1 :
名無しさん@ピンキー:
闇のパープルアイ
海の闇月の影
蒼の封印
陵子の心霊事件簿
天は赤い河のほとり
などなど。
篠原作品ならなんでもOKです!
SSお待ちしてます!エロ無しも大歓迎です!
せっかくなので2get
がんがれ
4げっと。
神が来るように、シチュなど考えませんか?
ユーリ×カイル
ユーリ×ラムセス
など。どうでしょう。
あ、これじゃシチュじゃなくてカプだ。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
海闇で是非どなたか……ッ
陵子×ねこ
この人って実は双子萌えですか?
彬×蒼子 なんかも希望。
卓(ねこ)×陵子萌えとかつぶやいてみる。
ねこに舐め責められるシチュが萌えw
11 :
名無しさん@ピンキー:04/01/20 02:30 ID:M6bru8TP
即死防止あげ
篠原千絵って今なんか連載してんの?
平井和正の「ウルフガイ」シリーズのパクリだったよな>闇のパープルアイ
と、こんなところで呟いてみる。
>>11 してるよ。
Betsucomiで「水に棲む花」ってのを開始されました。
即死って12KBだっけ?
1さん乙です〜。
エロパロ板に書き込むの初めてなんでドキドキだぁ。
篠原作品なら、小説の「還ってきた娘」もぜひ入れて欲スィです。
仕事の合間に、カイル×ユーリを書きましたんで、
良かったら後ほど・・・。
あたしは毎夜、カイルを受け入れる。
今日は眠いのから、とか
今日は疲れているから、とか
あたしが出すはずの断りの言葉は、必ずカイルのキスで封じられて。
「ユーリ、愛しているよ」
耳元でささやかれる、カイルの甘い声。
あたしの肌の上を優しく滑る指先、舌、唇。
それらを感じ、私は抗うことも忘れて、
唇からは熱い吐息を漏らし、熱を帯びた肌はじっとりと汗をかき、
だらしなく緩んだ足の間は、奥底から熱く甘く潤みはじめて、
やがてあたしの体は、全身で カイルが欲しいの と叫びだす。
優しく、ときには強く、カイルは私の中でその存在感を示し、
あたしのあげる快感の悲鳴に反応するように動き、暴れまわり、
あたしをさらに高みへと導いていく。
その狂おしい一瞬に、あたしはなんと叫ぶのだろう。
登りつめるその時を、あたしを見つめるカイルの表情を、覚えていたいといつも願うのに、
怯えるほどに絶え間なく押し寄せる快感の波は、あたしからすべての思考力をうばい、
気がづいたときには、あたしを抱きしめるようにして眠るカイルが傍にいて、
私は甘いうずきと、けだるい疲労感を残した体で、また、朝まで眠りに落ちる。
そしてあたしは明日も、心で、体で、カイルを受け入れる。
また、ひとつに溶け合うために。
お目汚しスマソ。
エロ書くの初めてなもんで。(しかも仕事中)
誤字、脱字、変な文法などあってもどうかお見逃しをw
本当は軽くキチークなのとか書いてみたいんだけど。
また、精進してきまつので、その時はよろしく。
>13
>11じゃないがthx。読んでみよう
文庫の闇パを読んでみたら、小コミは昔から性コミだったんだなあとちと思った。
18 :
名無しさん@ピンキー:04/01/20 19:06 ID:ol97IYDi
>>15 乙です。
また書いてください!
お待ちしてます。
どれくらいで即死になるのかな。
防止のためあげ。
20 :
名無しさん@ピンキー:04/01/21 15:56 ID:VeXjk4ZI
ルサファが好きだったよ、正直生きててほしかった
保守揚げ
マニア向けに
ミタンニのマッティワザ×タトゥーキア とか
絶倫ミッタンナムアと3人の娼たち、とかどうでしょ。
ルサファ×ラムセスの妹(名前忘れた)とか・・・
もひとつおまけにage
23 :
名無しさん@ピンキー:04/01/21 20:57 ID:VFYQkHQc
水凪薫×流水
この2人お似合いだったんだけどな。
凪に攻められる流水が見たいw
元々エロさが漂う作品ばかりなので、エロパロにするには難しいかな?
ラムセス×カイル×ユーリの3P買いて見たい。
蒼子とタカオの過去編が読みたい。
26 :
名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:22 ID:KBGB8UiJ
神降臨キボン!
即死防止のためにもSSを!
面白そうだから、このスレは即死して欲しくないなあ。
蒼子と彬の、山の中での初セクースを誰かSSにして下さい。
または、流風と克之の初H。
28 :
名無しさん@ピンキー:04/01/22 10:58 ID:QYU+ByQn
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)|
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃 もうすぐ即死だね♪
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
/ ! レ' ヽ_
_,、‐7 i| i´ l `' ‐ 、_
,、-‐''"´ ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ '、_ `ヽ、_
/ i ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_ ,`ヽ
あかるく言うな!・゚・(つД`)・゚・。
「ふぅ・・・」
ユーリは寝台の上で、ため息をついて寝返りをうった。
乗っていた船が沈み、海に投げ出されて漂っていたところを
エジプト兵に救助され、
ハットウサから遠く離れた、エジプトのラムセス将軍の家に連れてこられてから、
はや数ヶ月が過ぎようとしていた。
「カイル・・・」
ラムセス将軍からもたらされる、カイルの身辺の不穏な噂に心乱されて、
ユーリは自分にあてがわれた部屋で、幾度となく眠れない夜を過ごしていた。
夜が深まり、あたりがしんと静まり返っても、
カイルのことを思い続けるユーリには、なかなか睡魔はおとずれなかった。
「カイル・・・。必ずあなたのところに帰るから、待ってて・・・」
闇の中、ぽつんとユーリはつぶやいた。
「誰っ!?」
がばぁっと起き上がり、寝台から飛び降りる。
自分の考え事に気をとられて、入口から入ってくる音にきづかなかった・・・!
「さすがに反応が早いな。騒ぐな、オレだ。」
「ラムセス・・・」
人影が寝台のほうに近づいてくる。ほのかに部屋に差し込む月明かりで、
金とセピア色の瞳を持つ、この家の主人の顔が見えてきた。
「驚かさないでよラムセス、こんな夜更けになんの用なの」
「いやあ、我が愛しのイシュタルどのが、このところあまりよく眠れていないようなのでね、
オレが寝かしつけてやろうと思ってきたワケさ」
不敵な笑みを浮かべ、ユーリの肩に手をまわしながら、ラムセスはそう言った。
すぐさまユーリはまわされた手を振り払い、ラムセスの目をまっすぐに見つめながら言い放つ。
「それはどうも。でもあたしは「あなたの」イシュタルなんかじゃないよ。そういう言い方はやめて。
さあ、ご心配いただかなくてもちゃんと眠るから、あなたもさっさと自分の部屋に帰って寝たら!」
もうほぼ真夜中なので、さすがに低い声でラムセスにそう言うと、ユーリはラムセスの体を
入口のほうに押し戻そうとした。
ラムセスは低く笑うと、不意にユーリの体を抱きすくめ、軽々と抱きかかえた。
続き待ってます
ラムセス萌え
>>15 乙です。なんだか、綺麗な文だー
,
>>30 続きおまちしてまつ。
>>21 ええっすなぁ。特にルサファ。(*´Д`*)ハァハァ
35 :
30:04/01/23 10:01 ID:XcCBgvuS
続きを早く書きたいのは山々ですが、
今日仕事が忙しくて、なかなか書けません。
とりあえず、出来た分だけあとでアップします。
「なっ・・・!」
抗議しようと開いたユーリの唇を、ラムセスの唇が塞ぐ。
強引に忍び込んできた熱い舌に口の中を犯され、ユーリはくぐもった悲鳴をあげる。
ラムセスはふと唇を離すと、ユーリを寝台の上にどさりと押し倒した。
「ぷはっ!」
ようやく唇が開放され、ユーリは思わず息を吐く、が、すぐにまたラムセスの唇が覆いかぶさる。
「ん〜〜〜っ」
なんとか力を振り絞って、ラムセスの顔を自分の顔から離すと、ユーリは叫んだ。
「ラ、ラムセス、何をする気なの!やめて!!」
「ダメだね。もう体調も戻った頃だろう?
そろそろ、お前をオレのものにしておこうと思ってね。
・・・言っておくが、こないだのように仮病を使っても無駄だぞ。」
そういうとラムセスは、ユーリの両手首を片手でつかみ、
ゆっくりとユーリの体の上に覆いかぶさってきた。
「い、いやあ!カイル、助けてぇ、誰かきてぇ!」
「・・・いくら呼んでも助けはこないぞ。
このあたりは人払いをしておいた。お前の声は誰にも届かない。
もちろん、ハットウサのムルシリ二世にもな。
今度こそ、誰にも邪魔はさせない・・・!」
そういうとラムセスは、あいた片方の手でユーリの服を乱暴に脱がせ出した。
あっという間に服はすべてはぎとられ、ユーリの白い裸体があらわになった。
ユーリはなんとか逃れようともがくが、ラムセスの体はたくみな枷となり、
ユーリを捕まえて離さない。
「ユーリ・・・」
くちゅ・・・
耳朶を、首筋を、鎖骨を、ラムセスの唇と舌がねっとりと愛撫する。
それをうけて、ユーリの背中をぞわぞわと悪寒が走る。
だが――
(やっ・・・やだっ・・・、どうして・・・?)
好きでもない男に体をまさぐられるおぞましさと、それとは別の、甘く切ない感覚がユーリの体内を走った。
ラムセスの指と舌が肌の上をはいまわる感触は、次第に体の奥底まで届き、何とも言えない疼きに変わってきたのである。
(こんな・・・ああっ、こんな・・・ヤツに・・・)
ハットウサで、ほぼ毎夜のようにカイルに愛撫されていたユーリの体は、
意志とは正反対に、ラムセスの愛撫をもたやすく受け入れ、淫らに反応しはじめていた。
「あぁっ・・・・」
ユーリの息に、甘いものが混じりはじめる。
その変化に気づいたのか、
さきほどからユーリの胸を優しくもみしだいていたラムセスの指が、その先端をきゅぅとつまんだ。
「んあぁっ」
ユーリの体がピクンとはねた。
すでにかたくなっていた乳首を嬲られる快感は、体の奥底まで届き、甘い疼きとなって全身を支配する。
ラムセスは唇を舐めると、すでに痛いほどにかたくとがった乳首を口にふくみ、ちゅぅうっと吸い上げた。
「はああっ・うんっ」
指とは比べ物にならない快感に、ユーリは激しく体をふるわせた。
(いやだ・・・っ 感じたくないっ・・・・・・ 負けたくないぃっ)
そんなユーリの思いを知ってか知らずか、ラムセスはその柔らかな乳房を思うさまにもみしだき、舐めまわす。
「相変わらず、さわり心地のいい肌だぜ・・・」
つぶやくとラムセスは、ふと顔を動かして、上気したなめらかな肌の上に舌をはわせた。
存分にその感触を楽しみ、また乳首を口に含んでころころと舌で転がし、吸い上げる。
「あ、あ、あ、あァーッ!」
ユーリの腰がビクンとはねあがった。敏感になった肌への愛撫に、ユーリの体は自身の意思を無視して反応し、
淫らな喘ぎ声をあげさせる。
きつく閉じ合わせていたはずのユーリの膝が緩んだ。そこを逃さず
ラムセスの指が足の間に滑り込む。
「あっ・・・やめて・・・・・・おねがい・・・・・・やめて、やめてェ・・・・・・」
熱い吐息を漏らしながら哀願するユーリの言葉を無視して、ラムセスの指は
すでに充血し、とろとろと奥から密をこぼし始めていた柔らかな肉の襞をなぞった。
体を弓なりに反らし、荒い息をつくユーリの反応を楽しむように、
ラムセスは愛液で濡れた膣口のまわりに指を滑らせ、刺激する。
「あうッ!あ、ああぁー、助けて・・・、カイル・・・」
体の奥底から湧き上がる快感に怯え、ユーリは思わず愛しい人の名を叫んだ。
「奴はこない」
ユーリの声に顔をしかめたラムセスは、冷たい声でそう言い捨てると、
乱暴に陰部をまさぐり、一番敏感な突起を探し出した。
溢れ出す密を指ですくいとって、突起にこすりつけ、しごきあげる。
「ひああぁあああ・・・・・・!」
クリトリスを刺激される痛みと、それを上回る圧倒的な快感に、ユーリの官能の炎が激しく燃え上がった。
全身がかっと熱くなる。
秘部からはとめどなく透明な愛液が溢れでて、その奥がきゅうっと収縮した。
「んあ、ああア・・・ッ! ふああぁ・・・・・・あ・・ダメっ・・・・・・もうダメぇ!」
大きな波が押し寄せてくる予感に、ユーリは激しく身を震わせた。
と――
ピタリ、と、ラムセスの指の動きが止まる。
「!?」
今にも絶頂を迎えようとしていたユーリは、はあはあと熱い息をつきながら、
思わずラムセスの顔を見つめた。
ラムセスはユーリの手を離し、身を起こしてユーリを見下ろすと、不敵な笑みを浮かべる。
「どうした?さっきまで嫌がっていたわりには、えらく感じていたようだな」
「!!」
ラムセスの言葉に、あまりの快感にぼうっとなっていたユーリの頭に理性が戻る。
なんとか起き上がってここから逃れようとするが、体がしびれて思うように動かない。
ラムセスはそんなユーリの顔を両手で包み込むと、顔を近づけて、ささやくように言う。
「いいか・・・今お前の傍にいるのはこのオレだ。
オレが欲しいのなら、素直にそういうんだぞ」
上半身裸の、がっしりした体、蜂蜜色の肌。短い金髪。
金とセピアの、オッド・アイ。
「ラムセス・・・」
真摯な瞳で見つめられ、ユーリは思わずつぶやき、それを聞いてはっと我に返る。
「だ、誰が・・・!」
「・・・強情なことで。ま、そこがいーんだけどな」
ラムセスはユーリの顔から手を離し、また熱い秘部を攻めを開始する。
赤く充血しきった芽をぐりぐりといじりながら、ユーリの中に指をずぶずぶとしずめていく。
柔らかな壁をこすりあげながら、奥へ奥へと指を進ませ、ゆっくりと動かす。
身体の内部でうごめく指の感覚に、ユーリは新たなそこから熱い液をこぼしながら、
無意識に腰を揺らしはじめていた。
「くぅぅっ・・・あふっ・・・・・・ふあぁ・・・アぁ〜ッ!」
再び、絶頂の波が襲いかかってくる。
それを見てとり、またラムセスの指が動きを止める。
(あああ・・・・・・っ)
またも登りつめることが出来ずに、行き場を失った快感がユーリの身体をさいなんだ。
秘部の奥が、熱く疼いて、たまらない。
「さあ、どうして欲しい?」
もどかしげに腰をくねらせるユーリを見て、ラムセスが愉快そうに笑う。
ユーリは悔しさに唇をかみしめるが、快楽を求めて淫らにもだえる身体をもてあまし、もうどうすることもできない。
ラムセスははらりと腰に巻いていた布を取り、すでに熱くそそりたった剛直をあらわにすると、
ユーリの秘部の中央にあてがった。
だが、中に入れることはしない。熱く濡れた溝をぐりぐりと先端でなぞるだけだ。
(・・・あ・・、もっと奥に・・・奥に・・・ほしいのぉ・・・)
執拗に焦らされることに慣れていないユーリの心は、すでに限界だった。
ずちゅっ。
ユーリの体内に、ペニスの先端がもぐりこむ。
ゆっくりと浅いところで出し入れし、すぐ上の肉芽に濡れた先端をこすりつけた。
「んあぁぁぁーっ!」
ついに、ユーリは最後の理性を手放した。
自分を陵辱している男の名を、狂おしげに呼ぶ。
「んああ、ああ、ラムセス!ラムセスぅ!お願い、欲しいのっ!中に、いれてぇぇ・・・
あたし、あたしもう、おかしくなっちゃうぅぅぅぅぅっ」
「・・・よし、いい子だ。褒美をやるよ」
どんなことをしてでも、手に入れたいと望んだ女。
その愛しい女が、自分の腕の中で、自分の名を呼び求める声を聞き、
ラムセスは満足そうに笑うと、そのまま一気に腰を進ませた。
「!!!!!!」
膣壁をえぐるようにして、ペニスがユーリの密壷に吸い込まれていく。
先端が最深部まで届いたことを確認すると、腰を大きく動かして抽送を始める。
「さあ、いい声で鳴けよ」
腰を大きくまわしながら、浅く、深く、何度も突き上げる。
「あぁ・・・ひい・・・・・・ひゃあああぁっ!」
襲い来る快感に身悶えながら、ユーリはそれを逃すまいとラムセスの肩にしがみついた。
子宮が激しく収縮する。
「あああっ!もうダメっ、あ、ラムセスぅ!イッ・・・イッちゃうっ・・・イッちゃうううううっ!」
すさまじい快楽の波が、ユーリの体中を駆け抜ける。
頭の中でいくつもの閃光が火花を散らし、視界が真っ白に染まった。
「あああああああああッ!」
がくがくとその身を震わせながら、ユーリは激しい絶頂を迎えた。
全身から汗が吹き出る。
「うっ、うあっ、はぁ、んあぁ・・・ん、んあ・・・くはぁ・・」
「おい・・・・、まだまだだぜ」
歓喜の声をあげながら絶頂を味わうユーリをじっくりと観察しながら、
ラムセスはユーリの肩に手を置くと、さらに奥まで突き入れた。
「ふああああーーんっ!」
容赦なく突き入れられる剛直に蹂躙され、ユーリは再び限界に達する。
二人の結合部から、愛液が潮のように吹き上がった。
もう、何も考えられない。
信じられないほど、身体中が熱い。
もう、喘ぎ声さえも声にならない。
ユーリは自分の体の奥で熱いなにかがはじけ、胎内を満たしていくのを感じながら、
この夜何度目かの、そしてこれまで感じたことがないような、最大の絶頂に達していた。
・・・どれくらい時間がたっただろうか。
ユーリは、ふと目を覚ました。
夜明けが近いのだろう、部屋の中はほのかに明るくなっている。
ユーリは自分の体にまわされた誰かの腕に気づき、
芯にしびれが残る身体をそっと動かした。
「カイル・・・」
ユーリの小さな声に気づいたのだろう、まわされた腕の主が、
力を込めてユーリを抱き寄せた。
「ち・・・まーだ奴の名を呼ぶのかよ。
ま、いいさ、そのうちオレの名前しか呼べないようにしてやるさ」
目を閉じたままそれだけ言うと、またすぐにラムセスは眠りに落ちた。
「ラムセス・・・」
自分の置かれた状況を思い出し、ユーリは悲しく顔を曇らせたが、
ラムセスの身体から伝わる鼓動と温もりの心地よさに、ユーリもまた、眠りに落ちていった。
END
あとがきというか言い訳
15と、30-47のSSを書いたものです。
なんとか終わりました。お目汚しすみません。
最近コミックスを読んでないので(手元にないので)ユーリとラムセスの
言葉遣いが思い出せず、苦労しました。
間違ってるととことか、文がおかしいところとかありますが、
どうかご容赦ください。
つたない文章ですが、楽しんでいただけたら幸いです。
49 :
名無しさん@ピンキー:04/01/23 17:56 ID:aMM3JdgY
楽しく読ませていただきました。
もっとユーリ&ラムセス読みたいです!!
50 :
名無しさん@ピンキー:04/01/23 18:07 ID:dkPj3Uoa
グッジョブ!!
また書いてください。
他のカプでも。
楽しみにしてます。
すげえエロかったです…乙!
52 :
名無しさん@ピンキー:04/01/24 00:03 ID:+zEQA8ak
乙!禿しく良かったっす!!
本編では寸止めハァハァな部分を補完したSSもっと読みたいです。
また書いてください〜!
53 :
SS保管人:04/01/24 00:32 ID:JBuEaAIM
保管人さんに質問。数多あるスレのSSをどうやってチェックして
いるのですか?
ふと思いついてしまったこと
夜な夜な行なわれているユーリとカイルの愛の儀式を、
水盤(だっけ?)でこっそり覗き見ているナキアたん。
その水を少しそっと持ち出し、小さな水盤を作って、ハットゥサの裏通りなどで
中継し(テレビじゃないっつの)
王室マニアなどに見せて小金を稼ぐウルヒたん。
その現場を目撃して、水盤を叩き割って止めさせようとするが、
「夜のイシュタルさまもなかなか・・・」等とささやかれ、
必死に自分の理性と戦うルサファたん。
(その間に、当然ウルヒも水盤を見ていたマニアたちも逃走)
スミマセン・・・・・・・・・・・_| ̄|○
ふと思いついてしまったこと2
>ラムセス×カイル×ユーリの3P
という文を見て、
すっぱだかのユーリそっちのけで、寝室の中で
全裸で殴り合いをはじめるカイルとラムセス。
騒ぎを聞きつけて駆けつけるが、
カイルとラムセスの裸を目の当たりにしてぶっ倒れる女官たち。
(ハディたちはあんまりビクーリして(゚Д゚)ポカーン でも目は釘付け→)
同じく騒ぎを聞いて駆けつけ、二人を止めようとするが、
ユーリが裸なのに気づいて鼻血を吹きながらぶっ倒れるルサファ。
慌ててルサファを運び出すカッシュ。
酔っ払っているため「やれやれー!」と野次を飛ばしてしまうミッタンナムア。
そんな騒ぎにも気づかず、自分の部屋で双子のどちらかと
よろしくやってるキックリ。
・・・二人の戦いは、夜が明けるまで続いた・・・
ホントーニスミマセン・・・・・・・・・・・_| ̄|○
57 :
SS保管人:04/01/24 13:11 ID:JBuEaAIM
>>54 自分のこの目で。
かちゅを使っているおります。
保管対象のスレを”重要度+2”に設定し、ソート。
あとは”レス”と”既得”のレス数を上から順に見比べていって、
増えてるスレは実際に覗いてみてSSが来てないかチェックしてます。
目が痛くなりますw
>56
面白そうだw
みんなみんな汗かいて大騒ぎw
>57
おつかれさまでございます
59 :
名無しさん@ピンキー:04/01/24 14:19 ID:06Ck3/A8
60 :
55,56:04/01/24 14:37 ID:ITS2cPZ8
(゚Д゚;)ハッ、イル・バーニを忘れていた!
61 :
イルバーニ:04/01/24 15:42 ID:06Ck3/A8
忘れちゃいやん
>保管人様
お疲れ様です。
私が書いた物は、どうぞ保管して下さって結構です。
しかし、念の為申し添えますが、
私の一存で、このスレに投下されるSSの全てを保管許可にするのは
もちろん出来ませんので、
誰かが新しい作品を掲載したときは、お手数ですがその都度お尋ねください。
もし私がまたSSを書くようなことがあれば、
「保管許可」であることをSSの前か後に書き添えておきますので、どうぞお持ち帰りください。
それではまた。
目の疲れには、ぜひブルーベリーをどうぞw
>57
ありがとうございます。
大変だろうなあと、いつも感服しておりました。
保管人さん自身はSSを書かれないのですか?
新連載見て来たー
面長なのはやめたのかね、いいことだ。
そして誰もこなくなった・・・
66 :
名無しさん@ピンキー:04/01/25 21:15 ID:v4zfHBsg
あげ。
海闇のジーン×流水なんてどうでつか?
ジーン×流風の陵辱モノも・・・。
ジーン×流風の陵辱モノ
これきぼん
68 :
SS保管人:04/01/25 23:05 ID:GOuhGtm8
>>62 許可ありがとうございます。
そしてご忠告通り、強引に事を進めることのない様に注意します。
>>63 SSを書く力なんて欠片もありませんです。
何も書けないので、他にスレに貢献する方法はないかと思ってこんなことを始めたわけで。
69 :
名無しさん@ピンキー:04/01/26 17:36 ID:PO6Sxx8D
ジーン×流風陵辱いいね。
誰か書いてくれ。
でも、物体を通り抜ける力を応用すれば、
犯られそうになってもすり抜けるんじゃない?
そもそも触れることすらできないかも・・・?
何のために満月期と新月期があるんだ……ッ
満月期は流水たん流風たんはいつもよりエロくなりますか?
一番自由がきくのは陵子かな。
”霊が操ってる”ってことにすれば、何に犯されてもおかしくない。
流風を陵辱陵辱ってひどいなぁ。
可哀想だとは思わんのかね?
「きゃああああ〜 助けてぇ克之ぃ!」
「はーはっはっはー、泣いても叫んでも無駄だあ!」(←誰?)
ビリビリビリビリ!
(*´д`*)ハァハァ
74 :
名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:52 ID:cFA5e4o+
蒼子×櫂の、やっちゃったバージョンとか書いてほしい!
神はこないのでしょうか
「あ・・・は・・ア・・ん」
満月の夜、水凪薫のマンションに、甲高い喘ぎ声が響いた。
声の主は小早川流水。
薫は流水の形のいい胸の先端を、大きな舌で包み込むように愛撫した。
意外にも優しいその動きに、流水も快感を抑えられずにいた。
「なかなか・・・上手いんじゃない」
薫は目線だけを流水の方に移した。
快感に酔う流水の顔には、先ほどまでのとげとげしさは無かった。
薫の手が下に降りる。
茂みを抜けたどり着いたそこは、すでに湿っていた。
焦らすかのような動きで、指が割れ目を這う。
流水の中に、感じたことのない強い快感が押し寄せる。
薫の動きはとてもゆっくりとしていた。
それは大切なものを優しく包むように、
愛しむように。
そんな動きだった。
流水のなかに、快感とは少し違う感情が芽生えはじめた。
セックスなんて、ただ快楽を求めるだけのものだと思っていた。
けれど今は違う。
この舌が欲しい。
この指が欲しい。
快感が欲しいんじゃない。
(この人が欲しい)
「入れて・・・」
流水が呟いた。
薫が流水の足を開き、その中心に自分のものを沈める。
しかし、薫はしばらくそのまま動かなかった。
焦らされたのかと思った流水が口を開く。
「・・・何してんのよ」
「焦るなよ。感じねえか」
「ただ入れてるだけで、感じるわけないでしょ」
「俺は感じるぜ」
薫が顔を上げ、流水を見つめる。
その優しい表情に、流水も目を離すことができなかった。
しばらく見つめあった後、
薫が今までとは違う激しい動きで流水の中を貫く。
突然の激しい快感に、流水は一気に昇りつめ、絶頂を迎えた。
しばらくして、薫がゆっくりと話し始めた。
「入れた後、しばらく相手の目を見るのが好きなんだ。
そいつがここにいるって、感じるんだ」
流水は黙って聞いていた。
「さっきも感じたぜ。
お前が、流水が、ここにいるって・・・」
しばらくして、薫の寝息が聞こえてきた。
流水は起き上がり、窓辺に立った。
あの瞬間、薫が欲しいと思った。
それは薫の言う、「感じる」という事だったのかもしれない。
流水は振り返り、眠っている薫の顔を見る。
窓の外で、流水を呼ぶように、満月が輝く。
流水は満月を見つめた。
一瞬の迷い。
「もう、戻れない」
流水は目を閉じ、言い聞かせるように呟いた。
やっぱり、あの人を愛しているから・・・・・・。
全然エロ書けんかった・・・。
駄文スマソ。
ちゃんとしたSSキボン!!
>>76-79 乙!
駄文だなんてとんでもない!
流水のキャラが上手く表現されてて感動しました。
またよろしくお願いします!
81 :
名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:31 ID:5+QUi2BG
イイネ(*´д`*)
あげてみよう。
82 :
SS保管人:04/01/29 20:46 ID:fbxBvbmk
体と共に心まで通い合わせる描写が素敵でした。
保管庫に収蔵させて貰いましたけど、駄目なようなら削除しますので仰って下さい。
83 :
76-79の作者:04/01/30 01:36 ID:li0SklpK
保管人様、いつもお疲れ様です。
こんなんでよければ、保管していただいて結構です。
あ〜、倫子×小田切なんかも読みたいな〜。
(・д・)ネ申こないかな・・・
>76-79の作者
いやいや、あなたこそネ申
>>76-79 乙です。
わーい!漏れが希望した薫×流水だ〜!
この2人って何かせつないな(´・ω・`)
また期待してます。
あげ。
あげ。
30さんも76さんも乙〜
すごくよかったっす。
ラム好きなので30さんのは特に萌萌でした!
また書いてください〜
89 :
名無しさん@ピンキー:04/02/01 21:06 ID:hjDCi99o
age
ウホッ篠原エロスレ・・・
ジーン×流風キボンヌ
ジーンと流水の原作でもあったラブシーンを克明に……(;´Д`)ハァハァ
あげ
93 :
76:04/02/03 03:52 ID:qzsr9aNo
希望も多いようなのでジーン×流風を書いてみました。
できた分だけとりあえず投下してみます。
陵辱になる予定ですので、苦手な方はスルーしてください。
>保管人様
76−79の作者ですので、
こんなんでよければ保管していただいて構いません。
94 :
76:04/02/03 03:54 ID:qzsr9aNo
「ルカ、ちょっとこの薬を飲んでみていただけますか?」
そう言って流風は、ジーン・ジョンソンから、小さなカプセルを渡された。
「これ、何の薬?」
心配そうに聞く流風に、ジーンは優しく微笑みかけた。
「心配はいりませんよ。あなたの抗体の強さを調べるための薬です」
「抗体の強さ?」
「ええ。もしルミのウイルスより強いことが分かれば、
感染した人を元に戻せるかもしれませんよ」
「元に戻せる・・・!?本当なの?」
ジーンはゆっくり流風に向かって頷いた。
流風は一瞬ためらいをみせたが、
やがて決意したかのように、カプセルを水で流し込んだ。
「効き目が出てくると、少しだるく感じるかもしれません。
しばらく、ベッドルームで待っていていただけますか?
変化が現れたら、内線で呼んで下さい」
95 :
76:04/02/03 03:56 ID:qzsr9aNo
ジーンの言葉に従い、流風は部屋のベッドに座っていた。
時計に目をやると、薬を飲んでから30分程たっていた。
流風は、少し体が重くなるのを感じた。
ベッドの脇に置いてある電話の受話器を取る。
2度コール音が流れた後、ジーンの声が聞こえた。
「効いてきましたか。それでは、すぐそちらに向かいます」
受話器を置いた後、流風は体の奥に痺れのような感覚を感じた。
すると、扉をノックする音が聞こえ、ジーンが現れた。
「体はどうですか?ルカ」
「少し、体が重く感じるわ。あと、体の奥が痺れてるみたいな気がする」
「痺れ・・・。体のどの辺ですか?」
「え・・・お腹の下辺り、かな」
「そうですか。効き目はいいようですね」
ジーンは持っていた書類に目を落とした。カルテだろうか。
その間にも、流風の中の痺れは大きさを増していく。
「ジョンソンさん、何だか体が熱くなってきたわ。早く調べて。
そうすれば、パパやママを元に戻せるんでしょう」
「それでは、調べさせていただきましょう」
96 :
76:04/02/03 03:58 ID:qzsr9aNo
ジーンはカルテをサイドテーブルに置き、流風の首筋に触れた。
「あっ・・・」
脈をとるかのように首に触られただけなのに、流風の唇から嬌声が漏れた。
その声を聞いたジーンが笑みを浮かべる。
「薬の効果は完璧なようですね」
ジーンはそう呟くと、優美な動作で身を翻し、流風をベッドに押し倒した。
「ジョンソンさん・・・?何?」
「あなたの体を、調べさせてもらうだけですよ」
そう言うとジーンは流風の首筋に唇を這わせはじめた。
「いやあ!何するの!?」
流風は驚いて体を傾けた・・・はずだった。
しかし、体が動いていない。
腕を動かそうとしても、力が入らない。
唯一自由になる眼球を動かすと、目の前の相手は冷たく微笑んでいた。
「ルカ、あなたを愛しています」
97 :
76:04/02/03 04:03 ID:qzsr9aNo
とりあえずここまで。
続きは2、3日中に投下したいと思います。
駄文スマソ。目の肥えた方はスルーして下さい。
ネ申が来てくれることを祈っております。
グッジョブ! 続きお待ちしていますハァハァ
続きまってます〜。
期待しつつあげてみる。
100 :
76:04/02/04 16:27 ID:2FDAh5z0
100げっと!
続き半分くらいできたので、もう少々お待ちください。
今日中に投下できたらいいな〜。
皆様、こんな文章に暖かいお言葉をありがとうございます。
101 :
76:04/02/04 16:47 ID:2FDAh5z0
100ついでにコントを・・・。
楷「彬!お前は白虎なんだぞ!その使命を忘れたのか!」
彬「分かってるさ・・・だが、俺は・・・蒼子を愛してる」
楷「蒼子は蒼龍だ!鬼だぞ。このままにしておけば、次々に人間が喰われる」
彬「くそっ・・・」
蒼「彬・・・もういいの。やっぱり鬼は存在しちゃいけないのよ」
彬「・・・蒼子・・!!」
蒼「彬・・・私を殺して」
彬「くっ・・・」
蒼「私たち、蒼龍と白虎じゃなく出会いたかったわ」
彬「・・・蒼龍と白虎じゃなければ、出会えなかったさ」
蒼「さよなら、彬」
彬「・・・鬼は外〜!!」
蒼「きゃぁぁぁぁぁ!!」
楷「・・・・・・やったか」
忍「おい、福は内を忘れているぞ」
一日遅れでスマソ。
節分かい!w
104 :
76:04/02/04 19:50 ID:bafAj09Z
>>102 ナイスつっこみありがd。
さて、ジーン×流風の続き完成しましたので投下します。
エロ部分下手すぎなんで、目の肥えた方はスルーして下さい。
105 :
76:04/02/04 19:52 ID:bafAj09Z
ジーンは流風の着ていたワンピースのボタンを一つ一つ丁寧に外していく。
乱暴な動きは何一つないが、そのアイスブルーの瞳には、静かな欲望が秘められていた。
やがて、流風の白いブラジャーに包まれた形のいい胸があらわになる。
「いやぁ!ジョンソンさんやめて!!」
ジーンはブラジャーの上から、流風の胸にそっと触れた。
「あぁん!」
直に触られてもいないのに、流風が強い反応を示す。
「な・・・どうして・・・」
「先程の薬には、媚薬の成分も入っています。綺麗ですよ、ルカ」
ジーンがブラジャーのホックを外し、流風の白い肌に口付けた。
「い、いやあぁ!克行!克行ィ!!」
「いくら呼んでもトーマは来ませんよ、ルカ」
ジーンはそう言うと、流風の胸の中心にある突起を舌で転がした。
根元から先端にかけて、ゆっくりと上下に舌を動かす。
「あ・・・は・・いや・・アぁん!」
体の奥底から湧き上がってくる快感に、流風は必死で耐えるが、
いくら口を閉じても自然と甘い声が漏れる。
「双子は、敏感な部分も同じのようですね」
流風を攻め立てる大きな快感は、媚薬の効果だけではなかった。
ジーンは流水と何度も関係を持っている。
流水の体を知っているということは、流風の体も知っていると同じことだった。
ジーンは舌で硬くなった突起を弄び、もう片方の胸を手で揉みしだく。
「い・・・や」
薬による体の重さと、快感で、流風はもう抵抗する気力を失っていた。
106 :
76:04/02/04 19:54 ID:bafAj09Z
ジーンは流風の腰をゆっくり持ち上げ、ワンピースとショーツを足から抜き去った。
頬を赤く染め、一糸まとわぬ姿になった流風を上から眺める。
「ジョンソンさん、お願い・・・やめて・・・」
流風の目から涙が零れた。
ジーンが流風の涙を指ですくいとる。
「泣き顔も素敵ですが、感じている顔の方がもっと魅力的ですよ、ルカ」
そう言うとジーンは、流風の太ももを撫で、足の付け根へと指を動かした。
中指で流風の中心の割れ目をなぞる。
「ぁ、は・・あああぁん!」
そこはすでに濡れていて、少し触れただけで大量の愛液が流れ出した。
ジーンの指がさらに奥へと進む。そこはすんなりと指を受け入れた。
流風は、自分の内部で何かが蠢く感覚に、いっそう高い喘ぎ声を上げる。
ジーンが、濡れた肉芽を転がすと、流風の頭の中は完全に快感だけが支配し始めた。
ジーンの中指が膣壁をなぞるように、時にかき回すように動く。
親指と人差し指は、ぬめりの中で存在感を示すように震える芽を摘まむ。
「あ・・いや・・・そ、こ・・・ああぁああ・・ん!!」
肉芽を摘ままれた流風は、快楽の絶頂へと誘われた。
「まだまだ、薬の本当の効き目が分かるのはこれからですよ」
ジーンは流風の耳元でそう囁いた。
107 :
76:04/02/04 19:55 ID:bafAj09Z
肩で息をする流風の胸元に、ジーンのブロンドの長い髪がかかった。
まだ硬さを失っていない胸の突起に髪の毛が絡む。
そのくすぐったいような快感に耐えていると、下腹部でざらざらとした舌が這い始めた。
ジーンの腕が、力の入らない流風の両足にかかる。
何の抵抗もなく、足はジーンの前に開かれた。
胸元でなびいていた髪が下に降りると同時に、舌も茂みを抜け、
まだひくひくと何かを訴えるような中心部へやってきた。
足の付け根まで溢れ出した蜜を丁寧に舐め、すくい取る。
「ぁ・・・ん・・あ」
その動きにも、流風は甘い反応を見せた。
やがて、ジーンの舌は割れ目へと侵入し、敏感な肉芽に絡みついた。
舌は流風の芽を執拗に追い回す。
転がすようにつつき、潰すように押し、時折甘噛みする。
「は・・・あぁあ・・ん・・・や・・・ぁ」
それだけで達しそうになるのを何とか抑える流風。
しかし、今度は舌が膣内に侵入してきた。
奥まで突き上げるように差し込み、小刻みに震わせながら出し入れを繰り返す。
「ああぁ・・・は・・あぁん・・」
流風の激しい快楽の波が、頂点に達する直前に、ジーンは舌を抜き、体勢を整えた。
「さぁ、そろそろ実験もクライマックスのようですね」
108 :
76:04/02/04 19:57 ID:bafAj09Z
「い、いやぁぁぁ!!やめて!」
流風の悲鳴を自分の口で塞ぎながら、ジーンがゆっくりと腰を沈めていく。
指や舌をすんなりと受け入れたそこは、まだジーンの大きさには対応しきれない。
流風の荒い息に水音が混じる。
快感で霞んでいた頭が、痛みで急に冴え渡った。
「いやぁ!・・・お、お願い・・・やめてぇぇ!!」
ジーンのものが流風の奥を激しく貫く。
それまでは乱暴な動きを見せなかったジーンが、流風の中で欲望を剥き出しにした。
奥へ奥へ、ジーンが食い込んでいく。
流風の中の痛みも、次第に痺れに似た快感へと変化を遂げる。
「あ・・・ん・・あっ・・・や・・・」
ジーンの腰の動きに合わせ、流風が声を上げ始める。
一度痛みによって引き戻された意識も、また快感の波に飲まれ始める。
最後に残った意識の中で、愛しい人の顔が見え隠れする。
「ごめんなさい・・・克行・・・」
頭の中の恋人が、流風に背を向けて消えた。
代わりに快楽の絶頂が押し寄せ、流風の中を満たしていく。
「あ・・・いやぁああああ!!」
甲高い悲鳴と共に、流風は達した。
その直後、流風の中にジーンの欲望が放たれた。
生暖かい感触の中で、流風の意識は闇の中へと堕ちていった。
激しい動きですこし乱れた金髪をかき上げながら、ジーンが流風の頬に口付ける。
「ルカ、愛しています」
ジーンの瞳がいっそう冷たく輝いた。
明日は満月。
月は流風に、微笑むのだろうか・・・・・・。
109 :
76:04/02/04 21:41 ID:7KA3Oa7S
重ねて駄文スマソ・・・。
76さん乙〜&グッジョブ!
楽しませていただきました。
111 :
76:04/02/05 02:48 ID:AH+pPeLt
>>110 ありがとうございます。
久々にがんばってエロ部分書いてみました。
今までエロさ漂うパロみたいのばっかだったんで。
感想いただけるとありがたいです。
ご指摘もありましたらなんなりと。
110です。
感想というかなんというか、
ジーンの髪を描写してくれたのが嬉しかった。
やはりあの長い髪は体にサラサラかかるんだろうなーとと思っていたのでw
76さんGJ!
萌えました〜。キャラの描写がうまいですね。
ただ一つ、言わせていただくならば、
「克行」ではなく「克之」ですw
114 :
76:04/02/08 14:20 ID:Ufq5PR9k
しまった〜、字間違えてたか。
スマン、克之。許せ。
乙です!>76
よかったです・・・
またお願いします!
116 :
名無しさん@ピンキー:04/02/09 12:25 ID:1pCJrQMV
あげ。
117 :
15:04/02/09 14:27 ID:+PVxgn6X
こんにちは、15です。
需要があるのかどうだかわかりませんが、
イアン×流風を書いたので後ほど投下します。
リクがあったやつを書けよって感じですが、書けませんでした。すみません。
陵辱モノです。いたぶっちゃってます。苦手な人はスルーでお願いします。
あと長いです!
こんなんでもいいとおっしゃってくださるなら、保管はOKです。
かなり長くなりそうなので大変でしょうけど。
118 :
76:04/02/09 15:25 ID:SkQb4K+T
15様、楽しみにしております。
119 :
15:04/02/09 16:49 ID:+PVxgn6X
決して、油断していたわけでは、なかった。
イアン・ヨハンセンと、クリスチャン・ヨハンセンの、双子の兄弟。
当面の、そしてきっと最大の敵であるこの二人。
能力を自由に使える時でも、この二人には痛い目に合わされ、
さんざんな思いをして逃げてきたのだ。
捕まるわけにはいかない。
新月期で能力が使えない今、もしあの二人に捕まったら、終わりだ―。
新月期が近づくと、3人でいては目立つと思ったのか、流水はどこかに姿をくらました。
多分、また力が使えるようになるまで、悔しいがじっとどこかで息をひそめているのかもしれない。
流風と克之は、なるべく目立たない、こじんまりしたホテルに宿にかけこむと、
とりあえずの宿を確保した。
明日には、また別のところに移動したほうがいいかもしれない。
まるで犯罪者の気分だった。
だが、新月期が終わるまであと2,3日、なんとしても逃げきらなければならない。
力が使えない二人では、あのヨハンセン兄弟の前に、あまりにも無防備だったから。
旧式のエレベーターがガタピシと揺れながら動く、この古びたホテルでは、
当然ルームサービスなど望めるはずもなく、
窓に影が映ることを危惧して、カーテンもぴっちりと締め切った部屋で、
俺が声をかけるまで、ノックされても返事をするなと言い残すと、
克之は近くのコンビニに夕食を仕入れに出かけていった。
ばふっ。
ひとり部屋に残った流風は、ベッドに倒れこむと、大きくため息をついた。
横になって目を閉じる。額の上に手を置いて、流風はあらゆることに思いをめぐらす。
(これから、どうなるんだろう)
不安なことはいっぱいあった。
ヨハンセン兄弟のこと、流水のこと、自分自身のこと、克之のこと−。
つんと目頭が熱くなり、ひとすじの涙が流れて、白いシーツに吸い込まれていった。
(克之、早く帰ってきて)
ひとりでいると、色んな考えが頭に浮かんできて、気が滅入ってしまいそうだー。
120 :
15:04/02/09 16:51 ID:+PVxgn6X
コンコン。
ふいに、ドアがノックされた。
(克之?)
ぐいと涙をぬぐって、ぱちりとひらいた、流風の目に。
天井すれすれに、重力を無視したように静かに浮かぶ、二人の長身の男の姿が映った。
二つの、全く同じ顔が、4つの青い瞳で流風を見下ろしている。
片方の男の額には、斜めに走った傷があった。
(・・・・・・・・!!)
あまりの驚きで、声も出ない。
なぜここが、とか、いつの間にここに、とか、
疑問はどんどん湧いてくるが、パニックに陥りかけた頭では上手く整理できず、
流風の頭は混乱した。
(!逃げなきゃ!!)
はっと我に返り、逃げ出そうとした流風の動きを予測したように、
男の一人が急降下して彼女の腕をつかみ、再びベッドに押し倒すと、そのまま強く唇を重ねた。
「んーんんんーっ」 激しくもがく流風。と、その男の指が流風の細い首をとらえ、ぐいぐいと締め上げはじめる。
(ぐぅっ、く…苦しい… 克之、助け…て…)
クスクスと、二人の男の冷笑が重なって聞こえる。
流風の意識が。
消えた。
意識を失ったのは一瞬であったらしい。
だが、その一瞬の間に、流風は男たち―最も会いたくない相手であった、イアンとクリスチャンの二人によって
まるで荷物のように担ぎ上げられ、ホテルから連れ去られていた。
着いた場所は、最初に対峙したときの水族館ではなく、海沿いの小さな家。
個人住宅とは、どこか違った作りの内装・・・多分、別荘なのだろう。
ジーンの持ち物だったのか、または感染者が所有していたのを奪ったのかもしれない。
二人は流風をつれ、地下にある小部屋へ連れ込んだ。
窓一つない地下室は、誰かが個室として使っていたのだろう、
床には絨毯がしかれ、大きめのパイプベッドや小さなサイドテーブルなどが置いてある。
イアンは部屋のほぼ中央にあるベッドにどさりと流風を降ろした。
121 :
15:04/02/09 16:52 ID:+PVxgn6X
「きゃ・・・」
ベッドに投げ出された流風は、なんとか身を立て直すと、体をよじりながら逃れようとした。
が、すぐにクリスによって退路を阻まれてしまう。
「あっ・・・・」
「これは、ルカだな」クリスが笑う。
「ああ、ルカの方だ。じゃ、相手はオレだな」とイアン。
怯える流風を見下ろす、冷たい目。
二人のせせら笑いが部屋に響く。
「じゃあ、せいぜい楽しむんだな」
「なんだクリス、行っちまうのか」
「ああ、オレはもう少しルミとトーマを探してみる。
ルミはともかく、トーマは多分、ルカと一緒にホテルにいただろうから、すぐ見つかるだろう」
そんな会話を交わし、クリスは部屋を出た。
残ったのは、流風と、額に傷を持つ、イアンとのふたり―
122 :
15:04/02/09 16:53 ID:+PVxgn6X
「じゃあ、こないだの続きといくか」
イアンの身体が流風の身体にのしかかり、覆い被さってくる。
「いやあぁぁぁー!克之ぃ!」
流風は動きを封じられながらも、なんとか逃げ出そうと渾身の力で身をくねらせる。
「んんー、んんんー」
唇が奪われる。流風は腕を振り回して抵抗しようとするが、やすやすとイアンに両手を掴まれてしまう。
しかし、流風はあきらめずにイアンの手から逃れようと腕に力を込め、
足を跳ね上げて、イアンの体を押しのけようともがいた。
しかし、イアンは流風の抵抗などものともせずに、流風の口腔に舌をねじ込み、さらに深く犯していく。
「ううっ!」
イアンは唇を放すと、流風を組み敷いたまま流風のシャツに手をかけ、一気に引き裂いた。
ブチブチブチッ!
派手な音を立ててボタンがはじけ飛んだ。ついでブラジャーも剥ぎ取られる。
ぷるんと零れ出た形のよい乳房を、イアンの手が荒々しくもみしだく。
「キャアアアアッ」
痛みと羞恥で流風が泣き叫んだ。だが、それでもあきらめることなくイアンの体の下で必死に身をよじり、
足をばたつかせて抵抗する。
こんなのはいや。
克之じゃなきゃいや!
愛しい者以外の手が、自分に触れる事を決して許したくないと、
流風は押さえつけられる苦しさをこらえながら、なおも激しく暴れ続けた。
あまりの抵抗にイアンの手が緩んだ。すかさず腕を振りほどいて、
イアンに向かって手を振り上げる。
バシッ。
ねらいはあやまたず、流風の手はイアンの頬を捉えた。ピッ、とイアンの頬に引っかいたような傷が走る。
「この女!!」
バシィッ!
怒りに燃えたイアンは、流風の左頬に強烈な平手打ちを加えた。
「きゃあっ」
頭の芯まで響く強烈な一打に、流風の意識が一瞬とんだ。
123 :
15:04/02/09 16:54 ID:+PVxgn6X
「てこずらせやがって!ちくしょう・・・。なんだってこんなに抵抗するんだ!」
イアンにとって、これは思わぬ誤算だった。
無理やりの暴行だ。多少の抵抗はあるものだとはもちろん考えていたが、ここまで暴れまわるとは考えていなかった。
流水と違い、おとなしそうな流風のこと、男の力で組み敷いて、裸に剥いてしまえば
あきらめると思っていたのだ。
平手打ちで流風がくたりとなった隙に、イアンは流風のスカートのホックをはずすと、ショーツごと一気に引き降ろし、
ついに一糸纏わぬ全裸にしてしまった。
蛍光灯の明かりの下に、流風の白い体がさらされた。
しなやかな曲線を描く体。なめらかな、きめ細かい肌。
恐怖心からか小刻みに震えている、まだ十代の、成熟しきっていない若々しい肢体。
何よりも、従兄弟のジーンがあそこまで執着した双子のうちの一人。
ゆっくりじっくり、時間をかけて味わってみたかったが・・・。
「こんな事なら、クリスを行かせるんじゃなかったな。まあいい、作戦変更と行くか」
時間をかけるより、さっさと落としてしまったほうがいい。
イアンは腕を切り離してどこかへ飛ばすと、麻紐を探し出してきた。
流風の手首を麻紐で縛り、ベッドに固定する。
そして両膝に手をかけ、足をぐいっと大きく開く。
124 :
15:04/02/09 16:55 ID:+PVxgn6X
「いやーっ!」
あられもない開脚姿にされ、気が付いた流風が恥辱に泣き叫んだ。
なんとか足を閉じようと力を込めるが、イアンの手に押えられた膝も、そして縛られた手首も、びくともしない。
「まさか・・・」
流風の秘部を覗き込んだイアンが、驚きの声をあげた。
茂みに隠された、うすい色の秘裂は、今まで何者の侵入も許した事がないかのように
しっかりと閉じ合わされていたのだ。
わずかに湿り気を帯びた秘裂の奥に指を強引にこじ入れてみる。
「痛っ!いやああっ!」
イアンの疑惑が確信にかわった。
「ルカ、お前、まだバージンだったんだな」
てっきり当麻と済ませているものだと思い込んでいたイアンは、たまらない愉悦感に笑い転げた。
「クックックッ・・・ククク・・ははははははっ、
なーるほどねぇ。それでこの暴れよう…か。」
せせら笑いながら、指をさらに奥まで突き入れ、激しく動かす。
「ううっ、痛い!いやああ!」
足の間に感じる異物感と、中をかき回される痛み。
愛撫というにはあまりにも乱暴な動きに、
流風自身が己の身を守ろうとしてか、感じてもいないのに愛液が染み出してきた。
「残念だったな、初めてがトーマじゃなくて」
イアンは愉快そうに笑いながら立ち上がって服を脱ぎ、既にはちきれんばかりに怒張した下半身を顕わにした。
そのまま再び流風の両腿を大きく割り広げると、かすかに濡れた秘裂の中心に、自身を押し当てる。
「ひぃっ…」流風の顔が、恐怖におびえて歪んだ。
「お、お願いだから、それだけはやめて、やめて、やめてェ・・・・」
流風は涙を流しながら必死に懇願した。恐怖で体中が震える。
125 :
15:04/02/09 16:57 ID:+PVxgn6X
「・・・もうちょっと感じさせてやろうと思ったんだが・・・・
暴れたお前が悪いんだ、ルカ」
イアンは非情にもそう言い放つと、なんとか逃れようと下半身を動かし最後の抵抗をみせる流風の腰を掴み、
これまで男を受け入れた事がない聖域に、自身の灼熱した塊を突き入れた。
「いやあああああああああーっ!克之ぃー!克之ぃーっっっ!」
流風の悲痛な声が部屋に響く。
「力を抜きな。そうしたほうが楽だ」
「あ、あ・・・うあああぁぁ!」
めりめりと狭い秘裂の中を、異物が奥へ奥へと侵入してくる。
襲いかかる強烈な異物感と圧迫感、身を二つに裂かれるような激痛。
声もでない。呼吸をするのもままならない。
「お…、さすがに締め付けるな」
イアンのペニスは凶器となって、まだ十分に潤っていないそこを無理やりに押し開き、
流風の処女の証を突き破って、ついに奥に届いた。
「ううっ、うぐぅぅっ」
先端が最深部へ届いた事を感じ、イアンは手を伸ばして流風の顔をぐいとつかんだ。
「ほら、こっちを向け・・・・。どうだ、初めての感想は」
「く・・・」
歯を食いしばって痛みとショックに耐えていた流風は、苦しそうにイアンを見た。
126 :
15:04/02/09 16:58 ID:+PVxgn6X
(・・・・・!)イアンは息を呑んだ。
赤くほてり、汗で濡れた肌、
苦痛のためきゅっとひそめられた眉の下で、
涙を浮かべた目が、それでも拒絶の色をたたえてイアンを見返している。
その姿はたとえようもなく淫靡で、イアンは女を征服する快感に酔いしれながら、
湧き上がる欲情をたたきつけるように、大きく腰を動かしはじめた。
「うあっ、ひ、あぁ・・・!?・・い、た・・・痛い・・・やめ、やめてェェ!!」
流風の泣き叫ぶ声も、イアンの嗜虐心をあおるものでしかない。
ギシッ!ギシギシギシッ!
