>1 乙
これでまたネ申の光臨を仰ぐことができる
これで職人さんが来てくれれば即死など敵ではない!
5 :
217:03/11/05 17:53 ID:h6rgnOk/
>>1 乙かれです!
たぶんネ申は降臨なさるだろうが、即死防止の祈りを込めて俺も何か書こう…
たまにはキラたんで…
>1
乙彼ー。ついでに即死防止。
7 :
_| ̄|○:03/11/05 21:18 ID:/hHvbwE2
即死防止!!
あ…
>>1さん…乙…。
前スレの
>>754氏へ
最近…色んなものにハマってて…書く暇なくて…。
デモンベ○ンとか…ガド○ードとか…。
CAGALLI SIDE
微かに聞こえる小鳥のさえずりに目を開けると見慣れた天井が視界に入る。
素肌にまとわりつくシ−ツに、自分は裸なのだと気付いたがいつも傍らで眠る愛しい人の姿はない。
当たり前だと思っていた日常が壊れつつあることにカガリは寂しさと悲しさで胸が締め付けられる。
今日はキラとラクスに町を案内する約束をしていたことを思い出しベッドを降りると白く細い身体が露になり窓から差し込む光に包まれる。
それを映し出す鏡を前にカガリは自分の身体をボンヤリと見つめる。
アスランが何度も愛してくれた身体。
そして彼がまたこの身体を抱いてくれる日が来るのだろうか。
不安でいっぱいになりながら、カガリは衣服を身に纏う。
どんな顔をして彼に会えばいい?
何て言葉をかければいい?
アスランが誰を好きでも構わない。
だから傍に居させて欲しい。
こんなことを言ったら女々しい女だと思われるだろうか。
カガリは凜と顔を上げ部屋を出る。
悩んでいても何も変わらない。暗い顔をしていたら彼は離れてしまう。
私は笑顔で言うんだ。
ラクスが好きなお前も大好きだと、だから気にせず私を頼って欲しい、私はアスランの為なら何でもするから。
だから私を・・・
キュっと胸に手を当てカガリは歩き出す、愛する人の元へ。
3人が居るであろうリビングの前で深呼吸をし中に入る。
「よっ、おはよう!」
手を上げ元気良く挨拶をすると中に居たキラとラクスが笑顔で出迎える。
「おはよう、カガリ」
「お早う御座います」
返ってくる返事の中に彼の声はなく、自然とその姿を探しているとキラが声をかけてくる。
「アスランなら来てないよ、まだ部屋に居るんじゃないかな」
自分の考えていることを見透かされたような気がして頬をピンク色に染める。
「そっか、あいつまだ寝ているのかな」
彼と話すいいチャンスだと思い、迎えに行こうと振り向くとアスランが姿を現した。
「お、おはよう!アスラン」
突然現れた彼にドキドキと緊張しながらも明るく挨拶をする。
「・・おはよう、カガリ」
優しい声質で返してくれた返事も視線を向けず、そのまま通りすぎる彼にズキンと心か痛む。
「じゃあ早速行くか!」
沈みそうな気持ちを押さえ外に出ようとするとアスランが口を開く。
「ラクス、君に見せたい物があるんだ」
「・・私に?」
不思議そうな顔をするラクスに優しく微笑む彼の姿に耐え切れず声をかける。
「なんだよ、アスラン。これから皆で出掛ける約束だろ?」
カガリのその言葉にも視線を向けることはない。
「すまない、カガリ。君はキラと2人で行ってくれないか?」
「・・アスラン?」
ラクスと2人きりになりたいという意味だと察し、カガリの瞳が揺れる。
「キラも・・いいか?」
アスランに聞かれチラリとラクスを窺うと小さく頷くのを確認し了解する。
「うん、じゃあカガリ、行こうか。」
しかしその声はカガリには届いていない。
今にも泣きそうな顔でアスランの背中を見つめている。
アスランが行かないのなら自分もここに残ると駄々をコネてしまいそうになり葛藤する。
私はラクスの代わりでも構わない、傍に居られるだけでいいって決めたじゃないか!
ここで我儘を言って嫌われたくないと、カガリはキラの手を引き歩き出す。
「・・じゃあ、行ってくる」
もしかしたら引き止めてくれるのではないかと期待しながらアスランを見るが、それは叶わず彼はカガリを見ることはなかった。
「うわぁ〜いい天気だね」
ポカポカとした見事な秋晴れにキラは気持ち良さそうに体を伸ばす。
「・・・・・・」
キラの少し後ろを歩くカガリは俯いたまま一言も発していない。
「僕にオ−ブの町を案内してくれるんじゃなかったの?」
苦笑いしながら言うと消え入りそうな声で謝罪する。
「・・ごめん・・キラ」
今までこんなに小さく弱々しい彼女を見たことがなかったキラはその様子に胸が痛んだ。
「アスランと何かあった?」
アスランの名にビクンと体を震わせ顔を上げる。
「・・何でもないよ、心配かけてごめん」
今にも溢れ落ちそうな涙を押さえ笑顔で言うカガリをたまらず抱き締める。
「わっ!キラ!?」
突然のことにアタフタしてるとヨシヨシと頭を優しく撫でられる。
「1人で抱え込まないで・・僕はカガリの為なら何でも聞くし協力するよ」
微笑みながら言うとカガリの琥珀色の瞳が揺れ涙が溢れ出す。
「ううっ・・わぁああんっ!キラ、キラァ!」
いつからこんなに逞しくなったのだろう。
少し前までは自分が慰めていたのが今は逆の立場となっている。
カガリは自分を気にかけてくれるキラの胸で泣きじゃくり縋りついた。
どれくらい時間がたったのだろう、カガリは公園にある噴水の縁に腰を掛けていた。
「はい、カガリ」
そう言うとキラはカガリにアイスクリ−ムを差し出した。
「・・いらない」
泣き後が痛々しく腫れた目を伏せ拒絶するがキラは構わず無理矢理アイスを握らせる。
「早く食べないと溶けちゃうよ」
キラの言う通りアイスはトロトロと滴り落ちそうになり、カガリはそれを阻止しようとパクンと口に含んだ。
その様子にクスッと笑うとカガリの隣に腰を下ろす。
「美味しい?カガリ」
トロけるような甘さが口の中に広がり不思議と気持ちが落ち着いたカガリはいつもと変わらない口調で話す。
「うん、美味しい・・キラのは?」
心に余裕ができたのかキラがアイスを食べていないことに気付き首を傾げる。
「僕はコレがあるから」
片手で缶コ−ヒ−をユラユラ揺らす姿にカガリはムッとする。
「何でキラがコ−ヒ−で私がアイスなんだ!私を子供扱いしたな!?」
少し顔を赤くしながら立ち上がり抗議するとアイスがこぼれ落ちそうになり慌ててそれを口に運ぶ。
その姿が本当に子供みたいでキラは笑いを堪えるのに必死だった。
「・・・なぁ、キラ」
暫くし日が傾きかけている空を見上げながらカガリが口を開く。
「なに?カガリ」
「ラクスってさ・・アスランのことをどう思っているのかな」
「・・え、どうして?」
その問いにカガリは俯き手を握り締めながら答える。
「アスランな・・あいつ、ラクスのことが好きみたいなんだ」
その言葉にキラは驚きカガリを見る。
「どうして好きだって?アスランが言ってたの?」
カガリはブンブンと首を振り金髪を揺らす。
「言ってないけど・・」
カガリは不安な気持ちをすべて打ち明けた。
「・・じゃあカガリは一回も自分の気持ちをアスランに伝えたことが無いの?」
「・・・うん」
コクリと頷くカガリにキラは遠くを見つめ呟くように話す。
「言葉にしなければ伝わらない想いがある、言葉にしても伝わらない想いもある」
ラクスも嘗て同じようにアスランを愛していたのだと思うと胸がチクンと痛む。
「・・・キラ?」
黙ってしまったキラを不思議そうに見るカガリに気付き微笑む。
「アスランは好きでもない人に好きとは言わない人だよ」
「何を根拠にそんな・・」
内心嬉しくもあり信じられない言葉に頬を膨らます。
「ラクスが言ってた。アスランは彼女に愛を告げることは一度も無かったって」
「・・・え?」
その言葉に僅かな期待が沸き起こる。
「・・でも、キラとラクスにあって私には無い物もある」
「え、何のこと?」
カガリの言葉にどうゆう意味か考えるが思い付かない。
「何でもない・・たいしたことじゃない」
そんなカガリに困ったように笑いながら立ち上がる。
「アスランのこと、もう少し信じてあげなよ。カガリが一番良く知ってるんだろ?彼のこと」
「・・・私が一番あいつのこと・・」
真面目で悩みを一人で抱え込んで、かと思うとさりげなく甘えて来たり少し強引な所もあったり・・・
そんな彼のことを誰よりも知ってて、誰よりも愛している。
カガリは不思議と胸の中がスッキリと晴れた気持ちになり笑顔になる。
「さぁ、行こうか。アスラン達きっと僕らの帰りを待ってるよ」
カガリは笑顔で出迎えてくれる彼の顔を想像し立ち上がる。
「ありがとう、キラ」
彼に会ったら伝えたい言葉がある。
カガリはその言葉を胸に秘め沈む夕日が照らす歩道を歩き出す。
−−おかえり、カガリ
出迎えてくれるであろう彼の胸に飛び込んで甘えたい。
今まで彼の気持ちに答えなかったことを謝りたい。
暫くし家に着いたカガリは早く彼に会いたいと足を早める。
「ただいま!」
リビングに入るなり声を上げるが、そこはシンと静まり返り誰も居ない。
「アスラン達、どこに行ったんだろ?」
「・・あいつ、ラクスに見せたい物があるって言ってたからアスランの部屋じゃないかな」
一抹の不安を打ち消し、きっと新作ハロをラクスに見せてるに違いないと彼の部屋へと向かう。
トクントクンと早くなる鼓動を押さえ前へ進む。
そして彼の部屋の扉を開ける。
「アスラン?・・っ!」
部屋に入りカガリは視界に入った光景に言葉を失う。
そこにはベッドに横たわるアスランとその傍らに彼の手を握り座るバスロ−ブを身に纏ったラクスの姿があった。
まるで情事の後のような光景に頭の中が真っ白になる。
「カガリ?」
呆然と立ち尽くすキラとカガリに気付きこちらを向いたラクスの胸元にはピンク色の花びらが散っている。
彼とラクスの間に何があったのかを示す証。
私は伝えたかったんだ・・アスランのことを愛してる・・誰よりも愛している、と
でも、それは遅すぎて・・・すべてが今、終わってしまったんだ・・・
NEXT→ATHRUN SIDE
∧∧ ∧∧
キタ━━━━ (*゚∀゚) (∀゚*)━━━━━━!!!!!!!!!!!!
彡 ⊂ つ⊂ つ ミ
(( ⊂、 / \ 〜つ ))
ミ ∪ ≡ U′ 彡
新スレ初SSはポチ氏でつか
パカップルもいいが、こちらもせつなくて(;´Д`)ハァハァ
アスラン、ガツンとカクイ-とこ見せてくれい
ありゃ AAずれまくり
情けないなり
アスラン編が楽しみですな。
ポチ氏降臨!!
すれちがいがたまらん
ラクスに一体何が!?
激しく期待!!
>ポチ氏
乙〜。何か…サスペンスタッチ…ゾクゾクするかも…。
俺も…コソーリと…久々に…アスカガでも…書いて…寝るよ…。
「アスランッ!」
――――カガリか…そんな大きな声出さなくても…聞こえてるよ。
「目ェ覚ませ! お前らしくないぞ!」
――――どうした…? 何でそんな大きな声…出してるんだ…?
「私との約束は…どうなるんだよッ!」
――――大丈夫…破るはずないだろ? 俺は…大丈夫だから…。
「…夢か」
やけにリアルな夢だった…とアスランは思った。今でも、必死に自分の手を握ってくる
カガリの声が余韻となって、頭に響いている。そして、彼女のあの表情…。
「(まるで…この世の終わりみたいな…そんな顔してたな…アイツ…ッ…!?)」
腕が痛い。父・パトリックに撃たれた右腕ではない…その逆、左腕が痛いのだ。
見れば幾重にも包帯が巻かれ、ギブスで固定されている…それに胸や脇腹の辺りの感じも
よろしくない。見れば上半身は包帯だらけである…これは一体?
「(…俺は…あの時…)」
あの時、キラのフリーダムと共にミーティアを装備して出撃し、連合の新型機の一つである
カラミティを撃破したものの…。
「(イザークの率いるゲイツ部隊と鉢合わせして…それで…)」
あとはよく覚えていない。群がるゲイツをミーティアのビームサーベルを蹴散らし、助太刀に
来たディアッカのバスターと対峙するイザークのデュエルが見えて…。
「(…微かに覚えているのは…灰色のGに似たMSと…巨大なMA…)」
背中に巨大なブースターを背負った灰色のMSと、超が付く程巨大なMA…それらの攻撃で…。
「(! そうだ…俺は…ミーティアごと攻撃を喰らって…それで…ッ!)」
やっと合点がいった。この左腕の痛みもそれで納得がいく。では、先程の夢は…。
「カガリ…!」
嫌な思いがアスランの胸を掠めた。慌ててベッドから起き上がり、痛みを堪えてカーテンを
勢いよく開けると…彼女は、そこ居てくれた。
「(カガリ…)」
ずっと看病していたのだろうか…何も羽織らず、病室のテーブルにうつ伏せに寝ている。
よく見るとば、うっすらと目尻に水滴まで見えた。よほど心配をかけて…しまったらしい。
「(ずっと一緒…だもんな、俺達…)」
震える手で静かにカガリの髪を掻き分け、優しく撫でるアスラン。
そうなのだ、自分と彼女はこれから…これからなのだ。やっとここまで来た…平和になるか
どうかは分からないけれど、自分達が正しいと思うことを今、実行しようとしている…。
それが、あともう少しで終わる…終わるはず。その時、自分の隣には彼女が、彼女の隣には
自分がいなければならないのだ。それが彼女との約束なのだから…。
「んぁ…アスラ…ン…?」
「よぅ…起こして悪い」
頭を撫でる存在に気がついたのか…不意にカガリが愛しき者の名を呟きながら、目を覚ました。
思わずアスランも痛いのを我慢して、作り笑いを返してしまう。無論、痛いのは痛い。
「ア、アスラン!? お前…だ、大丈夫なのかよ!?」
「あぁ…心配、かけたみたいだな」
笑いながら…唯一自由の利く右腕を動かし、それでも僅かに震える指で、ゆっくりとカガリ
の目尻の端の雫を、アスランは拭ってやった。それに触発されたのか、カガリは慌ててゴシゴシ
とジャケットの裾で目を擦る。彼女なりの照れ隠し…なのだが…。
「すっごい…心配…したんだぞ…」
「…ごめん」
「もう…お前…目…覚まさないんじゃないかって…!」
「俺は…お前との約束は…破らないから…」
本当ならば、いつもの様にカガリにブッ飛ばされていたかもしれない。が、今のアスランは
どう見ても重症を負ったけが人…そんなことはカガリも分かっている。だから、そんなことはしない。
…でも。
「…泣くなよ、お姫様」
「だって…だって…ッ!」
「俺は…大丈夫だから」
包帯の巻かれたアスランの胸に顔を預け、カガリは嗚咽をあげている。
アスランを失うのは悲しいから。アスランが目を覚まして嬉しいから。
そして…父の様に、目の前からいなくなってしまうのは…嫌だから。
「私は…怖かった…! お前が…お父様みたいに…いなくなるんじゃないかって…!」
「…」
カガリの言いたいことも分かる。アスランの母はユニウスセブンと共に消え、唯一の肉親で
ある父も、もはや父ではない。それに…ニコル。
「(誰かを失う悲しさは…俺にも…分かるから)」
「…アスラン?」
カガリの肩を、震えるアスランの右手が包む。優しく、それでいて力強く。この言い知れない
不安をかき消すかの様に。少し熱があるのか…アスランの手は、とても暖かった。
「こんなザマで言えるセリフじゃないけど…俺がカガリを守るよ…絶対」
「…バカ」
「は?」
「私が聞きたいのは…そんな言葉じゃ…ないんだ…」
ふと、胸から顔を離したカガリと目が合うアスラン。さっき拭ってやったのに、また、彼女
自身が拭ったはずなのに…またその瞳からは、雫が溢れていた。
「帰って…来るって…絶対、帰って来るって…聞かせて…ほしいんだ…」
「…帰って、来る…か」
無論、アスランとてむざむざ死ぬ訳にはいかない。今の自分には守りたい女性が、守りたい
場所がある。それはキラもディアッカも…多分イザークも同じこと。ただ、立場が異なるだけ…。
「…アスランは…お父様みたいに…私の前からいなくなったり…しないよな…?」
「…」
「どーなんだよッ!?」
「…帰って来る。帰って来るさ…お前、独りにしとくと…危なっかしいもんな」
「…ホントか?」
「カガリの前からいなくなったりなんか…しないよ」
これが、今のアスランの精一杯の答えであった。正直、今度あの灰色のMSと巨大MAと
対峙したら、どうなるかは分からない。イザークとも、決着をつけなければならないだろう。
そうなれば…きっと、自分は…。
「俺には…これがあるしな」
「あ…」
包帯だらけの胸に輝く、ハウメアの護り石…そう、女神の加護がある。こんなにも自分を
信じ、愛し、慈しんでくれる女神が…。
「お姫様の御加護があるから…俺は大丈夫だよ」
部屋は明かりもなく暗いはずなのに、今のカガリにはアスランは眩しかった。
いや、あるいは、最後の生命の輝き…というものだったのかもしれない。彼の言葉を疑いたくは
なかったけれど、カガリはその言葉に妙な胸騒ぎを覚えて仕方なかった…けれど。
「…お前が言うなら、私は…信じるよ…」
「…いい子だ」
「だッ、だから〜ッ!」
「私は犬じゃない…だろ?」
「ぅ…」
「アハハ」
病み上がりにも関わらず、相変わらずアスランはカガリの心のうちを見透かしたかの様な
口ぶりであった。本当ならばもう少し、自分に甘えて欲しかったカガリだが、ここまで憎まれ口
が叩けるのならば、もうアスランは大丈夫だろう…先程の胸騒ぎを除いては…。
「カガリのことは…全部、どこまでも、まるっとお見通しさ…」
「それだけ喋れれば、もう大丈夫みたいだな…私、ドクターを呼んで…」
アスランの言葉を遮りながら、通信回線を開いてドクターを呼ぼうとしたカガリ…が、
その体を掴んで離さない人物が真後ろに居た。
「は、離せよ…ドクター、呼べないだろ…」
「ドクターよりも…ナースがいいんだけどな、俺」
「ナ、ナースって……ミコミコナースじゃないよな…もしかして…わっ、私かッ!?」
「他に誰が居るんだよ…」
何か…暗い話…かも。
忘れてる香具師のために注意を一つ…このアスカガSSは、
最後にアスランあぼ〜んするから…気をつけた方がいい…かも。
職人さん達乙です!
萌えなSSをありがd探したかいがあったyo。
自分もキラカガ書いてみたいんですが、途中ではまったため
現在8巻までしか見ておらず、どーいう経緯で双子だって事が判ったのか
さっぱりだす。
ディアミリの神が待ちきれないので
自分で書きたいのですが
45話以降しかしらず
初期がわからないので再放送待ちです。
ディアミリ書いた。
投下しようか悩む‥。なぜ悩むかは…漏ればっか投下しすぎじゃんみたいな……。
>>34 投下しすぎるってことはないぞ!カモーン
ディアミリは小説4巻読んで萌萌していたとこだ。
自分はハアハアしながら神の降臨を待っていまつ。
かむぉーん!ネ申!
大体判ったので、投下します。
なんか間違ってたら指導よろ。
長い廊下だ。
強化ガラスの向こうに夕日が見える。
二人は黙って歩いていた。
「綺麗だな」
「ああ」
キラの声に気のない返事を返すカガリ。言ったキラも顔だけ向けていて、
本当に夕日が美しいかどうかと言う事は考えてない。
ドアが見える。
格納庫はあのドアを出たほうが早い。
「じゃあ、俺、行くよ?」
「ああ」
ドアを出てガラス一枚隔てて二人は並んで歩いていく。
二人は時々目を合わせ、まるでそれがいけない事の様に俯いて目を逸らす。
自然にお互いの片手がガラスに触れた。
足が、止まる。
ガラス越しに視線が、絡む。
もうひとつの手、
お互いの額。
「どうして、出会ってしまったのだろう」
悔しくて、悲しくて。
恋しくて。
黄昏氏なんか暗くないか?
…ばかり使うし、どうしました?
「じろじろ見るな。恥ずかしいだろ!」
下着姿になったカガリに見とれていたらこの台詞である。
いつも通りで、早く事に及ぼうとガッツイていたキラもつい、笑ってしまった。
「あ! なんだよ! 笑うな! 馬鹿!」
「だって、カガリ。だって」
どうやらツボにはまってしまったらしく笑いが止まらない。
「なんだよ。やるんだろ?」
「だって、何時もどおりで」
げらげら笑うキラとは対照的にカガリはかなり不機嫌だ。
腕組みして顔を反らせてる。
「……恥ずかしいからにきまってんだろうが」
小さく呟いた言葉を聞き逃さずキラは、カガリの愛らしさに微笑む。
時折見せる少女っぽい仕草にどんどん引き込まれてしまう。
「カガリ泣き虫だもんね」
「馬鹿、泣き虫はお前だろ!」
ほっとする。こんな色気も何もない会話が嬉しくて、楽しくて仕方がない。
カガリの膝に頭を乗せると、目を閉じた。
「カガリ」
「何だよ」
「カガリ」
言葉では伝えきれない感情にどう言ってよいか判らず、キラは少女の名前を呼んだ。
愛してるじゃ足りない。
この、はみ出しそうな。
起き上がってカガリをふざけて押したおす。
「馬鹿! 何するんだいきなり!」
>>38 いや…前々スレあたりから…隆起の東○悟みたいと言うか、
シスプリの○影みたいな喋り方が…定着してしまったみたいでね…。
大丈夫さ…(内心、レイダーのプラモ早く買いてぇ〜とか思ってたりする)。
>>ポチ氏
ギョワー!全く予期せぬ展開にっ(゜д゜)
アスランはラクスといたしてしまったのかどうなのか。カガリ切ねー!!
皆さんと同じくアスランサイドを首長くして待ってます。
>>黄昏氏
乙です!
「いい子だ」〜「私は犬じゃない…だろ?」の下りが可愛エエですナー(´∀`)
自分もカガリは犬ッころ属性だと思います。飼い主は勿論アスランで。
さり気無く仕込まれたトリックネタとミコミコナースにふきました。
って、え?!これダークシリアスなんですか?
ドキバクしながら続きを期待!!
キラカガもディアミリもアスラクも神の降臨を楽しみにしとります!
不似合いなくらい緊張感の無い怒り方にまたもやキラは笑う。
「だって、するんでしょ? これから。SEX」
「う」
真っ赤になって、キラの瞳から視線をそらせ様とするが、その視線の先にキラは顔
をおいた。
「……」
くるり。
「……」
くるり。
「なんだよもー! やるならさっさとやっちゃえよ!」
押さえつけた細い腕。睨み付ける大きな瞳。
「カガリ、俺の事嫌い?」
「はぁ?」
「だって、最初から怒ってばっかりだからさ」
わざとらしく悲しそうな顔で視線を逸らすと、困った顔が見える。
「キラ……」
「なんてね」
と、すかさず唇を奪うと、あきらめたようにため息をつき次の瞬間に優しい微笑をくれる。
「大好き。凄い好き、一番好き」
「愛してはくれないの?」
「恥ずかしくて言えるか! 馬鹿!」
またもや不機嫌になって、顔を逸らしてしまう。
「また、馬鹿っていった」
「お前のような奴は馬鹿で十分だ」
べえっと舌を出したので、その舌を唇で噛むとますます怒る。
今夜はお預けかな、と、諦めて手を離すと、細い二本の腕が首に巻きつき
ぐいと引き寄せられた。
「うわ!」
慌てて手をつくが、かなり崩れた状態で密着と言う単語がぴったりだ。
頬が触れ、耳元にカガリの吐息を感じる。
キラの体の熱が一気に上がった。
「一度しか言わない。愛してる」
イトシイ、クルオシイ。
少女の言葉にキラは涙が出そうになる。何時も何時だって、カガリは
キラの欲しい言葉をくれる。時には厳しい言葉だったりもするが、どれだけ
救われたか。
逃がさないように強く抱きしめる。
「痛い! キラ!」
加減出来なくて力いっぱい抱きしめてしまい、カガリは悲鳴を上げた。
「ごめん!」
慌てて体を離し、カガリの様子を伺う。
大きな、瞳。
吸い寄せられるように唇を合わせると、ぎこちない反応が返ってくる。
何度も髪をなで、ゆっくり首筋に顔をうずめる。
「うひゃあ」
「色気ないなあ」
「だって、お前。物凄く、くすぐったいんだぞ!」
「……ひょっとして、カガリ、怖い?」
キラの言葉にカガリの顔がさらに赤くなる。
44 :
217:03/11/07 02:03 ID:5woelJZF
>>ポチ氏
何という引きの上手さ…すごく続きが気になります
>>黄昏氏
アスカガ…そっか約束してもアスランは…
そう思うと激しく切ない
>>43 文章上手だと思います!
ただ、あえて言うことがあるとすればキラの一人称は、「僕」です。
俺も投下します。
自分で何書いてんだッていう話ですが。
キラを書こうとしたけど、キラであってキラじゃなかったり。
「……そりゃあ、怖い。だって、お前。お前はいいけどな。
私は、お前を受け入れるんだぞ。体の中に入れるんだぞ。
怖くないわけないだろ? って、聞いてるかおい!」
聞きながらキラはカガリの下着を脱がせていた。普通はここでキスして
また次回にしようとか、そーいう台詞を言うんじゃないかとかカガリは抗議するのだが、
「俺、カガリが欲しいんだもん」
などと、男としては不似合いだが可愛らしい台詞をはかれ、その台詞にときめいてしまった
カガリはぶつくさ文句を言いながらもキラのしたいようにさせていた。
「カガリ」
名前を呼ばれてキラを見ると慌てて俯いてしまう。
「どうしたの?」
「お前、ひきょー……、かっこいい」
裸になると以外にしっかりしてるキラの体にカガリの中の女がうずく。
「ん?」
キラの優しい問いかけに、カガリはそっとキラの肩を撫でた。
「キラが欲しい」
素直に思いを伝えると再びキスをされる。貪られる様なキスにカガリは
精一杯応え、キラを求める。
「……恥ずかしいな。やっぱり」
「それでいいよ。カガリは」
「キラも顔真っ赤だ」
「恥ずかしいけど、嬉しいから」
「私もだ」
胸を揉まれると、どんどん体が熱くなる。口の中に乳首を入れられると
秘部が濡れるのが判る。
「う、あ」
カガリは出来るだけ声を抑えた。
普段、女らしさを隠しているカガリにとって、女の部分は自分をさらけ出して
しまうようでとても恥ずかしい。昔、女っぽい弱さをだして、男の子達にさんざん
からかわれてしまったのがトラウマになり、カガリは女の部分を表に出さないよう
にしていたのだが、父親や関係者の手前、自分の事を「俺」と呼んで男の様にも
振舞う事が出来ず、なんとも中途半端な位置に自分を置いてしまっていた。
でも今は、女としてキラに抱かれてる。
「キラ……」
「ん? 何?」
「いっぱい、いっぱい、キスしてくれ」
「いいよ」
キラは優しい。何時だって優しい。優しいから弱い。
その弱さが、
愛しい。
>>44 THX! しっぱい。僕か。
小説投下期待待ち!
会社響くんで寝ます。
48 :
217:03/11/07 02:16 ID:sSTqzwtn
>>47 激しく割り込んでしまっていてスイマセン。
30分くらい投下なかったから、今日はもう終わりなのかな、と勝手に思ってました…申し訳ない
続き、激しく待ってます。
今度こそ、投下します。
>>47 激しく割り込んでしまっていてスイマセン。
30分くらい投下なかったから、今日はもう終わりなのかな、と勝手に思ってました…申し訳ない
続き、激しく待ってます。
今度こそ、投下します。
体が…動く。光が…見える。
今僕は…生きているんだ。
フレイが、僕を守ってくれたから、今僕はここにいるんだろう…な。
「キラ…!!」
また、大切な仲間の笑顔が見られるのも、フレイのおかげなんだろうな。
アスランとカガリの泣き笑いの表情を見て、そう思った。
安心したからか、僕の意識はそこで飛んだ。
その時、戦いはまた始まっていたんだ。
それは戦争というにはあまりにも、ちっぽけで…けど残酷で―――
これから、みんなで笑ってられるって思ってた。
アスランと、カガリと、ラクスと、みんなと、笑ってられるって思ってた。
進む道は違っても、今だけはそうしていられるって思ってた―――
(キラ・ヤマト…)
誰…だ…!?
(キラ…ヤマト…)
うっ…く、やめろ。僕の心に…触るなっ…!!
(フフ。しかし、実体のない存在を君は認めざるを得まい。少なくとも一度はその存
在を感知したのだから)
フレイの…事か!?けど、だからといってなぜ…あなたが…!?
(これから、君を使って私は再び自分の目的を達成させてもらうよ)
何…!?やめろ!!僕の中に入ってくるな!!うわあぁぁぁ…!!
「キラッ!!キラッ!!」
カガリが必死にキラの体を揺さぶっている。
51 :
217:03/11/07 02:20 ID:sSTqzwtn
「起きろよ…!!キラッ…!!」
「カガリ。気を失ってるだけだよ」
「あっ…」
キラの反応がなかったことを心配していたカガリは、アスランの言葉にはっとする。
よく見ると、キラはちゃんと呼吸をしているようだ。
早とちりしていた自分が恥かしくなって、カガリはかあっと顔を赤くした。
二人はキラを抱えてストライクルージュに運ぶ。
「いろいろ、あったんだよな。俺も、お前も…特に、お前は本当に辛い思いをしてき
たんだって思うよ」
カガリは、気を失ったキラに話しているアスランを尻目に、ストライクをエターナル
に向かわせる。
「…お疲れさん。キラ」
アスランはキラを抱きかかえてそっと呟いた。
エターナルに着くと、二人はキラを抱えて、ラクスの元へと向かった。
何よりも彼を心配しているのは、彼女だろうから。
ラクスは自室でそっと彼の帰りを待っていた。
虎に、あとは任せて休んでいるよう言われたようだ。
彼女も今まで精一杯背伸びをして、ここまで来たのだから。
「ラクス、入りますよ」
アスランとカガリがキラを抱えて入ってきた。
「キラ…!!キラは、キラは大丈夫なんでしょうか?」
ラクスは彼らを見ると、キラを心配してアスランに抱えられたキラを見つめた。
「大丈夫。今は少し疲れて…眠っているだけですから」
「そう…ですか。よかった」
ラクスの安心した表情を見ると、アスランも安心して笑った。
52 :
217:03/11/07 02:21 ID:sSTqzwtn
「あの、さ。キラは…どうする…?」
カガリがふとラクスに尋ねる。ラクスはああ、と言って答えた。
「では、ベッドに寝かせてもらえますか?アスラン。私、今は彼の側に…」
「はい…」
アスランはそう言われ、キラをベッドに寝かせた。
そうして、ラクスに気を使ってか、カガリの肩を後ろから掴み、部屋を出るよう促す。
「あ、おい!いいのかよ…キラは…」
「いいから…」
相変わらず鈍感なカガリを無理やり部屋から追い出すように出て行こうとする。
「アスラン、カガリさん」
ラクスに突然名前を呼ばれて、二人は振り向く。
「ありがとう。…まだ、何もお礼も言ってませんでしたわね」
そう言ってにっこりと微笑む。
共に戦ってくれたこと。地球とプラントを守ってくれたこと。キラを連れてきてくれ
たこと。
彼女の言葉と笑顔は、全てに対する感謝を表していた。
「礼を言わなきゃならないのは俺のほうです。あなたがいたから。俺は、大切なもの
に、大切なことに気付けた。キラとも戦わなくて、同じ道を歩むことが出来た。だから、俺は…」
アスランがそっとラクスに自分の気持ちを伝える中、カガリは面白くないといった顔で
プイッと背を向けて一人部屋から出て行った。
アスランはカガリの様子に気付き、振り向くと既に彼女の姿はそこになかった。
「あ、おい!カガリ、待てよ!…じゃあ、また後で…」
「フフッ…はい」
カガリの後を追うように、ラクスへの言葉もそこそこにアスランは部屋を出る。
カガリとアスランの様子が初々しくて、つい笑みをこぼすラクス。
ベッドに横たわるキラを見つめて、近づいていく。
53 :
217:03/11/07 02:22 ID:sSTqzwtn
キラの寝顔を見つめるのは、二度目。
あの時は傷だらけで、今は―――
「くっ……!うぅ…」
「キラ!?」
突然、穏やかな表情から一転、キラはうめくように苦しみの声をあげる。
「もういいのです。終わったのです…キラ。もう、あなたは苦しまなくても…」
キュッと心配そうに彼の横に座り、手を握り締める。
「うぅ…僕は、僕…ぐぁっ…」
「キラ…怖い夢でも見ていますの?私がずっとあなたの側にいます。だから…」
一層手に力を入れて、祈りを込める。
だからもう、苦しまないで。泣かないで。キラに、悲しみはもういらないのだから―――
祈りが通じたのか、キラはゆっくりと目を見開く。
しかし、ラクスを見つめる彼の瞳はどこか、輝きを失っている。
その真っ黒な空ろな瞳は、ラクスを見つめている。
「キ…ラ?大丈夫…ですの?ずいぶんうなされて、それに目…が…」
「ラクス…?ん、平気だよ。少し、疲れているだけさ。少し…ね」
そう言ってキラは微笑む。どこか、妖しげな笑顔で。
54 :
217:03/11/07 02:24 ID:sSTqzwtn
「そう…ですか。なら、いいのですけれど…」
ラクスは心配そうではあるものの、やっと微笑を見せた。
ラクスの瞳を見つめながら、キラは妖しげに笑みを見せてラクスと目を合わせる。
その瞳に何もかも吸い込まれそうになるラクス。
ぷいと何だか恥かしくなって目を逸らした。
だが、キラに突然手を引かれ、ラクスはベッドに寝ているキラの体の上に倒れこむ。
「キャッ……ん…ぅ…」
驚いたラクスを一層驚かせたのは、キラに唇を奪われていた事。
唇を割って、侵入して絡み付いてくる彼の舌。
ラクスは頭がぽうっとして何も考えられなくなってしまいそうだった。
それほどまでに自分はキラを好きになってしまっている。
キラは、そのまま自分の身体の上に乗ったラクスの乳房を、服の上から弄る。
彼女の早い心臓の鼓動までもが感じられた。
「んっ…んん…は、ぁ…キ、ラ、だめ。だめですっ…アスランやカガリさんがあなた
を心配してまたここに来たら…ひぁ…」
これには流石にラクスも抵抗の意思を見せる。
「……イヤ?」
「ふぁ…イ、イヤじゃないです…けど、こんな、こんな所で…はぁぁ…!あっ!そ、
そんな…キラ、待っ…」
甘く囁く彼の声と共に、ラクスはスカートの中に手を入れられ、膝の辺りまでショー
ツを脱がされていた。
抵抗の意を煩く感じたのか、キラは再び彼女の口を自らのそれで塞ぐ。
片手で秘所を弄り、片手で服の隙間から乳房を愛撫する。
(もう…わたくし…ダメ、です…キラが、キラが…欲しい…)
ラクスは何かが吹っ切れたのか、キラの舌に積極的に自らの舌を絡ませる。
55 :
217:03/11/07 02:24 ID:sSTqzwtn
キラは少しばかり驚いたが、さらに多くの唾液を流し込み、絡ませていくだけだった。
何度も舌を絡めていくと、二人はぷはっと唇を離した。
「キ…ラ…あの、わたくし、もう…」
「…何?」
「ひ…ん…お願い、です…あなたが…欲しい…」
焦らされたようで、ラクスは太股を擦り合わせて涙目でキラに懇願する。
「…僕、疲れてるから、自分でやってくれないかな」
「そん…なぁ…いじわるですわっ…」
そうは言いながらも、ラクスはゆっくりとキラのズボンを脱がせていくと、
天井に向けてそそり立った硬く、大きな肉棒が露になる。
ラクスは、服を脱ぐ時間さえも惜しいと思ったのか、ショーツは足首に残して、
服を着たままキラの腹部に手を置いて跨った。
「ぁ…はぁ…」
ゆっくりと彼女が腰を下ろしていく。
スカートが邪魔で、挿入の光景はキラからは見えなかったが、暖かいものに肉棒が包
まれていく。
彼女の中に自分が入っている証拠でもあった。
同時に、きゅうっと肉棒が締め付けられる。
「んっ、ふぅ…ん…キ、ラぁ…好き、大好きです…わ、あぁっ…!あっ、あっ…」
「…ラクスはいやらしいね。…こんなに締め付けてさ」
「ふぇ…わたくし、そんなこと…ひ…ぅ…キラが、わたくしの中に居るのが…嬉し
くっ、て…!!ああ…」
ラクスは、快楽を求めて腰を上下に必死に動かし始める。
やがて物足りなくなったのか、円を描くような動きも加えていく。
その度、彼女の内部がさらにキラのものに絡みつき、蠢動していく。
56 :
217:03/11/07 02:25 ID:sSTqzwtn
「キラも…キラも動いて…!動いてっ…下さい…お願いです…わたくしを…突い、
て…下さい」
「わかったよ。仕方ないね…!」
キラは言葉を言い終えると同時にラクスを力強く突き上げた。
「あはあああ!キラァ…!キラぁ…!ああっ…!」
目の前で、自分の上で乱れていく少女は、突き上げられる度に激しく喘いでいく。
「ふぅ、ああっ…!いい!いいですのっ…!わたくし…もう…あああああ…!!」
やがてラクスは先に達してしまったのか、キラを一層強い力で締め付ける。
ぐったりと自分の身体の上に、どさっと倒れこんできた。
しかし、キラはそれでも彼女を構わずに突き上げ続ける。
「…!?あはぁぁぁぁっ…!待…待って…下さい、わたくし、まだっ…あっ…ああっ…!!」
「突いて欲しいって言ったの、誰?」
キラは、ラクスの望みどおりにしてあげているだけ。
やがて、キラの動きも早まっていく。
「ふぁぁぁっ!そんな、激し…キラッ、き…ら…ぁ…!わたくし…またっ…」
「うっ、く!僕ももう、出すよ!」
キラも快楽の波を享受し、大量の精を放ちながら彼女を突き上げていく。
突き上げる瞬間、精が放出された為、勢い良くラクスの胎内を犯していく。
「えっ…!あああああ!!キラ、好きっ!好き…ですわぁぁ…!!ふあああ…!!」
ラクスはキラの放出と共に、二度目の絶頂を迎える。
彼女の身体はキラを最後まで求めるように、キラの欲望を飲み込み、強く、強く締め
付けた。
行為を終えた二人は服を着直して、部屋を出ようとした。
キラは、部屋を出る前に、ラクスを抱き締める。
57 :
217:03/11/07 02:27 ID:sSTqzwtn
「…キラ?」
「ラクスは…僕の側にいてくれる?」
「えっ?あ、はい…!私、あなたのこと好きですもの」
ラクスもキラの言葉を嬉しく思い、抱きしめ返す。
しかし…キラの妖しい笑みと言葉に、その想いは打ち砕かれた。
「ありがとう。君はフレイの代わりだからね。誰も僕をわかってくれない中、優しく
してくれる所なんてそっくりだよ」
「キ…ラ…?」
彼の胸の中で、ラクスは目を見開く。
…嘘…
「フレイはもう居ないけど、フレイの代わりがいてよかったよ。じゃあ、これからも
よろしくね。フレイ…いや、ラクス」
「……どう…して…?」
瞬間、キラの瞳の輝きが元に戻る。
その瞳は、目の前で涙を流して傷ついた少女を捉えるだけ。
「ラ、ラクス、待って…今のは…あっ!」
キラの言葉も聞かず、ラクスはキラにぶつかって部屋を走り出て行く。
ぶつかった拍子に、キラはその場に倒れこんだ。
(…キラ君。久しぶりの自分はどうだい?)
「やはり、あなたが…!!今までの僕は、僕じゃなかった!!」
(人の絆とは、たったこれだけで崩れてしまう。目に見えるものしか人は信じられないんだ)
「違う…!!」
(大体、君は誰よりも優れた存在として作られた。そんな君が、他の人間に対して合わせる必要などない)
「違う…!!」
(ハハハ…しかし、君がラクス・クラインに抱いていた気持ち。嘘ではないのだろう?)
「違う!!」
58 :
217:03/11/07 02:28 ID:sSTqzwtn
キラは、彼の囁く言葉を悉く否定していく。
それは、今まで自分が見てきたものを全て否定されている気がしたから。
人の絆は強い。たとえ殺し合い、傷つけあっても人はやり直すことができる。
自分は優れてなんか、ない。いつも泣いて、困らせて、傷つけて…
フレイとラクスを重ねた事はある。
しかしそれは、フレイに対する罪悪感が創った幻であり、彼女との誤解も解けた今、
ラクスとフレイを重ねることなど、絶対にありえない。
ラクスは、ここにいる自分が全てといってくれた。泣いてもいいといってくれた。
大切な指輪を託してくれた。彼女を傷つけることなど、どうして自分にできるだろうか?
(君の過去、深層心理を見せてもらったよ。確かに君は、昔の彼女とラクス・クラインを―――)
「人の心を覗いて、弄んで…!!僕は絶対にあなたを許さない!!」
(君が私を許さなくても、君は何も出来ないのだ…!!)
「く…そ…!!」
心の支配を逃れる術など、キラは持ち合わせていなかった。
心の中を支配する彼を追い出そうとしても、心にしがみつく彼は、再び心の隙をつい
てキラを操るのだ。
(ラクス・クラインはもう君の事など気にかけまい。君が傷つけたのだからね)
「ふざけるなっ!!」
59 :
217:03/11/07 02:29 ID:sSTqzwtn
(あと、君と親しい人物は…生き別れた姉弟、敵であったが味方として向き合えた友…か)
「やめろ…!!二人にひどい事をしたら…!!」
(とりあえず、君を一人にさせてもらう。君の自我を目覚めさせようとする芽は、摘
んでおかなきゃならない。君を使って、あらゆる種をなくさなくてはならないのだか
らね。君は…私にとって最後の鍵となるのだ)
「ラウ・ル・クルー…ゼ…」
キラは、その名を言い残すと、再び意識を失った。
再び立ち上がった彼の瞳は光を失い、冷たい輝きを放っていた。
その足取りは、しっかりと意思をもって、カガリ・ユラ・アスハのもとに向かっていた。
ラクスとぶつかって落とした、誓いのリングをその部屋に残して…
ただただ、悲しそうにそのリングは輝いていた。
―帰って来て下さい。私の元へ―
つづく?
60 :
217:03/11/07 02:31 ID:sSTqzwtn
…続いていいのだろうか?
黄昏氏やポチ氏の長編に憧れて書いてはみたが…
寝ます。
61 :
761:03/11/07 03:11 ID:DYnWwO6R
神々がたくさん降臨なされた後で、どうやら本物のスレ汚しになるかもしれないと怯えながら。
前スレで一応お許しをいただけたようなので、こっそりと投下させていただきます。
誘導してくださった方々、ありがとうございます。感謝です。
ちょい長めなので、4回くらいに分けることにしました。
アスラクです。前スレに載せた分も含めて、ここに投下します。
エロパロ初めてで未熟者ですが、では……。
62 :
761:03/11/07 03:13 ID:DYnWwO6R
「……ごめん」
しばらく、そっちには行けないから。
気まずそうにちょっと視線を逸らして、つらそうに謝るキラ。
「忙しいのはお互い様ですもの、仕方がありませんわね」
モニターの向こうの恋人は、明らかに隣の誰かを意識してそわそわしている。
(わたくしのことなど気にせず、どうぞカガリさんと楽しんでいらっしゃいな。)
怒りと嫉妬と哀しみと、醜い感情に今にもはちきれそうな胸を押さえて、ラクスは辛うじて厭味の言葉を飲み込んだ。
「身体に気をつけて、キラ。また今度お会いできる日を、楽しみにしておりますわ」
「うん、ごめん。じゃ…」
キラがそそくさと手を伸ばすと、画面がぷつりと真っ黒になる。露骨で素っ気無いやりとりに、
ラクスは脱力した。みっともない真似は晒すまいと、平静を装って貼り付けた笑顔がはがれてゆく。
(……嘘ばかり。いつも嘘ばかり。これでいったい何度目ですの、キラ)
乱暴な仕草でモニターのスイッチを切ると、ラクスは暗い画面に背を向けた。
63 :
761:03/11/07 03:16 ID:DYnWwO6R
戦争が終結して、初めの頃はキラもプラントに腰を落ち着けてラクスを手伝ってくれたのだ。
それが今ではオーブに行ったきり、ほとんど帰ってこない。帰ってくると、不在の埋めあわせと
いわんばかりに激しく愛してくれるのだが、あっちこっちとふらついて、いつのまにかちゃっかりと
オーブに戻っている。そして何かと口実をつけて、長くオーブに居座るのだ。
いや、オーブというのは正確ではない。カガリの傍に、だ。
あれから数年経てばラクスとてもう、純情でウブな世間知らずではいられない。
キラの匂い、キラの愛撫、その話し方。
端々に見え隠れする金髪の少女の存在を、ラクスは女の勘ではっきりと感じ取っていた。
いつか問い詰めようと思いつつも、話すと会うと嬉しくて、気も狂わんばかりに嬉しくなって、
それだけで胸がいっぱいになってしまうのだ。
キラがいればそれだけでいい。
キラが傍にいて愛してくれれば、この胸に溢れんばかりのキラへの愛だけで生きていけるのだから。
(…それなのにキラ、あなたはいつもわたくしを裏切りますのね)
気分を変えようとティーポットを手に取るも、高ぶる感情に手が震えてうまく紅茶がいれられない。
(…こんなに愛していますのに、どうして傍にいてくれませんの?
どうしてわたくしの傍にいて、わたくしを愛してくださいませんの?)
64 :
761:03/11/07 03:18 ID:DYnWwO6R
「…あっ」
紅茶が零れたはずみに、指にかかった。反射的に口に咥えるが、痛みはない。ただちょっと、熱かっただけだ。
何の味もしない自分の人差し指を、ラクスは舌で丁寧に舐めてみた。指の腹から関節から、労わるように、
優しく、満遍なく。舌先の巧妙なテクニックで突いたり、絡めてみたり、口いっぱいに根元までしゃぶってみる。
そう、彼を愛するときのように……。
しゃぶりきって出した人差し指から口を繋いで唾液の橋がかかると、ラクスは逃すまいとして啜り上げた。
ちょうど指が唇を塞ぐ格好になったあたりで、ラクスはハッとした。
「あら、いやですわ。わたくしったら……」
コトを思い出して、羞恥に顔が赤らむ。両手で頬を押さえて軽くパシパシと叩くと、
いれた紅茶はほったらかしにしてラクスは部屋を出た。
「キラのせいですわ」
足早に歩きながら恨み言を呟いて、辺りを見回し。ふと、壁際の電話に目がとまる。
突如頭に浮かんだ計画に、ラクスの顔がぱっと明るく輝いた。
「そうですわ。アスランをお茶に呼びましょう!」
アスランに会いたい。アスランと話がしたい。なぜだかわからずも、
思えば思うほど無性にアスランが恋しくなって、ラクスは電話に駆け寄った。
65 :
761:03/11/07 03:20 ID:DYnWwO6R
中庭の東屋でテーブルと紅茶を囲み、柔らかい日差しの中でのんびり寛ぎながら。
これまでにもちょくちょく会う機会があったとはいえ、久し振りに腰を落ち着けて話したせいか、
二人の会話は思いのほか弾んでいた。
「それにしてもこうしていると、思い出しますわね」
恋愛はなかったけれど、婚約者として無邪気に語らった遠い日々。
ラクスが懐かしそうにそう言うと、アスランの顔にさっと陰りが差した。
「ええ……」
それまで浮かんでいた自然な微笑がぎこちなく強張って、急に言葉少なになる。
「アスラン…?」
どうしたのかと、ラクスは目で問いかけて首を傾げてみせた。
もちろん、全く想像がつかないわけではない。クライン邸での平和な日々を思い出せば、
同時につらかったあの戦争の思い出も蘇ってくる。あまりにも色々なことがありすぎた。
今はむしろ政治方面で頑張っているアスランだが、当時を軍人として生きた彼には、
ラクスには想像もつかないような種類の苦しみがたくさんあるはずなのだ。
そして、カガリのこと。カガリはアスランの恋人だ。
ラクスがキラのことで苦悩しているように、アスランがカガリのことで同じように苦しんでいないわけがない。
言いにくいことなら無理に言わなくてもいいのだと、ティーカップの横で
握り締められているアスランの拳の上に、ラクスはそっと自らの手をのせた。
66 :
761:03/11/07 03:26 ID:DYnWwO6R
「…ラクス、俺はずっとあなたに謝りたいと思っていました」
苦渋を込めて搾り出されたアスランの言葉に、ラクスは目を瞬いた。
「あなたがわたくしに、謝ること……?」
「ええ」
しっかりと頷くアスラン、しかしその内容がラクスには皆目見当もつかない。
「…俺は、あなたの父上を殺しました」
「……!?アスラン、何をいうのです?」
「キラの胸で泣いているあなたを見たとき……」
言いながらアスランが申しわけなさそうに、一瞬顔を赤らめたので、ラクスは釣られて自分の頬も赤くなるのが分かった。
「軍人という職業とザフトという組織に甘えて、自分が一体何をしてきたのか。
あの時、自分の罪の重さというものを、初めて思い知ったような気がしたのです」
ひょっとして自分が以前責めたことが、今でもアスランの重荷になっているのだろうか。
漠然と湧いた不安に、ラクスは胸を痛めた。
「でもお父様が亡くなったのはあなたのせいではありませんわ、アスラン。ザラ元議長の責をなぜ、あなたが負うのです?アスランはアスランではありませんか?」
「いいえ。パトリック・ザラは俺の父です」
宥めようと僅かに身を乗り出したラクスを制するように、アスランは断固として横に首を振った。
67 :
761:03/11/07 03:28 ID:DYnWwO6R
「…俺は状況に甘んじていました。父の暴走を止められる場所にいながら、止められなかった。
その結果失われていった多くの命の重みを、もたらされた哀しみの大きさを、
誰かが覚えていなくてはならないんです。多くの人々には一刻も早く忘れて欲しい悲しい記憶、
でも忘れ去られては同じことがまた繰り返される。
命を奪ってきた者の業として、俺にはそれを背負う義務があるのです。
―――――――あなたが、俺の目を開かせてくれました」
「アスラン……」
決然としてまっすぐに見つめてくるアスランの瞳に、ラクスは言葉を失った。
なんという人なのだろう、この人は。
胸に込み上げてくる何かに押されて、ラクスの目にうっすらと涙が浮かんだ。
(アスランの言いたい事はわかります。わかりますけれど…)
「どうしてアスラン、あなたがそうしなくてはいけませんの…?」
「俺がそうしたいからです、ラクス」
今更「すみませんでした、許してください」などとは口にしない。
自分のしたことを告白して相手の裁断を待つ。潔い、真っ直ぐな生き方。
軍人の名残がそうさせるのではない。彼がアスランだから、そうするのだ。
(なんて強い人なのでしょう……。元々しっかりした方ではありましたけれど。
わたくしが知らないうちにアスラン、あなたは変わったのですね……)
父シーゲルの死は確かにショックだったが、ラクス自身は既に受け入れていた。だが
「気にしていないのだから今更気にしない」と言ったところで、アスランは決して納得すまい。
奥で心なしか不安そうな光が揺らめくアスランの瞳に微笑んで、ラクスは零れそうになった涙を拭った。
68 :
761:03/11/07 03:31 ID:DYnWwO6R
「アスラン……わたくし、あなたがそんなふうに言ってくださって、本当に嬉しいですわ」
アスランの拳を両手にそっと包み込んで、ラクスは心をこめて囁いた。
「アスランの信じる道ならきっと、正しいのだと私も信じています。……でもどうか、
無理はなさらないで。アスランやプラントのためになることならわたくし、いつでも喜んでお手伝いいたしますわ」
「……ありがとうございます、ラクス」
アスランがほっとしたように瞬きをすると、まだ少年らしさの抜け切らない整った顔立ちに、気恥ずかしそうな微笑が広がった。
「それとまだ、もうひとつ……」
「もうひとつ……?」
今度こそ怪訝そうに聞き返すと、アスランの拳を包む両手の上に、温かい掌が遠慮がちに添えられた。
「あんなに長いこと一緒にいたのに……、あなたをわかってあげられなくて、すみませんでした」
「アスラン、そのことは……」
「いいえ、はっきりさせなくては。キラのことも、カガリのことも」
アスランが顔を赤らめながらも付加えた名前に、ラクスの顔色はさっと青ざめた。
今の今まで、せっかくあの狂おしい思いから逃れられていたというのに。
「…………」
何か言おうと口を開きかけたものの、安易な相槌は打てずに、ラクスは黙ってしまった。
優しくて礼儀正しいアスランだからこそ、他人のプライベートには一切触れないでいてくれる。
当然キラのことについても。どこかでそう、いつのまにか思い込んでいたのかもしれない。
話したいと思ってはいたが、実際に口に出すのは恐ろしかった。
いつか何かの拍子で自然と話題に出せたらと願う一方で、
まさかアスランの方から切り出してくるとは思いもしなかったのだ。
69 :
761:03/11/07 03:32 ID:DYnWwO6R
「ラクスが何を求めていたのか、俺は全然気がつかなくて……あなたが去った後になって初めて、あなたが俺にとってどれほど大切な人だったのか気付いたのです」
アスランの自嘲を含んだ低い声が、心に刺さった棘をやんわりと包み込む。ラクスは内心の動揺を隠して平静を保とうと、空のティーカップをじっと見つめた。
「俺はあなたを、カガリはキラを……。そして、あなたはキラを、キラはあなたを……」
先を続けようと努力しながらも、アスランの言葉にはどうしようもなく苦渋が滲む。
「俺はカガリに惹かれましたが、カガリは本当にキラが好きで……戦争の間でうやむやにされてしまって、カガリはキラへの想いを捨て切れなかったんです。そしてそれは、キラの方でも同じ事だったんです。でもあいつは、キラは優しいから……」
「……アスランも、そう思いますの?」
「……ええ」
なにも全ての思い出を共有していなくても、言葉を全て伝えていなくても、分かるものは分かる。親友だから。
「あいつらがこうして会っているのはむしろ、お互いの関係をはっきりさせるためで……いずれそれぞれの場所に戻っていくんじゃないかと……、俺はずっと、態度を曖昧にしてきました。ラクス。俺が、カガリを行かせたんです」
70 :
761:03/11/07 03:35 ID:DYnWwO6R
「…………」
謝りたいといってきた意味をようやく解して、ラクスは顔を上げた。
自分の苦しみもさることながら、ラクスやキラ、カガリの苦しみを思ってこそ歯を食い縛るアスランの姿に、ラクスは心底愛おしさを感じた。不器用で、真っ直ぐで、どこまでも優しい人。人への甘え方を、知らない人。
(キラは甘えて、甘えさせてくれた……だからわたくしは、キラを好きになった…)
愛と恋とは、全く違う。アスランを愛しく思えば思うほどに、キラへの思いの激しさが対比となって浮かび上がってくるのだ。
アスランとは一緒にいて寛げ、安心できる。色々な話ができる。だがキラと一緒にいると、
世界がまるで色を変えてしまうのだ。自分は狂ってしまったのではないかと、思うことすらある。
何をするにもキラなしではいられない、キラに触れたい、キラを独占したい。キラから愛してもらえる日は、それこそ天にも昇る気分になる。
(……でも、今となってはよくわからない)
確かな事は何一つ、分からない。誰が誰を愛するべきか、それはそれぞれの感情に任せるべきだ。だがこのままではいけないとも、思いはする。
「…そのことについては、私も同罪なのです」
やっとのことで重たい口を開き、ラクスがアスランに両手を預けたまま立ち上がると、アスランもそれに従うようにしてすっと立ち上がった。
「行かないでと懇願しても、あの方は行ってしまいます。困らせたくなくて我慢していても、やはり行ってしまいます」
ラクスが東屋から出て庭の芝生へと彷徨うように踏み出していくのを、片手を取ってアスランがエスコートしてくれる。
「どうしてもキラは、行ってしまいますの」
71 :
761:03/11/07 03:36 ID:DYnWwO6R
アスランは器用なことが言えなくても傍にいて、丁寧に話を聞いてくれる。伏せ目がちな瞳に漂う憂いは、少なくとも今だけは自分と同じもの。それを分かち合えたら。少しでも軽くして上げられたら。
ラクスは急に立ち止まると、アスランの横顔を振り仰いだ。そして、思い切って言った。
「アスラン、わたくしを抱いてください」
「……はっ?」
苦悩に思いつめていた瞳が驚きに見開いて、アスランはなんとも間の抜けた声を上げた。困ったように、冗談だと笑い返されるのを期待するように、まじまじとラクスの顔を見つめている。だが、ラクスは本気だった。
「私を抱いてください」
一度口にしてしまうとアスランが相手だからだろうか、二度目の言葉は自然に出てきた。
「でもラクス、あなたは……」
「そのことはいいのです」
「ダメです、ラクス」
女性に優しいアスランにしては珍しく、彼は頑として譲らなかった。
「ここであなたがキラを、俺がカガリを裏切って何になるんです?あなたはキラを、信じているのでしょう?」
「…裏切るのではありませんわ」
「ラクス、どうしてそんな……」
ラクスを宥めようとその華奢な肩に掴んだところで、アスランはようやく気付いたようだった。ラクスが、震えていることに。
「ラクス……」
「自分でもわけがわかりませんの。でもこのままではわたくし……」
顔を赤らめて先を言いよどむと、ラクスは自分の口元を押さえた。
実際、気が狂いそうなのだ。寂しいのか、恋しいのか。分かるのはただ、アスランを愛しいと思うこの気持ちだけ。
(アスランだって、カガリさんのことできっと、同じはずですわ……)
しばらく沈黙が続いた。
やがてアスランは小さくため息をつくと、再びラクスの片手を取って接吻した。
「わかりました」
72 :
761:03/11/07 03:40 ID:DYnWwO6R
ここで一区切りです。エロなしで稚拙な文章長々と、すみません。
次の投下では、エロ入りますので……では、おやすみなさい。
職人さんたち、お疲れです。毎度萌えさせてもらえて、天国です!
「…‥終わったのね」
ジェネシスが破壊され戦争が終結へと向かう中、ミリアリアは窓から覗く宇宙空間をボンヤリ見つめ呟いた。
「ああ、でもオレらにはまだまだやることがありそうだな」
両手を頭の後ろに回し面倒くさそうに語るディアッカにミリアリアはツンと言葉を返す。
「当たり前でしょ。アンタはアンタのやったことの責任を取らないと……私も‥だけど」
「ああ、わかってるさ」
先程とは違いキリッと表情を引き締めたディアッカに胸がトクンと高鳴る。
いままで敵同士だった互いが共に戦い自分の隣に居ることに改めて不思議に思う。
始めに感じていた嫌悪感も今は無く、そこに居るのが自然な気がするのは何故?
「ミリアリア?」
無意識に彼の顔を凝視していたのだろう、ディアッカは困ったような顔でこちらを見ている。
「ん…痛む?ここ」
慌てて視線を逸らすとディアッカの額に巻いてある包帯に気付き触れてみる。
「…べ、別に何ともないさ」
初めて見る自分を気遣うミリアリアにらしくなく動揺する。
「ねぇ、ディアッカはこれからプラントに戻るのよね」
「あ‥ああ、ミリアリアは地球の…オ−ブに帰るんだよな」
これから2人は別の道を歩み始める、こうして共に居られるのは最後。
ミリアリアは自分の中に芽生える寂しさに震える。
最後に…‥ア−クエンジェルを守るために戦い傷ついた彼に何かしてあげたい
ミリアリアは自然とディアッカの手に触れる。
「え、ミリアリア?」
「…私達を守ってくれて‥ありがとう」
突然のミリアリアの感謝の言葉にディアッカは触れていた彼女の小さな手を握り締める。
「こっちこそ、おまえ…ミリアリアに出会ってなかったらオレは…」
ミリアリアとの出会いが自分を変えてくれた。
互いに感謝の気持ちと内に秘めた想いを込め抱擁する。
「…‥今だけ‥私‥」
「…ミリアリアが欲しい」
その言葉にピクンと小さく震えながらディアッカの胸に身体を預けた。
「んぅ‥はぁ…」
ディアッカはミリアリアの身体をベッドの上に倒しながら絶え間なく口付ける。
まさか自分が今は亡き、彼以外の人とこのような行為をするなど想像もしていなかった。
彼とは違う手が身体を這う、彼とは違う口付けと愛撫……しかし嫌悪感はなく逆にその人物を欲し身体に熱が集中する。
「…ディアッカ」
まるで夢のような時間、まさか彼女にキスをし組敷き、こんなことをするとは思っていなかった。
自分の下でピンク色の軍服を乱れさせ熱を含んだ瞳で見つめてくるその姿に理性が崩れ落ちそうになる。
−−君が欲しい
早く彼女のすべてが見たいと強引に軍服を脱がすと白いレ−スの付いたブラが見え、それをずらし追いやるとピンク色の蕾が付いた膨らみが露になった。
ディアッカは夢中でその膨らみを揉み、全体を隈なく舐め上げる。
「はぁあん…ぁぁ」
舌を這わせ吸い付く度に小さい喘ぎを出すミリアリアにもっと彼女を乱れさせたいとスカ−トの中に手を入れ下着の上から秘部の形をなぞるように触れる。
「あぁん…ディアッカ」
段々シットリと濡れていくソコにディアッカは上体を起こしスカ−トを捲り上げる。
「… やだっ‥見ないでっ」
天井から差す明かりに照らされ濡れた純白の下着が晒される。
破だけた軍服の隙間から覗く白くうっすら汗ばんだ肌にディアッカは欲情を押さえられない。
ミリアリアの腿を押し上げ濡れている下着を脱がし秘部に指を這わし自分を受け入れる入り口を探す。
「あふぁ‥あぁ」
クチュクチュとディアッカの指が動く度、愛液が溢れ水音が響く。
「…ミリアリア‥いいか?」
探し当てた入り口に指を挿れながら熱で赤くなっている頬を空いてる手で優しく包み許可を待つ。
「ん‥きて…ディアッカ」
その言葉に我慢の限界だったディアッカはズボンの中から反り返ったモノを取り出し秘部に突き立てる。
「ミリアリアっ」
「ひゃあぁっ‥ああぁ…ディアッカ」
狭い穴に太い肉棒が突き刺さり内壁が広げられる感触にミリアリアは見悶える。
「‥辛いか?」
その様子に心配そうに見つめてくるディアッカに、身体だけを求められているのではない、自分を気遣ってくれる優しさに安心感が生まれる。
「大丈夫よ‥続けて」
濡れた瞳で微笑むミリアリアに自分は本当に彼女のことが好きなのだと実感しながら腰を動かし始める。
「あぁっあっあっん」
動きに合わせ喘ぐミリアリアの声と互いの荒い息遣い、結合部に絡まる水音が部屋に広がる中、2人は夢中で貪りあう。
「はぁはぁ…もう‥限界」
「あぁ…私も‥」
ディアッカとミリアリアは自分たちの熱を解放すべく追い上げる。
加速する動きに声が出ないほどの快感を感じ絶頂を迎えた。
「………はぁあん」
ディアッカは寸前に自身を引き抜き精を放つ。
「ふぅっ‥はぁはぁ」
ドクドクと大量の精液がミリアリアの腿を濡らした。
暫くし、熱から解放され天井を見上げたままミリアリアが口を開く。
これから違う道を歩む2人は2度と会うことはない。
そう思い最後の言葉をかける。
「ディアッカ…これから頑張って‥私‥あなたに出会えて良かった」
その言葉にディアッカは微笑む。
「ああ、ミリアリアもな…オレ月1ぐらいで地球に遊びに行くからそん時はヨロシク!」
「………はぁ?」
最後の別れだと思っていたのにディアッカのあっさりした言葉に気が抜ける。
「なに?週1にしとく?」
ミリアリアはそんなディアッカに深く溜め息つくが見えないように小さく笑う。
(……‥まぁいいか)
そうして2人の関係はまだまだ続くのであった。
END
痔ミリキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
ちょっと見ないうちになんだこの神の数は!?
かなり驚きand感謝
>ポチ氏
前スレの続きが気になって仕様が無いんだけど・・
あっちはもう書き込めないのかな?
もうシリーズも終わった事だし、こちらのスレに如何でしょうか。
>>82 前スレの続きはこのスレ
>>11-21にあるでし。アスランサイドは明日投下する予定…多分。待たせてごめんちょ。
やっと仕事終わったので家でマタ-リ中、SS投下しっぱなしでスマソ。あとで色々コメント書きたいな。
ああ!前スレの続きって虎アスカガのことか!(;´д`)
すまん…仕事の疲れが出たのかも。ていうかそれ投下したこと自体忘れてたw
続きは書く気は無い……かな。ただの穴埋めだったし…今更恥ずかしいし…
>ポチ氏
それは残念・・
>>21の続きはせかすつもりないス・・
>黄昏の文芸作家氏
アスカガのやりとりがとても自然でイイ!トリックネタ自分も笑いました。最後アスランあぽ−んかぁ…悲しいけど黄昏氏なら華麗でカクイイ最後を書いてくれると期待してます!
>217氏
キララク乙です。漏れも217氏のような濃いエロが書きたいな。長編は途中書く気無くしたりで色々上手くいかないけど(漏れだけか?)217氏にはぜひ頑張ってホスィ。続きお待ちしております!
