フルメタ(マイナーキャラ可)

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1名無しさん@ピンキー
なにかありませんか?
2名無しさん@ピンキー:03/10/29 09:37 ID:R4mvr8Tq
22
3カリーニン:03/10/29 13:00 ID:VMs03WXi
テッサたんハァハァ









…はぁ…
4名無しさん@ピンキー:03/10/29 13:41 ID:kaFYavgE
フルメタルジャケットのエロパロとはまた渋いな。
5名無しさん@ピンキー:03/10/29 14:00 ID:Yk4enDGC
大藤玲一郎の漫画はフルメタパロなのに
「それは私のおいなりさんだ」とか
「おっぴろげアタック」って言ってたな。
6名無しさん@ピンキー:03/10/29 14:16 ID:Q0xc9ngP
正式な作品名か作者名をスレタイに付けないと、誰も気が付いてくれないよ。
7名無しさん@ピンキー:03/10/29 20:48 ID:BKZOwbEj
しまった・・・でもふたつめ新しく作ったらたたかれませんかねえ?
8名無しさん@ピンキー:03/10/29 22:45 ID:PHqeX/Sq
とりあえず新刊に合わせて立てるとかそういう戦略が必要じゃないかな?
9名無しさん@ピンキー:03/10/30 00:27 ID:EL1yevav
>5
あ、そんなのもあるんだ。
私は「ご奉仕するニャン」とか「ふられ気分〜」とかの奴しか持ってない。
とらのあなに行ったらあるかな?って板違いですね。
10名無しさん@ピンキー:03/10/30 02:24 ID:WI0ovwCl
必死で上げ続けるという戦略もあるでよ
11 :03/10/30 06:35 ID:dqk3U34l
構いません発射しちゃいましょう
12名無しさん@ピンキー:03/10/30 15:06 ID:9yE39FdX
なにをだ?・・・本当になんだったんだろう?
13名無しさん@ピンキー:03/10/30 16:11 ID:agBXzYhd
エロ無しスレの48とか呼んで来るとイイ!(AA略)かも。
こんなこと言うと失礼かもしれないけど、あの人戦闘シーンの迫力は板違いに近いくらいなすごさだから。
14こんな夢見たのだろうか:03/10/30 17:15 ID:c+7TQWl3
「ァんッ」
宗介の無骨な掌で胸を弄ばれ、思わず歓喜の悲鳴を漏らした。
「ダメです。相良さん……もう……」
口に手を当てるが、指の隙間から覗く瞳には期待の光が爛々と輝いていた。
「大佐殿。自分は、もう我慢できそうもありません」
己の猛る怒張をテッサの眼前に晒し、宗介のヤル気が満々であることを伝えた。
「相良さん……、私なんかでいいんですか?」
彼女が恐る恐ると訊き、宗助は真っ直ぐに見つめて口を開いた。
「自分には大佐殿しかおりません」
「相良さん……っ!」
喜びが駆け巡る衝動に身を任せ、彼女は目の前にある立派なモノを咥え込んだ。
「ああッ――」
宗介が呻くのを聞きながら、嬉しそうにそれをむしゃぶっていく。
這わせた舌がいびつに隆起する彼の肉棒の上を滑り、その形が舌を通してよく分かった。
「た、大佐殿! もっと奥まで……ッ」
銀色をした彼女の柔らかな髪の感触を掌に感じながら、頭を固定して腰を突き出した。
「はぐぅッ!?」
苦しげな声とともに彼女がえづき、宗介は慌てて腰を引き抜いた。
「す、すみません大佐殿! あれ以上は無理でありますかッ!?」
「えほ、えほ……。ふぁい、もう食べられませんよぉ」
顔をしかめる彼女を見て酷い罪悪感に見舞われたせいで宗介がみるみるうちに萎んでいく。
「ダメです、相良さんっ!」
かなり下を向いたそれを彼女は急いで掴んだ。宗介の口から小さな呻きが漏れた。
「せっかくこんな関係になれたんです。もっと楽しみましょう」
細くしなやかな五本の指が肉茎をしゅしゅっと擦りあげ、あっという間に硬度と大きさを取り戻した。
それでも彼女の指は動き続け、宗助の顔が快楽に歪んだ。
「くッ、も、もう……」
「構いません。発射しちゃいましょう」
宗介の亀頭がぴくっと震えたかと思うと、その先端からテッサの顔めがけて大量の――
15保守:03/10/30 19:28 ID:ImNbt5T6
人物紹介

相良宗介
一見、ただの戦争オタクに見える陣代高校2年4組に所属する高校生。
本当の姿は、秘密組織「ミスリル」のエリート戦士。
コードネームは「ウルズ7」、階級は軍曹。
本人はいたってまじめにやっているつもりでも、いつもかなめたち周りには大迷惑を撒き散らしている。
16保守:03/10/30 19:28 ID:ImNbt5T6
千鳥かなめ
美人で元気はつらつ、頼りになる普通の女子高生。
宗介と同じ2年4組。陣代高校生徒会副会長でもある。
宗介の戦争ボケ行為にいつも頭を悩まされている。
宗介の非人間的行為にハリセン兵器で対抗する!
17保守:03/10/30 19:29 ID:ImNbt5T6
林水敦信
白い詰襟を身にまとった陣代高校生徒会会長。
知的な物腰に、華麗な扇子捌きで、学園情勢に目を光らせる。
輝くメガネの奥に宿る冷ややかな瞳は何を考えているのかまったく分からない危険な策士。
宗介が会長閣下と慕う存在でもある。
18保守:03/10/30 19:29 ID:ImNbt5T6
テレサ・テスタロッサ
秘密組織「ミスリル」に所属する巨大潜水艦の艦長。
階級は大佐。宗介の上官である。かなめと同じ若干16歳の美少女。
宗介のことが気になるらしく、いつも宗介と一緒にいるかなめに、猛烈な?ライバル心を燃やしている。
19保守:03/10/30 19:29 ID:ImNbt5T6
常盤恭子
いつもかなめをそばで見守っている入学式以来の一番の親友。
まん丸メガネとおさげがトレードマークのキュートな女の子。
かなめと同じ2年4組の生徒。
ほんわかした少女であるが、実は結構芯のしっかりした女の子である。
20保守:03/10/30 19:30 ID:ImNbt5T6
美樹原蓮
古き良き大和撫子的な清楚な女の子。
陣代高校2年生。陣代高校生徒会書記も務める。
物静かな女性で、一見、ボーっとしているようだが、結構、鋭い。
実はこう見えて、美樹原組組長のご令嬢である。
21保守:03/10/30 19:30 ID:ImNbt5T6
椿一成
陣代高校の生徒で、「空手同好会」の部長も務める。
道場の立ち退き事件以来、何かと宗介にちょっかいを出してきては、戦いを挑んでくる。
凄腕ではあるが、一目ぼれしたかなめにはめっぽう弱い。
目が悪く、真剣勝負にはメガネをかけて挑む。
22保守:03/10/30 19:31 ID:ImNbt5T6
稲葉瑞樹
陣代高校2年2組の女子高生。
何かとかなめに、ライバル心を燃やす女の子。
目つきが鋭く、きつい性格。男勝りなところがあるが、本当はとても怖がりで寂しがりな女の子。
かなめと知り合ってからは、少し性格も良くなったらしい。
23保守:03/10/30 19:31 ID:ImNbt5T6
風間信二
宗介と同じ、陣代高校2年4組に所属するメガネをかけた小柄な少年。
ばりばりの兵器マニアで、宗介も感心するほどのマニアぶりである。
宗介と一緒にいることも多く、何かと世話焼きでもある。

24保守:03/10/30 19:31 ID:ImNbt5T6
神楽坂恵理
陣代高校2年4組の担任。英語教師。
陣代高校のOGでもある。
生真面目な性格の持ち主で、宗介の戦争ボケな行為にいつも手を焼いている。
保健教諭の西野こずえは彼女の一年後輩である。
25保守:03/10/30 19:32 ID:ImNbt5T6
ボン太くん
東京郊外にある遊園地のマスコットキャラクター。
クリクリお目目がチャームポイントのかわゆい着ぐるみ。
中に入った人がしゃべると、何故か、「ふもっふ」という音声となって出てしまう。
ひょんなことから宗介が、中に入って戦う羽目に!
26保守:03/10/30 19:32 ID:ImNbt5T6
メリッサ・マオ
宗介とクルツを束ねる二人のチームリーダー。
良き姉御的な存在。コードネームは「ウルズ2」。
階級は曹長。アメリカ海兵隊出身の凄腕の女性兵士。

27保守:03/10/30 19:34 ID:ImNbt5T6
クルツ・ウェーバー
金髪碧眼な美青年狙撃手。
宗介と同じ秘密組織「ミスリル」に所属。
コードネームは「ウルズ6」。階級は軍曹。
宗介とは正反対の軽いノリな性格。
組織では宗介とタッグを組む。
28保守:03/10/30 19:34 ID:ImNbt5T6
若菜陽子
ミニパトをぶんぶん乗り回す女性警察官。泉川署交通課勤務。
夢中になると周りが見えなくなるタイプ。
いったん、感情が破裂すると、もう誰にも止められない怖い人物。
29名無しさん@ピンキー:03/10/31 13:21 ID:mGLrU1Ae
ハートマン軍曹
20世紀が誇る偉大なる天才の一人スタンリー・キューブリック監督が世に放った、
数多ある戦争映画の中でも最高傑作の一つ『フルメタルジャケット』において、
南カロライナ州パリス・アイランド、合衆国海兵隊の新兵訓練基地
―――いわく、タフ気取りとアホ勇者用の8週制学院―――に勤める、鬼の訓練教官
30名無しさん@ピンキー:03/10/31 22:58 ID:RTcnbAy+
>>29
待てw
31名無しさん@ピンキー:03/11/01 03:48 ID:dIEO4weK
>>29ワラタヨw

>>9
亀レスだけど、とらのあなにあったと思う。
32名無しさん@ピンキー:03/11/01 05:17 ID:hUEQBrQr
Sir!
自分は、かなめ寝取られが読みたいであります!
33名無しさん@ピンキー:03/11/01 11:41 ID:N6u7u9Ks
    /ノ 0ヽ
   _|___|_      
   ヽ( # ゚Д゚)ノ   下がってろウジ虫ども!
     | 个 |      訓練教官の相良先任軍曹が33をgetする!
    ノ| ̄ ̄ヽ
     ∪⌒∪

>>32 貴様! 千鳥をどうするつもりだ!
>>32 口でクソたれる前と後に「サー」と言え!
>>32 ふざけるな!大声だせ!タマ落としたか!
>>32 貴様には両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!
>>32 アカの手先のおフェラ豚め!
>>32 まるでそびえ立つクソだ!
>>32 タマ切り取って寝取られスキーの家系を絶ってやる!
>>32 じじいのファックの方がまだ気合いが入ってる! 
>>32 ベトナムに行く前に戦争が終わっちまうぞ、アホ!
34名無しさん@ピンキー:03/11/02 00:10 ID:dP9F3C27
>>29>>30
ワラタ
ええ,腹筋がちぎれそうなくらい・・・
35名無しさん@ピンキー:03/11/02 15:46 ID:/ZwCVWZe
>>14
(;´Д`)ハァハァ
36名無しさん@ピンキー:03/11/03 02:40 ID:SwB2612m
>>30
の突っ込みはネ申。
37名無しさん@ピンキー:03/11/03 11:53 ID:NN3q4PJ6



 3   0   は   ネ   申   !
38名無しさん@ピンキー:03/11/03 20:49 ID:sN1ev80l
テッサたん(;´Д`)ハァハァ
39 :03/11/05 03:31 ID:CF/LDtak
なんかネタないかな?
あげ
40名無しさん@ピンキー:03/11/06 11:27 ID:3WtWYD2W
40・・・個人的には抗争相手のヤーさんにつかまって色々されるお蓮さん希望です。
41名無しさん@ピンキー:03/11/06 17:07 ID:IxR044V/
「わりとヒマな戦隊長の一日」で
寝ぼけたテッサがソースケを押し倒しそのまま・・・
というssキボン
42名無しさん@ピンキー:03/11/09 04:23 ID:VQw9lVnX
とりあえず寝取られ読みたい保守
43名無しさん@ピンキー:03/11/13 08:53 ID:X2u9PdXD
マオ攻めが見たい(;´Д`)ハァハァ
44名無しさん@ピンキー:03/11/13 09:02 ID:3poda3OK
あまり職人さんが来ないので
下手ですがお約束いっぱいの変なSSを書こうと思ってます。
悦美たんの名字って城戸でいいのかな?
4544:03/11/13 09:04 ID:3poda3OK
ああっ!
誤爆しちった。しかもフルメタのスレにw
ごめん。
46名無しさん@ピンキー:03/11/13 15:52 ID:c1OXd897
>>44
素人め。
しかし、「お約束いっぱいで変な
SS」ならこのスレ向きだなW

47名無しさん@ピンキー:03/11/13 18:40 ID:IZ2ovxDI
>44
期待させおって!
お詫びに何か書いていきやがれ!




いやもうお願いしますよ…
48名無しさん@ピンキー:03/11/14 04:22 ID:tieIZ72A
なんだろ?この人気のなさ・・・・凹んでくるな
49名無しさん@ピンキー:03/11/14 04:34 ID:5IYL3pjJ
CP何が良いかな皆の衆
50名無しさん@ピンキー:03/11/14 12:52 ID:MCJnW9pk
マオ×クルツ
かなめ×レナード
51名無しさん@ピンキー:03/11/14 20:51 ID:Ep8j4K/o
>>50
びっくりしますた
52名無しさん@ピンキー:03/11/14 20:52 ID:XPKej/1I
ここの存在をしらんやつが多すぎ
宣伝して来い
フルメタ各スレに
53名無しさん@ピンキー:03/11/14 22:21 ID:Rw5nFNxT
ええっと。他板への爆撃は、却って荒らしを招くのではないかと……
54名無しさん@ピンキー:03/11/14 22:34 ID:VYB9nIJF
荒らしが来るほうが、寂れて消えてなくなるよりまだましなんじゃね?
55名無しさん@ピンキー:03/11/14 22:43 ID:tieIZ72A
>>50
後者に(;´Д`)ハァハァするな
56名無しさん@ピンキー:03/11/15 00:02 ID:PDgjp4x5
マオ×テッサ
57名無しさん@ピンキー:03/11/15 00:53 ID:38WlFAVr
それはやたらめったらあるぞ。かなめ×テッサはどうよ。
58名無しさん@ピンキー:03/11/15 02:24 ID:6iMzc8UJ
やっぱ宗介xかなめでしょ!
それなら書く気も…時間あれば書くw
59名無しさん@ピンキー:03/11/15 03:57 ID:ODzjmrwa
>>58
待ってます
60名無しさん@ピンキー:03/11/15 06:36 ID:JDiF/mpr
漏れ別板で宗かなちっくなものを頼まれたんだが
此処はエロでないといけないのか…?
61名無しさん@ピンキー:03/11/15 10:04 ID:ic2IlEtH
マオ×ソースケはいないのか・・・
乳臭いガキなどいらんわ!!!
62名無しさん@ピンキー:03/11/15 11:50 ID:q+O8agZW
フルメタは好きだけどえろへの道は遠い・・・かな?
63名無しさん@ピンキー:03/11/21 23:09 ID:iCCEVMPu
だれもいない・・?
64名無しさん@ピンキー:03/11/22 03:04 ID:B90vbEms
いますよー。
とりあえず>>41っぽいのでも書いてみるかなー。
65名無しさん@ピンキー:03/11/22 11:45 ID:8rYj912i
age
66名無しさん@ピンキー:03/11/22 14:12 ID:RAyddybH
ほぼ肉体関係オンリーのマオ介とか思いついちゃったよ・・・
シーンの妄想は出来ても話をつくるとなるとむずかしいなぁ。
67名無しさん@ピンキー:03/11/22 19:41 ID:SiICcMzR
>64
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
おながいしまつ。

>66
肉体関係おんりーでいいからほすぃです・・。
68名無しさん@ピンキー:03/11/23 23:49 ID:QgDhb+c0
>>66
読みたい…'`ァ(;'Д`) '`ァ
69名無しさん@ピンキー:03/11/25 03:34 ID:bUtZPq+1
かなめタン(;´д`)ハアハア
70名無しさん@ピンキー:03/11/25 04:04 ID:bUtZPq+1
恭子はシカトでつか?
71名無しさん@ピンキー:03/11/25 19:20 ID:j1vGLcFI
ポニ男vsポニアーティ教授
72ARX-78:03/11/26 23:53 ID:oao8XGiN
某月某日   22:08

クルツは、そそくさとテッサの部屋に向かっていた。
目的は約数時間前にあった

「何ぃ?!テッサちゃんの寝顔とってこいだァ?」
相手は自分を兄貴と呼ぶ兵士だった。
「お願いします!自分が大佐のファンだって事知ってるでしょう?!」
「何で俺が・・・自分で行けよ」
「そうだと思い、1枚500$でかいます。」
「よし乗った。いいかぜったいだぞ!!」
快く承諾し、準備をし向かっていた。
「1枚500$・・・10枚5000$・・・」
まさに笑いが止まらなかった。
73ARX-78:03/11/27 00:13 ID:j20mIZG0
テッサの部屋に着くと案の定鍵が掛かっていた。
「甘いぜ・・テッサちゃん!!」
こんなこともあろうかと元海兵隊の上司からビール十杯で合鍵を作って
もらっていた。
カチャ・・・ガチャリ 鍵が開き中に踏み込む。
「スー・・・スー」定期的な寝息が聞こえる。
ベッドに近ずくと少し薄いパジャマを着た本人
テスタ・テスタロッサがいた。
「クウゥゥゥゥゥゥ!!!!500$500$!!」
5,6,枚とった時だろうか。廊下からぺたぺたと歩く音が聞こえた。
クルツはあわててベッドに潜り込んだ。
足音は部屋の中に入りこんで来る。
誰か一瞬でわかった。いつものタンクトップを着たメリッサ・マオだった。
74ARX-78:03/11/27 00:52 ID:j20mIZG0
マオがべッドに座るや否やテッサを起こす。
「何ですかぁ?メリッサ・・・」
「テッサぁ・・・気持ちいいことしない?」
クルツはふきだしそうになった。
「またですかぁ?昨日2回したでしょう・・・」
「いいの,いいのぉ・・・」マオは言いながら既にテッサの2つの丘を
まさぐっていた。
「仕方ないです・・・」テッサが観念したように言うと
スルスルと服を脱ぎ始めた。
「えへへ・・・いい子いい子。」マオは裸になるのに時間はいらなかった。
マオがすうっと近ずくとテッサに優しくキスをして下を指で愛撫する
「くッうん・・・まだ早いようメリッサ・・・」
「フフ、いつも敏感ねえ・・・」
「こっちはまだよねぇ?」
一方の手が上に登って行く。その先には二つの点がピンと立っていた。
「もっといくわよぉ」マオの手の動きが速くなる
「あっ・・早いよう・・メリッサ・・・ムチュ・・チュくッ・・・」
いきなりのキスと下への愛撫により簡単にテッサは絶頂にイってしまった。
75名無しさん@ピンキー:03/11/27 09:28 ID:nFiFp0Po
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
76ARX-78:03/11/27 14:43 ID:YGQdgvt3
一方クルツはパニックしていた。
(姐さんがテッサちゃんと夜のスキンシップに500$がかぶさって?!)
そんな時にもナニを擦る姿もあった。
マオが意地悪に言う。
「これでいいわね」テッサの下を見ながらつぶやくと部屋にあった
銃のマガジンを空にしてテッサにあてがった。
「いや、そんなの入んないわ・・・」
「何いってんの。宗介これの比じゃないわよ。すごいんだから。」
「そんな・・・・・」その時だった。黒いものがテッサに入り込んだ
「あっ・・・冷たい・・・痛いメリッサ・・・」
「それよりあたしにもしてよ・・・あんたのいじって疼いてるんだから・・・・」
テッサがマオに指を入れ、マオがテッサのなかを弄くりまわす。
「ああ・・・相良さん・・・相良さん・・・・あっァァァァァァァァ!!!!」
「もっと激しくしてえ・・・もっともっとぉぉぉぉ・・・・」
二人の声が交わったとき二人+αがぐったりとしていた。
数時間後
「兄貴有難うございます!!!これお金です!!!」はしゃぐようにいうと
「アア・・・いいよ。半額で。」
「本当ですか?!有難うございます!!!」
クルツの中にはすがすがしい気持ちが立ち込めるのでした・・・・・・

77ARX-78:03/11/27 14:48 ID:YGQdgvt3
ありがとうございました。初めてのSSどうでしたか?
書いた後で言いますが自分は厨房です。
ああ、引かないで!!!
みなさんがどう受け取るかはわかりませんが真に有難うございました。
(皆さんが自分でいいのならちょびちょび書いていきたいと思います)
それではまた!!!
78名無しさん@ピンキー:03/11/27 17:34 ID:GsR+sPOc
厨房とか自分で言わないほうがいいぞ…
79名無しさん@ピンキー:03/11/27 19:09 ID:+bd2vz3d
エロパロ板は21禁だ
80名無しさん@ピンキー:03/11/27 20:55 ID:bwGJ8lTW
おいおい・・・・・・・どうすんの・・・・・・?
81ARX-78:03/11/27 23:39 ID:EB4lvIt2
すいませんでした。そうですよね。厨房がいちゃだめですもんね。すいませんでした。
82名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:48 ID:/+REh3De
>>81
言いたいことはいろいろあるが、まずsageを覚えよう
83名無しさん@ピンキー:03/11/28 03:06 ID:8vxUp0p/
とりあえずあれだ。二度と書き込むな、邪魔だから。
84名無しさん@ピンキー:03/11/28 07:53 ID:qROr8O5i
過疎スレだし、あげてもかまわんと思うけどな。

>81
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

次書くときはもうちょい行間を増やすとより(・∀・)イイ!!ぞ。
85名無しさん@ピンキー:03/11/28 23:43 ID:eODQ22s/
俺たちはとんでもない勘違いをしていた。
ARX−78は中房ではなく、厨房だったのだ!!