イアンの容赦のない動きに、ベッドのスプリングが激しくきしんだ。
腰を何度も打ちつけながら、流風の奥を抉り続ける。
「あああっ!…ぐぅっ!も、もうやめっ…やめてぇぇっ!」
動きにあわせて流風の乳房はぷるぷると揺れ動き、その顔は苦悶に歪み、目尻からは涙がとめどなくあふれている。
イアンは膣内の粘膜を散々に蹂躙し、その感触を存分に味わった。
限界が近い。
さらに深く、一気に突き上げる。
「・・・・やめ・・・てぇ・・・」
荒い息の下で、掠れた悲鳴があがる。
その声を合図にしたかのように、流風の最奥でイアンの雄がぐぅっと膨れ上がり、はじけた。
ドクッ、ドクン・・ドク、ドクドクッ・・・ドクン――
自分の体の奥で何かが脈うち、熱い液体が胎内を満たしていく、生々しい感触。
それは流風の心と体を打ちのめし、深い絶望の底に突き落とす。
(あたし… あたし…)
汚されてしまった。
体の外も、内も。
どこまでも暗い闇の中を落ちていくような感覚に支配され、
(克之・・・)
闇の中に、愛する男の笑顔が浮かび、
かすんで消えていった。
127 :
15:04/02/09 17:03 ID:+PVxgn6X
ずるり。
存分に射精を楽しんだあと、イアンは自身を引き抜いた。
白濁した体液と、破瓜の証の鮮血が、シーツに点々と染みをつくる。
薄ら笑いを浮かべながら、イアンはベッドから立ち上がって、
気を失ったのか放心しているのか、ぐったりと動かない流風の裸体を眺める。
「こいつは・・・」
最初は、従兄弟のジーンを殺した女として、
残酷なやりかたで痛めつけ、傷つけて、
そのあとすぐに殺してしまうつもりだった。
死体は、片割れが見つかるま保存しておけばいいと思っていたのだが・・・。
「まだ新月期が終わるまで間があるしな」
一度きりで殺してはもったいない。
まだまだ、楽しめそうだー。
にやりと笑み崩れると、イアンは流風の戒めをとき、自分の服を拾い上げ、
全裸で横たわる流風を残したまま、部屋を出て行った。
128 :
15:04/02/09 17:15 ID:+PVxgn6X
長い・・・_| ̄|○ お目汚しですみません。
これでもかなり省いたんですが・・・。
しかも、せっかくなのでクリス×流風も考えてます。
毎度の事ですが、誤字脱字はご容赦ください。
129 :
76:04/02/09 17:38 ID:SkQb4K+T
15様、乙&グッジョブ!
まだまだ楽しみたいのはイアンだけじゃありませんよ。
漏れも・・・・・・(;´Д`)ハァハァ
クリス×流風も楽しみにしてます。
130 :
15:04/02/09 22:39 ID:FhDAq8PP
76さん、早速のレスありがとうございます。
実は克之の字が違うぞと冷たく突っ込んだのは私です。
|彡 サッ
そんな私に優しい言葉をかけていただいて・・・
続きは今書いてます。
また長〜くなりそう・・・ スミマセン
131 :
15:04/02/10 14:14 ID:ZS5GUqn1
第二部、投下します。
クリス×流風×イアンです。
陵辱です。苦手な方はスルーで。
132 :
15:04/02/10 14:15 ID:ZS5GUqn1
散々に泣き、泣き疲れて眠りに落ち、そのたびに悪夢を見て目が覚め、またすすり泣く。
何度目かの苦しい目覚めを迎え、流風はベッドの上に起き上がった。
裸のままで放置され、体がすっかり冷え切っている。
泣き続けたために、顔と目が、はれぼったい。
体のあちこちが痛む。縛られていた両手首は、激しい抵抗のために麻紐でこすれて皮がむけ、血がにじんでいた。
でも、何よりも傷つき、どくどくと血を流しつづけているのは、流風の心だった。
(もう、克之には会えない)
今、克之に抱きしめられたら、どれほど安堵するだろう。傍にいてくれるだけで、どれほど癒されるだろう。
だが、自分が陵辱された事を、克之にだけは知られたくない。今の自分を、見られたくない。
(克之・・・・・!)
自分の腕で自分の体を抱くようにして、ベッドの上でうずくまる。
ガチャリ。
突然ドアが開いて、双子の1人が姿を見せた。額に傷がない。クリスチャンだ。
「ひぃっ…」
流風は縮み上がった。
(この人も、あたしを・・・)
クリスは煙草を吸いながら部屋に入り、怯える流風に近づくと、震える肩にぱさりと
バスローブをかけた。
「立てるか?・・・来いよ、シャワー浴びたいだろ」
思いかけない優しい言葉に、流風が驚いてクリスを見上げる。
泣きすぎて腫れている流風の顔を面白そうに眺めながら、クリスは流風の手をとってドアのほうに促した。
(・・・・・?)
クリスの真意がわからずに、当惑する。
しかし、熱いシャワーというのは、今の流風にとってこの上なく魅力的な申し出だった。
体中に残る、あのおぞましい行為の残滓を、記憶を、一刻も早く洗い流したい。
少しためらったのち、流風は心を決めて体中の痛みをこらえて立ち上がり、クリスのあとに従った。
歩くたびに、かすかに朱が混じった白濁した液が足を伝って、ぽたぽたと廊下を濡らした。
133 :
15:04/02/10 14:18 ID:ZS5GUqn1
シャワーを浴び、クリスに連れられてまた地下の小部屋に戻される。
驚いたことに、陵辱のあともそのままに、乱れ、汚れていたベッドのシーツは新しいものに取り替えられ、
びりびりに破かれて散乱していた服は片付けられていた。
ベッドのそばのテーブルには、サンドイッチと、紙パックのジュースまで置かれている。
(???)
これはどういうことなのだろう。
すぐに殺されるかもしれないと思っていたのに。
流水が見つかるまで、流風を閉じ込めておくつもりなのか。
あの二人の考えがわからない。
流風はベッドに腰をおろした。バスローブの前をかきあわせる。
(どうにかして逃げなくちゃ)
熱いシャワーのおかげで、少し頭がしゃんとした。
克之のもとに帰るわけにはいかないが、ここに自分が捕まっていては、ふたりの迷惑になるかもしれない。
テーブルの上のジュースを手にとる。食欲はまるでなかったが、喉だけは無性に乾いていた。
大手メーカーの、グレープフルーツジュース。ストローを刺し、少しずつ吸い込む。
むかついた胸には、その酸味が嬉しかった。
半分ほど飲み、手の中でパックをもてあそびながら、逃げ出す計画を立てる。
134 :
15:04/02/10 14:19 ID:ZS5GUqn1
流風の能力が戻れば、二人も警戒するだろう。
だが、いまなら。
(弱ったふりをしてれば、油断してくれるかも)
逃げられるかもしれない。
入口のドアには、鍵がないようだった。だから――。
ぐらり。
流風が見つめていたドアが、斜めにかしいだ。
(え・・・?)
めまいがして上体がふらついた。ベッドに手をついて体を支えようとするが支えきれず、
ずるんとベッドから滑り落ちてしまう。
(なにこれ・・・ 力が・・・入らない)
じゅうたんの上にへたり込んだ流風の目の前に、ふいに二本の手が出現した。
あっという間に、流風の着ているバスローブの紐をとき、はぎ取ってしまう。
「きゃあ!」
クスクスと笑い声が聞こえ、二本の手の持ち主が、流風の目の前に立っていた。
135 :
15:04/02/10 14:20 ID:ZS5GUqn1
「市販のジュースなら、口にすると思っていたが、正解だったな」
クリスは手をつなげ、全裸の流風を抱えあげると、ベッドにそっと横たえた。
「別に毒ではないよ。ただちょっと力が入らなくなるだけだ。それもそう長い時間じゃない」
流風を扱う手も、その口調もひどく優しげだ。
「昔、イアンと遊びで作っていた催淫剤―つまり媚薬でね。
試作品が残っていたのを、ちょっと思い出したんだ」
ほんの数時間前、自分を陵辱した男と同じ顔、同じ声。
だが、クリスの青い瞳には、イアンとはまた違った、暗い欲望が秘められていた。
「いやっ!いやあああっ!」
優しげな口調や仕草が、かえって恐怖心をあおる。
だが、手足に力が全く入らず、逃げ出すことも、抵抗する事もできない。
つぅ、と、クリスの指が流風の肌の上を這い回り始めた。
細くてしなやかな指は、流風の肌のなめらかさを楽しむように、ゆっくりと動く。
クリスが自分を見つめているのが怖くて、流風はぎゅうっと目をつぶった。
だが、視覚がなくなったことで、さらにクリスの指の動きを敏感に感じ取るようになってしまった。
(あ・・・・)
クリスが言った薬が効いてきたのか - 感覚が、鋭さを増してきた。
指で触れられたところが、そして体の奥が、じわじわと熱くなってくる。
「ふ、はあぁ・・・」
流風の息が、少しずつ乱れ始める。
136 :
15:04/02/10 14:21 ID:ZS5GUqn1
クリスの手が、流風の乳房を包み込み、かたくとがりはじめた乳首をかるくつまんだ。
「んん!」
クリスがジュースに混ぜて飲ませた媚薬は、あきらかに効果を示しはじめていた。
頭のどこかで、危険信号が鳴り響いている。
流されてはいけない。
薬のせいで体が動かなくても、どんなことをしてでも抵抗するべきだ。
愛撫を受け入れてはいけない―
だが、ゆっくりと効きはじめる媚薬とあわせるような、ゆっくりとしたクリスの愛撫は、
流風の心と体をとかしていく。
(これは何…?私のからだは……どうなってる…の…?)
胸がざわめく。自分の体が、自分の体ではなくなってしまったかのような、妙な感覚。
「いや・・・。お願い、やめてください・・・」
かすかに甘さが混じった声で流風が懇願した。
クリスは薄く笑うと、流風の乳首を口に含み、かたくなりはじめたそれを吸い上げはじめた。
「あふっ・・うぅ・・・」
乳首に受けた刺激で、体がかっと熱くなる。
その熱は下半身に達し、そこからまた淫らな熱が沸き起こってくる。
「くぅ・・・んん…ん」
口を閉じていても、抑えきれない吐息が漏れてしまう。
クリスの舌は乳首から鎖骨、首筋に移動し、背中をゆっくりとすべりおりてきた。
137 :
15:04/02/10 14:23 ID:ZS5GUqn1
「あ…あ…」
流風の体が、ぴくぴくと痙攣する。
肌の上を這い回る舌の熱さを感じるたびに、下半身が甘くうずき、痺れてしまう。
(こんなのはいや…どうしてなの…)
流風は、自らの体の反応に、心の中で悲鳴をあげた。
疼きはだんだん大きくなり、意志とは正反対に身体が淫らに反応してしまうのだ。
舌はどんどん下にさがり、流風の白い尻を嘗め回し、太腿におりてくる。
内股や膝を丹念に愛撫し、ついにその中心に顔をうずめた。
「ひゃああぁっ!!」
ビクンビクン、と流風の体がはねた。
(いや・・・そんな・・・とこ・・・)
つい先程、イアンによって抉られた秘裂を、
熱く、柔らかいものがあくまでも優しくなぞっている。
性器をなめられているという嫌悪感、それがもたらす興奮、そしてその異常なまでの、快感―
苦しい。息ができない。
138 :
15:04/02/10 14:24 ID:ZS5GUqn1
「はぁっ・・はっ・・んうっ・・」
クリスの言ったとおり、手足の力は徐々に戻ってきていたが、
流風の大きくおし広げられている自分の足を、なぜか閉じることはできなかった。
クリスの舌はねっとりと秘裂の入り口をなぞり、肉の真珠をつつく。
「あぅ……!」
あとからあとから熱く熔けだして溢れてくる蜜をなめとり、
花弁を指で左右に開いて、さらに奥へと舌をもぐりこませ、出し入れする。
さらに大きく舐めまわし、最も敏感な突起に舌を絡ませ、吸い上げる。
「ああぁぁっ!」
あ…も…もうダメ…どうにかなりそう……
媚薬に酔った体の奥底が、じっとしていられないくらい熱くなっている。
心臓がそこに移動したかのように、秘部がどくどくと脈打ち、
それは大きなうねりとなって、流風の全身を襲った。
「あ・・あ・・・ああぁぁっ!」
切ない声を漏らして、流風の全身をガクガクと震えた。
「どうやら、イッたようだな」
顔を上げ、流風がもだえる様を見下ろしていたクリスが、愉快そうに言った。
(いく・・・?これが・・・?)
生まれて初めて味わう絶頂感に茫然となり、ついで自己嫌悪が襲ってきた。
(こんな・・・人に)
薬のせいとはいえ、こんな男の手で感じてしまった自分が許せない。
だが、幾度となくかわした克之とのキスや、先程の破瓜の瞬間にも、わずかに花開いたにすぎなかった
流風の”女”の部分は、媚薬によって強引に目覚めさせられ、揺さぶられていた。
もう、流風の意思が及ぶところではない。
139 :
15:04/02/10 14:25 ID:ZS5GUqn1
「かなり効いてきたようだな。ほら、まだまだこれからだよ」
「クリス!ここにいたのか。何を・・・やってるんだ?」
同じ声が、違う言葉を発して、重なった。
いつの間にか、イアンが部屋に入って来ていたのだ。
クリスのクスクスという笑い声。
「以前作った催淫剤の事覚えてないか?それをちょっと、流風にね。
ほら、イアンにも効果を見せてやれよ」
そういうとクリスは流風を抱き起こし、背後から抱きかかえて足を広げて見せた。
ちょうど子供に小用を足させるような格好である。
「いやーっ!」
あられもない格好にされ、流風が泣き叫んだ。
恥辱に泣く流風の秘部は、赤く充血し、とろとろと多量の蜜を溢れさせていた。
絶頂の余韻もそのままにぱっくりと口をあけ、淫らにヒクヒクと息づいている。
その淫らな光景に、イアンの喉がごくりと鳴った。
「へぇぇ、すごいな。効果は上々、ってわけか」
イアンが手を伸ばし、流風の膣口をくりくりとなぞると、そのまま指を突き入れてきた。
「ああん!」
くちゅ、くちゅくちゅっ・・・ちゅっ・・・
イアンの指の動きのままに、自らの性器がたてる淫猥な音を聞き、流風はますます羞恥心に燃えた。
「・・・! ああぁ!」
クリスの舌が再び流風の乳首に吸い付いた。
「あっ、ああっ!…だめっ、そんなに動かさない…で…」
やめてと願う声も、どこか媚びるような響きを含んでしまう。
愛液に濡れそぼった肉の壁をこする指と、尖りきった乳首をころがす舌の感触。
二人の男に敏感な部分を同時に責められ、流風は再びさっきの波がやってくるのを感じた。
140 :
15:04/02/10 14:27 ID:ZS5GUqn1
「―――っふ、くぅ… やああああ…ん・・・」
「いい格好じゃないか!ルカ!トーマが今のお前を見たらどう思うかな!」
どちらの男の声だったのか、あざ笑う言葉をどこか遠くで聞きながら、
身も心も蕩かすような甘美な刺激が体を駆け抜けるのを待った。
と、二人の愛撫が申し合わせたように同時に中断した。
「あ・・・」
そして、またゆっくりと、繊細な愛撫をはじめる。
「くぅ・・・んん…」
イアンとクリスの息は、こんな時にもピッタリ合っていた。
的確に流風の性感帯を責め、しかし流風が絶頂に達する前に
意地悪く敏感な部分から指や舌をそらしてしまうのだ。
そのたびに流風は大きな波の期待に打ち震え、
中途半端に放置されてしまった快楽の解放を求めて、淫らに腰をくねらせ、
もどかしげに花芯をきゅううとわななかせる。
「あっ、あっ、んうっ…はあっ…や…あっ」
流風はさらなる刺激を欲しがるように、甘い吐息を漏らし続け、
秘部から湧き出た透明な液は、イアンの手と、白いシーツをぐっしょりと濡らした。
もどかしさに、気が狂いそうだ―
141 :
15:04/02/10 14:51 ID:ZS5GUqn1
涙で濡れた流風の瞳に、もう拒絶の色はない。
それどころか、はっきりとした欲望と、欲情の色が浮かんでいることに気づき、
イアンがたまらない愉悦に笑い転げる。
「どうしたルカ・・・どうして欲しいんだ?
さっき俺に初めてを捧げたとは思えないな。
ここをこんなに濡らして・・・随分イヤらしい女だったんだな、お前は」
―捧げたわけじゃない、無理やりに奪われたんだ―そして薬のせいで、こんな――
流風の脳裏に反論の言葉が浮かんだが、
口から漏れるのは、掠れた喘ぎ声だけだった。
「残念だったな、初めてがトーマじゃなくて」
クリスが流風の耳元で、イアンと全く同じ台詞をささやいた。
「二番目ももらっちまえよ、イアン」
「ああ」
イアンは指を抜くと、流風の体を回転させ、尻を高くあげた四つん這いの格好をさせた。
硬く盛り上がったペニスを膣に押し付け、先端で入り口を探る。
秘部に押し付けられた熱くて大きいモノを誘い込むように、流風は思わず腰を前後に揺らした。
「尻が上がってるぜ、ルカ。まるでおねだりする猫だな」
尻をぎゅうっとつかまれる。ゆっくりと侵入を開始する熱い塊。
「はあっ・・・」
十分にほぐされ、濡れたそこは、数時間前に自分の処女を傷つけたそれを、なんなく通した。
かすかに感じる痛みも異物感も、新たな快感でしかない。
「はぁ…っ あ‥‥くっ!は…っ…」
先端が子宮口に届いた。
イアンの腰が、ゆっくりと抽送をはじめる。
流風の身体が自分の体重を支えきれずに小刻みに震えた。
142 :
15:04/02/10 14:53 ID:ZS5GUqn1
苦痛ではなく、快感のためにゆがんだ流風の顔を、クリスが薄笑いを浮かべて観察している。
その視線すらも、切ないような快楽にかわる。
奥まで埋め込まれたペニスを入口まで引き抜き、また一気に奥まで侵入し、
だんだんに動きを早くして、前後に揺すりたてる。
「ま、待っ、あぁんっ!はあああぁっ!」
登りつめる一歩手前でもてあそばれていた流風の身体は、雌の本能のままにイアンのペニスを受け入れ、
絡みつき、絞り上げる。
じゅぼじゅぼという、性器がこすれあう卑猥な音が部屋に響く。
流風の身体の奥底からなにかが背中を駆け上り、また一気に駆け下った。
「あああぁぁぁーーっ!」
流風は白い喉をそらして、二度目の絶頂を迎えていた。
もう、自己嫌悪はやってこなかった。
強烈に感じていた嫌悪感も、消えた。
ただ流風の中にあるのは、圧倒的な快楽だけ―
143 :
15:04/02/10 14:53 ID:ZS5GUqn1
くたりと崩れ落ちそうになった流風の身体を両手で支え、
イアンはそれでも容赦することなく攻め立てる。
(もう…もう…やめて…)
体中が燃えるように熱い、疼く……誰か助けて……克…
「いやあ、あっ、あっ、んあっ、あぁぁぁーーっ」
根元まで突き上げてくるイアンの動きに全身を揺さぶられながら、流風は苦しげに喘いだ。
頭のなかが真っ白になり、意識を手放しかける。
涙と汗でぐしゃぐしゃになった流風の顔を、誰かの手がつかんだ。髪を引っ張られて、顔がのけぞる。
と、クリスの怒張が目の前に突きつけられていた。
たった今自分の中にいるのと同じものが、ビクビクと脈打ちながら口に押し付けられている。
「い、いやっ!ぐぅっ、んぐぐぐ・・・」
慌てて口をつぐんだが、クリスは強引に口の中にペニスを入り込ませた。むせ返るような雄の匂いがひろがる。
「ぐぅ・・・」
涙をぽろぽろとこぼしながら、流風は嘔吐感をこらえた。
クリスは流風の顔をつかんで、ぐいぐいと動かしながら流風の口の中を犯し尽くす。
「んんん……ッ!」
その合間も、秘部に力強く打ち込まれる動きは休むことなく、膣壁をえぐり、奥に荒々しく突き立て、
流風のたおやかな身体をさいなみ、全身に熱い疼きを与えていた。
上と下、両方の口に男の欲望の塊をくわえ込み、二人の男に同時に刺し貫かれて、
秘肉と口内を無残に蹂躙されながら、
それでも流風の身体は、強烈な快感に震えていた。
144 :
15:04/02/10 14:55 ID:ZS5GUqn1
「んーっ、ふーっ、んーっ、んふぅ〜っ!」
唇の端からだらだらと涎をこぼしながら、流風はくぐもった喘ぎ声をもらす。
流風の頭を押さえつけていたクリスの手が、流風の胸に伸び、
揺れる胸の先端をつまんで、こすりあげた。
同時にイアンの手が前に回り、熱く濡れた突起を探りあて、しごきあげる。
「ひぃああああぁぁぁーッ!」
流風の今にも狂いそうな悲鳴が部屋中に響き渡った。
体の奥底から沸きあがり、爆発的に高まる快楽が全身を駆け巡る。
ドピュッ!ドクドクドクッツ!
流風の口の中に、収縮を繰り返す子宮の奥に、大量の熱い粘液が放たれた。
その刺激は脳天まで突き抜け、頭の芯がビリビリと痺れた。
さらなる高みに登りつめた流風は、そのまま意識を失った。
一度果てても、男達の欲望はおさまるところを知らない。
快楽の果てに、体を痙攣させながらぐったりと横たわる流風の体に、
再び二人の手が襲いかかる。
―新月期が終わるまで、あと、1日―
END
145 :
15:04/02/10 14:58 ID:ZS5GUqn1
終わりました!
長々とすみません。
もっとうまくまとめられるといいのですが・・・
このスレに立ち寄った人が、少しでも楽しんでくださればと思います。
146 :
76:04/02/10 18:45 ID:H0lk90qe
15さん、乙〜!
イアン、クリスとともに楽しませていただきました。
エロの描写もとても上手いですね。参考になります。
15さん、楽しませてもらってます。
そいえば流風と克之ってどこまでやってた?
途中でやめてたけど、挿れてないっぽい気が…。
二人の初夜誰か書いてホスィ
(*´Д`*)ハァハァ
15さん乙〜。最後の
>―新月期が終わるまで、あと、1日―
がさらに妄想をかきたてる(*´Д`*)ハァハァ
149 :
67:04/02/11 14:14 ID:Mo6jre9w
15さんの続きで、克之との初夜書いてみたいな。
イアン、クリスに陵辱された後、リハビリエチーみたいな。
150 :
15:04/02/12 13:10 ID:EvPl4tNK
おお、読んでくださった方々、ありがとうございます。
>イアン、クリスに陵辱された後、リハビリエチー
いいですね〜。ぜひ読んでみたいです。
あげ
152 :
67:04/02/13 03:02 ID:bYLqUQSH
>149 あんなこといいつつなぜか現在陵子×ポウ書いてます。
もうちょっとかかりそうなので、15さん他神を待ちつつ雑談でも・・・。
篠原作品で一番の萌えキャラっつったら誰でしょう。
私は流水かユーリですかね。
男に頼らなくてもやっていける所が萌え〜です。
ジュダじゃなかったのか!
ところで・・・おそるおそる67さんに質問です。
1.あなたは「ジーン×流風の陵辱モノ これきぼん」と上のほうで書いてる
67さんである。
2.実は76さんが改名した。
3.76さんが間違えている。
4.上の中のどれでもない、私の名前は67だ。
どれですか?
155 :
76:04/02/13 16:29 ID:7xDwxnNb
おあああああああ!!
3が正解であります・・・。
は、恥ずい・・・・・・オロオロ。
そんなにオロオロしなくても( ´∀`)σ)Д`)
158 :
76:04/02/13 19:48 ID:7xDwxnNb
~旦⊂(*^^*) ドモー
ここはなごやかな良スレですね(・∀・)イイ!!
リハビリや新しいSS楽しみに待ってます
(陵子・・・会いたかった)
誰・・・この男の人。
・・・ポウ?ポウなのね!?元に戻ったのね!
(陵子、ありがとう。お前のおかげだよ)
そんなこと・・・あ・・・。
猫のあなたとは何度もキスしてるのに、やっぱり恥ずかしいわね。
あ、待って・・・。
や・・・あん・・そんなとこ・・・。
(陵子、愛してる)
あ・・ん、あ・・・ぁん・・・。
私、なんかおかしくなりそう・・・。
(陵子、愛してるにゃあ)
え?
(愛してるにゃあ・・・にゃあ・・・にゃあ)
ええ!?
(にゃあ・・・にゃい・・・にょい・・・)
えええ!?
「おい!!!!!!」
「きゃあ!」
頭に直接伝わる大きな声に驚き、陵子は飛び起きた。
傍らにはにくたらしい顔をした白い猫がいる。
「な、何よポウ、いきなり大声出して」
「大声出してたのはお前だろう」
猫がしなやかな動きで、陵子の正面に移動した。
上目づかいで陵子の顔を覗き込む。
「随分いい夢を見てたようじゃないか」
その言葉を聞いて、陵子の顔が一気に赤く染まる。
「ポウ、何で!?どうして夢の中のことなんか・・・」
「ちょっとは感謝しろよな。あのままほっといたら、喘ぎ声が隣に聞こえてたぜ」
「喘ぎ声」という単語に陵子の体が熱くなる。
今になってやっと、自分が見た夢を思い出し、恥ずかしさが込み上げる。
陵子が顔に手を当てて羞恥心に耐えていると、ふと、お腹の辺りに冷気を感じた。
そして次の瞬間、胸の先端をざらりとした感触が襲った。
「ぁあん!」
くすぐったいようなその感触に、思わず声が上がる。
見ると、パジャマの中にポウが侵入している。
「ちょっ、何してんのよ!!」
パジャマの隙間から見えているしっぽがピクリと動く。
「お前、随分溜まってるみたいだからな」
「溜まってるって・・・ちょっ、やめ・・・あん!」
制止の声を、快感が遮った。
ポウの舌がざらざらと乳首にまとわり付く。
全身の力が抜け、陵子はベッドの上に再び倒れこんだ。
「あんまり大声だすなよ」
頭の中に直接声が響く。
しかし、陵子にはうっすらとしか聞こえなかった。
ポウは前足で器用にパジャマをまくり上げ、左右の胸を交互に愛撫する。
体の上を移動するさらさらとした毛の感触だけで、陵子の体は反応をみせた。
ポウの舌が胸の先端を這い回る。
快感を創り出すそこは、痛いくらいに固く尖った。
陵子はさっきまでの夢を思い出していた。
ポウが元に戻ったら、大きな腕で、体で、抱きしめてほしい。
私のもっと奥まで入って、愛して欲しい。
「愛してやるよ、体に戻れたらな」
ポウはそう呟いた後、舌の動きを止め、陵子のパジャマの中から出てきた。
「続きも、体に戻れたらしてやるよ」
「っ、な!!何言ってんのよこのスケベ猫〜!!」
陵子が真っ赤な顔をして、ポウにまくらを投げつける。
ポウはテレポートしてまくらを避けた。
怒りが一回りした陵子は深いため息をつき、自分の下半身の異変に気付いた。
着替えないと気持ち悪くて眠れそうにない。
そう思って立ち上がったとき、服の上からでもハッキリと分かる胸元の突起に気付いた。
無意識に手が、胸へ、そしてズボンの内側へと伸びていった。
ちなみに、陵子が拓を待ちきれずにイってしまったことを、
ポウはお見通しなのであった・・・。
163 :
76:04/02/15 03:35 ID:GUwTs0Vf
以上です。駄文スマソでした。
引き続きネ申キボン!
獣姦みたいだ(´Д`*)ハァハァ
いや、みたいじゃなくてマジで縦貫
166 :
76:04/02/17 04:03 ID:ySUmMNO0
圧縮が近いという話を情報室で見たけど、定期的に書き込んでれば大丈夫なんですよね?
人大杉になって書き込めない人もいると思うのでちょと不安・・・。
念のためあげてみる・・・。
ちなみに、リハビリエチーは挫折しました・・・。
誰か書いてくれ〜!
76さん乙! 人大杉で書き込めない〜 今携帯からです。 感想は後ほど。
age
とりあえずage
さびれてますなあ。人大杉早く終わってくれ。
唐揚げ!
ここの職人さんは>15以外男性かな。
いやなんとなく。
>>172 こんにちは。普段は名無しに戻っている15です。
私は深く考えもせず女性ばかりかと思ってました。
少女漫画のエロパロだし。
174 :
76:04/02/21 16:17 ID:C0MICJqb
私も女です。男に見えますかね?
男になろうとしてるわけじゃないんですが・・・。
てか、ここでSS投下してるのって私と15さんだけ??
もっと職人さん来てくれないかなぁ・・・(´・ω・`)
175 :
172:04/02/21 21:53 ID:HLK7Dfjh
大変失礼しました。
雑談と名前欄をすっとばしてSSだけ一気読みしたので、15さんが他のも
書いてらしたと気づきませんでした。気づけよ>自分
男性かと思ったのは、陵辱ものが多かったのと、喘ぎ声が元気だったからw
ついでに王道のユーリとカイルの和姦ものキボンです。
和姦はねぇ・・・なぜか恥ずかしくて書けないんですよ。読むのはいいけど。
まだ陵辱系のほうが冷静に書ける、みたいな。
「○○、愛してるよ」ナーニイッテンダ(゚∀゚)アヒャ
って感じになっちゃってw
177 :
15:04/02/22 10:20 ID:1B8xICV0
↑15です。上のレスに名前入れ忘れた。
ですがなんとかがんばって書いてみようと思います。
しばらくは忙しくてこのスレにもなかなかこられませんが。
まあ、ラブエロ(特に天河)は本編でも堪能できる部分がありますから。
陵辱系は寸止めが多いので、妄想をそそるものがあるます。
179 :
15:04/02/23 13:45 ID:jqIh41OZ
76さん、遅くなりましたけど乙です!
エチーな夢を見て寝言で喘いじゃう陵子ちゃん萌えました。
>や・・・あん・・そんなとこ・・・
そんなとこってどこなんだー (*゚∀゚)=3ムッハー
できれば、人間の体に戻ったポウ×陵子もお願いしたい…
新連載age
181 :
名無しさん@ピンキー:04/02/27 16:14 ID:+13IgyDx
SSキボンヌ
「あぁ……」
―僕の腕の中で、僕の可愛い妻が熱い吐息をもらす。
ゆっくりと腰を動かしながら、ふわふわとした髪をなぜてみた。
「可愛いよ、リュイ・・・」
僕の言葉に、彼女はとろんとした目を開いて、少し恨みがましいような顔で答えた。
「あたしは……シャラよ……」
「え?あ、ああ、ごめんごめん、可愛いよ、シャラ」
慌てて謝ったけど、リュイ・・・じゃない、シャラは、
いまだに双子の妻の見分けがつかない夫の僕をにらんだままだった。
ごまかすように、大きく腰を動かす。
「んああぁっ」
シャラが、喉を反らすようにして声をあげた。
豊かな胸に手を当ててもみしだきながら、ぐいぐいと突き上げるように腰を使う。
「あ、んんッ! はぁ、ああああアアアっ!」
彼女の高い声が、そのまま快感となって僕の中に響いてきた。
どんどん膨らむ欲望を解放させるべく、むちゃくちゃに腰を動かす。
「くぅッ!イクよ、リュイ!」
「ばかぁ!あたしはシャラだってばあぁぁ!」
彼女の怒りに呼応したように、ぎゅううう、とシャラの熱い膣肉が僕自身をしぼりあげ、
僕は彼女の一番深いところに、一気に熱い液をぶちまけた。
テキトーでごめん。
キックリ×シャラです。
あそこの夫婦にはこういう問題は
起きなかったのかなーと思いまして。
実際リュイもシャラも、間違われることには慣れっこで、
いちいち怒らないような気もしますけどw
乙です!
やっぱり間違えるんだろうね・・・キックリは。
3Pも見たい気がする・・・(*´Д`)
185 :
名無しさん@ピンキー:04/03/02 03:16 ID:ReUItfwK
落ち阻止
キックリって、夜は
リュイ&シャラと3人で一緒に
寝てるんだね。
別々のほうがよくないか?と
余計な心配をしてしまった。
>>186 3Pする時だけ三人で寝てます。
個別に楽しみたいときは別々に。
キックリに、3ピーするほどの体力が あるとは思えんなー。
>188
馬の係りだけ在って、馬力があるんじゃないかな見かけよりも。
三人でいつも寝てて3Pしないとしたら一人は見てるだけなのかな?
見てる人→キックリかもw
双子で勝手に今夜はどっち、もしくは二人で挑むか決めているに一票w
そしてキックリのもとにきた一人を
>>182のように間違うと・・・。
双子は、キックリの一体何がよかったのかな。
騙し易く扱い易そうだったからでは……
馬並みのピーでは........
単に売れ残り二択の内ハゲが好みでなかっただけとも考えられるな。
これはハゲではなく剃ってるだけだーーーー
と、某少年漫画のキャラだったらいいそうだな。
職場ケコーンか・・・
某少年漫画のキャラって誰?ヒントキボン
ナッパ?
「コータローまかりとおる!」の天光寺輝彦のことかと。
おお!保管人さんではないですか。
ありがとうございます。
天河のキックリ×リュイなど書いてみました。
原作を読みに本屋に行くヒマがなく、記憶だけで書いたため、
細かい設定が違うかもしれませんがけど、
どーかご勘弁を。
ではどうぞ。
「誰にも、見つからなかった?」
「うん。大丈夫」
―ルサファがエジプトから戻り、ユーリさまの無事が伝えられ、
宮の皆が歓声をあげた、その晩。
私とキックリは、とある倉庫の1室にいた。
数ヶ月前から付き合いだした私たちは、幾度となく人目を忍んで会っていたのだけど、
エジプトとの本格的な戦争が始まったり、ユーリさまが行方不明になったりと、
そんなこと考えも出来ないような日々が続いて、二人きりになんて全くなれなかった。
でも、ユーリさまも無事とわかったし、ルサファも戻って、宮を満たしていた
重苦しい空気も消えてしまったことだし。
今夜だけ…、ほんの少しだけ会おうかって話になって、
夜は人気のなくなる倉庫の奥で、待ち合わせたのだった。
「リュイ…」
入るなり、キックリが私のことをぎゅうっと抱きしめる。
「会いたかった」
「私も」
ついばむような、キスを繰り返して。
「…よかったわね、ユーリさまがご無事で」
「うん」
「ルサファも戻ったし…、これでカイルさまもお元気になられるわね」
「ああ、本当にそうだね。」
二人でかたく抱き合いながら、そんな会話を小声で交わす。
このところずっと、こんな他愛もない会話もできないほど、
この宮の中は緊張していたのだ。
「リュイ」
「なあに?」
「ユーリ様はもちろんだけど・・・、君が、リュイが無事でよかったよ」
「・・・!」
「すごく、すごく心配したんだよ。
船が沈没したと聞いたとき、心臓が止まるかと思ったよ。
リュイが見つかったとき、どれだけほっとしたか・・・」
私の胸に顔をうずめて、キックリがつぶやくように言う。
「そんなに…心配してくれたの?」
「当たり前だよ!僕には、リュイしかいないんだから」
嬉しかった。
私のことを想ってくれるキックリの気持ちは、すごく嬉しかったんだけど。
なんだか、複雑な気持ち。
だって、キックリは全然気づいてないけど、
実は、キックリと付き合ってるのは…私だけじゃないんだもの。
私と、シャラと、二人交代で、”リュイ”として、キックリと会っているんだけど。
「キックリが気づくまで、内緒にしてようね」とシャラと約束しているから、
今はまだ、それを言うわけにはいかないけどね。
でも、行方不明になって、キックリが心配してくれたのは、私で、
今、彼の前にいて、彼に抱きしめられてるのは、私。
「キックリ」
私は、キックリの背中にまわした手に力を込めて、ぎゅっと抱きついた。
「じゃあ、私、もう戻るね。姉さんが気づくといけないし」
そういって体を離した私の腕を、キックリの手がつかんだ。
「だめだ。いくな」
(え…?)
ほのかな灯りに照らされて、キックリの真剣な顔が見えた。
つかんだ腕がそのまま引き寄せられて、また抱きしめられる。
「キックリ…」
「行くなよ。ここにいろよ」
「・・・・・・」
珍しく力強いその言葉は、私の奥まで響いてきた。
そんな、普段の頼りなく見える彼とは違った一面を見せられると…ドキドキしてしまう。
そして、私のお腹の辺りに当たっている、熱くて固い感触で、
しばらく忘れていた感覚がよみがえってきて、全身がかあっと熱くなってしまった。
「キックリ」
「ん」
「大きくなってる」
「しょうが…ないじゃ…ないか」
「…もう…」
陛下たちだって離れ離れなのに、不謹慎でしょ、という言葉を、口には出さずに飲み込んで、、
照れたような表情のキックリに、今度は私からキスして
もう少しだけ、ここにいるねとささやいた。
さっきまでとは違う、ねっとりとした、深い深いキスを交わす。
「ん…」
キックリの舌が、わたしの舌をからめとり、ころがすようにして吸い上げる。
唇を離すと、つぅ、と唾液の糸が二人をつないだ。
「船に乗る前の晩以来だね。リュイ」
そのときあなたと会っていたのは、私じゃなくてシャラなのよ、
なんて言ったら、この人はどんな顔をするかしら。
全然、気づいてないんだなあと思ったら、なんかすっごくおかしくて。
「?…笑ってるの?」
「ううん。・・・そんな前の事、もう忘れちゃった」
笑いがこみ上げてしまうのをごまかす為に、キックリの肩に顔をうずめた。
キックリは、私を壁に寄りかからせて、ごそごそと服をたくし上げた。
太腿をなであげながら、私の恥かしいところに手をのばす。
くちゅ…と、かすかな水音が聞こえた。
今まで何度もこっそりと会って、肌を重ねてきたけど、
こんなとこで、しかも立ったままでこんなコトするなんて初めてで。
少し興奮してしまった私のそこは、あっという間にうるんでしまっていた。
「すごく濡れてるよ、リュイ」
「いやだ…そんな…、あ、あん…」
キックリの指がするりと中に入り込む。
ゆっくりと出し入れしながら、残った指で私の敏感な部分をこすりあげる。
「んん…、はぁ…ああ…ぁん」
大きな声出しちゃいけない、と、必死に我慢しようとするんだけど、
どうしても声を上げてしまう。
多分、私のあそこは洪水のようになっているのだろう。
あふれた熱い液が、太ももにいく筋も流れていくのを感じる。
と、ずるりと指が引き抜かれて、
かわりに、もうとろとろにとろけそうになってる私のその部分に、
指よりももっと大きくて熱いものが押し付けられてきた。
(・∀・)イイ!!
二人がリュイとして交代で・・・ってのは新しい解釈でいいね。
リュイの名前を呼ばれながら抱かれるシャラも見たい(;´Д`)ハァハァ
立ったままの体勢では、なかなか入れにくいらしく、
キックリは角度をかえながら、私の入り口を探している。
(…早く…きてぇ)
なんだか、じらされているようで、もどかしくて、
私はキックリに捕まりながら、誘うように腰を動かした。
ようやく、ゆっくりとキックリの熱い塊が私の中にもぐりこんできた。
「はぁ…あ…あ…」
ずりずりと奥へ奥へと進んでいく。すごく、気持いい…
私の中が、待ちわびたようにキックリを迎え入れ、絡みつく。
ぐちゅ、ぐちゅうっ。
最初はゆっくりと、次第に早く。
キックリが、私を突き上げる。
キックリが動くたびに、つながった部分がこすれあうすごくいやらしい音と、
二人の荒い息遣いが、静かな部屋に響いた。
「ふっ……や、あっ……」
あまりの気持ちよさに、だんだん力が抜けてきてしまって。
このままだと、膝から崩れ落ちてしまいそう…。
「あ、あぁ……ン……あくッ……!
キックリ…、だめぇ、もう…立ってられないの…!」
それを聞いたキックリは、私の両の太ももをつかんで、そのままぐいっと抱え上げた。
ずんっ
「ひゃうううッ!」
その瞬間、今までにないくらい深いところを貫かれた。
(すご…奥に当たってる…)
「んっ、んっ、ああ…あん…あっ…あんっ…」
キックリは私の足を両手で抱え、壁に押し付けるようにして腰を動かし始めた。
無理な体勢のため、決して動きは激しくないのに、
確実で強烈な快感がおそってくる。
「くっ……」
キックリが、私の耳元で小さくうめく。
「は、んう! あ、んんんっ!ああっ…はあぁぁん!」
私はといえばもう、声をおしころすことも忘れて喘ぎ続けていた
キックリは、そんな私の肩をしっかりと抱いて体を固定し、
ぐっ、ぐっとさらに強く腰をうちつけてきた。
「ああっ…あ、あ、あん……だめ…だめ…やあっ……ああっ!」
頭の中が、真っ白になって、私の口からひときわ高い声が漏れる。
「くぅ…はっ……もう……」
苦しそうなキックリの声が、すぐそばで聞こえて、
私の中で熱いものが脈打ちながら弾けた。
その感覚で、快感が全身を駆け抜け、私は一気に高みに駆け上っていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
荒い息をつきながら、私とキックリはつながったままその場に座り込んだ。
二人の息が整って、ふらつきながらもなんとかそれぞれの部屋に帰り着いたときは、
もう、真夜中に近かった。
翌日。
誰にも見つからないように、軍事情報の置いてある倉庫に向かう私を、
カッシュとルサファに目撃され、不審の目で見られてたなんて、夢にも思わなくて。
朝食の席で二人に問いただされた私たちは、
二人の仲を、あっさり話してしまうハメになってしまって。
カイルさまは笑って許してくださったけれど、
私とキックリは後で、ハディからみっちりとお小言をくらったのだった。
でも、叱られている間中、私は一生懸命誰かに祈っていた。
ああどうか、二人が私の後をつけてきたりしてませんように。
どうか、どうか、カッシュとルサファが、夕べの私たちの声を聞いたりしていませんように…
そして。
ひょんなことからキックリは、
自分がリュイとシャラの両方と付き合っていたのだと知ることになるのだけど。
それはまだ・・・・・先の話。
END
終わったー。
って、おお!?
もうレスがついてる。ありがとうございます。
>リュイの名前を呼ばれながら抱かれるシャラ
そ、それは、書けってことですか。
>>182で書いてますから、それで勘弁してくださいw
214 :
209:04/03/12 18:36 ID:esa3uj5K
横レスしてしまってスマソ。
乙でした!
>>182で我慢しときますので、また何かかいて下さいね。
キックリ×リュイキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!
激しくハァハァしますた イイ!!
職人殿、どなたか古い作品だけど病みの紫目 小田桐×倫子きぼん
216 :
名無しさん@ピンキー:04/03/19 17:27 ID:TLofkeHI
φ(..)・゚・
どなたか ハディ×イルバーニ のSS書いてくだされw
あの二人は漏れの萌えツボだw
>>217 (*´Д`*)人(*´Д`*)ナカーマ
禿萌えですよ
ハディが攻めなんすかね…
イル×ハディ щ(゚Д゚щ)カモォォォン
ユーリ×黒太子だっけ、ミタンニのやつ
キボンヌ
黒太子×ユーリじゃないんだ… (゚Д゚;)スゲー
223 :
221:04/03/26 18:56 ID:0cPMVuHH
(゚ー゚|∀・)っ|) <間違えたんだよぅ!
(゚ー゚||)≡ ピシャ!!
何故中の人が……w
黒太子様は、18番目の側室とのプレイの最中
腰を痛められて休養なさっておいでです。
カイルとザナンザorラムセス×ユーリ
鬼畜SM調教3Pを、フルコースで味わいたいのれすが・・・ぁぅぁぅ
>226
それ見たいとても見たい
黒太子が使ってたお香はなんだったっけ。
ところでイルヤンカの目はどうなった?
片目をなくしたイルヤンカに
返してあげました。
オレッテヤサシイナ・・・
231 :
名無しさん@ピンキー:04/04/07 02:15 ID:J3VAbvOh
期待緊急浮上
>>218 ハケーン(*´Д`*)人(*´Д`*)ナカーマ
同じ萌えの人が居たw
神降臨しておくれ〜〜〜〜〜!!
233 :
名無しさん@ピンキー:04/04/14 17:05 ID:dRV5dWSP
あげちまいまつよ
今作もエロそうですなあ……
イル・バーニ×ハディを書いてます。
遅筆なものでなかなか進みませんが、出来た分から投下していきます。
気持ちの良い晩であった。
「火の季節」と呼ばれる乾燥した時期には珍しいことだったが、今夜は時折涼しげな風が吹いて
さわさわと木の葉を揺らし、月明かりに照らされたハットゥサの夜の街を吹き抜けていく。
入り込んできた風にふわりと顔をなでられて、
ここ数日、ずっと自室にこもり、たくさんの資料に目を通していたイル・バーニは、
熱心に読んでいた粘土板からふと目をあげた。
コンコン。
突如響いた遠慮がちなノックの音に、イル・バーニは怪訝な顔をして立ち上がった。
(こんな時間に、誰が・・・?)
もう”真夜中”と言っていい時間である。この部屋の窓からは見えないが、月も高く昇っているはずだ。
不審に思いながら、返事をせずに、そっと扉へ近づく。
コンコン。
ノックが繰り返され、扉の向こうから若い女の声がした。
「イル・バーニさま?ハディです。よろしければ、夜食をお持ちしたんですけれど」
「ああ。ハディか」
扉を開いてハディを迎え入れる。彼女が持つ盆には、湯気の立つ香りのいいお茶と、
簡単な食事がのっていた。
「廊下のほうから、明かりが見えましたので・・・。まだ起きてらっしゃるだろうなと思ったんです」
「ありがとう。ちょうど一休みしようと思っていたところだ」
こういった気配りをいつも忘れない”有能な女官”に対してイル・バーニはにこりと微笑む。
部屋に入り込んだハディは、机や棚に詰まれた予想以上にたくさんの粘土板を見て目を丸くしながら、
食事を彼に手渡した。
イル・バーニは椅子に腰を下ろしてさっそく食事にありつきはじめる。
資料を動かされることを嫌って、イル・バーニが掃除に来た女官を部屋に入れなかったと聞いていたハディは、
そっと奥に行き、ベッドやその周りをほこりをたてないように注意しながら、整えはじめた。
「・・・今夜は、ずいぶん遅くまで残っていたのだな」
食事をしながら、ふいにイル・バーニが尋ねた。
「ええ。今夜は風が涼しいので、ユーリ様と外で星を見ながら涼んでいたんです。
そうしたらユーリ様が、こんな夜は故郷のことを思い出す、とおっしゃって」
手を休めずに、ハディが答える。
「やはりご自分が母になられてからは、改めて国や家族のことを思い出されることが多くなったようですわ。
お小さい頃の話などを、たくさん聞かせていただきました」
星を見上げながら、寂しげに家族のことを語る皇妃に、ずっと付き合っていたのだろう。
ユーリの様子を話すハディの横顔は、かすかな疲れをのぞかせていた。
「ごちそうさま」
イル・バーニは食後のお茶まできっちり飲み干し、器を置いて立ち上がった。
「あ、はい。では、おさげします」
服のすそを翻して歩み寄ってきたハディの足元が、ふとよろけた。
「きゃっ・・・」
たたらを踏んだハディは、近くの机に手をついて支える。
その拍子に机が揺れ、積み上げてあった粘土板が崩れ、派手な音を立てて床に落ちた。
「も、申し訳ありません!」
ハディは慌ててしゃがみこみ、粘土板を拾い上げる。
そう高い場所から落ちたわけではなかったのに、いくつかは衝撃でひびが入り、
完全に砕けてしまっているのもあった。
「割れてしまったのか!?」
冷たさを含む厳しい声が頭上から降ってきて、ハディは思わず首をすくめた。
「申し訳ございません。今すぐに・・・」
欠片を拾い集め、なんとか組み立てようとするが、2、3枚、こなごなに砕けて、どうしても読めなくなってしまったものが
あり、ハディは途方に暮れた。
「だめだな。これは。完全に壊れてしまっている」
自分も座り込んで欠片を調べていたイル・バーニはため息をつき、パンパンと手を払うと
すっと立ち上がって、冷たい目でハディを見下ろした。
取り返しのつかないことをしたとうろたえ、座り込んだままのハディを、無言のまま立ち上がるように促す。
真っ青な顔をして、ゆっくりと立ち上がったハディの目から、ひとしずく涙が零れ落ちた。
「もうしわけ・・・ありません・・・ほんとに・・・私の不注意で・・・」
「本当にそうだな。これが割れてしまうと、困る」
追い討ちをかけるように冷たい言葉に、ハディはますますうなだれた。
「まあ、割れてしまったものは仕方がない。が・・・、ハディ」
「は・・・い」
「落ち着きのない女官には、お仕置きが必要だ」
え?と涙を散らしながら顔を上げた彼女の手を掴み、ぐいと引き寄せたイル・バーニは
ハディの唇に自分のそれを押し当てた。
鬼畜なイル・バーニキタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
GJ!
続き楽しみにしてます!
すぐ間近に、イル・バーニの閉じられた目、伏せられた長い睫毛が見える。
少し骨ばった感じの細い指は、彼女の手を捕らえ、もう片方では腰を支えている。
そして唇に押し付けられた、熱くて、柔らかいもの。
引き寄せられた格好のまま、驚きで目をいっぱいに見開いていたハディの顔が、一瞬にして真っ赤に染まった。
舌が彼女の唇をこじ開けて、中に入り込んでくる。ハディはその初めての感触に驚き、逃げ腰になったが、
イル・バーニの腕は思いかけず強い力でハディを捕まえて、離さなかった。
「ん〜っ!」
あまりにも突然な、あまりにも意外な人物の、あまりにも意外な行動に
混乱しきった彼女は、強い抵抗を示すことが出来ない。
唇がずらされ、首筋から耳朶へ移動する。
イル・バーニの手が、後頭部できれいにまとめてあるハディの髪をさぐり、皮ひもをくいと引っ張った。
しゅるん、と音を立てて皮ひもがはずれ、長い髪がぱさりと広がって肩に落ちた。
「イ、イル・バーニさま、ダメです!」
自分の髪が頬に当たる感触に、ハッと我に返ったハディが叫んだ。
イル・バーニが顔を離す。だが、腕はしっかりと彼女の体を抱いたままだ。
大きく息をついたハディは、目を潤ませて、信じられないという表情を浮かべながら、あらためて目の前の男を見上げた。
「イル・バーニ…さま、あの…」
「おしおきだ、と言ったはずだが」
混乱し、赤い頬をしてうろたえるハディとは対照的に、イル・バーニは悔しくなるほど冷静だった。
「おしおきって、これ、あの…わ、悪ふざけがすぎます!離して下さい!」
腕を振り払おうともがく彼女の動きにあわせ、長い髪が揺れる。
「嫌なのか。それならやめよう」
イル・バーニは突然、パッと手を離し、興味が失せたようにハディをとんと突き放した。
(え・・・?)
