【ガスト総合】アトリエロSS・part3

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1名無しさん@ピンキー
マリー、エリー、リリー、ついでにミリー(ばい○ァミ通漫画)もよろしゅう。
ユーディーやヴィオラートはもちろんのこと。

でもそれだけじゃありません。
なぜなら、ここは ガ ス ト 総 合 スレなのですから。

過去スレ

アトリエロSS・part2.5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1046342179
アトリエロSS・part2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1045756168
ユーディーのアトリエロSS
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1025550374
2名無しさん@ピンキー:03/12/07 06:53 ID:/rtKGQmA
朝っぱらから2get
3名無しさん@ピンキー:03/12/07 07:12 ID:0GEAqD+h
3げとー。
4名無しさん@ピンキー:03/12/07 09:54 ID:8qtiaEFL
>>1
モツカレー
5名無しさん@ピンキー:03/12/07 12:16 ID:wZ9XoS+s
>1乙〜
神降臨待ち。
6名無しさん@ピンキー:03/12/07 13:13 ID:8qtiaEFL
即死回避にネタ書きたいが時間が無い……
7名無しさん@ピンキー:03/12/07 15:40 ID:GYjsmguc
         _,,,,          ┛┗
       --‐(  ,⊂ヽ、        ,┓┏ ‐‐--  、
         i ̄ ! / |      , ‐‐- 、    ⊆⊃`,
        ├‐'"´i |     !    _,>〒==r=、!_     ,
        |   | |   、 -‐''"` ̄イ \ !/!∧!  i `!   , 'i__
        |   | |    ゙ ,ゝ rv′!  ,ゝ′r '´l,ノ , '  , '´
        |   ! |   ∠_  ;:ゞ   `''"   丶ノ!  |  ∠_
        !   ^`ト、,.  ーっ;;i r'´ ̄``'  、  ,!  |   ,. '´
         ヽ     |  `^ヽ、、  ヽ!         //  L_<   >>2 はーい通してー!
           ヽ>ィ‐‐‐-、〃``‐i``''‐- ュ=='_      ̄`  >>3 道あけてー!
       ,. '"´        `ヽ,  ', `ヽ、./i  / ``i、      >>4 じゃまじゃまー!
      /      _,,r‐'"´ ̄`゙ ヽ i レヘ:::>' 〉 キ ≡ ヨ     >>5 道をあけなさーい!
  --‐‐'       ヽ  r‐''"´ ̄`` ! !,'  /:::!/    |     |      >>6 ほらどけっつってんだろー!
          /     > /レi/iハiヽiヽミヽ./::::/ == レ    !     >>8 じゃまなんだよゴラァー!!!
    _,,,...... / r‐' "´./( ′      !ミ f ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ   /
 '´ ̄     ',  /⌒ヽ、   ,./ V丶|   __      /
         ', i   1   ̄ `i;;| 〉 ` ̄  / ̄ ̄ ̄
  r-‐r、,.     ',i!.  | (i⌒!i⌒i);;;| iヽ、  〔
  ,'  j;       ,!|  y゙廿"゙廿";;| i ヽ、  _`__、
 j_ノ       | |    /`゙i!"i´;;;;|〈  `、 \゜、\
           , '! 丶._ /  `ト、/ /   ,'     ̄ `
8名無しさん@ピンキー:03/12/07 16:34 ID:T2QTp+9v
>>7
(´・ω・`)スマンカッタ・・・
9名無しさん@ピンキー:03/12/07 16:34 ID:FnmUogSM
即死防止カキコ。





そして神降臨キボンヌ。
10名無しさん@ピンキー:03/12/07 19:53 ID:P/rff0az
dat落ち判定は10Kまでだっけ。
とりあえず保守。
11名無しさん@ピンキー:03/12/07 20:33 ID:fmEIxK/2
即死防止にキャラクター公式設定

マリーのアトリエ

マルローネ Marlone (C V 池澤春菜)
11月5日生まれ(蠍座) 、19歳、身長158cm、体重49kg、
このゲームの主人公。シグザール王国の片田舎グランビル村から錬金術士になるために、単身、王都ザールブルグにやってきた。
シグザール王国にその名を轟かす王立魔術学校では、創立以来過去最低の成績を記録した。
しかしそれは素質がないのではなく、おてんばでそそっかしく、がさつなおめでたい性格がそうさせているだけなのだ。

シア・ドナースターク Schia-Donnerstage (C V 大沢つむぎ)
9月6日生まれ(乙女座) 、19歳、身長152cm、体重40kg、
マルローネの幼なじみにして良き理解者。ずいぶん昔に親の仕事の関係でグランビル村からここ、ザールブルグに引っ越してきた。
家はザールブルグでも五指に入る資産家で、彼女はその一人娘。
大人しく穏和な性格で、今までマルローネに困ったことが起これば常に救いの手を差しのべてきた唯一無二の親友。
これからも彼女の成功を手助けするために頻繁に顔を出すことになるだろう。
だが、彼女にはたった一つ、親友マルローネにも話していない秘密があるのだった。
いや、親友だからこそ話せない。親友の悲しむ顔を、この心優しき少女は見たくないのだ。
12名無しさん@ピンキー:03/12/07 20:47 ID:fmEIxK/2
クライス・キュール Kreis-Kuhl (C V 子安武人)
11月27日生まれ(射手座) 、17歳、身長168cm、体重57kg、
アカデミーの生徒。マルローネより二つ後輩にあたる。
しかし成績優秀のためこの年ですでにアカデミーの筆頭生徒、アカデミー中の先生からも一目置かれる存在となっている。
知的で冷静な性格だが、鼻持ちならない態度や嫌みな言動が目に付くため、生徒たちには少々嫌われているところがあるらしい。

ルーウェン ・フィルニール Ruven-Filnir(C V 小杉十郎太)
7月14日生まれ(蟹座) 、17歳、身長170cm、体重66kg、
12年前、シグザール王国は、隣接しているドムハイト王国と戦争をしていた。結局どちらが勝利したわけでもなく、国王ヴィントの歩み寄りで和解した。
だが、今でこそ平和な国へと変貌したが、戦争の爪痕は至る所に残っていた。
ルーウェンもまた、その戦争の被害者でもあった。故郷のヴァイツェンの村はドムハイト兵によって滅ぼされ、そのとき彼は両親と離ればなれになってしまったのだった。
彼は冒険の旅に出た。そしてザールブルグにやってきた。彼は今、冒険者として酒場にいる。両親を捜すという目的を果たすために。

ハレッシュ・スレイマン Hallesch-Sleiman(C V 小杉十郎太)
5月4日生まれ(牡牛座) 、23歳、身長179cm、体重80kg、
王室騎士隊長エンデルクにあこがれている青年。
一度は騎士叙勲を受けたが、もともと堅苦しいことが苦手な彼は、王室勤めのあまりの窮屈さに嫌気がさしてしまいすぐに騎士資格を放り出して冒険者になってしまった。
聖騎士になる前に辞めてしまったので彼の使う武器は槍である。
冒険者となった彼だが、正義感が強く豪放な性格は相変わらず。

ミュー・セクスタンス My-Sextans(C V 大沢つむぎ)
3月30日生まれ(牡羊座) 、20歳、身長160cm、体重52kg、
大陸の南方の国から流れてきた冒険者。冒険をしつつザールブルグまでやってきたという正真正銘の冒険者である。
南方育ちなので雰囲気から服装までどこかザールブルグの人間とは違う。見た目通りオープンで陽気な性格。
ただ、のんきでポヤーッとしているところがあるため、特に何か目的を持っているわけでもなく、ザールブルグに来るまで何かをしていたわけでもないので、能力的には平均レベル。
13名無しさん@ピンキー:03/12/07 20:57 ID:zq2zSRgk
エンデルク・ヤード(CV 小杉十郎太)
8月9日生まれ(獅子座)、26歳、身長183cm、体重82kg、
シグザール王国王室騎士隊長にして王国最強を誇る男。
シグザール王国ではあまり見かけない漆黒の長髪と瞳を持つ。
そのため海の向こうの遥か彼方からやってきたと噂されているが彼は黙して語らない。
また、その容姿と華麗な剣の腕で国中に彼のファンがいるが、彼がそのことをどう思っているか、その寡黙な口からは無駄な台詞は出てこない。
見かけとは裏腹に彼は強い名声欲を持っている。強い相手を求め、常に剣の技術を磨いているのだ。

キルエリッヒ・ファグナー Kyrielich-Fagnah(CV 佐々木るん)
?月?日生まれ(??座)、23歳、身長168cm、体重55kg、
深紅の髪と華麗なレイピアの剣技を持つ女騎士。その正体は、魔人と人間のハーフ。
魔界で生まれ育ったが、争いの絶えない混沌の世界に嫌気がさし、二つの世界をつないでいる塔を使ってザールブルグにやってきた。
彼女の親ともいえる魔界の王ファーレンを嫌悪している。

クーゲル・リヒター Kugel-Richter(CV 立木文彦)
1月5日生まれ(山羊座)、45歳、身長175cm、体重78kg、
先日、任期が終了し王室騎士団から退役した中年。
しかしまだ腕がうずくのか、平和な生活に戻るのが嫌なのか、とにかく冒険者となった。
長い間、騎士として働いていたため戦闘の腕はかなりのものがある。
ただ、最後まで聖騎士にはなれなかったため、使っている武器は槍である。
また、彼は酒場のマスターのディオ・シェンクの弟でもある。
だいぶ前に「どの酒が一番うまいか」というくだらないことで口論になりそれきり兄とは口をきいていない。
しかも姓まで変えてしまうという念の入りよう。本名はクーゲル・シェンクなのだ。

シュワルベ・ザッツ Schwalbe-Satz(CV 子安武人)
5月12日生まれ(牡牛座)、22歳、身長170cm、体重72kg、
ザールブルグ近辺を荒らし回っている盗賊団の頭領。無口で冷たい男。
ゴロツキたちをまとめているだけあり、腕の方もすこぶるつきである。
彼の持つ短剣は特に鍛えられた業物で、さらに刃には毒が塗ってある。
短剣だからといって油断は出来ないのだ。彼の繰り出す攻撃は、それぞれが必殺の一撃なのだ。
14名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:00 ID:zq2zSRgk
ナタリエ・コーデリア Natalie-Kohdelia(CV 佐々木るん)
10月2日生まれ(天秤座)、16歳、身長158cm、体重51kg、
自由奔放な冒険者になりたくて家出してきた少女。
身の軽さには自信があったが、外見は年端も行かぬ少女。
彼女を雇うパトロンもさほどおらず、冒険者としてはなかなかやっていけなかった。
手持ちがなくなり進退窮まった彼女はその身の軽さを武器に、貴族の家に忍び込み、高価な宝物を盗み出すようになった。
ザールブルグの夜を賑わす女怪盗デア・ヒメル。彼女がその正体なのだ。

イングリド Ingrid(CV 大沢つむぎ)
10月26日生まれ(蠍座)、30歳、身長162cm、体重50kg、
アカデミーの先生の一人。校長ドルニエたちと共に、海の向こうのエル・バドール島大陸からやってきた。
エル・バドール人の特徴は、左右の瞳の色が異なることである。
またエル・バドールでは魔術の研究が盛んで、彼女やドルニエはその魔術を広めるために遠くシグザール王国までやってきたのだ。
彼女のその能力は素晴らしく、ドルニエにも勝るとも劣らないほどである。
でも独身。

ディオ・シェンク Dio-Schenk(CV 立木文彦)
12月25日生まれ(山羊座)、46歳、身長176cm、体重79kg、
酒場「飛翔亭」のマスター。
武器屋の親父同様、かつては冒険者だったが、現在はその経験を生かし、冒険者のための酒場を営んでいる。
冒険者のクーゲルの兄である。また、彼には一人娘のフレアがいる。
しかし最近色気が増してきたため、彼は酒場にたむろしている男共が群がってくるのを恐れている。

フレア・シェンク Flea-Schenk(CV 金月真美)
6月26日生まれ(蟹座)、20歳、身長162cm、体重51kg、
酒場のマスター、ディオの一人娘。
酒場という、やかましいところで育てられたせいか、少々のことでは動じない肝のすわった性格になった。
穏やかで大人しく、しかも可愛いとあって酒場の華であるが、
冒険者たちが手を出すのを恐れたマスターによって、彼女は滅多なことでは酒場に顔を出すことはなくなった。
15名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:03 ID:P/rff0az
マリー>クライス=ルーウェン だったのか……初めて知った。
てっきり同年齢か、ルーウェンあたりは年上だと思ってたよ。
16名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:03 ID:y0b/rjyX

偉大な錬金術師マルローネを母にもつ、シェリー。
彼女はわずか12歳でザールブルグアルケミストアカデミーを卒業した
アカデミー始まって以来の天才である。
彼女は10年前母が消息を絶った、エアフォルクの塔に向かう。
この塔は昔から魔界につながっている、などと噂されていたが、
10年程前より、その禍々しさをいっそう強め、今では不思議のダンジョンと化していた。
果たしてシェリーは最上階にたどり着けるのか?
そして彼女を待ち受けているものとは?
17名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:04 ID:y0b/rjyX
偉大な錬金術師マルローネを母にもつ、シェリー。
彼女はわずか12歳でザールブルグアルケミストアカデミーを卒業した
アカデミー始まって以来の天才である。
彼女は10年前母が消息を絶った、エアフォルクの塔に向かう。
この塔は昔から魔界につながっている、などと噂されていたが、
10年程前より、その禍々しさをいっそう強め、今では不思議のダンジョンと化していた。
果たしてシェリーは最上階にたどり着けるのか?
そして彼女を待ち受けているものとは?
18名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:05 ID:zq2zSRgk
アウラ・キュール Aula-Kuhl(CV 金月真美)
11月28日生まれ(射手座)、24歳、身長157cm、体重46kg、
アカデミーのショップに勤める女性。第1期卒業生の一人である。
飛び抜けた才能はなかったが卒業しているくらいなのでマルローネなどよりは遥かに優れた力があるに違いない。
知的で落ち着いた性格は、アカデミーに在学していたときは長所であったが、
こうしてショップで物を売るには目立たなくなり、欠点となっている。
また彼女は、現在アカデミーで主席を誇るクライスの姉でもある。

武器屋の親父(CV 立木文彦)
8月30日生まれ(乙女座)、38歳、身長175cm、体重86kg、
かつて冒険者として国中を旅して回っていた男。今では、武器屋として腰を落ち着けている。
冒険者や街の兵士を相手に武具を売っているのだ。
屈強な肉体、厳つい外見とは違い、人当たりがよくバカが付くほど陽気。
あまり物事を深く考えないうらやましい性格をしているが、たった一つ、禿げていることだけが悩みの種。

ブレドルフ・シグザール Bredolf-Schigsal(CV 子安武人)
2月22日生まれ(魚座)、22歳、身長169cm、体重58kg、
シグザール国王家の第一王子。近いうちにシグザール王国第9代として即位するといわれている。
しかし当の本人はその自覚があるのかないのか、親の目を盗みだしてはこっそり城下へ遊びに行くという趣味を持っており、
それが国王の頭を悩ませている。
第一王子は滅多なことでは城から出られないため、彼にとってザールブルグは初めて見るものばかり。
そのため周りばかり見ていて通行人とぶつかってしまうことが多い。
19名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:06 ID:zq2zSRgk
ヴィント・シグザール Wind-Schigsal(CV 村松康雄)
?月?日生まれ(??座)、58歳、身長??cm、体重??kg、
シグザール王国第8代。若い頃は文武両道の覇気ある男であった。
自らの治世によってシグザール王国、特にザールブルグはあまりに平和で国王が率先してせねばならぬ事がなくなってしまった。
それが裏目に出て、彼は平和ボケしてしまった。
そろそろ息子であるブレドルフに国王の座を譲ろうかと考えている。

ドルニエ Drnie(CV 村松康雄)
?月?日生まれ(??座)、60歳、身長168cm、体重??kg、
アカデミーの校長。シグザール王国の魔術研究の権威である。
齢60にしてまだ研究熱心であり、新しい理論を求めて日々書斎にこもっている人物でもある。

妖精族の長老(CV 村松康雄)
?月?日生まれ(??座)、??歳、身長168cm、体重??kg、
妖精族の長老。見た目は7、80歳程度の老人だが、実際はザールブルグの街が出来る遥か昔から生きている。
この辺り一帯の歴史の移り変わりを全て目撃してきた生き字引的存在だが、さすがに最近は物忘れがひどくなってきたらしい。

マリーからは以上。
後でエリー、リリーもいくつもりです。
20名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:18 ID:y0b/rjyX
14kb
21名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:47 ID:zq2zSRgk
エリーのアトリエ

エルフィール・トラウム Elfir-Traum(CV 長沢美樹)
6月18日生まれ(双子座)、15歳、身長152cm、体重40kg、
このゲームの主人公。
伝染病で瀕死の重体だったところを、たまたま通りかかったマルローネに救われ、
それがきっかけで彼女のようになる(錬金術士になる)ことを決意する。
伝染病にかかったとはいえ本来は元気な娘。マルローネと違いがさつでもないし、部屋もきれいにしている(でも掃除は苦手)。
少々食い意地が張っていることや、よく眠るところは育ち盛りだからかも知れない。
マルローネ同様、最初は錬金術の能力は皆無。
しかしマルローネが授業をサボり倒していたために全然能力が身に付いていなかったのとは違い、
エルフィールに能力がないのは本当に一からの出発だからである。
素質はマルローネ以上、かも知れない。

アイゼル・ワイマール Eisel-Weimar(CV 飯塚雅弓)
3月1日生まれ(魚座)、15歳、身長155cm、体重42kg、
アカデミーの新入生。ワイマール家の息女で、上流貴族の人間がほとんどいないアカデミー内では少々高飛車になっている部分がある。
錬金術の方は素質があるのか、かなり優秀。ただ、同い年で自分よりももっと能力のある、ノルディス・フーバーという少年のことがちょっと気になっている。
師がそれぞれライバルで、しかもノルディスがエルフィールにばかり肩入れしているため、
登場時からエルフィールに冷たい態度をとっているが、実は心優しい少女なのだ。

ノルディス・フーバー Nordis-Fuba(CV 関智一)
2月11日生まれ(水瓶座)、15歳、身長158cm、体重47kg、
アカデミーの新入生。入学試験をトップで合格し、第16期生の中で常に学年トップ。
イングリドの教え子の一人。クライスと違い、穏和な性格で周りからの人望も厚い。
イングリドからエルフィールの存在を知り、ちょっと興味を持っている。
こんな非の打ち所のなさそうな少年だが、実は一つだけ気にしていることがある。
自分自身で分かっているのだが、どうしようもない心配事があるのだ。
周りにはにこやかな表情を見せているが、誰にも言えない悩みに苦しんでいる。
22名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:48 ID:zq2zSRgk
ダグラス・マクレイン Dagllas-McRain(CV 金丸淳一)
7月13日生まれ(蟹座)、19歳、身長177cm、体重68kg、
2年ほど前に、シグザール王国北方に位置するカリエル王国から移民してきた青年。
優秀な剣の腕を持ち、去年の武闘大会では初参加ながら準決勝まで行き、話題となった。
エンデルクとの対決を街の住人全員が楽しみにしている。
彼は現在聖騎士隊の一員としてシグザール城正門を守っている。
性格的にハレッシュに似ており、熱血漢で曲がったことや理屈っぽいことが嫌いだが、
ハレッシュほど豪放でもないので騎士団の堅苦しい雰囲気でも耐えていられるようだ。

エンデルク・ヤード Enderk-Jad(CV 小杉十郎太)
8月9日生まれ(獅子座)、31歳、身長183cm、体重80kg、
王室騎士隊長にしてシグザール王国一の剣聖。
剣の腕にはますます磨きが掛かり、次の年末武闘大会に優勝すれば13年連続優勝となる。
もはや武闘大会は彼が優勝することを前提に行われている感がある。
彼はずっと強力な敵やライバルを求めているのだが、数年前に倒した火竜フラン・プファイルを最後にそういった目標を失っている。
次に彼の心を満たせるものは、果たして何か。

ロマージュ・ブレーマー Romauge-Bremer(CV 富永みーな)
12月20日生まれ(射手座)、23歳、身長164cm、体重50kg、
南方出身の踊り子。異国の踊りを披露しながら、あちこちの街を転々とし、数ヶ月前からは飛翔亭で踊っている。
今ではたまにしか店に顔を出さない箱入り娘のフレアに代わり飛翔亭の花形となっている。
メリハリの利いたスタイルと、珍しい踊り、露出の高い衣装で、飛翔亭にたむろする男たちはみなメロメロ。
ただ、毎日踊っているわけではないので男たちにはそれが唯一の不満のようだ。
近隣の街を旅をしてまわっているので情報通でもある。ディオの知らないようなことを知っている、かも知れない。
23名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:50 ID:zq2zSRgk
ミルカッセ・フローベル Millcassee-Frobel(CV 井上喜久子)
9月3日生まれ(乙女座)、16歳、身長155cm、体重42kg、
ザールブルグにあるフローベル教会の一人娘。
教会では医薬の女神アルテナを祀っており、病人がかつぎ込まれたり、悩みを持つものが訪れたりする。
フローベル教会はザールブルグ内でもっとも古い教会の一つで、そのため奔放なこの世界にあって大分格式張ったところがある。
生まれたときからそういう環境だったため、彼女は世の中とはそういうものだとずっと思っていた。
が、最近になって外の世界を見てみたいと思うようになった。
ただ、信仰心が無くなったわけではなく、アルテナをかたどった銀のペンダントをずっと身につけている。
要するに、窮屈な生活に疲れたためちょっとだけ息抜きしたい。ただそれだけのことなのだ。

ルイーゼ ・ローレンシウム Luise-Lawrencium(CV 野上ゆかな)
3月3日生まれ(魚座)、21歳、身長157cm、体重46kg、
アカデミー内にあるショップの店員。
今までここに勤めていたクライスの姉アウラが退職してしまったため、その後がまとして勤めることになった。
卒業までに6年かかっている(2留)ので、アカデミー生としての成績はそれほどいいとは言えない。
性格が少々とろくさく、マルローネとは違った意味であまり錬金術士や魔術師向きでなかったのが原因だが、
物覚えや理解力は高く、筆記試験ではトップクラスだったことが買われ、ショップの店員に抜擢された。

イングリド Ingrid(CV 大沢つむぎ)
10月26日生まれ(蠍座)、36歳、身長162cm、体重50kg、
アカデミー校長ドルニエの一番弟子。今でもアカデミーの教師をする傍ら、独自の研究に時間を費やし、より高度な理論を求めている。
その能力は師のドルニエを超えんばかりである。
彼女は一生を錬金術の研究に捧げるくらいの覚悟を持っているので結婚はしない。(決して相手がいないわけではない)
生徒からは怖い先生と恐れられているが、実際は面倒見のいい、優しい人。
ただひとたび怒らせると、もはや誰の手にも止める手だてはない。
24名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:51 ID:zq2zSRgk
ヘルミーナ Hermina(CV 高橋美紀)
1月14日生まれ(山羊座)、36歳、身長165cm、体重53kg、
アカデミーの校長ドルニエの二番弟子。
しかし一番弟子のイングリドと仲が悪く、彼女の下に甘んじていることが耐えられなかったため、アカデミー創立後、人知れず旅立った。
あちこち旅をしてまわり、そしてついに1年ほど前に、彼女はアカデミーへと帰ってきた。
イングリドと対決するために。

ドルニエ Drnie(CV 村松康雄)
?月?日生まれ(??座)、66歳、身長168cm、体重60kg、
アカデミーの校長。
この歳になっても研究には余念がなく、普段は巧みに隠された自分の書斎で独自の研究をしているため、
アカデミーの生徒といえど滅多なことでは出会うことが出来ない。
そのため、入学式の時以来校長に会ったことがない生徒も数多くいるようだ。

ブレドルフ・シグザール Bredolf-Schigsal(CV 子安武人)
2月22日生まれ(魚座)、28歳、身長169cm、体重57kg、
シグザール王国第一王子。第9代国王候補。30歳をめどに国王に即位すると言われている。
最近お后候補として隣国ドムハイト王国の第一王女リューネなどの名前が挙がっているが、
そんな親の決めたようなことが嫌いで彼はかたくなに断り続けている。
自由奔放な性格であるが、国王候補としてみた場合少々難ありではある。

ハレッシュ・スレイマン Hallesch-Sleiman(CV 堀内賢雄)
5月4日生まれ(牡牛座)、29歳、身長179cm、体重78kg、
元騎士団の元気のいい男。冒険者としても脂ののっている時期である。
豪放な性格、大柄な体躯のため、毎日のように入り浸っている飛翔亭では名物の一つといえるかも知れない。
一見に何も考えてなさそうに見えるが、彼にも勿論(?)悩みの一つや二つはある。
飛翔亭に行くと隅のテーブルで、時折ため息をついている彼の姿を見ることが出来る。
25名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:52 ID:zq2zSRgk
シア・ドナースターク Schia-Donnerstag(CV 大沢つむぎ)
9月6日生まれ(乙女座)、25歳、身長153cm、体重40kg、
マルローネの親友で、織物事業で財を成したドナースターク家の一人娘。
近々、ザールブルグでも有数の実業家の青年と結婚することになっている。
名家同士ということでザールブルグ内外でも大きな話題になっているようだ。
お嬢様ぶりにも磨きがかかっているが、のんきな性格と天然の毒舌は相変わらず。

ディオ・シェンク Dio-Schenk(CV 立木文彦)
12月25日生まれ(山羊座)、52歳、身長176cm、体重76kg、
冒険者の酒場「飛翔亭」のマスター。
長い間冷戦状態だった弟クーゲルとそろそろ仲直りしたいところだと思っていたところに彼が和解を申し出てきたので素直に仲直りすることにした。
一人娘のフレアを溺愛しているのは相変わらず。
マリーのアトリエも、エリーのアトリエも、この男がいないと成り立たない。
そういう意味ではディオが影の主役といえなくもない。

クーゲル・シェンク Kugel-Schenk(CV 鈴木英一郎)
1月5日生まれ(山羊座)、51歳、身長175cm、体重75kg、
マルローネのおかげで兄であるディオと仲直りすることが出来た、もと騎士の親父。
今では兄と一緒に飛翔亭で働いており、好きな酒の相違で喧嘩したのも古き思い出となりつつある。
とはいうものの今でも酒の好みはディオとは異なる。
さすがに冒険者としてまかり通れる年齢ではなくなったので、仲直りを機に冒険者から足を洗った。
今では飛翔亭に行けば毎日顔を見ることが出来る。
頑固者でいつも苦虫をかみつぶしたような顔をしているので、ただでさえむさ苦しい酒場がますますむさ苦しくなってしまった。
26名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:53 ID:zq2zSRgk
フレア・シェンク Flea-Schenk(CV 金月真美)
6月26日生まれ(蟹座)、26歳、身長162cm、体重50kg、
飛翔亭のマスター、ディオの一人娘。
今までは酒場の男たちから守るため、ディオが箱入りに育てていたので滅多に表に出てくることはなかったが、
クーゲルが酒場を手伝うようになってからゆとりが出来たせいか、以前よりはカウンターで笑顔を振りまくことが多くなった。
以前はかなり色気のある服装をしていたが、年齢も高くなってきたため、
最近では年相応の落ち着いた服を着ていることが多いようだ。

武器屋の親父 (CV 立木文彦)
8月30日生まれ(乙女座)、44歳、身長175cm、体重88kg、
人当たりの良さと、殺人的な歌声で「ザールブルグにこの男あり」と言わしめるほどの、名物男。
だが彼の出身も、血縁の有無も、名前でさえも知っている者は誰もいない。
唯一、かつて冒険者としてあちこち旅をしていたということだけが知られている。
また、人には話さないが、髪の毛は常に悩みの種のようだ。

クライス・キュール Kreis-Kuhl(CV 子安武人)
11月27日生まれ(射手座)、23歳、身長169cm、体重58kg、
アカデミーの筆頭生徒だったクライスは文句なしのずば抜けた成績でアカデミーを卒業した。
無論、マイスターランクへ一直線。
マイスターランクでもめきめき頭角を現した彼だが、最近どこか虚無感に包まれている。
自分の探し求めているものはもしかしたら違うのではないか。
マルローネのように自分の道を求めて旅立つような行動力がない自分に苛立っているのだった。

妖精族の長老(CV 村松康雄)
?月?日生まれ(??座)、??歳、身長??cm、体重??kg、
妖精の森に住む、妖精族を統べる長老。
一説にはザールブルグという街がまだ存在していなかった頃から森に住んでいるとも言われている。
妖精族には寿命というものがない、などという噂がまかり通るほどに彼らは長寿だが、
さすがにこの長老ほど生きていると少々ボケたところが出てくるようだ。
27名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:53 ID:zq2zSRgk
アレな王室騎士隊員
?月?日生まれ(??座)、??歳、身長??cm、体重??kg
エンデルクは女性だけでなく男性にもモテるに違いない!何たって王国最強の騎士だから!
いうことでこっそり入れておいた、エンデルク様にぞっこんの騎士です。
アイテム調合システムやイベントなどが出来る前から存在していた、由緒正しいキャラクターです。

ユーリカ・イェーダ Julika-Jeder(CV 南央美)
7月26日生まれ(獅子座)、18歳、身長160cm、体重49kg、
カスターニェに住む漁師の娘。漁師だった父親をずいぶん昔に亡くしている。
が、父が口癖のように言っていた、沖合に浮かぶ「つぶて島」の財宝伝説を信じ続け船乗りになってしまった。
カスターニェでは女性の船乗りは(近海漁業なら)特に珍しいことではない。今は母親と二人暮らし。
船乗りらしく、威勢のいい娘であるが、勢いに任せた無茶な行動はしない、思慮分別をわきまえた性格も持っている。

オットー・ホルバイン Otto-Holbein(CV 岩田光央)
10月7日生まれ(天秤座)、26歳、身長169cm、体重58kg、
港町カスターニェにある雑貨屋のマスター。彼は雑貨屋を営んではいるが基本的に船乗りである。
船に乗って出航している間は雑貨屋は休業となる。主に点在する港町との交易や近海での漁業をしている。
彼もフラウ・シュトライトの餌食になりそうになったことがあり、
運良く無傷だったためチャンスがあるうちにあの怪物を仕留めてやろうと考えている。

シュマック・ホルテン Schmack-Horten(CV 石川ひろあき)
8月8日生まれ(獅子座)、31歳、身長176cm、体重78kg、
カスターニェの武器屋を営む親父。
船員や漁師、海賊たちばかりの港町にあって、彼は珍しく海の男ではない。
ドムハイト王国の南の方から船を乗り継いでカスターニェにやってきた。
かつては冒険者のようなこともしたことはあるが、それよりも冒険者たちが使う武器の魅力にとりつかれてしまい、武器の収集をするようになった。
そしてついに合理的に武器収集が出来る「武器屋」を開いてしまった。
28名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:54 ID:zq2zSRgk
ボルト・ルクス Bord-Lx(CV 堀内賢雄)
2月1日生まれ(水瓶座)、38歳、身長180cm、体重78kg、
港町カスターニェにある宿屋「船首像」のマスター。
海の男たちが集う「船首像」だが彼もまた船乗りとして大海原に乗り出す人生を歩んでいた。
だがちょうどカスターニェとエル・バドールとの間くらいの海域に出現する巨大なシーサーペント(海竜)に船ごと襲われた過去があり、
そのときの傷によって船乗りの人生を断念せざるを得なくなった。
海竜はフラウ・シュトライトと呼ばれ、恐れられている。襲われたのもボルトだけではないのだ。

ミュー・セクスタンス My-Sextans(CV 大沢つむぎ)
3月30日生まれ(牡羊座)、26歳、身長160cm、体重51kg、
気ままな冒険者であった彼女は、マルローネが旅に出てから急につまらなくなってしまったザールブルグを3年ほど前に飛び出し、
それきり行方知れずになっている。
もともと定住などという考えは持っていないのでその日暮らしを続ける毎日。

ルーウェン ・フィルニール Ruven-Filnir(CV 真殿光昭)
7月14日生まれ(蟹座)、23歳、身長170cm、体重66kg、
6年前に、両親らしい人物がいるという情報を得てザールブルグから旅立った彼だが、残念ながらそれは別人だった。
が、ザールブルグから離れて故郷の村に近い地方を旅しているとそれらしい情報がたくさんあることに気づき、
彼は6年間ザールブルグに戻らずずっと旅を続けている。
29名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:55 ID:zq2zSRgk
マルローネ Marlone(CV 氷上恭子)
11月5日生まれ(蠍座)、25歳、身長160cm、体重50kg、
エルフィールのあこがれの人。
マルローネ自身は錬金術のさらなる極み(悟り)を得るため世界を旅している。
(もっとでっかい舞台で派手に爆弾を使いたいからという説もある)
マルローネの目標はイングリドやドルニエの出身であるエル・バドール島大陸へ行っていろいろな文献を見ること。

イクシー Xe(CV 川上とも子)
6月5日生まれ(双子座)、23歳、身長157cm、体重43kg、
ケントニスのアカデミーの入り口にある受付担当。
図書の貸し出しや、ちょっとした商品を販売している。
幼い頃から読書が好きで、気がついてみればエル・バドールでも一二を争うほどの蔵書量を誇るアカデミーの図書館の司書になっていた。
普段は受付などをしているが時間があいているときは本の整理をしつつ、読書に励んでいる。
小さい頃、落雷のために家の半分が炎上したことがあり、そのため今でもカミナリが苦手である。

ファウ V(CV 富永みーな)
4月22日生まれ(牡牛座)、52歳、身長154cm、体重40kg、
学術都市ケントニスの片隅にある宿屋の女主人。
宿は何代かにわたって続いている由緒あるもので、年々新しい建造物が建っていく中で一時代前の雰囲気をそのまま残している。
ケントニスにやってくるなどという物好きの旅行者は少ないため、宿も細々と続いているという感じである。
彼女も生まれたときから学術都市の雰囲気の中で育ってきたので、宿屋の主人とはいえ、そこかしこにインテリの雰囲気が漂っている。
30名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:56 ID:zq2zSRgk
エリーは以上。
31名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:33 ID:zq2zSRgk
リリーのアトリエ

リリー Lilie(CV 那須めぐみ)
2月14日生まれ(水瓶座)、17歳、身長159cm、体重50kg、
好きな物 ペンデル(ケントニス名物・波模様のクッキー)
嫌いな物 は虫類、両生類
夢 錬金術を極めてもっと色んな物を造り出したい
このゲームの主人公。彼女はエル・バドールで開花した錬金術の大ブームによってすっかり錬金術の魅力に取りつかれてしまった。
家が貧しかったのでまともな勉強は出来なかったが、独学で知識を身につけた。
その努力、才能を認めたケントニスアカデミーの重鎮は彼女をアカデミーへと招いた。
そしてそこで彼女はドルニエと共に東の大陸へ行って欲しいとの勅命を受けることとなった。
勅命こそ受けているが、優等生かというと全然そんなことはなく現時点ではむしろイングリド・ヘルミーナよりも錬金術の知識は劣る。
ただ、独自で勉強した割には出来が良かったため素質があると判断した元老院に大抜擢された、というだけなのだ。
本当に才能の花が開くかどうかは、今後の努力にかかっている。
基本的に「ハマりやすい」性格。遊び、勉強、趣味、恋愛などなど、何事においても熱しやすいタイプなのでそれがもとで失敗することも多々ある。
名前の由来はそのまま「ユリ」。家が貧しいのでせめて物腰だけは女らしく優雅に、と思って付けた名前だがあいにくじゃじゃ馬になってしまった。
当人はただ一点、そのことだけが親に申し訳ないと思っている。
ペンデルというクッキーのようなお菓子だけでなく、甘い物全般には目がない。

ドルニエ Dornie(CV 菅原正志)
?月?日生まれ(??座)、40歳、身長169cm、体重57kg、
好きな物 新しい理論の研究
嫌いな物 特になし
夢 アカデミー設立
ケントニスアカデミーのさらに中心部、重鎮たちがいる元老院の一員。元老院の中で最も若い。
リリー、イングリド、ヘルミーナを率いて東の王国すなわちシグザール王国に錬金術の布教とアカデミーの建立をするために旅立つこととなった。
錬金術のことをよく知らない若い少女であるリリーの、先生であり保護者役である。
また、王宮への錬金術アカデミー建設援助の交渉役でもある。
性格は穏やか、黙々と研究するタイプ。年がら年中、常に何か考え事をしている。
32名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:33 ID:zq2zSRgk
イングリド Ingrid(CV 白石妙子)
10月26日生まれ(蠍座)、10歳、身長138cm、体重33kg、
好きな物 実験
嫌いな物 ヘルミーナ(でも本当は素直じゃないだけで仲がいいかも)
夢 錬金術の先生になりたい
8歳のときからアカデミーに所属しており、
まだ年端もゆかぬ少女でありながら錬金術の知識、技能などかなりの素質を持った、いわゆる神童。
勝ち気で短気で自信家なので常日頃から同い年でやはり神童と呼ばれているヘルミーナといがみあっている。
血の気が多いのか、秀才の割にはケンカになるといつもついつい手の方が先に出てしまうタイプ。
ヘルミーナの妙に口達者なところがしゃくに触っている。
親がいないのでリリーが母親がわり。なんだかんだ言ってもまだ少し甘えたいお年頃。

ヘルミーナ Hermina(CV 白石妙子)
1月14日生まれ(山羊座)、10歳、身長140cm、体重34kg、
好きな物 ちょっと危険な実験
嫌いな物 イングリド(でも本当は素直じゃないだけで仲がいいかも)
夢 イングリドよりデキる錬金術の先生になりたい
イングリド同様8歳のときからアカデミーに所属しており、こちらも神童と呼ばれている。
室内で読書をすることが好きだったせいもあり、子供ながら錬金術の知識は侮れない。
体が少々弱く、大人しい性格だがその分少々陰湿なところがある。
元気者のイングリドとはいつもケンカをしているがヘルミーナは口げんかではいつも一枚上手である。
昔のことをいつまでもねちっこく覚えていたりする。イングリド同様、親がいないのでリリーが母親代わり。
普段あまり笑ったりしないが、リリーの前では素直になれるようだ。
33名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:34 ID:zq2zSRgk
ゲルハルト Gerhard(CV 置鮎龍太郎)
8月30日生まれ(乙女座)、18歳、身長173cm、体重70kg、
好きな物 アップルパイ、歌、武具いじり
嫌いな物 特になし
夢 自分の店を持つこと
実はゲルハルトというのは本名ではない。
当人は本名を黙して語らないが、しかし冒険者をやっている人間が周りに何人もいて名前がないと都合が悪いということで便宜上、ゲルハルトと名乗っている。
艶やかな黒髪をなびかせる、筋骨隆々のナイスガイ。
現在は冒険者をしているが、本当は冒険者をやりたいのではなく武器をさわっているのが好きなため、その武器を使って生活が出来る冒険者の道を選んでいるのだ。
性格は底抜けに明るく、細かいことは気にしない。
損得で物事を考えないので周りからは結構慕われているらしいが、当人はそれすらも全然知らない(気にしていない)。
武具いじりの他には、アップルパイと歌を歌うことが好きだが、歌は強烈に音痴。楽器の演奏も嗜んでいるらしい。

イルマ・ヴァルター Irma-Walder(CV 中原麻衣)
12月6日生まれ(射手座)、17歳、身長160cm、体重49kg、
好きな物 カード
嫌いな物 冬(寒いから)
夢 一流の占い師になること
南方から流れてきた十数人から構成される隊商(キャラバン)で生活する一員で、一番の年少。
キャラバンは中央広場で貿易として珍しい品物を売っている。
イルマ自身はカードを使った占いをする占い師をしており、いつか的中率100%の一流占い師になることを夢見ている。
明るくオープンな性格だが、占いの時は人が変わったように寡黙になる。
キャラバンでの移動生活ということもあってか、友達が全くいないので同じ歳のリリーとはすぐに友達になる。
34名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:35 ID:zq2zSRgk
ハインツ・ マドック Heinz-Maddok(CV 大塚明夫)
2月19日生まれ(魚座)、47歳、身長180cm、体重70kg、
好きな物 賑やかなところ
嫌いな物 かしこまったところ
夢 ザールブルグ一の酒場にしたてること
冒険者の酒場「金の麦」亭のマスター。
顔は熊のようなイメージを与える渋めの親父、体つきはごつく大きく丸い。
機嫌のいいときは豪放に笑い、機嫌の悪いときは低く迫力のある声で喋る、メリハリの利いた人物である。
金の麦亭は冒険者の宿としてザールブルグ内ではかなり有名な店で、大きさこそ普通だが常に客がたむろする人気の店。
しかしハインツはこの金の麦亭をもっと大きく、ザールブルグで一番にしたいと思っている。
賑やかなところが好きな彼は、自分の店が街の中で一番賑わうことを考えるだけで嬉しくなってしまうのだ。
金の麦亭では酒場の他に宿屋、仕事の斡旋業などもやっている。
冒険者たちは宿屋に寝泊まりして斡旋された仕事をこなして生活しているのだ。

シスカ・ヴィラ Ziska-Villa(CV 夏樹リオ)
8月21日生まれ(獅子座)、20歳、身長168cm、体重54kg、
好きな物 ゲルプワイン
嫌いな物 ねずみ
夢 女性初の聖騎士になりたい
腰まである緑がかった長髪をなびかせて怪物と戦う女戦士。
幼少の頃、家の窓から近くを通りかかった聖騎士隊が近隣に徘徊する怪物を掃討するところを見て聖騎士に憧れ、
聖騎士になるためにザールブルグにやってきた。が、来て早々、入隊試験に見事に落ちてしまった。
あまりに(実技)試験が厳しいため戦闘訓練を行っていない女性は体力的に辛く、
未だかつて女性では一人も試験を突破した者はいない、という話を聞き、彼女は逆に「自分が最初の一人になる」と燃え上がってしまった。
しかし入隊試験は年に1度しかないのでそれまではひたすら冒険者として腕を磨く毎日。
無類の酒好きで、毎日のように酒場「金の麦亭」に入り浸っている。
酒場は冒険者としての仕事が舞い込んでくる場所なので好都合でもあるのだ。
35名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:35 ID:zq2zSRgk
クルト・フローベル Kurt-Frobel(CV 増岡太郎)
5月2日生まれ(牡牛座)、24歳、身長174cm、体重60kg、
好きな物 特になし
嫌いな物 酒場でだらしなくしている連中
夢 フローベル教会を大きくすること
女神アルテナを祀っている教会の中ではザールブルグ一の規模を誇るフローベル教会に住む神父。
厳格な教会で育ったので至って真面目、若くハンサムだが堅い性格をしているので酒場でふらふらしている連中のように軽い人間ではない。
そしてその堅い性格は新しい物や考え方に対して非常に否定的である。
リリーたちが持ち込んだ錬金術という新しい学問は、フローベル教会の教える
「自然界のものはあるべき姿であることが最も望ましい」という考え方と相対するものでもあったため真っ向から完全否定している。
しかし元々穏和な人間なのであくまで錬金術に対して否定的なのであってリリーに対してではない。
むしろリリー個人に対しては興味すら持っているくらいなのだ。
ミルカッセの父親。

ヨーゼフ・カロッサ Josef-Carossa(CV 大川透)
3月28日生まれ(牡羊座)、47歳、身長167cm、体重55kg、
好きな物 真っ黒のソーセージ
嫌いな物 山羊のミルク
夢 コメートのペンダントを買うこと(プレゼント)
ザールブルグで雑貨屋を営む主人。
堅実、生真面目を絵に描いたような性格で、店も「生活品ならヨーゼフの店に行けば何でも揃う。ここになければどこにもない」と言われるほど安定した品揃えを誇る。
逆に掘り出し物や嗜好品のようなものはまず置かれない。
店は繁盛しているが、その真面目な性格も相まって商品の価格を極力低くしているのであまり儲けもなく、
実はそれほど裕福な生活はしていない。
仲の良い妻にコメートのペンダントをプレゼントしたいと思っているが高くてなかなか手が出せないでいる。
一応買えるだけの所持金はあるが、その性格からどうしても手が出ないのだ。
優しく面倒見のいい性格から、近所に住む人々からちょくちょく相談事を持ちかけられたり、
うわさ話などの情報を教えてもらったりしているのでかなりの情報通。
36名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:37 ID:zq2zSRgk
テオ・モーンマイヤー Theo-Mohnmeier(CV 下野紘)
3月19日生まれ(魚座)、16歳、身長165cm、体重52kg、
好きな物 ポテトスープ
嫌いな物 ケシパン
夢 お金を稼いで高級住宅街の豪邸に住みたい
家がザールブルグの城壁の側にある、ケシ農家の次男坊。
家はケシの実やケシの実のパンを売って生活をしている。
しかし畑を耕す地味な毎日や一向に裕福にならない生活がイヤになり、彼は家を飛び出して酒場にたむろする冒険者となってしまった。
畑仕事で体は相当鍛えられているので素質は十分だが、戦いの経験はほとんどないので冒険者としてはまだ青二才。
粋がっているが、単なる強がり。でもいつか大金を稼いで街の中心部で生活したいという思いを胸に抱いている。
リリーとは会話の波長が合いにくいのかいつも何だか話が空回りしてかみ合わず、ぎくしゃくする。

ヴェルナー・グレーテンタール Werner-Gretenthal(CV 神奈延年)
1月4日生まれ(山羊座)、22歳、身長170cm、体重60kg、
好きな物 ラムレーズン
嫌いな物 特になし
夢 今のところ無し
雑貨屋兼冒険者。性格は気まぐれで、それは店の商品のラインナップに非常にムラがあることからも伺える。
ラインナップは日々変動するので、掘り出し物があるかと思えば全く何もないときもある。
店の主人としては最悪で、商品を売る気があるのかどうかすら怪しい。
そもそも彼はまだ自分が何をしたいのか、何をするべきなのか分からずにいるのだ。
気まぐれなだけでなくひねくれ者でもあるので言葉尻を捕らえて揚げ足を取ったり、
聞かれなかったら答えないなどかなりクセのある性格をしている。
人付き合いは得意ではなく、むしろ一人でいる方が気楽でいいと思っているくらいなのだ。
37名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:38 ID:zq2zSRgk
エルザ・ヘッセン Elsa-Hessen(CV 笠原留美)
9月19日生まれ(乙女座)、18歳、身長157cm、体重44kg、
好きな物 特になし
嫌いな物 特になし
夢 ??
自称パン屋の娘。
しかし職人通りのパン屋ではエルザらしい人を見かけることがなく、
近隣の小さな農村からザールブルグにやってきたばかりなのか、街中を物珍しそうに見て回る彼女の姿を度々目にすることが出来る。
自分の素性を人に話すことがないので、彼女が何者なのか全く謎に包まれている。
リリーとは同年代なので知り合ってすぐに仲良くなる。

ウルリッヒ・モルゲン Ulrich-Morgen(CV 速水奨)
9月21日生まれ(乙女座)、24歳、身長176cm、体重69kg、
好きな物 特になし
嫌いな物 特になし
夢 王室騎士であることをもっと誇れるようになりたい
シグザール王国王室騎士隊の副隊長。
英雄的存在である王室騎士隊で、金髪、長身、美形となると街中の女性は黙っていない。
迂闊に街中を歩くと大変なことになるので普段は王城謁見室の前で不法侵入者がいないか目を光らせている。
騎士隊のナンバー2の実力の持ち主なので当然剣の腕は相当なものである。
ナンバー1の実力だった隊長は数年前のドムハイト王国との戦争で、
落馬して絶体絶命の危機に陥ったウルリッヒをかばった際に流れ矢に当たって非業の死を遂げてしまった。
国王はじめ周囲からは素質、実績共に申し分ないウルリッヒを隊長に、との声があがっているが、
しかしウルリッヒ自身は当時の事故のことを気にして未だにとても隊長になろうという気にはなれないでいる。
国民全員から憧れられる存在、立場でありながら、彼の目は常に寂しげである。
38名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:39 ID:zq2zSRgk
カリン・ファブリック Karin-Fabrik(CV 村井かずさ)
6月30日生まれ(蟹座)、19歳、身長165cm、体重51kg、
好きな物 ビーフジャーキー
嫌いな物 アルコール類全般
夢 一人前の鍛冶屋になること
製鉄工房の娘。屈強な男たちに混ざって毎日製鉄作業という重労働をしている。
周りの環境が環境なのでいつの間にか威勢が良く男っぽい性格になってしまった。
親は普通に育って普通に嫁いでいくことを望んでいたようだがそれは無理な相談で、
製鉄工房の作業を見ているうちに面白くなってしまった彼女はすっかり自分も鍛冶屋になって自分の工房を継いで行くつもりでいる。
毎日灼熱の炎の側で仕事をしているせいですっかり体中日焼けしてしまった。
その上仕事上うっとうしいからと髪の毛もバッサリ短く切っているのでパッと見ただけでは男と間違われることもしばしば。
王室にも武具を献上したことのある、製鉄工房の師匠でもある父親を尊敬している。

アイオロス Eioross(CV 室園丈裕)
4月15日生まれ(牡羊座)、25歳、身長171cm、体重58kg、
好きな物 絵を描くこと
嫌いな物 特になし
夢 絵を描いて生活出来るようになりたい
どこからともなくザールブルグにやってきた、流浪の絵師。
風景画などを描いてそれを売って生活しているが、名前は売れておらず実力もそこそこということで、
絵だけでは食べていけていないようだ。
金がなくなると下働きをしたりしてどうにか食いつないでいる毎日。
しかしいつか絵だけで食べていけるくらいの実力と名声を身につけたいと思っている。
売れない絵描きという割には、確かに少し肉が足りないがしかし妙に骨太で眉が濃い。
絵の具などですぐに汚れてしまうせいか、服はいつもよれよれのあまりキレイでない物ばかり着ている。
風景画より人物画を描きたいと思っているようだが、モデルになってくれる人が見つからずに困っているらしい。
39名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:39 ID:zq2zSRgk
ヴィント ・シグザール国王 Wind-Schigsal(CV 品川徹)
5月23日生まれ(双子座)、38歳、身長168cm、体重55kg、
好きな物 生まれたばかりの王子(ブレドルフ)
嫌いな物 特になし
夢 ザールブルグを発展させる
シグザール王国第8代国王。
10年くらい前は王室騎士団を率いて戦いに明け暮れたこともあったが、
2年前に第一王子のブレドルフが誕生してからは戦闘は騎士団にそのまま任せ、国政のみを行うようになった。
シグザール王国は有力な産業を持っておらず国はそれほど裕福ではないため、
今回ドルニエ、リリー一行がアカデミー建立の資金融資を求めてきても断らざるを得なかった。
国力を潤わせるために、ザールブルグでは年に1回王室の名の下に展覧会と呼ばれる行事が行われている。
展覧会には職人通りの各種ギルドを中心に数多くの団体が参加している。
展覧会で上位に入ると1年間、王室から援助金がもらえるからだ。
この援助金を得るために各ギルドは毎日精を出し、その結果国が豊かになるのではないか、というのが国王の考えだ。

カスパール・ザイン Kaspar-Sein(CV 岡田貴之)
11月17日生まれ(蠍座)、44歳、身長168cm、体重80kg、
好きな物 異国の品々
嫌いな物 地味でありがちな品々
夢 もっと珍しい品を 集めたい
貴族ではないが莫大な資産を持った男。
ザールブルグでも類のない、一代で成功した数少ない人物である。
新しい物事が好きで、シグザール外の異国の品物などもコレクションしている好事家である。
元は普通の農家の出身なので大金持ちでありながら未だどこか庶民感覚が抜けておらず性格も貴族のような大上段から見下ろすような嫌らしさはない。
何でも金の力で手に入るようになった今でも彼の物に対する興味、情熱は失せていない。
本当は自分で歩いて見に行きたいが、年も取ってきたし、何より太ってきてすぐに息が上がってしまうので家から出るのもやっとなのだ。
40名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:40 ID:zq2zSRgk
ヘートヴィッヒ ・マクスハイム Hedwig-Maxheim(CV 岡村明美)
10月17日生まれ(天秤座)、25歳、身長159cm、体重48kg、
好きな物 特になし
嫌いな物 退屈
夢 面白いことが起こって欲しい
ザールブルグにいくつかある貴族階級の家柄の一つ、マクスハイム家の令嬢。
幼少の頃から何一つ不自由していないがそのために自分で何かをする、という発想が無くなってしまい、
毎日特にすることが無く退屈な日々を過ごしている。
まだ結婚はいていないが四女ということもあって家の政略などに巻き込まれることなくのほほんと生活している。
迷路のような巨大な屋敷で生まれ育ち、屋敷の外に出ることもほとんどなかったため友人はおろか身内にもろくに話し相手がいない。
ただ一人だけ、末娘(五女)のエリザベートだけは仲が良かったせいかよく話をしていたが、
お互い大人になってきて別々の行動をするようになった今は会うことすら少なくなった。
そのため今では度々行われる社交パーティなどが彼女の数少ない会話の場となっている。

ゲマイナー Gemeiner(CV 竹村拓)
?月?日生まれ(??座)、30歳、身長172cm、体重61kg、
好きな物 騙すこと
嫌いな物 生真面目な人
夢 一攫千金、貴族の仲間入りをしたい
ゲマイナーがどこで生まれどこの家で育ったのかは誰も知らないが、
彼はザールブルグの城壁の側、小さなあばら屋に一人で住んでいる。
幼少の頃から貧乏で苦しい生活を強いられたせいかすっかりヒネた性格になってしまい、
楽して金を儲けることばかり考えるペテン師になってしまった。
リリーたちがザールブルグにやってきて錬金術を広めようとしていることを噂に聞いた彼は、
好機とばかりに早速錬金術士の名をかたって人々から金をだまし取る陰謀を巡らし始めている。
41名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:41 ID:zq2zSRgk
以上。
後「マリー」のキャラクター裏設定。

マリー
名字がないのは、ザールブルグの住人ではないから。
シアに名字があるのはザールブルグの住人になっているから。
ザールブルグから離れると、数えるほどしか人が住んでいない小さな村ばかりなので名字を付ける必要性がないのです。
マリーが未だに名字を付けないのは単に面倒くさがりだからです。

シア
親は織物関係の取引で財を成しました。忙しいのであまりシアの相手が出来ませんでした。
グランビル村にいた頃は、シアの相手はマリーか、隣の家の老夫婦だけでした。

キリー
運悪く魔界に迷い込んでしまった人間と、ファーレンとの間に生まれた娘。
ファーレンは魔界では国王でもあるので、キリーは王女となるが、母親は正室ではないので正当なる王女ではありません。
異母兄弟から蔑まされてきたため、魔界から逃げ出してきたのです。
母親とはとても仲が良かったのですが、母親はすでに他界しています。
42名無しさん@ピンキー:03/12/07 23:49 ID:jk4u4v9j
>>40
こうしてみるとヘートヴィッヒ嬢の設定は萌えるものがあるのう
思ったより若いし
誰かヘートヴィッヒ×リリーで書いてくれんかのう
43名無しさん@ピンキー:03/12/08 18:06 ID:ymGY5Y3n
( ´Д`)/イングリド先生! マリー・ルーウェンネタを近いうちに投下しても良いですか?
ちょっと長めになってしまいましたが……。
44名無しさん@ピンキー:03/12/08 19:00 ID:Jito1Jhh
イングリド先生じゃないけど、許可しましてよ。>マリ・ルーねた

ってゆーか、新スレ存続の為にも、是非ともお願いいたしますです。
45インキュバス :03/12/08 22:14 ID:ftSo/hSX
ルイ盗続きはこっちのスレでいいのか?
46名無しさん@ピンキー:03/12/08 23:22 ID:E+iUtjTH
新スレ立て乙。
保守書き込みしてくれた方乙。
マリー・ルーネタ読みたし。
ルイ盗の続きはこっちがいいんじゃないですかね。
47名無しさん@ピンキー:03/12/09 08:57 ID:8h5Ow3c7
マリー・ルーウェンネタ、投下します。
長くなったので、前編と後編に分けますが、そのへんの了解をおながいします。
それでは。
48流れゆく者たち。:03/12/09 08:58 ID:8h5Ow3c7

秋の足音が聞こえ始めた、とある山中。
その中で茂みが随所に見られる場所に、一組の男女が留まっている。
女のほうは一つの茂みに向かって座り込み、
男は少し離れたところで屹立し、周りをうかがうように視線を動かしていた。

―――ガサガサッ。

別の方向から枝葉を騒がせる音が聞こえると、
男は踵を返し歩き出す……愛用の剣をさやから取り出しながら。
歩みを進めた彼を待っていたのは、7〜8匹ほどのぷにぷに。
ブルーやピンクの色をした軟体生物が、敵意というより興味深そうな視線を発し近づきつつあった。
「ったく……ほらほら、こっちだって無用な殺生はしたくないんだ。
 あんまり近づいてくんなよ、っと」
男はそう言いながら、ぶっきらぼうに剣を振り回し威嚇する。
魔装金属―――ミスリルの刃が発する青白い光は、男が腕を振るごとに残光となって舞い、
その神秘的な光に驚いたぷにぷに達は、群を乱して散らばっていった。

「はぁ」とめんどくさそうに溜息をつくと、男は再び女の下へ戻る。
変わらず、茂みに向かって手を動かす彼女を見つけると、男は話し掛けた。
「だーめだ、ありゃ。子どもが初めて見るようなもんにやたらと近づくようなもんだな。
 またすぐに集まってくるだろ……。
 マリー、そっちはまだ終わんないのか? いい加減降り始めないと、
 村に戻る頃には夜になっちまうぞ」
「ゴメンゴメン……えーっと…ウン、このへんの薬草はこんなもんね。
 見張り御苦労様、ルーウェン」
マリーと呼ばれた―――本名はマルローネという―――女性は、スカートをはたくと立ち上がる。
採取したモノをまとめ出発の準備を整えると、毛皮のコートを羽織りなおす。
本来は薄着を好む彼女だが、秋を感じさせるようになった山中では、あまり我を通す事もできない。
「んじゃルーウェン、戻りましょ」
49流れゆく者たち。:03/12/09 08:59 ID:8h5Ow3c7
ルーウェンとマリー。
二人はまだ20代半ばながら、
各地に根を張る冒険者ギルドの中で、既にかなりの名声を集めていた。
ミスリルブレードを扱う放浪剣士……そう謳われたルーウェンは重戦士とは遠い外見だが、
理に叶った体捌きと的確な剣撃において、余程の武芸者でないと太刀打ちできない域に達している。
片やマリーはザールブルグ・アカデミーから認められた才媛。
アカデミー卒業後2年と少しの間、アカデミー時代から幾度も冒険を共にした
ルーウェンと諸国を練り歩き、
錬金術・魔術双方について、さらなる知識の取得に精を出している。

銀色の魔狼討伐隊への参加、サークテイル鉱山の落盤事故解決、
南方の町々を襲った流行り病の根絶―――、
各地のギルドに持ち込まれた大規模な事件、
それらに二人が係わったとされる数は、7〜8件を数えると言われる。
そして、その数は事件が解決された数と同数というのが、ギルドに残る記録であった。
この若さで高名を得ることとなったのも、そういう実績が存在するからこそである。

……だがザールブルグ出身者以外、どれほどの人が彼らの過去を想像し得るだろうか。
その輝かしい実績から誰もが想像しがちな、幼少からの天才ではない事を。

7年程前までは、狼一匹まともに仕留められない駆け出しの少年冒険者と、
ザールブルグ・アカデミー始まって以来のトンでもない落ちこぼれ生徒だった事を―――。
50流れゆく者たち。:03/12/09 08:59 ID:8h5Ow3c7
カラン、カラーン。
「おやじさん、ただいま」
ルーウェンは鈴付きのドアを開け中に入った。
ここは村唯一の宿屋。
規模としてはあまり大きくない村だが、東西の都市間馬車の中継点として、
外部からの往来はそれなりに多い。
そのため、この宿屋も村の規模からすると比較的立派な作りをしている。

ルーウェン達が入ってくると、人の好さそうな宿番夫婦が出迎えた。
「おう、おかえり。……どうだい、目当てのものは見つかったかい?」
「さぁ、俺はあんまりわかんないけどね。
 ま、あの顔を見ればそこそこ収穫はあったんじゃないか?」
ルーウェンが顔を向けた先には、おかみと楽しそうに話すマリーがいた。
「ふむ、あれだけご機嫌じゃあわかりやすいな。
 ……さて、と。この後はどうするね。食事の準備はだいたいできているが」
「あぁ、まずは夕飯を頼む。2階で荷物を片付けたら、すぐに食堂の方へ行くよ」
その言葉に宿の旦那は大きく頷く。
「わかった。じゃあ、ウチのかみさんに料理を運ばせておくわ。
 風呂はわいてるから、メシの後にでも他の客の様子を見ながら適当に入ってくれ。
 ……おーい、シーナ。食事が先だってよ。準備してくれないかぁ」
その言葉におかみはハイハイと返事をする。
マリーの方もそうそうに話題を切り上げ、ルーウェンの後に続いて二階の方に上がっていった。
51流れゆく者たち。:03/12/09 09:00 ID:8h5Ow3c7
「ふぅ、いいお湯だったー」
満足げに言いながら、マリーは自分達の部屋に入ってきた。
夕食を摂り、一風呂浴び終わった今は、日は完全に落ち、村の家々に灯がともっている時間。
部屋では、先に上がったルーウェンが剣の鞘を磨いている。
「遅かったな」
「やぁねぇ。あなたみたいにカラスの行水じゃ、乙女の柔肌は保てないわヨン」
ルーウェンが声をかけると、マリーはおかしそうに返事をする。

旅の中には、厳しい条件の元で続けなければならないものもあったが、
マリーの肌は冒険者とは思えないほど、いまだ瑞々しいまま。
何か特別な肌薬を使っているとの事だが、それを差し引いても驚くべきものがある。
今は入浴の効果も手伝ってか、肌はやんわりと紅色に染まり、より艶やかな姿となって映る。
思わず見とれていた、そんなルーウェンの視線を尻目に、マリーはベッド横の机に座った。
寝巻用の絹ローブをまとい。まだ湿り気の残る髪をストレートに降ろしたまま、
採取物の整理と保存の作業にかかる。
会話が途切れたのを察し、ルーウェンも再び手元に視線を戻した。

コンコン、コンコン。
部屋にノックの音が響いたのは、二人が作業に移ってまだあまり時間も経たないうちだった。
ドアに近いところにいたルーウェンが立ち上がり、取っ手を回しドアを開ける。
そこにいたのは30になるかならないかぐらいの女性と、6、7歳ほどの女の子一人。
通路奥の階段には、付き添ってきたらしい宿のおかみの姿も見える。
「夜分に申し訳ありません。こちらに錬金術士様がいるとの話を聞いたのですが……」
「あ、あぁ……マリー、お客さんだ」
静かな申し出にルーウェンは応え、マリーの名を呼ぶ。
マリーはやや怪訝そうな顔をするが、とりあえず話を聞くためドアに向かった。
52流れゆく者たち。:03/12/09 09:02 ID:8h5Ow3c7
「はい? 私がマルローネですけど」
「実は…娘が今まで聞いた事の無い、病気のようなものにかかったみたいでして…。
 それで、その…少し診ていただけないでしょうか」
そう言うと、母の足元でぐずついていた少女を、マリーの前に押し出す。
知識が豊富な錬金術師は、しばしば医者達と混同される。
もちろん純医学的なものではないにしろ、医者の知識とかぶるものは錬金学にも多いのだが。
それを見たルーウェンは、自分の役目は終わったとばかり部屋の中に戻り、
磨き終えた鞘を元の場所に片付けた。
そうこうするうちに、ドアの方からは、マリーと母親の声が聞こえてくる。
『2週間………から咳が出始……です。
 風邪薬を………も効き……無くって…。
 ……どころか、咳は………に、少し…つ酷く………して…』
『うーん……こ……ですね、風邪…………違う……【ラヴマート症】と呼ば…………だと思…ます。
 他……の伝染性は………んどない……。
 …の病気は………治療法も……され……すよ。
 ……進行も…だ浅い………すし、加療……ば治り……から安心…て………い』
一瞬会話が途切れると、マリーは顔をひょいっと部屋の中に入れる。
「ねぇ、ルーウェン〜。机の横の革手下げと、調合材料入れを持ってきてくれる〜?」
「ん、あぁ」
何をする事も無く、聞き耳を立てていた剣士は、相方の要望を受け望まれた物を持っていってやった。
ちらとドアの外を覗くと、マリーの助言が効いたのか、母親の顔は多少明るさが戻っている。
再び部屋に戻ったルーウェンの耳を小さな相談声が叩く。
そして今度は少し大きな声が聞こえた。
『い〜い? レミナちゃん。お姉さんはねぇ、なんでもできる魔法使いなの。
 だから、このおクスリを言われた通りに飲めば、ちゃ〜んっと治るのよ、わかった?
 ………ウンウン、いい子いい子。それじゃ、今日はママと一緒に帰りましょうね。
 貴方にもアルテナの御加護がありますように―――』
それから礼を言う母親の言葉が一つ二つ発せられた後、夜のちょっとした訪問は終わりを告げたようだった。
親子がドアから離れるとともに、マリーはドアを閉め部屋の中に戻る。
53流れゆく者たち。:03/12/09 09:03 ID:8h5Ow3c7
「どうしたんだ?」
「うん、さっきの人なんだけど、ここのおかみさんの妹と姪にあたる親子なんだって。
 娘さんが『ラヴマート症』っていう、ちょっと珍しい病気に厄介になっちゃって、
 それで私のトコに来たってわけ」
「……治るのか?」
珍しい病気、と言われて流石に不安そうにルーウェンは尋ねる。
「えぇ、たぶん…ね。咳が酷くなるにつれて衰弱していく症例でも、まだ軽い初期の段階だったし。
 ホントはそれ用の抗薬があれば良かったけど、そこまではちょっと、ね。
 でも栄養剤にミスティカの葉を浸した奴を用意して、
 アルテナの水と3〜4日併用して飲んでいれば、治療の効果があるってのは実証されてるから、
 手持ちの中から一式、分けてあげてきたわ」
ふぅん、と頷くルーウェン。彼の了解を満足げに見ると、マリーは軽く伸びをする。
「あーふぁ……っあ…。最後にあんな事もあって、今日は少し疲れちゃった。
 整理は明日にして、早めに寝ようかな…」
「その前に……俺も『なんでもできる魔法使い』さんに、癒してもらいたいな、っと」
「へ? 何言って……きゃあっ!?」
ルーウェンの何気ない一言に疑問符を発したマリーは、
次の瞬間、腕を引っ張られてベッドの上に投げ出されていた。

倒れた弾みでベッド上に広がる金色の髪と絹のローブ。
それを見たルーウェンは、いたずらっぽい笑みを浮かべてマリーの上に乗る。
結果、彼女の身体に対しマウントポジションのような位置になった。
「なっなっなっ、何すんのよ!?」
「いや、だから夜を共にして、俺も心とか体とか色々癒して……」
「信じらんない! ただ襲ってるだけじゃないの! この変態、オタンコナスッ!!」
下になったマリーは足をジタバタ動かし精一杯の抵抗を試みる。
足と同時に両手も勢いよく回転させ、そのままルーウェンの胸倉をポカポカと叩く。
「あだっ、あだだっ、落ち着けってば!」
「こんな体勢でなーにが『落ち着け』よ、バカッ、スケベッ、童顔剣士っ!…………あら?」
マリーの回転パンチを避けるべく、ルーウェンが首を上に向けた時、彼の首回りが露わになる。
その瞬間、首筋に煌めいたチェーンを錬金術士の目は見逃さなかった。
54流れゆく者たち。:03/12/09 09:04 ID:8h5Ow3c7
ルーウェンはあまり装飾具はつける方ではない―――こんな首にかけるものなど初めて見る―――。
「ねぇ、首にかけてんのナニよ、ねぇ?」
上下左右に振りまわしていた拳を止め、見慣れぬチェーンに手が伸ばされる。
「わっ、バ、バカ、止めろって!!」
「何よ、そう言われると余計気になるじゃない。…エイッ!と」
持ち主の妨害を巧みにかいくぐったマリーの手は、遂に目指すモノへとかかった。
軽く指をひねると、チェーン――実際はペンダントだったが、それがシャツの外へまろび出る。
「……なぁに、これぇ?」
露わになったペンダントの名は【パルヒューム】。
対象物やモンスターなどをを魅了させる装飾具として、冒険者の道具として度々使われる。
……が、最近は恋焦がれる相手を振り向かせるものとして、【君しか見えない】という珍薬と共に、
年頃の男女に求められる事も多い。

その物体を視認すると、マリーの目つきは相手を追及するものへと変わってゆく
「……もしかして…こんなもんの効果をアテにしてたとか? 
 多少強引に求めても大丈夫って??」
「……う゛…」
「はー、あっきれた。それに、コレ―――」
下にしかれたままの女性の指が、パルヒュームの先をつま弾く。
「材質、あまり良くないわよ。下のカプセルの色がおかしいもの。
 魅了の粉の他に、不純物や粗悪材料が混じってるんじゃないかしら?
 こんなもんじゃ、効果も……ね」
「…………」
「で、アナタはこんなもんにお金出しちゃったワケだ。ロクに効果もないモノに。
 ほ〜んっと、もったいないわねー」
マリーの錬金術士としての言葉が、容赦なくルーウェンのハートに突き刺さる。
体勢こそ組み敷いた男と、組み敷かれた女だが、
どちらが精神的優位に立っているか、誰の目にも明らかだった。
55流れゆく者たち。:03/12/09 09:04 ID:8h5Ow3c7
ルーウェンはガックリと首をたらし『だって、店にあったもんだから客は信じちゃうじゃんかよ……』
などとブツブツ呟いている。
そんな様を見て、マリーはそれまでのツンとした表情を緩めた。
そして両の手を伸ばし、ゆっくりとルーウェンの左右の頬を包み込み優しく撫でる。
「もう、バカなんだから。初めて抱く相手じゃあるまいし、こんなもの使う必要があるの?」
「い、いや……たまには違うムードとか…いーんじゃないかなーって…さ。
 それに最近、マリーはさっさと寝てしまう日が多かったし…」
そう言い訳をするルーウェンの顔を、マリーは手で挟んだまま自分の目の前に持ってくる。
ルーウェンの身体は次第に前方へ倒れ、互いの表情しか見えなくなるほど、二人の顔は近くなった。
「だーかーらー……『そういう雰囲気』作る努力なんて、モノに頼りすぎてもしょうがないでしょ。
 ちょっとずつでも言葉や態度で盛り上げてくれた方が、女からすれば嬉しいんだから。
 長い間一緒にいて、まだ…その辺わかってくれてないなら、ちょっとショックだなぁ……」
そこまで言って、マリーの口調は少し寂しさを帯びた物になる。
彼女のトーンの変化を察した剣士は、慌てて謝罪の言葉を述べる。
「ゴメンッ、俺が悪かったっ!」
「ンフフ……もぉいいわよ。昔っからそういうの苦手だもんね、ルーウェンは」
「じゃあ……」
「赦してあげる。でも、さっきみたいにムリヤリってのは、これから先もヤだからね」
その言葉に二度三度頷くと、ルーウェンはマリーの豊かな胸へ、ローブ越しに顔をうずめてから応えた。
「わかってる、わかってる♪」
「コ、コラぁ。またそう、すぐに調子が良くなるんだから!」
マリーは文句を述べたが、その口調はまんざらでもなさそうなものだった。
56流れゆく者たち−幕間−:03/12/09 09:16 ID:8h5Ow3c7
ここまでが前半です。エロ無くてスンマセン。
エロ入る後半は、文量的に前半と同じくらいになってます。

モノは最後まで出来上がってるんで、もういっちょ見直しとかして、
数日内には投下しようと思います。

補足的に、年齢はエリー設定時ぐらい(マ=24〜25、ル=23〜24)と捉えてもらえるとウレスィ。
卒業後、冒険者レベルを上げwながら、諸国を二人でうろついてるって感じですかね。
>>49の関わった事件やら、>>52の病気名やらは文中のみのでっち上げです。
気になったらスルーしてくだちぃ。
読んでくれた方は、残りもまたおながいします。
57名無しさん@ピンキー:03/12/09 10:32 ID:3QYp7jAT
>>56
がんばれ。
面白いヨー
58名無しさん@ピンキー:03/12/09 20:17 ID:9ytuBNbx
キタワァ
59名無しさん@ピンキー:03/12/10 12:15 ID:wq2ZudFa
面白いっす。 続きも早く読みたいので、投下キボンヌ。
60名無しさん@ピンキー:03/12/10 17:39 ID:latl/bHd
前にUDとメガネたん書いてた方のHPアドレスって知ってる人いますか?
61名無しさん@ピンキー:03/12/10 17:47 ID:IDHDNaNa
>60
煽り絵サーチへ逝ってこい!!
UDサイトは少ないからすぐわかる
62名無しさん@ピンキー:03/12/10 18:29 ID:latl/bHd
>60さん
なかったであります!
6360:03/12/10 18:31 ID:latl/bHd
60でなくて61さんでした。すんません!
64夢の中の彼:03/12/10 18:56 ID:latl/bHd
前スレにあった「夢に出てくるヴィトスを
思ってするユーディー」投下します。しょぼいです。


「ヴィトスぅ...」
明りを落とした部屋の中で、ぴちゃぴちゃ、と湿った音がする。
ユーディーはパジャマの裾をたくし上げ、小さな手をせわしなく股間で動かしていた。
「ん!あ、あ...気持ちいいよぉ...」
溢れ出した蜜を指ですくい上げ、すりすり、と突起を擦り上げるたびに快感がこみ上げてくる。
「す...ごい...こんなに塗れて、あんっ!」
小さいながら絶頂を迎え、ユーディーはベットの上で荒く息をつく。
(また一人でしちゃったぁ...)
暗い部屋の天上を見上げ、ぼんやりとヴィトスを思い出す。
(ヴィトス、また夢に出てくるかな...)



