武術大会で準々決勝を勝ち抜いた日の夜。
居酒屋サニーベル・インでジンと快飲した後、オリビエは独り残ってワイン
をくゆらしていた。
気分は上々だった。エステルとヨシュアの二人は、オリビエの期待通り自力
で舞台の上に登場してきた。ひょっとしたら、彼の想像以上に重要な役回りを
勝ち取るかもしれない。そのための一つの通過点である武術大会はこれから本
物の強豪が待ちかまえているし、ジンは飲み相手としても申し分なかった。
(ロレントの飲み会は、見てくれは両手に花状態だったけど……あうう)
思い出した途端、背筋にゾッと──うすら寒いものが走った。
注いでも注いでもいっこうに酔い潰れないシェラザートとアイナ。逆にオリ
ビエの方がさんざんに追いつめられ、隙を見て退去しようにも蜘蛛に絡め取ら
れたように逃げられず、二人の美貌が並々と注がれた酒杯と共に迫ってくる様
相は、かえって凄惨さをかき立て――
「あ、あ、あそこでの日々はセピア色の思い出に色褪せるまで封印しといた方
がはよさそうだね……フ、フ、フ……」
オリビエは優雅っぽく前髪をかきあげそうひとりごちたが、その動作にはか
なりぎこちなさがあった。
「……それにしても」
無理にでも思考を変えようと、オリビエは今日の武術大会を思い起こした。
エステルとヨシュアに関わりがあるらしい、《レイヴン》という不良チーム
が相手だったが、なかなかどうして、チンピラ風の見かけによらず手強いもの
があった。
「修行はしたようですが、ボクのように華麗なる武技も戦法も身につけなかっ
たのが敗因だね……」
それにしても――と、オリビエは思う。あの戦いのさなかひときわ鮮烈だっ
たのは、試合場内を所狭しと戦うエステルの溌剌とした姿であった。
荒くれの不良どもを相手に一歩も引かず、むしろ全身に歓びを表しながら喜
々として棒とアーツを自在に駆使し戦い回るその勇姿は、まぶしくすらあった。
「短い間にずいぶんと成長したもんだ……。フフ、あれだけ純粋に明るく楽し
く舞うように戦う人間を見惚れずにいるのは難しい……しかもそれが若い女の
子とくればね。色気はまだまだだけど、あの溢れるぐらいの健康美は十二分に
堪能しがいがある」
酔いの勢いもあってか、想像がそれ以上に進んでしまう。確かに色気は全然
ない。だがもし、遊撃士としてもう幾つもの激戦を潜り抜けて鍛えてきた、あ
の瑞々しく均整のとれたしなやかなからだを抱けるとしたら、その心地よさは
いかばかりであろう……。
(ヨシュア君が本当に羨ましいな。エステル君は磨けば必ず光る素材だよ。あ
の健全そのものの肌をもしこの手で抱けるとしたら、どれだけ好い声で鳴いて
くれることだろうか……フフフ、あの快活に輝く瞳がボクの腕の中で淫蕩に煙
るようにして喜悦の深みへと堕ちていったら――)
思わず下半身が熱くなってしまう。
確かにエステルは女性として食指の動く方ではない。しかしそれを補って余
りある、人を惹き付けるような人間的魅力がある。少女としての可愛いらしさ
もある。また、単純で騙されやすい。舌先三寸を一つ二つ駆使すれば簡単に丸
め込めてしまいそうだ。そんな隙の甘さに、ついついイケナイ心が動いてしま
うのだ。もっとも、いつもただ想像を巡らせるだけで終わらせるのだが。
「――おっといかんいかん。またしょーもない妄想をしてしまった。酔いが回
りすぎたかな」
頭を振った。その時突然、
「あ、やっぱりここにいたんだ」
と、聞き慣れた声があり、照明で散らされた薄い影がテーブルに差した。
「へ?」
彼が顔を上げると、そこには彼が今まさに想像していた人物――エステルが
立っていた。
「おお、これは麗しの姫君。我が魂の安息所へようこそ。気が変わって一緒に
飲もうということかい? しかしあいにくジン殿はもう退去してしまってボク
しかいない。いや、むしろ好都合と言うべきか?」
「なに変なこと言ってんのよ。飲みに来たんじゃないの。ていうかわたし未成
年だし。あなたに用があって来たのよ」
「おお、そうなのか。しかし、ボクの愛しき王子様の姿が見えないね。珍しい。
どうかしたのかい?」
「ヨシュアはもう寝たわ。ひとりで来たの……ちょっと個人的な事だから」
「ふうむ」
オリビエは口に運ぼうとしていたワイングラスをテーブルに置き、目元にわ
ずかだが素面を取り戻した。
「というと……プライベートな相談とか?」
「ま、まあね……」
なぜか視線を泳がすエステル。
「ふむ……どうやら、キミにとって大事な話らしいね。しかしこの通り、ボク
は酒が入っている状態だけど、それでもいいのかい?」
エステルはコクリと頷いた。「仕方ないわ。思ったより酔ってなさそうだし。
それに今、相談できそうな人はあなたぐらいしかいないんだもの」
「なんか引っかかるが……いいでしょう。キミさえその気なら、この頼りがい
ありまくる胸をいくらでも貸してあげよう」
「あ、あはは……ありがとう……大丈夫かな……」最後の方はボソボソと小声
だった。
「ん? 何か?」
「な、なんでもない」
と言いながら、エステルはオリビエの向かいに座った。
オリビエは儀礼的にワイングラスを持ち上げて、「飲む?」と示したが、エ
ステルは首を振る。
「だから飲まないってば〜」
「フ、これは失礼。酒席を共にする人に杯を勧めるのは、半ば義務と化してし
まっていてね。人間、酔ったほうが気分が楽になる時もあるというものだし」
すると、エステルは考える目つきになった。
「そうなんだ……」エステルはオリビエの手の中にあるワイングラスをじっと
見つめた。「……じゃあ、ちょっとだけ貰おうかしら」
「うん?」
オリビエは少し驚いて眉を上げた。本当に飲む気になるとは思わなかったか
らだ。
(……夜中に独りでこっそりと、プライベートな相談をしに、か……)
オリビエは給仕を呼んでグラスをもう一つもってこさせると、そこに赤ワイ
ンを注ぎながら、
「うーん、エステル君らしくなく、なにやら深刻そうな悩みを抱えてるみたい
だね」
と、ちらと少女の表情を見た。ありありと動揺が走った少女の顔。
「え……そ、そんな風に見える?」
「普段はもっとはきはきしてるじゃないか。その落差を考えれば、けっこう深
い悩みかもしれない、と推察するのは至極当然のことさ」
「なるほど……意外と鋭いのね。相談しに来て正解だったかも」
「フフ、キミはボクを大いに誤解しているようだね。天はこのオリビエ・レン
ハイムをこよなく愛し、才を一物も二物も与えてるのさ。ああ、げに恐るべき
は我が天賦の才……」
「もう、あたし本当に悩んでるんだけど。もっと真面目に聞いてくれない?」
エステルの抗議をフッと柔らかい笑みに包み、真顔に戻るオリビエ。
「それはすまなかった。ボクも本当に困っている人を茶化すような事はしたく
ない。その辺はちゃんとわきまえてるつもりさ。じゃーそれでは、人生の酸い
甘いを噛み分けたお兄さんが、青春まっただ中のうら若き少女の悩みを聞いて
あげようじゃないか。どーんときなさい」
と、胸を張って叩いた。
「ほ、本当に大丈夫かなあ……」
そう言いながら、エステルはワイングラスを取った。ちょっとおっかなそう
に傾け、わずかな量を喉に流し込む。
「どうだい、このワインの味は?」
「ん……まあまあね……ていうか、美味しいかも……」
「そうだろうそうだろう。ビンテージ物だからね。喉ごしはあくまで天鵞絨の
ように優しく、恋する乙女のように甘く切なく、かつ口の奥まで広がって消え
ない豊饒の味わい……気分を落ち着けるにはピッタリの美酒さ。いや、それに
してもエステル君はお酒飲めたんだね」
「よくシェラ姉やアイナさんの酌してたから、そりゃ少しは覚えあるわよ。で
も、お遊びでちょっと試したことがあるぐらいだから、下戸じゃないって程度
よ?」
「ハハハ、いや、それが普通だよ。普通に飲むのが何よりさ、普通がね……」
本気で安心したように、フウとため息をつくオリビエ。心なしか弱々しく映
る。そんな姿を、エステルはなかば同情したような憐れみの瞳で見つめた。
「ま、まあそれはいいとして……」オリビエは何かを振り切るようにザッと顔
を上げた。「キミの悩みの方だが、大体予想はつく……ヨシュア君とのことだ
ろう?」
エステルはびっくりして目をまん丸にした。「な、なんでわかるの!?」
「ハハ、嘘がつけないね」と、グラスを持ち上げながらニッコリ笑うオリビエ。
「で、彼とはどのぐらいまで進んでるんだい?」
ボッと火がついたように、エステルの顔が真っ赤に染まった。
「な、なに言い出すのよ!? ど、どど、どれぐらいってなんのこと……!?」
「ありゃりゃ。しかし、ボクと別れてからも二人はずっと一緒だったんだろう?
何か進展はなかったのかい?」
「あ、あたしとヨシュアは家族だから……そ、そんなこと全然……!」
「んん〜?」
じゃあ何の相談だ、とオリビエは思ったが、
「それなら、ヨシュア君と喧嘩してるとか……でも、二人がぎくしゃくしてる
ようには見えなかったけど。むしろ、前にも増して息が合っているよ」
「ほんと?」
「ああ、保証する。エステル君とヨシュア君は、どんな組み合わせよりも素晴
らしい最高のコンビさ」
エステルにパアッと嬉しそうな笑顔が広がった。が、すぐにしょんぼりして
視線を自分の膝の上に落とす。
「うん……ヨシュアとは問題なく……うまくいっているわ……これまで通り仲
の良い兄弟としてね……そう……これまで通り……」
エステルが言葉を切ると、しばしの間、テーブルに沈黙が降りた。
「……なるほど……」
かすかにうなづくオリビエ。
「短い間とはいえ、ボクもキミ達二人を見てきた人間だからね。エステル君と
ヨシュア君の微妙な関係は理解したつもりだし、キミの悩みはわかるような気
がするよ」
恥ずかしそうに頬を染めるエステル。
(色恋とは無縁な子だとばかり思っていたけど、なかなかどうして、エステル
もようやくそういう方面に興味が出てきたというわけだ。女の子としては遅す
ぎるぐらいだけど、まあ……彼女にしてみれば早い方かもしれない)
「正直言うと……あたしも自分自身の気持ちがよくわからないの……本当にヨ
シュアのことが好きなのかなって……家族としての愛情と履き違えてるんじゃ
ないかって……とても怖くなる時もあるの……」
「キミ達の場合は事情が複雑だからね。お互いに大事な家族として想い合って
るようだし、気持ちは理解できるよ。でも、彼を異性として意識するのは別に
間違っちゃないと思うよ。血は繋がってないんだし、同性のボクから見ても、
彼は男として申し分ない素養の持ち主だ。さすがにボクには敵わないが、将来
いい男になるよ。彼を射止められる女性はさぞや幸せだろうね」
「そ、そう思う? エヘヘ、そう言われるとなんだかあたしも誇らしい気持ち
になっちゃうな」
「キミからしか見えないヨシュア君も、いいところをいっぱい持ってるんだろ
う?」
「もちろんよ!」
そうハッキリ答えるエステルの顔は、まるで陽春の輝きを放つようであった。
オリビエはまぶしそうに目を細めて微笑んだ。
「外側にいるボクの立場から意見を言わせて貰うと、エステル君とヨシュア君
が結ばれるのに邪魔な歯止めは何一つとしてない。まさにお似合いの男女だ」
「ありがとう。でも……」
またシュンとするエステル。
「ヨシュアの方は、あたしのことを家族や兄弟としてしか見てないみたいなの
……二人きりで旅する時間も多かったんだけど、それもむしろ家族としての想
いが強くなったみたいで……それはそれですっごく嬉しいんだけどね……」
と、寂しそうな微笑みを浮かべながら語った。
「そうか……」
空になった自分のグラスを満たしながら、オリビエは言った。
「それに対して、キミは今回の旅でヨシュア君のことが一人の男性として好き
になってしまった、というわけか……。すると……重要なのは、キミ自身がど
うしたいか、だね」
「あたしが……?」
「そう。キミ次第だ。家族だからどうとか、ヨシュア君がどう思ってるかとか
は問題じゃない。彼にその気がないのだったら、キミがその気にさせるしかな
いんだ。キミがヨシュア君と結ばれたいのか。それとも結ばれなくてもいいの
か。あるいはこれからも兄弟家族としての関係でいたいのか。それが重要だ。
キミ自身が望む道を決めるといい。どの道も間違っちゃいない」
「あたし自身が道を決める……」
「自分の気持ちに正直になって選ぶといいよ」
「あたし……あたしは……ヨシュアと……」
「……結ばれたい?」
オリビエが確認するように訊ねると、かすかに、だが確かに頷くエステル。
「そうか……ま、それが一番だとボクも思うよ」
「でも……ヨシュアはあたしを家族としてしか思ってない……好き、なんて告
げたら……」
「関係が壊れて彼が離れていくかもしれないのが……怖い?」
「うん。そんなの絶対にやだよ……」
「だとしたら、その気にさせるしかない。振り向かせるしかないさ」
「えっ……?」
「まずは彼に気付かせるのさ。異性としてのキミをね」
「でも……どうやって?」
「う……。……うーん」
本当の意味での問題は、まさにそこだった。気持ちにレールを敷くのは出来
る。だが、これは……。
「ね、ちょっと立ってみてくれないかい」
「え? う、うん」
エステルが素直に従って立ち上がると、オリビエはしばらく眺めた後、「今
度は後ろ向いて」と注文する。
戸惑いながらもくるっと半回転し、オリビエに背中を向けるエステル。
「な、なんか他のお客がこっち見てるよ。恥ずかしい……」
「フフ、注目されるのは悪いことじゃないさ」
オリビエはエステルを「観察」した。
胸は……お世辞にも膨らんでいるとはいえない。戦闘するには動きやすい大
きさだろうが、この部分で女性らしさをアピールすることは難しいだろう。腰
つきや臀部はまあまあ育っているものの、やはり未成熟といっていい。ボディ
バランスは見事に整っているが、総合的な外見でエステルを女性として見るに
は、かなり無理しなければならない。遊撃士になるために普通の娘とは違う育
ち方をしたのを差し引いても、女として見られるようになるのは、まだ当分先
の話だろう。
しかし、だからといって見目が劣るわけでは決してなく、16歳という青い
器も充分に魅力的なものだった。
「な、なにジロジロ見てるのよぅ」
と、エステルは居心地悪そうに身じろぎした。
「いや、女らしさを測るための目視点検さ」
「そ、そうなんだ。ところでもういいかな……立ちっぱなしもけっこう恥ずか
しいんだけど……」
「ああ、お疲れ様、もう座っていいよ。うーん、それにしても……」
オリビエは考え込むような顔つきをしながら腕を組んだ。
しかしその実、心の中でひそかにため息をつく。
前にも本人を前にして言ったような気もするが、素材は悪くない。それにま
だ成長過程の年齢だ。エステルのような娘に惹きつけられる若者も、どこかに
必ずいるだろう。いや、今日の武術大会でのエステルの活躍を見て、彼女の勇
ましさに惚れた男の一人や二人ぐらいいるはずだ。ただ、女としては……
「ハア……」
「な、なにため息ついてんのよ」
「いやね……こればっかりは、すぐに解決する妙案などないし、かといって今
のままじゃダメだろうし……」
「ダ、ダメって……なにが?」そこはかとなく不安そうなエステル。
「ウウーンンン……! ……エステル君、キミはキミ自身、女性的な魅力があ
ると思うかい?」
「え"ッ……」言葉に詰まるエステル。「そ、それは……えーと……つまり……
その……オリビエから見ても、あたしにはその……無い……ってこと……?」
「……まあ……ありていに言えば……そう」
「ううう……!」
一気に落ち込むエステル。
「こう想像してみればハッキリ実感できる。例えば、今のままのキミでヨシュ
アにアタックする。……さて、女として彼の気を引ける自信はあるかい?」
「な、無い……」
エステルは情けない顔つきで力無く首を振った。
「だろうなあ……しかし、こればっかりはどうにも……キミ自身が変わるしか
ないねぇ……」
「う"〜……でも……今更どう変われと……遊撃士としての仕事もあるし……
大きな事件に首突っ込んでるし……そもそも、どうやったらいいかもわからな
いよそんなの……」
二人はそろってため息をついた。
微妙に重苦しい時間がしばらく続いた。
(相当にエステル君は悩んでいるようだねえ……)
目の前でしょんぼりとうなだれているエステルを眺めながら、オリビエはし
みじみと思う。この即断即決直情娘がここまで吹っ切れずに悶々としていると
いうのは、かなりのものといっていい。彼女にとって、ヨシュアという少年は
それほどまでに大きな存在なのだ。心の奥底まで根付いた想いなのだろう。あ
るいは、家族の絆が捨てられないのかもしれない。
この少女ほど色気のある話が似合わない娘も居ないだろうな〜、などと思っ
ていたが、ところがどっこい、エステル・ブライトはちゃんと女としても育ち
つつあるのだ。
自分が離れていた期間はそれほど長くなかったはずだが、とオリビエは頭の
中で日数をかぞえてみたが、この年頃の若者が少し会わなかっただけでまった
く違う貌を見せるというのは、有り得るような気がした。
(それにしても……。……これは面白くなってきたね……)
心の中でそうほくそ笑むオリビエ。
これは、ひょっとしてチャンスではないだろうか──うまくすれば、エステ
ルを──
あと幾節か歳が巡れば自然に匂い立ちながらほころび咲くだろう、膨らみは
じめたばかりの青い蕾。しかし今、手を加えてその時期を早めることは──エ
ステルの年齢を考えれば、決して尚早ではない。まだ穢れをしらない純真でし
なやかな体と心に、性の悦びを刻み込んでいく──
カッと体が熱くなる。
(エステル君を立派な『女』に仕立て上げてから、ヨシュア君に渡すのも……
悪くない……フフ……フフフ……)
ムクムクと、彼の心の奥底で、何か黒いものが起き上がり蠢いていた……
エステルのグラスの中身がだいぶ減った頃、
「……よい方法がないわけじゃないよ」
と、ふいにオリビエがポツリと呟いた。
「えっ」
エステルの顔が持ち上がり、すがるような表情。
「ホント!?」
「ああ。即効ではないが、その方法ならわりあい短期間で女らしいところが生
まれるかもしれない。恋愛の武器に使える副効果もある。ただ……」
「ただ?」
「それを実行するには、ボクのやることを全面的に信頼して従ってもらわなけ
ればならない。ボクとキミ、お互いの深い結束が必要なんだ。それなりの覚悟
もいる。それでも構わないなら、エステル君の女らしさを向上させる『ヨシュ
ア♥エステルのラブラブ大さくせ〜ん(原案協力:オリビエ・レンハイム)』
を提案するのにやぶさかじゃないよ」
「やる! やるやる!」
ワイングラスを掴むと、ぐっと一息に飲み干し、跳ねるようにエステルは立
ち上がった。興奮で目がキラキラと輝いている。
「お願いオリビエ! 作戦名は長くて変だけど、あたし頑張るから! 信頼す
るって!」
「そ、そうかい。いいネーミングだと思うけどなあ……まあいい、キミがそこ
までやる気なら、早速始めようか」
「え……今からできるの?」
「むしろ好都合だよ。じゃ、場所を移そうか」
「う、うん」
そうして、二人は居酒屋サニーベル・インを後にした。
「ここって……」
エステルは驚いてその建物を見上げた。
無理もない。
オリビエが案内したのは他でもない、そこは、彼女の泊まっているホテル・
ローエンバウムだったからである。
「まさか、あなたもここに泊まってるの?」
「いや、ボクが泊まっているのは別のところさ。今日はもう遅いし、同じホテ
ルなら帰りの心配をしなくていいじゃないか」
「あ、な〜るほどね。あたしの都合考えてくれたんだ。ありがとう、オリビエ」
「ただし、部屋が空いてなければ残念、教習を始めるのは明日からだ」
「わかったわ」
オリビエがロビーの受付で確認すると、幸いなことに昨日の予選に敗退した
チームが引き払った部屋が空いていた。オリビエが受け取ったキーには、「1
03」と書かれていた。
「この階だね。エステルが泊まってるのはどこだい?」
「201よ」
「一階上か」
「教えてもらう立場だし、部屋代はあたしが払うわ」
