エースをねらえ!でエロ読みたい

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1名無しさん@ピンキー
実写版もスタートしました。
ひろみ、藤堂、コーチ・・・原作ではキスシーンさえなかった名作ドラマ、
どなたかエロで描いてくださいませ!
女の成長を妨げる愛し方、させてみたいです。
2名無しさん@ピンキー:04/01/18 21:32 ID:ekIRm1O4
     ,、‐'''''''''ヽ、
   /:::::;;-‐-、:::ヽ             _,,,,,,,_
    l::::::l  _,,、-‐"iiiiiilllllllllllliiiiiiiー-ゞ:::::::::::ヽ,
   ヽ::`/: : : : iiiiiilllll||llllliiiiii: : : :ヽイ~`ヽ:::::::i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.    /;,..-‐、: : : : : l|l: : : : : : : : : : : : : \ ノ:::::}| やったね! トラトラトラのしまじろうが>>2ゲットだよ!
    /: /: : : : :`.: : : : : : : : :/´ ̄\ : : : : : ヽ:::ノ | みんな、たまにははやくねてみよう! はやおきはさんもんのとくだよ!
.   !: : : :iflllli、: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :.!  |
   |: : : :llllf l: : : : : : : : : : :.iflllli、: : : : :<iii|  |>1ちゃんへ いいすれっどをたてたね! これからもがんばろう!
   |: : : :|llll |: : : : : : : : : : .llllf l: : : : : : : : :.| |>3ちゃんへ こんどは>>2をとれるようにがんばろう!
   |: : : :.!lllll!' : : : : : : : : : : |llll |: : : : : : : : :i<>4くんへ まじれすしようかどうしようかまよったのかな?
  /: : : : :    ○    : : .!lllll!' : : : : : : : :.i  |>5ちゃんへ おまえみたいなばかはおとなになってもやくにたたないからはやくしのう!
 ̄|: : :"  ,,,,,,,,,,,,,|____    : : : : : : : :.<iii/   |>6くんへ がきのうちはなんでもゆるされるとおもったらおおまちがいだよ!
. /!.:   |:::::/    ̄''''''''l ヽ: : : : :-─/─  |>7ちゃんへ もういいいからしね!
   ヽ   ヽ/        ノ    : : :ヽ/    |>8いこうのみんなへ いつかはしぬんだからはやめにけいけんするのもじんせいだよ!
    \  \,,_    _,,,/     : /\    \____________________________________
      `''‐、、__  ̄ ̄   __,,,、-‐"
.    //:::::/ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ノ::::/\
.  / /:::::/  ` ̄ ̄ ̄/:::::/.  \
3名無しさん@ピンキー:04/01/18 22:57 ID:djZtxtId

>>2
ウザイ
4名無しさん@ピンキー:04/01/18 23:44 ID:ZzB2gTK+
前の2スレは即死だったな。
今度こそ即死しないように。
このスレにネ申が降臨しますように。
5名無しさん@ピンキー:04/01/19 02:56 ID:bMEhE1yG

ガラスの仮面スレは生きてるしね
職人さんがんがれ
6名無しさん@ピンキー:04/01/19 09:08 ID:bo6Mkxm6
藤堂×ひろみ 読みたいでつ。
7名無しさん@ピンキー:04/01/19 09:13 ID:vMuR8+qn
ゴエモンのバター猫編キボンヌ
8名無しさん@ピンキー:04/01/19 09:30 ID:43lYhu3L
ガラかめスレの神がエースをねらえ!のエロギャグ少し書かれているね。
こっちはギャグよりシリアスメイン?
9名無しさん@ピンキー:04/01/19 09:37 ID:c8iGRo8X
エースをねらえ!のシリアスはなかなか無さそうだからな
期待パピポ
10名無しさん@ピンキー:04/01/19 11:13 ID:eBaZoH4X
シリアスなのしか受け入れてくれない予感
とガラ亀でも思っていたらあちらの神々と観客は見事に堕としてくれた

ここでも姦通(かんどう)したいものです。視姦ギャラリーとしてがんがる
11名無しさん@ピンキー:04/01/19 11:51 ID:2c+atmPU
啼きたいときは〜 ベッドで啼け〜と〜 (アンアン ギシギシ アンアン ギシギシ)
あの人は〜 あの人は〜 教えてくれ〜た〜 (ハァハァ ハァハァ)
スカト〜ロでも〜 (ドヒー) SMされても〜 (アヒー)
ワタシに〜は見えるぅ〜 馬並みの〜 巨根がぁぁ〜〜♪
12名無しさん@ピンキー:04/01/19 13:45 ID:zC6MHt0+
セクース調教の際も鬼コーチ
13名無しさん@ピンキー:04/01/19 14:01 ID:jaLVOgrd
鬼コーチの愛は偏向していそう
14名無しさん@ピンキー:04/01/19 16:04 ID:t5zTMVq/
王道の、ひろみ×藤堂さん。
この人達、結局キスも出来なかったもんね〜。
二人とも経験なさそうだから、初々しいのをお願いしまつ。
・・・実は、コーチに手とり足とり教えられてたりして、、ひろみ。

お蝶夫人にひたすら奉仕するマゾ尾崎とかも良いかも。
15名無しさん@ピンキー:04/01/19 18:08 ID:IrcePBn2
原作未見なんだがそうなのか
川落ちたり、足こむらがえり介抱とかのエピもアニメオリジか?
16名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:08 ID:/1ubolXJ
保守age

ギャグもシリアスもどっちも(・∀・)イイ!!
17名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:29 ID:m6EmF4ea
保守age
18名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:10 ID:2gX63nGS
コーチとひろみのやつ読みてぇな。
神早くきてくれ…。

ホッシュホッシュ。age
19名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:36 ID:AFftXP9H
コーチにはぜひとも、治療や、筋肉のつきを見るためだ。
とかいいつつセクハラをしてもらいたい。

そして、だんだんと変な気分になっていくひろみ・・・。
20名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:39 ID:c8iGRo8X
>>15
川に落ちるシーンは原作にあったような気がする。
足こむらがえり介抱は忘れた。
21名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:40 ID:AjMWIr91
>>15
川に落ちるのも、こむらがえり介抱も原作にあります。
このシーンをエロに発展させたいとずっと思ってました。
22名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:40 ID:upuAtOAg
やっぱ千葉ちゃんのストーカー行為だろ
23名無しさん@ピンキー:04/01/20 01:27 ID:aHSoq2/K
お蘭は……どうなんだろう?
24名無しさん@ピンキー:04/01/20 07:59 ID:WpekCFDh
保守age
25名無しさん@ピンキー:04/01/20 08:03 ID:OzrSY9ZC
蘭子は禁断の近親だと思う
エースは悪い人はいないがキャラが達観しすぎていて…異常な性愛妄想に萌え
26名無しさん@ピンキー:04/01/20 11:19 ID:Tzz6AJN4
見られているとつい・・・
ttp://penn2daisuki.h.fc2.com/index.htm
27未読はダメ?:04/01/20 16:03 ID:p13T5khf
「ん…」
 頭がふらふらする。天井が目に飛び込んでくる。ひろみは大きな目をゆっくりと開き辺りを見まわす。
見覚えのない部屋。ホテルの仮住まいだから仕方がない。真っ暗だ。
「あーあ…いつから寝こんじゃったんだっけ」
 熱を出したのは3日前だった。英語に堪能な緑川蘭子が医者を呼んでくれた。自分は話せない
わけではないがなにせ寒気がして気分が悪い。意識が朦朧としてろくに話せない。
(疲れたのよ。ゆっくり休みなさい)
 蘭子は異母兄弟の兄と同じで背が高い。顔立ちもすこし似ている気がする。今回の自分の行動を
あの世で嘆いていることだろう。宗方仁の一喝が頭に響いた。
(選手が健康管理もできんでどうする!)
「すみません、コーチ…」
 身をすくませひとりつぶやく。コーチの遺影の写真を蘭子はどこに置いているんだろう。ベッドに
身を横たえたまま、誰もいない隣のベッドを見まわした。
「緑川さん、練習かな…千葉さんや藤堂さんもきっと一緒で…よっ…と」
 時間をかけてゆっくりとベッドから起き上がる。
 ここはアメリカ、開拓の歴史を持つ都市ボストン。愛猫のゴエモンもいなけれ
ば両親もいない。電話をかけてきてくれるマキもいない。桂コーチもお蝶夫人も!
大事なテニスの試合も棄権して放り出してひろみは日本を飛び出してきた。
「…勝手なコトして皆に迷惑かけて心配させたからして、きっとこれは神様が与えた天罰
なのかもしれぬ、マキよ!あーあ、しまらないなあ」
 ひろみの甲高いぼやき声が部屋に響いた。


28未読はダメ?:04/01/20 16:43 ID:p13T5khf
 体はだるいが、ストレッチをしてみた。いちおうどこも動く。すこしふらつくが意識も
しっかりしていた。熱はどうやら下がったようだ
「なにはともあれ、起きてみるのじゃ。花も恥らう乙女は身だしなみが肝心」
ひとりごちながらふとうつむく。
「お、とめか…もちろんそうなんだからして」
 言葉だけ背伸びした世間知らずな少女が、自分の発した言葉に敏感に反応する。
未経験の世界は想像がつかない。そのくせ妙に生臭い好奇心をそそる。
「おぬし、なにを考えておる!ええい痴情など退散してしまえ!」
 まだいつもの俊敏な行動とは程遠い状態ながらもあわてて洗面室へ駈け込んだ。
目覚めた人間の生理現象をとどこおりなくすませると大きな鏡の前に立った。
 いつものとおり顔を洗う。カランの温度を調整し日本から持ってきた洗顔料を泡立てる。
歯ブラシを口にくわえ込む。勢い良く流れる水の音に掻き消されながらドアをノックする音
が聞こえてきた。部屋にチャイムはついていない。
「緑川さん、帰ってきたのかしら…」
 
 

29名無しさん@ピンキー:04/01/20 21:29 ID:acRT56Ii
1です。
>>27=28 未読はダメ?様
お〜、まるで原作のノベライズを読んでいるようです。
ドアをノックするのは誰?
藤堂氏か、はたまたコーチの幽霊か・・・
個人的にはまず、藤堂氏とのエロを読んでみたいのですが。。
まさか、お蘭と禁断の・・・!?
ストーカー千葉ちゃんも良いですね。
何だかとても期待できそうで、楽しみです。
未読はダメ!様、よろしくお願いします。


30未読はダメ?:04/01/20 23:22 ID:C1um+Hlv
コテハンのとおり原作未読です。まだ相手も誰にするか迷っていますw
品性下劣、俗世大好きな自分ですが投下してみます
諸事情により投下のペースとかは確約できませんが精一杯がんがります
31名無しさん@ピンキー:04/01/21 01:11 ID:0JfcrBxj
神キタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。..。.:*・゜゜・*
楽しみに待ってます ハァハァ
32名無しさん@ピンキー:04/01/21 08:24 ID:FU20AwkX
せんすあるなあ
33未読はダメ?:04/01/21 11:27 ID:IwDL6YcT
 蘭子は部屋の鍵を残して出ていっている。しかし、ここは外国のホテルだ。誰でも
自由に出入りできる。迂闊に返事をするものではない。ノックの音は鳴り止まない。
規則的で温和な響き。その音にせかされひろみは手早く洗面をすませる。
「わかったわかった、あいまみえる。それすぐに岡ひろみの整ったお顔を見せてやる」
 口はふざけているが、オーストラリア、前回遠征した同じアメリカのニューヨーク
…ひろみも国際感覚をそれなりに身に付け慎重になっていた。
「May I help you?」
 私が卒業した天下の西高は進学校なのじゃ、テニスだけではないのだぞ!ドア越しに
威張って胸を張りすまして英語で問う。静かに落ちついた声が返ってきた。日本語だった。
「…岡くん、起きていますか」
 ひろみはあわてる。必要以上に素っ頓狂な大声を出す。
「えっ…ああああのぅ、と、藤堂さん!はっはい、すぐに開けます、はい!たああ!」
 ばかばかばか!ひろみのばかあっ!なに待たせてんのよおっあわてふためいて扉を開ける。
ひとりで騒ぐひとみを高校時代の昔と変わらない笑顔で藤堂貴之が見ていた。
「大丈夫ですか…熱はどうなんだい?」
「えっええ…なんとか下がりましたあ…」
 熱は下がったはずなのに頬はどんどん熱くなっている。
「そうですか、よかった…」
「は、はい、心配をおかけしました…」
 藤堂に心底安堵した様子の声をかけられると、申し訳なくてまともに顔を見ることが出来ない。
ひろみは黙ってうつむいてしまう。勝手に涙がこみあげてきた。しばしの沈黙が
気まずい。
「これ…なにか食べておかないと」
 安っぽい紙袋の包みを藤堂が差し出す。うつむいたままひろみは手の甲で涙をぬぐうと
その包みを受け取った。
「は、はい…あの…緑川さんと千葉さんは…」
「もうすこし飲みたいんだって…僕は明日の試合があるから先に帰ってきたんだ」
34未読はダメ?:04/01/21 18:14 ID:7yzDrdlV
「そうですか…もう明日試合ですか」
 ひろみは愕然とした。ボストンについてからもうそんなに日数が過ぎたのか…随分長いこと自分は
ベッドに臥せっていたのだ。どうしても会いたくなって、プロ入りを表明し単身アメリカへ渡った
藤堂を応援したくて、これでは心配させただけではないか。自然と頭を垂れてしまう。
「病人が食べられるものってよくわからなくて…適当に買っておいたよ。ごめんね、君の好きなもの
全然知らないんだ。…悲しいけどそんな話をしたことないからね」
 紙袋がガサリと音をたてるほど強く懐に抱きしめる。
(あっ、あたしの好きな食べ物を把握してるのはマキくらいなもんですっ)
 涙ばかり込み上げてきて冗談もいえない。体がわなわなと震える。何も気がつかないフリをし
て藤堂は静かに話す。
「はやく日本食が食べられるところ見つけないとね…アイスクリームくらしか思いつかなかった。
冷蔵庫、そっちの部屋にもあるよね」
「はい…」
 いつもの有り余るほどの元気はどこへやら、消え入りそうな小さな声で返事をする。
「あのふたりとんでもない酒豪なんだ…こっちは明日のことがあるから退散した…ああ、あんまり扉を
開けとくの危ないね。それじゃあお大事に。おやすみ」
 ひろみからの返事はない。藤堂が明るい声でひろみに別れを告げ背中を向けたそのときだった。
「…いやです…」
 ひろみの小さな呟きに藤堂がはっとして振り返る。かつて宗方に「目ダヌキ」と表現された
ひろみの大きな瞳から大粒の涙があふれてぽろぽろとこぼれ落ちていた。
「いやです…おやすみなんていやですっ!藤堂さんっ!」
「…岡くんっ…!」
 
35名無しさん@ピンキー:04/01/21 18:54 ID:wxKvFQwA
>>未読はダメ?様、なかなか良い感じですね。
お相手は藤堂さん? これぞ王道!ですね。
コンビニで売ってる原作本、今日買ってきて読んでます。
真面目なマンガですが、やはりエロの要素が満載ですね。
未読はダメ!様、頑張ってください!
原作未読でも、これだけ書けるなんてスゴイなー。
36名無しさん@ピンキー:04/01/21 19:49 ID:JnDS1Bu8
37名無しさん@ピンキー:04/01/21 23:47 ID:bHMPK6ZY
王道カプがキター!わくわく。続きまってます
作者は真面目だけど、ここではドンナ展開になるのやらw

38名無しさん@ピンキー:04/01/21 23:53 ID:bHMPK6ZY
個人的には投下があるときはsage進行がいいと思うが如何だろふ
広告ウザイし
39名無しさん@ピンキー:04/01/22 00:38 ID:M5qTm9Fy
未読はダメ?様、最高です。イイ!!(・∀・)


…今度はコーチとひろみのも書いて欲しいとか言ってみる
テスト。(*´Д`*)
40名無しさん@ピンキー:04/01/22 01:28 ID:iAUIOMGx
>蘭子は異母兄弟の兄と同じで背が高い。顔立ちもすこし似ている気がする。

一発目から百合かと思ってしまった。
41名無しさん@ピンキー:04/01/22 09:52 ID:ZyY2c0yj
>>40
ワラタ。熱にうかされたひろみは仁とお蘭の区別がつかず…それもいいかも試練。
ネタとして掲示
42名無しさん@ピンキー:04/01/22 17:54 ID:DE+LroLO
保守。
43名無しさん@ピンキー:04/01/22 18:03 ID:UpX9vsAV

今夜の実況は こちらで サーバー分散にご協力を

エースをねらえ! ◆ 第2話
http://live7.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1074761858/
44名無しさん@ピンキー:04/01/22 18:29 ID:2kWCbfV/
ひろみ×お千葉のハメ撮りモノなんか面白いと思います。
45名無しさん@ピンキー:04/01/22 20:16 ID:vu6AHI+p
おチバのカメラワーク入門。被写体岡ひろみ
あの世の宗方に呪殺されそうだ
46名無しさん@ピンキー:04/01/22 22:05 ID:sSvj3Pn0
ひろみと英のカラミを芸術的に落葉がカメラに収める。
47名無しさん@ピンキー:04/01/22 22:39 ID:PuXtJ+uD
>>46
英って誰?
48名無しさん@ピンキー:04/01/22 22:46 ID:iQuOPJ11
>>47
岡の1年後輩で、「お蝶婦人2世」との異名あり。
実は、英と香月(英の同級生・藤堂尾崎後の男子部キャプテン)との絡みで一本書こうかと思っていたり。
49名無しさん@ピンキー:04/01/22 22:52 ID:PuXtJ+uD
>>48
ぜひおながいします
50名無しさん@ピンキー:04/01/23 00:34 ID:IfgsEqTh
お蝶夫人×ひろみのレズプレイが読みたいのですが(;´Д`)
51名無しさん@ピンキー:04/01/23 00:43 ID:NI+ZT+Gi
アニメエース2の声でお超×お欄キボン
52名無しさん@ピンキー:04/01/23 01:32 ID:S547tw7i
お蝶と尾崎の女王様プレイとか…

ダメか…
53名無しさん@ピンキー:04/01/23 10:34 ID:yi1DAj2G
いや雄蝶ほど女王様スタイルがはまるキャラもそうおるまい
54未読はダメ?:04/01/23 17:16 ID:9z/tp/eS
>>33
14行目ひろみが「ひとみ」になってる・・・スマソです
ひとみといわれたらエスカの神崎ひとみかキャッツ・アイの来生瞳か・・・
遅筆なので>>48さんも遠慮なく投下してくだされ
55未読はダメ?:04/01/23 17:55 ID:9z/tp/eS
>>34
「いやですっ…せっかく、会えたのにもっと、もっとお話したいぃぃっ…」
 言葉が続かない。そのまま紙袋を抱え込んだままで藤堂の胸に倒れこんだ。しばらく
精一杯声を押し殺してむせび泣いた。ひろみを受け止めたまま藤堂は黙っている。
…実は藤堂の胸の中におさまったのは今回が初めてというわけでない。合宿のトレーニング
中こむらがえりを起こして介抱してもらい、雨宿りに入った小屋で濡れた体を温めあった。
…今思えば藤堂は宗方の死期が近いことを知っていたのだ。おそらくコーチは彼にだけ話した
のだろう。ニョーヨーク遠征の前、彼はいた。憔悴しきった顔で自分の家の前に立っていた。
無言でただ抱きしめてくれた。
…そして今回。ニューヨークのアパートを引き払った後で、行き違いになってしまい会えぬまま…
帰国を決意して蘭子の住まいを目指していたタクシーの中。自分を探していたであろう彼が走っている。
(とめて!…ストッププリーズ、ストップ!)
 言葉はなかった。見つめあうだけで涙が勝手にあふれてくる。近付く彼に懸命にすがりつく。

…イヤな子だと思う。勝手な行動をとって泣いてばかり。藤堂はもちろん周囲のものにどれだけ迷惑を
かけて心配させているかと呆れてしまう。
(会いたかっただけなのに…)
 マキに今回のアメリカ行きを決心し打ち明けたとき「ひろみ、きらい」と呟いた。そうだ、あたしわがまま
だよね、マキ!みんなを困らせてばかりいる。
(ええい!このひろみのうつけ者が!藤堂さん、明日は大事な試合なのよ!…わがままいっちゃいけない。
寝こんだ自分が悪いのにぃ。ここで明るくおやすみなさいなのだ!明日元気に会えばよい!)
「す、すみません…もう大丈夫です…」
 視線を床に落としたままで小さくうめく。
「すみません…これ…ありがとうございました。遠慮なくいただきます。おやすみなさ…」
 今度は顔を上げ、しっかりと声を出した。
56未読はダメ?:04/01/23 18:40 ID:9z/tp/eS
「おやすみなさい。明日の試合頑張ってください。応援しますから…」
 今度はひろみがはっとした。苦悶に満ちた藤堂の表情に顔を強張らせる。両目を閉じて喉から声を
搾り出すようにうめく。ひろみの両肩にのせられていた手に力が入る。
「と、う…どうさん…?」
 ひろみを藤堂は両腕の中にすっぽりと抱きかかえた。渾身の力で抱きしめる。トレーナー
越しに分厚い胸板がひろみの頬に押し当てられる。
「なんで君が謝るんだ…」
 誰か通ったらどうしよう、今、緑川さんと千葉さんが帰ってきたら…ひろみはあわてた。
焦るひろみに構わず、藤堂の力は緩まない。ひろみもまた体を揺すりながら、さして抵抗もしない。
「君が体調崩すくらい、僕が心配させたのに…すまなかったね、岡くん」
 背中にまわされた両腕に力がこもる。息が詰まりそうだった。
「ち、違いますうっ…そんなの…」
 ひろみは切なくなった。藤堂さんに謝ってもらいたくない。今度は必死に訴えた。
「とっ藤堂さん、アイスクリームがあるんでしょ?と、溶けちゃう…ほかのものも
つぶれちゃう!もったいない!もったいないいっ!あたしお腹がすいたら困るぅ!」
「え…ああ、そうだね」
 ひろみの大声と食材が本当に心配な、決死であろう訴えに藤堂もひるむ。腕の力が
弱まったのを逃さず、さっと後ろへ飛びのいた。
5748:04/01/23 21:58 ID:d6masNix
>>54
別のスレで ?? なSSを書いてまして、投下は少々先になりそうです。すみません。
5848:04/01/23 22:01 ID:d6masNix
>>57
ピンク鯖じゃ出ないのね…「??」には「バイオハザードマーク」というマークが入る予定でした。
59名無しさん@ピンキー:04/01/23 22:40 ID:c+eYcBpl
今日原作買ってきて読んだ。

俺的にはコーチとひろみがツボ。
誰か小説書いてくれー
60名無しさん@ピンキー:04/01/24 01:26 ID:YChsdT4M
>>50-53
お蝶夫人総攻めの悪寒。

自分は仁×中学生の蘭子でエロパロ王道異母兄妹ものが見たい。
61名無しさん@ピンキー:04/01/24 01:35 ID:5UYSz30V
どれもこれも激しく読みたい。
和姦でも強姦でもいいから尾崎×お蝶が読みたい、神よ・・・。
62名無しさん@ピンキー:04/01/24 15:30 ID:ITS2cPZ8
お蝶さまと尾崎氏って、こんなイメージ。

なんかガ━━━━━(゚Д゚;)━━━━━ンな出来事があって、
やりきれない気持をもてあますお蝶さま。
なんとかお蝶さまを慰めようと、
ホテルの部屋(遠征中とかでホテルに宿泊中)までやってきた尾崎さん。
「では、もう遅いですから失礼します。
 どうか元気を出してください」
っつって尾崎氏がきびすを返そうとすると、

「尾崎さん・・・」
「・・・? はい」
「・・・帰らないでください」
「え・・・・・?」
「ここに・・・ここにいてください。
 今夜は、ひとりでいることに耐えられそうにないのです」
「麗華さん・・・」
「お願いします。あたくしを・・・ひとりに・・・しないでください」

麗華はゆっくりと顔を上げた。
かすかに青ざめた肌の上で、形のいい眉が切なそうにひそめられ、
長いまつげに優美に縁取られた瞳は、いいようのない寂しさをたたえて、潤んでいた。
「はい、麗華さん。
 すべては、あなたのおもうままに・・・」
63名無しさん@ピンキー:04/01/24 15:30 ID:ITS2cPZ8
こんな感じですかねえ。
ちなみに、元ネタは「銀河英雄伝説」から。
ところで尾崎氏は、お蝶夫人のことを普段なんて呼んでるんですか?

どなたかこの続きを書いてくださる人いらっしゃいませんか〜。
64名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:06 ID:Wzuon9c6
♂キャラがみんな童貞っぽい
宗方はマザコンぽいし
65名無しさん@ピンキー:04/01/25 15:12 ID:XeO7Qnxh
>>62
なんか違うな…。
当たり前か。元ネタがあるのか。
いや、描写がないから違和感があるのかな?
エースはドラマ、原作、アニメ
いろいろあるから年代によって満足度が難しそう。

ただ、たぶんエースSSを書くにあたってのキモは
宗方、お蝶の扱いだな。
チャレンジする職人さんガンガレ!
66名無しさん@ピンキー:04/01/25 15:14 ID:XeO7Qnxh
スマソ
×いろいろあるから年代によって満足度が難しそう。
○いろいろあるから年代によってこだわりがありそうだから難しそう。
67名無しさん@ピンキー:04/01/25 15:25 ID:1jLHRiJ2
>65
>なんか違う
お蝶はあんまり父以外に弱みを言わないし
尾崎は影から見守るタイプだからかなぁとおもたよ。
でも尾崎がもちょっと積極的だったらこんな展開もあったかも試練。

>63
尾崎は藤堂たちと話しているときはお蝶さまって呼んでたけど
お蝶夫人のまえでもそう呼んでたかは忘れた。
自分はSS書けないのでよければ63氏にそのまま続きを書いてほしいです。
68名無しさん@ピンキー:04/01/25 16:02 ID:XeO7Qnxh
>>67
thx
違和感の元がわかったよ。お蝶じゃなく尾崎だった。

もちろん原作をいい意味でぶっ壊すようなSSも見てみたいんで
とりあえず色々なSS投下待ってます。
>>63
己の妄想のまま、そのまま書き続けてください。ガンガレ!


69名無しさん@ピンキー:04/01/25 16:21 ID:QdjWlE/C
>63氏にそのまま続きを書いてほしいです
で、できれば書き逃げさせてください・・・
自分の貧弱な頭では、続きが考え付きません。
せいぜい、朝、または夜中に自分の部屋に戻って、
藤堂さんに電話する尾崎さんの姿が思い浮かぶぐらいw
尾崎氏だって男だから、いったんハラを決めればやるこたやってくれそうですけど、
お蝶さまはムズカシイ!いったいどう扱えばいいのやら。
どなたか、その辺をクリアできるかたにお願いしたいです。
70名無しさん@ピンキー:04/01/26 08:40 ID:woVyIeQN
71名無しさん@ピンキー:04/01/26 11:44 ID:NAfHgKlf
>64
宗像コーチのマザコンは許してやってくれ・・・
辛い思いをしたんだよ(つД`)
でも、劇場版アニメかなんかで、
「母に似ていたからひろみを選んだ」とかなんとか言ってたのには
激しく萎えたけど。
72名無しさん@ピンキー:04/01/26 15:03 ID:UP5FSUVX
お蝶とひろみのレズモノキボン
73名無しさん@ピンキー:04/01/26 23:45 ID:/zkeTuTs
保守
74名無しさん@ピンキー:04/01/27 08:32 ID:CPOI+Ev2
濡れて打つ
75名無しさん@ピンキー:04/01/27 09:37 ID:XbS1mlq1
実写はゴミ
76名無しさん@ピンキー:04/01/27 13:18 ID:2Ys3CYwX
「女であることに甘えるな!
 お前は、どんなことがあっても、ボールに集中しなくてはならない」
といって、
ひろみにローター付のスコートをはかせて練習させるコーチ。

なんてのはどうかな。
77名無しさん@ピンキー:04/01/27 13:39 ID:2Ys3CYwX
おとなしくそれに従ったひろみは、
コーチのサーブを受けるために、室内コートの上を右に左に走り回るが、
スコートの中で振動を続けるローターが気になって、思うように身体が動かない。
ひろみが走るたびに、すこしずつ位置がずれてしまっていたローターが、
ついにひろみの一番敏感な部分を捉えた。
「ひあああぁ!」
思わずラケットを取り落とし、股を押えてしまう。
ローターの与える振動派確実にひろみの真珠を刺激し、
ひろみが苦しげに出す息の中に、かすかな甘いものを混じらせる。
コート上に立ちすくんでしまったひろみに、容赦なくコーチの打ったボールが降ってきた。
「コ、コーチ!もう無理です!あっ、はぁあぁぁっ。なんだか、体が熱くて・・・」
「だめだ!それぐらいの刺激に負けていてどうする!
 快感に流されるな!プレイに集中するんだ!」
「は・・・ はぁはぁ、はい!」
けなげにもひろみは、きゅっと苦しげに眉をひそめながらも、ラケットを拾って再び身構える。
(だめよ、ひろみ、負けちゃだめ、ボールを追うのよ!)
78名無しさん@ピンキー:04/01/27 13:39 ID:2Ys3CYwX
だが、いったん快感を感じてしまった体は、ひろみの心とは裏腹に動き、
ひろみは無意識に腰を揺らし、太腿をもじもじとすり合わせてしまう。
(なんだかあそこがすごく熱い・・・こんなの初めて・・・うぅっ
 身体中に電流が走ってるみたい・・・)
ひざががくがく震えだした
スコートの奥が、汗とは違うもので湿って、スコートの布に恥かしい染みを広げだす。
「岡!こっちを向け!ボールを追うんだ!」
コーチの声に、必死に意識を集中するひろみ。
なんとか走り出そうとする。が、足がもつれて転倒してしまった。
「きゃあ!」
「どうした!岡!」
「す、すみませんコーチ、すぐ立ちます!
 ん、んあああ、ああああああぁーッ!」
秘所からしたたった密がローターに絡みつき、先ほどまでとは違った
なめらかな動きに、ひろみに大きな快楽を与えだした。
「ふあああ・・・ んああ・・・はああぁ・・・」
秘所から波のように押し寄せる快感に、ひろみは四つんばいの状態から
立ちあがることができない。
小さく開いた口から熱い息が漏れる。すでに乳首はつんと立ち、
スコートの中は、あとからあとからあふれてくる蜜でびしょびしょに濡れていた。
ブブブブブブブ・・・・
突然、ローターの動きがさらに激しさを増した。
「ひあああっ!うっ、うあっ、はぁああああぁんんっ、
 コ、コーチ、私、なんだかヘンで・・ああぁっ、あそこが、熱いんですぅぅぅっ!
 あ、なに・・か・・・くるのぉ、はぁ、はぁぁぁ、なにかくるうぅぅぅっ!!!」
体中を熱いもの駆けめぐり、ひろみは激しく全身を震わせた。
はらはらと涙をこぼしながら、ぎゅうっとつぶったまぶたの裏が真っ白に光り、ついで真っ赤に染まった。
生まれて初めて経験する、目もくらむような快楽の絶頂に耐え切れず、
ひろみはそのままぐったりを気を失い、コートの上に倒れふした。
79名無しさん@ピンキー:04/01/27 13:41 ID:2Ys3CYwX
(岡・・・)
(岡・・・)
自分を呼ぶ声に、ひろみはゆっくりと目を開けた。
瞳に映る、コーチの厳しい顔。
ひろみは、休憩室の布団の上に寝かされていた。
(あ、そうか、私・・・)
先ほどの練習を思い出し、ひろみはその大きな瞳から涙をぽろぽろと流し、
涙でかすむ目でコーチを見た。
「ごめんなさい、コーチ、私、私・・・」
「もういい、岡。お前は良くやった。
 初めてにしては、よく頑張った」
「コーチ・・・!」
「明日も特訓を行なうぞ。いいな。
 大丈夫、お前なら乗り越えられる。
 女であることに甘えたりしない、立派な選手になれる」
「コーチ・・・」
「今日はもう少し眠れ。あとで家まで送る」
「はい、コーチ」
ひろみは安心したように微笑むと、素直にそのまま目を閉じた。


80名無しさん@ピンキー:04/01/27 13:44 ID:2Ys3CYwX
ネタ振りだけするつもりだったのに、
ついつい自分で続きを書いてしまった。
せっかくなので載せときます。

さ、仕事しなくちゃ・・・。今日も残業かな・・・_| ̄|○
81名無しさん@ピンキー:04/01/27 17:30 ID:+u9pclKQ
>>80
イイヨイイヨーモツカレ
残業終わったら続きよろしくw
82未読はダメ?:04/01/27 19:15 ID:zOOaK/Lq
>>56
 岡ひろみのテニスの素質をただひとり見抜き見出した男、宗方仁。宗方コーチは彼女
の選手としての有望な未来の障害になると判断し、さいしょは藤堂との仲を許さなかった。
 惹かれ合う二人の気持ちに気付きながらかつて二人の間を引き裂いたことがある。
宗方の頑なな態度を不思議がるオーストラリア人のエディがその真意を問うた。
(お茶を飲んだり、電話を掛け合うことがなくてもあのふたりは並の恋人以上に心の奥深く
でつながっている…)

 突然ふたりのなかを許すことに決めた宗方に学生時代の友人が不安を告げる。
(ふたりともまだ若いんだぞ)
(…なにをしてもいいとはいっていない…)
 ひろみばかりでなく藤堂にとっても宗方はコーチだった。テニスを通して得た偉大な人生
の師はすでにこの世にいない。男と女、憎からず思っていることもお互いにわかっている…
なにがあってもおかしくないふたりなのだ…。

「…あっあの、紅茶入りました。備え付けのティーバッグですけど」
「ありがとう。君はまだ病人なんだ。僕のことはもういいから座っていたまえ」
「はい…」
(マキ!マキマキマキイイッ!ああ、これはマキにもいえないことになってしまったぞ!
どうしようどうしようどうしようっ、これって…あたしが藤堂さんを部屋に連れ込んだってことおっ?)
 気まずい雰囲気にひろみは圧倒される。心臓の動悸が勝手にはやくなる。テニスの試合前より緊張していた。
部屋の照明はすべてつけて部屋の中は昼間のように明るい。ふたりとも無言だ。英語で流れるテレビのざわめき
だけがひどく部屋に響いている。 
83名無しさん@ピンキー:04/01/27 23:05 ID:HWHOu4gS
>76,82
乙!!!!楽しく見させていただいております。
続き書いてくれるの待ってますw
84名無しさん@ピンキー:04/01/28 16:20 ID:mV2nQifv
>>76>>82
続きが…
キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(  ゜)キタ!( ゜∀)キタ!!( ゜∀゜ )キタ━━━!!
85名無しさん@ピンキー:04/01/28 22:15 ID:cNArx116
ファイナルステージ準拠(・∀・)イイ!!
セリフがいかにもアニメ版のひろみだ〜
ひろみと藤堂さんの関係はこのOVAが一番好きなので続きが楽しみ。
86未読はダメ?:04/01/29 11:01 ID:lUZoE83Q
(座る場所が問題だ…)
 マグカップを藤堂の前におずおずと差し出した。部屋にはソファがひとつしか
ない。いざとなれば人が泊まれるよう簡易ベッドになるタイプだ。ひろみの焦りも
露知らず、憎たらしいいことに大きな顔をしてでんと据えられている。すでにソファに
藤堂は自分の居場所を確保している。もちろんひろみの座るスペースは充分すぎる
ほど残されている。
(まさか自分の使ってるベッドに腰掛けるのもわざとらしい!)
 つい先刻まで使っていたことがわかるシーツの乱れが妙に気になる。
(いまさら整えなおすの絶対にヘンだよなあ…)
「ああ、ありがとう。…ここに座るかい?」
 カップを受け取る際、指と指が触れ合う。ひろみは一瞬ぎくりとした。
「はっはい!」
 思わず声を張り上げる。まさに助け舟とはこのことだ。あたしの邪念なぞ簡単に振り払っ
てくれる、理性的な落ちついた声に安心し、慌てて腰掛けた。
 またしばらく沈黙が続く。…昔はこうではなかった。西高時代は話しかけられて、大慌て。会話にな
っていなくてもなぜか藤堂は笑っていた。藤堂にけつまづいて昼寝の邪魔をしても「これは失敬」と明る
く受け流してくれた。けいれんを起こして棄権負けをした初めての試合の帰り道、自転車に乗せてくれ
たときだって…。あの言葉をかけてくれなかったらもしかしたら今のあたしはなかったかもしれない。
(君、テニスはやめるなよ。テニスは素晴らしいよ)

 ひろみは考え込む。思い出されるのは昔のことばかり。ただ漠然と藤堂に憧れていた頃の
ことばかり。マキとふたりお蝶夫人こと竜崎麗香と藤堂が下校しているのを見つけて、絵になる
と感嘆しうらやましく眺めていた時期だってあった。
(どうしたのよ、なんで昔のことばっか思い出すのよ!今に不満があるわけじゃないのに)
 過ぎ去ったことがひどく懐かしかった。
(…不満じゃない、不安なんだ…あたし期待してる…)
87未読はダメ?:04/01/29 11:32 ID:lUZoE83Q
 ひろみには自分が何を望んでいるかわかっていた。
(期待しているくせに…引き返せなくなるのこわいんだ…)
 会いたいだけの気持ちだけで行動していたときは考えてもいなかった。
(宗方コーチ、藤堂さんをはなすなっておっしゃいましたよね…あれは、あたしのすべてを
受け止めてくれると)
 藤堂のアメリカ初戦惨敗の知らせを千葉から聞いたときは衝撃だった。敗戦後に書かれた
手紙でひとことも触れられていないことがさらに追い討ちをかけた。お蝶夫人のいうピーク
が過ぎてしまったというのか、「もうお前は若くはない」桂コーチの発言は事実なのか。テニ
スで目標にしていた選手が、先輩が、そしてなにより「愛する人」が挫折しようとしている…。
(男を待たせる女になれともおっしゃいました…でもいつまで?あたしにできることは何?)
 感情が卑しいと蔑んでいる肉欲に呑み込まれていく。  
(あなたはいつもあたくしのできないことをやってのける…うらやましいわ)
 お蝶夫人、うらやましいことなんかじゃありません。きっと…すごくあたしイヤな子です。
自分のことしか考えていない…自分を責めながら、感情を制止できない。
(馬鹿ヤローと罵りながら、桂コーチはあたしを送り出してくれた。全力を尽くせと…)
「あの…」
 ほぼ同時にふたりから声が上がる。
88未読はダメ?:04/01/29 11:39 ID:lUZoE83Q
真面目な方たちばかりなのでとっかかりが難しいです
たしかに冒頭蘭子登場しすぎと笑ってしまった
千葉も候補だったのですがアブノーマルになりそうなので没
藤堂が相手なら本当は寺でもよかったという滝の抱擁からでも…俗世がイチバン
89未読はダメ?:04/01/29 13:54 ID:sFT6Uocq
「あ、ハハハ、君からどうぞ。岡くん」
 黙っていては場が持たない。かといって今の自分は何を言い出すかわからない。いちばん
辺り障りのない話題をとひろみは質問を考える。
「えっ、えっとそのぁ…明日の試合何時からですか」
「…午後から第2試合。予選の予選だけど相手と実力は互角だって、狭山さんが…あの千葉の
先輩の特派員の人の話だとね」
 藤堂の拍子抜けするほどの落ちついた即答の返事にひろみは大げさに反応する。
「はあ、そうなんですか。はぁ。あっああ紅茶どうぞ」
(あたしったら…ばっかみたい。ひとりで勝手に妄想して。これではただの痴女ではないか)
 挫折なんてオーバーに自分が考えすぎているのだ。のぼりつめたなんてまだわかりはしな
い。ジャパンオープンのタイトルを2年連続で獲得した天下の西高OBにいらぬ心配をして
どうする…今度こそ、明日こそ勝って欲しい。
「そっそれで藤堂さんは…」
 返事がない。黙って大事そうにカップを両手で抱えている。
「うん…これいただくよ…」
 静かにカップを口元に運ぶ。隣でひろみは息を潜めてただ見つめる。
「おいしいよ、岡くん」
 カップの中の紅茶は湯気を立てていない。冷めきっているのはひろみの目にも
明らかだった。
90未読はダメ?:04/01/29 14:24 ID:sFT6Uocq
「あの、ありがとうございます。でも無理をしないでください。それ冷めちゃってるし、アメリカっ
て紅茶おいしくないと思いません?ティーバッグだからかもしれないけどコーヒーもあんなに飲んで
るのに薄くって、だからアメリカンか。あははぁ」
 ひとりで照れ笑いをしても何も面白くない。さらにひろみのおしゃべりは続く。
「こっ…このまえ来た時にもチェリー味のコーラがあって、変わってるって飲んでみたらすっごく薬臭
くて。菓子パンには止めたほうてほしいくらい植物の種とかまぶしてあるし、ケーキやパイ、ビスケット
とかもやたらめったら甘いし…味覚って国民性があるんだなあっと」
 アメリカで生活している藤堂さんにヘンなことをいって、ひろみのおしゃべりが機関銃のよう
に炸裂する。
「でも藤堂さんが買ってきてくれたジュースとかヨーグルトとか、アイスクリームとかああいうの
はとってもおいしいんです、きっとおいしいんです」
 まだ食べてもいないのになぜわかるのか、自分で話しながら収拾がつかなくなった。
「あああ、お替わりつくりましょう。それともやっぱりコーヒーのほうが…」
 立ちあがろうとするひろみの腕を藤堂が掴んだ。勢い良くテーブルに叩きつけた
カップの底からカチャッと音が立つ。中に入った紅茶がこぼれそうになった。喉の奥から搾り出した声がひろみを制する。
「岡くんっ!!」
「はいっ…」
 うつむき、うめく藤堂に返事をするしかない。片腕を掴まれたまますぐにひろみは座りなおした。
「…なにもしなくていいんだ、ここにいてくれ…」
「はっはい…」
91未読はダメ?:04/01/29 14:28 ID:sFT6Uocq
>>90
6行目「止めてほしいくらい」に訂正です
「止めたほうてほしいくらい」ってなんだろ
92未読はダメ?:04/01/29 15:10 ID:sFT6Uocq
 昔も今も藤堂はひろみのことを苗字で呼ぶ。名前を呼んだと思うといきなり自分の懐へ
ぐいと抱き寄せる。プロ入りを表明して突然姿をくらました時もそうだった。居場所は
桂コーチの寺だと聞きつけると居ても立ってもいられなくなり押しかけてしまったとき
もそうだった。傍を流れ落ちる滝の爆音にひろみを呼ぶ声が掻き消される。
(ありがとう、岡くん…)
 いつも予期していないときに、こちらは心の準備もないままで一方的に抱きしめて。

「岡くん…」
 払いのけることも突き飛ばすこともできなかった。拒む理由が見つからない。ひろみは
思うに任せ自らの両腕を背中に回す。ソファに腰掛けたまま体をひねり向かい合わせにな
るとお互い力の限り抱きしめあう。相手の存在を確かめるように強く。
「…藤堂さん、藤堂さん藤堂さんっ!」
 言葉にならない。ひろみは腕の中でのびた磁気テープのように繰り返し名を呼ぶ。高校に入ったときから
ずっとそう呼んでいた。なぜか先輩と呼んだりはしなかった。
(藤堂さんの胸はあたたかい…いつも、いつも…)
 誰も相手にしていないテレビが部屋で騒いでいる。英語で、大勢の人間でどんなにうるさくがなりたてても
ふたりの抱擁を遮ることにはならない。
「岡くん…」
 また名前を呼ばれた。ひろみはおずおずと埋めていた藤堂の胸から顔を見上げる。
93名無しさん@ピンキー:04/01/29 16:38 ID:Gvrj1AjY
              _,,.--==r--y-==、、
           _,,.. - '';;;;;;;;;;;;:= '' " ̄ ̄`""'''' =、、
         ヾ;;;;;;;;;;;;;/      ,.-=ニヽ,r=-`ヽ、
           >;;;;;/l      /! ((⌒`ヾir彡=、ヽ ヽ
         ,,.-'';;;;/ll|    //l、lr=ニ     )) l! li,
     _,,.-'';;;;;;;;;;/  l| i   /// {{i´      `''=シ、彡'、
    ヾ;;;;;;;;;;;;:-''{   ヽ`ニ=彡/  `''ー    (´  iヽ  ヽ
       ヾ/   '、_,,ノ ,,..ニシ--、,,_        _,-i ヽ }!
      /    /   / ((彡, ミ=r=≧;;-   /≦=ヤト、 )ツ
     {!   /    >、ミ= 、ヽゝヾ;;シ``   l"k;;シチ ))´ノ!
     lヽ、 ,'    (   ̄`ヾ.) ^^^`    i ´^^`/'´ ハ
     >、ヽ|    ヾミ=‐イ          '、  (__彡'  ',
    /,.- ヾミ、    {`=彡r,.       /  (´_彡'i、  ! 
    .l/=-'´ ̄ヽ、   `{´ { {{{i、_ノ  ー-`ニ-   ∧ !  ヾ!,ノ 
   /´/ ,,. ‐={ヽ、   ``ヽ ̄ヽ、 `''ー'  ,.イリノ' ヽ  |l!
  ./ ,,.=l/ ,,.=={ヽ、` = _  、ヽ  ` 、   ,.イ ,,.ノ  l ノ==、
94名無しさん@ピンキー:04/01/29 16:39 ID:zPSihH8U

今夜の実況は こちらで サーバー分散にご協力を

エースをねらえ! ◆ 第3話
http://live7.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1075353855/
95名無しさん@ピンキー:04/01/29 17:37 ID:lOwoiEvd
>>92
読んでてすごく楽しい!
96名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:21 ID:5+QUi2BG
>未読はダメ?様
グッジョブです!
続き楽しみにしてます。
97名無しさん@ピンキー:04/01/29 19:31 ID:UG7ZpUy8
98名無しさん@ピンキー:04/01/29 23:57 ID:D38srIAj
ドラマもそれなりに楽しんでおりまする がっ!
ここも相当楽しかたりする!
99名無しさん@ピンキー:04/01/30 00:34 ID:JcQkHyYr
「オンリーワンにならなくてもいい もともと一人のロンリーワン」
漏れたちの歌だ。・゚・(ノД`)・゚・。
   ↓
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/sports/4725/1072551576/
100名無しさん@ピンキー:04/01/30 17:29 ID:2cLwzK8b
さりげなく100げっちゅ
職人さんがんがれ
101名無しさん@ピンキー:04/01/30 19:36 ID:wgy04p3r
>>93
なんか見られてる感じがする
102名無しさん@ピンキー:04/01/31 00:46 ID:Rai3f2Y6
>>93
このカード勝ちに逝くわよ、犯れるわね、ひろみ!
103名無しさん@ピンキー:04/01/31 18:23 ID:6xeEkg2+
鬘コーチ
104名無しさん@ピンキー:04/02/01 16:32 ID:j7Y2ojS2
105名無しさん@ピンキー:04/02/02 01:47 ID:OrylNO8L
とりあえずコーヅキがひろみタンをオナペットにして一人寂しくオナーニしてるのは基本だろ。
106名無しさん@ピンキー:04/02/02 16:39 ID:KZ5j62Vq
こちらもどうぞ

劇中劇 Aを狙え!
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073014655/83-127
107名無しさん@ピンキー:04/02/03 00:30 ID:EbGMLV4D
宗方は肉欲薄そうなんだが
108名無しさん@ピンキー:04/02/03 00:34 ID:B4bMEtPs
108煩悩カキコ!
そして保守。
109名無しさん@ピンキー:04/02/03 19:15 ID:Y2+rq5xf
もう遅いぞ岡
俺の堰は切れた
逆巻いてお前の中に流れ込む
途中で悲鳴をあげても遅い!
覚悟しておけ!
110名無しさん@ピンキー:04/02/04 00:35 ID:RrZ8sAyX
おまえはもう俺の手を取った。
二人の男の手は取るな。
両方から引き寄せられて
引き裂かれる。

俺は離さない。
お蘭よりお蝶より他の誰より
おまえを選んだのだ。

はなさない!
111名無しさん@ピンキー:04/02/04 00:37 ID:RrZ8sAyX
sage
112名無しさん@ピンキー:04/02/04 04:06 ID:6iEC9sCR
ガキの頃は普通にスポ根物として読んでたが、
コーチのセリフってやっぱスゲーなw

>109なんて
ひろみを押し倒しながら大真面目にそのセリフを吐く宗方の絵が浮かんでしまった。
113名無しさん@ピンキー:04/02/04 10:41 ID:NBtFjkyx
またもや書きたくなる題材のスレ発見。

ちなみに蘭子物ですが…w
114風と木の名無しさん:04/02/04 15:01 ID:WuUC15s/
漏れ桂コーチ好きだから桂×お蝶とか見たい…なんて言ってみるテスト
115名無しさん@ピンキー:04/02/05 01:10 ID:Nbd5rVeu
太田×春ちゃんなんて思いつくのは自分くらいか…
116名無しさん@ピンキー:04/02/05 01:19 ID:UQ6Bzvep
せっかく新婚だってのに宗方爺婆んちに間借りしてるんだもんな・・

コンビニで買った新刊の、藤堂×尾崎うほっ臭プソプソシーンが気になるよ
隣り合って裸で寝てるわ「けいれんか?」なんてセリフはあるわ・・
117名無しさん@ピンキー:04/02/05 02:16 ID:XqxiGBGp
>>115
安心しる、実は俺も春ちゃん萌えだ。
作中でちゃんと子作りしてるのはこの二人ぐらいだしな。

でもレイノルズ兄妹で、あのダダっぴろい私邸の敷地内での青姦なんてのも…
(入り口から玄関まで車で30分だっけか)
118未読はダメ?:04/02/05 14:06 ID:f1Fpa980
>>92
「…藤堂さんっ…」
 無言で自分を見下ろす顔は優しく静かに笑っていた。しかし目は違う。なにかを決心した、
思い詰めた心情を語る藤堂の瞳にひろみは怯える。だがすぐにその眼光の鋭さは隠された。藤堂が目を
閉じる。
(接吻とは親愛の情を示すのであるからして…その時は拒むな、目を閉じて応じよ。なあんちゃって
イシシシ…)
 演劇部に入ってその才能を開花させているマキ、マキあんたならどうするの…皆でコソコソきゃあ
きゃあ騒いでいたことが自分の身にふりかかったら…現実に体験するとしたら!ひろみのこれ以上
開けられないとばかりに見開かれていた大きな目が閉じられる。
「んんっ…」
 唇と唇が重なった。双方ともためらいがちにぎこちなくゆっくりと触れ合う。つややかで弾力のある感触に
ひろみの頭の中は霞でもかかったかのようにぼうっとしていく。唇を預けたまま藤堂の背中に回していた両腕に力を
込めた。頬に赤みがさし息が荒くなる。唇をはなすのが名残惜しくて、息が続く限り自ら押し当てる。
 日本にいるマキが心配しているであろう両親が桂コーチが、お蝶夫人が一緒にボストンに来ている緑川さんも
千葉さんも…そして宗方仁ですらみんな皆、ひろみの頭の中からいなくなった。唇を重ね合わせて、力強く抱きし
めあう藤堂とふたりだけの世界が展開されていく。しばらくして触れ合っていた唇がようやくはなされた。
「…あっ…」
 抱き合ったままで藤堂がひろみをゆっくりと押し倒す。行き場を失ったひろみの体がソファの背に押し当てられ、
そのままずり落ちていく。



 

119未読はダメ?:04/02/05 14:09 ID:f1Fpa980
なんか皆様のリクからカプもシチュも外れまくってる気がして恐縮なんですが
120未読はダメ?:04/02/05 14:43 ID:f1Fpa980
「やあっ…んんっ、はあっああんッ!」
 額に頬に首筋に口付けを落とされてひろみは身をよじらせた。上擦った声が勝手に
漏れる。藤堂の唇に触れられた箇所が熱を持つ。背中に走る微弱な電流に体がビクビク
と反応する。くすぐったい感覚をこらえきれず顔を大きく左右に振る。藤堂のがっしり
体躯がひろみの上半身に覆い被さってしまい逃げ様がない。
「…いやっ…やああっんっ…」
 逃げるつもりはない。誰に教えてもらったわけでもないのに勝手に甘えた声が出る。拒む
つもりもないのに自然といやだと言葉が漏れる。
 腕を伸ばして抱き寄せることは恥ずかしい。かといって反抗する意志もなく両手はなんの
役目も与えられず体側でソファを引き掴んでいた。
 ひろみはどうしていいかわからずに藤堂のなすがままにしていた。藤堂の片手が身につけている
トレーナー越しに片方の胸の膨らみに触れる。発熱して汗をかいうので寝こんでいる間はパジャマ
の代わりにトレーナーとスパッツの出で立ちだった。生まれて初めて異性に胸を触られてひろみは
暴れた。
「いやっ…いやいや!やっぱり…いや!」
121未読はダメ?:04/02/05 14:50 ID:f1Fpa980
>>120
4行目末 がっしりのあとに「とした」追加
下から4行目○汗をかくので ×汗をかいうので
122名無しさん@ピンキー:04/02/05 18:25 ID:PPymWGVG
待ってました、王道カプ!
(・∀・)イイヨイイヨー
123名無しさん@ピンキー:04/02/05 19:16 ID:WcG3d5Uj
続きキタ―ッ!
自分は未読はダメ?様が思うように書いてくださればイイと考えます

逝け!逝け逝け、藤堂さん!ひろみの体は小舟のように揺れ動く
124名無しさん@ピンキー:04/02/05 19:49 ID:IfPk3iCJ

今夜の実況は こちらで

エースをねらえ! ◆ 第4話
http://live7.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1075965672/
125名無しさん@ピンキー:04/02/06 02:04 ID:GYol3y6N
OVAの藤堂さんは押しが弱そうなのでこの先が心配だー
でも楽しみだー
126名無しさん@ピンキー:04/02/06 19:00 ID:IlpBWVAQ
そうなんだよな。みんなご清潔すぎるんだよな
誤解されても仕方ないほど宗方のセリフとかエロいのに
未読様はAまで逝ったとぉ♪古w
いつでもどこでも誰とでも黄タクの自分はなんでもOK、続きよろ

127名無しさん@ピンキー:04/02/06 19:10 ID:/ukvZ+Om
高貴なお蝶夫人をハァハァ言わせてほしい。
128名無しさん@ピンキー:04/02/07 23:15 ID:nULm8vnp
ひろみ総受けハァハァ
129名無しさん@ピンキー:04/02/07 23:18 ID:bRGNQ1lg
「わたくしかテニスか、どちらか選びなさい。」
「お蝶夫人を選びます!」
「ひろみ・・・可愛い子。」

百合に突入キボン
130名無しさん@ピンキー:04/02/08 11:41 ID:ZQJ1S2ds
ん〜正直、藤堂じゃ萌えん。ドラマのせいか・・・
宗方キボン
131名無しさん@ピンキー:04/02/08 15:18 ID:jyGlOlWL
個人的に藤堂キボンヌ…(ヽ´Д`)ハァハァ
132名無しさん@ピンキー:04/02/08 16:24 ID:cO2QvxCR
純愛系では萌えん。
実は藤堂はかなりの経験を積んでいた、とか
もっと鬼畜なお話キボンヌ(*´Д`*)ハァハァ
133名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:53 ID:UeZ3ROdJ
とりあえず今の話は未読はダメ?さんのやりたい通りに書いてください。
お願いしまつ。
ファイナルに萌えた一人としてキボン
134名無しさん@ピンキー:04/02/09 00:01 ID:/qJOkClR
読み手は自分の好みのカプや傾向でなかったらスルーして欲しい。
「○○キボン」はいいけど、「○○は萌えん」というと結果的に職人を減らすだけなので・・・
135名無し募集中。。。:04/02/09 01:40 ID:ZTE5Vy74
お蝶夫人×ひろみが読みたひ
136名無しさん@ピンキー:04/02/09 20:38 ID:FhDAq8PP
おお、自分が言おうと思った事を>>134さんが書いてくれてる。
137名無しさん@ピンキー:04/02/10 09:47 ID:FGNgUVHP
お蝶×英 ひろみ×英がミタイーヨ
138名無しさん@ピンキー:04/02/10 16:32 ID:SzCtgh91
   
139名無しさん@ピンキー:04/02/11 18:43 ID:gUkpvSLf
誰も牧には興味ないのね
140名無しさん@ピンキー:04/02/11 20:17 ID:S3asXIvO
ゴエモン×マキ
141名無しさん@ピンキー:04/02/12 12:53 ID:UptfBG4/
宗方にティヌポ入れられたひろみをキボーンヌ
142名無しさん@ピンキー:04/02/12 13:12 ID:EvPl4tNK
ゴエモン×シナモン

子供たちの名前は結局どうなったんだろう。
143名無しさん@ピンキー:04/02/12 16:14 ID:DUKp5iIB
猫のゴエモンは飼い主をさしおいて
主人のひろみもナンデモアリってことでハァハァ

144英×ひろみとか:04/02/12 21:51 ID:eP+onpBo
どうかな、と。


とりあえず簡単に出だしだけ書いてきたので落としてみます
_| ̄|○ 英さんのひろみの呼び方を失念したため間違えてたら済みません。
145英×ひろみとか:04/02/12 21:52 ID:eP+onpBo
『お疲れさまでしたー!』
『おつかれさまでしたーっ!』

更衣室で着替えながら、練習が終わったばかりでも元気のいい後輩たちを横目に
ひろみは深いため息をついていた。

(あぁ、なぜあたしはこうも胸がちっちゃいのだろう。
 1個しか年違わないのにみんな胸大きくっていいなぁ・・・と、いかんいかんひろみ!
 こんな変な目つきで可愛い後輩を見ていたら何を言われるか分からんぞ!)