とりあえずここで一旦切ります
65名無しさん@ピンキー:03/12/10 19:53 ID:sA5a0BZa
そういえば昔ユーデーたんとヴィトスのアダルト小説サイト開いてた人いたな。
冬のドジーン祭には来ないのか(´・ω・`)
今回アトリエでやってるドジーンさん少ないみたいですね
66 :03/12/10 21:18 ID:DqaVkmNe
>>65
ホムペでは復活している模様
しかしながら、前回の夏コミを最後に参加しないとのことです。
67名無しさん@ピンキー:03/12/10 21:19 ID:wq2ZudFa
>60 ハンドルでぐぐれば見つかるとおも。
68名無しさん@ピンキー:03/12/10 21:39 ID:Eu+4C2pF
>>64
小出しにせずに、ぜひまとめて投下してもらいたいハァハァ(*´Д`)
69名無しさん@ピンキー:03/12/10 21:57 ID:sA5a0BZa
>>66
サンクソ
そうかもうドジーンイベントには参加しないのか。
嫌いじゃなかったけどなあ(´・ω・`)
70名無しさん@ピンキー:03/12/10 22:55 ID:m9LoYbXP
>>21のノルディスの項の

>自分自身で分かっているのだが、どうしようもない心配事があるのだ。
>周りにはにこやかな表情を見せているが、誰にも言えない悩みに苦しんでいる。

ノルディスの悩みって何だっけ?
71名無しさん@ピンキー:03/12/10 23:07 ID:ZeB9Og5O
>>70
オレは将来、禿げになるんじゃないかと・・・・
72名無しさん@ピンキー:03/12/11 05:22 ID:zg0XbTCY
「大正もののけ異聞録」SS、
ガスト総合スレになったという事(やれメデたや)で、
今度は堂々と書かせていただきまする。

 以下、連貼り失礼。
73――神卸――:03/12/11 05:23 ID:zg0XbTCY
 姨捨の廃道場。
「じゃあ、はじめるよ」
「お願いします」
 神卸。多々神の召喚の実行を前に確認を取る香我美に、
真名井四季が緊張の面持ちで頷いた。
 その返事を受け、香我美は目を閉じると瞑想状態に入る。
心持ち両腕を開き霊力を高め、転生の依童である四季を通じて、
故郷――幽異界へと意識を繋ごうとする。
(……届いた)
 五感のいずれにも属さない茫漠とした感覚で幽異を泳ぎ、
目的の物と思われる『力』を見つけるとそこに向かう。
 そして、無事触れたと思った瞬間――接続が、断絶された。
(…………!) 意識を現世に戻した香我美はかすかに表情を歪めると、ゆっくりと眼を開く。
「ど、どうしました?」
 四季が不安げな面持ちでこちらを見ていた。
「うーん、なんて言うかねぇ……」
 香我美は自分の頬に左手を当て、考え込む。
74――神卸――:03/12/11 05:24 ID:zg0XbTCY
「……四季ちゃん。ハシカにかかったことある?」
「は、はい? ……えっと、それはありますけど」
「ハシカってさ、一度かかると二度とかからないじゃない。
風邪とかでも、一度ひいたら次からはひきにくくなるでしょ」
「は、はあ……」
 香我美の言わんとする所が分からないらしく、生返事をする四季。
「要するに、一度かかった病気に対して身体の抵抗ができるからなんだけど。
――神卸に対しても、それに似た抵抗ができるみたいなのよね」
「…………」
「卸すのが神とはいえ、四季ちゃんに対して異物であることに変わりない。
……転生の依童が神卸を行なうのは一度きりって掟には、こういう訳があったからかも知れないね」
「あ……」
 香我美の言葉に思う所あったのか、四季は視線を落とす。
 余程の沈黙を置いてのち、
「……でも、それじゃどうすれば」
「まあ、一つ思いつく方法がないわけでもないんだけどさ。
四季ちゃんにはちょっと辛いかもねぇ……」
 顔を上げて聞いてくる四季に、香我美は目線だけ横に逸らしながら答えた。
「お、お願いします。どんな辛い試練でも、私……」
「おや、いいのかい?」
 胸に手を当て真剣に言ってくる四季に対し、
香我美は目線を戻すと目尻を下げ、妙に嬉しそうな表情になった。
75――神卸――:03/12/11 05:25 ID:zg0XbTCY

「か、香我美さん!? な、なにを……!」
 いきなり背中に回り込んで身体を抱きすくめてきた香我美。
四季は慌てて振りほどこうとするが、香我美は両腕を蛇のようにまとわりつかせ、離れない。
「風邪と一緒だって言っただろ?」
「きゃっ!?」
 香我美がなにやら説明らしきものをしてくるが、四季としてはそれどころではなかった。
巫女服ごしに胸を揉まれ、叫びを上げる。
「一度かかると抵抗ができると言っても、
体力や気力が低下してるとやっぱりひいちゃうよね?」
「やぁっ……、やめてください……!」
 逆の手が緋袴の上を這い、股間へと伸びてきた。
内股に力を入れ抵抗するが――香我美の細い指先に易々と侵入され、柔らかく撫ぜられる。
「だから四季ちゃんに、疲れてもらう必要があるわけ」
「だっ、たら、べ、別に、こんな、方法で、なくても……」
 それまで巫女服の上から胸を揉んでいた手が一旦離れると、
今度は胸元から突きこまれて直接に触れられる。
「う〜ん。そう言っても、本当に問題なのは肉体というより精神面での抵抗力だから。
心身ともに疲れさせるっていうの、私、この方法しか知らないのよねぇ。
 ……四季ちゃん、意外に大きいんだね」
「ひぃんっ……。やめっ……」
76――神卸――:03/12/11 05:26 ID:zg0XbTCY
 人差し指で乳首をこそぐりながら胸を揉みしだいてくる香我美。
四季は振り返り、半泣きの顔を向けてやめてくれるよう訴える。
 が、それは逆効果だった。。
「ん〜。四季ちゃん、可愛い♪」
 言うと香我美は唇を合わせてくる。
「んんっ!」
 四季は逃れようと必死に顔をそむけようとするが、香我美の唇は離れず、逆に舌さえ差し込まれてしまった。
 舌同士を無理やりに絡めた後、口腔をジットリとねぶってくる。
「んうっ! んうっ!」
 チュポン……。
 口腔の全面を犯されようやく、口を開放される。
「ん、美味しかった♪」
「はっ……、ぁ……」
 息も絶え絶えにあえぐ四季。もはや、香我美が支えていなければ立っている事さえできそうにない。
「じゃ、そろそろ決めちゃおうかね」
 言うと香我美は、緋袴の上をまさぐっていた手を離し、内側に差し込んできた。
「ひっ!」
 すぐに女陰を探り当てられ、その周辺から指先で螺旋を描くようにて撫でられる。
「やっ……。こんなの……、だめぇ……」
77――神卸――:03/12/11 05:27 ID:zg0XbTCY
「四季ちゃんも、しぶといねぇ」
 若干あきれたような香我美の声。
「どうしても駄目だって言うならさ、私を好きな男性だと思い込んでみたらどう?」
「え……?」
「好きな人とは言わなくてもさ、四季ちゃんにだって気になる人くらいいるだろ?
四季ちゃんに触ってるこの手は、その人の手。この指は、その人の指」
 暗示をかけるように言ってくる。
「気になる……人……」
 朦朧とした脳裏に、一人の男性が思い浮かんだ。
 と、同時。肉芽を捻るように摘まれる。
「――あ、あ、あ――ああああああぁぁぁっ!」
 四季は背を大きく反らし、全身を痙攣させながら絶叫した。


 ――――――――

 四季の肉体は、宙に浮かんでいた。眼は閉ざされ、全身から圧倒的なまでの霊光を発している。
 その唇がかすかに動き、音を紡いだ。
「我を呼ぶは、だれか?」
 前に立つ香我美が、厳粛な面持ちで答える。
「はい。モノノケが一つ。付喪神の山之辺香我美です」
「そう。では私を判じていただきましょう」
 四季の姿をしたそれは、薄く、眼を開いた。

「――我は、多々良」
78名無しさん@ピンキー:03/12/11 05:30 ID:zg0XbTCY
 以上、失礼しますた。

 あ、最初に書き忘れてたけど、
ちょっぴり陵辱風味な百合ものなんで、駄目な人は気をつけてくださいませ(遅)
79名無しさん@ピンキー:03/12/11 06:21 ID:WojoCEsF
>>72-78
つまらん。逝ってよし
80名無しさん@ピンキー:03/12/11 06:42 ID:4lqK5BZY
>>72-78
乙・・・・・・なんですけど、作風は先に述べてた方がいいかもしれない。
好みにあわなかったらスルーすりゃいいけど、
最初に一言あるのと無いのとでは違うと思われ。
(断り無かったら途中まで読み進める人もいるだろうし)
今後も頑張りやー。
81名無しさん@ピンキー:03/12/11 08:37 ID:J8N6zf+Z
>>72-78
カップリングと和姦、凌辱などの傾向は最初にかいておけや、う゛ぉけ!
常識なしの在日は氏ね!
82名無しさん@ピンキー:03/12/11 09:50 ID:pI3cZJtd
俺は良かったけどね>>72-78
そこまでぼろくそに言う事ないだろ
83名無しさん@ピンキー:03/12/11 11:13 ID:HqTkUttf
>79-81
好みに合わない時は、黙ってスルーしる!

>78
でも、注意書きは最初に書いてください。おながいしまつ。
84名無しさん@ピンキー:03/12/11 12:10 ID:cBZHDrJ5
ところで素朴な疑問なんだけど、上にあるキャラのプロフってゲーム内のいつのプロフなんだろね?

「マリーのアトリエ」開始時でマリーが19だとすると、それから5年間特別試験受けて、
卒業時には24。「エリーのアトリエ」で25だとすると、卒業してたった一年の間に
エリーに出会って助けてエリーがアカデミーに来ている計算になってしまう。

かといって、「マリー」のプロフがゲーム終了時のものだとすると、ゲーム開始時の年齢が
マリー14歳、クライス12歳、ナタリエにいたっては11歳というとんでもない年齢になってしまう。

そこらへんどうなんでしょうね…?越智センセの「ザールブルグの錬金術士」じゃあ
マリーがエリーと出合った時はまだエリーは子供みたいだったけど…。
8572-78:03/12/11 13:12 ID:jBYLqQYk
 むぐぅ、拒絶反応が激しい……。

 注意書きの件は、78でも言ったよう書き忘れだったわけですが、
以降こういうことのないように気をつけますわ。失礼しました。
86名無しさん@ピンキー:03/12/11 14:23 ID:YpwRmROb
>>84
まんどくさいから調べないけど
マリーがエリーと出会ったのはマリーがアカデミー卒業してすぐのはず。
エリーの舞台ってマリーが旅に出てから1、2年後だったと思う。
87名無しさん@ピンキー:03/12/11 17:44 ID:uDwS4b49
>67
初歩的な質問で申し訳ないのですが...
ハンドルってなんでしょう?
88名無しさん@ピンキー:03/12/11 18:04 ID:UANj/UqC
>>85
拒絶反応ていうか、79や81は単なる煽りと思うんでつがw
あんま気にしないほうが吉。
89名無しさん@ピンキー:03/12/11 18:42 ID:VPj006DQ
>>87
 ここの掲示板では、貴方のハンドルは『名無しさん@ピンキー』
 例えば、>>85 さんのハンドルは『72‐78』。
 OK?
90名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:17 ID:fGr4xcQy
ていうか余裕で検索にかかるんだが…
ここで聞く前にキャラ名とか入れて試してみようよ。
ヴィト素+UDだけでも200もかからないから。
91名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:35 ID:uDwS4b49
>89
ありがとうー
>90
入れてみたけどかからなかったです;;
92名無しさん@ピンキー:03/12/11 20:06 ID:3LGwT40W
おお。もののけ来とるね。アトリエシリーズじゃないからって邪険にするなよ<all
<<72-78乙。
93名無しさん@ピンキー:03/12/11 21:31 ID:lQQ8vB2I
>91
ついでに、ここではメール欄には"sage"と入れといた方がいいよ。
94流れゆく者たち−幕間− :03/12/11 23:53 ID:rmB2VvCc
>>55の続き行きます。
時間的には前編のすぐ後なんで、読んでくれる方はそのつもりでドゾー。

95流れゆく者たち。:03/12/11 23:56 ID:rmB2VvCc
ホゥホゥ―――ホゥホゥ―――。
家屋の灯が次々と消え、闇が深まり、フクロウの鳴き声が遠く響く夜の刻。
宿の一室ではくぐもった声が断続的に生まれていた。
その部屋のベッドの上でルーウェンはあぐらをかいて座り、
股の間に座すマリーを、後ろから抱きすくめるような形で愛撫を与えている。
彼の左手は形の良い乳房を揉みしだき、右手は彼女の股間の中で休みなく踊っていた。
「やっ……く……はっあ…!」
ルーウェンの手が動く度に、マリーの口から熱く悩ましげな吐息が漏れる。
他人の指の感触に酔うという思いが、興奮と羞恥心を導き出していく。

ふと、ルーウェンの手の動きがとまる―――その次の瞬間に、指が女芯の中に突き立てられ、
親指の腹が膨らんだ肉芽に押し当てられた。
ほぼ同時に急激な刺激がマリーの体を走り抜け、新たな蜜が溢れ出す。
「ひゃうっ!? っはっ! あぁ……」
「マリー……相変わらず感度いいよな…」
流れ出ずる愛液を絡めとリ、指ごとマリーの目の前に差し出すと、
ルーウェンは耳元でそう囁いた。
開かれた指。その間に糸を引いた愛液が、部屋のランプに照らされ妖しく煌めく。
「やん……そんな恥ずかしい事言わないで、よぉ……」
聴覚と視覚、その双方で責められ、より顔を紅くするマリー。
クスリと含み笑いを漏らし、ルーウェンは手を再び股の茂みに添える。
「でもほら、身体は『もっと気持ちよくなりたい』って言ってるって…」
ルーウェンの淫らな指摘をマリーは受け入れざるを得ない。
現に指先が触れるだけで、マリーの腰は理性を振り払い、勝手にくねり始めてしまう。
「だって、ルーウェンが……あぁっ…」
背後から加えられるさらなる愛撫。
耳たぶを軽くかまれ、首筋にキスが舞い、胸部や脇下を手先がなぞる度、
その一つ一つに身体が反応してゆく。
自分の意思を離れ、快感を得ようとする身体の動きを止められない、
切なく漏れる喘ぎ声を止められない―――。
96流れゆく者たち。:03/12/11 23:57 ID:rmB2VvCc
ちゅぷ、ちゅ、くぷっ……。
ルーウェンの指が生み出す湿った旋律は、部屋の中に響いていた。
「は、ふっ……んぁ…くぅ…ルーウェン……ルーッ…ウェン……!」
マリーは既に快感の虜となっており、愛しき相手の名を呼びながらその指の動きに応えている。
まるでそれが自分に課せられた義務であるかのように。

長く続いた愛撫を止めると、ルーウェンはマリーをこちら側に向かせ、
そのままベッドに寝かせた。
「そろそろ、いいかな?」
ル―ウェンは自らの分身に手を添え、マリーの了解を得ようとする。
「う、うん……うん…お願い」
猛々しく反応している男性のそれを、恍惚とした表情で見つめてマリーは小さく頷いた。
「それじゃ…と」
マリーの脚を開き、その間に腰を据えると、ルーウェンは身体を押し進めてゆく。
ズッ、ズズッ……。
「んぅ、んん……あぁっ!?」
熱くたぎる塊。それが与えるインパクトに、マリーの感覚はバネのように跳ね上げられた。
思わず、上にかぶさっているルーウェンの身体にしがみつき、両手の爪先を掴んだ肩口に食い込ませる。
「アたたったた……あ、あのさ、もうちょっと力を抜けってば」
「ご、ゴメ…ンッ……そんな、っあ…つもり…じゃ……」
挿入したまま、しかし動かず、ルーウェンは眼下の女性の髪を撫ぜながら呟く。
「感じすぎたのか? まぁ、久しぶりだからかもしれないけど……それにしても―――」
一旦言葉を切って、眉にしわを寄せる。
そして息をついてから身体をブルッと震わせ、何かに耐えるように言葉を吐き出した。
「あぁ……マリーの中、やっぱスゲェわ……」
「バ、バカッ。何言ってん…ン、はぁぁ…」
恥ずかしさから生まれたマリーの非難の声。
だが、その語尾は快楽の吐息にかき消された。
ルーウェンが答えを待たずに腰を動かし始めたからである。
97流れゆく者たち。:03/12/11 23:58 ID:rmB2VvCc
ゆるゆると前後する腰の動き。ルーウェンは決して急かさない。
柔肉に包まれる快感をたっぷりと味わいながら、
自分とマリー、双方を愉しませるように行為を重ねていく。
「あん…はっ……ふぅ……ん……くぅ、ゃん……」
愛する男が生み出す快いリズムに身体を委ね、マリーの心は甘美に酔いしいれる。
寄せては引き、引いては寄せてくる官能の波を、ひと時も逃さぬため全身で受け止めようとする。
初めて身体を重ねた頃の、恥ずかしがる初々しい姿にも惹かれたが、
既にお互いを認め、隠すこと無く肉体の悦びを表現する姿も別の意味で愛らしい―――
ルーウェンは身悶えする彼女を見る度に、その思いを強くした。

「ね、ね…ぇ、もう少し、強く中ァ…まで……」
わきあがる悦びを抑えられなくなったのか、マリーは更なる動きの変化を求めてきた。
その願いに頷くと、ルーウェンはマリーの腰を持ち、その身を引き上げる。
そして器用に自らの足をたたみ、向き合った座位の形に変えてみた。
「あ、はぁっ…!」
相手が快感に震え、その事で挿入が上手く進んでいる事を確かめてから
今度はルーウェンの方がベッドに横になる。
騎乗位としてマリーの方が跨る体勢を取った時、相手の腰を支えていた両手の力をようやく緩めた。
結果、彼女の身体は自らの重みでスブスブと男根を飲み込んでゆく。
「!! そっ、そんな! この格好じゃ…ああぁァ?!」
悲鳴と嬌声―――それらが混同した声を発すると、マリーの身体はガクガクと揺れる。
「こんなの……入りすぎてるよぅ…っ」
「それがイイんだろ? あとはマリーの好きなように動いて良いぜ…」
あえて動きを止め、ルーウェンはマリーの反応を待った。
その声に力なくコクコクと縦に首を降り、マリーは円を描く動きで腰を回し始めた。
98流れゆく者たち。:03/12/11 23:59 ID:rmB2VvCc
「んっ、んふ、ぁんっ……っつぅ……」
腰の動きに呼応して、吐息とも、あえぎともつかぬ音が漏れてゆく。
急に強くなった快楽に抗うため、片手の指数本を口に当て、必要以上に声を出さないようにするマリー。
しかし、意識の狭間で与えられる女芯への刺激は、僅かに残った理性の牙城を崩しつつある。

……そしてついに観念したのか、口にあてていた手を離し、
反った身体を支えるようにベッドに手をつけ、マリーは自らの腰の振動に勢いをつけていった。

ルーウェンの上でマリーが揺れる度に、結合された秘部がグチュリ…ヌチュリ…と淫猥な音を立てていく。
その淫らなリズムに乗るように、彼女の豊かな金髪は奔放に跳ねる。上へ下へ、左へ右へ。
乱れた幾本かの髪筋が、肌からにじみ出た汗を吸い、身体へと張り付いていった。
張り付いた髪と桃色に染まった肌とのコントラストは、
下から見上げるルーウェンからはより美しく映る。
「わたし……っ…このままだと、ダメ…ッ、イイのぉ!」
「マリー……今日は激し…うっ!」
「だって、っね、ね? この感じ…固くて、たまらなくて…っはぁ……
 わかるでしょ、あなたも……ルーウェ…んンぅ!」
ルーウェンの言葉一つ一つさえも、もはやマリーの快感を刺激するものの他、何物でもなくなっていた。
意味を読み取る以前に、外部から与えられるモノ全てが、肉体と精神の快楽へと還元されてゆく。
そのうち、最初は円を描いていたマリーの動きが、二人を繋げるモノを柱として、
上下に、そして前後にと単純化されていった。
99流れゆく者たち。:03/12/12 00:00 ID:UURgp15t
それとともに、マリーの声は張り詰めていく。
彼女が達する事が近いと察したルーウェンも、改めて強く下から突き立てる。
「あっ、あぁぁあっ! もう……もうっ、頭がシビれてっ…くゥん!」
「く……マリーッ…!」
互いに与える快感と与えられる快感、それらに翻弄されながら二人は急速に昇り詰めていった。
そしてルーウェンを包み込んでいた感覚が一気に集束した時、マリーの意識は白く弾けた。
「ゴメ……、私ぃっ…んんぁぁぁ…――――――ッッ!!」
身体から力が抜け、ルーウェンの上に前のめりに倒れこむ。
次いで、ほぼ同時に絶頂に達した肉壁の収縮が、ルーウェンのモノを強く絞り上げる。
「出…るっ」
その一瞬後、ルーウェンは自らの全てをマリーの中に吐き出していた。
「あ……あぁ……あ…」
ドクッ、ドクッと男の精が刻まれる度に、マリーの身体は倒れたまま軽く震えた。


濡れたシーツなどをざっと手ぬぐいなどで拭い、事後の片づけを終えると、
二人のもとに平等に眠気が襲ってきた。既に夜半過ぎ。生理現象とすれば当然である。
並んで横寝し毛布を掛け、『おやすみ』と互いに断るとそのまま会話が途切れた。
その中で先ほどの痴態を思い返し、ルーウェンは呟いた。
「俺はともかく、マリーも激しかったな。あれじゃ、マリーの方がよっぽど溜まっ…痛でデデデ」
「……聞こえてるわよ」
ルーウェンの太ももをつねり上げ、マリーはぼそっと言い返す。
「っつぅ……ま、ホントのところはどうなんだか」
「知らない!…………でも―――」
「…?……ン…」
拗ねたような返事をしてから、横になったまま身体をゴロリと反転させ、ルーウェンと向き合い唇を交わす。
再び互いの口が離れたあと、マリーは男の身に寄り添い、小声で付け足した。
「快(ヨ)かった………私もそれは否定できないなぁ…」
「―――♪」
その言葉に満足し、軽くルーウェンが抱きしめた後、二人の意識は急速に夢の中へ落ちていった。
100流れゆく者たち。:03/12/12 00:01 ID:UURgp15t
その後もしばらく、二人は村に滞在した。
もともと人見知りしない彼らは、すぐに村の中に馴染み、
付近の散策の合間に、ルーウェンは子ども達のケンカ武術の面倒、
マリーは健康に役立つ、ちょっとした薬を作るアドバイスなどをするようにもなっていた。
……だが、出会いがあれば別れがあるのも道理。
彼らが村へやってきてから約二週間後、次の都市間連絡馬車がくる日が、
村を離れる日となった。

「さて、と。おやじさん、おかみさん。世話になったね」
「おぅ、気にすんな。こちとらコレが商売だからよ。
 俺たちこそ、村の連中がいろいろ世話になったようで感謝してるぐらいさ」
荷物をまとめ、ルーウェンが発ち際の挨拶をすると、宿屋の親父は名残惜しそうに応える。
「もちっと、ここにいてくれてもいいが……まぁしょうがないな」
「エヘヘ……大抵の立ち寄り先じゃ、みんなそう言ってくれますよ。
 悪い気は…しないかなぁ」
照れるマリーに向かい、おかみが頭を下げる。
「マリーちゃんもねぇ。ウチの姪たちを診てくれて……ありがとうね。
 またココに寄る事があったら、遠慮なく泊まっていきなよ」
「ハイ。またその時はお願いしますから」
会話に区切りがついたのを見計らうと、ルーウェンは互いに別れを促す。
「じゃあ、行くか」
「ウン。…じゃ、さようなら!」
「あぁ、お前さん達こそ達者でな!」
カラン、カラーン。
ドアの鈴はいつもと同じような音色を鳴らし、マリーとルーウェンを送り出した。
101流れゆく者たち。:03/12/12 00:02 ID:UURgp15t
連絡馬車の寄り合い所は村外れにある。
そこに向かい二人が村の中道を歩いていると、一組の親子が駆け寄ってきた。
「おじちゃーん! マリーおね〜ちゃ〜〜ん!」
「お、おじ…!?!」
「あら、レミナちゃん」
予期し得ぬ呼称にその場に固ってしまうルーウェン。
そんな彼を置き去りに、マリーは声の方へ歩みだすと相手を迎えた。
レミナ―――先にマリーが診断をした少女は、
走り寄った勢いのまま、ポフッとマリーのスカートの中に飛び込んできた。
「あれからどう? 病気はもういいの?」
「ウン! お姉ちゃんのおクスリ飲んだら治っちゃった。もう元気一杯だよ♪」
「すいません。念のためにまだベッドに寝てなさいって言ったのに、
 どうしてももう一度マリーさんに会いたい、って聞かないものですから……」
遅れて近づいてきた母親は、少し申し訳なさそうに、それでも笑顔をたたえたままマリーに詫びる。
その顔は前に見せたような不安が払われ、親としての安らかさに満ちていた。
「先日は本当にありがとうございました。おかげさまでこの通りに……感謝のしようもありません」
「いえいえ。あれぐらい大した事ないですから……レミナちゃん、元気になってよかったね?」
マリーにそう呼びかけられると、レミナは彼女の腰に抱きついたまま「エヘヘ…」と嬉しそうに笑う。
「やっぱり……我が子は健康であるのが一番ですわね。
 この子が臥していた時、本当に気が気じゃなかったですもの……。
 …それだけに今の元気な姿を見ると、嬉しく思うし、こちらも元気付けられます」
娘の頭に手を置くと、母親はしみじみと語った。
その言葉に、マリーはしばし自らの過去を重ね合わせた。
102流れゆく者たち。:03/12/12 00:06 ID:UURgp15t
―――ずっと病に苦しんでいた親友、いつも体調を崩しがちだった親友。
彼女の病を自らの錬金、薬学の力で癒す事ができた時、
彼女のベッドの側で、嬉しくて私の方がワンワン泣いたんだっけ…と。
自分に近しい人が健康を取り戻した時の嬉しさ、
その点において、レミナの母の気持ちが少しだけわかるような気がする―――。

思いを巡らすマリーを前にして、レミナの母の言葉は続いている。
「今回の事で改めて気付かされました。
 いろいろ世話が焼けるものだけど、子どもの笑顔って親にとって、
 そして……女の我が身にとっても、幸せを与えてくれるものなんですね」
そう言い結ぶと、彼女はマリーの肩越しにルーウェンの方を見やった。
「マリーさんも、いずれはあちらの方との間に……?」
「へ? …や、やぁだぁ、もぉ、何言ってるんですかぁ」
既に子を持つ親―――そんな人生の先輩からの不意討ちに、マリーは顔を赤くする。
それでも、自然と緩んでしまう表情の変化を完全に抑える事はできない。
「ウフフ……お相手が誰になるか存じませんけど、いつかいいご家庭が作れるといいですわね。
 …さ、レミナ。お姉ちゃん達もそろそろ行かないといけないから、こっちにいらっしゃい?」
「ハーイ、ママ」
マリーから親の元へ身を寄せると、レミナは手を振る。
「マリーお姉ちゃん。バイバイ」
「バイバイ、レミナちゃん。……では、もう行きますね。お母さんもお元気で」
「ええ。マリーさん達も良い旅を……」
103流れゆく者たち。:03/12/12 00:08 ID:UURgp15t
会話を終えてマリーが戻ると、まだルーウェンは肩を落としたままの姿だった。
「ルーウェン、なに落ち込んでんのよ?」
「……だってよ、お前が『お姉さん』なのに、俺は『おぢさん』だぜ?」
そう言うと、若き剣士は大仰に溜息をつく。
……彼の体躯は大人のそれだが、顔づくりはやや童顔気味。
そのため実際の年齢より若く見られる事が多く、長らく悩みのタネとなっている。
ただ、今回はそれとは全く逆方向のショックだったらしい。
「いー加減、童顔、童顔って言われるのもイヤだけどさ、
 まさか一足飛びに『おぢさん』って呼ばれるとはなぁ……」
「あら、そっちのほうが気に入るかと思ってたのに。
 それにホラ、少しはオトナっぽい雰囲気が出てきたって事じゃないの?」
マリーが面白半分・からかい半分にそう言うと、途端にルーウェンは真面目な顔つきになり、
その言葉を吟味しだした。
「あ、そーかぁ。そーかもしれないのか。
 俺もいい加減、男のシブさが身につく時期にきてるのかな??」
相方の思考の切り替えの早さに、思わずマリーはあきれた顔をする。
「ふぅ……まったく。人の言う事、すぐ鵜呑みにするんだから…」
だからまだまだ子どもっぽさが抜けないのよ―――、
でも、そこがまた、あなたの魅力でもあるんだけど―――。
……とまでは流石に口に出さず、マリーは空いた方の手をルーウェンの腕に絡ませる。
「ホラ、さっさと歩く、歩く。馬車の出発に遅れたら、またここに足止め食っちゃうわよ」
「っとと、あんまり急かすなって!」
2〜3歩足並みを乱した彼らだが、すぐに併せて歩を進めだした。
結局、互いが互いにあわせる呼吸を心得ている二人だった。
104流れゆく者たち。:03/12/12 00:09 ID:UURgp15t


マリーとルーウェン。彼らの珍道中はこの先一年半ほど続いていく事になる。
マリーの中に二人の新たな命が宿る、その日まで。

その間、人々に笑いと話題、そして時に感動を振りまきながら、
二人の物語はいくつも紡がれていくのだった。

−−−了−−−

105流れゆく者たち−あとがき?−:03/12/12 00:16 ID:UURgp15t
終わりです。
長い割にエロが薄いよママン('A`)
しかも前編では少しおかしいところもあるし……_| ̄|○|||


ログで百合とかはじめて物語wが多目だったんで、
既に経験アリな二人のほのぼの和姦、を目指してみました。
ルーウェンの性格がやけにヘッポコなのは、そっちの方が話が造りやすかったってのがあります。
落ち着いたお兄さんキャラを想像してた人には申し訳なか。

スレ存続の糧にでもなっていたら、それだけでも幸いです。

 (´Д`;)ヾ 長文ドウモスミマセン。
   ∨) 
   (( 

(;´Д`)  シツレイシマスタ。
.  (∨ 
   ))
106名無しさん@ピンキー:03/12/12 01:02 ID:sgu1w39s
>>105
グッジョブ!です

全体的に上手くまとまってると思いますよ
107名無しさん@ピンキー:03/12/12 12:55 ID:EqLNpsnU
>>105
グッジョブ。
エロも中々良かったし、しかも読み物として純粋に面白い。
ええ作家になれるよあんた。


と持ち上げてみるテスト
108名無しさん@ピンキー:03/12/15 18:25 ID:fSv/MFCr
くどくて申し訳ないですが...
何度「ヴィトス ユーディー」で検索しても出てきません;;
UD×メガネたん書いてた方のHP見つけた方、アドバイスいただけませんかー?
109名無しさん@ピンキー:03/12/15 22:26 ID:PzD1ImKg
>108
ヘーベル湖にいっぱい出てくるモンスター+踊り(要英訳)

でググってみてください
アトリエサーチ・アトリエリングの登録は抹消されてた?
110名無しさん@ピンキー:03/12/15 23:13 ID:9RYPo5JO
>105
お話はしっかりしてるし、エロエロだしで大満足。
また何か書いて欲しいっす。

>108
あんまり騒いでサイト閉鎖とかになると困るんで、
その話題はそろそろおしまいにした方が・・・
111名無しさん@ピンキー:03/12/16 09:20 ID:IlOdwrJf
リリー先生を捜しに旅だった、素直で優しい性格のヘルミーナ(15)が
騙され凌辱、調教され身も心も汚しつくされて墜ちるところまで墜とされた後、
ユーディット時代のヘルミーナに復活するまでのエロエロなお話きぼん!
112105:03/12/16 16:12 ID:e3EFM19T
>110
そうですね;;お騒がせしてすみませんでしたー
113名無しさん@ピンキー:03/12/16 17:22 ID:/HbZRF30
>112
>105じゃなくて108ね
114名無しさん@ピンキー:03/12/16 19:09 ID:/XtKRSr0
>>112
アトリエリ○○の上の方に秋にアトリエのイベントがあるとか書いてあったからそれに期待してみてはどうか。でもその人もうイベントに来るつもりはないラスィでつね(;´Д`)
115名無しさん@ピンキー:03/12/16 21:32 ID:M5O3TilX
>>111
よろ
116名無しさん@ピンキー:03/12/17 03:19 ID:va8rU2RX
>108タン、なんだか少し気の毒なので・・・
捨てアド晒す勇気があったらここに、

名前欄→108
メール欄→捨てアド

を入力し、本文はひとこと「よろしく」とだけ
書き込んでください。

コソーリ、メールします。ダメだったらあきらめてネ。
お気に入りのサイトは騒がせたくないので、
それで最後にするということでよろしく。
117名無しさん@ピンキー:03/12/17 07:34 ID:5hke9m6j
>108
109姐さんの教えてくれたサイトは違うかったの?
一度閉鎖されたんで、あまり騒いでまた閉鎖だといやなんだけどな
118 ◆jHCuM/6C1s :03/12/17 09:33 ID:5hDTdfVo

「ああっ……ヴェルナー!」
泣くような、嗚咽するような声が口を突いてでる。彼に抱かれるときはいつも。
リリーは己の胸に埋めてられている頭をきゅっと抱きしめる。かすれた呼気が口から漏れて震えた。
「ヴェルナー、ヴェルナー、好きよ! 好き! 愛してる!」
「……今日はどうしたんだ、お前」
ヴェルナーが顔を起こす。その顔をリリーが手で挟んだ。
「いや! 愛してるっていって! 私を愛してるっていって!」
「バカ、決まってるだろ」
ヴェルナーの腰が突きこまれる。
「はあっ!」
リリーの体が跳ね上がった。
「――愛してるぜ、他のだれよりも」
ヴェルナーの口がリリーの口を塞いだ。
119 ◆jHCuM/6C1s :03/12/17 09:35 ID:5hDTdfVo

「ん?」
ヴェルナーは少し照れたように鼻をこすった。
「ちょうど良いところに来たな。お前に頼みたいものが――」
「ごめんなさい――」
「あ?」
「ごめんなさい……ヴェルナー……」
「オ、オイ!」
それだけいうと、リリーはヴェルナー雑貨から飛び出していった。

それから、リリーを見ることはなくなった。店を訪ねることも。自分から訪ねてみることも。
はじめは、風邪でも引いているのか、そうでなければどこか遠くへ採取にでも出たのだと思った。
そのまま、十日が過ぎ、二十日が過ぎて、それでも現れなかった。
……月が何度か変わり、季節が替わるころになっても、リリーは現れなかった。
ようやく、おかしいと気づいた。今日もアトリエの扉を激しく叩く。
もはや、叩き割るほどの力で打ちつけていた。――だが、やはり彼女は出てこなかった。
(なぜなんだ……リリー……なぜ……)
近所の人間が遠慮のない好奇の視線を向けてくるなか、肩を落としながら引き返していった。
そのとき――
「お前ら……!」
目の前にオッド・アイの少女たちがいた。彼の姿を認めると、さっと踵を返そうとする。

120 ◆jHCuM/6C1s :03/12/17 09:35 ID:5hDTdfVo

「おい、待て!!」
「いやっ、離して!」
青紫の髪の少女が、掴まれた手首を振りほどこうとする。
だが、ヴぇルナーは相手が子供だということも忘れてきつく掴みあげていた。
「リリーはどこにいった!? どこなんだ!? 答えろ!!」
「痛い! 離してぇ!」
「よしなさいよ!」
緑の髪の少女がその腕にしがみついた。見上げた瞳は涙に潤んでいる。
「先生は……先生は……もう帰ってこないのよおっ!!」
「なん……だと……」
そのとき、馬車が通り過ぎた。紋章からして貴族の馬車である。
――擦れ違う瞬間、目と目が合わさった。
馬車に乗って、俯いていた少女と。
少女は一瞬、驚いたように目を見開いたが、すぐにそらした。
外からは見えなかったが、大粒の、涙を、落としながら。
121 ◆jHCuM/6C1s :03/12/17 09:36 ID:5hDTdfVo

工事現場はとみに賑わっていた。
停滞し、中止寸前の作業に再び息が吹き込まれたのだ。
――ドルニエはにやけた顔でそれを督していた。

「オイ」
不意に後ろから声がかかる。振り向いたドルニエの顔に拳がめり込んだ。
「ぶぐうぉっ!」
ドルニエの体は軽く2メートルは吹っ飛ばされる。
その襟首をヴェルナーが掴み上げた。
「この外道! リリーを売りやがったな!」
「仕方がなかったんだ!」
土ぼこりにまみれた顔が醜く蠢く。
「アカデミー建設を中止するわけにはいかんのだ!」
「……この糞野郎」
ヴェルナーが拳を振り上げ、二度、三度打ち下ろす。
しかし、すぐに工事の労働者が飛んできて取り押さえられた。
ヴェルナーは無理やり引きずられて、追い出されていく……。
「畜生! 畜生おおおぉぉ――――――っ!」
122 ◆jHCuM/6C1s :03/12/17 09:37 ID:5hDTdfVo

思い出していた。はじめて、リリーと過ごした夜を。
「なぁ? 本当にいいのか?」
いつもとうって変わった、臆病で繊細な表情が、ヴェルナーの顔に浮かんでいた。
「……だってよ、俺なんかよりずっと身分の高い騎士のお偉方や、
俺よりも若い冒険者の小僧なんかがお前に惚れていたじゃないか。
本当に、俺みたいな無愛想なだけの男なんかでよか――――っ!」
リリーの舌が、それ以上の言葉を押しとどめようとするように、ヴェルナーの口をふさぐ。
「――…好きよ、ヴェルナー」
潤んだ瞳がヴェルナーを見上げた。
「無愛想で、飾らない」
まっすぐ、みつめて。
「そんな、あなたが好きよ――」

「ああっ!!」
リリーの、解いて下ろされた髪が、ベッドに波打つ。
その布地には、純潔の赤い跡、その上に、ぽたぽたとこぼれる雫――
「好きよ、ヴェルナー! もっと抱いて! 抱きしめてぇっ! 強く、強く抱いてぇっ!」
二人の心は一つになって、あふれ返り、ますます滑らかになっていく……。
「ああ! ヴェルナー! ヴェルナー! ヴェル……ナ……ァ……」
二人はきつく、きつく抱きしめあっていた。二人が、二人が、決して離れることなどないように――

「――待ってろよ、リリー」
ヴェルナーはメガフラムを手に立ち上がった。
123ドルニエ:03/12/17 10:35 ID:5hDTdfVo

ワシはオマンコの汁でメシ喰うちょるんじゃけえのう!(リリー=金貨5万枚)
124108:03/12/17 20:32 ID:DaYZNCP7
無事探していたHP見つかりました!ありがとう、そしてお騒がせしましたー
125名無しさん@ピンキー:03/12/17 20:44 ID:NRL/KyEc
>>124
よかったな。

ところでその人なぜイベント参加しなくなったのか知ってる香具師いる?
126名無しさん@ピンキー:03/12/17 21:14 ID:w6PzPHBZ
>>122
純愛イイ(・∀・)!!ドルニエ腹黒いなぁ。もしも続きがあるならキボンヌ!
127名無しさん@ピンキー:03/12/18 08:10 ID:iFOahliL
>123
ヘルミーナなら金貨7万枚で買わせていただきますが
128名無しさん@ピンキー:03/12/18 09:43 ID:7QQgZubc
>125さんの言っている人が私の思っている人と一緒でないかもしれないけど…。

一回しか参加してないのでは?(夏コミ)
はじめての経験、みたいな事、サイトに載せてたような気がする。
色々、準備とか大変だったみたいだし、続けてはムリだったんではないのかな、と思ってる。
でも、また新作持ってでてきてホスィ
129名無しさん@ピンキー:03/12/18 19:20 ID:YinFvde4
>>125
今までイベントは「本人欠席」で通してたけど代理で来てるのはいつも同じ人。
代理人=実は本人を他スレでつっこまれて出てこれなくなったんでは?
2ちゃねらーに声かけてほしくなさそうだったし。
ツッコミがなきゃまだ参加してたかもしれないな。

ここが出てないせいもあって冬のコミケはユーディーサークルだけゼロ。
130名無しさん@ピンキー:03/12/18 20:41 ID:qEmfz7ZC
気になったらサイトの掲示板で聞いてみたらどうだ?
ここであまり話題にして、サイト閉鎖になったら嫌だよう・゚・(ノД`)・゚・。
新しいSS書いてくれた人も投下しにくいだろうし。頼んます
131名無しさん@ピンキー:03/12/18 22:05 ID:JdcDXTqm
同人話の人、そろそろスレ違いじゃないかい?
132名無しさん@ピンキー:03/12/19 04:03 ID:G2MKoVsZ
>>127
イングリドなら金貨3万枚くらいかな?←をぃ
133名無しさん@ピンキー:03/12/19 08:04 ID:XPpjXqNG
ノアネタをキボンヌ
この娘が1番守ってあげたい&いじめてあげたい
134名無しさん@ピンキー:03/12/19 08:21 ID:lkuiy9id
>>131
こういう馬鹿が同人界をだめにするんだなw、よーく分かったよ
同人界の重要な議論が分からん低能は氏ね!
135名無しさん@ピンキー:03/12/19 10:16 ID:gDcxF6QZ
うわー……そりゃさすがにヒクわ……
136名無しさん@ピンキー:03/12/19 10:25 ID:OINUT9+p
確かにここの香具師はな。釣りかもしれんが。

まぁ他にアトリエのドジーン話できるスレないみたいだし、多分冬のドジーン大会(があるんだよな?)までは話したい香具師もいるんじゃないのか?
ほっといてやれよ。
気にいらねー香具師はスルー汁。
137136:03/12/19 10:27 ID:OINUT9+p
さっきの
ここの香具師じゃなくて、ここまでの香具師ですた。スマソ
138名無しさん@ピンキー:03/12/19 10:34 ID:lkuiy9id
では、>>131はDQNって事でよろしいですね。
非常識DQNの>>131はもう来るなよ

今後は同人議論を妨げる事がないように住人もきちんと常識を持ってください
このスレはレベルの高い常識人ばかりでよいですね。たまに低能が紛れ込んでも、
今回のように自浄効果で駆逐されるので安心できます
139名無しさん@ピンキー:03/12/19 10:46 ID:c+FybNWV
134=138
お前のことが言われて…(ry
訂正
面白い釣りですね
140名無しさん@ピンキー:03/12/19 21:09 ID:Xmyl2R4e
>>134=138がアトリエ同人界のデフォならば、俺は2度とアトリエシリーズに手を出さないな。

むしろ今までモノも全て捨てきれる
141名無しさん@ピンキー:03/12/19 22:49 ID:LQ0JzPrA
なんでもいいから、おまいらもちつけ
142名無しさん@ピンキー:03/12/20 02:27 ID:KDNVCmvP
マターリ汁でも調合してもらえ
143名無しさん@ピンキー:03/12/20 04:06 ID:w9PCmh2+
マン汁?
144名無しさん@ピンキー:03/12/20 05:50 ID:r2itY9Vj
とみせかけてマメのスープ
145名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:14 ID:7jFfw/f5
豆を弄るとでてくるスープだな。
146名無しさん@ピンキー:03/12/20 12:45 ID:jsv9Cr0l
レシピきぼんぬ
147名無しさん@ピンキー:03/12/20 15:13 ID:XnzSEJ+i
なんで隔離スレ立ててもらってんのに使わないのかね。
同人話はここでやれ。面倒さんがたぶん相手してくれる。
ttp://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1068945572/l50
148名無しさん@ピンキー:03/12/20 16:16 ID:aaDlATg6
>132
大人の方なら30万枚であっても購入させていただきまつ。
ガキの方は銀貨3枚でもイラネ
149名無しさん@ピンキー:03/12/20 19:01 ID:rJQaJqhD
>>147
もう結論が出た話をグダグダと…おまい(>>131)なんて誰も必要としてないんだよ、屑w
みんなも池沼は放っておいて、アトリエ同人議論をどうぞ!
150名無しさん@ピンキー:03/12/20 20:46 ID:pO6GtUTL
何でこんなにしつこいのかな・・・
冬か・・・雪が降ってるし・・・

当然スルーな。
151名無しさん@ピンキー:03/12/20 21:02 ID:V3T98O88
アルテナ様信仰のアトリエでは、 クリスマスの話が書けないのがな。 おい藻前ら、クリスマスには何が欲しいですか。 アトリエネタでお答え頂ければ幸いです。
152名無しさん@ピンキー:03/12/20 22:12 ID:fUKv0nAs
ユーディータンのキス(ポッ)。
おいらからは腹巻をプレレゼント。
153名無しさん@ピンキー:03/12/21 00:13 ID:X//+cKkT
ヴィオたんに、伝統ケーキかチーズケーキを作ってもらいたい。
お返しに、にんじんとうさこのアップリケの付いた毛糸のおパンツをプレゼント。
154名無しさん@ピンキー:03/12/21 07:34 ID:DLG7QZ+G
リリーのおっぱいしゃぶりたい
155名無しさん@ピンキー:03/12/21 08:22 ID:a/7RwP1u
そりゃ、聖夜にはマリーとえち・・・(*´∀`)

あと、エリーのミルカッセなんかを見せられると、
現世の教会イメージ的にも繋がって、クリスマスイベントとかあっても違和感なしw
156名無しさん@ピンキー:03/12/21 11:16 ID:2fn3FlXW
なんかエリーでロウをミルカッセから大量に依頼されて、成功するとクリスマスみたいなパーティーに呼ばれてチーズケーキ食べる、ってイベント無かったっけ?
157名無しさん@ピンキー:03/12/21 12:14 ID:oRDSaeVL
>156
あったね。

黒ミサロウソクランコープレー大会にエリーが騙されてご招待。なぁんて話が読みたいなぁ。神様描いて。
158名無しさん@ピンキー:03/12/21 12:38 ID:yBfVbKo0
>>157
4コマだのアンソロではよく見かけるシチュエーションなんだけどなw

俺はアイゼルたんとえちー。
159名無しさん@ピンキー:03/12/21 16:56 ID:XYJxl44c
(≧m≦)ぷっ!
160名無しさん@ピンキー:03/12/21 20:39 ID:bBmpG+r+
>157
いいねぇロウソクランコーパーティー
ロウ80個はミルカッセたんの為に毎回半年前ぐらいからしこしこ作ってたな。
161名無しさん@ピンキー:03/12/21 23:28 ID:XZvVyyj4
ミルカッセたんがロウソクでしこしこ…(違
162名無しさん@ピンキー:03/12/22 00:00 ID:1E76tYHj
「聖なる夜になんていやらしい汁を…この聖なる火でお仕置きをしなくてはいけませんね。」


…たら〜り


「あぁ!アルテナ様ぁ!この汚らしい体を清めてくださいぃ!」


ずにょり
163名無しさん@ピンキー:03/12/22 02:50 ID:aS3wO5JK
お前らお仕置きだな
164名無しさん@ピンキー:03/12/22 19:20 ID:e8hxkj3l
お前ら一列に並んで前かがみになってケツをむけろ!
馬とびしてやる!
165名無しさん@ピンキー:03/12/22 20:54 ID:1E76tYHj
えー?尻出したポーズで股開いた方がいいよー。

股くぐりできるぢゃん。
166名無しさん@ピンキー:03/12/22 21:31 ID:tbu5frLv
黒い瞳のノアのSSとかは今までなかったのかな〜?
自分はストーリー分からんから書くの無理だけど・・・。
167名無しさん@ピンキー:03/12/23 01:59 ID:OULsEXu/
168名無しさん@ピンキー:03/12/25 20:21 ID:LvHmRgAd
ちょっと遅いけど、めりくり
ついでにほっしゅ!
169埋め立て好きなスケベさん:03/12/26 11:06 ID:CeMwoSu7
      |     |||||   ‖     う
      |     |||||           お
      |     |||           お
         /⌒|___/⌒ヽ ○   お
      ○。 |  .|   ヽ /。/     お
        <|  .|   |ノ/ /  ・    お
   。・    | 丶    ヽ./    。   お
         ヽ     ヽ        お
          \     \       お
            \     \       
    ガクッ      /    丿\    
            /   /\  \       
           /  /   \  .\      
          /  /      \  ヽ      
丿⌒ ̄ ̄ ̄⌒   /  ノ⌒ ̄ ̄ ̄   丿 
|_つ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    |_つ ̄

うぉぉう、前スレが止められたぁぁぁぁぁ
折れの埋め立てエロマージュSSがぁぁぁぁぁ



( ´Д`)y━~~ <……ちょっと遅すぎたか……次行こ
170名無しさん@ピンキー:03/12/26 22:45 ID:dO2K5KCS
埋め立てじゃなくてこっちにうp汁!エロマージュうp汁!
171名無しさん@ピンキー:03/12/28 11:42 ID:I1XaShip
今日は祭りですね
アトリエサイトはいくつ参加されているのでしょうか?
レポ、キボンヌ
172名無しさん@ピンキー:03/12/28 20:41 ID:mOawTYqR
結構出てたけど…ノルエリなかった…
173名無しさん@ピンキー:03/12/29 12:12 ID:yXUl5jIm
ルーエリもなかったよ

それにしてもUDの少ないこと・・(ノД `)
カプ本どころかフツーの本もほとんどない
174名無しさん@ピンキー:03/12/29 13:10 ID:DH6mZKsc
>>172-173
それで肝心のアイエリはあった?
175名無しさん@ピンキー:03/12/29 13:47 ID:xO0wW5Or
明日は突撃ウルフさんがいる!
176名無しさん@ピンキー:03/12/29 15:45 ID:CDfr5uCQ
大々的に宣伝してたアトリエの合同誌目当てで行ったんだが
8割がへ(ryだった(ノД`) 裏表紙に1000円と考えればいいんか・・
177名無しさん@ピンキー:03/12/29 16:12 ID:13Xhe511
>>176
そうか?
もまいさんがどの程度のものを期待してたのか知らんが、漏れ的には充分楽しめたがな。
所詮ドジーンだし、間違っても商業アンソロのようなものを期待してはいけない。
178名無しさん@ピンキー:03/12/29 16:26 ID:SBC6ljHq
漏れは普通にトジ-ンシだなとおもた。
メガネアイゼルたん1000円でつ。ハァハァ
179名無しさん@ピンキー:03/12/29 16:41 ID:SBC6ljHq
それより家ゲ−板に激しく気になるかきこみがあるんでつけど、
誰か詳細知りませんか?
もしそうなら明日も行こうかと思い松が
行ったら行ったでウルフタンに並んで糸冬了しそうなヤカンでつ
180名無しさん@ピンキー:03/12/29 16:47 ID:XgiVAIpl
>176
中身どんな割合なんでしょうか?
マンガ:小説で
なんかラインナップが字書きさんが多かったので通販しようか悩んでます
裏表紙の人、中身も書いてた?
(そんなら買ってもいいけど…。)
181名無しさん@ピンキー:03/12/29 16:51 ID:13Xhe511
>>180
100ページ中31ページが小説。
漏れも小説読まない方だから始め迷ったけど、それなりに面白かた。
182名無しさん@ピンキー:03/12/29 17:49 ID:DnjTcQ8/
>>179
サークルカットにHN出てるんでカットを片っ端からミロ。
もしくはT氏のサイトに池。

>>180
裏表紙の人は裏表紙とコメントだけっす。
ウマー人ほど書いてるページ少なくて ( ´・ω・`) ショボーン
誰か原稿落としたみたいで白いページが所々あるのが気にナターヨ。
それさえ覚悟すれば買い。
183名無しさん@ピンキー:03/12/29 18:16 ID:SBC6ljHq
>>182
現実だったのか
有賀トン
しかしカタログ購入していない罠…
T氏のサイトもしらないよウワァァァン!!
184名無しさん@ピンキー :03/12/29 23:57 ID:VM+6ZRVu
個人的には、あの同人誌良かったと思いますよ
(個人的には>>178さん同様めがねアイゼルタンにはぁはぁでしたしフィンクネタが良かったです)
>>182
ひとり原稿を落とした模様(誰が落としたかは不明です)
ウルフタンのは後日通販で買おうかと思います。(1日目と3日目が連続でくっついていたら・・・_| ̄|○)
185名無しさん@ピンキー:03/12/30 00:48 ID:69EHOfaj
age
186名無しさん@ピンキー:03/12/30 09:24 ID:wjrmUOez
>>182
>ひとり原稿を落とした模様(誰が落としたかは不明です)
誰が落としたのか知りたければ、サイトに執筆陣が出てたので調べればすぐにわかるよ
所々、と言うことは絵描きさんかな、落としたの。
私は字書きさんのが読みたかったので、通販頼もうかなぁ…。

ちょっとすれ違いかも知れないが、裏表紙の人のサイトで前に会ったお絵かきチャット
何回か入り口まで行って見たんだけど、面子見てびびった
アトリエサイトの管理人さんばかり
(結構、自分がよく行くサイトばかりだったので余計かも)
字書きさんと絵描きさんが入り混じって。
あそこでどんな話があったんだろうと思うと妄想が膨らんで…。
(それがネタとかいうSSもあちこちで見かけたし)
そのうち勇気をだして入ろうと思っているうちに、なくなっちゃったよ
見たかったなぁ・・・。
187名無しさん@ピンキー:03/12/30 09:44 ID:2ErUaFwQ
どうでもいいがageんな!!!!!
188名無しさん@ピンキー:03/12/30 09:46 ID:2ErUaFwQ
ところで今日>>182あたりで語られてるののに行く香具師
レポよろ
189名無しさん@ピンキー:03/12/30 10:02 ID:rb3ZDiX5
>>186
落としたのは絵描きさんです。
それに予定ページより少なくなっちゃった人が複数いたんで
10ページ近い空きが出来てしまったんです。
本を作るのは大変ですね^^;

次の合同誌は絵描きさん中心の豪華なメンバーになるようですよ?
すでに動いていらっしゃるようです
190名無しさん@ピンキー :03/12/30 12:20 ID:vCFa0Pyz
>>189
なるほど、詳細サンクスです。
そう言えば、1日目のコスプレ会場にてマリー&エリー&ヴィオのコスプレをしていた方がおりましたよ























女装でしたが_| ̄|○
(でも、自作でしっかりとあそこまで作るとはすばらしい・・・(;゜Д゜))
191名無しさん@ピンキー:03/12/30 12:31 ID:Ea/2ElR5
激しく見てみてえ
192名無しさん@ピンキー:03/12/30 15:33 ID:LH8+ERSQ
流れ無視でスマソ。
アトリエ関係って健全モノがメインなの?
18禁でアトリエ扱っているサイトって極少数?

193名無しさん@ピンキー:03/12/30 16:51 ID:14a0BWQq
帰ってきますた。T屋氏のスペース行ってきた。
CD2枚にDVD1枚出てました。視聴してT屋節を確認。全部買い。
スペースは人ごみもなくマターリしてました。
T屋氏のサイトはグーグル経由で行けるのでキーワード工夫して探してみて。
通販もやってるみたい。

SSスレなのにコミケ話で失礼しました。
194名無しさん@ピンキー:03/12/30 18:24 ID:2ErUaFwQ
>>189
>次の合同誌は絵描きさん中心の豪華なメンバーになるようですよ?
>すでに動いていらっしゃるようです

期待したのにガセネタかよ!!
次回未定ラスィ・・・。

>>193
レポありがトン。
全買いか。そんなにいいなら通販でも頼むかな。
195うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/30 19:48 ID:dX1yPfqA
「う〜ん」
ヘルミーナは一人、悩んでいた。
「あとちょっとなんだけどなあ・・・どうしよう。まさかドルニエ先生に頼むわけにもいかないし・・・、
かといって、他の男の人に頼むのも・・・」

今、ヘルミーナの前に、ほとんど完成間近のホムンクルスがある。
しかし、あと一ヶ所がまだ出来ていないのだ。
「どうせなら、立派な男の人と同じものを付けたいわよね・・・」
そう、彼女が悩んでいるのは、男のシンボル。
彼女は親を知らない。そして、わずか8歳でアカデミーで生活することになった彼女に、
男のモノを観察する機会など、あるはずもなかった・・・
「どうしようかなあ・・・?」
ヘルミーナは、腕を組んで考えている。
そうしているうちに、彼女の頭に、何かひらめきが宿ったようだ。
「そうだわっ!この際、徹底的に観察してしまいましょう♪」

ぐつぐつぐつ・・・
「あら?ヘルミーナ、何を作ってるの?」
リリーが鍋をのぞきこんで尋ねた。
「うふふ。秘密です♪」
さてさて、これから何を作るのか・・・?
196名無しさん@ピンキー:03/12/30 20:31 ID:wjrmUOez
>192
表っから18禁っていうのはほとんどない
一応隠しになっているところで18禁、ていうのは結構あるかと…。
クラマリとかダグエリとか…。
パスワード請求制の所もありましたよ
197名無しさん@ピンキー:03/12/30 20:42 ID:wjrmUOez
あれあれ?
下げたはずなのに・・・。
スンマソン
198名無しさん@ピンキー:03/12/30 20:47 ID:slfFrs/M
>>195
スレ違い。
ここは同人話をするところであって、SSを書くところではありません。
199名無しさん@ピンキー:03/12/30 21:09 ID:jieso4Sp
荒らしキタ━━━( ゜∀゜ )━( ゜∀)━(  ゜)━(  )━(゜  )━(∀゜ )━( ゜∀゜ )━━━!!!!

>>195ガンガレ!!応援してるぞ
200名無しさん@ピンキー:03/12/30 21:12 ID:wjrmUOez
>>198
勘違いしてます?
ここ、本来はSSとかをみんなで妄想するスレだったと…。
エロパロ板だったはず…。
201名無しさん@ピンキー:03/12/30 21:27 ID:Jj5XdbQo
マジレスすんなよ美少女たん
202うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/30 21:37 ID:MatZYJLl
続き書いてたら、サーバの負担が高くてかきこめませんとか言われて、書いてたものが
全部消えた・・・
しかも悪いことに少しも保存してない・・・
鬱だ・・・
203名無しさん@ピンキー:03/12/30 21:41 ID:Jj5XdbQo
>>202よくある。がんがれ。
204名無しさん@ピンキー:03/12/31 10:40 ID:l2v0lTCK
ウルフタンのところはどんなだった?
205名無しさん@ピンキー:03/12/31 10:41 ID:l2v0lTCK
明日は新年SSうp汁ですか。
206名無しさん@ピンキー:03/12/31 11:12 ID:j8kjSuf1
突撃タンはアトリエ本落としてました。
別ジャンルに夢中でそろそろアトリエヤバーな予感。

>>195=202
続き待ってます。ガンガって。
207うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 14:29 ID:OtGtCuXN
「まあ、素敵♪」
リリーがヘルミーナの首にかけられたロケットをのぞきこんだ。
「ところで、中に入ってるのは、誰の肖像画かなあ〜?」
「えっ?や、やだあ!先生ったら、やめてくださいよお♪」
リリーとヘルミーナがはしゃぎ回る様子を、ドルニエ先生がにこやかに見守る。
そして、ヘルミーナがドルニエのほうを振り向いた瞬間・・・
「かしゃっ!」
と、小さな音がした。
あまりに小さな音なので、ドルニエはもちろん、リリーにさえ聞こえていない。
ヘルミーナ自身にも音は聞こえなかった。
しかし、このほんのわずかなヘルミーナの動きを、ドルニエのそばにいたイングリドは見逃さなかった・・・
「あやしい・・・」

「行ってきま〜す♪」
ヘルミーナが外に出ると、ザールブルグの城壁の方へ歩いていく・・・
「・・・・・・。」
イングリドは誰にも見つからないように、そっと工房を出た。
そしてすぐにヘルミーナの後を追う・・・
「どこへ行くのかしら・・・?」
ヘルミーナの後ろ姿を見失わないように、イングリドは慎重に後を追う・・・。
ヘルミーナは木の陰に隠れた。
「あそこに入ったわ・・・・・・?」
イングリドがおそるおそるのぞいてみると、ヘルミーナは先ほどのロケットを開けて、中を見ている・・・
そこに写っているものは・・・ケントニスの海辺で見た、あの奇妙な生き物にそっくりな物体・・・
(私たちの世界では、ナマコと呼んでいる)
「実験は大成功だけど・・・、こ、これが男の人のおちんちん・・・」
ヘルミーナだけではなく、後ろのイングリドも思わず顔を赤らめる・・・
「な、何見てるのよっ!」
ぎくっ。
ヘルミーナがおそるおそる振り返ると、そこには顔を真っ赤にして怒っているイングリドの姿が・・・
208うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 14:58 ID:OtGtCuXN
「な、何よ・・・」
ヘルミーナがイングリドをにらみつけた。
「あんたってば信じられない!何て不潔なことをしてるの!このスケベ!」
イングリドはそう言うと、ヘルミーナのロケットを強引に引っ張った。
ロケットの紐は頑丈でちぎれなかったので、ヘルミーナの体ごと引っ張られた。
「とにかく、このことはドルニエ先生に報告しますからね!」
イングリドは激昂してそう言った。
(まずい!)
ヘルミーナは身の危険を感じてか、いきなりイングリドに抱きつく。
「うわっ!」
二人はもつれあって倒れた。
「な、何するのよっ!」
叫ぶイングリドの目の前に、ロケットの中身が突きつけられた。
「ほら、イングリドも見たでしょ!これで、あんたも共犯者ね!」
「あ、あたしはそんなの見せられても、何ともないんだから・・・」
「そう?ここはこんなに濡れてるけど?」
ヘルミーナがイングリドの股間をさわると、じっとりと湿って、熱を放っている・・・
「ほら、イングリド。見てみなさい。ドルニエ先生のこれが、イングリドのここを・・・」
イングリドの目に写る、ドルニエの男の証。
それを見て、イングリドの熱い汁が、ヘルミーナの手に伝わる・・・
「何よ、あんただって!」
イングリドのプライドの高さが、されるがままのこの状況を許さない。
ヘルミーナの体をぐいと抱き寄せ、今度はイングリドの手が、ヘルミーナの股間をまさぐる・・・
「あんただって、こんなに濡らしてるじゃない!」
「あ・・・」
ヘルミーナの股間も、おびただしい量の熱い汁とともに、濃厚な香りを放っている・・・
ヘルミーナも再び、イングリドの股間に手を当てる。
「ああっ!」
二人は一心不乱にお互いの股間をまさぐりあっている・・・
くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・
209うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 15:15 ID:OtGtCuXN
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
二人の荒い息使いが、いつしかぴったりと重なった・・・
そして二人は、自然に唇を重ねあう・・・
「ん・・・んん・・・・・・」
その場の状況も忘れて、ひたすら絡み合う二人・・・
幸い、ここは城壁のそばの木陰。誰も見ていない・・・
「何やってるの・・・、あの二人・・・?」
たまたま木の上にいた、エルザ以外は・・・

エルザは顔を真っ赤にしながら、二人の行為を一部始終見ていた。
「うそ・・・、あの子たち・・・!」
そのエルザに気づく様子もなく、イングリドとヘルミーナの二人はますますヒートアップしていく・・・
「ああっ!あああああああん!」
二人はひたすらに、荒い声をあげている・・・
「どうしよう・・・?とりあえず、リリーに報告するべきよね・・・?」

A・リリーに報告しるっ!
B・自分も参加しるっ!

