不潔ないいんちょに乾杯。
いいんちょ-がは電車通学なのはアドバンスOPでも明らかでは。
678さんエロい!!なつきちゃんに「電車内痴漢プレイ」!!しかも「下着剥奪」!!あまつさえ攻めてるのが委員長!!もうたまりめせん。
続きを書く予定はないそうですが出来れば書いていただきたいです、ふみつきに弄ばれ堕ちていくながつきを想像するとハアハア
いや、そこで後ろから千歳くん登場でしょう
二人まとめてウマー
631 :
629:04/06/20 22:24 ID:H+nEAJ7J
>>630 おっ、いいねそれ、ながつきを弄ぶふみつきをなぶる千歳の図
少女はキャンパスを早足で突き進んでいた。
周りの人々は皆振り返っては、彼女を見たまま凍り付いた様に動きを止めてしまっている。
こよみ学園中等部の制服に身を包み、ポニーテールに纏めた髪を振り乱したその姿から確かな殺気が溢れ出ていたからである。
ここはこよみ学園高等部の敷地内ではあったが、中等部の生徒がいる事自体はさほど珍しくはない。
しかし今ここにいる少女、正確には彼女を覆う斬りつけるような殺気に関しては全く話は別なのである。
そして少女の手にある凶器―保健室から持ち出した一振りの日本刀―が人々の畏怖を確かなものにしているのだ。
下手に話しかけると自分まで殺されかねない―少女を遠巻きにしたまま誰もが動き出せずにいた。
臆病な野次馬達には目もくれず、少女はひたすらに探し続けた。自分が愛して止まない"お兄ちゃん"と自分から彼を取り上げた憎むべき女性とを。
執念の賜物なのか、程なくして少女の両瞳は標的の姿、話し込んでいる男女を捉えていた。
「見付けた……!」
自らをも焼き尽くしかねない嫉妬に駆られながら、刀の柄を握り締めて真っ直ぐに歩み寄っていった。
『アイツサエイナケレバ……』
お兄ちゃんの笑顔も、お兄ちゃんの日常も、お兄ちゃんの心も、あいつに奪われてしまった……!
向こうで「お兄ちゃん」と談笑している眼鏡をかけた女……あいつがお兄ちゃんを奪っていったんだ!
少女の満たされない思いが怒りと殺意になって今まさに罪も無い女性に叩きつけられようとしていた。
「お兄ちゃん待っててね…今そいつを殺すから……」
夢でも見ているかの様に独り囁くと、刀の鞘を払って逃すまいとばかりに女性を見据える。
鞘が地面に落ちる音に気付いて女性が振り向くと、白刃の形をした殺意が佇んでいた。
「……!?」
不意に二人の目が合ってしまう。同時に眼鏡越しに歪んだ激情が女性に襲い掛かる。
狂気を孕んだ悪意と殺意に射すくめられた様に眼を見開いたまま身動きが取れなくなってしまった。
立ち向かう事も逃げ出す事も出来ずに、微かに震えたまま突っ立っている事しか出来ない。
これが邪視というものなのか、実物より先に視線の刃で女性は斬り殺されてしまったのである。
既に女性は気付いてしまっていた。このままだと自分はどんな運命を辿ってしまうのかと。
いや、どんなに鈍感な者でも気付かざるを得ないだろう。
残酷な薄笑いを浮かべた少女が刃物を構えてすぐ傍まで近寄ってきていたのだ。
鮮血を思わせる緋い唇を一舐めすると、少女は微笑みかけながら切っ先を向けた。
「動いちゃ駄目ですよ…それてしまいますからね……」
拙劣な冗談に誰も笑おうとはしなかった。洒落にならない状況を誰も打開できない。
「この女…マジであぶねーぞ……」
「誰か止めろよ……」
「お前が行けよ……」
「おい、誰かが動いたぞ!」
「やべぇ!あいつまで殺されちまうぞ!」
誰一人動けずにいる中、ようやく「お兄ちゃん」が我に返ったのだ。
女性を白刃から庇う様に回り込むと、途端に少女の口元から微笑みが消えた。
「どうして庇うの……?」
怒気と失望を孕んだその表情は少年には何故か泣き出しそうに見えた。
「どいてよお兄ちゃん…その女殺すから……」
いつになく低い声に少年の背中はいつの間にか冷や汗でじっとりとずぶ濡れていた。
それでも奥歯を噛み締めると、気圧されまいと少女を見つめ返す。
「冗談じゃない…これじゃおまえが人殺しになっちまうぞ」
意を決した少年は一歩、また一歩と少女に近づいていく。
両手を広げて近寄ってくる「お兄ちゃん」を前に、少女は必死に気力を振り絞った。
「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」
「だめだ!」
怒鳴りつけるなり一息に少女を抱き締めると、刀が地面に落ちる音が少年の耳に微かに響いた。
「殺しちゃ駄目だ…お前のこと、嫌いになっちまうぞ……」
少女のか弱い肩が儚げに震えだす。少年は抱き締める手にさらに力を込めた。
「嫌いにさせないでくれ……!」
不意に見開かれた少女の目から雫が滴り落ちる。
抱き締め返して兄の体温を全身で受け止めると、抑えていた感情が一気に迸った。
「やだぁ…嫌いになっちゃやだぁ……!」
号泣と共に張り詰めていた想いが解き放たれていく。もはや少女から負の感情は消え去っていた。
「お兄ちゃん…やよいのこと…嫌いにならないで……!」
「カァートッッ!!OKでっす!」
「はぁ…OKっすか……」
全身から力が抜けていく。どうにか上手くいったようだ。
「どうしたの?演技に満足できなかった?」
上目遣いでやよいママが問い掛けてきた。……ああっ、胸が当たってる!
