1 :
小山:
あずみのネタのエロパロってないのかな?同人マンガ、小説とか
2とってもいい?
スレが立つたびにすぐ即死してるから無理
>>3 あれ?たったことあったっけ?
過去ログざっと見たけど、あずみスレ見つからなかったけど?
5 :
名無しさん@ピンキー:03/12/04 07:11 ID:FsJ1tt6e
結構作り易そうではあるんだがなぁ
>>7 ただ、相手が…ね。
柳生はおっさんだし…オリキャラは萎えるし…
リンカーンのキャラには事欠かないんだがなぁ
♂のキャラが全体的に(キャラが)弱いよね。
「卒業試験前」でラブラブモード、というのはありかもしれないけど。
10 :
名無しさん@ピンキー:03/12/05 12:32 ID:pfLI/qj/
マジレスするが、俺的にはもうこれ以上あずみに不幸になって貰いたくない。
最終回は天海に危険視されてデッドエンドの予感がするが。
11 :
名無しさん@ピンキー:03/12/05 16:36 ID:7VFIAkW3
えんぎでもないことゆうな。
>>10 作者の小山ゆう氏は、そんな劇的なエンディングは書かないor書けない気がする。
もちろん、全ての作品を読んだわけじゃないけど、「平和になって、ぶらりと
旅をする」みたいなエンディングじゃないかと想像してるんだけど。
すでに原作で全裸にキス、拷問と一通りしてる・されてるヒロインは一般誌では珍しいのでは?
>>9 それに男キャラは基本的にみんな死んじゃうからなー。なちとかうきはとか俊次郎とか。
「左近の最期の願いを聞き入れて・・・」とかも良いと思ったんだが。兵介も多分死ぬだろうし。
15 :
名無しさん@ピンキー:03/12/06 10:35 ID:EMwe6gvG
ちょっと内容それんだけど、あずみも含め小山作品って書きにくい画風じゃないのかな。
わたしは絵は描けないけどそんな気がする。うん。
小山作品は、(昔の「直角」とか「元気」とかは知らないけど)、
その後の作品だと「主人公は立ってるけど脇役が弱い」作品が多い気がする。
マターリと保守してみる
18 :
名無しさん@ピンキー:03/12/07 23:54 ID:hVMa86xb
いっそ うきはか誰かが実は生きていてあずみとくっついてもらえないかと
思ったりするのだが、
そんな仮定のもとでエロ書けないかな・・・
うきはとあずみのラブキボンヌ
自分はこの作品には思い入れが強すぎて書けん
実はうきはには双子の弟がいて…ってヤマトかよw
どーすっかなぁ…。保守するか、即死させるか…
あと1日だけ考えてみよう。
ラヴかぁ…いっそのこと飛猿?…いや、やっぱ無し。
兵介は男前だけどキャラ薄いよな。
一応、保守
…つーか、気がついたら即死回避?
期待保守
数馬とあずみなんて書きやすそうだけど誰か書いてくれないかな・・・
覗きのあとそのまま。
>>27 いや、ぢつはすでに…というのを書くのがエロパロだったりする
29 :
名無しさん@ピンキー:03/12/14 16:28 ID:db3zuDKf
本編のエピソードで、あわやというシーンが一杯あるので
その後のシーンを創作するといいかも。
途中にちょっとだけ出てきたカブキ者の金閣相手とか。
本編はよくある、テレビでベッドシーンがカットされている状態としてみる。
>>7 18禁アニメみたいに、男は悪者犯りキャラなのに真面目そうな特徴の無い
ジャニーズ系みたいなキャラがいいわけ?
あんなのちっとも興奮しないんだけど。
まぁ18禁アニメは登場キャラ全員が特徴の無い美形ばっかりだけど。
最初の里に帰ったら、そこでうきはが待っていた!
ってのはないとしても、里に帰って、幻の爺や仲間達と遊びまわる姿が描かれてENDっぽ
小山作品の最後は”帰る”ってのが多いよ。
>>30 あーありえそう>幻の爺や仲間達と遊びまわる姿が描かれてEND
でもあずみは誰かとくっつくこともなさそうだし
一人で世捨て人みたいになって暮らすのも似合わないし
本当にどうなるんだろう
死んで欲しくないけど変なほのぼのラストになるよりはそっちの方がいいな
32 :
名無しさん@ピンキー:03/12/15 12:17 ID:itPOYPR6
月夜に荒いけど画像あるらしい。今後も期待。
情報もとむ。
あずみかぁ……少なさげだな
なんだかんだで生き残ってるこのスレ
>>34 なんか、いつのまにか即死回避して、あとは圧縮まで、マターリ職人さん降臨待ちモードですね。
マターリ
マターリ
3巻のあたりで性の話とか覗きとかしている
うきはとひゅうがが妙に可愛くて好き。
あの後筆おろしする機会とかなかったのかな。
ふでおろしといえばはつねが死んだときの回想シーン。萌えた。
あずみって、レイプが日常風景だからなぁ
小学生元気×芦川先生キボンヌ
子供龍馬×乙女姉ちゃんキボンヌ
レス1はアレだがエロパロ板らしいスレとして進行してるな。
これはスルーかな?スマソ。
>>41 誤爆かな?
スピリッツに連載されているので同人ではないぞ。
念のため。
44 :
43:03/12/25 23:20 ID:qWF/6v9g
自己レス。ビックコミックスペリオールだった。
それはともかく、なんかSSがないと「エロ漫画小説板」あたりに移されそうな予感。
なんでもいいからSSをw
45 :
名無しさん@ピンキー:03/12/28 17:35 ID:95jt26lt
神を待つ!
よっしゃ ちょっとSSネタの妄想を膨らまそうと
上戸彩主演のあずみを拝見
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
. | ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´\ぁ
映画版はやえ×ひゅうがには萌えた
やえタンの半乳だけはよかったけどね
15禁でヤれとは言わんけどもっとムいてほしかったなぁ
49 :
名無しさん@ピンキー:04/01/07 09:00 ID:sgMLhZmd
来ないな
50 :
名無しさん@ピンキー:04/01/16 22:08 ID:kX39NZ4k
あずみときくのSSキボン。まじやってるやつ、誰かおねがいします。
お願い
お願い
51 :
名無しさん@ピンキー:04/01/28 03:41 ID:FsGTFom6
あずみage
52 :
名無しさん@ピンキー:04/02/06 03:38 ID:gM05GVhL
agetemoiidesuka?
54 :
名無しさん@ピンキー:04/02/08 00:59 ID:2FevR3f6
神光臨待ちage
55 :
nana:04/02/08 01:03 ID:UlEPaNrE
漏れ映画見てから漫画集め出したよ
57 :
あぢゅみ:04/02/19 04:31 ID:kjiSJ+y/
兵介Xはつねキボンヌつか、すごい短文でよければ書きたいです(^_^)v
58 :
あぢゅみ:04/02/19 04:33 ID:kjiSJ+y/
兵介Xはつねキボンヌつか、すごい短文でよければ書きたいです(^_^)v
59 :
あぢゅみ:04/02/19 04:41 ID:kjiSJ+y/
奥谷の里に幾度めかの秋が訪れた。だが俺の目を奪うものは見事に赤黄色に染まった山々などではなく、小川の前で寄り添って座っている──あずみとなちだ。あずみが気付いて声をかけてくる。「うきはー!うきはもこっち来いよー」
60 :
あぢゅみ:04/02/19 04:47 ID:kjiSJ+y/
俺は躊躇した。二人の親密さを見せ付けられて、惨めになるのはわかっている。だけどあずみのそばへ行きたい…。俺はギクッとなった。なちがあずみには決して見せない鋭い眼差しで俺を睨みつけていたからだ。
61 :
あぢゅみ:04/02/19 04:55 ID:kjiSJ+y/
所詮、あずみの心を掴むことができるのは俺だけなんだよ──あからさまに、なちの目はそう語っていた。俺はギュッと拳を握り締め、できるだけ感情を抑えてあずみに断った。 「悪いが俺は刀の練習をしてくるよ」
62 :
あぢゅみ:04/02/19 05:01 ID:kjiSJ+y/
「そっか…」と、あずみは残念そうだ。去っていく俺の背中になちの口調は爽やかな、しかしたっぷりと皮肉がこめられた言葉が突き刺さってきた。 「うきはは才能あるからな、努力次第ですぐ俺やあずみに追い付いてこれるよ」
63 :
あぢゅみ:04/02/19 05:06 ID:kjiSJ+y/
俺は悔しかった。顔にこそ出さないが殴ってやりたいほどに、なちが憎かった。 残酷なことに俺がなちに勝てる要素は何一つとしてない。顔も武術も弁舌も男としての魅力も。奴は完璧だ。──だからこそたまらなく悔しいのだ。
64 :
あぢゅみ:04/02/19 05:11 ID:kjiSJ+y/
あずみのような途方もない美しい少女には奴みたいな男が一番似合う。本質はどうあれ、明るく聡明な頼れる存在。ひゅうがやあまぎといった餓鬼連中もすっかりなちのとりこだ。そして、間違いなくあずみも…なちに惹かれている。
65 :
あぢゅみ:04/02/19 05:17 ID:kjiSJ+y/
それに比べて俺は…みんなには冷静だと思われているが、本当は陰気でろくに楽しい話もできないつまらない男だと自分がよく知っている。 寡黙な仮面を装っているだけで本当は心を開いて人に甘えたいのだ。…けど、どうすればいいのかまるでわからない。
66 :
あぢゅみ:04/02/19 05:24 ID:kjiSJ+y/
いや、誰かに、ではなく、はっきりとあずみに甘えてみたかった。最近どんどん豊かになってきたあの柔らかそうな胸に顔を埋めた時の感触はどれほど素晴らしいのだろうか… 俺はすぐにこんな妄想を浮かべる自分にとてつもない嫌悪感を抱き顔を赤らめた。
67 :
あぢゅみ:04/02/19 05:30 ID:kjiSJ+y/
近頃の俺の頭の中はそんなことばかりが膨らんでいる。いつか弥衛門様に聞いたあの男と女がする秘密の戯れ──俺もやってみたい、それしか頭になかった。 なちとあずみはいずれソレをするんだろうか…考えただけで、激しい嫉妬が体内を巡った。
68 :
あぢゅみ:04/02/19 05:34 ID:kjiSJ+y/
とりあえず今日はここまで。希望のカップリングとかあればどしX2書かせていただきたいです(^_^)v この後の展開ですが、やっぱハードより純な感じがいいですかね?
改行くらいしろ
71 :
名無し:04/03/04 09:40 ID:5H7/gmF2
全然伸びてないな、このスレ。あずみは基本処女がいーわけだろ?だったらはつねとかやえとかお鏡さんとかで一発。 ・・・マジで誰か書いてくんねえかなあ・・・千代蔵xお鏡、うきはxやえで。
72 :
名無しさん:04/03/29 01:02 ID:FkC0xsgd
73 :
名無しさん@ピンキー:04/04/08 23:32 ID:O1/0TXWJ
俊二朗死んじゃっタネ
いいね〜
はぁはぁ
76 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 16:25 ID:BIDEylQ8
age
77 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 23:54 ID:SJZLJP4U
同人誌一冊も出てないってのも珍しいな
ムチムチあずみたん(;゚ρ。;)ゼェゼェ・・・
78 :
名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:00 ID:UsBitM+z
需要あるよ
あ
sa
sa
82 :
名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:54 ID:FTQlbPj+
z
だって あずみ
デブ だしな
お前それはエロ漫画(しかもオタク系)の読みすぎだろ いくらなんでも
あずみ足太い。
あ
88 :
名無しさん@ピンキー:04/07/25 15:25 ID:ZS5uw0yG
age
89 :
名無しさん@ピンキー:04/07/28 16:15 ID:3J35u9n8
小説キボンヌ
あ
i
何子のスレ
93 :
名無しさん@ピンキー:04/08/15 00:10 ID:S5krsokH
?
94 :
名無しさん@ピンキー:04/08/19 09:47 ID:NahWKWqZ
映画版のあずみをいじめるスレならヒロナビ大人版にあったが・・・
戦国の世にタイムスリップしたグリーンベレーが家康に雇われ、現代科学の新兵器であずみを攻撃する
忍術など全く通用しない強敵に不利な戦いを強いられたあずみは徐々に追いつめられていく・・・
訓練された軍用犬に組み敷かれたところで残念ながらBBSごとあぼ〜ん
それ見てる感じだけだとギャグみたい
96 :
名無しさん@ピンキー:04/08/22 22:50 ID:WeFLhYpG
ヒトイネ
ヒドイネ
ヒトイ゙ネ
あざみ
彦四郎×あずみで誰か頼む・・・!!!
101 :
名無しさん@ピンキー:04/09/05 18:32 ID:309wPA3V
晒しage
102 :
名無しさん@ピンキー:04/09/08 23:12 ID:iq1/YHlf
あずみ×金閣で頼む。どなたか。
103 :
千代蔵たん:04/09/09 03:44 ID:pOW2EnIW
小説、書いてみたいが人いなそ〜…あぢゅみさんも消えちゃったし、オレも携帯からだし…。
彦四郎とあずみならなんとなく書けそうだが…需要あるかな?
105 :
名無しさん@ピンキー:04/09/13 21:16:36 ID:UUIizb7o
103の光臨待ちあげ
106 :
飛猿の場合:04/09/14 16:06:40 ID:+vabrwPE
徳川の放った刺客達の前に絶体絶命の危機に陥ったあずみだったが、飛猿の放った1発の煙幕弾が起死回生のチャンスを与えた。
刺客達を滅多切りにした2人は更に煙幕を張りつつ囲みを破って逃走した。
「ここまでくれば大丈夫だ。ありがとな飛猿」
廃寺の境内に逃げ込み、ようやく安堵したあずみは飛猿を振り返った。
「飛猿っ?」
あずみは不自然にふらつきだした飛猿が仰向けに転倒するのを見て驚く。
「毒・・・毒にやられたらしい・・・」
真っ青な顔になった飛猿は荒い呼吸の下から途切れ途切れに語る。
「どこだっ、どこをやられた?」
あずみは毒に苦しむ恩人の体を心配してその身を探る。
「こ・・・ここだ・・・」
飛猿は忍び袴の股間を指さして力無く笑う。
「俺に見せてみろ」
袴を下ろしたあずみは異様に盛り上がった褌の前を見て驚く。
「こんなに腫れて・・・大丈夫かっ?」
褌をはぐり取ったあずみは、赤紫色に変色した飛猿の逸物を手に取り、その熱さに顔を曇らせる。
「あずみ・・・毒のせいで悪い膿が溜まっている・・・今ならまだ間に合う・・・絞り出してくれ」
虚ろな目になった飛猿が苦しそうに呟く。
「よしっ、俺にまかせろ。こうすればいいんだな」
あずみは飛猿のモノを握りしめると上下に強く扱きだした。
107 :
飛猿の場合:04/09/14 16:07:15 ID:+vabrwPE
「あがぁっ・・・あっ・・・あずみぃぃぃ〜っ」
飛猿は逸物を激しく痙攣させると先端の切れ込みから白く濁った粘性の強い液を迸らせた。
勢いよく飛び出た液が、低く屈んでいたあずみの顔に直接ぶっ掛かる。
「膿が出たぞ、飛猿。これは栗の花から取った毒なのか。もう大丈夫だ」
安心したあずみだったが、よく見ると飛猿の負傷箇所の腫れは引くどころか、ますます固く膨張してきているように見える。
「睾丸の方が・・・ひどくやられている・・・みたいだ・・・もう少し頼む」
今にも死にそうに見える飛猿の頼みにあずみも慌てる。
「よしっ・・・待ってろ、俺の口で吸い出してやる」
あずみは飛猿のモノをパクリと口に含むとチュウチュウ吸い始めた。
「もっ・・・もっと舌を絡めるようにするんだ・・・亀頭の付け根も・・・頼む」
「よしっ、こうか?」
命の恩人の頼みに必死で舌を動かすあずみ。
「あずみっ・・・あずみっ・・・でっ・・・出るっ」
飛猿は体を一瞬身震いさせると、あずみの喉の奥にまで突っ込んだ亀頭から先程の粘つく液を放った。
「げぇぇっ。うわっ、どうしよう?俺、全部飲んじまったぞ」
慌てて吐瀉しようとするあずみだったが粘り気の強い液は喉に絡まって吐き出せない。
「大丈夫だ・・・膿自体には・・・毒性は・・・無いから」
そう呟く飛猿の逸物はようやくし萎みかけたようになってきた。
「峠は越したようだが・・・まだ毒の効き目が残っている・・・少し休むから・・・腫れてきたら今度は・・・お前の乳に挟んで絞り出してくれ・・・」
「ああっ、任せとけ。命の恩人の頼みだ。幾らでも絞り出してやるぞ」
格闘戦の後にいきなり行った激しい2連発に流石に疲れた飛猿は少し休んで精力の回復に努めることにした。
108 :
名無しさん@ピンキー:04/09/14 20:18:39 ID:F60lxsKI
絵がほしい
──
110 :
名無しさん@ピンキー:04/09/24 12:13:15 ID:Yy9dfTPe
職人様の降臨待ちage
111 :
名無しさん@ピンキー:04/09/26 23:16:28 ID:RslJ/kcm
捕手
念願のSS付いたのにも関わらずこのていたらくでは
もう保たないだろうよ
このSSはあずみも飛猿も前作と全くイメージが違うし
スルーするしかしょうがないだろ
114 :
名無しさん@ピンキー:04/09/29 18:56:36 ID:eZz19uM3
age
え、結構いいじゃないかこれ。
116 :
名無しさん@ピンキー:04/10/04 21:51:04 ID:YgH2YwPW
hosyu
117 :
名無しさん@ピンキー:04/10/13 21:16:52 ID:Ey/cUgsw
職人様待ち保守
意味のない延命措置
soti
1が初めて立てたスレなんだろうなぁ・・・
121 :
名無しさん@ピンキー:04/10/22 23:29:26 ID:0MEnu2q7
おまえら、
チヨゾウは死ぬと思ってる?
