺の計画は成功する。

揉んでいるほうの指で乳首をクリクリとこね回し、一方で吸う力もさらに強める。
「ああぁっ…!!うえださ、わ…たし…もぉ!!」
奈緒子から限界の訴えが聞こえるが無視する。
奈緒子のなだらかな丘を、俺の唾液がゆっくりと何筋も伝うのが視界の端に入った。
そのままそっと奈緒子の様子を伺ってみる。
奈緒子も視線を感じたのか、きつく瞑っていた目をうっすらと開けた。
快感で唇を噛みしめ、躰は桃色に染まり、汗で美しい髪が顔に貼りついている。
148名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:26 ID:9VkDbsk9
俺は奈緒子に問いかけた。
「ひもひひひか?(気持ちいいか?)」
行為はそのまま、視線は奈緒子から離さない。
奈緒子は、一瞬躊躇ったのち、小さく何度もコクコクと頷いた。
俺の心に何とも言えない満足感がわき上がる。
…頃合いだな。

しかし、計画はまだ完成していない。
俺は手を休め、口を乳房から離した。ツーと唾液が糸を轢く。
恥ずかしそうにその光景を見つめる奈緒子。俺は奈緒子に極めて優しい笑顔を向けた。
期待と羞恥に満ちた目で奈緒子は見つめ返してくる。
「はぁ、はぁ…上田、さん?」
「悪かったな」
「…え?」「君があんまりかわいいもんだから本来の目的を忘れていた」
「か、かわいい?」
こみ上げてくる笑いを必死に噛みしめつつ、俺は両手を奈緒子の両胸にそっと添えた。
「舐めたりしても意味がなかった。そんなんじゃyouの豊胸に効果がないからな」
瞬間、奈緒子の顔色が曇る。
俺の笑みは意地の悪いものに変わっていただろう。そのまま胸を優しく揉み上げる。
まだその先端は俺の唾液でヌラヌラと光っていた。
「どうだ?youの家にある豊胸マシーンより効きそうか?」
奈緒子はつらそうに、切なそうに唇を噛みしめた。
149名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:28 ID:9VkDbsk9

少し意地悪が過ぎたか?
しかしここまできたら、奈緒子を陥落させたい。屈服の台詞をこいつの口から言わせたい。

もう何分こうしているのか。
奈緒子の乳首を濡らしていた俺の唾液もすっかり渇きつつある。
奈緒子はさっきから小さく吐息を洩らすだけで、これといったことは言ってこない。
だが腰を時折うねり、太股をこすり合わせるその姿は、限界が近い事を如実に訴えていた。

…まだか!?早く言え!俺の方も限界なんだ。

意地の張り合いでこうなるまで何年も掛かった俺と奈緒子だ。
もしかして永遠にこのままなのではなどという、馬鹿げた不安が脳裏を過ぎったその瞬間。
「……ない……さい」
奈緒子が何か言葉を発した。慌てて視線を合わせる。
奈緒子は顔を真っ赤に染め、しかしその瞳は強く俺に訴えかけていた。
「……何、だって?」
深く息を吸い込んだ後、奈緒子がゆっくりと答える。
「…ぃじわる…しないで、くだ…さい」

これが聞きたかった。
この気の強い女の降伏した姿を見たかった。恥辱に染まった表情が見たかった。
……もう少しいけるか?
150名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:30 ID:9VkDbsk9
「ん〜?どうして欲しいんだ?はっきり言わなきゃ分からないぞ」
奈緒子の目に涙が溜まる。
「…うう〜!!もぉ、やっ……!」
奈緒子にとってこれ以上は本当に無理なのだろう。
その綺麗な顔をくしゃくしゃに歪め、奈緒子の頬を涙が伝った。
「なっ!?わ、わかったから…泣くな!!」
俺は慌ててその涙を拭った。頬に汗で貼りついていた髪もそっと退けてやる。
「すまなかった。少し、虐めすぎたな」
苦笑しながら奈緒子を見る。もう奈緒子から涙は流れていなかった。
代わりに鋭い目つきで俺を睨んでくる。
「この馬鹿上田が!!サド上田が!!」
クツクツと笑いがこみ上げてくる。俺は愛しさを込めて奈緒子を見つめた。
奈緒子もその視線にあてられたのか、罵倒を止める。
「さっきも言っただろう?かわいすぎるyouが悪い」
その台詞に赤面した奈緒子が顔を逸らす。
「熱でもあるのか?上田さん、今日変ですよ」
「こんな時くらい素直になろうと思っただけさ」
うっと口ごもる奈緒子。俺はその頬にそっと手を添える。
「わ、私はマゾじゃないんだからな」
(そうかな?)
その問いは面倒を避けるため心にしまい、俺は奈緒子に口づけた。
151名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:40 ID:9VkDbsk9
貧乳プレイばかり長々とすみませんでした。
もし、しばらくたっても続きが書かれないようでしたら、
また参上して、続き書かせてもらうかもしれません。

でも、リレーなので、できれば誰か続きよろ〜ヽ(´ー`)ノ †
152名無しさん@ピンキー:04/05/07 19:23 ID:cl9vl0QT
(;´Д`)ハァハァ
153名無しさん@ピンキー:04/05/07 22:38 ID:7tCv4O71
すばらしい!!!
154名無しさん@ピンキー:04/05/08 22:43 ID:FVNusS8D
貧乳(・∀・)イイ!!!!
155名無しさん@ピンキー:04/05/08 23:42 ID:NavQU6Bm
乙です。
差し入れ置いておきますね。

ttp://www.nuidol.com/index100106_2.html
156名無しさん@ピンキー:04/05/09 16:44 ID:CMGItmd3
>>155

山田、うま〜く貧乳を隠してますな。
157151:04/05/10 17:45 ID:GnLAG3aL
>>155
何歳くらいのころかな? かわいいですね。
髪の毛で隠れてしまう貧乳(;´Д`)ハァハァ

えーと、続き書いてしまいました。
自分一人で続けてしまってすみません。しかも長い。
よろしければどうぞ。
158名無しさん@ピンキー:04/05/10 18:52 ID:GnLAG3aL
奈緒子の汗で濡れた髪を左手で撫でながら、その唇を貪る。
固く閉じられた唇を舌でこじ開け、奈緒子の舌を探る。
初めは驚いて舌を引っ込めていた奈緒子も、徐々に俺の舌に自分のそれを絡めた。
おずおずとした舌の動きが何とも可愛らしい。時折苦しそうな吐息が重なった唇の隙間から洩れた。
ピチャピチャと舌の絡みあう水音がいやようにも俺の欲望を高める。
奈緒子の髪を撫でていた左手を、そのまま躰のラインに沿って下げていく。
火照った頬、小さな肩、微かな膨らみ、細い腰、そして…。
奈緒子のロングスカートに手をかけ、ホックを探りあてる。
外そうとしたその時、重なった唇を無理矢理離し、奈緒子が俺に訴えた。
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
「…何だよ」
訝しげに奈緒子を見る。奈緒子は小さな声で言葉をつむぎだした。
「えっと、その…私、だけ、素っ裸になるのって、恥ずかしいんです…けど…」
奈緒子の意図する所が分からず首を傾げる。しばし考えた後、俺なりに思いついた答えを口にした。
「ふっふっふっ…youは服を着たまましたい、と。なるほど、そういうプレ…」
「お前も脱げって言ってるんだ!この、ど馬鹿!!」
奈緒子の怒声により俺の言葉は遮られた。奈緒子は顔を赤らめ、自分の台詞に照れている。
俺は暫し奈緒子の顔を見つめた後、ゆっくりと躰を起こした。

密着していた躰が離れ、それだけなのに妙な虚無感に襲われる。
一刻も早く奈緒子と再び躰を重ねたくて、俺は乱暴に自分の上着を脱ぎ捨てた。
159名無しさん@ピンキー:04/05/10 18:54 ID:GnLAG3aL
熱くなった上半身が外気に触れ、自分がいかに興奮しているかを思い知らされる。
奈緒子は目のやり場に困っているのか、キョロキョロと目を泳がせている。
そんな様子が可笑しくて俺は思わず吹き出してしまった。
「君が脱げって言ったんじゃないか」
「う…そりゃ、そうですけど…」
「何も初めて見る訳じゃないだろう」
何しろ出会って数日で、俺はこいつにパンツ一丁姿を披露済だ。
「上田さんは恥ずかしくないでしょうけど、私は見るのも、見せるのも恥ずかしいんです!」
俺だって女性の、しかもこいつの前で素っ裸になるのが恥ずかしくないわけじゃない。
けど、まぁ…こいつの方が恥ずかしいのは確かだろう。だが、それでも…。
「…見たいんだよ」
「え?」
奈緒子と目を合わせ、切実に自分の気持ちを訴える。
「君の事が好きだから、君の裸が見たいんだ。……変か?」
自分の言った事が可笑しくて軽く自嘲する。だが奈緒子は俯いて、小さく答えた。
「……変じゃ、ない…です」
フッと笑みがこぼれる。そのまま奈緒子のスカートのホックを外し、細い腰を浮かせてそれを脱がせた。
ついでに靴下も脱がせ、それをベッドの下に落とすと、
とうとう奈緒子が纏っているのは純白の下着一枚になる。
160名無しさん@ピンキー:04/05/10 18:55 ID:GnLAG3aL
紅潮した奈緒子の躰にその白はとても映えていた。思わず目を細めてまじまじと見てしまう。
奈緒子はその視線に気付き、今更慌てて胸を隠した。
「ほ、ほら!上田さんも…!」
「あ…あぁ」
今度は奈緒子の言いたいことを正確に理解する。
俺はズボンのチャックを下げて、ベッドの端に腰掛け、一気に脱ぎ捨てた。
奈緒子の方を振り返ると、一人だけ寝転がっているのが嫌だったのか、躰を起こして俯いている。
「ぜ、全部脱ぐぞ?」
「ど、どうぞ…」
奈緒子が俯いたまま答えた。
再び端に腰掛け、自分の股間に目を遣る。
ブリーフの上からでも俺の欲望はありありとその姿を垣間見られた。
……何を恥ずかしがってるんだ!俺は。
自分を奮い立たせ、とうとう俺はブリーフを脱ぎ捨て、素っ裸となる。
勢いよく飛び出し、ピンと天井を向いた自分のペニスに、ため息が出そうになる。
常人と比べて大きすぎるそれは、俺にとっては最大のコンプレックスだ。
女性が喜ぶ所か、逃げ出す大きさのそれから目を離し、覚悟を決めた。

大丈夫だ。きっと。奈緒子なら受け入れてくれる。

柄にもなく赤面したまま、奈緒子の方に体をむき直した。
161名無しさん@ピンキー:04/05/10 18:56 ID:GnLAG3aL
震えそうになる声を必死に押さえ、ゆっくりと口を開いた。
「…you、全部、脱いだぞ」
「…そうですか」
奈緒子は俯いたまま顔を上げようとしない。
二人の間に沈黙だけが横たわる。
ずいぶん長く感じられたが、一瞬だったのかもしれない。
俺が言葉を発し倦ねていると、奈緒子からの小さな問いが響いた。
「あの…見て、良いですか?」
心臓がドクンと跳ね上がる。握っていた拳に力を入れ、返事をする。
「も…もちろんだ」
奈緒子が顔を上げる動作が俺の目にはスローモーションで映る。
奈緒子は顔を45度ほど上げた所で目を留めた。
その瞳には俺の猛ったペニスが映し出されている。

今度は本当に長い沈黙に場を支配された。その間も俺の欲望は衰える事無く、時折ビクビクと脈打っている。奈緒子は目を丸くしたまま固まっていた。

…頼む。何か言ってくれ。「無理です」とか「ごめんなさい」とか何でもいいから。
この沈黙は気まずすぎる。

俺が大きなため息を吐きそうになったその瞬間、やっと奈緒子から言葉が発せられた。
162名無しさん@ピンキー:04/05/10 18:58 ID:GnLAG3aL
「お…大きすぎませんか?」
答えにくい質問に俺の頭の中で様々な言い訳が思い浮かぶ。
しかし俺の口から出たのは、何とも間抜けな言い分だった。
「こ、こ、これくらい…ひょ、標準くらいだと思うが?」
嘘八百だ。俺は今まで生きてきて、自分レベルの逸物を見たことがない。
「そんな訳ないじゃないですか!」
当然奈緒子にもその嘘は見破られる。だが、俺の頭には既に別の言い分が用意されていた。
「き、君は男のココを見たこともないくせに、し、知ったような口を利くじゃないか。これが普通なんだよ!」
この台詞を受けて、奈緒子がいつもの調子で口答えた。
「なっ!馬鹿にしないで下さい!!男の人のそ…!……その、そこくらい見たことあります」
「何?!……あぁ、何だ、分かったぞ。どうせ、お父さんとか…昔の話だろう?」
奈緒子がムッとして俺を睨む。いつの間にかいつもの口げんかが始まっていた。
「ち!違いますよ!」
「じゃ、じゃあ誰のを見たって言うんだよ?え?言ってみろよ」
俺の中に妙な危機感が芽生える。
「……矢部さんと…」
奈緒子の口から飛び出た名前に、思わず俺は奈緒子の肩を掴み上げていた。
「矢部さんに何かされたのか?!?」
163名無しさん@ピンキー:04/05/10 18:59 ID:GnLAG3aL
俺の剣幕に奈緒子が驚き、怯えているのが分かる。俺自身も動揺で顔が青ざめていた。
だが、今の奈緒子の発言は俺にとって至極重大な問題になり得るものだ。
奈緒子が肩を抑える俺の手を離そうと藻掻くが、か弱い力ではビクともしない。
しかたなくそのままの状態で奈緒子は答えた。
「ちょっ…何勘違いしてるんですか?!…違いますよ!」
「何?!」
「や、矢部さんと石原さんが温泉入ってる場に偶然居合わせたことが合って…ほら、糸節村の事件で
上田さんが捕まってる時ですよ。…その時にチラッと見えただけです」
……糸節村?あぁ、こいつが霊能力者の振りをしたせいで散々な目にあったあの村か。
あの時にそんな事があったとは。
「…他には?」「え?」「他には無いんだな?」
奈緒子が暫し考えた後、口を開く。
「あ!宝女子村の事件の時に、前田さんの死体の…その…」
「…あぁ、あれか」
俺の服を着ていた死体が、本当に俺なのか確かめるために奈緒子と矢部さんがとった行動を思い出した。
「それだけか?」「……それだけ、です」
俺は安堵のため息を洩らし、奈緒子の肩から手を離した。
俺の爪の後が残る肩を、奈緒子が痛そうにさする。そしてそのまま俺に怒鳴りつけた。
「痛いじゃないですか!!何勝手に勘違いして怒鳴りつけてんだ!!」
俺は先程の緊張が解れ、気の抜けた表情で奈緒子を見た。奈緒子は依然、怒り続けている。
「だいたい!矢部さんと私に何かあるわけないだろ!!この馬鹿!」
164名無しさん@ピンキー:04/05/10 19:00 ID:GnLAG3aL
俺は奈緒子に分からないよう小さくため息を吐いた。
こいつは知らないんだろう。
矢部さんと奈緒子が仲良く話している度に、まして矢部さんがふざけて奈緒子を逮捕するため手錠を
掛けようと、その細い手首を握っているのを見たときなど、俺がどれ程の嫉妬に悩まされているのかを。
そして、当の矢部さんは俺のそんな様子に気付いた上で、俺の反応を愉しむ意味合いもこめて奈緒子に
絡んでいることを。
あげく、矢部さん自身も奈緒子のことをそう憎からず思っていることなど。

「ちょっと!聞いてるんですか?!上田さん!」
「ん?…あ、あぁ」
こいつ、まだ怒っていたのか。俺の気のない返事に奈緒子が黙る。
不思議に思い奈緒子を見ると、奈緒子は俺の瞳をジッと見つめ返してきた。
「もしかして…妬いたのか?」
「は?」「矢部さんと何かあったのかと思って妬いたんだろ!えへへへ」
(はっ!誰が君みたいな貧乳貧乏強欲マジシャンにやきもちなど妬くか!!)
いつもの俺なら、こう答えただろうな。だが、今日は自分に嘘はつかないと、最初に決めた。
「あぁ、妬いた」
「えへへ……え?」
奈緒子が笑うのを止め、驚いたように俺を見る。
165名無しさん@ピンキー:04/05/10 19:01 ID:GnLAG3aL
「意外か?君が他の男に何かされたのかと思うだけで、身が焼かれるようだった。俺の男に君を触られたく
ないし、触らせたくない。ずっと俺の目に見える所に縛り付けて、俺だけのものにしたい。独占欲は人一倍
だからな。これから君は苦労するぞ」
真剣な表情で奈緒子を見ると、耳まで真っ赤にしていた。
「…あ、ありがとうございます…。うれ、しい…です」
奈緒子なりの精一杯の返事に微笑んだ。奈緒子は視線を逸らし俯くと同時に声を上げた。
「…あ!」
奈緒子の視線の先に目をやる。そこにあった俺のは俺のペニス。
そこは、今の口論で先程の勢いをなくしていた。と言っても、半立ち程度の勢いはあるが。
せっかく良いムードだったんだが、他でもない、元はと言えば俺の嘘から始まった口論だ。
「だ、大丈夫だ。すぐに元に…おおぅ?!」
奈緒子が責任を感じることはない。そう言おうと思ったんだが、俺の言葉は奈緒子の意外すぎる行動で
遮られた。
奈緒子がその細い指で俺のペニスを優しく握っていた。
「you!!な、何を?!」
思わず声が裏返る。
「すいません。私のせいですよね。責任、とりますから…」
奈緒子は恥ずかしそうに俺を見上げる。

な、何だ?この夢のような状況は。…いや、事実何度か夢にまで見た状況だ。
まさか奈緒子が、自分から、俺の…俺の…。
166名無しさん@ピンキー:04/05/10 19:04 ID:GnLAG3aL
俺はカーッと顔が熱くなり、慌てて奈緒子の手を俺のペニスから離した。
「いいんだ!君はこんなことしなくても!!は、初めてなんだからこういうことはこれからゆっくり…」
少しだけ勝っていた理性に、本能が微かな後悔を訴える。
いや、いいんだ。これで。泣きそうなもう一人の俺を必死に奮い立たせた。
だが、奈緒子は再び手をペニスに伸ばした。
「大丈夫です!雑誌で予習しましたから」
…例の貧乳改善法の載っていた雑誌か。やばい、もう一度振り切る理性が残っているかどうか…。
奈緒子は髪を片方の耳にかけ、ゆっくりと腰を屈める。心臓があり得ないほど脈打つ。
「亀飼ってるし、手先は器用だからたぶん、大丈夫だと思いますけど…痛かったら言ってください」
……亀?!何言ってるんだこいつは。実はこいつもかなり動揺してるんじゃないか?!
俺は軽い混乱状態にあった。それでも何とか奈緒子を抑止しようと手を伸ばす。
「山田!!俺は…本当に…」「嬉しかったから!!」
奈緒子が俺の言葉を遮った。その大きな声に正常な意識が少し呼び戻される。
奈緒子は俺を見上げて、切なそうな笑顔を浮かべた。
「さっき上田さん言ってくれたこと、本当に嬉しかったから…。だから、上田さんにも喜んでもらいたいん
です」
奈緒子の口から飛び出した珍しく素直な言葉。
俺は、感動したのだろう。もう、奈緒子を止めようとは思わなかった。
167名無しさん@ピンキー:04/05/10 19:04 ID:GnLAG3aL
奈緒子は優しく微笑んで、再び俺のペニスに顔を向ける。
そして、添えていた指でゆっくりと、竿の部分を擦り始めた。
優しく添えられた指先が、本当にそっとペニスを上下しているだけなのに、俺のペニスは激しく脈打つ。
急に蠢いたそれに、奈緒子はビクリと肩を揺らしたが、すぐに手の動きを再開させた。
だんだんと指に込められる力が強くなっているのを感じ取る。
上下に扱く速度も速まり、それに比例して俺の息も荒くなる。
「痛く、ないですか?」
奈緒子は不安げに俺の表情を伺う。
「あぁ…気持ち、いいよ」
俺の答えに安堵したのか、奈緒子はうっすらと微笑んだ。
シュッシュッと俺のペニスが扱かれる音が響き、その音を奈緒子が立てているのだと思うと、妙に興奮する。
「あの、上田さん」
「はぁ、はぁ…何だ?」
「えっと、何か先のほうから出て、きた、んですけど…」
躊躇いがちに奈緒子が尋ねる。我慢しきれず溢れた液体を疑問に思ったようだ。
俺は、怖ず怖ずと奈緒子に頼む。
「触ってみて、くれないか?」
「わ…かりました」
奈緒子が亀頭の先端に空いていた方の手で触れる。
168名無しさん@ピンキー:04/05/10 19:05 ID:GnLAG3aL
その親指が溢れた液体に触れ、クチュクチュと厭らしい音を立て、粘着質なそれが奈緒子の指に絡みつく
様が見てとれる。
奈緒子はそのまま亀頭を優しく撫でる。時折指先に力を込め、グリグリと先端を刺激した。
ぎこちないが、本人の言うとおり、手先の器用さが役にたっているのかもしれない。
自分でするのより何倍も激しい快感が俺を襲った。

「上田さん、ネバネバしたのが一杯出てきました」
逐一報告する奈緒子に、羞恥心が刺激される。
「君が、上手だからだ」
奈緒子が嬉しそうに俺を見る。その後、ペニスに視線を戻した奈緒子のゴクリと唾を飲む音が聞こえた
気がした。

「あの、上田さん…今からあることをしますけど、その…驚かないで下さいね?」
「you、何を…?……な!?お、おい!……うっ!」
俺は奈緒子の行動に目を丸くした。
奈緒子はペニスの先端、俺の我慢汁が溢れている部分にそっと口づけていた。
169名無しさん@ピンキー:04/05/10 19:16 ID:GnLAG3aL
とりあえずここまで。
本当に、長いくせにエロは少なくてすいません orz

このまま一人で最後まで書いてしまいそうな勢いなので、
だれか参加してくださると嬉しいです。それでは。
170名無しさん@ピンキー:04/05/10 20:04 ID:67OJr4Kc
続き楽しみにしてます。
正直、レベル高すぎて参加できないです。
頑張って下さい。
171名無しさん@ピンキー:04/05/10 20:50 ID:uwB2qVJi
神〜。
職人は多いほうがよい。
でも、無理にリレーにしなくてもいいかもよ。
151の文やシチュはかなりかなりツボです。
172151:04/05/10 21:53 ID:GnLAG3aL
>>165 に間違い発見。
>君が他の男に何かされたのかと思うだけで、身が焼かれるようだった。
>『俺の男』に君を触られたくないし、触らせたくない。

『』の所、俺の男じゃなくて、俺以外の男でした。すいません。

>>170-171
ありがとうございます。
しかし自分で書き始めたネタじゃないので、一人で書き続けるのは、
何か心苦しいものが…。

とにかく、こればかり続けていたら他の書き手さんが書き込みづらいと思うので、
なるべくちゃっちゃと終わらせたいですね。
173名無しさん@ピンキー:04/05/11 08:34 ID:ZU9MtLOF
>>151
この感動をなんといって伝えたらいいものか
もはや神という言葉さえも足りない
ゆっくりじっくり書いて欲しい
そして読ませて欲しい
ありがとう>151


宝女子村とか出てきた所にも涙
174名無しさん@ピンキー:04/05/11 15:25 ID:7/wpUUuw
神!!
ところどころ笑えたりしてほんともう凄いとしか言いようが無いです。
続き期待しています。頑張ってください。
175151:04/05/13 20:16 ID:01OC3uhr
続き書きました。
本当は終わらせたかったんですが、最後までいかず、無念。

本番までいってないのに信じられないほど長いです。
ではどうぞ。
176151:04/05/13 20:17 ID:01OC3uhr
眼前で繰り広げられている光景を、とても信じることができない。

ずいぶん長い間、奈緒子は俺のペニスの先端に口づけた後、その唇を離した。
奈緒子の唇と、ペニスの間に、俺の腺液が糸状に橋架かっている。
ドクンと、胸が高鳴るのが分かった。 妙に顔が、いや、全身が熱い。
奈緒子が俺を見上げたまま、小さく舌を出し、口の回りをペロリと舐め上げた。
奈緒子の舌に俺の腺液が舐めとられる様が、俺の目に艶めかしく映る。
ゴクンと唾と一緒にそれを飲む音が奈緒子から響き、その瞬間奈緒子は顔を歪ませた。
「まずっ!」
美味いわけがないだろう。興奮と混乱がない混じった目で奈緒子を見る。
「…you、本当に無理は…」
口では奈緒子を止めながらも、俺の体は動かない。
おそらく片手一本で阻止できるであろう奈緒子の行為を、俺はさらさら止めさせる気などなかった。
奈緒子は俺の言葉に耳を貸さず、再びペニスに向け顔を降ろす。
今度は唇ではなく、舌が先端に触れる。
クチュッという水音が響き、奈緒子はぎこちなく舌を動かし始めた。
予想外の快感に声が出そうになり、慌てて息を吐く。
先端の割れ目に沿って奈緒子の舌が上下すると、腰のあたりから何かがはい上がるような感覚に襲われる。
奈緒子は小さな口を精一杯開けて、亀頭を口に銜える。
そのまま口をスクロールし、限界までペニスを銜えこんだ。
177151:04/05/13 20:18 ID:01OC3uhr
うっと思わず声が洩れてしまう。俺は堪らず奈緒子の頭を掴んだ。
より一層ペニスが口の中に押し込まれたのか、奈緒子の目が急に潤い、そのまま俺を見上げてきた。
…やばい。涙目の奈緒子。口には俺のペニス。大きすぎる逸物を頬張り、苦しそうな表情。
欲望以外の感情がもの凄い速度で失われていく。
無意識に、奈緒子の頭を自分の方へ強く引き寄せていた。
「…っ山田!!」
「!?!……んーっ!んんー!!」
奈緒子から苦しそうな声が挙がり、俺はハッとしてその手を離した。
口をペニスから離し、苦しそうに咳き込む奈緒子。
俺は自分の行動を思い出し、申し訳ない気持ちで奈緒子を見た。
「すまない、苦しかったな…」
奈緒子は涙目のまま首を横に振った。
「大…丈夫、です。もう一度、やってみます」

もう一度、奈緒子が俺の股間に顔を近づける。
今度はやり方を変えたのか、片手を幹の部分に添え、ゆっくりと上下させる。
そして先端付近を、尖らせた舌で舐め上げてきた。
もともと大きすぎて奈緒子の口の中に収まりきるものではない。
ペニス全体を愛撫するには、この方法が一番効率的だった。
──クチュッ、ピチャッ
俺の溢れ出る液体と奈緒子の唾液により、卑猥な音が響きわたる。
「うっ…!!……はぁ、くっ!」
俺から情けない声が挙がる度に、奈緒子の動きが激しさを増す。
178151:04/05/13 20:19 ID:01OC3uhr
最初はゆっくりとしたものだった手の動きも、もはやシュッシュッと音を立てるほど
激しいものとなっている。
初めは先端のみに触れていた舌も、もはや奈緒子の唾液で濡れていない所がないほど、生き物のように
俺のペニスを這いずり廻っていた。
下を見ると、奈緒子の頭が上下左右に動き回り、行為の激しさを物語っている。
そして、改めて全裸に近い奈緒子の姿を見て、興奮が高まる。
気のせいか、頻繁に腰をくねらせ、尻がもぞもぞと動いていた。
「はぁっ…やまっ…だ!!」
先程の反省を踏まえ、そっと奈緒子の頭に手を置く。
「んっ…んふっ…」
時折奈緒子から洩れる吐息が俺の快感を何倍にも引き上げる。
腰やペニスが限界を訴えるようにビクリと痙攣する。
奈緒子の動きは巧みと表現するしかないほど、的を得ていて、限界はもうそこまで来ていた。
奈緒子は4本の指でペニスを扱き上げながら、小指で裏スジをツーっとなぞり上げたり、
舌で尿道口をグリグリと刺激しつつ、カリを小さな口の中に入れ、柔く噛んだり、強く吸い付けたりと、
とても初めてとは思えない技を披露してくる。

『雑誌で予習したから…』
先程の奈緒子の言葉が思い出され、堪らず苦笑する。
学習能力が高いにも程があるだろう。
179151:04/05/13 20:20 ID:01OC3uhr
気を逸らそうと天井を見上げてみると、チカチカと景色が点滅しだした。
どう足掻いても意識は奈緒子とペニスに集中し、もはや限界を誤魔化すことは出来なかった。
「…っ!!you、もう…いい」
このまま放出するわけにはいかない。奈緒子の頭を退かそうと、添えていた手に力を込めた。
奈緒子が行為を止めずに俺を見る。

瞬間、何かが弾けた。
見てはいけなかった。この情景を、その表情を。
涙目。紅潮した頬。涙の後。唾液。光るペニス。ヌラヌラと。浮きだつ血管。脈打つ。奈緒子の白い指。
ペニスの赤茶色。対照的な色。奈緒子の口。粘膜。口の周り。ネバネバと。ペニス。奈緒子。
短い単語が群となって頭の中を駆けめぐり、視覚的刺激により限界が一気に押し寄せてくる。

やばい!!

「山田っ!やめっ…!!」
慌てて奈緒子の顔を離したが、間に合わなかった。
ビクンッとペニスが痙攣し、先端から大量の、白い、濃い精液が、勢いよく飛び出した。
大量の液体はそのまま奈緒子の顔に向けて飛び散る。
奈緒子は咄嗟に目を瞑るだけで精一杯だった。
「んにゃーっ!!」
奈緒子が独特な奇声、もとい、悲鳴を上げる。
よほど堪っていたのか、その後もしばらく射精は止まず、ペニスは跳ね、
奈緒子の顔や口の中を真っ白に染めた。
180151:04/05/13 20:21 ID:01OC3uhr

「はぁ…はぁ…」
室内に俺の荒い息づかいだけが響く。
射精後の朦朧とした意識のまま、俺は先程起こったことにまだ現実感を持てずにいた。
俺は、今、もしかしなくとも…。
恐る恐る目を開けると、半ば呆然とした表情の、顔中俺の精子で汚された奈緒子が視界に入った。
さっと顔から血の気が引く。
急いでベッドの脇のティッシュに手を伸ばした。
…俺は、何てことを。
自責の念で息苦しくなる。
震える手で何枚かティッシュを取り、奈緒子の方を振り返る。
瞬間、俺は固まった。
「やっぱり、まずっ!!」
その台詞が表す通り、奈緒子は口の周りの精子を舐めていた。
奈緒子の赤い舌が俺の精子を舐めとる様を暫し呆然と見つめる。
ネバネバとしたそれは喉を通り難いのか、奈緒子は何度も喉をならしていた。
遅い伝達が脳に伝わり、俺はやっと今の状況を理解した。
直ちに脳が運動神経に奈緒子を止めるよう命令する。
「なっ!何してんだ、君は」
奈緒子の舌が届かず、顔に残っていた精子を持っていたティッシュで拭き取る。
顔が、やけに熱い。
「これ、あまり美味しくないですね」
奈緒子がケロッとした表情で言うものだから、俺は脱力した。
「あのなぁ、you、そもそも食べる物じゃないだろ!!」
ガッツ石松っ虫が浮いていた樹液を躊躇わずに舐める奈緒子だ。精子くらい何ともないのかもしれない。
181151:04/05/13 20:22 ID:01OC3uhr

そう思ったが、何か疑問が残る。俺は先程の光景を思い出した。
精子が飛び出し、悲鳴を上げ、顔中汚され呆然としている奈緒子。顔を青ざめさせ、慌てる俺。
俺が目を離した隙に、急に変わった奈緒子の態度。

…そうか、こいつ。
急激な愛しさがこみ上げ、俺は思わず奈緒子を抱きしめた。
「う、上田さん?!」
「悪かった。驚いただろう?」

…気を使ってくれたんだろう。
こいつは、俺みたいに鈍感な男が気付きにくい優しさの表現をするから。

奈緒子を抱きしめる腕に力を込める。
「やっ…ちょっ、どうしたんですか?」
「いや…ちょっとな」
奈緒子が俺の胸から顔を離す。
「あの、気持ち…よかったですか?」
俺は微笑みながら奈緒子を見た。
「youが一番よく分かってるだろう」
奈緒子が恥ずかしそうな、嬉しそうな複雑な表情をする。
俺はそのまま奈緒子に口づける。
少し自分の精子の味がしたが、あまり気にはならなかった。
奈緒子の後頭部に手を添え、ゆっくりと体重を掛け押し倒した。
ベッドが二人の重量分沈み、ギシリと音を立てる。
182151:04/05/13 20:23 ID:01OC3uhr

もう理性はほとんど残っていなかった。
荒々しく口内を貪ると、奈緒子が苦しそうな吐息を吐くが、俺の興奮を高めるだけだ。
奈緒子が愛しい。可愛い。
一刻も早く奈緒子を抱きたい。
ついさっき射精を終えたペニスは、既に勢いを取り戻していた。
片手を唯一奈緒子が纏っている布に下ろす。
奈緒子は一瞬ビクリと肩を揺らしたが抵抗はしなかった。
唇を離し、すこし体を浮かし、視線を奈緒子の下着に移す。
親指を縁に掛け、いつでもずり下ろせる体制になる。
しかし、俺はそこで動きを止めた。
「…上田、さん?」
奈緒子が不思議に思ったのか、怪訝な表情で俺を見る。

何か、勿体なくないか?

奈緒子の下着は何度も洗濯物を取りこむ時に見たことがある。
だがそれを纏った奈緒子を見るのは初めてだ。
急に脱がすのが惜しくなってきた。もっと近くで見てみたい欲求に駆られる。

俺は奈緒子を見下ろし微笑んだ。奈緒子の顔に不安の色が浮かぶ。
「上田さん…また意地悪な顔になってるんですけど」
奈緒子の不安は的中した。
奈緒子に抵抗する間も与えず、俺は奈緒子の足を広げ、その間に体を割り込ませた。
「やっ!やめっ!!」
奈緒子が悲鳴を上げるのと、俺の顔が奈緒子の秘部に持って行かれるのは、ほぼ同時だった。
183151:04/05/13 20:23 ID:01OC3uhr
下着を纏った奈緒子の秘部が目の前にあった。
奈緒子がジタバタと躰や足を動かし抵抗するが、俺の力に敵うはずもない。
「ちょっ…やだっ!!何してるんですか?」
奈緒子の訴えは俺の耳には届かなかった。
俺の全神経は、今目の前にある奈緒子の下着と、その奥にあるであろうものに集中していた。
じっとそこを見つめていると、あることに気が付き、思わず口の端が上がる。
俺は恥ずかしそうに俺を見下ろす奈緒子を見た。
「you 、下着が濡れてるぞ?」
奈緒子が真っ赤に頬を染め、俺から目を逸らす。
事実、奈緒子の下着は一部湿っていて、他の部分と色が違っていた。
それは今までの行為で奈緒子が感じていた事を切実に物語っている。

俺は顔を更に近づけた。
奈緒子が更に抵抗するが押さえつける。
目と鼻の先に奈緒子の秘部がある、という所まで顔を運ぶ。
息を吸うと、そこから発せられる、初めて嗅ぐ女の匂いが鼻孔を刺激した。
興奮が高まり、鼻を秘部に押しつける。
「やっ!!何してんだ!変態!!」
深く息を吸い、奈緒子の香りを存分に味わう。奈緒子の太股が震えているのが分かった。
俺はそのまま奈緒子に話しかけた。
「このくらいで変態になるなら、さっきの君はどうなるんだよ」
奈緒子が自分のした行為を思い出したのか、うっと口ごもった。
184151:04/05/13 20:24 ID:01OC3uhr
「いい匂いだ」
「…やだ、そこで喋らない、で」
奈緒子の抵抗の声色に、明らかに先程とは違うものを感じ取る。
俺は人差し指を伸ばし、下から上へとそこをなぞり上げた。
「ふぅっ…んんっ!」
奈緒子の腰がビクンと跳ねる。
何度かその行為を繰り返しすうちに、割れ目に下着がくい込んでいく。
「やだっ…やぁっ!!」
そこまで激しい快感ではないのが逆に苦しいのだろう。
奈緒子の躰は陸に上がった魚のように跳ねた。
クチックチッと指を上下させる度に下着の奥から水音が響く。
何度かその行為を繰り返す内に、割れ目の上の方に何か固い、突起のような物がある事に気付く。
…これは?
俺はそこを集中的にこね回した。
「あぁあっ!!んんっ…はぁ、ふあっ!」
奈緒子から先程とは一線を画した、悲鳴ともとれる喘ぎがあがる。
…そうか、これが。
知識だけは人並み以上の俺だ。その突起の正体はすぐに分かった。
今度は人差し指と中指でその突起を挟み、グリグリと円を描いてみる。
「やぁあっ!!だめ、そこっ…んんあっ!!」
思ったままの反応が返ってくることに気をよくし、俺は新しいおもちゃに夢中になる子供のように、
そこばかりをいじくり回した。
185151:04/05/13 20:25 ID:01OC3uhr
奈緒子は躰を揺らし、必死に我慢しているようだが、その甲斐なく口から喘ぎ声を絶えず洩らしている。
それと同時に下着の染みがどんどん濃くなり、面積を広げていく。
奈緒子の愛液で濡れて透けたその部分から、秘部がうっすらと見え始めた。
もはや何の意味も持たなくなった邪魔な布きれを脱がそうと、手を伸ばす。
途端、奈緒子が俺の手に自分のそれを重ね、必死にそれを阻止しようとした。
「やだ、そんな…近くで見らいれ…」
ろれつのまわっていない奈緒子の言葉が、どれだけ感じたのかを俺に思い知らせ、満足感と、
更に高ぶらせたいという欲求に襲われる。
「悪いが、抵抗は逆効果だ」
自嘲ぎみに微笑み、奈緒子の汗ばんだ手を退け、一気に下着を脱ぎとった。
下着と秘部の間に透明な糸が轢く。
愛液を含み、重みを増した奈緒子の下着を手から離した。

目の前には、とうとう一糸纏わぬ奈緒子の姿があった。
顔も、躰も紅潮させ、固く目を瞑っている。
足の間に俺の体があるため不可能だと分かっているだろうに、奈緒子は必死に足を閉じようとする。
俺は微かな力で奈緒子の精一杯の力を抑えた。
奈緒子は諦めて力を抜き、涙目で俺を見る。
俺は今まで何度も夢に見た奈緒子の裸を、目に焼き付けるようにじっと見つめた。
肩も腰も尻も足も、想像していたよりずっと細い。
普段露出が少ないだけあって、奈緒子の肌は白く、俺の目には眩しかった。
いつもは貧乳と罵る胸も、うっすらとした茂みに隠された秘部も、恥辱に染まった美しい顔も、
全てが愛しくてたまらない。
186151:04/05/13 20:25 ID:01OC3uhr
奈緒子は感極まって泣きそうになっている。
「…そ、んなに…お願い、します…見ないで下さっ…!」
よほど恥ずかしいのか手で顔を覆ってしまった。
こんなに綺麗なのに、何をそんなに心配しているのか分からず、小さくため息を吐く。
俺は奈緒子の手を顔から退け、その瞳を見つめた。
優しく微笑み、諭すように話しかける。
「大丈夫、youは…とても綺麗だ」
奈緒子は拗ねたように顔を逸らす。
「お世辞なら…結構です」
やれやれとため息を吐き、奈緒子の頭をそっと撫でた。
「今更お世辞なんか言い合う仲じゃないだろう?」
息が掛かるほど近かった顔を離し、体を下にずらす。
「ずっと…こうしたいと、思ってた」
体を屈め、奈緒子の腹部に口づける。
そのままゆっくりと口を下ろし、秘部に近づけていく。
奈緒子はこれから何が起こるのか理解したのか、躰に力をこめた。

俺は奈緒子に分からないよう苦笑した。
そんなに躰を強張らせていたら、とても俺のモノなど受け入れられない。
俺は、なんとしても奈緒子の緊張をほぐし、せめてもの負担を減らさなければならなかった。
187151:04/05/13 20:27 ID:01OC3uhr
俺の唇が奈緒子の柔らかな茂みにふれる。
くすぐったいのか、奈緒子は躰を震わせた。
奈緒子の太股に添えていた手に力を込め、奈緒子の足を拡げる。
奈緒子に悪いと思いながらも、俺は顔を離し、奈緒子の秘部をじっと見つめた。
今までに見た、と言っても非合法な動画教材や、あくまで偶然にも迷い込んでしまった、
卑猥な画像を掲載しているサイトなどでしか見たことはないが、とにかく、そのどの女性のものより
奈緒子のそこは美しいと感じた。
愛情所以かもしれない。しかしそれを抜きににしても奈緒子のそこは美しかった。
綺麗な薄桃色で、形も全く崩れていない。
小さめのクリトリス、花弁も薄く、卑猥という言葉は、奈緒子のここにはにつかわしくない。
しかし、溢れ出た透明な愛液が秘部の周り全体を濡らしている様は、何とも厭らしかった。
おそらく、ろくに自分で触ったこともないのだろう。
これから先も、俺以外の誰にも、奈緒子のここを見せたくない。触らせたくない。
絶対に、俺だけのものだ。

俺はそっとそこに触れた。
愛液のヌルリとした感触が指先に伝わる。
「あっ…はぁっ…」
やはり奈緒子は感じやすい。すこし触れただけで想像以上の反応が返ってくる。
片手の人差し指と中指で、まだ閉じられている秘部を開く。
粘膜がぬちっという音を立て、奈緒子の膣穴が目に入る。
愛液をしとどに溢れ出すそこは…あまりに小さかった。
188151:04/05/13 20:28 ID:01OC3uhr
……これは、本当に入るのか?!
見たところその穴は指一本くらいが入るくらいの大きさだ。
妙な冷や汗が頬を伝う。
俺は必死に首を横に振り、自分を奮い立たせた。
…大丈夫だ。赤ん坊が出てくる穴だぞ!さすがに俺のモノが赤ん坊よりでかい等ということは…。
そっと自分の股間に目を遣る。
…………ないない!絶対ない!あってたまるか。
大丈夫だ、ベストを尽くせ!!

「あの…上田さん、どうかしたんですか?」
俺は随分長い間固まっていたらしい。
奈緒子が心配そうに声をかけてきて、はっと我に返った。
「……いや?いたって順調だが?」
奈緒子は訝しげに俺を見る。きっと笑顔が引きつっているのだろう。
俺はわざとらしく咳払いをし、改めて奈緒子の秘部に触れた。
…何にせよ、可能な限り濡らさなければ。
まだ皮を被っているクリトリスにそっと触れる。
奈緒子はここが弱いらしい。触れる度にその躰がビクビクと快感を訴える。
「んんっ…んあっ!!そこ…だめぇっ!!」
ピンク色の突起が充血し、固さを増していくのが分かる。
皮から少し顔をだしたそれを、俺は尖らせた舌でベロリと舐め上げた。
「きゃうっ!!…なっ!だめ!…いや、んんんっ!!」
舐められるのは抵抗があるのか、奈緒子がか弱い力で俺の頭を押し返す。
俺はかまわずそこを舐め回す。
189151:04/05/13 20:29 ID:01OC3uhr
──ジュルッ、グチュッ…クチュッ
舌を膣穴の方に伸ばし、愛液をからめ取る。
「あぁんっ!!はぁ…ふあっ!」
愛液と唾液の混ざりあった液体を纏った舌が、奈緒子の秘部を蹂躙する。
姿をすっかり現したクリトリスを舌で転がす。
小さな突起はおもしろいように俺の口の中を動き回った。
「やっ…やだっ!!はうっ…上田さっ…んああぁっ!!」
必死に俺の名を呼び快感を訴える奈緒子。
その声が俺の興奮を高め、行為を激しくさせていることに奈緒子は気付いていない。

あまりに激しく動かしたため、すこし疲れた舌と顎を休めようと、一旦唇を離す。
奈緒子を見ると、快感による涙で頬を濡らし、額には汗の雫が浮かんでいた。
奈緒子も切なそうに俺を見て、苦しそうに胸を上下させている。
視線を秘部に戻すと、そこは俺の唾液と奈緒子の愛液で尻の方までぐっしょりと濡れ、光っていた。
ゴクリと俺の喉が鳴る。
ふと下の方の膣穴をみると、先程より広がっている気がする。
よし、これなら………指二本くらいは入りそうだ。
必死に自分を励ますが、虚しさだけが残った。

とにかく、少し指でほぐしていた方が良さそうだ。
人差し指で愛液を掬いとり、濡れた指を膣穴に押し込む。
「ふぅっ!んんっ!!」
奈緒子が鳥肌をたてて、身を震わせる。
190151:04/05/13 20:30 ID:01OC3uhr
「痛かったら…言ってくれ」
ゆっくりと指を進める。奈緒子の中は想像以上に熱く、湿り、うねうねと蠢いていた。
「…狭いな」
思わず口に出してしまうほどそこは狭かった。
たった一本の指を引きちぎりそうなほど締め付けてくる。
──グプッ、チュクゥ、プチュ
音を立てながら指を押し込む、いや、この場合ねじ込むといった表現が最適だろう。
第二関節ほどねじ込んだ所で、何かに押し当たった。
…そうか、これが。
奈緒子の純血を訴える防壁が俺の指の進行を阻もうとする。
…指で破るわけにはいかないな。
俺はそれ以上進ませるのは諦め、代わりに中指を入口に添えた。
愛液に助けられ、案外簡単に二本目も膣内にねじ込めた。
「んんっ!!んあっ…あうっ」
さすがに三本差し込む勇気はなく、そのまま指を上下する。
初めはゆっくり、膣壁をなぞるように。
「ふっ……あんっ!!」
愛液が溢れ出て、更に動きが滑らかになる。
次は少し激しく膣内をかき混ぜる。
「ああぁん!はぁっ…ふあっ」
案外激しく動かしても大丈夫らしい。
調子を良くした俺は、そのまま二本の指を膣内で拡げてみた。
「きゃうぅ!やっ…それ、んあんっ!」
クパァという音と共に、真っ赤な膣内が指の間から垣間見られる。
この穴は伸縮性に富むようで、見かけより広がることを俺は理解した。
膣内を食い入るように見つめると、そこは激しくうねり、膣壁はトロトロとした愛液で濡れている。
191151:04/05/13 20:31 ID:01OC3uhr
…もうすぐ、ここに入れるのか。
期待と欲望でペニスが脈打った。
俺が膣内を見ていることに気が付いたのか、奈緒子が腰をくねらせ抵抗する。
そんな奈緒子を軽くあしらい、指を再び閉じ、そのまま手首を回転させてみた。
瞬間、奈緒子の腰が宙に浮く。
「はぁあんっ!!だめぇ…あっ、あっ、あっ!!」
グルグルと指を回転させ、同時に膣壁を擦りあげる。
俺の指の動きに応じて奈緒子は鳴く。
その度に俺は、支配欲と優越感に満たされる。

あまりに激しく指を動かし、膣から溢れた愛液が白く泡立つ。
ゴポゴポと音を立て、尻を伝い、シーツを濡らした。
「もっ…やっ…うえ、だ…さんっ!!」
奈緒子の喘ぎは悲鳴のようなものから、嗚咽のようなものに変わっていた。
更に肥大し主張するクリトリスを口に含み、夢中で貪る。
愛液でヌルヌルと濡れたそこは滑り、俺の口の中を転がり回る。
「きゃあぁんっ!!やっ!やっ!…あんっ、もっやぁ!!」
奈緒子の絶叫と、凄まじい水音が部屋に響く。

このまま奈緒子が達した姿が見たい。
192151:04/05/13 20:33 ID:01OC3uhr
その欲求のみで、俺は指で膣内を激しくかき混ぜ、クリトリスをきつく吸い上げた。
その吸引力に引き寄せられるかのように奈緒子の腰が上がる。
「やあぁっ!!もぉ…やっ、なん…か、わ…たし変、ああぁんっ!!」
奈緒子が俺の髪の毛を強く掴み躰の異変を訴える。
もう少しだ。俺は嘗てないほど興奮し、ジュルジュルとクリトリスに吸い付いた。
「はうぅっ!!だめっ!そんなに、したら…取れちゃっ…んんんっ!!」
奈緒子が顔を左右に揺らし、長い髪を振り乱す。
そのまま首を逸らし、頭と、俺に捕まれた太股だけで自分の体重を支えている。
最後に俺は指でクリトリス側の膣壁を強く擦りあげた。
「んあうっ!!なにっ…これ?!…わ…た、し…ああぁあんっ!!!」
奈緒子は宙に浮いた腰を激しく何度も揺らした。
表情は見えないが、絶叫の後、息もせずに躰を震わせている。
直後ゴポッという音と共に、膣内から大量の愛液が噴き出した。




張りつめていた奈緒子の躰は、糸が切れたかのように、ベッドの上に倒れる。
…イッたのか?
俺は口と手を奈緒子の秘部から離した。俺の顔は奈緒子の愛液でベタベタになっている。
手の甲でそれを軽く拭い、奈緒子の顔の前まで自分の顔を運ぶ。
奈緒子は真っ赤な顔で、ぜいぜいと肩で息をし、その目は焦点がぼやけているようだった。
目の前にある俺の顔もよく見えていないらしい。
「…you?」
読んでも返事がないため軽く頬を叩いてみる。
193151:04/05/13 20:34 ID:01OC3uhr
奈緒子はやっと目の前の俺の存在を理解し、俺に視線を合わせた。
「はぁ、はぁ…うえだ、さ…わ、たし?」
どうやら自分に何が起きたのか分かっていないらしい。かなり混乱しているようだ。
「上田さんが…はぁ、やめてって、言ってもやめてくれないから、なんか躰…変に…」
「…どんなふうに、変になったんだ?」
奈緒子の口からその変化をはっきりと聞きたかった。
汗で濡れた髪を梳きながら、お互いの息が掛かる距離で奈緒子の返答を待つ。
「急に、躰がしびれて、上田さんに触られてる所が、堪らなく熱くなって、それで…」
「それで?」
奈緒子はゆっくりと言葉を紡ぐ。
「なんか、頭の中で、弾けたみたいになって…視界が真っ白になって、躰が浮いてるみたいで…怖くて」
それを聞き、俺の胸は表現しようのないほどの満足感に満たされた。

…俺が、奈緒子を。…奈緒子が、俺で。

唇を震わせ、嬉しさのあまり笑い出しそうになる自分を必死に抑える。
194151:04/05/13 20:36 ID:01OC3uhr
「you、そういうのはな、イッたっていうんだよ」
理解できていない奈緒子に答えを教える。
奈緒子は驚いたように、首を傾げた。
「イっ…た、って…女の人もイクんですか?」
『私、どこにも行ってませんよ』と返ってくると践んでいた俺は面食らった。
さすがにそのくらいの単語は知っていたか。
「女性だって気持ち良ければイクんだよ。知らなかったのか?」
「…はい」
気恥ずかしそうに答える奈緒子。
俺は奈緒子の耳元に口をよせ囁いた。
「つまり、君はイクほど気持ちがよかったってことだ」
顔を戻し奈緒子を見ると、茹でだこのように顔を赤くしていた。

俺はとうとう堪えきれなくなり、笑いながら奈緒子の額に口づけた。




続きます。次が最後です。
195名無しさん@ピンキー:04/05/13 20:44 ID:F0Z2vjEw
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

ゴメン、すげえ萌えです。神!
196名無しさん@ピンキー:04/05/13 22:22 ID:/y0T3/HY
神キテタ━━━━━(゚ ∀゚ )━━━━━!!!!!!!!!!
(;´Д`)ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハラショー!!!!!
197名無しさん@ピンキー:04/05/13 22:23 ID:/y0T3/HY
うわ!!sage忘れ!?ごめん!!
198名無しさん@ピンキー:04/05/13 22:29 ID:sWTQIIOJ
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
もうすごすぎて言葉なし。
ありがとう151、君こそネ申!!
199名無しさん@ピンキー:04/05/14 02:35 ID:CsPL1ib8
。・゚・(´∀`*)゚・・神アリガトウ!!!!!!
最後まで一気に突っ走っちゃって下さい。激しく続き待ってます!!
200名無しさん@ピンキー:04/05/14 05:22 ID:EMVJRX1B
上田さん、花開いて良かったネ。・゚・(ノД`)・゚・。オメデトゥ
201名無しさん@ピンキー:04/05/14 06:08 ID:Aeydv1RJ
奈緒子たんの○ェラ顔に〜
時々Sっぽくなる上田に〜

やばいっ、すべてに萌え狂ったぁぁぁ
202151:04/05/14 16:47 ID:q061IzdW
書き終えました!!
本番だけと油断していたら、またしてもありえない長さになりました。
それでもおつき合いくださる気の長い方、いらっしゃいましたらどうぞ。
最後です。
203151:04/05/14 16:49 ID:q061IzdW
奈緒子の顔や、首や、胸にしばらくそっと唇を這わせた後、俺は奈緒子と見つめ合った。
お互い、もう残る行為は一つしかないことに気付いていて、顔が緊張している。
俺が生唾をゴクリと飲む音が静寂に響く。
「山田、その……いいか?」
奈緒子の躰の方の準備は、おそらくもう十分整っている。俺の方は言わずもがなだ。
「う、えっと…はい」
奈緒子は緊張した面持ちで答える。
ついに来たその時に、俺の心臓は嘗てない程の心拍数を記録する。
奈緒子の足を拡げようとその太股に手を伸ばした瞬間、あることに気付いた。

…忘れるところだった。
「ちょ、ちょっと待っててくれ」
奈緒子に愛想良く微笑み、俺はベッドから体を降ろす。
背中に奈緒子の視線を感じながら、脇にある机の引き出しの奥をまさぐった。
…確か、以前買っておいたはずだ。………あった!
目的の物は一番奥で埃を被っていた。
……まぁ、いい。こいつも日の目を見るときが来たんだ。よかったなぁ、俺もお前も…。

「上田さん、さっきから何ブツブツ言ってるんですか?」
背中から奈緒子からの問いに、初めて自分が考えを口に出していたことに気付く。
「な、何でもないよ。ああ、そうだ…ちょっと目瞑っててくれないか?」
「は?」
俺の不審な様子を、奈緒子が訝しんでいるのが声色から伝わる。
204151:04/05/14 16:51 ID:q061IzdW
俺は奈緒子に背を向けたまま続けた。
「いいから!瞑ってろ!」
「……はぁ」
奈緒子が気のない返事をする。
そっと振り向くと、奈緒子は上半身を起こし、言いつけ通り目を瞑っていた。
……よし。
視線を手元の箱に戻す。
これを付ける時ほど間抜けな時はないからな。
とにかく、奈緒子が痺れをきらす前に早く装着しなくては。
邪魔な埃を吹き飛ばし、箱を開ける。
中には、一個、コンドームが入っていた。
……って、一個だけかよ!!
思わず心の中で突っ込む。
そして過去の自分の行動を思い出した。
今より少し若い自分が、いずれ来るときの為に練習を繰り返している光景が脳裏に浮かぶ。
俺は1ダース入りのそれの、実に11個を練習で消費してしまっていた。
……情けねぇ。
がっくりと肩を落とした後、改めて今の状況を思いだし奮い立つ。
…とにかく、一個はあるんだ。
落ち着け、失敗は許されない。慎重に…。
箱を放り投げ、ビニールに切れ目を入れ、恐る恐るコンドームを取り出す。
……どっちが表だ?
練習はあまりに前に行われていたため、俺は装着方法を忘却していた。
慌てて放り投げた箱から説明書を取り出し、ベッドの横に置いておいたメガネを掛けそれを読む。
205151:04/05/14 16:53 ID:q061IzdW
…そうか、ふっ、わかったぞ。
一瞬で説明書を熟読した俺は、再び装着作業に取りかかる。
…急げ、だが焦らずに。
ピタリと先端にはめたそれをゆっくりと根本に向け降ろしていく。
……よし、いいぞ、よーし、もう少しだ。
口端をあげ、後一歩というところまで装着する。
……やったぞ、終わっ…!
そう思った瞬間、小指の爪がゴムに引っかかる。
…ま、まずい!…いや、落ち着け、そっと外すんだ。そう簡単に破れたりは…。
──ブチッ!!
小指を引っ張った結果、ゴムは思いきり破れた。
おそらくあまりに前に買っていたため劣化していたのだろう。あるいは元々不良だったか。


…ばんなそかな!!!
俺は半泣きでうずくまった。
…そんな、なんてことだ。
これはわざわざコンドーム専用店にまで行き、そこでもなかったので特注したものだった。
…何がなかったかって?俺に合うサイズだよ!!
俺は意味のない自問自答をしてしまうほど混乱していた。
特注品を頼んだ時の、男性店員の羨望の眼差しと、女性店員の引きつった笑顔を思い出す。
とにかく、すぐそこのコンビニでちょっと買ってくるなどという代用の効かない、非常に大事な
物だったのだが。
俺は泣き笑いながら、もはや役に立たないそれを外し、放り投げた。
…はっはっはっ、自業自得か……くそー!!
206151:04/05/14 16:55 ID:q061IzdW
しかし、だからといって避妊しない訳にはいかない。
この年になって、十代の若者のような間違いは許されない。
…できちゃった結婚などという情けないものはごめんだからな。
何より、自分より一回りも若い奈緒子を相手に、大人の俺がそんな無責任な真似をするわけにはいかない。
…しかたがない、諦め……無理だ!!!
俺は蹲ったり起きあがったりしながら苦悶した。


「あの、上田さん…全部聞こえてますけど」
突然の奈緒子の台詞に仰天して、振り返る。
「…ど、どこから聞いてた?」
「『ばんなそかな!!!』から」
俺は混乱のあまりつい口に出していたらしい。
メガネを机に置き、奈緒子の待つベッドに腰掛ける。
…終わったな。
俺は必死に涙を堪えながら、最悪の結論を口にした。
「……そういうわけだ。残念だが、今日は……」
「大丈夫ですよ」
奈緒子の返事を受け、俺はもの凄い勢いで奈緒子を見た。
その様子に奈緒子が少し驚きながらも話を続ける。
「その、だから…ちゃんと今日が『安全日』というやつだと、確認して来ましたから」
「…本当か?」
奈緒子が頷く。
「ここ何ヶ月も、ちゃんと朝一で体温計ってたんだ!……だから、えっと、安心して下さい」
絶望の淵から天国まで一気に移動し、安堵のあまり、体の力が抜けていく。
207151:04/05/14 16:57 ID:q061IzdW
奈緒子がそんな俺を見てクスリと笑う。
「でも、ありがとうございました。上田さんの心遣い、嬉し…かったです」
「……ま、まぁ男として当然だよ」
俺は照れ隠しに、そっけなく答えた。

とにかく、これで心おきなく奈緒子と結ばれる。
改めて奈緒子の頬に手を添え口づける。
心なしか、奈緒子は先程の緊張が少し解けているように感じた。
そのまま押し倒し、奈緒子の足を開かせ、体を割り込ませる。

…ついに、この時が。

俺はペニスに手を添え、まだ先程の愛撫で潤沢な奈緒子の膣に先端をピタリと当てた。
…頑張れよ、お前。長く保てよ。
心の中で分身を励まし、挿入のねらいを定める。
だが、愛液でヌルヌルと滑り、なかなかうまくいかない。
「んっ!やっ…上田さ…!」
自然と先端が奈緒子の秘部を刺激する形になり、奈緒子が堪らず嬌声をあげる。
愛液がチュプチュプと音を立て、奈緒子の息がしだいに荒くなっていく。
しかし、焦れば焦るほど、うまく挿入の目安がつけずにいた。
「あっ…んんっ!やだっ…そこ!!」
いつの間にかクリトリスのあたりまで移動していたペニスは、グリグリと突起を刺激していた。
「んあっ!な…に、あんっ…してる、ん、ふぁっ…です、か?」
まさかうまく入らないというわけにもいかず、返答に困る。
すると事情を察したのか、奈緒子が頬を赤らめながら俺のペニスに手を伸ばした。
208151:04/05/14 16:58 ID:q061IzdW
そのまま膣口までペニスの先端を誘導する。
「はぁ…はぁ…たぶ、ん…ここだと思います」
「あ、あぁ…分かった」
奈緒子の教えは正しかった。うまい具合にペニスと膣穴が重なる。
俺は奈緒子と目を合わせた。
「じゃあ…入れるぞ。痛いかもしれないが…」
かもではなく、絶対に痛いとお互いに分かっていた。
だが奈緒子はあくまで平気そうに、微笑んだ。
そんな奈緒子を胸が苦しくなるほど愛しく思う。
「優しくするから」
俺のその言葉で、緊張していた奈緒子の肩の力がぬける。
それと同時に、きつく閉じられていた膣穴が俺を受け入れるように開いた。
グッと重心を下半身に掛け、ペニスを進行させる。
「くっ…きついな」
奈緒子の中は、あまりに狭く、俺の侵入を拒否しているかのようだった。
「んんっ!…はぁ、ふあっ!」
奈緒子は大きく息を吐きながら、両手を俺の背中に回し、これから訪れる痛みに構えている。
熱く、きつく、蠢く膣内に、ペニスの先端が完全に収まる。
とりあえず、入口の時点で挿入不可になることがなく、軽く安心した。
だが、これからだ。
そのまま体重を掛けていくと、とうとう奈緒子の処女膜に先端が触れた。
奈緒子が背中に回した手に力をこめる。
これから受ける奈緒子の痛みを思うと、申し訳なく、変わってやりたい気持ちで一杯になる。
209151:04/05/14 17:01 ID:q061IzdW
せめてもの負担を減らしてやりたい。
俺は精一杯の愛情を込めて、奈緒子に囁いた。
「好きだ…、ずっと、ずっと好きだった」
奈緒子が俺を抱きしめる手に力を込める。
「奈緒子」
名前を呼ぶと、俺の胸に埋めていた顔を離し、奈緒子は火照った表情で俺を見上げた。
その瞳が潤っているのは、痛みのせいだけではないと思うのは、俺の自惚れだろうか。
「奈緒子…俺の、奈緒子」
今まで気恥ずかしくて呼べなかった奈緒子の名を、俺は何度も口にする。
奈緒子も何か口にしようとしたが、後一歩の所で言葉がでないようだった。
パクパクと必死に言葉を紡ごうとする唇に口づけ、腰に力を入れた。
「あうっ!いっ……たあぁっ!」
奈緒子から悲痛な声があがり、躰がビクリと跳ね、爪が俺の肩にくい込み、
口づけていた俺の唇を噛みしめる。
処女膜を通過した俺のペニスは、その後はいとも簡単に最奥まで突き当たった。
根本まで、とはいかないが、俺のペニスの大部分は奈緒子の中に埋め込まれた。
それと同時になんとも言えない満足感がふつふつと沸き上がってくる。
「っ!うっ…!」
その上、あまりの締め付けにそれだけで達してしまいそうになる。
一刻も早く腰を動かしたい衝動に駆られるが、拳に力を込め、息を大きく吐いてその衝動を抑えた。

奈緒子はビクビクと躰を揺らし、痛みのあまり呼吸もまばらのようだ。
涙を流し、必死にその痛みに耐えている。
「うっ…痛っ…痛いよぉ」
泣きじゃくりながら、俺に訴えてくる。
その姿があまりに痛々しくて、何もしてやれない自分が不甲斐なくて、一人だけ悦楽に興じているのが
申し訳なくて、俺まで泣きそうになる。
210151:04/05/14 17:05 ID:q061IzdW
ふと頬に手の感触を感じ、奈緒子を見る。
奈緒子は額や頬に冷や汗を一杯浮かばせ、それでも俺に微笑んでいた。
「上…田、さん?」
「どうした?辛いか?」
奈緒子は小さな呼吸を繰り返しながら、ゆっくりと応える。
「つ…らいに、決まってん…だろ!……この、ぼけ、が!!はぁ、はぁ…」
奈緒子のいつも通りの憎まれ口が、逆に今奈緒子が味わっている痛みの凄まじさを露呈する。
「すまない、君が楽になるまでこうしてるから」
俺は精一杯の笑顔を奈緒子に向ける。
奈緒子は辛そうに、切なそうに顔を歪めながら、俺に抱きつき、小さく呟いた。
「痛い…けど、すごく、幸せです」
俺は抱きしめ返すことで奈緒子に答えた。