どなたか選択ヨロシコ(w
210名無しさん@ピンキー:03/12/31 15:31 ID:yRs4KhMD
>>209
A!
んでもって過激なお仕置きを(;´Д`)ハァハァ
211名無しさん@ピンキー:03/12/31 15:51 ID:/FKyYAnk
>>209
選択肢が来るとは思わんかったw
Bキボン
212うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 15:59 ID:OtGtCuXN
ではA。

「ね、ねえ、リリー、ちょっといいかな?」
リリーがドアを開けると、そこにはエルザが立っている。
「あら?どうしたの?」
エルザの頬は心なしか赤い。
「あの、イングリドとヘルミーナのことなんだけど・・・」
「あの二人がどうかしたの?」
「城壁のそばで遊んでて寝ちゃったみたいなんだ。だから、ここまで運んであげようと思ったんだけど、
一人じゃちょっと・・・」
「ありがとう、エルザ。じゃあ、さっそく行きましょう!」
リリーとエルザは駆け足で城壁に向かった・・・
「あっ、いたいた!あそこ・・・!」
二人はおててをつないで、仲良く並んで寝ている・・・
「まあ・・・、ふふふ。二人とも、かわいい寝顔ね・・・v」
リリーの横で、エルザは苦笑した。
「じゃあ、運びましょうか。」
「そうね。」
リリーがイングリドを背負うと、リリーは背中に何か違和感を感じた。
「やだっ、この子たち・・・おねしょしてるの!?」
「う、うん、ねえリリー、実は・・・」
エルザはそっとリリーに耳打ちする・・・
「え、ええ〜っ!?」
その内容は、リリーにとっては、信じられないような内容だった。
「ま、まさか、この二人が・・・!」
「それが、この二人、何かペンダントのようなものを見ながらやってたんだけど・・・」
「ロケットね。どれどれ・・・なっ!何これ!?」
ロケットを開けてみたリリーの目に、異様なモノが飛び込む・・・
「ヘルミーナったら!こんなものを作ってたのね!あとでおしおきだわ!」
リリーとエルザは、とりあえず二人を工房まで運んだ。
213名無しさん@ピンキー:03/12/31 16:10 ID:xyXlTQDx
「ザム…」
 クシャスラはザムに呼びかけた。
 だが、返事を待つ間もなく、すぐにまたアータルに引き戻される。
ザムは、クシャスラの手がぱたぱたと自分を起こそうとしているのが判り起きようとするが、身体の麻痺が取れない。
 クシャスラの手は、アータルに突かれる度に、空しく何度もザムに触れる。
アータルが最後に大きく突いた時、クシャスラの身体はその勢いで、ザムの上に重なった。
「ザム…」
 クシャスラはこんな状況でも、愛しいアータルに抱きつけた事で、僅かな安堵を得るのだった。
そんな幸福もつかの間、アータルは容赦なくクシャスラの中に放出した。
「ああ!…」
小さく悲鳴をあげるクシャスラに、アータルは満足したように大きく息を吐いた。
「ふぅ〜…」
 アータルはまだ興奮しながらも、一度クシャスラからイチモツを引き抜いた。
溢れる精液は、クシャスラの中に納まりきれずに溢れ、ザムの上にこぼれていった。
自分の精液がクシャスラに入っているのか一々確認するアータルだった。
放出した量を確認したアータルはさらに興奮し、クシャスラの中にねじ込んでゆく。
クシャスラはザムにしがみつき、アータルからの仕打ちをこらえるのだった。
「あ… あ……」
 クシャスラの指がザムの身体に食い込む。
クシャスラの中に挿入されるアータルのイチモツは、クシャスラの腹越しにザムにも感じられた。
ゴリゴリとクシャスラの中を移動するたび、ザムは焦燥にかられる。
やがてクシャスラの喘ぎと鼓動。クシャスラの身体が揺さぶられる度に揺れる自分。
クシャスラの身体が熱い。その熱さが、熱くさせ喘がせているアータルの存在が、ザムの怒りを倍増させた。
 ザムは口唇を噛み締めて、必死で腕をのばしクシャスラの身体を抱いた。
「ザム! ザム!」
 クシャスラはザムが無事である嬉しさで、首にしがみついて泣いた。
アータルは、ザムがクシャスラにまわした腕が気に食わないようだった。
214うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 16:26 ID:OtGtCuXN
「本当にいいのかね、リリー?」
「ええ。思いっきり、やっちゃってください!」
朦朧とした意識の中、うっすらとリリー先生とドルニエ先生の声が聞こえる・・・
それにしても、股のあたりが寒い・・・
ヘルミーナがぼんやりと目を開けると、そこにはリリーとドルニエが立っていた。
「おはよう、ヘルミーナ。」
リリーがにこやかに微笑んだ。
「おはようございます・・・あ、あれ?体が・・・動かない!」
ヘルミーナは両腕を背中で縛りつけられて、ベッドに寝かされている。
首をあげると、ヘルミーナの下半身は何も身に着けていなかった。
そして、片方の足をリリーが、もう片方の足をエルザが強く握って、ヘルミーナは大きく股を開いた格好になっていた。
そして、その股の先には、ドルニエ先生が・・・
「きゃあっ!」
ヘルミーナはあわてて隠そうとするが、両手両足の自由を奪われて、身動きが取れない・・・
「では、始めるわよ。ねえ、ヘルミーナ、これは何?」
リリーはヘルミーナの持っていたロケットをヘルミーナに突きつけてみる。
「そ、それは・・・!」
「ねえ、何?」
「・・・おちんちんです・・・・・・」
「ふうん、誰の?」
「・・・・・・ドルニエ先生の・・・・・・」
「へえ、ヘルミーナの一番大切なものって、ドルニエ先生のおちんちんだったのね。
わかったわ。じゃあ、今日は先生が、本物のドルニエ先生のおちんちんをプレゼントしちゃいま〜す♪」
「ひいっ!」
「では、ドルニエ先生、準備はよろしいですか?」
「うむ。」
今、太さがにんじんはおろか、大根ほどもあろうかと思われるドルニエ先生の魔羅が、ヘルミーナの処女に
当たる・・・
215うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 16:39 ID:OtGtCuXN
「ひいっ!」
ヘルミーナの悲鳴が、次第に濁りを増していく・・・
「ぎゃあああっ!」
ぶちぶちぶちっ!
ヘルミーナの破ける音が部屋じゅうに響き渡ると、ドルニエ先生の巨大な魔羅は、根元まで
ヘルミーナの中に入り込んだ。
「ぐあああああああああああっ!やめでえええええええええっ!」
ヘルミーナの断末魔の悲鳴を合図に、ドルニエ先生の腰が動き出す・・・
「さあ、ドルニエ先生!思いっきりやっちゃって下さいっ!」
「おおっ!こいつはなかなか・・・」
ずん、ずん、ずん、・・・・・・
ドルニエはずんずんと突き進んでいく・・・
「いやあああああっ!ぎやあああああああっ!ひあああああああっ!」
ヘルミーナの顔が、涙でくしゃくしゃになると同時に、ヘルミーナの女も、愛液でくしゃくしゃになる・・・
「やだ、ヘルミーナったら、やっぱりスケベなんだあ♪」
リリーが悪魔の微笑みを浮かべる・・・その反対側で、エルザが顔を赤く染めて見ている。
「す、すごい・・・」

(な、何この感覚は!?痛いのに、痛いのにーっ!!!)
ヘルミーナの口から出る悲鳴は、いつのまにか快楽のおたけびと化していた。
ドルニエ先生はひたすらに腰を動かしつづける・・・
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
「ドルニエ先生、出すのは外でね!」
「うむ。」
「い、いっくううううううううううううっ!」
ヘルミーナの女が一気に大量の汁を吹き出すと同時に、ドルニエは魔羅を引き抜いた。
そして間もなく、ヘルミーナの顔面に、おびただしい白濁がぶちまけられた・・・
216うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 16:46 ID:OtGtCuXN
「そういえば、イングリドは?」
ヘルミーナは気になって、顔をあげた。
イングリドは・・・いた。隣のベッドで、両腕を後ろで縛られ、下半身は裸で大股を開いた
まんま、うつろな目でこっちを見ている。
その顔は涙と白濁でくしゃくしゃになっていた・・・。
「イングリド、あんたも・・・」

「ね、ねえ、ドルニエ先生・・・」
エルザが赤い顔でドルニエ先生に話しかける。
「何かね?」
「あ・・・、あたしも・・・、ダメかなあ・・・?」
そう言うとエルザは、半ズボンを下におろした・・・

おしまい
217うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 17:02 ID:OtGtCuXN
続いてB(w

エルザはするすると木を降りて、二人に近づいた。
「ねえ、何やってるの?」
ぎくっ!
二人がおそうおそる振り返ると、そこにはエルザがいる・・・
「へえ、あなたたちって、こんないやらしい女の子だったんだあ♪」
二人の間に、気まずい空気が流れる・・・どうしよう・・・見られた、それも、リリー先生の
もっとも親しい友人の一人に。
「あわわわわ・・・、こ、これは・・・」
とっさに弁解の言葉が出てこない二人とは対象的に、エルザはすらすらと言葉を続けた。
「これはリリーに言うっきゃないわよねえ♪」
「ダ、ダメェ!」
「何がダメなの?こんなところでこそこそ二人でいけないことをしてるんだから、保護者の友人で
あるあたしとしては・・・」
「おねがい!許して・・・」
「仕方ないわねえ・・・。わかったわ。但し・・・」
エルザは立ちあがり、半ズボンとパンツをずり下ろした。
二人の少女の目の前には、今、大人の女がある・・・
「あたしを満足させることができたら、ねっ?」
そしてエルザは腰を下ろして、足を大きく広げた・・・
218うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 17:19 ID:OtGtCuXN
ヘルミーナはおそるおそるエルザの股間に手を伸ばす・・・
「ダメッ!」
エルザの叫びに、ヘルミーナは一瞬、手をびくっと引っ込めた。
エルザは自分の舌を出して、それを指差した。
「舌でやるのよ!」
「え、ええ〜っ!」
「さあ、早く!」
イングリドとヘルミーナは、ゆっくりと顔を近づけていく・・・
エルザの花弁が、二人を出迎えるかのように、おびただしい蜜を放っている・・・
やがて、二人の唇が、エルザの花弁をくすぐった・・・
「あ・・・あん・・・」
二人の舌が触れると、エルザの花びらが、ますます濃厚な蜜を吹き出す・・・
エルザの息使いも、次第に荒くなっていく・・・
「はあはあ・・・ああん・・・ああ・・・はああん・・・」
二人は貪るように、ひたすらにエルザの蜜を吸い続けた・・・
(これが、大人の香り・・・大人の味・・・)
「ひゃああっ!」
エルザの全身が蜜を搾り出すかのように、ぶるぶると震えだす・・・
そして、絶頂に達したのか、エルザの女が一気に蜜を吹き出した・・・
219うほっ ◆.lt5gYzbQ. :03/12/31 17:27 ID:OtGtCuXN
「ヘルミーナにイングリドったら、どこに行っちゃったのかしら・・・?」
遠くでリリーの声がする・・・
「おーいっ!イングリドー!ヘルミーナー!」
彼女の足が、次第に城壁のほうへとやってきた。
「ええっと・・・、あっ、いたっ!」
リリーがのぞきこむと、エルザに腕枕をされて、両脇にイングリドとヘルミーナの二人が
すやすやと寝息を立てている・・・
そしてエルザ自身も、夢の中にいた。
「ふふふ・・・、三人とも、安らかな寝顔だわ・・・、って、えええっ!?」
リリーはエルザの下半身を見て驚きの声をあげた。何もはいてない。
「さ、三人とも、ここで何やってたのよっ!」

・・・そしてA(+エルザ)へ・・・
220名無しさん@ピンキー:03/12/31 19:02 ID:/FKyYAnk
うほっいいSS・・・
結局Aルートに収束するんかいw
221名無しさん@ピンキー:03/12/31 22:08 ID:2nj1sQJd
ヽ(´ー`)ノ
222うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/01/01 00:05 ID:7mVYfKwP
皆様、あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
223名無しさん@ピンキー :04/01/03 18:09 ID:ah+5sUCj
保存下げ
224名無しさん@ピンキー:04/01/03 23:59 ID:YIIZEwJR
>>222 うほっ ◆.lt5gYzbQ

普通に上手いな……
まだ洗練されてないが大きな可能性を感じる

これからも励めよかし
225名無しさん@ピンキー:04/01/04 02:51 ID:0pWKtW73
既存のエロSSの名前だけ入れ替えればOK。量産きぼん
226名無しさん@ピンキー:04/01/04 03:54 ID:tDKdxfBn
えーそんなん嫌や
227名無しさん@ピンキー:04/01/07 09:04 ID:Y9BNI/hI
圧縮は逃れた?
保守しておこう
228名無しさん@ピンキー:04/01/08 06:50 ID:4Mhy3wn5
〉227
なにかあったの?
229名無しさん@ピンキー:04/01/08 10:14 ID:Mk6hptpQ
しばらく書いていないのでリハビリかねて一本書きたいです。
マリ・エリ・リリあたりでどんなの読みたいですか?
シチュエーションが思いつかないので、なんか出してオクレでないですか。
230名無しさん@ピンキー:04/01/08 11:41 ID:5oOhzO+O
アイゼル×エリー ノルディスとのことを誤解したアイゼルがお・し・お・き
シュワルベ×ナタリエ 同じ盗賊同士ということでベテランのシュワルベが「盗賊の極意」を伝授w
シスカ(酒豪)×リリー 酒場で飲みつぶれたリリーを介抱しているうちになぜか・・・

なんてどう?
231名無しさん@ピンキー:04/01/08 12:07 ID:thIfZoVa
他には
マリー×エリー 錬金術の教えを請う可愛い弟子(?)エリーに対してふといたずら心が湧き出すマリー。
          「このアイテムにはこんな使い方もあるのよ〜♪」とエリーにHな授業スタート。
232名無しさん@ピンキー:04/01/08 12:14 ID:SyHiV2Oz
ここで敢えて需要のなさそうなヘルミーナ×ノルディスきぼん
233名無しさん@ピンキー :04/01/08 12:50 ID:jGTptdRS
>>232に追加意見・・・
ドアの向こうでアイゼルが見ていた(&以降どろどろ)をキボンヌ

でも、個人的には>>230のアイゼルxエリーネタに一票
234名無しさん@ピンキー:04/01/08 17:47 ID:sRHgik/8
誰か、グラムナートも書いておくれ… UDたんの凌辱ものキボンヌ
235名無しさん@ピンキー:04/01/08 18:27 ID:lj0gTun0
>>233

ノルエリスキーとしては誤解じゃないほうが(r
236名無しさん@ピンキー:04/01/08 20:20 ID:bRVOgsV8
ヘートヴィッヒ×リリーをキボン
ヘートヴィッヒの新しい趣味はリリーの作った道具でリリーをいぢめることだった
みたいな感じで
237名無しさん@ピンキー:04/01/08 21:33 ID:8YyzPuKf
ドルニエ×リリー
ドルニエ×イングリド
ドルニエ×ヘルミーナ
ドルニエ×マルローネ
ドルニエ×エルフィール
ゲマイナー×リリー

キボン
238ヘル厨@名無さん(;´Д`)ハァハァ:04/01/09 08:29 ID:vZQAshX3
(;´Д`)ハァハァ

漏れ×ヘルミーナ(10)

激 し く き ぼ ん ! ! ! ! (;´Д`)ハァハァ
239238:04/01/09 08:31 ID:vZQAshX3
あっ、まちがえた

ヘルミーナ(10)×漏れ

きぼんに訂正でつ
240名無しさん@ピンキー:04/01/09 12:11 ID:ZjP5/e+D
ヘルミーナ(10人)×239たん??
241名無しさん@ピンキー:04/01/09 12:14 ID:dzsKjL0H
ドジーンの話に戻して申し訳ないが
11日大阪でやるのってアトリエサークルあるの?
知ってる香具師いたら情報キボンヌ
242名無しさん@ピンキー:04/01/09 12:35 ID:ShAbOV2i
>>240
違いますよ

ヘルミーナ(年齢10倍)×239

ですよ
243名無しさん@ピンキー:04/01/09 13:19 ID:o6qv14ke
おいおまいら!
>>229神はシチュを募集しておるのだ! カプじゃないぞ!

○○×○○
とだけキボンヌしても採用の見込みはないぞ!
244名無しさん@ピンキー:04/01/09 13:35 ID:4Tipney7
んでは、新年挨拶周りネタ、と言ってみる。

・・・・どんなのだか見当もつかんけど。

他にも、ちょっと早いがバレンタインネタとか?
245名無しさん@ピンキー:04/01/09 13:57 ID:o6qv14ke
>244
そういえばリリーの誕生日は2月14日でしたな。
バースデーとバレンタインをからめられんかな?
246名無しさん@ピンキー:04/01/09 14:44 ID:HAv1MHDQ
リリーたんの初々しい処女喪失SSきぼん
247名無しさん@ピンキー:04/01/09 15:20 ID:viowlG9c
ヘルミーナに関してはほとんどシチュは決まったようなもんだけどなw
248名無しさん@ピンキー:04/01/09 17:14 ID:3DVuJVMt
山の向こうの指輪イベントでのラブラブ処女喪失が読みたいっす
249名無しさん@ピンキー:04/01/09 17:33 ID:Da3ryc0o
>>247
どんなの?
250名無しさん@ピンキー :04/01/09 17:43 ID:TaWFjCpK
>>241
ある。
仁吉さんのところで、例の合同誌の委託あり。
(いつみさんのところでも告知されている。ただし、ときメモ参加)
そのほかは、結城さんの「突撃ウルフ」も参加予定(犬夜叉)
だが新刊は、サイトで落としたと報告済み。

知っているのはこのあたりのみです。
251名無しさん@ピンキー:04/01/09 17:56 ID:XS0z3rIz
>>250
せめて伏字にした方がいんじゃね?
252名無しさん@ピンキー:04/01/09 21:01 ID:n4HXn3zG
リリータンは、キャラ挿入歌のタイトル通り「母」を感じてしまう漏れ

というわけで母性あふれるリリータンがボーイズ(テオとかゲルとか)をリードしてあ・げ・る
のがイイな
253名無しさん@ピンキー:04/01/09 21:02 ID:6902iyth
>>250
本スレで伏字で名前出されて削除依頼出した奴がいるからな
まぁ内容が内容だったんだけどさ。

合同シはページ数はあったけどあれで1000円は高いというのが正直な感想。
購入前に立ち読みすることを進める
254名無しさん@ピンキー:04/01/09 21:15 ID:dzsKjL0H
>>253
そうなのか。
1000円は打倒とか安いとか言う感想しか聞いてなかったので立ち読みしてみるよ。
ありがトン。
たぶん発行部数とかで単価変わってくるのだろうから弱小は大変ですね。
大手サークルで薄っぺらいのを数千円で売ってるところとかあるけど、丸儲けですか?
255名無しさん@ピンキー:04/01/09 21:31 ID:dzsKjL0H
そろそろ>>229タンはどのテーマで書いてくれるか決めたのだろうか。
256名無しさん@ピンキー:04/01/10 01:39 ID:wpq5xQGo
エルフの毒矢を食らって生死の境を彷徨うウルリッヒ。
発熱した上寒がる彼をリリーは熟れた身体で抱きしめるのだ
257名無しさん@ピンキー:04/01/10 04:11 ID:mh8Sm8xI
>>249
247じゃないけど、恐らくは例によって怪しげな薬だと思われw
258名無しさん@ピンキー:04/01/10 10:54 ID:0EpeVug7
229です。
ごめんなさい、先に言っとけばよかった…。
百合は書けません、書いたことないです、萌えたこともないです…。
なので、ほとんどのカプは無理かと…。
ちょっと修行してきます。
259名無しさん@ピンキー:04/01/10 11:01 ID:OnwRLPmv
>>258
百合ってどっちの意味?
女同士?リリー?
260名無しさん@ピンキー:04/01/10 12:00 ID:cpNTp40i
>>259
普通にビアンの事だろ。
261名無しさん@ピンキー:04/01/10 17:02 ID:t6rDAr+l
各地で錬金術を介在したテロ(爆弾、毒薬等)が多発。
錬金術排斥運動が起こる中、『魔女』狩りとしてリンチにかけられ、
何百人もの男に強姦されるリリーたんのSSきぼん。
262名無しさん@ピンキー:04/01/10 19:34 ID:at9h2P5j
別にリクは百合カプだけじゃないと思うが
>229=>258タンの再登場を待つ
263名無しさん@ピンキー:04/01/11 02:38 ID:BpPbpT0/
>229=>258タン再登場キボンヌ

>>248じゃないけど山の向こうの指輪イベントのエロSSが読みたいぽ。
ノル×エリSSあまり見かけないし。
264 ◆jHCuM/6C1s :04/01/11 15:17 ID:ve6i3Vfr
今更ですが、>>118-122の続きです。 (陵辱注意)


厚い玻璃の奥深く。栗色の髪の少女が窓辺に向かって俯いている。
大きな瞳は翳り、切なげに潤んでいる。
思い出したようにつく溜息の度に華奢な体に不釣合いな乳房が揺れた。
――リリーである。

「お嬢さん、どうしたのかね。今日も悲しげだ」
「……カスパール様」
いつの間にか、リリーの後ろに男が立っていた。
でっぷりと太った体の上に一見温厚そうな顔を載せた、中年の男である。
リリーは貴族カスパールの妾として囲われていたのだ。
「この部屋は眺めがよくないかね。何だったら別の部屋に代えようか」
カスパールがリリーに歩み寄りながらにこやかに話しかける。
「いえ……」
「では、食べ物がよくないのかな。何か好きなものがあれば言いなさい。料理人に命じて用意させよう」
「いえ、結構です」
「そうか……」
カスパールは何やら考え事をするように黙った。すっと目を細めた。
「では、まだあの男の事が気になるのだな」
「! はあっ」
肉厚の掌がリリーの乳房を鷲掴みにする。
「どうなんだ、言ってみろ」
「お許しください、カスパール様……ああっ!」
そのまま強すぎる力で揉みしだき、こねくり回す。
カスパールの野太い指に握りつぶされ、リリーの豊満な乳房は何度も何度も形を変えた。
265 ◆jHCuM/6C1s :04/01/11 15:18 ID:ve6i3Vfr

「困ったことだな。君にはいいかげん私の玩具に過ぎないという身の程を理解してもらわねばならん。少し躾けが必要だな」
カスパールは腰から何やらを取り出した。一本の縄である。
「な、何を……ああっ!」
縄はリリーの体に被さると、独りでに絡まり、リリーを椅子に縛り付けていく。
「錬金術とやらの道具だよ。君の先生から譲ってもらってね。いや、元先生というべきか」
生きている縄は泣き叫ぶリリーを弄ぶかのように、熟れた体を淫らに締め上げた。
リリーの股は大きく開かれ、そのまま椅子に固定される。
優美な太ももの曲線が露になり、その奥に純白の布切れを覗かせた。
上体は両の乳房を絞るように付け根で締められ、両手は後ろ手にされた。
「美しい! 実に美しいよ、リリーくん」
「はあっ……」

顔を背け涙を流すリリーの頬にカスパールが舌を這わせる。
そうしながら片手で胸をまさぐると、服を掴んで無理やり引き裂いた。
白い乳房がぷるんとこぼれ出て、大きな乳輪が剥き出しになった。
「いやあああっ! 誰かああああっ!」
266 ◆jHCuM/6C1s :04/01/11 15:18 ID:ve6i3Vfr

叫んでも無駄なのにリリーはいつもの様に助けを求めて悲鳴を上げる。
カスパールは意に介さず、まるで母の乳を飲む赤子のように一心にリリーの乳首に吸い付いていた。
「あはァ! やぁ、やだやだやがああっ!」
長い髪を揺らし、必死に首を振って泣き叫ぶが、乳首からはくすぐったいような、
耐え難い刺激がつき上げてきた。カスパールの責めは執拗であった。
たっぷり十分は乳首だけをしゃぶり続けた。ただしゃぶるのみではない。
片方の乳首に吸い付きながらもう片方を指で摘んだり、弾いたりする。
あるいは交互に口に含んで吸い上げ、あるいは乳房をぎゅっと手で押し挟んで、
両方の乳首を一度に舐め、啄ばむ。意に反してリリーの悲鳴に次第甘いものが混じっていく……。

「はァ……あふぅ……」
「くっくっくっ、おっぱいが感じてきたのか? それとも縄に酔ってきたのかな」
カスパールが手をリリーの股に差し込んだ。
「はあっ!」
カスパールの指はいきなりクリトリスに触れ、押しつぶしている。
「ここが一番いいんだろ。焦らさずに責めてやるよ」
「ひいっ! あひぃ! ひああっ!」
267 ◆jHCuM/6C1s :04/01/11 15:19 ID:ve6i3Vfr

リリーは体を九の字に曲げ、咆哮するように喘いだ。
太ももに内奥から染み出てきた蜜液がつたわって、滴り垂れた。
縄がよりいっそう強くリリーの乳房を圧迫する。
「駄目ぇ、そんなに強く……ひいっ! 駄目ぇ、駄目ぇ、あっあっあっ!」
「そら、もう一丁!」
「あひぃ! 駄目ぇ、駄目ぇ、駄……目ぇぇぇぇぇぇぇ――――っ!!」
ビクンビクンとリリーの体が痙攣した。
あまりの激しさに椅子ごとゆれ、ガタゴトと床に倒れそうなくらいになる。
そのまま、リリーは息苦しそうに喘いでいたが、やがて痙攣が弱くなるにつれ力が抜けていき、
代わって縄が椅子に縛りなおすようにぐったりした体を締め付けた。
美しい顔は弛緩しきって、瞳孔が開き、だらしなく開いた口からは涎が垂れている。
そして、頬をつたっては涙が……。
それは、あまりにも淫らで惨たらしい光景だった。
「くっくっくっ、素晴らしい姿だ、リリーくん」
「あ……はぁ……」

「では、そろそろこっちも使おうか」
ズボンのベルトをガチャガチャとはずすと、カスパールは己の逸物をさらけ出した。
268 ◆jHCuM/6C1s :04/01/11 15:20 ID:ve6i3Vfr

抗うことも出来ないリリーの髪を掴み、乱暴に面を向けさせる。
そうして、いきなり肉棒をリリーの口に突っ込んだ。
「ぶぐう! ふぶぅ!」
臭気がリリーの鼻をつく。
吐きそうな衝動に駆られるが、彼女には物理的にも、また社会的にも抵抗することは出来ない。
カスパールはそのまま乱暴に髪を手繰り寄せると、荒々しくイマラチオを始めた。
リリーの顔が激しく前後に揺れ、赤い、ふっくらし唇を毒々しい肉棒が何度も何度も擦って往復する。
リリーの口内で屹立はますます怒張を強めていた。
(ヴェルナー……ヴェルナー……助けて……)
リリーは肉棒を咥えさせられ、涙を流しながら、愛しい人を心の中で呼び続けていた。
無限に続くのではないかと思われた口淫。
だが、やがて数十往復した程になって、腕でも疲れたのか、カスパールは己が怒張を口から引き抜いた。
「ぷはぁ!」

ぬめった音を立てて肉棒が引き抜かれる。
栓を抜かれたリリーの赤い肉厚の唇からは唾液が糸を引いてカスパールの男根につながっている。
「ようし、それじゃあ今日のメインディッシュだ」
カスパールは、何度かぺしぺしと男根でリリーの頬をぶってから、正面にまわって腰を落とした。
荒々しくそこを蔽う最後の布を引き裂く。
269 ◆jHCuM/6C1s :04/01/11 15:20 ID:ve6i3Vfr

「や……ぁ……」
(ヴェルナー……ヴェルナー……!)
その濡れそぼった瞳に満ちた悲しみを見て、カスパールはにいっと口の端を吊り上げた。
一気に男根を突き込んだ。

「んああああああああああっ!」
跳ね上がる体に覆いかぶさるようにカスパールがリリーの上にのしかかる。
そうして激しくピストン運動をはじめた。
「いやああっ! ああっ、はああっ!」
暴れる度に縄がリリーの体に食い込んでくる。
生きている縄はカスパールの挿入に都合がよい様に巧みに結節をずらし、再結合した。
カスパールの黒ずんだ陰茎がリリーの柔肉を何度も蹂躙した。
「あああああっ! あたし、あたしィ!」
「いいよ、一緒にイコう!」
カスパールが汚い腰遣いを一気に加速させた。同時に、リリーの体が弾けた。
「あっ、あっ、あっ、ああああ――――っ!」
吊り上げられた魚のように反りあがり、体を突っ張らせるリリーの顔面に、
立ち上がったカスパールが精液を浴びせかける。
異臭を放つ粘液がリリーの綺麗な顔をベトベトに汚していく。
少女がか細く震えた。

(ヴェ……ル……ナ……ぁ)
270 ◆jHCuM/6C1s :04/01/11 15:21 ID:ve6i3Vfr

「ふう。気持ち良かったよ、お嬢さん。次は友達を何人か連れてこよう」
カスパールが身づくろいをはじめる。リリーは椅子の上で縛られたまま放心したようにぐったりとして、
ただ唖のように黙して聞いていた。
「そうそう。ところで、今日は窓から煙が見えただろう」
カスパールは急に話題を転じる。
「ここからだと王宮の方角だ。あれが何だったか分かるかい?」
「…………」
「感心なさげだね。では、直ぐ教えてあげよう。あれは王宮前広場で処刑があったんだよ。
火炙りだ。この屋敷に乱入しようとした、ヴェルナー・グレーテンタールとかいう下種のね」

リリーの体がビクンと跳ねた。

「まったく、ふざけた奴だよ。この屋敷に乗り込んで君を取り戻そうとしたのさ。平民が貴族に準ずる私を襲撃するのは大罪だ。
念入りな拷問の末、公開処刑にしてやったよ。火を点けられたときなんか、生きたまま焼かれて、
あついよおあついよおと泣き叫んでいたそうだよ。ウッヒッヒ!」

さも、面白そうにそれだけ語ると、カスパールは高笑いしながら部屋からでていった。


リリーが隠し持っていた毒キノコの粉で自ら命を絶ったのはその夜のことである。

<了>
271名無しさん@ピンキー:04/01/11 15:53 ID:liYbr/a4
何の救いも無い結末ヨシ!
272名無しさん@ピンキー:04/01/11 15:56 ID:hE9ENGZU
いや、いいのかよ!
273名無しさん@ピンキー:04/01/11 20:28 ID:PxuPFrb/
結果的にはバットエンドになりましたがエロは最高に良かった!
274名無しさん@ピンキー:04/01/12 00:45 ID:g+UY61i0
ドラマチックだねぇ…オペラみたいでイイ(・∀・)!!です。
275 ◆jHCuM/6C1s :04/01/12 13:23 ID:erCf1oko
推敲が甘くて冷や汗ものなんですが、そう言って頂けるとうれしい限りです。
ご感想どうもありがとうございます。
276名無しさん@ピンキー :04/01/12 13:58 ID:atr3QyaP
>>270
個人的には後ろの行にあるカスパールのせりふの中の

>あついよおあついよおと泣き叫んで(以下略)
のところを
>リリーリリーと(以下同じような表現で)
の方がよかったかも?(ちなみに、これは個人的な意見ですのであまり気になさらないように)

とはいえ、エロがすっごくよかったし、こういうバットエンドな形で終わるオチは激しくイイ(・∀・)!!と思いました。
これからも萌える作品をお待ちしておりますので頑張ってください。
277 ◆jHCuM/6C1s :04/01/12 14:06 ID:erCf1oko
>>276
ありがとう。
丁寧なご指摘も含めて、こんな舞い上がりそうなレスは久しぶりです。
ご期待に副えるよう精進します。
278シスカさんの危険なバイト その1:04/01/13 05:02 ID:5XNeQwwU
ぬるすぎるのですが、投下します〜・・・。よろしくです。

「はぁ・・・どうしようかしら・・・」
教会、祭壇の前で祈りを捧げながらシスカは、また大きくため息をついた。
「どうかなさいましたか?シスカさん」
目の前に、ふっと影が落ちる。顔を上げると教会の主、クルトがいつもと変わらぬ笑顔で立っていた。その笑顔にシスカは美しい眉を中央によせるように無理に笑って答える。
「じ、実は・・・今月、もう生活するお金がないんです」
「え!?あなたほどの冒険者がなぜです?」
「そ、それはですね・・・」
 
 話は要約すると、こんな感じとなる。聖騎士隊入りを目指して日々、冒険者として
過ごす毎日だが彼女、いや冒険者にとって仕事が減る時期がある。そう、年に2回
行われる討伐隊の月だ。それまでに蓄えをしておけばいい話なのだがシスカは前の月に
リリーに依頼した品が、あまりにも出来がよく、つい多めにお礼を支払ってしまった。
そういう時に限って仕事もなく、なぜか出費も重んでしまい気づいたら財布の中は酒代で
空っぽ。かくて、ため息が自然と出てしまうのであった。

279シスカさんの危険なバイト その2:04/01/13 05:04 ID:5XNeQwwU
「本当にどうしましょう・・・」
相談する相手を間違えている事はシスカも分かっている。何しろ、ここは貧乏教会、
行き場のない子供の生活を支えるために日々、走り回っている神父様の家。落ち込む
彼女を見ながらクルトは少し考え込みシスカに告げた。
「お金を稼ぐというのは難しいですねぇ。シスカさんがよければ私のお手伝いを
 していただけませんか?少しはお礼を出せると思える仕事があるのですが」
「えっ?本当ですか!」
シスカの目が輝いたが、それもすぐに人のいい笑顔の神父に不安になる。
「あの〜、具体的には何をするんでしょうか?」
もっともな質問にクルトは笑顔で答えた。
「実はですね、明日の夜に貴族様の屋敷でオークションがあるのです。
それで先日ある、お嬢さんが寄付してくださった剣を出品したいのですが。
使用する際のイメージをお伝えするのに困っているんです。私では使えませんし、
かといって妻にさせるわけにもいかなくて・・・モデルになってくださる人を探して
いたんですよ」
よく分からない部分があるけど、でも・・・その提案を断る理由にはならない。
シスカは二つ返事でうなづきクルトと同意の握手を交わした。
「では、明日の夜に」
そう言いながら去っていくシスカの背をクルトは笑顔で見つめていた。
280シスカさんの危険なバイト その3:04/01/13 05:07 ID:5XNeQwwU
「・・・大きいお屋敷」
月のない小道を迎えにきた馬車に乗って、たどり着いたのは立派な屋敷前だった。使用人らしき男性が奥へと案内する。シスカはきょろきょろしながら落ち着き払ったクルトの後ろをついていった。
「こちらで、お待ちください。ではクルト様、後程」
一室に案内されるとシスカは大きく息を吐きイスに座った。
「ク、クルトさんって、す、すごいんですね」
「いえいえ、たまにオークションを利用させていただいているので
顔を覚えられただけですよ」
シスカの上ずった声にクルトは少し笑うと部屋のテーブルの上にある
ワインを勧めてくれた。テーブルの上には、お酒と仮面舞踏会の時に
顔を隠すかのようなマスクが置かれている。
「今日は仮面舞踏会でもあるんですか?」
顔の上半分が隠れ目の部分だけがあいているマスクをつけているクルトに
ワインを飲みながらシスカは質問した。
「いえ、そういうわけではないのですがオークションのルールですので。
あなたも、つけてくれませんか?」
クルトの指示に従いシスカはマスクを手にした。?、自分のだけ眼の部分の
穴がない、不良品?そう聞こうとした時クルトから話し掛けられた。
281シスカさんの危険なバイト その4:04/01/13 05:08 ID:5XNeQwwU
「で、シスカさん。お礼なのですが買い取り金額の7:3でどうでしょう?」
「・・・それは具体的にはいくらになるんでしょう?あ、私まだ剣を見せて
もらっていませんでしたよね」
そうでしたそうでした、そう言いながらクルトは胸元に抱えていた筒から
剣を取り出し手渡す。それは豪華な宝石が細部に埋めこまれてある美しい剣。
シスカは驚きのあまりイスから立ち上がった。
「こ、これ!かなり高いんじゃありませんか!?宝石がたくさん・・・」
「寄付でいただいた物なので私にも、よくは分からないんですけど。でも、
はっきり言えるのはこの値段が上がるかどうかは貴方次第ということですよ」
私次第?剣を見つめながらシスカは疑問を口にした。
「これ・・・切っ先が鋳潰してあって使い物には・・・というかこんな宝飾
ばかりで持ちにくいもの普通は使いませんよ・・・」
「えぇ、使う方は柄の方ですから。そうそう、媚薬入りワインはどうです?」
!?どういうこと、と言葉を発する前にシスカの視界が揺らいだ。こめかみを
押さえるようにイスに座り込むと不良品と思ったマスクをかぶせられると同時に
クルトの声が聞こえた。
「おやすみなさい」
と。
282シスカさんの危険なバイト その5:04/01/13 05:10 ID:5XNeQwwU
「・・・」
(体が熱い・・・大きな楔が私の中に打ち込まれたみたい・・・)
「さぁ、皆さん。この剣にいくらの値をつけますか?」
ガヤガヤと人の声が耳の中をこだまする。そして、この香り。
何か精神を・・・自分の性への欲求を刺激する香りは?チリンと
近くで鈴の音が聞こえた。
「20000だ!」
「30000つけますわ!」
どうやらオークションは始まっているのね・・・。私はいったい
どうしたの?この上下に引っ張られる感じは何?体を動かそうと
するが動かない・・・。朦朧とする意識の中、少しでも状況を
把握しようとうっすらと目を開いたがマスクで覆われ、さらに
目隠しをされているらしく状況がつかめない、声を発しようと
しても、こちらも布で縛られている感覚。マスク内がお香で
くぐもっていて鼻で息をする度に体がしびれる感覚。自分の腕が
動かないのはどうやら鎖で空中へと吊られているようだ。
周囲は?私の現在地は?としびれる思考を無理に動かし神経を
とがらせ・・・気づいた。自分は今、会場内を見渡せる場所、
つまり壇上に、まるで見世物のようになっている事を。
(な、何なのよ、いったい!)
「っ!?」
283シスカさんの危険なバイト その6:04/01/13 05:12 ID:5XNeQwwU
シスカは自分が裸である事に悟った。それだけではない、
先ほどからの体の熱、大きな楔。クルトから手渡された
剣の柄が今、自分の中へと打ち込まれていることを。
抵抗しようにも自分の中の欲望が、それを放さないことを。
収まりきらなかった柄から滴り落ちたシスカのしずくが
水溜りのように床の色を変えている。次の刺激を与えて
ほしくて体が火照っていく。
(ど、どういう事なの?・・・アっ・・・)
チリンと音がする、自分の近くで。シスカの美しい丸みを
帯びた桃色部分を下へたどると両太ももに糸で巻きつけられた鈴。
自分が快楽を求めて腰元をくねらせるたびに音がした。
(こ、こんな恥ずかしい・・・事・・・あ、アぁ・・・っ)
内部からの疼きに耐えかね、再度くねる太ももから、また
チリンと音がする。そんな様子を見ていた貴族たちから声が飛びかった。
「オーナー!その柄の鞘も落札対象か!」
「オーナー!もっと、鞘の中の商品をよく見せて下さいな!」
鞘とは私の事なのだ、鈴が鳴るのを必死でこらえるシスカへ、
誰かが近寄る気配がした。そして予想通りの声。
「残念ながら・・・鞘はお譲りできないのです。これは、
あくまで使用例ですので。私としても初の試みなのですよ」
「む・・・むぐっ!」
284シスカさんの危険なバイト その7:04/01/13 05:14 ID:5XNeQwwU
今、自分の前には、いつもと変わらぬ笑顔のクルトがいるとシスカは思った。
しかし、それは間違いであり彼女の目の前にいるのは誰も知らない裏の顔、
さる貴族からの貢物(エルザの盗品)を売りさばくオーナーとしてのクルトが
そこにいた。オーナーの発言を聞いて男性貴族たちから金額を提示する声が
止んだ。今がチャンス!と宝飾目的の女性貴族が声をあげる。
「40000出しますわ!」
「40000!本日の最高金額が出ました!どうです?もういらっしゃいませんか?」
司会の貴族が声をあげる。男性貴族たちの「あの鞘もつけてくれればなぁ・・・」
があちこちから聞こえた。その声にクルトは笑ったまま、シスカのマスクを取る。
そして片手で剣を握り、もう片方の手でシスカの口を覆った布をはずすと彼女に
小声で、ささやいた。
「さぁ、貴方次第ですよ」
285シスカさんの危険なバイト その8:04/01/13 05:16 ID:5XNeQwwU
いきなり柄を引き抜かれ、快い感覚と喪失感にシスカから悲鳴のような
喘ぎ声が上がった。
「ア・・・っ!あぁぁぁっん!」
ガクガクと、ひざが揺れ鈴の音が彼女の声に驚きシーンとした場内に
響き渡る。口元から、つぅっと流れたしずく、浮かび上がった薄紅色の唇、
口元のからのしずくを更に怪しく感じさせるほくろ・・・。それらを
食い入るように見つめる男性貴族から生唾を飲む音と再度、声が上がった。
「よ、45000!オーナー、使用例をもっと見せてくれ!」
「分かりました」
でこぼこした柄が再び、中へと押し入ってくる。チリンチリンと鳴り響く
音に合わせるかのようにシスカの声が重なる。
「ふっ、イ、嫌ぁ・・・!!アぁああああああ!」
チュ、ズッズッ、チュク。水音が場内に響いていく。
「さすがに大事な妻をこんな人目にさらせませんんしね。
貴方がこの前日、教会に来て下さったのもアルテナ様のお導きでしょう」
小声で耳元にささやきながらクルトの指はシスカの快楽で熟しきった
秘芯をも、可愛がっていく。太ももを伝うしずくは、もはや滝のようだ。
「まさか、こんなに淫らな女性だとは思いませんでしたよ。
シスカ・ヴィラさん」
「あッ!嫌ぁ・・・ァっ!!くウぅッ!」
286シスカさんの危険なバイト その9:04/01/13 05:18 ID:5XNeQwwU
床に届くか届かないかの宙吊りの足へと伝うしずくを振り払うかの
ようにシスカは抵抗しようと体をくねらせた。もう鈴の音など気には
ならない。彼女の中へ太く、でこぼこした柄が出たり入ったりする度に
宝石がシスカの愛液によって輝きを増すのを見て女性貴族からも金額の
コールが飛ぶ。楔部分がシスカが立って蹂躙されているため、理性を
失いかけた貴族たちから、もっと足を開かせようと再度、コールが飛んだ。
「ご、50000だ!50000出す!だから、その鞘も譲ってくれ!頼む!」
「60000!その宝石の数は譲れませんわ!」
そんな声が聞こえないくらいにシスカの思考が弾けようとしている。
絶頂を迎える前に、そろそろ落札価格が決まろうとしていた。
・・・クルトは手を動かすのを止め司会の終了の小槌を待とうとした時・・・。
「あっ!ァ・・・い、ぁ・・・も、ッとぉ・・!」
シスカの艶声に司会の打ち下ろす小槌は止まった。絶えず腰をゆらゆらと
動かしながらシスカは自分では戻れない場所まで足を踏み入れる。
うるさいくらいに鳴る鈴さえも聞こえず自分の中へと宝石を押し込んでと
腰をくねらせていた・・・。クルトから淫らな人だ、と安堵の息が漏れた。
「もっと欲しいなら、どうすればいいですか?さぁ言ってごらんなさい」
「は、はぁ・・・あッ・・・わ、私を・・・か、買ってぇ!!」
287シスカさんの危険なバイト その10:04/01/13 05:20 ID:5XNeQwwU
無機物が繰り返し飲み込まれていく非日常な光景、目が
見えないため余計に強調されるシスカのなまめかしい
喘ぎ声に男性貴族たちから大歓声が上がった。65000、70000と
高値更新がどんどん積み上げられていく。止むことのない声に
クルトは至上の笑みを浮かべた。
「さぁ、ご褒美です」
「ぅんっ!も、もうっ!イ、いくのッ!・・・ふアぁァッ!!!」
シスカが頂点に達し、気を失い鈴の音も止んだ静寂の中を、一人の
女性の声が懍と響いた。
「100000」
大台とも言える金額に皆が声の主を探す・・・。その中で我にかえった
司会者が小槌を振り下ろした。クルトは落札者のご婦人に恭しく頭を下げた。
288名無しさん@ピンキー:04/01/13 05:23 ID:5XNeQwwU
 長くてすみません。 
いつも読み専門で男女エロ?書いたことなかったので
難しかったです。その上、続き物です、これ。
 つたない文章で失礼しました。
289名無しさん@ピンキー:04/01/13 19:00 ID:CVXy/guv
>288 すげぇっす。続きも読みたい。
290名無しさん@ピンキー:04/01/13 21:21 ID:sSyB2sA5
同じく!続き読みたいです!
シスカタンどうなっちゃうの〜?
291名無しさん@ピンキー :04/01/14 00:13 ID:OJUPAjIg
こちらも同じく続きキボンヌ!
>落札者のご婦人
が激しく気になる!!
292 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:11 ID:QA+++CHY
割り込みスマソ


「姉さん、ちょいといいかな?」
「はい、何でしょう」
ハインツは急に周囲を憚るように声を落として耳打ちした。
「例の薬、またお願いできねえかな」
「あー、はいはい」
またかよ、この助平オヤジが、と心の中で毒づきながらリリーは首を縦に振った。
「いつもの奴ですね。畏まりました」
「おー、引き受けてくれるかい。さすがは姉さん! また、お礼ははずむから」
途端に声を上ずらせて喜ぶハインツを背にして、リリーは「金の麦亭」を出た。
例の薬とは、ずばり勃起薬のことである。リリーは以前、勃起不全で悩むとある老人から
この種の薬の依頼を受けたことがあった。そのときの評判は大層よく、
先方からは倍額近い報酬が手渡された。そこまでは良かったのだが、
以来、評判を聞いたハインツまでがこの薬を個人的に注文するようになっていた。

「まったく、花も恥らう乙女に、よくそんなもの堂々と注文できるわよね」
歩きながらリリーは誰にいうともなく愚痴をこぼす。とは云えども、この薬の代金は馬鹿にならない。
内容が内容だけか、報酬としてかなりの高額が支払われるのだ。
アカデミー建設に邁進するリリーとしては、是非ともこなしておきたい依頼ではある。

「ま、ちゃっちゃと片付けちゃいますか」
工房に着くなり、リリーは早速調合を開始した。調合台の上に何やらグロテスクな材料が並べられていく。
材料の数こそ多いが、それほど時間のかかる調合ではない。丸一日かければ片付く仕事だ。
他にも依頼はたてこんでいる。リリーは徹夜でこの仕事を終わらせようと思った。
やがて夜が更けていった。……
293 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:12 ID:QA+++CHY

「ううーん。やっと終わったわ〜」
リリーは欠伸をしながら大きく背伸びをした。
木戸の隙間からは目に鮮やかな日光が染み入り、清清しい冷気と共に、
チュンチュンという雀のさえずりが聞こえてくる。リリーは一晩かけて調合を完成させていた。
「さあ、あとは仕上げだけね」

目の前の調合台には、ビーカーとその中に凝ったどろりとした液体がある。
一見、蜂蜜シロップそっくりの液体である。いや、色といい艶といい、
ラベルでも貼っておかないと見分けがつかないだろう。
だが、中身は、しわがれた老人の春を一瞬にして蘇らせたほどの強力な催淫剤なのだ。
あとは、このままだと濃度が高すぎるので小分けして、飲みやすく適当なものに溶かし込んでやればよい。
もう面倒だからイングリドとヘルミーナに任せちゃおうかしら、とそこまで思って、
ようやく二人はいないのだと思い出した。二人はドルニエと泊まりがけの採取に出かけている。

「しょうがない、もうひとがんばりしましょう」
あくびを噛み殺しながら、リリーが作業に移ろうとした、そのとき。
ドンドン、と扉が激しく叩かれる。来客である。
「もう、誰かしら」
リリーは戸を開いた。
「お早う、姉さん!」
「テオじゃない」
そこには、赤毛の少年が目をくりくりさせて立っていた。
やや、小柄ながら引き締まった体。日焼けた肌は健康そのものだ。
テオ・モーンマイヤー。リリーが採取に行くときたまに雇う冒険者である。
「姉さん、俺の依頼はもうできたか」
「あー、はいはい。ちょっと待ってて」
依頼とは蜂蜜シロップ(×3)のことである。彼は無類の甘い物好きだ。
よくお菓子の類を頼みに工房を訪れる。
リリーは気づいていないが、実は彼女に気があるためでもあった。
294 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:13 ID:QA+++CHY

「姉さん、俺あがるよ」
適当に耳に流しながら、奥の棚に向かう。
普段なら工房に勝手に立ち入られるのは遠慮してもらいたいところだが、
リリーは徹夜明けで頭が呆けっとしていた。
依頼のシロップはつくり置きがあったはず。
そのままテオに背を向けて高いところにある棚を手探りしはじめる。
だから、テオが勝手に何をしているか気づかなかった。
「はいはい、シロップね……って、おい!」
振り返れば、きょとん、とした顔でテオがこちらを見ている。
手にはビーカーが。中身は既に空っぽにされている。
「ああ、姉さん。ちょっと味見しちゃった。料金は割り増しにしといて。でも苦かったね、これ」
「な、な、何が苦かったねよ。この馬鹿!」
「いてっ!」
参考書で頭をぶん殴られたテオが二、三歩よろめいた。
「いってえな! 何すんだよ、姉さん!」
「痛いじゃないわよ! 私があれをつくるのにどれだけ苦労したかわかってんのっ!?」
そこまで言って、思い出した。自分が何をつくったのかを。
「って、テオ……あなた、全部飲んじゃったのよね?」
「うん、そうだけど……あれ、何だか体が熱いや」
テオが胸を押さえて荒い息をつき始める。
まずい。さっきまで怒気をたぎらせていた少女が今度はみるみる青ざめていった。
例の薬は、相当、強力な薬である。しかも即効性で持続力も強い。
若い男の子があれだけ大量に(しかも一遍に)服用したら……。

リリーはテオを刺激しないよう、そろりそろりと入り口までにじり寄った。
早く逃げなければとんでもないことが起きてしまう。
あと少し。ノブに手がかかったそのとき。
「きゃあああ!?」
リリーは床に押し倒された。テオが突然飛び掛ってきたのだ。
295 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:14 ID:QA+++CHY

「ちょっと、何すんの! やめなさい、テオ!」
「姉さんの体、いい匂い……」
リリーの言葉も聞かず、テオは豊満な胸に顔を埋めて、くんくんと匂いを嗅ぎ始めた。
もう、正気を失っている。
「ちょっと……どきなさい! 私から離れて!」
だが、勿論テオは言うことなど聞こうともしない。
力強い腕がリリーを押さえ込み、とても身動きなどできない。
見れば、目は完全に情欲に血走っている。
リリーは、はじめて恐怖を感じた。
「や……やだァ……止めなさい……あっ!」
テオが胸に顔を擦りつけ、指で弄くり始めた。
布越しにテオの熱い息遣いを感じる。鋭い刺激が込み上げてきた。
リリーは必死で振りほどこうとしたが、少年の力にはまるで歯が立たない。
「姉さんのおっぱい、柔らかい……」
熱にあてられたようにボーッとして、少年は少女の乳房に夢中になっている。
「直に触らせてよ」
そういうと、テオは胸元の紐をなれない手つきでほどきはじめた。
「馬鹿、止めて! あっ……駄目ぇ……」

やがて、はだけた胸元から若々しい乳房がぷるんとこぼれでた。
目にも鮮やかな白い肌と、ピンク色をした大きな乳輪が、見事なコントラストを為している。
テオは感動したようにじっと乳房を見つめていたが、やがて口に含んだ。
「あんっ! あはァ……! 駄目ぇ……!」
テオはかまわず、おっぱいにしゃぶりつき続けた。リリーに聞こえるように音を立てて啄ばむ。
まるで母の乳を吸っていた頃を思い出しているかのように、一心不乱に吸い続けた。
どれだけそうしていただろうか。
296 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:15 ID:QA+++CHY

「姉さんのおっぱい、おいしかったよ」
「はぁ……」
テオが面を上げ、上目遣いにリリーを見つめる。
リリーはもうぐったりと力が抜けていた。
つんと尖った乳首は唾液まみれでべとべとになっている。

「今度はこっちを見せてよ」
そういうと、テオはリリーの上で体を動かすと、百八十度回転して顔を彼女の股に埋めた。
「ああっ! そこは駄目ぇ……!」
途端に悲鳴を上げるリリーの口を塞ぐかのように、テオが自分の股間をリリーに押し付けた。
「むぐうっ!」
息が詰まる。固いものが口を塞いだ。ズボン越しにもはっきりと分かる。
爆発しそうなくらい怒張したテオの男性がゴリゴリと顔に押し当てられているのだと。
胸が、苦しい。
(テオのおち○ちん……こんなに……)
その間にはテオは下半身の着衣を一生懸命に解いていた。
「なんだか、複雑なつくりだね、異国の衣装って。姉さん、いつもHするときはどうしてたの?」
「むぐうっ! ううっ!」
「よし、やっと解けた」
リリーに圧し掛かったまま、テオがリリーの下半身を裸に剥いていく。
秘所を隠す最後の布切れに手が伸びた。リリーのくぐもった悲鳴も虚しく。
それはあっさりと剥ぎ取られてしまった。
今、息がかかるほどの目の前で、少年に全てを晒けだしてしまったのだ。
「すげえ……これが姉さんのオマ○コか……」
うっとりしたようにテオがため息を吐く。
297 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:16 ID:QA+++CHY

「うっ……ううっ……」
いつの間にかリリーはさめざめとすすり泣いていた。
「姉さん、泣いてるの? 泣かないでよ、姉さん。恥ずかしがる必要なんかないんだよ。
姉さんのオマ○コ、すごく綺麗だ」
「はあっ! ああっ!」
テオがそこに口付けをしはじめた。リリーの股がきゅっとテオの顔を挟む。
テオは経験未熟ながら悪い先輩から色々と話を聞いていたのだろう。
的確にリリーのツボを責めていった。
まずは舌全体でラビアを擦り上げるように丹念に舐めると、今度は舌先を窄めてクリトリスをつっつく。
やがて、舌先で弄ばれて、クリトリスは充血して包皮が剥けてきた。
そうすると、今度は唇を使って強めに吸いつく。リリーの悲鳴は次第に甘いさえずりに変わっていく。
クリトリスを歯で甘噛みされると、ビクッと震え、よりいっそう強く股でテオの顔を挟んだ。
奥からとろりとした液体がこぼれてくる。
「すげえや、姉さんのオマ○コ。ヒクヒク震えて悦んでいるよ」
テオがリリーの汁でべしょべしょになった顔を上げた。
よがり泣き、荒い息をつくリリーを尻目に、腰を上げ、ベルトをガチャガチャと外しはじめる。
ズボンの裂け目から怒張が天を突いて飛び出した。
「姉さん、俺、もうこんなになっちゃったんだ。さっきから痛いくらい固くなってるんだよ」
「は……ぁ……」

リリーの涙交じりの視界にもはっきりと見えた。
あどけない顔に似合わず、巨大なモノだった。並みのモノより二回りは大きい。
しかも、催淫剤の効き目とリリーのあられない姿に興奮して、隆々と反り返り、
まるで怒ってるかのようにビクンビクンと奮(ふる)えている。
「いくよ、姉さん」
テオが己が怒張をリリーの女性にあてがった。
「駄目ぇ! いやっ、あああああああああああああっ!!」
メリメリと音を立ててテオの怒張が沈み込んでいった。
リリーの膣内を裂けそうなくらいの圧迫感が走る。
298 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:17 ID:QA+++CHY

「ああっ! ふわぁ! 大っきい!」
「ああ、姉さんの中、あったかいよ……」
テオはリリーの片足を肩に担ぐと、そのまま猛然と腰を突きこんだ。荒々しく陰茎が出し入れされる。
もう十分に濡れそ濡っていたそこからは、すぐにぴちゃぴちゃと淫らな音が響きだした。
「あああっ! すごいっ! こんな大っきいのはじめて! イイッ! おかしくなるゥ! あっあ……!」
「姉さん、気持ちいいよ! 姉さんの中、吸いついてくる! ああ!」
少年は猛烈にピストン運動を繰り返す。
それに合わせてリリーの喘ぎは切羽詰ったものへと変わっていく。
二人が一つになって間もなく。少年と少女は早くも絶頂を迎えようとしていた。
「ああ、テオ! あたし、あたしぃ……!」
「いいよ、姉さん、一緒に……ああっ、姉さん! 姉さぁん!」
リリーの体が大きく反りあがった。同時に、テオがその体を強く抱き締める。
二人は繋がったまま、何度も痙攣した。やがてリリーの体が弛緩し、床に沈みこむように落ちていくと、
それに合わせて、しがみ付いていたテオが彼女の体に圧し掛かっていく。
溜息が、漏れた。
「はぁ……ぁ……」
床に顔をつけ、横を向いたリリーの目からは涙がポロポロとこぼれてくる。
だらしなく開いた口からは涎が垂れ流しになっていた。
テオが涎を拭うかのようにリリーの唇を舐めた。
「んはあ……っ!」
「姉さん、俺、また勃ってきちゃった」
リリーの膣内で少年の逸物は再び漲りはじめていた。
その目は相変わらず情欲に狂ってしまっている。少年がピストン運動を再開した。
「あひぃ! もう、許してぇ……!」
結局、その日、リリーは気絶するまで責められたのだった。
299 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:18 ID:QA+++CHY

―― 一週間後。

「姉さん! ごめん!!」
テオは工房の床に額をついて土下座していた。
目の前にはリリーが椅子に座っている。そして、隣にはイルマが。
「ごめんじゃないでしょ! あなた、自分がリリーに何をやったか分かってるの!?」
イルマが厳しい声でテオを責めたてた。テオは、ただただ這いつくばって詫び言を言い続けるのみである。
「ごめんよ、姉さん。あのときはどうかしてた。いや、ごめんなんて言うことも許されないなんて分かってる。
でも、俺、どうしても姉さんにお詫びしたくて……」
リリーは無表情に黙って座っている。テオの声は高ぶって、最後の方は涙声になっていた。

「姉さん、俺、どんなことでもするから! 姉さんに許してもらうためならなんだってするから! だから、だから……」
「もう、いいの、テオ」
なおも何か言いかけるイルマを手で制して、リリーが立ち上がった。
そのまま、テオの側まで歩み寄る。
300 ◆jHCuM/6C1s :04/01/14 16:18 ID:QA+++CHY

「あなたの気持ちは良くわかったわ。もう、私に謝るために一週間も通い続けてるんだものね。もう、十分よ」
「姉さん……」
リリーは涙で顔をくしゃくしゃにしたテオの頭をくしゃりと撫でた。
「はい、蜂蜜シロップよ。依頼の品、まだだったでしょう?」
「……ありがとう、姉さん」
テオは涙を流しながらその液体を一息に飲み干した。そして、そのままばったりと倒れた。
「予想通りの効き目ね」
「そりゃそうよ。私がつくったものなんだから。イルマ、例のものは持ってきた?」
「バッチリよ」
イルマが革のかばんを手に提げた。中からは何やら怪しげな道具の数々が覗かせている。
キャラバンに伝わる秘儀の品々である。

テオは息もしていないように見えた。リリーは深い昏睡状態に陥ったテオの顔を軽く蹴っ飛ばした。
「何でもするって言ったわよね、テオ。なら、二人でたっぷりお仕置きしてあげるわ……!」
生憎と、今日もドルニエとイングリド・ヘルミーナは留守である。時刻は、まだ夕方。

工房の夜はゆっくりと更けていった。


<完>
301名無しさん@ピンキー:04/01/14 19:31 ID:pQp07PPQ
媚薬ネタキタ――――――――!

オチもひねりがきいててグッジョブ!
302名無しさん@ピンキー:04/01/14 21:11 ID:IBMaxBJs
次も頼む
303288です。:04/01/15 00:43 ID:5DjQbTn6
289 290 291さん
 暖かいお言葉、ありがとうございました。正直、感想を
いただけるとは思っていなかったので嬉さ倍増です。
続きは今週末にはなんとか完成させたいと思います。
その時は、よろしくです。

◆jHCuM/6C1sさん
 前のヴェルリリは悲恋だったけど今回のはコミカルで。
ジャンルの幅が広いですね、描写も鮮明で羨ましい。
また書いてください。よろしくです。
304 ◆jHCuM/6C1s :04/01/15 22:15 ID:eXsY1w9t
>>303
ありがとう。続きがんばってくださいな。
305錬金術士のほうきの差 1/3:04/01/16 07:12 ID:kX9k5eJT
「急げ急げ急げ! あー、ヤバイって!」
声の主…彼女は周囲の目も気にせず声をあげる
もっともこれは独り言だし本人も気にしてはいない
それに、周囲の目はたった1つ 彼女パートナーしかいなかった
パートナーもいつもの事、と 彼女と同じように気にも留めてない
「で…依頼の品は見つかったわけだし 口じゃなくて、足を動かしたら?」
パートナー…これも、女性の声
彼女は大声の主に声をかける こちらはどうやら落ちついているようだ

「もう夕暮れまで間に合いませんって! あー、どーしよ!」
「どうしよう、って…間に合わせるしかないでしょう?」
「それはわかってますけど、走っても絶対間に合いませんって!」
「アナタの、空飛ぶほうきは?」
「それが使えてたら間に合ってますって!」
「魔力切れ…?」
「はい、そのようで…」
ここは深い森の中 依頼の品の調達にパートナーと来てみたものの、
まさかこんな奥深くにまで足を運ぶ事になろうとは…
甘く見ていた、といえばそれまでだが どうやら計算違いだったらしい
納品の時間までもう間もない 森の奥深くで途方にくれるしかない、のか…

「しょうがないわね…あたしの使っていいから、先に行きなさいな」
「え…? それだと、私1人しか…」
「あたしは歩いてでも帰れるわよ それとも、依頼者を待たせる?」
「ん…さすがに、そういうわけには…」
「じゃ、さっさと行きなさい」
「あ…んー…じゃぁ、ヘルミーナさんのお言葉に甘えます!」
声色がネガティブじゃなくなってきたかしら…?
自分の空飛ぶほうきを手渡しつつ まぁいいか、とヘルミーナは思った
306錬金術士のほうきの差 2/3:04/01/16 07:13 ID:kX9k5eJT
「それじゃ、ごめんなさい 先に行ってますねー」
ほうきに跨るとみるみるうちに上昇していく
小さく手を振るヘルミーナの姿があっという間に小さくなり…
彼女を乗せたほうきは、上空で急発進した
「ちょ、ちょ、ちょっと! 速いって!」
自分が乗り慣れてるほうきとは比べ物にならないほどのスピード
これが単純に、錬金術士としての腕の差なのか…
それとも、ヘルミーナ独自の仕様なのか…

「速すぎる、って…もう! 抑えられないの!?」
ほうきは彼女の言う事も聞かない
風が強く身体に当たる ほうきは彼女を置いていかんばかりのスピード
手でほうきの柄を強く握ってはいるが、気を抜いたら振り落とされかねない…
彼女はほうきに覆い被さるように、決して振り落とされないように、
跨った太股でほうきを強く挟み込む
(んっ…やだ、揺れてる…)
上空の強い風のせいか、柄の先から根元まで強く揺れている
それが彼女の太股…更に、その根元までしっかり伝わってきた
(こんなの…当たっちゃうじゃない…)
ほうきを押さえ込んではいるものの、自分の身体だけは抑えられない…
太股から、その付け根 しっかりと離れないように、離さないように…

「こ、れ…結構、いいかも…」
今度は、声が出た ネガティブでもない、違った声が出た
街はもう目の前なのに
彼女は森の入り口、人目につきそうにない場所でほうきを降ろさせた
307錬金術士のほうきの差 3/3:04/01/16 07:14 ID:kX9k5eJT
タイムアップぎりぎり
依頼の品を依頼人に手渡し 一仕事終えた、といったところだろうか
報酬を受け取る際に変に気遣われてしまった、が
それも、大きく息を荒げる彼女を見たら仕方の無い事だろう

「それにしても、ほうきがあんなにいいなんて…」
また、人目のつかないところで独り言
自分のほうきに跨ってもああはならない
ヘルミーナ仕様のほうきだから、あそこまでの振動が…?
「随分と遅かったわね? ほうきに乗っても道に迷うものなのかしら…」
唐突な、ほうきの主の声 彼女ははっと振り返る
「いいい…いえ、ちゃんと届けられましたし、大丈夫です、はい!」
「ふぅん…それならいいけど あたしのほうきで先に行って正解だったわね」
「そ、その通りでした あ、はははは…」

ふと、思った
(ヘルミーナさん…自分のほうきに跨ってる時、いつもあんなのが…?)
「じゃ、あたしも帰るとするわ 今日はお疲れ様、ね」
差し出される手にほうきを手渡す
いつもは気にも留めてなかったけど…
ヘルミーナがほうきを操る様を、じっと見つめる…
「あたしの顔に、何かついてる?」
身体に対して垂直にほうきを倒し、自分のお尻に柄を当てて
ヘルミーナは、ほうきの柄に『座った』
ホウキに対して正面からではなく、横から
「あー…」
今度は、感心と恥ずかしさが入り混じった声
その気の抜けたような声 ヘルミーナは見逃さない
「ユーディー…あたしのほうき、乱暴に扱ってない?」
ほうきに座ったヘルミーナの声にドキリとしてしまうユーディーだった

<おしまい>
308名無しさん@ピンキー:04/01/16 14:23 ID:j/tBrOJs
GJ!
309名無しさん@ピンキー:04/01/16 22:30 ID:gcJQJyHZ
アトリエ新作発表age・・・たいけど一応sage
310名無しさん@ピンキー:04/01/16 22:53 ID:k7ko7x+1
投下するって言ってた人は結局どうなったの?
311名無しさん@ピンキー:04/01/17 00:30 ID:laBOj0t6
>310
マターリ書いてるか、マターリ構想を練っていてくれているんだと思われ。
と言うか、そう思ってていいですか。
312名無しさん@ピンキー:04/01/17 13:22 ID:ISe2H4x2
まあ待てや。
パス式や裏請求サイトでぼぼんなのばっかり当たってショボーンとしてる俺にはここが唯一のオアシス。
じっくりエロいの書いてくれ。
313名無しさん@ピンキー:04/01/17 15:34 ID:eeZnb3fc
久しぶりに来たが豊作だねえ
職人様方GJ!
こんな良作ばっかり読めるとこは滅多にないよ
314名無しさん@ピンキー:04/01/17 16:51 ID:CC1Rgfno
アトリエ新作どおよ?
315名無しさん@ピンキー:04/01/17 23:28 ID:pDUdaCl8
これか。
http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0401/16/news15.html

アトリエシリーズにこういう道を歩んで欲しくなかった。
316名無しさん@ピンキー:04/01/18 00:35 ID:GRaqQAj+
>315さん
 同感です。これをアトリエシリーズで
くくってほしくないです。
317シスカさんの危険なバイト 後半:04/01/18 00:41 ID:GRaqQAj+
 ども、278〜287の続きです。
どぞ時間がある方、呼んでやってください。m(__)m。

オークションが終わり、落札者のご婦人とクルトは屋敷の一室へと通されていた。
ベッドでは下着姿のシスカが眠っている。まだ熱は冷めないのだろうか、
眠りながらも時折、艶声を発し疼きを強調するかのように腰は打ち込まれる楔を
求めて揺れ続けていた。その様子を見ていた婦人は一言、クルトへ告げる。
「その方、貸してくださらない?」
いきなりの婦人の言葉にクルトはビクッと身を震わせた。この婦人は
クルトには名前こそ分からないが、皆の態度で察するに、かなり地位の高い
貴族の奥様。彼のオークションのお得意様でもあるのだが独特な雰囲気で
人を屈服させる術を生まれ持ったかのような人。当然、彼の話術も通じない。
要は苦手なタイプの人であった。
「お、奥様、それは出来ないご相談でして・・・。それよりも落札された
商品の事をお話・・・」
「その必要はありません。それは私の家の物ですもの」
?その言葉にクルトは婦人の仮面の向こう側に「神父様、この剣!鞘は
ないけど宝石がついているし、だから寄付します!」とにこやかに剣を
手渡してくれた少女の目と似た輝きを見つけた。
「で、では・・・奥様はマクス・・・」
「それ以上は仰ってはいけませんわ。分かったとしても名前は明かさない
のが、ここのルールですから。お分かり?」
318シスカさんの危険なバイト 後半02:04/01/18 00:45 ID:GRaqQAj+
なんて事だ、婦人はエルザの母親ではないか。なら、以前から
自分が彼女の家からの盗品を売りさばいた事も分かりきって
いるのだろう。・・・自分にも危害は及ぶのだろうか?教会は?
妻は?クルトの顔から血の気が引いていくのを婦人は笑みを
浮かべながら眺めていた。
「それで、オーナー。私、お願いがありますの」
その方、貸してくださらない?口元を隠していた扇をシスカへと
向ける。完全に主従関係は築かれようとしている。
「で、ですが・・・彼女は、その・・・売春婦などではなく普通の・・・」
「大丈夫です。借りるのは明日の1日だけ。もちろん男性の
お相手をさせたりはしませんわ」
彼女でなくては意味がないのです、その言葉にクルトは首を縦に
振るしかなかった。

「ん・・・?」
まぶしい光が顔へと差し込んでくるのを感じてシスカは目を開いた。
昨日の事は夢だったのだろうか?自分の顔を覆ったマスクも目隠しも
ない・・・。朦朧とする頭を振りながら、ゆっくり起き上がると明らかに
自分の部屋ではない、かといって昨日の部屋でもない豪華な景観が目に
飛び込んできた。
「ど、・・・どうなってるの?」
コンコンとノックの音。その音の方向を振り向くと華やかで品のある
顔立ちをした女性が召使いにドアを開けさせ部屋へと入ってくる。
「気分はいかが?」
319シスカさんの危険なバイト 後半03:04/01/18 00:46 ID:GRaqQAj+
上品な口元に笑みを浮かべる婦人にシスカは混乱を隠せないまま、
その顔を見つめていた。
「まだ媚薬が残っているのかしら?」
媚薬、その言葉にシスカの体が反応する。みるみる赤く染まった頬を
見ると婦人は軽くうなづいた。
「どうやら薬は残っていないようね。安心したわ」
「や、やめて下さい!」
それ以上は言われたくない!目に涙を浮かべ耳を押さえながら
シスカは叫ぶ。婦人はシスカへ歩み寄る。その後ろに続いた
召使いに目配せし彼女へとレースのハンカチを押し当てさせた。
「大丈夫よ。私は貴方に媚薬を使ったりはしないわ」
そのままの貴方を見たいの。その言葉に、またもシスカは意識が
遠のいていくのだった・・・。

再度、目覚めたシスカは大きな屋敷の香水や華香り光差す一室へと
身動きとれぬ姿勢で通されていた。昨日とは違い顔だけを周囲に
さらした状態で。周囲には着飾った貴族の気品ある女性たち、自分
より少し年下の娘たちが何かの余興かしら?と自分を見つめている。
「皆様、お待たせしました」
懍と響く声が扉の向こうから聞こえ先ほどの婦人が姿をあらわした。
「奥様、この方はいったい誰ですの?」
「今日は何か新しい余興でも?」
その言葉に婦人は何も言わず、ただ笑みを浮かべ指を鳴らす。その音に
召使いたちがシスカの体を覆った布を取り去った。
「まぁ!!」
・・・驚きのあまり声にならない女性たちを見ながら婦人はシスカへと
目線を移した。自分の置かれた、またも屈辱的な状況に歯を食いしばる
シスカに笑みを浮かべながら。
320シスカさんの危険なバイト 後半04:04/01/18 00:49 ID:GRaqQAj+
「こ・・・こんな不潔なっ!」
金切り声の女性が指さす先には彼女たちの目線。両手を
後ろへと縛られ、足を男性の証を待つかのように大きく縄で
左右へと引っ張られた裸のシスカがオブジェのように彫刻台に
乗せられその身を披露していた。不潔、その言葉に真珠のように
白いシスカの肌が恥じらいの紅色を帯びはじめる。
「あら、不潔とは心外ですわ。こんなに美しいではありませんか」
婦人の言葉に2人の召使いが「失礼します」と、こぼれるような丸みを
たたえたシスカの胸を羽ぼうきで、ゆっくりともてあそび始めた。
だんだんと痺れていく甘い誘惑にシスカは体を震わせる。
「くっ!嫌!放しなさいっ!」
強気な言葉とはうらはらに桃色に染まった輪の中から少しずつ山の
頂きが姿をあらわしはじめた。明るい部屋で行われるには想像も
つかない現実。シスカの欲望は昨日のそれを思い出すかのように
閉じられた花びらに炎をともそうとしていた。
「はァ・・・や、やめて・・・っ、お願いっ・・・」
シスカは押し寄せる欲求の波にぎゅっ、と目を閉じ唇をかむ。
その姿に女性たちから蔑みの視線が注がれた。
「こ、こんな事が余興というのでしたら私、帰ります!!」
急いで部屋を出ようとする女性の姿に婦人はコロコロと声をたてて笑う。
侮辱されたと、にらみつける女性の視線など何の意味もないかのように
婦人は再度、笑った。
「あら、お帰りですの?残念ですわ。昨日の貴方の伴侶は、この彼女の
姿に我を忘れて見入っておりましたのに」
「わ、私の主人が!?」
「んぅ・・・っ!」
321シスカさんの危険なバイト 後半05:04/01/18 00:52 ID:GRaqQAj+
えぇ、と婦人はうなづくとシスカヘ歩み寄った。胸への
やわらかな愛撫が続けられ、耐えかねた声を吐き出すを
シスカの横へ立つと大きく手を広げ大きく呼吸をした。
「皆様、私たちは女です。日々、女であるには美しくあるには、
どうすればいいでしょう。私は昨日、招かれた社交場で気品ある
男性たちが目の色を変えて彼女の痴態へと群らがっていくのを
見てまいりました。女であり続けるためにはそう、愛される事。
愛されるにはどうすればいいか。今日、実際に彼女で学んで
ほしいのです」
「き、詭弁だわ!私の主人はそんな売春婦などに見入るわけが!」
怒りで頬を紅潮させた女性が叫ぶのを婦人は鼻で笑いあしらう。
「彼女は売春婦でもない、普通の女性ですわ・・・多少淫らな」
貴方、いつから伴侶に愛してもらっていないのかしら?
昨晩は伴侶が求めてきたのではなくて?矢継ぎ早に言葉を
浴びせられた女性の肩が大きく震えた。肯定したのと同じ態度に
周囲の女性たちの視線が婦人からシスカヘと移る。
「・・・くぅっ・・・ダ、ダメッ!んッ!」
胸の真中にはっきりと2つの山を築かれる。シスカの、なまめかしい声に
女性たちは、ごくりと息を呑んだ。
「さぁ、勉強会はもう始まっていますわ。彼女のように体の奥から声を
出して相手を求めるのです。すると自分の中からも美しい蜜の香りが
し始めますわ。このように。」
「かしこまりました」
婦人がパチンと指を鳴らすと召使いがシスカの花びらへと手を伸ばし、
何の下準備もないままに中指を突き立てた。急に押し込まれた異物に
シスカは声を荒らげる。
322シスカさんの危険なバイト 後半06:04/01/18 00:55 ID:GRaqQAj+
「あッ!イ、痛いっ!!嫌ァ・・・っ」
1本の指が無遠慮にシスカの内壁をかき回す。抗おうとする
意識の芽を召使いの中指が、クチュクチュとした水音が、摘み取っていく。やがてシスカの中から引き抜かれた指と共にトロリとした愛液がこぼれ始めた。
「ぅウんっ・・・ふあァぁ・・・」
「まあぁ・・・この方、そんなに早くあふれるの?」
感嘆した女性たちの言葉にシスカのなけ無しの理性が反応しビクンと
体を跳ねさせる。しかし抵抗のできない姿はその声さえもを愛液を
あふれさせる魔法の言霊へと変えシスカの痴態を更に上昇させていった。
「指1本では足りないんじゃないですの?」
「本当。2、3本は入りそうですわよ」
熟し始め咲きかける花びらを観察するように視線を注がれシスカは
身震いする。女性たちの言葉により増やされた指が中へと消えるたびに
飛沫が弾かれた。
(抵抗したいのに!薬なんて残ってないのにっ!なぜ・・・
気持ちが・・・いいの・・・ッ)
「・・・っウ・・・いい・・・のッ」
「まぁ。この方、とても気持ちよさそう」
「は、はしたないですわ・・・お母様っ!」
年頃の娘たちが顔を赤く染め自分を見つめる母親の腕を引っ張っている。
その様子に婦人は微笑んだ。
「いいのですよ。貴方も、お嫁に行くのでしたらよく見て学びなさいな」
「えっ!?で、でも・・・私・・・こんなに指・・・入らないです・・・」
指がシスカの内部に消えていくのを見つめながら娘は頬を押さえる。
自慰を始めていると同様の告白に母親は驚きの顔をしつつも娘の肩を
抱くと自分の前へと押し出しシスカをよく見えるようにした。
「これも性教育ですわね。奥様」
婦人の言葉に母親はうなづくと娘の耳元で自慰の仕方を教え始める。
「最初は、ほら。あの尖っている部分を自分でなぞるのよ」
「み・・・見ないで・・・アァっ!!ンぅ・・・」
323シスカさんの危険なバイト 後半07:04/01/18 00:56 ID:GRaqQAj+
「あッ!イ、痛いっ!!嫌ァ・・・っ」
1本の指が無遠慮にシスカの内壁をかき回す。抗おうとする
意識の芽を召使いの中指が、クチュクチュとした水音が、摘み取っていく。やがてシスカの中から引き抜かれた指と共にトロリとした愛液がこぼれ始めた。
「ぅウんっ・・・ふあァぁ・・・」
「まあぁ・・・この方、そんなに早くあふれるの?」
感嘆した女性たちの言葉にシスカのなけ無しの理性が反応しビクンと
体を跳ねさせる。しかし抵抗のできない姿はその声さえもを愛液を
あふれさせる魔法の言霊へと変えシスカの痴態を更に上昇させていった。
「指1本では足りないんじゃないですの?」
「本当。2、3本は入りそうですわよ」
熟し始め咲きかける花びらを観察するように視線を注がれシスカは
身震いする。女性たちの言葉により増やされた指が中へと消えるたびに
飛沫が弾かれた。
(抵抗したいのに!薬なんて残ってないのにっ!なぜ・・・
気持ちが・・・いいの・・・ッ)
「・・・っウ・・・いい・・・のッ」
「まぁ。この方、とても気持ちよさそう」
「は、はしたないですわ・・・お母様っ!」
年頃の娘たちが顔を赤く染め自分を見つめる母親の腕を引っ張っている。
その様子に婦人は微笑んだ。
「いいのですよ。貴方も、お嫁に行くのでしたらよく見て学びなさいな」
「えっ!?で、でも・・・私・・・こんなに指・・・入らないです・・・」
指がシスカの内部に消えていくのを見つめながら娘は頬を押さえる。
自慰を始めていると同様の告白に母親は驚きの顔をしつつも娘の肩を
抱くと自分の前へと押し出しシスカをよく見えるようにした。
「これも性教育ですわね。奥様」
婦人の言葉に母親はうなづくと娘の耳元で自慰の仕方を教え始める。
「最初は、ほら。あの尖っている部分を自分でなぞるのよ」
「み・・・見ないで・・・アァっ!!ンぅ・・・」
324シスカさんの危険なバイト 後半08:04/01/18 00:58 ID:GRaqQAj+
その母親の言葉に従うように召使いの指がシスカの亀裂を何度も
優しくなぞり、押し広げる。泉のようにたまった愛液が窓から差し込む
日光にキラキラと反射した。紅色の秘芯が顔をのぞかせる度に娘は
うなづくと、おそるおそるシスカへ指を伸ばすと上ずった声を出す。
「さ、触ってもよろしいかしら?」
「どうぞ」
もちろんシスカの言葉ではない、召使いの言葉に娘は秘芯へと手を
伸ばし加減の知らない指をグリグリとこねるように秘芯へと押しつけた。
強烈な快楽のスイッチにシスカは声をあげる。
「ヒっ!ああアあァアあぁっん!!!」
「きゃっ!」
大きく体を振るわせビクンビクンと達したシスカに娘は驚き手を離す。
小刻みに震えるシスカを召使いの指が、また内部へと消えていった。
もう一人によって胸を形が変わるほどに強くこねられ出した体が
更なる疼きを訴えるかのように指の動きに合わせて腰をくゆらせ始める。
「ンくッ!も、もう・・・やめ・・・てッ・・・これ以上
・・・しないで・・・ェっ!」
その艶声に婦人は満足そうにうなづくと昨日の剣を取り出し召使いへと
渡す。きちんとした姿に収まった剣の柄を、またシスカという鞘に戻す
ように内部へと深く激しく沈んでいった。昨日と同じ太く、一定のリズムで
内壁をこすりあげる楔に悦楽を求め腰を動かすシスカ。その様子に女性たち
からも上ずった声が聞こえ始めた。
325シスカさんの危険なバイト 後半09:04/01/18 01:02 ID:GRaqQAj+
「イ、いヤっ、あぁぁッ・・・ふ、太いのっ・・・お、奥までっ!!」
「きれい・・・」
「本当、あんなに嬉しそうに求めて・・・」
半分、開きっぱなしの口からしずくが零れ落ち目からは涙が伝いほくろを
通過しあごの曲線から紅潮の肌へと落ちていく。後ろ手に縛られた両手の
縄がギリギリと音を立てた。彼女の2度目の絶頂はすぐ目前まできている。
「も、もっと・・・中ぁ!クチュ・・・クチュしてぇッ!!」
「動かすのを止めなさい。とても淫らなこの方に男性の求め方を
見せていただきましょう」
「かしこまりました」
召使いが手を止めると婦人が笑い声が響く。シスカには、淫らな自分を
否定する思考は、もはや残ってはいない。むしろ肯定するかのように
快楽を求めて、動きが止まったままの楔を自ら跳ねるように腰を動かした。
「んゥううううッ!・・・つ、突いてぇ!!お願ぃイっ!」
再開された自身をこすり上げる動き。ジュプッジュプッと水音を立てては
奥へ奥へと導かれる楔に恍惚の表情を浮かべるシスカと女性たち。
その様子に婦人は笑みを浮かべると窓の外へと軽く手を振った。
「さぁ、皆様。彼女の絶頂を勉強しましょう」
「あぁアあああァァあッ、いっくぅうウうゥンッ!!!」
絶頂を迎え、剣を引き抜かれ、ぐったりとしたシスカの前へ婦人が立つ。
心、ここにあらずの状態の女性客たちに婦人は告げた。
326シスカさんの危険なバイト 後半10:04/01/18 01:05 ID:GRaqQAj+
「では皆様、勉強した事は忘れないためにも実践が必要ですわ」
パチンと指を鳴らすと大柄な男性・小柄な男性たちが次々と入ってくる。
婦人が手を振った窓の外、声も聞こえない遠くからシスカの痴態を
見せられていた彼らの息はすでに荒く血走った目は引き抜かれた剣を
求めて愛液をこぼすシスカへと注がれていた。
「お、奥様・・・こ、この方々は?」
「ですから、実践ですわ。大丈夫、貴方がたは密通するのでは
ありません。伴侶が喜ぶように勉強するだけですから。
娘さんたちは私どもの召使いにお相手をさせますわ。未成熟な花を
散らせるわけには、まいりませんものね」
婦人の言葉に背中を押されるように男性の手を取り一人、また一人と
個室へ消えていくのをシスカは、うつろな目で眺めていた。部屋には
婦人とシスカだけが残る。と、そこへ初老の男性が入ってきた。
「楽しかったかい?私の愛しい妻よ」
「えぇ、とっても。ねぇ、最初に私をにらんだ奥様は今どうしています?」
婦人は夫に寄り添うとクスクスと笑った。婦人の肩を抱きながら男性も笑う。
「あぁ、すぐさま私の用意した若い男をつれていったよ。今日は私たちの
娘もいないし、ゆっくりとお客さんたちの乱れぶりを拝見しようじゃないか」
先に行っているよ、と男性が部屋を後にすると婦人は召使いを呼びを美しい
飾りの宝石箱をもってこさせるとシスカに話し掛けているわけではない、
婦人の独り言が聞こえた。
「あの剣を買い戻したかいがありましたわ、貴方の淫たな姿は。
私からのお礼、受け取ってくださる?」
お願いね、召使いが頭を下げると婦人も部屋から姿を消した。
327シスカさんの危険なバイト 後半11:04/01/18 01:09 ID:GRaqQAj+
ガラガラガラ。闇の中、教会前に馬車が止まり一人の女性がおろされた。
「お帰りなさい、シスカさん」
言葉もなく、ふらついているシスカの体を支えながらクルトは教会の中に
彼女を招き入れ長いすへと座らせる。
「シスカさん?大丈夫ですか?」
何の反応も見せないシスカの手首にしばられた後と一通の手紙を見つけた。
クルトは手首から手紙を外し、それを読み終えるハァと安堵のため息を
つく。手紙の内容は盗品を売りさばいた事は娘が寄付したものだから
何とも思っていないこと、今日のシスカについては満足であり、
もし本日の出席者が彼女を町で見かけても声をかけない約束をさせたこと。
そして彼女に特別にお礼を支払ったことが書いてあった。
「お礼?」
はて?シスカの格好を見てクルトは首をかしげる。昨日と変わらない格好、
かといって他に荷物などないし・・・。クルトの疑問に半ば失神状態の
シスカの体が答えた。
「ふ・・・アっ」
シスカの艶声にクルトは座った彼女を無理やり立たせ、ひざまづいた。
シスカの秘部を下着越しに指で探りながら亀裂をなぞっていく。
十分に開かれた花びらから下着では受け止められずトロトロと
いくつもの小川を作る愛液にクルトは笑みを浮かべると下着をずりおろし、
彼女の両足の間をのぞきこんだ。
「!やぁ、これはこれは」
甘い蜜の香り。シスカの中には輝く宝石や金のネックレスなどが
詰め込まれている。クルトが取り出そうと指を差し入れても、
ぎっしりと詰め込まれた上シスカが快楽の余波で離そうとしない。
そんな中、愛液で流れ落ちたかのように小さな、しかし純度の
高い宝石がひとつだけ床にコツンと落ちた。クルトはシスカを
教会の長いすに横たえらせると祭壇へと向かい手中のぬるりと
した液体をそのままに深い祈りの言葉をささげた。
「アルテナ様、感謝します」
と。
328シスカさんの危険なバイト 終了:04/01/18 01:10 ID:GRaqQAj+