うきは×あずみ頼む。
>>113 :名無しさん@ピンキー :04/09/28 04:35:21 ID:H5NsuHSG
このSSはあずみも飛猿も前作と全くイメージが違うし
スルーするしかしょうがないだろ
平気でこんなこと言える1はどんな書き手でもスルーするしかしょうがないだろうな
>>122 うきはは唯一「実は生きていた」ネタが適用出来そうな奴(明確な死体の描写がない)だからな…
漏れもキボンヌ
少々カキコが早過ぎたな
この超過疎スレにこんなタイミングで124みたいなレスが付く訳ないだろ
怒りは分かるがカキコは明日まで待つべきだったな
一番見え透いたジサクジエン
保守。
127 :
名無しさん@ピンキー:04/11/07 17:33:20 ID:ThOROXZZ
あずみの単行本で何巻のどこで萌えましたか
がっちは静音兄弟が谷を越えて出かけていくのを確かめると、
小屋に監禁されているあずみの元へ駆け戻ってきた。
あずみはがっちの顔を見ると嬉しさに涙を流して言った。
「がっち、おれを助けに、あの谷を越えて来てくれたのか?」
がっちは頷き、縄で縛られ無残に転がるあずみを見つめた。
「・・・」
「がっち・・・」
「お湯を沸かしてくる!」
踵をかえし、がっちは風呂の焚きつけに外へ駆け出していった。
この数日の緊張から一気に開放され、あずみは縛られたまま
眠り込んでいった。
↓続きどうぞ
129 :
名無しさん@ピンキー:04/11/08 22:28:54 ID:hAtTcNXU
一時がたった時がっちが風呂焚きを終えよとしたときだった
岩場の奥から羅刹鴉が谷を渡って来ているのを見つけ
「まずい、あずみ姉ちゃんがあぶない!」
あずみに知らせ縄を切ろうと切る物がなかなか見つからず羅刹鴉が
数メートルに迫っていたのでどうしようもなくその場で足がすくんでしまい
隠れてあきらめるほかなかった
「おい!こっちにきてみろよ」
ふと玄関を覗いた羅刹鴉の一人が叫んだ
「ここに最高の獲物がいるぞ」その大きな声に眠り込んでいたあずみが
気づいたのだが眠ってしまったので解くこともできず
羅刹鴉の魔の手が確実にあずみを捕らえようとしていた
↓続きどうぞ
130 :
名無しさん@ピンキー:04/11/09 02:09:52 ID:j3lRV9MZ
読むと・・思ってないよな?
131 :
名無しさん@ピンキー:04/11/10 06:12:36 ID:c+6Rrd1V
「く・・・」
最悪の状況だった。
静音兄弟はあずみを殺すこともなく、体を弄ぶこともしなかった。
しかし羅刹鴉らは違う。
こいつらは自分を蹂躙した挙句、最後はなんの介錯もなく自分を殺すだろう。
目を走らせるが、武器になるようなものはない。
いや、羅刹鴉らの武器を奪えば戦えるのだが、後ろ手にきつく縛られ、
足首から吊り上げうつ伏せに転がされているこの体勢ではもはや抵抗の余地はない。
「ふふふ、、」
羅刹鴉の一人が傍らに屈み、無骨な手であずみの太腿を擦りはじめた
↓続きどうぞ
ホントに最悪の状況だな
ヽ|/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ \,, ,,/ | ゴクリ・・・・・・・・・・・・・・・・・
| (●) (●)||| |
| / ̄⌒ ̄ヽ U.|
| | .l~ ̄~ヽ | |
|U ヽ  ̄~ ̄ ノ |
|  ̄ ̄ ̄ |
よく見るとなかなか好い男で、いまではおれの良夫になっている。
まさか羅刹鴉と結婚するとはわからないものだ。
135 :
名無しさん@ピンキー:04/11/11 01:33:12 ID:kl7/NiO/
>131
つづき、まだぁ?
「ほーら、あずみんマンコ、こげん濡れちょる。
生臭ーせ匂いのしよるばい?」
「もういかんちゃ、そげんこつ言わんでぇ…」
「くちゅくちゅいいよる。聞こえるね?ねえちゃ?」
「いかぁぁん…もう!いじわるせんでぇ」
「腰のもぞもぞさせちくさ。ほしかっちゃろが?」
「知らんちゃ!あん!もうじらさんで!」
「欲しかならちゃんと言うてんね。チンチンば入れてち言うてんね」
↓続きどうぞ
( ´,_ゝ`)プッ
138 :
名無しさん@ピンキー:04/11/11 17:16:33 ID:fOWLbVbp
>>131の続き
羅刹鴉の一人があずみの太腿を擦っていると
別の仲間があずみを仰向けにすると縄で縛られた乳を見て思わず声を上げた
「これからこいつのでかい乳もマンコも俺たちのやりたい放題だと思うとうれしくてよだれが出てくるぜ」
とあずみの顔面によだれを垂らして今か今かと待っていた
一方あずみの方といえば両手足を縄で縛られている為ただ体をもぞもぞするだけにとどまり
いつしか諦めを言葉が思い浮かび「やはりもうだめか!ならいっそのこと舌を噛み切って」
と自ら死を選ぼうと舌を噛み切ろうとするが羅刹鴉の一人が気づき口に布切れを突っ込み
「犯す前に死なれたんじゃ楽しみもへるってもんだ」
そうこうしている間にも羅刹鴉がぎらぎらした目が増え続けあずみを見下ろしていた
「もうがまんできね〜」と一人が言うと
羅刹鴉の一人がいきなりあずみの胸元を思い切り広げて片方の乳をいきなりしゃぶり始めた
どうする事もできないあずみはただうなだれ両目を伏せ涙を流すしかなかった
そして羅刹鴉の頭領がいよいよあずみのさらしに手を掛けるのだった
↓続きどうぞ
「おい、近くに誰かいるぞ!」
外を調べていた二人が戸口で仲間を呼んだ。
「風呂の釜に火がついたままだ。ガキの足跡がある」
(まずい、がっちのことを忘れていた・・)
「ガキか、、探せ!」
「おう!」
外の二人は小屋の周りを探し始めた。
(がっち、、うまく逃げてくれ・・)
あずみは更に最悪になる状況に顔を伏せた
小屋には3人残っている。
「ちっ、いい所だったんだがな」
「風呂か、丁度いい。冷たい女を抱いてもつまらない。
あずみを温めてやろうじゃないか。 なに、時間はたっぷりあるさ」
濡れ凍えたあずみの体に男は手をかけながら提案した。
↓続きどうぞ
140 :
名無しさん@ピンキー:04/11/11 18:23:21 ID:ENUFmhrt
がっちは床下で震えていた。お父を殺した羅刹鴉に心底恐怖していた。
羅刹鴉は6人居る。逃げ出すことは不可能だろう。
ここからはあずみの姿も羅刹鴉の動きも見ることが出来ない。
あずみの縄を切らなかったことが悔やまれる。
(うう・・どうしたらいいんだ・・どうしたら・・・・)
あずみは足を吊っていた縄を解かれ、反撃する機会を伺っていたが
あずみの強さを知る羅刹鴉は油断をしない。
後ろ手にまわされた手首と足首は繋がれたままだ。
えびぞりの姿で二人に担ぎあげられ、風呂場へ運ばれる。
体を振り抵抗するが、頑強な男二人の力に押さえ込まれてしまう。
左の男に頭突きを喰らわせる
「パンッ!!」 うしろの男があずみに平手打ちを放った
「歯向かっても無駄だ 大人しくしてろ!」
「ん゛ん゛・・」 あずみの目の前が真っ白になる
「このクソあま!」
「なに、あずみはこれでなくては面白くないわ」
「ふふ、、」
「わはははは・・・」
男たちの笑い声の中、あずみは、あまりに無力な自分に落胆しうなだれるよりなかった
↓続きどうぞ
バシャッ。。
縄も服もそのままの姿で、あずみは湯の中に入れられた。
それほど大きくない風呂樽に体が沈み、すぐに底へ膝がつく。
凍えた体に湯が熱くじんとしみわたるその痛感にあずみは目を閉じ
「ん゛〜、、、」と唸り声をあげる。
後ろに縛られているため、体躯は仰け反り
はだけた胸元からこぼれた左の乳房が、正面に立つ羅刹鴉らへ向けて強調されてしまう。
「ふふふ、よい眺めだ」
「くくく・・」
「むほ むふふ」
羅刹鴉は目を細め、あらためて、湯気に映えるあずみの姿に見入るのだった。
↓続きどうぞ
142 :
名無しさん@ピンキー:04/11/11 22:29:14 ID:fOWLbVbp
その時だった居間の床下の方から音が聞こえたのを羅刹鴉は見逃さなかった
「おいガキをつれて来い、縄を解いてもあずみが抵抗できないように人質に取るんだ」
「わかった」二人がすばやく移動しがっちを捕らえに向かった
(まずい!がっち頼む俺の事はいいから早く逃げてくれ)
そんな淡い期待も虚しく程なくして
「いたぞ捕まえろ!」羅刹鴉の一人が納屋の入り口の近くで叫んだ
「やめろ〜がっちは関係ないだろう、お前たちの目的は俺だけのはずだ」
すると羅刹鴉の頭領が
「お前が大人しく抵抗せず肉便器になるというなら考えてやらんでもないがな」
わずかな抵抗も無意味な状況でなすすべなしとなればすでにあずみの頭に浮かんだの爺と仲間たちだった
(ゆるして爺・・みんな)そんなふうに考えた直後にあずみは苦渋のすえ羅刹鴉に言い放った
「わかりました・・・どうか・・わたしの・・・・体を自由にお使いください」
そう言い放つと風呂樽のなかで覚悟を決めていた
↓続きどうぞ
絵がほしいね。
「わかった、抵抗はしない・・・・おれの体を自由にしろ。 そのかわりがっちは逃がしてやってくれ」
そう言い放つと再び布切れを咥えなおし、風呂樽のなかで覚悟を決めた
↓続きどうぞ
あずみは、肥桶のなかで覚悟を決めた
↓続きどうぞ
147 :
名無しさん@ピンキー:04/11/12 19:58:23 ID:Z/cGC++e
「ふふふ・・・」 「くく・・」
「これを飲め。」 一人が胸元から竹筒を取り出しあずみの前に突き出す。
横の男があずみの口ぐつわを外してやる。
「それは何だ?」 あずみの問いに
「心配するな、毒ではない。ただの酒だ」と言い、竹筒から一くち口に入れ飲み干した。
「腑臓から温まるわ」
なみなみと透明な酒の入った竹筒を、再びあずみの口元に突きつける。
ぷんと香る酒の匂いが、衰弱したあずみの鼻をきつく刺激する。
昔、酒に酔い、動けなくなったあずみを爺がおぶって帰り開放してくれたときのことを思い出す。
(まずい。酒を飲んだら羅刹鴉の思うままだ、、、 しかし、、)
隣の土間に羅刹鴉二人に抑えられたがっちの姿が見える。
(仕方がない・・・ままよ)
「わかった」 あずみは答えると、竹筒に口をつける。
羅刹鴉達は静かに、あずみのすることを眺めている。
ひとくち・・
この数日なにも口にしていなかった、あずみの喉から胃へと酒が流れ落ちていった
↓続きどうぞ
148 :
名無しさん@ピンキー:04/11/12 21:57:04 ID:tOc+Ega2
とめどなく口に流し込まれてくる酒に
程なくしてあずみの顔が赤くなり始め
「フフ・・もうすでに酒が回ってきているな」
(もうダメ・・・)
するとあずみが横向きに倒れ意識を失った
「意識を失ったようだな」
すると土間にいた仲間が加わり
あずみを床の間の布団に運び言い放った
「じゃあまず邪魔な衣服をはがすとするか」
ひとりがあずみの背中にまわりわざとはだけた胸を揉みながら抱き起こすと
無意識のうちに
「アッ・・・」とあずみの口から甘い声漏れた
149 :
名無しさん@ピンキー:04/11/12 21:57:59 ID:tOc+Ega2
↓続きどうぞ
すいません遅レスなんですけど…
>>141からもっとエロエロな展開で書けそうなんですが…
書いて良いですかね?
('A`)
154 :
名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:30:36 ID:qPpTIoWe
>>150 あの〜書かれるのを待っているのですが?
ヽ|/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ \,, ,,/ | ドキドキ・・・・・・・・・・・・・・・・・
| (●) (●) |
| / ̄⌒ ̄ヽ U.|
| | .l~ ̄~ヽ | |
|U ヽ  ̄~ ̄ ノ |
|  ̄ ̄ ̄ |
必死杉
このSSはあずみも全くイメージが違うし
スルーするしかしょうがないだろ
158 :
名無しさん@ピンキー:04/11/16 06:15:50 ID:3xoLXzhH
読んでるのはスレ主だけだよ
160 :
名無しさん@ピンキー :04/11/18 05:52:12 ID:y/uzuzFM
>>150 結局こんなに待っても書かないのなら最初から
期待させるようなことを書くなってかんじ
待って損した
書けないんなら最初から書けるようなこと言って欲しくない
たちの悪い詐欺にあったような気持ちにさせられた
気分悪いな
162 :
名無しさん@ピンキー:04/11/21 03:05:37 ID:/LDfFL73
すいません遅レスなんですけど…
>>141からもっとエロエロな展開で掻けそうなんですが…
掻いて良いですかね?
163 :
名無しさん@ピンキー:04/11/21 08:35:25 ID:1YByXOiD
>>162 掻いて?書いての間違いじゃないのか
まさか
>>150の方みたいにただスレ上げだけの気がするぞ
まあそんなピリピリするなおまいら。
マターリ待とうや。
165 :
千代蔵:04/11/23 15:45:40 ID:JFnv4AUx
人目につかない山奥で、今日も密かに10人の子供らが初老の男の指導のままに、木刀で打ち合っていた。
↓続きどうぞ。
うわっ まだやってるよ
167 :
名無しさん@ピンキー:04/11/28 08:16:31 ID:5+jyQ+nZ
ひゅうがの頭の鉢を木刀で叩き割ると、中からかわいい男の子が生まれてきました。
↓続きどうぞ。
168 :
名無しさん@ピンキー:04/11/28 08:57:58 ID:5FW83OXY
その男の子はあずみと打ち解け・・・
↓続きどぞww
あずみの頭の鉢を木刀で叩き割りました。
↓続きどうぞ
中から超絶美少女棋士「アスミ」が生まれてきました。
↓続きどうぞ
171 :
名無しさん@ピンキー:04/12/01 21:10:46 ID:d+ax1jmj
キ // /::::://O/,| /
ュ / |'''' |::::://O//| /
.ッ \ |‐┐ |::://O/ ノ ヾ、/
: |__」 |/ヾ. / /
ヽ /\ ヽ___ノ / . へ、,/
/ × / { く /
く /_ \ !、.ノ `ー''"
/\ ''" //
| \/、/ ゙′
|\ /|\ ̄
\|
コト コト コト ・・
羅刹鴉は湯が煮え立たぬよう、丁寧に火を加減する。
湯に浸してからかれこれ一刻半ほど経つだろうか?