ブンブンッと頭を振って邪念(?)を振り払い、やっと着替えを終えた。


『先輩』
更衣室を出ようとして声をかけられ、振り向くとそこには1つ下の後輩、英の姿がある。

「ん?英さん、どうしたの?なんか忘れ物でもしたの?」
『先輩・・・今日、着替えの時元気なかったから心配でお待ちしてたんです』
「う゛っ」
『先輩、何かあったんですか?コーチの特訓で疲れているとかそういう風には見えなかったんです』

そんな事を言われても「実は胸の大きさで悩んでたんだ♪」なんて恥ずかしくて言えるわけがない。
146英×ひろみとか:04/02/12 21:53 ID:eP+onpBo
でも。大きな瞳で、自分をじっと見つめてくるこの子は。
お蝶婦人2世と言われる程なにか、どこか似ているこの子には素直に言えてしまいそうになる。

「ぅ〜・・・言っても笑わない?」
『はい、笑いません』
「誰にも言わない?」
『言ってはダメだとおっしゃるのなら絶対に言いません』
「あのね・・・えっと・・・そのー・・・なんだー・・・えーとだね・・・」

もじもじとしながら、なんとなしに目が英の胸と自分の小さな膨らみとを行き来する。
勘のいい英は、その目線で何が言いたいのか悟った。

『先輩、もしかして胸の大きさで悩んでいらしたのですか?』
「ぅ、うん。だってみんなすごい大きい人ばかりだし、でもあたしはほらAカップでー」
『廊下でこんな話も何ですから更衣室に戻りませんか?』
「あ・あぁ、そだね、ごめんね英さん。」

手を引かれて更衣室に戻る。
147英×ひろみとか:04/02/12 21:54 ID:eP+onpBo
中にあるベンチに腰掛け、はーっと今日何度目か判らないため息をつく。

「こんなしょーもない悩み事なんてないよねー、たはは;」

言いながら照れて頭をかくひろみを英は見る。

(確かに、先輩は少し胸が小さいと言えば小さい方かもしれないけど
 私はそんなの関係なく先輩が大好きだわ・・・でも、不安なら悩みを取り去ってさしあげたい)

決心をつけ、キッと顔をあげる。

『先輩』
「は・はいっ!」

いつも以上に真面目な顔つきで英に声をかけられ、ひろみは戸惑う。

『私が胸を大きくしてさしあげます』
「へ?英さんがあたしの胸を大きく?」
『はい。私、先輩が大好きです、先輩がその事でお悩みなら私は私でできる事をぜひしたいんです』

心なしか、英の顔が紅くなっているのに気付かず、ひろみは圧倒されてただコクコクと頷く。

「じゃ、じゃあその方法教えてくれないかな、家でやるから」
『いえ、家で先輩がなさるのではなく私にさせていただきたいんです』
「へっ!?」
148英×ひろみとか:04/02/12 21:55 ID:eP+onpBo
変なトコあったらご指摘お願いします_| ̄|○
149名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:45 ID:0/jnI4ud
とりあえず 英はひろみを「岡さん」とよびますよ
150名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:43 ID:WmNKOKRj
原作中でもハナブーは真性だからなw
151未読はダメ?:04/02/14 17:55 ID:tc9smxYj
>>120
 ひろみはコートを縦横無尽に駆け回る健脚をばたつかせる。素足にはいていたスリッパが
勢いあまって好きな方向に飛んでいく。トレーナー越しの胸にのせられた藤堂の手を簡単に
振り払った。上半身を起こそうとする。だがすぐにまた両の二の腕を掴まれ押さえこまれる。
「…えっ…!?」
 声が喉で凍りつく。一瞬の沈黙。誰も聞いていないテレビの騒音がその存在を主張する。
…藤堂とはすでにコートでお互いにラリーを続けられる、テニスでは互角に渡り合えるひろみが
全く身動きがとれなくなった。
「と、藤堂さ…ん」
 返事がない。漠然とした恐怖にひろみは襲われる。どんなに記憶をたどっても、自分を力任せ
に押さえこんだ彼の記憶はない…無言で見下ろす彼の視線にひろみは怯えた。初めて見た獰猛な
視線だった。声が掠れる。
「…お、願い…いや…です…はなして…きゃあっ!いやっ!やめてっ!」
 あっという間だった。ひろみは無理矢理引き起こされると、両腕を頭の上に上げさせられ
た。バンザイの格好にさせられると勢い良く突き倒された。ソファが背中でバウンドする。
両手首を藤堂の片手で押さえつけられる。残された片手でトレーナーの裾が捲り上げられた。
「いやあああっ!」
 ずりあがったトレーナーから白いブラジャーに守られたふたつの隆起が姿を見せた。
152未読はダメ?:04/02/14 17:59 ID:tc9smxYj
キボンから外れる方には誠に申し訳ないのですが考えていたので
書かせてください。おながいちまつ
153名無しさん@ピンキー:04/02/14 18:12 ID:LOU8edwv
>>152
続き待ってますた。ワクワク!
154未読はダメ?:04/02/14 18:45 ID:tc9smxYj
 藤堂は叫ぶひろみに困惑した。本心から自分を拒絶しているのか判断がつきかねた。
(まだ…はやいのか…)
 会いたかった、本当に会いたかった。試合に負けて、当初の目論見が外れてしまったとき、
自分はプロとしては通用しないのかもしれないと考えた。テニスプレイヤーとしての人生はやはり
終わりかもしれない。今にもくじけてしまいそうな自分を彼女は救ってくれた。
(予想はついていたが、自分の行動が彼女をひどく動揺させた…一回戦敗退、敗者復活戦の棄権
そして発熱…)
 ボストンまでやってきた千葉は言葉を選びながら自分を責めた。
(お互いの為によくないよ。そんなのまずいよ)
 千葉の言うとおりだ…テニスにおいていつのまにか追いつき、想像を絶する悲しみであった宗方コーチの死を
乗り越えた彼女の足を今この俺が引っ張っているのだ。大学を中退して単身アメリカに渡ったのは自分のためだ。
選手生命のピークを内心ではうすうす感じ取りながら、それでもこうしているのは偉大な選手を追いかけているからだ。
宗方仁は死んじゃいない。そして彼女に負けてはいられない。テニスをお互い続けることが一緒にいられることだと思ったから。
(宗方さん…あなたが先に彼女を愛したんです)
 入院中、宗方は自分を病床に呼んだ。余命いくばくもないことを告げ、不遇な生い立ちとひろみへの愛を告白し、あの男は旅立
ってしまった。岡をたのむと…!
(でも、もう…)
 いざ会ってしまえばどうしても一線を越えたくなる。彼女だって同じ気持ちのはずだ。そう信じたいのに彼女の今の姿は
あまりに差が激しい。困惑と落胆がないまぜになって喉から搾り出す。
「…岡くん…いやなのかい…?」
155未読はダメ?:04/02/14 20:45 ID:/fHonk7i
>154下から2行目訂正
困惑と落胆がないまぜになった声を喉から搾り出す

156名無しさん@ピンキー:04/02/14 22:47 ID:knX5nyYE
お〜、続き待ってましたよ!
藤堂さん、ガンガレ! ひろみだって、本当は望んでいたはず。
このまま結ばれてくれ〜っっ。
157未読はダメ?:04/02/14 23:43 ID:a6AdnJYl
 藤堂に馬乗りに圧し掛かられたひろみは、なにも言葉が出せない。今にも泣き出しそうに顔を引きつらせている。試合がデュース続きで長引いた時のように、すっかり息が上がって
しまっている。荒く弾ませると、お世辞にも豊かとは言い難い胸の隆起が激しく波打っている。…テニスウェアも鉢巻も白だ。ブラジャーも白。胸の谷間に小さく同色のリボンがワン
ポイントで付けられている。
他に飾りのないシンプルなデザインのブラジャーがかえって痛々しく藤堂の目に映る。目を背けようとしてもなぜか視線を外せない。
(もしかしたらと期待していた…大馬鹿ヤローだ!)
 彼女が寝こんでしまったことは心配だったし、差し入れも純粋な気持ちで考えた。明日の試合も本当だ。しかし今となっては全部が言い訳にしか聞こえない。機会があれば、彼女の体を手に入れ
たい。気まずい沈黙の時間が続く。
(藤堂の恋人はテニスさ。それとも宗方仁の亡霊かな?)
 日本を出発する前にそう千葉にからかわれた。なかば同意の返事をしておいたがそれは違う。
(俺は宗方仁に嫉妬している…!彼がいなくなってもいまだに…同じテニスの選手として!岡ひろみを愛する男として!)
 同じ女性への愛を一方的に告げて、託して逝ってしまうなんて…残された自分はどうしたらいいのか。
(何もしてやることができなかった…)
 宗方の死という現実に直面し、彼女が拒食症にかかっても、何もしてやることができなかった。
彼女がただ立ち直るのを信じて黙って見ていることしかできなかった。あれから自分の無力さを思い知らされ、昔ほど快活に笑えなくなった気がする。
明るく彼女と接することが出来なくなった気がする…。
 自分の限界に気付き潔く身を引くのもいいが、あがいてみる気になったのは志半ばで病に倒れた男の意志を継ぎ同じテニスの選手として挑戦したくなった。そういえば聞こえはいいだろう。
(そんなことは綺麗事だ!)
 劣等感と痴情への戒めでわめきちらしたくなった。必死で自制する。
(彼女の気持ちを考えない、愛情の押し売りだけはしたくない…そこまで最低な男じゃない)
 引き掴んでいた腕の力が抜ける。固く目を閉じ小さくうめく。ひろみの上に重なって突っ伏した。
「…岡くん…いやなのか…」
 本心を口に出すと、ひろみの返答が恐ろしくてそれ以上の言葉が出せなかった。
158名無しさん@ピンキー:04/02/15 03:32 ID:xU5Eqia1
キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
あー顔がゆるんじゃうよー
159名無しさん@ピンキー:04/02/18 08:00 ID:YoDfyqNw
ひろみガンガレ!ガンガルノダ
160名無しさん@ピンキー:04/02/18 19:03 ID:CfFqhECu
ファイナル・ステージ見たとき肝心なときにひろみ寝こむなよって思った。
両親完全に誤解してるゾw
161名無しさん@ピンキー:04/02/19 11:31 ID:g7VludCb
胸型より鬘のほうに萌えるのは逝ってヨシ?
生臭坊主ってカンジがイイ!
162名無しさん@ピンキー:04/02/19 15:28 ID:Oh9p3i0Z
豊乳なキャラがいないよねぇ、お蝶もお蘭も背は高いが
163名無しさん@ピンキー:04/02/20 04:17 ID:/9n6TVV/
>>162
お蝶婦人は、豊乳ではないが…美乳だと思われ。
164名無しさん@ピンキー:04/02/20 08:00 ID:Jb3UU+Nu
お蝶はきっとモデルなみにすごいんだよ 完璧超人だから
165名無しさん@ピンキー:04/02/20 10:09 ID:M9mvokCI
ひろみはどうみても貧乳か…おっとこれは失敬!
166名無しさん@ピンキー:04/02/20 23:06 ID:KvktN4Z0
お超婦人みたいな、ブルジョワで眉目秀麗で学業優秀で一芸に秀でまくり、みたいな
腹立つ小娘を893が拉致して、メタメタに袋だたきにして最低の性奴隷に叩き落とし、豚小屋で飼育する
みたいな展開に魅力を感じるのヤシは漏れだけ佳代・・
167名無しさん@ピンキー:04/02/20 23:38 ID:JkdHRHOr
ある意味願望として強く惹かれるね。令嬢調教
168未読はダメ?:04/02/21 22:59 ID:DTVRGEQV
(君が好きだ!…君が欲しい!)
 言葉にはっきり出せばいいと思いながら、どうしても決心がつかない。
 藤堂はひろみをつぶさないように体重を両膝にかけてソファに散らせる。彼女の手を解放し、両腕で抱きしめる。驚くほど細いきゃしゃな肩に顎をのせて頬を寄せた。またあの男の言葉が頭の中で響く。
(女の成長を妨げる愛し方はするな)
(一気に燃えあがってすぐに醒める恋はするな)
 かつて自分を制したあの男と自分は人間の度量が違いすぎるのか…!藤堂の目に
不覚にも涙が滲んだ。
(違う!違う違う!俺には彼女が必要なんだ…)
「…と、とう…どうさ…ん…」
 重苦しい沈黙の時間をひろみの声が破る。
「あ、あたし、あの…あたしも…あの…あのあの」
 緊張しているのかそれとも恐怖からなのか、ひろみの声はろれつがよくまわらない。藤堂は、息を押し殺して耳を澄ます。
(…コーチ!コーチ、ごめんなさい!男を待たせる女はもういやなんですっ!彼は今まであたしのことを考えてくれました…待ちました!でももうっ!いまは…あたしが待てないんですっ!)
 ひろみは自由になった両手を中空にのばすと勢い良く藤堂の背中に回した。渾身の力をこめて抱きしめた。声を張り上げる。
「あたしも好きです…藤堂さんっ!」
 
169未読はダメ?:04/02/21 23:28 ID:DTVRGEQV
 ひろみの言葉に藤堂は心底から喜んだ。今までの葛藤から解放されて、たまらなく爽快だった。そして思いが同じならと性急にコトを進めたくなる。理性という気の利いた単語で飾られた弱気がまたたくまに弾け飛んだ。
「うれしいよ、岡くんっ…」
「あああ!…待って、待って!」
 急に勢いづき力のこもった彼の両腕からまたひろみが身をよじらせて悲鳴を上げる。不審そうな藤堂にひろみはあわてふためきしどろもどろに返事をする。顔は真っ赤だ。
「みっ、緑川さんたちがいっいま、帰ってきたら…」
「…その時はその時さ」
 自信に満ちた強気で頼もしい声。高校時代に戻らないと聞いたことがなかったような気がした。
「でっでも…んんっ」
 二度目のキスは唇を重ねあわせたただけではなかった。藤堂の舌が割ってはいってくる。温かい舌がひろみの歯列をべろりとなぞった。
「…ひっ…」
 ひろみのゆるんで開いた歯の間からさらに奥に藤堂の舌が侵入する。ひろみの口の中で藤堂の舌が蝶の幼虫のように身をくねらせてくねくねとのたうちまわる。ひろみの背筋がゾクリとした。それは冷たい水をかけられたような悪寒ではなく、微弱な電流のように熱を持っていた。
170名無しさん@ピンキー:04/02/22 01:18 ID:P3m2m6mN
イイヨイイヨー ひろみタン(*´д`*)ハァハァ
171名無しさん@ピンキー:04/02/22 08:23 ID:mTDWVTjX
「みっ、緑川さんたちがいっいま、帰ってきたら…」
「…その時はその時さ」


(;´Д`)ハァハァ
172名無しさん@ピンキー:04/02/22 22:02 ID:gaQ3ZEkJ
バケラッタのO次郎とあるあるのナレーターさんで変換してしまったw
173名無しさん@ピンキー:04/02/22 23:30 ID:MVYie5Va
未読はダメ!様、待ちこがれておりました。
素敵素敵素敵〜っっ!
藤堂さん、ガンガレ!
ひろみもガンガレ!!
174名無しさん@ピンキー:04/02/23 03:41 ID:cyX3PaI/
どうかガンガン行ってくだせえ〜 (;*´∀`)ハァハァ
175名無しさん@ピンキー:04/02/23 03:59 ID:81YpSD2p
乙です!続きが楽しみです。

ところで「未読はダメ?」ってことは、原作を読んだことがないってことですか?
でもキャラの表現も上手いし、違いますよね?
176名無しさん@ピンキー:04/02/23 21:14 ID:wbfuuN8g
ひろみが処女なのは当然だけど、
どう考えても藤堂さんも童貞だよね。高校時代からひろみ一筋だし。
ひろみをリードしているようで、実は藤堂さんも内心ドキドキかも・・・。
未読はダメ?様、ガンガレ!!
177名無しさん@ピンキー:04/02/24 01:07 ID:OPOqJXZW
みんながこのスレのSSを読んで頭ん中に浮かぶイメージってアニメ?ドラマ?どっち?
オイラは彩タソが大好きなのでドラマでイメージ
178名無しさん@ピンキー:04/02/24 02:28 ID:JMnoIzfF
漏れはドラマです。
原作は読んだことないんで。
原作の絵はなんかゴツイ感じであんまり萌えられない・・・。
179名無しさん@ピンキー:04/02/24 07:38 ID:ns1pFQ7k
ファイナル・ステージ萌えなのでアニメ。でも声は高坂
180名無しさん@ピンキー:04/02/24 08:21 ID:wuBM1/Ft
アテクシは、原作&アニメが好きなので、そのイメージで読んでます。
声はアニメ(特に藤堂氏)
あの声で「岡くん・・・」ってせまられたら・・・(;´Д`)ハァハァ

181名無しさん@ピンキー:04/02/24 08:39 ID:ez/luk/g
>>180 あるあるかまる見えのどっちでつか?
滑舌なのはあるあるだあ
182名無しさん@ピンキー:04/02/24 12:00 ID:UJxR+PXS
未読はダメさんのSSはやっぱりOVAのキャストでつね
183名無しさん@ピンキー:04/02/24 15:23 ID:qICMMLx5
それぞれの好みと年代で別れそうだな。脳内朗読
上のレスでもガイシュツだが、自分は
アニメ旧作テレビシリーズと劇場版のキャスト
184未読はダメ?:04/02/24 20:36 ID:NF6nI1+1
>>169
(えーっ!そんなぁっ!これってディープキス!)
 ひろみの全身から力が抜けていく。狭い口の中、逃げ場のないひろみの舌は簡単に絡め取られた。舌が動く。柔らかい舌の触感に頭がじんと痺れる。払いのけようと動かすとそれがかえって刺激になる。
(もうっ…すごいよ、まいっちゃうよぅぅぅ…)
 キスだけでひろみは完全に頭に血が上って何も考えられなくなった。正常な思考は頓挫した。
 ひろみが逃げられないよう両手で顔を挟みこみ、つぶさないよう体を浮かせて圧し掛かり、藤堂も夢中でその行為に没頭していた。 バウンドしたボールを追うよりも執拗に、正確にそして激しく動く。
 しばらくしてようやく所狭しと動き回り、征服したひろみの口を藤堂の舌が後にする。引き抜かれたそれにまとわりつく透明な唾液はどちらのものかわからない。
 今度はものいいがついて仕切りなおしとばかりに無言で剥き出しになったままの
ブラジャーに手がかかる。ひろみがまた叫んだ。
「やっやだ…やめてええっ」

 
185未読はダメ?:04/02/24 20:58 ID:NF6nI1+1
 ひろみの悲鳴にはたと手の動きを止めて藤堂は静かに笑って見せる。
(今度は一体なんなんだ…)
 ひろみの気持ちを確信した藤堂には余裕が生まれていた。本当は自分もよくわからないが、あわてたところを見せないほうがなんとなくうまくいく気がする…経験もないのに奇妙な自信が芽生えていた。
「どうしたんだい?」
「こっ…こんなに明るいのにイヤですっ!恥ずかしい!あたし日焼けして真っ黒なのに」
 真っ黒というより真っ赤になったひろみが懸命に抗議する。予期していなかったひろみの反応が本当におかしかった。
「アハハハ、ハハハ」 ついぞここまで笑ったことがないほど腹の底から笑った。
「そりゃあ僕だって日焼けしてるさ。…それにこんなところ日焼けしていないだろ?」
 ここまでくると男女の睦みごとには程遠く漫才のやりとりにも思える。
「だめっだめえっ!明るいからいやっ!」
 ひろみはさらにあわてた。藤堂の背中に回した手を抜き取ると、藤堂の手を払いのけ自分自信の胸の上で固く腕を組んだ。
「やだっやだ…だってあたしあたし…ちっちゃいんだもの…」
 聞き取れないくらいに小さくなる。
「え?」
186未読はダメ?:04/02/24 21:23 ID:NF6nI1+1
 きょとんとした藤堂にひろみはなぜか苛立ちを覚えた。
「とっ…とにかく電気は消してください!そっそれに…なにもここじゃなくても…」
 ベッドがあるじゃありませんか…とんでもないことを言いそうになってあわてて口をつぐんだ。
(なんだか本音が言えない、いい言葉が見つからない!もうっ自分でもわけわかんない!ひろみのばかばか!)
「岡くん…恥ずかしがることないよ…僕だって心臓バクバクもんさ、ほら」
 藤堂がひろみの片手を取り自分の胸に押し当てる。 
「…えっ」
 早鐘のように打ち続けられる鼓動が服を通してもはっきり伝わってきた。 
「…こわがらないで。恥ずかしがらないで…君が緊張していたら僕も困るよ。それに…」
 藤堂が視線を体の下に落とす。ひろみもそれに促され下を向く。 ひろみがあっと小さく声を上げると恥ずかしそうに藤堂を見上げた。
「君のこと考えるとね…しょっちゅうだよ。いつだっけ、テニス部の合宿のときに君が川に落ちて服脱いでいるとこに出くわしたときも…あの夜は眠れなくって苦労した」
 藤堂も頬が赤い。どうしたらひろみの緊張をときほぐすことができるか精一杯に考えての行動だった。


 
187未読はダメ?:04/02/24 21:49 ID:NF6nI1+1
(すごい、男の人ってこんなになるんだ…)
ひとりっ子で幼い頃に父親と入浴したくらいしか男性器を見たことがない。ズボンのフロントがはちきれんばかりに膨らんでいる。
(あたしったらなにひとりで騒いでいるんだろう…でもあたしの胸の大きさはどうにもならないぞお)
「でっでもでも、あたし胸ちっちゃいから…恥ずかしいんです。藤堂さんお姉さんいますよね?」
 昔藤堂の姉とは一度だけ会った事がある。社会人らしく大人で綺麗な女性だった…。
(岡さんて貴之のいってたとおりの人だわぁ)
 今にして思えばお姉さんにあたしのことなんていっていたんだろう?考え込むひろみを尻目に藤堂が吹き出した。
「…姉さんがいたって胸なんか見せてくれるわけないじゃないか。アハハ…君は面白すぎる!ハハハハ」
 藤堂はすっかり拍子抜けし大笑いした。どう反応していいかわからずにひろみは返事もせず固まっている。仕切りなおしとばかりにもう一度ひろみに覆い被さった。胸の前で腕を組んだままのひろみを抱き締める。
「…こんなに明るい君が泣いて苦しんでばかりで見ていて本当に辛かった…」
188未読はダメ?:04/02/24 22:31 ID:NF6nI1+1
 藤堂もまた未知の体験には躊躇してしまう。余裕のある態度も自分がリードしているという自負もすぐに崩れてしまう。感情の起伏が激しくなっていた。
「選手に選ばれて女子部員から冷たくされて、宗方コーチの特訓でひとりだけ居残って、お蝶夫人とダブルスがうまくいかなくて…いつも好奇の視線で見られて」
 ひとりで泣いていたときに心配して優しく声をかけてくれた藤堂さんが、ここにふたりきりで傍にいる!自分を抱きしめてくれている。あたしはひとりじゃない!
「だけど明るくて、優しくて、僕は見ていることしかできなくて…いつもいつも…宗方コーチの死に直面したときですら」
 違う!誰もかわってくれることできなかった!自分一人で乗り越えるしかなかった…。
「君はすごくて…いつのまにかテニスでも君に追い越されてしまってた…」
 違う!あたしひとりではここまでやってこられなかった!
(人生はひとりきりのもの。誰でもこわい。テニスの試合と同じ。本音でぶつかっていけばいい…飾ることなんか必要ない、今は今は…ええいっあたしがビシっとしなきゃ!あたしが一歩前へ踏み出すッ!)
 試合に臨むと突然度胸がすわる…持ち前のひろみの性分が不安定な状態を前進させた。
「…藤堂さん、そんなこといわないで…あたし…あたし…藤堂さんでないと…だめだから…だめだから…んんっ」
 言葉よりも態度で示すとばかりに藤堂の唇がひろみの唇をふさいだ。
 
189未読はダメ?:04/02/24 22:37 ID:NF6nI1+1
ども遅筆で迷惑をおかけしております。崩すだけ崩して煩悩まみれにしようと思っていたらエンジンがなかなかかからないw
あと原作マンガは未読です。昨年から新エース、無印エース、OVA2、ファイナルそして今年にはいって劇場版とドラマってところです。
190名無しさん@ピンキー:04/02/25 00:17 ID:DzH7Uj93
原作買った方がいいよ コンビニで売ってるんだし。
191名無しさん@ピンキー:04/02/25 01:39 ID:zHhRAERL
もしかしたら実写だけでここ覗いてる人もいるだろう。
原作未読案外多かったりして。あの絵柄だと男は買いにくい
192名無しさん@ピンキー:04/02/25 02:23 ID:TqKhz5pr
>未読はダメ?様、乙です。

>191
女だけどドラマのみです。
女でもあの絵柄はちょっと・・・。
買いにくくはないけど読みにくいでつね。
193名無しさん@ピンキー:04/02/25 09:53 ID:QHdeKSy/
>>189 乙。おいらは新と劇場版。
貴之姉っていたなあ…春ちゃんとかひろみ母萌え〜なのは逝ってヨシ?
194名無しさん@ピンキー:04/02/25 11:10 ID:hbJ6ZPkZ
>>193は熟女萌え?年上に弱いのか?

ところでこのふたり
じれったいというか初々しいというか微笑ましいというかなんかワロタ
ガンガンガンガレ、続きよろ

195名無しさん@ピンキー:04/02/25 12:51 ID:409auR86
ひろみの天然ぶりがいい感じですw
「ラケットしか握ったことのない手」でいろいろやって欲しい(;*´∀`)
196名無しさん@ピンキー:04/02/25 18:08 ID:ktTzTS49
ぶりでなく天然マグロw
197196名無しさん@ピンキー:04/02/25 18:17 ID:ktTzTS49
>>195
あげ足とりなマネしてスマソ。伏して誤りマスカケ
198名無しさん@ピンキー:04/02/25 19:54 ID:PWDBwdN7
なんとなくここは柄亀とかぶってる読み手が多そうだ
199名無しさん@ピンキー:04/02/25 21:59 ID:bpkHEGa0
>>193を見て、「マヤのオカン萌えか、渋いな…」
と思ってしまった漏れはダメでつかそーでつか… (´・ω・`)
200名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:13 ID:VIE+2DHr
>>199
吹いたよ! 渋すぎにもほどがある。
201名無しさん@ピンキー:04/02/26 00:20 ID:s+LnwvI+
>>199 やっとわかた!北島ハルちゃんね!
今腹がよじれるほど笑ってる
202名無しさん@ピンキー:04/02/26 09:05 ID:eN/OBb/Y
春ちゃんというのがイマイチわからなかったが、そうだったのか
203名無しさん@ピンキー:04/02/26 10:50 ID:dHsM62bq
>>193だけど春ちゃんっていなかった?宗方ン家の離れで間借りしてる太田の奥さん…晴ちゃんか?名前ちゃう?
マヤのおかんはわからんが貴之姉、ひろみ母は美人やと思わん?漏れだけ?
204名無しさん@ピンキー:04/02/26 19:29 ID:88tll+Pt
太田夫人の春ちゃんのことはわかってるけど
ダークホースの北島春さんに爆笑。
205名無しさん@ピンキー:04/02/26 20:25 ID:lk9byDFd
やはりお蝶属性は少数派?
女子部キャプテンもきびきびしていいやん
206名無しさん@ピンキー:04/02/27 16:11 ID:T3cyTb+O
コンビニのコミックすぐ売りきれる
207名無しさん@ピンキー:04/02/27 22:38 ID:VUYDiFoZ
ドラマにも出たね>藤堂姉
208名無しさん@ピンキー:04/02/28 19:29 ID:Np7locW5
姉水野マキ…キレイなお姉さんは好きでちゅか
209未読はダメ?:04/02/28 22:43 ID:bUaMRRL9
>>188
 藤堂はひろみに何度も口付けを落とす。ひろみの唇にわざと音を立ててわがままに吸い付く。唇だけではあきたらず額に頬に耳にと好き勝手に。
 首筋へのキスは吸血鬼が牙をたて血を吸い取るようだった。
(もう…止まらない、止めることなんてできない!)
 ゆるんで弾け飛んでしまった“たが”のように、衝動を抑えることができない。
 息も絶え絶えになりながら何度も激しく、雨のようにキスを降らせる。
「…はあっ、あぁぁぁんっ、ううっ…」
 藤堂の腕の中で、バタバタともがきながら、ひろみも拒みはしない。鼻にかかった甲高い声がさらに甘えて艶を帯びてくる。
(もう…どうなってもいいや…すっごく気持ちいい…)
 ひろみは興奮し完全に頭に血が上ってしまっていた。
「…わかったよ、岡くん。わかった…」
 頬を寄せながら、藤堂が耳元で囁いた。
「ええっ…なんですか…?」
 すこし呆けた調子でひろみが聞き返す。
(君のリクエストにこたえられないほど無粋じゃないさ)
 恥ずかしくて、キザったらしくて口に出すのがはばかれたが、思い切って口に出してみた。
「…その、ソファはいやなんだろう…ベッドに行こう…立てるかい…?」
 ひろみは、待ちに待っていた提案を受け入れる。無言でコクンと頷く。
210未読はダメ?:04/02/28 23:10 ID:bUaMRRL9
 寄り添いあいながら
ふたりは立ち上がった。
「電気のスイッチ、どこなんだい…」
「ベッドの間のサイドテーブルですぅっ…」
 服を脱ぐのがこんなに厄介で時間がかかることとは思わなかった。
(あたしは…あんまり着ていないからすぐだけど…)
 ふたりは無言で、ひろみの使っているベッドに隣り合わせで座っている。
 ひとりで藤堂が服を脱ぎ始めた。トレーナーにシャツ、ズボンとおまけに感じられる靴と靴下…手伝うのもなんだか恥ずかしくてひろみはひとりもじもじしていた。やり場のない視線を自分の太股の上に組んだ両手に落とす。
(あたし…トレーナーとスパッツの下はすぐ下着だもんな、裸足だし、これじゃあすぐ裸になっちゃう。ん…と…スパッツだけ脱いじゃおう)
 藤堂の様子を横目で耳をすまし、伺いながらゆっくりと尻を浮かせてスパッツを脱ぐ。
 藤堂もアンダーシャツを脱いで上半身裸になった。
(わあっ…すっごい、男の人って全然体格違う)
 初めて目にした藤堂の裸の胸がまぶしくてひろみは目を細めた。余計なこともすぐ気付く。 
(そっか、白か…そうだよなあ、藤堂さんもテニスウェアのパンツ、白だもの。色とか柄物だったら透けちゃうよなあ…)
 ぼんやりとしていたひろみのトレーナーの裾に藤堂の指がかけられた。
「えっええ、あの…はい…」
 おとなしくひろみは両腕を天井に向ってゆっくりと振り上げた。

 
 

211未読はダメ?:04/02/28 23:35 ID:bUaMRRL9
 幼い子が親に服を脱ぐのを手伝ってもらう要領で、ひろみの身につけていたトレーナーが裏返しになって頭からすっぽり抜けていく。ひろみはためらいがちに腕を胸の前で軽く組む。
「…岡くん…」
 もうそれ以上の言葉が出ない。藤堂の喉がゴクリと鳴った。背中のブラジャーのホックに手がかかる。うつむくだけでひろみは何も答えない。
 いとも簡単にブラジャーのホックがはずされて、ひろみの胸を支えていた圧力がなくなった。ひろみがブラジャーを自分で外した。ストラップが肩からずり落ち、両腕からそれが引き抜かれていく。
 無造作にベッドの周りにふたりの衣類が脱ぎ散らかってしまっている。
 ひろみは照明が明るいため、すぐに腕で胸を覆ってしまう。
 すがるように藤堂を仰ぎ見た。今にも泣き出しそうなほどに大きな瞳が潤んでいた。
 藤堂は無言で静かに頷く。ひろみをゆっくりと慎重にベッドに押し倒していく。 
212未読はダメ?:04/02/29 00:00 ID:T7XPmjNL
 ひろみと蘭子の使うベッドの間にサイドテーブルが備え付けてあった。
 同じホテルに宿泊し、部屋の装備はほとんど同じ…藤堂が部屋の電気を消していく。 ひろみはベッドに仰向けに横たわったままで待っている。
 藤堂が四つん這いになって腕を伸ばし、サイドテーブルのツマミやスイッチを操作している。うるさかったテレビも黙ってしまった。
「あ…全部消してください…」
 枕もとのスタンドだけは照度を落しただけで完全には消されていない。オレンジ色の優しい光が残されている。
「…いやだよ。これ以上は応じられない。作業はすべて完了しました」
 軽口をたたきながら藤堂がひろみに折り重なった。
 ひろみはまだ胸を覆い隠したままで、ぷうっと頬をふくらませてみせた。
「けっこうイジワルなんですね…」
「だって真っ暗じゃ何も見えないよ。それは困る」
 薄明かりにでもわかるほど頬を赤く染めたひろみが、微笑む。ゆっくりと腕を左右に押し開いた。
213未読はダメ?:04/02/29 00:53 ID:T7XPmjNL
「綺麗だよ、岡くん…」
 裸の胸と胸が触れ合う。あたたかくて、いつもよりリズムの速い規則正しい鼓動が伝わってくる。
 何度触れ合ったかわからない唇がまた重ねられた。今まで躊躇していたひろみも、積極的にこたえ、自らの舌をつきだす。ふたつの舌が軟体動物のようにひろみの口の中でクネクネと絡みあう。
 唾液を注がれるとさすがにひろみはうめいた。生暖かいがさらさらとしていて簡単に飲みこめた。ひとしずくもこぼさまいと懸命に飲み干す。
 生まれて初めて異性に見せたひろみの、ふたつの胸の隆起が、藤堂の大きな掌にそれぞれおさめられた。
 ひろみの乳房は大きくはないが引き締まっていて肌に張りがあった。テニスボールのように弾力に富んでいる。なめらかで藤堂の指の腹に吸い付く。その感触を楽しみながら、強弱をつけてゆっくりと揉みしだく。
「…ううっ!うううっ!」
 口を塞がれたままのひろみが言葉にならないうめき声を上げる。 甘い疼き全身を駆け巡る。体が勝手に反り返った。指と指にその先端を挟まれると、電流が走った。触れられた乳首が突然しこり、固くなる。ひろみが刺激にこらえきれないとばかりに首を振る。
214名無しさん@ピンキー:04/02/29 02:35 ID:JArJbGGE
(;´Д`)ハァハァ
萌え〜
215名無しさん@ピンキー:04/02/29 18:41 ID:V5jaehNl
未読はダメ?様、待ってました!
いよいよですね〜っっ。
藤堂氏、ガンガレ!!
216名無しさん@ピンキー:04/03/02 17:25 ID:FrAa2eW/
余裕出てきた藤堂さんカコエエ(*´∀`)
217名無しさん@ピンキー:04/03/02 23:19 ID:gHdsQBQ1
藤堂タソ、乙でつwでもガンガレ!
好き、すきスキモノーッ、トドさん
218名無しさん@ピンキー:04/03/04 12:50 ID:qDdgDBe6
今日もドラマたのしみ!こっちも期待age
219名無しさん@ピンキー:04/03/05 19:29 ID:dGzQUc3x
宗方は童貞のママ昇天したのか?
220名無しさん@ピンキー:04/03/06 10:10 ID:okr1T2ZX
最近はじまったドラマでエースを狙え好きになる人多くて萎え
あのドラマは全然エースっぽくないよ・・・。
221名無しさん@ピンキー:04/03/06 23:26 ID:p+DmhHLy
人の萌えにいちいち文句つけることもない

ドラマも萌え
他の漫画原作ドラマに比べたら上出来だw
222未読はダメ?:04/03/07 00:44 ID:Ewtywe1n
>>213
 藤堂は、ひろみの体側を挟んで、膝をつき被さっている。お互いアスリートとして鍛え抜かれた体躯を持つ二人だが、男女の体格の差は歴然だ。
 ひろみの細身の肢体は、簡単に覆い隠されてしまう。
 藤堂の唇はひろみの唇を解放しない。ひろみにどんなに動かれても器用に吸い付いたままだ。
 ひろみの若い乳房をそれぞれに捉えた両の掌もまた、滑らかで柔らかい肌を逃しはしない。
 初めて触れた女性の胸の柔らかい感触と固く尖った先端の異質の感触に気分を昂ぶらせていく。
(小さいとか大きいとかこっちもくらべようがない…なにせ見たことも触ったこともないんだから)
 ひろみの懸念を口にするほどの無神経さを、藤堂は皆目持ち合わせていなかった。
 なによりいまは快楽の行為に没頭することに夢中で、口も手も塞がっている。
 ひろみもまた、絶えず加えられる痺れるような愛撫に、顔を振り体をくねらせながら、藤堂の首に巻きつけた腕をほどこうとはしない。
 むしろ刺激を受けるたびに反応して力がこもる。勝手に指は藤堂の頭に取り付いて、髪の毛に潜りこませていた。無我夢中ではなすまいと取りすがっていた。
 ぎこちない抱擁とはいえ、本能がお互いを求め合う。
 ちゅぱっ…
 シールの裏の粘着シートをはがすような派手な音を立てて、藤堂が自らの唇を今まで吸い付き合っていたひろみのそれから引き剥がす。
 
223未読はダメ?:04/03/07 01:22 ID:Ewtywe1n
「はっ…はあぁぁぁっ…」
 ひろみの大きな目が見開かれる。
 藤堂の瞳に自分が見える…お互いの瞳にそれぞれの姿を映すことが、こんなにうれしいとは…うっとりしているひろみに、藤堂は静かに微笑むと、ひろみの白い喉に口付けを落した。
「やあっ…」
 小さくうめきひろみが喉を反らす。枕に頭を打ち付けるひろみに構わず、藤堂の唇がゆっくりと肌を這って下に下りていく。
「…うあっ…ううっ…」
 熱は下がったはずなのに…ひろみの体は全身が熱く火照っている。
 両の乳房への攻撃は止まない。乳首も指で挟まれしごかれ引っ張りあげられて、勃ち上がってしまい熱く疼いている。
 藤堂の頭がひろみの胸の谷間に沈んだ。しばらくして、その頭が浮き上がる。
「…飛び出してる…かわいいね…かわいい…」
 藤堂の言葉にひろみの頬はさらに赤みを増した。
「ひっ…アアッ!」
 予期せぬ行為に沈黙はすぐに破られる。自由になったひろみの口から甲高い悲鳴が上がった。
 藤堂がひろみの勃ちあがった左の乳首を口に含んだのだ。 
「!やあッ…!アアッンッ!」
 ひろみはのけぞり、自分自身をベッドに打ちつける。潜りこませたままの藤堂の頭に指の腹をめり込ませる。
 
224名無しさん@ピンキー:04/03/07 09:42 ID:q34QQVkc
>>未読はダメ?様、乙華麗〜です!
スレ立てした1でつ。こんなに盛り上がるとは、感謝感謝です。
萌え萌えだわ〜! 藤堂さん、ガンガレ!
225名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:22 ID:CAbr7RVA
即死した前スレを知っている藻のとしてはうれしいばかり…
やはりドラマ硬化だろうか…続き待っています
226名無しさん@ピンキー:04/03/09 00:58 ID:DHlqmTqK
出張先のホテルでアダルトアニメ見た。
なにげに美術監督が新エースの美術監督と同性同名なのが気になる。
ピンパイ版アニメでエース妄想するとハァハァ
227名無しさん@ピンキー:04/03/09 01:39 ID:h1050ptT
コバシチ氏なら業界に一人しかいないだろう・・・
228名無しさん@ピンキー:04/03/09 08:27 ID:XFYJsfUU
こばなな氏ペンネーム使わないんだよね
あの話か?虫飼ってる下男と良家令嬢
ケコー好きだたりする
レトロで大正ロマン花盛り
すれ違い脱線スマソ
229名無しさん@ピンキー:04/03/10 18:37 ID:gwGI5Q/G
それだと思う。エッ!と名前にビクーリしてタイトル覚えていないw
昼メロ淫獣退治ってカンジ
それはさておき続きに期待
230名無しさん@ピンキー:04/03/11 22:29 ID:xGOa4eTs
ちょっと宣伝
「ヒットをねらえ!」ネタ書きたい人はこちらにどうぞ
超変態コス∞プレイヤ−
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073993592/
231名無しさん@ピンキー:04/03/12 17:04 ID:coxW/AGP
「ヒットをねらえ」か・・・勉強不足で何なのか知らんのよ
アニメ「トップをねらえ」(テニスは関係なし)なら知っているが。
家族は「スマッシュをきめろ」「スマッシュメグ」とか挙げる。
「テニスボーイ」流行ってたなあ古くてスマソ
禿げあがるくらい板チガイなレススマソ
232未読はダメ?:04/03/13 11:20 ID:KkQX+M6L
「うあッ…そっそんなぁ、ひゃあっ!やっ…やめてェ!そんなこと…ハアァァンッ!」
 きつく乳首を吸い上げると面白いようにひろみが喘ぐ。吸い上げるたびに、藤堂の髪の毛の地肌に取り付いたひろみの指に力が込められるのが面白い。
「やんッ…やだ、やっああんッ」
 もっと甘えたひろみの声が聞きたくて、舌の愛撫が激しくなる。
 藤堂のひろみの両脇から寄せた両手がうねる。ひろみの右の乳房は揉みしだかれ、先端は指で挟まれしごきあげられた。くすみのない薄桃色のそれは、天に向って屹立している。
「ああッ…やめ、やめてえぇぇぇん…」
 ひろみの哀願に藤堂は耳を貸さない。無視して両手は乳房を嬲る。揺すられる胸にむしゃぶりつく。含んだ乳首を舌でチロチロと舐めまわ
す。
「ふっ!ふあ、うあっ…」
 加えられる刺激が変化すると、ひろみの悲鳴の調子もまた変わる。
(…噛んでみたい)
 藤堂の口に含まれたままの左のそれが今度は軽く歯を立てられる。
「いいっ!きゃあんッ…」
 猫が擦り寄って甘えてみせる声に似ていた。
233未読はダメ?:04/03/13 11:42 ID:KkQX+M6L
(やっやだあ!あっあたし、ゴエモンみたいな気持ちの悪い、甘えた声だしちゃってぇ…嫁猫とじゃれてるとヘンな声出すんだよなあ)
 その飼い猫の愛猫ゴエモンも今は立派な父親だ。
(…とっくの昔に猫に先を越されてたのか、あたし…)
 どうでもいいことにひとりあきれ、感心しているひろみを、藤堂の声が現実に引き戻す。はたと刺激が止まった。藤堂が顔をあげて笑ってみせる。
「…そんなにいやがらないで。赤ん坊と一緒だよ。やってることはおんなじだ…」
「えっ…きゃあッ!あぁん」
 真面目に聞き返すひろみに構わず、今度は残された片方の胸に藤堂が取り付く。
「あひいっ!あっ…赤ちゃんはこっこんなことしませんっ!そっそれにぃ…こっこんな大きな赤ちゃんは…いませんッ!あああ!」
 頬を紅潮させて、息を弾ませながら、ひろみが叫んだ。
 両腕を藤堂の首に巻き付けて、ひろみが大きく体を揺する。
 ひろみの胸に取り付き、乳首を咥えたままで藤堂の肩が笑いをこらえきれず震えていた。
234未読はダメ?:04/03/13 16:06 ID:mjN56Mu6
(なんでこうも楽しいんだ…)
 ひろみといると、自分の限界も、将来への不安も吹き飛んでしまう。
(不思議な子だ…何年たっても、どんなにつらい思いをしても明るくて強い!…男にすがるだけの弱い女ではない!そんな子じゃない…!それだけは宗方さんの見込み違いだ)
 笑いをこらえきれずもう一度顔を上げた。
「そうだね、ホントにそうだ。ハハ…」
 ひろみは頬を真っ赤に染めて黙ったままで大きな目をくりくりさせている。愛嬌のある、可愛い仕草だ。
(君は最高だよ、岡くん!)
 ひろみに真面目、理性的で大人と評される藤堂が意外なほどの茶目っ気を見せる。
「それでは僕も赤ん坊ではないからして…」
 藤堂の片方の手が、とらえていたひろみの乳房をはなれた。指が滑らかな肌の上を這い下へ下へと降りていく。ひろみがまた悲鳴を上げる。 
「な!ちょっ…ちょっとそんなぁ…あああ…!」
 ひろみの体を覆った最後の砦にたどり着く。ブラジャーと同じ白。少女らしさを感じさせる白。
「やっやだ…やめて…あぁ…」
 藤堂の指がショーツの上を這いずり回ってひろみの体の中心を探り当てる。布越しにくぼみを指の腹で押されると、ひろみは今までにない甲高い嬌声をあげた。

 
235未読はダメ?:04/03/13 16:47 ID:mjN56Mu6
「アアアンッ…アハンッ!」
 触れられた箇所がくすぐったなりジンジンと疼く。ひろみの体の奥にまで疼きが響き熱くなった。
(なにこれ…なんか体がヘン)
 ショーツと触れる体の部分がねっとりとした潤いを帯びているのがひろみ自身にもわかる。
(いやだ、あたしったらいやらしい…恥ずかしいっ!)
 ひろみの胸にむしゃぷりついていた藤堂も次の行動にでる。ひろみの胸を解放し、自らゆっくりと移動を開始する。気がついたひろみが大声を出す。
「ああぁぁッ!なっ…なに?そんなッ!もう…もうやめてっ!藤堂さんッ!」
 ひろみは両腕を伸ばして藤堂の頭を引き寄せようとする。その場にとどまらせようとしたが手遅れだった。
 藤堂がひろみの下半身に向って体をずらしていく。ひろみの体の中心を捉えていた指はいつのまにか脇に移動し、ショーツの両端にそれぞれ指がかけられていた。
「やっ!やめてぇ!ハアンッ!」
 暴れるひろみを制するかのように、藤堂の舌がひろみのヘソを舐めあげる。
「こっこんなの…そんなぁ…はっ…はずかしいですううっ…」
 大声でわめき散らかすひろみだが、抵抗などしていなかった。ベッドに強く尻を押しつけていたのはほんの最初の僅かな時間だけで、あとはわあわあ騒ぎながら、自ら尻を浮かせていた。
236名無しさん@ピンキー:04/03/13 20:26 ID:MXuT5DIw
ハァハァ・・・・(*´Д`)
未読はダメ?様、乙です。続き楽しみにしてます。
237名無しさん@ピンキー:04/03/13 23:42 ID:5+f20YV6
ひろみが騒がしくて笑える。藤堂さんが大変だぁ
でも楽しそうw
ドラマ終わったけど
CSで2とファイナル見ている
あとここも
238名無しさん@ピンキー:04/03/14 00:32 ID:FiGjdu6w
だんだん脳内朗読のキャストがOVAから無印に移行してまいりやした。ハァハァ
239名無しさん@ピンキー:04/03/14 03:36 ID:CyPkjWF5
(・∀・)イイヨイイヨー この雰囲気! ひろみがエロかわいいなあ
240未読はダメ?:04/03/15 17:47 ID:OcPr6/wr
>>235
 藤堂がゆっくりと、指にかけたひろみのショーツをずり下ろしていく。
「いっいやだ!恥ずかしいっ!やめてやめてッ!もうやめてッ!許してえぇぇ…!」
 顔を真っ赤に染めて首を振り、悲鳴を上げるひろみだが、言葉と行為はすこしも一致していない。藤堂のなすがままに任せている。
 両手は枕の裾を引き掴み、両足はガクガクと震わせているが、反抗の意志はない。藤堂を突き飛ばすことも、蹴り飛ばそうと足を振り上げることもない。
(彼女がすこし心配だけど…思い通りにさせてもらう…) 
 弱気と不安はいつもの落ちついた声で封じこめてしまう。
「なにをいってるんだい…まだなんにもしていないよ。これからだ…」
 いやだ、やめてと騒ぎながら、ショーツを脱がせやすいようひろみも協力しているのはわかった。
(俺がどっしりしていなくてどうする…彼女を不安にさせちゃいけない…)
 ひろみを不安にさせて動揺させて、アメリカにまで来させた自分の不甲斐なさをひたすら悔やむ。
 藤堂にはひろみのどんな仕草もかわいらしくて、いとおしい。
 あまりにもうぶで世慣れない様子に正直自分も戸惑う。ひるむ。一抹の後ろめたさも感じる。
(勝手な男だと罵られてもいい!今思いを遂げられなくてどうする…!今は自惚れてろ!彼女だって望んでる!)
「じっとして…」
 ぴったりと両膝の頭が合わさったひろみの足から、ショーツが音もなく抜き取られた。
「…やあぁぁぁんっ、いやあぁ…」
 ひろみの悲鳴が弱々しくなった。
241未読はダメ?:04/03/15 18:11 ID:OcPr6/wr
「あぁぁぁ…」
 ついに生まれたままの姿にされたひろみは、恥ずかしさののあまり両手で顔を覆った。全身が震える。身をくねらせる。
(どうしようッ!これからどうなるのあたし…?どうなっちゃうのよぉぉ?)
 想像だけの未知の世界を体験するのだ。初顔合わせの相手と試合する直前の緊張感と同じだ。
(こんなに恥ずかしがって…かわいい…)
 藤堂は無言でひろみに優しく微笑む。
 小さな最後の傷害物をベッドの上からうち捨てて、すぐに次の行為を実行に移す。
 藤堂の両の掌が今度はひろみの両膝をそれぞれとらえる。驚くほどひろみの膝頭は小さかった。掌にすっぽりとおさまってしまう。
「えっ…」
 ひろみが小さくうめいて両手を顔からはなした。
 藤堂が力を込めて、ひろみの両足を左右にぐいと押し開いた。
「あああっ!いやああああッ!」
 
242未読はダメ?:04/03/15 18:44 ID:OcPr6/wr
「きゃあああ!やめてえぇぇぇっ!こんなのっこんなの恥ずかしいっ!やめてったらあッ!ねえっ!藤堂さんっ!」
 悲鳴と絶叫はたいそうなものだが、ひろみはすこしも反抗していない。自由な両手は、体側に置かれベッドの敷シーツを掴んでいるだけだ。
 抵抗しないひろみの態度をいいことに藤堂はひろみの両足を押し広げ、頭をひろみの股間に潜りこませる。ひめみの細いウエストの両脇を両手が引き掴む。
 ひろみは両膝を立てMの字に開脚させられた格好だ。
 誰の目にも触れさせることのない秘密の場所が、藤堂の目の前に晒されてしまっている。
「ああぁ…そっそんなとこ見ないで見ないでぇ…」
 ひろみは激しく首を左右に振った。頭のてっぺんにまで熱い血が上ってきて今にも爆発しそうだった。それと同時に、見つめられている体の中心もどんどん熱を帯びていく。
「ああっ…なんだか、あたし…おかしくなっちゃうよぉ…ああん…」
 病み上がりとはいえ、体力のあるひろみが切なく息を切らす。
 体の中心のずっと奥に火がついて、生暖かい液体がロウのように溶け出しているようだった。
243未読はダメ?:04/03/15 18:49 ID:OcPr6/wr
げっ!「ひめみ」はひでぇ…!
当然ながらひろみっす。許してたも
244名無しさん@ピンキー:04/03/17 00:05 ID:3RcS3jC4
(*゚∀゚)=3 ムッハー ますます佳境に!

そしてひめみって・・・なんとなくエロい響きがw
245名無しさん@ピンキー:04/03/17 09:03 ID:U19b9F7Y
このシチュある意味「ひめ」見な気が
…ナイスなエロい響きがたまりませんハァハァ
246名無しさん@ピンキー:04/03/17 20:00 ID:yyPmdMYp
岡「はなしてください、人目が…」
藤堂「人目がなんだ!君は…」
 藤堂の腕を振り払うひろみ
岡「こんなところお蝶夫人に見られでもしたら…」
今日のCS録画再生中…なんかワロタ
校庭でこんな会話してたら誤解されそうだw
退部を止めてるだけなんすが
247名無しさん@ピンキー:04/03/18 08:30 ID:ZZWQYb2T
>>246 新SS投下連載、新職人ご後輪かとオモタよ。
待ってる人は捕手役がんがりまつ
248名無しさん@ピンキー:04/03/18 17:44 ID:uzwfm1Em
実写版はおわっちまったけどエースとここから離れなくなりまちた
249未読はダメ?:04/03/18 19:52 ID:0ruhb+kg
>>242
 照度の落とされたライトだけがベッドを照らしている。ひろみの荒い息遣いがほの暗い部屋に充満していく。
「あひいっ…あはあっ…」
 ひろみの腰から藤堂の両手がはなれた。滑るようにその指がひろみの腹から太股の付け根、肌を伝い動く。
 ごくうすいひろみの髪の毛と同じ黒い茂みをかき分けて進む。さらに内股へと忍びこむ。
「はあっ、はあ…はあはぁ」
 ひろみの両足の付け根に頭を潜りこせたままの藤堂が呟いた。
「…もう僕はおかしくなってるよ、岡くん」
 そう、俺は狂っている。今まで聞いた事のない尖った彼女の声をもっともっと聞きたくてたまらない。
 初めて目にした異性の下の唇。薄明かりの中でも、ひろみの女陰は鮮やかなくすみのない薄紅色とわかる。
「だから君もおかしくなってよ…」
 ぴったりとあわさった肉の綴じ目を指の腹でこじ開ける。
「きゃあッ!あひいッ!アアンッ!やあぁぁ…」
 ひろみが、感電したように身をばたつかせる。構わず柔らかく弾力のある肉をめくりあげた。指にトロリとした粘液が絡みついた。 すでにひろみの体は今まで加えられた刺激で愛液を溢れさせていた。
 藤堂の指が蜜のような粘度の高い液にまみれる。
 潜りこませた指が潤いを帯びてぬめぬめと動く。肉びらの柔らかい内側を擦る。
「やあッ…いやああッ!アアン、アンッ…やあぁぁぁぁぁ」
 ひろみはケイレンを起したかのようにぴくぴくと全身を震わせる。
 
250未読はダメ?:04/03/18 20:20 ID:0ruhb+kg
 ひろみの秘密の場所を藤堂の指がなで擦る。人差し指と中指は、花の中に落ち蜜に足を取られバタバタと這いずり回る幼虫のようだった。動かすと、クチュクチュと音がたち周りに音がこぼれていく。
 ひろみの声がさらに切なくなる。
「もうッやめてッ!はぁぁんっ、ああん…」
 体をくねらせて喘ぐひろみの声にも、藤堂の指は止まらない。
 ひろみの抗議に構わず人差し指をほんのすこし奥に突き入れてみた。これにはひろみが飛びあがった。心地よい痺れが一瞬で吹き飛ぶほどの激痛が走る。 ひろみが大声で叫ぶ。
「きゃあああああっ!イヤッ!痛いッ!」
 ひろみの甘えた声が痛みを訴えた悲鳴に変わると藤堂もひるむ。 驚いて指を引き抜く。
「あっ…痛かったかい?ごめん…これは失敬…」
 もう何年も口にしたことのない懐かしい言葉が藤堂の口から漏れた。
(指の頭くらいしか入れていないのに…あんなに痛がるなんて…)
 いやらしい笑いが藤堂の口元に浮かぶ。
251名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:30 ID:/sL3Uf6o
失敬キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
252未読はダメ?:04/03/19 00:50 ID:qiIzddiK
「もう、藤堂さんはひどいっ…」
 ひろみが鍛えられた腹筋をつかって上体を起す。
 いまだ自分の股間に取り付いて顔をベッドの床に沈めたままの藤堂の髪の毛を引っ張った。もちろん本気ではない。加減はしている。
「アチッ…だからすまないって…」
 顔をあげずにわざとらしい呻き声を出す藤堂に誘われてひろみも思わず笑った。
(あぁ痛かった。刺されたみたいだった…)
 ひろみは顔をしかめていたがすぐにはっとして真っ赤になる。
(でも…でもあたしは…あそこに…)
 想像するだけで頭がくらくらした。
 藤堂もまた、伝聞と推定だけの未体験の知識は想像の域を出ない。
(ぶっちゃけた話痛がるのは人それぞれらしいけど…)
 ただこの確信は男にとってこのうえない喜びだ。最初の男になれるのだ。すでにはちきれんばかりに膨らんだ分身がピクンと脈動する。
 指に纏わり付き吸い付くようだった柔らかい肉の感触はそう忘れられない。あの中に突き入ることを妄想するとたまらなく興奮する。
(気持ちがよさそうだ…)
「すまなかったね、おわびに…」
 ひろみの溢れさせた粘液にまみれた指がひろみの太股をしっかりと抱え込む。
「えっ…ちよっちょっと…あひゃああッ!あああああああっ」
 藤堂の予期できな行為にまたひろみの甲高い嬌声があがる。


253名無しさん@ピンキー:04/03/19 10:56 ID:K2TG1FV7
待ってました、失敬!
もうスキにしてくだされ、逝ってくだされ
254未読はダメ?:04/03/19 19:06 ID:aojibb9A
 藤堂が力任せにひろみの太股を引き寄せる。荒い息吹をまともに体の中心にうけてひろみの背中を電流が駆け上がった。
「やあんんっ…きたない、いやああぁぁ」
藤堂の唇はひろみの下の唇を捉えゆっくりと、己のそれを押し付けていた。悲鳴と共にひろみが暴れる。両足を揺すり、膝の内側が藤堂の体側を何度も叩きつける。
「だっだめえっ!そっそんなこと…あああっん…きたないッ!あたし寝こんじゃったからぁ…シャワー浴びてないんですぅっ、はあぁんっ!…やああぁぁっ、はあぁん…」
 藤堂は無言でひろみの下の唇に吸い付く。 ひろみの足の力は抜けて、せわしく喘ぐだけになり言葉が続かなくなった。
 舌の先で肉ビラを小突かれる。ちろちろと舐めあげられると、力が入らなくなり足の反抗が一切できなくなる。
「やあッ…やあんんっハアッ!」
 喘ぐひろみに構わず、藤堂は舌で肉の合わせ目をめくりあげた。
「あああああ!!」
 上体を起こして後ろに両手をついていたひめみが喉を突き上げ、体を反らせた。
 刺激をこらえきれないとばかりどうと勢いよく倒れこむ。
 自由な両手は手近にあたるシーツを強く握り締める。
「やん、いやん、やあぁんっ…」
 ひろみの体勢が変わろうとも、藤堂は顔をはなそうとはしない。
 局部にへばりついたままで藤堂がビチャビチャと音を立てて舌でひろみの流した蜜をすくいとる。ひろみの飼い猫が、皿に注いでやったミルクをすすり飲むカッコウと同じだ。
(ど、動物だよ、これじゃあ…でも人間も動物かァ…)
 息を切らしながらひとりで納得しているひろみをさらに新たな刺激が襲う。
 
255未読はダメ?:04/03/19 19:46 ID:aojibb9A
 藤堂はすでに己の舌で征服した花弁の奥に位置したひろみの花芯の入り口を捉えている。
(くすみがない…綺麗なピンク色)
「ハッ…ひいいいいいッ!あはあっ!やっ、いやあッもうやめてぇッ!ああんッ」
 べろりと舐めるとひろみが尖った声を響かせ、全身をくねらせる。
(植物…ランの花に似ている?)
 見たことのないものをたとえるのは難しい。豪華に花弁を広げて咲くランの花の中心を覗きこんでいる気分になった。
(違う、花はこんなにはやく動かない。ピクピク動いている…)
 ピンク色の肉は絶えずうねりヒクヒクと小刻みに動いている。
 藤堂の舌がついにひろみの体の奥へ挿し込まれる。
「ハアッ…アフゥゥゥンッ!」
 ひろみが今までにない声でさえずってみせた。艶のある愉悦の込められた甘えた響き。
 抵抗はなかった。舌は粘液に押しつつまれ滑るようにするりと呑みこまれていった。
 柔らかい軟体動物が、弾力のある柔らかい肉の壁の中をのたうちまわる。肉の壁を嬲りながら奥へ奥へと這い進む。
「きゃああああッ!だめっ…だめェェッ!あああ!あぁぁぁんッ」
 
256名無しさん@ピンキー:04/03/19 20:53 ID:JDZBSZdb
ひろみ、ちょっと静かにしろよ。
257名無しさん@ピンキー:04/03/19 23:53 ID:PfJsM0AA
ひろみ牧はなぶーあたりはうるさそーだ
さかりのついた猫並に
258名無しさん@ピンキー:04/03/21 00:01 ID:OX9YwzWu
たまらんですなハァハァ…
失敬プレイハァハァ…
259名無しさん@ピンキー:04/03/21 00:51 ID:2oR4RaYY
未読はダメ?様、乙華麗〜!
藤堂さん、ここで一気に決めてください。
失敬プレイ、最高!
260名無しさん@ピンキー:04/03/21 14:48 ID:GQpoM16X
こんなにギャーギャー喚かれて萎えないなんて。
さすがは藤堂さん。
261名無しさん@ピンキー:04/03/21 17:13 ID:NXgUp+sa
未読はダメ?さんの才能はすごい!!
エロパロでここまで元ネタの世界をエロくクリ広げるとは!?
イイヨイイヨ-!! GJ!!
262名無しさん@ピンキー:04/03/22 06:50 ID:AE5OIT7F
よろしくて?
263名無しさん@ピンキー:04/03/24 00:34 ID:Vnn+YzHE
このマンガって、太田以外の男たちは童貞なのか?
そんなことないよね。
264名無しさん@ピンキー:04/03/24 08:08 ID:VrFLfsTg
>>263
藤堂、尾崎両氏は間違いなくそうなのでは?
高校時代からずっと一人の女性が好きで、でも手を出せず、
欲望処理のためだけに他の女と、というのはこの二人の場合考えられない。

未読はダメ?さんのSSの前半で、
「キミのことを考えるといつもこうなって(大きく)なってしまう」
みたいなくだりがあったけど、藤堂さん、若くて元気だからつらいだろうなぁ。
ひろみを思い浮かべつつ、いっぱいひとりエッチしてるんだろうなぁ。
265名無しさん@ピンキー:04/03/24 10:05 ID:VpiMIYn7
ひろみ父、仁お蘭の問題父、そしてゴエモン
既婚者のみか!?
おチバはストーカーっぽいし
266名無しさん@ピンキー:04/03/24 17:51 ID:6vrI1gMW
問題はあいつですよあいつ。
宗方イニ。

個人的には、学生時代あたりに経験してて欲しい。
さらっとした関係とかじゃなくねちっこい燃えるような恋愛とか経験してて欲しい。
でも、荒んでたからそういうのは無いのかなやっぱり。
つーても童貞のまま27歳シボウっていくらなんでも可哀そうだろ。
267名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:03 ID:m4760Wip
> このマンガって、太田以外の男たちは童貞なのか?

まぁ、”イメージの箱”のラストも、”童貞”な訳ですし…
268名無しさん@ピンキー:04/03/24 23:07 ID:NLdbFSat
でもイニは両親のことでセクースに虎馬持っていそうだ
ロリの可能性多大
269名無しさん@ピンキー:04/03/25 01:59 ID:X7dGYWsi
宗方はかなり女にモテてそうなのになあ
大悟とかはどうなんだろう
270名無しさん@ピンキー:04/03/25 08:56 ID:3JSiOP1n
>>269
桂コーチは、宗方の事故以前は、相当遊んでいたと思う。
さんざん遊んできたから「もう打ち止め」と思って、
未練なく永平寺に行けたのかも。

宗方仁は分かんないなー。でも、モテてそうだよね。
271名無しさん@ピンキー:04/03/25 18:02 ID:ATC7OLIr
大吾と一緒につるんで遊んでいたと思う。
めぞんの三鷹なみにもてそうだ。
で発症して性格激変。
272名無しさん@ピンキー:04/03/26 11:11 ID:JAVzDGH9
夜中にCSで新を見た
とうどうさん・・・あつい・・・
今まで気がつかなかった、コーチは大人で男の人で・・・
なにげにセリフがエロイっす
273名無しさん@ピンキー:04/03/27 09:59 ID:SbiyfMDW
あれ? 
未読はダメ?さんの降臨はまだ?
274名無しさん@ピンキー:04/03/28 00:57 ID:3KIgV7Dj
「岡くん」
「ぎゃー。いやー。だめー。」
275名無しさん@ピンキー:04/03/28 13:27 ID:oiQDUww1
イヤヨいやよもイイのうち
ぎゅあぎゃあ騒がれても好きなコがものにできるなら萎えたりせん、
逝けっ!逝くのだ藤堂!!
276名無しさん@ピンキー:04/03/29 15:40 ID:Y23ypSEJ
このアニメの同人誌って存在しますか?
277名無しさん@ピンキー:04/03/29 22:19 ID:+oL6QzoP
そろそろお蝶を書く神の降臨をお待ちしたい。
そして未読はダメ?さんのssサイコーです。
278名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:17 ID:PN+BIw9V
未読はダメ?様、待ってまつ。
279名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:28 ID:PzxXZiG6
早く
良くなって
ください
     H
280名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:37 ID:HpAk1PRL
まあ エロ見ったら・・カワイイことを
281名無しさん@ピンキー:04/03/30 10:06 ID:8HB/KRvN
Hはエロ見さんのエが勃ちあがったものなのでしょうか・・・
282名無しさん@ピンキー:04/03/30 15:51 ID:bI8I9dvq
いや、クリちゃんが
283名無しさん@ピンキー:04/03/30 21:03 ID:AzqY8bhS
宗方×お蝶夫人きぼん
284名無しさん@ピンキー:04/03/31 23:07 ID:Ef0lQwiF
ネット中央で両手首を拘束され、ラケットのグリップ(で合ってる?)
部分を挿入されるお蝶夫人。
285名無しさん@ピンキー:04/04/01 10:37 ID:zTDn9oK5
「お腸夫人」を
挿入されるお蝶夫人。

本当はビンは入れちゃいけないんだけどね。
286名無しさん@ピンキー:04/04/01 19:40 ID:Df685GsE
>>283-284

「なにをなさるんです!」
「うるさい!黙って俺の言うことを聞け」とグリップを押し込む
「うぅぅぅぅう こ、こ、こんなことを・・なさってることを、ひろみが知ったら
さぞ落胆するでしょうに。」
「だまれっていってるのがわからんのか!」と平手打ち

これはあるだろうねw
287名無しさん@ピンキー:04/04/01 19:59 ID:/KdsAc+b
ヒー((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
288名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:55 ID:m4+nvhlW
宗方は超が付くほどのSだからな
289名無しさん@ピンキー:04/04/02 12:07 ID:ldgxIT18
ジンはSか。それであの特訓なのね、納得
290名無しさん@ピンキー:04/04/03 23:39 ID:Axr430JI
そしてひろみはMと(ry
291名無しさん@ピンキー:04/04/04 01:05 ID:SI/41bmX
じゃあSMコンビでお似合いじゃん。
292名無しさん@ピンキー:04/04/04 10:46 ID:prAVOx9R
未読はダメ?様〜、待ってまつ。
293名無しさん@ピンキー:04/04/04 17:50 ID:44lkK2h6
宗方とお蝶夫人
藤堂とひろみ

の、濃い〜話きぼん
294名無しさん@ピンキー:04/04/06 09:24 ID:jZxpMu+D
大悟って人気ないのか
295名無しさん@ピンキー:04/04/06 15:30 ID:UdmqTVFo
め組の
296名無しさん@ピンキー:04/04/07 18:58 ID:RwGRQZvv
売る虎間男てぃがの
297名無しさん@ピンキー:04/04/09 08:36 ID:2haJG9md
sageたママ待ちます
実り多きことを祈りつつ・・・
種付けにもならぬ捕手
298名無しさん@ピンキー:04/04/10 01:49 ID:99s5J2X0
保守
299名無しさん@ピンキー:04/04/11 23:54 ID:dVUdXR41
岡ひろみはエロカワイイ
300名無しさん@ピンキー:04/04/11 23:58 ID:RX94/XhL
岡!300を(σ゚∀゚)σゲッツ!!
301名無しさん@ピンキー:04/04/13 09:41 ID:Ze4tbK+k
既出かもしれないが、ゴッタ煮なSSのスレにエースのがあったな
302名無しさん@ピンキー:04/04/13 10:47 ID:Xs9k2E/H
>>301 ここと読み手が被っていそうなスレだろーか?
元ネタのジャンルとか原作者の近況とか・・・
303名無しさん@ピンキー:04/04/13 19:08 ID:mcATRONe
>>301
あの職人は小ネタのような感じであのスレに書いたんだろうな。
このスレの住人じゃないみたいだし。

で、SSマダー?と言ってみるかな。お蝶夫人ネタも読みたいなあ


304名無しさん@ピンキー:04/04/15 10:23 ID:NJ1k3XFW
頭の中はスゴイ妄想で溢れているのにな。
文にまとめられない。職人様は偉大だ。
305名無しさん@ピンキー:04/04/16 00:47 ID:eEG1i1nZ
>>304
妄想を吐き出してみたらどう?
誰か書いてくれるかも、と言ってみるテストw
306名無しさん@ピンキー:04/04/16 02:38 ID:dfvBUMr9
プロットだけでも出したら誰か考えてくれるだろう。
307名無しさん@ピンキー:04/04/16 05:57 ID:H5O23JBf
嫉妬からひろみを拉致した蘭子。
仲間に手伝わせて藤堂も拉致。
藤堂の目前で蘭子達に責められ「やめてぇ」と繰りかえす
ものの、身体は反応していく。
308名無しさん@ピンキー:04/04/16 10:33 ID:xoSwfjTg
百合嗜好の方が多いんだ
ゴカン林間アナルスカトロ鬼畜好みは黙っていたほうがよさそうだ
309名無しさん@ピンキー:04/04/16 17:43 ID:okxft8Zs
なんでもシチュ、どんなカプでもハァハァな者としては職人さんの投下をお待ち始末
未読はダメ?様、はやく藤堂氏にパンツをぬがせてあげてください。
脱いでいない気がちまつ?本番心待ち
310名無しさん@ピンキー:04/04/16 23:03 ID:+NShnSij
未読はダメ?様、お元気ですか?
早く戻ってきてくださいまし〜。

>>309
アテクシも、藤堂氏はパンツ脱いでないと思います。
はち切れそう?? 早く思いを遂げさせてあげたいですよね。
311名無しさん@ピンキー:04/04/18 19:56 ID:Vb2V9ub5
(゚∀゚)b
312名無しさん@ピンキー:04/04/19 19:32 ID:RF7pQi3c
ダーティ松本がずーっと昔、お蝶とひろみがレイープ免除を賭けてテニスをさせられ、
お蝶が勝ったけど、レイープ犯人が約束を守る筈もなく二人とも犯されちゃった・・

というマンガを描いていたな。
313名無しさん@ピンキー:04/04/19 20:54 ID:GPEEgvJX
ダーティ松本のひろみにお蝶・・・絵の想像がつかないな
314名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:58 ID:aAPZkNLK
劇画調エース
315名無しさん@ピンキー:04/04/22 09:24 ID:MsPyePa7
 