困惑した表情でハディが立ちすくむ。離してと言ったのは自分のほうであるのに、
なぜか体が離れてしまったのが惜しいような気がして、一瞬心が痛んだ。
自分の体に残る、相手の体のぬくもりを、今更のように意識してしまう。
「ふむ・・・」
乱れた髪もそのままに、潤んだ瞳で切ない表情を浮かべたハディは、
普段のきりりとした彼女からは想像もつかないほど可愛らしく、
なんともいえない色っぽさを湛えていて、それを見ながらイル・バーニは目を細めて薄く笑う。
「わかった。では正直に言おう。ハディ、君が欲しい」
「えっ…!?」
思わずハディはイル・バーニをじっと見つめたが、
彼の、普段と全く変わらない表情と声からは真意を読み取ることが出来ず、ハディはますます困惑する。
だが、その瞳には確かにある種の真剣さがあり、ハディは自分の胸が痛いほどに高鳴るのを感じた。
恥らうように目を伏せ、否定も肯定もしなかったハディに近づくと、イル・バーニは顎に手をかけて上を向かせた。
「ん…」
再び唇が奪われる。
ビクンと震えたハディの両手が、あらがうようにイルの胸に当てられたが、その手に力が込められることは、なかった。
次からエチーに入ります。
続きはまた明日?来週?ちょっと未定です。
すみません遅くて。
GJ!!
前置き上手いです、続き楽しみです(;´Д`)ハァハァ
(*^ー゚)b グッジョブ!!私も楽しみにしてます。
激しくGJ!
続き楽しみにしてマツ!
つづき投下されてるかな〜マダだね〜後でまたくるよ〜☆
お待たせしてすみません。 仕事が忙しくなってなかなか続きが書けません。 なんとか今週中には投下できるように頑張ります。
布ごしに、お互いの体の熱を感じる。
広がった髪を滑るように撫でる、イル・バーニの指の動きが優しくて、ハディは泣きたいような気持になった。
自分自身の心の動きに戸惑いながらも、ハディはそっと目を閉じ、
自分の口の中を荒々しくなぞる舌に、ぎこちなく自分の舌を絡めて応えた。
かすかな衣擦れの音がして、腰に巻いていた布が取り払われ床に落ちた。イルの手によって少しずつ服が脱がされる。
むき出しになった肩を、鎖骨を、熱を帯びた唇が丁寧になぞっていく。
「・・・ン・・・」
溜息とも吐息ともつかない息が漏れた。頭の中はだんだんかすみがかかったようにぼうっとしていくのに、
肌はますます敏感さを増し、ハディの眠っていた熱を呼び覚ましていく。
ぱさり。
ハディの服がすべて剥ぎ取られて床に滑り落ちた。すらりと引き締まった裸体があらわになる。
さらされた肌に、ひんやりとした風があたった。
「きゃ・・・・っ」
慌てて体を隠そうとしたハディの腕をつかみ、強引に左右に開くと、
イル・バーニは、目の前で無防備に揺れる白いふくらみにそっと唇を付けた。
「ひゃ…」
まろやかな曲線にそってイル・バーニの舌がゆっくりと這う。少しずつ立ち上がってきた乳首に舌先が触れた。
「あぁっ……」
途端に胸にはしった刺激に、ハディは思わず声をあげた。
舌にもてあそばされて乳首はたちまちに硬度を増す。口に含み、舌で転がすようにして吸い上げると、
ハディの体がピクンとはねた。
「・・・っ・・・ぁ・・やぁぁ・・ん・・っっ」
甘く痺れるような感覚に、抑えようにも抑えきれない声が漏れる。
「・・・ずいぶんと可愛い声を出すんだな、ハディ」
自分の愛撫に素直な反応を返すハディに、イル・バーニが薄く笑って囁く。
「そんなこ…、…やぁ…っ…あぁ…あ…」
恥辱を感じてハディがあげた抗議の声も、胸を交互に責め上げる舌の動きにすぐに甘く濡れた喘ぎにかわった。
「……はぁ……ん」
乳首をねっとりとしゃぶられるたび、体の芯が熱くなる。
初めて経験する快感に、頭の片隅に残っていた理性もとろけてしまいそうだ。
「…イル・バーニ…さま…」
次第に体から力が抜け、足がふらついてきたハディは、かすれた声で相手の名を呼んだ。
「辛いか?」
イル・バーニがハディの体を支えるように抱き寄せた。ハディはその腕にすがりつくようにしてこくんとうなずく。
「気持ちいいのだろう?」
耳元で囁くと、ハディは耳朶まで紅く染めて涙目でイル・バーニを見上げた。
イル・バーニは意地悪い笑みを浮かべ、固く尖った乳首を指先で弾いた。
「んあぁっ!」
突然の刺激にハディが悲鳴をあげる。さらに先端を指できゅうとつままれ、ハディは体を仰け反らせて身悶えた。
「さ、…おいで」
イル・バーニは腕の中で細かく震えるハディの膝の下に手を差し入れ、
じっとりと汗ばんだ裸体を抱き上げると、奥にある自分のベッドへと運んだ。
つい先ほど整えられたばかりのベッドにハディを横たえ、イル・バーニは自らも服を脱いだ。
「イル・バーニ…さ…ま……」
未知なる不安に怯えて、ハディは震える声で自分に覆い被さる男に呼びかける。
それに応えるように、イル・バーニの唇が、今までになく優しく彼女の唇を覆った。
触れ合った素肌が伝える、より確かな熱さに、ハディの心がどきんと高鳴る。息苦しいほどだった。
体の奥で感じていた疼きが、何かを求めてより大きくなる。
イル・バーニの手が、ハディの下腹部へとのびた。
「いやっ!…だめです!そこは…」
ハディは、うろたえたような声をあげながら、思わず身をよじった。
「だめ、じゃないだろう?」
ハディが足を閉じるより早く、イル・バーニの細長い指が割れ目に滑り込んだ。
「っ……あ……」
「ここまで…感じておきながら」
その言葉どおり、ハディの秘所はすでに熱く潤んでいて、イル・バーニの指先を愛液でぬめらかに濡らした。
割れ目に沿って指を滑らすと、くちゅくちゅと淫靡な水音が響く。
「…あぁ…ぁん……ぁぁ…」
敏感な部分をこすりあげられ、ハディのしなやかな体が弓なりに反った。
そんなハディの反応を楽しむように、イル・バーニはさらに奥深く指を潜り込ませ、浅く深く出し入れする。
何も受け入れたことがない場所に、異物が入り込む違和感と、小さな痛み。
そして内壁をこすりあげられるたびに湧き上がる快感に、ハディが切なく眉をひそめる。
「あっ…くぅ…っん…あぁ…」
上気して火照った頬に、汗で髪の毛が貼り付いている。かすかに開いた唇からは絶えず甘い喘ぎ声が漏れて、
その悩ましげな姿は確実にイル・バーニの中の欲を引き出し、高ぶらせた。
普段の凛とした姿からは考えられないほどに乱れていくハディを、イル・バーニは満足そうに眺めた。
「やぁぁぁ…っっ!」
はしたなく声を上げる自分をじっと見つめる視線に気付き、ハディが両手で顔を覆った。
だが、ハディの羞恥心とは裏腹に、指が蜜壺をかき回すたびに新たな愛液がとろとろと流れ出し、
体はぴくぴくと痙攣してしまう。
「んっ……は、あんっ……」
じゅぶりと音を立てて、秘裂から指が引き抜かれた。
ぐいと開かれた足の間に、指にかわって押し付けられたのは、もっと熱くて、大きな・・・
「いや…、待って!待ってくださいっ!!・・・イル・バーニさ…」
「もう…遅い」
上ずった声で叫ぶハディの声もむなしく、イル・バーニは自身を押し付けた。
充分に濡れた秘所は灼熱した先端をぬぷりと呑みこんでいく。
「―――!!」
侵入を阻むささやかな抵抗を強引に貫かれ、
一瞬ぞくりと背中に走った快感、次いで襲ってきた引き裂かれるような痛みに、
ハディは声にならない悲鳴をあげた。
「・・・・・・・くぅっ」
涙をぽろぽろと流し、唇を噛みしめて痛みに耐えるハディの様子を見ながら、
イル・バーニはゆっくりと奥深くまで腰を進めた。
「んあっ……あぁ…あつぅ…い…ぁぁ…」
ハディはかぶりをふりながら力なく呟く。
根元まで埋め込まれて体が密着した。イル・バーニは彼女の頬に流れる涙をぺろりと舌で舐めとると、
わずかに腰を揺り動かした。つながった部分から朱の混じった液が溢れでる。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
熱くたぎるものに粘膜をこすられ、ハディが嗚咽のような声を漏らした。
新たな愛液がにじみでて、内部の剛直に絡み、抽送がスムーズになる。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、と湿った淫靡な音が、二人の結合部から漏れる。
「う……ん……はぁ……ぁっ……」
ハディの声が徐々に苦痛から快感へと変わっていくのを、イル・バーニは聞き逃さなかった。
一度ずるりと引き抜き、また一気に突き入れる。
「…く、はああッ!」
乱暴な動きにハディの思考がとんだ。
膣内を抉られるたびに感じる焼け付くような痛みに悲鳴を漏らしつつも、
それがまぎれもない快感に変わっていくのをハディは感じた。
「ぁん………ぁっ…ぁん…んっ…あぁっ」
前後左右に激しく揺さぶられるたびに、ハディの胸がふるふると揺れる。
覚えたての快感に身をくねらせながら、ハディは悦びに濡れた喘ぎ声を上げる。
濡れた粘膜はイル・バーニ自身にまとわりつき、ぐちゅぐちゅと音を立てながらかき回すたびに優しく締め付ける。
「あ……あ、あう、んく、くぅ…はぁ…ああああ!」
次第に大きくなっていた快感の波が、一気に体中に広がった。
まるで射精をうながすようにきゅううっと収縮する膣内で、イル・バーニの怒張がぐぅっと膨張した。
(あ…もう、ダメ………あ、あ、ああぁぁァ…ッ!)
びくびくと律動しながら、胎内を熱いものが満たしていく感覚に、
ハディはイル・バーニにしがみつくようにしてびくんと体をのけぞらせながら、
さらなる高みへと舞い上げられていった。
翌朝。
昨夜はどうやって自室まで帰りついたか覚えていない。
ほんの少しまどろむと、もう朝だった。体の奥のひりつくような痛みをこらえて起き上がったハディは、
重い体を引きずって、「いつもの朝」を迎えるべく部屋をあとにした。
「おはようございます、イル・バーニさま」
カイルとユーリの朝食の席で、イル・バーニと顔を合わせたハディは、
緊張のあまりつい震えそうになる声を必死に整え、にこりと微笑んで挨拶をした。
「おはよう、ハディ」
イル・バーニは悠然と挨拶を返す。
予想はしていたが、見事なまでに普段と変わらない態度を見せるイル・バーニを見て、
ハディの胸がちくりと痛んだ。
たった一夜のことで、なにかが変わるとは思っていなかったが、
心の奥底で、ほんの少しだけなにかを期待している自分がいたのだ。
(忘れなきゃ。私はただ、お相手をつとめただけ。―ううん、あれは夢だったのかも)
朝食の給仕をしながら、ハディはそっとため息をもらした。
「あ、お茶を持ってくるの忘れちゃった」
「ああ、私が取りに行ってくるわ」
昨夜は過ごしやすかったですな、などとカイルと談笑するイル・バーニの声に、
ついつい昨夜のことが思い出され、胸が苦しくなっていたハディは、
歩き出しかけた妹を制して、厨房へと走り出した。今イル・バーニと目があったりすれば、取り乱してしまいそうで怖かった。
物陰で呼吸と気持ちを整え、お茶の入った器を持って戻ってくると、
向こう側から、イル・バーニが歩いてくるのが見えた。
(落ち着いて、落ち着いて…)
自分に言い聞かせながら、うつむいたまま軽く会釈してすれ違った瞬間、
ハディの耳に、低く抑えた声がはっきりと届いた。
「―今夜も、うまい夜食を頼むよ、ハディ」
「!!!!!」
「どうしたのハディ!顔が真っ赤だよ!熱でもあるんじゃないの!?」
「え、いいえ、あの、なんでもありません。気になさらずに・・・」
「キャー、姉さんお茶!お茶こぼれてるよ!」
「え?ああっ、申し訳ございません!」
「ハディ、やっぱり変だよ。昨日あたしが遅くまで引きとめたからきっと具合悪くなったのよ。ごめんねハディ」
「そんな、なんでもないんです、ほんとに・・・」
にわかに朝食の席で沸き起こった騒ぎを、背中で聞いたイル・バーニは。
クスリと忍び笑いを漏らして、振り返ることなくその場を後にした。
そして今夜も、きっと涼しげな風が吹く。
END
終わりです。
お待たせして&長くなってしまってすみません。
お目汚し失礼しました。
GJ!!
(*´Д`)ハァハァ たまらんです
GJ,GJ,GJ!!!
神キターーーーーーーーーーーーーー!!!!!(゜∀゜)
萌えた〜(*´д`*)イイヨイイヨー
人大杉解除記念age
hosyu
266 :
名無しさん@ピンキー:04/05/06 03:12 ID:GmFng8uA
あげ。
保守
ほしゅ
269 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 11:10 ID:MgbzTh3I
GJ!!
ハディ×イル・バーニ最高に萌えますた!
270 :
名無しさん@ピンキー:04/05/22 07:39 ID:XAUDY7VJ
ホシュ
271 :
名無しさん@ピンキー:04/05/31 13:55 ID:7JBtj4+m
あげ
ほしゅ
hosyu
hosu
底辺にあるよ。
浮上しまっす。
人いないねぇ
277 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 09:02 ID:ce63cJWE
漏れ的には、ユーリの長男×カッパドキアの娘の12.3歳カップルのSSキボンヌ。
元々エロいしな
279 :
名無しさん@ピンキー:04/07/04 02:09 ID:BKW77DH2
蒼の封印はエロかったなぁ
うむ。
寸止めエロだったよなあ
がんばって一人でどうにか処理したのか…。
一人で処理といえば闇パの慎ちゃん
裸王もだろ。
慎ちゃんは出来たと思うけど、裸王はする場所や時間があったのかなぁ?
いつもユーリが一緒に寝てたし。
朝起きたら夢精してて、パンツがバリバリだったら笑うw
そんな裸王はいやだ!
裸王パンツはいてるのか?
あの時代ってパンツあったのかなーユーリはないと落ち着かないだろうから
はくだろうけど他の人って気にしてなさそうw
確かにパンツなさそうだけど。
裸王があの短い丈で動き回っていたのかと思うと…w
やっぱ裸王か。
>>287 それも気の毒だから、寝ぼけてて様子がよく分かってない
ユーリの手を使って・・・では、どうだろ?
>>288 ユーリはパンツはいてたな
何度かパンチラがあった
裸王は終わりの方にラムセスと戦ってたときに服がはだけてフリチン(ぼかしてあった)だったからはいてないだろう
つーか、1冊に平均何度レイプ寸止めがあるんだ
篠原千絵ってかなりのエロだな
先週マンガキッサで初めて全巻読んだ者より
ザナンザきぼんぬ
生き延びたティトをこれまた生き延びたウルスラが悪戯するようなSSって……駄目?
あと、ネフェルト×留左派とか……。(順序は、攻×受)
人がいそうでいないので、ひっそりと投下すればいいんでない?投下前に一言書けばいいだろう。
コソーリ投下きぼん。
297 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 20:23 ID:pNgqPK50
天は赤い河のほとりSSキボン
もしかしたら数日中に彬×蒼子投下するかもですが構わないでしょうか…(ぼそぼそ
カモーン
ラムセス×ユーリ(*´д`*)ハァハァ
301 :
298:04/08/01 23:58 ID:z47dkRJN
天河希望が多い所に流れをぶった切って彬×蒼子いきまーす。
初めてなのでちとハラハラ。
「蒼子」
名前を呼んでバスローブを羽織っただけの彬はベッドの前に立った。
彼女はベッドに行儀よく腰掛けている。目のやり場に困っているのだろう。
彬の存在に気付いているのに顔は膝の上に揃えておいた手を見つめたまま。
そんな彼女の恥じらいを好ましく思い、微笑んでそっと彼女の背中へ腕を回し肩を抱く。
その瞬間彼女はうつむいたまま僅かに体を震わせた。こわばる肩。
ホテルの一室。小煩い叔父や弟たちに黙って、行き先を誰にも告げずに車を飛ばした。
助手席には蒼子。
数時間後、避暑地のホテルにチェックインした二人がいた。
ディナーを終え、部屋に戻った二人。
シャワーを浴びにいくという彬が、
「一緒に入るか?」
と笑いながら誘ったが、蒼子は顔を真っ赤にして
「いいっ!あとで入るからっ」
と、顔を真っ赤にして全身で拒んだ。
それから数十分。何をするでもなく、彬がシャワーを浴びている間、蒼子はベッドに腰掛けて
もじもじと俯いていただけだった。
これから何が行われるのか悟って、動けなかった。
「怖がることはないよ」
「あっ…」
優しい声は耳元で。彼の息遣いが耳をくすぐる。
肩を抱いた手はそのまま栗色の髪の毛を掬い取り、指先でしばらく弄んだ後、うなじへと伸びる。
「……っ」
指がうなじを這う。指が服の中に潜り込み、肌をなぞる。ぞくりとした感触が背中から上ってくる。
302 :
298:04/08/02 00:04 ID:l+/kZ9Ws
堪らず彼女は伏せていた顔を上げる。
目の前に愛する人の顔があった。
「鬼無里から逃げ出したときの再現のようだな」
彬が言う。
西園寺本家から抜け出して、そのままホテルに行ったときは高雄が現れた。
しかしもうあの時のようにはならない。邪魔はもう入らない。蒼子は既に人間だ。
そして西園寺の長の女になった。やっと辿り着いた。ここまで。
鬼門は封印されて、蒼子ももう既に鬼ではない。彼女はもう人の生気を喰らう必要は無い。
だから、これからはもうただ愛し、快感を求めるためだけの行為。
蒼子の口を塞ぐ。
「んっ……」
唇を割り、彬の舌が蒼子に侵入する。一瞬驚いたものの、拒絶することなくそのまま受け容れる。
彼女の口腔内を暖かな舌が軟体生物のように蠢く。
未だに慣れないもののそれは不愉快には感じられなかった。
歯列をなぞり、口腔内を犯し、彼女の舌に絡む。
なすがままだった彼女も彼に誘われるように、舌を絡み返しはじめた。
「んん……」
言葉にならない溜め息ともつかない喘ぎが唇から漏れる。
恐る恐る彬の口へ。されたことと同じことを彼にやり返す。
混じりあう唾液。送り込まれ、送り返す。
微かに湿った水の音が部屋に響く。
その音が必要以上に大きく彼女の耳に聞こえる。
ずくん、と下腹が重くなった。いや、重いのではなく熱い。
キスの間も彬の左手はうなじを這い、背中を辿り、そして耳をくすぐる。
右手は彼女のブラウスのボタンを一つ一つ器用に外していく。
外し終わるとそっと彼女を背後のベッドに押し倒した。
「っあ、あきっ……ああっ」
倒された拍子に自由になった口で蒼子は彼の名を呼ぶ、いや呼ぼうとした。
その暇も与えず、彬は手を蒼子のわき腹に沿わせる。
空調は室内を適温に保っているはずなのに、そこはうっすらと汗ばんで、まるで吸い付くような感触を
彼の手に与えた。
303 :
298:04/08/02 00:15 ID:LlIcjWE7
くすぐったさで蒼子は背中を仰け反らせる。
大きな手はわき腹から、乳房へ。
ブラジャーの上から覆うように触れる。
柔らかな、それでいて彼の手をやんわりと押し返すような弾力。
その感触を楽しむように下着の上からやさしく揉み始めた。
そうする一方でもう片方の手も、蒼子の頬を撫で首筋胸元を通ってゆっくりと胸にたどり着く。
「はっ……ん」
きし、と僅かにスプリングの軋む音がして、再び彬の顔が迫る。
今度は唇ではなく、蒼子の耳へ。
耳元に感じる息遣い。そして、耳朶を包む湿った感触。
甘噛みされるくすぐったさと、ぴちゃ、という淫らな音が直接頭を刺激する。
「あき、ら」
耳を犯され、乳房を揉まれている。
胸を隠す事も出来ず、手の遣りどころに困り、蒼子の手はただただシーツを掴み、或いは込みあが
る何かをこらえるように口に含んで思わず噛みしめる。
息遣いは既に荒く、熱い。
乳首がじんじんとする。いつの間にか勃っていた。
揉まれるたびに、ブラジャーと擦れて痛い。きっと彬も気付いている。
耳から音が遠ざかる。
「あ…」
耳を犯していた舌は首筋へ。そして鎖骨を通り胸元へ。
同時に乳房を弄んでいた手は中央のホックへとかけられた。プチンプチン、と外される音がやけに聞こえる。
自由になった乳房は、外気に触れて心細げに震える。
しかしその中心の実は存在を主張するかのように立ち上がっていた。
「は、彬……」
再び彬の手が乳房に触れる。今度は直接。
掌で乳首を押し込むように揉まれる。
指と指の間で挟み込まれる。指先で弾かれる。弄ばれる。
そして彼の唇は胸元から、乳房へ。唾液の跡を残して移動していく。
心臓が高鳴る。緊張と、そして期待。彬にまで聞こえそうな鼓動。
もう少しで乳房の頂点へ、というところで、ふ、と唇の感触が途切れた。
304 :
298:04/08/02 00:29 ID:LlIcjWE7
「綺麗だ、蒼子……」
唇を離した彬は彼女の顔と双丘とをいとおしげに眺める。
蒼子はかあっと顔に血を上らせる。
「いやっ見ない……っひゃう!!!」
彼の顔を背けさせようと頭を押しのけようとしたが、次の瞬間、蒼子の右胸は頂点を中心に彼の口の中に含まれていた。
口の中で蹂躙される乳首。
形を確かめるようにくるくると円を描いてなぞられる。
次の瞬間にはべったりと舌の全てでくるむようにねぶられる。
その舌ではじかれる。味わわれて吸われる。
「あっ、あぁっ…ふあっ」
執拗に与えられる愛撫。それは左胸にも及ぶ。ひっきりなしに漏れる喘ぎ。
「ひあっあっ…ふ……ぁあっ」
甘噛みされる。感触を楽しむように何度も。
その一方、彼の右手は乳房を離れる。そして、ひた、と再びわき腹に置かれる。
再びくすぐったさにわき腹がひくん、と震える。
右手は愛撫を加えながら今度は下へ下がり、足の付け根に到着する。
蒼子の下半身はまだスカートによって守られていた。
だがその中身は内股になり時折足を擦り合わせるように動いている。
彬は腰のリボンを解き、スカートに手を掛けた。
蒼子も脱がせやすいように意識するでもなく腰をもちあげる。なんなくスカートは足から抜けた。
むわっ、と中にこもっていた女の匂いが部屋に広がった気がした。
彬の手は今度は蒼子の足先に触れる。足の指を愛撫すると、ひくひくと引きつるように反応する。
そして足首へ、足首からふくらはぎへ。
触れるか触れないかの微妙なタッチで、ふくらはぎから膝へ、膝から腿へと。
太股に近づくにつれ足は過敏なほどに反応する。
軽く閉じられていた足は、彬の手によって微かに開き始める。
そしてとうとう内股へ到った。
パンティごしに熱気が感じられるような気がした。
「ひあっ……!」
すっと彬の指がパンティの上から割れ目を走った。
あまりの刺激に蒼子の腰が跳ねる。
乳房への愛撫を止め、彬は蒼子の反応に微笑む。
305 :
298:04/08/02 00:35 ID:omW/D38B
すみません。だらだらと書いていたら、全体をはかれずにすごく長くなりそうです…
この調子だとあと6レスくらい…
もしよければ続き投下しますが、これ以上だらだらした駄文はいらない、という方向であれば
ここで中断します。
続きカモン!
308 :
298:04/08/02 21:15 ID:omW/D38B
今度はゆるゆるとパンティごしに割れ目を辿る。
「あぁ…ぁき……」
割れ目に指を押し込めば奥から滲み出る熱い蜜が感じられた。
それはみるみる溢れ出てパンティに染みを作る。
蜜の零れる感触に蒼子はもじもじと内股を擦り合わせる。
彬の指は割れ目の上に移動する。
「ひゃっ…」
そこには敏感な突起があった。
突起を指で押し込まれ、パンティの布が更に刺激を与え、再びじわりと蜜が溢れる。
布の上から形を確かめるように執拗に指で攻める。
布越しでもぷっくりとふくらんだその突起の存在ははっきりとわかった。
ころころと転がすように、また押し込むように、摘むように。
「あくっ…はっ……あう……っく」
その度に蒼子は反応し、喘ぐ。
切ない。
下腹部がきゅうぅっと締め付けられるような感覚に襲われる。
親指でクリトリスを刺激され残りの指で女陰をなぞられる。
ずきん、ずきん、と心臓が脈打つたびに下腹部に全ての熱が集まっていっているように熱い。
既に充血してぽったりとしたそれは、すっかり愛液を吸って湿ってしまったパンティから透け、布越しに存在感を示していた。
それは彬の手によって思うがままの形に捏ねられる。
形を変えられるたび、くちゅ、くちゃと粘り気のある音が漏れて蒼子の耳を犯す。
「ぁいやっ…やめてっ…彬っ」
蒼子は恥ずかしい音にいたたまれず、手で顔を覆い、顔を背けながら懇願する。
「君がそう言うなら」
あっさりと彬はそこから手を離した。が、
「だが、これからだ、蒼子」
そう耳元で囁いて。
パンティの外側から嬲っていた彼の手は、今度はパンティの中に差し込まれた。
淡い下草を撫で上げ、そうして直接肉芽に触れる。今までの愛撫によって充血して膨らんでいるそこは彬の指に
心地良い反発を返した。
309 :
298:04/08/02 21:20 ID:omW/D38B
「……っ」
快感は痺れとなって伝わり、蒼子は声も無く、顔を仰け反らせる。
無防備になったその隙に、パンティはくるくると丸め取られ、あっと言う間に足首から抜かれた。
もう何も彼女を覆い隠すものは無くなってしまった。
下草はしっとりと湿り気を帯びて、女陰はぽったりと充血し、中の花びらを少し覗かせている。
蒼子が荒く息をするたびに、まるで別の生き物のようにひくひくと動いている。
蜜にまみれたそこは動くたびにきらきらと光を反射させていた。
「っ!!」
彬の指によって女陰がひらかれる。くちゃり、と音を立て花びらが外気に触れる。
奥に留まっていた愛液がとろりと伝い落ちる。
「っっ……」
蜜の流れ伝う感触にまたかぁっと血を上らせる蒼子。
「恥ずかしがらなくていい。嬉しいよ、蒼子。ここをこんなに濡らしてしまって」
彬の言葉にますます顔を上気させる。
「っはあぁっ……あっ、あぅふっ……!」
つぷ、と微かに音を立てて彬の指が蒼子の中に侵入する。
侵入を待ちかねていたそこは彼の指を吸い込むように招き入れる。
始めは浅く入り口を確かめるように。
そして段々と奥へ。襞を一つ一つなぞるように、時折指を曲げながら。
すらりと伸びた彼の指は奥まで届きそうだった。
自分の中でもぞもぞと動く感触に蒼子は堪えられない。
腰を浮かせ、逃げようとして、…逆に擦りつけていた。
快感を求めて。
もっと、もっとと。理性とは裏腹に。
彼の中指が蒼子の中に侵入する間も、クリトリスは休まず親指によって快感を与えられている。
こりこりと爪を立てたかと思うと、次には皮を剥く。押す。弾く。
「あんっ、んぁっ、んうっ、ひぁあ! っく、んふぁっ!」
リズミカルに刺激を与えると、蒼子は面白いくらい、同じリズムで鳴いた。
そして、その度に蒼子の体は彬の指を熱い襞で包み込んで溢れる蜜をまぶす。
そろり、と中指に続いて人差し指も侵入する。
中指だけでも狭かったそこは二本目の指によって更に窮屈になった。
今度は二本の指で蒼子の中を出し入れし始めた。指を揃え襞をなぞって、天井を掻く。
310 :
298:04/08/02 21:25 ID:wpRSZV9h
ちゅ、ぐちゅ、くちゅ、じゅ、と淫らな音が聞こえる。音の大きさはさっきの比ではなかった。
音に誘われるように蒼子の腰も浮き、ゆるゆると淫らに揺れはじめる。
「はああっ!ぅああっあきっらっ…もう……わたしっ……」
蒼子の声が切羽詰ってくる。膣がきゅうぅっと収縮する。
「彬っ……!……ぁ……?」
絶頂がすぐそこに見えたとき、彬の手は蒼子から離れた。
指も引き抜かれ、蒼子と指の間につーっと蜜の糸を引く。てらてらと光るそれはこれ以上なく淫靡なものに見えた。
「彬……あ……」
絶頂寸前で突然行為が中断されて、疑問に思うと同時に多少不満げに荒い息の下で彼を見る。
彬はバスローブの紐を解いていた。
「おれも一緒に、お前と感じたいんだ、蒼子」
言って彬は身に纏っていたバスローブを脱いだ。中心には既に自分を主張していきりたったものがあった。
「あ、彬っ!!」
脈打っている剛直を目の前に、蒼子はまた真っ赤になって、彬から顔をそむけようとした。
しかし、顔を背けても、視界の隅に映る彬のものから目をはなすことが出来ない。一糸纏わぬ姿になって、彬は蒼子に覆い被さる。
くちゅ。
「あぁっ……」
先端が蒼子にあてがわれる。それ以上奥には入れず、そのままただ入り口でゆるゆると円を描く。
時折くちゅ、と先端が蒼子の中に潜り込む。それだけでも、その熱さと存在感は、指とは比ぶべくも無かった。
だが、先端だけ潜り込んでは、すぐに引き出され、また入り口だけを愛撫する。
割れ目をなぞり、クリトリスをつつく。
「ふあっ、あっ、ひあっあふ」
焦らされる。蒼子の下腹部はじんじんと痺れ、もっと大きな快感を、と求めてくる。蒼子の腰が前に突き出され、彬を求める。
彬は入り口を自身でねぶりながら、手は蒼子の胸を弄ぶ。快感は全身を覆っている。
だけど、物足りない。躰をうねらせ全身で蒼子は訴える。肝心なところが満たされていない。
「あき、ら」
名を呼んで手が差し伸べられる。それは彬の腕を掴む。肩を伝い、そして胸を這わせ、懇願する。
彬の肌が熱い。だけどもっと。もっと熱いものが欲しい。私の中に欲しい。
「もう、わたし……ぁ」
もうこれ以上我慢できない。
311 :
298:04/08/02 21:30 ID:LlIcjWE7
「蒼子」
彼も彼女の名を呼ぶ。それが引き金になったのか、それとも我慢の限界だったのか。
「…彬…あ……あきら、のが、欲し、い…」
と、たどたどしく最後は消え入りそうな声で、それでもはっきりと蒼子は口にした。
真っ赤になって顔を背けている彼女を、彬はあらためていとおしそうに見つめる。
「蒼子。こっちを向いて」
顔を近づける。再び触れ合う唇。彬の髪が蒼子の額に触れた。シャワーを浴びたばかりの彼の髪はまだ湿っていて、
シャンプーの香りが蒼子の鼻腔をくすぐった。
今度は蒼子も積極的に舌を差し出す。絡ませ合い、唾液のやりとりをする。それを飲み干す。
「ん……っふ」
開放され、恍惚とした表情で彬を見る。その目は熱病に浮かされたように潤んでいた。
彬は蒼子の足を抱えあげた。
「いくよ…」
短い宣言の後、彬は腰を前に突き出す。
「ぁあああっ!」
ずっ、と待ち焦がれていたものが蒼子の中に侵入を開始する。
指とは比べ物にならない、熱く太く彼女の中で存在を主張するそれに、身も世も無く嬌声をあげる。
これ以上ないほどに濡れてぬかるんでいたそこは大して抵抗も無く奥まで到達した。
「くっ……」
彬の背中を快感が駆け上がる。剛直を熱い襞が包み込んで締める。
一瞬で達しそうになるのをすんでのところで踏みとどまった。 少し息を整えてから、抽送を開始する。
ゆっくりと引き抜く。亀頭が入り口まで差し掛かったら再び奥へ突き入れる。
肉襞を擦り上げるように、今度は突き上げるように。
彬を逃すまいと、蒼子の中は収縮してきゅっと彬を締めつける。
「んぁあ……ぁあぅ……ふあ…あ」
蒼子の口から甘い声が漏れる。
彼女の目は焦点を結んでいない。とろんとして潤んだ瞳はただぼんやりと彬を映しているだけだった。
熱い吐息を漏らし、胸を上下させる。突き上げられるたびに、乳房はふるふると揺れた。
腹の中が熱い。どろどろに熔けてしまいそうな、もう既にそうなっているのではないかという錯覚。
それでも彬の存在だけは確かに感じられ、彼女の意識とは別に彼女の襞は彼を包み込み奥へいざなう。
出し入れのたびに結合部からじゅぶじゅぶと泡立って白くなった蜜が溢れる。
312 :
298:04/08/02 21:38 ID:l+/kZ9Ws
「蒼子……っ!」
彬は欲望を突き入れる。
そのピッチはだんだん上がってくる。
突き上げられるたびに蒼子はずるずると上へずり上がる。
より深く彬を飲み込むために蒼子は無我夢中で彼の首にしがみ付く。
「ふあっあはあっんあああ…あっあっあっあっ…!」
下から突き上げられるたびに蒼子の口から空気が押し出され声が漏れる。
「あっあっあきらっ!もっう、ぁああっふぁああっあああ」
蒼子の声は再び切羽詰ってくる。下腹からこみ上げてくるものがいよいよ堪えがたくなってきた。
「蒼子…っ、おれももう……!」
本能のままにただ蒼子に欲望を打ちつける。
ベッドの軋む音、荒い息と嬌声と行為の音だけが彼らの世界。
ずん、と剛直がより深く蒼子の奥を突いた時彼女の意識は真っ白にはじけた。
「んああああああああああぁあぁぁあ!!」
蒼子の口から獣じみた声が発せられる。
同時に膣が収縮し彬をこれまで以上に締め付けた。
「……く…蒼子っ蒼子っ……」
彬もそれ以上我慢せず、自らの欲するままに、彼女の名を呼びながら自らを解放した。
「はぁあ…あぁ……ふぁ」
灼熱の液体が蒼子の子宮に勢いよく叩きつけられる。
腹の中が彬のもので満たされていく。
ビクンビクンと蒼子の中で彬が脈打つたびに、中に注がれていく。
蒼子の胎内も彬のものを残らず搾り取ろうとばかりに収縮を繰り返す。
蒼子は脱力して倒れ込むようにベッドに体をあずけ、荒い呼吸を繰り返す。心地よい脱力感が彼女を襲う。
彬は、まだひくつくそこから自分をずるりと抜いた。それはまだ存在を主張していた。
「ふあっ……」
抜かれる瞬間、また喘ぎが漏れた。
達したばかりで蒼子の体にはまだ力は入らないが、全身の神経は過敏になっていた。
微かに身じろぎすると、秘所からどろりと自分と彬のものが混じったものが零れる。その感触にぶるりと震える。
「蒼子、愛してる」
そう言って、彬は彼女の汗ばんだ額にはりついた髪の毛を除いてやる。そのまま額に口づけた。
313 :
298:04/08/02 21:43 ID:wpRSZV9h
「せっかくシャワーを浴びたのに汗まみれになっちまったな」
自分の髪の毛を掻き揚げながらくすりと彬が笑う。
「シャワー、浴びないとだめだな、蒼子もおれも」
悪戯っぽい響き。
「あき……あっ」
その意図に気付いて何事かを言う間も無く、次の瞬間には蒼子は抱き抱えられていた。
蒼子の耳元で彬は囁く。
「まだ、いいよな、蒼子」
「…あ、彬っっ!」
真っ赤になって俯く蒼子。
「蒼子」
もう一度名を呼ばれて、蒼子は真っ赤になったまま頷いた。
彬はそんな蒼子に微笑んで、彼女を抱き抱えたままバスルームに入った。
明日までは西園寺に見つからないだろう。
それまでどういう風に蒼子とすごそうかと想像をめぐらせながら。
とりあえずは今これからバスルームでさっきの続きを始めよう。
314 :
298:04/08/02 21:48 ID:l+/kZ9Ws
以上です。
お言葉に甘えて最後まで投下させて貰いました。
返す返すも長くなって申し訳ない…
そのキャラらしさを生かせなかったどころか彬が粘着質っぽくなってしまいました。
ごめんなさい。精進します。
突っ込みカモーンです。
風呂ネタとか、大人のおもちゃネタとか薬ネタとか好きなんで
誰か書いてください
ところでなんでこんなにID変わりまくってるんだろう( ´Д`)
乙!
ヨカタです(´∇`*)
age
ホッシュ
保守
ほっしゅ
今連載してる水に棲む花・・・だっけ?
読んだことないんだけどどうなの?
ていうか今月載ってたっけ?
どうって何が?話?絵?エロ?
324 :
名無しさん@ピンキー:04/09/05 15:13 ID:dY8WUh+6
このスレ的にはもちろんエロだろう。
ついでにホスage
漏れも読んでないな…
誰か読んだ人、良かったら簡単にレビュー書いてくれ
ええと。絵はあんまり面長でなくなったので以前より上手いと思うよw
ちょっと顔変わったのか…
面長すぎたもんなw
真珠で3回作家様まだかな〜
ほっしゅage
そういやふしぎ遊戯の玄武編+再録本で
渡瀬悠宇と対談してましたよ
331 :
名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:13:18 ID:LIFBmXBf
ほしゅ
332 :
名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:06:05 ID:nzylmefE
カイルパパとナキアの初エチーが読みたい漏れはかなり異端者かも知れない…_| ̄|○
>>332 ここに仲間がいる…
まだ可愛かった頃のナキアってちょっと萌え。
蒼の封印の高雄の切なさに涙しました。
夢オチでもいいから、どなたか高雄×蒼子をお願いします。
ホシュ
アレキサンドラ×ジュダでキボンヌ
それって…ジュダ受?
有りそうだなー、ジュダ受。
保守しとこ
職人さん来ないかなあ
最後のSSから3ヵ月も経つのか。
342 :
名無しさん@ピンキー:04/11/05 00:35:50 ID:mxz73+0I
hosyu
少女漫画板の篠原さんのスレに触発され、「蒼の封印」の高雄×羅喉(蒼子)
×彬の長編を書いています。
が、深刻で長い話なのに、エロは少しだけ・・・という体たらくに。○| ̄|_
カップリングや展開などが好きでない方は、ご面倒でしょうがスルーを
お願いします。彬×蒼子が好きな方は、読まない方がいいかもしれません
(特に第2部)。
なお、羅喉の「ごう」は本当は目偏ですが、「喉」で代用しています。
前置きが長くて申し訳ありません。
以下、第1部の前半用に9レスお借りします。
結界の中に誰かが入った。緋子の寝顔を見ていた眼を閉じ、神経を集中させる。どうせまた自殺志願者だろう。ちょうど腹も空いてきた頃だ、いつも通り食うとするか。
鬼たちは全て眠りについたが、わたしは鬼門を復活させる日まで彼らを見守り、起きていなければならない。最低限の食い物は必要だ。白虎との合意事項には、わたしの食事まではなかったのだから、これぐらいは許される筈。
しかし、感じ取ったのは、思いもかけない人物だった。
――蒼子!?
すぐさま影を飛ばし、傍らに立つ。体を縮め、胎児のような姿勢で大地に横たわる姿。生気のない顔と、傍らに転がるいくつもの瓶から見るに、睡眠薬を大量に飲んだのだろう。
飲用後、もがいて体を動かした時に、結界の境目を越えたようだ。五感の鈍った人間の体でここまで来るには、かなりの苦労がいったろう。それとも、実の娘の存在が、この地に呼び寄せたのか……?
酷いやつれ具合だった。痩せ細った体とこけた頬。
分かっていた。西園寺家では、幸せにはなれないだろうと。権力者の忍が認めたのは、鬼たちが眠るということだけで、蒼子たちの結婚までは含まれていない。白虎が彼女を連れ帰ったことで、きっとひと騒動起こるだろうと。
鬼を嫌うあの連中が、鬼門の総領であった女と当主との、結婚を認める筈がない。血の継承に拘る上でも、西家の血を引く女と白虎との間に、子どもを儲けさせたがるに違いないと。
羅喉本人なら、そんな逆境を切り開くことも出来ようが、蒼子には無理だ。彼女に出来るのは、白虎の愛情に縋って生きることだけ。本来の蒼子は依存心の強い、優柔不断な存在でしかない。羅喉のクローンだと思い、期待をかけ過ぎてしまったが。
恋と愛は違い、結婚と恋愛も同じではない。愛情だけでは駄目なのが結婚であり、子どもを巡る事柄だ。恋愛しか知らぬ白虎と蒼子には見えていなかったことも、わたしには見えていた。ふたりの間の、失うものの違いも。
それでも蒼子が望むなら、いいだろうと考えた。鬼門の復活は緋子が居れば出来るのだから、鬼をあそこまで増やしてくれた功績に免じて、彼女を自由にしてやろうと。
羅喉の最期の望み――甦りと、自分の手による鬼門の復活――を、どんなことをしてでも叶えてやりたかったが、クローンはやはりクローンでしかない。
白虎の愛情と庇護とを、信じたい気持ちもあった。それなのに、あの男は!
自殺は魂の叫びだ。自分の辛い状態を知って欲しい、誰かに気が付いて欲しいという切なる願い。
わたしもそうだった。羅喉と計都を失った後、何度も死の誘惑に駆られた。この世に引き留められたのは、ふたりにもう一度会いたいという想いと、鬼門の復活という悲願があればこそ。そういった執着をこの世に持たぬ蒼子が、死を選んだのは当然なのかもしれぬ。
薬を全て吐かせ、抱き上げて溶岩洞の中に運ぶ。冬の早いこの地に、置き去りにするわけにはいかない。
四ヶ月前に封印した箇所を小さく開け、最下層より持ってきた癒しの水を口移しで飲ませた。羅喉と同じ感触の唇に、揺れ動きそうになる心を抑えながら。鬼の体の時ほどの劇的な作用はなくとも、命を繋ぎとめるぐらいは出来るだろう。
暫く見守っていると、頬に薄っすらと赤味が差した。息も整って来たから、何時間か後には目覚めそうだ。
緩やかに傾斜する岩壁に背を預け、体を横たえる。蒼子を背中から抱きかかえて温めた。何千年経とうと、クローンという偽者であろうと、ふわふわと柔らかい体だけは変わらない……
頬から顎にかけての窪みが痛々しい。気が付くと指で辿っていた。思い直して、頬を掌全体で包み込む。何か感じたのか、頭が少しだけ右側に傾き、手にその重みをかけてきた。
「羅喉……」
羅喉もよく、これと同じことをした。わたしの胸に背を預け、凭れかかる姿勢が大好きだった。わたしの指が、唇に近付けば軽く噛み、頬を撫でれば嬉しそうに重みをかける――ふたりで、そんなじゃれ合いを楽しみながら、鬼門の現在や未来を語り合ったものだった。
おまえの匂いを嗅ぐと安心する、と言っていた羅喉。桐生家に居た頃、蒼子がわたしのシャツを着て寝たがったのは、微かな記憶のなせる業だったのかもしれない。
一番美しい鬼・“蒼龍”。その姿を見た者は男も女もひと目で魅せられ、恍惚のうちに生命(からだ)も魂(こころ)もうばわれる――羅喉は、存在そのものが美しかった。才知溢れる言動、凛とした声音、鬼門に命令を下す時の揺るぎなさ。
彼女が女王でなかったら、裏切り者の西家によって鬼門は、もっと早くに滅ぼされていただろう。魅惑的な女王の元で、わたしたちは一致団結して西家や人間どもと戦い、羅喉も能力を最大限に使って人間を鬼に変えていった。失った者たちに倍する勢いで。
分かっている。これは羅喉ではなく蒼子だ。羅喉はもっと気性が激しく、頭の回転が速く、決断力や行動力に長けた女だった。彼女ははるかな昔に都と共に死んだ。これはクローンであり、本人とは違う。
分かっていても尚、同じ姿形をしている者を思い切れなかった。時折見せる羅喉らしさに、期待を繋いでしまった。
心のどこかで望んでいた。わたしを覚えていてくれることを。昔と変わらず愛してくれることを。だから、玄武として初めて姿を表した時、蒼子に極上の快楽を与えたのだった。ふたりの夜を思い出させたくて。
わたしはまた、同じ過ちを犯してしまったのだ。千年前の失敗に懲り、違う方法を試みたというのに。
初代のクローンの時は、鬼の一族なのだという記憶を始めからインプットし、再生した後に全てを話した。頭だけで生きていることを除いて。そのせいか“羅喉”は、原型と同じようにわたしを愛し、愛されることをも望んだ。
影と知らせぬまま、一度だけ抱きもした。ウェーブの掛かった茶系の髪が、その時代には不細工な女の象徴と見られていたために、自信をなくしていくのが哀れでならなかったから。
空しさと苦い想いだけが残った抱擁。クローンは所詮クローンだった。姿形は同じでも、随所に違いが見えてしまう。鬼門の復活に必要な女と分かっていても、羅喉のようには愛せなかった。
挙句、白虎に首を刎ねられて、殺されてしまった。彼女はわたしの願いを叶えさせれば、原型以上に愛され認めてもらえると思い込んで、鬼門の復活を焦り過ぎたのだ。鎌をかけられて、聖地の場所を西家の連中に教えてしまいもした。
わたしに残されたのは、羅喉と計都の髪だけ。鬼に変えた人間は全て白虎に殺され、東家の隠れ屋は封印された。再生途中だった計都と、育ちつつあった子どもたちも皆、埋められてしまった……
千年を費やした悲願が振り出しに戻った瞬間、決意した。次のクローンには鬼としての記憶をインプットせず、自分との過去も秘して、鬼門の長(おさ)と神官だけの関係で居ようと。
初代のクローンは、わたしに関わる一切を口にせずに逝った為、白虎たちに玄武の存在を知られずに済んだ。間もなく“不死”の噴火が収まって、昔の聖地を復活出来たのも、不幸中の幸いだった。
わたしは羅喉と計都の眠る地で、彼女たちのクローンを再生させ、今度こそ鬼門の復活をと熱望した。
悲願を叶えるためなら、次の“羅喉”がわたしを愛さなくても構わない、むしろその方が好都合だとさえ考えていた。情愛が絡むと、冷静な行動が出来なくなる。愛する者を抱く腕も、暖めてやる体もなくしてしまった男には、その方が相応しくさえあると。
なのに今度はわたし自身が、愛の罠に嵌ってしまった。この髪に、惑わせられたのだろうか……羅喉の、唯一の形見。
想いはいつも帰ってゆく。ただひとりの女の元へ――
* * * * * * *
初めて出会ったのは八歳の頃。都の外れ、父が守る北の門近くに生えている、大木の上だった。
その場所でわたしは、よく独りの時を過ごしていた。頑固者の父親と衝突した時、次期・玄武としての学びに飽きた時、そして表情を隠す必要に迫られた時――いずれ北家の長となる身は、感情を露わにすることが許されなかった。
あの時も、それらのどれかだったのだろう。気に入っている枝の上で幹に背を預け、はるかな地平を眺めていたわたしは、その気配に全く気付いていなかった。
「えっ!?」
声のした方を振り向くと、整った目鼻立ちの小鬼が枝の上に立っていた。四、五歳だろうか。透き通るような白い肌を僅かに上気させ、大きな目をより大きく見開いて、こちらを見詰めている。
このような高い枝に、こんな幼い女の子が!?と驚いた。念入りに張っていた木の印の結界を、容易く破られたことにも。
それが、羅喉だった。彼女もわたしの姿に動揺したようで、踏み出そうとした足を滑らせて、危うく下に落ちそうになった。
慌てて抱き留める。小柄な体はふわふわと柔らかく、骨格や肌の感触が自分とは全く違っていて、抱き心地の良さに手を離せなかった。そんなわたしに向けられたのは、愛らしい容姿とは正反対の刺々しい言葉。
「無礼者! いつまで触っている気だっ!?」
大人の女のような物言いがおかしくて、笑いながら言い返す。
「無礼者はそっちだろう。助けた相手に向かって、何を言うのやら」
からかってやろうと思い、手の力を強めて腕の中に後ろ向きに囲い込んだ。この柔らかいものに、もう少し触れていたくもあったのだが、悟られたくなくて別の言葉を吐く。
「さて、どう料理するかな?」
「何をするっ!」
瞬間、蒼い炎に襲われた。牙で噛まれることだけを警戒していたわたしは、防御するのがやっとだった。上の枝に逃げたものの、驚きは増すばかり。蒼い鬼火!? それでは、この幼女は!
「羅喉…様?」
名を呼ぶ。東家の長の第一子だった母親は既に死に、祖父が亡くなれば、蒼龍を継ぐ筈の一人子。今夜、我が家に来るとは聞いていたが、顔を見るのは初めてだった。各本家の者は、五歳になるまでは、同じ家の者にしか姿を見せない。
第一、お付きの者なしなどとは、考えもしなかった。恐らくは、初めての遠出に興奮し、侍女の目を盗んで飛び出して来たのだろう。じゃじゃ馬め。
「ふん、今さら『様』付けで呼ばれてもな。おまえは玄武の息子か?」
「はい」
同じ枝に戻り、膝をついて答える。身分の上下に厳しい鬼門にあっては、年齢が下の相手であろうと、次期・蒼龍への礼を取らざるを得なかった。知らなかったとはいえ、悪戯を仕掛けてしまったからには尚更だ。
「他に何か、言うことはないのか?」
暗に謝罪を求められ、反発する気持ちが膨れ上がった。当時のわたしは生意気盛りだったから。顔に似合わぬ毒舌が面白くて、反応を見たくもあった。
「身分に相応しくない行動をすると、こういう目に遭います。今後はお気を付けください」
「何っ!?」
わたしを睨み付けた目を、しかし一旦逸らして、羅喉は少しの間黙っていた。そして次にこちらを向いた時には、不敵にも見える、艶やかな笑みを浮かべて言ったのだ。
「おまえを側近にしてやる。他に気を付けた方がいいことがあれば、これからも言うがいい」
幼子にこんなことを言われて、素直に頷ける者など居ないだろう。だが、気紛ればかりとも思えない命(めい)には、こちらも居住まいを正して聞かざるを得ない。
「……どういうつもりですか?」
「腹の立つことを言う相手は大切にしろと、祖父(じじ)が言った。大事な味方になってくれるだろうと。肝が据わっているのも気に入った」
次期・長としての教育が早くもなされ、実を結んでいるのに驚いた。幼少の身で、深く濃く生きた者だけが持てる、強い輝きのオーラを持っていることにも。もっと羅喉を知りたいと思った。どんな性格なのか? 蒼龍に相応しい能力を持っているのか!?