 翌日、シスカには大金と宝石が支払われた。
彼女の奥底から目覚めさせられた快楽はこれから先シスカの夢の最良の
手立てになった。彼女の淫らさ・マクスハイム家のバックアップ。
その淫技により王を陥落させ女性初の聖騎士隊入りを果たす。
その後、ザールブルグを襲うウワサの諸国の王や貴族たちの間を彼女の
体が暗躍し国を救う事。
 
 それは、また別のお話。
329名無しさん@ピンキー:04/01/18 01:11 ID:MVMJZHUn
リアルタイムで見れた⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。Α。)
激しく乙
330名無しさん@ピンキー:04/01/18 01:13 ID:GRaqQAj+
 長いです。しかも前半と似たようなシチュに・・・。
すみません。やはりエロは難しいです。それでは、読み専門に
戻ります〜。
 読んでくださって、ありがとうございました。
331名無しさん@ピンキー:04/01/18 01:20 ID:GRaqQAj+
 06と07が同じです・・・。
うわ〜・・・ごめんなさい。
332名無しさん@ピンキー :04/01/18 21:26 ID:ps7Z3srw
うーん・・・イリスのキャラ設定は書いておいた方がいいのかな
評判悪いみたいだけど。
333名無しさん@ピンキー:04/01/18 21:40 ID:JKemhHkC
マリエリリリまではスレ頭にキャラ設定があるから
ユーディー・ヴィオなんかの設定があるとうれしいな。
334ユーディーの〜:04/01/18 21:45 ID:ps7Z3srw
ユーディット・フォルトーネ(Judith-Volltone)
16歳(女) 10月10日生まれ(天秤座)
好きなもの:丸っこい物
嫌いな物:めんどくさいこと
夢:元の世界に帰ること
 本ゲームの主人公。数年前に魔法の薬屋を営んでいた親をなくし、一人暮らしで店を切り盛りしていた。
 が、元来のおっちょこちょいな性格が災いして、ある日時を操る薬を使って商品を
作っていたところ薬が暴発、自分だけが200年後に吹っ飛んでしまった。
過去に戻るためのアイテムを作り、200年前に戻ることが彼女の大きな目的である。
能力はないわけではないが、200年後の世界なので今まで住んでいた時代とは物が少しづつ異なる。
一筋縄ではいかないが、天性の明るさで乗り越えていく。
性格はおっちょこちょいで、おてんば。からっとしているのでうじうじと悩んだりしない。
好きか嫌いか、即決できる決断力を持っている。が熟慮するということを忘れている(知らない?)ので、
変なことをしようと思っているわけではないのに結果的に周囲に波乱を呼ぶ結果になることが多い。嵐の風雲児である。
335ユーディーの〜:04/01/18 21:46 ID:ps7Z3srw
ヴィトス・ロートス(Witoss-Lotps)
20歳(男) 1月2日生まれ(山羊座)
172cm 55kg
好きなもの:お金
嫌いなもの:借金
夢:フィンデン王国一の高利貸しになる
メッテルブルグ商工金融ギルド(早い話が高利貸し)所属の若手。
フィンデン王国全体で手広く商いをしているので全ての街をふらふらと放浪しているが、
ギルドの拠点がメッテルブルグにあるのでこの街に滞在していることが多い。
長身で細身の華奢な体つきをしており少々頼りなく見えるが営業の腕は確か。
愛想はいいが取り立ては厳しく、見かけによらず腕っ節もそこそこあるが、反面若い女性には
弱く主人公もその例外ではない。何だかんだ言っても最終的には最低限の取り分しか持っていかない。
ただ、時折近づくのをためらうような危険な香りを漂わせることがある。
仕事柄、情報通でフィンデン王国内外の最新の出来事に強いが計算高く、簡単には教えてくれない。
愛用のメガネを持っていて細かい作業をするときにたまにかけている。
336ユーディーの〜:04/01/18 21:48 ID:ps7Z3srw
ラステル・ビハウゼン(Rastel-Biheusen)
16歳(女) 2月1日生まれ(水瓶座)
159cm 48kg
好きなもの:おとぎ話を聞くこと、花を育てること、歌を歌うこと
嫌いなもの:夢のない人
夢:世界中の歌を覚えること
メッテルブルグにやってきたユーディットがどこに行ったらよいか分からず悩んでいる
ところにたまたま通りかかった少女。メッテルブルグに家がある、ちょっとしたお嬢様である。
幼少の頃から童話や夢物語が好きで、そういったロマンチックな出来事が実際に
起こらないか日々考えている(当然白馬の王子様も現れると信じている)。
魔法のような不思議な力にも興味をもっている。ユーディットが過去からやってきた
という話を聞くと、誰も信じない中一人だけ興味津々。ユーディットが過去に
戻れるよう同行して手助けしてくれると約束するのだった。
歌を歌うことが好きでよく一人で歌を口ずさんでいる。
337ユーディーの〜:04/01/18 21:50 ID:ps7Z3srw
妖精さん
年齢不詳 生年月日不明
約80cm ??kg
好きなもの:仕事
嫌いなもの:特になし
夢:人間の役に立つこと
シリーズ通じて登場の、マスコット的キャラクター。見かけは人間の子供のよう
だが実際は何十、何百年と生きている非常に長寿の種族。
みな同じような顔だが、それでも各々個性があることはあまり知られていない。
妖精は基本的に世界各地に点在している妖精の森で自給自足を行って生活している。
集団の形成のパターンは決まっており、妖精の木と呼ばれる1本の巨木を中心に
長老格のが1人、その周囲を年齢や能力順で若い妖精たちが囲んでいる。
性格は非常に純粋で、呆れるほどの働き者。与えられた仕事は確実にこなし、
人の仕事を手伝うことを生業にし、喜びと生きがいを感じている。
今回の妖精さんもザールブルグなどに現れている妖精さんと同じような種族だが、
こちらの妖精さんたちが街に現れることは滅多にないらしく、意外な形でユーディット達の前に登場することとなる。
クレイン・キースリンク Krein-kiesling
17歳(男) 164cm 52kg
好きなもの:錬金術の知識
嫌いなもの:子供扱いされること
夢:錬金術を極める
本作品の主人公。本作の舞台エスビオール地方から遥か西方の辺境、
グゼスタイン出身の錬金術士。
錬金術士として有名だった祖母ダフネから直伝で錬金術の知識を
叩き込まれている彼は、この世界にあふれているマナの力を感じ、対話することが出来る。
ダフネの安らかな死を見取った彼は、仲の良かったマナ、木素を司るマナ
「ドゥル」と共に家を出る。そして立ち寄った街カボックででリイタと出会い、
カボックを見下ろすように高山の上に存在する天空都市アバンベリーを目指すことになる。
あまり感情を表に出すタイプではなく、人付き合いも多くなかったが、
天真爛漫なリイタと出会い、共に行動することで徐々に変わっていく。
リイタ・ブランシモン Ryta-blanchimont
16歳(女) 160cm 49kg
好きなもの:にぎやかなこと、にくきぅ、あんパン
嫌いなもの:自分のスタイル
夢:平穏に生きること
本作品のヒロイン。カボックの街で、魔物退治を生業とする職業
「ガルガゼット」の一人として名前が知られ始めている少女。
常人離れした身体能力で周囲からも一目置かれている。明朗快活な性格で
人には明るく振る舞い、にぎやかな場所にいることが多いが、時折とても寂しそうな顔をすることがある。
ガルガゼットとして活動中に森で絶体絶命のピンチに陥っているクレインを助けた
ことで知り合う。そして錬金術士である彼に興味を持ったリイタはガルガゼットの仕事を彼に持ちかける。
他の人には言えない秘密を抱えているらしい彼女。今回の物語のキーパーソンである。
ポポ Popo
??歳(?) 30cm ??kg
好きなもの:クレインにチャチャを入れること、森の中
嫌いなもの:寒いところ
夢:マナのあふれる世界でのんびりしたい
クレインが、まだ幼かった頃から一緒にいる木のマナ「ドゥル」。
もともとはクレインの暮らしていたダフネの家にあった古木に住み着いていた。
「ポポ」という名前はクレインによるもの(通常、錬金術士はマナに名前を付けたりしない)。
やけにお調子者でおせっかいで、クレインを度々困らせている。
木のマナ「ドゥル」は、名前の通り木の生命を司るマナで森の中などに行くとマナを
感じ取れる人間なら見ることが出来るかも知れない。どんな小さな植物にも彼らの力が
働いているが、樹齢何百年という巨木などになると力も相応の強力なものとなる。
レガルザインの世界で人間達に「妖精さん」と呼ばれる存在は、この木のマナ「ドゥル」が
レガルザインに帰依したものであり、「ドゥル」と「妖精さん」たちは遠い親戚のような関係にある。
341名無しさん@ピンキー :04/01/18 22:02 ID:ps7Z3srw
ぐっ・・・ゴメン目痛くなってきた僕にヴィオの量は無理なようだ。
誰か頼む・・・っ!
342名無しさん@ピンキー:04/01/19 18:48 ID:S5bDDGmJ
絵が山形なら買いなのだが・・
343名無しさん@ピンキー:04/01/19 19:04 ID:znMqd+E7
気の毒な野郎だな
344名無しさん@ピンキー:04/01/19 19:12 ID:S5bDDGmJ
久しぶりに『リリー』クリアした。よかった。
EDで曲の「あしあと」聞いてて胸がじーんときたよ。

でも、「どこか遠くの空の下で」EDだとリリーは男を捨てて、夢を追っていってしまうんだよなあ・・
ヘルミーナたんはリリー先生に会えたのだろうか?

つーわけで、男性キャラとのせつない別れを描いたリリーのSSきぼんw
345名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:40 ID:UinvOhp1
>シスカさんの危険なバイトの人
乙!面白かった。
オークションネタってなかなか萌えられるYO
次作もお待ちしとります。
346名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:23 ID:i+111QWN
アトリエシリーズは何度やってもそれなりに面白いからいい。
我が家でも未だにリリーが定期稼動中。
347名無しさん@ピンキー:04/01/22 09:57 ID:HQGpn2tu
>危険なバイト神

激しく(;´Д`)ハアハアしました!一気に読みますた(w
新作期待してまつ。
348ID:GRaqQAj+です。:04/01/23 00:27 ID:2JkJAQpy
>329・345・347さん
 ご感想ありがとうございました。
また何かネタが浮かんだら参加させてください。
349名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:51 ID:1EunBGY0
(陵辱注意)

「あれ、テオじゃない。おーい、テオ……」
私は叫びかけて咄嗟に口を閉ざした。テオは他の人たちとなにやら話していたから。
私がいるのはザールブルグの南門からやや離れたあたり。城壁を背にして、草原がまばらな木々の間を広がっている。
その木陰の一つにテオはいた。
「誰かしら……」
見掛けない人たちだった。旅の冒険者や行商やとも違う。
……何だかやくざな感じがする、そんな男の人たちだった。私はテオが何を話しているかとても気になった。
だから悪いとは思いながらも、近くの木陰に身を隠し、こっそり聞き耳を立てていた。
そして、とんでもないことを聞いてしまうのだ……

「城壁の破壊しやすい箇所は調べてあるな?」
「勿論だ」
「爆弾の用意はできているか」
「ああ、問題ない」
爆弾……? 私はその言葉に眉を顰めた。テオが頷き、言葉を続ける。
「後は、あんたらの軍隊がザールブルグを包囲したとき、内側から城壁に爆弾を仕掛ければいい」
しまった、と気づいたときには遅かった。私の震える足は、もつれ、地面の突起に躓いてしまっていた。
すぐに、私に気づいた男たちが腰の剣を抜き、周りを取り囲む。
私はたちまち男たちに取り押さえられてしまった。
「あ、あなた達はドムハイトの……?」
「姉さん、聞いてしまったんだね……」
テオが私の前に立った。今まで見せたことがないほど冷たい表情だった。
テオが私に近づいてくる。腰の剣を抜き払って。
「テオ……嘘でしょ? ねえ、嘘でしょ……?」
震える私の声にテオの顔は無反応だった。そして――剣の柄が私の鳩尾に叩まれた。
胃が口から飛び出しそうなショックが体を突き抜ける。私の意識は暗闇の底に落ちていった。
350名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:52 ID:1EunBGY0

……気がつくと、薄暗い場所にいた。カビ臭くてじめじめした湿気が肌にまとわりつく。
松明の明かりがぼんやりと照らすそこは何かの倉庫のようだった。
そして――
「気づいたみたいだね、姉さん」
「…………」
「どうしたんだよ、姉さん。そんな目をして睨まないでくれよ」
テオはおどけた仕草をみせると、腰掛けている箱から腰を上げて、
縛られ、床に転がされている私に近寄ってくる。冷たい剣の切っ先が私の首に当てられた。
「悪く思わないでね、姉さん。秘密を知られた以上、生かしておくわけにはいかないんだ」
「どうし……て……」
思わずかすれた声が口をついて出る。
「信じてたのに……あなたのこと信じてたのに……」
「…………」
「全部、嘘だったの? 私に話したことは全部、嘘だったの?
あんなに楽しそうに自分の夢を語ってくれたのは、全部、嘘だったの? 私を好きだと言ってくれたこともみんな嘘だったのっ!?」
「本気だったさ。――利用するためにね」
やっぱり、テオの顔に表情はなかった。
私は自分の中で何かが壊れていくのをはっきりと知覚していた。
「隠れ蓑にも、メガフラムの調達にも役立ったし、姉さんには大助かりさ。
性欲のはけ口としても、あんたは都合のいい道具だったよ。ちょいと優しい言葉をかけてやればすぐ体を開くんだからね、姉さんは」
「許さ……ない……絶対に……許さないわ」
「あ〜そんな顔して悔し涙なんか流しちゃって。そういう姉さんもそそるよ」
「はうっ!」
しゃがみ込んで私の顔を覗きこんでいたテオの手が、いきなり私の胸を掴んだ……!
351名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:53 ID:1EunBGY0

「うーん、やっぱこの体もったいないよ。殺す前にもう一回やらせて」
「私に触れないでっ!!」
「そんなこといっても、姉さんもう濡れちゃってるんでしょ?」
「あっ……!」
テオが私の体をまさぐりながら圧し掛かってくる。
必死に押し殺した声が、それでも口をついて出る……!
「相変わらず、おっぱい感じやすいんだね、姉さん」
「やめて……私に触らないでえっ!!」
涙がぽろぽろと溢れ出てくる。愛してたから。本当にテオを愛してたから。
だから、許せなかった。私を騙したテオが。あんなに私を愛しているといってくれたテオが許せなかった!
なのに……なのに……
「はあっ……ふっ……くうっ……!」
「何だよ、やっぱり姉さんもうグショグショじゃないか」
テオの指が下着のなかに入り込んで、そこを弄くり、こね回す。
その度に私の頭を叩き割るほどの快楽がつきぬけていく……
「やめてえっ!! 私から離れてえーっ!!」
私は泣き叫んだ。悔しさで泣いていたんじゃない。悔し涙を流していたんだ。
私を裏切ったテオが許せなかったから! そして、体で翻弄される自分が悔しくてしょうがなかったから……!
「あはぁっ!!」
心臓が止まりそうなほどの強い刺激が体に走る。息が詰まりそうになる。
「姉さん、クリトリスを強めに刺激されると、すぐイッちゃうんだよね」
「あひぃ! いやあぁっ! やめてぇっ!」
テオが指を加速した。
「ほらほら、さっさとイッちゃえよ。イッちゃえ、イッちゃえ!」
「駄目ぇ、やめてぇ――――っ! あっ、いあああ――――――っ!!」
そうして、頭の中が真っ白になり、私の意識はスパークして飛んでいった。
352名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:54 ID:1EunBGY0

「ぷはっ、すごい汁。顔にかかっちゃったよ」
「……ふ……うっ……」
もう、何も考える気力もなかった。体に力が入らない。
私は這いつくばり、涎を垂らしながら口を開けて必死に喘いでいた。
涙が頬の上を伝わって落ちるのを感じた。テオが体重を掛けてきた。
「それじゃ、いくよ」
「あひぃ!」
テオが私の中に入ってきた。いつもは私を満たしていた。
今では、嫌悪の対象でしかない。なのに、私の体はテオを受け入れてしまっていたのだ……
「ああっ! やめてぇ……駄目ぇ……!!」
「姉さん、凄い締め付けてくるよ。犯されている自分に感じてるの?」
「はあっ!」
テオが私の涙を舐めると、腰をいっそう深く沈めこむ。
「ひっ……ふっ……」
「ああっ、いいよ、姉さん……姉さん……」
体が次第に硬直していくのが分かる。手足がつっぱり、痙攣する。
徐々に大きくなっていって。来る。大きな、波が。
「イクよっ、姉さん! 出すよ!!」
「ひいっ、ひああっ、あっああああああああ――――――っ!!」
私は、波に浚われ、のた打ち回った。ひたすら、溺れ、喘いだ。涙の底で。
熱い樹液が顔にほとばしるのを感じた。


つづく
353名無しさん@ピンキー:04/01/25 04:15 ID:MTIscUzr
陵辱キター
つづき楽しみ
354名無しさん@ピンキー:04/01/25 18:01 ID:AjGQt8Ze
(゚∀゚)
355名無しさん@ピンキー:04/01/29 20:50 ID:dfDM+EBx
ほしゅ
356名無しさん@ピンキー:04/01/30 00:02 ID:HIYB6gqL
人少ないな
357名無しさん@ピンキー:04/01/30 05:23 ID:JqDfpXBU
(´・ω・`)
358名無しさん@ピンキー:04/02/01 23:24 ID:U+JDWno3
結局今週神来ず。

用心棒×ヴィオのレプモノ読みたいなぁ。。。


神様、お願い。
359名無しさん@ピンキー:04/02/01 23:27 ID:U+JDWno3
sageし忘れた。スマソ…
360名無しさん@ピンキー:04/02/01 23:54 ID:Erc71xr6
ノルエリを待ちつづけていると来るも来ないも心穏やか。

[来ないから]
361名無しさん@ピンキー:04/02/02 01:12 ID:S9diyvZZ
金貸し×ユーデーのレプモノ読みたいなあ…

神様、こっちもお願い。
362名無しさん@ピンキー:04/02/06 21:55 ID:Rt0TanKf
巨乳age
363名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:56 ID:s2P2nqIc
巨乳といえばルイーゼたんの薬物レイプ
続きはまだでつか?
ティッシュを準備して待ってるのだか・・・・・・
364名無しさん@ピンキー:04/02/07 13:36 ID:Up26v9NA
           _,. -‐‐‐‐‐‐‐- 、
           _,. '´         `ヽ、
          /〃 〃 / ! ヽ丶 ヽ、  \
         /  l l l !| l-‐ト  ! |l  !_}ヽ、  \
          i | l l l lハ ! l  !、l ,ハ |`i ,ト、   ヽ
        i| | l | l | _l,,!ニト   ソノ ,,!}ニ!ノ| ヽi |i |
        !l | l | l |イ。;;''''!゙     'i。;;''!ヽ!  i| i |
         jl | l |l l !ゞ;;;;シ      ゞ;;シ ! i | i |
        ,'|l | l |l l l` ̄, , ,    ,  ̄, , {  i |i |
        {!ll | | li l ト、    、-‐;.   ノ  i |iリ
        {l l | | lト、`ヽ、       ,.ィ'i | ハ i |i
        ¨ ヾ,_!ヾ!_iヾ、丶.丶、__,.イ´|」_| l_リ !l 
            _ノ\-ヾヽ-ト、  ` ´    
        _,,,..-''´   ヾlト、l| ノヽ.      
      /`ヾ;、     lリ ,><   iト、    


365名無しさん@ピンキー:04/02/07 15:16 ID:x/HKCp81
>>363
そういえば…懐かしいな
366うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 16:56 ID:vE2R6Uew
恋のキューピッド(1)

「ねえ、エリー・・・」
アイゼルは顔を赤くしてエリーを見つめた・・・。
「ど、どうしたの?」
エリーが返すと、アイゼルははにかみながら言った。
「私、ノルディスのことが・・・好きなの!」
こう言ったアイゼルの顔に緊張の色が走る。もしかして、エリーも同じだったのだろうか・・・?
だとしたら、これを言ってしまったら、今のエリーとの関係にひびが入ってしまうかもしれない・・・
でも、アイゼルは言ってしまった。不安な表情でエリーを窺う・・・
エリーはにこっと微笑んだ。
「やっぱりそうだったんだね!がんばって、あたし、応援するよ!」
「エ、エリー・・・」
緊張の糸が解けたのか、アイゼルの瞳から、一筋の涙が頬に伝わる・・・。
「ありがとう・・・、ほんとにありがとう・・・」
アイゼルはエリーの胸の中で泣きだしてしまった・・・
「さあ、そうと決まったら、さっそく実行だよ!」
エリーは立ちあがってドアのほうに歩き出す・・・
「エ、エリー?」
半ば呆けたようにアイゼルはエリーを見つめる・・・
「何ぼーっとしてんの!恋する乙女は、実行あるのみよ!」
「な、何をするの?」
「決まってんじゃない!今からノルディスを呼んでくるから、そこで待っててね!」
エリーはドアを開けて外に出た・・・。
367うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 17:10 ID:vE2R6Uew
恋のキューピッド(2)

「こんにちは、ノルディス。」
「やあ、エリー。どうしたんだい?」
エリーはアカデミーに行く途中でノルディスに会った。
「あのね、実は・・・。アイゼルが、どうしてもノルディスにあげたい物があるから、ノルディスを
呼んでくるように言われたんだ。」
「えっ、アイゼルが・・・?何だろう・・・?」
ノルディスの頬がわずかに赤く染まった・・・。
(やだっ、ノルディスもまんざらではないんじゃない・・・うふふ♪)
「それで、今アイゼルはどこに?」
「あたしの工房にいるよ♪」
エリーはノルディスの袖を引っ張った。
「さあ、早く、早く〜っ!」
「わ、わかったから、そんなに引っ張らないで!」

「じゃあノルディス、あたし達はちょっと準備があるから、ちょっといすに座って待っててくれる?」
エリーは工房の1階のいすにノルディスを座らせると、2階に上がった。
ノルディスの耳に、やがて二人の言葉のやり取りが聞こえた・・・
(え〜っ!そ、そんな!・・・恥ずかしいよう・・・)
(何言ってんのよっ!恋する乙女なら、実行あるのみよ!さあ、がんばって!)
(で、でも、この格好・・・)
(うふふ♪すごく綺麗よ、アイゼルv)
やがてエリーの呼ぶ声がした。
「ノルディス、上がってきて。」
ノルディスはやや緊張の面持ちで階段を上っていった・・・
368うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 17:34 ID:nwYOAYOO
恋のキューピッド(3)

「ノ、ノルディス・・・」
アイゼルは黒くて長いマントを身に着けていた。
「見せたいものって・・・?」
ノルディスが緊張の面持ちでアイゼルを見つめた・・・。
「あ、あの・・・」
もじもじして言葉が続かないアイゼルを、エリーが促した。
「さあ、ノルディス!しっかりと見てね!」
エリーは勢いよくアイゼルのマントをはぎ取った。
「きゃあっ!」
アイゼルが思わず悲鳴をあげる・・・。
「うわわっ!」
ノルディスも思わずのけぞった・・・。
ノルディスの目の前には、年頃の少女の美しき裸体・・・。
アイゼルの身体を隠すものは、もはや何もなかった・・・
「・・・・・・恥ずかしいよう・・・・・・」
アイゼルは顔を真っ赤にしてうつむいた・・・
「ア、アイゼル!何でこんなことを?」
ノルディスの口調に思わず反論したのは、アイゼルではなく、エリーだった。
「何を言ってるの!アイゼルはね、今日のこの時のために、一生懸命美をみがいてきたんだよっ!
それこそノルディスのことをひたすら想い続けながらね!」
「ア、アイゼル・・・。そこまで僕のことを・・・。」
やがて、アイゼルの口から、ようやく言葉が出た・・・
「ノルディス・・・、これが、今の私の・・・すべてです・・・」
ノルディスはゆっくりとアイゼルに歩み寄った・・・。そして、真っ赤に火照るアイゼルの頬を
両手で優しく撫でると、そのまま唇を重ね合わせた・・・。
「あ・・・」
「アイゼル・・・すごく・・・綺麗だよ・・・」
「ノルディス・・・うれしい・・・」
369うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 17:47 ID:nwYOAYOO
恋のキューピッド(4)

アイゼルの頬に涙が伝わる・・・
ノルディスはそのまま、アイゼルを抱きしめた・・・
そして、不意にエリーのほうを向いて言った。
「エリー、部屋を借りるよ。」
「もっちろん!そのために、ここに連れてきたんだから。じゃあ、がんばって!」

アイゼルがベッドに横になると、ノルディスもゆっくりと身体を並べた。
そして首筋を強く抱き寄せると、アイゼルの顔に口づけする・・・
「アイゼル・・・すごく・・・美しい・・・」
ノルディスの言葉に、アイゼルは思わずため息を漏らす・・・
「あん・・・」
まるで熟れた果実のように、ノルディスの腕の中でアイゼルが満開になる・・・
そのやわらかい両胸に、ノルディスの手が包まれていく・・・
「やわらかい・・・これがアイゼルの・・・女の子の身体なんだね・・・」
手のひらが動くと、アイゼルの身体はますます熱くなる。
「ああん・・・ああ・・・あああん・・・」
アイゼルの鳴き声が部屋中にこだました・・・
「す、すごいわ・・・」
いすに座って眺めていたエリーも、無意識に自分の胸を触っていた・・・
370うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 19:12 ID:EmeBNaMR
恋のキューピッド(5)

アイゼルの両胸に咲く二つの赤い花・・・
ノルディスが口に含むと、濃厚な汗の香りを放ちながら、固くふくれあがる・・・
「この花は、僕のために咲いてくれたの?」
ノルディスの質問に、アイゼルは、まっすぐな瞳でノルディスを見つめた・・・
「そこだけじゃないわ。私の、私のすべてが、あなたのものよ・・・」
瞳を潤ませながらアイゼルがつぶやくと、ノルディスの身体がいきなりアイゼルに馬乗りになった。
「アイゼル、僕は、僕は!君をめちゃくちゃにしたい!」
「して!私を、めちゃくちゃにしてっ!」
ノルディスはそのまま服をすべて脱ぎ捨てた。そして、エリーのほうを向いた。
「エリー、たたんどいて。」
「はいはい♪」
ノルディスのやや無礼な頼みにも、エリーは快く応じた。
(こんなすごいシーンを見れるんだから、このくらいお安い御用よ。)

ノルディスがアイゼルの両足を持って広げると、その中央部に、芳醇な蜜を放つ花が咲いている・・・。
「このすべてが、僕のもの・・・」
ノルディスは口をつけてアイゼルの蜜を吸い始めた・・・
「ああ、ああ〜!」
ノルディスの舌が踊るたびに、アイゼルの花びらから、濃厚な蜜が止め処もなくあふれる・・・
「んああっ!あああっ!ふあああっ!」
アイゼルは人目もはばからず鳴き続けた・・・
371うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 19:27 ID:EmeBNaMR
恋のキューピッド(6)

突然、アイゼルの花びらに固いものが当たる・・・
「な、何?」
アイゼルが見ると、ノルディスの大きなシンボルが今まさにアイゼルの花びらを突き破らんとしている・・・
「ぐぐぐ・・・!」
ノルディスは思いっきり力を込める・・・
その後ろから、エリーが覗きこんでいた。
「がんばってアイゼル!あと少しだよ!」
エリーの声援を背にして、ノルディスのシンボルがゆっくりとアイゼルを貫いてゆく・・・
ぶちぶちぶち・・・!
花びらがまるで種を飛ばすかのように弾けた。
「くああああああああっ!」
アイゼルが獣のような悲鳴をあげた。
そしてノルディスはついに根元までアイゼルに入りこんだ・・・
わずかな血とともに、大量の蜜が熱を放ちながらノルディスのシンボルを包み込んでいる・・・
ぐいぐい。
ノルディスが動くたびに、アイゼルが悲鳴をあげる・・・
「ひいいいいいいいっ!ひあああああああああああっ!」
アイゼルの瞳から涙がこぼれる・・・
「ごめん。痛かった?」
「うん、でもいいの。私、ノルディスのことが大好きだからっ!!!」
そのままアイゼルはノルディスの首の後ろに両腕を回して抱きしめた・・・
「動いていいよ」
「アイゼル・・・わかった。」
ノルディスのシンボルが、アイゼルに包まれたまま、激しく動き出す・・・!
372うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 19:44 ID:EmeBNaMR
恋のキューピッド(7)

ぱん、ぱん、ぱん・・・
ノルディスの腰が激しく動くたびに、アイゼルの悲鳴が響く・・・
「す、凄すぎるわ・・・」
そばで見ているエリーも、思わず自分の股間をまさぐる・・・

その一突き一突きに、蜜を噴き出すアイゼルの花びら・・・
「くああああっ!くあああああっ!ふあああああああっ!」
いつの間にか、アイゼルの声は快楽の叫びに変わっていた・・・
「くっ・・・!す、すごいよアイゼル・・・!」
「ああっ!ノルディス!愛してる!愛してるーっ!!!」
「アイゼル!僕、もう・・・!」
「わ、私も・・・!」
ノルディスがシンボルを抜こうとすると、突然、エリーが立ちあがり、ノルディスの後ろについた。
そして、ノルディスの腰を思いっきり押さえつける・・・
「エ、エリー!?」
「二人ともがんばって!もうすぐよっ!!!」
「ああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいっっ!!!」
アイゼルの絶叫が響いた。
そして、ノルディスはシンボルを抜くことができないまま、彼女の奥深くに大量の精を注ぎこんだ・・・

「ねえノルディス。」
「何、アイゼル?」
「ノルディスは気持ちよかった?」
「うん、すっごく!アイゼルは?」
アイゼルはくすっと微笑んだ。
「私も。ねえノルディス、私達って、相性ばっちりだったのね。」
「うん、僕も、そう思う。」
ノルディスとアイゼルは寝転がったまま、互いの手をずっと握りしめていた・・・
373うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 20:01 ID:EmeBNaMR
恋のキューピッド(8)

数ヵ月後・・・

ザールブルグの町外れに、二人はいた。
「アイゼル、どうしたの?こんなところに呼び出して・・・」
アイゼルが不安そうな眼差しでノルディスを見つめている・・・
「あ、あのね、ノルディス・・・」
ノルディスは真剣な表情でアイゼルを見ている・・・
「じ、実は・・・」
「どうしたんだい?はっきり言ってごらん。」
ノルディスが促すと、アイゼルは話し始めた・・・
「私のお腹の中に、赤ちゃんがいるみたいなの・・・」
「えっ!?・・・それって・・・」
「できちゃったみたいなの・・・」
ノルディスは何も言えずに立ち尽くしていた・・・
「ノルディスが嫌なら、私、この子のことはあきらめるわ。でも、どうか、私のことは捨てないで!」
アイゼルの瞳から涙がこぼれた・・・
ノルディスはそっと涙をぬぐうと、アイゼルの耳元にささやいた。
「心配ないよ、僕達の愛の証なんだから。大事に育てていこうよ。」
ノルディスは優しくアイゼルのお腹を撫でた。
「ここに、新しい命が宿っているんだね。僕と、アイゼルの・・・」
「ノルディス!」
アイゼルはノルディスの胸にすがりついて泣きはじめた・・・
「アイゼル!」
ノルディスは優しくアイゼルを抱きしめる・・・いつしか、ノルディスの瞳からも涙がこぼれている・・・
「アイゼル・・・、結婚しよう・・・」
「ノルディス・・・ノルディス・・・」
二人はその場で、誓いの口づけを交わした・・・
374うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 21:05 ID:ot9XED/O
恋のキューピッド(9)

「わあ、かわいい♪」
クラスメートに囲まれたアイゼルの腕の中で、すやすやと眠る赤ん坊・・・

この異例の事態に、アカデミーは騒然となったが、ドルニエ校長の特別な措置により、
二人ともアカデミーに残ることが許された。
「まったく、困ったもんだわ。」
イングリドがふうっとため息をつくと、ヘルミーナがそれをせせら笑う。
「イングリドは知らないでしょうけど、これが生命の輝きなのよ・・・ふふっ・・・」
「そのぐらいわかります!でも、動物じゃないんだから、ちゃんと分をわきまえないと・・・」
ヘルミーナはイングリドを無視して、アイゼルのほうに歩いていく・・・
「アイゼル。」
「は、はい、先生!」
「ちょっと抱かせてもらえるかしら。」
「えっ、あっ、はい!」
ヘルミーナがアイゼルから赤ん坊を受け取ると、赤ん坊はにこっと笑った。
「おーよしよし。」
アイゼルはじめその場にいたクラスメート達も驚いている。
ヘルミーナが初めて見せる満面の笑み・・・
まるで我が子を慈しむようにおだやかな表情・・・
(これが、ヘルミーナ先生の本性だったのね・・・)
アイゼルは意外に思った。
375うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/13 21:06 ID:ot9XED/O
恋のキューピッド(10)

「おーい!」
声のしたほうを見ると、ノルディスが走ってきた。
「ほら坊や、お父さんよ♪」
ヘルミーナは赤ん坊をそっとノルディスに手渡した。
その直後・・・
「ほぎゃああああっ!ほぎゃあああああっ!」
「あら、泣いちゃったわね・・・」
「やれやれ、まいったなあ・・・ははは・・・」
ノルディスは照れ臭そうに頭をポリポリ掻いた。

おしまい
376名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:55 ID:vbW3Vz0w
もつ
子供は人体実験に使うのか?
377名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:34 ID:oSVFkuwZ
3Pだと思ったのに…

でもハァハァしたので乙
378名無しさん@ピンキー:04/02/14 09:04 ID:oN8K+6y0
乙!
朝からいいもん見してもらいますた(´д`;)
バレンタイン風味でGJでつ!!
379うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 18:31 ID:Wys/3/3d
恋のキューピッドU(1)

下一ケタが3の日の飛翔亭の午後・・・

「フレアさん、こんにちは!」
エリーの元気な声がカウンターに響いた。
「あら、こんにちはエリーさん。どうしたの?楽しそうな顔して・・・」
「えへへ、あのね・・・」
エリーはカウンターから身を乗りだし、フレアにそっと耳打ちする・・・
「フレアさん、あたしの護衛をしてほしいんですけど・・・」
フレアは飛び上がらんばかりに驚いた。
「えっ、えええっ!?私が、エリーさんの護衛?」
「はいっ!ダメかなあ・・・」
「でも、私、武器なんて何も使えないわよ?」
「いいんです!その分、私がしっかり護衛しますから、ねっ?ねっ?」
「それじゃ、護衛の意味ないんじゃ・・・?」
エリーは何かを懇願するようなきらきらした目でフレアを見上げた。
「お願いしますよう・・・」
しばらくその目で見つめられたフレアは、ようやく返事をする・・・。
「・・・わかりました。それで、行くのはいつ?」
「明日ですっ!」
380うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 18:48 ID:Wys/3/3d
恋のキューピッドU(2)

「おい、いいのか、フレア?ディオが黙っていないと思うぞ?」
フレアの隣にいるクーゲルが二人を咎める。
「大丈夫ですよ。そうなったら、これを使ってくださいね♪」
エリーは懐から包みを取り出して、フレアに手渡した。
「何これ?」
「それは安眠香です。ブレンド調合で効力を最大にしてあるから、効き目は抜群ですよ!
あ、でも、自分では吸わないようにしてくださいね。吸ったら寝ちゃうから。」
そしてエリーは出口に向かった・・・
「じゃあ明日、城門で待ってます!うふふ、楽しみだなあ・・・♪」
フレアは茫然と立ち尽くしていた。
「・・・とりあえず、明日、城門前ね・・・」

381うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 18:49 ID:Wys/3/3d
恋のキューピッドU(3)

翌日・・・

「あれ、フレアさん!どうしてここに?」
フレアが城門前に着くと、そこにはハレッシュがいた。」
「ハレッシュ、あなたがなぜ・・・?」
「いや、俺は・・・」
「あ〜っ!二人とも、ちゃんと来てくれたんだ〜♪」
二人が振り返ると、そこにはエリーがいる。
「おい、エリー!何でフレアさんがここに?」
「ふっふー♪今回は、フレアさんも、あたしの護衛として雇いました♪」
「んなっ!フレアさんが戦えるわけないじゃないか!」
「大丈夫ですよ♪その分、ハレッシュさんが強いから。」
「あのなあ・・・。」
「それで、エリーさん、今回はどこへ行くの?」
「ふふふっ!今回は・・・あの山のてっぺんまで行きますっ!」
エリーが指差した先には、ヴィラント山の頂が・・・
「お、おいっ!エリー、ヴィラント山って言ったら、魔物も強く、危険な地域だぞっ!」
「大丈夫ですって。その分あたしがしっかりフレアさんをお守りしますし、ハレッシュさんも強いから。」
「あのなあ・・・」
そしてエリーは元気よく声を張り上げた。
「では、出発ーっ!」
382うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 19:02 ID:Wys/3/3d
恋のキューピッドU(4)

「ふう、ふう・・・」
きつい山道が続く・・・
普段めったに外に出ないフレアには、体力の限界が近い・・・
「フレアさん、俺の肩につかまって。」
「は、はい・・・」
さすがに冒険慣れしてるだけあって、ハレッシュとエリーは平然としているが・・・
エリーはさっそくハレッシュに耳打ちする・・・
「ハレッシュさん、ここが、男の見せどころですよ♪」
「わ、わかってるよ!でも、さすがにこの山道は、フレアさんには・・・」
「ふふふ、実は、この山頂に、とっておきの場所があるんですよ♪」
エリーはにこっと微笑んだ。
「そうだっ!ハレッシュさん、この際、フレアさんを抱っこしていったらどう?」
「ええっ!?」
フレアはやつれ気味の顔をハレッシュに向けた。
「フレアさん・・・わかった。じゃあ、行くよ、せーのっ!」
ひょい。
ハレッシュはフレアを軽々と抱き上げる。まるでお姫様のように。
「ひゅーひゅー♪ハレッシュさん、色男♪」
エリーが二人を冷やかした。
383うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 19:19 ID:Wys/3/3d
恋のキューピッドU(5)

両腕に伝わる、フレアのぬくもり・・・
「いっ、いかんっ!」
ハレッシュは首を左右にぶんぶん振った。
(俺の想いは、よこしまなものじゃない!もっと純粋なものなんだ!)
そう思っているのに、ハレッシュの男はどんどん元気になってゆく・・・
(くっ!我慢だ、我慢!)
ハレッシュはひたすら耐えながら、黙々と山道を登ってゆく・・・

「さあ、着いた!」
今、三人の目の前に、暖かい湯気を放つ大きな水たまりがある・・・
「こ、ここって・・・?」
「そう、温泉だよっ♪」
フレアとハレッシュはお互いに顔を見合わせて驚いている・・・
「そ、それで、ここで何をするつもりだ?」
ハレッシュの質問に、エリーは元気に答えた。
「もちろん、入っていくんだよっ!」
「え、ええ〜っ!?」
エリーは突然、悲しそうな顔をした。
「二人とも、嫌?」
「お、俺は別にかまわんが・・・フレアさんは?」
「わ、私も・・・いいけど・・・でも・・・」
フレアは顔を赤くした。
「恥ずかしい・・・」
384うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 19:39 ID:Wys/3/3d
恋のキューピッドU(6)

「ハレッシュさん、早くぅ〜!」
エリーが無邪気に手を振った。
「わ、わかったから、そんなにせかすな!」
ハレッシュがようやくお湯に入ると、すでにエリーとフレアはそこにいた。
「ハ、ハレッシュ・・・恥ずかしい・・・」
フレアが顔を真っ赤にしてハレッシュのほうを向いた。
「フレアさん・・・」
ごくり。
ハレッシュの生唾を飲み込む音が聞こえた。
すぐ近くに、愛しい人が全裸になっている・・・
だが、フレアはお湯の中にしゃがんでいるので、見えない。
(み、見たい・・・はっ!い、いかんいかん!俺の想いは、そんなよこしまなものじゃないんだっ!)
ハレッシュはゆっくりと二人に近づいた。すると、エリーがニヤニヤしながら言った。
「ハレッシュさん、見たい?」
「見たいって、何をだ?」
「もうっ!決まってるじゃないですか!フレアさんの、は・だ・か♪」
「エ、エリーさん!」
怒りながら、フレアはますます顔を真っ赤にする・・・
いつの間にか、ハレッシュの視線は、フレアにくぎづけになっている。
「ふふっ、わっかりましたあ!せーのっ!」
突然、エリーがフレアを羽交い絞めにする。
「エ、エリーさん!何を・・・!」
そのまま、エリーは勢いよく立ちあがった。
「きゃあっ!」
フレアの叫び声が響いた。
「じゃーん!初公開・これが、フレアさんの身体でーすっ!」
今、ハレッシュの目の前に、一糸まとわぬフレアの身体がさらけ出された・・・
385うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 19:56 ID:Wys/3/3d
恋のキューピッドU(7)

ハレッシュの視線は、フレアの裸体にくぎづけになっている・・・
「す、すごい・・・これが・・・フレアさんの・・・」
「いやあっ!」
冒険慣れしているエリーの両腕は、フレアがいくらもがいても外れない・・・
「大丈夫ですよ。ハレッシュさんは、優しいから。」
「で、でも、恥ずかしいわ・・・!」
「ふふふ。それにしても、フレアさんの身体って、すごくいやらしいんですね。」
その体勢のまま、エリーは少しずつハレッシュに近づいた。
ハレッシュの目の前に、フレアの豊満なふくらみが突き出される・・・
つん。
ハレッシュがつつくと、淡いピンク色の乳首がぷるるんと揺れた。
「こ、これが・・・夢にまで見た、フレアさんの・・・」
ハレッシュが優しくキスをすると、またぷるるんと揺れる・・・
「あ・・・」
フレアは淡い吐息を漏らした・・・
そしてハレッシュは、目の前の二つの大きなふくらみにそっと手をかける・・・
「やわらかい・・・」
ゆっくりと揉むと、次第にフレアの身体は熱を放つ・・・
「あああ・・・ああ・・・はああん・・・」
フレアの身体から、次第に力が抜けていく・・・
そこでようやく、エリーは腕を離した。
「エリーさん、初めから、このつもりで・・・」
「うふふ。ハレッシュさん、がんばって!」
「あはあっ!」
ハレッシュの手のひらが動くたびに、フレアの身体に言い知れぬ快感が押し寄せる・・・
386うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 20:55 ID:Fdd6J9lY
恋のキューピッドU(8)

不思議な香りを放つ、ピンク色の先端部・・・
ハレッシュはその先端部に、ゆっくり舌を絡ませる・・・
「あはああっ!!!」
やがて、ハレッシュの顔がゆっくりと下に下がってくる・・・
その豊満な胸からは想像もできないほど、細い腰・・・
その後ろに腕を回して、ぐいっと抱き寄せる・・・
そのお腹のすぐ下には、鬱蒼と茂る森・・・
ぐいっとお尻を抱き寄せると、ハレッシュの目の前に、美しい秘丘が突き出された・・・
ごくり。
ハレッシュの喉が鳴った・・・
そのままハレッシュはゆっくりと舌を伸ばす・・・
(もう少し、もう少し・・・!)
ハレッシュがつついたのは、赤い突起・・・
途端にフレアの身体が激しく動く・・・
「くああっ!」
ハレッシュの舌の上で、赤い突起が踊る・・・
「ひあああああああっ!!!」
フレアが叫ぶと同時に、ハレッシュの舌が濃厚な蜜であふれた・・・
387うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 21:20 ID:KzUNmJSY
恋のキューピッドU(9)

「これが、フレアさんの味・・・」
ハレッシュは顔をうずめて、ひたすらに吸い続ける・・・
びくんびくん・・・
フレアの割れ目が、激しく動くたびに、蜜を噴き出す・・・
「フレアさん、俺を感じてくれているのか・・・」
「ああん!あぅっつぅ!いいっ!!!」
フレアの叫び声が、辺り一帯にこだました・・・

やがて、その濃厚な蜜を放つ割れ目に、痛みが走る・・・
ハレッシュの大きいシンボルが、その割れ目にゆっくりと吸いこまれてゆく・・・
ぷちぷちぷち・・・
「ひあああああああ・・・・・・!」
フレアの痛みによる叫びが響く中、ハレッシュのシンボルが根元まで埋まった・・・
「フレアさん、初めてだったんだね・・・」
二人の結合部から、血がしたたり落ちる・・・
そしてそれは、湯の中に落ちた後、ゆっくりと薄まって消えた・・・
痛みに耐えながらフレアがおそるおそる下を覗くと、ハレッシュと繋がっているのが見えた。
「あああ・・・私、私・・・」
「フレアさん?まさか、嫌なのか?」
ハレッシュが聞くと、フレアは首を横に振った。
「ううん。違うの。ただ、ついに私・・・あなたに操を・・・捧げることができたから・・・」
フレアの瞳から涙があふれだす・・・
「フレアさん・・・愛してる!」
そのハレッシュの言葉に、二人の結合部から、蜜がじわっとあふれだした・・・
フレアはハレッシュの首の後ろに両腕を回して、ぎゅっと抱きしめた。
「ハレッシュ・・・!私、幸せです・・・!」
ハレッシュはフレアの膝の後ろに両腕を回して抱えあげると、ゆっくりと腰を動かし始めた・・・
388うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 21:41 ID:KzUNmJSY
恋のキューピッドU(10)

ぐい、ぐい・・・
エリーはしゃがんで、二人の隙間から結合部をゆっくり眺めた・・・
ハレッシュのモノが動くたびに、フレアの身体から次から次へと濃厚な蜜がしたたり落ちてくるのが見える・・・
「す、すごい・・・。これが、男女の営みなのね・・・」
エリーも思わず生唾を飲み込む・・・
(あたしもいつか、こんなふうにされるのかなあ・・・?)
エリーの脳裏に、乱暴な口調の聖騎士の顔が浮かんだ・・・。
「ダグラス・・・」
いつの間にか、エリーも自分の股間を撫でまわす・・・

突然、滝のようにしずくがあふれて落ちた。
「な、何!?」
エリーが覗くと、フレアとハレッシュの結合部から、大量の液体が一気に吹き出ている・・・
その中には、所々に白く濁った液体も混じっていた。
フレアの身体がぐったりしている・・・
ハレッシュはすぐにフレアを抱き上げ、近くの大きな岩に横たえた。
うつろな目でハレッシュを見上げるフレア・・・
「ハレッシュ・・・私・・・」
「わかってるよ。」
ハレッシュはそのまま、そっとフレアの唇に口づけする・・・
「ん・・・」
フレアはそれに答えるかのように、ハレッシュの首筋をそっと抱きしめた・・・

389うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/15 21:55 ID:KzUNmJSY
恋のキューピッドU(11)

「まさか、初めてでイっちゃうなんてね・・・。よっぽど相性がいいんだね・・・」
帰り道、エリーはふと、考え込んだ。
その隣で、ハレッシュが歩いている。
フレアは、行きのように、ハレッシュにお姫様だっこされている・・・
そのお互いに見つめあう表情は、誰が見ても、本当に愛し合う恋人に見える・・・
ふと、フレアは顔を上げてエリーを見た。
「エリーさん、ありがとう・・・。」
エリーは照れ臭そうに頭をポリポリ掻いた。

それからしばらくして・・・

エリーがカウンターを覗くと、フレアが優しく声をかける・・・
「あら、エリーさん、どうしたの?」
「ふふふ。フレアさん、だいぶお腹が大きくなったね♪」
「でしょう。これも、エリーさんのお陰ね♪」
フレアがにっこりと微笑むその後ろで、ディオが一段と険しい顔をしている・・・
(こ、怖いよう・・・)
それからしばらくは、エリーは3、13、23日以外は飛翔亭に近づかなかったという・・・。

「イングリド先生、最近、飛翔亭のマスターが、怖いんですぅ〜・・・」
エリーがイングリドに話すと、イングリドは目を剥いて怒った。
「自業自得ですっ!」
その横で、ヘルミーナが笑う。
「大丈夫よ。あの手の男は、赤ん坊が産まれたら、途端に甘々になっちゃうからね。」
数ヵ月後、ヘルミーナの目が正しいことが実証されたわけだが、それはまた別のお話。

おしまい
390名無しさん@ピンキー:04/02/16 10:47 ID:5ZnQCvtP
>>398
俺のじいさんも俺が生まれるまでは「絶対におじいちゃんとは呼ばせん!」って言ってたらしいんだが
俺が生まれた途端に写真を仕事場に持っていくほどの孫バカになったと聞いたことがある

それはともかく(;´Д`)ハァハァ
391名無しさん@ピンキー:04/02/17 18:18 ID:pSDS5CtX
age
392名無しさん@ピンキー:04/02/17 20:51 ID:qQlrvCka
うほっさん乙。
次はあなたが書いたリリーものを読んでみたいです。

リリー・エルザ・イルマあたりで。シチュはお得意なのを。
良かったら書いてやってください。
393名無しさん@ピンキー:04/02/18 04:47 ID:qNFd2oI6
>>315
>>316
ヘルミーナーとクリスで男性主人公で駄目だったの懲りてないね。
時代はやっぱり百合ですよ。ここには女性が主人公なのに百合はないの?
394うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/18 09:57 ID:XPa5Lkwl
>>392
お〜だ〜、承りますた!
ただ、その前にもう一本書きたいネタがあるので、それをうpしてから取りかかりまつ。

どっちにしても、人大杉解除後ですな。
395名無しさん@ピンキー:04/02/22 01:30 ID:iI2qCLyc
もう人大杉は解除された?
396名無しさん@ピンキー:04/02/22 01:46 ID:vLmpT7aG
やっぱリリーいいなー
シスカとの仲があやすぃ・・・。
397名無しさん@ピンキー:04/02/22 01:51 ID:ukkX++iY
>395
まだみたいだよ。

漏れはリリヴェルきぼん。
398名無しさん@ピンキー:04/02/22 02:16 ID:CwNERBr/
じゃあ漏れはヘートヴィッヒ×リリーをリクエストしよう
399名無しさん@ピンキー:04/02/25 18:35 ID:j76SkhKg
んじゃあリリー×ドルニエはどうか?
400名無しさん@ピンキー:04/02/26 08:13 ID:RiAhZ86p
サライ×アニスが良いなあ…って、百合はNGでつか?
401名無しさん@ピンキー:04/02/26 08:15 ID:RiAhZ86p
>>399
そのCPでリリー攻めは珍しくないですか?
402名無しさん@ピンキー:04/02/26 08:47 ID:qSt85zAN
>400
( ´ー`)。oO(個人的には百合推奨、むしろキボンヌ)
403名無しさん@ピンキー:04/02/26 16:03 ID:6v+yTl9E
リリー×テオ陵辱の続きをひたすら待っている。
404うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/02/26 21:25 ID:R6XEd1Lb
やっと2chブラウザを導入できますた・・・
しかし疲れた・・・

というわけで、SSは日曜まで待ってくだつぁい・・・
405名無しさん@ピンキー:04/02/26 21:36 ID:/BDHyuEM
>>404
いや、今までが凄すぎですよ・・・。
406名無しさん@ピンキー:04/02/27 01:13 ID:mNRHauXD
>399
なんか、ベッドに仰向けになってアンアン言ってるM男なドノレニエたんと、
その上に馬乗りになって鞭振ってる女王様なリリー想像しちゃった。
407名無しさん@ピンキー:04/02/27 14:07 ID:Q78wiffJ
オレは不能のドノレニエたんが、その暗い情熱を
錬金術の器具を使ってリリーにぶつける図を
想像しちゃった。
408名無しさん@ピンキー:04/02/27 15:46 ID:WfDGPdca
リリー×ウルリッヒ
リリー×ゲルハルトって出たっけ?

リリーは色んなやつとやりまくりですな。
409名無しさん@ピンキー:04/02/27 16:09 ID:CmKFV702
リリーはヤリマンです。
410名無しさん@ピンキー:04/02/27 18:07 ID:dAjWPUyN
初心なリリーにイルマやシスカが・・・ってのが俺は理想だな。
411名無しさん@ピンキー:04/02/27 21:11 ID:CmKFV702
神降臨の機運は整へり。後はただ待つあるのみ。
あなたです。そこのあなたのことですよ!
412名無しさん@ピンキー:04/02/28 01:29 ID:Y7Jhwj1c
初心なリリーがイルマやシスカに…されたあげく、
ヤリマンになってドノレエに乗っかるようになる、と。

SS書く場合、最初にカップリングと、
内容に「百合」、「陵辱」が含まれていたら、その旨を書いておいた方がいいですよね。
413名無しさん@ピンキー:04/03/01 07:47 ID:W3SGZxcy
ルイーゼさんの巨乳薬物レイプって
どこ逝ったら読めまつか?
414名無しさん@ピンキー:04/03/02 00:29 ID:GRmx8kvw
全スレの最後の方。
続きが読みたいなあ…
415名無しさん@ピンキー:04/03/02 00:30 ID:GRmx8kvw
全スレ→前スレ。スマン
ゲルハルトたんの育毛剤を探しがてら逝ってきます。
416名無しさん@ピンキー:04/03/02 00:58 ID:nwtjAn7Y
まえスレ派。いやどうでもいいけど。
417うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/03 13:46 ID:RkTcpVKO
恋のキューピッドV(1)

ごくり。
エリーは思わず息を飲んだ・・・
今、目の前に、すべての錬金術士のあこがれ、錬金術の総本山であるケントニスのアカデミーの門がある。
「ようやくここまで来た・・・!でも、ここからが新しい自分の始まり・・・」
エリーは今、輝かしい未来への大いなる一歩を踏み出した・・・

ザールブルグのアカデミーとは、また違った荘厳な雰囲気・・・
ロビーを往き交う人々も、皆輝いて見える・・・
「す、すごい・・・ここが・・・ケントニスのアカデミー・・・」
エリーはただ呆然と立ち尽くしていた・・・

その人たちの中に、ひときわ美しい金色の髪をした麗しき美女がいる・・・。
「あ、あの・・・、こんにちは!」
思わず見とれそうになるのを抑えて、エリーは挨拶した。
すると、その美女は振り返った。予想通り、いや、予想以上の美女だった。
「こんにちは。・・・あら?あなた、どこかで・・・」
その美女は考えるような仕草を見せると、やがてぽんっと手を叩いた。
「思いだした!あなた・・・確か、あたしが立ち寄った村で瀕死の病気に冒されていた子よね?
名前は確か・・・エルフィールちゃんだっけ?」
「えっ・・・?それって・・・?」
エリーは耳を疑った。まさか、あのときの命の恩人に、ここで出会えるなんて・・・
「で、では、あなたが、マルローネさん・・・?」
突然、エリーの瞳から涙がこぼれたのを見て、マルローネはびっくりした。
「ど、どうしたの?」
「あ、ありがとうございました!あたし、あなたにお礼がしたくて、ここまで・・・来たんです・・・」
「あらあら・・・」
エリーはマルローネの胸にすがって泣き始めた。そして、その頭を優しく抱きしめるマルローネ・・・
418うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/03 14:02 ID:RkTcpVKO
恋のキューピッドV(2)

「エルフィールちゃん・・・あたしはそんなお礼を言われるようなことはしてないわ。」
エリーが顔を上げると、マルローネはにこっと微笑んだ。
「だって、困った人がいたら、助けるのが当然じゃない。それに、それができる力を持つのが、
錬金術・・・そうでしょ?」
「でも、あたし・・・」
「しょうがないわね・・・ふふふ・・・」
マルローネは再び自分の胸に顔を埋めて泣くエリーの頭をそっと撫でた・・・

翌日・・・
エリーはベッドの中でふと考えた・・・
「マルローネさん・・・すごく綺麗な人だったな・・・」
思わずエリーの頬が赤くなる・・・
昨日はあんな恥ずかしいことをしてしまったが、あの姿勢でいると、なぜか不思議と落ち着いた気分になれた・・・
「マルローネさん・・・ちゃんとしたお礼がしたいな・・・」
エリーはすぐに飛び起きて、身だしなみを整えると、再びアカデミーへ向かった・・・
419うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/03 14:26 ID:RkTcpVKO
恋のキューピッドV(3)

「ほう・・・このアカデミーは、あなたには場違いなのではないでしょうか?」
「うるさいわねっ!マイスターランクはそんなに暇なところなの?」
マルローネとメガネの錬金術士が言い争っている。

しばらくして、エリーはマルローネに近づいた。
「マルローネさん、今の人って・・・?」
「ああ、嫌な場面を見られちゃったわね。あいつはクライスっていって、マイスターランクの研究生
なんだけど、あいつ、あたしの顔を見るたびに、嫌味をたらたらと言ってくるのよ!
あ〜っ、むかつくっ!」
エリーは言葉を返した。
「マルローネさん、あの人のこと、好きなんですね♪」
マルローネは飛びあがらんばかりに驚いた。
「なっ、何言ってるのよ!誰があんな奴・・・!」
マルローネは顔を真っ赤にした・・・
(そうだわっ!マルローネさんへのお礼は、これにしよっと♪)

「すみません!ちょっと用事を思いだしたので、今日はこれで失礼しますね!」
「えっ?ちょ、ちょっと・・・」
呆然とするマルローネを後目に、エリーは宿へと戻っていった・・・
「さあ、さっそく、準備開始!」

つづく
420名無しさん@ピンキー:04/03/06 07:51 ID:9Th3AauF
421うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/07 22:28 ID:HoVgRJxO
スマソ。続きが全然思いつかないので、もう少し遅れまつ・・・。
422名無しさん@ピンキー:04/03/08 00:03 ID:2jtZAiZX
>421
またーりとお待ちしております。

最近人少ないね。人大杉で入って来られないのかな?
423SS保管人:04/03/09 02:18 ID:kUidL2dd
職人の皆様、
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?
御自身のサイトで公開されている方もおられるようですが。

2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
424名無しさん:04/03/09 05:58 ID:mzHwiCgK
どーぞどーぞ
ついでに前スレも一緒にね
425うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/09 08:00 ID:GVZRyZux
>>423
よろしくお願いします。
426名無しさん@ピンキー:04/03/09 10:15 ID:JARHGvK3
前スレに二つほど落としています
『百合の工房』で・・・。
お気に召せばどうぞ♪
(って言っても私が本人だと言う証明にはならないんだけどな・・・)
427うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/09 14:29 ID:7ea2M8rX
恋のキューピッドV(4)

がさごそ・・・
さっそくエリーは自分の手荷物を漁り始めた。
「え〜っと・・・、あっ、あったあった♪これこれ・・・ふふふ・・・。」
エリーは薄ら笑いを浮かべた・・・。
「よし、この『死にまねのお香』と、それに『ガッシュの木炭』。この二つがあれば・・・」
エリーの頭の中で、恩返しのプレゼントの計画はすぐに練られた。
あとはただ、実行あるのみ・・・

「マルローネさん、こんにちは!」
エリーが元気よく挨拶すると、マルローネはにこっと挨拶した。
「こんにちは、エルフィールちゃん。どうしたの、そんな楽しそうな顔して?」
「うふふ。実はですね、マルローネさんに、あのときのお礼がしたくて、プレゼントを用意したんです。」
「えっ?そ、そんな!あたしはお礼目当てにやったわけじゃないわ!」
「いいえ、マルローネさんがそうでも、あたしはお礼をしないと気がすまないんです。受け取っていただけますか?」
「えっ?そ、そう?それじゃあ・・・でも、何か悪いなあ・・・」
マルローネは照れ臭そうに頭をポリポリ掻いた。
「で、マルローネさん、今からあたしの宿の部屋に来ませんか?」
マルローネはしばらく考え込んだ後、にっこりと微笑んだ。
「わかったわ!じゃあ、後で行くから、待っててね♪」
「わあい♪じゃあ、楽しみにしてますね!」
エリーはマルローネに挨拶して別れた後、その足でクライスの元へ・・・
428うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/09 14:51 ID:7ea2M8rX
恋のキューピッドV(5)

「クライス先輩、こんにちは!」
「おや?あなたは確か・・・、エルフィールでしたよね。こんにちは。」
マルローネには冷たい態度を見せるクライスも、かわいい後輩に対しては穏やかな表情で挨拶を返す。
「先輩、あたしの名前を知ってるんですか?」
エリーの驚きに、クライスは平然と答える。
「ええ。あなたはザールブルグでも有名人ですからね。そのうわさはここケントニスにもはるばる伝わってきてますよ。
何でもイングリド先生の優秀な愛弟子で、私の妹弟子でもあるとか。それに・・・」
「それに?」
「あなたが入学してから、ザールブルグの総人口が2倍になったとか。しかも、出産ラッシュで街の教会が連日大混雑と、
そう聞いてますよ。」
「ははは・・・」
エリーは苦笑した。
「それで、私に何の用です?」
クライスの質問に、エリーはこう切り出した。
「あの、実は、マルローネさんから、仲直りをしたいから、クライスさんを連れてくるように言われたんですけど・・・」
「ほう・・・」
クライスはしばらく考え込んだ後、エリーにこう告げた。
「わかりました。すぐに行きましょう。では、案内してください。」
「わっかりましたあっ!」
エリーは張り切って答えた。
429うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/09 15:24 ID:7ea2M8rX
恋のキューピッドV(6)

エリーの部屋の前で、二人は偶然会った。
「あれ?何であんたがここにいるのよっ!」
「何って、人聞きの悪い・・・。私は、あなたに呼ばれてここにきたのですよ?」
「えっ?あたし、あんたのことなんか、呼んでないわよ?」
「おかしいですね・・・。エルフィールさんから、そう聞いたのですが?」
「・・・・・・!まさか、あの子・・・・・・!」
マリーはすぐさまドアをどんどん叩いた。
「ちょっと、エルフィールちゃん!これはいったいどおゆうこと!?開けなさい!」
すると、中からエリーの暢気な声がした。
「どうぞ〜♪開いてますよ〜、お入りください♪」
その声を合図に、マルローネとクライスは部屋になだれこんだ。
「ちょっと!これはいったいどういうこと!?あたしの名前を使ってクライスまで呼び出すなんてっ!」
エリーがにこっと微笑んだ。
「こういうことです♪」
エリーは、マルローネの鼻先で『死にまねのお香』の蓋を開けた。
すると中からもわもわと煙が立ち込め、部屋じゅうに充満する。
マルローネとクライスはまたたく間に意識を失った・・・。
ただ一人、『ガッシュの木炭』を鼻につめていたエリーは無事だった。
「くっさ〜!でも、これで第一段階は成功ね♪続いて第二段階は・・・」
エリーは二人をベッドの上に上げると、一枚一枚丁寧に二人の着衣を脱がしていく・・・
マルローネとクライスは全裸になったまま、並んで眠っている・・・。
「わあ♪マルローネさんって、せくしい♪」
足のほうからマルローネの裸体を見上げたエリーは、ふとそうつぶやいた。
「それでは二人とも、ごゆっくり♪」
エリーは二人の着衣を持ったまま、部屋の外に出た。
430うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/09 15:42 ID:7ea2M8rX
恋のキューピッドV(7)

「困った子ね・・・」
エリーが部屋を出た後、マルローネはすぐにむくっと起きた。
「何をするかと思えば・・・やれやれ・・・」
クライスも体を起こす。
二人とも、エリーが服を脱がしている間、ずっと起きていたのだ。
マルローネもクライスも高位の錬金術士である。そんな彼女らがこのような初歩的な術にかかるはずもない。

マルローネは、テーブルの上に置き手紙があるのに気づいた。
開けてみると、そこにはこう書いてあった・・・。
『あのときのお礼に、至福の快楽をプレゼントします。思う存分、味わってくださいね♪』
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
二人は何も言えず、ただ呆然とするばかりであった・・・。
「・・・マリーさん、取りあえず、彼女の厚意に甘えてみませんか?」
「・・・・・・もう・・・・・・クライスまで・・・・・・」
そう言いながらマルローネはクライスに抱きつき、そのままベッドに倒れこんだ・・・

すいません、今回はここまで(ぉ
431名無しさん@ピンキー:04/03/09 19:38 ID:9MZkFjxk
続き待ってマス
432名無しさん@ピンキー:04/03/12 01:49 ID:TGOTc/nE
>>423の保管庫に飛べないのだが・・・
433名無しさん@ピンキー:04/03/12 02:02 ID:jjZtlecR
>>432
鯖の渋滞らしい。
何度もリロードして突破すべし!
434穢れた力:04/03/12 03:10 ID:sGcrG2Id
>423
SS保管人さん、乙です。

ユーディーのアトリエロSS(1スレ目) に載せた、
 27-34 借金なんてきらい!
 91-97 貴婦人のたしなみで魅了する話し
 157-163 UDたんが自分でする話し
 209-216 ラステル×UD
 256-261 妖精さん達×UD
 294-302 UD羞恥プレイ
これ以外のSSを保管して下されば嬉しいです。
勝手を言って申し訳ありませんが、よろしくお願いします〜。
435名無しさん@ピンキー:04/03/13 00:43 ID:mFOuWNJ4
なかなかつながらないな。リロードリロード
436名無しさん@ピンキー:04/03/13 01:02 ID:AwwKJPBt
>>435
ちなみに、このスレのSSはまだ収録されてないのだがw
437名無しさん@ピンキー:04/03/13 22:06 ID:rGsZsmfi
ここは野郎向けと婦女子向けとどっちが需要多い?
438名無しさん@ピンキー:04/03/13 22:20 ID:iDDArHn0
SS保管人氏へ

拝見した所過去スレへ遡っての収蔵は行われていないようですが、
もし行うのでしたら

ユーディーのアトリエロSS
170-178
221-229
263-270
279-285
306-315
321-330
593-608
657-661

アトリエロSS・part2.5
12-18

以上の作品は収蔵を遠慮させて頂きたく思います。
勝手ですがお聞き入れ頂ければ幸いです。
439名無しさん@ピンキー:04/03/16 01:46 ID:9K/6kEX0
>437
 レスとか見てると、婦女子比率はけっこう高いような気がする。

秋に開催予定だった、アトリエとかのイベント中止になったのな(´・ω・`)
440名無しさん@ピンキー:04/03/16 13:50 ID:8Jld96xF
>>437
需要でいうなら圧倒的に野郎向け。
腐女子は801板がちゃんとあるでわないか。
441名無しさん@ピンキー:04/03/16 15:36 ID:SeAAVKjk
えー、そういう意味だったんか?
鬼畜や陵辱とかが野郎向けで、純愛とかは女向け・・・と、そう言うのだと思ってた。
801な腐女子は問題外だろ。
442名無しさん@ピンキー:04/03/16 19:22 ID:YCEcbamA
>>441に半分くらいドウーイとゆーか、普通にリリカル(?)なお話が
好きな野郎もいるだろうけど、微妙にカプや視点が違うー。
オナゴが萌えるスタンダードなカプのウキドキメモリアルなお話は、
意外に少ないかもね。甘酸っぱくてこっぱずかしいような、
やけに初々しい恋愛絡みのエロとか。

でも「腐女子」ときたら、801好きオナゴたちを指すような…
ただモホーもズレーもあかんオナゴもおるよ、多数派かどうかは
知らんけど。
443名無しさん@ピンキー:04/03/16 21:26 ID:JzDPfl05
不女史だけどモホーもズーレもイヤイヤです。

乙女はやっぱり、健全な男女のエロがお好みです!