まぁ、次に書く時には名無か別コテでお願いします。
あとsageも。
あげてもいいだろうけど、ATR−78疑惑とかで荒れる予感がするので頼む。
86名無しさん@ピンキー:03/11/30 00:53 ID:c7IKqLsB
ライトノベル過去スレ
ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/987847354/

ここの85辺り
まぁ俺はかなめスキーなんだがな
87名無しさん@ピンキー:03/11/30 02:12 ID:WzyIiR7F
>>86
過去ログ倉庫にもありませんでした。
問い合わせても見つかる可能性はほとんどありません。

Il||li _| ̄|○ il||li
88名無しさん@ピンキー:03/11/30 03:03 ID:c7IKqLsB
2chブラウザ使えよ・・・ な
89名無しさん@ピンキー:03/11/30 03:40 ID:thX6GaJG
>88
2chブラウザ使っても元が無ければ見れないのだが…
●かスレのdatファイルを持ってる場合は別として。
(でもこの場合は倉庫にも無いから●でも見れないか)
90名無しさん@ピンキー:03/11/30 08:25 ID:dRYucN8/
>>86-89

賀東招二フルメタルパニック自慢にならない三文小説
http://salami.2ch.net/magazin/kako/987/987847354.html
91名無しさん@ピンキー:03/11/30 15:04 ID:dn7aa7+9
テッサたんイイ!

最新刊で洗脳されちゃえばよかったのに・・・
捕らわれたテッサは例の装置のついた寝台に縛られ鳴かされている。
ぅぅ・・・ぁぁ・・・ひゃぅぅん!
何をされているわけでもないが、頭部にかぶせられたヘルメットのようなものの出す特殊な振動波が直接、思考をコントロールしているのである。
なんて
92名無しさん@ピンキー:03/11/30 21:15 ID:xXzy0C9m
かなめは純愛、テッサは陵辱をキボン。
93名無しさん@ピンキー:03/12/01 05:16 ID:0lbnAEe4
ちなみにお連さんは・・・・どっちだろ
94名無しさん@ピンキー:03/12/01 09:38 ID:aa4fyG6q
お蓮さんは会長と純愛をキボン
95名無しさん@ピンキー:03/12/01 15:34 ID:WHTno0hw
91です。ポツポツですが投下しようかと。七巻の誘拐が成功したとしてです。

:薄暗い会議室に男が三人。
口を開いたのは奥の椅子に腰掛けた銀髪の若い男。「今回、君たちに与える指令は半分私用、まあ組織のためにもなるだろう。」
直立不動で頷く二人、片方は筋肉質の兵士風。もう片方は長髪で眼鏡をかけた科学者風であった。
「例の実験体を引き取って軟禁してある。アレを調教してやって欲しい。」
「はっ。テレサ・テスタロッサをですね。」「ロイ?そのファミリーネームを口にする意味があるかい。」微笑みを浮かべ窘められロイと呼ばれた兵士風の男は冷や汗をかきつつ押し黙る。
「調教と言われましても色々ありますが・・・」科学社風の男がおずおずと口を挟む。
「うん、いい質問だ。カイン。実はかなり特殊なことをしてもらうつもりでね。」カインは、その言葉に下卑た表情を一瞬だけ浮かべる。
「説明するよ。まずアレの中に第二の人格を作ってもらいたい。ツールは僕が用意してある。どんな人格かは君たちを人選したことで理解しているだろう。お任せする。次にその第二人格に自分自身を調教するための機器を開発させる。内容は任せる。
最後にアレのメインの人格を第二人格に吸収統合させる。それで終了。」
「完全な洗脳の手法ですね・・・まずもとには戻らない。」感服したようにカインがつぶやく。
「楽しんでやってくれ。」言い放つとすでに興味を失ったように目を閉じる。
「では、さっそく」主に向かい一礼し退出する二人の股間が彼女のこれからを物語っていた。
「・・・堕ちるところまで堕ちてごらん。どうせ、つまらない存在なんだから・・・」
96名無しさん@ピンキー:03/12/01 19:16 ID:BMDp8bBT
お連さんは羞恥モノがいいな
97名無しさん@ピンキー:03/12/01 19:55 ID:BMDp8bBT
お連さんの献身

「美樹原君、ちょっと頼みたいんだが・・・」座ったままの林水が言う。
「はい?何でしょう。」湯飲みを洗っていた連は手を拭きつつ会長の前に立つ。
「実はね、制服のスカートの丈に関して男女共に多くの意見が生徒会に寄せられてるのだが、アンケートを取るにも情報が少なくてね。協力をして欲しい。」
「はい。私にできることでしたら何でも。」こくんと頷き、世間知らずのお嬢さんは坂道を転げ落ちた。
98名無しさん@ピンキー:03/12/01 21:21 ID:DwTbY3IV
賀東を知ってるのでフルメタのキャラには萌えられん…。
99名無しさん@ピンキー:03/12/02 19:24 ID:IeG1yI84
??個人的にってこと??

続き−お連さん編−
「うん、流石に君は校則通り膝下10cmを守っているようだね。そのまま、膝までスカートを上げてみてくれ。」
唐突な要求にポカンとするも、林水の至って真面目な表情を見ると従順にスカートをつまみ持ち上げる。
「これで・・・よろしいですか。」
普通の生徒、例えば副会長の千鳥かなめでさえ丈はこの程度である。しかしあえて持ち上げさせたところに淫らなモノを感じ連は顔を赤らめる。
「ああ、もう5cm上げてみたまえ。」
こくん、と頷くとそろそろ布に隠されていた白く瑞々しいふとももが露になってくる。
「会長、これは・・・どういった・・・?」
100名無しさん@ピンキー:03/12/02 19:51 ID:IeG1yI84
続−

「最初に言っただろう?解決方の模索には実情の把握が必須でね。」
いやなら無理強いはしないが、とも言いたげな林水を見て連は慌てて首を振る。
「大丈夫です。お手伝いさせてください!」とは言うものじっとりとお腹の下あたりが熱をもってきているのを感じていた。
「では、さらにあげてもらおう。そうだな・・・ちょうど下着が見え隠れする程度まで。」淡々と指示を出す日頃から敬愛の念を持つ連も調子を戻したように素直に従う。
「このぐらいでしょうか・・・・・・っ」
ふるふると振動が伝わり揺れるスカートの裾、チラリ・チラリと純白のパンティを見え隠れさせる。
あまやかで瑞々しい女の香りがほのかにたち上る。
101名無しさん@ピンキー:03/12/02 19:54 ID:IeG1yI84
これからどうしよう・・・とアイディア、リク求めてみるテスト大器
102名無しさん@ピンキー:03/12/02 22:21 ID:O5FoIcUw
結局手を出されずに、火照った体をトイレで慰め・・・
103名無しさん@ピンキー:03/12/02 22:38 ID:E0VAtdkC
凌辱キボンでつか
104名無しさん@ピンキー:03/12/03 00:02 ID:FgYuZacg
>>97
ニヤリ、期待でつ
105名無しさん@ピンキー:03/12/03 13:42 ID:0Y+d3VY7
テッサたん総攻めが読みたい
106名無しさん@ピンキー:03/12/03 16:55 ID:3gYMuSxq
sageてなきゃまずいです?とりあえず続き。

「うむ・・・そのままで。これが校内で見かける最も短めのラインか」口元に手をあて考え込むように恥態を凝視する。
「そ、そうですね。極少数ですが・・・」必死に平静を装い相槌を打つ。
「あと、これは特殊な回答だったんだが・・・四件同一のものがあってね。」ペラリと用紙をめくり、意を確かめるように連の表情を伺う。
「・・・これ以上の・・・ってこと・・・でしょうか・・・?」羞恥に耳まで朱色に染め、震える声で問う。また、じわりと下着の中に染みができたように思える。
「ああ、スカートをまくり上げて裾を口に咥えてくれたまえ。・・・手は後ろに組んでいるように。」既に犯罪的であろう指示が軽やかに下された。
107名無しさん@ピンキー:03/12/03 17:33 ID:3gYMuSxq
時が止まっていたのは何秒くらいであろうか。
ゆっくり、ゆっくり白くか細い手がスカートを摘み、長い時間をかけて持ち上げられて行く。
「・・・っん・・・あっ、ぁぁ」えずく様な、あえぐ様な声を漏らしながら淫洩な下半身を晒し出す。伏し目がちな黒い瞳はあきらかに濡れて、自然に開いた桃色の唇から覗く舌が劣情を引いてやまない。
「・・・ほへへ、ひょひょひいへひょう・・・ふぁ。」
かぷっと擬音を聞こえるような仕草であげきったスカートの端を咥え、すらっとした雌鹿のような張りのある足、そして・・・純白のパンティ。
透けて見える恥毛、誰の目にもあきらかな発情の証。
「ふぉふ、ひょほひひふぇふはぁ」こもった声で通じるはずもなく助けを求めるような目で林水を見る。
「ありがとう、そのポーズで動かないでくれ。」とデスクからデジカメを取り出す。
「・・・ふぁ・・・ぃ」拒否することのできない魔法の言葉。
「・・・んっ・・・ぁふ」じわり、じわりと下着では押さえ切れない愛液が分泌される。
・・・ジィー・ジィー。デシカメの撮影音。・・・ぽたり!
水滴が落ちた。
108名無しさん@ピンキー:03/12/04 13:01 ID:Gj6o9B80
たらたらと太股を流れる粘液。
「あっ・・・撮らないでぇっ」

座り込んだ連に冷たい声が降る。
「そうか、無理には頼まない。下がってくれたまえ。」
109名無しさん@ピンキー:03/12/04 22:41 ID:Jl8jk/nK
テス
110名無しさん@ピンキー:03/12/04 22:45 ID:1Zt9Tbvn
鬼畜(素なのか!?)会長ステキ!
111名無しさん@ピンキー:03/12/04 22:47 ID:Jl8jk/nK
素のつもりの流れかと
112名無しさん@ピンキー:03/12/06 17:44 ID:E8jP9p2w
「ところで、これは何かね?」
そういって林水は床に垂れた愛液を指で拭った
「あ・・・・その・・・・」
連が回答に窮していると
113名無しさん@ピンキー:03/12/10 04:16 ID:X72Oqgzq
フルメタル・ジャケット効果でスレ活性化キボン。

てかむしろ、ハートマン×ジョーカーきぼん
114名無しさん@ピンキー:03/12/10 09:25 ID:6oTuCj90
ふもー
115名無しさん@ピンキー:03/12/10 19:26 ID:X72Oqgzq
っふ
116名無しさん@ピンキー:03/12/12 01:25 ID:BWw1PdLB
お連さんの続きマダー?
117さんだらぷた ◆ZD37EOYET2 :03/12/12 11:28 ID:a7ybqFs0
オノD×恭子
カリーニン×レミング
阿久津万里×芳樹
芳樹×雨宮高美とかキボンヌ
118名無しさん@ピンキー:03/12/14 20:55 ID:BU4+J23m
フルメタは寝取られアニメですか?

119名無しさん@ピンキー:03/12/14 23:54 ID:OXQOLqaG
NTRにでも行ってTRUEBLUEでもやってろ。
120名無しさん@ピンキー:03/12/15 19:24 ID:1sYefqOm
やりました。かなり抜けた
121名無しさん@ピンキー:03/12/16 03:46 ID:kkt9V1J1
そうか・・・それはよかった。次は催眠学園でもオトシテミソ。
122名無しさん@ピンキー:03/12/16 14:27 ID:LAytIgjY
>>121
ヌキすぎた
フルメタの同人ない?
123名無しさん@ピンキー:03/12/17 04:02 ID:lI/Gt8dM
実本しかもってないな 俺は。
そこら探せば3,4種類ぐらい拾ってこれるんでは?
124名無しさん@ピンキー:03/12/17 18:42 ID:eYRGHYU/
フルメタの同人ゲーム探したが無かった
知りませんか?
125名無しさん@ピンキー:03/12/18 05:17 ID:G5ExT9in
>>122
なんだよてめぇわよ! くれくれ君かよ!
俺が知ってるのは↓コレしかねぇよ。NTRじゃねぇよ。悪かったよ!
ttp://www.citedusexe.com/cehyjj/ha_sasa.html
126名無しさん@ピンキー:03/12/19 09:54 ID:lIaimRJW
本そのもの FULL METAL 1及び2
      FULLMETAL PINK 1及び2
画像データ つづくささやき
なら持ってる。
127名無しさん@ピンキー:03/12/19 19:24 ID:/mHN3BNM
>>126
紹介URLきぼん
128名無しさん@ピンキー:03/12/20 03:20 ID:6LO59Jou
>>125
萌えますた。
129名無しさん@ピンキー:03/12/22 04:02 ID:EWm3vFhG
>>124
同人ゲーム?そんなの実在するのか?
130名無しさん@ピンキー:03/12/22 06:44 ID:urj9grRJ
「キス、して、い?」

自分でも耳まで熱く、赤くなるのを感じた。
今、自分はどうしようも無いくらいに恥ずかしい事をゆっている。
こんな状況に、何をゆっているのだろうか。
穴があったら入りたい…。
そんな事を考えているウチに、宗介が言葉を返す。
「千鳥、今オレには人工呼吸は必要ではないぞ」
思わずハァ?と聞き返してしまいそうな返答だが、
かなめは宗介ならそうゆうであろうと思っていた。
「ばか!そうじゃなくて!」
「どうゆう事だ」
「つまり…今、必要じゃなくても私はっ、アンタとしたいの…ょ」
あまりの恥ずかしさに声が上ずる。
「よく、意味が理解できないのだが」
むっつり顔は何処までも顔色代えずに聞き返してくる。
かなめは、なんだか恥ずかしさと情けなさで悲しくなって来た。
131名無しさん@ピンキー:03/12/22 06:56 ID:urj9grRJ
思わず涙腺が潤む。
そんな状態のかなめを見て、焦ったように宗介は言葉を付け足す。
「何だかよくわからないが、君は、それで納得するのか?」
無言でかなめは頷き、でも鼻は摘まないで、と一言囁いた。
そのまま下を向き動かなくなる。
宗介はしばらく様子を見ていたが、
やがて小さい声で了解した、と言うと、かなめの身長に合わせてかがみ、
おずおずかなめの顎を右手で引き寄せ軽く自分の唇を重ねた。

(…ソースケ…)

胸が、熱い。
どうしようもないくらい、自分の心臓が高鳴っているのを感じた。
今、自分は宗介とキスをしている。その事実だけが体のあらゆる器官を支配していた。
132名無しさん@ピンキー:03/12/22 07:11 ID:urj9grRJ
キス、と言えども宗介にとっては人工呼吸な為、
口からは熱い息が送り込まれてくるのだが、
今のかなめにはソレさえも心地よいものであった。

10秒くらいたっただろうか、宗介は時間を見計らったように、
息を止めると唇を離そうと、した。
「んっ」
が、その時かなめ唇が吸い付くような仕草をし、
そのまま宗介の首に両手を絡み付け、体自体を寄せてきた。
あまりの唐突な出来事に完璧に頭が真っ白にフリーズし、
宗介は思わず後ろに一歩、二歩と後退する。
そして次の瞬間壁ぎわにどすん、とぶつかると
そのまま壁伝いに座り込んでいった。
「…ん、ちゅ、んん……ちゅ、ちゅ」
それでもかなめは猛烈にキスの嵐をした。
否、宗介にとっては人工呼吸の嵐だろうか。
「ちど、ん、ん!」
千鳥、と声を発しようとてもかなめの唇によって
尽く言葉を塞がれてしまう。
133名無しさん@ピンキー:03/12/22 18:09 ID:PfrkWuOg
キタ━━(;゚∀゚)━━=3!!!!
早く続きを!!
134名無しさん@ピンキー:03/12/22 22:29 ID:OQquU+sq
カラミまできぼん
135名無しさん@ピンキー:03/12/22 23:27 ID:urj9grRJ
(む…、緊急、事態…だ!!)
額にだらだら脂汗をかき対処を考えるが、
それよりも思考が朦朧としてしまいそうだった。
体全体が今までに経験したことが無いくらい熱くなるのを感じて、
宗介はかなめを引き剥がそうとする。
「…むぅ、ふ…!」
「ん…っ、ちゅく、そ、すけ…」
しかしかなめは、更に言葉を発するため口を開いた
宗介の口内に自分の舌を送り込み、中を強引に掻き回す。
「くちゅ、ちゅ…ッ」
かなめのか、宗介のかわからない唾液がお互いの口端から溢れた。

しばらく口内への攻撃が続き、
あまりの刺激に目を伏せていた宗介の腕に
一層引き剥がそうとする力が籠もった。
が、途端、淡い銀色の糸を引いてかなめの唇が離れた。
「はぁ…っ、ち、どり…!?」
即座に荒くなった息を整え言葉を発するが、
どこか上ずった声になってしまった。
136名無しさん@ピンキー:03/12/22 23:34 ID:urj9grRJ
「…ばかっ、ばかソースケ!ソースケ、のばかぁ…っ…」
かなめは目に涙をいっぱいに浮かべ、抱きつき、
首を振りながら胸の中で何度も同じ言葉を繰り返す。

「…千鳥、すまない…」
気のきいた言葉を言えるはずもなく、謝ることしか出来ない。
掴んでいた腕を離す。

いつもあんなに強い彼女が、泣いている。
そしてその強い彼女を、今自分が泣かせているのが事実。

宗介はもう一度すまない、と消え入りそうな声で
言う。そしてかなめの涙を自分の服の袖で拭った。

「…ひぐっ、謝るなら、どうにかしてよぉ…この気持ち…っ」
「どう、すれば良…」

言葉が言いおわらないウチに、
一瞬で宗介の視界が目の前のかなめから天井に

移った。
137名無しさん@ピンキー:03/12/22 23:36 ID:OQquU+sq
そんでそんで?
アンコール
138名無しさん@ピンキー:03/12/23 01:15 ID:IPOXk7tC
かなめの髪から馨る石鹸のような爽やかな香りや、胸の辺りに感じた柔らかく暖かい感触に、
頭がじんじんとして一瞬何も考えられなくなる。押し倒される形となっていた宗介だったが、
かなめの細い肩に手を置き、少し力を入れて自らの体と一緒に起こすと、今度は自分から唇を合わせた。
ぷちゅっ
人工呼吸でない、普通のキス。
139名無しさん@ピンキー:03/12/23 01:17 ID:IPOXk7tC
携帯からなんで改行の具合とかよくわからんかったよ。スマソ
140名無しさん@ピンキー:03/12/23 01:35 ID:X0YCsiT3
その後は?ずっと読んでるんだ
テンポ良くたのむ
141名無しさん@ピンキー:03/12/23 01:45 ID:183563H3
130〜132、135、136を書いた者なんですが、
138は漏れではなかったり…。
136の続きアプはどうしたら…;
138の続きを書けば良いのかな。