「いやいや構わないよ。ついでに泊まればいいしね。じゃ、行こうか」
二人が入った部屋は、室内の装飾や調度などエステルの部屋とほとんど変わ
らない作りだった。
オリビエは部屋の真ん中でざっと室内を眺め渡すと、満足げに頷いた。
「さすがは王都で一番大きいホテルなだけあって、格式ある優雅な雰囲気だね。
趣味もいい。ボクに相応しい寝室だ……ところで、エステル君はもうお風呂に
は入ったかい?」
「うん、出る前に」
「そうか。ボクはまだ入ってないから汗だらけでね。悪いけど、始める前に入
浴させて貰ってもいいかな?」
「別に構わないわよ」
オリビエは浴室のカーテンを閉める時、
「覗かないでね☆」
と、茶目っ気たっぷりにウインクを送った。
「……あのねえ……」
エステルはこめかみを押さえ、
(こういうとこさえなければもっと頼もしく感じられるのに、ハァ……)
と、呆れながらベッドに腰を下ろした。
「お待たせ〜」
と、さっぱりした陽気な声とともにオリビエが出てきたのを見た時、エステル
はギョッと固まってしまった。
腰にタオルを巻いただけの半裸。細身ながらも引き締まった白い裸体が、風
呂から上がったばかりで血行よくほのかに染まっている。
「ちょ、ちょっとオリビエ……目のやり場に困るんだけど」
と、目を逸らす。
「いや〜湯上がり後はこうやって体を冷やすのが気持ちいいんだよ。別に恥ず
かしがらなくてもいいじゃないか。男の半身なんてよくあることだし」
「ま、まあそうだけどさ……」
「悪いけど、しばらくこのままで居させて貰うよ」
「う〜……仕方ないわね……」
ベッドは二つ並んでおり、エステルは廊下側のベッドに座っていた。オリビ
エは向かい合うようにしてもう一つのベッドに座った。
「お、フカフカ♪ さぞやいい夢が見られるだろうねえ」
「うん、気持ちよくぐっすり眠れるわよ」
「それは楽しみだ」
「ね、ねえ、それより……あたし、本当に女らしさなんか身につけられるのか
な……? 正直、そっちの方面は苦手っていうか自信ないっていうか……女の
子らしいことなんて全然したことないから、よくわかんないんだよね……」
「ヨシュアの気持ちを変えたいなら、まずは自分を変えないとダメさ。さっき
も頑張るって言ってたじゃないか。なあに大丈夫、ボクに任せてくれれば、自
然に女らしくなっている自分に気付く時が来るよ」
「そうなんだ。うん……ありがとう。頑張るからよろしくね、オリビエ」
「承った。じゃ……まずは再確認から。第一に、エステル君はヨシュア君と男
女として好き合いたいと願っている……だね?」
「改めて言葉にすると、なんかこっ恥ずかしいけど……その通りね……」
「まあ、その辺キミ達の関係は独特だからねえ……だが、そういう想いがある
のは確かなんだろ?」
頷くエステル。頬は真っ赤になっていた。
「ははは、青春だねえ……よし。じゃあ第二に、エステル君が今どれぐらい女
性的魅力が備わっているか、だが……。ボクはこの麗しき美貌のおかげで多く
の女性たちと付き合い、華やかなゴシップを数知れず流したものだが、その豊
富な経験から言わせて貰うと、さっきも言ったとおり……キミの名誉にかけて
決してブスではないんだが……皆無だ」
「何度もそうハッキリ言われると、正直ヘコむわ……」
顔を悲しげにゆがませるエステル。
「現状確認にすぎないから今は我慢してくれたまえ。第三に、ヨシュアの気持
ちだ。彼はキミのことを家族以上には想っていない、というのは……そうなの
かい?」
エステルは辛そうな顔で頷いた。
「ハッキリ言ったもの。家族兄弟として助けになりたい、って……」
「フゥム……そうなると、やはり。エステル君の女らしさを開花させ、彼にキ
ミの女性的な面を見せて惹きつけなければ、何も始まらないな……よし、再確
認終わり。さて、エステル君」
「うん」
「さっそくだが、服を脱いでくれたまえ」
「……へ?」
一瞬、キョトンとするエステル。
「え……今なんて……?」
「いや、だから服を脱げと」
「えええ!? な、な、なんでよ!?」
エステルは真っ赤になり、かばうように自分の体を掻き抱いた。
「あのねえ、エステル君……」呆れたようにため息をつくオリビエ。「ボクを
全面的に信頼してくれと言ったよね?」
「それと服を脱ぐことにどういう関係が……」
「覚悟がいるとも言った。いい方法とはいっても簡単に出来ることじゃないし、
一朝一夕に身につけられるものでもない。キミを女らしくさせるためには、そ
の体に直接色々と教え込む必要があるんだ」
「え……えええ〜……」
「ちなみに何をやるかというと、まずは服を全部脱いで貰ってキミのネイキッ
ドを隅々までチェックする。素材を生のままの状態で確認しないと、具体的な
対策も立てられないからね」
「ぜ、全部脱ぐの……!?」
「そう。この際言っておこう。これから起こることは、たぶんほぼ全てがキミ
にとって未知の世界だ。経験のないキミにとっては恥ずかしい事ばかりだろう。
荒療治といってもいいから、次々と降りかかる驚きと衝撃に心は混乱し、恥辱
の極みに達するかもしれない。だが、それを耐えなければ光は見えてこない。
武術だってそうだろう。最初は不可能だった術技も、修練を積むことによって
成功させられるようになる……それと同じだ。その辺をどうか理解して欲しいな」
「そ、そうなんだ……くくく……わ……わかったわよ……脱げばいいんでしょ
……脱げば……!」
不承不承、エステルは立ち上がると、おずおずとジャケットに手をかけた。
「……あっち向いててよ」
「いや、ダメ。もう特訓は始まっている。男であるボクに見続けられながら脱
ぐんだ」
「そ、そんなあ〜……」
(見られながら服を脱ぐだなんて……そんな……)
エステルは恥ずかしさで耳まで赤くなりながら、ぎこちない動作でジャケッ
トを脱ぎ、ベッドの上に投げた。
「次はスカートかな」
「……!」
一瞬、逃げようか――という考えが頭によぎった。こんなことになるなんて、
思いもよらなかった。
でも、とエステルは戸惑った。
ここで逃げたって何の解決にもならない。ヨシュアは今のまま、家族として
あたしを大事にしてくれるだろうけど、それ以上には想ってくれない……。そ
れに、オリビエはあたしのためを思って協力してくれているんだ。飛行船行方
不明事件の時もそうだったけど、いざという時には頼れる存在になってくれる
奴なのかもしれない。いえ、あたしもそう考えたからこそ、オリビエに相談し
に来たんだし……。
エステルは緊張を抜き取るように深い息をはいた。
「じゃ、じゃあ脱ぐね……」
「覚悟したようだね」
エステルのスカートは機能性が重視されたデザインで、激しい運動でも簡単
に脱げ落ちないようベルトでしっかりと固定されている。そのベルトのバック
ルをいじって留め金を外し、ゆるめる。
指が離れると、普通のものより重みのあるスカートはストンと床に落ちた。
ノースリーブの素っ気ない白いシャツと黒いスパッツという、色気よりもス
ポーティーさを感じさせるラフな姿になったエステルは、落ち着かなそうにモ
ジモジと身体を動かした。
「ね、ねえ……本当にこっから先も脱がないといけないの……?」
「今、エステル君は男のボクに見られながら脱衣することで、緊張と羞恥を覚
えているね?」
「あ、当たり前じゃない」
「いやいいんだよ、それで。他人の、しかも男の目が気になるのは、女として
の自覚がある証拠で、好ましい傾向だ。羞恥心は女性らしい心理の主な性質。
恥じらう乙女は特に可愛いものだ。そこに男は惹きつけられる」
「じゃあヨシュアも……なのかな?」
「男だったら多かれ少なかれ、必ずそそられるとボクは確信するね。ただ、ヨ
シュア君の場合はだいぶフェイスガードが固そうだけど。それを突き崩すのは
並大抵の努力じゃいかないよ。だから当然、その下も脱ぐんだ。もっといっぱ
い恥ずかしさを覚えて貰うためにもね」
「えええ〜!?」
「お遊びじゃないんだ。ボクのやり方に不満があるんだったら、これで帰らせ
て貰うよ」
オリビエはそう言って腰を浮かそうとした。
「ま、待って! わかったから……脱ぐから……!」
「オーケイ♪」ベッドに座り直すオリビエ。「恥ずかしがらずに、なんて言わ
ない。大いに恥ずかしがりながら脱いでくれたまえ」
「ううううう……」
恥ずかしさで半泣きになりながら、エステルは靴を脱いでスパッツに手をか
けた。この下はもう……下着しか着けていない。
下着姿なんて、ヨシュアにも見せたことがなかった。一回だけ、エステルの
着替え中に知らずに部屋に入ってこられて見られたことはあるが……あの時、
ヨシュアは即座に後ろならえで部屋から飛び出、扉の向こうから平謝りに謝っ
てきた。ヨシュアらしいというか何というか……沸き上がろうとしていた怒り
はすぐに消え、そこまで焦ることないのに、とエステルは可笑しくなった記憶
がある……。それからというもの、ヨシュアは必ずノックをするようになった。
そしていつしか、本当の兄弟のように、いくら薄着になっても動揺を見せな
くなったヨシュア……。
スパッツがずり降ろされ、脚から離れた。淡い萌葱色のスポーツパンツを隠
すように、エステルはシャツの裾を引っ張った。顔はもう真っ赤っかだ。
オリビエはニヤニヤと笑みを浮かべながら、その様子を眺めている。
「そう、その恥じらう感じだ……あ、靴下も脱いで……そうそう、素足の乙女
いいよいいよー」
覆うものが何もなくなり剥き出しになった脚を、恥ずかしそうに交差させる
エステル。
「あ、あたしの脚って太いでしょ……腕もそうなんだけど……他の娘(こ)と
かってもっと細くてすらっと……きゃ!」
可愛い悲鳴が上ったのは、オリビエがエステルの足元にかがみ、太腿やふく
らはぎなどを触ったり揉んだりしはじめたからだ。
「な、なにするの……!?」
「いや……ブレイザーの仕事をこなしてるだけあって、身体の重みをしっかり
と支えられるしなやかで強靱な脚だ。柔らかく弾力のある筋肉、すべすべで張
りのある肌、脚線美も充分。卑下することはない、自慢できる素晴らしい脚だよ」
「あ、ありがとう……でも……」
エステルの戸惑ったような声。
オリビエの触診する手が徐々に上がってきて、裾をめくって腰の辺りまで触
れてきたからである。
「あ……ちょっと……!」
股間の正面にオリビエの顔がある。
(は、恥ずかしすぎるよう〜!)
あまりの恥ずかしさに、からだがカーッと火照ってくる。
「脚は付け根まで見ないとね。……おや? 震えてるね」
「だ、だって……!」
「いや、いいんだよ。ここまで男に間近から見られて、気分が昂ぶらないほう
がおかしい。しかし、今のボクは男であると同時に教官だと考えてくれたまえ。
ボクはこれがエステル君のためになると信じてやっている。だから、キミもボ
クを信じて身を任せて欲しいな」
「う、うん……」
(おお……!)
コクリと頷いたエステルの、目の端に涙を溜めた、なんという可愛らしい仕
草……! いつもの元気溌剌な姿とのギャップとも相まって、オリビエの昂奮
を掻き立てる。
「いいよエステル君、その調子だ。どんどん良くなってきてる。さあさ、次は
シャツもだ」
エステルは震える手でシャツの端に手をかけ、裏返しで脱いでいく。長いツ
インテールが狭そうにネックを潜り抜けてブワッと滝のように広がると、つい
にエステルはブラとパンツを付けただけの姿になった。
パンツと同じ色柄のスポーツブラに包まれた膨らみは控えめといってよく、
お尻もやや肉付きにとぼしかったが、背すじはスラッと伸び、どこにも余分な
ぜい肉はついておらず、自然にバランスがとれた美しいボディラインであった。
オリビエはすっくと立つと、エステルの背後に回った。
「な、なに……きゃ!」
オリビエの体が後ろからピタッと密着してきたのである。オリビエもタオル
一枚の姿なので、直に肌が触れあってしまう。エステルの体温はますます騰が
り、動揺を抑えようとして頭の中がパニック状態になった。
「あ、や……あ……!」
「検査はこれからが本番だ。じっとしててくれたまえ」
そう言うと、オリビエはエステルの腕や肩、脇腹などをまさぐり始めた。
「え……あ……や……!」
「ウン、上半身も背がシャンとしてて、均整がよくとれてる。ただ、ここはも
う少し厚みがあった方がいいね」
エステルが、「え?」と思った時にはもう、それは起こっていた。
オリビエの手が背中に回り、「プツッ」と軽い音がすると、エステルの胸を
覆っていたブラジャーが外れて落ちていったのである。
「やっ……!?」
エステルが反応する間もなく、すばやく前に移ってきたオリビエの手が、高
いとはいえない丘陵を両側からくるむように包み込み、なぜ上げていく。
「あ……や……ちょっ……!?」
「おっと、暴れちゃダメだよ」
エステルが身じろぎしたが、オリビエの手は吸い付いたように離れず、動き
が繰り返され、本人の性格と比べてずっと大人しい双つの乳肉が、小波を打つ
ように上下に動いた。
「男って生き物が重要視する女体の最たるポイントは胸なんだ。人によって趣
向は異なるが、通常は標準以上のボリュームがあった方が男は悦ぶし、見栄え
的にもいい」
オリビエは揉み続けながら言葉を継いだ。
「エステル君の場合はちょっと肉厚が不足しているけど、乳房を支える胸筋は
発達しているし、こうしたマッサージで定期的に刺激を与えることによってボ
リュームも増していくよ。ん? どうしたんだい?」
「あ、あの……そこ……あんまり弄くらないで……くすぐった――あ……!」
「え、ここ?」
オリビエはエステルの乳輪をくすぐり乳首をつまんで軽く引っ張ったりした。
途端、エステルのからだがビクリと震える。
「ハァンッ!」
「お、いいね、いいよその反応」オリビエはエステルの背後でいやらしい笑み
を浮かべた。「感度も大切だ。よく感じてくれる女に男は夢中になるものさ」
「あ、あぅぅ……な、なんか、変……今の……」
「ああ……こういった経験は初めてなんだろ?」
エステルが頷くと、オリビエは心中で小さく快哉を上げた。本当にエステル
とヨシュアはちっとも進展してなかったのだ。エステル自身も純真そのもので、
変なことは覚えていないようだ。
(これは……意外とあっさりと騙せるかもしれないな……)
一人の何も知らない純な娘を汚し、自分色に染め上げられるかもしれない……。
たまらない愉悦をオリビエは感じた。
(ヨシュア君、エステル君のからだはいただくよ……)
「さっきも注意したけど、エステル君にとって未知の世界だ。慣れるまではボ
クの手ほどきだけが道しるべと思って、信じて身を任せてほしい」
「う、うん……」
オリビエはエステルの腰に腕を回して引き、ゆっくりと後ろのベッドに倒れ
た。羽毛の高級ベッドは、二人分の体重を受け止めて柔らかく沈んだ。
エステルのからだを乗せたまま、オリビエは胸の愛撫を続けた。
「女の子は男の子にこうされると、気分が高まってしまうものなんだ。決して
変なことじゃない。しばらくは自然体で弄られるままに感じていて……」
「は、はい……ん……んん……」
オリビエがしばらく揉んだり撫でたりしていると、徐々にエステルのからだ
に熱が帯びていくのがわかった。
「ん……ん……あ……は……」
さらに滑りがなめらかになりはじめた。エステルの肌が上気し、うっすらと
汗が浮いてきたからである。
(あ……? おしりになんか当たってる……?)
それはオリビエの勃起したペニスだったが、性知識に乏しい少女には何なの
か解らず、その熱く固い感触が妙に気になったが、今はそれよりも胸の方が抜
き差しならぬ事態になっていた。
(あぁ……なんか……へん……くすぐったいけど……あん……)
「どうだい、エステル……胸はどこを触られると特に感じる?」
「あ……あぁ……」少女の唇がわななきながら動く。「ち、乳首触られると…
…あぁ……!」
「じゃあ、乳首を丹念に責めてあげよう」
オリビエは上下を逆転させ、エステルに覆い被さると、なだらかに膨らむ丘
の頂上にある可憐な蕾を口に含み、コロコロと転がすように舐め回した。もう
片方も親指と人差し指でクリクリと柔らかく揉みしごく。
「ひゃぁんッ!」思わずエステルの口から気持ちよさげな声が上がる。「だ、
だめぇ……! あ、ああ、あ、ひ、あぁ……! お、おかしくなっちゃう……!」
「気持ちいいかい?」
「う、うん……変なのに……体にしびれが走ったみたい……!」
「正常な反応だね。いやむしろ良好だ。それでいいのさ。初めてで怖いところ
もあるだろうけど、どんどんと今の気分を覚えていくんだ。からだに吸収させ
ていくようにね……」
「は……はい……」
すっかり素直に頷くようになったエステルを見て、オリビエは内心ではほく
そ笑み、外面では教官が教え子の態度に殊勝さを認めたように頷き返した。
「よしよし。エステルは覚えが早くていい子だ。じゃあ、続けるよ」
オリビエはさらに愛撫の手を広げた。脇、首筋、耳元、背すじ、脇腹、腰…
…下半身以外で女体の弱い部分を重点的に責める。敏感なところをまさぐられ
る度にエステルのからだは揺れ、震え、あるいは跳ねた。最初はくすぐったそ
うな感じで、「やだぁ」とか、「いや……」などと我慢できずに身体を逃がす
場合も多かったが、オリビエはエステルの反応を見ながら、彼女が気持ちよさ
そうになる箇所を探し出し、さらにそこを中心に責めを組み立ててゆく。
エステルは次第にオリビエの手に絡め取られていくようにして逃げなくなり、
それとは変わって熱い吐息をつくようになっていった。
「あ……ん……はぁ……んんッ……んあ……」
(はぁ……なんか……へん……)
からだが火照り、おかしな気持ちになっていく自分に戸惑うエステル。ただ、
悪い感覚ではない──肌と肉が痺れ、それからとろけそうなさざ波となって消
えていく──
気持ちよかった。
(これが……女らしくなるってことなの……?)
わからなかったが、オリビエがそう言うのだからそうなんだろう。
やがて、エステルはうっすらと瞼を閉じ、「ん……」とか、「あ……」と切
なげな吐息をつきながら、感じているという反応を如実に返すようになった。
感じやすい体質なのか、それともストリップが効いたのか、アルコールで感
覚が鋭敏になっているからなのか……いずれにしろ、オリビエの舌と指が蠢く
たびにエステルの瞳の光はぼんやりとしていき、オリビエを疑ってこの場から
逃げようという考えは何処かへ忘れ去ってしまっていくようであった。
エステルのからだから立ち上る体臭は晴天下の青葉のように若々しく、いつ
までも嗅いでいたくなる自然な健やかさに満ちあふれていた。これだけでもエ
ステルを抱ける価値が十二分にあったと、オリビエはどんな香水にも劣らない
その匂いを満腔に吸い込む。この匂いは覚えておこう。男を知ってしまえば、
変わってしまうかも知れないのだから……
「は……ん……あぁ……んん……あ……あっ……あぁ……」
エステルの唇から、いつしか官能的な喘ぎ声が漏れるようになっていた。
すっかり紅潮した頬で、
「あ……んんぁ……へん……へんなのぉ……あっ……ああぁ……こんな、こん
なのって……ん……んはぁ……!」
と、半分うわごとのように悶えるエステル。
「もっと気持ちよくなってきた……?」
「うん……はっ……んあぁ……そんな風に触られると……ひぇ、へんに……感
じちゃうの……ッ!」
「その調子だ……抑えちゃいけないからね……。気持ちいいなら、気持ちいい
ままに感じるんだ。考えずに感じるんだ……」
(で、でもこれぇ……なんか、どっかおかしくない……?)
わずかにまだ残っていた冷静な理性がそう告げていたが、オリビエの言葉に
乗せられている状態のエステルは、未知の経験に対する恐怖心がそう考えさせ
るものと、頭の片隅に追いやってしまう。
(だめよエステル……せっかくオリビエが教えてくれてるんだから……最後ま
で我慢してやり通さなきゃ……!)
そんなことを考えているうちにも、快楽が意識を侵食してゆき、理性の裾野
が厚い雲海の下に沈んでいく。
(あぁ……気持ちいい……すごく……これが……女らしくなるってこと……?)