>761氏
アスラクバンザイ!次はエロっすか!ハァハァしつつお待ちしております。
>>85 まじスマソ。今度はオリンピックで書こうかな…日本→オ−ブみたいな感じで。つか五輪はいつだ…。とりあえず暇人だな自分。
初痔ミリでした!楽しかった。次は痔ミリ&アスカガのダブルデ−ト書くかな。
あぁ…ATHRUN SIDE只今停滞中。
>48
気にせんで下さい。全ては遅筆な私のせいです。
投下行きます。
「だから、一人で大丈夫だって」
「でもさ、かなり量あるよ」
「だから、大丈夫だって! お前私を馬鹿にしてるのか?!」
怒りながら歩くカガリに、心配そうに何度もキラが言うのだが、
まるきり聞く耳もたない。本当に? 本当に? と聞きながら
とうとう倉庫までついてきてしまった。
「……お前、わざとだな?」
「ん?」
「……」
睨み付けるカガリに対して笑顔で受け流すキラ。
「まあ、いいさ。来ちゃったものは」
暗証番号を押してカードを通す。
鋭いエラー音。
カードを確かめもう一度通すが結果は同じ。
「あれー? おっさんにあずかった奴なのに。セキュリティの奴
に言わないとだめか」
「中からロックされてるんじゃないのかな?」
「何で? 大体、誰が中からロックしてるっていうんだよ」
「昼寝したい人とか」
「馬鹿だなお前」
本気であきれた。キラはそんなカガリの様子がおかしくて、こっそり
顔を逸らして笑う。
「……」
カガリがにらんでるが、お構いなしだ。
「まあ、いい」
「で、どうするの? 荷物もって帰れないよ」
「そうだなあー」
頭をかいたところで、妙案が思い浮かぶ事もなく、暫く呆然と立っていると
キラがすっとカードを通した。
「ここで止めてて」
「え?」
カードではない。コードが延びている。
「なんだこれ?」
「カガリはしらなくていいよ」
コードの先には端末がつながってる。
「! お前!」
「知ったらカガリも犯罪者だよ」
「だって!」
ピー…。
「開いたよ」
にっこりとキラがカガリを見る。まったく持って侮れないやつである。
「お前、こー言うことばっかりやってるのか?」
「趣味」
「趣味って…」
「で、何だっけ?」
キラはそれこそ、わざとらしい笑顔を浮かべてカガリに向く。
どうやら話を本気で変えたいらしい。
カガリは確認するように頼まれたものを繰り返す。
奥のほうから声が聞こえた。
「?」
「本当に人がいた」
自分の予想が当たってキラは本当に驚く。冗談でいったのだ。せいぜい
リーダーの感知が悪いのだろうと思っていた。
「何だよ。もーここは個室じゃないんだ。文句言ってやる」
その声に先に気づいたのはキラだ。
慌てて後ろから羽交い絞めにして口を押さえる。
「!」
「し!」
小さく声をかけるとソロソロと後退していく。
すすり泣くような声と、濡れた音。さすがにカガリにも何事か判って
真っ赤になって、キラに引きずられる様に外に出る。
ドアが閉まるとほっとしてしまう。お楽しみの最中を邪魔するほど無粋ではなし、
例え邪魔しても気まずい事この上ないだろう。
「なんだよ。もう!」
何に対しての怒りなのか、カガリはそう呟くと真っ赤になって俯く。
「やっぱそういうの駄目な人?」
「え?」
真剣な顔でキラが聞く。
「あ、や、そういうの駄目とかじゃなくて。その」
ますます真っ赤になってしまう。
「好き同士だし、そーいうの自然の成り行きだと思う、んだ」
「うん」
「その、私が、その」
そこまで言って真っ赤になって何も語らない。顔の熱を下げるために
当てられた手は、カガリを女に見せる。
「ごめん」
キラも赤くなって俯いてしまう。
二人の間に男と女という明確な違いを意識してしまう。
「いこ。暫くしたら中の人もいなくなるよ。遅いって言われたら正直に
扉が開かなくなったんだって、言えばいいよ。僕が証明する」
ぽんと頭をたたかれる。キラのこういう所が好きだ。
「うん」
手をつかまれて、初めてキラを異性として意識する。手なんて、
今までたくさんつないだ。抱きついた事だってある。
でも、こんな、意識して手をつないだ事はない。
キラはどうなのだろうと、目を上げるが背中しか見えない。
「キラ」
「ん? 何?」
「その、天気もいいしさ、散歩しよう。うん。それがいい」
「いいね」
キラが笑うから。
最近つらい戦いばかりで、何時も一人で、いや、人を寄せ付けないように
キラは一人で泣いていた。励ますことは出来ても、支えにはならない。
キラが笑うから、カガリはキラが好きなのだ。
好き?
意識してしまった感情に戸惑う。
「馬鹿!」
「え? 何?!」
「馬鹿馬鹿馬鹿!」
恥ずかしくてたまらない。恥ずかしすぎて押さえつけていられない。
「どうしたんだよ」
「うるさい!」
さすがにキラもむっとして立ち止まる。
「子供じゃないんだからさ」
それだけ言うと一人で行ってしまう。自分では悪いなと思っているのに、
謝りたいと思うのに。言葉が出ない。出ないが、このまま行かせてしまっては
駄目だと思ってる。こういうのは気持ちが悪い。言葉の前に体が動いた。
追いかけて腕を引く。
「悪い。その。とにかくごめん」
キラの目がまともに見れない。キラの顔が怖くて見れない。
ため息が聞こえる。
「うん。いいよ。怒ってないよ」
「嬉しいな」
「ん?」
「自分で悪いことしたと思ってるの判ってるんだ。一方的に私怒ったろ?
でもさ、お前、許してくれたから」
複雑そうな顔でキラが目を逸らす。
「俺も同じ気持ちだったから」
はいと手を差し出されたので握る。
「あれだよね。何か恥ずかしくてたまらなくて」
「うん」
カガリは大きく腕を振った。キラも負けじと大きく腕を振る。
「そろそろ行こうか?」
「うん」
指が自然と絡まる。どちらともなく、歩みを合わせる。
「ねえ、カガリ」
きゅっとキラの手に力がこもる。
「ん?」
カガリも握り返す。何度も繰り返す行為はお互いの気持ちを高める。
「SEXしない?」
すいません、狩に誘われたので、今日はここまで。
長上げゴメソ。
95 :
761:03/11/08 00:41 ID:wgUG6kCC
>>ポチ氏
こんな下手くそに、一票投じてくださってありがとうございます。(ほんとうに
ポチ氏の書くアスカガはすごく好きなんで、毎度萌えさせていただいてます。
>>217氏
自分も、続き読みたいです。
62〜71の続き、投下させていただきます。
>團氏
乙。
ところで、悪いのだがメモ帳などに書いてからアップしているか?
そうでないなら、メモ帳などに書き溜めてから一気にあげてもらえると嬉しい。
投下に時間がかかるとどこでレス入れていいのかも迷うし、
他の神々も投下できなくなってしまうので。
ポチ氏のように、何か理由があって書き溜めていても投下に時間がかかるなら
平日昼間や休日早朝などの、神々の少ない時間に上げてもらえると助かる。
97 :
761:03/11/08 00:43 ID:wgUG6kCC
いざ裸になってみると急に意識してしまって、アスランとラクスは顔を赤らめた。
窓から差し込む薄暗い陽光を背中に受けて、細身ながら筋肉でしっかりと引き締まったアスランのセクシーな体つきは、否が応でも「男」を感じさせる。
「…ラクス、綺麗ですよ」
ラクスの女の部分を意識して、アスランの方でも少し緊張しているのだろう。
ちょっと掠れた声で囁いて、ためらいがちに顔を近づけてくる。
「アスラン、あなたも……」
ドキドキと高鳴る胸の鼓動に耐えてラクスが目を閉じると、唇が重なった。
初めは軽いキス。小鳥がついばむようにお互いの柔らかい唇を吸い合い、やがて舌を入れて絡めあう。
「んっ……」
歯の裏側をくすぐられたお返しに、まだ動きの遠慮がちな舌を積極的に吸い上げて、ラクスはアスランに深く口付けた。
だんだんキスが激しさを増してくる。乳房を優しく撫で上げられ、桃色の天辺を指先で転がすようにあやされると、言いようのない快感にラクスの乳房は早々に「たって」しまった。
固くなった乳首をなおも攻められて身を捩ると、ラクスは両腕を回してアスランの背中を抱きしめて煽情的な仕草で撫で回した。
激しいキスの合間に息をついて、アスランの唇がつつっと首筋に下りてくる。
「あぁン……」
98 :
761:03/11/08 00:45 ID:wgUG6kCC
首筋、肩、鎖骨、胸の谷間と強く吸い上げられて、ラクスは身をのけぞらせてもっと感じようとした。
吸われた箇所の一つ一つが淫らな熱を持ち、優しい口付けの名残に燃え上がっている。アスランの暖かい掌が上から下へと摩るように愛撫して、やがてもっとも敏感な場所に到達した。既に濡れていたそこにぬぷ、と指が潜り込み、小さな水音をたてて内側をくすぐり上げる。
「あっ、あっ……」
キラの激しさに慣れてしまったはずなのに、キラとは全く違う新鮮な愛撫に体が反応して、ラクスは自ら腰を動かしていた。
もっとアスランを感じたい。アスランの優しさに触れていたい。
「あぁ、あっ、アスラぁン……」
官能的な喘ぎ声に応えて、アスランはラクスの中から指を引き抜くと、代わりに舌でそこを攻め始めた。卑猥な音を立てて温かいものが這い回る感触にいっそう燃え上がって、ラクスはアスランの髪を両手で狂おしくかき回し、白い太股に挟んでさすりあげた。
次から次へと愛液が湧き出して止まらない。愛液が流れ出せばアスランが吸い上げ、アスランがラクスの花弁を愛撫するたびとろりと愛液が湧き出してくる。
99 :
761:03/11/08 00:47 ID:wgUG6kCC
ふいにアスランが顔を上げると、緩んだラクスの太股の間からじっと見つめてきた。
「ラクス……いいですか?」
唾液とラクスの愛液に濡れた唇は煽情的で、乱れた黒髪が生真面目な少年の顔に放埓な印象すら与えている。
(アスランが、わたくしを求めて下さる……)
そんな想いが一瞬頭を過ぎっただけで、ラクスはさらに高揚した。
「もちろんですわ、アスラン」
乱れた息使いを整えることも忘れて、自らもどかしく足を開いてみせる。
「来てください……」
多少の恥じらいをその仕草に宿したままで、ラクスは熱くなまめかしく、瞳を潤ませた。
「では、……行きますよ」
「はい…!」
アスランは上に身を乗り出すと、淫らに広げられた両足を抱えてラクスの腰を浮かせた。
アスランのモノはすでに大きくなって、固く脈打っている。互いに潤んだ瞳で見詰め合ったのも
束の間のこと、ラクスの濡れそぼった秘所はやすやすとアスランを受け入れた。
ラクスの両足を肩に乗せて太股を抱えたまま、アスランが中でゆっくりと動かしていく。
びちゃびちゃと卑猥な音が辺りに響き渡り、ラクスはシーツを握り締めて快感にぎゅっと目を閉じた。
次第に速さを増してくるアスランの律動に合わせて、ラクスの腰の動きも速くなる。
「はぁっ、はぁっ…」
「あぁ、あっ、ああぁん……」
呼吸に合わせて体内がかぁっと熱くなる。
100 :
761:03/11/08 00:51 ID:wgUG6kCC
「ラクス……!俺は、もう……!」
「アスラン、わたくしも……!」
繋がった愛の絆からどくどくっと、熱いものが流れ込んできた。快感のままに強く締め付けると、アスランはびくりと体を震わせて切ない呻き声をあげた。
愛しい。アスランが愛しい。キラに対するのとは対照的なほど静かな深い思いで、ラクスはアスランを求めた。アスランを愛したい。
射精後の余韻に浸ったままアスランが荒い息をついて引き抜くと、乱れたシーツと太股の上に精液がどろりと零れ出す。
ラクスはたまらなくなって起き上がり、自らアスランのモノを両手に包み込んだ。
「ラ、ラクス……?」
どこかぼんやりとしたまま、驚いたようにアスランが見つめてくる。
物問いたげな視線に微笑みだけを返して、ラクスはそのまま濡れて光っている先端に優しくキスをした。
「うっ……」
アスランが呻き声を洩らす。ラクスは一番敏感なところを指で摩りながら、
キャンディーでもしゃぶるように執拗に舌を這わせた。時々甘噛みしながら、
ちゅっと強く吸い上げたり、根元までしゃぶって舌先で悪戯したりする。
ラクスが巧みに、そしてあまりにも美味しそうに頬張ったので、出したばかりにもかかわらずアスランのモノはあっというまに大きくなった。
101 :
761:03/11/08 00:54 ID:wgUG6kCC
「んふっ……」
唾液を滴らせて顔を上げると、ラクスはアスランの上に乗った。
充分に大きくなったモノに両手を添えて、そっと自分の中に導きいれる。先端が花弁に
触れたところで、アスランと目が合った。愛しそうに、さも大切なものを眺めるような
眼差しで、アスランがこちらを見つめてくる。
その眼差しの優しさに、ただ一人の相手だけに向けられた誠実な深みに、ラクスは胸を打たれた。
(アスランは本当に、私を想ってくださっているのですね……。
きっとカガリさんに向ける想いとは、全く別なもの……)
微笑みの形に緩んだ口元に僅かながら恥じらいの名残を見て取って、ラクスは再び顔を赤らめた。ちょっと恥ずかしくなって、指だけはそろそろと這わせたまま、なかなか腰をおろせない。
一方、汗に濡れて突き立った乳房を至近距離に眺め、恥らう少女の可憐な姿を見せ付け
られては、アスランとて我慢できるものではない。
斜めに見上げるなまめかしい肢体に最後の抑えが吹き飛んだか、少女のそれよりも少し大きな手がお尻を掴み、もどかしく上下させた。
「あぁっ……!」
お尻を後ろから掴む温かい手の上に両手を添えて、ラクスは自らも腰を打ちつけた。
お互いの間にあった壁が崩れ去り、心が今溶け合っているのを感じる。締め付けたり、されるがままになったりしながら、ラクスは甘い嬌声を上げた。
「ラクス……!」
「アスラン……!」
お互い、言葉になっていたかどうかも分からない。律動に合わせて揺れる乳房をアスランが夢中でもみしだき、その胸を押し付けるようにしながら、ラクスも強くアスランを抱きしめた。
爆発しそうになる直前に熱いものがラクスの中に流れ込み、溶け合った二人の心に一筋の光がさした。
102 :
761:03/11/08 00:56 ID:wgUG6kCC
アスランの腕を枕に寝そべったまま、ラクスは傍からアスランの寝顔をじっと見つめた。生真面目に憂いを刻んだようないつもの顔が、今は少年の面影を濃くして安らいでいる。こんなに無防備で、寛いだ彼を見るのは初めてだ。
静かな吐息さえもが愛しくて、浅い眠りにまどろんで上下するアスランの胸にすっと指を走らせる。
(アスラン……優しいアスラン。アスランを楽にして差し上げるつもりで、わたくしの方が癒されてしまいましたわ)
アスランとラクスは似ている。
アスランはカガリを、ラクスはキラが好きだというのに、一方ではこんなにも互いを愛し
合っている。その結びつきの静けさと深さは、まるで河のようだ。激しい波のたつことが
なくとも、その流れが切れることは決してなく、互いを知るたびにむしろその深みは増していくようだ。
(いっそ、その河の中で溺れてみたい……)
でもそれが出来ない事は、自分が一番よく分かっている。途切れることのないこの愛は、決して恋に変わりはしない。
引き締まった胸板を撫で上げて、そのまま乳首を摘んで軽く擦ってみる。
「あっ……」
感じた刺激に夢から覚めたのか、アスランが目を覚ました。
「……ラクス」
まだまどろみを彷徨って霞みがかった瞳が、愛しげにラクスを見つめてくる。
恋人のカガリには向けられない。相手がラクスだからこそ、そんな目をすることができるのだ。
そんなふうに見つめられると、切なさに胸が詰まってしまう。
103 :
761:03/11/08 00:59 ID:wgUG6kCC
「アスラン……」
(どうしてあなたではいけないのでしょうか……)
急に涙が込み上げてきて、透明な雫が一筋ラクスの頬を伝い落ちていった。
「わたくしはどうして、あなたと結婚しなかったのでしょう……」
「…………」
何も言わずに、アスランは手を伸ばしてそっとラクスの髪を梳く。
ラクスとて言っても栓のないことだと、分かってはいるのだ。
「人は愛だけでは、一緒になれないものなのでしょうか……?」
「……今はまだ、俺にも……。でも、いつか分かるときが来るのかもしれない」
流れた跡をたどって新たに転がり落ちる、涙の雫一つ一つに口付けて、アスランは優しくラクスを抱きしめた。密着する体の温かさと、頭を撫でてくれる手の感触の心地よさに、ラクスは目を瞑った。
いっそう身を寄せあって、距離が狭まった隙を突いて唇にキスをする。
舌を絡めて唾液ごと貪りあい、労わるように何度も深いキスを交わした。
「……カガリは俺を甘えさせてくれる、初めての人でした」
やがてぽつりと、アスランが低くそう言った。
「俺はあいつに甘えて、好きになって……。でもあいつがキラを見るたびに俺は嫉妬
して、拒まれれば拒まれるほど、逃げようとすればするほどに、捕まえたくなりました」
好きだから渡したくない。無我夢中になるあまり、カガリに夢中になっているのか、
カガリを捕まえることに夢中になっているのか、次第にじぶんが分からなくなっていく。
104 :
761:03/11/08 01:02 ID:wgUG6kCC
「俺はキラに嫉妬して、みっともなくカガリを縛りつけているのかもしれない。
そう思ったから、訪ねて来ないあいつを、しばらくそっとしといてやろうと思ったんです。……でも、わからないんです」
アスランの声が、掠れた。
「会えなければ会えないほどに、でも会っているときはそれ以上に、気持ちが高ぶって
気が狂いそうになるんです。色んな感情にがんじがらめにされて…………俺がカガリを
縛っているのか、カガリが俺を縛っているのか、分からなくなります」
「アスラン……」
桃色の髪に絡んだままのアスランの手を取って、ラクスは心をこめて接吻した。
僅かに震えながらの述懐を全て聞かなくとも、ラクスには手に取るようにその苦悩が分かる。心が繋がっているから、だけではない。
「……喜びと哀しみの間を果てまで行ったりきたりする、この狂気が恐ろしい。この感情が何なのか…」
これが恋と呼べるのかどうか。
かえってカガリを傷つけそうで、何かが痛々しく爆発しそうで、カガリの存在そのものが今はもう、恐い。
「カガリに対する自分の気持ちすら、今の俺にはわからないんです」
実際には堪えて見せないが、ラクスにはアスランの涙がはっきりと見えた。
「わたくしも同じですわ、アスラン」
あとからあとから溢れて零れ落ちる自分の涙を拭いもせず、握り締めていたアスランの手を乳房に這わせて、ラクスは震え慄く胸の内をぶつけた。
「キラへの愛の激しさが、わたくし自身恐いのです。
狂っていくわたくし自身が恐いのです。
傍にいればいるほどに、キラを見失ってしまうような気がします。キラが恐いのです。
恐いのです、アスラン…―――――!」
もはや何も言わずに強く抱きしめてくれるアスランを全身に感じ、ラクスはその温もりに縋りついて甘えた。
105 :
761:03/11/08 01:06 ID:wgUG6kCC
二回目の投下はここで終わりです。後一回はエロいれるつもりなので、
少しでも楽しんでもらえるといいんですが……(かなり自信がない…
相変わらず読みにくくて、すみません。
>>團氏
キラカガ萌…楽しみにしてます。
みんな…乙。みんな萌え路線なのに…俺だけ暗い話で…スマソ。
>>30の続き書いて…寝るよ。
―――どうしよう…。
内心カガリはそう思った。暗い病室にはドクターがおらず、自分とアスランの2人のみ。
しかも彼は手負い…コーディネーターならではの強固な回復力によってどうにか動けるよう
だが、それでもアスランが重症を負っていることには変わりはない。
「あッ…あのなぁ…動いたら、傷が開くぞ…!」
「平気さ…俺専属のナースがいるから…」
「あ…ッ…んぅ…」
後ろ向きのまま体を掴まれたため、アスランの表情は見えない。
けれど、カガリの胸を愛撫するその手の何と熱いこと…間違いなく発熱している。
怪我人にはよくある症状だ…ここまでして、彼を突き動かすものは一体なんなのか…。
「お前…全然平気じゃないじゃないかよ…! 手ェ、ブルブル震えてるし、熱あるし!」
「いいから…」
「ぁ…あ…ッ…!?」
カガリのジャケットの隙間から入り込んでくるアスランの指…カガリには聞こえない様に
していたが、アスランの息使いは荒かった。別に彼女に欲情しているワケではない…これが
意味するものは…。
「(…これが、最後…かも…)」
「うぁ…やぁッ…アス…おま…何か…変だぞ…!」
「きっと…熱のせい…だろ…」
唯一自由の利く右腕を起用に使い、アスランはカガリをゆっくりとベッドの方へと導いた。
カガリも嫌がってはいたが、態度では示さない。飽くまでアスランに従っている。
「よいしょっと…痛ッ…!」
「んぅ…ど…した…?」
カガリをさっきまで寝ていたベッドに押し倒した時、アスランの脇腹に少し痛みが戻った。
やはり、傷は浅くはない…こんな状態で、カガリを満足させることができるのか…正直、
自信があるワケではない。けれど、今この期を逃すともう二度と…そんな気がした。
「病み上がりのクセに…んぅッ…こんなことして…お前…ぁ…あ…ッ!」
またカガリの目尻に雫が溜まった。その原因は今彼女の首筋に吸い付いて
卑猥な音を立てている、重症を負った少年…。
「(重力制御装置がオンなのが良かったのか、悪かったのか…微妙だな)」
基本的に病室には重力制御装置が働くことになっていた。そのため、カガリの涙を拭う
ことができたし、彼女をベッドに運ぶ際に余計な力をかけてしまい、痛みを感じる結果と
なった。でも、これはこれで良かったと思う…カガリを直に運ぶことができたから。
「カガリは可愛いな…もっと、声…聞きたい…」
「だッ、だから…そういうこと言うの…ヤメ…ん…はぅ…んぅ…」
「そう…そういう声…好きだよ…」
「この…ド変…態…ッ!」
重症を負っているとは言え、よくここまで動き、口が回るものだ…とカガリは何となく
思った。それだけならまだいい。首筋に吸い付き、右手で胸を弄るその手つきの厭らしい
ことと言ったら…これまでの比ではない。そして、相変わらずの彼女を煽る卑猥な言葉の
数々…傍から聞いていれば恥ずかしいセリフのオンパレードだが、これも効果は抜群だった。
「ココ…硬くなってるぞ…さっき俺が掴んだ時からだけど…な」
「ヒック…言う…なよ…ぅ…んッ…」
「だって…厭らしいカガリが見たいから、俺」
もう上着はほぼ脱がされてしまったカガリ。幸い、寒い宇宙空間に備えてアマノトリフネ
の船内全体には暖房が施されているが、今のカガリは暖房なしでも熱かった…。
「お前も…アツくなってきただろ…?」
「そんなこと…」
「ある、よな?」
いつもの様に不敵な笑みを見せ、アスランは笑う。でも、いつもとどこか違った。
余裕の無いような作り笑いに見えなくもなく、あるいは必死に痛みに耐えている様にも…。
「…俺さ」
「…ふぁ…ぅ…アス…ッ…?」
「お前のこと…大好きだから…こういうことしたい、って思うんだ…コレって、変…かな…」
やっぱり、今のアスランはどこか変な感じがする。いつもなら卑猥な言葉を連発して
それと共にイカせようとするのに、今日は一向にそうしようとはせず、まるでじらすかの
様な感じなのだ。しかも、珍しく自分から「好きだ」と言ってきた…これは、どういう…?
「…それと、今まで黙ってたんだけど…」
「な…に…?」
思わずカガリも喘ぐのを忘れ、覆い被さるアスランに見入った。いや、魅入られてしまった
というのが正直な所か。彼の表情はとても儚げで、そして哀しげである…。
「俺…お前が初めてじゃない…」
「…!」
「それでも…カガリは俺のことを…好きでいて…くれるか…?」
そうアスランは確かにカガリの初めての男性であった。
が、アスランにとってカガリは初めての女性ではない。先に婚約者たるラクスと済ませて
しまったのだ。それでも、カガリは自分を慕ってくれるだろうか…平静を装ってはいるものの、
内心、アスランは…怖かったのだ。
「…やっぱ、お前…バカだ」
「…カガリ?」
「ここまでヤっといて…今更、それが何だよ…。好きになっちゃったのに、今更そんなこと
言われても…アスランのコト、好きって気持ちは…どうしようもないだろッ…!?」
そう…そんなことはカガリには関係ない。彼を、アスランが大好きであるという彼女の
気持ちに偽りはないのだから。今、この瞬間が全て…過去は変え様がないけれど今、自分
が彼を愛しているという事実は変え様がない。きっと、これからもずっと愛し続けることに
なるヒトなのだから…。
「だから…ヒック…だから…私…私…お前になら何されても…いいかなって…」
「…そっか」
枷が外れたかの様に、大粒の涙がカガリの頬を伝って流れ、それを指でせき止めるアスラン。
答えは…聞くまでもなかったのだ。ただ、自分が怖がっていただけ。
「ありがとな、カガリ」
泣く子をあやすかの様にカガリの髪を撫でるアスランの指は…やはり、震えていた…。
ネタバレすると…隊長のプロヴィデンスと戦うのは…キラじゃなくて
アスランだったりする…罠…。じゃあ、今夜は…ここまで…。
このスレも1000いく前に容量オーバーで終わりそうだな。
最近、アスカガ多くて(゚∀゚)ウマー
続き、楽しみにしてます。
>96氏
あうあ! ご忠告ありがとうございます。気をつけます。
>761氏
アスラクエロエロで最高っす! 楽しく読ませてもらってます。
遅レスですが、前スレ777-のアスカガ、すごい好きです。
おっとりなのか邪悪なのかわからないラクスもそれっぽいし、
無邪気なカガリもなんか色々大変そうなアスランもすごい好みです。
こういう話、大好きです!
と、前スレが終わっちゃってたのでこっちで言わせて貰いました。
連書きスマソ
毎日チェックしていたのに、投下の嵐で八百万の神々に追い付けない、
エロうれしい悲鳴。
前スレ711 712(某スレ711氏)、217氏、早速の感想ありがとうございました。
せっかくレス頂いていたのに、逝ってました。
携帯で神々の作品の数々は見せていただいていたのですが、
自分の直後のレスは「氏ね、逝って来い」とか書かれてるのでは
ないかと怖くて見てませんでした。
某スレ711氏、なんか話が合いますね。自分もエロ書くために
昔の教科書引っ張り出してきました、エロは万里に通ず。
感想文も美文で、恐縮なんですが…、新参者の自分がいうのは
なんなんが、『書いてみないか』
すでに職人さんだった場合は大変失礼スマソ、ぜひ読んでみたい…。
自分もずっとromが長かったので、書いてみると更に神々の作品に
萌えが3倍します。ぜひお待ちしております。
このスレの住人達はとても大人で温かく、そして新人を育ててくれるの
うまいな、と思います。エロщ(°Д°щ)カモォォォーン
あれ、書きこめなかった。こちらを先に書きこもうとしてたのですが。
ナローに戻ると色々不便です。
ポチ氏の虎カガリキター!!旧スレで待ってたかいがあった…。
緊張してそれから?続きがー。て書きこめなかった…。
新神キタキター。258です、書きこめなかったよ…、亀レススマソ。
>>11-21 キラカガ双子はそろうと落ち着きますよね、安心して読める。
ラクス、どうしたんだろう。ATHRUN SIDE どきどきしながら待ってます。
>>73-79 ディアミリはほのぼのしててイイ、エチーなのにエチくさくなくなるから萌え。
>>27-30 >>106-108 黄昏氏のアスカガ、いいですね。重傷負ってカガリが心配する気持ちを利用
するところがツボ。って、ひぇぇ、またえらい事に。最後どうなるんだ。
>>37>>39-43>>45-46>>87-93 團鬼八@32、あれあまりキラのこと知らないのかなと思いきや
えらい双子萌えではないですか。自分大好物です。
>>50-59 Possession ―果たされぬ誓い―
この美文、さらに仮面イラッシャーイ、ずっととり付いてやったほうが
キラのためになるんではと、ほくそ笑んでしまった。っと、217氏だったんですね。
こういうのもイイ!ラクスどうなるんだろ、続きお待ちしてます。
>>62-71>>97-104 761氏、クレクレしてたかいがありましたー。序盤ほのぼの哀していたのに、
なんと後半は濃厚なエロ!
アスラク二人ともハツカネヅミ状態でイイ…。微妙な心理表現がツボに入りました。
さらにもう一回エロの予告、お待ちしております。
>>が多すぎます、という画面が出てしまった…。
ageましょう。
>>761氏
自分アスラクアスカガキララクキラカガスキーなんで嬉しいですが
誰かが誰かの当て馬みたいな役割はちょっと・・・です。スミマセン。
○○××エロを書くならそれオンリーとかのが嬉しいっす
>>118 だったら読まなければ良い。
何を書くかは職人の自由。
自分のツボにハマったものがあれば、(・∀・)イイ!と言えばいいだけ。
嫌なものはスルー。
これ基本。
>118
そういう発言はネタ制限の元になって職人さんを減らす原因になる可能性があるぞ。心の内だけに留めておくが吉。
>>11-21 ATHRUN SIDE
まるで地球の重力に引き付けられているように体を床から離すことが出来ない。
ガンガンと鳴り響く鐘のような頭痛と吐き気に襲われアスランは苦痛に顔を歪ませる。
今まで体調が優れないことは何度かあったが、これほど酷くなったのは初めてだった。
「・・・カガリ」
俺を助けて欲しい、ただ傍に居てくれるだけでいいから・・・
カガリの優しい笑顔を思い浮かべるが、それはキラと共に居るカガリの顔で・・
「・・くぅっ、はぁはぁ」
その瞬間、アスランの胸にキリキリとした痛みが襲い蹲る。
(・・カガリ、君の幸せは何処にある?)
彼女のことを思う度、楽しそうにキラと戯れる姿が脳裏をよぎる。
君の幸せがキラと共に居ることなら俺は・・
アスランは重い体を起こしフラフラと立ち上がるその瞳にはある決意が宿っていた。
君を愛している、君のためならどんなことでもするよ。
だから俺のために微笑んで欲しい・・ただそれだけでいいんだ・・
リビングからカガリの明るい声が聞こえる。
何故だか彼女の声を聞くとまるで薬のように体が癒される。
胸に手を当て深呼吸をし中に入ると彼女が目の前に現れ心臓が跳ね上がる。
俺はカガリの顔を見ないようにする。
きっと見てしまったら抱き締めてキスをしてカガリは俺のものだと叫んでしまうに違いない。
「じゃあ早速行くか!」
俺は君と共には行けない・・やらければいけないことがあるから・・
「ラクス、君に見せたい物があるんだ」
「・・私に?」
俺の言葉に無垢な表情を見せるラクスにズキズキと心が痛む。
まるで俺は天使に心を奪われた悪魔か・・カガリの幸せの為にラクス・・君を・・
「すまない、カガリ。君はキラと2人で行ってくれないか?」
本当は行かせたくない、行かないで欲しい、ここで君が出て行ってしまったら俺達はもう・・
キラと共に行かせようとする自分と行かないで欲しいと願う自分。
本当に俺は愚かな人間だな。壊れてしまえばいい、こんなガラクタ。
「・・じゃあ、行ってくる」
バタンと扉の閉まる音と共にアスランの心が崩壊する。
2人はアスランの部屋に移動し室内はシンと静まり返るがラクスが沈黙を破る。
「アスラン、お茶でもいかがです?」
ニッコリと微笑みながら持って来た紅茶を注ぐラクスに黙って向かいに座りそれを口に運ぶ。
「アスランの好みが変わって無ければ良いのですが」
「・・・・・」
その言葉に飲み込んだ紅茶の味を確かめると、それは自分の好みそのもので僅かに甘さが広がる。
自分がラクスを訪ねた時にいつも飲んでいた物と変わらない味。
今もそれを覚えていてくれたことにアスランは複雑な思いが駆け巡る。
婚約していた当時のことを思い出す。
いつもフワフワとした無垢な笑顔を向ける君、それは日々、戦火に身を置く俺にはそれが眩しすぎて・・・
恋愛などする気は無かった、自分はいつ死ぬかわからない、沢山の血で染まった手で君を抱き締めることは罪なのだと思った。
別れ際にいつも君が見せる寂しげな瞳。
ごめん、俺には君に何もしてあげることが出来ない。
だからせめて君にこれをプレゼントするよ。
〔まぁ!可愛らしい、ではこの子のお名前はピンクちゃんに致しますわ〕
あの時の君の笑顔は今も忘れない。
俺は君の気持ちを受け入れ愛していたらどうなっていたのだろうか。
こんなに辛い思いをせずに済んだ?君と幸せに暮らすことが出来た?
どちらも違うような気がする・・
俺はカガリに出会ってしまったから・・
そして君はキラと・・
すべてが運命?
でもその歯車は上手く回らなくて・・
「・・アスラン?」
ただ黙る俺に不思議そうに見つめてくる瞳。
「ああ、すまない。紅茶・・美味しいよ」
言葉とは裏腹に顔に表情が無いアスランにラクスは心配そうに声をかける。
「アスランはいつも1人で悩みを抱えていますのね」
「・・ラクス?」
「私ではお力になれませんか?」
優しい彼女の言葉に涙が出そうになる。
「・・ありがとう、ラクス」
ラクスの慈愛に満ちた瞳に決心が鈍る。
だけどやらなければいけない・・いま俺の中にいる最愛の人の幸せのために。
俺を気遣う君を強引に奪う・・君は拒絶するだろう・・今の君の中にいるのはキラだから。
そう思いながらラクスの顔を見る。
本当は強引に君を抱き締めてキスをしてすべてを奪い、キラの元へは戻れない身体にしてしまおうと思っていた。
しかし彼女の優しい笑顔を見た瞬間、俺は自然と口を開いた。
「・・ラクス、君を抱きたい」
その言葉に一瞬シンと静まり返るが次のラクスの返事に耳を疑う。
「アスラン、貴方が望むなら・・」
もう自分を止めるものは何もない。
カガリの幸せの妨げになる障害は取り除く。
−−すべては君のために
NEXT→ATHRUN SIDE2
アスランサイド乙。
続きがあるんすね。
楽しみにしてます。
なんかさ・・前スレ穴埋めに虎アスカガ貼ったんだけど中途半端で
>>82さんに悪いことしちゃったかなと思って急いで続き書いてみた。
また最初から貼り直すけど・・嫌な人はスル−お願いします。
今日も虎の地元での第4戦
勝てば2勝2敗で並び負ければ崖っぷち。
(今日勝って明日も勝ってそして優勝だ!)
一人闘志を燃やし虎の応援スタイルを身に纏いカガリはシャツを捲り上げ胸の膨らみを包む物を見る。
(昨日は下だけでエッチしちゃってアスランに見せられなかったから今日こそは!)
カガリはヨシッと気合いを入れテレビの前へ向かった。
一方アスランは・・
昨日とは違う縦縞の服を着て精神を集中させる。
(今日も虎が勝ってカガリの喜ぶ顔が見られるといいな)
その為に全身全霊をかけて応援しなければと力を込め部屋を出る。
もうすぐ試合が始まる。
「アスラ−ン!始まるぞ−!」
姿を現さない彼を呼ぶと静かに扉が開く。
「あ・・アスラン!?」
現れたアスランの格好にカガリは全身が鳥肌が立つような感覚と突き抜けるような衝撃に見舞われる。
そこには虎のユニフォ−ムに身を包んだアスランの姿があった、しかも名前入りである。
(カッコイイ!!・・アスラン!!)
胸元で手を組み、彼に抱かれたい!いや犯されたい!と思いながらカガリはウットリとその姿を見つめる。
いつまでもポ−ッとしているカガリにアスランはニッコリ微笑む。
「さぁ、応援しよう」
「うん!!」
そして2人はテレビの前で応援し始めるのであった。
勝った!勝ったよ、アスラン!これで2勝同士並んだよ!」
「ああ、やったな!」
やっと息を吹き返した虎にカガリとアスランは興奮しながらその余韻に浸っていた。
「な、なぁ・・アスラン」
「ん、どうした?カガリ」
モジモジとしながらカガリは上目使いで頬を染めアスランを見る。
「アスランさ、虎の為に縦縞の下着まで着けてくれたろ?」
「ああ、当然のことだ」
キッパリと言い切るアスランに惚れ直しつつカガリは緊張する。
(よ、よし・・ついにこの時が来た。アスランにアレをみせるぞ)
「だから私も、そのだな・・着けてみたんだ!」
そう言うとカガリはシャツを捲り上げる。
「!!!!!!!」
そこにはカガリの胸の膨らみを包み込む虎のマスコットであるトラッキ−の顔があった。
「なっ!・・っ!」
アスランはあまりの衝撃にワナワナと体を震わせる。
「・・アスラン?」
様子がおかしいアスランにキョトンとしているといきなり床に押し倒される。
「きゃあ!な、何!?」
驚くカガリを余所にアスランは真剣な顔をしてトラッキ−を掴み取る。
「カガリのおっぱいは俺の物だっ!!」
「!!」
そう、カガリの柔らかく白いマシュマロのような乳房を包むトラッキ−にアスランは嫉妬しているのである。
(アスランの口からおっぱいという言葉が出るなんて・・)
あまりのギャップにこうゆう彼も可愛らしいと思わず笑ってしまう。
「・・くっ、カガリ・・君は俺よりトラッキ−の方が好きなのか?」
バカにされたと思い悔しそうに言うとカガリはニッコリ微笑みながらチュッとアスランの頬にキスをする。
「私が愛しているのはアスランだけだぞ」
「カガリっ!」
その言葉に今は亡きトラッキ−が居た膨らみにしゃぶり付く。
「あっひゃぁん!・・アスランも・・あん・・トラッキ−は虎のマスコットの人形なんだから・・はぁあんっ・・・そんなに・・あっあっ・ムキになるなよ」
物凄い勢いで乳房を犯され喘ぎながら言うとアスランはまた真剣な瞳をカガリに向ける。
「たとえ虎のマスコットのトラッキ−だろうがカガリに気安く触れる奴を俺は許さない!」
「アスラン・・」
そう話す縦縞のユニフォ−ム姿のアスランに身体が痺れる。
「ごめんね、アスラン・・もう浮気したりしない、私はおまえだけのモノだ」
「・・わかってくれればいいんだ、カガリ」
そして仲直りのキスをするとカガリは震える瞳を向ける。
「お願い・・アスラン、私を犯して・・」
「カガリ!?」
その縦縞姿のアスランに犯されたいと願う。
「私をめちゃくちゃにして」
カガリの誘いにアスランの熱が高まる。
「ああ、嫌だって言ったって止めない。俺無しではいられない身体にしてやる」
「・・うん」
そしてアスランはカガリの胸をまた噛み付くように貪り乳房が唾液で濡れヌラヌラと輝く。
「あぁ・・すごいアスラン」
いつもより乳房を集中的に攻めるアスランに彼がこれ程までに自分を愛して嫉妬してくれてたのだと思うと嬉しくなる。
アスランはズボンのジッパ−を下ろし中から勃ち上がりつつあるモノを取り出しカガリの上に跨る。
液体が滲む先端を乳首に押し付けるとまるで母乳が出たかのように濡れる。
「はぁん・・アスラン」
目の前にあるアスランのモノにもっと自分を感じて欲しいと自ら胸の膨らみを中央に寄せアスランの肉棒を挟み込む。
「いい子だな・・カガリ」
積極的な彼女の金髪を撫でると腰を動かし始める。
「あぁっ・・アスランの熱く・・ひゃ・なってきてる」
自分の胸の中でピクピクと脈打ち固くなるソレに欲情し秘部もジンジンと疼き熱が集中する。
「はぁはぁ・・いいぞ、カガリ」
アスランは絶頂寸前にカガリの胸から離すとそのまま手で擦りカガリの顔に射精する。
「きゃあっ!やんっアスラン」
生暖かい白濁の液がカガリの顔を濡らす。
初めてされた行為にカガリは何とも言えない快感を感じる。
「舐めて・・カガリ」
射精し終わり濡れた先端を小さな可愛らしい唇に押し付け強要するとカガリは素直にピンク色の舌を出しチロチロと先端の窪みを舐めあげる。
カガリの舌で綺麗に舐められた肉棒はまたビクビクと張り勃ち上がる。
「はぁん・・また大きくなった」
「カガリのせいだぞ」
クスッと笑うアスランにカガリは頬を染める。
そしてカガリの下着を脱がし先端を押し付けた。
「カガリのここ、お漏らししたみたいに濡れてるぞ」
わざと先端を動かし水音をピチャピチャと鳴らしカガリを煽る。
「やだっ止めて、アスラン」
真っ赤になりながら懇願するがアスランはそれを許さない。
「どうしてこんなにお漏らしをしてしまったんだ?」
アスランの言葉攻めに泣きそうになる。
「・・だって・・アスランが・・」
「俺がどうしたって?」
あくまでも優しく微笑み攻めるアスランにゾクゾク身体が震える。
「アスランの・・それ・・挿れて欲しくて・・」
「これが欲しいのか?」
カガリの愛液で濡れてピンと勃つソレを見せ付きる。
「うん、私の中に押し込んで!」
耐え切れず足を開き、入り口が見えるよう人差し指と中指でヒダを捲るとビショビショに濡れた小さい穴が見え、アスランはたまらずソコへ熱くたぎったモノを突き刺した。
「ひゃああぁっ!アスラン、アスラン!」
いつもとは違い最初から物凄い勢いで抜き差しされカガリは失神しそうになる。
グチュグチュと卑猥な音を立てながら突かれ続ける。
「はぁっ・・あっあぁっ・・はぁはぁ」
激しく揺さぶられカガリは快感の絶頂を迎え放心状態なりながらアスランの動きに反応し甘い喘ぎを出す。
射精し終わり濡れた先端を小さな可愛らしい唇に押し付け強要するとカガリは素直にピンク色の舌を出しチロチロと先端の窪みを舐めあげる。
カガリの舌で綺麗に舐められた肉棒はまたビクビクと張り勃ち上がる。
「はぁん・・また大きくなった」
「カガリのせいだぞ」
クスッと笑うアスランにカガリは頬を染める。
そしてカガリの下着を脱がし先端を押し付けた。
「カガリのここ、お漏らししたみたいに濡れてるぞ」
わざと先端を動かし水音をピチャピチャと鳴らしカガリを煽る。
「やだっ止めて、アスラン」
真っ赤になりながら懇願するがアスランはそれを許さない。
「どうしてこんなにお漏らしをしてしまったんだ?」
アスランの言葉攻めに泣きそうになる。
「・・だって・・アスランが・・」
「俺がどうしたって?」
「はぁはぁ・・カガリはもうイってしまったのか?」
藍色の髪を揺らしながら見つめてくるアスランは更に腰を動かし打ちつける。
「ふぁ・・もぅ壊れ・・ちゃうよぉ」
虚ろな瞳のカガリに、もう限界を悟り最後の追い上げにかかる。
「あぁあっ!あぅ・・あっあっ」
そしてアスランはカガリの中に欲望を吐き出す。
「ひゃあぁぁっ!」
膣の中に大量の精液が流れ込みカガリはその衝撃で気を失ってしまった。
「はぁはぁ・・カガリ」
そして自分のモノを抜き取るとトロリと放った白濁の液が溢れ出す。
中から取り出された感触にカガリの意識が覚醒する。
「あん・・アスラン」
「少しやりすぎたな・・すまない、カガリ」
優しく気遣うアスランに誘ったのは自分だと言い抱き締め合う。
「明日も一緒に虎を応援しような」
「ああ、そうだな・・・応援・・・」
「「ああああああ!」」
2人は同時に絶叫した。
虎が優勝するまで最後までしないと誓っていた筈なのに・・・。
「だ、大丈夫!誓いを破っても虎は必ず勝ってくれるさ!」
「・・そうだな、俺達が勝手にした誓いだ。勝敗には関係しないだろう」
そうして前向きに考え仲良く虎を応援し続けるアスランとカガリであった。
END
ありゃ、変な風に同じ文が被ってしもた。まぁ気にしないでちょ
>761氏
2人ともとても切ないですね〜。このまま2人で駆け落ちしてキラカガに(;´д`)ガ-ンと後悔させてやってホスィ。
142 :
761:03/11/08 22:44 ID:wgUG6kCC
クオリティの高いアスカガがいっぱいで、萌え死にしそうな予感…。
>>118 いえいえ、参考になる批判をありがとうございます。
キララク・アスカガが壊れて、キラカガ・アスラクになるとしたら、
こういうシチュもありかなーと。そんなふうに書いているつもりでしたが…。
当て馬臭くてダメダメになっているとしたら、すまないです。
各キャラにちゃんと愛をこめて書いてるつもりでしたが、もっと精進せねばなりませんな。
3回目の投下は色んな意味でちょっとキツイ内容になっているかもしれないんで、
夜中にこっそり投下させていただきます……。
ど素人がお騒がせして、ほんとすみません。
>>129-140 ワロタ、ポチ氏、乙かれ。とてもシリアス書いてるのと同じ人物とは思えない。
トラッキーではないが、虎模様の下着、阪急百貨店で売ってましたよ。
自分
>>82ではないが、虎カガリにはまってクレクレしていたので、鷹ファンに遠慮して
ポチ氏が自粛された責任感じて、でも続き読みたいで悶々してました。
祈りが届いたー。あとシリアスを完結していただければ。
>118
は761氏の行間が読めなかったのかな。趣味を押し付けるつもりはないが、
数年たって、大失恋の後にもう一度読めばその意図するところが理解できるかも。
世界が白黒に見えるのに、寂しさから心と身体はあらぬ方向に向くぞ、哀しいぞ。
はっ、その時には皆、種って何だっけかも…。
761氏も参考になったといってくれているから、懲りずにレス入れてくれると嬉しい。
>120
たまには初々しいレスも良いではないか。
>119
職人としては、スルーされるのが一番辛い…。
>>761 素人だなんてそんな、こんなに秀麗な筆運びで、なおかつ出口の見えない
大人な話、とても書くのが初めてとは思えないです。苦悩するアスラク大好物です。
「…に夢中になっているのか捕まえる事に夢中になっているのか」
…深い。こっそりだなんて、お預けは辛い。激しくお待ちしております。
>>143 スルーされんのはその程度のもんだったってことじゃん。
面白く無いものには感想は付けないよ。
好みってものもあるし。
感想の強制みたいにも取れる書込みイクナイ(゚A゚)
145 :
217:03/11/09 00:13 ID:a3YiWdsY
なんだろう。この神の数はw
>ポチ氏
ディアミリもアスカガも乙ですた。痔がなんか優しくて、新鮮で。
アスカガはやっぱり切なくて…悲しくて…激しく続き待ってます!
>黄昏氏
すごく、こちらも切なくて。黄昏氏のアスカガは、やっぱ萌える!
>團鬼八氏
キラカガか…思えば初めて書いたのコイツ等だなぁ…と思いながら読ませてもらいました。
やっぱこの双子はほのぼのしてて萌えますね。再放送効果で増えるかな?続き期待してます
>>761氏
すごくアスランとラクスの苦悩やキラ、カガリへの愛憎が伝わってきます。
エロもすごく濃厚で…続き今夜ですか。激しく待ってます。アスラクも再放送で増えるかな?
それと、訳のわからぬPOSSESSIONという作品にレスくれた方々、ありがとうございます。
なんとか続き書く気にはなったので、頑張ります。
みなさんの応援の声は、本当、力になります。神々よ、頑張ってください。
俺もまぁ、頑張る…ので。つまらない話かもしれないけど、我慢してやってください。スルーも桶
アスラクも良いけどここらへんでキララクは?
147 :
761:03/11/09 01:39 ID:0CjPe+ai
>>143、
>>271氏
励ましのお言葉、本当にありがたいです。
エロパロじゃなくて、ただの「エロ入り」SSに成り下がっていたらどうしようかと、
悩みつつも。続き、投下させていただきます…。
148 :
761:03/11/09 01:41 ID:0CjPe+ai
キラがラクスを訪ねて来たのは、それから二ヶ月後のことだった。速かったとも、遅かったとも言いようがない。顔を出したら厭味の一つでも言ってやろうかと思ったが、久し振りにキラの顔を見た途端に、嬉しくて苦い気分は吹き飛んでしまった。
「やあ、ラクス」
「キラ!!」
玄関でキラを迎えるや否や、ラクスは恋人の腕の中に飛び込んでいった。
「…寂しくさせて、ごめんね」
抱きしめ返しながらも本当にすまなさそうに、キラはラクスの頭を撫でた。オーブから帰ってくるたびに、キラはラクスにいつも謝る。開口一番詫びて、後ろめたい思いをむしろ自分自身から払拭しようとするかのように、性急に体を求めてくるのだ。
何となく分かっていても、キラに会うたび、キラの傍にいられるだけで嬉しさでいっぱいになって、ラクスは他に何も考えられなくなってしまう。
キラが好き。キラが欲しい。キラに触れていたい。
「でも、キラは来て下さいましたわ」
ラクスは横に首を振り、誘うような上目遣いでキラを眺めやる。
「うん」
キラが微笑すると、アスランとはまた感じの違う優しさがその顔に広がった。
唇を舐めあい、舌を貪りあって激しくキスをする。息継ぎにちゅぱっと唇を離しては
唾液の橋を追いかけて、息が上がるまで何度も何度も獰猛に口腔を犯しあう。先にのぼせたラクスがふらっと身をのけぞらせると、キラは両肩に手をかけて素早くドレスの肩紐を落とした。今にもはだけそうな胸を布地の上から揉みしだき、痛いほどこねくり回す。
「はぁん、気持ちいいですわ……」
149 :
761:03/11/09 01:44 ID:0CjPe+ai
ラクスも負けじとズボンに手を伸ばし、ファスナーを下げて素早く下着をずり下ろすと、キラのモノを掴んで巧みにしごいた。
「うっ…」
呻き声に応じて、手の中でキラのモノがどんどん大きくなっていく。あまりいじったせいか、早くも先走り液が滲み出して、ラクスの手がべたついた。
ラクスが喘ぎながら身を捩ると、ドレスの胸元がはだけた。片手の愛撫の手は止めない
ままに、キラが背中のホックを外して下着ごと上半身からドレスを剥くと、形の良い乳房が露になった。つんと上を向いたピンク色の天辺を咥えて吸い上げると、ラクスの喘ぎがいっそう艶を帯びて激しさを増す。
人目はばかる必要もないプライベートな場所、大きな声をあげても誰も気にとめないのだが、ラクスは恥らって一応抑えをきかせていた。
「ラクス、声だしても大丈夫だよ」
「あん、でも……まだですわっ……」
喋るのに乳房から唇が離れたのを見計らって、ラクスはシャツのボタンを外すと、内側に両手を差し入れてキラの乳首をまさぐった。片手でクリクリと乳首をいじり、片手で締まった胸板を撫で上げる。
「あ…」
たまらなくなったか、悦びの吐息を洩らして抱きしめると、キラは開け放した窓辺に
寄って腰でラクスを押し付けた。ラクスが縁にもたれてそのまま外へと背中をのけぞら
せると、快感に固くなった乳房が艶かしくキラの前にそそりたった。
キラがむしゃぶりつくようにしてこれに挑みかかると、ラクスは自らドレスの裾を上までたくし上げ、剥き出しになった足を大きく開いてみせた。今日この日を想定して、元から下の方には何もはいていない。
更に露になったラクスの敏感な所は、既に濡れて艶やかに光っている。ラクスが自分で足を掴んで窓の縁のところまで持ち上げると、丸見えになった秘所から雫が零れ落ちそうになった。
150 :
761:03/11/09 01:45 ID:0CjPe+ai
「キラ、ここにも下さい……」
ラクスの懇願に応えて、反射的にキラの指が中に潜る。
「すごいや、ラクス……こんなにぐちゃぐちゃになって……!」
「はぁん、あぁっ……!!」
内襞を二本の指が擦るたび、愛液が溢れてキラの手を伝い流れてゆく。キラは誘われ
るようにそれを下から全部舐めとると、濡れた花弁を舌で突いてから太股の内側を強く吸い上げた。吸って、甘噛みして、じらしながらどんどん付け根に迫っていく。卑猥な水音と刺激とに耐え兼ねて、ラクスは甘い嬌声を上げた。
「そんなにしたらキラ、もう、キラ、わたくし……ああっ………!!」
ちょうど今のキラの位置からは、濡れそぼった秘所から細いウエスト、形の良い乳房から華奢な肩に紅潮した顔まで、ラクスが丸見えだ。
「僕も、…もう、我慢できないっ………!」
キラが指を引き抜くと、淫らな雫が辺りに飛び散った。そのまま体がどんどん外へ乗り出していかないように両手でラクスの背中を支えると、キラは一気にずぶっと奥まで挿入した。
「いやぁんっ……!」
一番感じやすい奥の奥まで達して、ラクスの体が艶かしく跳ね上がる。キラが激しく腰を打ちつければ負けじとラクスが締め上げ、
「いくよっ………!!」
「あン、やあぁぁ……!!」
キラの熱いどろどろしたものが膣をいっぱいに満たし、最後にラクスがぎゅうっと締め付けて、二人とも快感のあまり思わず大声を上げてしまった。
どちらからともなく絨毯を敷いた床の上に崩れ落ちて、荒い息をつきながら快感の余韻に浸る。無言のまま、息が整うまでそのまま二人はじっと天井を眺めた。
151 :
761:03/11/09 01:47 ID:0CjPe+ai
もう少しで、手が届くのに…!!
―――――募る思いはまるで逆巻く荒波の激しさそのままに、キラを攫って奥の奥深くまで引きずり込んで、いっそ戻れないところまで沈めてしまおうと猛り狂っている。底へ沈めば沈むほどに出口を見失って、ますます迷いの闇へと落ち込んでいくだけなのに。―――――
もはや疲れきって、ギリギリまで張っていた何かがぷつんと切れた。ぴしりと音をたてて心に亀裂が入り、開いた溝から蜘蛛の巣状にひびが広がっていく。
(アスランもきっと、今頃はカガリさんと……)
不意に、そんなことがラクスの頭を過ぎった。
初めて契りを結んでこの二ヶ月の間に、アスランとはスケジュールの暇を見つけては
お喋りを楽しみ、何度か愛を交わした。キラに対して今日覚えたような狂おしい想いをおして、無理に時間を都合したわけでは全くない。アスランの方でもそうだ。愛の営みだって、今のに比べたらずっと穏やかで、初々しいくらいだ。
狂気の渦が宿る場所を失って、傷ついた心の廻りで踊りまわっている。
哀しみと空しさと、未だにやまない狂おしさと。疼くような鈍痛に責められて、ラクスは思わず泣き出しそうになった。崩れそうで崩れ落ちない、その心のひび割れの深奥に、それでも温かな光を見つけることができたから。
皮肉にもここに来るまで気付かなかっただけで、光は最初からそこに在ったのだ。ラクス自身の、心の中に。
(とても温かい……。この光は、何なのでしょう……?)
触れたくて手を伸ばしてみるが、掴めそうで掴めない。光が労わるように何かを囁きかけてくるのだが、その声が小さくて聞き取れない。
152 :
761:03/11/09 01:48 ID:0CjPe+ai
(キラの傍でこんなふうにものを考えるのは、本当に久し振りですわね……)
知らぬ間に、ラクスは微笑んでいた。耳を済ませていれば、そのうち聞き取れるかもしれない。
「ラクス……?」
怪訝そうに尋ねられてゆっくりと首を動かすと、キラと目が合った。
不思議そうな、それでいて何か奥で考えているような、迷う瞳。何かに気がついて、そのことに戸惑っているといった感じだろうか。
「何ですの、キラ?」
尋ねて、ラクスは甘えるように身を擦り寄せた。キラを欲して、熱に浮かされた眼差しでキラだけを狂おしく見つめていながらも。心の深奥から聞こえてくるか細い声に、耳を澄まし続けている自分がいる。
ひょっとして、キラにはその声が聞こえたのだろうか。
「……ううん。何でもないよ」
いつもの優しい笑顔がほっとしたような、戸惑ったような。
「何でもないよ、ラクス」
どこか以前の明るさと穏やかさが垣間見える、まるで泣き笑いのような微笑を浮かべて、キラは繰り返した。
153 :
761:03/11/09 01:53 ID:0CjPe+ai
それから数日を境に、キラはぱたりと訪ねて来なくなった。突然やってくるキラだからいつものことだが、連絡もない、消息も聞かない。
今どうしているだろう。今度はいつ来てくれるのだろう。早く会いたい。
胸を焦がすほど苦しかったはずの待ちの期間は忙しさに相殺されて、災害の慰問
活動や平和維持の集会へと没頭しているうちに、キラを忘れている時間が少しずつ
増えていった。アスランとは活動の合間に評議会関連の都合で一度だけ会ったこと
はあるが、その時にも少し談笑しただけで、以来彼とも顔を合わせていない。普段の生活に戻っただけだというのに、ラクスの中で何かが変化して奇妙に爽やかなものが生まれはじめていた。
カガリがひょっこりと訪ねてきたのは、そんな頃だった。
「…久し振り、ラクス」
この前キラと愛し合った場所に、金髪の少女が立っている。直接会ったら、カガリへ抱いてきた嫉妬心が爆発してしまいはしないだろうか。電話で会う約束をしたものの、それ以来内心でラクスは不安に思っていたのだが。
「本当にお久しぶりですわ、カガリさん。どうぞ、中へ入ってください」
歓迎の言葉は微笑みとともに、なんのひっかかりもなく自然と口をでた。
「あ、いや、いいんだ。ここで」
中に招きいれようとしたラクスを制し、玄関に立ったままカガリは気まずそうに俯いている。色々事情があってか、どうやら長居はできないらしい。
何の話をしに来たのかは大体の察しがついていたが、ラクスはカガリの苦しみを慮って先を促さず、「残念ですわ」とだけ言って微笑んだ。
「…あの、キ、キラのことなんだけどさ」
僅かに顔を紅潮させてどもりながら、カガリは単刀直入に切り出した。
154 :
761:03/11/09 01:54 ID:0CjPe+ai
「キラは今、オーブにいる。その、……私とキラの事は知ってると思うんだが……。あいつはもう、ここには来れないんだ」
時々ラクスの顔色を窺いながら、カガリはひどく言いづらそうにしている。
「この前色々、話し合ってさ。……そのとき、決めたんだ。あいつと約束した」
「………キラと一緒になるのですね?」
察してラクスが穏やかに付加えると、カガリは真っ赤になった。
「あぁ、うん。いや、……そのぅ…………そんなところだ」
束の間、二人の間に沈黙が漂った。存外平気なふうでいるラクスの瞳をちらりと見上げて、カガリが消え入りそうな声できいてくる。
「ラクス……。お、怒らないのか?」
「……怒る、ですの?」
自分でも不安に思っていたはずの感情を口にして、その言葉がなぜか何の中身も持っていないことにラクスは気がついた。キラが自分と別れる決意をしたのだと聞いても、その相手役であるカガリをこうして目の前にしていても、何の感情も湧いてこなかった。
覚悟していたわけではない。それなのに今ラクスの心は綺麗な水のように澄みきって、カガリとキラと狂気の思い出すらもが、余計なものを交えずあるがままに見えていた。
肩の力がふうっと抜けて、ラクスは横に首を振った。
「怒るなんて、カガリさん。わたくし、そんなんじゃありませんの」
「……えっ?」
怪訝そうに尋ねてくる顔が、どこかキラと似ていて。ラクスは口元に手をやると、おかしそうにクスッと笑った。
「わたくしはもう、狂気から解放されたのですわ」
155 :
761:03/11/09 01:55 ID:0CjPe+ai
心からでてきた感慨の一言に、ラクスは体が軽くなったような気がした。本来の明るさと優しさを取り戻したラクスの健康的な笑顔を、まじまじとながめて。
「……そっか」
ほっとしたように、カガリは頭を掻いた。金髪をくしゃくしゃと無造作にかき回して、言いよどみ。それでもやはり、思い切ったように、カガリは続けた。
「…キラが兄弟かもしれないって知ったときから、何となくいけないような気がして。その、ラクスとキラ、両想いなのかなって思ったりしたから……」
身を引いた。
「アスランに惹かれたのはなんていうか、衝動的なものだったのかもしれない。好きだったし、もちろん、今でも好きだけど。……でも、キラのときとは違うんだ」
(その気持ち、わかります……。
カガリさん、わたくし、痛いほどわかりますわ……)
「燃えるのが恋なら、私は確かにアスランに恋していたんだと思う。アスランがおかしくなっていくのと一緒に私もおかしくなって、…それも、恋の内の一つだったんだと思う。…だけど。キラと一緒にいると、この辺がすごく楽になって……」
カガリは上着の上から、自分の胸元を抑えた。
「欲しいとか、そんなんじゃないんだ。けど、満たされるんだ」
結ばれていると信じようとしなくても、自然に結び合わされた絆。きっと一生涯切れることはないと、無条件で信じていられる繋がり。
一緒にいたい。満たされた静かな時を、あなたと共有したい。あなたを愛したい。
ラクスは自分の想いに重ねて、カガリの心が聞こえてくるような気がした。
「…キラも同じなんだ。けど、あいつ優しいから。昔のフレイのこととかもあって、はっきり言えなくて。……キラはフレイにラクスを、重ねていたんだと思う。フレイみたいに壊れていくのを見ていられなくて、何とかしてあげたくて……こんなふうになっちゃったけど」
両の拳をぎゅっと握り締めて、カガリはまっすぐにこちらを見つめてきた。
156 :
761:03/11/09 01:56 ID:0CjPe+ai
「でもラクス。キラはラクスを、傷つけたくなかったんだ」
「………」
一生懸命に訴える真摯な瞳が、涙に潤んでいる。その涙の純粋さが痛々しくて、ラクスは震えているカガリの手を取った。
(キラ、カガリさん……)
「キラの優しさはわたくしも知っていますわ」
(わたくしはキラの、その優しさに惹かれたのですから……)
「わたくし、キラの優しさに甘えていたのですわ。……ありがとう、カガリさん。本当にありがとう」
愛と恋とは、違う。だが激しい情熱が冷めて、周囲がやっと見えるようになったとき。ありふれた景色の中にこそ、本当に大切なものを見出せることもある。
「愛から始まる恋も、あるのでしょうか……?」
「恋じゃなくたって、さ」
ラクスの切ない声に、カガリは目をしばたいて涙を払いながら微笑んだ。
「その人が大切で、一緒に見たいものがあって。一緒に同じ夢が見られたら、私はそれでいいと思うんだ」
「カガリさん……」
あまり考え込まない性質の少女だが、ふとしたときに深みのある言葉を口にする。
彼女はきっとまだ、アスランを訪ねてはいないのだろう。カガリがラクスの元へ来てくれたように、今はキラがアスランの元へ行っているのかもしれない。相方の誠実を庇うつもりで、いつか自分の素行を詫びるために。
「…今はできないけど、キラきっと、謝りに来ると思うよ」
私もいつか、アスランとちゃんと顔を合わせて謝りたいから。
「……では、お待ちしておりますと。キラに伝えてくださいますか、カガリさん」
同じようにアスランも、カガリの謝罪を受け入れてくれるはずだから。
157 :
761:03/11/09 01:56 ID:0CjPe+ai
微笑みながら、ラクスが心をこめてカガリの手をぎゅっと握り締めると、カガリの体がぴくっと震えた。
「うん。そうする。………ラクス、ありがとう」
喉を詰まらせて、辛うじてそれだけ言うと。カガリは急に両腕をがばっと広げ、ほとんどぶつかるようにして抱きついてきた。
「…ごめん。本当にごめん、ごめんね、ラクス……!」
ラクスの華奢な肩にひしと縋り付いて、泣きじゃくりながら謝る金髪の少女。案外小さな、その背中の震えが止まるまで。ラクスはまるで子供をあやす母親のように、優しく叩いてあげた。
158 :
761:03/11/09 02:04 ID:0CjPe+ai
ちょっと連投が過ぎました、すみません。
でもキラとカガリと、前後二つのシーンを離しちゃうと余計意味不明になってしまうかもと思いまして。
ムリヤリ載せさせていただきました。(謝
三回目の投下はここで区切ります。
四回目はちょっと雰囲気変わってますので、ライトに読み流していただけると幸いです。
では。神々の萌え〜な文章を堪能して、眠らせていただきます。(…逆に悶えて眠れないかもw
乙!
楽しませていただきました!
面白かったです!
俺も萌え過ぎて眠れんかも・・・
寝ないで待っててよかた。萌えで寝れなくなってしまったではないか。
名無しさん@ピンキーコソーリ。お気づきかとは思いますが一匹来ています。他スレに貼る手口。串通してないから丸見え。
前スレ埋め立てSS書いてくれた方々、こっちにも来てくれませんか?
>>112‐126
キタ━━━━(日∀)━━━━!!!!!!……櫨゚・(ノДÅ川)・゚・・゚・ガーン ━━━━
(続き待ってまーす━━━━━━(;´Д`)━━━━━━ !!)
前スレ埋め立てSS書いてくれた方々、こっちにも来てくれませんか?
>>112‐126
キタ━━━━(日∀)━━━━!!!!!!……櫨゚・(ノДÅ川)・゚・・゚・ガーン ━━━━
(続き待ってまーす━━━━━━(;´Д`)━━━━━━ !!)
>161は何を言ってるんだ? あるいは誤爆か?