「いんや、失敗してなきゃそれでいいよ」
ていうか、これでリテイク食らったら目も当てられないよな。
あ、監督さんが近寄ってくる。
「三世院先生が推薦するだけの事はあったな。なかなか堂に入っていたじゃないか」
「…そりゃどーも。サド部の前にエイケンの顧問をやってた縁で自主制作の映画に出る事になった三世院先生に誘われた時はびっくりしたモンでしたよ」
「誰かに説明しているのかい?…なんか微妙に間違えてる気がするし」
「それはそうと今更だけど何で三世院先生が妹役なんスか?」
「ナニィ!綺麗な年上の女性に"お兄ちゃん"と呼ばれる萌えがお前には分からないのか!?」
……いくら綺麗でも刃物片手にお兄ちゃんと言われて萌えるのかよアンタ!?
「あらあら、年上は無いんじゃないの?十七歳だから年子の妹役でも問題ないでしょ?」
「三世院先生…そ、そーいえばそーでしたねー、いやいい感じでしたですよハイ」
監督さん…目が泳いでるぞ……
「あ、明日打ち上げやりますんで是非おいで下さい。……さあ撤収撤収!」
すげえ…あっという間に片付けやがった……
「お兄ちゃん…いつまでやよいママに抱きついてるの?」
おわっ、みなの事すっかり忘れてた!
「…どうせみなはぺったんこですよぉ……」
た、確かに同じ中等部の制服でもやよいママだとポンキュッポンだわパッツンパッツンだわ。
「ていうか大丈夫かみな?この眼鏡、度が入っているんじゃないか?」
高等部の制服と言い、なんかピシッとしてていい感じなんだけどな。
「うん、大丈夫!…でもなんでふみつきさんがやらなかったの?」
「九龍の奴と一緒に電車に乗るんだとさ。何しに行ったんだか…まあみながいたから助かったけどな。礼と言っちゃなんだがまたモデルやってやるからさ」
……こないだみたいに全部見せろって言われたら困るけどな。
「変なヨガのポーズとか取っちゃやだよ。あの時結局何にも出来なかったんだから」
うーん、ビキニパンツに札束(ペソとかリラとか)突っ込んで踊ったのはまずかったか。
「分かった分かった、金が貯まったらワックストラックスで奢ってやるから」
「あら、こないだたっぷりお小遣いあげたじゃないの」
「やよいママ…小判でくれても使えねえっつーの!」
千両箱に「持参金」なんて付箋が付いてたら尚更だよなあ…うかつに使えねえじゃんかよ。
「…で、いつになったらお兄ちゃんは離れるの?」
げっ、みなが怒ってる……ていうかやよいママが全然離してくれないんだけど。
「もう、みなも抱きついちゃうんだから!」
おいコラ、どーすんだよそんなに二人掛かりで抱きつかれて……
「「お兄ちゃん、だーいすき!」」
こんなこと言われたら俺、駄目になっちまうよ……
(遅くなっております。遭遇4、もうしばらくお待ち下さい。
678さん、お帰りなさい&GJ&無断借用ごめんなさい)
633師(だよね)S県月宮乙っす。
直前のSSにリンクしてるわ、俺がハマーだだわ、最後まで刀持ってるのがどっちだかわかんないわ、何度も笑いました。
や、自称17歳(仮名)の行方はマターリ待ってます。急ぎませんので、じっくりどうぞ・・・
ほしゅ
最早やよい=中の人=17歳は既成事実化しているようだ。
年上妹は確かに漢の夢だが。
ほしゅ
年上妹萌えの諸兄らよ。
ネットラジオ「おねがいアワー みずほ先生の個人授業第3回」をチェックしてみ。
CDドラマ3時間目でもいいぞ。
643 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 03:35 ID:5wBQ6L12
>サド部
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
やよい先生のはちみつ授業希望。
「やよい先生のはちみつツインズ」の場合
やよい「やよい先生のはちみつ授業へようこそ。先生の授業は
とおろ〜り甘くって、とってもおいしいのよぉ」
チトセ「こんな感じですか?」
やよい「あぁ〜ん」
いいんちょ「こんな感じですか?」
やよい「あぁ〜ん」
オープニングだけでご飯3杯です。ご飯3杯。
「やよい、3歳」
「やよい先生のYES/NO枕」
なんだかいくらでも作れて怖いな・・・
>646
>「やよい先生のYES/NO枕」
いつもYESになってそうな枕。
それともやよい先生へのYES/NO枕なのか?NOでも強行といオチでは。
やよい先生って、そんなに好きものかなぁ?
いや、エロパロ板でこんな事言うのもなんだけど。
清純派を推察させる要素
巫女
淫乱を推察させる要素
医者、長髪、繰り返される唇のアップ、笑い方、中の人、学校の保健室にたむろ
やはり好き者だと思われる。
巫女服だって いいじゃあないか 淫乱だもの
>>650 >淫乱を推察させる要素
が滅茶苦茶だなw
セックスが嫌いな人間なんていません。
→@外へ飛び出す
―――何故こんな事になってしまったのか。
自分はただ、使命を全うしただけなのに。どうして、家族に対して欲情する破目になったのか?