どのくらい時間が経っただろうか。
ギュウギュウとペニスが締め付けられる快感で、俺の意識は朦朧としていた。
もう、突き上げたい衝動を抑えるのも、限界かもしれない。
そう思ったその時だった。
「もぉ…大丈夫です」
奈緒子が小さな声で俺に言った。
「本当か?痛く、ないのか?」
心配が拭いきれず、奈緒子の表情を伺う。
奈緒子はそんな俺にうっすらと微笑んだ。
「まだ、ちょっと痛いですけど…さっきよりは全然。…それに…」
奈緒子が言葉を途中で止め、代わりに身を小さく震わせる。
「私も、なんだか…」
切なそうに俺を見る目に、その台詞の先を察し、抑えていた欲望が一気に押し寄せてくる。
211151:04/05/14 17:08 ID:q061IzdW
頭の中で何かが弾け飛び、俺は思いきり腰を引いた。
一見抜けてしまったかと思われるまでペニスを引き抜いた所で、力強く最奥まで突き上げた。
「あうっ!!」
瞬間、奈緒子の躰が跳ねる。
やわやわとペニスを締めあげる膣壁が、さらにその力を強め、熱を持つのが伝わる。
奈緒子の頭の両端に手をつき、俺は枷が外れたかのように、激しく奈緒子を突き始めた。
「あんっ!あっ、あっ、あっ!」
俺の突き上げに合わせ、奈緒子が淫猥な声をあげる。
奈緒子に俺の思いをぶつけるかのように、俺は突きまくる。
「やあっ!!上田さ…!んっ、んっ、あぁんっ!!」
限界までズルリと引き抜くと、奈緒子の膣壁は逃すまいとペニスに吸い付いてくる。
「んんんっ!!あっ、はうっ!」
奈緒子が切なそうに喘ぐと同時に、最奥まで激しく打ち付ける。
するとその衝撃で痙攣したかのように、膣壁は震え、俺のペニスを締め付ける。
「きゃぁっ!!やんっ…奥に、あたって…はぁんっ」
その行為を激しく何度も繰り返す。
奈緒子は子犬のように鳴きつづけ、愛液を次から次へと溢れさせる。
──グチュッ、パチュッ、ジュクッ
室内に俺達の行為を物語る水音が、盛大に響きわたる。
奈緒子を見ると、顔中汗まみれで、喘ぎの止まらない口からは涎を垂れ流し、今まで見た中で、
一番厭らしい表情をしていた。
熱い目で奈緒子に見つめられ、背中をゾクリとした感触が襲う。
快感に溺れる奈緒子の表情は、別人のように、大人びて、美しかった。
…俺以外の誰も、奈緒子のこんな顔見たことないんだよな。
そう思うと満足感と、独占欲と、もっと見たいという慟哭に駆られる。
212151:04/05/14 17:11 ID:q061IzdW
長い間突き続けたため少し腰が疲れ、限界を遠のけるためにも、少し動きを緩やかなものにする。
「あっ、あっ、あっ」
奈緒子は依然切なげな嬌声をあげ、俺を見上げてくる。
この程度の運動なら、片手でも自分の体重を支えられると判断した俺は、空いた方の手で、
奈緒子の胸を揉み上げた。
「はうっ…んんっ!!」
固く勃起している乳首を強くつまみ上げてみる。
「あぁんっ…やっ、だめぇ」
相変わらず奈緒子の反応は可愛らしい。
その表情を見ているだけで達してしまいそうになる。
上下運動ばかりでは芸がないと思った俺は、すこし腰を回してみる。
すると奈緒子は躰をビクビクと痙攣させ、思った以上の反応を返してきた。
膣と、その周りに溜まった愛液が、俺のペニスにかき混ぜられ、パチュンパチュンと厭らしく跳ねる。
奈緒子は赤い顔で、首を激しく横に振った。
「やだ…んっ!この、音…ふあっ、恥ずかし…」
奈緒子は自分の愛液が奏でる音がお気に召さないらしい。
俺はほくそ笑んで奈緒子に問いかける。
「音って、これか?」
──プチュっ、グチュッ
わざと水音が響くように腰を動かす。
恥ずかしさのあまり涙を流し抵抗する奈緒子。
「やぁっ!!やだっ、やだぁ!!」
「でも、君が、たてて、るん、だろ」
腰を回しながら問いかける。
奈緒子は俺の言葉に更に顔を赤らめる。
213151:04/05/14 17:14 ID:q061IzdW
それと同時にきつく俺を締め上げてきた。
今までの反応から察するに、膣の締まりが良くなるときは、奈緒子が感じているときと一致するらしい。
つまり奈緒子は俺に言葉で攻められ感じている、ということだ。
本人は隠しているつもりだろうから、まさか結合部から伝わる感触で、俺にまるっとお見通されている
とは思うまい。
そう思うと必死に抗う奈緒子が小さく見えて可愛かった。

さっき一度達した甲斐あり、奈緒子のきつい締め付けにも、俺のペニスはもう少し保ちそうだ。
…あれがなかったら、もうとうにイッてるかもな。
そう考えると先程の、自分的には情けない射精も、役にたっているのかもしれない。

それはそもそも、俺はあることを実践に移そうかどうか思案していた。
折角奈緒子と結ばれたんだ。出来うる限りの事をしてみたい。
いろんな角度から奈緒子を味わい、俺に貫かている様を見たい。
やはり、俺はそれを実行することにした。

腰の動きを休め、片手を奈緒子の左の太股に添える。
「はぁ…はぁ…」
息もまばらの奈緒子を暫し見つめた後、奈緒子の片足を大きく上に掲げた。
「んんんっ!やっ!なに…して…」
奈緒子は抵抗しようとするが全くの徒労に終わる。
何せ快感で恍惚とした奈緒子には、まったくと言っていいほど、抗う力は残っていなかった。
掲げた左足を俺の右肩に乗せ、交差したように交わる体勢になる。
限界かと思われていた挿入深度も、まだ余裕があったらしく、奈緒子の膣内に、ペニスが深く突き刺さった。
214151:04/05/14 17:18 ID:q061IzdW
「ふぁっ!きつっ…んんっ!」
「っ!!…うっ」
ゆっくりとピストンを再開する。
そのまま俺は奈緒子の左足の下をかいくぐり、今度はその足を俺の左肩に乗せる。
すると丁度奈緒子だけ先程の体勢、つまり正常位だが、から横向きになる形となる。
奈緒子の色っぽい横顔を見ながら、俺は激しく突き上げた。
「うぅんっ!!んっ…ふあっ!!」
奈緒子が快感の涙を流す様がよく見える。
しかし、この体位だとどうやら挿入が浅いらしい。
俺も奈緒子も先程の深い挿入による快感を貪った分、微妙に満足できず焦燥感が募る。
……なら、こうしてみるか。
俺は代わりにさっきの挿入ではしなかったことをしてみた。
「ああぁんっ!!きゃうっ…やぁあっ!!」
効果覿面だ。
愛液でヌルヌルと滑るクリトリスをこね回すと、奈緒子は高い嬌声をあげ、ペニスをきつく締め付けた。
「だめっ…うえだ、さ…それ、だめぇ!!」
「それ…って?なんだよ」
奈緒子の反応を見下ろしながら意地悪くほくそ笑む。
もちろん手も、腰も、動きを休めたりはしない。
「そ、そこぉ…んんっ、触、られるとっ!あんっ…おか、しく…なっちゃ…きゃあんっ!!」
俺は荒々しく奈緒子の躰を回転させた。
奈緒子を四つん這いにさせ、尻を突き出させる。
「!!!?!…やぁあっ!!」
その屈辱的な体勢に、奈緒子が必死に抵抗する。
215151:04/05/14 17:21 ID:q061IzdW
俺の想像以上に、もう殆ど残っていないはずの力が奈緒子から発揮されたことが、
奈緒子がどんなにこの体勢を厭がっているかを、俺に印象づける。
だが、奈緒子が抵抗すればするほど、俺は欲情し、暴れる奈緒子の尻を押さえつけた。
「いやっ…いやぁっ!!」
結局敵わないことを悟り、奈緒子はシーツに顔を埋める。
俺はそのまま奈緒子の腰に手を回し、凄まじい速さで奈緒子を突き始めた。
「んんーっ!!んっ、んっ」
奈緒子が喘ぐが、シーツに顔を埋めているため、口を封じられているかのような声になる。
俺はその声に興奮しながら、奈緒子との結合部に目を遣った。
……本当に入れてるんだな
今、自分が奈緒子の膣に、ペニスを挿入していることをはっきりと思い知る。
俺の目線からは、激しく出し入れされるペニスと、その度にめくりあがる奈緒子の肉壁が、
はっきりと見てとれた。
ブチュブチュと溢れ出る愛液が奈緒子の秘部どころか、尻全体を濡らし、俺のペニスもその恩恵で
濡れて光っている。
ふだん見慣れている自分のペニスがなんだか突然卑猥な物体に変化したように思え、不思議な感覚がした。
今まではっきりとは見えなかった奈緒子の菊穴も、綺麗な色をしていて、くぼんだそこは、
愛液のたまり場になっている。
「やあぁっ!!この…かっこ、やだぁ!!」
顔を横にずらし、やっと鮮明に聞き取れた奈緒子の声で、ハッと我に返る。
俺はかなり長い間自分と奈緒子の結合部に見とれていたらしい。
高まりが治まりきらないところまで来ていることを、本能で感じ取る。
216151:04/05/14 17:22 ID:q061IzdW
奈緒子の腰を掴む手に力を込め、思いきり腰を引き、打ち付けた。
「はうぅっ!」
奈緒子が痙攣し、部屋にパァンと、肉のぶつかり合う激しい音が響く。
「やっ…やぁっ…」
よほど恥ずかしいのか、奈緒子の躰は小刻みに震えていた。
もう一度、腰を引き…
「んっ…んんーっ!!」
打ち付ける。
「あああぁっ!!」
再び奈緒子の絶叫をかき消すほどの打ち付け音がこだまする。
次第に突く速さを速めていくと、打ち付け音はパンパンパンッとリズミカルな音に変わり、
それに合わせて奈緒子の喘ぎも一際感極まったものになった。
「…っ!!くっ…うっあっ!!」
ペニスを膣壁で擦りあげられる快感に、俺も思わず声を漏らす。
かき混ぜられた愛液は泡立ち、四方に飛び散る。

限界はそう遠くない。
俺は奈緒子の腰にある手を、片方はクリトリスに、片方は乳房へと移動させる。
奈緒子の喘ぎ声を近くで聞きたいという理由も兼ねて、若干前屈みになる。
汗で背中や首筋に貼りついた、奈緒子の美しい髪の毛が、何とも艶めかしかった。
「あうっ!!ああぁんっ!!はんっ、はっ…ふあっ!!」
狂ったように喘ぐ奈緒子。
もっと乱れさせたい。まだ足りない。
クリトリスをこね回し、乳首をつまみ上げる。
瞬間、膣が痙攣し、ジュッと愛液が噴き出す。
217151:04/05/14 17:24 ID:q061IzdW
実は奈緒子はもう何回か達しているのかもしれない。
そう思わざるを得ないほどの愛液の量。
奈緒子の太股を伝うこともなく、ボタボタとシーツに落ちていく。
顔や体が火傷したように熱いが、結合部の熱はその比ではなかった。
奈緒子に負けじと、俺も狂ったように腰を振る。
奈緒子も俺の動きに応えるように腰を上下させていた。

ふと、奈緒子がなにか訴えていることに気付く。
「あぁっ……だ、…さんっ……こっ…?はあぁんっ!」
このままでは喘ぎでうまく喋れないらしい。
射精しないよう丹田に力を込めながら、動きを緩める。
「はぁ、はぁ、…you?…何か、言ったか?」
俺の汗が奈緒子の背中にポタポタと落ちる。
行為に夢中で気が付かなかったが、奈緒子はいつの間にか快感以外の理由で涙を流していた。
嗚咽まじりに奈緒子が叫んだ。
「…ふっ、うっ…上田さんっ…どこ…?!…ふぅっ…私、怖っ…上田さんっ!」
それは奈緒子からの恐怖の訴えだった。
慌てて、奈緒子の躰を回転させ、向き合う形にする。
奈緒子の顔は涙と汗でグシャグシャだった。
「you、ここだ!俺はここにいるぞ!!」
目の前の奈緒子に、必死に自分の存在を訴える。
おそらく奈緒子は、あまりに激しく後ろから犯され、快感のあまり自分のおかれた状況が分からなくなった
のだろう。
誰に犯されているのかも分からなくなり、咄嗟に助けを求めたのが俺だった、と。
218151:04/05/14 17:26 ID:q061IzdW
欲情のあまり自分を見失い、そして奈緒子までも錯乱させてしまった自分を心の中で強く叱咤する。
…くそっ!最低だな、俺は。


やっと自分の状況を思い出したのか、奈緒子の呼吸が落ち着いてくる。
「はぁ…ごめんなさい…私…混乱して…」
こんな時まで奈緒子は自分を責める。
せめてもの償いに、奈緒子の汗と涙を手で拭いながら、俺は首を横に振った。
「君は悪くない、俺が……っ!!」
俺の言葉を奈緒子の唇が遮った。
初めての奈緒子からの口づけ。
奈緒子が唇を離し、恥ずかしそうな表情で、ゆっくりした口調で、俺に言った。
「上田さん、好き…です」
やっと、本当にやっと、奈緒子が自分の気持ちを口にした。
言われなくとも分かってはいたが、やはりはっきりと奈緒子の口からそれを聞くと、
思わず感動で泣きそうになってしまった。
そんな俺を可笑しそうに見る奈緒子。
「んっ…上田さん、動いて…いいですよ」
まだ繋がっていたため、限界が近いペニスの動きが奈緒子にも伝わっていたらしい。
結合部から相手の感度を感じ取っていたのはどうやら俺だけではなかったようだ。
奈緒子にも俺が感じていることはどこまでもお見通しだったというわけか。

…やはり、こいつには敵わないな。
一人苦笑し、最後の突き上げを開始した。
219151:04/05/14 17:28 ID:q061IzdW
「んっ、あんっ…あぁっ!!」
もう二度と奈緒子に俺の存在を忘れさせたりなどしない。
そんな思いを込め、奈緒子をきつく抱きしめる。
「うえださっ…あぁんっ!うえださんっ!!」
何度も俺の名を呼ぶ奈緒子が愛しくて抱きしめる力が強くなる。
グチュグチュと厭らしく音を立てながら秘部を突き上げる。
奈緒子も先程より積極的に腰を押しつけてくる。
一秒でも長く、奈緒子とこうしていたいという思いだけで射精を抑えてきたが、
もうとうにその限界を越えていた。
まだ達していないのが自分でも不思議なくらいだ。
だが、もう少し、できれば、奈緒子と一緒に…。
パンパンッと激しく腰を打ちつけ合い、お互いを貪る。
「あぁあんっ!!もっ…だめっ…はうっ、わ、たし…!!」
思いが通じたのか、奈緒子も絶頂が近いらしい。
「奈緒子、一緒に……っ!!」
名前を呼んだ瞬間、奈緒子の膣が格段に締まりを強める。
──グチャッ、ヌチュッ、クプッ
お互いの腰回りに飛び散った奈緒子の愛液が、潤滑剤となり俺達の高まりを助長する。
「あっ!あっ!上田、さっ…も、私…イッちゃ…!!!」
奈緒子から限界の申し出が上がり、いよいよ最後だと俺はピストンを強める。
220151:04/05/14 17:30 ID:q061IzdW
「ああぁんっ!うえ、ださんっ!…すきっ!だい、すきぃっ!!……んあんっ!!」
「あぁ、はぁ、はぁ…俺も、好きだ…っ、奈緒子っ!」
奈緒子が俺の首に両手を回し、お互い熱で視界が定かでないまま、感覚だけで相手の唇を貪る。
汗や唾液で口の周りをお互いベトベトにさせながら、それでも俺達は限界まで口づけ合った。
今まで素直になれず、伝えられなかった思いも、理性の飛んだ今ならいくらだって口に出来る。伝えられる。
「っ!奈緒、子っ!奈緒子っ!」
「はあんっ!だめっ、もぉっ…イっちゃ、わた…し、だめっ、イくっ…!!あぁああんっ!!」
奈緒子が絶叫し、四肢を痙攣させ、膣がもの凄い勢いで伸縮を繰り返す。
結合部からパァンッ!というけたたましい肉のぶつかる音が発せられる。
急いで抜こうとする俺のペニスに、奈緒子の膣は逃がすまいと吸い付いてくる。
それでもなんとか俺は腰を引き、膣内に射精するのだけは避けようとした。
途端、奈緒子の足が、どう考えてもわざと、俺の腰を押さえつけた。
「っっ!!奈緒、子っ…うっ、あぁっ!!」
──ドクンッ!!
射精の瀬戸際だったペニスが、まだ伸縮を繰り返す膣内で保つ筈もなく、大量の精液が奈緒子の膣内に
注がれる。
「っく!……あっ!」
長い、長い射精が続き、俺は奈緒子の上に倒れ込まないよう、体勢を維持するだけで精一杯だった。
221151:04/05/14 17:32 ID:q061IzdW

射精が終わり、それでもまだ少し勢いを残すペニスを膣から抜き取る。
同時に、ゴポッと音を立てて、奈緒子の膣から、俺の精液と奈緒子の愛液の混ざった液体が溢れ出る。
その卑猥な光景を、俺は朦朧とした意識のまま見つめた。
ゴポゴポと溢れ続けるそれに、先程の全てを放出しきるような射精が思い出される。
俺は奈緒子が苦しくないようにゆっくりと体を倒した。
二人の荒い息づかいだけが部屋にこだまする。


初めに言葉を発したのは俺だった。
「はぁ、はぁ…you、どうして?」
疲れ切った体を奮い立たせ、奈緒子の顔をのぞき込む。
「何の…ことですか?」
奈緒子もまだ、先の快感を色濃く残した表情で俺を見た。
「何って…どうして中で出させたんだ」
俺は奈緒子の先程の行動が理解できなかった。
奈緒子は顔を赤らめ、自嘲のような笑みを浮かべる。
「自分でも分からないんです。安全日でも中で…その、出すのは危険だって分かってはいたんですけど、
なんか上田さんの切なそうな顔見てたら、まだ離れたくない…って思って、気が付いたら…」
抱き合っている時、俺が奈緒子のことを愛しく思ったように、奈緒子も俺のことを…。
そう思うと奈緒子への気持ちが堰をきったように溢れ、俺は奈緒子をきつく抱きしめた。
「ちょっ…上田さん、痛いですよっ!」
奈緒子が照れたように笑う。
222151:04/05/14 17:35 ID:q061IzdW

もっと早く抱き合えば良かった。
今までの奈緒子との関係があまりに心地よくて、それを失うのが怖くて、ずっと好きだと思っていたのに、
自分の気持ちをはっきりと伝えきれずにいた。
だが、事実奈緒子を抱いた今、奈緒子への想いが今までとは比べものにならないほど膨れ上がってるのを
強く実感する。

「…これからはもっと素直にならないとな」
「え?何か言いました?」
「いや、何でもない」
俺は宝物に触れる想いで、奈緒子にそっと口づけた。



「それは、そうとお互い体中ベタベタだな」
俺はいつも通りの明るい口調で奈緒子に話しかけた。
奈緒子がさっきまでの行為を思い出したのか赤面する。
「う…そうですね」
「どうだ?一緒にシャワーでも…」
「結構です」
俺の言葉を奈緒子は冷たく遮った。
一人、シーツで躰を隠したままベッドから降りる。
「ふっ、何を今更恥ずかしがってんだか…」
呆れたように吹きだし、奈緒子をからかう。
「う、うるさい!先にシャワー使うぞ」
俺をあしらい、風呂にいこうとする奈緒子。
223151:04/05/14 17:38 ID:q061IzdW
…おもしろくないな。
ふと、机の上にあったあるものが俺の目に留まった。
「おおう?そうか、その手があったか……ちょっと待て、you」
奈緒子がうんざりとした表情で振り返る。
「何ですか?一緒にシャワーなら嫌ですよ」
「まぁ、いいから。youの横にある机に黄色の封筒があるだろう?」
奈緒子が机に目を遣り、封筒を手にする。
「これですか?」
「中を見てみろ」
ほくそ笑みながら、奈緒子の一挙一動を見守る。
奈緒子は中に入っていた紙切れに書かれた文字を読み上げた。
「なになに?…麻布十番高級焼肉店焼肉食い放題券?!?これ前にも見たことあるぞ…
ん?期限期日…今日まで?!?!」
奈緒子がゴクリと喉をならす。
「こ、これが何か?」
「また知人から手に入れてね。昨日まですっかり忘れていたんだ。でな、その券は二名限定なんだよ。
多くの友人に尋ねてみたんだが、残念なことに今日都合のつく奴がいなくて…」
奈緒子は顔をしかめて俺を見る。
「嘘つけ!友達いないだろ!」
「うるさい!いいから聞け!まあ、とにかくだ。しょうがないからその券のことは諦めようと
思っていたんだよ。とまぁ、それだけの話だ。……あぁ、引き留めて悪かったな。シャワーだろ?
行って来いよ」
奈緒子から券を取り上げようと手を伸ばすが、奈緒子は素早く俺の手から逃げる。
「……しかたないから、行ってあげてもいいですよ?」
…かかったな。
俺は心の中でにやけながら、表面では至って普通の振りをする。
「行くって?どこにだよ」
「だから、その、焼肉ですよ!タダ券無駄にするなんてもったいないだろ!」
224151:04/05/14 17:40 ID:q061IzdW
奈緒子の言葉を聞き、俺は大げさにため息を吐いてみせる。
「you、それが人にものを頼む態度か?」
「…う、…お願いします。連れてってください」
奈緒子が頭を下げたあと俺を見る。
俺は計画の成功にほくそ笑みながら、奈緒子に言った。
「いいぞ。ただし、こっちにも条件がある」








「ふーっ!!」
俺は、風呂で火照った体を一杯の牛乳で冷ましていた。
冷蔵庫に牛乳を戻し、時計を見ると既に午後1時を廻っていた。
「まずい!もう『哲、この部屋』の始まる時間じゃないか!」
髪を拭いていたタオルをソファーに投げ、俺は寝室に戻りテレビをつけた。
ブラウン管の中では、ちょうど渡辺哲氏が番組の初めの挨拶を始めるところだった。
「はぁー、何とか間に合ったか」
安堵し、ベッドに腰を下ろす。
そこには疲れ切った奈緒子が眠っていた。
225151:04/05/14 17:43 ID:q061IzdW
その横顔をみながらひとりごちる。
「疲れただろうな。結局、しゃぶしゃぶと骨付きカルビをつけることを条件に、風呂場でもう一回…」
奈緒子の寝顔を見て、先程の行為とその時の奈緒子の様子を思い出し、自然とにやける。

「あぁ、そうだ。番組の途中だったな」
にやけ顔を引き締め、意識をテレビに戻す。
何事もなく番組は進み、俺は日課である快適な一時を終えた。

ここでやっと、俺はある違和感を覚えた。何か、変だ。
横で奈緒子が寝ているのに快適にテレビ視聴ができるなどありえない。
何だ?何がたりない?

答えが解らないまま奈緒子を見る。
奈緒子はスヤスヤと寝息もたてずに眠りこけていた。

寝息もたてず…?
そうか!寝言だ。
いつもの奈緒子なら『お侍さ〜ん』だの『お代官さま〜』だの、とにかく眠っていてもやたらうるさい。
それが、今日に限ってなぜ?……もしや。


「こいつ、SEXの後だと疲れて熟睡するのか?………そうか、ふっ、ふっふっふっ」
俺は声をあげて笑い出した。

もう、こいつの寝言に苦しむことはなさそうだ。
226名無しさん@ピンキー:04/05/14 17:49 ID:tDyrU0Z+
神リアルでキタ━━━ヽ(゚∀゚)人(゚∀゚)ノ━━━ !!!
227151:04/05/14 17:51 ID:q061IzdW
これにて終了です。
長期間のスレ占領、及びリレー小説の一人書き、申し訳ありませんでした。

そして、>>195-201の方々、こんな長い話に付き合って下さった全ての方、
本当にありがとうございました。

個人的には久々の執筆に苦労したりもしましたが、すこしでも (;´Д`)ハァハァして
いただけたら幸いです。

これから書き手さんが増えることを願います。

では、以下、おまけというか、蛇足です。
228151:04/05/14 17:53 ID:q061IzdW
《おまけ》

麻布十番の高級焼肉店、そこに俺と奈緒子はいた。
奈緒子は次々と皿を空にし、店員を青ざめさせている。
「you、もうその辺にしとけよ」
奈緒子は口に肉を含んだまま答える。
「ふぁんでですふぁ?…こほんっ、食い放題なんだから食べられるだけ食べますよ!
まだまだ、腹六部ってとこだな!」
そう言って腹をさする様を、俺は呆れたように見る。
…しかし、本当に焼肉が好きだな、こいつは。…ん?焼き肉と言えば…。
「なぁyou、こんな話を知ってるか?」
俺は嬉々として奈緒子に話しかけた。
「何ですかぁ?また、変な霊能力者の話とかなら…」
奈緒子が面倒くさそうに答える。
「いや、そんなんじゃない。君は焼肉屋にいる男女の定義をしっているか?」
「肉食ってる」
「当たり前だ!!…違うんだよ、そういうことじゃないんだ、聞いて驚くな?
焼肉屋にいる男女は間違いなく恋人同士、そして必ず肉体関係がある」
「ゴホッ!!」
奈緒子が盛大に吹き出した。苦しそうに喉を押さえているので水を差し出す。
「どうだ、当たってるだろ?」
水を飲み終え、奈緒子は赤い顔で俺に応える。
「な、なに言ってんだ!だいたい、私と上田さんが焼肉屋でご飯食べるの、今日が初めてじゃない
でしょう?!そりゃあ、今日は、当…たっ…て、るかも…し、れない…けど」
奈緒子の声はどんどん小さくなり、それに反比例して顔は赤くなっていく。
「僕なりに検証してみたんだが、要はスタミナだよ。これからあんなに激しい運動をしようとするんだから、
焼肉食ってスタミナつけようってわけだよ。はっはっはっはっ」
思わず笑いがこみ上げる。
奈緒子は真っ赤な顔で俯いている。
「上田!声でかい!!」
「youもそう思うだろう?いやぁ、俺もあんなに疲れるものだとは…」
話を止めない俺を引きずり店を飛び出した奈緒子は、結局腹六部しか焼肉を食べることができなかった。《おわり》
229名無しさん@ピンキー:04/05/14 18:25 ID:lIc/X+3l
151乙カレー:。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。夢のようでした

是非とも教授には、女の子を産める体位を実証して頂きたい!
230名無しさん@ピンキー:04/05/14 18:41 ID:3H0VYYzH
(;´Д`)ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ
漏れは幸せモンです。神No.151様ありがとう!!
231名無しさん@ピンキー:04/05/14 21:37 ID:d8S6bGnq
神様素敵でした
232名無しさん@ピンキー:04/05/14 23:14 ID:joMzPKIC
(*´Д`)ハァハァ
なんてタフな上田…。
神、すてきな夢をありがとう!
233名無しさん@ピンキー:04/05/14 23:51 ID:b8MqhtE5
神、最高!!
ブラボー、神!!!
234名無しさん@ピンキー:04/05/15 00:16 ID:XZ3GZErK
かっ神様が…最高です!乙でした。
萌えて萌えて萌えつきました。
おまけもいい感じです。ワラタw
235名無しさん@ピンキー:04/05/15 00:53 ID:mewF7Ftl
なんですか、もう。TRICKのノベライズ本家より
面白いじゃないですかっ 1人で不気味に笑っちゃっただよ
そして本番シーンでは、もうっ下半身に
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

そして (;´Д`)ハァハァ さらに⊂⌒~⊃。Д。)⊃ と色々たいへんだったので
今日の分だけで読むのに一時間掛かっちゃいましたよっ
もうっ、文庫本一冊分 読 ま せ て く だ さ い !
奈緒子たんサイコーでした。神ありがとう!
236名無しさん@ピンキー:04/05/15 01:37 ID:Jdu4AVuA
スレ伸びてんなあと思ったら神キタ━━━━━(゚ ∀゚ )━━━━━!!!!!
もうサイコーでした。上田山田スキな自分は萌えまくり。
また機会があったら是非とも新しい作品を執筆して下さい、151神!!
お疲れ様でした。素敵な作品を有難う〜〜〜!!!

他の新しい神々の降臨にも激しく期待してます
TRICK好きだからこのスレに活気あるのが一番嬉しいのでヽ(≧ω≦)ノ
237名無しさん@ピンキー:04/05/15 02:44 ID:xhbHfd9x
ぐっじょ―――――――――ぉぶ!!!!!!
ネ申が降臨された…。
238名無しさん@ピンキー:04/05/15 13:44 ID:zoXcvbpu
唐突に混じる「you」に笑いつつ大満足であります!
ありがとうありがとう。
239名無しさん@ピンキー:04/05/15 15:23 ID:g3tviVEK
神光臨感動!
240名無しさん@ピンキー:04/05/15 15:53 ID:BZ407R9l
神ナンバー151、お疲れ様でした! 素晴らしい萌えをありがとう!
奈緒子たん(;´Д`)ハァハァ
随所に混じる小ネタの数々、敬語と言い捨ての混じりなどなど、
ホンモノっぽいっつーか、本人の声で聴こえてくるよー……
241名無しさん@ピンキー:04/05/16 15:41 ID:KqdViPH7
すげー!
242名無しさん@ピンキー:04/05/16 21:31 ID:KdCJJThM
YOU!!Σおぉぅっっ!!のノリで抱かれたくなったわ
243名無しさん@ピンキー:04/05/19 00:28 ID:5vgaLiw9
神ありがとう!!
俺も書こうかな…。
244名無しさん@ピンキー:04/05/19 01:31 ID:yPcN4DUm
243氏、是非に〜!!
151神効果で新しい神々の創作意欲が沸き上がるのは嬉しい゚+.(・∀・)゚+.゚
もっといろんな上田山田が見れるのを激しく期待
245名無しさん@ピンキー:04/05/19 19:15 ID:CdCpLqdz
あげ
246243:04/05/20 10:06 ID:p8W54OLm
今書こうと頑張ってるのですが、
携帯からなので時間かかりそうっす。
書き上げたら一度にUPしますので、
気長に待っててください…
247243:04/05/20 10:45 ID:p8W54OLm
ある依頼を解決した帰り道。
上田を気に入った依頼人の娘に食事をご馳走になり、
上田と奈緒子は家路についた。
「うーん、満足満足♪」
お土産のケーキの箱を振り回し、
奈緒子は幸せそうに微笑む。
その後ろ、1メートルほど離れたところに
上田が歩いていた。
「…もう少し遠慮したらどうなんだ?」
上田がため息をつく。
奈緒子が振り返り、さも
当然のように言い放った。
「あっちが遠慮するなって言ったんじゃないですか」
確かにそうなのだが、
奈緒子の食べっぷりは相変わらずだった。
超高級肉のフルコースだったのだから
無理もない。
「あんなに美味しいものは久しぶりに食べたなー。
上田のおかげだな。
感謝してますよ♪」
めずらしく素直な奈緒子に少し見とれ、
上田は視線を逸らした。
248243:04/05/20 10:48 ID:p8W54OLm
自分でも気付いていた。
最近、奈緒子を見つめることが多いこと。
体に触れたいと思っていること。
(いつからだろうか…)
「あっ、信号変わる!急げ上田っ」
走りだした奈緒子の腕を思わず掴んだ。
横断歩道の手前で、
信号が点滅し赤に変わる。
「上田っ…あーあ。ここの信号長いんですよ」
(しまった。腕を放すタイミングを逃してしまった…。
振り払ってくれ!)
上田の心の叫びも虚しく、
奈緒子は特に気にする事無く
車の流れを眺めている。
上田は戸惑い、手をそっと放そうとした。
細い腕。白い肌。
全てが愛しくなる。
上田の手はいつのまにか
奈緒子の手首の辺りを撫でていた。
249243:04/05/20 10:50 ID:p8W54OLm
「…上田さん?」
奈緒子が怪訝な目で見上げる。
(しまった…)
上田は慌てて手を離し、
無意味に腕を組んでみる。
「な、なんだ」
「お前…ケーキが欲しいのか?」
奈緒子はケーキの箱を両手で抱えて3歩下がった。
「…いや、それはお前のものだ」
上田が言うと
奈緒子は安心したように微笑み、
また上田の隣に並んだ。
(さっきより近いような…)
柄にもなく心搏数が上がる。
その時、いくつものクラクションの音が鳴り響いた。
「なんだ?」
「…上田さん、あの車ふらふらしてません?」
トラックが右に左に揺れ、
周囲のドライバーの邪魔をしている。
「居眠り運転…?」
奈緒子が呟いた時、
急にトラックの速度があがり
こちらに向かってきた。
「うわっ…!!」
「奈緒子!!!」
250243:04/05/20 10:52 ID:p8W54OLm
…とりあえず、始めてみました。
続きもできるだけ早く書きます。
251名無しさん@ピンキー:04/05/20 11:27 ID:R2xL+vEH
携帯からは大変だと思うけど楽しみに待ってるヨー。
252234:04/05/20 12:29 ID:p8W54OLm
「ん…、いたた…うーん?」
奈緒子はゆっくりと体を起こした。
目が覚めると、辺りに人だかりができている。
奈緒子は野次馬から少し離れたところに寝かされていた。
「助かったのか…。あっ、ケーキは!?」
ケーキの箱は奈緒子の足元のほうに置かれていた。
真っ白だった箱が少し黒くなっている。
箱を開け、奈緒子はがっくりとうなだれた。
「ううー、やっぱり崩れてる…」
8割方は奈緒子が振り回したせいで崩れたのだが…。
奈緒子はケーキの箱を抱え、改めて辺りを見回した。
トラックは自分達がいたところの信号機にめり込んでいる。
救急車とパトカーがやってきた。
「ドライバーの他に怪我人はいませんか!」
救急隊員の言葉に体を見やるが、
特に傷は見当たらなかった。
「よかった…。…。」
奈緒子は少し不安になっていた。
上田が近くにいない。
まさかトラックに巻き込まれたのだろうか?
奈緒子は野次馬を掻き分け、トラックに向かっていく。
「上田さんっ!おい上田!」
どこにもいない。
自分一人置いて、どこかに行ってしまったんだろうか。
「…上田さんっ!!」
叫んだ瞬間。
253234:04/05/20 12:32 ID:p8W54OLm
不意に肩を抱かれ、
奈緒子は人だかりに連れ戻された。
「こっちだ」
人の隙間を抜け、
先程自分が寝かされていた方に向かう。
「一人でうろつくな!
タクシーを呼んでやったのに…」
「…うえだ…?」
奈緒子をタクシーに押し込み、運転手に行き先を告げると、
上田は奈緒子から手を離した。
「消毒してやるから家に来い」
「……」
奈緒子は俯いて、ケーキの箱を抱える手に力を込めた。
理由もわからないが、
目に涙が溜まっている。
何か口に出したら溢れてしまいそうだ。
「…どこか痛いのか」
首を横に振る。
「ケーキが惜しいのか」
頷きかけ、首を振る。
そんな悲しみじゃない。
悲しいより、嬉しい。
この人が、一番近くにいること。

いつも、誰よりも近くにいた。

誰よりも。

254234:04/05/20 12:32 ID:p8W54OLm
「…着いたぞ」
奈緒子は上田に体を支えられ、タクシーを降りた。
部屋の鍵が開けられ、
そのままベッドまで連れられる。
「座れ。足を出すんだ」
奈緒子はベッドの端に座り、
フレアスカートの裾を膝まで上げた。
膝の下を少しすりむいたようだ。
上田の手が足に触れ、
そっと消毒液を吹き掛ける。
冷たさと少しの痛みに、足がぴくんと跳ねた。
「痛かったか?」
奈緒子は首を振った。
上田は無言のまま奈緒子の足にガーゼをとめる。
「…ありがとう、ございます…」
消え入りそうな声。
これが限界。

255234:04/05/20 12:36 ID:p8W54OLm
駄文&なかなかエロいかなくてごめんなさい…
次のシーンからエロ予定。
人物の感情を全く表現できてない。
これじゃ誰も感情移入できない…。
上田視点か山田視点かはっきりしろ、俺。
中途半端だから最後までかきますが、お叱りの言葉をください。
256名無しさん@ピンキー:04/05/20 14:17 ID:tONULTy/
楽しみにしてます〜。
257名無しさん@ピンキー:04/05/20 15:01 ID:9Nm2GcGw
234携帯からだが、がんばってくれ〜
久しぶりに本編見たんだけど、二人って事件が起こるといっつも
同じ部屋で寝てるのね……。
258名無しさん@ピンキー:04/05/20 16:58 ID:M1Kcg1GP
>234
そんな謙遜せずとも。
職人は書いて書いて書きまくって、いつか神になるのさ。
続き楽しみに待ってるよ〜。
259名無しさん@ピンキー:04/05/20 19:43 ID:Z3oSXfhQ
>>235
はっきりと誘い受けは止めろ、SSだけ書けと言ってやれよ。
それが書き手のためだ。
260235:04/05/20 22:07 ID:tSA5PEg9
>>243
乙です! 別に視点おかしくないよ。
スムーズに読めます。上手いと思います。
続きも期待してるけど、携帯からじゃ大変だね?

>>259
☆⌒ (,,^ー゜)c口~
261名無しさん@ピンキー:04/05/21 01:23 ID:alM+DQZ4
>>259
ニヤニヤ 半年ROMってれば?
262234:04/05/21 12:12 ID:nB035xg3
大変お待たせいたしましたー。
みなさんレスありがとう…。再開です。


奈緒子は俯いたまま動かない。
上田はベッドに背を向けて、
自分の傷を消毒した。
今日の奈緒子は様子がおかしい。
消毒液が悪かったのだろうか?
上田は念入りに消毒液の成分表を確かめた。
ふと衣擦れの音に振り返ると、
奈緒子がベッドに突っ伏している。
「上田、そっち向いたまま聞けっ」
言われるがまま、上田は奈緒子の反対側を向いて待った。
声が震えているのは気のせいだろうか?
「…私は、お前と一緒にいたいのか?」
(いやいや、こっちが聞きたい…え?)
上田は驚いて振り返った。
「自分でも変だと思うけどな…!」
(…泣いてる?)
上田は気付かれないように奈緒子に歩み寄った。
震える背中に手を伸ばそうとしたとき、
奈緒子の一言が全身を揺るがせた。
「私、一人にされて悲しかったんだからな」
263234:04/05/21 12:13 ID:nB035xg3
好きだ。
俺は彼女が好きで、
彼女も俺が好きで…

「…っ」
上田は奈緒子の背中に覆いかぶさった。
どうなってもいい。
触れていたい。
「うっ上田さん?重…」
奈緒子が身を捩ろうとした時、
上田が首筋を指先でなぞった。
「ひゃうっ!」
変な声を上げてしまい、奈緒子は顔を赤くした。
そっと髪を掻き分け、
首の後ろから右耳にかけてゆっくり舐め上げる。
奈緒子は不安と恐怖におびえながら、
心の奥で安らぎを感じていた。
264234:04/05/21 12:14 ID:nB035xg3
「…はぁあん、ん」
奈緒子の耳元でぴちゃぴちゃと厭らしい音が響く。

俺は彼女を抱く。
今すぐに抱く。

「…えだ、さ…ん!」
上田は背中から両手を回し、奈緒子の胸をぎゅっと掴んだ。
大きいとは言えない、
今まで散々からかわれた奈緒子の胸。
右手は撫でるように、
左手は揉むように動かす。
「…俺は君を好きで、君も俺が好きだ。抱かせてほしい」
率直な気持ち。

「…はんっ、あっ…」
265名無しさん@ピンキー:04/05/22 16:43 ID:fOCZ66Eo
     /::::::::::::::::::\
    /::::::::/  丶::::::\
   /:::::ノ     \:::::ヽ
   |::::::: −   − :::::|
   |::::| ●   ● |::::|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |::::| ..      .. |::: |  < 上田、
   |::::\ [__ ̄] /:::::::|   │今日はお前とせっくすしに来た
   |::::::::::\___/:::::::::::::|   \________
    |_:::::::::|  |::::::::(⌒)::|
     |::::::::::|-、 ,-/......ノ~ レ-r┐
   /....|::::丿|,,,,,,/.....ノ__ | .| ト 、
  /.........レ.....| 〈 ̄   `-Lλ_レ′
  レ...................|/.... ̄`ー‐---‐′
266名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:31 ID:m4x7KhtU
>>234
凄い(・∀・)イイ!! 期待sage
267名無しさん@ピンキー:04/05/22 18:00 ID:28PoakMT
なんだか刺激されてきた・・・。
自分も書きたい・・・。
下手だし暗いけど見てくれますかおまいら。
268名無しさん@ピンキー:04/05/22 18:12 ID:rxRCeHmb
来るものは拒まず、どんとこい。>>267
269名無しさん@ピンキー:04/05/22 19:30 ID:ov48xzz4
どんと来ーい!
職人が増えてきたようで嬉しい。
270151:04/05/22 22:54 ID:SvUrzI7e
お久しぶりってほどでもないですが、お久しぶりです。151です。

>>229-243
たくさんの感想レスありがとうございました。感動。
と同時に、意外とスレの住人が多かったんだなぁと驚きました。
TRICK愛されてんなぁ…。

そして、新しい書き手さんキタ━━━━━(゚ ∀゚ )━━━━━!!!!!
234氏(243氏?)書いてくれてありがとう!頑張ってください!
続き、楽しみに待ってます。

>>267氏にも期待大。どすこい!

ところで、実は、また書いてしまいました。ながーいの。
内容は、普通に言っても面白くないので以下にミニSS?を書きました。
とりあえず、今は234氏が執筆中なので、タイミング見計らっていずれ投下しますね。
271151:04/05/22 22:57 ID:SvUrzI7e
山田「美人実力派手品師の山田です」
上田「超天才物理学者の上田です」
山田「上田さん、また151がSS書いたらしいですよ」
上田「またか?!」
山田「この人、呆れるほど暇なんですね。上田さん並に」
上田「…まぁ、放っといてやれよ」
山田「そうですね。じゃあ内容説明しますよ。えっと…奈緒子、つまり私ですね、が『うまめ』」
上田「『攻め』だ!!」
山田「そう、それそれ」
上田「ったく。しかし…君が攻めか、ふふっ……鞭、ろうそく、猿轡…?」
山田「何ブツブツ言ってんだ。続き読むぞ。えっと、攻めのつもりだったけど微妙な感じ」
上田「なんじゃそりゃ」
山田「で、ちょっと奈緒子、つまり私ですが、がちょっといん…いん〜…いん?…『いんみだれ』! ……与   
   謝野晶子?」
上田「『淫乱』だ!よく与謝野晶子知ってたな。…というか、YOU、わざとやってるだろ」
山田「…まぁ、だいたい以上ですね」
上田「ふっ、はははっ…しかし、君も好きだな?え?この間はあんなに恥ずかしがってたくせにいきなり攻め
   で淫乱とはな」
山田「あ、言い忘れてましたけど、相手は上田さんじゃありませんよ」
上田「まぁ、俺としてはそういうのも……って何??!」
山田「残念だったな!巨根が寂しいだろ!」
上田「……………………いや?まったく……で?相手は誰だよ。俺以外に君の相手がつとまる奴がいるとは思
   えないが?」
山田「そんなの……いっぱいいますよ?」
上田「誰だ?!!」
山田「それは…………お楽しみに!」
272名無しさん@ピンキー:04/05/23 01:18 ID:K6cSL629
>>271
キキキキタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!!
期待してます。ミニSSワラタw
273名無しさん@ピンキー:04/05/23 12:00 ID:0UAdiWs9
人差し指2本で、凄い勢いで上田がパソに書き込みしてる
シーンがあった
親指だけで書いてくれてる>>243には
教授の称号をさし上げたい。まったり待っています。

>>265
ワロタ 
274名無しさん@ピンキー:04/05/23 15:42 ID:TpE1ec57
うほっ!適当に書いたエロなしSSがリレーで完結しててワロタ。
完結まで持っていってくださった神々に感謝。
275267:04/05/23 17:02 ID:f3SY50zB
どうやら歓迎ムードなので
ありがたく書かせていただくことにしますた。
一応打ってみて手直ししたので変な表現はないはず。
続きは次の週末にでも書こうかと。
276267:04/05/23 17:04 ID:f3SY50zB
山田の様子がおかしい。
上田次郎がそう気づいたのは
山田奈緒子が夜、自分のマンションを訪ねてきたときだった。
例によっていかがわしい霊能力の調査を頼まれ、
解決したその日のことである。
上田がドアを開けると、奈緒子は小さく「どうも」とだけ言った。
「どうしたyou、君が訪ねてくるなんてめずらしいじゃないか。
 確か午後四時三十二分十五秒にお互い家路に着いたはずだぞ。
 もしや家賃が払えなくなって追い出されたのか?ん?」
からかい半分に言ったが、反応が返ってこない。
おかしい。用事があるならいつもは少し言いにくそうにはするが、
結局は言う。からかったらつっこんでくるはずなのに。
ずっと俯いたまま黙りこくっている。
「・・・まあ、入れ」
明らかに空回りした自分をちょっと情けなく思いながらも
上田は奈緒子を部屋に招きいれた。
277267:04/05/23 17:05 ID:f3SY50zB
「・・・どうしたんだよ。いつもの君らしくないぞ」
気を使って出した茶と菓子にも手をつけない。
いつもの彼女ではありえない。
奈緒子は部屋に入り、椅子に座ってもまだ視線を下の方にして黙ったままだ。
「何かあったのか?ん?言ってみろ、ほら」
彼女の正面に座り、いつもの態度で聞くが、やはり反応がない。
「・・・一体何をしに来たんだよ、youは。
 黙っていたら分からないだろう」
しばらく待っていたが、やはり奈緒子は微動だにしない。
上田は小さくため息をついて、
「・・・事件で疲れたんだろ。池田荘でゆっくりできないっていうんなら
 一晩だけここに泊まっていけばいい。
 言っておくがな、俺は理性的な人間なんだ、
 夜中に君を襲うとかそういうことはないからな」
そういって冷めてしまった茶を捨てようと台所へ席を立った。
278267:04/05/23 17:06 ID:f3SY50zB
流しへ茶を流したまさにそのとき、
「上田さん」
「おおぅっ!?」
いきなり背後で声がしたので上田は思い切り声をあげて
勢いよく振り返ってしまった。
「なんだ、やっと口を利い」
言いかけて声が出なく、いや出せなくなった。
奈緒子が上田の服の襟口を掴んで引き寄せ、強引に口をふさいだのだ。
目をつぶった山田の顔が異常に近い。口をふさぐと言う表現はちょっと違う。
そう、キス。接吻、口付け。記す。帰す。あと魚のキス―いや、そうではない。
真っ白になった後急に騒がしくなった思考を落ち着け、
両手を奈緒子の頬に添えて、とりあえず唇を離した。
279名無しさん@ピンキー:04/05/25 13:59 ID:0WyLt3SH
ドキドキ…期待sage
280名無しさん@ピンキー:04/05/25 23:16 ID:JvOpWaWf
続きは週末に書くって言っておられるので
日曜日あたり期待していいんですね?


なんだか彼にデートの約束の念押ししているみたいだw

281名無しさん@ピンキー:04/05/26 10:33 ID:Vx1pFz8s
>>243さんの続きが気になる。
携帯からだとやっぱり大変なのかな。期待sage。
282267:04/05/26 20:30 ID:R0KUXe6M
>>280
ただいま鋭意製作中。
しかし、エロパロでSS書くの初めてなので
描写が弱いかも。
気に入らんかったらびしばし言ってくれ。

デート?w
さしずめここは待ち合わせ場所かw
283234改め243:04/05/27 14:52 ID:MVpX/suB
お久しぶりです。
お待たせして本当に本当にすみません…!!
いろいろ事情がありまして…。
できたら今日中に最後まで書き上げられるかな?
他の職人さんもガンガレ!

234と名乗っていたことにいまさら気付くorz
284名無しさん@ピンキー:04/05/27 15:15 ID:Vo6s32OY
ごくせんのも読みたいなぁなんて
285名無しさん@ピンキー:04/05/27 15:51 ID:al/rC0Y8
>>284
スレ違いになると思うぞ
286243:04/05/27 19:34 ID:MVpX/suB
「やんっ、…えださん…私」
拒むのか?
止められるわけがないじゃないか。
上田は奈緒子の服を脱がせにかかったが、うつぶせのままではどうもやりづらい。
奈緒子の体を起こし、向かい合わせになるように座らせた。
ブラウスのボタンに手をかけるが、奈緒子は未だ俯いている。
「…こっちを向け。俺を見るんだ」
左手で奈緒子の顎を少し上げさせた。
目を合わせてはくれないが、紅潮した頬と濡れた瞳に目を奪われた。
ボタンをすべて外し、ブラジャーの隙間に右手を差し入れる。
「っ…」
奈緒子の表情が変わる。
軽く突起を摘むと、奈緒子の吐息は一層色気を増した。
「は…ぁん…」
奈緒子はスカートの裾をぎゅっと握り締めた。
287243:04/05/27 19:35 ID:MVpX/suB

微かに腰が動くのを、上田は見逃さなかった。
ブラウスを半ば強引に脱がせ、ブラのホックを外す。
露になった胸は小さいが形は良い。
思わず見とれていると、奈緒子は腕でそっと胸を隠した。
「…綺麗だよ」
腕を押し退け、上田は乳首をそっと口に含んだ。
「あぁ…っ!や…あ」
少し吸ってみると、体がびくんと跳ねた。
奈緒子が声をあげるたび、上田は舌を激しく動かした。
奈緒子は上田の頭を抱え込む。
ふと気付くと、奈緒子は太ももを擦り合わせるようにして腰を動かしていた。
…そろそろいいだろうか。
上田は顔をあげ、奈緒子をぎゅっと抱き締める。
奈緒子は上田の肩に頭を預けた。
高鳴る鼓動を押さえ、上田は恐る恐るスカートの中に手を伸ばす。
ももの辺りをゆっくりと撫で、少しずつ近付けていく。
奈緒子は上田のシャツを握った。
恐怖と期待の入り交じった鼓動が、上田にも伝わる。
そして上田はとうとう、その場所に触れた。
288名無しさん@ピンキー:04/05/27 19:37 ID:knw++Kwj
神リアルでキターーー!!

289243:04/05/27 19:37 ID:MVpX/suB
「はっ…あぁんっ!」
しっとりと濡れた下着の上から、人差し指と中指をつかってゆっくり撫でていく。
クリトリスらしきところを見つけ、上田は少し強めにソコを擦った。
「うあんっ、いたっ…」
「!!大丈夫か?」
慌てて手を離し、奈緒子を見る。
やっと目を合わせてくれた。
恥ずかしそうに時々目線を外しながら、奈緒子はぽつぽつと語りだす。
「あ、あの…。痛いってゆーか、だから…つまり…。き、き、気持ち良すぎてっ、
…痛く、感じたんだと…思う、わけで…。だから、その…」
やっと素直に語ってくれた。
上田は安堵の表情を浮かべ、奈緒子の体を優しく倒す。
「もっとしてもいい、ということだな?」
290243:04/05/27 19:38 ID:MVpX/suB
奈緒子は無言のまま、照れたように口を尖らせた。
上田は頷き、奈緒子の足を立てて少しずつ広げさせる。
水色の下着の一部がマリンブルーに染まっていた。
顔を埋め、下着の上からキスをする。
「や…恥ずかしいだろっ」
奈緒子は両腕で顔を覆った。
上田はクリトリスを吸い上げ、舌で突つく。
「っん、ああ!」
奈緒子は体を捩った。
舌で転がされ、甘噛みされるたび、頭の奥がぽおっと熱くなる。
奈緒子は上田の頭を抑えつけ、腰を少し上げた。
「んっん…上田さん、も少し…強く」
上田は奈緒子の下着を引きずり下ろした。
とろとろした愛液がねっとりと糸を引く。
奈緒子のソコは、思っていたよりずっと綺麗だった。
薄紅色に透明な愛液が絡まり、時折ぴくんと跳ねる。
「上田、早く…」
物欲しげな眼で見つめられ、上田は我に返った。
「…俺ももう限界だ」
291243:04/05/27 19:40 ID:MVpX/suB
とりあえずH中盤まで(´ー`)
思いっきりageてしまった…スマソonz
292243:04/05/27 19:43 ID:MVpX/suB
>>288
俺は全然神じゃないっすよ(ノω・`)
続きは明日にでも。
連続書き込みスマソ
293名無しさん@ピンキー:04/05/27 20:20 ID:hSn0b+vm
神キテタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
294243:04/05/27 22:34 ID:MVpX/suB
どうもです。
なんだかたくさんの人に読まれていると思う恥ずかしいものですね…。
また途中まで書いたのですが、ラストまで書き上げてから投稿したほうがいいですか?
需要があれば、書けたとこまでだしますが…
295名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:50 ID:BjLBwniE
プライベートライアン並みの戦闘描写も入れてくれ
296名無しさん@ピンキー:04/05/28 09:06 ID:u/K3x9KP
するとその時、ティーガー重戦車の主砲が火を噴いた。
瞬間、その轟音は世界を引きちぎり、熱波と弾丸の破片があたり一面に飛び散った。
上田大尉の隣では、山田奈緒子二等兵が、ブローニング自動小銃を抱えて息をひそめていた。
「来ます。橋に向かって来ます。」

>>243
H中盤でじらしプレイはいやん
ラストまでお願いします。できれば、いつごろ投下予定かも教えてください。
297名無しさん@ピンキー:04/05/28 11:35 ID:VhR6IPlG
>>295-296
ワロタ なぜ?

今日243神くるかな?期待sage
298名無しさん@ピンキー:04/05/28 12:35 ID:EfRt09/4
243神は自分の萌えポイントを的確に突いてくる。
小さなしぐさや奈緒子の口調がかなーりくる。
299名無しさん@ピンキー:04/05/28 13:16 ID:UP5CBpMc
>>295
「ガス! 状況ガス!」「ハインドです!」「畜生!」
上田3尉は叫んだ。「座間102、爆破しろ!」応答はない。「座間102、応答しろ!」
『2時に敵戦車!』 BAOM! BAOM! T-80が遠距離から撃ってきた。
『3号車炎上!』「畜生! 山田、全力で橋を渡れ」90式戦車は全力で疾駆した。
ミグ-29が超低空で突っ込んできた。その翼から、ナパームが落とされた。炎の壁が立ち上った。
『ワああナパームだ!』「焼き殺される!」山田奈緒子2曹が悲鳴を上げた。
「落ち着け、直撃されてない。山田、車体を正面に向けろ! 矢部、目標は正面の戦車だ。
戦闘照準、弾種徹甲、距離800。撃て!」
BAM! 「命中!」だがソヴィエト軍は後から後から沸くように押し寄せてくる。
「4号車車長戦死。まだ戦えます」「2号車損傷し砲操作不能。機動は可能」上田次郎3尉は歯噛みした。
「任務達成は不可能。撤収する! 1号が支援する。行け!」
300243:04/05/28 14:44 ID:6+5Wa+j4
戦闘ワロタ…
ではラストまで書いて、今日中には投下します。
頑張ります、みなさんありがとう…
301267:04/05/28 20:09 ID:IPbI8pPB
今日は金曜。約束は土日にかけて。
途中まで書いたけど
投下しようか、どうしようか・・・。
見てくれますかおまいら(二回目だなこれ)
302267:04/05/28 20:10 ID:IPbI8pPB
今日は金曜。約束は土日にかけて。
途中まで書いたけど
投下しようか、どうしようか・・・。
見てくれますかおまいら(二回目だなこれ)
303名無しさん@ピンキー:04/05/28 20:29 ID:F7rp5JP8
>301
どんと来い!
というかウダウダ言わずに早く投下せよ!
・・・ウソです、おながいします。
304267:04/05/28 21:27 ID:IPbI8pPB
連投してる・・・鬱だ氏のう。
要望があるようなので投下しまつ。
ちょっと長くなりそうだけどお付き合いしてください。

何か言おうと思うのだが、何も言葉が出てこない。
いままで女性経験などないに等しい(もしくは途中で弊害が発生する)上田には
たとえ普通のキスといえど、かなり久しぶりなのだ。
しかもその相手が奈緒子。確かに愛の告白めいたことはしたが
結局、明確な返事は言葉では返ってきていないし、
今まで男女の仲に発展するようなことは何一つなかった。
それが、いきなり、しかも向こうからキスしてくるとは。
頬に添えた手が離せない。
白い肌。よくよく見てみれば綺麗な顔。
奈緒子は真っ直ぐ上田の顔を見つめている。
背をかがめる。顔を近づけると奈緒子は目をつぶる。
そっと、触れるようにキスをした。
305267:04/05/28 21:30 ID:IPbI8pPB
一気に事に及びたい気持ちを押さえて、
上田は奈緒子の肩に手を置いた。
「・・・you、俺はな、理性的な人間だ。
 だからいきなり君を押し倒してどうのこうのというつもりは
 ない・・・つもりだ。だがな、俺とて男だからな、その、あれだ・・・」
「いいですよ」
「は?」
「だから押し倒していいって言ってるんですよ」
ふざけているのかと思ったが、奈緒子の顔はいたって真面目だ。
「・・・you、お前何かあったのか?変だぞ、ここに来てから」
「・・・変なんかじゃないですよ」
「嘘付け。茶にも菓子にも手をつけなかったじゃないか。
 君ともあろう、食欲大魔神が」
「佐々木・・・そんなことはどうでもいいんですよ」
上田のでかい身体を奈緒子は抱きしめる。
306267:04/05/28 21:33 ID:IPbI8pPB
気付いてしまった。
私は本当の霊能力を持っている。
長谷千賀子が死んだのが私のせいかはわからない。
でも、私は遠くない未来、上田さんを殺そうとする。
今日が、きっと上田さんと過ごせる最後のまともな日だ。
ビックマザーの予言はあたることになる。
私は霊能力者に殺される。
きっとそいつは――。
上田さんにはそんなこと口が裂けたっていえないけど。
307267:04/05/28 21:37 ID:IPbI8pPB
「・・・私上田さんの事好きですよ」
上田の心臓の早い鼓動が聞こえる。
分かりやすいやつ。
笑みがこぼれる。
「今日はそのつもりで来たんですから」
さっきより力をこめて抱きしめる。
いきなり上田が奈緒子を身体から引き剥がした。
びっくりした顔の奈緒子に深く口付ける。
驚いて目を見開いていた奈緒子も、目をつぶった。
308267:04/05/28 21:39 ID:IPbI8pPB
奈緒子を抱き上げてベッドへと連れて行く。
横たわらせて服を脱がそうとし、その手を一度止めた。
奈緒子が不思議そうに上田を見上げる。
めずらしい、上田の真面目な顔。
「きちんと、言ってなかったからな。
 ・・・俺も君が好きだ」
一瞬きょとんとして、奈緒子が吹き出した。
「人が真面目に言ってるのになんだその態度は!」
「ごめんなさい。だってこの期に及んで・・・っく」
いつまでも笑っている奈緒子に、ふっと一瞬笑って
上田は又真面目な顔になった。
それに気づいて、奈緒子も笑うのをやめる。
309267:04/05/28 21:43 ID:IPbI8pPB
長い・・・長いぞ自分。
まだエロ入ってないのに何でこんなに長いんだ。
ぼやきスマソ。次からエロでつ。
310名無しさん@ピンキー:04/05/28 23:07 ID:B2SE9aV0
もの凄く期待です。
切ない展開萌え!
311243:04/05/28 23:31 ID:6+5Wa+j4
おお、切なげ。
描写も細くて巧いなぁ…。

で、俺のほうは今日中にという約束だったのですが、
どうも滞ってしまって…
ラストは書けたのですがH後半が進まない。
今日中にアップは無理かもですonz
312名無しさん@ピンキー:04/05/28 23:42 ID:OtuiHNRN
ドキドキ(´∇`)楽しみにしてます。
313名無しさん@ピンキー:04/05/29 02:55 ID:kasm7mYn
>243
煽りでもなく、ずっと気になってたんだが何でsageないの?
314243:04/05/29 15:19 ID:Ltik0Xq+
ごめんなさい(;´Д`)
気を付けます!
315267:04/05/29 18:21 ID:Wx+DRqqb
今晩また投下予定。
だけどじらしになる悪寒。
皆様怒らないで。
316243:04/05/29 21:36 ID:Ltik0Xq+
267さん、お先によいでしょうか??
お待たせしました、なんとかラストまで書きました。
一気に貼りますよー。やたら長くなってしまいましたが…。


上田は奈緒子の秘部に触れた。
少しずつ指が入っていく。
「ああ、っはぁ…う」
奈緒子は上田の指をすんなりと受け入れた。
熱く、きつく締め付けられ、上田も息を荒くする。
「…痛いか?」
「っ…少し…でも、気持ちいい…」
奈緒子は恍惚の表情で上田を見上げて微笑む。
上田は指を奥まで進め、くちゅくちゅと音をたててかき乱した。
「はっん、そんなっ、するな…音がっ…」
317243:04/05/29 21:39 ID:Ltik0Xq+
恥ずかしさで感じたのか、また奈緒子の秘部から愛液が滴り落ちる。
上田は指を二本に増やす。
処女であろう奈緒子に自分の巨根。
苦しむのはわかっているが、少しでも苦痛を減らしてやりたい。
「んん…!イタッ…」
「…我慢してくれ、頼む」
指二本でこんなに苦しませて…。
どうしたらいいのだろうか。
空いている左手で胸を撫でてみた。
時折乳首にキス。
少しでも緊張が和らげばと、丹念に指先を這わす。
「…あっ、あ…はぁ」
表情が少し穏やかになった。
奈緒子にはまだ早いかもしれないが、上田の巨根はもう限界が近い。
318243:04/05/29 21:46 ID:Ltik0Xq+
早く奈緒子の中に入りたい…!
「もう…いいか?」
奈緒子は一瞬戸惑いの表情を見せた。
入れるのはまだ怖いのかもしれない。
上田は少し後悔し目を閉じた。
「あの…私、初めてだから、上手くできないかもしれないけど…」

???
…そうか。

奈緒子は、フェラチオをしてくれと言っているように解釈したらしい。
いや、それもしてほしいといえばしてほしいのだが…。
躊躇していると、奈緒子が起き上がって正座した。
「…下、脱いでくれますか…?」
「そう、だな…」
奈緒子の服はさっさと脱がせたというのに、いざ自分となると
なぜこんなにも気恥ずかしいのだろうか。
上田はベッドを降り、奈緒子に背を向けてベルトに手をかけた。
下だけ脱ぐのも間抜けなので、シャツも脱ぎ去る。
ベルトを外し、ジッパーをゆっくり下ろした。
ズボンとトランクスに手をかけ、そっと後を振り返る。
先程まで着たままだったスカートを脱いだ奈緒子と目が合った。
奈緒子は気まずそうに目を逸らして髪をいじっている。
「…よし…!」
小声で気合いを入れ、ズボンとトランクスを一気に下ろした。
319243:04/05/29 21:48 ID:Ltik0Xq+
振り返り、奈緒子と目が合わないようにベッドに座る。
奈緒子は驚いているだろう。
こんなに大きくて、それにいつにも増して反り立っている。
怯えているかもしれない。
「い…いいですか?」
「あ…あぁ」
奈緒子が屈みこんだ。
指先が触れた。
長い髪が足を撫でる。
吐息がかかる。
唇が触れる。
そして。
「…おおうっ!うっ…」
「…あむ…んっ…んん」
先の方を銜え込み、舌を這わす。
奈緒子は精一杯口を開け、全部を口に入れようとした。
「!!うげほっ、ごほ…うぇ、はあ…」
奈緒子はベッドに倒れこむ。
涎を拭ってやり、上田は奈緒子を座らせて背中を擦った。
「悪かったな…無理はするな」
「…でも、私も…上田さんのために、してあげたくて…」
奈緒子は涙目で上田を見上げた。
…こんなにも愛されているなんて。
上田は奈緒子の頬に触れ、顔を近付けた。
320243:04/05/29 21:50 ID:Ltik0Xq+
お互い目を閉じ、そっと、唇が触れる。
上田は唇を離し、奈緒子を見据えた。
「…本当に君が好きだ。今日まで気付かなかったことを申し訳ないと思う…
君がいるだけで、俺は幸せなんだ。愛しているよ」
我ながらなんだかクサイ台詞だ。
奈緒子は俯いている。
引いたのだろうか?