オリビエの指や舌がエステルの肌を刺激するたびに心地よい感覚が身体じゅ
うに広がり、四肢がゾクゾクと震える。武者震いとは全く違う、全身から力が
抜け、甘く蕩けてしまいそうな気持いい震え――
上の空になっていくエステルの様子を眺めながら、
「じゃ、そろそろこっちも脱がすよ」
と、オリビエは両手をエステルの下に潜らせ、パンツ越しに双臀をやわやわと
揉みしだいた。
「あ……やあぁ……そっちは……」
「さすがに恥ずかしい気持ちが強いかな? でも、脱がしちゃうからね……ホ
ラ、膝を曲げて腰を持ち上げて……」
耳元で囁きながら、オリビエは手を動かす。
「あ……ああぁ……!」
睫を伏せながら言うとおりにするエステル。すごく変な気持ちで、身体がオ
リビエの言葉に従ってしまった。
ずり下ろされるパンツが立ち膝を登ってゆき、頂点を通って下りに入り、エ
ステルが恥ずかしそうに見ているうちに、とうとうベッドの外に投げ出さた。
そうして、ついにエステルは一糸まとわぬ姿になってしまった。
(ああ……あたし……裸に……)
男の前で裸になる意味がまだよく分かっていないエステルには、ただただ恥
ずかしいという感情でいっぱいだった。でも、できることなら、一番最初はヨ
シュアに見てもらいたかったという気もする。しかしそれは、今のままでは不
可能だと自分自身でも分かっているし、今はそんな願望を抱いている場合では
ない――
「どうだい。こうやって入浴や着替え以外で裸になった感想は?」
「すごく……恥ずかしい……」
消え入りそうな声で答えるエステル。
(オリビエがあたしのからだを隅々まで見てるよお……あぁ……)
エステルのアソコはやや上付きだった。よく発達した大陰唇と、うっすらと
茂った栗色の陰毛に包まれた秘裂からは、ピンク色の膣肉がわずかにのぞき、
てっぺんにはクリトリスの頭皮がちょこっと出ている。
オリビエはそれを眺めながら、
「でも、すごくドキドキもしないかい?」と尋ねる。
「うん……してる……なんか……へん……」
「それならいいんだ。恥ずかしくてもそんな気持ちになる……実に女らしい
感覚だよ。それにエステル、今のキミはとっても綺麗だ……」
「あっ……」
オリビエが再びエステルのからだをまさぐりはじめた。少しだけ収まってい
た体温がまた騰がっていく。再び意識に快楽の靄がかかる。今度は下半身にま
で腕が降り、太腿や内股も撫で回した。アソコの近くまでオリビエの手がきて
いる、という認識はない。エステルにはまだそこまでの知識はなかった。
(なんだろう……今の、『きゅん』って感じ……)
少しだけ緊張が軽くなって――先ほどよりも体が熱くなり、オリビエの愛撫
がより心地よく感じはじめている。オリビエの指や舌使いはあくまで薄絹を扱
うように幽かで優しく、決して痛くはしない。とても安心感があった。
そっと触れ去る程度なのに、その部分がビクビクと反応してしまい、その後
で全身が弛緩するように気持ちよさが湧き立って、からだの奥に沈み込んでい
ような感覚――
こんな感覚を刷り込まれていったら、気が狂ってしまうかもしれない――
エステルは半ば閉じ気味の目でオリビエの手の動きを追い、この気持ちよさ
をどうやって生み出しているのだろうと見極めようとしたが、まるで幻に包ま
れたように分からない。エステルから見たオリビエの指の動きは、ただ単に触
り、撫でているだけであった。それなのに、彼の指が揺らめき動くたびに、た
だごとではない快感が生まれるのである。
(わからない……あぁ……でも……考えなくていいって言ったし……)
いつしか、エステルは考えることをやめ、オリビエが与えてくれる溶けるよ
うな快感に意識を集中するようになった。それでもっと楽になった。
「あ……は……あ……はぁぁ……!」
段々と緊張が解かれていくエステルの様子に、オリビエは笑みを深くする。
「ずいぶんと気持ちよくなってきたみたいだね」
「はぁ……あん……からだが……からだがおかしいの……オリビエに色んなと
こ触られて……恥ずかしいんだけど……でも熱くて……こんなのって……」
「その調子だよ。気分が乗ってきたら、無理して落ち着こうとしなくてもいい。
感じるままに……おかしくなるままに……からだが熱くなるままに身を任せる
んだ……」
ぷっくりと膨らんだ乳首を口に含み、内股や脇をしきりに弄くりながら、呪
文を唱えるようにそう言うオリビエ。
「ひ……ん……んん……あ……!」
口を半開きにしてからだをぷるぷると震わせ、エステルは焦点の霞む視線を
中空に彷徨わせた。
(夢中になる寸前だな……よし……)
オリビエは内股をさすっていた手を徐々にずらし、湿り気を帯びた熱さを発
する方へと向かわせる。
クチリ――と、ソコに触れた時、「あ……!」とエステルは高い喘ぎ声を出
したが、特別驚いた反応はなかった。もう、どこを触られているか細かく感じ
られないのかもしれない。
人差し指と薬指で秘裂を割り、中指を入れる。うっすらと湿っていた。厚い
大陰唇にくわえ込まれるようにして中庭をなぞり、クリトリスにそっと触れる
ぐらいで折り返すと、
「ハァッ──ァンン……!」
エステルは嬌声ともつかぬ溜め息をつき、腰に一瞬力が入ってから弛緩しモ
ジモジさせ、からだを震わせる。
「エステル、可愛いよ……」
「ア、ア、ア……オリビエ……ア、アア……♥」
エステルは無意識に腕を持ち上げ、オリビエの首に回した。オリビエは抱き
寄せられるままに愛撫を続ける。
「アア、ア、そこ、そこ気持ちいい……すごく熱くて……い、い、いや、あ、
あ、だ、だめぇ……♥」
「フフ……いいよエステル、すごく可愛い……その調子だ……キミはどうされ
たいんだい……どうして欲しいか言ってごらん……」
「あっ……はっ……あぁ……いい……もっと……もっとしてほしいかも……」
「もっと気持ちよくなりたいのかい?」
エステルは目の端に陶然とした色を浮かべながら、コクコクと何度も頷いた。
「じゃあ、どこをもっと弄って欲しいんだい?」
「あぁ……」エステルの視線が下がったが、抱いているオリビエの身体があっ
て下半身が見えない。「今触ってるトコ……そこが一番熱いの……」
「ココだね。もっと強く触っていいんだね」
「うん……ッッ――♥ あッ! ああん!」
オリビエの指使いがせわしくなった。秘貝の殻がもっと拡げられて擦り上げ
られてゆく。入り口付近を浅く軽く突き回したり肉ビラを揉み撫でたりすると、
わずかに湿った音がし、今まで以上にエステルのからだが官能的にくねった。
「ア! アァ! アン、ンン……! ンンン、ダメェ……!」
「ここはどうだい?」
オリビエが指の腹でクリトリスを撫でると、
「ひっ!」エステルのからだがビクンと跳ね、わずかにのけぞった。「い――
あ、は――あぁ……!」
「ハハ、ここはかなり感じるみたいだね……」
オリビエはエステルに抱かれたまま少女のからだをだっこし、枕に彼女の頭
を移しかえた。今までベッドを横断しているかたちで戯れていたのだ。
それからオリビエはエステルの腕から抜け出し、足元まで下がると、彼女の
両膝を掴み、ぐいっとM字に拡げた。
「あっ……や……」
エステルは思わず閉じようとしたが、それより早くオリビエの身体が間に割
り込んでいく。
「あ、いや……こんなの恥ずかしい……」
「フフ……可愛いよエステル……やればできるじゃないか……キミの恥ずかし
いところをもっと見せるんだ……」
オリビエは少女の脚の内股をツー――と舐めながら、秘奥へ続く道を進んで
いく。エステルの腰が快楽にゾクゾクと震える。
「ひっ……あっ……ああぁ……!」
オリビエの頭が脚の付け根まで到達すると、さすがに気付いた。
「そ、そこはっ……きたないよぉ……!」
エステルにとってそこは、排泄をする器官という知識しかないのである。
「ちっとも汚くなんかないさ。こうして――」
唾液をたっぷりと乗せた舌を突き出すと、ピンク色の肉が覗く秘裂に埋め、
入り口付近をゆるゆると蛇行するように舐め回す。
「は――はゥゥゥンッッ!!」
肉を震わせ骨にまで染みるような気持ちよさがからだじゅうに反響する。
(んああぁ……! きたないところなのに──こんな――こんなのってェ……!)
体の芯が疼き溶かされるような甘い痺れ──
一瞬、我を忘れてしまった。
「――弄くられると気持ちいいだろう?」
「……あ……い……いぃ……」
「さあ、もっと弄くってあげるよ……」
オリビエはグイッとエステルの両脚を押し拡げ、股間にさらに顔を埋(うず)
めた。
エステルはたまらずにオリビエの頭を掴む──だが今度は抵抗しなかった。
「はぁ……あ……はぁぁ……♥!」
オリビエの舌が、指が、敏感に感じるところを蠢くたび、頭の裏側が痺れる
ような快感が全身を走ってしまう。
「ひ、ひぁ、ひああぁ……ッ! ひぃぃンンッ!!」
(いや……これ……これだめぇ……おかしく……おかしくなっちゃうぅ♥)
「ああ、美味だ……エステルのココはとても香しい……何にも汚されてない聖
女の如き味わいだ……いくらでも舐められるよ……」
オリビエはエステルの秘裂をいっぱいに拡げ、ピチャピチャといやらしい音
を立てながら舐め、とてもおいしそうに吸い付く。
「ひぁッ、んは、んはあぁぁ……! だめ、そこ、そんな、そんなにぃ……!
あぁ、だめへぇ……!」
「おお、ラブジュースが溢れてきたぞ……いいぞ、どんどんと女らしくなって
るよエステル……もっと感じまくるんだ……遠慮することはない……ヨシュア
君を振り向かせるんだろ……もっと女らしくなるんだ……感じまくるんだ……」
「あぁ……ヨシュア……ヨシュア……」
熱い吐息の狭間で愛しい人の名前を呼ぶエステル。
そうだ……これはヨシュアのために……女らしくなって……ヨシュアに振り
向いて貰う……女らしくなったあたしに家族以上の興味をもって貰うんだ……
ヨシュアのために……
ピチャ……ペチャ……ピチャ……
「あ、あ、あああぁ……♥」
だが、快感がフラッシュのように頭いっぱいに光り広がるたび、脳裏からヨ
シュアの顔が消えることに、エステルは気付いていなかった……
しん、として王都の夜が更けていく――
一階上にある部屋では想い人が寝ている。
──そんな事にすらもう気が回らないほど、エステルは快楽の虜となっていた。
「ぃ……ひんッ!……そ、そこ……あ、あ……い……いいぃ……♥!」
随喜の涙を流し、すっかりからだを開いてオリビエの愛撫を受け続けている
エステル。
何も知らない純真無垢な少女は、オリビエの言いつけを守り、彼から与えら
れる快楽を感じるままに受け止めていただけだったのだが──いつからこんな
風になってしまったのか、本人ももうよく分かっていない。
エステルは全身が性感帯になったように、もはやどこを触られてもただただ
気持ちよさそうに喘いでいる。
始まってから数時間、性戯に長けた青年の夢魔のように蠢く指と舌によって、
少女のからだは隅から隅まで丹念に愛撫し尽くされ、理性をほとんど崩されて
しまったのだ。
オリビエの言葉を信じた結果だった──だが、今のエステルにはもう、現在
の状況はわかっていない。ぐにゃぐにゃに蕩けたようになってしまっていた。
オリビエの誘導と愛技によって、見事に快楽の泥沼へはまりこんでしまったのだ。
ヨシュアの顔を思い出す間隔は長くなる一方だった。エステルの胸は、オリ
ビエの愛撫が一時離れるわずかな時間も、次の快感への期待で満ち溢れるよう
になってしまっていた。
初めての性的な体験にも関わらず、エステルは何度か小さいアクメに達して
までいた。いや、初めてだからこそ、いったんおぼえた禁断の味に酔いしれて
しまい、歯止めが効かないのかもしれない。遊撃士として培った体力が、その
快楽の満ち潮を持続させていた。
ただ、まだ大きな波はかぶっておらず、その辺はエステルがイキそうになる
とわざと刺激をゆっくりと弱く与えるようにするなどして、オリビエが巧みに
緩急を操っているのだ。
エステルの全身は朱に染まり、あの初夏の陽をいっぱいに含んだ若草のよう
な体臭が濃厚に匂い立たせている。乳首とクリトリスがピンと張り、触れられ
るたびにからだじゅうに官能の波をさざめき渡らせ、また新たな嬌声が喉の奥
から生まれる――
「あ……ふぁ……! イ、イィ……ンア……ンハァァ……!」
快活な光が消え、快楽にけぶる瞳――
もはやいくらオリビエが体を密着させてこようが、からだを転がされ股を拡
げられようが、戸惑う間もなく、次の瞬間には全身が痺れ蕩けてしまいそうな
快感に支配されるのである。そのうちにエステルの注意力は剥がされ落ちてゆ
き、無意識のままにからだをすり寄せ、自ら股を開き、オリビエのなすがまま
に生み出されてゆく淫欲を貪るようにまでなってしまった──
オリビエも執拗なほどに愛撫を重ねた。すぐに挿入し射精するのは簡単だが、
それでは面白くないのである。手と口が疲れれば肉棒に交代し、体位を変えな
がらさんざんに敏感なところを擦り上げてエステルに休む暇なく、ついには前
後の見境がなくなるほどの快楽を与え続ける。
しかしやはり、何度もういい加減に挿入したい、と切実に願ったことだろう
か。エステルの堕ちた姿に、オリビエもすっかり昂奮していた。そろそろ、こ
の完全に籠の中に囚われた小鳥を汚したい。ボクのザーメンをからだじゅうに
浴びせかけ、精臭を染みこませてやりたい。まだ男を知らぬおぼこな孔をぐちゃ
ぐちゃに掻き回し、本当の女の悦びを教えてやりたい。子宮にいつまでも残響
するぐらい繰り返し突き上げ、ボクのペニスをたっぷりといやらしく味あわせ
てやりたい。そして、ついにはその清純な子宮内に、オリビエ・レンハイムの
とびきり濃厚な精液を注ぎ込んでやるのだ。
そしてからヨシュアに渡す。
──どうなるか見物じゃないか。
だが、処女の痴態というのは、それはそれでそうそう眺められるものではな
い。
(ボクの腕の中で、うぶな未経験者にとって無尽蔵に思えるほどの快楽に、夢
中で踊り狂う少女……。もはや何も疑わず、無意識にボクのリズムと溶け合お
うとまでしている。フフフ、とても可愛いじゃないか……)
汚れを知らなかった少女にかかった淫らな罠の魔法は、精神と身体両方の深
みへ浸透していくばかりで、解ける気配すらないのだ。この悦楽の一時をもう
少し愉しんでからでも遅くはない……。
オリビエはエステルを脇から抱くようなかたちで、片方の乳房にむしゃぶり
つき、もう片方の乳首をクリックリッと絞るようにつねりながら、クリトリス
を掌で刺激しつつ秘孔に指をグチュグチュ音を立てて抜き差しする。
エステルの全身がビクビク、ビクビクと歓喜に波打った。
「アハ……アハァ……ダメェ……ダメェ……ッ! イヤァ……感じ……感じ…
…すぎちゃううぅ……!! ハァッ……ハァァ……ハアアァンッ♥♥!!」
自分からもからだをぐいぐいと押し付けながら、だらしなく口を開き、あら
れもない嬌声を部屋いっぱいに響かせるエステル。
彼女にしてみればオリビエを信頼して身を任せているのだが、何も知らない
者がもし二人の交淫を盗み見たのなら、恋人同士が情熱的に絡み合っていると
しか思えない光景であろう。
「ああっ……またなんか来るッ……来ちゃううッ♥♥!!」
オリビエはそこで一旦離れた。
「あ……んン……やめないでよぉ……」
すっかり上気した甘え声でそう訴えるエステル。
「今度はもっと恥ずかしい格好にしてやる」
エステルは寝そべったまま両脚を持ち上げられ、まんぐり返しでめいっぱい
開脚したあられもない姿にされた。
「ああん……」ゾクゾクとからだを震わせるエステル。「いやぁ……♥!」
何度口づけられたか分からない下のクチは濡れに濡れ、すっかり愛液にまみ
れてヘソまで垂れ流れている状態であった。
「どうだい、この姿勢なら自分の性器がよく見えるだろう。ココをおまんこっ
て呼ぶのは知ってるかい? なんだ、まだ知らないのか。まだまだ色々と勉強
しなきゃいけないね。でも、ここを弄くると気持いいのはもうたっぷりと学習
しただろ?」
オリビエは両手の指を入れ、肉ビラを挟んでグチュグチュと揉みほぐすよう
に弄くると、
「んッンンンッ♥!」気持ちよさそうにさえずるエステル。「イィィ……♥!」
エステルをほとんど籠絡できたと判断したオリビエは、もう遠慮していない。
エステルの体勢を支えながら、秘裂の中がエステルにも見えるほどに拡げ、
「この恥ずかしい穴弄くられると気持いいだろ? こんな風にさ」
と、膜を破らないようにだけ注意して、ずぼずぼと二本指を出し入れた。
グチュッ、グチュッ!
入り口はすっかりほぐれ、卑猥な音を立てながら美味しそうに指を呑み込む。
「ああッ♥! ああ、イイッ! イイですッ! うンン、ウンン! また、ま
たイッちゃう、イッちゃうゥゥッ♥!!」
ついさっきまでは一本でも狭かったのだが、エステルの乱れようはオリビエ
の見込み以上だった。それならそれでためらうことはない。エステルの状態に
合わせてオリビエの責めも激しくなっていった。
「それ! それ! どうだエステル、これは気持いいか!? 天国に逝きそうか!?」
「はいイィッ♥!!」
「それっこっちも!」
「イヒイィッッ♥!!」
すっかり剥けて充血したクリトリスをキュッとつねられ、背中を仰け反らせ
て気持ちよさそうに悶え叫ぶエステル。
(また──来る──来ちゃう──ッ!!)
大きい──今度のは──今までより何倍も──♥
全身が淫悦に震え、エステルの表情が歓喜に染まる。
オリビエは指を抜いて口をつけた。
ジュルルルルルッ──
花園の庭を口いっぱいに含み、卑猥な音を盛大に立てて肉ビラごと吸い上げる。
たまらず、
「ンヒィィ♥! アヒィィ♥!」
エステルのからだが狂ったように踊り跳ね、悲鳴のような喜悦の声が上がった。
(くるッ! くるッ! 来ちゃうぅぅぅッッ♥!!)
だが──『何か』が来る寸前で──
ふいにオリビエの口が離れた。
「あっ……はっ……あああぁ……!?」
今にもイキそうに緊張が走っていたエステルのからだから力が抜けていく。
「……あ……あぁ……!?」
「フフ……物足りない顔をしているね……」
今度は打って変わってゆっくりと、人差し指一本でまるでじらすように、ど
ろどろの秘唇を軽く弄くり回しはじめるオリビエ。
「ハア……ハア……」息を整えるのももどかしげに、エステルは訴えるような
瞳でオリビエを見つめる。「アアッ……イヤ、イヤァ……おねがい……続けて
……それじゃ足りないのぉ……もっとぉ……」
「もっと……なにが欲しいんだい?」
わざと意地悪そうに尋ねるオリビエ。
「いやぁ……!」涙を溜めるエステル。「おねがいだから……からだが疼いて
たまらないのっ……!」
「そうかい……どうしようかな……」
オリビエはニヤリと笑い、一本指での悪戯をやめない。
もどかしげにゆらゆらと腰をくねらせるエステル。
「あぁ……いじわるぅ……なんでもするから……おねがい……もっとがんばっ
て女らしくなるからぁ……!」
「フフ……本当かい……?」
オリビエはエステルの太腿の裏を押えたまま立ち上がり、ギンギンに屹立し
た肉棒を秘裂に当てた。
「あはあっ……♥」
淫蕩にほころぶエステルの顔。『それ』でもさんざんに気持ちよくさせられ
たのは承知していた。
しかし、またもや軽く撫でるように秘唇に擦りつけるだけで、エステルの望
むほどの快感を生んではくれなかった。
「あぁ……おねがいオリビエ……じらさないで……!」
「エステル、指や舌と同じくキミに快楽を与えてくれるこの棒みたいなの、な
んだか知ってる?」
「え……お、おちんちん……?」
「へぇ、一応は知ってたんだね。じゃあ、これがどんな働きをするかは知って
るかい?」
「え、えっと……それは……」エステルは少し恥ずかしそうに言った。「お…
…おしっこ……?」
「うんうん。他には?」
「他に……?」
「フフ、知らないみたいだね。じゃあ見せてあげるよ」
オリビエはエステルの腰をまたいで覆い被さり、ガチガチに勃起した肉棒を
苦労して曲げ、まだ中までは犯されていない秘孔の入り口に亀頭だけ埋(うず)
めた。
グチュッ──と、いやらしい淫音が鳴る。
「ああん……♥」
「熱いだろう。この熱くて固い肉棒で、キミの中を掻き回すんだ。今まで以上
に感じまくるぞ」
「あぁ……あたしの中に……? そ、そんなの入るの……?」
「もちろんさ。女のこの穴は、そのためにあるようなものなんだから。エステ
ル、お腹の奥、なんか疼いてない?」
「うん……アソコをいっぱい弄られたら……さっきからムズムズしてる……」
「その疼きがすごく気持ちよく変わるのさ」
「それを……入れると……?」
「そう。女は男のコレでほじくり回されることで、もっとも女らしい気持ちよ
さを手に入れられる……ほら」
オリビエはわずかに腰を上下に動かし、入り口をヌップ、ヌップ、と亀頭だ
け出入りさせた。カリ首が入り口を引っかけ擦られると、
「ンンッ! ンンンッ♥!」
それだけで腰が溶けそうになるぐらいの快感──!
「──は、はああぁ……♥」
と、気持ちよさそうな吐息をつくエステル。
「どうだい」
「あぁ……わかったから……おねがいだから……!」
期待に妖しく瞳を輝かせ、おねだりするように腰を揺らすエステル。
「よし、じゃあ、こう言うんだ。『オリビエの固くて長いチンポで、どうかあ
たしを貫いて下さい。あたしの中をぐちゃぐちゃに掻き回して、さんざんによ
がり狂わして下さい』とね」
「え……そんな……」
「これも勉強のうちさ。こんな風に言われると、男は悦ぶものなんだ。さあ、
言ってごらん。でないとやってあげないから」
「ああ……」
エステルは恥ずかしそうに顔を伏せてためらったが、さっきの感触はどうし
ても忘れられなかった。アソコがとっても熱くてたまらなくて──どうしても
視線があの浅黒い肉竿が気になってしまう。あれでお腹の中を掻き回されたら、
どれぐらい気持いいんだろう──?
「ほら、ほら……」
ぬぷ──ぬぷ──
「ア、ア、ア……♥」淫蕩にけぶる瞳。「わ、わかりました……言う…
…言うから……」
いったん目を閉じ、気を抜くと散り散りになりそうな意識の中、何とか今の
オリビエの言葉を思い出して紡ぐエステル。
「えと……。オ……オリビエの固くて長い……チンポで、どうか……あたしを
貫いて下さい。あたしの中をぐちゃぐちゃに掻き回して、さんざんによ、よ…
…よがり狂わして……く、下さい!!」
「よく言えました……フフ……じゃあ希望通り、エステルをぐちゃぐちゃに乱
れさせてあげるよ……!」
そう言うと、オリビエは腰を落としていった。
ずじゅじゅ……
「あ……ああ……!」
想い人ではない男に初めてを許してしまったエステル――だが、本人にその
自覚も知識もない。
あるのはただ、快楽だけだった。
だが――
「いたっ……!?」
突然湧き上がってきた痛みに、淫熱に浮かされていた少女の顔つきが変わった。
「痛いぃッ!」
灼熱の塊がお腹を貫いていく痛みに、苦悶の声を上げるエステル。
「あッ……ああッ……!!」
「大丈夫かい……?」
「んあぁ……! な、なんとか……」
「もし痛すぎてダメなようだったら、いつでも抜くよ」
「ありがと……でもだいじょうぶ……このままやって……」
オリビエは頷くと、腰を押し進めてさらに侵入していく。
ずりゅ……ずりゅりゅ……
「ん……んん……ッ!!」
まだ男を知らない膣壁が、えぐられるようにして拡がっていく。強引に侵入
してくる異物にびっくりしたように、反発してキュウキュウと強く締め付ける
ヴァギナ。女にとっては最悪の、男にとっては最高の瞬間であった。
エステルが処女であるのは間違いない。オリビエは、ペニスから来る感覚に
極上の気分を味わった。
(ヨシュア君……エステル君の初めての男はキミではなく、オリビエ・レンハ
イムになったよっ……! フハハ、ついに寝取った……!)
想い人がいる処女を犯す快感は、天上の美酒のごとく正体を失うほどの甘味
であった。しかもそれは無理矢理にではなく、少女はここまでされているにも
関わらず、まだ疑ってないどころか、嬉々として男を迎え入れているのだ……!
これを最上級の快楽といわずにどういおうか。
それを考えただけでも、肉棒はすぐにも爆発しそうである。
気遣う言葉をかけたのとは裏腹に、オリビエはもう何が何でもエステルを征
服せずにはいられなくなった。
(たまらない……今にも出てしまいそうだ……!)
だが、ここで出してしまっては、せっかく楽しみにとっておいた絶頂感は予
定の半分も得られずに終わってしまうだろう。一番奥で、溜まりに溜まったう
んと濃い一発目を射精してやる。エステル・ブライトの初めての男となったオ
リビエ・レンハイムの精子を、少女の子宮の最も奥深くに達するぐらい放出し、
その存在を刻みつける……決して忘れられないように……!