道なき道を当ても無く走る。
己の罪から逃げるように、運命から目をそむけるように。
その途中で何かがボロボロと崩れていく。それまでの彼女を構成していた、何かが。
そうして最後に残ったのは―――。
「三世院先生ぇーーーッ、いたら返事してくださァーーーい! 三世院先生ぇーーーッ!!」
霧の混じった森の中、七転ふみつきはあらん限りの声量で探し人に呼びかけた。
後に続くのは、幾ばくかの木霊と完全な静寂。期待の返事が返ってきた例は無い。
自分以外の声が聞こえてくる時もあったが、それは同様に人探しをしている人物のものだ。
「……オーイ、七転ーッ!」
今も声がした方から人影が近寄ってくる。
……シルエットは袖なしのシャツにスパッツ。やってきたのは五箇条さつきだった。
「どうだ、見つかったか?」
「いいえ全然。五箇条先生の方は?」
「こっちも駄目だ。山奥でもないのに、人っ子一人見かけねぇ。オマケに霧がかかってるから視界が悪くなる一方だしさぁ、何とかなんないかなホント」
三世院やよいが失踪してから三ヶ月が経つ。
同僚であり家族であるさつき達と少年のガールフレンドであるふみつきは、八方手を尽くして捜索に当たっていたが、消息は依然として掴めぬままだった。
そんな折、こよみ学園で『やよいが師走町の森林公園に出没している』という噂が流れるようになる。
ある者は『森林公園で三世院先生の姿を見かけた』と言い、またある者は『やよい先生以外にも行方不明になった子がいる』と話し、終いには『やよい先生が死体になっているのを見た』と言い張る者も出てきた。
噂話とはいえ、それ以外の手がかりも見つかっていない。
故に、彼女達は件の公園を調べる事にしたのだ。
「アノ噂さえなければ、こんな所さっさと出て行きたいですけどね……」
ふみつきはため息交じりに周囲を見回す。
目視できるのは寄り集まった木々のみ、実の所それすらも至近距離でなければ確認できない。―――それほどまでに、深い霧。
この地理的にありえない筈の白い霧は、いつからか公園の内部において発生するようになり、元から鬱蒼としていた森をより不鮮明なものに仕立て上げていた。
加えて視界の悪さは、通常考えもしないような妄想をかきたてる。
例えば誰かが、いや人間以外の何かが潜んでいないだろうか―――。
「もちろん、お化けなんている筈ないですけどねっ……?」
ふみつきは、さつきの方に向き直り笑いかけようとして、はたと動きを止めた。
そこに彼女の姿はない。二人の間には、一メートルも距離は無かった筈なのにだ。
こんな場所であるからして、さつきが何も言わず離れるというのも考えにくい。
では、どこへ行ったというのか?
「……、……ッ、…………ッ!!」
「五箇条先生!?」
どこからか、くぐもった声が聞こえてくる。
ふみつきは声のした方向へ、耳を頼りに走り出す。
依然として霧は深く、移動に四苦八苦したが、幸いにして声の主から遠ざかる事は無かった。
そうして駆け抜けた先、比較的霧の薄くなった場所に、果たして五箇条さつきの姿があった。
「クッ、この……ッ、放せっつうの!」
「五箇条先生!……?」
ふみつきは目前の光景が理解できない。
確かに、さつきはそこにいる。聞こえた声も目にした姿も夢幻ではない。
ただ、現在さつきの身体に纏わりついている"ソレ"が、一体何なのかが分からなかった。
形は細長くウネウネしていて、蛇を連想させるが鱗は無い。ミミズのような色をしているが、その身体を構成している節とも違う。
そして、ここが一番の異常なのだが、その先端はふみつきが最近知ったばかりのある物体に酷似していた。その物体は確かに生物的ではあるが、生物そのものではない。
他に見ている人間がいるなら、同意してくれるだろう。口にはしないだろうが、そう考えるはずだ。
あの物体は―――男性の生殖器に似ている。
「な、な、ななナな、なァ!?」
その長大な生殖器もどきは複数存在していた。
数はパッと見ただけでも十以上、ソレらが一斉に、さつきの身体のあちこちに絡みついている。一匹や二匹はあしらう事が出来ても、数の暴力で押し切られてしまうだろう。
中には、衣服の中に潜り込んで乳房や臀部など敏感な部分に触れているモノもいるようで、その様子が色恋沙汰とは無縁のさつきを色っぽく見せている。
「センセ…「近づくなッ!」…ッ!」
空を切るように鋭い制止の声。
その厳しさに、ふみつきはたたらを踏む。
「オマエだけじゃ、巻き添えになる……! オマエは皆に、ここが危ないって事を伝えてクゥムッ!?」
言葉を言い切るより前に、さつきの口が生殖器もどきで塞がれる。それが引き金となったのか、他の生殖器もどきの動きをも活発化させた。