316不定期投降:04/04/22 09:47 ID:Ryt1/YIC
「乱交」1話
竜崎麗香は眠れなかった。
体は、毎日続く昼間のテニスの猛特訓で疲れ果てているのになかなか寝つけない。
木戸の外が騒がしいからかもしれない。
外は嵐だ。激しく雨が降っている。稲妻の閃光と共に雷鳴が轟く。
「ひろみに追い越されたままにはしておけない、それは緑川さんも同じ気持ちのはず。だからあたくしふたりで桂コーチの寺にこもり、特訓を受ける決意をした…覚悟はしていたはず」
麗香はお蝶夫人と呼ばれ今現在も日本でもトップの実力を持つテニスプレーヤーだ。
かつて超高校級と賛美され、今でもよきライバル緑川蘭子とともにふたりでこの寺に転がり込んだ。毎日テニスの特訓を受けている。
 豪華な金髪の巻き毛は、襟足から頭に向ってたくしあげ、枕を這
っている。長い髪の毛の裾には畳があたっている。
桂大吾が住職を務める古寺の生活は、あまりにも日常生活とかけ離れていた。
西欧風の屋敷に家政婦が用意する紅茶、ここにはそれらがなにもない。周囲がほの暗い頃から鐘の音で目を覚まし本堂を掃き清める。不自由な生活そのもの。
それでも敢えてやってきた。まだ終わりたくはないからだ。妹のようにかわいいひろみ、ペアを組みたかったひろみ…追い越されたままでは、麗香は自分自身を許せない。
「…なんの…音?」
不審な物音が聞こえてきた。
寺には襖と障子で仕切られる畳の部屋はいくらでもある。
以前訪ねてきたときは住職の大吾ひとりだった。
今回寝泊まりをしていて気がついた。
うら若い修行中の青年僧も何人かいる。
彼を慕っている者は自分だけではないのだ。
激しい雨音に邪魔をされていながらも、獣が唸るような読経のような生き物が発する物音が耳に障る。
「いったい…なんの音かしら」
麗香が布団から身を起した。
畳の部屋にはおよそ似つかわしくない、シルクでできたネグリジェ姿であった。
317不定期投降:04/04/22 09:51 ID:Ryt1/YIC
連載されている先達の方々には悪いのですが
つなぎとしていかがでしょう
不定期ですがひまつぶしになるならドゾ
318名無しさん@ピンキー:04/04/22 18:21 ID:PoEuB8P6
>>316-317
おおおおおおーー!
期待しとります。
319名無しさん@ピンキー:04/04/22 22:14 ID:MsPyePa7
新たな職人さんキター!
お蝶夫人、楽しみに待っております。期待カキコ
320名無しさん@ピンキー:04/04/22 23:18 ID:5ZX65A1H
やっぱお超夫人はパツキンがジゲーなのだろーか
賑やかなのはうれしい、続きよろ
321名無しさん@ピンキー:04/04/23 09:26 ID:U6Ro6J0w
>320
お超夫人ワロタ
322名無しさん@ピンキー:04/04/24 21:57 ID:7JGbcYwT
色んな方々の作品を待ってます(;´Д`) ハァハァ
323名無しさん@ピンキー:04/04/27 01:23 ID:NZ8eYHiP
そろそろ保守しときますか。
324不定期投降:04/04/27 11:34 ID:g5gKkAaA
「乱交」2話
音を発していたのは緑川蘭子が使っている部屋だった。夜分に声をかけるのもはばかられ、麗香は静かに障子の戸に近付く。しかし、次の瞬間反射的に身を潜めた。破れた障子の隙間から垣間見た光景に愕然とした。思わず口を手で覆う。
(そっそんな!緑川さんっ・・・!)
そこには緑川蘭子が男の上に馬乗りに跨り痴態を興じていた。布団の上に寝転んでいる男の頭は剃髪されており、ここに住みこんでいる若年僧とすぐにわかる。
長身の白い裸体を惜しげもなくさらして、蘭子が仰向けになった僧の上に跨り、つながったままで前後左右、上下と激しく腰を揺すっていた。
「うおっ、うあっはああああぁぁん・・・」
黒髪を振り乱して蘭子が喘ぐ。額に汗が滲み、髪の毛がはりついている。浴衣は大きくはだけて、若くて張りのある両の乳房が揺れている。
「素晴らしい締め付けですね、あなたの弾丸サーブなみに強烈です。ああったまりません」
恍惚とした表情でゆっくりとしたリズムで蘭子を乗せた僧が腰を突き動かす。折り曲げた長い足が僧の体を挟み、けいれんでも起こしたかのように震えている。
(なんてなんておぞましいことを僧ともあろう者が、緑川さんともあろう人がけがらわしい!)
激しい嫌悪感に襲われながら、眼前に繰り広げられた男女の交接から目をはなせない。全身を震わせながらただ見つめ続ける。
「いい声でさえずってくれますね・・・本当はその声をもっと聞きたいんですが、そのお口に含んでいただけますか」
これまた丁寧な口調で蘭子の前に丸坊主の全裸の男が歩み寄る。仁王立ちでイチモツを顔に押し付ける。無言で蘭子は頷き、自ら大きく口を開け硬直したこん棒を口に含む。
「ううう・・・」
蘭子のくぐもった呻き声と同時に僧の歓喜の声があがった。
「くはああああぁっ、こっこれはっ舌使いも最高です。・・・できましたら私の根元のボールも転がしていただけませんかぁ、はあっいいですう、最高ですう・・・」
寺は古く部屋には電気がない。燭台のろうそくの火が部屋を怪しく照らす。まだ人の気配がした。三人の饗宴に邪魔にならぬほどの読経の音が低く小さく響いている。
「あの・・・私は、見ているだけでは耐えられません」
また別の若い声が部屋の置くから泣き出しそうに訴えた。読経の声がはたと止まった。
「女人の穴はもうひとつある。そちらも使え・・・」
325名無しさん@ピンキー:04/04/28 18:45 ID:P4cQGYsG
不定期投降様
乙カレー様です!(゚∀゚)イイ!イイ!
326名無しさん@ピンキー:04/04/30 16:43 ID:sIKCasvV
みんなガンガレage
327名無しさん@ピンキー:04/04/30 17:16 ID:Ydnn4K1O
のっけから過激でアブのお燗・・・ハァハァ
皆様待ってます
328名無しさん@ピンキー:04/05/03 08:38 ID:cqXSvpcD
人大杉解除されてたのか
期待保守
329名無しさん@ピンキー:04/05/05 09:31 ID:mEPFeAvM
黄金週間捕手
330名無しさん@ピンキー:04/05/08 09:30 ID://d2Gx2B
 
331不定期投降:04/05/11 09:59 ID:yPCnheJ0
麗香は自分の耳を疑った。姿は見えないが、まがう方無き桂大吾の声だった。
(なぜ!桂さんがここに・・・)
『どうした、お蝶!お前ならリターンエースを決められるはずだ!』昼間ネット越しに仁王立ちで厳しい檄をとばす桂大吾がこの不埒な場に居合わせている。衝撃に麗香の足がすくむ。
「は、はい。しかし女人の菊座を使ったことはありません・・・」
菊座とは肛門の別な呼び名だ。菊の花のすぼなりを連想させられるところからそう呼ばれている。若いが修行僧とあってアナルと言葉を発しない。
「同性のものとなんら変わらん・・・」
大吾の声は冷静だった。酒を飲んでいるのか瓶の中で液体がドブリと揺れる音がする。
「はい・・・でも男女のまぐわいにしてはこの状況はあまりにも背徳ではありませんか」
大吾とやりとりをしている僧は乗り気でないようだ。
「・・・背徳?背徳だと?ぐふぅっ」
大吾の声が凄みを増した。外の雷鳴に負けないほどの力強い響き。
「同性と交わるのも立派な背徳だ・・・それに背徳ならお前自身が一等慣れている・・・なあ蘭子」
閃光が走ると爆音があたりに轟いた。
「血のはんぶんつながった宗方に・・・腹違いの兄に懸想し、あきらめることができず俺にすがってきたんだ・・・」
麗香は耳を澄ます。
(なっ・・・なんということ!桂コーチは緑川さんと関係しているっ!僧であるあなたが親友の妹と・・・そんな・・・!)
「なんど俺に抱かれた・・・なんど抱きあった。相手が兄でなければいちどになんにん相手をしようが構わんのだ・・・それでいいのだ、なあ蘭子・・・お前は雁が首をやめろ」
フェラチオの和名を口にすると蘭子は頷き口をはなした。そそり立った棍棒が蘭子の唾液にまみれて姿を見せる。
「そのまま前に突っ伏して寝そべってやれ」
「うおっ・・・うう」
獣のように唸ると蘭子が、身を前に倒した。
己が跨っている男とつながったままで白い長身が若い男の体とうつ伏せに重なる。
332不定期投降:04/05/11 10:20 ID:evn1AS4Z
>>331「乱交」三話
>>324の続き
333302:04/05/12 11:02 ID:v4Zqa2nD
>>301・・・亀ですがやっとこさハケーンして読んだ。
禿げしく的外れなレスをスマソ・・・赤面
なんでもハァハァなので続きに期待
334名無しさん@ピンキー:04/05/13 01:42 ID:8SCPMhAc
>>不定期投降様、
待っておりました。背徳モノも良いですね〜。
亀で構いませんので、続きも宜しくお願いします。

未読はダメ!様も戻ってきてくださらないだろうか・・・。
335不定期投降:04/05/13 11:30 ID:gbaNu1kt
「乱交」4話
「蘭子の穴はどちらも上等で使い勝手は最高だ。ためらうな、普段の相手と格段違うところなどない」
「はっはい!それでは蘭子どの、遠慮なく・・・」
返事のあとに衣擦れの音がする。麗香はヘナヘナとその場に座り込んだ。
(テニスの特訓のためあたくしとここにいらっしゃったのではなかったの?桂さんはすべて納得していらっしゃると?緑川さんっ!)
心の叫びに答えは返ってくるはずもない。男の上に寝そべったままの蘭子の背後に全裸の男が近付く。その豊満な尻に手をかける。そそり立たせた狂暴な造形物を押し当てた。
「ぐっはあぁ、あああっ・・・くううっ」
蘭子の苦悶とも取れる悲鳴と共に肉棒が蘭子の体にめり込んでいく。
「うあああッ!うあああッ・・・もっともっとぉぉッ!」
蘭子がふたりの男に挟まれて狂ったように叫び暴れる。
「あぁぁぁ・・・」
麗香は全身を震わせて小さな小さな悲鳴を洩らした。激しい雨音と雷鳴がすべてを掻き消す。

「どうした、お蝶!」
麗香が空振りをして勢い良く倒れこんだ。コートでは優雅な蝶であるはずの麗香が情けなくコートに這いつくばっている。桂大吾の容赦のない厳しい声がとぶ。
「動きが悪い!今のサーブくらい余裕で返せ」
麗香は無言で立ちあがった。雨上がりの土のコートは柔らかい。今は体の痛みより心が痛む。
「よし、つぎは蘭子だ」
(このふたり!・・・昨夜の痴態がとても信じられない)
気合に満ちたきびきびとしたプレー。
(あれは夢だったというの?だとしたらこのあたくしがなんといういかがわしいこと!)
「ようし!!今のリターンだ!忘れるな!・・・つぎだ竜崎、今度は決めろ!」
「・・・はい」
(そうよ、お蝶夫人と呼ばれるこのあたくしが淫らな・・・テニス以外のことを考えて心を乱すなんて、そんなことは許されない)
「やあああああ」
煩わしい考えを吹き飛ばせとばかりに渾身のリターンを打ち返す。・・・ボールはラインの外でバウンドした、アウトだ。
「竜崎!なんだ今のは!」
重苦しい雰囲気を明るい声が破った。
「コーチ!竜崎先輩、緑川さん・・・御疲れ様です!」
麗香は目を見張った。
「・・・ひろみ!」
336名無しさん@ピンキー:04/05/14 19:20 ID:ILWo4E5H
職人様乙です!
続きが禿げしく気になります。(*´Д`)
337不定期投降:04/05/17 08:57 ID:hQvvOgQr
「乱交」5話
竜崎麗香のテニスの特訓に明け暮れた寺での一日が今日も終わる。
「フンフン・・・ラララ・・・ああ、気持ちいい・・・よかった。お風呂わかしてもらって。緑川さんもコーチも滝にうたれるっていうんですもの。全員お風呂なしになるかと思っていました」
ハミングしながら、ひろみは上機嫌だ。若いはつらつとした肢体はセッケンの泡にまみれている。ひろみは笑って麗香に話しかけてくる。
「お蝶夫人・・・いえ竜崎さん、ここでの生活不便ではありませんか?ご自宅とは全然違うでしょう・・・お辛くありません?」
「えっ・・・ええ平気よ・・・」
鉄釜の長州風呂いわゆる五右衛門風呂の中に身を沈めた麗香の返事は上の空だ。
(緑川さんはおろか、桂さんもお弟子さんも滝にうたれると行ってしまった・・・きっと・・・)
昨夜での交接を野外でも繰り広げているというのか・・・熱い湯の中で背筋が寒くなる。
「でもこうしてお蝶夫人とお風呂がご一緒できるとは思いませんでした」
ひろみがはしゃぎながら湯桶にすくったお湯を勢い良く自分の体に浴びせる。テニスウェアと同じにくっきりと日焼けした健康的な若い肌、ひろみの裸があらわになる。
「だって・・・ひとりずつお湯をつかうよりいっぺんにすませてあげるほうがよろしくてよ。お弟子さんがわざわざついてお世話していてくださっているんだし」
蘭子の体を貪っていた僧がひとり、外で薪をして風呂をわかしているのだ。ひとりきりになることに言い知れぬ不安と恐怖を感じ、一番湯をすすめにきたひろみに、一緒に湯浴みしようと強引に誘ったのだ。
「すみません、お待たせしました。あの・・・アタシ、お背中流しましょうか」
顔を赤くしてひろみが麗香の顔を覗きこんでいる。同性からみてもひろみの裸は細身だが少女のそれではない。すでに成熟した大人の体だ。
「よろしくてよ。ひとりでできます」
豪華な金髪はたくしあげタオルで頭上に巻き上げた麗香が釜の中から立ちあがった。お湯がさざめく。
五右衛門風呂のイメージから程遠い白人女性があがるようだった。
お湯から漂う湯気に負けぬほど白い裸身が浮かぶ。
「わあ・・・綺麗」
みとれるひろみから感嘆の言葉がこぼれる。
338不定期投降:04/05/17 12:17 ID:JWVpImPO
「乱交」6話
麗香は本堂の前で正座をした。読経が中から聞こえてくる。
「・・・失礼します。桂コーチ、よろしいですか」
よどみなく流れていた読経の音が途切れ了解の返事がかえってくる。
今日の特訓はすべて終わりもうあとは眠るだけなのに麗香はトレーニングウェアの上下を身につけている。ネグリジェ姿でこの寺の住職に会うのはさすがに気がひける。
かといって外出用のスーツも、くるぶしまで隠れるロング丈の部屋着も身につける気分にはならなかった。麗香の部屋着なら足を晒すことにはならないがいまはとてもスカートをはく気分ではない。
正座をして背後に座る麗香に背中を向けたまま桂が問う。
「お蝶・・・なにを迷っている・・・気が乱れているぞ」
「はい、あたくしは心を乱しております。高潔な精神をもつ方々が・・・卑しい行為に、肉欲に溺れていらっしゃるのが理解できません」
麗香の声は震えていた。だが憤りの感情に任せて桂の背中に語気を荒げてまくしたてる。
「コーチ!いえ桂さん、俗世を捨て修行をしている者でも煩悩に溺れることはあるのでしょうか?親友の妹や年若いお弟子さんたちと人の道に外れた交わりに興じてしまうとはなんということでしょう!」
雷鳴が轟いた。突然豪雨が降り注ぐ。
「あ、あなたのような素晴らしい方が・・・けがらわしいことです!あたくしには信じられません!なぜですの!お答えしてください」
背中を見せた大吾の表情は読み取れない。
「・・・ずいぶん単刀直入だな、竜崎。濡れ場を垣間見たものの言い方だ」
麗香ははっとした。昨夜現場を目撃したことに大吾はやはり気がついていた。
「お前の口から煩悩と聞けるとはな・・・心と体を悩ます欲望すべて・・・欲望なくしてお前はこの世を生きていけるのか」
大吾は平静を保っている。
「人と人の体の交わりが卑しいと・・・肉欲に溺れていると・・・それは世を知らぬ生娘の言うことだ。男を知らぬお蝶、お前だから人と人の交わりがけがらわしく映る」
なんということを!あたくしが処女であることは関係ない!叫びたいのを必死で抑えた。
わなわなと体を震わせる麗香に構わず、大吾の冷静な台詞が続く。
「煩悩を、心の欲望を失うのは仏になったとき。人間としてこの世に生かされなくなったとき、すなわち死を迎え無に帰すときだ・・・われわれは精一杯に生きている」
339名無しさん@ピンキー:04/05/17 15:53 ID:xkp7JHdO
>不定期投降氏
ファイナルステージ準拠SS、乙であります
しかし、お蝶が旧エースのお蝶に感じられてしまう(w
今10chで旧エースを再放送してるからだと思いますがね
340不定期投降:04/05/17 16:10 ID:jhsT1UBj
「乱交」7話
「快楽を求めて何が悪い・・・生きているということは楽しみも苦しみも味わうことだ。生類本来がもつ欲求まで退けてどうする」
「あっ、あたくしにはわかりませんっ!人の道から外れた快楽など求めません!それこそ畜生・・・けものですわ!」
「けものも人間もおなじ生きとし生きるものだ。お蝶、何事も経験することだ。はやく女になれ。男を知らないことにははじまらん」
「なっ・・・なんですって」
麗香が顔を真っ赤にして立ちあがった。
「お話になりませんわっ!帰らせていただきます!もちろん、ひろみも!」
枠から外れそうな勢いで障子を乱暴に開ける。
「あなたのような恥知らずな方に岡さんを任せるわけにはまいりません・・・失礼します!」
麗香は大吾を軽蔑し、罵倒して、すぐにその場を走り去ろうとした。
そのお蝶の行く手を長身の体が遮る。
「緑川さんっ!おどきになって!」
麗香の美しい顔がヘビでも見たかのよう歪んだ。
「竜崎さん、どうしたのよ、大声出して。まさかお蝶夫人ともあろう人が、大吾の特訓にネをあげて逃げ帰るの」
蘭子は酔っていた。酒臭い。すこしふらついている。口元はだらしなく開いている。麗香は嫌悪感をあからさまに示した。
「おどきなさいっ!緑川さんっ、あなたお酒を・・・?」
浴衣を羽織った蘭子の胸元はだらしなくはだけている。
「ええ般若湯(はんにゃとう)をすこしね」
仏教語では酒のことを般若湯と呼ぶ。
「それに未成年でもないわ。あたしたち“オトナ”でしょっ」
蘭子の目が怪しく光った。突然腕を振り上げる。
「えっ・・・」
麗香は頭上を見上げた。蘭子はテニスラケットを握り締めていた。
強烈な弾丸サーブを放つように、ボール代わりに麗香の頭にラケットの面を叩きつける。
「あああっ・・・」
頭を強打され、麗香がその場に崩れ落ちた。
「あはははは・・・やったわ、蝶を捕まえた。はは」
蘭子が高らかに笑ってみせた。大吾の読経が雨にまぎれてあたりに響く。
341名無しさん@ピンキー:04/05/17 16:21 ID:xkp7JHdO
>不定期投降氏
感想で投下スピードが上がる書き手と見た(w
>あはははは・・・やったわ、蝶を捕まえた。はは
激ワロタw
342不定期投降:04/05/17 16:23 ID:jhsT1UBj
感想さんすこです。ファイ・ステ個人的にはあんまり考えていなかった。
原作は桂と雄蝶の雰囲気がいいと思っていたりする。
レスつけるの忘れてスマソですが今回のは鬼畜生外道モノ。
343名無しさん@ピンキー:04/05/17 19:00 ID:xkp7JHdO
三度レス
あんまりレスしない方なんだけどSSが面白いからレスするよ
>ファイナルステージ準拠
と書いたのは登場人物で判断した為で、不定期投降氏が思い描くストーリーでいいと思うね

何度もコピペするが
>あはははは・・・やったわ、蝶を捕まえた。はは
お蘭はいいそうだし、このセリフを選んだ不定期投降氏にセンスを感じる(w
このセリフが無ければこんな長文感想は書かなかったよ

>鬼畜生外道モノ
ドンとこいだね、個人的に
「乱交」と書いているから鬼畜乱交はあまり読んだ事が無いので楽しみ

それと、名前通り不定期でいいから完結キボン
たまにしかエロパロ来ないから感想はいつも書くって訳じゃないけど応援しとるよ〜

344名無しさん@ピンキー:04/05/17 19:06 ID:0QCAtlIY
宗方コーチが鬼籍に入ってしまってる時点で
大吾の兄貴に口で勝てる人間はいないぜ。
345名無しさん@ピンキー:04/05/20 23:42 ID:6BrCvK7r
((((゜Д゜;))))ガタガタブルブル
346名無しさん@ピンキー:04/05/21 01:08 ID:alM+DQZ4
鬼畜乱交・・・お蝶夫人壊れちゃうのかな〜?

 ∧_∧
( ;´∀`) ちんこ勃ってきた。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
347名無しさん@ピンキー:04/05/21 11:52 ID:8Lo3gPy5
 ∧_∧
( ;´∀`) まんこ濡れてきた。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)

348名無しさん@ピンキー:04/05/21 15:26 ID:u0NwYTpo
 ∧_∧
( ;´∀`) 勃って濡れてきちゃった。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
349名無しさん@ピンキー:04/05/24 18:18 ID:oC8BrKaG
hage
350不定期投降:04/05/25 17:08 ID:j+/zxdHe
「乱交」8話
「さあさあんたたちの出番だよ。急いでちょうだい」
蘭子がはしゃいで僧達を呼びつける。
「なっ・・・なにをなさるの・・・おはなしなさいっ」
頭を強打され麗香の意識が朦朧としている。それでも懸命に抗議する麗香に構わず若い屈強な男達は彼女をたやすく捕えた。
「せっかくの獲物に逃げられたら困るもの・・・ふふ」

麗香はあっという間に本堂の大きな柱に後ろ手に縛られた。
男達は頑丈に縛り上げた。縄が手首にきつく食い込む。背中にごつごつと固い柱が当たる。長い足は体育座りにして床に肉付きのよい尻が当たっている。
「虫かごがあればよかったわね。きっとお似合いだ」
喘ぎながら、麗香は蘭子に侮蔑の視線をぶつけた。懸命に柱に背を擦りつけ立ちあがる。
「みっ・・・緑川さん、あなた正気なの?」
物凄い形相の麗香を蘭子は一笑する。
「えーえ、大真面目よ。もう今から楽しみでたまらないわ。またとないすばらしい獲物を手に入れた・・・ふふ」
蘭子が両の眼を開き突然大笑いした。
「あははは・・・さしずめアタシはカマキリって役かしら」
「くうううっ!」
麗香が暴れる。体を揺すり足を踏み鳴らす。
しかし体は柱から解放されない。
「ちょっと、いくらボロ寺の床でも踏み破られたらどーするのよ。大人しくさせないとね」
「ボロは余計だ・・・」
よどみのない読経を続ける大吾が口を挟んだ。大吾の言葉をふふんと受け流し、蘭子が僧達に命令した。
「あんたたち、ジャマなズボンを脱がせてやって・・・足首に鉄アレイでもくくりつけてあげて」
麗香は息を飲んだ。蘭子は笑っている。僧達が麗香の周りを取り囲む。
「素敵なおみ足を拝見させていただくわ」
麗香が絶叫する。
「おやめなさいっ!やめて!やめてえええええっ!!」
351名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:13 ID:562rHVeU
うへ〜(;´Д`)ハァハァ
352名無しさん@ピンキー:04/05/26 02:03 ID:5iem5/Ht
なんつーか…(・∀・)イイ!!
ちゃんとした感想は連載終了時に書きまつ
ガンガッテ!!
353不定期投降:04/05/26 09:32 ID:O8MAGlAG
「乱交」9話
絶叫と反抗も縛られたままでは無意味だった。暴れる麗香から僧達がトレーニングウェアのズボンを裾から引き抜く。靴下も簡単に剥ぎ取られた。
「あーら、いつ見てもホントにキレイなおみ足だこと」
蘭子が感嘆の声をあげた。僧達は無言で麗香を無理矢理床の上に座らせる。
彼女の白い右足首と鉄アレイを縄で結び付けてしまった。
「ふーん、やっぱりシルクかあ。お嬢さまなのに白じゃないんだ。大人っぽくピンクにレースとは」
蘭子がせせら笑う。
両手を拘束されていては下半身の隠しようがない。
麗香は白い素足を精一杯折り曲げきゅっと唇を噛み締めて仁王立ちの蘭子を睨み付けた。
ゴロゴロと鉄アレイが引きずられる虚しい音が響いた。蘭子が片膝をついて麗香を覗きこんだ。
「スコート姿より素敵よお!あなたムダ毛がないのね・・・すべすべ」
「!うぅあぁっ・・・!」
蘭子の掌が麗香の太股をさすった。麗香の背筋に冷たいものが駆けあがる。
「アタシなんか髪の毛も真っ黒で多いでしょ、子供のときから毛深くて悩んだのよ。背が高かったせいか生理もはやかったし」
「お・・・おやめなさい・・・」
自由のきかなくなってもなお麗香は毅然としていた。そんな彼女をあざ笑うかのように蘭子は手を股間に這わせる。
「あなたも長身だからはやかったんじゃない・・・ええ?」
「つっ・・・」
蘭子が布越しにパンティのクロッチのくぼみを小突いた。
「くうっ・・・」
麗香の小さな悲鳴を聞くと勝ち誇ったように言い放った。
「あのお蝶夫人がおびえているわ・・・ははは!」
「人間は無知には怯えるものだ・・・」
読経を続けてはいるが、空気のような存在の大吾が口を挟む。
「そうね、大吾!でも心配しなくていいの!未通女(おとめ)は竜崎さんひとりじゃなくってよ」
自分の口調を真似た蘭子の言葉に麗香は顔面蒼白になった。
さっきまでいた僧達がこの場にいない!
「なんですって・・・まさか・・・!」
354名無しさん@ピンキー:04/05/26 11:04 ID:uciU9kas
まさか・・・っていいところで切るなあw
次回が待ちきれません。
355名無しさん@ピンキー:04/05/26 21:29 ID:pRMAC5/a
小出しにするながニクイ!
356名無しさん@ピンキー:04/05/26 22:55 ID:m4XqusCy
くっ!蛇の生殺し状態ですわ。w
357名無しさん@ピンキー:04/05/28 08:02 ID:50O0PxhT
続きが気になってしょうがないよ、お蝶さま。
358名無しさん@ピンキー:04/06/02 19:31 ID:wSXyQSPJ
職人さん、いい仕事してるなあ。
無理しないくらいでがんがってくだされ。
359名無しさん@ピンキー:04/06/06 02:29 ID:tni0fhL9
潮吹け!お蝶婦人!!
360名無しさん@ピンキー:04/06/06 18:56 ID:P64tGSBd
スカパーのガイド誌を見てたら、エロチャンネルの広告で
「エスを狙え!」というのがあってワロタ
第1話が「エロだ・・・エロコーチだ!」ってどんなだよw
激しく見たいがうちのスカパーはPPVに登録してないんだよな〜
 
ttp://www.xcity.jp/CHERRYB/index2.html
ムービーがおすすめ。
361名無しさん@ピンキー:04/06/08 12:39 ID:K0eg5BLz
エスを狙え、広告見た
Mだけにはなりたくない・・・絶妙
362乱交10話:04/06/09 10:10 ID:BjX0pfA/
麗香の不安が的中した。障子の向こうが騒がしい。けたたましい足音とひろみの悲鳴が届く。
「いやですっ・・・はなしてくださいっ」
勢いよく障子が開かれた。蘭子が立ち上がる。
「もうひとりの役者の登場だ・・・そこに降ろしてやって」
「ひろみっ・・・」
麗香は息をのんだ。椅子に縛り付けられたままでひろみが僧たちにつれてこられたのだ。
「おっお蝶夫人・・・お弟子さんたちがコーチの命令で筋肉の鍛錬だっていきなり・・・」
泣き出しそうなひろみにかわり蘭子が冷たく言い放つ。
「そうよ。これは特訓なの」
弟子僧の一人が蘭子に汁椀となぜか大きな包丁を差し出した。
蘭子は椅子に縛られたひろみに近寄る。
ひろみは丈の短いホットパンツに上半身はTシャツ姿だ。素足はそれぞれ椅子の前側の両脚に縛られている。
蘭子が屈んで、口元に椀を差し出した。
「岡さん、これをお飲みなさいな」
「・・・いや・・・」
「おやめなさいっ、飲んではいけないわ、ひろみ!」
不安をこらえきれず麗香が暴れてわめいた。
「・・・キャアアアアアーッッッッ」
363乱交11話:04/06/09 10:33 ID:BjX0pfA/
ひろみの絶叫が本堂に響いた。
蘭子が襟元から包丁を差し込みシャツを切り裂いたのだ。前身頃が縦にぱっくりと開き、下着がのぞく。
「イヤアァァァッ!」
椅子ごとひろみが激しく暴れる。床がきしんで耳障りな音を立てる。
ひろみの両腕は椅子の背にまわされ、両手首を縛られている。
椅子ごと動くだけで蘭子からは逃げられない。
「ひろみ!緑川さんっ、おやめなさいっ!

体の自由を奪われた麗香の制止の叫びは蘭子には何の効果がない。
「服だけじゃなくて今度は肌も切ってあげようか・・・さあ、飲みなさいよ」
すでに目元を潤ませたひろみが椀に口を付けた。
「うっうえっうむむ・・・」
「ようしいい子だ。全部お飲みなさい」
蘭子はひろみののど元に包丁を突きつけて命令する。
口元の両端から液体をだらだらとこぼしながら、のどをそらしていわれたとおりに飲み干した。激しく咳き込む。
「このにおいっ・・・緑川さんっ、ひろみはまだ未成年よっ」
麗香が怒りを爆発させた。蘭子はすこしも動じない
「なにいってるのよ。コーチ特製のいいおクスリなんだから。ふふ・・・」
蘭子が突きつけていた包丁を持ち替え、ひろみの顔の前でちらつかせる。
「さあて、質問に答えてもらいましょうか、西高OGの方々・・・」
364不定期投降:04/06/09 10:38 ID:BjX0pfA/
タイトルを名前欄に書くことにしました
ホント不定期で亀ですがよろしくです
365名無しさん@ピンキー:04/06/11 18:57 ID:648rQCy/
>364
乙!です。

作品が萌えなのはもちろん、
じらしプレイ(不定期投降)にも(゚Д゚ )ウマーです。
いつまでもお待ちしてまつ。
366名無しさん@ピンキー:04/06/13 02:27 ID:FpUJqzz3
不定期投稿様、乙です。
これからもガンガッテ下さい!
367乱交12話:04/06/13 11:17 ID:AeEyte9u
蘭子は二人を交互に見やりながらウロウロ歩く。
「ふふ、あたしはわかりきってることは聞かないんだ。どうみてもおふた方とも男は知らないよねえ。処女に違いない・・・あははは」
長身の蘭子が縛られて自由のきかない二人を見下ろす。
鎌首を持ち上げた大蛇が動けない獲物を鋭くにらみつけ、威嚇するようだ。
「あなたがたふたりがどんな男性が好きなのか興味があるんだ・・・ホントどちらにもね」
蘭子がひろみののど元にまた包丁を突きつけた。ひろみが金切り声を上げる。
「・・・ひいいいいッ」
「あーら、動かないでよ。動くと危なくってよ」
「およしなさいっ!」
鋭い一喝の後麗香が静かに切り出した。
「緑川さん・・・こんなことをなさっても誰も喜びはしないわ・・・あなたの大事な宗方コーチだって悲しまれる・・・もうおやめになってッ」
宗方の名前を出せばと麗香は一縷の望みを託した。
それでも蘭子の常軌を逸した行動は止まらない。麗香の声は聞こえていないようだった。
麗香を無視してひとりつぶやく。
「・・・仁に・・・」
苦しそうなつぶやきにひろみも麗香もはっとした。
「あの仁に・・・選手としても・・・女としても愛された岡さんと・・・」
包丁のみねをひろみの頬に滑らせて蘭子がほくそ笑む。
「男性に興味があるのかどうかわからないお蝶夫人と・・・どちらにも興味がそそられる・・・あははは」
「あっ・・・あのぅ」
蘭子の高笑いをおびえたひろみの声が遮った。
「わかります、あたしっあたし・・・緑川さんがお辛いの・・・コッ、コーチがいなくなられて・・・お辛いのはあたしだけじゃないの・・・緑川さんも、おじいさまとおばあさまも、それに桂コーチも・・・みんな」
ひろみの震える声に
蘭子の視線が一瞬和らいだ。その表情を読み取り麗香は期待する。
「・・・岡さん、優しいのね」
だがすぐにその期待はうらぎられた。
368名無しさん@ピンキー:04/06/14 04:06 ID:MgBBkAN6
つ、続きが早く読みたい…(;´Д`)ハァハァ
不定期投稿さん乙です!
369乱交13話:04/06/15 15:57 ID:2YZtXlbf
「優しいから愛したのね・・・あの女も、仁のお母様も優しかったんでしょうから・・・あたしやあたしの母親とはちがったのよおおおッ!」
蘭子が包丁をひろみのブラジャーの谷間に差し込んだ。
「やめてッ・・・緑川さんッ!」
「イヤアアアアアアーッ」
蘭子、麗香、ひろみのつんざくような絶叫が本堂にこだまする。
切り裂かれるブラジャーの小さな音は簡単にかき消される。
「うふふふ、危ないから動いちゃだめよ、岡さん」
蘭子はあらわになったひろみの胸のふくらみに包丁の刃を這わせる。
麗香が髪を振り乱して地団駄を踏んだ。
「もうやめてッ緑川さんッひろみ・・・ひろみぃ」
「イヤッ、イヤアアァァッ・・・助けて、助けてぇ」
ひろみが泣きじゃくった。
「岡さんあなた胸小さいわね。着やせするわけでなくてそのまんま・・・サイズいくつよ」
意地悪く笑いながら、蘭子が両の先端を包丁のみねでぐりぐりと交互に小突いた。
「ふふっ、でも乳首が小さくて桜色でかわいいわ・・・あらなによこれ。全然立ってこない。テニスのしすぎで不感症じゃないの、あなた・・・」
「くううっ、緑川さんっ、おやめなさいっおやめなさいっ」
柱に縛られたまま、暴れる麗香を無視して蘭子は弟子の一人に声をかけた。
「やっぱり男性に愛撫してもらえないと感じないみたい・・・あんたたち、かわいがってあげて」
うれしそうに僧の一人がひろみの椅子の背後にまわりがばとりつく。
「イヤアッ、イヤアアアッ・・・」
激しく左右にひろみが首を振る。
「ひろみ!
やめてっ・・・ヤメテエエエエッ」
麗香の声がむなしく響いた。
泣き叫ぶひろみに蘭子は冷たく言い放った。
「でもまだペッティングだけよ・・・破瓜の行為は誰の役かわかっているわね」
蘭子が包丁の刃をベロリとなめてみせた。
「さあて、次はあなたよ。お蝶夫人・・・」
370名無しさん@ピンキー:04/06/15 19:08 ID:jMhI1AoS
キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(  ゜)キタ!( ゜∀)キタ!!( ゜∀゜)キタ━━━!!
371乱交14話:04/06/17 11:02 ID:VfS2LEUL
蘭子の言葉に麗香は全身の震えが止まらない、悪夢だと信じたいのだがひろみの悲鳴が現実なのだと否応なく認識させる。
作務衣姿の丸坊主の僧は椅子ごとひろみの後ろから抱きついていた。
羽交い締めにされてひろみはただ喘いでいた。
「いやっ、やめてッ・・・痛い痛いッアアアアッ」
僧の両手は両の乳房をがっちりととらえていた。激しく両腕が動いている。
両の乳房をなぶり、その先端を指で挟み、しごき上げ好きに弄んでいる。口元によだれをこぼし、感嘆の声をこぼした。
「うはあっ・・・小ぶりですが、きめが細やかで実にいいっ・・・肌が吸い付きます。ちゃんと乳首もしこってきました。蘭子どの、接吻は構いませんか」
一方のひろみは悲鳴をあげてただ泣き叫んでいた。
「どうぞお好きに。岡さんすこしうるさいわよ。黙らせて」
「いやっ、いやああッコッコーチィ、たすけ・・・ぐむむむっ」
顔を背けるひろみの唇を容赦なく男の唇がとらえた。
しばらくしてひろみの唇の両端から、注がれたのであろう、行き場を失った男の唾液がだらしなく滲んでくる。
「桂さん、桂コーチッお願いです。どうかどうか・・・やめさせて、お願いします・・・」
泣き出しそうな麗香の哀願にも大吾の読経は止まらない。
蘭子がまたせせら笑った。
「男の人はね誰でもみんなそうしたいものなのよ、好きな人なら気持ちいいわけ?それともコーチだった仁ならなにをされても文句いわないのかしらね・・・?」
蘭子が麗香と向かい合わせになった。トレーニングウェアのファスナーに手をかける。
チチ・・・ゆっくりと下へずりおろしてい
く。
「・・・蝶ってなくかしら」
372名無しさん@ピンキー:04/06/17 11:21 ID:An/xY908
鳴かぬなら鳴かせてみよう…ってやつですな。
373乱交15話:04/06/17 11:30 ID:0AAajlYL
「緑川さん、もうおやめなさい・・・」
声の震えが止まらない。麗香を無視して蘭子はひとりで話す。
「ここにいるお弟子さんたちね、みんな我が加賀高校の卒業生なの」
チチチ、ゆっくりとファスナーが引き下ろされていく。
「あたしの弾丸サーブの特訓相手だったヒトもいるわ。テニスはみんななかなかの腕前よ」
「緑川さんッ」
「悲しいかな我が校はいつも県下の西高にいく手を阻まれてね男女とも・・・うちの後輩の樋口くらいかしら。おたくの英さんに勝ったの」
正直麗香はまったく英に興味はなかった。
他の部員に「お蝶夫人二世」とまで呼ばれる彼女に驚異を感じたことはみじんもなかった。
麗香のライバルは追いかけそして追い越した岡ひろみ。
そして高校時代、個人戦で団体戦で必ず立ちはだかるこの目の前にいる「加賀のお蘭」こと緑川蘭子だった。
「男子も悲惨なものよ。あたしの同級生たちは藤堂、尾崎。そのあとは香月・・・今はかみ、神谷・・・」
自嘲地味に蘭子が静かに笑った。
「神谷・・・あいつは似ていない・・・仁は仁。あたしの兄貴はただひとりよ。死んだ人はかえっちゃこない。ひとりしかいないから人間ひとりひとりかけがえがないの」
麗香がはっとした。蘭子の目元が潤んでいる。
「加賀高テニス部はいつまでたっても万年二位。西高に勝てない」
うつむいていた蘭子が顔を上げた。
「同じテニスの世界に、努力しても頂点にのぼれない、いつもいつも負ける人、勝てない者たちの気持ちなんて、わかりっこないわよね」
ファスナーがすべて引きずり降ろされる。
麗香の裸身を守るいちばん外の砦が陥落した。
374名無しさん@ピンキー:04/06/18 18:43 ID:AUmSdwIw
お蝶の裸身・・・。

 ∧_∧
( ;´∀`) ちんこ勃ってきた。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)

375尾崎:04/06/18 21:09 ID:Zd+i2//D
うわぁあああッ!!!お蝶さまぁーーーーーーッ!!!!!!
376藤堂:04/06/19 00:03 ID:ZiC+MYuq
岡クンニ!
377名無しさん@ピンキー:04/06/19 01:01 ID:0kTk7wqj
香月より神谷のほうがひろみタンを押し倒す度胸はあると思う。
378名無しさん@ピンキー:04/06/19 21:18 ID:flhp8Pjf
>不定期投稿様

っつ、続きが激しくきになりまつ…(;´Д`)ハァハァ
379乱交16話:04/06/23 15:59 ID:9ij9ytkV
蘭子は麗香の身につけたTシャツの裾を掴み下から上へと包丁の刃を走らせた。
「だいたいねぇ蝶が服を着ているなんておかしいわ」
薄い砦は簡単に切り裂かれていく。
(落ち着くのよ・・・なんとしてもひろみを助けなくてはっ、緑川さんは正気じゃない・・・彼女をこれ以上刺激してはいけない)
恐怖に飲み込まれそうになりながらつとめて冷静に麗香は振る舞う。
「そ、そんな誤解なさってるわ。あたくしはもちろん、誰もみ、みんな皆試合に敗れて悔しい思いをしていましてよ。・・・挫折感を味わっていましてよ」
蘭子は上機嫌だ。鼻歌が聞こえた。
「おっ岡さんだって・・・あなたに何度も負けているわ。ね、そうでしょう」
麗香の問いかけを蘭子は無視している。
「あーらブラは白なの。お嬢様なんだから下着の色のコーディネイトくらい考えなさいよぉ」
蘭子は刃の切っ先で切り裂かれたTシャツの見頃を交互にめくりあげた。
麗香の全身をなめあげるようにじろじろと見つめる。
なかば簡単の声を上げうなってみせた。
「うーんでもカップが総レースとは・・・なかなかいやらしいわね。白い肌も乳首も透けて見えるわぁ」
蘭子が麗香から顔を背けた。
「ちょっと誰でもいいわ、岡さんの下着を確認してあげて」
蘭子の口元は冷たい笑いがあふれんばかりだ。
「下の口のご機嫌を伺ってやって・・・」
380名無しさん@ピンキー:04/06/23 18:31 ID:3hZnmg5w

 ∧_∧
( ;´Д`)ハアハア
人 Y /
( ヽ し
(_)_) ←尾崎


381名無しさん@ピンキー:04/06/26 22:40 ID:wdCq69Sv
|Д`) ダレモイナイ…ハァハァスルナラ イマノウチ

(;´Д`)オチョウフジン…ハァハァハァハ(ry

382名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:23 ID:CbvgJ00q

キテ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
383名無しさん@ピンキー:04/06/28 02:03 ID:ZWb7drcU
・・・なんかすんげースレに来ちまった!(;´Д`)ハァハァ
不定期投稿サマGJ!
未読はダメ?さんの続きも激しく気になる
384乱交17話:04/06/28 17:38 ID:Zd5rkAQ7
大吾の後ろでともに読経を唱えていた弟子がひとりいそいそと立ち上がった。
「蘭子どの、その役目ぜひ私に・・・」
「ちゃんと報告して。岡さんがどんなパンティはいているか」
「はいっ、ありがたく・・・」
椅子に縛られ、背後から弄ばれているひろみの前で一礼し、手を合わせた。
「うへへへ・・・」
自由のきかないひろみのホットパンツのボタンをはずし、ジッパーをひきおろす。
「うおうっ、これはピンクです。ピンクに赤い小花模様です。前に赤い蝶結びの飾りがつけられておりますっかわいいですなあ。蘭子どのの趣味とは全く違いますなあ」
下品でうれしそうな声が響いた。
蘭子が苦笑いする。
「・・・ひとこと多いわよ。その飾りはポイントブーケっていうの。ま、男の人には坊主には関係ないか」
「いやいやいやあああッ、助けてッ!
藤堂さんッ」
吸い付かれた唇を懸命に振り払いひろみが泣き叫んだ。
麗香は不思議とひろみに嫉妬は感じたことがなかった。
身近な男性はなぜかひろみに引きつけられていく。
もちろんそうではない男性はいる。
が、麗香の注目した男性はなぜか自分でなくひろみを選ぶ。
(ひろみっどうしたらいいのっこのままではあっ)
このままいけばひろみの体が奪われることが
わかりきっていることだけに麗香はひろみが痛々しかった。
何も出来ない己があまりにも不甲斐なかった。
「藤堂・・・ですって?」
蘭子が即座に反応した。
「どうして・・・仁じゃないのよ、岡さん」
ドスのきいた低い蘭子の言葉に麗香は戦慄した。
「仁はもうこの世の人じゃないからなの・・・仁に愛されたのは・・・岡さん、あなただけなのに」
385乱交18話:04/06/28 18:24 ID:E+DrydR9
蘭子が低くつぶやく。
「みじめなものね、妹もそうだけど兄もなんて・・・一生をかけて愛した人に、好きな人になんとも思ってもらえないなんて、くくく・・・あははは、バカよ仁」
急に蘭子が笑い出した。
本堂に狂った甲高い笑い声が響く。
「ふふふ、でも妹はもっと大バカよ・・・」
「緑川さん、落ち着いて、お願いよ・・・」
麗香の懇願に笑いが止んだ。
浴衣が肩からずり落ち胸元がさらにはだける。
「あはあははは・・・バカな妹はねぇ、先に知った肉体の快楽をあなた方に味わって欲しいの。・・・藤堂か。あいつはどーも童貞っぽいわねぇ。大吾はどう思う」
読経を続ける大吾の返事はない。
「大吾は自分のことはもちろん仁のこともいわないけど、そういうことあたしはわかる」
自信たっぷりの蘭子に静かに返事がかえった。
「おまえの目は確かだ・・・」
「はいはぁいありがとう。やる気になったわ。ここは、童貞クンを昇天させる技術をおふたかたに伝授しないとね」
蘭子の目が輝いた。
「セックスって最高よおっ、なにもかも忘れられて気持ちいいの・・・」
「それは違うわ、緑川さんッ」
麗香が毅然として言い放った。
「ごっ、強姦は被害者が申告して成立する犯罪よ。もしものときはあたくしもひろみも黙ってはいなくってよっ・・・」
蘭子が麗香をにらんだ。
「実行犯以外も・・・見張りや手伝った者も共犯者として同等の罪になるわっこんな馬鹿げた真似であなたやここにいる人たちの将来に傷を付けないで・・・」
将来は法曹関係の仕事を目指している才媛の麗香の必死の説得だった。
一瞬桂たちの読経が止んだ。
外の雨音が突然大きくなる。
386名無しさん@ピンキー:04/06/28 21:01 ID:d/GUAXMG
俺の期待もますます大きくなるわけなんだが。
387名無しさん@ピンキー:04/06/28 21:57 ID:DglvxTnY
俺の股間もますます大きくなるわけなんだが。
388乱交19話:04/06/30 18:38 ID:seWDSxW7
蘭子が足音を踏みならして麗香に近付いた。
「はん、たいしたもんね。とらわれの蝶が仏門に入っている方々に説教とは」
一瞬の出来事だった。
「・・・それとも、いまのは脅迫かしら」
蘭子は下から上へ、麗香のブラジャーをまっぷたつに切り裂いた。
上半身を守る最後の砦はたやすく陥落した。
「・・・くはあぁっ・・・」
苦悶と羞恥に満ちた麗香の悲鳴が漏れる。
勢いよく豊かな両の乳房がプルリッと揺れて姿を見せる。
唇を真一文字に引き絞りがっくりと麗香が頭を垂れた。
「だめよ、だめ。あなたのおっぱいよぉく見せて」
蘭子が麗香の豪華な髪を引き掴んだ。
無理矢理顔を上げさせる。
「つあっ・・・」
蘭子は何度もはしゃぎながら麗香の乳房に刃をすべらせた。
冷たい刃の感触に全身が総毛立ち、麗香はのけぞる。
「そうよ。そう・・・すっごいわねぇ。ホントに外人みたい。乳首がピンクでつーんと
上を向いてる。いいカタチのおっぱいだわあ。女のあたしでもほれぼれするうっ」
刃のみねで乳首の根元を押しつけられると、あぶくのように鳥肌が立った。
冷たい汗が全身からさらに噴き出した。
「あなたといっしょでツンツンしてるこの乳首、ちょん切ってやろうかしら・・・」
蘭子が舌なめずりをしてみせた。
「アアッ・・おっおちょう・・・ふじ・・・んっ!ううっ」
喘ぎ混じりの小さなひろみの自分を呼ぶ声に麗香ははっとした。
「お願いッ、ひろみは・・・ひろみは、許してあげて・・・」
389乱交20話:04/06/30 19:03 ID:pTkrGbAR
もともと桂大吾の寺で特訓を受けることを発案したのは麗香だった。
蘭子と桂、そして弟子たちの関係も知らなかった。
自分のコーチのテニスの特訓と聞いて、何も知らずにひろみはここにやってきた。
ひろみを巻き込んでしまったことが麗香には耐えられなかった。
「ねえ緑川さん、お願いよ。あたくしの態度が気にいらないなら、あたくしだけで
よろしいのではなくって・・・」
蘭子がはたと包丁をなぶっていた乳房からはなした。
「・・・すばらしい先輩ね。自分だけを犠牲にすることを申し出るなんて。ホントに岡さんがかわいいのね」
刃のみねを頬に押し当てながら、蘭子が頷いた。
「聡明で法律に詳しい竜崎さんにひとつお伺いしたいのよ・・・」
ギラリと蘭子の瞳が輝いた。
「とーぜん合意の上でのセックスは犯罪として成立しないわよね」
蘭子の質問の意図がわからず麗香は黙っていた。
下手な返事をして蘭子をこれ以上刺激したくなかった。
「快感を感じているのにレイプってのはありえないわよね」
蘭子が口元をゆがませニヤリと笑って見せた。
このうえなく醜悪な顔だと内心麗香は身震いした。
「・・・そろそろかな・・・岡さんの様子はどうかしら」
麗香はひろみを注視した。
背後の僧は両手でひろみの胸をなぶり、ひろみの首筋から肩へと好きに吸い付いている。
前に屈んでいた僧もまた己の唇でひろみの乳房を弄んでいる。
ひろみは泣き叫んで疲れたのかぐったりしている。
しかし口元に浮かんだよだれと、焦点の定まらない瞳に不審を感じた。
「ああん、あんッ・・・ハァハァ、ハァンッ・・・」
今までとは違う甘えた声のひろみに麗香は愕然とする。
390名無しさん@ピンキー:04/07/02 18:45 ID:dzzFGZkb


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
391名無しさん@ピンキー:04/07/05 18:59 ID:oI/P/BDX
エロいエロいよ蘭子age
392乱交21話:04/07/07 17:02 ID:Oi/tjMwi
麗香はひろみの態度の変化に我が目を疑った。
「ひろみっ、ひろみ・・・どうしたの、しっかりなさい・・・」
おそるおそる発した麗香の声にひろみは答えない。
ただ頬を紅潮させて、なおも喘ぐ。
「はあぁっんっ、うあんあんアアンッ」
自ら体を後ろの僧にもたれ預けていく。
前面に取り付き両の乳房に吸い付く僧からも逃げようとしない。
望んで体を差し出しているふうにしか思えない。
「ハアッハアアア・・・ああんっもっと、もっとぉぉ・・・」
ひろみの信じがたい言葉に麗香の全身が凍り付いた。
「なっ・・・そんな、そんな・・・」
「おクスリだっていったでしょう、ふふふ・・・あはははははは」
蘭子の勝ち誇った笑いがあたりに響き渡る。
「岡さんがさっき飲んだのはただのお酒じゃないのよお。どんどん興奮してくるわ・・・淫乱になっちゃう」
ひろみの乱れた姿を目の当たりにして麗香は言葉を発することが出来ない。
「坊主ってのはねぇ昔はお医者さんだったのよ。大吾は後ろの山に自生する薬草に詳しいの・・・
古今東西、回春剤ってあるのよねえ。もっといいこと教えてあげようか、すました竜崎さん」
「うああっ・・・」
痛みに苦悶の悲鳴が思わずもれる。
麗香の片方の胸のふくらみに包丁の刃を這わせたままで、蘭子がむんずと残された乳房を
わしづかみにした。
蘭子は麗香の乳房に爪が食い込ませる。
「・・・あなたにもそのありがたぁいおクスリ、差し上げるわ」
393乱交22話:04/07/07 19:04 ID:WAbgSXGt
指をぐりぐりと麗香の胸に潜り込ませながら、蘭子は顔を麗香の頬に寄せた。
「やっ・・・やめてっ、くううっ」
必死で顔をそらせる麗香の首筋に舌の先を這わせる。
蘭子は吹き出た麗香の汗を舐めとっていく。
耳たぶを口に含まれると背筋に冷たいものが駆け上がった。
「・・・くはあっ」
苦悶に満ちた麗香の声に満足して蘭子は顔をはなす。
「うふふ、薬の成分は毛穴から吸収してもらうわよ。最初は冷たいでしょうけどね・・
・ははは。ああ、最後までお経を読んでいた我慢強いあんた」
蘭子に声をかけられ一人の僧が立ち上がった。
「待ってたあんたにその役まかせたわよ。例のヤツふんだんに塗ってやって」
俊敏な動作で僧が近付く。
うやうやしくすり鉢鉢を差し出した。
すりつぶした粥のような物体があふれんばかりに盛られている。
頷いて蘭子は包丁を渡す。
「ヘラのかわりよ、お使いなさい」
「いやです・・・そんなこと許しませんッ」
言葉はまだ丁寧ながら、麗香は取り乱していた。
豪華な金髪の巻き毛を振り乱して激しく首を左右に振る。
「どーんどーんむずがゆくなって熱くなるから。燃えてくるわよ。疼くわよ」
「蘭子どの、下の大事な部分はいかがいたしましょう。塗りつけてもよろしいですか」
蘭子はニヤリと笑った。
「そこはまだだめ。そこにはじゅうぶんに潤っていただいてから、お蝶夫人自らご開帳と
いきたいわ。はははは・・・なんて楽しいんだろう」
あらん限りの力で、後ろで縛られた手首の縄をほどこうと麗香は暴れる。
体を揺する。
「がんばってね、お蝶夫人。あなたも夢の中へどうぞ・・・」
394名無しさん@ピンキー:04/07/07 23:52 ID:zvS3acRn
いい展開!!
お蝶夫人の堕ちかたに期待!!
395名無しさん@ピンキー:04/07/10 20:15 ID:AYSvwQnV
>>360 エスを狙え第2話
「テニスかペニス、どちらかひとつ選びなさい」
禿しく見たい
396名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 18:13 ID:VWQ4+8sy
>>395
>「テニスかペニス、どちらかひとつ選びなさい」
不覚にもワラタw
エスを狙え詳細きぼん
398名無しさん@ピンキー:04/07/11 22:42 ID:2R5tCw6o
この場合、ペニスを選ぶんではなかろうか・・・??
399未読はダメ?:04/07/14 04:04 ID:7Y1lyj2z
>>255
 藤堂の舌を体に含ませたままで、ひろみの体は激しく揺れ動く。大海に
漕ぎ出した小舟のように。シーツの波間にバタバタと行き場を失った両手
をたたきつける。
「やあっ、もうやめて…ああん、あん…はあぁぁぁん…」
 口ではやめろと絶え間なく懇願するが、足は開いたままだ。体の中心に
取り付いた藤堂を払いのけることはない。
 ひろみの両の足首から太股へゆっくりと手のひらを這わせながら、藤堂
の頭がひろみの股間の奥へと進んでいく。ひろみの肌はどこもすべるよう
にきめが細かい。
 藤堂はひろみの細い腰をしっかりと引き掴み、ただ夢中で舌での愛撫に
没頭している。
 花芯の入り口から忍び込ませた舌が、さらに奥へと這い進む。抵抗はま
ったくない。ひろみがすでにこぼした甘酸っぱい香りが藤堂の鼻をくすぐる。
「とっ、とうどうさん…うあっはあああんッ…」
 口のふさがった彼から返事は当然ない。ひろみはうわごとのように甘えた
声で彼の名前を呼び続ける。
 体の内側に加えられる甘い痺れをこらえきれず、自然と足の裏に力が入る。
 ベッドのスプリングの効いたマットは柔らかく、ひろみの反応に微かに
きしんだ音を立てる。
 藤堂の舌がその付け根まですっぽりとひろみの体の中におさまってしま
った。すぐさま柔らかい肉の内壁が柔らかい舌でなぶられる。入り込んだ
なま暖かい湿った異質の軟体が自在に動くと、それにあわせて圧迫される
場所が絶えず移動していく。
 快感以外の何ものでもなかった。今まで加えられたことのない甘美な刺
激に甲高いひろみの悲鳴がこぼれる。
「…きゃああああんっ、すごい…すごぉぃですう…はぁぁん…」
 のどをそらせてひろみが喘ぐ。ひろみの体の奥で火がついた。熱く疼き
なにかが溶け出した。
「やっやあんッ…もう、もうっだめえっ…」
 誰にも聞かせたことのない甘えたさえずりとともに、ひろみは花芯の奥
から極上の粘度の高い樹液をこれまでにないほどどっぷりと漏らした。
400未読はダメ?:04/07/14 04:10 ID:7Y1lyj2z
ご無沙汰をしておりました。穴があったらはいりたい…
個人的な都合によりこられませんでした。
なんとか本番まではたどりつきたい(終わらせたい)と考えております。
ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いします。
401名無しさん@ピンキー:04/07/14 16:34 ID:ESlNqz0q
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
未読はダメ?様、お久しぶりです!
萌えますた(;´Д`)ハァハァ
がんばってください。引き続き楽しみにしております。

402名無しさん@ピンキー:04/07/14 17:49 ID:N57WDhKS
未読はダメ?様、お帰りなさい!
待ってましたよー。
403乱交23話:04/07/16 13:46 ID:Rgf7qehi
蘭子のいうとおりだった。
痺れるような冷たさだった。不快この上なかった。
泥か海草パックのように怪しげな薬物が麗香の白い体に塗りつけられる。
豊かな乳房と引き締まった腹は覆い隠されてしまう。
包丁をヘラのように使いながら、麗香の体を塗りつける僧の顔はだらしなくゆるんでいた。
それでも麗香は目をそらすことなく若い僧をにらみつけていた。
「ああんッああんあんあん・・・・アッハァァァァン」
ふたりの僧にイタズラをされ乱れていくひろみをすこしでも視界から外していたかった。
泣き叫んでいたひろみの姿はすでにない。
無理に飲まされた催淫剤のせいとはいえ、とても正視できなかった。
「ご苦労。ねえ、誰かあたしの相手もしてちょうだいよ」
蘭子が立ったまま足を大きく開いて挑発する。
浴衣の下になにも身につけていなかった。
鍛え抜かれた長身の蘭子の裸体はしなやかでまさに獣のようだった。
先刻の言葉通り、太股のデルタ部分は黒く深い茂みに覆われていた。
ひろみの後ろに取り付いていた僧が静かにうなずき立ち上がった。
「ああんっあんっ・・・ううんうんっ」
すっかり息の上がったひろみにさらに深く、向かい合わせになった僧がガバと取り付く。
ズルズルッと音を立てて唇を吸い付けあう。
思わず麗香は顔を背けた。
体の前で、包丁をちらつかせて様子をうかがっている僧が怪しく笑った。
近付いた僧を満面の笑みをたたえた蘭子が迎える。
立ったままもつれるように腕を絡ませふたりは、深く深く抱き合った。
僧の片腕が蘭子の胸を引き掴みすぐに下へ降りていく。
蘭子が女豹のようにしなやかな体を反らせ、長い片足を上げる。
僧の体側に足を絡ませ腰を振る。
麗香が目を閉じ低くつぶやいた。
「ああ、なんていうこと・・・あぁ」
肉欲だけをぶつけ合う獣どうしの交歓にしか、麗香の目には映らなかった。
「・・・ハアンッハァ、うおおおおっうおっ・・・」
蘭子が吠えてみせた。激しく喘ぎながらうめく。
「うおっ、大吾・・・さあ・・・出番よ・・・そこのあんた、岡さん・・・のなわ、ほどいて」
404不定期投降:04/07/16 13:49 ID:Rgf7qehi
後発のつなぎがいつまでもウロウロしてすんません。
もうちょい居座らせてくだされ。
405名無しさん@ピンキー:04/07/17 22:22 ID:Qf7WT1EB
一度に2作品の新作が読めて(・∀・)イイ!
お二方には大変かも知れませんが最後まで
頑張ってください。
|∀・)コソーリキタイシテマス
406名無しさん@ピンキー:04/07/19 01:07 ID:6MAv3WBU
>>400
おかえり

>>404
読んでるぞっと
407乱交24話:04/07/20 15:21 ID:F6syThoy
椅子に縛られて腰掛けているひろみに向かい合わせになった僧がのしかかる。
僧の腰が自然と前後にあやしく揺れる。体を揺らせて、ひろみの体に愛撫を加えていく。
「きゃあああんっ、あはんっ・・・いい・・・いいーッ」
ひろみが吠えた。蘭子にも負けぬほどのみだらな響き。
男に媚びているとしか思えない甘えたうなり声に麗香は絶望する。
僧はひろみの上に乗りかかり、乳首に吸い付く。
肩口に首筋にと好きにどこでもしゃぶりつき口での愛撫を止めない。
ひろみの両足首はそれぞれ椅子の脚に縛られている。
足首を縛られたままで股間を左右にばっくりとだらしなく開いたひろみの様に、
麗香は嫌悪感から吐き気まで催していた。
僧は椅子の背に両手を回し後ろ手に縛られたひろみの両手首を器用にほどいていく。
「まだか、はやくせんか・・・」
読経を止めて大吾が催促した。
「はっはい・・・ただいま。いまから足の縄をほどきます」
僧がひろみから飛び退き、床に跪く。
慌ててひろみの足の縄を順にほどいていく。
「はっはっは・・・弟子はツライわねェッ、仕方ないわ。仁の親友以外に誰が岡さんを女に出来るものですか!あははは、ウウンッ・・・」
蘭子が高笑いした。
蘭子の片手は抱き合っている僧の股間を撫でさすっていた。
すでにそそりたった僧の分身の頭と棹が麗香からも見えていた。
蘭子はつま先立ちになる。それにこたえて僧も腰を落として身構える。
「弾丸サーブのレシーブの準備はいいかしら。ちゃんとうけてちょうだい」
蘭子が勢いよく自らの腰を振り下ろす。
「うおおおおっ・・・おおおおお!」
すさまじい咆吼とともに蘭子と僧がつながった。重なり合ったふたりが上下に激しく動く。
「おっ、お待たせしました・・・住職・・・」
泣きそうにおびえた声を出してひろみのそばから僧がはなれる。
「ひろみっ、お逃げなさいっ!ひろみ・・・」
麗香の叫びにひろみは反応しない。
ようやく解放されたひろみは、椅子にもたれ足を開きぜえぜえと息をして喘いでいる。
「・・・よしっ、来い!岡!」
大きな声をあげ大吾が袈裟を脱ぎ捨てて立ち上がった。
408名無しさん@ピンキー:04/07/20 23:38 ID:Lg3k84NI

Good jooooooooo ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━ooooooooooob!!!!
409乱交25話:04/07/27 19:08 ID:SqqNe37U
桂大吾が瞬く間に白い着物を脱ぎ褌(ふんどし)一丁の姿になる。
がっしりとした筋骨隆々の男の裸体に、麗香は不覚にも目を奪われた。
「ふううんっ!はあああッ!」
なぜここまで気合いを入れるのかというくらい大きな声を出し大吾が褌を外す。
「あああ・・・」
驚くほど大きな声が麗香から漏れた。まるで卒塔婆のように太い肉の棍棒が大吾の股間に
そそり立っている。
(昨夜見たものよりも・・・今緑川さんの相手の方より大きい・・・これが男性・・・)
麗香にとってはこの世の中で一番素晴らしいの男性はテニスを教えてくれた父だった。
幼い頃の記憶だけとなって久しいが父は颯爽としていて白いテニスウェアがコートに映えた。
(あ、あたくしは・・・いままで男性の裸などまともに見たことがなかった・・・)
「うおッうあうおぉ・・・うふふ、どうしたのよりゅ竜崎さん、大吾にみとれて・・・オオッ」
そんな麗香の心を見透かしたかのように蘭子がうなりながら話しかける。
「オオッスッゴイでしょうおっ!わっ若くってえっ、たくましくってえぇ、さっさんじゅう手前の
オトコってぇっ・・・くあああっ、なっなのにぃなのにぃ!じ・・・んは・・・だい、ごとおない
年の仁があああっ!」
下から突き上げられる衝撃に耐えられないのか蘭子が涙声で叫ぶ。
「くううあああッ、仁の代わりにいっ、オンナにしてやってえ、大吾ォォォォッ」
僧とつながり腰を揺らしながら蘭子が泣き叫ぶ。
「じっ、仁のかわりにぃっ思いを遂げてぇぇぇ・・じぃぃぃぃんっ!うああッ」
麗香には蘭子が狂っているとしか思えなかった。
道ならぬ恋に苦しんだ挙げ句、その相手を永遠に失ったために蘭子は鬼女になってしまったのか?
「やめてくださいッ!桂さんッ!」
必死に麗香が叫ぶ。
(あなたしか、この地獄から皆を救えない・・・)
麗香を無視して、この地獄の中で静かに口を閉ざした大吾が一喝の声をあげる。
ひろみへの催促だった。そのひろみはまだ所在なく股を開いて椅子にもたれている。
「どうしたッ!?岡!お前なら踏み出せるはずだ!宗方とともに歩むはずだった世界へ!」
宗方の名にひろみの肩がビクンと反応した。
410不定期投降:04/07/27 19:28 ID:3DLbC8A8
暑中お見舞い申し上げます
いくらなんでも卒塔婆(そとば)はデカすぎ
位牌にしとけばよかった
盆前になんちゅー不謹慎な・・・チーン
411名無しさん@ピンキー:04/07/28 10:38 ID:3ZEU74jX
ハァハァ(;´Д`)
ワラタ。確かに大きすぎw
412名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:05 ID:9yzNwxS+
>>410
投下乙です。続きもよろすく!
棹が卒塔婆なら玉は木魚か…ゲフンゲフン
413名無しさん@ピンキー:04/07/28 22:38 ID:Fknsaa29
>>412
ワラタ
414名無しさん@ピンキー:04/07/29 03:06 ID:Y6+6sKUy
>>410
ワロタ!!
で、ひろみはコーチと歩むはずだったエロい世界にふみだすのかw
415名無しさん@ピンキー:04/08/01 15:04 ID:4KBr5DyF
職人さんお二方、ガンガレ!!
416名無しさん@ピンキー:04/08/03 13:32 ID:7SsreFuD
保守
417未読はダメ?:04/08/04 05:46 ID:+tAM5FoD
>>399
 大量にあふれかえったひろみの蜜を掬いきれず、藤堂は退散した。それこそ
首の伸び縮みができる亀が甲羅に引っ込めるように舌を引き抜く。
 勢いで顔面のそこかしこからいままでいたひろみの中と同じ匂いがまとわりつく。
「…う」
 思わず声が漏れた。ひろみは首を起こして、藤堂を見下ろしている。様子を伺っている。
(ねばっこい…)
 舌で掬いきれなかったひろみのこぼした蜜が口元にもからみついている。とろりとした粘りのある
体液を乱暴に手でぬぐう。
「すごい。景気がいいね。それにうまい」
 とんでもなく下品で乱暴な口ぶりだと藤堂自身も思う。どこか
おっかなびっくりではありながら軽口がたたける。今までの接し方が飾られているように感じた。
「ええッ…もう、なんてこと言うんですかぁ…藤堂さんは」
 顔を赤らめたひろみもまた軽く笑みを見せる。
(きっと、彼女は俺をうけいれてくれる…)
 肉体関係を結んでしまうとひろみが傷つくのではないか、日本を離れて生活しているいま、今後のこと
はどうしたらいいか、はやすぎるかもしれない…あれこれ気に病んでいた不安はとうの昔に、どこかに
ふっ飛んでいってしまった。
 藤堂は上半身を起こし膝立ちになる。ウエストのゴムに指をかけ急いで邪魔なブリーフを脱ぎ捨てる。
 ひろみの想像通り、白い短パンにひびかないように選んでいる無地の白だった。
418未読はダメ?:04/08/04 06:28 ID:6uo0g3YF
 お互いどうしてここまで時間がかかったんだろう。好きなんだからいつかは生まれたまんまの裸になって、抱き合うことに
なるかもしれない。藤堂さんが望めばそうなるかもしれない。
(そんな関係を望んではいない…ただあたしがどうしても会いたかったから)
 予期せぬときに現実として体験することになると心の準備などできてはいない。でもひろみは素直にうれしかった。
恥ずかしさはもちろんある。そして未体験の恐怖もある。何より強い好奇心と深い喜びがある。
(…素敵…藤堂さんと…ひとつになる…)
 日本を飛び出したとき今の状況は想像してはいなかった。いつかはそうなるかもしれない程度だった。
現に発熱して寝込んでしまっていたのだから。
 今回体調を崩したことについて、マキには死んでしまいそうと泣き言を手紙にしたためるつもりだ。
(死んじゃいそうだよ…死んでもいい…ダメよ!いま死んだらおしまいじゃん)