テンポ悪くて申し訳ない…。
142名無しさん@ピンキー:03/12/23 02:04 ID:fp9jAmEO
あらかじめ考えてたのがあるなら、136の続きでいいんじゃないかな。
はじめにアンカー貼っておけば、どれの続きかはわかるし。

なんか、かなめみたいに普段元気で勝気で強気な女の子が、
好きな男のために泣いてるのは萌えるなあ。
143名無しさん@ピンキー:03/12/23 04:07 ID:183563H3
>>142
あんな稚拙な文章読んでくれて まりがd!
一応話の流れは考えているのだけど…
では一応136の続きを載せる事にします。
今日は夜勤明けなのでまた次回に…
マターリ進行でホントにスマソ。
144名無しさん@ピンキー:03/12/24 03:24 ID:+U4kfYhE
今日は更新無しでつか…残念(・ω・`)
145名無しさん@ピンキー:03/12/26 23:46 ID:F64Tqh/k
そいや、nyでフルメタで引っかかる.jpg画像、雑誌で書かれたイラストを改造
した(?)ものらしいのだが、この画像がどこからきているか知っているものはい
ないか?つい、本家の先生かと思ってシマフ・・・
146名無しさん@ピンキー:03/12/27 00:04 ID:9zk2l9RB
>>144
年末は忙しいんだろよ
そんな漏れは暇だがな(w

147名無しさん@ピンキー :03/12/29 00:46 ID:NknTSQwC
コミケあげ。大藤玲一郎新刊でたー?
148名無しさん@ピンキー:03/12/30 01:41 ID:1ugK9UaP
・・・・・・・・・・・わからんが
フルメタ系は回った
と思いたい
149名無しさん@ピンキー:04/01/01 00:03 ID:upCivlbv
あけましておめでとう。今年もよろ
150名無しさん@ピンキー:04/01/03 07:01 ID:WIX0cyYc
>147
なんかサンプル見たらまた変態仮面ネタか…と
151名無しさん@ピンキー:04/01/04 23:20 ID:s0ia+bXg
リアルにコスプレのかなめちゃんにハァハァしたい
152名無しさん@ピンキー:04/01/08 03:28 ID:WGjxSouN
宣伝age
153名無しさん@ピンキー:04/01/08 11:44 ID:tps1z3Dd
一成×瑞樹
154名無しさん@ピンキー:04/01/08 20:01 ID:X1+o3ZYP
>>151
www.geocities.jp/
g1344013/ibento/6_15tft.htm
ドゾー
155名無しさん@ピンキー:04/01/09 01:43 ID:SU7B24VU
>>154
…(゚д゚)、
156名無しさん@ピンキー:04/01/09 01:45 ID:SU7B24VU
>>154
…(゚д゚)、
157名無しさん@ピンキー:04/01/11 21:04 ID:gH8bM9as
コスプレっているんだなー。
158名無しさん@ピンキー:04/01/14 01:41 ID:zmkC9F+C
>>154
なんつーか強烈だな、いろんな意味で
コスプレってのはこんなもんなのか
似ているのは衣装だk(ry


ボン太君はよく出来てるね、ウン
モロ着ぐるみだからな
159名無しさん@ピンキー:04/01/16 15:43 ID:vqUIKkym
>>154
漏れも初めて見たよコスプレ・・・
なんつーか、もろ見かけオタクの集まりって感じだなあ
誰だかわかんない奴もいるし、鉄鎖は喧嘩売ってるとしかw

ボン太はよく出来てるけど、
中にヲタなおっさんが入っていると思うと…
しかし見てる分には面白かた。サンクス
160名無しさん@ピンキー:04/01/22 15:12 ID:bV3IYvEQ
age
161名無しさん@ピンキー:04/01/23 01:00 ID:N0Q5niLb
>>151

manimani.finito.fc2.com/tft14/hurumeta14menu.html
162名無しさん@ピンキー:04/01/27 00:08 ID:SM8Bd6pF
>161
何?
163名無しさん@ピンキー:04/01/27 00:38 ID:m1mfPoCI
たまに画像掲示板にある原画改造のCG、どこで見れるんだろ。あれのかなめがすごくイイ!!
164名無しさん@ピンキー:04/01/27 01:43 ID:IU0C4qZp
ITBでかなめが人質に捕られたせいで宗介が手出しできなくなって、
ガウルンが悪ふざけして艦橋で宗介とかなめの二人に公開セクースさせるような話ないかな?

そんで、アマルガムの施設に二人共連れてかれて
宗介に拷問とかしない代わりにかなめが実験に協力するとか。
最後にはウィスパードの子供はウィスパードになるのか実験するとか言って
二人に子作りさせるようになる話を読みたくて堪らんのだが。
165名無しさん@ピンキー:04/01/28 01:03 ID:KjQMedwF
>>164
あの巨大小説サイトDDDにそういうのあった。ただ、テッサとかなめがデ・ダナンの艦橋でやられる話だが
166名無しさん@ピンキー:04/01/28 01:50 ID:uYgx+/jh
>164
 むしろ同シチュでテッサを読みたい。
167名無しさん@ピンキー:04/01/28 10:08 ID:buZML2My
>162
161もコツプレ
精神的ブラクラには達してないから平気だと。
かなめ結構可愛い鴨。
宗介やっとるのは女…だよな
168名無しさん@ピンキー:04/01/30 11:51 ID:qsTzFXkA
>>167
普通に街歩いてるぶんには悪くないけど
ああいう格好すると途端に痛く見えるよ…
169名無しさん@ピンキー:04/01/30 16:54 ID:DjB+gDFL
宗介やってる子がかわいい…
170名無しさん@ピンキー:04/01/30 18:54 ID:Z5zHxSwE
すげえ…コスプレってすげえ
再現力もすごいが何よりやろうとするヲタク度がすご(ry
171名無しさん@ピンキー:04/01/31 04:22 ID:f9CS+XBO
>169
喪前の目は節穴かと小一時間
172名無しさん@ピンキー:04/01/31 10:54 ID:GcOWkoCI
香具師らが可愛いとはとても思えぬ

173名無しさん@ピンキー:04/01/31 11:54 ID:CtpiHauW
彼(彼女)達が日本の鏡産業を支えてるのでつ・・・

コスプレする→鏡見る→鏡割れる→鏡購入→コスプレs(try

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| コミケが近い!鏡を再生産だ!!
\__ ______
    ∨
   ∧ ∧
   (,,゚Д゚)          \ニャー/      。・゜∧∧    ゴロゴロ
 || ̄|つ┳━━  ∧∧        ∧∧       (,,・-・)                  _____
 ||_|  |    (,,・-・)       (,,・-・)      (⊃┳━━               | | ̄ ̄ ̄\\
  || |  |      /つ┳━━     /つ┳━━    U U  ◎◎◎◎◎ ┳━━”┳━━| |( ´ー`) | |
   .U..U ε==ι'∪     ε==ι'∪       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| || ┳━━”┳━━| | ̄ ̄ ̄ ̄ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄            || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ かがみ生産 |
174名無しさん@ピンキー:04/01/31 14:48 ID:BUJF3NJ9
下に晒されてる人たちにトキメいた。

回線切って逝ってきまつ
175名無しさん@ピンキー:04/02/03 03:14 ID:c42Kcmxs
マオ×ソースケ萌え人口ってぶっちゃけ何人くらい?
もしかして俺一人?
176名無しさん@ピンキー:04/02/03 12:05 ID:6nVKwHsA
瑞樹萌え人口よりはいるだろ
177名無しさん@ピンキー:04/02/04 05:52 ID:29h5JUYV
>>175
いやここにもいるぞ!
手取り足取りマオが教えてたら萌える…
178名無しさん@ピンキー:04/02/04 07:04 ID:YC3AIt1i
マオ姐さんって海兵出身だったよね確か…。
海兵式に手取り足取り教えてたりしてw
179名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:51 ID:1k2J9ES5
やばい…今まで考えてもみなかったけど、萌えた。
マオ×ソースケ書きたい・・・
180名無しさん@ピンキー:04/02/05 09:23 ID:AUFlGyC5
指令:>>179
発信:フルメタスレッド作戦本部

君を『マオ×ソースケSS問題担当補佐官』に任命する。
任命受諾後の行動は以下の通り。

a.執筆せよ。
b.一括もしくは数回に分けて、本スレッドに投下せよ。
c.その際は、可能な限り己のエロ妄想と萌えを文章に込める事。

なお、航空支援等の援護は無いものとする。貴殿の奮闘を祈る。
181名無しさん@ピンキー:04/02/07 12:58 ID:o2BA8No8
いやだあー
かなめかわいそうじゃん。゚(つД`゚)゚。
182名無しさん@ピンキー:04/02/07 13:29 ID:nO5IDLsV
エロのためなら女も泣かす!くらいの気合いでいかんかい!
183179:04/02/07 14:06 ID:3zGUiOlR
>>180
ワロタたよ…。

宗かな好きの漏れですが、突然のマオ宗発言に萌えてしまいました
書かせて頂いても宜しいでしょうか…
184名無しさん@ピンキー:04/02/07 18:59 ID:o2BA8No8
今必死でレナード×かなめの凌辱ものを書いていましたが、需要はないのでしょうか。
けっこうしっぽり系です。
185名無しさん@ピンキー:04/02/07 19:49 ID:J5EAZX00
>183
180ではないけどゆっくりでいいので是非おながいしたい
186名無しさん@ピンキー:04/02/07 20:27 ID:4Va9c9un
こういうのは駄目?それとも既出?

1、ソースケがかなめの家に飯を食べにくる
2、いつも以上に無口で、誰にでもわかるほど苦悩を表情に出している
 など、ソースケの様子がおかしい事に気づくが、気にせず料理を続ける
 かなめ。
3、ソースケは後ろからかなめに近寄り、押し倒す。
4、そのままろくすっぽ愛撫もせずに挿入、仲山車。
5、あまりのことに呆然とし、ただ涙に濡れるかなめにソースケは
 やっとまともに話し出す。 
6、次の任務は非常に危険度が高く、今度ばかりはソースケですら
 生還できる望みがないという。
7、その指令を受け取ったとき、今までにない感情が沸き起こり、
 頭にはかなめのことばかりが浮かんだ。
8、それでこのような行動に出たと、つたない言葉で話すソースケを
 かなめは抱きしめ、もう一回。今度は念入りに、濃厚に。
9、深夜、寝入っているかなめに別れを告げ、戦地へ旅立つソースケ。
10、決戦の場へ向かうTDDの中で装備品の点検をしていたソースケは
 一枚のメモを見つける。それはかなめからの手紙だった。彼女の思いの
 丈をつづった手紙はこう結ばれていた…。



・フルメタのストーリーのラストくらいを舞台(?)にしている。
・粗筋しか考えてなくて実際の文章は、書けたとしてもかなり時間が
かかる。書けるかどうかすら疑わしい。
・9と10は蛇足、つまりHなし。結びの一言は僕では思いつかない。


以上の理由から、誰かこれを叩き台にして話を練って書いてください。
お願いします。
187名無しさん@ピンキー:04/02/08 05:02 ID:XzDekcsW
>>184
軍曹、自分は期待してるであります!
188名無しさん@ピンキー:04/02/08 23:15 ID:RfQjXpTI
何人か職人さんも来たみたいだし、もうそろsage進行にした方がいいかな。
189名無しさん@ピンキー:04/02/09 15:25 ID:fkCUqVjd
今日の夜くらいに、レナード×かなめの半凌辱物をどばっと落としてみようと思います。
やたらと長くなっちまいましたが、読んでくれる人はがんがって読んでください。
嫌な人はスルーでよろ。
微妙に言葉攻めでばりばり中出しです。
190レナード×かなめ:04/02/09 21:19 ID:fkCUqVjd

*********



「毒なんて不粋なものは入っていないから、遠慮せずに食べるといいよ」
銀髪の少年――レナードは、料理に手を付けようとしないかなめの様子を見て
やんわりとそう言うと、優雅な手つきで食事を始めた。


かなめが全く不本意にレナードのもとへ連れてこられてから、丸一日が過ぎた。
かなめが軟禁されている部屋には、アンティーク調の家具が上品に配置され、天井には
豪奢なシャンデリアが吊るされており、やわらかく暖かい光を放っていた。
今出されている料理や食器にいたるまで、何から何まで一級品。
シャワーでも浴びて少し落ち着こうとバスルームに向かったら、浴室に
鎮座していたのは花の形の足付きバスタブだった。
これには少し呆れたが、かなめのいる部屋はまるで一泊でウン十万、ウン百万は
軽く行きそうな、高級ホテルのスイートの一室だった。
191レナード×かなめ:04/02/09 21:24 ID:fkCUqVjd
しかし今のかなめには、天蓋付きのお姫様ベッド(クイーンサイズ)だの花の形を
あしらったシャンデリアだのに心をときめかせる余裕があるはずもなかった。

先程運ばれてきた豪勢な食事もそうだ。敵の用意した食事に手を付けるのは癪でもある。
とはいえ。
かなめは昨日から何も口にしていない。正直なところ、かなり空腹だった。
この男の前でお腹を鳴らすのは嫌だ。
それに今実になる物を食べておかなければ、逃走のチャンスが
巡ってきた時に、うまく立ち回れないのではないだろうか。
そう考え、かなめはしぶしぶ料理を食べ始めた。
もくもくと料理を口に運ぶ。
そんなかなめを見てレナードはやんわりと微笑んだ。
「味の方はどうかな」
「まあまあよ。あなたがいなければもっとおいしく食べられたけど」
とりつくしまもなくかなめが言うと、レナードはおかしそうに笑った。
192レナード×かなめ:04/02/09 21:26 ID:fkCUqVjd
食事を七割ほどたいらげるとお腹が苦しくなったので、残すことにした。
意外に量が多い。一方のレナードは、きれいに料理を
食べ終え、例によって優雅な仕草で水を飲んでいる。
細身で、とてもそんな風には見えない彼だが、やはり17歳といえば食べ盛りの時期だ。
ましてや男の子。これくらいの量など、軽々と平らげても別に変ではない。
宗介も、本人は『腹六分目まで』と言ってはいるが、けっこうな量を食べる。
いつだったか、大貫氏の部屋で鍋パーティーをした時は肉ばっかり食べて
みんなの反感を買っていたものだ。
家でカレーをごちそうすると、必ず2回はおかわりをしていた。
日本人なのに、米で食べるよりパンの方がいいなんて言い出して、
帰り道に軽く議論したこともある。
そういえば、あの時は――――
「食後のお茶をどうぞ」
レナードの声がした。半分ぼぉっとしながらそちらを見やると、彼は優雅な手つきで
ティーカップにお茶を注ぎ、かなめの目の前に差し出した。
薄々感じてはいたが、宗介とレナードは、本当に対称的だと思う。
物腰や会話の仕方、持っている雰囲気。それらにおいて、二人は綺麗に正反対だ。
それぞれの育ったであろう環境を想像してみれば、当たり前のことではあるが。

出されたお茶は、これまで彼女がかいだことのないような、不思議な香りがした。
花の香りにも思えるし、何か南国系の果物の香りのようでもある。
なかなかおいしいお茶だった。一杯すべて飲み干した。


レナードは、お茶を飲んでいなかった。
彼は、かなめがお茶を飲む様子を微笑しながら見つめている。
かなめは考え事に耽っており、そんなことに気付きもしなかった。気付けなかった。

そしてそれが、敗因となった。
193レナード×かなめ:04/02/09 21:27 ID:fkCUqVjd
夜も更けて。
ベッドにあぐらをかいて、なんとか脱走できる手だてはないかと考えあぐねていた
かなめは、自分の体温がかなり上がっていることに気付いた。
(風邪でも引いたのかな。とりあえず今日は寝よう・・・)
明日は、宗介は来てくれるだろうか。今頃、必死に自分の居場所を探しているはずだ。
(ソースケ・・・)
申し訳なさと不安感、彼へのいとおしさがないまぜになり、かなめは泣きたくなった。
泣くもんか。絶対に泣かない。
ふるふると頭を振って、泣きたい気持ちを無理矢理追い払う。
学校帰りに、手をつないだ時のことが思い浮かんだ。
彼の、ぎこちない、優しい手つき。視線。声。
(・・・ソースケ・・・)
頭が、ぼおっとする。体の芯が疼いて、落ち着かない気持ちになった。
呼吸が荒い。いつの間にか、ずいぶん汗をかいていた。
やはり、風邪を引いてしまったようだ。さっさと風呂に入って、寝てしまおう。
かなめは立ち上がり、浴室へと向かった。
194レナード×かなめ:04/02/09 21:29 ID:fkCUqVjd
さっさと服を脱いで裸になると、ますます体の芯が熱く落ち着かない気持ちになった。
(なんなの・・・?)
怪訝に思いつつ、浴室へ入る。
シャワーを出して、体を洗う。
とたんに気付く。