ずりゅ、ずりゅ……
「ンンン────ッ!!」
(エステル君、キミの純潔がヨシュア君以外の男によって散らされる現実はど
うだい……? フフフ、そんなことも思い至らないかい……? ボクはキミを
さんざんにもてあそび、犯し、調教しているんだよ……そんな男に処女を捧げ
ているのも知らず……征服される感覚はどうだい……!? まだ誰も通ったこと
のないこの──)
ずりゅりゅッ!
「ンアアッ!」
(──狭い膣道を切り拓いて……フフ、わかる……さっきまで快楽の体液を垂
れ流していた肉襞がボクのペニスに擦られ、驚いてざわついているぞ……フハ
ハ、すぐに快楽の海に溺れさせてやるから……そら、まずは一番奥まで貫通だ!)
半分以上埋没したところで先端が狭隘な部分を抜けたのが分かると、最後の
一押しとばかりに腰に力を込め、
ズチュウ!
「────ッッッ!!!!」
エステルのからだが折れそうなほどに強ばり、逆手で掴んでいた枕を千切れ
るほどに握りしめた。
「……あ……あ……あ……!」
痛みに痙攣するエステルのからだ。
「……よく我慢したねエステル。全部入ったよ」
「少し痛くなくなった……でも……まだ痛いよ……」
「痛みはいきなり消えない……でも段々と収まってくるから……こうやって動
いていくうちにね……」
と、オリビエは打ち下ろすようにして、ゆっくりと上下にピストン運動を開始
した。
グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ……
すぐに湿った音が立ちはじめる。
「あっ……あっ……あああっ……!!」
肉棒が黒いてかりを増し、赤いものが混じった体液が掻き出された。
「ん……く……くぅぅん……あ……血が出てる……」
「ああ……これは気にしなくていい……出血は痛みよりずっと先に収まる……」
オリビエは腰を動かし続けながら言った。「それより……くっ……!」
一突きごとにたまらない心地よさがオリビエの全身を襲う。エステルの処女
ヴァギナが痛いぐらいに締め付けてくるのだ。運動で発達した筋肉の恩恵はこ
こにもあった。想像以上のしまり具合だった。
(これは──ああっ、ダメだ──!)
オリビエは衝動的に我を忘れ、征服欲に駆られて腰を大きくグラインドさせ、
狭いヴァギナに深々と突き刺し、奥まで当たってから、ずりゅりゅりゅっ──
と、肉襞を巻き込みながら引き返した。
「うおお……!」
なんという圧倒的な快感か――! オリビエは思わず何回も繰り返し打ち下
ろし、至福の締め付けを貪るように味わった。
「うぁん! うあぁぁッ!」
張り裂けんばかりの痛みに我慢できず、大きな悲鳴を上げるエスエル。
「ん……!」
オリビエはやっと気づき、ハッとした。「あ……すまない、痛かった?」
「う、うん、痛い、強すぎて……奥が……奥に当たって……」
「悪かった……。エステルの中があんまりに気持ちよすぎて、つい我を忘れて
……エステルの痛みが早く消えるように、もっと優しくやらないとね……」
「あ、ありがとう……オリビエ……」無理して微笑むエステル。
「注意する……ここはどうしても痛いとか、逆に気持ちよかったりする箇所と
かあったら、遠慮なく言っておくれ。キミの体はキミにしかわからないからね」
「うん、わかった……」
オリビエは気を取り直し、エステルの腰を降ろして正常位になった。そして
再び挿入し、今度は単調にならないよう、緩急を織り混ぜながら深く浅く抽送
しはじめた。
ズチュ……ズチュッ……ズチョ……ズチュッ……
「ん……ん……あ……んんッ……!」
「どうたい、今度は……?」
「ん……ちょっと痛いけど……だいじょうぶ……オリビエが……ん……優しく
してくれるから……んあ……あ……!」
「少しは感じてきた?」
「うん……少しだけど……なんか……あぁ……また……」
「よかった。初めてだから心配だったけど、どうやら時間をかけて念入りにか
らだをほぐしたのが功を奏したみたいだね……。エステル君の希望に合わせて
スピードとかも調節するから、痛みを怖がらないでリラックスして感じててく
れたまえ」
「うん……♥」
エステルの顔には痛みのために無数の汗が浮き出ていたが、ニッコリと笑っ
て答えた。
ズチュ……ズチュッ……ズチョ……ズチュッ……
開通したばかりの狭苦しい孔をほぐし拡げるように、角度も変えつつ、エス
テルの反応を見ながら腰を動かす。
エステルも、
「あ、いたっ……」
「ン……そこ、いい……!」
などと、突かれて痛かったり感じたりするポイントを告げていった。
――しばらくの間、二人のからだは比較的静かに重なり合っていた。
互いに腰を擦りつけ、熱い吐息と汗が交わり合い、潤みきった視線が絡みつ
く──誰が見ても、好き合ってる男女の愛の営みだと受け取るだろう。
そのうちに、オリビエが突き入るたびに強ばっていたエステルのからだから、
徐々によけいな力が抜け落ちはじめていった。それと入れ替わるようにして、
膣内(なか)の濡れ具合が多くなり、上気した喘ぎ声が高くなっていく。
「あ……は……はあぁ……!」
いったん滑りやすくなると、痛みは飛躍的に少なくなっていった。
グチュ……グチュ……グチュ……グチュ……
「あ……ああ……ああぁ……!」
(ああ……また……へんなきもちに……あぁん……!)
入り口付近と奥まった辺りが特に気持ちいいポイントで、お腹の側を擦られ
ながら奥まで突き入れられると、先ほどとはまるで違い、
「んああっ……!」
と、思わず声が漏れてしまうぐらいの快感に襲われた。確かにまだ痛みは残っ
ており、入れられる時など痛みが走ったが、オリビエの言った通り、時間が経
つにつれてそれも気にならなくなっていく。
引き抜かれる時が最高だった。
中を巻き込んで引きずられるような感覚が、
「あ、あ、ああッ!!」
意識までこそぎ落とされるような、それがまた頭がグチャグチャになるほど
の気持ちよさ――! これまで以上の強烈な快感だった。からだじゅうが歓喜
に渦巻き、快感による震えをこらえきれずにカチカチと歯が鳴る。
(いやっ……な――なにこれぇ、す、すごいぃ……♥ ま、また、またおかし
くなっちゃうぅ……♥)
エステルの様子に気づいたオリビエが笑みをこぼす。
「もう慣れてきた?」
「う、うん……もうちょっと激しく動いても平気……」
「よし、じゃあ本格的に動くからね。さっきみたいにすごく乱れさせてあげる
よ。ここまで頑張ったご褒美だ」
「はあぁ……♥!」エステルのからだにゾクゾクと喜悦が走る。「して……思
いっきり乱れさせて……!」
オリビエは頷くと、エステルの両脚を掴んでガバッとV字に拡げ、膝裏を腕
で支えながら、腰を押し込むようにして挿入した。より深いところまで到達し、
「はあううぅんンッ♥!」
と、エステルのからだがブルブルと蕩けてしまうように震えた。
「痛くない?」
「あんん……だいじょうぶ……!」
オリビエはエステルが平気そうなのを確かめると、腰をリズムよく動かしは
じめた。
ズッ……ズッ……ズッ……ズッ……!
「あッ! ひッ! ひああッ!!」
エステルのひときわ高まったあられもない嬌声が部屋じゅうに響き渡る。
「いいのッ、いいッ! こ、これ、すごい、すごいのぉッ!」
「そんなにいいのかい。もっと突きまくってやるよ!」
ズッ! ズッ! ズッ! ズッ!
「はぅん! はあ、ああ、はひッ!」
オリビエは腕を引っ込めてエステルの腰を掴み、えぐり込むようにパンパン
と叩き付けはじめた。脚を絡みつかせてくるエステルのからだを揺さぶり責め
る。あと一回り激しさを増したならばさっきの痛みを伴う動きとそう変わらな
いぐらいにまでの勢いであるのに、もはや快感が上回ってしまったのか、エス
テルは陶然とした表情で喘ぎ悶えまくるばかりだった。
「アアッ、アッ、アヒッ、アアアアッ♥!!」
エステルの上半身がビクビクと跳ね、ピンと突っ立った乳首が山の頂になっ
たように仰け反る。
「イイッ、イイッ! そこダメェッ、アア、イイ、イイゥゥッ!!」
「ここかい!? ここかい!? めちゃくちゃにしてやるからな!」
言葉通り、オリビエはさらにピストン運動の速度を早め、そのポイントを執
拗に責め立てた。
ズチュッズチュッズチュッズチュッ!!
「ンヒィィッッ♥!!」
エステルは顔を埋めて枕を噛み、全身に急速に広がっていく快楽の波に翻弄
されるのを必死にこらえる態をとったが、抑えられようもなかった。
(気持ち……気持ちよすぎるうぅ……!)
突き入れられるたびに、もう痛みより意識がどうにかなってしまいそうな切
ない快感に襲われ、
(いい、いいッ……イイイッ♥!)
めちゃくちゃに翻弄された。
無我夢中で枕から口を離し、
「そこ、そこもっと、もっとしてえぇ!! あはあぁぁぁ♥! もっと突いてえぇ♥!!」
と、あられもない要求を口にしてしまう。
(フフフフフ……ここまで来れば……もう完全に堕ちたな……)
自分の手の中で揺さぶられながら、もはや快楽以外何も考えられなくなった
様子のエステルを眺め、オリビエは密かに翳り笑った。
ただ、これはほんの入り口に過ぎない。本当の快楽の世界は、どこまで深く
堕ちていっても果てしないものだ……。
オリビエはヌジュポッと肉棒を引き抜き、エステルのからだを半回転させて
うつぶせにした。
「四つんばいになってお尻をこっちに向けるんだ」
少しでも理性が残っていれば、動物のような姿勢になることにためらいを持
つだろうが、もう少しでも早く突っ込んで欲しくてたまらないエステルは、そ
そくさと犬のようになってお尻を持ち上げ、くねくねと揺らした。
「ああぁ……♥ おねがい……はやくぅ……♥」
「自分の指で拡げてごらん」
エステルは何も考えずに、枕に頭を埋めて腕を後ろに回した。肉ビラの皺が
なくなるほどめくられ、サーモンピンクの綺麗な肉色の庭が丸見えになる。処
女を失ったばかりでまだまだすぼまっている秘腔だったが、にじみ出た愛液は
内股まで濡らし、入り口は充血して淫臭を匂わせ、物欲しそうにヒクついていた。
「あはあぁぁ……きて……きてぇ……♥」
「よし……」
オリビエはエステルの背中に乗り上げるように覆い被さると、エステルが自
ら拡げている秘孔にじわじわと挿入していった。
ズニュウ……ズニュ……
「ああああ……♥ 入ってくる……入ってくるようぅ……♥」
少し挿れては抜けるぐらいまで引き、さらに挿れてはまた同じぐらい引き――
と、ピストン運動ともつかない動きで徐々に奥に進んでいく。
ヌ"ジュッ――ヌ"ジュッ――ヌ"ジュッ――
「ウアアアアアアッッ♥!!」
膣肉を擦り上げられる快感に、エステルの背すじがピンとしなり、そしてゾ
クゾクと溶けおちてゆく。
オリビエは最奥まで再侵略すると、腰をぐりんぐりんと回し、子宮口付近の
膣壁に亀頭を擦り付けるように動く。
「イヒィッイヒィィンッ♥!! ンヒィィ……!」
エステルのからだが立て続けにビクッビクッと反応する。痛いのか気持ちい
いのか……
「どうだい、もう奥に当たっても痛くないかい」
エステルはコクコクと何度も小さく頷いた。焦点はもう定まっていなかった。
「よーし、じゃあたっぷりと掻き回してやる……それっ!」
ズチュッズチュッズチュッズチュッ!!
「アッアッアッアッアッアッアッ♥!!」
「おお……いいよエステル……最高だ……!」
「ヒィンッ、ヒィウッ、ヒッ、ヒィィンッ」
エステルの喘ぎ声はもう、すすり泣きのようになりつつあった。
オリビエはエステルの上半身を起こすと、首すじに顔を埋めながら乳房を乱
暴に揉みしだく。
エステルの嬌声がひときわ高くなる。
「ハアッアアッ、アアアッ! ダメ、ダ、ダメェッ! も、もう――ッ!」
(来る……来るよぅ……来ちゃよおぉぉ……♥!)
しかし、今度は勢いは弱められなかった。むしろオリビエは、エステルの上
半身から離れて打ちつける作業に戻り、深いところをえぐるように速度を増し、
本格的な激しいラストスパートに入った。
グッチュグッチュグッチュグッチュグッチュグッチュ――!
息継ぎもままならないほど揺さぶられる抽送に、エステルは抗うこともでき
ずに絶頂へと導かれていく。
オリビエの方も、溜めに溜めた欲望が開放の時を知って歓喜にうねり狂い、
急激に膨張してゆき、
(うあ、うああ、これだ、これだ……! 全部注ぎ込んでやる! 全部子宮に
注ぎ込んでやる!)
と、ますます腰の速度を過熱させていった。
「ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア!!」
エステルはガクガクと狂ったように揺さぶられ犯されながら、閉じたまぶた
から喜悦の涙を流し、高い高い白の世界へと昇っていった。
「クッ!!」
その瞬間、グチュウッ!! と、オリビエは腰をめいっぱい強く押しつけ――
「ウアアアア……ッ!!!!」
意識が砕き散ってしまいそうな快感が、エステルの一番深いところで爆発した。
ブビュビュビュッッッッ!!!!
ビュルッビュルッビュルルルルッッッ!!!!!!
まるで大砲が咆吼するかのように肉棒が弾き震え、大量の精液が放水の如く
エステルの中に吐き出されてゆく。
「アアッ――アア――アアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!!」
エステルも部屋の外にまで響き渡ってしまいそうなほどのイキまくった絶叫
を上げ、何もかも押し流されていくようなオーガズムに意識を白い世界の果て
へ飛ばされていった。
ブピュッブピュッブピュッ!!!!
ブピュ――――――ッッ!!!!
穢れを知らなかった少女の体奥に、濃密な子種が遠慮なく注ぎ込まれてゆく。
塊のように打ち出されるザーメンがドロドロとエステルの膣奥に渦巻き、み
るみるうちに隙間がなくなるほどにまで埋め尽くされていく。
「ンアアアアアアアアア――――――ッッッ!!!!!!」
オリビエはエステルと一つになりそうなほどからだを押しつけ、それでもま
だ足りないように、さらにぐいぐいぐいぐいと押しつけてゆく。エステルのか
らだが押し潰されてうつぶせ状態になったが、それでもなおグチュグチュと腰
を密着し、まだ吐き出され続けているザーメンを一滴も漏らすことなく膣内に
流し込んでゆく。
「ア……ア……アア……アアアア……!!!!!!」
感極まったように裏返った細い悲鳴。
「く……うっ……!! まだだ……! まだ……出る……!」
ブピュッ! ブピュッ! ブピュピュッ!!!!
(ウオオ……ウオオオオ……!)
長い射精が終わるまで、ビクビクと打ち枯れるまで。オリビエはエステルの
熱いからだを背中から強く掻き抱き、甘い匂いが混じった若い精気の芳香を嗅
ぎながら、意識の全てを放出に集中し、この世のものとは思えないほどの快感
に身も心も浸し続けた。
やがて大きな波が去り――
二人ともそのまま、ぐったりとして動かなくなった。
疲れ切っていた。
二人のからだは粘液になったかのように弛緩し、いつまでも荒い息を重ねて
いた――
その後、ぴくりともしないまま、なかなか引かない余韻を長い間味わってい
た二人だったが、エステルの呼吸が落ち着いてくると、
「今日はこの辺で終わりにしよう……」
と、のろのろとオリビエはエステルから離れた。
中でまた固くなっていた肉棒がネットリとした糸を引きながら秘肉から引き
抜かれ、エステルが気怠そうに起きあがると、ドロドロ……と、ネトネトした
クリームのような白濁液が溢れ出してきた。
「うあ……なにこれ……」
後から後からアソコが白濁一色になるほどにまで溢れ、エステルが立ち上が
ると、内股をだらだらと伝った他、股の間からも一本の太い粘糸となって垂れ
落ちていった……
それを見ていると、もう一度やりたくてたまらなくなったが、そこはグッと
我慢するオリビエであった。
お風呂を借りて身をさっぱりさせたエステルだったが、まだわずかにフラフ
ラしていた。
「うう……なんか……股間にまだ何か挟まってるみたい……」
そんなエステルに、オリビエはガニ股にならないよう注意すると、ドアの前
まで見送った。
部屋を出て行く時、エステルは振り返った。
「オリビエ……」
「ん? 何だい?」
「あの……明日も……その……やるの?」
「教えることはまだまだ残ってるからね。だけど、どっちでもいいよ。気が乗
らなければこれで終わりにしていいし、体調が悪ければやめた方がいいし……」
オリビエは前髪をすくった。
「それはエステル次第だよ」
「そう……」
「もしやるのだったら、声をかけてくれたまえ。このボクに任せてくれれば、
いつでも手取り足取り優しく教えてあげるからね、子猫ちゃん♪」
エステルの顔が瞬時に真っ赤になってうつむいた。
「も、もう……! 本当にあなたってふざけてるのか、真面目なの……か……」
エステルの言葉がふいに消えていった。
オリビエの澄んだような瞳に見つめられていることに気付いた。
ドキッとしてしまう。「あ……」
「ん……?」
「ッ!! な、なんでもない!」
慌てて背中を向けると、部屋を出ていく。
ドアを締める寸前、
「きょ、今日はその……あ、ありがとう……また……教えて貰うかも……」
と言い残し、あせったように足早に去っていった。
「フ……」
部屋に一人になったオリビエは、綺麗な方のベッドに寝そべった。
エステル君たら、あんなに焦っちゃって。
(まあそれよりも……エステルは明日、どういう行動をとるかな)
さすがにおかしい事に気付き、誰かに相談するだろうか。それとも、黙って
なかったことにするか。
あるいは――
エステルの弾けるような若さに溢れた肢体の感触は、今もまだ強く残っている。
時には、熟成された500万ミラのワインよりも、若いワインの味が忘れら
れないこともある。
オリビエはほぼ確信していた。
体の芯の底に漂う心地よい残り火を楽しみながら、
「明日に備えてもう寝なくてはな……」
と、目を閉じ、あっという間に眠りに入っていった。
明日の夜も愉しくなりそうだ……
(終)
大作GJ!!
すごいぜGJ!
ところで印象だけで思ったんだけど、某スレで時代劇SS書いてる人?
GJです
いやー、ハァハァも勿論あるんだけど、
それ以上に楽しませて貰った。すごく良かったよ。
>vmXsWkA5氏
ええもん読ませてもらいました(*゚∀゚)=3ハァハァ
今夜は眠れません。
ぐは、すばらしい。思わず抜いちまったよ。
ぜひとも続編キボンヽ(・∀・ )ノ
>vmXsWkA5氏
すごい・・・文章も神レベル・・・
漏れも続編キボン!
皆様ありがとうございます。
好評を博すことができて何よりです。
思った以上にエステルがエロくなってくれて、
続きが書けていますので、完成すればまた投稿します。
>586
自分は時代劇を書く技術がありませんので人違いだと思います。
594 :
名無しさん@ピンキー:04/07/27 15:10 ID:RdooIqv/
本気で神レベルですな。
つーかこのスレの住人文章が上手い人多い。
>>593 最高です。続編を首長くしてお待ちしております
できればそのうちティータも寝取ってちゃってうわアガット何をするやめwせdrちゅいおlp;@
オリビエ、ヨシュアにぬっころされそうだなw
そこはそれ、ヨシュアもその頃ルーアンで貫通済みの
クローゼたんを弄びながらいかにエステルをおいしく
熟成させるか算段中なので、
オリビエと共闘(?)する展開になります。
つまり
ヨ「前は僕が・・・」
オ「そうか、では後ろにしようかな」
エ「あ、あんですってー!?」
・・・てことですか?
むしろ事態を知って飯も食わずにハーモニカ吹くだけになってしまったヨシュアを慰めるシェラ姉とクローゼキボン
ヨシュアなら壊れた心に逆戻りかオリビエぬっころすだろね。
オリビエぬっころした後エステルをどうするかが気になるところw
むしろヨシュアも一緒にオリビエに開発されうわやめろ何をす(ry
それだ!
自分の手で開発尽くした2人(エステルとヨシュア)がやってるのを
傍目で満足げに眺めるオリビエたんでした
ヨシュアからオリビエのモノについての報告を受ける教授
○月×日
今日もヨシュアは膣で出した。何度言っても避妊するつもりはないみたい。
子供を作りたくない訳じゃない。ただ今はまだ正遊撃士として駆け出したばかりなので時期尚早だと思う。
というかヨシュアがそう言ってたんじゃなかったっけ? うーん。
△月□日
生理が来ない。ただの不順なのか。それとも……。
もしそうだった場合ヨシュアはどんな顔をするんだろうか。
今度それとなく聞いてみようかな。
△月◎日
『おろせよ』
ヨシュアの答えは単純明快だった。
どうしてなのヨシュア……。
□月△日
今日病院で正式に診断がおりた。三ヶ月だそうだ。
ヨシュアに事実を告げるのが怖い。この間のやりとりが脳裏を過ぎる。
でもあれは仮定の話。きっと膨らんでくるお腹を目の辺りにすればヨシュアも考え直してくれるよね。
□月□日
話を聞いたヨシュアは笑っていた。いつもと同じ大好きな笑顔を見せてくれた。
その笑顔で、以前と変わらない言葉を口にした。
□月◎日
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめん なさ い
そうして、またヨシュアは膣で出す。私の言葉はいつから届かなくなったんだろう。
揺れる体と意識の中で考える。私へと出入りするヨシュアの影をぼんやりと見つめながら。
ねえヨシュア。どうして? ねえヨシュア。私のこと嫌いになった?