黙って頭を下げたわたしを、彼女は祖父の前に連れて行った。そして、小言を澄まし顔で受け流すと、こいつを勉強相手にして欲しいとねだったのだ。競い合う仲間が居た方が、励みになるからと。
彼はわたしにいくつかの質問を試みた後、孫娘の願いを聞き入れた。「羅喉に敬語を使う必要はない。今後は実の妹と思って、厳しくも暖かく接して欲しい」という、破格の待遇だった。
彼女の気の強さに手を焼き、抑えとなりそうな者を求めていたのだと、後になって聞かされた。わたしの持つ冷静さや慎重さが、羅喉に良い影響を与えると考えた、とも。
翌日からわたしは東家に通い、羅喉と共に学んだ。
東家の長は、早世した娘の忘れ形見である孫娘をとても可愛がっていたが、一方で熾烈な後継者教育もしていた。そのため、年齢より高いレベルの能力を要求される。わたしたちは時に競い合い、時に励まし合って、課題を克服していった。
とはいっても子ども同士のこと。ふたりはよく喧嘩をし、同じ数だけ仲直りをした。大抵はこちらが謝って。このような忍耐強い性格になったのは、跳ねっ返りの羅喉に振り回されたせいだと、わたしは今も信じている。
けれどわたしは、一時的に腹を立てることはあっても、彼女に惹かれて止まなかった。頭の回転の早さや発想の柔軟さには、いつも驚かされていたし、次期・蒼龍としての能力の高さは言うまでもなかった。
憎まれ口を叩きながらも、胸に身を摺り付けてくる羅喉を、抱き留めるのが好きだった。初めて会った時と同じ、ふわふわと柔らかな体――わたしたちはそうやって、やんちゃな妹と見守る兄のように、共に生い育っていった。
年頃になってきた羅喉の美しさは、例え様もなかった。じっと見詰められると、魂まで吸い取られてしまいそうな、蠱惑的な瞳。均整の取れた肢体に漂う、清冽な色香。聡明さと、秀でた判断力・行動力。
たぐい稀な魅力と強大な能力を持つ女に、男たちは競って熱い視線を送る……彼女の従妹のたおやかさを好む者も、一部には居たが。
羅喉に惚れ込んでいる連中には嫉妬されたものの、それが邪推でしかないことは、自分が一番よく知っていた。彼女の想いは、兄代わりの男に甘えているだけ、としか思えなかったからだ。わたしの想いが、いつしか激しい恋情に変わっていったのとは、裏腹に。
何よりも、わたしには資格がなかった。緋子は、蒼龍と玄武なら文句のない取り合わせだと言っていたが、そんなことはない。鬼門の各本家の者は、家独自の能力を絶やさないため、同じ家の者との婚姻しか許されなかったのだから。
羅喉の夫になれるのは東家の者だけであり、わたしも妻に迎えられるのは北家の者だけ。どれほど深く愛していても、どうにもならないこの身……
長は一夫一妻が掟。夫婦や親子・兄弟間の揉め事が起きにくいようにし、指導者の家での争いによる力の低下を、招かせないためだ。
そういった風習と、婚姻相手を慎重に選ぶ必要により、自分の性欲を完璧に制御することが求められていた。相応しくない相手との間に第一子を儲けてしまえば、家の存亡に関わる。
精神制御を業(わざ)とする北家に生まれ、長を継ぐ身であれば、余人以上のコントロール能力を持つのは当然の義務でもあった。なのに羅喉にだけは、情欲を刺激されてならない。どんな自制も、彼女の前では消し飛びそうになる。
一番美しい鬼・“蒼龍”。それほど魅惑的な女、わたしが惚れ切っている女が、子ども時代と同じように体を摺り付けて甘えてくるのだ。これ以上の拷問はなかった。だから、羅喉に冷たく当たった。心を掻き乱してくれるなと、叫びたい想いで一杯だった。
柳に風と受け流され、物想いは深まるばかり。いずれ誰かが彼女を妻にするのだと思うと、どす黒い嫉妬の炎が燃え上がる。鬼門の神官として、婚姻の儀式を執り行うのが自分でないことを、祈るしかなかったあの頃――
わたしが十八の時、病みがちだった父が死んだ。生きている間は衝突もしたが、いざ死なれてみると、悲しみと心細さが一気に押し寄せてくる。最後の肉親に死に別れてしまったこと、歳若い身で長となること。
憩いの場だった大木の上で、溢れ出そうな感情と戦っていると、羅喉が姿を現した。
「高雄が、呼んでいるような気がした」
「……呼んでなぞ居ない」
邪険な言葉を物ともせず、自分の胸にわたしの頭を抱き寄せる羅喉。
「こうしていれば、誰にも見られなくて済むぞ。わたしにもな」
「羅喉……!?」
「親を失った者には、泣く権利がある」
顔に触れる乳房の温かさと柔らかさ。髪を撫で擦る指の優しさにも、切ない情感が込み上げてくる。
いつしかわたしは、声を上げて泣いていた。甘い体臭と木目細やかな肌が、ささくれ立った心を癒し、残っていた気力を奮い立たせてくれた。
涙の次に来たのは、噴き上げるような激情。生乾きの頬を上げ、至近距離から食い入るような視線を送って後(のち)、熱く口付ける。腕の中の小さな存在が、堪らなく愛おしかった。羅喉、わたしの羅喉!
どれほどの時が経ったのだろう。初めて知る唇の感触に酔い心地だったわたしは、羅喉の微かな身じろぎで、漸く我に返る。
「! …わたし…は……」
「高雄?」
「……すまなかった。今のことは忘れてくれ」
言い捨てて木から飛び降り、振り返らずに走り去る。戒めを踏み外してしまった自分への、自己嫌悪で一杯な胸の内。羅喉は庇護欲に駆られて、受け容れてくれただけだろうに……
それから数日の間は父の葬儀の準備に忙殺され、余計な物想いをせずに済んだ。
次に顔を合わせた時、羅喉は何か言いたげな眼差しを向けてきたが、視線を逸らして足早に立ち去った。何も語る気にはなれなかった。言葉で言い表せるほどの、単純な物想いではない。
けれど、わたしは甘く見過ぎていたのだ。羅喉という女を――
第1部の前半は以上です。今回はエロ無しで申し訳ありません。
それから、篠原さんのスレで出ていたネタや設定を、いくつか使わせて
いただきました。ありがとうございます。
う…上手い…。◆ZAxBErybqE様、貴方私の中で神認定。
ネ申降臨ですね。
◆ZAxBErybqE 様、是非続きをお願い致します(*´Д`*)ハァハァ
おお新しい作品が!
乙です続き待ってます。
ところで非21禁板でここの話題だすのはやめたほうが…
◆ZAxBErybqE 様、GJ!
>>356 あっちも年齢層高そうな板だけど、その方がいいよね
チビ羅喉とチビ高雄に萌え〜
篠原さんの絵が目に浮かぶような描写に激しくハァハァしますた。
>>356 話題に出すぐらいはいいと思う。説明する時に21禁と断ってるから。
つか話題に出なかったらここに来れなかった、漏れのような香具師もいるんだけどなあ。
向こうで出たネタ使ってるから、話題にだすなとまで言うのは酷だとオモ。
向こうで話題にする時はスレ違いにならないように気をつける、
21禁板と但書をつける。程度でいいんじゃない?
元々篠原スレは18禁話の多いスレだしw
◆ZAxBErybqE様、最高!!
続きも楽しみにしてますぞ〜
>>298 だいぶ亀になってしまったけど、
>>298さんもGJ(σ・∀・)σ
なんかものすごくエロくていいわ〜
続きのお風呂シーンも是非書いて〜!!
まだかな、まだかなー
数々の嬉しいレスを、ありがとうございました。
根が単純なので舞い上がってしまいそうですw
それと、トリップは今後は「◆KIMON70/Iw」にします(途中で変えてしまい、
申し訳ありません)。
それでは、第1部の後半UPのために、11レスほどお借りします。
高雄×羅喉(蒼子)×彬なので、好みでない方はスルーしてくださいませ。
父の葬儀を終え、長(おさ)を継ぐ儀式を二日後に控えた夜、羅喉はわたしの寝所に唐突に姿を現して言った。
「おまえが何も言わぬので、こちらから言いに来てやった。高雄、わたしの夫となれ。わたしの夫になる者は、おまえしか居ない」
「!」
「北家の長老たちが、こぼしていたぞ。成人を迎えていながら、独身の長など前代未聞だ。女どもに人気があり、自薦他薦の花嫁候補が山のように居るものだから、選り好みしているのだろうと」
父が寝付いた頃より、長老たちの催促は執拗なものになっていった。次代の子を作るのも重要な勤め、そのためにも一日も早く婚姻をと急かされたのだ。鬼門は十五歳が成人。父も私も一人子であり、血の継承は急務でもあった。
だがわたしは、羅喉の結婚を見届けてからでないと、自分の身の振り方を考える気にはなれなかった。心が自分にはないと承知していても、僅かな望みを捨て切れない。何よりも、他の女を抱く気など、全く湧いてこなかった。
「女心にうとく、頭の固いおまえのことだ。自分の片恋と信じ、諦めるしかないと決め込んでいるのだろう……違うか?」
「……」
目も眩むほどの喜びと、見破られていたことへの動揺から、黙り込むしかなかった。
「なぜ返事をせぬ? 妻として、わたしでは不足だと言うのか!?」
眼差しを強める羅喉。蒼い炎が瞳の奥で、妖しくも美しく瞬いていた。
「違う! おまえしか考えられない!!」
抱き寄せたい気持ちを懸命に抑え、叫ぶような声で訴えた。羅喉が、わたしを夫にと言ってくれた、わたししか居ないとまで! これで、諦められると思った。心に優しさが満ちてくるのが分かった。
「だが、長を継ぐ身が、掟を破るわけにはいかない。いずれは北家の者と婚姻し、子をなさなければ……それは、羅喉も同じだろう!?」
蒼龍への枷は、玄武以上のものがある。
「愚かなことを。掟は実状に応じて変えてゆくもの。西家が裏切った時代に、昔と同じ掟に縛られていたのでは、滅びの時を早めるだけだ。その智力・胆力・辛抱強さを“蒼龍”の夫として、次代の“蒼龍”の父として、役立てようとは思わぬのか?」
羅喉の言葉は嬉しかったが、他の者に通じる理屈とは思えなかった。恋に夢中になったふたりの詭弁としか、受け取られないだろうと。
だから、言葉を尽くして諌めた。わたしたちは自分の感情だけで生きることが、許されない身なのだ。結婚は出来なくとも、心はおまえだけにある、側近として叶う限りの手助けをするからと。
しかし、羅喉がそんなことで諦める筈もない。彼女は強い意思と大胆な行動力を持ち、自分がこうと決めたことは、どんなことをしても貫き通す女だった。そんな、互いの相手まで不幸にするような行為が出来るかと怒り、自分に任せろと言って部屋を出ていった。
別れ際に押し当てられた、唇の熱さ……
眠れない夜を過ごしたわたしは、翌朝東家の長に呼ばれ、その後の話を聞いた。羅喉は祖父の元を訪れ、ふたりの結婚を認めてくれと迫ったらしい。恐縮して下げた頭の上を、「おまえが、東家の者であればな……」という呟きが、通り過ぎていった。
彼は、条件を出したと言った。南家の長と、三家の長老たちの賛同を得られたのなら、結婚を許そうと。但し、全ては羅喉ひとりの手で執り行なうように、とも。それゆえ、おまえも余計な手出しや入れ知恵は無用だ、精神制御の能力を使うのは許さぬ、と言われた。
後継者教育の仕上げ――次期・長として上から命ずるのではなく、言葉で相手を説得し納得させること――をしようとしているのは分かったが、いくら羅喉でも、こればかりは無理だろうと思えてならなかった。
それでもわたしは微かな望みを繋ぎ、羅喉様以外の相手と婚姻する気はないと北家の者たちに告げて、長の継承式を終えた。東家の長の名代として出席した最愛の女が、見守ってくれる中で。
案の定、長老たちからは猛反対された。自分で何も出来ないもどかしさは募るばかりだったが、一歩踏み出す勇気を持たなかった者に与えられた罰と考え、我慢するよりない。
互いの家を捨てたくとも、第一子相続の法則があった。ふたりが死んだ後でなければ、東家と北家の特殊能力は、他の者には宿らないのだ。“次期・蒼龍”と“次期・玄武”でなければ出会えず、深く知り合うこともなかったろうが、そうであるがゆえに結ばれない……
蒼子が白虎に拘る理由は分かっていた。記憶のどこかに、わたしとの結婚のいきさつが、刻まれていたせいだろう。反対されればされるほど燃え上がる恋、どんな苦難を乗り越えてもと願う心。
クローンである彼女は、同じことを別の男と繰り返していたのだ。唯一、自分の味方と信じられる相手との間に。気が強い癖に寂しがりやだった羅喉を思えば、当然の展開だったのかもしれない。彼女を苦しめ続けた白虎との間に恋が生まれたとは、皮肉なものだが。
羅喉は漸く、南家の長を説き伏せた。「裏切り者の西家を倒すためには、三家の間の結束を強めておく必要がある」と口説き、自分の従妹と彼の第一子との縁組を持ち掛けたのだ。
彼女のひとつ下の従妹は、東家の長の第二子の一人子だった。羅喉の次の蒼龍候補であり、彼女と結び付けば、南家は北家に遅れを取らずに済む。ふたりが互いに憎からず思っているのを知った上での、巧妙な誘いだった。
長の能力は第一子にしか伝わらない、とされてきた。しかしそれは、婚儀が同じ家の間に限られていた時代のこと。
次期・蒼龍と玄武の間の第一子、蒼龍の資格を持つ者と次期・朱雀との間の第一子は、双方の家の能力を持って生まれてくるのか? どちらか片方なのか? 片方だった場合、残りの家の能力は第二子以降に顕われるのか?
分からない点の多い婚姻ではあるが、不妊と短命を改善するためにも、試してみる価値はあると思うと。
現代ほどの科学的な知識はなくとも、生物としての本能で皆、血の行き詰まりを察していた。本家筋の家に、子の生まれない夫婦が増え、若死にする者も相次いでいたからだ。羅喉と彼女の従妹の両親、わたしの母親のように。
その点で、羅喉の言葉は説得力を持っていた。蒼龍としての優れた能力も、彼女の存在感を増していた。
南家の長は誘いに乗り、三家の長老たちの説得を引き受けて、見事に役目を果たしてくれた。わたしは羅喉の手並みに驚き、惚れ直しもした。この女を妻にし、この蒼龍に従うことは生涯の幸福だと。
枕元に集った三家の長老の筆頭者たちが、二組の結婚を認めると宣言したのを満足気に見やり、東家の長は永遠の眠りについた。
後で知ったのだが、わたしが家の能力で羅喉を操っていると罵る者に、「あれはそんな男ではない!」と一喝してくれたという。側近の者に、「女の身で長になるのは苦労も多い。羅喉を安心して託せる相手は、高雄しか居ないのだが……」と、漏らしていたとも。
祖父を看取った羅喉に、今度はわたしが言った。「肉親を失った者には、泣く権利がある」と。
胸に縋り付き、ひとりは厭だと泣く羅喉を抱きしめながら、わたしも心の中で涙していた。第二の父とも思える相手を失った喪失感と、心細さ……わたしたちは心の痛みを分かち合い、共に居ることに安堵しもした。これからはふたりで生き、新しい家族となるのだと。
七日後、わたしは神官として、羅喉を東家の長にする継承式を執り行ない、続いて婚礼の儀に臨んだ。朱雀の第一子たちと共に、当事者として。
あの時の艶姿は、今もハッキリと覚えている。十六歳の羅喉は輝くばかりの美を放ち、持って生まれた威厳で周囲を圧倒した。
儀式を滞りなく済ませた四人を、鬼たちは熱狂的な歓声で迎えてくれた。若く美しく能力に長けた女王が鬼門の長になったことと、三家に跨る縁組とが、新しい時代を感じさせたらしい。今度こそ、西家に対抗できると。
そしてわたしたちは、甘美な夜を重ねていった――
髪に、額に、瞼に、目尻に、鼻に、頬に、顎に、うなじに口付ける。震えが次第に大きくなり、わたしの背に置かれた手に力が篭もり出した。敏感な反応が嬉しくて、長い口付けを交わす。
いつもは小憎らしい台詞を吐く唇も、この時ばかりは愛らしさを見せ、わたしを素直に受け入れてくれる。そればかりか、隙間から這い出した舌が口に入り込み、甘えるように舌に絡んで来た。
長い長い口付けに酔い、これから過ごす時間に期待を膨らませて後、大地に腰を降ろす。涼を求めて歩いていた、皇宮の庭での営みだった。鬼にとって生殖行為は神聖なもの。覗き見る不逞の輩が居る筈もなく、わたしたちは開放感に満ち溢れていた。
肩から衣を滑り落として上半身を露わにすると、ぷるんと飛び出した白い胸乳が、月明かりの中で扇情的に揺れる。つんと上向いた薄紅色の先端には敢えて触れず、その周りにだけ指を這わせた。美しい曲線をなぞるように触れると、頬が桜色に染まりゆく。
「あぁんっ……高…雄」
耳朶を口に含み、声を上げるまで舐め尽くした。その間にも、手は乳肉の吸い付くような触感を味わい、鼻は甘い香りを堪能する。
わたしを誘い続け、既に硬くなっていた場所を漸く口に咥える。桜桃さながらの可愛らしい山頂。唾液をまぶし舌で転がすと、羅喉は首を左右に振って身悶えし、嬌声を一段と高めた。
姿勢を保っていられなくなり、わたしに体重を預け始めた肢体を、草の褥にそっと横たえる。胴から腰にかけての、線の艶めかしさに我慢しきれなくなり、いきり立った怒張を衣越しに押し当てた。
「おまえの匂いを嗅ぐと、すぐにこうなる。困ったものだ」
「その割りには、満更でもなさ…んっっ……」
続きを唇で封じ、腰布を取り去る。なよやかな太腿を撫で擦って後(のち)、ぐいと開かせて大胆な姿勢を取らせた。
「あっ!」
体をずらして内腿に唇を滑らせ、股間に顔を近付けていく。柔らかな叢の影で、花唇は早くも濡れそぼっていた。白露の美しさに見惚れながら、舌先で最初の一滴を味わう。甘さの中にある僅かな酸味。
「あっ、ああぁ…っっ」
羅喉の指がわたしの髪に分け入り、角(つの)をしごくように握って、言葉より雄弁に体の疼きを語った。
二滴目を味わおうと這わせた舌で、右の花弁を辿った。こんこんと湧き出す愛液に惹かれ、膨らみ切った花蕾をこねるように舐め上げる。
「あっ、あぁぁっっ!」
羅喉の体がびくりと跳ねた。身をよじらせながら、最初の高波を迎える。顰められた眉根から迸る清冽な色香に、見惚れずにはいられない。
波の収まった羅喉がわたしを上に引き上げて、首筋より胸元へと舌で辿った。生温かく繊細な動きがもたらす愉悦……
「おまえの…も……」
艶に満ちた声で囁くと、腰布を外して陽根を握り締め、上下させてしごいた。
「くぅ……っ」
わたしのそこは痛い程に血液を集め、先走りを漏らしそうなところまで膨れ上がる。
負けじと、花芯に手を這わす。ぬめる膣道は、差し入れた指を難なく咥え込み、奥へ奥へと運んでゆく。その間にも肉襞は淫靡な動きをしてみせ、指の腹を痛いほどに締め付ける。おまえなどでは物足りないと、訴えるように。
わたしは指の力を強めて揺さぶった。上壁を攻め、どろどろの粘液を更に溢れさせる。
「あああああっ、あーーーっ!」
悦びに目を潤ませながら、二度目の波に翻弄される羅喉。秘奥が一段と絞まり、指は追い出されてしまう。
意識を取り戻した羅喉の、霞みがかった瞳にほくそ笑み、上になるように促す。彼女は頷き、わたしに跨って位置を合わせると、ゆっくりと腰を落としていった。
羅喉の中心部に突き刺さった肉棒が、徐々に見えなくなっていく。纏わり付き、絡み付く秘窟の心地良さ。人間の生気を吸う時の快感と、体の熱さ以上のものはないだろうと思ってきたが、とても比べ物にならない。
「あぁんっっ!」
「うぅっ……」
声と共に、蒼と黒の鬼火が燃え上がる。ふたりの結合を祝福するかのように。
しとどに濡れそぼった蜜壺は、肉茎をより深く根元まで咥え込み、最奥へと差し招く。先端が子宮口に突き当たった瞬間、内奥全体がぎゅっと絞まり、蒼の炎がひときわ大きくなった。
「あぁぁぁっ……高…雄っ!」
乳房を鷲掴みにして弾力性を愛で、頂きを責め苛みながら、心とは反対に冷たく問う。
「どうした?」
言葉の代わりに淫肉が答える。抜き差しを許さぬと言わんばかりに、わたしを締め付ける。お返しに、弧を描くように腰を動かし、内部を掻き回す。ぬるぬるとした感触が快楽をより強め、下腹部に熱を集めていく。
「はぁっ、ああっっ!」
わたしの肩に手を置き、前倒しになって喘ぐ羅喉。体臭が更に強くなり、蕩けそうな霧に包まれる。抱き寄せて髪をまさぐり、耳元で囁いた。
「どうして欲しい?」
「もっと……激し…あぅっっっ!」
胴を両手で掴んで押さえ付け、身をしならせて下から突き上げた。耳や首の珠が奏でる独特の音色にのって、羅喉は裸体を妖しく震わせる。淫らな舞いをもっと見たくて、願いをそのまま口にする。
「羅喉、もっと動け」
「不精者!」
「ふふ、ここは違うことを言っているぞ」
再度突き上げる。
「やあぁぁんっ!」
普段聞くことのない、色を帯びた声に誘われて、尚も攻め立てる。深く、深く、もっと深く。
羅喉も体を揺さぶり、長い髪を振り乱して応じる。細い腰が前後に動くと、花弁がわたしの根元に纏わり付き、強烈に締め上げる。鬼火の中で躍動する、白磁のような乳房の艶めかしさ。淫猥な音が辺りに鳴り響き、ふたりを悦楽の園に運んでいく。
「こうか?」
「あ、いいっっ…あぁんっ……」
涙を浮かべ、うめくように言う姿を奥深く貫いた。何度も何度も。溢れ出る蜜がわたしの腿を伝い、大地を潤すまで。
羅喉が悩まし気に腰をくねらせると、それに連れて柔襞が微妙に蠢き、痺れるような快感が背を走る。蒼と黒の炎は尚も燃え盛り、主たちのように重なり合いもして、周囲を昼のような明るさに変えていく。
突き入れる度に秘奥は狭まり、怒張を一層刺激する。それだけではない。濡れたように煌く瞳が、半開きの唇から漏れる嬌声が、甘酸っぱく漂う香りが、手に吸い付くような尻肉が、仄かな塩味のする口付けが、わたし酔わせて止まない。
ふたりはひとつに溶け合い、体臭もが混ざり合って、共にに高みへと駆け登ってゆく。透き通るような白い肌を朱色に染め、痴態さえもが美しく誇り高い、羅喉、わたしの羅喉!
「んっく…うぅっ……」
絡み付かれる甘美さと、小さな痙攣とに耐え切れず、声を漏らした。悦びに悶える体はわたしをも、官能の虜にしてしまう。陽根はこれまでになく膨張し、最後の時を待つばかりとなった。
わたしの限界を悟った羅喉が動きを早め、貪欲に快感を得ようとする。後に続くのは、激しい息遣いと粘着質な水音。そして待ち望んだ一瞬。
「羅喉っ!」
高く雄叫び、最奥に突き入れた熱塊から、全ての精を解き放つ。生き物のように蠕動する肉襞が、わたしを奥深く包み込み、火のように燃やし尽くす。
「ぅあっっ…あああああーーーっっっ!!!」
羅喉も全身を震わせてよがる。折れそうなほどに仰け反らせた首を、激しく振りながら――
そんな日々の実りは、すぐに訪れた。羅喉が身篭ったのだ。わたしは狂喜し、周囲に呆れられるほど心配性な男となった。生まれてくる子が東家の能力を持っているのか、北家なのかなどは、どうでも良かった。ただ、母子ともに無事であるように、とだけ。
羅喉はそんな姿を余裕の笑みで見守り、女とは身篭った瞬間から男を遥かに超えるのだと、わたしに知らしめた。
花の香りに満ち溢れる季節。満天の星に彩られた皇宮の庭で羅喉は急に産気付き、慌てて聖地に運んだわたしの目の前で、子を産み落とした。
産声を聞いた瞬間に見せた表情は、今も忘れ難い。華やかで穏やかな、慈しみに満ちた笑顔。「おまえに似た子が欲しい」と言っていた羅喉は、赤子の黒髪を嬉しそうに撫でていた。
聖地の温水に浸かりながら、わたしたちの娘・計都はすくすくと生い育ち、やがて水から出られるようになった。
「わたしの思い通りにならないのは、この世で高雄だけだと思っていたが、こいつはそれ以上だな」
頑固者で悪戯っ子の計都に手を焼いた羅喉が、溜息混じりに打ち明ける。だが、その顔には苦笑にも似た笑みが浮かんでいて、娘に寄せる深い愛情が見て取れた。指導者としての冷酷さと共に併せ持つ、稀有なまでの情愛――
政務や西家との戦いに忙しく、一緒に居てやれることの少ない親だったが、時間に余裕のある夜は娘を挟んで川の字になって寝た。小さな寝息は、懐かしい情景を思い出させてくれる。記憶さえもおぼろな、母が居た頃の風景を。
北家の長老たちには、「第二子はまだか?」と、よく急かされた。計都に顕われたのは蒼龍としての力だけで、玄武のものではなかったから。「仲が良過ぎると子どもは出来にくい」とも言われ、ふたりの夜を思って、赤面しそうになったのを覚えている。
しかしわたしは、そのうち授かるだろうと楽観的に考え、それよりも羅喉の体の負担の方を気にかけていた。西家に殺された鬼たちの分までと、蒼魂を作るのに忙しく、無理を重ねているようで……ふたり目が出来なかったのは、そのせいだったのかもしれない。
計都が四歳になった頃、都の南にある“不死”が、不気味な鳴動を繰り返すようになった。膨大な火山熱は、鬼門が子どもを産み育てるためにはに重要なものだが、エネルギーが高まり過ぎるのは考えものだった。
飛び抜けて五感の優れた羅喉は何かを感じたのか、わたしに都を移した方がいいかもしれぬと告げ、候補地の下見に行って欲しいと促した。遥かな昔からこの地にあった都を移すなど、柔軟な考えを持つ彼女以外、考え付きもしないだろう。
旅立つ前夜、自分と計都の髪を手渡した羅喉。万が一の時には、これを使って自分たちを蘇らせてくれ。祖父の話によれば、体の一部と聖地の力(エナジー)と時間とがあれば、再生することが出来るらしいからと。
わたしの心配性が乗り移ったかのような言葉に、笑いながら髪を受け取った。噴火は当分先のことだと思えたし、その後の運命も再生に千年の歳月がかかることも、全く知らなかった――
わたしは羅喉の名代として、長老の代表者と共に候補地に出向いた。今は新宿都庁のある場所。それまでの聖地には劣るものの、子が生まれ育つには充分そうな、木と火と土と水と金との熱(エナジー)を確認出来た。
帰途、激しい胸騒ぎを感じ、急ぎ駆け戻る。しかし、間に合わなかった。溢れ出た溶岩によって都は跡形もなくなり、生き残った僅かな者に、話を聞くことしか出来なかったのだから。わたしは妻と子と親しい人々、生まれ育った美しい故郷(ふるさと)の、全てを失った……
突然の噴火は、“不死”に一番近い南門を最初に襲った。南家の長・朱雀は持てる能力のすべてを使って溶岩を防ぎ、息子をきわどいところで逃がれさせて後、壮烈な死を遂げたという。
だが、それも束の間の時間稼ぎに過ぎず、都は遂に熱泥流に呑み込まれた。
機に乗じた西家が攻め込む中、羅喉は少しでも多くの者を逃そうと、最前線で指揮を取り続けた。そして最期の瞬間に、「わたしは蘇る、再び鬼門を呼び戻すために!」と叫び、溶岩流の中に沈んでいったという。
計都もまた、幼い身で懸命に火山弾を食い止めて母親を助け、そのせいで逃げ遅れてしまったと。
残されたのは、ひと房の髪だけ。夜毎わたしがまさぐった美しい髪と、撫でるのが楽しみだったわたしと同じ質感の髪……
慟哭の時が過ぎ、漸く物が考えられるようになった頃、わたしは死の誘惑を払い除けて、新しい朱雀――羅喉の従妹の元夫――に頼んだ。自分の首を刎ね、永遠に死なない体にして欲しいと。
東家の生き残りには蒼龍の能力が全く顕われず、勢いを増した白虎たちの手で、鬼たちは次々に殺されていく。鬼門を復活させ、西家に対抗するには蒼龍の存在が必須であり、羅喉たちのクローンを守る者が必要だった。
彼は最後まで反対した。他の女との間に子を作って北家を継がせ、子孫に再生を見守らせれば良いと。
しかし、決意は固かった。羅喉以外の女など考えられないし、子孫に任せるのは心許ない。何よりも、わたしは羅喉と計都に会いたかった。この手で守れなかった、死に顔さえ見られなかった、妻と娘に!!!
手段を選ばないつもりだったわたしは、生き延びた者が抱える後ろめたさを承知した上で、朱雀の心の傷をえぐった。生き残ったおまえには、背負わなければならない罪業がある。罪なき者に刑罰を与える良心の呵責も、そのひとつだと。
彼は遂に折れ、望みを叶えてくれた。半年前、白虎に殺された妻への想いも、あったのだろう。羅喉を庇い、子を残すこともなく塵と消えた、蒼龍候補……
あれから、長い年月が過ぎ去った。能力を失わぬよう、生き残った一族の中で婚姻を繰り返した南家は滅び、北家もすべて死に絶えてわたしだけに。東家は人間と混血し、微かに血を繋げた。
西家の繁栄に背を向け、わたしは新しい隠れ屋で、ふたりの再生を見守り続けた。羅喉を目覚めさせるのは、わたしたちが結ばれた十六歳にしよう、計都はどんな娘になるのだろうと、考えながら。
* * * * * * *
呻き声と小さな身動きに、追想から我に返る。思いの外、時間が過ぎていたようだ。蒼子の顔を覗き込むと、生気がかなり戻って来ていた。この分なら、もう少しで目覚めそうだ。
もう一度、頬を掌で包み込み、反対側の手で髪の裾に触れる。羅喉と同じ感触の頬と、そのものの髪……
さて、どうしたものか…な。
蒼子が白虎の元に戻りたがるなら、西園寺家に脅しをかけてやるか。「蒼子のお蔭で、人間どもが平和に暮らしていけることを忘れたのか!? 彼女を大切に扱わないのなら、鬼の一部を目覚めさせるぞ」と。
白虎に釘を刺し、蒼子に精神制御を施して、全てを忘れさせることも。羅喉と同じ顔の女が不幸になるのは、見たくない。
蒼子が、白虎と離れて生きることを望むなら、手を貸してやろう。必要な時間を一緒に過ごしてやってもいい。目覚める前と同じ、“桐生兄妹”として。未成年の女が自分で部屋を借り、単独で暮らしていくのは、難しいだろうから。
今の彼女に必要なのは、自分の足で立ち、孤独に耐える心を身に付けること。鬼も人間(ひと)も、所詮はひとりなのだ。誰かを愛することは傷付くことと同義語であり、生きることは別れの連続でもある。
それでも、どうしても死にたいと望むなら、食ってやる。その時こそ、羅喉とわたしはひとつになれる。
数え切れないほどの幸せをくれた女、偉大なる女王! 可愛い娘の存在も、輝く鬼門の日々も、彼女あればこそだった。
とはいえ、蒼子はあの性格だ。迷うばかりで、すぐには決められないかもしれぬな。それなら、決断出来るまで付き合ってやろう。時間はたっぷりとあるのだから。
今は、この頬と髪の感触だけを――羅喉……
第1部は以上で終わりです。
読んでくださり(又はスルーしてくださり)、ありがとうございました。
それから、この話を思い付けたのは、篠原さんのスレで出ていた脳内補完
トークのお蔭です。
無断拝借してしまったにも関わらず、暖かく見守っていただけたこと、
深く感謝しております。ありがとうございました。
第2部は蒼子視点の話を予定していて、設定や展開は決まっているものの、
文章化出来ているのは半分ぐらい・・・orz
残りは箇条書き状態のため、年内のUPは難しいかもしれません。でも書く
気は満々ですので、完成した時にはまた、よろしくお願いいたします。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 神降臨!神降臨!
⊂彡
>>374さま、素晴らしい出来です。次回作品、いつまでもお待ちしております。
夢中で読みました。
首をながーーーくして待ってまつ。
ううっ!読みながら泣いてしまった。374さん、どうもありがとう。
続きを楽しみに時々覗きにきますね。無理なさらずにお願いします。
>又はスルーしてくださり
ワロタじゃねーかw
ここってageちゃダメなの?
更新に気が付いてない人もいると思うんだけど
>>379 気になる人はお気に入りに入れてあるんじゃないかなぁ?
専ブラ使ってるのが一番手っ取り早いんだけど。
私は専ブラだから、ageてあってもsageてあっても問題なしだけど。
ヤヴァイ…容姿と序盤までの設定が好みだったので蒼は白さん派だったのに…黒さんにくら替えしそう(;´Д`)ハァハァ
漏れもだ…
さっき蒼読み返した。高雄カコイイよー
細かい設定とか思い出して高雄×羅喉の妄想が止まらん(;´Д`)
クローンのあたりとか、脳内設定がとんでもなくふくらんでるよ。
>>382 その妄想をSSにするんだ!
自分で書くのが無理なら、脳内設定だけでも書いておけば、
今回みたいに誰かがSSにしてくれるかもよ。
>>374様
この板にこんな素晴らしい書き手がいらっしゃったとは・・・。
もう寝ないと明日の仕事がヤバイのに、つい読みふけってしまいました。
羅喉がカッコよくて惚れました。いつまでも続きを待っていますので頑張ってください。
5日に1度の保守
読み返したくなって蒼の封印買って来ちゃったよ。
ブクオフだけど。
着ている服が時代を感じさせる気がしたなぁ。
>>374 続き待ってます。ホント神!
黒さん切ないわ・・・。
時代も何も篠原千絵の描く服は元々流行りとか何も考えられてないと思
服装は今連載中のも蒼とたいして変わらんよw
…天河は現代が舞台じゃなかったからその辺気にならなくて読みやすかったなあ。
>>387-388 あ、そうなの?
天河は確かに気にならなかった。
その後に蒼読んだから余計気になったのかな。
流行は関係なかったんだ・・・。
だって1巻の夕梨の服とか頭とか(ry
確かにチェックのシャツ+ベストはないよなぁw
そうだねw
保守
394 :
名無しさん@ピンキー:04/11/28 15:58:50 ID:yIaCXQLx
ageてねぇ…orz
上げずとも保守は出来るが
396 :
名無しさん@ピンキー:04/11/29 01:22:58 ID:3f3s7xj1
>>395 Σ (゚Д゚;)
下がりすぎると落ちると思ってた…orz
教えてくれてありがd。
勉強しなおしてくるよ。
保守と点呼を兼ねてアンケート取ってみるのはどう?
人の居る気配があった方が、職人さんが来てくれそうだから。
1好きな篠原千絵作品
2好きなキャラ・カプ
3今までにウプされたSSへの感想
4これから読みたいSSのリク
5なにか一言
こんなんでどうかな?
1好きな篠原千絵作品
闇パ。最初の印象が強すぎて・・・小学生に寝取られはついてけなかった。
(今見るとなんてこたーないけどw)
2好きなキャラ・カプ
小田切さん。倫子とのカプ。
3今までにウプされたSSへの感想
みんな神!!すばらしすぎます。ルカ・イアン・クリスでハァハァですた。
4これから読みたいSSのリク
一回しかないからか、小田切さんと倫子のがないよねー。誰か、ぜひ。
5なにか一言
職人様、いつもありがとうございます。これからも楽しみにしてます。
1好きな篠原千絵作品
天河
2好きなキャラ・カプ
カイル×ユーリ
3今までにウプされたSSへの感想
>>30さんのラムセス×ユーリよかったっす
4これから読みたいSSのリク
カイル×ユーリ…(*´д`*)ハァハァハァ
5なにか一言
職人様神様仏様よろしくおねがいします!
>397
やってみるか。
1海の闇、月の影
2この人の描くキャラは薄いのでそういうのはあまりない……ジュダとか……?
もうだめぽ('A`)
1 天河
2 カイル×ユーリ
3 236さんのイル・バーニ×ハディがとっても好きです。
4 やっぱ、カイル×ユーリ
5 これからもよろしくお願いします
>>398 というより倫子寝てたからな。
難しいんだろ。
…ひい、ふう、みい……このスレは4人しか居ない事が判りますた
って、ヽ(`Д´;)丿ウワァァァン
ちょっと待て!!五人目ですノシ
1天河
2慎ちゃん倫子
3高雄×蒼子(続きを待ってます)
4同上
5最近の漫画は子供のとき読んだ漫画よりエロいですね・・・。
405 :
名無しさん@ピンキー:04/12/10 00:59:50 ID:n3+ZHrPO
続いて、六人目です。
1 海の闇、月の影
2 流風。これといって好きなカップルはなし。
3 流風とイアンとクリス。
4 流風とイアンとクリスの続き。もしくは、流風と克之。
5 皆さん、うまい!すごいです!
7人目です
1.少数派だろうけど蒼。次点天河
2.流深 計都
3.ありすぎて書ききれない…_| ̄|○
4.イルバーニ×バディ
現連載中の蒼。
5.クレクレになってしまうのが申し訳なくて普段はロム専ですが
投下の度楽しませていただいてます。
ありがとうございます。
ノ 8人目ですだ
1 闇パ
2 小田切×倫子 カイル×ユーリ
3 全部(・∀・)イイ!!
4 何でもいいです
5 楽しみにしてます
9人目です
1.「海の闇、月の影」
2.薫×流水
3.神がたくさんいらして嬉しいです
4.拓とポウと陵子(魂2つ+肉体3つ)の3P
5.職人の方々いつもありがとうございます
記念すべき10人目!
1 海の闇月の影
2 ラムセス×ユーリ
3 どれも(・∀・)イイ! (てか自分が書いたのもあるw)
4 カイルがユーリを開発
5 職人さん乙!
ノシ 11人目です。
1 天は赤い河のほとり そして五回の鈴が鳴る
2 カイル×ユーリ ラムセス×ユーリ
3 甲乙つけがたいです・・・
4 ウルヒ×ナキア 悲恋だったのでせめてこの場で叶えて欲しい・・・
5 神々の皆さま、いつも有難うございます。
ほしゅ
12人目です ノシ
1 .海の闇、月の影
2. 克之×流風
3. 全部(・∀・)イイ!! 楽しませて頂いております。
4. イルバーニ×ハディの話しの続きとか
5. 来た時に新作があると、凄く嬉しいです。
職人の皆さんいつもありがd
明けましておめでとうございます。
今年も素敵なSSが読めますように…
13人目でっすノシ
長くて申し訳ない‥(゚д゚;)
1 天河、蒼
2 ラムセス×ユーリ、ルサファ×ハディ、櫂×蒼子
3 全部です!!!!!!!どれも萌え死にさせていただきました。
4 ラムセス×ユーリをもっと‥‥ハァハァ
黒太子×ユーリも見たいかも。
何気に途中までルサファはハディとできてるもんだとばかり思ってたからこの2人も‥
あと74のように櫂×蒼子も激しく見たい!
5 職人さんお疲れ様です!楽しみにしてますのでこれからもよろしくお願いします!
もしかしたら投下させていただくかもしれませんがその時はよろしくお願いします。
416 :
名無しさん@ピンキー:05/01/04 01:57:01 ID:YYfSlGEY
おととかなんかにいタケシの番組でラムセス2世の孫の特集見てからラムセスが気になってしょうがない萌
ラムセス×ユーり見たいです!ねっっ
ほしゅついでにage
てすと
遅れ馳せながら14人目です〜
1・天河、闇パ
2・麻衣×暁生、ユーリ×裸王
3・作家陣は深く読み込んでらして素晴らしい文も綺麗だし(・∀・)チゴイネ!
4・少数派とは思いますが麻衣×暁生は作中では
本懐を遂げて無い訳でwイギリスに行った後の初夜話なんかキボン
麻衣はボンヤリだし暁生は本命には奥手っぽいのでその辺りなんかw
5・まったり進行のこのスレを大切にして行きたいです(=゚ω゚)ノ
>>420 あ、嬉しい。初めて暁生×麻衣ナカーマにあった気がする。
二人が裸ベッド(麻衣が一人起きて泣いている)な絵
見てからというもの禿萌えだよ・・・
>>421 あれって麻衣が泣いてたのか・・。
ずっと起きてたてで 眠くて目を擦ってるんだとオモテタ・・
まだいる15人目
1蒼(全巻持ってるのはコレだけだから、他は自信を持って言えない)
2彬・楷の兄弟が好きだ そして緋子はとても可愛い
3文章力の高い人が多くスレが麗しいのは素晴らしいことだ
4雑食です何でも美味しく頂きます
5ゆっくりこつこつまったりはぁはぁ
神々のSSに感動して、見よう見真似で(出来てないケド)
今まで自分の頭の中で描いていた妄想シーンを頑張って書いてみました。
内容はこんな感じですので、イタいと思われる方はスルーでお願いします。
・ウルヒ×ナキア
・16歳頃の若き日の二人の設定ですが、当時の口調がイマイチ判らず偽者
・ウルヒは宦官→未挿入・不完全燃焼エロ(しかも描写未熟)
・ダラダラ駄文
扉が開き衣擦れの音がする。
その音の主があなたでなければいいと。
おなたであればいいと―――――――。
ヒッタイト帝国後宮内。
皇帝の側室と後宮付き下級神官の二人は
他人にはそれと判らぬように密かに見つめあった。
視線を合わせる事の出来る貴重な逢瀬であり、
その後を思うとやりきれぬ苦痛の時・・・。
「ナキア姫、予定の時刻を過ぎております。
皇帝陛下がお待ちでございますので、急ぎご寝所へ。」
侍女の急かす言葉が、彼女の視線を私から断ち切った。
「皇帝陛下はナキア姫をそれはもうお気に入りでらっしゃるのですから、
これ以上お待たせしては、私どもが叱られます。ささ、早く。」
その言葉に促されつつも、彼女は歩調を変えることなく
殊更にゆっくりと優雅に歩を進めた。
皇帝の棟へ続く廊下は長くて短い。
いつしか私の傍を通り過ぎ、皇帝の棟へとどんどん近づいていく。
その背中を見送る事しか出来ぬ自分。
・・・彼女の姿は私の視界から程なくして消えた。
職務を終え自室に戻っても今夜は私に安息の時間は無い。
いや、気を紛らせる事が出来ぬ分、むしろ長く辛い夜の始まりだ。
ワインを無造作に手に取り、杯にもあけずそのまま呷った。
いくら飲み干しても酔えないのは、これまでの経験で知ってはいても飲まずにはいられない。
『私は、おまえの子なら産める!!』
あの日から・・・・もう半年は過ぎただろうか・・・。
彼女の手を振り払ったのは、他ならぬ自分自身だ。
帰るべき場所・頼る場所なき彼女に、皇帝の妃として
この帝国で生きていけと言ったも同じなのだ。
そう、嫉妬するなど、おかどちがいだと判っている!!
日頃感情を表さずにいる事には慣れたつもりだが、
あの年の離れた皇帝に今頃抱かれているのかと思うと気が狂う。
頭を掻き毟りたくなる衝動を何とか抑え込み
ドサっとベッドへと身を横たえて目を閉じた。
なぜ・・・かの人は売られてきた王女なのか。
なぜ・・・私は買われてきた宦官なのか・・・。
コトリ・・・・。
物音がした方へ目をやると、そっと扉を開け
忍び足で部屋の中へとすべりこんできたナキア妃の姿があった。
「ナキアさま!!!」
「ウルヒ!会いたかった!!」
彼女は言うが早いか、すぐさま私の胸へと飛び込み顔をうずめた。
細くかよわい、けれど女性の魅力を充分にたたえた身体・・・。
愛しい人の体温を感じる心地よさに思わず我を忘れ、抱きしめる腕にグッと力が入る。
「ナキアさま、どうしてここに!・・・それに今宵は
皇帝陛下のお召しではなかったのですか?」
彼女は表情をギリっと歪めて呟いた。
「・・・今宵の務めは・・・もう果たしている・・・。
務めが終われば私はいつも自室へと下がるのが常だ。皇帝もそう思っている。
それに皇帝は眠りが深い。どうせ朝まで目覚めぬわ。」
「だからといって、いくら私が宦官とはいえこのような事、他人に知れたらただでは―――」
「今宵だけはどうしても会いたかった・・・っ。
後宮の者達は侍女をはじめ皆薬で眠らせてある。警備の者も同様だ。
誰も私がここにいる事は知らぬ!判らぬ!」
私の言葉を遮り最後は叫ぶように言って、納得してくれとばかりに首を振る。
そして、ふと思いついたように私を見上げて尋ねた。
「・・・・・それとも、おまえにとって迷惑なのか?」
迷惑などあるはずが無い。
この身さえ健全であれば、連れて逃げるのも厭わない。
死さえ受け入れてもかまわぬ程愛しい人。
だが、私は・・・・・。
私の沈黙を拒絶と思ったのか彼女は目を伏せて震えながら言葉を紡いだ。
「そう・・・だったな。私は一度おまえに振り払われた身。
しかも、つい今しがたまで愛してもいない男に抱かれ汚れている。
―――――・・邪魔をしたな。」
そう言って私の腕から抜け出し、扉へと駆け出した。
「ナキア様!!」
無意識だった。頭で考えるよりも何よりも早く身体が動いていた。
気付いた時には自分の腕から抜け出したナキア妃の身体を引き寄せ、強く抱きしめていた。
「ウルヒ・・・」
「あなたが汚れているだなどと爪の先ほども思ってなどおりません。ただ、私は・・・
私自身が許せないのです。あなたを幸せにして差し上げる事が出来ず、
そして自由にして差し上げる事も出来ぬ自分自身が・・・」
そっと私の口元にナキア妃は手をあてた。
「言うな、ウルヒ。私は決めたのだ。
私が皇帝の妃である事から逃れられない運命ならば・・・
私はそれを利用して己の手で欲しいモノをこの手にすると。」
言葉の真意を計りかねている私をよそにナキア妃は淡々と言葉を続ける。
「私は、この国が欲しい。それが私の求める『自由』だ。
必ずや皇子を産んで、この血で支配してやろうではないか。
そして・・・・ウルヒ、おまえもだ。おまえが私は欲しい。」
そう言うとナキア妃のしなやかな手が私の口元から頬へと伸び、
もう片方の手を反対の頬に添え、自分の唇へと私のそれを導いた。
一瞬の口付けを交わして、私はナキア妃を見つめた。
「あなたの望む事にはこの身の全てを捧げて尽くしましょう。
それが私に出来る唯一の証です。・・・そういう意味でならば私をあなたに差し上げます。」
私はひざまずき、彼女のドレスの裾に口付けて永遠の忠誠の誓いを示した。
すると、ひざまずいた私の肩にナキア妃は手を置いて静かに言った。
「参謀としてだけでなく、男としてのおまえも私は欲しい。」
グサっとその言葉は響いた。
それが出来るのならば・・・。
あなたの身体を愛し、そして貫く事が出来たなら・・・。
「私は・・・・ご承知の通り宦官ですので・・・」
声が震えぬように慎重に言葉を紡ぐ。
「ウルヒ・・・。何も交わるだけが男と女のカタチではない。
ただ愛しい男の身体に触れたい、触れられたい、それだけだ。」
私はひざまずいたままナキア妃を見上げた。
一目見た時から初めて会った時から、言葉は交わさずともお互いの気持ちは判っていた。
売られた王女・買われた宦官でなければ出会う事は無かった二人。
結ばれぬ運命を前提としてしか出会えなかった二人。
出会ってしまったら最後、叶わぬ夢に少しでも近づこうとあがくだけ。
私はじっとナキア妃の瞳を見つめた。
その瞳には私を欲する欲望が揺れていて、何ともなまめかしい艶を放っている。
こんな瞳に見つめられて欲情しない男はいないであろう。
男根の無い私ですらズンとした欲望が頭をもたげてくるのだから。
「交われなくとも・・・
愛しい人の身体に触れたいと願っていたのは私とて同じこと・・っ!!」
立ち上がりナキア妃をこれ以上は無いという程強く抱きしめ深く口付けを交わす。
今まで耐えてきた分、思いは深く、出口を求めて彷徨うかのように
ナキア妃の口内を荒々しく犯した。
どんなに夢見ていたことだろうか・・・・。
こうして思いのたけを込めて唇を重ねる事を・・・。
お互いの舌と舌とが絡み合う。
やっとこうして思いを交わせる事に至上の喜びを感じ、少しも離れていたくない。
恋も知らずに不遇な運命を辿らねばならなかった二人は、
ただただお互いの唇を貪りあうのに必死だった。
初めて出会った日から長く長く押し殺してきた思いが爆発し、唾液と共にその思いを交換しあう。
嫉妬で苦しんだ長い夜の苦悩も、どうしようもないこの愛情も全て相手に届けばいいと―――――。
長く深い口付けを終え、
息を乱しながらナキア妃がフッと微笑んだ。
「・・・やはり情熱的だな・・・。おまえのキスはどんなものだろうかと
ずっと思っていた。こんな幸せな気持ちになるキスは初めてだ。」
その言葉に思わず皇帝の顔が私の頭の中をよぎった。
皇帝は何人もの側室を従え、ナキア妃もその中の一人にすぎない。
年のせいもあり多分己の欲望を処理する事のみが先決で、
歓びを与える事など二の次であろう。ましてや、ナキア妃に皇帝への
愛情が無いとくれば、夜の営みはナキア妃にとって苦痛でしかないかもしれない。
かつて私が陵辱された時のように・・・・。
今まで彼女が皇帝の腕によがっているのを想像しては嫉妬に駆られたが、
きっと私のようにうめき声ひとつ立てなかったのだろうと思うと、少しは心が鎮められる思いがする。
私は少し意地悪く微笑んだ。
「ナキア様、私はあなたが褥でどんな声を出されるのかとずっと思っていました。」
彼女は少し驚いた様子で、顔をそむけて呟いた。
「声など・・・今まで出したことなどない。出すものなのか。」
見れば少し顔も赤らんでるように見える。
いつも神々しいばかりに勝気な彼女が私だけに見せた子供っぽい仕草にたまらなくなり、
私は彼女の身体を抱え上げると自分のベッドへと寝かせその上に覆いかぶさった。
「それは嬉しいお言葉ですね。私にはお声をどうかお聴かせ下さい。」
そう言いながらナキア妃の腰帯をシュルシュルと解く。
「・・・どういう時に声を出すのかなど知らぬぞ?」
彼女は自分の衣装を解かれる事に抵抗もせず答えた。
布を繋ぐ肩の留め金をピン!と外し、私は微笑んだ。
「それは例えば・・・・こういう時です。」
私はおもむろに彼女の白く細い首筋に唇を寄せて軽く吸い付いた。
「あっ・・・」
そして布の合わせ目から手を侵入させてふくよかな胸をもみしだく。
指の動きで胸の形を変化させながら、そっと頂を親指で弾いた。
ブルっとナキア妃は身体を震わせ、目を閉じてフっと吐息を漏らした。
「同じような事をされても皇帝には嫌悪感しか無く、ただ奥歯を
噛み締めて時が過ぎるのを耐えていただけであったが、
おまえが相手だと、こうも甘美なものか。」
うっとりと呟いて、私の首にその両手を回す。
その拍子にナキア妃の長い髪が腕と一緒にひと房導かれ私のうなじに弧を描いた。
今頃気付いたが、髪がほんのりと湿っている。
―――――湯浴みをされたのか。
髪を優しく解いて指に絡めて弄んでいると、それに気付いたナキア妃が口を開いた。
「・・・皇帝への務めを果たした後には私は必ず身を清めるのだ。
皇帝の香りをまとって眠るのは我慢ならぬ。・・・だが、おまえなら・・・」
(一緒に眠りたい。)
声に出さぬ声が聞こえた気がした。
例え今こうして肌を合わせようとも実際に夜明けを一緒に迎える事は出来ない。
だが、その切なさを敢えて口にせず、自分に飛び込んできたナキア妃が
愛しくてたまらなかった。そしてそれは理性を飛ばす。
身体を起こし荒々しくナキア妃の身を包む布を全て剥ぎ取った。
「!!!!」
一糸纏わぬ姿になったナキア妃は一瞬たじろいだ。が、その身を
恥じる事無く、女神のように毅然として私の目を見据える。
美しい。
すべすべとした艶やかな肌。ツンと上がった形の良い豊満な胸。
くびれた腰。全てがなまめかしくとても少女には思えない。
片方の足を少しよじって陰部を隠す仕草もエロティックで悩ましい。
思わずゴクリと生唾を飲み、凝視する。
この身体に触れたのかと、これからまた触れるのかと思うと
例え男根の無い身であっても興奮し、目で犯し続けた。
「あまり・・・見るでない・・・」
やや頬を上気させながらナキア妃は言った。
その頬に手をやり撫でながら私は答えた。
「もっと、見せて下さい。私にあなたを。あなたの全てを。」
一瞬彼女は表情をこわばらせたが、私の真剣な表情を見て取ると、ゆるゆると片方の足を開いた。
その足に私が手を掛けて更に開かせる。
「・・・っ!!」
開かれたそこは、うっすらとした茂みの下に割れ目がのぞいている。
悩ましい肢体とは裏腹に、色素の沈着も無くまだ誰も受け入れた事など無いようにさえ見える。
だが、確実に女であり、私の視線が集中している事を感じ取ると
程なくしてトロっと雫をそこから漏らした。
「ナキア様・・・」
名を呼びながら、触れるか触れないかの感覚で割れ目を下から上へと指でなぞった。
「っはぁ!」
ほんの少しなぞっただけなのに、ナキア妃は敏感に反応した。
そして、それは雫の量を増やす。
同じように触れるか触れないかのタッチで胸の周りや太腿の内側をなぞり、
時々息を乳首に吹きかけると、みるみる固くなり震わせた。
「・・・ウル、ヒ・・・何故・・だ?・・・甘く苦しい・・・」
瞳を潤ませてそう呟く彼女の言葉に背中がゾクリとする。
――――――だめだ。完全に捕らわれた。
私は自分自身の衣をはだけると、再び彼女の身体に覆いかぶさり口付ける。
直に触れ合った肌と肌が熱い。
ナキア妃の胸の弾力が自分の胸に伝わり、男と女の違いを知らしめる。
何度も角度を変えて口付ける度に身体が揺れ、彼女の胸の頂が心地よく胸板をくすぐる。
「・・・んふっ・・・ふうぅっ・・・・」
口付けの合間に漏れる吐息もまた感情を煽る。
そのまま唇をずらし、固くなった桃色の実を荒々しく含んだ。
「あああああっ!!!」
思いの向くままに舌で転がして吸いまくる。そしてそれでは
飽き足らないと言わんばかりに、もう片方の乳首をも指先でつまんだ。
時には爪で先をひっかき、また胸を撫で回し、クリっとつまんで、を繰り返す。
その間も舌は休むことなく入念に舐めまわす。
ナキア妃は、今まで知らなかった感覚に戸惑いながらも、
押し寄せてくる快感から逃れる事は出来ないようだった。
もっともっと欲しいのか、私の頭を胸に押し付け、髪をくしゃくしゃにする。
身体が熱い・・・!