 のぼせてしまって放心状態のひろみにゆっくりと藤堂がのしかかる。たくましい両腕に抱きかかえられ…ひろみもまた力の限り
抱きしめる。裸の裸の胸が重なり合う。胸のふくらみが押しつぶされて、その感触が心地よい。ふたり一緒にいることが感じられて
本当に安心できる。
 何度重ねて吸い付きあったかわからない唇と唇がまた重ねられる。
「…いっしょにいこうよ、岡くん」

 聞き覚えのある言葉だった。ジュニアの強化選手に選ばれ、ひろみが困惑している時だった。
(きゅうに世界といわれても…)
 あの時も、戸惑うひろみの手を取って励ましてくれた。一緒に行こうと勇気づけてくれた。
「はい、藤堂さん…」
 他に言葉が見つからない。小さく頷いたひろみの声が震える。
(…いよいよだ…)
419名無しさん@ピンキー:04/08/04 23:06 ID:13d3GWCs
>>418
>ジュニアの強化選手に選ばれ、

アッチの意味でのジュニアのことかとオモタw
420名無しさん@ピンキー:04/08/05 07:40 ID:KK+9T53/
未読はダメ?様、乙!
長い間待ちました。いよいよですなー。藤堂さん、ガンガレ!!
421名無しさん@ピンキー:04/08/05 10:48 ID:u/0AR26G
通りすがりだがCS録画したら映画でなくアニメだった
監督出崎統!作画杉野昭夫・・・エログロチャンバラ忍者もの?
水谷優子声キャラがレズられてよがってた・・・
422未読はダメ?:04/08/06 06:46 ID:ctfjrN66
 時間の経つのがどこかぎこちない。ひろみは、おずおずと膝を立てて両脚を左右に足を開く。
 藤堂はひろみの両肩の上のマットに両の手のひらを押しつけて上半身を起こす。ひろみの上に折り重なった。手探りで花弁の綴じ目が指の腹でゆっくりとこじ開けられる。
「あ…」
 恥ずかしさと、触れられるとひろがる微弱な快感にひろみが首を振って喘いだ。藤堂のそそり立った分身が、ひろみが自らこぼした蜜のあふれる花芯の入り口にあてがわれる。
(指じゃない…もっと太くて…大きくて、長くて…ラケットのグリップみたい…)
 布越しに見たときも驚かされたが、男の人のモノって興奮すると全く別なものになってしまうのだ。
 ごそごそ、がさがさ…もぞもぞ…ふたりのは精一杯息遣いを整える。耳障りで余裕のない雑音。苦笑いをさそう音すらいまのひろみには崇高に思えた。
(いよいよなのだ…岡ひろみ19歳!マキ!おぬしにも話せぬ初体験なのじゃ)
 今年の夏休み、演劇部の合宿の後、マキは元気がなかった。なにを聞いても答えてくれなかった。マキとはなんでも話せる間柄だと思っていただけに、自分の存在が遠くなって
しまったのかと、ひろみは悲しかった。さびしかった。
(…だれにも話せないことってある…!話さないほうがいいこともある…)
 ひろみの心がまた成長した。大人になった。そして体も…。藤堂が腰を浮かせる。
「…いいね、いくよ」
 サーブの前に呼びかける一声となんら変わらない。さすがに返事はできずひろみは無言で首を
縦に振る。藤堂がいつもの屈託のない笑顔を見せる。
 ズチャ…、水が柔らかい肉とぶつかって撥ねたような異音だった。
「!つうッ…」
 飛び上がるような激痛に、思わずひろみの顔がゆがむ。今までの痺れるような心地よさが吹き飛んだ。
「…いたあっ…痛いっ!ああッ!やッ!やめ…」
 痛みは止まない。奥に向かって異物がめり込んでいくようだ。内側へとえぐられるような圧迫感にひろみが悲鳴をあげる。
「うあっ…ああッああっ…」
 ズッチャ…ズチャッ、あの異音はゆっくりとリズミカルに刻まれる。その音とともに裂かれるような激痛が走る。
「ヤッ!イタ!アアッ、やあっ、いやあ…」
 あまりの激痛をこらえきれず、ひろみの瞳には涙がにじんだ。藤堂を払いのけようと胸板を押して暴れた。
423名無しさん@ピンキー:04/08/06 19:40 ID:BStoW4PV
>>422
乙です。
特に
>(いよいよなのだ…岡ひろみ19歳!マキ!おぬしにも話せぬ初体験なのじゃ)
のあたりはいいね。
いかにも岡なら考えそうなことだしw

424名無しさん@ピンキー:04/08/11 20:35 ID:G0URTlbA
イイヨイイヨー藤堂さん
425名無しさん@ピンキー:04/08/11 20:47 ID:9Az2Up5Q
やっとハメてくれたか
世間様は盆休み・・・期待して保守
426名無しさん@ピンキー:04/08/17 00:04 ID:DOBCHhNQ
保守
427名無しさん@ピンキー:04/08/17 18:27 ID:b2UronzK
揚げ
428名無しさん@ピンキー:04/08/19 21:12 ID:mj+N0mKp
そろそろ、未読はダメ?氏と不定期投稿氏の続きが読みたいですね。
429名無しさん@ピンキー:04/08/19 23:46 ID:9zuXJZ3K
お蝶が舞うシーンが待ち遠しい。(*´Д`*)
430名無しさん@ピンキー:04/08/25 20:07 ID:ZgbcyAET
五輪で睡眠不足
絶倫タイプのような桂コーチに期待保守
逝け!お喋夫人!
431名無しさん@ピンキー:04/08/30 21:53 ID:nr/hgDuS
ひろみの両の眼からみるみるうちに涙があふれこぼれ落ちる。
「・・・コッ、コーチ・・・」
「そうだ!岡ッ!お前なら踏み出せる!宗方がこの世にいなくともかわりにこの俺がいるうッ!」
精悍な裸の大吾がどっかとあぐらに座った。
「ここに来いッ!俺に跨れ!宗方はここにいるのだ!」
「むっ、無茶苦茶ですわっ・・・いうことをきいてはなりません!ひろみ!」
なかば半狂乱になって麗香はわめき散らした。
必死になってひろみを制する。
当のひろみは体をがくがくと震わせながら椅子にもたれて泣いている。
股間に大きな分身をそそり立たせてさらに一喝する。
「ここに来いッ!宗方を体に含んでみせろぉぉぉぉぉっ!」
「はいっ・・・コーチ、コォチィィィーッ!」
突然ひろみが叫んでユラリっと立ち上がった。
「ひろみっ・・・おやめなさいっ!ひろみ!」
麗香はひろみの名前を何度叫んだか自分でもわからない。
縛られた手首に縄が食い込む。
鉄アレイのくくりつけられた足が痛む。
そして・・・怪しげな塗り薬の触れた肌は蘭子のいうとおり、さらに熱を帯びむずがゆくなっていた。
自らの体温で暖まってしまった薬のねっとりとしたなま温かい感触に吐き気すら感じていた。
それでもひろみを呼び続ける。
「いけないわっ!ひろみ・・・ひろみっ!」
だが、蘭子の言う催淫効果のある薬草入りの酒によってひろみはすでに麗香とはかけ離れた世界に足を踏み込ませていた。
まさに煩悩に酔いしれ、肉欲のみにとらわれた世界へ!
ひろみの行動に、大吾は満足しにやりと笑いをたたえた。
「ようしっ・・・岡!全部脱げ!全身でぶつかってこいッ!」
ひろみは頷き、切り裂かれたシャツとブラジャーを脱ぎ捨てる。
上半身裸になると胸を隠すこともなくぼんやりとその場に立っている。
「全部脱げといったはずだ!生まれたままの姿になれ!」
大吾の執拗な催促にひろみはまた頷いてみせる。
432不定期投降:04/08/30 21:57 ID:nr/hgDuS
間隔をあけてしまい失礼ました。
>>431は乱交26話。
433名無しさん@ピンキー:04/08/30 22:26 ID:foBgVW4I
>>431-432
うっはああああキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!
不定期投降さんお久しぶりです。乙です!
桂コーチ…(;´Д`)もうナニが何だかわかんなくなって北w
434乱交27話:04/08/30 22:29 ID:nr/hgDuS
ひろみがゆっくりと身につけていたホットパンツに両手をかける。
すでにジッパーを引き下ろされていたそれは造作もなく下へずり落ちる。
「んんっ・・・うあっ・・・」
熱に浮かされたような悩ましい声を上げてひろみは、その場で足踏みしてみせた。
床にホットパンツが脱ぎ捨てられる。
「そうだ・・・そうだ。全部脱げ」
満足げな大吾の返事に促されたひろみはすぐに両手をかける。
前屈みになって片足ずつショーツを引き抜いた。
弟子の坊主が喜んだ少女趣味の障害物を自ら豪快に脱いでしまった。
麗香が風呂で見たひろみの裸が本堂であらわになる。
「・・・ぎゃーてーぎゃーてー」
大吾が経を唱え始めた。
「はらぎゃあぁぁてぇぇぇ」
椅子のそばにいた僧と麗香に薬を塗りつけた僧、この手の空いたふたりの僧はその場に正座し唱和する。
蘭子とつながっている僧も立ったままで唱和する。
「おおっ!うおおおっうああ、うあっ・・・」
蘭子の喘ぎもまたともに唱えているようだった。
(どうしたというの・・・なぜか・・・ほっとする)
麗香のそばに座った僧の声がなぜかひどく心地よかった。
(地獄の暗闇を照らす業火は明るい?・・・どんなに熱くとも地獄では・・・ありがたいものなのかしら・・・)
薬草でついに麗香もおかしくなりつつあった。
男女の交わりを惜しげもなく晒す蘭子の、大吾の興奮した男性、そして自分より先に少女から女になろうとしているひろみがいる。
みだらな感情に火がついて体の奥でめらめらと燃えはじめていた。
「来いっ・・・岡っ!おかあああああああッ!」
ひろみが歩を進めていく。
大吾に歩み寄る。
435乱交28話:04/08/30 23:30 ID:/bQICvfE
大吾がたくましい両腕を伸ばしてひろみの両腕をとる。
ひろみを無言で促し、がっしりとした両の太股の上にひろみを乗せてしまった。
(・・・たくましい・・・)
麗香はいつしか熱い視線を大吾に投げかけていた。
宗方仁とともにテニスで将来を嘱望されていた桂大吾。
宗方仁と対等に渡り合えることができた唯一のライバル、桂大吾。
「うあっうおお、うあ・・・じ・・んよ、仁なのよ。仁がいるの、岡さん・・・」
すすり泣きく蘭子の呼びかけが麗香の心に突き刺さった。
(親友の思いを遂げるとおっしゃるのですね・・・)
「ようし、よし・・・おそれるな、思い切って来い!」
大吾が両の手のひらにひろみの尻をおさめて、ひろみの体の位置を誘導する。
ひろみの体の中心と己の股間の中心を重ね、照準をあわせていく。
「膝を曲げて・・・腰を落とせ。そうだ、そう」
麗香は大吾とひろみが重なるさまを横から見る位置にいる。
柱に縛られた麗香からも足を左右に開いているひろみの姿がよく見えた。
ひろみの内股に滲み出た透明な液体にも気付き、ふいに全身が震える。
(肉の色って・・・あんなに鮮やかなのかしら・・・このあたくしも?)
ひろみの桜色の花弁が大吾の分身の頭で無理に押し広げられた。

一瞬の沈黙。
雨音と蘭子の喘ぎがひときわ大きく麗香の耳に聞こえてくる。
「くわぁぁぁぁぁぁぁぁああああっつ!」
気合いをみなぎらせた大吾の喝が響き渡る。
ひろみの腰を引き掴むと、ぐいと一気に自分の体に引き寄せた。
赤黒い大吾の卒塔婆が、麗香が卒塔婆にしかたとえるしかなかった大きなそれが勢いよくひろみの体に突き刺さる。
ずぶずぶと音をたて、そのままひろみの体の中にめり込んでいった。
「・・・!ああああああああああっ!」
すさまじい悲鳴とともにひろみがのけぞった。
436乱交29話:04/09/02 21:28 ID:AGfK8Xoy
屈強な大吾という椅子に、ひろみが向かい合わせにまたがって座る。
座の部分の真ん中に堂々と赤黒い卒塔婆がそびえるように立っていた。
その卒塔婆がひろみの体の中に立て掛けられた。
すでに大吾の卒塔婆は、ひろみの中だ。
「くあああああっ・・・ああんっ!はあああああんっ!」
すぐにひろみの絶叫がおさまった。
ふたりの体の一点が完全に重なっている。
大吾に貫かれた体が静かに止まる。
ひろみの腰を引き掴んだままの大吾の口元が緩んだ。
「・・・くふうっ、きつい・・・な」
今までこらえていた快感の笑いが浮かんでいる。
「ようし岡!さすがだ。よくしまっている・・・よし、これから動くぞ!耐えろ!もっと食い締めろ!」
間髪入れずに大吾が腰を上へと突き上げ激しく動く。
「ふんっ!ふんっ・・・うおおっ!喝!」
気合いの入った大吾の叫び。
「アアッ、ヤッ・・・ハアッ!アアアッ!」
ひろみが額に滲んだ汗を飛び散らせるように顔を振る。
前後に激しく体を揺らせて悲鳴を上げる。
(メトロノームの・・・針のようだわ・・・)
テニスとともに麗香が幼い頃から慣れ親しんだピアノ。
ピアノの練習に使っていた、拍子を合わせるためのメトロノーム。
規則正しいリズミカルな大吾の突き上げに、ひろみが声を同調させて喘ぐ。
師弟が声を同調させてお互いの体を交わらせている。
ひろみのその悲鳴は苦痛とも興奮した歓喜からくるものなのか麗香には判断しかねた。
行き場を失い、中空でばたばたと動かしていた両手は、大胡の肩を見つけ、しっかりと巻き付かせた。
凹凸をはめ込むようにぴったりと合わさり、つながったまま動いてはまたすこし離れ・・・肉の卒塔婆は見え隠れする。
「・・・宗方だ。いま・・・宗方の位牌がお前の中にいるうううっ!」
「ハアアアッ、はっはいっコォチィィ・・・アアッ!」
ひろみは桂ではなく宗方を呼んでいるのだ。
(位牌・・・位牌か・・・でもあたくしにはあまりにも大きすぎて卒塔婆にしか思えない・・・)
麗香は頬を紅潮させていた。
437名無しさん@ピンキー:04/09/04 12:31 ID:CUoMYUMu
いやん〜久しぶりに来たわねっ
大悟揚げ
438乱交30話:04/09/06 18:35 ID:Hf+3Wj3s
「くわんじぃざぁいぼおさあつぅ、うおっ」
ひろみを貫いたまま再び大吾が高らかに経を唱え始めた。
「ああッ、ああんッ!ふあっうああッ!」
大吾の腰が上下に大きく揺れ動く度にひろみが叫ぶ。
せわしく息を弾ませ、両腕を絡ませて大吾とともに同調して動く。
「ああんっあんっ!すっ・・・すごいっ!ハアンッ!」
ひろみは大吾の声を遮らんとばかりに自ら大吾の顔面に体を覆い被せた。
すかさず大吾が若いひろみの胸の谷間に顔を埋める。
チュパッ、ズチュウッ・・・読経の代わりに淫らな音がこぼれる。
すでに突き出していたひろみの乳首が大吾の唾にまみれていく。
吸い付かれた白い肌のあちこちが赤くなる。
「うあッ・・・ひいいいツッ」
のけぞってみせるひろみに構わず、そのままむしゃぶり続ける。
口のふさがってしまった師にかわって弟子の僧たちが読経を続けていた。
(頭が・・・重い・・・)
ついに薬効が達したのか麗香の頭がじんと痺れていた。
(この姿は・・・歓喜天・・・そう歓喜天だわ)
古代インドから伝わる仏法の神のひとり、歓喜天が博識な麗香の頭に浮かんだ。
(いつも向かい合わせで・・・女神を抱きかかえている歓喜天・・・)
夫婦和合の神、男女の交わるその姿から秘法とされ仏像も人目にさらされることがないという。
(・・・煩悩も人の肉欲も否定しないのですね。桂コーチ・・・)
麗香の心が不思議なほど軽くなった。
「うああああああああああっ!」
突然蘭子が中空に向かって叫び声を上げた。
がっくりと頭を垂れ僧にだらりと体をあずける。
「・・・ぼぉじぃそわかぁ」
つながっていた僧が立ったまま静かにつぶやく。
つんとした異臭が麗香の鼻をついた。
439名無しさん@ピンキー:04/09/06 18:41 ID:eMuTa0D5
SPの桂が寺脇なんてショック。
だってエロオヤジのイメージしか湧かないし。
440乱交31話:04/09/08 19:19 ID:eGoV/GOD
「くはあっ・・・なかなかによかったわよ・・・ありがとう」
交わっていた僧と変わらぬほどの大柄な蘭子がけだるげにその身を引きはがす。
惜しげもなく晒した白い太股の内側に白濁した粘液がてらてらと伝い下りていた。
「心配しないで・・・あたしはピル飲んでるから」
額の汗を手でぬぐいながら、麗香に笑いかけた。
「竜崎さん、あなたも岡さんも心配しなくていいのよ。選手生命の危機になるようなマネ、立派な桂コーチがするわけないわ・・・」
蘭子の言葉に麗香の最大の懸念が消し飛ばされた。
(どんなに乱れても・・・テニスが大事なのね・・・)
麗香はほおとひとつ大きく息を漏らした。
「うおう・・・うおおおおおおおおおおおおおおっ!とおりゃああああああ!」
大吾が咆吼した。なんと大吾はひろみを貫いたままで仁王立ちに立ち上がる。
「きゃああああッ!・・・ああんっあっああああーッ!」
つながったままでひろみが逆さにぶらさがる。麗香の眼前でふたりの結合部分があらわにされた。
それはびちゃびちゃと音を立てて、動いている。
赤黒い肉の棍棒がピストンのように動き、そのまわりを薄紅色の花弁がぴったりとまとわりついていた。
ぶ厚い肉のひだは赤い牡丹を思わせた。
(かわいいだけかと思っていたらあなた自身は豪華なことね、ひろみっ・・・)
薄紅色の花弁にひろみの体液が露のように絡みついている。
(・・・なんていやらしい・・・でも・・・美しい・・・)
「岡!腹筋と背筋をつかえっ!」
「ああっあああ・・・はっはいっ!たああ!」
どこに体力が残されているのか、ひろみはすぐに起きあがる。大吾の首っ玉にかじりつく。
「よしっ!よおおおしっ!いいぞ岡!」
まるで子供をあやすように大吾がひろみをしっかりと抱きかかえる。
(鍛え上げられた身体の交わりは・・・美しい・・・美しいものですのねっ!)
「・・・あああっ・・・」
麗香が苦しそうに、なにかをねだるようにうめいてみせた。
普段ならば決して姿をあらわすはずのないよだれを上品な口元に浮かべている。
蘭子は麗香の乱れ始めた様子を見逃さなかった。にやりと笑う。一番そばで読経している僧に声をかける。
「あんた、口でお蝶夫人の薬草をなめとってさしあげなさいよ。・・・あたしも手伝ってあげる・・・」
441ヅラダイゴ:04/09/12 23:29:56 ID:pbcM1IGB
さあこいっ!お喋!
442乱交32話:04/09/14 09:51:44 ID:ESkN2iW6
「・・・ふあっ、つううう・・・あっああっあああ・・・」
柔らかく生暖かい舌が麗香の肌に触れる。
「あはははは・・・あなたの人肌で温くくなってるわね、これ・・・うふふ」
蘭子がビチョッ、ズズズと派手にすする音を立てる。
「あはあっ、あああ・・・ひいッ、うっ・・・くっ」
舌が触れるとたまらなくなり思わず声が漏れてしまう。
「これをね、このクスリを吸収すれば、あんたたちも絶倫よ。いくらでもできるわ。ヤリたい放題よ。がんばって舐めなさい」
僧たちは誰も返事をしない。膝を立てあちこちから柱に縛られたままの麗香に懸命にとりすがり、腰をくねらせている。
「ウフフフ、なかなか感じていらっしゃる様子よ、竜崎さんは」
蘭子と弟子の僧たちは総がかりで、麗香の肌に塗りたくられていたこう薬を舌で掬い取っていた。
麗香のしなやかで細くそれでいて肉付きが良い体の前面の至る所に人間がとりついている。
着衣は乱れに乱れほとんど裸だ。
母犬に子犬がじゃれついて取り付き、乳房に貪りついているようだった。
麗香のまたたくまに白い素肌があちこちから顔を出してくる。
一方の大吾はひろみを貫いたまま仁王立ちになっていた。
いくらでも歩けそうなほどの勢いでひろみを抱きかかえ何度も突き上げている。
「アッ・・・アアアッ!コッ、コーチィッ!オオオンッ」
すすり泣くようなひろみの喘ぎが麗香の耳にも届く。
すでに嫌悪感はなかった。
(ああ・・・うらやましい、ひろみ・・・あたくしもはやく・・・)
「あああッ!もうっもうこらえきれない・・・ツアッ」
麗香はもう声を落とすことすらできなくなっていた。
その悶える懇願の声を麗香の腹に舌を這わせている蘭子が聞き逃すことはなかった。
「・・・やっとあなたも正直になったわね、あは、あははは」
蘭子の勝ち誇った笑いが、麗香には妙に心地よかった。
「さあ、きれい、きれいになったわね。お蝶夫人」
にんまりと蘭子が笑ってみせた。取り付いていた僧たちも皆はなれる。
「うあっ・・・はあはあはあ・・・」
額に汗を滲ませ麗香は頭を垂れる。乱れた金髪がばさりとうつむいた顔を覆った。
「自由にしてさしあげるわよ。お飛びなさいな・・・縄ほどいて」
443乱交33話:04/09/14 18:52:58 ID:MoKmykvq
縄をほどかれた麗香はゆっくりとその場から立ち上がろうとする。
彼女の白い裸身が小刻みに震えていた。
末端に鉄アレイがくくりつけられた足首の縄にしなやかな指をかけほどこうとする。
「ああ、そんなことでお蝶夫人をわずらわせないで。はやく誰かやってあげなさいよ」
蘭子が声を上げた。
「んっ、はあああ・・・」
久しぶりに自由になってうめきながら、麗香は背筋を伸ばす。
鉄アレイがゴロリと重たい音を立てて床にころがった。
ブラジャーと色をそろえていないと蘭子に指摘されたショーツは、こう薬の色で染まっていた。
ショーツの前面の優雅なレースがドス黒く変色した緑色に染まっている。
すでに舐めとられているにも関わらず、こう薬を塗られていた肌は痺れむずかゆかった。
熱を持っていた。うっすらと桜色に染まっている。
それでも麗香の肌は白さを残している。
蘭子が感嘆の声を漏らした。
「・・・ほんとうに白いわね。それでいて乳首だけピンク色でつんとして。人形ではないわ。
・・・まさに生きている人間の美しさだわ。隠してるのがもったいない・・・
ねえ、はやくお脱ぎなさいよ」
麗香はぼんやりとしていた。まるで熱に浮かされているようだった。
「もう・・・ラクになりなさいよ、お蝶夫人・・・」
蘭子の静かな促しの言葉に、麗香は軽く目を閉じ軽く顔を伏せる。
優雅な両手の先が、腰にたどりついた。
それぞれ両脇にかけられる。
白い下半身を守る最後の小さな砦が、麗香自身によって取り去られる。

444名無しさん@ピンキー:04/09/15 00:08:59 ID:H4fw1GHZ
きたきたきたきたきたーーーっっ
445名無しさん@ピンキー:04/09/15 15:48:32 ID:FkQC6MX7
(;´Д`)ハァハァ
446乱交34話:04/09/16 14:01:21 ID:Wo+d+vGn
ついに麗香自身によって裸体が惜しみもなく晒された。
情交を続けているままの桂とひろみすら一瞬息を飲んだ。
麗香の晒された肢体に淫らでどん欲な視線があちこちから絡みつく。
ところが麗香にとってはたまらなく快感であった。
(皆がこのあたくしに注目している・・・なんにも変わらなくてよ!テニスコートにいるあたくしを見つめるのと!)
誰もかなわなかった、ライバルも不在だった、無敵のお蝶夫人が今もいる。
優雅なテニスを披露し、コートを舞っていたあの頃の視線を思い出していた。
「白いわねえ、ホント。細いだけかと思ったら出るとこは出て。いいわねえ、アソコの毛が薄くって。
金髪で全然目立たない」
蘭子がうなっている。
「美しい・・・素晴らしいわ!悔しいけどこんなにいやらしいカラダはそうないわね!」
蘭子の賛美の言葉は続く。
「誰か蝶の種類に詳しい人いない?アゲハチョウにしては真っ白すぎるわよ」
「・・・シロベニチョウがふさわしいと思います。シロチョウ科のなかでも白い羽根が大きくて、
鮮やかな赤い紋様があって」
「あらそう。さすがは加賀校出身者だ。生臭小坊主でもと体育会系でも蝶に詳しい人もいるんだ。
博識ありがとう、ためになる」
弟子僧の即座の返答に蘭子は上機嫌だ。
麗香はじんと痺れた頭が心地よいほど軽くなる。
(見られるだけではなく・・・もう!もうっ・・・)
「あああッ!」
顔を振り、白い喉を天にそらす。本堂の高い天井が見えた。真っ暗で何も見えなかった。
雨音がまだ激しく屋根にうちつけている。
(まるでいまのあたくしのよう・・・暗闇をひとりでさまよっているだけで・・・ひとりでは心細くてたまらなくて)
熱い視線を感じ、恥ずかしさとともに乳首の先が熱くなった。
未体験のその行為を妄想し、一刻も早く満たされたくて体の奥が痺れた。
「すでに見かけは立派できれいな成虫の蝶だけど・・・アソコはかわいそうにねえ、まだネンネなのよ。さなぎなの」
蘭子がからからと笑い声を立てた。
「オンナにしてれるのはあんたしかいない。はやくやってよ、ねえ大吾ぉ、あんたならお蝶夫人も本望だわ」
447未読はダメ?:04/09/17 02:05:31 ID:qEWHpUBg
>>422
ひろみの思惑に反し、藤堂は動きを止めない。あろうことかひろみの両手首を掴むと
左右に押し広げてマットに押さえつけた。
「やッ!いやあっ!いやあぁ…」
 首を激しく横に振るひろみに構わずさらに奥深くに進んでくる。
「下から突き上げられる度にひろみの体が勝手にずり上がる。ヘッドボードに頭がぶつかった。
(痛いッ痛いよぉッ!どうしてっ…どうして!やめてくれないのッ!)
 ひろみは中にめり込むように侵入した異物に恐怖すら感じた。ただ痛みに耐えて、悲鳴を上げる。
「あッ…つあッ!アッアッアアッ…」
 藤堂はひろみの両手首から、己の手を滑らせてはなす。ひろみの両の手のひらと手のひらをあわせると
に交互に指をかけて強く握りしめた。
 藤堂は言葉は何も出さなかった。小さく息を弾ませただ腰を突き動かす。
 ついに藤堂はひろみの中に己の分身を潜り込ませてしまった。
 太股と太股が触れあう。藤堂はひろみの上に体重を散らせて突っ伏してみせる。
「はっ…」
 異物の歩みが止まった途端、痛みが止んだ。引きつらせていた眉が穏やかな稜線に
戻っていく。
「…はいったよ、岡くん…」
 藤堂の声が歓喜に満ちて震えていた。その声にひろみも視線を腹の下に落とす。
(!すごい…!あんなに大きかったのが全部あたしの中に入っちゃってるう!)
 ただでさえ大きなひろみの瞳がさらに見開かれた。
(藤堂さんがいま…アタシの中にいる…えっ?いまふくらんだ…?)
 内側からの圧迫感に不思議なほど満ち足りたものを感じて、ひろみは穏やかな気分になった。
(あたしったらあんなに騒いで…でも痛かったんだもの)
 ふたりの荒い息遣いが部屋に充満している。藤堂が呼吸を整え先に口を開いた。
「ごめん、ごめんね…岡くん。僕は…気持ちが良くてやめられないんだ…」
 申し訳なさそうに、しかしうれしそうな表情で藤堂がひろみの顔をのぞき込んでいた。
「その柔らかくって…温かくて…それがつかずはなれずまとわりついて…」
 ひろみには藤堂の説明がわからない。
(ええい、もうやめだ!口で言うより動いた方が気持ちが良い)
「きみには悪いけど、止められそうもないんだよ…動くね」
「えっ、そんな…アアアッ!ヒイイイッ!」
448未読はダメ?:04/09/17 02:08:30 ID:qEWHpUBg
お話ぶったぎってすまそです。ホント亀で…許してけれ
449名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:10:44 ID:KW7Y4t+E
わほっ!盛り上がってまいりましたぁ〜
450名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:24:28 ID:yTjDq8cX
ダブルスなんてたまりませんわ!喝!
451名無しさん@ピンキー:04/09/19 03:33:59 ID:AqwtaQNy
「まだネンネなのよ。さなぎなの」
蘭子の台詞すげえw
452名無しさん@ピンキー:04/09/19 16:01:33 ID:2nBvPC7b
加賀のお乱サイコー
堕ちていくお超もサイコー
453名無しさん@ピンキー:04/09/22 10:19:45 ID:iydSHhfl
お蝶、大人気だな。
454名無しさん@ピンキー:04/09/22 14:35:13 ID:bTE1RarH
はやくさなぎのカラを破ってくで!
455名無しさん@ピンキー:04/09/22 14:37:34 ID:bTE1RarH
連騰スマソ
もちろん未読はダメ様も待っています
456保守:04/09/27 00:03:19 ID:GDwni+zB
干す
457乱交35話:04/09/27 15:21:49 ID:VBSKIPNe
「くわああああああああつ!うりゃああああ!」
雷の轟音のように大吾の声が轟く。
勢いよくひろみを己から引き抜くと両肩を掴んでぶら下げた。
ひろみを刺し貫いていた分身が、ひろみが分泌させた体液にまみれて姿を見せる。
「・・・はああああっ・・・」
宙ぶらりんのひろみが大きく息をし、がっくりとうなだれる。
純潔を師に捧げた証の血が内股を伝い落ちていた。
・・・まだ大吾は達していなかった。
赤黒くそして天井に向かって高く、肉の卒塔婆がそびえている。
(あたくしのために・・・あたくしのためになのですね!)
麗香の瞳が怪しく輝く。
「・・・コッコーチ!そんなっ!あたしはあたしはまだアッ・・・」
ひろみが顔を真っ赤にして首を振った。膝をこすりあわせ、足を上下にバタバタさせる。
大吾が笑った。
「これはテニスプレイヤー岡ひろみを生んだ母、お前を生んだ母に対しての礼儀だ。こらえろ!」
(それはあたくしのことですのねッ!)
麗香の体の奥がじんじんと疼く。
「おい、あとはお前が相手をしてやれ」
大吾がひろみを背後からイタズラしていた僧に声をかける。
「岡はなにも用意していない。避妊具をつかえよ」
勢いの良い返事を聞き遂げると、大吾はひろみの肩を解放した。
たくましい両腕をはなすとらひろみがすとんとを滑り落ちた。
「きゃあ」
ひろみが悲鳴を上げて床に崩れ落ち、その場にうずくまる。
全裸の姿をさらしてわめきちらしている。
(もっと感じたいのね、ひろみ!)
「あああ・・・もっと、もっとぉぉぉ!」
いまのひろみは、さかりのついた雌猫が足を踏みならしてうなり声を上げて雄を呼ぶのと同じだった。
(あたくしも・・・あたくしも・・・アア、はやくなさって・・・はやく!)
麗香もまた肉欲にとらわれ、畜生に成り下がっていた。
458乱交36話:04/09/27 16:00:41 ID:WrAQEMhi
よつんばいなってわめきちらすひろみに僧が近付く。
「ああんっ、はああ・・・お願い、お願いします・・・はやくぅ」
背後から抱きかかえられたひろみはすぐに気づき腰を振った。
僧はひろみの腰に手を回し己の側に引き寄せる。
彼の膨らみ硬直した分身は、師匠の言いつけ通り、スキンがかぶせられていた。
肉とは違う異質の透明な素材に覆われているが麗香にも見て取れる。
ひろみは、僧に促されるまま体制を整えて、いまかいまかとその時を待っている。
「はあああ、あああ・・・んんっ!ううううーっ!」
分身の先端は、ひろみの裂け目に押し当てられたかと思うと呑み込まれていく。
「あああああ!ああッ!あああ!」
ひろみが狂ったように尖った調子の声を立てる。
僧の分身は、あっという間に総てひろみの体の中に含まれていった。
「・・・くはあっ、これは素晴らしいですね。窮屈でたまりませんよ・・・」
ひろみと完全につながり、ひろみの尻に腹を寄せて僧片が丁寧な言葉遣いで囁いた。
片手がひろみの乳房にのばすと引き掴み、同意を求めるように揉んだ。
「アアッ!ああンぁ・・・」
「それでは運動させていただきます」
「どっどうぞ・・・アアアッ!」
僧が前後に腰を揺らした。ひろみも同調して動く。甘えた悲鳴を上げる。
「アンッ!アン、アッ!アアアッ!アアッ・・・・」
ベチ、ベチ・・・僧が自分の腹をひろみの尻に打ち付ける音が響き渡る。
ヌッチャ、ヌチャ・・・僧の分身がひろみの体で出し入れされるたびに、ぬかるんだ地べたに足を踏み入れるような
音が響く。麗香の痴情を煽る淫らな音だった。
(ひろみが喜んでいる・・・)
麗香は羨望の眼差しを、皆の前で痴態を晒すひろみに向けた。
(さっきまであんなにいやがっていたのに、ああ!なんて素晴らしいッ!)
ひろみのフアイトあふれる試合への賛辞と同じだ。
ひろみはいつも精一杯生きているのだ。
(あたくしも負けてはいられない!)
麗香はますます欲情してくる。
「桂さんっ・・・!」
上品な唇から、切なげな声が漏れた。
459名無しさん@ピンキー:04/09/27 20:06:31 ID:otku6wCi
ウハァァァ!(;´Д`)
460乱交37話:04/09/29 13:41:39 ID:hwdjB/5T
弟子『たち』の繰り広げる痴態を無言で見下ろしていた大吾が麗香の声に気づいた。
麗香を見つめ、静かに切り出す。
「どうした、お蝶・・・」
鋭い視線に麗香は一瞬ぎくりとした。
(あたくしにはわかる!あなたもあたくしを必要としていらっしゃいますわね・・・)
「どうした・・・」
麗香は震えるだけで言葉が出せない。
裸の男と女が立ったまま向き合い見つめ合う。
鍛え抜かれた体の持ち主ばかりの集まりの中でも、ふたりの体はひときわ輝いていた。
均整のとれた美しい肢体。一糸まとわぬ成熟した身体。
「・・・ハァ、なんだかんだいってふたりだけの世界をつくつちゃったわね、はぁぁんっ・・・」
蘭子が黙ったままのふたりをからかった。
蘭子は達したばかりの僧にもたれて胸をまさぐらせている。
怪しげなクスリの効果でそのシンボルは健在だった。
蘭子は両脚をMの字にに開き、僧の陰茎を体に含んで座っていた。
ぶ厚い肉の花びらがめくりあがって、赤黒い肉の陰茎にまとわりついていた。
鮮やかな赤い花が蘭子の股間に咲いている。蘭子の名前の通り、隠微な赤い蘭の花だった。
「うおっ・・・あんたは我慢強いのね。師匠のおこぼれをねらってんの、あんた・・・」
蘭子はまだこの饗宴に参加せずただひとり読経を続けている僧もからかった。
「・・・蝶の運ぶ蜜の味を楽しみにしてなさい・・・ううっうおう」
蘭子も自ら腰をくねらせて突かれるペースの変化を自在に楽しんでいた。
ひろみもまた僧と身体を重ねて激しく揺れている。
「ああーんっああんっあっあっああああーんっ、もっとぉもっとおおおおっ!ウウウンッ」
「こっこれはっ!かわいらしい顔をして相当のスキモノですね、岡さんは!」
「ウウンッ・・・なにいってるの、仁が原石で見つけた名選手よ。ウアッ・・・名器にきまってる。磨けばあんたの腰なんてぇっ!くだけちゃうよおっ」
蘭子の毒舌はさらに磨きがかかっている。
「くはあっ、いきますよおっ、岡さん!覚悟してください」
僧が速度を上げ激しくひろみに腰を打ち付ける。
何度もひろみを突き続ける。
「アッアッアッアッアッ・・・ハアァァァンッ、アアアアアアアアアッ!」
麗香の耳には何も聞こえない。目の前の大吾「自身」に意識が集中している。
461名無しさん@ピンキー:04/09/29 19:33:22 ID:d0K5pBXk
    ∧_∧
    ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
462乱交38話:04/10/01 15:19:58 ID:GzSFxWnZ
麗香が両手を大きく開いた。
白くて鐘のように形よく膨らんだふたつの乳房。
それぞれの先端には、つんと天を向いたピンクの乳首。
乳首は固く尖り、痺れて疼く。
股間の金髪のうすい被毛を包み隠さずさらし、大吾の名前を呼ぶ。
「・・・桂さんっ・・・」
大吾が微笑んだ。
「なにを恥ずかしがることがある・・・本能のままに突き進めっ!お蝶っ!」
大吾のひとことが麗香を突き動かした。
「・・・うわあああああああっ!」
華麗な蝶が舞う。大吾に飛びかかるように抱きつく。
「んんっ!うおうっ・・・ううんッ!ふふーっ」
しっかりと抱き止めてくれた大吾に身を乗り出して背伸びをしてその唇を求めた。
大吾の唇はぬくもりがあった。
初めて触れた異性の唇は、麗香が生きていることを実感させる!
「ううんっ!うおうっ、アアアッ!」
麗香は獣のようにうなりながら唇を重ね吸い付く。
大吾の舌が麗香の中にはいってきた。
ひるむことなく麗香も舌を突き出す。
赤いふたつの幼虫が、大胆に口の外でも絡み合う。
混じり合ったふたりの唾液が本堂の床に滴り落ちる。
両腕はお互いの背中に回され、激しく抱き締め合う。
麗香の柔らかい乳房が、大吾の胸板に押しつぶされる。ふたりを遮るものはなにもない。
肌と肌がぴつたりと合わさる。麗香は締まった長い両脚をこすりつけ、大吾の全身にその身を絡ませる。
ふたりはしばらく立ったままで絡み合っていた。
「んんんっ!うあああっ!かっ・・・歓喜天ですわあっ!」
麗香が大声をあげた。



463名無しさん@ピンキー:04/10/05 10:01:59 ID:awoahgAn
ホッシュ
464名無しさん@ピンキー:04/10/07 18:49:19 ID:m48i6yvU
はやくきてぇー!
465名無しさん@ピンキー:04/10/08 01:15:04 ID:zMNU6qLy
まぁゆっくり待とうよ。

DVD見ながら待ってるような漏れのような奴もいるわけだし。
466名無しさん@ピンキー:04/10/08 07:53:59 ID:kUiI5pjd
>465よかったらそのタイトル教えてクンニ
467名無しさん@ピンキー:04/10/08 23:50:14 ID:zMNU6qLy
>>466
エースのエロ…じゃなく、ちょこちょこDVDBOX引っ張り出して見てるだけなんだけどね。
(エースは熱いよなぁ…つーか、昔のスポコンアニメはみんな熱いんだがw)

今はファイナルステージを見てる。
468名無しさん@ピンキー:04/10/09 06:01:58 ID:qfW+j9mJ
未読はダメ? さんのつづきキボン!
469名無しさん@ピンキー:04/10/09 16:55:27 ID:6ircZQ25
>>467
エースってなにげにシャワーシーン多くね?
470名無しさん@ピンキー:04/10/12 19:27:19 ID:l42uAumz
>>467 レスさんすこ。
エースっぽいエロ見てみたいな。
以前ここで話題になってた「エスを狙え」とか・・・
471名無しさん@ピンキー:04/10/13 17:01:53 ID:OKsL37yJ
どれかにお蝶のシャワーシーンがあったよーな・・・
ひろみはドラえもんとこのしずかちゃん並みに風呂に入ってた
472乱交39話:04/10/13 19:57:16 ID:KH8nQnB/
「ふっ・・・歓喜天か。よく勉強しているなお蝶!」
「ああっ・・・んんんっ」
言葉が途切れるときはお互いの唇が相手のどこかをふさいでいるときだ。
ずちゅちゅっ・・・息をするのも惜しむほど吸い付きあう。
呑み込みきれなかったズルズルと唾液が唇からあふれて伝い落ちる。
「んんっ・・・うああっ!」
豪華な金髪を振り乱して麗香が勢いよく喘ぐ。
「歓喜天は生半可な気持ちで信仰してはならない・・・極めろ!乱れろ、お蝶!」
大吾は麗香をそのたくましい両腕でかばいながら床に突き倒した。
麗香の背中に固い床が当たる。長いその髪が床にばら撒かれる。
「あああっ・・・はあああんっ!」
麗香は喘ぎながらなおも唇を求めて、喉をそらし唇を突き出す。
力の限り、大吾の体に白い腕を絡ませる。
テニスラケットとピアノの鍵盤と・・・今まで触れてきたものとは違うもの、男性の肉体を抱き締める。
大吾もそれにこたえ、耳たぶ、喉、鎖骨のくぼみと至る所に唇を這わせる。
「・・・アアアッ!アッアッ・・・」
面白いように麗香がさえずる。
蝶ではなく、秋の夜長に響く鈴虫の音のように。高く涼やかに、そしてなまめかしく。
麗香は乱れに乱れて、大吾の体の下で淫らに舞った。
屈強な男のという肉体の虫かごの中で白い体をバタバタと動かしていた。
「は・・・なんだかんだいって・・・お上品な方と徳を修めた坊主のやりとりにしてはぁっ・・・はげしいわねえっ、ふうぅんっ」
蘭子がなかば呆れてふたりを茶化した。
473乱交40話:04/10/13 20:24:36 ID:fhfELvF0
大吾の両手が麗香の胸のふくらみを鷲掴みにした。無茶苦茶に揉みしだく。
形の良いふくらみは、大吾の手のひらをのせられぐにゃぐにゃと変形した。
「くはあぁぁぁっ・・・あああんっ!」
こらえきれないとばかりに麗香が悶える。
刺激がすべて体の奥へじんじんと響いてくる。
「・・・なかなかいい。感度は抜群だな、お蝶!」
すでに固く尖っていた乳首は天に向かってそびえている。
その乳首を指ではさまれる。
引っ張り上げられたかと思うと逆に柔らかい隆起の中へと押さえつけられる。
大吾は麗香の両の乳房に愛撫を与え好き勝手に弄んでいた。
触れられている部分はさらに痺れ、熱を持ち、甘い疼きが麗香を襲う。
「あああッ・・・たっ、たまりませんわあッ・・・くはあっ!はああああっ!」
大吾は麗香の胸の谷間に顔を埋めた。
美乳と呼ぶにふさわしい張りのある白い乳房が吸い付かれるとうっすらと赤くなる。
「アッアアッ・・・ウアァァァァッ」
大吾の唇が、白いなめらかな肌の丘を駆け上がっていく。
麗香の片方の乳首に吸い付いた。ちろちろと舐めあげ、甘咬みする。
(なっなんて・・・まるでっ・・・電流でも流れているようなっ・・・痺れる!)
全身を震わせて麗香が叫んだ。
「あっ!あついっ・・・あついーっ!」

474名無しさん@ピンキー :04/10/14 01:38:35 ID:xe6WqG8R
待ってました!
コソーリ大吾×お蝶萌えだった漏れにはタマランでつ!
早く続きを・・・!
475名無しさん@ピンキー:04/10/14 01:56:39 ID:4Izo0GP5
>不定期投稿氏

乙です。
お蝶の描写いいね。エロいよ。

>>471
エースはなんだかんだ言ってシャワーシーンあるよな。
476名無しさん@ピンキー:04/10/14 13:22:31 ID:z+zXupse
>>474
同意。尾崎にお超夫人はもったいねぇと思ってた。
尾崎なんにもしないし。
477名無しさん@ピンキー:04/10/14 14:10:37 ID:9z9RGrFs
ってかみんな肉欲うすいし
478名無しさん@ピンキー :04/10/14 16:18:08 ID:T807+A15
お蝶ほどのお人は尾崎ごときではとてもとても・・・
やはり父上を超えるほどの器の桂コーチでないとなあ。
というわけで続きキボンヌ
479名無しさん@ピンキー :04/10/15 20:10:53 ID:w6tiPR8c
単なる好奇心なんだけど不定期投稿氏の性別が気になる・・・
480名無しさん@:04/10/15 21:33:57 ID:h6sqLA2h
不定期投「降」ってやっぱ投稿のもじりかね?
ホントいつこられるかワカンネ・・・
481名無しさん@ピンキー:04/10/15 21:37:32 ID:h6sqLA2h
うわ、途中で送信しちまった。
当のご本人はどう思ってるかわかんないけど
チト気になって。
482名無しさん@ピンキー:04/10/16 01:25:20 ID:bqknDU/5
汚蝶の墓
483乱交41話:04/10/20 12:29:00 ID:dbIJpy81
本堂の床に麗香の金色の巻き毛が蝶の羽根のように広げられた。
白い身体は屈強な大吾の肢体に組み敷かれ、覆い隠されている。
だが麗香は負けてはいない。強烈な愛撫に体をくねられて応じる。
全身が火照っている。体の奥が震えるほどうずく。じんじんと響く。
体の中でなにかが燃え、溶け出しやわらかくなる。
大吾が顔を上げた。
「そうか・・・あついか。燃えているなお蝶ッ!」
読経のように言葉が流れる大吾もまた燃えている。
大吾の広い背中からどっと汗が噴き出していた。
力を込めて掻きむしるように絡ませた麗香の腕にも汗が滲んでいるのがわかる。
面白いようにのけぞり体を揺する麗香だった。
麗香を乱れに乱れさせて、ようやく大吾の唇が麗香の乳房を解放した。
「まだまだこれからだ・・・燃え上がれ!生きていることを実感しろっ、お蝶!」
だがすぐに麗香を別な場所で、別な刺激がおそう。
「イィッ・・・アアアアッ!ウアッ・・・そっ・・・そこはあああああッ!」
麗香が上体をはねあげるのけぞった。
全身が雷にでも打たれたかのようにズシンッと衝撃が走る。
大吾の手が麗香の体の下へのばされた。大吾の指の腹が、麗香の下の唇を這う。
「ハアアアアァァァァァァァッ!アアンッウアアアッ!」
指は強引に閉じられた合わせ目に割り込むことはなく、滑らかな肉を丹念になぞりながら
尻の側から体の前面に這い進む。
すでに閉ざされた花弁の内側まですっかり潤っていた。触れられたことでぬかるみが
あるのが麗香自身にも分かる。
「んんっうあっ、なっなんですのおおおっ!これはぁぁぁ・・・あはあっ!」
敏感な肉芽がとらえられた。軽く触れられ芽を包む皮が優しくめくられる。
「ひいいいいいぃぃぃぃぃっ!」
484名無しさん@ピンキー :04/10/21 00:01:57 ID:aHxvl3CQ
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
485名無しさん@ピンキー:04/10/21 01:19:59 ID:ZYyl6Df7
つーかね。やっぱり不定期投降氏は台詞が上手いなと感じるよ。
前にも言ったと思うけど。

お疲れ様です。
486名無しさん@ピンキー:04/10/21 09:02:14 ID:Eb0U4VPD
乙です。続き舞っています。生臭坊主の鬘最高!

>>467 ごるご13とかはどーだろう、武藤礼子とか藤田淑子の声が聞けます。
あと兄様えとか。出崎杉野コンビということで。
キャラの目元のきらびやかさと雨ザアザアはエースと通じる。
487名無しさん@ピンキー:04/10/25 21:50:15 ID:EXxkR4+9
ほしゅ
488乱交42話:04/10/29 11:17:22 ID:DavxtTK/
麗香の秘めたる場所、もちろん誰にも触れさせたことのない肉の蕾にに大吾の指が触れる。
ズシリと衝撃が襲った。痺れるような電流が水面の波紋のように広がっていく。
背中を瞬く間に駆け上がり脳天にまで響いた。
大吾はとらえた肉芽の愛撫を執拗に繰り返す。そのたびに麗香は乱れる。
蝶の鱗粉のように、額から、白い裸身のそこかしこから吹き出した汗を飛び散らせて体を揺する。
「うあぁぁぁ・・・ああっ!あぁぁぁぁっ・・・あはあぁっ!」
鳴かないはずの蝶が鳴いている。蝶が獣のうなり声を本堂に響かせる。
大吾が麗香の足を左右に押し開いた。細い足首を掴み、足の裏を床に押しつける。
「うああっ・・・うあああっんっ」
麗香はすでに言葉が出ない。なすがままにそして自らもすすんで両膝を左右に開く。
(あっ・・・あたくしを見て!ご覧になって!桂さんっ・・・!)
大吾が体をずらし、麗香の股間に頭を潜り込ませる。
晒された麗香自身を大吾が見つめる。
「・・・見事だお蝶。充血しているぞ。ぷっくりと赤くなって実が熟している」
大吾の誉め言葉に麗香が笑顔を見せる。
それは麗香がいつも見せる優雅な気品あふれた笑顔とも違っていた。
自らの女に尊厳と持ち、誇りに満ちたうえでの体に自信をのぞかせた淫らな笑顔だった。
麗香の口から信じられない挑戦的な言葉が飛び出す。
「は、はやく・・・いらして・・・うああああッ!」
じらして愉しみたいのか、大吾が秘密の裂け目に顔を埋めた。
「あああッ!ああああーっ!アッアッアッアアアアアァァァァ!」
下半身を舌で責められ麗香が上体を揺する。白い腕が天でもがく。金髪が床を舞う。
「んんっ・・・すごいわねぇ、これはオニグモとシロベニチョウの交歓だわあっ」
自らの下の唇を塞がせた蘭子がしきりに感心してうなる。
489名無しさん@ピンキー :04/10/29 21:42:24 ID:KGdoOHf1
待ってました!桂×お蝶(;´Д`)ハァハァ
490名無しさん@ピンキー:04/10/30 20:14:44 ID:4yqsIeKy
加賀のお乱の台詞がイイす
491未読はダメ?:04/10/31 23:20:15 ID:SrNnRejZ
>>447
(…きつい…)
 ひろみの中はきゅうくつでたまらなかった。藤堂自身を温かい肉の壁が柔らかく押しつつ
んでいる。その肉の壁が収縮してぴったりと貼り付いたようにまとわりつく。温かいひろみの
粘液は、潤滑剤の役目を果たし、さらに奥へ奥へと藤堂を誘う。
「あっあんっ!やあっ!あぁぁんっ!だっ…だめえっ!うっ動かさないでぇぇ」
 可哀想に、ひろみは自分が動くたびに悲鳴を上げる。腰をグラインドさせ、体の奥
めがけ突き動かすと、そのたびにずり上がっていく。
(これが動かさずにいられるか!)
 藤堂にひろみに声をかける余裕はなくなっていた。己が快楽を得るのに没頭していた。
 擦れる肉の壁は場所によって起伏に富んでいる。細かいひだを持った面から、カリの
先がざらざらした部分にたどりつく。
(…すごい!!)
 ブツブツと起伏した面に触れ、擦っていくと、飛び上がりそうな快感に襲われる。
(おんなのひとって…中って…こんなに気持ちのいいものなのか…)
 己の指や布団なり…渡米しからはもっぱらシーツで得るひとりの快楽とはまったく違う。
男なら誰もが知っているひとりの快楽。
 達した後の喪失感と後ろめたさを、今夜は感じることはないかもしれない!
 自然と突き上げる速度が増していく。そうするとのぼりつめる直前の大波に今にものみ込まれそうになる。
(いやだ!まだ…)
 だれに教わったわけでもないのに、速度をゆるめ、動きを変える。腰で弧を描き、
ひろみの中へらせん状に身を沈めていく。
「アアッ!…はぁっ…ハアアンッ!」
 ひろみが動きに合わせて悲鳴のリズムを変える。

492未読はダメ?:04/10/31 23:23:43 ID:SrNnRejZ
不定期投降さんに圧倒されております。
ただ書きかけは気分が悪いのでなんとしても終わらせたい。
ジャマになっているとは思いますが投下させてください。
493名無しさん@ピンキー :04/11/01 01:28:04 ID:OniNdwPW
未読はダメ?さんも待ってました!
全然邪魔なんかじゃないですよー
不定期投降さんともども楽しみにしてまつ!
494名無しさん@ピンキー:04/11/01 01:44:44 ID:z2vsKwif
そそ、エースのSSなんてココ位でしか読めないから
期待してるROMもいますよ>未読はダメ?氏
このスレの二枚看板なんですからご自分のペースでガンガッテください。

495乱交43話:04/11/04 08:46:28 ID:kNXhwNZK
蜘蛛が獲物を捕らえる糸は出さずに、蝶の蜜をすすりとっている。
蝶はその白い身体を床に這わせのたうちまわる。
屈強な体を持つ蜘蛛は蝶にのしかかり、思う様弄び蝶をはなさない。
捕らわれの蝶も逃れようとはしない。
可憐な蝶が生きとし生けるものすべてがもつ本能のみにとらわれただ喘ぐ。
生まれて初めて与えられた快感を、恥じることなく包み隠さず表現する。
「うおぅぅぅぅぅっ!うあぁぁぁぁぁ・・・」
麗香は股間にとりついた大吾の剃髪された頭に指を絡ませた。
むずがゆいような生暖かい感触が絶えず移動していく。
舌の先で小突かれ、覆われるように舐め回され、吸い付かれ・・・どこを
触れられても疼くような電流が脳天にまで響く。
「くはあっ・・・そっ卒塔婆を・・・ウォッ大きなそとばをあたくしにぃぃぃっ!」
麗香がわめきちらす。
「桂さんっ!あたくしのおっカラダにいっ・・・そ、卒塔婆を埋め込んでくださいませぇ」
蘭子がこれ以上楽しいことはないというくらいに高らかな笑い声を立てた。
「あはははは、あーっはははは!卒塔婆!」
496乱交44話:04/11/04 09:26:12 ID:6gpbp+T9
蘭子の嘲笑にも動じることなく、麗香は体を刺激に任せてくねらせる。
「ははは・・・卒塔婆にはまいったわぁ、卒塔婆ね。供養のためのねぇ
大吾!あんたのマラは余程大きくて高尚とみえるぅ」
蘭子はひとり話し続ける。
「うふふ。竜崎さん、男性器はねぇマラって呼ぶの・・・修行のジャマになる厄介モノ扱いよ」
黒い髪を揺すって蘭子は話を続ける。
「人間は必ず死ぬの。だから生きている間に相手を見つけ交わって子孫を残す・・・生き物
なら当然行うことを戒めるなんて、あたしには信じられない!楽しまなくてどうするの!
悲しいこともたくさんあるのよぉ、動物が生きていてイチバン楽しいことを貶めていったいどーすんの」
(緑川さんのおっしゃることはもっともだ・・・けがらわしい、卑しい、いやらしいとさげすんで
いたことは・・・とっ、とても素晴らしい・・・)
「うおうっ!うぅぅんっ・・・そぅ、そうねぇぇ、あはぁっ・・・」
麗香は喘ぐ合間にあいづちをうつ。
「・・・壊れてしまうのって楽しいでしょ・・・」
勝ち誇った蘭子の笑顔。
引き締まった乳房が、腰の動きに合わせて揺れる。
床に仰向けになっている麗香は蘭子を仰ぎ見た。
麗香は僧にもたれて跨り、腰を揺する蘭子が美しく見えた。
「えっええ、そう・・・そうですわあッ!うわあぁぁぁんっ」
蘭子が読経をとなえはじめた。
「くわぁんじざぁいぃぽぉさぁつぅ」
蘭子とつながっている僧が、ひろみと交わっている僧が、そしてひとり正座を
している僧もまた唱和する。
(あ・・・あなたはっ!このあたくしを待っていらっしゃる・・・)
麗香はひどく感動していた。
「・・・お蝶、生きているということは罪深いことだ」
股間の大吾が顔をあげた。
麗香の裂け目からは液体が湧き出している。
497乱交45話:04/11/04 10:06:39 ID:6gpbp+T9
「生きていくために他の生き物を殺して食べ、試合をすれば勝負の結果が出る
・・・生かされているということはそのために殺された命があるということだ」
大吾は身を起こしゆっくりと麗香の上にのしかかる。
「うあっ・・・」
両手首を捕まれ、左右に押し広げられ小さく麗香がうめく。
「お前が、俺が、そして宗方がうちこんだテニスもそうだ。試合をすれば勝負がつく。
勝った者は負けた者の存在を忘れてはならない。人間がこの世で生きて行くと、傷つけられ
誰かを傷つける。なにをしても罪深いものなのだ」
(あっあたくしのテニスはっ!傷つけるだけでなく感動も呼び起こしていたはずですわっ!)
麗香の不満の表情を読み取り、大吾が静かに笑う。
「・・・だが罪深いことを恐れているだけではだめなのだ。喜怒哀楽、すべての感情を受け入れる。
竜崎!卑しい感情も感動も生きているからこそ沸き起こる、人間であることの証明なのだ」
(あたくしにはわからない・・・ああっ!そんなことより!)
燃え上がった欲望を抑えきれない麗香は首を振った。
「桂さんっ、あたくしにはわかりませんっ・・・罪深いからとして・・・あたくしにどうしろとおっしゃいますの」
「生き物としての本能を否定してはならない。本能の赴くままに体験すれば、お前の人生観は深くなる」
余裕のある語りに麗香は圧倒される。
(なんということ!このあたくしがじらされていたとは・・・)
負けた・・・麗香はすべてを悟った。
大吾の語りを自分なりに理解できたか否か、もはやどうでもよかった。
(・・・あたくしは・・・あなたと一刻もはやく交わりたい・・・)
すでになすがままに身をゆだねていた麗香が観念してつぶやく。
「わかりました・・・どうぞお好きになさってくださいませ・・・はあんっ」
麗香が感嘆した大きな大吾の分身が、ぴったりとあてがわれる。
「お前も好きにふるまうんだぞ、お蝶・・・」
「はい・・・」
498名無しさん@ピンキー :04/11/04 21:57:12 ID:Bs5grHuY
ギャー!3話連続!!乙です!
自分もすっかり桂コーチに諭されておりまつ・・・w
連載が更新っされているのをチェックするのが日課になっているのでガンガッテ!>不定期投降氏
499名無しさん@ピンキー:04/11/05 00:55:27 ID:qOn/zGtO
良いねぇ。正直興奮するよ。勢いが凄く感じられる。
お蝶かわいいよお蝶。大吾説得力アリ杉だよ大吾。

3話連続投下お疲れ様です。
500名無しさん@ピンキー:04/11/05 09:12:48 ID:YHnHIX54
500げっちゅ!ドンドン逝ケ!皆様ガンガレ!
501名無しさん@ピンキー:04/11/08 18:54:53 ID:G+aJai93
立ち寄ったついでにほしゅ
502名無しさん@ピンキー:04/11/08 23:41:45 ID:mDWpxsrZ
お二方ともガンガレ!!