違うよね。そんなことないよね。いつも笑ってくれてるもんね。ずっと私を見てくれてるもんね。
うん、大丈夫。ほら、今だって笑ってくれてる。そうだ、それだけで、私は幸せになれるんだから。
――――パチンッ
ただ一つだけ気になることは
よしゅあ いつから あなたは めがねをかけているの
よしゅあ いつから あなたの かみはあおくなったの
よしゅあ どうして あなたは わらってしかいないの
再びお腹の辺りに熱が広がっていく。ほんの一瞬触れた疑問など溶かす様に。
心地よい、絶望感にも似た靄に包まれながら、私の意識はゆっくりと沈んでいった。
――――大丈夫。起きたらきっと、また変わらない、変わることない笑顔で――傍に居てくれるよね「ヨシュア」
ぽっぷるメイルはだめか?
無難にタットとメイルだが
執筆途中のジョゼットハァハアが進まないので
>>499を元に気分転換をかねて即興で書いたモノです
我ながらよく判らない事をしています。というか今書いてるジョゼット×ヨシュアも何故かどんどんヨシュアが黒くなっていく(;´Д`)
>>593 お見事です。俺程度には感服することしか出来ません
続きを是非ともお待ちしています
>>607 いや、是非ともメイルとブラッキーで。
もしくはタットとカチューシャで
ヨシュアに近づく女を貶める黒エステルきぼん
エステルは黒いイメージがあまりない
クローゼと・・・ギャグモノになりそうだがティータあたりか、黒っぽいのは
クローゼ×ユリア中尉を希望するものであります、Sir!
カノーネ大尉は黒そうですよ マ○コとか
ジン×カノーネ大尉キボンヌ
月夜に響く、ハーモニカの音色。
悲しく、沈痛なメロディ。
「…………」
音の主であるヨシュア・ブライトは 学園の旧校舎で一人、闇を観客に
演奏をしていた。
短い黒髪に、スッと整った顔立ち。
曲目は星の在り処。
帝国で数年ほど前に大衆の間で好んで演奏されていたもので、現在でも
地方の都市や町で聞くことが出来る。
貴族の青年と幸薄の少女の悲哀を描いた曲。
しかし、この国で知っているものは少ないだろう。
演奏も終わり、ヨシュアはハーモニカをズボンのポケットに閉まった。
「エステルかい?」
後ろを振り返らずにその相手に聞く。
「クローゼです」
予想すらしていなかった。
「こんな時間に……クローゼ、どうしたの?」
とヨシュアは聞いた。
エリート達が自ずと集まる 学園では校則も、寮の規則も厳しいはず。
「ふふっ、それを言うならヨシュアさんだって……寮から抜け出してハー
モニカを吹いているじゃないですか」
クローゼは口に人差し指を当て、控えめな笑みを浮かべた。
「そうだね」
ヨシュアも笑顔を浮かべる。
見詰め合う二人。
月明かりに照らされたヨシュアとクローゼ。
彼の瞳に見つめられ、少女は頬を紅く染めて、目を僅かにそらす。
「……じつは」
途切れそうなほど細い声。クローゼは勇気を振り絞り。
「……実はヨシュアさんの姿を寮の窓から見かけて……ついて来たんです」
と言った。
それがクローゼの精一杯。
「それなら声をかけてくれれば良かったのに、君の為だけに演奏をしてあげたんだよ」
ヨシュアは俯いた少女の体を抱きしめる。
見た目以上に細く華奢な体。
芳しい女の香り。
「あの……ヨシュアさん? どうなされたんですか」
「ヨシュアでいいよ」
クローゼの首筋に、頬に、唇に味わうような濃厚なキスをした。
「……はい。ヨシュア」
煌々とした表情で次々と体中から吹き荒れる快楽を貪り、再びキスを求めるようにクローゼは瞳を閉じる。
「誰よりも優しく、女らしいクローゼが好きだよ」
「私もあなたの……ヨシュアの事がはじめて出会ったときから好きでした。寂しげだけど、時々見せてくれる笑顔。
そして優しい声が」
「よかった」
ヨシュアは少女の唇を味わう。
クチャクチャと卑猥な音を立てながら。
スカートの中に手を入れ、少女の性器を隠している薄布を取り去る。
無毛の恥丘に手をあてがう。
つるつるとした少女の肌。
「……はず……かしいです」
クローゼの白い肌が耳まで赤く染まっていた。
夜はまだ始まったばかり、二人の痴態は続く。
∩ _, ,_
⊂⌒( ゚∀゚) < 2/2って、分母が2で分子が1なの?
`ヽ_つ ⊂ノ
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < 続きが読めないのヤダヤダ!!
`ヽ_つ ⊂ノ
分母が2で分子が2
OTZ
1
―
2
って書き込めればいいのだけどw
>615-616
GJ!
>617
今まで見たヤダヤダのなかで一番好きな使い方だ。おまいにもGJ!
翌日の朝、ホテルのロビーで他の三人と合流した時、オリビエはエステルの
様子をそれとなく眺めてみたが、ツインテールの少女はいつもと変わらない立
ち振る舞いで、昨夜の影響があるような印象はまったく受けなかった。ヨシュ
アも別段変わった気配はない。
四人は話し合い、試合は午後からだから、午前中のうちに少しでも力をつけ
るために地下水道で魔物退治でもしようかとエステルが提案したが、ジンやヨ
シュアは難色を示した。
「本番当日になって焦ったように何かしても仕方ない。かえって疲れて試合に
支障が出るだけだ」
「でも、一昨日ジンさん王都の外でやってなかった?」
とエステルが訊くと、
「ああ、ありゃ単に身体をほぐしてただけさ。別に鍛えてたわけじゃない」
と、平然とした答えが返ってきた。
「エステル……キミってもしかして、一夜漬けで何とかしようってゆータイプ?」
オリビエがそうつっこむと、ヨシュアがプッと吹きだした。
エステルは一瞬、オリビエを大きく瞠(みは)った目で見つめると、
「えっ──ち、違うわよッ! あたしはただ、ジンさん以外は大会に備えてな
かったから、せめてそのぐらいはと思っただけで──!」
と、ブンブンと大仰に両手と頭を振って見るから焦ったように否定した。
「でも確かに、一夜漬けで筆記テストを乗り切ろうとしたことは何度もあった
よね。学校でも遊撃士見習いの時も……」
「ヨ、ヨシュアッ!?」
焦りまくったエステルの様子に、どっと笑う男たち。
「ああ、みんなして!? あたしはただ──あーもう! いいわよ!
……はあ〜〜……」
諦念したように大きなため息をつくエステルであった。
結局、午前中は試合に備えて心身を休め鋭気を養うことになった。
昼にまたここに集合することで、ジンは街へぶらぶらしに出かけた。ヨシュ
アはこの機会に都の本屋を一度覗いてみたいという。
「オリビエはどうするの?」
エステルがそう訊いてきた。
「そうだねえ……ボクも優雅に読書でも……と言いたいところだが、まあテキ
トーに過ごすよ。キミはヨシュアと一緒に行くのかい?」
「ううん。あたしは天井まである本棚にギッシリ並べられた本なんか見てると、
頭がクラクラしてきちゃうのよね」
「エステルはもっと活字に慣れないとダメだよ。それでなくとも筆記テストに
弱いんだし」
ヨシュアがそう言うと、エステルはぐっと詰まり、困った表情になった。
「も、もう遊撃士にはなれたんだから、筆記試験する必要なんてないじゃん!」
「アハハハ。でも、遊撃士は色々な仕事をするんだから、色々な知識が書かれ
てある本を読むのはためになると思うよ。……じゃあ、僕も出かけてきます。
また後で」
二人にそう言って、ヨシュアもホテルを出て行った。
ロビーに残ったのはオリビエとエステルだけになった。
「ためになるってさ。ついてかなくていいのかい? せっかく二人きりでデー
トできるチャンスなのに」
「……二人きりなんて、いつもそうだから……チャンスでも何でもないわ」
「……なるほどね。じゃあ、エステルは何して過ごすんだい?」
「ウ、ウン……」
エステルはなぜか言葉を濁して、逆に訊いてきた。
「オリビエは……部屋に戻るの?」
「ああ、これといってやることもないしね。試合前にお酒を飲むのも何だし、
かと言って無聊を慰める楽器も今は手元になし……せいぜいゆっくりしているさ」
「そ、そうなんだ……」
エステルは顔をあさっての方へ向けて何気ない風に後ろで手を組んでぶらぶ
らさせながら、つま先で床にのの字を描きはじめた。
「あ、あのさ……」
「ん……?」
「もし……オリビエが付き合ってくれるなら……その……また……」
心なしか、エステルの首すじに赤みがさしてきたように見えた。
オリビエの顔に柔和そうな笑みが広がってゆく。
「特訓……かい?」
顔を背けたまま、恥ずかしそうに頷くエステル。
「……う、うん……」
「ボクは別にいいけど……キミの身体の方は問題ないのかな」
「……うん、大丈夫。まだちょっとアソコが疼いてるけど、一晩寝て朝もゆっ
くりお風呂に入ったら、だいぶ良くなったわ」
「それは良かった」
口調はなんでもなかったが、内心、オリビエはエステルの回復力に舌を巻いた。
(昨夜あれだけベッドで乱れたのに、これが十代の若さってやつか……)
あるいは、オリビエの想像以上に体力が備わっているのかもしれない。
ともかくも一つ言えることは──
心配は杞憂に終わったということだった。
オリビエの心の中で昏い悦びが湧き上がる。
実のところ、エステルがあの「特訓」をまた受けようとする確率は五分五分、
いや、それ以下だろうと踏んでいた。
確かに上手く籠絡できた。しかし、まったく性的な知識に乏しいといっても、
一人の娘として普通に育っていれば、やったことが何であるかぐらい、よく考
えれば、おぼろげにでも分かりそうなものだ。時間が経って快楽の縛鎖が緩む
ことにより、平静の判断力を取り戻す可能性は十分に考えられた。
最悪、ヨシュアと決闘、いや死闘になるかもしれない、とまで想定していた。
だが……どうであろうこれは。
エステルの中でヨシュアを想う気持ちが消えたわけではないだろう。
しかし、小鳥は夜を待ちきれないほどに、囚われた籠の魔力に深く掛かって
しまったのだ……。
オリビエはさりげなくエステルの腰に手を当てた。
「じゃあ、試合前の軽い運動がてらに、エステル君は本では得られない経験を
得るとするか」
「あっ……!」
エステルは少しびっくりしたように身をすくませた。
オリビエの薬指と小指がおしりの割れ目に当たり、そっとなぞり上げたのだ。
反射的に身を引こうとした。「なにするの!?」──そんな言葉がエステルの
頭の中に生まれる。
だが──体は動かなかったし、言葉が口端に登ることはなかった。
投げ網が瞬時に広がるように、脳裏に昨夜の体験がフラッシュバックしたのだ。
あの──なにも考えられなくなるぐらいの濃密な時──
(あ……ああ……!)
それだけでもう、からだがカッと火照って意識が不覚になり、動くことを忘
れてしまう。
わずかに頬を染め、恥ずかしげにうつむくエステル。
脚に震えが起こる。
止められない──
そんなエステルの様子を見て、オリビエはますます笑みを濃くした。
ここに一つ、素晴らしく生気香り立つ楽器があった。この様子なら、昨夜よ
りも彩りの深い音色を奏でてくれることだろう……。
「ボクの部屋のベッドメイキングも、もう済んでる頃かな。……さあ、いこうか」
少女は伏せた睫毛をかすかに震わせながら、黙って頷いた。
レースのカーテンから午前中の澄んだ陽ざしが差し込んでくる。
街からの音は、盛り場の少ない区画にある格調高いホテルには遠い。
時間がゆっくりたゆたう落ち着いた雰囲気の中、オリビエは真裸になって、
品の良いソファに寝そべるようにして座っていた。
その視線の先に立つエステルは、昨日と同じく全ての服を脱ぐことを命じら
れ、羞恥に震えながらも大人しくその指示に従い、指を動かしている最中だった。
一枚、また一枚──
ほどなくしてすべての布が足下に落ち、エステルの肢体を覆うものが何もな
くなる。
「ああ……」
エステルは切なげな吐息をついた。
また、ヨシュアではない男の前で生まれたままの姿になってしまった──胸
もアソコも何もかもさらけだして──
しかし、手は脚の後ろの付け根に当てたまま、隠すようなことはしなかった。
どうぜ今隠しても、後でたっぷりと隅々まで見られてしまうに違いないから……
昨日の夜は……途中からもう何も考えられなくなったが、理性を取り戻して
いる今は、これでいいのだろうか、とも不安に思ってしまう。
なにか、どっかに微かにある、後ろめたいような違和感──
でも……
羞恥に伏せがちな瞼を持ち上げると、こちらをじっと見つめているオリビエ
の瞳。
あたしのからだを──隅々まで──奥の奥を覗くぐらいまで──
(──あぁっ……!)
見られてるだけで──視線を注がれるだけで、なにか変になってくる。
昨日のことを思い出して、からだの奥が熱く疼いてくるのだ。ドキドキする、
へんな気分……
そして、そう、見られるだけでは……終わらない……
(あたし、オリビエに……もてあそばれるように色んなところを弄くられちゃ
んだ……)
あの長くしなやかな指で、何もかもぐちゃぐちゃに蕩けきったように……!
(──ッ! ……ぁ……あ……!)
考えるだけで快感のさざ波が生まれ、身も心も溶けてしまいそうなほどに心
地よく全身に広がる──
オリビエは、これが女らしくなることだと言う。
だとしたら……このままで……このまま……
(そうよ……何もおかしく考える必要はないわ……これは女らしくなるための
単なる訓練なんだから……)
そう考えるエステルの目の端に淫らな翳が浮かんだ。しかし、少女は自分が
どんな表情をしているかなど、思い寄るべくもなかった。
「ウム……昨日の脱ぎ方と全然違って、色っぽさが感じられたよ」
そう言うと、オリビエは身を起こしてきちんと座り直した。
エステルの目線が下がる。
股間に隆々とそびえる、竿のように反り返った浅黒い肉の棒……。
よく見てみればグロテスクな形をしているのに、なぜか目が釘付けになって
しまう。
(……どうして目がいっちゃうんだろう……)
へそまで届かんばかりにそそり立つ醜悪な偉塊に、ゴクッ──と、少女の喉
が鳴った。
(そうなんだ……また──裸同士なんだわ──)
そう思っただけで、ドキドキ感がさらに高まっていく。
オリビエがこのまま立ち上がってあたしを抱き締めて腰を押しつけてくれば
──アレは簡単にあたしの中に侵入してくるんだわ……そして……あたしの中
はさんざんに掻き回されて……
「──ッ!!」
足腰が震えて力が抜けそうになる。
「エステル」
名前を呼ばれて、エステルはハッと我に返り、顔を上げた。
オリビエは目を細め、笑みを浮かべて剛直をシュッシュッとしごき上げた。
「これがそんなに気になるかい?」
エステルは目を逸らし、恥ずかしそうに唇をキュッと結んだ。
「べ、別に……」
「ハハ、今は正直な気持ちを言っていいんだよ。ほら、こっち来てボクの足下
に座って」
「は、はい……」
エステルは主人の命令に従うように歩き出し、オリビエの脚の間にしゃがみ
込んだ。
肉棒が眼前に迫った。
オリビエも朝風呂を使ったのか、そこからは石鹸の清潔な香りがした。
「そんなに怖がらなくてもいいんだ。昨日はこれがキミを一番気持ちよくさせ
たんだからね」
「う、うん……」
エステルは目を離せないまま、再びゴクッとつばを飲み込んだ。
「さて、今から男を悦ばせるテクニックを覚えて貰う。女らしくなるためにキ
ミ自身が気持ちよさを覚えるのも大事だが、女らしさというのはただ受け身に
なるだけじゃ成熟しない。女らしく男を悦ばせるテクニックも必要だ──キミ
もそうだとは思わないかい?」
オリビエがそう尋ねると、エステルは得心した表情で頷いた。「思うわ」
オリビエも頷き返した。
「今からフェラチオという実技を練習してもらう。これを」オリビエは勃起し
ているペニスを再びこすった。「こうやって手でこすったり、口でしゃぶった
り舐めたりして愛撫するんだ」
「口や手を使って……これを舐めたり擦ったりすると、男の人は気持ちよくな
るの……?」
エステルは不思議そうに勃起したペニスを撫で回した。
(熱い……)
その下に二つ付いている膨らんだ袋状のものも物珍しかった。どちらにしろ、
少なくともあまり美味しそうには見えなかった。
少女の柔らかな掌に包まれ、肉棒はびく、びくと気持ちよさそうにヒクついた。
「ああ。エステルがおっぱいやおまんこを弄くられて気持ちいいように、ね」
「きゃあ♥」
突然の嬌声。オリビエの手がエステルの乳房に伸び、戯れるように乳首を軽
く弄くったのだ。
「あん……もう……」上目遣いに媚びを湛えるエステル。
「昨日、エステルのおっぱいやおまんこをさんざん弄くってあげたけど、気持
ちよかっただろう? 男も同じで、コレを弄くられると気持ちよくなるんだ。
エステルがヨシュアと結ばれたら、彼にフェラチオをしてあげれば、彼も随分
と喜ぶと思うよ」
「わかったわ……」
エステルがそう答えると、オリビエは彼女から手を離してしまったので、少
し未練がましそうにしながらも、少女は「それ」に注意を向けた。
オリビエはソファの背にもたれかかり、脚を大きく広げ腰を前にずらした。
顔にくっつくほど寄ってきた肉棒に、エステルは顔にかかる髪の毛を払いの
けながら、自らも口を近づけてゆく。
「あん……間近だとずいぶん臭くてムワッとするのね……」
しかし、言葉とは裏腹に、エステルの表情はうっとりとなっていた。
「フフ……男の臭いと思って貰えれば光栄かな……女は花のような匂いに香り、
男は獣の如き臭いを放つ……こんな臭いを嗅ぐと、昂奮しないかい?」
「うん……なんかちょっとドキドキしてきちゃったかも……」
そう言ってエステルは、まずは棒の先にある赤い頭をペロペロと舐めた。
「ん……しょっぱい……」
「そんな舌先でちょっと味見する程度じゃ、本当の味はわからない。思い切っ
て頬張るんだ。唾液をたっぷりまぶして、口いっぱい使って……アイスキャン
ディーをしゃぶる要領でやってごらん。あと、痛いから絶対に歯は立てないこと」
「はい……」
エステルは口を「あーん」と開け、最初はおずおずと、天を衝く肉棒を亀頭
からゆっくりと口腔内に含んでいった。
(ああ、臭い……けど、なんか……頭が痺れるような感じがする……)
それに臭いばかりでなく、石鹸のいい匂いがする。体をきちんと洗っている
のだろう。
オリビエ、身だしなみはきちんとしてるしね──と、エステルはあまり嫌悪
感を抱くことなく、好奇心とドキドキする心を勝らせながら、ためらわずに口
に頬ばった。
「あ……む……ん……」
「そう、そうやって苦しくないとこまで呑み込むんだ……手で竿の部分を擦り
ながら頭を動かして……」
呑み過ぎてしまい喉頭に当たってエステルは少し顔をしかめたが、舌の上に
頭部を乗せ改めて口内を感じてみると、自分の口の中で熱い塊が脈動している
のがわかった。
(あは……なんだか……キャンディーとは全然違うわ……咥えただけでゾクゾ
クしてきちゃった……へんなの……)
「ふぁん……♥」
エステルは甘ったるい声で鳴くと、頭を前後に動かしはじめた。
ムチュッムチュッムチュッムチュッ──
少女のすぼめられた唇からいやらしい音が立ちはじめる。
「あぁ……いいよエステル……その感じだ……もっと吸い付いたり、舌で先っ
ぽの割れ目や裏を舐め回したりするんだ……おぉ……うぉ……そうだ……いい
……いいぞ……」
エステルは上目遣いにオリビエの切なそうな表情を見て、ちょっと感動をお
ぼえた。
(本当に気持ちいいみたい……コレも口の中で喜んでるみたいにビクビクいっ
てるし……アハ……なんか嬉しいかも……)
思い返してみれば、いくら教えてもらう身とはいえ、何時間にも渡ってずっ
と自分だけ気持ちよくして貰ったりしたのだ。その分お返ししなくちゃ、とエ
ステルは思った。
ちょっと口を離すと、
「オリビエ、あたし頑張るから、どこをどうすればもっと気持ちよくなるのか、
遠慮なく教えてね」
と、エステルは微笑んだ。まるで何も知らない天使のような笑顔──
対するオリビエは、悪魔の心を包み隠した優しい笑みを送り返した。
「わかったよ、エステル。本当にキミは素晴らしい生徒だ。色々教えるから、
キミもどうすれば男が気持ちよくなるのか、どんどん学習して女らしくなって
いくんだよ。それが引いてはヨシュアのためにもなるからね」
「はーい♪」
いっぱいお返ししようと、エステルは一生懸命にむしゃぶりついた。
少女の手と頭の動きはすぐにリズミカルになり、さっきにも増していやらし
い音が部屋中に満ちはじめた。
「あむ……あむぅ……んちゅ……ちゅば……」
「おおそうだ……あぁ、いいよエステル……その調子だ……先っぽ全体もねぶ
り尽くすようにしゃぶって……余ってる方の手で袋もマッサージするんだ……」
「ふぁい……んむぁ……んちゅ……んちゅば……」
エステルの頭の動きはさらにいやらしさを増し、もう一方の手が陰嚢を揉み込む。
「おお……おおぉ……!」
うら若い少女の温かく柔らかな口腔粘膜と指の感触──!