「…だから、あれだ…そうだ。たとえば…フェラが、できなかったとしても!
君の愛で補えばいいじゃないかー!はっははは…」
変なことを言ってしまったと後悔して引きつった笑いを浮かべる。
…なんなんだ、俺は。
「…ふふふっ」
奈緒子は俯いたまま肩を震わせた。
「上田さん、焦りすぎですよ。せっかく感動してたのに…」
奈緒子は目尻に滲んだ涙を拭いて顔を上げた。
「私も、上田さんとずっと一緒にいたい。
フェラも…できるようになるまで、愛で補いますっ」
奈緒子は上田の肩をポンと叩いた。
笑顔で見つめあい、二人はもう一度唇を重ねる。
先程とは違い、長く、深いキス。
上田が奈緒子の口を開かせ、舌をねじ込む。
奈緒子はそれに応えるように懸命に上田の舌に絡み付いた。
321243:04/05/29 21:52 ID:Ltik0Xq+
口を離すと、二人の唇の間に糸が引く。
奈緒子は上田の唇を舐め、にっこり微笑んだ。
「…入れていいか?」
「…はい」
奈緒子は再び仰向けに寝転ぶ。
上田は特注のコンドームをしっかり装着した。
「…よし。いいか!」
「どんとこい!」
言い放ってみたが、やはり怖くて足が震える。
目をぎゅっと閉じている奈緒子を見て、上田は額に口付けた。
「力を抜くんだ、…奈緒子」
「う…。よし…」
名前を呼ばれ、奈緒子は少し気恥ずかしそうに息を吐いた。
上田は自分のモノを奈緒子にあてがった。
心配になり少し指で触れてみると、十分に濡れている。
もう一度指を二本入れ、かき回した。
「あっ!…あっああ、はぁんっ!気持ち、い…ああん」
指を抜き、大きく息を吸う。
「入るぞ!」
先端をゆっくり、ゆっくり入れていく。
「あぁっ!いたァッ…やあぁっ」
奈緒子は痛みに顔を歪ませ、シーツにしがみつく。
なんとか半分ほどが入った。
まだ半分。
奈緒子の苦痛はまだ終わらない。
322243:04/05/29 21:53 ID:Ltik0Xq+
「…少し、動くからな」
とりあえず半分だけでも出し入れしてみることにした。
少し腰を引き、ぐっと押し込む。
「っあ!痛い…馬鹿ぁっ」
「馬鹿とはなんだ…おおうっ」
上田は腰を力強く前後させた。
奈緒子が苦しんでいるのはわかっているが、もう何度も限界に近づいている。
これ以上理性を保つのは難しい。
「あっあっ、んやぁっ…!
なんか、変…っ」
奈緒子も最初は痛がっていたが、段々と苦痛の中に快楽を感じ始めていた。
上田のモノは更に深く挿入されていく。
「…っ、奈緒子、少しだけ我慢してくれ…!」
上田は腰を引き、思い切り打ち付けた。
「やぁぁっ!はぁっ、あ…痛ぁ…っ」
奈緒子の秘部から、愛液に交じって紅い液体が流れる。
上田は満足そうに微笑み、奈緒子の頭を撫でた。
「…全部、入った…痛かったか?」
「痛いに決まってんだろ!…まさか、こんなに大きいとは…」
…可愛い奴だ。
上田は奈緒子にキスしようと体を傾けた。
同時に奈緒子の体が跳ね、顔を押し退けられる。
「馬鹿!動くなっ…」
少し動いただけで、奥のほうが刺激されるらしい。
323243:04/05/29 21:55 ID:Ltik0Xq+
奈緒子はもう痛みを感じなくなっていた。
「奈緒子…好きだ…!」
上田は再び腰を動かし始めた。
愛しいという気持ちをすべてぶつける。
「はんっ、ああ…私も、私も好きっ…!大好きっ!」
奈緒子は上田の首にしがみ付いた。
同時に奈緒子のそこがぎゅっと収縮する。
「…っ出るぞ…!」
上田は奈緒子を抱き締め、一段と強く突き上げた。
「ああっっ!」
「くっ…」
長く抑えられていた欲望が、ようやく放たれる。
奈緒子の震える体を優しく抱き締め、上田は目を閉じた。
とどまることなく射精は続き、終わった頃には奈緒子は力尽きて眠ってしまっていた。
「…っ」
奈緒子の身体から、名残惜しそうに自身を引き抜く。
それは奈緒子の愛液でてらてらと輝きを放っていた。
上田はゴムを処理し、奈緒子の隣に寝転ぶ。
「…ありがとう、奈緒子」
奈緒子の頬に口付け、そっと抱き締めて布団をかぶる。
奈緒子と一つになれた。
上田は喜びと感謝の気持ちでいっぱいのまま、眠りについた。
324243:04/05/29 21:56 ID:Ltik0Xq+


どれほどの時が経ったのだろう。
上田は電話のベルの音で目を覚ました。
日差しが眩しい。
時計を見ると、11時20分。
随分寝入ってしまったようだ。
ふと、ベルの音に交じってシャワーの音が聞こえた。
奈緒子が入っているのだろう。
奈緒子を抱いたことを思い返しながら、放ってあった服を着た。
まだ電話は鳴り止まない。
大事な用件なのだろうか?
上田は誰にも邪魔されず余韻に浸りたかったのだが、仕方なく受話器をとった。
「あ…もしもし、昨日はお世話になりました。高松です。」
昨日、夕食をご馳走になった女性からだった。
「どうも。…何かあったんですか?」
上田は不機嫌そうに尋ねる。
高松という女性を、上田はあまり良くは思わなかった。
自分で呼んでおきながら調査の邪魔ばかりして、あげくの果てに
「あの現象は私の勘違いでした」で終わっていたのだから。
「…実は、貴方の料理に媚薬を混ぜたんですよ…
お食事の後お部屋に貴方を誘おうと思っていたのに、
いつのまにか帰ってしまわれてて」
上田の分の料理…上田はもちろん、
隣に座っていた奈緒子も上田の皿から勝手にとって食べていた。
まさか、昨夜の行為は媚薬による一時的な性欲の増長によるもの?
325243:04/05/29 21:58 ID:Ltik0Xq+
奈緒子を愛しいと思ったのも気の迷いだったのだろうか。
そして、奈緒子が自分を好きと言ってくれたことも。
「今夜、会えませんか?あ…怒ってます?
私、先生の本を読んで…憧れてたんです、それでつい…」
受話器からの声も全く耳に入らない。
呆然としていると、背後から元気な声が飛び込んできた。
「上田さんっ、おはよーございます!お風呂借りちゃいましたよ。
ほら、汗かいちゃったしな!
何か冷たい飲み物とかないのか?」
彼女なりの照れ隠しだろうか。
奈緒子は無駄にオーバーアクションでまくしたてて冷蔵庫の戸をあけた。
上田は無言で電話を切り、奈緒子を見つめた。
薬のことは言うべきか、言わざるべきか…。
「あ、烏龍茶発見!いただきまーす。
…上田さんも飲みます?」
「…あぁ」
奈緒子は烏龍茶の缶を二本両手にとり、右肩で冷蔵庫の戸を閉めた。
笑顔で駆け寄り、右手を差し出して上田に缶を手渡す。
「…はいっ!」
上田は缶を受け取り、ソファに腰掛けた。
奈緒子も続いて隣に座り、上田の肩にそっともたれかかる。
奈緒子は照れ臭そうに足をばたばたさせ、嬉しそうに缶を空けた。
326243:04/05/29 21:58 ID:Ltik0Xq+

「…奈緒子、昨日のことなんだが…」
「…昨日と今日で態度が違うとかいうんですか?」
お茶を一口飲み、怪訝な顔で奈緒子が見上げる。
「いや、その…」

上田がどきまぎしていると、奈緒子は缶を見つめてぼそぼそ話し始めた。
「昨日は、なんか…恥ずかしくて。
上田さんに対して弱音吐いちゃったから…。
美味しいもの食べたから、気が緩んでたのかな。へへ」
上田は何も言えずに、奈緒子の横顔を見つめていた。
奈緒子はまた一口お茶を飲み、笑顔で顔を上げる。
「でも、おかげで上田さんに好きって言えました。
もう一生言えないかと思ってた」
奈緒子は缶をテーブルに置き、上田の腕にぎゅっと抱きついた。
…そうだ。気の迷いなどではない。
二人にとって媚薬は、一歩踏み出すための触発剤にすぎなかったのだ。
この愛は、紛れもない真実。
上田は確かめるように奈緒子を抱き返す。
「…愛してる」
「私も、ずっとずっと愛してます」

何度もキスを交わし、暖かい光に包まれるベッドに二人は再び体を預けた。
いつまでも、愛を確かめ合っていた。


<完>


や、やりとげたYO〜!無理矢理な話だったけど(⊃Д`。)
最後までお付き合いしていただいた皆さんに大感謝です!
327名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:10 ID:PU7aFIB1
>243
乙!!!
エロなのになんだかほっこりしちゃったYO!
足ばたばた奈緒子萌え〜。
328267:04/05/29 22:56 ID:Wx+DRqqb
243神のあとになんだが、
自分も投下。じゅわっき!!

お互いに服を脱いだ。
奈緒子の胸を覆っていたブラを外す。
小さいが、白くて張りがある、形のいい乳房。
普段からかってばかりいるそれを、思わず眺めてしまう。
「あんまり見ないでくださいよ。恥ずかしいじゃないですか」
「それこそこの期に及んで何を言ってるんだよ」
白い首筋に口付ける。
ぴくりと、奈緒子がわずかに身体をこわばらせた。
「っ、いた・・・!」
胸を揉まれたことなどないらしい。
まあ当たり前と言えば当たり前だ。(だから小さいのだ)
「わ、わかった。優しくな、優しく・・・」
慣れない手つきで、なるべくそっと胸を揉みしだく。
329267:04/05/29 22:57 ID:Wx+DRqqb
最初こそ痛がっていたが、次第に艶めいた声が出始める。
「ふぁ・・・んっ!?」
ディープキスは今回が初めてのようで、
(まあいままでの反応からすれば当然の事かもしれない)
唇を割って舌を入れると、ひどく驚いて
危うく舌を噛まれそうになった。
「いきなり何するんですか!」
「そりゃこっちの台詞だ!君は俺を殺す気か!
 さっきは驚かなかったじゃないか。
 you、ディープキスというのを知らないようだな」
「デーブキス?スペクターでも大久保でも嫌ですねそれは」
「ディープキスだ!ったく君というやつは・・・」
様子が変だと思っていたのに
結局、自分たちはこういう調子なのかと
上田は内心苦笑する。
330267:04/05/29 22:59 ID:Wx+DRqqb
とりあえず舌を噛むなと注意してからもう一度口付ける。
「ふっ・・・は」
まだ慣れていないらしく、口を離すたびに息をするのが面白い。
(とはいっても上田とて慣れているわけではない。今まで相手がいなかったのだから)
そろそろか。上田が奈緒子のショーツに手をかける。
キスで手一杯な彼女は気づいていない。
秘部に触れる。
「は、あっ・・・!」
それなりには濡れてきてはいるが、今までの彼女の様子からして、
というか今までの彼女との会話からして、奈緒子は明らかに処女だ。
おまけに今から入れようとしている自分の一物は規定外の大きさ。
もう少し愛撫した方がいい。
331267:04/05/29 23:00 ID:Wx+DRqqb
濡れた音を立てて唇が離れる。
「・・・?うえださ・・・」
どうやら今までの行為だけでも彼女には刺激的だったようだ。
とろんとした目をしている。
これからやろうとしていることには気がついていないらしい。
彼女から下着を完全に剥ぎ取った。
「!ちょっ、なにを・・・」
秘部に直接空気が当たったことで、思考がクリアになったらしい。
上田は奈緒子に抵抗される前に、すばやく足と足の間に
身体を滑り込ませ、秘部に顔を近づけた。
「後で痛い思いをしたくないだろ。っておいこら、蹴るな!」
「やですよ、恥ずかしいし汚いじゃないですか!」
「だったら見なきゃいいだろ!ここにいるのは君と俺だけなんだからな」
それでもなんだかんだと奈緒子が文句をいうので
上田はしょうがなく布団をかぶった。
332267:04/05/29 23:04 ID:Wx+DRqqb
「ふっあぁ!?」
花弁に舌を這わせると、奈緒子の身体がびくりと震えた。
「・・・もう少し色気のある声は出ないのかyouは」
「う、うるさい!変な感じがするんだから仕方ないだろ・・・んん!」
言われたことで意識したのか、シーツを握り締めて声を押さえようとする。
「別に出してもいいんだぞ、声」
「上田さんが変な事言うから・・・あぁっ!!」
薄暗い布団の中でも奈緒子の秘部が綺麗なピンク色をしているのが見える。
もう先ほどから痛いぐらいに自分のものが持ち上がっているが、
一応、理性的な人間だと自負した手前、すぐに入れてしまうことはこらえた。
この場合、こういう行為をしている時点で理性的がどうのこうのという問題はないのだが、
その点、上田という男は鈍い。
皮のめくれたクリトリスを集中的に舐める。
「ふあっ!?ああああ!!」
その度に奈緒子の身体がびくりと震えるので、
上田のものも、そろそろ限界に来ていた。

とりあえず今日はここまで。
次まではレスはつけないけど反応をぼちぼち見て
楽しむことにしまつ。
333151:04/05/30 20:20 ID:vGOOxUYj
>>274さん
お!最初に書いた方ですか?
勝手に続き書いて完結させてしまいすみません(ノω・`)
題材が良すぎて堪らず書いてしまいました。
よかったらまた書いて下さい!待ってます。

そして投下祭りキタ━━━━━(゚ ∀゚ )━━━━━!!!!!
やっぱり自分で書くより人の読む方が楽しいなぁ。

>>243さん
同じく足ばたばた奈緒子に禿しく(*´Д`)ハァハァ
可愛すぎ! 読みながらかなりニヤニヤして危ない人になってた。
最高でした!! 243さん乙!

>>267さん
本物の奈緒子と上田って感じで、またもや禿しく(*´Д`)ハァハァ
声我慢する奈緒子がツボにきた。
続きは次の週末? 首長くして待ってます。

スレに活気が出てきてすごく幸せ。以上、長レススマソ。
334名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:38 ID:8u+bH2QL
(;´Д`)最近ここは活気があっていいなぁ。
335名無しさん@ピンキー:04/05/31 00:43 ID:M+BZMYB1
祭りだ―――― (*´∀`) ハァハァ

>>243さん GJです!
エロもいいけどエロ以外のところがまた上手いなぁ

>>151さん
いんもらる じゃない いんみだれ
待ってます。
336名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:21 ID:OLhTinvZ
ここは神がたくさんいていいですね。

>>243
お疲れ様でした!他のみなさんも言っているようにエロ以外の描写もすごく良かったです。
なんだか和んでしまいました。

>>151
二人の会話が面白いw
続きがめちゃくちゃ楽しみです。がんがってください!
337243:04/05/31 10:06 ID:Bdi51r39
みなさんありがとう(´∀`*)
実は、TRICKはドラマを数回見たことがあるだけでほぼ初心者だったのです。
だから性格とかも中途半端だったかなぁと思ってたのですが。
俺はギャグとか書けなかったけど、みなさんに喜んでもらえて嬉しかったです!

そういえば、最初の「事故に遭いかけた奈緒子を守る(?)」というシーン。
最後にそのこと語るはずだったのに普通に忘れてました;
コレ↑についてはエロなしSS投入するかも?
ではではしばらくロムに戻ります!
338151:04/05/31 17:52 ID:H3zmnFF+
それでは、時間取れたので予告したSS投下しますね。
ラブい上田×山田の後に申し訳ないんですけど、あまり愛はない…かな? 微妙(´ー`)
矢部×山田です。

ちなみに石原はノベライズ設定(広島県警異動)ではなく、
3のepisode2のやむ落ち設定(警視庁公安課残留)。

あと前置きが長いので、エロだけ読みたい人は最初の15レスくらいぶっ飛ばして読んでも
何の問題も無いと思います。 それでは、上×山じゃなくても大丈夫な人はどうぞ。
339151:04/05/31 17:53 ID:H3zmnFF+
「ほんっと、信じられませんよ!!」
ドンッと音を立て、菊池が飲んでいたジョッキをテーブルに叩きつけた。
飛び跳ねた液体が顔にかかり、それを拭いながら俺は大きくため息を吐く。
「お前、ほんまいいかげんにせぇよ!飲み過ぎや!」
先程からの再三の忠告にも菊池はまったく耳を貸さない。
まぁ、もともと上司の命令を聞くようなタイプではないのだが。

なぜ俺がこんなことになっているかというと、他でもない菊池の誘いが始まりだった。
「矢部さん、今日飲みに行きませんか?僕、奢りますから」
普段からエリート意識が強く、夕方にはさっさと帰ってしまう菊池からの申し出は意外だったが、
奢りだというから俺は二つ返事で承諾した。
だが…。
「……来んどきゃよかったわ」
「え?何か言いました?」
悪酔いしている今の菊池に何を言っても無駄だろう。
手をブラブラと振り、何でもないと伝えると、菊池はまた酒に口を付ける。

何て事はない、菊池が俺を誘ったのは愚痴をぶちまける相手が欲しかっただけだったのだ。
しかし今まで菊池と酒を飲んだことがないため知らなかったが、こいつは酒癖が悪いうえに、
暴飲の癖があるらしい。
既に何杯目か分からないビールを一瞬で飲み干しては、俺に愚痴をこぼし続けていた。

俺は正直むかついていた。
こんな酒乱ぎみの奴を相手に、俺まで酔っぱらう訳にもいかず、さっきから全くといっていいほど
酒を飲んでいない。
しかし、それだけではない。一番の苛立ち理由は、菊池の愚痴の内容だった。
340151:04/05/31 17:57 ID:H3zmnFF+
「矢部さん!聞いてますか?!」
「あぁ、はいはい」
「この東大卒の!キャリアの!資産もあり、顔も良い、僕の誘いを断ったんですよ?!」
「…その性格があかんかったんちゃうか」
「とにかく!どうかしてますよ、彼女」

菊池はある女に振られたことが余程堪えたようだ。
無理もない。
プライドの塊のようなこの男が、あんな小娘に振られたとあっては、自尊心はズタボロの筈だ。
…せやけど、こいつも気付けや。あの女はなぁ…。

「……そんなに、上田先生がいいんですかね」
急に口調を落ち着かせた菊池がボソリと呟いた。
「何や、気付いとったんか?…なら諦めろや」
「そう簡単に諦められるくらいなら、告白したりしませんよ」

俺は菊池の前にずっと連れ添っていた部下の顔を思い出していた。

『兄ぃ、ワシもう辛いんじゃよ』

そいつは、菊池同様あの女に惚れ、告白し、振られた。
だが、菊池のように振られた愚痴を俺にぶちまけたりはしなかった。
代わりに、いつも事件が起こると必ずと言っていいほどの確率で出くわすあの二人に会うのが辛いと、
最近はめっきり事務職にかかりきりになった。
そのせいで俺は、上司から別の厄介者の世話を押しつけられる訳となったのだが。
341151:04/05/31 17:58 ID:H3zmnFF+
「揃いも揃って、お前らあの女のどこがいいんや?!」
「お前“ら”?」
菊池が訝しげに俺を見る。
「あ〜、上田センセや、上田センセ」
「…あぁ」
納得し、再びジョッキに口をつけようとした菊池の手を押さえつける。
「せやから!もうやめぇ!」
「…矢部さんは?」
「は?」
「…ですから、矢部さんも彼女とは上田先生と同じくらい長い付き合いなんでしょう?
矢部さんは、彼女の事どう思ってるんですか?」
俺は数秒固まった後、堪らず吹き出した。
「はっ!おまっ…阿呆か!!あんなクソ生意気なだけの貧乳小娘のことなんか何とも思ってへんわ!」
「…変ですよ、矢部さん」
「変なのはお前らじゃ!しばくぞ、こら!」
俺は思いきり菊池の頭をどついた。
「俺は至って正常です〜。お前らみたいな変人と一緒にすんなや」
叩かれた頭をさすりながら、菊池が俺を睨む。
俺は大きくため息を吐いて立ち上がり、菊池の腕を掴み上げた。
「ほら、もう帰るで!」
「え〜?!」
「えぇから、おら立て!!すいませ〜ん、お勘定」
立ち上がろうとしない菊池を引っ張り上げ、金を払わせている間に、俺はタクシーを捕まえようと外へ出た。
342151:04/05/31 17:59 ID:H3zmnFF+
夜の風が顔に当たり、妙に冷たい。
少しは酔って顔が火照っていたのだろうか。
運良くすぐに車は掴まり、丁度店から出てきた菊池をそこに押し込む。
「ちゃんと自分ちの住所言えるな?」
車の外から、まだ酔いの醒めきっていない菊池の顔をのぞき込む。
菊池は小さく頷き、俺の方を見返した。
「矢部さんは乗らないんですか?」
一瞬突風が吹き、俺は頭を押さえつけた。
「あ〜、俺は…えぇわ。酔いさましながら歩いて帰る。すいません、出して下さい」
そう言うと運転手は軽く俺に会釈し、車の扉を閉めた。
行き先を告げる菊池を窓越しに見て、その後車が角を曲がったのを確認してから踵を返した。

「…とは言ったものの」
歩いて帰るにはここから家までそれなりの距離があることに今更気付く。
自分でもなぜ菊池と一緒に車で帰らなかったのか分からない。

ただ、無性に今すぐ独りになりたくなった。

辺りを見回し、自分の今いる場所を改めて確認する。
「そういやここ、山田ん家の近くやな」
だから何だと自答しながら、俺は自宅へと歩を進めた。
343151:04/05/31 18:00 ID:H3zmnFF+

…進めた、はずやったんやけど。
俺は無意識の内に、先に話題にあがった女の家に来てしまっていた。
「菊池があんまり山田、山田煩かったから混乱したんかな?」
自分の行動がまったく理解できず、頭を掻く。

………折角やから顔でも見ていくか。
ここ暫く変な事件は起こっていない。
それは自然と、俺があの女に会っていない日数に結びつく。
久々にあの生意気な、その上、仮にも俺の部下を二人も振るような女の顔を見るのも悪くない。
何故か自分に言い聞かせながら、ボロアパートの階段を上る。
「せやけど、ほんまボロやなぁ」
小さく呟いたつもりが、大きく反響し慌てて口を押さえる。
俺は人気の全くない通路を歩きながら、女の家を探した。
…そういやぁ、長い付き合いやけど家を尋ねた事はなかったな。
横に『山田』と表札が立てられた扉を見つけ、歩を止める。
俺は小さく息をのみ、扉を叩こうと拳を掲げた所で、固まった。
……って何緊張しとるんやろ、俺。
首を横に振り、扉を二、三度ノックする。

中からは…何の返答も無かった。
寝ているのかと思ったが、それなら寝言が外まで聞こえてくるはずだと気付く。
「何や、留守か」
どっと肩から力が抜ける。
「阿呆らし…帰ろ帰ろ」
344151:04/05/31 18:01 ID:H3zmnFF+
俺は昇った時とは違い、軽くなった足取りで階段を降りる。
「…にしても、こんな時間にどこ行っとんのや、あの女」
口にすると同時に、はっと気付いた。
……上田センセのとこか。
そう考えた途端、無性に足と床が引き合う気がした。

階段を降りきった足が、地面に着こうとした、その時だった。
「あれ?矢部さん?」
聞き慣れた声がし、俯いていた顔を上げる。
そこには、片手に洗面器とタオルを持ち、微妙に髪の濡れた奈緒子がいた。
奈緒子は驚いたように俺を見つめている。
「おまっ…お前、どこ行っとんたんや!」
奈緒子は首を傾げながら答える。
「どこって…見れば分かるでしょう?銭湯ですよ」
銭湯。その言葉に自分が安堵したことに気付き、それを否定するように俺は捲し立てる。
「銭湯って…もう夜遅いんやから、いくらお前でもこんな時間に独りで彷徨いたら…危ないやろ!」
それを聞いた奈緒子は心底意外そうな表情をする。
「大丈夫ですよ、歩いて三分の所だし。…矢部さん、心配してくれてるんですか?」
「阿呆か!誰がお前の心配なんかするか!俺は警察として当然の注意をしただけです〜!!」
早口で捲し立て、息を切らした俺は大きく息を吸う。
同時に頭が冷え、自分の行動の馬鹿らしさを自覚した。
「…はぁ、まぁええわ。じゃあな」
「え?…ちょ…」
さっさとその場を去ろうとする俺に、奈緒子が背中から呼びかける。
「ちょっと、待って下さい!何か私に用事があったんじゃないですか?」
俺は歩を休め、言い訳を考えるが結局思いつかず、振り返らずに答える。
「…何でもないわ。酔って道間違っただけや」
そう言って歩き出そうとした俺の腕を、駆け寄ってきた奈緒子が掴んだ。
345151:04/05/31 18:02 ID:H3zmnFF+
「待って下さい」
「…何や」
その場にいるのが堪らなく気まずかった俺は、一刻も早くここから離れたい思いで一杯だった。
「よかったら、家でお茶でも飲んで行きませんか?」
俺は仰天して奈緒子を振り返った。
…は?こいつ今、何つった?
奈緒子は微笑みもせず、真剣な表情で俺を見上げてくる。
「ちょっと…相談したいことがあるんです」
奈緒子の口から出た意外な台詞に呆然とする。
…こいつが?俺に?相談?

地に足が張り付いている俺の腕を引き、奈緒子はアパートの階段を昇りはじめる。
俺は奈緒子の言う『相談』の意味について考えた。
長い付き合いだが、こいつから相談を受けたことなど一度もない。
元々悩みを人に打ち明けるような性格には見えないが、それを差し置いても、顔を合わせれば喧嘩ばかりの
自分に相談を持ちかけようとするなど、考えもしなかった。
思い当たるとすれば、よくこいつが巻き込まれる『黒門島』に関することだが。
しかしそれにしても昼間、警察を尋ねるほうが当然だろう。
…だいたいこんな時間に、いくら俺やからって仮にも男を、独り暮らしの家に上げようとするか?!

奈緒子の無防備と無自覚にほとほと呆れている間に、知らず、奈緒子に引かれその家の前まで
来ていてしまっていた。
俺はハッとして奈緒子に掴まれたままの腕を振りほどく。
とりあえず、その相談とやらを聞いてさっさと帰るしかない。
…変に意識してんの悟られたら、格好つかへんもんな。いつも通りに…。
346151:04/05/31 18:04 ID:H3zmnFF+
カチャリと鍵を開ける音が通路に響き、奈緒子が扉を開ける。
「…どうぞ」
促されるまま中に入り、部屋を見渡しながら俺は思わず呟いた。
「汚っ!!」
「うるさい!……ちゃんと靴脱いで上がって下さいよ」
俺の習性を理解しきっている奈緒子からの忠告に、微妙な満足感を覚える。
言われたとおりに靴を脱ぎ捨て、向かい側に奈緒子が座るテーブルの前に座った。
「しっかし、狭いうえに色気のない部屋やなぁ…お前、本当に女か?」
まじまじと部屋を見渡し、まぁ予想通りとも言えるが、女らしさのかけらもないその装飾に呆れる。
「だからうるさいって!…これでも、いろいろ凝ってるんだからな」
そのこだわりとやらを是非ともお聞きしようかと思ったが、だいたい予想できたので敢えて聞かなかった。

沈黙が流れ、奈緒子は俺から視線を逸らし、横にある亀やネズミの様子を見ている。
俺はそんな奈緒子の後ろ髪をジッと見つめた。
まだ水気を帯びた長い髪が、狭い部屋に微かにシャンプーの匂いを充満させている。
……普通の男なら、ここでムラムラ〜と来るんやろうな。まぁ、俺の場合、
相手がこいつやしあり得へんけど。
そうは思いながらも奈緒子から視線を逸らす。
奈緒子は黙ったまま自分のペットをじっと見つめている。
かなり、長い静寂。

「お前、いいかげん茶くらいだせよ!暇やろぉが!」
苛立った俺の言葉で静寂が崩れる。
それを受け奈緒子はハッとしたのか、慌てて台所へと駆け寄った。
「…ごめんなさい、ボーっとしてました」
347151:04/05/31 18:05 ID:H3zmnFF+
さっきから重々承知していたが、今日の奈緒子はどこかおかしい。
俺は後ろで茶を沸かす奈緒子に、振り返ることはせずに問いかけた。
「なんや、その……相談って何やねん」
一瞬の間の後、奈緒子が答える。
「………矢部さんって、まだ結婚してませんよね」
「はぁ?!?」
意外すぎる奈緒子の問いに思わず振り返る。
奈緒子は俺を見ることなくコンロに火を着けている。
「……何を今更。してへんのくらいお前も知っとるやろ!」
声色に呆れを込めて答え、俺は体を元に戻す。
また、一瞬の間。
「……じゃあ、付き合ってる女の人はいるんですか?」
俺は振り返る気も失せ、大きくため息を吐いた。
「あのなぁ…お前、いい加減にせぇよ!俺はお前が相談がある言うから、わざわざこんな時間に
付き合っとるんやぞ!何で俺が質問されなあかんのや!」
「いいから!……答えて下さい」
奈緒子が俺以上の大声で、怒鳴る俺を制し、思わず肩が跳ねた。
俺は仕方なく奈緒子の質問に答える。
「………まぁ、今は…そういう特定の奴はおらんけど。まだまだ遊びたい盛りやしな!」
奈緒子からの返答はない。
「はぁ…せやから、何やねんお前…何が言いたいんや?!」
返事の代わりにお湯の沸く音が響き、奈緒子は火を止めた。
背中からお茶が湯飲みに注がれる音が響く。
長い、長い間。
348151:04/05/31 18:07 ID:H3zmnFF+
コトンと目の前に湯飲みが置かれ、俺は奈緒子の顔を覗き込んだ。
奈緒子が向かいに座り、俯けていた顔を上げる。
「ねぇ、矢部さん。私の事どう思ってますか?」
その台詞に俺は硬直した。
……は?な、何やて?……つうか、何や、この告白みたいな流れは。
そう思った瞬間、それはあり得ないことに気付く。
目の前の女が誰を好いているかなど、充分すぎるほど理解していた。
一瞬の予想、いや、期待が、瞬く間に怒りに変わる。
「山田、人からかうのもえぇかげんにせぇよ!」
そう言って奈緒子の額を軽く叩く。
「いったぁ!」
手加減したつもりだったが、奈緒子には堪えたらしい。
「帰るぞ」
俺は構わず立ち上がろうとした。
が、奈緒子が俺の手を掴み、それを制止する。
「待って!…下さい。…お願い、答えて」
そう言って涙目で俺を見上げてくる。
瞬間心臓が跳ねたが、奈緒子が涙目なのは先程額を叩かれたせいだと、自分に言い聞かせる。
だが余りに真剣な眼差しに観念し、俺は再び腰を下ろした。
奈緒子の顔を見つめ、思いきり息を吸う。そして…。
「はっきり言わせてもらう!俺は、お前みたいな貧乳手品小娘のことなんか何っとも思ってへんわ!
歯牙の先にも掛けてません!俺の好みの範疇外も範疇外!言うなればチャダと同レベルや!!」
俺は思いきり奈緒子に怒鳴りつけた。
まだ言い足りなかったが息がきれたので、この辺で勘弁してやることにする。
奈緒子は俺の大声に目を丸くしていた。
349151:04/05/31 18:08 ID:H3zmnFF+
俺は奈緒子に握られたままの手を乱暴に振りほどいた。
手のひらに滲んだ汗を、ズボンで擦る。
どうせ奈緒子の方も怒鳴りつけてくるだろうと践んでいた俺は、更にそれに言い返す文句を考えた。
しかし、奈緒子の返答は俺が予想し得ないものだった。
「はーっ、よかった!」
奈緒子は心底安心したように息を吐き、緊張の解けた笑顔を浮かべる。
「はぁ?!」
まったくもって理解不能。思考範囲外。
何をどうしたらそんな反応が返ってくるのか。
俺が顔をひくつかせながら見つめていると、奈緒子は勢いよく立ち上がった。
「よし!ちょっと待ってろ、矢部!」
「はい?!…って呼び捨てはやめぇってあれほど…おい、山田?山田!!」
奈緒子は俺に構わず奥の部屋に入り、物陰に隠れてしまった。

奈緒子に翻弄され続け、混乱している思考を懸命に落ち着かせる。
女という生き物は元来そうだが、ここまで不可解なのは奈緒子くらいのものだ。
……何で俺に好かれてへんと、『よかった』になるんや?!だいたい、上田センセ以外眼中にないくせに
何で俺にあんな事聞くんや。……っていうか、今あいつ何しとんのや!!
いくら考えても焦燥ばかりが募る。
向かいではゴソゴソと音がし、奈緒子が何かしていることしか伝わってこない。
「おーい、山田ぁ!!だから君は何をしてるんですか?!」
「ちょ、ちょっと待っててください!」
死角からの奈緒子の返答に軽く項垂れる。
そういえば奥の部屋には手品用の衣装が沢山かかっていた。
…まさかそれに着替えて、今からしょうもない手品ショーでもするんやないやろな。
350151:04/05/31 18:09 ID:H3zmnFF+
奈緒子ならあり得る。
そう覚悟し、冷めかけたお茶の入った湯飲みを手に取った。
「ほんま…もう帰るぞ?!」
そう言って湯飲みを口へ運ぶと、物陰から、奈緒子が顔だけ出して俺を見た。
俺はチラリとその様子を見たが、構わず一気にお茶を流し込んだ。
瞬間、奈緒子が勢いよく暗所から明所へと移動する。
俺はそれとなく奈緒子にもう一度目を遣る。
「っっっ!?!ぶはっ!!」
同時に俺は口に含んでいたお茶を吹き出した。
「な!な!は?!え!?!」
驚愕のあまりまともな言葉を発することができず、空の湯飲みが手から滑り落ちる。
奈緒子はそんな俺を無表情で見つめる。
先から散々理解不能だと思っていたが、流石にここまでとは思わなかった。
「おまっ……!!な、何考えとるんや?」
襖の奥から現れた奈緒子は、服も何も纏わず、生まれたままの姿で佇んでいた。

思考が完璧にショートしてしまった俺は、無意識に腰が抜けたように後ずさる。
「ちょっ…とりあえず、冷静になれ?な?落ち着け!」
まるで自分に言い聞かせているような倒錯的な感覚を覚える。
奈緒子はそんな俺を見て微笑した。
「あーぁ、お茶零しちゃいましたね」
そう言って服を着ているときと全く同じ様子で、俺に近寄る。
俺は更に後ずさる。
が、視線は縫いつけられたかのように奈緒子に釘付けだった。
足の先から頭の天辺まで動揺しながらも何度も見てしまう。
普段はスカートに隠された細い足、くびれた腰、華奢な肩。
そんな箇所を差しのいても、視線はどうしても男が注目してしまう場所に行き…。
351151:04/05/31 18:11 ID:H3zmnFF+
とうとう背中が台所の壁にあたる。
もう、これ以上奈緒子と距離を取ることはできない。いや、むしろ縮まる一方だ。
口から何か言葉を紡ぎだそうと思っても、パクパクと空気を噛むばかりだった。
奈緒子は微笑を浮かべたまま、遂に俺の目の前に立つ。
次の瞬間、奈緒子の手が俺の方へ伸びてくる…と思ったが、それは俺の後ろにかかっていた雑巾を取った。
視界が明るくなったと思うと同時に、光を遮っていた奈緒子がしゃがんだことを理解する。
瞬きを終えると、奈緒子の顔が目の前にあった。
心臓が大きく脈打ち、妙な汗が頬を伝う。
……やばい、やばいぞ。この状況は。

「何も吹き出すことないじゃないですか」
そう苦笑しながら奈緒子が雑巾で床を拭く。
俺に背を向け四つん這いになるものだから、俺は慌てて顔を逸らした。
……なっ?!そんなかっこで屈んだら見えてまうやろ!
心の中で突っ込みながら、何度も唾を飲み込む。
「や、山田…お前、何企んどるんや?」
俺はやっと乾いた声を発する事ができた。
床を拭き終わった奈緒子は、笑いながら振り返る。
「企む?ふふっ…別に何も企んでませんよ」
「う、嘘つけ!か、金でもせびろうってつもりやないやろうな!!」
奈緒子はムッとしたように顔をしかめ、顔を俺の目の前に運んできた。
「違いますよ!『相談』があるって言ったじゃないですか」
奈緒子の冷たい息が顔に架かる。
冷たく感じるということは、俺の顔が余程熱を持っているということだろう。
「相談って、お前…」
奈緒子が小さく頷いた。
「矢部さん、私とSEXしてください」
352151:04/05/31 18:12 ID:H3zmnFF+
目の前の奈緒子の顔が近づいてくる。
それが何を意味するかギリギリの所で気付き、慌てて目の前の女を突き飛ばした。
「っっ!!いいかげんにせぇ!」
息をきらしながら、体勢を崩した奈緒子を見つめる。
「いったいどうしたんや?!変やぞ、お前」
今の奈緒子は、とても普段のふざけた女には見えない。
奈緒子は笑みを崩さず、俺を見あげてきた。
その視線に背筋からゾクリとした感触が伝わり、俺は慌てて目を逸らす。
「せっ、SEXしたいんやったら………上田センセとすればえぇやろ」
俺が呟いた語尾に奈緒子の肩がピクリと震えた気がした。
チラリと奈緒子を見ると、どこか悲しそうに微笑んでいる。
「それができないから…矢部さんに頼んでるんです」
「…どういうことや」
奈緒子は困ったように俯き、ゆっくりと答え始めた。

「……今まで、何度も上田さんとSEXしようとしました」
その言葉に、胸の辺りが一瞬傷む。
「でも…えへへ」
そこにきて、奈緒子が自嘲する。
「何度試しても無理だったんですよ!!巨根すぎて」
異様に明るい口調で奈緒子が続ける。
「…実は私…SEXの経験ないんです」
「…そんなんとーに知っとったわ」
思わず呟いてしまい、慌てて口を押さえる。
「え?何で?」
「何でっておまえ…まぁええ。で?」
説明する気も失せるほど、奈緒子の一挙一動は男性経験が無いことを物語っていた。
俺は奈緒子から視線を外したまま、先を促す。
353151:04/05/31 18:13 ID:H3zmnFF+
「上田さんも、あの通り童貞だから…二人とも、どうしたらいいか分からなくて」
奈緒子が俺のズボンの端に手を置き、きつく握りしめた。
「…上田さん…いつも、私が痛がって拒否すると、すごく申し訳なさそうな顔するんです。
今にも泣いちゃいそうな。格好悪いですよね、えへへへ!」
奈緒子の声色はまったく笑っていない。むしろ…。
「私、そんな上田さん…見ていられなくて…」
今にも泣きそうな口調。
俺は知らずに奈緒子を見つめていた。
「私が、処女じゃなかったら…上田さんの巨根でも入るかもしれないと思ったんです。だから、私…」
……だから、俺に頼んだと。

俺は内心呆れた。
……こいつ、そんなことして本当に上田センセが喜ぶとでも思っとんのか?!
どんな理由があろうと、好きな女が他の男に抱かれて喜ぶ男などいない。

そう言えば、奈緒子は退くだろうと予想できた。
だが、不思議にも俺の口からその言葉はでなかった。

「今日、大家さん達旅行に行ってて…、お隣さんも引越ちゃったし、このアパート私達しかいないんです。
だから、矢部さん、お願い…」
奈緒子がそっと俺の足をさする。
理性による抑制が限界まで来ていることを俺は感じていた。
しかし最後の、精一杯の抵抗をする。
354151:04/05/31 18:15 ID:H3zmnFF+
「…なんで、俺なんや?」
「え?」
「石原でも、菊池でも…お前のこと好きや言うてる奴に抱いてもらえばえぇやろ」
それを聞いた奈緒子は薄く微笑み、小さく首を振った。
「それじゃダメなんです」
「…なんでや」
俺は奈緒子の悲しそうな瞳を見つめ返す。
「……期待、しちゃうでしょ?」
奈緒子の意図が分からず、『は?』という形に口を開く。
「私のこと好きって言ってくれる人に、躰あげたら…心も欲しいって思われちゃうでしょ?」
言いながら、奈緒子が自分の胸を押さえる。
「心は…あげられないから」
その言葉に胸がギリッと締め付けられた気がした。
……こいつの心は、もうあの人の物なんやな。これから先も、ずっと。
「その点矢部さんなら、私の魅力に転ばない変人だから安心だもんな!」
「……阿呆か」
俺は軽く笑い、奈緒子の額をペシッと叩いた。
奈緒子も微笑みながら叩かれた場所を抑える。
「えへへ…それに、私は…矢部さんのこと、そんなに嫌いじゃないですから」
その台詞に面食らっている俺に、奈緒子が顔を近づけてくる。
俺は小さくため息を吐き、奈緒子の口づけを受け入れた。
355151:04/05/31 18:17 ID:H3zmnFF+
唇の重なった部分が異様に熱い。
目を開けると、奈緒子の綺麗な顔が目の前にあった。
初めは唇を合わせるだけだったが、徐々に奈緒子の方から密着を強めてくる。
「んっ…はぁ…」
吐息を洩らしながら、俺の首に両腕を回し、奈緒子は舌を侵入させてきた。
予想外の積極性に内心驚きつつも、奈緒子の舌の動きに応える。
互いの口内を蹂躙するかのように舌が動き回り、部屋にピチャピチャと水音が響いた。
首にあった奈緒子の腕が肩へと降り、俺の背広を脱がす。
重なった口の隙間から、どちらのものともとれない唾液が零れる。
奈緒子は手慣れた様子で、そのまま俺のシャツのボタンを外し始めた。
全て外し終わると、奈緒子が唇を離す。
小さな口から覗く濡れた舌が、何とも厭らしい。
お互いの口を結ぶ銀色の糸はそのままに、奈緒子が俺の首筋へと舌を這わせる。
唾液を多分に含んだ舌が、ゆっくりと俺の上半身を這い、俺は軽く身震いする。
舌の這った後が、濡れて光っていた。

奈緒子の舌が、俺の胸に到達し、そこを重点的に攻めてくる。
「…っっ!」
思わず声が洩れそうになり、俺は慌てて小さな呼吸を繰り返した。
「矢部さん、乳首立ってる」
奈緒子が舌を出したまま悪戯っぽく微笑む。
「っ…お前、そういうのやめっ…」
奈緒子は俺の反応を見て、嬉しそうに行為をエスカレートさせる。
わざとらしく音を立てながら俺の胸を舐め回し、片手をズボンへと伸ばしてきた。
「えへへ…良かった、ちゃんと勃ってますね」
そう言いながら、俺の股間をさする。
356151:04/05/31 18:19 ID:H3zmnFF+
……そりゃそんな格好で迫られたらな。
そう思ったが敢えて口には出さない。
「…うるさいわ。生理現象や」

奈緒子は軽く微笑んで唇を胸から離し、俺のズボンを脱がし始める。
チャックを開ける音が響き、俺の腰を浮かせ、膝のあたりまでズボンを引っ張る。
俺は奈緒子の裸を改めて見つめた。
「貧乳や思っとったけど……案外胸あるんやな」
「!!…本当ですか?!」
奈緒子が嬉しそうに俺を見る。
「……まぁ、貧乳なりに…ってとこやけど」
俺は苦笑いしながら、奈緒子の輝く瞳から目を逸らす。
奈緒子はブツブツと文句を言いながら、いつの間にか俺の服を脱がせきっていた。
「素早っ!!」
「手品師ですから」
何故か満足げに微笑む奈緒子が、俺の股間に目を遣る。
無言のまま、奈緒子はしばらく見つめ続けた。
居たたまれなくなった俺は、思わず奈緒子の肩を掴み、視線を俺の顔に向けさせる。
「お前なぁ…頼むから!比べんといてください!」
奈緒子はもう一度俺の股間を見る。
「…言うとくけどなぁ、これでも普通よりはでかい方やぞ」
事実だ。なんの誇張もない。
「……やっぱり、上田さんが異常なんだ」
小さく呟き、奈緒子の手がペニスに触れた。
途端に刺激を受けたペニスが奈緒子の手の中で跳ねる。
奈緒子は先程と違い、淫猥に微笑みながら俺を見上げ、ペニスへと顔を降ろしていった。
357151:04/05/31 18:21 ID:H3zmnFF+
奈緒子の舌が、ペニスの先端に触れる。
既に溢れていた汁をからめ取り、それを拡げるように舌で円を描く。
そのままゆっくりと裏スジを舌が這っていく。
「っ!!うっ…!」
俺が身震いする様を見つめながら、奈緒子は何度も何度も、舌を往復させる。
細い指でペニスを持ち上げながら、付け根の辺りを舐め回す。
同時に跳ねたペニスの先端が、奈緒子の顔を粘液で汚した。
──ピチャ、クチュッ、プチュン
大げさに音を立てながら、奈緒子の唾液が俺のペニスを濡らしていく。
その間も、自分がしていることを見せつけるように、俺から目を逸らさない。
舌の動きは巧みで、素人のものとは思えないほどだ。
……上田センセが教えたんか。
そう思うと無性に苛立ちが募り、俺は奈緒子の頭を押さえつけた。
舐めるだけでなかなか含もうとしなかった奈緒子が、遂にペニスを口に頬張る。
「んふっ…んっ…」
苦しそうな吐息を洩らしながら、顔をゆっくりと上下させる。
座ったままの俺の足の間で、正座が崩れたような体勢の奈緒子が小さく蠢いている。
口を窄めながら、口内では舌で軟体動物のように動き回る。
尖らせた舌が尿道口をつつき、カリを舐め回し、スジを這う。
同時に、上下に移動する顔の速度も次第に速まる。
「っ…!やま…だっ!!」
俺は奈緒子にされるがままで、快感に打ち震える。
奈緒子はそんな俺を満足そうに見上げてくる。
美しい顔を歪ませ、美味しそうにペニスを頬張りながら。
358151:04/05/31 18:22 ID:H3zmnFF+
「えへへっ…矢部さん、気持ちいい?」
一旦口を離し、口周りを唾液と腺液で光らせながら尋ねてくる。
小悪魔のような笑みを浮かべて。
「あ…あぁ」
「良かった」
肯定するしか無かった俺を、心底嬉しそうに見つめながら、再び奈緒子はペニスを頬張る。
奈緒子が急所を刺激する度に、ビクンッと震えるペニス。
奈緒子の指は弄ぶように睾丸を転がし、付け根を刺激する。
「はっ…あっ…」
俺が声を洩らす度に、奈緒子は嬉しそうな目で俺を見つめ、大きな音を立てて吸い付く。
何度か射精しそうになる度に、奈緒子は敏感にそれを感じ取り、口淫を緩める。
そうやって俺の欲望を限界まで高めていく。
「んんっ…んっ、あっ、ふぅっ」
俺はふと、口の隙間から洩れる奈緒子の吐息が大きくなっていることに気付いた。
そういえば行為により発せられる水音も先程より大きく、グチュグチュと響きわたっている。
ペニスを頬張る紅潮した顔に見とれていたが、視線をそれとなく奈緒子の躰にずらす。
そこでやっと、俺は奈緒子のしている行為に気付き、瞬間脳内で何かが弾け飛んだ。

奈緒子の頭をペニスから外し、その顔を俺の目の前まで持ってくる。
「あっ…」
名残惜しそうにペニスを見つめ、奈緒子は切なそうな表情で俺に視線を合わせる。
その口の周りは粘液でねっとりと煌めいている。
「お前…何しとんのや」
いやようにも、俺の表情が意地悪くなる。
「あっ…あっ!」
奈緒子は俺と見つめ合いながらもまだ、自分で秘部を弄くり回していた。
359151:04/05/31 18:23 ID:H3zmnFF+
嘲笑を浮かべながら奈緒子を見つめる。
「やっ…んっ!手が、勝手にっ…!!あんっ!」
クチュクチュと音を立てる奈緒子の秘部を見下ろす。
薄い秘毛の間に分け入った奈緒子の細い指や、太股を愛液が伝っている。
「まーだやめんのか、お前は」
わざと嘲り奈緒子を見ると、奈緒子は顔を真っ赤にさせ、俺の肩にもたれ掛かる。
汗で濡れた奈緒子の髪が、俺の肌に張り付き、奈緒子の吐息が耳の辺りに響く。
「やっ!止まらな…!あんっ…矢部さんっ…助けっ…はぁんっ!!」

奈緒子の肩に置いていた手に力を込め、乱暴にその躰を押し倒した。
「すけべな女やなぁ…」
奈緒子は秘部から手を離し、愛液で濡れた手を俺の方へ伸ばす。
焦点の合っていない瞳で俺を見つめ、手探りで探し当てた俺の手を秘部へと誘導する。
指先に濡れた感触が伝わり、俺は自分の手が何に触れているのか理解する。
「んんっ!!矢部さっ…お願っ…弄って!」
思わず口の端が上がり、めちゃくちゃに弄り回したくなるが、手に力を込め抑制する。
「やっ…んんっ!!やだっ、お願っ…します…あぁっ!!」
俺が手を動かすまでもなく、奈緒子は俺の手を秘部に押しつけ喘ぐ。
躰をもどかしそうにくねらせながら、奈緒子は俺に懇願し続けた。
俺は何も答えず、呆れたように奈緒子を見る。
内心、呆れるどころか興奮を抑えるのに必死なのだが。
とうとう奈緒子は我慢できずに、俺の指を上下し始めた。
愛液でぬめる突起を、グリグリと俺の指で転がす。
「あぁんっ!ふあっ…気持ちいっ…んあんっ!」
可愛らしい喘ぎと、卑猥な表情に俺の我慢も限界を超えた。
「おまえみたいにすけべな奴、初めて見たわ」…
その言葉に頬を染める奈緒子を満足げに見ながら、俺は指に力を込めた。
360151:04/05/31 18:25 ID:H3zmnFF+
「ふあっ…んあっ!…あっ、あっ、あんっ!」
少し指を動かしただけで、快感に打ち震える奈緒子。
ねっとりとした愛液が指に絡みつき、秘部が震えている。
俺は奈緒子の膝を持ち上げ、愛液だらけの秘部を明るみに晒した。
「やぁっ…だめぇ!んんっ!」
口では抵抗していても、奈緒子は自分から足を拡げる。
無意識だろうと分かってはいたが、その淫猥さに笑みが零れた。
「山田、もうびちょびちょやぞ、ココ」
そう言って秘部を強くなぞりあげる。
「きゃうっ!」
奈緒子は腰を浮かしその快感に悶えた。
指に絡みついた愛液が、クリトリスを光らせ、薄い秘毛を濡らし肌に貼りつかせる。
膣口はパクパクと何かを欲しがるように収縮し、俺は興奮で息を荒らげた。
「あぁっ!もっとぉ…あんっ!弄ってぇ!」
理性の枷が外れたように、喘ぎ、快感を求める奈緒子。
俺は堪らずクリトリスを指先で押しつぶした。
「ああぁんっ!!きゃっ…あうっ!」
口から涎を垂らし奈緒子が仰け反る。
多すぎる愛液で、いくら摘もうとしてもクリトリスはヌルヌルと滑る。
その間もコポコポと音を立てながら、奈緒子の愛液は溢れ続けた。
尻のほうへ伝う愛液を指に取り、膣口へと運ぶ。
俺はそのままヌルヌルとしたそこへ指を押し込んだ。
「はぁっ…あぁんっ!」
膣口以上に収縮を繰り返す膣内を、激しく指でかき回す。
同時に包皮から飛び出し、充血しきったクリトリスを親指でこねくり回した。
361151:04/05/31 18:26 ID:H3zmnFF+
──クチュッ、グチュッ
「やぁあっ!やっ…それっ、気持ちぃ…んんっ、好きぃ!!」
奈緒子が首を左右に振り、行き場のない手で自分の胸を掴みあげる。
「お前、ずいぶん濡れやすいんやな」
膣口どころか、奈緒子の太股まわりまで濡らす愛液の量に、感嘆の声を漏らす。
奈緒子は恥ずかしそうに顔を歪めながらも、嬌声をあげ続け、そのまま軽く何度か達した。

膣口をかき回す指の量を増やしたり、膣壁をなぞったりしながら奈緒子の反応を愉しむ。
どんな愛撫をしようと、奈緒子は想像以上の反応を返してくる。
「はぁっ、あんっ…ね、ねぇ…あぁっ…矢部、さん?」
「何や?」
指の腹でクリトリスを押しつけながら応える。
「んんんっ!わ、私の…んあっ…そこ…変じゃ、んあっ…ない?」
「そこ?」
俺は行為に夢中で適当に返事を返す。
奈緒子は息を切らしながら両手を秘部に運び、なにをするのかと思えば、あろう事か思い切り秘肉を広げ、
俺に秘部を見せつけてきた。
息をのんでそこを見つめる俺に奈緒子が尋ねる。
「こ、ここ…普通の人と…違わないですか?…おかしな所、ない?」
やはり恥ずかしいのだろう。真っ赤な顔で、目は涙で潤んでいる。
そこで俺はやっと察した。
……こいつ、上田センセとSEXできへんの、自分のせいかもしれんって思ってたんか。
奈緒子は俺との行為の間も、その先に別の相手を見通している。
俺は小さくため息を吐き、改めて奈緒子の秘部を見つめた。
トロトロと愛液を流す小さな膣口。ピンク色の花弁。厭らしく勃起したクリトリス。
別におかしな所はない。いや、むしろ、今まで見たどの女のものより…。
362151:04/05/31 18:28 ID:H3zmnFF+
「…いや、普通なんちゃうか?」
綺麗だと思ったことを口に出す度胸は、俺にはなかった。
俺の台詞に心底安堵し、微笑む奈緒子。
その表情があまりに可愛らしくて、こめかみの血管がドクンと脈打つ音が耳に響いた。

「っ矢部さん…まだ、入れるの…無理ですか?」
奈緒子が恥ずかしそうに俺を見上げる。
俺は一応、奈緒子の秘部をもう一度見る。
「余裕やろ。なんや、もう欲しいんか?」
俺が意地悪く尋ねると、奈緒子が小さく頷いた。
俺の方もさっきから入れたくて堪らなかったから、内心好都合だと微笑む。
緊張した目で俺を見る奈緒子を一瞥し、俺は脱ぎ捨てられたズボンを手に取った。
……持っといて良かったわ。
ポケットから財布をとりだし、その中からゴムを取り出す。
奈緒子に言葉を発させる暇を与えずに、俺はさっさとそれを装着した。
「…矢部さん」
嬉しそうに俺を見上げる奈緒子の視線にばつの悪さを覚え、目を逸らす。
……お前から先に着けろ言われるんが癪だっただけや。
心の中で言い訳しながら、俺は奈緒子の足の間に躰を割り入らせた。

ペニスの先端を膣口にあてがうと、奈緒子が小さく震えた。
……こういう時、上田センセやったら安心するよう囁いたりするんやろうな。
それが自分にはできないことを軽く悔やむ。
363151:04/05/31 18:29 ID:H3zmnFF+
「山田、力抜け」
「は…はい」
そう返事しつつも奈緒子の膣口は固く閉じられたままだ。
無理矢理押し入ることも不可能ではないが…。
俺は奈緒子の胸に手を這わせ、敢えてからかうように言った。
「やっぱり触ってみると、貧相な胸やなぁ」
「なっ!うるさいっ!」
俺の台詞に怒り、奈緒子の躰から力が抜ける。
その隙に俺は腰を押し出し、ペニスを膣内にねじ込んだ。
「きゃっ…!!いっ…たぁ!ううぅ…」
奈緒子は突然の事に目を見開き、次の瞬間苦痛で顔を歪ませる。
奈緒子の膣は信じられないほど狭かったが、先程の有り余る愛液のお陰で案外楽に挿入できた。
「はぁ…っ入ったで…大丈夫か?」
奈緒子は額に冷や汗を滲ませながら、小さく何度も頷く。
「お、思ったより…痛く、ないです」
「動いても平気か?」
奈緒子は創ったような笑顔で頷いた。

奈緒子の汗を軽く拭い、腰をそっと引く。
「んんっ…!!」
膣内のヒダがペニスにうねうねと絡みつき、背筋を何かが這うような感触に襲われる。
力強く腰を打ち付けると、パチュンッと愛液の飛び散る音が響き、それに合わせるように奈緒子も跳ねた。
奈緒子の中は、初めてということもあってか、もの凄い力でペニスを締め付けてきた。
気を抜くと持って行かれそうな感覚に襲われ、俺は堪らず打ち付けを開始する。
「あんっ!あっ…はあんっ!!」
締め付ける膣から逃げるようにペニスを抜き、その締め付けを恋しがるように再び差し込む。
膣口はきつくペニスを締め、膣壁はやわやわと生き物のようにペニスに絡みつく。
364151:04/05/31 18:30 ID:H3zmnFF+
「きゃあんっ!矢部、さ…っ!あんっ!!」
密着していた上半身を離し、寝転がり悶える奈緒子を見下ろしながら、俺は膝をつく。
そのまま軽く奈緒子の両足を持ち上げ、深く奥まで打ち付けた。
「ひゃうっ!んあっ…はぁんっ!!」
音をたて愛液が飛び散り、お互いの秘部や腰を濡らす。
膣の周りの真っ赤な秘肉が、俺のペニスを包み込んでいる。
……やらしいなぁ。
自分が、あの奈緒子と、こんな事をしていると思うと、信じられない気持ちで一杯になる。
だがそれ以上にもの凄い興奮に襲われた。
──グチュッ、パァンッ!パチュッ、パンッ!!
水音と肌の打ち付け合う音が混ざり合い、奈緒子の表情が恥辱に歪む。
その様子に満足し、俺は更に打ち付けを速めた。
「やぁんっ!だめっ…あっ、あうっ!へ、変に…なっちゃ…はうっ!!」
「はぁ、はぁ、可愛いで…山田」
快感に浸かりきった奈緒子には、俺の言葉は聞こえないだろう。
俺は小さく本心を呟いた。

「はぁんっ…や、矢部さっ…んんっ!!」
頬を涙で濡らしながら、奈緒子は手を伸ばし俺の体を捜す。
打ち付けを休めず体を近づけると、奈緒子が勢いよく俺に抱きついた。
「うわっ!ちょっ…っと…ったぁ!」
その勢いが強すぎて、俺は後ろにひっくり返った。
ゴンっと音を立て、頭が台所の床にぶつかり、自然と奈緒子が俺の上に乗る形となる。
「っあっ!…んんっ!」
体勢が変わった時に膣の最奥までペニスが突き刺さり、その快感に奈緒子が体を丸め、震えている。
365151:04/05/31 18:31 ID:H3zmnFF+
小刻みに揺れる奈緒子の肩を揺すり、問いかける。
「おい、大丈夫か?山田?」
奈緒子は答えることもできないのか、小さな呼吸を繰り返している。
鼻の先にある、奈緒子の髪の香りに刺激され、俺は少し腰を突き上げてみる。
「ひゃうぅっ!」
面白いように奈緒子は飛び上がり、躰を起こした。
俺の胸に手を添え、顎から汗をしたらせる。
「やっ、はぁ…すごぃ…奥まで…」
奈緒子が俯いて結合部を見つめる。
その光景に興奮したのか、膣が小さくなんどもペニスを締め付けた。
「…すごい、濡れとるやろ?」
意地悪くほくそ笑み、奈緒子に問いかけると、奈緒子はいやいやをするように首を振り俺を見る。
「そんな顔されても、誘っとるようにしか見えん…ぞ!!」
言いながら俺は奈緒子を突き上げた。
「きゃぁんっ!」
奈緒子の尻が一瞬浮き、その後ずっぽりとペニスを包み込む。
俺は快感に打ち震える奈緒子の表情を見上げながら、激しい突き上げを再開した。

「あっ、あぁんっ!あんっ、やぁあっ!!」
奈緒子の鳴き声は打ち付ける度に高まっていく。
こんな防音設備もなにもないボロアパートでは、外まで響いているのではと一瞬心配する。
だがそんな不安もこの快感の前では何の防波堤にもならなかった。
──ヌチュッ、パチュッ、パンッ!!
腰を床から離し、強く、強く突き上げる。
飛びはね、長い髪を振り乱し、涎を垂らし悶える奈緒子。
そんな情景を見上げながら、がむしゃらに腰を打ち付ける俺。
366151:04/05/31 18:32 ID:H3zmnFF+
ゆっくりと力強く突くと、奈緒子が躰を上下に揺らし鳴く。
早く何度も突き上げると、悲鳴をあげ俺にもたれ掛かった。
「んあっ!あんっ…はあぁんっ!矢部さっ…ぁあんっ!!」
涙と汗を俺の胸に落としながら、奈緒子が俺の肩にしがみつく。
心地よい重みと、痺れるような快感。
……上田センセ、挿れられとる時の山田はこんな艶っぽい表情するなんて知らんのやろな。
そう思うと、虚しい優越感に心が満たされた。

律動を休め、胸の上で震える奈緒子の濡れた背中をさする。
「はぁ…はぁ…」
丸まって息を荒らげる奈緒子は猫のようだ。
「…大丈夫か?」
苦笑しながら尋ねると、奈緒子は躰を起こし、俺を見下ろした。
顔に貼りついた髪を退けると、何とも淫猥な表情が明るみになる。
俺は満足げにそれを見上げ、奈緒子の胸に手を伸ばした。
突き上げを止めた結合部は、溢れる奈緒子の愛液で更に濡れていく。
奈緒子が辛そうに腰を震わせているのを理解しながら、敢えて俺は奈緒子の胸だけを弄んだ。
固くなった乳首をつまみ上げ、軽くはじく。
「んっ…ねっ…矢部さ、お願…ふぁっ!」
俺はほくそ笑みながら、奈緒子の言葉を無視する。
「…っっ!矢部さんっ!」
涙ながらの切実な訴えにも、俺は応えない。
「自分で動けばえぇやないか」
からかうように言うと、奈緒子は唇を震わせながら、やがて独りで律動を再開させた。
367151:04/05/31 18:33 ID:H3zmnFF+
奈緒子が自分の上で腰を振る様を、満足感に満たされながら見物する。
小さな胸が小刻みに揺れ、律動の速さを物語っている。
俺は時折崩れそうになる奈緒子の腰を支える程度で、後は奈緒子が勝手に快感を与えてくる。
「やっ…あっ!恥ずかし…んんっ!!」
自分一人で動く恥辱に身もだえながらも、奈緒子は動きを速めていく。
「なーにが恥ずかしいや。自分で腰振っとるやないか」
「やぁっ!言っちゃ…やだぁ!」
「上田センセもこんな淫乱相手に大変やなぁ?」
「やだっ!そんなことっ…あぁっ…やあぁん!」
泣きながら首を横に振る奈緒子。
だが言葉で攻める度に、奈緒子の膣は俺のペニスをぎゅうぎゅうと締め上げてくる。
奈緒子が腕に力を込め、体重を俺の胸に預ける。
限界が近いのか、そのまま律動を速めだした。
愛液がビチョビチョと飛び散り、旨そうに俺のペニスをくわえ込む秘部を見つめる。
「はあぁうっ…気持ちぃ…矢部、さんっ…私っ…気持ちぃ…ですっ!!」
奈緒子の台詞に高揚し、俺は奈緒子の腰を掴み強く腰を打ち付けた。

「っ…はぁ、どうや?気持ち、えぇか?」
俺の問いにガクガクと首を揺らす奈緒子。
グチュグチュと溢れた愛液が白く糸を轢き、打ち付けを助長する。
俺はペニスを押しつけ、奈緒子は秘部でそれをくわえ込む。
368151:04/05/31 18:35 ID:H3zmnFF+
「やあぁんっ!はうっ…もっと!んあっ…もっとぉ!!」
奈緒子の訴え通り、俺は渾身の力を腰に込める。
パンッ!と音を立て肉がぶつかり、クリトリスが押しつぶされた奈緒子が嬌声をあげる。
「あんっ!もぉ…ダメぇ!わ…たし、やぁっ…!!」
絶頂を訴える奈緒子に、もう我慢の必要のないことを察した俺は、枷を外し更に激しく打ち付ける。
「きゃあうっ!あぁんっ…はっ、ひあっ…んんんっ!!」
首と躰を仰け反らせ、水面から顔を出すように、天井を見上げる奈緒子。
俺はそんな奈緒子を見上げながら、腰を突き出す。
「やぁっ!あぁあっ…矢部さっ…矢部さぁんっ!!」
「っ…山田っ!」
奈緒子の熱い躰が胸になだれかかってくる。
その躰に腕を回し、パチュンパチュンと響く音を耳の奥で聞きながら、俺の意識は遠のいていく。
「ひゃうっ!イッちゃ…っ!!だめっ…あっ、あぁっ、イくぅ!んああぁっ!!」
「くっ…!あっ……っ!!」
二人の体が同時に跳ねた。
ペニスを引きちぎるかと錯覚させるほどの勢いで収縮する膣。
奈緒子の中に入ったままのペニスは、勢いよく精液を吐き出した。
ペニスに、膣に、二人の体に、今ここに存在する全てのものが痙攣する。
奈緒子の上下の口から零れた液体が、俺の体を伝っていく。
凄まじく響きわたっていた音が止み、代わりにピチャ、ピチャと小さな水音が部屋に響いた。

369151:04/05/31 18:36 ID:H3zmnFF+


「はぁ…はぁ…ありがとう、ございました」
腰の動かなくなった奈緒子を体の上から退かし、その肢体を床に横たわらせる。
快感を色濃く残した表情に、また体が反応するのを恐れ、俺は視線を逸らした。
「いや…別に…」
愛想のない返事を返し、奈緒子に背を向ける。
胡座をかき、精液の溜まりきった避妊具をペニスから外した。
その先を結びながら、大分息も落ち着いてきた奈緒子に、それとなく尋ねる。
「まあ、ヤッてから言うのもなんやけど、ほんまによかったんか?」
奈緒子からの返事はない。
内心焦りつつ、奈緒子を振り返ると、奈緒子は微かな笑みを浮かべ俺を見上げた。
「矢部さん、私のこと…すけべで淫乱って言いましたよね?」
「あっ!あれは…その、言葉のあやっつうか…」
俺は急に恥ずかしくなり狼狽した。
「お前、ヤッてる時のこと持ち出すとか反則やぞ?!」
奈緒子は開き直った俺を可笑しそうに見つめ、小さく首を振った。
「違うんです。矢部さんの、言うとおり…なんです」
「は?」
奈緒子が俺とは反対側へ首を向ける。
「矢部さんにSEXしてって頼んだのも、上田さんと私の二人のためみたいな言い方したけど、本当は…」
奈緒子が小さく息を吸い、続ける。
「本当は、私がSEXしたかっただけなのかもしれません」
泣きそうな奈緒子の台詞に、胸が熱くなる。
「そんなこと…!」
「そうなんです!だって…」
370151:04/05/31 18:37 ID:H3zmnFF+
行為の最中の奈緒子は、確かに俺の先にあの人を見通していた。
そう感じていた俺は奈緒子の台詞を否定したが、奈緒子の強い声に台詞が止まる。
「だって、私、SEXの時………上田さんの顔、一度も思い出さなかったんです」
そう言って振り返った奈緒子の頬を、涙が一滴伝っていった。

何も言えずに頭を掻く俺に、奈緒子が微笑む。
「矢部さん、よかったらまたSEXしてくれませんか?」
「は?」
驚く俺を前に奈緒子は平然と続ける。
「もっと慣らさなきゃ、上田さんのは無理だと思うんです」
俺は暫し考えて、小さく苦笑する。
「まぁ、考えとくわ」

断るべきだと分かっていたが、できなかった。

奈緒子は微睡んだ瞳で俺を見上げ、眠そうな声で俺に答える。
「はっきりしろ!…えへへ、もし、また…せっくすして…くれるなら」
奈緒子の口調が遅くなり、目が次第に閉じられていく。
「でんわの、よこの、メモちょうに…ふあ〜…やべさんちの、住所、書いとけ」
俺はため息を吐きながら、眠りに落ちていく奈緒子を見つめる。
「……ん〜、ふだんは…ここじゃあ…できない…から………」
台詞の途中で眠ってしまった奈緒子を、俺はある思いを胸に見つめ続けた。

371151:04/05/31 18:39 ID:H3zmnFF+

熟睡している奈緒子の躰を拭き、服を着せ、布団に寝かせ、その寝顔を覗き込んだ。
行為の時とはうってかわり、普段通りのむかつくほどすました顔に戻っている。
その髪を軽く梳きながら、ふと部下二人の顔を思い出した。
「あいつらに知られたら…どうなるかなぁ」
罪悪感と、それを上回る優越感に満たされながら呟く。
そんな自分に半分呆れつつ立ち上がり、背広に腕を通した。
「上田センセに知られるほうがやばいか。……冗談抜きで殺されるな」
自嘲しながら奈緒子をもう一度見る。
当の奈緒子は、俺の思いなどまったく気付かずスヤスヤと眠りこけている。
「ほんっま…憎らしい女やなぁ」
頭の中を、先の奈緒子の台詞がこだまする。

『私のこと好きって言ってくれる人に、躰あげたら…心も欲しいって思われちゃうでしょ?』
『心は…あげられないから』

俺は奈緒子の額を軽く叩いた。
微かに眉間に皺をよせながらも、奈緒子は目を覚まさない。

「………こんな気持ち、気付きたくなかったわ」
俺は小さくため息を吐きながら、電話横のメモ帳に手を伸ばした。
372151:04/05/31 18:47 ID:H3zmnFF+
はい、以上です。
SS一つに33レスって…( ゚д゚)ポカーン アリエナイ
ほんと長くてスマソ。精進します。
最後まで読んで下さった方ありがとうございました。

……次はまた上田×山田かな。
373名無しさん@ピンキー:04/05/31 19:16 ID:0rzKJS2S
151神キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
基本的に上山好きですが、151神人物描写ウマーなので楽しめました。
台詞もモロ矢部ってかんじで最高!
しかも切な〜、しかもエロ〜。
乙でした!!
374名無しさん@ピンキー:04/05/31 19:24 ID:gePWUUuo
ヤッター!!151神( ゚Д゚)ウマー( ゚Д゚)ウマー( ゚Д゚)ウマー
33レスあるのに全然その長さを感じさせない文章力と人物描写に脱帽です!!
ほんと文章読んでるだけなのに、映像がすんなり出てきましたよ!!
私も上田×山田派でしたが、これはアリかもと思ってしまいました。
ああ、ほんとに美味しゅうございました(笑
乙っす!!
375名無しさん@ピンキー:04/05/31 21:54 ID:Bdi51r39
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!!!!
いんみだれ奈緒子ハァハァ(;´Д`)
上田チョトかわいそうですねW
かなり良かったです!
乙です!
376名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:02 ID:ZePQgqdl
関西弁責めエローい。乙&ゴチっす

騎乗位なら激しくてもヅラが落ちないから安心だね!
377名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:33 ID:GlejtvqH
> ヅラが落ちないから
ハリきりすぎて、ズラ落ちちゃってたら今頃……((((゜Д゜;))))
378名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:52 ID:L9DE7u7N
>376
落ちないにしても多少はズレてそうw
379名無しさん@ピンキー:04/06/01 00:13 ID:eoZJ1zJD
ヅラプレイ(・∀・)イイ!!
380名無しさん@ピンキー:04/06/01 01:02 ID:BshKLP4m
グッジョブ神151様! 乙カレー。
やばい。矢山に開眼しそうだ……切ねえよアニィ!
チャダにワロタ。
381151:04/06/01 09:19 ID:2XqW3KO4
>>376-378 禿ワロタ
確かに書いてる時も激しく気になりました。
けどそこつっこんじゃうともはやギャグになりはてるので、
もういっそまったく触れないほうがいいかな…と。
まぁ、奈緒子は臼池状態の矢部さんも、何回も見てますからね(゚ε゚)キニシナイ!!