保守
503乱交46話:04/11/09 16:04:03 ID:YHLZFh5f
はじめて男と通じることは快感だけではなかった。
肉の卒塔婆を受け入れると圧迫感と鈍い痛みが走り麗香の眉が歪む。
床に無造作に置いた足の裏に力がこもる。
「・・・うあッ・・・」
麗香が分泌させた蜜はすでにあふれ繋がった花芯の入り口から滴り、充分に潤っている。
地下水が滲み出たようにあふれた岩肌を見せる肉の洞窟に、大吾は大きな分身を
差し込む。
「ふんっ・・・」
気合いの入った静かな大吾の声。
麗香の肉の花びらは左右に押し広げられ、大吾の陰茎にぴったりとまとわりついた。
鮮やかな赤い花弁の肉は分厚く豪華としかたとえようがなかった。
大吾の分身、そそり立った卒塔婆はまさに経文を書き付けた卒塔婆であった。
麗香にとってこの上なく有り難く、そして神々しい卒塔婆が、己の中へもぐりこんでいく。
その違和感に麗香は打ち震える。
「・・・あひいッ・・・」
思わずもれる悲鳴を麗香は必死にこらえる。
「いい顔だ、お蝶・・・」
「くうッ・・・つうッ・・・くあああっ!」
麗香の粘液にまみれ、滑るように棹の部分がのみ込まれていく。
(こっこれが・・・さきほどまでひろみの中にッ・・・なんて・・・大きい・・・)
「竜崎、お前には感謝している・・・」



504乱交47話:04/11/09 17:21:33 ID:54WeCW0y
「・・・はあ?、うあっあぁ、はぁ・・・」
もはや麗香は言葉を発することなく、荒い息を整えながら大吾を見上げた。
「俺は岡に語った。テニスプレイヤーの岡ひろみを生んだのは竜崎、お前だと!
宗方が父ならば、お前は母だ。どちらかが欠けていても、いまの岡は存在しなかった。
・・・死期の近いことを悟り、人生の無常さに疲れ果ていた俺の親友に生き甲斐を
与えたのは・・・お前だ、お蝶!心から感謝している」
麗香の瞳に涙があふれた。
すでにこの世にいない宗方仁のことを思うと涙がこぼれ落ちた。
(あまりにも若くして逝ってしまわれた・・・あの方はさぞ無念だったろう)
若くして病に倒れ、テニスを奪われ、死の恐怖にさらされ孤独に闘っていた宗方。
(ひろみにその愛を告げることなく、妹の情にこたえることは許されず・・・)
こうして自分が肉体を重ねていることさえひどく虚しく感じられた。
(あたくしは生きている!生かされている!)
死の理不尽さを嘆けば、生きることの喜びがさらに際立つ。
無意識に、大吾を含んだ膣にキュッと力がこもった。
予想していなかった得られた快感に大吾が笑みを見せる。
「お前がいなければ、岡はラケットを握ることはなかったのだ・・・お蝶ォォォッ!」
大吾が吼えた。
麗香の体内に打ち込まれた肉のクイが激しく動く。
激痛とは異なる電撃が麗香の体内を駆けめぐった。
「・・・くはぁッ!!あぁぁぁぁぁッ!あッあッああーッ!」
麗香も艶のある叫び声を上げ、吼える。


505名無しさん@ピンキー :04/11/09 22:01:51 ID:PmMYm/se
お蝶夫人、脱・バージンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

大吾の説法に不覚にも感動してしまった漏れw
続き楽しみにしてるんでガンガッテください>不定期投降氏
506名無しさん@ピンキー:04/11/09 23:05:26 ID:QCZKv+dQ
保守
507乱交48話:04/11/11 21:06:56 ID:OdVbuhzQ
痛みを伴った破瓜の行為はすぐにおさまった。
甘く激しく突かれる衝撃に何度も襲われて、麗香は快感に酔い、さらに乱れていく。
白い裸身の体の中心の一点が、大吾としっかりとつながっている。
茶筒の芯とふたをぴったりと重ねたように肉と肉と擦り合わせる。
麗香の裸身と向かい合わせに重なった大吾の腰が勢いよく何度も揺すられる。
「あッ!アアアッ!あッ!アアッ!」
麗香の喘ぎは、大吾の律動に合わせてあがり、しかもいつになく甲高い。
どんな辛い練習でも、苦しい試合でもこれほど乱れた呼吸はしたことがない。
最初に塗られた薬のせいで興奮させられたとはいえ、いまとなっては合意の上での
交わりとしか、第三者は理解しないだろう。
なにより麗香は積極的だ。恥じらうこともなく、貪欲に大吾を求めている。
長い両脚で大吾の脇を挟み込み、自らも腰を振り妖しく動く。
両腕を広い背中にまわし、しっかりと抱き寄せる。
テニスも、肉欲の交歓も命がけなのだ。
自身の角度を変えると、大吾の分身が当たる点が変わる。
体の内側を擦られ、突かれる箇所が変化する。
短い交わりの中で、麗香はすでに変化を楽しむことを会得していた。
「・・・さすがだ。竜崎!お前はセンスがいい!ふうううんっ!」
ふたりの全身からさらに汗が噴き出す。
麗香は大吾とつながり、奥まで刺し貫かれたまま、何度も突かれる。
体の中が熱く疼き、ぐちゃぐちゃに溶けている。
その中を大吾の分身が何度もえぐり掻き回す。
「くはあぁぁっ・・・見ているこっちのほうが先にイッてしまったわよ」
額に汗を滲ませ、蘭子が腰を浮かせた。
自らつながっている僧の分身から己を抜き取る。
豪華なランの花芯から白濁した精液がどろどろと滴り落ちる。
蘭子がフフンと笑った。
「ねえ・・・みんなそろそろ相手を交換しましょうよ。ちょっとぉ、
いつまでひとり経をとなえてるつもりなの、アンタ・・・魔羅(まら)
をオッ立ててさあ、はは・・もう、気の毒で見ていられないわ」
508乱交49話:04/11/12 17:09:41 ID:sJ2jsQiD
蘭子が立ち上がる。全裸の蘭子が立ち上がると、ただならぬ威圧感があった。
弾丸サーブの構えに入り相手を見据えているようで、僧は萎縮してみえた。
「ははぁ、わかった・・・師匠のあとすぐにに竜崎さんと交わりたいのね、アンタ・・・」
「あ・・・その、いえわたくしは・・・その・・・」
蘭子に声をかけられた僧は、口をもごもごさせた。
即座に蘭子の檄がとぶ。一瞬異父兄の宗方を彷彿とさせる早口で厳しい調子だった。
「たくぅ、じれったいわねぇ・・・ちょっと!アンタはねぇ、もっとハッキリものを
いいなさいよ!慎重なのはいいけど、そんな弱気だからいつも試合に勝てなかったのよ!」
きっと加賀高校時代でもこうして姐御風を吹かせていたのだろう、綺麗に頭を丸めた
僧は恥ずかしそうにつぶやく。
「いえ、その最近どうも菊座に興味がありまして・・・苦痛に悶える女人の悲鳴がどうも
聞きたくて・・・想像するとたまらなくなりまして・・・」
蘭子は黙って聞いている。
「そ、それに縛るとか・・・蝋を垂らすとか・・・こう責めてみたくたまりません。皆が
楽しんでいらっしゃるこの場にはどうも志向がふさわしく思えませんで・・・ずっと黙って
おりました・・・」
蘭子はいままで交わり、果てた後もクスリでいまだに股間でいきり立たせてたままの僧に近寄り、
しゃがみこむと耳打ちした。
僧が頷き立ち上がる。ひろみと交わっている僧に近寄っていった。
「なぁにを悩んでるのよ!楽しむのにふさわしいも変態もないわよ・・・あはは」
ひろみとつながっている男が陰茎を引き抜いた。
「アッアッアッ・・・ウッ、ハアァァァ?」
達することなく行為を止められたひろみは呆然としている。
「おたのしみのところすみません、岡さん、今度はわたくしの上にまたがってみませんか」
蘭子の相手をしていた男が、どっかとひろみの前であぐらをかいた。
ひろみの頬がさらに赤くなり目が輝く。
「はっ!はい・・・!」
(ああッ!あなたがただけでっ!なっなにをなさるおつもりなのっ・・・)
「あッうああッ!あッあッウアアアアーッンッ!」
大吾の突き上げにこたえながら麗香も興味津々で仕方がない。
体を揺すりながら、天地が逆さになった状態で様子を伺う。
509名無しさん@ピンキー:04/11/12 23:09:25 ID:BAsBlq6a
>不定期投稿氏

面白いなぁ…。やっぱエースの登場人物はセリフが肝だと実感。
いつもお疲れ様です。
510名無しさん@ピンキー:04/11/12 23:10:38 ID:BAsBlq6a
申し訳ない。また名前を間違えてしまいました。

>不定期投降氏。
511名無しさん@ピンキー :04/11/13 00:43:57 ID:G8djzSiC
何をする気なんですか蘭子姐さん!
ああもう続きが気になって仕方ないよ。
不定期投降氏ガンガレ!
512名無しさん@ピンキー:04/11/14 08:49:56 ID:TqiWMx9p
嵐子を皮切りに?ひろみもお喋も
大吾の兄貴がろすとばーじんの相手なんすね?
513名無しさん@ピンキー:04/11/14 21:58:04 ID:evxGe47k
穴兄弟ならぬ竿3姉妹
514乱交50話:04/11/15 00:40:42 ID:r29bQ0nJ
「アッ・・・ツアッ!アンアァァンッ!」
ひろみは腰を落として、自ら体の中に僧の赤黒い陰茎を含んでいく。
愉悦に満ちた淫らな悲鳴を絶えず漏らすひろみにに、麗香は嫉妬していた。
(ひろみの今夜の相手は・・・これでもう3人目だ。このあたくしが妹に
・・・いえ!むすめ≠ノ先を越されてしまっている・・・なんということおっ!)
麗香の欲望の火が、嫉妬の炎がメラメラと燃え上がる。
「ひいっ・・・!つあああっ!」
大吾が勢いよく、卒塔婆を深く打ち込んできた。
体の奥に響く衝撃に麗香はのけぞる。
「竜崎、なにをしている・・・集中しろ!お蝶!いったことがあるはずだ!
岡には岡の、お前にはお前のスタイルがあると!相手のいるテニスも男と女の交接も
同じだ!比べるな!うおおおおお!喝ーッ!」
大吾の鋭い一喝を合図に、卒塔婆を突き立てる速度が増していく。
「うあぁっ・・・そっそうでしたわあっ・・・ああ!うああ!あっああっ!」
大吾に組み敷かれ、喘ぐ麗香を満足げな表情で蘭子は見つめていた。
「さてと・・・あたしはこっちを盛り上げてやるか」
身につけていた浴衣のヒモと、ひろみを椅子に縛り付けていた縄を手に、蘭子はひろみの背後に近付いた。
ひろみは僧にまたがり、彼の分身を含み、好きに腰を揺すっていた。
蘭子は素早くヒモでひろみに目隠しをする。
「あああっ・・・?きゃああああっ!」
驚いた様子のひろみに構わず、蘭子はひろみに縄をかけて縛り上げていく。
「ああぁぁっ!いっ痛いッ!あああっ!」
ひろみが苦悶の悲鳴を上げた。
ひろみの小ぶりの乳房を上下に挟んでキリリと縄が食い込んでいく。
「あんたはそのまま続けて。岡さんを下から突き上げてやって・・・」
「あっ、つあっ・・・あぁぁんっ・・・」
苦しそうなひろみの声に変化が出た。艶が出て甘えてきた。
両手の自由のきかなくなったひろみが、僧の動きにあわせ上下に揺れる。
「ふふふ、仁の特訓に耐え抜いた岡さんですもの・・・絶対にこのテの傾向がある」
蘭子が目を光らせて冷たい笑みを見せる。
515名無しさん@ピンキー:04/11/15 01:12:25 ID:56frXEeD
>不定期投降氏

…お蘭怖いよ。だけど、お蘭の心情よく掴んでるなぁ〜
と個人的にお蘭が好きな漏れの感想です。

連載50話目突入、おめでとうございます&お疲れ様です。
516乱交51話:04/11/16 10:59:04 ID:D1acb3dd
ひろみの乳房は、縄で上下に挟まれ、幾分つんと盛り上がっている。
「ああっ・・・ああんあんっ・・・」
不安を隠せないひろみの声が響く。
それでも体の下から突き上げられると動きに合わせて喘ぎユラユラと不安定に揺れる。
その様子に蘭子は満面の笑みを見せた。
「あたしは・・・仁にテニスを教えてもらった頃が一番幸せだったな・・・
身長のことで悩んで、劣等感のカタマリだったあたしが初めて自信を持って」
蘭子があごを経をとなえた僧にしゃくってみせる。僧が立ち上がる。
「でも仁はあたしには特訓してくれなかった・・・西高に赴任してしまって、
竜崎さんやそして岡さん!あなたを見つけて」
近寄る僧に耳打ちする。
頷いて僧が、ひろみの背中を勢いよくついた。
「きゃあっ・・・」
ひろみが悲鳴を上げる。
自由のきかないひろみを大事に抱え、つながっている僧は床に背中を押しあて仰向けになる。
「はあっ・・・はぁ、はああんあんああぁん・・・」
僧の上に突っ伏したひろみが激しく喘ぐ。
重なったふたりの足下に近寄った僧がちゅうちょした。
「・・・本当によろしいんでしょうか・・・わたくしは仏門にはいってからと
いうものの同性の菊座のお世話になって・・・なんの抵抗もありませんが、
岡さんは・・・」
蘭子が即座に返答した。
「いいのよ。あたしが許可する。いちど知ってしまったらもとには戻れないの、岡さんも
わかってくれる・・・」
「はっはい・・・」
着衣を総て脱ぎ捨てた僧が、ひろみの背後に膝立ちになる。
両手がひろみの後ろの二つの山に乗せられた。
指が谷間を駆け下りる。
「ウアッ・・・ギャアアアアアアアアアッ!」

517不定期投降:04/11/16 11:06:52 ID:D1acb3dd
こんなに長くなるとは・・・予想外でした。
漢字は投稿でもなんでもかまいませんのでお気になされませんよう。
卒塔婆チンが気に入ってしまったバチ当たりな奴・・・チーン
518名無しさん@ピンキー :04/11/16 21:22:56 ID:E4/8XeVi
おお、不定期投降氏!
いつもいつも乙カレ様です。50話突破おめでとうございます。
毎度楽しみにしてるんでこれからもガンガッテ!

個人的にはやっぱり大吾×お蝶が好きかなw
519未読はダメ?:04/11/18 21:04:14 ID:S/QH0hFl
>>491
「うあぁっ…ああぁんっ、つあっ、ああんっあんああっん…」
 ひろみが腰の動きに合わせ、さえずってみせる。
 外出している千葉鷹志と緑川蘭子の二人がいつ戻ってくるかわからない。
テレビも消してしまって時間はわからない。照明を明るくして時計を見るつもりも
…ひろみの部屋に入ってしまってからどのくらい時間が過ぎたのかわからない。
(今はこれでいい…)
 ひろみの体の中に押し包まれていたい。腰を揺すって…円を描いて…8の字に
動かして…ひろみの中を掻き回していたい。好きに肉の壁をなぶっていたい。
(…このままずっとつながっていたい…)
 腰の動きに合わせて…ひろみは声を上げる。
「…ああんっ!あはぁぁぁッ!やん、やぁぁぁんっ…」
 ただ痛みに耐えているだけのか、それとも衝撃が快感なのか、ひろみの悲鳴では
藤堂にはわからない。
(…もう、なんでも、やってみたい…)
 慎重で思いやりのある藤堂が、新しい快感を得たくて
ひろみに同意を求めず勝手な行動をとる。
 突然藤堂はつながったままでひろみを勢いよく抱き起こした。
「あああ?」
 ふたりは向かい合わせに座った体位になる。ふたりとも膝の頭がはなれた、行儀の悪い正座だ。
「…え?ああっ!…アアアッ!」
 さらに体の奥を貫かれてひろみの声がさらに高くなる。
 目の前に晒されたひろみの胸の谷間に藤堂がむしゃぶりつく。下から上へゆっくりと動く。


520名無しさん@ピンキー:04/11/22 06:36:29 ID:pymo/Igm
ダレモイナイ・・・ドチラモタダイマヒロミタソ総受ケ
ヤッパコウデナクチャ!
521名無しさん@ピンキー:04/11/24 23:44:37 ID:Q1j6As1t
ドラマのDVD最終回を見ながらここ読んでたら、
頭がクラクラしてきたよ……ゼィゼィ
522名無しさん@ピンキー:04/11/24 23:47:28 ID:Q1j6As1t
すいませんsage忘れました…あの世でコーチに叱られてきます。
523名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:03:53 ID:yiugIlG/
このままでは年が越せませぬ
ああーんっ!はやくいらしてぇ
524未読はダメ?:04/11/28 23:18:39 ID:qFN0pICh
>>519 ニューヨークのアパートを引き払い、空港近くのモーテルでひろみにあてた
手紙。ひろみに送ることなく己の手で握りつぶした手紙。
(どうしていますか、岡くん。僕は今まいっています。とても落ち込んでいま
す…君に逢いたい…)
 こんな弱音を吐く自分の手紙を読んでしまったら、ひろみはどんな顔をしてみせる
だろうか。 いまにも泣き出しそうなひろみはなぜかいつも裸だ。想像するだけの無論見たこと
のない裸。
(馬鹿っ!しっかりしろよ、藤堂!)
 両の拳をデスクにたたきつけても時間はなかなか進まない。日本を離れ、家族も
友人も知り合いもいない。一人ただひとり。いらいらして椅子から逃げるように立ち上がり
またベッドに突っ伏す。情けないことに手はすぐに股間に向かう。 頭の中では、自分はなぜかひろみの上にのしかかっている。慣れた手つきですでに硬直した
己の分身を外へ解放する。
(くそっ…)
 ひろみが腕の中でいやいやをしてみせる。だがすぐに笑顔を見せ両手を大きく開き自分を迎え
入れてくれる。己自身を己の指でしごくと、快感が罪悪感すら吹き飛ばす。
 スポンサーの資金援助をいっさい断って日本を飛び出してきた自分。試合に勝た
なければいずれ資金は底をつく。女を買って性欲処理をする金もヒマもないのだ。
(何よりテニスで生活していくつもりなのだ。トレーニングは欠かせない。
今は自分との闘いのはず!)
 指で擦りあげる速度ははやくなり、あっというまに頂点にまで達してしまいそう
になる。見つけておいた備え付けのティッシュペーパーを…腰を浮かせ己の分身ににあてがう。
用意できる余裕がとてつもなく虚しい。
 今までもこれからもずっとこうしなければならないのだから。
(…うっ…)
 熱くたぎった血が股間から全身へ広がっていく。ひろみをまた想像の中で
犯してしまった。抵抗することもない都合の良いひろみを勝手に妄想して。
(ごめんね、岡くん…)
 ひろみがどんな反応をするかなんて本当は皆目見当がつかない。自己嫌悪に
陥り、ひたすら自分を責める。あれはすべて昔のことだ。現実はこんなに素晴らしい!
(いまは違う!違うんだ!) 
525乱交52話:04/11/30 17:02:37 ID:xEDMJC93
(なんということっ、ああッ・・・緑川さん!)
大吾と体を重ねる前なら、麗香は地獄絵図だと恐怖しただろう。
麗香自身が逆さに吊され、ひろみが陵辱されていると。
「ハッ・・・ハアァァァンッ!」
目隠しをされ、後ろ手に縛られたままで絶えずひろみは悲鳴をあげている。
下半身のふたつの穴は前も後ろも男根で刺し貫かれている。
ひろみの僧の腹の上にうつ伏せに重なっている。
その膣は下で動く僧の陰茎で貫かれている。
僧が動くたび粘土に水がかけられこねられているような音が立つ。
「ギャッ・・・アアアッ!アアッアアアーっ!」
菊座に興味があると恥ずかしそうに語った僧は、思うさま腰をゆすっていた。
「ああっ・・・同性でも女人でも菊座は変わりませんっ、からみついて素晴らしいです!」
感嘆の声を上げる僧に蘭子はにやりとした。
仁王立ちの蘭子の背後にもひとりの僧が抱きついている。
体のあちこちをまさぐらせながら、蘭子は満面の笑顔をたたえていた。
「そう・・・よかったわね。岡さんもまさか後ろの穴の処女を捧げるなんて
思っていなかったでしょう・・・ふふふ、なかなかによさそうだけどぉっ」
蘭子はくるりと向きを変え、僧と向き合い派手に抱擁を開始した。
(なんて手慣れた様子・・・)
麗香が羨望の思いを込めた熱い視線を蘭子の背中に投げかける。
「ギャアッ・・・アアアーッ!」
ひろみの悲鳴は苦痛に満ちていていたが、麗香もまたそそられる。興奮する。
(緑川さん!あなたはただものではないわ、あたくしの生涯のライバルだけのことはある
・・・あの宗方仁の血を分けた妹だけのことはある・・・あたくしには
こっこのようなこと考えつかないっ!素晴らしい!)
突然麗香の下半身から衝撃が沸き起こった。
「・・・つあっ・・・オオオッ!」
大吾の腰を大きく突き動かした渾身の一撃に、麗香が叫ぶ。
「竜崎!なにを考えている・・・」
526不定期投降:04/11/30 17:09:18 ID:xEDMJC93
時間が出来たんでちょいと失礼します。
527名無しさん@ピンキー:04/12/01 02:09:56 ID:z2ha42lm
>未読はダメ?氏

お疲れ様です。
面白くなってきましたね。つーか藤堂w リビドー全開でこれからの展開に期待しています。

>不定期投降氏
いつもお疲れ様です。
良いですねぇ。SSから情景が浮かんできています。エロ成分を氏のSSから吸収していますよ。

お二方、頑張ってください。


528名無しさん@ピンキー:04/12/01 19:36:47 ID:3ddBoTy3
思わずファイナル・ステージを再生して見てしまいました・・・
みな皆様が頂点へのぼりつめられますように


529名無しさん@ピンキー:04/12/02 08:46:06 ID:4TZAX1ky
精が出ますねとはこのこった
530名無しさん@ピンキー:04/12/03 03:26:11 ID:m58Sykty
>>529
ワロタ
531名無しさん@ピンキー:04/12/05 10:24:07 ID:3GxaHz6m
なにかと気ぜわしい年の瀬
ほしゅ
532乱交53話:04/12/07 11:00:03 ID:ngxKtFkf
呼吸を乱れさせている麗香には大吾の問いにまともな返事が出来ない。
(なっなぜ、あなたは・・・こんなに余裕をおもちでいらっしゃるのおっ)
「・・・おくれをとっていると思っているのか?疎外感でも感じたか?」
麗香は返事が出来ない。
五人の様子になかば見とれていただけに、否定することはできなかった。
麗香の腕を掴む手のひらには汗が滲んでいる。
見上げた大吾の顔も、胸板にも汗にまみれていた。
(それなのにこのように冷静で・・・たくましい・・・)
「・・・いったはずだ。他人と比べるなと。己を見下し優越感にひたることも、
逆に理不尽さを嘆くなり、嫉妬するのもそれはお前の感情だ。すきにしろ・・・
だがいずれも心が貧しくなるだけだ、荒むだけだ
・・・やめろ竜崎!健康で生かされている自分に自信を持て!あらゆることに
感謝しろ!」
(ああそうだ、あたくしはなにを迷っていたのだろう・・・)
麗香は足を開き、自ら白い両脚を大吾の背中に絡みつかせた。
「ううっ・・・」
ひきしまったふくらはぎに大吾の背中があたる。汗がべっとりとはりつく。
「ぉぅぅあぁっ・・・」
体を動かすと、肉壁を擦られる場所が変わった。自ら動いて得た、鈍い痛みに麗香がうなる。
「そうだ・・・自ら動いていけ!与えられるだけではだめなのだ!自ら求めていけ!ふおうっ!」
「ウアッ・・・アアッ、ウアッウアアアッ・・・」
大吾の突き上げる速度は自在に変化する。
リズムに合わせ、つながった部分からねちょねちょと音が立つ。
麗香もそれにこたえて声を張り上げる。
薄い金色の茂みが自ら流した露で濡れそぼっていた。
すでにひろみと体を重ねた大吾の分身は、いまだ勢いを失ってはいない。
麗香の体の中を掻き出すようにえぐる。
その分身を麗香は力を込めて締め付ける。
533名無しさん@ピンキー:04/12/08 00:10:25 ID:+riR7J4J
>不定期投降氏

いつもお疲れ様です。
此処の所、エロくて面白いですね。ちょっと最初から読み直していました。
んー、卒塔婆はやっぱりスマッシュヒットですねぇ。頑張ってくださいね、応援しています。
534乱交54話:04/12/09 10:56:29 ID:fHn+28pl
「くあっ・・・かんじざいぼおさあつう」
麗香の体の中にその身を沈ませたままで大吾が経を唱え始めた。
耳を傾けずにはいられない力強い響きに麗香は圧倒される。
「ぎょうじんはんにゃあはあらあみったじぃ、しょうけんごうんかいくぅぅっ」
経の流れと同調したリズムで大吾は力強く、何度もはげしく麗香の中を突く。
「どいっさいくやぁぁぁぁぁく!」
本堂に読経が響き渡る。
大吾が上体を突然起こした。乱暴に麗香の腰を引き掴むと軽々と持ち上げる。
すさまじい衝撃に麗香は絶叫する。
「・・・あああああああっ!!・・・」
叫ぶ麗香に構わずなんと大吾は結合してい分身を軸にして麗香を反転させた。
「くあぁぁぁぁぁっ・・・」
焼けつくような鋭い衝撃が麗香の体の奥でかけめぐる。
白い背中を大吾に向けて、麗香はのけぞる。
大吾とつながったままで勢いよく床に投げ出された。
美しい肢体が床に這いつくばされ、乳房が床に押しつぶされる。
だが大吾は容赦しない。すぐさま乱暴に麗香を膝立ちにさせる。
「・・・四つ足の動物はこうして交わるのだ。メスの上にオスが後ろから
のしかかるのだ・・・お蝶!己の手足でしっかり己を支えろ!お前が自分を支えなければ
快楽は得られないっ・・・たかまってもいかないのだ!」
大吾が引き締まった腹を麗香の尻にはげしく打ち付ける。
大吾の前面に晒された麗香の尻まるで白桃のようにまろやかで優美な線を描いていた。
ぺちぺち、ぱんぱんっ、ぐちゃぐちゃと、肌が触れあい、肉の交わる淫らな音が立つ。
「あっ・・・あああっあっあっああああっ!アアアアッ!」
見えない後ろから貫かれ、わきあがる圧迫感に麗香は悲鳴をあげるしかない。
両足に力を込め、天に向かってただ喘ぐ。
のばした両手を床に押しつけ、大声を上げた。
「はあっ・・・すごい・・・すごすぎますわあああ!はあああんっ!」


535名無しさん@ピンキー:04/12/09 14:07:54 ID:oAxDpY1I
すごすぎるのは貴方ですよ不定期投降氏w
この調子でガンガッテください!大吾×お蝶マンセー!
536乱交55話:04/12/09 21:01:48 ID:hzrBlyhb
天と地が逆さまになっていた麗香だが、元の状態に戻って五人の様子が目に入る。
蘭子と交わっていた僧が達した。
向かい合わせで立ったままつながっていた蘭子ががっくりと肩を落とし、長身の体を僧に預ける。
(緑川さん、あなたはもうなんど精を体の中で受けたの・・・)
本堂に漂うつんとした異臭。このすえた香りは栗の花の香りに似ていた。
「うああっ・・・ああっ!あああ・・・」
大吾の肉の卒塔婆に突かれ、体の中を掻き回されながら麗香の視線は五人に注がれる。
「ふっふう・・・今夜はとびっきり楽しいわ。ホント興奮する・・・」
汗にまみれ、精液を内股に伝い落とした蘭子は清々しそうだ。
「大吾にはじめて抱かれたときは・・・あたしも思いつめていて、おかしくなっていた
から・・・あれで救われたのよ。あたしは迷いが捨てられた。たったひとりの兄貴を
愛していた、それでいいじゃない。仁の死を惜しむ人に妹がいてもいいじゃない」
麗香と蘭子の視線が絡み合った。お互い驚くほど優しい視線だった。
(あなたも・・・ずいぶん苦しんでこられたのね・・・)
蘭子はひとり笑って前後の穴を塞がれたひろみに話しかける。
「・・・ねえ岡さん、痛みと快感って紙一重だと思わない?」
「うううっ・・・あああっ!」
ひろみはただ喘ぐだけで返事をしない。
「中で動いてもらわと熱くならないでしょ、燃えないでしょ・・・ふふふ」
蘭子の視線が鋭くなった。
「痛みで興奮するか、感じるか試してみよう・・・」
全裸の蘭子が、燭台を手に取った。
(どんなことをなさるの、緑川さん・・・面白い趣向でなくてはこまりますわ。
あたくし、期待していましてよ)
すでに麗香は人の道から外れた、畜生に成り下がっていた。
目隠しをされたひろみは近付く蘭子の足音を聞き取り過敏に反応する。
「ははは・・・素直に感じなさいな」
燭台を傾けた。ひろみの鎖骨のくぼみにポトリポトリとにろうを垂らす。
「ギャアッ・・・うぎゃああああああっ!」
つんざくようなひろみの悲鳴が本堂に響き渡った。
その様子を麗香はうっとりとして見つめていた。信じられない言葉が漏れる。
「ああ、あたくしもおっ・・・ああっ!」
537名無しさん@ピンキー:04/12/09 21:37:07 ID:FtvGVaGI
(;´Д`)ァァァァァァッ!!!
ついにお蝶も陥落したのか…ああ、続きが気になるw
不定期投降さん、最後までがんがってください。
538名無しさん@ピンキー:04/12/11 04:02:58 ID:jBVoX5OV
>不定期投降氏

いつもお疲れ様です。
興奮させてくれますね、毎度どうもです。
お蝶の続きは、私も激しく気になりますねぇ。引きが巧い人ですな。

頑張ってください。応援しています。
539いいよ:04/12/11 23:04:29 ID:UFvF+Kku
保守しておきます。
続き希望
540名無しさん@ピンキー:04/12/14 02:54:14 ID:Pmv8hCIy
DVDでも見ながらゆっくり待ってるか。
541乱交56話:04/12/15 17:55:41 ID:N0x+ZLPj
蘭子はろうの熱さに耐えきれずわめき散らすひろみから、視線を麗香に移した。
勝ち誇った表情に鬼神に似た近寄りがたい怖ろしさと同時に美しさを感じた。
「どうしたのよ、竜崎さん・・・はは、後ろからオニグモに絡め取られてなぁに
騒いでいるの・・・」
蘭子が歩み寄る。しょく台のろうそくの火がゆらゆらと動く。
「認めなさいよ・・・あなた自身で。自分は変態だって、さげすんでいたことに
興味があるって、やってもらいたくてたまらないって、おねだりしてごらんなさいよ」
「ぅぅぅぅ・・・」
麗香の返事を待たずに蘭子は膝立ちになり、麗香の唇に自らの唇を覆い被せた。
麗香の舌と蘭子の舌が絡み合う。唾液が注ぎ込まれる。
(柔らかくて、温かくて・・・かっ桂さんとなにもかわらない・・・)
麗香もまた積極的に蘭子の舌を求め絡ませる。
息が苦しくなるほどに唇を重ねて吸い付きながら、蘭子が手にしたしょく台を
麗香の白い背中に垂らした。
焼けつくような熱さの痛みが背中の一瞬に集中する。
水からすくいあげられた魚がはねるように、麗香の背中がうねる。
「・・・んぐぐっ!うぅぅぅっ!んんんんっんんん!」
苦しそうに麗香がうめく。それでも唇に吸い付きはなそうとはしない。
息が苦しなるほど唇を重ねあった後、蘭子が己の顔を引きはがした。
「はんっ、たいしたもんだ・・・高貴な人ってどんなに乱れても美しいのねっ
いや・・・貪欲なんだ。まいったわぁ」
蘭子が笑い声を立てた。
麗香の頭は熱に浮かされたようにぼんやりとしている。
汗が噴き出した体は火照り、大吾の肉の卒塔婆を含んだ体の奥がずんずん疼く。
「あああ・・・もっと、もっとぉぉぉぉ!」
542乱交57話:04/12/15 19:11:33 ID:OcHLdBkn
高貴な人と賞賛されたばかりの麗香が、信じられないほどの大声を張り上げた。
「え?どうしたの、竜崎さん・・・」
意地悪い調子で蘭子が問いかける。
汗の滲んで額に貼り付いた麗香の前髪をなでつけ微笑みかける。
「もっとどうしてほしいのよ・・・」
麗香の優雅な唇が小刻みに震える。
「あっ・・・あたくしをもっと、責めて・・・あたくしだけをっ、せ、責めてくだ・・・
さい・・・お、お願い、します・・・」
よだれを口元に浮かべ懇願する麗香をまじまじと蘭子は見つめる。
蘭子が立ち上がった。
本堂に雷鳴のようなすさまじい笑い声が響いた。
「あはははははははは!はははははははは!ついに本音をさらけだしたわね!
竜崎麗香!お蝶夫人!あたくしだけっですって!はははは!」
黒々とした蘭子の茂みを見上げ、麗香は喘ぐ。
大吾が読経を唱えながら、麗香を再び激しく突き上げる。
「あははぁ、あたしはあなたが大好きよ、竜崎さん・・・ようやく素直になってくれて
うれしいわあ。あたしはあなたがうらやましかった。あなたはなにもかも
秀でていた。なにもかも恵まれていた・・・」
「うぅぅぅっ!あっ!ああっ!」
麗香が読経の流れに同調して喘ぐ。蘭子の語りは止まらない。
「あたしもね、経済面にはなんの苦労もなかった。母も父も優しくて、両親にかわいがられて
・・・あのことを知るまではね・・・」
543乱交58話:04/12/15 19:34:31 ID:TWMIh+v7
「そうよ、あたしはテニスを教えてくれた仁が初恋の人だった。でもねその
仁とこのあたしが異母きょうだいってのは本当にショックだった。ねえ、
竜崎さんあなたにわかる?大好きな両親が乱れた外道だったとしたら、仁と
そのお母様にひどい仕打ちをした張本人たちだとしたら・・・」
蘭子が本堂の梁がむき出しの天井を睨んだ。
「・・・その結果この世に生まれたのがあたしよ。いったい人生何が楽しいのよ、
何が正しいのよ・・・」
相手の心情など、当事者本人の境遇になってみないとわからない。
だが麗香は蘭子を思いやりいたたまれなくなっていた。
(あたくしも心ひかれていたのですから・・・)
蘭子が顔を勢いよく振った。
「でもね、自分の出生をいくら疎んじたってどうにもならないってわかったの。
ここにたどりつくまで時間はかかったけどね。大吾にはずいぶん慰めてもらったわ」
麗香を背後から突きながら流れる、大吾の経の音が神々しかった。
「・・・竜崎さんってちっとも自分のお母様のこと話さないわね。テニス協会の理事で
あるお父様とはいつもご一緒しているし、尊敬もなさっているし。でもお宅にお邪魔しても
お母様は姿を現さない。テニスに関係がある方とはおつきあいなさらないのかしら」
意外な蘭子の問いに麗香は眉を寄せる。
「竜崎さん、あなた自身がすでにひとりの女性として自立していらっしゃる
からでしょう。テニスで師と仰ぐお父様の竜崎理事には頼られても・・・
お母様には依存していない・・・」
544名無しさん@ピンキー:04/12/16 02:46:21 ID:zAXJfxFg
>不定期投降氏

3話連続投下お疲れ様です。
年の瀬ですから、無理しない程度でいいと思いますが…。
読み手としては、ありがたいですけどね。頑張ってください。
545名無しさん@ピンキー:04/12/16 18:19:48 ID:iQTehfW1
続きだヤッホ♪ウホ、ウホホホゥ♪嵐子ガンガレ!
>>540
ここを見るようになってから、どーも顔がゆるんでいけませぬ
546名無しさん@ピンキー:04/12/18 17:17:44 ID:9Xfwj3H2
ほしゅ
547名無しさん@ピンキー:04/12/19 00:16:32 ID:jicivjP4
>不定期投降氏

投稿乙です。
お蝶すわぃこぅ(´Д`)
548乱交59話:04/12/20 19:43:27 ID:TyBCXZGP
ゆっくりと話しかけながら蘭子が体勢を変えた。
肘から下を床に押しつけて、自らの体を支えている麗香の顔面ににじり寄る。
両膝を曲げて両足を左右にぐいと押し開いた。相撲の力士が股割をした格好だ。
蘭子の女陰が麗香の眼前に晒される。
「んんっ・・・」
麗香の鼻の先ににつんと僧の放った精液のニオイが立ちこめた。
同時にリンゴの果実のような甘い香りもする。
蘭子の裂け目は露のように液体にまみれてらてらと輝いていた。
赤い肉の花弁の奥から精液と愛液のまざった白い蜜がとろりと伝い落ちる。
ヒクヒクと花弁の合わせ目が収縮を繰り返す様に麗香は見惚れた。
「あああ・・・」
「・・・しきそくぜくううううぅぅ」
麗香はただ震えて見つめる。
大吾は動きを止め、張りのある声で読経を続けていた。
「どんなに素晴らしい人間であろうと、どんなに完璧な人間だろうと・・・
もっているものはみぃんなおんなじよ。あなたは自分が完璧すぎて、気にもとめない
お母様のここに、おマンコにぃ!あなたの偉大なお父様がマラを突っ込んでぇ、この世に
生まれたのがあなた。よおっくご覧あそばせ。肉ビラがの大きさや色やカタチが
違っていてもあなたもあたしも、あなたのかわいいひろみも女なら同じの持ってるの」
下品な蘭子の言葉が実に心地よい。
(本音を語る素直さをあたくしは忘れておりましたわ・・・)
「おっ、おっしゃるとうりですわ、みっみどりかわさん・・・いえ、いいえ」
麗香が顔を上げ潤んだ瞳を蘭子に向ける。白いのどを突き出す。
「・・・ら、らんこ・・・さま・・・」
背後の大吾の口もとが弧を描いていた。蘭子も静かに微笑む。
「あっ・・・あぁ」
麗香は喘ぎながら大きく頭を垂れた。蘭子が笑いかける。
「うふふ、なんて殊勝な態度なの、あたくしとってもうれしくてよ・・・さあ、
どうぞなめてくださいな、お蝶夫人・・・」
549名無しさん@ピンキー:04/12/22 15:13:04 ID:UIvBjUwz
投稿お疲れ様です!
550名無しさん@ピンキー:04/12/23 17:18:01 ID:rWI0Jd1T
蘭子さま!もっとお蝶を貶めてくだされ
551名無しさん@ピンキー:04/12/25 12:09:16 ID:4Dg2t3Jk
のぞけるときにほしゅ
552名無しさん@ピンキー:04/12/27 11:10:20 ID:kjcNWSA6
なくなったらいやなので捕手
553名無しさん@ピンキー:04/12/28 10:48:05 ID:bU1PYeNs
保守
554名無しさん@ピンキー:04/12/30 11:13:27 ID:aN0PDxO+
みそかのほしゅ
555名無しさん@ピンキー:04/12/31 14:04:48 ID:p8b6t2vK
大晦日。書き手の方々皆様どうぞよい年越しを
556 【大凶】 【185円】 :05/01/01 15:45:14 ID:ONYd7xBK
あけおめ〜ことよろ〜
運試しほしゅ
557名無しさん@ピンキー:05/01/03 22:38:26 ID:yvJ6aXTc
未読はダメ?さん、いつまでもお待ちしております…
558名無しさん@ピンキー:05/01/05 11:19:04 ID:ZPvH3mhk
実車
559アーケード板住人@182cm:05/01/05 17:20:20 ID:BPZACw4N
560名無しさん@ピンキー:05/01/07 21:10:20 ID:lVwMwIfF
神サマ!初詣にまいりました!
筆初め、姫初め今年もおたのみもうす
561名無しさん@ピンキー:05/01/12 12:19:49 ID:dTG45bQm
ここはまだ胎動いや始動しないのか・・・
562名無しさん@ピンキー:05/01/13 08:45:40 ID:UAEeSYUO
仕込みがすんでいませんから
563名無しさん@ピンキー:05/01/17 09:24:25 ID:DgFCne+/
捕手
564乱交60話:05/01/18 18:29:26 ID:b5LgXVg1
麗香は普段ならば、明るい陽射しの中を…そしてテニスコートを、豪華に優雅に空を舞う白い蝶のようだ。
その蝶が乱れて今は床に這いつくばっていた。
鮮やかな赤い肉の色をみせる下の唇はオニグモとつながっている。
オニグモの太い欲望の塊を肉の唇で隙間なく挟み込んでいる。
「しんむぅけいげぇえ、むけいげこぉ、むうくふぅうう・・・」
オニグモはつながった蝶の背後から何度も何度も突く。
クモの大吾がはなつ静かで力強い読経の音とともにぬちゃぬちゃと音が立つ。
「ふおっ・・・ぐううむぅぅ・・・」
鳴くはずのない蝶がくぐもったうなり声を上げていた。
つややかでこれまた鮮やかな赤い唇はカマキリの股間にとりついていた。
ズズーズゥッと水と柔らかい肉がこすりあうような音が立つ。
「うおう!・・・うぅっ、つあああっ・・・」
カマキリが鋭い鳴き声をあげて天を仰いだ。
蝶はカマキリの赤く切り立った肉の裂け目に、その上品な顔を埋める。
赤い肉の岩肌に唇を這わせる。
粘りのある液体が、顔面のあちこちに付着する。
それでも懸命に顔を埋め、舌を突き出しべろべろとなめとる。
崖の下をのぞき込んでいるようだった。どこまで舌をのばしても崖の底にたどり着かない。
麗香はあやしいカマキリが滴らせる蜜を余さず舌ですくい取る。
カマキリと交わった僧たちの流した精液とカマキリの滴らせる愛液を丁寧に舌と唇で
すすり上げる。
カマキリが人間の言葉を発した。カマキリは蝶と同じメスの蘭子だった。
「くはあっ!・・・竜崎さん、あなたセンスが良いのねえっ、気持ちが良くて
たまんないわあっ!ぐふうっ・・・」
本堂の床を踏みしめる蘭子の足が震えている。忍び込ませた舌の奥から甘酸っぱい
蜜がまたあふれてくる。
(・・・喜んでくださっている・・・蘭子さま・・・)
麗香は心底うれしかった。
565名無しさん@ピンキー:05/01/19 21:32:52 ID:DOKldBpg
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
566名無しさん@ピンキー:05/01/26 12:17:43 ID:3VeCjscf
ほしゅ
567名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:48:54 ID:KG5wxpJO
お月ごとの保守
568名無しさん@ピンキー:05/02/02 11:39:45 ID:hAaAXXC8
保守しますよ。失敬。
569名無しさん@ピンキー:05/02/03 16:58:18 ID:KlXAviuG
失敬プレイ、熱望
570名無しさん@ピンキー:05/02/04 16:39:37 ID:Txi93zw5
モデル兼テニスプレーヤーの付け乳首のネタ、使って欲しい
571乱交61話:05/02/07 14:46:38 ID:+6GIecVt
「うあああぁっ・・・あぁぁぁあはぁぁぁぁんっ!もうっ最高ぅぅぅ!あははは」
猛獣が遠吠えするように蘭子の声が響き渡る。
うなり声の後に勝ち誇った満足げな笑い声が本堂にしばらくこだました。
大吾の力強い経の音。
それにつづく弟子たちの一心不乱の迷いのない懸命な読経の声。
ひろみがすすり泣くようにあげるなまめかしい嬌声。
口を塞がれた麗香のくぐもったハミングのようなうめき声。
そしてびちゃびちゃとあがる水のはねる音。
ぺちぺちとしまった肌と肌が絶えずぶつかりあう音。
それらと違うリズムであがる甲高い蘭子の笑い声。
・・・信仰篤い高尚な声とハレンチ極まりない淫らな声と音が不思議なほど一体に
なっている。
麗香は息苦しくてたまらない。蘭子の女陰で、肉の裂け目に顔を塞がれている。
顔はぬめぬめとした蘭子の体液にまみれている。
床に這いつくばり、床の面と当たる両膝の頭がこすれて痛い。
なにより体の内側から絶えず圧迫されこすられる。
その刺激で体の奥が甘く疼いた。全身が痺れた。熱く燃え上がった。
大吾からだけでなく自らもこすられる場所を変化させられることに自然と
気がついていた。
麗香は前後左右に激しく腰を振る。
大吾を受け入れ、つながったままの膣口を力の限り締め上げる。
「あははは・・・あーっははは・・・あたしはもうだぁい満足よぉぉぉ」
けたたましい笑い声を上げながら蘭子が立ち上がった。
572乱交62話:05/02/07 17:04:05 ID:i2YtumVl
「うはあぁぁぁっ・・・」
麗香の顔面全体で勢いよくこすりあげられる状態になり、蘭子は愉悦のうなりを
上げる。
突然新鮮な空気が、麗香の口に、鼻に浴びせられる。
「はあっ・・・はぁはぁはぁぁ」
肩が床に崩れ落ちる。そのままぜえぜえと息をする。
床におしつぶされた柔らかな白い乳房はせわしく動く。
麗香はあまりの爽快さに震えながらのどをならしてつぶやいた。
「あぁぁぁ・・・あ、有り難い・・・こと・・・」
自分は、生きているのだ。麗香は痛感していた。
(この空気がなければ、あたくしは存在すら出来ない・・・なんということ!
あたりまえに存在するものがありがたい・・・卑しい感情も淫らな欲情もすべて
受け入れられる・・・)
いまの麗香にはすべてがいとおしかった。
麗香自身を貫いている大吾も、
変態趣味としか思えない菊座との交接を喜ぶ僧も、
すでに数人と交わり、いまは前後の穴を塞がれてあえぐひろみも
そして好色地獄にたたき落としたはずのの鬼女蘭子も
いまここにいるすべての人、そして麗香自身もおなじ人間であると
生かされているものとかけがえのないすばらしいものに思えた。
「アアッ!あああぁっ・・はぁはぁ、すてき・・・すばらしぃぃ・・アアンッ」
なおもつながった大吾からの突き上げにこたえうめく麗香の姿に
蘭子は快心の笑みをこぼす。
「のうじょういっッさぁぃくううう、しぃんじぃっふぅこおおおお」
気合いの入った経の音を蘭子が唇からこぼす。
麗香は一糸まとわぬ全裸の蘭子を見上げ、羨望の視線で見つめた。
麗香の眼には熱に浮かされた病人のように、血走っている。
いつもたたえた聡明な輝きはそこになく、炎のように燃えている。
激しい欲情をたぎらせてぎらぎらと妖しく輝いていた。
573乱交63話:05/02/07 21:52:25 ID:qmOrC5zV
経をとなえながら蘭子が声を張り上げる。
「・・・マッチポイント!アドバンテージ!桂!」
・・・麗香は何度このコールを聞いたことだろう。
竜崎アドバンテージ!自分の名を呼ばれないことは本当に僅かでしかなかった。
(こ、今回は・・・あたくしの・・・負け・・・。未知の世界へ・・・いざなっていただいた・・・)
麗香は納得していた。
蘭子は振り上げた腕をすぐに僧たちに向けてくねくねと手招きをしてみせる。
ひとり経を唱えていた僧は、うやうやしく蘭子に一礼する。
ひろみの背後にとりついていた僧が、向かいの僧と頷きあう。
ずるりとひろみの菊座にめり込んでいた男根を引き抜いた。
「・・・あたしはどっちでもいいわよ。あんたの好きになさい、うはあっうお」
近寄る僧に蘭子は片足を振り上げ、巻き付かせる。
(か、歓喜天がここにもいらっしゃる・・・)
腰を揺すり、唇を相手の体で塞ぎ
お互いの足を腕を絡みつかせて歓喜の極みへとすぐにのぼりつめていく。
(あきることなく交わっていたいのね、すばらしいわ・・・)
「あっああ・・・ああっ、つあっ・・・はぁぁん」
体の中をえぐる振動にあわせ麗香はただ喘いでいた。
「・・・いや、蘭子・・・俺は負けているかもしれん・・・」
麗香にとって衝撃的な大吾の言葉だった。
「はぁっ・・・!」
思わずガバと上半身を起こし、背中越しに振り向く。
勢いで乳房がぷるぷると揺れた。
574名無しさん@ピンキー:05/02/08 09:29:05 ID:930ASGbF
キタァ*・゜゚・:.。..。.:*・゜(n’∀’)η.*・゜゚・:.。..。.:*・゜
不定期投降さん、毎度乙です
いやあ、次が気になるー!どうなるんだお蝶は!?
575名無しさん@ピンキー:05/02/11 14:47:13 ID:6idej8F+
期待して保守
576名無しさんピンキー:05/02/14 01:20:39 ID:+6dR4FvJ
久びさに来たら…不定期投降氏乙!
桂コーチが気になって仕方ないYO!
577乱交64話:05/02/15 18:35:07 ID:mbqR/Bc4
「お蝶、お前は感度が抜群に高い・・・」
大吾は両手をのばし麗香の乳房を突然とらえた。
「アァァァァッ!」
麗香が背をそらせる。
蘭子の体液にまみれた唇から尖った喘ぎがこぼれた。つややかな唇がてらてらと
輝いている。
大吾は両手で麗香の胸のふくらみを揉みしだいた。
指が白い乳房にに食い込み、むにゅと指と指の間からはみ出す。
「アアッ・・・ハァァァンッ、ハァッ・・・アアッアアァァッ」
乳首への愛撫も激しい。どちらかの乳首がいじられる。つまみあげ、ひっぱり
あげる。麗香は刺激に合わせて喘ぐしかない。
「・・・はじめてのちち繰りあいでここまで反応するとは・・・ふうううっん」
揺れるふたつの乳房は美しい逆三角形の形を成している。
秋に豊かに実り垂れ下がったブドウの房を思わせる。
本当にブドウの実ならばその皮が裂けて、実を落としてばらばらになってしまえと
ばかりに、力を込めて揉む。
「それに・・・この・・・」
大吾がつながったままで麗香をぐいと自分の側に引き寄せた。
「・・・はぁぁぁぁぁあっ!」
麗香が絶叫する。
体の中からえぐられる圧迫感が熱くそして心地よい。
大吾との接点は肉の内壁を突き上げ擦り揚げて移動していくのがわかる。
尻を突き出して、貫かれていた状態から今度は大吾に後ろ向きにもたれ
座った体位になる。
「ああああ・・・はあんっはあっ・・・も、もっと・・・はあああっ」
麗香は腰を揺すった。
大吾の屈強な胸に麗香は背中をこすりあわせていた。
「破瓜の行為のすぐ後でここまで動けるとは・・・本能で快感をどうすれば
得られるのかわかっているのだな、さすがだお蝶!お前は最高だ!舞え!俺を含んだ
ままで舞え・・・うおおおおおおおお!」
578ななし:05/02/22 09:38:13 ID:u71LIoF4
お蝶は女王様スタイルがキマリそう!
網タイツボンテージ姿でテニスラケットでビシっ!バシっ!

最後までついていきます、待っていますの保守
579名無しさん@ピンキー:05/02/24 09:11:51 ID:3ZB4Y/pq
ほしゅ
580名無しさん@ピンキー:05/02/25 10:56:36 ID:kzMyl5Ep
保守
581名無しさん@ピンキー:05/02/25 15:43:38 ID:fK7Lfjad
みなさま、どうやらお忙しいご様子ね
書き込みがあれば堕ちたりはしないはず
来られるときに保守させていただくわ

お蝶夫人の口調ってわからなくてよ
582名無しさん@ピンキー:05/02/25 22:20:20 ID:m7gBsT1e
保守
583未読はダメ?:05/02/26 22:16:16 ID:hy9NP2qv
>>524
 手紙でしか連絡を取ることはできなかったのはついこの前までのことだ。会いたいと
ひとりかなわぬ事と言い聞かせ、いらついては自分を慰めていたのがウソのようだ。
 ふたりはいまひとつになっている。繋がった部分の位置と角度を変えて、刺激を楽
しんでいる。
 ぎこちなさを残してはいるが ひろみは両足を開き、藤堂に跨って腰を振る。藤堂の分身を
すべて体の中に含んで喘いでいる。
「ああっ…あぁっ…もうっ…すっすごい…はああんッ」
 ひろみの声と汗にまみれた肌と肌のふれあう音がベチベチと聞こえて心地よい。
繋がった部分から立つぬちゃぬちゃという音に、さらに興奮させられる。
(いまはふたり一緒だ…)
 首に回されたひろみの両腕に力が込もる度に、実感がわく。
 藤堂が勢いよく突き上げるとひろみが面白いようにさえずった。
「きゃあっ…んんっ!はあっ…うぅんっ…ああああっ!いやあっ!」
 ひろみのあまりにも大きな声に、思わず藤堂も動きを止める。さすがにいやと叫ばれると
不安になる。
「はあっ…はあん…」
 ひろみはだらりと両腕をもたれかけてくる。汗でしとどにぬれたひろみの背中が大きく動く。
 両腕でしっかりと抱きかかえ、藤堂もまた息を弾ませながらおそるおそる声をかけた。
「おっ岡くん、その…辛いのかい?」
 体を預けたまま、息も絶え絶えにひろみがつぶやいた。 
「はぁ…ええ、もう…死にそう…です…でも…」
 ひろみが顔を上げた。まともに視線と視線がぶつかりあう。ひろみは潤んだ瞳を
閉じて、藤堂の唇に自ら吸い付いた。
「あたし幸せです…最高」 
584名無しさん@ピンキー:05/03/01 02:12:08 ID:2VYz+1pX
お待ちしておりましたわ!
585名無しさん@ピンキー:05/03/01 21:16:40 ID:NJ4CahGJ
キタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!!
なんて初々しい二人なんでしょう
586名無しさん@ピンキー:05/03/06 15:44:45 ID:Q+KToZna
保守
587乱交65話:05/03/10 12:35:10 ID:z6ozVl+Y
大吾は気迫のこもったすさまじい叫びを発すると、麗香を背後から抱きかかえたまま
で立ち上がった。
「・・・くああああああああああっ!」
麗香が絶叫する。激しく腰を動かす大吾に負けじとばかり、自ら腰をくねらせ
尻を大吾の引き締まった下腹に打ち付ける。
「こせつはんにゃぁはぁらぁみったあ・・・腰の使い方もさることながら・・・
どうだ!このしまり具合はあっ!肉ヒダのきめ細やかさはあっ!お蝶っ!」
読経と麗香の下半身への賛辞は、激しい突き入りとともに続く。
「奥の壁のざらつき具合はあ!お蝶!」
「あああああ〜っ!あっあっあああ〜!」
麗香は白い喉を突き出し、ただ絶叫していた。
肉の卒塔婆に肉の花弁がまとわりついている。
その様はまさに豪華に咲く赤い牡丹の花を思わせた。
花札で蝶がまとわりついている見事な牡丹の絵図だった。
蝶そのものにたとえられる麗香が、見事に淫らな牡丹の花を咲かせているのだ。
「・・はああああああ!くはあああっ!」
突然瞳に涙をにじませていた麗香が体をぶるぶると震わせて絶叫した。
大吾と繋がった部分から勢いよく液体がしみ出している。
足を伝い、床にボタボタと落ちて水たまりを作っていく。
「・・・はああっ・・・」
麗香ががくりと肩を落とし頭を垂れた。口元にはよだれも滲んでいる。
「きゃははは・・・ねえ、これってもしかして潮を吹いたんじゃない・・・
あたしもはじめて見たけど、お小水とは違うわよ。すごいわねえ、初めてでイッちゃったのねえ!
コーチにイカせてもらうなんて素敵じゃない、竜崎さん!あははは!」
蘭子のはしゃぐ声が麗香には不思議と心地よかった。


588乱交66話:05/03/10 13:03:26 ID:z6ozVl+Y
「もう、いいだろう。竜崎・・・」
さすがに息を弾ませて大吾が静かに切り出した。
「お前もそして俺もベストを尽くした」
「・・・いいえ!」
麗香は顔を激しく振る。汗が左右に飛び散った。
「こっこのままでは・・・!あたくしはいやです!・・・歓喜天は向かい合って交わっているもの
ですわっ!後ろ向きなどあたくしは納得できませんっ!」
麗香は白い両手足を抱きかかえられたままでバタバタと動かした。
クネクネと動くさまは千手観音の仏像の手が動き出したかと見まごうようだった。
「・・・はあ、お蝶夫人・・・きれい・・・コーチといっしょ・・・な、んて・・・素敵」
蚊の鳴くような息も絶え絶えのひろみの声が麗香の耳に入った。
麗香よりさきに女にされ、前後の穴の処女を失ったひろみのほめ言葉だった。
(なんてかわいい・・・ひろみ!)
ひろみへの愛しさを再認識しつつ麗香は背後の大吾に懇願する。
「桂コーチ、あたくしは存じております・・・あなたが草を引き抜き、小石を
丹念に取り除いて管理していらっしゃる、あのお寺のテニスコートを」
僧の一人と体を重ねながら、蘭子は耳を傾ける。
「あのコートはひろみのためだけでも構いません・・・ですがテニスを愛する者には
あのコートを使わせてくださっていらっしゃいます」
大吾は何も答えない。
「テニスを愛し・・・宗方仁を愛し、そしてひろみを愛しているこのあたくしへもお情けを・・・
どうかお願いいたします」
今までにない殊勝な麗香の懇願に大吾は無言で頷く。
「ぎゃあてぇぎゃあてえ、はらぎゃあてえぇぇ」
589乱交67話:05/03/10 13:37:00 ID:z6ozVl+Y
大吾は経を唱えながら、麗香の両脇をかかえ、そのたくましい両腕を伸ばした。
貫かれていた麗香がゆっくりと、引き抜かれる。
麗香の感嘆した肉の卒塔婆が姿を現す。
大吾は器用に麗香をつり下げた状態で体の向きを反転させてやった。
(なんてたくましい方なの、桂さん・・・)
向かい合わせになるといやでも麗香の前に肉の卒塔婆が晒される。
(ああ・・・この大きな卒塔婆が今まであたくしの中に・・・)
懐かしさにも似た感動が麗香の心を満たす。
初めて受け入れた破瓜の痛みも、麗香はすでに忘れていた。
さまざまな体液にまみれてしまった内股に、新たに微量の鮮血がにじんで重なり、伝い落ちていることも
気がつかなかった。
歓喜天と同じ体位で交われることに興奮していた。
(ああっ!なんて待ち遠しいこと!)
息が乱れる。荒い息づかいをおさえることなど到底できなかった。
大吾は無言で繋がる一点に照準を合わせていく。麗香の体が大吾に近付く。
麗香の豪華にそして淫らに肉の花弁を開いた膣口と、いまだ衰えを見せない卒塔婆の先端がふれあわん
ばかりに近付いた。
「はらそおぎゃてえええええええ!」
大吾が両手を放す。肉の卒塔婆で麗香は刺し貫かれる。
自らの体重と重力が繋がった一カ所に集まる。
「・・・・くはあああああああああっ!」
絶叫しながら麗香は長い両脚を絡ませ挟み込み、大吾をきつく抱き締めた。
590名無しさん@ピンキー:05/03/10 19:11:14 ID:ckmbRSGO
キタァ*・゜゚・:.。..。.:*・゜(n’∀’)η.*・゜゚・:.。..。.:*・゜
凄い!まさに魂と魂のぶつかり合い!!
不定期投降さん、毎度乙です
591名無しさん@ピンキー:05/03/14 00:52:51 ID:4BFAGV5U
ほしゅ
592名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:26:24 ID:6LIDf/qC
ほしゅ
593名無しさん@ピンキー:05/03/17 05:17:30 ID:CIwDdam8
ほしゅうう
594乱交68話:05/03/17 11:12:34 ID:CDngfTTv
「くおおおおおおおおおおおおおーーーーーーっ」
激しく打ち付ける雨の音すら、大吾の読経の音がかき消す。
麗香を抱きかかえ、どっかと立ち上がったまま大吾の腰は揺さぶられる。
「ああああ!あっあっ・・・あああああああっ!」
大吾に刺し貫かれたまま、麗香もまた腰を深く揺すり、なんども大吾の体に打ち付ける。
「むしきぃぃぃぃ!むじゅそおぎょうしき!むげんにびぜっしんいぃ!
むしきしょうこうみそくほおおおおおお!むぅげんかい!ないしむいしきかあああい!」
大吾の渾身の魂の叫びともいえる高らかな経の速度が増していく。
「ああああああっ!あっあっあっあっあっ・・・はあああああんっ!」
大吾とつながっている麗香の叫びの速度も増していく。
ふたりの声と腰の律動は同調していた。
喘ぎと読経の叫びと腰の動きは激しくなり、肉の卒塔婆の反復速度が増していく。
「アッアッアッアッ・・・・アアアアアア!・・・・・」
「・・・・ウオオオオオオオオオオオオオ!」
すさまじい叫びとともに、大吾が麗香を引きはがす。
麗香の白いからだが本堂の中を舞った。
そして麗香の愛して止まない卒塔婆の先端から白濁した液体が噴水のように勢いよく
ほとばしる。
それはとどまるところをしらずあふれ、向かい合わせの麗香にびちゃびちゃと降りかかる。
・・・麗香の汗にまみれた白い額。振り乱され、汗にぬれた豪華な金髪。
普段は高貴で上品な美しい顔。汗すら香る、ふたつのかたちよく膨らんだ乳房
引き締まった腹にむっちりと肉付きの良い太腿から長くのびた足・・・
麗香の全身に白い泉がわき出て細い滝の流れとなって幾筋にも伝い落ちていく。
「はあっ・・・」
麗香に言葉はなかった。大吾の経が止まる。
「・・・はんにゃしんきょうおおおおお」
大吾に両脇をしっかりと支えられ、麗香はがっくりとうなだれた。
「また子種の殺生をしたもんだ。弟子の選手生命のためとはいえほんとうに罪深いわねェ、大吾お」
蘭子のはしゃいだ声に、大吾は反応しない。麗香を抱き上げたままで、今度は静かに読経を唱えはじめる。
595乱交最終話:05/03/17 11:31:58 ID:CDngfTTv
竜崎麗香は充実した日々を、かつてのコーチであった宗方仁の親友桂大吾の寺
で過ごしている。
ライバルであり親友である緑川蘭子とともに。
そして麗香に追いつき追い越し、限りない高みへ飛翔している妹であり娘である岡ひろみと。
本堂とテニスコートを皆で掃き清める日々だ。
寺のどこでも、そして誰が相手でも人生のすべてをかけてぶつかりあっている。
朝から晩まで、それこそ寝る間を惜しんで人間として生きている。
裸と裸になり持てるすべての力を持って、相手に挑んでいる。
(こんどここからおりたとき、お父様はきっと驚かれるに違いない・・・)
成長し、オンナになった娘である自分を包み隠さず見てもらうのだ。
想像するだけで、体の奥が熱くなり、温んだ生暖かい液があふれてくる。
(・・・お父様だけなんてそれはもったいなくってよ)
いや、竜崎理事だけでなく藤堂でも尾崎でも千葉でも誰でも構わない。
コートの上ではラケットを握る麗香のグリップに、
卒塔婆と化したイチモツを握るグリップに、すすり上げる舌に、締め付ける
膣口の筋肉にあらん限りの力がこもる。
(これからもあたくしはどこでも舞っていましてよ・・・)
竜崎麗香の優雅の肢体は今まで通りテニスコートで、そしてどこででも相手が
誰とでも激しく舞っていることだろう。
(見ていてくださいませね、宗方さん!皆々様っ!)

       完
596不定期投降:05/03/17 11:35:09 ID:CDngfTTv
ずいぶん長居しました。
ひろみを登場させない方が長くならなくてよかったと思っています。
それでは失礼します。
597名無しさん@ピンキー:05/03/19 05:11:30 ID:9wyrJHOZ
>不定期投降様

長丁場、お疲れ様でした!
更新されるたびに興奮しつつ拝見しておりました
各キャラの特徴を見事に捉えておられて、
原作そのままの雰囲気で読み進められることが出来ました

次回作も楽しみにしております…!(*´д`*)
598名無しさん@ピンキー:05/03/20 23:42:49 ID:mWsOwIpO
久しぶりにのぞきにきたら・・・終わってる
不定期投降氏、乙鰈でした
蘭子の乱交最高!
599名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 23:34:57 ID:ifYQrXzY
600名無しさん@ピンキー :2005/03/22(火) 01:49:44 ID:gVNCxRkp
初めてこのスレに来ました。あまりの内容の濃さに一気読みしてしまいました。
不定期投降さん、あなたスゴイです!!ほんとにスゴイ!尊敬します。素晴らしい。
読み応えのある文章有難うございました。お疲れ様でした。

体が熱い…w
601名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 12:14:14 ID:yR1T8Q6U
乙でした。次回作も希望します。

・・・理事とお蝶の近親プレイがイイ鴨と妄想
「おやめになって!おとうさまッ!」
602名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 17:54:22 ID:Y5zoEQvc
新年度はドラマになるアタックNo1のスレが立ちそうだ。
ガラスの仮面も新作アニメリメイクで盛り上がりそうだ。
読み専には強姦魔宗方鬼畜コーチくらいしか思い浮かばん。

603名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 17:26:21 ID:E+AnLMQ1
精が出ましたね
604名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 17:26:49 ID:vmN38Rz+
原作を更に掘り下げて宗方コーチと藤堂さんがひろみを取り合うのはどうでつか?
藤堂さんとひろみのエチーを宗方コーチが目撃!とか・・・妄想スマソ。
605名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 18:19:26 ID:3FZcMrJJ
宗方ひろみもしくはお超でSM緊縛プレイ希望
宗方は母親への思慕が歪んで変態な気がする
606名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 16:54:02 ID:fIozKLB+
職人さんのご降臨お待ちしています!
607不定期投降:2005/03/28(月) 19:46:39 ID:npn6AN22
その日の朝は昨夜からの雪が降り積もっていた。朝から宗方仁の自宅はにぎやかだった。
彼の親友であり、いまは出家した桂大吾が訪ねてきたのである。
澄んだ力強い読経の声を上げ、修行の錫杖の硬い金属の音を響かせて、わら草履で
雪を踏みならして大吾がやってきた。
何年ぶりの再会だろう。しかしふたりは手紙で別れてからのそれぞれの人生を
語っていた。
酒を酌み交わす。語りあいはいつまでたっても途切れない。とうの昔に日は落ち、外を静かな夜の闇が支配している。
「・・・昼間訪ねてきた岡ひろみ。宗方、あれがお前が見つけた選手か」
ふたりの話題はいつもテニスが関わっている。いや岡ひろみのことといってよい。
「あの宗方仁が心血を注いで育てる決心をした岡ひろみ、同じ西高ならテニスの世界ではすでに名が
知れ渡っていた竜崎麗香でもなく、身体的に恵まれた長身のいもうとの蘭子でもなく」
異母妹の蘭子の名前を聞いてほんのすこし宗方の眉がぴくりと歪む。
「彼女たちをなくお前が選び育てている選手か」
「うむ」
小さく返事をかえし宗方が杯をくいとあおる。
「たしかにあれはすごい選手だ。すごい選手になる・・・しかし・・・」
一升瓶から清酒をグラスになみなみとあふれんばかりに注ぎ、桂大吾は
みるみるうちに飲み干していく。
「くはっ・・もっとも俺は、お前からの手紙を読んでいる間、岡という選手はずっと男だと思っていた」
「はっはっは・・・」
大吾の言葉に屈託無く宗方が歯を出して笑う。
鬼コーチとあだ名されるこの男が快活に笑顔を見せることなど滅多にないことだ。
「だがな宗方、女性プレーヤーを育てるのは難しいぞ」
「・・・ああ」
「頭を剃って俗世を捨てた俺が口にすれば説得力があるかもしれん。男女に関係なく
色恋沙汰は難しい。女の方が被害者になりやすい。苦労して育ててもいずれやれ
男にほれたはれたで迷うときが来る。・・・いや」
たくましい腕が、瓶からまた酒をグラスに注ぐ。
「師であるお前もすでに迷っているのではないか・・・」
608不定期投降:2005/03/28(月) 20:08:07 ID:npn6AN22
低くおさえた声だが、雷の音でも聞いたかのように、宗方が身を固くした。
「・・・ひょっとしてすでにもめているのではないか?」
返事がない。
庭の垣根の枝に降り積もっていた雪が、バサリッと音を立てて落ちた。
しばらくの静寂が二人を包む。無言の宗方に大吾は喉をあらんかぎりの酒で
潤して時間をつぶす。
大吾が降参した。
「話したくないならば、べつにかまわん・・・」
図星だな、大吾の目が無言でそう語っていた。
「・・・すこし風に当たりたい」
宗方が立ち上がった。障子を開き、縁側に立つと外の木戸まで押し開く。
「おい、冷えるぞ。体にこたえないか」
「平気だ・・・」
宗方は大吾に背を向け冬の寒空を仰ぐ。
「・・・あそこは星がよく見えた」
意味の分からぬ宗方の独り言を肴に、大吾はグラスをあおる。
「大吾、今まで手紙では知らせていなかったことがある・・・お前には聞いてもらいたい」
背中を見せていた宗方が向き直ると静かに歩み寄ってきた。

609不定期投降:2005/03/28(月) 20:11:58 ID:npn6AN22
またのろのろはじめます
タイトル決めたら名前欄に書きます
610名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 20:23:29 ID:HX6A57my
新作キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜从n‘ー‘从η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

ついにコーチがッッ!!!
不定期投降さん頑張ってください 
611名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:32:27 ID:Ia+FNJrD
新作は楽しみぃ。自分はどんなシチュカプでも桶です。
連載中の方もお待ちしていますので投下よろしく。

612名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:24:26 ID:Ba1Wdr0Z
コーチキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゜Д゜)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!!