エステルの積極的なフェラチオに、射精感が急速に膨らんでいく。昨夜ひさ
びさに大量放出したのがスイッチになってしまったのか、まるで性欲に目覚め
たばかりの十代の少年のように、腰があっという間に熱くなり、射精欲が股間
から衝き上げてくるのだった。
奥歯を噛みしめ、それを抑えるのに必死になるオリビエ。
それほどにエステルの口唇奉仕は気持ちよかった。
「うあぁ……エ、エステル……初めてなのにすごく上手いよ……たまらない……」
「んぷふぁ……あは……オリビエもなんか可愛い……すごく切なそうな顔して
て……」
「フ……エステルが気持ちよくなってる時も同じ顔をしてるんだよ?」
「そうなんだ……本当に気持ちいい時ってこんな表情になるのね……ヨシュア
もそうなのかな……」
そう言ってエステルは再び肉竿を口に含み、ますます情熱的なフェラチオに
励んだ。
(ふぁあ……これ……熱くて固くて臭くて……しゃぶってるうちにどんどんへ
んな気分になる……これがあたしの中に入るのよね……)
そう考えると、なんだか臭さも我慢できるような気がする。
上目遣いにオリビエの気持ちよさそうな顔を見上げた。
男の人に奉仕するような感覚に、奇妙なほど胸が熱くなる。
(オリビエが気持ちよくなってくれてる……なんか嬉しいかも……)
口淫にますます拍車がかかる。
チュバッ、チュバッ、チュバッ、チュバッ──
うっとりとしながら、エステルは夢中でオリビエの肉棒をしゃぶり続けた。
頬をすぼめて口腔粘膜でカリ首を擦り上げ、唾液をたっぷりと絡ませた舌で
肉茎を撫ぜるように舐め回し、竿と袋を指でマッサージするように弄くる。
(あぁ……なんか……やってるあたしが昂奮してきちゃった……)
なにもしていないのに、アソコや乳首が熱くなってくる。
(ダメよエステル……こっちに集中しなきゃ……あん、でも……)
エステルはまたチラッとオリビエを仰ぎ見た。顎を上げて薄目を開け、かす
かに開いた口から気持ちよさそうに吐息をついている。
(少しぐらいなら……)
そう思うと我慢できなくなり、袋を揉んでいた手を離してカーペットにぺた
んと座っている脚の間に差し込み、秘陰に指を触れた。
クチュッ……と湿った水音がして、ほわん──と、痺れるような快感が四肢
に広がる。
「ふぁ……んふぁあ……♥」
(あぁ……いいっ……もう痛くないわ……すごくへんな気持ちで……蕩けちゃ
いそう……♥)
二つのことを同時にやりはじめた分、口技がおろそかになったが、オリビエ
は気づいても何も言わずにエステルの痴態を見下ろしていた。
(フフフ……どうだいヨシュア君……エステル君が自分の股間を弄くりながら、
ボクのペニスをとても美味しそうに頬張ってるよ……彼女の初めてのフェラチ
オもいただいた……何もかも、彼女の全てをあますところなくいただいてしま
うからね……フフフフフ……)
他に想い人がいる少女が、自分の手の中で淫らな蝶に羽化していく──
心の中でますます邪な笑みを色濃くするオリビエであった。
ムチュッ……ピチャ……ムチュッ……ピチャ……
「エステル……そろそろ出る……!」
肉棒から口を離し、トロンとした目でエステルは見上げた。
「えっ……何を……?」
「男は気持ちよさが頂点に達すると……コレの先から体液を発射するのさ。昨
日、たっぷりとキミの中に出しただろう?」
「あ、あれね……」
気分がやっと鎮まって気付いたら、アソコの中に溢れかえるほど出されてい
たやたら白くてネバついてて臭い体液……。
あの後、アソコを洗うのが大変だった……。
「エステルが気持ちよくなると、おまんこからヨダレを垂らすのと同じさ……」
「そうなんだ……」
「よし、出すところを見るんだ……イキそうになったら言うから……」
「う、うん……わかった……」
エステルは口唇奉仕を再開した。
ムチュッ……ピチャ……ムチュッ……ピチャ……
肉棒が口の中で明らかに温度を増してゆき、ビクビクと頻繁に跳ねるように
なってきた。
(あ……出るのかな……)
エステルは本能的にそう思い、自分を慰めるのをやめて袋弄りも再開し、自
然にしゃぶる速度と手の動きを早めた。
「ああっ……いいよエステル、最高だ……! おお……おぉ……もっと早く…
…もっと早く……ああぁ……!」
ムッチュムッチュムッチュムッチュ──!
「ああ、ああ、も、もう出ちゃいそうだ……! エステル……! そろそろ出
す……! 口から……離して……!」
「うん……」
エステルが口を離すと、
「そのままで……後は両手で激しく擦り上げるんだ……! 顔に向けて……!」
オリビエの言う通りに、シュッシュッと両手で包み込んで擦り上げると、
「ううっ……か、顔に……かけるよッ……目にかからないように口を開けてッ
──クウウゥ!!」
オリビエがエステルの頭を掴んだ。
と同時に、少女の掌の中で火のように熱くなっていた肉茎が、突然、膨張した
かと思うと、
ビュルルルルッッッ!!!!!!
ブビュルルッビュルルルッッ!!!!!!
と、激しく暴れながら先端からものすごい勢いで白い液体を噴き出してきた。
「んああッ!?」
避ける暇などなかった。ビシャビシャとエステルの顔面に大量の白濁液が飛
びかかってゆく。その大半が開けた口の中に入っていった。
「うぶッンンンッッ!!??」
頭を動かそうにも、オリビエにガッチリ掴まれて少しも動かせない。
(な、なにこれぇ──!? 苦くて臭ぁい……!!)
ビュルルルウッッ!!!!
ブビュッブビュッブビュッ!!!!
「んぶ──んぶ──ん──ん──!」
口の中に収まりきらない精液がドロドロと溢れ、顎を伝ってカーペットに垂
れ落ちてゆく。
顔面パックのように白く染まるエステルの顔。それでもなお、次から次へと
濃厚なミルクが浴びせかけられてゆく。
鼻の中にも少し入ってきて、びっくりしてわけがわからなくなるエステル。
「んぶ──んぶぅ──!」
(くさいよぅッ……おぼれッ……おぼれちゃう……!!)
白濁液をえんえんと射ち出しているように思えた肉棒は、エステルの顔をど
こもかしこもすっかりドロドロにしてから、ようやく満足したようにビクッビ
クッと空打ちし、ようやく打ち止めになった。
「はぁ、はぁ……エステル……」
意識を半分以上持って行かれていた射精感が収まり、オリビエはエステルを
見下ろした。
顔面がほとんど真っ白になっていた。目の部分はかろうじて無事だったが、
頬も鼻もすっかり精液にまみれ、顎からダラリダラリと幾筋ものミルク色の粘
糸を垂れ落ちさせているエステル──口の中に溢れかえったザーメンをどうす
ることもできず、ゴポゴポと唇からこぼれさせていた。
「よし、全部飲むんだ……」
(エエェッ──こ、こんな臭くて苦いのを……!?)
だが、こうなってしまっては全部吐き出すか飲むかしかない。
できれば飲みたくなかった。しかし、オリビエの命令に逆らうのは、なぜか
怖かった。
覚悟を決めて、唇を閉じた。
ゴク、ゴク、ゴク──
口の中に溜まった濃密で生温かい精子が次々と少女の喉を、食道を穢しなが
ら体内に飲み込まれてゆく。しかし、初めてフェラをしたエステルには飲みき
れる量ではなく、白濁液が口の端に泡を作りながらネトネトと溢れ、カーペッ
トに白い水たまりを作っていった。
(ウアァ……ドロドロ濃すぎて喉にからみつくよう……)
それにこの何とも言えないとびきり臭い匂い!
(ンモゥ──オリビエひどい!)
だけど……自分がオリビエをここまで気持ちよくしたのだ。
そう考えると、まんざらな気分ではなかった。
だから頑張って燕下した。
「──プファアッ──! ぜ、全部飲んだよ……!」
最後の塊を飲み下すと、精液まみれの顔でエステルは少し得意げに笑った。
「よし、いいぞエステル。最初とは思えないほどよかった。さて、それでは…
…顔を洗った後、からだの実習に移ろうか」
「え……それって……昨日の……?」
「ああ。何事も反復練習を積み重ねてからだに覚えさせないとね」
「は、はい……」
ついにきた。
(ああ、また……あれをされるのね……)
エステルのからだがゾクゾクとわななき、痺れるようにして力が抜けてゆく。
「あ……ぁ……」
あえぎとも吐息ともつかない声。胸が大きく上下する。
瞳が潤み、蕩けたような表情──
そこには確かに、期待と情欲を孕んだ昂奮が見え隠れしていた。
エステルが洗面所から戻ってくると、オリビエは寝そべって待っていたベッ
ドから抜け出し、エステルに近付いた。
もう抱かれる──一瞬そう思った。
エステルの体はすくんだように動かなくなった。
だが、胸の先が触れるか触れないかぐらいの距離で──
オリビエは立ち止まった。
お互いの体からの熱が感じられる……
「その様子だと……昨日の事はまだ明確に覚えてるようだね」
「……う、うん……」
「眠るほんの前にやった事だものな。当然といえば当然か」
エステルの赤らんだ顔を見下ろしながら、オリビエは呟くように言った。
「まだ……お腹の奥が疼いてて……」そっと下腹に手を当てるエステル。「痛
みもまだ少し残ってるんだけど……それよりも……」
「フフ、そうか……」
オリビエはエステルの足下にしゃがむと、
「脚を開いて」
と命じた。
「ん……は……はい……」
恥じらいながらも言うとおりにするエステル。
股間に隙間がつくられてゆき、エステルのアソコがオリビエの前で視野いっ
ぱいに丸見えになった。
エステルを垂直に見上げるようになるぐらいに顔を近づけ、オリビエは両手
で少女の秘淫を左右に拡げた。
「あっ……」
処女を散らされた蜜孔は、まだしかし、小指も通らない小さな点のようでし
かなかった。だがそこはもう、うっすらとしたぬめりに光り、エステルの呼吸
とは別に、かすかに蠢いていた。
「あぁ……!」
恥ずかしいところを穴が開くまで見つめられて、エステルの腰に甘い震えが
走り、力が入らなくなる。
「フフ……なんだ、もう熱く湿ってるじゃないか、エステル……?」
「そ、そんな……」
「恥ずかしがることはない。またボクの肉棒を入れて掻き回して欲しいんだろ。
からだの奥が疼くのを、どうにかして欲しいんだろう?」
「そ、それは……」
恥辱の涙をにじませながら弱々しく否定するように首を振るエステル。
「おや、素直じゃないね……」
オリビエは拡げた淫唇内に舌を入れた。
ぐねぐねと舌を踊らせ、なぶるように圧し舐める。
「はあっ……! あぁっ……はぁ、はあぁん……♥!」
ゾクゾクとからだを震わせるエステル。
「フフ、石けんの匂いに混じって、ボクの精液の臭いがするな」
「せ、精液……?」
「さっきも出した白い体液の名前さ」
「そうなんだ……」
「男と女の体の仕組みはうまくできててね……男の棒が女の穴の中を擦ったり
突いたりすることでお互いに気持ちよくなる……。だから、最終的に男の精液
はたいてい女の中で出される。男にはそういう欲求がある。女からすればいい
迷惑かもしれないがね」
オリビエは行為の重要な部分──生殖のことには触れず、そう説明した。
「ううん」
エステルは首を横に振った。
「あたしは迷惑じゃなかったわ……その……なんて言ったらいいのか……よく
わかんないんだけど……」
「ほほう。昨日の最後、ボクにグイグイ腰を押しつけられてあんなにたくさん
注ぎ込まれて……感じた?」
カーッと顔を赤らめるエステル。
「う、うん……と、とっても気持ちよくて……なんかわからないけど……最後
はもうわけがわかんないぐらい……それに、あなたに潰されるぐらい強く抱か
れて……すごい安堵感っていうか……欲しいっていうか……もうぜんぜん来て
構わないっていうか……わけがわかんなかっただけかもしれないけど……」
「そうか、フフフ……中出ししても全然構わないなんて言われると、男として
は大いに昂奮するね。ただ、中出しされてもされなくても、体を洗う時は膣内
(なか)まで丹念に洗うようにね。」
「わかったわ」
オリビエは笑みを浮かべながら立ち上がると、エステルの後ろに回り、背中
から抱きついて胸と秘部に手を伸ばしまさぐりはじめた。
「エステルのからだ……もうこんなに熱くなってるんだね……」
「あ……あぁ……オリビエのからだも……熱い……はぁぁ……!」
クリトリスと乳首をやわやわと弄くられ、気持ちよさそうに目を瞑るエステル。
「どうだい、弄くられて痛まないかい?」
「ううん平気……」首を振るエステル。「だいじょうぶ……それよりも……気
持いいから……」
「了解」
オリビエはその場に立ったまま、続けてエステルのからだを愛撫し始めた。
「は……ぁ……あ……♥!」
抑えられない喜悦の混じった吐息をつきながら、エステルはオリビエの腕の
中で身悶えた。後ろ手にオリビエの頭を掴んで支えにする。固く熱いものがお
しりに当たっている感触。半ば無意識に腰をすり寄せると、オリビエはおしり
の割れ目に剛直を突き当て、エステルの会陰に擦りつけながら、ゆっくりと素
股をはじめた。
「あぁ……」と高ぶった声を上げ、内股になって挟み込み、自ら腰をうごめ
かして反り返った肉棒の感触を少しでも深く迎え入れようとするエステル。
「さきっぽがぬるぬるしてて……ああっ……あああっ……熱くて長いので股を
擦られてる……♥」
「こうやって後ろから打ちつけられてると……あれだけ激しく突き回されたの
を思い出すだろう……?」
そう言って、エステルのおしりに密着するまで深く腰を押しつけ、小刻みに
淫裂を擦り上げるオリビエ。
思い出したのか、エステルの体熱がカッと騰がり、さらに息が荒くなった。
「ハァ、ア、アア……♥!」
エステルの瑞々しい肌に汗がじっとりとしはじめ、オリビエの掌がぬるぬる
してゆく。
少女の反応は昨日と同じく素晴らしいものであった。オリビエの愛撫から生
まれる快感の波に洗われながら甘いあえぎ声を上げ、快楽の淵へと沈み込んで
ゆく。つい昨夜まで性的な事など何も知らなかった処女とは思えないそぶりで
あった。
(昨日の薬が効きすぎたかな……フフ……)
だが、困ることは何もない。エステルの感じまくるままに、愛欲に狂い叫ぶ
まで快楽を与え続けてやろうじゃないか……。
そうして、オリビエは少女の開きはじめた蕾に栄養を与えるべく、愛撫にま
すます情熱を籠める。
立ったまま蛇のようにくねりながら絡み合う淫靡なダンス──
しかし、少女の方は早くももう力が入らなくなっていくようで、足腰が砕か
れはじめ、手を離せばバランスを保っていられずに崩れそうである。
「ア……ア……ア……♥」
「フフフ……もうすっかりやる気満々じゃないか……」
「ウゥ……ア……アァ……♥ ……ウ、ウン……少しでも早く……女ら
しくなりたいから……♥」
(フフ……違うだろうエステル……キミはまた、ボクのこの肉棒を味わいたく
てたまらないんだろう……?)
「もう立っていられないかい? それじゃ、このままベッドに行くよ……」
オリビエはエステルを支えながらベッドに倒れ込み、少女に覆い被さったま
ま、襲っているような姿勢で愛撫を続けた。
ぐにゃっとしてベッドに伸びてしまったエステルのからだ。その腕の脇から
手を下に潜らせ、双つ並んだ漏斗のような柔肉を揉みしだく。
「うぅあ……はあぁ……!」
「もうこんなに乳首を尖らせちゃって……ほら」
オリビエの爪はまったく伸びてなかったが、それでもカリカリと乳輪をくす
ぐり、プックリと膨れあがっていた乳首を人差し指の腹で横から上から圧した
り弄くったりすると、
「ふあッふあぁッ♥!」
と、たえられないようにエステルのからだが震え、嬌声が上がった。
「おねがい……も、もっと……強く……きゃぅん♥!」
エステルのからだが跳ねる。要望に応えてオリビエの指が乳首をつまみ、絞
るようにしごきはじめたのだ。
「はぁ……はああぁぁ……♥」
気持ちよさそうに喘ぎ続けるエステル。
「フフ、エステルはどうやら多少激しくやるのが好きみたいだね」
「う、うん……♥」
「フフ……そうそう、胸のマッサージを毎日欠かさずやってごらん。それだけ
でも成長具合が違うよ」
「ふぁ、ふあぃ……♥」
(それにしても……)
始まってから間もないのに、エステルのからだはもう汗びっしょりだった。
感じることで出てくる汗の質は普通の運動で出る汗とは若干違うが、エステル
はどっちもよくかく体質らしい。
エステルの汗の匂いは、どんなに濃度を増そうが嫌味がなかった。肉食が少
ないのかもしれない。エステルの体臭を嗅いでるだけで元気が出て来、ますま
すそのからだを欲しくなる。
(こちらも……)
オリビエはそっと秘陰に手を伸ばす。そこももうしっとりと濡れていた。
「くぅん──!」
秘肉を弄くられ、鼻声で鳴くエステル。
汁気の多い女は嫌いではない。じっとりとした汗にまみれ、淫靡な水気を帯
びた女の肌は、いつまでも抱き締めていたくなる衝動が生まれる。
そういえば、とオリビエは気づいた。よく考えると、エステルの後ろから肌
を合わせていることが多い……倒錯した欲望に駆られスケベになり過ぎてるた
めかと思ってたが、エステルのからだにも密着したくなる秘密があったのだ。
とにかく、エステルのからだの淫らな部分を発見し、オリビエはいやらしく
笑った。
(これは……もしかしたら手放せなくなりそうだな……)
……。
静かな時間が流れる屋内に、明るい陽光が差し込む。
あと二時間ほどで昼を指すアンティーク時計の針が動く以外は、動くものも
音も無く──
いや。
一つだけ動いているものがあった。
窓側のベッドの掛けふとんが小高い山のように盛り上がり、中で何かが蠢い
ていた。
くぐもった、しかし熱に浮かされたようなあえぎ声が聞こえる。
「ア……ア……ア……アァ……♥」
すると。
中から二本の腕が伸びてきて、ヘッドボードを掴んだ。
続いて出てきたのは、エステルのぐっしょり汗まみれで紅潮した上半身──
そして、その背中に覆い被さったオリビエ。金髪の青年は、栗色に広がる滝の
ような少女の髪の毛を掻き分け、両脇から乳房をぐにゅぐにゅと揉みしだきな
がら、バッグから激しく突き上げるように腰を打ち付けていた。
ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ!!
「ンハァ! ンハッ! ンア、ンアァ、ンアァァ♥!」
えぐり込まれるように胎内を掻き回され、からだを揺すぶられ、狂おしいほ
どの快感に陶然とした表情で悶え叫ぶエステル。
腰と腰がぶつかり合う音、性器が擦れ合う音、そしてエステルの嬌声が部屋
じゅうに響き渡る。
抜き差しされるたびに結合部から淫らな水しぶきが飛び散った。
「アアッ、アアッ、イイ、イイよぅッ♥! ダメ、ダメッ、こんな、こんなの
狂っちゃううぅ♥!」
肉の悦びがエステルの頭の天辺小指の先まで心地よい痺れを広げ、全てを支
配する。
エステルは顔を横に向けた。そこにあった目が、微笑みを返してくる。
あたしの中に入り、この快感を与えてくれている人──
すごく、たまらなく愛しくなる。からだで愛しくなってしまう。
無性にキスをしたくなる。
昨日もそうだった。気持ちよさでもうどうにかなりそうになると、口づけを
したくなってしまうのだ。最後、膣内をさんざんに掻き回されてる時が最高潮
だった。もう何もかもわけがわからなくなり、何度キスを求めようとしただろ
うか。だが、それだけは何とかこらえていた。
それだけは、それだけは──!
(ああ、でも──ッ!)
快感がからだの奥深くに刻み込まれてゆくにつれ、キスの欲求はますます強
くなる一方であった。
キスをしたことはない。小さな頃、何かの感謝の印に父・カシウスのほっぺ
にキスしたことはあるが、本当の口づけはまだしたことがなかった。ファース
トキスのことは知っていた。だから、学園祭の時のヨシュアとクローゼのキス
は、演技だったとはいえ、自分自身でも驚くぐらい衝撃的だった。
キスは──最初のキスだけは──
「ん……?」オリビエが気付き、腰の動きがゆっくりになった。「キス……し
たいのかい?」
エステルはブンブンと何度も首を振った。
「ダメ、それだけはダメ……!」
それは特訓という名の陥穽にはまってから初めて出た激しい拒絶の言葉だっ
たが、どちらかというと自らに言い聞かせるような口ぶりであった。
「キスだけは……おねがい……」
オリビエにはエステルが何に拘っているのか知らなかったが、からだは許し
ても唇は拒むという判断基準は可笑しかった。ま……からだを許しているとい
う気持ちはないのかもしれないが……。
「いや、キスしたかったら無理することはない。ホラ」
オリビエはエステルの腰を引っ張ってヘッドボードから引き剥がした。エス
テルが枕の上に落ちると、繋がったままそのからだをめくり返し、向き合って
その上に押し被さると、肩を揺らして首すじを少女の目の前に示した。
「ボクのからだを代用しなよ。いくらでも吸い付いて構わないよ。欲求をこら
えるのは気分が良くないだろう……」
そう言うと、枕に頭を突っ込むように置き、再び腰を打ち付けはじめた。
グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュンッ!
「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ♥!!」
エステルはたまらずにオリビエの首に夢中でしがみつき、強く吸い付いた。
(あぁっ……♥)
すごく気分が楽になってゆく。これだったら、いい。
「フフ……まるで小さな子どもみたいだ……可愛いよエステル……」
「アアッ──アアアンッ……!」
大きな不安が消えたエステルは、オリビエの首すじに何度も吸い付き、時に
はひときわ大きい官能に襲われて噛みつきながら、安心しきったようにめくる
めく快楽の境地に埋没していった。
「はあ……はあぁ……♥! もっと……もっと奥まで……奥までえぐっ
てえぇ……♥!」
「フフ……」
オリビエはいったんピストン運動を止め、エステルの腰を掴んで膝でにじり
さがり、再びふとんの中に入ってゆく。
「ほうら、また中に引きずり込んでやるぞう」
「ああっ……あああっ♥」
エステルはオリビエの為すがままで、二人のからだがまたふとんの中に消える。
羽毛の掛けふとんがこんもりと膨らみ、その中からくぐもったあえぎ声が漏
れ続いてゆく……
ふとんの中は淫臭でむせかえるほどにまでなっていた。
二人分の体臭と体液の匂いが水滴になるほど熱を帯びて入り混じり、淫靡そ
のものの空間を造り上げる。
この息苦しく狭い暗闇の中に潜ってからだを絡ませ合い、熱の籠もった淫気
に意識が朦朧となりながらも交歓に没頭する──オリビエは嫌いではなかった。
新鮮な空気の下でやるより早く理性を失い、ケダモノ同士になれるからだ。
「ンヒッ、ンヒッ、ン、ン、ン、ッヒィ、ンヒィッッ♥♥!!」
エステルの嬌声が終わることなく続いていた。今度はまた四つんばいにさせ
られ、肉棒の代わりに二本の指が蜜孔を拡げ突き入れられていた。
打ち付けるぐらいの勢いで抜き差しされる二本の指の動きに、文字通り身も
心も奪われているエステル。指は根元までズボズボと出入りし、膣内を思う存
分に掻き回していた。
からだが溶け消えてしまいそうなほどの快感に、際限なくからだを引きつら
せ、蕩けさせ、淫悦の涙を流しつづけるエステル。
「ンヒィ、ン、ンッ、ンヒッ、ンンッンンッンンンッッ♥!!」
もうすっかりぐちょぐちょになった秘孔は、奥へ奥へと膣壁が蠢めき、オリ
ビエのほっそりした長い指をすべて呑み込まんばかりに迎え入れる。
「ああッ、あああッ♥! まッまたッ、イ、イ、イィ♥!