誤爆かコピペか。
どっちにしろ、意味不明だけどな。
161です。荒しに敏感になって自分が荒してしまったようです、本当にすみませんでした。神々戻って来てください。。
荒らしなんてあったか?
ちょっと電波系の奴なんじゃねえの?
どうでもいいじゃん
職人さんが入りにくくなるからもっとマターリ汁
休日の晩だというのに、職人さんが来ないな……寂しい(つД`)
何を言う。スレのpart1〜2の頃なんてたまにくるだけだったんだぞ。
毎日何かが落ちていたという最近の方が異常なほどの盛り上がりだったんだ。
いや、もちろんありがたいんだけどな。
しかしあの頃から比べたら驚くべき発展だ。
まったくだ。
ログを見てこいと言いたい。
前々スレ、前スレと続いて、1000になる前に容量オーバーで次スレなんて
事態になるとは予想もしていなかったあの頃は。
わかってる……贅沢だと言う事はわかってるんだ……。
でも、止まりっぱなしのあの話やこの話を思い浮かべると、
やっぱり休日に職人さんが来ないのは寂しいんだよ……。
……自分もがんがろう。
>>170-173 みんな選挙で…忙しいんじゃ…ないのかな…。
俺は…公明党に投票…したよ…。スレ違い…スマソ。
最終話まで見てきて、ただいま帰還。
一時間後くらいに投下いたします。
>レスくれた皆様(時間空いたので確認が難しいのでまとめてでスマソ)
ありがとうございます。つたない文章ですが、
カガリとキラだけの愛はあふれすぎていますんで
勢いだけで書いていきます。まだ判らんところもあるので
引き続きご指摘ヨロです。
176 :
761:03/11/10 00:25 ID:aS+XQ10m
>>團鬼八氏
キラカガの続き、すっごく楽しみにしてます!
神の作品が投下される前に、続き投下します。
4回目、これでラストです。軽めな仕上がりになってますので、
ライトに読み流してくださると嬉しいです…。(スルー大歓迎です……)<<恥
177 :
761:03/11/10 00:26 ID:aS+XQ10m
連合、ザフト、オーブ他中立地帯、各国代表・要人が集まる大規模な会議が開催さ
れた。互いに理解と親睦を深め、細かな利害を調整しながら、主に政治・経済問題の
解決を図っていく。今日この日を第一回と数えて以降、定例会議として年に一度開か
れるようになる。コーディネーターとナチュラルの摩擦問題が取り上げられた会議最終日、打ち上げに開かれたパーティーで、四人はようやく再会した。
キラが感慨深そうに呟いた。
「……ずいぶんかかったけど」
「……うん、やっと実現した」
その隣で、カガリが嬉しそうに頷いた。ちょうどスピーチとダンスが一段落ついた頃を見計らって、人気のない静かなバルコニーへと逃げてきたのだ。
「…でも、継続していくことが一番大事だ」
「…これからも、頑張っていかなくてはなりませんわね」
照明灯をバックにやってくるのは、アスランとラクスである。正装に身を包んで手を取り合い、満ち足りた微笑を浮かべて歩いてくる様は、似合いすぎて見ている方があてられてしまう。
「あっ、おまえらかぁ」
お互い、以前のわだかまりやぎこちなさは既に残っていない。振り返って気さくに手を上げるカガリの横で、キラがおかしそうに言った。
「なんかアスランとラクス、夫婦みたいだね」
「……さっき、写真はたっぷり撮られたよ」
「なかなか解放してくれなくて、大変でしたのよ」
苦笑いを浮かべるアスランの隣で、台詞とは裏腹に、ラクスが愉しそうに笑っている。
「そりゃ、ラクスはアイドルだからな」
「アスランってばいつ誰と結婚するのかって、プラントじゃいつも大騒ぎだしね」
「…ふふっ」
ラクスは僅かに頬を染めて、それでも満更でもなさそうだ。
178 :
761:03/11/10 00:27 ID:aS+XQ10m
「だけどカガリとキラだって、地上じゃゴシップの的なんだろ?」
さりげなくアスランが反撃に出ると、キラはあっさり根を上げた。
「アスラン〜〜。だって、カガリはオーブの代表なんだ。しょうがないよ」
「お前こそ。希代のパイロットで戦を止めたエースだとかって、持ち上げられてるじゃないか」
世間にはもちろん、キラとカガリの姉弟説は知られていない。
「その記事はわたくしも、読みましたわ」
「私も読んだ」
からかうようにカガリが顔を覗き込むと、キラは照れて頭を掻いた。
「もう、三人して……」
ぼやく肩にカガリが甘えて頭を持たせると、キラはその腰を抱いて優しく引き寄せ
る。自然とこぼれた微笑に悪戯っぽくこつんと額をあわせて、どちらからともなく唇を寄せ合った刹那。後ろで盛大にフラッシュが瞬いた。
何事かと振り返ってみれば、三、四人のゴシップ記者がカメラマンを従えてバルコニー手前に陣取っている。
しばらく呆然としている間に更に二枚、三枚と写真を撮られ、キラとカガリは仲良く真っ赤になった。
「…お、おまえらなぁっ!ちょっとはデリカシーってもんが……!」
とりあえず抗議してみるも、効果はない。いつのまにか政治部門の記者まで加わって、「コメントをぉぉお!!!!」と叫びながら我先にとマイクを押し付けてくる。
「……キラ」
アスランが目配せすると、
「………しょうがないなぁ。アスラン、貸しだからね」
キラは肩を竦めて見せた。逃げ出すのは諦めて、カガリを後ろから抱きしめた格好のまま、ちょっと恥ずかしそうにカメラの前に進み出る。フラッシュとマイクが同じ方向へと一斉に向けられた瞬間に、アスランはラクスの手を引いた。
「ラクス…!」
「きゃっ…アスラン!?」
179 :
761:03/11/10 00:28 ID:aS+XQ10m
完成しかかっていた包囲網が崩れた隙を突いて、一組の男女がするりと抜け出した。
礼服に身を包んだ凛々しい黒髪の若者が先に立ち、純白の華やかなドレスに身を包んだ乙女がその手を引かれ、連れ立ってバルコニーから大広間へと逃げていく。若者の靴音に合わせて桃色の髪と衣装の裾が翻り、まるで駆け落ちさながらにざわめきの中を駆けてゆく。
―――人々の間を縫って艶やかな蝶々が二匹、ひらりひらりと逃げていく―――。
「おぉあああああっ!!???」
「し、しまった。おい、追いかけろっ!!」
カメラというカメラがガバッと大広間の方を向き、記者たちが慌てふためいてどたばたと、後を追って飛び出した。インパクトの強さが勝ったか、バルコニーからお邪魔虫が一匹残らず一掃されて、あとは騒ぎの名残にはたはたとカーテンが靡くだけ。
「うわぁ……」
呆然と見送って、カガリは賞賛とも羨望ともとれるため息を洩らした。混乱に陥った記者たちの注意が逸れている隙を狙って、キラはカガリのうなじにそっとキスを落とした。
「…カガリ、羨ましいの?」
「……そりゃぁ、ちょっとはさ……ロマンチックかなぁって……」
でも自分には似合わないかなと、照れるカガリをきつく抱きしめて、キラはそのままキスした場所に顔をうずめて囁いた。
「…ねぇ、カガリ。カガリもドレス、着てよ」
「ど、どれすぅっっ……!?」
「だって僕、一度しか見たことないんだもん」
「そ、そんなこと言ったって……。あんなヒラヒラした動きにくいの、一度で充分だろ……?」
勘弁してくれとばかりにカガリは抵抗するが、キラは執拗だ。
180 :
761:03/11/10 00:29 ID:aS+XQ10m
「じゃあさ。ワンピースとか、だめ?」
「…………!!……もっとダメだっ!」
カガリの頬がかぁっと、初々しい朱色に染まる。キラはまるでおねだりをする子供のように、カガリを抱きしめたまま、甘えてゆらりゆらりと体を揺さぶった。
「ねぇ、カガリ〜〜。お願いだよ」
「ダメだったら、ダメだっっ。どうせ私は女らしくないんだ。…あんなもの着たって、似合わないだけだよっ」
「そんなことない。似合うよ」
「似合わないっ」
「似合うったら。僕が保障する」
「キラぁ〜…」
何でそんなにしつこいんだと言いかけて、振り向いた視線がキラの優しい笑顔とまともにぶつかった。その眼差しの温かさ、回された両腕のさりげない逞しさ―――。
キラの溢れるような深い愛情の中にすっぽりと包まれて、カガリの抵抗は音もなく溶け崩れてしまった。そのまま黙って見つめあい、なんとなく微笑みあっているだけで、互いの心が穏やかに満たされてゆく。
「……今度、休みがとれたらさ。お忍びで買い物行こうよ。僕この間、見つけたんだ」
言いながら、キラの顔が照れに少し赤らんだ。
「どうしてもカガリに、……カガリに、着てもらいたいんだ」
「……」
「……ねっ?」
「わ、わかったよ。キラがそんなに言うなら、……私も、着てみたいかも」
181 :
761:03/11/10 00:30 ID:aS+XQ10m
気恥ずかしさに耐え兼ねてそっぽを向きながら、ぶっきらぼうなカガリの言葉は温かい。キラの顔が、喜びにぱっと輝いた。
「あはっ、やった!」
嬉しさのあまりカガリを揺らして頬にキスすると、カガリは照れて抗った。
「カガリ〜〜」
「な、なんだよ、もう…」
「カガリ、大好きだよ」
「バカっ、人がいるのにそんなこと……」
「カガリは?」
「だからこんなところでっっ………………!!……ぃや、…だから、そのぅ…………大好きだよ、キラ…」
数週間後。帽子にワンピースというフェミニンで愛らしいオーブ代表の姿が、恋人とデート中のところをこっそり撮られて、結局週刊誌のトップを飾ったとか飾らないとか―――――???
182 :
761:03/11/10 00:31 ID:aS+XQ10m
やっと静かな回廊に抜け出ると、二人は軽く息を切らせて立ち止まり、辺りを見回した。
外に面したガラス張りの回廊は、夜のひっそりとした薄暗さと涼やかな静寂に包まれて、人っ子一人いない。逃れてきた大広間からは、人々の談笑する声や音楽の他に、追いかけてくる者は誰もいない。
軽く乱れた呼吸を整えて、アスランはラクスに微笑みかけた。
「……さすがに、ここまでは誰も追って来れないようですね」
「もうっ、アスランったら。いきなり何ですの?」
恥らうような上目遣いで責めながらも、微笑み返すラクスの声に棘はない。
やっとまともに顔を見合わせて、二人は同時にぷっと吹き出した。しでかした久し振りの無茶にドキドキと高鳴る鼓動を押し隠し、互いの頬に差した初々しい朱色が誤魔化されるまで、ひとしきり声を抑えて笑いあった。
やがて、ラクスが両腕を差し伸べた。
「…明日どんなことになってもわたくし、知りませんわ。責任とって下さいますの、アスラン?」
「…もちろんですよ」
アスランは差し出された腕を取って引き寄せると、聞こえてくる音楽のリズムに乗って、ダンスのステップを踏んだ。
そつなくついてくるラクスの足と、アスランの足とが絡み合った一瞬に、
「誓いましょうか?」
低く囁いて口付ける。
「んっ……」
蕩けるような接吻に腰が崩れそうになって、ラクスの瞳が潤んだ。曲にあわせて体を揺らしながら、服の上から互いをさするようにそっと、優しく愛撫する。
183 :
761:03/11/10 00:32 ID:aS+XQ10m
「…やっと、叶いましたのね」
やっと開催が実現した、今回の定例会議。まだ困難は山ほどあり、やりたいことも
やるべきこともたくさん残っている。でも、一人ではできないから。必ずしも同意見でなくとも、志を持つ者同士集まって少しずつ結束し、少しずつ前に進んでいきたい。
愛する人と苦難を分け合い、支えあい、共に生きていきたい。
「わたくしは、どこまでもアスランについていきます」
あなたとだから、一緒に夢を叶えてゆける。
上着の中に潜らせた手をするりと背中に回すと、ラクスは爪先立って、アスランの唇に口付けた。
「…誓いますわ」
痺れるように甘い、誓いのキス。
至近距離から真っ直ぐに向けられるラクスの切ない瞳に、アスランは心をこめて囁きかけた。
「ラクス……愛しています」
「わたくしも……」
頭がぼうっとするほど深いキスを交わして――――満たされた至福の時を味わいながら、二人は誰にともなく感謝の祈りを捧げて夜空を見上げた。
寄り添って並び立つアスランとラクスの上に、眩いほど明るい星々の祝福が燦然ときらめき降り注いでいた。
――THE END――
184 :
761:03/11/10 00:42 ID:aS+XQ10m
……………なんだか自分、あまりの拙さに恥ずかしくなって、
今更ながら穴があったら入りたくなってきました………。スレ汚し、すみません……。
このスレにはいつも楽しませてもらってるので、ちょっとでも盛り上がりに貢献できてたら幸いです。
こんな駄文にレス下さった方々、本当にありがとうございました。感謝、大感謝です。
ひとまず761からRom太郎に戻って、神々の作品を楽しませていただくことにします。
>>271氏
こういうのは勝手な願いで、無責任かもしれませんが……
でも長編、ぜひ読みたいです。頑張ってくだされ〜。
>>黄金の文芸作家氏
書く内容、キャパが広くて尊敬してます。面白いです。毎度、乙です!
>>ポチ氏
ギャグとシリアス、ほんとそれぞれうまいですねぇ。読み惚れちゃいますよw
>761氏
うひょう! ネ申降臨!! もっと書いて下さい! ROMにもどらないで!!
第一陣投下いきます。
キラの部屋は初めてではないが、こんなに緊張して座っているのははじめてかもしれない。
逃げ出したいのに逃げ出さずにキラを待ってる。
――どうしてればいいのかな?
初めてのことにカガリはどうしていればわからなかった。
――ふ、服脱いでいたほうがいいのかな?
やる気満々という感じでそれは出来ない。
それよりも、キラはこいうのは慣れてるのだろうか? キラはシャワールームに行ったまま戻ってこない。
――キラが初めてのわけ無いじゃないか。
赤毛の美しい少女。
スタイルも性格もカガリとは正反対の女らしい少女。べこりとへこむ。
「ごめん。遅くなって」
濡れた髪でキラが現れる。
「ちゃんと乾かさないと風邪、ひくぞ。髪」
「うん」
ごしごしと髪を拭くがあまりにも乱暴な拭き方なので、カガリは持ち前のおせっかいで立ち上がると
タオルをひったくった。
「ほら、座れ」
「う、うん」
ベッドに腰を降ろさせてキラの頭を優しく拭く。
「あんな拭き方じゃだめだ。ちゃんと拭かないと」
タオルの隙間から少年の瞳が見える。その澄んだ瞳に魅せられる様にカガリの動きが止まる。
キラの顔が迫ってくると、自然に瞳を閉じる。
「ん……」
キラのキスは優しい。
「お前、キスうまいな」
「初めて言われた」
お互い、魅せられた様に見詰め合う。
スレ汚しじゃナカタヨ
綺麗なラストで良かったです。
のんびりでいいので、新作も待ってます
「経験済みか」
「うん。SEXも初めてじゃないよ」
「私は、初めてだ」
優しいキスが、変わっていく。激しく乱暴に。服を乱暴に引き上げられて、慌てて抑えた。
「カガリ?」
「じ、自分で脱げる!」
キラの手を払うと上も下もさっと脱ぐ。ただ、下着はやはり脱ぐのに抵抗があって、そのままでいた。
普段、ボーイッシュな格好なのであまりスタイルのことを気にしたことはないが、
――カガリって、スタイルいいんだ。
関心して、見とれた。
女性にしては筋肉がついた肢体だが、その筋肉を隠すように柔らかな肉がついてる。
「じろじろ見るな。恥ずかしいだろ!」
下着姿になったカガリに見とれていたらこの台詞である。
いつも通りで、早く事に及ぼうとガッツイていたキラもつい、笑ってしまった。
地球の影に夕日が沈む。
長い廊下を二人は歩いていた。
「宇宙なのにね」
キラが呟く。
ガラスの向こうの綺麗な夕日。ガラスで仕切られた空間。
途中から格納庫とブリッジに行く道に分かれる。
「本当だな。すごく、すごく綺麗だ」
カガリも窓の外を見て言う。
繋いでいた手を外し、二人は長い廊下を黙って歩いていた。
胸を揉まれると、痛みが走った。その顔色をみて、慌ててキラが手を離す。
「いい。キラの好きなようにして」
「でも、痛いのは駄目だよ。僕もカガリも気持ちよくなくちゃ」
「女と男じゃ感じ方が違うだろ」
あきれたようにカガリが言うと、キラは微笑んだ。
「カガリが、気持ちいいって、顔してると、嬉しい」
「馬」
馬鹿といおうとして、言葉をとめた。
今日は何度馬鹿と言ったことか、少し反省したのだ。
キラはカガリの胸に顔を埋め大きく深呼吸した。
キラはカガリの胸に顔を埋め大きく深呼吸した。
「どうした?」
「やわらかいなって。ふわふわ」
「そりゃあ、女だからな。一応」
自信たっぷりに言うカガリが可笑しくて愛しくてキラは大笑いしてしまう。そのまま乳首を口に
含み舌先で転がした。
「!」
ぎこちない、幼い反応が返ってくる。左手を取ると、指をしゃぶる。ねっとりと
絡みつくような指の動きにカガリは手を引いた。
*下から二行目修正
ぎこちない、幼い反応が返ってくる。左手を取ると、指をしゃぶる。ねっとりと
絡みつくような舌の動きにカガリは手を引いた。
「カガリの指、好き」
「ゆ、指って、意外と感じるんだな……」
キラの右手の指はカガリのショーツに」かかり、するりと下げていく。
「お尻、あげて」
「あ、ああ」
尻を撫でるように指を下ろしていくと、びくりとカガリが震えた。
二弾目はまた一時間後位に。
188です
投下に水さしてスマソ
…逝ってきます
>>團鬼八氏
乙〜。俺はアスカガ書いてるけど…キラカガも好きだよ(実は…双子説
出るまではキラカガ推進派だったんだ…)。
皆さんポチは暫し旅に出ます。
最近漏ればかり毎日のように投下して何か申し訳ないような気がしますし・・。
あとアスランサイドが煮詰まって停滞中だし他のリク、アスラクの続きは書き終えたけど、もう一つのアスカガまだだし・・。
とりあえず書き貯めしてから復活します。
>761氏
最後はお互い幸せで良かったです。ロムに戻らずまた書いてください!お待ちしております( ´∀`)ノ
旅に出るけど、毎日ネ申の作品を拝むためここに寄ります。とりあえずさようなり〜(´∀`)
199 :
217:03/11/10 01:49 ID:ItrShF0N
>>761氏
乙です。萌えまくりですた。昔書いたスワッピングを思い出すなあ。
俺も続き書きますから、761氏にも書き続けてほしい…
>>195 キラカガは俺も好きですよ。アスカガと同じくらい。
たぶん、俺の中で今までで一番書いてきた…?かな
何か書きやすいんですよね、コイツら。
それはそうと乙です。続き待ってます!
どうでもいい?けど…
昔書いたキラの女難って話覚えてる人居ますか?
>>199 覚えてますよ〜( ´∀`)
俺は217氏のSS全部読ませて萌えさせて頂いております。
>196
気にしてないっすよ。ヨクアルコト!
>黄昏の文芸作家氏
毎回楽しく拝見させてもらってます。イザフレが激燃えで。たまりません。
アスカガもキラカガも大好きです。ぜひ、キラカガを何時かお願いします!
>ポチ@駄文職人氏
えええ?! やめないで下さい! 毎回楽しみにきてるのに!
>217氏
ありがおつございます。キラカガおっしゃる通り、書きやすいんですよね。
私もSS楽しみにしてます。
弐弾行きます!
指に引っかかる様にショーツが降りていく。
「カガリ」
キラの声に両足を上げた。
太ももの裏側をなで上げ、片手で胸を揉む。手のひらからこぼれた胸に口付けずらして乳首を舐める。
「ん」
カガリはぎゅっと唇を引き結んだ。自分の声が恥ずかしい。
「カガリ、唇痛くなっちゃうよ?」
口元に指を当てるが、カガリの唇は引き結ばれたままだ。
「キ、キラは触られて気持ちいい所とかないか?」
動くキラの手を押さえてカガリがやっと口を開く。
「え? そりゃやっぱり」
「やっぱり?」
真剣にカガリが見るので意地悪したくなる。
「ペニス」
「!」
予想に反せず真っ赤な顔で睨みあげる。
「言えっていったのそっちじゃないか」
「判ってる」
もぞもぞと手を動かしてキラのペニスに触れる。トランクスの上から触っても大分大きくなってるのが判る。
くにくにと手を動かすとさすがにキラは腰を引いた。気持ちよいというよりはくすぐったい。
「もう少し、力入れても大丈夫」
「え? ああ。こ、こうか?」
「ん……。凄い、気持ちいい……」
キラの息が段々荒くなる様子を見てカガリは興奮した。
刺激を与えてるのはカガリなのだ。もっと気持ちよくさせたくてトランクスの中に手を入れる。
「あ、まって」
キラは起き上がるとトランクスを脱いだ。全裸になって、再び覆いかぶさる。
「い、意外と、熱持ってるんだな。その」
「僕のペニス?」
「あ、ああ」
竿を握ると脈打つのが判る。予想外の大きさにカガリは戸惑った。
――これを、入れる。
無理そうだ。確かめるように片手を外して自分の秘所に触れた。濡れた感触に真っ赤になる。
「触って欲しいの?」
「あ、そうじゃなくて」
「違わないよ」
「う、うわ!」
自分のよりごつごつした指がクレバスをなぞる。
「ひ、あぁあん」
嬌声がこぼれた。
クリトリスをこすりクレバスの最奥へと指を滑らす。二枚の花びらがキラの指に張り付き、
穴は侵入を拒むように硬く閉ざされてる。
キラは思いとどまってカガリの片腕を取ると、肘の内側を舐める。
「!」
薄い皮膚を通してキラの愛撫が伝わる。
「痛い!」
キラが強く吸った。胸元に手を置いてカガリを見つめる。
「胸は、まずいからね」
腕を持ち上げて跡を見せる。内側にはきつく吸われた跡が紫色になって、そこに残ってる。
「キラの印なんだな」
「うん。カガリも僕に付ける?」
「ああ」
「首の付け根に付けてよ」
「馬鹿。見つかるぞ」
「いいよ。見つかったって。僕はカガリの物って、はっきりわかるから」
と、首筋を差し出す。カガリはそっと唇を寄せると赤い印を付けた。
「ずいぶん、主張が控えめじゃない?」
「ばーか」
言ってからまた馬鹿といってしまったなと笑う。
キラの手がリズミカルに胸を揉み、唇は首筋あたりをさまよってる。
カガリは声を殺していたが気持ちよさは我慢できず時折嬌声をこぼしてキラを喜ばせる。
「もっと、もっと乱れてよ。綺麗だよ。カガリ」
「キラ、キ……ら!」
片足を持ち上げて内股にキスをすると、さらに持ち上げて指を口に含む。
「!」
想像出来なかった行動にカガリは面食らった。
「!」
ぬるりと舐められる足の指の間の、予想しなかった感触。思わず体をよじって逃げようとするが、
それは無駄なことだ。
「キ、キラ。やめろ。そんな、そんな、あぁあ!」
指を舐め終わると足首に移動する。足首から膝裏へ、膝裏から太ももへと移動して、
両足を責め終わるとキラは足首を持ってそのまま開いた。抵抗も無く開かれた足の最奥に
濡れてひくつく花びらが見える。
がっついてすぐ突っ込みたいとはじめは思ったが、カガリの反応を見るのが楽しいのと、
体の隅々まで愛撫したいという思いがキラの行動を押しとどめていたが、濡れたそこを見て
たまらず腰を足の間に入れた。
ぴとりと入り口にペニスを押し付けると、両手を伸ばしてキラを抱きしめる。
いいか? とも入れて、とも聞かなかったし、言わなかった。
「う……!」
カガリはキラに身体を押し付けるようにのけぞった。
その背中を抱くようにキラの腕が潜り込み、身体がますます密着する。
「キィ……ラ!!!」
ぬるぬると内壁がキラのペニスに絡みつきキラは眉を寄せた。片手を背中から抜くと繋がった隙間に
差し込んでクリトリスを転がす。キラにとってはかなりきつい体制だったが、痛みよりは快楽を感じて
ほしくてしかたがない。
「カガリ、カガリ……」
かすれた声で何度も呼びながら腰を打ち付ける。
しびれる様な快楽がカガリの下半身から全身に広がる。カガリはその快楽を逃すまいと身体を硬くした。
――ああ!
みな底に引き込まれる様な、ふわふわ浮いていた所から、一気に落ちる感覚。
――いく!
長いため息の様な声を上げてカガリは落ちた。
キラもまた快楽が捕まえに来た。
竿を少しこすると深く突き入れてカガリの中に開放する。
引き抜き残りをカガリの腹に搾り出すようにこすって吐き出す。
「はぁああ」
心地よい疲れが全身を包み、キラはカガリの横に寝転がった。
「気持ち、よかった」
カガリの言葉にキラはうなずいて、顔を向けた。
お互い満足したような顔で嬉しくなって、
キスをして。
抱いて眠る。
「キョーダイ、だってさ」
感情もなしにカガリが言う。
廊下は長い。
「うん」
再び無言になる。
夕日が綺麗で。
「綺麗だな」
「ああ」
キラの声に気のない返事を返すカガリ。言ったキラも顔だけ向けていて、
本当に夕日が美しいかどうかと言う事は考えてない。
ドアが見える。
格納庫はあのドアを出たほうが早い。
「じゃあ、僕、行くよ?」
「ああ」
ドアを出てガラス一枚隔てて二人は並んで歩いていく。
二人は時々目を合わせ、まるでそれがいけない事の様に俯いて目を逸らす。
自然にお互いの片手がガラスに触れた。
足が、止まる。
ガラス越しに視線が、絡む。
もうひとつの手、
お互いの額。
「どうして、出会ってしまったのだろう」
悔しくて、悲しくて。
恋しくて。
コイシイヒト END
危うく昔お邪魔してたスレ誤爆するところだった。危ない。
得ろくなくて、ゴメソー。
神様の降臨を祈りつつ寝ます。
團様、充分エロいですよ!
黄昏氏は行かれたのか〜。(自分も行ってきた)
しかし氏の「キラカガ推進派だった」聞くと、どんなキラとカガリになったのかなと思ってしまいます。
それも拝んでみたかった。アスカガのカガリとはまた違うカガリなのか同じなのかとか一人で考えたりします。
イザフレ推進派と思ってました。
>217氏
キラ・ヤマトの女難、自分も覚えてますよ。保存してあるし。
久しぶりに南極で見たら、挿絵が付いてた!
4Pにも付くであろう挿絵も拝見しました。
挿絵依頼したのは217氏じゃないんですよね?(ちょっと聞きたい)
しかし氏が戻って来るのは意外に早かった・・うれしい(ノД`)゚・
>ポチ氏
最近の大量投下乙。疲れも癒してください。
またのお越しを〜щ(゚Д゚щ)
214 :
217:03/11/10 06:50 ID:ItrShF0N
キラカガ、よかったです。
覚えてるって言ってくれた人ありがとう。
>>213 いや、違います。つーか、昨日久しぶりに南極で自分の作品を読み返していて、
挿絵が付いていたのに激しく驚いたくらいですから。
この場を借りて自分なんかの話に、どこの誰か知らないが挿絵依頼してくれた人ありがとう。
あと、絵師さんありがとう。
…って、18〜20才なら見てないな、その人。
なぜこんなことを聞いたかというと、ちょっぴり4Pな続きが書きたくなったりw
今書いているのがエロくないから…
>>162 来てるよ。落してないけど。
レスくれた方々どうも。
>217氏
休日のこの時間に起きているとは早起きですね。
それとも徹夜で書いていたとか。
最近、ドバッと投下されたのは職人さんが書き溜めて投下する時期が偶然重なったから
なのかは不明ですが、そうだとしたら職人さんの手持ちが無くなったその反動でいままでの勢いはしばらく消えそうな予感。
投下待ってる人居ますし、今書かれているの落としても喜ぶんじゃないですか?
あんまり気にしないで217氏のやりたいようにやったらいいと思いますが…。
今書いてるのってもしかしてシリアスですか?
だとしたら自分は今は今書いてる方が見てみたい。
エロ描写が凄い217氏でありますが、(…以下略…)伝えたい事がうまくまとまらない。
4Pの続きも見られるなら書いてもらえるとうれしいです。
>>215 わかりました。
方々ではなかったようで…
>ポチ氏
虎アスカガキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
>>82です、続き書いてくれたんですね。ありがとうございます。
自分の妄想を遥かに上回る展開に萌々です。
ちなみに酔っ払いアスランをリクしたのも自分です。覚えててくれてうれしいス。
しばらくは充電期間ですね。このところポチ氏には本当に楽しませて頂いて感謝です。
また納得出来るものが書けたら帰ってきて下さい。
―――苛烈に過ぎ去った戦いの日々の中、幾つもの出会いと別れがあった……
無人の島に響く時ならぬ悲鳴。
「おんな……?」
馬乗りの姿勢で振り上げた腕をそのままに。
「いつまで…いつまで、そうしてるんだ――――!!」
乱れた金髪。きつく睨んだ琥珀色の瞳。
始まりは、二人だけの戦場。
「お前を撃つ気はない…――!! けど、あれは…殺すだろ?! また、地球の人たちを大勢殺すんだろ!?」
少女の悲痛な叫びにも、母の死に麻痺した心は揺るがない。
「…じゃあ、撃てよ。その引き金を引いているのは俺だ」
熱帯の夜。
擦れ違う想いが交差した。
「戦争なんだ!! あいつは…敵なんだ!!!」
心の奥底に抑えつけた激情を目の前の相手にぶつける。
西日に照らされた室内に響く慟哭の叫び。全てが赤く染まった空間で。
「あいつは…あいつはいい奴だったんだぞ!? 親友のお前に討たれて――!!!」
泣いていた。
暫定的とはいえ、一小隊を預かる身である自分が。激情をぶつけた相手もまた、大粒の涙を流して泣いていた―――――…
いつからだろう――?
彼女が大切な女性(ひと)となったのは―――――?
「ごめん…」
「ご・ごめんって…」
消え入りそうな声で。恥ずかしさと驚きに。
「だから…ごめん……」
抱きしめた。健気な彼女がいじましかった。
気がつくと、身体が先に動いていた―――
「君は、俺が守る――」
腕の中に身を預ける彼女と口付けを交わした。
銀河の暗黒に浮かんだ青い星。
静寂が二人を包み込んでいた。
「逃げるな…――」
溜め込んだ感情を激しい一言で表現する。
「生きる事が…戦いだっっ!!!」
戦争は終わった。
しかし、その時自分は多くのモノを失っていた。母を。友を。父を。
もはや、身寄りと呼べる者は誰一人生き残ってはいない。
―――俺は、死を呼び込むのか……
カガリが拉致されたと聞いたとき、是が非でも彼女だけは死なせてはならないと思った。
彼女が生き残るためなら、自分はどうなってもよい、と。
だが、それは―――…
「ごめんな、カガリ…」
耳元でそっと呟く。
危うく、自分は自分を待ってくれている最愛の人を不幸にしてしまう所だった。
自分はカガリには相応しくない。
――けれど、彼女は俺にしか、守れない。
―――――守って、ゆきたい。
強く、唇を、指をカガリの身体に這わせてゆく。
「あぁ…んっ!…あぁ……」
これまでに感じた事もない彼の激しい愛撫にカガリは声高に喘いだ。
アスランのその細い指が、胸の先端を掴む。中指と人差し指に挟まれたそれが、加えられた力によって歪む。痛みが快楽に変わる。そんな、どこかマゾヒスティックな感覚。
「っ! あぁんっ!!」
快楽[けらく]の炎にやかれ、覆い被さる形でアスランと重なっていたカガリの背が弓なりに仰け反った。闇の中月の明かりに照らされ、カガリの肢体が燐光に縁取られる。
アスランの手の中に閉じ込められていた乳房が解放され、左右に勢いをつけて揺れ、分かれる。飛び散る汗がキラキラと輝く。濡れ光るすべらかな肌。
それが、ひどく瑞々しく、また美しい。
そんな扇情的な光景を目の当たりにしたアスランの奥底で、熱が高まりを見せた。
先程も感じた。けれど、さっきよりも熱い。
「―――――…!!」
仰け反ったカガリの頭と胸に手を回し、半ば倒れこむように今度はアスランが上となる。
「うわっ!」
予想だにしなかった彼の素早い動きにカガリは驚きの声を上げた。
その決意を秘めた青い眼差しに全身の力が抜けてゆくのがはっきりと分かる。
彼しか、見えない。
「……君が、欲しい」
一言、一言を力強く噛み締めるように。
もう一度、戦場に出るというその決意を聞かされた時に感じた。
全身があわ立つ恐怖。戦場でさえ感じた事のなかった大いなる不安。目の前で炎に包まれた父の姿が最愛の人と重なった。
紅蓮の業火に焼かれる大切な恋人(ひと)。
自分はただ、その横で涙を流し叫んでいるだけ――…
戦乱の果てに散った命の重みを一身に背負い、今日まで自分なりに努力を続けてきたつもりだった。
最初から、向いていない仕事だと言う事はわかっていた。
苦しい道のりである事も分っていた。
けれど、オーブ再興の道のりは予想以上に険しく、なにより、戦争の爪痕が色濃く残る現実を思い知らされた。何もかも上手くゆかないもどかしさ。自分ひとりではどうしようもない現実に、限界に来ていた。それが、拉致され、あの男との邂逅で一気に噴出したのかもしれない。
しかし、隣で支えてくれる存在があった。
彼を失いたくない。
「お前になら、好きにさせてやる…そういったばかりだろ、バカ」
言葉が震えてる? あぁ、そうか…わたし、泣いてるのか…
――どうして?
寂しいから? 不安だから?
きっと、どれとも違う。
幸せだから。
彼をこんなに近くに感じる事が出来て、幸せだから。
アスランが自分を助けに来てくれた時、身体が震えた。
今と同じように。
だけど――…もっと、彼を、近くに、感じたい。
琥珀色の瞳を流れる透明な流れにアスランは動揺していた。涙の意味は知るべくもない。
「泣くなよ、カガリ…」
とりあえず、艶やかな金の髪を撫でてみる。まるで、幼子を必死であやす若い母親の様な彼の行動にカガリは思わず吹き出してしまった。
「あはは…お前、動揺しすぎ。……そんなことじゃ、泣き止んでなんかやらないからな」
涙を手で拭いながらカガリが言う。
泣いたり、今度は笑ってみたり…本当に女という生き物は分らない。
「じゃあ、どうすればいいんだ…?」
半分、呆れた口調でアスランが言う。
「そうだな……もっと、優しくしてくれたら考えてやってもいいぞ…」
生まれてこのこのかた、『女の子扱い』というものをカガリは好まなかった。生来の気性ゆえか、幼い頃から男の子に混じって遊んだ。年頃の女の子がするお化粧も、オシャレも興味がない。
「…分かった。けど、優しくって言うのは少し無理かもしれない…」
そういうと、アスランは自らの身体をカガリの両の脚に滑り込ませていった。
「んっ…あふ……」
太股からなぞる様にアスランのしなやかな指が這ってゆく――…
滑らかな丘を明確な目的をもって、なぞる指が遂にカガリの深奥に達する。
「うわっ!…ン…あふっ……あ、す…らん……」
軽く擦りたててやれば声が漏れ、その度に、カガリの身体がビクッ、と震えた。
ぐりぐりと押さえつければ、内腿に力が込められ腕が閉めつけられる。
「…ごめん、カガリ」
申し訳なさそうなアスランの表情。一瞬全ての動作が止まる。
しかし、それは次の段階への小休止に過ぎなかった。
「え…?」
羞恥にわななくカガリの挙動にアスランの理性は限界をとうに振り切っていた。
「いく、ぞ……――!!」
アスランは一瞬微笑むと腰をカガリの下肢に強く宛がって行く。
「あ…あぁ……あぁぁ…………」
自らの秘裂が別の大きな力によってこじ開けられていく。
痛い。痛くて、痛くてたまらない。
けど―――…
「あぁぁ……あああぁぁぁああああああ―――――――!!!!!」
この痛みは単に自分の感じる痛みと言う事ではない。
これは、彼の傷みでもあるのだ。
「カガリ…カガリ……!!…カガリ…………!!!」
自分の名を呼びながら、強く肢体を動かす彼の顔にそっと両手を差し伸べる。
目と目が一瞬見つめ合う。激しい性感の渦の中で。
「アスラン…」
溜まらなくなって来る。
再び、目尻に熱いものが込み上げてくる。目尻だけではない。カガリの下腹部にもまた、アスランの感じた熱が宿っていた。
「アスラン…アスラン……!! アスラン……アスラアァァン――――!!!!!」
過去にはできなかった事。互いの痛みを真に共有する。
強く突き上げられる度に、お互いの痛みに乗せた苦しみ、悲しみを救い上げる。
――大丈夫。
―――大丈夫だから…
―――――君は……
―――――お前は…
―――独りじゃない。
「っ!……くっ!!」
カガリの持つ熱が、咥内を潤す蜜の形となってアスラン自身を優しく、熱く包み込む。
「っつ…あぁ――!! んんんんっ!!!!」
与えれば、与えた分だけ、相手も悦びを与え返してくる。段々、段々大きくなっていく。
ひどく、優しく、暖かい気持ち。これは、いつかどこかで――…?
それは、例えば、母の腕の中に抱かれた幼い記憶。
何物にも変えがたい安心感と幸福感に包まれて――
――その刹那。
アスランの熱が、カガリの奥深くに解き放たれた。閃光が、カガリの意識を真っ白に染めてゆく。意識が失われてゆく一瞬に見えた光景。
満足げな彼の笑顔。
濡れ光る汗がひどく、美しい。
彼と一体となった喜びに、カガリは意識を手放した。
その後――…二人は【ジャスティス】で無事にオーブへと帰還を果たした。
アスランの怪我は幸い命に別状のあるものではなかったが、
数週間の間はMSに乗ることにドクターストップがかかった。
これは、カガリにとっても、また、アスランにとっても嬉しい誤算であった。
アスランは静養のためという名目で、しばらくオーブに滞在する事となったのである。
夜のバルコニーへと足を運ぶ。
既に、空には満天の星が輝き夜空を彩っている。
その美しくも、恐ろしい暗黒の宇宙(そら)を見つめながら――…
「もう、傷はいいのか?」
不意に感じた背後の気配にアスランは振り返る。
そこには、オーブの軍服に身を包んだ仏頂面のいかつい男が腕を後ろに組んで立っていた。
「キサカさん…」
「今夜は冷えるな…そんな格好では風邪を引いてしまうぞ…」
「…………………」
浅黒い顔に複雑な表情を浮かべ、キサカは続けた。
「本来なら、君がオーブに在ることは、あまり好ましい事ではない…」
「あのような兵器を君が持ち込んだ事についても、評議会で全く問題にならなかったわけじゃないんだ…
カガリは、そんな連中を“先の大戦でオーブを守ろうと戦ってくれた功労者に恩を仇で返す気か?!”とすごい剣幕で怒鳴っていたが…これ以上は立場を悪くする事にもなりかねん……今が、一番重要なときなんだ」
「ご迷惑をおかけします……」
アスランに子の様なことを告げるのはキサカとて辛い。
だが、カガリにそれを言わせるのはもっと……
「すまないな…私の力ではどうする事も出来ん。わたしだとて、カガリの幸せを祈ってはいるんだ」
「わかっています…」
―――自分の存在がカガリに不幸を呼び込む事だけは避けたい…
――けれど…
「今は…今だけは……!」
アスランの科白をキサカが優しく遮る。
「わかっている…わかっているさ…」
ふっと、キサカの表情が緩んだ。
「わたしだって、カガリの幸せを望んでいるんだ…私だけじゃない。亡くなられたウズミ代表も…きっと――」
「なんだ、風邪引くぞお前…」
千客万来という言葉を脳裏にかすめながら、アスランは振り返った。
「ノックぐらい、して入れ――……」
その続きの言葉は無くしてしまった。しばし、呆然と目の前の人物を見やる。
「は・はは…やっぱ変かな?…その、今度、オーブで来賓を呼んで舞踏会が開かれるんだ…
それで、その……」
純白のドレスに身を包んだカガリの姿。その気性でいくら覆ってみても、その育ちのよさと気品は隠せない。
「女の子みたいだ…」
「―――バカッ!! わたしは最初から女だっっ!!」
予想はしていた反応だけれど…気付いて欲しかった。
「ごめん…ごめん」
イジめる事ばかりに一生懸命で。わたしの事なんか――…
「知らん!」
思い切り、そっぽを向いてやる。
「綺麗だよ、そのルージュ。すごく、似合ってる…」
「え…?」
不意に投げかけられた言葉に思わず振り返ってしまう。
「すごく、綺麗だよ、カガリ…」
真摯な眼差しで、アスランがカガリの唇に触れる。
「綺麗だ」
淡い口付けを交わす。
「アスラン…」
紅潮したカガリの顔を見つめながら、言う。
「躍ろうか…」
差し伸べられた手をとり、カガリは小さく頷く。
「あぁ」
そうして躍りだす。
――――人は喪くし、得たものを胸に刻み、ゆっくりと日常を取り戻してゆく……
―――幾多の犠牲の果て。それでも、終わらない明日へと。
以上です。
色々と出来に不満がないわけではないのですが、まずは長らくお付き合いいただいた全ての皆様に完結を迎えられたことに感謝の言葉を送りたいと思います。
最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。
作品は自分の手から離れてしまえば、誰のものでもないと思っているので、スルーして下さっても結構なのですが、
やはり『親』としては楽しんで読んでいただければな、と思います。
色々、といいたいこともあるのですが、それはまたの機会に。
それでは…
SEEDの続きはこんな感じ
そんな気がする作品でした。読んでいてすごく引き込まれます
久しぶりのキサカ登場ですね(笑)
ID:QWNAwp88さん!!
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
待ってました!!完結乙です!!
連載小説みたいな感じでいつも楽しみにしてますた。
理想のアスカガでエロも激しく(*´Д`)ハァハァさせていただきますた。
完全保存したので何度でも楽しませていただきます。
QWNAwp88様乙でした!
終わり方も綺麗でイイ!!!
いつも楽しみにしていたのでこれで終わりかとと思うと少し寂しい気がします。
また違う作品を是非拝見したいです。お願いします。
自分も完全保存版です。
>>218 虎アスカガ読んでくれたんですね。ヨカタ・・・。
酔っ払いアスランをリクしてくれたのも218さんだったとは(;゚д゚)
長いこと待たせてスミマセン。
必ず書き終え投下しますのであと少し時間を下さい。
あぁ・・今日もSEED見るため夜更かしだ。
前々スレ読んでたら「夢の重さ抱えたまま」のタイトルが・・・・
ホントの孤独も知らないー まーだー淡い花びらにー ゆめのーおーもさ抱えたまーまー
この先この歌聞く度にフレイを思い出すのか・゚・(つД`)・゚・。
MADの第五期OPここの歌詞使って頂きたかったけど無理な希望だろうなぁ。
『PINK ROSE』ショートバージョンには入ってなかったし。と、どうでもいい話ですた。
昔のようにネ申が来ない静かなスレになったな。
・・・寂しい
つぎ来る可能性が高いのは217氏か黄昏氏だな。
もちろん他のネ申もお待ちしておりますぞ!
>>237 …それは、済まない事をした。あの歌が余りに当時のフレイにかぶってしまったもので、
勢いのままに書いてしまったが…そんな貴方にもう一つ切ないのでもぶつけて
みたくなった今日この頃。。。
>>238 スマソ…今日は無理…かも。
某スレでスペルバインダーの話題が出て…懐かしくなり
豪州のサイトを…巡ってた…。近いうちに…どれか投下したい…ね。
作品無しに恐縮なのですが、完結記念と言う事でお許しください。
色々と別の話(?)を考えていない訳ではないのですが、なにぶん自分は憑いた様に
書くタイプなのでしばらく充電期間を設けたいと思います。
ここからは、制作の裏話を一つ…
もうちょっと洗脳カガリは動かしたかったのですが、話の尺の関係上オミットしました。
実は、ラスボスはカガリの駆るプロビデンス二号機で、アスランの乗るジャスティスと戦うというものでした。
このアイディアは相当気に入っていたのですが、MSという隔たりを考えた場合、 板にそぐわないという理由で泣く泣く没になりました。
洗脳カガリとアスランVSカガリの二つはちょっと捨てがたいので、いつかリボーンさせたいと思ってます…
期待せずに待っててくださると光栄です……
あ、あとマリューさんの話も書きたいなぁ。
それと、皆さんカッコイイサブタイトルをつけているので便乗して自分も一つ。
『紅』。
くれない――流れた多くの血とアスランとカガリが感じた二人をつなぐ、暖かい感情の象徴。
みたいな意味合いです…
では、またお会いできる日がくる事を願って…(来るよな?)
乙です!
いつも(*´Д`)ハァハァだけでなく楽しませていただいてホントありがとうございます。
色々構想があったんですね〜職人さんはスゴイナァ
充電期間をおくとのことですが、戻ってきてくださることを切に願ってますよ!!
南極に◆T/HLq95UzM氏のSSの挿絵が…(;´Д`)ハァハァ
リクした香具師出てこい!
∩
( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
/,. ノ i .,,E)
/ /" / /"
_n グッジョブ!! / / _、_ ,/ ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ / _、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( / ( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽ フ / ヽ ヽ_//
245 :
217:03/11/12 02:12 ID:b7o6Bjhz
ID:QWNAwp88氏
本当、乙でした。すごく、二人が二人らしくて。
文章が綺麗で…見習わなくてはと思いますた。
次回作は構想済みですか。待ってますんで、納得のいくものを書いて欲しいと思います。
>>238 ん…と、きっと明日か明後日の今頃には何とか…
まぁ、Possessionの続きでいいの…なら。
なんか、微妙に鬼畜要素がないでもない気が…
>>241 お疲れ様でした。
アスカガのMSバトルは見たいですねえ。
オーブが回収したイージスにカガリが乗って…とか、本編でやらないかとちょっと妄想してた時期があったりして。
しかし、エロを混ぜると途端に難しくなりそうですね。
コクピットプレイでしょうか。
昨日はあく菌で書き込めなかったyo!
>QWNAwp88氏
お疲れ様です。綺麗な終わり方にひたすら感動しますた。
充電期間明け楽しみにしております。
ID:QWNAwp88さま
アスカガ完結お疲れ様でした。とても綺麗な表現の連続で素晴らしかったです。次の作品を楽しみにしています。
うちのアスカガも何とか完結したすた。また長くなったので、ちまちま投下していこうかな・・。
>248
完結しましたか! 楽しみにしてました!
一気にばばーんと投下しちゃって下さい。お願いします。
250 :
217:03/11/13 00:47 ID:kdCPk0X3
え…と、とりあえず続き投下します。
いままで書いたことないジャンルで、もうだめぽな感じw
書けども書けども終わらず、どこで区切ればいいかわからないし。
まぁ、暇な人は読んでやってください。スルーでも構いませんが。
>>50-59の続き
キラをラクスの部屋へと運んだアスランは、カガリを追っていた。
「カガリ、待てよ!何怒ってるんだ!?」
アスランが廊下でカガリに追いついて肩を掴む。
「別に私は怒ってなんか……それより、ラクスにちゃんとお礼は言ったのか?」
どことなくつんけんした表情で答える。
「おいおい…まさかそんな事で怒ってんのか?」
「な、何で私が…!!フン、それより、お前の部屋を借りるからな!」
アスランに本心を言い当てられ、少し顔を赤らめるが、カガリはスタスタとアスラン
の部屋に足取りを進める。
「え…何で?」
「キラが心配だからだよ!私はこの艦に部屋がないんだ!……まったく、アイツはい
つも人に心配ばかりかけて……」
「そっか…」
アスランはカガリが帰らないことを聞いて、少しほっとする。
別れの刻が少し延びた事。キラが倒れているからとはいえ、嬉しかった。
戦いが終わって、二人で今、同じ時を生きている。
しばし無言のまま歩いていると、アスランが口を開いた。
「…また生きて、お前に逢えてよかったよ」
「…バカ」
「守るって言ったのに、結局、俺が守られっぱなしで…」
「そ、そんなことないって!私もいっぱい助けられたぞ!お前だけじゃない。キラ
や、キサカや…あとは、名前も知らないけど青いガンダムの…」
「ああ、イザークか。そっか、俺、まだアイツにお前を助けてもらった礼も、事情も
何も話してなかったな…」
アスランはそう言うと、体の向きを変えて、カガリとは別方向に向かう。
252 :
217:03/11/13 00:51 ID:kdCPk0X3
「あ、おい!どこに行くんだよ?」
「お前を助けてもらった礼を言いに…大切な、仲間…なんだ」
アスランはそう言い残すと、カガリには目もくれずに行ってしまった。
一人廊下に残されたカガリ。なんだか少し腹が立ってくる。
(仲間ったって、プラントの奴なら礼なんかこれからいつでも言えるじゃないか!
…私はいつ帰らなきゃいけないか、分からないのに…)
アスランの部屋に入り、彼のベッドにバフッと倒れこんだ。
何となく彼の匂いがした。そんな気がした。
(ま、今すぐ礼を言うってのが…アイツらしい、か…フフッ…)
結局は、そこが彼のいいところでもあると再認識して、一人で笑みを浮かべ始める。
そんな事を考えていると、ドアの向こうから声が聞こえた。
アスランか?にしては、早すぎる。
「カガリ、そこに…いるの?」
「…キラ!?」
それは紛れもなく、今まで倒れていたキラの声だった。
「う、うん。まぁ…入れよ」
少し驚いたカガリだったが、キラが回復したならいい事だと思い、部屋に招き入れ
る。
キラもカガリの呼びかけに応じて、部屋に入ってきた。
どこか彼の顔には翳りがあるものの、元気そうで血色も戻っていてカガリは安心す
る。
253 :
217:03/11/13 00:52 ID:kdCPk0X3
倒れてしまったのも、無理もない。
これまで、彼は幾度となく命を削って生きてきたのだから。
それを思うと、カガリはあることを思った。
私がキラを…戦いに導いたんだ。
けれど、キラはずっと私を…助けてくれた。
…言わなきゃいけない言葉があった。
「ちょうどよかった。私、お前に言いたいことがあったんだ…ってキラ、お前大丈夫
か?」
「え…何、が?」
キラの心を操るクルーゼは一瞬どきっとする。
まさかとは思うが気付かれたのだろうか?普段のキラとは違うことを。
「いや、何つーかさ、目…とか。何か、輝きがないっていうか…お前らしくないって
いうか…」
「ラクスにも言われたよ。疲れてるだけさ…」
「そっか。なら、いいんだけど…な」
暫し不思議そうな目で、キラを見つめるカガリ。
しかし、すぐにキラに背中を向けて照れくさそうに口を開き始めた。
「あー、その…な。言いたかった事っていうのは、さ。ありがとうって言いたかった
のと、ゴメンって言いたかったんだ」
「…どうして?」
「ありがとうって言ったのは、お前に何度も助けられたからさ。ゴメンって言ったの
は、もし、さ。私と逢わなければお前は、こんなに戦わなくても、傷つかなくても…
よかったのにな。私に逢ったから、私を逃がそうとしたから、キラは…ストライクに
乗るようになったんだ」
「……」
「だから…さ、その…私のこと、恨んでないか?」
254 :
217:03/11/13 00:53 ID:kdCPk0X3
キラに振り返って、カガリは伏せ目がちに口を開く。
カガリの様子を見たキラの口元は歪む。
「…恨んでなんか、ないよ」
「そう…か?そう言って貰えると、本当…助かるよ…」
「ただ、これから君には僕を恨んでもらう」
「え…キ…ラ…?」
カガリをそっと抱き締めると、そのまま彼女の唇を貪るように奪う。
「んっ…!?何す…キラ…んっ…」
キラの突然の行為に驚くカガリだったが、抵抗しようとしても、身体を抱き締められ
て引き離す事が出来ない。
目の前にあるキラの瞳はやはり輝きはなく、いつもの彼はもちろん、覚醒した彼にも
ないほどの危うさが感じられた。
(違う…コイツ…キラじゃ…ない…!!)
舌をがむしゃらにねじ込んで、彼女の舌を掴み取ると、激しく絡めあわせていく。
キラの腕の中で、カガリの体から次第に力が抜けていった。
「は…ぁ…あっ…」
涙を流し、頬を真っ赤に染めながら舌を絡ませていく。
キラはゆっくりと彼女から唇を離す。
「どう…して、こんなことするんだ…?」
「君はこれから弟の僕に犯されるんだよ。これからずっと、弟に犯されたという十字
架を背負って生きていくんだ…!!」
(近親相姦。これほど道徳に反するものはないからな)
二人の関係を利用した、クルーゼの目論見だった。
255 :
217:03/11/13 00:54 ID:kdCPk0X3
ビリビリッ…!!
キラが、カガリの服を手で引き裂いていく。
白い肩が露になり、下着をも手を掛けて、上下共に剥いでいった。
「や…ぁ…!!」
「さあ…!!僕を憎め!人は、憎しみ無くして生きてはいけないのだから…!!」
(カガ…リ…逃げ…て…!!)
「お…まえ…?」
キラの異常な行動、言動を恐れながらも、カガリはキラの本当の声を聞いた気がし
た。
やはり、目の前にいるキラは、キラじゃない。
しかし、そんな思いを裏腹に、キラの指はカガリの秘所を責め立てていった。
「…!?ひぁっ…ああっ!やめ…ろぉ…ふぁぁ…!」
「何だい…弟に触られて感じているなんて…変態だね」
「くっ、うぅ…キラ…何があったかは知らないけど、頼む…戻ってきて…ひぁん…」
カガリがキラから与えられる愛撫に耐えていると、キラはズボンを脱ぎ捨て、自分の
ものをカガリに突き刺していた。
「あっ…!!ああああ…!!」
「んっ…きつ…カガリ、君の初めての相手はアスランじゃない。…僕だ。弟だ」
「……ぃ…ゃ…あ…!キラ…!」
ずぶずぶとカガリを気遣うことなく、己のものを深くまで挿入していく。
「さぁ…僕を憎めばいい。何も、何も見えなくなるまで…それより、どう?弟に犯さ
れている気持ちは?」
256 :
217:03/11/13 00:56 ID:kdCPk0X3
「はあっ…あっ、ん…お前、やっぱりキラじゃない…」
「…まだそんな事を」
「キラは、キラは…こんな事しない」
「…君に僕の何がわかるっていうんだ?」
「知ってるよ。泣き虫で、バカで、訳わかんなくて、危なっかしくて…でも、優し
い。人の痛みが何なのか、誰よりも知ってる。そんなお前が、こんな事する訳がな
い… 今回もさ、お前…また一人で戦ってるんだろ? …ゴメン。お前の痛み、わ
かってあげられなくて…」
カガリは涙を浮かべてキラを優しく抱き締めた。
すごく、暖かくて、優しくて…
…昔、感じた事がある。いつだろう?
確か、海。海が見えた。アークエンジェルの…甲板。
「カ…ガ…リ…?」
「よし…よし…」
キラの背中を何度も、何度も…手のひらでポンポンと優しく叩き続けた。
子供をあやす様に、優しく抱き締め続けた。
キラの心は泣いているから。
いつしか、キラの瞳からは涙が止め処なく溢れ出していた。
(ええい…涙だと…! こざかしい…キラ・ヤマ……ト…)
カガリの想いに応え、キラは涙と共に自我を取り戻す。
おそらく、クルーゼはまた自分を征服する。
だから、言わなければならないことを。
何を言うべきか、整理も出来てない。けれど…
257 :
217:03/11/13 00:57 ID:kdCPk0X3
「カガ…リ! 逃げ…て…」
「キラ…? キラだな!?」
「僕は今、僕であって、僕じゃ…ない。操られ…て、ぐぁっ…!!」
「キラ!!」
カガリは一層強くキラを抱き締める。
「僕は、今…ラウ・ル・クル……に…! うああああ!!」
「キラ! おいっ…! キラッ!!」
キラは叫びを上げたかと思うと、彼の瞳が瞬く間に再び黒く、侵食されていく。
自我を侵食されたキラは、自分を抱き締めるカガリを突き放し、四つん這いの体勢に
させて、再び自分のものを挿入する。
「あぁ…あああっ…! キ、キラァ…!!」
もう、彼はキラじゃない。カガリは瞬時にそれを察知した。
おそらくは、本当のキラが言った、心を操っている存在、ラウ・ル・クル…
名前を最後まで聞けなかったが、今のキラはそいつなのだろう。
「さっき僕は何を言った!? …言うんだ」
カガリの髪を掴み、首を上げさせ、片手では彼女の腰を掴み、腰を振り続けていく。
後ろから突きこんでいるため、キラが腰を打ち付けると、カガリの尻肉と腰が当た
り、淫らな音を立てた。
「キラじゃないやつに…なんかっ…言えなっ…ひゃぁっ…!ああ、ああぁ…」
キラは腰をさらに強くカガリに打ち付けていく。
「言わないと、止めないよ…?」
「…絶対に、言わなっ…あはっ…! ひ…ん…」
「言うまで、何度も犯し続けるよ。何度も注ぎ込むよ…」
カガリが、あくまでも「キラ」に言われた事を話さないので、キラは大量の精液をカ
ガリの中に放つ。
「あっ…!!あはああ!出…出て…るぅっ…!! ふァッ…あああ………!!」
キラは精液を放出させながらも、腰を動かし、カガリを犯し続ける。
258 :
217:03/11/13 00:58 ID:kdCPk0X3
「苦しいだろ…?それとも、気持ち良すぎるのかもしれないけど…どっちにしろ、早
く言わないとおかしくなっちゃうよ?」
「ひあ…ふうっ…やああっ…! そんなっ…動かないでぇ…動く、なぁっ…!!」
「なら、早く言ったほうがいいよ」
キラが腰を強く打ち付けていくと、放出したばかりで萎えた肉棒が、再び固くなって
いく。
「ああっ…! またっ大きくなっ…てぇ…」
「早く、言いなよっ…じゃないと、また僕…出しちゃうよ…!?」
「い、やぁっ…! 絶対っ…! 絶対言うもんっ、か…!」
「…そう…」
キラは静かに冷たく言い放つと、カガリの首筋に舌を這わせながら、再び大量の精を
放つ。
「…!? あっ…ああああ! い、いやっ…やぁぁっ…!!」
カガリの中を、再びキラの精液が犯していく。
「いやいや言ってる割には、すごく締め付けてくるけど…? カガリ?」
「やめ…ろ!キラの声で私を呼ぶなっ…!!」
カガリは涙混じりの目で、顔を真っ赤に染めてキラを睨む。
キラは、真っ黒な瞳でカガリを見つめ返し、笑う。
「…こんなに吸い付いてきて。また僕出しちゃいそうだよ? 早く言ったら? …言う
んだ!」
「…言わ…ないっ…!」
どんなに犯されようと。おかしくされてしまおうと。
絶対に、言わない。
もし、ここで言ってしまえばキラはどうなる?
アスランやラクスに、誰がこの事を告げる?
カガリは、意地でも言うわけにはいかなかった。
キラを、助ける。その為には、なんだってする。
いつも、助けられてばかりで… だから。
今度は私が、助ける。
259 :
217:03/11/13 01:00 ID:kdCPk0X3
「ああっ…!あっ…あ…ふああああっ…!!」
キラに、三度目の精を放たれる。
そのまま再びキラは、腰を激しくカガリに打ち付けていく。
「言え…言うんだっ…!」
「や…だ…、絶対…言わ…ない…ひうっ……ああっ!」
…………
「ふあああっ…!!」
「くっ…出すよ…!!」
…………
「やっ、あ…だ、駄目…もうっ…あああああ!!」
…………
あれから、何度少女の声がこの部屋に響いていたのか、知らない。
カガリも。キラ自身も。クルーゼも。
「くっ…気絶…したかっ、クソッ…!!」
カガリは何度も、何度も、絶頂の波に耐え続けてきたが、とうとう気を失ってしまっ
たらしい。
こうなってはもう、彼女が何を言われたか、聞き出す術はない。
キラの心を覗こうとしても、キラは必死になってカガリに話したことだけは隠してい
て、簡単に覗くことは出来なかった。
(やはり、私の存在を喋られたのだろうか?)
クルーゼは、少し不安になったが、この状況ではどうしようもない。
とりあえず今は、この場から退散する事しか出来ない。
アスランの部屋である為、アスランが来れば面倒になるからだ。
(…知られたと思うのがやはり妥当か…!! くっ…思いのほか早かった…)
キラは、ゆっくりとアスランの部屋の外に出る。
260 :
217:03/11/13 01:01 ID:kdCPk0X3
(どうやって三人を誰にも知られる事なく始末するか…これを考えねば…)
キラの身体は、自分の部屋へと向かう。
そこで、今後の対策を練るために。
しばらくして、アスランが自室に戻ってきた。
自分のベッドで気を失うカガリが、すぐに目に入った。
「カガリ!?」
アスランはすぐにカガリを抱き起こした。
が、彼女が裸であることに気付き、目を伏せながら自分の上着を彼女の身体に被せ
る。
「カガリ!カガリ!」
「…あす…らん…?」
虚ろな瞳が開き、アスランを捉える。
すると、その瞳からじわっと涙が止め処なく溢れ出し、アスランに抱きついた。
「う…うわぁぁ…! 私…私っ…!!」
「カガリ…何なんだ? 何が…あった…?」
「…私!キラを…キラを…助けられなかった…!!」
彼女から帰って来た答えは、アスランにしてみれば理解できなかった。
自分の大切な人が、裸で泣いていて、キラを助けられなかったと自分を責めている。
何が…起こったのだろう?
「…キ…ラ…! キラを、キラを…助けられなくて…!! 私…キラを…!!」
「カガリ…落ち着いて、まずは…」
「私…!私はっ…!!」
ずっとキラを助けられなかったと自分を責めるカガリ。アスランの胸の中で泣き喚
く。
それはいつか、キラが泣いていたのと同じ思い…
喚く声は悲しく、切なく…部屋の中を響き渡る。
カガリが正気に戻ったのは、この30分後―――
「Possession ―全ては、彼の為に― 」 に続く…?
261 :
217:03/11/13 01:04 ID:kdCPk0X3
とまぁ、こんな感じです。
一応、続きも書いてはいますがこの先、次の得ろに辿り着くまでいつまでかかるやら…
得ろが…出てこない。
自分のやりたいように、と言ってくれた人もいましたので、もし、次投下するとしたら得ろはないと思います
すまんなり。
>217氏
ふおおお! 夜更かししてよかった! ネ申よ!
アスランのベッドの残り香を感じてしまうカガリたんに激萌え!
というかツボっす!!
ところで、ここ、漫画とかあげて大丈夫ですか?
いつのまにか職人さんが増えてますね〜良かった。
これからも頑張って下さい。
以前、SSを投下させて頂いたものです。
話を完結させてから南極へといった形になっていたかと思いましたが
転載されていなかったようなので、このまま放置しておいて下さい。
よろしくお願い致します。
自分にはここの敷居は高すぎたようでした。
あのときはありがとうございました。
>>249 お待たせしてスミマセン。明日から少しずつ投下していきます。一気だとかなりのレス数になりそうだし。ごめんなさい(; ´∀`)
>217氏
乙です。217氏はキラカガのイメ−ジが強い。217氏のペ−スで頑張ってください。応援してます!
>>263 そんなこと言わずまた来てくださいよ〜。悲しくなっちゃいますよ・゚・つд`)・゚・
さて前スレのアスラクの続きを投下します。
果たして覚えている人はいるのだろうか・・。そして今まで以上のバカ話しになっております・・。
聞く立場から聞かれる立場へと逆転しラクスは動揺するが、今なら自分が望むことにアスランが応えてくれるかもしれないと思い、口を開く。
「アスランに・・舐めて頂きたいですわ」
アスランはラクスのその願いに応えラクスの乳首をペロリと舐め赤ちゃんのように吸い付いた。
「あぁん・・アスラン」
(もう我慢できません・・早くアスランと結ばれたいですわ)
ラクスは乳房をペロペロと舐められ、燃え上がった欲情が押さえられずアスランに懇願する。
「アスランっ!私を抱いてください!」
「ちゅぱ・・ん・ラクス!?」
夢中で乳房にしゃぶり付いていたアスランはラクスの言葉に顔を上げる。
「ああ、わかった!」
真面目な顔でそう答えるとラクスの身体を引き寄せ抱き締めた。
「・・これでいいか?」
どうやら無垢なアスランは、抱く→抱き締める、と勘違いしているようである。
「違いますわ!アスラン」
(アスランは何て純粋で疎い方なのでしょう・・私が貴方を教育して差し上げますわ!)