肌の締め付けはきつくなり、勢いで衣服が引きちぎられていく。胸元からは乳房が盛大に露出し、破れたスパッツから覗くショーツは、男性が穿いたかのように怒張で盛り上がっている。
その無残な光景を見るに、ふみつき一人では救出は困難だろう。
ならば、彼女が出来ることは一つ。早々に立ち去り、仲間と合流する。その上で、囚われのさつきを助け出す。
「……待っていてくださいね、五箇条先生!」
「……ウゥ……ンムゥ……ッ!」
後ろから聞こえる声は返事か、悲鳴か。
できれば前者であってほしい、そう願いながら、ふみつきはその場を後にした。
「ハァ、ハァっ……、ハァ、ハァ……ッ」
霧の中を必死の思いで走る。
突如現れた生殖器もどきの化け物。襲われたさつき。
そのあまりにも異常な光景が、ふみつきに合流を急がせる。
師走町の森林公園は町の規模に反して広大だ。予め人員を手分けして配置していたので、担当場所を抜け出せば捜索を続けている誰かに合流できる筈だった。
「誰もいない……もしかして、迷った?」
その筈なのに、まだ誰とも出会えない。それどころか、どこかに進んでいるという実感も湧かない。
白い霧に惑わされて、方向感覚が狂ったのか。
不安は疑念を作り上げ、疑念は不安を呼び起こす。それが円環のように繋がって堂々巡りとなるのを知っていたとしてもだ。
「……ッ、…………ゃァァァ……!」
「!」
前方から声が聞こえたのは、そんな時だった。
その異様に甲高い声には聞き覚えがある。
「四天王先生!」
手がかりがあると後は早い。
断続的に聞こえてくる声を頼りに、ふみつきは発生源に辿りついた。
霧の薄くなった場所から飛び込み、辺りを確認しようとして……またも硬直する。
「イヤアァァぁぁ……!! ヤメテェ、やめてよォォォ……」
四天王うづきは泣いていた。
というよりは泣き叫んでいた。むしろ泣き叫ぶ事しか出来なかったと表現した方がいいかもしれない。
正体不明の物体複数に犯されているなら、それも当然の反応だろう。
両手は化け物自身によって器用に縛られ、足は無理矢理に開かされている。
自慢のコスプレ衣装は正面から縦に破かれ、衣服として基本的な用すら為していない。なまじ衣装が幻想的なものだけに、より奇妙な非現実感をかもし出している。
「うぅぅ……、痛いの、もうヤダぁぁぁ………ヒック……」
その真正面より下からは、幾つもの生殖器もどきが群がり、代わる代わる彼女の秘所を割って入り込む。その出し入れの度に下腹部は収縮し、蠢くのが見て取れる。
「まさか……、そんな……!」
ふみつきはソレが何であるかをようやく理解した。
あの化け物は卑猥な見た目通り、女性を犯すモノだ。
その出自は分からない。妖怪かもしれないし、宇宙人かもしれない。
だが、"何を目的としているかに比べれば"、そんなものは瑣末事に過ぎない。
「嘘……それじゃあ、五箇条先生は……!」
同時に、首筋から下へ薄ら寒いものが走るのを自覚する。
自分を叱咤し、逃がしてくれた五箇条さつき。
その彼女も今頃は……。
「ハァッ、ハッ、ハッ、ハッ……アン、ア゛ア゛、アァァァ……ッ♥」
「!?」
別の声に振り向くと、そこには二ノ舞きさらぎもいた。
うづきと同じ様に、生殖器もどきに捕らわれ、衣服はボロボロ。露出した部位には化け物がいやらしく絡み付いている。
「……ァッ、ナカにたくさん、入ってきてます……ッ♥」
違う所を挙げるなら、浮かべている表情が対称的に違っていることだろう。
抜けるように白かった肌には赤みが差し、瞳は何か熱いもので潤んでいる。
口元は呆けたように緩んで、切なげな声を漏らしてすらいる。
襟元と袖がかろうじて残っているような格好で、自発的に四つん這いになって腰を震わせる様は、ふみつきに畜生を連想させた。
無論、そこには人間の尊厳など感じられない。
「壊れてる……ッ!」
ふみつきは、知らず知らずの内に後じさりする。
あの二人はもう助からない。ソレらに捕まったが最後、自力での脱出は不可能だ。
きさらぎは完璧に手遅れだし、うづきもいずれ狂ってしまうだろう。そうなるまで、否そうなったとしても止まらないくらい徹底的に犯されてしまうのだから。
「ふゃぁあぁぁあああぁぁーーー!!」
「ああ゛ッ! あっ…ああ゛あ゛あ゛あ゛……♥ もっと……、もっとォォォォ……♥」
まるで悪い夢の中。
仲の良かった人間、それも多少なりとも尊敬できる所のあった教師達が、裸に剥かれ陵辱の限りを受けた挙句、自ら進んで『男』を求めるようになるなんて―――。
「…………ッッッッ!!!!」
化け物の一つと(存在しない筈の)目が合った。言葉すら交わしていないが、その意思は読み取れる。
そう、これは悪夢ではなく、紛れもない現実。
次の瞬間から何が起こるかなんて言うまでもない。
スタートダッシュに全力を込めて、ふみつきは脱兎の如く駆け出した。
「逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ……ッ!!」
息が乱れ、舌すら噛みそうな状態でなお、足と呟きは止まらない。
所々が破れたスカートに、その下から覗く素足には何かで縛られたような痣。ブラウスはどこもかしこも、大量の汗か水を吸ったかのように透けて、肌に張り付いている。
今はもう一刻も早く森を抜け出したいという一念に支配されて、本人はその無様さにも気付かない。
いや、ふみつきは既に目の前で起こっている現象も把握できていなかった。
「出口はどこっ!? なんで見つからないのッ!?」
白い霧は相も変わらず辺りを漂って移動を妨げている。
先は見えず、来た道も見えず、無論左右を見回しても何一つ見えない。
その獲物を逃がさんとするような濃密さに、ふみつきの苛立ちは最高潮に高まっていた。
「こンのッ、いい加減にしなさいよ……ッ!!!」
「……きゃぁぁあ!?」
八つ当たりで土を蹴った足が何かを引っ掛けた。
いや誰かが、ふみつきの足に引っかかったと言うべきか。
……その派手に転がっている後ろ姿に、彼女は見覚えがあった。
「……一文字先生」
「イタタタ……あ、七転さん?」
どことなく、のんきそうな声が逆に毒気を強める。
一文字むつきという人は元来がおっとりしていて、ふみつきのような度が過ぎるほどの真面目人間には癇に障る事が多いのだ。
当然彼女がこの異常事態を有効に対処できると考えられる筈もない。
「先生、何やってるんですか! 早く立って下さい!」
「えっ、あ、その、ちょっと待って下さい」
「待てませんよ。見たでしょう、今公園がどうなっているのか!? 五箇条先生も、四天王先生も、二ノ舞先生も捕まって……! だから、早くここから逃げ出さないと……」
「……? あの、一体何があったんですか? 少し、落ち着いて……」
「〜〜〜〜ッ!」
この瞬間、ふみつきはむつきを心底憎悪した。
何の苦労も知らずに生きてきたお嬢様。
一人暮らしの男の許に天涯孤独というだけで押しかける世間知らず。
そういった無意識下での反感が、今なお状況を分かっていない無神経さによって一気に噴出し、むつきの頬を叩かせていた。
「痛ッ……!?」
立ち上がりかけた所での一撃は、むつきの身体を1メートル以上も後退させて―――彼女を破滅へと追いやった。
「アッ……?」
「えっ……!?」
その勢いは滝のようだった。
降り注いだ生殖器もどきは、一気に獲物めがけて殺到する。
「嘘「キャアッ!!」……」
偶然か意図してか、倒れこんだむつきの背後には生殖器もどきの化け物がいたのだ。
それも一匹や二匹ではない。ざっと数えただけでも二十以上、うづきやきさらぎを襲った連中よりも数が多い。
化け物達は群れを成して、むつきの上に覆い被さる。
「ヤッ、嫌ぁああぁーーーッ!!」
「…………」
ふみつきから見て、むつきがどうなっているかは分からない。
化け物の数が圧倒的に多くて、隠れてしまっているからだ。
ただ、それでも、むつきが裸に剥かれているのは予想できる。というよりは、千切れ飛ぶ衣服を見れば、目前の光景に呆けていても気付くというものだろう。
「やだっ、ヤメテ、触らないで下さ……アッ!」
膨らんだ群れはだんだんと小さくなっていく。
数が減っている訳ではない。その包囲網を狭めただけだ。何本ずつかが代わる代わる女体を犯していくのだろう。
内部で抵抗しているのか、時折元に戻りかけたり小さくなったりを繰り返しているが、それも焼け石に水で化け物の侵攻を止められない。
幾重にも折り重なった生殖器もどきから見えるのは、もはや突き出した足一本のみという有様だった。
「ダメッ、駄目ですっ、そこだけは……ぁ…っ………ぃやぁぁァ〜〜〜ッ!!」
唯一見えている素足は女性のふみつきから見ても綺麗なもので、彫像めいたフォルムと光沢を誇っていた。
それだけに、無数の男性器の中から生えたような今の光景は、前衛的なアートを連想させる。
絹を裂くような叫びと、貪るような化け物の動きに合わせてクネクネと動く様は、助けを求めているようにも、己が運命を呪っているようにも、男を誘っているようにも見える。
それがふみつきの心に再度、恐怖を呼び起こす―――。
「もう、ヤダぁ……!」
瞬間、彼女はその場所から逃げ出していた。
躊躇いも後悔も無く、むつきを見捨てていく事にした。
「はっ、アッ、っク、はぅん……! くぅ……あぁぁぁ……ッ!」
艶を含み始めた声を、天を目指すように伸びきった足を、ふみつきは無視する事にした。
―――何故こんな事になってしまったのか。
自分はただ、人を探しに来ただけなのに。どうして、知り合いを見捨ててまで逃げ出す破目になったのか?