イクッイクッイッちゃううぅぅぅッッ♥♥!!」
もう片方の手で、下を向いてもあまり形の変わらない乳房をもてあそんでい
たオリビエは、いやらしく口端を吊り上げた。
「またイクのかい? 本当に感度がいいねエステル……」
まるでお茶でも飲んでるような口調だったが、手が別人のようにスピードと
リズムを上げ、淫音がひときわ高まった。
グチョッグチョッグチョッグチョッ!
「ハァァッ♥! ンハ、ンハァ、ンンンン♥!
ア、ア、ア、ダメ、そこは、アッ、アアッ、アアアアアッッ♥!!」
自らも腰を擦りつけ、オリビエの指を少しでも深いところで感じようとするエ
ステル。
からだじゅうを桃色に染め、大きく股を拡げて快楽を貪り尽くすように腰をく
ねらすその姿はまるで、すっかり発情しきったメス犬であった。
キュンキュンと膣肉が締まってくる。
「イクッイクッイクウウゥゥッッ♥!!」
だが、エステルがイク寸前でオリビエは指を抜いてしまった。
「ああぁッ……!?」
またおあずけなの?──後ろに首を曲げたエステルの霞む目に、暗いベッドの
中でのしかかってくるオリビエの白いからだが見えた。
エステルの体内に燃えるような期待感が弾ける。
(ああっ……また来るのね……♥!)
指よりももっと深くをえぐり回してくれるもの。
お腹の中がさらに熱くなる。
オリビエの汗だらけの熱いからだがエステルの背中に密着した。二人分の汗で
オリビエのからだがぬるぬると滑る。しかし今はもうそれすら気持ちよかった。
横にオリビエの顔が並んだ。「入れるよ」
ヌジュプ──
アソコから、全身を貫き脳天にまで響く心地よい異物感があり、
「ハアアァァァ♥」
エステルのからだの底から生まれるような歓喜の嬌声。入れられただけでイッ
てしまいそうなほどの挿入感──!
「くうぅ──!」
オリビエの唇からも気持ちよさそうな熱い息が吐かれる。
「さっきよりも……熱くて熔けてしまいそうだ……!」
それはエステルも同じだった。体内に侵入してきたオリビエの剛直は、まるで
溶岩でできた鉄棒のようであった。さっき貫かれていた時もそうだったが、ただ
ただ気持ちよさしか生まれてこない。
(ああぁ──これが──これが男の人を迎える悦びなのね……!)
喜悦の渦の中でエステルは狂おしくそう思った。
ヨシュアを迎え入れる時もきっと──
だが、愛しい人の姿は一瞬で掻き消えてしまった。
ピストン運動が始まったのだ。
グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ──!
「ンアアア♥! ンアアアァァン♥♥!!!!」
もうさんざんに弄くりまくられた秘孔は淫らにうねり返り、愛液にまみれた肉
襞をギュウギュウとすぼめる。
(くうぅ……エステルの狭いおまんこがさらにきつく……! なんて締まりの良
さだ……!)
ぬるぬるのヴァギナに締め付けられた肉竿はさらに勢いを増し、長いストロー
クで膣壁をたっぷり擦り上げ、子宮口の周りを何度も突き回す。
すっかり下がっていた子宮にその衝撃は響き渡り、
「アアッ♥!! アアッ♥!! アアアアッ♥!!!!」
何もかもが吹き飛ぶような愛悦の嵐に、お腹の奥から歓喜に打ち震えた嬌声を
上げるエステル。
「そこッ! そこッ! イ"イ"ッ! イ"イ"ッ! イ"ヒイイィッッ♥♥!!!!」
淫気しか吸えないふとんの中で、エステルのからだはオリビエに捕まって補食
されているように覆い尽くされ、腰を激しく打ち付けられて貪り喰われる。しか
しもう逃げられない。快楽の糸に絡め取られたエステルには逃げる意思など微塵
も宿らず、ただただ媚肉を喰われるがままに、からだを淫欲の泥土に沈めていった。
グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ──!
「もうッ──もうぅッダメエェッ──♥!
イク、イク、イッちゃううウウゥゥ────ッッッ♥♥!!!!」
「よしッ……いくぞッ……!!」
オリビエも二度目の挿入でいつでも出せるような状態だった。エステルの腰を
ガッシと掴み、ラストスパートに入る。
ズチュッズチュッズチュッズチュッズチュッズチュッ──!!
「ヒ! ヒ! ヒ! ヒ! ヒ! ヒィィッッ!!!!」
膣奥を猛烈なテンポで突き、擦られ、ガクガクと細かくからだを揺らされなが
ら、断末魔にも似た悲鳴が上がる。
「くっ……うっ……来る! 来る! 出すぞ! 出すぞぉ! またたっぷりとエ
ステルの中にぶちまけてやるからな!」
「ちょうだいッ、白いのちょうだいッ!
あたしの胎内(なか)にぜんぶぅウウゥゥゥ──ッッッ!!!!」
「精液欲しいかッ!? そんなに欲しいんなら、とびきり濃厚なやつをたっぷりと
……エステルの子宮に注ぎ込んでやるぞッ!」
「きてぇーーーッ! 精液あたしの子宮にきてぇーーーーーッッッ!!!!」
エステルはもう自分が何を言っているのかほとんどわからないままに、本能の
叫びを口にする。
「オリビエの精液ちょうだい!! お腹の奥に白いドロドロしたお汁いっぱいちょ
うだいいぃぃぃ♥♥!!!!!!」
「よおーし一番奥で中出ししてやるッッ──ゥオオオオオ……ッッ!!!!!!」
(こうなったら……孕ませるぐらいに……! 関係ない……オリビエ・レンハイ
ムの子種を何度も何日もタップリと中出ししまくり続けてやるッッ!!!!)
オリビエの最後の一突きは、非常にゆっくりとした速度で入り口付近まで引き、
ズニュウウッと子宮めがけてまっすぐ突き進んでいった。
エステルの背中がこれ以上ないほど突っ張り、砕けそうなほどに仰け反る。
「──────────ッッッッッッッッ♥♥♥♥♥!!!!!!!!!!」
グチュン!!
根元まで埋(うず)まり尽くしたとほぼ同時に、オリビエの脳裏が焼け焦げる
ほどのホワイトアウト。
その瞬間、これまで抑えに抑えていた射精欲が臨界点を突破した。
「ウオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!」
ドビュルーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!
ドビュルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!
ドビュドビュドビュドピュビュビュビュビューーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!
エステルの最奥でものすごい量の精液がぶちまけられた。
言葉通りの濃厚な精子がこれでもかとばかりに次から次へと子宮口に叩き付け
られ、肉色の世界を真っ白に濁った世界に変えてゆく。わずかな精子溜まりの窪
みなど用をなさず瞬く間に飲み込まれ見えなくなる。
「──────────ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッ♥♥♥!!!!!!!!!!
感じるうううゥゥゥッッッ♥!!!! でてるうううゥゥゥッッッ♥!!!!
あたしの中でいっぱいでてるううゥゥゥゥゥ──────ッッッッッ♥!!!!!!」
ドビュビュビュビュルルルルルルルッッッッッ!!!!!!
ドプッドプッドプッドプッドプッドプププッッッ!!!!!!
エステルの目は大きく見開いているが、まったく焦点が定まってなかった。
淫肉と淫液の性宴。少女の胎内は完全に生まれ変わり、淫らな肉と化した膣壁
は絶頂の歓喜に踊り、すべてのオス汁を絞り取らんばかりに肉棒をギュウギュウ
と締め上げていった。
種汁の前衛基地と化した膣奥から、エステルの子宮に我先とばかりに精子が流
れ込んでゆく。それでも膣内の精液量は増す一方で、エステルの腹部が次第にタ
プタプと膨れていく。
「お──なか……が……お……な……か……があぁ……♥」
エステルはシーツを握っていられず、わなわなと中空に伸ばした手をオリビエ
の手が掴み、互いの五指がギュウウッと絡み取り合った。
次々に射ち出されるザーメンが怒濤の如く逆巻いて膣道を逆流し、結合部の隙
間からブクブクと泡立ちながらペーストのように溢れ出てくる。淫裂にザーメン
が溢れ返り、ネットリとした粘糸がダラダラと白滝のように流れ落ちてゆく。
オリビエはまだ続く射精のさなか、さらに何度も腰を振り、精液タンクとなっ
たエステルの膣内を掻き回し、最後にまたグンッと押し込んだ。
「ああ──ああああああ……♥」
ビュルッ……ビュルッ……ビュクッビュクッビュクッ……
最後の精液が射ち出され、二人のオーガズムはようやく下り坂を迎えた。
ピンと仰け反り続けていたエステルの背中がブルブルと震え、それにしがみつ
くようにしてオリビエが抱き締める。
「ア"──ア"──ア"ア"ア"……!!!!!!」
「オ"オ"オ"オ"オ"オ"……!!!!!!」
快感の坂道を転がり落ちるがままに獣のような低いうめき声を上げ、腰を隙間
なくくっつけ合い、快楽の光に包まれた楽園を旅する二人。
(おなかが……おなかが熱いぃぃぃ……♥)
それは曰くしがたい多幸感だった。
理性まで蕩けさせながら、エステルは肉欲の法悦にいつまでも浸っていた。
引き抜かれる気配のまるでない結合部──膣口と精嚢がともにキュッキュッと
収縮し、溢れ出した白濁液がとめどなくどろどろと滴り落ちていく……
絶頂にイッた後は、まだ硬度を保つ肉棒をゆるゆると動かし、エステルのヴァ
ギナ全体に精液をなじませながら、火照るからだを徐々に醒ましつつ、後戯の愛
撫で余韻を楽しませてやり、ベッドの中でまるで恋人同士のようにイチャイチャ
と仲睦まじく過ごした。
そして、まだ時間に余裕があるうちにベッドから抜け、身支度を整えた。
あれだけまたイキまくったので多少心配だったが、エステルはやはりオリビエ
が思う以上に体力があるらしく、まったく疲れを感じさせない勢いで腕を振り回
しながら、
「さあ、武術大会頑張るわよー!」
と、弾けるような笑顔でそう言った。
オリビエは驚いたように肩をすくめ、
「元気だねえ……」
と、正直な感想を口にした。あれだけ責めまくったのに、エステルの腰の強さは
尋常じゃない。
(それに、こんなに切り替えの早い性格だったっけ?)
彼はちょっと放出しすぎたらしく、腰のあたりがちょっと痺れたようであった。
これが男と女の違いなのか……いや、とオリビエは思った。エステルはなんか
特殊だ。
それとも、好きこのんで遊撃士になんかになる女は、皆こんな感じなのか。
「アハハ……!」
闊達に笑うと、笑顔を緩めてオリビエを見つめるエステル。
暖かみの籠もったまなざしで、
「オリビエ、ありがとう。なんだかすごくサッパリした感じ。身体が暖まって調
子もいいわ」
と言った。
「凄いね……」
そうとしか言えない。
「でも、訓練だということを忘れてないかい?」
「あっ……いっけない」
エステルはしまったという表情になり、明るくペロッと舌を出した。可愛い仕
草だった。
「フッ……」
オリビエもつられて微笑んだ。
(だが、色っぽさを感じさせるのはまだまだ──)
そう思った時だった。
エステルの眼がうっすらと細められ、婉然とした笑みを浮かべたのは。
「……ねえ……」
と、艶を帯びた声音。
オリビエは思わずドキッとしてしまった。
「……なんだい?」
「……今夜も……できないかな?」
「え……う、うーん。熱心なのはいいけど……。試合の後、疲れてなければね……」
「そうか……」ちょっと寂しそうな顔をするエステル。
「調子が出てきたところ悪いね、エステル」
「ね……」
「なんだい?」
エステルはそっとお腹を両手をそえ、少し赤らんだ顔で、
「なんか、オリビエの精液がまだ中に残ってる感じがする……」
と、呟いた。
エステルにしてみれば、言葉そのままに、あの白い汁がまだ体内にあるような
感じなのを告げただけなのだろう。
だが、オリビエはたまらない欲望を感じてしまった。
「そうか……」
オリビエはエステルの腰に腕を回した。
「あっ──」
突然ぐいっと引き寄せられたエステルは驚いたが、拒まなかった。
オリビエはエステルのお尻を押さえて前掛けをめくり、腰を擦り付ける。
服越しに互いの性器のかたちが感じられた。
エステルの背すじが震えた。少し背を丸め、唇の端を淫蕩にほころばせながら
オリビエの胸に手をつく。
「あ……また……へんな気分になっちゃう……♥」
オリビエはエステルの耳元に口を寄せ、囁いた。
「フ……ずいぶんと練習がお気に召したようだね。この分じゃ、効果が出るのも
早いかな?」
「……そうね……そうだと嬉しいな……」
「じゃあ、早く女らしくなれるように、ボクも頑張って付き合うかな」
ゆったりとした手つきでエステルのお尻を揉み、さらに性器を押し付ける。
「……また、たっぷりと中出しして貰いたいかい?」
「……アァ……」エステルは蕩けた目で切ない吐息をついた。「……うん……後
で洗うのがちょっと大変だけど……あれって……すごく感じるの……なんか……
すごく……」
「こうやって──?」
オリビエはエステルの体を持ち上げてベッドに押し倒した。エステルの尻肉を
揉みまわしながら、今度はスカートもめくり、いやらしい腰つきで性器のある部
分を強く押し当てて前後に擦る。スパッツ越しに秘裂が割れ、固く膨らんだズボ
ンの前が柔らかく埋まるのが感じられた。
「ハァァ……♥! だめぇ……! まだお腹の中もアソコも熱くて……濡れてき
ちゃう……♥!」
だが、エステルは脚を閉じないまま、オリビエの首に腕を絡ませてしまう。
「フフ……」
時間さえあれば、今すぐにでもまた注ぎ込んでやるのに。
オリビエは時計を見た。あと三十分ある。
「……やるか……」
「え……?」
「ほら、脚上げて」
「え……うそ……」
そう言いながらも、エステルはオリビエに両脚をいっぺんに抱えられ持ち上げ
られると、されるがままに、脚を閉じたまま屈曲位になる。
「中にボクのミルクが欲しいんだろう? お望み通りにしてあげるよ。さ、自分
で脚を抱えてお尻をこっちに突き出すんだ」
オリビエは手を放し、エステルがその通りにすると、スパッツをパンツごと、
荒々しくずり上げた。
エステルの性器が剥き出しになる。
「あぁ……♥!?」
オリビエはコートを脱いでズボンのジッパーを下げ、カチカチの肉棒をとりだす。
「よかったねエステル。まだもうちょっと時間があって」
「で……でも……服を着たままだし……洗う時間が……!?」
「ウム、だからすぐに終わらせよう」
そう言うと、オリビエはエステルの陰唇をもう片方の指でパックリと拡げた。
完全に充血が引いていない秘陰は、まだわずかにぬめっていた。
そこにズブズブ……と、肉棒を突き刺してゆく。何ら抵抗なく迎え入れる膣孔。
「ハァ……アア……アアアア♥!!」
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ……
本当に始まったリズミカルなピストン運動に、あっという間に淫楽の海に舞い
戻るエステル。
「あ……イヤ……ダメ……あぁ……アア……アアア……♥!」
「激しくしないよ。なるべく汗をかかない方向でね」
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ……
「アア……アア……ハアァ……アアアア……♥!」
オリビエの動きはさきほどとは違って並よりやや遅いぐらいのテンポだったが、
それでもエステルは十分に満足そうであった。もうトリップしたように中空にぼ
やけた視線を泳がせはじめている。
「イイ……アアァ……ハアァッ……♥ イイ……イイよゥ……♥!」
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ……
膣孔の奥を小突いて引くと、白い粘液が掻き出され、トロトロと会陰を通って後
ろの穴を濡らした。
「お……奥にまだ残ってたのが出てきたぞ……」
「アッ……アッ……アッ……♥
や、やっぱり……まだ残ってたんだ……アッ……アアッ……♥!」
「深いところは掃除しにくそうだしね……でも、奥で出して欲しいんだろ?
こうやって!」
そう言うと、オリビエは腰を振るスピードを一気に上げ、さらにエステルの最奥
をズンズンと突き上げた。
「アッアッアッアッ♥」
激しく揺すぶられ、エステルもたまらずに嬌声を跳ね上げた。
「うん! して! してぇ♥! おなかの一番奥に、あたしの一番奥にオリ
ビエの熱くてドロドロしたミルク汁出してぇッ♥!!」
「よし……お望み通り……出すぞ!!」
オリビエはエステルの膝裏を掴んでさらに彼女のお尻を持ち上げ、斜めに打ち下
ろすように抽送速度を早めた。
ズッチュズッチュズッチュズッチュズッチュ!
「ハアァァッ♥! 感じる、感じちゃう♥♥!!」
今回は遠慮することはない。
エステルのキツくて熔けるほど熱いヴァギナを思う存分に擦り上げ、腰が蕩け
落ちるほど熱くなり、射精感が高まるままに快楽に身を任せ、一番奥を突くと、
「くっ……出るッ!!」
オリビエの肉棒は気持ちよさそうに爆発した。
ドビュビュビュッ!!!!
ドビュビュビュビュビュウッッ!!!!!!
「アア〜〜〜〜〜ッッッ♥♥!!!!
出てるッ♥!! あたしの中でビュクビュク出てるよぅ♥!!!!」
「オオオ……!」
ドビュルルウウウッッ!!!!
ビュリュッビュリュッビュルルルッッッ!!!!
こうして何も考えないでただ出るがままに女を犯すのが一番気持いいのは、男
の悲しい性だ。だが最高だ。
オリビエはぐりんぐりんと大きく腰で円を描きながら、欲望のままに孕ませ汁
をエステルの最奥に吐き出し続けた。
ドクッ……ドクッ……ドプッ……ドクッ……
「ハァ……ハァ……ま……まだ出てるぅ……♥ またあたしのおなか……いっぱい
になっちゃう……ハァ……ハアアアアァァ……♥」
再び胎内に濃厚な精液のほとばしりを受けながら、エステルのからだがビクビ
クと小刻みに震える。イッたらしい。
「フフ……中で出されながらイクなんて、よっぽど精液生出しが好きになったん
だね。エステルは感じちゃうんだ……ボクの特濃オス汁がエステルの蜜壺いっぱ
いに注がれて……さらにその奥にも……おなかが痺れちゃうぐらい熱い精液を流
し込まれて、エステルの子宮の隅々まで占領されて、喜んじゃうんだ……奥の奥
まで白いミルクに満たされていくのを……」
「ア……ア……あたしのおなかの中……オリビエの熱くて濃いミルクでいっぱい
なのね……あぁ……♥ おなかも……あたまも……痺れて気持いいの……♥」
エクスタシーの余韻に動けないまま、うわごとのように呟くエステル。
「そうか」
オリビエは悪戯っぽく笑みを作った。
「ようし、エステルがチンポ汁大好き娘になった記念に、このまま精液を洗い流
さずに大会に出てみようか」
「──えっ……!?」
一瞬、エステルにはオリビエが何を言っているのか解らなかった。
「そんな……!? い、いやよ……! だって、このままじゃ下着が汚ちゃうし、
そ、それに……た──垂れちゃうよ……!? もしそんなの見つかったら……!」
「大丈夫大丈夫。スパッツ履いてる上、その前掛けもあるからバレやしないって」
「でも、でも、匂いだってすごい臭いし……!」
「まさかエステルがそんな匂いの元だなんて誰も思いやしないさ。それとも」
と、オリビエはヌップ、ヌップと腰を動かした。
「教官の言うことが聞けないのかな? これも訓練のうちなのに」
「ハァ、ア、ア、ア……♥」
まだ余韻冷めやらぬエステルは、ビクビク、ビクビクと腰を震えさせる。
「あ、あ、ああぁ……♥ わ、わかった──わかったからぁ……♥
も、もう……これ以上やると……おかしくなっちゃうぅ……♥」
「フフ、抜かずにもう一発出してあげてもいいんだよ?
時間がオーバーするだろうだから、そっちの方がさらに酷くなるけどね」
「あぁ……ああぁ……お、おねがい……もう……! い、言うこと聞くから……
このまま精液一滴も拭かずに行くからぁ……♥」
「よぉーし」
オリビエはやっと腰を止め、
ヌップゥ──
と、肉棒を引き抜いた。白くネットリとしたいやらしい糸が長く引く。
「あ──あ──♥」
エステルのからだが官能に震え、秘腔からねろねろと大量の濃縮ミルクが溢れ
てくる。愛液と精液にまみれたぐちょぐちょのおまんこ状態であった。
それをまったくぬぐうことなく、オリビエはパンツとスパッツを元に戻した。
「じゃ、このままでロビーに行くんだ」
じわじわと、スパッツの真ん中に黒い染みが広がってゆく。
指で圧してみた。
グチュッ
と、いやらしい水音が立ち、オリビエの指の先は第一関節いっぱい、ぬるぬるし
た精液にまみれてしまった。
「ハウンッ♥ も、漏れちゃう……やめてぇ……!」
(フフフ……大会が楽しみだ……)
淫らな染みが徐々に浸透してゆくスパッツの様子を眺めながら、オリビエは愉
悦に満ち溢れた笑みを浮かべる。
「もし大会を乗り切ったら、今晩は特別にたっぷりと可愛がってあげるよ……」
「あ……は……はいぃ……♥」
エステルは情欲に染まりきった瞳を悦びの涙で濡らしながら頷いた──
(終)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
さ・・・最高だよ。
まだまだ続きそうな悪寒が素敵。
ここからヨシュアとのハッピーエンドに持ってけたら感服ものなのだが、何となくキボン。
大層な贈り物をありがと!