不定期投稿さん、乙です!待ってました!!!
613回想3話:2005/03/30(水) 10:34:39 ID:iqYwyTrK
>>607回想1話 10行目冒頭の「あの」は削除 13行目「彼女たちではなく、お前が選んだのは岡ひろみ・・・あの選手か」に差
>>608回想2話
宗方が大吾と向かい合わせに座った。大吾は黙って酒をすすめる。宗方もまた無言で応じる。
袈裟をまとった僧侶と着物姿の青年ふたり、和服を着ていると年齢よりも年長に見える。ややあって宗方が盃に口をつけると、静かに話し始めた。
「・・・俺は病に倒れるその日まで、純粋にテニスに打ち込んでこなかった。テニスができなくなってはじめてそのことに気がついた。そしてその日まで本気で人を愛したこと
など無かった」
大吾は相づちも打たず無言でひとり手酌で豪快に飲んでいる。
すきに語れ、なんでも聞いてやる・・・そんな親友の姿勢を感じ宗方が静かに笑い目を閉じた。
「いや、育ててくれた祖父母やお前や、さいしょ何も知らずに慕ってくれた蘭子、そして死んだ母
・・・記憶の中でいつも泣きあかし、さいごは病の床についていた母は愛していた・・・」
「俺はお前が人を愛さない冷血漢だと思ったことはない。それに学生時代は注目の的だった。
もてていた。まぁ、俺にはまけるが」
「・・・そんなこと俺はしらん。大吾、お前酒がまわったな」
酔っぱらいの戯れ言とばかり、宗方が一笑に付す。
「ずっと・・・ただただあの人を憎んでいた。母と俺を捨て、他の女と一緒になった父を。自分だけ
幸福な生活を手に入れた父を!」
宗方の口調がはやくなる。
「あの父と同じ男に生まれたことを、俺自身を憎んでいた・・・もしかしたら俺も、あの男と同じことを
するかもしれん!母のような目に遭わせるかもしれん!それなら快楽を得ることだけに溺れた方がいい!
・・・愛することはない。抱けばいい、精を放てばいい!欲望の赴くままに動けばそのあとにはつかの間の
開放感とそして虚しさだ!相手など誰でもかまわん・・・お互い抱き合って満足ならそれでいいと
本気で他人を母以外の女性を愛したことなど無かった・・・血のつながりのない異性に愛情など抱けなかった」
普段は冷静な宗方が語気を荒げている。外の冷たい空気が、明かりのともされたふたりのいる部屋すらも重くする。
「・・・肉欲をおさえることなぞできんよ。食欲、睡眠欲・・・色欲を失ったとき人間は死ぬ。仏になったときだけだ」
614回想4話:2005/03/30(水) 11:04:05 ID:iqYwyTrK
ごく自然に、大吾が死、という言葉を口にした。
「宗方、これまでお前が死の恐怖と病魔にたったひとりで闘ってきたことはよぉくわかっている。だが俺は
何も出来ん。あまりの理不尽さに憤り、こうして仏門に入ったがお前を救えん」
宗方が首を振った。手にした盃の酒があたりに飛び散る
「いや!違う!俺を救えるのはお前だけだ!大吾!」
「・・・なにがあった?誰と寝た?」
単刀直入な問いだった。
するどい大吾の眼光が宗方をとらえる。
「う・・・」
宗方が返す言葉を無くし、静かになる。
「はっはっはあ、お互いに抱いた女人の数を自慢しあうほど若くも無かろう。
・・・もっとも俺はもっぱらお菊さんが相手だがな」
お菊さんと呼べばまだ露骨さは控えめになるが、肛門のことを菊の花にたとえて菊座と呼ぶ。
僧侶が平然と、同性同士のアナルセックスを告白した。
「くくく・・・」
宗方は笑いをこらえる。
「修行している坊主だって肉欲からは逃れられん。お前も話して楽になれ!俗世の
色恋沙汰の話が聞きたい。特にお前のは」
おどけてみせる大吾につわれて笑いながら、いつのまにか宗方は平静を取り戻していた。
「ふふふ、いってくれる。そうあれは夏だった。西高のコーチに就任して2年目の
夏だった・・・・あのときはうれしかった。岡がやっと自分のテニスをつかみたいと
自分からいってきてな、すべてがこれからだと・・・おそらく手紙で知らせただろう」
「ああ」
「ようやく見つけて磨きをかけようとしたダイヤモンドの原石がただの石ころかも
しれんと不安になったのもあのときだった・・・」
615未読はダメ?:皇紀2665/04/01(金) 00:35:09 ID:A4GWw2ff
>>583
こうしてつながっているひろみに最高と評されることほど、藤堂にとってうれしいことはない。
「あぁんっ…あたしは大丈夫です、藤堂さんっ…んんっ」
 息も絶え絶えに荒く弾ませて…それでも微笑むひろみはとてもかわいらしい。
「かわいいよ…『ひろみ』」
 つい先刻までのぞかせていた弱気が強気に変わる。今までひろみを名前で呼んだことなど
無かったが思い切って口に出してみた。ひろみもすぐに気づいた。
「ええっ…あのぅ…いま…!ああッ!きゃあああああんっ」
 藤堂は向かい合わせに座っていた状態から、つながったままひろみを一気に
突き倒す。
「ひいいいいいっ、イヤッ…アアッ!」
 ひろみの両足首をしっかりと掴むと左右に大きく開いた。
「ふぅんっ!…んんっ!…」
 藤堂も息が荒い。弾んだ息遣いが絶えずこぼれる。掴んだひろみの両足首を
ひろみの体の前面にVの字に押しつける。体の柔らかいひろみだ。両脚が体に
押しつけられるのは造作もない。
 ただ薄明かりの中でも視線を下に落とすとはっきりと見える。ひろみの
体の中心がばっくりと開き、異質な固い肉棒をしっかりと含んでいる。赤い肉のヒダが
花びらのようにまとわりついていた。
「ああっ、そんなっ…」
 その肉棒は、ひろみのこぼした粘液にまみれて動くたびにぬちゃりと音を立てていた。
「やあっ…そんなっ!恥ずかしいッ…アアッ…!」
 ひろみがのどをそらす。藤堂の分身がひろみの体の奥にまで深くめり込んだ。間髪入れず
藤堂が動き始める。反復させる間隔が短い。
「ああっ!あっ、あっあっ…!」
 ひろみの喘ぎも藤堂の腰の律動と同調してあがる。肌と肌の触れあう音がはげしくあがる。
「あっあっあっあっあああああ!」 
616未読はダメ?:皇紀2665/04/01(金) 00:40:09 ID:A4GWw2ff
ほんとうに遅筆で申し訳ありません。
不定期投降さん乙でした。
創作意欲が旺盛ですね。楽しみにしております。
圧倒されたままですが書きかけで終わらせたくありませんので細々と
続けさせてくだされ。
617名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 14:00:08 ID:OWNe6CLk
おおおお・・・読み専が支援をせんでどうする
618名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 00:20:53 ID:3eTgVtvE
未読はダメ?さん乙です!イイ!!ものすごくイイ!!!
続き楽しみに待ってまつ! (´д`*)ハァハァ  
619名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 16:50:28 ID:HuAf/5sk
更新乙です
620回想5話:2005/04/05(火) 19:00:11 ID:1eXTtJ97
夏の空に天の川が輝いている。
着物に着替えた宗方は、部屋で一人夜空をにらみつけていた。くわえたタバコを思わず噛みしめる。
「恋など・・・まだはやすぎる!岡・・・」
未成年の生徒たちのいる手前、宗方はプライベートの時間だけタバコをふかす。
今夜の宗方はひどく機嫌が悪かった。いやふさぎこんでいた。絶望に近かった。
タバコがまずい。まずくてもふかさずにはいられない。
「お前は、俺と命がけの綱渡りを始めた・・・それなのに!」
ブツブツひとりごとをつぶやきながら吸い殻だけが増えていく。
西高男女テニス部の夏山合宿、初日の岡ひろみのコンディションは最悪だった。
体のキレが悪い。集中していない。
ひろみを特訓するつもりだった宗方は、出鼻をくじかれた。
(いったい、どうしたんだ・・・)
遊びで来ている者はここにはいない・・・まして岡ひろみが!
「あああ、何回いえばわかる!」
宗方は岡と向き合ったときにすべてを悟った。その原因にすぐに気がついた。
「あの目・・・」
遠い記憶の扉にしまい込んだ、母の目だった。自分と息子を捨てたあの男のことだけを想っていた目と同じだった。
「せっかく見つけた宝石が!大事な俺の・・・原石が磨く前に!・・・
粉々に砕けてしまう!」
両の拳を握りしめる。味わうゆとりのない、惨めな末路をたどったタバコが灰皿にねじ込まれる。
・・・コンコン・・・
「はい・・・」
ドアをノックする音に宗方は静かに返事をする。
「・・・コーチ、岡です・・・」
弱々しいすこし怯えたひろみの声だった。
「岡か。はいれ・・・」
「はい」
声の調子と同様にひろみもまた怯えていた。縮こまって立ちつくしている。
(弱い女など見たくもない!男に捨てられて生きていけなかった弱い女は母だけでたくさんだ!)
ひろみの態度に、宗方は苛立っていた。
「まあ、あがれ・・・そこに座れ・・・」
621回想6話:2005/04/05(火) 19:32:25 ID:1eXTtJ97
宗方に促されたひろみはいいしれぬ不安感に襲われた。
(昼間の練習に見せた、コーチのあの悲しそうな目・・・)
昼間の練習のことを注意される、部屋に呼ばれたことでそう予想していたのだが
今は別な恐怖を感じていた。
(なに、これ・・・なんだかこわい・・・?)
部屋にふたりだけでいるとひろみは息苦しい。威圧感に押しつぶされそうになる。
(・・・いままで気がつかなかった、コーチは大人で、男の人で・・・)
部屋着のホットパンツの丈は短く、正座をして座るとふとももがむき出しになる。
妙に気恥ずかしくてたまらなかった。
宗方は動揺した表情を、ひろみに読み取られたくなかった。
照明を暗めにしているのも災いした。
「お前には女を越えてもらう・・・女が仕事なりなにかをやりとげるためには
傷つき、血を流し、苦しむことになる」
ふいに宗方の視線が、ひろみの素足に釘付けになる。
ひろみの太腿はむっちりとふくらみ、もちろん筋肉も鍛えられた健康的だった。
立派に成長した女性の足だ。
(母は19で俺を産んだ・・・)
テニスウェアの女子のスコート姿など見慣れているので何ともおもわなかった。
ひろみもまた他の女子部員と同様子どもだと思っていた。
血の半分だけつながった妹の蘭子よりも年下なのだ。
幼いと思っていた。自らが心血を注いで育てる弟子なのだ。
お互いに、目にすることの無かった私服でいることで、宗方は落ち着きを失っていた。
(母もこのくらいの年齢で男を知ったのか・・・!)
宗方の頭の中が熱くなった。
(うら若い十代で・・・あの男に抱かれたのか!)
「・・・岡・・」
「はっ、はい?・・・」
縮こまって、コーチに語るにまらせ、うなだれていたひろみは、宗方の
異変に気がつくのが遅れた。
「俺は・・・」
宗方の目がかっと見開かれる。
「俺はお前をはなさない・・・」
622名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:38:59 ID:e2xXEPTR
不定期回想乙です!!
あぁぁぁ「俺はお前をはなさない」の続きが読みたいでつ!!ワクワク
623回想7話:2005/04/07(木) 23:28:50 ID:b2uNS/SA
ひろみはあらん限りの声を出したつもりだった。
「ひいいっ・・・コッ、コーチッ・・・ああっ!」
しかし実際は、荒く弾ませた息遣いが辺りにこぼれるだけだった。
ひろみは畳の上に押し倒される。
テニスの師と信頼していた宗方が、別な意味で鬼コーチとなった。
ひろみは両手首をねじ掴まれた。
そのまま両腕を左右にひろげられる。
宗方が力任せに両手首を畳に押しつける。
「イイッ!イタッ・・コーチィ!」
ひろみの顔が、宗方の込められた強力に歪んでいた。
マッサージやフォームの姿勢の指導で触れたことのある岡ひろみの体がひどくきゃしゃに
感じられた。
(どの女も非力だ・・・)
宗方はひろみの上に馬乗りになる。
(いままでこんなことはしたことがなかったか・・・)
女とはその気があれば抱き合ったことはあった。
だが薄幸な人生だった母のことを思うと、特定の女性を愛する気持ちになれなかった。
宗方仁は幼い時点ですでに人生に醒めていたのだ。
誰かを愛し信ずることが恐ろしかった。
(あの人はのしかかられたとき、どんな顔をしていたんだろう・・)
苦痛に歪むひろみの顔が、記憶の母の顔と重なった。
「やっ・・いやですっ、はなしてください・・・コーチ」
ひろみは体を揺すって抵抗するが簡単に宗方に組み敷かれたままだ。
バタバタと懸命に暴れるひろみの体が畳を擦る。
「・・・お前はもう俺の手を取った!ほかの男の手は取るな!取ったらその時がさいご
だ、お前は引き裂かれる・・・」
語気を荒げて宗方がひろみを一喝する。
抵抗するひろみに構わず、ひろみのシャツに手が伸びる。
取りすがるひろみの手を振り払いながら勢いにまかせ、襟元を左右に引っ張る。
「イヤアアアアアアアアアアッ!」
624名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:09:02 ID:RWg1G1ZO
新作キテタ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━!!!!

未読はダメ?さん、不定期投降さん、共に頑張ってください!
625名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:33:23 ID:GzQDkiMD
はよ脱がせて━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!
626回想8話:2005/04/08(金) 19:27:30 ID:zl/Uo8q9
ひろみの悲鳴がボタンが四方に飛び散る音をかき消す。
「はっ、はなしてぇ!」
なりふり構わず、ひろみは体を起こそうと暴れる。
自由になった両腕が宗方の胸を叩く。
宗方の胸板を懸命に押して払いのけようとする。
テニスで厳しい宗方の指導に付き従っていたひろみがここまで反抗することはなかった
「・・・静かにせんかっ!岡っ!」
「アアッ!・・・いやっ・・・」
鬼コーチ得意の怒号を飛ばし、今度は片手でひろみの両手首を引き掴んだ。
力ずくで畳の上に押さえつける。
残された片腕は、すぐに胸元に伸びた。
剥き出しになって晒されていたひろみの砦は簡単に陥落する。
蒸し暑い夏休みの時期の合宿となれば薄着だ。シャツの下はブラジャーのみ。
宗方はブラジャーごとひろみの胸を引き掴んだ。
布越しに触れたせいか、ひろみの乳房は固く引き締まっていた。
まだよく熟していない果実のようだった。
「いやっ!いやあああ〜っ!コーチ!・・ああっ・・・」
ひろみの息遣いが、せわしくなっている。
コーチと呼ぶひろみの声が、宗方の心に突き刺さる。
「岡!俺はお前をはなさない!はなさない・・絶対に!」
宗方は呪文のように同じ言葉を繰り返す。
「ああっ!いやっいやあ・・・やめてぇ!ああッ」
ひろみの悲鳴を無視して強弱を付けて触れた片方の胸のふくらみをぐりぐりと揉みしだく。
指をブラジャーの下へ潜り込ませて、直にひろみの肌に触れた。
「きゃあっ!・・いやっ、いやあぁぁ・・・」
張りのあるきめ細やかな肌だった。小ぶりとはいえ、膨らんだ女性の乳房だった。
頂の先端を容赦なくつまみ上げる。ひろみが身を堅くして絶叫した。
「・・・ふうううんっ!ああっ!やめて・・やめてええっ!コォチィィィ!」
すでに涙をにじませたひろみの絶叫は宗方の耳に入らない。
「はなさない・・・!」
627回想9話:2005/04/08(金) 20:07:57 ID:zl/Uo8q9
強引に与えられた愛撫にも、刺激を受けてひろみの乳首が固くしこってきた。
その感触を指で確かめながら、宗方は執拗にひろみの乳首と乳房を弄ぶ。
大きな手のひらはラケットのグリップを持つように乳房に覆い被さる。
撫でさすり、揉みしだく。
太い指は、尖りその存在を主張した先端を挟み、つまみ上げ時には押し込める。
「はあっ・・いや、いやああ・・・アアッ・・」
ひろみの抵抗が弱くなった。
否定の悲鳴がすすり泣くような喘ぎ声に変わる。
事実ひろみは泣いていた。
死んだ母がいつも見せていた泣き顔だった。
「岡!どの男も同じだ!男はお前に同じ事をする・・・」
片手で、ふたつの丘を交互に征服した宗方は、その手をひろみの体の下へと滑らせる。
「イヤアアアアッ!」
ひろみが激しくかぶりを振った。
指が素肌の下腹部に触れ、どこを目指しているかはひろみにもすぐわかる。
ひろみのホットパンツのファスナーが乱暴に引きおろされる。
「キャアアアッ!」
宗方の指がひろみの体の中心にある裂け目をショーツの布越しに撫でさすった。
「男とはそういうものだ岡!だがお前は俺を選んだ!お前は俺だけに・・・
心も体も許したのだ!」
早口でまくし立てる宗方だが、ひろみが納得していようがいまいが関係なかった。
(お前を手に入れられるのはいましかない・・・)
「いっ、いやですっ!はなしてっ!はなしてええっ!」
ひろみは体を揺すり、まだ抵抗の意志を見せる。
宗方はひろみの両手首を引き掴んだ片手に力を込めて押さえつける。
「キャアアアッ!アアッ・・・」
痛みにひろみの顔が歪む。
ひろみがひるんだすきに、股間をまさぐっていた手は強引にショーツをめくり上げ滑り込む。
一番大事な秘所を守る布の砦はあっさりと破られる。
すべすべとした肌から茂みに触れた。さらに進むと柔らかい崖に到達した。
628回想10話:2005/04/09(土) 15:07:05 ID:UEOq+rL4
切り立った崖の岩肌は柔らく、弾力に富んでいた。そしてなにより温かかった。そして粘ついていた。
人肌の温かさを持ちながら、そこは体の表面を覆っている皮膚ではなかった。
指が触れた箇所はすでにひろみの粘膜に覆われた体内であった。
宗方の指が生暖かい肉の崖を這い回り、勢いよく奥へと降りていく。
指の腹がくぼみを見つけた。肉で出来た洞窟の入り口だった。
巣穴に蛇が入り込むように指先が突き入れられる。
「・・・アッ!アア〜ッ、ウアッ!ヒイイイッ!」
ひろみは悲痛な叫びをあげる。
宗方の指が蝶の幼虫のように、ひろみの体の中を動き回る。
なまあたたかく湿った肉の洞窟の壁は、宗方が指を動かすたびに弾んだ。
根元まで入り込んだ指を押し包みまとわりついた。
(まだまだ子どもだとばかり思っていたが・・・)
立派な大人だ、充分異性の体を受け入れられる。若い健康なひろみだ。
いちどセックスの快感を知ると、肉欲を制止することなどできないだろう。
(・・・俺以外の男と抱き合うことなど許さない!)
「岡っ!俺のすべてを受け入れろっ!岡」
宗方が指を肉の洞窟から引き抜いた。
引き抜きながら指の腹はひろみの体の前面にある、米粒状の突起物を弾く。
「きゃああああああんっ!はあっ!はあっ、はぁ・・・」
ひろみが甲高い悲鳴を上げてのけぞった。
着衣は乱れに乱れているが、両手を押さえつけられ宗方に体の自由を奪われてしまって
いては隠しようがない。宗方の体の下でなすすべもなく、不本意ながら体を横たえている。
宗方にはひろみがあまりにもはかなく思えた。しかし戸惑う気持ちなどみじんも沸き起こってこなかった。
(岡!お前がこんなにきれいだとは・・・)
宗方から顔を背け、息を弾ませ、涙に頬を濡らしたたひろみが、驚くほど母に似ていた。
(お前を手に入れられるなら・・・俺は鬼になる!鬼で構わん!)
宗方は片手で着物の裾をまくり上げる。急いでブリーフを太腿までずり降ろす。
着物を好むとはいえ下着まで褌(ふんどし)は身につけていなかった。
はち切れんばかりに膨らみ、出番を待ち望んでいた分身が猛り狂ったように顔を出した。
629名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 19:42:06 ID:J9kRk33J
キタキタキタ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━!!!!
630回想11話:2005/04/11(月) 19:55:50 ID:NAL1T7wR
宗方は、異性に対し乱暴をはたらいたことなどまったくなかった。
辛い幼少期を過ごしたとはいえ、祖父母のもとで理性のある青年として成長した。
現役のテニス選手から引退せざるを得なくなった現在の病気を発症し、闘うよう
になってから性欲は失せていた。
(まさか・・・こんなに・・・!)
熱く血がたぎり、分身はラケットグリップのように大きくいきり立っている。
そして鋼のように硬い。宗方自身、驚いていた。
「岡!お前には女を越えてもらう・・・」
矛盾している・・!と腹の中で宗方は苦笑した。
(女にしようとしているのはこの俺だ!病気にどこかで怯えているこの俺が・・
この世からいつ消えてしまっても不思議のない俺が!岡を女にする・・!)
感情がたかぶる。興奮をとどまらせることなどできなかった。
「いやっ!・・・イヤアアッ!あぁっ、イヤアアーッ!」
宗方の両手が一瞬ひろみを自由にする。
だが成人男性のがっしりとした体が両脚にのし掛かっていては逃げることは
出来なかった。
宗方の両手がひろみのか細い腰の両脇を引き掴む。
下半身を守るホットパンツに指がかけられる。
「イヤッ!イヤアアアァァ・・・」
懸命にヒップを畳に押さえつけてひろみは抵抗した。
ズザッ・・・押し倒されたひろみの髪の毛、体と畳の擦れる音が何度も響いた。
ひろみは両手で宗方の手を掴み、払いのけようと必死だった。
宗方の胸に腕にと手の届くところ至る所に爪も立てた。
だが宗方の圧倒的な力の差に屈し、ひろみのホットパンツはショーツごとじりじりと
引き下ろされていく。
「イヤアアアアアアーッ!」
宗方は、いつしか何度叫ばれたのか分からない、ひろみの宗方を否定する
悲鳴に励まされていた。
(・・・俺だけが岡といる!岡が俺の下にいる!)
宗方の指に込められた力はさらに強くなった。
631回想12話:2005/04/12(火) 11:32:54 ID:DuCFsxa6
「ぐはあぁっ・・・よくある話だ・・ぐうぅっ」
大吾がグラスに注いだ酒を空にした。乱暴に口元をぬぐう。
「ぷはぁ・・・よくある話だ。師と弟子が男と女の関係になってしまったってのはな。
・・それでその一夜限りか?・・・いまはどうなんだ。まだ続いているのか?」
大吾のあけすけな問いに宗方は返事をしない。目を閉じたままだ。この男はいったん黙ると、こちらから話を持ちかけない限り黙ってしまう。
場をもてあましあぐらをかいた大吾が片膝をたてた。
「まさか昼間岡が訪ねてきたのは・・・密会だったのか?」
「・・馬鹿な!」
宗方の口元がほころぶ。
「とんでもないことをここまで話したんだ、もったいぶらずに続きを聞かせろ」
赤裸々な艶話にも関わらず大吾の表情は真剣だった。
「・・・岡に抵抗されても俺はくじけなかった、いや!むしろ興奮した!俺を
うけいれようとしない岡を、ねじふせて!押さえつけて!」
堰を切って流れ出た水のように、宗方は早口で語り始める。


「いや・・いっ、いやああっ!あーっあぁぁ!」
ついにひろみの下半身が剥き出しになる。
布の砦は太腿まで引きずり降ろされ、そこにとどまっていた。宗方は体勢を立て直す。泣き叫ぶひろみの両腕を左右に開かせてと畳の上に押さえつけた。
ひろみはTの字に組み伏せられてしまった。
宗方の眼下に、宗方によって半裸にされたひろみがいる。
開かされたシャツの下からのぞくひろみの肌が宗方の痴情をあおった。
不格好にずり上がったブラジャーから、ふたつの白いふくらみがのぞく。
その白いふくらみがいまだ抵抗を続けることでで上下に揺れる。ピンク色でつんと立ち上がった先端もまた激しく動く。
「・・俺は・・お前を絶対にはなさない!」
宗方が上半身を起こした。はなした片腕がひろみの股を押し開く。
「いやあああああああっ!」
ひろみは足に力を込めて抵抗するが無駄だったとどまっていたパンツの布地が固く、
邪魔をした。宗方を拒んでいるかのような狭い開脚となってしまった。
伸縮に富んだショーツのほうはあらんかぎりに左右に引き延ばされている。
632名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 00:43:02 ID:9I8vlSXW
(;´Д`)ハァハァ
633回想13話:2005/04/15(金) 00:52:49 ID:ZAA9SS71
無理矢理こじ開けたひろみの股間に宗方がのしかかる。
狭い隙間に大きな宗方の体が沈んでいく。
「あーっ!いやあああーっ!」
ひろみは半狂乱の状態になって暴れ泣き叫んだ。喉から声を絞り出し絶叫する。
はなされた片腕は宗方の体のあちこちを叩く。
押し開かれた片膝も力を込めなおも足を閉じようと抵抗している。
のしかかってき宗方の体側を足で挟みこみ懸命に叩いた。
自由のきく体の箇所を精一杯に駆使して反抗する。
「いやあああ!だっ、誰かあ!たったすけ・・・ええっ・・・ふぐうっ!・・・むうっ!ううんっ!」
宗方がひろみの口に、片腕をくわえさせた。ひろみの硬い歯が着物越しに腕に当たる。
。着物の袖がひろみの唾で湿ってくる。
ひろみは塞がれた口を解放しようと必死で首を振る。
「静かにしろ・・・岡!お前は男を待たせる女になれ!・・・だがいまは俺を待たせるな!」
鋭い一喝にひろみが一瞬押し黙り全身を硬直させる。
(・・ムチャクチャだ、はやくやらせろと岡を脅している・・・だがもうどうにもならん)
「・・ひふぁ!ふぁふぁ」
ひろみは首を左右に振った。
恋に胸を熱く焦がした瞳はそこになかった。
涙をあふれさせ、恐怖に怯えた瞳だった。
宗方が腰を浮かす。
ひろみの足を押し開いた自らの手で、こんどは硬く勃起した己自身を支えた。
テニスラケットのグリップの先は竹刀のようだった。
陰唇に亀頭が触れる。閉じていた肉ビラが無理にその先端で押し開かれる。
そこはそれまでの強引な愛撫で、幾分湿り気を帯びていた。


634名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 14:34:00 ID:VqYtnOh3
ほしゅ
635名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 09:26:12 ID:6aMSkmia
あたくし、期待しておりますわ!
636名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 10:39:33 ID:HgQc3sxI
お蝶夫人も期待して待っているようでつ
637名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 16:24:00 ID:lU2gRAmH
お超夫人は出番をまっているのかも
638名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 05:42:19 ID:io20ZALf
期待ほしゅ
639名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 03:02:43 ID:Ykrrp9YX
ほしゅ
640名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 17:22:40 ID:rEIVwNyP
保守
641名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 16:41:50 ID:urVP+1uP
うおおおお保守
642AKAME:2005/05/02(月) 16:01:13 ID:mVaafKEz
みなさんにお願いがあります。よろしければ協力してください。
投票選択の
「ジルバ(ポポロクロイス物語Uバージョン)」
「ナルシア(ポポロクロイス物語Uバージョン)」
「ナルシア(ポポロクロイス)」
「ルナ(ポポロクロイス)」
のどれかを下記のページで選択して投票してください。
http://ribbon.sakura.ne.jp/vote700/tvote.cgi?event=index
643名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 16:52:16 ID:TA/hZq0h
ほしゅ
644名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 09:30:29 ID:RzXG1i6K
黄金週間もあとわずか?保守
645名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 08:45:02 ID:FO6liXGv
あたくし、イキたくてたまりませんの。続きが待ち遠しくってよ!
646未読はダメ?:2005/05/09(月) 00:00:24 ID:vTTbpe9q
>>615
 藤堂と股間の一カ所でつながったまま、下から上へ勢いよく突き上げられて、ひろみの体は
ずり上がっていく。破瓜の行為の時と同様に何度も何度もヘッドボードに頭がぶつかる。
 藤堂は腰を前後に激しく揺すり、ひろみの体の奥まで己の分身を突き刺す。
 幾筋にも走った肉のひだ、ざらついた突起のある箇所、ひろみの体の中の
肉の壁の変化を分身が感じ取っていく。触れ合う肌と肌がべちべちと鳴った。
「ふんっ…ふうっ!くうっ!」
 絶えずもれる藤堂のうめき。言葉にならない藤堂のうめきに歓喜の思いがあふれていた。 
「あッあッあッあァァァァーッ!」
 一方のひろみのあげる声の間隔も速くなるばかりだ。ひろみの喘ぎに伴う音はどこかいやらしい。
ヌチャヌチャとした粘り気のある音。その土に水がくわえられてこねられるような音は、
藤堂の動きにあわせて間隔がさらに狭められていく。
「アアッ!もうっ!あんっ!だめえっ!あああんっ!」
 ひろみが初めて迎え入れたときはただ痛いだけだった。圧迫感と違和感、鈍い痛みで
快感とは程遠いものだった。
(やんっ…なに…なんなのっ、これえっ…?)
 えぐられる刺激にいつ襲われるかは、ひろみに予測が出来ない。ひろみの体を
刺し貫いた異物に突かれるのがたまらない。内側から高度の違う肉に擦られる
圧迫感…体の中から熱く燃えて、つながっている箇所から滲み、溶け出してくる
ようだった。
「アッアッアッアッ…!なんかヘンッ!もうっ!ダメエッ!」
 ひろみがわめきながらシーツを握りしめる。
「…うっ!岡くんっ!…ぼくももうっ!」
 二人の奏でる淫らな音楽が最高のたかまりを迎えた。
「アッアッアッアッ!アァァァァーッ!…あぁ…?」
 熱い液体が、ひろみの体のあちこちに飛び散って付着する。
647未読はダメ?:2005/05/09(月) 00:25:54 ID:ua2mQSId
 藤堂はひろみの体の中で精を放つのだけは避けなければと思っていた。
あの柔らかい起伏に富んだ肉壁に押し包まれて、奥に注ぎ込めばどれほど
の快感だろう。
 寸前で飛び退きひろみから離れた。硬直したペニスの先端から噴水の
ように白濁した精液が放たれる。
 ひろみの腹に太腿に…勢いのいいのは顔面にまで飛び散る。
 硬直していたペニスが勢いを失っていく。…ひとり己を慰めたあとに襲われる
喪失感はなかった。
このうえなく爽快だった。藤堂は尻餅をついて呆然としていた。
「…はぁぁ…」
 ひろみは四肢を投げ出しぐったりしていた。甘く激しい初めての
交わりの余韻にひたりたい藤堂だが、ある現実に気がつき動揺する。
 ひろみが流した鮮血がシーツに付着していた。ひろみは精液にまみれてている。
慣れているはずの異臭が辺りにたちこめている。
「おっ岡くんっ、どうしよう!!…そっその…汚れちゃった…」
(…あのいつもは落ち着いている藤堂さんがあわてている…)
 ぼんやりとしながらもひろみは可笑しくてたまらなかった。
「大丈夫です…血は水で落ちますから…トイレットペーパーを使いましょう。
持ってきてくださいますか…あたしこれじゃあ動けない…」
648未読はダメ?:2005/05/09(月) 01:04:41 ID:ua2mQSId
 盛大な祭りの後の片付けは慌ただしかった。藤堂は全裸で動き回り、かいがいしく
ひろみの世話をする。ひろみの体をペーパーで拭き取り、拭き取った紙はトイレに流す。
ひろみの指示で水を含ませたペーパーで汚れたシーツの染み抜きもした。
(そっかぁ…男の人って血のシミ取りなんてしないよなぁ)
 ひろみは一人で納得する。あらかた後片づけをすませると藤堂がベッドに横たわってきた。ひろみを抱き締める。
「その大丈夫かい…?岡くん」
 ひろみもまた両手をひろげ抱き締める。
「大丈夫です。藤堂さん」
(また『岡くん』に戻っちゃった…)
 本当はこうして抱き合っていたい。もう離れたくない。しかしふたりはよくわかっている。部屋は別々なのだ。それぞれ相部屋なのだ。外出している
千葉と蘭子のふたりはいつ帰ってきてもおかしくない。
「ごめんね。もう行かないと…」
「…わかっています。おやすみなさい…明日の試合がんばってくださ…」
 唇と唇が重ねられる。別れの時が迫っている。別れの決断が必要なのにお互い求めてしまう。
別れが辛くて、ひろみの瞳に涙がにじんだ。
 それでも外に出られる体裁を整えて、藤堂は出て行った。
「ふう…」
 ひろみは素っ裸のままで天井を見上げた。シーツを引っ張り上げる。体を
動かすと股間に鈍い痛みが走った。
「夢じゃない…あたし、藤堂さんと…」
 首を振る。ひろみはようやく気がついた。
「コッ、コーチ…」
 宗方仁がそこにいた。隣の蘭子のベッドに挟まれたテーブルに偉大な師の遺影写真は
最初からここに置かれていたのだ。
「コーチ、ぜんぶ…見ていらしたんですね…」
 ひろみは真っ赤になる。ひろみはこの件だけは誰にも話さないつもりだ。
 藤堂との今夜のことは、ボストンに来ている蘭子や千葉には秘密にする。
日本にいる親友のマキ、そして両親、桂コーチにすらシラを切る覚悟をしていた。
だがこの男だけはごまかせないようだ。
「熱を出している間からずっと見ていてくれていたんですね、コーチ」
「まったく仕方のない奴だ!岡!」
 写真の宗方はひろみを怒鳴りはしたが笑っていた。                   完
649未読はダメ?:2005/05/09(月) 01:10:33 ID:ua2mQSId
ようやく終わらせることが出来ました。
本当に遅筆で申し訳ありません。
投下の機会を与えてくださった皆様に感謝しています。
ありがとうございました。
650名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 07:36:15 ID:74zIwSXZ
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

“未読はダメ?”さん、乙でした!よかったですよ。
ようやく結ばれた2人、(゚∀゚)イイ!! 
>宗方仁がそこにいた。 ←生き返ったのかと思って最初ビクーリした
また書いてくださいね!
651名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 16:04:33 ID:oVEtsy1K
乙でした!次回作も待っています。ぜひいらしてください。
個人的にはお喋夫人希望・・・
652名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 09:24:26 ID:yqRPa3gg
未読はダメさん、乙彼様
スレの底に沈むほどの濃ゆ〜い内容のSS希望
新たなるご降輪を期待して保守
653回想14話:2005/05/16(月) 02:24:11 ID:Jbx+kSzj
硬い竹刀は柔らかい肉のトンネルの入り口にズブリと突き立てられた。
ぬめりの少ない肉の壁は抵抗があった。
入りにくい・・それでも宗方は反動を付けて、ひろみに体を押しつける。
「ンググウッ・・!!」
ふさがれたひろみの口が声にならない悲鳴を上げた。
宗方のいきり立ったイチモツは、ひろみの体の中に呑みこまれていく。
(入れようと思えばできるものだ・・・)
ひろみが首を振り、口を塞ぐ宗方の腕に歯を立てる。布越しに噛まれても平気だった。
ひろみの顔が歪んでいた。・・・醜い!宗方の背筋に冷たいものが走る。
なま暖かく柔らかいひろみの肉の壁を擦る快感とは別に、己の男への嫌悪を感じた。
(母もあの男にこんな顔をして見せたのか・・・)
己を含んだひろみの顔は、悲痛そのものだった。
「・・・グウウッウッウッ・・・ウウッ」
目には大粒の涙があふれうなりながら首を横に振っている。
(しかし・・・どうだ!)
宗方は己が快感を得ることに没頭していた。
久しぶりに女の体に包まれて、宗方はひとり悦に浸っていた。
ひろみの体の奥まで突き入れた分身を、ゆっくりと反復させる。
「フグウッ・・・ウッ・・・ウウッ」
腰を揺すり何度も突く。
陰茎を出し入れすると、その反動でつながっているひろみが揺れた。
着物越しに突き立てられた歯の力が弱まっていく。
「ふんっ・・よしっ・・そうだ岡!そうだ・・・素直に反応しろっ!ふんっ」
重なったふたつの体が淫らに動く。
ひろみの背中で畳が何度も擦られた。
654不定期投降:2005/05/16(月) 02:27:51 ID:Jbx+kSzj
未読はダメ?氏ご苦労様でした。
また誰かとからませてやってください。
こちらもがんばります。
655名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 03:16:54 ID:CAcqU9dT
乙でござりまする!
656名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 13:49:27 ID:GFPaK+Ri
ゴカーンってコーチのイメージとは程遠い
でもそこがいい
657名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 19:46:06 ID:i7L2+VpP
ここで突然終わりなんてのはごめんこうむる
よって保守
658名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 22:32:15 ID:AGawMAA9
659回想15話:2005/05/24(火) 11:39:33 ID:EvoQPwa6
前戯は申し訳程度の愛撫だけのため、ひろみのそこは充分に潤ってはいなかった。
それでも体は刺激に反応してきている。
異物を拒み、はじきとばさんとばかり粘液が徐々にしみ出していた。
無駄な抵抗だった。
強引に突き入れられた宗方のそれは、ひろみの中で絶えず暴れる。
凶悪なラケットグリップが何度も突き刺さり反復運動を繰り返す。
硬い肉のグリップがひろみの体の中を貫き、ぐちゃぐちゃにかきまわす。
「・・・ぐぶうっ!ううっ!ぐううう・・・」
衝撃にひろみは顔を歪ませ、何度もうめき声を上げる。
宗方の着物をしとどに濡らせたひろみの唾液はすっかり冷え切っていた。
「岡っ!俺は鬼だ・・・ふんっ!」
(男は皆、こうして女の中に突き入りたい・・・愛する相手ならなおさら)
いっしゅん憎いあの男の顔が頭をよぎった。
宗方が愛して止まない死んだ母ではなく、自分たちを捨て、蘭子の母の
もとへはしった父の顔だった。
(・・・俺も鬼ならあいつも鬼だ・・・)
乾き気味の肉の内壁を擦っていても、宗方一人快感が急速に高まっていく。
軟らかい肉の壁は、ひろみの意志に反し、宗方の分身を押し包みつきまとう。
「ふんっ!・・・うおおおおお!」
宗方が激しく腰を揺すった。背中から汗が噴き出す。
ここまで汗をかいたのはテニスコートにでることのない宗方にとって、ひさしぶり
のことだった。
「ううううううううううううーっ!」
いまだ口を塞がれたひろみのうめきが大きくなる。
ひろみの体の揺れが小刻みになり激しく揺れた。
660回想16話:2005/05/24(火) 12:01:26 ID:EvoQPwa6
宗方の股間でなにかが爆発したようなズシリッと衝撃が沸き起こる。
熱い血が凄まじいスピードでひろがっていく。
「・・・おおっ!」
宗方は中空に向かって咆吼し、ひろみから勢いよく腰を引いた。
引き抜いた分身の液体から止めどもなく白濁した液体が、弧を描き宙を
駆けていく。
宗方はまだひろみの口をまだ塞いでいた。
組み敷いたままのひろみはもちろんのこと己の着物の袖に、
あちこちに精液が降りかかった。
「・・・おまえのためだ、中には出さん」
強姦しておきながらしらじらしいと宗方自身もなかば呆れていた。
返事は期待していない。
ひろみの口を塞いだ手に力がこもる。
精が放たれていくのに呼応して屹立していた分身が硬度を下げていく。
ひくひくと睾丸が収縮していくのが己にも分かる。
達した後の満足感と、すぐに沸き起こる喪失感を久しぶりに味わいながら
宗方は自らにも言い聞かせるようにつぶやいた。
「いいか岡!男はお前に求めるのはこれしかない!お前の体を奪うことしか
考えてはいない!いまは誘惑に負けるな!その誘いを断れ!」
説得力がないと自分自身納得しながらそれでも早口でまくし立てる。
見下ろしたひろみは虚ろな瞳をしていた。
真上にいる宗方を瞳に移しながら焦点が定まっていなかった。
こらえきれなくなった宗方は視線をふと下に落とした。
「・・・岡っ・・・おまえは・・・」

661回想17話:2005/05/27(金) 00:17:41 ID:KVN0SNwj
宗方は動転した。声が裏返っている。
個人差はあることは承知している。
激しい運動やタンポンを使用することで、処女膜が破られることもあると理解している。
意外だった。宗方は信じられなかった。
(・・・岡が!まさか!男性経験がすでに・・・ある・・・)
「まっまさか・・そんな馬鹿なっ!」
宗方はひとり声を震わせて絶叫した。
ひろみは宗方から顔を背けて、涙をこぼした。
頬を何度も伝い落ちた涙の筋は乾く間もない。
宗方は目をこらして破瓜のしるしを必死で探す。
精液の匂いが鼻を突くひろみの内股を、目的を果たし、勢いを失った己の欲望の化身を
見落としてはいないかと懸命に探す。
・・・白濁した精液ばかりで深紅の血はどこにも見受けられない。
衝撃だった。
宗方自身予期していなかったことで衝撃を受けた。
その衝撃とともに怒りがこみあげる。
「・・・どういうことだっ!岡っ!」
ひろみの口を塞いでいた腕が、今度は肩を掴み、激しく揺さぶっていた。
「・・きゃあっ!イタッ・・・ううっ!」
ひろみはうめき声と悲鳴をあげるだけで返事をしない。
「誰だっ・・相手は誰だ!いつだったんだ!岡あああっ!」
宗方の詰問が続く。
662名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 18:10:54 ID:5tXwodRN
不定期タン乙!
ふんっ!にモエェェ
激しいでつね・・・宗方コーチ!
続きを待ってまつ!
663回想18話:2005/05/28(土) 22:04:28 ID:wG+TFYFR
「なんだ、そんなことで動揺したのか。お前・・・男女共学だし
十代の性交経験なんて俺たちが学生の頃でもじゅうぶんあり得る話だろうに・・ういっ」
酔いがまわり、舌のまわりもよくなった生臭坊主の放言は続く。
「ティーンエージャーの妊娠なんてのも流行らないぞ。若い連中は避妊の知識だって持ってる。なにを
そんなに気にすることがある。それともお前処女崇拝者か?」
大吾の言葉に宗方ふふんと口先だけで笑った。
「マザーコンプレックスとオイディプスコンプレックスだけだと思っていたが」
大吾の発言は仏門に入信した者の僧侶の言葉とは信じられない。
「・・でそれからどうした・・・夜通しで岡を犯したのか」
剃髪した生臭坊主の吐く息は酒臭い。
宗方が黙っている間、酒の匂いを周りに漂わせてしゃべる。
・・・だが大吾の目は真剣だった。
「・・俺は怒り狂っていたな。岡がしゃべるひまもないほどしばらくまくし
たてた。・・そうしたら今度は邪魔が入った」
「邪魔だと?」
「ああ、呼んでいたのをすっかり忘れていた・・・ドアをノックされてようやく
思い出した」

「コーチ、いらっしゃいますか」
「・・・待てっ!まだ入るな!・・・そっそこでしばらく待っていろっ!」
宗方の絶叫に藤堂と尾崎が不審そうに顔を見合わせる。
664回想19話:2005/05/28(土) 22:31:43 ID:wG+TFYFR
男子テニス部キャプテン尾崎勇は、不安だった。
合宿自体は男女とも順調に進行しているとひそかに自負している。
勝手に取材で同行してきた新聞部部長の千葉鷹志という部外者もいるが、それほど面倒なことは
起きていない『様子』だ・・・。
だが昼間の宗方コーチとひろみの練習風景を千葉から聞いて気にはなっていた。
(あのコーチが突然岡くんをおいてコートから出て行ったんですよ。信じられませんねえ)
密着取材とやらで岡ひろみしか観察していないこの男、千葉ちゃんは見たありのままのことしか
話さない。
ミーティングでは何も話さなかったコーチが、藤堂貴之をひとり呼び出した。
(呼ばれたのは俺だ)
(キャプテンの俺は知っておいた方がいいと思う)
ダブルスのペアを組み、生徒会長でそして親友でもあるこの藤堂、この男も
岡ひろみが千葉同様特別な存在であることは感じている。
ひとり部屋を出た藤堂が心配でついてきてしまった。
(・・遅いな)
さすがに言葉には出せないが、ふたりはずいぶんと待たされた。
どうやら宗方コーチには先客があるらしい。
(誰かと口論している・・・?)
聞き取れないが扉越しにわずかに漏れる宗方の厳しい命令口調。
そして・・なにやらすすり泣きのような女性の?・・・声?
ようやく中から声がかかった。
「・・・待たせてすまんな。あいているぞ、入れ・・・」
気のせいか宗方の声の調子が荒い。
「はい、失礼します。コーチ・・」







665名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 17:30:23 ID:OmMoM0Gv
いつもお疲れ様です。

んー毎回思いますが原作知らない人も
ちょっくらビデオ屋にでも行ってアニメ(実写ではない)を借りて見て欲しいね。
そうすれば、不定期氏のssの良さがわかると思うんですがね。

昨今の萌えとは違う、燃えが感じられるんですが。

ま、懐古厨の独り言です。
666回想20話:2005/05/31(火) 23:33:44 ID:TdjLw+md
ドアを開けるなり、ふたりは絶句した。
「!あっ・・」
それ以上の言葉が出ない。その場に立ちつくしている。
「・・なんだキャプテン、お前も来たのか・・・はやく扉を閉めろ。はやくせんか!」
「は・・はいっ!」
息を弾ませた宗方の一喝に、尾崎が弾かれたように体を反転させる。
「鍵をかけろ!かけろ!」
かちりと不気味に施錠の音が響く。
「ようし!そこの壁にスイッチがある。もっと明るくしろ!はやく!」
尾崎は宗方の指示にちゅうちょしながらすべて従った。
部屋が明るくなる。
「コ、コーチ、いったい・・・なにを・・・」
立ちつくしていたままの藤堂がようやくそれだけ口にした。
「はっは・・見ての通りだ」
宗方は静かに笑った。
宗方は入り口に立つ二人に向かい合ってあぐらをかいて座っていた。
しかし二人を迎え入れて姿を見せる状態ではなかった。
宗方は着物をすべて脱ぎ捨てて裸になっていた。
それだけではなかった。
裸の岡ひろみを後ろから抱きかかえて座っていた。
ひろみは宗方の前面に足をひらいて跨っている。
「いっ、いやああぁっ・・あぁん、はああ・・」
照明が明るくなり…二人を確認したひろみが首を振る。
しかしその声は弱々しかった。
泣いているのか、興奮して悶えているのか判断がつきかねた。





667回想21話:2005/05/31(火) 23:57:27 ID:TdjLw+md
「はっはあ、俺ももう若くはない。すぐにはじめたくともそこまで元気がない
・・・あははは」
宗方の発言は、すでに情交が交わされたことをふたりに告げる。
栗の花に似た香りが部屋にたちこめていた。
藤堂と尾崎のふたりはまったく動けない。
「・・・くっ・・・あはあっ・・」
言葉にならない悲鳴が絶えず漏れている。
テニス部の顧問が女子部員を弄んでいるのだ。
あの宗方仁がいままで周囲が驚くほどに執着し、手塩にかけて育てている
岡ひろみに淫らな行為をくわえている!!
非行とも関係のないまっとうな学生生活を送っている二人にはたとえようのない衝撃だった。
「やあッ、ああっ・・ああん・・」
宗方の上でひろみがゆらゆらと揺れていた。
宗方の片手はひろみの乳房を絶えずなぶる。
撫で回したかと思うと引き掴む。
ふくらみの先端をつまみ上げては押し込む。
残された片手は、股間にのばされていた。
両脚を左右に開かされたひろみの股間は眼前にさらされている。
薄紅色の肉の裂け目が、宗方の指でこじ開けられていた。
肉のひだの合わせ目が押し広げられ入り口が左右に開かされていた。
さらに入り口から中へ入り込んでいる指もある。
肉ひだをこすりあげ、米粒ほどの肉芽をはじくとひろみがびくりとのけぞった。
「はあんっ!はぁぁぁ・・・」
「やめてください!コーチ・・!」
藤堂が叫んだ。
宗方はその叫びを無視し静かに切り出した。
「誰だ・・・」
鋭い視線を送り、ふたりをにらみつける。
「岡を女にしたのは・・・いったい誰だ・・・?」


668名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 00:13:41 ID:npPJZU5v
あわわわ(;´Д`)
どうなっちゃうのひろみ
669名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 14:04:43 ID:FDWKIXhK
よしきたぁッッーー!!



おやつを食べつつ、お気に入りssを読む
氏の連載のおかげで日々充実している俺Guyる

お疲れ様です。いつもありがとうございます
670名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 15:46:20 ID:BkEH7EGz
コウ来タカ!
オヤツのお供にはチト、ノウコウ・・・
671回想22話:2005/06/02(木) 00:48:12 ID:XIqwlH45
宗方の激しい怒りに満ちた声が、立ちつくしたふたりを威嚇する。
ふたりは動きたくとも動くことができなかった。
・・・ふたりは勃起していた。
「はっはっはっ、はははぁ・・」
ふたりの身につけたズボンの股間が膨張していることに気づき宗方は笑った。
「若いな、お前たち・・うらやましいぞ。ふっふ・・」
いまこのときを病魔に侵され闘っている宗方の本心だった。
自分が取り戻せない健康な体をふたりが持っている。心底うらやんでいた。
この場に自分の病状を知るものは、ひとりとしていない。
病気を告げるつもりもない宗方は目を閉じる。
「・・・!お前たちが若いことはよく分かっている。テニスで輝く未来を
手に入れることが出来る可能性を持ったお前たちだ。・・そして岡もそうだ」
岡と口にした途端、宗方が目を見開いた。
「岡は、自分のテニスを見つけたいと本気で思っている・・・この俺の手を取って
特訓にのぞんでいる・・テニスを極めるためにこの俺をえらんだのだ!」
「!ああっ・・!」
なぶる手に力がこもりすぎたのかひろみがうめいた。
「いまの岡は恋に身を焦がしている時間はない・・快楽に酔うときではない!
テニスに全身全霊を傾けていなければならんのだ!・・そんなときではないのだ!その岡を!」
絞り出すようにうめく宗方の言葉には怒りとともに深い悲しみがあった。
(・・・俺にはもう・・時間がない・・・)
宗方は命の刻限を誰にも告げられぬことが辛かった。
選手生命を失い引退を余儀なくされた病気を憎んだ。
「誰だ・・」
悲痛な叫びだった。
672回想23話:2005/06/02(木) 01:24:54 ID:XIqwlH45
「・・・僕です。宗方さん」
涼やかな声が響く。
「・・・藤堂!」
尾崎の制止を振り切り藤堂はさらに話し続ける。
(藤堂、やっぱりお前か!・・)
宗方と藤堂の視線がぶつかりあう。
「・・合宿初日の自由時間に、岡君と一年生の英(はなぶさ)君が川に落ちて
それで・・それで僕と尾崎が服を貸して・・もどるわけにもいかずその・・」
宗方が再び目を閉じた。
「・・ふたりとも合意の上か」
「はい。・・いえ、こちらが強引でした」
緊張した空気がはりつめる。その空気を突然ひろみが打ち破った。
「ちっちがいますうっ!あたしもっ!あたしも望んでいましたあっ!」
「岡君!」
ひろみが泣きじゃくりながら宗方の腹に背中をこすりつける。
「と、藤堂さんは悪くありません!あたしが浮わついているだけでけなんです!うわあぁ・・」
暴れるひろみが宗方の膝の上で突然重くなった。
(岡!お前とは師弟としての関係しか許されないのか!)
宗方は虚しかった。ひろみは藤堂をかばっている。合意であろうと無かろうとひろみは宗方の前では藤堂をかばい続けるだろう。
これではっきりした。体を奪っても、どんなにひろみを愛していても、ひろみは自分の存在を
テニスのコーチとしてしかみていない。
(お前は身も心も俺のものだと思いたかった・・・岡!いちばん俺が愛し不幸だったあの人と同じ道にだけはたどらせたくない!テニスで
輝く未来を手に入れて欲しい!)
宗方に渦巻く激しい感情が絶望に呑みこまれていく。
「・・藤堂、すきか、岡が」
宗方自身驚くほど口調が穏やかになっていた。
「はい、すきです・・・」
間髪入れず返事がかえってくる。
「・・・そうか。それなら一気に燃え上がってすぐに醒める恋はするな!」
厳しい言葉だった。宗方の言葉に冷静さを感じ二人を見守っていた尾崎の顔がゆるむ。
「いいか、岡・・・今夜限りだぞ!今夜は好きにしろ!そのかわり明日からは
テニスに打ち込め!」
673名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 01:30:49 ID:IdgmGQWY
ワクワク
尾崎×お蝶もプリーズ!!
674回想24話:2005/06/02(木) 22:13:26 ID:VKUIZb4e
ひろみが振り返って上を見上げた。
「コーチ・・・」
宗方は理解していた。自分は愛する岡ひろみの体を手に入れたが、彼女に異性として心から愛されることは
のぞめないだろう。
(そのほうがいいかもしれん・・・この世からいつ消えてもおかしくない俺だ)
宗方は無言でひろみに頷いてみせる。
「・・なにをしている!藤堂!はやくあがれッ!」
脱兎のごとく藤堂が駆け上がってきた。ひろみが立ち上がる。
膝立ちになったふたりはすぐにも倒れ込まんばかりに抱き合った。
「・・お前たちは、気がつかないうちに無数の敵を倒してきた。負けたものたちのために
ベストを尽くせ!世界を見据えた強化選手のひとりとしていまはテニスに打ち込め!」
若い男女の熱い抱擁のそばで宗方の説教は続く。
「そのあとならいくらでもかまわん!だが今夜だけ・・・今夜だけだぞ!奥にベッドがある!
すきにしろッ!岡!明日からしごくぞ!」
「・・はいっ・・」
ひろみの元気な返事が、宗方の胸にこたえた。
ふたりは聞いていないかと思っていたら実に行動がはやかった。
藤堂はひろみを抱きかかえて奥のふすまを勢いよく開ける。
「・・閉めるなっ!」
宗方が一喝する。
「岡!はやく服を脱がせるのを手伝ってやらんか!」
「はっはいっ・・」
背中を向けたまま宗方が怒鳴り散らす。
「藤堂!お前たちの将来がかかっている・・わかっているな!中には出すな!」
「わかっています!」
「ようし!くれぐれも忘れるなよっ」
テニスの指導とも聞き違えそうな指示に尾崎は圧倒される。
この異常な展開を、尾崎は黙って見守っていた。ひとり入り口で立ちつくしている。
宗方が穏やかに声をかけた。
「・・キャプテン、お前にも話がある。まあ、あがれ・・」
675名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 22:24:35 ID:K5CpV9mI
うは!!!!!そう来ましたか!!!
すげえ怒涛の展開だ。コーチvs尾崎…いったいこの先ナニが起こると言うんだ!?

不定期投降さん、毎度乙です。続きも頑張ってください!
676回想25話:2005/06/02(木) 22:41:35 ID:VKUIZb4e
「はっはい。コーチ・・」
宗方に促され尾崎はよろよろと敷居をまたぐ。
勢いよく勃ち上がった股間が邪魔で動きがぎこちない。
「足は崩して構わんぞ」
あぐらをかく許しが出てもさすがにしたがえず、両膝を畳にあて膝立ちになる。
・・そのほうが奥の部屋がよく見えた。
宗方の背中越しに奥をのぞき込んでしまう。
尾崎は宗方に気づかれたかとあわてて目をそらす。
ベッドの上の二人が繰り広げる痴態が気になって仕方がない。
「はあっ・・・ああんあぁん、あはぁん」
ひろみが甘えた声を漏らしていた。
ひろみの上に藤堂が重なっている。
ひろみの裸の胸に見慣れた藤堂の頭がはい回っていた。
(・・これは・・むちゃくちゃヤバイぞ・・)
自宅のテレビの前で、なまめかしいシーンになると、家族の会話が途切れ
気まずくなる。そんな雰囲気を尾崎は感じた。
気になって仕方がないが、見るのは自分が悪いことをしている気がする。
他人のセックスを生で目撃するのは、刺激が強すぎる。
「尾崎、さっきの話はほんとうか・・・」
「あッ、はい?」
「初日に岡と英が川に落ちたというのは・・」
「はい。ほんとうです。彼女たち全身びしょぬれで、ほうっといたら体が
冷えてしまうし、それで藤堂とふたり上着を脱ぎました。
彼女たちに僕たちの服でみんなのところに戻るわけにはいきません。
そっそれで・・」
宗方が尾崎の口をさえぎった。
「・・お前はどうしていた、尾崎」
「えっ!」
「お前はどうだったのかと聞いている!」
677回想26話:2005/06/06(月) 22:59:08 ID:t6NiI+p8
「あはあっ・・!ハアンッ、アアアッ」
会話が途切れると奥の部屋からひろみの喘ぎが聞こえてくる。
他人がそばにいるにもかかわらず、奥の二人は盛り上がっているようだ。
「岡君、すごいよ。ねるねるしてる・・」
藤堂の睦言を耳にして、宗方が己の眉間に深いしわを刻んだ。
(俺は・・最後まで抵抗していたな、岡!)
「・・コーチ、これを」
尾崎が宗方の着物を見つけ、畳の上を滑らせた。
「ああ」
素っ裸の宗方がばさりと着物を羽織る。
(コーチって背が高いのにずいぶんやせているんだな、それに皮膚が青白い)
尾崎は長身に似合わぬひ弱な宗方の体格を不審には思った。
(たばこが悪いんじゃないか・・・)
体裁を整えると、宗方はたばこをくわえる。
「・・悪いが一服するぞ」
尾崎は宗方の病気に気づくほどの人生経験を持ち合わせてはいなかった。
身繕いをすませた宗方が、尾崎との話題を蒸し返す。
「・・さて質問に答えろ、尾崎。ずっと四人一緒にいたわけではあるまい」
「・・・ハアアアッ・・・」
ひろみの甲高い声が上がった。
尾崎は目を奪われる。
ひろみの片足を藤堂が押し広げている。ふたりの下半身がかさなっている。
本番を生で目撃したのだ。
食い入るように見つめながら、ふと向かいの宗方を見やった。
タバコを持つ手がぶるぶると震えている。いや全身を震わせていた。
寂しげな表情を浮かべた宗方に、尾崎は自分と同じ思いを見た。
678回想27話:2005/06/06(月) 23:17:07 ID:t6NiI+p8
(この人は悲しいんだろうか、それとも悔しいんだろうか・・)
宗方の目は、疲れきっていた。憂いを帯びていた。
(教え子を奪われたあきらめ・・?嫉妬・・?)
「アアァッ!ウウンッ、ハアアアッ!」
宗方の表情など知るよしもなく、ひろみの悲鳴は激しさを増してくる。
ふたりがはげしく揺れている。
宗方の心情をたずねることなく、尾崎が口を開いた。
「コーチ、僕はですね、その・・・英君と・・」
宗方は黙っていた。
「英君といっしょにいました・・英君は岡君といっしょにいたかったみたいですが」
まだ宗方は黙っていた。
「なんとなくあのふたりを・・ふたりだけにしてやりたくて。まさかそんなことになるとは
・・まったく気がつきませんでした」
「・・なぜ気がつかなかった、尾崎」
「えっ!」
「気がつかないほどお前も取り込んでいたんだろう!」
宗方の容赦のない問いだった。
ボールを捕らえるラケット面のブレを見逃さない鋭い状況判断があった。
(・・やっぱり・・この人には勝てない・・・)
尾崎は観念した。
679名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 10:36:51 ID:qQEspBdL
続きキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

……ねるねる?
680名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:06:14 ID:zTIrELgY
ほしゅ
681名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 03:13:36 ID:kimiSFfi
ほしゅう
682名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 23:55:59 ID:aub7DLGP
尾崎かげうすいよね。子ダネもうすそうだ
683名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:09:37 ID:GIPOWdbY
保守
684不定期投降:2005/06/18(土) 01:32:56 ID:zVSdDGNe
>>677
書き込む前に見直してはいるんですが失礼しました。
ぬるぬるが正しくねるねるは間違いです。おわびします。
685回想28話:2005/06/18(土) 01:56:01 ID:zVSdDGNe
「・・僕は、英君にイタズラをしていました・・」
尾崎自身、驚くほど自然に話すことができて、驚いていた。
というより胸のつかえが下りて安心したのが本音だった。
「彼女は、異性に対して素直になれないというか、潔癖なんでしょうね。かんかんに
怒って僕の手をはたきました。『さわらないで!不潔です!』って。それでも
キスはしました。それに・・あちこちさわらせてくれました。イヤだ、やめて、助けて岡先輩とかとにかく騒いで、
でも本当にいやなら逃げたでしょう。声だけで抵抗されたという印象です」
(・・あの方ならどんな反応をするだろう)
尾崎の頭の中は竜崎麗香のことでいっぱいだ。
女子部員が優雅なテニススタイルと上品な出で立ちから『お蝶夫人二世』と呼ばれる
英はただ似ているだけだった。おなじ女性というだけだった。
尾崎自身はっきりとわかっている。
竜崎麗香にかわる女性などいない。興味本位で体に触れることなどできない。
尾崎は宗方に竜崎麗香への想いを告げるつもりはなかった。
「彼女は誰にもまだ、話してはいないようですが、もしもの時は・・覚悟しています」
(俺が辞めるだけじゃすまないだろう、宗方コーチも監督不行届で・・)
尾崎は罪悪感にかられていた。
「アッアッアッアッアッアアアンッ!」
深刻さを増していく尾崎の告白に構わず、奥の部屋でひろみは喘ぐ。
「キャプテン、明日のことなんだが・・・」
宗方がようやく口を開いた。
686名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 20:36:18 ID:KztaHhZL
正直抜こうと思ったら抜けるよ
687名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 02:53:48 ID:nKcPXnXo
尾崎×英キター
688名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 03:02:29 ID:S8JOO/ip
♪コートでわぁ〜誰でも〜ひとりひとりきりぃ〜

このスレは落とさせはしないッ!
歌弾幕保守
689名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 21:05:56 ID:gQZtnVA6
hoshu
690回想29話:2005/07/01(金) 19:40:15 ID:5XlDegti
「・・・責任はすべてコーチの俺にある。明日の夜英をここに呼べ。それから・・」
「あはっ・・あはあああっ!ああんっ!」
「ぅうっっ・・・つあぁ、あぶない、あぶない」
奥で淫らな行為にふけるふたりの発する声が、宗方の言葉を遮った。
ブチャッ・・・
水が岩にでも当たってはじけるような勢いの良い音が尾崎の耳にまで届いた。
宗方の眉がぴくりと動く。
藤堂は達してはいなかった。自らひろみの中から己を引き抜いていた。
藤堂のたちあがった分身が尾崎にも見える。
「・・今夜限りだ、そう簡単にはイカないよ。岡君・・さあ後ろ向きになって」
背中で響く藤堂の言葉に宗方の眼光が和らいでいた。
(コーチは・・安心したのか・・ふたりは納得していると・・)
尾崎は宗方の表情から、彼の心情を想像する。
そしてなおかつ奥の部屋を注視する。
「・・あああっ!あああんっあああん!」
よつんばいになったひろみに藤堂がのりかかっていく。
赤黒い肉棒が突き出したひろみのヒップにずんずんとめり込んでいった。
(畜生!あいつ皮がムケていやがる・・俺より先に筆おろしか!)
童貞を誰にいつ捧げるか、どちらが先か、競争する気はさらさらないが、尾崎は
本心からうらやましいと思った。
(両想いでセックスできるなんて最高じゃないか・・・俺は、絶望しながら
あのひとを・・見ているだけだ)
「・・キャプテン!」
「ああ、はいっ」
宗方が心そこにあらずといった様子の尾崎を呼んだ。
「いいか、明日のことだが・・・」
691回想30話:2005/07/01(金) 20:11:46 ID:5XlDegti
「・・ずいぶんと思い切ったもんだな。宗方」
「ああ、でもあれでよかったと思う・・次の日から岡はもちろんのこと、藤堂も
尾崎もみんな見違えた。あれでふっきれて岡も特訓に集中した。気絶までしてな
・・部外者が文句を言ってきたが藤堂が止めた。あれでよかったと思う・・・」
宗方は盃に口を付けた。
「しかし岡も・・藤堂もよく我慢しているな」
「ああ、ふたりともよくこらえている。それでも岡の涙をなんど見たことか・・・!」
大吾はそれ以上なにもこたえなかった。
宗方の岡を見守ることに徹した愛に胸が震えた。
慰めの言葉をかけるより、大吾の口は酒で満たすことをえらんだ。
「ところでお前、尾崎はどうした・・英のことは・・・」
大吾は話の続きをさりげなくせかす。
雪の降り積もった寒空の空気が部屋に入り込み満ちているにもかかわらず、宗方と
桂の会話は静かで、そして熱い。
「人間とはおそろしい。肉体はすでに弱り切っていたというのに・・・岡を、
岡の体を力ずくで奪ったことができただけでも奇跡だと思っていた!」
突然口を開いた宗方の口調がまたはやくなる。
「しんじられるか、大吾・・愛していなくても女は抱けるものなのだ!そして
俺以外の部員は愛する女性を抱いた!思いを遂げた!」
語り続ける宗方の勢いに任せ、大吾は聞き役に徹する。
グラスに注ぐたび一升瓶の酒が、たぷんっと音を立て揺れた。
「俺は尾崎に頼んだ。翌日一年生を買い物に出させた。薬局へな」
「・・コンドームか・・」
「ああ。合宿の期間、自由時間で、お互い合意の上で、避妊具使用のセックスなら
認めてやった!俺自身英も抱いた!女子部キャプテンの滝も・・そして・・」
宗方がいっしゅん言いよどんだ。
「竜崎も・・・」




692不定期投降:2005/07/01(金) 20:17:06 ID:5XlDegti
サッカーやらテニスやら見ていると夜は忙しいです
ねむてぇ・・・
693名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:18:05 ID:foOk7ZiC
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

>(畜生!あいつ皮がムケていやがる・・
ここワロタ 尾崎=火星人?
ご自分のペースでうpしてください<不定期投稿氏
694名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 02:02:30 ID:gNVEHLDT
笑えて面白いよな
原作の味が良く出てるSSだと思う
世界観をギリギリで壊さずに創作しているようだし
やっぱギリギリがいいね

不定期氏の力量はかなりなもんだと思ってますよ
頑張ってください、応援しています
695回想31話:2005/07/02(土) 23:53:36 ID:Fc2impZs
「宗方コーチはどう思われますか。あたくしには今回の合宿の雰囲気は奇妙に感じられます」
「・・奇妙だと?」
「はい。お気づきになられませんか?コーチ。なんと申し上げてよろしいのか・・そう、部員が皆ギラギラしています」
宗方の部屋を訪れているのは西高テニス部の誇る「お蝶夫人」こと竜崎麗香だ。
宗方が呼んだわけではない。麗香自らが訪ねてきた。
宗方は喜んでいた。口には出さぬが、この合宿の間どうしても呼びたいと思っていた。
竜崎麗香とはふたりきりになりたいと思っていた。
麗香の優雅で完成されたテニスのプレースタイルに心を奪われはした。しかし宗方は岡ひろみの将来への可能性を信じることにした。
その結果宗方は麗香を選ばなかった。己の残された人生のすべてを、心血を注ぐ教え子に彼女を選ばなかった。
(高校生でこの体、容姿とも美しい・・)
いまの麗香はロングスカートで長い足を隠してしまっている。宗方の目に肌の露出を控えた私服姿と昼間のスコート姿が重なった。
まだ幼さを残すひろみや、はんぶん血の繋がった妹の蘭子とは違い、女性としての魅力を感じる。
「ギラギラ・・若い者の生命力が満ちあふれているんだろう」
「ちがいます!なにかこう・・本能が剥き出しと申しましょうか、あたくしはおそろしいのです!」
「皆テニスに真剣なのだ」
「ちがいますっ!練習でも食事でもお風呂はもちろんのこと、一年生も二年生も!三年生ですら
あの滝キャプテンですら様子がおかしいのです」
「・・お前の気のせいだ」
「ちがいますッ!」
冷静な宗方の返答にすら麗香は苛立っているのか語気が強くなった。
「あたくしは見てしまいました!夜散歩に出かけて、そうしましたら・・・」
(なんだ現場を目撃しているのか)
宗方は笑った。
「なにが可笑しいのですか!コーチ!西高のテニス合宿で部員どうしが
ハレンチな振る舞いを・・あああっ!」
突然宗方が立ち上がり、麗香を懐にぐいと抱き寄せた。
「コーチ!なっ、なにをなさいますっ!はなしてください!」
宗方の腕の中で麗香があばれる。うろたえて声が裏返る。
「・・もうそのくらいにしておけ、竜崎!」
696名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 01:47:59 ID:sEcGcB74

