「あ、でも身体の方は大丈夫ですか?」
膨らんだお腹を奥さんは愛しそうに撫でた。
「もう安定期に入ってますから……ですが、優しく愛してくださいませ」
僕は奥さんの首筋に唇を当てた。さすがに唇は奪えないと思ったからだ。
奥さんがほんの微かに身体を震わせる。そのまま唇を下に這わせて、鎖骨を舐めてから――
「はあっ……」
勢い良く着物の胸元を肌蹴た。まるでびっくり箱を開けたように、豊満な乳房がぶるんと飛び出す。
汗でしっとりと濡れた巨乳はたまらなく美味しそうだ。僕は夢中でしゃぶりついた。
「あぁん……」
やや強めに揉み解すと、大きくて柔らかい乳房は面白いくらい形を変えた。
指の間からあふれた乳肉が、ほんのりとピンク色に震えている。
色が濃く大き目の乳首を舌で転がして、思う存分味わっていると――
「あふぅ!」
「えっ?」
思いがけない味が咥内に広がり、僕は驚いてちゅぽんと乳首を出した。
なんと、濃厚な乳首から白い筋が乳輪に流れて、乳房を伝わり落ちている。
「もう、母乳が出るんですね」
「ああ……恥ずかしいわ」
子供みたいに顔を赤く染める奥さんの美貌に満足した後、僕は再び乳首を貪った。
「あふぅ! も、もう……それは赤ちゃんの分ですよ……あっ…はぁ……」
構わず僕は乳房を絞り、溢れ出る母乳を吸う。
本来、人間の母乳はとても飲めたものじゃない酷い味なんだそうだけど、
奥さんの母乳はとても甘くて濃厚だ。どんなに飲んでも飲み飽きない。
「うふふ、甘えん坊さんですね……あんっ」
奥さんは母性にあふれた眼差しを向けて、赤子をあやすように僕を抱きしめた。
生まれると同時に母親を失った僕は、母の胸に抱かれた経験は無いのだけど……
……なにか、暖かくて懐かしい気持ちかする……
「んんっ…はぁああ……ああっ、あっ!」
でも、こんな風に乳首と乳房を嬲る赤ん坊はいないだろうし、
それに反応して喘ぎ声を出す母親もいないだろう。