自分の秘部が激しい熱を持ち、ぐしょぐしょに濡れそぼっていた。
(・・・っ、なにこれ?)
なんともいえない背徳的な気持ちが彼女を支配した。
あまり見ないようにしてそこにシャワーを当てる。
「・・ひぁっ!?」
全く思いもよらない刺激に、彼女は思わず声を上げた。甲高い声が、浴室に響き渡る。
内股がぶるりと震え、意識もしてないのに腰が浮く。下腹部から胸の辺りにかけて、
これまでに感じたことのない種類の刺激が走った。
わけがわからなくなって、震える手で慌ててシャワーを止める。
おかしい。自分はどうしてしまったのだろう。
落ち着きのなさも増す一方だし、簡単な考え事も出来なくなってきた。
視界がとてもせまい。歩くこともままならない。熱い。
かなめはふらふらと浴室から這い出すと、体も拭かずバスタオルを
体に乱暴に巻き付けて、走るようにパウダールームを後にした。
あちこちにぶつかりそうになりながらも、なんとかベッドに辿り着く。
しかし、そこには―――
「やぁ。どうしたんだい、そんな格好で。びっくりしてしまったよ」
レナードは別段驚いた様子もなく、真っすぐにかなめを見据えてそう言った。
195レナード×かなめ:04/02/09 21:34 ID:fkCUqVjd
たちまち、自分の体の異常の原因や、彼が何の目的でここにいるのかに
思い当たって、かなめは我を失いそうなほどの怒りや憎悪、恐怖感を感じた。
「・・・あのお茶ね。あんたは最低のクズ野郎だわ」
「そうかな?君にも、いい思いをさせられると思うんだけど」
レナードが立ち上がる。
「ち、近づかないで・・・!!それ以上近づいたら、ぶっ殺すわよ・・・!?」
かなめは精一杯叫んだが、勇ましい言葉とは裏腹に絶望的な気持ちになった。
全く、力が入らないのだ。立っていることはなんとか出来るが、走ったり、
彼を殴ったりはまず出来なさそうだ。
それでも、手近にあったランプに手を伸ばす。・・・持ち上がらない。
自分の体が思い通りにならないことや、すぐそばに迫っている貞操の危機に、
頭がおかしくなりそうだった。
「こっちにおいで」
レナードの長くしなやかな指が、肩に触れる。
理性では、彼女は激しく抵抗していた。彼の手を打ち払って、このランプで
頭を殴り付けてやりたかった。
「嫌・・・やめて。触らないで。お願い・・・」
「そんなに、恐がらなくてもいいのに」
レナードのしなやかな指が、優しくかなめの細い肩に置かれた。
彼の唇が、彼女の濡れた唇に重なる。眩暈がするような、甘い感触。
いったん唇を離すと、レナードはかなめの潤んだ瞳を覗き込んだ。
かなめは、彼の瞳から目を逸らせなかった。
数秒間見つめ合った後、再びレナードが唇を重ねてくる。
閉じることもままならない歯列を割り、彼が侵入してくる。
「・・んぅぅ・・・」
口中をくまなく侵され、下唇を軽く噛まれると、かなめの腰がくだけた。
彼はかなめの腰を片手で支え、ようやく唇を離す。
二人の唇の間で、銀色の糸がきらりと光り、すぐにふつっと切れた。
かなめが息を乱しながら、焦点の合わない目でレナードを見上げると、彼は伏せ目がちに
微笑み、彼女をバスタオルごと軽々と抱き上げて、ベッドに横たえた。
196レナード×かなめ:04/02/09 21:35 ID:fkCUqVjd
優雅な仕草でかなめの体に覆い被さると、かなめの顔を覗き込んで、
「・・・初めてなんだ?」
彼女は、答えなかった。
「彼とは、『そういうこと』しなかったんだ?」
彼女は、答えられなかった。
涙が一筋、頬を伝う。
顔を背ける。
「僕が教えてあげる・・・恐がらなくていいんだよ」
レナードはかなめの首筋にやさしく口づけると、かなめからバスタオルを
取り払った。
「・・・ッ!嫌・・・!」
かなめは、精一杯の力をこめて彼の体を押し退けようと試みたが、全く
無駄な抵抗にしかならなかった。
熱を持った彼女の体は、意志とは別に、女の悦びを感じていた。
濡れた髪は白い肌にまとわりつき、焦点を失って潤んだ瞳や上気した頬は
『女』よりも『雌』を彷彿とさせた。
「綺麗だよ・・・本当に、君は美しい」
レナードは、かなめの首筋から肩、胸元にかけて、優しくキスを落としていった。
かなめは精一杯歯を食いしばっていたが、彼女が時折堪え切れずに漏らす
押し殺したような甘いため息や、高く擦れた声は、余計に彼を昂ぶらせた。
197レナード×かなめ:04/02/09 21:39 ID:fkCUqVjd
彼の唇が、胸の項に辿り着く。
「ぁ・・ッ・・・や、やめ・・・」
レナードは執拗に胸の項を責め続ける。かなめの反応を試すように、唇と舌を使い、
強弱を付けて桜色をねぶりまわす。強く吸い付くと、かなめがこらえ切れずに
嬌声を上げた。
「・・・すごくかわいいよ」
彼は呟き、かなめの耳に舌を差し入れた。
「・・・っ!!やぁあっ・・・!!」
かなめの背中がのけぞり、必死にもがいて彼の下から這い出ようとする。
レナードは体重をかけてそれを押さえ込み、彼女のびっしょりと濡れた
秘部に手を寄せる。
くちゅくちゅと、水音が静寂の中に響く。
「・・・ッああっ・・・!あ、ぁっ・・・」
「・・・こんなに濡らして。いけない子だな。彼のことでも考えてた?」
「・・っ・・最低!あ、あんたなんか、死んじゃえばいい・・・!」
「ひどいなぁ。ちょっと傷ついたから、お仕置きだ」
レナードは微笑み、首元からしゅるりと黒いタイを
抜き取った。
198レナード×かなめ:04/02/09 21:42 ID:fkCUqVjd
かなめの両手首を結び、さらに、それを器用にベッドボードに固定する。
「っ!・・・な、どうするつもり」
彼は身を起こすと、かなめの質問には答えずに、彼女のへその下辺りに唇を寄せ、
そのまま徐々に下腹部へ下げていった。
彼の目的を知ったかなめは、恐怖に色を失った。
「や・・やだ・・・やめてよ・・・や、嫌ぁ!!」
唇が淡い茂みに触れ、冷たい指が陰唇を開く。
熱い舌先が包皮を剥いて、赤く充血したクリトリスを弄ぶ。
「あぁっ!・・・い、あぁあッ!!・・ぁああッ・・・・」膣奥から、熱い蜜液がほどばしる。
レナードはそれをぺろりと舐め取り、クリトリスに強く吸い付いた。
「ああああああああッ!!」
かなめは髪を振り乱し、強すぎる刺激から逃れようと腰をずり上げた。
レナードはかなめの腰を抑えつけ、なおも強く強く吸い付く。
「やぁあーッ!!ああああああッ!!・・・ッ!!!!・・・ッ!!!!」
絶頂を迎えたかなめが一際高い声で鳴き叫ぶ。後半は声にならなかった。
しなやかな足が一瞬ビクン!とこわばり、力を失ったようにゆっくりと投げ出された。
「・・・気持ち良かった?」
レナードがかなめの顔を覗き込む。かなめは虚ろな目をレナードに向けた。
そこには、一切の感情もなかった。
「今頃、彼は君のことを一生懸命探しているんだろうね」
「・・・やめて」
「僕も、意外なんだ。こんなことまで彼の先を越すなんて思わなかった」
「・・・やめてよ」
かなめの目に涙が浮かぶ。
「悲しまなくていいよ。僕が忘れさせてあげる」
レナードはかなめの涙を舐め取り、頬に優しく口づけると彼女の手の拘束を解いた。
ゆっくりと服を脱いで、かなめに覆い被さる。
199レナード×かなめ:04/02/09 21:44 ID:fkCUqVjd
首筋や鎖骨の辺りに舌を這わせ、時折強く吸い付く。
いつの間にか、白い肌には淡い花びらが点々と散っていた。
かなめはずっと目を閉じていた。眉間に皺を寄せ、長いまつげが震えている。
切なげに押し殺した溜め息を漏らし、くすぐったそうに身じろぎした。
耐えているようにも、感じているようにも見える。
レナードの指が執拗に乳房を愛撫し、尖った項をいじる。
「・・・ぁあ・・・」
片手が茂みに延ばされ、その感触を楽しむように動かされた後、指先がクリトリスを強く擦った。
「・・・ッ!!ふぁあ、あはぁッ・・・!」
つぷっ、と音を立てて、一本の指がかなめの中に侵入してくる。
あのお茶のせいか、痛みはない。感じるのはむしろ―――
「んんッ・・・!!」
内腿がぶるっと震え、レナードが指を動かすと、たちまち熱い蜜が溢れる。
「すごいな。別の生き物みたいだ。絡み付いて離してくれない」
レナードはかなめの耳元で呟き額に口付けると、さらに指を一本増やした。
「ひあぁッ・・・!あッ、あァッ!!」
ぐちゅぐちゅと音を立て、レナードの指が前後する。
「あッ!あァああッ!!」
内部が激しく収縮し、絶頂を迎えようとした。

「んッ・・・!!」
ちゅぷっ、と音を立てて指が抜かれる。
レナードは自身を取り出し、入り口に強く擦るようにしてあてがった。
その刺激に、かなめはびくりと身を強ばらせる。
「力を抜いて。しっかり掴まって・・・」
彼は、耳元でささやいた。
200レナード×かなめ:04/02/09 21:45 ID:fkCUqVjd
ゆっくりと、彼が侵入してくる。やはり痛みはなかった。
(あぁ・・・入って、来るぅ・・・)
「んぅぅ・・・」
(苦、し・・・)
彼はとても大きく、かなめは強い圧迫感を感じた。
彼が、最奥に達する。
「あはぁッ・・・!!」
思い出したくないのに、宗介の顔が強く頭に浮かんだ。
かなめの目にみるみる涙が溢れ、ぽろぽろと流れ落ちていく。
レナードはそれを舐め取り、今までとは打って変わって激しく、鋭く腰を動かした。
「ぅっ!あっ!あぁっ!!あぁああッ!!んっ!!んんッ!!」
嬌声が上がり、かなめは強い快感にあらがうように激しく頭を振った。
「あっ!はあァっ!ああッ・・・!うっ、うぅぅ・・・!!」
ぬちゃぬちゃという淫らな水音と肌のぶつかり合う音、2人の荒い吐息が部屋の中に満ちる。
「・・・どう?初めての感想は」
かなめは答えず、苦しげに眉間に皺を寄せ、歯を食い縛った。
「だいぶ感じてるみたいだけど」
かなめは口を喘がせながらも、精一杯レナードを睨み付けた。
「か、感じてなんか・・・な、いッ・・・・!!あ、あん、たなんか・・・ッ感じるもんですかっ・・・!!」
「正直じゃないな」
レナードがかなめの秘部に手を延ばし、クリトリスを強く擦る。
「・・・ッ!!ぃ、ん、んんぅぅ・・・ッ!!」
腰の動きをさらに速め、徹底的にかなめを責め立てる。
「んっ!んっ!うぅ・・・ッ!!は、ああぁッ!!」
胸の項に強く吸い付くと、かなめは裏返った悲鳴をあげた。
内部がぎゅっとすぼまり、絶頂が近いことを告げる。
201レナード×かなめ:04/02/09 21:48 ID:fkCUqVjd
さすがのレナードも、ぐいぐいと締め付けられて限界を感じる。
かなめは狂ったように嬌声を上げ、髪を振り乱したて鳴き叫んでいた。
「・・・っ、・・・千鳥かなめさん」
「・・・っ!??」
笑みを含んだ声で、耳元に囁く。


「彼に、よろしく」
「――――――!!!」


どくどくと、レナードがかなめに注ぎ込まれる。
絶頂を迎えたかなめは、声にならない叫び声を上げ、たちまち意識を失った。


朝、かなめが目を覚ますと、レナードの姿はなかった。
体がひどくだるい。秘部には、血がこびりついていた。
純潔の証。
もう二度と、戻ってこないもの。


遠くから、ASのガスタービンエンジンの駆動音が、かすかに聞こえた。
こちらに向かっているようだ。

かなめはベッドに横たわったまま、静かに目を閉じた。



   《Fin.》
202名無しさん@ピンキー:04/02/09 21:55 ID:MIHK0VEg
(*´Д`)
いいもの読ませていただきました
203名無しさん@ピンキー:04/02/09 22:55 ID:qU9vpngL
ネ申 
という言葉の意味を教えてくれる作品でした.
多謝.Danke!
204名無しさん@ピンキー:04/02/09 23:51 ID:KJ7BfVAN
うあ、ぐっじょぶすぎ。
「彼に、よろしく」が効いてますなぁ。立ちまくりハァハァ。
205名無しさん@ピンキー:04/02/10 01:12 ID:mR0jpC7S
レナード×かなめ書いた者っす。
なんか途中でageちゃったり萎えるようなタイプミスがあったりして
ちょっと申し訳ないです。あと、改行も変だったかも。
読んでくれた人、ありがとうございました。
206名無しさん@ピンキー:04/02/10 04:18 ID:PpdbWy87
いや、よかったよマジで。
207名無しさん@ピンキー:04/02/10 11:48 ID:VvLvPB+L
溜まらんっ酢
208名無しさん@ピンキー:04/02/11 01:11 ID:zZjtxAjD
次は宗介×かなめきぼんします。とりあえずGJ.
209名無しさん@ピンキー:04/02/11 01:12 ID:zZjtxAjD
ごめんageちった
210名無しさん@ピンキー:04/02/16 08:38 ID:zo6/xWKm
もっと宣伝age
211名無しさん@ピンキー:04/02/19 11:55 ID:3q/TBfuO
テッサ攻めキボン(w
212名無しさん@ピンキー:04/02/22 20:46 ID:l1WVxhbR
まずレナードとは一体何者なのかと
213名無しさん@ピンキー:04/02/22 20:48 ID:l1WVxhbR
 
214名無しさん@ピンキー:04/02/22 21:00 ID:dKtdnRSp
すげー下らない発見なんだけど、作中に登場する16〜17歳のキャラで
体験済みなのってレナードぐらいじゃね?あと瑞樹。
215名無しさん@ピンキー:04/02/22 21:11 ID:85oZIJeI
ソースケは何も分からぬままマオ姐さんに貞操を奪われました

みたいなSSをうわなんだおまfdivkgp:trob;k、;まおgflvbk
216名無しさん@ピンキー:04/02/23 00:02 ID:L4IDSLFV
クラスメートの何とかって子は彼氏と泊まりの旅行にいってるが。
217名無しさん@ピンキー:04/02/23 12:09 ID:pQSVr5rJ
>212
自分は原作読んでたから何とも思わなかったけど
>190〜っていま連載中の原作最新シリーズの第一話の続き?っぽい
アニメしか見てない人はレナードって誰だか知らないよな
ここの人物紹介にもいないし…

暇なら原作「終わるデイ・バイ・デイ」以降を読んでみて

>215
お待ちしております
218名無しさん@ピンキー:04/02/23 19:32 ID:3oNXYjQw
>>215
期待してまつ。

タノシミタノシミ
219名無しさん@ピンキー:04/02/27 22:10 ID:Jyl0jXwQ
保守age
220名無しさん@ピンキー:04/02/27 22:45 ID:YzCyO3G/
若菜×宗介で宗介が捕まって教育上不適切なお仕置きする話キボンヌ
221名無しさん@ピンキー:04/02/27 23:33 ID:YzCyO3G/
×お仕置きする
○お仕置きされちゃう
222215:04/03/01 00:15 ID:bKgB+Tem
>>217-218
SSをキボンヌしたつもりなのに期待されてるΣ (゚Д゚;)
困ったのでやっつけで書いてみた。
223215:04/03/01 00:16 ID:bKgB+Tem
「ちょっとソースケぇ、ビール足んないわよ」
 顔を仄かに紅く……いやかなり紅く……とても真っ赤に染めているマオが宗介に催促を
繰り返す。彼女の手には空になったビールの缶が握られている。
「いい加減にしてくれ。マオが酔い潰れでもしたら俺は死んでしまう」
 目の前で空き缶をぷらぷらさせているマオに心底疲れきった声で宗介は控えるように注意
した。宗助の部屋にはすでに大量の空き缶が散乱しており、足の踏み場もないほどだ。
「私の言うことが聞けないってえの? いい度胸ね」
「程々にしてくれと言っているんだ」
 実際ここ数日の宗介の疲労は尋常ではなかった。トゥアハー・デ・ダナンの艦長、つまり彼
の上官に当たる人物、テレサ・テスタロッサがどういうつもりか彼の通う陣代高校に短期の転
入をしてきたのだ。そのため普段の任務であるかなめの護衛とともにテッサの身の安全まで
守らねばならなかった。先日など体調を壊して倒れてしまうという失態を犯していた。だから
マオが合流してくれたのは喜ばしいことなのだが、まさか着いて早々酔い潰れて任務遂行に
支障をきたすなどは……と心配でしょうがなかった。
「もういいわ。ちょっとシャワー借りるわよ」
 宗介がビールを用意しないと判断するとマオは立ち上がり、しっかりした足取りで風呂場へ
向かった。
「あんたも一緒に入る?」
「くだらんことを言ってないでさっさと入ったらどうだ」
「ったく、冗談分かんないやつね」
 風呂場の戸を音を立てて閉めると、後には宗介だけが残された。溜め息を一つ吐き、急いで
空き缶の山を片付け始めた。いつもならばこれほど早急に片付けなどしないのだが、今は状
況が違う。宗介の寝室だったところには、マオに付き合いきれず早々にダウンしてしまったテッ
サが寝ているからだ。宗介は言葉どおり神経をすり減らし、どんな些細な粗相もせぬように努
めていた。
 もし僅か、ほんの塵一つほどでも大佐殿の気に触れてしまえば、きっと俺は魚雷発射管に
詰められて三百キロの爆薬と一緒に射出されてしまうだろう……というのが今の彼の行動の
根幹にある想いだった。
224215:04/03/01 00:18 ID:bKgB+Tem
「――ふう。こんなものか」
 一通り始末を終えた宗介は改めて室内を見回した。清掃されて現れたのは殺風景な彼の
部屋、ではなくマデューカス中佐と千鳥かなめによって改装されたカジュアルな部屋だった。
床は不審者が侵入したとしても足を滑らせるのではないかというほど磨き上げられ、硝煙の
匂いもさほど気にならない。
「…………」
 しかしそれでも宗介は不安でたまらなかった。
 自分はマデューカス中佐から目を付けられている。悪い意味でだ。果たしてこれでいいのか?
もっと床を磨き、もっと千鳥が置いていった消臭剤なる妖しげな化学薬品を散布すべきではな
いのか?
 考え出せば不安は膨らむ一方だった。こういう時は自分で考えるより他人の意見を求めるこ
とが良い選択だ、と彼は学んでいた。早くマオが風呂から上がらないか気になり時計に目をや
ると、すでにマオが風呂場に行ってから三十分近く時間が経っていた。
 女性の風呂は長いと聞くが、マオもそうなのか?そういえば大佐殿は……。
 テッサが初めてここを訪れたときのことを思い出し、その時彼女はマオと同じように風呂場に
……と、ここまでで記憶を脳層奥深くに押し込めた。
 いかんいかん!ふしだらな言動・思想は爆薬三百キロだ!
 思考を中断すると布団を敷き始めた。自分の分ではなくマオの分だ。彼はというと壁にもたれ
かかってしゃがみ、そのままマオが部屋に戻ってくるのを待った。
 待って十分。女性はどれだけ風呂に浸かっているのだ?俺には分からん。聞こえてくるのは
シャワーの音のみ。
 待って三十分。こんなに入浴が長いのなら銃の手入れでもしていれば良かった。聞こえてくる
のはシャワーの音のみ。
 待って一時間。これほど長いとは思ってもいなかった。聞こえてくるのはシャワーの音と、いびき。
「――――!」
 一時間以上同じだった姿勢を崩し、急いで風呂場に向かい扉を開いた。
225215:04/03/01 00:19 ID:bKgB+Tem
「おいマオ! まさかお前……っ」
 寝ていた。シャワーを出したままなみなみと張られた湯船の中、浴槽の縁に上体を預けて
気持ち良さそうに寝ていた。
「だから飲み過ぎるなと言ったんだ……マオ、起きろ」
 抱えたくなる頭を振って気を取り直し、ぐうすかと大いびきを立てるマオの肩を掴んで揺す
る。と、ほとんど開いていない眼で宗介の顔を見上げてきた。
「んん……? あぁソースケぇ、どしたぁ?」
「呂律が回ってないぞ。早く浴槽から」
「あ、分ぁった! 一緒に入りたいんでしょぉ? よしよしおいで」
「っぅぐ……!」
 突然宗介の身体にマオの両腕が絡みつき、がっしりと抱きついてきた。さすがにたじろぎ、
ずるずる尻を引きずって後退すると、
「あぁ? 何で逃げんのよぉ」
 マオの身体も一緒についてきた。しなやかな肢体が浴面からするりと抜け出した。
「い、いや……」
 先ほど想像しようとしたテッサのシャワーシーンとは比べ物にならない本物の女性の裸体
に取り乱しかけるが、
 ふしだらな言動・思想は爆薬三百キロ、ふしだらな言動・思想は爆薬三百キロ!
 マデューカス中佐の警告により植えつけられた指示が即座に全身に行き届き、理性を保つ
ことができた。
「ふ、風呂場で寝るな。敵が襲ってきた場合、裸で戦闘を」
「私はいいの。なんたってこの身体があるから」
 マオの胸が宗介の下腹部辺りに密着し、宗介はまた後退しようとした。しかし無情にも背中
は壁に突き当たり、動きを封じられた身体はマオに抱きつかれたまま固まってしまった。
226215:04/03/01 00:20 ID:bKgB+Tem
「逃げなくてもいいじゃないの。それとも何? 私の身体じゃ不満?」
「…………」
 答える余裕のない宗介は口を固く閉ざし、天井を見つめ、よくない汗を大量に噴き出しなが
らもこの状況を耐え抜こうとした。
「私の方見ないの?」
「…………」
 宗介の胸をマオの指がそっと這い回る。それでも彼は耐え抜こうと歯を喰いしばり、そして
とうとう業を煮やしたマオは実力行使に出た。
「女の誘いに乗らないなんて、そんな悪い坊やには……」
 マオの指が鳩尾で止まった。瞬間、
「お仕置きよっ!!」
「がは――」
 マオの鉄拳がそこにめり込んだ。逃げ場のない宗介の身体はマオの拳の威力を十二分に
堪能し、泡を吹いて昏倒してしまった。
「最初っから言うとおりにしないからよ」
 顔はまだ酔っているのか赤みを帯びているが、目だけは鋭く冴えていた。
「ま、たまにはこんなセックスも有りよね」
 宗介の局部の前に顔を移すと慣れた手つきでファスナーを開け、パンツの中から少しだけ
硬化した桃色の生殖器を引き出した。
「まだ全然じゃないの。しょうがないわね、マオ姐さんが一肌脱ぎますか」
 すでに脱ぐものはないマオが不完全な器官を手にし、ゆっくりと搾るように刺激を与えてい
った。不完全とはいえ反応を示していたため、すぐにそこへ血液が集まり始めた。
227215:04/03/01 00:21 ID:bKgB+Tem
「あんたのことだからどうせ童貞なんでしょ? 大丈夫、私に任せて……」
 意識を寸断された宗介に優しく語り掛けるマオ。
「任せて……」
 その瞳が次第に驚愕に見開かれていく。
「って、あんたどこまで大きくする気よ!」
 マオの手の平に収まるサイズだったそれは凄まじい膨張率で勃起し、両手で握っても亀頭
一つ分以上余るほどの大きさになっていた。
「ちょっと待って! 反則だわこんなサイズ!」
 独りで激昂し、独りで宗介のものにけちをつけ始めた。
「大体何よ、まだ経験ないくせにこんな…………クルツなんか豆粒に見えるじゃないの!」
 と独りで騒ぎ立てていたが、しかし宗介の逞しく反り返る一物を見ているうちにやってみたい
かもという欲求が……。
「………………まあ何事も経験よね」
 けちをつけていた事実をあっさり拭い捨て、揚々と宗介の上に跨った。
「ゴムがあったら使い方教えてもよかったんだけどねぇ」
 下肢の陰裂に宗介の先端をあてがい、ゆっくりと腰を下げていく。下半身を押し拡げる圧迫
感は今まで咥えてきた数々の男どもとは比較にならないほど強烈だった。
「ちょっとちょっと……ソースケ、凄いよ……」
 もしかしたら自分が壊れてしまうのではないかという痛みが恐怖となってマオに警鐘を鳴ら
すが、それ以上にあった宗介に対する興味心からさらに腰を下げていく。肉を限界まで圧迫
され息が詰まりそうになるが、呻くのを堪えて奥まで宗介を呑み込んだ。胎内から腸を抉られ
る気分に
させられるが、これほどの刺激は久しぶりのことだった。
「まずい……私が先にイっちゃうかも」
 今度はそんな心配をするが、すぐににやりと妖艶な笑みを浮かべた。
「それはそれで面白いけどね……っと」
 極太な肉棒に身体を貫かれ、悦び、貪るように下半身の抽迭を始める。十分すぎる体液が
二人の結合部にぬらりと煌いていた。
228215:04/03/01 00:23 ID:bKgB+Tem