腰から短刀を抜き、そっと差してみる。
芯から茹であがったようで大根にスッと刃が通る。
「よし。」 羅刹鴉は呟くと、先ほど捕ってきたばかりの
魚と畑から失敬した野菜を湯に投げ込み一気に火力を強めた。
「おい、飯ができたぞ!」 羅刹鴉は仲間と、あずみ、がっちに声をかけると
大根と魚の寄せ鍋を器に取り分けた。
「わあ、おいしそう!」 「すごい、大根がホクホク!!」
あずみとがっちは歓声をあげた。。
頭突きどうぞ
↓
「げっ、なんじゃこりゃあ」
あずみとがっちはフグの毒に当たって死んでしまった。
続きどうぞ
↓
174 :
名無しさん@ピンキー:04/12/07 00:53:59 ID:5PdnlJjr
しかし、あずみはこの危機に生き返り、叫んだ
「あげま〜〜す!!!」
続きどうぞ
↓
175 :
名無しさん@ピンキー:04/12/17 12:50:10 ID:24wOj4x5
保守あげ↑
もみもみ ・・・
「きっさーまー! やめろーーーーーー!!!!」
「だめだね。 勝負に負けたら一晩おれの慰み者になる約束だぜ 」
期待に胸をときめかせてこのスレにやってきたが…
177=1
単純に時代物はムズイよね。
書きたいけど。
180 :
名無しさん@ピンキー:05/02/11 19:39:24 ID:XGJBqcQJ
保守あげ。
もういいだろ
よく戦ったよ
あずみは処女だからいまいち考え付かない。
はつねがおっさんの部下の目の前で嬲られるところがいい。
183 :
警視庁SAT:05/03/15 13:09:20 ID:a50+EfPs
こちらSAT1班!
2班は応答せよ!!
184 :
2班:05/03/15 23:07:49 ID:BlCphX+C
185 :
名無しさん@ピンキー:05/03/21 00:33:00 ID:iV0JNSYs
保守w
186 :
3班:05/03/21 00:36:19 ID:lCoppvsG
呼ばれてないので待機します
187 :
警視庁SAT:05/03/21 01:32:03 ID:rYJcf0Zy
3班は至急地下駐車所へ急行せよ!
もうやめろよ
惨めすぎる
189 :
3班:2005/03/22(火) 01:45:08 ID:qdFR4O1L
現場しました!
確か今映画やってるんだよな?
なんで映画上映中なのにこんなに人いないんだろう。
191 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 18:07:33 ID:D9ZZTpXi
age
192 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:29:49 ID:UBF3V4rr
あずみと千代蔵は?
193 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 03:20:47 ID:l/9Axb3x
『・・・仕方がない・・・千代蔵に判らせるにはこれしかないんだ・・・・・』
千代蔵の前に尻をつけて座り、あずみはその豊満な、しかし引き締まった太股を広げた。
「いいか千代蔵、これが女だ。女には三つの穴がある。一番要なのは真中の穴だ。」
「あう〜〜 おうあ〜〜〜〜〜」
194 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 18:52:54 ID:Zg2yfTEz
あずみと飛猿、お願いします…
195 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 19:28:19 ID:bQcf151M
あげま〜す
あずみとうきは萌えなので書いてみたいが
うきはが生きてた頃はあずみはまだ性行為を知らない子供だしイマイチ難しいな…。
そもそも小山キャラを絵抜きで表現するのはかなり難しい希ガス。
おまえの日記帳じゃねーよ
しとしと、と降る雨粒を室の中から見詰めながらあずみは指先で独楽を廻して居た。
独楽はくるくると音も無く爪の上で廻り、あずみはふ、と、独楽を握った。
足音と気配を感じた。
誰かが来たのかも知れない。
あずみが障子を視遣ると、其の障子が微かな音を立てて開く。
見慣れた男が其処に立って居た。
「飛猿、何か用か?」
スマン此処迄しか出来ん…
クズみたいな1は早く諦めて、このスレ落とせ
200 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 00:47:14 ID:PLrtDASR
続きキボン…(゚∀゚)
198の続きキボンぬ
むしろ気になるから198見てたら全部書いてくれ(´・ω・`)
あずみは、一人で林の中を歩いていたが、強い尿意を催してきたので、その場所で立小便することにした。
ちなみに、あずみは西洋製のズボンを着用している。
しかも、あずみはマンコが超上付きなのである。
だから、ズボンのチャックを開けばマンコの全部分が露出するので立小便が可能である。
ズボンのチャックを開いたあとは、両手でズボンのチャックを押さえたらいい。
しかも、あずみは手を使わずに股に力を入れて思いっきり大きくマンコを開くことができる。
そして、括約筋の力を抜けば勢い良くションベンが綺麗に弧を描いて噴出してくる。
男のように、真ん前に飛ばせるのである。
しかも、マンコには一滴のションベンもかからないので紙で拭かなくても平気である。
だから、かずみはマンコを拭く紙を用意していない。
あずみは、その場に立ち止まって周囲に誰も人がいないことを確認した。
あずみは、ついにズボンのチャックに手をかけた。
203 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 20:07:49 ID:OYb5yk98
すぐに続きが思いつかないので、しばらく考える時間が必要かな・・・
誰かが続きを書きたいというなら、いくらでも歓迎しますよ
なんだこの説明文のような文字列は?
下手くそにも限度があるぞ
>>202 萌えるシチュエーションが特殊な人なんだなあ
ただならぬこだわりを感じる
放尿が好きな人は珍しくないんだろうけど
ポエムっぽくて面白いんで続き書いてください
と一意見をいっときますよ
206 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 22:58:40 ID:AdlywUgq
なんとなく106〜107の続き希望
207 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 12:57:09 ID:SBk+/WKS
原作とは根本から違ってしまうが、
爺に性の手ほどきを受けるあずみというのはどうだろう。
209 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 22:44:40 ID:iNnpKdGD
>>208 いいっすね。どなたかお願いしますm(__)m
200を越えてまともなSSが1作だけ
しかもさんざん強請っといて、いざSSが投下されたらスルー
それを窘められたら「原作と全然違う」と逆切れする基地外スレ主
ハッキリ言ってこんな糞スレは即刻削除モノだろうが
自作自演の延命措置は迷惑だから回線切って氏んでろ
211 :
198:2005/06/16(木) 17:21:36 ID:h3ALrqEF
あのさ、198何だけど、あれの続き書いても良いかな?
自分頑張るからさ。
…やっぱ駄目?
213 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 20:41:05 ID:SekDuB7a
214 :
198:2005/06/16(木) 20:47:30 ID:h3ALrqEF
其処に居たのは昼間には不似合いな、忍装束を着た男であった。
あずみが謂う様に、名をば飛猿と言うらしい。
この男…否、飛猿はあずみの近くに寄り、静かに腰を下ろし、開口した。
「最近、使命ばっかりだろ?
たまにはあずみと何か話でもしようと思ってな」
「何だよ飛猿、珍しいな」
あずみはふっと笑み、飛猿もその様子をじっと見詰め、同じく軽く笑んだ。
ごめん!
今こんだけしか出来て無い…
後で必ず又投下しに来るから悪いけど待ってて下さい…御願いしますm(_ _)m
左近&やえのセク-スおさらいキゥ゙ンヌ
216 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 23:05:31 ID:SekDuB7a
217 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 16:30:16 ID:BLz9cPkE
どなたか
このスレ、ダメな1のスレとしてヲチさr
飛猿×あずみ、いいなぁ。
221 :
198の続き:2005/07/01(金) 09:09:13 ID:8Osb3+V+
暫し笑い合った後、あずみが口を開いた。
「何の話をしようか!飛猿、俺の独楽回してみる?」
「おいおい、それじゃあ俺が只餓鬼の様に遊びに来ただけになるだろう?」
「何だかんだで何時も話してるから…改まると浮かばないなあ…うーん…」
「ははは、お前は何時までたっても変わらんな」
あずみの困る其の表情に飛猿は又微かに笑んだ。
飛猿はあずみに仲間以上の感情が有る。
其れはあずみも然りで有る。
度重なる任務で死線をゆうに超え、生き抜いて来た二人が其の感情を抱くのは極自然で当たり前の事でも有った。
だが、一線を超える事は今まで無かった。飛猿があくまで仲間だと言い聞かせ思い止まってしまう。
これは飛猿のあずみに対する精一杯の配慮なので有る。
彼とて兄、仲間と言う様な立場で居たくない訳ではない。
222 :
198の続き:2005/07/01(金) 09:10:48 ID:8Osb3+V+
只、今まであずみの前に現れた俊次郎や兵介の様に(彼らはあずみを抱く事は出来なかったが)自分の物にしたい、とも思う。
自分の方が遙かにあずみと行動を共にしている期間が長いのだ。
「…ならあずみ、俺とちょっとした賭け、いや遊びをしようじゃないか」
「なんだ?」
あずみが両手を合わせにんまりとにやける。
飛猿は暫し考え、懐から手のひらに収まる程の小さな木片を取り出しながら話し始めた。
「そうだな。俺がこの小さな木片をこの室の何処かに隠す。
其れをあずみが探し当てる。
あずみが当てたら今度はあずみが隠す、そして俺が見付ける。
見つけられたら身に付けてる物を一つ取る。
もし全部取られたら見付けた方の言う事を一つ聞く。どうだ?」
223 :
198の続き:2005/07/01(金) 09:13:13 ID:8Osb3+V+
あずみは両手を合わせた儘、口唇を微かに尖らせ、上目遣いで飛猿を見た。
多少不機嫌そうだ。
飛猿は流石に無理だろうか、と内心思った。
「……、
面白そうじゃないか飛猿!」
ぱっと華が咲く様にあずみの表情が変わったのを見て飛猿はほっと胸を撫で下ろした。
「じゃあ最初は俺の番だ。
あずみ、向こうで暫く待っててくれ
おっと…及位くなよ」
「それぐらい分かってるよ」
あずみが障子を開け、壁に凭れて待つ間、飛猿は木片の隠し場所に頭を悩ませていた。
先ず、押し入れの葛籠の中を調べ、あまり物が入っていなかったので諦め、今度は天井裏はどうだろうかと飛猿は天井を見上げ、又静かに調べ、天井裏に木片をおいた。
「よし…、これでバレなきゃ良いが」
見付からない、と言う自信は彼には無い。あずみの事で有る。
容易く見付けるだろう。
うわぁー遅れて御免なさいごめんなさい!
あずみのエロって難しいなー…
そして何よりも、
飛猿×あずみは良いですな。
ではこれにて失礼致しまつ(´・ω・`)ノシ
良いぞ。がんがってくれ。
226 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 15:00:48 ID:AMpOJwtx
続き気になりますー頑張ってくださいですo(^-^)o
どきどき
228 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 20:29:42 ID:EaTQXq78
期待してますぞ!
鬼畜なちX女体化うきはとか読みたいヤツいるか??
なんじゃそりゃ。どういう発想だよw
・・・・・ちょっと読みてえじゃないか・・・・
231 :
229です:2005/07/07(木) 21:31:35 ID:+W3WItN3
>230さん、そんなこと言われたら
・・・・本気で書きたくなってきたよW
試しに仕上がり次第、投下してみますわ
232 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:33:21 ID:BmI+6xbW
続きが気になる(´・ω・`)
233 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 01:07:31 ID:CesmWDnk
あずみと飛猿の続き待ってますw
ひひじじい×はつねキボンヌ
235 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 12:13:57 ID:W9QqzMwZ
羅刹烏に敗北、その場で蹂躙された上、連れ帰られて鬼畜なことをされ続け精神崩壊するあずみキボンヌ
最後は弱いものには用はないと切り捨てられる。
うきはXあずみ、投下してみたいと思います。ベースは一応四巻の初チューした崖のシーン。
本番ナシのソフトエロでいく予定です。書き次第投下しますね。
待ってます!
引っ掛かったなp
236です。
一応ベースは四巻の第五話「抱擁」。カプはもちろんうきはXあずみ、本番ナシのソフトエロで。
携帯からなんで読みにくかったらすまんです。では、投下します。
(うっ…)
負傷した背中にズキッと痛みが走り、うきはは顔をしかめそうになったが何とか平静を保つ。
「うきは…背中、大丈夫か?痛むんじゃないか?」
それにも関わらず、まるで胸中を見透かしたかのような質問を心配そうな顔であずみが投げてきた。「ああ、気にするな。血も止まっているし薬さえ塗ればすぐに治るさ」
確かに怪我は致命傷には遠く及ばなかった。
しかし二人がいる場所は今にも崩れ落ちかねない絶壁のわずかに張り出た不安定な岩の上。脱出どころかささいな身動きにすら神経を使わざるをえない。
手当てが遅れれば当然傷も悪化し、今後の使命に支障をきたす恐れも出てくる。わかってはいるがどうしようもないのだ。ひたすら救助を待つ以外、他に打開策はない。
見上げる先には、横に伸びた雲が緩やかに流れていく薄青の空。茂った緑葉。そして──風に前髪を煽られ、白く滑らかな額をさらす、美しい瞳の無垢な少女。こんな状況だっていうのに…うきはは自分のおかしさに内心、笑いそうになる。
この岩場が落下するか、または敵に発見され上から鉄砲で狙い撃ちでもされれば、あっけなく死んでしまう絶望的な状態だというのに。
こうしてあずみと抱き合えて、あずみの体温や肌の匂いをしっとりと感じ、こんな風に誰にも邪魔されずあずみと二人っきりでいられる時間がたまらなく嬉しかった。
「携帯から」まで読んだ
死ぬことに恐れはなかった。自分の命を賭けてでも徳川安泰を守り抜く──ほんの小さな子供の頃からそう教え込まれてきたのだから当然といえば当然である。けれど、あずみと離れてしまうのは嫌だった。
叶うのなら、このまま生きて生き続けて、あずみと一緒に大人になっていきたい。
それがどうしても無理であれば、彼女の隣りに寄り添って共に最期を迎えたかった。
糞すれage
246 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:39:07 ID:dnxiHvbj
あずみがマンコだけ出して立小便するネタがいいね
247 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 04:30:39 ID:o76T0MvY
保守あげ
保守
249 :
f:2005/10/28(金) 15:37:37 ID:aEk4L94G
f
| \
|Д`) ダレモイナイ・・
|⊂ ヘボイssトウカスルナラ イマノウチ
|
♪ Å
♪ / \ ランタ タン
ヽ(´Д`;)ノ ランタ タン
( へ) ランタ ランタ
く タン
淀→うきは×あずみ……みたいな?