切なき霧を当ても無く走る。
己の罪から逃げるように、運命から目をそむけるように。
その途中で何かがボロボロと崩れていく。それまでの彼女を構成していた、何かが。
そうして最後に残ったのは―――。
そして、最後に。
ふみつきはその場所にたどり着いた。
森に囲われた異界にあって、無意味なまでに拓けた平地。
路傍の石のように転がる、裸体の妊婦達。
―――その中央に在る、一つの立像。
「や、よ、い、先、生……」
彼女は、変わり果てた姿で、ただ佇んでいた。
髪は伸びるままに任せて粗く、表情が見えない。
肌は瑞々しさに溢れているというのに、生気が感じられない。
そして何よりも目を惹くのは、裸身の下半分から無数の生殖器もどきが蠢いていることだろう。
その光景が何故か、ふみつきに『冬虫夏草』を連想させた。
「あっ―――」
生まれ出たばかりの化け物の一匹が、ふみつきに飛び掛り、彼女は押し倒された。
無抵抗で投げ出された先には、同様に飢えた男性器だけで構成された群れ。
それらが牙を剥いて、一斉に襲い掛かる。腕から足から胸から腰から、化け物たちは潜り込み、女体を貪っていく。
感触は意外と悪くない。……主観が抜け落ちてしまえば、どのような物であっても変わらないのだろう。
圧倒的多数の化け物で視界が埋め尽くされる直前、彼女は母体であるやよいを見た。
「……ッ、……ッ! …………ッッッ!!」
声を発する事もせず震えていた。
恐らくは、もう何百、何千と女を犯してきたからなのか、唯それをする為だけの装置になってしまっているのかもしれない。
「あァー……」
それが、ふみつきにとって理性を持って見られた最後の映像となった。
視界も意識も飲み込まれ、後は果てのない絶頂(はて)が待っているだけ。
(BAD END)
乙
134師乙ー
7月最初からいいんちょ不幸ですな・・・
でもリクエスト通りなのでこれはこれで!
ああ、他のママンはともかくきーママまでもが雌犬に…
ともかく堪能しました。
規制で弾かれていたのか…道理で名物の名前欄メッセージがなかったはずだ。
134御大GJ。
ハピレスなんてはじめから逸脱し放題の設定だからこの程度は問題になりません。
明らかにスレ人口が減少している気配。
668 :
名無しさん@ピンキー:04/07/06 05:57 ID:w26Z2h3u
…好きとSS書く気力は別物、と言うことか…
(
>>571-578から続きます)
初めて会ったあの時から私、胸の高鳴りを感じていたのよ……
彼を幸せにしたい思いと彼で満たされたい思いがない交ぜになって私を突き動かすの。
その為に性欲を刺激して本能レベルから何もかも曝け出してもらったのだけれども……
運命を探る手段の筈だったのが目的そのものになっているみたい…本当に悪い女!
まあこうしなければ彼の本音は聞けなかったし、ママなんて呼んでは貰えなかったものね。
"やよいママ"だなんて…どうしてかしら、嬉しくて切なくて胸がいっぱいになってくるわ……
でもさっきから胸騒ぎがしてくるの…
近いうちに彼の身に何かが起きる…それもとてつもなく悪い事が……
待っていて…どんな手を使ってでも私がきっと元凶を突き止めて解決してあげる……
あなたを幸せにしてあげるから……
差し当たって彼をきれいにしてあげなくちゃ。お互いに凄く乱れちゃったものね。
「なあ、ちょっといいかな」
「んー?その前に私の事、なんて呼ぶのかしら?」
困った顔なんかしないでよ。呼んでくれれば私、喜んで何でも答えてあげるわよ?
「え、えーと…や、やよいママ……?」
「良く出来ました…それで何を聞きたいのかしら?」
もう、赤くなる事無いじゃないの。私まで照れちゃうじゃない!
「さっき聞きそびれたんだけどさ…俺の居る所、なんで分かったんだ?見つけにくいと思ったんだけど」
「確かにあそこはそうだわね…まあそのおかげですぐに分かったのよ」
あら、これだけじゃ分からないのかしら?……まあすぐに分かってもあまり自慢にはならないけどね。
それにしても困り顔が可愛いわね…って言ったら機嫌損ねちゃうかしら?
「あなたは人に見つからない所を選んでやってきたのでしょう?」
可愛いって言う代わりに抱きついて頬擦りしながら耳元で囁いてあげる……うふふっ、殆どというよりそのものズバリのピロートークじゃない……
「だからね、逆に"いろんな事"が起こり易いのよ…女のコ同士で腕が抜けなくなったとか、男のコ同士でなんか折れちゃったとか裂けちゃったとか……」
「あ、あの時のお茶といい、この学校何でもありかよ……!」
「ま、まあ色々あるのよ……だから余計に注意しなくちゃいけない訳なのよ」
ううっ、どうしてこんな話になるのかしら?彼が引かなければいいのだけれど……
「なあやよいママ…まさかあのトイレを監視してるんじゃないだろうな?」
ぎくっ…や、やっぱりそう思うのかしら…?
「い、いつもじゃないのよ。警報が鳴るようにはしてあるけど、覗き見なんてしてないのよ。本当よ?」
「ふ〜ん……"いつも"じゃないんだ……」
ああっ、そんな目で見ないでっ。私だって寂しいんだからっ…じゃなくていざという時の為にねぇ……
「やっぱり男のあんな所とかこんな所とか見まくってんだな」
ど、どうしてそんな話になるのよ……このまま信用して貰えずに警戒されちゃったりしたら……
どうしよう…彼の運命を読めなくなるわ……
「それじゃあさ、やよいママが見せた事ってあるんか?」
ぶふぅっ!けほっ、けほっ……何てこと言うのかしら、彼ったら!
「そんな事はしてないわよっ!私を何だと思っているの!?」
「本当かな〜っ、あの時モロに見せ付けてたくせに」
顔が熱くなってきちゃう…私ったらなんて事しちゃっていたのかしら…恥ずかしい……!