「ち、違うって・・じゃあどうすればいいんだ」
ラクスの言葉にアスランは困惑の表情を浮かべる。
「抱くということは、アスランの息子さんをお馬さんの交尾のように私に突き刺すことを言うのですよ」
「なんだって!?俺の息子!?」
俺にはまだ息子は居ないと苦悩するアスランにラクスは実践した方が早いとズボンのベルトに手をかける。
「なっ!何をするんだ!?ラクス!」
慌てるアスランに構わずカチャカチャと器用にベルトを外し、ズボンを下着ごとずり落とす。
「わぁああっ!ラクス!」
アスランは真っ赤になりながら手でいちもつを隠そうとするがラクスはそれを阻止する。
まるで種が弾けたかのようにラクスはアスランを征服していく。
「あらあら、アスランの可愛らしい息子さんがお見えになりましたわ」
そう言いながらアスランのモノを摘む。
「息子!?・・ラクスはこのことを言っていたのか!」
妙に感心しているアスランにラクスはまだ反応していないソレをフニフニといじり出す。
「うっ・・ラクス!」
その感触にアスランは反応し声を詰まらせるとラクスは歓喜の声を上げる。
「まぁ、アスランのココが別の生き物のように変化してきましたわ」
まるで生物調査隊のようにマジマジとソレを観察するラクスにアスランはなすがままになってしまう。
「うふふ、本当に可愛いですわ。・・・決めました!この子を私のペットに致しますわ!」
なぜか息子からペットへと降格してしまったアスランのモノはどんどん固さを増していく。
「お名前はどうしましょう・・そうですわ!イ−ジスちゃんはどうですか?」
「はぁはぁはぁ・・なんでもいい・・うぅっ」
アスランのモノを上下に擦りながら聞いてくるラクスに勝手にしてくれと快感に悶えながら思う。
「まぁ・・イ−ジスちゃんがお漏らしを・・」
先走りの液で濡れた先端の窪みを指で掬い取る。まるで本当のペットの世話をしているかのような献身さである。
「ラ、ラクス・・はぁはぁ・・もう限界だ・俺のイ−ジスが爆発しそうだ」
苦しそうに言うアスランにラクスは立ち上がり下着を脱ぎ捨てる。
「わかりましたわ、アスラン」
そう言いアスランの上に跨ると腰を沈める。
「はぁうっ!ラクス何を!?」
自分のものが温かく狭い穴に入っていく感触に身体が震える。
「あぁん・・これが抱くと言うことですわ、アスラン」
苦しそうに腰を上下させるラクスにそこまでして自分にこれを教えてくれたことを感謝する。
「はぁはぁ、ありがとうラクス。よくわかった!後は任せろ!!」
「えっ?・・あぁっ!ひゃあぁっあん」
すべてをマスタ−したアスランは激しく腰を動かしイ−ジスを内壁に擦りあげる。
「うっ!俺のイ−ジスがっ!」
「ああぁっ!イ−ジスちゃん!」
次の瞬間ラクスの中でイ−ジス弾けた。
「・・やっと私の願いが叶いましたわ」
「ラクス?」
行為後、ソファ−にもたれながらアスランを見つめる。
「私、ずっとアスランとこうして愛し合いたかったのです」
「・・ラクス、すまない。俺が鈍感なばっかりに」
「うふふ、そんなアスランも大好きですわ」
そして互いにキスを交わす。
「・・ラクス、俺のイ−ジスがまた・・」
その言葉にイ−ジスを見るとまた勃ち上がり震えていた。
「あらあら、イ−ジスちゃん、お元気で何よりですわ」
ニッコリ笑うと2人は再び身体を重ねるのであった。
END
>ポチ氏
禿藁。相変わらずポチ氏のアスランはお馬鹿さんですねw
まさしくエロパロですな。
>ポチ氏
シリアスすれ違いアスカガ楽しみに待っておりやす
完結編どうなるのか気になる〜
大人カポーもコソーリお待ちしています…
アスラク投下して即バイトへダッシュしたのでコメント書けなかった・・。
焦っていたせいか217氏へのレスも変だ・・。正しくは217氏といえばキラカガって感じがします。と言いたかったのです。スミマセン。
>>271 自分の中ではアスランは頭は良いけど天然な設定なんですよ。本編とは全然違うけど(; ´∀`)
>>272 あまり期待されると辛いですwこれ書き終わってマジでシリアスダメポな気持ちになりました。ドキドキ・・
>>273 大人カプはノイナタがいいっす!!あとノイフレとかノイマリュとか・・とにかくノイマンが好きなので・・どなたかノイマンを書いて下さい・・。
前々スレでアスラクをリクくださった方ありがとうございました。遅くなってしまい申し訳ないです。少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
年の差カポーも良いんだが。
31話からフラミリとかな。フラアサとか。カナーバ遺作とかな。
他にはキラナタとか。ヤバいところでキラエルとか。
ありえない系カポーといえば、個人的には遺作とラクスとか見てみたい。
実は熱血系で、さりげなくラクスファンな遺作が
キラとすっかり仲良しこよしになってしまったラクスを見て何を思うか
想像すると哀れで面白くて仕方ない。
しかし本編にないカップリングは、いまいちシチュが浮かばない自分。
ここでシーゲルカナーバと言ってみる。
カナーバが20代前半だったことに驚いた。
>275
キラナタ激しく同意! 一票!
フラミリを…フラミリを おながいします
俺…遺作のジュール隊にいた部下の娘に萌えてたんだけど…。
遺作×姫カットって…無理がありまつね。
ノイナタが(・∀・)イイ!
ノイ×マリュ
サイ×マリュ
どなたが戦後のマリュ姐さんを、救ってあげてください゚・(ノД`)・゚・
傷の舐めあいってことで、キラマリュなんかもどーだ?
何か、ミサトとシンジを連想させなくもないが。
つーか、キサカなんかもどうでしょう。どうでしょうってもな。
>>283 そうか、キサカはタッシルの出で家族が居ないということを言っていたからそこら
あたり生かせるかなあ。
>>280 >遺作×姫カットって…無理がありまつね。
新シャア板の日記スレの「姫カット」日記は萌え〜ですよ。あれを発展することもなんて思ったりして。
オバカな話しはけっこうおもしろいですね。たとえばこんな(コピペ・エロ版以外のですが)
(1)
「よぉ、嬢ちゃん、食堂か?ところでキラ知らないか?・・・ん?知らない?そうか。わかった・・・ってなんで何も言わないんだ? ・・・お〜い・・・」
「あっ、カガリさん、フラガ少佐見かけませんでした?・・・え?あっちの方向にいるってこと?・・・・・・どうもありがとう・・・」
「よぉ、オーブの姫さん・・・なぁAAのミリアリアって奴見なかったか?・・・ってお〜い・・・・・・どこ行くんだよ?・・・・・・・・・なんか言えよ・・・」
「・・・キラ・・・そんな格好で何やってるの?」
「・・・いや、ちょっと暇だったから・・・・・・ってアスラン、僕がわかるの?何もしゃべってないのに?」
「何言ってんだよ・・・何年親友やってると思ってるんだ。そんなかつら被ったくらいで俺がキラのこと間違えるわけないだろ。」
「アスラン・・・・・・(涙目)」
(2)
キラ・ヤマトは緊張していた。
おそらく彼の短い人生の中で今最大の山場を迎えようとしている。
今までに潜り抜けてきた数々の修羅場と同じくらい、いやそれを超えるかも知れない。
「(ここを・・・この扉の向こうに・・・僕が長年憧れていた秘密の花園がある・・・放映開始以来ずっと気になっていたマリューさんの生着替えが僕を待っている・・・かつら良し!服良し!バスターの座席にカガリのふりして画鋲をばらまく
実験も成功!『お前のせいで本当に痔悪化になったじゃねぇか』とバスターの彼に怒られたのはカガリ!そう今の僕はどっから見てもカガリだ!!
そしてついさきほどマリューさんが中に入ってくのも確認した!後は何か忘れ物取りに行くふりして・・・・・ぬかりは・・・無い!いざ突入!!!)」
ガチャッ! バンッ!!
「ん?・・・・・・えっ!!?・・・・・・あ、あたし・・・?」
「?どうしたの、カガリさ・・・!?えっ、カガリさんが2人ッ?・・・」
「アスラン、僕・・・何か間違ってたのかな・・・?イテテテ」
「何も間違っちゃいないさ・・・男として何も・・・ただ最後の詰めがちょっと甘かった・・・それだけさ・・・ホラ、薬が上手く塗れないから動くな・・・・・・・・・・・・・」
「・・・アスラン・・・・・・(涙目)」
まあこんな感じの話しをまた見たいですね、エロ入りで。
>>280 個人的に全然OK。しかし、名前が分からんからどうしようもないよな……。
激しく読みたいんだが……その子の話。
よしえにしとけ。
>288
ごめん。マジでうけた。
あんた最高!
サイマリュちょっと萌え
誰かサイネタをきぼんぬ(;´Д`)
遺作×よしえ(;´Д`)
遺「おい、そこの!」
よ「なんでしょうか?ジュール隊長。」
遺「や ら な い か?」
・・・漏れが書くと微妙。
よしえの画像ってない?
なんで、よしえよしえって呼ばれてるの?
よしえっていうのはイザークの姉か彼女らしい。
サンクス!もっと公式なのない?本屋五件ほど回ったんだけど
資料集売ってなくて
設定資料集3に載ってるらしいが、誰か持ってるヤシうpしる!!
うぷして!お願い
ヨシエが公式になりつつあるのか
私は心の中でリン(千と千尋)とよんでいた。
よしえ祭り中にすまそ。
勢いで書いたびみょーな、キラアスカガうぷしま。
トイレでばったりとキラはアスランに出会った。
幼年学校で一緒にトイレに行ったこともあるが、それはどちらかが誘い合っての事だし、
男同士そうつるんでトイレに行くこともない。
大分気まずい。
「やあ。アスラン」
気まずい思いを消そうとキラが声をかけてくる。並んで立って放尿し始めると、やはり
お互いのものは気になるもので、つい、チラリと覗いてしまう。
お互い微笑んでしまう。
どちらも「勝った!」と思ってる模様。
気がついて無言で小便に集中する。
「…やっぱ僕のが大きいよね」
とキラが言えば、アスランが鼻で笑う。
「あ、何それ? 馬鹿にしてる?!」
「いやいや。別に。俺には劣るけどね」
「僕のが大きいよ!」
「いーや、俺だ!」
暫く喧々囂々とやりあっていると、入ってきたサイが「馬鹿か? こいつら?」とばかりに
苦笑いを浮かべる。
「お前ら」
「何?!」
二人に睨まれて一瞬引いたものの、サイは体勢を立て直し、眼鏡を上げた。
「どうでもいいからチンコしまえよ」
慌ててチャックを上げる。皮をはさまなかったのが奇跡だ。
「サイも見たよね! 僕とアスランどっちが大きかった?!」
時々キラの事が本気でわからなくなる。今がその時だ。
「別にいいだろ。そんなもの。大きくたって小さくたって、妊娠させられるんだし」
コーディネーターってこーいう奴ばかりなのだろうか? ふと現在味方になってる、
コーディネーターの顔を思い浮かべる。イザーク、ディアッカ、ラクス。どなたも
かなり問題ありの様な気がする。優秀な分だけ壊れてるのか、それとも、年相応な
だけなんだろうか。そうか、子供だ俺達。戦争で忘れていたが、サイ達はまだ子供の
年齢なのである。一人納得いって頷く。
「あー、もう! サイじゃわかんないよ! いいよ。カガリに聞こう!」
「望むところだ!」
何でカガリ?
サイは心の中で激しく突っ込んだ。
------きちとり------
こっからちと、シリアスになるので苦手な方はスルーおながいします。
------きりとり------
パラパラと書類を捲って部下に指示をあたえる。ナチュラルでも速読は訓練すれば身につくのだ。
つい、コーディネータと比べてしまいがちだが、カガリは政治面においてはかなり優秀だ。軍事から
街の復興まで一手に指揮を引き受けてしまい、ここの所休む暇もなかったが大分めどが立ってきた。
「とても助かる」
皆にかけた言葉に皆カガリに向かって微笑む。ウズミの忘れ形見とも思っているが、この頭首を皆
認めているのだ。
「これが終わったら少し休みが取れますよ」
「いいな。少し疲れたんだ。正直言うと。こんなに机にへばりついてたのは初めてだしな」
キサカの言葉にほっと笑みを漏らす。その笑顔はまだ十六歳の少女のもので、こんな仕事を押し付け
てしまっている自分達が酷い大人のように感じる。
「だったら今からでも平気ですよ。あとは我々の仕事ですから」
「しかし」
「カガリ様。ご自分がまだ子供だという事を忘れてはいけません。一瞬しか無い時間なのですから」
子ども扱いしてるわけではないのが判って、カガリは照れて嬉しそうに顔を伏せた。
「そうか。では少しだけ休ませてもらう。休日終わったらまたバリバリ働くからな」
カガリはそういうと部屋に引っ込んだ。制服の襟元を緩め、突然訪れた休みに、さて、と、呟く。
「キラとアスランでも誘って街に行ってみるか。復興状況も気になからなぁ」
やはり休んでいても考えてしまうのは国の事で、気がついて苦笑してしまう。ショーツとブラだけに
なった時にいきなりドアが開いた。
「カガリ!」
切羽詰ったキラの声に何事かと振り返る。真っ赤な顔で口を押さえてるアスランと同じく赤くなり
ながらもしっかりと見ているキラが目に飛び込んでくる。咄嗟にカガリは制服を投げた。
「インターフォンをならせ! 馬鹿!」
オーブの作業着に着替えるとドアを開く。
「で、何だ?」
「「どっちがでかい?」」
二人いっぺんに詰め寄るのでカガリが後退する。
「何の話だ? 身長か? 身長ならアスランの方が見た目にも大きいと思うぞ」
「ちがうよ! ナニだよナニ!」
「はぁ?」
「チンポ」
キラの顔面に鉄拳が飛ぶ。
カガリは真っ赤だった。当たり前だろう。年頃の娘に性器の話をして、顔を赤らめない娘はそういない
と思う。
「ば、バカヤロウ!」
カガリの性格を大分読んでいたアスランはあえて言葉を口にしなかった。
「僕の方が大きい!」
「いいや、俺だね!」
「(放送禁止用語の為割愛)」
がっくりと肩が落ちる。休日初日がこんな事になるなんて、考えても見なかったのだ。
「いい加減にしろ! だいたい、何で私にきくんだ!」
「だって、姉弟かもしれないから」
「恋人だと思ってるから」
ドサクサにまぎれてアスランがさらっと告白する。まじめな顔のアスランに二人はどう突っ込みを
入れようか迷っていた。冗談なのか本気なのか表情が読み取れない。アスランとしては大真面目に告白
したつもりなのだが、チンコの話題で喧々囂々と討論してる所では、いくらロマンチックな台詞でも
そりゃぽしゃる。
「ちびの癖に…」
かっちーん。
キラにとって身長の話は禁句である。それでなくても男として、低い方なのに。
「童貞のくせに…」
かっちーん。
「ぶきっちょ」
「生え際後退」
かちかちかちーん。
カガリは重いため息をついた。まだナチュラルでは未成年の年齢の彼達にソープでもいってこい!
とも言えず、かといって、基地内でナンパしろともいえない。
「おまえらさあ、何でそんなくだんない事で喧嘩するわけ?」
「くだらなくないよ! 男にとっては凄い重要な事なんだから!」
へーへー。余計な事言わなきゃ良かったと反省するが、その一言に二人でチンコ談義に花が咲き、
カガリとしては「はよでていかんか、このうつけ者ども!」と叫びたかったが魂の抜けたように
むなしい笑い声を上げるのが精一杯だった。余計な事に口を出して巻き込まれたくないと言うのが
本音だ。
よしえ(俺的には赤ナナシと呼びたいが)と遺作、ココに書いたら俺痔の時見たく荒れないか?
いや、読んでみたいし、書いてみたいんだけどさ……
「だから、カガリ、僕とアスランどっちが大きいか比べてみてよ!」
「なんでそうなるんだ!!!!!」
「頼む!」
アスランにまでお願いされてしまい、窮地に立たされる。
「わかったよ。見ればいいんだろ?! ロックかけとけ!」
こんな所を誰かに見られたら、多分カガリはその場で憤死するだろう。
うわ! マジで出したこいつら!
いきなり下半身裸になる二人の行動に慌てて目を押さえる。
「ちゃんと、見てよ!」
どうもさっきからキラばかりが興奮して叫んでる。かといってアスランも冷静ではなく、
赤くなりながらもしっかり下半身を脱いでカガリに見せてる。
見た目そう変わってるふうではない。少々仮性包茎なのもキラ達の年齢にしては当たり前の事だ。
医学書のペニスを思い出し、比べてみる。
「普通より大きいんじゃないのか? 仮性は年齢としては当たり前だし。ちゃんと毛とかも
生えそろってるし、長さも太さも同じくらいだと思う」
と、冷静に判定してしまう。
アスランが慌てて前を隠す。よほど恥ずかしかったのだろうなとカガリは呆れたため息をつく。
後悔するならやらなければいいのにとも思った。
「あ、たってる」
キラの一言に思わず見てしまう。
「キラ!」
恥ずかしそうに叫ぶアスラン。
「見られて興奮したんだ。へー」
後ろに黒い羽でもついてるのかと思うようにキラが微笑んだ。思わぬ事態、いや、予想はしてたが、
実際目の前で男に勃起されようとは、カガリは赤くなると言うより青くなった。キラの行動がなんと
なく予想できて、多分、チンコ騒ぎはキラの計画の一部かもとか疑い出せばきりが無く、どうやって、
二人を放り出すかぐるぐると頭の中で画策してるが、考えれば考えるほど真っ暗になっていく。
「もう」
「大方、カガリの裸でも想像したんだろ?」
言いかけたところにキラが割ってはいる。
確信犯だ。
確信、まさに文字通り。二人を近寄らせずに机の向こう側に回ろうとするが、キラが見つけてしまい、無邪気に笑いながら近づいて後ろからカガリの胸を持ち上げるように揉んだ。
------きりとり------
すいません。何か長いので今日はここまでにします。
うわ、315切らないであげちゃったーー;ゴメソ。
ひき続きよしえ(赤服)祭りをお楽しみください。
>>團鬼八氏
深夜から乙です。
こうゆうノリのお話好きなので楽しかったです(^∀^)
さて自分もよしえ祭りの中申し訳ないですがアスカガの続きを投下しようかなと・・・
あぁ、風邪ひいたっぽ。皆さんも風邪ひかないようお気をつけ下さいませ。
ベッドに静かに横たわる少女。ピンク色の髪と雪のように白い身体が僅かに震えている。
その上に覆い被さるとギシギシとベットが軋み音を立てる。
初めてカガリ以外の女性の肌に触れ首筋に唇を這わせ吸い付くと簡単に赤く染まった。
自分が彼女に触れた証、アスランは身体全体にそれを刻みつける。
「・・はぁ・ん」
触れる度、身体を震わせ声を押し殺すラクスに彼女は初めてなのかもしれないと思う。
「・・ラクス、君・・キラとは?」
思わず出てしまった言葉にラクスは微笑む。
「キラとは・・まだ・・」
その言葉にドクドクと心臓が高鳴る。もしかしたらキラの中にもカガリがいるのではないかと・・・。
「キラは私を愛して下さっていますわ」
そんなアスランの心中を察したのか迷いの無い瞳で見つめる。
「・・・しかし」
愛しているなら何故抱かない?
自分ならその人のすべてが欲しい、そう思うのが普通だろうと考えていた。
「愛の形は一つではないのですわ、私がキラを愛するのと貴方がカガリを愛することと同じように」
「・・・・・・」
カガリの名が出てアスランは沈黙する。
「じゃあ何故君は俺に抱かれようとする?君たちは心だけ繋がって俺達は身体だけしか繋がっていないと?」
身体だけしか繋がっていないと初めて口に出してアスランはそれが現実なのだと実感せざる終えない。
苦痛に歪むアスランの顔をラクスは優しく撫で包み込む。
「苦しまないでアスラン、貴方達の心は繋がっていらっしゃいますわ」
「・・何を?君に何がわかるんだ!」
その言葉にアスランはラクスの衣服を破り捨て高まる感情を叩きつける。
「・・私は貴方を・・愛していましたわ」
露になった乳房を掴み乱暴に愛撫を続けるアスランに優しく話しかける。
「・・でもそれは次第に・・もっと大きなものになって・・死を求め戦う貴方を守り見守りたいと・・・」
「・・ラクス?」
「私は・・貴方の幸せをいつでも願っています・・」
まるで母親のような慈愛に満ちた顔を見せるラクスにアスランの心が揺れる。
あの時からずっと見守って正しき道へ導いてくれたのは君?
それもまた別の愛の証
「貴方の幸せはカガリと共に居ること・・私はそのためにアスランのお力になりますわ」
−−だから苦しまないで
ラクスは優しくアスランを抱き締める。
「・・ラクス・・俺は・・」
自分の過ちを許し理解し支えようとしてくれるラクスの温かさに手を止める。
「優しいアスラン・・貴方の気持ちはきっとカガリに届きますわ」
キラを愛する気持ちとはまた別の愛・・まるで母性の愛のようにラクスはアスランを抱き締め包み込んだ。
その愛にアスランの心も癒される。
「・・すまない・・ラクス、君にはいつも迷惑ばかりかけて」
俯くアスランにラクスはいつものように微笑む。
「私は何も気にしていませんわ、アスランが笑っていて下されば私は幸せなのですから」
「・・ラクス」
初めて会った時に見せた子供のようなラクス。そして今、俺の目の前にいるラクス。
本当に俺は君のことを何も知らなかった・・いや、知ろうとしなかったんだな。
(・・俺は本当に救いようの無いバカだ)
そして幾分気持ちが落ち着いたのか、ラクスの乱れた姿に慌てて毛布を掛ける。
「すみません、ラクス。今、シャワ−の準備を」
顔を赤くして立ち上がり浴室へ向かうアスランにラクスはクスッと笑う。
「いつものアスランに戻ってくれましたわ」
ラクスは嬉しそうに毛布に顔を埋めていると奥の扉、もう1つある部屋から物音が聞こえその方向へ歩み寄る。
「・・誰かいらっしゃいますの?」
そっと扉を開け、中を覗き込むとその光景に驚きの声を上げる。
「・・まぁ、これは・」
そこにはアスランが作ったであろうユニットが床狭しと置かれてあった。
「これはカガリへのプレゼントですわね」
ラクスを呼びに戻ったアスランにその中のハロを手に取り見せる。
「・・それは君にあげようと思っていた物だよ」
そう言うとラクスの手を引き扉を閉める。
「アスラン、あれには貴方の想いが込められていますわ・・そしてその想いを伝えたい人に渡さなければ意味は無いのですよ」
「・・想い・・か」
ラクスの言葉に薄く笑い浴室へ向かう。
「確かに俺は今まで物を送ることでしか想いを伝えることが出来なかった・・でもカガリには自分の言葉で伝えたくて・・・」
でもその想いは届くことは無い
「・・アスラン」
「さぁ、ラクス。シャワ−を」
半ば強引に浴室へ押し込み扉を閉め、自分の想いの結晶が眠る部屋を見る。
毎日少しづつ愛しい人を想い作ったもの。
カガリが自分の気持ちを受け入れ愛してくれたら渡そうと思っていた。
しかしその日は来ることはなくて・・。
今頃カガリはキラと楽しそうに町を歩いているに違いない。
彼女が帰って来たら最後にもう一度だけ伝えてみよう。
カガリ、愛している・・君は俺のことをどう思っている?
「・・カガリ」
返ってくるであろう返事を思い浮かべるが、それは自分にとって最悪な結末ばかりで体が震え鳥肌が立ち忘れていた体の痛みがよみがえる。
どうして君のことを考えると、こんなにも心が痛むのだろうか。
痛い、熱くて胸が苦しく思考が停止する。
「・・このまま・・」
死んでしまうのもいいのかもしれないと思う。
そうすればもう苦しむこともなく彼女の心の中に俺の存在を今より焼き付けること出来るかもしれない。
−−でも2度と彼女に触れることは出来ない
視界が薄れる中、アスランは愛しい人の名を呼んだ。
−−カガリ
そして暗闇の底へと落ちていった。
NEXT→FAINAL
>ポチ氏
真夜中にF5連打させる罪な神。キタ―――(゜▽、゜)!!
夜更かし万歳! 最初からキュンキュン胸がなった作品でしたので、
続きまってました!! 大詰めですね。続きがきになります。
>ポチネ申さま、キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
胸の苦しくなるストーリーで目が離せなかったけどそんな日々ももうすぐ完結なのですね。
ああ・二人とも愛しすぎる!!
あげてしまった!ごめんなさい!
>團氏
おばかキャラ好きです。
タイミングの悪い告白をかます空気読めないアスランも
「童貞のくせに…」 とムキになるキラも
頬そめながらもしっかり二人のモノを観察するカガリも(・∀・)イイ!
>ポチ氏
待ってました!続きうぷされてないかと毎日覗きにきてました。
>どうして君のことを考えると、こんなにも心が痛むのだろうか。
>痛い、熱くて胸が苦しく思考が停止する。
この描写せつなくてイイッス。
次回Lastですか、嬉しいようなもっと続いて欲しいような。でも楽しみです。
ところで諸氏
ジュール隊の姫カット=よしえ で決定ですか
>ポチ氏
アスランとラクスは未遂だったんですね、ヨカタ・・
さあ、アスランはカガリの誤解を解く事が出来るのか?ガンガレ、アスラン!
ツヅキガキニナルヨー。
團氏とポチ氏、乙…。俺もなんか書きたいけど、時間と予算が…。
みなは…携帯のSEEDボイス、もう聞いた…?
俺はボーダフォンだから…聞けた…けど…。スレ違いでスマソ…。
MBSは今日から再放送か。
早いね。
>>312 俺痔はオリキャラだから荒れたんじゃないの?よしえ(仮)は実際に種に出てるし、大丈夫なんじゃ?
>>312 思い切って…姫カットはナナシーで…いいんじゃ…?
よしえって確か…ラジ種で遺作の中の人が言ってた冗談じゃ…。
「遺作には『よしえ』っていう婚約者がいまつ」というネタ…。
遺作の中の人のリアル恋人の名前がよしえってんだろ? 別にそれをつかっても良いとは思うがナナシーでも構わない。 ただその場合当て字でもして和風な感じにキボン。
ナナシ(かたかな)でも発音が(カガリ)と同じだと違和感が無いね。
漢字にするとしたら那成とか?
ヨシエでいいじゃん
SF気分で読みたい人はアクセントをヨに置けば無問題。
メシエ78とかの発音でヨシエ
ヨシェでもよし。
>>336 なるほど…∀のソシエやメシェーと同じ発音…って解釈で…いいのかな?
「……そこっ!」
漆黒の宇宙空間で閃光が走る。
「副隊長!一旦戻って下さい!!」
部下から通信が入る。ナナシのゲイツは左腕が破壊されていた。
「まだ!まだいける!!私はまだ三機しか倒していないっ!……っ!四機めっ!!」
再び、闇が一瞬だけ光へと変貌する。
「私は…私は隊長に部隊を任されたんだからっ!隊長が帰ってくるまで……誰一人殺させるもんかぁぁぁぁ!!」
接近して来たダガーを切り捨てる。ナチュラルが乗ってるからって油断できない。
アラスカでダガーが配備されて数ヶ月が経つ。その間、激戦をくぐり抜けたMSのパイロットはざらにいる。
とくにダガーの上位機種と見られる機体、ロング・ダガーには連合のエースクラスの人間が乗っている。
もっとも、ナナシはこのロング・ダガーが嫌いだ。理由は簡単
「私より弱いくせにっ!隊長みたいなMSに乗ってっ!!」
視界に入ったと同時にビームライフルでロング・ダガーを追撃する。
ナナシも数えるほどしか戦場に出てないが、今日まで生きてきた。
それに自分は赤だ!最初に渡された時はその重みなんて分からなかった。でも今は誇り!この重みは私を強くしてくれた!!
『赤服っていったて、俺は何も出来なかった。クルーゼ隊長やグゥド=ヴィノアは別に赤じゃないしな。だが、俺の知っている赤は凄い奴ばかりだ。……お前も含めてな』
ナナシはイザークに、隊の報告に行った時の事を思い出していた。
『そんな事は無いです!隊長は私の一番尊敬する人です!!私なんか結局、一機も撃墜することはできなかった……』
ナナシは反論した。初陣の事は苦い思いでだった。
『あの時言ったろう?生き残っただけでも大したものだと。俺だって初めて戦場に出たときは体の震えが止まらなかったさ。……今の話、他の奴には秘密だ』
違います、隊長。隊長はあの時、私達新兵をそれとなく守っていたでしょ?
ピィー!!
一瞬の回想も、レイダーの機械音が掻き消す。
「っ!!何っ!?」
爆発の中から追加装甲・フォルテステラを脱ぎ捨てたロング・ダガーが現れる。
(とっさの判断で脱ぎ捨てた?)
気を抜いていた自分が情けない。しかし、反省は後でするものだ。ナナシはビームライフルの引き金を引いた。
カチ……
絶望的な反応。弾切れだ。ビームサーベルを抜く暇もない。
(隊長!ごめんなさい!!)
ナナシは死を覚悟した。しかし、ナナシに死は訪れなかった。
「だから、戦艦に戻れって言ったんだ!」
彼女を救ったのは、クルーゼ隊で一緒だった兵士だった。女なのに自分の事を“俺”って呼ぶ人だった。
隊長はパナマで彼女に助けられたと言う。隊長が話す彼女の印象はいかにも戦友って感じで、なんだかんだ言っても信頼しているようだった。それがちょっと悔しかったのは秘密だ。
「俺の隊は俺を残して全滅だ。っーか、イザークの奴、自分の隊ほったからして何処行ってやがる!」
チュウカナベシールドという、彼女専用の武器で、敵の攻撃を防ぎつつ、二人は母艦に着艦した。
「隊長は……連合の新型MSを倒しに行きました」
「デュエルでか!?無謀だっ!くそっ!整備兵!早くしろっ!すぐ出るっ!!まったく、馬鹿はディアッカだけでいいってのに!」
確かに、デュエルは今のMSの中じゃ型落ちもいいところだ。けれど……
「……隊長は負けません!私はデュエルに乗っている隊長が負けてる姿なんて見たことがありません!」
ナナシは叫んだ。その声は格納庫全体に響いたが、そんなことにナナシは気づいた様子もなく続けた。
「だから…だから私は!隊長が戻ってきたときに、ジュール隊誰一人欠けずに隊長を迎えれるようにしなくちゃならないんです!!」
>團鬼八氏
お互い夜更かしさんですね。あの顔文字にワロタw
>>326-328 どんな反応が返ってくるかドキドキだったけど、とりあえずヨカタ・・。最後は皆さんが納得出来る終わり方だったらいいな。
>>329 結構、未遂にするか最後までやらせるか悩んだんですが、そこはアスカガ小説ってことで未遂にしときました(;´_`)
>黄昏氏
暴打フォン持ってないです・・。漏れもアスランボイス聴きたいよ〜。所詮うちはAir'Hさ〜(遠い目)
で、姫の名前はヨシエなんすか?・・・自分の脳内ではナナ・シ−にしとこ・・・
「……わかった。さぁ!そうと決まったら、俺はこの船を守るぞ!だからとっとと補給しろい!」
そう言うと、彼女はメカニック達に激を飛ばしはじめた。ナナシのゲイツも、修理を終えたようだ。
「突貫でシグーの腕を付けました!少し反応が鈍くなるんで気ぃつけてっ!」
チーフが通信を入れる。
「了解!」
「……それから副隊長、全員生きて帰りましょうぜ、不死身のジュール隊って呼ばれる位に!」
ニッと笑って喋るチーフ。
「そりゃ、カッコイイ。絶対自慢できるぜ!」
「ナンパの成功率も上がるってもんだ!」
「あんたってそれしか無いのぉ!?」
「祖国の為にもっ!」
「……生き残る」
部隊のみんなも次々と相づちを入れてくる。
「もちろんっ!!」
ナナシは力強く答え、彼女のゲイツは再び戦場へと駆けだした。
「イザーク……良い仲間を持ったな。必ず帰ってこいっ!」
ナナシのゲイツの軌跡を見ながら、黒赤黄の覆面マスクの艦長は呟いた。
「シールドの件、感謝する!それじゃあな、ディアッカ」
「アレェ〜行っちゃうの?」
宿敵であったAAに戦友を送り届けると、イザークは再び戦場に戻ろうとした。
「あぁ、これでも隊長だからな。部下は放っとけん」
「勝手に動いたのソッチでしょうが」
「まぁな」
いいものだ、とイザークは思った。訳あって敵味方に別れた友と再び道が交わった。
「はは〜ん、女でも出来たとか?」
「なっ、何を言うっ!」
「おぉ!まさかビンゴとはね!」
「貴様ッ!計ったな、キョシヌケェ〜!」
そう言った後、二人はどちらからともなく笑った。
「ああ、そうだ、アレ持ってけよ。スッピンのデュエルじゃ、ツライだろ?」
ディアッカが指さした先には、ストライカーパックの一つ、アグニがあった。
イザークは少し苦い顔をする。
「あぁ、イザーク、お前の顔に傷つけた奴はフリーダムのパイロットだ。今、ストライクに乗ってたおっさんは死んじまってよ……」
いいながら二人は、それぞれのストライクとの妙な因縁に、思いを馳せていた。
イザークは顔の傷を撫でた。少年時代経験したこの戦争は、彼らの中で間違いなく青春の思い出となるだろう。
イザークにはもはや傷を消すすもりは無かった。失ったモノ、手にしたモノ、そこに確かにあった記憶の証明だから。
「あのおっさんは守りたい人を守って死んだ。だからイザーク、お前の事も守ってくれる筈さ」
いつもの軽い調子のディアッカでない。死んだと思っていた時、再び戦場で会い相見えた。敵味方として。“話し合おう”と彼は言った。彼もこの戦争で感じた事があったのだろう。
「お前にもあるのか?守りたいモノ」
「あるさ。っていうか出来たんだ、守りたい人が。じゃなきゃ国を裏切ったりしねぇって」
「そうか」
「親父には迷惑かけて悪かったって、頼むわ」
「自分で言え、きっともうすぐ戦争は終わるさ」
ジェネシスが破壊される所をイザークは見た。アレはあってはならない兵器だったのだ。
「アスランが壊したんだってさ」
友の気持ちを読んだらしく、ディアッカが説明した。
「そうか……奴には結局負けてばかりだな」
「平和に……なるかねぇ?」
「俺達は若いんだ……じっくりやればいい」
「そういう考え方、グィレイトゥ!だねっ!!」
「ふん」
アグニを装備したデュエルは、AAを飛び去った。帰る場所へ。
赤き光は数多の命を喰らっていく。
「……あと2発か……」
アグニがあって助かった。デュエルのスラスターは一機破損していて、デュエル自身限界が来ていた。
「もうすぐ……休ませてやるからな」
NJの影響下の中で通信できる限界まで周波数を広げる。
「……ガッガッ…ピー……ちょう……ジジッ……イ……クた……う…ジッ……」
懐かしい声が聞こえる。ほんの数時間前に別れたばかりだというのに。
「ナナシかっ!みんな無事かっ!?イザークだっ!!」
だんだん音声がクリアになっていく。部隊全員の声が聞こえる。
(守れた!最後の最後にっ!!)
「隊長!!」
ボロボロになったゲイツ達がイザークを迎え入れる。
「お前ら、情けないぞ、それでもザフトの兵士か?」
「隊を放ったらかしにしておいて何言ってるんですか。隊長のデュエルだってボロボロのくせに」
両脇を支えられてデュエルが船内に着く。
「泣いているのか?腰ヌケェ!」
「隊長だって!」
「えっ!なっ泣いてなどいないっ!!」
戦局は膠着した。ザフト、連合共々一旦和平を行うしか無いだろう。
(母上を説得するのは骨が折れるな。しかし、場合によっては第一線を退いて貰わなくては)
イザークは少年の甘さで、物事がよいふうに進むと思っていた。
しかし、その期待も簡単に切り捨てられる。
「兄貴っ!!大変だ!!プラントでクーデターが起きた!!」
「なんですってっ!?」
イザークは飲んでいたミネラルウォーターを思わず手放した。
もっとも、無重力であるからその容器は宙に流れるだけだが。
ナナシの悲鳴もイザークには届かなかった。
345 :
312:03/11/15 21:16 ID:fgUPoXMc
ホントはエチーまで書き上げるつもりだったんだけど、疲れてきたんでとりあえず出来た分だけ。
俺も>285と同じく日記スレのナナシに燃えて萌えてしまった人間なので、この話はあの日記に準拠しました。
あと、團鬼八 氏、途中でカキコしてスマソ
ナナシかヨシエ(ヨシェ)で意見が分かれてるけど…
この際、「ナナシー(ナナシ)・ヨシェ」か「ヨシェ・ナナシー(ナナシ)」
と苗字と名にしてしまえば…無問題…かも。スレ違いで…ゴメン。
(;´д`)ガ-ン
割り込みすまなんだ!初割り込みで鬱・・。
逝ってきます。
早速キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
南極の挿し絵に(゚д゚)ウマー
マジでカワ(・∀・)イイ!
依頼した人、good job!
ヨシェ・ナナシィきぼん
351 :
217:03/11/16 00:25 ID:AnrSRqbw
よしえ祭りの邪魔してスマソ
>>團鬼八氏
楽しかったです。明るい話、俺も書きたいですね。続きを切にきぼん。
>>ポチ氏
アスラク、リクしてたんで楽しく読ませてもらいました。アスランがバカでw
アスカガ、次で終わりですか…どうなるか楽しみにしてます。
>>349 南極の挿絵マジで(・∀・)イイ!!よな。
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アがとまらんよ。
@人のうち
PCは自分のなのでこっそり途中まで上げます。
小説のみですみません。
「うわ!」
「カガリって、意外と胸、でかいもんね。凄い柔らかい」
肩に顔を乗せて話されると、首筋に息がかかり、ぞわぞわと鳥肌が立ってくる。
普通にさわられる分には問題ないのだが、軽く撫でられたりするともう駄目である。
「キラ!」
抗議しようと振り返ると、丁度唇がぶつかってそのままキスされてしまう。慌てて
顔を離すとカガリは拳で唇を拭った。
「乳首発見」
「わ、ばか!」
赤くなりながらもアスランは食い入るように見ていた。好きな女の子が見せるエロティックな顔。
これで興奮しない方がおかしい。興奮どころか自分の手で触れないことが悔しくてカガリの前に立つと
その顔を持ち上げてキスをする。
やばい! 最悪の展開だ!
カガリは思わず顔をしかめる。
「カガリがほしい?」
キラがカガリの服をたくし上げ、ブラをずらしながらアスランに聞く。アスランの右手を持ち上げ
はみ出した胸に触れさせた。さらに指で押し上げアスランの指は乳首をさがす。
こんちくしょー!
キラに悪態をつきながら触るか触らぬかといったアスランの指を感じて身体をよじる。
もう片方はキラが同じく乳首をつまんだりしている。
「やっぱりえっちって気持ちいいよね」
あっけらかんと笑いながらキラが言うがカガリはそれ所ではない。アスランに長々とキスされて
酸欠状態に陥ってるのだ。鼻で呼吸すればいいのだが、鼻息が相手の顔にかかるというのも何だかとても
女として屈辱的な気分だったのだ。僅かに開いてる口の端からかろうじて空気を補給してるのだが、
いかんせん今度は首が痛くなってきた。酸欠と首の痛みのダブルパンチだ。
我慢の限界に弱々しくアスランの胸を叩いてみるが、鼻息荒く夢中でキスしているアスランが
気がつくはずも無く、カガリの行動に気がついたのはキラだった。
「アスラン。がっつくなよ」
ぐいと、アスランの頭を向こうに押しやると一度に取り込む多量の空気にカガリは咳き込んだ。
痛む首を押さえて俯く。兎に角どうにかこの二人をまかないと、仮の休み、半日とはいえ貴重な休みだ、
一分一秒だって無駄にしたくない。
「お前ら、いい加減にしろよ」
何とかもがいて二人の手を外そうとする。アスランは申し訳なさそうに自分から手を引っ込めたが、
キラはしつこく楽しそうにカガリのオッパイを揉んでる。
「いいでしょ? 別に、エッチ楽しいし。気持ちいいし」
悪気とかそんなものは本気でないらしい。気持ち良いからエッチするというのが彼の定義らしい。
「お前、お前だっていったじゃないか! 私達は姉弟だって。だったら、これは」
「だってさー。十六年も赤の他人として暮らしてきたんだよ。カガリと姉弟っていうよりは、
アスランと兄弟ってほうが、全然違和感ないよ」
確かに、姉弟だと判らなかったら、きっとキラに恋をしていたに違いない。
それに関係がわかるまでの気持ちは恋心だということも否めない。言い方が失礼だが穴埋めのように
現れたアスランに強烈に引かれていってこれでよかったのだとも思ってる。
「しかしだな。いいか。姉弟とわかった以上。っておい。何してる」
ぷちぷちとブラのホックを外し服を脱がせようとしているキラと目が合う。
それこそ天使の(カガリがそう見えるだけ)微笑を浮かべる。
「挿入しなきゃいいんでしょ? だったら、物凄い気持ちいい、オナニーと思えばいいじゃない」
殴ってやろうかこいつ。カガリが拳を握り締めた瞬間、そっと触れるアスランの手があった。
貴公子とばかりに微笑む彼の姿にときめき状態に陥り見とれている隙にキラが上半身から服を奪ってしまう。
こ、ここまで。
どうやら消灯時間らしい。ちゅーか私しか起きてない。
明日の555の為にここの家は早寝です・・・。
>團鬼八氏
乙です。しかしキラは黒いですねw早く続きが読みたいです!アスランにも色々やらせてあげてくださいねу=( ゚∀゚)・:タ-ン
アスカガの続きを投下してもいいだろうか・・
「アスラン!!」
浴室から出たラクスは目の前の光景に驚き叫ぶ。
そこには床に倒れたアスランの姿があった。
「アスラン!アスラン!」
駆け寄り声をかけるが反応はなく触れたその体は熱を持ち息が荒い。
「・・こんなに熱が」
何故先程、彼に触れた時に気付いてあげられなかったのだろうとラクスは自分を責める。
「アスラン・・アスラン」
熱で紅潮した頬に触れ意識を覚醒させようとする。
「はぁはぁ・・カガリ、カガリ」
うわごとのようにカガリの名前を呼ぶアスランの上体を起こし背中を摩る。
「大丈夫、カガリはもうすぐ戻りますわ」
言いながら立たせベッドへ横たえる。
吐き気と胸の痛みを感じるのか苦しそうに顔を歪めるアスランの手を握り、汗で張り付いた前髪を撫でる。
「・・アスラン」
心配そうに顔を覗き込んでいると人の気配がし振り返る。
「・・カガリ?」
そこには呆然と立ち尽くすキラとカガリの姿があった。
カガリは今にも泣きそうな顔でこちらを見ている。
「カガリ、アスランが・・」
「嫌だ!聞きたくない!!」
早く彼の傍に来て欲しいと呼ぼうとするとカガリは耳を塞いでボロボロと涙を流し部屋を飛び出した。
「カガリ!待って!」
それを追おうとするラクスの腕をキラが引き止める。
「ラクス・・君・・」
アスランと何があったか問いただそうとするのはわかったが、今はそれ所ではないと彼女らしくなく焦りキラにアスランを託す。
「キラ、アスランをお願いします!」
そう言い、カガリを追い部屋を出た。
もう何もかも終わってしまった・・彼は私から離れてしまう。
そんなの嫌だ!離れたくない!傍に居たい!
「あぁあ・・うわぁあぁん!アスラン・・やだよぉイヤだ・・うぅっ」
廊下の隅で耐え切れず蹲り泣きじゃくる。
まるで小さな子供のように体を震わせ息が出来ない程激しく声をあげて泣く姿はとても痛々しい。
「・・はぁはぁ・・カガリ」
走って来たであろうラクスの声にピクリと反応する。
「カガリ」
声をかけ体に触れると涙でグショ濡れの顔を上げる。
「ひっく・・うぅ・・ラクス」
バスロ−ブ姿のままでカガリを追って来たラクスのはだけた胸元と腿には赤い痣が浮かんでいて、アスランとの行為を認めざる得ない現実に胸が締め付けられる。
「お願い・・ラクス」
「カガリ?」
「お願い!私からアスランを取らないで!!」
ラクスに縋り必死に懇願するカガリの姿にこれ程まで相手を愛しながらうまく気持ちを重ねられない不器用な2人が愛しく感じ抱き締める。
「カガリ、私は貴方からアスランを奪ったりなんて致しませんわ」
安心させるように言うとおずおずと顔を上げるカガリに優しく微笑む。
「確かにアスランは私を抱こうとしましたわ」
ラクスの言葉にビクンと震える。
「しかしそれはカガリ、貴方を愛しているからですわ」
「・・私を?・・そんなの・・理解できない」
カガリにはラクスの言っている意味がわからない。
「アスランはずっと貴方がキラのことを好きだと思っていたようですわ」
「なんで私がキラを?」
意外な言葉に目を丸くするカガリにラクスは言葉を続ける。
「だから私を抱いてキラと貴方を結びつけようとした」
「そんなの勝手じゃないか!私は一言もそんなことを言ってないのに!」
アスランの理不尽な行動に非難の声を上げる。
「ええ、貴方は何も言っていない・・アスランへの気持ちさえも」
その言葉に思い出す。
自分は何も彼に伝えていないし、今考えるとキラの名を出した時の彼の表情はどこか寂しげで・・。
「・・でも・・でも」
まだそれが信じられないとゆう顔のカガリの手を引き歩き出す。
「やだっ・・どこに行くんだよ」
黙って嫌がるカガリを引っ張りアスランの元へ向かう。
「ラクス!」
アスランの部屋へ入った2人を出迎えたキラは不安そうな顔をしている。
「・・アスランが」
その言葉にアスランの顔を覗き込むとまだ息を荒くし先程より苦しそうにしている。
「アスラン!?どうしたんだ?」
その様子にカガリは彼の傍に寄り添う。
「カガリ、こちらへ来てくださいな」
そう言い手招きをして奥の小部屋へと導く。
「ここ、アスランは入っちゃダメだって・・」
自分はそう言われていたのにラクスは入れたのかと思うと悲しくなる。
そしてその扉を開き中へ入ると光が差し込み眠っていた様々なユニットが動き出す。
「うわぁ!な、何!?」
飛び回る2つのハロと床をカシャカシャと歩き回る物体に声を上げる。
「これは皆、アスランが貴方の為に作った物ですわ」
それは金色とメタリックブル−のハロとカニ型ロボットだった。
「・・これが?」
どうしてこれが自分に作られた物なのかわからず首を傾げる。
「よく見て下さい、カガリ」
そう言われよく見てみるとハッとする。
「・・金色のハロは私?」
カガリの髪の色のハロともう一つのメタリックブル−のハロはアスランなのだろうか、2つのハロは仲良く飛び跳ねている。
そして沢山のカニ型ロボットに初めて彼と出会ったときのことを思い出し涙が溢れた。
「これ・・初めてアスランの笑った顔見たんだ」
あの時はお互い敵同士、しかしこの出会いが2人の運命を変えた。
彼もそのことを忘れてはいなかったのだと思い嬉しくなる。
「アスランには貴方が必要ですわ、カガリ」
「・・ラクス」
「彼を宜しくお願いしますわ」
そう言い残しキラとラクスは部屋を出てアスランとカガリ2人きりになる。
「アスラン、ごめんな」
熱にうなされる彼の額に触れる。
「はぁはぁ・・カガリ?」
うっすらと瞼を震わせ目を開けるアスランにカガリは手を握り声をかける。
「アスラン!おまえ大丈夫か?辛いか?」
「大丈夫だ・・カガリ。それより・・・キラと・・楽しかったか?」
自分のことよりカガリのことを気遣う彼の言葉にまた涙が流れる。
「バカ、そんなこといいから病人は大人しく寝てろよ」
「・・・ああ、すまない」
「私がずっとおまえの傍に居るから・・だから・・な」
そう言うとアスランは安心したように眠りについた。
彼が目を覚ましたら言おう・・私の気持ちのすべてを・・・
とりあえずまだ続きます・・本当に無駄に長くてスマソ。あと2回に分けて投下させてください。では・・
ポチ氏、リアルで乙…華麗…。罪作りな…男だな…アスランは…。
俺も…555見なくちゃいけないから…
>>108の続き書いて…落ちるよ…。
「カガリ…泣かないでくれよ…」
痛みに耐えながら、アスランは笑う。それはカガリを慈しむかの様にも見え、彼自身を
嘲笑するかの様でもあった。ただ、無言のまま笑顔で…。
「ヒック…ヒック…うん…」
アスランの笑顔に触発されたのか、カガリはやっと泣くのを止めた。
どことなく余裕のない笑みであったが、カガリを泣き止ませるには十分効果があった
らしい。けれど、アスランには実質、余裕など残っていなかった。
「(いいんだ…この瞬間…お前が居てくれれば…それで…)」
寄り添うかのように、アスランはカガリの体に頭を垂れる。彼の髪や肩が揺れる度に
カガリは小さく「うッ」と声を漏らす。嫌そうではなさそうだが、やはり何処か気恥ずかしさ
を感じるのだろうか…宇宙(そら)にあがる前も何度か愛し合ったはずなのに、彼との行為
に至ろうとすると、いつもこうなってしまうのである。
「(…それはお前が今まで…穢れを知らなかったからだよ、カガリ…)」
カガリの鎖骨に唇を落とし、その次は発展途上の胸へと目標を変えたアスランが心の中で
呟いた。思えば、あの無人島の時だってよく考えてみればレイプまがいの行為だったかも
しれない。別に強要したワケでもないし、状況が状況だったので仕方ないと思っていた。
が、今思い出してみると、アレが自分と彼女の最初のコンタクトであったはず。
「(随分と…遠回りしてたんだなぁ…俺達…)」
そして現在(いま)…彼女はこうして自分の側に居てくれている。それだけで満足では
ないのか? いや、何かが足りないと思う。自分の死期を何となく感じ取り始めた今だから
こそ、こういう考えに達することができたのかも…そうだ、きっと、そう――――――。
「うぁ…んッ…やぁ…」
「カガリ…もっと…声、聞かせて…」
スルリと滑り落ちるアスランの左腕…ギブスで固定されていようが、痛かろうが、
そんなことはもうどうでもよかった。カガリの秘所に滑り込ませると、彼女は更に恍惚とした
【雌の表情】を自分に見せてくれる…今はそれが、とてつもなく楽しい行為に思えた…。
「(俺は…今…楽しい…?)」
時に人は、極限状態に陥ると自然とその状況さえも快楽に変えてしまう傾向にある、と言う。
それはコーディネーターであるアスランも例外ではなかった様だ。
今の彼はケガを負い、また次の出撃では再び帰還できるかどうかも分からないと言う二重の
リスクを背負っている。それが今、カガリと行為に浸ることでより強い快感を彼に求めさ
せている、と言えなくもない。それが、堪らなく心地いい…。
「カガリは…俺とこういうことするの…好きか…?」
「ふぁ…え…ッ…?」
一瞬、彼の問いかけにカガリは喘ぐのを止めた。が、すぐに先程とは比べ物にならない
程に顔を紅潮させ、己の胸に吸い付いている変態を引っぺがそうと、手を伸ばす。
「お、お前はまた…そういうことを私に言わせ様としてェ…」
「何だよ…別に恥ずかしがること…ないだろ?」
「い、いや、でも…し、親しき仲にも礼儀あり…って…」
「親しくなかったら…こういうことは普通…しないもんな」
引っぺがそうと迫るカガリの手を払い、アスランは少しだけ口元を緩めながら彼女の
耳元で囁いてやった。「親しい」という意味は、カガリにも分かる。でも、きっと自分から
アスランとの行為を「好きだ」などと言ってしまったら…。
「…別に俺は軽蔑しないけどな」
「わッ、私は…お、お前がヤリたいって言うから…つ、付き合ってやってるだけ…ヒック…」
また涙目になるカガリ。この状況はアスラン的に見て、どうか?
「(やっぱり…楽しいな…)」
だそうだ。カガリの泣く姿を見て楽しいと思えてしまう自分はある意味、残酷な男かも
しれない、とアスランは思う。もっとイジメてやりたい、もっと色んな表情を見せて欲しい。
そんな欲求が彼を支配し始める。今までだって、色々とカガリを辱める様な卑猥な言葉を
囁いたり、彼女がイクのを見て楽しんだこともあった。でも…。
「お前が好きだから…俺は自分を曝け出すことができる…だから、さ…カガリも…」
泣きそうなカガリの口に指を咥えさえ、耳元で再度呟く―――――――――――――。
「俺と一緒にいる時くらいは…な?」
ハッキリ言って説得力があるとかないとか、そういう問題ではなかった。
ただ、純粋にカガリが好きだから意地悪してみたい…ただそれだけ。子供じみた発想かも
しれないけれど、自分も彼女もまだ子供なのだから…。
「(俺、一応は成人なんだけど…)」
ここはカガリに合わせてやるか…と、アスランは小さく頷いた。が、そうすれば自分と
彼女は半年くらいの差が出てしまう。しかも彼女が年上だ…。
「な、何だよォ…今度は…そうやってダンマリ決め込んで…ジ、ジラすのかよ…ッ」
「ん、ああ…悪い…」
羞恥心と好奇心の狭間の様なカガリの言葉…アスランが聞き逃すはずはない。
何だかんだ言って、彼女は自分を愛してくれている。二十歳にも満たない自分達が「愛」を語るのは
聊か滑稽ではあるが、別に形容詞は関係ないだろう、この際。
「そうだよな…好きなら好きで…」
「んッ…ちょッ…そんなトコ…ぁあッ…」
「態度で表さないと…納得いかない」
もうカガリは目も開けられない。彼の視線、彼の言葉、彼の吐息、彼の仕草…全てが彼女
を狂わせる。否、狂うのではない。もともと穢れを知らなかった自分が穢れていく…きっと、
カガリは心のどこかで王族のプライドの様なものが邪魔して、素直になれなかったのだろう。
今までだって、十分すぎるほどキラには素直に接していた。でも、アスランだけはダメだった。
彼との関係が深まるにつれ、彼への愛が強まるにつれ、彼への募るにつれ…。
「(アスランが…遠くに行っちゃう気が…してた…)」
自分から彼に対して「好きである」という態度はあまり見せなかったカガリ。
むしろ、アスランの方がいつも積極的に自分を求めてくれていた。
それはとても嬉しかったし、自分を1人の女として見てくれる彼の存在は救いでもあった。
なら、自分から彼を求めたらどうなるのか。はしたない女と思われるのだろうか。
厭らしい女と思われるのだろうか。いや、違う。ただ、カガリは、ただ…。
「…どうした…今度は…そっちがダンマリか…?」
「私は…ただ…アスランがいなくなるのが嫌だったら…お父様みたいに、いなくなっちゃ嫌だったから…だから…!」
暁の車を見送って オレンジの花びら 揺れてる今も何処か…。
久々にEDに「暁の車」…。厨っぽい演出でゴメン…でも、もう
書いちゃったから…。文章ばっかりで…セリフほとんどないや…読みづらく
て、ホント(ry
ポチ氏のアスカガ終わると思って読んでたら、まだだったのね。
「……ん」
イザークは目を覚ました。暗く、狭いコクピットは死の棺桶とはよく言ったもので、目覚めは最高に悪い。
「隊長、起きました?」
「あぁ」
イザークとナナシは今、廃棄コロニーの中に居る。居ると言うより潜伏か。
『クーデターの主犯はアイリーンー=カナーバ。プラント内外の重要施設は全て制圧されました!』
オペレーターが状況を説明する。
『ザフトの議会は……ジュール議員とかはどうなったのっ!』
『今は監禁されているようです。連合との和平を進めています……っ!カナーバ議員は隊長の身柄の引き渡しを要求しています!!』
モニターに映るデータを目まぐるしく確認しながら、ナナシは絶望した。
『ざけんなっ!なんでプラントを守った隊長が拘束されなきゃならないんだ!!』
部下の一人が叫ぶ。
『本国に通信を入れろ。イザーク=ジュールは要求に応じ、本国に出頭する』
『隊長!?』
イザークの意外な反応にナナシは声を荒げた。
『ザフトの兵士として、プラントの平和を最優先する。どのみち和平しかない。今プラントが割れればそれは国力の低下に繋がる』
イザークはじっと目を閉じて話した。
結局、部下の反対に押されて、逃亡する事になった。
「ナナシ……俺についてくる必要はなかったろう」
共についてきたナナシにイザークは話す。
「私がいなきゃ隊長、プラントに行くでしょ?」
ナナシは笑って答える。
「ふんっ……」
「隊長はわかりやすいですね」
ナナシは苦笑する。そしてふと思った。デュエルのコクピットの中を見るのは初めてだと。イザークは決して他人を自機のコクピットに入れなかった。
(……あ)
ナナシはコクピットの中に写真があることに気づいた。
「……?っ!!」
慌ててイザークは写真を隠す。コクピットの中に写真があるなんて女々しいなんて思っているんだろう。
「な、何でもないぞコシヌケェー」
「なら見せてください」
「だ、駄目だ!傷が疼くだろうがぁ!」
そうは言っても狭いコクピットの中じゃイザークは分が悪い。ナナシに写真を取られてしまう。
「どれどれ……」
ナナシは写真をめくった。三枚ある。
一つ目は……クルーゼ隊が全員そろっている写真だ。イザークの顔にはまだ傷がなく、“黄昏の魔弾”の渾名で知られるミゲル=アイマンもいた。
「へぇ〜傷が無い隊長って初めて見ました」
美男子といった感じか。でもナナシは今のイザークの方が好きかなと感じた。
「……あっ……アデス艦長……」
ヴェサリウスが沈んでいく光景が蘇る。ナナシは次の言葉を失ってしまった。
「アデス艦長だけじゃない。そこに写っている奴らの殆どが死んだ。ラスティ、ミゲル、オーロル、マシュー、ゼルマン艦長、ニコル、それに隊長も」
ナナシの鼻先に冷たいモノが当たる。……泣いているんですね、隊長。
二枚めの写真は……ジュール隊のみんなの写っているものだった。
(隊長……)
三枚目をめくる。家族の写真だ。隊長と同じ色の髪の夫婦(もちろんジュール議員だ)、黒髪の女の人がいる。
「隊長って、お姉さんがいたんですか?」
しかし、一人だけ黒い髪。もしかして聞いてはいけない事だったかな?
「そいつはヨシエだ。俺の婚約者の」
「あ……」
そうだ。ザフトには婚姻統制がしかれている。まして議員の息子なら婚約者の一人はいるだろう。
「どうした?泣きそうな顔して?」
「え?……あ…」
ナナシは泣いていた。どうしてか?そんなことはわかっている。
「隊長は……ヨシエさんのこと、愛してるんですか?」
「な、何を聞くっ!」
「教えてくださいっ!」
思わずナナシはイザークに詰め寄る。イザークは気圧されてしまう。
「そりゃ、婚約者だからな」
「そうじゃなかったら?」
「何が言いたい?」
二人の間に暫し沈黙が流れる。
「……隊長は私の事、好きですか?もちろん異性として」
「………………好きだ」
顔を真っ赤にして、ぶっちょう面で答える。
「私……コーディネーターなんかに生まれなければ良かった」
「お、おいっ!」
ナナシはイザークに抱きついて泣きだした。イザークはうろたえはしたが、やがてしっかりとナナシを抱きしめてやった。
「馬鹿な事をいうな……」
「だって…好きな人と一緒になれないなんて……んっ」
言い終わる前にイザークはナナシの唇を塞いだ。
「ずっと俺の側にいろ。ずっとだ」
唇にまた暖かさが戻る。静寂の中で、イザークとナナシだけがいる。
「最後まで……していいか?」
「そういう風に聞くの、隊長らしく無いですよ」
目を真っ赤にしたナナシが笑った。そんなナナシをイザークは強く抱きしめた。
「んっ……あっ」
ナナシの口の中にイザークの舌が入る。自分とは違う熱を感じる。
「んんっ……ふぁ…」
イザークはナナシの歯茎を丹念に舌でなぞる。ナナシの口から泡だった唾液が水球となって溢れる。
(ん……ちょっと苦しい)
ナナシは顔を引こうとしたが、イザークは彼女の頬を押さえ、逃がそうとしなかった。
「あぅ……む…んぅ……は………ぷはっ!」
ようやくイザークがナナシを解放すると、二人の間に透明な糸が出来た。
「あ……」
ナナシは顔を真っ赤にする。同時に体がカァっと熱くなる。
「脱がせてやる」
「やっ、じっ自分で……」
「駄目だ」
底意地の悪い顔をしてイザークはナナシのパイロットスーツを脱がしにかかる。
(隊長って、好きな娘ほどいじめちゃうタイプだったんだろうなぁ……)
結局、イザークの好きなようにされながらナナシは本人に言ったら絶対ムキになって否定するだろうと思う事を考えた。
パイロットスーツを肩剥ぎに脱がされて、次にアンダーシャツを下からまくり上げられる。
軍人の悲しさで、小綺麗な下着じゃない。
(しょうがない……よね。それに隊長、そういうこと気にとめるタイプじゃなさそうだし)
それはそれで嫌なのだが。
「…………」
「…………」
「あ〜〜、隊長?」
「なっ何だ!?」
「そこ、親指と中指で挟んで捻るかんじで……」
「な、何のことだキョ、キョシヌケェ〜!ブラくらい外せるぞ!」
(取り合えず、フロントホックに気づかないなんて古典的な事はしなかっただけでもよしとするかな)
「くっ…皮を切らして肉を斬る!肉を斬らして骨を立つぅぅぅ!!…………ベキッ!」
(前言撤回。勘弁してよ隊長……)
「くっ……だぁぁぁ!コテ!メン!ドウォォ!!」
気まずさを勢いで乗り越えようと思ったか、イザークはいきなりナナシの胸を鷲掴みにした。
「やっ!い、痛いです!隊長ぅ!」
「す、すまない……」
パッとイザークは手を離す。
「…………」
「…………」
「……あの、隊長。別に触るなって事は……や、優しくして欲しいだけで……」
「あ、あぁ……」
ゆっくりと手を伸ばすとイザークはナナシの胸を下から揉み上げる。
「あっ……んっ…やっ……」
無重力の中でナナシの胸は形を変える。
「んっ……はぁ…も、もっと強くても……はぁん…いいですよ……」
「……ああ」
イザークは自身の手によって形を変えるナナシの胸に釘付けになり、感動していた。
(美しゅうございます、しぃ匠ぉぉぉ!!)
「あぁ……んぃ…ふぅ……ん…」
イザークは揉みながらナナシの乳房の先端を指で弾いた。
「きゃう!」
今度はゆっくりとさすってゆく。
「あ……いっ……んんっ……隊長……ああっん!」
思わず、そこにむしゃぶりつくイザーク。激しく吸いたてる。
「はぁ…んぁんはっ……あぁぁ……」
舌でこねくりまわし、先端を押しつける。力を抜くとそれは押し戻されて、ナナシの胸の弾力をイザークに示してくる。
「はぁっ…ふ……んんっ……なんか……隊長…あんっ……赤ちゃんみたい…あぅ……はぁくっ!」
コリっとナナシの先端に歯を立てる。いきなりの刺激でナナシは一際高い嬌声をあげる。
(もうっ!すぐにムキになるんだから!)