ナキア妃の身体は薄桃色に染まり、その表情は甘い苦痛に歪んでいる。
彼女をそうさせたのが自分なのだという何ともいえない高揚感。
もっともっと乱れさせたい。
私は唇を胸から下へと移し、舌でくすぐりながらゆっくりと秘所へと近づけた。
見ればさっきの比ではない程に、雫が滴り落ちている。
透明な液が陰毛を濡らしヌラヌラと光っていた。
その蜜の味が知りたくて思わず割れ目に沿って舐め取る。
急に触れられてビクゥッと彼女の身体が震えた。
「・・ふぁあっ、・・・」
「あなたの蜜の味に酔ってしまいそうだ・・・」
舌で割れ目をこじ開けるように浅く侵入させ、ゆっくりと上下に動かす。
わざと中心の突起は避け、じっくりと蜜を充分に味わいすする。
ジュル、・・・。
「あっ!はっ、・・・・くっ、やめ・・・」
眉根を寄せてナキア妃は恥ずかしげに身をよじって足を閉じようとする。
だが、しっかりと足の間に割って入っている私の身体がそれを許さない。
秘所から顔を離さずくぐもった声で私は言った。
「私に触れられたいのではなかったのですか?ナキア様。」
「・・んんっ・・・憎・・らしい・あぁぁあ・こ・・とを・・・ああああああ!!!」
今までの緩やかな動きとは打って変わって乱暴に、そして突起を集中して舐めまわす。
いきなりの強い刺激と共にやってくる凄まじい快感にナキア妃の目には涙が浮かぶ。
秘所からはとめどなく蜜が溢れ、足はガクガクと震えていた。
その足をしっかりと支え、執拗に突起を舌でこねくりまわし、指を蜜のほとばしる泉へと伸ばす。
グチュ・・・。
指を入れると淫らな水音が大きく音を立てた。
ぬかるんで充血しきったそこは難なく指を受け入れる。
「んはぁぁっ!!あぁっっ・・・・」
中は温かく、粘膜が指に絡みついて、ひくひく痙攣しているのがよく判った。
ざらついた肉壁を指でなぞり、また指を様々な形にしながら挿入を繰り返す。
と、ある一点に辿り着くとキュっと締まった。
「すごい・・・・」
その一点を刺激しながら指を出し入れし、突起への愛撫をわざと音を立てて
強めてやるとますます水量が増し、派手な水音を立てた。
グチュ、ビチュッ・・・ピチャッ・・・ペチャ
「あはぁっ、はぁああっ!!・・・っは・・・んあぁ」
淫らな水音と重なる愛しい人の嬌声。
「――――っは・・・なんて心地よい音楽だ。どんな名曲も敵わない・・・」
指も舌も休めず、うっとりと目を閉じその絶妙な音楽に聴き入る。
「あはっ・・はっ・・・あはっ・・・ウルヒ・・・」
ナキア妃の手が宙を切りながら、私の名を呼ぶ。
あえぎ声はいつしか嗚咽にも似たようになり、絶頂は近い。
私はカクカクと震えるナキア妃の足を自分の両肩に乗せた。
そして彼女の腰を浮かせ、秘所にむしゃぶりつきながら話し掛けた。
「ナキア様・・・ご覧下さい・・・あなたと私の『触れ合い』を・・・」
快感の波にのまれながらうつろな瞳で空を見ていた彼女は、
その言葉にゆっくりと目の焦点を私の方へと合わせ始めた。
ナキア妃の秘所が私の舌に抜き差しされている光景が、モロに彼女の瞳に映る。
「あぁっ!!」
膣が急激に収縮をしたのが舌に伝わる。私はそれを合図に
突起に吸い付き、また指を挿入し激しく暴れさせた。
「あぁぁっ!!あぁぁっ!!あぁぁっ!!」
ナキア妃の瞳が揺れる。涙も蜜もとめどなく溢れ、流れた。
その揺れる瞳が私の瞳と交錯した瞬間、
私は突起に軽く歯を立て、微笑んだ・・・。
「アアアアアァァァァァァァァァァァァーーーー!!!!」
――――――最後の絶叫の余韻を残して心地よい『音楽』が止み、部屋に静寂が訪れた。
彼女の身体をそっと横たえた後、傍らに我が身を寄り添わせる。
皇帝や側室が眠るものとは比にならぬ粗末なベッドの上、
誰にも奪われたくない宝物を隠すかのようにギュっと強く、私はナキア妃を抱え込む。
身体中を震わせながら絶頂に達した彼女はそのまま意識を飛ばしてグッタリとしたままだった。
汗ばんだ肌にじっとりと張り付いた彼女の髪を払い、指でその髪を優しく梳く。
しっとりとしたなめらかな茶色の長い髪・・・。
「・・・ウルヒ・・・」
けだるげに瞼を開けながらナキア妃は目覚めた。
焦点の合っていなかった瞳に徐々に光が浮かび上がっていく。
だが、身体はまだ力が入らないらしく微動だにしない。
「初めて、歓びというものを知った。」
天井を見上げたままポツリと彼女が呟く。
そしてふぅっとため息をつき、ゆっくりと首だけ動かして私の瞳を覗きこんだ。
「甘やかで、それでいて身が焼け付くようなこんな夜は・・・・・」
と、わざと言葉を一旦区切って一瞬の沈黙の後、ナキア妃は小さく深呼吸して冷たく言い放った。
「最初で最後だ。」
私はナキア妃を静かに見つめながら黙って聞いていた。
すると彼女の頬にスーッと一筋の涙がこぼれた。
「私は、今宵の務めで皇帝の子を宿している。・・・フッ、何となく判るのだ。
・・・だが・・・皇帝の血を受け継いではいても、―――私とおまえの子だ。」
その言葉に思わず私は目を見張る。
「そう思い産み育てる。・・・その為に無理を承知で迫った。
どうしても今夜だけはおまえの体温を感じたかった。
おまえの子だと思える何かが欲しかったのだ。・・・済まなかった。」
私は無言でナキア妃を抱きしめた。
最初で最後。
その言葉の意味は判り過ぎる程に判った。
不義密通かと人の口に上る事に対しての恐ればかりではない。
いや、そんな既成事実を作る事が実際に出来るのであればどんなにか・・・。
私達は知ってしまったのだ。
触れ合えば触れ合う程にお互いが悲しくなる事を。
触れ合った時間が甘美であればある程、埋める事の出来ない、吐き出し切る事の出来ない、
満たしきれない切なさは停留し、お互いを求める気持ちが募り悲鳴をあげる。
嗚呼、我が身さえ健全であれば、夜も無く昼も無く抱き合えただろうに!
身分も国も捨て、笑い合えただろうに・・・!!
だから・・・・もう二度とは触れ合えない。
「私のお腹にいるこの子は間違いなく皇子だ!!
どんな手をもってしてでも必ずや帝位に就ける!!・・・それ以外認めぬ!!」
涙を幾筋も垂らし、ナキア妃は半ば半狂乱のように叫んだ。
権力も身分も捨て去る事さえ厭わなかった恋は、叶えられぬ冷酷な運命の中で
形を変え屈折し、皮肉にも権力への執着へと醜く変貌を遂げる。
お互いにしか判らないその思いは、私自身の中でもくっきりと輪郭を成し、黒い影をもたらした。
そう!『二人の子』を皇帝にしなくては、この恋は、愛は、完結出来ない!!!
「・・・・もう戻る。夜明け前には薬も切れる。」
涙の跡を頬に残しながらナキア妃はスルリと立ち上がった。
私も手近なマントを羽織って後に続き、彼女の身支度を整えるのを無言で手伝う。
その際に時折触れるお互いの肌は、先刻までの熱などもはや無く冷たくなっていた。
「もう、誰にも涙は見せぬ。この子を帝位に就けるまでは。」
艶やかに冷たく微笑みながら腹部をさすりナキア妃が言う。
私は彼女の腰帯を心持ちゆったりと結び終えて微笑を返した。
「それでは私は・・・この髪に願をかけ、ナキア様の御子が
皇帝冠をかぶるその日までこれより決して切らずにいましょう。」
密かな盟約。―――そしてこれが二人の愛の言葉だ。
普通の恋人達が交わす甘い囁きではなく、どんなにこの手を罪に染めようとも
例え地獄に堕ちようとも目的を執行するという意志の確認。
彼女は私の答えに得心がいったようだった。
「おまえのその美しい金髪ならば神へと届くであろう。」
そう静かに呟くとサッと踵を返した。
「ナキア様!!!」
扉に手を掛けたところでナキア妃は立ち止まって振り返った。
「どうした?」
私は万感の思いを込めて彼女に視線を投げかけた。
「・・・・私は・・・この一夜で一億の夜も越えていけるでしょう。」
ナキア妃の瞳が一瞬見開いた。
しばらくの間身じろぎもせずじっと私を見つめる。
そして何か言いたげに口を開きかけ、そのまま無言で扉を開け出て行った・・・・。
数ヶ月後、ナキア妃無事皇子出産の知らせが宮廷中に知れ渡った。
私は来るべき日に備え彼女の側近になれるよう、神官としての位を積むのは言うまでもなく、
独自にて武術・学問の吸収にあけくれる日々で忙殺を極めており、
また彼女の方でも大事を取っていたのであろう、結局あの夜以来見掛ける事さえ無かった。
祈りは毎夜捧げてはいたが、母子共に無事の出産と聞き、やはり安堵する。
「ナキア様とジュダ殿下が今からバルコニーにお出ましになるそうよ。」
「まぁ!お生まれになってから初めてのお披露目ね。見に行かなくっちゃ!」
お喋りな侍女達の会話を耳が捉える。
私は手に持っていた粘土板を近くの神官に無理矢理押し付け、バルコニーの見える広場へと走った。
国民や臣下達の歓声がこだまする中、
ナキア妃はしっかりとジュダ殿下を抱え皆ににこやかに手を振っていた。
時折御子の方へと視線をやり、母となった喜びに溢れているように見える。
午後の太陽の陽を受けたその姿は神々しくきらめき、眩しい。
また、美しくなられた・・・。
遠くからではあったがその元気そうな姿に満足し、私は足早に後宮へ戻ろうと踵を返した。
が、その瞬間、何かがチカっと光った。
「・・・?」
思わず立ち止まり、陽光に目を細めながらその光の正体を確認する。
それは、ジュダ殿下の額辺りから発せられているようだった。
装飾品の宝石が光っているのか?
いや、生まれて間もない赤子にそれはないはずだ。
予感するものがあったのか、ジュダ殿下の額付近を凝視する。
これは・・・・この光の正体は・・・・おくるみから覗くジュダ殿下の髪の毛だ。
ナキア妃とも、皇帝とも違う髪色――――金髪・・・!!!
金髪が光っている・・・!!!
私は愕然とした。
ゆっくりと恐る恐る自分の髪に手をやる。私と同じ金髪だ・・・。
ジュダ殿下は紛れもなく皇帝の御子。なのに――――――。
・・・これは、私達の愛を完結させよという神の意志なのだろうか。
くっ。
私は笑った。周囲の人間達がいぶかしく見る目も気にせず腹の底から笑った。
自分で自分の身体を抱きしめながら身をよじって、これ以上は無い程に笑う。
いいだろう、元よりその覚悟だ。
私はスッと笑いを納めると、再びナキア妃を見やった。
彼女は満面の笑みを浮かべている。
頭の中にあの夜のナキア妃の言葉が鮮やかによみがえった。
(私とおまえの子だ)
end
読んで下さった方、有難うございます。
妄想を文章に表現するのって難しい・・・
神々はほんと凄いとそんけー。
おっ 頑張ってる方がおる
よいことだ よいことだ
キ…(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ(. ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━!!!
GJGJGJGJ!!
切ないよ〜
GJ(゚∀゚)b!!
うわ。私のリクエストに答えてくれた神様が。
凄く嬉しいです。ほんとに有難う!ナキアの気位の高さが失われてなくて
イイ(・∀・)!!まるで本編を読んでいる様。
切ないお話GJ!!でした。
そろそろ保守しとこう
誰か話書いてくれないかな〜
424氏のSSにあまりに萌えてしまい今日最初から天赤読み直してしまったよ…
ウルナキハァハァ(;´Д`*)
カイルカッコよすぎる
450 :
名無しさん@ピンキー:05/02/19 18:20:16 ID:zL6fukxp
保守&あげ
451 :
名無しさん@ピンキー:05/02/23 07:22:05 ID:vDgwwXJW
ほしゅ
452 :
名無しさん@ピンキー:05/02/24 20:36:33 ID:GIAZaHnF
ほしゅ2
453 :
名無しさん@ピンキー:05/03/01 07:30:51 ID:O9wrjJ2C
ほしゅ3
454 :
名無しさん@ピンキー:05/03/01 19:13:49 ID:jO4apR4X
ラムセス×ユーリ、読みたいなー!!
神の降臨求む!!
455 :
名無しさん@ピンキー:05/03/08 15:07:38 ID:QGCZGAnD
hosyu
456 :
名無しさん@ピンキー:05/03/12 02:01:53 ID:FEAkX1ey
ほしゅっとく
初めての篠原作品は闇パだったが
監禁され縛られていろいろな実験される倫子がすげーエロかった記憶がある。
性の目覚めだったかもしれない。
水に棲む花も案の定の展開ですな。蒼の封印を思い出す。
素敵なスレ発見。神が沢山居て嬉しい・・・
だけど天河しか読んでない自分はあんまり判らないカプがいっぱい・・・orz
王道ですがカイル×ユーリが見たいな、と・・・
こっそりリクエストしてみたり。
保守しとこう
カイル×ユーり ラムセス×ユーリ みたいです!はい‥
462 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 10:28:26 ID:muEuZYpn
ほしゅ
463 :
名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 00:38:31 ID:4WyN3jBt
新年度保守
464 :
名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 02:20:58 ID:+3lO5tQK
いかん・・本編が読みたくなってきた・・
age
天河は正直お腹イパーイ
大人慎ちゃん×解凍後倫子キボンヌ
大人慎ちゃん×解凍後倫子はお腹イパーイ
↑希望してるのに、こう書かれたらどんな気分?
467 :
名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:45:21 ID:zfDlr95g
普段はロム専門ですが、妄想を文章にしてみました。
初めてですので、かなり拙いものですが、読んで頂ければうれしいです。
お腹イパーイの天河ですけど…(笑)。
カッシュ×ウルスラ
白いシーツの上に、長い黒髪が広がっている。
格子窓から差し込んでくる月の光を受けて、艶やかな輝きを放っている様は、まるで大きな蝶のように見える。
漆黒の髪とは対照的な、白い肌を覆うものは何も無い。
細い首に華奢な肩、豊かな胸は横たわっても椀型を崩すことなく、折れるのではないかと思えるほどくびれた腰は、肉付きの良い尻へと滑らかな曲線を描き、すらりとした足が伸びる。
もちろん、顔立ちも美しい。
「……綺麗だな。」
ため息とともに、素直な感想をもらす。
「ありがと。…あんたにそう言ってもらえると、うれしいわ。」
ウルスラは、どこかくすぐったそうにそう答える。
468 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:46:53 ID:zfDlr95g
恥らっているような、からかっているような、甘い響きを伴う声が愛しくて軽くキスする。
数秒見つめあった後、もう一度キス――舌先で唇をなぞり、そのまま口の中へ差し入れる。
抵抗無く受け入れられ、舌と舌とが絡み合う。歯列を丁寧に舐め、また絡ませる。
送り込んでいた舌を自分の口に戻すと、それを追うようにして相手の舌が潜り込んでくる…。唇を離したときには、互いの息が軽くあがるほどに長い、長いキスを交わす。
カッシュはウルスラの耳朶に唇を移し、軽く歯を立てる。
「…っ。ぁぁん」
ウルスラが細い首をのけぞらせ、吐息をもらす。カッシュはそのまま首筋に吸い付き、徐々に下へとさがる。鎖骨に、肩に、胸に、小さな花びらのような跡がつく。
その度にウルスラの息が弾んでいくのがわかる。
469 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:47:41 ID:zfDlr95g
豊かな胸のふくらみに片手を這わせると、ウルスラの躯がピクっとふるえ、乳嘴が尖る。
硬くなった先端をほぐすように指の腹で押すと、ますます硬くなっていく。
カッシュはもう片方の乳嘴を口に含む。
「あ、はぁ…」
乳房にカッシュの唇を受けただけで、ウルスラは身悶える。
カッシュの舌は乳頭を転がすようにせわしなく動き、またねっとりと纏わりつかせるように舐める。
手と舌で双方の乳房をいいようにまさぐられるウルスラは、こらえきれず声を上げる。
470 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:48:23 ID:zfDlr95g
「んん…、ぁあん。……は、ぁ」
甘い声に促されるようにして、乳房を愛でていたカッシュの手は、ウルスラの下腹部へと伸びていく。誘うようにウルスラの脚が緊張を解き、心持ち開かれる。
カッシュの指が、割れ目を優しく撫でる――それだけでトロリとした蜜が感じられる。
ウルスラがすでに潤んでいるのをみて、カッシュの指が秘部を蹂躙する。
花弁を開き、ゆるゆると溢れる蜜を掻きだすように、指を半ばまで出し入れする。
一気に量の増えた蜜をすくうように指にとり、一番敏感に感じる肉芽にこすりつける。
「やっ…あ、ああ。い……いや、ぁん」
より大きな快感を与えられ、ウルスラは嬌声を抑えられない。
すでに躯はしっとりと汗ばみ、薄紅色にそまっている。そんな反応の一つ一つを楽しむように、カッシュはさらに入念に愛撫を施す。手と指と、舌で。
471 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:49:04 ID:zfDlr95g
カッシュはウルスラの脚を大きく広げ、顔を埋める。舌を尖らせ舐め上げ、唇全部を使って吸い上げるようにし、割れ目の奥へ舌を差し入れて肉襞をかきまわす。
指による刺激よりも、それは数倍ウルスラの官能をかきたてる。
躯の最奥から、甘い痺れが波の様に広がり、ウルスラの躯を痺れで満たして、どこか高みへと押し上げるように感じる。
「あああ、あ…っん。あっっ、ダメ。はぁ…ぅん、あああっ!」
カッシュの愛撫が一際激しさを増したとき、ウルスラは極みへと達した。
ヒクヒクと軽く痙攣するウルスラから顔を上げ、カッシュはウルスラと身体の位置を合わせる。
まだ快楽の波が収まりきらないウルスラにキスすると、カッシュはそのままウルスラの中へ怒張を押し入れる。
ウルスラの中はヌメヌメとした熱い液体で満たされており、蜜はさらに奥から溢れ出てくる。進入してきたモノを咥え込むように、肉壁は締まり、肉襞は絡みつく。
472 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:49:44 ID:zfDlr95g
カッシュがウルスラの中に根元まで収まると、一際きゅうっと締め付けられた。
「―――っ!」
油断すれば、それだけで達してしまいそうな快感をなんとかこらえ、カッシュはゆっくりと動き始める。
小刻みな動きを繰り返し、ぎりぎりまで抜いて、一気に奥まで突き入れる。
そうかと思えば、弧を描くように肉壁を掻きまわし、執拗にこすり上げる――。
カッシュの動きに合わせて、ウルスラもまた腰を動かす。ぴったりとしたその動きは、他に見る者がいれば、まるで一体の動物のように見えたかもしれない。
部屋の中には、荒い息遣いと、ウルスラの上げる悦びの声、二人の結びつきから漏れる水音と、寝台の軋みが響き渡る。
473 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:50:21 ID:zfDlr95g
はじめ、さして大きくなかったクチュクチュとした水音は、やがて淫靡さを増してジュプジュプ、ジュボッ…というような音に変わっている。それに伴うように二人の動きも激しさを増していく。
互いに求め合い、ひたすら快楽という名の甘美な果実を貪る。躯と躯は、何処までが自分で何処からが相手のものか、判らなくなりそうなほど溶け合っている。
そして――。
「カ……カッ、シュ、もう…だめ。ガマンでき……な、い。」
ウルスラが懇願するようにカッシュを見る。
その眼差しに、カッシュの背筋がぞくりとふるえ、二人が限界まで密着したとき。
「くっ……、あ、いやぁ……ああああああ!!―――ぅんんん!!!!」
「―――ぅぁっ!」
ウルスラの中で、何かがはじけたように感じ、蜜が溢れだす。同時に肉壁がカッシュのモノを締め上げる。
その刺激に耐え切れず、カッシュもまた、ウルスラの中で悦楽を開放した。
474 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:51:06 ID:zfDlr95g
くたり、と横たわるウルスラの隣に、カッシュも力を抜き倒れこむ。
指だけを絡ませるように手をつなぎ、息を整える。
「――このまま寝たら、風邪をひいちまうかな。」
ようやくカッシュがそう言って、寝台の隅に追いやられていた毛布を引っ張る。
「あら、戦車隊の隊長さんは、女と寝たくらいで風邪をひくほどヤワなの?」
からかい混じりの言葉だが、声に宿る響きはどこまでも甘い。
カッシュはウルスラのからかいには答えず、黙ったままウルスラの頭を抱き寄せる。
ウルスラもそれ以上は何も言わず、カッシュの胸に頭を預ける。
そのまま、二人は眠りに就いた。それまでに経験したことの無いほどの、満ち足りた想いを抱きしめながら。
475 :
467:皇紀2665/04/01(金) 23:52:10 ID:zfDlr95g
それは、二人の主君ともいえる、ユーリの計らいによって、二人が気持ちを通わせあえた日の夜のこと。
カッシュがウルスラを抱いたのは、それが最初で最後であった。
しばらく後、ウルスラは弑逆の罪人として処刑された。その時ユーリの置かれていた窮状を打開するために、自ら無実の罪を被る事を選んで。
のちにウルスラの汚名は雪がれたが、失われた命が戻ることはない。
カッシュはふと、思う。
あの夜があったから、自分は絶望することなく生きてこれたのか。
それとも、あの夜のことが無ければ、これほど切なく狂おしい気持ちを抱えずに済んだのだろうか…と。
答えは出ない。
だから、カッシュは今日もウルスラの髪を抱いて眠る。
彼女が唯一つ、彼に遺していった物――カッシュの愛した黒髪で作った、額飾りを抱いて。
月の光は、変わらずウルスラの髪を艶やかに輝かせる。
蝶のように広がることは、もう無いのだけれど―――。
Fin
。・゚・(ノД`)・゚・。
>>467ネ申!GJGJ!
ほんとに初めてですか?切なくて萌えました〜
GJ!!
このカプ好きなので嬉しかったです。
天河はカプがたくさんあってうれしいなぁ。
篠原作品では小説の「還ってきた娘」のSSも読みたいとこっそり希望。ロリですが。
ほしゅ
ほす
480 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 21:24:34 ID:xnwxeDEX
ほしゅ
落ちちゃイヤン
482 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 17:02:34 ID:iBlhvFqc
たまにはあげ
483 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 20:48:15 ID:OSX1n6VP
7日に一度のほしゅ
aa♥
aa♥
原作はエロエロで進行中なのにな。
ほす
488 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 05:52:26 ID:uoqXG+6m
カッシュせつないです GJ!
ちなみに私は天河ではラムセス×ユーリこそ王道カップルだと思っています。
黒太子×ユーリとか
ジュダ×アレキサンドラ王女とか
地味にルサファ×ネフェルト(むしろネフェルト×ルサファかw)
とかも捨てがたいけど・・・。
ほしゅ
490 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 19:39:03 ID:lPLNhqbs
ほしゅ揚げ
ウルナキ最高に良かった
>>397 非常に遅ればせながらアンケに参加
えっと・・・思い出したように16人目です
1:天河・闇パ
2:ラムセス×ユーリ・小田切×倫子(横恋慕フェチw)
3:マジで原作の番外編というかサイドストーリーみたい!
とことん楽しませてもらってます
4:>488さんと被りますが、ラムセス×ユーリ や ネフェルト×ルサファ 読みたいです
5:職人の皆さんも今は充電期間なんだろうな〜と、まったりと待ってます。
・・・と言いつつ、投下があるかも!?と楽しみに毎日覗いてます!
ナゼか最近頭の中をよぎるのは、二人とも豹に変身した後の小田切と倫子の交尾の光景。
全然萌えれないんだが(当たり前)、これも「一応」カプでありエロになるワケで・・・w
ガオガオ吼えてるだけのSSを想像すると笑える
いかん。SS読みたい病末期だ。
ほしゅ
494 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 13:49:54 ID:sdo64ARA
age
保守がてら、イル・バー二×ハディでも。エロなしでスマソ。
普段顔を合わせてはいるものの、自分からイル・バー二を訪ねることは滅多にない。
やや緊張しながらハディは扉を二度叩き、声をかける。
「失礼します、イル・バーニ様」
「ハディか?入ってくれ」
扉を開けると、こちらに背を向けて書簡を読むイル・バーニの姿が目に入る。
イル・バーニは手を止めてハディを振り返った。
「珍しいな、どうかしたのか?」
「はい、そこでキックリからイル・バーニ様あての書簡を預かったものですから」
これです、とハディは預かり物を差し出す。
「キックリが人に任せるとは珍しい……ああ、なるほど」
書簡の印章を見ただけで、イル・バーニはその理由がわかったらしい。
受け取りもせず、ハディに突き返そうとする。
「すまないが、これはキックリに戻しておいてくれないか。私は留守だったとでも言って」
「あの、中も見ずによろしいのですか?」
「見ずともわかる。キックリの親戚筋の者が、私に娘をと煩くてな」
そう苦々しく云うと、この話は終わりだとばかりにイル・バーニは積まれた書簡に向き直る。
ハディは突き返された書簡を手に、なんとなく立ち去れずにいた。
496 :
495:2005/07/12(火) 01:49:26 ID:tzG35/6Z
「その……娘をというのは、縁談なのですか?」
「そうなるな」
「イル・バーニ様は、ご結婚は――」
「まだだ」
取り付く島もない、というのはこういうことを言うのだろう。
イル・バーニは書簡の選別に取りかかったまま、ちらりともハディを見ようとはしない。
さすがに居た堪れなくなり、ハディが扉に手をかけたとき。
「……おそらく、私も目が肥えたのだろうな」
少し間を置いて、途切れたまま終わったと思った会話が再び繋がった。
イル・バーニは半ば独り言のように云う。
「陛下の口癖が”タワナアンナに相応しい姫”だったため、私も女性を見る目が厳しくなったように思う」
「そうなのですか」
ハディはどう口を挟んだものかと思ったが、適当な相槌を打つに留めた。
「私も元老院に身を置く者として、相手がそれなりの家柄でなければと思っていたが……」
そこで不自然に言葉が切れる。
怪訝に思ってハディが振り返ると、イル・バーニの視線が自分の方へ向いていた。
「イル・バーニ、様?」
「そのようなものは関係ないのだな」
言いながら、イル・バーニは書簡を横に置いた。
「陛下がユーリ様を選ばれたように、家柄だけが全てではないこともある」
その視線は真っ直ぐ、ハディに向けられている。
「ハディ、君もそう思わないか?」
イル・バー二の視線と言葉にどう答えたものか、ハディはその意味を把握しかねていた。
ただ、その視線に自分の体温が上がっていくことだけは、はっきり自覚できる。
「……はい。ユーリ様は、素晴らしいお方ですわ」
やっとのことでそう言うと、ハディは逃げるように部屋を出た。
残されたイル・バー二は、ハディの当たり障りない返答に苦笑するしかない。
「やはり、人は家柄ではない」
そう呟くとまた、彼はいつもの鉄面皮に戻った。
497 :
495:2005/07/12(火) 01:51:07 ID:tzG35/6Z
以上です。
ども、お目汚しでした。
イル・バー二×ハディGJ!
>>495 凄くイルハディらしい、ひとコマ♪
面白かったです。
イルハディ萌えぇ!
原作でもくっつくかなぁとか思ってたんだけどなぁ…
>495さん
GJ!!
これの続きでいたしてしまうのが読みたい・・・。
暑さにやられた脳みそで保守がてら黒豹×倫子を。
深夜の都内。人気のない公園に逃げ込んだ獲物を追って、昼間の熱を孕んだアスファルトの上を飛ぶように駆ける。
水銀灯の明かりに照らされた大木の根本にへたりこむ、息も絶え絶えな全裸の娘。
腕には変わった形の痣。
同族の証。
彼女に悟られぬよう、背後に足音一つたてず忍び寄った。
『グアゥ』
悲鳴を上げる娘の両肩に前足をかけ、そのまま押し倒す。
鼻先に彼女の顔があった。
恐怖に怯える紫の瞳。切羽詰まった息遣い。
押さえ付けたしなやかな白い身体が小刻みに震えているのが、肉球越しに伝わってきた。
これからされる事を彼女は充分判り切っている。
暴れた所で万に一つも勝ち目は無い事も。
…だから大人しくしてくれ。
綺麗な輪郭の顎に鼻を寄せ首筋をさらけ出させた。
彼女が固唾を飲む音が聞こえる。
そっと綺麗な曲線を描くそこに牙を立てると小さな悲鳴が上げてのけぞった。
だが、抵抗は無かった。
前足を肩から離して身体を密着させ、傷付けないように甘噛みしてやる。
「はぁ…っ…やだ…」
それだけで鼻にかかった甘い嬌声をあげた。
…そうだ、それでいい。
形の良い乳房を舐め上げると彼女は腕を首に回して縋り付いて来た。
スラリと伸びた脚を、引き締まった腿を腰に絡ませてくる。
身体が熱い。汗ばむ肌を舌で愛撫する度に、彼女の唇から淫らな喘ぎ声が漏れた。
「ね、お願い…きて…」
耐え切れなくなったように物欲しげな、切ない声がそう伝えてきた。
一度身体を離し、彼女を四つん這いにさせる。うなじに軽く甘噛みすると甘い匂いのする髪が鼻を擽った。
熱を帯びた肉茎を宛うと、まだ誰にも触れさせたことの無いだろう秘裂が濡れてひくついていた。
ほっそりした腰を掌で抱え一気に貫く。
それだけで彼女は達した。
白濁を搾り取るみたいに中に食い込んだモノをきつく締め付けて来る。
…だが、叫んだのは違う男の名前。彼女の幼なじみ。
そこで目が覚めた。
自分のマンションのベッドの中で。
独りで。
…いつか、この腕に彼女を抱きしめ眠ることが出来るのだろうか。
願わくば…その時だけでもいい。
名前を呼んでほしい。
あの男の事など忘れて。
この命が尽きる前に。
了
>504
なんと斬新なカプ!!と正直びっくりしましたが、こういう世界もアリかもですね。
最後の小田切さんのモノローグは、小田切さんが実は倫子に
想いを寄せていたと思ってる私にとって、切なくも嬉しい描写でした。GJ!
最近のカイルってば、おかしいの。
ここに来てもただじっと静かに私を見つめてるだけ。
・・・前は二人っきりになろうもんなら、スグに抱きしめてキスしてきたりしたのに。
何だかさみしいよ。
そんな私の視線に気付いたのかカイルがフッとこちらを見た。
「どうした?ユーリ。」
そう尋ねる仕草すらもカイルは色っぽくて、私は思わずどぎまぎして焦ってしまった。
「な、なんでもないよっ!ちょっと考え事してただけ!」
あー、私ってばほんと何考えてんだろ。カイルは皇帝で忙しいんだし毎晩そんなコトしてらんないってば。
私は自分が考えてた事が恥ずかしくなって、多分真っ赤になってるだろう頬を両手で押さえた。
するとカイルはクスっと笑い、カタンと音を立てて椅子から立ち上がり私の方へと近づいてきた。
そしてあっという間に私の座っている長椅子に辿り着き、隣に腰掛けながら
私の頬に当てた手を自分の手で振りほどき、熱い視線で見つめてきた。
「何を考えていたんだ?」
ばっ・・・・。言えるワケないじゃない。恥ずかしくて私は咄嗟にウソをついた。
「えとー、えとー、・・・アスランとシムシェックはもう寝たのかなーーって。あはは。」
・・・まずい。白々しすぎたかも。明らかにカイルは信じてない様子だった。
「・・・本当にそう考えていたのか?神に誓って。」
う。神に誓ってとまで言われると、そうとは言いづらい。
何とか上手く言い逃れようと考えを巡らせていると、カイルがおもむろに私の胸元に手を入れてきた。
「言わないのなら、言わせるようにするまでだ。」
カイルは私の弱い所を知り尽くしている。わざと私が我慢出来ないようにして翻弄する。
「あっ・・・カイル。」
「白状する気になったか?」
意地悪く微笑みながら言うカイル。思わず言いそうになっちゃうけど、抱いてほしかったなんてやっぱ恥ずかしくって言えないよ。
そんな私に業を煮やしたのか、カイルが更に弱い部分を刺激してきた。
「・・・・んっ・・・はぁっ・・・」
もう何も考えられない。ただただその先が欲しい。
と、突然カイルが手を止めて、悩ましげに私を見て言った。
「さっきお前が考えてた事は聞かなくても判ってる。こうしたかったのだろう?・・・私もだ。
だが次は言ってもらうぞ。神の前で。・・・これからどうしてほしい?」
見抜かれてた―――――。恥ずかしかったけど興奮してる私はそんな事よりもカイルが欲しかった。
これからどうしてほしいか言うのも恥ずかしいけど・・・。
「言ってくれ。ユーリ。」切なそうな表情でカイルが言う。
カイルも私と同じ気持ちなのかもしれない。だったら・・・恥ずかしくても私・・・。
「・・ほ・・・ほし・・・」
恥ずかしさで一杯になりながら、私は思い切って叫んだ。
「ほしゅっ!!・・・・言ったよ?」
「ありがとう。ユーリ。私とお前の願いはきっと神に聞き届けられるだろう。」
( ´,_ゝ`)プッ
GJ
わらった。GJ!!
509 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 17:38:33 ID:81oBMDcD
アゲ
落ち防止
ほしゅ
512 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:31:00 ID:ZvWFV22F
ホシュ。
ラムセス×ユーリ読みてー
昨日の夜のツタンカーメンの番組見てたら急に読み返したくなって
読破中。カイル×ユーリ待ち保守。
514 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 20:28:16 ID:b8DKClaY
ほしゅ
ホシュ
同じくカイル×ユーリ待ちホシュ
天河コミクス読み返しで「ラム×ユーリ」萌 ホッシュ
↑同じくラムセス×ユーリ萌
ホッシュ
ほっしゅ
この板はスレが800になったら圧縮。
現在716でまだ余裕があるから
そんなにコマメに保守しなくても大丈夫だよ。
521 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 10:33:26 ID:r4lFOMWS
ちょっとさがりすぎage
522 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 21:48:04 ID:wxBOy4UV
神キボンでアンケage
17人目かな?
1 闇パ
2 キャラは流水 カプは拓(ポウ)×陵子
3 467さん。・゚・(ノД`)・゚・。 506さんワロタ
4 慎也×倫子 あと、マイナーだが短編作品のキャラも読んでみたい
5 ロム専なんだがヒトイナスギなので書いてみますた。
でもこのスレのまったり感は好きなので職人さん思い出したころに投下してくだされ〜
同じく神きぼんage。
18人目か。
1、海闇月影
2、キャラは流水。かぷは〜なんでもこいだな。
3、みんなうまいな。なにかできたら漏れも投下したい。
4、えーとイル×ハディ、アレク×ジュダなんか読みたいな。
5、職人さん、神様、降臨お待ちしてます。漏れもがんがってみるから・・・。
まじ ネ申 きぼん。
点呼で19人目 またーり職人さん待ち
1、闇パと天河
2、カイル×ユーリ ラムセス×ユーリetc… なんでも来いだ!
キャラは慎ちゃん。
3、どのSSも大好きだー!
4、水に棲む花のSS…ここ以外じゃ読めなさそうなんで。
5、職人さん、マターリしながらお待ちしてます。
今日日テレでツタンカーメン死亡の謎とかで
アンケセナーメとかネフェルティティ出てきて天河懐かしんでた。
ツタンカーメン事故死説が出てきてるらしいYO.
そんな感じでカイル×ユーリ待ち(どんな感じだ
点呼ノシ おお、20人めだ
1天赤
2キャラ=ルサファ、ハディ カプ=イルハディハアハア
3どのSSも好ry でもイルハディモノがやっぱり一番好きです(*´∀`*)
4イルハディはもちろんのこと、ルサファとユーリのSS。
これはエロっぽい部分はないほうが好きかも。「不可蝕の女神」のエピソードみたいな感じで。
(でもそれだとエロパロスレの意味がないかなw)
5マターリ神降臨待ってます&
527 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 10:58:43 ID:ubgf5E//
神降臨期待age^^
蒼子*櫂キボン
>523タン、ガンガレ!
〜鬼火〜第2部もマターリ待ってます
モチロン新規作家サマも!
…クレクレでスマソ
最後に職人・作家・神の皆様、素敵な作品アリガd!です
新作も待ってるでがす
…またもやクレクレでスマソ
ほっしゅ小ネタで、天河、矢ガモユーリのその後って感じで。
ユーリは熱が下がらず夢と現を行き来している
「ううん…カイル皇子…」
「ユーリ、私はここだ」
あれから数日経つが、こんな状態が続いている。
寄せられた眉、苦しげな呼吸、途切れがちに呼ぶ声―大の男でも泣き喚くだろう傷、私が付けた…
「きっと残るのだろうな」
真新しい包帯にそっと触れれば、わずかに身じろいだ体をみて思う。
他の誰でもない、ユーリを傷つけそして癒やしてやれるのは私だけに許された事。
私を呼び、探るように手を伸ばすその姿に愛しさが募る。
伸ばしたその手に己の手を絡め、うつ伏せで露わになった耳朶から項に唇を寄せる。
「…あ…」
「…ユーリ」
ここに確かに在る温もりを、失うことにならなかったことに安堵する。
「…お…じ…」
微睡み始めた顔を愛しく想う。夢の中だけでなく、眠りから覚めても私の名を呼んでくれ。
―――私がお前を求めるように―――
久しぶりにのぞいたら職人がっ
ありがとうGJありがとう!!
こういう雰囲気ある文章スキだ。
GJ!
おあずけ期間は長いが捏造しようと思えばおいしいシチュはいっぱいあるよな。
ユーリが気が付かないうちに際どいとこまでやっちゃったりとか
532 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 14:22:33 ID:wQkw7Iwt
ほしゅ!!!^^
海闇でイアン×流風・・・ジーンの復讐と自分の趣味兼ねてエロ拷問とか
陵子で読みたいなー。
535 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 01:35:37 ID:XuVlxm0J
あげ
536 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 14:11:39 ID:ll2GzOlR
あげっち
圧縮が近そうなので一旦保守
538 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 00:11:15 ID:/mO//d9C
続きを〜
もう一度保守
闇パ読んで2・3巻あたりの慎也×薫子とかふと思った。
こんな見方しか出来ない自分に絶望。
ごめんなさい。
ほすage
蒼の封印を久々に読んで西園寺忍×蒼子もありだな、と思った俺がいる。安心汁<540
今頃何言ってんだ?
>>542 忍って誰だっけ…彬の異母妹?ソウコ×忍ってことは百合?
と一瞬思ったが、忍は彬の叔父だった…
あの異母妹はマユミ(変換不可)だった
忍て彬の盲目のおじさんじゃなかったっけ?
あ 自己解決してましたね。ゴメソ。
ほすage
保守
hosyu
保守
552 :
『黒い炎 赤い野獣』:2006/02/20(月) 22:00:22 ID:8n1LPe8O
「リュイ!シャラ!湯殿の用意はできてるの?」
ハディは長い栗色の艶やかな髪を古くなった皮紐でキュっと縛り直して、
パタパタと中庭に面した宮殿の廊下を走る。
春になったとはいえ、ハットゥサはまだ寒い日が続いていた。
長い廊下を小走りしながら、ハディは横目に中庭から覗く夕焼け空を見やった。
思わず足が止まる。
(綺麗だわ・・・。色んな事があり過ぎて、ゆっくり空を見る時間もなかったもの。)
静かな広い廊下でふぅと息を吐きながら、まだ冷たい春の風に細い前髪を揺らしながら
空をゆっくり見上げた。
(これからは本当に平和の時代が来るんだわ。あのお2人がこの国を統治して下さっている限り。)
廊下と中庭を区切る腰の高さの赤煉瓦に手をつき、もう一度息を吐いた。
突き当たりの湯殿に、パッを灯かりがともるのが目の端に入ったが、そのまま遠くの雲に目を遣る。
「だいじょうぶ〜!湯殿の用意今やってるわ〜!」
灯かりのともった湯殿の奥からリュイとシャラの声が交互に聞こえた。
その声に生返事を返しながら細い腕を頭の後ろへあげ、一つに結んだ皮紐をほどく。
春風は中庭の花の香を乗せながら、ハディの栗色の長い艶髪をなびかせた。
見上げていた顔を降ろし自分の手元に目を遣る。
(この皮紐も古くなったわ。でも愛着沸くのよね。)
短いが整った綺麗な爪で皮紐をいじりながら、夕焼けに頬を染めた。
「ねえさーん!香油の置き場所変えた〜?ちょっと来て〜!」
遠くからのリュイの声にふと現実に戻され、急いで湯殿の方へ足を向かわせる。
するりと指から抜け落ちた皮紐に気づかずパタパタと走るハディの背中を、
沈みかける夕日が赤く染めた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
553 :
『黒い炎 赤い野獣』1−A:2006/02/20(月) 22:04:29 ID:8n1LPe8O
皮紐をゆっくり拾い上げながら、もうすっかり暗くなった中庭の横で、男は赤煉瓦の上にワイングラスを置く。
肌寒くはあるが、空気が澄んでいて月が一段と綺麗に自分を見下ろしていた。
(夕焼けは一瞬だな。さっきまで西の空が明るいと思っていたのに、すぐに暮れる。)
バンクスの公務を終え、久しぶりの酒だった。部屋で飲むのも気が進まず、中庭の見えるこの廊下へ来た。
ふと皮紐に目を落とし、擦り切れた古い紐を手のひらに乗せた。
(遠くに見た女の姿。夕焼けに染まった女の横顔を、あれほど美しいと思ったことがあるだろうか。)
皮紐の乗った手のひらをぐっと握ると、皮紐は音もなく手の中に包み込まれる。
手のひらで皮紐が擦れる感触を感じながら、邪まな感情が胸を黒く染めているのに気づき、自嘲気味な笑いが込み上げる。
(私は何を考えている・・・?国家に対しても国民に対しても、理性を保ち感情的にならず常に冷静沈着に物事を思考するべきだろう・・・?)
細いが骨ばった男らしい手でグラスを掴み、こみ上げる思いを押し潰すかのようにグラスの中のワインを一気に喉へ押しやった。
「ワインのおかわりは如何ですか?イル・バーニ様。」
通りかかったワイン壷を抱えた女官が、緊張した面持ちで恭しく勧めてくる。
「そうだな、貰おうか。」
女官の方にグラスを差し出し、注ぐように促した。
女官は緊張が解けない様子で、注ぎ口が震えカチカチと音をさせていた。
イル・バーニはそんな女官を見て、口の端を上げた。
「お前は今年から宮殿に入った女官か?私はそんなに怖いと思われているのか。」
女官は注ぎ終えた壷を抱えなおし、びっくりした様子で答えた。
「い・・・いいえ。は・・・初めて身分の高い方に注いだので緊張しておりました。
冷静沈着で頭脳明晰、お歌もお上手と聞いております。
この国になくてはならない陛下の一番の側近のイル・バーニ様へワインが注げたのですから、
私は将来、子供にも孫にもそのまた子供にも自慢ができます。」
女官の言葉を聞きながら、イル・バーニは注がれたワインを一口でぐっと飲み干すと、また女官へ差し出した。
「それは大そうな人間のようだな。私はただの男なのに。」
女官は注ぎながら言葉を続ける、
「わ・・・わたくしはイル・バーニ様を尊敬申し上げております。
やはり宮殿におられる殿方はわたくし供がお知り合いになれるような器量の方ではございません。
お酒の飲み方も心得ていらっしゃるし、何より女性にお優しいです。」
息をつかず一気に言葉を出したあと、女官は少し話しすぎたことを無礼と思ったのか、
注いだ壷を持ち直しさっと一歩下がった。
今度は女官の言葉には何も答えず、イル・バーニは中庭に向き直り、ワイングラスを指で掴んでくるくると回した。
女官は一礼すると、頬を紅潮させ足早に奥へ消えていった。
(今夜は飲みすぎたな・・・)
女官が去って静かになった廊下で、ぼぅっとする頭をゆっくり横に振りながら、
赤煉瓦の横にある籐の椅子に腰掛けた。
(頭脳明晰、冷静沈着。じゃあなぜ私はあの女を見ると冷静ではなくなる・・・?あの細い腕を、細い腰を、長い髪を、
鼻筋の通った綺麗な横顔を、ほっそりとした顎を、よくしゃべる小さな唇を、形のよい耳を、小さな細い指先を・・・。
思い出すだけで全てが私を狂わせる。)
ワイングラスの中に目をやり、しばらく見入る。ワインの表面に自分の瞳が映った。
血の色の中に映し出される瞳の中に、黒い妖しい獣の炎が宿るのを自覚していたが、
その炎を胸の中に飲み込むように、イル・バーニは最後のワインを飲み干した。
(会いたくない。来るな。・・・・いや、違うな。来る方が悪いのだ。こんな古い擦り切れた皮紐を捜すために・・・。)
手の中で皮紐は音もなくくしゃっと握られる。
片方の手で、空になったワイングラスを赤煉瓦の上へ置こうとし、手が滑った。
陶器の鈍くはじける音がして足元で割れた。
イル・バーニは割れたグラスの破片を見ながら、艶やかな髪を揺らしながら皮紐を探しに来る女の姿を思い浮かべ、
自嘲気味な、そして不敵な笑みをかみしめた。
皮紐の擦れる感触に、背筋にがぞくりとする。彼女は来るだろう。何も知らず何も気づかず、大人ぶった無邪気な笑顔で。
そして大事な皮紐を持っている者の正体が野獣だとも知らずに・・・。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
554 :
『黒い炎 赤い野獣』1−B:2006/02/20(月) 22:13:12 ID:8n1LPe8O
「ねえさん、明日は何時に起きればいい?」
遅くまでかかった仕事がやっと終わった夜半すぎ、3人で寝室に向かう途中リュイが眠そうに聞いてきた。
「明日は2人ともゆっくりしてていいわよ。久々にお休みを頂いたの。最近ずっとこの時間だもの、陛下が許してくださったわ。」
ハディは姉らしく双子達を労わりながら言った。自分も疲れていたが、まだやらなくてはいけない事があった。
リュイとシャラはそれを聞いて嬉しそうに笑いながら、そしてふとシャラがハディの髪を見て驚いて言った。
「ねえさん皮紐じゃないわね、今日。それさっき湯殿にあった香油の箱についてた紐じゃない?まとまらないでしょ、そんなんじゃ。」
リュイが続く、
「そうよ。ねえさんただでさえ細くてさらさらなんだから。綺麗な髪よね〜。羨ましい。」
ハディは細い腕をあげ髪の紐を触りながら、ペロっと舌を出して双子達に言った。
「今日中庭の廊下で落としたみたい。だいぶ古くなってたんだけど、気に入ってたのよね。先部屋に行ってて。私中庭に行ってみるわ。」
寒いから、と白い薄い羽織をリュイから渡され、細い華奢な肩にかけると、双子達と別れ中庭の廊下へ向かった。
第一部 完
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
とりあえず前置きです。書いてたらどうしても二部構成になってしまった。
拙いが許してちょんまげ。
二部はエロ主体ですw
自演agew
イルハディキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!