実は上山と同じくらい矢部山好きです。
特にミラクル三井の回のお手手繋ぎと、100%当たる占い師の回の「帰ろう?奈緒子」
あたりでかなりはまりました。
3の最終話、奈緒子を逮捕しようとしたのも、奈緒子を助けようとしての行動だった
とノベライズで補足されてたのも、かなーり(・∀・)イイ!!

もし今回のSSですこーしでも矢部山もいいなって思って頂けたら幸いです。
上田、スマソ。

382名無しさん@ピンキー:04/06/01 22:26 ID:xlZqHgbs
「どこでヅラを盛り込むか否か」という葛藤の中
このような逸品を書かれたとは…
乙カレ&グッジョブでありますサー。

矢部の頭部ズレっぱなしなまま終盤の会話がなされたと想像すると
確かに台無しですが
383243:04/06/02 01:15 ID:P21p2Fn/
こんばんは、243です。
質問というかアンケート?を。
『身体が入れ替わったウエヤマの濡れ場』
というのはどう思われますか??
TRICKらしからぬ超常現象…パロだから許されますか?
384名無しさん@ピンキー:04/06/02 03:11 ID:iriPok7C
>> 383
どんとこーい! 243!!
385名無しさん@ピンキー:04/06/02 04:10 ID:eCGVgYYW
島一番の根っこの持ち主と山田
386名無しさん@ピンキー:04/06/02 11:35 ID:FDFQMd9B
>383
うわ、微妙…と一瞬思ったが、怖いもの見たさで激しく見てみたい!
投下キボン!!
387243:04/06/02 12:01 ID:P21p2Fn/
了解!全部書いたら投下しようかな?
どっちがどっちだか自分で書いてて混乱してきますが…
なんでこんな話思いついたんだろうか。
388267:04/06/03 18:46 ID:zIjQB2BT
パソを初期化することになった・・・鬱だ氏脳。
ということでなるべく早く戦線復帰しようとは思うのだけれど
明日書き込めるかは疑問になってきますた。
自分のss見てくれてる人、スマヌ。
待っててけろ。
389名無しさん@ピンキー:04/06/04 03:04 ID:AyPwKBst
>>388
頑張れー。気長に待っとるぞー。
390267:04/06/04 23:52 ID:gz6f35Tk
とりあえず気合でネットできる状態にはなった。
しかしバックアップとっといたはずのメールが全滅・・・欝だ(ry

というわけで明日の夜には投下できそうでつ。
391267:04/06/05 22:39 ID:BmC850oH
奈緒子の股間から顔を離す。
もうそこもだいぶ濡れてきていた。
奈緒子はというと気だるげに少し息を荒くしている。
そっと指を入れて具合を確かめた。
「・・・おい、山田」
「なんですか?」
「力抜けよ」
最初は何のことか分からなかったようで、きょとんとしたが、
次の瞬間、奈緒子の顔が赤くなった。
「あ、あの、上田さん」
「なんだ」
「・・・やっぱり痛いのか?」
「俺に聞いてもわからんだろ。やってみなけりゃな」
392267:04/06/05 22:40 ID:BmC850oH
入り口にそっとモノをあてがう。
奈緒子の身体が緊張したのが分かった。
「お前、だから力をぬけって」
「抜けるわけないじゃないですか、そんなの!」
まあ、当たり前と言えば当たり前の事だ。
「痛くても知らないからな」
上田は腰を進める。
「!ったいっ・・・!」
シーツを握る奈緒子の手が白い。
先端を入れただけなのに、もうこれ以上先には進めそうもない締め付けだ。
しまったと上田は思った。先に指で慣らしておくべきだったのに。
露骨に痛そうな顔の奈緒子を見て思わずうろたえてしまう。
だが今一度入れてしまったものを抜くのも、果たしていいのか悪いのか、
これが初体験の上田には分からない。
そういえば、と上田は思い出す。
俺、今回が初体験だ。
393267:04/06/05 22:41 ID:BmC850oH
今まで女性とそういう関係になりそうにはなっても、
なったことは一度もなかった。(立派過ぎるもののせいである)
ということは、山田と俺、どちらも初体験か。
「ちょっと、上田さんなにぼーっとしてるんですか」
奈緒子の呼びかけで上田ははっと我にかえった。
「いや、ちょっと考え事をな」
「それは別にいいんですけど、今すっごい痛いから動かないでくださいね」
「動くなっていったってお前・・・」
中途半端に入れているのでこのままの体制でいるほうが辛い。
「一応全部入れてからの方が助かるんだが」
「上田さんはいいですよ、入れるだけなんですから。
 こっちの身にもなってくださいよ」
「you、さっき自分で今日ここに何をしにきたか言ってなかったか」
「・・・」
「・・・わかった。なるべく痛くないようにするから、そう睨むな」
394267:04/06/05 22:42 ID:BmC850oH

奈緒子もディープキスにもだいぶ慣れてきたようだ。
舌を絡ませ、吸い上げる。
膣の締め付けがきつくなるのは厄介だが、
それで挿入する痛みをちょっとは誤魔化せるらしい。

息ができないせいか、それとも別の原因かはわからないけど、
どうにもこのデーブキスっていうのは妙な気分になる。
なんていうんだろう、頭の芯がぼーっとなるというか、
それに、その、・・・入れられてる場所が
痛いだけじゃない、というか・・・。
これって、愛し合ってるっていうんだろうか。
395267:04/06/05 22:43 ID:BmC850oH
ふと、先端に抵抗を感じる。
(これは・・・所謂処女膜というやつか)
奈緒子にも、どうやら分かるらしい。
視線が合った。
上気したさわり心地のいい肌も、潤んだ目も、いつもと違う。
「・・・山田」
奈緒子は何も言わずに上田を抱きしめる。
上田も奈緒子を抱きしめて、一気に腰を進めた。
「っ・・・!」
それこそ、めりめりと音がしそうだった。
膣の締め付けがいっそうきつくなる。
「大丈夫、大丈夫だ、もうこれ以上は痛くないはず・・・」
ふと、奈緒子がさっきよりもぎゅっと、自分を抱きしめているのに気づいた。
「?おい、痛いのか?」
「・・・なんでもないんです、なんでも・・・」

どうしてだろう、上田なのになぁ、
何で一緒にいたいんだろ。

とりあえず今日はここまで。
感想お待ちしてます。
396名無しさん@ピンキー:04/06/06 00:49 ID:yEPv2GO1
グッジョォォォォブ!!
奈緒子可愛い(*´∀`*)
397名無しさん@ピンキー:04/06/06 02:41 ID:YLcHwqYS
「上田なのになぁ」が、なんか泣けたよ……セツネ。
グッジョブ! つづき楽しみっす!
398名無しさん@ピンキー:04/06/06 21:59 ID:oHxhnui3
感想キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!!!!
やっぱり書き手には感想があって何ぼですな。
それでは続きを投下。

ようやく奈緒子の最奥まで行き着いた。
先端があたった瞬間、奈緒子の体がびくんと跳ねる。
「ふあっ!?」
ただでさえ狭い内壁が急にモノを締め付けたので、上田も驚く。
「うおっ、どうした!?」
「い、いや、なんかピリッときたっていうか、じわっときたっていうか・・・」
内側に敏感な点があると聞いたことがあるが、
今のがそうなのだろうか。
痛みも少なそうだ。
上田はなるべくさっきの場所を突くようにゆっくりピストン運動をはじめた。
「ふ、あ、あっ!はっ、あっ、あああっ!!」
強い刺激に、奈緒子の内壁が上田の怒張を締め上げるようにうねる。
「!くっ・・・」
上田のそれが締め付けに反応して一層その大きさを増す。
意識しなくても、腰の動きが速くなってしまう。
399名無しさん@ピンキー:04/06/06 22:00 ID:oHxhnui3
結合部から濡れたぐちゅぐちゅと音がする。
肌と肌がぶつかり合う。
それがまた、上田の本能を駆り立てた。
小柄な体には、上田自慢の巨根と行為は激しすぎて、
奈緒子は半分呼吸困難だ。
「はっ、あっ!ちょっ、うえださ、ふっ、ちょっと待って・・・!」
何とか理性の端で踏みとどまって、上田は動きを止めた。
「何だ。どうした」
かくいう上田もかなり息が上がっている。
「息、させてくださいよ、くるしっ・・・」
呼吸を整えながら、頭の端で上田は少し冷静に考えていた。
もうそろそろ俺も出そうだ。だがよもや
できちゃった結婚になるのは気が引ける。
というかお義母さんに申し訳がたたない。
(あのお義母さんなら許してくれるかもしれないが)
いまさらだが、コンドームをつけるべきだったかもしれない。
なんだか後悔してばかりの自分に、上田は軽く自己嫌悪を覚える。
400名無しさん@ピンキー:04/06/06 22:01 ID:oHxhnui3
「うえださん・・・?」
上の空の上田に、まだ息の荒い奈緒子が声をかける。
我にかえって、上田は自分の下の奈緒子を見つめた。
妙に色気のある双眸が自分を見ている。
上気した肌はうっすらと桃色で少し汗をかいてしっとりとして。
綺麗だ、と素直にそう思う。
「いったん、外に出すからな」
「どうして?」
「どうしてってお前・・・その、まだできたらまずいだろ」
上田はそう言って体を離そうとしたが、
抱きついてきた奈緒子に阻まれた。
「おい、you・・・」
離れろ、と言おうとした上田の口はさっきと同じように
奈緒子の唇でふさがれた。
―――だめだ、もう止められない
上田が奈緒子の唇を割って舌を入れて、キスは
すぐに濡れた音を立て始めた。
401名無しさん@ピンキー:04/06/06 22:04 ID:oHxhnui3
「ああっ、んっ!ふっ、あんっ!!」
理性のたがが外れたように、上田は奈緒子に怒張を突き立てた。
奈緒子のほうも破瓜の痛みがなくなってきたらしく、
艶っぽい声が知らず知らずのうちに出てしまう。
少しでも快感を得ようと、細身な腰をくねらせる。
二人の結合部は激しい行為のせいでひどく濡れた音がする。
「くっ、山田、出るぞ、出すからなっ!」
「はあっ、あっ、上田さん、なんか、変な感じがっ、ああっ!!」
どうやら奈緒子も達しようとしているらしい。
膣の締め付けが一層きつくなる。
奈緒子の最奥―子宮の入り口にちょうど先端がぶつかったとき、
ついに限界がきた。
「・・・う、おっ!」
一滴も外に漏らさないように密着させて、白濁した液を
奈緒子の中に注ぎ込んだ。
「あっ!?ああああっ!!」
内側に熱い迸りを感じて、奈緒子もついに達した。
上田のモノから最後の一滴まで搾り取るように内壁が締め付ける。
長い、長い射精を終えて、疲労感からそのまま
奈緒子の上に覆い被さるようにして横になった。

こっから先、エロを少し続けるか、
まとめに入るかで思案中。
できれば皆様の意見を参考にしたいかと。
つーか長い、長いよ自分(二回目)。
まとめも少し長くなりそう。
一人で容量喰っててごめんなさい・・・。
402名無しさん@ピンキー:04/06/06 22:15 ID:yEPv2GO1
>>401
乙!
おもしろいから長さを感じないよ。
個人的にはもっと続けてほしい…いっぱい読みたい
403名無しさん@ピンキー:04/06/06 22:50 ID:yEPv2GO1
やべぇっっageちまった…
すいませんごめんなさい吊ってきます
404名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:16 ID:GwRPdj2E
小津!昨日今日といい、密かな楽しみの小説が上がっててニヤニヤする
続き読みたいな
405名無しさん@ピンキー:04/06/07 00:12 ID:VV1kMeKR
(・∀・)イイ!!
406267:04/06/07 19:36 ID:i1VpV8fX
あ、名前変わってた。
で、皆様エロか締めか
どちらがよろしいか?
407名無しさん@ピンキー:04/06/07 20:42 ID:stFxFfDz
E・R・O!!E・R・O!!
408名無しさん@ピンキー:04/06/07 21:09 ID:i8lPNcX9
えろ〜えろ〜。
409243:04/06/10 14:05 ID:SgOjhBcS
お久しぶりです。
>>326の続きというか、後日談?のエロなしSSを書きました。
職人さん待ちのひとときに、よかったら読んでください。

―――あの日、二人が恋人同士となってから3週間がすぎた。
あれからは用事がなくても毎日会うようになっていた。

この日の二人は、上田の部屋でまったりデート。
いつものように、ソファで仲良く寄り添いあう。
隣にいるだけで安心する…はずなのに、奈緒子は集中できずにいた。
異臭がするのだ。
「…上田、最近この部屋…臭わないか?」
「あぁ…」
それは前々から上田も気付いていたが、
臭いのもとを探そうとはしていなかった。
寝ても覚めても奈緒子のことしか考えられないからだ。
「…臭いなんて窓を開ければ気にならないだろう。
それより、俺は…」
奈緒子の胸をまさぐっていると、奈緒子は突然立ち上がった。
「この異臭の中でセックスなんてできるかっ!
探しましょう。
もしかしたら腐乱死体かもしれませんよ」
本気なのか冗談なのか…。
奈緒子は台所に走り異臭のもとを探し始めた。
410243:04/06/10 14:06 ID:SgOjhBcS
上田は仕方なく一人でベッドに寝転ぶ。
抱きたい。抱きたい。抱きたい!!
寝返りをうつと、ふと気が付いた。この辺りは臭いがきつい。
異臭の元はベッドか!?
奈緒子のせいで、ベッドの下に腐乱死体が隠されているのでは
という気がしてきた。
「上田さーん、ありましたかー?」
近づく奈緒子を手で制し、上田はベッドから身を乗り出した。
「臭いの元はここだ。俺が確かめる」
「…気を付けて」
恐る恐るベッドの下を覗き込むと、何か白い物が見えた。
「おおおうっ!?」
反射的に顔を上げ、後ずさる。
「何だ!?」
奈緒子は上田を押し退け、ベッドの下を覗いた。
白い物体に手を伸ばし、そっと取り出す。
「っクサ!!…何に驚いたんだ上田。これただの箱ですよ」
ただの箱に驚いた自分に落ち込みながら、奈緒子に近づいた。
言われてみれば見覚えがある箱だ。
「…あ、もしかして」
奈緒子はそろそろと指先で箱を開けた。
部屋に臭いが充満する。
上田は鼻と口をふさぎ、家中の窓を開けに走った。
「うっわ…上田さーん、ケーキですよ、ケーキがカビだらけでドロドロになってる!
そうそう、あの日忘れてて食べなかったんだ…もったいないぃ…」
がっくりとうなだれ、奈緒子はケーキの箱を閉じた。
そして戻ってきた上田に無理矢理手渡す。
411243:04/06/10 14:08 ID:SgOjhBcS
「この腐乱死体、悔しいけど処分してください。
…死体と言えば、あのトラックの運転手生きてたかな…
私たちすぐ帰ってきたけど、現場検証とかあったんじゃないですか?」
「目撃者はたくさんいただろう。俺たちがいなくても多分大丈夫だ」
上田は箱を何重にも重ねたビニール袋に入れ、台所の隅に置いた。
次に生ゴミの回収があるのはいつだろうとぼんやり考えて手を洗っていると、
シャツの背中をつんつんと引っ張られる。
「ん?」
「…上田さん、あの時私を守ってくれましたよね。
私、お礼も言わずにいたから…ありがとう」
そのまま腕を回され、ぎゅっと抱き締められる。

そう、あの時上田は無我夢中で奈緒子を抱えて植え込みに飛び込んだ。
あっという間に事故現場に野次馬が集まりだした。
上田は人の少ないところに奈緒子を座らせ、
「薬を買いに行ってくる。タクシーを呼ぶからおとなしく待っているように」
と告げたのだ。
奈緒子は意識が朦朧としていたのか、覚えていなかったようだが。

412243:04/06/10 14:09 ID:SgOjhBcS
「…君に怪我をさせてしまった。
俺は守り切れなかった」
蛇口をしめ、手を拭きながら上田は呟いた。
事故の直前、綺麗だと見とれていた奈緒子の肌。
傷一つつけたくなかったのにと、ずっと悔やんでいた。
「…怪我って、ただの掠り傷じゃないですか。もう治りましたよ。
私より上田さんのほうが怪我多かっ…んっ」
振り返った上田に口を塞がれる。
上田は奈緒子の身体をきつく抱き寄せた。
唇を離し、見つめ合う。
「…一緒に暮らそう」
「…え?」
奈緒子は首を傾げて上田を見上げている。
上田は奈緒子の肩をつかみ、もう一度ゆっくり言った。
「ずっとそばで守るから。
ここで一緒に暮らそう」
奈緒子は小さく頷き、上田の頬にキスをする。
「…はい」
同棲はあっさり決まった。

ずっとそばで守ることができる。
愛する人の笑顔を、ずっと見ていられる。
幸せな毎日が始まる―――。

「ただ…次のゴミの回収日までは、奈緒子の部屋に泊めてくれないか…」
「…はい…」

<完>
413名無しさん@ピンキー:04/06/10 14:21 ID:l6swDQ+Q
243最高!乙!

奈緒子の部屋で管理人さんとジャーミーに思いがけず祝福されたり、
二人がデートしてるときに矢部さんたちに鉢合わせてからかわれたりってのがみたいです。
二人の様子を里見さんが見にくるのもいいなあ。
414243:04/06/10 14:47 ID:SgOjhBcS
>>413の話もいいですねー。
俺は次のやつ書き始めてるので、誰か書いてホスィなぁなんて(*´ω`)
415267:04/06/10 22:49 ID:QVf7J8q8
エロを書くと決めたのに
何故少ないんだよ自分。
皆様ごめんなさい。でも投下。

お互い荒い息をして、火照った体をして。
普段からは想像もできない態度。
先刻まで処女だった所為か、そんな為かはわからないが、
奈緒子の膣は絶頂を迎えても上田のモノを
しっかりと咥えたままだ。
それに反応してさっき精液を出したばかりの自慢の巨根は
直ぐに硬さと勢いを取り戻す。
「あ・・・」
さっきの行為が再びされることを予感したのか、
わずかに内壁がモノを締め付ける。
「・・・you、その、なんだ、さっき初めてしたばっかりなのに
 こんなこと要求するのは少し酷かもしれないんだが、
 騎乗位というやつをやりたいんだが・・・」
「なんで洗剤つかうんですか」
「それはジョイだ。騎乗位っていうのはな、
 女が上に乗るんだよ」
「上に乗ったらできないじゃないですか」
駄目だ。山田にそういう知識がないのは
火を見るより明らかだったのに、馬鹿なことをしてしまった。
「・・・つまりな、こうだ」
論より証拠だ。
繋がったまま、奈緒子の体を無理やり上にもっていく。
416267:04/06/10 22:49 ID:QVf7J8q8
「う、あ!!」
ただでさえ大きい代物が嫌がおうにも全部入ってしまうので
奈緒子が思わずのけぞった。
膣の締まりも良くなる。
「わかったか?」
「い・・・きなり、やらないでくださいよ!ただでさえ
 息できなくなりそうなのに!」
「youの場合、行うが安しだからな」
「何でメガネ探さなきゃいけないんだ?」
「それは横山やすしだ。まったく、
 こんなときでさえ、俺たちはこうなのか・・・」
「・・・そうじゃなきゃいいんですか?」
「え?」
奈緒子が深く口付けた。
417267:04/06/10 22:50 ID:QVf7J8q8
何度もしただけあって、奈緒子のディープキスも
一応それらしくはなってきている。
濡れた音をさせて、唇が離れた。
「どうすればいいんですか?」
上田はいきなりのことに驚いて半分口が開いたままだ。
ついさっきまで処女で、ディープキスも知らなかったのが、
こうも艶っぽくと言うか、色っぽくと言うか、なるものなのだろうか。
俺の知ってる、貧乳で、貧乏暮らしの
色気も何もないあの山田奈緒子は何処に行ったんだ。
「どうって、どういう」
「私何も知らないから、教えてもらわないとできませんよ」
「・・・」
知識の点で上のはずの俺が飲まれてどうするんだ。
だが・・・。
418267:04/06/10 22:51 ID:QVf7J8q8
「・・・山田」
「はい?」
おかしい。今日の彼女は絶対に変だ。
一回したことで、興奮していた頭から血が抜けて、
妙に回転が良くなる。色っぽいとかそれ以前の問題で、
今までこんな風になることは一度だってなかったのに。
俺だって山田だって、別に肉体関係を求めていたわけじゃない。
いきなり、何故?
ふと、不安に似た感覚が上田の頭によぎる。
何故だろう、なんだろう、この嫌な感じは。
「上田さん?」
突然、目の前の奈緒子が遠くなった気がした。
思わず手を伸ばし、腕をつかむ。
「・・・どうしたんですか?」
山田がきょとんとして尋ねる。
「え・・・あ、いや。そう、どうすればいいかだったな」
上田は腕から手を放し、奈緒子の腰をしっかりと両手で押さえる。
「別に何もしなくていい。俺がやるだけだからな」
我ながら変なことを考える。男女の中になったって
俺は俺だし、山田は山田だ。
何を不安になることがあるというんだ。
奈緒子を突き上げ始める。先程よりも深い交わりに
艶っぽい声を上げて白い裸体が仰け反った。
馬鹿げている。こんなに近くにいるのに、
何故遠い気などするんだ。
しかし行為に集中しても、その嫌な感覚は
ついに消えなかった。
―――数ヵ月後、上田はその感覚の正体を知ることになる。
419267:04/06/10 22:52 ID:QVf7J8q8
結局そのあとバックからもやって、
上田は都合3回射精した。
さすがに二人とも疲れて、そのまま上田が
後ろから抱きすくめるようにして寝ていた。
「おい、you、起きてるか」
返事はない。静かに息をする音だけが聞こえる。
暗い室内で奈緒子の体だけが、白い。
上田にとっては、その方が良かった。
もし山田が起きていても、今は面と向かって口に出してうまく言える自信がない。
奈緒子の背中に話し掛ける。
「あの島で渡した紙に書いたことだがな、
 youは冗談だと思っているようだが、俺は・・・その、本気だ。
 こんなことやった後でなんだがな。
 ・・・その、あれだ・・・結婚をさ、しないか。
 ・・・これじゃあんまり熱意が伝わらないか・・・。
 ジュブゼーム・・・じゃあ、また冗談だと思われるから・・・
 ・・・ああくそ!こういう時どういやいいんだよ!!」
上田はがしがしと頭を掻く。
「・・・何やってるんだ俺は。さびしい独り言なんて、
 似合わん!寝る!」
自分で独り言をいっていたくせに何故かはぶてて
上田は不貞寝した。
420267:04/06/10 22:55 ID:QVf7J8q8
寝息を立て始めてしばらくした後、上田の腕から、
そっと奈緒子は抜け出した。
先程まではあんなに熱かった体が、
今はなんだか無性に寒い。
髪を耳にかけて、上田が起きない様に顔を近づける。
出会ってから顔をあわせることが多かったから気付かなかったが、
上田も少し老けた。40近いのだから当たり前といえば当たり前だ。
結婚したいというのも当然の願望かもしれない。
寝ている上田のぼさぼさ頭にそっと触る。
・・・何も知らずに、馬鹿みたいに寝て。まるで子供じゃないか。
我知らず笑みがこぼれる。
それが呑気な上田を笑っているのか、
はたまた力があるのに運命を変えられない自分を笑っているのかは分からない。
「・・・ごめんなさい上田さん、私結婚できないんです。
 最後の日に、せめて彼女っぽいことやってみたいな、なんて・・・。
 だからなるべく色っぽくと思ったんだけど、結局いつもの調子になっちゃったし。
 今日のは完璧に私の我儘だったんです。・・・すまん。
 ・・・他にいい女見つけろよ。上田」
上田の頬を優しくなでた手品師の手は、名残惜しそうにもう一撫でして離れた。

その日から、山田奈緒子の姿を見たものはいない。

今日はここまで。
次の投下が締めになると思いまつ。
エロがないから、期待はずれになるかもしれないけど、
読んでくれる人は読んでくれ。
421名無しさん@ピンキー:04/06/10 23:34 ID:K9r/eHiN
やまだーーー(゚д゚|||)
家賃滞納したまんまでどこいったんだー?!

続き待ってます。がんがれ、教授
422名無しさん@ピンキー:04/06/11 08:39 ID:E5RYdNuO
やまだーーー(゚д゚|||)
もう…泣けてきたよ。
君たちには幸せになってほしい(⊃Д`。)
続き楽しみです。
423243:04/06/11 08:55 ID:E5RYdNuO
例の「身体が入れ替わった話」なのですが、
俺が書いた話の続きか今までとは別に始めるか…つまり、
・同棲中のラブラブウエヤマが入れ替わる
・恋人でもなんでもないウエヤマが入れ替わる
どっちがいいでしょうか?
424名無しさん@ピンキー:04/06/11 12:52 ID:2Jv3hS2m
>>423
Σ (゜Д゜;) きゅ、究極の洗濯(違

ラブラブなのもいいし、そうでないのもまた良さそう……
あぁ、二つに一つだなんて、423のいけず……

個人的にはラブラブが好きなので、そっちが読んでみたいですが、
そうでないのも、新鮮で面白いかも。

ごめん。自分じゃ選べなかったよ(´・ω・`)
425名無しさん@ピンキー:04/06/11 22:07 ID:bieWJauV
俺はNOTラブラブで入れ代わり、に一票。
426名無しさん@ピンキー:04/06/11 23:39 ID:I1hTz3bw
私も恋人でもなんでもない状態で…に一票

とは言え、243さんが書きやすい方が
良いでしょう。あんまり気にしないでね。
427名無しさん@ピンキー:04/06/11 23:42 ID:iZmE4lUQ
両方キボン!!(´Д`)
428名無しさん@ピンキー:04/06/12 00:17 ID:pbN7pVe+
notラブラブに1票。
とはいえ書きやすい方でイイと思います。陰ながら応援してます。
429名無しさん@ピンキー:04/06/12 01:34 ID:Rl665T5F
私はアマノジャクに、ラブラブ入れ替わり希望〜
出来れば両方ヽ(´▽`)ノ

お互いに
『こんなに気持ちイイなんてズルい』
と思ってたりしたらサイコー
430名無しさん@ピンキー:04/06/12 12:45 ID:eE1B/Kxp
notラブラブの「見慣れてない体」がいいなぁと思っていたが
>429の「こんなに気持ちイイなんてズルイ」を見て、揺れる心…。
431267:04/06/12 19:54 ID:ud+9RLdB
最後の投下。
ここ最近これに精力(変な意味ではない)注いでいたから
済んだらどうしようかな。

「あの時は、youがこんな風になるとは思ってもいなかったぞ、山田」
上田は、洞窟で奈緒子と向き合っていた。
否、向き合うというのは正しくない。
上田は膝をついて、息を切らしている。
奈緒子はそれをどうするというわけでもなく、ただ見下ろしていた。
ひどく冷たい目で、寂しそうに。
その手には上田の名を書いた紙がある。
「わかりましたか。私には本当の霊能力がある」
「・・・ふっ、youの口からそんな言葉が出るとはな」
かなり苦しそうにしているのに、妙に上田の笑い声が響く。
それは場所が洞窟だからというわけだけではなさそうだ。
「笑っている余裕なんてあるんですか?」
奈緒子は紙を握る手に力を込めた。
「ぐ・・・!」
突いていた手に力が入らず、上田の体がごつごつした岩肌に崩れ落ちる。
432267:04/06/12 19:55 ID:ud+9RLdB
苦しい。
息ができない。
だが、こんなのは霊能力なんかじゃない。

いきなり肺に空気が入ってきたので上田は思い切りむせ込んだ。
何が起きたのかと見ると、地面に紙が転がっている。
うえだじろう。山田の汚い字。
離れていく足音が聞こえる。
手をついて、まだ十分にはいうことをきかない体を持ち上げる。
「どうした・・・殺すんじゃないのか、え?
 ふっ、できないんだろうが!」
そう言って山田を見ると、こちらに背を向けているのが目に入った。
「・・・?」
体が重い。やっと立ち上がる。
まるでそれと引き換えのように、奈緒子の体は膝をついて、倒れた。
433267:04/06/12 19:57 ID:ud+9RLdB
ビックマザーの予言はあたることになる。
私は霊能力者に殺される。
きっとそいつは―――私。
マジシャン「山田奈緒子」は霊能力者「山田奈緒子」に殺される。

「・・・山田!!!?」
意志の力ってのは強いものだと上田は思った。
体の不自由が一瞬で吹っ飛ぶ。
ごつごつした地面に勢いで躓きながら、
急いで奈緒子を抱き起こす。
「おい、山田!!おいっ!!!」
奈緒子の口から一筋、血が流れている。
手に長谷千賀子が持っていたのと似た封筒があった。
急いで中身を出す。
地面に山田奈緒子と書いた紙が落ちた。
「どうして・・・!どうしてこんなことを・・・毒か?おいっ、なにをした山田!!」
「ふ・・・名前を書いただけですよ。これが、私の能力・・・」
「馬鹿なことをいうな!!この世に霊能力なんか存在しないといったのは
 youだろうが!!くそ、早く病院に・・・」
抱き上げようとした上田を奈緒子は止めた。
「・・・そういえばそんなことを、言った事もありましたね。
 あの頃は、よかったな、まだ何も知らなかった・・・」
434267:04/06/12 19:58 ID:ud+9RLdB
「遠くない未来、黒門島のやつら、私の力を使って人殺しをさせようとするんですよ。
 ・・・私人を殺したりなんかしたくない。
 普通の人も、黒門島のやつらでさえ・・・だからね、考えたんです。
 誰も死なない方法。
 やつらは私に言うことを きかせる為に
 上田さんを人質にしようとするんです。
 ・・・結構上田さんのこと、大事ですからね私。
 そんなので言う事きかせられるの、釈由美子・・・」
「癪にさわるだ。スカイハイかよ」
「そうそれ。私がいうことを聞かなかったら
 上田さん殺されちゃうから・・・。
 どうやって、誰も殺さず、死なせず・・・」
「・・・これがそうだって言うのか。
 だったら自分が死のうっていうのか。・・・だったら何故
 今まで死のうとしなかった。結局生きたかったんだろうが」
「・・・当たり前じゃないですか、そんなの。
 だから今まで逃げてきたんですよ。
 上田さんからも、黒門島からも・・・。
 やつら上田さんをつけてましたからね。
 連絡なんか取れなかった・・・」
435267:04/06/12 20:00 ID:ud+9RLdB
奈緒子の声が弱くなる。
支えている体から力が抜けてきた。
瞼が重そうにして。
「おい山田!!駄目だぞ、こんなのはな、許さんぞ俺は!
 これだってやつらの思う壺かも知れないじゃないか。
 君を殺すことが目的で、君に霊能力があるように思わせて!
 これだって何か仕掛けがあるんだ。
 霊能力なんて存在しないって言っていたのは、お前だろうが!!
 山田奈緒子!!」
最後の方は半分叫びになった。
奈緒子が重そうに腕を上げて、弱々しく上田の襟首をつかむ。
今にも消えそうな声は、ひどく痛々しく聞こえた。
「だったら・・・教えてくださいよ。
 やつらがどうやってそんなことをしたのか。
 どうやってそんなことができたのか・・・トリックを・・・」
悲しそうにつぶやいて、奈緒子の手は襟首から離れた。
436267:04/06/12 20:01 ID:ud+9RLdB
上田は膝に奈緒子の頭を乗せて、ただその顔を見ていた。
穏かなその目尻に一筋、涙が流れている。
「・・・馬鹿じゃないのか君は。なに泣いてるんだよ」
答えはない。もう返ってこない。
「・・・分かってるんだろうが。俺はな、君がいなけりゃ
 インチキだって暴けやしないんだ。
 怖いと気絶しちまうし、物理学の教授なのに、
 簡単な手品さえ分からない。
 ・・・ビッグマザーの時だって、死ぬと予言されたのに
 俺は今でもこうして生きてるじゃないか・・・。
 ・・・予言だって外れるんだ。予知だって外れるかもしれないじゃないか。
 生きてりゃ、youのしたことのトリックだって・・・」
上田はそう言って、ただぼんやりと、そのままでいた。


その後、上田次郎が山田奈緒子のトリックを明かせたかどうかは、
わかっていない。


終わったー。
ここまで読んでくれた皆様、アリガd。
ロムに戻りマース。
437名無しさん@ピンキー:04/06/12 20:31 ID:ZRelVznM
。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
ついでに、267がロムに戻るってのも。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
267を名乗らずともまたこっそりブツを置いていってくれることきぼん。
438名無しさん@ピンキー:04/06/12 21:01 ID:iwSG4ZED
乙です…。
なんかマジで泣けてきました。
切ない、ほんとに切ない…

またあなたのSSが投下されることをひっそり待ってます。
439名無しさん@ピンキー:04/06/13 22:45 ID:3MpR3OfU
切ない…切なすぎるよ…_| ̄|○
ともかく乙でした…。

また書きたくなったらいつでも職人に戻ってくださいね。
楽しみに待っていますので…。
440243:04/06/16 23:08 ID:UUUIG9o+
切なSSの後でこんなんでいいのか?って感じですが、
NOTラブラブ編投下。途中まで。


「上田さんっ」
遠くから聞こえる、声。
「ちょっと、聞いてるんですか!」
いつもの彼女の声。
どこにいるのだろう…
「こら上田っ!なぜベストを尽くさないのか!
素直になれ!もっと本気でぶつかってこい!」
好きだ。伝えたい。
今すぐ抱き締めたい。
でも、彼女の姿は見えない。
どこにいるんだ?
「…弱虫上田!」
声が遠くなる。
待ってくれ。行くな…

「…ッ!」
突如視界が明るくなる。
…夢か。
上田は再び目を閉じ、額の汗を拭った。
山田奈緒子がいなくなる、それは今の上田にとって一番辛い悪夢。
認めたくないけれど…。

―――なぜベストを尽くさないのか―――

夢の中での奈緒子の言葉を思い出しながら、ゆっくり目を開ける。
意識がはっきりしてくると、違和感に身体を起こした。
ここはどこだ?自分の部屋ではないが、見覚えがある。
441243:04/06/16 23:10 ID:UUUIG9o+
「…山田の…。…んん?…おおおうっ!?」
奈緒子の部屋。肩にかかる長い髪。
白く細い身体。そしてこの声。
「…馬鹿な!!」
恐る恐る鏡に近づくと、散々見慣れた顔が映った。
「……。な、なんだ。待て。夢か、夢なのか!?
…はっ、裸…」
よくよく身体を見ると、なぜか全裸。
夢だ、夢に違いない。かなり破廉恥な夢だが…。
自分が山田奈緒子になるなんて、ありえない事だ。
上田はとりあえず周囲を見渡し、目についた服で身体を隠した。
「…どんと来い、超常現象」
自分に言い聞かせるように呟き、目を閉じる。
原始的な方法を試してみることにした。
よし、落ち着いて頬をつねるんだ、ほーら痛くな…
「いたたた!!」
予想外の痛みにのたうち回りながら、上田は愕然とした。
これは現実。
解明できない超常現象が、とうとう自分の身に降り掛かったのだ。
「どうする…どうしたら、あぁ…」
上田は痛みと不安で半泣きになりながら部屋を歩き回る。
なんとかこの現象を受け入れ、もとに戻る方法を探さなければ。
「…俺が山田ということは、山田の意識は俺の身体…?
そうだ…きっとそういうものだな」
442243:04/06/16 23:23 ID:UUUIG9o+
よし、と頷き、上田は外に飛び出した。
一歩踏み出した瞬間に身体にかかる風に気付き、焦ってドアを閉める。
「〜…服、服を…」
近くに脱ぎ散らかしてある服を拾い集める。
だいたいなんで服を着てないんだ。
初夏とはいえ、裸で寝るのはまずいだろう…
上田は辺りを見渡した。ブラジャーが見つけられない。
「まさかつけてないのか?
いくら貧乳だからといって…」
上田は無意識のうちに胸に触れていた。
貧乳貧乳と言っていたが、思っていたよりはある。
上田の心に、妙な好奇心が沸き上がってきた。
乳房を包み込むように手で撫でてみる。
少しずつ手に力を込め、ゆっくりと揉みしだいた。
…これは…まずい。
勝手に身体を弄んで、ばれたら嫌われるかもしれない。
しかし、上田の手は動きをやめようとはしなかった。
「…うっ」
乳首を撫で、そっと摘む。
しばらくいじっていると、下腹部が少し熱くなるのを感じた。
胸を触っていた右手の指先を秘部に伸ばそうとした瞬間、
激しい音を立てて玄関のドアが開かれる。
そこには、息を切らした上田次郎の姿があった。
しばらく無言のまま見つめあう。
443243:04/06/16 23:24 ID:UUUIG9o+
「…う、上田さん…ですよね」
やはり上田の身体には山田奈緒子の意識が入っていた。
上田は安堵の表情で奈緒子を見上げる。
「…山田…。…っ!!」
上田は我に返り、胸と内股に触れていた手を慌てて後ろに組んだ。
怒られる!!泣かれる!!嫌われる!!
どうしたらいいかわからず俯いていると、そっと両手で顔を包まれた。
促されて顔を上げると、奈緒子が上田の目をじっと見つめる。
「…怖かったでしょ、上田さん。
泣いてるかなと思って走ってきました」
きょとんとしたまま奈緒子を見上げていると、
ぽんぽんと頭を撫でられる。
奈緒子は立ち上がり、上田の身体に布団をかけた。
「…どうしましょう、とりあえず上田さんの家に行きますか?」
先程の行為がなかったことのように、奈緒子は真摯な態度だった。
上田は申し訳なくなり、布団をぎゅっと握り締めて口を開く。
「…山田、さっきは…」
「何も言うな!!!」
大家が怒鳴り込んできそうな大声になってしまい、奈緒子は慌てて口を塞いだ。
上田の隣に座り、声を落とす。
「…私が裸で寝てたのが悪いんですよ。
生身の女の裸が久しぶりで興奮したんだろ、許す。
私なんかの身体で悪いけど…」

444243:04/06/16 23:25 ID:UUUIG9o+
とりあえずここまで。
長くなりそうです…
445243:04/06/16 23:27 ID:UUUIG9o+
今気付いたけどすごいIDだw
いつかIDにTRICKがでるといいなぁ
446名無しさん@ピンキー:04/06/16 23:40 ID:K+kv6cWc
入れ替わりキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
続き激しく期待しております。楽しみ。
447名無しさん@ピンキー:04/06/17 11:58 ID:fk/DGEt5
入れ替わりなんて初めての経験…ドキドキ。
オラわくわくしてきぞ〜w
448243:04/06/17 22:10 ID:zuH6FGeQ
今夜は食わず嫌いに阿部さん参戦ですね!!
このスレの皆さんも見ていることでしょう。
お土産わらび餅カヨ…(ノ∀`。)キター
449 :04/06/22 01:56 ID:SUup2SId
ホシュ
450243:04/06/23 08:36 ID:+h4LEKgk
なかなか投下できなくてすみません…滞ってます。
頑張りますので待っててください!
職人さん来ないかなー(・ω・`)
451267:04/06/24 18:27 ID:2WqstMnv
ロムに戻るっていったのに
一週間ちょっとで戻ってくるのは
どないよ、とか突っ込まないでくれ。

ギャグはなく、シリアスでもなく、
ただモノホンぽく、エチーなやつだけど
読みたい奴はいますか。
452名無しさん@ピンキー:04/06/24 20:42 ID:Urd8uvfA
( ゚∀゚)ノ
ぜひぜひ、お願いします。
453名無しさん@ピンキー:04/06/24 20:47 ID:w23SANhD
読みたい!!おかえりなさい!
454名無しさん@ピンキー:04/06/25 00:38 ID:7me7nTbT
お帰りなさいませー。激しく読みたいです(´∀`*)
455名無しさん@ピンキー:04/06/25 10:03 ID:YBeiMr48
読ませてください
456名無しさん@ピンキー:04/06/25 10:59 ID:3VSGhyoR
是非に!!
おかえりなさい(*´∀`)ノシ
457名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:39 ID:xxlQAOXD
さっさとアップしろよコノヤロー
早く読みたいんだよー
458267:04/06/25 22:32 ID:mR2E6RZo
待たせてスマソ。
ハリーポッターを見て
某お告げ者を思い出した自分は
トリッカー。
それでは投下。

「じゃ・・・いいな」
心なしか色の白い山田の顔がさらに白く
(この場合青いといったほうがいいのかもしれない)
なって俺を見上げている。
「・・・おう」
俺は山田を組み敷いて、全裸で布団をかぶり、
彼女は覚悟を決めたように返事をした。
―――ええと、なんでこんなことになったんだっけ。

459267:04/06/25 22:33 ID:mR2E6RZo
簡単にいえば、山田が池田荘に
ここ数ヶ月、家賃を払っていなかったからだ。
珍しく、彼女が俺の部屋を訪ねてきた。
なんとも、言いにくそうに、
「・・・今夜泊めてください」
と、さすがに冷静な俺も固まった。
「・・・それは、あれか?交際している男女が
 しばらくの期間を経て、遂にことに及ぶ・・・」
「んなわけないじゃないですか!・・・池田荘から、その・・・」
「・・・追い出されたのか」
ぐっ、と山田が妙に固まったのがわかった。
はぁ、とわざと大きくため息をついて、
「入れ。今日だけだぞ」
と、山田を招きいれた。
くれぐれも言っておくがこの時点で俺に下心は無い。
460267:04/06/25 22:47 ID:mR2E6RZo
神妙にしていたのも最初だけで、
山田はソファーでテレビを見るのに熱中している。
まったく、山田には女性として何かかけている気がする。
「おい、何を見ているんだ」
「水戸黄門の再放送です。
 やはり助さん角さんはあの二人に限りますね」
「俺はな、時代劇に興味は無いんだ。大体これは
 俺のテレビだ。変えるぞ」
山田が抗議の声をあげる前にすばやくリモコンを取り上げて
ほかのチャンネルに回した。
何年か前のトレンディードラマにチャンネルがあった。
「・・・趣味が乙女だぞ、上田」
「水戸黄門よりはましだ」
461267:04/06/25 23:03 ID:mR2E6RZo
なんだかんだ言いながらも、
二人して集中しトレンディードラマを凝視していた。
お互い思いあっているのに、すれ違っている男女。
そいつらの行動がもどかしくて、つい山田と盛り上がってしまう。
「なんなんですかね、さっさと告白しちゃえばいいじゃないですか。
 大体、一回お互い思いが通じ合ったのに、
 なんではぐらかしちゃうんですか」
「それはそうだがな、you、男女の仲はそう簡単じゃないんだよ。
 次の段階に進むのにはそれなりに難しいんだ」
「そんなことないでしょ。一旦告白したんですから」
きっぱりと言い切る山田に、俺は少々カチンときた。
「・・・いやにはっきり言うじゃないか。なら俺たちはどうなんだよ」
「え・・・」
462名無しさん@ピンキー:04/06/26 14:07 ID:RFnqqxuX
やべー良レス
463名無しさん@ピンキー:04/06/26 19:49 ID:0DIRhhEF
キテ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
464名無しさん@ピンキー:04/06/26 21:37 ID:PiWKzRPb
続きマダー?
465267:04/06/26 23:20 ID:UrVhsFDh
続き投下。
やっぱり反応が返ってくるのは楽しい。

ドラマの中の男と女。
告白したのは男。返事をしない女。
それは今の俺たちによく似ている。
「俺は自分が思ってることは言ったつもりだ。
 youはどうなんだよ」
「・・・それは・・・」
「それは?」
「それはっ・・・げ、現実とドラマは違うだろ!」
「一旦思いが通じ合えば
 簡単だと言い切ったのはyouだぞ」
「・・・・・・」
言い過ぎたという思いはまったくもって無い。
だが、山田ははぶてた様だ。
「ほ〜ら、言ってみろよ」
466267:04/06/26 23:23 ID:UrVhsFDh
間違っていないだけに上田の言っていることは性質が悪い。
くそ、なにか反論を・・・そうだ。
「・・・ふーん、あれ、告白だったんですか」
「何?」
上田が怪訝そうな顔をする。
畳み掛けるチャンスだ。ふん、と威張ったように笑う。
「あんな、じゅ、なんとかじゃわかりませんでしたね。
 私、上田さんが本気かも知りませんもん
 返事なんてできるわけが」
「ほー、じゃ本気ならいいのか」
「へ」
上田がじっと私の顔を見る。
「・・・俺は君が好きだ」
あまりのことに硬直する。
467267:04/06/26 23:27 ID:UrVhsFDh
言った後で、自分でもかなりくさいことを言ったと思った。
俺たちの間に、男女の関係になるために邪魔なものは
意地の張り合いの他はあまりない気がする。
今、どっちが先に折れるかで
この先の主導権が決まる、気がする。
負けてたまるか。
「返事。どうなんだよ」
声にわずかにからかうような調子が入るのは
どうにも抑えられない。
山田の口がぱくぱくと、言葉にならない声を出している
滑稽な様子を思い浮かべていただけばいいだろう。
後は、目線を外さず、じっと見るのだ。
告白の後はそうすればいい、と
どこかで読んだ気がする。
こういう時には記憶力のいい頭はすこぶる
役に立つものだ。
468267:04/06/26 23:34 ID:UrVhsFDh
とりあえず今晩はここまで。
つづきは明日にでも投下予定。
おまいら、待っててくれるか。
469名無しさん@ピンキー:04/06/26 23:39 ID:+b2ne2kV
職人様キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
続き楽しみです。
470名無しさん@ピンキー:04/06/26 23:43 ID:4zI0yol9
267さん、待ちますよう〜(;゚∀゚)=3ムッハー!!!
471名無しさん@ピンキー:04/06/27 01:08 ID:ynoTtbjv
できるかぎり早くお願いしまつ…(*´Д`)ハァハァ
267サンのSSはリアルでイイ!!
472名無しさん@ピンキー:04/06/27 19:12 ID:o0POJJS5
うわぁ、続き気になる!
職人さん、アリガd
473267:04/06/27 19:55 ID:ViksNP93
皆様、続きどす。
次の投下からはエチーに突入しそう。
長くてスマソ。

人間、じっと見られるとなかなかそいつと
目線を外せないと思う。
だー、上田め、なんてじっと見るんだよ。
気のせいか、顔が熱い。
「・・・どうせまた冗談」
「本気だ」
茶化すのを許さない、すかさずのツッコミ。
くそ、なにか言うことは・・・。
と、考えていたら不意に上田を見上げる形になった。
ソファーに倒れこんだようなものだ。
自分でも知らず知らずに体が後ろに傾いていたらしい。
上田が私の頭の両隣に手をついてじっと私を見下ろす。
「返事」
声が明らかに笑っている。
腹が立つのに口が動くだけで言葉にならない。
474267:04/06/27 19:57 ID:ViksNP93
こういう体制で山田を見るのは初めての気がする。
白状すると、この辺りから下心が出てきた。
組み敷いた(という表現がここで正しいか判断しかねるが)
山田が妙におかしいというか、かわいい・・・?というか。
「・・・退いてくださいよ」
「返事したら退いてやる」
普段の山田なら俺を蹴っ飛ばして起き上がるのだろうが、
どうやら頭の中で軽くパニックを起こしていたらしい。
あたふたとして、顔が真っ赤だった。
込みあがってくる笑いを何とか押しとどめる。
もう一押しで落ちそうだ。
「・・・返事しないんならこっちからしようか」
「な、何を」
脅かすようにずいと顔を近づける。
驚いた山田の顔を見てから、一旦間をおいて、
口付けた。
475267:04/06/27 20:03 ID:ViksNP93
え。今・・・。
上田の顔がすごく近い。
唇に何か触れて・・・。
・・・・・・これは、世にいう、キス、というやつか?
・・・・・・私の記憶が確かなら、今までキスしたことは無い。
・・・・・・。
えええええ、ファーストキスが上田ぁ!?
頭の中は爆発したみたいにいろいろ考えがめぐっているのに
体がぴくりとも動かせない。
っていうか何で返事しなきゃキスするんだとか
言いたいことは山ほどあるのに、
上田が妙なことを言うから、息をまともにできてなかったせいかもしれない。
指先まで麻痺したみたいにしびれてしまっている。
476名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:45 ID:ynoTtbjv
神!!最高です!!
長くてもイイヨー(*´Д`)てか長いほうがイイ。
ずっと読んでいたい。
477名無しさん@ピンキー:04/06/27 22:12 ID:W/IEwR70
長くてもいい、つーかじっくり書いていって欲しい。
一気に読むのは勿体無い(*´Д`)
478名無しさん@ピンキー:04/06/28 03:27 ID:9TYdrB49
Trickスレ最高ですね・・神様ありがとう・・
479267:04/06/28 20:09 ID:CIqXt6C2
土日しか書かないと
皆様が油断してるかもしれない月曜に投下。
だけどまだ十分に書けてなくて
エチーに突入できてない・・・回線切って(ry

抵抗が無いのを意外に思いながら、唇を離した。
山田の顔を見る。
艶っぽい息。目が潤んで、色白の頬が微妙に薄紅に染まって。
思わず背筋がゾクリとする。
山田はこんなに色っぽかったか?
と、いきなり腹に膝蹴りが入った。
ソファーから落ちる。
「おま・・・!痛いだ」
言いかけて、山田がいつもの表情に戻っているのに気がついた。
しまった・・・失敗した。
心の中で激しく後悔して、ふと見ると
山田の目からぼろぽろと涙が落ちていて、ぎくりとする。
「あ・・・そ、その、なんだ・・・す、すまん!」
反射的に謝ってしまった。
今までやってきたことが水の泡となったわけだが、
女性の涙に俺はめっぽう弱い。
今度は俺が動揺する番だった。
「よくあるだろ、その場の雰囲気に流されて、
 ついやってしま・・・ってこれじゃフォローにならない・・・。
 そうだよな、いきなり俺にキスされるのは
 俺が女でも・・・ってこれじゃあ俺のキスは明らかに嫌なことに・・・」
「・・・このバカ上田!」
山田が握りこぶしで、一人でぶつくさ言っていた俺の胸に一撃食らわせた。
480267:04/06/28 20:12 ID:CIqXt6C2
皆様は承知だと思うが、この女、外見に似合わず
腕っ節も足っ節も強い。(さっきの膝蹴りでもお分かりだろうが。)
だが、今叩かれた胸は、あまり痛くなかった。
泣いていて力が入っていなかったのだろうと最初は思った。
けれども、どうも様子がおかしい。
泣いているのか、怒っているのか、叩いたまま
胸に置かれた手が微妙に震えている。
「・・・・・・あの、もしもし?山田奈緒子さん?」
「・・・・・・あー、そうだよ」
泣き顔で、きっと俺をにらみつけて、
一気にまくし立てた。
「わかりましたよ、男と女は例え思いが通じ合って一旦告白しても
 なかなか先には進まないんですよ!だけど、それは
 心の準備ってものが要るからなんですよ、相手が
 いきなり自分を押し倒しでもしたら恋人だって驚くでしょうが!
 それまでの付き合いが長くて心地よかったら
 崩したくないって思うのが人間でしょ!?
 だから今まではっきり言えなかったんだよ、
 今までの関係崩したくなかったから!!」
激しい運動の後のように、山田はぜいぜいと空気を吸って、
落ち着いたというように大きく息を吐いた。
481267:04/06/28 20:22 ID:CIqXt6C2
呆然として、俺は、
「・・・・・・え、それは、つまり」
山田はこの分からず屋!とでも言うように泣き顔で俺を睨んで、
「嫌じゃないって言ってるんです!!」
と、顔に手を当てて泣き始めた。
これは、つまり、・・・落ちたということか?
そう分かって、拍子抜けした、というよりは安心した、というか
だんだんうれしさが込みあがってきた。
ソファーの上で泣いている山田の背に手を回し、
こわごわ、できるだけやさしく抱きしめる。
「わかった・・・悪かったな。な?」
山田も、俺の首の後ろに手を回して抱きしめ返す。
それを感じて俺は、一応恋人になれたのかな、などと
バカなことを考えていた。

次からはエロ、ほんとにエロにいくから・・・。
皆ゴメンポ(´・ω・`)
482名無しさん@ピンキー:04/06/28 20:27 ID:xArfffBQ
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
エロなしでもステキです!
483名無しさん@ピンキー:04/06/28 21:09 ID:VAueDZoG
キテタ━━━(((#゚∀゚#)))━━━!!
読みながらニヤニヤしちゃったよ。
奈緒子の泣きはかなりツボだぁぁぁ。
そして267神の書く泣きは更に萌える…
267神ありがとう!!
484名無しさん@ピンキー:04/06/29 13:32 ID:I0jv8+l5
キタ━ヽ(=゚ω゚)人(*^ー゚)人(´・ω・`)人( ´∀`)人( ;´Д`)人(゚∀゚)人(´-`)ノ━━!!
てゆーか…てゆーか、エロなしでも激しく萌えちゃいます。
267氏の書く文章の雰囲気がスゴク好きです。
続き期待sage
485267:04/06/29 22:05 ID:83UhKmYz
私は仲間嬢ではなく奈緒子に萌えていて、
阿部氏は上田でも主夫でも刑事でもテロ犯でも燃え(萌え)ることが
最近分かってきた。
ところで結構、というかかなり下がってるけど
abeなくて、じゃなかったageなくていいのか?
広告入るからいいのか・・・。
余計な心配をする初心者がここに一人。

気まずくなったのが、夜になって
俺が風呂に入ってからだ。
ご存知かもしれないが、一人暮らしもあって
俺は風呂上りはパンツ一丁のことが多い。
いつもの調子で鼻歌交じりに風呂場から出てきて、
すっかり普段の様子に戻った山田と目が合ってしまった。
照れ、というよりはどっちも「しまった」という
顔をしたのは、言うまでも無い。
そうだ、今晩こいつはうちに泊まるのだ。

しまった。
私は今晩こいつのうちに泊まるんだった。
出された晩御飯をありがたく全部頂いて油断していた。
上田はその手のことに関して完全にアホなので、
この為に告白をさせようとしたとか
(危うくそれより先の行為に至りそうだったとか)、
油断させるために晩御飯を出したとは思っていないが、
完璧に夜、ここで寝ることを忘れていた。
どうしよう・・・昼間の感じで行くと、
間違いなく今夜・・・以下省略。
486267:04/06/29 22:06 ID:83UhKmYz
「・・・今夜は、俺のベット使って寝ろ」
完璧に固まって、どうにもならなくなったので
俺はしょうがなく先に口を開いた。
「ちょ、いやですよそんな、告白したその日にいきなり」
瞬時に山田の顔が真っ赤になる。
「そうじゃない!俺がソファーで寝るって言ってるんだ!」
「あ、そういうことか・・・」
あからさまにほっとしている。
ふん、その手のことに関してはホントにお子ちゃまだ。
「君みたいなお子ちゃまにすぐに手を出すほど
 僕は腐っていないんでね」

上田が小ばかにしたように言ったので、
さすがの私も少々ムカッと来た。
「な、私だってもう二十代後半なんだ、
 十分大人の女ですよ」
「はっ、大人の女だ?一緒に寝ると誤解して
 真っ赤になる大人の女がどこにいるんだよ」
からかっている。明らかにからかって楽しんでいる。
・・・ほおぉ。ふーん!私の魅力がそんなにわからないか。
ひさびさにかなり頭に来た。
「そこまで言うんだったら試せばいいじゃないですか」
「は?」
完璧に予想外というように、上田が間抜けに返事をした。
487267:04/06/29 22:08 ID:83UhKmYz
売り言葉に買い言葉、というんだっけ。こういうのは。
私は湯船に浸かってぼんやりと考えていた。
この二、三年、こういう事がよくある気がする。 
そうだ、インチキ霊能力者たちと勝負するときだ。 
ただし、あいつらの時はただトリックを暴けば良いが、
今からのことには、トリックも何も無い。
・・・私、馬鹿だ。
自分の愚かさを呪っていると、上田の声がした。
「のぼせてるのか?」
「いいえ!」
声が上ずってしまった。

風呂場にいる山田に聞こえないようにドアを離れて、
俺は台所で腹を抱えて笑いをこらえた。
・・・笑ってはいけない。山田にとっては貞操の危機だ。
しかし・・・。
本当に抱くのか?
俺にも多少戸惑いがあった。
山田はあの調子だし、何より俺のモノが・・・じゃない、
今まで俺たちはへんてこな関係で、
これからもそれが続くものと思っていた。
もし手を出すのだとしたら・・・そうなるのなら
あいつも俺も真面目にならなければ。
488267:04/06/29 22:10 ID:83UhKmYz
・・・遅い。
さっき声をかけてからゆうに三十分は経っている。
風呂に入ったのがそれより二十分前だから
もう五十分だ。
・・・のぼせてるんじゃないだろうな。
風呂場のドアをノックする。
「おい、山田。聞こえなかったら返事しろ」
返事は無い。聞こえてない。
「・・・入るぞ?殴るなよ?」
注意しておく。俺の風呂場のドアには鍵がついていない。
そっと開けると、かなり蒸気がこもっていてむんとする。
曇った眼鏡をぬぐって浴槽を見てみると、
案の定のぼせて顔を赤くした山田が寝ていた。
色白の全裸に分身が少なからず反応したことは隠さないが、
いきなり襲うほど俺は野獣ではない。
「・・・アホか」
聞こえていないことをいいことに大きくため息をついて、
浴槽から山田を抱き上げた。
489267:04/06/29 22:12 ID:83UhKmYz
バスタオルでくるんでベットまで運ぶ。
くれぐれも言っておく。俺は野獣ではない。
例えモノが反応しているとしても。
横たわらせて、団扇を持ってきて扇ぐ。
顔にかかっていた髪をよけてやる。
ふと、手が止まる。
上気した頬、聞こえてくる息。
・・・・・・。
だめだ。そんなことは断じて駄目だ。
手をどけようとしたとき、山田が目を開けた。

いまさら遅いけど、
阿部ちゃん誕生日おめ。
490名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:06 ID:oqc7Bkn7
ぬぉぉ!!神ー!!
毎晩お疲れさまですヽ('ー'*)ノ
上田視点、山田視点で話が進められていくのがイイー。
ほんとにおもしろいです!
これからもがんがってください!
491名無しさん@ピンキー:04/06/30 15:51 ID:orv3rz4b
>>485
乙! イイヨイイヨー!