いちおヤってるけどエロじゃないと思った方がいいと思うよ
「あずみと戦い……勝った方が、助かるのか……」
どこかで聞いたことのある話だった。
忘れもしない、爺に与えられたはじまりの試練。仲間たちの半数が使命のためにむこうへいった。――使命のため。ながらも、あまぎも、先にいった。
順番が回ってきたのだとうきはは思う。次は自分が礎となる番なのだ、それだけのことなのに。
物心ついた頃から一番の特別だったあずみ。なちに譲ったときから一生告げることはないと思っていた気持ち。口と口をくっつけて抱きしめた――実ったばかりの、想い。
なんとしてでもあずみを生かす。……しかし。
うきはは首を振る。額に張り付いた前髪をざっと掻き上げ、ただただ目の前の刃切れを深くする。
狭い穴の底、五感のすべてを一点に向け、それだけに没頭しようとするのに、心がまたさまよっていく。
……考えるな。未来のことは。今はただ、あずみのことを――。
「食事だ。せいぜい味わって食べるんだな」
予期せぬ声と共に、紐でくくられた板がするすると降ろされてきた。上には水と握り飯。牢に落とされてから初めての配慮だ。
不審を隠さないうきはに、声は少々の嘲りを持って答えた。
「若い命も明日で終わりやもしれん。せめてもの慈悲ってやつだろう。大人しく腹に入れておけ」
逆光で表情がよくわからないが、笑われているような感じは伝わってくる。
自分たちの見せ物はそれはそれは楽しみにされているらしい。つまり、存分に殺し合えと、そういう意味なのだろう。
うきはは憤りと逡巡を即座に脱ぎ去り、無言で握り飯を口に詰めた。
万が一の失敗もあってはならない。すべての不覚と偶然を斬り、必ずやあずみを生かすのだ。
――気づいたときには畳の上。かすむ視界に品良く座った高価な調度。
飛び起きようにも指一本満足には動かない。
すでに命運定まった身に薬を盛られようとは、まったく思いもしなかった。己の情けなさに吐き気がした。
「俺、たちを、これ……以上……どう、す……」
舌が痺れる。姿の見えない相手に途切れ途切れあえいでみせると、返ってきたのは狂気じみた笑い声。
「くっふふふ、ふはははは! これ以上どうする気かとは、私の言うこと。腸を焼かれるような……この悲憤をっ、何度味わわせれば気がすむのじゃ。……のぉ?」
……淀。秀頼の母。殺した男の仇と半狂乱で叫んでいた女。
うきはは奥歯を噛みしめる。
恨みを晴らすか。ここで死ぬわけには。腕よ動け! と、必死に念じている間、淀は嬲るようにしてうきはの頬をなでさすった。
「ふふふっ。こうして見ると、やはりなかなかに美しい造りではないか」
微笑は妖艶だったが、口元には子どものような残酷さがにじみ出ている。
淀はうきはの上に体を横たえ、耳元に口を寄せて囁いた。
「相手は女とはいえ兵衛どのを殺めたほどの手練れじゃ。明日の一戦、どうなるかわからぬとみた。……どうじゃ、死線を秒読みされた気分は。……くふふ、おまえ次第ではその命、保証してやらぬこともない……が?」
うきはは答えず、吹きかけられた息に眉をひそめる。
女の狙いが何なのかわからなかったが、保証されるのが自分ではなくあずみの命であるなら、どんなことだってしてみせよう。
沈黙は、続きを促す合図と同義。
淀は糖蜜のような声で言った。
「簡単じゃ。――私を満足させればよい」
人は誰しも己が一番。好きだの惚れたの言うたところで。命と欲とを前にして、情などたやすく崩れて落ちる。
淀はうきはの耳に舌を差し入れ、びくりと反応する体を見て薄く笑った。
――戯れを思いついたのはつい先ほどのこと。
好き合った二人が殺し合う様を思えば気持ちが猛り、鎮めようとすればするほど体がうずく。
安らぎを得ようにも新三郎は……なく。
ひしゃげた遺体を思い返せば憎悪がこみ上げ、愉悦を待ちきれずに心が騒ぐ。
明日など待てぬ。
嬲り、弄び、死んでも死にきれぬ思いをさせてやらねばこの昂ぶりはおさまらぬ。
例えば。
愛する男が我が身可愛さに身を売ったなら、あの小娘は。そうして娘の骸の前で首をはねれば、あの若造は。どんなに悲痛な思いを胸に息絶えていくことだろう。
楽しみで――楽しみでならない。
「貴様のような下賤の者には本来目も届かぬ肢体ぞ。十二分に奉仕せよ、と言いたいところじゃが、少々薬が効きすぎたか? 身じろぎだけで脂汗では……のう?」
一物に頑張ってもらうより他あるまいの、と、心の中だけで続け、うきはの着物をはぎ取っていく。
新三郎に比べれば鼻にしわを刻みたくなるにおいがしたが、不思議と子宮のうずきが増した。
潜む野性はいかほどかと、ゆっくりと褌に手をかければ、
「……なっ、何を……すっ」
慌てた声にはどこか素っ頓狂な響きがあって。
「よもや……初めてというわけではあるまい?」
淀は思わずまじまじとうきはを見た。
「ま、さか、……お、とこ、と、女、が……する、あの」
「ほ、ほほほほほ! これはこれは! そうじゃ、それをするのじゃ! ふふふ、私が教えてやろうではないか」
うきはは精一杯身をよじる。
「……よせ。俺は……っ」
あずみとしかしたくない。
その行為がどういうことか。まだしっかりと理解できたわけではなかったが、あずみと抱き合い、口と口をくっつけた……あの瞬間、その陶酔は、あずみでしか得られない、あずみだからこそ得られたものだ。
それがすべてで、それでよかった。
他の女との行為に意味はない。むしろ大切な何かが泥にまみれるような、そんな気さえした。
「あず、み……っ!」
「男なのだ、興味はあろう? 怖がらずともよい、優しく教えてやるほどに。貴様はまだ知らぬだけよ」
ぬけるように白い、たおやかな指が急所の上を滑りゆく。やがて絡みつき、ゆるゆると上下に扱く。
この状況で、そこは急所以外の何ものでもない。
体が強張る。薬さえ抜ければすぐにでも振りほどき、あずみを助け出すこととてできるかもしれないものを。
だが痺れは依然全身を強く支配したまま。血流が女の言いなりになりつつあるのを、黙って感じることしかできない。
「美味しそうになってきたではないか」
生温かい洞窟がうきはを食べた。
「な……っ」
無防備な中心が自分を恨む女の歯の奥にあるのを、信じられない思いで目に映す。
口全体でぬばぬばと擦り立てられ、敏感な先端を舌先でえぐられ。もれ出るうめきを堪えられない。
腰にもどかしい衝動がわき上がるたび、あずみのことを思い出す。
「あ、ずみ……」
……あずみ。あずみ――!
「……ふっ、ふふっ、可愛いの、貴様は。こちらも、んっ、猛々しくてよいぞ……」
淀はすっかり反り返った肉棒を、おまけとばかりにペロリと舐めた。
若い勃起は思いの外たくましく、浮きあがる血管の遮二無二さに思わず熱いため息が出る。
腿の内側が粘液で滑る。初めてを奪うのがこれほど興奮するものだとは知らなかった。
「……さあ、小娘のことなど忘れるがよい」
あますところなく肌をさらけ出し、うきはの上で腰を浮かせる。二本の指で花唇を掻き分け、一番奥まで開いてやった。
「んっ、ふっ、見えるか……? これが女の『なか』じゃ。男の一物はここでとろける」
きらめく糸がとろりと垂れた。
「ふふふ。……さ、お入り」
てらてらと輝き、ひくひくと蠢く。得体の知れない肉襞が降りてくるのを、うきはは呆然と見つめるしかない。
「あっ、ああ……っ!」
それはどちらの声だったのか。
うきははうめきを噛み殺す。女の膣は熱く、窮屈で、ともすれば持っていかれそうになる。息を詰めて数秒。襞の一つ一つが徐々に自分を受け入れていくのが克明に伝わってきた。
淀はうきはの胸にしなだれかかり、うっとりと手を這わせると、やにわに蜜を絡めて腰を揺らした。
「あ……っ、ふっ、あっ、……お、く……奥まで、とど……くぅん……っ!」
子宮の入り口を容赦なく破らんとする剛直に歓喜し、夢中になって締め付けを繰り返す。
「や、め……っ、どけ! 何、か……来っ」
「はぁぁぁん……っ、いいっ、よいぞ! ふくらん、で……、んああぁっ!」
焦った叫びは熱っぽい嬌声にかき消され、その瞬間、何かが弾けたのをうきはは見た。
「あんっ、たくさん……こんな、いっ、ぱいの。んふふ……僭越ぞ。中に出せと、誰が言うた……」
淀は不満そうにつぶやきながら局部を密着させたまま離れようとはせず、子種の進行を促すかのように尻を揺らめかせる。つぶれる肉芽にびくびく震え、力を取り戻した男によだれを垂らし。
「次はもう少し、楽しませよ……」
そうして幾度も白濁に濡れた。
「……必要ないと申すか」
縄で縛られ、もはや猶予も少ないうきはの顔に、臆する色はかけらもない。
「あずみの命は保証できないと言うのなら。……殺し合いをさせられるのは残念で、悔しいが。このうえは、俺たちがずっと鍛え続けてきた剣の技がどれほど優れたものか、おまえたちに見せつけてやるのが俺の望みだ」
淀は眉をひそめる。
「……そのために死ぬことになってもか」
「誇りを持って闘った結果に悔いはない」
どれだけ目を凝らしても、うきはの瞳に迷いはなかった。
命乞いをさせることはできなかったが、当初の予定通り、好き合った二人は己可愛さのため、がむしゃらに殺し合う……はずだ。人とは所詮そういったものであって……。
では何故誘いは振り払われたか。
淀は矛盾が胸を曇らせるのを知ったが、気にとめなかったふりをした。
東の空に日は昇った。数刻後にはすべて片付くのだ。
――そして刀は折れる。折れるべくして。
「うきは……わざとやったなーっ! わざと刀が折れるように細工をしたなーっ! 死ぬな……っ、死ぬなぁぁぁぁーっ!」
消えていく。腕の中で。うきはが。死んでしまう。こんな。こんな……っ!
あずみは信じられなかった。
今日この場に連れてこられるまで、自分は何を考えていた?
うきはは殺せない。そのために死んでもかまわない。うきはの誘いに乗ったときだって、勝負が決したなら共に逝こうと、そう思った。それだけだったのだ!
何故、牢から出る方法を。二人で生き延びる、ありとあらゆる方法を。考え、実行し、失敗してもあきらめずに、何故命がけであがいてみせなかったのか!
うきはの命で生かされるつもりなどなかった! なかったのに……っ!
「うきはっ、うきはぁーっ!」
指の隙間からあふれ出る命があまりにも鮮やかすぎて、あずみには名を呼ぶことでしか引き留めることができない。
――みんながいるから怖くないなんて、安らかにむこうへいかないでくれ。どれだけ天から見守られても、俺は……。
うきは……っ!
「医者を呼びや!」
淀は土に降りて膝をつき、うきはの顔をのぞき込むと再び命令を轟かせた。
「急げ! 一瞬でも遅れれば手遅れになろうがっ! 助けるのじゃっ、早うっ」
思いがけないところからの思いがけない言葉に、固まっていた場は一気に騒然となる。
勘兵衛がすぐさま応急処置をし、雑兵たちがおろおろと走り出し、秀頼は母の真意が見えず床を掻き、千姫はただただ状況を掴もうと頭を回す。
あずみは腕から奪われたうきはを追って、無数の槍に阻まれた。
「どけっ! うきはが……っ! うきはぁぁぁーっ! 死ぬなよ! 絶対死ぬなよぉ……っ!」
手が届かず、声も届かず。けれども願いは必ず届くことを、祈って、祈って。次は二人で生きるのだと心に誓う。
まずはここを出るんだ。医者を呼んだのは淀様、うきははすぐには殺されない。俺も生き延びて――助けるんだ、絶対。
――あずみが牢を脱獄したのは数日後。うきはの生死は不明のままだった。
あっという間に数ヶ月が過ぎ、一つの季節が移り変わった。
月斎の腹にはうきはのこけしが入っている。ひゅうがはうきはの死を否定しつつ、内心ではすでにあきらめていた。
あずみは一人、立ち上がる。
「爺、俺は行くぞ」
この数ヶ月間、うきはが処刑されるという話は一度も聞かなかった。順調にいけばそろそろ傷は癒えているはず。
あずみはもう待てないのだ。
「ならん。おまえのしようとしていることはうきはと同じ。城内に入った途端にとらえられ、今度こそ処刑されるであろう」
「……うきはは死んでない」
この日のために城に仕える様々な人々と隠密に接触を繰り返し、警戒に警戒を重ねて注意深く情報を集めてきた。確信がある。うきはは生きていると。
「あずみ……」
二人の間でひゅうがは何も言えずにいた。
うきはのため、必死になって集めた情報の中には、確かに『城には重病人がいる。ずいぶん長いこと動けずにいたが、近頃は快方に向かっている』というものがある。しかし、それだけだった。
病人の名も、病状だって掴めてはいないのだ。
あずみは『一度処刑しようとした人間だから。きっとあまり公にできないだけだ』、というが、ひゅうがはやはり……うきはは死んでしまったのではないかと、どうしてもそう考えずにはいられない。
月斎はやおらまぶたを閉ざすと、眉間に小さなしわを刻んでからまっすぐにあずみを見据えた。
「仲間の死を耐え……乗り越えて、前へ進んでいかねば、使命を果たすことなど到底できん。おまえは死んでいった仲間たちの志をも背負っているのだぞ」
あずみはうなずく。
人は皆、使命を果たして世の役に立つため生まれるのだと教わった。だから使命を果たせない人間には生きている資格がない。死んでいった仲間の分まで大きな使命を果たしていくと、誓っていた。
それは今でも変わらない。
だが。
うきはを助けられないままの自分が、どうして使命を果たし、太平の世を助けられるというのか。
あずみにはわからない。わかりたくもない。このままじゃ、何も進めない。
「……俺は行く。うきはは生きているから」
あずみは一歩踏み出し、くるりと振り返って美しく笑った。
「ひゅうが! 爺とやえちゃん任せたぞ! 二人で帰ってくるからな!」
ひゅうがはバネ仕掛けのように首を縦に振り、しばしの沈黙の後、叫ぶ。
「……絶対だぞっ!」
月斎は黙したまま腹をなでた。
潜入は思ったよりも容易だった。
警備が手薄な場所から死角をついて入り込み、通りかかった下働きを物陰に引き込んで音も立てずに入れ替わる。あとは恐縮している素振りでうつむきがちに歩いていればいい。
顔はあらかじめ汚してあるが、見られれば覚えてない者はいなかっただろう。幸い見とがめられることはなく、速やかに目的の場所にたどりついた。
忍が好んで潜む天井裏。期待通りあちらこちらに小さな穴が隠してある。あずみは情報を得られなかった部屋をひとつひとつ確かめていく。
「……調子はどうじゃ」
何部屋目だろうか、聞き覚えのある声がした。
あずみは早速のぞき穴を見つけると、片方の目を閉じてもう片方をよく凝らした。
あれは、淀様と――もう一人は……そこにいるのは……。
「……大分いい」
それなりにやりとりされるようになった会話と、以前と比べれば格段に生気を取り戻した顔色に、淀はいたく満足して笑みを浮かべた。
首の包帯は未だ痛々しいままだったが、死体になりかけた男が今はもう一人で立っているのだ。目を見張る回復速度であることは間違いがない。
しかし同時に煩わしい問題も表面化していた。
『何故』と、今日は何人に詰め寄られたか。
尋ねぬ者などいないその言葉の答を探し、淀は繰り返しあの日の記憶を反芻する。何度考えても明確な表現には収まらないように思われた。
うきは。
「あのときそなたは……すでに死ぬつもりだったのじゃな」
――あずみのために。
憎い仇だったはずの男が目の前で怪訝な顔をしている。なんとなくおかしくなって、小さく口の端をつり上げた。
淀は新三郎を好んでいた。甘っちょろく頼りなく、ただ美しいだけの。炎と戦乱を微塵もにおわせない、平穏の象徴のような男だった。
はたして彼がうきはと同じ状況に放り出されたとき、命を捨てても自分を守ってくれただろうかと考えると、首は横に振らざるを得ず。しかしそれは淀にとって、『さもあらん』、といった程度のことに過ぎない。
人は所詮己が一番可愛いもの。真理はこれからも揺らぎはしない。
だが、例外はいる。――すぐそこに。
ほんの少し毛色の変わった人間の想いの先を、確かめてみたくなっただけ。ただそれだけのこと。
「――さて。そなた、ようやっと歩けるようにまで回復したが、それが誰の力か、わかっておろう?」
「……感謝している」
うきはは神妙にうなずいた。
「よい。そこでじゃ、そなた、豊臣の部下として働かぬか? 目をかけてやるほどに」
うきはは瞠目し、淀の真意を探ろうとしたが、すぐにあきらめて視線を落とす。
どのみち答は決まっていた。
「断る。俺には仲間と共に果たすべき使命がある」
「仲間じゃと? そなたの仲間がどこにおる。小娘は一人でとうに逃げ出し、他の者も未だ見つからぬ。そなた、捨てられたのであろうが」
「違う! 先で、待っている」
不安になったことはあっても、疑ったことは一度もない。
爺はあまぎを見捨てたりしなかった。生きていることさえ伝われば――決して俺たちを見捨てたりしない。
早く追いつかなければ。
心がはやる。
淀の心中は相変わらず不可解で読み取れないが、ひとつひとつの問いかけがどこか戯れじみていることには気がついていた。
まるで退屈しのぎのように、頻繁にうきはの心を揺るがそうとする。
うきははそのたびに、早く早くと、仲間たちの元に思いだけを飛ばすのだ。
すると淀はかすかに顔をほころばすので、まったくわけがわからなかった。
「ふん、まぁよい。そのような口がたたけるのも今少しぞ。じきにあきらめざるを得まい。そなたを待つ者など――」
「曲者っ! 貴様、どこの手の者だ! 淀様、お逃げください!」
頭上から切羽詰まった叫びに続いて、分厚く丸い板が振ってきた。それが滑らかにくりぬかれた天井であることに、気づくいとまは誰にもなく。