二部がうpされるのをwktkして待ってまつ。
イルハディキテター!!
wktkwktk!!お待ちしてます
558 :
『黒い炎 赤い野獣』2−@:2006/02/21(火) 02:10:37 ID:aDYwxxXL
中庭の廊下へ出ようとした時、ガシャン、という鈍い何かが割れる音がしてハディは驚いた。
物陰から様子をうかがうと、籐の椅子にイル・バーニが座っているのが分かる。
(イル・バーニ様?こんな夜中に・・・。)
彼の足元を、赤いワインが鋭い陶器の破片と共に血の色に染めている。
高級そうな翡翠の飾りのついた履物が、ワインで汚れているのが分かった。
月が怖いほどに明るく、2人の間を照らし出す。
ハディは汚れた履物を見て、羽織っていた白い薄絹を無意識に取りながら、イル・バーニの元へ走ろうとした。
しかしふと足が止まった。
(なんて瞳をしているの・・・。)
月の光に照らし出されたイル・バーニの瞳は、何かいつもと違う輝きを放っていた。輝き・・・いや、何か違う・・・。
一瞬躊躇したハディの足元で、女官が落としていったのか小さな金の指輪が弾かれて、カランと金属の転がる音を出した。
椅子にもたれていたイル・バーニは、何か金属の当たる音を耳にし、はっと前を見た。
薄絹を手に持ち、不安そうに見ている女。2人の視線が一瞬交差した。
ハディは交差した視線にはじかれたように、言葉を紡いだ。
「イ・・・イル・バーニさ・・・ま?こんな夜中にどうされました?今お足元のワインお拭きします。」
パタパタと駆けて来て、手に持った薄絹で足元のワインを拭く。白い薄絹がどんどん朱色に染まっていく。
(これリュイのだった・・。でもいっか、あたしのあげれば済むことだわ。)
妹の絹で拭き終わり、割れたグラスの破片を片付けていく。イル・バーニは黙ったまま片付けるハディを見ていた。
(イル・バーニ様、酔われているのね。珍しいこともあるものだわ。お水持ってきた方がいいのかしら。)
ハディは続けて割れた破片を重ねていった。
「・・っ・・」
指先に乾いた痛みが走る。破片で切ったのだ。小さい切り傷なのに、血が次から次へと出てくる。
「・・・どうかしたのか?」
落ち着いた声で問われる。その声があまりに低く、男じみていたので、ハディは一瞬ビクっとしたが、
切った指をピンとイル・バーニの方へ見せて、笑った。
「切っちゃいました、あはは。そそっかしくて恥ずかしいですわ。あ、イル・バーニ様、お水お持ちし・・・・」
「・・っ・・・」
突然熱い粘膜の感触を指先に感じた。一瞬何が起こっているのか分からず、ハディは慌てた。
「イル・バーニ様!!!おやめ下さい、汚れます。どうか・・」
彼の口に含まれている指を急いで離すと、いきなり手首を掴まれた。
「ハディ、水はいらぬ。お前の血で潤ったからな。」
その答えにハディは困惑し、掴まれた手首が軋むのを感じた。
「イル・バーニ様、そんなに掴まれずともわたしは逃げませんわ、それより皮紐を見ませんでしたでしょうか。」
イル・バーニは掴んだ手首を少し緩め、椅子から立ち上がった。そして片方の手の平を広げた。
「拾ったよ。これだろう。」
ハディは少し安心して、手の平のものをみて、自分よりかなり背の高くなった男を見つめ笑った。
「それですわ!ありがとうございます。今日落としてしまったので見つかってよかった・・・。」
無邪気に笑う女の顔を、イル・バーニは黙って見ていた。心の奥でふつふつと黒い炎が沸き立つ。
(なぜこの女はこんなにも狂わせる・・・。ただ笑っているだけなのに。)
「そうだ、新しい皮紐をやろう。この間陛下から翡翠を貰ったのだ。前に私の部屋付女官が、皮紐に飾りをつけて髪を結っていたぞ。
お前もそうすればいい。」
ハディは畏れ多そうに首を振った。
「そんな・・・嬉しいですけど恐れ多いですわ。今まで散々やんちゃに動いてきた私ですもの、飾り気を出したらユーリ様に笑われます。」
ペロっと舌を出したハディを見て、イル・バーニは再度背中がぞくりとするのを感じた。
(何も分かっていない。この女は何も・・・。)
何かに弾かれたように、イル・バーニは掴んだ手首に力を入れ、そのまま中庭を通り、向かい側にある自室に向かった。
ハディは驚き、とっさに手を離そうとしたが、力が強くて到底引き離せない。
「イル・バーニ様!!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
559 :
『黒い炎 赤い野獣』2−A:2006/02/21(火) 02:17:03 ID:aDYwxxXL
パタン、と厚い扉が閉まる。
イル・バーニの自室は広く、殺風景だ。ハディは初めて入る部屋に驚いた。そして得体の知れない不安の裏返しで急に強がった。
「イル・バーニ様らしくないわ。そんなに酔われて、今夜はもう眠った方がよろしくなくて?」
イル・バーニは掴んでいた手首を離し、着ていた上着だけを机に置きにいくと、ハディの背後で声を立てず笑った。
そして、机の小箱から小さな翡翠の塊を取り出し、背後から彼女に近づきながら項を見つめる。
「結ってやろう。翡翠を今持ってきたから。」
そう言って、ハディの柔らかな細い髪を結っていた紐の結び目を解く。
ハラリと細い滑らかな栗色の髪がハディの肩にかかる。
ベッドの脇にある椅子に座るように促すと、彼女は諦めたように従った。
髪をかき上げてやると、ビクっと華奢な肩が動いた。
「くすぐったいか?」
ハディは恥ずかしそう笑う。
「殿方に結ってもらうなんて初めてなんです。恋愛は年相応にはしましたけど、みんな女の扱いがなっていませんでしたわ。」
イル・バーニはそんな彼女の様子を、背後から見ながら、低い声でつぶやいた。
「では私が女の扱いをしてやろうか。」
ハディが驚き振り返ろうとする。イル・バーニはそれを許さず背後から椅子越しに抱きしめた。
「イ・・イル・バーニ様酔ってらっしゃるわ!!私もう帰らないと。リュイとシャラが待っ・・・」
背後から抱きしめながら、イル・バーニは左手でハディの顎をくぃっと横に向ける。
有無を言わせず唇を奪った。最初は下唇をついばむようにしながら、徐々に深くなっていく。
抱かれた華奢な肩が緊張で固くなっている。
舌で歯列をなぞってやると、その肩がビクンと震えた。
「・・・っ・・ふ・・ぁ・・」
くぐもった甘い声が漏れる。イル・バーニはくすりと笑い、口を離した。
「恋愛は年相応にしたんじゃないのか?随分初々しい反応だな。」
からかうように言うと、ハディは濡れた唇をきゅっと噛み締めた。
そして、漂っていたねっとりとした空気を断ち切るように椅子から立ち上がる。
「か・・・帰ります。イル・バーニ様今日はおかしいわ。私はあなたに見合う女ではありません。でも娼婦のつもりもありません。」
そう言って足早に部屋の出口へ向かおうと体ごと振り向いたハディを、イル・バーニは抱きしめた。
そして胸の苦しさをどう表現していいのか分からず、耳元で低く声を押し殺すように囁いた。
「お前の容姿ならすぐに店一番の人気者だな。一晩でいくらほしい?毎晩通ってやるぞ。」
560 :
『黒い炎 赤い野獣』2−B:2006/02/21(火) 02:21:27 ID:aDYwxxXL
「!!!」
ハディは目を見開き、それと同時に乾いた音が広い部屋に響いた。
振り上げた手をそのままにして、ハディは目に薄く涙を溜めながらイル・バーニを睨んでいた。
イル・バーニは、痛い様子もなく振り上げられたままのハディの右手を掴み、そのまま壁に押し付けた。
片方の手で抗おうとするハディを押さえつけ、左手も右手と一緒に頭の上でひとまとめに押さえ込む。
そしてイル・バーニはそのまま首筋に唇を這わせた。耳の裏から鎖骨にかけてゆっくりと舌でなぞっていく。
「・・・っ・・」
ハディの桜色の唇から吐息が漏れる。しかし先程と違ってすぐ下唇を噛み、声を出さないようにしていた。
「おい。唇が切れるぞ・・・。」
そんなハディの様子を上目で見ながらイル・バーニは骨ばった鎖骨をこりこりと舌でなぞった。
「・・・ぁっ・・っ・・」
小さく甘い声だった。瞳からは涙が一筋流れ、少し開いた唇は濡れて男を誘っている。
そんなハディを見て、イル・バーニは黒い炎が心を支配していくのを悟った。
「泣くほど私が嫌いか?優しくなどしてやるものか。私がお前に狂っているように、お前も私に狂え。」
首の後ろで軽く縛ってある結び目を解くと、くくっただけのハディのワンピースは、はらりと足元に落ちた。
ハディの白くしなやかな身体が、窓からの月の光に照らされて、美しく浮き立っていた。
涙で潤んだ瞳でイル・バーニを睨みながら、ハディはくだけた口調で言った。
「こんなの間違いだわ。あなたは酔ってる。だから酷いことも言えるのね。女が傷つくことなんかなんとも思ってないのよ。」
ハディの素の表情を見て、イル・バーニは満足する。いつも恭しく接してくるこの女の本性が見たい。もっとむき出しにさせたい。
すがりついて女の声を出すハディを・・・。
イルバーニは、片手で自分の腰に巻かれた飾り紐を外すとハディの両手を縛り、壁の出張っている部分にくくりつけてしまう。
そしてまた鎖骨に口づけ、ゆっくりと言った。
「帰さない。もう止まらない・・・。声を出せ。誰もいない。私はお前の声が聞きたい・・・。」
2−Cに続く・・(只今執筆ちぅ)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ちょw焦らすつもりなかったんだが、エチーに入るのに時間がかかってしまったorz
物足りなかったらスマソ(´・ω・`)
久々に覗いてみたらイル×ハディですか。
ワクテカして待ってます。
562 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 00:49:14 ID:wzsPhk4J
まだー?
続き待ち保守。
期待&保守age
保守の間のおつまみとして、ラムセス×ユーリを書いてみました。
せっかくのイル・ハディを中断してしまいますが(´・ω・`)
駄作ですがお付き合いくださいませ。
ラムセス×ユーリ・エジプトにて。編集が下手なので長文になります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・お願い、ルサファ。どうか無事にカイルの元に戻って!・・・
敵地の中をルサファ唯一人で送り出した罪悪感と心配で、ユーリの胸は痛んだ。
けれど一刻も早くカイルの側近に間者がいる事を知らせてもらわなくては、
カイルが危ない。ルサファを逃亡させた事が少しでもばれないように振舞わなければ。
ラムセスの館に戻ったユーリは、ごくりと決意を飲み込むと、自分に用意された
寝所に足音を忍ばせて寝具にもぐりこんだ。
静寂な寝室は明かりが消え、香が焚き染められている。
甘い香りだが、懐かしいカイルの香りとは違う。
ふと、ユーリはその香の香りを覚えているような気がした。
・・・?ううん、今はルサファが無事に戻ってカイルに情報をもたらしてくれる事の
方が大事だ。「お願い。ルサファ。ごめんね・・。」そっと小声で呟く。
「おやおや、他の男の名前を呼ぶとは穏やかじゃないな。」
ふいに窓辺からする声に、ユーリは咄嗟に身構えようと短剣に手を伸ばす。
「ら、ラムセス!こんな時間に何の用!?」
月明かりを背に受けて、窓辺にラムセスが腰掛けていた。
「多分、あんたと同じ事をしてきたのさ。」と軽く肩をすくめる。
「あなた、ま、まさかルサファを・・・?」
ユーリの脳裏に、エジプト兵に捉えられたルサファが浮かび心臓が締め付けられた。
「いつものあんたらしくないな。俺が何故あんな小物に追っ手をかける必要があるんだ?」
今度は大袈裟に肩をすくめ、ため息をついて見せた。
「あいつなら、無事に小船でそろそろ沖に出てる頃さ。」
それを聞いてユーリはほぅっと溜息をつくと身構えていた力が一気に抜けた。
「ほっとしてる場合なのかな?これであんたの護衛はもういないんだぜ?」
「おあいにく様。自分の身ぐらい自分で守るよ!もう寝るから出てって!」
ベッドにある枕のひとつを、憎まれ口を叩く男に投げつけてやろうとした時、
ユーリはなんだか体に力が入らない事に気がついた。
「あんたがとんでもないじゃじゃ馬だって事はもう学習してるからな。
邪魔がいなくなった所で、少し大人しくしてもらうよ。花嫁さん。」
ラムセスは不適に笑うと、窓辺から飛び降り、ユーリの寝台に近寄ってきた。
思い出した!この香は黒大使がエジプトから献上されたと用いた香の香りだ!
全身の力が抜けて、屈辱的な扱いを受けた記憶が蘇る。
あの時は内乱で間一髪、助かったのだが、今度は・・・。
脱力してゆく体を必死に起こしながら、ユーリは短剣でラムセスを威嚇しようとする。
「卑怯よ!ラムセス!近寄らないでっ!」
「猫にまたたび、女に媚薬。結構我が国の文化も粋なもんだろ?ユーリ。」
2
まるで木の実をもぐような容易さで、ラムセスは軽くユーリの手首をひねり、
短剣を取り上げてしまう。
「その気の強さも気に入ってるんだがね。ユーリ。物騒な玩具は怪我の元だぜ。」
そう言うと、ラムセスはユーリを担ぎ上げ、歩き始めた。
「は、離してよ!ラムセス!あたしをどうするつもりなのっ!」
「どうするつもりって、多分あんたの予想通りだよ。ただ俺は明るいほうが好きなんでね。
ちょっと場所を変えるだけさ。」
「嫌っ!降ろして!降ろしてってば!誰か!誰か来て!!!」
担がれたまま、力の入らない手足をばたつかせ、拳で背中を殴りつけるユーリだが、
逞しく浅黒い腕はびくともせず、逆にがっしり担ぎなおされてしまう。
「別に騒いで人を呼んでもいいけどな。ユーリ。ここは俺の館だぜ?
見に来る者はいても止める者はいない。その方が燃えるなら話しは別だが。」
「いやぁぁ!降ろして!・・・!!」叫んでいたユーリは黙り込んだ。
屈辱と怒りで顔を真っ赤にしながらも、確かにその通りだと理解した。
明かりの煌々とついた部屋に担ぎ込まれ、広い寝台が視界に入った。
「さて。到着だ。花嫁さん。初夜を迎える部屋にはもってこいだろ?」
「じ、冗談じゃない!結婚はあくまで偽装でしょっ!あたしはカイルだけでいいのっ!」
「あんまり吠えると舌をかむぜ。よいしょっと。」
出し抜けに寝台の上に放り出される。「きゃっ!」軽く寝台でバウンドすると、
ユーリは力ない腕で這いずるように逃れようともがく。
「頑張るな。ユーリ。でも、そういうしぐさが逆に男をその気にさせるんだぜ。」
足首をつかまれ、ユーリはうつぶせのまま腰紐を解かれ、ずるずると引き寄せられる。
そのまま体を覆っていた布は残され剥きだしになった背中をラムセスの指が弄る。
「ん・・・はっ!」ユーリの背中に電気が走った。
「相変わらず吸い付くように手触りのいい肌だ。しかもかなり開発されてるようだな。」
「・・・・・くっ・・・・!」
「妬けるぜ、ユーリ。だがその方が俺にとっても都合はいいな。」
うつ伏せのままのユーリにのしかかると、ラムセスはユーリの背中に唇を当て
肌の感触を楽しむように舌で背中を舐め始めた。
びくん!とユーリの体は反応する。せめて声を出さないようにする事が最後の抵抗だった。
3
ふと、背中の一部でラムセスの舌の動きが止まる。
そこはカイルが愛した弟、ザナンザを失った時に受けた矢傷の跡だった。
「この傷があんたと俺の出会いだったな・・。ユーリ。」ゆっくりと傷跡を舐めあげる。
「・・・んくっ・・・!」ユーリの脳裏に快活だったザナンザの最後の顔が浮かぶ。
・・・王子・・・。あれから色々な事があった。そしてあたしはカイルを愛し、
カイルとともに生きるためにこの世界に残ったの。
あたしのかえる場所はカイルの腕の中だけ。カイル!カイル!助けて!
「い、嫌・・・カイル!あたしはカイルの元に帰るのっ!離してよラムセス!」
力が欲しい。この腕を振り解き、すぐにでもカイルの元に帰りたい!
ユーリの瞳に涙が溢れた。力ない手でシーツにしがみつきながら、なおも逃れようと
抵抗を始めるユーリ。
「カイルは来ない。わかってるだろ。俺があんたをずっと欲しがってた事も。」
「そんなの知らない!あたしはカイルの・・・んんっ!」
強い力で振り向かされ、それ以上の言葉を許さないようにラムセスはユーリの唇をふさぐ。
「ん・・っ!んっ・・・・!んんっ!・・」
容赦なくユーリの口蓋を押し開け舌を激しく絡めてくるラムセス。
違う。これは私の知ってるキスじゃない。何になぜ振りほどけないの?
感じちゃ駄目!これは・・・カイルじゃ・・・ない・・のに・・。
「ぷは・・っ!やめて・・もうやめて・・ラムセス。」
頬が上気し頭の芯がぼーっとする。・・・これは香のせいよ・・・。
「理性が拒絶しても、あんたの体は拒絶できない。あの男がそう仕込んでるからな。」
「違う!そんな事ない!んぁぁっ!」
「じゃぁ、これはなんだ?ユーリ?」いつの間にかラムセスの指は、ユーリの秘部に
到達していた。気づかないうちにユーリの花芯からは蜜が溢れていた。
「嫌っ・・・!触らないでっ!・・・ん・・っ・・んぁ・・っ」
ラムセスはユーリの透明な愛液を指で救いとると、ユーリの頬から首筋に塗りつける。
光に照らされ、頬から首筋の液が光る。
「これはなんだ?ユーリ?」ユーリは恥辱でぎゅっと目を閉じる。
ラムセスは塗りつけた愛液を自分の唾液と混ぜながらねっとり舐め上げた。
「・・・くぅ・・・っ!」思わず声が出そうになるのを、ユーリは自分の拳を噛んで堪える。
ラムセスの舌は首筋からなだらかな曲線にそって、ユーリの小ぶりな乳房から乳首へ
ウエストへとまるで孤立した生き物のように透明な粘液を残しながら移動してゆく。
懸命に声を堪えるユーリだが、舌が蠢くたびに背中は反り返り、カイルによって敏感に
された体は、徐々に快楽の渦へと誘われてしまう。
4
ふと、背中の一部でラムセスの舌の動きが止まる。
そこはカイルが愛した弟、ザナンザを失った時に受けた矢傷の跡だった。
「この傷があんたと俺の出会いだったな・・。ユーリ。」ゆっくりと傷跡を舐めあげる。
「・・・んくっ・・・!」ユーリの脳裏に快活だったザナンザの最後の顔が浮かぶ。
・・・王子・・・。あれから色々な事があった。そしてあたしはカイルを愛し、
カイルとともに生きるためにこの世界に残ったの。
あたしのかえる場所はカイルの腕の中だけ。カイル!カイル!助けて!
「い、嫌・・・カイル!あたしはカイルの元に帰るのっ!離してよラムセス!」
力が欲しい。この腕を振り解き、すぐにでもカイルの元に帰りたい!
ユーリの瞳に涙が溢れた。力ない手でシーツにしがみつきながら、なおも逃れようと抵抗を始めるユーリ。
「カイルは来ない。わかってるだろ。俺があんたをずっと欲しがってた事も。」
「そんなの知らない!あたしはカイルの・・・んんっ!」
強い力で振り向かされ、それ以上の言葉を許さないようにラムセスはユーリの唇をふさぐ。
「ん・・っ!んっ・・・・!んんっ!・・」
容赦なくユーリの口蓋を押し開け舌を激しく絡めてくるラムセス。
違う。これは私の知ってるキスじゃない。何になぜ振りほどけないの?
感じちゃ駄目!これは・・・カイルじゃ・・・ない・・のに・・。
「ぷは・・っ!やめて・・もうやめて・・ラムセス。」
頬が上気し頭の芯がぼーっとする。・・・これは香のせいよ・・・。
「理性が拒絶しても、あんたの体は拒絶できない。あの男がそう仕込んでるからな。」
「違う!そんな事ない!んぁぁっ!」
「じゃぁ、これはなんだ?ユーリ?」いつの間にかラムセスの指は、ユーリの秘部に到達していた。
気づかないうちにユーリの花芯からは蜜が溢れている。
「嫌っ・・・!触らないでっ!・・・ん・・っ・・んぁ・・っ」
ラムセスはユーリの透明な愛液を指で救いとると、ユーリの頬から首筋に塗りつける。
光に照らされ、頬から首筋の液が光る。
「これはなんだ?ユーリ?」ユーリは恥辱でぎゅっと目を閉じる。
ラムセスは塗りつけた愛液を自分の唾液と混ぜながらねっとり舐め上げた。
「・・・くぅ・・・っ!」思わず声が出そうになるのを、ユーリは自分の拳を噛んで堪える。
ラムセスの舌は首筋からなだらかな曲線にそって、ユーリの小ぶりな乳房から乳首へ
ウエストへとまるで孤立した生き物のように透明な粘液を残しながら移動してゆく。
懸命に声を堪えるユーリだが、舌が蠢くたびに背中は反り返り、カイルによって敏感に
された体は、徐々に快楽の渦へと誘われてしまう。
5.
「お願い・・・。もう許して・・・ラムセス・・・。」呼吸も荒く、途切れ途切れにユーリは懇願した。
「へぇ・・?やっと可愛くなってきたじゃないか。ユーリ。」ラムセスの呼吸も乱れがちだ。
しかしユーリの秘所を弄る手は止まらない。
「ここはそう言ってないみたいだぜ?ユーリ。」不意に中指を薬指がユーリの蜜壷に
差し込む。「んぁ・・・っ!」
蜜壷の中は既に愛液で溢れ、ラムセスの指の動きにあわせて淫らな音を奏でる。
ユーリの中の細やかな肉襞はラムセスの指に絡みつく。
ユーリはもう限界に近かった。気づかぬうちに自ら足を拡げラムセスの指のリズムに応える様に
腰が小刻みに動く。
「あ・・っ・・あっ・・・ああぁ・・・っ!」もう喘ぎ声を我慢する事も忘れ、ユーリは絶頂を迎える。
蜜壷はきゅぅっ!と収縮し、全身が小刻みに震えた後、溢れる愛液と共に締め付けていたラムセスの指を
開放した。
「一人でいっちまったのか。つれないな、ユーリ・・。」
ラムセスはにやりと笑うと、ユーリの愛液を舌で丹念に舐めとり始める。
「あぁ・・っ!も・・もう・・・そこは・・・。」
舐めとるほどに愛液は更に溢れ、ぬらぬらと光るユーリの花芯の上からちいさな真珠を露わにしている。
ラムセスは小さな真珠を舌で転がしながら甘噛みする。
「くぅ・・・っ!だ、駄目・・・。やめて・・・!」「ユーリ。そういうセリフは本心とは逆なんだぜ。」
「そ、そんな事ない・・っ!ああ・・っ!」
ラムセスは執拗に舌で攻めながら、ユーリの体をうつ伏せに返すとやはりきゅっとしまった小ぶりな尻を
かき分け更に刺激を与える。
「ユーリ、もっと腰を上げろよ。」華奢なウエストに手をかけると、うつぶしたユーリの腰を持ち上げる。
「い、いや・・!そんな格好・・!」「よく見えるぜ。ユーリ。きれいだ。可愛いよ。」
持ち上げた腰が落ちないように、腹部の下にクッションを入れて体位を固定する。
ひとしきりその姿勢のまま舌で弄ると、ラムセスは自らの腰布を剥ぎ取った。
ラムセスの男性自身も天を仰ぐほどに猛り立っていた。その男性自身でユーリの秘所をこねあげ弄ぶ。
朦朧としていたユーリが、今までと違う感触に気がつく瞬間。
ラムセスの男根はユーリの蜜壷に深く刺し貫かれた。
「いやぁぁぁぁぁぁっ!」ユーリが悲鳴を上げる。
カイルのものではない。私の知らないものが私の中に侵入している!嫌!嫌!カイル!!!
またも弱々しく逃れようとするユーリの腰をしっかり掴み、ラムセスは激しく腰を動かし始める。
ユーリの蜜壷は既にラムセスを迎え入れる準備が整っていた。
ラムセスが貫くたびに、迸る愛液。抜こうとすると拒むように絡みつく肉襞。
「ユーリ。あんたは外側の肌だけじゃなく、中の感触も絶品だぜ。」
・・・・あのすまし顔の皇帝が溺れるわけだ・・・というセリフだけ飲み込む。
ユーリにはもうラムセスの言葉は聞こえておらず、ただ貫かれるたびに走る電流に切ない喘ぎ声を
あげているだけだった。何も考えられない、快楽の嵐にユーリは囚われていた。
津波のように押し寄せる絶頂。またもユーリの蜜壷は激しく痙攣し、ラムセスを締め付けた。
「・・・くっ・・・!」思わぬ反撃に、ラムセスは耐え切れず、ユーリの中に熱く滾った精を放った。
「ああぁぁぁぁっ!」勢いよく放たれた精はユーリの子宮を直撃する。
ラムセスとユーリが結合している部位から、2人の液が混じりあい、ユーリの内腿を伝い落ちた。
ユーリはぐったりと崩れ落ち、意識を失う。
ラムセスは息も荒く自らの額の汗を乱暴にぬぐうと、まだ怒張している男根をユーリから引き抜いた。
・・・・これは砂漠の中でも滅多にお目にかかれない砂金を手に入れたぜ・・・。
「ユーリ。お前はもう手放せないな。たとえ世界を敵に回そうとも・・。」
そう呟くと、汗ばんだユーリの黒髪を手にからませ、自らの動悸を鎮めるために、ラムセスは大きくひとつ
溜息をついた。
END お粗末さまでした。
3・4がダブってしまってました。誤字なども読み直すとありましたね。すみません(´・ω・`)
素晴らしいものを読ませていただきました。(・∀・)イイ!
ハディ×イルバーニ見たい!
573 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 23:20:26 ID:pdN1xRSo
ごちそーさまです。大変美味ですた。おかわりもお願いしたいー
勿論イルハディも新規も待ってます
イルハディ続編と新作をワクテカしつつ、エジプトの媚薬第2ラウンドをこっそりUPさせてください。
ヘ(-.-ヘ;)... コソコソ...
<エジプトの媚薬ー第2ラウンド>1
ユーリは先ほどラムセスに抱かれた最後の体位のまま、うつ伏せで下腹に枕をあてられ、
腰だけを上げられた姿勢で未だぐったりしている。
両足は力なく開かれたまま、股間からはラムセスの放ったものが、白い蛇のように内腿から伝い降りていた。
ラムセスはそっとベッドから降り、ワインの用意された盆を広い寝台のそばに持ち込むと、
ユーリの股間が真近く見える位置に陣取り、その淫靡な姿をしばらく鑑賞しながらワインを飲みくだす。
豊満で熟した肢体に食指をそそられる事はあったが、まだ成熟しきっていない肢体を自ら欲し、
征服した証が滴るのを見て、これほど満悦感を覚えるのも新鮮な感覚だった。
再度ワインを飲み干すが、別の乾きがラムセスの内側をかき立てた。
そっとユーリの腹部の下からクッションをはずすし、仰向けにする。
再びワインを含むと、うっすら開いたユーリの唇から口移しでワインを注ぎ込んだ。
「んく・・っ!」かすかに眉間にしわを寄せながら飲み込むユーリ。
甘苦い味と喉の粘膜を刺激するアルコールに、ユーリの意識は引き戻された。
「あ・・・?あたし・・?」まだはっきり覚醒していないユーリに、ラムセスは再びワインを口移しで飲ませる。
「んんっ・・・。・・・・はっ!な、何するのっ!?」飲み下した瞬間、眼前にいる男に驚くユーリ。
「い、いやっ!離してっ!ラムセス!」
「やれやれ。お子様にはもっと甘口の方がお気に召したかな?」
ユーリの脳裏には先ほどまでこの男に陵辱されていた記憶が蘇り、全身を硬直が走る。
自分がまだ全裸であることに気づき、急いでシーツで裸体をラムセスから隠した。
「こ、今度はあたしに何飲ませたのよ!?卑怯者っ!」
「おいおい、人聞きの悪い事を言うなよ。ユーリ。
喉が乾いただろうと思ってワインを飲ませてやっただけだ。ほら、俺も飲んでるだろ。」
「嘘つき!あたしを香で動けなくして、無理やりあんなことしたくせに!」
「あんな事?俺がどんな事をしたのか、話してみろよ。」悪戯気に微笑むラムセス。
「・・・・・!!・・・・」
ユーリの顔はまた怒りと恥辱で真っ赤に染まるが、返す言葉が見つからない。
振り上げた腕は、ラムセスの頬を叩く前にあっさり捕まえられてしまう。
すかさず蹴り上げてやろうとするが、その足首も力強い腕に捕らえられてしまった。
そのままラムセスの体はユーリにのしかかり、逞しい体の重みでユーリの自由を奪う。
「で、俺にどんな事をされたと怒ってるんだっけ?ユーリ。」
耳元に息を吹きかけるように囁くラムセス。そのまま柔らかい耳たぶを舌で弄び始める。
「これくらいの事じゃないよな?」「くっ・・!い、嫌・・っ!」びくんと体を震わせるユーリ。
「これの事か?ユーリ?」
不意に先ほどつかまれた足首ごと高く持ち上げられ、開かれた股の中心部に、ラムセスの怒張したものが突き立てられた。
「んあああぁっ!!」
まだラムセスの精液と自ら溢れさせた愛液の乾かぬユーリの蜜壷は、怒張し、猛り立ったラムセスの男性自身を、
驚くほどあっさり飲み込んでしまった。
「ああっ・・・!ラムセス!嫌ぁっ!抜いてっ!・・・んっ!」
懇願に対し、ラムセスは一度だけ ずん!と力強くユーリの子宮まで突き刺すと、
ユーリの残る片足も自分の背中にからませ座りなおす。
繋がったままの形でユーリの両腕を赤子のように捻ると、そのままユーリの背中の下に押し込み
ユーリ自らの体重で両手の自由も奪い去る。剥きだしにされ、露わにされた裸体には、
ユーリの小ぶりな乳房が小刻みに震えて波打っている。
ラムセスはそのしっとりした肌の感触を心ゆくまで堪能できる状態になった。
しっとりと汗ばんだ肌は、先ほどに増してラムセスの手に吸い付くような手触りだった。
「んぁ・・っ!く・・っ!ああ・・・っ!」
「こういう事を無理やりされたと言いたかったのか?ユーリ。でもあんたはかなり誤解してるし、
まだ男ってもんを知らな過ぎる。」きゅっと尖った乳首を戯れにつまみあげる。
「な、何が誤解なのよ!・・・ん・・っ!んん・・っ!」
<エジプトの媚薬ー第2ラウンドー>その2
「あんたは納得したくないだろうけどな。無理やりどころか体はこんなに喜んでるぜ?」
愛液と蜜壷の収縮で押し出されてきた男根を、ラムセスはユーリの乳房を掴んでぐいっと 再び奥まで貫き戻した。
「・・・んぁあぁっ!・・・」
「この際だから種明かししておくが、最初に使った香は数刻の間、
力を抜かせるだけだ。
ここに連れて来るまでの間に、効果はほとんど切れかかっていたのさ。
抗いきれなかったのは、あんた自身が感じて俺を求めていたからだ。つまりあんた自身が俺を誘ってたんだよ。ユーリ。」
「う、嘘よ!そ・・・そんな勝手なへ理屈!・・ああ・・っ!!」
必死に否定しながらも、今まさに快感に攻め立てられるユーリ。
「・・・・つくづく素直じゃない奴だな。おまえさんも・・。」
ラムセスは大きく足を広げて男根を刺し貫いたまま、ユーリの上にのしかかった。
そのままうなじから両乳房、固くとがった乳首を淫らな音を立てながら舐めしゃぶる。
太ももはがっしり押さえられて閉じる事もできず、男根はユーリの蜜壷に、奥深く刺し貫かれたままだ。
「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」ユーリの喘ぎはもう悲鳴に近かった。
「おい、そんなに大声を出すと見物人が押しかけるぞ?」
ラムセスはぼそっと呟くが、逆に楽しんでいる。
「ユーリ、あんたは人一倍感じやすい体をしてるんだよ。見掛けとは正反対だけどな。」
「やめてよ!へ、変なこと言わないで!・・く・・っ!く・・・ぁ・・っ!」
ラムセスの言葉に、ユーリの蜜壷はきゅっと収縮する。
「・・・く・・っ!・・・。ユーリ。見てみろよ。あんたがどれほど喜んで
俺を咥え込んでるのか。」
かろうじて爆発を抑えたラムセスは、ユーリの太腿を前屈させるように腰を高く抱えあげた。
「見ろ!ユーリ!」自分の両膝が顔の左右に押し付けられる。
淫らな音が耳のすぐ側で鳴り響く。
ユーリは恐る恐るそれを見た。
<エジプトの媚薬ー第2ラウンド> 3
ラムセスの浅黒い男根が、自らの秘所から出し入れされている。
見えなくなるほど奥まで挿しぬかれ、ラムセスが腰を持ち上げる度に、刺し貫かれた男根は 淫らな液と音を発し、
自ら腰を振ってそれを迎え入れている自分自身。
そして持ち上げられた事で壷から溢れた愛液が、腹部に向かって伝い落ちてきていた。
「う、嘘よ・・・こんな・・こんな・・。」
羞恥のあまり、眼をそらそう努力するが、結合部から目が離せないユーリ。
「どうだ。ユーリ。嬉しそうに咥え込んでるだろ。お前の中もさっきから俺に絡み付いて離れようとしない。
もっと、もっととおねだりしてるんだぜ。」
「やめて!お願い・・・!もうそれ以上言わないで!」搾り出すように頭を振って喘ぐユーリ。
「・・・く・・っ!言葉だけでも反応するんだな。すごく締まるぜ。ユーリ。」
ラムセスの口調もだんだん呼吸が荒く、途切れがちとなる。
激しくユーリを攻め立てるラムセスの動きにあわせて淫らな音が高まる。
ユーリの喘ぎ声もだんだんと途切れがちになり、苦しそうに頂点に向かって上り詰める。
「・・・も・・もう・・・駄目・・・お願いラムセス・・・」
ラムセスにもそれに応える余裕はなくなっていた。汗を飛び散らせながら、ひたすら
ユーリを激しく貫き続ける。
「・・・・んぁぁぁぁ・・・・ぁ・・・っ!」
ついにユーリは耐え切れず、絶叫と共に達してしまった。
それを確認したラムセスは満足げに口元をゆがめると、更に激しく腰を動かし始める。
ラムセスの頭の中も、だんだんと真っ白になっていた。
不意にラムセスの頭の中で何かがはじける。
「・・・く・・っ!・・・」高ぶりは臨界点を超え、激流となってユーリの中に放たれた。
それはまるで溶岩のように熱く、ユーリだけでなく自らも焦がしそうにほとばしった。
最後の一滴まで絞り出すように、ラムセスの全身も小刻みな痙攣する。
やっと激流が収まると、ラムセスの男性自身はユーリの中でまるで胎児のように、羊水に包まれ、
肉襞に抱かれているような心地よい余韻が訪れてきた。
耳元でユーリの荒い呼吸が小さな喘ぎに混じって聞こえてくる。
・・・・全くお前はすごいぜ、ユーリ・・・。
ラムセスは挿入したままユーリを抱きしめ、浅い眠り身を任せた。 第2ラウンド END
GJです!!
ラムセス鬼畜・・・!!
GJ!
忘れないで覗きに来て良かった。
ありがとう!
GJにございます。
その後ヒッタイト陣営に戻ってカイルと再会エチーするも
ユーリの体に自分が知らないクセがついてるのに気付いて嫉妬に狂うカイルも見たいです。
同上!2
ユーリ無事帰還して喜んで早速押し倒そうとするカイル、
ラムにやられちゃってるだけにめちゃくちゃ暴れて拒否るユーリ、
それでも無理くりコトを進めるカイル、流されるユーリ、
段々前と反応違うことに気付きだして嫉妬に狂いつついつもより乱暴なカイル…
何書いてんだおいら。
でもカイルはユーリとのことに関しては余裕で幸せエチー一辺倒だったと思うので
(手に入れて幸せすぎで怖いとかいう漠然とした恐怖はあれど実際寝取られることは無かった)
余裕無くしていくカイルも拝んでみたいよ。
エジプトの媚薬とじゃじゃ馬・・の投稿者です。レスありがとうございます<m(__)m>
エロパロのスレは最近見つけまして、投稿文字制限や改行で引っかかって修正したので
誤字・脱字も多く読みにくくなってしまって申し訳ありません。
ラムセス編は最終的にカイルの元に戻るまでを念頭に書き始めたんですが、かなりの
長編になりそうなので気長にお付き合いくださると嬉しいです。
間を省いちゃうかもしれませんが(汗)
その合間に他の話しなども書きたいなーとかも思っています。
スレやリクエストを提供してくださりありがとうございます。
スレ違いですが、王家の紋章スレにも花散る里と蜜月と言う駄作を投稿してますので、
もしお嫌いでなかったら、そちらの方もお茶受けにご覧くださいませ。
なにぶん、2ch初心者ですので、無作法でしたらご指摘ください。
GJ!
次作も楽しみにしてます。
でも、この板ではあんまり投下SS以外の自分語りとか作品解説とかはしない方
がいいと思うよ。特に長文は叩かれるもとだし。
黙って投下して黙って反応を待つべし
GJ!めっさ萌えました〜!!
それから、ご指摘くださいと書いてあるので意見を一つ言わせていただきます。
私も>584さんの意見に同意です。
>585さんの意見もわかるんです、むしろ作品解説なんか楽しみな方の人なので
気持ち的には、同意なのですが。現実問題、荒らされやすいのも確かなので
こっちは大人多いし荒れることも少ないけど、王家スレは想像を絶するほど
すさまじい粘着の荒らしがいるんです。過去レス&スレを読めばわかると思いますが。orz
一見隙の無い人にまで屁理屈つけて絡んでるし。
せっかく来て下さった作家さんが理不尽に嫌な思いをされて去ってしまうのは哀しいです。
自己防衛のために、スレにあわせた空気を読めるようになるのは必要かと思われます。
>>585 家スレの嵐は知らんが作家が作品解説とか言い訳?とか始めて荒れるスレは多い。
折角いいSSが投下されてスレの雰囲気がいい時に作家自らが嵐を呼んで結果追い出されて
そのまま中断とか、哀しすぎる。もし打たれ弱い作家なら用心にこしたこたーない。
レスありがとうございます。
最初に比べて作家さんが少ないな、と思っていたのですが、
色々あるのですね・・・。
王家・・・親切な方々もいらっしゃるのに残念です・・・。
こちらでも、他の作家さんにご迷惑をおかけしないように気をつけます。
せっかく居心地よく書かせていただけるし、素晴らしい力作も気になる場所なので、
大事にしたいですね。
ご指摘ありがとうございました。
王家スレと同じ作者さんだったのか。
にしても、王家スレでも「この板で長文語りはするな」と忠告されて
いるのに、同じことをこちらのスレでやるとは懲りない人だなぁ(溜息
この際だから言っとくけど、「初心者」は2chでは言い訳にならない。
「半年ロムってから出直せ」と言われるのが関の山。
あと名無しが良しとされる場所だから、他のスレで書いているのと
同一人物だということは、言わない方が吉。スレ間の繋がりを
断ち切っておいたほうが、1つのスレで叩かれて撤退した時でも、
他のスレに何事もなかったかのように参加出来るから。
総じて、今の危なっかしい参加の仕方では、2chより個人サイトに
向いていると思われ。586さんの言うように、2chでは自己防衛+
空気を読むことが重要。
590だと誤解を招くかも。
「個人サイトに行け」という意味ではなく、「2chでやっていくなら、
もっと2chのやり方や空気に慣れる必要がある」と言いたかった。
2ちゃんで何作も投下してる人でも、あれとこれは自分が書いたと明かさないよ。
読み手が同じ作家だろうなと気付くようなものでも
作品ごとに番号の振り方や改行位置変えたりしてることもある。
>>590の言うように、スレ間の繋がりも作品も切れるところは切ったほうが何かと良いね。
分かってもらえたらレス不要。
>>582の設定に昼間っから萌え。
>>583 ぜひ最後まで読ませていただきたいです。
しかも長く楽しめそうだなんて凄く嬉しい。
よろしくお願いします!
594 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:16:45 ID:BdrjgaoU
ここは古参が親切丁寧に説教してくれるインターネッツですね。
ちょっと違う話しもUPしていいでしょうか・・?(´・ω・`)
すいません、BLは自分にとっては管轄外なので無理です・・・_| ̄|○
イル×ハディの続きがすごく気になります・・・。違う作家さんの新作も楽しみです。
ここはBL禁止じゃないの?
作品数少ないし、個人的には注意書きあればおkだとおも
ただそもそも需要あるのか疑問だが。
20巻見てたらラム×ユーリに乱入するネフェルトという図に萌えてしまいましたよ
>>577みたいなキティーク路線で二人がかりで薬だの道具だの言葉だので嬲られるユーリとか。
エジプトってそのあたりの文化も歴史古そうなイメージあるよなんとなく。
同性同士は板違いだろ。あっちに篠原作品スレがあるか知らないけど。
ヒッタイトNO1のテクニシャンのカイルに仕込まれたんだから
ユーリもかなり、そっちの方ではテクニックがあるんだろうね。
攻めてるユーリも読みたいな。
イアン・クリス×流風でもいいですか?
【月の満ち欠け】1
久しぶりに流水と一緒に外出できることになり、流風は初めてのデートの時のように胸が高鳴った。
検察庁のお目付け役も一緒だが、克之もいる。
流水が克之と必要以上にくっついていく事には少し胸が痛むが、流風は黙っていた。
流水もずっと克之が好きで、本当なら克之が選んだのも流水だったかもしれないのだ。
結果的に、克之は私を選んでくれ、変わらず愛してくれている。
それはもう疑う余地もないのだから、つまらない嫉妬はよそう。
そう自分に言い聞かせている時、いきなり流水が男の人を平手打ちした。
どうやら痴漢だったらしい。確かに周りに他の男の人はいなかったし、流水がそう言うのなら
そうだったのだろう。「ふん、満月期だったら脳ミソぶっ潰してやるところだ!」
流水が言うと冗談ではないのでゾッとした。「・・・克之、お願い。」こっそりフォローを頼む。
「あ、ああ。流水、大丈夫か?離れないようにしろよ」流水は嬉しそうに頷くと克之の腕に
しがみ付いた。
流風はなんとなく気まずい気持ちで、二人から少し離れて歩いた。
その時。
いきなり背後から手が伸び、流風の顔に布が押し付けられた。「!?」
声が出せない流風は先を行く二人に心の中で助けを求めるが、二人の背中は遠ざかって行く。
流風は口元を抑えられた布の香りで意識が遠のいていった。
・・・克之!流水!待って!助けて!・・・・
「どっちだ?」「ついてるぜ。流風の方だ。お楽しみが増えたぜ。」
ぼんやり男の声が聞こえる。どうやらベッドの上に寝かされているようだ。そしてこの声は・・
「全くお前も言い出したら聞かないからな。イアン。」「日本では男に二言はないとも言うぜ。クリス」
ヨハンセン兄弟だ!油断していた。まさか白昼の人ごみの中から狙われていたとは・・。
今は新月期で能力が失われている。おまけにさっき嗅がされた薬物で体の自由が利かない。
「克之・・助けて・・・!」声もかすれてうまく出せなかった。
「おっと、眠り姫がお目覚めのようだ。クロロフォルムが少なかったらしいな。」
「なぁに。少しくらい抵抗してくれた方が燃えるってもんさ。なあ、流風、楽しませてくれよ。」
額に傷がある。イアンの方だ!「い、嫌っ!離してっ!克之!克之ぃ!!」
イアンは力無く抵抗する流風から乱暴に衣服を剥ぎ取ってゆく。
「お前はどうする?クリス。」流風を裸に剥き、ネクタイで細い腕を縛り上げながらイアンが尋ねる。
「ジーンのファイルにまだ眼を通してない物があるんで、おれはそっちを調べるよ。それ以上顔に傷を増やすなよ、イアン。」
ディスクを振りながらクリスは隣の部屋に姿を消した。
「さて、ではこの間の続きと行くか。流風。あれからトーマには抱いてもらったのか?」
クスクス笑いながら縛り上げた流風の腕を持ち上げ、晒された乳房を揉みしだきながら声をかける。
それには答えず、必死に腕から逃れようと流風はもがいた。「やめて!触らないでっ!嫌っ!嫌っ!」
足をばたつかせて牽制しようとする流風の乳房を、イアンはぎゅっっと掴みあげた。「い、痛っ!・・・」
「どうやらまだトーマはお前を抱いてないようだな。間抜けな奴だ。今頃はお前がいない事に気がついて
焦ってる頃だろうが、もう手遅れだな。くくっ・・」冷酷に笑うと、イアンも自ら服を脱いで流風の体にのしかかった。
愛撫と言うには程遠い乱暴さで、小ぶりだが形の良い流風の乳房を揉みあげる。
「いやぁぁぁっ!やだっ!克之助けてっ!」嫌!嫌!克之じゃなきゃいやだ!
流風は泣きながら叫び続けるが、イアンの手は止まらない。
>>605【月の満ち欠け】2
絞り上げて浮き上がった乳首を咥えると、イアンは前歯で咥えたものを噛んでみせた。
「痛っ!!」痛みで流風の体がこおばる。すかさずイアンは流風の足を開き、
股間に体を移動させた。足を閉じれなくさせると、イアンの指は流風の局部を弄り出す。
「ひ・・っ!」「おとなしくしないと痛い思いしかできないぞ。いいのか?」
流風の花芯は恐怖で固く閉じ、イアンの指を拒んでいた。
不意にその指は流風の股間を離れ、流風の口内に差し込んで、口内を乱暴に弄りだした。
「んぐ・・っ!んっ!」イアンは流風の唾液で指を湿らせると、再び花芯にあてがった。
流風の唾液に濡れた中指を、まだ蜜も出ていない流風の秘所に無理やり挿入する。
「い、痛・・・っ!やだっ・・・!もうやめてっ!」
イアンの指は流風の秘所の肉壁をこじ開けるように、奥へ奥へと刺し貫く。
「痛いっ!痛いってば!お願い!もうやだ・・っ!」悲鳴は懇願に変わってゆく。
それでもイアンの指は流風の秘所に根元まで差し込まれ、流風の肉壁に圧迫されながら
淫らな動きをやめようとしない。
痛みと恐怖ですすり泣く流風の首筋から乳房を味わうように舐め回す。
「・・・ちっ・・・。なかなか濡れてこないな。」イアンはやや苛立って、流風の股を広げると
中指で弄んでいた秘所に顔を埋めて舐め始めた。わざと聞こえる様に淫らな音を立てて舌を動かす。
「!嫌ぁぁぁぁ!っ!あ・・っ!ああ・・っ!」
嫌だ・・・こんなの嫌・・・!お願い、誰か助けて・・・!溢れる涙は止まらず、流風は叫ぶ。
「そんなに騒ぐなよ。お楽しみはこれからなんだぜ。流風」
股間から顔を上げるとイアンは笑いながら流風の股を更に開いた。
唾液に濡れた流風の秘部にイアンの怒張したものが押し当てられる。
「い、嫌・・・。お願い、許して!・・・・ !!きゃぁぁぁっ! 」流風は中心部に激痛が走り、仰け反った。
狭く未開であった流風の花芯を引き裂きながら、イアンの猛る男根が深々と突き刺さされてゆく。
「・・・っ。さすがにきついな。いい感じだぜ。流風。」付け根まで挿入し終わると、イアンは激しく腰を動かし始めた。
流風の大きく見開かれた瞳からとめどなく涙が溢れる。もう悲鳴も声にならなかった。
あまりのショックに、流風は突き上げ続けるイアンに抗う事もやめていた。反動で乳房が上下に揺れ続ける。
ベッドの軋む音だけが静寂を妨げていた。その音がどんどん激しくなり、イアンは唐突に流風の中に欲望を放出した。
内部に熱いものが放たれた瞬間、流風はびくんと背中をそらし、声にならない悲鳴をあげた。
瞳は見開かれているのに、流風は目の前が絶望で真っ暗になっていくのを感じていた。
「・・・ふぅ・・。締まりはいいが、やはりバージンは面倒だな。」イアンはそう言い捨てると、流風から自身を引き抜く。
投げ捨てたシャツから煙草を取り出し、咥えながらゆっくり起き上がった。ライターはどこかとベッドの下を手探る。
丁度火をつけた時、ドアがノックされ、クリスが書類を持って部屋に入ってきた。片割れの情事を気にする様子もない。
「おい、イアン、面白いデータが出てきたぞ。見てみろよ。」「へぇ。ジーンの研究データか?どれどれ」
クリスは咥え煙草のイアンに書類を渡すと、傍らに横たわる流風を見下ろした。シーツには破瓜の証が滲んでいた。
流風の見開かれた目とクリスの目が合う。まだ放心状態の流風を見てクリスは不可思議な微笑を浮かべながら、
素肌にシーツをかけてやった。「終わったらシーツくらいかけてやれよ。薄情な奴だな。イアン」
書類に眼を通していたイアンの目が輝いた。「へぇ。保菌者同士の配合か。なかなか興味深いじゃないか。」
>>606 その3
「ジーンは元々一卵性双生児だったはずが何かの変異で1人となって生まれた。
俺たちの故郷カレリアでは一卵性双生児の出生率は80%を超えるし、流水と流風も双生児だ。
ジーンの中で1つに融合された双子の因子が、それぞれ流水と流風を欲したのかもしれない。
今までジーンが女に固執する事はなかったし、ウィルスとは別に双子を愛していたのかも・・。」
クリスは横たわっている流風を見つめながら、ふと悲しそうな表情をした。
「ノズタルジックな想像に浸ってる場合じゃないぜ。例えジーンがこいつ等を愛してたとしても、
ジーンを殺したのはこいつらだ。愛していたのなら尚更ジーンの所に送ってやるべきだろう!」
イアンは声を荒げた。やはり信頼しあう半身動士でも感情の表出は別だった。
「落ち着けよ、イアン。言いたいのはここだ。この記録によると、ジーンは流水の卵子を取り出し
核分裂でいくつかに増殖保存させている。ジーンはまず自分と流水の体外授精を試みた。しかし
受精卵は途中で死滅、つまり成功しないまま、ジーンは命を落とした。」
「こいつらに殺されてな!畜生!」「落ち着けって。イアン。話しはまだ終わっていない。」
クリスは再び流風を見つめた。
「体外授精自体は難しい操作じゃない。しかも実験をしていたのはあの天才、ジーンだ。
失敗したのはどちらかの因子に問題があったか、それもデータが途切れている。
ジーンはこの双子に自分の遺伝子を残したかったのではないだろうか。」
「そうか!俺たちがその実験を成功させれば、ジーンの因子は引き継がれる。つまりジーンを再生できる!」
「・・・クローニングとはまた違うから、完全なオリジナルの再生ではないけどな。
それと当然流風にも、同じ事をしたかったのではないだろうか、と言うのが俺の推論だ。
ウィルス抗原と抗体の持ち主だし。俺達にはジーンほどの才覚はないから成功するかは微妙だが。」
イアンの眼は輝き出した。
「面白いじゃないか!クリス!俺達が力をあわせれば、きっと成功するさ。流風は今手の中だ。
しばらく生かしておいて、卵子をいただこう。よかったな、流風。とりあえず命拾いしたぜ。」
「それと、新しい能力全てを引き継いだ俺達との受精も興味深い研究対象になるだろう。
ジーンが好奇心だけで肉親の俺たちに能力を与えたとは考えにくいからな。」クリスは静かに話す。
「これで俺達には復讐だけではなく、ジーンの遺志を引き継ぐという目的ができたわけだ!」
ヨハンセン兄弟にとって、どれほどジーンが敬愛の象徴だったのか、そして彼らが悪魔の実験を
試みようとしている事が、まだショックで朦朧としている流風には理解できなかった。
・・・克之・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・私・・・。
流水と元に戻れるかもしれない、という期待感で喜びに満たされていた一日は、たった数時間の間で
恐怖と苦痛に満ちた陵辱を受け、流風の心は奈落の底に沈んでいた。
「さぁ、流風。いつまでもめそめそしてるのはよせよ。当分殺すのはやめだ。しばらく協力してくれれば
もっと優しく可愛がってやるぜ。」イアンがシーツ越しに流風の肩に触れると、流風はびくっと体を
固くして、泣きながら叫んだ。
「嫌っ!触らないで!!もう気は済んだはずよ!さっさと殺せばいいじゃない!殺してよ!」
もう生きていたくない!克之と流水の姿が脳裏に浮かんだ。私がいなくなれば克之は流水を愛するかもしれない。
そうすれば流水は昔の流水に戻ってくれるかもしれない。私なんかいなくなったほうがいいんだ!
自暴自棄な考えが流風を支配していた。
「事情が変わったんだよ。お前にはまだ用が残ってる。おとなしくしろ!」押さえつけようとするイアンに
流風は狂ったように暴れて抵抗した。
二人のやり取りを見ていたクリスの片腕が消えると、暴れる流風に歩み寄り、戻った手にある注射器を流風の腕に刺した。
「・・つっ!・・」ちくりと腕に痛みが走ると、流風は急に全身が脱力し、イアンの胸に倒れ掛かった。
「安定剤だよ。イアン。お前はせっかちすぎるのも悪い癖だぞ。」消えゆく意識の中で流風は静かなクリスの声を聞いた。
>>607 その4
「う・・・ん・・・。」
・・・ここはどこ・・・?白いシーツの中で流風は目覚めた。ぼんやり眼を開けると、
そこは病院の個室の様だった。「克之・・・どこ?」なんだか体中がだるく、記憶が曖昧だ。
起き上がろうとすると、着ている病衣の袖がめくれ、両腕にいくつかの注射後があるのに気づく。
そうだ!私はヨハンセン兄弟に捕まって・・・あのときの恐怖が蘇り、体が熱くなった。
克之に会いたい。そして思い切り抱きしめられたい。諦め切れない想いに流風は涙を浮かぶ。
嗚咽を忍ぶ様に枕に顔を埋めて泣いた。
「気がついたか。能力を失っていても回復は早いんだな。」いきなり現れた人影に流風は驚愕した。
顔に傷跡がない。クリスチャンの方だ。
「三日ほど眠ってもらっていた。何か欲しい物はないか?」そう言うとベッドサイドに腰掛ける。
流風は身を固くして無言で頭を振った。・・・三日も経っていたの!?きっと克之は心配してる。
ああ、克之・・・あなたの元に帰りたい!でも、もうあわせる顔がない・・・。
「・・・・・ジーンは・・・。」クリスは流風を見つめながらゆっくり話しかけた。
流風はじっと様子を伺いながら、ふとジョンソンが家族の写真を見せたときを思い出した。
「ジーンは俺たちの自慢の従兄だった。いつでも優しく、聡明で穏やかだった。」
・・・そうだ。時として恐ろしかったが、ジョンソンさんはいつも冷静で、少し寂しそうだった。
そして彼を直接殺したのは・・・私なんだ。最後に見せたあの表情はなんだったんだろう・・。
今も流風にはジョンソンの最後の表情が焼きついていた。
「そんなジーンだが、今まで家族以外に興味を持った事は一度もなかった。日本でお前達に逢うまでは。
そしてあの実験と処方箋。ジーンはお前達を本気で愛していたと思う。」
流風はクリスの言葉に困惑した。確かにジョンソンさんは私たちには危害を加えなかった。
でも、私が愛しているのはずっと克之だけだったし、どうする事ができたというの?