ところで、一定ペースの書き込みがあれば、ageる必要はないよ。
datに行くのはスレッドの順位じゃなくて、書き込み頻度だから。
492267:04/06/30 22:10 ID:xdGOvRjL
毎日書くのって案外疲れるのな。
明日は書くの休むかも。
>>491
なるほど、勉強になりました。

知らず知らず冷や汗が出てくる。
どうする。
あからさまに俺が
山田を襲おうとしているとしか思えない光景だ。
言い訳をしようと口を開きかけたとき、
山田がまた目をつぶった。
「へ」
・・・こいつ、また寝やがった。
のぼせて頭が朦朧としているのだろう。とはいえ
バスタオル一枚しかかかっていない状況で、
男を前にしてよくもまぁ・・・。
不意に笑いがこみ上げてきた。
「・・・だめかこりゃ」
暑くないように薄い布団を一枚体にかけてやって、
俺はソファーで寝ることにした。
493267:04/06/30 22:12 ID:xdGOvRjL
目が覚めると、見慣れない天井があった。
・・・なんだろ、体がスースーする・・・。
自分が裸だということがわかって、
慌ててベッドから飛び起きた。
バスタオルと布団をかき寄せて考える。
え、な、何で裸!?たしか
風呂に入っていたまでの記憶はある。
ふと横を見ると、団扇が転がっていた。
ということは、私はのぼせたということか・・・。
・・・ちょっと待て?ならなぜ私はベッドで寝ていた?
・・・・・・。
突然、とてつもなく恥ずかしいことが起きたのだと分かった。
上田に裸を見られた!?なんて事をしたんだ私は!
いや、裸を見たのは上田だから私はなにもしてな・・・そうじゃなくて!!
寝てる間に変なことをされたんじゃ・・・。
うわああああ、今日はなんだか調子が変だぞ奈緒子!
あれ、そういえば上田はどこだ?
494267:04/06/30 22:12 ID:xdGOvRjL
とりあえず風呂場で服に着替えようと居間を通り抜けようとしたとき、
「起きたのか」
といきなり上田の声がして
危うく布団とバスタオルを落としかけてしまった。
見ると、ソファーに呑気にも寝転がっている。
「ちょ、人がお風呂に入ってるときに何勝手やってるんですか!?」
「君がのぼせてたから出してやったんじゃないか!」
「にしても裸・・・!」
「なにもしてないんだ、見たって減るもんじゃないだろ!」
「そういう問題じゃ・・・」
え?なにもしてない?
495267:04/06/30 22:13 ID:xdGOvRjL
ふん、あからさまに安心している。
「・・・ほんとに?」
「ああそうとも」
茶化してやろうと思ったが、やめた。
薄い布団とバスタオルだけの山田は、
言っちゃあなんだが、結構そそるものがある。
だが、山田はまだそんな心の準備できてやしない。
「・・・ほれ、さっさと寝ろ。
 とっとと服着てな」
496267:04/06/30 22:14 ID:xdGOvRjL
そう言った上田の顔が、妙に寂しそうに見えて、
なんとなく心に引っかかる。
「・・・なんでそんな顔するんですか」
「ん?どんな顔だ?」
自分の顔が見えないって、
こういうとき説明するのに不便だ。
私にはさっきの上田の表情に見覚えがある。
死んだ父。或いは母がする顔だ。
大人が子供を見るときの目。
「・・・まるで子ども扱いじゃないですか」
少し驚いた様だったが、すぐにいつもみたいに
鼻で笑う。
497267:04/06/30 22:15 ID:xdGOvRjL
「もう寝ろ」
まったく、男心が分からない奴だ。
せっかく人が抑えてやってるってのに。
山田はそんなことを露知らず、
俺の目の前まであの格好でのこのこ歩いてきた。
子ども扱いされたのを怒っているのだ。
「さっきはキスしたくせに」
「まるで手を出してほしかったみたいな口調だな」
山田はむっとして言葉に詰まったようだが、
小さくつぶやいた。
「・・・だって好きなら触るくらいしたいでしょ普通」
「さっき泣いたじゃないか」
気まずい空気だ。
・・・無理なことを言えば大人しくなるか。
「じゃあ抱きついてみろよ」
498267:04/06/30 22:21 ID:xdGOvRjL
俺は無理だろうと思っていた。
何より山田は今、間にいくつか布があるだけの裸だ。
外見が大人の女でも、中身は
まだまだ色気のいの字も知らない奴だ。

妙な気分だ。
からかわれている。
だが嫌な気分はしない。
多分大人として試されているからだろう。
私は布団とバスタオルをずり落ちないように抑えながら、
上田に抱きついてみた。
肌が触れ合うのが妙にこそばゆい。

気がつけば、俺はベッドに山田を組み敷いていた。

あれ、エロに入るはずが・・・。
なぜだ、なぜすぐにエロに入れないんだー!!!
皆スマソ、次こそ絶対。
入らなかったらぬるぽでガッ!の罰を下してくれ。
499名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:52 ID:WzT+oC0N
イイ!イイですわ!!
微エロ展開、素敵です(;´Д`)ハァハァ
500名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:59 ID:UtB/yyWl
今夜も降臨ありがとうございます!
可愛いなぁ…。上田も山田もホンモノっぽいよー。
無理はなさらず、ゆっくり進めてください(´∀`)ノシ
501名無しさん@ピンキー:04/07/01 02:07 ID:4/6fhL3b
神ーー!!!!!GJ!!!
502名無しさん@ピンキー:04/07/01 19:53 ID:CvHB+e/1
イイヨイイヨー(・∀・)ほんわかする〜。
前作が切ない話だったからなおさら和むよー(*´∀`)
今回はハッピーエンドっぽいね。
よかったね、幸せ噛み締めてくれウエヤマ。
503名無しさん@ピンキー:04/07/02 00:22 ID:TYvztB+w
今までの読むと、上田が「奈緒子」って呼ぶのは多々あるけど
山田が「次郎」って呼ぶのは誰一人書いてないんだねw

想像してみたら違和感ありまくりだ…。
なんでだろ。
504名無しさん@ピンキー:04/07/03 01:15 ID:wSV+iWnh
ふむ
505名無しさん@ピンキー:04/07/03 01:48 ID:bR+lPmQF
土曜日だー。267神くるかな?
こんな時間にはこないだろうけどw
期待してますよ!
506267:04/07/03 22:58 ID:iZAuP/Pm
よばれてとびでてジャジャジャジャーン。(ただし20時間以上後)
・・・え、ネタが古い?

・・・投下します。

・・・もしや私は迂闊なことをしたんだろうか。
明かりはベッドスタンドだけなのに、
(あの音がするとつくやつだ。どこかで見た気がする)
上田の顔は妙にはっきりと見えた。
いつもと変わらない・・・はずなのに、
すぐに返事ができない。
こんなに上田の顔をずっと見ているのは
初めてなんじゃないだろうか。
「・・・昼間の返事、真面目に考えちゃだめか」
「どういうことですか」
「俺に触られるのが嫌じゃないって言ったよな」
「言いましたね」
「触っちゃだめか・・・いや、その・・・なんだ、
 セ・・・」
「リーグ。合併問題にゆれてますね」
「じゃない!おまけにパリーグだ!・・・ああ、だからこうだ!!」
上田の腕が私を抱きしめる。
507267:04/07/03 22:59 ID:iZAuP/Pm
俺たちはいつだってそうだ。
本音を隠して、はぐらかして、
素直になったかと思ったらまたひねくれて。
両方素直にならなきゃ始まらない。
「君と・・・セックスしたい」
いまさら隠してもどうにもならない。
抱きしめた山田の肌が心地いい。
情けないが、理性が煩悩に根負けした。
だが、山田が妙に愛しいのは煩悩だけのせいじゃない。
・・・こういうことを言うのは、やはり気恥ずかしいものだ。
508267:04/07/03 23:01 ID:iZAuP/Pm
そうつぶやいた上田が妙に小さく
(体が小さく見えたのではない。態度のことだ)
思えて、なんだかこっちが恥ずかしくなる。
抱きしめられているので
見えるのはベッドスタンドに照らされた天井ばかりだ。
だが様子から察すれば、きっと上田の顔は耳まで真っ赤なのだろう。
「俺は正直に言ったぞ。・・・youも正直に言えよ」
はぐらかせない。顔が熱い。
心臓の音が上田に聞こえそうなぐらいうるさい。
「俺は・・・いつまでも我慢できるほど
 大人じゃないんだよ」
何をいっていいかわからない。ただ、上田が妙に愛しい。
・・・こういうことを書くのは、ちょっと気恥ずかしい気がするけど。
さっきみたいに、上田に抱きついてつぶやいた。
「嫌じゃないって言ったじゃないですか」
509267:04/07/03 23:02 ID:iZAuP/Pm
以上が、今現在までの回想だ。

首筋にキスをして、
山田が心なしか青くなっていたのは
気のせいかもしれないと思った。
さっき抱きしめた時だって暖かかった。
心地いい体温と肌。女の匂い。今までずっと触れたことのなかった裸。
ともすればずっとなでていたいと思ってしまう。
くすぐったいのか、頭を抱きしめかけたり、
俺の背中に手を回す山田が面白い。
触るたびに、体がぴくりと反応する。
声も色を帯びてくる。
510267:04/07/03 23:03 ID:iZAuP/Pm
くすぐったいのか、体の心が疼くというのかわからない。
徐々に頭の中が霧に覆われるみたいだと思った。
ぼんやりと、ただ真っ白になって、
触れ合う肌からの刺激だけが鮮明だ。
最初のうちはそんな感覚だけで十分だったのに、
なんだか核心をえない、というか。
上田はただ肌を撫で回して、それに口付けているだけなのだ。
「・・・上田さん」
「何だ」
「その・・・まだなんですか」
「何がだ」
何がって、そんなこと決まっている。
私が口に出せないでしかめ面をすると、
ふっと笑って言った。
「もう少し待ってくれ。いい匂いがするもんだと思ってな」
そういってまた首筋に口付けた。
511267:04/07/03 23:04 ID:iZAuP/Pm
今日はここまで。
ところで阿部ちゃんはまた
じろう役をやることになったのですね。
(TRICKではないので注意)
逃亡者も楽しみだ。
こっちは真面目な役だけど。
いろんな役をこなせる役者は素敵だ。
512名無しさん@ピンキー:04/07/03 23:27 ID:bR+lPmQF
267神(・∀・)キテタ!
もう…良すぎ。とにかくイイ。
ありがとう!神!
513名無しさん@ピンキー:04/07/04 03:22 ID:TZag4sXu
ドラマっていや、セカチューの演出が堤さんでビクーリ。
TRICKとは芸風違い過ぎ。
514名無しさん@ピンキー:04/07/04 22:50 ID:MMlh6E3w
今夜はどうかな?
気になって毎日訪れてますw
最近スレ伸びるの早いねー。
515名無しさん@ピンキー:04/07/05 01:22 ID:ggfKNdRO
267氏キテタ━(゚∀゚)━!
上田のセリフに萌えました。
続き、期待しております。
516名無しさん@ピンキー:04/07/05 22:28 ID:dxSEK0rl
東京湾景放送日…。
やっぱり仲間タンは奈緒子がイイ!!
上田もしくは矢部以外の男と抱き合わないでくれと思ってしまう俺。
でも仲間タン好きだから来週も見るよ(・∀・)
517名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:01 ID:aAI+fqkt
フジ実況に「どんと来い朝鮮半島」というスレがあったんだが消えてしまった。
スレタイ禿ワラタヨ
518267:04/07/06 22:26 ID:nB1X2Sh/
私生活で、(主に仕事関係なのだが)
ちょっと会社ともめてしまってて
土日にならないと書き込めない悪寒。
皆ゴメンポ(´・ω・`)
519名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:39 ID:Xa1Ghhx2
リアルも大切になさって下さい
お待ちしてますよぃ
520名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:49 ID:aAI+fqkt
267神、無理しなくていいですからね。
早くごたごたが解決して267神が元気になれますように、
一日早いけど七夕の願い事。
521名無しさん@ピンキー:04/07/07 00:23 ID:ColVquLY
>>517
同じく激ワラw
522名無しさん@ピンキー:04/07/07 19:41 ID:yw2mRg2h
次のスレタイは
【どんとこい】TRICKでエロパロ2【朝鮮半島】
がいいっす。

>>267
いつも萌えさせてくれてありがとう!
ごたごた無事におさまるといいね。
523名無しさん@ピンキー:04/07/07 23:55 ID:sXA5xJo8
上田×山田の小説を書き途中の新参者なんだけど、いつ投下すればいいですかね?
>>267さんの連載後にまとめてやるか、少しずつ投下していくか
皆さんどっちがいいですか?
524243:04/07/08 04:03 ID:fPWF+YLb
おぉ〜、新しい神が!

>>523
俺も今中途半端なとこまでできてるんだけど、
267神が終わるまで待機しようと思ってました。
投下していいのかな、みなさんどうですか?
525名無しさん@ピンキー:04/07/08 13:12 ID:2ehdS/Dx
投下していいと思います!
526名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:15 ID:esTn/aXj
ど〜んと来〜い!
527243:04/07/08 22:33 ID:fPWF+YLb
あ、レスついてる。
このスレ何人くらい見てるんだろ?
>>523さん先に投下ドゾー(・∀・)
528名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:38 ID:/xDlVHwz
見てますー!!ノシ

どんどん投下して下さい!
529名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:40 ID:19epsTe/
日参してます!ノシ
530名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:44 ID:NNG9YKiD
日参ですよ!当然!!
531名無しさん@ピンキー:04/07/09 00:44 ID:Pbb3X2XF
ノシ
投下時にGJ!言いに来るだけだけど、ちゃんと見てるよー。
532名無しさん@ピンキー:04/07/09 01:06 ID:im8MKJu9
では俺は時参です
533名無しさん@ピンキー:04/07/09 02:15 ID:ERiPXzUe
てか古参・・
534523:04/07/09 16:38 ID:Ctm7nR0t
みなさんありがとうございます。
これから少しずつ投下していこうかと思います。
実際書いてみるとやっぱり難しいですねー
ここはエロパロ板なのでどうやってエロに持っていくかで
一番頭使いました・・・。結果、やむ落ちもどきができたりw
では投下。

>>243
入れ替わりの続き、期待してます!
535523:04/07/09 16:39 ID:Ctm7nR0t
初めて出会ったあの日から…

季節は変わり、夏は何度も訪れた。


「俺たちの関係は、いつまでこう続くと思う?」
暑い真夏の午後。
マンションで机に向かい合って座り、冷房の効いた部屋だというのに
うちわを片手にした上田が聞いた。
「…上田さんは、私のことどう思ってるんですか」
昼食であるざるそばをすすりながら、興味なさそうに奈緒子が聞き返す。
「ふっ…くだらん。どうもこうも思うも、僕たちはただ単に…」
「それじゃあずっとこの先もそうですよ、きっと」
「………」


いつから二人の関係は変わっていったのだろう。
年も離れた、お互い意地っ張りな兄妹のような存在だったのに。

「…まさか僕の記事が発端で、貧乏奇術師と
何年もつき合っていくとは思わなかったよ」
「そりゃこっちのセリフですね」
「…youが売れない奇術師でなければ俺たちは一生会えなかったんだろうな…」
「…え?」
いやみのない言い方をする上田に、奈緒子はきょとんとする。
「僕が物理学会の超エリートホープになるのは当然のことだ。
しかし、君ほど売れない奇術師も希有だろう。
結局、君がクビにされて団長に僕の記事を紹介されてなかったら
今頃は…って話だ」
相変わらず自信過剰で無神経なセリフだと思ったが、
彼がいつもより穏やかで優しい目をしていたため奈緒子は反論もしなかった。
536523:04/07/09 16:43 ID:Ctm7nR0t
食べていたざるそばを綺麗にたいらげると、奈緒子は
机に身を乗り出して上田の方を見た。
「…だいたい、上田さんは一度私に…プ、プロ…」
「プロテイン?」
「違うだろ!」
「…わかってるよ。忘れるわけないだろう。僕は君に、プロポーズをした」
不意を付かれた優しい言葉に、奈緒子は思わず頬を赤らめ口ごもってしまう。
黒門島の一件から、半年以上が過ぎた。
上田は、むやみに返事も聞いてこない。事件を解決しに行ったり、
喧嘩したりは今までと同じ。

この関係が一番いいんだな、きっと―――

自分でそう思ってた。
ただ…



「もう食ったのか?」
「え、ああ…お昼おごってくれてありがとうございます。…ごちそうさま」
「…にしても相変わらずよく食うな…。3人前でギリギリかよ…」
「…上田さん」
「なんだ?」
「………嫌いですか?」
「ん?」
急にトーンの下がった奈緒子の声に、上田は不思議がる。

537523:04/07/09 16:44 ID:Ctm7nR0t
「…やっぱり嫌ですか…?私の、あつかましくて大食いなところ…とか・・・」
弱々しい声。上田から横に目をそらし、うつ向いている。
静まり返る部屋。冷房の音と、上田がうちわで扇ぐ音を除いて。
奈緒子をじっと見つめながら、上田が椅子から立ち上がった。



奈緒子の座っている方へ向かい、横を向いて座っている奈緒子に対して、正面にしゃが
みこんだ。
彼女は、なおも目をそらそうとしている。


「………」




手に持っていたうちわが、床に落ちた。



「嫌いなわけないだろ。好きに決まってるじゃないか」
「上田…さん…」


上田の大きな身体が、奈緒子を包みこんだ。
538243:04/07/09 17:32 ID:fOk5Q51K
イイです!和むなぁ。
奈緒子が妙に素直で好きです(*´∀`)
続き期待してます!俺も頑張りますノシ

懐かしドラマ板のTRICKスレから転載。すごく気に入ったレス。↓

338: 07/09 17:08 yU3zaWB6 [sage]
恋愛感情と言うか、好意を自覚するのは奈緒子の方が早かった
素直になるのは上田の方が早かった…ってことだと思う。
お互い同じように相手に惹かれてたというか。
上田は3の最終話で奈緒子に拒絶されて初めて自覚したんじゃない?
…ラブコメっぽすぎるか
539267:04/07/09 21:37 ID:EYT4CHD1
なぁ、日本って
週休二日制じゃなかったっけ?
土日にほぼ平日通り常勤って、労働基準法違反だよな・・・?

愚痴はここまでに私用。
投下。

「・・・上田さん、いいかげ」
言いかけて、唇がふさがれる。
口の中に舌が入ってきて、私の舌に触れる。
こんなキス、やったことがないから、息をどうしていいか分からない。
頭がぼおっとする。体の心がしびれてくる。
540267:04/07/09 21:38 ID:EYT4CHD1
口を離してやると、艶っぽい息をする。
当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、
こいつは女なのだなぁ、などとあほなことを考えた。
直ぐにまた深く口付けて、唇を吸い上げる。
苦しいのか、息をしたそうにもがくが、
そんなことはお構いなしだ。
・・・趣味がサディスティックだって?
こっちだって長い間お預けを食らってきたのだ、
それくらい許されてもいいだろう。
541267:04/07/09 21:39 ID:EYT4CHD1
突然、あそこに何かが触れた。
驚いて手で退けようとしたが上田が腕を上手に押さえ込んで
びくともしない。
それが指だと分かって、顔に火がつきそうなほど恥ずかしかったが
キスしているし、腕も自由が利かないからどうにもできない。
・・・これって、完全に上田のペースに
飲まれてるんじゃないだろうか。
542267:04/07/09 21:46 ID:EYT4CHD1
抵抗する山田を押さえつけ、
指で花弁をいじる。
本当は間近で見たいところだったが
さっきの膝蹴り然り、足技が怖い。
手を離すと殴られそうなのでそれも怖い。
・・・山田が怖いというのはここら辺にしておこう。
すでにそこは濡れ始めていた。
秘部のさらに奥に指を伸ばす。
初めて入ってきた異物を、そこはしっかりと締め付ける。
指一本だけなのにこれだけ締め付けて、
規格外の俺のモノが入ったらどうなるのだろう。

ところで上に上田山田のツボみたいなのがあったので
上山のツボというか特徴を挙げてみる。
・一応お互いに好意はもっている。
・意地の張り合い
・軽口のたたきあい
・素直にならない
・肝心なときにはぐらかす
・どちらかがピンチになると気持ちを伝えられる

自分の作品の中ではこの項目をいくつかクリアしないと
上山はエチーできない・・・。
これが自分がエロを直ぐに書けない理由かも。
543名無しさん@ピンキー:04/07/10 14:42 ID:PMEmfye8
GJ神!!
続き楽しみにしてます(´∀`*)

次スレタイを考えてみた。
【どんと来い】TRICKでエロパロ2【妄想現象】
【巨根】TRICKでエロパロ2【貧乳】
544名無しさん@ピンキー:04/07/10 14:48 ID:PlIo45BI
ラッドーンは?w
545名無しさん@ピンキー:04/07/10 17:10 ID:bLB3gpay
なぜペニスをしごかないのか。
546名無しさん@ピンキー:04/07/10 22:51 ID:5ALhGBaw
【お前の妄想は】TRICKでエロパロ2【まるっとお見通しだ!】
長いかな
547名無しさん@ピンキー:04/07/11 00:42 ID:CuQ76fPL
【エロ妄想】TRICKでエロパロ2【どんとこい!】
なんてどうだろう?
548名無しさん@ピンキー:04/07/11 00:44 ID:k7tc8j62
【ジュッデーム】TRICK2でエロパロ【どんとこい!】
は、どうだろう?
549名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 13:08 ID:kk35bgDo
【貧乳と】TRICKでエロパロ2【巨根】
550名無しさん@ピンキー:04/07/11 13:09 ID:k7tc8j62
>>549には勝てないorz
551名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 17:35 ID:TDdCcmln
【巨根もヅラも】TRICKでエロパロ2【どんと来い】
552名無しさん@ピンキー:04/07/12 08:34 ID:6+rbViRC
もし貧根&巨乳のコンビだったら、
二人はラブラブにはなれなかったかもねぇ。
553名無しさん@ピンキー:04/07/12 09:23 ID:OOQ06rqm
それだっ!そのネタだっ!
554名無しさん@ピンキー:04/07/13 20:47 ID:mLVekDiP
おおうっ!
555名無しさん@ピンキー:04/07/14 09:54 ID:soHkw5rx
誰か若き日の山田夫妻で書いてくれませんか。
556名無しさん@ピンキー:04/07/14 22:11 ID:glAKZnI/
555がいい事言った!
557243:04/07/15 08:35 ID:hQN4Wd5E
今晩、入れ替わりの続き投下しにきますね。
558名無しさん@ピンキー:04/07/15 16:21 ID:xD4SUr9B
>>557
待ってます!
559243:04/07/15 23:43 ID:hQN4Wd5E
では入れ替わり続きを投下します!


「気にしないでください。
 …エヘヘヘ」

無理に作ったような笑顔を浮かべ、奈緒子は遠くを見あげた。
上田が不安になっているから、自分は頑張らなくちゃならない。
そう思っているのだろうか。
何もわからないまま身体が入れ替わったうえに勝手に身体を触られて、
いくら奈緒子とはいえ冷静でいられるわけがないのに。
上田の泣きそうな表情に気付き、奈緒子は上田の肩に手を置いた。

「ほら上田、私が来たからもう大丈夫!トリック見つけてあげますよ!」

元気な声とは裏腹に、置かれた手が震えている。
居たたまれなくなると共に情けなくなり、上田は緒子の手を払い除けた。

「…正直に言えばいい!軽蔑しただろう!?
 強がって俺を気に掛けたりするな!!
 そんなに俺は頼りないか!!」

一気にまくしたて、膝を抱えて布団に顔を埋める。
560243:04/07/15 23:45 ID:hQN4Wd5E
奈緒子は深くため息をつき、上田を強く見据えた。

「…私だって本当は怖いし、恥ずかしいですよ。
 でも、強がるとか気遣うとか、頼るとか頼らないとか、
 …そーゆー問題じゃないでしょう?
 二人の問題なんだから…向き合わなきゃ、何も解決しないだろ!!」

奈緒子は無理矢理布団をはがし、上田を押し倒す。
上田は奈緒子の豹変に驚き、動けなくなってしまった。

「え、やまだ…?」

「…上田さん。
 気持ち良かったですか?私の体…」

上田の耳元に息を吹き掛け、奈緒子は微笑んだ。
上田はなんとか起き上がろうと抵抗するが、なぜか力が出ない。

「…謝る、すまなかった。
 頼むから落ち着いてくれ…」

いつもと違う奈緒子。
自分に押し倒されるという状況。

感じたことのない恐怖だが、必死に意識を保つ。

「ねぇ上田さん…」

奈緒子の舌が、耳をゆっくりなぞる。
上田は必死に声を抑えた。
なんて感じやすいんだ、この体は。
561243:04/07/15 23:48 ID:hQN4Wd5E
…もう、どうなってもいいか…。
上田は抵抗をやめ、奈緒子に身を任せた。

「…なんだ、案外しぶといですね。
 これだけやれば気絶すると思ったのに」
「…。え?山田…」
「うん、からかったらすっきりした。
 上田さん服着てくださいよ、服」

からかわれた!?山田に?
…恥ずかしいというか、残念というか。
少し落胆しながら、上田は起き上がった。
ふと、奈緒子の動きが不自然なことに気付く。
妙に上田から体を背け、落ち着かない様子で視線が定まっていない。

「ん…?まさかYOU…」

背後からそっと股間に手を伸ばすと、指先が硬いものに触れた。

「!!んにゃー!!さっ触るな!!
 違う!!これは私の意志じゃなくて!」

奈緒子は必死に股間を隠して後ずさる。
よし、これで優位にたてる!
上田は勝ち誇ったように笑みを零した。

「…YOU、自分の裸を見て興奮したのか?
 山田奈緒子は貧乳の上にナルシスト、と…」
「違う!!何言ってるんだ!
 う…上田さんこそ、どうなんですか」
562243:04/07/15 23:50 ID:hQN4Wd5E
奈緒子は上田の足の間に無理矢理手を突っ込んだ。
上田はその衝撃で、仰向けに転がる態勢になる。

「こら、やっ山…」

既に濡れて愛液を滴らせるそこに、奈緒子は一気に指を突き刺した。
「っおぉあ!!…ぅくっ…」
「あ、大丈夫ですか?」
心配しているような言葉をかけるが、特に悪怯れる様子もなく
奈緒子はくちゅくちゅと中指を動かした。
乱暴すぎる指使いに痛みを覚え、上田は奈緒子の腕を掴む。

「ゆ…YOU、普通は、指とかはな、
 まず…慣らしてから、入れるものだ…っ」

奈緒子は試行錯誤しながらひとさし指をねじ込んだ。
二本の指でかき回され体が仰け反り、痛みで顔が歪む。

「知ってますよ、いきなり入れたら痛いじゃないですか」

何!?まさか…。
さらりと言ってのける奈緒子に、上田は思わず冷静になって問い掛けた。

「いつの間に。相手は誰だ?矢部さんか?」
「んなわけないだろ!!
 じ、自分で…。ときどき…」
563243:04/07/15 23:55 ID:hQN4Wd5E
ほっとしたと同時に、心臓が強く跳ねた。
起きたとき全裸だったのも、
自慰に励んでいる途中で寝てしまったからに違いない。
…ダメだダメだ、想像するな!

「…上田さん、顔真っ赤ですよ?」

最初は乱暴だったものの、奈緒子もコツを得たようで、
指先をねっとりといやらしく動かしだす。

「っあ…山田、やめたほうがいい!
 取り返しのつかないことになる」

奈緒子は手を止め、首を傾げて上田を見つめた。
俺のかわいい動作なんて見たくない…
と思いつつ、視線を返す。

「俺たちは、こんなことをする間柄じゃないはずだ。
 この手を離しなさい」

これは恋人同士だとか、性行為に飢えている人だとかがすることだ。
俺は山田が好きだし告白も一応したつもりだが、未だに返事はない。
山田は少なくとも俺に好意はあるだろうが、
返事がないということは恋愛対象じゃないのかもしれない。
もしくは自分の気持ちを認めたくないか、はたまた気付いていないのか。
俺ははっきりさせたかった。
564243:04/07/15 23:57 ID:hQN4Wd5E
答えを待っていると、奈緒子はやっと口を開いた。

「…いいじゃないですか、私の体なんだからどうしようと」

…やはり明確な返事はもらえないのだろうか。

「またわからないことを…。
 いいか、今YOUは上田次郎で…おっおぉう!」

奈緒子は再び指を動かしはじめた。
空いている左手で上田の手首を握り、切ない表情で訴えかける。

「っ上田さん!もう無理…!
 さっきからこの巨根疼くんですよ!
 どうにかしてください!」

奈緒子は上田の右手を股間に押しつけた。

「や、やまっ…うあっ、わかった、わかったから…!」

上田は反り立った巨根をズボンの上から扱いた。
お互いに激しく手を動かし、腰を揺らす。

「あっあぁん!何…すごい…!
 気持ちいい、もっとぉ…上田ぁっ」

奈緒子はこのままだと達してしまいそうだ。
この部屋に上田の服があるはずもないので、下着を汚すわけにはいかない。
565243:04/07/15 23:58 ID:hQN4Wd5E
「…っはぁ、う…っ
 山田、ズボン…脱げ!」

上田は一旦手を止め、ベルトを外しにかかった。
だが、奈緒子は初めての快感に酔い痴れてそこまで頭が回らない。
上田の手を掴み、再び股間に強く擦り付けて腰を振る。

「離すなぁっ!!…もっとぉ…もっと!!」
「っぐ…山田っ、出すなよ!?
 してやるから、とりあえず脱いっ…あうぁ…!」

奈緒子にかき乱されて、上田は力が入らなくなる。
…してはいけない、でもずっとこうしていたい。
混乱と快楽にうめつくされた頭の隅で、そんなことを思った瞬間。

「上田さん!!ああんっ、んやっ…なんか変…!!
 …ふっやああぁぁっ!」
「っやまだ!…うああっ!」

奈緒子の体ががくがくと揺れて崩れ落ちる。
同時に奈緒子の指が膣内の奥に突き立てられ、
上田も声を上げて果てた。
566243:04/07/16 00:00 ID:USB3spfg




「…はぁ、はぁ…う…山田?」

倒れこんだままぴくりとも動かない奈緒子の体から、
上田はなんとか抜け出した。
まだぴくぴくと収縮する膣内から、二本の指がずるりと抜ける。
上田は荒い息を整え、ぼんやりと奈緒子を見つめた。

「…おい、山田…?」

…反応はない。
上田は奈緒子の背中を枕にして寝転んだ。


今回はここまで。遅筆でスマソ
567名無しさん@ピンキー:04/07/16 00:21 ID:wSgE89Jv
ぎゃああ!!グッジョブ!!
ありがとう、神243・・・(´∀`*)
568名無しさん@ピンキー:04/07/16 11:31 ID:F4f02PIj
思ってたよりも「入れ替わり」ってエロい!
神243すごいッス!
569243:04/07/16 12:27 ID:USB3spfg
これだけ投下しといて今さら恥ずかしくなってきたーw
ひー。みなさんアリガトウ
570名無しさん@ピンキー:04/07/18 01:57 ID:hENyIez8
入れ替わりいいね。243さんGJ!!
571名無しさん@ピンキー:04/07/21 06:48 ID:M4QLocJc
こないだ「逃亡者」で阿部ちゃんがハムスター抱いてた…(*´∀`)<スケサンカクサン
572243:04/07/22 18:47 ID:ZHz18+k2
今晩続きを投下しますー。
また長くてごめんなさい。


他の職人さん方は忙しいのかなぁ…。
続き楽しみにしてますよ(・∀・)ノシ
573名無しさん@ピンキー:04/07/22 19:35 ID:CJn2bpnM
待ってまーす。
574243@PCから。:04/07/22 22:33 ID:SrReUm5N
「…これが女の体…」

なんだかもやもやする。
この感覚は、イってしまえば終わるというわけじゃないようだ。

続きを…したいかもしれない。

さっきの自分の心と反している気持ち。
罪悪感でいっぱいになる。

「…とりあえず、山田を起こして…
 いや、まずこの処理を何とかしないとな」

起き上がって、奈緒子の体を起こそうと試みる。
…重い。動かない。

「ふぬぅぅ…ベストを尽くせぇー!!」

何とかひっくり返し、仰向けにさせた。
そっとズボンに手をかけ、脱がしにかかる。
下着と一緒に引き摺り下ろすと、
白濁の液体が大量にとろりと体を伝った。

「…。最近してなかったからな…。
 とりあえず洗って干して…」

無性に恥ずかしくなり、
汚れた下着とズボンを抱えてシンクに走った。
軽く洗った後、もう一度奈緒子に駆け寄る。
タオルを探し、下腹部を拭っていった
575243@PCから。:04/07/22 22:34 ID:SrReUm5N
山田奈緒子の視点から見る、上田次郎の体。
身長もペニスも、なんだかやたら大きく見える。

「あと少し…起きるなよー…」
「うーん…?」

あっさり起きるか!!!!!
冷静に、冷静に…

「あれ…?あ、上田さん…」

こういう時、どんな顔をするべきなのか分からない。
不自然な笑顔のまま、タオルをそばに置いた。
奈緒子はタオルに視線を向け、下半身の異変に気付き慌てて飛び起きた。

「…!!えぇ、えっと…ごめんなさいっ!」

目をつむって両手を合わせる奈緒子が、少し可愛く見える。
何だかまたムラムラしてきた。
思い切って、続きがしたいと言ってみようか。
いや、さっきあんなに拒否したのに誘うなんて事は…

「…おーい。怒ってるんですか?」

上田の顔の前で手をひらひらさせ、奈緒子は寂しげに呟いた。

「!い、いや違う!
 …その、今後のことを考えていたんだ。
 このままもとに戻れなかったら…」
576243@PCから。:04/07/22 22:35 ID:SrReUm5N
適当な言い訳のつもりだった一言だが、重要な問題だ。
大学の教授と自称天才奇術師では、立場が違いすぎる。

奈緒子はしばらく考えた後、頷きながら言った。

「…結婚するしかないですね」

…結婚?まさか山田の口からそんな言葉が出るとは…。

奈緒子は唖然としている上田を真剣な面持ちで見つめた。

「私、一生上田次郎として生きるんですよ。
 でも本を書いたり講演なんて無理だし…
 結婚すれば、一緒にいても怪しまれないでしょ」

話が飛びすぎじゃないか!?
だいたいそんな愛のない結婚なんて!
上田はあくまで冷静を装い、大人の落ち着きで奈緒子を諭すことにした。

「…そんなに簡単に決めていいことじゃないだろう?
 落ち着きなさい。
 今までだって、何だかんだで一緒にいたじゃないか」

恋人ではなくても一緒にいる。
罵りあったりするけれど、誰よりも相手を理解している。
上田は奈緒子に思いを寄せてはいたが、
そんな微妙な関係でいることがとても心地よかった。
そして、きっと奈緒子も同じ気持ちだろうと思っていた。
だからこそ素直に言い出せず、ここまで来てしまったのだ。
577243@PCから。:04/07/22 22:44 ID:SrReUm5N
「…上田さん」
「ん?」
「上田さん、私のことどう思ってるんですか?」

これは…そういう意味なのだろうか?
素直に好きだというべきなのか?

「どうって…それは…」

奈緒子はうつむき、ゆっくりと息を吸って顔をあげた。

「…あの時の…黒門島の、『なぜベストを尽くさないのか』。
 意味わかってました?」

そういえば、あの時奈緒子にもらった紙にはそう書いてあった。
上田は自分のプロポーズのことでいっぱいいっぱいだったが…。

「…どんな意味だ?」
578243@PCから。:04/07/22 22:48 ID:SrReUm5N
奈緒子は悔しそうに唇を噛み、上田を見つめて言い放った。

「〜あれは…私のこと好きだって、はっきり言えってことだ!」
「…え!?」
「…っ…う…」

奈緒子の瞳に涙が浮かんでいる。
自分からこんなことを言いたくなかったのだろう。
…素直に告白しておくべきだったのか。

上田は少し後悔し、おろおろと奈緒子を見ているばかりだった。
奈緒子の目尻から涙が零れ落ちる。

「…それは…いや、手紙を交換した時にプロポーズしただろ、あの紙に書いて…」
「あっ…あんな中途半端なことに返事できるわけないだろ!
 また勘違いかなって思ったから…言えなくて…!」

上田から顔を背け、奈緒子は頬を伝う涙を拭う。
奈緒子の言う「勘違い」は糸節村での暗号のことなのだが、
上田は心当たりがなく首を傾げて唸るばかりだった。
どうしたらいいかわからず奈緒子の頭を撫でていると、
不意に優しく抱き締められる。

「…好きです…上田さんが好き…!」
579243@PCから。:04/07/22 22:48 ID:SrReUm5N
今回はここまで〜。あ、エロがなかったな…。
奈緒子が書いた「なぜベス」の解釈は俺の考えなんで、
みなさんの考えとは違うかもしれませんが軽く流してください…(;´-`)
ラブラブ同棲生活編も冒頭だけ書いたのが残ってるんで、
もしかしたらいつか投下するかも?
ラブラブ編は割と明るい感じの話です。
580名無しさん@ピンキー:04/07/23 01:02 ID:O4cC7TXD
>>243さん

映像的には想像すると苦笑するしかない入れ替わり
でも、かなりツボです

前回の部分だけど次郎の
>俺のかわいい動作なんて見たくない…
が自分的にはハマりました

GJ!
581243:04/07/23 02:04 ID:5pAQLDbO
>>580
変な設定で申し訳ない…orz
次に書くことがあれば、まともな設定にしますので!
ヤベヤマも書いてみたいけど関西弁がよくわからない。
582580:04/07/23 11:15 ID:e0NVI8qu
>>581
いやすごく楽しんでるからあやまらんといてください
映像化不能でもいいぢゃないですか
次郎視点がたまらなく面白いです。(面白いってのは趣旨が違うのか)
583243:04/07/23 17:54 ID:5pAQLDbO
どうもです。
山田視点は俺にとっては書きづらいんですよね…。
いつか全体的に山田視点の話を書きたいものです。

最近他の職人さんが来なくて寂しい…(・ω・`)
続きが気になります。
584267:04/07/23 20:23 ID:4nirPX93
まだ需要はあるかい?
585名無しさん@ピンキー:04/07/23 20:47 ID:IRnpVHNh
あります
586名無しさん@ピンキー:04/07/23 20:48 ID:ZHBgkgN7
>584
暮れ 呉れ 繰れ 来れ 区れ くれーーー!
ぜひ続きを読ませてください!
587267:04/07/23 23:49 ID:4nirPX93
なんどめだトトロ。
では要望があったので投下。

まだ入れるには早い。
敏感なそこに何度も指を出し入れする。
その度に山田の身体はびくびくと跳ねて、
自然に俺のモノも持ち上がってくる。
キスでふさいでいた口を離してやった。
「・・・あっ!」
出てきた声が驚くほど女っぽくて、
背筋がぞくりとする。
588267:04/07/23 23:50 ID:4nirPX93
頭が、ヘンになる。
上田が撫でるたび、まるで
頭まで直通で電流が走るみたいだ。
息ができていないんだろうか、
ひどく苦しい。
訳もなく涙が出そうになる。
何も考えられない。
次の瞬間、今までの比じゃない刺激で、
私は悲鳴に近い声を出した。
589267:04/07/23 23:51 ID:4nirPX93
山田の身体が大きく跳ねた。
上げた声も今までより艶めいている。
指に小さな丸い感触。
(・・・これが世にいう、クリトリスというやつか)
執拗なまでにそこを擦る。
腕と足を俺が押さえつけているから、
山田は身もだえするしかない。
キスをしてももう何がなんだかわかっていないようだ。
もう秘所も大分潤ってきている。
モノも限界だ。
俺は山田に欲情を突き立てた。
590267:04/07/23 23:54 ID:4nirPX93
何かが、身体の中に入ってきた。
その感覚で我に返ったが、
キスされている上に手も足も動かせず何の抵抗も出来ない。
ただ、上田がそれを私の中に入れるのを
じっと待っているだけ。
さすがに自慢の巨根だけあって、見えはしないが
感覚で馬鹿にでかいことはわかる。
中が擦れるとさっきと同じ、電流が走るような感じがして
気がおかしくなりそうだ。
その上入ってくるのに時間が掛かるからたまらない。
591267:04/07/23 23:55 ID:4nirPX93
先端に何かが当たった。
多分そこが最奥なのだろう。
俺は腰を進めるのを止めた。
きついぐらいの締め付け。
直ぐにでも出してしまいたいぐらいだ。
・・・ん?だが何かおかしくないか。
なんだ、なにか変な感じが・・・。
・・・そうだ、山田は処女のはずじゃないか、
何で痛がらないんだ?
592267:04/07/23 23:57 ID:4nirPX93
唇が離れた。
下からの妙な圧迫感と舌を入れるキスとで
息苦しさを感じながら私は空気を吸った。
「おい」
ぼおっとした頭で上田を見上げる。
「お前、今までに誰かとセックスしたことがあるのか?」
一気にぼんやりしたものが無くなった。
「・・・はい?」
上田は少しいらついているようだ。
「だからしたことはあるのかと聞いているんだ」
よりにもよって、している最中に聞くことだろうか。
上田の態度がいやにでかいのが気に触って
思わず答えてしまった。
「・・・ええありますよ。残念でしたね」
・・・・・・私はこう言ってしまった事を後で後悔するわけだが。

最近忙しくて書けなかった。
待たせた上なんか表現が雑になっている気が・・・。
正直スマンカッタ。
593243:04/07/24 00:35 ID:/kHxMnUr
な、なんだってー!!Σ(´Д`;)
読みながら、上田と同じく
「痛くないのか!?まさか非処女ですかYOUー!!」
とか考えていたわけですがw

かなりわくわくしてます!!
267神素敵すぎます!!
594名無しさん@ピンキー:04/07/24 21:56 ID:5307lVGm
267神がんばれ!!待ってます
595243:04/07/24 23:08 ID:/kHxMnUr
次回作の予告というかなんというか。↓


超天才美人マジシャンの私・山田奈緒子は、今恋をしている。
その相手は…矢部さん。

今まで色々あったけど、やっぱり好き。
結構いい人だし、鬘を必死に隠してるの可愛いし。
手錠かけられそうになった時とか、手を握られるといつもドキドキしちゃってた。
エヘヘヘ♪

…まぁそのことは置いといて、実は悩んでいることがある。
上田さんが、私のことを好きになってしまったらしい。

バレバレだけど気付いてない振りしといてやるからな、上田。

でも、このままでいいんだろうか?
もし私が矢部さんと恋人になったら。
上田が私に好きだと言ったら。
…どうなるんだ?私たちの関係は。



入れ替わりを書く合間に、奈緒子視点のこんな話をちょっとずつ書いてます。
早く入れ替わり完成させなくちゃ…。
596名無しさん@ピンキー:04/07/25 21:34 ID:Vy7fEtPp
予告(゚∀゚)キター!!!

予告面白い&奈緒子らしい!
入れ替わりも矢部×奈緒子も楽しみにまっとります。
597267:04/07/26 21:38 ID:qT9kk6Di
一個だけ
出来たので投下。
日参している名無しに愛を。

きた。久々に心底頭にきた。
うまく言葉にできないが、とにかくきた。
こいつ、笑って言いやがった。
「・・・そういう生意気なことをいうのかyouは」
油断していた山田を激しく突きたてる。
「え?あっ、やっ、あっ!!」
感じているのか、膣が急激にモノを締め上げる。
出てきた愛液が激しすぎる行為で泡立つ。
「う、えだ、あっ!ああっ、やっ、め!あっ!」
締め付けが一段ときつくなった。
俺は動くのを止める。
598名無しさん@ピンキー:04/07/27 03:08 ID:lsvsQWQY
キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ええ、日参している名無しです。
愛をアリガd
599243:04/07/27 22:02 ID:P8KuM7Et
今日某ホームページを見ていて知ったんですけど、
「門に火」をジュヴゼームって読むことを上田は知らないんですね…orz
言われてみればそうだ。あぁ。
あれってプロポーズじゃないじゃ〜ん。
600名無しさん@ピンキー:04/07/27 22:34 ID:R3Qchxt6
>>599
そう主張してる人もいるけど、やっぱり奈緒子は上田には
話したと見るべきだと思うけど。
・・・映像的にはしょられていたとしても

そうでなければ、上田があれを書いて渡したのが意味不明じゃない?
上田があれを最後に見たのってファーストシリーズの最後だし・・・

それにしても、何か書きたくなってきた。
601243:04/07/28 00:30 ID:zpiZGwCd
そっか…そうですね。
うん、TRICKはそーゆーとこが面白いんだ。
自分が思ったように書くことにしますー。
>>600さんも書いてください!ぜひ!
602名無しさん@ピンキー:04/07/29 11:30 ID:N7ylNleC
>>599
上田は直接口で言ってるからいいんじゃないのかな〜。
んで、奈緒子に
「そういうこと、軽々しく言うなっ!」
って怒られてたんだし。
怒られてもまた言う上田にいいな〜と思ったラストシーンだった。
603名無しさん@ピンキー:04/07/29 13:25 ID:PDyNTuEX
トリック再放送すんの?
604名無しさん@ピンキー:04/07/29 22:54 ID:8cuYG4g1
今までに出たカップリング
・上田×山田
・矢部×山田

石原か菊池はどうだろうか。
ハーレムだな!山田!
605名無しさん@ピンキー:04/07/29 23:01 ID:mhoynBjk
>>604
石原×菊池かと・・・
見間違いでした。
606名無しさん@ピンキー:04/07/31 01:05 ID:PY8yYZPZ
>>605
ワラタよ

矢部をめぐる壮絶なバトル
「後から出てきてアニイを奪うなんて百年早いんじゃァ!!」
「私は東大を卒業しています!!」

和解
「矢部さんが好きなのは山田奈緒子だったんだ…」
「アニイ、グッドラックじゃけんのぉ!(泣)」

恋が芽生える
「石原さんっ好きです!」
「これからはアニイと呼ぶんじゃー!」

って感じか。
607243:04/08/01 01:02 ID:xd303qJD
続き投下。
ペース遅くてごめんよ…

「…やまだ」
「好きだって、言ってください」

さっきより力を込めて抱き締めてくる。

両思いだとわかっていたのに、なぜもっと早く言わなかったのだろう。
上田次郎の体で、山田奈緒子を抱き締めてやりたかった。
その夢はもう二度と叶わないのかもしれない。

上田は奈緒子に力一杯しがみついた。

「…好きだ。好きだ、ずっと好きだった。
 君が好きだ…」

あれだけ悩んだことなのに、一度言葉にすると何度言っても足りない気がする。
何十回もの『好き』を伝えて、上田は顔をあげた。
608243:04/08/01 01:03 ID:xd303qJD
奈緒子は恥ずかしそうに笑い、自分の手から上田を解放する。

「…エヘヘヘ」
「何照れてるんだ、今更」

奈緒子は上田をじっと見つめた。
長い髪を愛しそうに撫で、微笑む。

「私、いつか上田さんに抱かれたいって思ってました。
 上田さんの大きいから、相当痛いだろうなぁとか考えたりして」

確かに痛いだろうなぁと上田は無言で頷く。
奈緒子が抱かれたいと言ってくれたことは、上田にとってとても幸せなことだった。
今すぐにでも押し倒したいくらい愛しい。

「…するか?今から」

奈緒子は上田の言葉に一瞬きょとんと固まり、
 顔を真っ赤にして慌てふためく。

「えぇ!?い、今から…
 でも痛いのは上田さんですよ!
 大丈夫ですか?」

言われてみればそうだ。
今は奈緒子の体なのだから、入れられるのは自分。

痛い、苦しい、怖い…

遠退きかけた意識を呼び戻し、奈緒子を見やる。
609243:04/08/01 01:03 ID:xd303qJD
期待に満ちた瞳に少し申し訳なく思いながら、
 上田はなんとか思いついた言い訳を話す。

「俺もやりたいのは山々なんだが、重大なことに気付いた。

 ここには避妊具というものがない!
 今日は諦めるしかないな。
 誤解するなよ、痛みが怖いわけじゃない。
 避妊ができないからやめるんだ」
「嘘つけ、小心者」

奈緒子の瞳が、疑いと軽蔑を帯びたものに変わる。
上田は気付かなかったことにした。

「でも確かに避妊できないから無理かぁ…。
…ん?」

奈緒子は部屋を見渡し、こっちを振り返って嬉しそうに笑った。
急に立ち上がり、部屋の棚や箱を探り出す。

「おいおい、どうした?」
610243:04/08/01 09:41 ID:xd303qJD
「コンドーム探してるんです。私持ってました、コンドーム!」
「そんなデカい声で連呼するな!」

それより奈緒子がコンドームを持っていることが意外だった。
自分で買ったのだろうか?
いや、もしかしたらあのお母さんからプレゼントかもしれない…。

上田は狭い部屋を必死に引っ掻き回す奈緒子に問い掛けた。

「YOU、なんでそんなもの持ってるんだ?」

振り返った奈緒子はにんまり笑い、胸を張って言い切った。

「女のたてがみってやつですよ!」
「たしなみだ」
「どっちでも同じだ!」

奈緒子は昔、ジャーミー君が落としたコンドームの箱をお菓子だと思い持ち帰った。
開けてがっかりしたのだが、もしもの時のためにと取っておいたのだ。

611243:04/08/01 09:43 ID:xd303qJD
「あった!こんな小さいのに入るのか…?
 上田さん、どうですか?入りますか?」

奈緒子は箱からコンドームを取出し、袋を破って上田の目前に見せ付けた。
上田はこれから始まるであろう行為に、色んな気持ちで胸を高鳴らせる。

…落ち着け次郎、もともと伸縮性のある器官だし子供を産むところだ!
俗に鼻からすいかを出すとかいう表現もあることだし…
 …何とかなる、たぶん入る。
それに俺は天才的な教授じゃないか!
計算で痛くない体位に持ち込むんだ!
A地点からB地点へ…角度は75度、力を抜きつつ誘導する。そしてだな…

「聞いてるか!上田!」

奈緒子は独り言を言い続ける上田の肩を揺さ振った。
上田ははっと我に返り、こくこくと頷く。

「えっと…立たせてから、入れるんでしたよね」
「あ、あぁ…そうだ」
612243:04/08/01 09:43 ID:xd303qJD

上田がそこに手を伸ばすと、奈緒子は照れ臭そうに手を制した。

「自分でしたいのか」
「違いますよ。クチでしてください♪」
「それはできない!!」

上田は口を塞ぎ、ぶんぶんと首を横に振る。
自分の性器を口に含むなんて、容易にできることではない。
だが奈緒子はどうしてもしてほしいらしく、怯える上田ににじり寄る。

「いいじゃないですか、ちょっとだけですよ」
「そんなもの口に入れられるか!」
613名無しさん@ピンキー:04/08/02 20:57 ID:D/yUSSum
>243さま
あまりのGJぶりになんと言っていいやら!!すばらしい!!
個人的には「女のたてがみ」で吹きました(笑)

続きをマターリとお待ちしております。
614243:04/08/02 21:17 ID:VYUVdVw3
うゎぁぁ〜ありがとうございます!
なんか小出しで申し訳ない。長いし。

俺の書き方は、
台詞をとにかく並べる

情景とかを追加していく
って感じなのですよ。
だから台詞だけは全部書けてるんです…。
もうちょっとで終わりますので読んでやってくださいな。
615名無しさん@ピンキー:04/08/03 02:07 ID:/ukQeJ3F
>>243
凄い…マジでネ申です。
続き、めっちゃ期待しております。
616243:04/08/03 18:34 ID:7Y5r2ofR
今日、「243のSSはつまらん。わかりにくい」というレスが
たくさんついていた夢を見てしまいましたw
夢に出るほど気にしてるのか俺は…。

では続きを。



何度か押し問答が続き、奈緒子は諦めたように息をついた。

「わがままだな…しょうがない、今回は私がしてあげましょう」

奈緒子は上田を押し倒し、足の間に顔を埋めた。
薄い茂みを指でわけ、舌を滑り込ませる。

「えっ…うぁ、あっ…!」

突然の刺激に戸惑い、上田は奈緒子の髪を握り締めた。
何かに掴まっていないと、どこかへ飛ばされそうな気がする。

「痛いぞ上田!ぅ〜…変な味」

奈緒子は再び舌を動かしはじめた。
くちゅくちゅと、唾液と愛液の入り交じった音が耳に届く。
617243:04/08/03 18:35 ID:7Y5r2ofR

「んっ…ふ…はうっ…
なんだこの感覚は…!すさまじいパワーだっ…」
「変なことゆーな。
 あ、これがクリトリスってやつか…?あむっ」

小さく膨らんだそこを、奈緒子は丹念に舐め回す。

「あぁっ!…はぅ…山田ぁ…あッ」
「そんな声出さないでくださいよ、こっちが恥ずかしい…。
 あ…もういいかも…つけますね」

これまでの行為で再び大きくなったそこに、
奈緒子はゴムをかぶせようと奮闘している。

ついにこの時が来たのか…。
上田は不安が頂点に達し、起き上がって思わずペニスをつかんだ。
618243:04/08/03 18:36 ID:7Y5r2ofR
「わ!?何ですか…」

意を決し、上田は震える唇を近付けた。
先端を口に含み、舌をちろちろと動かす。

「…ふ、ん…」
「ふぁっ!?っう、うえだ…」

苦い、まずい。
だが痛みよりましだ!
このまま何度も口と手でイかせてやれば、力尽きてくれるかもしれない。

「…ふっ、んんー…ぶぇふとをつくふぇ〜!」
「ベ…ベストを尽くせ?」

上田は口の最奥までペニスを呑み込み、高速で頭を動かす。
体中に妙な感覚が走り、奈緒子は背中を仰け反らせた。

「っにゃ〜!…ちょっと、上田さんっ…
 ストーーーップ!」
「おおぅっ!!」

奈緒子は思い切り上田を蹴り飛ばした。
うずくまって息を荒げる上田をじっと見る。

「…上田さん、入れられるのが怖いからって時間稼ぎしてません?」

しまった、ばれたか。
上田は口元を拭い、乱れた髪を耳にかけた。
笑顔を作りそろそろと奈緒子に近付く。
619243:04/08/03 18:39 ID:7Y5r2ofR
「いやいや、YOUに男性の快楽というものを味わわせてやりたいんだよ」
「じゃあ、もう入れていいですか?それが一番の快楽だと思います」

正論だ。

ふふん、と鼻で笑い、奈緒子は上田の髪を一房掴んだ。
もう逃げることはできない。

次の言い訳を考えているうちに、あることに気が付いた。

「YOU、物事には順序というものがある」
「濡れてる、立ってる、だから入れる。順序どおりだろ」

指折り数えながら、奈緒子はさも当然かのように言う。
大雑把なやつだ。

「…違う、キスがまだだ。キスをしよう山田」
「あぁ…忘れてました」

奈緒子は上田の髪を引いて顔を寄せ、ちゅっと一瞬口付ける。
あまりに幼すぎるキスに、上田は呆れて苦笑した。
620243:04/08/03 18:41 ID:7Y5r2ofR
「はい、キスした。…何笑ってるんですか」
「今のがキスか。YOUは子供だな」

奈緒子はむっとしてまた顔を近付けた。
子供と言われたのが悔しいのか、かなり真剣な目をしている。

「…いいんですか、本気でしても」
「ど〜んと来い!」

どんなに頑張っても所詮は山田だろう。
まぁ一応努力だけは見てやろうじゃないか。

上田は静かに目を閉じた。


今回はここまで。まだ終わりません…。
ほんとに長くてすいません。
621名無しさん@ピンキー:04/08/04 00:14 ID:bw8H4xch
>>620

先が読みたい、でも終わってほしくないような気も・・・
GJです。
夢にまで見るとは、律儀なお方。
622名無しさん@ピンキー:04/08/04 06:32 ID:jbvPfPnC
キタ
623 :04/08/06 01:02 ID:42m4LquX
保守。

243さん素敵すぎ。
そしてやっぱりへっぴり上田萌えw
ナオコはかわいいなぁー
624243:04/08/06 18:48 ID:eB+LYBv7
続き投下。
奈緒子がS気味だ…



先程よりも少し長く、唇が触れている。

これだけで終わるのか?