キタ━━━━━━━(*゚∀゚)=3━━━━━━━!!!!
最高ですた。まだドキドキしてます。
エステルは勿論なんだが、オリビエが更にエロイのは気のせいか?
もうゲームでオリビエ直視できないよ……w
あ、私も最後はヨシュアとのハッピーエンドキボンヌ。
ヨシュアとオリビエのハッピーエンドきぼんぬ
ヨシュア的にはバッドだけど2人にとってはハッピーエンド希望
ネ申
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
最高です(;´Д`)ハァハァ
エステル可愛いよエステル
じゃあ改めてティータも混ぜて三人で、うわまたアガットなにをくぁwせdrftgyふじこlp;
エロすぎっす、GJ!
でも、ここまできたらヨシュアとのハッピーエンドってのは個人的に違和感が拭えないなあ・・・
これでヨシュアとのハッピーエンドになるならオリビエは死ぬしかないと思う・・・
エステルは落ちるところまで落ちてるとして、ヨシュアは別口で幸せにしてあげて欲しい・・・悲惨すぎる
まあ、一読者の戯言と思ってください、続きも期待してます
667 :
名無しさん@ピンキー:04/07/30 02:46 ID:eZpteMM8
いや、まじで素晴らしい出来っす!
エステルというキャラの死角を見事突いた印象。
ここまでやったら、いっそラヴ要素を強めて、
オリ×エスHappyEndとかまで持って行って欲しいかも。
ヨシュアが悲惨かというと、案外それほどでもなかったり。
「自分はエステルにふさわしくない」と思ってるフシがあるので、
胸は痛むだろうが「それがエステルのためなら」とか身を引きそう。
んで逃亡中のジョゼットあたりとくっつく…なんてダメ?
>>621-659 神様、ありがとう_ト ̄|○
>>667 オリ×エス HappyEnd
の後に
ハーモニカをエステルに託し
クローゼと共に姿を消す
ヨシュア×クローゼ HappyEndも捨て難い
いいな。オリ×エスHappyEnd。
んで、ヨシュアは別口Happyって展開に盛れも一票。
それでもヨシュアと幸せになって欲しいと思うおれは異端児・・・(-_-)
皆様から大変にお褒めいただき、恐懼の至りです。
校正もそこそこに、勢いだけの大変荒削りなもので申し訳ありません。
なにぶん自分はかなりの気まぐれマイペース屋なため、
3日でこの文量の新作を投稿できるのは自己最高記録でして、
燃費効率も悪く本業も頑張らねばなりませんし、まあそんな感じで
次があるとしてもおそらくは月単位で間が空くと思います。
まあ、読んで下されば分かりますが自分のはヌキ優先を目指してるものですから、
読み物としてはどうだろうとかいう目で見ていただいて貰えれば幸いです。
それではまた機会がありましたら。
>>671 大作ありがとうございました。
無理せずがんばってくださいね。
これからも応援してますよ!
>>668 オリ×エス HappyEnd の後に
ハーモニカをエステルに託し
クローゼと共に姿を消す
ヨシュア×クローゼ HappyEndも捨て難い
この展開には俺も1票!素でSCもこの展開になってくれないかと思う。
ファルコムにメールしてこよっと。
>>671 お疲れ様でした。
エステルが可愛いくって、最高でした!
・・・・でも、本編ではヨシュアと幸せになって欲しいなぁ・・・・
エステルとヨシュアのエロSSはSCで完結してからじゃないと書きづらいよな・・・
本編のどこのエピソードに挟むかって問題もあるし
かと言って後日談も無理だし・・・
最後の庭園でのキスを青姦に差し替えるか
SCで完結とは決まっていないのが恐ろしいところ
正直、3部作な気がしてならん…
それはさておき、ヨシュアの相手はクローゼに一票、といいたいところだが
ジョゼットの素直じゃないなりの押しに負けるヨシュアってのもいい構図だな
カプア一家の故郷の奪還に貢献してくれたお礼という名目でヨシュアに純潔をささげるジョゼットとか
妄想しすぎだな…こりゃ orz
ヨシュア × クローゼ&ジョゼット(メイド化)
なんつうのをキボンしてみる。
まぁ一つだけ言えることは、どんな展開でもこの神クラス職人さんならみんなハァハァものだな、ということ。
心の中で応援しつつ待ってます。
だからヨシュアも一緒に調(ry
もしくはヨシュアがオリビエを調(ry
エロパロだと男役がヨシュアじゃ物足りない・・・
エステルやクローゼ、ジョゼットの相手役もヨシュア以外がいいな。
悪のヨシュアだったらいいな。
昔のヨシュアは凶悪だったけど、カシウスの手前大人しくしていただけだったとか。
そういうネタでもいいけどさ。・・・・シュアはモテすぎで萎えるんだよなぁ・・・
美形な上に性欲少なそうだし。
操られたドルンとか変態オリビエとかサド全開のカノーネとかその辺絡めた方が面白そう。
ユリアに対抗する為にクローゼを調教するカノーネとか、操られているドルンに襲われるジョゼットとか。
そうだね。6はちょっと媚が強いというか、主役二人が作り物めいてた部分があった。
キャラのバランスとしては、4が一番好きだったなぁ。
マイルとルティスのおかげで、アヴィンには嫌味が無かった。
やばい。ユリアとカノーネって誰だったかさっぱり思い出せない_| ̄|○
ヨシュアはヲタ層に媚びてるけど、エステルはわりと普通の娘だと思ったけど・・・
言動に青さはあるけど、年齢を考えたら当然だし設定とかは王道中の王道。
楽天的ではあるけど、それが災いしての挫折ってのはこれからもあるだろうし。
グランディアのジャスティンと似たようなモンだと思う。
問題はヨシュアの方。不幸な設定やトラウマ付きで、美形で女からもモテモテで。
頭も良くて、女装も似合って、ゲーム中にも卑怯なくらい強い。
こんなモテ要素完璧男がチヤホヤされてたり、癒されてたりする展開なんて面白くもねーよ・・・・・
エステルが惚れている理由が、顔とかじゃなくって単純に家族愛の延長っぽいから
まだマシだけどさ・・・・
>>682 アヴィンはラストのマイルへのセリフが腐女子直球で萎えるけどな・・・・Win版しかやってないからスマソ
ついでにスレ違いでスマソ。スルーしてくれ。
>>682 アヴィンとマイルはホモっぽい。
ルティスも悪の道に走ってるのに、いい子過ぎるし。
単品ならホモっぽいけど、ラストに美味しいとこもってくのは結局ルティスだったから、あくまで親友の領域に留まってたって印象だよ。キャラのバランスってのはそういうもんだ。
逆にヨシュアにはマイル的な存在がいなかったのが痛かった。人間っぽくない。
相関図考えてみたら異性関係の矢印集中しすぎて怖い。
学園祭イベントがあったからちょっと緩和されたけど、それまでは凄い違和感あったよ。
しかし3以降
3:村人A,B
4:ドゥルガーの娘、の兄
5:楽師と孫と幼馴染
って続いてたのに、今回は急に
『伝説的軍人の一人娘と、暗い陰ありまくりの美少年』だからなぁ。
なんだかなぁって感じだった。
スレ違いスマソ
SCは英伝っぽくない重い内容になりそうだ
途中鬱なシナリオでもいいけど最後は英伝らしくハッピーエンドで落としてほしい
>>686 ラストにルティスが美味しい場面なんてあったっけか?5でもアヴィン&マイルコンビだったし。
それにルティスは仲間に入ってからはこれといった印象はなかったけど。
4はマイルの方があきらかにヒロインの立場だった。っつーかラストはホモってた。
3は英雄に目をかけられた、村人A,B、って訂正した方がいい気もする。
6の二人は、物語上、英雄を身近な人間にする事に意味があるのだろうと予測。
血のせいで強くなったりする世界でもないから、設定上はエステルとアヴィンは大差ないだろ。
この二人、体は凡人設定だし。
・・・・ただ、ヨシュアは暗い影ありまくりの美少年程度ならいいけど、10歳程度の子供が世界でも有数の
暗殺者集団のエリートって設定が激しく萎える・・・・・下っ端ってのならまだ分るし、敵の強大さを感じて
燃える展開になると思うのにさ・・ヨシュアの設定はかなり厨臭い・・・・・
別にヨシュアは嫌いじゃないけど、こう思ってしまう設定だとは思った。
>>688 ん?ラストバトルはマイルのための戦いだったけど、エンディングはアヴィンとルティスがラブコメしてはず。
最後は田舎に引っ込んだアヴィンの元に、償いを終えたルティスが帰って来るって場面で終わってなかったっけ?
それに5だと、アヴィンは既婚者だった。
まあ別に英雄の親戚でも何でも良いんだけどさ。1,2なんてまんま王子様だし。
でもそのせいで、どうも内輪でゴタゴタやってるだけに思えて、これまでに比べて世界の広がりが全然感じられなかったんだよ。
せめてヨシュアが下っ端だったら、っていうのは激しく同意。もうちょっと、薄味にして欲しかった。
まあいろいろ意見はでてるようだがエロパロ板でする議論じゃないだろ
本スレいっとけ
>>689 男と女がいて、男の主人公が最終的にくっつくのは女なのは当たり前だって・・・・・
まぁ受け取り方もそれぞれだろうから、別にいいけどさ。
6はこれまでに比べて世界の広がりが感じなかったのは、世界ではなく小国を舞台にした
こじんまりとした話だったって理由もあると思う。
カシウスの設定の偉大な軍人&Sランクブレイサーもちょっとやりすぎな気はする。
どちらか一つで良かった。
偉大な軍人は過去の事でブレイサーランクは下の方だけど、本気を出すとすごい、とかでいいと思ったし。
・・・・・ヨシュアの設定は腐女子受けを狙ったのかもしれんが、他の設定と比べても(カシウスの件よりも)
現実味に乏しすぎてバランスはかなり悪い。
異性関係の矢印集中は同意。ヨシュアはその辺のギャルゲー並にモテてるし。
ロレントに居たネコといっしょにいるおばさんとか、ああいう人達にモテまくって困ってるとか
だったら面白かったのに、美少女ばっかにモテてるしさぁ。やっぱ厨臭いよ。
>>690 本スレハァハァばっかだから行きたくない・・・
でももうやめとく。
漏れはヨシュア絡みのエロパロはイラネーや。百合キボン。
早い話が美少女にモテて気に食わないということですね
>>692 美形が顔だけでモテるのは当たり前すぎて、面白みがないって事。
シャノンみたいな変なのに追っかけられて迷惑してても不思議じゃないのに、そういう所は
一切ないから、ギャルゲ風味で人間味に乏しい。
(ギャルゲの主人公がイケメン設定でもブスに好かれる事は皆無)
まぁこれは人形設定らしいし、いいんじゃないの?
別にヨシュアは嫌いじゃないけどね、
ただ英伝の中でも選りすぐりの厨臭い設定って思うだけ。
まあワイスマンと本人曰く人間じゃないからな
厨臭い厨臭いうるせーなぁ・・・。
自分で思うだけなら日記帳にでも書いてろよ。
>wWAS2bys
本スレ行きたくないのはおまいさんの勝手だがスレ違いだ
職人さんが投下し辛くなるような雰囲気を作るな、と
ヨシュアが良い目に合ってるのが気に食わんのならそういう話が投下されてもスルーしる
自分の趣味に合わない物はスルーがエロパロ板の暗黙のルール
FEのカップリング厨じゃないんだから
ヨシュアがモテてるパロでも特に構わないけど。
別に嫌いじゃないし。
自分は他のがいいって言っただけだし、他の事はレスもらったから答えただけ
4はWinになってから色々と”媚び”が見えるからなぁ。
98版みたいなにそれとなく控えめに展開されるくらいが良かった。
とにかく
>>621さんGJ!!
キスがヨシュアの思いの防波堤になっていそうな感じ。
徐々にオリビエに惹かれていくエステルに萌え。
構わんのならイラネー言うなや
>>700 あぁ、その言い方は悪かったな。
別になんでもいいよ。
このスカした夏厨がさっさと死にますように…
ヨシュアはもててたっけ?
エステルとジョゼットだけなような。
wWAS2bysは自意識過剰のアンチヤオイだな。
おれも美少年系はあんまし好きではないが自分の趣味を嬉々と披露する方が遥かに厨くさい
ヨシュアを脳内ロリショタ化してキュンキュン言ってれば問題ナシ
おい!
神州日本が勝ったぞ!!
アガットはベッドの上で目を覚ました。
「……ここは」
額を抑え、呟く。
軽い頭痛、特務兵から受けた銃弾に毒でも含まれていたのだろう。
まだ体が自分のものではない感じがする。
浮遊感と目眩。
命まで奪われなかっただけ、幸運だったと思わなければいけない。
紅憐の塔で少女をかばう為に腕に負った傷。
白い壁紙で覆われた天井。
「病室か?」
微かに消毒液の匂い。
月明かりが、窓越しに差し込んで、部屋全体を照らしている。
微かに胸のあたりが重い。
「ふわぁ……ムニャ。アガットさん起きたんだね」
子犬の様なあくびをして、ティータは目を擦った。
「ティータか?」
「……うん」
室内なので帽子を被っていない。
ロングヘアーの金髪少女。
声を発しなかったら、ティータだとは気づかなかったかも知れない。
「お前のせいで俺は死にそうになったんだ。わかっているな?」
少女の顎に手を当て、俯いたティータの顔を自分のほうに向かせた。
青く澄んだ大きな瞳、細く端整な顔立ち。
年齢不相応に唇に薄く紅を差している。
「ごめんなさい……アガットさんが私を助けたためにこんな事になるなんて……」
「ティータ。お前は一生俺の面倒を見なければいけない。分かっているよな」
アガットは値踏みするように少女の瞳を見つめ、唇を奪った。
「あっ……」
一瞬、ティータは何をされたのか分からなかったのかもしれない。
「キスは初めてか?」
「…………」
ティータは唇に手を当て、小さく頷く。
水滴が土に染み込むようにティータは徐々に理解し始めた。
「たまらないぜ。お前、今何才だ?」
少女の体を抱き寄せ、耳たぶを軽く噛んだ。
「はぅ……十二才だよ」
「十分に出来るな」
アガットは満足げに頷き。
既に隆起したペニスをパンツから取り出した。
それを少女の目の前に出す。
剛直で卑猥な物体。
ティータははじめて見たのだろう、呆然と見入るだけ。
自分の体の中に十七センチほどの肉棒が入るなどとは、思ってもいないだろう。
「まずは舐めろ……ほらっ!」
頭を掴み、強引にティータの口の中にペニスをねじ込む。
「ハウゥ……嫌だよ。アガットさん、やめて……」
強制議論止め乙
といいたいところだが続きを・・・orz
「俺は気持ちいいぞ!」
少女のことなど気にかける様子も無く腰を振る。
ペニス全体に熱く生々しい少女の粘膜の感触がする、ティータが息をしようとするたびに
口が収縮し、アガットはその快感に酔いしれた。
欲望が頂点へとのぼりつめそうだ、ピッチを早め腰を振る。
「ほらほらほら! 全部飲まないとお仕置きだからな! アアア……うっ」
クチャクチャと淫猥な音が響いている。
男と未成熟な少女の痴態。
白濁とした液が放出された、ペニスは痙攣を続け、終えることなく出続けて、ティータの口を冒している。
「ゴホッ……ゴホ……」
涙を流しながらも、健気にアガットの精子を飲み干そうとするが、口からあふれ出てしまう。
それを見たアガットは口元を歪め。
「お仕置き確定だな」
ベッドへとティータを押し倒し、ショーツの割れ目に指を押し当てた。
「あぅ……もう酷いことをしないで。お願いだから……」
「気持ちよくなるから黙ってろ!」
アガットはティータの秘部を中心に愛撫をつつける。
「だって恥かしいんだもの……好きな人にここを触られるのは」
ティータは言った。
「俺の事が好きなのか?」
とアガットは聞いた。
「うん、乱暴だけどね、本当はとても優しいから好きだよ」
真摯な瞳でアガットのことを見つめている。
月明かりが窓越しに入り込み、二人を照らす。
「……ティータ。ごめん、俺――最低だな。お前の気持ちも考えずに強姦みたいなことをして」
「アガットさん……大丈夫だよ。初めてだから少しだけ不安だけど、我慢するから……ね」
微かに笑顔を浮かべ、アガットの頬に手を当てた。
二人は体を求め合い、そして快楽に身を落とすのだろう。
愛し合うもの同士の当然の行為。
それはある夜明け前の出来事。
本番までいけなかった……
やっぱり最低でも十スレ程度消費しないと、挿入ネタまではムリポか。
>やっぱり最低でも十スレ程度消費しないと
そりゃ、いくらなんでも引っ張りすぎだw
ヨシュア×ジョゼットのネタでエロSSを書こうと思ったんだけど、意外と
ゲーム中、会話とかが無いんだよな……二人。
>>715 SCでは単独行動のヨシュアとカプア一家の絡み多そうだよな
舞台は帝国がメインになりそうだし
4Pか。
楽しみだ。
近親相姦イクナイ!
というわけでジョゼットとヨシュアの情事を覗く兄二人で
「変だよ……こんな事をするのは」
「ジョゼット君だよね。君は僕の事をどう思っていたかは知らないけれど、こんな男なのさ」
ヨシュアは白く細いジョゼットの腕を地面に押し付けた。
「離してよ! 僕、こんなの嫌だ」
振りほどこうとするが、細面だが鍛えられた男とただの少女。
力の差は歴然。
「僕、こんな事をしなくても……ヨシュア君ならあげてもいいと思っていたのに」
まったく力をこめても、少しも動かない。
ジョゼットは抵抗することを諦めた。
「いい子だ……素直に従えば、天国に行くような快楽を君に味合わせてあげるよ」
少女の両手をロープで拘束して。
一つ一つ、嬲るようにゆっくりと少女の服のボタンを外していく。
「ああっやめてよ!」
言葉では抵抗するが既に体は諦めている。
ヨシュアはジョゼットに触れる程度の口付けをした。
「……ぼく」
頬を赤く染めている。
犯されているとはいえ、相手は美少年。
「本当はキスをもっとして欲しいんだろ。純粋な顔をしているくせに頭の中では男とヤルことしか考えていないんだ」
ジョゼットの胸が露になる。
ピンクの二つの蕾。
まだ微かに膨らんだ程度の乳房。
「違うよ。僕のファーストキスなのに……」
「本当か?」
ヨシュアは少女の顎に手を当てた。
「本当だよ……僕ね。本当は素敵な恋愛をしてその人に初めてをあげるつもりだったんだよ」
「そうか、君は処女だったんだね。じゃあ思い出に残るようにしてあげる」
陰惨な笑みを浮かべ、ペニスをズボンから取り出した。
「大きい……」
ジョゼットは呆然としながら、ポツリと呟く。
少年の体に不釣合いなほどの巨根。
太さは二センチほど、長さも十八センチほどある。
どう見てもあり得ないサイズ。
「これ君の中に入るんだよ」
「どこに?」
「君がおしっこをするところ」
ヨシュアは少女のスカートごと、ショーツを取り去った。
「ああ……恥かしいよぅ」
そして割れ目に手をあてがう。
恥毛すら生えていない性器。
「足をもっと開いて、お前のオマンコを見せるんだ」
「ぼく……」
ヨシュアは強引に少女の股を開かせ、人差し指を突っ込んだ。
「あひっ! 痛い! 痛い……いたい」
少女の股から血が滴り落ちた。
「本当に処女だったんだな……男の指で初めてを奪われた感想は?」
詰まらない物を見るように、指を秘奥から抜いた。
指にはには鮮血が。
「痛い! 痛い! 酷いよ……僕、ぼく……」
純潔を奪われ、ジョゼットは腰を地面に落とした。
「ほらっお前の淫乱なオマンコから出てきた血だ舐めろ」
口に強引に指を入れた。
「あぅ……うっ……」
「綺麗になるまで舐めるんだ。音を立ててな」
空いている手でナイフを胸ポケットから取り出し、ジョゼットの首に当てた。
「――ひっ」
1/10はいずこ otz
ゲームを見る限りヨシュアは自分がエステルにふさわしいと思っていないから、実際オリビエが手を出したら取り返そうとするよりは責任をとらせようとするかもな。
「もしエステルを泣かせるようなことをしたら……あなたを殺す。その代わり、もしエステルを幸せにしてくれるなら……僕のことは好きにしてくれていい……。」
ハアハア
責任の取らせ方のベクトルがちょっと間違ってないか?w
でも確かにヨシュアにとってはエステルが幸せにさえなってくれれば
相手はオリビエでも許すんだろうね。
ってことはSCではクローゼやティータとヨシュアがくっつく可能性も無いわけじゃなさそうだね。
ヨシュア「エステルを泣かせたら殺す」
オリビエ「君になら殺されても本望だよ」
シェラ&アイナ「じゃあ私たちと一緒に一晩飲み明かしてもらうわ」
オリビエ「カンベンシテクダサイ・・・ガクガクブルブル」
シェラ&アイナとの宴会>>>>>(ドギでないと破れない壁)>>>同僚の説教>ヨシュアに与えられる死
むしろ、シェラ×アイナ×オリビエの3Pキボン
そろそろこの板が使えなくなるわけですが・・・・
何か議論することある?
>1の文そのまま使ってスレタイは2付けて
このスレのURL張って次スレ作るけど。
それでGo
732 :
730:04/08/03 23:26 ID:n43fx9JV
d
735 :
名無しさん@ピンキー:04/08/07 08:13 ID:fnTua+ZQ
スレ建ておつ!それと保守あげ
a
次スレ落ちた?
un
739 :
名無しさん@ピンキー:04/08/14 14:19 ID:jgt6sGSF
age
あきまんアドルが次スレを待ち望んでいるようです。
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,. -..''::"::::::`:`...、
,_...':::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
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.l:::/:::メ'.、.// '´( ).i:l l:::::::l`、:::::i、!
.l:/:/(!`)',. `"´ リ i:::::l,'-`i::l
ル'l:i::::l / i:i_,,.ノ::::l
!ii::i.i 丶- ' ' l::::ト:::::!
゛ .! -‐‐-‐ ./ l:::::i ` `
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