スマソ、漏れの妄想はここで止まってしまった_| ̄|○
以後は各員の妄想力に期待する。
229名無しさん@ピンキー:04/03/01 00:58 ID:IlxbvSbs
>>228
GJです。

この後、目を覚ましたテッサも乱入キボン
230名無しさん@ピンキー:04/03/01 01:39 ID:JBi18R/H
実はテッサの格好したマデューカスだった
231名無しさん@ピンキー:04/03/01 18:26 ID:c+2iLpao
>>215タン
激しくGJ。

>>230
鼻から吹き出たコーヒー(ホット)の恨みは忘れんぞ。
232名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:32 ID:ZtfmGi81
ガウルン×宗助希望
233名無しさん@ピンキー:04/03/05 13:01 ID:4Bn9Zfk9
>232
801板へどうぞ
234名無しさん@ピンキー:04/03/11 08:36 ID:Q/ddKr+b
あげてみる
235名無しさん@ピンキー:04/03/12 14:05 ID:i3eyItxr
コダール×ARX-7。
うーむ。
236名無しさん@ピンキー:04/03/12 19:31 ID:SyVNy/iK
むしろM6×ベヘモスをきぼん
237名無しさん@ピンキー:04/03/13 00:05 ID:7hzUgb7K
>>236
ベヘ「そろそろ観念しな。ぶっ壊れるまで相手してやるぜ」
M6「いっ、いやっ! そんなおっきいの、入るわけな……やあぁっ!」

こんなの?
238名無しさん@ピンキー:04/03/13 02:11 ID:J9CIdtta
逆だーーーーー



水中用AS×ダナンきぼんぬ
239名無しさん@ピンキー:04/03/15 09:56 ID:r9IY6oH0
>238
TDDの中の人はテッサたんですか?
240237:04/03/15 10:07 ID:UBpQ3dg0
>>238
失礼しました。では今度はちゃんと。

トゥアハー・デ・ダナンの全身に、飢えた獣のような水中用AS達が群がった。
無骨なマニピュレーターが、ダナンの装甲版を力任せに掴み、痛々しい傷を刻んでいく。
「いやっ、やめ、やめて下さいっ!」
「誰が止めるかよ。おい、スクリュー止めろ! じゃねえとぶっ壊すぞ!」
「へっへっへ。こっちの魚雷発射管は、そろそろ開きそうだぜ」
「お願い……。もう、許して……」
「さあて、発射管の中はどうなってやがるんだ……?」
「や……ああぁっ!」
一体のASの腕が、アーバレストにさえ触れられていない敏感な場所に伸ばされる。
自分の中に強引に侵入される嫌悪感に、ダナンは悲痛な叫び声を上げた。

ネタばっかりじゃ何だから、その内ちゃんとしたのも書きます。
241名無しさん@ピンキー:04/03/16 01:16 ID:p0uLgMsA
>>240
ダナンたんの想い人はアーバレストですか?
242名無しさん@ピンキー:04/03/18 03:38 ID:Ebu30G42
ここで一つゲームをしよう。
人が少ないので雑談もできない。
しかしエロネタ雑談こそがSS職人のインスピレーションを刺激する
と、どっかのスレであった。
そこで会話の変わりにゲームをしよう。
ルールは二つ。

一つ目はフルメタキャラを一人挙げる。(男女問わない。)

二つ目は一つ目で挙げたキャラに合うエロシチュを妄想する。(ノーマル、アブノーマル問わないが♂×♂は板違い)

勝ちも負けも無い、俺たちの萌えと妄想を刺激するためだけのゲーム。
参加は自由。ただ、職人さんがSSを投下しているのにスルーして続けるのはやめよう。
(そこまでハマる香具師が居るとは思えんが…)

んじゃ、俺が一番手ね。
お題は「阿久津 万理」

万理はプライドが高そうなので上目遣いでフェラして欲しい。
「…くだらない」とか言いながら頼みを聞いてくれて、ちょっと頬を赤らめながら跪いて咥えてくれる。
プライドが高いので自分がうまく出来ているか気になり、「き、気持ち良いか…」
とか照れながら上目遣いに聞いてくる万理が良い。

こんな感じで
二つ目のお題は別にここまで詳細にする必要は無く、このキャラは縛りに弱そう、とか一言でも良い。
時間があったらで構わないので、職人さんたちをインスパイアするエロネタをみんなで書き込もうぜ!
職人さんたちもSSにするまでもない小ネタなどでの参加してみては?
誰かこのゲームに賛同キボン

(以上は某スレより改変してコピペしたものです。もともと違うキャラが当てはまっていたので、万理の性格が
若干おかしいのは勘弁してください。この過疎っぷりに我慢できなくなり、他スレからネタをパクッてきました。)
243名無しさん@ピンキー:04/03/18 06:58 ID:yi7Xe9EY
千鳥かなめ 緋い荒縄で縛られた素肌の上から直接制服を着せて…ってのを昔書いたっけ。 もう原文も書いた時の情熱も残ってないけど。
244通りすがり:04/03/18 20:17 ID:0nXkKzxN
おう、がんばる242タソに敬意を表して漏れなんか書くよ。
かなめとソースケでシチュエーションきぼーん。
ただし内容がショボンヌでも泣かない。
245名無しさん@ピンキー:04/03/19 23:57 ID:PC39zbu7
最近の宗介のかなめ偏愛ぶりを見ると
一緒に逃げようとかなめに提案する→拒絶されて思わず拉致監禁
毎晩犯されまくるが決して屈しないかなめ
どんどん歪んでいく宗介
・・・なんてのもアリかと思ったが

でもそんなの読みたくないかも(w
246名無しさん@ピンキー:04/03/20 02:39 ID:Z+H3fBSE
朴念仁の宗介に業を煮やしたかなめとテッサは共同戦線を張ることにする。
宗介の部屋で二人掛りで迫る。
テッサは甘えた調子で誘惑。
かなめは恥じらいながらテッサに合わせる。

こんな感じ?
247名無しさん@ピンキー:04/03/20 13:24 ID:EP9PR5rP
手を繋いで帰った後にレナードがいないバージョンがみたいよ…
248名無しさん@ピンキー:04/03/20 19:35 ID:kPIhWWvd
やっぱ純愛(?)の方が支持率が高いのかね。
個人的には歪んでく宗介ってのにチョト興味がある。
249名無しさん@ピンキー:04/03/22 08:35 ID:SgGkYS1G
宗介が精神的に追い詰められているのに気づかずにクルツが冗談で、
自分でもそんなことしたことがないのに「女の子を落す最終手段」とか
言って監禁・薬物使用などの鬼畜な方法を教え。
ただでさえ常識ないうえにいっぱいいっぱいで判断力の低下している
宗介がそれを間に受けて、という展開ならありだな。
250通りすがり:04/03/22 08:45 ID:PHNW4ni0
>249
ギャグオチでいいのならそれいただきマンモスー
251名無しさん@ピンキー:04/03/22 09:36 ID:wk3I3lyv
>>249
最後をハッピーにしてくれるならOKだな
252名無しさん@ピンキー:04/03/22 13:10 ID:SgGkYS1G
書いてもらえるならオチの後でクルツがマオ姐さんに「あんたが悪い」と
お仕置きされるの希望
253通りすがり:04/03/22 21:45 ID:HwE0o9fl
以上了解、執筆を開始。
尚シチュエーションは以後も募集続行。投下中でも募集。
三日以内に冒頭部分投下。各関係者様しくよろ。
254名無しさん@ピンキー:04/03/23 01:58 ID:0rRM+Q74
漏れとしては途中からラブ入れて欲しいトコ。
こう、かなめが途中からイニシアティブを握るようにして宗助をリード、それに魅了されながらもかなめに応える宗助…ってな感じで…って何を無意味に熱く語ってンだ漏れ…OTL
255名無しさん@ピンキー:04/03/23 13:13 ID:L06hCV4q
なんだなんだ
みんなラブでハッピーに飢えてたのか
原作がアレだからか?
よく見たらこのスレ、宗介xかなめで最後までいってるのないのね

>253
期待してます。
256通りすがり:04/03/24 21:48 ID:mWjBYUqK
@本編風……ドロドロでぐちゃぐちゃでギトギト
A短編風……へろへろでエロエロでラブラブ

どんな書き方をご希望かしら?
途中からの分岐でどっちの道がいいか聞いてみるテスツ。
@だと長くなる上に途中鬱展開で宗介が原作以上ヘタレ
Aだと短くまとめられるが笑ってばっかでエロくないかも

>>254
落ちは両方ともめでたしめでたし。肯定する。
ただ内容が悲しいくらいに面白くないのは我慢しろ。
257名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:18 ID:sV63EEUw
1でよろ。
258通りすがり:04/03/24 22:21 ID:mWjBYUqK
了解。では投下。出だしは軽くてスマソ。


 彼、相良宗介はとても悩んでいた。何を悩んでいたのか――――女の事である。
 「おめぇな、なんつうかいちいち固いんらよ」
 「バカれ、それが宗介のいいとこなんらない、アンタみたいに根無し草れふらふらしてんらあいのよ」
 「あ、言っちゃったね?言っちゃったねそうゆうこと」
 「事実らなーい」
 目の前の二人はもうすっかり珍しく酒が回ってべろべろになっている。はっきり言って使い物になったものではない。呂律がハッキリしてないのはともかく、目が虚ろなのが怖い。
 「おれほろ誠実な男は居まへんよ?」
 「あんらが誠実?はっ、だったらろっかの国の総書記らって十分誠実らわよ」
 「ほらまたそうゆう無意味に火種を蒔くよーなことをー」
 宗介は一人でバーの隅っこでちびちびやってただけなのだ。それを見つけた二人―――無駄だとは思うがあえて両名の地位を考慮して名は伏せる―――が絡んできた。
 沈痛な面持ちで飲んでた格好が二人の嗜虐欲を刺激したのか、あっという間に聞き掘り下げられてこの調子だ。
 ……迂闊だった、多少酒が入っていたとはいえこの二人に、こういう話の大好きな二人に、かなめとのことを喋ってしまうとは。
 「あろな、そーすけ、女の子ってのはいつでも自分を奪ってくれる男を待ってるんれすよ?」
 「あにバカいっれんろよ、あの子はそーゆー受身の子らないわよ」
 「いーや、女の子はれすね、みんな待ってるんれすよ!強い子はより強くさらわれたいんれす!」
 まだ続く二人の舌の引きつった掛け合い漫才を聞いている気力がなくなったのか、ショットチェアに座ってた上のもう一つ沈痛な面持ちで宗介はバーを後にした。
 「……強く…さらわれたい……ふむ」
 ……おーい宗介くん、何を呟いてますかー。何をメモってますかー、おーい。
259名無しさん@ピンキー:04/03/25 01:44 ID:X4Jns/bd
全部書いてから落とせば?
260名無しさん@ピンキー:04/03/25 01:47 ID:OtJNhrMt
マイペースでどうぞ。

かなめは強引に迫ったら落ちるかな?
勢いよりムードに拘りそうではあるけど。
261名無しさん@ピンキー:04/03/25 07:54 ID:dL2e9Xu9
>259
シチュ希望してるからわざとじゃないの?知らんけど。