「お前はジーンの愛を受け入れなかった。お前はトーマに惹かれていたし、ジーンも無理強いは
しなかっただろう。しかし俺たちは、そんなジーンを手にかけたお前たちが許せない。」
口調は静かだったが、それが更にクリスの怒りを物語っていた。
流風は咄嗟に逃げようとしたが、すぐに腕をつかまれ抱きすくめられた。
「ジーンはお前達のどこに惹かれ愛したんだろうな?」そう言うとクリスは流風の唇を奪った。
流風の唇を開かせ、クリスの舌が口内に侵入してくる。「・・ん・・っ!んん・・っ!」
何か柔らかい球のようなものが、クリスの舌と共に流風の口内で転がされた。
クリスの激しい舌の動きで押し込まれたそれを、流風は飲み込んでしまった。
「飲んだな。」「・・な、何を飲ませたの?」喉を押さえて恐る恐る聞いた。
「これか?」クリスは手の平に小さな真珠のようなものを転がして見せた。
「綺麗だろう?真珠色にコーティングしてある。粘膜で溶けて吸収されるんだ。古代の媚薬を改良したものだ。
本当は経口ではなく、こちらに入れて使うのが正しい使用法だけどな。」
クリスは流風の下腹部を指差した。「い、嫌っ!」イアンの強引な指を思い出し、戦慄する。
「俺はイアンみたいに暴れる女を乱暴に扱う趣味はない。」クリスは興味なさそうに肩をすくめた。
ほっとした瞬間、クリスは冷ややかに見つめながら笑った。
「お前が目覚めるタイミング位、わからないと思ったか?」
「既にお前が起きる前に、もうこれは入れてある。なんだか体がだるく、熱っぽい感じはしないか?」
流風は目覚めたときの体の違和感の正体を知り、これから何が起こるのかという予想に唖然とした。
>>608 その5
流風の予想に反し、クリスはすぐに手出ししてこなかった。
ベッドから離れた応接用の椅子に腰掛け、ただ冷ややかな微笑を浮かべて流風を見つめている。
観察。そう、まるで実験動物がどのような反応を示すか観察し、記録している様に落ち着いている。
流風はクリスの視線から身を隠すように、毛布にもぐりこんだ。明かりも消してしまいたかったが、
明かりのスイッチはクリスの座っている背後のドアの横だ。
「で、出て行って!」搾り出すようにクリスに言い放つが、クリスは無言のまま答えない。
毛布を頭までかぶってじっとしていたが、だんだん自分の体に変化が起こるのを流風は感じていた。
体が鉛のように重く、ベッドに沈むような感覚が強まる。毛布に包まった体が熱くなってゆく。
喉が乾いた・・・。熱い・・・・。頭までかぶっている毛布のせいか、なんだか息苦しい。
少しだけ毛布から顔を出そうと動いた瞬間、「・・・あ・・っ!・・・」と声が出てしまった。
素肌に着せられた寝衣で乳首が擦れただけなのに、静電気が起きたような刺激を感じる。
いつの間にか両乳首は固く尖り、ほんの少しの刺激にも敏感になっている。
そして、体の灼熱感は流風の体の中心部から広がり始めていることに気づく。
イアンに犯されるまで不可侵だったその部位は奥の方から火照り、むず痒い感覚が流風を苛み始める。
こ、これが媚薬の効果なの・・・?
じっとしていても内部のむず痒さはどんどん強まり、流風の一番敏感な部位が小さく膨らみ固くなってくる。
頭の芯がくらくらするほど熱くなり、流風の呼吸は早く浅くなってゆく。
クリスに見られたくない。しかし股間はどんどんむずむずと火照り、毛布も寝衣も払いのけたいほど熱くなってゆく。
「・・・・ん・・・・っ・・・・あ・・・っ・・・・」じっとしている事に耐えられず、体をもぞもぞさせる。
・・・熱い・・・うっすらと汗ばんでくる体。まるで自分の体ではないように制御できない火照りに、流風は
自分の手で寝衣の上からそっと自分の胸に手を当てる。「・・・!っ・・」信じられない快感が走った。
慌てて手を離すが、更に呼吸が荒く早くなり苦しそうな息使いが毛布越しから漏れてしまった。
「具合はどうだ?流風。」見通したようにクリスが声をかける。「!・・・・・・・・」
びくっと声に反応するが恥ずかしくて顔を見られない。「そんなに毛布をかぶってたら暑いだろうに。」
枕元でコップに水を注ぐ音がする。「水が飲みたいだろう?汗をかいているぞ。」頬にコップの冷たい感触が当たる。
「み、水・・・。」震える手でコップを受け取ろうとするが、渡す直前でクリスはコップを持ち上げた。
「座って飲めよ。こぼすだろう。」うっすら上気した頬と火照った瞳で流風はクリスを恨めしそうに睨む。
しかし、もう喉の渇きを我慢するのは辛かった。毛布に包まりながらゆっくり体を起こす。
動くだけで、敏感になっている体に刺激が走り、声を押し殺すのに必死だった。コップを受け取ると一気に水を飲み下す。
水を飲む流風の喉の動きがやけに官能的だった。水を飲み干すと、甘い吐息を漏らす。
「そんなに汗ばんで、我慢強いな、流風。普通のデータをかなり更新している。そろそろ限界だろう。」「あっ・・!」
クリスは流風から毛布を奪い取ると床に落とした。「こんなになるまで我慢してたのか。」そういうと寝衣の上からも
わかる突起した両乳首を覗き込んだ。胸を隠そうとする流風の腕を掴んで開き、寝衣の上から片方の乳首を口に含む。
「・・・ああ・・・っ!」寝衣の胸の部分が濡れてしみを作る。濡れて透けてきた寝衣から、固くとがった乳首が
更に刺激を求めるように動いている。流風の理性とは逆に、体は快感を求めていた。
>>609 その6
前後2枚をホックで止めただけの寝衣をクリスはゆっくり脱がせながら、流風の汗ばんだ首筋に舌を這わせる。
「・・・ん・・・っ!・・・い、嫌・・・・」拒絶の言葉は甘い喘ぎにしか聞こえなくなっていた。
クリスは流風の寝衣を脱がし終わると、そのまま流風の体の上に覆いかぶさった。
拒絶しようとするが、火照った体はクリスの愛撫に抗えず、反応してしまう。
うっすら汗ばんだ肌がほんのりと明かりに照らされて輝いている。その体を手と口で味わいながら、
クリスは耳元で囁いた。「おまえの体はいい香りがするな。流風・・・。」
流風の顔は更に桃色に上気し、首を左右に振りながら瞳を固く閉じた。触れられるたびに体はのけぞり、反応する。
・・・嫌なのに・・・逃れられない・・・!涙が頬を伝いながら、流風はクリスの動きにあわせて喘ぎ声を放った。
クリスの舌が放つ淫らな水音は、流風のむずむずする股間を更に火照らせ、じわじわと腰の下のシーツにしみを広がらせてゆく。
股をこすり合わせ、切なそうに腰を動かしてしまう自分を、流風はもう止められなかった。
「流風。自分で触ってみろ。こんなに濡れてきているぞ。」クリスが流風の手を濡れた秘所に誘導する。
「い・・・嫌・・・恥ずかしい・・・」流風の手を押さえ、流風の秘所を自ら愛撫させる。
「ここがむず痒くないか?」手を重ねたまま、ゆっくりと蜜壷となった流風の中に指を入れる。
「・・・あああぁぁ・・っ!そ、そんな・・・!」二人の指はぬるりと蜜壷に挿入された。むず痒かった部分を擦られ、
流風は歓声に近い喘ぎをあげる。指の動きにあわせて、火照る部分に触れようと、自らの腰が浮き上がった。
「ついこの前まで処女だったとは思えないほどだな。流風。」「嫌・・・言わないで・・・あぁ・・っ!」
流風の手を離すと、クリスは愛液で濡れた股間に顔をうずめ、指と舌を使って流風を頂点まで導いた。
「あああああ・・・ぁぁぁ・・っ!」流風のからだが痙攣し、しばらくの後蜜壷からどっと愛液があふれ出た。
「すごいな。経口との二重効果と限界まで我慢した結果か・・。まだ新しいデータが取れそうだな。」
流風が達すると、クリスは猛り立った自分自身をゆっくり流風の蜜壷に埋め込んでいった。
弛緩していた蜜壷は、クリスを迎え入れると絡みつくように締まり出す。新たな快感に、流風はまた
喘ぎ始める。つい先日まで固く閉ざされていたそこは、熱い疼きを満たされ、貪欲に奥へと導いてゆく。
クリスはあえてゆっくりと腰を動かし、流風を焦らす様に責立てた。
「あぁ・・っ・・・んっ・・・・」もっと激しく欲しいと言うように、流風の腰が動く。
「・・・どうして欲しい?流風?」「・・・・・!」「このままでいいのか?」「・・・・」
クリスは動きを止めて流風の反応を見る。「・・・い・・・いや・・・・」
「何が嫌なんだ?自分で言ってみろ。言うまでこのままだぞ。」流風は切なそうに首を振ると、自ら腰を動かそうとする。
クリスはそれも制した。「・・・!ああっ・・・」流風は荒い吐息でこちらを見ると消え入りそうな声で言った。
「・・・お願い・・・もっと・・・」「よし。いい子だ。」クリスは笑うと、激しく腰を動かし始めた。
流風は歓声をあげる。いつの間にか両足をクリスの背中に絡めより深くクリスを求めていた。
ベッドが激しく軋み、クリスの息も荒くなる。流風も再び登りつめた。「・・!っ・・」流風が達すると同時に、クリスも流風の中で果てた。
二人の荒い呼吸だけが病室の静寂を妨げていた。
>>610 その7
しばらくすると、イアンがふっと室内に現れた。流風とクリスはまだ繋がったままでいるのを見て笑う。
「なんだ、クリス。人に仕事を押し付けおいて、お前も結局流風に手を出したのか。」
流風はイアンの存在に気づかない様子で、夢遊病のように瞳はまだ宙を彷徨っている。
「随分激しかったようだな。あれを使ったのか?」クリスは呼吸を整えながら流風から抜き出た。
白く輝く糸が流風とクリスをしばし繋ぎ、名残惜しそうに滴り落ちる。
「ああ。上下から投与してみたが、かなりの効果が認められたぞ。そっちの守備はどうだ?」
「とりあえず卵子は3個に分裂した。様子を見ながらもう少し増やすつもりだ。」イアンはクリスにグラスを渡すと、
自分も服を脱ぎ始めた。「経口も効果があるなら、男女兼用で使えるな。とりあえず俺も参加させろよ。」
「ああ。流風の方はまだ効果が切れないはずだ。元々お前が先口だからな。流水と揃えるまでゆっくりやろうぜ。」
クリスは流風に口移しで水を飲ませながら、イアンが流風の股を広げ、早速挿入してゆくのを見ていた。
「本当にせっかちな奴だな・・。イアン」再びベッドが軋む始めた。
前半 END
>>611 後編1
月齢12。ウィルスが流風に眠っていた能力を覚醒させていた。
・・・だからどうだというの?こんな能力を持っているからって私は無力でしかない。
媚薬を使われた後もヨハンセン兄弟達に幾度となく陵辱され、流風はもはや抵抗する事も諦め、ぼんやりと横たわっていた。
克之を思い出すと胸が締め付けられる痛みに襲われたが、もう、いくら逢いたくてもあわせる顔がない。
愛される資格を失ってしまった・・・。涙は枯れ果て、泣きたくてももう泣けなかった。
「・・・全く、いつまでふてくされてんのよ?甘えてるのもいい加減にしたら?」不意に頭上から懐かしい声が聞こえる。流水が腕組しながら宙に浮かんでいた。
「る、流水・・・?流水なの?どうやってここに?」
「探すのには苦労したわよ。力が戻るのを待ちながら、あいつ等の隙を見張ってたからに決まってるでしょ。
とはいえ忍び込めたのがやっと今だったけど。さあ、さっさと脱出するよ。」
「私を助けに来てくれたの・・?流水?」
「そう思ってもくれていいわ。正直あんたにはずっとここにいて欲しいくらいだけど。 私一人じゃあいつらには勝てない。
克之さんだって狙われてるんだから、さっさとあいつ等を始末しなきゃ。 悔しいけどそれにはあんたの協力が必要なのよ。 わかったらさっさとして!」
「う、うん。」投げられた服を急いで身に着ける。
そうだ。彼らは私達と克之を狙ってたんだ!私ったら自分の事しか考えてなかった!これ以上大事なものを奪われてはいけない!
「やっとのんびりとした頭が働き出したようね。さぁ、まずは脱出するわよ!」
流水に誘導され、壁を幾度かすり抜けると、拍子抜けするほど簡単に建物の外に脱出できた。
「悲劇に打ちひしがれたお姫様が、いきなり逃げ出すとは思わなかったんでしょ。
あいつら、なんだか話しながら二人で研究室に篭って夢中になってたわ。たまにはあんたの軟弱ぶりも役に立ったって訳ね。」
返す言葉もなかった。
「ね、ねぇ流水、それで克之は今どこにいるの?無事なんでしょ?」
流水の瞳に嫉妬の炎が光ったが、次の瞬間それが好奇の光に変わった。
「一緒に来るって聞かなかったので、そこのホテルに待たせてきたわ。 あの様子じゃすぐに飛び出しそうだから、とりあえずお姫様の無事を教えてあげるといいわ。こっちよ。」
「ほら、ここよ。月齢が満ちるまで、せいぜい戦力を高めておくのね。」
「って、待ってよ流水、部屋の鍵は!?」隣の部屋に入ろうとする流水を引き止める。
「・・・あんた、少しは考えなさいよ。いつ従業員があいつ等に操られて合鍵を
使うかわからないのよ。部屋は内側から幾重もロックをかけてある。壁を抜けて出入り
するのが一番安全でしょうが。」
そう言われればそうだ・・。流水は克之を私以上に大事にしてくれてる・・・。私は自分の事でうじうじとしてるだけだったのに・・。
罪悪感を感じながら、流風は意を決して克之のいるという部屋の壁を通り抜けた。
部屋には椅子に縛り付けられた克之がいた。「おーい、流水。参った。降参するからこの縄を・・・流風!?」
「克之・・・!」涙が溢れて止まらない。逢いたかった!思わず駆け寄り抱きつく。
「流風・・・・無事でよかった・・。流水が?」泣きながら頷く。「そうか。・・・ところで流風、この縄を解いてくれないか。」
「え・・・。あ!!ごめんなさい!」慌てて結び目を探し拘束をはずす。
「相変わらずおっちょこちょいなところが抜けないな。」開放された腕を伸ばし、冗談混じりに克之が話しかける。
流風はびくっとして黙り込む。・・・いいえ、克之。私は汚れてしまったの。本当ならあわせる顔もないのよ!
「流風・・?どうしたんだ?何かあったのか?」克之が肩に触れようと近づくと、流風は飛び上がるように後ずさった。
「流風?」
「ご、ごめんなさい。なんでもないの。まだ緊張してるみたい。」
「そうか・・・。そうだよな。ごめん。あの時、俺がもっと注意していれば・・。 流風を見失って、俺は自分がどんなに無力な馬鹿野郎だったか思い知ったよ。
ごめん。ごめんな、流風。無事でいてくれてよかった・・。」
克之の優しさに、流風の感情は堰を切ってあふれ出した。
「克之は何も悪くないわ!いつだって私を大事にしてくれるし、 私のせいで色々な犠牲を払ってくれて・・・!私こそ克之になにもしてあげられない!
何もあげる事ができない!私なんか、私なんか・・・・!」
涙が溢れて止まらなくなった。
>>612 2.
「流風!落ち着け!」克之はいつもそうするように流風を抱きしめると、口づけした。
甘く優しく、それでいて力強くいつも流風を包む込んでくれる克之のキス。
ずっとこの腕の中に帰ってきたかった。あの二人にどんなに陵辱されながらも・・・。
突然、流風の脳裏に自分が陵辱されていた光景がフラッシュバックした。
「・・!い、嫌っ!」抱きしめられた腕を振り払うと、自らの方を抱きしめ、
体の震えを止めようとする。
「流風・・?」
「あ〜あ。まるで安っぽい昼メロみたい。いい加減悲劇のヒロイン気取りは
やめたらどう?流風!」
「る、流水!?」隣の壁から流水が半身を通り抜けて二人を見下ろしていた。
「克之さんも克之さんよ。4日の間男に捕まっていた女が、普通何もされてないと思うの?」
「やめて!やめて!流水!言わないで!」耳をふさぎ叫ぶ流風。
「・・・・どういう意味だ。流水。」
「さあね。ずっと一緒に寝起きしていて、手出ししない誰かさんとは違った扱いを
受けてたって事じゃない?普通に考えれば・・・ね。」
そう言い残すと、流水はまた壁を通り抜け、自室に戻っていった。
「待て!流水!」何もなくなった壁は答えない。
克之は流風を振り返った。流風は大きく見開いた瞳から溢れる涙を拭おうともせず、
ただ自らの肩を抱きしめてカタカタと震えていた。
・・・・・畜生!!あいつら!!俺の流風を!!・・・・
克之はぎゅっと握りこぶしを握り、唇を噛み締める。
「ごめんなさい・・・。克之。ごめんなさい・・・。」
震えながら独り言のように繰り返す流風を、克之は背後から優しく抱きしめた。
「謝るな。流風。お前は何も悪くないじゃないか。流風は流風のままだ。
何も変わってない。俺の流風だ。」
流風はかぶりを振りながら克之の腕から逃れようとする。克之は再び流風を失うまいと、
抱きしめる腕を緩めなかった。
「違うわ!私はもう無垢な体じゃない!克之に愛される資格なんかないの!」
泣き叫ぶように絞り出した言葉を、克之は唇を重ねて制する。
逃れようと抵抗する流風の唇を抑え付け、更に強く唇を重ねると、克之は流風の口内に深く舌を差し込み
流風の舌に絡ませる。
頭の芯が熱くなるような口づけに、流風は抵抗をやめ、力を抜いた。
>>613 3.
「いいか、流風。俺は流風が処女だから好きになった訳じゃない。前にも言ったろ?
流風が流風だから好きになったんだ。俺は今俺が一番望む事を勝手にしてるだけだ。
なにも犠牲になんかしていない。わかるか?全て俺が自分勝手にしてる事だ。
流風はそんな勝手な奴は嫌か・・・?」
流風はしばらく呆然と聞いたあと、激しく頭を振った。
「嫌なんかじゃない!私が好きなのはずっと克之だけよ!・・でも・・」
「お前が穢されたというなら、俺が洗い流してやる。流風が流風なのは変わらない。」
「克之・・・!」なおも溢れる涙を、克之は唇で吸い取るとそっと流風を抱き上げた。
ゆっくりベッドに流風を横たえ、柔らかな流風の髪に指を絡めながら唇を重ねる。
「怖いか?流風・・・?」「ううん・・・克之なら怖くない・・・。」
口づけを交わしながら克之の手が流風のトレーナーをたくしあげる。
ブラジャーのホックをはずすと、そっと流風の頭を支え、トレーナーを脱がせた。
肩袖ずつトレーナーとブラジャーを腕から抜き取ると、流風の上半身を覆う物は
全て取り除かれる。克之も上着を脱ぎ捨て、素肌と素肌を重ね合わせた。
克之の唇が流風の首筋にそっとあたり、奥から舌を這わせ始めた。
その手は肩からだんだんと両胸のふくらみをゆっくりと揉みほぐす。
時折流風はフラッシュバックで体をこおばらせたが、その度、克之は流風の名を耳元で囁き、
今、流風に触れているのは自分なのだと言う事を流風に伝える。流風の鼓動は高まる。
媚薬で強制的に引き出された快感とは違い、穏やかな甘い疼きが克之の手と舌から導き出される。
「俺が洗い流してやる」そういった言葉の通り、克之の舌は丹念に流風の全身を洗い清め
陵辱された嫌悪感を払拭しようとしていた。
ヨハンセン達に目覚めさせられた体中の性感帯に克之の舌が触れると、思わず甘い吐息が漏れる。
流風はそんな自分の体の反応を呪い、克之への罪悪感で必死に快楽の声をあげまいと口を覆う。
そんな流風の反応を見て克之は口を覆う手に優しく口づけすると囁く。
「流風・・。無理しなくていいんだ。流風が感じてくれるなら俺も嬉しい。我慢する事はない。
俺は流風の全てを知りたいし、流風にも俺を知って欲しい。愛してるよ。流風・・。」
「克之・・・。あ・・っ!・・」流風は小さく喘いだ。「嬉しいよ。流風・・」
再び克之の舌が流風の体を舐め清め始める。
>>614 4.
不思議な安堵感に包まれ、だんだんと凍てついた流風の心身はほぐれていった。
流風を凍てつかせた氷は溶け、体の奥底から克之を求めて、流風は切ない喘ぎ声を放つ。
「ああ・・っ・・・克之・・・そ、そこは・・・」
イアンとクリスチャンに何度も挿し貫かれ欲望を注がれた場所に
克之の舌は到達した。
既に男を受け入れる事を覚えてしまったそこはうっすらと花びらを開き、
甘い快楽と共に、愛液を溢れさせている。
「流風・・・。綺麗だ。」克行の指は開きかけた花びらを開き、躊躇することなく
その最奥まで舌を挿入した。力づくで開花された秘所を、隅々まで丁寧に
舌で洗い清める。切ない喘ぎは歓喜に変わり、流風はどんどん登りつめていった。
「ああ・・っ!克之・・・わ、私もう・・・!」流風の反応を察すると、克之は
更に流風の蜜壷と薄紅色の真珠に這わせた舌を激しく動かした。
「あああぁぁぁ・・・っ!」流風は激しく体を仰け反らせ、達した。
柔らかい細波に身を委ねる流風を抱きしめると、克之は流風に口づけをし優しく髪をなで続ける。
流風は克之の香りにもっと包まれようと、克之の首に腕をからませ自らも抱きしめた。
荒い吐息の克之は、少し困った顔をしてためらいがちに囁いた。
「ごめん、流風。お前を探すのに夢中だったから・・・その、用意してないんだ。」
「・・・・?」
「・・・えーと・・・、その、なんだ。・・・まだ子供ができるのは早いだろ。」
普段強引な克之が照れくさそうに言う。「シャワーでも浴びてくるよ。」
起き上がろうとする克之を流風は「待って!」と抱きしめた。
流風の体を気遣う克之の気持ちが痛いほど伝わり、流風は幸福感に満たされた。
ヨハンセン兄弟はお構いなしに流風の中に放ち続けた。流風がどうなろうが興味はなかったのだ。
「待って・・。克之。・・・・私・・・私、克之が欲しい・・・。」
流風はおどおどしながらも、そっとズボンの上から克之の男性自身に手を触れる。
>>615 5.
服の上からも克行自身が猛っているのがわかる。
「でも、流風・・お前・・・。」流風ははにかみながらそっと克之に口づけする。
「・・・いいのか・・?流風・・・?」流風はこくんと頷く。
「お願い・・。克之・・・。」我ながら大胆な言葉に顔を真っ赤にしながら流風は克之を誘った。
「流風・・・!」再び克之は激しく流風を抱きしめると、濃厚な口づけを交わした。
流風は瞳を閉じて克之の口づけに身を任せながら、布の擦れる音を聞いていた。
「流風・・。愛している。」克之の体温が、汗のにおいが、流風を再び官能に導き始めた。
ゆっくりと克之の腕が流風の足を広げてゆく。
溢れる愛液を生み出しているそこに、猛り立った克行自身が触れただけで、流風は達してしまいそうな
快感に襲われた。ビクッとした流風を気遣い「大丈夫か?」と克之が問いかける。
流風は何も言わず絡めた腕で克之を抱きしめた。
「・・・ん・・っ・・・!」熱く滾った克之が、ゆっくり流風の中に入ってくる。
流風は全身の細胞を集中させて、克之を受け入れていった。
ゆっくりとした動きに流風の蜜壷に克之は溶け合い、次第に更に溶け合おうとするように
二人の動きは激しくなってゆく。もはや流風は堪えることなく、甘い喘ぎ声をあげ続けた。
克之の汗が流風の体に降りかかる。貫くごとに、克之の呼吸は荒くなる。
体が重なり合い、溶け合うごとに、流風は更なる頂点に向かって登りつめた。
「ああ・・。克之、愛しているわ!」絶頂をむかえて流風は叫ぶ。
克之は流風の中で絡みつかれたまま、ぎゅっと蜜壷に抱きしめられて、今まで堪えてきた激情を
流風の中に解き放った。
「・・う・・っ!」抑えてきた激情を開放した快感で克之は喘ぎ声を発した。
流風は自らの中が克之で溢れてゆく事を感じ、幸福感に満たされた。
陵辱を受けた流風の体は、克行によって 今、再生されたのだ。
・・・克之・・・。これからどんな事が起こっても、私はもう負けないわ。
薄れる意識の中で、流風はかたく決心した。
END お疲れ様でした。
痛いばかりの陵辱モノなら、最初に注意書きをしておいて欲しかった
そしたらスルーしたのに、うっかり読んでしまって鬱・・・orz
>617
そうだね。注意書きはして欲しかったね。
>>617 だね。自分語りにならない程度の注意書きは欲しかったね。
かなり長文だったから、イタタな陵辱だけで終わるような気がして、ちょっと引いたけど、
序盤で打ちひしがれる流風が克之の献身的なエチーで精神的に強くなったって流れの解釈でFA?
遺伝子うんぬんの説明が長すぎて、話しの流れがわかりにくいというか、読み進めにくかった。
いっそそこだけ省いた方がよかったような気もする。
あ、作者解説のレスは不要だから。念のため。
流水も陵辱されてしまえばみんなクレーム出さなかった代
お、閑散としてたのに新作が複数あって嬉しい
この勢いに乗って色々うぷされるといいなあ
でも、そうなると確かに陵辱とかBLだとかの前置きが必要になってくるかもね
先のハナシだけど次スレではテンプレ入れとくと良いかも
>565
>573
ラムセス×ユーリ萌えた〜
カイル嫉妬えちバージョン楽しみ!
>>621 一応マジレスしとくと、「誰が」が問題なのではなく、「陵辱」が問題。
それも痛いばかりのものでは、嫌って読みたがらない人も居る。
全く需要がなさそうな、ハディ×ルサファです。ハディが攻めの陵辱もの・・?になるのでしょうか。
------------------------------------------------------------------------------------------------
【永遠に紡ぐ夢】1
戦は終わった。
我がヒッタイト軍はあの方の采配で見事に勝利を収めた。
国に戻れば、残るのは あの方が立后なさる祭典が待っている。
兵舎の自室に戻ったルサファは、明かりもつけぬまま椅子にもたれかかった。
こめかみの傷はうっすらと包帯から血を滲ませている。
俺はあの方のために命を捨てる機会を失ってしまった。
エジプト兵の放った弓から、あの方をお救いするために我が身を盾にした。
そのまま死ねれば本望だと思った。
しかし、あの方は泣いて俺の無謀を責め、陛下は俺に仰った。
「ルサファ。真にユーリを思うなら子孫を残し、末永く我等の子孫に使えさせてくれ。」
子孫か・・・。俺の幸福はあの方のためにこの命を捧げる事だけだと心に決めているのに。
焦がれて焦がれて、触れる事も望めぬほどの不可触の女神。
元よりあの方になにも望むものはない。しかし、この想いが色褪せる事も考えられない。
この想いが成就するのは、あの方のためにこの命果てるときだけだ。
あの矢が、この額をもっと深く貫いてくれていたら・・・。
やはりあの方を悲しませてしまうだろうか。悲しみの記憶の中に、俺を留めて下さるだろうか。
あの方を悲しませるのは辛いが、あの方が俺の記憶を残してくれるなら、それは至上の幸福以外
何者でもない。
しかし、その機会は失われてしまった。
「ユーリ様・・・。」そっと名前を呟く。それだけで胸の中は熱い思いで締め付けられた。
「ルサファ?いるんでしょ?」暗闇の中で小さな明かりが揺れた。
ルサファはぎくっとして身構えた。独り言を聞かれたかという戸惑いは闇の中で動悸を早めた。
「ハディ・・。」ユーリ様の腹心の侍女だ。
「そんな格好で寝ていたの?薬湯を持ってきたわ。」どうやら聞かれずに済んだらしい。
「ああ、ありがとう。ハディ。」薬湯を受け取ると、明かりをつけようとルサファは立ち上がろうとした。
ハディはそんなルサファをそっと制した。
小さな明り取りをそっとテーブルに置くと、羽のように軽く、ハディはルサファの傷口に触れた。
「無茶をしたわね・・。死ぬつもりだったのでしょう?」そっと囁く。
「いや、咄嗟に体が動いちまっただけだ。あの方を守るためにも、簡単にくたばるわけはないさ。」
自分に言い聞かせるようにルサファは答えた。
「嘘ね。あの時あなたは死ぬつもりだった。いいえ、死にたがってるように見えたわ。」
>>624 2
ぎくりとしてルサファはハディを見つめた。ハディの瞳は静かに自分を見つめていた。
「あなたの気持ちはわかっているわ。あなたはユーリ様以外の方を愛する事は出来ない事も。
たとえ、それがお二方の望みであっても、あなたはユーリ様しか愛せない。」
「お、俺はあの方になにも望んじゃいない!今もそしてこれからもだ!」
ルサファは胸にかけた黒曜石の欠片をぎゅっと握り締めた。
「ええ。わかっているわ。あなたが望むのはユーリ様の幸福だけ。私の望みと同じように。」
「・・・・?何が言いたいんだ?ハディ。」
ハディの瞳は、ルサファを通り抜けて、遠くを見つめていた。
「私もユーリ様のためなら命を捧げても惜しくないと思っているのよ。あなたに負けないほどの気持ちで。」
「・・・・だから、なにが言いたいいんだ・・・?お前は女じゃないか。ハディ。」
「そうよ。私は女だし、ユーリ様に欲情してるわけでもないわ。でも今では妹以上にあの方が大事だし、
あの方のためなら、全てを犠牲にしたいという気持ちはあなたと同じなのよ。ルサファ。」
「そういう意味では私たちは同類なの。末永くあの方にお使えしたい、と言う気持ちもね。」
呆然として見つめるルサファに、ハデイは静かに、そして凛として言った。
「あなたも私もユーリ様を愛している。だから、私があなたの子供を産んでその子をユーリ様に
お仕えさせる事ができる。これは今宵一晩の賭けよ。」
「ば、馬鹿な事を言うな!ハディ!俺は誰とも結婚する気はない!」
「またも意見があったわね。私はあなたを愛してるわけじゃないし、結婚を望んでいるわけでもないわ。
同じ方を愛するもの同士から生まれた子なら、誰よりもあの方にお使えするにふさわしい子になるはず。
天が私たちの願いをかなえるなら、今宵一晩だけ、その希望にかけてみたいの。」
「は、ハディ・・・!」
「子孫を残し、末永くお仕えすること。これはユーリ様への愛を裏切る事ではないわ。
・・・・お願い。ルサファ。協力して頂戴・・・・。」
そう言うと、ハディは自らの衣服を脱ぎ落とした。
ほのかな明かりにハディの裸体が浮かび上がる。ルサファは言葉も出ないまま、ハディの肢体から
眼を離さず凝視していた。
「かなり無理があるのはわかっているわ。でも、今だけ私をユーリさまだと思って。」
ゆっくりとハディが近寄ってきた。ルサファの頭の中では警鐘がなっていたが、ハディの言葉が
ルサファの抗う力を奪っていた。・・・同じ方を愛するもの同士から生まれる子供・・・。
ハディは座ったまま固まっているルサファの頭を抱きしめた。
ルサファの顔は、ハディの形の良い乳房にうずめられた。うっすらと乳香の香りがする。
これは陛下から移された、あの方の香りだ・・。「少しお借りしてきたの。目を閉じて。」
ルサファはゆっくり目を閉じる。柔らかく滑らかな肌から、誰よりも愛しいあの方の香りがする。
「・・・・ユーリ様・・・。」ハディは声を出さず、優しくルサファの頭を胸に押し付けた。
思わずルサファの腕は、ハディの乳房をまさぐりだした。
「・・・!・・・」ハディは声を出さぬよう堪えながら、ルサファの耳朶に口づけをする。
ルサファは目を閉じたまま、ハディの乳首を口に含み、ゆっくり舌を動かし味わい始めた。
ハディの唇から甘い吐息が漏れる。ルサファの片腕を掴むと、自分の蜜壷に誘導する。
既に蜜壷には蜜が潤んでいる。「・・・触って・・・」ユーリの香りに包まれて、ルサファは
ハディの蜜壷に指を這わせる。
「・・ん・・っ・・・そう・・・そこ・・・・んっ・・・。」あくまで声を押し殺しながら、囁くように喘ぐハディ。
>>625 3
・・・ああ、ユーリ様・・・。ルサファはハディを愛撫しながら、閉じた瞳の中にユーリの姿を
思い浮かべていた。「そうよ・・・。ルサファ。今は私をユーリ様と思って・・。」
「・・・だ、駄目だ・・。ハディ・・。これはお前を冒涜する行為だ・・・。」
ルサファはユーリを思い浮かべて熱くなる股間をなんとか堪えようとした。
「いいの・・・。いいのよ。ルサファ。これは私が選んだ道・・・。」ハディは囁くと
屹立し始めたルサファの男性自身をゆっくり口に含んだ。
「・・・・く・・・っ・・!駄目だ・・・ハディ・・・。」柔らかい舌が、ルサファの男性自身に
絡みつく。唇はルサファ自身を緩く、優しく圧迫しながら喉の奥まで飲み込んでゆく。
「・・・う・・っ・・・」ルサファはハディの動きを止め様とするが、ずっと抑えていた欲望に抗えず、
ハディの口内で自らが怒張していくのを狂おしげに感じていた。
充分に猛ったルサファを確認するとハディはゆっくり咥えていたものを離し立ち上がる。
座ったまま猛り立っているルサファにゆっくりまたがると、自ら花芯を拡げ、ハディはルサファの
男性自身を自ら蜜壷に招きいれた。柔らかく暖かい肉襞が猛り立ったルサファを飲み込んでいく。
ルサファはハディから引き抜こうとハディの腰を掴むが、欲望がすっかりハディに埋まると、
久しく忘れていた快感で頭の中が真っ白になった。ハディの動きにあわせるように、だんだんと
ルサファ自身もハディを貫くように腰を動かし始める。
今にも消えそうになった明かり糊の光が、ひとつになった二人の影を床に映している。
荒い吐息と、淫らな音が個室の中で鳴り響く。絡み合った二人の体は激しく蠢き、やがてルサファは
耐え切れなくなった。ハディもまた同様に頂点を迎えようとしている。
「あぁ・・っ!ルサファ・・・・来て・・。」ルサファは弾けるようにハディの中に精を放った。
長年抑え続けてきた思いが、ハディの中に溢れ出ていった。
「・・・・ハディ。すまない・・・。」ルサファは荒い吐息で、ゆっくり離れてゆくハディに謝罪した。
ハディは脱ぎ捨てた衣を身に着けると、そっとルサファを抱きしめ、耳元で囁いた。
「謝る事はないわ。ルサファ。私があなたを利用したんだもの。愛するユーリ様のために・・ね。」
ハディの瞳は穏やかだった。「もう忘れて。これは今宵一晩限りの夢よ・・・。おやすみなさい。」
そしてハディはそっとルサファの部屋を後にした。室内にはかすかに乳香の香りが残っていた。
帰国すると、婚儀の日取りが決められ忙しい日々が過ぎていった。
そして、婚儀までの儀式を締めくくる最後の日、ナキア皇太后の最後の陰謀で悲痛な事件は幕を閉じた。
ルサファはユーリを守るために飛び出し、ナキア皇太后の握り締めた剣によって、自らの命に幕を閉じた。
泣きすがるユーリとネフェルト。儀式は混沌としたまま幕を閉じた。
ルサファは自らの望みを果たしたのだ。いつかユーリのために命を捨てるという望みを。
主人のいなくなった部屋にハディは静かにたたずんでいた。
・・・あなたは幸せだったのでしょう?ルサファ。今後は私がユーリ様をお守りして行くわ。
生まれてくるこの子と共に、末永くね・・・。どうか見守っていて頂戴。
一滴の涙を流すと、ハディは暗闇のまま、ルサファの部屋を後にした。
ルサファの想いが切なかったけど、それでも本望だったんだろうね・・・。
お姉さまなハディもヨカタ。ハディはホントはルサファを愛してたんじゃないかと想像したり、
一人で子供を産み育てようとするハディに、イルが自分が父親になるというのもいいなー。
・・・・ごめん。
久しぶりに見にきたんで空気嫁てナカタ。
|出口| λ............
>>623 新作がUPされてるのを豚切りしてマジレス。作家さんごめん。
嫌いで読みたくないものを読んでもそれは自己責任じゃないの?
注意書きはある方に同意だけど。
好みじゃない作品には黙ってスルー、だからここは落ち着いた雰囲気保ててるんでしょ。
623の書き方だと「嫌って読みたがらない人もいるからもうUPするな」とも取れる。
どんなのが嫌だとか言ってたら、新規の作家さんもUPしにくくなるんじゃない?
621は雰囲気を和ませようと軽い気持ちでレスしたんじゃないかなと思う。
もっと余裕を持ってまったりしようよ。某スレみたいな雰囲気で台無しにしたくないしね。
>>628 返らなくていいって( ´∀`)σ)Д`)
>>605 ゴカーン→陵辱→流風開発→克之とワカーンで痛いだけとは思わなかったよ。
むしろ最初が痛かったから、媚薬〜克之とのHが引き立って個人的には萌え
|彡サッ
個人的には最も萎えるコースだったが
好みは人それぞれだね
そそ、好みは人それぞれ
だから各々好みの作品に出会えるように間口は広くしたいね
で、好みでないものはスルー出来るように、作家さんには出来る限り注意書きしてもらえるといいな
>624
GJ!
ハディの心理が新鮮だったー
本編でハディが結婚してなさげなのにもリンクしててイイね
>>624 GJ!包容力のあるハディ、切なくてよかったです。
ルサファネタをこんな形で読めるとはちょっと意外だった。
原作のセリフもうまく生きててヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・
>633
子供がいてもお局呼ばわりするミッタンとカッシュに乾杯w
>>636 お局って呼び方は春日の局を発祥とした隠語として有名だけど春日の局は子供2人産んでるよ
まぁ、マターリとナキア様ブランド・薔薇の水で入れた( ´・ω・`)_且~~ イカガ?
3日ほど来れなかったから亀レス。
>>629 勝手に受け取って文句言われてもなぁ。
623は「それも痛いばかりのものでは、嫌って読みたがらない人も居る
(だからこそ今は、注意書きをよろしく、という流れになっている)」という
文脈のもの。
だから1行目でも、「誰が」が問題にされている流れではない、としてる。
最後1行切れていた。
↓↓何事もなかったかのように、感想の続きor新作SSドゾー
横からごめん。
作品の好みが人それぞれであるように、レスの受け止め方も人それぞれ。
623の言わんとしたいことが(注意書きをよろしく)だったとしても、既にその前に3人がその事を
指摘してるんだよね。
自分が作家さんだったら、その時点で注意された事はわかるし、正直凹むと思う。
その上に「問題」って表現しての追加レスは、追い討ちみたいに読めるのは自分もちょっと感じた。
注意するほうも、前後の雰囲気を壊さないように書き方を選べってことなんじゃないかな。
作家に「自分語りはしない方がいい」と言っておいて、読者が何度も同じ指摘するのもねえ。。
このレスも余計だと自覚してるから冒頭で謝ってるんだけど
もういいんじゃない?なんかうまくいえなくてごめんよー
↓↓何事もなかったかのように、感想の続きor新作SSドゾー
>642
陵辱物はあげるなまで読んだ。
感想じゃなくてスマソ。確かに「萎える」とか「問題」とか書かれ続けたら精神的にきついよなー
それでもその後の作品を全く違う形でうpしたし、(なんかラストは急いで書いた感じだったけど)
雰囲気に馴染もうとする努力はしてると思う>作家さん
なんかカワイソス・・・・
次回作、落ち着いたらでいいのでwktkして待ってます。
有名なコピペ。一理あると思う。
181 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/02/07(火) 21:02:36 ID:GvSeDuWO
GJだけが欲しいなら2ちゃんに来るなってことだな。
勘違いしてるヤツが多すぎるんだよ。
こんな殺伐とした場所で無傷でいられると思ってんのか?
批判されんのが嫌なら自サイト構えてなぁなぁでやってろよって話だ。
叩かれる覚悟がないなら、のこのことしゃしゃり出て来んな、チキンが。
646 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 21:53:34 ID:KMIuGH/l
撤退宣言マダー?(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チン ー
何事もなかったかのように、感想の続き
>>624 ルサファ、本スレではリコーダーと呼称されイメージガタ落ちの彼だが
実は自分はかなりルサファ萌えだったりするので今回SS読めて嬉しかった
何事もなかったかのように、雑談
にしても・・・一体いつからルサファはユーリの事を好きになったのか・・・。
ユーリのベールを拾ったトコで、彼の思いが発覚したのは判るけどさ。
申し訳程度のような伏線として、カイルの初夜後ユーリ正妃宣言の時、
他の側近に比べてルサファの表情に喜びが足りん描写はあったけど〜、
やっぱ後付設定ぽい感が否めない〜
>>642 623は621に対してのレスであり、「(621は煽りかもしれないけど)
一応マジレスしとく」とある。
なのに623だけを取り出してゴチャゴチャ言うのは何で?
もういいと言いながら長文レスするのは何で?
621=629=642?
>>644 王家と同じ作者タソだったの?
>>647 ルサファは後付けっぽいと思う。リコーダーネタで楽しませて
もらったから、まあ後付けでもいいんだけどw
後付設定にしちゃ、その後の流れ的に成功してるよね
きっと篠原センセが後付設定構想を思いついたのは、カッシュがウルスラに売約済みになった後なんだろうね
ストーリー的に三隊長の中の誰かにしたかっただろうからルサファしかいねーや〜って感じ。
ミッタンはヴィジュアル的に除外w
>>648 ここ最近の作品は全部同じ作家だと思ってたよ。
急に新規作家が数人降臨する雰囲気でもなかったし、イル・ハディも中断されたままだったし。
気がついてたけどスルーしてる人もいたんじゃない?匿名だから確証はないけどね
>>650 後出しみたいだけど、私は644じゃないよ。
我ながら自演みたいだなって、UPしてから気づいたので一応。
>>649 ミッタンが選ばれていたら、全く違う作品になっていた予感w
ミッタン×ユーリのエロは見たくないけど(ファンの人ゴメソ)、
ルサファ化したミッタン→ユーリはネタとしては面白いかもw
653 :
644:2006/03/20(月) 03:14:18 ID:EGxrkHTf
>>648 ほい、644本人です。
普通に文章読んでれば判るとオモタ。>作家さん
621=629=642なのかはシランけど、629と642はわかってて擁護してるんだろーなーと。
王家スレで天河キャラ引き合いに出してるの見てたからかも知れんケド。
アッチの粘着と荒み具合は・・・('A`)
今ってどこのエロパロも神が過疎ってる中で作家さん頑張ってるのにカワイソス・・・と思っただけ。
こんなマイナーな元ネタのスレですら荒れるのか。
もうだめかもしれんね。
629・642・653って、最後に何行も空の行があるところが同じ
作家さんを庇ったり擁護するなら、作品ウプ直後に話を
蒸し返したりせず、誉めレス書くでしょうに
656 :
644:2006/03/20(月) 03:29:52 ID:EGxrkHTf
だねえ。
っか、あっちはこっちを某サイトとかいって荒らされるのを心待ちにしてるようだから
作家さんが降臨するのが面白くないんでそ。
じゃ、ROMに戻るわ。おやすみー。
匿名が許されてる板でどのレスとどのレスが同一人物だろとか指摘しあっても不毛なだけ。
例)621=629=642=653だろとか言い出したら、逆に623=640=648だろと更に書かれて
無限ループな言い争いになる事はかなりありえる。違うと言っても確認のしようもない。
★レス同士で意見を言い合いたいのならトリップ付けてやればいい。
ただし、他の住人が言い争いを読みたがってるかどうか、そこも考えた方がいいと思う。
読みたくない人=(゚Д゚)ノ
★それと作家本人が名乗らないのに、どの作品がどの作家だとか書き込むのはマナー違反。
決め付けは(・A ・)イクナイ!
エロパロスレなんだから、うぷされた作品や感想などの話題だけ純粋に楽しめばいいと思う。
しばらく見てて感じた個人的な意見。むかつくレスはスルー推奨。
このレスもむかついたらスルーでよろしく
じゃあスルーする。
>>657 よそはよそ。ここはここ。せっかく雰囲気がいいのに険悪なムードになるのは残念だと思う。
>>657=659
何で自己レスしてんの? ジサクジエン?
自作自演ハズカシス
なんかスレの雰囲気ががらっと変わってる気がするΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
住人が変わったの?
今、すごいジサクジエンを見たw
つか657のレス自体が自己矛盾しまくり。
「うぷされた作品や感想などの話題だけ純粋に楽しめ」と言いながら、
楽しめるネタを話題として振るでもなく自治厨。
言い争いを読みたくないとしながら、言い争いの元になりそうな話題を
自分から振る。
つうことで、アホはほっといて、ルサファ化したミッタン→ユーリの
SSキボンヌw
>664
あっちってどこよ?
そんじゃあ王道でカイル×ユーリキボンヌ。
ルサ化ミッタン→ユーリSS、
シリアス路線を狙ってもギャグになりそwでも読んでみたいー。
ところで、ナキアの持ってる鹿の飾りがついた杖みたいなアレって
何回折られてるのかなーっ読む度に気になる。
数えりゃいいんだけどめんどくさいんで、どっかのファンサイトで載ってないかと
探すけど、流石に無いんだよねw
折られても折られても何度も出てくる不思議な杖。
きっとウルヒは何回折られてもいいように沢山発注してたんだろうなw
>>667 そこでウルヒのお手製ですよ。
他の人間が作った杖を使わないことが、ナキアの愛情表現。
杖作りに疲れてやつれたウルヒも好もしいと、わざと折ってみたりw
ラムセス×ユーリは媚薬でムリヤリエチー(陵辱)なのにGJで、
イアン×流風×クリスチャンは「痛いばかりの陵辱」だからとブーイング。
イアン×流風×クリスチャンの組み合わせで痛くない和姦が書けるのかと小一時間問い詰めたい。
結局好みのカプなら痛かろうが無理やりだろうがOKで、嫌いなカプに難癖つけてるだけでしょう。
住人の執拗な職人叩きで過疎化してるスレが多いのに、何故スルーを覚えないのか疑問だ。
と作者がゴネております。
>結局好みのカプなら痛かろうが無理やりだろうがOKで、嫌いなカプに難癖つけてるだけでしょう。
ぜんぜん違うよw
まぁユーリは先にラムセスと出会ってたら、っていうか
双方それなりに認め合ってる部分あるからさ。
処女奪ったわけでもないし、原作じゃいいやつで終わったラムセスだから
自分は大目に見られるけどな。
一夜明けてみたら、やっぱりなんか混じってる気がするΣ(゚Д゚)
でも住人さんもちゃんといるようでほっとしたよー。
>>668 あ、なんかいいねそれ!ちょっと妄想w
杖を自分に見立てて王妃のために杖を削りながら悶々と考えるウルヒ。
私にピーがあれば王妃様をこんな風やあんな風に・・・とハァハァ。
暖かいものが腕を満たすのを感じる・・・。
「ウルヒ、手が切れておるぞ。」ナキア王妃の声にはっとするウルヒ。
血まみれになりながら、今日もウルヒは王妃の新しい杖を作るのだった。
・・・・貧弱な想像力じゃギャグにしかならないよorz
混じってる混じってるwwwww
自分だと気付かないの?
自分も
>>669と同じ事を思ったよ。
カップリングを知った時点で、作品傾向が陵辱か幸せエチか、ある程度予想出来る訳だしね。
そしてラムもイア&クリも、「陵辱」という同じ括りには違いないというのも同意。
でも
>>670の最後四行も同意なんだよね。
贔屓のようだが、同じ陵辱でも何か受け取り方が違うというか。
感想って皆違って当然だし、自分と他人の感想が違っても仕方ない。
それに対して、何でそう思うのかみたいな事書き出すとキリが無いよ。
書き手さんには厳しい意見も好意的な感想も次回作の肥やしにして頂きたい。
勿論、読み手の方は生理的に受け付けない傾向の作品はスルーするようにして(作家さん注意書きよろしこ)、
NG感想は無駄に攻撃的にならず愛を持って〜て感じでいけるといいな。
>カップリングを知った時点で、作品傾向が陵辱か幸せエチか、ある程度予想出来る訳だしね。
イアン・クリス×流風で幸せエチがあったら面白いかしれない
今まで出た意見からすると、こんな風に分かれてる模様。
1陵辱全般がダメな人
2陵辱の中でも、媚薬とかでヒロインが肉体的に
痛くないならセーフな人
3陵辱で痛くてもセーフな人
「陵辱」「痛み」がキーワードだと思うので、今後この辺りに
関係する作品をウプする時には注意書きを書いてもらえれば、
共存できるんじゃない?もちろんカップリングも表記で。
クレーム>擁護もどき>反レスは釣りと煽りのルーチンワーク
それに作家を装った降臨>煽りレスが加わって小さな祭りは出来上がる
ピンク板住人は所詮チャネラ気取りな烏合の衆
テンプレに
*作家はは厳しい意見も好意的な感想も次回作の肥やしに
*読み手は生理的に受け付けない傾向の作品はスルー(作家注意書きよろしこ
と加筆して、作家が来るならお目出度い
ID変えたくらいでアテクシは別人なのーと思っているのもテラワロス(AA略
所詮作家降臨は自己満足のための公開オナニー
匿名でオナって吐き捨てるだけ
無断転載でSS保管されてるの知ってるか?作家さんw
過疎スレでも投下しちまえば扱いはそんなもんだ
これがdat落ちしても末永く残る自己オナニーテラハズカシス
679 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 01:13:46 ID:pMuMTSGl
保守
保守
681 :
SS保管人へ”削除”依頼:2006/03/27(月) 22:22:46 ID:WNKXlmAz
某同人サークル代表者です。
この作家は当方で薦めてエロ書かせてみた人で、とっくにうちのサークルで次作と続編書いてる。
*>565以降の作品はうちのサイトで続行してるので削除願います。
虹とはいえ著作権は作家に帰属しております。無断転載を続けるなら相応の措置をとります。
早急な対処と無断転載の謝罪をよろしく。
そして、ここの住人に言わせていただく。
>669は作者じゃなく釣り。書き込んだ本人にはわかっているはず。
>670
>と作者がゴネております。
>自分は大目に見られるけどな。
>673
>でも
>>670の最後四行も同意なんだよね。
じゃ、673もラムセス・ユーリの作品は大目に見てやってた程度なのか。
最初のGJやハディ・ルサファも大目に見てあげてGJって書いてたのか。
どういう意図で書いたのか知らないけど、ものすごく無礼な発言だと思う。
この作家に対しても過去の作家に対しても。
結局過去全ての作家を叩いてるのと変わりないのではないのか。
そんな気持ちの住人が誰と共存するつもりなのか謎である。
それがここの住人の総意なら、作品投下はうちのサークルからは薦めません。
作品投下はGJだけが欲しいんじゃない。
どんな作風がよくて、どんなのは好まれないのかリサーチしたいから作風を変えてみたり
工夫する。GJとだけ書かれてもどこがGJなのか作者に伝わらなければ無意味。
作品投稿で利益を得るわけでもないのに、そこまで作家を侮辱するスレには未来はありませんね。
>681
巣にカエレ!(・∀・)
683 :
SS保管人へ”削除”依頼:2006/03/27(月) 22:41:32 ID:WNKXlmAz
低俗なレスは不要です。
こちらの要求は作品の無断掲載削除のみですので。
削除願いのみが要望ならば
保管庫そのものの連絡用スレにその旨を書かれたらいかが
謝罪を要求って…ポカーン
作品を書いた本人でもないのに、何の権限があって
削除を要求しているんだか
自分らは匿名好きにできるけどSS管理人さんは大丈夫かな
考えすぎならいいんだけど、確かにここ最近雰囲気悪いから自分は黙ってた。
1行抜けたので補足
管理人さんがどう対応するか、知らないなら知らせた方がいいかも。
釣りをするならvipかヌー速のほうが人いっぱいいるよ
>>681 おっと、ごめんごめん。つい反応しちゃった。スルーしなきゃね。
>>681 >それがここの住人の総意なら
違います。少なくとも引用文と上記のレスは住人の総意ではありません。
あまりに見苦しくてスルーというより沈黙し、スレからも遠ざかっていたけど
某スレにもあからさまに特攻したり、ぐじぐじここで粘着は見苦しいからもうやめれば?
自分たち(もしくは1人?)が見苦しくスレを荒らして住人が離れているのがわからないの?
どこがまともな人ばかりなのさ。まともな人は嫌気がさしてもう書き込んでないよ。
もうついていけないよ。
むう・・・・某スレから刺客がきたのか?
ぶっちゃけさあ、駅の伝言板みたいな公共の場に描いた落書きが雑誌で紹介されたとして、
無断転載で訴えられると思う?
2chで色々な不愉快なレスを見たが、これほど不愉快なレスは初めてだ。
同人誌に載せてるSSだから保管庫から消してください。
この程度のことが自分で書き込めないって、ほんとに21歳以上か?