できればナンチャッテレプモノが読みたいかなと…
444名無しさん@ピンキー:04/03/16 22:46 ID:fGIUAyXp
私も扶助子だけど、アトリエに関しては男女カプ推奨
TUーKA、アトリエサイトで801なんか置いてるとこあるのか?
ここですら見たことないのに。
445名無しさん@ピンキー:04/03/16 23:09 ID:F2MmsqE9
アトリエは百合カプが萌え
漏れが男だから、そう思うのかもしれないが
446名無しさん@ピンキー:04/03/16 23:16 ID:AjZuseIt
っていうか、
腐女子が萌えるのって、もっと男キャラが目立ってる作品じゃないのか?
447名無しさん@ピンキー:04/03/16 23:29 ID:0/QKlmS5
>>446
グラップラー刃牙とかか。確かにあれは殆んど男ばかりだ。
448名無しさん@ピンキー:04/03/16 23:56 ID:fP3fErIO
このゲーム自体は女性向けみたいですね。
次回作の主人公が男になっちゃったけど。
449名無しさん@ピンキー:04/03/17 00:00 ID:qiMD8cDQ
>>448
それでライバルの美形男が出てきたら腐女子も興味を持つんじゃね?
450名無しさん@ピンキー:04/03/17 01:03 ID:W1dhAhMY
腐女子ですが、鬼畜や陵辱や甘酸っぱ、801も百合も好きです。
多分そんな私は少数派ではないかと思います。
(ここは801板じゃないからそっちの話しはしないけど)

>448
マリーのアトリエが出た時に、ゲーム誌とかで
「女性でも遊べるゲーム」みたいに紹介されてた記憶が。
確かに、主人公が女性、と言う事で感情移入はしやすかった。
451名無しさん@ピンキー:04/03/17 01:29 ID:QBldGenr
風の噂で聞いたのだが、騎士カポーのモーホーがあるらしい… TU-KA、キャラもの(パロであるか、ないかに関わらず)のは百歩譲るが、実在の人物でやるのは止して欲しい… 現物をネットサーフ中に見つけて、気を失ったさ…
452名無しさん@ピンキー:04/03/17 01:55 ID:VnC6rD3o
>451
騎士カポー=アレ×隊長
ウホッ…
453SS保管人:04/03/17 02:37 ID:/AKX0UUA
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html

収蔵が完了しました。
「ゲームの部屋その4」へどうぞ

>>434
指示されたものは除外しました。

>>438
どのスレも過去スレに遡って収蔵しておりますが、抜け落ちているスレがあったのでしょうか?
指示された作品は除外しました。
454名無しさん@ピンキー:04/03/17 02:46 ID:J5dC+aQO
保管人さまお疲れさまでした。
455(へぼ)ヴェルリリ ◆jHCuM/6C1s :04/03/17 03:23 ID:J5dC+aQO
なんか話しの流れを遮ってあれですが・・・
思いつきで書いたので投下します


微かな音声が戸口の隙間から漏れて空気に溶け込んだ。
雑貨と看板を掲げた店の階上へと続く煤けた木戸は固く閉ざされている。
その閉ざされた扉の前に誰かが立ったならば、若々しい音色のすすり泣くような調べを聞いたかもしれない。

「ああっ ヴェルナー……」
二階の一室で、大きな事務机に縋りつくようにして、かろうじて全身を細い腕に支えている少女、リリー。
その背中を覆うように。彼は立っている。まるで華奢な体躯をすべて奪ってしまうかのように。
「はあっ……!」
リリーが頤を反らしてのけぞった。太くもなく細くもない腕は、後ろから彼女のスカートの中をまさぐっていた。
「どうしたんだ リリー?」
彼――ヴェルナーはにやにやと意地の悪い笑みを浮かべる。いつもの、意地悪な顔。
「はあっ……は……あっ……」
「そんな声出しちまって、お前 ほんとにイヤらしい体してるんだな」
「あふっ! ひあっ!!」
リリーはたまらず肘を着き、机に倒れ込むように寄り掛かった。女の”核”を摘まれた体はもう腰が立たなくなっていた。
「ここなんかもうビチョビチョじゃないか。見てみろよ リリー、おツユがこんなに溢れかえってるぜ」
「いやあっ……ヴェルナー言わないでぇっ……!」
肌を紅に染め、荒く息を吐きながら、リリーは必死にかぶりを振る。
だが、そんな彼女を嘲笑うかのように、ヴェルナーの指はピチャピチャと淫猥な音を響かせて、
内股を滴る液体はますます繁く、滝のように溢れて太ももを伝わり落ちていった。
456 (へぼ)ヴェルリリ ◆jHCuM/6C1s :04/03/17 03:27 ID:f92qhrGV

「ああっ……もう、許してよお……」
か細い喉笛が上下して、リリーの震えるような、今にも泣き出しそうな声を奏でた。
気が狂いそうな焦燥
頭の中が灼け焦げてしまいそうな愉悦
それは激し過ぎる血潮のたぎりとなって、リリーを、逃げ場のない場所へと追い込んでいく……。
「お願い……もうっ……」
「もう、何なんだ?」
「――――!」
リリーの顔が俄かに上気する。か細いうなじがわなわなと震えだした。
「だから、もう、何だって?」
「人で……なし……」
弱弱しく睨め付けるヴェルナーはそ知らぬ顔で、例の意地悪い微笑を浮かべていた。

その指先はリリーの花園を浅く散策して、蜜のつぼみをいっそう艶やかに潤おしている。
それが不意とつぼみの先端に触れる度、リリーの胸を鋭い刺激が刺し貫いて、
下はじゅんと女の部分が水気を含んで湿っていった。
457 (へぼ)ヴェルリリ ◆jHCuM/6C1s :04/03/17 03:33 ID:f92qhrGV

「ああ……もっと……」
「もっと……何だ?」
意地悪くヴェルナーの動きが止まった。
「どうした、はっきりちゃんと言わねえとやめちまうぞ リリー」
「……もっと……欲しい……」
「何が欲しいんだ? ちゃんと言ってみろよ」
体がか細く震えだして。リリーは絶叫した。
「もっと、もっと私の其処を弄って欲しい! 私のあそこを虐めて欲しい……!
私もう、イキたいの! ヴェルナーに私の其処を弄られてイキたいのよぉっ!!」
「よく、言えたな」
ヴェルナーの指の動きが一気に加速した。
人差し指と中指を亀裂の中に滑り込ませると、親指で激しくクリトリスを擦り上げる。
「ひいっ! ひあああっ! 駄目ぇっ! 駄目になっちゃう! 駄目、駄目ぇ――っ!
あっあっあっ ああああああああああっ!!」
リリーの体が一際大きく仰け反った。ビクンビクンと波が寄せては引くように痙攣しはじめる。
其処はもう洪水のように溢れて、床にちょっとした水溜りさえつくっていた。
ヴェルナーの視線を浴びながら、リリーの意識は大波にさらわれたように、愛液の海の底へと沈みこんでいったのだった。

458名無しさん@ピンキー:04/03/17 21:00 ID:luKpS4iK
ごち。
459穢れた力:04/03/18 00:13 ID:SzxMEV8K
SS管理人様、乙です。ありがとうございました。
アトリエの他にも、個人的に萌えジャンルがあったので(;´Д`)ハァハァです。
460名無しさん@ピンキー:04/03/18 12:47 ID:34i/vJon
カップリングはザールブルグとグラムナートでは、どっちのが需要高いの?
461名無しさん@ピンキー:04/03/18 17:04 ID:E2xNnGph
マリー、エリー、リリーの3作がいいな。
ゲーム自体もおもしろかったし。
462名無しさん@ピンキー:04/03/18 18:56 ID:TCvLqyin
アトリエは山形氏の時代にはほぼ完成形に到達してしまったからね。
あれをさらにいじるとどんどん歪になっていく気がしないでもない。
続編を出さないといけないソフトハウスのジレンマではあるなあ。
463名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:28 ID:/sL3Uf6o
もう一度初心に帰ったアトリエを作ってほしいもんだ・・・。
できればマリー、エリー、リリーの続編で、新しい調合方とか入れずに。
漏れの萌えキャラトリオ・・・。
464名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:47 ID:HZjntYZx
初めてプレイしたのがリリーなので思い入れあるな・・。
あのストーリーを膨らましたものを作ってほしい
リリーの服装はキてる
465名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:50 ID:RJuLH5JJ
ものいぢりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!!!
466名無しさん@ピンキー:04/03/19 07:50 ID:88kEx7/F
どうせ冒険モノにするなら、脳改造前ヘルミーナ(リリー終了+1年:16歳)の
リリー先生探索ネタでやってくれれば良かったのに…
467名無しさん@ピンキー:04/03/19 17:51 ID:4IKcwr6E
つうかもまいらイリス買いまつか?
漏れはちと様子見…モウチガウヨ、コレ_| ̄|○
468名無しさん@ピンキー:04/03/19 23:33 ID:teZ3gsid
発表見た時はカワネーヨと思ったが…結局儲だからなー。
リイタの外見はヴィオと被ってて萌えない。猫娘もとってつけたようだしな…
なのにちょっとワクワクして更新待ちする俺_| ̄|○
469名無しさん@ピンキー:04/03/20 12:56 ID:Dez/LiAY
飛鷹が漫画描いたら買うかもしれない_| ̄|○
でもスパロボと被るからなぁ。
470穢れた力:04/03/21 00:31 ID:VTNdb9OY
フタバたんの画集(ラフとか、ラクガキ集めただけでもいい)が付いてたら買う。
オルゴールは正直イラネ。
と言うか、ヴィオ限定版のマスコットも、使い道無くて箱の中に眠ってるよ。
(使うのがもったいない、という説もある)
471名無しさん@ピンキー:04/03/21 01:01 ID:ou9PQ9Et
特典はほどほどにして、ゲームに力入れてホスィ。でも買います。
472名無しさん@ピンキー:04/03/21 22:37 ID:40/L8oVY
買うかなぁ・・・。
信者だから買うかなぁ・・・。
でもやるかなぁ・・・?
クリアまではやらないだろうなぁ・・・。
473名無しさん@ピンキー:04/03/21 23:42 ID:SgxyZzpI
クレインは、テオ依頼の受けキャラになる予感。
猫娘×クレインきぼん(;´Д`)ハァハァ
474名無しさん@ピンキー:04/03/22 00:33 ID:Y8n3UqZZ
クレインて、わがままな妹がいる弓使いじゃないよなあ?
475名無しさん@ピンキー:04/03/22 00:56 ID:qRH9FL0Q
>473
以来を依頼と書いてしまう所がアトリエっぽいな。
476名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:42 ID:zaB7qQQx
ダグのような態度の悪い香具師でなければよいが>クレイン
477名無しさん@ピンキー:04/03/25 00:43 ID:ooO5lk8/
hosyu
478名無しさん@ピンキー:04/03/28 00:20 ID:IInfPBvE
グラムナートも萌え、
好きだからこそもう手を加えてほしくない(ザールブルグ)
は少数派ですか(´・ω・`)

イリスは眼鏡の兄ちゃんが好みだったせいか、
とたんに楽しみになった。
479名無しさん@ピンキー:04/03/30 23:34 ID:YYNvbE+3
保守る
480うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/03/31 18:09 ID:UC3bkaTK
う〜ん、続きがうまく書けない・・・
どうしてもありきたりになってしまう・・・
もうしばらく時間をくだされ。
481名無しさん@ピンキー:04/03/31 19:17 ID:iXzBgBr2
>>480
がんがれ。
待ってます。
482名無しさん@ピンキー:04/04/05 21:02 ID:nZh1j8Bp
定期age
483名無しさん@ピンキー:04/04/05 21:03 ID:nZh1j8Bp
と思ったらいつもの癖でsageてた。


職人降臨を願ってage
484インキュバス:04/04/07 11:05 ID:3iAZzcQk
人大杉・・・
485名無しさん@ピンキー:04/04/07 23:19 ID:z2p/R6yE
これを期に専ブラ導入を勧めたい
486名無しさん@ピンキー:04/04/09 22:26 ID:gfmYp3y7
ネ申まだかなー
487名無しさん@ピンキー:04/04/10 00:18 ID:XD0TjYk7
>486
リイタ発売に向けて、英気を養っていると思われ。

書きたいけど、ネタが全然思いつかない…
488名無しさん@ピンキー:04/04/14 05:28 ID:+k0J/7dx
初めてココに来るんだが・・・。
もののけの鈴音たんのSSって無いのでしょうか?
489本スレに誤爆したパンツ馬鹿:04/04/15 00:00 ID:f/JzZoBm
セクースしなくていいんでリィタたんのおパンツに
変態的に固執した愛のエロSSをきぼん

490名無しさん@ピンキー:04/04/15 08:26 ID:KZVQUC+k
>>488
スレが無い作品のエロSSを書くスレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1052910677/155-181
にあったよ

スレが無い作品のエロSSを書くスレ 2 (現行スレ)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076217352/l50
491名無しさん@ピンキー:04/04/18 22:16 ID:varav35L
世間じゃ新作が出るっていうのに今更・・・
ヴィオの兄妹萌えが止まりません。

人としてちょっとどうかと思われる荊の道・・・
492名無しさん@ピンキー:04/04/18 23:37 ID:2Ty7qE9S
>491
全然荊じゃないので安心汁。
自分に不安だったら、萌えをSSに昇華させて、ここに投稿するという道もあり。

兄妹いいよね。(;´Д`)ハァハァ
493うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/20 19:02 ID:3d5oHycG
>>430続き 恋のキューピッドV(8)

激しくもつれあって、ベッドに倒れこむ二人・・・

「マリーさん、あなたはいやらしい、実にいやらしい!」
マルローネの大きな胸のふくらみに顔を埋めて、クライスが叫ぶ。
「な・・・、何よ・・・!」
「私に触られて、ほら、こんなにどきどきしています・・・」
胸をつかむクライスの手から、マルローネの鼓動が伝わる・・・。
そのままクライスは手のひらをぐいぐい動かして、揉み始めた・・・
「・・・やわらかい・・・、しかも、すべすべだ・・・」
「・・・あ・・・そんなことされたら・・・あた・・・し・・・あんv」
やがて彼の手のひらは、舌に取って代わられた・・・
先っぽの赤いつぼみをついばみ、舌で転がす・・・
「いやあん・・・v」
「あなたの体つきも、実にいやらしい・・・」

マルローネの胸の谷間から、クライスの顔が覗いた。
「クライス・・・どうしたの?いつもは、嫌味ばっかりなのに・・・」
クライスは照れたように、視線を宙に浮かせた。
「本当に美しいものを目の前にしては、嫌味を言う気にもなれません・・・」
マルローネの顔が真っ赤になった・・・
(クライスも、あの嫌味がなければ、あたし好みのいい男なのに・・・)
(マルローネさんも、もう少し落ち着きがあれば、すごく素敵な女性なのに・・・)
お互いの想いを唇に乗せて、今、二人の唇が重なり合う・・・

つづく
494名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:51 ID:YYk4gSS0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!!!
正座して続き待ってます。
495うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/21 12:27 ID:eK7By81v
>>493続き 恋のキューピッドV(9)

「ん・・・・・・」
マルローネの舌を、クライスの唇が挟みこんで、ちゅーっと吸うように舐める・・・
「む・・・むぐ・・・」
マルローネの舌が無理矢理クライスの唇をこじ開けると、その中にある彼の舌に絡みついた・・・
(もう・・・離さない・・・)
二人の舌が絡み合って離れない。まるで二人の心のように・・・

そのままクライスの腰が、マルローネの両足の間に滑りこんできた・・・。
マルローネの秘部に固いような、しかしやわらかいようなこりこりしたものがぶつかった。
(これは、もしかして・・・)
マルローネに考える時間も与えずに、それはマルローネの秘裂に分け入ってくる・・・
「ひあっ!」
脳天に強烈な一撃を食らったような感触に、マルローネは思わず唇を離した。
「ああああああ・・・」
「マリーさん・・・くっ・・・うう・・・」
今、二人の間に、絞り取られるような快楽が吹きぬける・・・
496うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/21 12:46 ID:eK7By81v
恋のキューピッドV(10)

「マリーさん、動かしますよ・・・」
クライスの腰が動き始めると、マルローネは激しく身をくねらせる・・・
「ひあっ!ふああっ!くあっ!」
クライスの茸の傘がマルローネの膣壁を強くこすると、ますますマルローネは身体を真っ赤にして悶える・・・。
その二人の結合部からは、次から次へと腋が泡だってしみ出てくる。
「うああっ!うあああっ!」
クライスも思わず叫び始めた・・・

二人の本気のSEXに、帰ってきたエルフィールも思わず魅入ってしまう・・・
「す、すごい・・・。こんなに激しいなんて、思いもしなかったわ・・・」
エルフィールの存在に気づかずに、二人はただひたすら男と女になっていた・・・。
いや、オスとメスになっていた・・・。
「クライスううううぅぅっ!!!もっと!もっと愛してえっ!!!あああああっ!!!」
「マリーさん!・・・マリーさん!愛してますううううっっ!!!うっ!うううっ!」
「ああああああああっ!!!あたしの中に、入って・・・くるううううううううっ!!!」
突然、二人の結合部からしみ出す腋が、白く濁った液体に代わった・・・
そのまま、二人はぐったりと横になった・・・。
「お二人とも、本当は、誰よりも、お互いのことを愛しているんですね・・・」
エルフィールは少しうらやましい気持ちで、二人の寝顔を見つめていた・・・
497うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/21 13:01 ID:eK7By81v
恋のキューピッドV(11)

ケントニスで意気投合したマルローネとエルフィール・・・

二人はザールブルグに戻り、二人でアトリエを経営することになるのです。

「マリーさん、この間受けたコメートの依頼はOKですか?」
「もちろん、ばっちりよ♪エリーの特効薬のほうはどう?ばっちり?」
「はいっ!」
「ほぎゃあ!ほぎゃあ!」
「あら、もうこんな時間!赤ちゃんにミルクをあげないと!」
「うふふ♪かわいいですね♪」
「もう!誰のせいで、こうなったと思ってんの?」
「いいじゃないですか。本当に好きな人との間に出来た赤ちゃんなんですから。」
「そ、そりゃそうなんだけどね・・・。ところでエリー。」
「はい、何ですか?」
「エリーには、好きな人はいないのかなあ〜?」
「そ、それは・・・」

今日も二人(+一人)の元気な声が聞こえてきます・・・♪

おしまい
498名無しさん@ピンキー:04/04/21 23:45 ID:3Bu58Cjy
ゲーム板落ちてるっすね。
499名無しさん@ピンキー:04/04/23 17:17 ID:mRhGb0Qc
いいなぁ、赤ちゃんオチ。こういうの大好きだ。
500名無しさん@ピンキー:04/04/25 00:26 ID:QVmW+kFU
ロード×ヴィオものです。
凌辱ネタが入ってますが、そのシーンは無きに等しく、どっちかといえば純愛ネタ…のつもりです。
それでもいい人だけ読んでください。
痛いネタであることは変わりないですが……

それからSS保管人さん。諸事情がありますので、保管庫へは掲載しないでください。
501:04/04/25 00:30 ID:QVmW+kFU
「バルテル…………ヴィオの具合は、どうなんだ?」
村はずれの丘で、ロードフリードが思いつめた表情で、バルトロメウスに問いかけた。
その顔色にはっきりと心労がみてとれるバルトロメウスは、気だるげに頚を横に振った。
「……駄目だ。今のあいつは……とてもおまえに会わせられる状態じゃねぇ……」
自分の顔を見ようとしないバルトロメウスに、ロードフリードは声を荒げた。
「何故だ!?あれからもう一ヶ月は経とうとしてるんだぞ!俺の気持ちは今も変わらず、ヴィオを大切な恋人だと思っている!誰よりもヴィオのそばにいて、ヴィオを支えてやりたいのに、何故それができないんだ!!」
射るようなロードフリードの視線に、バルトロメウスはゆっくりと憐れみに似た眼を向けた。
「……だからそれなんだよ……おまえが以前の、実の兄同然の幼馴染のままだったら、ヴィオはおまえに会ったかもしれない……でも、今のおまえはヴィオにとって、一番恐ろしい“男”という生き物なんだ……盗賊どもの巣窟で、何十人もの男たちに犯されたあいつにとっては……」
口に出した自分の言葉に、バルトロメウスは唇を強く噛み締めた。
「…………」
やり場の無い憤りに肩を震わせ、ロードフリードも拳を握り締める。
事の発端は、テュルキス洞窟付近で「マッセンの騎士」らしい人物をみかけたという情報を、ヴィオラートがホーニヒドルフの酒場で聞きつけ、それをカタリーナに知らせたことから起こった。
ヴィオラートはカタリーナと、街で雇用したミーフィスとともに、問題の場所へと向かったのだ。
502:04/04/25 00:33 ID:QVmW+kFU
錬金術士としても、冒険者としても成長し、攻撃アイテムや回復アイテムを充分に装備しており、頼もしい仲間たちを雇用していたヴィオラートは、敵と遭遇しても負ける要素はひとつも無かった。
そう、道中の森でカタリーナが、長い黒髪の男の後姿を目にし、彼を追ってヴィオラートたちから離れなければ。
そして彼女を心配して後を追ったヴィオラートが、竜ごろしでへべれけに酔ったミーフィスのそばに、アイテム籠を置いてさえいかなければ……
男を見失って、元の場所に戻ったカタリーナは、彼女がヴィオラートを伴って帰らなかったことに、驚きあわてるミーフィスを見つけることになる。
祈るような思いでヴィオラートを捜し求め、敵をなぎ払いつつテュルキス洞窟へと潜入したカタリーナとミーフィスは、その地下で最悪の予想が、最悪の現実になった場面を目の当たりにした。
下卑た盗賊の男たちが傷だらけのヴィオラートの手足を押さえつけ、うつろな瞳の彼女を思うさまに嬲っている光景を。
逆上した彼女らはその場にいる男たちを残らず斬り、頭蓋骨ごと叩き伏せたが、騒ぎを聞きつけた盗賊の仲間が大挙して駆けつけ、多勢に無勢となるところを、一瞬正気に返ったヴィオラートが脱出ほうきを使い、危うく難を逃れることが出来たのだ。
だが、気力を使い果たしたヴィオラートは昏睡状態となり、カタリーナとミーフィスは盗賊たちへの報復よりもヴィオラートの身の安全を優先して急遽カロッテ村へと帰還したのである。
盗賊たちの手から逃れてすぐ、カタリーナたちはヴィオラートの持参していた究極の回復アイテム「エリキシル剤」などを使い、ヴィオラートの身体の傷は癒すことができたが、精神の方はいまだに回復の兆しを見せていない。
503:04/04/25 00:43 ID:QVmW+kFU
「ヴィオのことはカロッテ村の住人じゃおまえにしか話してないが、事情が事情なだけに竜騎士隊のローラントには知らせた……憲兵として事情徴収に来たローラントの顔を見て、ヴィオは怯えて泣き出しちまった……
同じ部屋に、俺もカタリーナもいたってのに……おっさん、かなりショック受けてたみたいだったぜ。いままで無邪気に懐いてきた、笑顔のヴィオしか見たことなかったからな……」
ロードフリードには、そのときのローラントの心境が痛いほど理解できた。
あのヴィオラートが自分に恐怖する様を見たら、きっと男に生まれてきたことを呪いたくなるだろう。
今のヴィオラートが側に寄せられる男性は、遠い国にいる父親を除けば実の兄バルトロメウスのみであった。
ヴィオラートを性的な対象として意識しない、無条件で護ってくれる存在。
少し前までなら、ロードフリードのこともそう認識できたかもしれないが、彼がヴィオラートに想いを打ち明けてからは、ヴィオにとって彼は異性として最も意識される存在になってしまっていたのだ。
「いつも、夜になるとヴィオは悪夢にうなされてる……ひどいときには俺も跳ね起きちまうくらいの叫び声で、
『助けて、お兄ちゃん!助けて、ロードフリードさん!』て言ってな……俺がヴィオの名前を呼びながら揺り起こすと、やっとほっとした顔で、俺の胸にすがり付いて泣きじゃくるんだ……」
ヴィオが無残な目にあっていたときに、自分の名を呼んでいたらしいことは、ロードフリードの心を更に打ちのめした。
本当に大切な存在を護れなくて、どうして自らを騎士といえるだろうか。
せめてこの腕にヴィオを抱きしめて、その傷心ごと包んでやりたいとどんなに望んでも、それはロードフリードには許されないことなのだ。
504:04/04/25 00:48 ID:QVmW+kFU
「最悪なのは、あいつ、ぜんぜん食べ物をうけつけない……とくにミルクとかシチューとか、消化のよさそうな白っぽい液体は見ただけで泣き出すし、あれだけ好物だったニンジンも蒼ざめて顔を背けちまう……
いまのヴィオが口に出来るのは、純粋な水とアイゼルさんが作ってくれる香りのいい、透明な青い水薬だけだ……それすらも吐いちまうときは、どうしたらいいのか本当にわからねぇ……」
泣き出しそうに顔をゆがめて俯いてるバルトロメウスは、ロードフリードの目に新たに宿った狂おしい光に気づかなかった。
男である彼らには、ヴィオラートの身に起こったことがまざまざと想像できて、あまりにもつらすぎた。
「あのコロコロしてお日様みたいに笑ってたあいつが、今じゃすっかりやせ細って、日陰のしおれた花のようだ……こんなのって、こんなことってあるかよっ!ちくしょう!!」
バルトロメウスはロードフリードに背を向けて、傍らの樹に思い切り拳を打ちつけた。
その震えている語尾が、彼が泣いていると告げていた。
「畜生!ヴィオに触れやがった人間の皮をかぶったケダモノども、一人残らずはらわたつかみ出して、その口に押し込んでやりてぇよ!!」
いままでよほど感情を内側に押し込めていたのだろう、バルトロメウスは唯一にして最大の理解者である幼馴染の前で、やるかたない心の叫びを吐き出した。
だが、バルトロメウスはまだいい。少なくとも苦しんでいるヴィオラートのそばにいてやれるのだから。
バルトロメウスと同じかそれ以上に、ヴィオラートを大切に護ってきたロードフリードは、彼女に近づくことも出来ない現状に気が狂いそうだった。
505:04/04/25 00:50 ID:QVmW+kFU
肩で大きく息をついたバルトロメウスは、拳で顔をぬぐってからロードフリードの方に振り向いた。
「……すまねぇ、おまえもつらいだろうに、情けないこと言っちまって」
「……いや、気にしなくていい」
「ヴィオが少しでもよくなってきたら、真っ先におまえに知らせてやる。だから、今はまだ、あいつをそっとしてやってくれ……」
「ああ、頼むよ……それと、ヴィオに伝えてくれ。俺の気持ちは、ずっと変わらない、今も、これからも君を想い続けていると」
「……わかった」
去っていくバルトロメウスの後姿は、普段のふてぶてしさがすっかりなくなって、悲哀に満ちていた。
彼の姿が見えなくなってから、ロードフリードも村の方へと足を進めたが、その双眸には底知れない激情が揺らめいていた。

506名無しさん@ピンキー:04/04/25 00:52 ID:QVmW+kFU
続きます。
かなり長い上に、エロは終盤以降になる予定ですので、
それが気に入らない人はスルー推奨です。

507名無しさん@ピンキー:04/04/25 05:57 ID:tFPueW+a
ようやく大杉解除!
508:04/04/26 02:57 ID:LPreyUsN
ヴィオラートがテュルキス洞窟に行く少し前に、ロードフリードは彼女に長年の想いを告白していた。
もの心ついた頃から、好意を抱いていた少女。
ロードフリードにとって、心の奥底から温かいものを与えてくれる大切な存在。
あどけない少女から美しい女性へと成長するヴィオラートを見守っているうちに、彼女を求める気持ちが次第に大きく膨らみ、これ以上は黙っていられなかったこともあるが、
錬金術に夢中になっている彼女が、いつか自分の手が届かない場所へと行ってしまいそうな焦燥を感じていたのだ。
しかし、はにかみながらもヴィオラートは彼に、自分も幼いころから彼のことを想っていたが、自信が無くて言い出せなかったと打ち明けてくれた。
あまりの嬉しさに、ロードフリードはヴィオラートを抱きしめて口付けようとしたが、彼女は困った顔をしてやんわりと彼を押しとどめた。
不安そうな顔をするロードフリードに、ヴィオラートは親友のブリギットも彼のことを想っていて、彼女に自分たちのことを話して認めてもらうまでは、まだ彼とは友達のままでいたいと告げたのだ。
そんなヴィオラートの思いやりを、なによりいとおしく感じたロードフリードは彼女の気持ちを尊重し、その場は彼女の額に唇を触れるのみにとどめた。
のちに、このことをどんなに後悔するかを予期せずに……
509:04/04/26 02:59 ID:LPreyUsN
ヴィオラートは、ロードフリードとはほとんど恋人らしい触れ合いを経験しないまま、最悪の形で無垢な花を散らされた。
もしも自分が多少強引にでも、ヴィオラートの純潔を奪っていたならば、彼女はこれほど苦しまなかったかもしれない。
間違った考えだとはわかっていても、ロードフリードはどうしてもその考えを振り払うことが出来なかった。
ヴィオラートの処女を、見知らぬ下衆な男が奪ったという事実も許せないのは確かだが、その責は彼女には無い。
世の中には、ヴィオラートのような体験をした女性を、汚れてしまったとして忌み嫌う男もいるが、ロードフリードはそんな薄っぺらい感情で、彼女を求めていたわけではない。
ただ、彼女の心の傷が、その苦しみが深いことを思うと、たまらない気持ちになるのだ。
そして彼女のために、何も出来るすべを持たない自分が、これ以上ないほど無力に思えてならなかった。

「ロードフリード様!」
村の中央通りを歩いていると、ロードフリードは背後からブリギットに声をかけられて振り向いた。
「やあ、こんにちは、ブリギット」
微笑んではいたが、生気のないロードフリードの様子に、ブリギットは眉を顰めた。
「お顔の色がすぐれませんわ、身体の調子でもお悪いのですか?」
「そんなことはないよ」
心配そうなブリギットに、ロードフリードは否定してみせたが、彼女は納得しなかった。
「……もしかして、ヴィオラートがずっと病に臥せっていることが、気がかりなのでしょうか?」
510:04/04/26 03:02 ID:LPreyUsN
「…………」
黙り込んだロードフリードを見て、ブリギットも哀しげに視線を落とした。
ヴィオラートがブリギットの肺の病気を治してから、二人はロードフリードもうらやむくらいの親しい友人となっていた。
だがそんなブリギットにも、ヴィオラートが家の中から出られず、誰にも会えない真実の理由は知らされていない。
この村でそれを知っているのは、ロードフリードとアイゼルのみで、その他の人々は、ヴィオラートが面会謝絶の病気に罹っており、ヴィオラーデンが長期休業中とだけ知らされていた。
「私もヴィオラートのことが心配で、一目だけでも会いたいと思ってますのに、バルトロメウスさんは許可してくれなくて……もしかして、ロードフリード様も同じなのですか?」
ロードフリードは何も言わなかったが、彼のその沈黙でブリギットは答えを悟った。
「なんてことかしら……私はともかくロードフリード様を差し置いて、ファスビンダーのお気楽酒娘や天然女剣士には面会を許しているなんて……ヴィオラートもバルトロメウスさんもどうかしてるとしか思えませんわ!」
ヴィオラートからロードフリードと想いを通わせたことを告げられたとき、ブリギットは内心のつらい気持ちを押し隠して祝福の言葉を二人に贈ったのだが、傍目にも彼女が無理をしていることは明らかだった。
だからこそ、お互いに一線を踏み越えられなかったのだが、ブリギットにはそんな事情は知る由もない。
なおのこと、ヴィオラートにないがしろにされている気がして、ブリギットはその不満をロードフリードにぶつけずにはいられなかったのだが、このときは時期が悪すぎた。
511:04/04/26 03:05 ID:LPreyUsN
「……ブリギット」
名前を呼ばれて顔を上げると、ブリギットは今まで見たこともない、ロードフリードの冷ややかな眼差しに息を呑んだ。
「君はヴィオの大切な友達で、俺は君を憎みたくない。だからこれ以上、俺の前でヴィオを批難するような発言はしないでくれ」
言い捨てて、ロードフリードはブリギットの前から早足で立ち去っていく。
殺気すら感じさせた彼の気配に、ブリギットは硬直してしばらくその場を動くことが出来なかった……

休業中の札を貼られているが、鍵のかかっていないヴィオラーデンの扉を開けると、ロードフリードは真正面の階段に、剣を抱えて腰掛けているカタリーナと目が合った。
飄々としてとらえどころのなかったカタリーナの表情は、以前とは一変して陰鬱な影を宿し、その深い自責と悔恨の念を現していた。
「悪いけど、ヴィオには会わせてあげられないわ」
開口一番に、カタリーナは言った。
「貴方にそんなことを言われる筋合いはない」
対するロードフリードの声も、険を含んだものになる。
ヴィオラートがこんなことになったのも、この女剣士に責任の一端があると思うと、いつもの女性に対する愛想など見せる気にもならないロードフリードだったが、カタリーナもそんなことは期待していない様子であった。
その場で剣を片手に立ち上がり、カタリーナは感情のない目をロードフリードに向けた。
「あの子、ローラントさんが来たその日の晩に、コンテナに積んであった刃物で、自分の喉首を掻き切ろうとしたのよ」
あらたに知る衝撃の事実に、ロードフリードは目を剥いた。
512:04/04/26 03:10 ID:LPreyUsN
「もう部屋の中に危険なものは置いてないけれど、ヴィオを動揺させることはいっさい排除するつもりだし、してみせるわ」
そのためならば、彼と戦うことも辞さないというカタリーナの気迫がひしひしと伝わってくる。
もともと強引にヴィオに会うつもりはなく、彼女の気配だけでも感じたくてついここに来てしまったロードフリードであったが、敵意もあらわなカタリーナの態度に常日ごろの冷静さを失いかけた。
緊迫した空気が、二人の剣士の間に立ち込めかけた、その時。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!」
ヴィオラートの寝室から、彼女の悲鳴が響き渡った。
二人ともにはっとして、階段を駆け上ったが、カタリーナは鋭い小声をロードフリードに投げつけた。
「あなたは来ては駄目よ!」
「何故だ!?」
「昼間にうたた寝して、夢を見ていただけなのよ!あなたが来ると、余計に混乱させてしまうでしょう!」
そう言って、カタリーナはロードフリードの鼻先で部屋の扉を閉めてしまう。
歯噛みして、その場に立ち尽くしていると、部屋の中からヴィオラートのすすり泣きと、彼女をなだめるカタリーナの優しい声が聞こえてきた。
そのまま立ち去る気にはなれず、ロードフリードは音を立てないように少しだけ扉を開け、彼女たちの会話を耳にした。
「ヴィオ、もう大丈夫よ。これからはいつも、あたしがあなたのそばにいるから。あなたを傷つける全てのものから、必ずあなたを護って見せると誓うから……だから泣かないで、お願いよ……」
衝立の向こう側では、カタリーナがヴィオラートを腕に抱きしめ、悪夢を見た彼女を懸命に落ち着かせようとしていた。
「そんな……駄目だよ……カタリーナさんが悪いんじゃない、あたしが……あたしが不注意だったのがいけなかったんだよ……
カタリーナさんはあたしを助けてくれたんだから……だからもう気にしないで……それにカタリーナさんには、かなえたい夢があるんでしょ?……ここにいちゃ、かなえられないよ……」
513:04/04/26 03:14 ID:LPreyUsN
しゃくりあげながらも、相手を気遣うヴィオラートの痛々しい声に、ロードフリードの胸に熱いものがこみ上げてくる。
「……本当にいるかどうかも分からない伝説の騎士よりも、今ここに生きているあなたのほうが、あたしにはずっと、ずっと大事だわ」
「カタリーナさん……」
「あたしのことを、どんなに責めてもいい、恨んでもいい、あなたがそれで楽になるなら、あたしは構わない。でも、あなたがどんなに嫌がっても、もう絶対にあなたの側から離れることだけはしないつもりよ」
カタリーナの強い意志をこめた口調から、彼女が誰よりも自分自身を責めさいなんでいると知れた。
「ミーフィスも、あなたがまた心から笑ってくれるようになるまで、もう二度とお酒を口にしないって願をかけてる。彼女もあたしも、あなたが元気になることが一番の望みなのよ……そのためなら、どんなことでもしてみせるわ」
「……カタリーナ……さん……」
再び泣きじゃくり始めたヴィオラートの声を聞いていられずに、ロードフリードは足音を殺してその場を離れた。
こんなのは、何かが間違っていると思わずにはいられない。
カタリーナやミーフィス、ましてやブリギットを責めるのはまったくの筋違いとわかっていても、ヴィオラートに拒絶されて苦しむ今のロードフリードには、そう思えるだけの心の余裕がなかった。
本来なら、つらい思いをしているヴィオを抱きしめるのは、自分の役割のはずなのに。
ヴィオラートの身も心もズタズタにしたならず者たちと、同じ性別を持っているというだけで、彼女に近づくことすらままならない。
その憎悪すべき盗賊どもは、今頃笑いながら酒でも飲んでいるか、あらたな別の獲物を毒牙にかけているのかもしれなかった。
こんなことが、許されて良いわけがない。
ロードフリードはある決意を胸にヴィオラーデンを後にすると、オッフェンの経営する酒場へとその足を向けた。



…つづく。
514名無しさん@ピンキー:04/04/26 12:16 ID:8wrpRTId
続きを激しく期待しております。
515うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 18:04 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(1)

「行ってしまうのか・・・」
ゲルハルトの目に映るその女性は、申し訳なさそうにうつむいた。
「ごめんなさい・・・。錬金術は、あたしの夢だから・・・」
「だからって何でお前が、ここを離れなければならないんだよっ!俺は、俺は・・・、
こんなにお前のことを、愛してるのに・・・!」
ゲルハルトの叫びに、女性は涙した・・・。
「ゲルハルト・・・あたしも・・・あなたのことが・・・大好き!だから・・・わかって、あたし
達のこと・・・。」
「いやだっ!俺は・・・俺は・・・リリーを・・・離さないぞ!」
「ゲルハルト・・・何で・・・何でわかってくれないの・・・?」
「お前だって、俺の気持ちをわかってくれてねえじゃねえかっ!俺は・・・こんなにもお前のことを
・・・愛してるのに!」
ゲルハルトは思いっきりリリーを抱きしめた。
「二度と・・・お前を離したくない・・・」
「ゲル・・・ハ・・・ルト・・・」
いつのまにか、若い二人の唇が、甘く、甘く重なり合う・・・

「今夜は、せめて俺の家に泊まっていけよ・・・」
ゲルハルトの言葉に、リリーはこくりとうなずいた。
516うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 18:05 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(2)

武器屋のカウンターの奥に、入り口がある。
その中には、ゲルハルトの生活空間がある・・・。台所や、客間、それに、寝室・・・。
リリーはゲルハルトに腕を引っ張られて、中へと入っていく・・・
「今飲み物を持ってくるからな。」
ゲルハルトが台所からワインを持ってくると、リリーはいたずらっぽく尋ねた。
「あたしを酔わせて、どうするつもり?」
ゲルハルトもにやっと笑う。
「リリー・・・、俺のこと、好きか・・・?」
「・・・うん。あたし、ゲルハルトのこと、大好き。もう、あなたのこと考えると・・・
いてもたってもいられないぐらいに・・・。」
「だったら、旅に出るなんて、言わないでおくれよう・・・」
「・・・ごめんなさい。これは、あたしの・・・使命なの・・・。」
「・・・くっ!」
ゲルハルトはワインの入ったグラスを一気にあおった。少し自棄気味のその姿勢に、リリーは申し訳なく思った。
「そうだ!ゲルハルトも、一緒に行こうよ!そうすれば、いつまでも一緒にいられるし・・・ね?」
ゲルハルトは首を横に振った。
「だめだ。それはできねえ。ようやく念願の自分の店を手にいれて、商売も順調にきているのに、それを手放すのは
できねえ。」
「・・・あたしも同じ。錬金術は・・・あたしの生涯をかけた・・・夢だから・・・」
ゲルハルトは悲しそうにうつむいた・・・。
「互いに夢を捨てられない・・・か・・・」
「そうね・・・」
「こうなることはわかっていたのかもしれない。結局、これでお別れか・・・。でも、これだけは
忘れないでくれ。俺のこの想いは・・・嘘じゃないんだ!こんなに好きになったのは、リリー、お前
だけなんだ!」
「・・・あたしも!たとえ離れ離れになっても、あなたへの想いは、一生変わらない・・・」
二人はそのまま、互いの身体を抱きしめあった・・・。
517うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 18:06 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(3)

まだ若い二人が、勢い男女の関係になるのは、至極当然のことと言えた・・・

ゲルハルトの寝室のベッドに、リリーが寝っ転がる・・・
仰向けのリリーの上に、ゲルハルトはまたがると、強い力でリリーの両肩を押さえる。
「ぐっ・・・んん・・・」
リリーの口の中に、ゲルハルトの濃厚な漢の味が広がると同時に、リリーの甘い香りも、ゲルハルトの口いっぱいに広がった・・・。
息が出来ないくらいに、唇を押さえつけるゲルハルトの口・・・
彼が口を離すと、ようやくリリーは解放される・・・。
「はあ、はあ・・・、もう、苦しいじゃない!」
「わ、悪かった・・・。へへへ・・・」
彼の瞳に、哀愁がこもる・・・
「リリー・・・愛してる・・・」
ゲルハルトの手によって、一枚、また一枚と、リリーの衣服が脱がされていった。
ごくり。
リリーのあまりに大きく美しい胸に、ゲルハルトは生唾を飲み込む。
そのまま、ゲルハルトは、その美しい胸に顔を埋めた・・・。
彼女の・・・鼓動が聞こえる・・・
初めてのはずなのに、なぜか懐かしさを感じる・・・
自然と、ゲルハルトは、先端のぷっくりとした乳首に吸いついていた・・・。
「あ・・・あ・・・」
リリーの吐息が漏れると、ゲルハルトはそのまま、顔を下にずらしてゆく・・・
細い腰を通りすぎて、その下の茂みをかき分けると、リリーの女の秘裂が、口を開けて待っていた。
「リリー・・・どうしてお前は・・・こんなに美しいんだ・・・?」
秘裂を舌でかき分けると、ひどく濃いリリーの蜜が口の中に流れ込んできた。
518うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 18:07 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(4)

ちゅっ、ちゅっ・・・
「ひああああああああっ!」
リリーの蜜を吸いながら、時折秘裂の端にある赤い突起を舌で転がす・・・
「あああああああああっ!」
リリーは自分から、両足を持って、左右に大きく広げていた・・・
「お願い!あたしのここを、めちゃめちゃにして・・・!」
その言葉に、ゲルハルトはうなずくと、彼の男の証を彼女の蜜の吹き出る秘裂へと押し当てる・・・。
めりめりめり・・・!
「ひっぐああああああっっ!!!」
リリーの秘裂が、ゲルハルトの証を根元までくわえ込んだことを確認して、ゲルハルトは腰をリズムよく振りだした・・・。
今、ゲルハルトの部屋に、一組の男女が愛し合っている・・・

互いの股間から発せられる気持ちよさに、二人は悶える・・・
「ぐあっ!くあっ!ふあっ!」
「んあっ!ひあっ!はぅあっ!」
こうなってしまったら、もう誰にも二人を止める手立てはない。
ひたすら己の欲望のままに、腰を振りつづけるしかなかった。
そうこうするうちに、だんだんと波が高くなってゆく・・・
そして二人は、頂上にたどり着く・・・
ゲルハルトの証から、愛情の証が吹き出る・・・
そしてそれは、リリーの秘裂奥深くへと吸い込まれていった・・・。
519うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 18:31 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(5)

翌朝・・・

ゲルハルトが目覚めると、もうすでにリリーの姿はない。
「リリー!おいリリー!」
ゲルハルトは飛び起きて、武器屋の隅々まで探し回った・・・。
どこにもいない・・・。
そして外に出て、あたりを探し回った。
工房にも顔を出すが、ドルニエは、リリーは昨日旅立ったと言っただけだった。
中もくまなく探し回ったが、やはりどこにもいない・・・
完成したばかりのアカデミーも、くまなく探し回ったが、ここにもいない。
ゲルハルトは肩を落として店に帰っていった・・・。
ふとカウンターを見ると、一切れの紙が挟んであった。
『親愛なるゲルハルト
 あなたが寝ている間に、あたしは旅に出ます。あなたを起こしてしまうと、別れが辛くなるから。
あなたと作った数々の思い出・・・、そして、昨日のことは、あたし、一生忘れません。
どうか、あなたもお元気で・・・。
                           あなたのリリーより』

通りに出て、ゲルハルトは天を仰いだ。
止め処もなくあふれる涙・・・。
ちくしょう・・・、空はこんなにいい天気なのに・・・、涙が止まらねえよ・・・
一生に一度の、彼の本気の恋だった・・・。
後ろで彼を見守っていたドルニエ、イングリド、ヘルミーナの3人も、この悲しい恋の結末に、一様に涙を流していた・・・
「リリー・・・、我らのために・・・すまない・・・」
「ゲルハルトさん・・・本気だったんですね・・・ぐすっ」
520うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 18:59 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(6)

「うう・・・、オヤジさん、かわいそう・・・」
二人の工房でオヤジの話を聞いていたマルローネが涙ぐむと、武器屋のオヤジはポリポリと頭を掻いた。
「む・・・、まあ、昔の話だな・・・。とにかく、これで俺が童貞じゃないってことが、わかったろ?」
(ほんとかなあ・・・?)
エルフィールは一瞬疑ったが、かつてイングリド先生がこれによく似た話をしていたのを思い出した。
「ところで親父さん。」
「どうした、エリー?」
「まだ・・・、その人のことを愛してますか?」
エルフィールの質問に、オヤジは一瞬どきっとした。
「えっ?・・・あ、ああ、もちろんだ。俺の生涯の相手は、彼女だけだ。」
エルフィールの瞳が、ぎらりと輝く。
「実は・・・」
エルフィールの話に、オヤジの顔が急に赤くなる。
「こないだアカデミーにやってきたアニスから聞いたんですけど、アニスのいた南の国のアカデミー、
校長先生が女の人で、名前は『リリー』というそうですよ?」
武器屋のオヤジの顔が、急に色めきだつ。
「ほ、ほんとか?詳しく教えてくれ!」
「ええっと・・・、同一人物かどうかは知りませんけど、彼女は、独身で、そばにいつも屈強な若い男性
が控えているそうです。そのためか、彼女に言い寄る男性は皆、あえなく返り討ちにされてしまうんだそうです。」
「若い・・・男?」
急に武器屋のオヤジの顔から、血の気が引く。
「うそだろ・・・?この俺は、あのときの誓いを、かたくなに守っているのに・・・」
しゅんとして肩を落とすオヤジを見て、エリーは自分の失言を悟った。
「で、でも、同一人物かどうかはわからないし・・・。そうだ!この際、会いに行ってみましょうよ!」
521うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 19:09 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(7)

「お、おいおい!南の国って、遠いんだろ?そんなに気軽にほいほい行けるような距離じゃ・・・」
「大丈夫です♪じゃーん♪」
エルフィールは壁に巻いて立てかけてあるじゅうたんを手に取った。
「これが、あたしの新発明・空飛ぶじゅうたんXです!これなら、どんな遠いところでも、あっという間に帰ってこれますよ。
さあ、どうします?」
オヤジは首を縦に振る。さっきの話を聞いて、いても立ってもいられない。
「俺は・・・リリーに逢いたい!」
「決まりですね。では、しゅっぱーつ♪・・・その前に」
エルフィールはアカデミーへ行って、アニスに後のことを頼むと、その傍らに控えるサイードに道案内を頼んだ。
「サイード、しっかり頼んだわよ!」
「はっ、お嬢様の頼みとあらば、このサイード、全身全霊をかけて、使命を果たす・・・」
「だ、だから、そんなに固くならないで・・・」
そしてアニス達とともに工房に戻ると、エルフィールはじゅうたんを持って、城門に向かった。
そしてじゅうたんを広げて、オヤジとサイードに乗るように促した。
「では、しゅっぱーつ!」
3人を乗せたじゅうたんが舞いあがると、エルフィールは声をかけた。
「二人とも、しっかりつかまってて!それっ!」
ものすごい勢いで、じゅうたんは前進を始めた。
一分後。
もうザールブルグは見えなくなっている。
オヤジとサイードは必死にしがみついていた。

そして数時間後・・・
522うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 19:22 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(8)

「ここです!間違いありません。ここが、南の国のアカデミーです!」
サイードがそう言うと、オヤジの鼓動が急激に高まる・・・。
「さあ、行きましょう!」
エルフィールの掛け声に、オヤジはアカデミーの中へと入っていく・・・。

「校長先生なら、ただいま、外出しておりますが・・・」
がっくり。
先生の一人がこう言うと、オヤジは肩を落とした。
「それで、どこに行ったのですか?」
聞くと、リリーは近くの湖にいるらしい。
「オヤジさん、どうします?」
「もちろん、行くに決まっている!」
しかし、その先生はこう言った。
「怪我しますよ?」
親身になって言ったその先生の言葉だが、オヤジの想いのほうが勝っていた。
「ではエリー、行くぞ!」
「あっ、ま、待ってくださいよう・・・」
3人はすぐに、湖へと向かう・・・
523うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 19:36 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(9)

3人の目の前に、美しい湖が広がる・・・。
そのほとりに・・・いた。
オヤジが最後に見たときから、ほとんど体型は変わっていない。
「うわ、綺麗な人・・・」
エルフィールも思わず見とれる・・・
サイードが前に進み出た。
「校長先生、お久しぶりです。」
「あら、あなたはサイード。確か、アニスに付いていったんじゃなかったの?」
「はい。そのアニス様から命じられて、ザールブルグから人を連れてきたんですが・・・」
校長先生は二人を見て、思わず声を詰まらせた。
「!!・・・まさか・・・」
頭ははげあがって見る影もないが、そこにいるのはまぎれもなく、最愛の人・・・
「ゲルハルト!」
「リリー!」
20年以上も前のぬくもりが、互いの身体を包み込んだ・・・。
「逢いたかった・・・」
「俺もさ・・・」
エルフィールは、思わず涙する・・・。そしてサイードも・・・。
「よかった・・・」
しかし、そのとき、いきなり大声が響く。
「貴様、すぐ離れろ!」
いきなり大きな男がオヤジにつかみかかる。
「・・・ほう、お前がリリーをたぶらかす、若い男か・・・。いいだろう。決着つけてやる!」
オヤジと睨みあう若い男を見て、エルフィールは感じた。
(この二人、そっくり・・・)
524うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 19:56 ID:LeGBntKq
恋のキューピッドW(10)

「やめなさい、ヘルベルト!」
リリーが一喝すると、その若い男はすごすごと引き下がった。
「リリー、その男は誰だ?俺は、俺は!あのときの誓いをかたくなに守りつづけてきた
というのに・・・!」
すると、若い男がまた叫んだ。
「お前こそ誰だ!俺の母さんに何をする!」
へ?母さん?
オヤジはリリーを見た。
「ゲルハルト・・・、紹介するわ。この子はヘルベルト。あのとき・・・あなたとの間にできた・・・
子供よ。」
そう言って、リリーは顔を真っ赤にした。今でも脳裏に蘇る、あのときの出来事・・・。
「・・・あんたが、俺の父さん・・・」
そして、再びオヤジにつかみかかる。
「やいっ!よくも母さんを捨てたな!」
しかし、次の瞬間・・・リリーの平手打ちが飛んだ。
「馬鹿なことを言うんじゃないわよっ!あなたこそ、あたし達のことを知らないくせにっ!」
強烈な平手打ちを食らって、ヘルベルトはリリーを見た。
「母さん・・・、俺のことなんて、どうでもいいんだ・・・」
ヘルベルトは泣きながら、走っていってしまった・・・。

「随分マザコンなのね・・・」
エルフィールは呆れた顔で、走り去る彼を見ていた。
「すいません。あのかたは、昔からああなんです・・・。」
「サイードが謝ることなんてないじゃない。くすっ。」
「そ、そうでした・・・、ははは・・・」
525うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 20:27 ID:6othgJkT
恋のキューピッドW(11)

その夜・・・

ヘルベルトは一人、自分の部屋にこもっていた・・・
ベッドの上に座って、枕を抱きしめながら、泣いている・・・
「母さん・・・俺のことなんて、もうどうでもいいんだ・・・」
そのとき、ドアが鳴った。
「はい。」
ドアを開けると、入ってきたのは、さっきのエルフィールとかいう女性。
「こんにちは。ちょっといいですか?」
「はい、何ですか?」
「ちょっとあなたに見ていただきたいものがあって、来たのですが・・・。」
「それは?」
「はい。今ここでは見せられないので、ちょっと付いて来てもらえますか?」
「・・・・・・。」
ヘルベルトは立ちあがった。そして、エルフィールの後を付いて行く・・・

「ここは・・・母さんの部屋・・・」
エルフィールがドアを叩くと、中から声が聞こえた。
「入りなさい。」
「失礼します。」
中に入るなり、ヘルベルトは驚愕した。
「か、母さん・・・!」
526うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 20:29 ID:6othgJkT
恋のキューピッドW(12)

そこにいたのは、全裸で激しく絡み合うリリーと、オヤジだった・・・。
「ヘルベルト、よく見ていなさい!あなたは、こうして産まれてきたのです!」
リリーの股間に腰を埋めて、激しく振っているオヤジ・・・
「ああっ!これよこれえっ!いいっ!もっと激しく突いてえ〜っ!」
「そらそらそらーっ!!!」
あまりの激しさに、リリーは口から泡を吹いている・・・
「いいっ!いいっ!イク、いっくうーーーーーっ!!!」
オヤジが離れると、二人の間に、白いアーチがかかる・・・
「はあ、はあ、はあ・・・ゲルハルト・・・」
「リリー・・・俺は・・・」
20年以上も溜め込んでいた想いをぶつけて、第2ラウンドが始まった・・・

翌日。

そこにいた全員は、目を真っ赤にしていた。
一晩中、一度も休まずに、二人の行為は続いていたのだ。
「ゲルハルト・・・また、逢えるわよね・・・?」
「もちろんだ。」
別れ際に二人は、熱い口づけを交わした・・・。
そして、3人を乗せ、再びじゅうたんがうなる・・・
527うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 20:33 ID:6othgJkT
恋のキューピッドW(13)

リリーの隣で、ヘルベルトがつぶやいた。
「俺もいつか、ザールブルグへ行ってみたいなあ・・・」

そして、ザールブルグでは、またいつもの日常が始まる・・・

1年近くたったある日、武器屋のオヤジの元に、一通の手紙が届いた。
差出人は・・・ヘルベルト。
「どれどれ・・・何が書いてあるのかな・・・?」
その手紙には、こう書いてあった。
「弟が、出来ました。」

おしまい

オリキャラを出しますた。スマソ。
528うほっ ◆.lt5gYzbQ. :04/04/27 20:48 ID:xL0+U7MZ
う〜ん、自分で読み返してみると、やっぱり後半かなり急いでるな・・・
とりあえず吊ってきまつ・・・
529名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:09 ID:WJHw+cFh
うほっ氏のキューピッドシリーズ、
突き抜けた爽快感があって面白いです。
これからも頑張ってください。

では、また鬱話の続きを投下いたします。
530:04/04/28 00:11 ID:WJHw+cFh
月光亭の宿の一室では、ヴィオラートの錬金術の師であるアイゼルが、食べ物をうけつけないヴィオラートのために回復アイテムをかかりきりで調合している。
今のヴィオラートがどうにか命永らえているのは、彼女の作り出す薬品類のおかげであった。
そしてその「危険な調合中につき立ち入り禁止」の札を掛けている扉を、慎重にノックする音が部屋の中に響く。
調合の手を止めてアイゼルが誰何すると、ロードフリードの声が礼儀正しく入室の許可を求めてきた。
扉を開けてくれたアイゼルの表情で、ロードフリードは彼女が、自分がここに来ることを予測していたのだと見て取った。
「なんの御用かしら?」
「貴方にはそれが何なのか、分かっているのではないですか?アイゼルさん」
ロードフリードの、敵意はないが強い眼光に、アイゼルは軽く目を細めて言った。
「さあ……どうかしら。ヴィオラートのことに関係している、としか私にはわからないわ」
「ええ、そのとおりです。ぜひ、貴方の助力をいただきたい」
淡々としたロードフリードの言葉に、押し込められた烈しい感情を、アイゼルは感じることが出来た。
「わかったわ、お話を聞きましょう。それから、ドアを閉めていただける?」
「え?……しかし……」
初めてロードフリードが、ぎこちないためらいを見せた。。
ここにおよんで、男女が一部屋に入るときはドアを開け放しておくという、一般常識にこだわるロードフリードが可笑しくて、アイゼルは微笑んでしまう。
「ヴィオラートのことは、カロッテ村の人たちには秘密なのでしょう?私の評判を気にしてくださるのなら、ご心配いらなくてよ」
一筋縄ではいきそうにないこの錬金術士の女性に、苦笑しながらロードフリードは言われたとおりにした。
531:04/04/28 00:14 ID:WJHw+cFh
アイゼルは部屋の調合机にしつらえられた椅子に腰掛け、ロードフリードは扉の前に立ったままで話を始めた。
「本題に入る前に、ひとつお聞きしたいのですが、アイゼルさん」
「なにかしら?」
「ヴィオのような、この種の犯罪の犠牲者にはつきものの懸念ですが……彼女が……」
「妊娠している可能性があるのかって、ことなのかしら?」
ロードフリードが言いよどんでいた台詞の続きを、アイゼルは的確につなげて見せる。
「大丈夫よ。もうこれ以上、あの子を苦しめるようなことは私がさせないわ」
「…………」
アイゼルの口調はあっさりしていたが、歴戦の勇士であるロードフリードでさえひやりとするものがあった。
「当然のことかもしれないけど、人間の技というものは、作り上げることよりも破壊することの方が容易かったりするものなのよ。錬金術も然りだわ」
「その錬金術の力で、あのヴィオを凌辱して心も身体も引き裂いた、テュルキス洞窟の盗賊団を完膚なきまでに壊滅させることは可能ですか?」
ロードフリードの昏い熱のこもった視線を、アイゼルはまっすぐに受け止めて、顔色一つ変えなかった。
「そうすれば、ヴィオラートが喜ぶとでも?あの子の容態が、今より良くなるとでも思って?」
あえて意地の悪い問い方をしてきたアイゼルに、ロードフリードは軽く頭を振り、己の胸のうちを彼女に語って聞かせる。
532:04/04/28 00:18 ID:WJHw+cFh
「……いいえ。ヴィオは自分を責めている。そんな危険な場所で、軽はずみな行動を取った自分がいけないのだと……だが、俺はそうは思わない。
なんの罪もないヴィオが死ぬほど思いつめて、どうして彼女を犯した卑劣な犯罪者たちは、のうのうと生きていられるのか。そんなことは、絶対に間違っているし、許されるべきじゃない」
「ヴィオラートを凌辱していた男たちは、その場でカタリーナたちが成敗したし、近々ドラグーン隊がその盗賊征伐に乗り出すという話を聞いたわよ?」
「ヴィオが囚われていたのは二日もの間で、彼女に触れた奴らがすべて殺されたとはとても考えられない。それに大掛かりな討伐隊では編成するのに時間がかかりすぎるし、抜け道の多いアジトにこもる盗賊たちを一人残らず捕らえることは事実上不可能でしょう」
「…………」
「俺は、奴らを一人たりとも逃したくない。できることなら、ヴィオと同じかそれ以上の苦しみを、味あわせてから殺してやりたい。だが……俺には、その術がない。
盗賊団という大きな組織に、俺ひとりが特攻をかけても手に掛けられる人数はたかが知れているし、そんな自己満足で俺が命を落としても、かえってヴィオを悲しませることにしかならない……」
「……それで?」
「アイゼルさん……貴方なら、俺の望みをかなえる術を持っていらっしゃるのではないですか?」
ロードフリードの眼には、先ほどの発言とは裏腹に、必要ならば自分の生命と引き換えにしてもという凄絶な覚悟があった。
しばらくの間、無言で二人は見つめ合っていたが、アイゼルがゆっくりと息を吐いて立ち上がった。
「あなた、今から私が話すことは、けっして他言無用だと誓えるかしら?」
「もちろんです」
ロードフリードは即答した。
533:04/04/28 00:21 ID:WJHw+cFh
アイゼルは、この部屋に作りつけられた扉付の棚を開け、そこから厳重に包装された包みを取り出し、机の上に置くと慎重な手つきで包装紙をはがしていった。
中から出てきたのは一見すると暗黒水の瓶であったが、アイゼルの緊張した顔つきから、そうではないと窺えた。
「これは私が旅に出る前に、私の錬金術の先生から直々に教えていただいた、極秘のレシピの中でも究極の一品なのよ」
「……?」
怪訝そうなロードフリードに、アイゼルはその瓶を指し示して語り続ける。
「この中には、王国ひとつを簡単に滅ぼすことの出来る兵器……ある強力な伝染病のもとが入っているわ」
ロードフリードの瞳が見開かれる。
「先生は、けっして他の誰にも見せないという条件で、このレシピを私に教えてくれた……万が一、私がある目的でこれを必要とする場合ができたときのために。
……あくまで推測でしかないけれど、先生自身の過去にも今回のヴィオラートと似たようなことがあったのだと思うわ。だって、このアイテムはあまりにも、その目的に適いすぎているもの」
「その目的とは……?」
「復讐よ」
アイゼルの端的な言葉は、雷鳴のごとくロードフリードの耳に轟いた。
534:04/04/28 00:25 ID:WJHw+cFh
「この病に罹患した者は、ほぼ風邪と同じ初期症状を挺し、安静にしていれば治りそうだとたかをくくる。それこそが、この病の真に恐ろしいところ……
いちど寝ついてしまえば、もう床から離れることなく延々と夢と現実の間を彷徨い続ける……その人物が心の底で、もっとも恐怖している形での苦痛を、情け容赦なく与えられる悪夢を、
まるで現実のように感じながら、繰り返し繰り返し、その命が尽きるまで見続けなければならない……
その罹患者が、残虐な人格や性癖を持っていればいるほど、その悪夢の内容は凄まじいものになることでしょうね……
しかもその病は人間の熱量代謝を著しく低下させる働きがあり、罹患者が飲食をしなくても軽く一ヶ月は生きられる……いえ、死ぬことができない性質を持っているのよ」
一瞬、冷気に抱きすくめられたような、そんな感覚にロードフリードは身震いしたが、これほどうってつけな復讐の道具はないと、認めざるを得なかった。
「先生いわく、修業時代に旅先でうんざりするほど湧いて出た、女を強姦して楽しむような“生かす価値のないろくでなし”を大勢その実験台にして成果を研究してきたとかで、効果は間違いなく保障付きだそうよ」
そのアイゼルの師がどんな人物かは知らないが、あまりお近づきになりたくない種類の女性らしいとロードフリードは思った。
「しかし、アイゼルさん。伝染病というからには、その感染力の程度いかんでは、それこそ罪のない一般人に犠牲者が出はしないでしょうか?」
ロードフリードの疑問に、アイゼルは自分の携帯袋から、芸術的なクリスタル製の小瓶を数本取り出して見せる。
「そのとおりよ。その伝染病は風邪とほぼ同じ感染経路とそれよりも強い感染力を持つから、使用する際には前もっての準備と後始末の方が手間がかかって大変ね。
でもこの伝染病は、この特別製の特効薬を経口摂取すれば、あらかじめ防ぐことができるし、感染初期の段階でも回復可能なのよ。他の方法では、たとえエリキシル剤でも、絶対に回復できないとも言えるわね。
それ専用に調合されたものなら、別かもしれないけれど……そんな技術はマイスターレベルの人しか持ってないわ」
そう言いながら、アイゼルは特効薬の瓶を次々と出して、机の上に十本ほど並べた。
535:04/04/28 00:28 ID:WJHw+cFh
「テュルキス洞窟にもっとも近い人里は、ホーニヒドルフかしら?その村の井戸にこれを二本ほど流しておけば、村の住民はほぼ安全なはずよ。
もし運悪く、盗賊団と関わりのない村人の誰かが感染兆候を示したら、この特効薬をそのまま飲ませてあげればいいわ」
「なるほど……あとの問題は、テュルキス洞窟の最深部に、この伝染病のもとをばら撒きに行く手段だということですね」
これならば、命を賭けてもなしとげてみせるとロードフリードは意気込んだが、アイゼルはあっさり笑って言った。
「別に最深部でなくても、食堂の備品や寝所の寝具類など人の集まる場所のものならなんでもいいのよ。いったん人間に罹患しさえすれば、あの閉鎖された空間で爆発的な感染力をみせてくれるわ。
それにあなた、ご自分でも言ったでしょう?こんなことで命を落としても、ヴィオラートが悲しむだけだと。……これをお使いなさい」
そう言ってアイゼルは胸元から、首飾りの細い鎖に通して身につけていたひとつの指輪をはずし、ロードフリードに差し出した。
「これは?」
「ルフトリングといって、指にはめれば一定時間、姿を消すことの出来る錬金術の魔法アイテムよ。私の友達から、旅に出る前に贈られたものなの。
お貸しするから、うまく使って頂戴。もちろん、あらかじめ特効薬を飲んでおくのも忘れないで」
何から何まで至れり尽くせりな、彼女の周到さにロードフリードは言葉もない。
だが、不意に浮かんだ考えに、ロードフリードは慄然としてアイゼルを見つめた。
こんなにも危険な病原体を、彼女が普段から所持していないことは、取り扱いの慎重さでそれと知れる。
つまりアイゼルは、計画的にすべての用意を整えていたのだ。
そんなロードフリードの表情に、アイゼルは微笑して頷いた。
「ええ、ご察しのとおりよ。ヴィオラートに必要な回復薬の作り置きが出来しだい、私が自分でやるつもりだったわ」
その刹那にアイゼルの翠の双眸にひらめいた光は、彼女の師を知る者が見ればまさしく、彼女が師の一番弟子だと認めるものであった。
536名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:31 ID:WJHw+cFh
…つづきます。
文の最後に書いておけばよかったです。
すんません。
537:04/04/29 00:05 ID:FqCMWodE
……それから二週間後。
ロードフリードはホーニヒドルフの宿屋で、日数が経過するのをひたすら待ち続ける日々を過ごしていた。
この村に来るまでの道中、いろんな街で、いろんな知り合いからヴィオラートの容態を尋ねられた。
ヴィオラーデンのお客から、酒場依頼の仲介人であるマスターたち、冒険者仲間はもちろんだが、彼女がなにげなく話しかけていた、その土地の名も知らぬ人まで。
あの小さなヴィオラートが、彼女の笑顔とその存在が、いかに多くの人々に愛されていたのか、ロードフリードは身をもって知ることになった。
そして、誰よりも自分が、あのくるくると表情をよく変える、明るく元気いっぱいな少女をどんなに愛しているのかを。
どの街並も、街道をとりまく景色も、ヴィオラートと旅した思い出がそこかしこに溢れていて、いま彼女が側にいない現実に打ちのめされる。
眩しいあの笑顔、耳に心地よい笑い声、吸い込まれそうに大きな瞳、手触りのいい長い髪、柔らかな頬と指先。
そこにいるだけで、周囲の人間に暖かな気持ちをもたらしてくれる、稀有な存在感の持ち主。
自分が騎士になりたかったのは、そんな彼女を護るためでもあったのに。
どうして、本当に必要なときに、彼女を護れなかったのか。
もう何千、何万回、後悔したか知れない。
せめてこの身を焦がすような激情を、自分から彼女を奪ったけだものたちに思い知らせてやらなければ気がすまなかった。
純粋な正義感からではない、ひとつ間違えば罪科に問われかねない感情に、自分がとらわれていることをロードフリードは自覚していた。
538:04/04/29 00:06 ID:FqCMWodE
ホーニヒドルフに着いたその日の晩、ロードフリードは村の井戸に薬を流すとその足でテュルキス洞窟に向かった。
気配を殺しながら盗賊のアジトに潜入し、必要なときにルフトリングで姿を隠して探索を続け、ヴィオラートのように不幸な虜囚が居ないことを確認すると、盗賊たちの居住、生活区域を選んで例の病原体をばら撒いていく。
瓶の中では黒い液体のそれは、空気に触れるとたちまち気化して拡散した。
その場で目に見える結果が得られるわけではないので、効果のほどは疑問があったが、アイゼルと彼女の師を信じるしかない。
潜入工作そのものよりも、苦労したのはいま目の前に憎い敵たちが居るのに、手を下すことの出来ないもどかしさであった。
数人の男たちが笑いながら、いままで犯した女の数を自慢しているのを耳にしたときは、激昂して思わず剣に手をかけそうになった。
だが、そんな楽な死に方をさせてやるわけにはいかないと、どうにか己に言い聞かせ、ロードフリードは体中の血が煮えたぎる思いでアジトを後にした。
ホーニヒドルフ村に帰還して、酒場で情報を集めながらも剣術の訓練に精を出し、村人の様子に気を配る。
ハーフェンのドラグーン隊が、盗賊征伐に力を入れ始めているという噂は、すでにここでも耳に入った。
中でも中隊長に昇進したローラントが、鬼神のような采配と戦いぶりで盗賊たちを震撼させているとか。
各地で活動していた盗賊の小集団が、逃げ場所を求めてテュルキス洞窟に集結するのを、ロードフリードは息を潜めて待ち続けた。
そうして彼が盗賊のアジトに潜入してから約一ヶ月が経過すると、ようやく計画の最終段階を実行すべくロードフリードは再びテュルキス洞窟へと足を運んだのである。
539:04/04/29 00:09 ID:FqCMWodE
そこは、死の苗床であった。
ロードフリードはもう姿を隠そうともせず、洞窟内に足を踏み入れたがそれをとがめだてする者は誰も居ない。
いるのはそこかしこに転がっている、既に物言わぬ屍骸と、呻きながら苦悶に顔をゆがめている人間のなれの果てだけだ。
どれも皆、恐怖に目を見開き、涙と涎にまみれた絶望の表情で、全身をかきむしったかのような傷を負い、醜悪な姿を晒している。
こうして洞窟の奥に進みながら、復讐の結果を目の当たりにしたが、ロードフリードの心は凍結したかのように何も感じない。
高揚した勝利感も、悪人を成敗した充足感も、復讐を成し遂げた達成感も、罪悪感すらも、何一つ感じない。
まだ息のある死にかけの男に目をとめて、その肩を蹴り転がし、首筋をつかみ上げて言葉を投げてみる。
「きさまは今、どんな目にあっている?」
その盗賊の男は、実際の年齢より老け込んだ皺だらけの顔で、蚊の鳴くような声をを吐き出した。
「た……助けてくれ……か、体中に長虫が入り込んで、内臓や脳を食い荒らしてる……目玉まで流れ落ちたのに、なぜ見えるんだ……痛い……苦しい……おぞましい……ああ……た、頼む、いっそ殺してくれ……」
その弱弱しい男の懇願に、ロードフリードは侮蔑もあらわに言い放った。
「そうやって許しを請うものたちを、どれだけ辱め、その手にかけてきた?」
男の身体を投げ打つと、ロードフリードは用意してきた爆火薬の粉を、そこいら中にくまなく撒き始める。
伝染病の温床となった場所を浄化するとともに、彼とアイゼルの所業を隠蔽するためにも、この洞窟をこのまま残しておくわけにはいかない。
もう数週間すれば、ドラグーン隊がこの場所に攻め入る予定になっていた。
隊の補給はホーニヒドルフで行われるはずだから、ここで根源を絶てば伝染病の拡大は防げるだろう。
重要文化財の保存より、自然の地形を変えることより、それを優先しなければならなかった。
540:04/04/29 00:11 ID:FqCMWodE
盗賊団首領の部屋から導火線を延々と引いて、出口で火をつけ、その場から離れる。
轟音とともに煙を立てて崩壊する鍾乳洞窟を、ロードフリードは無表情な目で眺めていた。
盗賊たちを一人残らず殲滅せしめたとしても、現在苦しみ続けているヴィオラートの心に平穏が訪れるという保障は何もない。
だが、これは誰かが必ず為さねばならなかったことで、それを自分が為したことに後悔は欠片もなかった。
そして轟音が止むと同時に、ロードフリードの額に汗がにじみ、その場に片膝をついて息を荒く吐いた。
アイゼルの作成したアイテムは、そういう仕様なのか使用した者の精神力を多大に消費した。
それに洞窟内部に充満していた毒気は、エアドロップを口に含んでいても、かなりの気力を消耗させるものだった。
残る体力を振り絞って、ロードフリードが帰途に着こうとしたそのとき、噴煙の中から何者かの圧倒的な気配を感じて、彼は振り向きざまに剣を抜いて身構えた。
たちこめる煙を左右に払って姿を現したのは、長身のロードフリードでさえ見上げるような体格の、長い黒髪を無造作にたらした剣士で、一見して恐ろしいほどの力量を持つ男だと察せられた。
深遠の闇をそのままくり抜いてはめこんだような男の眼光に、ロードフリードは射すくめられて一瞬動けなくなった。
「この洞窟を破壊したのは、おまえか?」
抑揚のない、低音の声が問いかけてきた。
「おまえこそ、いったい何者だ!」
男に対抗するために、ロードフリードは全身の力を込めて声を発した。
男のどうでもよさそうな声が、彼に答えを返す。
「私はこの洞窟を根城にしている盗賊団に雇われていた、用心棒のひとりだ」
「!!」
541:04/04/29 00:14 ID:FqCMWodE
「ここ最近、上の様子が妙だと思っていたが、病にかかって斃れていたとはな。惰弱なやつらだ」
驚いたことに、あの伝染病の蔓延する只中にいて、少しもダメージを受けていない。
稀にそういう例外もあるとアイゼルから聞いてはいたが、それは魔人や悪魔なみの身体能力の持ち主しかありえないという。
雇い主を平然とこき下ろす神経も並みのものとは思えなかったが、ロードフリードにとって最重要な問題は別にあった。
「……おまえも、捕らえた女性を犯していたのか?」
ロードフリードの問いに、男はかすかに心外そうな目をし、次いで嘲笑を浮かべた。
「私の関心は、いかに強い敵と戦えるか、それだけだ。やつらのやることに、いちいちかかずらってなどいられんな」
「……だが、おまえもやつらの仲間であることに変わりない」
ロードフリードは眼前に現れた強大な敵に、吹き上がる殺気を隠そうともせずに剣を向けた。
しかし男は、まるで彼を道端の石のように睥睨した目で見やると、少しも構えることなく脇をすり抜け、すれ違いざまに言い放った。
「今のおまえでは話にもならんな。もう少し腕を磨いてきたら、相手をしてやろう」
その言葉はある意味で、ロードフリードの腕前を認めている証拠でもあったが、疲弊した心身でかろうじて立っていた彼にはそれとは気づけなかった。
ただ、背を向けていてなお隙の無い男との現在の実力差に、どうしようもない敗北感と情けをかけられた屈辱感に、全身がうち震えるのを止められなかった。
ホーニヒドルフに戻ってからようやく、あの男こそがカタリーナが追い求め、すべての発端となった人物だと察したとき、あらたにこみあげる憤激と悔恨に、ロードフリードは血が出るほど唇を噛み締めたのであった。
542名無しさん@ピンキー :04/04/29 00:18 ID:fNEI92A9
支援・・・
543:04/04/29 00:20 ID:FqCMWodE
…つづきます。
SS保管人さんへ。
もしここ見ていらしたら、
保管庫のこの話の記載のところ、私の名前を500にして、
話の題名を「業」にしていただけるとありがたいです。
勝手言ってすみません。
544名無しさん@ピンキー :04/04/29 00:23 ID:fNEI92A9
>>543 さん
お疲れ様です。
毎回この小説の更新を楽しみにしております。
今回リアルタイムにぶつかりましたが、展開が面白い方向へ進んでいくのがいいですね。
まだ続くことですので更新頑張ってください。
545名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:29 ID:rEoZuzNH
>500=543様
毎回読み応えがあって、続きが待ち遠しいです。
これからも頑張って下さい。
546500=543:04/04/30 00:25 ID:CPLmPyC+
>514、544、545さんへ
こんな、まだエロにいきつく気配もない話を、
楽しみにしてくださってありがとうございます。
用事のない限り、0時以降にアップしていきますので、
よろしければお付き合いください。
547:04/04/30 00:27 ID:CPLmPyC+
ロードフリードがカロッテ村へと戻ってきても、ヴィオラートの容態はいまだ一進一退を続けていた。
その知らせに心沈んだロードフリードであったが、バルトロメウスかアイゼルが口ぞえしてくれたのか、彼がヴィオラートの寝室の戸口まで彼女の様子を伺いに来ても、カタリーナは黙して咎めたりはしなくなった。
街道筋や王国の各地から、盗賊の被害が一掃されたことと、親友の不在期間中の真相を、バルトロメウスは聞きたそうにしていたが、ロードフリードの険しい顔つきから断念していた。
そんなある日、ロードフリードは小さな花束を持って、日課となったヴィオラートの様子見に訪れると、彼女の部屋にブリギットが来ていると知った。
いつも忠実な番犬のように、寝室の前に張り付いていたカタリーナも部屋の中にいるようだ。
わずかに開いた扉の隙間から、ブリギットの甲高い声が響いてくる。
「そんな……そんなことって……あんまりですわ!」
感情的なブリギットの声に、いけないとは判っていたがロードフリードは、じっと気配を殺して彼女たちの会話に聞き耳を立てた。
「あなた……あなたのせいで、ヴィオラートが!!」
「ブリギット、違うよ!カタリーナさんは悪くないんだよ!」
「でも、でも、あなたがこんなにも、痩せてしまうほど苦しんでるのは……」
ブリギットは涙声になっている。
「ブリギット……あたしはカタリーナさんを責めたくて、あなたを呼んだんじゃないよ?ブリギットにお願いがあるから、来てもらったんだよ……」
たったこれだけ喋っただけでも、ヴィオラートの声は息切れしていて、どれだけ弱っているのかが窺えた。
「なんなの?何でも言って頂戴!私に出来ることならどんなことでも、叶えてさしあげるから!」
必死になっているブリギットに、ヴィオラートはゆっくりと言った。
「あのね、あたしがいなくなったら……ロードフリードさんのこと、お願い……一緒に、幸せになってほしいんだ……」
548:04/04/30 00:28 ID:CPLmPyC+
ヴィオラートの静穏な声は、部屋の中の女性たちだけではなく、ロードフリードをも愕然とさせた。
「ば……馬鹿な事いわないで!まるであなたが死んでしまうような、そんなこと、あるわけ無いでしょう!」
「うん……あたしね、身体がよくなったら、アイゼルさんと、カタリーナさんと一緒に、錬金術をもっとよく識るために、長い冒険に出かけるつもりなんだ……そうしたらもう、とうぶん、ここには帰ってこられないから……だから、ブリギットにお願いしたいの」
迷いの無いヴィオラートの声音に、ロードフリードの肩が震え始める。
「そんなこと、ロードフリード様が承知なさるはずないわ!あの方は、今でもあなたを想い続けていらっしゃるのよ!」
「……でも、あたしにはもう、ロードフリードさんに想ってもらう資格なんて無いんだよ……」
ヴィオラートの諦めの声に、そんなことはない、とロードフリードの喉元まで声が出かかった。
「そんなわけ無いでしょう!?ロードフリード様はあなたの身に起こったことで、あなたが汚れたとか資格が無いなんて、思ってもいらっしゃらないはずよ!」
期せずしてブリギットが彼の気持ちを代弁してくれたが、ヴィオラートの返答はさらに沈んだものであった。
「もちろん、ロードフリードさんはそんな人じゃないよ……それはあたしもよく知ってる……駄目なのは、あたしの方なんだよ」
「どういうことなの?」
「……ロードフリードさんは優しい、あたしにはもったいないくらい素敵な人で、あたしに乱暴した人たちとは全然違うって、わかってるの……ちゃんとわかってるんだけど……」
ヴィオラートの声が、すすり泣きに変わっていく。
「でも、ロードフリードさんに……女として抱かれることを考えただけで、あのときの事を思い出すの……体の中を裂かれるような痛みと、嫌な笑い声が今も、怖くて恐ろしくて、泣き叫びたくなって……あたしは、きっとロードフリードさんを拒絶して、傷つけてしまうよ……」
「ヴィオラート……」
549:04/04/30 00:32 ID:CPLmPyC+
「ロードフリードさんのこと、大好きなのに……傷つけたくなんか無いのに……誰よりも幸せになってほしいのに……あたしにはもう、それは出来ない……」
「そんな……!」
「だからブリギット、お願い……あたしの分まで彼を幸せにしてあげて?……ブリギットなら、きっと出来ると思うんだ……」
「…………」
「ごめんね……最初から、ブリギットのことを一番に考えてたら、こんなことにならなかったかもしれないのに……きっとばちが当たったんだね、あたしわがままで……自分のことしか考えてなかったから……だから……」
「何を言ってるのよ!」
しゃくりあげるヴィオラートを、叱り飛ばす勢いでブリギットが叫んだ。
「そんなことを言うなら、私だってあなたから、ロードフリード様を奪いたいって、ずっと思っていたわ!あなたのことよりも自分のことしか考えてなかった、あなたに譲ってあげるなんて考えてもみなかった、そんな女なのよ!」
「ブリギット……」
いきなりなブリギットの剣幕に、ヴィオラートもカタリーナも、ロードフリードすらも呆然とした。
「だいたいあなた、本当はそんなに弱い人間ではないでしょう!?私の病気を治すために、溶岩の化け物に突っ込んで行った気迫はどこへやってしまったのよ!そんな、そんなくだらない出来事で弱音を吐くような、そんなあなたをライバルだなんて、私は絶対に認めなくってよ!」
550:04/04/30 00:35 ID:CPLmPyC+
「く、くだらないですって?」
いままで一言も発さなかったカタリーナが、初めて激した声でブリギットに詰め寄っている。
「ええ、そのとおりよ!こんなことくらいで立ち直れないなら、あなたはその下賎な男たちに負けることになるのよ!私の知っているヴィオラートは、そんな弱い女じゃないはずだわ!」
「…………」
「さあ、怒りなさい!あなたを辱めた男たちでもいい、あなたからロードフリード様を奪おうとしてる私にでもいいから、怒って、立ち向かってみなさいよ!」
ロードフリードは、どうしてブリギットがヴィオラートの一番の友達なのか、ようやくその理由が分かった気がした。
彼女はヴィオラートを奮い立たせるために、あえて憎まれ役をやろうとしているのだ。
生きるための気力を、残らず失ってしまった親友のために……
だがそうするには、ヴィオラートはあまりにも、ブリギットのことを理解しすぎていた。
「ブリギット……ありがとうね……」
「違うでしょう!そうじゃない、私は……っ!」
「うん、わかってるから……ブリギット、大好きだよ……あなたに会えて、あたし本当によかったと思ってる……」
ヴィオラートの透きとおるような微笑が、ロードフリードには見える気がした。
「いや……嫌よ、ヴィオラート……お願いだから、生きて、ここにいて欲しいのよ……こんなのは嫌ぁっ!!」
551:04/04/30 00:37 ID:CPLmPyC+
ブリギットが泣きながら部屋から飛び出し、扉の脇にいたロードフリードにも気づかずに駆け去っていく。
沈黙が辺りを包んでしばらくすると、ヴィオラートの声が聞こえた。
「カタリーナさん……あたし、間違ってたのかな……ブリギットに、何も言わない方が良かったのかなぁ……」
「大丈夫、彼女はきっと、わかってくれてるわよ……」
「うん……そうだよね……」
「それよりも、あなた冒険に出たいって本気なの?錬金術を極めたいとかって……」
「うん……あたしには、もう、それしかないから……」
もう錬金術にしか、生きる希望を見出せないという、ヴィオラートの固い決意の言葉は、ロードフリードを奈落に突き落とした。
「そう……わかったわ。あたしはどこまでも、ずっとあなたについていくつもりよ」
「ありがとう……カタリーナさん……」
ヴィオラートの声が小さく途切れ、その気配で彼女が眠りについたことが判った。
ロードフリードがそっと部屋の中を窺うと、ヴィオラートを肩に抱き寄せて、カタリーナが子守唄を口ずさんでいる。
その歌声に、荒ぶる感情が胸中に渦巻きながらも、ロードフリードは黙ってその場を離れたのであった。
もうヴィオラートにとって、自分は必要のない過去の存在となるしか、彼女の心を救うすべはないのだと思い知らされて、ロードフリードの心は二つに引き裂かれる思いがしていた。