とは言え惚れたモンの弱み。自分の胸に吸い付くイザークを愛おしく思う。
自分の胸を押しつけるようにして、ナナシはイザークに抱きつく。
「む?く、苦しいぞコシヌケ〜」
「はんっ……そう言いながら…んっ……お尻…あっ……触って…はふっ」
「パイロットスーツからじゃよくわからんぞ」
そういってイザークの腕はナナシのパイロットスーツの隙間をぬって、ナナシの小さなお尻に触れる。
「やっ……あ…くぅ……」
イザークの手は、狭い空間の中でナナシの下着をづり下げながらナナシの小尻を撫でる。
もちろん胸への愛撫も忘れない。
「はっ……あぁあ…やぁぁ……隊長……」
イザークの頭にまわしている腕に力が入る。惚けた様なナナシの瞳はイザークだけを見ていた。
「ちゅっ」
乳房から唇を離すと、イザークは自分の唾液まみれのナナシの胸にキスをした。
「はぁはぁ……」
体じゅうで息をするナナシを見ながら、イザークはパイロットスーツのファスナーを限界までさげる。
ナナシのショーツは愛液で染みどころか、ぐっしょりと濡れたいた。
お尻にまわしていた手を一気に下げ、ナナシの秘所がイザークの前に顕わになる。
独特の匂いが、イザークの興奮を高める。
「可愛い奴」
「あっ……」
イザークは秘所に指を入れると、ぐるりと捻って愛液をすくった。
ソレをナナシに見せると、イザークは指を舐めた。
「やぁ……」
ナナシは顔を羞恥で真っ赤にさせる。
「美味しいぞ。お前の味だ」
「そ、そんなの……あんっ!」
再びナナシの愛液を指に絡ませたイザークは、ナナシの口に指を運んだ。
「んんっ」
その指はナナシの口内を陵辱したが、ナナシもイザークの指に舌を這わせた。
「あむ……はぁ…んっ……」
指とナナシの間の糸がなめかましい。
「ナナシ、パイロットスーツはきつい。出してくれ」
「ふぇ?……うん…」
よく考えれば、別にナナシがイザークのモノを取り出す必要はないのだが、そのことにナナシは気づいた様子はなかった。
「あ……」
ナナシは自分が解放したイザークの雄々しく隆起しているモノに顔を赤らめながら、凝視していた。
「ナナシのココ、また溢れてきたぞ。俺のを見ただけで興奮してるのか?」
「……うん」
(素直だな……ちょっとつまらん)
とは言え、上目遣いに媚びを売るような目でイザークを見るナナシの顔は、ひどく欲情を誘う。
無論、イザークとて早くナナシと繋がりたいと思うが、そこは明鏡止水の境地で押さえる。
さっきブラの件でしくじったので、もう少しイニシアティブを取っておきたいと思っているのだ。
「ん……え?やぁっ!た、隊長…そこは……」
ナナシの小尻の後ろに回していた手で、ナナシの愛液を掬い、肛門に塗りつけた。
「や、やめて……ぁん」
何度も何度も塗りつけたあと、指を侵入させる。まぁ、初めてなので一本が限界だ。
「ふぎぃ…や、やめてぇ…隊長……」
「じきにそんなこと言えなくなる」
そういってナナシの唇を塞ぎ、空いている方の手でナナシの内股をなぞった。
「ふぁあ…やぁ……んんんっ……ああぁっ」
ナナシの舌を強く吸いとってやる。同時に肛門の指は慎重にナナシの中を広げていった。
「………はぁ…あぅ…ぁ……」
「愛してるぞ」
ナナシの耳元で吐息をかけながらイザークは甘言を囁く。
「隊長……あっ」
ナナシの耳たぶにキスをする。イザークの言った通り、自分の肛門を蹂躙する指も悔しいけれど快感が混じりはじめている。
「ひどい……あっ…隊長…はぅ……あぁ…」
「ん?」
「私をこんなふうにして」
ナナシもイザークに抱きつき、耳元で囁く。最後には耳を少し噛んでやった。
「そろそろ本番にいくか?」
「んぁ……もうとっくに……ぁあん…準備出来てるよぉ……」
「初めてか?」
「うん……隊長でよかった……」
いじらしい言葉を放つナナシに、イザークは堪らない。優しく長い髪を撫でてやる。
「せっかく無重力なんだ。痛かったらそう言え。いいな」
言ったところでイザークにどうこうできるだけの技量があるか甚だ疑問だが、ナナシは彼の気遣いが嬉しい。
ふわっとナナシの体が浮かぶ。しかし、ナナシはイザークの腕がしっかりと自分を掴んでいてくれていて、それだけで心が満たされる。
「あ……」
イザークのモノの先が、ナナシの秘所に触れる。
「いくぞ」
狙いを定めたイザークは小さく呟くと、ナナシの身体を支えている腕を引き寄せた。
「ああっ…うっ……くっ……」
「大丈夫か?」
わずかながらイザークのモノを喰わえたナナシの秘所を確認しながら、イザークは訪ねた。
「う……ん…」
「ゆっくりいくか?」
「ううん……痛いモノは痛いですから…一気に……」
「そうか……」
正直助かった。余りの締め付けに、イザークは全身がゾクゾクしている。
イザークはナナシの頭を抱き寄せると、一気にナナシを引きつけた。
「あぅっ!あ゛ぁ゛ぁう゛わぁぁぁ……いい゛いぃぃぐぅ……はぁぁ……」
思わずナナシはイザークの肩に噛みつく。
「くっ」
血が流れたが、イザークは我慢する。ナナシは今、想像を絶する痛みに耐えているのだ。それに少しでも痛みを共有出来るのは嬉しい事だ。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………ご、ごめんなさい」
「気にするな。顔の傷より自慢になる」
「そんなの自慢しないでよぉ……」
ナナシはイザークの体に顔を埋め、その匂いを嗅いでいた。
「まだ痛いか?」
二人の結合部の間には赤い鮮血が流れている。
「ん。もう少しこのままがいいです」
「わかった」
イザークはナナシの髪を撫でながら、二人の汗が、水球になってキラキラと漂っているのを見た。
(俺は今、幸せだ……。いいのか?俺は戦場で沢山の命を奪った)
連合の新型GATシリーズのパイロットは、薬漬けにされ、強化された人間と聞いていた。
ディアッカの言った二代目のストライクのパイロットは守りたい人の為に死んだ。
クルーゼ隊長の連れてきた捕虜は目の前で父親を殺されたという。
ニコルのロッカーには書きかけの楽譜があった。
(俺は………)
イザークはこのとき知らない。自身が、無抵抗な一般市民を殺していたことを。
「隊長……」
「ん?」
ナナシの甘えた声がイザークを現実に呼び覚ます。
「いいのか?」
「はい」
その返事を待たずして、イザークは動きだす。
「あぐっ……あ…うぅ…ん……」
「やっぱり無理じゃないか」
ナナシの辛そうな声はいたたまれない。
「でも…少しは気持ちいいですから……」
「そういう問題じゃないだろう」
「隊長が気持ちいいなら……私も気持ちいいんです」
目尻に涙を浮かべながら、ナナシはイザークを促す。
「馬鹿が……」
「あ、ひどい隊長」
「ふん」
お互い顔を見合わせて笑うと、イザークは“すまんな”と一言いって、動きを再開した。
「んっ……はっ…あんっ……っ痛……はぁ……」
無重力ゆえに、動きは怠慢だが、打ち付けの時の衝撃は凄まじい。
「くぁ……あぁぁ……ん……いいっ……すごく………」
狭いコクピット内にクチュクチュと卑猥な音が響く。
「はぁ……はぁ……うぅん……あっあっ……」
二人の結合部から弾けた愛液が、球状になって浮かんでくる。
「ナナシ、自分で胸を触ってみろ。それとも俺にお前が打ち付けてくれば、俺が揉んでやるが……どうする?」
「はぁん……やあ…そんな私からなんて…あぁっ…恥ずかしい事……あんん…出来ないぃぃ!……あぁ…」
あまり変わらないと思うが、とイザークは思ったが、言われた通り自身の胸を自身で揉み始めたナナシに満足した。
「ナナシ……いいぞ!すごく……いやらしい」
「あっ…あふっ……そ、そんなぁ…はぁぁ……んぁぁ……」
「お尻も……欲しいか?」
「んあぁ……ほ、欲しい…んん……はっはっ……うあぁぁ……」
「いい子だ」
パイロットスーツの隙間に、イザークの手が侵入し、ナナシの後ろの穴を貪る。
「はぁぁっ!……いいっ…あんん……ふぅあぁぁ……」
ナナシの締めつけがきつくなる。
イザークに射精感が襲う。
(くっ耐えろ、イザーク=ジュール!!それでもキングオブオカッパーかっ!!)
「ナナシ……胸が…おろそかに…なってるぞ……」
「あぅん……だっだってぇ……あぁ……んぁ……」
「俺の……前に…胸を突き出せ…」
「あっあっ……んん…は、はい……」
ナナシは従順にイザークの言うことを聞く。
イザークの前に投げ出された乳房の先端は、これでもかというほど自身を主張していた。
「あ…ん……は、はやくぅ……隊長ぅ……あぁ……」
「何を……して欲しいんだ?」
「吸って!吸って欲しいの!ああっ!……隊長に…んっあっ……赤ちゃんみたく……うぁぁ…んあぁ……吸って欲しい…吸ってください!!」
快感の渦に飲まれて、ナナシは正常な判断が出来ないらしい。あられもない言葉を、己が口からつむぎだした。
イザークはナナシの胸に顔を沈め、荒々しく貪る。
「はぁ…いいっ……いいよぉ……隊長…好き……好きだから……あぁんっ……」
「ナナシ……言ってみろ…今のお前を……」
ナナシの胸に顔を埋めたまま、イザークは問いただす。
「うぁ……あぁ…隊長に……はぁん…胸を吸われてっ……んぁぁ………お、お尻の穴も…はぁっ……弄られながらぁ……あっあっ……愛されてます……あぁ…」
「あぁ……その通りだ……」
「た、隊長も……んっ…き、気持ちいいですか……あぁ……」
「あぁ……気持ちいいぞ。ナナシの中、暖かくて、ギュウギュウ締め付けて来て…何よりナナシが俺のすぐ側にいることが……」
「あぁ……隊長…んんっ……ぁはっ……」
締め付けが強くなる。ナナシの媚肉が、イザークのモノにピッタリとくっついて、まるで生きているかのように貪欲に奥に、奥にといざなう。
「いくぞ!」
「んんぁ……は、はい…いっ一緒に……」
イザークがスパートをかける。無重力でこれだけの速さで打ち付けれるのは、
コーディネーター驚異の科学力とイザークの格闘技で鍛えた技、ナナシを愛する気持ち、即ちっ!心・技・体が一つになることによってなせるコトなのだっ!!(byシーゲル=クライン)
「んっんっ…あっあっ……はぁあ……んぁ、んぁ……くぁぁ……」
ナナシは快感に頭を振りまくる。彼女の長い髪が、その跡をゆっくりと追う。
「ナナシィィィィ!!」
無論、イザークの辞書に、否っ!流派東方不敗に“外出し”などどコシヌケェ!な言葉は無いっ!!(byシーゲル=クライン)
「うわ…ああぁ……んぁっ……あっああああぁぁぁぁあぁ!!!」
ナナシの膣がこれまでにない強さで収縮する。
その瞬間、イザークの全身を快感が突き抜けた。
「……あっあっ……熱い…隊長の……はぁぁ…熱いよぉ……」
ナナシの一番奥が、イザークの白濁で満たされていく。ナナシはその熱さに、身体を震わせていた。
同時に、こうしていくら愛の数を重ねても、愛する人の子を生めない悲しさが心の片隅に残った。
「……ふぅ」
イザークは一息つくと、ナナシの顔に汗でベッタリとくっついた髪を掻き上げて、おでこにキスをする。
「はぁはぁ……隊長……」
ナナシの膣から流れ出した赤と白の混ざった液体は、グニョグニョと不思議な形になっている。
「ナナシ…………」
優しい二つの瞳が、ナナシの心を満たす。
「はい、隊長……」
「……………………まだいけるよな?」
「……え゛?」
ここでイザークの家の力関係を説明しよう。
まず (`Д´)腑ヌケェ!なエザリアママン
次に L.」*゚/Д゚_| 腰ヌケェ!なイザーク
一番下が (`凵;)餅ツケェ!なパパさんなのだ!
ある時、イザークは聞きました。
「ママン、どうして腰ヌケェ!なパパンと結婚したの?」
しばらくエザリアママンは沈黙した後に、こう言いました。
「悲しいけど私って、女なのよね」
その意味は幼いイザークには分かりませんでした。しかし、イザークが思春期を迎え、オナーニを覚えた時、その真実を知ったのです。
その時イザークは叫びました。
「いっこうに収まらねぇよ!餅ツケェ!餅ツケェ!ウワァァン L.」′Д⊂゜゚.」
「はぁはぁ……あぁぁ……」
ナナシは全身を白色に染めながらぐったりしている。
「大丈夫か?ナナシ?」
「あ……う……」
イザークも責任を感じてない訳では無いので、後始末ぐらいはする。
ナナシの長い髪を撫でると(白濁まみれだが)ナナシは力無く笑った。
(コイツと二人ぼっちってのも悪くない)
イザークも笑った。
しかし、そんな二人の空間は、長く続かなかった。
ビービー
「「!!」」
デュエルのレーダーが反応する。
(頼む!!通り過ぎるだけであってくれ!!)
レイダーを凝視するイザーク。
「こっちに……向かっている………」
冷たい現実が、二人の温もりを奪っていく。
「いっいやぁぁぁ!」
機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜
第一話 「馬鹿をいうな」 終
ありふれた 優しさは君を 遠ざけるだけ ♪
CAST
イザーク=ジュール 関智一
ナナシ ???
女俺(友情出演) 読者の皆さん
冷たく 降り注ぐ笑顔は 彷徨うばかり ♪
ジュール隊A 山口勝平
ジュール隊B 大塚芳忠
ジュール隊C 日高奈留美
そんな格好悪さが 生きるということなら ♪
ジュール隊D 山崎たくみ
ジュール隊E 宇垣秀成
艦長 堀秀行
寒空の下 目を閉じていよう ♪
師匠 秋本洋介
エザリアママン 三石琴乃
あんなに一緒だったのに ♪ 夕暮れはもう違うい(ry
PREVIEW NEXT EPISODE
廃棄コロニーに潜伏した二人の前に現れた艦隊。
それはイザークの運命を大きく変える。
戦いは人から様々なものを奪った。
そしてイザークは再び立ち上がる。それはイザークの覇道の一歩となる事を
今はまだ、だれも知らない。
イザーク「俺が……殺した?」
機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜 第二話「俺が……殺した?」
391 :
312:03/11/16 04:46 ID:IaE/HyRP
ん?あ゛ぁ゛ぁ゛!
黄昏の文芸作家さんと演出がかぶったぁ!!
……ま、いっか。
しかし最初「甘い!甘い!甘いぃぃぃ!」
などと思いながら書いてたのに……いつの間にか俺の本性が出てる(-_-ヾ
そして2日後
「本当に帰ってしまうのか?」
キラとラクスはプラントに帰るためアスハ邸を後にする。
「うん、ごめんね。まだアスランの体調が良くなってないのに・・」
「いいんだ、こっちこそ折角来てくれたのに何も出来なくて・・」
そう言い俯くカガリをラクスは抱き締める。
「今度はアスランとプラントに遊びに来て下さいな」
「・・ラクス、ごめん・・その、色々世話になったな」
申し訳なさそうな顔をするカガリにラクスはチュッと頬にキスをする。
「ラ、ラクス!?」
真っ赤になり慌てるカガリを余所に手を振りキラと歩き出す。
「アスランのこと宜しくお願いしますわ」
カガリは呆然と立ち尽くしながら2人を見送った。
(ありがとう、ラクス)
「ラクス、あんまりカガリをイジメないでよ」
発着場へ向かう道中、キラは苦笑しながら言うとラクスはクスクス笑う。
「イジメてなどいませんわ。あまりにもカガリが可愛らしいからつい・・」
そう言い頬を染めるラクスに溜め息をつき前に立つ。
「キラ?」
どうしたのかと顔を上げるとキラの唇がラクスのものと触れる。
それはほんの一瞬の出来事だったが初めての口付けにラクスの瞳が揺れる。
「さぁ行こうか」
「・・はい」
そして2人は手を繋ぎ歩き出した。
NEXT
>>392 アスカガシリアス(゚д゚)ウマー
続き期待してます。
イザークいい!!続きが気になります。
神々、乙です。ほんとは一人一人にレス書いたほうがいいんでしょうが。
本日は三本?投下
その内の一つ、「二人のヒメゴト 第二部」です。
ラクカガになる予定です。元ネタは南極にありますんで、そちらを見てもらえれば。
「カガリ、お疲れさん」
「ふぅ…」
カガリは大量の書類を片付け終えて、机に顎を乗せてへばっていた。
そのまま、部屋に入ってきたアスランを見つめる。
「まったく、最近仕事、仕事、で…肩が凝るよ…まったく」
「おいおい、年寄りじゃないんだから。まぁ、そう思ってさ、プレゼントがある」
「え?」
アスランの思わぬ言葉に、カガリは顔を上げて目を輝かせる。
アスランはそんなカガリにすっと紙を差し出した。
「こ、これ、温泉の貸切券じゃないか!? アスラン、どうしたんだこれ!?」
「いや、さっき街中でやってた福引でたまたま当たってさ…んで、券が4枚当たった
から…」
「4枚?あと二枚はどうしたんだ?」
「ああ、キラとラクスを呼ぶ事にした」
アスランの言葉に、カガリの表情が固まり、券を床にはらりと落とした。
「ん?どうかしたか?」
「だ、ダメだ!! キラはともかく、ラクスと温泉だなんて!」
カガリがこう言うのは、以前ラクスに風呂場で背中を流すと言われ、イカされてし
まったからだ。
「いや、そう言われても…もう二人とも来るって言ってるし」
「来る?」
「ああ、この温泉明日からだから。お前も用意しとけよ」
アスランはそう言い残すと、自分の荷物の用意をしに、自分の部屋へと戻る。
(カガリと進展できるだろうか…キラにでも相談しよう…あのキス以来、俺達の時間
は止まったままだから)
アスランはそんな思いを胸に、荷物をまとめ始めた。
「あ…あし…た…」
それに対してガクッとカガリは頭をもたげた。
しかし、カガリは気持ちを切り替える事にして、温泉を楽しむことにした。
(まあ、キラやラクスとも久しぶりに会うんだしな。それに、要はラクスと風呂に入
らなければいいんだ!)
当日、四人は温泉旅館へと着いた。
久しぶりに四人はそこで再会する。
「アスラン、カガリ、久しぶりだね。今日はありがとう。わざわざ呼んでくれて…」
キラ、ラクスが二人のもとに駆け寄った。
「まぁ、偶然当たったものだし、気にしないでくれ。俺も久しぶりに会えて嬉しい
よ」
「そうですわね。あら、カガリさん?お久しぶりですわね」
ラクスが満面の笑みと共に、カガリに声をかける。
「あ…ああ…久し…ぶり…」
カガリは顔をひきつらせて答える。
「? カガリさん…具合でも悪いんですの?」
ラクスはカガリの様子に首をかしげる。
「いや、そんな事はなかったハズですが」
「それより、早速温泉に入ろうよ!」
「ああ、そうだな」
「そうですわね」
「え…」
(キラのバカ!何言ってんだ!)
カガリがキラを睨んでいると、キラがカガリのもとに歩み寄り、耳打ちした。
「あの、さ、カガリ…もしかして、前のコト気にして…」
キラに本心を言い当てられカァッと顔を赤くするカガリ。
「あ、当たり前だろっ…!お、女にあんなコト…されて…」
「あ、でもさ、ラクスは前よりそういう知識しってるハズだよ」
「へ?何でだ?」
「…いや、その…僕と、ラクスは……もう…」
キラは顔を赤くしてプイッとカガリから顔を背けた。
つまり、キラとラクスは…
カガリもつられて顔を赤くした。
「言わせないでよ。とにかく、ラクスはもうあんなコト、しないと思うよ。なんとい
うか、まぁ…性教育…っていうのかな? …したから」
「わ、わかったよ。お前がそこまで言うなら…」
カガリはしぶしぶ温泉に入ることにした。
四人は男湯と女湯に分かれ、更衣室へと入っていった。
とまぁ、軽い感じで明るく…今日はここまでですが…
次は、アホ話いきます。
399 :
217 :03/11/17 00:24 ID:6TyQ0EEO
Possesion helpless
>>251-260裏話。
読んでない人多いと思いますが、読んでなくても楽しめる?
たった1レスのアホ話。
キラの心を覗くクルーゼ。
「フフ。これでキラ・ヤマトになりすましてやるのだ… ほう、ほう…なかなか大変
な思いをしてきたようだな…キラ君は。…ん?」
クルーゼは、キラの記憶をビデオでも見るかのように眺めていると、ある記憶の地点
で記憶の再生を止めた。
そう、キラとフレイの情事だった。
「こ…これは…!! キラ・ヤマト…おのれ…!! 『パパ、やめてぇ…』 『ハハ
ハ、いいではないか。フレイはイケナイ子だな…こんなにお漏らしして…ハァ
ハァ…』 『あ、だ、ダメェ…パパぁ…』 という男の憧れ、近親相姦ハァハァごっこ
の対象、フレイたんを既に囲っていたというのか…!? 私の、あの世での唯一の楽
しみを…!!」
怒りを露にしながらも、キラとフレイの情事を見ながら肉棒を扱き続けるクルーゼ。
「ハァハァ、くっ…男の夢を破った罪は重いぞ…ハァハァ…フレイたんは処女と思っ
てたのに…ハァハァ…自分の娘にはやはり貞操を守らせたい親心のわからんやつめ…
ハァハァ…うくっ…」
キラへの恨みを込めながら、クルーゼは大量の精液を射出した。
「…目的、変更。近親相姦。決定だ…!!キラ・ヤマト…許せん…!」
こうしてクルーゼは、キラへの恨み、近親相姦への憧れを胸に、キラの身体でカガリ
を襲う事に決めたのでした。
こうして
>>251-260helpless に続くw
こっちはシリアス?けど、次回へのネタふりで何も面白くない。
続き書くって761氏とも約束したし。でも読む人いるのかな…
まぁ、でも趣味で書いてるんで、スルー桶ですが。
>>251-260の続きです。
落ち着いたカガリは、ラクスを部屋に呼び、アスランも交えて事のあらましを話して
いた。
「え…と、確か、ラウ・ル・なんとかって…ヤツに、心を操られてるとか…言ってた」
「何だと…!?」
「では、キラはやはり、キラではなかったのですね」
アスランは初めてキラの異変を聞かされ、驚く。
ラクスは、彼がラウ・ル・クルーゼに操られているのだと知り、キラが自分になぜあ
んなこと、「自分はフレイの代わり」などと言ったのかが理解できた。
「それでお前は…襲われたっていうのか…!?キラの身体を、心を奪った…あの人に…!!」
アスランは怒りを露に、わなわなと肩を震わせる。
大切な人を泣かされ、汚され、友人を操られ… アスランは拳を固く握り締める。
「私…アイツを、キラを…! 助けられなかった…! また、泣いてたんだ…一人で
戦って、傷ついて、なのにっ…!!」
カガリは、目に涙を溜めて、それを見られまいと俯いた。
アスランは、悲しみにくれるカガリをそっと抱き締めた。
「私も…キラを、信じてあげることが出来ませんでした…」
ラクスが、ゆっくりと口を開くと、アスランとカガリは彼女に目を向けた。
ラクスは目を閉じながらも、話し続けた。
「彼に、大切な女性がいる事は、何となく気付いていましたの。だから、彼、いえ…
あの時のキラが私をその女性の代わりと言った時、私…何も、何も見えなくなってし
まいましたの…」
「ラクス…」
「キラがそんな事言うはずないって、言うような人じゃないって…知っていたのに…
私、キラを…信じてあげられませんでした…!!」
ラクスも目に涙を浮かべて、あの時何も言えず彼に背を向け、逃げ出してしまった自
分を恥じる。
「ラクス、あなたのせいでは…」
「いえ…私が…」
アスランがそっと声を掛けるが、ラクスはただ自己嫌悪をするばかりで…
「…やめよう。ラクス。今は、キラをどうやって助けるか考えなきゃ」
カガリが自分の涙を袖で拭い、前向きな言葉を口にする。
ラクスも涙を拭い、顔をあげて頷く。
「しかし…ラウ・ル・クルーゼはキラが倒したと聞きました。死んだ者が、現実に人
の心を奪い去るというのは、あり得るのでしょうか?」
アスランがカガリから離れて、ラクスにもっともな意見を述べる。
ラクスは一息ついて、アスランに言葉を返した。
「私にも、わかりません。けれど、人の心は時に不可能を可能にすることがありま
す。 …私の父が死んだ時、何度も何度も、もう一度逢いたい。そう願っていた事が
あります。心が見せた幻覚なのか、想いが具現化したのかわかりませんけれど、父
が…確かに私の前に現れて…抱き締めてくれたのを覚えています」
「…私もあったよ」
ラクスと同じく父を亡くしたカガリが、彼女の意見に同調する。
「だから、死に逝く者が、何かを強く想う事で、現世に自分の形…想いを具現化させ
ることは、できるのかもしれませんわ。 …たとえ、それが狂気であっても」
「とにかく、キラがラウ・ル・クルーゼに取り憑かれているのは、確かなんだ」
ラクスのもっともらしい意見と、実際にクルーゼの操るキラと、本当のキラの姿を見
たカガリが言うのだから、アスランも頷くことしかできなかった。
「しかし、キラを助けるといってもどうすれば…」
「キラに、呼びかけるんだ」
実際、彼女の呼びかけで一瞬ではあるが、キラは自我を取り戻したからだ。
原点に戻ったアスランの質問に、カガリは即答する。
「はっきり言って、成功するかはわからない。けど、早く助けないと、キラは…自分
を飲み込まれつつあるような気が…する。でも、キラはまた、一人で戦ってるんだ。
前も…そうだった。だから、私は少しでもアイツを助けてやりたいんだ。いつも、助
けられっぱなしだったから…」
「…私もそう思います。キラには、悲しい夢が多すぎますもの…彼には、これ以上悲
しみは必要ないのですから…」
「俺も、そうさ。やっと…やっと分かり合えたんだ。キラを…助けたい。可能性があ
るのなら」
ラクスとアスランが、カガリのキラを助けたいという強い想いに同意を示す。
カガリはそんな二人が頼もしく見えて、つい笑みをこぼす。
「今日ほど、お前等がバカでよかったと思った事はないよ」
「こんな事…私達以外に誰がやるというのですか?」
「フッ…そうですね」
アスランは頷いて、ドアに手をかけようとする。
「おい、アスラン!何処行く気だ!」
「…キラの所だよ」
「一人で、行く気ですか?」
「…はい。説得するのなら、キラをおとなしくした方がいいでしょう? クルーゼ
は、おそらく俺達が自分の存在に気付いていると勘付いている。なら、何をするかわ
かったもんじゃない。…縛り付けてでも、アイツはここに連れてきますよ」
アスランが拳を握り締め、決意を秘めた表情を見せる。
「私達も、行くよ!」
「ダメだ」
「どうして!?」
「…荒っぽい事になるかもしれないから…危ないんだ。正直、君とラクスを守りなが
ら、キラを相手にする事なんて出来ない」
「…アスラン」
いや、おそらくは自分一人だけで行ったとしても―――
カガリは、アスランを引き止める事は出来ないと悟る。
「まずは、無理かもしれないけど、俺一人で説得はしてみる。ダメなら…殴ってでも
ここに連れてくる」
「…アスラン。くれぐれも無理はなさらないでください」
「…頼む…アスラン…」
「ああ…!!」
二人の心配を受け、見送られて部屋を出ると、アスランはキラの部屋へと向かう。
すると、通路の先から何かが飛んできた。
鳥?
「…トリィ?」
トリィは悲しそうに鳴いて、アスランの肩に止まった。
「…お前も戦ってくれるのか? 俺とキラが敵だった時から、お前は俺とキラの唯一
の絆だったもんな。 …一緒に、行こうか」
アスランはトリィと共に、キラの部屋の前に立つ。
全ては、彼のために。
404 :
217 :03/11/17 00:33 ID:6TyQ0EEO
だいぶ投下しました。ウザくてスイマセン。
寝ます。たぶんヒメゴトもPossessionも続く…と思います。
ただいまっす。帰りに痴漢にあって、べっこり。
ああ。いってやればよかった。
「腰抜けぇ!」
レスくれた皆様ありがとうございます。本当に嬉しいかぎりです。
>ポチ氏
(゜▽、゜)←は数年前に友達が「お前だ」とくれたものなのです。かなりお気に入り。
>黄昏の文芸作家氏
おお! 仲間が! 555今日ちょっとなきそうになったです。
続き上げます。また長いので途中で切ります。
殴ってやろうかこいつ。カガリが拳を握り締めた瞬間、そっと触れるアスランの手があった。
貴公子とばかりに微笑む彼の姿にときめき状態に陥り見とれている隙にキラが上半身から服を奪ってしまう。
―――――↑前回 ↓今回―――――
「萌えた」
「へ?」
カガリの両手を取るとがっしり握る。
「なんか百合っぽくて。萌え。あ、キラには性欲わかないけど」
ビシ。強化ガラスがカガリの心にあったら、今まさにヒビが入った瞬間だ。
やはり、アスランもただの人ではなかったのだ。
コーディネーターだったな。
心の中で突っ込みを入れる。それ以前の問題なのだが、どうやら普通の人間と思いたく無いらしい。
むにむにとキラの手がカガリの胸を揉む。エロ小説かAVばりに揉みまくる。以前、ふざけて女同士で
胸をもみ合った事があるが、胸の上部の辺りの筋か何かが痛くなったのだが、キラの揉み方は肩でも揉み
解すかのような動きで少しうっとりしたが、慌てて頭をふった。流されてはいけない。
「おい、やめろよ」
「なんで? 気持ちいいでしょ?」
「いいけど…うわ!」
すうっとアスランがわき腹を撫でる。咄嗟の事に腰が抜けた。くすぐったいとかじゃなく、本気で腰に力が
入らなくなってしまったのだ。
キラに支えられなかったら、尻もちをついていただろう。
「驚いた顔、凄い可愛い」
にっこりと笑うアスラン。
もしかして、グルか?! こいつら! そう思っても仕方の無い事だが、最初に本気でチンコの事で
アスランは憤慨していたが、やはりそこは兄弟同然に育ったせいで目的が一緒だと気が会うらしく、
カガリを腰砕け、まさに腰抜け!(Byイザーク)状態に追い込んでいく。感じればつけ上げる事は物凄く
良くわかっていたが、手馴れているのかカガリの反応を読むのが上手いのか数分間でカガリは二人に身を
任せてしまっていた。
「カガリかわいい!」
ちゅっとキラにつむじにキスされるが、それどころではない。気持ち良いからこのままされてようかとも
思うのだが、やっぱり流されてなるもんかという反発する心は中々消せないものだ。
「いい男二人に可愛がられてるって、どう?」
自分で言うな馬鹿。心の中で突っ込みを入れるが、実際口から出るのは荒い呼吸と、すすり泣くようなあえぎ声だけだ。
「手だけでこれじゃあ、舐めたらどうなるのかな?」
くいと顎を持ち上げてアスランがにんまりと笑う。かなりエロティックな笑顔にカガリは、引いた。
何だか悪役っぽい感じがしたのだ。言おうかなと思ったが、何だか言った後が想像出来てやめた。
悪役だから何してもOKとほざいて、好き勝手されそうだ。それならまだこうやって、愛撫を受けて気持ち
よくなってるほうがいい。
それに、二人の愛撫にズクズクと下半身が痛いと思うくらいうずくのも事実だ。直接触れて気持ちよくして
欲しいと思うが、絶対言わない。
「つかれたー」
「それじゃ、続きはベッドで」
キラの言葉にアスランがひょいと、本当に軽々とカガリを姫抱きにする。54キロはかなり重いと思っているのだがそんな事も感じさせない。
「うわ」
不安になって声を上げるカガリ。しっかりとアスランの襟をつかんでしまう。その仕草でキラとアスランは
まだ自分達が上を着てることに気がついて、ベッドにカガリを降ろすと全裸になった。
「カガリも、これ脱ぐ?」
モスグリーンのワークパンツを引かれるが、その下に履いてる真っ白いショーツの恥ずかしい部分は
見せられない位に濡れているのが判って、カガリは慌てて首を振る。
「だよね。やっぱり服脱がせるのって、なんか萌えるシュチュエーションだからね」
「それに、シミになってる股間ってのも、な」
アスランの言葉に自分のワークパンツまでも濡れているらしい事にきがついて、慌てて脱ごうかと
手をかけたが片方ずつ、右手はキラ、左手はアスランに取られてキスされてしまう。
「いただきます」
元気良くキラが手を合わせる。
「げ、下品だ」
「えーでも、やっぱりこれからカガリの色んなところ僕の口に入れちゃうから」
とカガリの人差し指を口に含む。そのエロティックさといったら、思わずキラの好きにしていいよ!
と言ってしまいそうになる位だ。が、計算だという感じも受け取れるので顔を逸らすだけにした。
一方アスランは無言で手首の内側にキスをするとじっとカガリの顔を見つめ何か反応を見せると満足そうに
微笑み胸元に唇を寄せた。
胸というのは特殊だ。誰でも頭を寄せればとたんに母性本能が目覚めてしまう。口に乳首を含まれれば愛しく
てたまらないと言う感情がわいてきて抱きしめてしまうのは女。男はただ赤ん坊に戻ったように舐めたり噛んだ
りとひたすらいじる。
カガリも例外ではなく。思わずアスランの頭を撫でてしまう。
しまった!
慌てて手を離したがもう遅い。我が意を得たとばかりアスランが唇で乳首を噛んで引っ張ると、思わず甘い嬌声を上げて二人を喜ばせる。
「感じてるじゃない。カガリ」
意地悪にゆっくりと言葉を吐きながらキラの手が両膝におかれる。まずいと思って咄嗟に膝を閉じたが
それに気がついたキラが右の足首に手を伸ばしぐいと引くとあっけなく崩れたばかりか、力まで失われてしまう。
「あっ!」
声を上げた瞬間には左ひざを外側に倒されてしまい、ぐいと体がそちらの方向に傾いた。格好としてはとても恥ずかしい。
「や、やだ……」
「やっぱり、脱いじゃおうよ。僕達ばっかり裸で恥ずかしいよ」
腰を抱くようにアスランが手を入れて身体を持ち上げる。隙間から忍び込んだキラの手がベルトを外すのを
感じてもがいてみたが、さすがに男の力、しかもコーディネーターの力は強くて、カガリには外せない。
じたばたもがいてる隙にモスグリーンのワークパンツは脱がされる。
「わー!」
「ショーツは脱がさないから。僕って親切」
「何でだよ!」
「だって、初めて同士だし、少し気を利かせたんだ」
にっこり。
うわー、憎ったらしい。
二人が同時に思ったのだが、言葉には出さないのでお互いの心を知る由も無い。
それでも目を合わせた瞬間お互いが同じ事を思ったらしいのに気がついて苦笑すると、キスをした。
「じゃあ、キラは少しだまっててよ」
珍しくアスランが反撃する。
「えー、仲間はずれ?!」
「そうだよ」
意地悪そうに笑いながらアスランが舌を出す。
まずい、可愛いとか思ってしまった。表情をよまれないように顔半分を手で隠し、念のために顔を背けるが、
そのそむけた先にキラの顔があって、物凄く驚いた。
ここまでです。
明日会社なんで、寝ます。
おやすみなさい。
あ、IDにAVが!
いつの間にか容量が半分をこえてたんだな。
早っ!
レス数も400オーバーだし。
今月中に次スレ行きそうな勢いだな、こりゃ。
大分気が早いけど、次スレのテンプレは上記のようにした方がいいのだ
ろうか?
過去スレがHTML化してるみたいだから。
第二話「俺が……殺した?」
「こっちに……向かっている………」
冷たい現実が、二人の温もりを奪っていく。
「いっいやぁぁぁ!」
すれ違い 急ぐたびに ぶつ(ry
「………ナナシ、じゃあな」
「!!隊長!私も一緒に……あぅ」
ナナシにイザークを引き留めるだけの体力は残っていなかった。
「お前のゲイツを借りる。あの戦争を共に駆け抜けてきたこのデュエル、敵に渡すのは忍びない」
そう言って、デュエルの顔を見上げる。
(コイツを頼むぞ、デュエル)
イザークはナナシにキスをすると、ハッチ部を一蹴りし、宇宙の闇に消えていった。
(……ナスカ級3隻、ローラシア級5隻!?大艦隊じゃないか!!)
「………」
イザークのゲイツは艦隊の前に姿を現し、両腕を挙げ、コクピットのハッチを開け抵抗の意志が無いことを示す。
通信の届く範囲内に艦隊が入ったのを見計らい、抵抗の意志が無い事を伝える。
昔のイザークなら、MSの弾が尽き、刃が折れるまで戦ったろう。
「変わるものだ……こちら、元ザフト所属、ジュール隊隊長イザーク=ジュールだ。貴艦に抵抗の意志は無い。繰り返す、貴艦に抵抗の意志は無い」
プラント本国に帰ればどうなるだろうか?色々な考えが浮かぶが、どれも確信を持てなかった。
「…………」
暫く立つと、艦隊の方から通信が入った。だがそれは、イザークの予想もつかない人物であった。
「兄貴!!……っと隊長!ご無事でしたか!!」
ジュール隊の部下の声。懐かしさと共に、疑問が生まれる。
「どういう……」
「……我々はあなたの敵ではない。あなたに頼みがあって来たのだ、ジュール殿」
「…………」
戦艦8隻を用意する頼みとは、並大抵のことではあるまい。
イザークはこれから起こるであろう困難への心構えをしなくてはならなかった。
「ようこそ、イザーク=ジュール殿。歓迎する」
「歓迎……ね」
先頭のナスカ級に通されたイザークは、ここに集まったこの艦隊の首脳陣(だろう。制服の色からして)の真意を計りかねた。
「そうだよ。ここにいる面々は、あの戦場での君の活躍を見ている。プラント本国でも、君の人気は絶大だ」
「ほう……」
それならば、自分に恩赦が出たとしても不思議ではない。どうやら今一度プラントの土を踏めるようだとイザークは思った。
しかし、彼らの次の言葉は、イザークの予想を遙かに超えるものだった。
「だから……単刀直入に言おう。君に我々のトップになって頂きたい」
「何?」
何を言っているのかさっぱりわからない。俺が……トップに立つ?
「確かに、パドリック=ザラは間違っていただろう。しかし、だからといってプラントを守る為に戦った我々を戦犯扱いするカナーバの政権には参加できない」
「プラントの市民も、カナーバの強引なやり方に疑問を持っている者も多いのです」
別の指揮官も、横から相づちを入れる。
「イザーク殿、我々は戦いたがっている訳ではありません!しかし、報われなかった兵士の為にも、死んでいった者達のためにも、あなたに立ち上がって欲しいのですっ!」
若い将兵がイザークに訴えかける。
「…………隊長、頼む」
ジュール隊の部下も続いた。
「…………」
「隊長っ!」
「イザーク殿っ!」
「…………まずは情報が欲しい。流浪をするわけにはいかないからな。拠点を得よう」
イザークは重たい口をあけた。周囲から歓喜の声があがる。
この時、弱冠17歳の青年は新たな戦いの舞台へと歩き出したのだった。
「そうと決まったら……あれ?隊長、副隊長は?」
「ん?ナナシなら奥にデュエルで……」
しまった!とてもじゃないが今のナナシは人に見せれるもんじゃないっ!!
「早く報告にいきましょ!」
「い、いや待て!一寸待てっ!!」
「どうしてです?」
「いぃっ!そ、それは……」
とっさの言い訳など思いつかない。
「イザーク隊長、ナナシ殿に皆の喜びを伝えないというのはあんまりでないか?」
(あんた艦長だろ!歳くってんだから何か察しろよ!ゲルマンニンポー!)
「くっ……いっ痛いっ!痛いっ!痛いぃぃぃぃぃ!傷がっ顔の古傷が何故か疼くんだよっ!」
「隊長!」
「大変だ!救護班!あぁ!お前はナナシさんを呼んできてくれ!」
「お、収まった!収まったぞ!腰抜けぇー!!」
「よかったぁ!さ、副隊長を迎えに……」
「や、やっぱり疼くぞぉ!コシヌケェ! L.」′Д⊂゜゚.」
とりあえず続く
グッジョブ!続きが気になります!完成したら
ぜひ南極に保管してほしい。
俺的にはなんかそろそろ微妙な気分に……。
前向きに持っていきたい意見なんだけれども、
最近職人さんの脳内で動かしやすいようにキャラが動いているような気がしています。
だから量産されているとも思えます。
読んでいても「キャラ変わってる」と言う想いが正直多くなってきました。
ちょっとだけ心に止めておいて下さい。
ポチさんのアスカガの続きがはげはげしく読みたいです
>424
いいこと言った。
でも、どこらへんまでがそうなのか区切りが難しいところだよな。
ギャグだったら、わざとキャラを壊している場合もあるだろうし。
キャラの印象も人によっちゃかわってくるだろうし。
確かに424の言うこともわかんないでもないけど
俺はパロっぽくてもギャグで流せて好きだから特には気にならない。
というかキャラ変わってるやつばっかりってわけじゃないし、
苦手なものはスルーっていうじゃんか。
429 :
424:03/11/18 00:12 ID:R89JrAI+
読み手の個人差や作風の事もあるとおもいます。
ここはコテハンの人が多いので、
その人の作品でも時期が違えば、結構キャラの掴み方が違っているのを
感じるので少し寂しく思っている次第です。
ある程度割り切って読むのも必要だと思うがな。
苦手なものをスルーは構わんのだが、
個人的には
「それ、種じゃなくてもいいんじゃ……?」
みたいな話だとちょっと嫌だな。
まぁ、そういうのは最初の1レスしか読まないが。
好きなキャラが、名前と外見だけあればいい、
記号みたいに扱われてる気がしてさ。
それこそスルーすればいいんじゃないのか?
万人が気に入るものをかける職人なんていないんだから。
自分はいやでも他人は気に入ってるかもしれんしな。
俺は自分の気に入らんのはスルーする。
こういう議論はこのまま続けてもループすると思うんだが・・・
さすがに舞台設定が種世界でなくて、キャラの性格も違う、ただ
容姿と名前だけが同じって言うのは引くけどな。
職人によってキャラへの解釈も違うし、性格付けが多少違っているのは
自分はそれ程気にならない。
ただあまりに口調・語尾が違っているものだと別人が話しているような
気がしてのめり込めない。
感想や好みは個人差があると思いますが
ギャクタッチで好きな作風ですので続き期待しています。
>「それ、種じゃなくてもいいんじゃ……?」
あ、ソレ…俺だ…。
自分が書いてる小説が一番本編とはキャラの性格が違うかも・・・っていうか違うな。
そうだよね・・気を付けたいけど・・直るかなぁ・・頑張るけどさ。
あぁ・・今日も種とフルメタがかぶる・゚(;´д`)゚・
>>425 待たせてごめんね。
ちと風邪でダウンしてて・゚・つд`)・゚・
今日休みなんで昼間か夕方に投下しますね。
今書いてるリクのSSが激しくアスランの性格が壊れているんだけども・・不安になってきた。ギャグ&酔っ払いだからいい・・かな?と勝手に思ってみるテスト・・・
439 :
312:03/11/18 04:24 ID:z1Vd9kQN
皆様のおっしゃる事、肝に銘じておきます。
けど…けどですよ、俺の頭にあることがよぎるんです。
種 の キャ ラ に そ も そ も 一 貫 性 な ん て 無 い じゃ ん !!
演 じ て た 声 優 さ ん だ っ て、 掴 め な か っ た ん だ よ !?
そうなると無い感性絞って、ギャグパロに成らざるおえないじゃないですか(泣
まして重度のガノタ富オタの僕なんです。
あぁそうです!イザークなんて半分ドモンですよ!いえ、7割ドモンです!
自分でケリをつけるよ……
カチャ
;y=ー( ゚∀゚)・∵. ターン
\/| y |)
440 :
312:03/11/18 04:36 ID:z1Vd9kQN
……の前に、ついでに投下しよう。
「………」
「………」
「…………ナナシ、こうなってしまった事、後悔しているか?」
ナスカ級戦艦の一等室を与えられた隊長は、書類に目を通しながら、聞いた。
「隊長の隣が、私の居場所ですから」
「わかった」
「それより、これからどうするつもりです?」
「あてはあるさ」
そう言うと隊長は回線を開いた。そして、もの凄い勢いでキーを叩く。このチャンネルは……オーブ?
「突然失礼する」
『何だ貴様はっ!』
オーブの制服を着た人が狼狽えている。それはそうだろう。
「アスラン=ザラがそちらに居るな?会わせて欲しい。ナイフ投げとチェスだけは貴様に勝った男が来たと言えば会いたがる筈だ」
……根に持ってますね、隊長。
『何を馬鹿な……アスラン様が、貴様の様な輩と……』
「いいから出せと言っているっ!!腰抜けがぁ!!」
恐っ!!
『わ、わかった。おいっアスラン様に伝えろ』
少しの間の後、オーブの正装に身を包んだ、少しおでこのあたりが気になる青年が映った。
アスラン=ザラ、ザラ議長の息子さん。隊長のライバル(一方的に)だったらしい。
『イザーク!お前、無事で……』
「ふんっ、貴様が無事なんだ。俺がくたばる訳がなかろう」
素直じゃないなぁ……。はぁ、フォローするのは私の役目なんだけどなぁ。
『あぁ…そうだな。今どうしている?』
アスランさんは結構人が出来てるらしいです。
「とんでもないことになっている」
うん。それは間違いないです。
「実は……カクカクシカジカでな、そこでお前を通して、オーブに働きかけて欲しいのだが……」
『ふむ……俺にとってもオーブは祖国だ。胸を張って帰れたモノじゃないが、力にはなりたい。個人としてはだけどな』
あぁ……この人も人の上に立っている人なんだ。
「このことはオーブの利益にも繋がると思う。頼む、アスラン=アスハ臨時国防長官殿」
『しかし、再建したばかりのオーブの圧力は、大して期待しない方がいいが……』
「ユーラシア連合とアフリカ連合にも呼びかけてくれればなんとかなる」
『わかった。念を押すが、軍事行動では無いんだな?』
「当たり前だ。もしそのよう事になったら、アスラン、愚かな俺を撃て」
『わかった。それじゃあな』
「あぁ…お前もがんばれ、婿殿』
だからさぁ……
最後の皮肉は聞こえたのか聞こえなかったのか、映像が消え、また隊長と私だけになった。
「ふぅ……」
隊長は椅子から立ち上がると、コーヒーを二つ持ってきた。
「言ってくれれば、私がしますのに……」
隊長に差し出されたコーヒーを受け取りながら、抗議する。
「ん、座ってばかりで疲れただけだ」
そういって、肩をほぐす仕草をする。
「肩、揉みます?」
「ん〜、いらんな。俺が揉みたい」
隊長の視線、私の胸を見ているの一目瞭然だ。
「セクハラですよ」
クギをさしておく。
「恋人同士でもか?」
「もう少しデリカシーのある言葉、言えないんですか?」
「悪かったよ」
「……この仕事、終わってからですよ」
山のような書類を指さす、流石にスグに済ませられる量では……
「パリーン!腰ヌケ!腰ヌケ!腰ヌケ!腰ヌケ!腰ヌケ!腰ヌケ!腰ヌケェェェェェ!!……」
男の人の煩悩って……
続く。
(念を押すと、遺作のセリフ、一カ所GXのパロですから)
444 :
312:03/11/18 04:46 ID:jAS5uRNF
ミスった。
>俺にとってもオーブは祖国だ。
の部分。
オーブ→プラントに訂正。
やっぱ、自分でケリをつけるよ……
カチャ
;y=ー( ゚∀゚)・∵. ターン
\/| y |)
445 :
217:03/11/18 06:42 ID:qrqigtd2
>ソレ、種じゃなくてもいいんじゃ…
俺もだ…
スマソ…
>ポチ氏
自分はポチ氏の作風好きです、そのままで良いと思います。
職人さん達気にしてるようですが、↑みたいな事言い出したら
そもそも二次創作なんて出来ないでしょう。
今まで通りマターリでおながいします。
久々に爆睡
>ソレ、種じゃなくてもいいんじゃ…
私の事ですな。すいませんです。
>>446 サンスコ・゚(ノД`)゚・
そのお言葉とても嬉しいです。
さて私も爆睡して体が楽になったんでアスカガの続きを投下します。
それは見慣れた天井、目を覚ましたアスランは2日も寝たきりで汗でベタベタした体を洗うため覚醒した意識を集中しフラフラと立ち上がり浴室へと向かう。
力が入らない手でコックを捻りシャワ−を浴びながら、今ここに居ない人のことを思い浮かべる。
ずっと手を握り自分の名前を呼んでくれいた人。
「・・カガリ」
いまはきっとキラ達を見送りに行っているのだろうことは察したが今まであった不安は無い。
カガリは自分の傍に居てくれると言ってくれた。
彼女の言葉を信じたい。
バタンッ!
「アスラン!!」
「うわっ・・カガリ?」
その時、突然想い人が浴室の扉を開けズカズカと入って来てアスランは驚く。
「体調がまだ良くないのにシャワ−なんて浴びるなよ!バカバカバカ!体なら私が拭いてやるから!」
バカと3回も言われ呆然とする全裸のアスランを引き寄せタオルで丁寧に水滴を拭き取る。
「カガリ、体ぐらい自分で拭くよ」
そう言いタオルを奪おうとするが、カガリはそれを許さない。
「ダメだ!そんな弱った体で無理すんな!」
と、何故かタオルの引っ張り合いになり最後はやはりアスランが折れた。
「カガリは相変わらずだな」
出会った時の手当てをするしないでもめたことを思い出し苦笑する。
「・・お前は黙って私を頼ればいいんだ」
染まった頬を膨らませ言うカガリにそれは男のセリフだぞと言おうとしたが、また暴れるだろうと思い我慢する。
その間、カガリはアスランの体を拭きつつ一瞬動きを止めた。
どうやら下半身を拭いていいか悩んでいるようだ。
その姿にクスッと笑いカガリの髪を撫でる。
「もういいよ、後は自分でやるから」
「なっ、私がやるって言ったろ!」
女に二言はないとアスランの下半身をゴシゴシと拭う。
「カガリ・・困る・・」
「何だ?私はちゃんとやっているぞ!」
頬を染めアスランを見上げるカガリの姿に体が火照り出す。
「だから・・その・・変な気分になる」
アスランもまた顔を赤くしたのでカガリはすぐに意味を察する。
「バカ!病人のくせに何考えてるんだ!」
真っ赤になりながらアスランをベッドまで引っ張り下着とパジャマを押し付ける。
「これを着て大人しく寝ていろ」
ツンとするカガリに苦笑いしながら口を開く。
「・・カガリ、後悔してないか?」
「・・・何が?」
アスランの言葉の意味がわからないカガリはキョトンとする。
「本当はキラと・・一緒に行きたかったんじゃないのか?」
その時カガリはラクスの言っていた言葉を思い出した。
アスランは自分がキラのことが好きだと勘違いしているのだと。「・・私はずっとアスランの傍にいると言ったろ?」
「・・でも・・お前・・」
それでも不安そうな瞳を向けるアスランにカガリは告白する。
「私は好きでもない奴の傍に居る程、お人好しじゃない」
「・・カガリ」
そしてアスランの頬を両手で優しく包みキスをする。
「・・・んっ」
カガリは唇を離しベッドに座る彼の前に跪き真っ直ぐ見つめる。
「私は・・他の誰よりも、アスランを愛している」
「・・・っカガリ!」
やっと聞けた言葉にアスランは震え俯いた。
「ふっ・・うぅ・」
「・・アスラン?」
頬をつたい流れるものを見て初めて彼が泣いているのだと気付く。
これは自分を愛してくれていることの証明。
カガリもまた喜びで涙が溢れ出た。
「アスラン、愛してる・・今までごめんな・・素直になれなくて・・」
「俺には君しかいない・・愛している・・カガリ」
そうして2人は暫く互いの温もりを感じるよう抱き締め合った。
「くしゅん!」
心を重ねる静寂を打ち破るクシャミにカガリはアスランがまだ全裸だったことを思い出す。
「アスランまだ服着てなかったのか!」
カガリは慌ててパジャマを着せようとするが阻止される。
「アスラン?」
「・・君が欲しい」
そう言いカガリを組敷き唇を奪う。
「んんっ!・・ぷはっ・・バカ!病人なんだぞお前!」
「構わない・・君を感じたいんだ」
彼の求めに自分も同じ気持ちだと伝えたいが彼に無理をさせる訳にはいかない。
「・・わかった、だから取り合えず服を着てくれ」
「服を着たら出来ないじゃないか」
アスランの疑問にいいから着ろと無理矢理着せる。
「・・・・・・・」
パジャマの上から更にガウンを掛けられアスランは不満そうな顔をする。
「お前の体調が完全に回復したら普通の・・しような」
そう言いながらアスランのズボンをずらし性器を取り出す。
「カガリ?」
「今回はここだけで我慢してくれ」
カガリはアスランのモノを咥えしゃぶる。
「うっ・・カガリ」
強弱を付け握っていた手を上下に擦り先端は口に含み溝部分まで丹念に舐め回す。
「んっんっ・・」
たまに喉の奥まで咥え込み唇をすぼめ頭を振るとアスランは感じているのか小さく喘ぐ。
段々と質量を増すソレから口を離すと解放を求め切なげに震えた。
「はぁはぁ、カガリ・・そろそろ限界だ」
「待って・・私の中でイって」
カガリは下着を脱ぎ捨てアスランの上に跨る。
「・・今日は随分と大胆なんだな」
「私だって・・アスランが欲しいんだからな・・」
恥ずかしさで泣き出しそうなその顔を優しく見つめる。
「嬉しいよカガリ、俺は君のモノだよ」
「私も・・アスランのモノだからな」
そして互いのものを欲し腰を沈めてゆく。
「あぁっアスラン、あふ・・はぁはぁ、いつもより熱いよ」
「はぁ・・相変わらずすごい締め付けだな」
熱のせいで体が敏感になっているアスランはすぐに達しそうになるが息を整え何とか耐える。
「ひぁあっ!奥に当たって・・やんっあっあっあっ」
「ごめんカガリ・・今日は長く持ちそうに無い」
そしてアスランはカガリの腰を掴み激しく揺さぶる。
「きゃあぁっすごい・・アスラン・・中に出してぇ」
「ふぅっ・・カガリ!」
その瞬間カガリの中に熱が打ち付けられた。
「ふぁあ・・アスラン大好き」
「んっ・・俺もだカガリ」
そして数日後
「アスラ−ン!!」
バタバタと大きくなってくる足音にベッドで寝ていたアスランは何事かと目を覚ます。
バタン!
そこには走ってきたのか息を切らしたカガリが立っておりこちらへ向かってくる。
「どうした?そんなに慌てて」
そんなカガリを不思議そうに見るとズカズカとベッドに乗り上げてくる。
「カニが私の後を付いて来るんだ!」
その言葉に床を見るとアスランが作ったカニ型ロボットがゾロゾロと付いて来ていた。
「カニじゃなくてカニィだ。これにはセンサ−を付けてカガリに付いて行くようにプログラムしているんだ」
楽しそうに話すアスランにカガリは半ば諦めたように横に寝転がる。
「疲れたから寝る」
そんなカガリにここは病人のベッドだぞと思いつつ布団の中へ入れてあげる。
「うわ〜暖かいな」
アスランの体温で温まった布団にヌクヌクと気持ち良さそうに丸くなる。
そんなカガリに黙って自分の腕を差し出すと嬉しそうにちょこんと頭を乗せる。
「ラクスがさ、今度は2人でプラントに遊びにおいでって言ってたぞ」
「・・そうか」
ラクスには色々悪いことをしてしまったなと思っているとジト目でこちらを見るカガリに気付く。
「ど、どうした?カガリ」
「おまえ・・本当にラクスと最後までしてないんだな?」
疑いの目を向けるカガリにアスランは困ったように答える。
「俺が知ってる女性は君だけだよ」
恥ずかしそうに話すその姿にカガリは嬉しくなり擦り寄る。
「これから先も私だけを知ってて欲しい」
「ああ、カガリもな」
それを約束するかのように軽く口付けを交わすと心配そうにアスランの顔を覗き込む。
「お前の体調が悪いのは私のせいだよな・・医者が言ってた、精神的疲労が重なったせいだって」
ごめんな、とアスランの額を優しく撫でソッと寄り添う。
「君のせいじゃないし、もう大丈夫だよ」
「本当か?」
「ああ、カガリという一番効く薬があるからな」
そう言い微笑むとカガリは嬉しそうにアスランの顔を見る。
「じゃあ私はずっとアスランの傍に居てやらないな」
「ああ、カガリが居ないと生きていけない」
「・・私もアスランがいないと寂しくて死んじゃうぞ」
「・・・カガリ」
互いに通じあった想いを共感するように抱擁しアスランは告白する。
「・・オ−ブが無事、復興したら・・カガリ、俺と結婚してくれないか」
「・・・え、アスラン?」
突然のプロポ−ズにカガリの瞳が揺れる。
「・・私が・・アスランと?」
「この先ずっと、俺の隣にいて・・そして君と家族を作りたいんだ」
真っ直ぐ見つめる真剣な眼差しにカガリは顔を手で隠し震える。
「うぅ・・私もアスランと・・ひっく」
ボロボロと涙を流し上手く声にならない声を出すカガリにアスランは優しく包み込む。
「泣かないでカガリ・・ねぇ、もっと君の声を聴かせて」
アスランの願いに答えようと喜びで震える唇を開く。
「・・アスラン愛してる」
「・・うん」
「愛してる・・アスランだけを愛してるよ」
何度言っても足りない言葉
自分の正直な気持ち
「・・俺も君を愛しているよ」
そして手を握り、この先もずっと互いを愛し続けると誓い2人は唇を重ねた。
END
やっと完結しました。
ここまで読んで下さった方々に感謝します。
あとリクしてくれた前々スレの739さん、有り難う御座いました。
>ポチ氏
リアルでラブいアスカガキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!ヒャホーイ
最後まで読めたうれしさと終わってしまった寂しさで頭の中ハツカネズミです。
大作乙でした、次回作も期待してます!
ここは良い作品が沢山見られるスレですね。
板の中でもトップクラスだと。
職人様方いつもいつも乙彼様です!!
普段はロムオンリーなのですがこれだけは言っておきたくて
生活削ってまで萌えを提供して下さる職人様には足向けて寝れません。
>>464 じゃあ、足を上に向けて寝るの?(余計なツッコミ)
466 :
217:03/11/18 18:28 ID:qrqigtd2
>>ポチ氏
ラブい…ラブすぎる…!!(イイ意味で)
大作乙でした!
よかった…やっぱり二人幸せが一番ですね。
しかし、よく最後まで書けましたね…尊敬してしまう…
もう、俺は、諦めて別の書いてます…ヘタレです。
何はともあれ、乙ですた!
>>團鬼八氏
そんなことないぞ、謝ることなし。毎回楽しみにしてる。
>>ポチ氏
カニィ来たー!
アスランはカガリにカニ型ロボット、カニィを作ってプレゼントすると思ってた。同じ
考えてた人がいたー
連載乙でした。二人のすれ違いにハアハアさせてもらいますた
>ポチ氏
大作、乙です! ラブ&ピース!
>團鬼八氏
自分も楽しみにしています。よく考えると凄い状況ですが、不快感を
感じさせないノリの良さが(・∀・)イイ!!テンポよく読ませてもらってます。
このまま最後まで萌え続けさせてください。
>ポチ氏
キターーーーー!(゜▽、゜)もう読んでて凄い幸せです。
ほのぼので心がほんわかです。カガリが照れながらもアスランにご奉仕する
所は萌えまくってました。
風邪のほうはどうですか?
>467、468氏
ありがとうございます。本当にありがとうございます。
ちょっと思い当たる事多々あったので、べっこりへこんでました。
けど、小説書くの大好き(上手い下手は別にして)なので、書こうと思ってスレに来たら
お二人の書き込みを見つけて本当に嬉しかったです。
職人さん乙です!いつも色々なカプが読めるのを楽しみにしてます。
ところでエロじゃないSSってのはないんですか?
どこか専用スレとかあるなら教えてください。
たまにシリアスだとかそんなんが読みたくなるので
病気なのに「出す」とは・・・アスラン、ちみは生命が惜しくないのかね?
・・・コーディネーターだから大丈夫なのか?(w
ナチュラルのぼき達はやばいので止めようねw
腹上死なんて言葉があるように、「出す」のは猛烈に体力を消耗しますのでw
パロ板ってないからな。
こりずに投下行きます。
長いのでまた途中までです。ごめそ。
まずい、可愛いとか思ってしまった。表情をよまれないように顔半分を手で隠し、念のために顔を背けるが、
そのそむけた先にキラの顔があって、物凄く驚いた。
「カガリ、凄く可愛いよ」
―――――↑前回 今回↓―――――
何度目のキラの笑顔だろうか? その笑顔は今までの中で一番素直な笑顔だったので、ますますカガリは照れ
て赤く頬を染めてしまう。
「カガリ、キラばっかり見てないでよ」
むっとしてアスランがカガリの腰を掴んで揺らす。
「わ、馬鹿。判ったから!」
慌ててアスランの肩を押す。ショーツに両手を入れると持ち上がった腰からそのまま膝の上まで降ろしてしまう。
咄嗟に胸と股間を隠してしまうが、その仕草がまた可愛らしく初心な感じが男心をくすぐる。
アスランは本気で感動して見とれてしまっている。
「アスラン。アースーラン!」
キラにわき腹をつつかれて我に返ると、そろそろと股間に伸ばされた手をどける。抵抗も無く手が外れて金色
の恥毛が現れる。その奥にはふっくらとした、
ぽたり。
鼻血がぽたぽた垂れている。
血が上ってしまったらしい。
「ティッシュ、ティッシュ」
思わぬ醜態に恥ずかしくてキラに渡されたティッシュで情けなさそうに鼻を押さえた。
「よっぽど、カガリが好きなんだね」
ティッシュを捻ってアスランの鼻に詰め込みながらキラが言う。
「大丈夫か?」
起き上がってカガリがアスランの顔を覗き込む。
「大丈夫大丈夫。鼻血くらい。チンコもしぼんでないしね」
けらけらと笑いながらキラが答える。どうして、そう他人の事を自信満々に答えられるのか不思議でならない。
「それに」
カガリの耳元に口を寄せてささやくキラ。
「これくらいじゃ、やめられないんだよ。男って」
もみ。
油断したぁあ!
胸を揉まれて気を抜いていた事にカガリは物凄く反省した。
「あ、や……!」
誘ってるような自分の声に思い切り落ち込む。うるうると涙目でアスランの方を見ると、少しばかり詰め込ん
だティッシュが鼻から見えるものの優しい笑顔を見せている。
くたくたと体中から力が抜ける。アスランの優しい笑顔とキラのいたずらっ子の様な笑顔にカガリは弱い。
その笑顔を見ると、しょうがないなあと何でも許したくなってしまうのだ。
「あのな。私はこんな変体プレイなんか本当は許さないんだからな。でも、二人がとても好きだから今日は、
許してやる。ありがたく思え」
こんな状況になってもカガリはカガリでキラとアスランは目を見合わせて笑う。
「「仰せのままに」」
二人で頬にキスをしてゆっくりカガリの身体を倒す。右半分をアスラン、左半分をキラがゆっくり愛撫して下
に下りてゆく。キラの舌は押し付けるように、アスランは舐めるように、まったく違う愛撫だ。胸の愛撫にして
も乳首を転がすように愛撫するキラと、吸い付くように愛撫するアスランの動きがぞくりと背筋を振るわせる。
「やっぱさ、胸が大きいといいよね。ほら、手のひらからはみ出ちゃうんだよ」
むにっとキラが胸を掴む。
「柔らかくて、気持ち良い」
アスランも胸を揉むが慣れてないらしく、痛い。
「アスラン、駄目だよ。女の子の胸は優しく揉まなくちゃ。手のひらで包み込んでね」
「ん? ああ」
キラの指導でアスランの揉み方が変わる。
「ふぁ!」
耐え切れずにカガリは声を上げてしまう。
「うわ、凄い声。アスラン、揉み方上手いんだねぇ」
「なに言って、あぁん……!」
アスランに揉まれると声を出さずにはいられなくなってしまう。その手から逃げ出したいのに、揉んで欲しい
と身体を差し出してしまいそうになる。
「そろそろ、こっちも、だよね」
ごそごそと動いてキラの右手が下に伸びる。
「わ、馬鹿」
「観念しちゃったら? さっき許してくれたでしょ? だったらもう、意地張ってないで気持ちよくなっちゃったら?」
カガリが偉そうに腕を組む。腕を組んでしまったのでアスランの左手は行き場を失ってしまい、空中でぶらぶらとふっていた。
「お前達が、気持ちよくなる前に私が気持ちよくなってどうするんだ」
カガリ、物凄い失言である。
「ふうん。じゃあ、カガリは僕たちを気持ちよくさせてくれるんだ」
「あたりまえだろ! ああ?!」
どうやら自分の失言に気がついた様で慌てて口を押さえるが、その時にはにんまり笑ってるキラとアスランの顔がみえた。
「アスラン、少し、待っててくれる? カガリ処女だからさ、ここぬらさないと。入れるのはまかせるから」
「ああ。じゃあ、キスしてようかな」
キラが膝を開くのと、アスランが口を押し付けるのは同時で力がふにゃふにゃと抜ける。
柔らかいモノがクリトリスからゆっくりとクレバスを愛撫する。気を取られていると、アスランが舌を
押し込んでくる。
まずい、落ちそう。
ふわっと浮き上がる感覚。以前戦場で体感した事のある酸欠で気絶した感覚と似たような感覚を捉える。
「もういいかな。交代」
「ああ」
カガリを抱き上げるとその後ろに回る。丁度抱っこしたような状態にするとキラは濡れた指でカガリの胸を揉んだ。
「や、ぁあぁん」
甘い甘い声。きっとカガリ自信だって、聞いたことはないだろう。
ここまでです。おやすみなさい。
>團鬼八氏
乙です。弟者と親友の見事な連携プレイ!さすが擬兄弟。将来は義兄弟。
どうなる姉者!?(;´Д`)ハァハァ
482 :
481:03/11/19 02:23 ID:tkgwMjXl
ただ、若干、アスランの口調がキラに混じるような部分を感じました。
僭越ながら一言。
南極絵板のおにはちさんって團鬼八氏?
皆さんアスカガSSの感想有り難う( ´∀`)ノ
>217氏
連載止めちゃうんですか?勿体ないです・・。自分はリクのSSだった為、頑張れましたが、そうじゃなかったら途中で挫折してたかも。
>>團鬼八氏
いいとこで終わってもた(*´д`)ハァハァ
なんか團鬼八氏のアスランは子供っぽくて可愛いですね。
>>463 アスカガ長いことお付き合い下さりアリガトウゴザイマス!またアスカガのラブいSS構想中なのでまた宜しくお願いしますw
>>467 カニィはアスラン好きの人なら誰しも思い浮かべるモノですよね。どうしてもカニィを出したくて頑張ってみましたу=( ゚∀゚)・:タ-ン
ついに最後のリク小説を書き終えました!!近日中に投下させて頂きます。
312さん続きたのしみにしてます!