淀が唖然とし、うきはがとっさに壁を背にした中で、奇妙に明るい声がする。
「迎えにきたぞ! うきは!」
羽のような身のこなし。落下しながらも一撃で忍をしとめる技は、見事としか言いようがない。くるりと宙返りして、文字通り舞い降りた、少女。
「あずみ……っ!」
「行こう! 連れて帰るって約束してきたっ!」
いっぱいに伸ばされた手と手が触れる一瞬に、淀はそっとまぶたを閉じた。再び開いたときには二つはしっかり繋がっていて、何の意外性も面白味もありはしなかった。
「……待ちや。こやつはまだ走れぬ。城の外まで、どうやってたどり着く気じゃ?」
「……斬ります。絶対に連れて行きます」
あずみは深々と腰を折り曲げた。
「うきはを助けてくれてありがとう。本当に、ありがとうございました!」
涙は眦で静止している。あずみの眼差しは心からの感謝で満ち満ちている。
見つめ合う二人の間に、うきはは入れたくもない横槍を入れねばならない。
「……あずみ、俺のことは置いていくんだ」
負担どころか命取りになるのは目に見えていた。元々あずみが生きていてくれればそれでよかった。危険を冒しても迎えにきてくれてうれしかった。――必ず後で、追っていくから。
力いっぱい首を振るあずみの唇はきつくきつく噛みしめられ、今にも血がにじみ出そうになっている。
「そなたら私を誰だと思っておる」
淀は呆れたように言い放った。
「……淀、様?」
「そうじゃ。私のことは斬らんでよいのか?」
「斬れません!」
あずみが間髪入れず断言する。
予期していたような気もするが、実際に耳に届くその響きのなんとまっすぐなこと。
「……ほう、ならば斬らねばよかろうぞ」
いまいち話が飲み込めない様子の二人に、淀は小さくのどを鳴らした。
「……そなたたちが逃げおおせる方法が、一つだけある、と言っておるのじゃ」
帰りの道行きはひどくあっけないものだった。
「近寄るな! それ以上近づくと淀様を斬るっ!」
あずみは淀ののど元に刀を添えて、周囲に気を配りつつ叫んだだけだ。秀頼や勘兵衛の罵声が胸を突いたが、淀のこれ以上とない厚意を無駄にしないためには気にかけてなどいられなかった。
安全が確保される場所まで四人で進む。引き渡し役には刀を預けた勘兵衛が選ばれ、これまた拍子抜けなほど簡単に終了した。
勘兵衛の手前、何度言ってもたりない感謝をすべて心の奥に押し込んで。あずみとうきははたった一度だけ振り返り、二度とは振り返らずに歩いていく。
淀は二つの背中をじっと見ていた。
兵衛の、清正の、浅野の、そして新三郎の仇……なのだが、何故だろう。
あずみが現れたとき。うきはが誘いを断るそのたびに。草原の風に吹かれたような錯覚を得た。
それは身震いのする冷たさだったが、いつでも爽やかに過ぎていった。
「せいぜい命を大事にするがよいぞ……うきは」
聞こえるか聞こえないかくらいの声でつぶやく。
直後疾風が駆け抜け、勘兵衛が言う。
「よろしかったのですか?」
「……迎えにきたのじゃ。仕方なかろう」
乱れた髪をそのままに、淀は二つの影に背を向けた。
二度三度景色が入れ替わるまで歩き続け、あずみはぴたりと足を止めた。
「……うきは」
「あずみ」
「……うきは! うきはうきはうきは! うきはっ!」
あふれ出してしまえば、もはや止めるなんてできるはずもない。
「ばかやろうっ! 俺は怒ってんだぞ! でもすっごくうれしいよーっ! うきはぁーっ!」
次から次へとこみあげてくる熱い涙で、眼球がただれてしまいそうになる。
「あずみ……悪かった。でも俺は……」
際限ないのに言葉になんかならない気持ちで、胸が焼け落ちてしまいそうになる。
どうにもならなくなって、抱き合った。
それでもまだ。
「うきは……口と口、くっつけていいか?」
たりなくてあずみは言ってしまった。
「あずみ……っ」
同じ想いでうきははあずみに口づけた。
伝わってくるのは互いの心音。それがとても、うれしくて。二人で笑って二人で泣いて。風に揺れている草の真ん中で。長くて短い間、何度も何度も。
そのうち一つの石になってしまえたらいいと思った。
「……あずみ」
穏やかな静寂の中、うきはは言わずにはおれなかった。
「……俺は、男と女がすることを、あずみ以外の女とした」
「口と口をくっつけたのか?」
あずみはきょとんとした顔をしている。
「……口はくっつけなかった」
「じゃあ何したんだ?」
興味津々といったその様子に、うきはは一瞬言葉に詰まる。
「……あずみは、かまわないのか?」
「何が?」
「俺はあずみを……独り占めしたいと思う」
なちが相手ならば仕方がないと思いつつ、秀頼に近づくのは使命のためだと思いつつ。いつだって心だけは正直で、見苦しく、どうすることもできなかった。それは今も、変わらない。
あずみは目を見開いて動かなくなった。
うきはの頭の隅には小さく、それでいて強固な懸念が一つある。
もしかしたらあずみと自分の想いは違うものなのかもしれない。
それでもうきはは――。
「……男と女が抱き合ってすることの相手は全部、あずみがいいと思った。……だから、他の女としてしまったことを、おまえとしたい」
草が脚をなでていく。虫が耳をかすめて飛ぶ。うきはの膝の上には柔らかな重みがあり、背中には華奢な腕が回っていて、今は何よりもそばにいるのに、あずみの心は見えなかった。
「……いやか」
気づかれないよう苦笑する。巻き付く腕が、きゅっと締まった。
「……いやじゃない」
「……裸になって抱き合うんだぞ?」
あずみは以前見た乱暴された女性たちの姿を思い浮かべていた。
何をされているのか細かいところまでは見えなかったが、悲しくて悔しくて惨めで……ふつふつと怒りがわき上がったのを覚えている。
胸を掴まれたり妙な視線をよこされたときに感じた、食道を毛虫が這い降りるような不快感は、それをごくわずかにしたものなのだろう。
「だがうきはが……俺を無理矢理いいなりにさせたりなんかするはずないし……」
剣の腕は自分が上だが、純粋な力比べならば敵わない。女であるという事実を意識し出すと、それはとても悔しくてたまらないことだった。
しかしうきはは今も、最初に口と口とをくっつけたときだって、ちゃんと先にあずみの気持ちを確かめてくれるのだ。
ただ、一つだけ疑問があった。
「その……それは男と女だったら……どうしてもしなきゃならないことなのか?」
うきははしばらく考えて、
「いや……そんなことはないと、思う。……悪かった。再びあずみと会えて、抱き合って口をくっつけるだけじゃ……たりないというか、もっと……深いことをしたくなったんだ」
膝からあずみを下ろし、立ち上がった。
その瞬間、あずみはうきはの気持ちがわかった気がした。
「うきは! ……俺はいやじゃないぞ!」
うきはの口に自分の口をくっつけて、自ら着物を脱いでいく。
「無理をするな」
「違う。俺だって、……たりなかった」
だからもっと近いところへ。
お互いから、歩み寄ろう。
二人一緒に裸になると、あずみの視線は下へ動いた。
「……やっぱりうきはのも、可愛くなくなってるんだな……」
「あずみはきれいだ」
うきはは目が離せなくなった。
真っ白なふくらみも、桜色の頂も。脚の付け根の、滑らかな曲線。どこもかしこも。本当に触れていいのかと迷うほど。
「……触っていいか?」
「うん」
うきははまず、唇に触れた。何度か自分の口をくっつけたそこが愛しくてならなかった。それから頬をそっとなで、まろやかな乳房を持ち上げた。
「やわらかい……」
着物越しに抱きしめた感触とはずいぶん違う。
さらに桜色の先端を、指で軽く押してみる。押せば押すほど固くなり、立ち上がっていくようだった。
「……んっ」
「あずみっ? 痛いのか? 爪が当たったか?」
「……違う。なんか、くすぐったいような……うきはも触ってやるよ!」
うきはが触れたと同じ場所をあずみも順にたどっていく。触れるのも、触れられるのも心地よく、様々な場所をなでていった。
時々あずみがこもったような声を出す。それが何を意味しているのかうっすらと理解して、うきははその部分を何度もなでた。
「んぅっ……、そこはもうやめろよ、ぞくぞくするから!」
制止を受ければぴたりと止める。が、口元がゆるんでしまうのは仕方なく、あずみの両目を鋭い三角にしてしまった。
あずみはうきはの頬を両手で挟み、への字になった口を開いた。
「うきは! 俺、裸をこんなに触られたの初めてだぞっ!」
「……そうか」
うきはのうれしそうな顔を見ても、あずみはちっともうれしくはない。
さっきまではとても幸せな気分だったが、段々と気になりだして今では真っ黒な雲となり、胸をぐるぐる渦巻いていることがあるのだ。
うきはに全部を許して、うきはに全部を許されるみたいな。
「……こんなこと、俺以外の女の人と……したのか」
「あずみ……?」
「……したんだな」
嫌な気分を通り越して悲しくなってしまいそうだ。なのにうきははもっとうれしそうにして抱きついてくる。振りほどこうとして、腕に力を込められた。
裸で抱き合うと服を着てするよりも温かい。こんなにも気持ちいいことを、うきはは他の女とした。
「あずみはこうしているのが俺じゃなくてもいいと思うか?」
とんでもない質問に、
「……よくない」
当たり前の返事をする。うきははごまかそうとしているのだと思った。
しかし。
「俺はずっとあずみが好きだ。だから好きな女の子の裸にこうして触ったのは初めてだし、他の女としたことも、あずみとするなら初めてのことになると思う」
あずみは目を瞬いた。
それはつまり、自分が心地よさを感じているのはうきはだからで、うきはも相手が自分だからこそ初めての心地よさを感じていると、言われたような……。
何故だか急に心臓がうるさくなって、落ち着こうと深く呼吸をしたら、先ほどから下腹部に当たっていた熱の塊が存在感を強くした。
確かめようにもしっかりと抱きしめられているので、あずみは躊躇いながらうきはに聞いた。
「なぁ、腹に何か……」
「……まだ触っていなかったところに触っていいか?」
そこは己さえも触れることをはばかるところ。あずみには窪みがあって、うきはには……。
あずみはごくりとつばを飲む。
「……いいよ」
徐々に開かれていく脚の間から、儚げな亀裂が現れる。うきはは両の親指でそっと開いた。
「きれいだ……」
まるで花のようだった。
花びらの輪郭をなぞっていくと、下の方にある中心がひくりと動く。そこには穴があるはずなのに、小さな襞でふさがっている。
うきはは人差し指で二度三度、かすめるようにしてつついてみた。痛がる様子がないので強めに押すと、突然第二間接までがめり込んだ。
「痛っ」
「痛いのかっ?」
うきはは慌てて指を抜いた。穴は割と乾いていて、指一本でも窮屈だ。それも記憶とは違っている。どうしたものかと考え、自分で濡らしてみることにした。
「うきはっ! やめ……っ! 舐めるなそんなとこっ! やっ、……んはぁあっ!」
あずみの脚が痙攣する。直接脳へと響く甘い嬌声が、うきはの何かを狂わせる。
「や、め……ろっ! やだぁっ! あっ! んんんっ……いやっ! あぁんっ」
必死の制止も無視してあずみの穴をえぐり倒した。舌を蠢かせてほじればほじるほど鳴き声が、熱い粘液があふれ出し、もっともっとと催促しているようだった。
「あ……っ! だめだうきは、離れてっ! だ、め……だめぇぇぇっ!」
あずみが真っ赤になって叫んだ。独特のにおいを持った液体が、勢いよくほとばしる。
「どっ、どうしてくれるんだおまえ! びっくりしてもらしちゃったじゃないかっ!」
うきははさらりと言った。
「……誰にも言わん。俺は、あずみのだから大丈夫だ」
「大丈夫なわけあるか、ばかっ!」
あずみは恥ずかしくてたまらなかった。小水をこぼす場所を舐められ、信じられないことに気持ちよくなってしまったのだ。絶対に知られたくないと思った。
「おまえがっ、変なとこ舐めるからっ! び、びっくりしなかったら俺だってっ、もらしたりなんかしないんだからなぁっ!」
自分がこんなにも必死になっているのに、うきははあろうことか笑っている。
「おまえももらせっ! ばかっ!」
あずみはうきはの中心を乱暴に引っ掴んだ。
「……うっ」
「うきはっ? ……こ、ここっ、すごく腫れてるじゃないか! 大丈夫かっ?」
手にしたそれは尋常でなく熱く固く、もう一つの心臓のごとく脈打っている。苦しそうなうきはのうめきに、あずみは一気に不安になった。
「男は時々、こうなるんだ。俺のこれは、あずみが……。俺は」
「俺のせいなのかっ?」
「病気じゃないんだ、あずみ。……俺はもう……」
あずみははらはらしながらうきはが言い終わるのを待つ。
うきはは息を詰めて言った。
「あずみの穴に、これを入れたい」
時間が止まる。
あずみは一瞬何のことだかわからずぼんやりしたが、しかしすぐに思い当たって、これ以上とないくらいに声を大にした。
「えっ……えぇぇーっ? 何故だっ? 何故そんなことをするんだっ? 裂けるぞ絶対、入るわけないじゃないかっ!」
「……わかったんだ。男と女は、裸で抱き合ったらそうする。体もそうなるようにできてるんだ。俺はあずみと……それをしたい」
『見た』でも『聞いた』でもなく、『わかった』という言葉で、うきはが他の女としたのはそれなのだと気づいてしまった。
あずみは口をまっすぐに閉じた。
……ああ、でも。そうじゃなくて。したいかどうかなんだ、うきはと。
「う、うきは」
とりあえず、呼んでみた。
「うきは!」
「……あずみ」
呼び返されて、なんだか胸がいっぱいになる。
うきはが生きてここにいる。自分の名前を呼んでくれる。抱きしめて、誰よりも近い人になる。
それはとても――。
「……大丈夫だ、うきはのだから」
幸せなことのように思った。
直後のうきはの微笑を見ただけで、何もかもが満たされたような気がした。
「あずみ……好きだ」
うきはの先端があずみの中に顔を出す。充分に濡れているはずなのに、なかなか奥に進まない。
あずみは懸命に歯を食いしばっている。
「うきはぁ……っ!」
背中に刺さる十の爪。震えながらもすり寄る膝。すがりつく、呼びかけに、うきはの理性が焼き切れた。
「あずみ……っ!」
ぶつりと、引き千切ってしまったのはなんだったのだろう。
一息に根本まで埋め込んで、瞬時に頭の熱が引く。
あずみが悲鳴を上げたから。
制止でも、拒否でもなく。純粋に激痛を叫ぶ音だった。
「あ、……あずみ、……あずみ……痛いのか」
こんなはずではなかった。
あずみの内部はぎちぎちと噛みついて隙間もないが、それでも熱い何かが蠢いており、ざらざらとした奥にどこまでも引きずられていきそうになる。
突き抜けるような快感が襲ってくるのに、それを与えている本人が苦痛に体を強張らせているなんて。
うきははなんとかして互いの感覚を分け合いたかったが、どうすれば可能なのかどうしてもわからず。震えるあずみを強く抱きしめるしかできなかった。
やがてぽつりと、つぶやきが降り、
「……うきは。考えてた。男と女はどうしてこんなことをするんだろう。……痛みが少し、治まってきてわかる。……うきはが俺の……中にいる」
あずみの肉壁がようやく異物を受け入れ出した。
もう動いても大丈夫かとうきはは思う。獣のようにわき上がる衝動を押さえ込むのは、苦しくてたまらないことだった。
「あずみ……」
うきはは息をつき、あずみの額にぴったりと張り付いた前髪を掻き上げてやる。
――あずみが力を抜いているのは、これで終わりだと思っているからに違いない。
「……もう少し、このままでいていいか?」
あずみの頬をなでて言った。
「……うん」
あずみはにこりと笑い、うきはの口に口を寄せた。
「……あずみ、俺は生きていく資格をなくしたかもしれない」
川で体を洗って着物を着た後、うきはが急に切り出した。
「……俺が死を覚悟したのは、爺と使命を果たしていくには俺よりもおまえが生き延びた方がいいと思ったからだ。……と、思っていた」
あずみは首を傾ける。
「……でも俺は、使命よりもあずみの方が大事かもしれない。あずみがいない世界で生きていくより、あずみに殺された方がずっといい。俺が一番に果たすべきは、あずみを守ることがいい」
使命と天秤にかけた際、何もかもを放り出してあずみを守ってしまうとうきはは言うのだ。
「うきは……っ」
あずみは城に乗り込むと決めたときのことを思い出した。
うきはを助けられずにこの先どうして使命を果たしていけるものかと思ったのだった。
「俺も……っ、うきはが大事かもしれない。使命より、一番」
二人は無言で見つめ合う。
あずみはうきはの両手を強く握った。
一番ではなくなったけれど、使命が大事なことには変わりがない。
「……帰ろう早く。爺のところへ。ひゅうがも待ってる。やえちゃんだって心配してた」
そうだ。生きている資格がなくなったというよりも。むしろ……。
「二つに増えただけじゃないか」
あずみは笑った。
太平の世を導く使命も、うきはのぬくもりを愛しいと思うこの気持ちも。生きていくには不可欠なのだ。二つを守って生き抜けばいい。そしてどちらかのために死ぬ。その生き様に――堕落はない。
うきはは穏やかに微笑んだ。
「そうだな、帰ろう……」
例え乱世が無限に続くとも――。
このぬくもりを……離すものかと。伸ばした腕に飢え続けたなら、きっとどこまでも繋いでいける。
そして望まれた日が来たら――、その手のために、生きていこう。
終わり。
あーもーダメ脳味噌尽きた
誰かいたらマジで
月斎×あずみか
きく×あずみキボンヌ
はつね林間きぼん
いいもん読ませてもらったよ、GJ!