……つづく。
552名無しさん@ピンキー:04/04/30 01:49 ID:cx2oDaKx
(;TДT)…

でも、

(・∀・)イイ!

情景や会話の描写が丁寧で、非常に楽しませて貰ってます。是非この調子で続けていって下され。
553:04/05/01 00:06 ID:zvanTmq0
その日の晩、月光亭の酒場で酔えない酒に溺れている、ロードフリードの肩を叩くものがいた。
「ちょっと、しっかりなさいな。これをお飲みなさい、大事な話があるのよ」
振り向くと、アイゼルが紙に包まれた粉薬と水を差し出しており、その後ろに何故かバルトロメウスが立っている。
「……これは?」
「酔い止めの薬よ、肝心のあなたがそんな風では、お話にならないでしょう?それを飲んだら、さっさと私の部屋にきて頂戴」
気のせいか、いやに険のあるアイゼルの物言いに、怪訝そうな顔をしながらもロードフリードは言われたとおりに従った。
逆らうにはあまりにも、彼女に借りがありすぎるし、バルトロメウスの神妙な表情も気になったからだ。
アイゼルの部屋に入ると、なんとブリギットまでもがそこにいた。
部屋の中に四人がそろうと、アイゼルが口火を切った。
「……いろいろ手を尽くしてはみたけれど、もう限界ね。このままでは、ヴィオラートの命は長くないわ」
衝撃的な断言に、ロードフリードだけでなく、他の二人も息を呑む。
「そんな!あなたなら、何とかできると思いましたのに!死に取り付かれた今のヴィオラートを、どうにかして救う手立てを!」
ブリギットが悲痛な叫びをあげた。
かつて死の病に罹っていた彼女には、ヴィオラートの本心を見抜くことが出来たのだ。
もう長くはない自分の先行きを、なんとか和らげて皆に伝えようとする思いやりを。
「あの子は私と一緒に冒険に出たいと言っているけれど、今のあの子の体力でそんなことは到底無理なのよ。
それ以前に見知った男性でも怯えるあの子が、家の外に一歩でも足を踏み出せるはずがないわ。
なによりどんなに言い聞かせても、食物を口にしないあの子では、身体は衰弱する一方で、簡単に性質の悪い病気に罹ってしまうでしょうよ。
私の作る薬は万能ではないのよ、生きる意志のない人間に、それを起こさせることはできないわ……」
アイゼルの緑の瞳は、やるせない思いに揺れていた。
554:04/05/01 00:09 ID:zvanTmq0
「そんな馬鹿な!ヴィオが、あいつがこんなことで死んじまうなんて、絶対ありえねぇ!」
バルトロメウスが、腹の底から搾り出すような声で叫ぶ。
そんな彼に、アイゼルは痛ましげな視線を向けた。
「ヴィオラートは、本来とてもたくましい子みたいね。生活全般や人間関係、戦いや冒険、錬金術の知識や技術に関してなら、どんな困難でも笑って乗り越えられる力を持っている。
でも反面、恋愛や性愛といった、心と身体のデリケートな面では、驚くほど脆くて傷つきやすい……あの子を見ていると“掌中の玉”という言葉が思い浮かぶのよ。
いままでとても大切に、あなたたちお二人や、善良な村人たちに見守られて育ってきたのでしょうね……純粋培養だったあの子が直面した今回の事件は、あの子にとってあまりにも酷すぎた……」
アイゼルの訥々と語る言葉に、ロードフリードとバルトロメウスはうなだれて唇を噛んだ。
「ヴィオラートのような目にあっても、敢然とそのことに立ち向かい、克服できる強い心の女性も世の中にはたくさんいるわ……でも残念ながら、あの子はそうじゃなかった……周りの人間がこれほど気をつけていなければ、とうに自ら命を絶っていたはずよ」
バルトロメウスが突然、アイゼルの目の前に膝と手をついて土下座した。
「アイゼルさん、頼む!どうかヴィオを、あいつを助けてやってくれ!たった一人の、大切な俺の妹なんだ!!」
「私からもお願いします!そのためにお金が必要なら、いくらでもご用意いたしますわ!」
ブリギットも、必死の面持ちでアイゼルの腕にすがりつく。
アイゼルは険しい顔をしながら、ロードフリードの方に目を向けた。
ヴィオがこの世からいなくなる、という絶望的な未来をつきつけられ、しばし放心状態になったロードフリードであったが、アイゼルの表情にひとつの希望を見出した。
「アイゼルさん、貴方が我々をここに集めたのは、なにか打開策があるからに他ならないのでは?」
「…………」
「教えてください、その方法を。ヴィオを救えるのなら、俺はこの魂を差し出してもかまわない」
555:04/05/01 00:11 ID:zvanTmq0
まるで悪魔と取引をするかのようなロードフリードの発言だが、それが嘘偽りない真実であることをアイゼルは知っていた。
三人の懇願する視線を一身に集めながらも、アイゼルは厳しい表情で沈黙していたが、ひとつ大きなため息をついて言った。
「この方法だけは、なんとしても避けたかった……でも、もう仕方がないわ……」
こころなしか、アイゼルの唇が震えている。
だがそれは恐怖や罪悪からではなく、彼女の心の内側から出る感情の発露のようであった。
「かつて私の錬金術の先生が、このグラムナート大陸を旅していた頃のお話なのだけれど……」
いきなり違う話題になり、三人とも不可解な顔をする。
「その時に護衛としてよくパーティーを組んでいた冒険者仲間の女性たちが、旅の途中そろって盗賊たちにかどわかされ、凌辱の限りを受けるという事件があったらしいの。まるで今回の、ヴィオラートと同じように……」
三人は一斉に目を見張り、息を呑んだ。
「盗賊のアジトで半死半生になっていた彼女たちを、先生が自ら乗り込んで救出し、盗賊たちには手ひどい報いを受けさせたとか……でも彼女たちの心には大きな傷が残った……その中でも先生と同じ錬金術士の女性が、立ち直れないほどの痛手を負っていたらしいわ」
その盗賊どもが受けた“報い”の内容をロードフリードだけは知っていたが、黙ってアイゼルの話に耳を傾けた。
「先生には困った悪癖があってね、自分の懐に入った相手には甘くなるけど、時々錬金術の実験台にしてみたりする……でも、このときはその女性の生命に関わることだから、必死で解決法を探して、ついにこれを作り出したの」
アイゼルは、机の上に白い硝子製の小瓶をことりと乗せた。
556:04/05/01 00:17 ID:zvanTmq0
「名づけて“白光水”。これを使用した人物の記憶を消去する薬よ。ヴィオラートの忌まわしい記憶を失くしてしまえば、あの子は生きる気力を取り戻すことができるわ」
聞きなれないアイテム名だが、きちんと名前がついているところを見れば、あの伝染病の病原体とは違い、秘密にするほど危険な代物ではないらしい。
アイゼルの言葉に、バルトロメウスもブリギットも瞳に喜色を浮かべた。
「ありがてぇ!それを使えばヴィオのやつは助かるんだな!」
「もう!そういうものがあるのでしたら、初めから使ってくださればよろしいのに!」
ロードフリードだけが、緊張した顔つきでアイゼルに問いかけた。
「それを使うことにより、ヴィオはどれくらいの期間の記憶を失うのですか?」
ひとつ呼吸をしてから、厳かにアイゼルは答えた。
「……すくなくとも五年、へたをすれば、これまでの人生すべての期間よ」


……つづく。

>552さんへ
嬉しいご感想、たいへん励みになります。
ありがとうございました。
557:04/05/02 00:03 ID:+2FTjGB6
ヴィオラートは不安そうな瞳で、自分の手にある白い小瓶とアイゼルの顔を見比べている。
彼女の寝室にはアイゼルの他に、カタリーナとミーフィス、ブリギットとバルトロメウス、そして一番離れたところにではあったが、ロードフリードもいた。
今まで扉と衝立越しにしか、ヴィオラートの存在を感じとれなかったロードフリードは、こうして寝台に起き上がっている彼女を直に目にし、あまりにも痩せ衰えたその姿に低いうめきをもらした。
どちらかといえばぽっちゃりめで、健康的な肢体が魅力のひとつだったヴィオラートは、げっそりと頬がこけ、骨と皮とまではまだいかないが、本気で折れそうなくらいに手足がやせ細り、病的な美しさを醸し出していた。
なによりも、あの生き生きとした瞳の光がすっかり消えうせ、人生の終焉を待つ老人のような鈍い眼の色をしている。
そして、ロードフリードの姿を認めたとき、かすかに浮かんだ怯えと哀しみの表情に、彼は痛いほど胸を締め付けられた。
「どうしても、飲まなくちゃ駄目ですか?アイゼルさん……」
「あなたがちゃんと、食べ物を摂って体力をつけられるなら、無理にすすめはしないわ」
「…………」
「こうして口で言われただけで、それができるものなら、あなたは今も苦しんではいないはずよ」
アイゼルの口調は穏やかだが、その中には有無を言わせない厳しさがあった。
「でも……記憶を失くしてしまうなんて……そんなのって……」
「あなたが天涯孤独の身で、頼れる人が誰もいないなら、私もこんな方法はとらないわ。でもあなたはあなただけのものじゃない、こうしてあなたを心配してくれる人たちのためにも、勇気を出さなくてはいけないのよ」
558:04/05/02 00:04 ID:+2FTjGB6
アイゼルはそう言って、一歩引くと後ろにいる皆を見渡す。
バルトロメウスが、前に進み出て言った。
「ヴィオ、たとえおまえが今までの記憶を、全部なくしちまったとしても、おまえは俺の妹だ。俺を信じろ、いいな?」
「お兄ちゃん……」
ブリギットが泣きはらした目で、祈るように手を胸元で組んで言う。
「ヴィオラート、私はあなたが私にしてくれたことを、私の命を救ってくれたことをけっして忘れない。あなたがそれを忘れてしまっても、またあなたの生涯の友達になってみせるわ」
「ブリギット……」
ミーフィスは、この数ヶ月の禁酒で少し面やつれしているようだった。
いつもの彼女らしくない、暗い面持ちと声で言った。
「……あたしは、あたしには何も言う資格なんてないけど、こんなヴィオラートは見てられないよ……元気に、ただ元気になって欲しいのよ……」
「ミーフィスさん……」
カタリーナの言葉も口調も、そのゆるぎない意志を表していた。
「ヴィオ、あなたはあたしが必ず護る。その誓いは、なにがあっても破られたりはしないわ」
「カタリーナさん……」
最後にロードフリードが、ヴィオラートに語りかける。
離れた場所からではあったが、万感の思いを、その言葉に乗せながら。
「ヴィオ……俺は、俺の一番の願いは、君が幸せでいてくれることなんだ」
「……ロードフリードさん……」
559:04/05/02 00:06 ID:+2FTjGB6
ヴィオラートは泣き出しそうに顔をゆがめ、そこにいる全員を一人づつ見て言った。
「あ、あたし……みんなのこと、忘れたくないよ……それに、もしあたしが、錬金術を忘れてしまったら、この村は……」
「もう充分、おまえはこの村の発展に貢献してきてるじゃねぇか!後は俺たちが、なんとかする番だ!」
「村に必要な資金なら、この私がお父様にかけあって用意するわ!」
バルトロメウスとブリギットがたたみかけるように叫ぶと、その背後のロードフリードが力を込めて訴えた。
「村の発展よりも、俺にはヴィオの方がずっと大切だ」
「みんな……」
ヴィオラートがとうとう、こらえきれずにしゃくりあげ始める。
思いつめた顔のミーフィスが、アイゼルのほうに振り向いて問いかけた。
「ねぇ、ヴィオラートの記憶を失くす薬って、うまく調節できないのかなあ?この半年だけとか、一年とかって……」
「この薬は、一度使用したことのある人間には、耐性がついて二度と効果が無くなるの。つまり、やり直しがきかない物なのよ。簡単に実験できる性質の薬ではないから、はっきりした効能もいまだ解明できていないし……」
アイゼルは感情を見せない目と声で、こう答えた。
560:04/05/02 00:08 ID:+2FTjGB6
「そんな危険な薬を、あなたはヴィオに使うつもりなの!?」
カタリーナが憤慨した声を上げる。
アイゼルはちらっとカタリーナに視線を走らせ、ため息をついた。
「ほかにいい方法があるのなら、ぜひ聞かせてもらえないかしら?すくなくともこれを使えば、ヴィオラートの命が助かることは間違いないのよ」
「…………」
カタリーナが黙り込むと、ヴィオラートが意を決したように言葉を発した。
「わかりました……アイゼルさん、あたし、これ使わせてもらいます……せっかくあたしのために作ってくれたんだもん。無駄にしちゃ、もったいないですよね……」
ヴィオラートは涙をぬぐうと、無理にではあったが微笑んだ。
「あたし、あたしは絶対に、みんなのこと忘れないよ……嫌なことや、つらいことだけ忘れて、またみんなと……」
そう言ってヴィオラートは全員の顔を見渡し、最後にカタリーナとミーフィスにすまなそうな目を向けると、手に持った小瓶を一気にあおった。


……つづく。
561名無しさん@ピンキー:04/05/02 02:04 ID:J+4dJIgd
毎日楽しみにしております。
562名無しさん@ピンキー:04/05/03 07:08 ID:1KFLcrKW
読み応えあって良。

続き楽しみにしております。
563:04/05/04 00:10 ID:Syp4BSx7
月光亭のテーブルのひとつに、ミーフィスとカタリーナが向かい合わせで腰掛け、静かに酒を酌み交わしていた。
「……ヴィオラート、笑ってたよね……これで、よかったのよね……」
ミーフィスは今にも泣きそうな顔で、久しぶりのワインを口に運んでいる。
「……そうね……」
カタリーナにいたっては、ワイングラスを手でくゆらすだけで、口をつけようともしなかった。
「でも、こんなのってないじゃない……あの子、もうあたしたちのこと、ぜーったい思い出したりしないのよ?こんなひどい話、あっていいの?」
「…………」
「せめて飲まなきゃやってられないわよ……」
ミーフィスは瓶ごとワインをがぶ飲みしているが、傍目にもまったく美味しそうには見えない。
カタリーナは自棄酒をあおっているミーフィスから目をそらし、酒場の窓から見える夜の風景に視線をやりながら、先ほどのヴィオラートたちとのやりとりを、頭の中で思い返していた。

…………白光水を飲んだヴィオラートは、一瞬、身体全体が淡い光に包まれると、直ちに意識を失ったが、側に駆け寄ったバルトロメウスの腕の中で、眠っているとわかる呼吸をしていた。
彼女が薬を吐き出すことを危惧していたアイゼルも、ほっと息をついた。
ヴィオラートが眠りから覚めるまで、その部屋からは誰も出て行かず、息を詰めて成り行きを見守った。
一時間程度経過した頃、ヴィオラートはベッドの中で寝返りを打ち、皆の方を向いたときにゆっくりとまぶたを開ける。
ヴィオラートは驚いたように瞬きをすると、むくりと起き上がり、一番近くにいたバルトロメウスに目を向けてこう言った。
「あれ?お父さん……じゃないや。ちょっと似てるけど……お兄さんは、誰なんですか?それに、ここあたしの部屋なのに、どうしてこんなにたくさん、知らない人がいるの?」
564:04/05/04 00:12 ID:Syp4BSx7
不思議そうに周囲を見渡すヴィオラートは、物怖じせずに皆の方へ問いかけてきた。
やせぎすな顔と身体つきはそのままだが、うって変わった生命力溢れる茶褐色の瞳は、かつての汚れない彼女と寸分たがわない輝きであった。
バルトロメウスがのどを詰まらせながらも、何かを言おうとする前に、アイゼルがさっと割って入った。
「私の名はアイゼル・ワイマール。あなたの名前は?今の年齢はいくつなのか、教えてもらえるかしら?」
ヴィオラートは瞬きをしたが、すぐに満面の笑顔でアイゼルにこう答えた。
「ヴィオラート・プラターネ、十歳だよ!こんにちは、アイゼルさん!」
人を疑うことを知らない、純粋なその笑顔と声に、アイゼルはやるせない哀しみと安堵の色を浮かべ、かすかに震えながら息を吐くと、後ろを振り返って皆に告げた。
「試みは、成功よ。ヴィオラートは、これでもう大丈夫だわ」
アイゼルがそう宣言した直後に、バルトロメウスがヴィオラートの目の前に駆け寄ると、彼女を強く抱きしめた。
「え?え?え?ええーーっと……?」
驚き戸惑うヴィオラートに、バルトロメウスは涙を浮かべながら言った。
「ヴィオ、俺は、おまえの兄貴の、バルトロメウスだ!」
ヴィオラートの両目が、驚きのため大きくなった。
「う、うそ!?だってあたしのお兄ちゃんは、こんな大人の男の人なんかじゃないよ?あたしと、みっつしか違わなくって……」
バルトロメウスが言葉につまっていると、彼の背後からロードフリードが、それこそ泣き笑いの表情でヴィオラートに語りかけた。
「ヴィオ……君なんだね……君が無事でいてくれて、本当に、良かった……」
「……?ど、どなたですか……?」
美貌の青年に、熱っぽく語りかけられて、ヴィオラートは戸惑いを大きくした。
565:04/05/04 00:15 ID:Syp4BSx7
ロードフリードは、彼を睨むバルトロメウスの腕を、ヴィオラートから半ば強引にはずすと、彼女を自分の方に向かせて言った。
「俺はロードフリードだよ、ヴィオ。急には信じてもらえないだろうけど、まずは俺の話を聞いてくれないか?」
「ロ、ロードお兄ちゃん!?だって、ロードお兄ちゃんは今ハーフェンで、騎士になるお勉強をしてるって、この間お手紙ももらったのに……」
昔の呼び名を言われて、ロードフリードは自然に笑みをこぼした。
いま目の前に居るヴィオラートは、約十年前の、自分が手紙のやり取りでしか知らなかった頃の彼女なのだ。
懐かしさと、彼女が自分のことをすっかり忘れてしまわなかったことへの感謝と、これから新たに彼女との関係をやり直せる希望とで、ロードフリードは胸がいっぱいになった。
「ヴィオ、俺は、俺たち二人がバルテルに内緒で作った、秘密の宝物の隠し場所を全部言えるよ。君の一番のお気に入りは、赤いスカートのお人形だったね?バルテルが意地悪してよく隠してしまうから、俺がもっといい隠し場所を見つけたのを覚えてるかい?」
「!!」
「おまえら、俺に黙ってそんなことしてやがったのか!」
バルトロメウスが大人げなく騒ぎ立てる。
「それに、これ、覚えてるかな?」
ロードフリードは自分の片袖をまくって、二の腕にある小さな傷跡を示した。
「高い木に登って、足を滑らせ落ちてきたヴィオを支えたときに、うっかり怪我した名残だよ。君は俺よりも痛そうにわんわん泣いてくれて、かえって俺は悪いことをしてしまった気がしたっけ……」
ヴィオラートにとって、それはさほど遠くない過去の出来事らしく、彼女は自分の手で赤くなった頬を覆った。
566:04/05/04 00:18 ID:Syp4BSx7
「ほ、ほんとに、ロードお兄ちゃん……?でも、どうして……?」
ヴィオラートの記憶にあるロードフリードの姿は、十二歳の少年のままなのだ。
当時の面影が少しは残っているとしても、ほぼ別人といっていいほど彼は成長している。
ロードフリードはヴィオラートに納得してもらえるよう、あらかじめ用意していた言葉の中から、幼い少女にもわかり易いものを慎重に選び出して説明を始めた。
「ヴィオ、よく聞いてくれ。本当の君は、もうすぐ二十歳になるはずの大人だったんだ。でも、ついさっきまで君は、とても重い病気にかかっていて、もう少しで命を失うところを、こちらの、アイゼルさんが助けてくれたんだよ」
「えっ?」
ヴィオラートがアイゼルのほうを振り返ると、彼女も頷いて説明した。
「……そうよ、あなたの病はとてもやっかいなもので、どうしてもある薬を使わなくてはいけなかったのだけど、その薬には過去の記憶を失う副作用があったのよ……副作用って、わかるかしら?」
「は、はい」
「本当に残念だけれど、もうあなたの十年間の記憶は戻らないものとして、あきらめて頂戴。そのかわり、あなたには限りない未来があるわ……いつまでも、元気でいてね……」
アイゼルの緑の瞳に、きらりと光るものが見えた気がして、ヴィオラートは何故だか胸が痛くなる。
「ヴィオラート……」
ブリギットが、今にも泣き出しそうな顔で、名前を呼んだ。
ヴィオラートは見知らぬ女性の、その悲しげな声に小首をかしげた。
567:04/05/04 00:22 ID:Syp4BSx7
「お姉さんは、誰なんですか?」
彼女の問いに答えたのはロードフリードだった。
「彼女は、ブリギット・ジーエルン。ヴィオが記憶をなくす前の、一番の女友達だよ。君のことを、とても心配してくれて、今も君を大切に思っている人だ」
「そ、そうなんですか?ご、ごめんなさい……あたし、全然覚えてなくって……」
気まずそうに、しゅんとうなだれるヴィオラートの手を、ブリギットはしっかりと握り締めた。
「いいの、いいのよ、ヴィオラート……あなたの命が助かって、私はとても嬉しいのよ……あなたさえよければ、また、私と仲良くしてもらえるかしら?」
「は、はい!もちろんだよ!こちらこそよろしくね!」
びっくりしながらも、はじけるような笑顔になったヴィオラートに、ブリギットも目頭を押さえて微笑んだ。
「それから、こちらの二人はミーフィスさんとカタリーナさん。ファスビンダーという街で、ヴィオと知り合いになった人たちだけど、二人とも君のことを心配してくれてたんだ。さあ、ヴィオからもお礼を言って?」
間違ってはいないが、あまりにも簡潔すぎる紹介に、ミーフィスとカタリーナは声を荒げかけたが、ロードフリードを信頼しきっているヴィオラートは、にこにこと二人に笑いかけた。
「どうもありがとう、ミーフィスさん、カタリーナさん!」
彼女の笑顔に、二人ともあいまいに頷き、黙り込むしかなかった。
568:04/05/04 00:27 ID:Syp4BSx7
「ええっと……お兄ちゃん?」
おそるおそるヴィオラートがバルトロメウスに声をかけると、彼はロードフリードを押しのけて、彼女の前に立った。
「そ、そうだ、ヴィオ。俺がバルテルなんだぞ?わかるのか?」
「うん、よく見ると、お兄ちゃん、あんまり変わってない気がするし……お父さんと、お母さんはどこ?畑にいるの?」
記憶を失っても、ヴィオラートはそれほど悲観的にならず、状況を受け入れようとしている。
それもそのはずで、もともと持っていなかったものを、失くしたからといって惜しむ人間はあまりいない。
バルトロメウスはヴィオラートの頭をくしゃくしゃに撫でると、泣き笑いの顔で答えた。
「こいつ……マジで元気になりやがって……へへっ……親父とおふくろは、いま遠い国で事業をやってるが、もうじきこの村に戻ってくるはずだ。おまえのことは知らせる間がなかったから、帰ってきたら驚くに違いないけどな」
とたんに不安げになるヴィオラートに、バルトロメウスのさらに前に出てきたロードフリードが、彼女を励ますようにその手を取った。
「ヴィオ、おじさんとおばさんがいなくて不安だろうけど、今の君にはバルテルも、俺も、ブリギットもいる。オッフェンさんやクラーラさん、俺の両親も、その他の村の皆も、ヴィオが元気になったことを喜んでくれるはずだ。皆、君のために力になってくれるよ」
「ロードお兄ちゃん……」
「それに、ヴィオと俺は、ちょっと前に恋人同士になっているんだ。君のことは、俺が必ず護る。だから、ヴィオはなにも心配しなくていいんだよ」
ヴィオラートは、一瞬何を言われたのかわからない顔をして、次の瞬間今までにない驚愕の顔つきになった。
「え?……ええええええええええーーーーーーーーーーっっっっ!!!!」
569:04/05/04 00:34 ID:Syp4BSx7
「お、おまえ……いまそれを言うのか?」
バルトロメウスが、呆れ半分、怒り半分な口調で、ロードフリードに詰め寄った。
「俺は、ヴィオを安心させたいだけだ。ヴィオは、幼い頃から俺を好きだったと言ってくれていた。俺は今の彼女にとって、誰よりも近い存在でありたいと思っている。もう二度と、後悔はしたくない」
「…………」
ロードフリードの深い想いをこめた台詞の数々に、精神年齢は十歳のヴィオラートは、卒倒寸前であった。
「な、なんだかめまいがしてきちゃったよ……」
混乱しているヴィオラートを、ロードフリードは優しく寝台に横たわらせて微笑んだ。
「ヴィオは疲れているんだよ。少し眠った方がいい……起きたら、もっと美味しいものを食べて、栄養をつけないとね」
「よーし、今日は俺が腕によりをかけて、ご馳走を作ってやるぜ!期待して待ってろよ!」
張り切るバルトロメウスに、ブリギットが渋い顔をする。
「ヴィオラートは長い間の絶食で、胃がかなり弱っているはずですわ。消化に良い病人食から始めなくては……うちのメイドに、なにか作らせて持ってこさせます。ちょうど、そういう専門の者を私は雇っていますもの」
わいわいと賑やかなカロッテ村の四人を、困惑げな表情で眺めていたカタリーナとミーフィスだったが、アイゼルは彼女らにそっと、自分と一緒に部屋から出るよう促したのであった……


……つづく。

>561、562さんへ
私の話を楽しみにしてくださって、ありがとうございます。
ときどき突発的な用事で家にいられず、アップできないこともありますが、
よろしければもうしばらくの間、お付き合いください。
570名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:42 ID:3FxDk8WM
続きキタ━━━━━━━━ (゚∀゚) ━━━━━━━ !!!!毎回毎回楽しみにしてます。
歴代アトリエのシステム部分等を上手く小説に取り入れてる辺りとか、本当感服です。
続き待ってますねー(*´∀`)ノシ
571名無しさん@ピンキー:04/05/04 23:49 ID:fQ3sr1uW
久々にダグエリ見たいだす。
572:04/05/05 01:53 ID:sda/mCd3
ひとりでワインの瓶を林立させているミーフィスを前に、カタリーナは物思いにふけっていたが、酒場の宿に至る階段からアイゼルが降りてきて、雑貨屋の前の出口から外に出ようとするのをぼんやりと目で追った。
すると扉の向こうにはロードフリードが微笑みながら立っていて、アイゼルと何かひとことふたこと話すと、そのまま二人連れ立って、夜の暗がりの中へ出て行ってしまう。
その様子に言いようのない不審を感じ、カタリーナは席を立つと、飲んだくれているミーフィスを残して二人の後を追った。
ロードフリードもアイゼルも、歴戦といっていい冒険者だが、野生動物のようなカタリーナの気配に気づくことはなかった。
人通りの途切れた、村の中心である村長宅の大樹の前で、二人とも足を止めて小声で話し始めたが、建物の陰に潜むカタリーナの耳には充分聞き取れた。
「アイゼルさん、ヴィオのこと、あらためてお礼を言います。いろいろと、ありがとうございました」
「別に、あなたのためにしたことではないわ。できることなら、私があの子を連れて旅に出たかった……でも、あの子の生命と幸福には、かえられなかったもの……」
悔しげなアイゼルの声に、ロードフリードも申し訳なさそうな表情をしている。
「ヴィオが旅に出るのなら、彼女さえ望めば俺もついて行くつもりでした……残念です」
「あら、もうじきこの村に結成される自警団の団長さんにしては、責任感が足りないのでなくて?」
アイゼルが揶揄するように言うと、ロードフリードも苦笑した。
「自警団は、俺ひとりがいなくても機能できるでしょう……でも、ヴィオを護る役目は、もう誰にも譲りたくないと思っています」
「あなたがカタリーナに、やけに冷淡だったのは、そのせいなのかしら?」
物陰のカタリーナは、はっと顔を上げた。
ロードフリードは自嘲するような声で、己の内心をアイゼルに語って聞かせる。
573:04/05/05 01:55 ID:sda/mCd3
「……いまだかつて誰にも、あれほど激しい嫉妬心を覚えたことはなかったですね……ヴィオを犯したならず者には、単純な怒りと憎悪しか感じませんでしたが、彼女はすべての原因ともいえるのに、ヴィオから慕われていて、なおかつ彼女の側にいることが出来た……
俺は、自分の気が違ってしまうんじゃないかと思いましたよ」
「彼女たちの間には、恋愛感情はないというのに?」
「だからこそ、かもしれません。彼女がヴィオにそういった感情を抱いているなら、ヴィオははねつけるしかなかったでしょうが、純粋な思いだけなら拒む理由はないですからね……」
「恋心というものは複雑ね……」
「敵の敵は味方、と兵法のように理屈どおりにいかないのは確かです」
カタリーナ自身は、ただひたすらにヴィオラートを護りたいだけだったのだが、そのせいで周りが見えなくなっていたらしいと、このときようやく悟った。
自分がヴィオの身近な人間から冷たく当たられても、それが当然の報いで甘んじて受けなければならないと、思い込んでもいたのだ。
「でも、これでヴィオラートはあなたのもとに帰ってきたのでしょう?おめでとうと、言うべきなのかしら」
「ええ、それも貴方のおかげです。こちらこそ、感謝しています」
「ではその感謝ついでに、ひとつお願いしてもいいかしら」
「なんでしょう?」
「これを……あの子に渡してあげて欲しいのよ。もう、私からでは不自然だから、あなたからだと言ってね」
アイゼルは、ルフトリングをつけている首飾りの鎖から、同じくそれにつけていた小さなお守りのような袋をはずして彼に手渡した。
574:04/05/05 01:57 ID:sda/mCd3
「これは?」
「“結界石”という石が、その中に入っているわ。つけている人の、身を護る効果があるの……私の好きだった人から、旅に出る前にもらったものだけど……もう、私には必要ないものだから……」
そのアイゼルの言葉の奥には、言い知れない深い思いが感じられたが、ロードフリードは何も言わずにそれを受け取った。
しかし彼はその石を手にすると、不安そうにアイゼルに問いかけた。
「アイゼルさん、本当にヴィオの記憶はもう、元に戻ることはありえないのでしょうか?」
「ええ、そうよ。たとえあの子に、その身に起きたことを詳細に説明してやったとしても、あの子が再び、あの出来事と同じ状況に陥ることになったとしても、過去の記憶がよみがえることだけはありえないわ」
「……ただひとつの方法を除いて、ですね」
「そのために、わざわざあの子の記憶を、遠い過去にさかのぼって消したのよ。本当なら、この数ヶ月の記憶だけを消去することも可能だったのだけれど……」
「なんですって!?」
アイゼルとロードフリードが声のしたほうを振り向くと、カタリーナが肩を震わせながらそこに立っていた。
彼女の瞳は、街灯の灯りだけでもそれとわかるほど、激しい憤りに燃えている。
ロードフリードはため息をひとつつくと、冷ややかな目を彼女に向けて言った。
「盗み聞きとは、褒められた趣味ではないですね」
ロードフリードの沈着な声に、カタリーナは声を荒げて言った。
「そんなことはどうでもいい!あなたたちがヴィオを騙して彼女の記憶を、勝手に十年も奪ったというのは本当なの!?」
575:04/05/05 02:00 ID:sda/mCd3
カタリーナとミーフィス、そしてヴィオラートはあのとき同時に“白光水”についての説明を受けていた。
それによると、消去される過去はだいたい五年以上になるが、はっきりと確定は出来なくて、最悪の場合すべての記憶を失いかねないというものだった。
その言葉の裏には、そんなに長期間の記憶を失わずにすむかもしれないという可能性すら、ほのめかされていた。
だからこそ、ヴィオラートはそれに一縷の望みを託したというのに、初めからこれが計画されていたのなら、許しがたい裏切りだとしかカタリーナには思えなかった。
そんな彼女に、アイゼルは肩をすくめてみせた。
「騙しただなんて、人聞きの悪いことを言われたくないわね。私は本当のことしか、ヴィオラートに話さなかったもの。本気で騙すつもりなら、栄養剤といつわってでも薬を飲ませていたわ」
「だが、記憶を失うのが短期間だけですむのなら、ヴィオは迷わずそちらをえらんだはずだわ!」
全身に怒気をみなぎらせ、カタリーナは叫んだが、アイゼルはかすかに眉を顰めただけであった。
「それは、そうでしょうね。でもそうすることだけは、できなかったのよ……どんなに、そうしたくてもね……」
「どうしてよ!?」
完全に逆上しているカタリーナに、ロードフリードが冷静な声を投げつける。
「カタリーナさん、貴方は我々が本気で、ヴィオの記憶からこの十年が失われたことを、喜んでいるとでも思っているのですか?」
「あたしやミーフィスに対する、嫌がらせとしか思えないわ!」
「ばかばかしい……では、ブリギットのことはどうなるのです?」
「……それは!」
「何よりもアイゼルさん自身が、ヴィオに忘れられることを望んでいなかったというのに、そんなことにも考えが至らないのですか」
「…………っ」
ロードフリードの言葉は容赦なく、侮蔑すら感じさせ、カタリーナの表情を頑なにした。
576:04/05/05 02:07 ID:sda/mCd3
「もういいわ、あなたにも説明してあげるから、ちゃんと聞いて頂戴」
アイゼルがため息混じりに、カタリーナに向き直る。
「あの“白光水”は私の先生が、ヴィオラートと同じ目にあった女性のために作り出した薬なの。
基本のレシピは一ヶ月の記憶を失くすもので、それを五年分に加算したら、いまの痩せ衰えたヴィオラートの身体では、過剰効果がどの程度なのか予測がつかず、すべての記憶をなくしかねないと言ったのは本当だったのよ」
「だからどうして、五年もの記憶なの!?」
「ヴィオラートの記憶から、錬金術そのものについての知識を消し去るためよ」
そう言ったアイゼルの瞳は、カタリーナですらぞっとする光を放ち、彼女から反論の言葉を奪った。
「先生が薬を使った女性たちのうち、二人は何事もなく日常生活に戻れたのだけど、残る一人は錬金術士だった……
彼女は自らの記憶を取り戻す薬を、自らの手で作り出したのよ……たかだか一ヶ月そこらの、失われた記憶のために」
「!!」
「先生は彼女を、なんとか止めようとしたらしいわ。彼女がその記憶のためにどんなに苦しんだか、彼女が救い出されたとき、どんなに凄惨な状況だったかを、事細かに説明して見せたそうだけど、彼女はそれでも意志を曲げなかった。
彼女はなんでも、この世界か時空だとかが違う場所からやってきた女性で、どうしても元の世界に戻らなくてはならないという、強い目的があったらしいの。そのためにも、未知への探求をやめることが出来なかった……」
「…………」
「結果として彼女は記憶を取り戻し、元の世界に帰ったのだそうよ。でも、そこで彼女が立ち直って、新しい生活を始めたのか、止める人のいないところで、自ら命を絶ったのかは、もう誰にもわからない……」
577:04/05/05 02:15 ID:sda/mCd3
「そんな……」
カタリーナは愕然として、肩を落としている。
アイゼルはそんな彼女に、同情するような視線を向けた。
「これでおわかりかしら?錬金術士には、多かれ少なかれそういう部分があるのよ。どんな犠牲を払っても、求める知識を手に入れたいという……いわゆる業のようなものかもしれないわね。
だからこそ、ヴィオラートが錬金術で失われた記憶を取り戻そうとする可能性を、私は消し去らなくてはならなかったのよ」
アイゼルに続いて、ロードフリードも言葉をつむいだ。
「錬金術を知ってから、ヴィオはとても輝きだした。俺はそんな彼女にも強く惹かれたが、彼女がそのために破滅の道を歩むくらいなら、錬金術などやめてしまってもかまわないと、そう思いました。
彼女の魅力が、錬金術だけではないことを、俺はよく知っていますからね」
カタリーナが初めてヴィオラートと出会ったのは、彼女がまだ習い始めたばかりの錬金術に意欲を燃やしていた頃であった。
カタリーナにとって、錬金術士ではないヴィオラートを想像することすら困難だったからこそ、これほど激しい憤りを感じたのかもしれない。
ヴィオラートにとって、錬金術が天性であることは、誰の目にも明らかであったから。


……つづく。

>570さんへ
細かいところに気がついていただいて、とても嬉しいです。
エリー時代とかの戦士系キャラにアイテム使わせると、
すぐMPなくなって、「使えねぇ…」と何度思ったことか…
でもそういうところも、ゲームしてて楽しかったですが。
578名無しさん@ピンキー:04/05/05 02:21 ID:3I/ZOeNp
文書、話の展開に、読めば読む程引き込まれていきます。
続きをお待ちしています。
579名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:09 ID:3kFuPfc6
ユーディもかよ…(´・ω・`)ショボーン
続き期待してます
580:04/05/06 00:34 ID:PuOV/VuM
打ちのめされて俯いているカタリーナに、ロードフリードは追い討ちをかけるように告げた。
「カタリーナさん、今までヴィオを護ってくださって、ありがとうございました。ですが、この日をもって、あなたの役目は終了です。ヴィオのことは俺に任せ、どうかご自分本来の目標に向かって邁進されてください」
カタリーナは顔を上げて、ロードフリードを睨みつけた。
「あなたに指図される覚えはない!あたしは何があってもヴィオを護り続けると、彼女と自分に誓ったのよ!」
ロードフリードの目が、いっそう冷ややかに細められる。
「貴方のその誓いとやらは、ヴィオ自身の幸せよりも、優先されなければならないものなのですか?」
「どういう意味なの!?」
「貴方がヴィオにつきまとえば、ヴィオはそれが何故なのか疑問に思うでしょう。その理由を問われて、貴方は彼女になんと答えるつもりですか?彼女が失った過去に、ご自分がどのように関わっていたのか、貴方は説明できるとおっしゃるのですか?」
「!!」
「本当にヴィオの為を思うのなら、ご自分ではなく、彼女にとって最善の道を考えていただきたい」
言葉遣いだけは丁寧だが、ロードフリードの台詞の一つ一つに、まぎれもない敵意がこめられていた。
しかもすべてが正論なだけに、反発できない悔しさにカタリーナは歯をくいしばった。
「……これほどまで、あなたに憎まれていたとはね……」
「とんでもない、俺はヴィオにとって何が最善なのかを考えているだけですよ」
彼のその微笑は、婦女子に礼節を尽くすだけでなく、必要とあらば冷酷に敵を突き殺す、誠の騎士のものであった。
「……それに、ヴィオも貴方に、そう願っていたはずです」
一瞬、何を言われたのか判らなかったカタリーナだが、それが自分の目標を指しているのだと理解した。
581:04/05/06 00:37 ID:PuOV/VuM
ヴィオラートはずっと、カタリーナが己を責めて、自分の長年の夢を断念したことをすまなく感じていた。
白光水を口にする直前、ヴィオラートはカタリーナとミーフィスに視線を投げたが、それは謝罪と、もう彼女たちを自責から解放したいという思いがこめられていたのだと、このときやっとカタリーナは悟った。
自分とミーフィスがあの場にいなければ、もしかしたらヴィオラートは白光水を飲まなかったかもしれない。
それがよかったのか、悪かったのか、カタリーナにはもうわからなかった。
ただ、ヴィオラートは錬金術士としての業よりも、自分とミーフィスの幸福を選んでくれたのだ。
どうあってもカタリーナは、彼女のその思いに応えなければならなかった。
たとえそれが、彼女から遠く離れなくてはならない道だったとしても。
カタリーナは唇を震わせながら、長い吐息をつくと、その場から立ち去るべくアイゼルとロードフリードに背を向けた。
その背に漂う敗者の哀愁に、ロードフリードは軽い憐れみを感じて、彼女に声をかけた。
「そうそう、あのテュルキス洞窟の長髪の男。あいつは、貴方がお探しの人物とは違うようですよ」
カタリーナが、さっと振り向く。
「あいつはどうやら盗賊どもに雇われたならず者で、追いかける価値などない男でした。貴方は別の場所を探されたほうがいいでしょう」
カタリーナは、正面からロードフリードの眼を見据えて言った。
「それで、あなたはそのならず者に、一太刀なりと浴びせることが出来たのかしら」
ロードフリードの余裕の表情が一変して、屈辱と怒りに頬が染まった。
カタリーナの口元に、今までの彼女には見られなかった嘲笑が浮かぶ。
後ろ姿を一見しただけであったが、カタリーナもあの男の尋常でない力量を感じ取っていた。
だからこそ度を失い、護衛していたはずのヴィオラートを、取り返しのつかない目に合わせることになったのだ。
582:04/05/06 00:41 ID:PuOV/VuM
答えようとしないロードフリードを、冷めた視線で見やると、カタリーナは力を込めて断言した。
「あの男が“マッセンの騎士”であろうと、なかろうと、あたしはあの男を探し出し、必ずこの手で息の根を止める。あなたが出来なかったことを、あたしがこの剣でなしとげてみせるわ」
すっかり立場が逆転した二人は、無言で睨みあう。
ふいにカタリーナから、彼のほうに歩み寄ると、その顔の間近で叩きつけるようにこう言った。
「だからあなたは、必ずヴィオを幸せにしてあげなさい。もし彼女を不幸にしたら、そのときはあたしがあなたを殺すわ」
「……言われるまでもないことです」
剣士として、相対する道を選んだ二人であったが、彼らの願いは奇しくも共通していた。
言うべきことを言って、ようやくカタリーナが立ち去ると、アイゼルが何とも言えない顔をして、ロードフリードの横に来た。
「彼女、女にしておくには惜しい人ね」
「……彼女が女性でよかったと、いま初めて思いましたよ」
ロードフリードの台詞は、カタリーナを異性として意識したのではなく、同性の恋敵だった場合の懸念を表したものであった。

ヴィオラートの大病が完治して、かわりに十年もの記憶を失ったという知らせは、瞬く間に広がっていった。
当然だがヴィオラーデンは閉店となり、ご愛顧の客たちを嘆かせた。
それでも、ヴィオラートの様子を一目見るために、たくさんの人間がカロッテ村を訪れ、やがてそれも沈静化していった。
ある程度の事情を知っているローラントが訪れたとき、ロードフリードとこんな会話になった。
「……錬金術で、記憶を操作してのけるとは……恐ろしいともいえる技術だな」
「ええ……ですが、ヴィオは元気になりました。それが一番だと、俺は思っています」
「む……ところで、盗賊たちの巣窟であった、テュルキス洞窟が崩壊したという話は知っているか?」
583:04/05/06 00:43 ID:PuOV/VuM
「酒場の噂で小耳に挟みましたが、本当ですか?」
「ああ。それ以来、目立った盗賊の被害も出ていない……不思議なことに、そこから逃れた盗賊は皆無だということだ」
「そうですか」
「あの鍾乳洞窟は、ちっとやそっとの爆弾では壊されない造りになっていたはずだが……奇妙なこともあるものだ」
「そうですね」
「おまえは、なにか心当たりがあるのではないか?」
「さあ……特には思いつきませんが」
「われわれドラグーン隊が、あそこを訪れる少し前に、おまえがホーニヒドルフ村に滞在していたという話を聞いたのだが」
「近場で盗賊狩りをしていましたが、効率が悪く、あきらめてカロッテ村に戻りました」
「……アイゼル嬢は、もうこの村には滞在してないのか?」
「ええ、ヴィオの体調がよくなると、すぐに旅に出られたようですね」
「……残念だ、彼女からも話を聞きたかったのだがな……」
「ローラントさんは、彼女に興味がおありでしたか」
「違う!尋問の必要があったということだ!」
「……もしかして、これは尋問だったのですか」
「おまえ、ときどき鈍い奴だな」
「何故かわかりませんが、よくそう言われます」
などというやりとりが、月光亭で見られたとか。
584:04/05/06 00:53 ID:PuOV/VuM
ヴィオラートとバルトロメウスの両親が村に戻ると、さっそくロードフリードは彼女との婚約を申し込んだ。
むろん、精神的に幼くなってしまったヴィオラートが、ある程度成長してから、という条件ではあったが。
最終的にそれから五年後、二人は式を挙げることになったが、その間さまざまな出来事が村で起こった。
オークション優勝のロードフリードが、モニュメントのかわりに希望した自警団の設立。
そして初代団長に彼が就任したこと。
バルトロメウスとクラーラの結婚と、二人の子供の出産。
かつてのヴィオラーデンを、バルトロメウスとクラーラが共同経営する、郷土料理のレストランに改装、開店したこと。
ブリギットの経営するブティックが、カロッテ村に開店、多くの客を村に呼び込んだこと。
クリエムヒルトの行方不明の亭主が戻り、彼女を連れて異国へと旅立ったこと。
オッフェンとザヴィットの自叙伝が、競い合うように村の書店に並んだこと……など。
紆余曲折を経て、花嫁衣裳を着たヴィオラートは、咲き誇る花のように美しかった。
実年齢は二十台の半ばの彼女だが、幼げな顔つきは昔と変わらず、十台半ばといっても通用しただろう。
そんな彼女の手を引いて、ロードフリードは祭壇へと足を進めたのであった。


……つづく。

>578さんへ
嬉しいご感想ありがとうございます。
ようやくこの話も終盤にきましたが、
これからもご期待に添える展開であればと思います。

>579さんへ
す、すみません……
あくまでフィクションですので、すみません……
期待してくださって、ありがとうございます。
585名無しさん@ピンキー:04/05/06 14:06 ID:+zSdlamb
なんつーか、、乙!GJ!それだけですが。
けど、鬱分よりえろ分きぼんぬと。
>UDたんレイープ 過去ログの作品を設定に使われたんですか?
586500:04/05/06 23:02 ID:/spRI4cC
>585さんへ
お褒めの言葉と厳しいご指摘、どうもありがとうございます。
今現在ようやく、エロにいたる文を書いてる所ですが、
うまく筆がすすんでなくて、今夜のアップは無理そうです。
へタレですみません。
>過去ログ
はい、そうです。
じつは、この話の元ネタとイメージをいただいてます。
最初に断っておくべきだったかもですが、
ネタばれになりかねなかったので…
いつツッコミされるかと、ドキドキお待ちしてました。
ご不快に思われた方がいらっしゃったら、
どうもすみませんでした。
正直、林間は属性ではないのですが、
あのお話が未完なのは、惜しいと思っております。
587名無しさん@ピンキー:04/05/06 23:27 ID:++sPJ2KU
毎日書いてらっしゃるんですか?
あまりにクオリティー高いので、書き上がって推敲した物を
少しずつUPされているのかと思ってました。
無理せず頑張って下さい。期待しています。

>正直、林間は属性ではないのですが、
>あのお話が未完なのは、惜しいと思っております。
禿しくドゥーイ
588名無しさん@ピンキー:04/05/07 08:05 ID:RfhTGs2K
この人名のある職人さんなのかな。
リリアトで書いた作品があればカミングアウトしてほしい。
589:04/05/08 00:42 ID:w7Jb9h0Q
村の教会での、ささやかながらも賑やかな結婚式の後、花嫁を抱きかかえたロードフリードが、新しい木の香りがする家の玄関をくぐった。
少し緊張した顔のヴィオラートは、両手を彼の首に回したまま、もの珍しそうに新居の中を見渡す。
「わぁ……なんだか、お掃除が大変そうな、広い家ですね……」
彼女の正直すぎる感想に、ロードフリードは思わず苦笑する。
「週に二回、お手伝いの人が来てくれるから、心配はいらないよ」
「うー……ありがたいけど、最初からあたしって、駄目な奥さんになりそうかも……」
「そんなことないさ」
しょぼくれるヴィオラートに、礼服姿のロードフリードが笑って見せる。
責任ある立場に就いて、多少は貫禄が出てきたものの、彼の若々しさは五年前とたいして変わっていない。
彼の眩しい笑顔に、ヴィオラートが頬を染めて顔を俯けると、ロードフリードは彼女の額に音を立てて口付けした。
驚いたヴィオラートが顔を上げると、ロードフリードは彼女の唇に己のそれを重ね、二人はしばしお互いの吐息を味わう。
頬を上気させたヴィオラートから、名残惜しげに唇を離すと、ロードフリードは呟くように言った。
「このまま、寝室に君をさらってもいいかな?」
とたんに耳まで真っ赤になったヴィオラートは、すごい勢いで頭を横に振る。
「だっ、だ、駄目ですよ!まだみんな、披露宴のために、お兄ちゃんのお店で待ってるのに!」
「そうだったね、仕方がない、か……」
もちろん冗談で言ったのだが、赤くなってあわてる彼女を見ていると、冗談で終わらせたくない気がしてしまう。
ロードフリードは腕の中の、小さな花嫁をゆっくり床に降ろすと、彼女の手を取って、二人共に明るい日差しの外へと足を踏み出したのであった。
590:04/05/08 00:44 ID:w7Jb9h0Q
この五年の間、ヴィオラートは本来の年齢の自分に戻るべく、またロードフリードの将来の相手としてふさわしい女性になるべく、さまざまな努力をしてきた。
クラーラやバルトロメウスから家事を習ったり、ブリギットやロードフリードから勉強を習ったりと、前向きな彼女は何事にも意欲的に取り組んだ。
おかげで精神的な発達は、普通に年数を重ねるよりも著しい成長が認められ、思ったよりも早くロードフリードと結ばれる日が訪れた。
あの事件から復活して、元どおり健康になったヴィオラートを求める気持ちは、前にも増して強くなったロードフリードだったが、内面がほんの子供の彼女にそれを悟られるわけにもいかず、楽しくはあるがそれなりに苦悩の多い日々を過ごしていた。
しかし、そんな贅沢な悩みからも、この日ようやく開放される。
大きな期待と、だがほんのわずかながら、心の隅で消えない不安を胸に、ロードフリードは婚礼の日の夜を迎えた。
二階の寝室の窓辺で、いまや都市になったカロッテ村の喧騒から離れた、のどかな郊外の風にあたりながら、ロードフリードは夜の庭を見下ろしていた。
欠しい灯りの元ではよくわからないが、そこにはたくさんの花や灌木、生活に便利な野菜やハーブが植えられている。
明るい陽の下で、ヴィオラートがそれらを楽しそうに育てている様子が、目に浮かんでくるようだった。
そんなことを考えていると、部屋の扉が開く音がして、白い夜着姿の彼女がおずおずと入ってくる。
ロードフリードは微笑んで、気の毒なほどがちがちに緊張しきっているヴィオラートの傍へ歩いていった。
肩を抱き寄せると、湯を使った後のアロマの芳香が、彼の鼻腔をくすぐる。
不安げに見上げてくるヴィオラートの、おとがいを軽く持ち上げ、唇を重ねる。
始めはついばむような口付けが、しだいに深いものに変わり、ヴィオラートの身体から力が抜けると、ロードフリードは彼女を抱き上げて広い寝台へと運んでいった。
591:04/05/08 00:46 ID:w7Jb9h0Q
真新しいシーツの上にヴィオラートを横たえると、その幼い顔だちに浮かぶ惧れの色を眺め、彼女の頬に手を添える。
「ヴィオ、今からどんなことをされるか、わかるかい?本当に、大丈夫かい?」
ロードフリードの真剣な声に、ヴィオラートも真剣に頷く。
「は……はい、クラーラさんやお母さんに、聞きました……その、は、初めてだと、痛くて、つらいかもしれないって……でも、赤ちゃんを作るには、必要なことで、その、えっと……」
しまいには混乱して、何を言っているのかわからなくなっている彼女に、ロードフリードは胸の深いところに痛みを覚える。
好きな相手に抱かれる場合でも、こんなに震えて怯えを隠せないヴィオラートが、あの盗賊どもに蹂躙されたとき、どれだけの恐怖と絶望を味わったのか、想像しただけで今も強い怒りがこみあげてくる。
そして、言いようのない愛しさと哀しみを、目の前の彼女に感じていた。
「大丈夫、俺も精一杯、優しくするつもりだから。それに、初めてでも、そんなに痛くない女性もいるって、医学か何かの本で読んだ気がするよ。もしかしたら、ヴィオもそうかもしれないね」
「そ、そうだと、いいんだけどなあ……」
こわばった笑顔の彼女が、怯えているのは痛みへの恐れだけではなく、行為そのものへの羞恥や無知もあるとロードフリードは察したが、もうこれ以上は彼の自制心が持たなかった。
自分の着ているものを手早く脱ぎ捨てると、ヴィオラートの顔中に口付けながら、彼女の着ているものをゆっくりはだけていく。
部屋の装飾ランプの灯りに浮かび上がる、その肌のきめ細やかさに、しばし我を忘れて見入った。
「すごく綺麗だよ……ヴィオ」
ロードフリードが思わず口にした言葉に、ヴィオラートは全身を淡紅色に染める。
「そっ、そんなことないよっ……ロードフリードさんのほうが、ずっと、綺麗ですよっ」
592:04/05/08 00:48 ID:w7Jb9h0Q
複雑な褒め言葉を言われて、過去のオークション三年目の美人コンテストを思い出し、苦笑しながらそれを口に出そうとして、ロードフリードは己の間違いに気づく。
今のヴィオラートには、その記憶はないというのに。
ときどきこうして不意打ちのように、自分と彼女が失ってしまったものの大きさに気づかされる。
せめて、いまここにいる彼女の存在を感じたくて、しっかりと両腕に抱きしめた。
「ん……」
肌と肌を重ね合わせて、口付けを深くする。
身体を支えている方とは反対の手で、柔らかく指になじむ胸のふくらみに触れ、優しくもみしだく。
「んくっ……んんっ……」
彼がその胸の頂きに、指先で刺激を与えるたび、ヴィオラートの身体は小刻みに跳ねた。
何度も口付けの角度を変えて、甘い舌をむさぼり、自分が手で与えている刺激から気をそらせようとしてみる。
一息つくために顔を上げると、ヴィオラートはすでにぐったりとして、呼吸を荒くしていた。
「ヴィオ、大丈夫かい?」
ロードフリードが心配そうに覗き込むと、うっすら目を開けて微笑んでくれる。
その潤んだ眼差しが、いつもの彼女よりも艶っぽく見えて、彼女を求めてやまない部分が、さらに硬く、猛るのがわかった。
ともすれば、完全に溺れそうになる気持ちを、ある一言が懸命に引き止める。
“あの子は恋愛や性愛といったデリケートな面では、驚くほど脆くて傷つきやすい”
かつてのヴィオラートの師であるアイゼルが、彼女を評した言葉がいまも、彼の脳裏から離れなかった。
この、ヴィオラートにとって最初の経験が、彼女の心の傷にならないよう、ロードフリードは細心の注意を払おうと決意していたのだ。
しかしそれが、これほどまでに難事業になるとは、まったく予想していなかった。
593:04/05/08 00:50 ID:w7Jb9h0Q
小柄だが、すっかり成熟した女性の曲線を描く、しなやかな肢体の隅々まで手を這わせ、唇で愛撫する。
彼女が強く反応する場所に、口で軽く吸いつくと、それだけで肌に紅い印が残った。
「あっ……や、やだっ、そんなところ……だめっ!」
ロードフリードは彼女の足を捕らえて、左右に大きく広げ、その間にある蜜のにじんだ花びらに顔を近づける。
羞恥心で今にも泣き出しそうな顔をしているヴィオラートに、ロードフリードは穏やかに言った。
「すまない……でも、こうしておかないと、ヴィオがあとでつらい思いをするんだよ」
そう言って、彼女の最も敏感な部分を、舌と指先で丁寧に愛撫し始めた。
「んっ……あっ、んんっ……や、やぁっ」
押し殺そうとしても漏れる声と、無意識に動いてしまう腰が、ヴィオラートの鋭敏さを物語っている。
ロードフリードから与えられる、未知の感覚に怯え戸惑いながらも、彼女の身体はしだいに高まり、熱を帯びてきた。
「あっ、あああああぁぁぁーーーっ!」
切なげな悲鳴を上げて、彼女の全身が大きく痙攣し、つま先までぴんと張り詰める。
涙を浮かべながら息を荒げているヴィオラートを、彼は呆然と見おろした。
たやすく上り詰める、その感度のよさに、背筋がぞくぞくする。
彼女を自身で感じたい気持ちがはやり、もう一刻の猶予もなくなった。
彼女の涙を口で吸いながら、その足を抱えて蜜のしたたる部分に己をあてがい、一気に突き入れる。
「いっ、痛いっ!」
初めての絶頂でぼうっとなっていたはずのヴィオラートが、夢から覚めたように苦痛の悲鳴を上げた。
だが、本当に驚いたのはロードフリードのほうであった。
594:04/05/08 00:54 ID:w7Jb9h0Q
先ほどとは違う意味で呆然として、彼女と繋がっている部分を軽く引いてみると、確かにそれは鮮血で濡れていた。
ロードフリードの自身も、彼女の内側にあった障壁を、一瞬ではあったが確かに感じた。
いつもの冷静な彼らしくもなく、激しく動揺していたが、痛みに歯をくいしばって耐えているヴィオラートを、このままにはしておけない。
「ヴィ、ヴィオ、大丈夫かい?」
動揺を隠せないロードフリードの声に、ヴィオラートはなんとか微笑みながら頷くと、彼の広い背中に手を回し、ぎゅっとしがみつく。
「へ、平気……だから、やめないで……っ」
ヴィオラートの必死な声に、ロードフリードはまるで泣きそうな顔をしたが、彼女の望むまま、自身の動きを再開する。
どちらにとっても幸いだったことに、彼女の中はかなり狭くて締め付けが強く、彼はあっけなく行為を終えることが出来たのだった……

ヴィオラートの頭を胸に抱いて、片腕を包み込むように彼女の肩にまわし、ロードフリードはこの事についての要因をいろいろと考えてみた。
やはりどう考えても、答えはひとつ、錬金術の力なのだと推測できた。
ヴィオラートが作ったエリキシル剤の効果なのか、アイゼルの使用した薬剤の効果なのかは、今となっては知るすべはないが、間違いなくヴィオラートの純潔の証は再生していた。
彼女が自分の身体に疑問を持つようなら、彼自身が最初の相手だったと方便を使うつもりにしていたのだが、それもとうとう杞憂に終わった。
日なたの香りがするヴィオラートの髪に頬をうずめながら、ロードフリードはあらためて錬金術というものの、その奥深さと偉大さのようなものを身にしみて感じていた。
はたしてヴィオラートから、それを奪ったのは正しいことだったのだろうか。
ほんの微細にではあるが、ふとその疑問が頭をよぎる。
すると彼の腕の中で、ヴィオラートが軽く身じろぎしていた。
595:04/05/08 00:56 ID:w7Jb9h0Q
「眠れないのかい?」
優しく問いかけると、ヴィオラートは照れ笑いしながら彼を見上げてきた。
「うん……ちょっとまだ、ずきずきしてて……」
「……すまなかったね、優しくするなんて言っておいて、こんなことになってしまって……」
「ううん、ロードフリードさん、充分優しかったよ……ありがとうね……」
「…………」
彼女の笑顔に、ロードフリードは胸が温かくなると同時に、彼女を凌辱してのけた下衆どもへの憎悪がいや増した。
ヴィオラートの身体はあのときから五年も経っていて、さらに成熟しているはずなのに、この行為に激しい痛みを伴った。
ならば五年前の苦痛はどのくらいのものだったか、考えるほど呪わしい気持ちになる。
あのときの彼女が男性全部を恐怖するようになったのも、仕方なかったのかもしれない。
もしも自分が地獄に落ちて、あのならず者たちに会うことがあれば、やつら全員切り刻んで魔物の餌にしてくれる。
そんな物騒なことを考えていると、ヴィオラートが不安そうな瞳で、彼を見ているのに気がついた。
「ロードフリードさん、あたし何かしました?怖い目になってる……」
ロードフリードはあわてて表情を打ち消すと、彼女に優しく笑いかける。
「ち、違うよ。俺は、ヴィオを痛い目に合わせてしまった自分に、腹を立ててたんだ。本当に、すまない……」
「なんだ、そんなこと、もういいのに……」
ヴィオラートはほっとして、再び彼の胸に頭をすり寄せた。
そんな彼女を両腕に抱きしめながら、やはり自分は何度でも、彼女の幸福をとる道を選ぶと、ロードフリードは確信を強めていた。


……つづく。
596:04/05/08 00:58 ID:w7Jb9h0Q
>587さんへ
もったいないくらいのお褒めの言葉と、労わりの言葉まで、
誠にありがとうございます。
最初の何回かは書き溜めてたものを出してましたが、
今や自転車操業状態です……
もうこの話もあとわずかで終わりますが、
お付き合いいただけるとうれしいです。

>588さんへ
なんだか光栄な誤解をされてますが、
私は名もない職人です。
過去にひとつ投稿はしてますが、リリアトではないですし、
あまりにもへタレ文なので、カミングアウトはご容赦ください。
ちなみに私はウルリリ属性です。いや他キャラも萌えですが。

597名無しさん@ピンキー:04/05/08 01:17 ID:yYD8zBu3
>>596
わぉ、レスもらったよ。
ウルリリ(・∀・)イイ!
まずはこの作品をじっくり油断なく完成させてください。
その次には是非あなたの書いたウルリリを読みたいものです。
598名無しさん@ピンキー:04/05/09 07:13 ID:5JRZ4ISd
次はウルリリで是非に!