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

>不定期投稿様
更新乙でございます!!
697名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 02:25:39 ID:juDU10cN
不定期投降さん、毎度乙です
保守し続けた甲斐がありました。お見事です!お蝶キター!!!!!(;´Д`)
698回想32話:2005/07/05(火) 00:33:47 ID:bi6bhf3x
「あああっ!コッ・・コーチ!なっ・・・んんんんっ・・むうっ!」
宗方の胸から飛び退こうと、麗香がもがいた。頭を振る。
自慢の豪華な金髪は、バッサバッサと音を立てあらん限りに揺さぶられる。
そのさまはまさに蝶が羽場たいてみせているようだった。
「・・つうっ・・」
宗方に両手首を掴まれ、麗香はその強力に顔を歪ませる。
「・・くッ!なにをなさいますッ・・」
麗香は顔を見上げ、宗方をにらみつけた。
テニスの対戦相手にむけられる挑戦的な視線がそこにあった。
(美しい・・・!)
自分の前ですらいつも泣いていた記憶しかとどめていない弱い母の美しさとは別物だった。
怯え混乱しているのであろうが、それでもなお立ち向かおうとする強さ!
宗方は麗香の気丈さに感嘆していた。
「・・なにをみたというのだ、竜崎!こうしていたのか!」
「あっ・・うううっ!」
蝶の大きな羽根の動きが休められる。
宗方は力ずくで麗香と唇を重ねた。
麗香は顔を振り、逃げようとするが力ではかなわなかった。
しばらくして無理矢理に塞がれた唇が解放される。
荒く息を弾ませた麗香の声は怒りに満ちていた。
「なっなんてことを・・きゃっ・・きゃああああっ!」
麗香の取り乱した悲鳴を、宗方は初めて耳にした。
畳の上に仰向けに押し倒された蝶がもがいている。
宗方の下に、組み敷かれ蝶がばたばたとうごめいていた。
「お前が見たのは・・・接吻ではなく・・・からみあっていたのか!竜崎!」
699名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 02:32:47 ID:VO1Na/JI
…(*´Д`)ドキドキ
700回想33話:2005/07/06(水) 03:30:35 ID:DtmUVN9F
ふたりの格闘は長くは続かなかった。
完全な優勢の立場となった宗方は、麗香の両腕を押さえつけ馬乗りになる。
「なっ・・なんて下品なっ・・はなしてくださいっ!宗方コーチ!・・かっ、
かりにも指導者の立場である、あ、あなたが・・そのような下品な発言をおおおッ!」
掴まれた腕の痛みに顔をしかめ、それでも麗香はあらんかぎりの力で抵抗した。
畳の上一面にに金髪をひろげ、かき乱した姿は蝶の標本のようだった。
麗香は息をはずませる。ブラウスの胸の頂が波打つ。
テニスのラリーを続けると浮かぶ汗が額に滲んでいた。見下ろす宗方と視線をあわせた。
「・・はなしてください!あたくしはテニス部の合宿に参加しているのですっ!
こ、このようなことをするためではありませんわ・・」
押し倒され、宗方にのしかかられてもなお、麗香は毅然とした態度を見せぴしゃりと言い放った。
(美しく、そして強い・・やはりお蝶は誰よりも手強いな!)
反抗されればさらに宗方の痴情がさらにあおられる。欲望の炎が燃え上がる。
(愛情で心を通じ合えなくとも良い!この体だけは俺がこの世から消えていなくなる前に
手に入れたい!)
股間に衝動が走りずしりと重たくなった。
(そうだ・・まだ俺は・・生きている!)
「ふっふ・・・さすがだ。竜崎、お前が一番しぶとい・・」
不敵な宗方の発言に、麗香は衝撃を受けた。
「なんですって・・!そっ、それは・・!」
言葉が続かなくなった麗香を見下ろし、宗方は自慢げに話す。
「・・ああ、岡は泣き叫んだ。英も号泣した。罵声がなにをいっているのか聞き取れなかった
・・・そのてんキャプテンはまんざらでもなかったようだ・・」
「いやっ!やめてっ!およしになって!」
麗香は激しく頭を振った。閉じられた瞳が見開かれる。真珠のような大粒の涙があふれていた。
「あっあなたは・・あたくしが・・あなたは、このあたくしがああああっ!」
701回想34話:2005/07/07(木) 01:06:44 ID:1Yy7Wo56
「!なんだ・・と・・?」
宗方は麗香の発言に、腕の力を弱めた。
「りゅう、ざき・・竜崎!お前が・・俺を・・どうだと・・?」
「ああっ・・・」
失言をしたとばかり、麗香はうめいた。
宗方からあわてて視線をそらせる。
巻き毛が乱れに乱れてはいるが、ぷいとそむけた横顔もまた肌が白く美しい。
「・・あたくしが素敵だと思っている男性は・・お父様だけでしたわ・・あたくしに
テニスを教えてくださった素敵なお父様・・」
しばしの沈黙が破られたあとの麗香の言葉を理解できず、宗方は黙っていた。
「あたくしだって・・あたくしだって!男の方に興味がないわけではありませんの!
輝く太陽のように、あたたかい方や・・荒波のうねる海のように厳しい方・・」
(ごく普通にお前も恋をしているのだな竜崎!)
「でも・・みなさま、誰も・・・あたくしのことを見てはくださらない!ひろみばかり!」
麗香がひろみの名を口にしたとき、宗方はすべてを悟った。
(まさか・・そうか?そうなのか?)
「コーチ!あなたはなぜっあたくしをえらんではくださらなかったのですっ!
あたくしがお慕いする方は、あたくしではなく・・なぜひろみをっ!」
テニスの師弟関係のこととはとても思えない。
(お蝶、お前が・・この俺を・・・?)
麗香のあまりにも唐突で、そして激しい告白に、宗方は驚くしかない。
702名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 02:24:46 ID:TAoaAxPz
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
703名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 07:32:00 ID:n1prqLeB
尾崎…。・゚・(ノД`)・゚・。
704名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 19:37:33 ID:ZjdGtJlf
恋する乙女なお蝶さま…(*´Д`)ハァハァ
705回想35話:2005/07/08(金) 02:51:38 ID:deY0VEt9
『コーチは着任されたばかりで、まだよくわかっていらっしゃらないようですわね
・・選手は岡さんではなく音羽さんの間違いではありませんこと?』
岡ひろみの選手抜擢に異を唱える麗香。
宗方が『変更はしない』と告げると、信じられないとばかりに鋭い視線を浴びせた。

岡ひろみとのペアを発表したときも、瞳は怒りに満ちていた。
『がんばりますわ・・・あたくしは!』
宗方の決定に納得していない、麗香は宗方への敵意をあらわにしていた。

『やめてくださいっ!このようなところで!コーチ!』
練習中負傷した麗香をかいほうした。
テニスウェアを破ってと傷口を確認した。・・他意はまったくなかった。
ビシッ!
宗方の頬に麗香の平手が飛ぶ。麗香は顔を真っ赤にしてにらみつけている。
『・・お蝶らしくないな』

加賀高の緑川蘭子との決勝戦の後もそうだった。
負傷して棄権した蘭子は宗方にすがりついた。
悔しさをあらわにして蘭子は泣き叫ぶ。
『あたくしでなく・・他の高校の生徒さんや岡さんには優しいのですわね』

対立している選手としか思っていなかった。
自分の指導の仕方が理解できないでいると思っていた。
(・・お前はそうやって俺をにらみつけていたな、お蝶)
説明すればよかったのだ。なぜ自分が急いでいるかを。
いつ尽きるかも知れないこの命を思うと、あせらずにはいられなかった。
(この世から消える前に・・倒れる直前まで純粋な気持ちでプレーを
しなかったテニスでなにかを残したい・・)
複雑な事情を持つ蘭子との関係も話せば良かったのだ。
「お蝶、俺はお前がうらやましい・・」
706回想36話:2005/07/08(金) 03:28:23 ID:deY0VEt9
「えっ・・」
きわどい体勢をとらされたままの麗香が、宗方を仰ぎ見る。
「どんなこともはっきり口に出せるお前がうらやましい・・」
宗方は生前、親友の太田や大吾、将来ひろみの伴侶になるでろう藤堂にひろみへの
想いを告げた。
ところが当のひろみにたいしては、ひとことも愛を告げることはなかった。
家庭環境に苦悩し、死の恐怖に怯えながらも宗方が最後まで生き抜けたのは
岡ひろみへの想いがあったにもかかわらず。
消えゆく運命にある、死期の近い己は愛を告白しないことを選んだ。
それは宗方にとって苦渋に満ちた決断だった。
(・・病気さえしていなければ!)
未来があることになんの不安のない健康な麗香がうらやましかった。
(お前の健康とそして・・めぐまれた家庭がうらやましい!)
「父君を尊敬しているお前がうらやましい・・俺はあの人を、実の父親を憎んでいる」
馬乗りになったままで、宗方の顔が麗香の顔面にまで近付く。
「俺は母とともに・・あの人に捨てられた・・・」
麗香がはっとする。
怒りと恐怖にまかせ、宗方への思慕を思わず口走った麗香だ。混乱しているのは間違いなかった。
それでもいまは反抗の意志を見せず宗方の言葉に耳を澄ましている。
「・・なにも疑わずに父君を愛することができるお前がうらやましいよ・・・」
「コーチ・・」
「・・いままで話したことはなかったが、俺は緑川蘭子と異母きょうだいだ・・憎んで
あまりある、あの男が築いた・・もうひとつの・・いや唯一の幸せな家庭だな」
ふたりの荒い息遣いがおさまってくる。
707回想37話:2005/07/08(金) 03:47:42 ID:deY0VEt9
「そうでしたの、緑川さんが妹・・」
「だが蘭子はかわいい!あの男が不幸にした俺と母のことで、蘭子に引け目を
感じさせてはいけないと・・そう思っている!身長のことでコンプレックスを持っていた
蘭子が、テニスを知って、俺が教えたテニスで生き生きとしてくるのが俺はうれしかった!」
「そうでしたの・・」
「・・だが俺は岡をえらんだ!」
麗香の顔がさっと引き締まる。
「お蘭でもなく、お蝶!お前でもなく岡をえらんだ!だがっ!お前の・・」
「・・あたくしの・・なんですの?コーチ!」
ちゅうちょする宗方を、麗香が促す。
宗方は麗香をまじまじと見つめた。
美しいだけでなく、いつ体を奪われても不思議でないこの状況で、プライドを
まだ失ってはいなかった。
「いったい、あたくしのなんですのっ?」
宗方はゾクゾクした。
(体だけでも手に入れたいと思っていた!)
赤いつややかな唇から、可憐な声がこぼれるさまにぞくぞくした。
「んんっ・・・」
麗香の上に倒れ込み唇を重ねる。両手首は押さえ込んだままだった。
「・・お前のすべてが欲しい、欲しいぞ!お蝶!」
708名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 13:36:58 ID:WnSwEUFG
    ∧_∧
    ( ・∀・)ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)
709名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 04:24:58 ID:ZidLF619
保守あげ
710名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:28:38 ID:+dEn75wJ
キテター!
不定期投降さん、乙です。お蝶さま…ハァハァ
711名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:25:40 ID:84KqTWcT
ほしゅ
712名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 05:39:46 ID:qX/D/Bec
ほしゅ
713回想38話:2005/07/22(金) 02:52:55 ID:TAycCA6L
麗香の唇に己の唇を重ね、わがままに吸い付いたあとで、宗方は叫んだ。
(竜崎の体だけでなく・・心も手に入れられるのか!この俺が!・・いつこの世から
消えてもおかしくない俺が!)
「お蝶!俺はうれしい!・・たまらなくうれしいぞ!」
宗方の叫びは本心だった。
死期に怯える己が得られた、予想にもしていなかった幸福だった。
宗方の叫びにこたえて麗香が静かに微笑む。
その笑顔はすでに涙は乾き、みじんの恐怖もなかった。
勝利した試合の後に見せる優雅な微笑みだった。
「そうですか、ふふ・・・」
宗方の唇とさきほどまで重ねていた麗香の唇が笑みを浮かべて軽やかに動く。
麗香の唇は柔らかだった。
蝶の羽根に触れる鱗粉とは違う感触だった。
さらさらとした細かい粒子の鱗粉とは異なり、ねっとりとしている。
麗香の唇の感触は蝶が好んで食す花の蜜ではなかろうか。
見下ろし、見つめ合っているとすぐにまた蝶が集めた花の蜜をすすり取りたくなってくる。
見つめ合ったふたりの乱れた荒い息があたりにこぼれる。
蝶が静かに口を開いた。
「光栄ですわ、コーチ!・・いえ、宗方さん!」
714回想39話:2005/07/22(金) 03:17:01 ID:TAycCA6L
くく・・宗方の口元がほころぶ。
「・・よし!いいんだな、竜崎!」
場所が違えばテニスの指導と見まがうような宗方の言葉だった。
麗香の胸元に両腕が伸びる。
かすかな音を立て蝶結びのボウタイがほどかれる。
「!おっ、お待ちになって!」
麗香が叫んだ。
ブラウスのボタンを引きちぎりそうな勢いの宗方の手が止まる。
「・・なんだ、往生際が悪いぞ!竜崎」
(ここはやはり・・押しまくらなくてはだめなようだ)
しかし、意外な返事が返ってくる。
蝶は輝く太陽の下で、花と花の間を舞っているだけではなかった。
部屋の窓は開けてあった。
カーテンも開けられ、外を遮るものはなにもない。
蝶は夜に羽根を羽ばたかせようとしている。
夏空の満天の星空の下、暗闇を照らす優しい月明かりの下でも自由に舞おうと
している。
「このあたくしを畳の上に押し倒したままでというのは納得できませんわ。それに
あたくし自分の服は自分で脱げます。お手伝いなど必要ありません」
宗方を驚かせてばかりの麗香の言葉はさらに続く。
「抱き起こしてくださいませんか、宗方さん・・」
畳に散らばり乱れた金色の羽根が、畳と擦りあわされて音を立てる。

715名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 00:32:14 ID:EVn56RN6
(;´Д`) '`ァ '`ァお蝶様ステキ
716名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 01:31:25 ID:1b+miWI5
お蝶さまキテター!(*´д`*)ハァハァ
717回想40話:2005/07/24(日) 23:23:11 ID:gfiKhxkS
「あたくしは、このあたくしは・・逃げも隠れもいたしませんッ!宗方さんッ」
(・・蝶は逃げるどころか、俺の元に舞い込んできた!飛び込んできた・・!)
無言で宗方は麗香を、ゆっくりと抱き起こす。
麗香は驚くほど軽かった。
足や腕の優れた筋肉は、体重とは関係ないようだ。
宗方には麗香の豪華な巻き毛の金髪の方が余程重たく思えた。
重量の大部分を占めているのは、髪の毛かもしれない。
乱れた金髪の持ち主は、微笑みながら両腕を宗方の首に巻き付ける。
麗香は宗方の肩にあごをのせ、顔を沈めた。
宗方のあごが麗香の金髪で埋まってしまう。
畳の匂いが宗方の鼻をかすめた。
「・・・もしこのお部屋にハンガーがございましたら、使わせていただけませんこと?」
「ああ、ああ・・ある。洋服ダンスの中だ。すきにしろ」
(・・・この竜崎の余裕はなんだ・・なぜこんなに余裕がある・・)
驚く宗方を尻目に、麗香が立ち上がった。
蝶が静かに舞い上がるようだった。
麗香のまだブラウスをまとっている両腕が、自らの後ろにまわされる。
長いリボンがはらはらと畳に落ちた。
「・・・いまは、いまだけはこのあたくしだけを・・ご覧になって!」
718名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 02:47:40 ID:H48UlUA/
ほしゅ
719回想41話:2005/07/26(火) 02:56:46 ID:sjAj2HBE
金色の大きな羽根を持つ蝶はじつに大胆だった。
呆然として座ったままの宗方にお構いなく、洋服たんすをめざとく見つけ
近付く。
タンスの観音開きの扉を開いた。
はめこまれた鏡に麗香の上半身が映し出される。
麗香は自分一人きりであるかのように静かに服を脱ぎ始めた。
下半身を覆い隠しているスカートのホックがはずされる。
光沢のある白いスリップが顔を出した。
スリップの裾から見慣れた白く長い両脚がのぞいている。
(スコートより裾はいぶん長いんだが・・・)
宗方の喉が鳴る。
スカートを丁寧にたたみ、ハンガーに掛けると麗香は
すぐにブラウスのボタンに手を伸ばした。
部室の着替えでもこうなのだろうか。静かに淡々と決められた作業のように
ブラウスの袖から腕が抜き取られた。
(いつもこうやって着替えているのか・・・)
麗香のスリップ姿がひどくなまめかしく感じられた。
はち切れんばかりの肉体が、出し惜しみをするようにまだ白い下着に守られている。
鏡の麗香は唇を真一文字に引き結んでいた。
(・・・やはり、おまえは美しい、お蝶!)
扉が閉じられる。
麗香が振り向いた。まだ座ったままの宗方に歩み寄る。
さすがに恥ずかしいのか両腕は胸の前で組まれていた。
「お願いです・・・このあたくしだけをご覧になってください・・・」
瞳を潤ませて麗香は同じ言葉をくりかえす。
720名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 02:01:02 ID:HKVJsPCH
おっっ蝶!おっっ蝶!
721名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 23:16:57 ID:safLPtyK
保守。
今日BSでエース〜の映画やってました。
久々に萌え。
そんなわけで、宗方×ひろみキボンヌ
722名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 00:09:22 ID:g1socCoV
半年もの放置プレイ!
723名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 23:40:20 ID:weiHra54
ほしゅ!
724回想42話:2005/08/05(金) 00:27:54 ID:SOMvVHhJ
「ようし!見てやろう、竜崎!」
テニスのフォームでも確認するかのような、気合いの入った宗方の声だった。
宗方の手が、光沢を持つスリップをまくり上げる。
「・・・!あああっ・・」
麗香は目を閉じ天を仰いだ。恥ずかしさで頬が紅潮している。
「くうっ・・ふああっ・・」
宗方は、スリップの中に顔を潜り込ませている。
両手は後ろに回され麗香の尻をショーツの上から撫でさする。
「やあああっ・・・はあっ・・」
ショーツの布越しに、宗方の鼻息が、吐息が感じられる。
それは温かい空気だった。麗香の体の奥が、頭の中が熱くなる。
なにより熱い視線を感じ、両脚に力が入らなくなった。
「ああっ・・なにを、ご覧に・・なって、なっていらっしゃい・・ますの・・・」
膝をガクガクと震わせながら麗香は胸に組んだ両手をふりほどいた。
宗方の頭に手を置く。髪の毛に指を潜り込ませる。
「・・・真っ白で・・なにも見えん・・・」
いつもの冷静な宗方の声に、麗香は拍子抜けした思いだった。
「えっ・・ええ!?」
驚き呆れて素っ頓狂な調子の声をあげた。
「・・・すべて見せてもらおう!お蝶!」
スリップにもぐりこんだままの宗方の声とともに尻を撫でさすっていた手のひらが
上方のウエストにはい上がる。
ショーツが勢いよく引き下ろされた。
「きゃっ・・きゃああああッ!」
麗香は悲鳴を上げた。


725名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 19:09:14 ID:se5R4wnr
>>724
>「・・・真っ白で・・なにも見えん・・・」

ワロス
726名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 02:02:43 ID:FFhZjMpg
続き期待してます!
727名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 02:33:40 ID:ewYYmu9f
ワクテカほしゅ!
728名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 23:47:02 ID:pIyjYe9/
ほしゅ
729回想43話:2005/08/10(水) 23:00:14 ID:uaF4d0KK
麗香の白いショーツを勢いよく膝の辺りまで引きずり降ろすと、宗方の両手は麗香の肩に
のびる。
上半身を伸ばしてスリップの肩ひもを手のひらにおさめ、すべり落とさせる。
「ああっ・・・!」
音も立てずにスリップは麗香の上半身から落ちていく。
幕が切って落とされるとはこのことだ。勢いよく下へ落ちていく。
ところがスリップは、麗香の股間にとりついていた宗方の頭の上に覆い被さった。
「・・・なんだ。あいかわらず白一色だ・・」
「まあ!・・・ふふふっ・・・」
頬を赤らめながら、麗香は不覚にも笑いをこぼした。
「ずいぶんとふざけた方でいらっしゃいますこと、ふふ・・はああっ!」
麗香はうめいた。
足の甲の上までスリップが落ちてきた。無言で宗方は頭を抜き取ったのだ。
「ああっ!そんなぁ・・」
間髪入れず、膝の上にとどまっていたショーツが足首まで引き下ろされる。
麗香の下半身は、剥き出しとなって宗方の眼前にさらけ出されてしまっていた。
宗方が顔を上げる。
「・・ふざけてなどいない。竜崎!お前には乱れてもらう・・」
その鋭い視線に麗香は息を飲んだ。
テニスコートの外で見せるいつもの真剣な表情がそこにあった。
「こちらこそ・・のぞむところでございますわ、コーチ!」

730回想44話:2005/08/11(木) 01:03:41 ID:vMD4ROUA
他の女性なら、ましてや女子生徒の発言ならば高慢としか思えない。
ところが、この竜崎麗香が発すると違う。
挑発ともとれる発言が不思議と上品で、気分がたかまり煽られる。
(・・・岡には、女を越えてもらわねばならないと思っていたが、お前は違う!
竜崎!俺はお前を女にしたい!美しく、そして強いお前だからこそ『モノ』にしたい)
「・・俺は・・お前の、さいしょの男になりたい・・・」
宗方は本音が素直に吐き出せた。
麗香の口元がほころんだ。
「あたくしも・・あたくしもそれを望んでいますっ!」
和弓のように、弓なりに唇が弧を描く。
頬を赤くさせ、汗を玉のように浮かばせた麗香の顔は美しかった。
勝利した試合のあとに見せる笑顔よりもうれしそうだった。
そしてたまらなく淫らだった。
赤い唇からのぞく白い歯のコントラストが生々しい。
下から見上げたふたつの丘はまだ白いブラジャーに守られている。
(それよりまずはこちらが先だ!)
宗方は、眼前のうすい茂みに、顔を押しつける。
頭の豪華な巻き毛の金髪よりすこし濃いめの色をした茂みは刈り取られそろえたように
うすく、ふさふさと柔らかかった。
「あーっ!・・あはあああっ・・・・」
麗香が喉を突き出し全身を震わせる。
731名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 03:57:19 ID:ZjXeYpe5
ほしゅほしゅ
732名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 09:11:50 ID:EZMlHClx
ほしゅ
733未読はダメ?:2005/08/20(土) 02:05:27 ID:skoIr1YC
 岡ひろみは、いま悪い夢でも見ているのだと信じ込もうとしていた。
いま自分がどこにいるのかわからない。そして動きたくても動けない。
 両手首はおもちゃの手錠でベッドの柵に固定されている。
 飲酒を許された年齢になり、実際飲んでみて理解した。アルコールに自分はめっぽう
弱い。そして酒の味は苦くすこしも美味とは思わなかった。
 飲んでみるとものの見事に酔っ払ってしまった。胸が苦しい。頭がふらふらする。顔も体もかっかと火照る。
 一次会で酔いつぶれてしまったのは記憶している。マキが心配してあれこれそばで声をかけてくれた。タクシーに乗せて
もらったこともおぼろげながら覚えている。
 ところが気がつくと、見知らぬ部屋にいた。もっと驚かされたのは、着ていた服がハンガーに
かけられ壁にかかっていることだった。
 いまひろみは下着姿で、両手に手錠でベッドに仰向けに拘束されている。しかもこの部屋は
自分ひとりきりではなかったのだ。
「このときを・・・僕がどんなに待ち望んでいたかわかるかな、岡くん」
 一次会でも一番彼が世話を焼いてくれていた。一緒にタクシーに乗り込んだのも彼だった気がする。
おそらくここは彼の住まいだ。
「悪ふざけはやめてください・・お願いです。あたしを家に帰して・・」
 ひろみは部屋の主であろうこの人物に必死で哀願する。
「バカなことをいっちゃいけないよ。ふざけてなんかいない。僕は本気だ」
734未読はダメ?:2005/08/20(土) 02:29:03 ID:skoIr1YC
 声の主は、もと西高新聞部部長、千葉鷹志だった。現在は大学生で将来はジャーナリストを目指している。
「いいもんだねえ。動けない岡ひろみってのも」
 上機嫌な千葉は、慣れた手つきですでに備え付けられたビデオカメラや照明のチェックよる。
「心配しなくても、その手首はスポンジを張ってあげている。君の大事な手首を
傷めたら大変だ。今後の選手生命に関わる・・クィーンズカップ初代女王にそんな
恐れ多いことはできないよ」
「・・あっ・・」
 スポットライトの明るい照明がひろみに目に入り、思わずひろみはうめいた。
「ああ、ごめんごめん。まぶしかったかな?これでよしと」
 どうやら録画を始めたようだ。小さな赤いランプが点灯している。
「ことわっておくけど叫んでも無駄だよ。防音は完璧。学生にしてはけっこういいとこに
住んでいるだろう。まあ散らかっているのが難点かな。さあて乾杯するか」
 叫ぶも何も、恐怖と混乱でひろみは声が出せない。両手首をゆする。ガチャガチャと手錠が金属のぶつかる
いやな音を立てる。千葉は折りたたみのイスを持ってきてどっかとひろみの枕元に座った。
「ようこそ岡くん。今夜は素晴らしい記念の日になるよ・・」
 千葉はひとりワイングラスをかざして、一口あおった。 
735未読はダメ?:2005/08/20(土) 02:33:09 ID:skoIr1YC
またしょうこりもなく思いつきました。
ありえないおチバひろみもの投下してみます。
736未読はダメ?:2005/08/20(土) 03:01:29 ID:skoIr1YC
「いいよ。すごくいい。口をふさがなくても静かにしてくれているのがとっても
いいなあ・・・それとも僕がそんなにこわいのかな?」
 千葉は普段の様子となんら変わらない。酒に酔っ払って正気を失っているとも
思えなかった。
「ちっ、千葉さんっ!どうしてっ!どうしてこんなことっ」
「だってこうでもしてくれなきゃ、きみはここに来てくれないもの」
 千葉は親指を立てて天井を示した。
「古いものはきみが一年生のころのもあるんだよ。・・・やっぱりずいぶん大人
の体になったかなあ」
 すでにひろみも天井に貼り付けてあるおびただしい数の写真には気がついていた。どれもこれもテニスウェアに
身を包んだ自分の姿ばかりだ。
「僕が原稿を頼んだばっかりに試合でけいれん起こして棄権したこともあったよね。加賀の
お蘭を偵察に行ってきみがすっかり試合で萎縮して・・・ずいぶん悪いことをしたもんだ」
「千葉さんっ!」
 ひろみは千葉の一人語りを必死で遮る。
「オーストラリア合宿もニューヨーク遠征も、そしてボストンの時だって僕は君を必死で追っかけた。
・・・ずっと君だけを撮り続けてきた。なぜだかわかる?」
 千葉がグラスのワインを口に含むと立ち上がる。
「やっ・・・いやあっ!やめ・・ぐふうっ!」
 自由の利かないひろみに覆いかぶさり、強引に唇を重ねた。行き場のない
ワインがひろみの口元からあふれる。だらしなく顔を伝い落ちていく。
「ぐうっ!げほっ、ごほおっ・・」
 ひろみが激しく咳き込んだ。
「なぜだか・・わかる・・・?」 
737名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 11:41:01 ID:4KQvCzlG
うおおお!変態おチバさまキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
未読はダメ?さん、お久しぶりです。頑張ってくださーい!
738未読はダメ?:2005/08/20(土) 22:04:15 ID:Ne1IE2eL
>>734
久しぶりすぎて寝ぼけております。お恥ずかしい限りです。
三行目最後 チェック「よる」→ チェックに余念がない
四行目 手首はスポンジを張ってあげている→ 手錠は内側にスポンジが貼ってある
739未読はダメ?:2005/08/20(土) 22:34:02 ID:Ne1IE2eL
 恥ずかしげな千葉の笑顔は、ひろみにとって恐怖の対象でしかなかった。
「・・すきなんだよ、岡くん」
 ひろみからの返事はなかった。顔は青ざめ、自由になる首を左右に振る。
「ファインダー越しなら誰にも邪魔されず、いくらでもきみだけを見ていられる。ああ、せっかくの
ワインがこぼれてるじゃないか」
 再び千葉がひろみに覆いかぶさった。
「・・・ひいいいっ!いやあああッ!」
 千葉の両手が顔を背けようとするひろみの頬を挟み込む。口元から伝い落ちたワインを
舌でなめとっていった。ひろみのあご、首筋、耳元へと千葉の舌が這い回る。
 これまで舌で愛撫されたことなどなかったひろみの全身に鳥肌が立った。冷水でも浴びせられたかの
背筋が寒くなる。気持ちが悪くてたまらなかった。
「いやああああーっ!やめてっ!やめてえええっ!」
 ひろみは両足をばたつかせた。勢いよく足を振り上げ、上半身に取り付いた
千葉を蹴り上げたつもりだった。しかし悲しいことに、酔った体にいつもの勢いはない。
「・・そんなに暴れないでよ。くすぐったい」
 千葉の眼鏡越しの瞳に、おびえたひろみ自身が映っている。
「情けないねえ。せっかく告白したって言うのにこんなに嫌われていたんでは・・
というより、ぼくのことなんか考えたこともなかったっていうのが君の本心かな?」
 ひろみの返事を待たずに、千葉は強引にひろみの唇を奪う。
「んんん・・・くうっ・・」
 苦しげなひろみのうめき声がこぼれる。
「きみの成長を記録する親切な先輩くらいにしか思っていないんだろう・・」
 一方的に唇を重ね、思うさま吸い付いて千葉はひろみの唇を開放した。


740未読はダメ?:2005/08/20(土) 22:58:50 ID:Ne1IE2eL
「いいや・・ちがう。うっかりしていた。ぼくはきみの大事な人、藤堂貴之の友人だ。
そうだよね、岡くん」
 千葉はひろみの頬を両側からしっかりと挟みこみ、自嘲地味に話しかける。
「あいつはどうなるんだろう、本当にプロとしてやっていけるんだろうか・・
あいつとは文通してるの?いいやそれより!」
 千葉が真顔になった。
「あいつとはもう・・ヤッちゃったの?」
 ひろみの大きな瞳に涙が浮かんできた。プロ入りを表明した藤堂は渡米し会いたくても
いまは会えない。いずれ桂コーチは、ひろみのコーチを彼に任すつもりでいる。藤堂もひろみも
お互いの気持ちはわかりすぎるほどわかっている。
 今は亡き宗方コーチもはじめはひろみと藤堂の仲を許さなかった。唐突にふたりの仲を認めた後で宗方
仁はこの世の人間ではなくなった。
 自分のおかれたいまの状況と、会いたくても会えない藤堂に、宗方に思いをはせると、ひろみは胸が
張り裂けそうだった。
 千葉がにやりと笑って見せた。冷たい笑顔だった。
「ま、それはいまから確認させてもらうから」
 ひろみは恐怖と絶望で震えがとまらなかった。
「もともとぼくはきみと宗方さんとの仲を勘繰っていたんだけどね。
どっちにしてもつらいよね。なんにも思ってもらえないのって。惨めだよ」 
741未読はダメ?:2005/08/20(土) 23:34:53 ID:Ne1IE2eL
 にやにやしながら千葉が立ち上がった。
「ところでさあ、岡くん。きみってお酒に弱いんだね。お父さんの晩酌とかで
おつきあいしたことないの?いいよなあ。優しいご両親の間に生まれた一人っ子って。ごく
普通のありふれた家庭。造園業を営むおとうさんと主婦業をこなす着物の似合う
おかあさん」
 千葉はひろみから離れ机の前に立ちあれこれ探している。
「なっなんでそんなこと・・」
「きみのことならなんでも知っているの。ただバイオリズム・・月経とか排卵日とかは把握していなくて。
それはこれからリサーチする。ええっと・・基礎体温計はどこだっけ。どっちみちアルコールはいっているから
今はだめか」
 うれしそうな千葉の言葉に、ひろみは愕然とする。千葉はいつから自分を「見て」いたのだろう・・?
「ジャーナリストを目指すからには、なんでも知っておかないとね。ついでにきみの尊敬してやまない宗方コーチのことも。
彼は複雑な家庭環境で育ったんだよ。きみはどこまで知っているのかな?好きな人のことならなんでも知りたいだろう?」
 振り向いた千葉の手にはメスが握られていた。顔の前でかざしてみせる。
鋭い刃が部屋のライトでギラリと輝いた。
「昆虫とか解剖学にも興味があるんだよ。これは解剖用でね・・」
 近づく千葉に、ひろみは頭を振り絶叫した。体をゆする。
「いっいやっ!なにをするの!」
742未読はダメ?:2005/08/22(月) 02:16:34 ID:iaTbnExt
 あらんかぎりの力をふりしぼり、ひろみは暴れた。手錠で拘束された両腕を振り、体をねじる。
しかし状況は変わらない。あきれた表情を見せて千葉が笑った。今度はひろみの下半身に近づく。
「心配しないで。きみを傷つけたりはしない。危ないからしばらくじっとしていてくれる?」
 千葉の手が、ひろみのスリップのすそを引きつかんだ。
「きゃああああああああああッ!」
 つんざくようなひろみの悲鳴が響いた。千葉が笑い声を上げる。
「ははは・・・なんだ。ずいぶん大げさだな。きみにはさわってもいないのに」
「・・ううう・・」
 千葉は、ひろみのスリップにメスを入れる。かすかな音を立てながらスリップは
あっという間に切り裂かれてしまった。
「記念にね、どうしてもこいつをいただきたいんだよ。両手がバンザイの形で縛られていたら
切ってあげるしかないよね。さてとあとは・・・」
 千葉の手がひろみの肩にのびる。
「ひいっ!」
 脇を切り裂かれた側の肩ひもを切られ、ひろみが叫んだ。
「そうそうあともうすこしだ、もうすこし・・じっとして・・」
 ひろみは横向きになり、必死に肩ひもが残された側をベッドに押し付けた。
脇と片方の肩ひもを切り裂かれたスリップが、ひろみの体をすべり落ちる。
「そんなことしたってムダだよ。どこを切ったっていいんだから」
 千葉はちゅうちょすることなく背中に残っていた肩ひもに手をかけると、メスを差しこんだ。
「い、いや・・いやあぁぁ・・」
 ひろみは自由になる限り体をねじって涙に濡れた顔をベッドに押し付けた。そのあいだに千葉は
ひろみの体に敷かれたスリップを抜き取る。
「まずは第一関門突破ってとこか・・」
743未読はダメ?:2005/08/22(月) 02:46:26 ID:iaTbnExt
 千葉はしばらく手にしたスリップをうっとりした様子で眺めていた。
「・・・大事な戦利品だ。大切にさせてもらう」
 千葉はスリップに顔をうずめる。
「今夜はすることがすんだら家に帰してあげるよ。だからねえ、あとは切っちゃダメだよな」
 千葉は自由にベッドと机の間を往復する。スリップを机の上に投げ出すと今度は携帯できる家庭用の小型ビデオカメラを
手にしていた。
「さあ!こっからが本番だ!」
 うれしそうな声だった。ベッドにかけあがる。
「いやっ!いやあああっ!」
 ひろみの両足を体側でつかむ。ねじって横向きになっていた体を仰向けの姿勢に
変えさせた。
「やめてっ・・やめてええええええ!」
 ひろみは悲鳴をあげ、足をばたつかせたが、簡単につかまってしまう。片手にビデオカメラを抱え
不安定な状態になりながら、千葉は馬乗りになる。成人男性にまたがられ、押さえつけられると
身動きはままならない。
「あはは、これじゃあロデオだよ・・よく暴れるねえ、ははは」
 テニスの試合と同じだ。いつものように千葉の構えたビデオカメラが自分に向けられている。
ただ、こんなに近くからとらえられたことはなかった・・!
「きゃあああああああああああああ!」
 ひろみの絶叫が部屋に響いた。 
744未読はダメ?:2005/08/22(月) 03:25:38 ID:iaTbnExt
 千葉は、ひろみのブラジャーを乱暴にずりあげた。手錠で拘束されていては
隠すこともできず、まだ誰の目にも触れさせたことのない裸の胸がさらされてしまっている。
しかも録画されている。ひろみの目から滝のように涙があふれた。
「・・かわいいね・・ほんとうにかわいいよ、岡くん・・」
 千葉は隠しておいた宝物をこっそり取り出してひとり喜んで眺めている子供のようだった。
はしゃいでいる。息も荒い。
「へーえ、けっこう色白なんだ。乳首ってこんなにちっちゃくて、かわいい!」
 手のひらがひろみの片方の乳房を捕らえる。
「あああッ!」
 悲痛な声を上げうめくひろみを尻目に、手の動きは止まらない。ふくらみ全体を手のひらにおさめ、
撫で回した。
「すごいや、吸い付いてくる・・やわらかくって気持ちいいよ」
 撫でさすっているだけでなく、強弱をつけて揉みしだく。
「いやっ・・いやいやっ!いやああああ!」
 望んでいなくても刺激を与えられれば体は反応してしまう。悪寒におそわれてひろみは激しく首を振った。
「あれあれ?乳首が飛び出してきたぞ・・きみも気持ちがいいのかな、ねえ岡くん」
 刺激でしこってきた乳首をつまみあげ、千葉は指ではじいた。 
「うっ・・うううーっ!」
 苦悶に満ちた悲痛なひろみのうめき声に対し、千葉の声は興奮しうわずってくる。
「さわられてるほうの乳首だけ固くなるなんて・・・感じてくれてるんだ・うれしいねえ」
745名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 12:50:34 ID:bHqFoxb0
イイヨイイヨー
746未読はダメ?:2005/08/24(水) 01:26:25 ID:2jDgTIeb
 千葉はひろみに馬乗りになったままで腕を伸ばす。その手にしている大事なビデオカメラをベッドの端に
そっと置いた。
「やっぱり両手を使いたいよね。・・ああこれも危ないから」
 先刻スリップを切り裂いたメスをシャツの胸ポケットから取り出す。
「こんな危ないモノ・・もういらないよね」
 こちらは座っていたイスに投げ出した。
「きゃああっ!」
 ひろみの上に千葉が勢いよく飛びつき重なった。ひろみの素肌の上に重ねられたシャツがごわごわと硬くて痛かった。
千葉の両手はそれぞれ、ひろみの両の乳房をとらえる。
「いやああっ・・・やめてっやめてええっ・・ああっ!」
 慣れた手つきだった。こわごわ触れてみるというよりは、大胆に攻めている。自由になった両手が
リズミカルにとらえた胸のふくらみをもむ。
「・・・じつをいうとね岡くん、僕は経験済みだ。取材で風俗店に通っているから。社会勉強のひとつさ。
セックス産業の実態調査だよ。金で女性の体は覚えたわけだ」
 千葉はすでに飛び出した乳首への刺激も怠らない。指でつまみあげてはぐりぐりと押し込む。指と指とはさみあげはじく。
「あああっ・・」
 両腕の自由を奪われたひろみは、思うようにもてあそばれる。強くもまれ肌がうっすらと赤くなった。
「気持ちいいもんだねえ、プロ相手だとこうも純粋な気持ちにはなれないよ。こんなに恥ずかしがって
くれちゃって。きみってほんとうにかわいい・・大好きだよ。岡くん」
 恥ずかしがっているのではない、嫌がっているのだ。嫌なのだ!恋愛の対象として考えてもいなかった
男性に一方的に告白されても、触れられてもひろみはすこしもうれしくなかった。
(・・夢なら、覚めて・・誰か、たすけて・・)
 首を振るひろみに構わず、千葉はひろみの胸の谷間に顔をうずめた。硬い異質のメガネのフレームがひろみの
肌に触れる。
「ひいいいいいいっ!いやああああ!」
 望まない愛撫にひろみは悲鳴をあげるしかない。
747名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 13:26:06 ID:RL/bJOni
チバちゃん、メガネ外さないんだな
748名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 10:20:50 ID:P/n3PlUA
いいなあ
749名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 12:50:22 ID:K9+xkq1O
イイ!!チバちゃん今まで報われなかったもんな
750未読はダメ?:2005/08/28(日) 21:35:11 ID:lLIE+PKq
 ひろみの叫び声にゆっくりと頭をもたげ、千葉は笑った。
「・・・ああ、ごめん。メガネが冷たかったのかな、ごめんね岡くん・・これは失敬」
 失敬・・・懐かしい言葉だ。でもひろみの記憶では千葉の言葉ではない。西高テニス部の
男子の顔であり生徒会長をつとめた藤堂貴之がよく発していた。自分はおろか、お蝶夫人と呼ばれる
竜崎麗香に対しても。高校時代の思い出となって久しい藤堂の言葉だった。
「うっ、うううっ・・・」
 いやがうえにも藤堂が思い出されてしまい、ひろみがすすり泣く。困ったとばかり千葉がメガネの
ふちを手でこする。
「・・・見てのとうり近視でね。きみの写真を撮ろうにも、きみの試合をビデオに録画しようにも
メガネがないときみがはっきり見えないんだよ・・・それにこんな近くできみを見ることなんてなかったもの
・・・きみのそばにいることなんてなかったもの・・・!」
 ひろみのうえにのしかかったままで千葉がメガネをはずす。テンプルを片手で乱暴にたたむとひろみの頭のそばに置いた。
自由の利かないひろみをあざ笑うかのようだった。
「すきな人には素顔を見てほしいんだよね」
 ひろみの高校時代から知り合いの千葉だが、ひろみは千葉のメガネをはずした顔など見たことがなかった。
プライベートでのつきあいなどまったくなかったのだ。
「よっと」
 千葉が身を乗り出す。ひろみの体にのしかかったまま這いあがる。
「・・・ひいっ!」
 ひろみは顔を背けようとするが、そうはさせじと千葉の両手がひろみの両の頬を挟み込む。
「ただ見ていれば満足できるってのはやめにした・・・静かに見守って応援するのもやめにした・・・
それって苦しいんだよ、とってもね。いまだってきみのそばにいるのは、ぼくひとりなのに・・・」
751未読はダメ?:2005/08/28(日) 22:16:14 ID:lLIE+PKq
 千葉がひろみの顔に強引にかぶさる。すでに何度重ねられたかわからない一方的な口付けの程度が
ひろみの意志に関係なくエスカレートしていく。
 閉じられたひろみの唇を割って、千葉の舌が入り込む。遠慮なく歯列をなぞり好き勝手に動きまくる。
息の続く限り、千葉はひろみの口の中で舌を泳がせた。
 しかしひろみは力の限りを尽くして、千葉を払いぬけようと首を振る。力と力でのぶつかりあいに勝利していながらも
千葉の瞳に怒りがみなぎっていた。
「・・・なんでっ!きみは・・わかってくれないんだ!」
 突然吸い付いた唇を放し、すごい剣幕で千葉が叫んだ。ひろみの耳元で怒鳴り散らす。
「いやですっ・・!あたしはいやですっ!」
 ひろみは左右に激しくかぶりを振る。絶え間なく音を立てていた手錠の金属音がさらにはやくなる。
 千葉は、両手でとらわれながらも必死で顔をそむけ、抵抗するひろみにいらだっていた。
「・・考えてごらんよ岡くん!宗方さんはもうこの世にいない!宗方仁の亡霊を
追い掛けまわしている藤堂だってきみのそばにはいない!あれだけプロを嫌っていた
お蝶夫人だって、緑川蘭子と一緒に日本を飛び出して行った!尾崎だって学業が忙しくて
テニスは引退したも同然だ!みんな、みんな・・・かわっていくんだよ!」
「いやああああ!」
 ひろみの絶叫に、千葉は怒号でこたえた。
「破局なんてよくある話さ。つきあっていた人と別れるなんて!ほかの人と・・・友人とひっついてしまう
ことなんてよくあることさ!若いんだからカップリングがかわることなんてよくあることさ!」
 インテリな印象の千葉からは想像できない下品な言葉に、ひろみはおびえる。
「・・・きみがいやでもぼくを見てもらう・・・」
752未読はダメ?:2005/09/02(金) 01:46:07 ID:jjFlQE0Y
千葉が荒げていた語気を弱め低くつぶやいた。ひろみは首を振った。震えがとまらなかった。
がちがちと歯の合わさる音がかすかにもれる。千葉が目を閉じた。
「いいんだよ・・・」
 ややあって口元に笑みを浮かべながら、千葉が目を見開いた。その瞳は輝いていた。狩りでも
はじめるかのような鋭い視線だった。
・・・いつもこんな目で・・・あたしを撮っていたの!?ひろみは恐怖で全身に鳥肌がたった。
「きみがいやでもいいんだよ。ぼくがきらいでもかまわないよ。・・・いまきみにふれられるのは
このぼくだけだ!」
 当然といえば当然ながら、ひろみの体に残された最後の下着を千葉が脱がせにかかる。三角形の
布の二つの頂点に手を伸ばすと、力任せにつかみそのまま勢いよく引きおろした。
「ああああっ!いやあああ!」
 自由の利かない、ベッドに拘束されたひろみはこれ以上脱がせられないようにと
けんめいにヒップをベッドに押し付ける。
「あはは・・やめなよ。もう丸見えだ」
 千葉に指摘されるまでもなくひろみにもわかっていた。下半身がむき出しにされて外気にふれている。
うすい恥毛に冷たい風がそよいでいる。
 ふとももからひざ、ふくらはぎから足首へ身に着けていたはずのショーツは抵抗もむなしく
あっというまにはぎ取られてしまった。
「ああ・・・」
 それまでわめきちらしていたひろみは、ショーツを脱がせられて急にぐったりとしてしまった。
隠すこともできず、足を固く閉じて、視線からすこしでも逃れるように横向きにからだをねじるしかない。
「これはもらえないからなあ。残念だ」
 勝ち誇った千葉の声がひろみをうちのめした。
 
753名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 22:15:38 ID:eioo6k+L
お千葉は、メガネ標準装備でイッテクダサイ1
754ブラン・ブルターク:2005/09/07(水) 01:21:56 ID:OQ4qkBvk
未読はダメ?氏は神。








スレの無駄遣いだと分っていたが、書かずにはいられなかった…。
755名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 00:44:13 ID:euPIBsf7
続きがよみたくてしょうがない。
756名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:06:58 ID:mky/eOf8
いくつかの青春が出会う
君は君は美しい…。

なーんて、新エースのエンディング曲を聞きながら
ほっしゅ
757名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:52:15 ID:qPPxFNd0
ゴエモンはおらんのか?
758名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 00:14:46 ID:P7bk0Kus
ここは神々の住むスレだ…
てな訳でホシュ
759未読はダメ?:2005/10/04(火) 23:13:23 ID:PmJZDOi2
 身を守るものすべてを奪われてしまって絶望したひろみに対し、千葉は容赦をしない。
「・・すべて・・すべてこれからだよ」
 千葉の笑顔が恐ろしく感じられ、ひろみは必死で顔を背けた。唇をかみしめることしかできなかった。
恐怖で歯の根が合わず、がちがちと鳴る。千葉がひろみのショーツを投げ捨てた。
「きみとふれあう素晴らしい人生がこれからはじまる・・・」
 千葉が急いでシャツを脱ぐ。下着も豪快に脱ぎ去った。空手の有段者だという千葉の上半身は見事に鍛えられていた。
その分厚い胸板は、ひろみにとって恐怖の対象でしかなかった。
「あああっ!」
 ひろみのこん身の力をこめてかたく閉じられた両足が簡単にひろげられる。
「いやああああ!いやああああッ!」
 けんめいに体をゆするが、自由を奪われた体で振り払われるわけがない。
「ちょっとかわったことをしてみるよ。そうしたらきみも盛り上がるんじゃないかな」
 暴れるひろみにかまわず、千葉がひろみの足を縛る。片足ずつひざを折り曲げて身に着けていた服を巻きつけ
足首と太ももを折り重ねて縛る。シャツの袖でしっかりと縛られた片足。伸ばされるだけ伸ばされた下着で縛られた
片足・・・両足を縛り終え股間に取り付いた千葉が声を上げた。
「やあ、これは!すごくいい眺めだ・・・」
 ひろみが必死で蹴り上げ、ばたばたと動かしていた両足の自由がきかなくなった。
「いや、いや・・・いやあぁ」
 ひろみは終始泣き叫んでいた。
760未読はダメ?:2005/10/04(火) 23:37:40 ID:PmJZDOi2
 泣き喚くひろみを尻目に、ひとり興奮した千葉が動いている。その場から
一歩も動きたくないとばかりに体を伸ばして、愛用のカメラを引きつかんだ。
「いいよ、ほんとうにいい!こんなの絶対に撮れないよ!」
 足を閉じさせないように股間に割って入った千葉が、カメラマンの本分を尽くすとばかり
シャッターを切った。切り続けた。
「フィルムにビデオに・・・あらゆるメディアで残さないと!」
 シャターの鋭いフラッシュがバチバチと何度もたかれる。嬉々としてカメラを取り写真に収める
光景は異常だった。まさに変質者だ。
「奥に黒いカーテンがあるだろう・・・現像もここでやるんだ。きわどい写真なんていくらでも
撮れる!きみのすべてが撮れる!」
 カメラのシャッターからはなされた千葉の手が、ひろみの下半身に伸ばされた。
いつもカメラに触れる指がひろみの肉の綴じ目をめくりあげ、無遠慮に押し広げる。
「・・きゃあああああっ!」
 痛みに顔を歪ませ、はじかれたようにひろみが背をそらした。
「ちょっとさわっただけじゃないか。そんなに痛いのか・・湿ってないからなあ」
 千葉の口元はだらしなくほころんでいた。
761名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 21:01:42 ID:P3Noo07r
続きキターーー!(゚∀゚)
ずっと楽しみにしてました、GJです!
762ハードはいやよ:2005/10/10(月) 01:05:46 ID:ewYpLA9q
(あら・・・?藤堂さん・・どこにいっちゃったのかしら・・?)
隣に寝ていたはずの藤堂がいないことに気づき、ひろみはそっと障子をあけて
廊下の様子を伺った。寺の夜は漆黒の闇だ。寝床に戻ろうとして、ひろみは
ふとかすかな物音が聞こえた気がした。
(なにかしら・・・?)
真っ暗な廊下をそっと進んでいくと、奥のほうからかすかな光が見える。
(何?・・誰か泣いてる?)
廊下を進むにつれて、かすかな泣き声のような音が徐々に大きくなってくる。
光が漏れてくる部屋の手前で、ひろみははっと立ち止まった。
(違う・・泣き声じゃない。あれ・・あれは女の・・・)
その時、ひろみの耳に紛れも無い女の喘ぎ声がひときわ大きく聞こえ、
次の瞬間、ひろみは心臓が凍りついた。
「あぁっ・・・いいわ・・・貴之・・・あうっ・・・」
(う・・うそ・・・うそよ・・・緑川さんの声・・?緑川さんが藤堂さんと・)
「やぁ。こんな所で立ち聞きとは、これいかに。」
突然、真後ろから声をかけられてひろみは思わず飛び上がってしまった。
「お、尾崎さん・・・」
「やあ。う〜ん・・こりゃまずいなぁ・・・まあしょうがないか。おい、藤堂
悪いな。入るよ。」
尾崎はひろみの目の前の障子をからっと開けた。そこにはまぎれも無く裸体の
藤堂の姿があった。その藤堂の身体に跨っているのは美しい乳房を藤堂の
大きな手で愛撫されながら激しく腰を振っている緑川蘭子だった。
尾崎が部屋に入っても、睦み合う2人はまったく悪びれる様子も無い。
「はぁっ・・・んっ・・・いいわ・・・あ・ら・・悪いわね・・岡さん・・
んっ・・いいわ・・貴之・・・最高よ・・・」
「お楽しみのとこ悪いね。おい、藤堂。どうすんだ、このお嬢さん。
ショックで口もきけなくなってるよ。」
あまりの出来事に立ちすくんでいるひろみの姿を藤堂はちらっと見た。
「まあ・・・ばれちゃしょうがない・・おい、お蘭。ちょっとひかえてよ。
イキそうだ・・」
「だめよ・・・まだ・・・はぁうっ・・・もっと・・もっとちょうだい」

763名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:36:49 ID:j7iruEJF
保守age

>762
乙、続きキボン
764名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 23:40:29 ID:cfH8HQJQ
千葉ちゃん 続きマダ〜
765名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 04:20:42 ID:x9O5q4IC
放置プレーだお・・・・
766名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 13:26:29 ID:Hf/x5jbv
皆様お互いに遠慮しているでは・・・
焦らしプレイもいいけどエースを狙え
767回想45話:2005/10/21(金) 01:33:13 ID:E1xL+rnA
宗方の舌が麗香の花の中へ押し入っていく。
宗方もいつまでも正座をしているわけにはいかなかった。膝立ちになり麗香の股間に
頭を埋め、しかと抱き寄せる。
「あああっ・・・」
うめき声ともとれる麗香の悲鳴を合図に、舌が動き始めた。
肉の花弁の内側をなめとり、思うさま吸い付く。柔らかく弾力のある肉の花びらは
舌の動きに合わせて思うように動かされる。
「・・・はああっ!」
麗香の両腕に力が入った。
宗方の頭の髪の毛をかきわけ、彼の地肌に指の腹が押し付けられる。
普段ならばテニスラケットやピアノの鍵盤が押し付けられる優雅な指が、体の
奥を舌でもてあそんでいる男の頭に押し付けられる。
体の前面に位置した芽の表面も余すところなくはいまわる。ほうと暖かい空気を吹きかけてやる。
「・・くはあっ・・・!はああんっ!」
鳴かないはずの蝶が、秋の夜の鈴虫のように甲高くさえずる。
だがその鳴き声は涼やかな心地よい音色ではない。
気分を高ぶらせる、うなり声にも似たみだらな響きだった。
「あああっ・・・こっこんな、こんなことってええ・・・ああんっ」
花から蜜を吸い取る役目の蝶が、下の花から蜜をあふれさせてきた。
甘酸っぱい蜜の香りが宗方の鼻にまとわりつく。
768回想46話:2005/10/21(金) 01:58:50 ID:E1xL+rnA
麗香の膝はがくがくと震えていた。
体を刺激にまかせて揺らすため白いスリップの肩ひもが、だらりと垂れ下がっている。
「あはあっ!あたくし・・・もぅ、た立って・・いられ・・・ない・・はあっああ」
豪華な金髪を乱れに乱れさせて麗香は体を揺らす。
額ににじんだ汗がすうっと一筋伝い落ちた。
すでに息は絶え絶えになっていた。
「なんだとっ・・・この程度のことで・・前戯でまいってしまってどうする、竜崎!」
突然宗方が顔をはなし一喝した。
「はっ・・・!」
同時に甘く熱い刺激を失い、麗香は正気に戻ったような気がした。
「お前のテニスと同じだ・・・優雅さの中に秘めた闘志を見せろ!」
それは麗香がコートに立ったときにとんでくるコーチのげきとかわりはなかった。
「ようし・・ではお前が攻めてみろ」
宗方があぐらに座りなおした。
着物のすそを左右にまくりあげ、勃起した男性器を指し示す。
「ああ!」
麗香は目を見開き、感嘆の声とともにうっとりと見つめる。
「攻めろ!攻めてみろ!おそれるな、お蝶!」
天に向かってそそり立った宗方のそれは、立ちはだかる山のように思えた。
切り立った断崖絶壁のように、刃物のように鋭く、麗香は恐怖さえ感じた。
「ああ・・・なんということ・・・」
赤い唇も、蜜を滴らせた下の唇も震えている。
769不定期投降:2005/10/21(金) 02:01:42 ID:E1xL+rnA
横ヤリならぬ横チンがはいります。
ぶったぎって失礼します。
粗チンですがどうぞ。
770回想47話:2005/10/21(金) 02:33:44 ID:E1xL+rnA
「だれにでもさいしょというものがある・・おそれるな!お蝶」
おそらく初体験であろう麗香に女性上位の対面座位をうながす自分に宗方はあきれた。
(お前なら・・できる!きっとお前はリードされて処女を喪失するよりも、
コーチされて経験したほうが満足するだろう・・プライドの高いお前にはそのほうがよい)
のちに病魔と闘っている男と交わったと知ったときに、リードされ身を任せたことを
もしかしたら後悔するかもしれない・・・。
宗方の読みは正しかった。麗香がコクリと頷いてみせる。
「・・わかりましたわ、あたくしを・・・このあたくしを受け入れてくださいませ」
麗香の美しい顔が引き締まり、さらに妖しく輝く。
「よし・・・それでこそお蝶だ・足を開け!」
白い足が左右に開かれる。肉の割れ目もまた左右に押し開かれる。
宗方の両腕が、麗香のくびれた腰をしっかりと支える。
「ようし!俺の先端と・・そうそこだ!」
腰をのろのろと動かし、麗香は己の体の中心と宗方の男根の先端を近づけていく。
腰をくねらせ、不慣れな様子ながらもなんとかたどりついた。
薄紅色の肉の花びらが先端にあてがわれ押し広げられる。
宗方の先端に触れた麗香の体液は外気に触れて冷たくなっていた。
「じゅうぶんに潤っている・・うれしいぞ俺は!」
「まぁ」
麗香が余裕の表情を一瞬見せた。
「苦痛と快感は表裏一体、隣りあわせだ。痛みを耐えろ!お蝶!」
宗方を見下ろしている麗香は無言でうなづいた。
「よし・・・こいっ!」
771名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 02:44:15 ID:dXY3n/vP
キタ-----!!!!!!!
お蝶様〜エェー
この一塊は絶対無二の一物なり By コーチィ
772名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 15:56:45 ID:dXY3n/vP
イクわよ
よろしくて
773名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 21:42:13 ID:8oG0aOQi
見ていらっしゃい、
ひろみ・・・
774名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 22:38:57 ID:3MNNYEB9
同じタマはこないのよ
犯る気がないならお帰りなさい!
775名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 20:17:42 ID:OazeeBJf
不定期投降タンが来てるお。GJ〜!
お蝶さま 寸止ノーン。
続き待ってまつ。
よろ ノシ
776回想48話:2005/10/24(月) 10:10:58 ID:KqKhjMRx
蝶の柔らかい肉の花弁が、とどまるにしては大きすぎる枝だった。
蝶の選んだ止まり木は、蜜を蓄えた鮮やかな色の花びらを持ち合わせていない。
花というよりは、大きく熟した実のようだった。先端は稲穂のように硬い。
蝶はとどまるだけではなく、その硬い実を含もうとしている。
止まり木を体の中に収めようとしてる。
麗香は足をひらき、宗方を挟んで跨った。
素足に普段の生活では触れることのない畳が触れる。
スリップとショーツは足を振るって、脱ぎ捨てた。
役目を失ったスリップとショーツはさなぎのカラのようにくるまっていた。
ブラジャーだけを身に着けた奇妙ないでたちの麗香が息を整える。
言葉はなかった。宗方も無言で待つ。
しっかり麗香の腰を引き寄せ、形よく盛り上がった、ヒップの両のふくらみにのせたた手のひらに力が入る。

蝶が羽を休め、舞い降りたような静けさが一瞬あたりを包んだ。
麗香が試合でサーブを放つ寸前の静寂だった。
華麗なフォームでありながら、リターンを返すのも困難なお蝶夫人のファーストサーブ。
それを繰り出す際に、麗香が発す気合の入った声に似ていた。
「・・・はああああっ!ああああああああっ!」
しかしその声は、さわやかと呼べるシロモノではなかった。
痛みに苦しむ悲鳴だった。
初めて得た体験への絶叫だった。
「ああぁぁ。。つぁぁぁっ!」
麗香がのけぞる。金髪の豪華な羽根が音を立てて揺さぶられる。
りん粉のように、顔ににじませた汗があたりに飛散する。
777回想49話:2005/10/24(月) 10:27:44 ID:KqKhjMRx
悲鳴を上げ背中をそらし体をはずませる麗香の体の中へ、宗方は深く深く進んでいく。
透明な粘液に押しつつまれ、いざなわれて体の奥へと大きな男根が沈んでいく。
「ううぅぅっ・・・くぁぁぁぁ!」
麗香はそれでも耐えようとしていた。声を抑えようと必死だった。
歯の根をなんとかかみ合わせ赤い唇をかみしめようとする。
飛び上がりそうな苦痛としかいいようがない。
異質な硬度のそれに、体の中をこすられると熱くなる。
おおきすぎる・・・体がえぐられている違和感に必死で耐えた。
「くぅっ・・・これは・・・」
宗方もまたうめいていた。
ねっとりとした蜜で、麗香の肉の内壁を進むことはできる。
だが、ぴったりとあわさり、肉と肉がこすれると思わず声がこぼれる。
熱い血がたぎっていた。
(病身の己でもここまで血を熱くたぎらせるほど燃えることができるのか・・)
「・・・えんりょするな!竜崎!素直になれ・・感じたままにぃっ」
778名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 00:47:14 ID:zmTgApjK
不定期投さま GJ!です。いつもご馳走さまです。
続き楽しみに待ってますw
779名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 15:06:18 ID:EfRBiDb8
あなたに ア・ゲ・ル
780名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 00:05:53 ID:djVgfsFI
コーチまだかな?
ワクテカ ワクテカ・・・
続き待ってまつ〜〜
781回想50話:2005/10/29(土) 16:59:50 ID:Qcm3Alwr
蝶はあっという間に細いその体の中に太い枝を含んでいく。
赤黒い肉の枝が、蝶の股間にめり込み姿を隠していく。
「うあああっ・・・!つうううッ、ああっ・・」
麗香は宗方に促されてもなお刺激に耐え必死に声を押し殺そうとしていた。
含んだ異物が進むたび熱い痛みが体の中を走る。
体を揺するしかなかった。
バサバサと音を立てて金色の羽根を羽ばたかせる。
羽根を構成する金色の糸は乱れに乱れていた。
いつもは整えられ、丁寧に編み上げられている巻き毛の糸は、ほつれて宙を舞う。
「くはあああっ・・・」
麗香のすらりとした長く白い両足が、向かい合わせとなった宗方を挟んで折り曲げられる。
麗香の足の裏に畳の表面があたる。
宗方と竜崎はいまひとつにつながった。
柔らかい肉に枝が差し込まれ、つながった部分の隙間からは体液が染み出す。
「ああっ・・・はぁはぁはぁ・・・」
荒い呼吸と、上半身はお互いにまだ衣服をまとっている心臓の音すら重なっているようだった。
「どうだ、竜崎・・・」
宗方が静かに笑いながららこやかに話しかけた。
その笑顔に麗香の口元もほころぶ。
真一文字に引き絞り、とがった声を必死でおさえていた険しい表情が消えていた。
「はぁはぁはぁ・・・」
息を弾ませた妖しい魅力をたたえた麗香の声だった。
「ふっふ・・なかなかに・・・よろしゅう、ござい・・ます・・」
汗を白い顔に浮かべて麗香が微笑んだ。
「あはあっ・・こ、こんなことはじめてっ・・ですわあぁっ・・」
疲れを感じさせながらも麗香の満足しきった、みだらな声が心地よく、宗方の耳に響いた。
「・・・ふん、強情なヤツだ!素直になればいいものを」
782回想51話:2005/10/29(土) 21:11:54 ID:KXY7bdWG
宗方がゆっくりと力強く突き上げた。
「・・・ふんっ!」
サーブを打ち放つときにも思える気合の入った掛け声だった。
同時に激しく、麗香が反応する。
「・・・はああっ!」
衝撃に体を揺らす麗香の身にただひとつ残されていたブラジャーをずりあげる。
白く形の良い乳房が揺れて姿を見せた。
熟れた果実の皮からはじけた果肉のように豊かだった。
つややかな果肉の表面に鎮座した淡い桜色の尖りもまた揺れてあやしく誘う。
宗方は麗香の胸をわしづかみにする。
「ああっ!・・・うああっ」
むき出しになった乳房を撫でさすり、乳首をつまみあげ、いままで放っていた
ことをわびるかのように胸に愛撫を加える。
「はっは・・すごいな・・・すぐにかたくなった」
麗香の乳首は宗方が触れたとたんに硬度を増しみるみるうちにたちあがった。
「いいな、竜崎!この感度のよさを大事にしろよ!」
宗方は下半身を動かし、規則正しく何度も突き上げる。
「あっ・・あっ・・はあんっ!あぁ・・あぁ」
麗香は両腕を宗方の背中に回しきつくきつく抱きしめた。
麗香をのせた宗方も呼吸が乱れ点全身が汗ばんでいる。
(テニスを通じて得た師弟関係を・・俺はお前とさえも断ち切ったのか・・・!)
「ふんっ・・・!」
783名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 04:28:20 ID:X2Ejl3bo
正直、ちゃんとアニメと漫画を読めば……抜ける!!
ぐっじょぶ
784回想52話:2005/11/03(木) 00:19:39 ID:sNZWwgsk
(・・いいや、違う!違うな)
宗方が麗香のかたくたちあがった乳首にむしゃぶりつく。
(・・・岡とは・・・師弟関係しかゆるされないのだ。テニスで信頼を得ていても、
岡の体を強引に手に入れても、俺がどんなに愛していても・・・岡の心は!)
麗香の乳首に吸い付きながら、宗方の頭を岡ひろみと、さらに悲しい記憶しかとどめていない
母の顔がよぎった。
(竜崎、お前と・・・男女の仲になるのはわるくない!師弟の関係から猥雑な関係になるのが
むしろ楽しいくらいだ!・・・こんなに楽しければ誰と抱き合ってもいいものなのかもしれん・・)
さらに憎んであまりある、軽蔑し続けてきた父の顔がうかんだ。
(こんなことをした俺は・・もうあの男を責めることは出来ん・・・)
憎しみが失せ、同情にも似た奇妙な気持ちになった。
「つあああっ!・・ああっあっ、はああああ!」
指示されたわけでもなく麗香が腰を揺すった。
膣口の括約筋がきゅっと締まる。
予期していなかった押し包まれた肉壁からの刺激に宗方は飛び上がりそうになった。
「!おおっ・・・」
突き上げる行為を中断し宗方がうめいた。
息を弾ませた麗香が宗方を見つめる。
しばし無言でふたりは見つめあう。
「・・ここまでできるとは・・ふっふ・・・竜崎、お前はテニスだけでなくこっちのセンスも抜群だ」
「まあ、コーチともあろう方が、なんというお言葉ですこと・・・はあああっ!」
麗香が絶叫とともにのけぞった。
「そうだ、竜崎!舞え!とべ!満天の星のもと・・・夜に舞い乱れろ!」
785回想53話:2005/11/03(木) 00:50:13 ID:sNZWwgsk
「まったく・・・お前もスキモノだな。鬼コーチならぬ破廉恥コーチだ」
凍てついた冬の夜風をものともせず、酒で体を温めた大吾があきれる。
「若い連中はともかく、お前がそんなに・・体は大丈夫だったのか・・・」
「・・・ああ。というよりな大吾。俺が思うに、死を無意識のうちに予感していたからこそ
あんな行動がとれたのだ・・・誰かに種付けしたかったのだと・・・そんな気がする」
「・・・本能ってやつか。業が深い話だ。そのくせ精を仕込むことが誰にも
出来ぬとは・・・かんぜぇざぁいぼさぁつう」
酒臭い息とともに大吾は澄んだ声で念仏を唱える。
宗方の話はまだ終わらない。
「・・・でもあれでよかったと思う・・・というのはな、まだ続きがあるのだ。大吾。
手紙では触れなかったあの夏の合宿での一連の出来事・・・」
大吾の念仏がはたとやんだ。
「・・・もうなにを打ち明けられても驚かんぞ。そのあと竜崎の後ろの穴も愛したのか、それとも誰か同性の
菊座の味も堪能したか」
「茶化すな」
下品な笑いを浮かべた大吾に、宗方も口元を緩ませる。
「俺自身竜崎に思いを寄せるやつなど男ならゴマンといるにちがいないと
それくらいは想像出来る。だが彼がそのひとりだとは思っていなかった!」
宗方の口調がはやくなる。
「俺はそいつに感謝している。公にすることもすべて出来たのに・・・俺がいまもコーチで
いられるのはあいつのおかげだ・・・」
「ずいぶん持ち上げるじゃないか。誰だぁ。そいつは?」
786回想54話:2005/11/03(木) 09:46:32 ID:zO5XiX2P
着衣をみだれるにまかせふたりはお互いを激しく求め合っている。
「あっ!はああッ!ああんッ・・・!」
麗香の喘ぎはテニスコートで華麗に舞う彼女の呼吸と同じだった。
彼女の荒くせわしい調子の喘ぎ声に宗方はそそられる。
「・・ふんっ・・・」
彼女に放つこん身のサーブと同じだ。おもいのたけをこめて彼女の中に突き入る。
ただ懸命に打ち込む。
「はあああぁっ・・・た・・・たまりませんわあああっ・・・ああっ!」
麗香は無知なりに腰をくねらせて刺激の変化を楽しむ。
彼女の全身に、背中にまで浮かんだ汗が宗方の手のひらにびっしょりとはりつく。
「うっ・・その調子だ!お蝶!・・・全身全霊で動け!」
宗方も全身に汗をたぎらせてうめくようにささやく。
ふたりは体をむつながらせたまま上下前後左右と動き荒い呼吸をたえずこぼしていた。