まぁなんにしろ賑わうのはいいことだ。
燃えシチュ雑談で通りすがりタソSSを盛り上げようぜー
因みにこれは個人的な感想なのだが本編風なら
最後一行みたいな外部突っ込み的文章はちと控えていただきたい所存です。
萎えるわけじゃないけど長編で毎回これが来ると思うともにょる。
262通りすがり:04/03/26 05:58 ID:1/s8CJEY
 彼女、千鳥かなめはとても悩んでいた。何を悩んでいたのか――――男の事である。
 あの戦争バカが、悪意無き唐変木が、よくまぁあんな事を言ったものだ。
 『かなめ、今度帰ってきたら俺の部屋に来ないか。その、極個人的に……君を招待したい。』
 戦争バカ―――つまり相良宗介であるが―――がそんな艶っぽい事を言い出したのには心当たりがある。その心当たりを頭の中で反芻するのも恥ずかしくて頬が染まって言えないが、とにかく、まぁ、あったのだそういうことが。
 今時小学生でもたかがそんな事、というような小さなことだったが、彼女と彼にとっては非常に重要で重大かつ画期的な出来事であった。
 そしてついに朴念仁が明確にリアクションを起こしたのだ。
 「そりゃくだらない事だと思うけど」
 悔しい、とかなめは思っていた。あんなやつに遅れを取るなんて。絶対にあたしの方が先に言ってやろうと、先に押し倒してやろうと思ってたのに。そんなはしたない事を口の中で呟く。
 彼女にも年相応のオトメのドリームというやつはある。だがしかしそれ以上にあのむっつりで堅物で恋愛の機微なんてわかんないと思ってた男に先を越されたのが腑に落ちないらしい。
 ……しかし、こういう彼女らしくもない八つ当たりを始めたのにも訳がある。宗介が帰国日を大幅に、もう当初の予定日から三日も遅れてもまだ何の連絡も寄越さないのだ。
 最初のうちは一人で顔を赤らめたり青ざめさせたり急に頭を抱えたり悶えたりため息をついたり、かと思ったら突然涙を浮かべたりと非常に賑やかだったのだが、さすがにもう三日目ともなると怒りが込み上げてきたようだ。
 かなめは自分のマンションの入り口に入ろうとした足を止め、向かい側のマンションに入っていった。同じ階、全くの向かい側の部屋の呼び出しブザーを指で押す。
 ピンポーン。
 むなしく鈍く響く電子音が、主のいないことを告げる。
 「……まだ帰ってない―――」
 空では微かに雷雲が忍び寄っていた。もうじき小雨が振り出すだろう。かなめはそれでも未練がましくドアの前に佇んでいたが、ため息ひとつその場に残して、ドアの前から去った。
 ドアに指でバカ、とかすかになぞって。
263名無しさん@ピンキー:04/03/26 06:37 ID:31OodMQS
(・∀・)イイネー
264通りすがり:04/03/26 07:05 ID:1/s8CJEY
 「……従えません」
 彼はきっぱりと言い切った。眼光は鋭くて口は真一文字、背筋はぴんと張っていて微塵たりとも譲歩の姿勢はない。
 「…そう言うと思いました。
 でもここは引けません。実力で以ってこれを行使します。――――――連れて行きなさい」
 銀髪の少女、この艦の艦長は出入り口に仁王立ちしていた二人の男に指示し、その指示された男たちは両脇から彼、宗介を羽交い絞めにして引きずって行った。
 空気圧式の自動ドアがぶしゅうと音を立てて開く。その後姿にテッサは言葉を掛ける。こんな卑怯な言い方も無いだろうにと、心の隅で思いながら。
 「いいですか軍曹、わたしだって彼女の友人なんです。こんな事したくありません。
 でもこれが今出来る一番確実で安全な事なんです。……解ってくれと言う気はありませんが」
 ドアが再び同じぶしゅうと音を立てて閉まった。
 「そんなに睨まないで」
 テッサはドアの方も見もせずに小さく呟いた。するとドアの向こう側でうめき声が二つ聞こえて誰かが走り去る音がする。……その後は静かになった。
 「―――――あ…頭痛い」
 げっそりしながら彼女は眉間にしわを寄せ、頭を抱える。
 彼はいつからこんなに短絡的な情熱家になったのだろう?思慮が浅くて到底軍人のすることじゃない、頭の悪い高校生みたいだ。
 頭の悪い高校生、という自分の頭が出した単語にテッサはまるで雷に貫かれたような気がした。そうだ、彼は本来そうあるべきだったのかもしれない。あれこそ彼の本当の姿なのかもしれない。
 「……いいえ、仮にそうだったとしたって今現在彼は軍人なのよ」
 こんな事許されるわけがない。
 そういうご立派で清潔な言い訳の裏にある自分のドロドロした汚い感情が彼女を苛ませる。
 どうしてかなめさんばっかり!!
 「――――――だめ、今日ばっかりはもうダメ……」
 テッサは彼女に似合わぬ高価で見栄えのする机の上に頬杖も付かず突っ伏し、机の隅にある連絡用のインターフォンのスイッチを入れた。
 「副艦長を呼んで頂戴、気分が優れないの」
265名無しさん@ピンキー:04/03/26 21:57 ID:DYB4vU/R
おお、原作っぽいテッサかも
266通りすがり:04/03/26 22:14 ID:XXKTNIKE
 窓の外では雨が降っている。しとしととコンクリートに振り落ちる雨粒の音がどうにも居心地を悪くする。
 「……良くないメロウだわ……」
 かなめはテレビのリモコンを気だるげに操作してはみたが、つまらないバラエティとくだらないドラマ、興味の無いコマーシャルばかりでついに電源を落とした。
 テレビの音が消えると部屋はよりいっそうしんとしていて心なしか薄暗くさえなった。
 なにかあったのだろうか、レイスとの定期連絡でも聞かされてないなんていうし。まさか事故でも……いやいや、今回は書類の受け渡しだけだって言ってたし。それにあそこにはテッサがいる、彼の生命には問題ないはずだ。
 テッサ、という言葉で思考が止まる。
 ……まさか、ねぇ。そんなばかな、そこまで勘繰るのは品が無さ過ぎるだろう。彼女の頭はぐるぐる回る。
 「あぁーこのいかんともし難い情報の欠如よ!」
 ごろごろとのた打ち回りながら天井を見上げる。丸い蛍光灯の輪っかが二つ。そこから垂れるボン太くんのフィギュアのついた電灯ヒモ。ぼんやり眺めてると視界が歪んでくる。
 …………げっやばい、泣きそう。
267通りすがり:04/03/26 22:16 ID:XXKTNIKE
 電話、電話しよう、だれでもいいこの際父でも――――――
 慌てて携帯電話の場所まで行くまでにぽたりと涙がこぼれた。手の甲に一粒、二粒……もう止まらない。
 くやしい、何故こんなことで泣かなきゃなんないのか、何故こんなに悲しいのか、分からない、くやしい、くやしい、くやしい。
 あたしは弱くなった、こんなことくらいで昔は泣いたりしなかった、泣く前にどうにかしようって、そんだけの力があった。
 でも今はどうだ、ぼたぼた落ちる涙がどうにもならない。こんなに頭の中が制御できないのは久しぶりだ。
 「ちゃんと帰って来るって言ったくせにー女の子待たしてんじゃないわよー」
 うわあん、大きな声で泣いてみた。……少しだけ楽になった気がする。涙が流れるのが気持ちいい。ぼたぼた落ちる涙が頭の中を洗っているみたいだ。
 かなめは頭の隅っこであさってな事を考える。両手を目に当てて子供のような泣き真似をしてみる。ガラスに映った自分が本当にバカっぽくて愉快になった。
 ガラスに自分のマヌケでセンチメンタルな顔映して遊んでいたら、漸く気付いた。
 彼の部屋の電気がぼんやりと灯っている事に。
 かなめは部屋着のジャージのまま部屋の電気も消さずに家の鍵を引っつかんで玄関へ走る。
 か、帰ってきた!!
268名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:29 ID:WsvHAcHx
監視役がワラワラとついてきているにイピョウ
269名無しさん@ピンキー:04/03/28 19:17 ID:ptlCOpq2
続きを待つ。かなめ可愛い。
強引なソースケが見たい。
 あたしはダメだ、ダメな人間なんだ。
 あいつが、ソースケがいなきゃダメなんだ。たったの三日でこんなに全力で走っちゃって。みっともないったりゃありゃしないじゃない。あたしをこんなに弱くしちゃったんだから責任取りなさいよ!
 かなめは必死でたった数百メートルの距離を力の限り疾走する。まるで失われた三日を距離によって取り戻そうとするかのように。
 「ソースケ!帰ってきたらまず一報入れるのが礼儀ってもんじゃない!?」
 引き開けるタイプのドアを蹴り開けんばかりの勢いで怒鳴りつけてかなめは強引に部屋に入る。
 そこには荷物の整理でもしていたのだろうか、手に服とカバンを持って玄関に呆然と立ち尽くしている宗介がいた。
 「な!?」
 「なっじゃないわよなっじゃ!!ええっこの三日どうしてたのよ!説明しなさいよ!」
 「よく分からんが落ち着け千鳥、もう十時も過ぎた、そう興奮しては……」
 「あんたあたしを待たせた事より近所の評判の方が気になるの!」
 こうなった女性はもはや手が付けられない。怒りが収まるまでなだめすかしながら待つのが一番賢いのだが、もちろん宗介はそんな男女間の駆け引きなんて洒落たものは知る由もない。
 「どんな気持ちであたしがこの三日間待ってたと思うの!?ええっ言ったんさいよ!!」
 「千鳥そんなに何を興奮して」
 「何を!?何をって言ったわね今!?今!!」
 「ち、ちど」
 「何であたしがこんなになってるかわかんないってーのアンタは!!」
 真っ赤に腫れた目、怒り狂ってる顔、逆立つ髪の毛、着の身着のままの格好。彼女の状態が普通でないことはわかる。だが何故その状態になっているのか、ということが宗介には分からない。
 ……しかしここでさらに質問しようものなら殺されかねん……
 「わ、わかった、何らかの問題が発生して部屋から緊急脱」
 「分かってないわよこの戦争バカぁっ!」
 ぼろっと涙が出た。涙と感情をおもちゃにして遊んでた罰だろうかとかなめは思った。悔しい、こんな鈍感人間の前で涙を流すなんて。
 「っど、どこか痛むのか!?」
 「痛いわよ、ここが」
 オロオロと取り乱し、手に持ってたものを全て投げ出した宗介に向かって、しかし顔は俯けたままかなめは自分の胸を指差す。だぶっとしたジャージで分かりにくいが豊かな胸を。
 「あんたが、帰ってこないから、ここが毎日、三日間、ずっと痛い」
 途切れ途切れに言葉を切って……その実嗚咽を無理やり封じ込めたために言葉が細切れになったのだが……俯いたままのかなめは肩を震わせる。
 「ど、どうすっ………と、とにかく痛み止めを…」
 珍しくパニックを起こした宗介は部屋の奥に向かおうと身を翻し――――がくんと不自然に停止した。服のすそをかなめが握り締めて強く引っ張ったのだ。
 「ち、ちどり?」
 「止めて、痛いの、あんたがいなきゃ、痛いの、身体ぜんぶ」
 がくがくと震えだしたかなめの身体の振動が、服のすそを伝って宗介に伝わる。彼は身動きひとつ取れなかった。何かを彼女が伝えたいのは分かる。しかし彼女の訴える痛みの原因が分からない。
 「千鳥、もっと詳しく話せ。どこがどのように痛いのか、推察できる原因があればそれもだ。そのような漠然とした言葉では症状が理解できん。いいか、落ち着いて一つづつ――――――」
 「バカ!何でわかんないのよ!ここまで言ってもまだわかんないの!?」
 「千鳥よく聞くんだ、君は今自分で判断出来ない程とても興奮している。正常な発音も出来ていない状態だ。君が緊急を要しているのはとてもよく分かっている。だが俺に何を述べたいのか俺は理解できない。まずは深呼吸を」
 ばしいん!
 そこまで言った宗介がきょとんとした顔でかなめを見ている。痺れるような痛みが生まれた頬を押さえ、一体何が起こったのか分からないといった風に。
 かなめが全身全霊の力を込めて宗介の頬をぶっ叩いたのだ。
 「あんたが好きよ!離れたくないわ!三日間寂しかった!ソースケの身に何が起きたか心配で夜も寝れなかった!あたしが言いたいのはこの四つよ!
 あともう一つ!抱きしめて今すぐ!」
272通りすがり:04/03/29 00:14 ID:2i6KsT3Y
つーかなかなかエロに行かんでごめんなさい。予定ではもう2・3回かかる。
273名無しさん@ピンキー:04/03/29 00:44 ID:0VsSb/Uj
早く、つづき、見たい、見たい!面白い!
274254:04/03/29 03:34 ID:TMzerQRt
>>通りすがり氏
キタキタキタキタキターーーーーーーーーー(゚∀゚)ーーーーーーーーーー!!
感情を暴走させて告白、実はツボなシチュだったりします。
つまらないだなんてとんでもない、楽しく拝読させてもらっています。
275名無しさん@ピンキー:04/03/29 07:02 ID:dvjWciCx
シチュ希望なさってるようなのでどさくさに紛れて・・・
テッサは出てきても二人には直接絡まない方向でおながいします。
なんか三つ巴になると宗介はともかくかなめとテッサがかわいそうなことになりそうな悪寒。
 言うが早いかかなめは自分から宗介の胸に飛び込んでいた。涙が溢れて止まらない。鼓動が、宗介の心臓の鼓動が心地よくて泣けてくる。
 ふと力強く抱きしめられた。ぎゅっと、両手で肩と腰を無造作に抱かれてかなめはぎょっとする。
 「な、なんであんたまで泣くの」
 「……すまん、すまなかった……」
 小さくかすれる様な声で何度も謝りながら、宗介は苦悩に歪む顔から一筋流れた涙を拭おうともしない。ぽたりと彼の頬から滴る雫がかなめの頬に落ちた。
 「……うん……」
 「もう、どこにも行かない」
 その言葉を聞いた途端、かなめの瞳から今までの倍以上の涙が溢れ出した。滂沱とはこの状態を指すに違いない。
 ドキドキする心臓が痛いのと同じぐらい、熱をもった涙が嬉しい。涙が止まらないのに楽しいなんて今日で二度目だ。でもこれはおもちゃじゃない、本当の涙。
 かなめはもう恥じも外聞も気にせずに宗介の胸の中で思う存分声を上げて泣いた。彼が声を上げない代わりを務めるように。
 彼はやっと理解した。あのとき、あの機械人形との戦いの中で突然理解したことに近いことだったが、同じことではなかった。
 自分は愛されているのだと、この、自分が愛する人に自分が抱くのと同じ感情がこの人の中にあるということを理解したのだ。
 それを嬉しい、喜ばしいことだと歓喜する前に感情の器から涙がこぼれた。どんなに……例え目の前で人が死んで悲しくても抑えられるだけの自制心があることを諦めたように自負していた宗介には不思議だった。
 この心臓を握られたような息苦しさ、これは一体なんだ?千鳥を泣かせてここまで言わせて、俺は馬鹿だ甲斐性なしだ。こんなに取り乱している彼女を見て嬉しいとは、なんという最低な男なんだ!
 自責の念が、より一層かなめを抱きしめる手に力を込めさせる。
277通りすがり:04/03/29 21:15 ID:ZvuMyZMu
 現在連載中の本編は未読。本編最新巻「踊る〜」までの設定を流用。
 時間軸的には「踊る〜」の後日談。もし本編と似た描写があってもそれは偶然の一致なので
野良犬に噛まれたと思って諦めろ。人間諦観が肝心だ。
 なお以下からセクースとか始まるのでよい子のみんなはとっとと窓を閉じてください。
 わるい子はこっそり希望のプレイを書き込もう!可能な限り全部練り込まれるぞ!

 あとふつうの子はネタください。
278名無しさん@ピンキー:04/03/29 22:01 ID:0VsSb/Uj
待ってました!明日発売の本編よりも期待大!あつかましく希望を述べてみる。ソースケに接吻の本当の意味を教えてやっちくり!人工呼吸じゃ萎えるよなぁ 話が軽くなりそうだったら無視で
279名無しさん@ピンキー:04/03/30 00:43 ID:xsNjET3a
おフェラとクンニキボンヌ。特にフェラは餓えた野獣ような宗介の舌で
激しく濃厚にかなめのマソコを責めて欲しい。
280名無しさん@ピンキー:04/03/30 03:10 ID:7sAay6LC
■カナメに男性器が実装されました。
281名無しさん@ピンキー:04/03/30 13:47 ID:xsNjET3a
>>279クンニの間違いでした。スマソ
282通りすがり:04/03/31 05:36 ID:UHONZMxC
了解、受け取り設定を復唱する。

>261 外部突っ込み的文章は控える
>268 監視役がワラワラとついてきている
>269 強引なソースケが見たい。
>275 テッサは出てきても二人には直接絡まない
>278 ソースケに接吻の本当の意味を教えてやっちくり!
>279 おフェラとクンニキボンヌ

なお>>280の真意が不明。詳細な説明・或いは納得可能な設定を求める。
283名無しさん@ピンキー:04/03/31 08:02 ID:b+1+HmuO
>>282
>280は>279のフェラとクンニの間違いを皮肉っただけだと思うので、
本人から打診が無い限りはスルーしておkだと思うであります。
284名無しさん@ピンキー:04/03/31 08:05 ID:b+1+HmuO
言い忘れました。服は半脱ぎで最後にスカートにかけちゃって
かなめに怒られるソースケをキボンしたいでありますでやんす。
285名無しさん@ピンキー:04/03/31 10:20 ID:7OmhoG2e
ワロタwそれ見たい。んでソースケ(´・ω・`)ショボーンみたいな
>>282の設定の元となっている話は

>245 >249 >251 >252
各人の設定を使用している。

尚、
>246 >247 >254
各人の設定は自分の能力不足により混入困難と判断し、今回は見送らせていただいた。
大変申し訳ない。
出来るだけ意に添えるように最大限の努力は怠らない所存であるゆえどうかご容赦いただきたい。

>283 解説まことに感謝する。設定も有難く頂戴いたします。
>285 シチュエーション協力に感謝する。希望に添えるよう努力する次第。

以上で個人的発言レスを全て終了する。理由は話を読むのに不愉快だからであります。
以下自分に対する連絡の返信はどうかメール欄などを参照いただきたい。
 ぎりぎりとまるで締め付けられているかのような圧迫感が迫ってくる。こんなに強く抱きしめてくれるなんて……ってのんきな事いってる場合か!
 かなめはしばらくその息苦しさにさえ感涙していたが、どうにも様子がおかしい。
 「……ちょ、ちょっと…?…そ、すけ…く、苦し……っ」
 搾り出すような声が引きつってより一層悲壮的な悲鳴が狭いマンションの玄関に広がって、ようやくはっと気付いたように宗介が両腕に込めた力を緩めた。
 「げほげほげほげほ」
 ようやく圧力から開放されたかなめは彼の腕を振り解いて派手にえずく。
 「だ、だいじょうぶか千鳥」
 「げーほげほげほ!大丈夫なわけないでしょ!締め落とす気!?」
 ああもうこいつとあたしときたらちっともロマンチックになりゃしない。せっかくの抱擁シーンが台無しじゃないの。もうさほど必要もない咳き込みを照れ隠しに続けながら、かなめは心の中で一人ごちる。
 「す、すまん、その……君の泣く顔を見たら加減を忘れてしまった」
 すまなさそうに小さな呟き声の宗介が恐縮しているのを見て、かなめは咳き込むのも忘れてその可愛い姿に見とれていた。
 「……千鳥?」
 その格好を訝しがんだのか、宗介はかなめの顔を覗き込む。かなめはその近づいた壮介の顔を、さっきぴたりと止まった涙を拭って両手で抱きしめた。
 「な、な、な」
 「さっきは打ってごめんね」
 優しく柔らかなかなめの胸に抱かれて壮介は非常に照れくさかったが、それよりも大きく安心している自分が変な感じだった。胸を打つ鼓動が穏やかになることはないのに、こんなにも安らぐなんて。
 「問題ない。打たれて当然だ」
 まだ少し熱をもつ頬の痛みさえ心地いい。ゆっくりと自分の頬を滑るかなめの指の感触に魅了されている。
 「……千鳥、俺は君に言いそびれていたことがある。ついこの間気付いた」
 「…………うん、なに?」
 優しく問い掛けるかなめの声に、しかし宗介は溜息混じりに切り出した。
 「ただ…残念なのは……それが全部先に君に言われてしまったことだ。」
288名無しさん@ピンキー:04/04/02 06:07 ID:GUfQlwI+
ここはエロパロ板ですがいつエチーが始まりますカ?
つーかつまんね。カエレ。
289名無しさん@ピンキー:04/04/02 08:12 ID:p8ZgBjxu
続き楽しみにしてます。
2人っぽいやりとりがイイ!
290名無しさん@ピンキー:04/04/02 08:46 ID:jjzQfXS1
あまりおもしろくない。
291名無しさん@ピンキー:04/04/02 09:11 ID:hyENG3Ld
つまんないならスルーしる。
続きを待ってる人もちゃんといます。
292名無しさん@ピンキー:04/04/02 13:31 ID:68o4bdZv
>>291
激しく同意!!
 ゆっくり抱かれていた腕を解き、かなめの目を真っ直ぐに見つめながらきっぱりとした、それでいて今まで聞いたこともない優しい声で一つづつ、まるで自分でも確認するかのように宗介が言葉を発する。
 君が好きだ、離したくない。この三日君の身に何か起こらないかと…気が気ではなかった。
 胸が詰まる。
 声が詰まる。
 息が詰まる。
 ぎゅっと締め付けられるような胸の痛みに思わず俯いたかなめは、ぽたぽたという床に落ちる雫の音に、ようやく自分が泣いていることに気付いた。
 ……まいったな、なんで泣いちゃうんだろ…嬉しいって、早く言わなきゃ……
 体中に枝葉を伸ばしてゆく快感の木の根が絡みついて口が動かない。頭がふらふらする、目の前がちかちかする。両肩に置かれている宗介のがっしりした手が暖かくてこそばゆくて、はずかしい。
 彼女の肩がふるふると振動するたびに宗介は少しつづ心配になっていく。
 『まさか千鳥は……俺の言葉が嫌なのでは?』
 この最強の鈍感男ときたら、少女があれだけ意を決してやっとの思いでした告白を、自分の告白に対する答えが無いというだけの事で反故にしようとしているのだ。
 ―――答えてくれ千鳥、俺を早く安心させてくれ―――
 まったくと言っていい程この手のことに免疫のない17歳の男には無理な事とは言え、もう少々少女の心象も慮っても罰は当たらないと思うのだが。
 口の中がひりひりと痛みを持ってきた。宗介はいらいらじりじりハラハラドキドキと少女の、かなめのたった一言だけを待っている。
 彼は本来忍耐強い。狭い穴の中に武器だけを携えて数日潜んでいたって精神的に病まない程度に。……しかし残念な事に今回ばかりは多少勝手が違った。
 興奮と緊張がいつもとは違う牙を剥き始める。彼の今まで感じた事もないような重大かつ特殊なストレスがあっという間にピークに達したのだ。
 ぷつん、と音がしたんじゃないかとかなめは思った。もちろんそんな音など聞こえるはずがない。しかし彼女はそうでもなければこの状態を飲み込むことが出来なかった。
 宗介の目がおかしい。
 どういう風におかしいか、と尋ねられてもかなめには的確に表現できないようなおかしさだ。それもそのはず、彼女は男性と部屋で二人っきりになった挙句に盛り上がった気分になどなった事はない。男の心理状態など理解できるはずもないのだ。
 宗介はおかしな目のまま玄関のドアに鍵はともかくドアチェーンまで掛け、部屋のカーテンを閉める。
 「あ、あの……ソースケ?」
 所在のない声で思わず宗介に声を掛けるかなめの声が硬い。その声にも彼の眼が元に戻る事はない。
 「給湯器を作動させた。シャワーを浴びてくれ。俺はベットを片付ける。」
 へ?ベット?あんたなにゆってんの?なに?シャワー?そんなもんアンタの部屋でわざわざ浴びてどーすんの?つーかお風呂ならさっき入ったわよ?
 頭の中が付いていかない。頓珍漢であさってな事ばかりが頭の中を巡る。
 「すぐにバスタオルを用意する。明かりのスイッチはそこだ」
 くるりと180度回転した宗介はさっさと奥の部屋に消え、一人取り残されたかなめはぼんやりと「ああ、涙で顔ベタベタだから気を使ってんのかも」などと間抜けなことを考えて自分を無理やり納得させた。
 「ってんなワケないでしょうが!!」
 思わずシャワーを浴びながらかなめは自分に激しく突っ込んだ。
 ――――――これわ、これは……こしかしなくても……アレなのでわ!
 徐々に冷静さを取り戻したかなめが顔を真っ青にする。じゃわじゃわと降り落ちてくる湯に身体を打たせながら壁に方手を着いて、いわゆる“反省”のポーズのまま固まっている。
 ――――――まずい、まずいぞこれは――――――
 「バスタオルはここに置く。」
 宗介の声がバスルームに響いて、かなめは身体を硬くした。とっさに悟ったのだ。……もう、逃げられない。
295名無しさん@ピンキー:04/04/02 23:56 ID:DRvIryCf
ワクワク
 「……服を着たのか」
 やっぱし。
 宗介の言葉と下がりがちの眉に、かなめはがっくりと意気を消沈させる。もしかして、という淡い希望が砕かれたのだから無理もない。
 「着ちゃ、なんか悪いわけ?」
 おずおずと、それでも何とか気力を振り絞って無理に普通の調子に持って行こうと努力するかなめがいじらしい。
 「……いや、それもまた一興だ」
 にやり、といった風に宗介が彼らしくもない禍々しい笑みをこぼす。
 背筋を這い回る悪寒とも高揚とも付かぬ不思議で強烈な感覚がかなめを襲った。耳の後ろや首筋がぞくぞくした。それが少し快感を伴っていることに、かなめはちぐはぐでアンバランスな安堵を覚える。
 ……いやだ、あたしったらはしたない。
 怖い、不安だ、逃げ出したい。そんな気持ちと大体同じだけ、これから自分がどうなるのかに興味がある。足がすくんで動けないのに、少し前に進みたい。
 「そんなところに立ってないで…こっちに来い、かなめ」
 目の前がホワイトアウトしそうだ。ただ下の名前を呼ばれただけなのに胸の奥の心臓がきゅんと音を立てて縮こまる。
 ぎゅっと目を閉じて言われたままに、ドアの奥のベットに腰掛ける宗介の元に足を進める。一歩、一歩、ゆっくりと、もどかしげに。
 ……ぎし……
 簡易ベットがかなめの体重で軋む。宗介の隣に…でも15センチだけ離れて…すわる。軋む音に心臓が飛び上がる。震えが今更のように体中を襲ってきた。
 やだ、こわい、やだ、どうしよう、どうしよう、やっぱ、しちゃうのかな
 どきどきするのに泣き出したくなってくる。
 「どうした?かなめ」
 宗介の声が優しくて普通なのに少し上ずっていて、かなめはついに我慢が出来なくなってしまった。
 ぽろぽろっと涙がこぼれる。
 「ごっごめん、あれ?なんでだろ、ちょっと、ごめん」
 身体を大きく離し慌てて両手で涙を拭ったが、後から後から湧き上がる涙は止まらない。
 「ど、どうした?どこか痛むか!?」
 「ちが、ちがうの、ちょっと……あれ、ごめんね……なんで止まんない…」
 宗介は自分の失策を悔いた。完全におびえさせている事にようやく気付いたのだ。目の前でぽろぽろ涙をこぼしているのに、その涙の正体が分からなくてうろたえている彼女が不憫でたまらなかった。
 しかし、ここで果たして抱きしめてよいものだろうか?不安にさせた自分が拘束してはもっと恐怖を感じるのではなかろうか?
 相も変わらず鈍感全開の宗介はあせって考えがまとまらず、身体全体が引きつっている。手を握るとか、そういう単純な事も思いつかない。
 彼女は思っていた。
 ああ、怖いけど嬉しいんだあたし。
 こうなれて、宗介とこうなれて嬉しいから泣いてるんだ。今までの不安とか、自己嫌悪とか、焦燥とか……そんなものがみんな流れてるんだ。
 目をゆっくり閉じる。涙がまぶたに押し出されて、またゆっくりと流れる。頭の中がすーっとクリアになる。光もなく、闇もなく、ただ透明な……頭の奥。
 「ごめんね」
 意識もせずにそんな声が口から出た。
 「あたし、ソースケのこと好き。ソースケはあたしのこと、好き?」
 聞いたらきっと安心する。もう涙も打ち止めだ。悟るように彼女はそう思った。
 宗介はその言葉にギクリと不意打ちを食らったかのようにしばらく固まったが、震える唇を無理に押しとどめるようにして、自分の声がどうかおかしな風になってくれるな、と強く念じながら声を出した。
 「その問いには全て肯定だ」
298名無しさん@ピンキー:04/04/04 00:27 ID:nNeO9pHZ
情緒不安定なやつらだな
299名無しさん@ピンキー:04/04/04 02:23 ID:a3+ukiS8
だって高校生だし
300名無しさん@ピンキー:04/04/04 05:25 ID:e4NI+4dE
288なわけだが、どこがイカンかというと
前振りが長すぎるし、エピソードを持ってるキャラクターが多杉。(マオ・クルツ・テッサ・宗介・かなめ)
全員の話をきちんと消化しようと頑張ってるのは認めるが
それで話がダレてしまっては意味がない。
初エチー物としてはネタを詰め込みすぎましたな。
ついでになかなかエチーに行かないのも不満だ。
301名無しさん@ピンキー:04/04/04 20:23 ID:qeeQJzvl
話がだれてる? 何処が?
色んなキャラの思惑が絡み合ってるのが良い感じだと思うけど。
少なくとも俺はエロだけを求めてるわけじゃないし、いきなりHシーンに持ってかなくても不満はないし、
そもそも、この2人のキャラならこれ位の前振りがないとHシーンに説得力が生まれないよ。
302名無しさん@ピンキー:04/04/04 20:43 ID:EgJvMYWj
>>301
感じ方は人それぞれってことですなぁ