ちなみに処女膜は使ってなければ再生する…



あ、カミングアウトはイヤンでしたね。ごめんなさい。


でも、あなたの作品は読み応えあって好きですわ。
599500:04/05/09 23:04 ID:rIjk/Aj6
>597さんへ
ありがたくも私なんぞの筆力を、買ってくださってるようですが、
ご期待に添えれそうになく、あいすみません。
たしかにウルリリは、私のリリアト最萌えですが、
ファンサイト等で満足しているためか、
創作意欲が降りてきてくれません……
誰か書いてくださいと、私もお願いしたいです。
このスレで、次に書きたいなあと思ってるのは、
ローラント×ヴィオ←ロードのちょっと痛い系です。
読んでくださる人が、いればいいのですが……

>598さんへ
こちらにもウルリリ萌え同士がいらして、うれしいです。
お褒めの言葉も、ありがとうございます。
>処女膜再生
私も使ってない処女膜が再生する、セカンド・バージンは知ってましたが
自分の知識の自信の無さに、すこしググって調べてみました。
結果、処女膜とは、実際は膜ではなく、膣の入り口の、穴の開いた襞のようなもので、
男根の挿入や出産などで、中央の穴が傷ついたり破れる、みたいな。
伸縮性や弾力もあって、破れずに性交できる場合もあるとか。
そして傷つき具合や破れ具合が不十分だと、また再生するものらしいですね。
私個人の知識では、激しいスポーツやサイクリング、跳び箱運動など
日常生活で処女膜喪失して、初体験では無痛、無出血という話を聞いてました。
単純に、この話のヴィオの体験なら、自力再生は難しいと考えてましたが、
個人差というのも考慮に入れれば、その可能性もありますね。
この話のロードの知識では、現代医学は入ってないはずなので、
当時(中世ヨーロッパ)の通説だけで判断していたと、お考えいただければうれしいです。


ああ……このレス書くのに熱中してしまい、本来の話が進んでません……
しかも明日は用事があって、家にいないので、
次回アップはそれ以降になります。どうもすみません……
600名無しさん@ピンキー:04/05/10 13:28 ID:MzCLqsdh
500さん
あんまりはしゃいで自分を出さない方がいいと思う。
香ばしくなるから・・・。
解説も完結してからにしてくれたほうがありがたい。

続き、楽しみにしています。
601:04/05/12 00:27 ID:Xn1sLpTJ
こうして始まったロードフリードとヴィオラートの新婚生活は、小さなハプニングは多々あったけれど順調に経過していった。
ロードフリードは自警団トップとしての組織運営の他に、親から受け継いだ土地や事業の管理経営、さらには騎士としての日々の鍛錬もかかさない。
ヴィオラートは、結婚前に同居していた兄夫婦の店の、ウェイトレス兼厨房手伝いの仕事や、時々ブリギットの店の売り子を頼まれたり、彼と結婚してからはそれに主婦業も加わって、とても多忙な毎日を送っている。
もとヴィオラーデンのレストランで、明るい笑顔で元気に立ち働く、もと錬金術士のウェイトレスはたちまち人気者になった。
ヴィオラーデン時代から馴染みの客の他にも、あらたな男性客の注目をあびて、声をかけられることもしばしばだ。
「いらっしゃいませ〜!」
あの懐かしくもほがらかな呼び声が、今日も人で賑わう店内にこだまする。
この店はクラーラの趣味もあり、大衆食堂というよりやや上品な内装だが、子供からお年寄りまで気軽に入って食事を楽しめる雰囲気になっている。
そして昼時の忙しい時間、涼やかなベルの音ともに、ロードフリードが入ってきた。
彼はここがレストランとして開店して以来、昼食を必ずここで摂ることにしていた。
仕事の都合上、どうしても村を離れる場合は、ヴィオラートが愛情いっぱいのお弁当をこしらえてくれる。
それを部下や出先の人間にひやかされても、嬉しそうに堂々と自慢する彼は、別な意味でも敬意を払われていたとか。
「あっ!ロードフリードさん!」
エプロン姿のヴィオラートは、ぱっと顔を輝かせて、彼女の夫に駆け寄っていく。
「やぁ、ヴィオ。頑張ってるかい?いつもの日替わりランチ、頼むよ」
「はい!あ、こっそりデザートも、特別サービスしちゃいますね。今日のは、あたしが考案した新作なんですよ。お口にあうと、いいんだけど……」
「それは楽しみだな」
602:04/05/12 00:29 ID:Xn1sLpTJ
親密そうに語り合う二人に、店にいる何人かの男の客が、妬ましげな視線を送ってくる。
若い女性客の、熱い視線もロードフリードに集まっているが、彼はそちらにはまったく注意を向けない。
ヴィオラートと自分の関係を知らないらしい彼らに、不敵な眼光を投げつけると、目の前でにこにこ笑ってる彼女を抱き寄せ、有無を言わせずに口付けした。
「!!」
店内のどよめきと、腕の中で硬直している彼女にも構わず、熱烈に唇を貪り続ける。
ようやく顔を離した彼に、ヴィオラートが真っ赤な顔で抗議した。
「なっ、い、いきなり、ななななにを、するんですかぁっ!?もおっ!」
「ごめん、待ちきれなくて、先にいただいたよ。特別製のデザート、俺専用のね」
悪びれもせず、微笑みながら言ってのける彼に、ヴィオラートも二の句がつげない。
金魚のように赤くなって、口をぱくぱくさせている彼女を愉快そうに眺めていると、背後に殺気を感じて振り向きざま、降ってきた一撃を剣の鍔で受け止める。
そこには憤激で顔を紅潮させたバルトロメウスが、フライパン片手に立っていた。
「てめぇ、人ん家の妹に、なんてマネしやがる!」
帽子は床に落ちているが、シェフ姿もなかなか様になっている。
「ヴィオはもう、俺の妻なんだ。硬いこと言うなよ」
「おーまーえーはーっ!」
余裕な笑顔の悪友に、ますます苛立ちを募らせているバルトロメウスの後ろから、身重とわかる姿のクラーラが声をかけた。
「あなた、まだ注文の品は残っているのよ、早く戻ってらしてね。ヴィオも、これとこれ、三番テーブルにお願いね」
「…………」
「は、はぁい!」
ヴィオラートがあわただしく仕事に戻る様子を、思わず二人は無言で見送った。
603:04/05/12 00:31 ID:Xn1sLpTJ
バルトロメウスはひとつため息をつくと、大げさに嘆いてみせる。
「ちくしょう、俺の大事な妹が、おまえから夜毎、あーんなことやこーんなことされてるかと思うと、むっちゃくちゃ腹が立つぜ」
「新婚なんだから、何もないほうが問題だろう?大人げないやつだな」
言い切ったロードフリードを、バルトロメウスはそれはそれは冷たい横目で見た。
まだ何か言いたげなバルトロメウスををさえぎって、ロードフリードはヴィオラートの方を視線で示した。
「……ヴィオはいま、幸せそうだろう?違うか?」
元気はつらつと接客をしている彼女に、バルトロメウスは眩しそうに目を細めた。
「……ああ、そうだよな……」
ロードフリードも微笑んで頷く。
すると店の勝手口から、バルトロメウスとクラーラの三歳になる息子が、子守りの目を盗んで店に入ってきたらしく、小走りで父親の足にしがみついた。
「おとーたん、ぼくね、ヴィオねーたんをおよめたんにするの。いいかな?」
バルトロメウスの幼少期によく似ている彼に、ロードフリードは同じ目線にしゃがむと、にっこり笑いかけながら言った。
「ごめんね、ヴィオはもう俺のお嫁さんになってるから、君は別な女の子をお嫁さんにしようね」
「おまえ……実は俺より大人げなくないか?」
呆れた口調で、バルトロメウスは呟いていた。

604:04/05/12 00:33 ID:Xn1sLpTJ
ヴィオラートお手製の、ニンジン尽くしだが美味しい夕食のあと、しばらく庭で剣の鍛錬に時間をとり、ロードフリードはお風呂で汗を流した。
先に湯を使っているはずの彼女が寝室にいないので、彼はヴィオラート個人の荷物を置いている、彼女の部屋にその姿を求めた。
はたして彼女はそこにいて、実家から持ってきてた荷物の整理をしている最中であった。
「ヴィオ、どうしたんだい?」
座り込んで手が止まっている彼女を覗き込むと、ヴィオラートは昔に買った錬金術の参考資料を、首をかしげながら読んでいたのだ。
「あ、ロードフリードさん。これ、あたしが昔やってたっていうお仕事の本らしいんだけど、何がどうなってるのかさっぱりなんですよー?」
苦笑いしながら、ヴィオラートはそれらを見せてくれた。
その参考書とやらは、世間一般で言う料理の本やカタログ、雑学、文学、伝記、あるいは技術職の専門書などで、ただ一読しただけでは錬金術とは何の関係もない。
彼女が古代遺跡で探索して手に入れたという本にいたっては、文字なのか記号なのか判別しがたい模様の羅列であった。
これらを解読できる唯一の資料は、かつての師が彼女にくれた、“アイゼルの参考書”のみだが、当然その本はいまここにはなく、アイゼル自身に返されて、遠い異国を旅しているはずだ。
「ときどき昔のあたしのお店に来てくれたって人たちから、当時のお話を聞いたり、あたしが作ったっていうアイテムを見せてもらうけど、あたしがあんな不思議なものを作ってたなんて、いまいち実感わかないんだよね……」
「仕方がないさ。ヴィオの記憶がなくなったのは残念だけど、ヴィオの命にはかえられなかったからね……」
「…………」
605:04/05/12 00:36 ID:Xn1sLpTJ
黙り込んでうつむいてしまった彼女を、ロードフリードはゆっくりと両腕で抱き上げた。
「ヴィオが不思議な技術を使えなくても、俺は君が大好きだ。君のご両親やバルテルはもちろん、ブリギットやクラーラさん、その他の村の人たちも、全員同じ気持ちなんだよ」
今まで何度も繰り返して聞かせてきたことを、思いを込めてまた言ってやると、ようやくヴィオラートも頷いて微笑んだ。
「うん……ありがとう、ロードフリードさん……」
ロードフリードも彼女に微笑み返すと、その頬に唇を触れた。
何度こうして触れ合っても、抱かれても、ヴィオラートはその度に赤くなって恥じらい、彼を喜ばせた。
寝室まで抱えて運ばれる間、ヴィオラートは自分で歩くと言ってきかなかったが、とうとうロードフリードはその訴えを聞こえないふりで通してしまう。
寝台に降ろされて、少しすねた様子の彼女に、ロードフリードは口付けしながら覆いかぶさっていく。
ヴィオラートの拗ねた顔も、怒った顔も、驚いたり困ったりしている顔ですらも、彼は愛らしくて仕方なかった。
だが、沈んだり、落ち込んでる顔は、なるべくならさせたくない。
泣き顔は、場合によりけりだが、なんといっても一番のお気に入りは、見ている者まで幸せにする、彼女の心からの笑顔だった。
ロードフリードはようやく手に入れたそれらを、全身全霊をかけて護りぬくつもりであった。
「あっ……はぁ……ん、やぁ……っ」
ひとつに繋がって、自分の身体の下で切なそうに喘ぐ彼女の顔は、笑顔に匹敵するほど心を揺さぶられるが、大きな声では言えそうにない。
ヴィオラートの秘めた部分の入り口はかなり狭く、最初に彼の自身を挿入するたび、彼女はまだ軽い痛みを伴った。
感覚に敏感な彼女がつらい思いをするのが嫌で、ロードフリードはこの行為を、終始穏やかな動きのみで行っている。
彼女の内側は熱く柔らかく、彼自身が動くのが困難なほど強い締め付けで、ただ入っているだけでも彼は充分な満足を得ることが出来た。
ヴィオラートの方も、すっかり覚えられてしまった感じる部位を、適度に刺激されてすぐ上り詰めてしまうほど感度がよかった。
交わるというよりは、ひとつに重なって、お互い溶け合うという言葉の方が、この二人にはふさわしいかもしれない。
606:04/05/12 00:40 ID:Xn1sLpTJ
「んんっ……あっ、あ、ああああぁぁーーっ!」
繋がりあっているすぐ上の花芽を弄られ、全身を震わせてヴィオラートが達すると、ロードフリードもその後を追った。
彼女の荒い呼吸が整うのを待って、彼は口付けをしだいに深くする。
触れ合う肌がふたたび熱を帯び始めると、彼女の内にある彼自身が、また硬度を増した。
不安そうな彼女を宥めるように笑うと、彼は緩やかな動きを再開する。
こうして抱くたび、煽情的な表情を見せてくれるヴィオラートに、激しく突き上げて思うままに欲を満たしたい誘惑に駆られるが、彼女を犯したけだものたちと同じものに成り下がるようで、ロードフリードはそれを実行することが出来なかった。


……つづく。


>600さんへ
厳しいご忠告、痛みいります。
この話を投下する前は、罵倒されても仕方ないと思っていましたが、
思いがけずに皆様から、優しい言葉の数々をかけていただき、
舞い上がっていたかもしれません。
不快な思いをされた方、大変すみませんでした。
本当ならこのレスも、完結してからつけるべきかと思いましたが、
自分、気が短い性分ですので、書かずにいられませんでした。
誠に申し訳ありませんでした。
607名無しさん@ピンキー:04/05/12 00:48 ID:dPQ8liLl
気にスンナ。
それより続き早くきぼん。
608名無しさん@ピンキー:04/05/12 01:04 ID:daWwE5VS
いや、不快な思いをしてたわけではないと思う。
ただ、放っておくとそうなる可能性が高いと感じたから釘を刺したんだろ。

不快だったら思いっきり斬って捨てるのが2ちゃんという場だし。
609名無しさん@ピンキー:04/05/15 00:22 ID:T/eFoZOJ
とりあえず、続きが読みたいです。
610名無しさん@ピンキー:04/05/15 17:29 ID:4rN/TYIm
TUーKA・・・、
いい加減、完結してくれないと、他の職人さんも話落としづらいんじゃないかと。
もう半月以上独占状態だし、続きものだし。


611名無しさん@ピンキー:04/05/15 18:49 ID:CsIgPxoh
ていうか長すぎて読む気が起きない・・・
612名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:31 ID:yP+wSEiS
今スレ番が300だった。
それだけ。保守。
613名無しさん@ピンキー:04/05/15 23:00 ID:OU2/1B+O
元々最近めっちゃ人少ないじゃん、ここ。
あの人とうほっ氏でやっと数ヶ月ぶりだし。

仮に投下しようと思っている人がいても、この投下密度なら問題ないだろ。
614名無しさん@ピンキー:04/05/15 23:13 ID:o2wwtydU
むしろ610や611のようなレスがスレを寂れさせていく。
615名無しさん@ピンキー:04/05/15 23:23 ID:oPctiags
途中から読んだので、リンカーンシーンなどさっぱりだが長編面白い。
応援age
616500:04/05/15 23:50 ID:vZqdL5Zj
すみません。
これ以上、個人的なレスを書くのも気がひけたのですが、
これとあと一回で終わりですのでご容赦ください。
いま体調不良で、続きがうまく書けなくて、
お待ちいただいてる人に申し訳なく思ってます。
明日も用事で家にいないのですが、
明後日にはなんとか完結させたいと思っています。
どうか私の連載などにかまわれず、新作投下されたい方、
どしどしお願いいたします。私もお待ちしています。
>長すぎて読めない
いや、まったくそのとおりです。
どうかスルーして下さい。
>応援してくださってる方
本当にありがとうございます。
617名無しさん@ピンキー:04/05/17 05:53 ID:WAhJHx+X
あせって半端なものを投下すると、画竜点晴を欠くかもね。ケケ
と、プレッシャーを掛けてみるテストw
618:04/05/18 01:59 ID:yLpcP9LS
「ぱぱーん!今日の晩御飯は、あたしがお店で考案した新メニュー、“特製フルーツソース付カロッテマガスト”だよ〜!」
ヴィオラートが得意げに、食卓についているロードフリードの前に皿を置いた。
「へぇ、ヴィオが作ったのかい?これ」
「うん、あたしが昔、村長さんからもらったっていう本に載ってたの。クラーラさんにも、ちょっと手伝ってもらったりしたけど……どうですか?お味は……」
ロードフリードはその料理を一口すくって口に運び、緊張した面持ちのヴィオラートに笑顔を見せる。
「とっても美味しいよ、ヴィオ」
「わぁ、やったあ!」
ほっとして、はじけるような笑顔になると、ヴィオラートも自分の皿に手をつけ始めた。
二人が食事をしている場所は、広いキッチンの一角で、庭に続くベランダの窓と、暖かい色調の衝立で囲まれている。
大きなテーブルのあるれっきとした食堂もあるが、そこは二人で食事するには広すぎて、お客を招いたときにしか使われていない。
衝立の布と同じ柄のテーブルクロスに、庭で咲いている花が飾られ、その周りに所狭しと並ぶ料理の品々は、温かな家庭そのものの光景だった。
「ヴィオは本当に、お料理が上手だね」
「えへへー、あたし、他にあんまり取り柄もないし……」
「そんなことは、ないだろう?」
温かいパンをちぎりながら、ロードフリードは言った。
「そうかなあ?」
ヴィオラートは、ニンジンと豆のスープをほおばって首をかしげる。
「クラーラさんが、ヴィオが子供の面倒をよくみてくれるから助かるって言ってたよ?いいお母さんになれそうだって」
「あはは、あの子、あたしのことお嫁さんにしてくれるんだって。顔以外はぜんぜん、お兄ちゃんに似てなくって、可愛いですよねー」
「……そうだね」
619:04/05/18 02:00 ID:yLpcP9LS
「でもクラーラさん、お兄ちゃんとお店もやりながら子育てして、もうすぐ二人めも生まれるし、そりゃあお手伝いさんも来てくれてるけど、ちゃんと両立させてて凄いなあって思っちゃうよ……あたしもいつか、あんな風になれるかなぁ?」
しゃべりながらサラダをお互いの皿にとりわけるヴィオラートに、ロードフリードが問いかけた。
「もしかしてヴィオは、自分のお店がやりたいのかい?」
ヴィオラートは瞬きして、照れたように微笑んだ。
「……うーん、あたしってまだまだ料理の腕も未熟だし、遠い将来の夢、ってだけなんですけどね」
あらためて考えてみると、ヴィオラートにとっての人生の長さは、まだ十五年そこそこでしかないのだ。
かつてはその歳で、錬金術の店を開いた革新的な意識の少女だったが、いまは商売で成功した大人たちを目にしているので、どうしても二の足を踏むのだろう。
「ヴィオがお店をやりたいのなら、俺が投資するよ?」
彼女の夫として、それくらいの義務と経済力があるので言ってみたのだが、ヴィオラートはあわてて首と手を横に振った。
「い、いいですよ、そんな、あたし、お店っていっても、何がやりたいのかまだよくわからないし……それに、どうせやるならロードフリードさんに頼らず、自分の力で始めたいんです!」
自立心と独立心が旺盛なのは、以前と少しも変わらないと、ロードフリードは苦笑する。
「わかったよ。でも、俺の協力が必要なら、いつでも言ってくれよ?必ず力になるからね」
「はい!」
「それから、もうひとつのほうは、今晩からでも協力するつもりだよ」
「?」
「赤ちゃん、少なくとも三人は欲しいと思ってる。俺はひとりっこだったから、ヴィオたち兄妹が羨ましかったんだ」
「!!」
思わず手にしていたグラスを倒して、テーブルクロスに中身をぶちまけてしまったヴィオラートに、ロードフリードは笑ってナプキンを差し出したのであった。
620:04/05/18 02:02 ID:yLpcP9LS
自警団の仕事のひとつである、市内巡回中にロードフリードは、ブリギットのブティックのある高級商店街へと足を向けた。
のどかなニンジン畑の風景はあとかたもなく、しゃれた石畳の道と瀟洒な建物が続く街並みは、遠い首都ハーフェンを思わせた。
ヴィオラートの実家の前もすでに舗装されて、井戸水も汲み上げ式の装置になっている。
ただひとつ、変わらないのは村の中心部に位置する大樹であった。
ロードフリードはその樹の前に立つといつも、さまざまな思い出が脳裏に浮かびあがる。
幼い頃に、幼馴染三人で遊んだ懐かしい日々。
カロッテ村復興のチャリティーオークションで、彼が総合優勝した日のこと。
カタリーナと対決し、アイゼルとも最後の言葉を交わした、忘れることができないあの日……
あれからずいぶん、周囲の環境も生活も変わったが、ロードフリードはどんなに忙しくとも、剣術の鍛錬だけは怠らなかった。
ふたたび、あの長い黒髪の男に会うことがあれば、次こそは身命をかけて、雌雄を決する心づもりであったから。
ブリギットの店の前に来ると、硝子ばりの店内からヴィオラートが手を振っていた。
今日はブリギットの店の手伝いとかで、なかなかお洒落な服装をしている。
洋装店の少ないカロッテ村で、服飾の店を出すというブリギットの試みは見事大当たりし、近隣の若い娘たちからハーフェンの貴婦人までもが、最新の流行商品や一点物のブランド品目当てに訪れる店となっていた。
綺麗な格好をしているヴィオラートを、もっと間近で見てみたいという気持ちはあったが、仕事中でもあり、男の自分が気軽に入れる店でもなかったので、ロードフリードも微笑んで手を振り返しただけで、その場から立ち去った。
だがその日の夕方、仕事から帰った彼を出迎えてくれたヴィオラートは、なんだか悄然として元気がなかった。
「ヴィオ、何かあったのかい?」
ロードフリードが心配して尋ねても、ヴィオラートはあいまいに微笑むだけで答えてはくれない。
夕食のときも、いつもに比べて口数が少なく、ときどきうつむいては何かを考え込んでいるようであった。
いったい何が彼女を悩ませているのか、ロードフリードは気になって夕刻の剣の鍛錬にも身が入らなかったが、どうにかいつもの予定量をこなして身体を清めると、すでに暗くなっている寝室に灯りを手にして入っていった。
621:04/05/18 02:04 ID:yLpcP9LS
「ヴィオ?」
室内の装飾ランプに火を移しながら、彼女の名を呼びかける。
ヴィオラートはまだ眠っていないと、その気配で察せられた。
彼の呼びかけに、びくっと肩を震わせたものの、彼女はさらにシーツの中に縮こまるような動きをした。
彼が意を決して、背を向けているヴィオラートを自分のほうに向かせると、なんと彼女は泣いていた。
「どうしたんだい?」
ヴィオラートの涙を指でぬぐいながら、優しく問いかけると、彼女は嗚咽をこらえながら、ロードフリードの顔を見上げてきた。
「ロードフリードさんは……本来なら竜騎士隊の名誉ある地位についてたのに、それを辞退して、カロッテ村に戻ってきたっていうのは本当なんですか?」
「え……?」
彼にとっては今更な質問に驚いた顔をすると、いっそう彼女はぽろぽろと涙をこぼした。
「今日ブリギットのお店に来ていた、とっても綺麗な貴族の女の人が言ってました。ロードフリードさんは、こんな辺境の村じゃなくて、もっと大きな舞台で活躍できる人なんだって……」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、ヴィオ」
ロードフリードは困惑しながら、ヴィオラートを寝台から抱き起こして自分の正面を向かせた。
とっくに彼の中では結論が出ているこの問題に、どうして彼女が心を痛めているのか、その理由がわからなかった。
ロードフリードと顔を向き合わせると、ヴィオラートは泣くまいとしながらも、それを押しとどめることが出来ない。
「あっ……あたしが、記憶をなくすほどの大きな病気をしたから、そんなあたしに同情して、ロードフリードさんは竜騎士にならずに、この村にとどまったって……あ、あたしが、ロードフリードさんの未来をだいなしにしたって……」
「いったい、誰がそんなことを!」
彼が思わず声を荒げると、ヴィオラートは身をすくませ、顔を覆って泣きじゃくった。
己の失態に心の中で舌打ちし、ロードフリードは彼女を宥めるようにその頬と髪をなでた。
622:04/05/18 02:07 ID:yLpcP9LS
「大きな声を出してすまない、でも、そうじゃないんだよ、ヴィオ……」
「あ、あたし、ロードフリードさんに、自分の望む道を進んで欲しいんです……ロードフリードさんは本当に凄い人で、ハーフェンで騎士になれば、成功間違い無しだって、あたしもそう思います……」
「ヴィオ……」
「でも、あたしはロードフリードさんにここにいて欲しい……このカロッテ村から離れないで欲しい……でも、それがあたしのわがままなら、こらえなくちゃって、わかってるんです……わかってるのに……」
「…………」
おそらく過去に彼から袖にされた、ハーフェンの貴族の令嬢か令夫人だかが、ヴィオラートに悪意ある中傷を吹き込んだのだろう。
最初はそのことに憤りを感じたロードフリードだったが、ふと、これは今までにない、彼女の本心を聞くことが出来る機会だと思い、黙って彼女の言葉に耳を傾けた。
「ロードフリードさんが、ハーフェンみたいな都会で、今よりずっと偉い立場に就いてしまったら、あたし……ここに、ひとり取り残されてしまう気がして……そんなの嫌だって……思っちゃいけないのに……ごめんなさい……」
「ヴィオ……」
「あたしなんて、なんのとりえもない平凡な子で、ロードフリードさんの傍にいるのは相応しくないって……わかってるのに……」
さすがに黙っていられなくなり、泣きじゃくるヴィオラートをしっかりと、ロードフリードは胸に抱きしめた。
「ヴィオは俺にとって、誰よりも特別な女性だよ」
「うそ……」
「俺も、ヴィオから離れたくないし、離したくないと思ってる。俺の幼い頃からの夢は、このカロッテ村を護る騎士になり、君と一緒にいつまでも幸せに暮らすことなんだ。その夢が実現したのに、都会での立身出世なんて、本気で考えたこともないよ」
「……ロードフリードさん……」
「それに、君が記憶を失くしたことと、俺がこの村に戻ったことは何の関係もない。もう二度と、そんな馬鹿なことは言っちゃいけないよ?いいかい?」
ヴィオラートの涙をいっぱいにためた瞳を覗き込んで、そう言い聞かせると、彼女は目を閉じてロードフリードの胸に顔をうずめた。
そんなヴィオラートの一挙一動に、彼の中で彼女への想いと欲望が、これ以上ないほどに膨れ上がる。
623:04/05/18 02:11 ID:yLpcP9LS
「すまない……ヴィオ、今夜は、優しくしてやれそうにない……」
「え……?」
顔を上げたヴィオラートの唇に、ロードフリードは荒々しく自分のそれを重ね、彼女の華奢な身体を己の下に組み敷いた。
それは、嵐の前触れであった。
「んっ、あっ……ああっ!やぁぁっ!!あああぁぁっ!!」
敏感な箇所を執拗に攻め立てられ、ヴィオラートは何度も立て続けに上り詰めるが、ロードフリードはいっこうに攻めをゆるめる気配はない。
彼女の足の間に顔をうずめていたロードフリードが身体を起こす頃には、すでにヴィオラートは息もたえだえな様子であった。
ヴィオラートの上気した顔と、花芯から流れでる蜜がシーツまで濡らしている様を目にして、彼は唇を軽く舌で湿すと、彼女の両足を自分の肩に掛け、己の楔で彼女を貫く。
「ああっっ!」
その衝撃だけで、ヴィオラートは目を見開き、全身を震わせた。
「ヴィオ……」
彼女の内側の締め付けに、眉を顰めてどうにか耐えると、ロードフリードは唇を重ねながら激しく腰を動かし始める。
「んんっ!んくっ、ふぅんっ!」
「んん……っ」
舌を絡ませあい、体液を交わしながら、二つの箇所でふたりは繋がりあっていた。
ヴィオラートは途中、何度も気を失いかけるが、ロードフリードの口付けと腰の動きですぐに引き戻される。
「ヴィオ、ヴィオ……ッ!」
汗ばむ肌を合わせながら、ロードフリードは己の内から溢れる想いを声にして、その耳元で最愛の名を呼んだ。
624:04/05/18 02:13 ID:yLpcP9LS
愛してる、という言葉ではとても足りないが、彼のこの感情を言い表せる言葉は他にはない。
だが、いまだ彼の半分程度しか人生を重ねていない彼女には、それは重過ぎる言葉であり、こんな欲情に駆られたときに口にするには彼のプライドが許さない言葉でもあった。
せめて、その想いを身体で知らしめるべく、激しく彼女をかき抱いた。
獣が獲物を貪るような、雄の本能を剥き出しにすることに、ロードフリードはあらためて己の罪深さを思い知ったが、細い腕で懸命に彼を受け止めようとしてくれるヴィオラートの優しさに、すべてを許される思いがした。
「ロード、フリー……ド、さんっ!」
後ろから彼に抱きかかえられ、激しく突き上げられると同時に、胸と花芽の鋭敏な部分に触れられる。
ヴィオラートは何度も背筋を仰け反らせ、快楽の極みに押し上げられた。
ロードフリード自身も、その度に彼女の内で己を解き放ち、尽きることのない欲望を満たした。
「ヴィオッ……!」
お互いがお互いを翻弄し、求め合うその行為は、明け方近くまで終わる気配を見せなかった……


625:04/05/18 02:15 ID:yLpcP9LS
窓辺から差し込む陽光に、ロードフリードは身体の芯から深い充足を感じて目を覚ました。
寝台から身を起こすと、すでにヴィオラートの姿は傍らになく、扉のかすかな隙間から、パンの焼ける匂いと美味しそうなスープの香りが漂ってくる。
ヴィオラートは必ず彼よりも先に起きて、朝食を用意することを自分の使命としているのだが、さすがに今朝はつらい思いをしたのではと、ロードフリードは軽い罪悪感に苛まれる。
微力ながらも彼女を手伝おうと、手早く身支度を整えて、階下に足を進めた。
ヴィオラートの元に向かいながら、昨夜の出来事に思いを馳せて、思わず頬がゆるむ。
いままで自分だけが彼女を欲し、求めていたように感じていたが、彼女も自分を求めていてくれたことが、たまらなく嬉しかった。
まだ自分の方が年長なぶん、彼女の成長をもどかしく感じることもあるだろうが、これからゆっくりと時間をかけて、二人で歩いていけばいい。
そういえば、ヴィオラートの月経のおとずれが、今月はいつもより遅い気がする。
もしかしたら、待望の新しい生命が、彼女の内に宿っているのかもしれない。
お腹の膨らんだ彼女を、工夫しながら抱いている自分がたやすく想像できて、口元に苦笑が浮かぶ。
テーブルの上に、すっかり用意された朝食を見て、ヴィオラートの手際のよさに感心しながら、まだ台所でぼんやり佇んでいる彼女の姿に気づく。
ロードフリードは彼女を背後から抱きすくめて、その甘い髪の香りを楽しもうと、気配を殺して忍び寄った。
そして、ヴィオラートがその手にしているものを目にして、幸福の絶頂から地面に叩きつけられるような衝撃を受けたのだった。
626:04/05/18 02:17 ID:yLpcP9LS
「あ、ロードフリードさん!」
昨夜のことを思い出してか、はにかんだ笑顔のヴィオラートが、彼に気づいて振り向いた。
そのヴィオラートが手にしていたものは、彼女のお気に入りの、ニンジン柄のマグカップになみなみと注がれた“中和剤”だった。
酒場依頼などで、日常でも見かけることの多いそれは、この地方では特殊な機械を用いる製法でしか作り出せないという。
しかし、この家には当然、そんなものなどあるはずもない。
答えはひとつだけであった。
「えへへ、朝ごはんを作ってて、ぼんやり小麦粉を見てたら、なんだか勝手に手が動いて、これができちゃったんです。すごいでしょ?」
蒼ざめて凍りついたロードフリードの様子に、まったく気づいてないヴィオラートは無邪気に自慢する。
「これってもしかして、あたしの昔のお仕事に、なにか関わりあるアイテムなんじゃないのかなぁ?」
首をかしげて尋ねてくるヴィオラートの声も彼の耳を素通りし、ロードフリードの頭の中では五年前、アイゼルが最後に彼に語った一連の台詞が響いていた。
深夜の中央通り、願いの大樹のもとでカタリーナが去った後、アイゼルは厳しい表情で彼に忠告してくれたのだった。
「ヴィオラート自身の記憶がよみがえることはないけれど、あの子が自分の記憶を取り戻すアイテムを得る可能性は、まったく無くなったわけではないのよ」
「……どういうことですか?」
ロードフリードが訝しげに問いかけると、アイゼルは彼方に視線を向けながら、淡々と説明した。
「かなり確率的には低いけれど、二つの方法があるの。ひとつは、物好きな旅の錬金術士が、あの子に再び錬金術を教えること。たぶんありえないとは思うけど、これは周囲の人間の注意しだいで防ぐことが出来るわ」
それは多分に、自嘲のこもった言葉であった。
「もうひとつは、可能性としては最もありえないものだけど、いったんそうなれば、きっとなんびとたりとも防ぐことが出来ないわね」
627:04/05/18 02:21 ID:yLpcP9LS
「それは……?」
「ヴィオラート自身が誰にも頼らず、魔法学問としての錬金術を体現し、系統立てて編み出した場合のことよ」
「!!」
「錬金術は、考案したものの特許ではないわ。最初は台所の科学として、日常生活から派生したとも言われている。
それでも、ケントニスの術士たちが膨大な研究を重ねて生み出してきたものだから、普通に生活している者が、洗練されたそれを見つけ出すことはまず無いと言ってもいいでしょうね」
「…………」
「でも、あの子はその高度な技術を、その手で、身体で、直に研磨し、日常として接してきた。あの子の記憶を奪ったのは、頭の中の記憶をつかさどる部分だけで、しかも封印している状態でしかない。
あの子の身体を構成している細胞のひとつひとつが、十年前に若返ったわけではないのよ」
アイゼルの語りが、しだいに熱を帯び始める。
「ヴィオラートの手が、身体が、その魂が、錬金術の大いなる技を覚えていたなら、それはもう、仕方が無いと思って諦めるしかないわね」
「何故ですか!?」
思わず感情的になったロードフリードに、アイゼルは気遣わしげな目を向けた。
「貴方にヴィオラートの真の望みを、力ずくでやめさせることが出来て?あの子があの子である存在理由を、無理やり奪い取ることが可能かしら?」
「!!」
「あの子のことを、貴方が心から想っているなら、それだけは決して出来ないはずだわ」
「…………」
「……ロードフリードさん?」
628:04/05/18 02:43 ID:8NneHMZB
ロードフリードは、ヴィオラートの呼びかけに、はっとして現実の場面に引き戻された。
ヴィオラートも、どれだけ呼びかけても応答が無い彼に、ようやく様子がおかしいと気づいたようだ。
「どうしたんですか?なんだか、具合が悪そうですけど……」
心配そうに見上げてくる彼女を、ロードフリードは突然強く抱きしめた。
はずみで、彼女が手にしていたマグカップが床に落ち、小気味いい音を立てて砕け散る。
「ああっ!」
お気に入りのカップが壊れたことに、ショックを受けたヴィオラートだったが、見上げた彼のただごとでない顔色に、言いかけた文句を飲み込んでしまう。
「ロ、ロードフリードさん?大丈夫ですか?」
ロードフリードは、ますます彼女を抱きしめる腕に力を込めた。
「ヴィオ、俺は、この世の何よりも、君を愛している」
いきなりの告白に、ヴィオラートは顔中を真っ赤に染めて、彼の腕の中で固まる。
「君がいないと、俺は生きている甲斐も無いんだ。どうか、お願いだ。このことだけは、これから先、何があっても、絶対に忘れないでくれ」
「ロードフリードさん……?」
ヴィオラートは理由の分からない不安に、彼の顔を覗き込んだ。
ふたたびロードフリードの頭の中で、アイゼルの言葉が響き渡る。
629:04/05/18 02:45 ID:8NneHMZB
「その場合でも、希望はまったく無いわけではないわ。ヴィオラートがその技術を一から学びなおして会得するまでに、かなりの年月が必要なはずだし、もしかしたら一生、そこに行き着くには至らないかもしれない。
ひょっとしてそれまでの間に、あの子は忌まわしい記憶を乗り越えられるだけの強さを、今度こそ身につけられるかもしれない……」
「…………」
「いずれにせよ、私たちに出来るのは、あとは祈ることだけね。あの子がこれからの人生を、幸福に過ごすことが出来るように、あの子が出会うだろう試練に、ともに負けない強さを持てるように……」
ああ、すべての森羅万象をつかさどる神々に、祈らずにはいられない。
どうか彼女を、お守りください。
他者に幸福を与えるために、生まれてきた彼女を。
彼女がその小さな頭と身体で、立ち向かうべきあらゆる脅威から。
そしてこの自分に、彼女を護ることが出来る強さをお与えください。
彼女が本当に必要なとき、この手を差し伸べることができますように。
この自分の存在が、彼女の生きる力のひとつとなれますように。
どうか……
腕の中のヴィオラートを、痛いほど抱きしめながら、ロードフリードは祈り続けたのであった……



END

630500:04/05/18 02:48 ID:8NneHMZB
あとがき、といいますか、ここまで読んでくださった方に、厚くお礼申し上げます。
あらためて読み直してみると、自分でもアチャーな部分がありまして、
目の肥えた読み手の方にはさぞ、笑止な文であったことと思います。
もし次の機会があれば、今度は最後まで書き上げて、充分推敲してから投下したいです。
つまらなかったとか、先が読めたとか、期待はずれだったとか、
いろいろ厳しいご意見もあると思いますが、これが私の書きたかったものですので
ご容赦ください。
これでまた、名無しに戻りたいと思います。
>617さんへ
なんだか私ごときの文を、画竜点睛の語句になぞらえていただいて、
不思議な感動がありました。
へタレな竜かもしれませんけど。
焦っててとても読めたものでなかったなら、どうもすみませんです。


……投下途中、パソコンがフリーズして、かなり焦りました……

631名無しさん@ピンキー:04/05/18 17:36 ID:9XkosYvw
500さん、おつかれ様でした。

途中の香ばしさがなければ、もう少し楽しめたのに…、と思うと少し残念です。
お話自体は読みごたえのあるものでした。
次回は書き上げてからの投下をお待ちいたします。
632名無しさん@ピンキー:04/05/18 21:10 ID:pZ+uRxh9
>>611
せめて保管庫に入ってたら終わってからじっくり読めるんだけどねえ…
633名無しさん@ピンキー:04/05/19 00:10 ID:rHu9KJFS
面白かったです。タイトルが深いので、最後どうなるかとドキドキでした。
竜頭蛇尾になる事もなく、しっかり書き上がっていて凄いと思います。
いいものを読ませてくれてありがとう、次回作も楽しみにしています。
634名無しさん@ピンキー:04/05/19 01:32 ID:ywsrigep
>>631
>途中の香ばしさが云々

そんなことわざわざ言いなさんなってば。
別にさほど気にはならなかったけどな。

>500氏

何はともあれ、お疲れ様です。

老婆心ながら、職人は極力無口に努めたほうがいい。
恐らく淡々とした反応が続く後にレスが来たんで舞い上がっちゃったんだろうけど。
必要最低限に留めたほうがかっこいいですよ。偉そうなこと言いましたが。

実は通しては読んでないんだけど、あなたのは全般的にレベルが高かったと思いますよ。
あまり卑下なさらず、かといって増長はなさらず、またいいものを書いてください。
お待ちしてます。
635名無しさん@ピンキー:04/05/19 09:27 ID:Z4oxX+N2
香(こう)ばしさって何ぞや?
636名無しさん@ピンキー:04/05/20 00:49 ID:p0vAGwe+
>635
焼いた匂いが好ましい事。

>500
GJ!
私は、ほぼ毎日更新されていくのを読むドキドキ感が楽しめて良かったです。
お話の内容も、文章もものすごく良かったので、次作を期待します。
すごく律儀な方のように思えるんですが、感想とかに全レス付けなくても
平気ですよ(というか、2ちゃんだと全レスうざがられる傾向があるので)
私の書き込みもレス不要です。
637名無しさん@ピンキー:04/05/21 02:20 ID:I1u1mYT+
そろそろイリス発売か・・・
638名無しさん@ピンキー:04/05/23 03:22 ID:LHxiZS/j
え、もう?
639名無しさん@ピンキー:04/05/28 12:07 ID:bwCAGY38
クレイン×ビオラきぼん。
640名無しさん@ピンキー:04/05/28 16:55 ID:VLeARssr
昨日発売日だったし、皆やってる最中なんだろう。
一週間ぐらい待てば、多分神が降臨すると思われ。
641名無しさん@ピンキー:04/05/31 11:50 ID:IxHEmC0e
もう発売してたんだ…。
知らんかったYO。
642名無しさん@ピンキー:04/06/02 01:03 ID:+5l4ARLA
イリスのマナ達はなぜ女性型が多いですか?
アイオンタンと愛を育みたいよハァハァ
643名無しさん@ピンキー:04/06/02 20:46 ID:uJoD+Vqe
保守。みんなイリス中?
644名無しさん@ピンキー:04/06/02 23:52 ID:+wdkxGEB
うん。イリス中。
とりあえず、クリアしたら何か書きたい感じ。
645名無しさん@ピンキー:04/06/03 05:14 ID:zCXK/AdP
地元のヤ○ダ電○がイリス売り切れで買えなかったから今更だがエリー中(´・ω・`)
646名無しさん@ピンキー:04/06/04 13:56 ID:GRUoVLzJ
スパロボと一緒に買ってきた、もののけ異聞録をプレイ…。
鈴音たんヤバイ、超ヤバイ。

風呂で、鴨居を誘うシーンがスゴい萌えた。
647名無しさん@ピンキー:04/06/04 19:04 ID:PbIe/T5c
猫もいるし無愛想な子も不器用な子も元気な子もいていいな>イリス
クレイン×闇精霊×猫娘の3Pの妄想でハァハァしてまつ。'`ァ'`ァ(;´Д`)'`ァ'`ァ
648名無しさん@ピンキー:04/06/05 01:19 ID:Asd+kQ9e
職人さんの降臨が待ち遠しい(*´Д`)ハァハァ
649名無しさん@ピンキー:04/06/05 14:20 ID:Mboo5uZf
ビオラ×リイタキボン。
650名無しさん@ピンキー:04/06/05 14:35 ID:rppYs8lu
イリスのキャラ可愛いんだが、こう、いまいちエロにしたい色気を感じない……
ゲームはそれなりに面白い。寝る間を惜しんでるが……
651名無しさん@ピンキー:04/06/05 14:40 ID:7ntcB2oz
リイタ可愛いよリイタ
652名無しさん@ピンキー:04/06/05 19:02 ID:GkxGCqu7
なのニャー!なのニャー!なのニャー!!
ノルンかわいいよノルン
653名無しさん@ピンキー:04/06/06 01:56 ID:HzzCTBo/
むしろリイタがクレイン襲うのが見たい。
アレだけ嫉妬心が強ければ(´А`;)'`ァ'`ァ
654名無しさん@ピンキー:04/06/06 15:19 ID:zgk0PNFh
ヴィラとヒュッテとブレアの3Pきぼん。
ブレアが責められまくるやつで。
655名無しさん@ピンキー:04/06/06 16:21 ID:mvELWNAU
>>646
俺も鈴音SS読みたいが、…空気読もうぜ、ベイビー!
656名無しさん@ピンキー:04/06/06 19:07 ID:rgncO826
あれ、ここガスト総合ではないの?
それともアトリエ新作発売直後はその話しかしてはいけないの?
空気読めって窘められるようなことなの?
657名無しさん@ピンキー:04/06/06 21:09 ID:vhe2HaIp
┐(´ー`)┌
658名無しさん@ピンキー:04/06/07 02:49 ID:KxBN5xTU
注・中盤のネタバレ含みです。
  デランネリ村到着以前の人は、読み飛ばしてください。
659白い妹(1/12):04/06/07 02:53 ID:KxBN5xTU
 雪深い山麓に囲まれた小さな村。中空に輝くダイヤモンドダストと、ステ
ンドグラスの織り成すライトアップが美しい、その村の名前は、デランネリ。
 これは彼、デルサスがまだデランネリ村に住んでいた頃の話である・・・

           *********

 暖炉から、薪のはぜる音が聞こえる。
 暖まった部屋の中、デルサスはベッドサイドに腰掛けていた。
(はぁ・・・)
 理由の無いため息と共に、ベッドにごろりと寝転がる。
 深夜と呼ぶにはまだ早い時間帯だった。けれど、雪村のデランネリ、夜
の早い冬季はみな自然に眠るのも早くなる。吹き付ける雪の前では、家々
の交流も少なくなり、眠気が訪れるまでの時間を、自然、いつだってデルサ
スは持て余すことになる。
 添い寝の相手でもいれば話は別なのだろうが、そうもいかないときのデル
サスは、寝しなの悶々とした時間を、ただただ思考と共に潰すしかすべが無
い。そして、そんな生活に、彼はもう飽き飽きとしていた。
 彼にとって、ここは窮屈な村だった。
 住んでいる人間の心根のやさしさは知っていた。自分が恵まれた環境に
いることも。けれど、いや、だからか境遇が彼を締め付ける。厳格で皆に慕
われる村長、その息子として、ゆくゆくは次期村長として、あるべき姿をとら
なければいけない。その重圧からデルサスは逃れ続けていた。奔放に過ご
すこと、浮名を流すことで。けれど、いつしか染み付いてしまったその生き
方が、デルサスをデランネリという籠から逃れさせようと促す。
 いつしか、彼はこの村から旅立っていく自分を夢想するようになっていた。
 それが、難しいこと、彼を信じている人たちへの裏切りとなることを知りながら・・・
660白い妹(2/12):04/06/07 02:56 ID:KxBN5xTU
「お兄ちゃん・・・」
 自室のドアの向こうから、か細い声が聞こえてきた。
「ん、ファスか・・・」
 それは、彼の妹の声だった。
「入っても、いいかな」
 小さな声での問いかけに向かって、デルサスは身を起こし、いいぜと返
事。夜着に身を包んだファスがおずおずと部屋の中に入ってきた。
 そして「よいしょ」、まるでそこが当たり前の自分の場所のように、ベッドの
上、デルサスの横に腰掛けるファス。「えへへ」とはにかんだ笑顔で見上げ
てくる。
「てか、オマエどうしたんだよ、こんな時間に」
「ん〜、お布団寒くて。お兄ちゃんと一緒に寝ようかなって」
「はぁ?」
「一緒にお布団入ったら暖かいよ。ほら、昔みたいに」
「昔って、おま、一体、いつの話よ」呆れ交じりの声を出すデルサス。
「駄目・・・かなぁ」
「ダメに決まってんだろうが。部屋戻れ」
「お願いしても・・・どうしても、ダメ?」
「ダメだっての・・・ぅおわ」突然、デルサスの胸に飛び込んできたファスにより、
制止の言葉は遮られた。ぽす、妹の小さな体を包み込むような形になる。
「な、一体どうしたんだよ?」
「・・・いなくなっちゃいやだよ、お兄ちゃん」
「・・・・・」
 どうしてそれを、聞きそうになった。けれど、聞かなくても答えはわかるのだ。
聖職者を目指す特殊能力の所以、なんて難しいものではない。言葉にださな
くても態度に出てしまう、自分を慕ってくれるこの聡い妹は、そういうのを察した
のだろう。
661白い妹(3/12):04/06/07 02:58 ID:KxBN5xTU
 ポンポン、抱いたまま小刻みに震えるファスの肩を叩くデルサス。
「大丈夫だ。オレは、いなくなったりしねぇよ」
「本当?」
「ああ、本当だ」
 煮え切らない内心を打ち消すように強く、潤ませた妹の瞳を見据えて言
い放つデルサス。
「じゃあ一緒に寝て」
「何でそうなる」
「・・・だって、朝起きたらお兄ちゃんがいなくなってるような気がして」
「・・・わぁったよ」とうとう、妹の真摯な瞳と物言いに根負け。「今晩だけだか
らな」
「うん」うれしそうにうなずいたファスが、小さな体を、先に横になったデルサ
スの横にもぐりこませてきた。
 二人用に作られていない布団は、二人で寝るには狭い。体が飛び出しそう
になるのを抑えると、自然と二人、寄り添いあうような姿勢になる。
 気恥ずかしくて背を向けたデルサスは、背中越にファスの体温を感じる。接
面からの、じわりとした暖かさ、化粧も知らない幼い体から漂う、汗と清々とし
た石鹸の香り。
(ああ、クソッ)
 奥手というわけではない、むしろ、その手の欲求が有り余っているほうのデ
ルサスにとって、こんなのはある種のドクみたいなものだった。
 背中を通じて、妹のなだらかな曲面をありありと思い浮かべる。布地の薄い
夜着は、シルクの向こうの36度の姿を、いともたやすく想像させるのだ。昔の、
そういった欲求とはかけ離れたモノではなくて、少女として、女性としてのまろ
びやかさをもった、なだらかなそれである。
 背徳であるのを知りつつ、いや、だからこそなのか、デルサスの興奮は高まる・・・・
662白い妹(4/12):04/06/07 03:01 ID:KxBN5xTU
「・・・いいよ」
 刹那、耳元でささやかれた小さな声。
「・・・ファス・・・」
「いいよ・・・だって、初めては、私、お兄ちゃんにあげようって決めてたし」
「・・・お前」
 回された手が、デルサスの前で組まれた。細い腕、華奢な手のひら、そ
れが小さく震えていた。羞恥か緊張なのか。くい、とファスはデルサスの背
中を抱く。まるで、おのが体を枷にして、デルサスを逃がさないように・・・
 ここまで慕われて、うれしいという気持ちはたしかにあった。けれど、それ
以上に、内心複雑なものでいっぱいだった。この子を、ここまで追い詰めた
のは自分なのだ。だから、自分が何とかしないといけないという気持ち・・・
(わかった・・・)
「ファス・・・いいのか」
「うん、お兄ちゃんなら」
 念を押したデルサス、寝返りをうちゆっくりとファスに向き直った。
 文字通り、目と鼻の先、慣れ親しんできた妹の顔がある。目頭にたまった
涙が今にも零れ落ちそうで、嗚咽をこらえようと真一文字に閉じた口が、た
まらなくいとおしくて・・・
 デルサスは、ゆっくりと妹のその小さな唇に、自分の口を近づけていった。
 軽く触れ合わす、冷たい、キス。お互いの内心の興奮や緊張とは他所に、
夜気に触れていた唇同士は、冷たかった。だから、まるでそれを暖めあうよう
に、二人はキスを交し合う。おずおずと差し出してくるファスの朱色の唇を、デ
ルサスがリードする。
「ん・・・ぁむ、ぷふぁ・・・くちゅ」
 ついばむようなキス、そして深く、お互いをむさぼりあうキス。繰り出すデル
サスの技に、ファスの頬が赤く染まっていく。
 唇を離す。とろけた表情のファスの唇の端から、てろりと一条、唾液の糸が
滴り落ちた。
663白い妹(5/12):04/06/07 03:03 ID:KxBN5xTU
「お兄ちゃん、スゴ・・・私、初めてなのに・・・」
「馬鹿、まだこれからだ・・・」
 上着のボタンに手をかけたデルサスは、ファスのそれをゆっくりとはず
していく。
 あわせをはだけると、純白に無垢なファスの体が露出する。興奮にすこ
し赤みを帯びているその体。吸い付くようなやわらかさを持った肌が描く、
かすかな二つのふくらみ。その頭には、トゥインクルベリーの実の色に似た、
鮮やかな赤さを持った二つの蕾。
「ん・・・そんなにじっと見られると、恥ずかしいよ・・・」
「あ、ワリィ」
 羞恥のせいか、少し赤みの増した少女の体から、デルサスは視線をはずす。
 そして、ゆっくりと手のひらを双房にあてがった。
「・・・ん」
 触れた瞬間、堪えたような小さな声。
 手のひらで収まる大きさのそれを、いとおしむように、ゆっくりと揉んでいく。
乳首は避けながら、押した分だけ沈み込んでしまいそうなくらいに、柔らかな
肌の上に、指を這わせる。
 ぴくん、ぴくん、腕を回して抱いたファスの体が、デルサスの中で小さく跳ねる。
(まだ固いなぁ・・・ま、無理もねぇか)
 閉じた瞳、押しつぶす声。ファスはデルサスのなすがままだった。
「・・・ちと激しくいくか」
「え、お兄ちゃ・・・きゃん」
 くい、じらして避けていた乳首を人差し指と親指の腹で、柔らかくはさむ。知ら
ず高められていた感覚の直撃に、ファスの背がぴんと張る。間髪いれずに、デ
ルサスはもう一方の手を下半身、下着の中にもぐりこませた。
664白い妹(6/12):04/06/07 03:05 ID:KxBN5xTU
「・・・あ、それ・・・ん、はぷ」
 静止の声をキスでさえぎる。舌を絡めあう、深いキスだ。くちゅり、唇の
接合部から、互いの唾液を交換し合う、いやらしい水音が響いた。
 そのまま、デルサスは片手を進める。さらりとしたシルクの下着の奥。
手探りでその部分を見つけだす。
 くち、
 人差し指の先端が、ぴったりと閉じたその部分の先端に滴る、粘り気の
ある水に触れる。それをたどるように、指先を閉じた入り口の上でゆっくり
前後させる。
「あ・・・ん・・・くちゅ、お兄ちゃん・・・」
 ゆっくりと、少女の中で受け入れ態勢ができていく。深いキスの中、差し
出された唇で口内を蹂躙されるだけではない。ファスのほうからも絡み合
いを求めてきだした。
 強張っていた体から、自然と力が抜けていく。
(ま、ぼちぼちかな)
 頃合と、デルサスは秘貝の合わせを沿わせていた中指の腹を、一番に
敏感な、覆い隠された部分に伸ばした。
「ダ、そこはダメ・・・きゅ、はう」
 秘芯にデルサスの指が届くと、ファスの体が小さく戦慄いた。
「ん・・・痛いか」
「痛くはないけど・・・なんか、気持ちよすぎて、ダメだよぅ・・・」
「そうか、そいつは大いに結構だ」
665白い妹(7/12):04/06/07 03:07 ID:KxBN5xTU
 愛液でてろてろになった中指での、秘芯への刺激は続く。胸に回してい
た手を、背中のラインをなぞりながらこちらも下腹部に回すと、同じように
愛液にぬらす。そのまま、片方の指は秘貝のあわせをこじ開けていく。
 にちちち、
 閉じた肉壁は、指の先端すら容易には受け入れない。
(くっ、さすがに狭ぇな、こりゃ)
 ゆっくり、間違っても傷つけないように、指を侵入させる。秘芯への強す
ぎる刺激から逃れようとするファスの体を抱きとめたまま、デルサスは未
踏地であるその部分に指を進ませていく。
 関節二つ分、飲み込んだところで、今度はデルサス指を引き抜いていく。
「ふぁ、ふぁぁ・・・」
 抜けるようなファスの吐息と共に、飲み込まれていた指が外へ。愛液で
ぬらぬらになった中指を、再び中へ押し戻していく。秘芯への刺激、そし
て時折の深いキスを織り交ぜながら。
 中指の前後の速度が、次第に速まっていく。あわせて、ファスの感情の、
そして体の高ぶりも。双曲線状に上昇していく、エクスタシーへの階段。
 ぐちゅ、ぷちゅ、にちゅ。
 ファスの秘所からは、愛液と摩擦の奏でるみだらな汁音が、高く鳴る。
「だ、だめぇ、お、お兄ちゃん、私、わたし・・・!」
「おう、いいぜ・・・いっちまいな」
「うん、うん!お兄ちゃん、お兄ちゃん!!」
 ひときわ大きく、ガラスを思わせるはかない高音で叫んだと同時に、ファス
の体がピンと張った。そして、
 ぱたたた・・・
 中指を飲み込んだままのその部分から迸りが溢れ、白いシーツに水玉を作った・・・
666白い妹(8/12):04/06/07 03:10 ID:KxBN5xTU
      ******

「つーか、マジで無理すんなって。別にオレのことはいいからさ」
「うん、大丈夫」
「いや、つらいのはオマエなんだし・・・」
「わかってる。でも、このままじゃ不公平だから。わたしだけ気持ちよくして
もらって」
「・・・んなこた気にすんなって」
 エクスタシーのしばらくあと、体を起こしたファスはデルサスに続きをせが
む。つまりは、はじめてのおわりを、だ。口では煮え切らないデルサスだった
が、いくら良識ぶったところで、露出したその部分のいきり立ちは隠せないの
だが。
「だから、いいよ、来て」
「・・・ふぅ。耐えられないようなら、言うんだぞ」
 もうずいぶんと長い間、起ちっぱなしになっているそれが、愛液と迸りでぬ
れた秘貝にあてがわれた。かさのはった先端を、くにくにとあわせに擦り付け、
愛液をまとわせる。これでもいくらか、ほんの少しだろうが、ファスの感じる苦
痛は少なくて済むはず、そうデルサスは考えたのだ。
 ぱくりと閉じた秘貝のあわせを、指を使ってこじ開けた。くぱり、中の鮮やか
な桃色が、眼前にさらされる。外気に触れたそれはひくひくと、湿った内面を
震わせた。
667白い妹(9/12):04/06/07 03:12 ID:KxBN5xTU
「・・・行くからな」
 デルサスのそれが、ファスの膣内にもぐりこんでいく。
「きゅ・・・は!あぅ・・・くん!」悲鳴ににたくぐもった声。痛みで絶叫したい
のを必死におし堪えているのだろう。ファスの閉じた瞳に涙が沸きあがっ
てきていた。
「大丈夫か」
「うん、いいよお兄ちゃん・・・そのまま」
 ちちち・・・
 掻き分け、肉壁をゆっくりと進む、デルサスのもの。
すると先端が抵抗に触れた。
刹那、この涙をこらえた表情の、何よりもいとおしい妹に、深い口付け。
「ん・・・!!」
 破瓜の痛みが薄まるとは思えなかった。けれど、いくらかでもその痛みを
分かち合えないかと、強く、強く、ファスの細い体をデルサスは抱きしめた。
 下腹部に、愛液とは違う、どろりと暖かい液体の感触。先端が抵抗を越え
たのだ。
 そのまま、繋がったまま、デルサスは、ただ無言で、妹の頭を撫でてやった・・・
668白い妹(10/12):04/06/07 03:14 ID:KxBN5xTU

           *********

 その晩、デルサスが達することは結局無かった。処女の証を奪ったあと、
静かに自分のものを抜いたデルサスは、続きを請う妹をとりなした。破瓜の
痛みに耐える妹相手に、自分だけ能天気に、そういう気分になれそうも無か
ったのだ。
(それにな・・・)
 いろいろな問題がある。そんなことは最初から分かっていたことなのだが。
 ようやく寝息を立てた妹の寝顔を横目に、デルサスはゆっくりと、彼女を起
こさないように、寝床を抜け出した。
 ほんの短時間、最低限だけ、身の回りのものを詰め込む。外套を着込む。
窓の外、凍りつく外気を思い、身震いする。けれど、
(けじめ、つけねぇとな・・・)
 きっと、これが一番の方法なのだ。彼にとっても、彼女にとっても・・・
「兄離れ、しろよ・・・」
 小さくつぶやいたデルサスは、ゆっくりと自室を後にした・・・

 以来、彼、デルサス・デルヴァルドはデランネリ村から姿を消したのだった・・・
669白い妹(11/12):04/06/07 03:16 ID:KxBN5xTU

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「と、まぁ、このお菓子にはこういったエピソードがあるということになってい
るわけですわ」
 ここは、アコースの自称『高級ブレッドストア』。クレインたちはブレアから
新作パン『白い妹』の紹介を受けていたところだった。
 ・・・一連の話を聞いて、目を丸くするデルサス。それもそのはず、なぜか自
分が勝手に菓子のエピソードに登場させられているのだから。それも、あんな
役で。
「あ、ちなみにお話はリィタさんから聞いたのを参考にさせていただきましたわ」
 笑顔のでリィタに話を振るブレア。デルサスの怒りの矛先が、リィタに向けられる。
「あ、リィタ、てめぇ、有ること無いこと言いやがって!」
「う・・・でも、有ること無いことってことは、全部が無いことじゃないんだよね。て
ことは、一部、もしかして実話だったとか?」
「んなわけあるか!つーか、ゆるせねぇ、こいつはさすがに頭来たぞ!」
「きゃー、クレイン助けてー。デルサスが怖い〜」
「そうだ、クレイン!オマエもなんか言え!ほら、フォローとかあるだろうが!」
「え、オレ?」蚊帳の外だったクレイン、思案顔になってから、「・・・あー、オレ、
兄弟とかいないから、そういうのわかんないんだけど、ビオラもマレッタもああ
だから、別にデルサスだけが思い悩んだりはしなくてもいいのかな、とか・・・」
「お、おま・・・ち、違うだろうが!フォローだよ!フォロー!」
「・・・そんなこといわれても」困るクレイン。
670白い妹(12/12):04/06/07 03:18 ID:KxBN5xTU
「・・・にゃ、ノルンはなんだかよくわかんないニャ・・・でも、これ、前のとど
う違うんニャ?」もくもく、お菓子を食べていたノルンが、怒り心頭のデルサ
スそっちのけでブレアにたずねる。
「それはですね、従来の『白い愛人』のレシピに、ティンクルベリーを加えて
あるんですわ。これで、甘みのなかに、果物の酸味が加わって、よりいっそ
う完成度の高いお菓子になっているんですわよ」
「おお、なんだかすごいニャ」
「ちなみに、見た目もエピソードに併せてあって、このティンクルベリーの
赤は、その・・・ショジョソウシツ、を表しているんです、って恥ずかしい!何
を言わせるんですの!」
「つーか、恥ずかしいならそんな菓子作んな!」
 アコースの町に、「突っ込み兼いじられ役」なデルサスの悲壮な声が響くの
だった・・・
671名無しさん@ピンキー:04/06/07 05:50 ID:tMvQtsc9
>>659-670
GJ!面白かったです。オチがステキ過ぎます。
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
672名無しさん@ピンキー:04/06/07 21:17 ID:e878VXcX
盆暮れ正月やたらと忙し
673名無しさん@ピンキー:04/06/08 00:43 ID:yAutCsKE
なんつーオチだよw
674名無しさん@ピンキー:04/06/09 01:30 ID:CsdXLhgF
SSきたー!
のはいいけど、いきなり近親ソカーンかよ('A`)
でもまあ、これくらいなら大丈夫。
675名無しさん@ピンキー:04/06/09 11:27 ID:9JDLcX7B
デルサス24歳なんだね。
若造だと思っていたから、興味なかったが年齢知ったら萌えました。
面白かったです。
676名無しさん@ピンキー:04/06/09 18:51 ID:NDvU0cPo
おもろいのか、イリス?
折角だけど、保守派の漏れはリリたんのSSもきぼんぬ。
677名無しさん@ピンキー:04/06/09 20:16 ID:uj/Mr1v2
そこ、勝手にわけのわからん派閥を作らない
678名無しさん@ピンキー:04/06/09 20:30 ID:IgBxNIeq
ふと、頭の中に「にんじん娘がにんしん娘」というネタが浮かんできたが、俺ヴィオやったことないから書けない・・・
679名無しさん@ピンキー:04/06/09 20:53 ID:SgdEbGfO
どっぷりキャラクターを楽しみたい方にはおすすめする。
調合ダイスキーには、オススメできない。>イリス

ノルンかわいいよノルン
680名無しさん@ピンキー:04/06/09 20:56 ID:IgBxNIeq
やっぱ俺は調合好きだからな・・・
UDも途中であきらめたし・・・

そんな漏れは保守派でつ。
681名無しさん@ピンキー:04/06/09 21:27 ID:4T5BfoT0
正直、保守派の意味が分からない
682名無しさん@ピンキー:04/06/09 22:08 ID:ni4anTsH
>>680

別に合わなかったのならしょうがないけど、
調合スキーならUDじゃないの?
683名無しさん@ピンキー:04/06/09 22:11 ID:gDNB45F6
RPG部分に賛同できない、ってことでは。
684名無しさん@ピンキー:04/06/09 22:32 ID:Ozsjuwuy
材料集めは妖精さんに任せて自分はひたすら調合に励むというのが俺のプレイスタイルだったからねえ・・・
(もちろんレアアイテムは自分で取りに行くけど)
そもそも材料が腐るというのが納得いかん。自然ではあるが。
685名無しさん@ピンキー:04/06/09 22:42 ID:XDHjFQDW
そうそう、ヴィオのお店経営とは違うが妖精さん7人のスケジューリングは
かなり奥が深かったと思う
686名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:11 ID:kIaCLTPH
未だに、妖精さんに採取と各色中和剤の調合しかさせられない
ヘタレプレイヤーな自分。

デルサスは、最初34才かと思ってた。おっさんくさいよー(w
687名無しさん@ピンキー:04/06/10 16:33 ID:llP5Yzs0
調合システムはリリアトで完成の域に達したからな。
あれ以上弄くっても良くはならないんだろうけど。

ガスト倒産間近か?
688名無しさん@ピンキー:04/06/10 17:20 ID:l+nguO/h
次回作では赤水晶をなくして寿命がきたリイタを捨てたクレインがビオラと魔法屋を経営します。
もちろん調合がメインです。
689名無しさん@ピンキー:04/06/10 17:35 ID:dZGIyGRZ
>>687
それは従属効果ハァハァ派に喧嘩を売ってるのかね?え?
690名無しさん@ピンキー:04/06/10 21:35 ID:93S2Kfei
イリスって前作とどういうつながりがあるの?
俺やってないからわからん。
691名無しさん@ピンキー :04/06/10 22:01 ID:HwGsLzlE
>>690
全くつながりはないと思います。
前作と比べると全くの異次元のなのでは?
692名無しさん@ピンキー:04/06/12 01:00 ID:EDdIneDV
でもパメラ出てるんだよなぁ。死にたてっぽかったから、UDのちょっと前くらいかなーなんて思ってた。
でもルローネってアレ絶対マリーだろ……エリーの髪長くしたような娘もウロついてるし。
693名無しさん@ピンキー:04/06/12 02:30 ID:AStQlAzA
パラレルワールドだから似た人はいるってことじゃなかったか?
694名無しさん@ピンキー:04/06/12 03:09 ID:DZz0gbOh
てことは、パメラのあの設定もパラレルなのか。(イリスの本編参照)
695691:04/06/12 03:40 ID:WZrhdpX4
やっと全あいてむこんぷりーと_| ̄|○

で、>>691訂正です。(スマソ)il||li _| ̄|● il||li
×全くの異次元→○かなーり昔のお話
(マリーなどの場合「現代」とするならば、イリスは「古代」又は、「神話」の時代と思われ)
696名無しさん@ピンキー:04/06/13 21:49 ID:myD0IovC
ユーディーのアトリエで、パメラは200年ぐらい前は生きていたようですがw
697名無しさん@ピンキー:04/06/15 21:08 ID:gvTrFDR5
ほしゅ
698名無しさん@ピンキー:04/06/16 01:59 ID:Vb9R6qdZ
意外なほど職人がいない
699名無しさん@ピンキー:04/06/16 07:28 ID:2JDsALGL
ネタがないからかけません。
700名無しさん@ピンキー:04/06/16 15:43 ID:s+WnyDmj
700だったら誰かSS書け。
701名無しさん@ピンキー:04/06/16 22:18 ID:vY/C9wX4
>700
過疎気味のスレでそんなことやったって。
でも職人さんの降臨を待つ

702名無しさん@ピンキー:04/06/16 23:07 ID:C4O1q9cM
じゃ何かリクエストあったら久しぶりだけどちょっと書いてみるよ
マリーとエリーしかプレイしてないのでそれしか書けないけど。
703名無しさん@ピンキー:04/06/16 23:17 ID:9Qi0quO8
>>692
漏れは(もしリンクしてるなら)遠い未来の話だと思ってたよ
カボックがザールブルク、アコースがメッテルブルク、裂け目の辺りはボッカム山が
山体崩壊起こして高地になったって感じで…
704名無しさん@ピンキー:04/06/16 23:18 ID:9Qi0quO8
>>702
じゃあ、シア×マリーきぼん
705名無しさん@ピンキー:04/06/16 23:32 ID:ZAHDWWR1
>702
エンデルク×エリーをおながいしまつ。
706名無しさん@ピンキー:04/06/17 00:09 ID:LtOD0qPL
エンデルグ×キリーで濃いぃ純愛っぺぇのを・・・

・・・いや、アトリエシリーズで最も好きな脳内カプ。美男美女カプって好きなんよ。
707703:04/06/17 00:53 ID:KwQ+W48z
おお、結構人がいた。
先着順ということでとりあえずシア×マリーに挑戦してみる。(お二方ごめん)
エロあんまり上手くないので期待しないで気長に待ってて。
708704:04/06/17 20:31 ID:KXPXp21d
>>707
ヤタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!

期待してまつ
709名無しの物書き:04/06/17 22:58 ID:e1LA/xsE
イリスのアトリエ(ネタばれあり)でもいいでつか?
710名無しさん@ピンキー:04/06/17 23:00 ID:XFZq1jGV
おkよ。
711名無しさん@ピンキー:04/06/17 23:09 ID:YwPF51Xg
>>709
ぜひ!
712名無しさん@ピンキー:04/06/18 01:12 ID:dEbN+fkg
>>711
゚+.(・∀・)゚+.゚
713名無しさん@ピンキー:04/06/18 02:07 ID:EjMvybHh
ガチムチ寿司食いてぇ
714名無しさん@ピンキー:04/06/18 15:21 ID:We8kdyle
>>709
ビオラでお願いね。
715名無しさん@ピンキー:04/06/18 17:13 ID:Ni4k07Qa
>>709
ぷにぷにでお願いね。
716名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:20 ID:oB47iPaE
リイタ萌え
717702:04/06/19 00:52 ID:72kU5w3T
703じゃなくて702だった…スイマセン_| ̄|○

>704さん
確認で聞くのですが、シア×マリーでいいんだよね?(マリー×シアではなく)
シア攻めだよね?
718704:04/06/19 05:20 ID:2zOjE2X/
>>717
そうでつ、シア攻めでつ(;´Д`)ハァハァ
よろしく、おながいしまつ(;´Д`)ハァハァ
719ゴーヤ:04/06/19 20:21 ID:3lQ2gBH/
ダグラスって可愛いと思う。

エルフィールこと私エリーはそう思う、
先日の事なんだけど、購買部で材料が安かったので大量につい買い込んでしまった、
ふらふらと街中を歩いていたら荷物が急に軽くなった、
何があったのかと思えばノルディスだった、
荷物を殆ど持ってくれていた、
私が「悪いよ」と言ったら、
「大丈夫、僕も最近採集とかで体力付いてるからこれくらい平気平気」
そう言って笑った、
ちょうどその時ダグラスが歩いてきた、
「お前ら何やってんだ…?」
そう不機嫌に言いながらノルディスをジロリと睨んだ。
でもノルディスはその視線を物ともせずに
「エリーが大変そうなので手伝ってあげているんですよ」
と返した、
「そうか…」
そう言いながら振り向き歩いていった、
その背中にノルディスは、
「お仕事頑張ってくださいねー!」
と声をかけた、
ダグラスはピタリと歩みを止めたけれど振り返らずに去っていった、
その背中には明らかに不機嫌なと言うか危険なオーラが漂っていた。
720ゴーヤ:04/06/19 20:22 ID:3lQ2gBH/
そして夜、町が眠りにつく頃にいつもどうりノックの音が響いた。
ダグラスだった、とても不機嫌そうな顔をしていた。
二階に上がり寝室に入る、
ダグラスは強引にベットに私を押し倒してきた、
そして強引な愛撫、そして…ゴニョゴニョ…(恥…)。

ダグラスは乱暴さが男らしさだと思っている、
そう、いつもこのときに乱暴なのは自分はノルディスより凄い、
とアピールしているのだ、
恐らく昼間のあの件だろう。
私がノルディスと一緒にいるのを見て嫉妬しているのだと思う、
ノルディスはただのお友達、彼はアイゼルと付き合っているのに、
それなのに不安みたいである、
こんな事しなくても私はダグラス一筋なのに、
本人に直接そう告げた事もあるのに、
やっぱり乱暴なのである。
必死なダグラスはとても可愛い、
だから今夜も私はなすがままにされる事にする。
721ゴーヤ:04/06/19 20:23 ID:3lQ2gBH/
いきなり投下!
そして逃亡!
722名無しさん@ピンキー:04/06/19 21:59 ID:YSbk1kq/
「なすがままにされる」って要するに「されるがまま」じゃないの
723名無しさん@ピンキー:04/06/19 22:11 ID:MxxfQPSG
>>719-720
なかなか面白かったです。乙!
724名無しさん@ピンキー:04/06/19 22:46 ID:lufYqbI/
かわゆい!
こういうショートストーリーも気軽に読めて萌え(´∀`)=3
ぜひまた書いて下さい!
725ゴーヤ:04/06/19 23:26 ID:ul8XhUHj
>>723-724
そうですか、よかったです
実は構想ではアイゼル編(エリーと似たような話)と
野郎編の三部作だったりします
今度暇でもあれば投下させてもらおうかと思います

>>722
はい、ご指摘有難う御座います、
これで他所で恥をかかなくてすみます
なんせ文法とかが目茶無茶で… ヤレヤレ
726予告なし投下:04/06/21 00:27 ID:uxuHfL6R
「やめて・・・」

「何故だ・・・」

私の拒否の願いも、彼は一言放っただけで却下してきた。
突然後ろから抱きすくめられた私は、なす術も無く彼の愛撫を受けつづけている。
2度と抱いたりしない、そう誓ったあの感情。あの悦び。
だが、今、こうして彼に抱きすくめられ全身に愛撫を施されると、そんな誓いもバカバカしく思えてきてしまう。

―――あなたは、国のために生きているのではないの・・・?
―――・・・私も男だということだ。

無言の会話。音が立つ口付け。
私は今夜も、魔界の王から一人のオンナへと成り下がる。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

予告なしのエンデルグ×キリーでした。
フルサイズのを描く気力が無いので、超ショートサイズで。しかも即興。
すんませんでした。逃亡します!!
727名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:09 ID:XkAiD025
>>726
ちょっとおもしろかったので、切れ具合に(´・ω・`)
次は頑張ってくれるとウレシイナ。
728名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:12 ID:r6qxEip0
イリスのエロまだー?
729名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:44 ID:qZElZZDy
>719
めちゃめちゃ可愛いでつ!