マリューはエターナルからアークエンジェルへ帰った後、ムゥと一緒に艦長室でこれからのことを話し合っていた。
だが、話せば話すほど、先が見えずに沈鬱になるばかりだ。ナタルのことも彼女の表情に影を落とす原因の一つだった。
しかし、ムゥはそんなマリューを労わるように後ろから抱きしめる。
「まずは、今出来ることをしよう。先のことは今がかたずいてから考えればいいさ」
いつものように砕けた調子で言う。
「そんな無責任な」
マリューは後ろの彼に非難を口にする。
「そうそう、マリューはそんな感じでいてくれよ、艦長がそんな顔してちゃ、クルーのみんなも不安がる」
と言うムゥの言葉にマリューはハッとした。自分は艦長なのだ、それに自分を信じて着いてきてくれたクルーを不安
がらせるような顔をしていたことにマリューは反省する。
「それに俺も、君のそんな顔は見たくないしな」
そう言って、マリューの亜麻色の柔らかい髪に顔をうずめた。
暫くしてもムゥは彼女の髪から離れようとしない、マリューは少し頭をずらして彼の顔を見ようとしたが、彼の腕に
力を込められ、見られなかった。しかし、目の端に彼の耳が通常よりも赤く染まっているのが見え、マリューは
彼が照れていることに気がついた。
マリューは自分を心配し、時に助言をし、時に励ましてくれる彼を素直に愛しいと思った。
確かに、今ってとても大事だと思うわ」
「マリュー?」
マリューの言葉に埋めていた顔をようやく上げる。
彼女は抱きしめていたムゥの手を外すと、彼に向き合いその頬に手を伸ばした。
「あなたといる今の時間はとても大切だわ」
マリューはムゥの頬を優しく撫でていた。
ふと、熱っぽい視線が絡み合う、自然に近づく顔と顔、だが、金髪の彼が唇を付けたのは、
マリューのふっくらとした桜色の唇ではなく、切なげによせている眉に、その下の瞼にそして頬へと口付けを落とす。
なんだか、唇へのキスを焦らされているようで、マリューは目を開け、自然と潤んだ瞳で彼を見上げる。
彼と…ムゥと目が合うと、優しい笑顔を返してきた。彼は再び頬や、額などに唇をつけるが、
やはり彼女が待ち望んでいる唇には来てくれない。
わざと焦らされている行為に、段々我慢しきれなくなってしまい、自ら唇を彼の唇を奪うように押し当てる。
ムゥは彼女の突然の行動に驚いたが、すぐにそれを受け入れた。
「んっ、ふっ、んふっ…」
彼女から舌を入れ、彼の舌を絡めとり、強く吸っていたはずだったのだが、いつの間にか完全に立場が逆転していた。
ムゥの舌がマリューの歯列をなぞり、内側をねっとりと舐め上げてくる。
更に舌使いは、さっきマリューが行ったものとは比べ物にならないくらい激しい動きで舌を絡めてくる。
思わず舌を引っ込めようとした。だが、ムゥはそれを逃すまいと舌を強く吸う、そして軽く甘噛みをした。
「ふうぅぅっ、ふっ、んん…」
漏れてしまう甘い声はまるで自分のものではないようにマリューは感じられた。
自然と体が熱を持ち始める、彼女は体の奥の疼きを十分に意識していた。
それは彼も同じだったようだ。
ふいに唇が離される。そうして今度はマリューの耳もとで男性独特の低い声で囁く。
「いい?」
わかっているくせに、マリューはわざと観念したふりをして答えを返す。
「しょうがないわね」
まるで母親がいたずらっ子にでも言うような口調だったので、ムゥは苦笑いを浮かべる。
その様子を、マリューは穏やかな気分でみていた。
再開される口付け、ムゥはマリューのぷっくりとした上唇を舐め、下唇を軽く甘噛みする。
口付けを続けたまま彼の手は、マリューの豊満な胸へ伸びる。
制服ごしでも感じる彼の手の暖かみと撫で回すような感覚に思わず声を上げた。
「あんっ」
「じかに触ってもいないのに…、そんなに気持ち良い、マリュー?」
いつの間にか唇を離し、耳元で吐息を織り交ぜ囁く彼。
マリューは答える代わりにムゥの背に手を絡ませ抱きつく。
「あらら、口では答えてくれないの?」
ムゥは少し意地悪そうに言ったが、自らもマリューを抱きしめ、そのまま押し倒した。
彼らの熱い夜はまだ始まったばかりだった。
491 :
486 :03/11/20 00:52 ID:wjcwdCgN
すいません。なんだかエチが入れられないまま投下してしまいました。
スルーしてもらって構いませんので。
↓から、神々の作品です。どうぞ
もう、疲れたんだ。
もう、いいでしょ?
もう、傷つかなくても。傷つけなくても。
泣いて…いいでしょう?
ずっと、堪えていた。
泣けば、あの時何も、何も守れなかった自分に戻ってしまう気がして。
泣いてしまえば、また、何も守れないんはないかって…思ってた。
けれど。
何を守れた?
握り締めるその手で、どうして君を掴み取れなかった?
両手に溢れるほどの命。
プラントに核を落とさせる事も、地球にジェネシスを照射させる事もさせなかった。
もう、誰にも死んでほしくなんかなかったから。
誰にだって、家族がいて、友達がいて、恋人がいて、守りたい人がいて。
僕のようには、僕のような想いはしてほしくなかったから。
でも、どうして、両手に溢れる命を掴み、君を掴めなかった?
…最後まで、君を守れなかったね。君に、守られたね。
…フレイ。
キラは、戦いを終えてから、生気の抜けた様な顔をしていた。
目に光はなく、彼に何を言っても、何も返ってこない。
ろくに食事もせず、誰とも自分から会話をしようとはしない。
フレイの死のせいなのだろうか?
ラクスが、彼に話し掛けて、彼の世話をしているのが健気だった。
カガリは、そんなラクスを見つめ、ガリッと爪を噛んでいた。
やがて、カガリの隣に居たアスランが、キラを見かねて、彼に話し掛けた。
「…いつまでそうしてる? もう、終わったんだ。キラ…」
「……」
「俺達は…さ、よくやったよ。地球も、プラントも、何とか…無事で…」
「……目の前に居た、女の子一人守れなかったのに?」
「―――!!」
不意に出たキラの言葉に、誰もが言葉を失った。
やっと、彼の口から吐き出された言葉は、悲しく、自虐的で―――。
しかし、アスランはそれでも冷静に、言葉を選んで言った。
「俺も…さ…父を止められたかもしれなかったのに、止められなかった。無力な自分
なんて、嫌ってほど気付かされたよ。 …父も結局は死んでしまったけど、俺がもっ
と早く、父の過ちに気付いていれば――」
アスランもまた、無力な自分を感じ、憤慨していた。
同じ悲しみを味わっているなら、少しでも彼の気持ちをわかってやれる。
「それで、どうするの?」
だが、キラはなおも冷たく言い放つ。
「…父の、俺の過ちが許されるかはわからないけど、償っていくさ。もう二度と、戦
争は起こさせない…」
「許すって誰が?いつになれば許される?」
「…いつかは、プラントの人が、俺達のようにナチュラルとわかり合えた日…かな。
そうすれば、父の為に命を失った人も――」
「僕には…!!許しを得る事も…請う事も…償う事もできないんだ…!!」
「お前…!!」
キラはアスランの胸倉を掴み、胸のなかで泣き喚く。
頭を俯かせて、ぼろぼろと涙を流して…
「本当にそれで許されるの!? 誰が決めたの!?」
「キラ…」
そうさ。俺が勝手に決めた事さ…
もしかしたら、永久に許されないのかもしれない。
もっと早く、この戦争の過ちに気付いていれば。
キラと戦う事も。ニコルが死ぬ事も。
多くの人の命が失われる事もなかったのかもしれない。
息子という、近い立場にありながら、最後まで、何も出来なかった。
何も…
「それでもっ…!!それでも俺達は…!!生きて、生きて…歩き出さなきゃいけない
んだ…!!」
キラに、じゃない。
自分に言い聞かせてた。
だって…そうだろう?
過ちを犯し、のうのうと生きてる俺達が死をもって罪を償ったとして。
ニコルは?生きたくても、死んだ人は?
そういった人たちに、何が出来る?
すごく…失礼ではないか?不条理ではないか?
キラの抱えている悩みも、そうなのか?
キラはやがて、アスランの胸から手を放し、その場にぺたりと力なく座り込んだ。
カガリが、キラの前に座り込んで、キラの顔を覗き込みながら言った。
「…私もさ、お父様が死んだ時…何も出来なかったよ…」
「……」
「いや、あの時何が出来たとは思っちゃいないけどさ。すごく、無力な自分が…腹立
たしかった」
「…僕は。君との約束も破ったんだ…オーブを守るって言ってさ。何も…守れなかっ
た。君のお父さんだって…」
キラは俯いたまま言葉を紡ぐ。
何もかも終わったのに、過去を掘り返してまで自分を傷つけてる。
それほどまでに、キラにとってはフレイを守れなかった事は、何事にも変えられない
ものだったのだろう。
「僕には…守れたかもしれない機会も、力もあったかもしれないのに、何も…何も守
れてないんだ…」
「やめろ…お前のせいじゃない…お前は、よくやってく―――」
パシン!
カガリはそっとキラの頭を撫でようとするが、キラにその手を弾かれる。
キラは…オーブでの事と、フレイの事を重ねていたのだ。
彼に弾かれた手が、ヒリヒリと、内側から痛かった。
「じゃあ、誰のせいだっていうんだ!?あの女の子も、フレイも…誰のせいだってい
うんだ!?」
激昴して叫ぶキラ。
カガリは狼狽する彼を見つめることしかできなかった。
「言えばいいじゃないか…!! 僕のせいだって…!!僕が弱いから…何も…何も守
れないって…言えばいいじゃないか…どうして、誰も…誰も…!!言ってくれないん
だ…」
僕のせいだ。
ただ一言、そう言ってくれれば、少しは楽になれるのに。
誰も、僕を責めないんだ。
よくやった。 ありがとう。いつも、そう。
みんな、僕に…何も守れてない僕にそんな言葉を言う。
いっそ。何もかも。僕の全てを咎めてくれた方が楽なのに。
…バカ!
カガリは、いつものようにそう言って、ひっぱたいてやりたかった。
けど、出来なかった。
どうして、お前を責められる?
お前が私に罪を咎める事を願っても、私はそんな事は絶対に言えない。
いつも、逢った時から守られて。
ありがとうって、単純に言いたかった。
でも、ダメなんだな。
そんな事を言ったって、お前は苦しみから解き放たれないんだろ?
ラクスもキラの元に近づいていく。
「キラは…弱い人間なんかじゃありませんわ…」
優しく、そう言い放つ。
また、そうだ。僕に優しい言葉を―――
「…私も、父を失ったとき、何も出来なかった自分が嫌でした。それでも、泣く事も
許されませんでした。…クライン派の代表という肩書きなど捨てて、思い切り泣いて
しまいたい。あの頃のラクスに戻りたい。そう思った事もありました」
「……」
ラクスは、子供をあやすように、けど自分に言い聞かせるように語りかけた。
「私がここまで来れたのは。あの時あなたが、私を受け止めてくれたから。私の涙を
受け止めてくれたからですわ」
「僕は…」
「あなたが何を思おうと、あなたに救われた人も居るという事を…忘れないで下さ
い…キラ」
あの時も、そう。キラにはもう…悲しい夢は要りませんもの。
いつも泣いて、何かに傷ついていて…
だから…せめて、戦いの終わった今だけは。
笑っていてほしい。
私の隣にいてくれればいい―――
でも、どうして…どこかに行ってしまいそうなのですか?
「う…うあ…あああ!ああ…うぅっ…おぅ…!!」
涙が、止まらなかった。
誰も咎めてくれない悔しさかもしれない。
救われた人もいるって言われて、嬉しかったのかもしれない。
けど、ダメなんだ。みんなが優しいから。
僕はきっとまた変われずに、涙を流し、誰かを傷つける。
みんな大切な人だと思えば思うほど。
もう、誰も傷つけたくない。傷つきたくない。
一人で泣いて、閉じこもっていれば…誰も傷つかずに済むよね?
僕が、一人の少女の人生を狂わせてしまったように。
もう誰も…僕のせいで苦しんでほしくないんだ。
「キラッ!!」
そうして、キラは眠りに落ちた。
一週間、彼は目覚めなかった。
498 :
217:03/11/20 01:36 ID:SwIkZXdN
>團鬼八氏
キラアスカガ…(;´Д`)ハァハァ
大好物です。マジで頑張ってください!
>>486氏
萌え。萌え。萌え。モエ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
続き…続きを…
つーか、エロのかけらもございません。
またキャラクターの性格違ってたらやだなぁ…ていうか、きっと違う…
この次はエロ入れますから…続き書いていいですか…?
>團鬼八氏
凄くいい所で・・(´∀`)
続き楽しみにして待ってます!
>>486-490 たかかんキタ―――――――――――――!!!(;´Д`)ハァハァ
エチなしでもキスシーンがその分濃厚で大変萌えましたよ!
こちらも続き(行為の…)キボン。
遺作の覇道シリーズ・・・個人的にかーなーり(・∀・)イイ!!
・・ツボにクリーンヒッツ!!
ナナシたんタイプだ。
リロードしたら新作(゜∀゜)キテルー!!
>SwIkZXdN氏
是非に!!
キラの周りは優しい香具師等ばかりですな・・。キラもそうだが。
それゆえに傷つきやすい。
ラクスやカガリ、アスランの各々の言葉もまた切ないですな。
フレイの思いがキラを守ってくれてるからきっと幸せになれるさ・・(´д⊂
イザークを首魁とする一団は月に到着した。
途中、幾つかの艦隊も合流して艦隊は当初の倍の16隻となっていた。
最も、その艦隊よりも大きかったのは、プラントの最高評議会の元委員二人が合流したことだった。
パーネル=ジェセック
ジェレミー=マクスウェル
イザークの一団に元評議会議員が加わった事は、彼の一団にある程度の正当性と政治的権力が加わることになる。
「もっとも、ジェセック議員はともかく、ジェレミー議員は全面的には信頼できん」
軍服の襟を正しながら、ナナシにイザークは語る。
「そうなんですか?」
ナナシはイザークの襟章が曲がっているのを直しながら、聞き返した。
「ジェセック議員はな……」
パーネル=ジェセックはシーゲル=クライン、パドリック=ザラの二人と旧知の仲だった。
穏健派よりの中立派であったが、心中二人の対立を憂いていた。政治家としては優しすぎる。
カナーバのクーデターの後、新政権に招かれたが、過激派に対するカナーバ政権の粛正を出来るだけ防ごうとした。
ゆえに新政権の中で浮いた存在となっていた。それなのに、ラクス=クライン、アスラン=ザラを初めとする、
“中立軍”(実際は反乱軍か、テロ集団ではあるのだか、この中から新オーブ政権が出たことを考慮するとこう呼ぶのが妥当と言える)の
プラント出身者を何とか赦免しようと運動して、追放のうきめにあった人物だ。やはり情に脆すぎて政治家に向かない。
「……しかし、ジェレミー議員は…」
ジェレミー=マクスウェル。立法委員で過激派に属す。本人自身も何度も前線を視察、ザフト軍には確かにマクスウェル派が存在した。
かの英雄、グゥド=ヴィノアも系譜的にはこの派閥に属する。さらには、ザフトの中で猛者の大半はココの系譜だ。
特筆すべきは、ナチュラルも存在するということである。血のバレンタインで子供を失った連合の将官、あるいは義憤耐えきれない軍人を受け入れたのだ。
この方針こそ、彼が同じ過激派に属しながら、パドリックと一線を画す点である。
そもそもこのあいだ戦争、二つの側面を持っていた。
一つにナチュラルとコーディネーターという二つの種の対立。
一つにプラント、ひいてはコロニー全体の独立戦争である。
血のバレンタインによって起こった戦争は当初、後者の意味が強かった。
そうでなければ、他国の支持は得られなかっただろうし、ザフトという組織も後者の思想に基づいて起こったのである。
が、その後戦争は、ナチュラルとコーディネーターという二つの種の戦争へとその性質を変えていったのである。
そして言うに及ばず、前者がパドリック=ザラ、
後者がジェレミー=マクスウェルの主張であった。
「ま、悩むのはこの会談が終わってからだ……」
「はい……」
戦後、連合は解体した。大西洋連合の、パナマの裏切りはユーラシア連合にとってその理由に十分だったし、プラントよりのアフリカ連合とてそうである。
さらに各地域でも混乱が続いている。NJCの存在が主な理由となる。
NJによって、原子力発電によって国の電力を賄っていた資源の乏しい国は、資源豊富な大国に外交でのイニシアティブを取られてしまっていた。
しかしNJCの存在は、外交的優位を無くすものなので、大国としては渡したくない技術である。ゆえに妨害工作が起きる。それに反発が起こるのは当然の事であった。
そしてNJC搭載MSは、予算を度外視したものであり(主に小型化の問題がそうさせた)また、NJC、MSともにノウハウが不足していた。
連合のエース機であるGATシリーズ、レイダー・カラミティ・フォトビンの三機にNJCを数ヶ月の期間がありながら、搭載できなかったのはそういう理由である。
(あと、数ヶ月交戦状態が続けば、技術革新は飛躍的に進み、NJC搭載の“第二世代”とも呼べるMSが量産されていたとする見解もある)
そういった戦後様々な混乱の中、イザークは歩まねばならないのだ。
月において、会談が開かれた。
月にザフトの拠点は無い。そして今の月の状態は、ジェネシスによって見るも無惨なものだ。
向こう側に座る大西洋連合の将官、政治家は苦い顔をしている。
「イザーク=ジュールであります。まずはこの度の会談を斡旋して頂いたオーブ首長連合、ユーラシア連合、アフリカ連合の皆様、又、会談を承諾していただいた大西洋連合月面司令部及び行政長殿に感謝いたします」
イザークは、自分達と大西洋連合と、その間に座る各国の外交官達に礼を述べた。
「前口上はいい。本題に入ろうか?ジュール殿」
大西洋連合の中で、最も歳を取った男が切り出した。
「何分若輩でありますから、そうして頂けるとありがたいです」
「月の……我が大西洋連合における地域において、アトラス山からティコ山を境界として以下西部の九十九年間の借用とのことだが……」
「はい。そうです」
「少し、虫が良すぎるとは思わんかね?」
別の壮年の将官が、口を挟む。
「いえ、虫が良いのはそちらです。今、世界は戦争を終え、和平へと向かっています」
口上での事だ、とイザークは自らの詭弁を心の中で自嘲した。
「しかし、大西洋連合の月面の拠点は、宇宙に住む人々に取って驚異でしかありません。目と鼻の先に武器を持った兵士がいては和平もままなりませんでしょう?」
「それはプラントとて……」
「我々はプラント政権とは別の物であります。それに、全てを借用する訳ではありません」
「ふざけるなっ!提案された土地は、我が方の月における領土の半分だぞっ!!」
「よさんか!」
若い(といっても、この場でイザークや、ナナシよりも若い人間などはいないが)将官が声を荒げると、年長の男はそれを制した。
「それに、失礼ですが月艦隊はほぼ壊滅と言っていい今、この広い月面を統治する能力はそちらには無い筈」
「…………」
「こちらは、艦隊16隻を用意していますが……」
それこそが、この会談におけるイザーク達の直接的優位を支えるものだ。
「我々としては戦争の禍根を忘れ、月を復興し、宇宙に住む人々の為そちらと支え合っていきたいと思っているのですが……無論、この場においで下さった皆様共々」
各国の外交官達にも視線を合わせ、イザークは述べる。
それには、幾つかの含みがあった。
一つに、月艦隊の戦力低下によって、もし攻められる事があれば防ぎきれないであろう事。
そして、特にユーラシア連合は大西洋連合に対し、好ましくない感情を抱いてる事は周知の事実である。
“支え合って”と言ったのは、もし万一、大西洋連合が攻められた際は援助してもよいという半同盟的な意味を含ませてある。
また、都市再興の費用を大幅に削減出来るだろう。
オーブ首長連合、ユーラシア連合、アフリカ連合は、単純に大西洋連合の勢力拡大を嬉しく思わない。
そして、イザークの勢力へジェレミーが参加した事により、オーブだけてなく、アフリカ連合との結びつきも増したのも、イザークに取っては幸運であった。
月というのは戦略的にも重要な場所なのだ。何よりも重力があり、大地があることが大きい。
コロニーと言うのは、宇宙という真空の中にあって、全く戦術・戦略的意味をなさない。脆すぎるのだ。
だからイザークは多少無理を言っても、月を拠点としたかったのだ。
「…………分かりました。細かい打ち合わせをいたしましょう」
大西洋連合の政治家らしき人物は重たい口をあけた。
「敬語というのは、どうも苦手だ」
イザークは会議が終わるなり、ナナシにそう言った。
「でも、ご立派でした。惚れ直しましたよ」
「ふん………。だが、プラントはどう動くか……」
そう言いながら、窓の外を見たイザークは、そこに広がる廃墟に顔をしかめる。
「酷いな……」
「本当に、ここにまた人が集まって、街が出来て……そう出来るんでしょうか?」
「人間の力を信じたい。ナナシは地球に降りたことがないから知らないだろうが……たくましいものだ、そこに住む人間はな」
それからイザークは、少し照れながら“いつか一緒に行こう”とナナシに言ったのだった。
『うまくいったようだな』
モニターの先で、アスランは笑っている。
「あぁ、だが、これからだ」
『そうだな。しかし確かに16隻の艦隊は大部隊だが、新しく街や国を興すには人が足りなくないか?』
「そこら辺に抜かりは無い。すでにジャンク屋ギルドと話もつけているし、兵力不足は傭兵を雇う」
その為の予算を算出した書類を確認しながらイザークは語った。
『成る程、考えてるんだな』
「その内に人も集まってくる。住みやすいところに人が集まる……自然な事だ」
『わかるよ。俺も最近実感している』
「……ところで、お前の衣装……オーブ北方の民族に伝わる“みの”か?」
イザークは好奇心いっぱいの、そう、例えるならワクワクという擬音がぴったしの目でモニターの中のアスランを覗いた。
『ん?うん。確かそんな名前だった。オーブの祭りの一つで、国民との交流を計るために、俺が変装して子供達に会うって企画なんだ、まぁハロゥインみたいなもんか。確か名前は……“わかはげ”?」
「ちぃがぁぁぁう!!それは貴様の事だろうがぁぁぁ!!正しくは“なまはげ”だぁぁ!!」
『(出たよ、民俗学オタク。っていうか若禿って……俺、毎日リ○ップ欠かしていないんだぞ!禿げるもんかっ!禿げる……うぅ…_| ̄|○)』
「だいだい、ハロゥインみたいとは何事だ!いいか、なまはげはオーブ北方、オガ地方に伝わる行事で、そもそもなまはげは神様であり、一年を……(以下30行ほど続く)」
『キラ・・・(´∀`*く,,! ←(激しく現実逃避中)』
「……というわけだ!わかったかぁ!!」
イザークの力説は終わった。だが、我々は失ったものが大きすぎた……
「……聞いているか、アスラン?」
『え?な、何?あっ……あぁ!聞いていた。うん」
「……まぁ、いい。いずれ正式に俺達の組織と国の発足の式典を開くつもりだ」
いぶかしむ目でアスランを見ながら、業務的な事を話した。ここらで話を切り上げるのにも丁度いい。
『あぁ、オーブからも人を行かせる。出来るなら俺自身が行く』
「ふん、貴様と会っても嬉しくはないが、期待しないで待っていてやる。じゃあな」
そう言って、回線を切ろうとしたところ、
『あぁ!待ってくれ!……その…言いにくくて…けれど、お前が知っていた方がいい事が……あるんだが……』
「?言ってみろ」
『俺達……多くの人を殺したよな』
「しかたないことだ。俺は兵士だからな」
『第八艦隊との交戦の時……』
「第八艦隊……」
苦い思い出だ。イザークは顔の傷をなぞった。
が、同時に運が良かったともいえる。デュエルでなければ、大気圏突入で燃え尽きていた所だった。無茶をしたものだ。
『お前、ハルバートンの旗艦・メネラウスから出たシャトルを……撃ったか?』
「シャトル……あぁ、撃った。酷いことをしたものだな、俺も。逃亡兵とはいえ、無抵抗のシャトルを撃つとは」
苦い顔をイザークは見せる。しかし、次のアスランの言葉等、どうしてイザークが予想出来ただろう。
『あのシャトルには……ヘイオポリスの難民が…乗っていた』
「は?」
『AAは、ヘイオポリス崩壊後、故障した脱出ポットを保護し、第八艦隊との合流時に引き渡した』
アスランは努めて平静に喋ろうと思った。自分も初めて聞いた時にはショックを受けた。ヘイオポリスの崩壊は自分にも責任がある。
「貴様が……冗談を言うなど……」
アスランは黙って首を振った。その仕草が、全てを語っていた。
『小さな…女の子もいたそうだ。キラに……ストライクのパイロットに“今まで守ってくれてありがとう”と……折り紙を渡して……』
「……あ…ぁ……」
『今でも…キラはその折り紙を持ってる』
イザークは俯いて、肩を震わせている。
「……回線を……切るぞ……」
『ああ……』
モニターが一面黒になる。そこにはうっすらとイザークの震える頭が映っている。
「俺が……殺した?」
ナナシは、うっすらと頬を赤くし、自身の部屋へと向かっていた。
よく見ると、その長い髪は水分を帯びている。
(ん〜やっぱり大きいお風呂はいいわ♪)
ご機嫌である。
ちなみに、何故戦艦の中に大浴場があるのかについては一切答えるつもりはない。
あるんだから仕方ない。個室のシャワーや、狭い風呂に、ザフト兵がストを起こしたのかもしれないし、単にイザークの趣味かもしれない。
まぁ、貴重な水分を無駄なく使う為ってこじつけが妥当かもしれない。
ナナシは自身の部屋の前で、IDカードを差込み、登録を確認して部屋に入り……
「……って、うわぁっ!!」
いきなり、ドアの隣に座っているイザークに気づいた。
「……隊長?」
コクッっと頷く。下を向いたまま、ナナシに顔を合わせない。
(夜這いしにきた…って訳でもなさそうだけど)
「ナナシ……」
「はい?」
「死んだ人間は何処にいくんだろうな……」
いつもは大声のイザークが、こんなに低いトーンで話すという事は異常に思えた。
「そんなの……わかりませんよ」
気まずい沈黙が流れる。しかし、分からないのは分からないのだからしょうがない。
「そうだな……」
「……隊長?」
「抵抗のない民間人を俺は殺していたらしい」
「……“らしい”って」
また沈黙を続けるイザークに、ナナシは屈みこんで視線を合わせると無理矢理キスをした。
「んっ……」
ナナシが見たイザークの瞳は赤く腫れていた。
「……隊長……」
「……今は…そんな気分じゃない」
「私はそんな気分なんです」
出来るだけ明るく、ナナシはイザークに言葉を向ける。
「泣いている隊長を、抱きしめてあげたい、励ましてあげたい、……一緒に泣いてあげたい」
「ナナシ……」
「だから……私、隊長を襲っちゃいます!」
そう言ってナナシはイザークの乾いた唇にキスをした。
風呂あがりのナナシの唇はしっとりと湿っていて、イザークは知らない内にナナシに抱きついていた。
509 :
761:03/11/20 04:38 ID:mfSnPxYR
祭り中なのに、すみません。
祭りの壮大さに隠れて、ひっそりと落としていきます…。
ありえないキラフレです…。ありえなさすぎるので、
大目に見てやってください。
510 :
761:03/11/20 04:39 ID:mfSnPxYR
今日はフレイの誕生日。
「あっ、ねぇねぇ、見て。コレかわいい〜」
「えっ、どれ?」
「ううん、その隣。これ」
「ほんとだ。フレイの部屋に合うんじゃない?窓のところとかさ、いい感じかも」
「えへへ、キラもやっぱりそう思う?私、コレ買っちゃおうかなぁ」
立ち寄った雑貨屋でいつになくはしゃぐ赤毛の少女の姿に、キラはどきどきしていた。くるくるとよく動く明るい瞳、ふっくらとした魅力的な唇、コケティッシュで愛らしい微笑。彼女が振り向くたびに赤毛がさらりと流れて、微かに甘い香りが漂ってくる。
彼女が笑うと僕は嬉しくて。
「買ってあげようか?」
「えっ?……ウ〜ン……どうしようかなぁ」
彼女が迷うと、突き放されたような気がしてちょっと寂しくなる。
ちょっぴり突き出した唇に指を当てて、フレイは小首をかしげた。肩の辺りを髪がさらさらと流れて細い首が露になる。首から顎にかけて、手荒にしたら折れてしまいそうなほど華奢な線が、無防備に曝け出されている。………キスしたい。
「でも、さっき買ってもらったばっかだし…。キラ、荷物、重くない?」
「ううん、ぜんぜん。二つだけだし」
キラは中くらいの紙袋二つ、軽々と片手に持ち上げて見せた。この中に、実はこっそりと誕生日プレゼントを隠してある。悩みに悩んだ末にやっと選んだこの品、気に入ってくれるといいんだけどな。ちょっと高かったけど、それでフレイの喜ぶ顔が見れるなら。
「…じゃあ、お願いしちゃおっかな?」
「いいよ」
君が望むなら、僕にできることは何だって。
511 :
761:03/11/20 04:42 ID:mfSnPxYR
表面は平静を装いながら。急いで返した応えに、フレイの笑顔がはじけるように綻んだ。
「やったぁ!キラ、大好きっ!!」
人目憚らず、赤毛の少女は甘えるようにガバッと抱きついてきた。
上着の肩からすんなりと伸びた細い両腕がふわりと絡みついてきて、無邪気に押し付けられた胸の
柔らかな膨らみに、キラのある一点が痛いくらいに緊張する。本当はさっきから、それこそデート
の間中、ソコは緊張しっぱなしだ。
「キラも欲しいものがあったら、言って」
「そんな、だってフレイの誕生日なのに………」
「いいの。そんなの、関係ないの」
まるで小悪魔な彼女。可愛くて綺麗で愛しくて、抱きしめようとすればするりと逃げてしまう。誘うような唇をして、熱っぽく悪戯っぽい眼差しで僕を見る。
本当はからかわれてるだけなんじゃ。サイみたいに、もっとかっこよくてしっかりした奴が現れたら、僕はさっさと捨てられてしまうんじゃないか。
こんなにチャーミングな女の子が、僕なんかに興味あるんだろうか。「センス悪い」なんて捨てられたらと想像するだけで、苦労してしのばせたプレゼントもそのまま握り潰してしまいたくなってくる。………不安になる。
「………キラってばぁ。ねぇ、ちゃんと聞いてる?」
思わず奪ってしまいたくなるような、ふっくらと瑞々しい唇を不満そうに尖らせて。赤毛の少女がずいっと顔を覗き込んできた。
「えっ?」
慌てた。雑貨屋を出て、イベントを見て、お茶飲んで――――そうだ、確か一緒に服を見に来たんだ。それから――――
「ご、ごめん。何だっけ?」
「ふんっ、もういいんだから。コレ試着してくるから、キラ、ここで待ってて」
キスできそうなところまで近づけた顔をぷいっと背けて、フレイは試着室に入ってしまった。ぱたりと閉じられたドアが、一気に二人を遠ざけてしまったような気がする。
512 :
761:03/11/20 04:44 ID:mfSnPxYR
「あっ…」
カップルや若者で賑う売場の一隅で、カジュアルな婦人服のかかったハンガーに囲まれて、試着室と向きあったここだけ人気がない。荷物だけ両手に持って、キラはたった一人取り残されたような気分になった。
「フレイ…」
呆れられた?僕はもう、見捨てられる?
焦りと不安が膨れ上がって、それでも別れるのだけは嫌だ嫌だと、胸の中で何かが忙しく渦巻いている。
「キラ…」
囁くように小さな呼び声がして顔を上げると、試着室のドアがほんの少し開いている。フレイが顔だけ悪戯っぽくちょっとのぞかせて、こっちへ来てと手招きしている。
「フレイ、もう着替えたの?」
足元に荷物を置いて急いで行くと、ドアが一瞬大きく開いて、腕を引っ張られた。そのまま試着室の中に引っ張り込まれて、内側から素早くドアが閉められる。
「フ、フレイ、どうしたの?」
「しっ、大きな声出さないで…」
狭い室内、三人入ったら身動きの取れなくなりそうな所に二人きり。キラは思わず、ごくりとのどを鳴らした。
試着室に持ち込んだ服はハンガーにかけたまま、脱いだ服も反対側のハンガーにかけたまま。ブラジャーとパンティーの上に、胸元の開いたキャミソールを着ただけの無防備な格好だ。目の前に晒された白い太腿と二の腕の眩しさに、収まったはずの緊張がぐっとせりあがってくる。
「…触ってもいいよ」
至近距離で囁く声はちょっと恥ずかしそうで、行動の大胆さとのギャップに惹きつけられる。
キャミソールにきわどく隠れた豊かな膨らみへと、キラの目は否が応でも釘付けになってしまった。
513 :
761:03/11/20 04:44 ID:mfSnPxYR
「けどフレイ、こんなところで誰かに聞かれたら……」
「それはそうだけど。だって…、キラがこんなになってるのに……」
フレイにある一点をじっと見つめられて、キラは恥ずかしさのあまり顔を赤くした。気づかれない自信はあったのに、いったいいつからバレてたんだろう。
意を決したようにきゅっと唇を引き結び、フレイは両膝をついてかがみこむと、キラのズボンに手をかけた。キラは慌てて止めようと、ぎこちない手つきで脱がしにかかるフレイの肩を掴んだ。
「僕は大丈夫だよ。フレイ、今日は君の誕生日なのに、こんなことしなくても……」
「我慢しないで」
肩を掴まれても、フレイの手は止まらない。膝近くまでズボンと下着をおろし、すでにすっかり大きくなったものを両手にそっと包み込んで愛撫する。
「私の前で我慢、しないで」
きっぱりとそれだけ言って、優しく口付ける。何度も口付け、舌で執拗に舐め、まだ慣れないながらも悦ばせようと懸命にしゃぶりついてくる。その温かくて柔らかい感触に、キラは思わず抑えた喘ぎを漏らした。
「ああっ、フレイ………出ちゃうよっ……」
「…いいわ。全部受け止めるから…キラの、頂戴っ……」
「うっ…」
今まで抑えに抑えてきた分、どきどきと興奮して脈打つ鼓動に合わせて、どっと大量に出た。
「あンっ…」
一滴も床にこぼすまいと、両手で優しく支えたまま目を閉じてごくごくと飲み干していく。一生懸命な真摯さと、しゃぶりつく唇の妖艶さが、まだあどけなさの残る少女の顔になんともいえない艶を添えている。
514 :
761:03/11/20 04:46 ID:mfSnPxYR
一気に放出しきって崩れそうになる背中を壁に預け、キラはフレイを愛しく見下ろした。全部飲み干して、離した唇と先端を繋ぐ淫らな橋を手の甲で拭うと、フレイはそこでようやく息をついた。
「……私の誕生日だから。私だけじゃなくて、好きな人にも喜んでほしいの。一緒に楽しむんじゃなくちゃ、ダメ。キラの優しいところは好きだけど、……お願いだから我慢とか、そんなふうに優しくしないでっ……」
大きな瞳が、熱っぽく潤んでいる。ずっと見ていてくれたのだ、その切ない瞳で。
自分じゃ不釣合いなんじゃないかと、一歩引いて不安げにしているキラに手を差し伸べて、フレイもまたずっと待っていたのだ。もう二度と優しさにつけこむような真似をしたくないから、遠慮なく愛してほしいもどかしさをこらえて、キラをじっと見守っていたのだ。
もう一度。君と初めから、もう一度………。
「フレイ……ごめん」
すれ違っていた想いに気づいて、キラは謝った。自ら胸のうちをあけてしまったと、不安と高ぶる感情で僅かに震えているフレイの背中を撫でて、抱きしめるようにして立たせた。
「キラ…」
首筋に強くキスをして、そのまま柔らかな谷間に顔をうずめると、フレイが恥ずかしそうに少し身を捩った。
「キラ、それ以上はダメっ……」
「どうして…?」
怪訝そうに、ブラジャーのホックを外そうとした手を止める。
「ちょっとここ、長くいすぎちゃったし……今日の夜は、一緒にいられるでしょ?」
「うん……」
515 :
761:03/11/20 04:50 ID:mfSnPxYR
それはそうだけどと、なおも不思議そうにするキラをちらりと上目遣いに見上げて、フレイは初々しく頬を朱に染めた。
「……今日のためにと思って、一番かわいいの選んできたんだから。だから、
こんなとこじゃなくって、……もっと落ち着いたところで、見てほしいのっ………」
「あ……」
いわれてやっと、気がついた。キャミソールの下に隠れてはいるが、下着の感じがいつもと違う。フレイはわざと、脱がないでいたのだ。
「わかったよ、フレイ」
そんなつまらないところにこだわったりするところが、時々新鮮で可愛い。
くすくすとわらって、キラはフレイをぎゅっと抱きしめた。すぐさま応じて
フレイの腕がシャツの上から背中に回され、悪戯な唇で耳朶に官能的なキスを
寄越してくる。じかに体に当たる太腿と胸の、むっちりと成熟しきった感触の
柔らかさに、再び狂おしい興奮が沸きあがってくる。密着した身体にぶつかる
ものに気づいてフレイが身じろぎすると、キラは照れ笑いを返した。
「ごめん、すぐ終わらせるから」
「もぅ。キラのえっち〜……」
約束が違うじゃないと頬を軽く膨らませながらも、ちょっと小首をかしげた
上目遣いの眼差しは満更でもなさそうだ。唇にキスをしながら、片手で素早くパンティーを膝までずり下ろす。壁にフレイを押し付けるようにして中に分け入ると、少女の腕が甘えるように首に縋り付いてきた。
控えめな律動に身を委ねながら、途切れたキスの合間を縫ってフレイが囁きかけてくる。
「ホントはっ、立ったままなんて……いやなんだからねっ……」
「わかってるよ。ちゃんと、埋め合わせはするからっ……」
だんだん激しく突き上げられて、フレイが瞳を潤ませて目を閉じる。
「あっ……」
516 :
761:03/11/20 04:51 ID:mfSnPxYR
お互いにうっかり飛び出しそうになる喘ぎをキスで遮って、息が苦しくなるほど貪りあう。それでも無意識に息をつこうと唇が離れた瞬間に、ふと人の話し声と靴音が近づいてきた。女性同士、3人くらいだろうか。談笑する声がすぐそこまで近づいてくる。
「はぅっ……」
つい高い声の出かかった唇に強くキスをして、一気に奥まで突き入れると、フレイが全身で応えるようにしっかりとしがみついてきた。フレイの甘い香りと柔らかな感触に理性が飛びかけているところへ、思い切り締め付けられて、キラ自身快楽に叫びだしてしまいそうになる。
ガチャンと大きな音を立てて、フレイの後ろのハンガーが落っこちた。ぎくりとしてお互いにぎゅっと抱き合い、微動だにしない。……というより、動けない。
一瞬話し声がやんだ。息の詰まるような数秒間をおいて――――――。
何事もなかったかのように、談笑しながら人の気配は遠ざかっていった。
「ふぅ…」
「はぁ…」
浅く息をついて呼吸を整えながら、キラはフレイの中からゆっくりと自身を抜いた。
「やンっ…」
途端につつっと伝い落ちてゆく一筋にうろたえて、ぴたりと太腿を閉じて抵抗する。気づいてキラが指で拭うと、フレイは羞恥に頬を赤らめてそっぽを向いた。
「キラってばホント、えっちなんだからぁ……」
「そういうフレイだって、けっこう……」
「…やだっ、言わないでっ」
〜終わり〜(以上、書き逃げ御免…)
すごいネ申が沢山降臨してる(´∀`)
自分もコッソリ投下します。
前々スレ737さんのリク
酔っ払いアスランがカガリに甘えるシュチュでつ
(σ^∀^)σドウゾ!
戦争が終結し、元ザフト軍アスラン・ザラはカガリの補佐役としてオ−ブに身を寄せていた。
一国の代表として立つカガリとは公表は出来ないものの恋人同士という関係である。
「アスラン、お疲れ!」
いつも元気な彼女にとても癒される。
「ああ、お疲れ様カガリ」
そして口付けし互いの部屋へ戻るという毎日を過ごしている。
アスラン・ザラはその日常に幸せを感じていた。
−−しかしカガリ・ユラ・アスハは……
「なぁ、エリカ」
エリカの部屋を尋ねソファ−の上で体育座りをしカガリは言い辛そうに言葉を絞り出す。
「普通の人って付き合ってどれくらいで…その…したりするんだ?」
「SEXのこと?」
直ぐに意味を察したエリカの言葉にカガリは真っ赤になりつつ小さく頷いた。
「私たち付き合って半年経つのにまだキスしかしてないんだ…」
アスランは自分のことを好きではないのかもとションボリとうなだれる。
「まぁ、出会ってすぐする人もいるけど…彼から求められたりしたことも無いの?」
「…‥うん」
その言葉にエリカも困惑するが、今にも泣き出しそうなカガリの姿に慌てて慰める。
「彼は真面目な人だから、あなたを大切にしたいと思って手を出さないのだと思うわ」
「本当か?」
「ええ、気にしすぎなのよカガリは」
エリカの言葉に先程の落ち込みはどこへやら、パァと花が咲いたような笑顔になるカガリに苦笑する。
「そうだよな、アスランは本当に真面目だから」
でも早く彼と結ばれたいという気持ちは抑えられない。
「…‥あのさ、もし‥もしもだけど‥あいつに求められたら私は…どうしたらいいんだ?」
いつか来るであろうその日を思い浮かべ、カガリは自分は彼に何をしてあげればいいのだろうかと考えた。
「彼は婚約者がいたぐらいだから、そっち方面は経験豊富だと思うし色々リ−ドしてくれるでしょうからまかせておけば大丈夫よ」
経験豊富…アスランはラクスと…‥そう思うと悲しくなってきたが今は自分を選び傍に居てくれる。
だからこれ以上の我儘はダメだと自分に言い聞かせる。
「…うん、アスランは私より大人だし…大丈夫だよな」
そう言いカガリは立ち上がりエリカの部屋を後にする。
そんなカガリの後ろ姿を見送る人物が居た。
「…カガリ‥俺は」
偶然2人の会話を立ち聞きしてしまったアスランはその場に立ち尽くした。
カガリは俺を求め俺に導かれることを望んでいる。
−−しかし俺はっ…!
「カガリ…俺は君を幸せに出来ない…」
アスランはそう呟き、ある決意をするのであった。
次の日
「アスラン!」
何かソワソワしながら近寄るカガリにどうしたんだと声をかける。
「今…暇だろ?アスランの部屋に行っていいか?」
その言葉の意味を察しアスランは緊張する。
「…‥ダメだ…いま忙しいんだ」
「な、なんでだよ!?」
「…俺は明日プラントへ帰る」
「アスラン!?何で?どうしてだよ!!」
突然の言葉にカガリは信じられないと声を荒げる。
(どうして…私‥お前の嫌がること何かしたか?)
涙が込み上げ震える声で引き止めるがアスランは俯き拒絶する。
「…俺は君にふさわしくない」
−−パンッ!
その時、乾いた音と共にアスランの頬がジンジンと熱くなる。
「馬鹿野郎!お前はいつも勝手に決めて…理由を言えよ!!」
ついに耐え切れずこぼれ落ちる涙を拭わずアスランの胸元を掴み捲し立てる。
「…すまない‥カガリ」
「……‥っ!アスランのバカ!!」
そう言い残しカガリは出て行ってしまった。
(すまない、カガリ…君の気持ちに答えることは出来ない…なぜなら俺は…)
自分の情けなさに涙が出る。
こんなことでカガリと別れることになるとは思ってもみなかった。
アスランは自暴自棄になり自室に置いてあったワインを飲み始める。
酸味がきいたアルコ−ルが喉を流れていき身体に浸透する。
「…カガリ…カガリ」
自分から別れを切り出した筈なのに未練がましく愛しい人の名を呼び続ける。
本当はありのままの自分でぶつかっていけば良かったのだろうか…。
そしてそんな自分をカガリは受け入れてくれたのだろうか…。
アスランはこの苦しみから逃れるため酒を飲み尽くした。
その頃カガリは…
「なんだよ…アスランの奴」
ベッドに蹲り先程のアスランの別れの言葉を思い出し啜り泣いていた。
本当は今頃、彼とベッドを共にしていた筈なのにどうしてこうなってしまったのだろうか。
カガリは考えても原因が思いつかないでいた。
何か気に障ることがあったのなら言って欲しい、彼とは別れたくない。
「…もう一度‥聞いてみよう」
それでも言わなければ殴り倒して無理矢理吐かせようと思い部屋を出た。
トントン
「アスラン…私だ」
しかし返事はなく、カガリは鍵のかかっていない扉を開けた。
「うわぁ…酒臭いな…ん‥アスラン?」
机の上でス−ス−と寝息を立てる顔には涙の跡がある。
「おい!アスラン起きろ!」
「…んぁ‥カガリ?」
酔っ払っているのだろうか、肌がほんのりと上気しいつもの引き締まった彼とは別人のように柔らかい表情をしている。
そんなアスランが少し可愛いかもと思いつつ問い詰める。
「アスラン!私と別れたいなら理由を言えよ!ちゃんとした理由が無いなら私はお前と別れてやらないからな!!」
襟元を掴みブンブンとアスランを揺らしながら責めるとアスランは子供のように泣き出した。
「ううぅ…グスっ‥」
「わわっ!アスランごめん!」
突然の彼の涙に慌てて手を離し泣くなと頭を撫でる。
「…ぐすっ‥ボクは‥カガリにふさわしくない‥人間なんだ」
酔うと幼児化するのだろうか、何故か一人称が僕になったアスランは尚も泣き続ける。
「だから何でお前が私にふさわしくないんだ?その理由を言えってば」
「…‥理由」
アスランは羞恥心からかガタガタと震えカガリを見る
NEXT
>ポチ氏
漏れのリクキテター━━━(゚∀゚)━━━!!!!
最初の方を読んで・・またシリアス?今回はギャグの予定じゃないのか?
と思ったら「ボク」ってアスラン・・カワエエw
続きを想像しただけで(*´Д`)ハァハァハァハァ
またまた多くの神が降臨なされたようで。言葉も出ねえよ(*´Д`)ハァハァ
職人さん乙です。こんなにも職人に恵まれているスレってなかなか無いんじゃ……
屈指の良スレやね。
本放送が終わってからの方が投下量が多いな。
やっぱ、本編がある程度消化不良だと、二次創作系の類いは活発に
なるんだろーか。
補完の為に。
ま、はじめの頃は、キャラを掴めてないから投下量も少ないっての
もあるだろうけどな。
531 :
312:03/11/20 19:55 ID:C9m0ZbtE
結局福田の思う壺か……
533 :
761:03/11/20 22:37 ID:mfSnPxYR
職人様方、乙です。毎回どの作品にも、しっかり萌えさせてもらってますw
書き逃げしといてなんですが…。キラフレ読み直してみると、
音を立てないシチュを想定したとはいえ、仕上がりが軽すぎてちっともエロが…(泣
時間かけて書き直したいと思いますので、
自分の拙い文章でよければどなたか挽回のチャンスを下され。
黒キラ×フレイ か キラ×黒フレイ、
単発エロで楽しく?やりたいと思ってます。
>761氏
あぁあぁああ−!!
・゚・つд`)・゚・
キラフレ最高っす!!
朝、バイト行かなきゃいけなくて、今やっとマタ−リと読ませて頂いたら・・・まじ萌えますた!
ぜひぜひまたキラフレ書いて欲しいっす!!お願いします!
はぁ・・フレイにベタ惚れなキラと小悪魔的フレイ・・素敵すぎる
(*´д`)ハァハァハァハァ
>>527 おお!だいぶお待たせしてすみません。
これギャグっていうかバカ話っぽい出来になっております(; ´∀`) 527さんのお気に召せばいいのですが・・。ちなみに次の投下は明日の昼間っす。
>486
ムウマリュキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!!
最近一寸意気消沈してたのですがなんか元気が出てきました。
漏れもっ
ムウマリュありがとう!
黒キラ×フレイって見たことないんで一票入れてみる。
で、投下行きます。長いのでまた途中。
「や、ぁあぁん」
甘い甘い声。きっとカガリ自信だって、聞いたことはないだろう。
―――――↑前回 今回↓―――――
「カガリ、可愛いね。大好きだよ」
キラの台詞は語尾にハートマークがついてそうである。
「いくよ。カガリ」
まじめな顔でアスランが呟いてクレバスに亀頭を当てる。にゅるにゅると滑る感覚を楽しんで少し強めに押し当てる。
「ん。いいよ……」
「カ、カガリ」
多分彼はまた鼻血を出したのであろう。詰めたティッシュが赤くそまってる。キラは見ない振りをしてあげた。
「……! いってええ!」
ムードも何もぶち壊しのカガリの叫びに二人とも一瞬目を見開いたが、カガリだからなーとでも言うように目を逸らして聞かないふりをした。
「馬鹿! 痛いんだよ!」
がしがしと右足を振るカガリにお手上げ状態でしぶしぶアスランは身体を離した。
「カガリ…」
呆れたようにキラが呟く。
「痛いんだぞ! 物凄く痛いんだぞ!」
涙目でキラに訴える。
「判ってる。でもさ、少し我慢してあげなよ。アスランの事大好きでしょ?」
「う、そ、そりゃあ」
「痛いって気持ちと、アスランが好きって気持ちとどっちが勝ってる?」
「ア、アスランが好き。だな……って、何言わせるんだ!」
わき腹にアスランの腕を感じて正面を向くと、物凄いドアップがあり、唇が柔らかいものに触れた時、ああ、キスされているのだと実感して、目を閉じる。キラのリズミカルな手の動きとうっとりするようなアスランのキス。
足を抱えられ再び挿入の体勢に持っていかれると、今度は我慢しようときつく唇を噛み締める。
「カガリ。僕の指、噛んで良いよ。唇痛いでしょ?」
「だ、駄目だ。痛くなるだろ?」
「平気。男だし、カガリの痛み、少しだけ受けてあげるから。まあ、アスランにやられるって、わけじゃないけどね」
どうして、キラはこう一言多いのだろう。少し感動したのにがっくりだ。目一杯噛み付いてやろうと差し出された親指を口に含んだ。
「いくぞ。カガリ」
腰を入れると同時に中にアスランが入ってくる。
「んん!」
遊んでいた手をアスランの胸元に置く。ぐいぐいと突っぱねようとするが、
アスランは奥へ奥へとねじ込む様に入ってくる。
少し強くキラの指を噛むとうめき声が聞こえた。キラは顔をしかめると背中にペニスをこすりつけている。
「カガリ」
名前を呼ばれているがどちらの声なのか、痛みにガンガンしていたのだけど、その痛みを和らげるような愛撫にカガリはうっとりとしていた。また、空中に放り出される感覚が襲ってくる。
快感に力を入れるとカガリの中に入ってるアスランの太さや固さがわかって体が熱くなった。
背中に感じるキラのペニスのぬるぬるとした感じもゾクゾクする。
「カガリ、凄い、舌が絡み付いてくる」
キラの声に恥ずかしくてカガリが身体をそらすと、その姿態にアスランが興奮して、強く突いてくる。
指は休まずカガリの体を這い回り、少しでも反応を見せると執拗に愛撫するので、首の後ろが熱くなり全身に広がった。
ここまで。
文を切るの忘れてた。
おやすみなさい。
544 :
761:03/11/21 01:25 ID:RVYwQ9F0
>>ポチ氏
キラフレ歓迎してくださって、ありがとうございます。気合入れて頑張りますっ
それにしてもエロなしの回でも引き込まれてしまう構成、
キャラ描写がホント巧いですなぁ。とりわけアスラン上手すぎ…www
>>團鬼八氏
支援ありがとうございます!貴殿の作品はいつもほんとに楽しいので、
その爽快さを見習いたいなぁと思いつつ。萌えていただけるよう、励みます。
……数ある作品の中で、最も壊れてるのは自分のかもと自覚しとります。
心優しい住人さん方に感謝しつつ、何とか腕、磨きます。煤i--#)
(遅まきながら
>>217氏、乙です。短編はもちろん、長編も良かったですよ〜)
>761氏
フレイ可愛い。
めっさ可愛い。
それだけで漏れはハァハァ(;´Д`)/lァ/lァ(*` Д´)//ア//ア
取り敢えず悶え氏にして来ます
>團鬼八氏
カガリが男らしくキラが黒くアスランがエロでイイ!よかった・・・アスランがやれてw
>761氏
フレイ好きな自分には貴重なSSとなりました!出来ればまたフレイにベタ惚れキラをキボンでつ。
さてアスカガの続きを投下します。
今回はアスランが壊れてます。本編のキャラとはまったく違うので、嫌な人はスル−して下さい。
>>518-526 「…だって‥ボクは‥」
「うん、言ってごらん」
子供をあやすように優しく言うとアスランは意を決したように告白した。
「ボクは童貞なんだ!!」
その瞬間、部屋の中がシンと静まり返りカガリもポカ−ンと立ち尽くすがアスランは床に崩れ落ちながら言葉を続ける。
「ボクは童貞だし…エッチな本も読んだこと無いし…だから知識も無くて…‥カガリを満足させてあげることが出来ない情けない男なんだ…」
「…アスラン‥そんなことで私と別れようなんて言ったのか?」
「ふぇえん…ひっく‥だって‥カガリをリ−ドしてやれないんだぞ」
アスランの言葉にあの時のエリカとの会話を聞かれていたのだと気付く。
「お前さ…ラクスと2年も婚約者な関係だったのに本当に何もなかったのか?」
「…うん‥ホッペにチュウしかしたことない…」
「そうなのか!」
その言葉にカガリは嬉しそうに声を上げるとアスランは顔を真っ赤にし更に泣き崩れる。
「うわぁあぁっ!笑うな!笑うなよ〜っ!ふぇえん」
馬鹿にされたと思い号泣するアスランをヨシヨシと背中を摩る。
「馬鹿にしてるんじゃないぞ…私は嬉しいんだ」
「…‥え?」
「私…ずっとお前がラクスと‥その‥色々経験済みだと思って落ち込んでたんだぞ」
「…なんで?」
涙で濡れた顔を不思議そうに上げ、その答えを求めカガリを見つめる。
「だってさ‥好きな人が自分以外の人と‥エッチしてたら嫌だろ?」
「…うん、ボクも嫌だ‥カガリが他の人となんて…」
そしてまた泣きそうになるアスランを抱き締める。
「私はお前以外の人としたりしない‥エッチもさ…2人で勉強しながらやればいいじゃないか」
「…カガリ、ありがとう!」
アスランはお菓子を貰った子供のような笑顔でカガリに擦り寄った。
「ふふ、ヨシヨシ良い子だアスラン」
「カガリ♪カガリ♪」
「きゃっ!ア、アスラン」
褒められ上機嫌になったアスランはカガリの胸に顔を埋める。
「カガリのおっぱいフワフワしてる」
「わっ…バ‥バカ‥そんなに触るなよ」
スリスリとカガリの胸に頬ずりするアスランに変な気分になりながらも抵抗する。
「…カガリ‥ボク‥おちんちんが勃ってきちゃった‥」
「ええっ!?ア、アスラン?」
そう言いながらモゾモゾとズボンを下ろし半勃ちのモノをカガリに見せる。
「ほら、カガリのおっぱい触ってたら大きくなっちゃった」
「きゃああぁっ!バカ!そんなモノ見せるな!」
手で顔を塞ぐものの指の間からシッカリと見ているカガリの前でモノを上下にシゴキ始める。
「ふぁ‥はぁはぁ‥こうするとすごく気持ちいいんだよ」
「アスラン!ちょっ…いい加減しろよ!」
自分のモノを擦りながら頬を染め喘ぐアスランの姿にカガリは全身が火照り秘部がジンジンと疼くのを感じて我慢出来ずソコへ手を添える。
「あふっ‥はぁはぁ…見てカガリ‥こんなに大きくなったよ」
言いながら嬉しそうに完全に勃ち上がったモノをカガリの前でユラユラと揺らす。
「‥あ‥すごいな…アスランの」
コレが自分の中に入るのかと考えただけで秘部がじんわりと濡れてくる。
「カガリ‥どうしたの?」
ソワソワと秘部に当てた手を動かしていたカガリを食い入るように見ていた。
「べっ‥別に何でもないぞ!アスランも早くソレをしま‥きゃあっ!」
「ココが痒いの?」
そう言いながらカガリのワレメ部分をツンツンと指で突つく。
「や‥やめろよ‥んっ」
言葉とは裏腹にもっと触って欲しくてたまらないカガリはなすがままになる。
「あっ‥カガリお漏らししてる!」
ズボンの上からでもわかるぐらいに濡れたソコをグリグリと弄りながら言うアスランにカガリは真っ赤になる。
「あふっ‥違う…」
「‥カガリ…ボクもお漏らししちゃった」
アスラン自身の先端から先走りの液が滲むソレをカガリに見せる。
「‥あ‥ホントだ」
「ねぇ‥カガリばっかりズルイ…」
ぷぅと頬を膨らませ拗ねるアスランにカガリは理由がわからず困惑する。
「何が?‥言ってごらん」
「…ボクもカガリのアソコが見たい」
「!!!!!!」
ズルイって自分から見せたくせにと少し納得がいかないが、また泣きそうアスランに負けズボンを脱ぎ始める。
「…これでいいのか?」
露になったカガリの下半身をジッと見ると薄く生えた金色の恥毛を摘む。
「わぁっ‥見るだけだぞ‥触るなって!」
「ええ〜っ‥じゃあボクのも触っていいよ」
カガリの手首を掴み、アスランのモノに添える。
「わわっ!バカ‥やだ…」
そう言いながらも、初めての感触に触れてる指に意識が集中する。
「カガリの手‥冷たくて気持ちいい」
触る度、ピクピクと震えるソレにカガリも興奮してくる。
「あっ…もう‥出そう」
スリスリとアスランのモノを撫でているとビクビクとソレが膨らみ次の瞬間、先端から勢いよく白濁の液が飛び出した。
「きゃああぁっ!やんっ‥アスラン!」
大量の精液がカガリの下半身を濡らし悲鳴を上げる。
「…あ‥ごめんなさい」
自分はカガリの嫌がることをしてしまったとうるうると瞳を潤ませ謝る。
「い‥いいんだ!いきなりだったからビックリして…だから気にすんな!」
「ふぇ‥カガリ…」
その優しさに自分だけじゃなくカガリにも気持ち良くなって欲しいと思い押し倒す。
「わぁっ!アスラン!?」
「カガリも気持ち良くしてあげるね」
「‥え…きゃあっ!」
そしてカガリの腿を押し上げ秘部を明かりに晒すとクチュクチュと濡れるソコを手で擦る。
「ひゃあっ‥バカ‥止めろ」
今のアスランは精神は子供でも体は少年の力ゆえ、カガリの抵抗は意味が無くされるがままになってしまう。
「すごいね‥カガリのココ‥いっぱいヌルヌルしたのが溢れてくるよ」
「やだ‥言わないでっ」
そんなカガリの姿にアスランのモノが再び勃ち上がってくる。
NEXT
>團鬼八氏
483です、お言葉に甘えて頂きました。
南極の<あそべ、こんにゃろ!>も勝手に頂いてますけどw
キラアスカガの続き楽しみにしてます。
>ポチ氏
工工エエェェ(´Д`;)ェェエエ工工 またいいトコでお預けでつな。
やっと全てのリクを書き終えたので、またリクを募集しようかなと…‥と思うのですが。
何故か自分で書きたいものを書き始めると最後の方で挫折しちゃって…リクだとその人の為だと思い最後まで頑張れるんですよw
と、いうことでリク再募集で〜す。
A.希望カプを下記から選んで下さい。
@アスカガ Aアスラク Bラクカガアス
(それぞれリバ-シ可)
B.希望シュチュエ−ションがあれば具体的に書いて下さい。
C.ギャグ又はシリアスどちらがいいですか?
@ギャグ Aシリアス
なるべく鬼畜系はご遠慮下さい。
あとリクに答えられるのは次スレになる予定です。
似たようなリクはまとめて扱わせて頂く場合有りです。
リクの受付期間は11月21日(金)PM19:00-20:00の一時間だけです。
それ以外の時間のリクは無効にさせて頂きます(色々細かくてスミマセン)
では宜しくお願いします。
>>492-497の続きです。でも、別に読んでなくても平気かも。
僕は、夢を見た。
いや、夢と言っていいかわからない。
現実であって欲しい。
だって、目の前に居る存在は―――
「キラ…」
「…フレイ?フレイ!」
キラは彼女の元に走っていた。
目の前にいる少女を抱き締めると、暖かな温もりが帰って来た。
本当に、夢?
けれど…言いたい事を言える機会でもあった。
「…フレイ…ごめん…僕…」
「キラ…どうして…あなたが謝るの?」
「君を守る事も出来ずに…君を…傷つけっ…て…!! 僕は…」
「…悪いのは、私。言ったでしょ?私…ずっとあなたに謝りたかったって…私が、あ
なたを利用して――」
「違う! そんな事は…どうでもいいんだっ…!!」
キラは、自分の思いの丈をフレイに言いたかった。
言いたい事も、言えてない。
謝っても、謝りきれない。
全て悪いのは、僕だから。
「もう、わかったから…あなたの想い…わかってるから」
「フレイ…」
「だから、泣かないで…ね?」
フレイも、僕に優しくする。どうしてなんだろう?
彼女に叩かれたって、罵られたって…おかしくない。
いや、むしろそうしてくれた方が。自分の弱さを認められるのに。
「どう…して…?アスランも、ラクスも、カガリも…君もどうして…何も、何も出来
なかった僕を責めないんだ…!!」
「キラ…」
「そうやってみんな優しいから…!!僕は…いつまでたっても『僕』になれない!!
本当に欲しい自分もわからずに…弱いまま変われずに…何もっ…守れない…!!君の
お父さんを守れなかった時から…僕はっ…!!何も変われてない… そんな、自分は
嫌なのに…何も守れないのに…僕は…!!」
キラは、目の前にいる少女に自分の想いを叫ぶ。
守れなかった。だから、悔しかった?
そうだよ。けれど…ずっと弱いまま、成長できず「自分」も見つけられなかったか
ら、何も守れなかったんだ。
誰かが弱いって言ってくれれば。
僕のせいだって言ってくれれば。
それが『自分』だと受け入れられるかもしれないのに。
そこから、変われたかもしれないのに。
何かを守れたかもしれないのに。
「だから…きっと僕はこのまま、誰かを傷つけていく。君だけじゃない。いつか…ラ
クスも、カガリも、アスランも…僕のせいで傷ついてしまうかもしれないから…」
「…優しいのね…キラは」
フレイは優しく微笑んで、キラをもう一度抱き締める。
「違うんだ…僕は、自分のせいで誰かが傷つく姿なんて、もう見たくなくて…」
「なら…今すぐみんなのもとへ帰ってあげて…」
フレイの言葉に、キラは目を見開く。
「え…?」
フレイはキラから離れると、真っ暗な空を見上げた。
「これ…何だかわかる?」
フレイがそう言うと、突然真っ暗な視界に、ベッドで寝ているキラの姿が映る。
「これは…?」
「現実のあなたよ。もう…一週間も目覚めていないわ…」
「一週間…」
「あなたの横にいる人達…わかる?」
フレイにそう言われて、キラはベッドに寝ている自分の周りを見渡すと、誰か三人が
自分の側にいる。
「ラクス…カガリ…アスラン…どうして…」
「みんな、あなたを心配しているのよ。あなたを大切に想っているから。一週間もあ
なたの側を離れない… それでも、あなたはここに居るの? あなたが帰らないこと
で、みんな傷ついているのに?」
フレイの言葉に、キラは耳を疑った。
一週間も…ずっと、僕の側に?
よく見ると、ラクスも、カガリも、アスランも。
みんな…悲しそうで、涙の跡まで見えて。
ラクスは、ずっと僕の手を握っていて。
カガリは、必死に、僕に何かを叫んでいて。
アスランが悲しそうな顔で、カガリを引き止めてる。
僕が居ないから…みんな泣いているの?傷ついているの?
でも…ダメなんだ。
「僕は…それでも帰れない。僕が一緒にいると、きっと今以上にみんなを傷つける。
君と一緒に僕がいて。間違った恋をして。そして、君はどうなった…?君を守りきれ
ず、僕はとうとう君を見殺しにしてしまった…!!だから…」
「キラは、本当にあの三人の事を、大切に想っているのね」
「…フレイ…」
「大切な人のためには、人は自分がどうなろうと構わない。だから、あなたは自分を
犠牲にしようとしてる。でもね、あの三人も…あなたの事を本当に大切に想ってる。
だから、キラがいる事で、たとえ不幸になったとしても…きっとあなたを恨んだりは
しない。私だって…あなたを恨む事なんてしてない。むしろ…あなたに逢えて、分か
り合えて…本当によかったと思ってるわ…」
フレイの紡ぐ言葉に、キラはボロボロと涙を流していく。
一言一言が…すごく心に響いて…
「だから…誰もあなたを責める事なんて、できないわ。だって…みんなあなたを大切
に想っているから…」
それは、誰も自分を咎めない理由。
「う…ぅう…でも…だから…大切、なっ…人だからっ…! 君のように…これ以上、
誰かを傷つけるのなんて…いや…でっ…」
…格好つけてるわけじゃない。
本当に、みんなに傷ついてほしくない。
僕が傷つけた人は、最後には死んでしまった。
みんなには、不幸になってほしくない。死んでほしくない。
今まで失くしたものが大きすぎて、多すぎて。
もう、これ以上何も失くしたくなんか、なかったから。
「キラは、キラは…もう少しみんなを…周りの人を頼っても、信じてもいいと思う
わ…」
「みんながっ…!そう思ってくれていてもっ…! 僕は…! 僕…は…!」
なおも泣き出すキラを、もう一度優しく抱き締める。
前と同じ。泣いているキラをあやすフレイ。
「ねぇ…キラ、私を抱いて…」
「―――!?」
フレイの突然の言葉に、キラは驚く。
「…そうすれば、私の言っている事…少しはわかると思うの。だから…」
「フ…レ…イ…」
以前の、彼を操るために体を使うんじゃない。
どうしても教えたい事がある。
キラは…優しい。 優しすぎる。
もう少し…他人に頼ったって。触れたって…いいと思うから。
フレイは、彼の涙をそっと拭うと、唇を重ねた。
キラクは不可ですかそうですか(ショボーン
564 :
217:03/11/21 17:34 ID:nl/Gx/H/
はい、どうも。前フリ長いです。テンポ悪いです。
まあ、要するに書きたかったのはキラフレw
この次は、確実にエチから始まります!
だから…もう二回くらい投下させてください…お願いします…
>761氏
キラフレ…すばらしいでございます。俺も、今書いてるのがだいぶシリアスなキラフレなんで…
次回作待ってます。フレイも日常があれば、きっとこんな女の子だったんでしょうね…
>>團鬼八氏
小…小出しがニクイ! 萌え転がってますので、続きを…
なんというか、俺の理想のキラアスカガです…!