うきは×あずみ好きだから感動した!うきはよかったね
>>273 おお人がいる
読んでくれてありがとう
>>272 エロは無理だと再自覚したから無理
ネ申遅いなぁ……
そろそろ来てくれても……
実は密かに
>>239の復帰を待ち続けてる
gJ!!ありがとう神!
飛猿「あずみ、すまんまた腫れてきてしまった。頼む」
飛猿は大きく反り返った物をあずみに差し出す。
先端は赤く膨らみ強く脈打っている。
あずみ「わかった。だが本当に大丈夫なのか?こんなに硬く腫れ上がって。しかもここ四日でもう六回膿を出したぞ?」
飛猿「膿を出していけば大丈夫なんだ。もうすぐ治る。口で吸い出さなきゃいけないんだが、自分ではできないんでな。申し訳ないな。」
あずみ「いや、飛猿には何度も助けられた。これぐらいしてやるのは当然だよ」
あずみは再び飛猿の腫れ物を手に取った。
腫れ物を握って、あずみは思った。 腫れた所の膿を吸い出すだけなのに、この何とも言えない、胸が熱く、波打つような気持ちは何なんだろう、と。
そして吸い出すときに飛猿は自分の名前を連呼する。やはり痛いからなのだろうか。
爺から教わらなかった病気もあるんだな、そう思うと腫れ物を手で扱き出した。
飛猿「ああっ、うっ」
あずみ「まだ痛むのか?待ってろ、いま吸い出すからな。膿がちゃんと出るやり方がわかってきたぞ。ここを舐めるといいのか?」
あずみは腫れ物の裏側を舐めた。
あずみの、その懸命な舐め方に飛猿は更に息が荒くなる。
飛猿「ああっ!そうだ、そこに膿が溜まってるのかもな…」
あずみ「そして膿が出る瞬間に中に残らないようにおもいっきり吸えばいいんだよな?」
飛猿「そ…そうだ。さすがあずみ、飲み込みが早いな」
あずみ「ではいくぞ」
あずみは、その口で腫れ物をねっとり包み、中で舌を這い回した。そして口を前後に動かし、懸命に舐める。
飛猿「ああ、あ、あずみーああっ」
あずみはその白い頬をへこませ、時折飛猿の様子を伺おうと上目使いで飛猿を見る。頬は次第に赤く染まる。
あずみの治療は続き、やがて飛猿が言った。
「あ、あ、あずみ!出る!膿が!」
あずみはそれを聞き前後運動を速くした。チュバチュバと音が響く。
飛猿「ああー!あずみ!」
腫れ物から大量の白い膿が飛び出した。あずみは驚きながらも懸命に吸い上げる。強く吸い出す。
飛猿「……ぁあ…ぁ…」
飛猿の意識が遠退く。
あずみ「んぐ…ん…」
口に含みきれなかった膿が頬に伝わる。
あずみ「…終わったぞ。今日の膿は量が多かったな」
飛猿「……ぁあ、ありがとう…ハァ…ハァ」
↑
初投稿&携帯からなんで見づらいと思います。すみません(´・ω・`)
281 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 22:47:12 ID:8J+UmJXW
なんであずみのエロ漫画て一冊も書かれてないの?
今だせばそれなりに儲かるべ?
エロ小説もめったに見ない
ここどのくらい人いるんだろ・・・
執念で常に監視している俺がいる。
286 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 20:07:54 ID:Uzn7Ik0m
age
_,,t-‐‐-、,-‐‐-、
三'::::::............... .....::::::`y,.
ナ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
| ̄| V::::::::::::::::_{{ ({∫∬ノノjヾ:::::{
| ̄| | ̄| ナ::::::::::::::i`__,,,,,,,ァ_ _,,,,,_ t;;:ヌ
| | | | イヘ::::::(ヾ~!,ャt、 !'''i ィtン )=f }f
| | | | i {t)テ" ヘ' '___,イ ヽ_/ 介' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | _,rヘ_,j|!' /ー--''! |' < 糞スレageんなよキモヲタが
|,.ィ―'''' ̄ /| | /二ク ! \___________
/;;:::'';;::''::;;:/ { ! 、 ヾニン ノ\
/'''::::;r|''':::;;;| | ! \ _,,./|::;;'''\
/:;;/ |;;;''::;;| 丶\ `__>-ー´ !;;;:'''::iヽ、
i/ |'::;;;;''| 三 ―''" !''::;;;;| /ヽ
/⌒ヽ |;;''':::;| \ !;;::''|/ i
/ \{'';;;::''}  ̄二ニ= !::;;| |
/ヘ |;;:::::;{ ‐- !/ |
/ i |:::;;;''! ー ! / |
/ l |;;'';イ } {、
〉、 ∧テ{ ヽ _ _,,,,;;;;;:::-==ニ;;;_ ノ __,イ´
/ \_ //レ!  ̄  ̄ { ̄ |
/ `ー::v'´/ | i i |
i / ̄ | | i、 |
i / || ヽ |
もうエロくなくてもいいから
女になってしまったうきはが、仲間や弥衛門にエロされたり
あずみと百合ってしまう。
かなり書きたいんだが、いいか?
289だが、229とは別人です。
うきはXあずみ書いてくれた作家さん、最高に良かった。
兵介Xはつねも書きたい。
書きたいなら書け。
注意書きしときゃいいよ。
俺は面白ければなんでも読むよ。
わかった、
頑張って書くわ。
注意書きだけでなくコテハンもつけれ
鳥はいらんから
わかりやした〜
あずみの相手ってうきはが一番人気あるの?
個人的には兵介も大アリ
兵介Xはつねでエロ書こうと思って、24巻辺りから読み返してみたけど二人接点無さすぎ。
難しい・・・
↑妄想力に期待
妄想力かー・・。
多少兵介やはつねの性格や設定変わるかもしれんが、頑張ってみる。
待ってても来そうにないし
なんかすごいほめられたから
脳味噌ぞうきん絞りで
きく×あずみ書いたお
ヤってるけどやはしエロくならない
誰か月斎×あずみ頼む
302 :
『同道』1:2005/12/24(土) 13:40:55 ID:KId+TeJm
呼びかけても、抱きしめても。
繰り返し、繰り返しそうしても。
鴉たちが早くよこせと騒ぎ立てている。それはただの肉なのだから、こちらの取り分だ、と。
あずみは身震いとともに首を振る。
美しかった顔面は血に染まり、ほとんど原形をとどめてはいない。泥に沈む体は何もまとわず、足首には縄跡がくっきりと残っている。まるで食肉用の鶏のようだったが、それでもそれは――まぎれもなく、きくなのだ。
呼びかけても、抱きしめても。
何一つ、かえらなくても。
「おのれ毘沙門天、よくもきくを……っ」
あずみは中空をにらみ、ほどなくぐっとまぶたを伏せた。
どろついた溶岩が脳へとのぼりつめていくのがわかる。翼があればすぐにも奴の首を落としに行くのに! しかし腕の中の体は冷たく重い。
あずみは死をよく知っている。
これから何をしようと、そこでついえた命は二度とは戻らないのだ。
――また、守れなかった。
これが最後と、きくの体を強く強く抱きしめた。
そのとき。鴉の声と羽音の間から、かすかな揺らぎが胸に届いた。
今にも消えてしまいそうな、だがまだ確かにそこにある。心の臓を動かす、命の揺らぎだ。
「きく!」
呼吸が止まり脈が極端に弱くなる状態。一見死体と区別がつかないが、人工呼吸などにより息を吹き返す場合も少なくはないという。
疑う間もなく飛びついた。
送り込んだ唇から最初の吐息が返ってくるまで、気が遠くなるような厳しい岐路が広がっていた。
痛い。体中の神経が引きちぎられるようだ。苦しい。ここは一体どこなんだ。何も見えない。痛い。真っ暗だ。あるのは痛みと苦しみだけだ。亡者が呼んでる。助けてくれ、俺は一体どうなっちまったんだ! あずみ! あずみ! あずみっ!
「大丈夫だ! 俺が守ってやるから! 今度こそ、絶対に。大丈夫だから!」
303 :
『同道』2:2005/12/24(土) 13:42:53 ID:KId+TeJm
闇がひらけた。
白い手が蝶のように額をなでた。
その不思議な色の瞳が隣にあれば、きっとどこでだって生きていけるんだ。
「また怖い夢を見たんだな……。大丈夫だ、きく。ほら、ちゃんと生きてここにいるだろう? 思い出したか?」
「あずみ……」
あずみが目で返事する。声はちゃんと届いている。
「あずみぃ……」
「大丈夫。体も少しずつ治ってきてる。すぐにまた歩けるようになる。俺はずっとそばにいるから。きくを置いていったりなんかしないから」
きくは涙があふれて止まらなかった。
優しい声。あずみはいつも助けてくれる。足手まといな自分を放り出すこともせず、夢の中からまでも。
あずみのそばにいると心がどんどん裸になっていく。もう刺客には戻れない。あずみを殺すことはおろか、だますことさえしたくない。獲物を罠にかける作り笑いも、同情を引く泣きまねも――。
今までの年月すべてが無駄になったとしても、あずみが残れば他はいらない。
「……子どもに戻っちまったみたいなんだ。私はきっとあずみの世界に生まれ変わったんだよ。何もかもあずみだらけなんだ。約束……死ぬまで一緒にいてくれよ……お願いだよ。あずみが……あずみがいてくれないと……」
差し出した手は、しっかりと握りしめられた。
「うん、約束だ」
――ああ、怖いものは何もない。
目尻にたまった雫を拭い、微笑むと、てっきり微笑み返してくれると思ったあずみの表情に緊張が走った。
「あずみ?」
「……大丈夫だ」
あずみは自分に言い聞かせるようにうなずいて、小屋の外に出て行ってしまった。
「……あずみ?」
きくは上半身を起こすことさえままならない。だがこの胸騒ぎは知っている。あずみが毒でやられたとき。左近が連れ去り、もう……帰らないかもしれないと、思ったときの。
きくは同じようにして心の中で何度もあずみの名を唱えた。あのときはそうしていれば帰ってきた。
約束したのだ。今度だってきっと帰ってくる。二人は死ぬまで一緒にいるのだから。
――死ぬまで。
不安が蛇のようにのたうった。
304 :
『同道』3:2005/12/24(土) 13:48:43 ID:KId+TeJm
きくの顔色が夕闇の空と同じ色になった頃、ようやくあずみが戻ってきた。
「あずみ……」
歓喜しても、笑えない。あずみの顔が水で濡れている。返り血を落としてきたのだ。
あずみは何も言わず顔を拭うばかりだが、きくの頭の中ではそれまで手をつけようともしなかった状況把握が急速に成し遂げられていく。
死んだと思った自分が目を覚ましてから何十日たつだろうか。何度目をさましても同じ寝床の上だった。
つまり、刺客たちは繰り返しここに来ている。しかしあずみは動かない。――何故か? 決まっている!
きくは唇をわななかせたが、結局何も言えやしなかった。自分を置いていけ、とは、決して。
あずみは首を傾げた。
「どうした? きく。してほしいことがあったら遠慮するな」
きくは笑ってみせる。あずみに対しては二度と向けないと思った作った笑顔で。
「……うん。元気になるからね」
あずみが太陽のように微笑んだので、どうしても目が潤んだ。
なんでこんな人間がいるんだろう。自分のそばに、いてくれるんだろう。
「あずみ……」
「ん?」
「好きだよ。あずみが好き。あずみが好きだよ。あずみ」
あずみは不思議そうな顔をしている。何故いきなりそんなことを言い出すのか、といったところだろうか?