「あ、あれはね…後にも先にもあの時だけなの!」
「そっか…もう見せてくれないんだな」
……あらっ?
「あの時見せてもらってからすぐに気絶しちゃったからな……でもやっぱりもう無理か」
「あらあら…あれだけ興奮して女のあそこ、まだ見たいのかしら?」
「見たいのはやよいママのお○んこだよ」
……余裕ぶっていたのが台無しだわ…ハッキリ言っちゃうなんて私、どうすればいいの?
「…………もう一回……見る?」
声が震えているわ…恥ずかしいけど、見せてあげたくて堪らないわ……!
「このロープ、ほどいてはくれないんだな…」
「まだ駄目なのよ…だからちょっと失礼するわね」
ベッドに括り付けたままで見せてあげるとなったら…やっぱり跨るしかないわよね。
「やよいママ、もうちょっと近づけて…このままじゃ見づらいって」
首輪を引っ張る事ないじゃない…これじゃ私、逆らえないわ…
ゆっくりと腰を落としていくと、彼の吐息が当たっちゃう…変な気分……
「ふうっ……」
「あんっ、くすぐったい…オイタしちゃ駄目よぉ……」
「こんなに毛が生えて…やよいママの大事なところがこの奥にあるんだな」
処理しておいて良かったわ…私のココ、毛深いんですもの。
「そ、そうよ…今まで誰にも見せた事、なかったんだから」
さっき拭ったばかりなのに、これじゃまた溢れてしまうわ。彼に見られちゃう……
「ところでやよいママって保健の先生だったよな」
「そうだけど?」
「それじゃどこが何なのか教えてくれないかな?いいだろ」
あうっ…また首輪なんて引っ張って…恥ずかしいのに……
「ほら、さっきみたいに拡げてよ……摘みたてのイチゴみたいな色したお○んこ見せて……」
あまりの恥ずかしさに頭に血が上ってクラクラしてきちゃう……
「……こう?」
「わあ、こんなに濡れて…じゃあさやよいママ、クリトリスってどこなんだ?」
待ってて、今包皮を剥いてあげるから…ああ、吐息が当たるだけで感じちゃうわ……
「今指が当たっているのがクリトリス。女の子の一番敏感なところ。男の子でいうお○んちんに相当するのよ。……大きくなったのをこう擦るとね、凄く気持ちいいのよ…あんっ!」
彼の目の前で何やっているのよ…でも…止まらない……見て、ママの恥ずかしいところ……!
「やよいママ、授業はまだ済んでないよ?って言うか自分だけで盛り上がるなよ」
また首輪を引っ張って…意地悪!
「見たところ穴が二つあるんだけど…それぞれ何に使うのか説明してよ」
わ、分かっていて聞いているでしょ!恥ずかしいシロップが内股まで伝ってきたじゃない……
「う、上のほうにある小さいのはね、尿道口と言って……オ、オシッコが出るところなのよ……」
嫌だわ私ったら…こんなはしたない話をしていて昂奮しちゃうなんて……
「そ、そして下の方にあるのが…膣口と、言って…赤ちゃん、が、出てくる…大事、な穴なのよ…」
息切れしちゃっている…だめだわ、深呼吸も何となく弱々しいわ。
「どうしてそんな大事な穴がお漏らししてるんだ?」
「そ…それはね…お漏らししているのじゃなくって…出入りし易くする為にね……」
もっとちゃんとした説明をしなくちゃ……自分の身体を教材にしているのに……
「何の出入りをやり易くするんだって?言ってごらんよやよいママ」
「お…お○んちん……」
「ああ、それじゃあ今やよいママのお○んこはおち○ちんが出入りし易くなっているんだな」
「言わないで…恥ずかしい……!」
全然駄目じゃないの私…説明どころか彼の言葉で転げ回りそうになるのを抑えるだけで精一杯だわ…
「ん?その奥にあるすぼまったのは何?」
「い、いやあねえ…こ、肛門よ」
「これがやよいママの……結構可愛いんだな」
「いやあ…許して……!」
お尻の穴まで見られている…それなのに、さっきからイキたくて堪らない…もう限界だわ……!
「疲れたろ、やよいママ。ほら、もっと腰を落としなよ」
いけない、足が崩れちゃう…彼の顔を塞がないようにしなくっちゃ……ああっ!
「ひゃぁん!あっ…やぁっ……ダメェ…………!」
舌が、彼の舌が私をなぞっているの…声を上げてのけぞっちゃう……!
あんなに激しく舐められたら…おかしくなっちゃうじゃない……!
舌で狭間を抉られ、そこかしこを唇で吸われて…つい腰が動いちゃう!
このままだとあっという間にイッちゃいそう……なんてひどい授業なの……!
あらっ?どうしたのかしら、さっきから彼の舌が同じところばかり狙っているみたい……
ここって確か…尿道口!?まさか彼ったら……
「あっ……!」
思わず腰を浮かせてしまったわ…いけない、私ったら今ちょっとだけ漏らしちゃった……
「……どこかで嗅いだと思ったら…あの時のお茶の匂いか…」
「あなた…ひょっとして私の…飲んじゃった?」
「さっきはやよいママ、俺のを飲んでくれたじゃないか…我慢は身体に良くないぞ」
そ、それとこれとは話が別じゃない…やだ、首輪を何度も引っ張らないで……!