油断していると、背筋にぞくっと寒気が走る。
奈緒子の指先が、耳と首の後ろを這っていた。

「…!ふ、んんっ」

声が洩れ、一瞬口が開いた隙に奈緒子は舌をねじ込んできた。
息をつく間もないほど、奈緒子は上田の口内を掻き回した。
静かな部屋に、卑猥な水音が響き渡る。


先程とは比べものにならないくらい官能的なキス。
頭の奥が溶けるように熱くなる。

625243:04/08/06 18:50 ID:eB+LYBv7
「ん、ふ…あふっ」

上田は奈緒子の首に腕を回し、すがり付くようにキスをせがんだ。
自分から奈緒子の舌を追い回し、喉の奥から切なげな声をあげる。

耳、首筋、胸。
絶え間なく上田の全てを刺激するように、
奈緒子は指先を巡らせていた。

「ふ…!っん…はっ」

愛液が溢れだす秘部を、奈緒子はゆっくりと刺激する。
上田は本能のままに腰を揺らし、奈緒子の手を誘導した。
奈緒子はそれに応えるように、人指し指をそっと挿入する。
そこは指をきつく締め付け、ねだるように収縮を繰り返した。

しばらくして、ゆっくりと唇が離れた。
視界がぼんやりしたまま奈緒子を見上げる。

「…ねぇ、もっと欲しい?」

濡れた指先を舐めあげ、笑みを浮かべて尋ねる奈緒子に、
上田は朦朧としたままつい頷いていた。
626243:04/08/06 18:51 ID:eB+LYBv7
奈緒子は汗だくになったシャツを脱ぎ、上田の額に軽く口付ける。

「優しくしますから、心配しないで」

奈緒子がどうにかコンドームを装着し終える頃、上田はやっと正気を取り戻した。

「…YOU、どこであんなテクを…」
「マジシャンですから♪
 ほら入れますよ、もっと足広げて」

よくわからない理屈だが、深く追求するのはやめておいた。
奈緒子の言葉に従い、おずおずと足を開く。
奈緒子は確かめるように何度か指を入れ、ペニスをあてがった。

「んんっ…焦らすな、山田」
「ちょっと待ってくださいよ。…うまく入らない…
 ここですよね、よし。ほっ!
 …上田、この手不器用すぎるぞ」
「人のせいにするな!
 もう我慢できない…上になる」

上田は両手を伸ばし、奈緒子の肩をつかんだ。
奈緒子は心配そうに上田の体を支え、上半身を起こしたまま仰向けになる。
627243:04/08/06 18:52 ID:eB+LYBv7
「…大丈夫ですか?」

上田はペニスを支えて腰を落とそうとするが、
あまりにも巨大すぎるそれをなかなか銜え込めない。

試行錯誤の末に先端をなんとか入れることができたが、そこから進めなくなった。

「はぁっ、痛たたたっ…無理だ…これ以上は無理だ」

涙目で訴える上田を抱き締め、
奈緒子はなだめるように背中をぽんぽんと叩いた。

「大丈夫。怖くない、諦めるな。
 頑張れ上田、ベストを尽くせ!」

それは上田を奮い立たせる魔法の呪文。
上田は目を見開き、大きく息を吸い込んだ。

「ベスト…うぉぉ!」

もう一度勇気を出して、上田は腰を落としていった。
痛みも恐怖も忘れようと、奈緒子にぎゅっとしがみつく。
628243:04/08/06 18:54 ID:eB+LYBv7
「爪が痛いぞ上田…あ、入ってますよ!
 …はっあ…もう少し!」

少しずつ浸入してはいるが、このままでは全部入りそうにない。
奈緒子は上田の腰をつかみ、思い切り突き上げた。

「おおぅ!!〜痛い、山田…っ」

痛みと圧迫感で苦しくなり、上田は涙を流して奈緒子にすがった。
結合部から流れる血と愛液を見つめ、
奈緒子ももらい泣きで瞳を潤ませる。

「頑張ったな上田。偉いぞ♪」

奈緒子は嬉しそうにぐしゃぐしゃと上田の頭を撫でた。
体が揺れ、上田は逆に苦しんでいる。

「やめっ…動くな、痛い!
 く、苦しい…俺は死ぬかもしれない…」
「はいはい、死なない死なない」

いやいやと首を振る上田の顔を押さえ、優しくキスをする。
小さな胸を揉みしだきながら、奈緒子は少しずつ腰を打ち付けた。
629243:04/08/06 18:54 ID:eB+LYBv7
胸を触られているうちに痛みは薄れたが、まだ気持ちいいとは言えない。

「…あの、上田さんが動いてみてください」

上田は頷き、腰を上下させた。
上田が動くたびにペニスが締め付けられ、奈緒子は快感に悶えている。

「あ…上田さん、いい…」

目を閉じて気持ちよさそうに寝転んでいる奈緒子を見ているうちに、
段々と快楽を感じ始めた。

もっと気持ち良くなりたい、奈緒子に突いてほしい。

上田は強く速く腰を振る。
結合部からごぽっと音を立てて愛液が溢れた。

「…上田さん、気持ちいいの?」

奈緒子の問いには答えず、上田は一心不乱に腰を上下させる。
その動きに耐えられなくなり、奈緒子も強く突き上げた。

「あぁ…っ上田さん、いきそう…!」

その言葉で上田は動くのをやめ、奈緒子の胸に倒れこんだ。
奈緒子は射精寸前の苦しさに耐え、上田の背中に腕を回す。

「…どうしたんですか?大丈夫?」
「…突いてくれ。もっと深く」
630243:04/08/06 19:03 ID:eB+LYBv7
あと一回の投下で、この話はおわります。
これが終わったらしばらくはお休みしようかな〜。
他の職人さんも来るでしょうし。
こないだ予告した次回作は、またいつか投下します。
631名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:34 ID:Falk0JFr
>>630
GJです。

待ってるよー
・・・最終回も、次回作も・・・・
632名無しさん@ピンキー:04/08/12 07:16 ID:/pVOD/ww
保守&あげ
633名無しさん@ピンキー:04/08/14 00:29 ID:LW+n546i
保守
634151:04/08/14 03:54 ID:f8zO7pYo
お久しぶりの151です。
忙しくてなかなか来られなかったんですが、お盆休みが取れて何とか一つ書き上げました。
つうかいっぱい書き手さんがキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今日はとりあえず投下だけして、明日じっくり読ませて貰うことにします。

えーなんか、いろいろやっちゃった感が否めない話なんであれなんですが…。
上山で、前のリレー小説と一応話的には繋がってます。
あと相も変わらず長すぎるのを平に、平にお詫び申し上げます。
特に他の書き手さん。容量くっちゃってすみません。では、どうぞ。
635151:04/08/14 03:56 ID:f8zO7pYo

数時間ぶりに研究室の扉に手を掛けるのと、中から電話の呼び出し音が鳴り響くのはほぼ同時だった。
俺は小さく息を吐き、科技大で唯一安らげる場へと足を踏み入れる。

この数週間俺は多忙を極めていた。
近く開かれる学会での論文の制作、また、運悪くそれに重なってしまった試験の問題作成。
加えて、朝からぎっしり詰まった学生達への講義。
試験前ということもあり、暇ができたと思えば勉強熱心な学生に質問責めに合う…まぁ、丸毛典子くんのような生徒ならそれも苦ではないのだが。
とにかく、どこぞの誰かは俺のことを暇人だと責め立てるが、少なくともここ何日かは睡眠もまともにとれない多事多端ぶりだった。

そして今、やっと休めると研究室に戻ったところでこの電話だ。
俺は正直辟易していた。
持っていた書類を机に投げやり、けたたましい音を立てる機械に手を伸ばす。
「………上田ですが」
受話器を耳に当て発した声には、存分に機嫌の悪さが滲み出ていた。
電話先も相手もそれを察したのか、一瞬の間が生じる。
「……あの、山田です」

この声を聞いたときの俺の気持ちを何と表現したらいいだろう。
まず驚き、焦り、力が抜け、ガクリと椅子に腰を落とした。
今まで体にのし掛かっていた重圧がスッと取れ、安心感や幸福感といったものに包まれる。
そして何よりも、嬉しかった。
彼女は、声だけで、俺を幸せにしてくれるとても大切な存在だと思い知らされる。
誰も見てはいないのだが、にやけそうになる口元を咄嗟に押さえた。

「…えっと、今時間大丈夫ですか?」
先の俺の声色に恐縮したのか、いささか緊張した声が耳に響く。
「あ、あぁ……久しぶりだな」
緊張させてしまった謝罪の意味も込め、努めて柔らかい声で話しかけた。
636151:04/08/14 03:59 ID:f8zO7pYo
「そう…ですね。………寂しかったか?」
彼女も俺の意を介したのか、いつも通りふざけた調子で返してきた。
「いや?忙しくて君の事などすっかり忘れていた」
俺も合わせていつも通りに返す。
もちろん返事の内容は全くのでたらめだが。
「な…!?……き、奇遇ですね。私も手品のショーが忙しくて、
上田さんのことなんかこれっぽっちも思い出す暇なんかありませんでした!」
尖った声に、笑みがこぼれる。
「そうか?じゃあ何で今電話掛けてきたんだよ」
「そっ!それは、その、ほんのちょこっとだけ時間ができたから…」

愛しい声に耳を傾けながら、突然の電話の理由を思案する。
はっきり言って奈緒子からの電話はかなり珍しい。
緊急の用件でもなさそうだし、やはり憎まれ口を叩いていても、寂しかったのだろうか。
それほど奈緒子を放っておいてしまった事を内心すまなく思う。
だが、相手に会いたかったという気持ちでは存分に勝つ自信はあった。

「……だから、今もお客さん待たせて……って上田さん、聞いてます?おい!上…」
「寂しかった」
「えっ…」
「俺は、君に会えなくて寂しかった。連絡しなくて悪かったな」
電話だと、俺も幾分か素直になれるらしい。
今の奈緒子の表情を想像すると吹き出しそうだ。
「……わ、私…も……」
そこで口ごもる奈緒子が可愛くて仕方がない。
一度開き直った俺は、どうもかなり重症のようだ。その先を聞かずとも十分に満足できるのだから。

「…あの、実は今、大学の近くまで来てるんです。今からそっちに行ってもいいですか?」
その言葉に少し驚いたが、嬉しさの方が多いに勝った。
「あぁ、もちろん。だが珍しいな…君が突然大学に来るなんて」
そう言いつつ前にも同じようなことがあった事を思い出す。
637151:04/08/14 04:02 ID:f8zO7pYo
『あなたに…逢えてよかった』
そう言って俺の元を去った奈緒子を、俺は黒門島まで迎えにいった。
思えば、この時から俺は奈緒子に惹かれていたのかもしれない。

「えへへ…実は報告したいことがあって」
だが今回はあの時と違い、喜ばしい訪問だということが奈緒子の声から明らかだ。
「報告?」
「そう。上田!覚悟しとけよ!」
「覚悟?」
「じゃ!」
「あ、ちょっと待った、待たせてるお客さんはいいのか…?」
その質問への返事は荒々しく切れる受話器の音だった。


受話器を置き、椅子に深く腰掛けたまま、無意味に回ってみる。
久しぶりに奈緒子と会えることが嬉しくて落ち着かないのだと自分でも分かった。
奈緒子を待つ間も、俺は電話で聞いた“報告”の意味する所を考えていた。
…報告、声色から察するに嬉しい報告、そしてそれは俺が覚悟しなければならない内容。
「……なんじゃそりゃ」
さっぱり検討が付かず首を捻っていると、丁度背中を向けた瞬間に、扉が大きく開く音がした。
「!!…って、早いな!まだ一分も…」
慌てて椅子ごと体を扉の方に向け、視界に入った人物に、俺は固まった。

「……センセ、何してはるんですか?独りでクルクル回って」
「…遠心力の実験か何かですか?」
そこにいたのは異様に不自然な頭をした男と、それに付き従う自尊心の固まり男。
見慣れた刑事二人組だった。

状況に順応できず固まっている俺を余所に、刑事二人はズカズカと部屋に入り込み、悠々とソファーに腰掛ける。
「いやー、やっぱりいいですなぁ、ここは…涼し〜!!」
「確かに、最近真夏日が続いて…って何普通にくつろいでるんですか!!」
慌てて立ち上がり、俺は動揺した声をあげる。
638151:04/08/14 04:05 ID:f8zO7pYo
そんな俺をチラッと見ただけで、矢部さんは近くにあったファイル済の書類で顔を扇ぎ出した。
「まぁ、堅いこと言わんといて下さいよ〜。センセと自分の仲じゃないですかぁ」
猫なで声でそんな事を言われても、はいそうですかと納得するわけにはいかない。
「矢部さん、悪いんですがもうすぐ来客が…」
「どうせ山田でしょう?」
速攻図星を言い当てられ、一瞬口ごもる。
「…っ!…ち、違うんですよ、今日は。本当に大事な来客があるんです!!」
「え〜ホントですかぁ?」
不審や不満の篭もった目で俺を見上げる矢部さんに、引きつった笑顔を向ける。
もう一人の刑事はと言えば、さっさと冷蔵庫から取り出した飲み物をコップに注いでいた。
その時、矢部さんが手に持つ書類が偶然目に留まり、俺は慌てて駆け寄りそれを取り上げた。
「ちょっ!…これは今朝やっと完成した論文で…」
団扇替わりに使われたせいで付いた皺を涙目で伸ばしながら、それを机の引き出しにしまう。
「あれ?大事なもんでした?すいませんな〜」
怒鳴りつけたくなる衝動を必死に押さえつつ、穏便且つ性急に、刑事達をこの場から去らせる策を巡らせた。

「あ、そうそう…センセ、今晩お暇ですか?実はいい店見つけたんですよ〜」
小指を立て、厭らしい笑みを浮かべた矢部さんが俺を見上げる。
その挙動だけでどんな店かなど一瞬で想像がついた。
「けど今ちょうど給料日前でなぁ、あ、だから金の掛からないここに涼みに来たんですけどね…」
「僕は、お金ありますけど」
「うるさいわ!!」
横やりを入れた部下を、いつものように矢部さんが一喝する。
「えっと何でしたっけ?そうそう、だからセンセも一緒に行きませんか?」
暗に金を貸せ、または驕れと言いたいらしい。
俺は小さくため息を吐き、二人がくつろぐソファーまで移動する。
「結構です。僕はそんな店には行きません」
そう言って菊池さんの手からコップを取り上げた。
「またまた〜、センセもいい加減、花開かせたがいいんと違いますか?」

『花ならこの間開いた!!』
と、声を大にして言いたかったが、理性しか兼ね備えていない人間である俺がそんなわけにもいかず、矢部さんから目を逸らす。
639151:04/08/14 04:06 ID:f8zO7pYo
「すみませんが、今晩は予定があって…菊池さんと行かれたらいいじゃないですか」
「僕もそんな店には行きません」
「何?!菊池、お前なぁ…」

刑事達が押し問答をしている隙に時計に目を遣る。
電話を切った時間から考えて、もういつ奈緒子が来てもおかしくない。
もしここで奈緒子と刑事達がはち合わせたらどうなる?
俺の嘘が明るみになるばかりか、奈緒子との二人だけの時間が台無しになるのは目に見えている。
急がなければ…!!

「もうええわ!石原と行くから!…あいつ金持っとるかな?」
「矢部さん!もう本当に時間がないので今日の所は…」
「あー!そうやった!石原で思い出しました!!」
矢部さんの大きな声で再三の願いもまたかき消され、俺はガクリと肩を落とす。
「……何ですか?」
「実は面白い報告があるんですわ」
「“報告”?」
その言葉に俺は顔を上げた。
「山田の話なんですけどね」
「山田の?」
話に食い付いてきた俺に矢部さんが満足そうに微笑む。
「お!センセ、気になりますか〜?びっくりしますよ〜」
今から聞く話の内容は先に奈緒子が言っていた“報告”の内容と同一のものなのだろうか。
興味の無かった矢部さんの話も、奈緒子の事となるやいなや、俺の中で鮮明な色を持つ。
「あ、でも、もしかしたら、ちょっとショックかもしれませんな〜」
そう言う矢部さんのにやけ顔に焦燥が募る。
「矢部さん!早く教えて下さい!」
「え〜実はですね、山田のやつ…なんと…」
屈んだ俺の顔に矢部さんの顔が近づいてくる。
「男!!…ができたらしんですわ!!」
「何?!おと………え?男?」
640151:04/08/14 04:09 ID:f8zO7pYo
…一瞬驚いた。
が、それは、もしかせずとも俺のことじゃないのか?
俺は脱力して矢部さんから顔を離した。

矢部さんはまだ俺の興味を惹きつけているものだと思いこみ、興奮したように話を続ける。
「何か最近山田の様子がおかしいってあのボロアパートの大家さんから聞きましてな、そりゃ警察として調べなあかん思て、
事務仕事で暇してる石原に調べさせたんですわ。そしたらもう、怪しい証拠が出るわ出るわ…」
日本の公務員は余程暇らしい。いや、こう言っては真面目に働く公務員に失礼か。
呆れつつも話の続きを待つ。

矢部さんは懐から手帳を取り出し、そこに書かれているのだろう、山田奈緒子恋人発覚事件の証拠を読みあげ始めた。
「えーと、まず、明るくなった。部屋から聞こえる変な鼻歌や突然のスキップがその根拠。次に、優しくなった。
これはジャーミー君…あの外人さんやね、への寛容な態度などから明らかやそうです。そして、お洒落になった。
箪笥の奥から普段は着ないような服を取り出して着てみてたらしいですわ」
「石原さん…覗いたのか…」
複雑な思いを抱えて小さく呟く。おそらくその思いの大半は嫉妬なのだが…。
「あ〜、もう石原字汚いわ!!次いきますよ〜、えっと、楽しそうにしとったのに突然暗くなることがある。
電話の前で三時間ほど体育座り、その後涙ぐむ。…何やこれ、訳わからんな」
……いや。
いいや、俺には訳分かる。
そうか、たとえ少ししか話せなくても電話するべきだったな。
俺はただ、声を聞いたら会いたい気持ちが我慢できなくなると思って…。
あいつ、そんなに待ってたのか。俺の、電話を。そうか。………だめだ、にやける。
口元を押さえつつ再び意識を話に集中させる。

「それから…あ〜こりゃ決定的やな。綺麗になった。まぁ…元々あいつ、顔だけはよかったけど、色気が出てきたらしいですわ。
この二週間、家とバイト先の往復中だけで8回!男に声掛けられてたそうですわ」
「!!…な!そ、それで…山田はどうしたんですか?!」
俺の剣幕に矢部さんは驚いたような意外そうな顔をして、もう一度手帳を見た。
「さぁ?それは書いてないなぁ」
弛んでいた顔の筋肉が一気に引き締まる。ぜひ、あとで奈緒子に問いつめなければ。
641151:04/08/14 04:12 ID:f8zO7pYo
そういえば、奈緒子の言っていた“報告”は矢部さんのものとは違うみたいだ。
じゃあ一体何なんだ?奈緒子の言う報告とは。
奈緒子の口から聞けば分かることとは言え、それだけの長期間奈緒子を調べていた矢部さん、いや、石原さんか?
とにかく彼ならその内容を知っているかもしれない。
奈緒子が何を俺に言うつもりであれ、俺が先に言い当てたら驚くだろう。
最近気付いたのだが、俺は奈緒子を驚かすのが大好きらしい。
残念ながら大抵失敗に終わるのだが、今回はうまくいきそうだ。

「まだあるんですよ、これ極めつけやな!あのですね…」
「あの!話の途中ですみませんが…実は先程山田から電話があって、どうも僕に報告したいことがあるらしいんですが、
矢部さん何か見当つきませんか?」
俺の言葉に矢部さんは不思議そうに首を傾げる。
「へ?だから…それこそ、男が出来たってことちゃうんですか?」
ふっと口をつきそうになった。それだけはありえない理由が。
…俺が、その、男なんだ。

否定する理由を考えている俺に、それまで興味なさげに話を聞いていた菊池さんが助け船を出してくれた。
「それはないんじゃないですか?」
「なんで?」
菊池さんが俺をチラリと見て、矢部さんに視線を戻す。
「すこし考えれば分かることだと思いますけど。まぁ当のご本人が言いたくないのであれば僕の口からは言いませんが」
「はぁ?」
さすがと言うべきか、意外と言うべきか、菊池さんは矢部さんほど鈍感では無いらしい。
「上田教授は山田さんからどのような報告があると、お聞きになったんですか?」
矢部さんを置き去りにしたまま菊池さんと俺との会話は進む。
「あ…そうですね。察するに、喜ばしいものだとは思いますけど。あぁ、あと覚悟するようにも言われたな」
「覚悟?」
菊池さんがその言葉に反応し、しばらく考えるような表情をした後、真剣な顔で俺を見上げてきた。
矢部さんはそんな菊池さんと俺の表情を交互に見遣る。
「上田教授、統計学的に見て、女性にとっては喜ばしく、男性は覚悟を要する内容の話題はそう多くないと思います」
642151:04/08/14 04:13 ID:f8zO7pYo
「本当ですか?例えばどんなものが?」
「そう、ですね…」
なぜか、菊池さんが言いにくそうに目を背け、言葉の続きを口にした。
「……妊娠、とか」

その言葉の意味を認識するのに、数秒掛かった。

ちょ、待て待て待て…頼む、待ってくれ。
計算しろ、俺。
彼女に妊娠するきっかけをそう多くは与えてない…よな?
まだ2回、いや、3回くらいか?…いや待てよ、1ラウンドを1回と数えるのか?
続けてしたりもしたしな…ちょっと待て、そもそもラウンドってなんだ?どこで区切るんだ?
まずい、混乱してきた。落ち着け、要は何回出したか…だよな?
ん?そもそも問題は回数じゃないのか。ってちょっと待て、俺ちゃんと避妊したよな。
うん、したしたした。え?避妊しても妊娠するのか?
だめだ、冷静にならなければ。そうか、物理的に考えよう。
避妊具というのはそもそも膣内での……

「あの、上田教授…」
固まったままの俺を申し訳なさそうに見上げる菊池さんと、俺同様状況を飲み込めず呆然とする矢部さん。
俺が冷静さを取り戻すのはその矢部さんよりも遅かった。
「えーーー!!山田の奴、妊娠しとるのか?」
矢部さんの大声でやっと現実に引き戻される。
「いや、あくまで可能性ですから、早計なさらないで下さい」
尋ねてきた矢部さんではなく、俺の方を見て菊池さんが答える。

そ、そうだよな。俺の避妊は抜かりなかっ………!!
どうして、このタイミングで。
俺の脳裏に焼き付いてい離れない光景が鮮明に思い出された。
643151:04/08/14 04:15 ID:f8zO7pYo

『…どうして中で出させたんだ』
俺の質問に紅潮した表情で答える奈緒子。
『自分でも分からないんです。安全日でも中で…その、出すのは危険だって分かってはいたんですけど、
なんか上田さんの切なそうな顔見てたら、まだ離れたくない…って思って、気が付いたら…』

「あの時の…」
忘れもしない。忘れるわけがない。
俺と奈緒子が初めて結ばれた時だ。
あの時、そうあの時だけ、俺は確かに奈緒子の中に精を注いだ。
ふと壁に掛かったカレンダーに目を遣る。
あれから約三ヶ月だ。
妊娠の兆候が出始めるのはまさに今頃だろう。

「い、いやー、やるなぁ、相手の男」
「だから、まだそうと決まったわけじゃ…」
矢部さんも動揺しているのか、先程の覇気が今は感じられない。
そんなことを思うほど俺はどこか冷静だった。
「…矢部さん、時間も押してるので今日は…」
「あ、そ、そうやな」
俺の申し出は、今度は驚くほどスムーズに通った。
「上田教授、本当に僕の早合点かも…」
そう言う菊池さんに軽く愛想笑いを浮かべる。
とにかく、今は奈緒子と二人きりで話し合わなければ。
まだ奈緒子がここに来ていないのが不思議なほど、あれから時間が経ってしまっていた。
立ち上がった二人より先に、扉の方へ歩む。
先導することで、より早くここから去って貰うためだ。

「あ…けど、上田センセはご存じじゃないんですか?相手の男」
「……さぁ」
644151:04/08/14 04:17 ID:f8zO7pYo
とにかく早く会話を切り上げて、奈緒子を迎えなければ。
「矢部さん…」
止めようとする菊池さんの言葉は矢部さんの耳には届かなかった。
「一体どんな奴なんですかねぇ、あの山田を妊娠させる男なんて」
焦る俺は、矢部さんの何気ない質問を容易くかわすことができなかった。
「知りませんよ!山田がどんな男の子供を孕もうと僕には関係ないですから!!」

なぜこんなことを言ったのか。
一刻も早く矢部さんたちをこの場から追い出したかった。
堪っていた焦燥がつい口を突いた。言い訳はいくらでもできる。
その言葉に本心など微塵もなかったのだから、言い訳という表現を俺は是としないが。

「さあ、今日はもう帰ってください!」
さっさと彼らを追い出そうと、俺は思いきり目の前の扉を開けた。
同時にガンッ!!と大きな音が響き、途中で扉が止まる。
瞬間サッと血の気が引き、しまったという思いと共に、俺は開いた隙間から首を出し、外を見た。
「山田!」
予想通り、そこにいたのは頭を押さえ蹲る奈緒子だった。
中で矢部さん達が息を飲む気配がする。
「だ、大丈夫か?」
体の通らない隙間から、慌てて奈緒子に声を掛ける。
先の音は奈緒子の額と扉が勢いよくぶつかる音だったのだ。
見守る俺に、奈緒子からの返事はない。
数秒後、額を押さえたまま奈緒子が立ち上がってくれたおかげで、やっと扉を充分に開けることができた。
「山田…」
その小さな肩に伸ばそうとした俺の手は、いとも容易く振り払われた。
俯いたまま俺を見ようとしない奈緒子。
「山…」
それでももう一度伸ばそうとした俺の手は、今度は自らその動きを止めた。
奈緒子の、強く、鋭く、そして涙でいっぱいの目に見すくめられたからだ。
645151:04/08/14 04:19 ID:f8zO7pYo
「………馬鹿か、お前ら」
奈緒子が小さな震えた声で呟くように言った。
「…妊娠、なんて、するわけないだろ。馬鹿」
奈緒子が、自分のスカートを握りしめるのが視界の端に映る。
「馬鹿、まぬけ、この…巨根が!」
奈緒子がいつ涙がこぼれてもおかしくない程潤んだ目で俺を睨みつける。
「ばーーーーか!!!」
精一杯の憎まれ口を叩き、精一杯の力で俺を突き飛ばし、奈緒子はそこから走り去った。

矢部さんは、頭をぶつけたのが泣くほど痛かったのかと思っただろうか。
菊池さんは、どこまで理解したのだろう。
俺には、すぐにわかった。奈緒子は、俺の言葉を聞いてしまったんだと。

もちろん、すぐに追いかけた。
だが生じた一瞬の間を埋めるのは容易くなかった。
奈緒子の足は意外に速く、俺の体は連日の睡眠不足で予想以上に疲労していた。
それでも俺から逃げようと走る奈緒子に、やっと手を伸ばせる距離まで追いつくことができた。
「山田!待て!」
俺の言葉を無視し、振り返りもせず走る奈緒子。
俺は強引にその腕を掴み上げた。
急に止められた反動で倒れそうになる奈緒子の体を、もう一方の手で支える。
大学の入口まで全力疾走して、二人ともかなり息があがっていた。
「は…離して、下さい」
二の腕を優に一回りで掴める俺の手から逃れようと、奈緒子が必死に藻掻く。
奈緒子を、そして自分を落ち着かせるよう、俺は諭すように話しかけた。
「山田、話を聞いてくれ」
「うるさい、上田。…離せってば」
奈緒子は体全体で俺を拒否する。目も、決して合わせようとしない。
「…頼む、奈緒子」

その言葉で奈緒子の抵抗が止む。
力の抜けたその腕を離すことなく、俺は返事を待った。
646151:04/08/14 04:21 ID:f8zO7pYo
奈緒子は小さく呟くように言葉を吐いた。
「……上田さんは、ずるい。私のこと、こんな時だけ名前で呼んで。そうすれば落ち着くとでも思ったんですか?」
事実そうなのが自分でも悔しいのだろう。
渇いていた涙が再び奈緒子の目に溜まっていく。
「人の前じゃ絶対呼ばないくせに」
しゃくり上げそうになるのを押さえているのが、掴んだ腕越しに伝わる。
「心配しないでください。本当に妊娠なんてしてませんから」
「山田…俺は…」
「本当に、離してくれませんか?すっごい見られてるんですけど」
そこでやっと、ここが大学内だということを思い出した。
数人の学生達が好奇の目で俺達を見ていたことに、改めて気付く。
だが、俺は奈緒子を離さなかった。
そのまま奈緒子を連れて咄嗟に思いついた目的地へと引っ張って行く。
後ろで奈緒子の文句が響いていたが、気には留めなかった。

目的地こと、次郎号の駐車場に連れていき、車に奈緒子を乗せるまでが大変だった。
厭がる奈緒子を、強引に押し込む形で助手席に座らせた。
だが発車させてからは諦めたのか、黙って俺の謝罪に耳を傾けてくれた。

「………だから決してあの言葉は本心じゃないんだ、慌てていただけで…、だな」
そう言いつつ奈緒子を一瞥するが、窓の方に顔を向けているせいで表情を伺い知ることはできない。
「お…俺がYOUのことを関係ないと思うわけないだろう?は…ははっ」
試しに笑って誤魔化してみると、奈緒子は少し項垂れやっと俺の方を見た。
「……別に、上田さんが言ってたことがショックだったわけじゃないですから」
「え…?」
奈緒子の意外な言葉に、運転中にも関わらず、助手席の方に何度か目を遣る。
「どうせ、私が妊娠したかも…何て勘違いして、焦ってたんだろ!この…へっぽこ次郎が」
あまりの図星ぶりに俺の表情が固まる。
「はぁ…もういいです。上田さんの言いたいことは分かりましたから、そろそろ降ろしてくれませんか?」
そう言って上目使いで見つめてくる奈緒子に、俺は簡単に首を縦に振るわけにはいかなかった。
647151:04/08/14 04:22 ID:f8zO7pYo
「じゃ…じゃあなんで怒ってたんだよ。まさかぶつけた頭が泣くほど痛かった訳じゃないだろ」
「な!泣いてなんか…」
そこで奈緒子が口ごもり、頬に付いた涙の跡を拭う。
俺は目的もなく車を走らせながら、奈緒子が言ってくれるのを待った。

「………恥ずかしい、ですか?」
小さな、本当に小さな奈緒子の声を聞き逃すまいと、奈緒子の方に体を傾ける。
「何、だって?」
「だから!……そんなに、私と付き合ってるって矢部さん達に言うの…嫌ですか?」
なるほど。奈緒子が怒ったのはそれでか。
体を戻し、何と返すべきか思案する。
表情の変わらない俺を不満に思ったのか、奈緒子が俺を見上げながら、声の調子を荒らげた。
「そりゃあ!今までさんざん一緒に私のこと馬鹿にしてたんだから…その私と、付き合うことになった、
なんて言うの……恥ずかしいかもしれないけど……でも、私……」
「言って欲しいか?」
言おうとしていたであろうことを先に口にされ、奈緒子はばつが悪そうに顔を背ける。
「……別に」
今更誤魔化しても、そこまで言ってしまっていたら、奈緒子の本心は手に取るより明らかだった。
その時偶然運転中の俺の視界にあるものが入り、俺はその横に車を止めた。
「ちょっと待ってろ」
不審そうに俺を見上げる奈緒子をそのままに、俺は車から降り、横にあった電話BOXの中へと入る。
睨むように俺を見続ける奈緒子を見つめ返しながら、俺は目的の番号を押し始めた。


「どうしたんですか?急にUターンなんかして」
「行く場所ができた」
車に戻った俺が急に進路を変えたことで、奈緒子は少し狼狽えた。
「行く場所?」
奈緒子の質問に答えず、黙って車を急がせる俺を、奈緒子は不満げに見上げ、やがて諦めたように窓の方へ顔を戻した。
不慣れな道に入り、先程電話で聞いた場所に車を走らせる。
チラリと奈緒子を見るが、俺の視線を知ってか知らずか、俺の方を見ようとはしない。
やがて目的の通りを見つけ、その狭い路地に入った所で、奈緒子は驚いたように俺を見た。
648151:04/08/14 04:24 ID:f8zO7pYo
「う、上田さん?!」
奈緒子を無視し、その通りで一番大きな建物の、地下駐車場へと入っていった。
空いていた場所へ車を止め、降りようとする俺の腕を奈緒子が掴む。
「ちょっ!な、何考えてるんですか?!上田!!」
易々とその腕を振り払い、車から降りた俺は助手席の方に移動し扉を開けた。
顔を赤らめ、自分から座席を離れようとはしない奈緒子に顔を近づける。
「し、信じられない…」
困惑と軽蔑の目で俺を見上げる奈緒子に、俺は作った笑顔を浮かべてみせた。
「別に信じなくても結構だが、恥ずかしいから抵抗するなよ。ただでさえこんな所は不慣れなんだ」
俺は強引に、奈緒子を車から引っ張り出した。

初めての場所、初めての経験で右も左も分からなかったが、奈緒子が大人しく付いてきてくれたことで、
その後何とか二人きりになれる場へとたどり着くことが出来た。
そこへきて久々に奈緒子の口から出た言葉は、先と同じものだった。

「信じられない」
そう言われるのも無理はない。
想像していたよりは普通の、そして広いものだったが、部屋の真ん中で堂々とその存在を主張するベッドが、
ここはどういう場所かをはっきりと示している。
先に部屋に入らせられた奈緒子はそれを見て足を止め、俺はその後ろで立ち止まった。
「どうして今!こんなとこに来ようなんて思えるんですか?!もう…本当に…」
怒りというよりも戸惑いを多分に含んだ声で奈緒子が俺に訴える。
諦めたように部屋の中へ入っていく奈緒子に俺は黙って付き従った。

「上田!何か言え!」
ベッドの手前まで来たところで、初めて奈緒子が俺の方を見る。
俺は黙って、顔を赤らめ捲し立てる奈緒子を見下ろす。
その頬には、もう涙の跡は残っていない。
額を見ると先程の衝撃でまだ赤く腫れていた。
手を伸ばし、額にそっと触れると、奈緒子が言葉を発するのを止める。
649151:04/08/14 04:26 ID:f8zO7pYo
「悪かったな」
腫れた額を軽く撫で、そのまま髪を梳く。
「…や、やめて下さい、この馬鹿上……っ!!」
唇で、奈緒子の言葉を遮った。

逃げられないように頭を押さえ、軽く啄むように何度も口づける。
「んっ…上っ!…田さっ…!やっ…んっ!」
奈緒子が持っていたバッグを床に落とし、俺の体を必死に押し返そうとしてくる。
「奈緒子っ…!」
奈緒子の抵抗などお構いなしに、俺は久々の愛しい唇を貪る。
「やぁ!…や、だっ…んんっ」
隙間を舌でこじ開け、奈緒子の口内を蹂躙する。
奥に逃げる奈緒子の舌を追い、からめ取り、俺の方へ引き込む。
どこまでが自分のもので、どこからが奈緒子のものなのか分からなくなるほど、舌を絡ませる。
口の端からはどちらのものとも分からない唾液が零れ、ピチャピチャと音を立てる。
この場に相応しいその音が、否応にも俺の興奮を高めていった。
「んっ…ふあっ…」
俺を押し返そうとしていた奈緒子はすっかり力を無くし、反対に、俺の方へ体を預けてくる。
存分に奈緒子の舌を吸い尽くした後、唇と、体を支えていた両腕を離すと、奈緒子はガクリと後ろのベッドに倒れ込んだ。

「はぁ…はぁ…」
息を荒らげ、紅潮した顔で、それでも俺を睨み付ける。
そんな奈緒子見下ろし、軽く苦笑しながら、俺は自分のシャツのボタンに手をかけた。
その意味する所を察したのか、奈緒子は力の入らない体で、ベッドの奥の方へ後ずさっていく。
「やっ…やだっ…本当に、何考えて…」
「何って…」
脱いだ上着を床に置き、奈緒子が逃げられないようゆっくりと覆い被さり、その顔の横に両手をつく。
一気に近くなった奈緒子の顔を見ながら、俺は続きを口にした。
「君とSEXすること」

濡れて光る唇にもう一度口づけながら、奈緒子の服を脱がせにかかる。
奈緒子は懸命に首を横に振って俺から逃れようとする。
650151:04/08/14 04:29 ID:f8zO7pYo
「上田、さんは!…んっ…結局、SEXが…したい、ふあっ…だけなんですか?!」
唇が離れた隙に懸命に訴える奈緒子から顔を離し、軽く口端を持ち上げる。
「……そう思いたいなら勝手にしろ」

どうやって説明できるだろう。何て言えば解ってもらえるだろう。
俺がこの数週間どれほど君に会いたかったか。どれほど君を抱きしめたかったか。
久しぶりに愛しい顔を見て、愛しい理由で泣く、愛しい女を見て抱きたくならない男がいたら是非ともお目にかかりたい。
俺の中で奈緒子は、いったいいつから、これほど大きな存在になってしまったのだろう。
この気持ちを少しでも伝えるすべを、俺は一つしか知らない。

「やっ!やだっ…やめっ!!」
俺の言葉をまともに受け、奈緒子はより強く抵抗してくる。
そんな彼女をいなしながら、その体を俺の目から覆い隠していたものを取り除く。
一枚一枚脱がす度に、俺の手からそれを取り戻そうと奈緒子の手が伸びてくるが、只でさえ体格差がある上に、彼女は寝転がり、
俺は彼女に覆い被さるように膝で立っている。取り戻せるわけがない。
からかうように脱がせた服を目の前で振りかざしてみると、奈緒子は真っ赤な顔で俺を睨んでくる。
その表情さえ愛しく思いながら、俺はあっという間に奈緒子の着ていた全てをはぎ取った。

明るい部屋に、白い肢体が煌めいて俺の目に映る。
細い両腕で胸を隠しながら、奈緒子は唸り声のようなものをあげて俺を見た。
「う〜〜!!もう、最悪!ばか!ばか上田!」
「…YOU、少し静かに出来ないのか?」
「できるか!この……やっ!やだっ…う〜っ!!」
胸の上の邪魔な手を退かそうとしても奈緒子はきつく自分を抱きしめ離さない。
やれやれとため息を吐き、奈緒子の腕から手を離す。
俺が諦めたと思ったのか、すこし安堵したような奈緒子に、俺は意地悪く微笑んだ。
「そっちがそのつもりなら、俺にも考えがある」
一瞬意味が分からなかったのだろう、きょとんとした後、慌てて俺の体を突き飛ばそうとしてきた。
が、一足も二足も遅かった。
奈緒子の体の横に膝をついている俺に取って、その上半身を触るのも、下半身を触るのも、同じくらい容易いことだった。
651151:04/08/14 04:32 ID:f8zO7pYo
「あっ…だ、だめっ!」
奈緒子が力無く上半身を起こしながら、自分の秘部に伸びて来る俺の手を見る。
変化を見逃すまいと、表情を見守りながら、俺はそっと奈緒子の秘部に触れた。
「っ!んっ…!」
軽く顎を引き、眉間に小さく皺を寄せ、奈緒子は熱い息を吐いた。
小さな肩が小刻みに揺れ、震える手で俺の体を押し返してくる様が、何とも可愛らしい。
「だっ…めっ!んんっ…!」
クチュリと響いた音に奈緒子が何度も首を横に振る。
「やっ!やぁ…」

…何時からこんなに。
俺でも驚いてしまうほどそこは濡れていた。
裸を見られて?それとも、あのキスで?もしかして、その前から…?
奈緒子が何時からこんなに厭らしい液を垂れ流していたか考えるだけで、俺の下半身は信じられないほど熱を帯びていく。

太股と言うには細すぎる足を持ち上げ、秘部を明るみに晒す。
真っ赤になり抵抗する奈緒子を意にも留めず、俺は奈緒子の足の間に体を割って入らせた。
「いやっ!お願…やめて下さっ…!」
奈緒子はとうとう、自分が今おかれている状況から目を逸らすように、顔を背けた。
恥ずかしがるのも無理はない。
こんなに明るい部屋で、秘毛まで濡らし、尻を伝う愛液や厭らしく収縮を繰り返す秘部を、食い入るように俺に見られているのだから。
右手で秘肉を広げ、溢れ出す源泉のようなそこを満足するまで見つめた。
ゴクリと自分の喉が鳴る音を聞きながら、左手でその存在を誇張するように腫れあがったクリトリスを軽く弾いてみる。
「ああぁっ!!」
抵抗を止め再びベッドに寝転がった奈緒子の体が数回跳ねる。
その反応を見て、俺は何回もクリトリスを弾く。
「きゃっ!あぁっ…んっ!あっ!やぁあっ!!」
楽器のように反応して鳴き声をあげ、快感を訴える奈緒子。
やがてゴプリと音を立て、大量の愛液が秘穴から噴きだしてきた。
もはやヌルヌルと滑り満足に皮肉を広げることの出来なかった右手を離し、その液を掬い取る。
左の指先でクリトリスを挟みあげながら、俺は愛液の絡みついた指を高く持ち上げた。
652151:04/08/14 04:35 ID:f8zO7pYo
「…YOU、見ろよ」
奈緒子の視界に入るまでその指を上げると、秘部と指を繋いでいた粘液の糸が切れ、奈緒子の腹にポタポタと落ちていく。
奈緒子はクリトリスに与えられる快感に震えながら、いやいやと首を横に振り、決して目を開けようとしない。
俺は指に絡みついたそれをネバネバと伸ばしながら、奈緒子の顔の前まで持っていった。
「すごいな、こんなに濡れ…」
「いや!いやぁ!言わないでっ!!」
激しく首を振り、自分の状態を必死に否定しようとする奈緒子に、俺の加虐心が沸き上がってくるのをふつふつと感じる。
愛液のあまりついてない親指と薬指で奈緒子の顎を掴み、顔をの動きを止める。
クリトリスを弄る手も少し休め、まだきつく目を瞑ったままの奈緒子の唇に、俺は愛液で濡れた指でそっと触れた。
突然の違和感に奈緒子の体が強張る。
俺はそのまま、口紅を塗るように奈緒子の唇を彼女の愛液で染めていった。

キラキラと光るその唇を何もせず満足気に見つめていると、奈緒子が恐る恐るその瞳を開けた。
「な、何したん…」
唇の上のそれを拭い去ろうと伸ばした手を、掴んで遮る。
「上田さっ…!」
「舐めてみろ」
俺の言葉に少し困ったような顔をしながら、奈緒子は小さく舌を出し、唇に塗られた愛液をチロリと舐めた。
「やっ!何、これ…っ」
「君の愛液だよ」
その言葉に火がついたように赤くなる奈緒子。
俺は軽く喉をならして、まだ濡れて光る奈緒子の唇に舌を這わせる。
それと同時に、休めていた左手でクリトリスを摘み上げた。
「きゃぁあっ!!」
閉じられていた奈緒子の唇が大きく開かれ、熱い吐息が俺の舌にかかる。
俺の指はヌルヌルと滑り、クリトリスの周りを蠢き回る。

──グチュウ、クチュプチュ
俺の舌から伝った唾液が奈緒子の頬や顎を流れ、奈緒子の下半身は卑猥な水音を響かせる。
上も下もぐちゃぐちゃになった奈緒子は、小刻みな痙攣を繰り返した。
「はぁんっ!あっ…だめっ、もっ、もうっ…やだぁ!あっあっあっ」
653151:04/08/14 04:37 ID:f8zO7pYo
「…イキそうか?」
奈緒子は顔をくしゃくしゃに歪め、何度も頷く。
俺はそんな奈緒子に満足しながらクリトリスを音を立てて擦りあげた。
「あぁあんっ!やっ…いくぅ…上田さっ…イクっ!イッちゃ…きゃぁんっ!!」

相変わらず、奈緒子の達した時の表情は俺にとてつもない興奮と満足感を与えてくれる。
こんな顔を俺しか知らないんだと思うだけで、独占欲が満たされる気がする。
奈緒子が落ち着くのを見守りながら、その頬を伝う汗を何度も拭った。

「はぁ…はぁ、も…やだっ…はずかしっ…」
自分だけが達し、その姿を俺に見られるのが奈緒子には相当な恥辱らしい。
苦笑しつつ、悪戯心から秘部の下に添えていた手に目を遣る。
「おおう!…すごいな」
俺の手のひらには奈緒子の溢れる愛液で水たまりが出来ていた。
俺が何をしているのか、何を見ているのかを察した奈緒子の目は、恥ずかしさのあまり涙で溢れた。
「もうっ!やだっ!やだやだっ!ばか!ばか上田!!」
真っ赤な顔で睨まれても怖くも何ともないのだが。
少しからかいすぎたかと思い、その手を隠す。
「…久しぶりだったからな、溜まってたんだろ」
「……上田さんじゃあるまいし。そんな言い方しないで下さい」
奈緒子はまだ前の会話を引きずっているらしい。
俺は軽くため息を吐いて、まだ着ていたズボンを脱ぎ始める。
奈緒子は慌てて俺から顔を背けた。
何時になったら慣れてくれるのかと苦笑しつつ、俺も奈緒子と同じ姿となる。

「確かに、俺は溜まってるな」
自分のペニスを見てぼそっと呟いた。
奈緒子も俺の方を見て、驚いたように顔を強張らせる。
「な、なんか上田さんまで大きくなってませんか?」
「“まで”??」
奈緒子の言葉が引っかかり尋ね返すと奈緒子は慌てて口を塞いだ。
654151:04/08/14 04:40 ID:f8zO7pYo
「何言ってんだ君は。俺はもともと大きいだろ」
「い!言い間違っただけです」
狼狽する奈緒子を不審を込めた目で見返す。
奈緒子はそんな俺の視線から逃れようと体を起こし、挙動不審な行動を繰り返す。
「し、しつこいぞ!…そ、そんなことより、えっと…その、…」
奈緒子が話題を逸らそうとキョロキョロと辺りを見回す。
と言っても、裸の俺達くらいしかそこにはいないわけで。
自然と目に留まったペニスに顔を赤らめながら、奈緒子は座ったままゆっくりとそれに近づいた。
「……触って、いいですか?」
「あ…あぁ」
少し驚いたが、もちろん肯定する。
奈緒子の熱い指が、さらに熱い俺のペニスにそっと触れた。

久々の快感に、背筋を何かが猛スピードで走り抜けていく。
奈緒子が指でペニスを包みこみ、ゆっくりと上下させながら紅潮した顔で俺を見上げてきた。
「誤解しないでくださいね…別に私は上田さんとSEXしたいわけじゃありませんから」
「YOU、言ってることとやってることが…」
「う、うるさい!」
奈緒子が俺の顔からペニスに視線を戻し、続ける。
「…上田さんはSEXできないのが寂しかったのかもしれないけど、私は、上田さんに会えなかったのがすごく…その…」
本当に、俺を喜ばせることに対して天才的だな、こいつは。
「何て言うか、上田さんが喜んでくれれば…私も嬉しいから。だ、だから…しかたなく!してるんです」
思い切り抱きしめたくなったが、それよりも奈緒子が俺のペニスに口づける方が速かった。
俺は口をつきそうになる声を抑えながら、奈緒子の頭にそっと手を添えた。

奈緒子の舌が、ゆっくりと俺のペニスを舐め上げる。
チロチロと小刻みに先端を舐めたかと思うと、焦らすように裏スジを這っていく。
「はっ…うっ!」
俺の息が荒くなるとその時舐めていた箇所を集中的に舐めてくる。
──ピチャ、クチュッ
ペニスを幾筋も唾液と溢れた粘液が這い、ゾクゾクと背筋が震えるような快感に襲われた。
655151:04/08/14 04:43 ID:f8zO7pYo
「んっ…ふぅんっ…」
ペニスに舌を這わせたまま上目遣いで俺の様子を伺う奈緒子と目が合い、生き物のように、奈緒子の手の中でペニスが跳ねた。
そんな俺を見て満足げに微笑み、奈緒子は小さな口を精一杯開け、ペニスの先端を口に含む。
「うっ!…あっ」
上下に動く奈緒子の頭をつい強く押さえてしまう。
細い髪の毛を指に絡めながら、俺は自分の股間で蠢く奈緒子を見下ろす。
グポッ、グポッと口とペニスの間から洩れた空気が淫猥な音を響かせる。
シュッ、シュッと根本を指で扱きながら、先端にチュウチュウ吸い付いてくる奈緒子が可愛さ余って憎らしくさえある。
「はっ…ゆ、YOU…わざと、っ!音立ててるだろっ」
その問いに奈緒子は俺を見上げ、唇を離し淫猥に微笑んだ。
「さっきのお返しです」
短くそう言うと再びペニスに吸い付く。
奈緒子の口と指にいいように踊らされる自分の分身がなんとも情けない。
精の溢れる小さな穴を舌でクリクリと刺激したかと思えば、亀頭全体を円でも描くかのように舐め回してくる。
「はぁっ…うっ!!」
やられっぱなしは性に合わない。
何とかこっちからも更なるお返しをしたいが、休む間もなく襲ってくる快感が、俺に思考の余地を与えてくれない。
──グポッ、グチュっ、グプッ
奈緒子が髪の毛を何度も耳にかけ直しながら、口の動きを速めてくる。
ついに後ろ手で体重を支えきれなくなり、俺はベッドに倒れ込んだ。

突然寝転がった俺を、粘液で汚れた顔で、心配そうに奈緒子が伺ってくる。
「上田さんっ!大丈夫ですか?」
俺は息を落ち着かせながら、奈緒子の顔がもう少し近づいてくるのを待った。
「上田さんってば…きゃあっ!!」
頃合いまで近づいた奈緒子の脇の下に手を入れ、その肢体を軽く浮き上がらせる。
「ちょっ、何して…えっ?!」
そのまま体を反転させ、奈緒子の顔が俺の下半身に、奈緒子の下半身が俺の顔に向かい合うように、奈緒子を俺の上に乗せた。
すぐさま自分の置かれた状態に気付き、俺の上から逃れようと奈緒子が藻掻く。
が、俺がその細腰に手を回し、少しの力で押さえつけることで、奈緒子の抵抗は徒労に終わる。
656151:04/08/14 04:46 ID:f8zO7pYo
「な、何でこんな格好!!上田!離せってば!」
体では抵抗を諦めようと口では決して諦めない。いつものことだ。
俺は無視して奈緒子の足に手を遣り、左右に開かせる。
「きゃっ!やだっ…そんな近くで見ないでっ!」
「はっ、今更。もうさっき十分見させて貰った」
呆れたように言う俺の方を、奈緒子が顔を赤らめ見返してくる。
「それでもやだっ!離せっ!」
恥ずかしがっても逆効果だということに奈緒子が気付くのはいつになるのか。
俺は視線を奈緒子の秘部から顔へと移し、意地悪く微笑んだ。

「じゃあYOU!勝負だ」
「しょ…はぁ?!」
「先に相手をイかせた方が勝ち」
「やっ!やですよ、そんなの」
首を激しく横に振る奈緒子から、再び秘部に視線を戻す。
「あっそ、じゃあずっとこのままだな」
「なっ…汚っ!!」
「YOUに有利な勝負だと思うぞ?俺はさっき既にイきそうだったし、YOUは……ん?何で何もされてないのにこんなに濡れ…」
「あーー!あーー!言わなくていい!」
奈緒子が大声で俺の言葉をかき消す。本当に、からかいがいのあるやつ。
「わ、私が勝ったら、こんな体勢すぐにやめてくださいよ?」
「俺が勝ったら、満足するまで続けるけどな。あ、そうそう。何本勝負がいい?」
「一本!!」
怒ったようにそう言って、奈緒子がペニスにしゃぶりついた。

「っ…!」
一瞬で達しそうな快感に襲われつつも負けじと目の前の秘部を指で広げる。
ネチョリと愛液が糸をひき、つい先程まで、いや、今も膣穴からそれが溢れ出ているのが見てとれる。
俺は丹田に力を込めながら、奈緒子の尻肉を掴み、顔の方に引き寄せる。
下の方から奈緒子があっと声をあげ、一瞬ペニスから唇を離すのが分かった。
舌が優に届く距離まで奈緒子の秘部を顔に近づける。
そうすると、ヒクヒクと蠢く膣穴や、垂れた愛液で光る尻穴まで見渡せた。
657151:04/08/14 04:49 ID:f8zO7pYo
恥辱に震える奈緒子を体に乗せたまま、俺はそのクラクラするような淫猥な光景に酔いしれた。
グポッ、グポッという音と時折発せられる奈緒子の吐息を耳の奥で聞きつつ舌を出す。
奈緒子の反応に期待しながら、尖らせた舌で、クリトリスから尻穴まで一気にベロリと舐め上げた。
「んんんっ!!」
押さえつけていたにも関わらず奈緒子の尻は大きく跳ね、ペニスから慌てたように口が離される。
今のうちにと、舌のはらで何度も、何度も、クリトリスを舐め上げた。
「きゃうっ!やぁあっ…!!あっ、ふあんっ」
熱い液体が俺の顔にボタボタ落ちてくる。
息苦しさなど気にもとめず、俺は目の前の膣穴に吸い付いた、
──ジュルッズズズズズッ
わざと音を立て吸い取った愛液をゴクゴクと飲みほす。
下唇に触れるクリトリスが痙攣しているのが分かる。
「あぁああっ!!あっ!あーっ!きゃあっ!!!」
余程刺激が強いのか、狂ったように喘ぐ奈緒子。
唇を何度かペニスに戻し、奉仕を再開しようとするも、次から次に口から飛び出す喘ぎがそれを許さないらしい。
指さえまともに動いていないのだから、それも当たり前か。
このまま一気に勝負をつけてもいいが、それも勿体なく思え、一端唇を離してみる。

「…どうした?俺の圧勝か?」
「はぁ…はぁ…」
「イクときはちゃんと言えよ?」
俺の挑発にカッときたのか、俺が愛撫を休めている今を好機と見てか、奈緒子がペニスに口を戻す。
さっきの愛撫で力が抜けたのか、奈緒子の奉仕はとても拙い。
まだ自分にかなり分があると践んだ俺は、秘部への愛撫は軽く触る程度に留めた。
それだけの刺激で激しく痙攣するそこに興奮を覚えつつ、指で広げ中を覗き込む。
桃色の柔肉で蠢くそこに、一刻も早く挿入したいという欲求を高まらせ、喉をならす。

その瞬間、緩慢だったはずの奈緒子の舌が急に激しく動き出した。
「っ!!うあっ…!」
しまったと思うのもつかの間、奈緒子は喉の奥までペニスをくわえたまま、思い切りそれに吸い付いてきた。
658151:04/08/14 04:51 ID:f8zO7pYo
空気と粘液が厭らしい音を立て、ペニスが奈緒子の口内で大きく痙攣する。
そのまま飲み込まれるのではと錯覚するほどの強い吸い付き。
「はっ!……っっっ!!」
──ドクンッ!!
成すすべもなく、奈緒子の口内に俺の精が満ちていく。
チカチカと光る天井を見ながら、今の奈緒子の表情を見られなかったことを、頭の片隅で残念に思った。


力の抜けた俺の体から奈緒子が離れ、ベッドに座る。
荒い息のまま奈緒子を見上げると、その喉が大きく動くのが見えた。
眉間に皺を寄せ俺の方を見た奈緒子は、その表情を満足そうなものへと一転させた。
口の端から溢れた精を手の甲で拭く奈緒子に、俺は困ったように笑ってみせる。
「…無理に飲むなよ」
俺の呟きが聞こえたかどうかは分からないが、奈緒子は嬉しそうに俺を覗き込んできた。
「えへへ!私の勝ちですね!」
「YOU、わざとだろう」
「何が?」
「わざと俺を油断させただろう」
してやったりという笑顔で奈緒子が俺を見る。
「勝手に油断する上田さんが悪いんです!すーぐ調子のるんだから」
憎らしいやつ。
「まぁ、正直…途中で油断してくれなかったら、負けてたと思うけど」
「つまりイキそうだったってことか」
奈緒子の失言に突っ込むと、その表情が固まった。
その隙にと、俺は脱いだズボンから財布を取りだす。
奈緒子が俺の方を振り返る頃には、衰えを知らないペニスに俺は避妊具を装着し終えていた。

驚く奈緒子を抱え、再び体の上に載せる。
これから何をするのかは分かってはいても、経験のない体勢に奈緒子が困惑しているのが分かる。
「う、上田さん?」
奈緒子の腰を俺の下半身の上まで持っていく。
勃起したペニスが奈緒子の秘部に触れるか触れまいかというところで、俺は奈緒子から手を離した。
659151:04/08/14 04:54 ID:f8zO7pYo
どうしていいかわからず固まっている奈緒子をにやけながら見守る。
「えっと……えっ?ここからどうしろと?」
「分かってるくせにとぼけやがって」
俺が鼻で笑うと、奈緒子の顔がだんだん赤く染まっていく。
「や……分かって、る?…いや、分かってはいるんですけど。でも……あれ?」
「イキたくないのか?」
「イっ…!そりゃ…このままじゃ、辛いし…」
「イキたいだろ?」
「…………ィき、たい……です」
ゆでだこのような奈緒子に、俺は吹き出しそうになるのを必死に堪える。
「じゃあ、自分で入れろよ」
「えっ!どこに?!」
「どこって…言わせたいのか?!」
「やっ!!待った、いい!言わなくていい!ちょ、ちょっと…待って下さい」
奈緒子が落ち着くのを笑いながら待つ。

奈緒子は暫く考えた後、なぜか心配そうに俺を見てきた。
「………上田さん、仕事の疲れで動けなくなったんですか?」
寸でのところでなんとか笑いを堪えた。
「あ、あぁ…そんな所だ」
もちろん、嘘だ。ただ単に、したことのない体位をやりたいにすぎない。
奈緒子は唇を固く結び、小さく肩を震わせた後、呟いた。
「…わかり、ました」


プチュッと水音を立て、奈緒子の秘部とペニスが触れる。
奈緒子は下を覗き込み、俺のペニスに手を添えた。
長い髪がその表情を隠してしまうことを残念に思いつつ、奈緒子の一挙一動を見守る。
「んっ…んんっ…」
挿入のねらいを定めようと腰を揺らし、結果、ペニスの先端で秘部を擦られ一人喘ぐ姿に興奮する。
「えっ…と、ここ、かな?」
呟きながら腰を落とそうとするが、ヌルヌル滑るだけで上手くいかない。
660151:04/08/14 04:56 ID:f8zO7pYo
「ん〜〜っ?!上田さんっ!!」
困ったように俺を見る奈緒子に、意地の悪いアドバイスを与えた。
「もっと足を広げて、指で穴を広げるんだよ」
「あ!……な……?!?」
今にも泣きそうな顔で俺を見た後、ゆっくりと足を開き、恐る恐る自分の秘部へと指を伸ばしていく。
ムニっと皮肉が細い指で開かれる様を食い入るように見つめた。
耳の近くの血管が脈打つ音を聞きながら、俺はその後の展開を待つ。

「あっ……ここ?」
尋ねてきた奈緒子に、重なった秘部とペニスの先端を見ながら頷く。
「そのまま、腰を落とすんだ」
「は、はい……んっ」
──ジュプップププッ
厭らしい音と共に、ペニスが膣穴に飲み込まれていく。
「んんんーーっ!んんっ…あぁっ!!」
吸い付く秘肉の快感に顔を歪ませながら、結合部と奈緒子の表情を交互に見る。
先端が子宮に当たる感覚と共に、奈緒子は大きく体を仰け反らせた。
「はぁんっ!あっ…あっ…あっ」
相も変わらず俺の逸物は奈緒子にはきつすぎるらしい。
小刻みに震えながら、肩で息をしている。
「奈緒子…動けるか?」
数秒息を整えた後、奈緒子は俺の質問に頷いた。

「あうっ!あぁっ…あっ!」
ゆっくりと奈緒子の腰が俺から離れ、またゆっくりと戻ってくる。
奈緒子が腰を落とす度に愛液がペニスの付け根に垂れ落ち、腰を落とす度に厭らしく濡れるペニスが垣間見られる。
「あっ…はぁんっ!やっ…これ、恥ずかしっ…!!」
俺が結合部を見つめているのに気付いたのか、奈緒子は涙を流しながら首を横に振る。
その光景に、沸き上がる衝動を押さえるのも、あと少しが限度だと思い知る。
「YOUと俺が繋がってるのがよく見えるな」
感嘆したように言うと、奈緒子は唇をふるふると震わせた。
661151:04/08/14 04:59 ID:f8zO7pYo
「もうっ!はぁっ…そういうこと、言うの、あんっ!…やめてくださっ!」
「断る。こういうこと言うと、ココが締まるんだよ」
結合部に手を伸ばし、奈緒子の秘毛に触れることでココの意味するところを分からせる。
「っっ!!ばかっ!!」
奈緒子の目から溢れる涙を拭おうと頬に触れるが、返って手に付いた愛液で汚してしまい苦笑する。

「んあっ!…あうっ…あっあっ」
心なしか奈緒子の律動が速くなっている気がする。
いや、気のせいじゃない。
愛液は先程より激しく飛び散り、時折パチュンっと卑猥な音が鳴り響くようになった。
ペニスを締め付ける力も強まり、奈緒子の喘ぎ声もいっそう甲高くなってきている。
限界が、近いのか?
顔に触れていた手を、体に沿わせてゆっくり下ろしていく。
真っ赤な秘肉がめくれてはまた隠れ、濡れたペニスが覗いてはまた潜るそこへと。

「きゃあんっ!!あぁっ!」
「っ…!!」
膨れて顔を覗かせたクリトリス弾くと、驚くほど膣穴は収縮した。
俺まで、声が出そうになる。
奈緒子の快感はいったいどれほどのものか。
唇から垂れた涎や、俺の胸に置かれた汗ばんだ手、体中から弾け飛ぶ汗から伺い知る分には、苦しいほどの快感なのだろう。
肘がガクリと崩れ、俺の上へ倒れ込みそうになるのを何度も支える。

「あっ、あっ、上田さっ…もっ、私っ…!!」
膣口から子宮にかけて、柔肉が吸い付くような収縮を激しく繰り返す。
奈緒子が達する合図だ。いつも俺まで持って行かれそうになる。
だが、まだ…まだ離れたくない。
俺は汗で滲んだ手で奈緒子の腰を掴む。
「んんんっ…?上田、さっ?」
軽すぎる彼女を、腕の力だけで上下させることなど簡単なことだった。
662151:04/08/14 05:01 ID:f8zO7pYo
「ひゃあっ!あああぁっ!!っはぁっ……んあぁっ!!」
今までの倍とも思える速さで与えられる快感に、奈緒子が叫ぶように喘ぐ。
俺でさえ、顔を歪ませてしまうほどの衝撃。
──グチュウ、パチュッ、パンッ!!
奈緒子を動かすだけでは飽きたらず、俺も腰を動かし彼女を突き上げる。
驚いたように奈緒子が俺を見るが、もはやその口から理解可能な言葉は発せられなかった。

「きゃあっ!う、えっ…ださんっ!!あぁあっ!やっ…激し…っ!」
結合が浅くなった時だけ薄く目を開け俺を見下ろし、深くなると同時にきつく瞑った目から涙を流す奈緒子。
もはや俺の上で快感に打ち震えることしか出来なくなったその姿に、俺の欲望は満たされていく。
「イけよ…奈緒子」
俺の声も、快感に震えていた。
「んんんっ…あっ!いく、イクっ…いくぅ!!」
訴えるように繰り返す奈緒子に微笑みながら、限界すれすれの快感に歯を食いしばる。
「あぁあっっ!!」
ゴプっと音を立て、大量の愛液がペニスを伝い俺の体を濡らした。

が、まだ俺は達さなかった。奈緒子が落ち着くのを待つ余裕も、なかった。

「ひゃうっ!やぁあっ!まっ、待っ…て!!あぁあっ!!」
奈緒子が達した快感に打ち震える最中も俺は突き続ける。
愛液が飛び、散り、跳ねる。
「きゃあぁっ!!だめっ…許、してぇ!!」
悲鳴のように、懺悔のように喘ぎながら。
俺から、快感から逃れようと奈緒子が足掻く。
「っはっ!…奈緒、子っ!」
悪いと思いつつも、快感に取り付かれた俺は動きを止めることができない。
二人の汗で滑り、奈緒子の腰さえろくに掴んでいられない。
このままでは、俺が達するより速く、奈緒子に…逃げられてしまう。

俺は勢いよく上半身を起こし、奈緒子を抱きすくめた。
663151:04/08/14 05:03 ID:f8zO7pYo
子供のように俺の膝に抱えられ、子供にはできない顔で俺を見上げる奈緒子。

「あぁっ!嘘っ…つきぃ!!」
俺の頬を伝う汗が奈緒子の頬に落ちる。
その汗も次々と溢れる涙に流されていった。
「はっ…なに、が?」
「上田さっ、あぁあっ!!動ける、じゃんっ!はぁっ!!」
奈緒子の体を縦に、横に動かして。腰を浅く、深く回して。
部屋中に響く水音を耳にしながら。俺は奈緒子に微笑んでみせた。
諦めたように、気を失うように奈緒子は目を瞑る。

──パンッ!パンッ!ブチュッ、グチュウっ
一度達した奈緒子の膣内は、熱く、俺のペニスを溶かしてくる。
「ひゃぁあんっ!やぁっ…変に、なっちゃ…あうっ!!」
心の内で同意しつつ、俺は奈緒子の中を掻き回した。
尖った乳首や、クリトリスが、わざと俺の体で擦れるように動く。
後ろに倒れそうになる奈緒子の頭を片手で支えながら、その表情に見惚れる。
「はあっ、はあっ…死んじゃ、うっ!!」
「それはっ…困る、な」
奈緒子の吐息を吸い込むように、口づける。
「んんっ!んんっ!!んーーっ!」
息もつかせぬ程、激しい口づけ。
上も下も、分別できないほどの激しい繋がり。
そしてついに、俺の体が限界を迎える。
──パァンッ!!パァンッ!
「………っっっ!!」
「ふあぁああっ!あっ!……熱っ…!んんんっ!!」
奈緒子の中で、ペニスが大きく二、三度跳ねる。
同時に奈緒子も達した感覚を味わいながら、俺の視界は白くなった。
664151:04/08/14 05:06 ID:f8zO7pYo

力を無くした奈緒子の肢体をベッドに横たわらせる。
かろうじて意識はあるようだが、まだ会話は出来ないらしい。俺も似たようなものだ。
奈緒子の横に俯せに横たわる。
二人の荒い息づかいだけが部屋に響いた。



初めに口を開いたのは奈緒子だった。
「……結局、誤魔化されちゃったし」
一瞬、何のことだか分からなかった。が、すぐに奈緒子の意図する所を理解する。
「……誤魔化してなんかないぞ」
「…何の話か分かってるんですか?」
不審気に俺を見る奈緒子。
「あぁ、分かってる」
そう言って体を起こし、壁に掛かっている時計を見た。
「……YOUが言うかと思ってた」
「はぁ?!」
怒ったような声をあげ、奈緒子も体を起こす。
俺は目を合わせないように続けた。
「何時だってそうだったろう?どんな事件が起きても、何時だって真相を口にしてきたのはYOUだ。
たとえ俺の方が速く真相を解き明かしていようとな」
「…そんなの、一度もありませんでしたけど!」
奈緒子の鋭い視線が横顔にささる。
「だから、矢部さんたちにもYOUが言う方が相応しいと思ってたんだよ、はっ、はははっ」
「な…に、それっ!そうやって、何でも私に言わせるつもりですか?!」
あまりに場違いな俺の笑い声に、奈緒子の声が震えているのが分かる。
俺は笑うのを止め、近くにあった奈緒子の服を彼女に投げ渡した。
「ほら、もう時間ないぞ…一緒にシャワー浴びたくないなら、さっさと入ってこい」
「……っっっ!!」
665151:04/08/14 05:08 ID:f8zO7pYo
荒々しく服をかき集め、風呂場へ行く奈緒子。
が、そこは風呂場ではなかったらしく、慌てて飛び出し、別の扉を開ける。
「ばーか、何やってんだ」
その扉は正解だったらしい。けたたましくバンッと扉を閉じ、奈緒子は風呂場へ消えた。
「……ばーか」

ベッドから降り、自分の服をかき集めていると、奈緒子の忘れ物に目が留まった。
見慣れない下着。
それを手に取り、しかたなく、風呂場へと運ぶ。
「……ん?」
偶然目に入った下着のタグに、一瞬目を疑った。
次の瞬間、俺は思わず吹きだした。
「ははっ…なるほど、そういうことか」


風呂から上がった奈緒子は依然不機嫌だった。
先に帰ろうとする彼女を、ホテルの料金を言うことで無理矢理部屋に留まらせる。
俺の準備が済み、部屋を出てからも奈緒子は一言も言葉を発さなかった。
よほど怒っているのだろう。

俺がエレベーターのボタンを押した時、やっと奈緒子は口を開いた。
「……階、間違ってますよ」
「いや、これでいいんだ」
「でも、車、地下に停めて…」
「…これでいいんだよ」
怪訝そうに俺を見上げる奈緒子を余所目に、一階で降りた俺はさっさと料金を払い、入口の所で奈緒子を待った。

「上田!車、どうするんですか?」
「……だ」
「え?」
「さっきのは、嘘だよ」
666151:04/08/14 05:09 ID:f8zO7pYo
「??…どういうこと?」
首を傾げる奈緒子の手を強引に掴み、外へ出た。


空はすっかり暗くなっていたが、その通りは煌びやかなネオンで明るさを保っていた。
その中に俺と奈緒子が飛び出した瞬間、聞き慣れた声が辺りに響いた。

「あーーーっ!!兄ぃ!上田先生じゃよ!!」
後ろにいた奈緒子が驚いて声の主を見るのが、背中越しにも分かる。
「センセー!待ちましたよ!…って山田?!」
「矢部!石原!」
呆然とする三人を余所に、俺は独りほくそ笑む。
「な、なんでおまえがここにおんねん!」
「や、矢部さん達こそ…」
「俺は上田センセと待ち合わせを……お、お前、すぐ帰れ!」
「あ、兄ぃ…!!」
矢部さんより早く気が付いたらしい石原さんが、矢部さんの背中を軽く揺する。
「うるさいわ!石原!!…あんなぁ、山田、これから俺達が行くところはお前みたいな…」
「あ、兄ぃってば…!」
「だから、お前は黙っとれ!!」
「!!!…ありがとうございますっ!」
いつも通りに吹き飛び、黙らせられる石原さん。
「とにかく、なんでお前と上田センセがここにお…!!…………ん?どういうこと?」
「上田さんっ!どういうことですか?!!」
背中から奈緒子の動揺した声が響く。その表情を想像することはいとも容易い。

そう、全て俺が仕組んだことだ。
667151:04/08/14 05:11 ID:f8zO7pYo

『……もしもし?矢部謙三は今大っっ事な捜査中で…』
『あぁ、矢部さん…上田です』
『あ、センセー!どうでしたぁ?山田。でっかいたんこぶ作ってたんじゃないっすかぁ?』
『え、えぇ…まぁ』
『何も泣くことないと思いません?あいつ。今更かわいこぶっても無駄や!っちゅう話で…、あ、そう言えば
やっぱり来客って山田やったんでしょ…』
『あ、矢部さん!あの、お願いがあるんですけど』
『え〜?何ですかぁ?』
『…さっき矢部さんが仰っていた店に、やっぱり僕も行きたいんですが…』
『え?ほんまですか?…あ!でももう石原も誘ってしもたんですけど…』
『あー、構いません。料金は三人とも僕が持ちますから』
『うわっ!さすが大学教授だけあって上田センセは気前いいですなぁ。ありがとうございます〜!』
『あ…それでその店の前で落ち合いませんか?それで、場所を教えて頂きたくて。時間は、そうですね………』

突然車を降り、電話をかけ始めた俺を睨み付ける奈緒子。そんな奈緒子を見ながら電話を続ける俺。
その時既に、俺は頭の中に今のこの光景を思い描いていた。



「ちょ、ちょっと、待て…………今あんたら、どっから出てきた?」
矢部さんが、俺達が出てきた建物と俺達を交互に見る。
「え?えーーー?!?」
驚く矢部さんとその後ろでニヤニヤと笑い出す石原さん。
「ねぇちゃん、顔真っ赤じゃよ?」
「っっ!!うるさい!……上田!説明しろ!」
そんな三人を尻目に、俺は財布から適当な額を取り出す。
「直接ですみませんが、どうぞ、矢部さん」
呆然とする矢部さんの手にそれを握らせた。
「…やっぱり、お二人で楽しんできてください。僕はもう、満足しましたから」
そう言って視線を横にずらした。
俺から奈緒子は見えないが、二人は視線の先を辿り意味を介したのか赤面する。
668151:04/08/14 05:13 ID:f8zO7pYo
俺はあまりに予想通りに事が進むのに不気味さまで覚えながら、台詞を続けた。
「あ、そうそう…矢部さんが仰っていた、山田に恋人がいるという極めつけの証拠、まだ聞いてませんでしたよね?」
「え?…あ、はい」
「な、何の話ですか?」
どうやら奈緒子は妊娠云々の所しか、話を立ち聞きしていなかったらしい。
「様子がおかしいという理由で、YOUはこの二週間尾行されてだんだよ…石原さんにね」
そう言って鋭い視線で石原さんを見ると、彼は慌てて矢部さんの後ろへ隠れた。
「な!なんだそれ!…おい!石原!」
「ち、違うんじゃよ〜、あれは兄ぃが…」
「話を戻しますけど、矢部さん。その極めつけの証拠、実は、分かっちゃったんですよ」

矢部さん達から目を逸らさず、顎を引いて奈緒子だけに聞こえるように呟いた。
「そして、これがYOUの報告したかったことだろ?」
「え…」
「大きくなったんじゃないですか?………胸が」
奈緒子が息をのむのが分かった。
「あっ!当たっちょるよ!!兄ぃ〜〜!!」
矢部さんが慌てて懐から手帳を取りだし、極めつけの証拠を読み上げ始める。
「……新しい下着を買い、それを神棚のような所へ祀って拝んでいた。次の日、古くさいよれよれのブラジャーをたくさん、
ゴミに出していた」
「石原!ゴミまで漁ったのか!!」
奈緒子の剣幕に、石原さんが完全に矢部さんの後ろに隠れる。
「だから“覚悟”しなきゃならなかったんだよな?もう貧乳ってからかえなくなるから」
俺が囁くと、奈緒子が口ごもったように押し黙る。

「え〜?でも、そんなに変わっとらんやん!!」
矢部さんの視線を受け、奈緒子が胸を手で隠すのが分かった。
「確かに、まだ全然貧乳ですね」
「う、上田!」
俺が同意すると、奈緒子が恥ずかしそうに俺の名を叫ぶ。
「まぁ、これからもっと大きくしてみせますよ」
そう言って話を切り上げた俺は後ろ手に奈緒子の手を掴み、もたつく彼女を引きながら、駐車場へと歩き出した。
669151:04/08/14 05:15 ID:f8zO7pYo
数歩進んだ所で、俺は立ちすくんだままの矢部さん達を、もう一度振り返る。
「あ、そうそう…言い忘れてました!」
少ししか離れていないのだがわざと大きめの声で、はっきりと、口にした。
「山田は……奈緒子は、俺の恋人です」




異様に熱い奈緒子の手を引き、薄暗い駐車場へ入る。
無駄に声の響くその場所で、俺は本当のことを話し始めた。

「矢部さん達に、いや、誰にもYOUとのことを言わなかった本当の理由はな?」
黙って続きを待つ奈緒子。次郎号が見えてきた。
「怖かったんだよ」
小さく息を吐き、続ける。
「君はすぐ本心をはぐらかすし、今更、俺とこういう関係になったなんて周りに知れたら、恥ずかしがって、否定して、
俺から…逃げてしまうんじゃないかと思って。……君を失うのが、怖かったんだ」
次郎号の目の前で足を留める。
「それに、俺自身も、まだ信じられないくらいだったから。口にしたら夢から覚めてしまうような気がして…な」
そこで堪らず自嘲の笑みを浮かべる。
「うわっ…俺、すっげぇ、少女趣味!YOUそう思うだ……っ!!」

振り返った俺の目に留まった奈緒子の表情を、俺は一生忘れないだろう。
涙を目いっぱいに溜め、真っ赤に頬を染め、恥ずかしそうに、困ったように、嬉しそうに、俺を見上げたその笑顔を。
670151:04/08/14 05:21 ID:f8zO7pYo
以上です。……長ぇよorz  
ではまた明日…っつうか今日の夕方ごろ来ます。ジュワッ!
671 :04/08/14 08:43 ID:upfiCR2Q
神キテタワァーカナリイイ!!