けど>>300のような意見はツマンネやカエレしかレスしないのよりよっぽどいい気がするよ。
たまに>>300みたいなことを言ってもらうのも書き手にはいいことだと思う。

要するに通りすがり氏に続きキボンしたいわけでし(*´д`)
303名無しさん@ピンキー:04/04/04 21:03 ID:a3+ukiS8
批評が人を育てる
これ定説

だから批評も重要なものなのですよーヽ(`Д´)ノ
偉い人にはそれがわからんのです
304名無しさん@ピンキー:04/04/04 22:32 ID:qVExv5AG
珍しいイイスレだな
 「ちゃんと言って。あたしのこと、すき?」
 「――――――ああ、俺は君が好きだ。
 ―――君が…俺のことを―――その、好きでいてくれて、嬉しい」
 その言葉を聞いて、かなめはにっこり微笑んだ。本当に満足そうに、嬉しそうに、茶目っ気たっぷりに。
 「あたしも嬉しい」
 まいった、と宗介は思った。彼女には敵わない。光り輝くような眩しい笑顔に思わず見とれ、そんな自分に気付いて頬が染まるのが分かった。
 「……お?テレとるなおぬし」
 赤い顔をふいっと逸らした宗介の肩を抱きながら、意地の悪げな顔のかなめは宗介の頬を指でつつく。女性の変わり身の早さに宗介は驚きとうろたえを隠せない。
 「そ、そんなこと……その、否定する」
 「なぁにが否定よ、こんなに顔真っ赤にしといて。
 さてはかなめちゃんスマイルに興奮したな?」
 「ひ、否定する」
 な、なんだこの強気と余裕は。本当にさっきまで泣いてた千鳥なのか?
 宗介の頭はまたもやパニックを起こす。図星を突かれた動揺と恥ずかしさが混同してわけがわからなくなっているらしい。いい雰囲気の時に相手に弱味を見せたら主導権を握られるのに決まっている、という男女間のお約束を、やっぱり知らない宗介だった。
 泡食っている宗介の様子に、至極ご満悦のかなめは攻撃の手などを緩めたりはしない。今までよくも散々あたしを不安にさせてくれたわね、正に今こそ復讐の刻よ!とばかりにぷにぷに宗介のあちこちをつつく。
 「顔真っ赤、耳まで真っ赤、心臓の音だってすごい、じりじりあたしから離れよーとしてる。テレてなきゃコレ何?」
 にっひっひ、というような含み笑いを隠しながらかなめがゆっくり宗介に体重を掛ける。ゆっくりゆっくり、自然に……でも確実に。
 押し倒してやる。かなめはそのことが一体何を意味するのかをすっかり忘れて宗介をつつき回すのに没頭していた。
 ぎし、ぎし、ぎいぃぃ……どさ。
 押し倒す、というよりは踏み潰したような格好でかなめは宗介の上に圧し掛かっている。
 「ふっふっふっふ」
 緩慢な動作で馬乗りになり、わきわきと両手の指を動かしながらその手を宗介に見せびらかすようにして言った。
 「覚悟なさいソースケ、乙女の純情を今の今まで踏み潰してくれた罰よ」
 「ち、千鳥、落ち着け、落ち着くんだ」
 「だぁめ」
 しゅるりとジャージに付いているパーカーの紐を抜き取り、宗介の両腕を縛り上げてベットの足に固結びを何度も掛ける。
 「こ、これは一体」
 にんまり笑って怯える宗介にかなめは言った。
 「このジャージ、ナイキのやつで高いの。紐が切れたら弁償してもらうからね」
 ――――――こ、こわい!
 はじめて宗介は心の底からそう思った。ゆらゆら笑いながら揺れているかなめの顔は今まで見たこともないような邪悪さが見て取れるし、両手を縛り上げられた上に腹の上にかなめが馬乗りになっていて、ほとんど身動きがとれない。
 よしんば身動きが取れたところで無理矢理彼女を跳ね除けようものなら……考えるだけで背筋が寒い。
 「さぁ覚悟はいい?相良軍曹」
 そんな声が最後に聞こえた。次に聞こえたのは自分の……悲鳴にも近い笑い声。
 「ぅあははははははははははははははははははははは」
 シャツの上からあの細くて綺麗な指でこそばされて、宗介は生まれて初めて抑制もせず大声を出して笑った。
 「やっやめっあっははははは!やっえっあはははは」
 七転八倒する宗介の情けなく歪む顔にかなめは嗜虐欲を刺激される。……たのしい。
 「かあはははは、なめぇえはははは、やめ、やめえはははは」
 楽しい!楽しすぎるわ何コレ!最高!面白くてやめらんない!
 かなめは新しい悦びに目覚めてしまったようで――――――もう止まらない。
307名無しさん@ピンキー:04/04/04 23:23 ID:e4NI+4dE
……ん?なんで300と漏れが同じIDですか?
………………………………誰か漏れのPCを触ったのですカ?
ギャーやめてくれー死ぬー誰だー兄貴かー!?
308名無しさん@ピンキー:04/04/04 23:34 ID:zQxkANoR
トーヨーノシンピです
309名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:19 ID:ukll70g3
なんてワンダフルな自演w
310名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:43 ID:pBURNSSB
御愁傷さまです
311名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:01 ID:EcZ0zcX6
>>301-303のレスが虚しい・・・
312名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:15 ID:lnvjnvu3
IDが同じになる事ってごくたまにない?
前に見た事あるけど。

続き楽しみにしてます。
 「…げほっげほ…げほっ」
 ――――――5分後。かなめは宗介の顔色が青くなってきた所で漸くくすぐる手を休めた。
 「……はぁ、はぁ、はぁ……し、死ぬかと思った……」
 涙を流して大笑いする宗介が可笑しくて堪らなかった。本気を出せばいつでも跳ね除けて逃げ出せるのに、ついに呼吸がおかしくなるまで宗介は逃げたりしなかったのだ。
 ま、そこまで我慢するならしゃあない。…許してあげるわよ。
 パーカーの紐の固い結びを解いて宗介の両手を開放してから紐をポケットに突っ込んだかなめは、まだ大きく上下する宗介の体から降りて台所から水の入ったコップを持ってきた。
 「はいお水」
 いまだに息の荒い宗介にコップを手渡して、ベットに腰掛けた。
 ごくっごくっごくっという宗介が水を飲み干す音を聞きながら、かなめはちょっとやりすぎたかもなぁと苦笑いを浮かべていた。
 「すまん」
 はぁ、と殊更大きな溜息をついて漸く落ち着いたのか、宗介は身体を起こしてベットにあぐらをかいた。
 「跡、ついちゃったね。ごめん」
 「――――――問題ない。」
 すりっと乾いた音をさせながら宗介は両方の手首をさすった。本当は少し擦れて痛かったが、特に気になりはしなかった。
 「ね、この三日どうしてたの?連絡もつかないでこれでも心配したんだから」
 話題を探していたかなめは何気なくそう訊いて宗介の顔を見、声を失った。
 ひどく渋い顔をして憂鬱そうに沈んでいる。……まるで思い出したくもないことを思い出させられたように。
 「……上層部からの…命令があった。
 君にも重大な関係がある問題に関しての命令だ。その命令を聞くのに滞在を引き伸ばされた。」
 重々しく口を開き、何かを決意するような表情で宗介は言う。
 一緒に逃げよう、と。
314名無しさん@ピンキー:04/04/05 08:36 ID:dLG0EBc7

315名無しさん@ピンキー:04/04/05 13:45 ID:I3HWaOTI
 
316名無しさん@ピンキー:04/04/06 11:52 ID:nnapA8vi
敵前逃亡は銃殺刑だ!

うそです続けてくださいオネガイシマスコノトオリorz
317名無しさん@ピンキー:04/04/06 15:16 ID:8wN6dRmQ
哀れだな
318名無しさん@ピンキー:04/04/06 15:44 ID:QXwwbflU
続きマダー?ヽ(・∀・)ノワクワク
319名無しさん@ピンキー:04/04/06 19:40 ID:cp9xSqHa
もはや痛々しいな。
320名無しさん@ピンキー:04/04/06 21:34 ID:CuCdVLpU
続きキボン。本編級に楽しみにしてる。
321名無しさん@ピンキー:04/04/06 23:35 ID:OWeCsG1o
いいから早くソースケを幸せにしてやってくれ
322名無しさん@ピンキー:04/04/07 01:28 ID:2AUuK4Mn
>320
さすがにそれはないよ。嘘つくな
323名無しさん@ピンキー:04/04/07 01:34 ID:KeM77dFm
つうか、既に本編読んでない…
 「………………はい?」
 一瞬、またこいつは何を言い出すのかと呆れ顔になったかなめは、すぐにその表情を変えることになる。
 「君をミスリルに滞在させる案が出ている。この場に君が居ては…君も、君の周りの人間も危険に晒すことになるというのが彼らの主張だ。
 だからといって君の生活や自由を奪う権利など誰にもないはずだと……ミスリルの人間を張り倒して出てきた。
 もう俺もミスリルには帰れない」
 しん……と部屋の中に静寂がはびこった。二人ともその静寂を破ることが出来ない。
 宗介の顔は真剣で、ある種の決意の色さえ感じられた。彼は彼女のために仲間も上官も、今の地位も全て捨てて一緒に逃げることを選択したのだ。
 一方かなめはと言えば、彼の発言の意味する重大さに脳味噌がついていかず、ぼんやり彼の真剣な顔を眺めていた。出て行く前より、ほんのちょっぴり精悍さの増したその顔を。
 「今荷物をまとめている最中だ。最低限の武器と弾薬だけ持って君の部屋に行くつもりだった。
 ……恐らくこの会話も……盗聴されている。」
 え?とうちょう?は?ナニソレ。
 盗聴、という日常生活にそぐわない単語に、はっとしたかなめの顔が真っ赤になる。――――――思い出したのだ、さっきのことを。
 「……ちょ、ちょっと待って……
 じゃあ、あんた、知ってたのよね?この部屋に盗聴器があるかもってこと」
 「予想はしていた。俺がここへ派遣された時から保険としてどこかに存在しているだろうことは」
 ばきっと見事な右スクリューパンチが彼のみぞおちに決まる。
 「ぐふっ」
 「先に言え!そうゆうことは!
 ……何それ………………信っじらんない……!」
 あんなとこ、人に聞かれてたなんて。泣き喚いて調子に乗って、そんで一世一代の告白。あんなの人に聞かれてただなんて!顔が赤くなるやら青くなるやらどう反応していいのかさえ分からなくなってくる。
 へなへなになっているかなめを尻目に、宗介はベットから立ち上がってさっき玄関先で落としていたカバンやなんかをごそごそとやり、あっという間に服を着替えて装備を身に付けてまた部屋に帰ってきた。
 「問題ない。こんなこともあろうかと帰ってくる途中に微弱ではあるが妨害電波をこの部屋直径3キロに張り巡らせている。今のうちに行動すれば行き先は追えないはずだ。
 さあ千鳥の部屋に行って荷物をまとめに行くぞ」
 ……このバカは……
 ゆらりと立ち上がり、かなめはどこか浮き足立っている宗介の顔をきっと睨んだ。
 「妨害電波なんか流したらここにいますって叫んでるみたいなもんじゃないの!」
 ああもうなんでこいつは考える方向考える方向がこう血なまぐさいのかしら。どうして穏便に事を進められないわけ!?
 「問題ない」
 「プロブレムあり過ぎよ!
 この辺人間がうようよ住んでんのよ!?電波の受信装置なんかゴマンとあるのにそんな……もう、このバカは…」
 「なっ…この辺の一般家庭では傍受器具が標準装備されているのか!?」
 「おバカ!テレビとかラジオとかのことよ!
 軍事用の精度が高い妨害電波なんでしょ!?何らかの障害が出て当然じゃないの!今すぐ切りなさい!早く!電気会社やらケーブルテレビ会社やらが妨害電波の特定に乗り出すわよ!切って!」
 うむぅ、と低く唸って、宗介は部屋にあった何かの装置のコンセントを引き抜いた。その引き返す踵で近くにあったペンと紙を手に取り、手早く何かを書いてかなめに示した。
 『電源を落とした。会話は厳禁だ』
 かなめは指でオーケーのサインを出して玄関のほうへ向かった。
 『俺の手荷物の中には盗聴器はなかったが君の部屋にも恐らく仕掛けてある。持ち出すのは現金とどうしても必要なもの数点だけにしてくれ』
 もう一度かなめは指でオーケーのサインを出す。靴を履いて、一応宗介はドアにトラップを施し鍵を掛けた。
 「……甘いですねサガラ軍曹」
 テッサはそう思わず呟いてしまった。苦々しく思いながらも、いまだ盗聴器から送られてくる音声を途絶えさせたりしない。
 盗聴器は宗介の靴のソールの中に埋め込まれていた。……正確に言えば彼の所持する全ての支給品の中に……だが。
 「この私をそれで煙に巻いたつもりですか?いい度胸です」
 すうっと目を細め、彼女は精神を静めるために深く溜息をついた。何故私がここまでしなくちゃならないのかしら。でもこんなこと他人に知られるわけにはいかない。……彼が反逆行為をしているなどと。
 テッサはあの後副艦長が来る前に二人の警備兵に口止めをし、このことは一切他言無用であると命令した。自分一人で宗介を呼び戻して何とかしようと考えたのだ。こんな事が副艦長やメリッサにバレでもしたら大事になることは百も承知だった。
 だが、だからと言って彼の行動を上層部に告発する気にもなれなかった。
 ……振られたって、好きなものは仕方がないじゃないの。
 個人的感情で許されるはずもない。この件が公になれば彼女の立場も危ないのだ。……それでも、彼女は艦長である前に、人間であり、女であった。
 「帰ってきたら思いっきり無理難題を吹っ掛けてやるわ、みてらっしゃい」
 彼女には大変幸福なことと、大変に不幸なことが一つづつある。
 大変な幸福とは、先程の妨害電波はとある一定の性能を持つ受信機を混乱させる性質があったことだ。宗介のソールに埋め込まれた発信機はその妨害電波もキャッチして送信してしまった為、彼女の手元にある受信機にはあるものは聞こえなかったのだ。
 それは、人間の音声…特に小さな低音と大き過ぎる高音である。
 つまり“ぼそぼそと喋る男の声”や、“涙声で叫ぶ少女の声”などは殆ど拾えなかったのだ。
 事実彼女が判別できたのは断続的に聞こえる物音と、玄関先での会話の断片だけであった。
 そして大変不幸なこととは、かなめと宗介は最初、靴のある玄関でやりとりをしていたことだった。
 「―――これだけ思い切り玉砕したら―――涙も出ないものね…――」
 囁く声は、しかし少しだけ潤んでいた。
327名無しさん@ピンキー:04/04/07 07:30 ID:mIGPI0vI
もうメル欄に何も書かないほうがいいと思うけど。
328名無しさん@ピンキー:04/04/07 08:37 ID:2AUuK4Mn
うん。メル欄うざい。
兄ちゃんがどうのっていうのも、はいはいわかったからって感じ
329名無しさん@ピンキー:04/04/07 14:53 ID:EZDN3yk0
いまやこいつは「存在しない兄貴」の妄想に取り憑かれつつあるんだろうな。
自演さえ発覚しなければこんな事にはならなかっただろうに。気の毒な事だ。
330名無しさん@ピンキー:04/04/07 18:23 ID:KlW5VnTa
まぁどっちにしろキモいからもうこなくていいよ。読みたくもないし。
331名無しさん@ピンキー:04/04/07 18:56 ID:3TPIzYrv
俺は読みたいぞ
自演だろうとなんだろうと、一度読んだら結末が読みたくなる性質でね

まぁ、いずれにせよ
これで終わったら性質悪ぃ・・・
332名無しさん@ピンキー:04/04/07 20:21 ID:KeM77dFm
メル欄なんてわざわざ見なければ済む話。
それも嫌なら保管庫でSSだけ読めばいい。
SS自体は面白いんだから別に気にならないよ。
他に書いてくれる人がいるわけでもなし、ラノベ系のスレ全般で過疎化が深刻な現状、書いてくれればOKだよ。
333名無しさん@ピンキー:04/04/07 22:46 ID:9SFbpYcQ
メル欄
334名無しさん@ピンキー:04/04/07 22:47 ID:9SFbpYcQ
メル欄がうざいとか自作自演がキモいとか以前にお前ら言う事があるだろ!