波が寄せるような快感にひたりながらも、宗方は異変に気がついた。
突然動きを止める。
「誰だ・・・そこにいるのは・・・」
「・・ハッ・・・!」
向かい合っていた麗香の白い顔が素早く、鋭く後ろへ振り向かれる。
787名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 03:26:43 ID:FURScgeu
これは失敬、プレー中でしたか。
どうぞそのまま再開して下さい。よーく見てますよ。
788名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 20:23:55 ID:GBOYMTkP
みなさまお忙しいのかしら・・・
789名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 01:14:32 ID:S6xwUuDQ
あげ
790名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 09:06:59 ID:7oPOOtiU
放置プレイはおことわりですわ!
はやくプレイを続行しましょう・・・
791名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 21:49:17 ID:FxZ8TXh+
このあたくしが、これしきの事で
何処の誰かに飲み込まれることは
決してありませんわ・・・・
792762:2005/11/28(月) 01:13:42 ID:WK++enl7
お邪魔します・・・

「あっ・・・はぁっ・・いいわよ・・・貴之・・・もっと・・・・んっ・・
はぁっ・・・ねぇ・・・尾崎くん・・見てるだけじゃつまんないでしょ・・
岡さんにしてあげたら?・・・あはっんっ・・・・」
「ふ〜ん・・・いいか?藤堂。一度ためしてみたかったんだよな。お前さんの彼女」
「・・・いいさ・・・少し暴れるぞ・・・気をつけろ・・ううっ・・お蘭・・
最高だよ・・」
(うそ・・・うそよ・・・これは夢だわ・・こんなこと・・・)
あまりの衝撃にひろみは身体がうごかなかった。尾崎がひろみの身体を抱きかかえ
畳の上に押し倒す。しかし頭の中が真っ白になっているひろみは抵抗する気持ちも
起きなかった。
「あれ?ずいぶんおとなしいねぇ・・・それじゃぁ遠慮なく・・」
ひろみの浴衣のすそを捲り上げる。尾崎の手がひろみのひきしまったふとももの
内側をなであげながら、首筋に唇を這わせた。その瞬間、ひろみの意識がはっと
戻った。懸命に尾崎を突き飛ばそうとする。
「やっ・・・いやっ・・・やめてくださいっ・・・」
その両手をしっかりと押さえられる。
「おっとっと・・・そうこなくちゃ・・いい子だねぇ・・可愛がってあげるよ」
むりやり両手首を押さえつけられ、尾崎の唇と舌がひろみの肌を這う。おもわず
ひろみの身体がびくんと震えた。
「お?感じた?へぇ感度いいんだ・・・まったくうらやましいよ・・こんな身体を
独り占めしてたんかい?」
暴れるひろみの浴衣の襟元を大きくはだけ、あらわになった乳房を尾崎の手が
揉みしだく。
「やぁ・・かわいい乳首をしてる・・感激だなぁ・・」
乳房をやわらかく揉み上げられ、その乳首を舌で舐められたときひろみは思わず声を
上げてしまった。
「はぁうっ・・・んっ・・・」
尾崎が喜んだのは言うまでもない。お蝶とはまったく違う少女らしさが残る
ひろみの身体にそれほどの魅力を感じていなかったはずなのに、その感度の良さに
興奮してきたのを感じる。
「おい、藤堂。いいねぇ・・・彼女・・・もらっちゃうよ・・本気で・・」
乳首を口に含み、舌の先でちろちろと突く様に舐め上げる。左手でひろみの身体を
おさえつけながら、太ももへの愛撫の手は休めない。下着を取り去ったひろみの
秘所に尾崎の指が入り込んでいく。ひろみは絶望的な気持ちになりながらも、
思いもよらない快感を感じてしまっていた。
(やだ・・・なぜ私・・・でも・・・尾崎さん・・・上手・・・)
ゆっくりとした優しい愛撫。藤堂よりも執拗な指の動きが、思わぬ快感をもたらして
いた。大きく撫で擦る動きで確実に敏感な部分を責めてくる尾崎の指。
乳首も同時に舌で、指で好きなようになぶられ、首筋を這う唇。同時に数箇所を
責める尾崎の性技にひろみの身体は熱く燃え上がろうとしていた。抵抗する
気持ちも薄らいでくる。
「はあっ・・・やめて・・・やめ・・てください・・尾崎さん・・・いや・・」
声が徐々に甘くなっていく。愛液がとろけ出してくるのがわかる。尾崎も指を
濡らす熱い粘液を感じて興奮がましてくる。くちゅくちゅとかき回される音が
隠微にひびく。尾崎の指の動きによって官能の渦に飲み込まれそうになりながら
ひろみは、藤堂とお蘭の絶頂を迎える激しい喘ぎ声を遠くに聞いていた。


793762:2005/11/28(月) 01:41:12 ID:WK++enl7
尾崎がひろみを抱き起こした。ひろみにはもはや嫌悪感も羞恥心も残っていなかった。
尾崎からの次の行為を期待してしまう。乱れた浴衣をそのままに尾崎の膝の上に足を広げて
すわらせられたひろみは、お蘭の身体の上に突っ伏している藤堂の姿を見た。
藤堂の身体の下からお蘭が身を起こす。
「はぁっ・・・よかったわよ、貴之・・・でもいつもより我慢がたりなかったんじゃない?
岡さんの様子が気になるってわけ?・・まぁ許してあげるわ。わたしはお邪魔でしょうから
失礼するわね。大悟のところに行くの。」
「大悟のとこって・・・お蝶さまがいるはずだ・・・今夜」
「ふふっ・・知ってるわ。だから行くのよ・・・じゃねお楽しみ」
ふわりと薄い寝着をはおると、お蘭は出て行った。藤堂はうつぶせになったまま
呻くように言う。
「・・・ったく・・お蘭にはまいるよ・・おい、尾崎いいのか?お蝶さま、桂さんの
所へ毎晩行ったきりじゃないのか?」
「・・・あん?・・まぁ仕方ないさ・・あの御仁は抜かずの三発だそうだぜ。できるか?
そんな真似。」
「まいったな・・・スケールが違う・・・おい、尾崎お前ずいぶんと・・・」
尾崎は膝に抱いたひろみに自分のものを突き入れたまま、ひろみの形の良い乳房を
ゆっくりと愛撫していた。官能に喘ぎ、時折のけぞるひろみの喉元に唇をはわせる。
ひろみは尾崎をねっとりとした目つきで見つめながら、自分で腰を動かし快楽の渦に
完全に取り込まれていた。尾崎の大きな手がひろみの腰をやさしく掴みゆるやかに
動かす。その度にあらたな波がひろみを襲っていた。
(すごい・・・尾崎さん・・・こんなのはじめて・・・とろけちゃいそう・・・)
藤堂が険しい目で自分をみつめているのがわかる。
(だって・・・藤堂さんよりすごいんだもの・・・尾崎さん・・素敵・・・)
「あんっ・・・はぁうっ・・・いい・・・すごい・・・」
「感じてるね・・・君もすごくいいよ・・・もっと愉しもう・・・とりあえず
イカせてあげるね・・・」
そういうと、尾崎はひろみの腰をぐっと掴み、数回突き上げた。絶頂の手前で
微妙にじららせていたひろみの身体はその動きで難なく頂点に達した。
ぐったりともたれかかる汗ばんだひろみの身体をやさしく尾崎は抱きしめる。
「よかったかい?・・・夜はまだ長いよ・・・なぁ藤堂」
にっこりとほほ笑む尾崎に、藤堂は疲れたように言った。
「まかせたよ。・・・今夜はお前の腕・・・じっくりと見させてもらう。お蘭の
相手で疲れた・・・」
「そうかい?じゃあそうさせてもらう。・・・こんなに興奮するのは久しぶりだからね。」
794名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:15:42 ID:lyLwINZF
(;´Д`) '`ァ '`ァひろみったら
795名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 02:46:04 ID:uXMxsnMT
ここって保管庫ないの?
796名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 16:12:29 ID:Uj+R+4Tm
ないのかな
797名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 15:38:19 ID:5JDEguaR
hosyu
798名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 16:38:03 ID:berCG+j8
ほしゅ
799名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 08:52:07 ID:Y7gjBr6l
ホッシュ
800名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 18:36:39 ID:lctNbdNo
801名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 03:19:37 ID:gvG5lS7X
保守保守保守!
802名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 15:23:36 ID:MPvUH+2p
ホッシュ
誰か書いてちょw
803名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:00:04 ID:TFWBKCJg
保守!
もう誰も居ないのかな(´・ω・`)
守って行こうよ…
804名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:00:57 ID:TFWBKCJg
保守!
もう誰も居ないのかな(´・ω・`)
守って行こうよ…
もねがい
805名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:25:59 ID:eLcGwcdH
あげアゲ
806名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 17:58:52 ID:d+YJ2/ob
安芸
807名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 02:16:21 ID:jV2H/FcV
ホシュ
808名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 04:23:21 ID:6DiqUUEV
ほす。
神様お待ちしてます。
809名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 03:17:53 ID:+ARm1Kel
ホシュ☆ホシュ☆ホシュ☆
810名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 01:24:09 ID:UoS91SQI
頑張るホス!
職人さま。。。
811名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:15:26 ID:zyeP8LWP
職人様いつもお疲れ様です。
もし問題が無ければ
こちらのまとめサイトを作成したいと思っているのですが
よろしいでしょうか?
812回想55話:2006/02/04(土) 07:12:59 ID:ZvLB/uic
宗方と麗香のふたりは息を飲んだ。
わずかながら扉に隙間が生じていた。
部屋につけられたままの明るい照明で、交歓に夢中で、部屋の外の気配にまったく気がつかなかったのだ。
(あああ!なんということ!・・・あたくし、お部屋に鍵をかけていなかった!)
全裸の麗香は無言で視線を自分がすがり両腕に抱きかかえられた宗方に注ぐ。
すまない気持ちで言葉が出ない。一糸まとわぬ背中を、どこのだれかわからぬ人間にさらしていたのだ。
ましてや初めての交わりだと思うと恥ずかしさが増した。
しかし麗香が驚くほど、宗方は冷静だった。
「・・・誰だ。あんまり驚いて、声が出せないのか。・・逃げ出すこともできんか」
麗香をつらぬいたままの分身は勢いを失ってはいない。
たださきほどまで激しく突き上げていたその律動はとどめている。
跨り中腰になった麗香は不安定だ。つながったままの状態でゆれている。
こんもりと膨らんだ、白い両の乳房がゆっくりとゆれている。
麗香の乳房を顔面に眺めながら、普段の様子と変わらぬ口調で、正体の分からぬ人間に語りかけた。
「名乗りにくいことはわかっている・・・そのまま姿を現さずに逃げおおせることも
できるだろう。だが、考えろ!お前はそれでいいのか・・・」
宗方自身驚くほど冷静な問いかけだった。
他人の情交中をかいま見た人間自身もおそらく動揺し、名乗るようなことはしないだろう。だが
それでも宗方は問いかけた。
怒りもない、とがめる気持ちもない。
自分の見知った者同士が、鬼コーチとお蝶夫人とそのあだ名をとどろかせている竜崎麗香が
こともあろうに裸でからまっていたら誰でも冷静ではいられまい。
部員であろうが、宿の職員だろうがどのみち西高のテニス部ということは知れてしまう。
「おおっぴらに誰かに話そうがかまわん、判断はそこにいるお前に任せる、すきにしろっ!」
(・・・竜崎まで抱けたのだ。ここまで乱れるに乱れてしまえば満足だ・・・)
ふたりは静かに扉に隠れた、名の知れぬ相手からの応答をまつ。
813不定期投降:2006/02/04(土) 07:16:42 ID:ZvLB/uic
お久しぶりです。
また気が向いたら書き込ませてください。

妄想を垂れ流しているだけなので、まとめサイトについてはどうぞお好きに
814811:2006/02/10(金) 12:27:07 ID:EEf7gPkH
まとめサイトの方
http://ss.uh-oh.jp/s/ace/ace.html
にうpしました。

>813 不定期投降様
連載再開楽しみにしてました。
いつもながらのGJです。
815名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 20:31:13 ID:D8Sb4chu
不定期投降様、お待ちいたしておりました。
 背後に気をつけろ!!ということで・・・・。
コーチの余裕な感じもGJ!デス
816名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 13:16:18 ID:qbu41enY
続き期待&保守
817名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 09:09:26 ID:2a1ER7aD
ホシュ
818名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 03:34:52 ID:RpkIeUjQ
ほし
819名無し@ピンキー:2006/03/05(日) 22:38:19 ID:CfIaVYE+
このあたくしは待っていましてよ
820名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 04:46:30 ID:h/svSkPi
まってるよ
821名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 08:54:56 ID:5myc8fgL
じゃあ、失禁!
822名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 22:31:10 ID:JDWeYSk9
↑こらw
823名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 10:42:19 ID:EFXu+bp1
放置はNG
放尿プレイならけっこう
824名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:03:38 ID:XliREooO
保守
825名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 13:18:35 ID:NZtzZKkn
ホシュ
826名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 13:31:21 ID:RZl1jToX
hosyu
827名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 17:23:27 ID:XjCUm472
まだ落さない
828名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 14:11:35 ID:aH7NpSKe
遅レスですが、未読はダメ様すごくよかったです
妄想の中での異常プレイにまみれた心が洗われるようでした
829名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 17:08:02 ID:1MSvCDLS
このスレを落とすわけにはまいりませんわ、まだまだこれからですの
保守らせていただきますわ
830名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 14:32:34 ID:GdMRbO3v
ほしゅ支援
831名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 01:04:59 ID:Wb1gqCrb
ほっしゅ
832名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 00:07:16 ID:AId9Bfd2
お蝶様支援あげ。
背後から、覗いていたのは、
「尾崎」??に500点
833名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 15:29:00 ID:us4n5/2g
GW期待保守
834名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 21:08:22 ID:uM+gil3v
835名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:36:21 ID:Mgfj/0HI
ほしゅ
836名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:24:01 ID:pO6wQ36T
ほしゅ〜
837名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:51:00 ID:9IRkI9Yk
この一球は絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き体力を鍛へ
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし
これを庭球する心といふ
ほしゅ
838名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:54:24 ID:DLPMpN7M
確かアニメのファイナルで大学生と練習試合をして勝った後に大学生に腹いせで
輪姦レイプってヤツを読んでみたい。
839名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 00:47:47 ID:Ec4K5ba7
「情交中」って言葉は、エースをねらえにおいては、
登場人物が真剣にハッスルしているようで
好感もてるな。
840名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:07:42 ID:dp/BpGql
全英とかシャラポワとかテニスネタあると
投下はないかと期待してしまうんだが・・・
それとも皆様はエースをねらえといえばぱちんこですか
実写版コーチ役の人もとヅカジェンヌとの結婚ネタですか
841回想56話:2006/06/05(月) 23:39:51 ID:ArLtg61q
裸で、そして体の中の奥深くまでつながったままで、宗方と麗香のふたりはどれほど沈黙していただろう・・・。
息が詰まりそうな長い沈黙は、少女の絶叫によって破られた。
「・・・いやっいやいや!いやああああ!」
勢いよくドアが開かれる。仁王立ちになった彼女は首を激しく左右に振り金切り声を立てる。
「・・・あんまりだわっ!ひどすぎる・・・不潔、不潔不潔!けがらわしいっ!」
向かい合わせの宗方から後ろに振り返らせた麗香が声を絞り出す。
「・・お・・とわ、さ・・ん」
いつからは知れぬが、宗方と麗香の心と体の交わりをかいま見ていたのは、音羽京子であった。
竜崎麗香と同級生であり、プレースタイルをイチバンよく真似ていた選手だった。
よって宗方は、音羽京子に選手としてなんの魅力も感じなかった。
純粋な気持ちでテニスに打ち込むことなく、コートを後にした自分のかわりに、テニスに情熱を注ぐ選手は
誰かのコピーでは困る。
音羽を選手からはずすことに迷いはなかった。
いや、本当は岡ひろみを選ぶためなら、だれでもよかったのだ・・・。
宗方が西高のコーチに就任してからは、ことあるごとに宗方に敵意をみせ、反抗し、攻撃していた音羽であった。
「お蝶夫人っ!あなたほどの方がなんということっ!あたしは・・ぜったいにあなたがたを許せないっ!」
音羽の握りしめた両のこぶしが震えている。
怒りに満ちて見開かれた音羽の両の瞳からは、涙がうかんでいた。
「なんてっ・・・なんてハレンチな方たちいいい!我が伝統ある西高テニス部もおわりだわ!
宗方コーチ!なんてなんて恥知らずな方!ハレンチコーチ!エロコーチ!」
音羽の罵倒に反論もできず、麗香は黙って宗方と向き直った。
「・・・いうことはそれだけか、音羽。いったはずだ。すきにしろと」
「くっ・・・!」
部員たちのどんな猛抗議も、詰問されても、宗方はこれまで一蹴していた。
いままでとかわらない、その動じていない落ち着いた態度と口ぶりに音羽はひるむ。
842回想57話:2006/06/06(火) 00:08:49 ID:u+5eMnaO
「音羽京子か・・・よりによってお前が見捨てた、いや見向きもしなかった選手に
お前はすくわれたんだな。コーチをやめずにすんで、こうしていまも続けていられる
・・・彼女がだまっていたんだな・・・」
「・・・違う」
「なにが違う。指導者は全員に平等でなくてはならないはずだろう。建前だが。
仏の道も門戸は誰にもひらかれている。拒むことは出来ない。出来不出来にかかわらず
お前はテニスを選んだ若い連中を、指導しなくてはならん・・・それを最初から放棄したんだ
お前の余命にあわせてなあ」
深酒がきいたのか、語られる内容に呆れたのか、大吾の語りがとげとげしくなっていた。
痛いところをついてくる。
余命だと、人間の生死に関わる言葉を簡単に口に出す。
「お前も業が深いことをしてきたんだ。こうして俺と話し合えることを感謝しろ、お前が
踏みにじってきた弟子たちの気持ちを考えろ。そうすりゃあ、うい・・・げえっぷ」
この、酒豪の破天荒な坊主はまだ手酌を止めようとしない。
「くはあっ・・てめぇが生かされていることにただ感謝することしかできまいよ・・・」
「・・・大吾」
「うん?」
「・・・俺はみんなに、俺を取り巻くすべての者たちに感謝しているよ・・・」
「はぁ、そうか。そうか・・・」
神妙な口調の宗方に拍子抜けしてしまい、大吾は口をあわせるしかない。
「・・・もちろんあのとき、コーチを退くことは真剣に考えていたんだ。あの合宿は
さいしょからなにかがおかしかった。・・・恋を意識しはじめていた岡も、俺もな」
窓をあけはなしている部屋の中を、冷たい夜風が通り過ぎていった。
宗方の心を、さらに凍えさせたいかのようだった。
「・・・こんな体で・・・・よくもったと思う・・・たぶん女と交わることはあれが最後だ・・・」
843名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 01:34:49 ID:tZrCM2KI
回想○話職人さま(と勝手に呼びますが)
待ってた甲斐ありました、いつも乍ら重厚な語り口、心にしみますな
ありがとうございます
844名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 01:11:56 ID:2I1v+2Ed
宗像コーチの口から「女と交わる」という台詞、すごくエロいよ。
845名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 23:56:38 ID:muPTW2Qe
ローランギャロスも終わりましたわね…みなさま
846名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 00:59:42 ID:WIz7zTML
梅雨にはいって、屋外テニスコートでの特訓はつらいですわね
と、苦労人になったお蝶夫人がつぶやいておられます、、、
保守
847名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 23:41:31 ID:Ghmn3XZk
保守
848名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:29:23 ID:RRB9CvdA
そして、ウィンブルドンの季節 保守!
849名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 01:30:56 ID:v3mvmN87
今回のウィンブルドンでは
ヒンギスと杉山が対戦する世の中ですのよ、蘭子さん 
な保守
850名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 16:27:15 ID:jGl+oeO4
お蝶夫人がメー○ルのコスしてじょじょびじょば〜
な保守(は早かったか)
851名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:30:10 ID:94BipuN+
保守上げ
852名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:50:11 ID:aj8/8WkT
ほしゅ
853名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 19:26:57 ID:MoYgixQ7
今日ここをハケーーーーーーン!!
ひろみ×藤堂さんの失敬プレイにハゲ萌えしましたー。
職人さん、もういらっしゃらないのかな?
wktkしつつほす
854名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 19:29:58 ID:MoYgixQ7
ageちゃった。スンマソ。
お蝶夫人の御髪に巻かれて逝ってきます。
855名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 10:02:15 ID:XD2yQISq
保守
856名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 22:54:45 ID:emXi6TR+
落とすには惜しいスレ
保守代わりに小話投下しますが、エースを……1回しか読んだ事ないんで、
あまり過激なものは書けませんでした。
お暇な人だけどうぞ。尾崎×お蝶夫人です。
857尾崎×お蝶1:2006/07/16(日) 22:56:01 ID:emXi6TR+
バックミラーに映った人影を見て、尾崎は車を停めた。
あれは、お蝶夫人?―――尾崎は急いでウインドウを開けると、竜崎麗香に声をかけた。
「お蝶夫人、久し振りです」「あら、尾崎さん。お久し振りですわね」
「今、お帰りですか?良かったら、お宅までお送りしましょうか?」「よろしいんですか?お忙しいのじゃなくて?」
「いえ、かまいませんよ」「それじゃ、お願いしようかしら……」
麗香は、助手席に乗った―――尾崎に送ってもらうのは、久し振りだった。
「尾崎さん、お忙しい?司法試験に合格されたんでしょ?おめでとうございます」
「僕より、お蝶夫人。司法修習生として、実習、忙しいんじゃないですか?」
「お互い様です。藤堂さんは、お元気ですか?」
「あいかわらず、岡君と仲良くやってますよ。あいつも修習生になったんですが、テニスはやめられない。岡君の為にも」
「そうですか……私もテニスをやめたわけじゃないんですけど、今はとても……」
「忙しいのはお互い様ですね。今度、一緒にプレイしませんか?久し振りに」
「ええ、そうですわね。ところで、尾崎さん。今日は、この後のご予定は?」
「別に……家に帰るだけですけど、何か?」
「一緒に海に行っていただけません?―――」
思いがけない竜崎麗香の誘いに、尾崎は一緒に海に行った時の事を思い出した。
「海って……急にどうしたんですか?」
「別になんとなく……尾崎さんにお会いしたら、なんだか急に行ってみたくなって……あの海」
「めずらしいですね、あなたがそんな事を言うなんて」
「久し振りに『お蝶夫人』って呼ばれたら、懐かしくなりました。尾崎さんと行った、あの場所」
麗香にそう言われて、尾崎は黙って、ハンドルを一緒に行った海の方角へ向けた。
(懐かしいな……海か……)

尾崎は車を走らせた。ハンドルを握りながら、助手席に座る竜崎麗香の横顔とチラッと見た。
(お蝶夫人……なんだか雰囲気が変わったな)
司法修習生らしく、黒のスーツに身を包んだ麗香は、以前より大人っぽい。
「お蝶夫人、その黒いスーツ、よく似合いますね」
「これ?司法試験に合格した時に、父が買ってくれましたの」
「そうですか。とても素敵です。あなたに黒は良く似合う……」
「そうですか?黒って、なんだか禁欲的な色ですよね。そう、思いません?尾崎さん」
「そうですね。とても禁欲的だ……」
(禁欲的か――お蝶夫人に対する、俺の気持ちそのままじゃないか。そうだ……この人と前に海に行った時も黒を着てたな)
尾崎は、どこまでお蝶夫人に禁欲的でいられるか、自信が無かった。
858尾崎×お蝶2:2006/07/16(日) 22:56:39 ID:emXi6TR+
「着きましたよ。お蝶夫人」
沈む夕日の中に、男波がひとつ……女波がひとつ……あの日と何も変わらない……
「綺麗ですわね……尾崎さん。あの波……私が、あの日見た波と同じです。私は、またこれが見たかった……」
「あなたが見たければ、いつでもご一緒しますよ…お蝶夫人」
「そう……尾崎さん」「これだけ言ってもダメなんでしょうね。あなたは、元々藤堂の事が好きだったから」
「藤堂さん?そうね、確かに最初はそうでした。でも、ひろみが……あの人を……嫉妬してるわけじゃないんです」
「わかってますよ、お蝶夫人。岡君の理解者は、藤堂や宗像コーチだけじゃない。あなたというテニスに導いた母がいたわけです」
「そう言って下さって嬉しいわ、尾崎さん。私の一番の理解者は、あなたなのかしら?」
「そうあって欲しいですね、お蝶夫人。あなたは、藤堂ばかり見ていたから……俺の事は眼中に無かったんでしょう?」
「まさか……男子部キャプテンの尾崎さんの事が眼中に無かったなんて、そんな事はありません」
「どうですかね……結局、俺は、シングルで高校学生チャンピオンの藤堂に勝つ事は無かった。女子チャンピオンのあなたと並ぶには
 無理があったわけです。藤堂……確かに、今でもダブルスを組んでいた時の様に、一番のパートナーはあいつなんですけど」
「尾崎さん……そんな事を仰るなんて、なんだか、あなたらしくありませんわ。それに……」

竜崎麗香は、尾崎の片手を取り、両手で強く握り締めた。
「あの日、海へ来た時に、こうして手を貸して下さったでしょう?忘れたの?」
「お……お蝶夫人……」――麗香にいきなり手を握られ、尾崎は動揺した。
「あの時の自信はどうなさったの?あれ以上は、私に優しくしてはくれないのかしら?」
麗香は、運転席の尾崎に体を投げかけると、そのままシートをゆっくりと倒した。
「尾崎さん……」「お、、、お蝶夫人、、、いきなりですね、、、」
「いきなりで悪いかしら?尾崎さん。それとも、迷惑かしら?」
「そ、、そんな、、、お蝶夫人、、、構わないんですか?こんな所で、、、」
「気紛れかしら?藤堂さんやひろみみたいに……そうなっても構わないと思いません?尾崎さん」
麗香は、尾崎の上に乗ったまま、黒いスーツのボタンを外し始めた。
尾崎は、麗香の黒いスーツのボタンが外されるのを見て、慌てて自分のスーツのボタンを外した。
白いブラウス一枚になった麗香は、尾崎に告げた――「外して下さる?尾崎さん……」
尾崎は、震える手で麗香のブラウスのボタンを一つ一つ外していった。
尾崎がボタンを外し終わると、麗香は白いブラウスを脱ぎ捨てた。
ブラジャーだけを身に着けた麗香の白い胸の谷間が、尾崎の眼前に広がった。
麗香は、尾崎のシャツのボタンを外すと、ズボンのファスナーに手をかけ、それをゆっくりと引きおろした。
「尾崎さん……リターンマッチです。
 男子部キャプテンだった、あなたの力……どれ程、藤堂さんより強いか?見せていただけるかしら?」
引きおろされたファスナーの隙間から、麗香の白い指先が差し込まれた。
「うっ!―――」麗香の指先が、尾崎のモノをギュッと握った。
「さすが尾崎さんだわ。私の思った通り……力強い……これなら、良いミックスダブルスを組めそうですね」
「一度組んだ事があるじゃないですか?お蝶夫人……覚えてますか……」
「ええ、覚えてます。あの時、ひろみと藤堂さんのダブルスは見事でした。今の二人みたいに」
「俺とあなたもそうなれると?」「それは、あなた次第です……」
麗香はそう答えると、尾崎と唇を重ねた。
859尾崎×お蝶3:2006/07/16(日) 22:57:23 ID:emXi6TR+
「うっ……うっ……」麗香は、尾崎の唇を割り、舌を差し込んだ。
 麗香の舌は尾崎に絡みつき、片手はグリップを扱う様に、尾崎のモノをゆっくりと力強く扱いていった。
「はっ…ハァ……は……」手馴れた麗香のグリップ捌きに、尾崎は手だけでイキそうになる。
「くっ……あ……あぁ……」
(さすがお蝶様だ……俺は、もたないかも……)
「まだ、早いわ。尾崎さん……」「えっ!――」「リターンも無しにイクには、早すぎます」
 麗香は、尾崎の様子から、思ったよりもたないだろう事を感じていた。
 攻めは慎重にしなければ……尾崎とは、初めての公式戦だ。尾崎が緊張するのも無理は無い。
 テニスならもたない相手は楽勝だ。でも、これは違う………ラリーは続く方がいい。

 麗香は、尾崎から唇を離すと体を下へ移動させ、引き出されていたモノを口に含んだ。
「ウッ―――」麗香は尾崎のモノにねっとりと舌を絡めると、唇と舌を使って、それを刺激していった。
 麗香は根元をしっかり握り、尾崎が直ぐに<白球>を放つ事が無い様にした。
(つ…うぁ……お、、お蝶様、、さすが、舞う蝶の如くプレイすると言われた人だ、、、舌使いも相当なものだな、、、)
 くちゅ・・・・ちゅ・・・ちゅく・・・「う、、、あっ、、、お蝶夫人、、、」
「尾崎さん。このまま、私には何も無しですか?……ずっとこのままなら、私がアドバンテージを握りましてよ……」
「な、、何も無しなんて、、、そんな、、、」
 麗香の一方的な攻めに耐えていた尾崎は、せめてデュースに持ち込む為に攻めに転じた。
(このまま、0(ラブ)ゲームで終わらせるものか……見てろよ!藤堂!)
 尾崎は体を反転させ、麗香の体を助手席に押し付けた。
「あぁっ!……尾崎さん、いきなり……」尾崎は、麗香の背中に手を回し、ブラジャーのホックを外した。
 尾崎の目の前に、麗香の乳白色の乳房が露わになった。
 西高時代、よくテニスウェアの下に想像した竜崎麗香の豊満な乳房だった――想像では無く、ホンモノだ。
「俺の思った通り……綺麗な形ですね、お蝶夫人」「尾崎さん……」
 尾崎は夢中で、麗香の乳房にむしゃぶりついた。
 西高テニス部にいた頃は、よく妄想したものだ。何度も何度も飽きる事無く、妄想の世話になったものだ。
 妄想がエスカレートした夜は、時々おかしな夢も見た。
 それは、岡ひろみと藤堂貴之がテニスウェアのまま絡み合い、それに、何故か『おチバ』が絡んだ妙な夢だ。
 翌日は、藤堂や千葉と顔を会わせるのが恥ずかしい位だった。
 ちゅぷっ・・・ちゅく・・・ちゅぷ・・・「アァ!!!――尾崎さん!!!―ハァ、、ハァ、、ハ、、」
 尾崎は麗香の乳房を吸いながら、片手を麗香の秘所に伸ばした。
 そして、指を花弁の中に差し込んでみる――(まだ、潤いが足りないな……ここで、一気に攻勢に転じるか……)
860尾崎×お蝶4:2006/07/16(日) 22:58:13 ID:emXi6TR+
尾崎は麗香の花弁に顔を近づけると、自分の舌をその上に這わせた。
麗香のソレは、いつもプレイ中に見せる、上気したバラ色の頬と同じだった。
尾崎はバラ色の少し突起した部分に舌を這わせた――「ひゃあぁ!!!ヤッ――イヤぁあ!!!、尾崎さん!!!」
はふっ・・・ちゅく・・・ちゅく・・・「アァッ―――アアァ――アァ――ダメェ、尾崎さん!!!」
乱れた麗香の喘ぎ声に、尾崎は夢中でその部分を吸い上げ、舌を這わせた。
花弁から、溢れる様な蜜の滴りが、助手席のシートを濡らしていった。
攻勢に転じた尾崎はデュースに持ち込む事に成功し、そして、一気にアドバンテージを握った。
尾崎はズボンを脱ぎ捨てると、自分のモノを麗香の秘所目掛けて突き上げた。
「アァッ!!!――アッ!!!――あ、、あぁ、、あふっ、、あぁあああーーーー!!!!」
「お、、お蝶夫人、、あぁ、、あ、あ」
西高時代から、ずっと夢見た竜崎麗香の肉体―――尾崎は、漸くそれを手に入れた。永い永い時間をかけて……
尾崎は激しく麗香の肉体を攻め、一気にフィニッシュに持ち込むつもりだった。
しかし、『西高テニス部の女王』は、攻められるだけで終わる様なヤワな女では無かった。
このまま、尾崎の好きな様にされる事を女王のプライドが許す筈は無かった。
尾崎の体に組み敷かれていた竜崎麗香は、体を反転させ、逆に尾崎の体の上に来た。
「お、、尾崎さん、、このまま、終わりではありませんわ。今度は私の番です」
麗香は尾崎のモノを自分自身の体に咥え込んだまま、今度は激しく腰を使い始めた。
麗香の肉体は、尾崎のモノに弛緩し、締め上げ、強弱を繰返しながら尾崎を攻め立てた。
「あぁああーーっ!!!−−アァ!!!−−−お、、お蝶夫人!!!−−−」
「はぁっ、、、ハァ、、、ハァ、、、い、、いかがです?、、尾崎さん、、、」
「す、、すごい、、、すごすぎます、、、一気にイキ、、そ、、あぁ、、、さすが、、超高校級、、、
 み、、緑川、、、蘭子さん、、でも、あなたにはかなわない、、ぃぃ、、」
「緑川さん?……緑川さんとも、こうしたいの?……私よりも?」
「い、、いいえ、、いいえ、、お蝶夫人、、、あなた、だけでいい、、、あなただけだああぁーーーつ!!!」
麗香は尾崎の言葉を聞くと、満足そうに微笑んだ。
「お、、お蝶夫人、、、もう、これ以上は、、、もちません、、、中に、、出しても、、いいですか?、、、」
「はぁあ、、ハァ、、あ、、よろしくてよ……尾崎さん、、、この、一球は絶対無二の一球!!、、、
 あなたの白球を、、、わたくし、、、すべて受け止めます!!!」
「お蝶夫人―――っ!!!」
尾崎の絶対無二の一球は、すべて麗香に放たれた―――。
861尾崎×お蝶5:2006/07/16(日) 22:58:58 ID:emXi6TR+
「ハァ、、ハァ、、ハァ、、」「あふっ、、、はぁ、、あ、、」
「お蝶夫人……」「尾崎さん……」
「すみません……お蝶夫人……本当なら、2回戦にいくべきですが、もう、俺は、、、胸が、、、」
「構いませんわ……わたくしも……なんだか……全力投球しすぎました……」

いつの間にか陽は落ち、辺りは暗くなっていた―――
「お蝶夫人……弁護士になるつもりなんですよね……」
「ええ、尾崎さんも藤堂さんも、そのつもりでしょ?」
「そうです……二人ともそのつもりです。でも、藤堂はともかく……俺は……」
「どうかなさったの?」「もし、あなたと法廷で対決する様な事になったら、俺はあなたに勝てるかな……」
「尾崎さん。テニスと法廷は違います」
「そうですね。確かに……」
「尾崎さん。暗くなりましたね……帰りましょうか?」
「そうですね、もう、こんな時間ですか……」
「尾崎さん。今日のあなたのプレイ、見事でしたわ。さすが、西高男子部キャプテン……次回のプレイ、楽しみにしています」
「お蝶夫人……今度はフルセット……必ずです」

終わり
862名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 02:20:19 ID:wN9ANNjC
「よくって?・・・あたくし、未成年よ!」

              _,,.--==r--y-==、、
           _,,.. - '';;;;;;;;;;;;:= '' " ̄ ̄`""'''' =、、
         ヾ;;;;;;;;;;;;;/      ,.-=ニヽ,r=-`ヽ、
           >;;;;;/l      /! ((⌒`ヾir彡=、ヽ ヽ
         ,,.-'';;;;/ll|    //l、lr=ニ     )) l! li,
     _,,.-'';;;;;;;;;;/  l| i   /// {{i´      `''=シ、彡'、
    ヾ;;;;;;;;;;;;:-''{   ヽ`ニ=彡/  `''ー    (´  iヽ  ヽ
       ヾ/   '、_,,ノ ,,..ニシ--、,,_        _,-i ヽ }!
      /    /   / ((彡, ミ=r=≧;;-   /≦=ヤト、 )ツ
     {!   /    >、ミ= 、ヽゝヾ;;シ``   l"k;;シチ ))´ノ!
     lヽ、 ,'    (   ̄`ヾ.) ^^^`    i ´^^`/'´ ハ
     >、ヽ|    ヾミ=‐イ          '、  (__彡'  ',
    /,.- ヾミ、    {`=彡r,.       /  (´_彡'i、  ! 
    .l/=-'´ ̄ヽ、   `{´ { {{{i、_ノ  ー-`ニ-   ∧ !  ヾ!,ノ 
   /´/ ,,. ‐={ヽ、   ``ヽ ̄ヽ、 `''ー'  ,.イリノ' ヽ  |l!
  ./ ,,.=l/ ,,.=={ヽ、` = _  、ヽ  ` 、   ,.イ ,,.ノ  l ノ==、
  l/ ,r=f//´ ̄ト、 `= __ ヾ、ヽ ',    `´ !/  _,,,.ノヽ==、ヽ
 /〃/ f/ - ― ->ミ=、___`ヽ ヽ リ      ! /⌒ヾヽヽ}`ヽヽ}
 !{{l {'、 //´ _,,,..{/´_, ==`ヾ, }} !     |l/ ,.==、ヽヽ}⌒ヽリ
 '、'、 '、{ /   { /==- 、 リノヽ.     ヽ {(⌒))ヽソ- 、 リ!
   >{ /     〉///= 、ヽ. !   ヽ、 ノ  ``=/((⌒)ノノノ
  f  `!  ,.=彡!!|l/ /⌒)) }、リ' ̄``''‐-、___/"´ ̄ ̄| `( ((<
  ヽ、{{ヽf //  ヽY´,,.==、 リ|;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ!;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;! (__)) ) ',
     ̄ ヽ{{    !//- ‐ " |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;|   ̄/  !
       ヾ、__  l((      |;;;::=‐;;;;;;;;;/^';:;;;;‐-=、;;/  ! /  l
        ,.-=ノノ`ー  /;;;;;;;;;;;;;;;;/   ';;;;;;;;;;;ヽ、  |/   |
       〃 ‐'' ´,. -=-  `ヾ;;;;;;;;;;;/    ';;;;;;;;;;;;;;;;;> !   |
863名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 13:16:15 ID:pDBwDkh4
ぐっじょーーーーぶ!!
職人さん、きてくれてたんですね!ありがとう!ありがとう!
864名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 13:21:27 ID:pDBwDkh4
あ、途中でおくっちゃった。
ほがらかな感じがして、なんかよし!!
いいな、こういう「お互い全力をつくしましょうね」的なエチー!
865名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 17:22:33 ID:UiL1H0JB
いいですねぇ。言葉遣いもよく考えられていてGJです。
エースをねらえの登場人物には今の「ら抜き言葉」喋って欲しくない、
綺麗で少し古めかしい言い回しでいて欲しいですから。
楽しませていただきました。
866名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 09:01:22 ID:Dyg8kvAk
保守上げ
867名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 23:53:22 ID:+R06nQEW
お盆保守させていただきやす
868名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 15:50:37 ID:lCuUOYIO
ほしゅ
869名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:04:29 ID:LjsKfYNG
保守
870サーガ:2006/09/09(土) 05:40:33 ID:CR/wjWf9
保守
871名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:31:05 ID:uBJU3zwf
えちー
872名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:57:06 ID:vEIitomh
まだ住民さんいらっしゃいます?


このスレ初投下です。
藤堂×ひろみ、エロ未遂。
原作に沿ってます。
873名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:58:08 ID:vEIitomh
「きみ……後ろに乗らないか。家まで送るよ」
不意に背後から掛けられた声に、ひろみは驚いて振り向いた。
それが自分に向けられた言葉だと、ひろみはすぐに理解することができなかった。声の主は、
あの藤堂だったのだ。

「へっ!? わ、わ、わたし、ですかっ!?」
あまりの出来事に、つい素っ頓狂な声を上げてしまう。
だって、あの藤堂さんが……女子テニス部員全員の、いいえ、西高女子生徒全員の憧れの
的の藤堂さんが……この私を「家まで送る」だなんて……とても信じられない!
ひろみは目を丸くして藤堂を見た。

「そうだよ、足は大事にしなきゃだめだぞ」
藤堂はひろみに優しく笑いかけた。
「で、で、でも……あのっ、あの……」
憧れの人からの、突然の誘い。ひろみの胸は高鳴り、動揺が唇を震わせて、うまく答える
ことができない。そんなひろみに、周囲の女子部員の目が突き刺さる。
さっきまでお蝶夫人に優しい言葉を掛けて貰っていたと思ったら、今度は藤堂が「家まで
送る」と言っている。そんなひろみに、嫉妬の炎が向けられるのは当然のことだ。
緊張と焦りに、女子部員の射るような視線の恐怖が加わって、ひろみの足はガタガタと震え
始めた。

そんなひろみの様子などまるで気にしない風で、藤堂は乗っていた自転車の荷台に、半ば
無理やりにひろみを跨らせた。
「ほら、遠慮しなさんな。しっかりつかまって!」
藤堂の手が、ひろみの小さな手に触れた。藤堂は、その手をためらいなく自分の腰に導く。
コートの上からでも、彼の締まった腰の筋肉ははっきりと感じ取ることができる。ひろみは
初めて触れる男性の体に戸惑い、おずおずとコートの上を撫でた。

物慣れないひろみのそんな仕草は、藤堂の目に可愛らしく映った。この手を引っ張って、
自分の腰をしっかりと抱くようにしてやっても良いのだが、それはまだ可哀想に思えた。
「ン! くすぐったいなあ。じゃあ、ベルトをつかんどいで」
まるで教師の指示に従う生徒のように、ひろみは必死で藤堂の腰を囲うベルトを握りしめた。

その感触を確かめると、藤堂は「みんな、お先に!」と言って、颯爽と自転車を漕ぎ出した。

二人が去った後には、唖然とした女子部員と、物言いたげな宗方コーチ、睨み付けるような
お蝶夫人の視線が残された。
874名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:59:09 ID:vEIitomh
ひろみはベージュ色のコートに包まれた藤堂の大きな背中を見つめていた。
細身とはいえ、一人の女を後ろに乗せているのに、自転車は軽々と坂道を登っていく。
ひろみがコートに鼻先を寄せると、かすかに男の匂いがした。

「きみ、足を冷やすと痙攣を起こしやすいんだよ。ちゃんと汗を拭かなきゃだめだよ」
藤堂の言葉に、ひろみは今日のぶざまな自分を思い出していた。
青葉高との地区大会……試合前に、親友の牧にも、藤堂にも、励ましの言葉を掛けて貰った
のに……ベストを尽くさないうちに、コートの中で痙攣を起こして棄権する破目になって
しまったのだ。選手として初めての試合とはいえ、なんてみっともない姿……。藤堂さん
には見られたくなかったな……。

「すみません、以後気をつけます」
今日の試合の結果を見れば、自分が選手から降ろされるのは当然だ。元々そんな資格なんて
なかったのに……コーチから強制されて、お蝶夫人やとりまきの先輩には意地悪されるし、
藤堂さんにも格好悪いところを見られてしまうし……ひろみは藤堂に叱られた気がして、
ぐんぐんと風を切る彼の後ろで俯いた。

それから二人は、他愛のない会話をぽつりぽつりと交わしながら、夕暮れの道を走っていった。
コートを離れてしまえば、まだほんの少女のようなこの後輩に、藤堂は惹かれていた。幼い
子どものような屈託のない笑顔、時おり見せる潤んだ瞳、小鹿のようなスラリとした肢体、
今日の試合で見せた、あの力強いスマッシュ……彼女の表情や仕草のひとつひとつが、小さな
宝石のように藤堂の目を捕らえて離さないのだ。

「あ、着きました。あそこです」
割としっかりとした造りの一軒家を指差し、ひろみが言った。
藤堂は彼女が前のめりにならないように気をつけながらブレーキを握り、片足をついた。
ひろみはゆっくりと荷台から降り、鞄を握り締めた。「あの……」と言ったまま自分の手元に
目を落とし、藤堂の顔を見ようとしない。

自転車に二人乗りをしたのが、よほど恥ずかしかったのだろうか。本当なら手のひとつも握り
たかったが、藤堂はそれをこらえ、「じゃあ」と言ってペダルに足をかけた。
「あ、あの……」
またそう繰り返して、ひろみがコートの端を掴んだ。
「?」
「送ってくださって……ありがとうございます。あの……もしよろしければ、お茶でも……」
ひろみは顔を真っ赤にしながら、藤堂を上目遣いで見た。
「えっ……それは……あ、いや、遠慮させてもらうよ。こんな時間に、ご迷惑だろうし……」
あまりにいじらしいひろみの申し出に、藤堂はつい承諾しそうになったが、生徒会長の自覚が
何とかそれを制した。しかし、次のひろみの一言で、それは簡単に砕けてしまった。

「いえ、今日は両親とも出かけていて……遅くまで帰らないんです」
875名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:59:51 ID:vEIitomh
裏口だというその門をくぐると、小さいがよく手入れされた日本庭園が現れた。
ひろみの父は造園家だという――なるほど調和のとれた美しい造形だ、と藤堂は思った。
「どうぞ」
ひろみが物慣れない様子で藤堂を家中に招じ入れた。おそらく自宅に男子を呼んだことなど
ないのだろう。自分の家だというのに、そわそわと落ち着かない素振りで藤堂を居間まで
案内した。

お茶を淹れます、と行ってそそくさと席を立ったひろみの後姿を目で追いながら、藤堂は
整理された部屋の中を見渡した。
藤堂の家とは違い、純和風の造りのその家は、どこか懐かしい感じがした。藤堂はあぐらを
かき、奥から聞こえてくるかちゃかちゃという音に耳を澄ませた。

「あちっ!」
突然高い声が上がったかと思うと、陶器の砕けるけたたましい音が響いた。どうやら茶碗を
割ってしまったらしい。藤堂は慌てて立ち上がり、台所の方へ歩いて行った。
「どうしたんだ、大丈夫か? 岡さん」
暖簾をくぐると、ひろみが泣き出しそうな顔で藤堂を見上げた。
割れた茶碗の欠片が足元に散らばり、こぼれた熱湯が水溜りになって湯気を上げている。

「ご、ごめんなさい、わたし……」
「危ない!」
欠片を拾おうとするひろみの手を、藤堂が掴んだ。ひろみはハッとして手を引っ込めた。
「駄目だよ、手を切ったらどうするんだ」
言いながら藤堂は、慣れた手つきで茶碗を片付け始めた。ひろみはぼぅっとしてその様子を
眺めていたが、ふと我に返って藤堂の肘の辺りを押さえた。
「と、藤堂さんこそ! わたしなんかよりも、藤堂さんがお怪我でもされたら……」
「何、こんなのはしょっちゅうさ。あの連中と一緒にいればね」
藤堂は笑って、しゃがんだ姿勢のままてきぱきと片付けを続ける。
ひろみは申し訳なさでいっぱいになりながら、藤堂の手つきと、目の前に迫る逞しい体躯に
目を奪われていた。

こぼれた湯を布巾で拭い、「さ、これですっかり綺麗になった」と立ち上がった藤堂は、その
まま流し台に向かおうとした。ひろみは藤堂から布巾を奪うようにして引き取り、「後はわたし
が……」と言って水道の蛇口をひねった。
876名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:00:28 ID:vEIitomh
しかし、布巾に付いた小さな赤い染みを見て、ひろみは血の気が引いていく思いがした。
「と、と、藤堂さん! もしかして、手……!」
「ん? ああ、これね。気にすることはないさ、すぐ治る」
藤堂は自分の人差し指の先端を口に咥え、ちゅっという音をさせて唇から離した。
「わたし、わたし、部屋から救急箱を取ってきます!」
慌てて去ろうとするひろみの手首を、藤堂が強い力で掴んだ。
「どこに行くんだい? 岡さん」
「あの、絆創膏を取りに……わたしの部屋に……」
ひろみの視線が揺れている。
「……僕も入れてくれるかい?」
「ええっ! そんな……」
突然の藤堂の申し出に、ひろみはうろたえた。
「僕に悪いと思っているなら……ね、これでおあいこだよ」
優しい口調、けれど何かを強く求めているその瞳に射られて、ひろみは首を縦に振ること
しかできなかった。

無言で2階へ上がり、部屋のドアを開けると、ゴエモンが甘えた鳴き声を上げながら足元に
飛びついてきた。藤堂がゴエモンを拾い上げ、「おっ、雄だな」と笑った。緊張した空気が
和み、ひろみはホッと息をついた。

引き出しから絆創膏を取り出し、藤堂の指先に巻く。ひろみは言葉を発することができずに
いた。それは、自分のせいで先輩の手を傷つけてしまったこと、初めて自分の部屋に男性が
座っているということ、それが他でもない、憧れの藤堂だということ……それらが混ぜこぜに
なって、ひろみの胸を締め付けているからなのだった。

その手当てが済んでしまうと、ひろみはどうしてよいのか分からなくなってしまった。
藤堂はゴエモンを膝の間でじゃらしながら、ひろみの部屋を物珍しそうに見渡している。
こんなことになるなら、もっと綺麗に部屋を片付けておくんだった! 雑誌や食べかけの
お菓子が出しっぱなしになっていて、ノートや鉛筆がそこら辺に転がっている。ベッドの
上の布団はぐちゃぐちゃのままだし、こんな部屋を見て、藤堂さんはどう思うだろう……。
ひろみは顔から湯気が上ってしまうんじゃないかと思うほど恥ずかしかった。

「大きな姿見だね。これなら自分のフォームも確認しやすい」
藤堂は、ひろみの心中など全く気にしていない風で、壁に掛けられた鏡に目をやった。
「あ、そ、そうなんです。お蝶夫人にもアドバイスいただいて、この前で素振りを……。
やっぱり、鏡で見てみるとよく分かりますよね、自分の駄目な所とか。この間も、ラケット
の面がきちんと当たってなくて」
つい饒舌になってしまうひろみ。藤堂は落ちていたラケットを拾うと、ひろみの手に握らせた。
「やってごらん」
877名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:01:04 ID:vEIitomh
ひろみはラケットを握ったまま、ぶんぶんと頭を振った。
「そっ、そんな! と、と、藤堂さんの目の前でなんて!!」
「おや? これでも天下の西高のエースといわれている男だぞ? それとも、お蝶夫人の
言うことじゃないと聞けないっていうのかい?」
藤堂はひろみをからかうように言った。
「えっ、いいえ、そういうわけじゃ……! でも、だって、藤堂さんなんて……」
ひろみは顔を真っ赤にして、首を振り続けた。
「それとも、宗方コーチじゃないと……」
藤堂は少し悲しそうな色をその瞳に浮かべた。

一瞬の沈黙の後、ひろみは立ち上がって、鏡の前でラケットを構えた。
「へ、変なところがあったら、すぐ言ってくださいねっ」
藤堂が頷くのを見ずに、ひろみはほとんどやけくそで素振りを始めた。
「おいおい、岡さん。もっと真剣にやってくれなけりゃ、こっちも見ている甲斐がないよ」
藤堂の言葉にバツを悪くしたひろみは、ようやく足を普段どおりのポジションに構えて、
力を込めてラケットを振った。
しばらくひろみの様子を静かに眺めていた藤堂は、真剣な面持ちで立ち上がり、ひろみの
後ろに回った。

「グリップの位置が少し高すぎるんだ。だから打点が狭くなってしまう。もっと……」
藤堂は優しくひろみの指に触れ、ラケットを握るその手に自分の手を合わせた。ひろみの
指がぴくんと反応する。
「そう、ほんの少しでいいんだよ、力を入れすぎないで……」
藤堂が、ひろみと手を重ねたまま、背後から体を寄せてくる。ひろみの耳には、彼の言葉など
届いていなかった。聞こえるのは、今までにないほどに高鳴る自分の鼓動だけだ。
ひろみの体は硬直していた。鏡に映っているのは、緊張で震えだした自分と、自分にぴったりと
寄り添う藤堂の姿だ。これは夢じゃないだろうか。こんな風に藤堂さんに手を取ってもらって、
自分はどうすればいいんだろうか……。

「……? どうしたんだい、岡さん?」
藤堂が後ろからひろみの顔を覗き込むようにした。
ひろみは甘い驚きに奮え、ラケットを落としてしまった。フェイスの先端がカーペットに
ぶつかる鈍い音がし、うとうとと眠りかけていたゴエモンがびくっと体を起こした。
「岡さん?」
藤堂の声色が変わった。
ひろみは彼の顔を見ることができなかった。鏡に映った自分の制服のリボンを見つめたまま、
ただただ体を硬くし、藤堂の言葉を待っていた。

藤堂は、小さく震えるひろみの肩に手をかけ、その長い腕で後ろからひろみを抱きしめた。
878名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:01:37 ID:vEIitomh
「と、藤堂……さん?」
息が止まってしまうかと思うほどの緊張の中から、ひろみはやっと彼の名を口にした。
藤堂は何も言わず、ひろみの二の腕のあたりをそっと掴むと、ひろみの体の向きを変えた。
鏡の前で、二人は向かい合う格好になった。
ひろみの目の前には、シャツの襟に挟まれた藤堂の鎖骨が現れた。白いシャツの胸が、
激しく上下している……藤堂の胸の高鳴りが、その逞しい胸筋を波打たせていた。
「岡さん」
藤堂に名前を呼ばれて、ひろみは彼を仰ぎ見た。
その瞬間、藤堂の唇が、ひろみの唇を覆った。
「……!!」

ひろみは一瞬、何が起こったのか分からなかった。
けれど、2、3回の瞬きの後、自分の唇に重ねられた暖かい感触に、全神経が集中していく
のが分かった。それは柔らかく、熱っぽく、しっとりとひろみの唇を包んでいた――ひろみは
頭の中が痺れ、甘い陶酔が自分を支配していくのを感じた。
ひろみはゆっくりと目を閉じた。

その気配を感じ取ったのか、藤堂はひろみの腰を抱え、さらに熱く唇を押し付けた。
ひろみもそれに応えるように、僅かに唇を動かした。
藤堂の鼻から漏れた暖かい息が、ひろみの頬にかかる。
あまりの出来事に、ひろみはそのまま意識を失って倒れてしまいそうになった。

藤堂は、そっとひろみから唇を離すと、真っすぐに彼女の瞳を見つめた。
恥ずかしくて、切なくて、ひろみは彼から目をそらしたいのに、その真剣な眼差しは
ひろみの視線を縛り付けてしまっている。
二人はお互いの吐息を感じる程の距離で見つめ合った。

初めての口づけは、ひろみの体を熱くし、瞳を潤ませ、息を荒くさせた。
苦しくなったひろみは、わずかに唇を開き、小さく息を吐いた。
それを見た藤堂は、静かに目を伏せて、再びひろみの唇を奪った。

柔らかい上下の唇の間から舌を割り込ませる。
ひろみは最初、藤堂の舌先が触れたことに驚き、唇を閉じかけた。けれど、藤堂の舌が
少しずつ進入するにつれて、徐々に唇を緩めていった。

藤堂の温かい舌が、ひろみの口中に差し入れられる。
それはひろみが体験したことのない感触だった――粘膜の塊のように熱く滑ったものが、
口の中をまさぐっている――藤堂の舌は、怯えたように縮まっているひろみの舌を捕らえ、
柔らかく絡みついてくる。
879名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:02:45 ID:vEIitomh
「ん……んん……」
ひろみは声にならない声を喉の奥から漏らし、藤堂の唇と舌を受け止めている。
藤堂は、ひろみの舌をぐるりと舐め回し、丸い舌先を唾液ごと吸った。
ふたりの唇が離れる瞬間、ちゅうっという音が響く。

そんな仕草を訝しがるように、ゴエモンがひろみの足元に擦り寄ってきた。
ふわっとした猫の毛が不意にひろみの足首をくすぐり、藤堂に抱かれた体を震わせた。
藤堂がひろみの下唇を吸い上げながら唇を離し、彼女を抱く腕を緩めると、ひろみはさっと
顔を伏せて、足元にじゃれつくゴエモンに目を落とした。
こんなに深い口づけの後で、どんな顔を彼に向ければいいのか分からない。ひろみは藤堂の
腕から逃れるようにそのまましゃがみ込んで、ゴエモンの喉元に手を伸ばした。

藤堂は、猫にひろみを取られてしまったような気がして、少しむっとした。
彼の興奮は、その視線を、ハート模様のカバーが掛かったベッドへと向けさせた。藤堂は
しゃがんだままのひろみの脇を抜けて、ベッドの上に腰を下ろした。

ひろみの視線が彼を追う。目が合うと、藤堂はひろみに向かって軽く両手を広げて見せ、
「おいで」と言った。
ひろみはゴエモンを抱き上げて、恥ずかしそうに藤堂の隣に座った。
藤堂はひろみの手からゴエモンを取り上げて、「君はちょっと遠慮してくれないか、おジャマ
虫くん」と言いながら床へ下ろした。ゴエモンは抗議の鳴き声を上げて、拗ねたように口の
開いた菓子を探し始めた。

手持ち無沙汰になってしまったひろみの手を、藤堂が優しく握る。
「ごめん……嫌、だった……?」
ひろみは彼の顔を見ないまま、ふるふると首を振った。
安心した藤堂はひろみの肩を抱き、指で顎をつまんで、彼女を顔を上げさせた。
そしてまた、熱い口づけを送った。

ひろみは目を閉じて、うっとりとその感触に唇をまかせていた。
ふと、藤堂の手が、ひろみの胸のあたりに添えられた。その手は何かを探すように、ベストの
上を滑る。
ひろみの鼓動が激しさを増した。
藤堂の手は、ひろみの小さな胸のふくらみをとらえた。胸の形を確かめるように丸く撫で、
だんだんと揉むような仕草に変わっていく。
軽く力を入れてふくらみを掴み、優しく緩める。その動きは徐々に規則的になっていった。
880名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:03:40 ID:vEIitomh
ひろみは、ただ藤堂のされるがままになっていた。
彼の手はとても優しく、温かく、ひろみの胸を心地よい甘さで包んでいる。
藤堂は指先をベストの中へ差し入れた。ブラウスの上から、ひろみの乳房をやわやわと
揉んでいく。
ひろみの胸元に、甘い刺激が走った。
「……は……」
ひろみは藤堂から唇を離して、小さなため息を吐いた。

藤堂の喉が、ごくりと音を立てる。
ひろみの目は、藤堂を見ている。彼はベストの下に入れた手を動かしながら、もう片方の
手を、ひろみの襟元に結ばれたリボンの先へと伸ばした。
藤堂の指がリボンの先端を引き、それをほどこうとした時、ひろみの手が彼を止めた。
「……あ、あの……それは……」
「どうして?」
藤堂の目つきは、いつもの優しさを失っていた。ひろみにはそれが、少し怖く感じられた。
今、これ以上を彼に許してしまうことが、ひろみにはどうしてもできなかった……未知の
行為への恐怖や、さっき感じた刺激に臆する気持ちが、彼女に広がり始めていた。

「両親が、帰ってくるかもしれません……ので」
自分で言ってしまってから、ひろみはそのことを思い出した。そうだ、お父さんとお母さんが
帰ってくるかもしれないじゃないか。いくら藤堂さんとはいっても、男の人を家に入れた
なんて知れたら……!

「……そう……そうだよね」
藤堂は落胆したような声で呟いたが、すぐに理性を取り戻したようだった。
ひろみの頭を胸に抱き、額に唇を寄せて「すまなかったね……」と囁いた。ひろみを覗き込む
瞳は、いつもの優しい生徒会長のそれと同じ色をしていた。

藤堂は立ち上がって身支度を整えると、「次は邪魔の入らないところでね」と、いたずらな
微笑をひろみに投げかけた。ひろみは顔を真っ赤に染めて、目をそらした。

門のところまで藤堂を案内すると、ひろみは全身でお辞儀をした。
「どうもすみませんでした……っ」
藤堂は少し笑って、自転車に跨った。そして「ああ、そうだ」と思い出したように言った。
「きみ、テニスをやめるなよ」
「は?」
「何があっても、だよ。テニスはいいよ! ……じゃ、失敬!」
藤堂の漕ぎ出した自転車は、暗くなった街にあっという間に消えていった。

藤堂が去った後、ひろみはしばらくその場に立ち尽くしていた。
「あら? どうしたの、ひろみ。こんな所で」
母の声に、ひろみはハッと我に返った。
「ほら、風邪ひくわよ。中にお入りなさい」
和服姿の母が、父と一緒に玄関の戸を開けて待っている。

ひろみは駆け出しながら、自分の唇に指で触れてみた。
今日、藤堂が残した甘い、甘い感触は、しばらく忘れられそうになかった。
881名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:06:53 ID:vEIitomh
以上です。
残りKB少ないところに、長文&甘甘で失礼しました。
882名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 09:32:45 ID:xTdTS6kS
おおおぉーっ、新作!GJ!!
ぜひ続きをお願いします。
883名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:36:32 ID:d9wa5yoN
GJ!
これはひろみ溺れちゃうね
884872:2006/09/26(火) 17:43:31 ID:PGx4qMKB
読んでくださってありがとうございます。
また続き書きます。
885名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:32:14 ID:6U1wBf8e
久々にきてみたら新作!!
うれっしーなー。
藤堂さんが積極的で新鮮!!ありがとう872さん
886名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 18:13:03 ID:TcztVofp
落ち過ぎにつきage
887名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 14:48:00 ID:AKkbosJL
hosu
888名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 01:16:56 ID:A/KqxLjt
872さん
続きキボンヌage
889名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 12:05:03 ID:2UQgMzd0
香月と英も読みたい
890名無しさん@ピンキー :2006/11/24(金) 17:57:40 ID:wvM11vxl
般若心経を読むたび、「乱交」の大吾×麗香を思い出す。
この煩悩をどうにかして!!!
891名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 12:22:50 ID:fwsxIs6B
保守age
892名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:32:13 ID:0C5sgHuz
保守
893名無しさん@ピンキー
ホシュ