上田、かわひひ。。
672名無しさん@ピンキー:04/08/14 10:36 ID:YPK8756U
151氏
新作ありがとう。涙ぐみながら手を握ってブンブンって感じです。
相変わらず、ストーリーがおもしろいですねぇ。山田の報告したいことって何だ?!
その興味でワクワクしながら読みましたよ。長くない!
そしてエロ
最高―――――っ!!!
673名無しさん@ピンキー:04/08/14 19:51 ID:MJRYfju5
151神イイ!!

>>672さんの
>新作ありがとう。涙ぐみながら手を握ってブンブンって感じです。
に激しく同意!!

山田の「報告」が何だかわかった瞬間、
あまりにも可愛すぎて力が抜けましたw
上田もかわいいよぅ。あと石原がでてきたのが嬉しかったです!
ありがとうございます!
674151:04/08/15 19:01 ID:TTbLL6RA
どうも、有言不実行の151です
自分の前の投下以降に投下された全ての作品、読ませて頂きました
とりあえず一言。  最 高 !!

243様も、267様も、523様も、禿しくグッジョブ!
入れ代わりネタはエロいうえに面白いですね。267様のリアルエチーもたまんねぇ
つうかまだ続いてる作品が多くて、この(;´Д`)ハァハァを納められずに困っとります
続きを楽しみに待たせて頂きますね

さて、また暫く来られそうにありませんが、忘れ去られた頃にひょっこりと、
必ずお邪魔させていただきます。
石原×山田とか、菊池×山田とか、もちろん上山も、書きかけの話がたくさんあるんですが、
どうしても書きたいネタが思いついてしまい、次はそれを持参させて貰おうと思います。

そして、感想下さった方、本当にありがとうございます。いつも励みにさせて貰ってます。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
675267:04/08/15 21:51 ID:DOEaM5dN
盆休み
ふと気づいたら
もう終わり

なんだかいっぱい神が来ている。
もう忘れ去られているかもしれないが
続き投下しよう。

「あっ・・・えっ?」
息も絶え絶えに、山田が驚いたように俺を見る。
それはそうだろう。もう少しでいく所だったのに
いきなり何もしなくなるのだから。
汗でしっとりとした肌がなんとも艶かしい。
・・・山田のこういう姿を知っている野郎が他にいる。
「誰としたんだよ」
声が苛立っているのが自分でもわかる。
山田がむっとしたような顔をした。
「別に誰でもいいじゃないですか」
いいわけないじゃないか。処女だぞ。
初めての相手だ。俺だってしたこと無かったのに
何で山田がやったことがあるんだ。
・・・いや、そうじゃない。
どんなやつがこいつとやったか知っておかねば。
676267:04/08/15 21:52 ID:DOEaM5dN

いきなりなんだって言うんだ。
誰とやったかだって?
別にいいじゃないかそんなの。
今す・・・好きなのは上田なんだから。
・・・ん?あれ、なんていうんだっけこういうの。
ちょっと考えた私は直ぐにピンと来て、にやりと笑った。
「何だその気味の悪い顔は」
上田は眉間にしわを寄せて、
何か嫌なものでも見たような顔をした。
「・・・上田さん、やきもちやいてます?」
677267:04/08/15 21:55 ID:DOEaM5dN
やきもちだぁ?
何を馬鹿なことを言っているんだこいつは。
「はっ、俺がそんなものをやくわけ無いじゃないか」
思わず鼻で笑う。
「じゃあなんでそんなこと聞くんですか」
「それは、もしかしたら結婚するかもしれない相手が、
 今までどういう男と付き合ってきたか気になるだろ」
「上田・・・そういうのをやきもちっていうんだ」
山田が少しあきれたように言う。

あれ?こいつらエチーしてたんじゃなかったっけ?
なぜ自分が書くとエロ描写が乏しく(ry
皆様ごめんなさい・・・。
678名無しさん@ピンキー:04/08/15 22:32 ID:VFCDL+f/
グジョブ!!
エロなしでもいいじゃないか。
俺はウエヤマの会話にかなり萌えてますよー。
679243:04/08/16 18:07 ID:bjKrQ1ZN
神がイパーイ(#´∀`)
めちゃ萌えました。皆様グッジョブです。
では投下。


奈緒子は上田を抱き締めたまま起き上がり、そっと体を倒した。
疲れてしまったのか、上田は虚ろな目をして奈緒子を黙って見つめている。

「…えーと。上田さん、正常位でいいんですか?」
「へ?あ、あぁ…任せる」

少しは知識があるようだ。
雑誌の立ち読みなどで覚えたのだろうか。

「…あんまり長くはもたないと思います…」
「何回でもすればいいじゃないか。
 今日は何も用事はないから」
「明日は?」
「明日は大学に行かなきゃならないんだ。
 まぁ俺がサポートするから心配しなくていい」
「心配するなと言われても」
「…話はこれくらいにしないか?」
「あ…はい」
680243:04/08/16 18:09 ID:bjKrQ1ZN
繋がったまま普通に会話するとは、やっぱり俺たちはどこかずれているのかもしれない。
そんなことを呑気に考えていると、奈緒子が腰を強く打ち付け始めた。
突然の衝撃で頭がくらくらする。

「あっ…やっ、奈緒…っ」
「気持ちいいですか?」

上田はもはや頷くこともできなかった。
振動に任せて体ががくがく震える。

「…ふぁっ…あ、あ」

奈緒子が何度も体を引いては、最奥まで突いてくる。
突然頭の中が真っ白になり、体が熱くなる。

「…っあっあぁーっ!!」

体が大きくびくんと跳ねる。
秘部から愛液が溢れ、力強くペニスを銜え込んだ。
薄れる意識の中、奈緒子の体に必死にしがみついた。

「上田さん、いった?…だめ、きつぃっ…」
「…なぉ…ひゃうっ!」

絶頂を迎えて敏感になっている秘部を、奈緒子は何度も突き続ける。
結合部がぎゅっと収縮した瞬間、奈緒子も絶頂を迎えた。

「…あぁっ!!」

上田の体の中でペニスがどくどくと熱を放つ。
はぁはぁと息を荒げ、二人はぎゅっと抱き締めあった。
681243:04/08/16 18:11 ID:bjKrQ1ZN
「…上田さん…すき」
「…奈緒子?」

奈緒子は繋がったまま離れようとしない。
上田は不安になり、そっと結合部に手を伸ばした。

「…奈緒子、まさか外れないわけじゃ…」
「違…もう少しこのままでいさせて」

離れたくないのだろう、体が震えている。
不安にさせたくない。
上田はその一心で、奈緒子を精一杯抱き寄せた。

「…結婚、しよう」

奈緒子は体を起こして、涙が溜まった目で上田を見つめた。
上田は秘部からペニスを抜き、奈緒子に向き合って笑う。

「恐いかもしれないけど、俺がいるから」

奈緒子は両手で顔を覆い、頷きながら泣いていた。

きっと大丈夫。
奈緒子と俺なら、きっと幸せになれる。


それから、俺たちはセックスをしまくった。
人間の生まれついての欲、食欲・睡眠欲を忘れて
とにかく性欲しか残っていなかった。
幸福、恐怖、不安、何もかもが性欲に変わっていった。
まるでセックスの快感を覚えたての幼いカップルのように。
682243:04/08/16 18:14 ID:bjKrQ1ZN


「う…ん?もう朝か…」

一体何時間寝ていたのだろうか。
性欲が尽きたあと、押し寄せた多大な睡眠欲に負けたらしい。
隣では、むにゃむにゃと寝言を言いながら奈緒子が眠っている。

か細く柔らかな体を抱き寄せ、長い髪を撫でた。
なんて幸せな朝なんだ…。

…ん?
隣に眠っているのは、…奈緒子…。奈緒子!?

上田は瞬時に起き上がり、自分の股間を見つめた。
見慣れた巨根に安堵と歓喜を覚え、思わずガッツポーズをとる。

そばに置いてあった眼鏡をかけ、奈緒子の体を揺さぶり、叩き起こした。

「おい起きろ!奈緒子っ」
「うにゃ〜…ビビンバ…冷し中華」

683243:04/08/16 18:16 ID:bjKrQ1ZN
睡眠欲の次は食欲か。
奈緒子が目を擦りながら無意識に唇を寄せてくる。
一度だけ口付け、目が完全に覚めるまで顔を押さえて待った。

「奈緒子…わかるか?俺だよ」
「……。上田さん!?」

やっと起きたか。
口をぱくぱくさせる奈緒子を、ぎゅっと強く抱き締めた。

「よかったな…奈緒子」

奈緒子は何も答えず、上田の体を押し離した。
不安そうに涙を湛え、震えた目で上田を見上げる。

「どうした?嬉しくないのか」
「戻ったから…結婚、する意味なくなっちゃいましたね…」

奈緒子は真剣に落ち込んでいるらしい。
思わず鼻で笑ってしまった。

「馬鹿だな。戻れたからこそ結婚するんだよ」
「…ほんと?」

奈緒子は安心したようにふにゃっと笑った。
溜まっていた涙が、一筋頬を伝って落ちる。
上田は奈緒子の頭を撫で、頬を流れる涙を唇で受けとめた。

684243:04/08/16 18:17 ID:bjKrQ1ZN
「…上田さん、すき」
「結婚するのに『上田さん』はないだろ」
「う…ぇ、あう…」

俯き、困ったように髪の先を弄んでいる。
やがてちらりと目を上げ、真っ赤な顔で唇をそっと開いた。

「じ…次郎、さん…?」

これはなんだ、予想以上に…その、
…かわいいじゃないか。
何も言えず、奈緒子を抱える腕に力を込めた。
奈緒子は苦しそうに藻掻き、腕の中でくすくす笑っている。

「好き、大好き…」

寄り添って、耳元に舌を這わせてくる。
昨日も思ったが、奈緒子は意外と積極的だ。
あぁ、でも今日は…

「奈緒子、今日は大学に行くから…」
「…ちぇ」

残念そうに耳にかぷっと噛み付き、奈緒子は腕を振りほどいた。
本当は講義も学会も捨ててしまいたいくらい、奈緒子が愛しいのに…。
無言で服を探して身を包んでいく奈緒子を見ていると、忘れていたことに気が付いた。

「そうだ!服…」

シンクには、水を含んだままのズボンと下着が放置されている。
685243:04/08/16 18:20 ID:bjKrQ1ZN
服のボタンを留めながら近寄ってきた奈緒子が、笑って言った。

「あーあ。普通、洗ったら干すでしょ」

おいおい、そもそも奈緒子が射精したから俺が洗ってやったんだろ。
…多分、服が乾くまで一緒にいられると喜んでいるんだろう。
期待に添えなくて悪いが、今日は本当に急いでいる。

「…ジャージ借りるぞ」
「はっ!?入るわけないだろ!」

それもそうか。仕方なくそばにあったタオルを拾いあげて腰に巻いた。

その格好でいいのか…という視線を感じるが、他に方法もない。
家に帰るまでに誰にも見られなければ怪しまれることはないんだ。

「YOU、ここまでどうやって来た」
「上…次郎さんの車で」

よし、それならすぐに身を隠せるな。
唯一乾いたままのシャツを身にまとっていると、奈緒子が背中にもたれかかってきた。

「…一人じゃ寂しいから、早く帰ってきてください」

686 :04/08/16 18:20 ID:HhfHIRDu
支援!
神リアルタイムでキタ−−−−


予想以上にラブラブでかなりいいっす。。。
687243:04/08/16 18:24 ID:bjKrQ1ZN
昨晩と違い、恐ろしい程か弱く健気な女に見える。
一瞬騙されているのかと思ってしまうが、顔が見られなければ素直になれるのだろう。
向き直って奈緒子を見つめてみると、恥ずかしそうに顔を背けた。
おもしろい奴だ。
できることならもう少しこの反応を楽しみたい。

「…またすぐ会いに来るよ」

小さく頷く奈緒子の手を握り、ドアに向かった。
玄関前で数回キスを交わし、名残惜しそうに手を離すと、
上田は周囲を気にしながら階段を駆けおりていく。

「さよなら〜」

階段の上から、ジロー号にこそこそと乗り込んだ上田を手を振って見送ると、
奈緒子は一目散に部屋に戻って電話に向かった。

「…もしもし、奈緒子です!」

電話の相手は、奈緒子の母・山田里見だった。
いつもの穏やかな声が返ってくる。

「あら奈緒子。恋愛成就のお守り届いた?
 正式に結婚決めてほしくて作ったんだけど、よく効いたでしょう」

母の心遣いが嬉しく、奈緒子は思わず顔を綻ばせた。

「うん、すごく効い…じゃなくて!」

それどころじゃない、あの謎を説き明かしたい。
奈緒子は原因が里見にあるのではと考えていた。
688243:04/08/16 18:25 ID:bjKrQ1ZN
「自分でも信じたくないんだけど、私たち体が入れ替わってね」
「お母さん忙しいから切るわね」
「ちょっと待って、何度考えてもトリックがわからないんだけど…ねぇお母さん」
「上田先生によろしくね〜」

喚いている奈緒子を無視し、里見は受話器を置いた。

「…販売したら、いくら取れるかしら」

にやっと笑い、いそいそとパソコンを立ち上げる。
たくさんのお札やお守りの中に、新しい画像が追加された。

「文字の力は、愛の力…」

里見は怪しげにほくそ笑んでいた。

=END=


あー、おわった…
読んでくれた皆さんありがとうございました。
689名無しさん@ピンキー:04/08/18 00:43 ID:uxTlOOlR
>243さん
すばらしい〜。大作おつかれさまでした。
ラブラブ婚約中とか新婚とかその辺までストーリーを進めていって欲しいなー、
読みたいなー、などと言ってみるテスト。

里見さんはやっぱり怖いですねえ……(笑)。
690名無しさん@ピンキー:04/08/19 03:36 ID:j9Z5owWh
>>243
お疲れ様です、神243!
素晴らしい作品を堪能させていただきました!
グッジョブどころじゃないですね〜、エクセレント!

また次の作品を楽しみにしています!
691名無しさん@ピンキー:04/08/21 00:28 ID:lPjR/+Xd
新参者ですが、ひとつ投下。
最近このスレ見つけて久々にビデオ漁ったよ。
やはりトリックは(・∀・)イイ!!
692691:04/08/21 00:29 ID:lPjR/+Xd
いったいあれは、私の思い込みだったんだろうか。
そう感じてしまうほどに、東京へ戻ってからの私たちは、以前となにひとつ変わらない。


・・・ただひとつ、私が上田の家に上がるようになったこと以外は。


「なんだYOU。来てたのか」
「悪いか」

大赤面しながら合鍵の隠し場所を教えてきたのと同一人物とは到底思えない男のため息に、
テレビのリモコンをいじりながらそっけない返事を返す。

「・・・と、上田、その包みもしや!」
言うが早いか、上田の右手に下げられたビニール袋を奪取する。

そこには、予想通り某高級焼肉店の弁当が鎮座ましましていた。

「まったく、そういうものを嗅ぎ付ける能力には感心するよ」
「すいませんね意地汚くて。ちょうどお腹減ってたんですよありがとうございますいただきますっ」
693691:04/08/21 00:29 ID:lPjR/+Xd
アマゾンに潜入!とかいう嘘くさい番組を見ながら、弁当をむさぼる。
・・・ピラニア・・・か。
なんか聞き覚えがあるような。

弁当をかっ食らう私を観察していたらしい上田さんが、何か思い出したようにぽんと手を打った。

「ああそうだ、ピラニアと言えば・・・」
「なんだ」
先に肉ばかり食べすぎたか、残ってしまったごはんを平らげる。
「あの、前にYOUが飲んだ薬があったろう。大家さんの」
「あれはお前が飲ませたんだろ!ったく無駄に体力使わせて・・・」
くそっ、まだおしんこがあったか。
ごはんなしにおしんこってやだな・・・でも残すのはもっとやだ・・・
「あの薬なんだがな・・・箸を置け!話を聞け!驚くなよYOU、実は」
「少し取っておいたとか言うんだろ。まったくとんでもないヤツだな」
ふはー。ごちそうさま。
腹いっぱい食べたらのどが渇いた。
勝手知ったる冷蔵庫から牛乳パックを取り出すと中身をコップに注ぎ、ぐいっと一気。

「っあー!やっぱり3.8はちがうなあ!」
「美味いか。好きなだけ飲むといい」

おお。上田が太っ腹だ。
ここは言葉に甘えてどんどん頂こうじゃないか。
694691:04/08/21 00:30 ID:lPjR/+Xd
「ところで、精力剤の話の続きなんだが」
「ふんふん」
ごきゅごきゅ。
2杯目を音を立てて飲み干しながら、上田の話を聞くともなしに聞く。

「・・・今飲んだ牛乳にあらかじめ混ざっていたと言ったら、YOUはどうする?」

「!!」

上田めがけて思いっきり牛乳(精力剤入り)を吹き出した。

「ふ・・・効いたぞ、今のは」
上田はよれよれのハンカチをポケットから引っ張り出して、悠長に牛乳(精力剤入り)を拭いている。
無性に腹が立って、ハンカチを奪い取ると上田の顔めがけて叩きつけるように投げた。

「なんなんだいったい!だだだいたいそれ、何のつもりで!」
695691:04/08/21 00:30 ID:lPjR/+Xd
上田さんが、ふう、と深いため息をつく。

「・・・決まってるだろう、そんなの」


・・・あれ、なんか、あつくなってきたな・・・


上田さんの顔が近い。
どきどきする。
変だ。

ああ、こいつ、こんな顔してたんだな。

「・・・あの時は変な効き方をしてたから不安だったんだがな」
今回は、大丈夫みたいだな。

そんな、普段なら殴り飛ばしたくなるような言葉を紡ぐ唇にさえ釘付けになる。

触れたい。
触れたい。
力が抜ける。
696691:04/08/21 00:31 ID:lPjR/+Xd
だめだ奈緒子。
これは、薬のせいなんだから。

こんなんで流されてて、いいわけないだろ。


でも、
こんなんでも、
拒む理由を、今の私は持たない。

少し前ならいざ知らず、
今の私は、



上田さんのことを。



「なあ山田。俺はな、こんなふうにしかきっかけを作れない、情けない男だよ」

ぼおっとする頭に、上田さんの声がキモチイイ。
倒れそうになる身体がすんでのところで支えられた。

「・・・なんだ、反論はなしか」

思うように言葉が出ない。
というか、頭の中をぐるぐる渦巻く言葉は一つだけ。
697691:04/08/21 00:32 ID:lPjR/+Xd
これを言ってしまったら、上田さんの思う壺だ。
言いたくない。
言いたくないのに。


でも、伝えたい。


ぐっと我慢した意地っ張りな言葉のかわりになったのは、
ぎゅっと力をこめて上田さんの身体に巻きついた、私自身の腕だった。





続きはうまくすれば週明けあたりにでも。
・・・誰か待ってくれるんだろうか・・・
698 :04/08/21 00:33 ID:zHQym7ST
待ってます!新神キターーー
699名無しさん@ピンキー:04/08/21 00:41 ID:QRwJcOSM
もちろん待ってますよ。続き期待sage
700名無しさん@ピンキー:04/08/21 08:18 ID:o4BjWmcR
キタ…!期待しまくり。
続き待ってます!
701名無しさん@ピンキー:04/08/22 16:08 ID:Z6bzXmcn
山田は農協のCMがよく似合う
702名無しさん@ピンキー:04/08/22 16:45 ID:mlCcgFeA
禿ワラ>>701
上田は?
703名無しさん@ピンキー:04/08/24 00:28 ID:g4ZIIkxL
>702
上田はビガーパンツ
コピーライトは
「君だけに教えよう!これが私の秘密兵器だ!」

なお、山田@農協のギャラは米俵・・・じゃヒネリがないから米穀通帳(知ってる?)
704名無しさん@ピンキー:04/08/24 20:06 ID:9WHdOtvf
良スレあげ。トリックたまらんウエヤマ最高〜!
705691:04/08/24 23:17 ID:NLIr7ZMw
ちょっとばかり遅れましてゴメソ。
続きです。


ジャケットのがさつく布地越しに、上田さんの体温が伝わる。
頬にはニットのちくちくした感触。

私は無言のまま、上田さんに抱きついたまま動かずにいた。
薬のせいなのか、それとも心のそこで望んでいたことだからなのか、
途方もなく気持ちがよかった。

彼からのいらえはない。
悟られないように、心の中でため息をついた。


あの島で、上田さんに伝えた精一杯の言葉を思い出す。


ベストを尽くせていないのは私のほうだ。
情けない。
この身体と身体の一部がでかいだけで何の役にも立たない朴念仁を相手にして、
こんなことで気持ちが伝わるなら、間違いなくとっくに伝わっているはずだ。
今だって、この唐変木は微動だにしない。

・・・自分から仕組んだ状況のはずなのに?
さすがに不審に思って、頭を上げて顔を覗き込んだ。
706691:04/08/24 23:17 ID:NLIr7ZMw
「・・・うえだ、さん?」

上田さんは、目を閉じたまま動かない。

「おい上田、まさか気絶したのか?」

襟元をぐいと引いて、顔を近づける。
頬を叩いてやろうと手を添えて、

・・・と、瞬時に上田さんの右手が動いた。
「な・・・」

頭をがしっと掴まれたかと思ったら、もう片方の手が顎に添えられる。
というか、大きな手が頬ごと掴むように包みこんだ。
頭を掴む手が、わしわしと髪を撫でる。

「・・・そんなわけ、あるか」
「上田さん」

額同士が触れ合って、熱が伝わる。
きっと、私の熱も伝わってるはずだ。
707691:04/08/24 23:17 ID:NLIr7ZMw
「きっかけを作りたかったと言ったろう」
「・・・・・・」
無言で頷いた。
「情けないだろう、笑えよ。嫌なら突き飛ばしていい」
「・・・・・・」
今度は、無言で首を振った。
そして、すうっと息を吸うと、きっと上田を見上げた。


「・・・わた・・・私も!」

遠まわしな振る舞いなんかじゃ、
消え入りそうな声なんかじゃ、こいつには伝わらない。
もっと大きな声で、遠まわしな言葉なんかじゃなくて、
ちゃんとストレートに、その瞳を見据えながらはっきりと口に出して。

上田さんが驚いたように目を見開く。
今なら言える気がした。

「私も情けない。なんでたったひとことが言えないんだ。
 こんな時じゃないと、こんなふうに一服盛られないと言えないんだって」

「・・・やま、だ」
708691:04/08/24 23:18 ID:NLIr7ZMw
私はいつの間にか、涙を流していた。


「いいぞ、笑えよ上田。私、お前が好きだ」


上田さんの口が『YOU』の『ゆ』の形を紡ぐ。
だけど何も言わせたくなくて、掌で口をふさいだ。

「こんな馬鹿なことされても許せるくらい好きなんだ!
 ・・・てか、ずっと、すき、だったんですよお・・・だからあ」

『お前も、ちゃんと言え!』って続けるつもりだった。
でも、続かなかった。
続けることができなかった。


私の押し当てた掌を払いのけた上田さんが、
涙に濡れて震える私の唇に、彼のそれを押し付けてきたから。



きっと酸いも甘いもかみ分けた他人が今の私たちを見たならば、
キスというには幼稚すぎる接触に微笑すらこぼしたに違いない。


それでもこれは私たちにとって、確かに意味を持ったくちづけだった。
709691:04/08/24 23:19 ID:NLIr7ZMw
唇をはなし、視線を交わし、また押し付ける。
その繰り返し。
途中から恥ずかしくなって、目を閉じた。
それでもキスはやまない。

「・・・YOU」

ようやく離れた唇が、私を呼ぶ。
ゆっくりと目を開けると、上田さんが今まで見たことないような顔でわらっていた。



「俺も、君が好きだ。
 ・・・ああ、やっと言えたな」


言葉と同時に、ぎゅうっときつく抱きしめられた。
私も抱き返す。
顔をうずめたジャケットから、上田さんの匂いがする。


涙が次々に溢れてくる。

しあわせで、眩暈がした。




なかなかエチーにたどりつけない・・・orz
次は週末くらいに。
710 :04/08/24 23:23 ID:DKl1P8eT
神がリアルタイムでキターーー!!!

ハァハァ。。薬の力に頼ってしまう情けない二人萌え。
711名無しさん@ピンキー:04/08/25 00:08 ID:aTwWDsyy
グジョブです!!
かわいい…ほんとかわいい。
エチーも楽しみに待ってますよ!
712名無しさん@ピンキー:04/08/27 11:48 ID:kKIn0rZL
農協につぐ奈緒子のCM・・・豊胸パ〜ッド!
キャッチコピー:「貧乳のワタシもコレで三高(死語)のカレシができました!」
713名無しさん@ピンキー:04/08/29 22:38 ID:MGdEgVY7
上田「貧乳(;´Д`)ハァハァ」
山田「工エェ(´Д`)ェエ工」
石原「禿同>>上田」
菊池「禿同>>上田」
矢部「禿って言うなウワァァン!!ヽ(`Д´)ノ」
里見「(´,_ゝ`)プッ」
714名無しさん@ピンキー:04/08/30 17:29 ID:4CTdxUUo
>713
地味にワロタw
2ちゃんやってたら矢部落ち着かないだろうな
自分の書き込みに「禿げ上がるほど同意」とかレスがついても喜べない
715名無しさん@ピンキー:04/08/31 14:44 ID:l6eE8IS1
>>714
ドラマ板のTRICKスレでは「矢部同!」って言われてたなw
716名無しさん@ピンキー:04/09/02 21:35 ID:VZTteeh2
保守保守。
職人さん降臨きぼんぬ
717691:04/09/02 23:44 ID:8qRWcqTo
続編投下激しく遅れてますorz
夏風邪気味の上仕事忙しくてぜんぜん書けなかった(ノД`)
やっと落ち着いたので明日にはキリつけて投下予定でつ・・・

途中でも今日できたところまで投下したほうがいいのかな?
枯れ木も山のなんとやら。
718名無し:04/09/03 00:07 ID:ftQqbv4E
途中でもイイ!(;´Д`)
719名無しさん@ピンキー:04/09/03 12:02 ID:JDrBKupt
途中でいいから投下してくださいー
720691:04/09/03 22:51 ID:IgoUOK+R
結局1日経過してしまいますた・・・
続き、投下です。
721691:04/09/03 22:51 ID:IgoUOK+R
大きな手が私の髪を梳いてゆく。
角度を変えて、何度も、何度も。
こんな風に撫でられたの、何年振りだろう。

私は安心しきって、上田さんに身体をあずけていた。
もう涙は出ない。
うれしいとか、感動とか、そういうのじゃなくって、
今はもっとおおきくてあったかい気持ちでいっぱいだった。

「・・・YOU」
「なんですか」

胸元に押し当てた耳から、ぼわりと反響したような声が聞こえる。
気持ちいい。

「まだ、身体は熱いのか」
「・・・ええ・・・さっきよりは、随分マシですけど」

髪を撫でる手が下へ移動してゆく。
背中へ。腰へ。
722691:04/09/03 22:52 ID:IgoUOK+R
・・・ん?
腰?

上田さんの唇が新たな言葉を紡ぐ。

「どうして俺がこんな薬なんか調達して、YOUに飲ませたと思う」
「え、この・・・あの、こうなることが目的じゃ」
「馬鹿を言うな、いい大人が相思相愛となる・・・勿論、その後することはひとつだろう」

腰へ回った手に力が入り、抱き寄せられた。

「実はなYOU・・・俺も飲んだんだよ、あれを」


ぴったり密着した身体から、まったくもって冗談としか思えない感触。


さすがに、私も自分の置かれた状況を理解した。
なに考えてんだ、この巨根!

「・・・ち、ちょっと待て、うえ」

抗議の言葉は、くちづけで封じられた。
723691:04/09/03 22:52 ID:IgoUOK+R
さっきまでの稚拙な、押し付けるようなキスじゃない、
どこで学んだのか(きっとろくでもない雑誌だのビデオだのそういうもんだろう)、
唇を舌で辿り、歯でやわらかく噛み、
私が怯んだ隙にするりと押し入ってきては、いたるところを舐め、吸い上げる。


抵抗なんか、もう、できない。
ただ必死に身体に力を入れて、どうしようもなく上がってしまう息を整えようと頑張るだけ。


私だって、そんなに経験豊かなほうじゃない。
・・・というか、経験なんかない。

だから、上田さんのキスが一般的に巧い部類に入るのか、
それともとんでもなくつたないものなのか、わからない。


ただわかるのは、
薬で熱くなっていた私の身体が、もっと温度を増していく感覚。
それでいて、背筋を這い上がる寒いようなぞくぞくする感覚。

それがいったいなんなのか、知らないわけじゃない。


でも、私は、抗わない。
上田さんの、好きなひとの腕を、吐息を、唇を振り払えるほど、
今の私はドライじゃない。

むしろ逆だ。

もっと触れて欲しい。
でも、身体ははじめての刺激に怯えている。
724691:04/09/03 22:53 ID:IgoUOK+R
唇は次々に落ちてきて、交じり合った唾液が口の端を汚す。
つ、と伝う雫を追って、上田さんの舌が滑りだす。

首筋を辿り鎖骨へと辿り着くその動きに身をすくめる。
きゅっと目をつむっていると、上田さんの身体がつと離れた。

さっきとは打って変わった、落ち着いた声が振ってくる。

「怖いか」

目を瞑ったまま首を横に振る。
怖くない。

上田さんだから。

「なら、目を開けてくれないか」

ゆっくりまぶたを開くと、ゆったりとソファに腰掛ける上田さんが見えた。

「こっちに来てくれ・・・YOUの意思で」
その瞳は真剣。
725691:04/09/03 22:54 ID:IgoUOK+R
押されて、一歩踏み出した。
上田さんがひとつ、ゆっくりとまばたきをする。

もう一歩。
私は息を飲む。

最後。
目の前に立つと、上田さんは大きく息をつきながらわらった。

「ハハハ、よかった、いや、よかった」
「・・・なんなんだ、突然」

理解できない。
こいつ単純だから(童貞だから)、もっとがっつくみたいに向かってくると思ってた。

上田さんが下を向いて、恥ずかしそうにぼそりと呟く。

「だってな、拒まれてるみたいじゃないか・・・
 あんなふうにガチガチになられたら」


・・・なんだ、このへっぽこ。

なんか、かわいいじゃないか。
726691:04/09/03 22:55 ID:IgoUOK+R


あついからだは、脳みそを置いてけぼりにしてとんでもないことをしでかす。


目を開けたまま、
上田さんの目をまっすぐに見つめたまま、
さっき受けたののお返しとばかりに、
ほっぺを手のひらではさんでめちゃくちゃにキスをしてやった。




今回は以上。
次こそはエチー目標・・・
727名無し:04/09/04 01:38 ID:wp42EhYD
キター!上山ってやっぱいいねぇ(;´Д`)
728名無しさん@ピンキー:04/09/04 02:28 ID:G9FIeyyd
エチなくとも萌える! 良かったですよ〜!!
729名無しさん@ピンキー:04/09/04 06:10 ID:vw7Mbb6y
萌えた〜。飲んだのか上田!
ウエヤマ可愛いなー。
730名無し:04/09/09 13:00 ID:BdDvddls
保守
731名無しさん@ピンキー:04/09/13 23:26:30 ID:OzWkF0Qd
みなさまスバラシイです〜。ウエヤマ最古〜
732243:04/09/16 21:11:45 ID:ZKwVxupK
691さん素敵です!!!
続き楽しみ。

…新作うpしてよいでしょうか
733名無しさん@ピンキー:04/09/16 21:12:25 ID:/yQcQQv/
どんとこ〜い
734243:04/09/16 21:36:23 ID:ZKwVxupK
では投下しまーす。今日の分はエロなしです、、、
なんか予告とだいぶ違っちゃったんで予告忘れてくれw



私は恋をしている。相手は矢部さん。
誰にも言ってないし、たぶん誰にも気付かれていないはず。
…でもひとつ、困ったことが。
上田さんに告白された。紙に書かれて、そのうえ叫ばれた。
そりゃ、嬉しいとは思った。上田さんのこと…大好きだし。
でも、恋じゃないから。
大好きだから離れたくない、だけど恋人ではいられない。

私の気持ちは、誰も知らない。
だから、上田さんの告白をはぐらかして。
矢部さんへの気持ちを閉じ込めて。
前と変わらないままでいようって、私は決めた。
735243:04/09/16 21:36:53 ID:ZKwVxupK
「…犯人はお前だっ!」
「思った通りだ」
「よし、逮捕や〜!」

今日もインチキ霊能力者のトリックを見破ってやった。
矢部さんが少しでもほめてくれたら嬉しいのに。
今日も言い合いになったり、逮捕されそうになったり…

矢部さんに触れられた右手首をじっと見つめた。
いつか手を繋いで歩けたら、なんて似合わないこと考えながら。

「…何してるんだ」

頭の上から降ってくる声。
確かめる迄もない、上田次郎だ。
振り返り、やたらでかい上田さんを見上げて右手を差し出した。

「上田さん、今日の謝礼は家賃2ヵ月分で手を打ちましょう!」
「高級ホテルのスイート宿泊、もちろん夕食つき。家賃とホテル、どちらかひとつだ!」
「…はっ?高級ホテル?」

あまりにも唐突な選択肢。
なんで私と上田さんがホテルに?
…まて、ホテルってまさか、そういうつもり…だったり…

「なに変な顔してるんだ?事件解決のお礼にってな、タダで泊まれるそうだ。
 矢部さんと菊池さんも今夜はそこに泊まるらしい」

736243:04/09/16 21:38:04 ID:ZKwVxupK
高級。夕食。そして矢部さん?
家賃は惜しいけど、こんな日は滅多に無いだろう。

数分後、私と上田さんはホテルの一室を訪れていた。

「YOU,ふかふかベッドが嬉しいからといってはしゃがないように。
 それからオートロックだから鍵を置いて外に出ないように」
「子供扱いしないでください!」

上田さんは慣れた様子でゆったりとソファに腰掛けている。
私はといえば、どこまで土足で入っていいのかとまごついて…
いや!部屋の装飾をながめていただけだ!えへへへへ。

「…へぇ、なかなかいい部屋ですね」

今まで泊まったことのある宿なんかとは違い、高級感のある綺麗で広い部屋。
私は部屋中の扉を開けては閉めて回った。
満足してベッドに腰掛けると、ふとあることに気付く。

「あれ?ベッドがひとつしかないですよ」
「…ベッドをいくつ使う気だ?ここはYOUの部屋、俺の部屋は隣だ」
「あぁ…一人部屋なんて珍しいですね」
「ぃ、一緒に寝たいのか?」
737243:04/09/16 21:38:57 ID:ZKwVxupK
こらこら、噛むな。何緊張してるんだ上田。
上田は落ち着こうとしたのかひとつ息をつき、眼鏡を直した。
こっちが焦って突っ込むタイミングを失ったせいで、妙な間ができている。

「…えっと…そう、夕食は何時からですか?」
「あ、あぁ、7時だ。あと2時間だな」
「そ、そうですか、楽しみです」

2時間か。夕食までどうしようかなぁ。
矢部さんに会いに行く理由でも考えて…

「YOU」
「は…い?」

ベッドの軋む感触で顔をあげると、いつの間にか上田さんが隣に座っている。





ここまでー。エロを長く濃くできたらいいなぁと思います
738名無しさん@ピンキー:04/09/16 21:45:38 ID:Xq3w0VYh
>>734-737
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
エロエロも待ってます
739691:04/09/17 22:24:55 ID:kTYF8qnc
随分間が空いてしまった・・・ビクビクしながらスレ覗いたら243さん新作だ!
続き楽しみにしています〜できればエチー含めて!

そんなわけで、大変遅くなりまして申し訳なく思いつつ
続編投下に参りました〜ノシ
740691:04/09/17 22:25:19 ID:kTYF8qnc
唇を離すと、

「えへへへへ」

笑ってやる。

もう、身体のこわばりはとけていた。
怯える気持ちなんか、これっぽっちもない。


上田さんがぽかんと口を開けて、私を見ている。


もう、怯えない。
それどころか、「その先」を希う私がいた。

それがいったい何のせいなのかなんて、どうでもいい。

今、
どうしても、
上田さんが欲しい。
741691:04/09/17 22:25:42 ID:kTYF8qnc
ふと我に返ったらしい上田さんが、私を見据える。

「え、じゃ、あの・・・いい・・・んだな・・・?」

返事は決まりきっているけれど、言葉には出さない。

口元だけで笑ってやった。



・・・突然、視界が揺らぐ。

「な」

さっきまで柔らかな絨毯を踏みしめていたはずの足が宙を蹴る。
ばたつかせた腕が助けを求めてしがみついたものは、上田さんの首。

「いきなりなにすんだ!ビックリしたじゃないか!」

「今からYOUを抱く。そのためにベッドに運ぶ。悪いか」
「・・・あ」

あまりにもストレートな物言い。

そう言われてしまったら逆らえない。
私の望み、上田さんの望み、
ふたりのおなじ望みが、今から叶えられる。
742691:04/09/17 22:25:56 ID:kTYF8qnc
まるで蹴り破るかのような勢いでひらかれたドアを潜ると、
モノトーンのベッドカバーの上にどさりと倒される。

初めてだというのが嘘のように素早く、上田さんの手が私の服を解いていく。
無言のままでカーディガンのボタンを外しカットソーを捲り上げ抜き取り、
スカートのホックに手をかけずり下げる。

上田さんの表情を盗み見る。
今まででも数えるほどしか見たことのないような、真剣な顔をしていた。

なんだか、少し怖い。

「・・・なんで、何も言わないんですか」
「言って欲しいか?」

ゆっくり頷いて、上田さんの目を見つめた。

「・・・欲しい。今の上田さんは、怖い」

いくらなんでも、無言のままコトに及ばれてしまうのは嫌だ。
この朴念仁に甘い言葉を望んでるわけじゃないけれど、
(大体、そんなこと上田なんかに言われたら笑い出してしまいそうだ)
それでも、ただ黙って何もかもが済まされてしまうのは嫌だった。
743691:04/09/17 22:26:33 ID:kTYF8qnc
ふう、と上田さんが大きく息をつく。
きっと彼も緊張している。
無理なことを言ったのかもしれない。
不安が掠めた。

「あの、無理ならい」
「いや、言うぞ・・・なんだ、その・・・綺麗だ。凄く」


前言撤回。


脳みそが反応する前に、心が身体中のいたるところを真っ赤に染めた。


「な・・・なに、言って」
「綺麗なものを綺麗と言って何が悪い。白くて、ところどころ桃色がかって、綺麗じゃないか」

・・・綺麗だ。

もういちど囁かれる。
耳元に注ぎ込むように。

ふわ、と緩やかな振動が耳をくすぐる。
身をすくめると、上田さんが笑った。

「そうしていると可愛いな、YOUも」
「・・・どういう意味だ、それ」
744691:04/09/17 22:26:55 ID:kTYF8qnc
起き上がってむ、と睨み付ける。

「下着姿で凄まれても怖くないぞ、全然」
「うううるさいっ」
「こういう時くらい、おとなしくするもんだ」
「それは」
上田の思い込みだろ。

言い切る前に、肩を押されてベッドに倒された。
服を着たままの上田さんがのしかかってくる。

素肌にニットの質感がざらついて、自分だけが肌を晒していることを改めて教えた。

「うえだ、さ」
「なんだ」

「服・・・脱いで、ください。」
「・・・あ、ああ。そうだな、服を脱がないとな、ハハハ!」


・・・どうやら、本気で忘れていたらしい。
てっきりそういう趣向だと思ってしまった自分が恥ずかしい。

(ああもう、お母さんが変なことばっかり教えるからだ)

責任転嫁。
ぐるぐると考え転げまわっている間にも、
衣擦れの音は「その時」が近づいていることを教える。
745691:04/09/17 22:27:35 ID:kTYF8qnc
と同時に、ひとつの心配が頭をもたげた。


・・・いいんだ。大丈夫。怖くない。
好きだって、抱かれていいって思ったじゃないか。
上田だって人間だ、そんなに常識はずれに大きいわけじゃないだろう。
っていうかまず下着姿になるのが普通だし、それなら見たことあるし、
だいたいいきなり・・・その、ソコ見せられるわけじゃないし、
そんなに今から緊張したらいざって時にどうなるんだ!しっかりしろ!奈緒子!


「・・・YOU」
ベッドの淵が沈んだ。
鼓動が高まるのが、自分でもわかった。


ゆっくりと振り返る。


いつもシャツやセーターに隠されていた肩のライン。
部屋に揃ったたくさんの健康器具は伊達じゃないのか、うっすらと割れた腹筋。
746691:04/09/17 22:28:45 ID:kTYF8qnc
そして、

・・・そして。


想像をはるかに超えた、その・・・その部分。




あまりの衝撃に硬直する私。


上田さんは、全裸だった。







次は・・・エチー本番なので気合入れてきます〜
どこまで書いてやろう・・・ワクワクw
747名無しさん:04/09/17 23:15:43 ID:n7NDSHRX
ハァハァ。。。萌ぇ。
748名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:34:58 ID:wIcg958Q
…すまん。
  吹  い  た  W
なんか笑えるよYOU。素敵ですよ。
続き待ってます!

微妙に関係ないけど、俺の通っていた高校に「上山」という名の教師がいたのを思い出した。
749名無しさん@ピンキー:04/09/19 00:24:13 ID:08dWTBMk
>想像をはるかに超えた、その・・・その部分。

禿藁wwさぞ、そびえたっていることでしょう…標高46a Mt.UEDA
750名無しさん@ピンキー:04/09/21 20:48:47 ID:lA68+FaG
このスレのSSの一部まとめてみた
ピンクでごめん
ttp://red.ribbon.to/~lovetrick/paro/paro.html
751243:04/09/21 21:44:26 ID:M5dou9+q
>>750さんグッジョブです!(・∀・)
あ、あのう、入れ替わり書いたのは俺です。243ですw

膨大な量をまとめるの大変だと思いますが、頑張ってください!
俺も良作書けるように頑張ります。
752750:04/09/21 22:11:35 ID:wd+BhgWM
>>243
申し訳ない。ごめんなさい
直しました〜

自分でかけないのでせめてまとめでも
新作をのんびり楽しみに、お待ち申してます。
753243:04/09/24 17:53:54 ID:a888JLn3
続き投下。
エチ寸前…また夜に投下するから待っててください。

「なぜ今日は一人部屋なのかわかるか」
「おごりだから」
「…まぁ、それもある」

上田さんはぱたんと倒れ、柔らかいベッドに沈んだ。
寝転んだまま私のほうを見上げている。
…なんだろう、言葉の続き。
目と目が合ったまま、上田さんが私の手首を掴む。
熱い手のひら。
どちらのものかわからない、脈打つ振動。

「気持ちを確かめたかったからだ」
「へ?…っにゃぁっ!」

上田さんが私の体をひっぱった。
仰向けの上田さんに、私の上半身が倒れこむ。
押しつけられた、高鳴る胸。
頭を抱える大きな手。
だめだ。もう誤魔化せない。
754243:04/09/24 17:55:48 ID:a888JLn3
「YOUが俺の部屋に来てくれることをな、期待してたんだよ」

言わなきゃ。
私たちは恋人同士じゃない。
上田さんは大事な人だけど、恋人にはなれない。
私は、矢部さんが好き。

「…素直になってみないか?」

ずきん、と胸が痛んだ。
上田さんの胸に押しつけられた顔を少しずらし、息を吸い込む。
苦しいのは治らなかった。
喉と胸が、締め付けられるように痛い。
言えるわけない。傷つけたくない。

上田さんの胸に手をついて起き上がり、じっと上田さんの目を見つめる。
真剣な目。…辛い。

「…本当に素直に言っていいんですか?後悔、しない…?」

上田さんも起き上がり、ベッドの上で正座した。
私の頬に優しく手を添えて見つめてくる。
上田さんに触れられるのはとても心地がよかった。
懐かしいお父さんを思い出す。
確信した。上田さんは、お父さんのような人なんだ。
755243:04/09/24 22:33:48 ID:a888JLn3
「YOUの気持ちが聞きたいんだよ」

また一つ、胸が痛む。
大好きなあなたに、嘘はつきたくない。
ベッドの上で向かい合ったまま、時は流れる。
覚悟を決め、頬にあてられた上田さんの手を取って押し返した。

「…私…」

耐えられなくなり、俯いた。
声が小さく震える。

「…矢部さんのことが、好きです」

俯いたままの目に映ったのは、上田さんの膝。
その上に置かれた、微かに震える両手。
そっと顔を上げると、眼鏡の向こうの大きな瞳が揺らぐ。

「…どうしたっていうんだ?
 俺が嫌いか?」
「…好きだけど、上田さんは、お父さんみたいな…
 っんっ!」

ほんの一瞬の隙に、上田さんは私の肩を掴んで乱暴に口付けた。
ねっとりと絡みつく舌。熱い吐息。

どうして私と上田さんがキスなんか…
だめ、きもちわるい、いや!
756243:04/09/24 22:36:38 ID:a888JLn3
渾身の力で上田さんを押し退ける。

「…上田さんっ」

泣くもんか。泣くなんてずるいから。
私の言葉で、私の気持ちを伝えなきゃ。

「今度はそっちからキスしろよ」
「…何、言ってるんですか?」
「そっちからキスしてくれたら、これからも一緒にいる。
 しないなら、俺は二度と君には会わない。
 選択肢はひとつだ」

上田さんは卑怯だ。

キスしなければ、二度と会わない。
そのほうがいっそ楽なのかもしれない。
でも…

ごめんね、上田さん。
私どうしても離れたくない。一緒にいたい。

そっと上田さんの顔に近付いた。
目を閉じて、震える唇を押しつける。
たったの一瞬が、とても長く感じた。

757243:04/09/24 22:39:07 ID:a888JLn3
目をあけると、上田さんは薄笑いを浮かべていた。
その顔と背中を這う指先が、少し怖くなる。

「…ばかな奴だな」
「ひゃっ!?」

上田さんの大きな体に抱き締められる。
もがこうとした時、両腕が後ろに回された。

「や、何…っ」

手首に紐のようなものが巻かれていくのがわかる。
上田さんの胸に押しつけられた顔を上げると、肩で息をする上田さんと目が合った。

「…やっ…やだ、何?離せ!外してください!」

体をひねると、見覚えのあるものが目の端に映った。
上田さんがいつも持ち歩いてる小さなバッグ。
この紐が巻かれてるんだ…。

「…っ上田、やだ!外してくださいっ!いや!!」
「俺を矢部さんだと思えばいい。目を閉じて、ほら」
「そんなのっ…きゃぁ!」

突然ハンカチで目隠しされた。
真っ暗な中、衣擦れの音と二人の吐息だけが響く。

758243:04/09/24 23:42:03 ID:a888JLn3
「…やめてください。外して!
 外せ、ばか…っ!」

上田さんの指先が胸をなぞっている。
手も足も出せずに堪えていると、服の中に手を差し込まれた。
ブラジャーをずらされ、乳房全体を包むように揉みしだかれる。
服を胸の上までめくられ、恐怖と羞恥で体が震えた。

「ほんっとに貧乳だな」
「見ないでっ…上田さんやめて!」
「俺じゃない、矢部さんがやってるんだ…想像してみろ」

何言い出すんだ上田。
誰か、冗談だって言って…。

「ばか、くだらないこと…っ」
「くだらなくなんかない…矢部さんにされてるのを、俺が見てるって想像してみろ。
 呼んでみろよ。『矢部さん』って…。くっ」
759243:04/09/24 23:45:32 ID:a888JLn3
何笑ってるんだ!変態。
もういや、すごく恥ずかしい、気持ち悪い。
なのに、段々上田さんの言葉に呑み込まれてく。
催眠術にかかったみたいに、上田さんの言葉が頭に溶ける。

「呼べよ。『矢部さん』」
「ゃ…矢部、さん…っ」

乳首をきゅっとつままれ、尖ったそこをコリコリと甘噛みされた。
矢部さんの名前を呼んで、矢部さんに愛撫されてるって思い込む。
そうすると、自分でも怖いくらい体が敏感になってきた。
気を抜くと喘いでしまいそうになるのを、必死に抑える。
上田が声を潜めて笑うのが聞こえる。
やがて胸から手が離れ、足を立てられて、体育座りみたいになった。

「…な、なにしてるんです…か?ゃだ…」
760243:04/09/24 23:47:18 ID:a888JLn3
スカートがめくられて、足を広げさせられる。
下着を引っ張り下ろされ、抜き取られると、火照ったその場所に冷たい空気が触れた。
自分でもあまり触ったことのない場所を、指先が擦ってくる。

「あ…恥ずか…しぃ、ぁ…ふゃっ!あぁっ」

体がびくびく跳ねる。
擦られた場所が熱い。
ふと、今までとは違う感触がした。
もっと柔らかくて、いやらしい動き。舌で舐めてるんだ。
唾液のせいなのか私のそこが反応してるのか、ぴちゃぴちゃと音がしてる。

矢部さんにあんなとこ見られて、舐められてる…想像したら、頭がくらくらする。
あそこが疼いてるのがわかった。

「ゃ、はぁ…ふぁっ…や、あ…あんっ!!」

お尻のほうからべろりと舐め上げられ、力が抜ける。
溢れてくる液体を吸われるたび、やらしい音が響いて余計に感じてしまった。
761243:04/09/24 23:49:02 ID:a888JLn3
「あ…ぁ!いい、そ…れ、あぁっ」

もっと強くしてほしい。いっぱいされたい。
もうだめ。
腰を浮かせ、前後に揺らした。
そこをいじってた舌が離れたらしく、また冷ややかな空気を感じる。

「なんでっ、やぁ…やめない、でっ」

どうにかしたくて、腿を擦りあわせたり腰を揺すってみた。
何も変わらず、むしろ物足りなくて辛くなる。

「…して、矢部さん、いじって……くださいっ」

泣きそうになったとき、結ばれていた腕を解放された。
右手を掴まれ、下の方に誘導されていく。
まさか、と思った瞬間、指先が敏感な場所に強く押しつけられた。

「…あぁんっ!やだっ…」

自分でしろってことなんだろうか。
掴まれた右手が、前後にグラインドされる。

「あん、あぁっ!ふぁ、ああっ、はぁっ」
762243:04/09/24 23:50:40 ID:a888JLn3
ぬるぬると滑る手に、小さな突起が当たる。
痛いような気持ちいいようなそこに、自由になっていた左手を伸ばした。
右手で秘肉を広げ、左手で突起をいじり回す。

「はぁぁんっ!す…ごい、あぁ!」

理性がなくなっていく。
これは、矢部さんじゃない。
矢部さんじゃないのに、どうしてこんなに

イヤ スキ ヤメテ モット

…たすけて…お父さん。

「…っふあぁんっ!」

全身の力が抜け、ベッドに倒れこんだ。
真っ暗な視界が涙で歪む。

私…どうなったんだろう?

「イったのか?」

上田さんの声だ。
体を抱えられ、頭に手を置かれてる。
両腕を振り回し、必死に抵抗した。
763243:04/09/24 23:54:57 ID:a888JLn3
「やだ!触るな!」

軽い衝撃と、カシャン、と小さな音。
上田さんの眼鏡が飛んでいったのかもしれない。
それを拾いに行ったのか、体を支えていた手が離れた。
緩みかけていた目隠しに手をかけ、ぐいっと引き下げる。
目の前には力なくうなだれる上田さんがいた。
私以上に辛そうに、悲しそうに、涙を流して。

「…上田さん…?」
「…悪かった」

上田さんは一言だけ告げ、シャツの袖で涙を拭った。
しばらく茫然としていた私は意識がはっきりすると、
首にかかった目隠しを外し、上着を直して立ち上がった。
涙で濡れた顔を擦りながら、床に転がった眼鏡を拾い上げる。


「…眼鏡」
「ないほうがいい。YOUの顔を見なくてすむ」

そんな言い方ずるい。放っておけなくなるじゃないか。
私はバカだ。こんなことされても、上田さんが誰より好きで。
愛しくて、辛い。
上田さんの頭をつかんで無理矢理眼鏡をかけさせ、こっちを向かせた。

「…ばか上田っ!」

精一杯、いつも通りの私たちになろうとした。
いつもの心地よい関係。ずっとこのままでいたい。
764243:04/09/25 00:03:23 ID:z6VmUJJT
私はとてもわがままで、本当はとても弱くて。
でも、あなたの前なら自然に笑える。

私を包み込んでくれる大きなカラダも、
あったかくて優しいあなたの声も、

全部、だいすきです。

いつからか、上田さんをいなくなってしまったお父さんに重ねて。
すごく満たされてた。

私は上田さんを、今までずっと傷つけていた?
涙がこぼれる。
目をあわせられない。

「上田さんのばか…っ後悔して泣くくらいなら…こんなこと、するな!」
「…ごめん」

涙がとまらなくなり、上田さんに背中を向けた。
上田さんがそっともたれかかってくる。
私たちはそのまま、しばらく並んで泣いていた。
765243:04/09/25 00:05:28 ID:z6VmUJJT
あぁ予告はどこへやらw
両思いじゃないエチが書きたくて、書いてたらこんなことになっちまいました。
次は本番エチーです
766 :04/09/25 00:37:46 ID:jUecraBB
なんだ、なんだ、どうなるのかものすごく気になるぞゴルアァ!!

せづね。。
767名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:11:48 ID:4v09PMnV
こんなことになっている間
矢部さんはどうしているんだろう

ため息出た…
243さん続きがんがってね
768名無しさん@ピンキー:04/09/25 09:02:53 ID:DFz0YLMU
ヘアコンタクト試着中
769名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:36:33 ID:icXAIPpn
>768
誰かが言うと思ったw
770名無しさん@ピンキー:04/09/26 14:18:10 ID:7lFD7GYA
ヘアコンタクトってすごい技術と思うけどアートネ○チャーとかが採用してないとユーことは
・品質的に継続使用に難があるとか
・コストパフォーマンスが悪すぎとか
・装着者が短時間しか耐え得らないとか(ムレとかムレとかムレ)
ではないか?
総じて新世代カツラとゆーより特殊メイクというべきものではないか?
771名無しさん@ピンキー:04/09/27 10:55:17 ID:NsPsqz8e
>>770
スレ違いのはずなのにスレ違いじゃないレスだなw
あぁぁ劇場版放送が待ちきれない…4の発表はあるのだろうか。
772名無しさん@ピンキー:04/09/27 12:33:39 ID:NsPsqz8e
間違えた、「板違い」だorz
シマナガスで逝ってくる
773名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:59:44 ID:X+XgLCjy
>772
その前にトリックHPにいっときな
774名無しさん@ピンキー:04/09/29 20:18:08 ID:q7P3DNe+
>>750にいけないよ〜どうして〜
775名無しさん@ピンキー:04/09/30 16:18:07 ID:SDGCOA38
>>774

ribbonサーバーの調子が悪いんじゃないのかな。
たまに読み込めないみたいだ。
776243:04/10/07 00:22:34 ID:+ly7V3CH
かなり間があいてしまった…ゴメンナサイ
バイトが忙しくて。では投下!