>>ポチ氏
アスランもカガリもメチャかわいいです。
すごく好きなノリの話なんで、是非続きを…
ポチ氏はリクあった方が頑張れますか。
俺もそうかも。受付時間の時、来れるかわからないけど、頑張ってください。
>>563 もしかして漏れに対して言ってる?他カプはどうしようか悩んだんですよ〜。私なんかが書くキララクとか読みたい人いるのかなぁって・・。
>217氏
キラフレきたぁああぁ!!やばい・・興奮してきましたw次はエチィですか!待ってます!漏れはキラフレだと妙にテンション高くなるなぁ〜。とにかくもっとキラフレキボン(自分で書けなんてツッコミは無しよ)217氏のエチィ大好きたのでこれからも頑張ってくださいね。
566 :
名無しさん@ピンキー:03/11/21 17:49 ID:TwT38pSa
ラクガガアスってどんなの?いまいちイメージつかないんですけど。
当て馬っぽいのはもう勘弁です。
このスレは平均年齢低そうだな…
>>557の訂正
カップリング増やします。
@アスカガ Aアスラク Bラクカガアス Cアスミリ Dキララク Eディアミリ Fイザナナシ
以上です。
でもアスラン以外のカプはあまり自信が無いので期待しないでください(弱気だな自分w)
>>556 どんなのと聞かれても(;´д`)
当て馬ぽいのはまったく考えていません。
Bラクカガアスだけギャグ限定でお願いしておこうかな・・・。お願いします。
つうか連カキコすまそ
>>566 前から言っているが、だったら、 よ む な 。
それだけだろ?
前々からいちいち文句付けてんのはおまいか?
自分は合わんと思ったものはスルーしてるよ。それだけだろうが。
ごめん・・もう一回訂正させて下さい。
カプ更に増えます。
@アスカガ
Aアスラク
Bラクカガアス
Cアスミリ
Dキララク
Eディアミリ
Fイザナナシ
Gキラマリュ
Hキラアスラク
3Pモノはギャグ前提だと助かります。
さっきレス番間違えていたようで・・
ラクカガアスのレスは
>>566さん宛でした。
>>556さんスミマセン。
初期の頃は、当て馬所か4Pものもあったし、強姦ものもあったけど、
別に文句は言う奴いなかったのにね。
文句言える程、投下量がなかったからってのもあったんだろうけど。
最近、投下量が多いからって、贅沢言い杉。
職人さんたちは、雑音を気にせず、がんがってください。
>ポチ氏
き、キラナタとか、だめっすか?
574 :
217:03/11/21 19:05 ID:glNV04Kd
4P…昔書いたな。しかも今、誰も求めてもいないのに、すごく続きを書きたい今日この頃。
書いて…いい?キラフレの後で
>>ポチ氏
来れました。
キララク…かな。
ポチ氏のアスラン、面白くて好きだけど、たまには他カプ見たいってのがありまして。
シチュは…もともと無理してカプを増やしてくれたと思うので、ポチ氏の自由で。
シリアスか、ギャグかもその時の気分で構いません。
無理をさせてしまっているようで恐縮ですが、キララクに一票…です。
無理なら書いて頂かなくても構いません。
それと、レスありがとうございます。嬉しかったです。
リク受付スタートでつね?
さっそくキラ×ラクをお願いします。
「今日くらいは私(わたくし)に思いきり甘えさせてくださいましね?」とばかりに、
ラクスの頭にネコミミがついてるんじゃないかと思わんばかりに
見ている方は砂吐きまくりに甘々のほのぼの期待ですぅ〜
あてられて吐く毒もなくなってしまったカガリとかいたらなお良し!
よろしゅう♪
>ポチ氏
この時の為に密かに考えてましたw
希望カプ アスカガ
希望シュチュ 戦後アスランとカガリは遠距離恋愛中。
ある日地球軍・プラント・オーブの合同会議で再会、
久しぶりにカガリに会ってアスランはヤリたくてしかたない。
だが二人とも会議が終わったら直ぐ帰らなくてはいけない。
そこでアスランは昼の休憩時間にカガリを人気の無い会議室に連れ込み・・
てな感じはどうでしょ?
ギャグ又はシリアスはどちらでも。
以上です、気が向いたら宜しくお願いします。
>團鬼八氏
キラナタ・・團鬼八氏が望むならば!その代わりアスラク書いてくださいね(オイオイ)
>217氏
キララクですね。OKです。4Pですか〜、自分もディアミリアスカガのWデ−トで乱交つ−のを考えておりましたwこんなん読みたい人いるかなぁなんて・・。217氏は最近消極的ですね。本当に自分が書きたい物を楽しんで書いてくださいね。
7のイザナナシ希望!この二人少なすぎて悲しいので
是非!
皆さんリク有り難う御座いました。
早速書き始めたいと思います。
で、一つ質問なんですが、アスランがザラ隊隊長だった時ってイザ−クの階級ってどれくらいだったのでしょうか?
あとジュ−ル隊の時は大佐・・ですよね?
そこらへんがよくわからなくて(´・ω・`)
ポチ氏じゃないけどキラナタ書きたい…。
このスレの人で知ってる人がいたら教えてもらいたいんですけど
キラってナタルのこと「ナタルさん」以外の呼び方してましたっけ?
ザフトに階級はないよ。そういうトンでも設定だ。
隊長はいるけどな。
大佐ってのは、アレだろ?
キラブリッジ大佐……。伝説のアイナブリッジの……。
大佐はやめといた方が良いぞ。
582 :
名無しさん@ピンキー:03/11/21 21:14 ID:qI2lKaXf
webで種再放送だ!
>ポチ氏
ほ ん と う で す な ?
書いたら書いてくれるんでつな?
>580氏
是非! 読みたいです。
すまん。あげてしまった…。
腹くくってくる。
まじすいません・・・。
もう378KBオーバーかΣΣ(゚Д゚;)
まだ600行ってないのに。
この調子じゃまた1000行く前に容量オーバーになるね。
次スレは480KBあたりになったらで良いか。
それにしてもペース早いな。来週には次スレかな?
一ヶ月弱で1スレ消費か。
ありがたやありがたや。
初期の頃からは考えられん。
ホントにペース早いな。
有り難いね。
そのせいで贅沢になっちまう住人もいるけどな。
>>581 じゃあ普通のザフト兵がアスランを呼ぶ時は「アスランさん」でいいのかな?なんか変だなぁ・・。
>團鬼八氏
はい、アスラク書いてくださればキラナタ書きますwお待ちしてますよ〜( ´∀`)
>>586 同僚とかチームメイトじゃなければ、「アスラン・ザラ」じゃないの?
ザラ隊ん時は「ザラ隊長」だったろうけどさ。
さん付けはしないんじゃね?
588 :
580:03/11/21 21:53 ID:KitN1mh5
>>582 では書いてみます。というか触りだけ書きました。
完結してからアップしますね。途中で挫折しても悪いので。
>>580 ナタルクル━━━(゚∀゚)━━━!!!??
バジルール少尉(中尉)ぐらいじゃね?
おながい
せつないディアミリをください。
>586-587
「ザラ同志」で
プラントの代表は偉大なる(ry
>580氏
まってるっすー!
またもや色々レスありがとうございます。
加入してるプロバイダが問題多々引き起こしてる方がいらっさる所なので、
アク禁しょっちゅうなので(その一番理由に多量の連続文字投稿。私の事か?!)
少しずつうpしたほうがいいのかなと思って小出しにしたのですが、小出しでも
なげえよ! と掲示板に文句言われた…とほーほ。
投下いきまつ。今回で全部。
キラの声に恥ずかしくてカガリが身体をそらすと、その姿態にアスランが興奮して、強く突いてくる。
指は休まずカガリの体を這い回り、少しでも反応を見せると執拗に愛撫するので、
首の後ろが熱くなり全身に広がった。
―――↑前回 今回↓―――
びくん! 一度大きく体が動きヴァギナを中心に、小刻みに震えが走る。
「う、あ」
アスランは中の締め付けに耐え切れなくなりペニスを抜いた。間一髪で抜いたと同時にザーメンがドクドクと吐き出される。
残りをカガリの腹にこすり出すと、快楽に呆けた。
「いけたんだ。良かったねカガリ」
親指を抜くと荒い息がカガリの口から漏れる。
「何か、凄い、カガリの中ドロドロで熱くて」
うっとりと解説をするアスランに蹴りを入れようとしたが、腰に力が入らずキラにもたれかかり呼吸を荒くしている。
「僕も、そろそろいこうかな」
背中の動きが激しくなりピクリと動いたかと思うとペタペタと液体が背中にかかった。
キラは満足そうに大きく息を吐く。
「気持ちよかったでしょ? えっち?」
「ああ」
素直に返事する。アスランがまた唇を求めてくるので、そのままさせた。
「でもな、だからといってこんな、さ、3Pなんて」
言ってる途中で恥ずかしくなったのか、カガリは真っ赤になって視線を逸らす。
「カガリ可愛いね」
とキラの指が胸を揉むとぐんにゃりと形を変えた。痛いくらいの愛撫に思わず顔をしかめるが、その揉まれる強さがカガリは気持ちよくて思わず快楽の声をあげる。
「うん。凄い可愛い。全部、食べたい」
アスランに囁かれて腰に来た。ヘロヘロになってるカガリに比べて回復が早いのかアスランは平然として何時もの優しい笑顔を見せている。
二人の事好きなんだよな。
改めて実感してため息が出る。
「今度は、道具使ってやろうね」
「え? えええ?!」
キラの言葉に抗議の声を上げたカガリだが、それもあったかとばかりに手を打ち鳴らすアスランを見て、青ざめた。
最高のプログラマー。最高の機械工学者。
「絶対やだ! 絶対お前らとはやらないからなあ!」
「カガリ、俺とキラがまた、ペニスの事で喧嘩したら、仲介してくれるんだよね」
笑顔は天使の微笑だがカガリにはアスランの黒い羽と、尻尾が見えた。
「ねー」
ああ。悪魔がここにももう一匹。
むかっ腹がたって、しょうがないので、アスランには腹に蹴りを、キラにはビンタを食らわせる。それが、今のカガリに出来る精一杯の抵抗だった。
―――僕の好き、君の嫌い。 エンド―――
って、こんだけなら、昨日上げればよかったな…。
途中からシリアスになるバージョンもございますがそちらはまたどこかで。
では、お休みなさい。
祭りに乗り遅れたよ…。とまた神々の第二波が。
團鬼八@32氏の3Pご馳走様です。イイヨイイヨー。
先日久しぶりに南極を訪れ大好物の◆T/HLq95UzM 神の作品を堪能させて頂きました。
そして…自分オリジナルのつもりで書いていたのに…神の文をぱくっていた事に
気づきました…。自分プリケツ好きだから…神とファンの方々本当にすみませんでした。
あと、夜目が利くのはディアミリの神の作品からお借りしました。借りてばっかです。
前回の続きで、読んで頂いた方からも忘れ去られていると思いますが、続きです。
さらに無駄に長いだけで、完結できなかったのです…。スルーしてください。
「…アスラン、おやすみ」
何事もなかったかのようにカガリはアスランを促し、あてがわれた客間にもどるべく
立ちあがろうとする。瞬間、踵が震え、がくりと膝が折れ倒れそうになる。
何かに捕まろうと手を伸ばそうとしたが、自由がきかない。彼女はすっかり忘れていた
のだ、上半身は裸を晒し、両手を縛られていた事に。あわててアスランが支えてやると、
そのままソファーの脚にもたれかかるようにうずくまってしまった。
少し震えている彼女にアスランがボタンの取れたシャツを脱ぎ、肩にかけてやる。
後悔と懺悔の念が心底から湧き上がる。
「…ごめん、そのう…そんなに怖かっただなんて思いもしなかった」
「いや、そうじゃない、ただ緊張しただけだ」
金髪の少女は照れ笑いを浮かべながら、気遣うように答える。
小刻みに震える白い胸の前に両手を添える。
手首に巻かれた赤い布にアスランはようやく気づき、そっと腕を取り布の端を
引っ張ろうとする。
一刻も早く彼女の痛みを取り払おうとするが、布が縺れているのかなかなか解けない。
訓練校で何度も結び解く練習を重ね、端を引けばすぐに解ける筈が、もたもたする。
ようやく結び目を解き目にしたのは、痛々しく赤く腫れあがった縛痕の残るカガリの
手首だった。
「…ごめん、俺は馬鹿だから…」
「気にするな、平気だ」
視線を合わさず、カガリが答える。その横顔は普段の表情に戻っている。
が、羽織ったシャツに残されたボタンを留めようとするが、指先が震えてなかなか
留めれない。見かねて手伝ってやる。心配で顔を覗き込みたいが、勇気がなく
ただ横に座りこみ、気不味い刻が流れる。
「あ、どこいくんだ」
カガリが不安げに顔を上げ、ようやく視線を合せる事が叶う。
「水を取ってくる、喉乾いただろ」
恐らく今自分はとても情けない顔をしているのだ、そう思ったものの、怯えるような
瞳に恐怖がないことを祈りつつ彼女へ笑みを向け言った。
「ほら」
一人で暫くぼうっとしていたのだろう、カガリは目の前にミネラルウォーターの
ボトルが差し出された事に気づかなかったようである。
またアスランが横にそっと座り無言で、水を飲む。いつの間にかバスローブと
カジュアルなズボンに着替えている。
「…怒っているのか、すまない」
カガリは、不安げに上目遣いでアスランの顔を覗き込む。
「…いや、ごめん。怒るのはお前のほうだろ」
「なあ、さっきのあれは、…してない事になるんだよな」
少し頬を赤らめながら、おずおずと質問する。
「えっ」
「いや、いいんだ、何でもない」
わからないから教えろ、という言葉を呑み込む。
本能的に所為が中断されたとは分かってはいるが、どこまでが許される行為なのか
判断がついてないのであろう。淫らな所為を思い出し、恥かしさで頬を蒸気させてしまう。
「あれはおまけみたいなもので、広義の性行はしたが生殖行為は全く何もしてない」
難問を出された生徒のように、頭を捻るカガリについアスランは解説してしまう。
「つまり生殖行為とは−」
「っそんな事、知ってる!」
すでにカガリは頭から蒸気をだしている。
アスランはようやく普段の余裕を取り戻し内心ほっとする。
金髪をもたげ掛けられ、幸福を噛み締める。
「カガリ、今度会うときはお互い公人として、対峙する事になる。
これからは今回のように自由はきかないだろう…だから俺は…」
こくりとカガリが頷く。カガリは今辛い立場にある。
そして前評議会議長であった亡父を持つアスランもである。
順調に交渉が進めば、半年後にはプラントとオーブの首脳会談が執り行われる。
熾烈な利権争いになるであろう。
オーブ、そしてモルゲンレーテは、プラントを新たな有望市場と見た。
大西洋連邦がなおもプラントに対し、戦前の最恵国待遇を手離さず信託統治を
主張している現在、オーブは国家承認をすっ飛ばしプラント暫定政権を政府承認し、
いわば抜け駆けに通商条約を結ぼうとしているのだ。
大西洋、南太平洋、ユーラシア連邦と、三方を大国に囲まれた小国オーブは従来、
地球連合の傘を借りていた。中立を表向き謳えども、一国で存続などできない。
寄代が弱れば新たな宿主を探せばよいだけだ。
大西洋連邦の国力は暫く低迷し続けるであろう。
ならば数年はプラントに寄生し、大西洋連邦が復興すれば親代に戻ればよい。
プラントにとっても、大西洋連邦の顔色を伺っているアフリカ連邦、
ユーラシア連邦の追随を促す絶好の機会となる。
連合の忘れ物−「アズラエル・ノート」。オーブ経済復興委員会は高く評価し、
その思想の一部をオーブの経済復興指針にとり入れたのだ。
カガリの意見はあってないようなものだ。
次期酋長と仰がれるが、今は幕僚の決定に承認をするだけの役目を演じるだけである。
金髪の孤児、そう後ろ指を指されるのも慣れた。彼女の頬から太陽のような笑顔が
消え、幕僚の心底を透かす豹のような鋭い金褐色の眼光と、張り付いたような微笑が
板についた頃、キサカからプラント行きを勧められたのだ。
「選択に迷いを持ってはいけません。
ご自身の目で見てきなさい、オーブが共に歩もうとする相手を」と。
影武者を立て、数日後カガリはプラントへ旅立ったのだ。
「風邪引くぞ」
手を取って客間のベッドまで連れていってやり毛布を掛けてやる。
「おやすみ」
アスランは答える事もなくさっさと背を翻し室内灯を消すと、パタンとドアを閉め
部屋から出ていった。
暫くカガリはやはり悪い事をしたかなと考える。まあいい、今日は寝る事にしよう。
毛布に肢体を挿し入れると、何も見えない事にようやく気がつく。
「って、おいっ!怒ってるからって、真っ暗にしていくことないだろ!?」
寝るにしても、電球程度の明かりは欲しい。何より真っ暗なのは苦手だ。
ベッドからそろそろと脚を下ろし床に踵をついた事を確かめると、両手を前に
翳しながら弱々しく立ち上がる。部屋の入り口を捜し、数センチずつ歩を進めるが、
方向感覚が狂い目前に壁があるような気がしてなかなか進めない。
「…もうっ−」
戦場で感じた恐怖ではなく、暗闇に対する子供じみた畏怖。スイッチどころか
どこを歩いているのかもわからなくなり、子供のようにへたり込みそうになりながら
手を伸ばすと、掌を合わせるかのように指に上から一回り長い指が絡みついて来る。
耳元に熱い吐息が掛かる。
「…おまえ、自室に戻ったんじゃ…」
問いは唇を軽く塞がれ呑み込まれる。絡められた指が更に指の間へと挿し直される。
舌が唇に触れ、歯列を軽く舐め更に奥へ、カガリの舌と絡み合わせてくる。
先ほどの貪るようなキスではない。抗おうとする背に腕が回される。
思わず繋がれていないほうの手を胸板に添える。唾液が零れ顎へと伝わる。
暗闇に舌と舌が互いを求める水音が木霊する。と観念したかのようにぐったりと
力を抜いたカガリを抱き上げ、アスランは壊れ物を扱う様にそっとベッドに寝かしてやる。
どうやらコーディネイタは夜目が利くらしい。
立てられた両膝を撫でながら伸ばしてやる。そしてそのまま唇を塞ぎながら、
少しずつ覆い被さっていく。
唇を首筋へと走らせながら、アスランは着せてやったシャツのボタンを器用に片手で
素早く外していく。自身のバスローブの紐も解き、べたりと胸板を乳房に押し付け、
脚を絡ませながら組敷く。左手は指を絡めたままで、シーツに彼女の右手を押し付ける。
荒くなる彼女の吐息が額に掛かり暫く堪能する。右手をシーツと背の空間にするりと
入れ抱いてやったところで余った指を胸の付け根に軽く添える。
彼女がきゅっと掌を握ってくるのが伝わってくる。が、耳にしたのは不平の声であった。
「…ちょっと…重い…アスラン」
上体を少しずらし、乳首をすり転がす。
胸元に頭を埋め暫し柔らかさに浸った後、舌を少し出し谷間を濡らしていく。
右手はショーツの中の弾力を再度堪能した後、腰へ回っている。
唇はゆっくりと首筋まで登り、耳元に熱い吐息をかける。
「…カガリ…君が欲しい…」
「……ちょっと待て。お前ほんの…ついさっき、…分かったって…」
カガリが組敷かれながらも背を逸らす。アスランは絡めていた左手を握り直すが、
少し考えたところで名残惜しげに徐々に解いていく。
右手が自由になり、一息ついたカガリは直後背を跳ね上げることになる。
双丘を軽く鷲掴みされたのである。
大腿にコツコツとしたものが当たる。まるでその瘤自身が呼吸しているかのような
熱い脈動が布越しに伝わる。疼く下腹部にその堅いものを刷られ、その後脚を
入れられ股を割られる。
「…しないから。最後までしないから。
…カガリを傷つけたりしないから。だから今夜だけは…」
暗闇でカガリにはアスランの表情は読み取れない。
「…分かった。お前を信じる。だから退け」
急に身体が軽くなる。大人しく退いたようである。
「少し明かりを灯けてくれないか」
読書灯が点る。ベッドの直ぐ側にサイドテーブルがあり、その上には先ほど
アスランがつけたランプが点り、部屋の明かりのスイッチも置かれている。
カガリは自分の失念さを恨みながらも、窓側のベッドサイドから立ちあがる。
「ほら、あっち向いてろ」
さらさらと布が擦れる音をさせながら、男物の一回り大きなシャツを脱ぐ。
ジーンズを大腿まで下ろすと、ベッドに腰掛け脱ぎ降ろす。
そしてショーツに両手を掛ける。
暫く腰のところでショーツに手を掛けたままの状態で固まっていたが、
思い切ったようにベッドから腰を浮かし、一気に膝までおろす。
片足ずつショーツを脱いでいく。
全裸の状態でベッドに腰掛け、窓を睨む。
決心したようにベッドに入ろうと腰を捻ると、翡翠色の瞳が間近で微笑みかける。
「…きれいだよ。立って、見せて。カガリ」
「…おまえ、見てたのか?」
足元のシャツを拾い上げ肢体を隠そうとすると、瞬時にアスランがベッドから
飛び降りカガリの足元のシャツを椅子へ放り投げた。
そして対峙し、繁々と豹のような均整のとれた裸体を視撫する。
灯の柔らかな明かりに裸体が照らされ、長く伸びた陰が壁に映る。
「…人の裸をじろじろ見るな」
するとカガリの目前でアスランも肌蹴たバスローブ、着替えたばかりのズボンと
下着を素早く脱ぎ、一糸纏わぬ姿になる。
「これでいいだろ」
緋紺の恥毛から除く色艶のよいそれは、真皮を剥ぎ取られた為既に亀頭を露出し
立ち上がっていた。
カガリも視線を股間に集中してしまいそうになり、慌てて掌を目に当て顔を背ける。
「…なに見てんだ、珍しいものでもないだろう」
仮にも女の子が、と腕を組みあきれ返ってしまう。
「…そんなに堂々と見せないでくれないか」
「カガリは初めて見るのか」
真っ赤になって応酬するところが微笑ましくついアスランは笑みが零れてしまう。
「いや、慣れてる。お父様やキサカとよく風呂に一緒に入っていたからな。
二人とも、よく伸びる皮がついててよたよたで…そんな色じゃなかったから。
あ、でもアスランのより大きくって。」
アスランがそれはどのような意味なのか、そう首を傾げようとしたところ
「小さい頃の話だぞ」と補足が入る。
「…もしかして汚い物と思っている?」
「いや、アスランのは…きれいだ」
「キラのは」試しに聞いてみるのは雄の哀しい性だ。
「あ、いや、キラのはアスランのとはちょっと違って皮付きだ。
なんと言うか天然って感じだな、あ風呂を覗いたわけじゃないぞ。
待て。私は何でキラの見たことあるんだ」
どうやら混乱しているようである。この分では、昨夜のラクスとの情事も
記憶にないのであろう。受話器越しに自分は二度も抜いてしまったというのに。
「おまえ、信じるからな」
「大丈夫、ハロに見張らせるさ」
互いに抱き合いながらベッドに身を沈めていく。
なんか昔視聴覚教室で見た映画のようだ…。ちょっとcis氏とモナ観でキャンセル待ちしてました。
こんな自分にも励ましのレスしてくださった方ありがとうございます。
後半エロ、217氏や黄昏氏のような濃厚を目指します。
>>605 消えてから2ヶ月以上たつというのに嬉しいお言葉ありがとうございます。
ここにはロムにすら来れたり来れなかったりしてますが
こちらこそあなたの作品をラクカガのときからずっと(*´∀`)ハァハァ
しながら楽しみにしています。後半のエロ激しく期待しています。
また、南極に収録された作品に挿絵依頼してくださった方、
どなたか存じ上げませんがどうもありがとうございました。
どちらも好きな絵師さんでしたし、見た時はとても驚きましたけどすごく嬉しかったです。
>>605 すごく細かい描写で素晴らしいと思いました。すごいな〜と読みながら関心してしまいましたよ・・。(私も頑張らねば)濃いエロ期待してます(*´д`)ハァハァ
>團鬼八氏
終わってしまったぁ!毎回とても楽しませて頂きました〜。また次回作楽しみにしてますね。ところでキラナタは黒キラでもいいですか?
エロの濃さで少々思ったのですが、例えるならば黄昏氏のエロは正油味…217氏はとんこつ…自分は塩だと思うのですがw
ようは自分が書くエチィはさっぱりしすぎかなと…いつか皆さんのオカズにされるようなエチィを書ければいいな(オイオイ)
>>518-526 >>547-555 「はぁはぁ…あっ‥カガリのココ‥ヒクヒクしてる」
アスランの手に反応するかのように動く小さい穴にゴクリと喉が鳴る。
「…ボクのおちんちん‥ココに入れていい?」
「あんっ‥アスラン…」
もう快感で思考が回らないカガリはもう好きにしてくれとコクンと頷く。
「じゃあ入れるよ」
カガリの承諾を得て目的の穴にグイっと押し付ける。
「え?…アスラン‥そこじゃな‥ひぁあぁっ‥待ってぇ‥ああぁん」
アスランはアナルに自身を押し込み根元まで沈めた。
「はぁはぁカガリの中‥温かい」
「やぁ…あぁん‥アスラン」
自分の中に入り込む異物にビクビクと震えながらアスランのモノを締め付ける。
「カガリ…カガリ…」
そしてぎこちなく腰を動かし抜き差しする。
「あっやだぁ…ふぁ」
アナルを攻められ膣の入り口がが切なくジンジンと疼くのに耐え切れず自らの指で愛撫する。
「んっ‥あぁいい」
「はぁはぁ…うっ‥もうイキそう」
「あふっ‥アスラン…中はダメ」
「はぅっ…わかった」
カガリの言葉に従い腰を激しく打ち付けた後、取り出し射精した。
「あぁあ…すごい‥」
また大量の精液をかけられウットリとその余韻に浸る。
「…あ‥はぁはぁ‥カガリ」
「えっ!アスラン重いっ!」
吐精後、アスランはパタリとカガリの上に覆い被さり眠りについた。
翌日
「…ん‥俺は‥」
いつものように自分の布団の中で目覚めたアスランは起き上がろうと上体を起こす。
「…‥っ!」
ガンガンと痛む頭に自分は昨夜酒を飲んだことを思い出した。
「…はぁ‥俺は何をしているんだ」
酔い潰れて寝てしまったであろう自分に呆れつつプラントへ帰る為の身支度を整え部屋を出る。
「アスラン」
アスハ邸を後にしようするアスランの背後からカガリが声をかける。
「…カガリ‥今まで‥色々ありがとう」
「お前…昨夜のこと何も覚えてないのか?」
「何のことだ?」
さっぱりわからないと言うアスランにカガリは深く溜め息をつく。
「実は私…生涯で一生一人の人しか愛さずその人しか知らない純粋な男が好きなんだ」
「そうなのか!カガリ!」
「ああ、ところでアスラン…やっぱりプラントへ帰るのか?」
カガリの言葉に喜びで笑顔になりそうなのを堪え冷静に務めながらカバンを置く。
「とりあえず‥もう少しカガリと一緒にいるよ」
「そっか!じゃあ早く戻ろうアスラン!」
(本当に可愛い奴だな、アスランは)
そう思いつつ、アスランの手を引いてアスラ邸へと戻る2人であった。
END
以上です。
読んでくれた方‥リクくださった方…有り難う御座いました。
ところで新リクも早速書き始め、キララクはすれ違い系になりそ…イザナナシはプロロ−グ?部分は書き終えました。アスカガは何も手を付けてないです。最後のとっておきなのでw
ご存じの通り漏れは携帯のメ−ル作成でSSを書いて投下しているのですが、作成メ−ルの保存限界数がせまりつつあり大ショック!
過去の小説を消すのも勿体ないし…書き移すのも面倒だし…どうしようか悩みつつ寝ます。お休みなさい。
南極にぜひ保管してほしいです
おー、また作品がたくさん投下されちょる。
三連休の初っ端だから?
職人さんたち、乙。
しかし、一気に投下される時は一気にドドッと投下されんね。
波があるのかね。
617 :
580:03/11/22 14:48 ID:rWmsGRmr
んでは投下します。
今回書いた話のシーンは良く見直してないので細かいところ間違ってるかも。
-----------------------------------------
ドックにいた若い整備士達が、遠くからでも一目でわかるその女性の剣幕にそ
そくさと通路を開けて行く。その人物─ナタル・バジルールは、普段はめったに
足を踏み入れないMS格納庫の一角を目指していた。
「おい! ヤマト少尉!」
ストライクのパイロットシートでまどろんでいたキラは、少し艶を含んだハス
キーな女性の声に揺り動かされてすっかり目をさます。
「あ、ナタルさん……」
「『ナタルさん』じゃない。命令だ。今すぐ自室に戻れ。こんなところで身体が
休まるわけがない」
人なつこい笑顔をあっけらかんと向けるキラに、ナタルの叱責が飛ぶ。
「艦長やフラガ少佐は何も言わないかも知れんが私は許さんぞ。全体の指揮に関
わる」
キラは最初、この口やかましい女性がいささか苦手だった。四角四面で融通が
効かない、厳しいだけの女性。しかしそれは裏を返せば決して嘘をつかないまっ
すぐな性格なのだとわかり、そのことに気付いてからは、むしろこの物言いが心
地よいとさえ思えることもある。何よりキラが一番気に入っているのは、自分が
彼女に特別な呼び方を許してもらえていることだった。
「ははは、ナタルさん、なんだかお母さんみたいだ」
「何とでも好きに言っていろ。今日こそはきちんとベットで寝てもらう」
キラがナタルをファーストネームで呼ぶことを、ナタルはあまり咎めることが
なかった。たまたま注意しそびれたのか、注意する気力もわかなかったのかは定
かでないが、この艦の中では、艦長以外の誰もがそんな風に呼ぶことは許されて
いないだろう。キラを除いては。
「僕……部屋には戻りたくありません」
「フレイ・アルスターのせいか?」
単刀直入に斬り付けられてキラはそのまま押し黙る。このところキラの部屋に
毎日のようにフレイが押し掛けているのは周知の事実だった。男女間の色事など
にはとんと興味も無さそうなこの副長を持ってしてそれを言わしめるほどなのだ
から、よほど目に余るのだろう。
「彼女のことは嫌いではないけど……少し、重いです」
言っても理解してもらえるとは思わなかったが、誰かに言わずにはいられなか
った。それが、そんな答えが帰ってくるとは誰が予想できただろう。
「ならば私の部屋に来い。とにかくここに寝泊まりすることは許可できん」
ハッチに膝を掛けてこちらを覗き込んでいたナタルをびっくりしたように見つ
める。ナタルは何の迷いもないまっすぐな眼でキラを見つめ返していた。
「私の部屋まではアルスターも押し掛けてくるまい。不服か?」
「でも……それじゃあ、ナタルさんは?」
当然の疑問を投げかける。
「どこかの空室を使う。睡眠を取るだけなのだから別にどこだってかまわん」
いかにも彼女らしい答えに、キラはムッとしたように反論する。
「それなら僕はここで寝ます。部屋の持ち主を追い出してまでベットでなんて寝
たくない!」
「ではどうしろと言うんだ!」
「一緒に寝て下さい!!」
勢いとはいえとんでもないことを言ったものだ。思わず顔を赤らめながらキラ
は「しまった」というような表情で口を手で覆う。しかし時既に遅し。言ってし
まった言葉を取り消す術をキラは持ち合わせていなかった。
気まずい沈黙を最初にやぶったのは、やはりナタルの方だった。
「それで、ベットで寝ることができるのか?」
こともなげにそう言い放つと、ナタルは呆然としているキラの手を掴んでコッ
クピットから引きづり出していた。
「わっ! ちょ……ナタルさん!?」
「いいから来い! お前はこの艦の貴重な戦力なのだ。こんなところで体調を崩
されてはたまらん!」
あくまで戦力としての扱いに不満を覚えながらも、一度言い出したことを今さ
ら引っ込めることも出来ず渋々と後をついて行く。
ナタルの部屋に着いて早々、キラは副長室に備え付けのシャワーを浴びていた
。「ろくに風呂にも入っていないのだろう」とナタルに押し込められたからだ。
なんでこんなことになったのか、ぶつぶつと自問をくり返しながらコックを閉め
、シャツを着ながらシャワーを出るとナタルが既にアンダーシャツとショートパ
ンツ姿で待っていた。
「ナタル……さん?」
「一緒に寝るのだろう? 早くしろ」
あくまでも事務的な口調で命令され、キラは大人しくナタルが普段使っている
のであろうベットに身体を滑り込ませる。一瞬香る女性らしい柔らかな芳香に少
しだけ頬を赤らめながら、それを隠すように毛布を口元までずりあげてナタルを
見上げる。ナタルはと言えば、何のためらいも見せずに今まさにキラに続いてベ
ットに入ろうとしているところだった。
「ナタルさん……何でここまでするんですか……?」
“僕がストライクのパイロットだから?”
喉まで出かかった疑問を飲み込む。ベットが少したわんで、すぐ横に質量を伴
った熱が入り込んでくる。間近にナタルの息遣いを感じ、キラはどぎまぎした。
「“何で”? お前が望んだからだろう?」
「それはそうだけど……だからって……」
「お前が素直に自室に戻らんからだろう」
「それは……」
そのまま黙り込んでしまう。そんなキラを、ナタルはまるで子供を寝かし付け
る母親のような手付きであやす。
「深く考えることはない。早く寝ろ」
言葉とは裏腹にひどく優しい手付きで背中をトントンと叩かれ、キラは何故だ
か泣きそうになった。ひじをついて半身を起こし、キラを見下ろしていたナタル
がその震える表情に気付いたのかそっと抱き寄せる。
「今だけだ。今だけ、お前がただの少年に戻ることを許可する」
包み込むようにキラの頭を胸に抱きかかえる。しかしたまらないのはキラの方
だった。
「な、な、ナ、ナタルさん!?」
着痩せするのか、普段の印象よりふくよかな胸が顔に押し当たる。下着をつけ
ていないのかその感触は薄布1枚隔てただけのリアルなもので、顔を少し動かす
だけでそのおうとつに合わせるように変型するのが良くわかる。
『そ、そうか……これから寝るから、下着つけてないんだ……』
妙なところで納得してしまうどこか冷静な自分が可笑しくて、キラは少しだけ
平静を取り戻す。何より、きっと自分を寝かし付けたらどこかへ行ってしまうの
だろうと高を括っていたのに、ナタルが本気で一緒に寝るつもりだったのだとわ
かって嬉しかった。
一方で、一人の男として扱われていないことに少々の不満を覚えた。まるで自
分を子供扱いするナタルに対して、悪戯心に火がともる。
「ナタルさん、僕、もう16才ですよ? 子供じゃないです」
「え? ………!」
言うなり、自分の顔に押し当てられていた柔らかな乳房に、布地越しに舌をは
わせた。まったくそこまでの考えには及んでいなかったのだろう、ナタルは驚い
てしなやかな首を仰け反らせる。
「ヤマト少尉っ! 何を……!!」
一瞬のうちにナタルはキラに組み敷かれ、両手で乳房を揉みしだかれていた。
キラの、思ったよりもゴツゴツとした“男”の手に弄ばれていいように形を変え
て行く自分の乳房を眼前に、ナタルは頭の中が真っ白になる。
「乳首、勃ってきましたね」
楽しそうに微笑んでシャツの上からそれを口に含む。固くなった突起が舌で転
がされ、だ液を含んだ布が張り付いてくる感触にナタルは顔を真っ赤にする。
「少尉! 止めろ! あぅんっ!」
オロオロとうろたえ、上ずった声をあげる。その狼狽ぶりがあまりに新鮮で、
キラは少し虐めてしまいたい衝動にかられる。
「本当は最初からこうして欲しかったんじゃないですか? 普通言いませんよ、
興味もない男に“一緒に寝よう”なんて」
自分の下で羞恥に身体を震わせるナタルの耳元に息を吹き掛ける。キラのその
言葉を聞いて、はじめてわかったようにナタルは愕然とした表情でキラを見つめ
た。
「私はっ、そんなつもりでは……!」
まるでしかられた子犬のようにフルフルと震えるナタルを見下ろし、キラは余
裕の笑顔を見せる。
「冗談です。ナタルさんがそんな人じゃないことくらいわかってますよ」
その言葉に安心したのか、ナタルはすぐに取り繕おうと眉を釣り上げる。
「大人をからかうな! 冗談にもほどがある!」
「でも僕、ひとつ気付いちゃいました。ナタルさんってすごく可愛い人ですね」
油断したナタルの口にキラのそれが重なる。突然のことに身体を硬直させるナ
タルをしり目に、キラはその唇を舌で割り開き侵入させて行く。口腔を貪られな
がら乳房を揉まれ、ほとんどパニック状態のナタルのショーツにキラの指先が触
れると、はじめて思い出したように抵抗を始める。が、大人と子供とは言え女と
男、ましてやナチュラルとコーディネイターである。抵抗空しく下着への侵入を
許し、再びナタルはその身を固まらせる。つうっ、と秘裂をひと撫でされ、ぬる
りとした感触に戸惑う。濡れている。このひと回り近くも年の離れた少年に弄ば
れて。
ショックで身体の力を抜くナタルを確認すると、キラはようやくその唇からナ
タルを解放する。
「やっぱり期待してました? ナタルさんのここ、そう言ってますよ」
そのままキラの指がナタルの中へと沈んで行く。首筋への愛撫を受けながら、
ナタルはビクッと肩をすくめる。
「違う、やめろっ……」
弱々しく首を振る。しかしキラの愛撫は止まらない。
「ここ……何か引っ掛かる。ナタルさん、初めて……?」
キラの問い掛けに、ナタルは答えず顔を真っ赤にして背ける。図星を刺されて
相当悔しかったのか、ついにナタルは些細な抵抗すらも放棄したように身体の力
を抜いた。
「ナタルさん、僕、ナタルさんとしたい……」
シャツをめくられ、直接乳首を食わえながらキラが言う。
「アルスター二等兵の変わりか? ……好きにしろ」
自棄になったように言い放つナタルを、キラは咎めるように見つめる。
「僕、ナタルさんのこと好きです」
秘裂を丁寧に愛撫しながらすぐそばの小さな突起を指の腹で押す。たまらず痙
攣するナタルを押さえ込むように乳房全体を口に含んで舐めまわす。
「あうぅっ、ヤマト……少尉…!」
真っ赤な顔で唇を噛み締め声を堪える。まるで思春期の少女のような奥ゆかし
い恥じらい方をするナタルに、キラの青い欲望はどんどん高まって行く。
「ナタルさんのおっぱい、美味しい」
乳首をわざと音が出るようにチュッチュッと吸い、完全にショーツを脱がせて
足を開かせながら、キラは自分の身体を割り込ませる。
「んっ、ふ…ぁ、やっ!」
両膝をつまかれてそのまま押し広げられる。濡れそぼるそこがキラの眼前にあ
らわにされるのを、ナタルはどうにも出来ずに目を逸らす。ナタルが抵抗しない
のを確認したように微笑んで、キラは既に固くなった自らをショートパンツから
取り出し、ナタルの晒された部分にあてがう。自分に熱くて固い感触が押し当て
られるのを感じたナタルが「う…」と呻いてぎゅっと目を閉じる。かまわずキラ
は、一気にナタルの中へと突き入れた。
「っ!!! ………………ぐぅっっ!!」
体内で何かが弾けるような音が聞こえた気がしたかと思うと、焼けるように熱
くなって歯を食いしばるナタル。その様子をキラは征服感でいっぱいになりなが
ら見つめる。自分のものをやわやわと締め付けてくる感覚を味わうように、しば
らく突き立てたままで動きをとめる。そして、少し落ち着いた呼吸を取り戻して
きたナタルを確認すると、ゆっくりとした動作で動き始めた。
「う……、うふぅ……」
破瓜のショックも覚めやらぬ内部をえぐられ、苦痛に顔をゆがめる。
「ごめんなさい、ナタルさん。すぐ、良くなるから……」
慰めるように優しく頭を撫で、首筋にキスを落とす。何度か抽送をくり返すう
ちに鮮血混じりの愛液が溢れて来てその動きを助けてくれるようになる。安心し
てキラは少しずつ動きを大きくしていく。
「あぐ……、少尉っ」
自分の膣内を貫通した肉の棒が初めて触れる肉壁を擦り上げて行く感覚に、ナ
タルの身体が次第に順応して行く。突き入れられるたび蜜が溢れ、セピアの窄み
を伝ってシーツを濡らして行く。いつしか苦痛のうめきが快楽を薄く含んだ喘ぎ
に変わる。
「はぅんっ、ヤマト…少尉っ、い……はぁっ」
「ナタルさんっ、なか、気持ちいいよ…、んっ」
普段は気丈な鬼副長が、自分の腕の中で少女のように震える姿に、キラの欲望
はますます膨れた。まだぎこちない様子で必死にキラを受け入れるナタルの腰を
掴んで引き寄せると、激しく腰を打ち付けて行く。
「んあっ! はあぁあっ!」
未熟な性感を無理矢理引き出され、訳もわからず声をあげる。開通したばかり
のそこはまだきつく、キラもそこを通過するたびに高まって行った。
「ああっ! ナタルさん! ナタルさんっ!」
「んんっ、あはぁっ! キラ! キラ!」
二人の息が一層高まった瞬間、キラは欲望のすべてをナタルの中に吐き出して
いた。受け止めたナタルもまた、熱いたぎりが自分の中を侵して行く感覚にどこ
か遠い景色が見えた気がした。
キラ・ヤマトがMIAと認定され、自分の思いを断ち切るようにキラの親友、サ
イ・アーガイルに遺品を整理させたあの日から、随分と自分は遠いところへ来て
しまったものだと目の前で繰り広げられる戦闘を見つめながらナタルは思った。
「いやー、すごいねキミ」
傍らでブルーコスモスの盟主、アズラエルが感嘆の声を漏らす。
「この程度の戦術、お褒め頂くほどでもありません」
いささかうんざりしたようにあしらう。と、突如忘れもしない声が飛び込んで
くる。
「ナタルさん!」
接近する見慣れぬ機体。だがあの声は確かに……。
「……あれを鹵獲すればいいんですね」
まっすぐとフリーダムの機体を見つめ、ナタルは静かにつぶやく。
「キラ……」
そのつぶやきに気付いた者は誰もいない……。
626 :
580:03/11/22 14:56 ID:rWmsGRmr
ワードラップの設定するの忘れてました…。投下してから気付いた。ごめん。
43話見てこの話思い付いたんですが、なんかまだ練り足りなかったかも。
次回はまたコジナタか、マリュナタでも投下したいと思ってます。
627 :
217:03/11/22 15:20 ID:5jdwbRkj
>>團鬼八氏
完結乙でした。終わり方、微笑ましくて好きです。
今度はアスラクですか。團鬼八氏のキャラ、可愛いんで期待してます。
>>ポチ氏
こちらも完結乙です。相変わらずバカップルでw
ポチ氏はすごく筆が早く、なのに文章ウマーで羨ましいです。
俺のようなとんこつではなく、塩のほうが好きな方多いと思うから、
ポチ氏はそのままで充分イイ!!と思います。
だって俺、塩の方が好きだしw
>>605 ラクカガの続き、ずっと待ってましたよ!
しかも…俺なんかを目標…ですか。すげえ恐縮です…
充分エロいと思ってます。続き、待ってます。
>>580氏
コジナタ書いた人だったんですね。道理で文章ウマーだと思いました。
…切ない。
580氏のナタル、カナーリ好きでつ。次回作も期待でつ。
しかし…俺の文ってそんなにエロいのかなぁ…
自分の文じゃハァハァできないから全然実感湧かない…
しかも、このスレじゃエロより心理描写重視が好まれるだろうし…
今、4Pのフレイ、カガリ、ラクス×キラ書いてて、
今までの自分の文の中で一番エロくしよう!と張り切ってはいますが…
褒め言葉ととらせて頂いて、頑張ります…
>>617 >>275で半ば冗談でキラナタって言ったのに、まさか書いてくれる人が
いるとは。
初期の頃は、キラマリュとかキラナタもあったんだけどねぇ。
減ったね。
キ…(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ(. ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━!!!
キラナタ(;´Д`)ハァハァ
630 :
580:03/11/22 16:12 ID:06ClNIKx
>>627 そう言ってもらえると調子に乗ります。w
ナタルスキーなのでナタルを褒められるのが一番嬉しいです。
(なぜか前回投下はコジローさん大人気だったので 笑)
>>628 実際に放送してた時はSEED見てなかったんですけど、
あとからDVDではまって何度も見返してて気付いたんですよね。
キラだけずっとナタルのことを「ナタルさん」呼んでて
(確か7話あたりが最初)
あの厳しいナタルがファーストネームで呼ばせてるのに引っ掛かって
こっそりずっと萌えてます。
そう思いながら見ると、キラナタいいですよ。w
>>629 AAキタ━━━!(AA省略)
次もがんばります。1スレ1本ペースですけど。(笑)
>217氏
自分はすごく217氏のエロが好きですよ。とにかく生々しいエッチが書けて羨ましいと思います。ここはエロ板なのでシリアスとか深く気にすることも無いと思いますよ(^∀^)今4P書いてるんですか!?じゃあ漏れもラクカガミリマリュ×アス書こうかなw
アスラン死ぬなこりゃ・・
>>580氏
うわ〜‥すごいレベルの高いキラナタ来たぁ!なんていうか流れが自然な感じで…すごい。なんか自分キラナタ書けるのかなって不安になってきたw580氏のナタルへの愛が伝わってきました。また次のナタルSSお待ちしております。
久々に南極行ってきました。いっぱい萌えSSがあって最高ですた。しかし携帯からではキツイなぁ・・転載依頼もどうやるんだかわからんかた(;´д`)アフォダ
ラクカガアスが書き終わりそうなので後で投下していいかな・・。
ではまた
632 :
名無しさん@ピンキー:03/11/22 17:08 ID:f28UgWSt
ラクスが地球軍に捕らえられてひどい事されちゃう小説書いて
>>632 それのカガリバ−ジョンなら今書いてますがラクスかぁ・・神の降臨を待ちましょう・・。
634 :
名無しさん@ピンキー:03/11/22 17:53 ID:f28UgWSt
>>635 そう言う風に文句ともとれることをわざわざ言うのは止めろよ。
わざとか?
最近ゴーカンモノってめっきりなかったから楽しみにしてる。
638 :
名無しさん@ピンキー:03/11/22 18:30 ID:f28UgWSt
なんかレイ-プものって最初は抵抗してるんだけど
攻められてるうちに自分から求めちゃうんだよね
あれ萎える・・・
>>638 sageてくれ。
最近広告は少なくなったとはいえ。
つか、何でageる?
って言うかさ、あんまこれが嫌だあれは萎えるって言うの止めろよな。
そんな文句ばっか言ってたら、職人が投下し難くなって、過疎化する恐れが
あんだからな。
そこんところ理解してくれよ。
誰もてめえの嗜好なんざ聞いてないんだ。
まぁ、職人も、投下する時に、これはレイプものとかレズものだとか注意書き
してくれれば良いけどな。
そんで自分の好みにあわなさそうだったら、スルーする。
これで良いだろうよ。
ただでさえ種には、例えば自分のようなアンチ(その存在すら容認できない人もいる)が多いから
ageたら荒らしにスレを晒すことになりかねんぞ。
ちと質問させて下さい。
ヴェサリウスが落ちたのってジュ−ル隊結成前でしたっけ?
地球軍に拉致られカガリ凌辱はやはり前スレとかぶるかなぁ・・いちおう常夏3人がカガリを・・って内容にしてあるけどアスカガだしそんなに酷くしない(鬼畜好きな人は期待しないで下さい)んですけど。
>>642 SEEDをNGワードに設定してた方が、苛つかないで済むよ。
忠告サンキュー。
>>644 結成前。
ヴェサリウスが落ちたのは46話。ジュール隊結成されたのはそれ以降。
でも、赤福女はそれ以前から登場している。
から、実際はジュール隊は46話以前から結成されてたのかもしれない。
真偽はわかんないよな。
レス色々ありがとうございます。
うは、寝てる間に神様がたくさん! 何か幸せ。
>598-604氏
凄い! 文章に引き込まれて一気に読んでしまいますた。エローリ期待してます。
>ポチ氏
黒キラOKです。黒キラナタ読めるんですね。私もアスラクがんばります。
>580氏
キラナター! やったー! ナタルさんいい。
アルテミスかその前後で、マリューさんが(キラに)戦ってほしいみたいなこと言って怒ったナタルさんがよかったっす。
マリュナタにいっぴょーう!
>217氏
エロリ作品お待ちしてます。
さて、仕事します。
>>645 サンスコです。これで心おきなくイザナナ書けます。
ラクカガアス(?)投下させて下さい。前書いたアスラクの続きみたいなモノです。本番無しのバカ話です。9レス程拝借します。
「……寂しいですわ」
一人宇宙空間を眺め溜め息をつくラクスにカガリが気付き近付く。
「どうしたんだよ、ラクス…キラと何かあったのか?」
心配そうにブル−の瞳を覗き込むとラクスはカガリに縋り付いた。
「わわっ‥ラクス!」
「カガリさん…アスランがっ…」
突然抱き付かれ、しかもアスランの名が出てカガリはピクンと反応する。
「‥アスランがどうかしたのか?」
元は婚約していた2人の関係に今も何かあるのかと緊張しながらラクスに尋ねる。
「アスランが‥私のペットのお世話をさせてくれないのです」
「…‥ペット?」
意外な言葉に一瞬呆気に取られつつ詳しく聞いてみる。
「私はアスランと共にイ−ジスちゃんという名のペットを飼っていたのですが、婚約が破談になってからその子のお世話をさせてくれなくて…」
「アスランがその‥イ−ジスっていうペットを独り占めしてるってことか?」
ラクスの話に段々と内容が判ってきたカガリは相槌しながらそれに聞き入る。
「そうですわ…もしかしたら今はカガリさんにそのお世話をして貰いたくて私には会わせてくれないのかもしれませんわ」
「なんで私がお前らのペットの世話なんか…‥とにかくアスランには私から言ってやるさ!」
「まぁ、本当ですか?カガリさん」
「ああ!まかせろ!」
自信満々に言い切りアスランの元へと向かう道中、イ−ジスはどんなペットなのか聞いてみる。
「イ−ジスちゃんは見た目はグロテスクですが、とても素直で暴れん坊な可愛らしい子ですわ」
「…‥そっか」
一体どんな生物なのかと思いながらアスランが居る部屋へ辿り着く。
「アスラン!私だ!」
そして返事を待たず部屋へ入るとアスランは今後の作戦資料に目を通していたのだろうか椅子に腰掛けこちらを窺う。
「どうしたんだ、カガリ…‥ラクス!?」
ラクスの姿を見た途端立ち上がり後退りするアスランにカガリは問い詰める。
「おい、アスラン!お前‥ラクスのペットを独り占めしてるんだってな!」
その言葉に一瞬アスランは青冷める。
「わかった…言いたいことは何となくわかったから…‥とりあえずラクスと2人だけで話がしたい」
その言葉にカガリは自分が邪魔者扱いれた気がして少し落ち込みながら反撃する。
「何だよ!私が居るとダメなのか!?男ならそんなにコソコソするなよ!」
「そうですわアスラン。これからイ−ジスちゃんのお世話はカガリさんにして頂きたいのでしょう?」
「……‥うぅっ」
2人の女性に責められアスランは何も言い返せなくなってしまった。
「お願いしますわ、アスラン‥最後に一度だけイ−ジスちゃんのお世話をさせて下さい」
「………‥ラクス」
ラクスの切なる願いにアスランはわかったと頷き、徐に着ていた軍服を脱ぎ始めた。
「わぁっ!アスラン‥何で服を脱ぐんだよ!!」
真っ赤になりながら怒るカガリを余所にラクスは待ち切れないとばかりにソワソワと落ち着かない。
そしてアスランはズボンを下着ごと下ろすとカガリは悲鳴を‥ラクスは歓喜の声を上げる。
「きゃああぁあぁぁ!!」
「イ−ジスちゃん!!」
ラクスは駆け寄りアスランのモノを愛おしそうに摘み上げ頬ずりをする。
「紹介しますわカガリさん‥この子が私の可愛いペットのイ−ジスちゃんですわ」
「ラクス!?それアスランのチ‥チンコじゃないか!!」
「ええ‥ですがイ−ジスちゃんは私の大切なペットですわ」
そう言いながらアスランのモノを美味しそうにペロペロと舐め回す。
「あわわ…ラクス‥」
カガリは困惑しながらもラクスの行為で段々と変化するイ−ジスに目が離せないでいた。
「ふふ‥相変わらずイ−ジスちゃんはお元気ですわね…んんっ」
そしてイ−ジスを咥え込み先端から根元までの飲み込みを繰り返す。
「ふぁ‥うぅ…はぁはぁ」
「…ア‥アスラン?」
ラクスに攻められ喘ぐアスランの姿にカガリはメラメラと嫉妬心が沸き起こるのを感じていた。
(アスランの奴!あんなに気持ち良さそうな顔して!!バカバカバカ!!)
そんなカガリを余所にラクスは更にイ−ジスを追い詰める。
「あらあら、イ−ジスちゃんたらこんなにお漏らしして…もう我慢の足りない子ですわね」
悪戯っぽく舌先で先走りの液を舐め取りチロチロと先端を攻めたてる。
「くっ‥俺は…」
最愛の人の目の前で元カノにご奉仕される姿を見られアスランは快感で喘ぎつつ苦悩する。
「さぁ、イ−ジスちゃん…私の口の中でイって下さいな」
そう言いながら、先端を口に含み吸いながら肉棒を手で激しく擦り追い上げる。
「あぁ‥くっ‥はぁはぁ…もうダメだ‥あっあっ…ラクス」
−−パリ−ン
アスランの口がラクスの名が出た瞬間、カガリの中で何かが弾けた。
「イヤだ!アスラン!」
そう叫び、アスランのモノを咥えていたラクスを突き飛ばす。
「きゃあっ!カガリさん?」
限界寸前で中断されアスランのモノが弾けるように反り返りピクピクと辛そうに震えていた。
「うぁ…カガリ」
寸止めされたアスランは息を荒くしながら事の成り行きを見守る。
「今からイ−ジスの世話は私がする!だからラクスはキラのフリ−ダムの世話でもしててくれ!」
「まぁ‥キラのフリ−ダムちゃんを?」
きっとフリ−ダムちゃんも可愛い子なのでしょうねとラクスはウットリしながら立ち上がる。
「わかりましたわ、カガリさん‥ではイ−ジスちゃんのことを宜しくお願いしますわ」
「ああ!まかせろ!」
そしてラクスはキラのフリ−ダムを求め旅立って行った。
つづく
>ポチ氏
きたー! キラタンのフリーダムに大笑いしました。
もーポチ氏の書くラクス最高です。イージスという事はジャスティスに変わるんでつね。
>ポチ氏
酔っ払いアスランをリクさせてもらった者です、ありがとうございました。
まさかそっちの穴で来るとは・・アスランおまいってばw
これからいろんなカプに挑戦される様ですね、がんがってください。
神の投下が一杯。
職人氏ら乙。
>そしてラクスはキラのフリ−ダムを求め旅立って行った。
ワラタ
規制解除された!?(・∀・)
職人さん乙彼です。
うは、本当に来るたびに何かしら新作があるな。
モツカレです。
えーと、もしもフレイが生きていたらのラクフレキラです。
壊れラクスにやや壊れフレイなので、純愛系のキララクやキラフレ好きな人は
スルーした方が良いっす。
レズもちょっとだけ入っています。
アークエンジェルにぼろぼろのストライクルージュが収容されると、あちらこちらで3人の生還に喜
ぶ声が沸く。ぐったりとしたキラを両脇から支えたアスランとカガリがそれに応えながら、医務室へ
と向おうとした時だった。
「キラ!」
二重に重なった少女の声が、キラの元に届く。そちらの方に顔を向けると、淡いピンクの髪の少女と
燃える赤毛の少女が瞳いっぱいに涙を浮かべて走り寄ってくる所だった。
「キラ、良かった生きていて……! 私、ちゃんとキラに謝らなきゃって」
「キラ、良かったですわ……! 約束を守って下さったのですね」
フレイはカガリを、ラクスはアスランを強引に押し退けると、キラの腕に縋り付く。
突き飛ばされたアスランとカガリはその様子を見、恐る恐る互いに視線を合わせた。
「フレイさん、そんなに腕を引っ張っては、キラが苦しいですわ」
「何よあんたこそ。放しなさいよ。キラが痛がっているでしょ」
キラを挟んでふたりの少女が見えない火花を冷たく散らす。キラは冷や汗を浮かべながら、口許をひ
くつかせた。
「あ、あの……、早くキラを医務室に連れていってやらないと……」
緊迫した雰囲気に気圧されながらも、何とかアスランが口を挟む。
その言葉に、暫しふたりの少女はお互い牽制するような眼差しを向けあったが、キラに視線を転じる
と優しく微笑んだ。
「キラ、医務室に行きましょう。歩けますか?」
「大丈夫、キラ? 早く治療して貰わないと」
そう言うと、少女たちはキラを引き摺るように歩き出した。
医務室にて、一通りの治療を済ませると、キラはベッドの上へと横になった。
軍医は異様な雰囲気を敏感に察知し、早々に治療を済ませると、キラの縋るような眼差しを振り切る
かのようにそそくさと退出してしまった。
医務室に残されたのは、キラと、そしてラクスとフレイの3人だけ。
キラの枕元に、ラクスとフレイがぴったりと寄り添い、先を争って彼の世話をしようとしていた。
「あんた、エターナルの指揮官なんでしょ? 艦に戻らなくて良い訳?」
嫌味ったらしくフレイが言うと、ラクスはそれを微笑んで軽く受け流した。
「御心配なく。何の為にバルトフェルド隊長がいらっしゃると思いますの。これくらいのことは彼が
良いように取計らって下さいますわ。こんなことも出来ないのならば、砂漠の虎ではなく、砂漠の猫
とでも名乗ったら良いのですわ」
ころころとラクスが笑う。
砂漠の虎を飼い猫のように扱う彼女の台詞に、さすがのフレイも二の句が継げない。
「それよりも、フレイさんこそ、お仕事に戻られたら如何ですか? 何やらアークエンジェルの方々
も猫の手も借りんばかりにお忙しそうですし。キラのことはわたくしにお任せ下さいな」
一転して攻撃に転じたラクスに、フレイは一層眦を吊り上げた。
「キラの世話は私の役目よ! キラと私は、一線を越えた仲なんだから! 部屋だってずっと同じ
だったんだから!」
「あら、わたくしだって、ずっとキラのお世話をしてきましたわ。それに指輪を渡し、約束を交し
あった仲ですわ」
初々しくぽっと頬を染め、ラクスも負けじと言い放つ。
ラクスの言葉に般若のような形相になると、フレイは底光りする目でキラを睨み付けた。
「キラ、あんたって人は、あんたって人は……! 人がいなくなったらとっとと違う女に手を出して
いた訳!?」
「ち、違う! 違わないけど、違う!」
キラは詰め寄るフレイを両手で制し、必死に首を横に振る。ラクスの言っていることは確かに嘘では
ないが、微妙に違う。何だか違う。何かが違う。
「フレイさん、キラを苛めないでくださいませ」
ラクスはキラを庇った。一見、聖母のような微笑みを浮かべているが、その瞳は笑っていないことに
気付き、キラは身を震わせる。
「いいわ、決着をつけようじゃない」
暫くラクスと睨み合っていたが、やがて硬い声でフレイが言った。
「決着……ですか?」
「そうよ。私はキラが好き。あんたもでしょ?」
「ええ。わたくしはキラが好きですわ」
フレイの言葉に迷うことなくきっぱりとラクスは頷く。
「で、キラ。あんたは誰が好きなの? 私? それともこの女?」
ふたりの少女から、強い視線で捕らえられ、キラは逃げることもかなわなかった。メドゥーサの視線
で石化された犠牲者のように。
「ぼ、僕は、僕は……」
ごくりと唾を呑み込む。
正直に言うと、今、この場でどちらかを選ぶことなんて、キラには出来なかった。第一、この場でど
ちらかを選んでしまったら、その相手と一気に結婚まで持ち込まれそうですらある。
ラクスもフレイもどちらも好きだ。だが、ふたりが自分に寄せる執着が時々恐ろしく感じる。
追われると、逃げたくなってしまう、そんな心理に襲われる。
どうやってこの場を切り抜けようかと、キラが考えあぐねている時だった。
「……フレイさん、ただ選べ、と言うのもキラが可哀想ですわ。ですから、勝負をしませんか?」
静かな口調でラクスが沈黙を破った。
「勝負?」
ラクスの言葉にフレイは眉を顰める。
「ええ。つまり、キラとベッドを共にして……、どちらがよりキラを満足させられるか、ですわ」
「なっ……!」
ラクスが口にした内容に、フレイが赤くなる。
「それともフレイさんは自信がないのですか?」
「……何がよ」
おっとりとしたラクスの言葉にフレイが低く唸る。
「キラを、満足させる自信が」
挑発的にラクスの瞳が煌めく。
「あるわよ、そんなの!」
一瞬、フレイは怯んだが、負けじとその豊かな胸を反らし、ラクスを睨み付けた。
「僕、僕……、怪我人なんだけど……」
「大丈夫よ、それくらい。あんた、コーディネイターでしょ!?」
「平気ですわ。だってキラはSEEDを持つ者ですもの」
容赦ない少女たちの言葉に、キラは背中を震わせた。今後、自分の身に降り掛かるであろう出来事を
正確に予測して。
今のキラは正に蛇に睨まれた蛙のように弱い存在で、ふたりの少女を前にし、なす術も無く震えるこ
としか出来ない。
(助けて、アスラン……。カガリ、サイ……!)
必死で心の中で助けを呼ぶが、応えはない。救いの手はあらわれなかった。
フレイが軍服と下着を脱ぎ捨てると、年齢の割に成熟した肢体が露になった。その身体を誇示するか
のように、ゆっくりと横たわるキラに寄り添う。
久し振りに見るフレイの豊満な肢体に、キラは眩しそうに目を細めた。そのキラの様子にフレイは満
足げに目を細めると、ちらりとラクスを見遣った。
ラクスは、上衣を脱ぎ捨て、着物の袷をはだけているところだった。キラの視線に気付くと、初々し
く頬を染める。その仕種は男心を掻き立てるには十分で、さすがにキラも心臓がざわめいた。ラクス
がゆっくりと着物と下着を脱ぐと、その下からはフレイほどではないが豊かな肢体があらわれる。そ
の肌は新雪のように白く、目に眩しい。
「キラっ!」
ラクスを見るキラの反応に気に入らないと言ったように眉を吊り上げると、フレイは強引にキラの唇
を奪った。フレイの舌がキラの唇をねっとりと舐め上げてゆく。キラはその感触に溺れ、思わず息を
喘がせた。
互いに舌を絡ませ求めあう。逃げ腰だったキラも、いつの間にかフレイを求めて舌を動かしていた。
何かを求めるようにキラの手がフレイの胸にそっと触れそれを弄くりはじめると、一層彼女は嬉しげ
に目を眇めた。
「……キラぁ」
唇を離し、うっとりと甘えたようにフレイがキラの名前を呼ぶ。そしてもう一度、キラの唇に唇を重
ねた。
一方ラクスは、ふたりがキスに熱中している間に、キラの下着を脱がせに掛かっていた。アンダー
シャツを胸元まで捲り上げると、包帯に覆われている部分を避け、鎖骨をなぞるように指を滑らせ
ていく。
手はキラの脇腹や下腹部付近を淫蕩に蠢いている。ラクスはキラの肌を強弱取り混ぜて吸ったり噛ん
だりし、刺激を与えていく。
「ううっ……」
ラクスの動きに思わずキラは身体の痛みも忘れ快感の呻きを漏らした。
ショートパンツを脱がせると、屹立したそれを取出し、口に含んだ。舌と歯を使い、存分にそれを舐
り、弄ぶ。いつもは美しい歌を奏でるその喉は、今はキラを呑み込み淫靡に蠢いている。
びくりとキラの身体が跳ねる。ラクスの舌の動きに目を瞠り、熱い吐息を漏らした。
快感に喘ぐキラの様子に、フレイはゆるりと上気した顔を上げ、ラクスの方を見遣る。
そそり立つキラのそれを潤んだ瞳で見詰め、切なげに溜息を吐いた。
「あらあら、フレイさん、もう我慢出来ませんの? 良いですわ、お先にどうぞ」
「……っ」
フレイは躊躇ったが、身体の奥の疼き堪えられず、そろそろとキラの下肢へと移動する。そっと屹立
するキラを片手で包み込むと、腰を浮かせた。
既にフレイの秘部は潤み、蜜が滴っている。はやくそこを埋めて欲しいとひくついている。
フレイはちろりと上唇を舐めると、一気に腰を沈めた。
頭の芯を焼くような、快感が走る。より一層の快楽を求める為、キラの上でフレイは腰を動かした。
キラもまた久し振りに味わうフレイの肉の味に酔いしれる。締め付けてくるそれに眉を寄せ堪える。
「キラぁ、好きなの、大好き……!」
「フ、レイっ!」
フレイとキラの喘ぎと淫らな水音が医務室に響く。それに更に追い立てられるように、ふたりは一心
不乱に腰を動かし続けた。
「なっ、あんた、何を……!」
突然、後ろから、自分の胸を揉みしだいてくるラクスに、焦ったようにフレイは身を捩った。
「お手伝いするだけですわ。フレイさんが気持ち良くなるお手伝いを。わたくしも見ているだけなの
は詰まりませんもの」
「やっ、何を……、あぁん!」
キラに下から激しく突かれ、ラクスに後ろから胸を愛撫され、フレイはその白い喉を仰け反らせて大
きく喘いだ。
「やぁん、あぁ、はぁん、はぁっ、ああっ」
ラクスはフレイの弱点を見抜くと、すぐさまそこを執拗に攻め立ててくる。ラクスのたおやかな指先
が、フレイの胸の突起を摘み刺激を与える。自分の中を満たすキラと、ラクスの愛撫に最早フレイは
何も考えられなくなる。
「あ、ああん、キラぁっ、も、いくっ……!!」
「ぼ、僕も、もう……」
キラがフレイの中に熱いものを吐き出すと、それを受け彼女は絶頂に達した。ぐったりと背をラクス
に凭れ掛けさせ、フレイはびくびくと身体をひくつかせる。
やがてフレイは落ち着くと、ずるりと自分の身体からキラを引き抜き、そのまま彼の横に蹲った。
キラとフレイが荒く息を喘がせている中、ラクスひとりが余裕を持って楽しげに微笑んでいる。
「あらあら、あんまりフレイさんが激しく動くから、すっかりキラが元気なくなってしまいました
わ。責任をとって、キラを元気にして下さいませ」
「え……?」
絶頂の余韻覚めやらぬフレイは、その意味がわからず、ぼんやりと彼女を見詰めた。
「ですから、キラを元気にして下さいませ。そのお口を使って」
「あんた、何を」
文句を言いかけたフレイの顔を、ラクスは強引にキラの下肢へと持ってゆく。そして萎えたキラのも
のをフレイの口許に向け、煽り立てるように微笑んだ。
「あなただけ気持ち良くなるのは狡いですわ」
「ん……」
唾を呑み込むと、ラクスの言葉に動かされるように、フレイはキラのものを両手で挟み込み、舌先で
突いた。そのまま、舌先を動かし、丹念に根元から尖端まで舐め上げてゆく。
「うわぁっ……」
フレイが口にキラのものを呑み込むと堪え切れず、彼は喘いだ。次第にキラのものは再び大きくなっ
ていく。フレイは更に舌を這わせ、唇でそれを強く挟み込んで刺激を与える。
はぁ、と熱い息を吐き、フレイが口を離すと、満足そうにラクスが青い目を眇めた。
「まぁ、すっかりキラは元気になりましたわね。では、キラ。わたくしの相手もして下さいませ」
ラクスは腰を浮かせ脚を開く。彼女のそこは既に熱く濡れており、蜜がぬらぬらと光を弾いている。
キラを味わうかのように、ラクスはゆっくりと腰を沈めていった。
「んっ……!」
身体が熱く待ち望んでいたキラを呑み込むと、ラクスはうっとりと目を細める。熱い吐息を漏らす。
より一層キラを深く感じる為に、ラクスは激しく腰を動かした。
「あぁん!」
キラの両手がその豊かな双丘を揉むと、ラクスは悦びに高く喘ぎ声を放つ。
「お願いですわ、もっとっ! わたくし、キラが――」
キラはラクスの高い声に煽られるように、両手で彼女の腰を掴み、強く大きく腰を打ち付ける。
ラクスは隣でぼうっと自分たちの行為を見詰めるフレイの頭を引き寄せると、その唇を奪う。もっと
悦びを得る為に、一心にフレイの舌に己の舌を絡め、そして激しく腰をキラに押し付け打ち付ける。
ラクスは押し寄せてくる快楽の波に堪え切れず、フレイから唇を離すと切羽詰まった声を上げた。
「あぁっ、もうっ! キ、キラぁっ、愛してますわ……!!」
「ラクス……っ!」
ラクスがキラを一際きつく締め上げたと同時に、キラも彼女の中にその欲望を放つ。絶頂に達したラ
クスは満足げに熱い吐息を漏らすと、キラの上へ倒れ込んでいった。
三人は乱れた息を調え、狭いベッドに横たわっていた。
「……勝負の判定は、どうしましょうか?」
「勝負……? あぁ、そうだったわね……」
ラクスの言葉に事の発端を思い出し、フレイが吐息混じりにけだるげに呟く。
「引き分け、と言うのは如何でしょう? だって、何もわたくしとフレイさん、どちらかを選んで頂
かなくても、三人で一緒にいれば良いだけの話ですもの」
「……あんたはそれで良い訳?」
探るようにフレイが問い掛ける。
「わたくしは別に構いませんけど」
ラクスはあっさりと言い放った。
「ふぅん。随分と余裕じゃない? あんた、自分が負けるはずがないとでも思ってるの?」
冷たくフレイが睨み付けると、とんでもないとラクスは首を横に振った。
「あら。勝ち負けにこだわるつもりはありませんわ。楽しみは分かち合った方が良いと思いません?