「やめて…やめてえ……!」
ああっ、我慢しようとしても舌で刺激されちゃったら……ダメ、漏れちゃう……!
「あっ、ダメェ…汚いから……飲んじゃダメよぉ……いやあっ…!」
……どのくらい時間が経ったのかしら…我慢していたのに…全部漏らして…飲まれちゃった…!
「見て、やよいママ……もうこんなになっているんだ」
あなた……私のを飲んで…昂奮してしまったの!?
「バカ……すっごく恥ずかしかったんだから……!」
私ったら年甲斐も無く涙声になっているわ……情けないわ、まだ取り乱しているの……
取りあえず彼の唇を拭って……こらっ、物惜しそうな目なんかしないでよっ!
「ご、ごめん…でもやよいママの全部…欲しかったから……」
だからと言ってオシッコまで飲む事無いじゃないの……思い出しただけで身体が熱いわ……
「ねえ、やよいママ……」
不意に目が合っちゃった…分かっているわ。これで終わりなんて私もごめんだし。
……いよいよね。彼の運命を知る為の…これからが本番だわ。
「ごめんなさい…もうちょっとましな場所を用意できれば良かったのだけど」
「まあ初めてがやよいママってだけで贅沢過ぎるからな……すぐ終わったらごめんな」
既に二回出しているから大丈夫だとは思うのだけど……
「どちらかと言えばもう一回もう一回って言われる方が心配なのよね……お手柔らかにね」
笑いかけながらキスしてあげる……あん、舌の絡め方がさっきより上手くなっているわ……
「ちゅぅ…ぷはっ……したいけど体力が保たないからな…って悪いやよいママ…うっ」
後ろ手で彼の若樹をそっと扱いてあげる……熱くいきり立っているわ。
この子がこれから私の中に入っていくのね……
「いくわよ……」
彼の上に跨って、左手で拡げた私に右手で支えた彼をあてがうの……
粘膜同士が触れ合っている感触が心地いいわ……
もう、そんなにウズウズしないでよ。そんなに入れたさそうに急かす事無いじゃない。
……さあいらっしゃい、迎えてあげるわ。
ゆっくりと腰を落としていくと彼の分身が少しずつ入ってくるの…やっぱりちょっときついわね。
「うっ…やよいママ……!」
思い切っていくわよ……二、三回深呼吸したら一気に腰を沈めていくの……!
「くっ…んんんっ……あぐうっ!…んっ……」
「やよいママ…大丈夫か?」
いけない、私…気絶していたの?……良かった、入ったままだわ……
もう、私ったら一つになったまま彼の上に倒れこんでいたのね。
「ごめんなさい、重くなかったかしら?」
「大丈夫…て言うか俺の方こそごめんな。折角の初めて、俺なんかのために……」
しょげる彼に頬擦りして囁いてあげる…初めてがあなたで良かったって……
「さあ、本当のあなたを見せて……」
相手とまぐわって運命の流れを読むとっておきの秘法…一生使わないと思っていたのに……
出会って数時間しか経っていない年下の少年相手に処女を捧げてまで使う事になるなんて……
「くうっ…やよいママ、激し過ぎ!無理しちゃダメだって!」
確かに痛いけど…それ以上にあなたとこうしていられるのが嬉しいのよ。
本来の目的を忘れそうになるくらい…あらっ?あなたも動いてくれているの?
「ごめん、つい腰が動いちまう…おかしくないか?」
おかしくなっちゃうわよ……こんな体勢で無理やり動いちゃうから、クリトリスが擦れちゃうじゃないの!
破瓜の痛みで我に返っちゃうなんて思わなかったわ。いけない人なんだから……
「ねえ、ゆるくなってない?隠さなくていいから……」
「むぐっ、思いっきり締め付けながら言うなって!二度と自分の手で出来なくなっちまう!」
「あら、どうして?」
「だってこんな熱くてヌルヌルしてて、こんなにきついのでされたら…うっ!」
「私で気持ち良くなってくれているのね…嬉しい!」
うふふ、こんなに気持ち良さそうにして…さっき私を苛めてたのが嘘みたい……
「やよいママ…気持ちいいのか?」
「やだ…揺すらないで……バラバラになっちゃいそう…ああっ、もっとして!」
堪らないわ…痛みが歯止めにならなくなってきているの…こんなに乱れちゃうなんて……!
「やばい…もうイキそうだ……!」
「私もよ…一緒にイってくれるかしら?」
汗だくで何度も頷いちゃって……本当に余裕が無いみたいね。
でも余裕が無いのは私も一緒。時折身体がピクンと跳ね上がっちゃう……!
「好きなんだ…!やよいママ…やよい、ママァ……!」
ああ…その言葉で下半身が砕けて融けてしまいそう……
きつく抱きしめる…お願い、私から離れていかないで……!
彼がバス亭で笑って手を振ってくれているわ…転校初日は真っ先に保健室に来てくれるなんて言って。
でも私は知ってしまった……このままだと後一年足らずで彼が破滅の運命を辿ってしまう事が。
そして私一人じゃ到底助けられない事も……
どうすれば彼を助けられるの?いくら考えても答えなんて出ようが無いわ……
目の前が真っ暗になってくる……このまま彼の行く末を見届けるしか出来ないの?
私にはもうどうにも出来ないの……?