何となく、「その頃のノルアイ」みたいなのを考えてしまったので、
書いてみてもいいですか?

>726
続ききぼん…無理でしたら、また何か短いのを書いてくれると嬉しいです。
730名無しさん@ピンキー:04/06/22 00:13 ID:MR8Y76ha
>726
大人のエチー(;´Д`)ハァハァ いがっだよォ。
隊長好きなので、どんどん投下おながいしまつ。
相手はねえ、エリーでもキリーでもミルカッセでも可。
気長に待ってます。
731702:04/06/22 02:37 ID:EbOcYiuD
シア×マリー、できましたので投下します。
エロ書くの上手くないので、期待に応えられているかかなり心配ですが・・

では投下↓


732702:04/06/22 02:38 ID:EbOcYiuD
ザールブルグに夕暮れが訪れる。
日没を告げる鐘が喧騒の中にゆっくりと鳴り響く、今日も仕事は終わりだというように。
「ふぅ……今日はこのへんにしとこっ」
マルローネは調合の手を休めて、額の汗をぬぐった。
汗ばんだ胸元が、窓から差し込む夕陽に照らされて目に柔らかく光る。
「シア、元気にしてるかなあ」
マルローネは、窓の外を見つめた。
ここ数日、急ぎの仕事が入ったせいでシアと全然逢えていない。
(そりゃ、まだ病気が治ったばかりだから無理はできないだろうし、
 別に逢いにきてくれないのを恨んだりしないけどさ)
つまらないなぁ、と溜息をついたマリーの耳に、聞きなれた声とノックが飛び込んできた。
豊かで細いおさげの少女が、微笑んで顔を見せる。
「マリー。どう、元気にしてた?」
線が細く白い腕がドアを閉めると、ドアベルがカランと鳴った。
「シア!久しぶり!」
「ふふっ。なあに、マリー。すごく嬉しそうよ」
シアはワンピースからまろびでた撫で肩を震わせてくすくすと笑った。
「ねえ、マリー。今日はもう、仕事終わり?」
「え?うん、そろそろ店じまいしようかなあ、って思ってたけど…」
どうして?と笑顔で聞き返すマルローネに、シアが僅かに顔を赤らめる。
彼女の親友を遠慮がちに見上げ、花のように微笑んだ。
「…よかった。今日泊まっていってもいい?」
「え?いいけど、どうしたの?」
「うん、ちょっと…久しぶりに、マリーとゆっくり話してみたいなあって。いいかな?」
「もっちろん!あたしとシアの仲じゃない。そんな遠慮しないで。
 じゃああたし、お店の看板閉まってくるからちょっと待っててね!」
マルローネは笑って、工房の外へ軽やかに駆け出していった。
733シア×マリー:04/06/22 02:41 ID:EbOcYiuD


*******************



「なんか、こういうの久しぶりだなあ。シア、覚えてる?
 あたしたちがまだ村にいたころにね…」
パジャマ姿でマルローネのベッドにもぐりこみ、二人は身を寄せ合っていた。
シアは穏やかに微笑んでうんうんと話を聞いていたが、その笑みはどこかぼんやりとしていた。
「それでさあ…ねえ、シア?シア、聞いてる?」
「えっ?あ、ええ、聞いてるわよ」
「でも、ぼんやりしてる。もしかして、また身体の具合がよくなかったりするんじゃ…」
心配そうに顔を近づけるマルローネに、シアは慌てて首を振った。
「ち、違うの。マリーのおかげで本当に元気になったんだもの」
「でも、顔赤いじゃない。あたし、薬とってこようか?」
マルローネはうつ伏せになっていた上半身をがばっと起こした。
そのままさっさとベッドから降りようとする。
「だめ、そうじゃないのマリー!」
「きゃっ、シ、シア?」
急に腕全体にしがみついたシアの白い指先を、マルローネが驚いて見つめる。
「びっくりしたぁ」
「マリー、行かないで。話を聞いてほしいの」
「え?」
下ろしかけた足をベッドに引き上げ、マルローネはシアに向き合った。
白い肌を上気させ、切なそうに俯くシアの視線に、不安そうに眉を顰める。
「ねえ、シ」
「マリー。私のこと好き?」

734シア×マリー:04/06/22 02:43 ID:EbOcYiuD
突然の言葉に、マルローネはきょとんと目を見開いた。
「好きに決まってるじゃない」
「う、うん、そうなんだけど…」
「シアったら、心配性だなあ。あたしはシアのこと、嫌いになったりなんかしないって。
 なにがあっても、どんなところにいても、あたしはシアが大好きだよ。
 だからさ、事情はよく分からないけど、大丈夫、大丈夫だっ――ん…」
不意に近付いたシアの顔を意識する間もなく、マルローネの唇に柔らかいものが重なった。
シアは彼女の首に細腕を投げ出すように巻きつけ、離したくないとばかりに
桜色の唇を何度も何度も触れ合わせた。
「―っ、ぁ…シア…?」
花びらのように軽いくちづけだったが、余韻はしっとりと湿ってひどく甘い。
力の抜けたマルローネに身体を強く押し付けて、シアはもう一度彼女と唇を重ねた。
ゆっくりと離すと、上気した頬で切なげにマルローネを見つめた。
735シア×マリー:04/06/22 02:44 ID:EbOcYiuD
パジャマの上ボタンが外れかけ、胸元に豊かな金髪がかかっている。
シアはその髪をそっとすくいとって、マルローネの耳にかけた。
「私も、マリーのことが大好きよ」
「シア…それは、あたしだって……でもそれとこれとはっんっ」
再び口を塞がれ、ベッドの背にもたれるような格好で腰をずるずると落とす。
シアは泣きそうな目で唇を離すと、耳元から頬、首筋、肩口へとゆっくりゆっくり、
いとおしむようにくちづける位置を下げていった。
その間にも彼女の指はパジャマのボタンを外しており、いつしかマルローネの上半身は
はだけられ、形の良い大きな胸が外気に晒されていた。
なにがなんだか分からず、マルローネは身を捩って親友の腕から逃れようとする。
「ねえシア!シアっ、なんでこんなの…変だよ、あたしこんなのやだ…」
「ごめんね、ごめんねマリー。でも私、マリーが好き。おかしいの。最近、前よりずっと
 マリーが大好きで大好きで、考えれば考えるほどマリーに触りたくて、私―」
「ひぁっ」
体温の低い手の平にやわやわと揉みしだかれると、マルローネの胸は自在にかたちを変えた。
シアの手が蠢くたびに、彼女の肩がぶるぶると震える。
未知の感覚に対し、マルローネの豊かな肉体は意志と無関係に反応をはじめる。
「あ、ア……」
「マリー、気持ちいい?」
「んっ…ふぁ、ねえ、シ…ア、も、やめよ…?あ、あんっ!」
硬くしこった尖端を指先がかすった瞬間、マルローネの背を強い恍惚感が駆け上った。
シアが、僅かに目を見開いて、もう一度その場所を刺激する。
「あああー!」
736シア×マリー:04/06/22 02:45 ID:EbOcYiuD
「ここ?」
「んぁやっシアぁ!そこやだ、やだよお!!」
桜色の尖端を、指の腹でくりくりと押しつぶすとマルローネが泣き出しそうな悲鳴を上げる。
シアは無意識のうちに、鎖骨の周辺を吸っていた唇を、揺れる胸の谷間の中央へと移動させていった。
自然前屈みになるシアのささやかな突起も、パジャマの上から分かるくらいに勃ちあがっていた。
両手で押し上げるように揉みしだき、上の部分をちろちろとなめる。
そのたびにマルローネは荒い息をこぼして身を捩った。
「マリー、きれい…」
「はっ、はっ、はぁっ、シアぁ…」
シアは胸元から顔をあげ、下からそっとキスをする。
マルローネが、おずおずとそれに応え、次第に積極的にシアの唇を求める。
シアは身体を起こして、ゆっくりとマルローネを押し倒していった。
今度は先程より深くくちづけ、お互いをむさぼるように、何度も唾液を交換する。
マルローネの腕は、すでにシアを押しのけようとするためでなく、
彼女のパジャマを脱がせるために動きはじめていた。


737シア×マリー:04/06/22 02:46 ID:EbOcYiuD



「ああーっ、はあ、シア、シアぁ……!!」
ベッドの上で一糸まとわぬ姿になった二人の少女が、肌を上気させ絡み合っている。
大きく柔らかな胸の尖端を、細く白い少女の唇が吸い上げる。
彼女の髪に手をうずめて、豊かな金髪をもった少女が、背を逸らして喘ぎ続ける。
シアの指先は、先ほどからとどまることなくあふれつづけるマルローネの蜜壷を
そっと往復し、銀の糸を引きながらてらてらと光っている。
「んむ…ふぁ、マリー…んっ」
「あーーーっ」
敏感な肉芽を擦られ、マルローネはシアにしがみついたままがくがくと腰を痙攣させた。
シアは、唾液で濡れる胸元から顔を離すと、一旦攻める手を止める。
「ね、マリー…私も、マリーと一緒に…したいわ」
もはや二人の下のシーツは愛液と汗でぐっしょりと濡れ、散々に乱れたためにしわくちゃになっている。
それにすら気付かないほど、二人は親友との肌のふれあいに没頭していた。
738シア×マリー:04/06/22 02:48 ID:EbOcYiuD
いつもなら肌寒いくらいの工房の二階は、互いの熱気で暑いくらいである。
シアの髪は頬に張り付き、マルローネの瞳には普段の清楚な彼女と比べて
とてもいやらしく、しかしいままでで一番美しく見えた。
「うん、シア。きて……」
「マリー、大好き」
「あたしも…シアが大好きだよ。元気になってくれてよかった」
「マリーのおかげよ」
大きく脚を開いたマリーの上に、シアがそっと腰を落とす。
二つの性器が触れ合い、少女達は大きく嬌声を上げて目の前の親友にしがみついた。
ぬるぬると腰が動く度に快感が増幅されて全身が痺れ、それでもお互いの腰を一心不乱に擦りつけあう。
「あっ……あ……はぁ…ん……」
腰を積極的に動かしながら、喉にかかった喘ぎ声を漏らすシア。
以前はここまで激しく動いたら、身体が先に悲鳴をあげていただろう。
しかし今は、快感のほうが追いつかず、身体だけが本能でマルローネを求め続ける。
「あーーー!!あう、あ、あっあっふああん!くる、またきちゃうよお!」
そして途中から力が抜け、何度も軽く達しているマルローネは、逆に喘ぎ続けるあまりに
飲み込めない涎が口の端からだらしなく伝いはじめていた。
「い、…あ、ああっ!!だ、めっ……マリー、私………も……っくぅ…」
「シア、いっちゃう、あたしまたいっちゃう…!!あ…あう、あひぃ!」
絶頂に急激に押し上げられるのを感じ、シアとマルローネは互いを抱きしめる手に力を込めた。
声にならない声が部屋に響き渡り、二人は痙攣しながら、最高の快感に身も心も溺れ続けていた。

739シア×マリー:04/06/22 02:50 ID:EbOcYiuD

******************



「マリー、起きないと風邪引くわ。ねえ、マリー…」
「ん〜〜?なによぉ、シアー。もうちょっと寝かせてくれたって……へくしゅん!」
盛大なくしゃみついでに、マルローネは目を開けた。
カーテンの隙間から差し込む朝日が、目にまぶしい。
ぐちゃぐちゃになったシーツの上で、裸のまま横たわっている自分とシアにはすぐに気付いた。
「ってあれ?う、うわあ!シシシシア、あた、あたしたちそういえば」
「ごめん…」
シアは、真っ赤になってマルローネを見返した。
「だから、私達…その、ごめんねマリー……私、なんだか昨日、おかしくて…
 今更許してなんていえないけど…ごめんね…」
「…ううん、いいよ」
マルローネは、しばらくシアを見てから困ったように笑った。
「ほら、あたしも、シアのこと大好きだし。それに、結構気持ちよかったし…なーんちゃって、アハハ…」
「もう…」
シアがますます白い頬を紅潮させ、彼女を睨んだ。
しかしすぐに穏やかな表情に戻り、ふふふ、と笑ってマルローネに顔を寄せる。
「昨日のマリー、可愛かったわ」
「もうっ、シアぁ!!」
抗議の声をあげたばら色の唇を、桜色の唇がそっとふさいで封じ込めた。

740702:04/06/22 02:52 ID:EbOcYiuD
以上。
もっとシアに攻め攻めさせた方がよかったかな…
ともあれちょっとでも期待に応えられておりましたら幸いであります。
741インキュバス:04/06/22 14:40 ID:ddUfRxfT
薄い布地から透けて見える秘裂を指でそっと撫でられたとき、ルイーゼの全身に未知なる快感が疾った。
「・・・は・・・くぅっ」
上質なシルクのような肌から、どっと汗が噴き出し、華奢な肢体が反りかえる。
貞淑な美女の思わぬ反応に、男は些か驚いたようだった。
「ホウ、なんというはしたない声を出すんですか?フフ、貴女がいくら否定しても、躰の方はこんなに感じていらっしゃるじゃありませんか」
云いながら、更に湿り気を増したショーツの上から、男の指が執拗になぞる
「んンっ!そんな、ひ・・・ひどいこと、ふぁぁっ!」
セックスの経験どころか、他人に見せたことすらない恥ずかしい部分を、布地越しとはいえいじられ
そして薬を飲まされているとはいえ、反応してしまっている自分に、ルイーゼは死にたくなる程の羞恥を覚えた
「さて、と。
どうやらどれだけ違うと云っても、貴女の大事なここはもう我慢ができなくなっているようですね。
そこまで求められてはわたしも無碍にできません。そろそろこの邪魔っけな下着を脱がせていただきましょうか」
最後に残された小さな白いショーツに指をかけ、興奮を隠しくれない声で男は云った
「だ、駄目ぇぇぇ・・・」
汗にピタリと張りついたショーツが、完璧な曲線を描くヒップをゆっくりとずり下ろされてゆく
その白桃を思わせる尻をくねらせ、ルイーゼは精一杯の抵抗を試みた
742702:04/06/23 01:18 ID:KS6WL+UK
インキュバス氏の続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ずっと待ってました。


ええと、書き忘れていましたので戻ってきました。
>>SS保管人さんへ
上のシア×マリー、収蔵しないでいただけると嬉しいです。すみません。
743名無しさん@ピンキー:04/06/23 09:13 ID:Up2peDQN
>>742
十分エロかったですよ。そうご謙遜なさらずともよいかと思います。
>>741
続き楽しみにしておりました。お疲れ様です。
744ゴーヤ:04/06/24 01:37 ID:aR8sfShh
>>729
御自由にドゾー
人の数だけ話もあるのです
お気になさらすずずずいっといっちゃって下さい


出来の良さに続き書く気失せたりして…(ボソッ)
745名無しさん@ピンキー:04/06/24 18:47 ID:dutHThNB

  昔どこかのサイトで見た、エリー←アイゼルの小説がなんか急に読みたくなった。
 だれか知らない?たしかタイトルは"エリーが好き!"だったような希ガス。

 後エロじゃないんだけど、エリーの出生の秘密?をちょっとシリアス風に書いてた小説。
 確かエルフの娘だからエルフィールとかそんな風に語られてた。

 これ知ってる人いたらサイト教えてください。オナガイシマス。
746名無しさん@ピンキー:04/06/24 18:52 ID:26BvMeIt
ttp://kureha.pinky.ne.jp/maple/read/arc/lee00.htm

タイトルわかってんなら自分でググれよハゲ。
747745:04/06/24 18:58 ID:dutHThNB

  スマン、思いっきり検索した時にワード間違えてみたいだ。
 で、もう片方の方はググっても見つからない・・・。
 
 取りあえず>>746の方、ゴメンなさい。
748名無しさん@ピンキー:04/06/24 20:22 ID:Be8+KpYz
そういや、賛○○○(詳しい名前全然覚えてねや・・・)っていう、
マリーのふたなりエロ載せてるサイトがあったな。あれはエロかった。
誰かわかる人いる?
749名無しさん@ピンキー:04/06/24 20:34 ID:J5FghScQ
リリーたんをきぼんぬ
750名無しさん@ピンキー:04/06/24 20:45 ID:Y+an0acX
>>748
多分、名前変わってふたなりサイトじゃなくなってる。
ブクマしてる筈だからHDD漁ってみるノシ
751748:04/06/24 22:22 ID:5zcN8F2/
>>750
 Σ(´Д`lll)
OSクリーンインストールしちまった俺には、発掘の望み無し・・・
もし出てきたら、うpお願いします_| ̄|○
752名無しさん@ピンキー:04/06/24 22:40 ID:26BvMeIt
よし、お前ら!
今度からはこっちで訊きなさい。

【教えて】エロ〜な小説・捜索願2【ください】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059275882/




いい加減スレ違いだと気づけボケェ。
753名無しさん@ピンキー:04/06/25 00:02 ID:ZklTKA66
なぜリリーネタは少ないのだ?
アトリエ史上最大の萌えキャラだと思うのに。
754名無しさん@ピンキー:04/06/25 08:08 ID:ndANdx1E
ゲル×リリが読みたいなあ・・・。
755名無しさん@ピンキー:04/06/25 09:37 ID:KWSPviXv
>>753

漏れ的にはルイーゼたんが最強の萌えです
756名無しさん@ピンキー:04/06/25 09:55 ID:T/b2IcAv
ユーディー萌え。
757名無しさん@ピンキー:04/06/25 12:03 ID:sY0pjL/l
>756 同意。
758名無しさん@ピンキー:04/06/25 17:05 ID:tv7RXJpV
最近、小説を読ませてくれるアトリエサイトが少なくなったような・・・。
管理人さんが事故ってたり、開店休業だったり・・・。
ちょっとエロいのを読ませてくれたお気に入りのところが軒並みとまってて、 (´・ω・`) ショボーン

旅に出て修行を積んだマリーキボン。
759名無しさん@ピンキー:04/06/25 19:11 ID:hJKvxLAA
リリー以降は知らんのだが、クラマリといダグエリといい、このシリーズ好きは
「仲良くケンカしな」パターンが好きなのか?
760名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:17 ID:sY0pjL/l
淫グリドとヘルミーナも仲良くケンカしてるな。
761名無しさん@ピンキー :04/06/26 00:00 ID:69VzA0QE
>>755
おれはこっちに同意
おかにもセックスなんか知らなそうな可憐な童顔と、おとなしい性格
しかしいったんボディに目を向けると、でーっかくて柔らかそうなふたつのオッパイ!!
上品だけどなにげに露出度の高い衣装
男の夢だぜ……(←バカ?


762名無しさん@ピンキー:04/06/26 00:48 ID:fhZMlYKz
>>761
だからこそエンルイ。

やっぱり紳士的にアレして欲しいわけよ
763インキュバス:04/06/26 10:53 ID:zmL73nyg
しかし男の手は容赦なく、ルイーゼに残され最後の一枚を剥ぎとっていく

(ああ、わたし・・・裸を見られてしまう・・・知らない男の人に・・・)
『ぬばたまの帳』にもたらされた暗闇のなかで、生まれたままの姿を晒していく屈辱
それが知らず知らずのうちに彼女の肉体を昂ぶらせていく
スラリとした美しい脚をショーツがゆっくりとすべり、やがて足首から抜き取られた
それは夢のような光景だった
やや小柄ではあるが均整のとれた肢体。一点の曇りも見当たらない白磁のような肌
きつく抱けば折れそうにくびれたウエストと対をなし、グラマラスな曲線を描く腰まわり
まっすぐ伸びた脚は適度に肉感があり、その付け根にある淡いブロンドの茂みが、恥ずかしそうに息づいている
だがなんといっても眼をひくのは、華奢な躰に似合わない豊かなふたつの乳房だろう
あどけなさの残る相貌とはうらはらに、大きく膨らんだやわらかい肉は
彼女の全身でも一際透き通るような白さで、その頂にちいさな可憐な薄桃いろの蕾が揺れていた
まさに芸術。いや人の手では古今のどんな名匠でも造り得ない
いわば神の造形した最も美しいもの
そんな幻想を抱かせるほど、ルイーゼ・ローレンシウムの裸体は完璧な『美』と『エロス』を兼ね備えていた
764名無しさん@ピンキー:04/06/26 13:49 ID:t2F7Qsrs
イリスのSSこないっぽ。
じゃあね( ・ω・)ノシ
765名無しさん@ピンキー:04/06/26 16:24 ID:Yz+JiKKw
あー俺はやっぱリリーだな。
リリー、イルマ、シスカ、カリンとか
かなり魅力あるキャラだと思うんだけど。
766名無しさん@ピンキー:04/06/26 21:40 ID:ICDkd6ge
うんうん、リリーはヒロインは魅力溢れてたからね。
リリー本人が巨パイ娘だし。
767名無しさん@ピンキー :04/06/26 23:54 ID:69VzA0QE
確かにリリーもいい!
黒髪で活発、ちょっと天然入ってるとこが身近な感じがする
お肌の露出は少ないけれど、おおきなオッパイを更に寄せて上げてる衣装もグッド
しか〜し!リリーはいろんな男と絡み過ぎ
その点、ルイーゼたんはチョイ役で男の登場人物と絡む機会が少ないから
妄想をいくらでも膨らませる余地があるもんね
つーわけで淫魔タソ続きカモーン!!
768名無しさん@ピンキー:04/06/27 15:01 ID:e/Vg2QEz
漏れはヴィオ!!






・・・のアイゼル萌え。
プレイした事ないんでイラストに萌えた訳だが。
エリアトの頃より大人びた表情&胸。正直ハァハァが止まらず、脳内ヴィオアイ、アイヴィオ祭りでつ。
769インキュバス:04/06/27 15:03 ID:J1tLwbIV
「これは・・・美しい・・・」
ルイーゼの完璧な裸身を見下ろし、男は感嘆のため息を洩らした
あまりに圧倒的な『美』に、一瞬それを汚してしまうことを怖れたのかもしれない
「いやぁ・・・」
だが光を写さぬ瞳に涙をいっぱいに溜め、ルイーゼが羞恥に身悶えたとき
彼の下半身がズクン、と脈動した
それは(この女を自分のものにしたい!)という牡としての本能、いやそれだけではない。
無垢なるものを欲望のままに犯したいという、熱く赤黒い衝動であった
不意に男は、がばっと彼女の顔に覆いかぶさり、強引に唇をあわせた
「ンン!むきゅうぅぅぅっ」
重ねられた見えない目を見開き、ルイーゼは激しくいやいやをした
無理もない。奥手な彼女にとってはじめてのキス。それがこのような形で奪われようとは
おとなしく、男性と付き合ったことすらないからこそ、はじめてのくちづけには夢を持っていたかった
それが怪しげな薬と「生きている縄」で光と抵抗するすべを失ったまま
卑劣な見も知らぬ男に奪われたのだ。その衝撃は筆舌にしがたい
「むふっ、むふっ」
懸命にかぶりをふって理不尽なキスから逃れようとするのだが
両手で頭と顎をかっちり掴まれ、離すことができない
そればかりか無理矢理に口を開かされ、舌がおぞましい生きもののように侵入してくる
(汚したい、この美しく清純な女を、思うがままに蹂躙したい!)
ルイーゼの口蓋を、呼吸するのも忘れ激しく侵しながら、男は自分の内なる獣性の目覚めをはっきりと自覚した
770名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:31 ID:xJq+rXmg
フォウエレメントに萌える兵よ、来たれ!
771名無しさん@ピンキー:04/06/29 14:47 ID:dxhc1/zr
ノルエリ前提ダグラス×アイゼルなんて・・・需要ナイヨネ?
今書いてるんだけど
772768:04/06/29 15:17 ID:ZgLXnbQF
>>771
禿しくキボン!!
ノシ
773名無しさん@ピンキー:04/06/29 16:02 ID:B+cYKUX3
>>771
読みたい。見たい。
まってます。


アデルベルト×ユーディーに萌えるこのごろ・・・
しかしどこにもない・・・同人誌で1回読んだきり。
774名無しさん@ピンキー:04/06/29 16:41 ID:3ppWCNSB
イリスはまだですか?(´・ω・`)
775名無しさん@ピンキー:04/06/29 18:05 ID:ZgLXnbQF
漏れはヴィトス×ラステルに萌えるが、それこそ無いよなあ。
776名無しさん@ピンキー:04/06/29 18:31 ID:z97QOqRN
>773
初期のこのスレの神のサイトに、いくつかあったような。
777名無しさん@ピンキー:04/06/29 19:03 ID:B+cYKUX3
>>775
ユーディーとの思い出を語り合ってるうちに惹かれあい・・・ってのを妄想したことある。

>>776
閉鎖したって聞いたけど、
もう一回探してみる。
778名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:47 ID:xGI9M/xF
つーか、ここどれくらいいるの?
点呼取っていい?
779名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:53 ID:ttYTuwRX
780名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:16 ID:xtQhQKWz
ノシ

ついでに萌えカップリング書いておく。
>773と同じく、アデ×UDに1票。
781名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:10 ID:bfq3sliX
ノシ
782名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:41 ID:C8BswIVP
(´・ω・)/
一応書く側
783名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:47 ID:0EA/9YQd
ノシ
イリスのSSを心待ちにしているROM専です。
784名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:08 ID:3e7lB0sM
ノシ
クレ×リイはまって今書いてるけど
続きが進まなくて投下デキネ
785名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:10 ID:q8nU/QFk
ノシ

ノルエリ派だったり
786名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:40 ID:mlAx+fvT
ノシ
787768:04/06/30 02:10 ID:bkISlBbN
ノシ

801でなければ割と何でもバッチコーイ。
エンキリ、ダグアイ、ルウロマが不動のTOP3。
788名無しさん@ピンキー:04/06/30 03:13 ID:z7RwxHUJ
ノシ
イリスでノルンにいたずらしちゃうデルサスを書きたいと思ったけど…時間が無いYO(´Д`;)
需要も無さげだし…
789名無しさん@ピンキー:04/06/30 07:38 ID:096SziuX
ノシ
一応、書く側だけど、最近、不調。
でも、ガンガル!
790771:04/06/30 08:23 ID:n1AhlvyB
Σ( ゜∀゜)ノ
じゃあおいちゃんちょっと頑張っちゃいますよ。
あんまり長くはならない予定
期待しないで待て!
791名無しさん@ピンキー:04/06/30 10:44 ID:WgFBb6YK
ノシ
「ヴィトユー、アデユー、萌え!」と見せかけて本命はラスユー。
エロ無しラスユーを脳内で執筆する日々。
792名無しさん@ピンキー:04/06/30 14:34 ID:TUOwtFVk
ノシ
点呼なのでROM専ですが参加。
ダグエリそしてエンルイ萌派。
だが801と百合じゃなければ、基本的には カモォォォン!!щ(゚Д゚щ)
793名無しさん@ピンキー:04/06/30 17:08 ID:TcjUXryw
ノシ
こちらも、ロム専ですが801でなければダグエリでも何でもかまわないっす。
794名無しさん@ピンキー:04/06/30 21:36 ID:AlQK8dCT
けっこう居たのね、どうもありがとう。
795名無しさん@ピンキー :04/06/30 22:36 ID:dvey3N+G
ノシ
ルイーゼさんの処女膜はどうなるのか?
796名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:46 ID:vaOFJu4d
ノシ

801でなければなんでもいける。
シリーズ全般どんとこい。
最近はクレ印リイ太に萌え。
単品ではデル兄に萌え。
ゴーカンものもいけるがラブラブなのがより好みです。

>788
激しく読みたい
797名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:29 ID:4L4sxNrN
ノシ
801もいけると思うのですが、アトリエの801は読んだ事がないので分かりません。
百合もOKです。ほのぼのも好きだけど無理矢理も好きです。

ヴィオの酒場に行ってからと言うもの、オッフェンさん×ヴィオのエロ無しを
脳内垂れ流し執筆中。
798名無しさん@ピンキー:04/07/01 08:10 ID:LbA1wciA
ノシ
801は一回だけ(2作品)読んだ。
エンクラだったけど…。
結構萌えた自分が怖かったよ。
百合はアイエリがいいなぁ。
ちょっと「マリ見て」風で。

そんな私はエンマリ一押しなので、エロいの書いてくれる人、いないかなぁ?
神さま方、お願い (ナムナム)
799名無しさん@ピンキー:04/07/01 09:24 ID:5rdWPvwV
マリみて
800名無しさん@ピンキー:04/07/01 10:48 ID:U0K/ml5A
点呼だけで1000を目指すスレ








>>798
801は結構見たことある・・・苦手だけど。
エンダグ、
ダグルー、
エンブレ、
オッフェン×ザヴィット
マルボー
801名無しさん@ピンキー:04/07/01 12:10 ID:/DgdfNkW
801話しはスレ荒れる可能性あるんでやめとく。…ルーマリが好き。
802名無しさん@ピンキー:04/07/01 14:51 ID:F4Pge2Mh
ノシ
801と百合以外だったら割と何でも。

イリスはアーリイが萌え。マイナーだけど。
一応書きかけてたけどヘタレなのでROM専でつ
803名無しさん@ピンキー:04/07/01 16:11 ID:lBhV6X4G
ノシ
エンエリ、ルーエリ、ゲルリリ

やっぱりノーマルが好きかなあ。
804名無しさん@ピンキー:04/07/01 20:22 ID:fPhzOvK+
ノシ
ノーマルが好きかな。まあ何でも読むが。
いつも見てるだけだがネタだけはあるんだよな、エンマリ…エロかけんよ漏れ。
805名無しさん@ピンキー:04/07/01 21:07 ID:JtnbUC2t
ノシ
シリーズ順にクラマリ・ダグエリ・テオリリ・特になし・ロードヴィオ・未プレイ。
でも基本は雑食性なのでたいていのものはOK。
百合も結構すき、かも。
806名無しさん@ピンキー:04/07/01 22:40 ID:0D87jHi8
ノシ
投下キボンヌ
807名無しさん@ピンキー:04/07/01 22:58 ID:ZT+XesoE
ノシ
リリーとヴィオは本編をプレイしてないから
よく知らないけど、神々がすごく上手だから
結果的にどのカップリングにも萌え…
808名無しさん@ピンキー:04/07/02 00:34 ID:xTz9XoYy
ノシ
ノーマルもそこそこ好きだけど、アトリエは俺は百合が好き。

 アイエリ、ロマエリ、ユディヘル、ユディラスとか。あと、ヴィオアイなんてのも良いかも。
 
 まあ、俺エリアトとグラムナート2つしかやってないけど。
809名無しさん@ピンキー:04/07/02 07:33 ID:Pzm3w7oV
ノシ

>804
ネタを投下して神さま方がどう料理するのか、公募するのも面白いかも・・・。
漏れもエンマリキボンヌ
810名無しさん@ピンキー:04/07/02 11:22 ID:rw7At4RQ
ノシ
漏れは百合hageしくキボンヌ
811名無しさん@ピンキー:04/07/02 11:45 ID:77OB6q+F
シスカに襲われるリリーとか烈しくエチィなぁ
812名無しさん@ピンキー:04/07/02 22:56 ID:Njc7sf+N
リリーたん(;´Д`)ハアハア
813名無しさん@ピンキー :04/07/03 01:16 ID:ImA6+2Mx
盗賊に襲われるリリーきぼんぬ
814名無しさん@ピンキー:04/07/03 04:17 ID:l7nE9Y2x
ノシ
クラマリが好き。
同志いない?
815名無しさん@ピンキー:04/07/03 07:18 ID:KPfyZhvC
>>814 (・∀・)人(・∀・) ナカーマ
他作品ではにダグエリ・ヴェルリリ・ヴィトユー・該当無・クレリタ&デルマレが好き。
クレリタ書いてたんだが、リイタンの胸の白いのを表現できずSTOP。

そういえば前に家RPG板本スレでだれぞやが書いた
「リイタと一緒でクレインはいつオナってますか」てのに、
ドコに書いとんじゃモルァ!!と思いつつも実はこっそり萌えますた。
同志は・・・いないよな'`,、('∀`) '`,、
816名無しさん@ピンキー:04/07/03 08:36 ID:dSPV35Cs
ノシ
ひそかにシュワルベ×マリーなんてのにも萌えてる。
817名無しさん@ピンキー:04/07/04 02:18 ID:c/Rn9FmE
リリーたんレイプまだー?
818名無しさん@ピンキー:04/07/04 10:54 ID:qqrE7TQj
シュワルベはキャラの掘り下げがあまりなかったよね
仲間に出来るようになって以降、イベントらしきイベントもなし・・・
それでも当時はお気に入りで雇いっぱなしだったけど
819名無しさん@ピンキー:04/07/04 11:07 ID:yWYua1Ro
ヴィオ兄×村長娘
ヴィオ兄×クリエムンヒルト
はだめぽですか?クラーラはチト難いかもだけど、。
820名無しさん@ピンキー:04/07/04 16:42 ID:ODAEB1wo
>818
>シュワルベはキャラの掘り下げがあまりなかった

そうそう。この人の場合、謎が多ければ多いほど妄想が膨らんで
なおさら萌えるのですよ。あーんなことやこーんなこと、ああ、止
まらない(;´Д`)ハアハア この人の声っ子安氏だったっけ?
821名無しさん@ピンキー:04/07/04 19:07 ID:2FQKFc5i
マリーに出てくる仲間キャラの中で一番影が薄い>シュワルベ
続編に姿見せないし。

元盗賊団の頭領、その後冒険者。
無口でもないが饒舌でもなく、笑顔を見せることは殆どない。
一方で自分を倒したマリーの前に現れて
しれっと用心棒に収まるあたり、何考えてるのか謎。
(あっさり雇い入れるマリーもマリーだけど)

妄想の余地がありすぎる
堅気の道を歩いてきてないし、女の扱いには慣れてそうw
でもマリーは一筋縄じゃいかなさそう
822名無しさん@ピンキー:04/07/04 21:31 ID:wCslXHuP
シュワルベ、GBA版に出てなかった?
雇った覚えがあるよ。
でも、アレは声と新しい絵がないので、かなり寂しかったなぁ…。

最初のマリーの声優さんはお一人でいくつもキャラやっておられたよね?
予算の関係?
私は小杉ーズ(エンデルク・ルーウェン・ハレック)を雇いっぱなしだった。
エリーでルー兄の声が変わってたのが正直、ショックでした。
823名無しさん@ピンキー:04/07/04 22:51 ID:ZUxbDmWF
小杉ーズと子安ーズと立木ーズ?
824名無しさん@ピンキー:04/07/04 22:57 ID:ESg4dNxk
GBAでは一応シュワルベのイベントがあって、密かに萌えたよ。
そういや友人とWS版やってたら『エンデルク様を落としてみせる!』と言ってた。落ちないがな…
ちとスレ違いだが、DC版エリーをプレイしているのだが、酒場で音楽隊がいると処理落ちする。元からそうなのかな…
シリーズ入ったのがGB版なので、今さらやってるさ…PS2が無いのでそっち系はできないのが残念。
825予告なし投下:04/07/04 23:55 ID:3EekhqTp
とりあえず、このスレでは以降この名を固定としまつ。

GBA版やったんだが、何をどう思ったのか・・・

シ ュ ワ ル ベ × セ シ ル (ダグの妹)

・・・が出来上がった。何でだろう・・・
そして、ラブラブになった二人を見て、ブチ切れるダグ。それをなだめようとして、逆にダグの襲われるアイゼル。
ハァハァ(ry
826名無しさん@ピンキー:04/07/05 00:29 ID:yHOEB2CN
速やかに投下汁!
クールでも行為はあくまでもジェントルなシュワルベ・・・だといいなあ(;´Д`)
827名無しさん@ピンキー:04/07/05 07:56 ID:6hPYknCn
表面ジェントルでも、実際は鬼畜・・・、とかってダメ?
828名無しさん@ピンキー:04/07/05 08:36 ID:CUJIrLxw
鬼畜イイ!
処女膜をビリビリ破られて泣き叫ぶマリー
たっぷり中出ししたあと、部下に襲わせるシュワルベ
ってのが読みたい!!
829名無しさん@ピンキー:04/07/05 22:00 ID:uoaDaXoA
処女膜はビリビリ破れねーだろw と一応ツッコミ
830名無しさん@ピンキー:04/07/06 12:51 ID:GRJbvBpw
マリーとエリーの公式資料集に載ってた漫画で、シュワルベに剣つきつけられて涙目になってたマリーさんに萌えた。
831名無しさん@ピンキー :04/07/06 15:37 ID:IOr8grrg
あんな格好で大きなオッパイ露出して盗賊と戦って
負けたら犯してくださいって言ってるようなものだからなあ、マリー
832名無しさん@ピンキー:04/07/06 20:34 ID:ztNSZ+sb
露出度が一番高いのはマリー?
ユーディーもけっこうなものだったが
833名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:35 ID:y3/+B4n0
巨乳の露出ならルイーゼさんでしょ、なんたって
普段からあんな服来て人前で仕事してるってことは
ひよっとして見せたがり?
834名無しさん@ピンキー:04/07/07 00:33 ID:iapE4DhY
>>833
自分の魅力をわかってない説に一票。
835名無しさん@ピンキー:04/07/07 00:42 ID:L8oV58pj
ミューの魅力をわかる人いないの?
露出度高し、スタイル良し、天然、褐色、反則の域に入っているうに…
こんなに萌え要素がふんだんに含まれているのに…
もしかして人気が無い!?
漏れ特殊な趣味!?
それともSS書きにくいだけ?

でも少なくとも漏れは書きにくいと思う
シチュが浮かばん
836名無しさん@ピンキー:04/07/07 00:51 ID:zUn28RAj
一番好きなむすめはUDだが、一番ちち揉みたいのはマルローネたん。
837名無しさん@ピンキー:04/07/07 05:44 ID:0S7743W/
>>833
エリーへの当て付けに一票
838名無しさん@ピンキー:04/07/07 19:02 ID:4vBJXYk0
まあ、世間には貧乳スキーもいることだし。
839名無し@さんピンキー:04/07/07 19:29 ID:RpmkUEzH
>>833
じつは潜在的にマゾの気があり、男に視線で犯されることを望んでいた
だが、奥手で処女のため、本人も気付いていない・・・・

       
       ってのはどうよ?
840名無しさん@ピンキー:04/07/07 19:29 ID:oRe+3l3h
露出度だけならロマージュサン・・・・褐色の踊り子にハアハアでし。
841名無しさん@ピンキー:04/07/07 19:31 ID:b9YEx/jC
一番露出した事があるのはプラターネ兄妹。
842名無しさん@ピンキー:04/07/07 20:18 ID:GHr0HPQ0
兄も入れるのか
843名無しさん@ピンキー:04/07/07 22:55 ID:DWUDXwn6
兄のを挿れるのか
844名無しさん@ピンキー:04/07/07 23:06 ID:4NcyJCTs
むしろ兄にニンジンを(ry
845名無しさん@ピンキー :04/07/08 00:29 ID:jHu3hzkL
>>833
ルイーゼさん(さんづけが当たり前になってるのはこの人くらい?)を冒険に連れて行けたらいいと思ったことない?
どーゆー必殺技になるかなあ?
やっぱあの豊かな乳房を生かした技かな?(どんなw)
負けたら一人だけ連れ去られそうだよね
846729:04/07/08 02:24 ID:sP1X9wpi
>719のお話を読んで思いついた、「その頃のノルアイ」。
アイゼルの一人称みたいな感じで。
(>744 ゴーヤさん、書いてもOKなレスありがとうございました!)
847名無しさん@ピンキー:04/07/08 02:27 ID:sP1X9wpi
(1/7)
「アイゼル、何を怒っているの?」
「怒ってる? 私は全然怒ってなんかいないわよ」
ノルディスの部屋を訪ねたまではいいけれど、腹が立っていた私は挨拶から先の
会話を進められなかった。
「そう? なんだか、機嫌が悪そうに見えるよ」
機嫌悪いのは誰のせいだと思っているのよ。
「別に。ただ、ノルディスってエルフィールにはいつも優しいのね、そう思って」
独り言よりは大きく、あからさまに彼に聞こえよがしにはならない程度の声。
「エルフィール?」
何かあったっけ。そうつぶやくと、ノルディスは困ったように宙を見つめる。
「エルフィールの荷物、持ってあげてたわ」
「ああ。あれ? 見てたんだ。声をかけてくれれば良かったのに、そうすれば
 三人でお茶を飲んだりできたかもしれないのにね」
「お茶なんか……」
涙が出てしまいそうになって、でも彼の前で泣き崩れるなんて、そんなみっともない
媚びたような真似はしたくないから、私は言葉の途中で唇を噛んだ。
「アイゼル?」
エルフィールが、ダグラスとか言うお城の騎士と付き合っている事は知っている。
最初はエルフィールに惹かれていたのかもしれないけれど、ノルディスは今では
私の事を他の誰よりも愛してくれている、それも分かっている。
848名無しさん@ピンキー:04/07/08 02:28 ID:sP1X9wpi
(2/7)
……分かっている、と思う。そう思い込みたいけれど、自信が無くなる時もある。
私がじっとうつむいていたら、ノルディスは私の肩を優しく抱きしめてくれた。
「妬いているの?」
「だ、誰が」
否定しようと思って彼を見上げたら、その拍子にぼろぼろ涙がこぼれてしまった。
「ごめん、今のは冗談だよ。泣かすつもりは無かったんだ、アイゼル」
私だって泣くつもりなんか無かったのに。嫌だわ、こんなの恥ずかしい。
「本当にごめん。僕、君を傷つけてしまったみたいだね」
ノルディスは誰にでも優しい。だから私は不安になってしまう。だからって、
『私以外に優しくしないで』なんて事を言って彼を困らせる程、私は我が儘じゃない。
我が儘じゃないとは思いたいけど、じっと黙ってただ泣いてる私は、すでに
十分すぎる程に彼を困らせている。
「どうしたら泣きやんでもらえる? どうしたら、君に許してもらえるかな」
ノルディスの前で泣いてしまったのは情けないけれど、涙を拭いて笑顔を作って、
『もう気にしてないわ』って言えば、それで何事もなかったように仲直りできる。
そうしようと思って口を開きかけたけれど、私の顔をのぞき込むノルディスの表情は
本当に、心から私を心配してくれているように見えた。彼のそんな顔を見てしまったら、
いつもみたいに薄っぺらな虚勢を張ろうとしている自分の方がよっぽど馬鹿なんじゃ
ないかって、そんな気がした。
「……私に優しくして。誰にするよりも優しくして。私の事が一番だ、って言って」
だから、思い切ってそう言ったら、ノルディスがほんの少し驚いたような顔をしたから、
私はそんな事を口に出してはいけなかったのかしら、ってとても不安になった。
849名無しさん@ピンキー:04/07/08 02:30 ID:sP1X9wpi
(3/7)
「アイゼル」
でも、私の名を呼ぶ彼の声は輝くように嬉しそうで、その声を聞いただけで私の身体は
芯から溶けてしまいそうだった。ノルディスは私を抱きしめ、何度もキスを繰り返す。
「ノル……ディス?」
「ああ、急にごめん」
彼のキスは熱っぽくて、その熱に当てられて私も頭がぼうっとしてしまう。
「君が、僕に甘えてくれるみたいな事を言ってくれたのが嬉しくて」
そう言って、彼は私の前髪を指先でよけ、額にもキスをしてくれた。
「アイゼル、いつも独りで頑張ってしまうみたいな所があるから。たまに、
 僕なんかいらないんじゃないか、ってそんな風に思ってしまう事があるんだ」
「私、そんな……! 私、ノルディスがそばにいてくれなきゃ嫌だわ」
とっさに答えてしまい、言った後で頬が熱くなる。
「うん、ありがとう。君にそう言ってもらえると、本当に嬉しいよ」
ノルディスは改めて、しっかりと私の身体を抱きしめる。何度も唇を合わせ、
その度にキスは濃厚になっていく。
「う……ん」
背中に回された手が、ゆったりと上下に這い回る。私の身体に当たっている彼の中心が、
ゆっくり、だんだんと固くなっていくのが分かる。
「ええと、アイゼル……、いいかな?」
身体を合わせる前には、ノルディスはいつも私にそう尋ねる。私の気持ちと体調を
尊重してくれる彼の気持ちは分かっているけれど、たまには強引に奪って欲しい、
なんて考えてしまう事もある。
でも、もちろんそんな事は口に出せないから、私はただ黙って小さく頷いた。
850名無しさん@ピンキー:04/07/08 02:32 ID:sP1X9wpi
(4/7)
服を脱ぎ、彼に抱かれながらベッドに横たわる。
以前はそんな風に思わなかったのだけれど、私を支えるノルディスの手はだんだんに
力強くなってきたように感じる。この手でエルフィールの荷物を運んであげたのね、
そんな考えが頭に浮かんでしまったけれど、目を閉じてその嫉妬心を追い払った。
片手で肩を抱いてもらって、もう一方の手で頭をなでてもらうと、とても安心する。
彼のキスが、唇から、胸の方へと下りていく。ちろり、と舌先が私の肌をくすぐる。
「あっ……、ああっ、ノルディス、好き」
ノルディスの頭をなで、彼の耳元に手のひらを当てる。彼は顔を傾けて私の手に頬を
押し当ててから、それから丁寧に私の指に唇を這わせる。
「それ、ノルディス、くすぐった……いわ」
指の先から、付け根。手のひらの表と裏。手が終わると、手首から肘の方、それから
もっと上の肩の方まで、それからもう片方の腕。それからもう一度胸に戻って、
お腹から太もも、今度は脚の方へと彼の唇が下りていく。
「んっ、くうっ」
膝から、ふくらはぎ、足首から足の指。
「ねぇノルディス、そんな所、舐めちゃいやよ」
私が身体をよじっても、優しい唇は私の全身を隅から隅まで包んでいく。足の指
一本一本を口に含み、爪の根元をそっと歯で噛んで、指の股まで舐められてしまう。
「ううっ……、くぅ」
ゆっくりと時間を掛けた、丁寧な愛撫。丁寧すぎて身体が辛くなってしまう時も
あるけれど、彼の愛情を全身で感じられると思うととても嬉しい。
851名無しさん@ピンキー:04/07/08 02:34 ID:sP1X9wpi
(5/7)
一番最後に、私の一番恥ずかしい場所に指を伸ばす。彼を待ちわびているそこは
触れられる前からトロトロになってしまっていて、彼の指は簡単に滑ってしまう。
「アイゼル、膝を立てて」
ノルディスの手が私の膝に触れ、脚を大きく開かされる。中心に顔を近付けると、
今まで以上に念入りに、そこを舌と指で愛される。
「あっ、そこ、だめ……恥ずかしい」
いつもはこのまま舌でいかせてくれるけれど、今日は彼と早くつながりたい、って
そんな気持ちになってしまう。
「ね、ねえ、もう、いいかしら」
私の脚の間に顔を埋めているノルディスの頭に手を当て、そっと引き寄せる。
「私……、こんな事言ってごめんなさい、でも、ノルディスが欲しいの」
「うん」
私の身体の上に覆い被さったノルディスに、もっと大きく脚を開かされてしまう。
肩を抱かれ、私も彼の肩にしっかりとしがみつく。
「入れるよ。痛くないように、ゆっくりするからね」
そう言って本当に少しずつしか入れてくれないノルディス。そんな風にされると、
焦らされて、意地悪されているような気持ちになってしまう。
「いや……、ねえ、もっと、もっと」
奥まで、一番奥までノルディスを感じたくて、自分からも腰を動かしてしまう。
「何だか、今日は積極的だね」
下から腰を押し付けている私。やっぱり、はしたなかったかしら。
「ご、ごめんなさい」
「ううん、いいんだよ。感じて、気持ちよくなってくれてるアイゼル、ものすごく
 可愛いから。もっと、もっと気持ちよくしてあげるからね」
852名無しさん@ピンキー:04/07/08 02:35 ID:sP1X9wpi
(6/7)
ノルディスはきつく私を抱きしめると、口づけながら身体を前後させる。
「ああっ、あ……!」
いつもより熱く感じてしまう彼が、私の中に出入りしている。
「好き、ノルディス、好き」
「僕も……、アイゼル、アイゼル」
彼を受け入れている場所から、いやらしい水音が響く。その音が耳に入ると、もっと
身体が熱くなってしまう。
「アイゼル、好き……だよ」
そうつぶやきながら、彼が私の中で果てる。ノルディスに抱きしめられる私は彼に
包みこまれていて、同時に私も彼を包みこんでいる。そう思うと、嬉しくて嬉しくて
勝手に涙が滲んできた。
853名無しさん@ピンキー:04/07/08 02:37 ID:sP1X9wpi
(7/7)
「あのさ、アイゼル」
けだるい心地よさを感じながら、手をつないで二人でベッドにあおむけになっている。
「エルフィールの事なんだけど」
……何も、こんな時にエルフィールの話しを持ち出す事ないじゃない。
むっとして口をつぐんでいると、ノルディスはそのまま話を続ける。
「親切にするのはさ、アカデミーの友達だからって言うのもあるけど」
あるけど、何なのよ。
「エルフィールは、君の親友だから。僕の一番大好きなアイゼルの大事な友達だから。
 君の大切なものは僕も大切にしなきゃ、って、そう思って」
ノルディスの顔を見て、この人は不器用なのか器用なのか、良く分からないと思った。
「エルフィールは……」
親友なんかじゃない、そう言いそうになってしまったけれど、私はノルディスの
前では強がって見せる必要なんかは無いんだって思い直して、素直に頷いた。
「ええ、ありがとう。さっき、誰にするよりも優しくして、なんて言って
 しまったけれど、ノルディスは本当にいつも私に優しくしてくれているわ」
ぎゅっ、と抱き付いたら、ノルディスは照れたように笑ってくれた。
854名無しさん@ピンキー:04/07/08 09:11 ID:A5p4qFnk
>>833
アカデミーの生徒のオナペットNo.1!だろうね
本人に自覚はあるのか?
855名無しさん@ピンキー:04/07/08 13:33 ID:Q8ULOCGS
>847-853
なんかイイ!! ラブコメ風味おっけー乙!
856名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:22 ID:oReHZ/dE
過去ログ読みあさりに行ってたら
前スレに投下されてた作品の中に
盗作らしきものがあってぐったりした

5、6年前に読んだ作品にそっくり
そこは某ゲームの二次創作サイトさんだったが
ネタも会話も殆どそのまま
登場人物の名前と一部地の文だけ改変されていた

投下されてからもう約1年経ってるけれど
元のサイトは当時好きだっただけに、なんだか複雑です
857名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:02 ID:RcTPabte
>847-853

GJ!
アイゼル萌えな漏れとしては、マジハァハァ出来た作品ですた。
タイトルは「Dedication」なんてどーでしょ?
勝手にタイトル考えてスマソですた。
858847:04/07/09 00:56 ID:np76cpn2
読んで下さった方、ありがとうございました。
では、タイトルは「Dedication」と言う事で決定(w

アイゼル可愛いですよね。大好きです。
859名無しさん@ピンキー:04/07/09 15:03 ID:VkUeZCZV
シュワルベ×マリー エンデルク×エリー ルーウェン×エリー
ゲルハルト×リリー

読みたいなあ。痛いのはイヤだなあ。どなたかおながいしまつ。

860名無しさん@ピンキー:04/07/10 00:58 ID:P3Vjelns
>>859
エンデルクが武闘大会でエリーをメッタ刺しにしたり
ゲルハルトが新しい武器の試し切りをリリーでやったり。
861名無しさん@ピンキー:04/07/10 02:52 ID:YqlZ47AJ
ヴィオに片思い前提のローブリが見たい。
862859:04/07/10 09:21 ID:aUvNfi6p
>860
痛いの(・A・)イクナイ!! うう、イヂワル!
863名無しさん@ピンキー:04/07/10 09:37 ID:r6RB33Ok
アトリエシリーズで一番の巨乳って誰よ?
864名無しさん@ピンキー:04/07/10 15:55 ID:VMfyTZlV
リリーかな?あの強調した服は反則。
865名無しさん@ピンキー:04/07/10 20:11 ID:iInP6i6Y
やっぱりマリーさんでしょう。揉みたい。
866名無しさん@ピンキー:04/07/10 20:42 ID:2sjy8jYn
張りがあるのはマリー
軟らかそうなのはリリー
867名無しさん@ピンキー:04/07/10 21:39 ID:az26nbxw
ルイーゼたんでないかい?
真正面からの絵であの重量感は反則級。
868名無しさん@ピンキー :04/07/11 05:51 ID:K0tJuQfG
ルイーゼさんでしょ、谷間の深いこと深いこと
あんな半分露出してるような服だから、大きさはもちろん形のよさもよくわかる
PS2版じゃないからリリーみたいに動画が無いのが残念
動くとさぞかし……
869名無しさん@ピンキー:04/07/11 07:33 ID:HVBhMp5m
ルイーゼさんに一票!

マリーもリリーも良いけどね
このふたりはちょっと勝ち気なお元気キャラだし
ルイーゼさんみたいにおとなしい清楚な感じのひとが
あのボディってとこに萌え〜
頼んだら色んなことをしてくれそう








                     恥じらいながら(ハアハア
870名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 13:55 ID:w5B472YV
多分に非公式と思われるが、マリーのスリーサイズは
B86.W58.H88

である。イラストレーターの桜瀬氏が勝手に決めたものだが、やっぱスタイル良いなー
871萌える名無し画像:04/07/11 15:26 ID:HVBhMp5m
おお!確かにナイス・バディ!(←死語)
イイな〜エロいな〜
何カップくらいあんだろ?
3強の他のサイズ&カップを知ってる人、情報キボンヌ
872萌える名無し画像 :04/07/11 23:07 ID:K0tJuQfG
この時代にカップ数の決まったブラジャーってあるのか?
873名無しさん@ピンキー:04/07/12 00:50 ID:pI2z3F5U
カップは決まってないでしょ。むしろノーブラハァハァ
なんとなくの予想だと、マリーさんはD〜E、リリーはD、
ルイーゼさんはFカップで、きちんと下着つけなかったから
バストラインが崩れちゃったんだと思う(それもまた良し)

地味にヴィオは胸でかい気がする。
そんで、エリーたんはAかBくらいがいい。
874名無しさん@ピンキー :04/07/12 02:00 ID:pZa9+Ivt
ルイーゼたんが最胸
875名無しさん@ピンキー:04/07/12 02:31 ID:dfjyWmUT
>>873
ルイーゼさんバストライン崩れてる?
釣り鐘型の美巨乳の見本だと思うぞ
876名無しさん@ピンキー:04/07/12 02:49 ID:nUmCjtG+
ちょっと垂れ気味。…な気がする。
形自体はすごくイイんだが、胸が下にありすぎっていうか。
877名無しさん@ピンキー:04/07/12 03:11 ID:dfjyWmUT
それを釣り鐘型っていうんだと思う
ブラ無しであの形ってことは相当キレイな乳房なのではないかな?
878名無しさん@ピンキー:04/07/12 20:38 ID:x0lCDfii
エルフィールは14歳だから宗なくて当然だよヽ(`Д´)ノ
879名無しさん@ピンキー:04/07/12 22:38 ID:pBE9vC+u
リリーさんは15歳であの胸でしたが・・・。
880名無しさん@ピンキー :04/07/12 22:39 ID:cmmxjOcs
むしろなくてよし!
貧乳(゚Д゚ )マンセー!!
881名無しさん@ピンキー:04/07/13 00:21 ID:Tz6G2/Rd
リリーは17だろ? 15はヴィオ。
マリーが19でエリーが14。UDは知ラネ。
882名無しさん@ピンキー:04/07/13 01:06 ID:55wr3VgO
UDは16歳だそうです(+200歳?)

アトリエの女の子は、背がちっちゃめなので可愛い。
883名無しさん@ピンキー:04/07/13 01:07 ID:mf23DEJt
リイタは無視ですかそうですか
884名無しさん@ピンキー:04/07/13 01:28 ID:Ti3ljGRD
あらためてリリー見るとやばいな・・・絵師さんよくがんがった!
885名無しさん@ピンキー:04/07/13 02:27 ID:3icICCO5
リリーとかルイーゼさんとか、清純そうなのにあの胸ってのは、やばい。マジやばい。
UDのおなかがぷにぷにして気持ちよさそうなので揉みたいなあ

>883
リィタはスク水の似合うAAカップ。
886名無しさん@ピンキー:04/07/13 05:52 ID:78A5HbUU
ヴィオは割りと背が高いと思うよ。
887名無しさん@ピンキー:04/07/13 17:28 ID:wQ9/H00q
ヴィオ時のアイゼルはイラストを見る限りだとFぐらいはありそう…と思ってるの漏れだけ?
888名無しさん@ピンキー:04/07/13 19:15 ID:NQL9QFa6
UDではアイゼルとブリギットの一騎打ちだろ。
ミーフィスはあるように見せかけて腰締め付けてるだけだしな。
889名無しさん@ピンキー:04/07/13 20:02 ID:MwIxhLqq
>>888
わかっているとおもうがなんかへんだよ
890名無しさん@ピンキー:04/07/13 20:32 ID:uLIesjIv
UDじゃなくてヴィオだよな。
ミーフィスほんとに締めてんな、しかし。
891名無しさん@ピンキー:04/07/13 20:43 ID:3QVUx1Tq
一騎打ちってヴィオを取り合ってかと思った……。
892名無しさん@ピンキー:04/07/13 21:29 ID:wrJgehHE
カタリーナ姉さんは巨乳じゃなさそうだえどスレンダーっぽくてよい。
893ダミアン(旧うほっ) ◆.lt5gYzbQ. :04/07/15 13:33 ID:FrgpDRg+
ラフ調合(1)

「ねえリリー、ちょっと頼まれてくれるかしら?」
シスカが工房にやってきた。
「はい、何でしょう?」
「実は、『淑女の香水』をひとつ頼みたいんだけど・・・」
「わっかりましたあ!」
考え込む様子もなく即答で答えるリリーであった。
「いいの?結構材料が集めるのが大変って聞いたけど・・・?」
「大丈夫ですよ♪ホッフェンシャルはあるし、グランビル湧水もあるし、後は・・・」
リリーの身体がいきなりシスカにもたれかかった。
「リ、リリー・・・何を・・・?」
いすにすわっているシスカの股間にリリーの腕が伸びる・・・
「や、やめ・・・きゃあっ!」
シスカの悲鳴が部屋に響くと同時に、シスカの女性器にリリーの指が踊る・・・
「あ・・・いや・・・やめ・・・あああ・・・」
「ふふ・・・シスカさんって、いやらしいんですね。・・・もう、こんなに・・・」
指の動きにあわせて、シスカの割れ目がヒクヒクと動いた。いつのまにか、彼女のショーツは脱がされて、
割れ目は剥き出しになっている・・・
「や・・・やめ・・・あああ・・・」
ぽと、ぽと、ぽと・・・
やがて、その割れ目から雫が滴り落ちてきた・・・
その下にある小ビンに、シスカの愛液がたまってゆく・・・
「うふふ。いい感じに採取できたわ。じゃあ今から調合するから、また後日、取りにきてくださいね♪」
「えっ?も、もう終わり?」
シスカは工房を追い出されてしまった・・・
894ダミアン(旧うほっ) ◆.lt5gYzbQ. :04/07/15 13:38 ID:FrgpDRg+
ラフ調合(2)

数日後・・・
リリーから受け取った香水をつけて、シスカは外に出た。
街を歩くと、みんなが振り返る・・・。
ある者は鼻血を出し、またある者は股間を押さえて前かがみになっていた・・・
一緒に歩いていたリリーが、シスカのほうを向いた。
「すごい!シスカさん、もう街中の人気者ですね♪」
「・・・なんか複雑・・・・・・」

おしまい
895ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/15 13:49 ID:FrgpDRg+
漏れには次スレ立てられんかった。
テンプレだけ貼っておくので、どなたかよろ。

【テンプレ】

マリー、エリー、リリー、ついでにミリー(ばい○ァミ通漫画)もよろしゅう。
ユーディーやヴィオラート、イリスはもちろんのこと。

でもそれだけじゃありません。
なぜなら、ここは ガ ス ト 総 合 スレなのですから。

前スレ
【ガスト総合】アトリエロSS・part3
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070740940/l50

過去スレ

アトリエロSS・part2.5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1046/10463/1046342179.html
アトリエロSS・part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1045/10457/1045756168.html
ユーディーのアトリエロSS
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10255/1025550374.html
896名無しさん@ピンキー:04/07/15 14:00 ID:sVMi0tW/
巨乳三強はどれも服がエロい
ぜ〜ったい自分の乳の大きさを自覚して、男の眼を意識してるだろ
897名無しさん@ピンキー:04/07/15 14:26 ID:2wChmLr/
【ガスト総合】アトリエロSS・part4
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089869140/

うはwwww立てちゃったwwwwwwwwwwっうぇっぇ
898名無しさん@ピンキー:04/07/18 22:36 ID:+eVg+q/r
「見えてるんでしょ?」
声をかけられても、アーリンは気付かないふりをして瞳を閉じた。アーリンの座るソファの正面、シルウェストが泣きそうな顔をしてアーリンを見つめている。
「ねえ、私には判るよ。あなたも、私の事見えてるんでしょ?」
「………俺には、何も見えない。何も聞こえない」
「嘘つき! 見えてるじゃない、聞こえてるじゃない!!」
シルウェストの視線には気付いていた。クレインの指事通り、空のマナである彼女が自分を守護するようになった、その時から。
熱視線。慕情のこもったそれは、リイタやビオラがクレインに向けているものと同じ。まさか、マナであるシルウェストがよりによって自分へその想いを向けてくるとは思いもしなかったけれど。
「私、どうしたらいいの? こんな気持ちになった事、いままでないよ」
「…………」
「ねえ、返事してよ! ……声、聞かせてよ。名前、呼んで……」
シルウェストの声は段々と消え入るように小さくなり、ついにはその気配までもが薄くなっていった。クレインの元に戻ったに違いないと自己完結し、アーリンは短く息を吐く。シルウェストが最後に見せた泣き顔が、心の底にこびりついて消えなかった。
「……触れあう事なんか、許されてないんだよ。俺には……俺達、には」
自嘲気味に呟く。姿を隠したままのラプラスが、アーリンの影で気の毒そうに肩を竦めた。
899名無しさん@ピンキー:04/07/18 22:44 ID:+eVg+q/r
埋めがてら投下でした。エロじゃなくてスマソ
イリスはオフィシャルカプが強すぎて、妄想の余地がない気がしないか?
マナ可愛いよマナ。エイテルとかフレイとかいいよな。
900名無しさん@ピンキー:04/07/19 09:55 ID:epDfQLMw
>899
ありがとう、朝っぱらから萌えますた。続きがありそうでキニナル(*´д`*)
ムルが集めたマナをアーリンが逃がしたみたいな会話あったから
こういうのもアリかなとか思ってたけど書いてくれる人がいて嬉しかったよ

マナいいよな。フレイの喋り方とかパルティアの従順っぷりとか萌える!
901898:04/07/20 12:35 ID:jy+Ys6Y7
「シルウェスト」
抱き締められて名を呼ばれ、シルウェストは何も言えずに涙を零した。誰もいない静かなキャンプ、聞こえるのは焚火の爆ぜる音と、アーリンの声だけ。
アーリンの肩に突っ伏すようにして呼吸を整えると、シルウェストはアーリンへ向って笑ってみせた。
「……だから、言ったじゃない。見ようと思えば見えるし、触ろうと思えば触れるの」
「ああ、そうだな」
「アーリン、私に触りたいって……思ってくれた、んだよね?」
シルウェストがアーリンの瞳を覗き込むのと、唇が重なるのはほとんど同時だった。唾液の絡まる音が、僅かに開いた唇の隙間から零れ落ちる。口内を蹂躙されたシルウェストは、瞳を熱っぽく潤ませて身を震わせた。
「触れたいと思うだけなら、前からずっと思っていた。自分には許されないと、そう思っていただけで」
ぽつり、アーリンが呟く。……それじゃ、どうして、今? そう問おうとしたシルウェストの台詞は、キスで封じられた。睫が触れあうくらい間近で見たアーリンの瞳に、シルウェストは質問をする事をやめようと思った。アーリンが触れてくれた、今はそれだけでいい。
902898:04/07/20 12:36 ID:jy+Ys6Y7
「凄いな」
アーリンが呟いた言葉に、シルウェストは顔を赤らめた。確かめられるように触れられた秘所は、アーリンの指はおろか掌を濡らす程に潤っていた。妄想で濡れるなんて人間のようだと、シルウェストは苦笑する。
「ねえ、アーリン……えっと……もっと、アーリンに触れたい」
身体の外も中も、アーリンが触れていない所などあって欲しくない。シルウェストの言葉に、アーリンが照れたような顔で笑う。初めて見るアーリンのそんな表情に、またシルウェストの芯が疼いた。
「あ、ああっ!」
大きく開いた足の間、アーリンがゆっくりとシルウェストの体内に沈み込んでいく。ぐちゅりと響く水音に、アーリンの分身が溺れてしまうのではないかと、シルウェストはまた頬を紅潮させた。
爪の先から髪の先までまるで炎に包まれたように熱くて、気怠さで身体がいつもの倍くらいに重く感じる。縋り付いていないと崩れ落ちそうで、シルウェストはアーリンの首筋に腕を絡めた。
「アーリン、好き。……すき」
喘ぎ声の合間に伝えると、アーリンはまた照れたような、そしてどこか困ったような表情でシルウェストに笑いかけた。返事を返す代わりに、アーリンはシルウェストの額と指先、最後に唇へとキスを落していく。シルウェストの嬌声が高まり、アーリンの肩に赤い爪痕が残った。
903898:04/07/20 12:37 ID:jy+Ys6Y7
「シルウェスト」
耳元で名を呼ばれ、背筋がゾクゾクと戦慄く。鼓膜に心地よく響くアーリンの声、それすらに感じてしまうのは、自分が空のマナだからだろうかと、シルウェストは思考処理速度の落ちた頭でぼんやり考えた。それとも、女の子はみんなこうなるの?
「……シルウェスト」
いつもとは違う、熱っぽい余裕のなさが見隠れするアーリンの瞳を覗き込んで、シルウェストはこくりと頷いた。自分も、限界なんてとうに越えている。アーリンが触れた、その時から。
「アーリン、いいよ。アーリンだから、私は大丈夫」
シルウェストを抱くアーリンの腕に力がこもって、そう時間もしない内にアーリンの体液がシルウェストの中に流れ込む。シルウェストは声を上げ、身体をガクガクと震わせる。それでも、アーリンが心配そうに頬に触れると、しっかりとした笑顔を返してきた。
「手後れになる前に触れられてよかった」
そう呟いたアーリンの台詞を、シルウェストは夢現つで聞く。手後れって何だろうと、ぼんやり思った。アーリンはムルを倒すと言っていたから、自分の手が血に染まる事だろうか。それとも、もっと別な事?
どっちでもいいや、とシルウェストは思う。今の自分は、アーリンの傍にいる事を許されたのだから。
904898:04/07/20 12:39 ID:jy+Ys6Y7


「……終わったか?」
「……ラプラス。……気を使わせたか? 済まなかったな」
「いや、いい」
シルウェストがすっかり眠りこんだ頃、ラプラスは音もなく姿を現した。いつもよりも穏やかな表情のアーリンに、苦笑しつつも安心する。
永い時を生きるマナにすれば、人間の一生なんて瞬きをするくらいに短い。アーリンは、きっとそれ以上に。
シルウェストは、それを知った時に泣くだろうか。シルウェストの寝顔を見つめて、ラプラスは思考を巡らせる。時のマナと呼ばれる自分が、なんだかとても役立たずに思えた。
「……アーリン。もうすぐ、アバンベリーだな」
「……ああ」
「……賢者の赤水晶、完成させられるといいな」
「……………ああ」
905898:04/07/20 12:47 ID:jy+Ys6Y7
マナ好き同志がいたので、嬉しくなって調子に乗って書いてみた(*´∀`)ノシ
てか、妄想をそのまま文章にしたから小説なんて呼べないけどな。ま、埋めがてらだから許してくれ。
ちなみに舞台は幻獣の里のキャンプ。
モフマーの店で何か調合した後だったんで、クレインやらリィタやらは外にいるんだ。多分。

……ところで、マナもいいけどアルカヴァーナ騎士団も(ry
906名無しさん@ピンキー:04/07/21 10:03 ID:tSe/ylJR
続きキター!
埋めがてらなんてとんでもない!切なくて萌えでしたよハァハァ
アーリンにはずっとラプラスつけてたんだけどこれ見て早速シルウェストにかえてみたハァハァ

実は自分もマナとアーリンで似たような話を脳内補完してたから、これ見つけた時興奮気味だったよ(*´д`*)

アルカヴァーナの面々も好きだけど出番少なくて寂しかったなぁ…
そんな事言ったらマナも全然イベントが(ry
907名無しさん@ピンキー:04/07/21 16:11 ID:md5Oettb
新スレに、本スレでするはずだった質問誤爆したー……
ついでに名前欄も直し忘れたー……もうだめぽ_| ̄|○

他にマナ絡みのカップリングなら、デルサスとプルーアが好きだな。
スキルボーナス&耐性補助のつもりで装備させてたんだけど、
何か結構長い間付けさせてたせいか、あらぬ妄想が(ry

アルカヴァーナはフィンフがカワ(・∀・)イイ!
ベグルと絡ませたかったけど、妻一筋らしいからな……時点はツヴァイかな。無骨×気弱萌え。
908名無しさん@ピンキー:04/07/23 00:22 ID:vltKGpJU
>907
イキロ

それはともかくGJ!!
新スレに投下すればよかったのに
909名無しさん@ピンキー:04/07/26 12:28 ID:GGAzcmEz

【ガスト総合】アトリエロSS・part4                         
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089869140/         
【ガスト総合】アトリエロSS・part3                          
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070740940/l50
アトリエロSS・part2.5                                 
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1046/10463/1046342179.html
アトリエロSS・part2                                   
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1045/10457/1045756168.html
ユーディーのアトリエロSS                             
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10255/1025550374.html
                                             
                                            

歴史を重ねてきましたな
910名無しさん@ピンキー:04/07/26 12:29 ID:GGAzcmEz
それでは                                   
このスレも                                   
終了です                                     
さようなら                                         
911名無しさん@ピンキー:04/07/26 12:29 ID:GGAzcmEz
                                               
                                              
                                                
                                      
912名無しさん@ピンキー