ひとりよりはふたりで、ふたりよりは三人で。わたくし、先程はとても楽しかったですわ」
「あんた、結構エグいこと言うわね……」
にっこりと微笑むラクスに、フレイは眉を顰める。
「そうですか? フレイさんは楽しいことはお嫌い?」
「別に嫌いじゃないけど……。でも、そう言うのってどうなの? コーディネイターにとっては普通
なの?」
「さぁ? 他の方のことは存じませんわ。けれど、わたくしはキラと楽しくやっていきたいんです
の。あなたもでしょう? あなたがキラを本当に愛していらっしゃるのなら、わたくしたち、上手く
いくと思いますわ」
ラクスはおっとりとした笑みを浮かべる。
「それともフレイさんは、そんなのはお嫌ですか?」
問われ、フレイは逡巡した後、照れたように肩を竦めた。
「……まぁ、それも悪くはない、とは、思うわ」
「ふふっ、良かったですわ」
キラは自分が蜘蛛の糸に絡め取られてしまったことを悟る。そしてきっとその糸からは一生逃れるこ
とは出来ないのだ。
――僕はこれから、ラクスとフレイふたり一度に相手しなくちゃ、いけないのかな……。
微笑みあう少女たちの姿を目にしながら、精も魂も尽き果てたキラは、そんな贅沢な悩みをぼんやり
と思ったのだった。
おまけ
「なぁ、アスラン……。何だか最近、キラ、窶れていないか?」
深刻な面持ちで、カガリが呟いた。
「そ、そうか?」
アスランにはその理由が思いあたる節がなくもなかった。しかし、キラが憔悴している理由にふたり
の少女の影が見隠れしており、どうしたものかと躊躇していたのだった。
「でもキラの奴、何でもないって言うんだ。凄く、疲れきっているのに。ラクスかフレイに聞いた方
が良いかなぁ。何か、病気かもしれない」
「よ、よせ、カガリっ!」
カガリの言葉にアスランはぎょっとする。
「良いか、カガリ。絶対に絶対に絶対にだ! ひとりきりで、ラクスたちには近付くなよ!」
「あら、アスラン。まるで人のことを猛獣か何かのような仰りようですわね。失礼ですわ」
不意打ちで背後から柔らかく声を掛けられ、アスランは背中を強張らせた。
――気配を、感じなかった。
恐る恐る振り向く。
振り向いた先には、ピンクの髪の少女が天使のように愛らしく微笑んで立っていた。だが、今のアス
ランにとって、その微笑みは天使の微笑みどころか悪魔の笑いにすら見える。
微笑みながらラクスが音も立てずにアスランたちに近付く。
「ら、ラクス……」
「カガリさん、キラは病気ではなくて、過労なんですって。大事ないとのことですけど、心配なら一
緒にお見舞いに参りましょうか?」
「駄目だ、カガ……!」
カガリに見えないように、素早く繰り出されたラクスの肘鉄が、完璧にアスランの鳩尾に決まる。
呻くことも出来ずに、アスランは目を見開いた。何とか崩れ落ちそうになる身体を壁に手をついて必
死で耐える。そんなアスランに、余計なことを言ったらどうなるのかわかっているのかと言う眼差し
を投げると、ラクスは優しくカガリに声を掛けた。
「薄情なアスランは置いて、さぁ、参りましょうか?」
「う、うん……?」
ふたりの緊迫したやり取りに、訝しげに眉を顰めるも、カガリはラクスの言葉にぎこちなく頷く。
「ちょっ、待て、カガリ……!」
ラクスに連れ去られるカガリを、アスランはよろめく足取りで必死になって追い掛けて行った。
終わりです。
キララクでキラフレにしたかったのに、なんでかラクスが……。
ペンタブがみつからん。
>665-673
乙です。わらかせて読ませていただきました。ラクスの黒さ最高です!
連れ去られたカガリたんはどうなってしまうのか……。
>665-673
めちゃくちゃ面白かったです。
本編からはずれてるはずなのに、本編の人物像とぴったりな気がするのはなぜー。
特に、優柔不断なあたり、キラがものすごいキラらしくていいです。
ケパブを引きつった笑顔で食べるキラが目に浮かんできました。
あ、あのエピソードも考えてみれば、
「両方から強く勧められて、どちらも断りきれないキラ」ですね(w
このまま続きもお願いしたいです。カガリの運命やいかに?
キララクフレ面白い!でもやはり主導権は黒ラクス様なのですね。
ラクカガアスの続き投下します。
今回も本番無しで当て馬っぽい所もあるので苦手な方スル−でヨロ。
>>649-657 「くっ…す、すまない‥カガリ」
爆発寸前のイ−ジスに悶えながらカガリに詫びトイレへ駆け込もうとするが阻止される。
「カ‥カガリ…はぁはぁ…頼む‥トイレへ行かせてくれ」
早く勃ち上がった熱を解放したいと半泣きになりつつ懇願するが、カガリはそれを許さない。
「イ−ジスの世話は私がすると言っただろ?」
「…‥カガリ?」
カガリは先端から溢れる液体とビンビンに勃つ肉棒にゴクリと喉を鳴らし意を決してアスランの前に跪く。
「‥こ‥これを舐めればいいんだよな?」
震える手でおずおずと触れようとするカガリにアスランが制止する。
「…カガリ‥無理しなくていい…自分で処理するから」
そのアスランの言葉にカガリは涙目になりながら訴える。
「私だってイ−ジスの世話ぐらい出来る!これからはずっと私にやらせてくれ!」
もうラクスとはしないで欲しいと懇願するカガリを愛おしく思い、金髪を優しく撫でる。
「わかった‥もうカガリ以外の人には触れない…約束する」
「うん!絶対だぞ!」
もう彼は自分のモノだと約束された安心感からかカガリは先程とは違い積極的にイ−ジスへ手を伸ばす。
「うっ…はぁはぁ」
ヒタッとカガリの冷たい手が触れた瞬間、アスランは低く呻きイ−ジスもピクピク反応する。
「…すごい‥イ−ジスが動いてる」
自分の手に反応し震えるイ−ジスに段々と喜びと愛情が芽生えてくる。
一方アスランは折角カガリが世話をしてくれているのに直ぐに達するのは申し訳ないと思い必死に耐えていた。
「‥なんか可愛いな…アスラン‥」
「はぁはぁ…カガリも可愛いよ」
自分のモノをスリスリと指先で撫でる姿がとても淫らだと感じそれにイ−ジスも素直に反応する。
「‥すまない‥もう限界だ」
カガリはアスランの言葉におどおどするが自分もラクスみたいに…いや、それ以上に彼を愛したいと思い小さなピンク色の唇を開ける。
「…私が全部飲んでやるからな」
そう言いイ−ジスの先端を口に含み来るであろう衝撃に目を瞑る。
「ふぁ…いくぞ‥カガリ」
カガリは咥えていた唇にキュッと力を込めそれに答える。
そしてアスランは肉棒に触れていたカガリの手を自らのソレで包み、そのままシゴキ始める。
「はぁはぁ‥あっ‥あぁ‥カガリ!」
アスランがカガリの名を口にした瞬間、イ−ジスがビクビクと痙攣し勢いよく精液をカガリの口内に流し込んでいった。
「‥んんっ!」
想像していたよりも大量の精液が口の中に広がり飲み切れない分がカガリの口端から流れ落ちそうになり慌てて両手でそれを受け止める。
「…すまない‥最近‥その‥処理していなかったから」
ゴクゴクと喉を鳴らしながら飲み込み、イ−ジスの先端に残った分も舐めながらアスランを見る。
「気にすんな!…お前‥私のこと気にして今までしないでいてくれたんだろ」
ラクスがイ−ジスの世話をさせてくれないと言っていたことを思い出し自分のことを思っていてくれたのだと実感する。
「ああ‥今は君を愛しているから…」
「私もお前だけを愛しているぞ」
そう言いながら掌で小さな水溜まりとなっていた白濁の液をピチャピチャと舐め取っていく。
その姿にアスランはまた下半身に熱が集中するのを感じ、身体を震わせる。
「…ん‥わっ‥アスラン」
「…ごめん‥また…」
一度放っても尚、勃ち上がり続けるイ−ジスにカガリは驚きアスランは頬を染め申し訳なさそうな顔をする。
「いいよ‥アスラン…どうして欲しい?」
「‥あ‥カガリに舐めて欲しい」
「‥良い子だアスラン」
(ふふ‥イ−ジスが私なしではいられないよう調教してやるぞ)
そんなカガリの企みに気付かず快感に飲まれ溺れていくアスランであった。
END
多分これが漏れのこのスレ最後の投下となります。
また新スレ出来た頃、リクをちまちま投下させて頂くと思います。
今までお付き合い下さった皆様ありがとうございました。
ラクフレキラ最高ですた!ラクスの黒っぷりがなんともw
>團鬼八氏
キラナタやばいっす!どうゆう流れでエチに持っていこうか悩んでいたらとんでもない方向に・・・。
漏れはギャグしか書けない体になってしまったようです(ノД`)゚・
ペンタブ未だみつからず…。
>ポチ氏
乙です。毎回可愛い二人に萌えてます!
キラナタ、どんな方向っすかー?! 凄い楽しみ!
ぬ、誰もいない。あげるなら今のうち。
校正飽きたので、一寸合間に書いたポチ氏との約束のものを。
途中までですいません。
投下行きます。
春うらら。
もっとも気温管理されてるプラントでは季節はあるのだか無いのだかわからないが。特にクライン邸があるここは季節は春から初夏にかけての気温に設定されている。
東屋のベンチに腰掛けて風景を見ながらお茶なんか飲んでるとアスランは本当にのほほんとした気持ちになって、和んでしまう。
「……いけませんわ」
ラクスの言葉にほんわり「はぁ。どうしたんですか?」等と答える。と、ソーサーにカップを置いてラクスが立ち上がった。
「アスラン、これでは駄目ですわ!」
「はぁ? 何がですか?」
「ミトメタクナーイ!」
ピンクのハロが叫びながら二人の周りを飛び回ってる。
「少子化が進んで数年。いえ、コーディネータが誕生してからの問題です。だから駄目なのですわ!」
「はあ」
「同衾しましょう」
ぷーっ!
さすがにアスランはお茶を吹いた。まさか女性からSEXしましょうと言われるとは思ってなかったのだ。
「え? え?」
じりじりと迫るラクスから顔を真っ赤にして逃げるように背中だけ後退する。
「つくりましょう、子供」
にっこりと笑うラクスとは反対にアスランはたじたじだ。
「し、しかし」
「アスランがするのがおいやでしたら、私がします」
「嫌とかじゃなくて」
「男の方って好きじゃない方とも出来るって聞いたことあります」
「いや、お、俺はあなたの事好きです」
「じゃあ、良いじゃありませんか。しましょう」
前からぶっ飛んだお嬢さんだとは思っていたが、こんなにとは。
前からぶっ飛んだお嬢さんだとは思っていたが、こんなにとは。
思い切り体をそらせてしまったので、バランスが崩れベンチから落ちてしまい、
そこにラクスがのしかかってくる。バトラーは気を利かせたのか先程用事があるので
出かけてきますと言ったきり帰ってきた様子はない。
ラクスのフワフワの髪がアスランの頬をくすぐる。
キラ、助けてー!
遭遇した事の無いピンチについ心の中で親友に助けを求めたが、馬鹿だなあ据え膳食わぬはなんとやらだよと、
幼馴染の想像はにやりと笑ってポンと消えてしまう。
「え、え?」
まだ自分の置かれている立場が判らず、笑顔を張り付かせてラクスを見つめている。
ぷちゅんとラクスの唇が触れる。
初めて触れる女の子の唇の柔らかさにうっとりとしてしまい、舌が進入してきたも何の抵抗も無く受け入れてしまう。
「うふふ。その気になりまして?」
「そ、その気にとかって」
「あら、決まってますわ」
「ひっ!」
股間をなで上げられて思わず声を上げてしまう。
「あ、あのラクス!」
「可愛いですわ、アスラン」
「そ、そうではなくて」
普通は逆だろうと心の中で突っ込みながら、アスランは顔を背ける。
「そ、その、ここでは嫌です」
と頬を赤らめて顔を背ける自分に馬鹿かー! と突っ込みを入れてしまう。何、乙女してるのか情けなくて仕方が無い。
「そうですわね。そろそろ夕方ですし、身体が冷えますものね」
さ、お立ちになってと手をかされて情けなくて涙が止まらない。このままでは駄目だと思うのだがラクスに逆らえないのも事実である。
やると決まったからにはやるしかないのだ。
寝室に入るとラクスはアスランをベッドに座らせ首筋にキスをしながら服を脱がせていく。
ピンクの頭が目の前にあって、その唇が自分の首筋に触れてるのかと思うとアスランはゾクゾクした。
じゃなくて。
「ラ、ラクス。その。僕にもあなたを触らせてください」
「まあ、そうでしたわね。私ったら、申し訳ございません」
ぺこりとお辞儀をして、ワンピースを脱ぐと白いガーター付きのテディ姿になる。ぎゃふん(死後)である。
まさかそんな下着だとは思わずてっきり、白いキャミソールにフレアショーツかその上にドロワーズか
タップパンツなかなーなんて夢見ていたのだがまさかこんなセクシーな下着だとは! ショーツは別になってる
が、そのショーツだって、レースがついてるTバックである。
眩暈がした。
「どうなさったのですか?」
「い、いえ。その、あまりにも綺麗だったもので、その見とれて」
「まあ、ありがとうございます。アスランが来ると聞いて用意したんです。勝負下着ですわ」
友達のやつ終わったらまた投下します。
うーむ。アスラクというよりラクアス?
694 :
217:03/11/24 00:22 ID:zJQ2kguw
みなさん、乙です。
今まで後ろ向きでゴメンナサイな217です。
これからはポジティブに…というわけで、4Pの触りだけちょっと…
元気出てきたんで、エロを目指して書きました。
キラフレの続きは、また後で…
フレイ、カガリ、ラクス×キラです。嫌な人はスルー、この三人に責められたい方はどうぞ!
読んでくれるだけで、嬉しいので。
元の話は南極にあるけど、読んでなくても平気です。
ラクスとカガリとフレイ。
キラは、誰を一番に想っているかという問いに対して、三人とも想っているという答
を出した。
当然、そこから諍いは起こったものの、結局、四人でラクスの屋敷に住むということ
で妥協した。
同棲生活にあたって、料理当番、ゴミ出し当番、掃除当番など、様々な事を決めた。
もちろん、夜の相手も日替わり制となった。
月曜日はラクス。火曜日はフレイ。水曜日はカガリ。木曜日はラクス。金曜日はフレ
イ。土曜日はカガリ。
そして日曜日は、連日でお疲れのキラにとっての休日となった。
…そんな生活にも慣れ始めて一ヶ月。ある日の日曜日、事件は起きた。
この週は、もともと普段とは違っていた。
そう、この一週間、キラは誰とも性行為をしていないのだ。
毎日3〜4回は要求されるキラにとって、嬉しい一週間だった。
「ふぅ…今週はラクでいいなぁ… ん?何かいい匂いがするな…」
キラが香りのする方へ向かうと、ラクスとカガリとフレイが、エプロンを着けて料理
をしていた。
「? あれ…今日の食事当番は僕だよね?」
「ああ、いいって。今日は私達三人で作るよ」
キラの質問にカガリが答える。
「合作ですわ。キラ、楽しみになさっていてくださいね」
「ホント?何か悪いなぁ…でも…頼んじゃおうかな…」
「フフ…任せて…キラ」
フレイの妖しげな笑みにも気付かず、キラはテーブルに座ってその合作とやらを待っ
た。
数十分後、数々の料理が食卓に並ぶ。
当時は家事もマトモにできなかった三人の物とは思えないほどのものだった。
「うわぁ…」
キラは思わず感嘆の声を上げた。
「さ…食べて」
フレイの言葉を聞き、キラは早速料理に箸を付けた。
「ん…おいしいよ。すごく、ハーブの香りがよくて…」
「ホント?よかった…」
この時、三人の少女が目を光らせていた事を、キラは知らない。
この料理を食べた数分後、キラの体に異変が起こる。
ドクンッ…!!
「…!? まさか…また…? 今度は…何を入れたんだっ…この料理に…」
股間が痛い。ズボンの上からでもわかるくらい、膨れ上がって…熱くて…
「うっ…く…痛い! だめ…だ…! ズボンなんてはいてられな…い」
キラは、なおも大きくなり続けていく自分のモノに痛みを感じ、すぐさま開放感を得
るためにズボンを脱いだ。
「…前にキラが飲んだお茶と同じですわ」
ラクスが不意に呟いた。
「お茶って…だって…この前は水分で薄められていたけど…僕が…さっき食べたの
は…」
「葉っぱ…だ」
カガリが気まずそうに答えた。
「だから、今までよりも効果は大きいわ… さぁ、キラ、どうしてほしい? もっと
も、一週間も溜まったあなたにそのままで耐えられるかしら?」
フレイが悪魔のような妖艶な笑みで微笑む。
やられた。三人とも、これが目的で僕を一週間泳がせたんだ。
「私達は…三日に一度しかあなたと繋がる事はありませんの…」
ラクスが悲しそうな顔でキラに呟く。
「お前は…毎日誰かと繋がっているのに…私達は… 私達だって、キラと…毎日…そ
の、したい…のに…」
カガリが顔を真っ赤にして俯いて言った。
「キラは、私達の三人とも愛してくれるって言ったわ。その言葉、本当なんでしょう?
だから…愛してもらうわ… 今日はもともと、みんなでキラと毎日繋がれるか、試
すためでもあったもの」
フレイがそう言い終わると、キラの肉棒に群がる様に三人が集まる。
キラのパンツを脱がし、キラは押し倒され、三人の舌がキラの肉棒に絡み付いていく。
「うっ…く……! ああっ…!」
痛いくらいにそそり立ったモノに、三人の意思をもって這いずり回る舌が、ねっとり
と彼のモノを濡らし刺激していく。
キラが突然の快楽に声を上げてよがる。
唾液で濡れそぼった肉棒、そして何より、三人の少女が自分のモノを貪欲に舐めあう
淫靡な光景に、キラはただ見惚れていた。
誰かが先端部を舐めたかと思うと、誰かが裏筋を舐めて、誰かが根元に舌を這わせる。
愛撫されてない場所などないという位、キラの肉棒は三人の交じり合った唾液でベト
ベトになっていた。
そこに、彼の先走り液が混ざる。
「あはぁ…何か出てきたわぁ…キラ…んっ……ちゅる…」
フレイがそう言って嬉しそうに、先端部から分泌する液を舐めとっていった。
「う…うわぁっ…あああ!!」
カガリや、ラクスも、時には吸い付くように、唇も使ってキラのモノを愛撫していく。
三人が舌を動かす度に、キラの肉棒はビクビクと痙攣しては、さらに大量の先走り液
を放出していった。
「キラの…んっ…ビクビクしてますわ…んふっ……れろっ…」
「すご…い…キラの…ん…ちゅ……ぅ…」
ラクスも、カガリもそれぞれに感想を述べ、頬を染めながらキラの肉棒を愛撫していく。
「んっ…くぅぅ…も、もう、出ちゃうよっ…」
キラの言葉を聞いたラクスが、いち早くキラの先端部を咥え込み、チュウッ…と吸い
付いた。
他の二人は構わずに愛撫を続けて、キラの肉棒を愛撫し続ける。
「くぁぁっ…ラクス…そんな吸ったら…出…る…」
ビクッ…!ドクン…ドクン…ビュルッ…
大きくキラの肉棒が跳ね上がりそうになるが、カガリがキラの肉棒を動かぬように手
で握り、固定した。
カガリの手に、ドクドクと脈打ち、射精を続けるキラの脈動が伝わる。
すると、大量の精液がラクスのかわいらしい口の中に注がれ、口腔内を犯していった。
「ん…!? んぶぅぅ…ふ…ぅ…んっ………んっ……」
まだ彼女の口内にキラの精液は流し込まれていく。
彼女の小さな口腔に全て収まるか不安そうに見守るキラ。
やがて放出を終えると、ラクスはチュポッと精液と唾液の糸を引きながら、肉棒から
唇を離した。
そうしてカガリと向き合い、彼女の唇を奪うラクス。
「おすそわけですわぁ…カガリさん…んっ……ちゅ…れ…ろ…」
「あ…はぁ…んっ…コク…コクン…はぁ……あ…」
ラクスとカガリが舌を絡ませると、ラクスの舌を伝って、カガリの口腔に大量のど
ろっとした精液が、だらりと流し込まれた。
流し込んだ後も、キラの味がする白くなった舌を、二人で味わいながら淫らに絡ませ
る。
やがて、二人が唇を離すと、太く粘着質な糸が二人の舌を繋いだ。
ラクスとカガリのそんな様子に、キラの股間はさらに痛くなった。
自分の精液を淫らに舌を絡ませながら分け合う、少女達の姿は、どこか背徳感を含む
ひどく淫靡な光景だった。
だが、キラの感性は再び暖かな感触によって現実に戻される。
ぺロッ…
「キラ…まだ出し足りないみたいね…」
「フ…フレイ…うああっ…」
フレイは、キラの大きくなり続ける肉棒を一人、頬張り始めた。
「二人ばっかり…キラの精液味わってずるいわ…私にも、ちょうだい…」
「あぅぅ…そんなぁ…フレイ…」
さっきまでの舌での愛撫と違って、今度は唇、口腔の感触が加わる。
頭を前後させ、唇を窄められ、扱かれ、舌は亀頭の周りを円を描くように這ってい
る。
「んっ…ふぅ……んっ…んぐ…ちゅぅ…はふ……」
「うっ…また…出る…よ」
キラの言葉を聞くと、フレイは彼に施す愛撫を弱めた。
決して、彼を絶頂には届かせない。
けれど、絶頂感は保たせて、焦らすように舌を動かした。
「フ…フレイ…」
「ねぇ、キラ…んっ…約束してくれたら、楽に…んっ…してあげる…」
「約…束…?」
「私が一番にあなたと…ちゅ…繋がるって…いうの…」
「おい!お前! 卑怯なことをするな!」
フレイの陰謀を知り、カガリが声を荒げる。
「くぅ…ああっ…!フレイを…一番にするっ…! だから…だから…もうっ…」
「フフ…キラもそう言っている事だしね…?」
「くっ…」
カガリは悔しそうにフレイを睨む。
キラとしては、何でもいいからこの焦らされている苦しみから解放されたかっただけ
だった。
フレイは、舌をぐりぐりと押し付け、唇を締めて、何度も何度も激しく頭を振り、キ
ラの肉棒を刺激していった。
さっきまでとは違い、明らかに男性を悦ばせる刺激を与えていく…
「また…出るっ…!! くぁぁ…」
「あっ…!あはぁ…ん、ふちゅ…コク、コク…ン…はぁぁ…おいしい…キラの…」
フレイはキラの精液を全て飲み干すと、服を脱ぎ始めた。
「…私が一番だもの…ね?」
そう言って、カガリに勝ち誇る。
「く…くそ…」
しかし、カガリもラクスも同様に服を脱ぎ始める。
「ちょ、ちょっと…何よ、アンタ達!」
その行為に驚いたフレイが、つい声を荒げる。
まさか、横取りする気!?
「うるさい…キラと、キラと繋がれないなら、キラに気持ち良くさせてもらうまでだ…」
「わ、私も…もう、早く欲しくて…待てませんもの…」
カガリはキラの顔の上に跨り、ラクスはキラの手を取り、秘所へと導いた。
そういうことか、とフレイは安心して、キラの肉棒の上に跨った。
702 :
217:03/11/24 00:36 ID:zJQ2kguw
今日はここまで。
エロを意識して書いたの久々なんで、なんか気付いた点あると言ってくれたら嬉しいです。
というか、もうスレも終わりですね。
もしかしたら、次スレに上の文を保管して転載してしまうかもしれません。
(メール機能が壊れてて、直接送れない為)
この話だけは南極に転載したくて。
わがままでスンマセン。キラフレも、4Pも頑張りますんで。
南極に行ってモトネタ読みたいんだけど行きかたがワカラン……
どなたか親切な人教えてください(泣)
>>703 ヤフーでもグーグルでもいいから自分で調べろよ…
このスレ夏以降めだって低年齢化してないか
>217氏
乙ですリアルタイムで続編が見れて幸せです。フレイずるっ子。
色々続き楽しみにしております。エロロ最高です。
>>703 シャア板のカガリスレにアドレスあるよ。
あ、投下しに来たんだっけ。
長いので途中まで。
にこりと微笑む姿は愛らしいが、勝負下着などという言葉がラクスの口から出てくるとは思わなかったアスランは心の中でこっそり泣いた。
彼女に対しての夢がことごとくぶち壊されていく。
「どうしたんですの?」
「いえ。嬉しくて涙が」
「まあ、アスラン」
感動したように胸元に手を合わせてラクスはアスランの隣に腰を降ろした。胸元のジッパーを最後まで降ろすと一枚の布になった下着がはらりと落ちる。ガーターの留め金を外しストッキングを脱ぎショーツ一枚になるとアスランににじり寄る。
「触れてくださいまし」
アスランの手をとって胸に触れさせる。
頭が爆発するくらいに真っ赤になる。振りほどこうとして逆に握ってしまい、むにゅりと胸が変形した。
やっわらけえええ!
「あん」
口汚い言葉を使って感動してしまう。女性の胸がこんなに柔らかいものだとは思いもしなくてアスランはもう一度興味深そうに揉んだ。
「あ、アスラン。いいですわ。強くて、熱くて」
ラクスはそのままアスランの手を引いて後ろに倒れた。
押し倒す形になってラクスのトロリとした顔を目の前でまじまじと見てしまう。少し開かれた唇から舌が這い出てきて唇を舐める。その仕草がまた愛らしくて思わず唇を貪った。
さわり心地の良い胸をむにゅむにゅ揉みながらキスを貪る。舌に触れようとすると逃げるので追いかけそのおかげで口内をたっぷり愛撫する。
ラクスも愛撫を受けながらその手はアスランのシャツを脱がしている。気がつけばシャツとパンツが邪魔な存在になっていて、アスランは脱ぎ捨てるとラクスの胸にむしゃぶりついた。
うわ、本当に柔らかい。
鼻息荒く揉みながら乳首を吸うとラクスはそれに答えるように声を上げる。その声を自分が出させているのだ
と思うとますます興奮してそこかしこ、声が上がるところを探して指でまさぐったり舐めたりとせわしない。
何時しかアスランの唾液まみれになってしまい濡れていないのはショーツだけぐらいになってしまっている。
ラクスは邪魔そうに顔にかかった一房の髪を払った。
その仕草にどきりとして再び唇を奪うとアスランの髪を両手で撫でそのまま降ろす。ゆっくりと手が離れた
かと思うと背中にラクスの手を感じた。柔らかい愛撫は筋肉をなぞり肩甲骨の下でピタリととまる。
うわーうわーうわー。
まるで映画のような仕草にアスランは心の中で大声をあげていた。
ディアッカに無理矢理見せられた(当然、イザークとニコルと一緒に見た)AVが思い出される。当時は
ほーこんなもんかとニコルと冷めた目で見ていたのだが、実際自分が体験してしまうと鮮明に映像を思い出してしまう。
男でよかった! ありがとうお母さん!
そう思っても仕方がない。
「ラ、ラクス」
何か声をかけようとして、名前を呼んだがアスランの愛撫に半泣きになってるラクスを見て押さえが利かなくなってしまう。
物凄く可愛いのだ。
「あっ、き、気持ちいですわ。あ、あ、アスラ……ン!」
プルンと形の良い胸を震わせて身体をひねる。
アスランは恐る恐る下肢に、割れ目の所に指を伸ばした。ショーツが物凄く濡れていてにちゅりと音がする。
そっと腹の方からショーツの中に手を入れる。柔らかい茂みを指が掻き分け、割れ目にかかり、突起物が指先に当たって手を止める。
「ああん! やぁあぁん!」
今までに無い甘い嬌声に、よし! ここがポイントなんだ! と心の中でガッツポーズをつくりクリクリと
指先で転がすとラクスは面白いように鳴いた。
「あ、あんっ! そこ、気持ちいいですわ!」
指先じゃなく口だったらどのくらいよがるのだろうか興味がわいて、ラクスの手を外すと下へと移動した。
「ぬ、脱がしますよ」
息荒く言いながらショーツに手をかけるとラクスが腰を浮かす。するするとショーツが足から抜け、ラクスの
膝を開いて女性器を目の当たりにする。
本物の女性器は思ったより小さくて思わずここに入るのか? と心配になって指で広げるとトロリと白い液が出てきて驚いた。
「ら、ラクス。あの白い液が」
「だ、大丈夫ですわ。女性は、本当に、気持ちよいと、白い愛液が出る、んですのよ」
荒い呼吸で切れ切れに伝える言葉にアスランはドキドキしながら顔をソコに埋めた。むにゅりとラクスの太ももがアスランの頭をしめる。
至福の瞬間だ。
クリトリス、ヴァギナを中心に舐めながらラクスの声を聞いている。思い切り跳ね上がった時ラクスの恥骨に
鼻が当たって少し痛かったが、それよりも女性器でラクスをよがらせているのが物凄く嬉しい。
「ああ、良いですわ、あっ、ああん、ふ、あぁんっ!」
指を穴に入れてみると今まで以上に大きな声が出る。
「ア、アスラン。ア、アスラン」
よがり声でなく呼んでいるのだとわかってアスランが顔を上げる。
「どうしたんですか?」
「あの、私にも、あ、あなたのもの、可愛がらせてください」
「ええっ?!」
それはつまりフェラチオをするという事で。ラクスが俺のものを。そう思うとアスランは全身真っ赤になってしまう。
「そ、そ、それは!」
鼻血を出さなかっただけ偉い。
「あ、あの、私ばかり、気持ちよくなってしまって。身体をこちらに向けてくださると、アスランのものをお口
で可愛がってあげられると思うんです」
「いえ、でもそれは」
「お嫌?」
涙目で訴えられてアスランはハイと呟き身体を反転させる。アンダーパンツを脱いで69の形にもっていく。
俺、我慢できるかな。
先程からアスランの股間は勃起して、既にカウパー垂れ流し状態である。ここで予想外の刺激がきたらまず間
違いなくいってしまうだろう。せめてそれだけは避けたい。
ニュルウ。アスランのペニスが柔らかいものに包まれる。
わ、駄目かも俺。
その柔らかいものは吸い付き舐めまわしつんつんと鈴口をつつく。
「うぁ」
たまらずうめくとアスランは己を解放してしまい、暫く悦に浸る。ラクスの口の中だったと気がついた時は残
りのモノをラクスが吸い出してる時だった。
「す、すいません」
「あら、かまいませんわ。先程まで気持ちよくしていただいたのですもの。でも、これじゃあ入れられませんわ
ね。そうですわ。アスラン、ここに寝てくださいまし」
ラクスは起き上がると自分の寝ていた場所を空けた。
「今度は私がアスランを気持ちよくしてあげます」
「ええ?!」
驚いている間に引き倒され馬乗りにされてしまう。髪を耳にかけると顔を近づけた。
「うふふ。可愛いですわ」
本領発揮とばかりの笑顔に少し血の気が引く
胸元を撫でられ首筋を撫でられる。
それよりも何よりも、腹の上にペッタリ腰を降ろしたその濡れたヴァギナの感触が何ともいえず。
「うふふ」
ずりずりと腰を降ろして行き閉じられた太ももの上に乗られる。
「あらあ、少し大きくなってますわ」
プルプルと竿を振られる。
「可愛いですわ」
邪魔な髪を片方の肩に回し横から竿を舐め始める。すうっと引かれる様に舌が先端の部分に上がって、また
降りる。蟻の門渡りを足の間に指を入れて刺激し、裏筋カリ溝から鈴口。舌で舐める。物凄く気持ちよくてまた
張ってくるのがわかった。
「うあ、ラ、ラクス」
思わず腰を動かしてしまう。
今日はここまでで。
おやすみなさい。
>ポチ氏
こんな感じになりました。あほですいません。
>團鬼八氏
うあぁあ゙あぁあ゙ぁ!
アスラク来たぁ−−!
アスラン最高だぁ!!
やべっ…興奮しすぎて1人で顔をニヤニヤさせてまう(゚∀゚)ヤッホイ!
團鬼八氏ありがとう!このSSは永久保存版だよ!つか携帯じゃ保管できね−(ノД`)゚・
こうなったら暗記できる程読み尽くします。
漏れの方のキラナタやばいよ…どうゆうキッカケでエチィに持って行こうか悩んでたら、話広げすぎてしもて…今、全然違うカプ書いてる…しかも1500文字全部エロだよ。早くキラナタに辿り着きたいよぅ。
>217氏
やっと217氏が元気になってくれたようで私も嬉しいです!
相変わらずモテモテなキラが羨ましいw
キラがやりすぎで逝ってしまうのではないかと心配しつつ続きを楽しみにしてます(^∀^)
Googleを教えてやるべきだったと思われ
携帯からでも見れるから便利
720 :
名無しさん@ピンキー:03/11/24 04:37 ID:5GJQPC3f
職人さんおつかれ・・・
でも、俺もう駄目だよ・・・福田発言で頭が真っ白に燃え尽きちゃって・・・
今までと同じように楽しめないかもしれない・・・
寝て起きたらこの気分も治ってるといいなぁ・・・_| ̄|○
ごめん、下げ忘れた。 もう寝るわ、ほんとごめんね。
ココの所
南極も厨が大発生してる気がしてならん。
未成年の女子とか多そうで虚しくなってくる。
>>720 気になってレポ見に行ってきたよ。確かに絶句だなぁ…。
一番衝撃的だったのがフレイとキラの話かな……そうか…キラおまいは・゚・つд`)・゚・
少しSS書く気が萎えたが漏れはキャラ萌えなんで関係ない!
>>720もイ`
>>722 禿同、ここも南極も本来は大人の来る所。
安易にURL貼るのはどうかと・・
725 :
312:03/11/24 08:36 ID:jkSthidn
>722
ま、今更だろ?
文字読んでても女が男のマネしてるの分かるし、團鬼八氏は女性だし。
キララクとかイザフレいってんのは腐女子と萌えオタ。
さらにはっちゃけちまえば、この板に10代の奴なんざ、ざらにいるだろうさ。
いいじゃないか。ここは男×女な訳だしな。いろんな奴がいるだろ。
余りに痛い厨とか腐女子を除いて全肯定だけどな俺は。
まぁ、それが出来たらシャア板は隔離されなかったし、割れなかったか。
>720
俺もかなり荒んだ気持ちになったよ。
特に池田高松発言に、富野大人にならない発言、逆Aもな。
平成も好きな俺に取っちゃ、マジで高松を貶すことに殺意だ。
時間も金も人も恵まれた福田が作った種と、そのすべてが無かった高松のX、それでもX>種は揺るぎないものなのに……
っと話がそれたが、その怒りに耐えて、遺作×ナナシの続きかいたんだが……
容量ヤバイの?次スレにしたほうがいい?
俺はキャラの性格やら強姦モノに文句言ってくるヤシが
カプ好きの厨房に思えてくる。気に入らんのはスルーしてくれよ。
テンプレに念のため、気に入らないネタは徹底スルー。と書いておいた方が良いんじゃね?
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。
みたいな。
遺作×ナナシできてるのですか。
楽しみにしてます
>720
「本編ではロクに描写されてないけど、多分キラはラクスに惚れてるんだろうな、
じゃあその辺を補完する話を書いていこうかな」
と思っていたら、
京都でのフクダ監督発言……。
……描きかけのこの話、どうしよう……。
>>729 良いんじゃないでしょうか。こっちは パ ロ ディ なわけですし。
書けなくなるほど萎えてしまったなら、どうしようもないですが。
お久しぶりです、フラマリュです。
今回、説明が長いので、エロをお求めの方は6レス目くらいから
読まれる事をお奨めします。
あと27KBですか…12レスですし、投下出来そうですね。
>>727のテンプレを参考に、次スレも立てられたら立てていきますね。
《Silence》
「では・・・我々は?」
フラガはサザーランドの言葉に戸惑い、問いかけた。
「転属命令が出ている。明朝、08:00、人事局へ出頭するよう
に――――以上だ」
一瞬、頭が真っ白になりかけたフラガだったが・・・別にこんなことは
軍では日常的に行われていることだ、と思いなおす。しかし、そう
自分を納得させながらも、沸き上がる焦りは抑えられなかった。
今、傍らで目の前の上官を疑念のこもった眼差しで見つめている
マリュー・ラミアス。彼女にした卑劣な行為を・・・詫びなければなら
ない。
自分はマリューにとって特別なのだ、という自惚れが・・・自らを凶行
に走らせた。自惚れが大きかった分、彼女が決して応えてくれる事
はないのだと悟った時の衝撃は大きかった。
『俺の事が好きなくせに、自分が艦長である事に縛られて、その事
に気付こうともしない』
フラガは、そんな自分勝手な考えですべてをマリューに責任転嫁し、
罪悪感にもすべて目を背けてしまっていた。
『それ』が事実かどうかなんて、今はどうでもいい。
たとえそうだったとしても免罪符になどならないし、マリューを陵辱し
てもいいという言い訳になるわけではない。
それでも・・・触れたかったのだ。
自分を抑えられなかったのではなく、抑えたくなかった。
子供じみた独占欲だ、とフラガは思う。
それなのに、手に入らないなら、と自ら壊したはずのものが、諦め
られない。
もしかしたら、ガキ共のほうが余程鮮やかなのかもしれない。
そう思うと少し落ち込むが、実際そういうものなのだろう。
大人として表面上の付き合いが出来てしまう分だけ、素直になれない
ような気がする。
それでも、いつか気付かせてみせると・・・いや、惚れ直させてみせる、
と思っていたのに、もうそんな時間すらもないのか。
せめて謝罪したい、とフラガは思った。
もしかしたら、これで二度と会えない可能性だってあるというのに、
このまま離れてしまいたくない。
マリューが自分の気持ちに気付かないままでも、フラガの真意に気
付かないままでも・・・もういい。
マリューの心と身体を傷つけた事を悔いていると、どうしても伝え
たい・・・フラガはそう思ったのだった。
「・・・艦長、聞いているのですか」
ナタルがいつもの調子で・・・しかし、きついものではなく仕方なさそ
うな表情でマリューに問いかける。
「あ、あら、ごめんなさい。聞いているわ」
少し慌てながらも、マリューは笑顔でそう答える。ナタルは少し呆
れたように溜息をついたが、すぐに普段通りの口調になり、話を続
けた。
明朝、転属を命じられる予定のアークエンジェル副長、ナタルは、
『軍務の引継ぎ』だと言って艦長室を訪れていた。生真面目な彼女
らしい、と思う反面、マリューは別の人間の来訪を待ちわびていた
事に気付かされていた。
一体、いつからこんなに好きになっていたのだろう、とマリューは
思う。ムウ・ラ・フラガは艦長として不慣れなマリューのとって、
唯一ともいえる良き相談相手だった。
それが、突然の嵐のように一瞬の心の隙間を狙って一人の男にな
り、まるでそれが当然の権利だとでも言うように、マリューを慰み者
として扱った。
軍務中は考えないようにしてはいたが、艦長室で一人きりになると
屈辱的な思いが蘇って涙をこぼした事もある。
しかし、それとは全く逆に、行為の最中優しく名前を呼ばれた事を
思い出すと身体が熱くなった。そして、マリューはようやく自分の
気持ちとフラガの行為の真意に気付いたのだった。
それを悟った時、ああ・・・そういうことなのだ・・・、と今までの何も
かもを納得出来た。多分、彼が思った通り・・・好意の言葉を告げら
れたしても自分の思いを押し殺し、はねつけてしまった事だろう。
しかし・・・だからといって、いくらなんでもあれはあんまりなのでは
ないか、とマリューは思う。
―――男ってホントに、仕方がない。
マリューはそう思うと、これまでの彼が自分にしてきた行為を全て
許してしまえた。もう二度と会えないかもしれないなら・・・尚更だ。
けれど、もし許されるなら確かめたい、とマリューは思っていた。
そして、自分から告げなければならない言葉がある、と・・・。
「・・・以上です。今の内容はこちらのディスクにまとめてありますの
で、もし不明な点があればご確認下さい」
説明が終わり、ナタルが差し出したディスクをマリューが受け取る。
「分かりました、確認しておきます。ご苦労さま、ナタル」
マリューがそう言って微笑むと、ナタルは目を伏せてゆっくりと立
ちあがった。
『・・・艦長・・・?』
その時、インターフォン越しに困惑したような声が聞こえてきた。
「え・・・っ」
マリューが驚いて立ち上がると、ナタルは不思議そうにドアの方を
見やった。
「・・・フラガ少佐、でしょうか?あの声は」
ナタルはそう言いながらスタスタとドアに向かって歩いて行き、ドア
ロックを解除する。開いたドアの外に立っていたフラガは、ナタルの
姿を見て驚いているようだった。
「少佐も引継ぎですか」
「・・・と、まあそれに近いかも・・・ね」
ナタルの問いかけにフラガはそんなふうに答え、部屋の中にいるマ
リューを熱く見つめた。
「では、失礼します」
そう言って敬礼し、ナタルが艦長室から出て行った。フラガが一歩
前に踏み出して中に入ると、ドアが締まる。
その瞬間、艦長室に気まずい空気が漂った。
「・・・あの、艦長」
フラガが頭を掻きながらそう言って、マリューに近付こうとする。
「そこを動かないで下さい!」
しかし、マリューはそれを制止するかのように、そう言い放った。
「・・・へ」
きつい眼差しで自分を睨んでいるマリューを見て、フラガはたじろ
ぐ。
「・・・用があるのなら、そこで済ませていただけますか」
腕組みをし、棘のある口調でマリューが言った。
フラガは深い溜息を付いた。当然の報いとはいえ、そんな姿を見せ
られると言いたい事も言えなくなってしまいそうだった。
ふと部屋を見渡すと、マリューを初めて押し倒したデスクが目に入
った。大して前の事じゃないのに、何故か懐かしささえ感じる。
「・・・少佐、また変な事考えてませんでした?」
それを見抜いたように、マリューが咳払いをしてフラガに問いかける。
「あー・・・いや、考えてませんよ、勿論」
フラガはそう言ったが、マリューは本当かしら、とでも言いたげな
疑いの目で見つめていた。
「・・・で、その・・・つまり・・・色々と世話に・・・」
「・・・世話、って何のですか」
「あー・・・えー・・・」
マリューの瞳の迫力に、フラガはまるで言葉が出て来なくなってい
た。そして、やはり変に色気を出して部屋になんか来るんじゃなかっ
た、と後悔する。謝るだけならば多少クルー達に変に思われようと、
皆の前でだって言えないわけじゃない。
「・・・やっぱ出直します」
しかし、そう言って苦笑し部屋から出ていこうとするフラガを見て、
マリューは慌てたように引き止める。
「・・・あの」
「・・・え・・・」
マリューの手が左腕に触れ、フラガは驚いて振り返った。
「少佐・・・あの、私・・・」
すがるような眼差しで必死に見つめているマリューに、フラガの鼓
動は高鳴る。
「・・・ごめんなさい」
そのマリューの言葉に、フラガが目を見張る。
「何で、あんたが謝るんだ・・・」
「・・・私、素直じゃありませんでした・・・だから、少佐は私を・・・」
震える声で必死に言葉を紡ごうとするマリューに対し、何とも言え
ない甘酸っぱい想いが込み上げた。
「もういいって・・・俺の方こそ・・・悪かった」
フラガはそう言いながら、マリューの肩を引き寄せてそっと抱き締
めた。一瞬身体を震わせたマリューだったが、すぐにフラガに身を
任せる。
自ら謝ってしまうマリューのこの潔さに惹かれたのだと強く思いな
がら、フラガはようやく手に入れることが出来たこの温もりもすぐ
手放さねばならないのだという淋しさで胸が締めつけられていた。
「・・・もう一度、抱きたいというのは・・・やっぱ俺のわがままなんだ
ろうな・・・」
その気持ちは強くあったが、そうしてしまう事は未練ばかりが残る
ような気がした。この瞬間、どれほど愛し合ったとしても・・・明日に
なれば離れなければならない。それこそこの身が引き裂かれる想い
をすることだろう。
「・・・シャワーを浴びさせていただけますか」
フラガの胸に額を押し付けたまま、マリューが小さな声で言った。
「・・・いいのか?」
その問いに、マリューはそのままで頷いた。
「あんまり男を甘やかさない方がいいかもよ・・・?」
フラガはまるで他人事のように、マリューの髪を撫でながらそう
言って笑った。
マリューは窮屈な軍服と下着を脱ぎ、慌しくシャワールームに入
った。そして、シャワー室の鏡で自分の顔を見て赤面する。
上気した肌と、潤んだ瞳・・・。『女』の顔がそこにあった。
こんな表情は決して他のクルーには見せられない、と思う。
それと同時に自分が口にした言葉を思い出し、恥かしくてたまらな
くなった。もしかしたらフラガに、いつもああやって男を誘う女だ
と思われたかもしれない。
時間を置く事で、焦らしたつもりはなかった。それとは逆に、初め
てでもあるまいし、と強引にされてしまうことを期待している自分
がいた。無論、そんなことを口には出せるはずもないのだが。
「――――・・・!」
マリューはニ、三度首を横に振るとシャワーヘッドを握った。すぐ
に熱い湯が飛散し、白い湯気が立ち上る。首筋から胸元へ、腰から
足元へ。浴びるシャワーの温かさに、少しずつ気持ちも落ち着き始
めていた。
しかし、鏡越しに湯気が揺れ・・・前触れもなくフラガが入ってきた。
「・・・え・・・ちょっと待って下さい・・・っ」
振り返ることが出来ないまま、マリューが言った。
「ダメ。待てない」
フラガはそう言いながら、シャワーヘッドを握ったままのマリュー
の肩を掴み、自分の方へ振り向かせる。
「シャワー浴びてる間に気が変わるかもしれない」
「・・・そんなこと・・・」
マリューは身体を隠す事も出来ずに、俯いたまま消え入りそうな声で
そう言った。
綺麗な身体だ、とフラガは思い、その美しさに見惚れる。
二度身体を重ねたとはいえ、こんなふうに全身を見るのは初めてだ
った。
「・・・それならいいんだけどね」
フラガの声に顔を上げたマリューの方も、軍服に隠されていない身
体逞しさに頬を赤らめる。
「俺が洗ってやるよ」
「え・・・ええっ」
戸惑うマリューを見て、フラガは楽しげに口元を歪ませる。
「この身体の全てを知っておきたい」
フラガはそう言いながらシャワーヘッドを元の場所に戻し、マリュー
の全身を舐めるように見つめた。
「・・・いっ・・・以前に、全部、隅々まで見たと・・・言っていたじゃない
ですか」
その視線に恥かしさは増すばかりだったが、マリューはフラガが
以前言っていたことを思い出してそう尋ねる。
「ああ・・・あれね・・・、あれは嘘」
「・・・え?」
あっさりとそう言って微笑むフラガを、マリューは驚いて見つめる。
「あの時は・・・最後までなんてやってないの、これがホント」
「そ・・・んな、だって」
「気絶しちゃったマリューに服着せて、後は自己処理」
「じゃあ、どうしてそんな嘘を」
「本当の事を言ったって、やったことは消えないでしょ」
「・・・少・・・佐」
「・・・いや、あの時は傷つけて・・・忘れられなくしてやろうって思っ
てたかな・・・。そんなこと言ったの忘れてたな、・・・ごめん」
そう言うと、フラガはマリューを抱き寄せる。初めての肌と肌が触
れ合う感触に、フラガは喜びを噛み締めていた。きっと自分がこん
なに幸せな気持ちでいるなんて、マリューは思ってもいないに違い
ない。
好きな女を無理矢理犯す行為に、フラガの方も深く傷ついていた。
罵声を浴びせながら身体の自由を奪い、自分勝手な想いをぶつけて
陵辱した。しかも、二度も・・・。
だから、せめて今だけでも優しくしたい、とフラガは思っていた。
優しく抱かれた記憶を、マリューの身体に刻み込むのだ・・・。
「・・・さあ、洗ってやるよ」
フラガはそう言ってボディソープを両手に付け、泡立てる。
「・・・っ」
フラガの手が首筋に触れ、マリューは思わず身を硬くする。そんな
マリューの様子にフラガは小さく笑った。
「・・・そんなに警戒されると余計虐めたくなるでしょ」
「きゃ・・・!」
首筋から胸に手が滑り降りてきて、マリューは小さな悲鳴を上げて
フラガを見た。フラガは涼しい顔で円を描くようにマリューの乳房
を撫で、乳首を指で弄ぶ。
「・・・は・・・ああんっ」
フラガはマリューが喘ぐのを確かめると、今度は腹部へと手を滑ら
せた。そして、そのまま下腹部に触れ・・・優しく陰毛を撫で上げる。
「・・・あ、そこは・・・」
「何・・・?」
「・・・あ・・・」
思わず口にした意味不明の言葉を聞き返されて、マリューは顔を赤
らめる。フラガはそれ以上問わず、両手をゆっくりと両膝に滑らせた。
身を屈め、足首まで降ろしていってからマリューの身体を見上げる。
豊かな胸の向こう側に、切なげに眉根を歪め何か言いたげな表情で
自分を見つめるマリューの姿があった。
それが誘っているのと同じなのだということに気付いていないのだ
ろうと思うとフラガは抑え切れない衝動にかられたが、何とか堪えた。
無理矢理の時は余裕なんて何もなかったが、今は違うのだ。
マリューの感じる場所を全て知りたい。快感に喘ぎ、自分を求める声
を聞きたい。
そして、マリューに欲しい、と言わせたかった。
フラガは足元を丁寧に撫でると、その手をゆっくりとふくらはぎに
滑らせる。膝裏で一旦手を止めマリューを見上げると、微かに唇を
震わせていた。
「・・・ああ・・・もうっ」
マリューは全身が熱くなるのを感じていた。確かに洗ってくれては
いるのだが、これはまぎれもなく愛撫だった。しかし、触れて欲し
い部分にはなかなか触れてもらえず、じれったさに身を震わせるし
かない。
「どうして欲しいの・・・?」
「・・・あ・・・」
フラガに尋ねられたが、マリューはどうしても答えることが出来な
かった。
「じゃあ・・・続けるよ」
フラガに背を向けるような形で身体を返され、今度は太腿から上に向
かって手が滑っていく。その手はお尻の部分で止まり、双丘の丸みを
楽しむように撫でられ・・・左右にぐいっと大きく開かれた。
「・・・俺も、そろそろ我慢出来ないかも・・・」
するり、とフラガの指がマリューの脚の間から中に入っていった。
「・・・あ・・・いやぁ・・・」
後ろから秘部を刺激され、マリューの身体がビクビクと震える。
「すげぇ・・・濡れてる・・・我慢してたの?」
「や・・・っ!は・・・あん・・・っ」
MAを動かすあの指が、膣内を奥へ奥へと進んでいるのだと思うと
それだけでマリューの身体は何も考えられなくなる程熱くなった。
「そんなに締めちゃ・・・入らねえって・・・」
「・・・ああぁん・・・っ!」
腰を引き寄せながらそっと耳を甘噛みされ、マリューは一際大きく
喘いだ。その瞬間力が抜け、フラガの指は最奥まで達したようだった。
「あ・・・!はあぁん!あああっ!そん・・・なっ」
ぐちゃぐちゃと膣内を引っ掻き回されて、マリューは無意識に腰を振り
ながら喘いでしまっていた。
「少・・・佐・・・っ、もう・・・お願い・・・」
マリューは、腰の部分にフラガの性器が当たっている事に気付いて
いた。それは十分に熱を持ち、マリューの身体に侵入する事を待ち
望んでいるはずなのだ。ならば、早く強引に奪って欲しい・・・。
「・・・こんな時まで、少佐、はないんじゃない?」
「――――・・・え?・・・じゃ、じゃあ・・・」
焦らすような事を言われて、マリューは何とか聞き返す。
「ムウ、入れて・・・って言ってみて」
「あ・・・そん・・・なっ」
「じゃなきゃ、入れないよ・・・?」
フラガはそう言いながら、マリューの膣内に入れていた指をゆっく
りと引き抜いた。
「・・・ああ・・・ん・・・っ!」
マリューは頼りなげな嬌声をあげ、フラガに寄りかかって小さく震
えた。身体は満たされたい、と熱くなるばかりだ。秘部が、指を抜
かれた刺激でより一層『何かを』欲しがってヒクヒクとしている。
乳首も固くなり、触れられるのを待っている・・・。自分は一体どうし
てしまったのだろう、とマリューはぼんやり考えていた。
「・・・言って?」
フラガはそう言うと、マリューの入り口に自分の性器を押し当てた。
「ん・・・あ、ああ」
フラガの性器を受け入れるのは初めてではないのに、以前よりも大
きさや硬さを強く感じて、マリューはそれが欲しいと思う・・・。
「・・・ムウ・・・お願い・・・、入れ、て・・・」
「よく出来ました・・・」
フラガは楽しげな声でそう返事をすると身体を押し進め、マリュー
の中に侵入していった。
「・・・あ、あ・・・っ」
マリューは小さく喘ぎながらフラガを受け入れ、その感覚に身を任
せていた。強引に奪われた時とは違う、幸福感が心を満たしてゆく。
「マリュー・・・」
耳元で囁かれ、マリューの身体がびくん、と震える。
「あ・・・今感じたね・・・?キュッて締まったよ」
「そ・・・んな、私っ・・・」
「名前、呼ばれるの好き・・・?」
恥かしそうな声を出すマリューに、フラガが問う。
「・・・だって、少佐の・・・ムウの声が・・・」
「俺の、声が・・・?」
「・・・優しいから・・・」
うっとりとした声で、マリューか答えた。
「―――・・・マリュー」
「・・・はぁん・・・」
嬉しくなってフラガは再度そう囁くと、マリューの身体が同様に反
応する。
互いに泡まみれになりながら、フラガはマリューの乳房を片手で揉
みしだき、激しく突き上げた。
「・・・あ、あ、・・・ああん、はあぁん!」
その度マリューの喘ぎ声が大きくなり、フラガはますます腰の動き
を早める。
マリューはそれを受け入れながら、快感に溺れていた。薄く目を開
けると、曇った鏡にぼんやりと自分を狂わせている男の姿が映って
いた。明日になれば、もうこの男は自分の前から居なくなる。こん
なふうに触れたくせに・・・もう自分の元には戻ってきてはくれない。
そう思うと、切なさが込み上げてくる。
「・・・ああ・・・もう・・・っだめぇ・・・っ・・・!」
そう叫び絶頂を向かえたマリューの瞳から、一筋の涙がこぼれた。
おしまい。
本当は朝まで書きたかったのですが、力不足もあいまって思った
より長くなってしまいました・・・_| ̄|○
そんなわけで、微妙に続いています。
次回はシャワールームを出て、フラガが一旦AAを離れるところ
までになると思います。
こんな調子で月に2〜3本しか投下出来ませんが、よろしくお願い
します。
規制がきつくて時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。
>_| ̄|○氏
乙です!貴重なムウマリュをありがとう!また新スレでもお願いします!
もうこのスレ雑談に使っていいかな?
福田の話になるけど、なんだかキララク、キラフレが好きな人にとってはショックだよな。
自分も書きかけのキララクを書く手が止まってしまった…。
まぁこっちはこっちで頑張ればいいか。
ていうか詳細知らないんだけどどういうこと?
どっかネットで情報ある?
監督憎んでキャラを憎まず。
放送終了後にウダウダ寝言ほざいてる服駄の言葉なんか気にするな。
放送中に解釈したキャラ像は我々のものだ。例え監督といえど覆される謂れはない。
つか、今になって己の力量不足を今更晒すなよな・・・オイ_| ̄|○///
と言うかさ、そう言うのは新シャアスレでやってくんない?と言う感じ
なんだが。福田発言なんざ、どうでもいいっての。
せっかく、職人さんたちの話で萌えても、さめちゃうから。
あえて、福田発言を見ないようにしている人間もいるってことをお忘れ
なく。
大体このスレは
> ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
だしさ。
雑談って言っても、スレ違いどころか板違いになり過ぎるものは勘弁な。
コテハンさん以外の書き込みが全然無いから人がいないと思いきや、話題をふればパラパラと書き込みがある。
やはりここはロムラーが多いのかな。
_| ̄|○氏
マリガト*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!!
もう新スレ立ってるな。
早い。
スレ立て乙。
755 :
312:03/11/24 19:53 ID:UUyWNlrG
丸投げ福田にとって、二次創作は奴の思う壺。
しかし何やっても奴は、あげつらうし、自分マンセーなんだから、
せめて奴の投げたモノをキチンと作って正攻法で戦ってもいいと思いながら自分は書いてる。
しかし、奴は最後の味方であるカプ厨を敵にしてどうやって生きるつもりなんだろうな。>ムゥの死亡は奇跡じゃない発言
どーでも良いよ、福田のことは。
そこまでしてスレの雰囲気を悪くさせたいか?
一昨日くらいまでは、残り100KBくらいあったと思ったのに、
もう7KBくらいしかない。
早っ!
職人さんたち、まいどまいど。
て、この板って、容量512KBまでなんだけど、500KB以上になるともう
投下出来ないんだよな?
確か。
それにしても、これで3スレ連続で、容量オーバーで次スレ以降?
凄いね。
投下が多いってことだもんな。
そのせいで、ちょっと読み手が贅沢わがままになっているような気がする
から、テンプレ改正も致し方ないよな。
ちと一つだけ言わせてくれ。
あのカプが好きなのは腐女子とカプ房だけと決め付け発言はヤメレ。
それを書いている職人さんに対しての失礼にあたると思うぞ。
>_| ̄|○氏
すごい楽しみに待っていました!
もういらっしゃらないのかと心配していましたが、
新作が読めてすごく嬉しいです!
月に2〜3本でも全然構いません、
待っていますのでぜひ投下をお願いします。
フラマリュ、やっと気持ちが通じて嬉しいです。
>>759 まぁ、次スレはまたーりと行きたいものですな。
さて、埋め立てするとしますか。
うーん。私なぞこのスレ(6)が出来たころに見始めて一気に見終わりました新参者です。
アニメ雑誌とかは当然買ってなくて情報がさっぱりですのでアニメのほうと
写真集(写真集?)と公式のガイドブック二冊と小説(途中まで)位しか見てないので
監督がどんな人なのかさっぱりです。ので、妄想煩悩爆裂(パロディと割り切って)してます。
雑談って、事で私のHNの由来を。気がついた方もいらっしゃるかも知れませんが
ポルノ作家団鬼六御大のもじりです。親父エロ大好きだ!
/巛 》ヽ,
ヾノ"~^ヽ,^
(´∀` リ <俺のエロって少ないよね、グゥレイト!
( つ旦O
と_)__) 旦
何でだろう。
本人はエロい人のはずなのに。
,'" ´ ~ `,ヽ
i |,_i_/|__|
L.」゚/∀゚ノiヽっ
(つ /
| (⌒)
し⌒^
この人は割とあるのにな。
雑談に参加
團鬼八氏はポルノ小説を読んでいるのか〜。だからあんなにエロ用語に詳しいのですね!漏れヴァギナに(゚Д゚)?カウパー(゚Д゚)?になってもたアフォです。
色々知っててすごいな〜って感心してましたw
で、アスラクの続きを(*´д`)ハァハァハァとお待ちしております。
痔は、設定がエロい人なんだけど、やっぱ影薄いから?
それとも、32話のアレがいけんかったかな?
襲われて腰抜かしているっぽかったよな、アレ。
初期設定のキレると残忍のままだったら、わりと供給はあったかもな。
連カキコすまん
_| ̄|○氏
新スレの方でのコメントありがとうございます。
_| ̄|○氏の大人なお話色っぽくてイイ!次スレでもムウマリュお願いします!
そういえば、もうすぐムゥさんの誕生日だったんですね。
ムウマリュ…このカプだけどこに隠れさせようか悩み中…
ちなみにネタバレすると、トーミリはロッカーの中wキラナタはストライクのコクピット、ノイフレは食堂っす。
はて…いい隠れ場所は無いものか…
-=ニ_'" ,./ '"´ ,. -‐‐-、, `ヽ、
_,,/"´´//:...::::::: :/ ̄`゙/ __ `ヽ、
-‐ァ''",〃::/ //::::/'´ /_,,..-‐''"ヽ、 `, `r=‐-、
/::'´,:':::::'"´ ̄´/ ̄``>'"ヽ、 \| \
/_:,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ̄ _,二=-、 | / . ト、'、
-‐''"´/,ィ'::::::::::::::::::::::/::/´_,,./ ̄ `>、 l/| ,! .:.. | ヾ
/´/:::::::/::::::::/,〃゙´ ̄ __,/-‐=\ l':|:.::::::, .ィ /!
ノ::::,,./::::,イ./' _,,-==‐''''"´ ', r'´○ヽヾ/:!:::::/:/|/
/'"_ニ/:,:/ |!_l_,. -‐'' ,_ ,,. ` `ヽ-‐'./::〃/l/ '´
_,,. -‐''"´ ̄ /,'/:.:.:.:゙、 ゙, (r-、 \__ /:: | '
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:.:.:.:.:.:.l、:ヽ,.゙、 `ヽ、`'゙ _ノ::::::::: | 医務室なんかはどうでしょう。なぜか軍医がいないことが多いですよ。
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::::/ i´ /、:::::::::::::/ ./:::::/ l |:::::::::::::::::::::::::',
:::| | | \:::/ /:::::/ ート::::::::::::::::::::::::::|
ムゥマリュサンキューでしたっ
このカプがすき。
良い年してお医者さんごっこはヤバいと思いますぜ、少佐。
良い年齢だからこそ、良いんですよ(・∀・)アヒャ
マニアックプレイでマンネリを打破。