きくには判別できなかったが、澄んだ瞳にしっかりと映っている自分の姿に思わず本当の笑みがこぼれる。
「へへ、へへへ……」
抱きしめられるばかりだった生まれたてのきくの心に、大きな支柱ができあがりつつあった。
それから一月、きくはすっかり回復した。元通り、どころか、以前よりも元気になったようだ。
毎日が楽しくて、心も体も軽くって、殺し殺された夢ももう見ない。代わりにもっとひどい夢を見る。あずみが殺される夢。きくにはなすすべがない。目の前で一番大事なものをみすみす奪われていく夢だ。
だがきくはもはや怯えたりなどしなかった。夢だと知るやいなや飛び上がり、腕立て伏せをしたり、木切れを木刀に見立てて振ってみたりした。
あずみは何も言わず、ただ笑っていた。
丹後への旅が再開され、二人の行く手を阻むものは今のところ姿を見せない。楽しい日々が続いている。
305 :
『同道』4:2005/12/24(土) 13:52:19 ID:KId+TeJm
「今日は旅籠に泊まるからね! せっかくこんなでかい町にいるんだ、絶対! 野宿反対!」
「……きく、そんな贅沢は」
「金なら私が稼いでるし、体力は温存しておきたいんだよ」
「体はもう治ってるだろう」
「大事をとるの! ああー疲れたーっ」
「……仕方ないなあ」
「やった! あずみの気が変わらないうちに宿とってくるからね!」
「きく! おまえまだ走れるんじゃないか!」
「気のせいだよ! ははは」
きくは走りながらきょろきょろと目を動かした。回復してから初めての大きな町。建ち並ぶ店屋を見ていると心がうきうきしてくる。前方に旅籠を発見し、あずみの呆れた表情を思い返して思わず笑いがこみ上げた。
安全のためにも野宿は避けたい、というのが本音だが、あずみをからかって怒られて最後には仕方ないなと許してもらうのが楽しくてたまらないのだ。
生まれ変わったというのはまさにその通りだった。きくにはそんな子どもじみた性質などなかったはずで、感情のままを顔に出すのもとうの昔に忘れたものだ。仕組みを知り終えた世界は一変し、あちらこちらにあずみの顔をのぞかせてくる。
あの饅頭、あずみが食ったらどんな顔をするだろう、あの独楽回し、あずみに比べたらまったく下手だ、あそこの……
きくはぴたりと足を止めた。
――あそこの店の、あの簪。もしもあずみがつけてみせたら、誰よりも似合うに決まってる。
それは硝子細工のいかにも華奢な代物で、細かな飾り玉がしゃらりと揺れる透き通った音まで、あずみのためにあるに違いなかった。
しかしあずみはつけないだろう。わかっていたが、数分後、きくは支払いを済ませて店を出ていた。
306 :
『同道』5:2005/12/24(土) 13:54:34 ID:KId+TeJm
布巾に包んで胸元に入れると、心臓が妙に甘く鳴く。
あずみはどう思うだろう。考えると雲の上を歩いているような心地がした。手早く宿をとって呼びに行こうと思うのだが、簪を渡すまでどんな顔をしていればいいか、まったく途方に暮れてしまう。
周りのものが見えているようで微塵も見ていない時間が続く。が、ふと視界にその男が現れたとき、きくの思考は瞬時に現へと戻ってきた。
見間違いではないかと目を瞬く。だが顔の傷まではっきりと確かめられる。男もこちらに気づいたようで、不敵な微笑を浮かべて近づいてくる。
「――あずみはどうした」
以前あずみを拉致した男、倉石左近は一言そう言った。
「おまえには関係ないね」
きくは敵意を隠さなかった。斬られたってこの男の尻は舐めない。
「あずみは絶対に渡さない」
――おまえにも、おまえの刀にも。
左近は面白そうに、
「ほお。前とは違う顔つきをしている。おまえもあずみに惚れたか。女としてか? 男としてか……?」
きくの息が止まった。
「おまえの心がまだ女なら、抱いてやるぞ。今すぐに」
首筋を這い上がってくる左近の指。向かい合う二人を見た者はそういう仲だと思うだろう。着物さえあれば見た目もほぼ完璧に女なのだ。心の方は言わずもがな。なのに。
きくは精一杯の虚勢を張る。
「気持ち悪い。手を離してよ。きくはあずみに惚れているんだ。この……きくとしてね」
しかし握った拳は震えていた。
自分が男なのか女なのかという問いは、随分前に決着がついた問題だ。
まぎれもなく女であり、体だけが男なのだ。その証拠に交わってきた相手は男だし、これからも女を抱こうだなんて思わない。
大部分の女たちと同様にある意味で同性は敵であり、他よりも美しくあるための努力は決して怠らなかった。
307 :
『同道』6:2005/12/24(土) 13:56:33 ID:KId+TeJm
きくは力を込めて腕を折り曲げてみた。上腕二頭筋が腕立て伏せや素振りの成果をぼこりと浮き上がらせた。
「ああああーっ、俺は一体どうしちまったんだーっ!」
こんなんじゃ今に女物が似合わなくなる。化粧をしたごっつい男になっちまう。でも鍛錬をやめるわけにはいかねぇ、あずみと一緒にいるために、守られるだけじゃなくて守りたいんだ。
「俺は、俺は……っ」
あずみを抱きたいのだろうか?
甘い香りがする白い肌も、あずみのものならば愛撫できる気がした。
「そうじゃねぇーっ! あああ」
あずみはもうすっかり俺が女だと信じてる。例え勃っちまったって何もしやしない。だから安心してそばにいてくれるんだ。そうだよ、初めの頃は警戒されてたじゃねぇか。今さら拒絶されたら一体俺はどうすりゃいいんだ。
「俺は女だ!」
でももしも、もしも男としてあずみに惚れていたら? 女友だちのように接していながら、男の獣欲を隠していたら? 命を狙っていた日々のように、あずみをだますことになるのかもしれない。
「それに……」
刺客だったくせにあずみを抱きたがるなんて、あの傷野郎とどう違うんだ。
「違う! 俺は……っ!」
「きく、さっきから何を騒いでる」
あずみがふとんから顔を出した。
きくは硬直し、金魚のように口を動かした。
「怖い夢を見そうなのか?」
繊細なまつげが気遣わしげに揺れている。きくは耐えられなくなり――すがりついた。
「……あずみが好きだっ! 一緒にいたい! 守りたいんだよ。嘘じゃない! ホントなんだ。本当だよ……何があったって、それだけは絶対に本当なんだ」
「きく?」
「信じてくれよ、あずみが好きなんだ! ……どっちかなんて、わかんねぇよぉ……っ!」
308 :
『同道』7:2005/12/24(土) 13:58:17 ID:KId+TeJm
「きく、落ち着け」
むせび泣くきくを柔らかく抱きとめ、繰り返し言うあずみ。
「大丈夫だきく、何も怖いものはない。俺が守る。絶対に俺が守るから」
「違う! 守られたいんじゃない、一緒にいたいんだよ! ずっとだ!」
あずみは瞠目したが、すぐに微笑んだ。
「俺が約束を破ると思うか」
きくはぴたりと動きを止めて、あずみの瞳をのぞき込む。
――ああ、俺が映っている。
そうだよ、俺が望むのはこれだけなんだ。組み敷こうだなんて思わねぇよ。
きくがようやく落ち着いたのを見て、あずみは再び眠りにつこうとした。が、ふとんを寄せる手が止まる。妙案が浮かんだというように言った。
「くっついて寝ようか」
きくは真っ青になった。
「駄目だっ!」
「……きく?」
「駄目だ、駄目だ駄目だ駄目だっ。俺、あずみにひどいことしちまう!」
例えばどんなことを? と問われれば答えられるはずもないのだが、狼狽のあまり口走る。あずみはわずかな躊躇も見せず、
「きくは俺を助けてくれたじゃないか。毒矢のときも。刀だって、握っただけで刺したりしなかった。大丈夫だから、一緒に寝よう、きく」
――どうやら違う意味で解釈したらしい。余計に共寝をさせる気になったようだった。
大丈夫だから。
あずみに言われると本当にそんな風に思えてくる。
大丈夫。俺があずみを傷つけられるはずがない。
あずみの腕が背中に回り、足と足とが絡みつく。柔らかなぬくもりにとまどいながら、きくはおずおずと手を伸ばした。
あずみの背中はひどく薄い。腕も、腰も、剣士としては信じられないほどの細さで、今までよく生き延びてこれたものだ。鍛え始めたばかりの自分の腕の方が、よっぽどたくましいのではないか。
衝動的に抱き寄せると、二つの豊かなふくらみが存在を強く主張した。きくは身じろぎすらできなくなって、まるで置物のように転がっていた。
明け方近く、あずみはすっかり眠り込んでいる。きくはというと、半身は麻痺して久しかったが、五感が勝手にあずみを味わっていた。
ぴくりとも動かないのにその肌の滑らかさがわかる。少女の香りが本能に揺さぶりをかけてくる。両眼はくまなくさまよい、今はつややかな唇に捕まっている。
のど元に砂が詰まったような乾きがあった。わななく舌を密な粘液が抑圧し、飲み込むつばさえもう尽きた。
朝焼けに照らし出されたあずみは天女のように輝いている。見つめているとときめきのシャボンが押し寄せて、弾けるどころか次々にふくらんでしまうのだ。
一晩中石化していたきくの体が、ぎこちなく動き出していた。
309 :
『同道』8:2005/12/24(土) 14:01:55 ID:KId+TeJm
あずみはきっと甘いだろう。
そろりそろりと距離を詰める。輪郭がぼやけるほど近づいてから、はた、と気づいた。
何人もの男どもをくわえ込んできた口。
あずみが朝焼けの天女だとするなら、自分は蜘蛛のはびこる精液便所だ。
あずみは異変に気がついていた。
あれほど陽気だったきくがこのところずっと意気阻喪している。頻繁にため息を吐き出す様といい、深く思い悩んでいるのは間違いがない。
未だに悪夢を見るらしいのに、助けを求めてくることはほぼなくなった。それは良いことなのかもしれなかったが、何かを隠そうとしているようにも見えた。
置いて行かれるとまだ疑っているのか。それとも足手まといだと思っているのか。それでも今までのきくならば直接確かめてきたはずだ。
あずみにはわからなかった。気づかれたくないのかもしれないと考えると、詰問するのもはばかられた。
そこで、きくが自分から話したくなるまで、毎日一緒に寝ることにした。
うなされていてもすぐ気づけるし――それだけではない。寂しかったり心細かったり、しないときも。誰かに体を預けて寝るのは、とても心落ち着くことだ。
きくと時折そうするうちに、あずみはすっかり味を占めてしまっていた。
一度だけきくの体が反応してぎょっとしたこともあったけれど、あれ以来そんな感じはないし……。
「くっついて寝よう? きく」
あずみは連夜にこにこときくのふとんに潜り込んだ。
が、その笑顔も数日のこと。一日、また一日とたつうちに、きくの顔色はみるみる悪くなっていった。目の下にはくっきりとくまができ、歩く足取りもふらふらとおぼつかない。
さすがのあずみもどうやら自分が追いつめているらしいと勘づき出す。しかし身に覚えはない。以前はきくの方から共寝を申し出てきたのだから。
こうなると隠し事を問いたださずにはいられなかった。
あずみはふとんの上にあぐらをかき、どんと自分の胸を叩いた。
「きく、俺に言いたいことがあるんじゃないのか? 何を隠してる?」
310 :
『同道』9:2005/12/24(土) 14:03:24 ID:KId+TeJm
かかってこい、なんでも受け止めてやる、という覚悟だったが、伝わらなかったようで、きくは己の咽喉を見つめるごとくうつむいている。
「きく、俺が信用できないか?」
頭を振る。
「どうしても言えないのか?」
きくは動きを止めて、怯えた鼠のようにあずみを見た。
「言ったらあずみは一緒にいてくれなくなるもの。そんなの絶対に嫌だわ私」
しなを作って横座り。口元に当てている手は小指がぴんと立っている。馬鹿に女らしい振る舞いをする近頃のきく。
「それも。一体どうしたんだ。似合ってるけど気持ち悪いぞ」
憤慨するかと思いきや、きくは暗い顔で唇を噛みしめた。あずみは慌てて頭を下げた。
「ご、ごめん。でも本当にどうしたんだよ」
きくの柳眉がきっと張った。
「女になりたいのさ! でもなりたくねぇんだよ。ああもう」
あずみはきょとんとしてしまった。きくはにやりと口を歪める。
「俺はっあずみがっ」
急に泣きそうな顔になり、消え入るような声になった。
「……あずみが好きなんだよ。……気持ち悪いか?」
あずみは目を瞬いた。
「そんなわけないだろう? 嬉しいよ」
「ばかやろうっ! なんて馬鹿なんだおまえはーっ! わかれよ!」
きくの呻吟が胸にぶつかる。だがあずみは思考の筋道を見つけることができなかった。
「俺はっ、女なのに……男として、あずみに惚れちまったんだ……っ」
その一言が、届くまで。
311 :
『同道』10:2005/12/24(土) 14:05:45 ID:KId+TeJm
きくは背中を丸め、決してあずみを見ようとはしなかった。ぽつりぽつりと話し出す。
「……こんなんじゃ駄目だってのはわかってるさ。ただでさえ役に立てないのに、完全に重荷になっちまう。けど、あずみといると、俺のあそこが……」
首を振る。
「でも何もしない。あずみが嫌がることは絶対しない。本当に好きなんだ。俺は今まで数え切れないくらいの人間をだましてきたけど、これだけは本当に本当だ。信じてもらえるならなんだってする。気持ち悪いっていうなら二度と触れない。……だから一緒にいさせてくれよ」
あずみは言葉が出なかった。
きくが本気であることは疑うまでもない。今日まで気づかせないよう細心の注意を払ってきたのだろう、だからこれほどにやつれてしまって。そして今、何もかもをさらけ出し、静かに裁かれるのを待っている。
ところがあずみは自分の気持ちがまったくまとめられなかった。きくのためにも旅のためにも、応か否か、はっきりとせねばならないのに。しかし……
「きくは大切だ」
明確に答えられるのはそれだけだ。
「……俊次郎どのが好きだった。……抱かれてもかまわなかった。だが、振られてしまった」
そのときぬくもりをくれたのはきくだった。
「女は抱きしめられて甘えるのが一番幸せだって言ったな。それをしてくれたのは……」
刺客だったのに、仲間を裏切ってまで一緒にいてくれるきく。爺が殺され、勘兵衛様をこの手で殺し、もうひとりぼっちだと思ったときにできた大切な連れ。歩く災厄である身ではなかなか口にできないけれど、約束は、自分にとってもかけがえのないものであったのだ。
「……きくは好きだ。きくとくっついて寝るのも好きだ。でも」
きくの拳が白くなる。
「わからないんだ。男と女のあれをするような好きなのかどうか。違う気もする、そうかもしれないとも思う」
曖昧で誠意のない答なのに、何故かきくは心から安堵したようだった。
「いいよ、そんなこと全然! それより、じゃあ一緒にいてもいいんだねっ?」
「いや、試してくれ」
あずみは間髪入れず告げた。
「俺がどこまできくの気持ちを受け入れられるか。そうすれば俺の心がはっきりする」
312 :
『同道』11:2005/12/24(土) 14:07:23 ID:KId+TeJm
きくは唖然と目を見開く。
「ば、馬鹿なこと言うなよ! あずみは男がどういうもんかわかってないんだっ!」
「……受け入れられなかったら、俺たちは別れた方がいい」
これ以上の道行きはきくを傷つけるものにしかならないということだから。あずみは腹を決めていた。失うかもしれない。それでも宙ぶらりんではいられない。
そっときくの手を取ろうとすれば、渾身の力で振り払われた。
「駄目だ! 俺にはそんな資格ないんだっ!」
――何かが砕け、飛び散った。
「きく。おまえまで……そんなことを」
声が震える。
「一体なんだ、資格って。……俺のことを好きだと言ったじゃないか」
「あ、あずみ……」
「嘘なのか……?」
「違うよあずみ! 信じて!」
きくの叫びは痛ましかった。あずみは声帯を振り絞る。
「だったら……っ」
束の間でいい。――抱きしめて、甘えさせて。
男の精にまみれた汚い口が、とうとう天女の唇を奪ってしまった。
寸前まで罪悪感に押しつぶされていたのに、今では飢えた獣のあさましさだ。切羽詰まった息づかい、甘い唾液が、脳細胞を煮溶かしていく。
夢中になってむさぼり息苦しくなって離れれば、とろけた顔と自分の間の粘ついた銀糸にまた熱が上がった。
その瞳に映ればそれでいいなんて甘っちょろい戯れ言はくそくらえだ!
あずみのすべてを奪って、奪って、奪いつくして、この胸に閉じこめてしまいたい。俊次郎にも左近にも、誰にも渡さない。俺だけのものだ!