2chに書き込んだ内容って無断転載おkなんじゃなかったの?
電車男も本になってたし
逆に消してくれませんか?とお願いしなきゃいけない立場なんだと思うんだけれど
保存しないでくれと投下の時にも言ってなかったわけだし
今までそういうやり方でやってきたんだから、突然やってきてそっちのルール
を押し付けても通るわけないんじゃ…。
でも本人じゃなさそうだし、釣りの可能性もあるねー。
書き込むときに確認画面がでるんだけどなあ
書き込むときに著作権を行使しない、と誓約させられるね
(著作権は放棄させられないが、行使しないと誓わせることは出来る)
それはともかく、突然現れて、ボランティアの人を「泥棒!あやまれ!あやまれ!」
と罵ってまともな対応をしてもらえると思っているのかね。
とても21歳以上とは(以下略
681読んで本当に腹が立った。
著作権うんねんで訳わからんのもだけど
>GJとだけ書かれてもどこがGJなのか作者に伝わらなければ無意味。
なぞ何様のつもりかと。
表現力ないから良かった部分伝えるの苦手だけど
GJは、ありがとうの気持ちを込めて一生懸命言ってたんだよ(´・ω・`)
中傷誹謗になると活性化するんだ。低レベルなスレだなー
最初にGJGJ書いておいて手のひら返すように「大目に見てやったんだ」とか書かれれば
普通むかつくと思うけど。
しかし、仲良しサークルで馴れ合ってるせいなのかなあ
この打たれ弱さは
仮に21以上でも馬鹿で空気読めない人はいっぱいいますから。
隔離出来ないかねー。
>>696 のいう通り、釣りの可能性は高い。
実は私も別のスレでSSを書いていて、名前をかたられたことがあります。
トリップつけてても、作品が自分の物だという証明にはなっても、トリ無しで書き込まれたレスが自分ではないと証明できないんですよね。
もちろん
>>681 ほど悪質ではないので、たいして揉めなかったのが救いですが。
職人さんが運営してるサイトを偶然見つけただけでも書き込むこと可能なレスでもあると思うし。
だからこそ、もしそうなら最低の行為ですよ。
スルーすべきだとわかっていても、つい熱くなっちゃいました。
話を蒸し返したようだったら、ごめんなさい。
見た見たw馬鹿どもが大騒ぎw何様だアイツラwwwwwwww
誤爆。お構いなく続けてくださいなw
こんなじゃ仮に作品を投下したくても誰もできないよ( ノД`)
時々でも、うpされてるのを読むのが楽しみだったのにな
708 :
565の作者です ◆EaPCKNfnVs :2006/03/28(火) 21:19:46 ID:i1fecT0K
えっと、私が出てくると余計混乱を招くかもしれませんが、今回だけご容赦ください。
ROMしているつもりだったのですが、どこまでもエスカレートしそうなので・・・。
なんだか自分自身、訳のわからない展開に戸惑っています。
匿名IDなので、実証する手立てはないのですが、私自身は最後の作品投稿以降から
レスはつけていません。自分語りにしかならないだろうと思ったからです。
それと、私はどのサークルにも所属していません。あの程度の文章力で同人誌を書けるわけがないです。
某サークルの方というのは存じ上げません。
それからもっと驚いたのはSS保管庫さんの掲示板にまで「565作者です」と書き込みが
されていた事です。
気がついて、これは私じゃないと書きたかったのですが、ポート規制とやらで書きこめませんでした。
プロクシとかは用いていないのですが書き込めない状態で、私も困っています。
そこまでされるほど私が悪い事をしたのだろうか、と唖然としています。
蒸し返すようですが、私が作品を投稿しなくなったのは私のせいで両方のスレにご迷惑がかかると
思ったからで、GJと書いていただければ嬉しかったし、批判もなるほどと勉強になっていました。
王家さんのスレでも文章の書き方を指摘されて成る程その方がいいなと思っていました。
何故こんな事になったのか、私が物知らずだったからに違いはないと思いますが、
ずっと話題が変わらずますますおかしなことになっているようなので、弁解させていただきます。
しつこいようですが、イアン編以降はこのスレでは一切発言しておりません。
でも、せっかく落ち着いているスレがこのようになってしまったのは私が悪かったのだと思います。
皆さんに申し訳ないと思っていることだけはご理解いただければと思います。
一応トリップを付けてみましたが成功しなかったらすみません。
かさねがさねすみません。あげてしまってました・・。
>>709 差し障り無きゃfusianasanしてみれば?
保管人氏には削除依頼した奴のリモホが分かってるんだし、
見比べてもらえば別人かどうかは一目瞭然。
>>710 IPがでるやつですよね。それだと地域までわかってしまうので・・。
もし管理人さんがここを読んでいただけて、書きこみできるようになるか、
連絡が取れるとよいのですが・・。
8888ポートが開いていますと跳ねられているので、ポートを変えられないか調べています。
購入したままの設定でいじってないのでよくわからないのですが><
さすがに今日まで色々ありすぎて、2chでIPを晒すのはなんだか怖いです。
せっかく教えてくださったのにすみません。
そこまでせんでも保管庫の掲示板に書き込めばいいじゃんw
投下したSSをどうするかの意思表示も兼ねて。
今回だけと書いたのに何度もすみません。
SSに関しては、篠原先生オリジナルのパロディなので問題がなければそのままで構いません。
贅沢を言うなら、加筆・修正は加えたいと思っているのですが。
イアン・クリスの後、なんだかレスがもめていたので急いで新作を投稿したのが余計に
まずかったんだなぁ、と思ってるだけです。
正直な話し、>678にURLがなかったら気がつかないままでしたし,
その夜に見に行ってうわ〜恥ずかしい><と思ったくらいで、
不満があればその日に書きこみをしていました。
嘘クセー!!どう見ても本人じゃんwwwwwwwwwwww
717 :
704:2006/03/28(火) 22:31:00 ID:S8TMw8dL
>>708 気にしない方がいいですよ。
スレは違いますが、同じSS書きとしてのアドバイス。
こう書くと私がイタイ人間になりますが、出る杭は打たれるんです。
匿名掲示板において、匿名ではない数少ない人間がSS書きなんですから、こういうリスクもある、くらいに私は思ってます。
貴方は悪くないです。それだけは誤解しないでください。
それよりも、こんなことで貴方のような萌えSSを書かれる方が、筆を折ってしまうようなことになってほしくありません。
新作を楽しみにしてますので、負担にならない程度に頑張ってくださいね。
再起動してる間に・・・。
そう思われても仕方ありません。証明する方法が無いのですものね。
でも、そこまで悪意に受け止められるほど、私は悪い事をしたのでしょうか。
もしそうならば、ご迷惑をおかけして本当にごめんなさいとしか言えません。
>>717 ありがとうございます。長らくレスを占領してしまいましたが、
このスレにも王家さんスレにも色々勉強させていただけたことは
とても感謝しています。
ありがとうございます。
>>565 空気は誰でも最初は読めないものだと思います。
叩かれながら間を読めるようになっていくのが普通なので…
ただ、よりによって一番最初に投下した場所が場所だったので…
お気の毒としか言い様がありません。
けれど、上の方も言っていた通り
これで懲りて筆を折ってしまうのは哀しすぎます。
ほかに興味あるスレを覗いてみてはどうでしょうか?
もう少し若い人の多いジャンルなどは荒れてもここまで粘着質にはなりませんし。
あ、レスはしないで結構ですよ。
もうだめじゃね?このスレ。
まるで某スレみたいなアホがそろったのか?
それでも、向こうよりはましに見えるのが笑える。
後出しで苦しいフォローしたって今まで叩きまくってた事実は消えないだろwww
散々馬鹿だの駄作だの色々言ってたのは誰だよw
もう金輪際出てくるな!アホ作者!と言いたいんじゃないのか?
いい子ぶってんじゃネーヨ!>565
2年以上もマターリ続いてきた良スレだったのに、空気の読めない
2ちゃん初心者職人が引っ掻き回したせいでこのザマか。
職人様だろうが何様だろうが、 初 心 者 は 半 年 ロ ム れ !
と声を大にして言いたい。
最近の流れをみてると、とても21歳以上とは思えない輩が多い。
やっぱり、春だから?
刺客つーより大挙して到来!?
はらったま きよったま
VIPPER(及び厨)がそのまま21以上になっただけ。
スルーしましょ。
>>723 職人の大半は2ちゃん初心者と思われ。
>2ちゃん初心者職人が引っ掻き回したせいでこのザマか。
初心者一人が引っ掻き回したんじゃないだろ。
喪前らが釣り師に釣られて勝手に騒いでただけだ。
喪 前 こ そ 一 生 ロ ム っ て ろ!
あ〜あ、やっぱり最悪の展開になった
確かに初心者や作家は叩かれてなんぼだが、ここまで粘着叩きする必要はあったの?
今回のは常軌を逸して悪質杉。
自分は途中から引いてロムってたけど、見てみぬ振りもやはり叩きに
加担してる事と同じだったと反省してる
下手に擁護すれば余計に565が叩かれる予想はついてたけどな
これじゃもう作家は嫌がって降臨する事はないだろうね
最近エロパロに変な人多いよなぁ…同一人物なんだろうか?
エロ飢えで、持て余した精力を粘着叩きで発散w
あのさ、先日とあるスレでこんなことがあったよ・・・
何人もからGJもらってる職人がいるんだけど、それを叩いた奴がいたんだ
自分は少女漫画ぽいソフトエロしかダメ、あの人のはハードで生々しいから苦手とか
それ見て、正直おまいのような甘ちゃんはヌルいパロサイトでも見れば?つか、おまいのせいでせっかくのオアシスが荒れるよ!と思った
でも、そこの住人達は凄かったよ
みんなで職人フォローしたり、奴を優しく注意したりしたおかげで、一晩で過ちに気付いた奴が謝罪した
神を貶める行為は、それを支持する大勢に喧嘩を売ることでもあるって、実感した出来事だったよ
このスレも、今からでもそんなふうになれないかな?
>>733 うちは無理だろ。
565だって釣りや煽りや名前語りまでやらかされてるし
うちもポート80プロクシ規制とかで保管庫掲示板書き込めなかった
2chもプロクシ規制だから同じ条件で書き込めるはずなんだが、あれじゃ
確かに潔白も証明できないなと思った
よく我慢してたなとちょっと気の毒になったね
>>735 よくわからんけど、
串さして書き込んでも、なんの証明にもならないんじゃないか?
>>737 普通したらばは2chと同じBBQ機能がついてるから、ここに書き込めるなら書き込めるはず
串刺してたらここにも書き込めないだろ。非公開串なら別だが
公開串で引っかかるならBBQテスト中って表示が出るはず。ポート規制ってのは出ない
ポート設定と生IPは違うぞ
あの掲示板 普通に串で書き込めるぞ?
>>739 だな。漏れも生IPでポト番ではじかれたから串使ったら一発だった
>739 >740 随分詳しいのはなんで?
串使ってなんかしたわけ?
自分もしたらばやってたけど、あの掲示板
Proxy用PORTが開いているホストからの投稿禁止がONなんじゃないの?
それだと家庭内LANやマンション型・ケーブル回線は投稿できないはず。
で串で書き込めるなら
公開プロキシ規制(BBQ)がチェックしてないんだろうね。
なんかした?と聞かれてまともに答える奴なんかいないだろw
真偽がどうあれ、あれで565はあちこちからバッシングされて面白いじゃんw
オマイらだって楽しんでたじゃないかww
初心者がのこのこ迷い込んだから遊んだだけだろ、今更何言ってんの(プ
>>742 そうみたいです。知人に教えてもらって設定したら書き込めました。
本当にお騒がせしてすみませんでした。
21歳以上の板のはずなのに集団いじめみたい・・・
自分もSS書いてるけど、ここのスレじゃなくてよかった。ごめん、職人さん
以前はこんなじゃなかったよね。
なんか雰囲気変わった。住人が変わったのかな。
私も他スレでSS書かせてもらってる者だけど。
自分の時も叩かれて、何度もやめようと思ったけど、住人さんが励ましてくれたり
庇ってくれたから、なんとかラストまで書き上げる事ができたといつも思ってる。
でもここの過去ログを読んでたら怖くなった。
エロに限らず字でストーリーを描写するのってものすごく根気と想像力を使うのに、
個人叩きを誰も止める人がいないばかりか よってたかってってひどいね。
自分だったら絶対途中で辞めてると思う。
その点でも叩かれても放り出さないで最後まで書き上げた職人さんは偉かったと思うよ。
辛かっただろうね。2chもこんな所ばかりじゃないからやめないでお互い頑張ろう!
>>747 なにほざいてんの?w
叩かれてもやめなかったのは本人の勝手。
マゾか馬鹿か鈍いだけでしょ
>>723 アンタ、後半2行を全部のエロパロスレに書き込んでみなさいよ
それすら出来ないチキンが何を偉そうにw
みんな落ち着こうよ〜(;´Д`)
暴れてるのって一人(もう少しいるかな?)だけじゃない?
「w」を多用してる人。
あのさ、通りすがりで悪いけど、
>>748-750ってもとからの住人なの?
保管庫さんの掲示板412と415を見て、多分自分以外のSS書きもここ見に来てると思う。
SS書く側にしてみたら他人事じゃないもん。名前語って晒されたりとか。
412とサークル代表とかには何様かと思ったけど、結局釣りだったじゃない
正直ここのSS職人の扱いはひどいと思うよ。
自分は匿名だし、ここの職人じゃなくて良かったと思う人はこれからも増えると思う。
565がどういう人かなんて最初のレスと作品からしかわからないのに、なんでああまで叩くの?
本人は謝罪しまくってるのに、なにこれ?と思うのは私だけじゃないと思うけどな。
可哀想だとか悪かったとかはこれっぽっちも思ってないの?
>>754 同意。一生懸命書いてこれじゃ報われないよね
756 :
747:2006/03/30(木) 02:03:41 ID:EDLX6JOg
なんか勘違いされてるみたいなんだけど、下記は>565に当てて書いてるので・・・。
>その点でも叩かれても放り出さないで最後まで書き上げた職人さんは偉かったと思うよ。
>辛かっただろうね。2chもこんな所ばかりじゃないからやめないでお互い頑張ろう!
遡ってレス見ても荒らしてる人と住人がいがみ合ってるだけで、ひどいのは両方とも職人さんのせいにしてるね。
庇ってるレスは荒らし扱いで叩かれてるし、職人がトリップつけて謝った後も「気にしないで」と書いてるのは
同じSS職人さんだけ。
自分たちはアマチュアだけど書くときは一所懸命だし、なかなか続きがかけなかったりするけど、
やっぱり住人さんが待っててくれると思うと頑張らなきゃと思うし頑張れる。喜んでもらえたら嬉しい。
全くフォローがないばかりか叩かれたりいがみ合いのネタにされるなんてゾッとする。
暴れてるのが誰かとかを追求する前に集団職人いじめしてたって自覚もないスレなんだ。
565さん、あなたは悪くないよ。誤り損だったね
もう見てないかもしれないけど、あなたの作品は原作読んでなくても萌えできるから筆は折らないで欲しい。
こういうスレもあるんだとわかっただけでもよかったんじゃないの。
SS書いてる身としては穏やかじゃないのは同意だけど、
>>733-734みたいな意見だって、
そう書く前にするべき事があるってわかってないんだし、熱くなるだけ無駄だと思う
全部じゃないだろうけど、ここの住人の懐の狭さは露見したし私らはもう黙って見ていようよ
自分たちの居場所まで荒らしに来られても困るでしょ
>自分たちの居場所
って、スクツである王家s(ry
一人で必死に擁護してるやつってさあ、自分が問題を長引かせてるって分かってんのかなあ?
叩きと擁護の自作自演のマッチポンプで荒らしてるって可能性も捨てきれないが。
有名なコピペだけど
比較的よくありがちなスレッドの一生
1、スレッドが立つ。
2、技術のある人間がネタを提供して盛り上げる。
感動を求めて人が集まってくる。
3、ネタ、AA、改変コピペを書ける人間が乗ってきてさらに盛り上げる。最盛期。
4、盛り上がりに乗じて何も書けない魯鈍と白痴が寄ってきてスポイルする。
彼らの無駄な愛着が逆効果を及ぼし、スレッドのレベルが著しく低下。
5、飽きて大勢が去っていき、行き場の無い魯鈍と白痴が残される。
低レベルな自慢・偏見の陳列、煽りあい、無駄な罵倒、
いわゆる「2ちゃんねる用語」を多用したお寒いレス等々が並ぶ。
6、煽りと罵倒しか出来ない魯鈍まで魯鈍同士の空疎な煽りあいに飽きて去る。
7、何も提供できない白痴が過去の栄光の日々を夢見て空ageを繰り返す。
脳死状態。
今は第五段階かな。
>>761 分析力30点。
2、が無かったし。(最盛期でも住人21名
4、スレッドのレベルが著しく低下(いや元々低低だったから
5、低レベルな自慢>761自身の事?
今は若干の魯鈍がうごめきあう <6段階>だろ
古い話だが、わたしだけじゃないもんは
ここにも来てたんだろうか?
奴の仕業じゃね?
コピペって言ってるのに分析力も何も…ネタにマジレスとはご丁寧にありがとう。
住人とお客さんが親睦しあって楽しそうなスレですね゚+.(・∀・)゚+.゚
職人は寄り付かないけど。
自分は正直見てみぬ振りしてた
庇ったり反論すると、荒らし認定されて余計に荒れるかと思って…
文字通り嵐が通り過ぎるのを待とうとしてた
565さんのSSは面白かったのに、こんな事になって本当にお気の毒だと思う
もっと毅然と荒らしに対応出来ていたら…と後悔してます
自分は実は過去に投下させてもらった事がある身で、ここの雰囲気が凄く好きだった
拙い自分の作品には、きっと厳しい感想を持たれた方もたくさんいただろうに、それを胸に収めてスルーしてくれる度量の深さに感謝してました
もし次に作品を投下したとしたら、スレがこうなった今、そうはいかないでしょうね
(あ、別にGJだけ求めてるわけではありません念のため)
それでも、このスレでこれからも色んな作家さんの作品を読ませてもらいたいので、
頑張っていつか作品を投下したいと思う
叩かれまくるだろうけど、このスレにはもう作家が来ないっていう雰囲気になってるのがカナシイので
強制できませんけど、もし現在執筆途中の作家さんがいるのなら、勿論565さんも次回作とか構想されてたのなら
筆を折らず執筆を継続してほしいです
で、いつかこのスレに落ち着く日が来たとしたら、投下していただきたいです
>>767 見てみぬ振りが正解だったと思いますよ。
自分はイアンシリーズも萌えと書いたら別人と混同されて荒らし扱いみたいにされたので。
こういう雰囲気の時は弁護するほど自分はいいけど、職人さんも叩かれるんだと感じてやはり沈黙しました。
いろいろかけなかった感想を書いちゃうとまた叩かれるかもしれないけどいい機会だから書いちゃう。
565はカイルの元に戻るまで書いてくれそうだったのですごく楽しみだった。
いきなり違う話を書いたのは他スレを気にしてほとぼりを冷まそうとしてたんだろうな、とか思ったけど、
即席にしてはちゃんと原作のイメージも壊してなかったし、遺伝子とかの話はサスペンスっぽくて、
もう少し書いてほしかった。隣の部屋にいた流水の心理描写とかもあったんじゃないかなとか、
色々伏線がはられてたけど、不評だったから省いたのかなとか読んだ後ちょっと感じた。
この作家さんはどっちかというとジーンに思い入れがあって、その話も書いてくれるかもと思ってた。
ハディとルサファってカプも違和感なくて切ない感じが出てて、ちょっと感動した。
きっともっと色々なシチュやカプも書いてくれそうで楽しみだったのに残念だと思う。
ほんとに今更だけどね。
いつまでも燃料をくべ続けるお馬鹿さんは消えて欲しいんですけど
ほらね、早速これだもん。言われなくてももう書きませんよ
だめだこりゃ┐(゚〜゚)┌
荒らしさんは叩きたいだけなんでしょ。叩けるならなんでもいい。
職人さんだけでなく普通の人のレスまでことあるごとに叩きまくる。ストレス発散かな?
あらららら、ごめんなさい。スルースルー。
>>770 あんたらみたいに必死に擁護してる長文に反応して荒らしが騒ぎ、
結果として騒ぎが長引いてる現実を理解してるの?
あんたらが565は、565はって繰り返すことで、
かえって565氏が復帰しにくい環境にしてるのに気付いてないの?
いいから黙ってスルーしてろって。
普通に感想とか意見書いてもいきなり「馬鹿」「アホ」って言われるスレになっちゃったんだね。
建設的な意見書いてる人も叩かれてるし、もう本当にこのスレは末期なんだろうね・・・。
>>773 連呼しようがしまいが、もうかの人はここには復帰しないでしょ。
残念がって何が悪いの?叩いてるわけじゃないじゃない。
また自演乙とかレスがつくんだろうけどね。ちょっと被害妄想しすぎだよ
言いたいことを黙ってられないって意味では叩き厨と同類だな。
自演とか関係無しに、荒らしに反論の口実を与えるだけなんよ。
なんで「荒らしはスルー」って言われるのかが分からないのか、分かってても言わずにおれないのか…
荒らしが騒いだ時こそスルーすればいいと思う。
スルーするタイミングが確かにずれてる。
大人の対応じゃないね。
あ!関係ないけど777ゲット!ラッキーセブンだ。
>>776 それは自分にもそっくり当てはまると思わないところがねえ。
余所のスレの書き手だけど、とか、
以前書いてた書き手だけど、とか、
そんなことを自称するなら何かSSを書いて流れを変えてくれと言いたいのだが。
自分みたいな単なる読み手には黙ってスルーしてるしかないからさあ。
>>777 ラッキーセブンオメ
確かに荒らしが騒いだ時こそスルーすればいいんだよね。
だから、感想とか建設的な意見は逆にどんどんしていいんじゃないかな。
で、それに反応する荒らしはきっちりスルーで蚊帳の外にしてしまう、ということで。
>>781にマジレス。
777じゃないけどものすごく同意!建設的な提案だよ。
以下、騒動を引き摺るレス禁止で。
>>781 同じく同意。自分はIN不規則だけど、そういうことなら頑張って協力したいよ。
785 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 10:57:34 ID:LTZCWqfD
痛い厨房がいるスレは
こ こ で す か ?
>>777ラッキーセブンオメ!よーし、自分は銀河鉄道999狙うぞぉ!(スレ違い|PC|\(・。・;)反省
>>777>>781 って、冗談抜きにいいこと書いてくれたよ。桜も咲いてなんだかここも明るく戻る気がしてきた!
>>787 うんうん。
暖かくなってきたし、もうすぐ新社会人生活が始まる人もいるよね。
長い冬だってずっとは続かないよ。みんな元気にがんばろうね
うん、素直にそう思う
このまま持続して、>733が書いてるようなスレになれたら、自分もSS書いてみたいと思ってる。
篠原先生の作品ってすごくイメージは膨らむんだよね。565さんもきっと同じ気持ちだったと思う。
改めて保管庫で読み返したけど、やっぱり面白かった。謝っていたけどもし気分を害してないなら、
ぜひ続編や新作もUPして欲しい。普通に投下しちゃえばわからないんだから気を使わなくていいし、
知らん顔してれば大丈夫だよ。
今度は自分も逃げずに作家さんを守っていけるよう頑張るから、作家さん達も安心して降臨お願いします。
知らん顔しとけと言いながら、何度も飽きずに蒸し返す
>>790は、
荒しだとか自作自演とか関係なく、ただの馬鹿なんじゃなかろうか
いちいち文句やら「馬鹿」って言葉しか使えないほうが恥ずかしいと思わないんだろうか。
自分も>790に同意ですが何か?
ボキャブラリーが貧困〜!>791こそ住人装った荒らしじゃないの?
おっと、こういう時こそスルーだっけ。スルースルー。
水に棲む花ってさ、あんまり連載長くなかったけどシチュ的にはかなりエロくない?
書いてくれる作家さんいたら読んでみたいなーと思うんだけどダメかな
スルースルー言ってる人が一番スルーできてないw
早速住人だか荒らしだかの意見が分かれたね
いちいち他人のレスにけちをつけたがり厨がいる限りはやっぱり無理なんじゃね?
頑張ろうとしてる人たちも気の毒だけど、ここでどう対応するかが今後の分かれ道だろうな
とりあえず、擁護も同情も、荒らしに対する決意も何もかも、
全て封印しないか?
大人を名乗るなら、言いたいことをグッと呑み込むくらいできるでしょ?
言い返さないと負けたと思うような無駄な意地は捨ててさあ。
3/29の過去ログ、初心者のはずの565が見事にスルーしてお礼だけ書いてる
なんかどっちが厨なのか見てて恥ずかしくないか?
>>796 >言い返さないと負けたと思うような無駄な意地は捨ててさあ。
これには同意だけど、全て封印したら何も書けなくなるぞ?
叩き以外のレスに対する反レスを封印すればいいわけだろ
せっかく話題ふってくれてる
>>793をスルーするなよ・・・。
水花はねえ、こっちが妄想するまでもなくエロいから逆に書きにくいかも。
本編では、ほんの少し匂う程度のエロさの方が妄想しやすいのは、自分だけ?
800 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 14:17:06 ID:qyVZsDE7
どうしてもフツーの流れに戻したくない人でもいるのかね。
擁護算も嵐さんもそろそろやめようよ。
>>793 話題ふりGJ
ああ、確かにそうかもね。
原作で既にラヴラヴな2人よりも、くっつきそうとか両思いなのに素直になれない2人のほうが妄想わいてくるのと同じようなものかな?
非常に申し訳ない、sage忘れました。
ああ、わかるわかる。天河で言うとカイリとユウリはすごくラブラブだったから
おなかイパーイ満足してた。だから自分が二次的に気になるのは、脇カプ同士かも
イル・バーニ×ハディとか、ウルヒ×ナキアとか、カッシュ×ウルスラとか
脇同士のカプも魅力的なのは良かった。
う〜ん。イル・ハディって原作でも全くカプの兆しなかったけど決まってるのかな。
むしろ番外編でラムセスの書簡に怒りまくったハディとラムセスの絡みなんかも意外と萌え妄想なんだけど、
マニアックすぎる?
イル.ハディは確かに創作だねw決まってるってことはないと思うよ。
でも、ハディとラムセスにそんな絡みがあったんだ?
後で姉の借りて読み直してみよう、ほんとならちょっと萌えかもー
番外編キックリの話でユーリ宛の書簡を整理してたハディが、
ラムセスのユーリへの招待状に怒ってるシーンだよね?
気が強くて腕も立つ族長の娘ハディなら、ラムセスとの言い争いとかでいつしかお互い・・って
妄想はできるかも。いろいろな組み合わせ考えるとなんか楽しい自分もマニアックかな
連投ごめん。
マニアックついでに、イルバーニとギュゼル姫なんかもいいかなーと。
優しくて控えめだけどカイルを忘れられずに似た男の子供を生んだギュゼルって、
なんかいじらしいからイルの父性本能にズギュンしちゃうとか。
ほんの端役なんだろうけど、個人的に好きだった>ギュゼル姫
黒い水に操られてる頃は早く退場しろーとか思ってたんだけど、
15巻でユーリを慰めるギュゼルって大人というか母は強しというか、
個人的にこの人幸せにしてあげたいなーって思ったんだよね。
(3連投でごめん)
ギュゼル姫は私も好きだった。
確かにイルとは身分も釣り合うよね。
結構イイ組み合わせかも。
さすがだな〜。みんな上手くスレの流れを変えたね。
>>786 999は自分も狙ってるよ。勝負だね(^▽^)
で、意表をついてミッタンがネピス・イルラ皇女に純愛ってのもいいかなと思う自分もやはりマニアック?
ザナンザ皇子に萌えまくってたのは私だけかそうか。
彼×ユーリで本懐遂げちゃうのはなしですかそうですか。
自分はイルとアッシリアの王女とのクールカプも読んでみたい〜
みんなよく覚えてるねー。
↑出されたカプ全部に萌えた。どれもこれも有りに見える。
節操なしかもしれないww
>>804 怒ったハディに書簡を全部捨てられて、返事が来ないとこっそりヒッタイトに入り込むラムセス。
終戦のときにもう二度とヒッタイトに足を踏み入れることはないと宣言しちゃったから、あくまでお忍び。
ユーリとカイルがいちゃついてばかりなので、なかなかユーリに近寄れないラムセスがハディに見つかって大喧嘩。
ずっとユーリの傍についていたハディも国を治める見識が自然と身についてるうえにナイスバディ。
喧嘩を楽しみながら、ハディに惹かれ始めるラムセスと、罵倒しながらもまんざらじゃないハディが
だんだん惹かれあっていくってシチュを勝手に妄想しちゃったよー。
喧嘩するほどなんとやらでコトに及ぶときは萌えそうだなー。
・・・・このスレの早さは、もしかしてみんな999ゲット狙い?
負けないぞーファイトーー!( ゚ロ゚)乂(゚ロ゚ )イッパーーツ!!
じゃ、私はライバルのいない1000を狙う!
夜しか見れないんでハンデくれませんか?(´・ω・`)
ち、ちょっと待ってよ!
>>816-818 いきなり笑いネタコンボGJ!
思わずリロード画面見て噴出しちゃったよー!!
自分も参加させてw
あ〜、久しぶりに楽しく笑えたwありがとう!!(嫌味じゃなくマジでだよー
ザナンザ王子は個人的に萌えなんだけど、かなり初期に殺されちゃったからね(T0T)
ユーリとラブカプにするのはちょっと描写が難しいんじゃないかなあ。
できれば読みたい一品ですが。
(T0T)
(T0T)
(T0T)
(T0T)
(T0T)
住民がこんなんじゃ本当に(T0T)だwwwwwwwwwww
天河もいいけど、闇パの麻衣と暁生のカプも(*´д`*)ハァハァ
麻衣と暁生もいいねぇ〜
原作でそれらしいシーンが無かっただけに、ここで拝ませてもらいたいっす
先生!暁に立つライオンのアルプとえりなも捨てがたいんですが!
思いついたところまでイルバーニ×ギゼル姫 まだエロは未定
「イシュタル様、いえタワナアンナ様。この度はお世継ぎのご出産おめでとうございます」
華奢な体で赤子を危なげに抱くユーリの元に訪れたのはギュゼル姫だった。
「ギュゼル姫!まぁ、ようこそおいでくださいました!こんな姿で失礼します。」
ユーリの顔はぱっと輝いた。
「本来なら私などが伺える立場ではないのですが、父の名代でお目通りをお願いしましたの。」
しっとりとしとやかな姫がうやうやしく頭を垂れる。
「あ、頭をあげてください!姫!またお目にかかれてあたしも嬉しいんです。
今日はお子様はご一緒ではないのですか?」
「はい。あの子も大きくなりましたので、まだ不束ですが近衛兵としてお使えさせていただけるよう、
訓練を始めてもらいましたの。」
「まぁ、ありがとうございます。小さかったカイル坊やももうそんなに成長なされたんですね!
姫君は母として、あたしの先輩です。色々育児などについてご指導いただけると助かります。」
「いえ・・・。そのような恐れ多いことは私では役不足ですわ。イシュタル様。」
「そんな事ないです。あたしは姫を尊敬してますし!」どこか寂しげに微笑むギゼルを、ユーリは心配した。
そこに窓からカイルがひょっこり現れる。
「ユーリ。体調と子供に変わりはないか?」王子誕生と、いつも傍にいたユーリが執務から離れているので
カイルは職務の合間を縫っては度々ユーリを訪れるのだ。
「カイルってば・・。また仕事を抜け出してきたの?お客様がいらしてるのよ。ほら、ギゼル姫がいらしてくださったの。」
ユーリはカイルをたしなめる言葉だが、訪問が嬉しいといった表情は隠せない。
「お邪魔しております。皇帝陛下。」ギゼルは深々と挨拶をした。
「おお、姫。よくおいでくだされた。お転婆な妃に姫のしとやかさを教えてやってくださると助かる。」
「もう!カイルってば!何を言い出すのよ!」ユーリは顔を赤らめて苦情を言う。カイルは楽しそうに微笑んでいる。
睦まじい二人を見つめて微笑むギゼルは二人のお邪魔をしてはならないと察し、
頭を垂れて挨拶をするとユーリの寝室を後にした。
部屋を退出すると、書簡を携えて歩いてくるイル・バーニと出会う。
「これは、ギゼル姫。ようこそおいでくださいました。ところで陛下はこちらにおいででしたか?」
「ご無沙汰しております。イル・バーニ様。陛下はこちらにはおいでになっていませんでしたわ。」
ギゼルは気を利かせて答えるが、イル・バーニには通用しない。
「全く、少し目を離すと陛下にも困ったものです。まぁ、いいでしょう。ところでご子息が近衛仕官として
訓練所に入られたとか?」
「はい。不肖の子供ですが、将来少しでもお国に貢献できたらと。僭越ではございますが・・。」
「いえいえ、とんでもございません。かなり優秀なご子息であらせられるようです。」
「まぁ、イル・バーニ様にそういっていただけるなんて光栄ですわ。ありがとうございます。では・・」
寂しげな微笑が、子供を褒めて貰えた事で百合の花のような清楚な微笑みに変わる。
軽く会釈をして去っていくギゼルの後姿が見えなくなるまでイル・バーニはギゼルを見つめていた。
確かにギゼルの息子は成績は優秀だった。しかし、その出生は公となっており、母子共に肩身の狭い思いを
強いられていることもまた事実だった。寂しげな物腰はそこから来るのだろう。
それを一言も泣きつかない毅然さを彼女は持っている。
「強いお方だ・・。そして美しい・・。」イル・バーニは独り言をつぶやくと、
執務を抜け出したカイルに仕事を持ってユーリの寝室をノックした。
続く
ギュゼル×
ギゼル○
いきなり誤字で失礼しました。
雰囲気を変えられればと思い投下しましたが、逆効果でしたらスルーでお願いします
>>827 ありがd
続き楽しみにしてますよー(・∀・)
カイルの親父さんと初夜を迎えるナキァキボン
826ってまだ本筋入ってないんだよね?やっぱスルー?
おお!新作だ〜!嬉しいよ。
>>826 今の時点ではまだギュゼルとイルには恋愛感情が芽生えてなさそうだけど、
イルはちょこっと意識し始めたようで、これからどう進展していくか楽しみです
続き待ってますね!
>>836 せっかくだけど無駄だと思いますよ
>826の作家さんもなんだか引いちゃって続きが来る気配ないし、
うちはエロパロ保管庫さんがSS保管してますから
>>837 また荒らし?続きが来る気配ないとか書いたら作家さん投稿しにくいでしょ
それに
>うちはエロパロ保管庫さんがSS保管してますから
って、いつ決まったのさ?
荒らしとはいえトラブルもあったんだし、勝手に決めていいわけ?
まぁまぁ、名作が多様な場所で残るのは読み手としては
嬉しいことだ。(´∀`)
そういう事は作者さんに任せましょう
>>838 なんだ?
きちんと了解を取った上で保管してたけど、知らない人もいたエロパロ保管庫は駄目で、
事前の確認も無しに始めた
>>836はOKなのか?
自作自演もいいけど下手過ぎるよw
まあ、個々の書き手が
>>836の保管庫に入れて貰いたいって言うのは構わないでしょ。
エロパロ保管庫の方が良いって人もいるだろうし、どっちに入れても良いって人も、どっちも嫌って人もいるだろうし、
書き手が選べば良いだけの話。
このスレに投下されたものは何でもかんでも自分とこで保管するとか言われたら困っちゃうけど。
保管庫の問題で荒れたばっかのこのスレに来ないで欲しかったってのは正直なところだけどね。
>>840 意味不明。
保管庫選ぶ権利は作家さんにあるってのは正解だと思う。
>>836のサイトにエロパロ保管庫から文句はいったみたいだけどね
どっちにしろ、もう誘いもこないでしょ。作家さん来てないんだから
ここまでのログ読んで投下する神がいると思う?
エロパロ保管庫さんはあちこちのジャンルのSSを保管しているからな。
たかが少女漫画の一ジャンルの縄張りだのとやかくは言わないでしょう。
スレで独自の保管庫作りはじめたら、保管は停止してるっぽいし
ただ、新しい保管庫の場合は形態がほとんど同じだからどうなるのかは
わからないけど。
自分としてはどっちでもいいけど、他のジャンルも見れるから
便利さで言うと保管庫さんのがいいな。
過去SS→保管庫さん。新しいSS→新保管庫
ってなって話が分断されるのは閲覧する側として正直、面倒。
篠原単独の保管庫ってのなら別だけど…。こういう風に保管する意味
あるのかな?荒れてるし、保管する前に話し合いすればよかったのに
>>843 新しいほうに保管してるのは自分から保管依頼してる人だし話し合いも必要ないっしょ
ここのリンクはずしてもらえばいいんじゃね?
そろそろ保管庫の話はやめて、職人がくるまで萌え話でもしない?
読みたいシチュとかカプとかさ。
久々にカイル×ユーリが読みたいかも(*´∀`*)
いいね〜(*´∀`)
カイル×ユーリはラブラブも好きだけど、私は
若干の無理矢理さで余計に火がつく燃え上がる、、ってのが萌えシチュです。
ユーリを慕う誰かに対して激しい嫉妬→いつもと違う激しさ
が読みたい(*´∀`*)
うん、うん。カイルの激しさに翻弄されるユーリがいい。
ユーリが誰か他の男にふと向けた友情や信頼に嫉妬も捨てがたい。
12巻の夜這い好きに萌えた私は4日おこもり後、もちろんカイル限定なら
若干じゃなくても…
848 :
SS保管人:2006/04/09(日) 13:17:21 ID:+NZHQftj
〜業務連絡〜
新しい保管庫もできるようなので、そちらにお任せして当方からは削除させてもらいました。
お騒がせして申し訳有りませんでした。
うわっ、篠原スレの作品が見事に削除されている。
新しい保管庫ではごく一部の作品しか保管しないから、
保管庫に全く収録されない作品だらけになっちゃうね。
保管人氏にとっては何十ものスレの中の一つに過ぎないわけで、
ウィルスメールを喰らってまで固執する理由は無かったと。
あらら…。保管人さん今までお世話になりました。
新さんは、ちょっといきなり過ぎたと個人的には思ったけど。
丸く収まるならどっちでもいいと思うので、頑張って欲しいです。
>>850 削除しろとか言い出す変な香具師もいたし、嫌気がさしても
当然だろうなぁ。
けど新しい保管庫の管理人さんも、タイミングを考えて
欲しかったよ。悪気はないんだろうけど、保管庫騒ぎが
あったすぐ後に宣伝に来るなんてさぁ・・・
川原スレも荒れ出してる。orz
>>850 あそこの管理人へのメールはメールフォームからしか受け付けてない
ウィルス添付メールが送られてくるってことは胡散臭いんだが
>>853 保管庫のトップページの右下
って、こんなこと書いたらウイルスメールを送れって言ってるみたいだなw
もちろん、そんなことしたら駄目だぞ!
>>854 いやだからテキストメールしか送れないんだって
あそこのフォームメール
オリジナルアドレス知らなきゃウィルス送るのは無理ってことだろ
したらばじゃなくて保管庫のトップページでしょ
このスレからもリンク貼られてるページの右下
>>855 保管庫のトップページの右下って書いてあるだろ
実は自分はそんな下まで見てなかったんだが、普通はそこまで見るもんなのか?
用がなきゃそこまでは見ないだろう
逆に用があれば探すだろうな
川原スレ、死んだな
もう保管庫がどうとかいう次元を超えてる。
うん。 こっちはこっちで再生頑張ろう。
みんなで萌えトークとかしよう!
ところでだ、
現代でも異世界でもなく、非常に馴染みの薄い地域の、非常に馴染みの薄い時代のSSを書くのに資料はどうしてます?
原作無視になっちゃうけど、汗顔ぢゃないウルヒなぞ読んでみたい
ブツがご健在だったなら、あんな涼しい顔しててもさぞかし…とw
週末来れなかった間に、なんか凄いことになっていたんですね。
>>848 自作を保管していただけて凄く嬉しかったので、削除されてしまったのは
正直寂しかったです。でも、今までずっと有難うございました。
>>862 その設定、面白そうですね。
表向き汗顔ってことになっているけど実は違っていて、夜な夜な
ナキアや側室たちとよろしくやっているウルヒとかw
プゲラ
川原スレで盛大に自爆してるよw
>>864 うわー、あれ全部ジサクジエンだったんだ。( ゚д゚)ポカーン
>>836の最初のレスから引っ掛かる人だったけど、
ここまでイタタだったとは…
この調子じゃ、他でもジサクジエンで擁護してたのかも。
同じプロバイダ、同じ地域だとIDが同じになるんだ、
知らなかったよw
>>866 私も知らなかったw
それはともかく。
このスレ的には、黒子に徹して過去作も全部載せてくれてた
保管庫からは見離され、ジサクジエンしてまで自分をマンセー
していた保管庫だけが残された訳だが・・・orz
向こうの掲示板では一人芝居が始まってるよw
80 名前:名無しさん@ピンキー ◆auAjVFZD.E 投稿日: 2006/04/11(火) 00:17:09
IDが同じ?説明に行きましょうか?
81 名前:21管理人★ ◆4ndMMyPCR. 投稿日: 2006/04/11(火) 00:18:34
>>80 いえ、説得力がないし、余計もめるのでいいですよ。
もしかして同じマンションの方だったりしますかね・・・
旧保管人さん帰ってきてくれないかなぁ・・・
あ、それと萌えシチュについて。
カイル×ユーリはカイルが責めも好きだけど、
たまにはテクニシャンで責め責めなユーリも見てみたい
>>869 私もそう思うけど、こと篠原スレに限っては新保管庫だけの
問題じゃなく、騙りの削除依頼の件もあったからなあ。
>萌えシチュ
ユーリを日本に還さなきゃと自制してる頃限定で、カイルの妄想一人エチ
…なんつーのも萌えだったりw
桑田乃梨子でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1143948870/27 27 名前:虹パロ21☆ ◆4ndMMyPCR. 投稿日:2006/04/06(木) 17:16:11 ID:DcAVUpzg
>>26 様
新作ですね!!お待ちしておりました。
完成したら保管させていただいてよろしいですか?
このスレの
>>837 837 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/04/06(木) 03:38:06 ID:DcAVUpzg
>>836 せっかくだけど無駄だと思いますよ
>826の作家さんもなんだか引いちゃって続きが来る気配ないし、
うちはエロパロ保管庫さんがSS保管してますから
こんなところにもw
つうか、かなり巧妙に世論誘導してるなあ。
いったん旧保管庫を持ち上げといて後で叩き潰すって、すごいな。
>>873 次々にボロ出すなあw
で、川原スレで必死に擁護してるID:GpI8cGp+もそうなのかねえ?
しっかりしてないと言うか。危うい感じがするよ
旧保管庫さんのが良かったのに…
>>873 836の後、丸2日レスがなかったから焦って墓穴を掘ったのかな。
>>874 どうだろうね?擁護=ジサクジエンと決めつけるつもりはないけど、
他人が本気で擁護する気なら、方法を選ばないと油に火を
注ぐだけだと思う。
って油に火を注いでどうするんだかw スマソ
>872
同じく。ユーリを日本に還さなきゃと自制してる頃限定ってのが大事だよねw
火に油を注ぐ、だよね。
スマソ キニナッタラアタマカラハナレナクナタンデ
117 名前:名無しさん@ピンキー ◆auAjVFZD.E 投稿日: 2006/04/11(火) 19:13:19
ごめん、篠原スレの837も自分なんだ
118 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/11(火) 19:15:06
・・・・・・
119 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/11(火) 19:16:55
もしかして最後に投下した作家?
120 名前:名無しさん@ピンキー ◆auAjVFZD.E 投稿日: 2006/04/11(火) 19:20:22
826はそう。んじゃスルーするってのにむかついた
121 名前:名無しさん@ピンキー ◆auAjVFZD.E 投稿日: 2006/04/11(火) 19:23:09
あれで書く気失せたんだけど、こっちで許してくれるなら続き書かせてもらいます
隠蔽工作必死だなw
管理人じゃない奴がIPがわかる、なんて言うわけないのにねえ。
見苦しいったらありゃしない
つうか、言ってるとこが本当なら、それはそれで根性腐ってる自演野郎だがw
で、
たまたま同じマンションに住んでることが判った運命の二人は、
もうリアルで顔を合わせてるのかねw
885 :
881:2006/04/11(火) 23:25:07 ID:jvNmX4zK
>>882 サンクス。友達が遊びに来たもんでお礼が遅くなりました。
131 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 00:37:03
>>130 どぞどぞー!職人だって本音言いたいよね。スレ住人に気を使ったり縄張り争いとか騒ぐクレクレ厨には辟易。
132 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 00:38:35
どうせ名乗らなきゃ誰だかわかんない癖にネ
133 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 00:41:31
ですよね〜
注文ばかり多いし希望にそえばなんか違うとか。
なら自分で書けよ!っていいたくなる気持ちはわかる
134 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 01:32:43
どんどんコピペしてもらって、職人の本音を広めてもらいたいものだ
135 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 01:35:45
>>129 GJ!途中まで投下して書き逃げでもいいね
広まるのは”虹パロ21☆ ◆4ndMMyPCR”の本性だけのような気がw.
他人に迷惑を掛けるような言動は許さない、立派な管理人さまのはずなのにw
スレのこの状況は許容範囲なんだね
アイタタっぷりは他所で見れるし、ここではもうそれ関係の話はストップさせまいか?
早く通常の流れに戻って欲しいよー
>>889 保管庫騒ぎ前のここの通常の流れ=大荒れ、
その前=連続投下、それ以前=過疎スレ、もっと前=ネ申降臨
どこまで戻りたいのですか?
152 名前:名無しさん@ピンキー ◆auAjVFZD.E 投稿日: 2006/04/12(水) 02:42:55
自分が暴走したのがそもそも悪いんで・・・
人の事言える立場じゃないけど自粛しない?
153 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 02:45:05
>>152 悪いけど、あなたはもう黙っててくれないかな。
話したいならトリはずしなよ
154 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 02:46:44
>>152 うん、トリはやめなって。
どっちの立場からも歓迎されてないよ
155 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 03:08:29
>>152 あなたがどこで暴走しても自由だけどさ、それで一番迷惑してるのは管理人氏だよ?
156 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 03:12:36
本人達も指摘されるまで気がつかなかったんだから◆auAjVFZD.E責めても仕方ないよ
157 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 03:17:05
わかってはいるけどやっぱり疑惑招いてるのも確かだし.
トリはもう封印しなって.
それでちゃんと作品書き上げなよ
158 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/12(水) 03:18:40
ブラウザがクッキー保存だからごめん
もう使わない
この期に及んでもまだ別人の演技、細かいねえw
でもまあ、これで別人格の封印には成功だね。
>>890 せめてスレタイの内容から外れないレベルの軌道へ
ラムとユーリお互いの身体と精神が入れ替わっちゃったー!みたいな、ぶっ飛んだ設定のお話とかも読んでみたいな。
ユーリの身体になったラムが色々触ったりいじったりしたりして、ユーリが「やめてよー」とか言うの。
でもってラムはラムで知らなかった会館にクラクラ〜。なんだかんだでユーリも結局クラクラ〜。
モチロン元に戻ってから、ユーリの身体の弱点を身をもって知ったラムがガンガン攻めるというのは外せない。
・・・原作の雰囲気が壊れるかもだけど読んでみてぇ〜ww
楽しそう!!!
ラムはすみずみまでいじくりまわしそうだwww
ワロタ。
カイルとラムセスが入れ替わって、ユーリはそのことを知らない。
で、ラムセスになったカイルはちょっとどこかで囚われの身になっててもらう。
で、ユーリはいつも通りカイルとHして、あれ?いつもと何かが違うと思ったら
実はカイルのふりしたラムだったとか。
ラムセスに裸の戦いの決着をつけようと言われて、決着はつけたいけど
実はユーリと体が入れ替わってて、いくら自分の体でもユーリとラムセスに
裸の戦いをさせたくなくて、あせるカイルとかも思い浮かんだw
入れ替わりならキックリも読みたい。
ユーリにキス迫られてカタパの安息の家のことゲロっちゃった件もあるし
なんか結構楽しげな騒動を起こしてくれ…ないかな。
カイルと入れ替わっちゃって積極的なユーリから逃げ回るキックリとか。
キックリのカラダでユーリに迫るカイルとか。
入れ替わりネタ、色んなバリエーションが出てきてどれも面白そー。
創作意欲を刺激されてくれる職人さんがいるといいなぁ。
それよりも、イル×ハディの続きをぜひ!
899 :
見てるよ:2006/04/17(月) 13:38:42 ID:CPN+3oH4
もう400バイト超えてるのね。
そろそろ、次スレを考える時期なのではなかろーか(´・ω・`)
>>900 500KBまでいけるから、容量的にはまだ大丈夫。
ただこの板は800スレを越えると圧縮が来る板で、今793スレまで
来ているから、当面は1日1回程度保守しといた方がいいと思う。
では、本日は自分が保守しときます。
保守当番(´・ω・`)
保守保守
保守だけでなく、ついでに萌え語りでもしませんか?
圧縮来て700スレになったね。これで暫くは保守しなくても大丈夫かな。
>>905 賛成なんだけどネタを思いつかず。↓次の人に任せたw
保守
萌え語りか・・・友達が、イル・バーニとアルザワの姫を押していた
ジュダとの婚約前、意外に絡みが多かったからだけど、アリだと思う人いる?
>907 皇帝夫妻みたいにバカップルにはならないだろうけど、
目的意識のはっきりしたカップルで、お似合いな気もする。
が、2人の目的が一致しなかったら、ツライだろうなあ。
なんか政治や経済ばかりを語り合ってそうなイメージもあるけど、
イルって音楽にも通じてるし……って書いてて気づいたけど、ちょっと待て。
アルザワの姫って、ユーリをお姉さま〜とか呼んでて、ジュダとくっついたっぽい
あのお子ちゃま? なんかロリっぽくて、私はダメだ。
アッダシャルラト姫(うる覚え)の方がいいなあ。
>>908 アッダシャルラト姫とイル・バーニか
三白眼夫婦……
子供も生まれた時から目がすわってそう
>>909 そんな赤さんはこえーよ(((;゚д゚)))
イルはもともとアッシリア人だしねぇ。
アッシリア人の特徴なのかも。
912 :
907:2006/04/23(日) 23:24:55 ID:0NQWWA9p
>908
そう、アレキサンドラ皇女。
イルの名台詞「文官には文官の戦いがある」を言った相手だったからかな。
自分もアッダシャルラと皇女の方が大人のカップルって感じで好きかも。
とりあえず保守
914 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 22:44:56 ID:12rwOLHs
あ
な
る
大
塔
眠
国
悦
魁
男
塾
ちょっと気が早いけどネタが無いので次スレの事でも語ろうか。
まー色々あったけど、次スレになって心機一転したら職人さんも来てくれそうな期待が持てるし。
とりあえず特殊ジャンルは前置きすることはテンプレに入れるのが吉かな。
そして個人的には名前欄にタイトル(あれば)とカプを書くのを推奨してくれると有難いなぁ。
ほ
し
い
も
の
カ
932 :
907:2006/05/11(木) 02:29:07 ID:FFU0pncs
バ
ごめん、クッキー食べ残した
じゃあ932は飛ばして
イ
ア
グ
ラ
932じゃなくて931飛ばしてる。
干し芋の力(ちから)バイアグラ?!
それを食べるとカイル並の絶倫に!!!
精力アップに干し芋!!干し芋の力、バイアグラ!!
通常5袋で壱万円が、、、、、
なんと!本日は更にもう9袋お付けしての、壱・万・円!!!
お見逃し無く!!
「古代ヒッタイトのパワーをあなたに。。。」
すいません、笑ったんですけどww
なんでかな
アイギル議長の顔が浮かんでしまった・・・
私も。
ほ
れ
た
よ
ろ
王家はホントに凄いハイレベルだからねー(´・ω・`)
っ
と
ん
た
ん
も
の
す
ご
い
ここまでをまとめて見ると。
惚れたよ六トン反物凄い
ふ
ん
ど
し
で
さ
そ
い
な
が
ら
972 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 20:02:51 ID:SFQI89sx
ま
え
か
ら
ゆ
る
ゆ
る
と
そ
の
983 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 23:53:56 ID:VZQcI8+0
く
ろ
い
ひ
も
で
せ
く
す
フンドシで誘いながら前からユルユルと、その黒い紐でSEX(セクス)
そろそろ1000ですね