泣きすぎて頭が痛くなった頃、背中の温もりが静かに離れた。
振り返った私の頬を、上田さんがそっと撫でる。
その瞬間はびくっとなったけど、やっぱり上田さんに触れられるのは安心した。

「…ごめんなさい」

上田さんはやんわりと首を横に振った。
涙の跡が痛々しくて、指先で拭ってあげると、辛そうに目をそらす。
気付いたら、上田さんの手を掴んでいた。
離したくなかった。このまま終わりたくなんかない。
私が幸せになれたとしても、上田さんが辛いのはいや。きっと後悔する。
777243:04/10/07 00:24:22 ID:+ly7V3CH
「…抱いてください」
「…何だって?」
「今日だけ…上田さんの恋人にしてください。
 このままじゃ矢部さんに好きなんて言えな…」

言い終える前に、母親に甘える子供みたいに上田さんが抱きついてきた。
…これでいいんだ。
最後に上田さんの気持ちに応えたい。
一時的でも、幸せな気持ちにさせてあげたい。

「本当にいいのか?」
「…これが一番いいんです。上田さんにも、私にも。ね?」

言いながら服のボタンを外していると、唇をそっと舐められた。
慣れないながらも舌を少し出してみると、上田さんが強く吸い付いてくる。
絡めた舌から、水音が響く。
覚悟したからさっきよりも怖くないけれど、まだ少し体は震えた。
息ができなくて口をぱくぱくさせていると、零れた唾液を舐めとられていく。
このまま溶け合ってしまいそうだ。
778243:04/10/07 00:26:02 ID:+ly7V3CH
「…ふぅ、ぇだ、さ…ん」

時折離れる唇の間から、上田さんの名前を呼んだ。
さっきとは違うんだ、矢部さんと置き換えたりしちゃいけないと自分に言い聞かせていた。

「…怖いか」
「平気です」

ベッドに座り、一枚一枚、服を脱ぎ去る。
穴があくほど見つめられて、自然と体は赤みを増していった。

「…電気、消してもいいですか?」
「駄目だ。勿体無い」

上田さん、嬉しそうだ。良かった。
私の選択はきっと間違ってない。
上田さんの首に腕を回して抱き寄せた。
頬に当たる髭が少し痛くて、心地良い。

「好きだよ」

上田さんが背中から腰へと手を這わせながら、耳元で囁く。
くすぐったくて、何だかふわふわした。
779243:04/10/07 00:27:25 ID:+ly7V3CH
「…上田さん。好きですよ」

嘘じゃないけど、後ろめたい一言。
上田さんの手が秘部に伸びた。
まだ濡れたままだったそこをしつこく撫でさすってくる。

「あ!あっ、上田っ…待っ、っふぅんんっ!」

体が痙攣して、また頭が真っ白になった。
恥ずかしいなんて思う間もなく、熱いキスが落ちてくる。
口からも、下からも、ぴちゃぴちゃと音が響いた。
あそこに当たってるのは指じゃないみたいだ。
かたくて熱い、上田さんの……それだ。
唇を離し、上田さんのそれをつい凝視してしまった。
780243:04/10/07 00:29:44 ID:+ly7V3CH
大きい。大きすぎる。
ズボン越しに見たそれは、ぐんと上を向いていた。
私のそこをぐりぐりと突いてくる。

「ちょっ…っあぁ、そこやめて…っ」
「ここはな、クリトリスだ。気持ちいいだろ」
「栗とリス…?食われる…っうぅ」
「…何言ってるんだ」

くらくらする。気持ちいい…。
上田さんにしがみついて、腰を振った。
クリトリスに上田さんのそれを押しつけ、快楽をねだる。
ぐちゅぐちゅと音が大きく響く中、上田さんの吐息が熱くなっていった。

「っYOU、脱いでいいか」
「…ん、待って…もう少しだけ…」
「…ったく、淫乱だな」

止められない腰を見て上田さんが笑う。
私の足、上田さんのズボン、ベッドのシーツ、至る所が愛液に濡れていた。
上田さんが再び手を延ばしてくる。
ぐしょ濡れになった場所に、ぬるりと指が差し込まれた。
781243:04/10/07 00:30:11 ID:+ly7V3CH

「ふぁっ!ゃぅ…あぁ…ん」

また違う気持ち良さを感じる。
というか、なんだか足りない。
もっと奥に触れてほしい。
どうにかしたくて、上田さんを見る。

「俺のコレ、入れてほしくなったか」

何度も頷き、懇願した。
上田さんは私の頭を撫で、嬉しそうにベッドから下りて服を脱ぎはじめた。
指を抜き取られたそこから、愛液が溢れる。
上田さんの背中を見つめ、落ち着かない体をもぞもぞと動かした。

まだかな。早く。遅いよ、上田さん。我慢できない。

俯せになり、上田さんに気付かれないように秘部をいじった。
声を抑え、クリトリスを摘み上げては体を震わす。
上田さんの前でこんなことしてるなんて、恥ずかしい。
そんな羞恥心さえ、快楽の一つになる。
782243:04/10/07 00:31:37 ID:+ly7V3CH
今回はここまで。中途半端ですいません。
できるだけ早く続き書きますね!
783名無しさん@ピンキー:04/10/08 22:52:47 ID:DbpY2zQ0
「まだかな。早く」という奈緒子の気持ちで、
243さん、続き待ってます。
784名無しさん@ピンキー:04/10/15 22:06:00 ID:zM6PdXWc
明後日の激情晩、楽しみですな。
785名無しさん@ピンキー:04/10/17 21:09:15 ID:V3DHOhpY
山田は学生ジャージがよく似合う
786名無しさん@ピンキー:04/10/17 22:56:45 ID:umgXy3wy
奈緒子、どうだ俺の巨根は

凄く・・・大きい・・です
787名無しさん@ピンキー:04/10/20 20:16:14 ID:72myMRMK
保守
788名無しさん@ピンキー:04/10/21 19:01:03 ID:zJ/yA7eC
激情晩の上田の台詞、「この上からだとアソコが丸見えだ…」に反応したのは俺だけじゃないはず。
789名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:17:32 ID:gm+xxOd6
>>788
矢部胴
790名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:24:33 ID:AZXXjQLF
age
791名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:11:03 ID:k5NoO0kW
どなたか矢部×山田を!!
792名無しさん@ピンキー:04/10/22 21:19:54 ID:OtUZfOgv
151さんのやべ山は、めちゃめちゃ萌えたな

>>750氏のサイト乙です!!
即死回避の矢部山もあったんだ 
萌え〜
793名無しさん@ピンキー:04/10/23 17:09:31 ID:4HfOQtgy
今度のドラマで山田は牛とスキンシップ。
794名無しさん@ピンキー:04/10/30 16:40:13 ID:qiWuvcRd
奈緒子の中の人、お誕生日おめでとう
795名無しさん@ピンキー:04/11/07 13:27:36 ID:Edtp3PJu
宝女子村の夕食のとき、上田は
「立派過ぎるのも考え物です」
「嫌がられたり、時には相手を傷つけてしまったり・・・」
って言ってるけど、
そういう状況におちいったことがあって、
だからそれほど積極的に出られなくなった・・・

っていう設定があったりするのだろうか。
それとも、発言自体が妄想かなあ
796151:04/11/14 17:12:15 ID:Yl1TrKeU
お久しぶりの151です。
久々に来たら、何かスレが過疎ってる(゚Д゚;)?
書き手さん忙しいんでしょうか。
とりあえず、景気づけに投下致します。
前からどうしても書きたかったTRICK脇役達の小話集です。

【1-2 ○○×○○】←この数字の意味は、この場合TRICK1のエピ2の話って事です。
なんか全体的に暗いうえに、ロリやらレズやら混ざってるので
お嫌いな方、興味無い方はスルーしちゃってください。
容量大丈夫かな…
797151:04/11/14 17:13:24 ID:Yl1TrKeU
【1-1 津村俊介×大森美和子】

「……本当に、ビッグマザーが、こうしろと?」
「…あぁ、壁に手をついて、尻を私の方に向けなさい」
歯を食いしばり、美和子は津村の言うとおりにする。
人目につかないこの風呂場前の通路へ、突然連れ込まれたのが始まりだった。

ズルリと強引にズボンが引き下ろされ、目を瞑る。
「…何だ、もう濡れてるのか」
津村の馬鹿にするような言い方に、美和子は顔が熱くなる。
何かが、そこに当たったと思うのもつかの間、後ろからの突然の挿入に体を仰け反らせる。
「……っっっ!!あぁっ!」
美和子の耳元で津村がその淫靡を讃え、美和子は首を横に振り否定する。
ゆっくりと、しかし確実に、津村は腰を動かし始めた。

「んっ…んあっ…」
突かれる度に、美和子の口は淫猥に開く。
「お前の、息子は…っ!…お前が、犯した、罪のせいで、死んだ…っ」
美和子の目頭が、秘部よりも熱を帯びる。
「お前の、ここにっ…!罪が溜まってた…ってことだ」
津村が一際律動を速める。
798151:04/11/14 17:13:44 ID:Yl1TrKeU
「あっ…あぁっ…はぁんっ!!」
何かが頬を伝うのを感じながら、美和子は自ら腰を動かした。
グチュグチュという水音が耳をつく。
「俺が…ビッグ…くっ…マザーに、分けて頂いた、力で…流してやるよっ!」
「あっ…はあぁっ!!…だ…めっ…んんんっ!!」
いっそう律動を強め、自分に翻弄される美和子を満足げに津村は見下ろした。
「あっ、あっ…もぉ…やっ、変に、なる…あぁっ!」
「っ…久々、じゃねぇのか?…これ、突っ込まれんのも」
「んぁっ…はいっ、あっあっあっ」
短く喘ぎながら、美和子は頷いた。
津村が、手を回し、美和子の秘部の突起を擦りあげた。
「あぁあっ!!」
一際大きな打ち付け音が響き、美和子の爪が、木で出来た壁を抉った。

美和子は力無く、その場へ崩れ落ちた。
津村が去る足音を、耳の奥の方で微かに聞く。

太股を伝う熱い何かを、美和子は朦朧とした意識で見つめた。

「……こう、ちゃん……ママの、罪は……これで、流れたの?」
美和子は視界がぼやける理由を、必死に考えまいとした。

799151:04/11/14 17:14:36 ID:Yl1TrKeU
【1-2 偽前田×ひとみ】
少女にとって彼は、優しい近所のお兄ちゃんだった。
突然母から引き離され、少女は男に、見慣れない小屋へと連れ込まれた。
今、目の前にいるその男に、普段の親しみやすさは微塵もなく、ただ濁った瞳で少女を見下ろすだけだった。

バサリと白い布が宙を舞い、地べたに座る少女の足下に落ちる。
「…儀式用の衣装だ、着ろ」
「ぎ…しき?」
冷たく言い放つ男に尋ねても、返事は返ってこない。
男の痛いほどの視線を感じながら、少女はどうすることもできずに、身に纏うものを脱ぎ捨てていった。
「…村長に言われてんだよ、生け贄は子供じゃなきゃならねぇ」

少女はその言葉で理解した。
昔、母から聞いた、この村の習わし。
かつて子供を殺された女の怒りを静めるため、25年に1度、子供が生け贄に捧げられる。
それが、今年で、その子供は、自分だということを。

「ちゃんと“子供”かどうか…確かめさせてもらうぜ?」
唯一纏う小さな布きれに男の手が伸びるのを、少女は震えながら見届けることしか、できなかった。
少女にとっては強大な力で、足がグイと開かれる。
「…まだ生えてねぇか……あぁ、ちゃんと膜あんな」
兄のように慕っていた男が、自分の足の間で意味の分からない言葉を喋っている。
突き付けられた死より、男の変貌の方が、少女にとっては遙かに恐ろしかった。
800151:04/11/14 17:15:29 ID:Yl1TrKeU
「なぁ…ひとみ………死ぬの怖ぇだろ?」
自分を見上げる見知らぬ男に、少女は小さく頷く。
「助けてやろうか?」
「……え?」
「要は…“子供”じゃなくなりゃ良いんだよ」
下卑た笑み。
少女の本能が、危険を知らせる警鐘を鳴らす。
「……い、や…」
強く首を横に振る少女に不満げな視線を送り、男は立ち上がった。
「あっそ……まぁ、いいや……ちょっとじっとしてろ」

目の前に突き付けられた、見慣れぬモノ。
それが男の男性器だと察した瞬間、急な吐き気が少女を襲う。
しかし小さく開いた口は、先端から液体を垂れ流すそのモノによって塞がれた。
「んんっ……!!」
反射的に溢れた涙でいっぱいの瞳で、男を睨む。
男は小さな口には入りきらない部分を、自分の手で激しく擦りあげた。

「うっ!…あっ!」
男の聞き慣れぬ吐息を耳にしながら、少女の口内は臭気のする液体で満たされた。
口にしたことのない味に舌が痺れ、否応無く喉の奥に流れ込んでくる液体に涙が溢れる。
「ふーっ……」
限界まで放出し、足下で噎せる少女を満足げに見下ろす男。
少女は渡された白い衣装で、自分を汚した液体を拭きながら、胸中で母の名を呼び続けた。
801151:04/11/14 17:16:06 ID:Yl1TrKeU
【1-3 黒坂美幸×黒坂洋子】

決行は、明日。
姉妹は作戦の、そして決意の、最後の確認をしていた。

「んっ…あっ!…お姉ちゃっ…はぁんっ!!」
暗い室内で、同じ顔、同じ体の二人が、互いの体を絡め合う。
互いの、一番敏感な所を。
「ふっ、あっ…洋、子…んっ、ここ…気持ちいいでしょ?あぁっ!」

端から見たら異様とも取れるその光景。
だが姉妹にとってはごく当たり前の行為だった。
幼い頃から、喜びも悲しみも共有してきた。処女を捧げたのだって、お互いが相手だった。
姉妹ということを隠して生きてきた二人にとって、セックスは相手との絆を確認する一番の方法だった。

「あっ、あっ…お姉ちゃ…ぁあんっ!…んあっ!」
重なった秘部からクチュクチュと卑猥な水音が響く。
「んあっ!…あっ、そう…よ…んんっ、そこ、もっと…あぁっ」
姉の指導通りに、妹は腰を動かす。

女同士のセックスは、ただでさえお互いの敏感な箇所を理解しやすい。
まして彼女たちの体は、性感帯さえまったく同じなのだからなおさらだった。

絡み合う姉妹の足を、二人分の愛液が伝う。
「きゃうっ…あ、だめぇ…もっ…!!」
「イき、そうなんでしょ?…ふふっ…私も、よっ」
艶容な笑みを浮かべ、快感に翻弄される妹を見つめる姉。
「あぁっ…お姉…ちゃっ…イくっ…イっちゃ…はぁんっ」
必死に腰を揺らす妹。
姉はお互いの最も敏感な突起が擦り合うように、激しく同調した。
「ああぁっ!!…イくわ…洋、子っ…あ、んんっ!!」
802151:04/11/14 17:16:57 ID:Yl1TrKeU

まったく同じ絶叫が木霊した。
姉妹は、達する時もいつも一緒だった。


体を離すと、銀色の糸がお互いの秘部を繋いでいた。
紅潮した表情で、荒い息の合間に、妹は姉に尋ねた。
「はぁ、はぁ、……お姉ちゃん、明日、上手くいくよね?」
妹同様、快感の冷め切っていない表情で姉も妹を見た。
「当たり前よ、警察騙すのくらい訳ないわ」
いつものように自分に微笑み掛ける姉。

洋子には分からなかった。
どうして、こんなに不安なのだろう。
こんなにも、自分は姉を愛しているのに。
こんなにも、深く自分たちは繋がっているのに。

「……お姉ちゃん」
裸の姉が、鏡をみるかのように妹を見る。
「ん?」
「…信じて、いいんだよね?」
妹の真剣な表情に、少し驚いたように姉は首を傾げた。
「もちろん。私も、洋子のこと信じてるわ」
姉の優しい微笑を見て、妹は静かに目を閉じた。
803151:04/11/14 17:17:33 ID:Yl1TrKeU
【1-4 桂木弘章×田中】

「ほんとに、もう一度来るんですか?あの二人」
関西訛の取れない口調で、女は桂木に尋ねた。
「…たぶんな」
女を見下ろしながら、桂木は答える。
その表情には、人前で見せる愛想の良さは微塵もない。
「まぁ、桂木先生はなんでも“お見通し”ですからね」
桂木は女の皮肉に一笑した。
「でも、かわいそ。あの豊胸パット女」
「どうして?」
「だって、貧乳やと……こんなことできんのやろ?」
女は桂木を見上げ、淫猥に微笑んだ。

桂木の足の間にいるその女は、上半身ははだけ、豊満な胸が露わになっている。
その胸を自身の手で掴み、間には桂木自身が挟まれていた。
「ふふっ…きもちいですか?せんせ」
「…あぁ…っ」
吐息混じりに、桂木は答える。
女は慣れた手つきで自身の胸を上下させた。
強弱をつけながら、柔肉がやわやわと桂木自身を包み込む。
「男の人って、ほんまにコレ好きやもんなぁ」
女は桂木の反応を楽しみながら、手に力を込めた。
細い指が胸の形を歪ませるその光景を、眼帯の男は食い入るように見つめる。

桂木はこの行為が好きだった。
女が跪いて自分に奉仕する。堪らなく支配欲が満たされる瞬間。
804151:04/11/14 17:18:08 ID:Yl1TrKeU
桂木は女の頭に手を置いた。
それは彼らにだけ通じる、絶頂が近いことを知らせる合図。
女は了解し、胸の動きを速める。
白い胸の間から微かに顔を見せる、そこだけ色の浮いたモノ。
その先端から溢れる粘液が、女の胸に零れ滑りをよくする。
女はわざと胸の先端を亀頭に擦り付けた。
「っうっ…あっ!」
男の息が荒くなる。
女は見計らったように、舌で亀頭を舐め上げた。
「くっ…うぁっ!!」
桂木は顔を歪ませ、女の髪を強く掴んだ。
ドクンっと胸の間でペニスが跳ね、女は目を瞑り口を開ける。
ビュルビュルと音を立て、精液が女の顔や喉めがけて飛び散った。

「んっ…いっぱい出ましたね、せんせ」
舌で口周りの液体を舐めながら、女は桂木を見上げる。
「…っ、最高だよ、おまえは」
二人の息づかいだけが響く部屋に、突然部屋の電話の音が鳴り響いた。
悪態をつく秘書の頭を撫で、桂木は受話器を手に取る。
桂木にはある確信があった。
「もしもし?……あぁ、上田さんですか。……え?もう一度透視を?」
桂木は女に目配せをし、電話先の相手に答えた。
「もちろん、結構ですよ」
桂木と女は同時にほくそ笑んだ。
805151:04/11/14 17:18:48 ID:Yl1TrKeU
【1-5 story of her past1】

「ここまで来れば、もう追っ手も来ないだろう」
小舟の上。普段よりも落ち着いた波に進路を任せ、男は櫂から手を離した。
男の前に腰掛けている女の息は、先の逃走劇のせいでまだ落ち着きを取り戻していない。
「この流れに乗って行けばいずれ無人島に着く。そこに替えの船を用意してある」
男は激しく上下する女の肩に手を置いた。
「もう大丈夫だ、里見」
鮮やかな花嫁衣装を身に纏った美しい女は、やっと自分の状況を理解し始めた。

ここに来るまで夢中だった。
ただ手を取られるままに駆けてきた。
隣に立つ好きでもない男や、両親の笑顔に吐き気を覚え、
騒ぎ立てる島の人達の声に、叫び出しそうになる衝動を必死に抑えた。
自他への嫌悪感に支配され、絶望していた。
心の中に大切な思い出を閉じこめ、これからはそれに縋って生きると覚悟していた。
けれど、その思い出は、思い出になることを良しとしなかった。
突然群衆の中から飛び出し、その大きな手で女の細い体を抱きしめた。

「里見、もう安心していい」
温かい手が女の頬を撫でる。
「…泣くな」
少し困ったような笑顔を浮かべる愛しい人に女は抱きついた。
「…泣いてません。」
「そうか?」
もう二度と耳にすることも無いと思っていた懐かしい声。
女は男の体に回した腕に力を込めた。
806151:04/11/14 17:19:18 ID:Yl1TrKeU
「来るなら、もっと早く来てくれればいいのに」
嬉しさと照れを隠そうと、女は男の顔を見ずに悪態をつく。
「悪かった。ギリギリの方が盛り上がると思ってな」
「何言ってるんですか。もう少しで、穴開きの儀式が始まる所だったんですから」
「それは困る」
苦笑しながら男は女の体を離す。
赤く染まった女の顔を見つめながら、お互いの息が掛かる距離まで、男は顔を近づけた。
「里見」
「……はい」
「ジュヴゼーム」
「………わ、私も…ジュ、ジュヴ…」
男の袖をきつく握りしめ、答えようとする女はただ顔を赤く染めていく。
男はそんな女を愛しそうに見つめ、その唇に口づけた。

「んっ…んんっ」
驚きで目を見開いた女は、ゆっくりと瞼を落とし、男の口づけに答えた。
「んっ…はぁ」
唇が離れると、苦しそうな息の下で女は言葉を紡ぎだした。
「はぁ、はぁ…剛三さん、慣れてる…」
女の言葉に微かな嫉妬を感じ取り、男は微笑み、そのまま女の細身を抱きしめ、腰に手を回した。
「ちょっ、剛三さ…何して…」
緩められた腰紐に気付き、女は微かに体を揺らした。
そんな女を見下ろし、男はからかうように言った。
「いや、折角だから私が儀式の代役を務めようかと思ってるんだが…」
一瞬不思議そうに顔を歪め、意味を理解した途端女の表情が強張る。
807151:04/11/14 17:19:54 ID:Yl1TrKeU
「…だめか?」
女は困ったように眉を寄せ、暫く固まっていたが、やがて小さく頷いた。
静かに揺れる船体に背中を預け、女は男に体を任せた。
露わになっていく火照った肌を夜の潮風が冷ましていく。

「あっ…!」
男の前に晒された、あまり大きくない胸の膨らみを女は恥ずかしそうに手で隠す。
男は女の耳元でその官能的な美しさを褒め、赤面した女は堅く目を瞑ったまま胸から手を離した。
「はぁっ…んんっ!」
男の髪を指に絡め、見慣れた膨らみが男の舌で濡らされていく様を見て、女の鼓動は高まっていく。
いつの間にか体を覆っていたものは全てはぎ取られていた。
自分でも触ったことのない場所を男が指で撫で、動かし、掻き混ぜる。
「あぁっ!んっ…あっ、あっ」
聞いたことさえない卑猥な音が、自分の下半身から響くことに女は首を振ることしかできない。
信じられない淫靡な声が、自分の口から飛び出すのを押さえようとしても徒労に終わった。
「はうっ…やっ!恥ずかし…んあぁっ!」
男の指が女の秘部にある突起を弾き、女は高い声をあげる。
海の上で、女の体は水から上がった魚のように何度も跳ねた。

女は羞恥心と混乱で思考が働かず、ただ熱くなる体の感覚に支配されていた。
そのうちふと、女の脳裏に恐ろしい考えが浮かんだ。
もしかして、これは夢じゃないだろうか。
本当は今、自分はまだ島にいて、好きでもない男に抱かれていて、その現実を否定しようと夢を現実と錯覚しているのかもしれない。
そう考えると、女は堪らなく怖くなり、男の体にしがみついた。
「っ!剛三さん!!」
808151:04/11/14 17:20:27 ID:Yl1TrKeU
女の気持ちを知ってか知らずか、男は優しく女を抱きしめ返す。
「里見、目を開けて」
女は力無く瞼を動かした。
視界は朦朧としていて、よく前が見えない。
自分の上に、誰かいる。この人は……

ゆっくりと、下から何か大きいものが自分の体に侵入してくる。
腰を大きく仰け反らせながら、女の頬を涙が伝う。
「剛…三、さんっ…あっ、んんっっ!!」
きつく唇を噛みしめ、女は現実を理解した。
今自分は、間違いなくこの人の腕の中にいる。
微かに揺れる小舟の上で自分の体も揺れている。
自分以上に熱く感じられる男の体を、女はきつく抱きしめた。
愛しい人とその上に輝く星の輝きを、その眼に焼き付けながら。



「まるで昨日の事みたい」
里見は自分が忌み嫌った島の崖から、あの時と同じ海を見下ろしていた。
黒い海から響く波の音は、今でも自分の耳に残っている。
遠い遠い、大切な思い出。
あの時は確かに現実だった。
けれど長い年月があの日を思い出に変えてしまった。

穏やかな表情で里見は海から空へと視線を移した。
「奈緒子達のせいで思いだしちゃったわね」
彼と自分の宝である娘の姿が、あまりにあの時の自分にそっくりだったから。
姿だけではない。
娘も、自分と同様に愛しい人……かどうかは、まだ微妙だけれど、迎えに来てくれる人がいた。
809151:04/11/14 17:20:54 ID:Yl1TrKeU

里見は自分の夫と姿を重ねた男に言われた言葉を思い出した。
自分が、夫の復讐のために娘までも利用したのではないか。
そう尋ねた男の目は真剣だった。真剣に、娘の事を考えている目だった。
「そうね、たぶんあの人が、奈緒子の…」
里見は安心したように微笑んだ。

「剛三さん、私達の娘は、きっと幸せになるわ」
あの時と同じ星を見上げ、里見は呟いた。
「私達と同じように、……いいえ、私達以上に」
里見は、自分の手を見た。
変わらない星空、変わらない海、自分だけが変わってしまった。
あの時愛しい人に包まれた手には、彼と共に過ごせなかった日々の印が刻まれている。
本当は、ずっと、あの暖かい手に握られていたかった。
一緒に年月の印を刻みたかった。
けれど、彼はもういない。
分かりきっていることなのに、ここに来て、里見はまざまざと思い知らされた気がした。

熱くなった頭を小さく横に振り、里見はもう一度空を見る。
「ねぇ、剛三さん……あの時、言えなかったから、今言うわね?」
軽く息を吸って、里見は小さく呟いた。
「私をさらってくれてありがとう。……ジュヴゼーム」
ただ、さざ波の音だけが、里見の耳に響いていた。
810151:04/11/14 17:29:24 ID:Yl1TrKeU
本当は3までの全エピ書き終えてから投下する予定でしたがそうすると何時になるか分からないので、
とりあえず1だけ。
これ、ネタっていうか登場人物全部分かる人いるんだろうか…。
よかったら2以降のエピも投下しようと思ってます。
では、またいつか。
811名無しさん@ピンキー:04/11/15 09:00:50 ID:sDdq9tUX
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
151さん、スゴイです。なんかものすごく豪華だ。
続きも楽しみにしてます。
812名無しさん@ピンキー:04/11/16 02:29:08 ID:rETy7eG3
(*´д`*)ハァハァ
813243:04/11/16 10:03:46 ID:o16D6ZuE
神様だー!神様がいんぞー!@劇場版。

1ヵ月以上放置してごめんなさい(つД`)
なんかエロ書くのが苦痛になっていたよ。ヨクワカラン…
神151番の読んでやる気が戻った。がんがって続き書きますノシ
814名無しさん@ピンキー:04/11/16 10:17:59 ID:84P1ixkU
ちょっと趣向が変わって(・∀・)イイ

243さんも、待ってるよー。
815名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:40:58 ID:4Ek0wwTK
そうか、TRICKでエロパロって
奈緒子も上田も出なくてもOKなんだってことに今更ながら気がついた。
151氏禿しくGJ!
若い頃の里見と剛三はビジュアル的にも美男美女で
小舟の上でなんてシチュも(゚∀゚) イイッ
陵辱っぽいのも、双子の百合も好みだったりして
登場人物もちろんみんな判りますよ
続き(個人的にはスリット美香子)お待ちしてまっす

243氏のも楽しみにゆっくり待ってます!
816名無しさん@ピンキー:04/11/17 01:31:46 ID:nJn5DTg3
>>151
童貞の妄想に近いな・・・
はっきり言ってキモイ
もう少し経験積んだ奴がやったらいいんじゃないか?
817名無しさん@ピンキー:04/11/17 05:37:35 ID:uWfy1vUd
>>151さんのはいつもすごい感じられまふ。
なんか女性キャラに感情移入できるんだよなー。
>>243さんのも待ってました!
楽しみにしてます!
818名無しさん@ピンキー:04/11/17 12:26:51 ID:N46r3c/R
>>817
女性キャラに感情移入って・・・だからキモイんだよ
あんな女いねぇよ
セクッスすらしたことないんじゃないか?>151は
あんなエロゲみたいな女がいるかよw
819たかちゃんマン ◆eZrLpaVrVw :04/11/17 12:41:14 ID:n0pG4k+h
gu
820名無しさん@ピンキー:04/11/17 17:25:42 ID:N46r3c/R
821名無しさん@ピンキー:04/11/18 03:26:14 ID:R4Pepkl+
>>818
そんじゃ次はアンタが書けな。
自称非ドウテイの女性経験に事欠かない君ならば
151さん以上の相当にクオリティの高い作品を書けるのだろう?
期待して待っているぜ。逃げるなよなw
822名無しさん@ピンキー:04/11/18 03:27:33 ID:R4Pepkl+
期待上げ
823名無しさん@ピンキー:04/11/18 05:48:27 ID:XxpJz0rX
>>821
荒らしはスルー汁。818は厨ってか真性ヴァカ
824名無しさん@ピンキー:04/11/18 13:40:28 ID:05HfS/Z2
仲間さんがこのスレみたらどう思うかな
キモイのひとことだろうな
825名無しさん@ピンキー:04/11/18 19:47:11 ID:kNt1gHwk
151さん乙&ありがとう&マンセー!
脇役使った話って、都合のいい行為だけに偏りがちだけど(情報が少ないから)
心理や情景描写もちゃんと書いてあって、
「ただやってるだけ」の話じゃないのが凄い。

双子姉妹の話、好きだったなあ……またシリーズ見たくなってきた。
萌えさせていただきました。ありがとう!
続きも期待しています。
826817:04/11/20 06:19:18 ID:VegpjCoC
>>818
仰せの通り処女ですがオナニーはしてるよ。
流石に男キャラには感情移入できません。
827名無しさん@ピンキー:04/11/20 06:21:39 ID:B4DuMd5H
>>826
だから、その歳で処女なんだよwキモイw
828名無しさん@ピンキー:04/11/20 10:29:45 ID:HqrKBseZ
>>818=>>824=>>826
だから?
早くss書けば?自称ヤリオ君。
散々ケチ付けてまさか書けないなんて事はないよね〜?
皆待っているんだからさ。
楽しみにしてますよw
829名無しさん@ピンキー:04/11/20 10:35:37 ID:HqrKBseZ
830名無しさん@ピンキー:04/11/20 14:03:14 ID:B4DuMd5H
はぁ?なんでおれがそんなのネチネチ書かなきゃならないんだよw
あのミュージシャンは嫌いだって言ったら、おれもミュージシャンにならないとダメなのかよwwwwwwww
この池沼がwwwwwwwwwwwwwwwwww笑わせるなwwwwwww
公の場で表現するってことは批判もあって当然だろwww
この無学のブタどもめ!
自分でチラシの裏にでも書いてオナってろww
831名無しさん@ピンキー:04/11/20 16:26:03 ID:sVvt+TRo
>>830
構って君や荒らしはスルーの方向で。
バカに構えば日が暮れますよ。
832831:04/11/20 16:36:01 ID:sVvt+TRo
>>830でなくて>>828
833名無しさん@ピンキー:04/11/20 17:03:59 ID:1cFJCGf9
良いよなぁ、平日の昼間っから2ch来られて。
漏れは大学生だけど、流石に12:20〜14:40の長い昼休みなんて取れないし。
毎日が日曜日か…羨ましいなw

まぁ漏れは828さん達みたいに君に書けなんて言わないよ。
書けるとは思えないし。
君が来ないでくれればそれでいいよ。
834名無しさん@ピンキー:04/11/20 17:11:59 ID:jIGkMqm1
新作まだー?
835名無しさん@ピンキー:04/11/20 17:20:53 ID:1cFJCGf9
矢部同
836名無しさん@ピンキー:04/11/20 17:36:40 ID:jIGkMqm1
矢部同

矢部=ハゲ=禿
矢部同=禿同
837名無しさん@ピンキー:04/11/21 01:11:46 ID:B7cX7kkE
>>151
誘導されてきたら
なに?この童貞キモヲタはwwワロタw
838名無しさん@ピンキー:04/11/21 02:38:50 ID:XtV0QR6k
お帰り。
相変わらずwが多いね。

新作マダ〜?
839名無しさん@ピンキー:04/11/24 00:28:49 ID:DM/itJ0A
あげ
840名無しさん@ピンキー:04/11/24 01:05:38 ID:3jAqU2tb
キモイすれあげるな


sage
841名無しさん@ピンキー:04/11/24 04:18:45 ID:GDV5wNWa
「sage」と入れてもスレの位置が下がるわけでなはいことを知った840は
またひとつかしこくなったのでした
842名無しさん@ピンキー:04/12/02 13:29:46 ID:DlMKwUXk
荒れてる?
843名無しさん@ピンキー:04/12/02 21:23:53 ID:M//YscU1
と言うより寂れてる。
844名無しさん@ピンキー:04/12/03 00:18:28 ID:Uv+FV1nt
さびしいなあ。

ていっても自分でかけないからなー
未完SSいくつかあるけど、完結してくれるといいな。。。。
845名無しさん@ピンキー:04/12/03 01:50:48 ID:cfcey+eJ
上田 「どうだ?何か変化はないか?YOU」
奈緒子「え?おまえなんかしたのか?」
上田 「ふふふ・・YOU!そのジュースにはな、黒門島に生えてる花のエキスが入ってるんだよ」
奈緒子「おまえ!く・・あん」
上田 「どうしたぁ?火照ってきただろ?熱いなら服脱いでもいいんだぞぉ」
846名無しさん@ピンキー:04/12/04 22:35:05 ID:5DJyqx58
脱げー!
847名無しさん@ピンキー:04/12/05 11:10:18 ID:2FPh5LVu
奈緒子「うう・・・こんな手に引っかかるなんて・・・」
上田「観念しろYOU、さあ、おれに体と心を委ねるのだぁ・・YOU」
奈緒子「や、やめろ!さわるな!汚らわしい!」
上田「アダムとイブは禁断の果実を食し交わったんだ。YOU、もっとの飲め。そして女のしての喜びを目覚めさせるのだ」
奈緒子「うげ!げふぅ。あ・・・うう・・・」
上田「ふふふ。熱いのか?火照ってるのか?んーーまさしく神秘!」
奈緒子「うう。。」
上田「おれが脱がしてやろう」
848名無しさん@ピンキー:04/12/06 05:07:37 ID:5MLxfNw+
脱がせー!(笑
849名無しさん@ピンキー:04/12/12 23:58:34 ID:fQPvgXcJ
上田&山田コンビは好きだし、ここのSSも萌えるものが多い。
しかし読んでいて浮かんでくるのは上田(安部)と山田(仲間)の顔・・・。
申し訳ない気持ちになった事もあるけれど、
結局は上田も山田も作品上の「キャラ」でしかないんだよな・・・。
上田=安部さん、山田=仲間さんではない。
安部さん、仲間さんに萌えてる訳ではない。そう思うとふっきれた。
850名無しさん@ピンキー:04/12/21 05:23:25 ID:UrIeZQAk
上田・・・奈緒子
851名無しさん@ピンキー:05/01/02 23:41:52 ID:vmPm4I5e
オメ
852名無しさん@ピンキー:05/01/05 12:51:05 ID:e8Z1FsnU
寂しいなあ。。職人さん達帰ってこないかな。
遅いけどあけおめ。
853名無しさん@ピンキー:05/01/10 18:14:47 ID:Iqy/hFKM
ほしゅがてら、ちょっと古いが>>606の矢部を巡る壮絶なバトルから考えたちょっとした小ネタ。

某飲み屋にて
菊池「(すっかり泥酔した様子で)かくかくしかじか・・・・・・というわけで、矢部さん、僕の思いには全然気付いてくれないんですよ!ヒドイと思いません!?」
石原「(こちらもかなり酔っている様子で)アニイは鈍感すぎなんじゃ!日頃から暑っ苦しいくらい視線を送ってるっていうのに、つれないにも程がある!」
上田「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ひたすら絶句中)」
山田「へぇ、そんな事があったんですね・・・・・・あ、いっそのこと2人で協力してみたらどうですか?」
菊池「『協力』?」
矢部「いくら矢部さんでも2対1じゃ勝ち目ないでしょうし・・・・・・この機会に手篭めにしちゃえば」
石原「!・・・・・・その手があったか!おい菊池行くぞ!」
菊池「あ、石原さん待ってくださいよ〜!」
石原「待っとれよアニイ〜!!!」
上田「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(まだ絶句中)」

山田「あ、早速行っちゃった」
上田「・・・・・・・・・・・・山田」
山田「何ですか? 上田さん」
上田「手篭めにされる側が可哀想、とか思わないか? YOUは」
山田「いいじゃないですか、あの2人なら色々いい思いさせてくれそうですよ? あぁめくるめく禁断の世界・・・・・・」
上田「やめろ!色んな意味で18歳未満閲覧禁止な想像をさせるんじゃない!」
山田「そっちが勝手に想像してるんじゃないですか。ほら、早くしないと全部私が食べちゃいますよ?」
854名無しさん@ピンキー:05/01/11 03:26:17 ID:H6Y4BHzQ
ね〜ドラマの中で、奈緒子は処女だってハッキリわかってるんだけ?
上田さんはタカムラだけど・・
855名無しさん@ピンキー:05/01/19 20:06:32 ID:N0AaB7in
853ー!真ん中へん真ん中へん!
途中で矢部本人が「手篭めに……」とか言っちゃってるよ!
856名無しさん@ピンキー:05/01/23 02:54:37 ID:HLhFJwUe
>>855
スマソー!今更だがホントにスマソー!!
なぜか漏れの手が勝手に(ry
脳内で山田のセリフに変換しといてください。
857名無しさん@ピンキー:05/02/16 05:06:12 ID:0UOPgc7Z
興味本位で覗いたら想像以上の神揃い!!
新作期待ageしたかったけど厨沸くのもウザいからsage(つA`)゜。

原作は原作!
エロパロはエロパロ!
で、楽しめるからいいなw
858名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:42:30 ID:pn67OA1J
>>ALL 神
一気に読ませていただきました。
色とりどりのエロエローなごちそうの数々、たいへんおいしゅうございました…!
ニヤニヤニヤニヤしたりホワーンとなったりブフッと吹き出したり(エロパロでこれ多発なのはトリクならではですな)
うんうんうなずいたりなんだか切ねくなったりと、本当にごちそうさまでした!!
貢ぎ物のひとつも差し出せぬのが心苦しいですが、皆様の再降臨を心よりお待ち申し上げております!! 
だって続きや新作が気になって仕方ないんだワーーーーーーーーーーーーン!
新神さんもいつもいつでもなんどでも!

さ、もういっぺんゆっくり一から読もう…ヤッタネパパ! 今夜は貧乳祭りだ!
859名無しさん@ピンキー:05/02/22 20:23:38 ID:m7/OvRpr
保守
860名無しさん@ピンキー:05/02/24 01:30:43 ID:YrIZrzAd
ふっかつ
861691:05/02/25 00:36:02 ID:IoPP+fC7
なんかレスが増えてたので久々に見に来てみた。

|`)・゚・ ずっと別スレで遊んでてごめん・・・
|д`) いまさら続き書いてもいい?

|)彡 サッ
862名無しさん@ピンキー:05/02/25 16:47:28 ID:RfA83U1Z
当たり前じゃないか!
863名無しさん@ピンキー:05/02/25 17:57:20 ID:9oXxavGj
無論! 無論!!

ていうか書いてくださいこのとおりですお願いしますよどうかひとつ。
864691:05/02/28 22:45:20 ID:6ac7Ivn6
皆ありがd。
せこせこ書いてます。週末とか週明けくらいにはなんとか。
ノシ
865691:05/03/08 23:13:36 ID:+p9dYJHE
「あぎゃあああああああっ!!?」
「なんだ、どうした山田」
どうしたもこうしたもない。上田が動くと・・・その、ソレがゆらりと揺れる。
嫌でも目に入る。
最悪だ。最悪の初体験だ。
こいつはいきなり全裸になって当たり前だとでも思ってんのか?
おおかた歪んだ知識しか持ち合わせてないからこんな蛮行に出るんだ。間違いない!

・・・いやいや、私だってこういう方面はからっきしダメダメだ。
もしかして私が間違ってて、ほんとはやっぱりこうやって脱いでくるもんなのかも・・・

口をあけたままで放心してる私を見咎めた上田さんが、どうやらようやく状況を理解した。
「YOUどうした、何か変か?」
「あああああの、その、普通、その・・・全部脱ぎますか普通、こういうとき」
「・・・違うのか・・・?」
でかい図体を傾げる。
ついでに、ソレも一緒に傾ぐ。
「ちがう、気がするんですけど」
たぶん。
口の中で、もごもごと付け足す。

・・・沈黙。

「そうか、違うのか・・・ハハハ!ああっやっぱり画像教材は飽くまで教材でしかないのか!くそうっこんな大事な局面で失敗するとは俺って奴はなんて情けないんだ・・・もっと実践に適した教材を集めて吟味して」
「黙れ木偶の坊」

腹筋の浮き上がる腹に、体重をこめてひじを叩き込む。
ぐほ、とくの字に折り曲がるからだを、ため息をつきながら眺めた。
866691:05/03/08 23:14:20 ID:+p9dYJHE
ああ・・・どうしてもこうなっちゃうわけか、私たちは。

だから、きっかけが必要だったんだ。
揚げ足を取り合って茶化しあってばかりの私たちが、
すこしだけ前に進むための、エッセンス。
それがハルさんの薬だって言うのがもんんんんのすごくシャクだけど。
そんでもって、薬の力借りたって結局こうなっちゃうっていうのが、もっとシャク。

よし決めた。もう茶化さない。
女になるんだ、山田奈緒子!
ふぁいと、いっぱーつ!

「フハハ、効いたぞ今のは・・・腕を上げたな山田」
ゆらりと起き上がる上田(まだ全裸)。
よし、行け!今だ!言うんだ!
全裸に突っ込むんじゃないぞ!さっきまでの雰囲気を取り戻すんだ!

「それほどでも。ところで上田さ」

「・・・仕返しだ、な」

突然、天地が逆転した。
少し固めのスプリングに背中が押し付けられる。
さっきも感じた感触。でも今度は逃げられない。
本能でそれを悟った。

「や、何するんだっ」
「何じゃないだろ山田」
「・・・上田さん」

「するんだよ、これから、俺とYOUが・・・セックスを」
867691:05/03/08 23:15:15 ID:+p9dYJHE
感覚を取り戻すのに思いのほか時間が・・・orz
今日はこのくらいで。またもそもそ書きにきます。
ノシ
868 :05/03/09 12:14:50 ID:4nyFRPNp
ウフフフ、キターーーーーー
869名無しさん@ピンキー:05/03/10 00:24:51 ID:0oLlFD1A
>>691
ヤッターーーーーーーーーーーーーー!! GJ!!!!!
いくのか!? 今度こそ真面目に突入か!?
でも、焦らされるのも大好きだ!!
870243:05/03/10 00:30:43 ID:t4LWSC47
|・ω・`)コソッ…


本当にすみませんでしたorz
携帯が壊れて大量に書き溜めた文章があぼんしまして…
書き直す気力がなくなって放置という何とも申し訳ないことを…orz
こんな言い訳してごめんなさい(´・ω・`)
今更だけど続きを書いたら読んでくれますか?
871名無しさん@ピンキー:05/03/10 02:12:46 ID:C0/7OBXr
待ってました!!是非是非
872243:05/03/11 01:18:44 ID:bsenz+6z
お待たせしました、>>781の続きです。
何ヶ月も放置…本当にごめんなさいorz
今更ですが読んでくださると嬉しいです。


指先を挿入してみると、卑猥な音と共に飲み込まれていった。
俯せのままだと深く入らないことに気付き、膝をついてお尻を高く上げる。
指を二本に増やし、できる限り奥まで突いた。
「ふっ…んん、はっ…あ」
「おおう!?どうした、サービス精神旺盛だな…ハハ」
上田さんの声が遠い。ベッドが沈む。
秘部に触れていた手を取られ、何かが宛われた。
熱くて、硬くて、大きい、上田さんの…
「ぇ、あ…えっ?」
「ゴムは装着済みだ。力を抜いて、大丈夫だから」
腰を掴まれ、ぎゅうっと押し込まれる。
逃げようとする体を押し止めて、上田さんに全てを託した。
「…っ!やぁ、痛…ぁっ」
「落ち着いて…大丈夫だ」
873243:05/03/11 01:19:31 ID:bsenz+6z
大丈夫じゃない。枕に涙が落ちる。
痛みを紛らわそうと胸に手を伸ばした瞬間、あの人の顔が頭に浮かんで消えた。
しまった、駄目だ…!思考が切り替わる。
私は矢部さんに抱かれてるんだと、頭が勝手に想像してしまう。
「…っ、や…っ、矢部…さんっ」
「どうした、何か言ったか?」
「…っんん…あ…」
入ってくるのが矢部さんのものだと考えると、少し力が抜けて楽になった。
きっと凄く濡れているだろう。こんなの良くない。現実逃避だ。
「…上田…さ…上田さん、ごめ…なさぃ」
「…山田?」
「ごめん…なさ…っ上田、さんっ…」
何かを察したように、上田さんは動くのを止めた。
お互いの荒い息が落ち着いた頃、上田さんが口を開く。
「…もう君の気持ちは知らない。どうだっていい。
好きにしていいって言ったろ」
私を仰向けにしなかったのは、私への気遣いだったのだろうか。
上田さんの顔を見なくてすむように、矢部さんのことを考えていられるように。
…なんだか寂しくなった。上田さんの顔が見たくなる。
「…これでいいんだよな、山田」
私の返事を待たずに、上田さんは再び腰を動かし始めた。
874243:05/03/11 01:20:20 ID:bsenz+6z
入口を小さく突いた後、強く押し入ってくる。
「上田、さ…あぁっ!っやぁ…!」
尋常じゃない、体が壊れそうな痛み。
全部入ったのだろうか、膝ががくがく震えて力が入らない。
「…っ、キツイな…いいぞ、気持ちいいよ」
「んっ…上田、ぁ…上田さんっ」
上田さんが気持ちいいなら、私が苦しくったって構わない。
私は上田さんが大切だって、わかってくれますか…?
「山田…イッていいか?早くて悪いな…気持ちよくさせられなくてごめん」
「…ん、っ…だいじょ…ぶ、です」
動きが一層激しくなる。痛むのは体だけじゃない。
涙が溢れて止まらなかった。
「っあ、出る…っあぁ!」
「…上田さん…っ」
私はベッドに崩れ落ちた。開放された体が重い。
やがて上田さんが私の体をそっと起こした。
涙と汗で汚れた顔を、心配そうに覗き込んでくる。
「上田さん…上田さん、だぁ…」
やっと上田さんと顔を合わせられた。
なんだか悲しくて嬉しくて、必死に上田さんに手を伸ばす。
ぼろぼろ泣きながら、上田さんの首に抱きついた。
875243:05/03/11 01:23:49 ID:bsenz+6z
「…ん…どうした?大丈夫か?ごめんな…」
「…上田さん…」
「辛かっただろ、寝てなさい」
「や…一緒にいたいです…」
上田さんは悲しげに息をついて笑った。
体が重くて抵抗できず、されるがままにベッドに寝かされる。
「…眠れるまでここにいるよ」
「…やくそく」
「ん?」
「私からキスしたら、ずっと一緒にいてくれるって言った…」
「……」
上田さんは何も言わずに私の体に布団をかけた。
きっと私の言葉は残酷で、上田さんを傷つけているだろう。
「…上田さん、…だいすき…」
自分の意思とは裏腹に、自然と瞼が閉じていく。
薄れゆく意識の中、ドアの閉まる音を聞いた気がした。


とりあえずここまで…続きは明日くらいには。
今は菊池×山田と石原×山田を執筆中です。
今両方とも行き詰まってますが、先に書き上がったほうを投下します;
876名無しさん@ピンキー:05/03/11 01:54:36 ID:UAWWMRC3
あぁぁ、ツラい切ない〜!
二人の情けなさと、必死さに打たれましたよ。
ベクトルは違うけど、何かを伝えようとしていて…。
出来たら山田には、上田の気持ちに答えてもらいたいけど…
色んな世界がありますもんね。続き、楽しみにしてます!
877名無しさん@ピンキー:05/03/12 01:51:00 ID:H3RTu+ku


「…なぁ…山田」
「何ですか、人の顔じろじろ見ないでください」
「俺は大きすぎるか?」
「……は!?ななっ何だいきなり…」
「今更なんだが…俺は君には大きすぎるんじゃないかと思うんだよ」
「…確かに大きいですけど…なんとか慣れましたよ。そりゃ最初は辛かったけど」
「そうだな、29センチもあるとな」
「計ったのか!?…まさかそんなにデカイとは…」
「はは、YOUが小さいんじゃないか?」
「失礼ですよ、私だって気にしてるんだからっっ!」
「おいYOU、YOU待ちなさい!…そうか、山田…そんなに身長伸ばしたかったのか…」
「毎日毎日飽きもせず貧乳貧乳って馬鹿にしやがって…
本当に私のこと好きなのかあの馬鹿は!?
それにしても29cmって…巨根め…」


878243:05/03/15 01:27:04 ID:ROuyjSfB
やっとラストです…ノシ


翌朝。痛む体を引きずるように身支度を整え部屋を出ると、上田さんが居心地悪そうに立っていた。
「…朝食はバイキングだ。昨日夕食を食べそこねたからな、存分に食べろ」
目を合わす事なく告げた上田さんについて歩いていると、聞き慣れた声が届いた。
「お〜、おはようございます上田先生!」
矢部さんだ!矢部さん!…にゃ〜!
なんだか恥ずかしくて、上田さんの背中に隠れてみた。
「おはようございます矢部さん。
…YOU、隠れてないで挨拶しなさい」
「え!?」
「なんやおったんか。普通お前が先に挨拶するもんや!『おはようございます』、ハイ」
「ぉ…おはようございます」
「よし。しかし朝食も旨そうやな〜」
上田さんと矢部さんは、談笑しながら次々と料理を皿に盛っていく。
私は空の皿を抱えたまま、矢部さんをぼんやり見つめていた。
879243:05/03/15 01:27:51 ID:ROuyjSfB
「YOU…言ってこいよ」
「えっ?」
「二人で話せる機会は滅多にないぞ」
そう言うと上田さんは両手に皿を抱えてテーブルに行ってしまった。
上田さん…辛いだろうに、私を応援してくれるんだ…。
目の前にはまだ矢部さんがいる。
そう…今しかないんだ。行け、奈緒子っ!
「…矢部っ!」
恋する乙女な気持ちで見つめたのに、矢部さんには睨みつけたように見えたらしい。
矢部さんは反射的に右手で頭を押さえて、数歩後ずさった。
「呼び捨てはあかん!…何や」
「…大事な話があるんです」
二人きりで話すなんて久しぶりで落ち着かない。
大丈夫、私には上田さんがついてる。
矢部さんの腕をつかみ、何も言わずに見つめた。
「お前なぁ…何がしたいんですかー?」
明らかに不審がられてるけど、一応確保できた。
あとは真面目に。ちゃんと、大きな声で。
「私…。…私、矢部さんが好きです。矢部さんの彼女になりたい」
「……。…へ?」
回りくどいのは通じないだろうから、率直に伝えた私の想い。
どきどきして足が震える。きっと顔は真っ赤になっているだろう。
それでも勇気を出せたことが嬉しくて、私はもう一度だけ言った。
「好きです…矢部さん」
「…大事な話、って…それ…からかってんのか!?は、…はぁ?お前が、彼女って何や!?阿呆か!!」
「私、本当に…ずっと前から好きです」
矢部さんはぽかんと口を開けて硬直してる。
ここからどうなるのか、私にはわからない。
でも、不思議と怖くはなかった。
880243:05/03/15 01:28:33 ID:ROuyjSfB


−−−数分後。
上田さんの向かい側に倒れ込むように座り、ほてる体を落ち着かせるように深呼吸を繰り返した。
「…上田さん。私、言った…」
料理を掻き込む手を止め、上田さんはちらっと私を見た。
何から話したらいいんだろう。
とにかく、上田さんに話したいことがたくさんあるんです。
「…上田さん、あのね」
上田さんは時折頷きながら、私の話を聞いていた。
色々あったけど、上田さんに会えてよかったと素直に思えた。

お父さん。私、幸せです。
あたたかくて優しい大切な人が、一緒にいてくれるから。

私をずっと見守ってくれる人。
私一人を、変わらず愛してくれる人。


オワリ。




エロ短っ…!!こんなんでゴメンナサイゴメンナサイorz
奈緒子と矢部の関係がどうなったのかはみなさんの想像にお任せします。
881名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:12:24 ID:Zx2ZFDEC
882名無しさん@ピンキー:05/03/17 11:44:53 ID:iXKNSNYg
ほしゅ
883名無しさん@ピンキー:05/03/18 01:18:12 ID:jdFLW0qL
切なくなっちゃったじゃーん
884名無しさん@ピンキー:05/03/18 22:44:08 ID:knFNfao/
なおこー
885名無しさん@ピンキー:05/03/19 00:06:12 ID:+PiXeLaa
職人降臨希望さげ
886名無しさん@ピンキー:05/03/19 00:11:03 ID:QICel1Pn
懐かしドラマ板のスレにこんなレスが。
221:03/18 10:48 a55I3a3r
矢部「菊池ぃ…お前の人生ってさぁ……」
菊池「矢部さん、いい加減諦めたらどうですか?市民を守るべき警察が人を騙して(騙せてないけど)いるなんて、市民の信頼が……(延々)」
石原「菊池、言うたのぅ?兄ぃのソレには触れたらいかんのじゃ〜!!兄ぃかて色々努力しとるんじゃよ!?デーアップとかヘアーコンタk」
矢部「ほわちゃゃゃあっ!」
バシッ!!
石原「ありがとうございますっ!!」
菊池「まぁ僕の場合は、東大卒のエリートですからね!その内、市民と直接関わる様な所には居なくなりまs」
矢部「しつこいんじゃゃぁあっっ!!」
バシッゲシッ!!
菊池「ありがとうございますっ!!」

其処に上田登場。
上田「矢部さん。一度見せてしまったんですから、もういいじゃないですか」
矢部「そやけど先生、アレは最新のCG処理によって不可能が可能になったんで……」


終わる。

ちょとワロタ。
ここの人だったりするかなあ
887名無しさん@ピンキー:05/03/20 01:05:55 ID:runz3RRq
ごくせんの最終回が、TRICK3と劇場版をミックスした感じで萌えた。
教頭とヤンクミ=矢部と奈緒子だから妄想広がるっつーの。
888名無しさん@ピンキー:05/03/20 01:06:24 ID:runz3RRq
ごくせんの最終回、TRICK3のラストと劇場版のラストをミックスした感じで萌えた。
教頭とヤンクミ=矢部と奈緒子だから妄想広がるっつーの。
889名無しさん@ピンキー:05/03/20 01:07:40 ID:runz3RRq
書き直すつもりだったのに連投orz スマソ。
890名無しさん@ピンキー:05/03/20 01:29:06 ID:snKNfUh2
>>887
萌えた萌えた。SS一気に五本は書けそうな勢いで萌えた
何だかんだ言ってヤンクミの隣りに居るのは教頭だよなー
髪型の不自然さでも、教頭と矢部には近いものがある。
891名無しさん@ピンキー:05/03/20 09:50:59 ID:runz3RRq
書いてください五本…!!
沖縄でのファッションも矢部&奈緒子系だったよねぇ。
くそう…続編見たい
892名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 23:35:06 ID:3B00SqGi
トリック大好きだ
893名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 23:39:24 ID:xjZuDbZL
新作まだー?
894名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:53:20 ID:/kz3q+zN
まだー?
895名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 00:41:55 ID:WVCmt0u9
ベストだー!!
896名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 03:13:14 ID:gI1yvQmG
仲間タンスレより

493:04/01(金) 01:57 F06Hf7Nz
超人気女優仲間由紀恵婚約!そのお相手は阿部寛!!
−午後2時よりNHKで会見−


897名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 18:05:25 ID:Hi1qNWvj
過疎ってる…(´・ω・`)保守
898名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:23:30 ID:dL29ZhLZ
過疎ってるのでリレーのお誘いでも。

とある居酒屋にて。酒を楽しむ矢部と菊池。

矢「菊池の頭ん中はまるっとお見通しやー!!」
菊「…なんですかぁ急に」
矢「知ってるんやー!!」
菊「何をでしょう」
矢「お前な…貧乳好きやろ」
菊「!?…いえ、別に?」
矢「嘘や!俺は見ました〜、菊池の鞄の中の〜、エロ本を〜」
菊「なに勝手に見てるんですか!?」
矢「そこで俺は気付いてしまったんや…。菊池は山田に惚れてるんちゃうか?と」
菊「そんなことありません」
矢「ほんまかぁ?あいつは華奢で色白、顔だけは綺麗、何より胸がない。
お前の本にはそんなんばっか載ってたなぁ?なぁ?」
菊「…はぁ…。そうですよ、僕は山田奈緒子が好きですよ」
矢「んなにぃっ!?…ほんまやったんか」
菊「釣り合わないでしょう?
父にも母にも言えませんよ、エリートの僕が貧乏庶民に片思いなんて…
それに山田さんのそばにはいつも上田先生がいらっしゃるし」
矢「そんなもん気にせんと、正直に言えばええやろ。…その貧乳に惚れましたぁ!って」
菊・山『貧乳貧乳って連呼しないでくださいっ!』
菊「…山田さんっ!!」
矢「おまえっ、何でここに…」
899名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:25:16 ID:dL29ZhLZ
山「それはこっちの台詞ですぅ…。私は、ここで!手品を披露して…
でもショーがうけなくて…店長に同情されちゃって、えへへ…っ
ギャラの代わりに好きなだけ飲んでいーって言われたんでぇ…にゃはっ」
矢「酒クサッ!!…山田、今の話聞いとったか?」
菊「矢部さん!!」
山「…いまの、はなしぃ?……。んと、菊池が私に惚れてるんだって、ゆってました」
菊「聞いてたんですか!?」
矢「なぁ山田、お前に惚れる奇特な男や。つかまえとかな損するぞ」
山「…失礼、ですね…。私恋人くらいいますからぁ!!…にゃ〜…」
菊「山田さん、大丈夫ですか!?」
矢「…寝とるわ…菊池、お前んちに連れて帰れ」
菊「だっ…駄目ですよ!!警察が強姦なんて許されませんよ!!」
矢「お前一足飛びやな!…まぁそれでもええわ。
俺は先輩としてお前に山田を譲る!!上田センセに負けるなー!!」
菊「…ど、どうしよう…」

エロは任せて俺は逃げるぜ。
バトンよろ〜†
900あげぇぇぇぇぇぇぇぇl:2005/04/06(水) 20:07:57 ID:3kcYAQDC
あげぇぇぇぇぇぇぇぇ
901名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:39:29 ID:S3zkJKHX
「う、上田…! 誰か逃げたぞ」
「ん〜む、なぜか激しく既視感が……。まあいい、リレーか。だが俺はお呼びじゃないようだな」
「え?そうなんですか」
「菊池が今回のyouの相手らしいぞ。ははは、よかったな」
「なにが良かったんだ。人並みの一物の持ち主だからか」
「い、い、いち…露骨な! そうじゃあ無い。まあエリートだし若いし二枚目だしな」
「二枚目……か?」
「エヌエチケイでさわやかな朝の顔やってたじゃないか」
「あれは別に菊地と違うだろ。まあいいけど……、上田さんもホントにいいんですね? 後で飛び込んでくるの無しですよ」
「ははは、youが誰と何をしようと、俺が気にするとでも?ははは」
「じゃあ、矢部さんと絡もう」
「それは駄目」
「は?今、誰と何をしようとって……」
「駄目ぜったい駄目。俺のいない所で二人きりになっちゃ駄目」
「なんでそんなに必死なんだ?……??」
「とにかくリレーだ。話を繋げなくては、な」
「わ、わかりましたよ」
「というわけでyouは今、酔って前後不覚になり、菊地のマンションで眠っている、と。ほら話進んだぞ」
「無理やり…。しょうがないなぐーぐーぐー」
「スレもラスト間近、頑張れ山田!ふぁいと〜」
「ファイト〜」
「ふぁいと〜」
「ファイト〜」
「ふぁい…」
「上田、おまえ絶対途中で邪魔に入るつもりだろ」
902名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:39:03 ID:yjqRj3qJ
「にゃ〜お待ちください将軍様ぁぁぁ!!!……はっ。う…?…う〜頭痛い…」
「びっくりした、変な寝言言わないでくださいよ…;大丈夫ですか?」
「…へ?」

…東大だ。なんでこんなとこにいる?っていうかここどこだ?
私また上田さんに拉致られたんだっけ?…あれ?あれ??

「何ぼーっとしてるんですか?早く手を放してくださいよ、動けません」
放してって…あれ?
私がベッドに寝てて…東大がいて…。!?

「な、な…なんで裸なんだお前っ!?」
裸の東大が私の上に…!私が東大に抱き着いてる!?なんだこれなんだこれなんで!?
…まさか、まさか…私…?上田さんともまだなのに…
やばい。泣きそうだ。なんで東大と私がこんなことに?
「………なんで…?」
「な、泣いてるんですか?勘違いしないでくださいよ。
酔った山田さんが倒れたからとりあえず僕の家に運んだだけですよ。
さっき山田さんに水を渡したら思いっきりコップを落としたんで服が濡れて、
着替えてたら山田さんが変な寝言とともに僕に抱き着いた、それだけです!」
「…なるほど。そっか、なんだ〜、あぁ良かった!」

なんだ、何もなかったのか。安心した。
東大はなぜか不満そうな顔だけど。
903名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:40:17 ID:yjqRj3qJ

「…上田先生に迎えにきてもらいますか?」
「…上田さんは大事な学会があるから、しばらく大学を出られないって言ってました」

そうだ、だからやけ酒したんだ。そしたら近くの席に矢部さんと東大がいて…
何か大事なことを聞いた気がするんだけど。

「…と、泊まっていいですよ。今夜」
「え…そんな、いいです帰れますから」
「…泊まってください。お願いします」

…なんでそんなに真剣な顔するんだ。ちょっとだけ動揺するじゃないか。
東大…。菊池愛介。こいつのことはあまり知らない。
たまには話してみるのもいいか…。

「…わかりました。今日は泊まらせてもらいます」
904名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 23:25:37 ID:N0bQTAW0
TRICK4決まったって本当?
905名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 00:08:31 ID:PURXSXzb
>>904
まじか?これ以上続いたら上田と山田の良くも悪くも微妙な関係が
崩れると思うんだが・・・。
今度がラストで最終回が山田が父親の関連の事件でアボンとか
上田とできちゃった婚とかならそのまま過ぎて見てみたいがなw
906名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 09:43:28 ID:OjV3fY+6
上田と山田が両親だといったいどんな子に育つんだ…?
907名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 10:18:35 ID:LgkBKcnm
>906
姉:長身、巨乳、美人、秀才、でもヲタク
弟:短身、虚根、寝癖、凡人、でも相手が宇宙人でも動じない根性あり
908名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 23:24:01 ID:M6kP8PaT
上昇
909名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 22:55:01 ID:GT1GqCno
菊池の声は声優の石田彰の声にちょっと似てる
910名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 23:05:10 ID:iB/T29fO
誰だよそれ
911名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 20:13:30 ID:JxFPjGb2
テルキナさん?
912名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 23:47:59 ID:R7mDbnLO
続編マジ決定だーーー!!

辻陽のblogを見て!!
913名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 02:10:52 ID:P+hDv/iw
映画だね。完結編だろうか?
914名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 01:10:11 ID:V2irZWg3
>912
blogって4月26日ぶんの
>もう大分前の事になるがトリック劇場版の試写会に
のこと?でもこれって、以前の劇場版の話じゃないの?
915名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 01:22:25 ID:dDYQ4JkB
>>914
トリック関係の記述はもう削除されちゃったよ。
いろいろ回ってみればわかると思うけど、どうやら本当みたい。今、八丈島で撮ってるようだ。
916名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 12:12:55 ID:j9CI0GWj
ハチジョージマってマヂかよ?
オレのなかでは昔「必殺シリーズ」で
「田中様八丈島御栄転!」(「!」はさすがにないか)
といって左遷されそうになった場所で
特に何もなく、自然がキレイということもない場所って印象なんだが
917名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 05:55:26 ID:sdEc4duy
918名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 18:46:20 ID:AAUx993W
>>917
また100%当たる占い師?(´・ω・`)
919名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 01:22:07 ID:uKCmSLh8
仲間タンのケツゲ見ながら果てたい・・・
920名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 01:29:40 ID:3pwYBe0c
100%イカせるサオ師で、誰か書いておくれ。
921名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:13:28 ID:2AzUYhg+
仲間タンの立派な眉毛を見ると肛門のまわりにびっしり毛が生えていると確信。
922名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:26:02 ID:hS3cXCmf
ナチュラルに整えてあの程度なら、むしろ薄いほうだとオモ>眉毛
世の剛毛女性は必死に抜き剃り染めで形を保っちょる。イテテ
923名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 01:29:16 ID:7vboil5v
三つ編みにした奈緒子の髪でチ●コなでてもらいたい・・・
できれば果てたあと、髪をタオル代わりにしてぬぐってもらいたい
924保守:2005/05/18(水) 14:51:54 ID:QSARbLIh
TRICKサイトがまた活気づくとイイナ。。
925名無しさん@ピンキー
新作でるし、もうすぐしたらまた復調すると思う