きくはようやく本来の自分と向かい合えた気がした。
313 :
『同道』12:2005/12/24(土) 14:09:40 ID:KId+TeJm
「好きだよ、あずみ。心から本当だ。信じてくれるまで一生懸命可愛がるからね」
衣擦れの音が闇夜に響く。あずみの裸体はまだ誰も触れていない輝く新雪を思わせた。冷気のせいか、少し鳥肌が立っている。きくは鳩尾の辺りをそっとなでた。
「できるだけ緊張しないで。俺もある意味初めてなんだよ、余計緊張しちまう。それとももう嫌になった?」
――まだ服を脱がせただけだけど。
少々の揶揄をにじませる。
「……いや、大丈夫だ」
あずみは律儀に返事をした。
いたわる姿勢を見せてはみたが、きくはもはや途中でやめるつもりなどさらさらなかった。それどころか決して拒否させないために、一番抵抗が強いだろう場所をさっさと陥落させておくことにした。
まろやかな乳房をなでながら腿の付け根にすっと指を差し入れる。あずみの顔が強張ったので、ぺろりと耳を舐めてやった。
「……っ、くすぐったい」
そう素直に反応されるとねぶり尽くしたくなってしまう。
「気持ちよくしてあげるから。ちょっとだけ我慢してみて?」
指と同時に舌を進めた。あずみの耳孔を押し広げるようにして舐めあげ、時には最奥まで進入し、時には入り口まで引き上げてちろちろと玩弄する。
あずみは最初こそ笑っていたが、すぐに息も絶え絶えと身をよじった。きくはうっすらと微笑する。解放したように見せかけて、耳の裏に息を吹きかけた。
「んぁ……っ!」
「……可愛い声」
あずみが恨めしげに見上げてくる、その瞳さえ、なんて扇情的な。
きくは忍ばせた指が探り当てた女の花芽を、すっとなぞって軽く弾いた。
「や……っ! ああ」
歯を噛みしめて、くぐもった声をなおも押し殺そうとするあずみ。言われて声を出すのが恥ずかしくなったらしい。
きくは小さく、聞こえるようにため息をついてみる。
「あずみ、拷問じゃないんだ、ちゃんと声を出してくれないと。わからないじゃないか、気持ちいいのか、本当は嫌がってるのか」
潤みだした瞳と、紅潮した頬。力が入りすぎて震えるつま先に、形を変えた胸の頂。それらはすべて愛しいものだけれど、それだけでは満足できない。もっと我を忘れてくれないと。全身全霊でこの指に、応えてくれないと。
「……ちゃんと教えて。今の……気持ちよかった?」
314 :
『同道』13:2005/12/24(土) 14:12:32 ID:KId+TeJm
きくは秘唇の縁をなでてからほんの第一関節、指を差し込み、くるりと回して抜き取った。そしてもう一度、震える突起を指で弾いた。
「ふぁっ! やめ」
閉じたままの太ももに、あふれ出す蜜の恥ずかしい光がしみ出している。
きくはあずみの耳に囁いた。
「両方一緒にしてあげる」
舌と指で、同じ動きを。
逃げを打つ体にのしかかり、鉄のように硬くなった勃起をすりつける。宣言通りにしてやると、あずみは短い悲鳴をあげて、ぴくぴくと体を痙攣させた。
整った顔がよだれに汚れる。性に関して真っ白な相手に急ぎすぎたかもしれない。
あずみが正気に戻る前に、
「……気持ち悪い?」
――罠を仕掛けた。
あずみの首はかろうじて左右に揺れた。
「……男か女かわからない奴に触られてるのに?」
あずみは息をするので精一杯といった様子だったが、それでもうっすらと微笑して。
「きくはきくなんだろ」
「……そう思ってくれるんだ……、じゃあさっきの、ちゃんと気持ちよかった?」
あずみの口が閉ざされる。しばらくしてから、こくりとうなずいた。
「よかった! もう一回してあげる!」
「ば、馬鹿やめろっ……んんんっ! やぁ……っ」
きくにはあずみがああいう聞き方をされれば拒絶できないとわかっていた。もらった言葉はどれも無理矢理引き出したものに過ぎない。それでもとても、嬉しかった。
あふれる熱誠はすべてあずみのもとへ。この手であらゆる喜悦を与えてやりたい。
315 :
『同道』14:2005/12/24(土) 14:14:44 ID:KId+TeJm
脱力したあずみの脚を持ち上げて大きく割り開き、抵抗が始まる前に秘裂の沼に鼻を埋めた。ぬらぬらとしたぬかるみはきくを歓迎してくれた。
「あ……っ、き、きく! 何をしている!」
あずみは慌てて脚を閉じたが、きくの頭を押さえつけただけだった。
「……あずみのここ、どきどきするにおいがする。温かくて、それに……」
「ひゃっ」
「とても美味しい」
ただ一言で、奥からとぷりと蜜があふれ出す。きくはおぼれそうなほど舐めすすったが、舐めても舐めても際限がない。
「んはぁ……っ、や、あぁっ……ん、く、あああっ」
あずみの脚が自然と開いてきたので、膝裏が頭と同じ位置に来るよう押し上げてやった。
「こ、こんな……っ!」
「恥ずかしい? でもさっきの恥ずかしいこと、気持ちよかったろ? ほら、きくを信じて」
「ちが……っ!」
今やぱくぱくと開閉している淫靡な華の上、ちょこんと突き出た突起を弾く。あずみが嬌声をあげるしかなくなったのを確かめて、親指と中指でそろそろと皮をめくりあげる。指が滑って思うようにならなくても、丁寧に、執拗に。
きくは女性器のことをよく知らないが、その部分だけは男と大差ないはずなので、繰り返し愛撫すればあずみを満足させられるだろうと考えた。
ようやくむき出しになった中身をちょんと舌でつついてやる。あずみの体が跳ね上がる。
脚を押さえる役目を膝に回して、空いた方の手で洞窟の中を探索すれば、手のひらに小さな泉ができた。肉襞をほぐすようにかき回し、上の壁を強く押し上げる。
「うあぁぁ……っ!」
きくはうっとりと微笑んだ。
「今の、気持ちよかった? さっきのは?」
聞こえているのかいないのか、あずみの反応は返らない。もしかしたら思考力が溶けたのかもしれない。
「じゃあ両方一緒にしてあげるから、どっちが気持ちいいか教えてね」
上と下から一つの場所を責め続ける。あずみが耳を聾さんばかりの声を出す。
「ほら、どっち?」
内部の収縮を指で感じる。もっと感じさせたい。もっと、もっと!
316 :
『同道』15:2005/12/24(土) 14:17:00 ID:KId+TeJm
きくはすでに気が狂いそうなほどあずみの中に入りたかったが、自分の愛撫に敏感に応えてくれる愛しい体を見ていると、そんなことはどうでもいいような気になった。
次は何をしてあげようか。乳輪をもどかしいほどなぞってみようか、尻のすぼまりをいやらしく侵してみようか。
欲求は次から次へとわいてくる。できることなら髪の毛の一本一本まで愛してやりたい。
耳が弱いなら首筋はどうだろうか、と考えて、あずみが両手で顔を覆っているのに気がついた。
「……っく、うう……ふぇ」
――泣いている。
あずみが泣いている。違う、泣かされている。
きくは途端に頭がくらりとした。
「あ、あずみ……? どうして……? 気持ちよかったろ? あずみ?」
「ばかやろ……っ、おまえなんか……嫌いだ」
――一瞬にして。世界は冷たく重いものとなり、一寸先さえ見えない暗闇の帳に閉ざされた。
「な、なんでっ? なんでそんな……。あずみっ、ごめんよ、ごめんよぉ。どうしたら許してくれるんだ? 言ってよ、俺は一体何をしちまったんだっ」
夢で見た、苦痛の広がる亡者の巣。あずみのいない世界、終わらない悪夢。
きくは戦慄し、あずみのぬくもりにすがりつく。
「許してくれ。好きなんだよ……好きなんだよ……あずみが好きなんだよぉ」
涙の粒がまつげを揺らす。きくは固くまぶたを閉じる。
けして離れないように、腕にしっかりと力を込めれば、華奢な体は身じろぎをして。――まるで鳥が飛び立つように。
「駄目だよ。置いていかないでよ」
きくは懸命に追いすがった。
317 :
『同道』16:2005/12/24(土) 14:19:03 ID:KId+TeJm
しばらくして、あずみが消えそうな声で何事かつぶやいた。
「何? なんて言ったの? もう一回言って! お願いだから!」
きくは汗をかいてあずみの顔をのぞき込もうとしたが、あずみはきくの胸に頭を押しつけてびくともしなかった。
もうしばらくして、今度はかろうじて耳に届く声で言った。
「寂しかった。……きくが、俺の体に夢中で。俺の心は、置いて行かれて。寂しかった……」
「あずみ……」
「あんな怒濤のような快感じゃなくていい」
あずみの腕が背中に回る。きくの心に穏やかな海が広がっていく。嵐のような激情は影を潜めて、ただ愛しさだけがそこに残った。
「……すまん。……好きだよ。でも俺はやっぱり。資格……なかったみたいだ」
きくはあずみを閉じこめていた腕をほどいてやった。
「……もう寝ないと」
しかしあずみが離れない。
「これで終わりなのか? きく」
きくは苦笑する。
「あずみが嫌なことはできないよ」
――今さら言えたことではないけれど。
「続きがあるんだな? まだ俺は嫌じゃないぞ、今のきくなら。……大丈夫だから、続きを頼む。このままじゃやっぱり寂しいじゃないか」
きくは硬直し、逡巡した。ぐるぐると考えたが、自分の中心があずみをあきらめるなんてできようはずもない。でも。だが。しかし。
「本当に、嫌じゃない……?」
「ああ」
結局理性は欲望に敗れた。
それでも今度は優しく、いたわるように、そっと……触れようと思ったのだが、あずみの秘所はすでに充分すぎるほど濡れていたので、胸や尻も弄ってやりたいとか、首筋も責めてみたいとか? 考えて考えて考えたあげく……
「……今度はちょっとかなり痛いかもしれないんだけど、大丈夫……?」
あまりにもおそるおそる顔色をうかがったためか、あずみはきょとんとした顔をした。
318 :
『同道』17:2005/12/24(土) 14:21:49 ID:KId+TeJm
「……男と女は痛いことをするのか?」
「……一番最初はみんな痛いんだ」
きくの心臓が早鐘を打つ。さっき見たあずみの泣き顔が頭から離れようとしない。
「無理はしちゃ……」
「みんながそうなのなら、おそらく大丈夫だ」
きくはごくりとつばを飲み込んだ。
――たっぷりと蜜をまとわせて、そっとあてがう。あとは腰を突き出すだけだというときに、きくは本当にいいのだろうかと躊躇した。
男をくわえてきた自分の、男に嬲られてきた一物が。果たしてあずみの純潔を奪っていいものか。美しいあずみを内側から汚すようなものではないか。
かといって他の男に代わられるのは許せない。そんなことになる前にそいつの息の根を止めてやる。
きくは静かに目を閉じているあずみの頬を軽くさすった。
「……好きだよ。あずみは?」
望んだ答が返るなら――。
あずみはまつげを細かに震わせて、その眼差しをゆっくりとこちらに向けた。
「……うん、好きだ」
きくは同じ意味と信じた。
319 :
『同道』18:2005/12/24(土) 14:23:55 ID:KId+TeJm
「うっ……あああ……っ!」
無数の襞が侵入を拒み、やがて受け入れ、引き込んでいく。温かな粘液の温度は脳に伝わる頃には沸騰するまでになっていて、あらゆる受容器を鋭敏にする。あずみとの境がなくなる様が、つぶさに理解できるのだ。脳神経が焼き切れるような――歓喜。
立ちはだかる脆弱な壁を、きくは二、三秒動きを止めて、一気に奥まで貫いた。
「あぐっ……ううっ、くっ」
愛しくてならないあずみの苦悶。うめきの漏れる口に吸い付いて、固く抱き合ったまま何度もつばを交わし合う。
――あずみのために生まれ変わった。あずみの世界に生まれ変わった。……好きだ。誰にも負けないくらいあずみが好きだ。
「動くよ……?」
きくはゆっくりと腰を揺らめかせた。
「……んっ」
「……痛い?」
あずみは少し考え、首を横に振る。きくは腰で円を描き、徐々に大きなものにする。あずみの内部で存在を主張するように、襞と襞とをかき分けて。自分がひらいた道を指し示すように丹念に。
「あ、……あんまり動かれると、少し……」
「うん」
きくは動きを止めて、いたずらっぽく口づけた。
あずみは目をぱちぱちしたが、やがて華が綻ぶように笑った。
その不思議な瞳には、両方ともきくの姿が映っている。そしてきくの瞳にも、あずみが映っているに違いなかった。
二人は長いこと抱きしめ合い、そのうちのんびりと律動し、また動かなくなって、いつまでも一つのままでいた。
翌朝、まったくもってうぶなことに、きくはあずみの顔が見れなかった。赤くなるわ騒ぐわ逃げ出すわ、それから……怯えていた。
好きだ、と、昨夜は信じられた言葉が、今朝はとんでもない勘違いのように思える。あずみは行為をちゃんと理解してくれただろうか。自分などと最後までいってしまったと知れば、後悔するのではなかろうか。
320 :
『同道』19:2005/12/24(土) 14:25:35 ID:KId+TeJm
きくは長々とうなり声を上げ、やっとのことでつぶやいた。
「俺は女だけど、あずみの前でだけは男で、本気であずみが好きだってこと、わかったよな?」
あずみが首肯する。
「気持ち悪くないか……?」
「いいや。それがきくなんだろう?」
再現された昨夜の会話を、きくは新鮮な心地で受け止めていた。
心は女なのに、体だけは男のもので。女になりたくて仕方がないのに、決して女になりきれなくて。なのにあずみに恋をした。以前はあざむいて殺そうとまでした相手に。
正気を疑われそうになるほどちぐはぐな思考だ。十中八九まともじゃない。だのに。
「そうだよ……それが俺なんだ」
すとんと胸に落ちてきた。
もう迷わない。自分が何者か知る人間がここにいる。ただすべてを見せていたなら、それだけで。
きくは顔を上げてあずみを見た。
「……一緒に旅、続けられるか?」
その返事は――
さて旅籠を出ようというとき、あずみは荷物の中に妙な包みが入っているのを発見した。小さくて軽いものだが、布巾で包んであるうえ紐でぐるぐる巻きにされていて、いかにも厳重に封印されている、といった感じだ。
321 :
『同道』20:2005/12/24(土) 14:27:07 ID:KId+TeJm
「きく、これはおまえの持ち物か?」
一応確かめてみる。互いに心当たりがなければ刺客が忍ばせたということもあり得る。
が、不審物は目にもとまらぬ早さでひったくられた。
「どどど、どうしてっ、かかか、隠してっ」
どもりすぎだが何が言いたいかはだいたい察しがついた。あずみは荷物をかき回し、きくの小物袋に穴が空いているのを見た。
「……なんだ、見られて困るものなのか?」
もう隠し事なんてないと思っていたのに。少しだけ、面白くない。
「行くぞ」
さっさと歩き始めたら、きくが慌てて追いかけてきた。
「ちょ、ちょっと待ってよあずみ! ちがーう! 違うって! これはねー!」
あずみは微笑み、足を止めて振り向いた。
終わり。
コテ記憶を忘れんうちに消すためのレス
前のに感想くれた人ありがとう
323 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 00:07:19 ID:tsdKHOi9
描写わかりにくい、いまいち。
あずみの凛々しさ優しさ、戸惑いや幼さがよく出てるし
きくの行きつ戻りつの心理描写も秀逸だと思う。
エロだけどやさしくほのぼのとした気持ちになれたよ。
ありがとう。
正直うきは編の方が好きだけど、きく編もキャラがそれっぽくて良かった。
是非次は兵介あずみをお願いしたい。
本番まで無理にいかなくてもいいので、
27巻二人で海辺のシーンとか彦虎死んで号泣するあずみを抱き締める兵介のシーンとか、その辺で話膨らませて。
自分も書けたら書く
やるな
328 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 01:36:01 ID:HNVM8Iaa
遣るな
329 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 20:47:35 ID:zRiNrpYa
該当板にあずみスレがないので、あずみのエロ画像をupしようと思うのですが、
いいアップローダー教えてください。up初めてなので、よろしくお願いします。
>>302〜321
遅レスながら、GJ!
きくが死んだ場面読んでからずっとモヤモヤしてた気持ちが
やっと晴れた気がした。
保守
保守
334 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 21:32:33 ID:UPEnmiAg
保守
保守続きでさみしいな
336 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 12:50:36 ID:IMoYjaKm
革新
「書く」「書きたい」って言ってた人たちご存命ですか
待ってるずっと待ってる
掻きたい