二人は結局エチーするのか否か!
お前の人間性などどうでもいいからとっとと投下推奨。                         すまん失敗した。
335名無しさん@ピンキー:04/04/07 22:49 ID:7vv1W6R8
お前ら、

読み手スレに晒されてる書き手の痛さに比べたら…
336名無しさん@ピンキー:04/04/08 14:37 ID:oy7X4uEx
妄想がどうのというのはともかく、ここまで騒ぎになったら
住人を満足させるものを投下しないと100倍叩かれるのでその旨、心して書けよ。

ああ俺のエロパロ板駆け出しの頃を見ているようだ・・・
 「う……こっ…ここに入るの?」
 「とりあえず荷物の確認とこれからの作戦を練ろう。少し疲れたしな」
 かなめはその言葉にもう一度建物の外観を確認する。
 ――――――どー言い訳してもラブホテルよねここ――――――
 はぁ、と溜息をついて小さなリュックを背負いなおしてかなめは宗介の後について狭い入り口をくぐった。
 「受付はないのか?」
 出入り口付近のフロントにあたる鍵の自動販売機の前で、キョロキョロとあたりを見回す宗介にかなめは嫌な予感がした。
 「……あんたホントにここが何するとこか知って入ったの?」
 「宿泊施設だろう?」
 「…………も、いい。黙ってて。」
 かなめは諦めたように一番安い部屋の番号スイッチを押して、転がり出てきた鍵を取り出した。
 「4階。行きましょ」
 すぐ近くにあったエレベーターに乗り、四階まで登る。エレベーターを出ると、奥から二番目のドアの上のランプが光っていた。
 「あそこみたいね」
 二人でドアの中に滑り込んで鍵を閉めてようやく一息ついた。
 「さっき買ったものに全て着替えるぞ。一応用心のために髪の毛も洗おう」
 さっさとバスルームに入った宗介は服はともかく靴も履いたままシャワーを浴びだした。
 「ちょ、ちょっと!?」
 「いくら盗聴器といっても所詮は電子機械だ。通電中に水なんか被ったらひとたまりもない」
 ……つったって…何も靴のままお風呂に入んなくたって…後で入ろうと思ってるんですケド……かなめはため息混じりに下着から髪を結んでいるゴムまで全て取り外して全て黒いゴミ袋の中に丸めて突っ込んだ。
 ………また前みたいな事になんなきゃいいけど……ま、今回は一緒だしそーゆう心配はないか。
 「これでよし」
 全身新品の…まぁ多少安物ではあるが…服と持ち物に変えて身なりを整え、古い衣服と靴をダストボックスに放り込んで部屋に帰った頃には既に夜の9時を回っていた。
 「捨ててきたわよ。そっちはどう?」
 「異常はないようだ。持っていても恐らく問題ないだろう」
 ぱちん、と軽い音を立ててマガジンラックを全て百円均一で買ったウエストポーチの内側についているベルトに収めてポーチを閉めながら宗介は言った。
 「ったくもう、相も変わらず物騒な事ばっかりね、あんたと一緒にいると」
 呆れ声で冷蔵庫の中に入っているペットボトルを物色するかなめは、その物価の高さに辟易していた。……なんでこーゆーとこってぼったくんだろ……
 「――――――すまない」
 彼は深く落ち込んだようにその一言だけを言うので精一杯だった。
 「……何が?」
 しかし彼女はあっけらかんとしてぼったくりジュースを飲んでいた。
 「…装備も満足とはいえない俺と一緒にいて迷惑だろう?」
 もっと自分がスマートに物事をこなせればいいのに、とめずらしく内証的になっている宗介を尻目に、かなめは危うく吹き出しそうになったジュースをなんとか飲み下すのに必死だった。
 「ぷあはははははは!」
 急に笑い出した彼女の顔を、少しむっとしながら宗介が睨む。
 「バカね、あたしを助けてくれてんじゃないの?むしろこっちが言いたいわよ。ヘンなこと背負わせちゃって」
 ごめんね、という言葉はついに彼女の口から出る事はなかった。
 「俺が好きでやってることだ。君に感謝される程大したことはしていない」
 むかっ
 「……なんであんたはそうなのよ!素直にありがとうって言えないわけ!?」
 そんな言葉も一度へこんだ宗介には届かない。……めんどくさいやつ。
 ラブホテルの中にあるベットに二人で寝転んではいるが、とても“そういう雰囲気”ではない。
 宗介は相も変わらずへこんだままであったし、かなめはあまりにもつまんない事で凹んでいるので励ますのもバカらしいとばかりにそんな彼を放っておいた。
 ……ったく、昨日あたしを襲おうとしたあの意気はどこ行ったんだか。
 しかし彼女は少し思い違いをしていた。彼がここまでへこむには別に訳がある。
 実はあのバタバタで持ってくるのを忘れたのだ。“水筒”を。
 せっかくクルツに本来の使用法を教わったというのに――――不覚。マオにも絶対に非所持のままそのような行動に出てはならないと釘を刺された手前、自分の中の衝動が如何に押さえられなくとも我慢しなければならない。
 彼は誠実なのだ。……じれったいほど。
 宗介はじりじりする頭の中を無理に静めようとして深く細い深呼吸を何度も行ったが、この吸い込む呼吸も隣に寝転ぶかなめと共有していると思うとそれも上手くいかない。
 「ね、ソースケ」
 「なんだ」
 「寝る?」
 ぎょっとして思わず彼の呼吸が止まる。心臓がどくんと大きく波打った。
 「……寝るなら電気消すけど」
 かなめは隣で目を閉じて緩慢な呼吸を繰り返す宗介が、眠たいのと勘違いしたようだった。のろのろと枕もとにある部屋の明かりを最大限に落としたが、ドア付近の豆電球が点いたままでまだうすらぼんやりと物の形は確認できた。
 「いや、まだ眠くはない」
 「誰もこんな所まで追ってこないんだから無理しないで寝たら?」
 「まだ眠りは必要でない」
 俺に今必要なのは君と“水筒”だ―――――等と少々品のない誘い文句など言えるわけも無く、そのままじっと黙りこくって自分の発想に自己嫌悪をしていた。
 どうもこの部屋にいると調子が狂う。今まで千鳥と二人だけで居たことなど沢山あったというのにこれはどうしたことだ。
 宗介の無意識だけが理解している。ここがそーゆー発想を成就させる為だけにある宿泊施設だということを。
340名無しさん@ピンキー:04/04/09 06:37 ID:X0Hof9Dx
それで、それでヽ(・∀・)ノワクワク
341名無しさん@ピンキー:04/04/09 07:29 ID:oh0Dn7Wl
こんなこと突っ込んでいいのか分からんが、ラブホには
水筒は常備されているぞ、ソースケ
兎も角、続き待ってます(;´Д`)ハァハァ
342名無しさん@ピンキー:04/04/09 07:59 ID:tNGNtTL4
前振りのぐだぐだな長さが書き手の経験値を物語っているね
現実世界でも頑張って欲しいね
343名無しさん@ピンキー:04/04/09 08:47 ID:A6CsHHMe
兄貴に添削してもらえよw
344とおりすがり:04/04/09 13:36 ID:xbiA2hZK
それもそうだな。じゃあ添削してもらうよ。
345名無しさん@ピンキー:04/04/09 19:14 ID:gsFLPNCG
自分は物語を楽しんでるからこれくらいの展開がいいけどなあ。
まあエロシーンのみを求めてる人にとってはもどかしいのかね?

しかしテッサが可哀相だな、想い人の駆け落ちの手助けとは…
このSSが終わったら、完全に別の話でソースケ×テッサも書いて下さい。
346名無しさん@ピンキー:04/04/09 21:26 ID:tSsfq8Do
うーん。俺は話の流れを好むから結構いいと思うのだが・・・

やっぱり、エロしか求めてねぇ香具師には辛いんかね・・・前振り
347名無しさん@ピンキー:04/04/09 21:38 ID:PsVnb2/j
作品よりも、書き手の振る舞いに興味津々だよ!
次はどんな面白い事をしてくれるのかな?
348通りすがり@歪むドゥ・ユー・ラブ・ミー:04/04/09 22:01 ID:sn3Ha38s
 まぁこんなこったろうとは思ったけどさ。
 かなめは宗介に背を向けていつも寝る格好になって目を閉じた。いつもよりずいぶん早い時間だというのにじんわり眠気が襲ってくる。昼間電車乗り継いで駆けずり回った挙句、尾行に気をつけながら買い物したもんで、思いのほか体力も気力も消耗していたようだ。
 取り合えずこれから先どうなるかは明日考えよう。宗介が一緒にいるだけでここまで余裕ができるものなのかと自分の神経の図太さに呆れたが、反面かわいくもあった。
 一緒にいたらあたしたちは無敵だ。だから大丈夫。
 漠然とした、しかも根拠の無い確信に支配されるのは心地よかった。自分たちの全てを肯定するのは快感だった。意外にも。
 満足げにうつらうつらとし始めたかなめは、眠りに落ちる数瞬前に違和感を覚えた。
 ――――――せなか、ぬくい。
 寝ぼけたまま手を背中に回すと、ごわごわした麻布の感触がした。
 ――――――麻?ベットシーツ……じゃないなこれ…なに?
 重い手応えがあったのでずるずる強引に引っ張ると、耳元でぐえっという首を締められた人間の出す声が聞こえた。
 「……あー?ぐえ?」
 ごろりと後ろを振り向くと、微かに苦しそうな顔の宗介がTシャツの首元を押さえていた。
 「近!近い!ソースケちょっと!なんなの狭いじゃない!」
 顔を手で押して何とか距離を保とうとするかなめに、宗介は簡単には引き下がらなかった。そしてその目がなんだか――――おかしい。
 「もっとあっち行ってよ、寝れないじゃな――――――」
 そこまで言って彼女も漸く気付いたらしい。宗介のぼんやりと漂う視線が虚ろなのに、血走っていてコワいことに。
 「な、なによその目わ」
 「…あった。」
 「………………は?何が?」
 手にはアルミパックを施された“水筒”が収まっている。かなめは“水筒”と、“水筒”を手にしている宗介の顔を数度交互に見てゆ〜っくりと口を開く。
 「取り合えず一発殴らせなさい」
 にっこり笑いながら固くこぶしを握って、かなめは言うが早いか宗介の顔面にパンチを入れた。
 「いたい」
 「言いたい事はそれだけ?」
 ゆらりと立ち上がってもう一度こぶしを握ってかなめは振りかぶる。
 「ま、待て千鳥、暴力はいけない話し合いで解――――」
 「あんたがゆうな!……くぉの乙女の敵がぁー!」
 このバカこのバカこのバカ!よりにもよってなんて最悪の誘い方すんのよこの野獣わ!雰囲気がどうとかデリカシー云々以前の問題じゃない!信じらんない、なんてヤツなの!
 かなめは怒りよりも先に悲しさを覚えたが、そんなものを涙に変換する前に感情が爆発した。失望より先に露出した激怒に任せて両腕を振り回した。それしか発散の方法を思いつかなかったのだ。
 一方宗介はと言えば、真っ赤になって怒るかなめにボカボカ殴られながら、何故かバーでしていたクルツの話を思い出していた。
 『気の強い女の子はねー、最初一発がつーんと食らわすと分かってくれるもんなんらよね。興奮してるときにさー無理にやられちゃうってのに燃えたりすんらよ。意外と』
 クルツは最終的には監禁とか薬物とかお前の得意分野を生かせと言って大声で笑った。
 ――――――そうか!
 すっかり気の動転している宗介は、その後クルツがマオに酒瓶でしこたま殴られたことなど全く忘れてしまっているようだった。
 そしてクルツの言う『興奮』と、今のかなめの状態とが寸部の狂いもなく一致していないことも理解できない。
 宗介は戦闘のスペシャリストではあるが肉弾戦に特別長けているわけではない。……が、目の前の運動神経抜群女子高生の攻撃が避けられないほど愚鈍ではない。また、動きが止められないほど間抜けでもない。
 座位のまま宗介はかなめの体重の掛かっている足を弾き飛ばし、あっという間にベットに押し倒した。
 「ギャーギャーギャー!なにすんのよこのド変態ー!」
 宗介は無言で手近にあった箱からティッシュを数十枚取り出し、手早く丸めてかなめの大きく開いた口に放り込んでタオルで口を塞ぐ。
 「ん゛ん゛ん゛ーーーー!!」
 「残念だ、今ちょうど自白剤や睡眠薬に持ち合わせがない」
 目が怖い。
 口調が怖い。
 何もかも全部怖い。
 怒らしてしまったのかもしれない、とシッチャカメッチャカになってしまった頭の中で呆然としたかなめは考えていた。こんな目で睨まれたことなんて今まで一度だって無かった。まるであたしのこと責めてるみたい―――――
 確かに彼はかなめを責めたかったのだろう。何故なら、今まで生きてきた上で初めて彼女だけがいとも容易に彼すら気付かなかった彼の本質を掴んでしまったのだから。
 千鳥、俺は極偶に君に出会わなければ良かったと思うことがある。君に出会って俺は強くなった。だが同時にときどき俺が俺でなくなってしまう―――今みたいに―――
 少し悲しそうな目をして、宗介は何かを深く考え込むようにかなめの胸に顔をうずめて目を閉じた。かなめの鼓動の激しささえも気付かないのだろうか。
 「麻酔でもあれば良かったのだが」
 そう言ってゆっくり顔を上げ、引きつるかなめの顔を見てから片手で器用に麻のTシャツを脱ぎ、かなめの両手を縛った。その手早さと言ったらまるで手品でも見ているかのようだったのだから、かなめが抵抗する隙などあるはずもない。
 しかも紐やロープなどと違い、面積のある布で肘まですっぽり覆うように縛れてている為、一度頭の後ろにまで腕を押しやられると、頭が邪魔になって手を元の位置に戻すことなど出来なかった。
 「ん゛んーー!ん゛ん゛ん゛ん゛!!ん゛っん゛っ!!」
 口の中には乾いたティッシュが充満している為、無理に声を上げようとすると水分をどんどん取られてえづいてしまう。まさしく手も足も出ない状態だった。
 そして太ももは足の動きを封じるようにして宗介ががっちり決めている。身体を無理に振り上げた所で腰を痛めるだけで起き上がれそうもない。
 「あまり暴れるな、手荒な真似はしたくない」
 ふざけんな!もう十分手荒じゃないのよ!……と、多分彼女は叫んだのだろう。しかし宗介には「ん゛ん゛ー!!」としか聞こえなかった。
 彼の指が、見開かれた彼女の目の前にふわりと舞い降りて、銀色のファスナートップを優雅な仕草で持ち上げた。
351名無しさん@ピンキー:04/04/09 22:03 ID:2sEp3dLh
メル欄に余計なことは書かなくていいが、「sage」とだけ入れておけ。
352名無しさん@ピンキー:04/04/09 22:41 ID:tSsfq8Do
>>351
sage・・・としか入ってないように見えるのは俺だけか?
それともお前は
>>348=350のメル欄によけいなものが見えるのか・・・すごいなw
353351:04/04/09 23:15 ID:2sEp3dLh
書き手も読み手も存在しないものを認識する。
尋常でないのだ、このスレは。
まあマジレスすると、348のメル欄には何もなかったのでつっこみを入れようとしたが、
タイミングが悪くて紛らわしくなってしまったと言うことだ。スマソ
 ぢ、ぢ、ぢ、ぢ、ぢ、ぢ、ぢ…
 ゆっくりゆっくり何かを確かめるかのようにチャックが下ろされ、ブラジャーもアラワに胸元が開かれてゆく。
 かなめは着替えにも動きやすさを考えてかジャージを選んでおり、しかもまずいことに下半身には少しタイト気味のスカートをはいていた。色の合うズボンが無かったのだ。
 あーあのダサい色のズボン買っとくんだった。ジャージの下にTシャツ着とくんだった。
 いろんなことが頭の中を巡りながら早足で駆けてゆく。次々思い出されることと言えば、部屋の電気つけっぱなしだとか、カーテンも開けっ放しだとか、学校どうしようとか、そういうあさってでくだらなくてつまらないことばかりだった。
 ぢぢぢぢーぢぢ。
 小さな音が終わり、ストライプ柄のスポーツブラだけしか着けてない胸元とおなかに冷たい空気が触れる。
 「ん゛ん゛ん゛ん゛ー!」
 じたばた暴れる体が絶望的なほど動かない。目の前にはかろうじて宗介とわかるくらいにたっぷり闇を纏った男。心臓を毟り取ろうとするかのように漆黒の手が伸びてくる。
 やだ!こんなのないじゃない!どうして!いや!触んないで!
 ひやりと冷たい手が胸に手をかける。
 「んんっ!!」
 彼はゆっくりと触れたつもりだったのだ。しかし彼女にしてみればそれは掴みかかられたような衝撃だった。まるで学校の備品の野球ボールでも扱うみたいに無遠慮で考えなしの接触。
 痛い!なんて触り方!乙女の柔肌をなんだと思ってんの!?だいたい自分で触るのも痛い時だってあるのにもっと慎重にしなさいよ慎重に!……じゃなかった、触るな!こらバカソースケ聞いてんの!!
 かなめは不可能な無理難題を訴えていたが、当然宗介に聞こえるはずもない。
 彼女が必死に文字通りの無駄な抵抗をしている最中に、肝心の宗介はといえばボーっとして無我の境地に到りながらも手は離さずにいた。
 ―――こっこれが女性の胸か!
 ううむなんとふくよかで柔らかい。心地よい弾力とピンと張り詰めた肌が布を通してもありありとわかる。ジャージ一枚でこうも違うものか。
 ――――――ではこの“胸当て”を外し直接接触した場合…果たして如何な感触なのか…試してみねばなるまい。
 ……どうも頭の中が暴走して外部に反応を出している場合ではないようだ。
 パチン、とバネの跳ね上がる音がした。
 「ん゛ーーーーーーーーー!」
 かなめは強烈に全身をじたばた暴れさせながら、ギラリと鈍い光を反射させる鋭い刃を携えている男を振り払おうともがいている。
 「動いてはいけない、怪我をさせたくない。
 ……そうだ、いい子だ。大人しくしていれば手荒なことはしない」
 まるで小さな子にバスではしゃいではいけないと諭すような口調で、淡々と宗介が小型の折りたたみナイフの柄を固定している。
 そろりそろりとナイフが緊張に固まるかなめのブラジャーのちょうど中央にある布の下に潜り込んだ。
 かなめは今まで自分の胸を誇ったことは特に無いが、このとき初めて痴漢にあってばかりの大きな胸に感謝した。もしもうひとつ小さなカップだったら、もし普通のブラジャーだったら、恐らく両刃ナイフの刃が肌に当たっていただろうから。
 ぶぢぶちっ。そんな重苦しくて低い音がした。それと同時に白とグレーのストライプ柄のスポーツブラに封印されていたかなめの胸がふるん、と震えて重力に従う。
 ああっこいつマジで切った!!……これだって安いけどアンサンブルで気に入ったから買ったのに!!うぉーのーれソースケ許すまじ!!
 怒りが先にきて、すっかり恐怖だとか怯えだとかという感情にまで気が回らなくなっていたかなめの威勢も、残念ながらそこまでだった。
 「……んんっ!」
 宗介の指がそっと元ブラジャーをめくり上げ、返す手でそっと包むように両方の乳房を触ったのだ。
 腰が浮き上がる。まるで電撃が休みなく体中を突き抜けていくようだと思った。
 「んっうーんぅ…っ」
 汗ばんでいて吸い付くようなかなめの胸を、くすぐるように、宗介のあの自在に現代兵器を操る手が愛撫する。
 「んっんっうぅんぅ……っ」
 ぴくぴく震える自分のまぶたが変な感じ、と彼女はまた思考をあさってな方向に振り向けた。
 顔が赤くなってゆくのがわかる。肌が熱くなるのを止められない。逆流する血が全身を支配していて、まるで自分が何かに操られているようだとかなめは思った。
 宗介は実際、もっと嫌がる素振りを見せるものだと思っていたが、自分の体の下に組み敷いている少女はまるっきり悦んでいる様子だった。
 ――――――クルツ、少々見直したぞ。
 『いいれすかそーすけくん。如何に無理矢理がいいと言っても女の子を怖がらせてはいけまへんよ。やさしくやさしく傷をいたわるよーに触れるのがコツれす。女の子の身体は振動センサーつきの時限爆弾らと思いたまへ』
 戦友のバーでのアドバイス通り、基本に忠実かつ繊細で時に大胆にほぐすように揉みしだきながら、宗介はかなめの胸の面白さにすっかり取り憑かれていた。
 広げた指の間から、白くて柔らかい胸がむにゅうと顔を出したり、少し意識して力を入れると焦るほどへこんだり、それでもかなめは痛がらなかったり。感触のよさも手伝って、宗介はいやらしい気持ちが発生する間もなくもみ続けている。……どうもハマったようだ。
 しかしかなめの方はたまったものじゃない。どんどん敏感になってゆく乳房の先端が、恥ずかしいくらいに隆起し始めたのだ。
 やだやだっこんな格好で無理矢理なのに…き…きもちいいよぉ……
 ぴくぴく跳ねる腰がどんどん強く跳ね上がる。それは傍目にはまるでかなめが急かして揉ませてるみたいにも見えなくはない。実際そのような意図が全く無かったと、誰が言い切れるだろう。
 熱い眩暈がずっと続いているような気がする。
 この感じ、どこかで前にも…どこだったっけな、えっと。ぼんやりする頭の隅っこが勝手に記憶を探っている間にも、宗介は手を休める事はなかったし、自分の身体の跳ね上がり方が穏やかになることもなかったが。
 一心不乱に没頭していた宗介が何を思ったかふと顔を上げた瞬間、かなめと目が合った。そそくさとばつが悪そうに頬を染めて目を逸らした彼の横顔を見たかなめは口がこんな状況でなければ大声で言ったに違いない。
 ――――――そうだ、あんたのこと認めたとき――――――
 急にピンと頭の中に生まれたひらめきは、彼女の身体に更なる変化をもたらせる。
 ――――――くやしい…やっぱ好きなんだなぁ……くそぉ。
 そうティッシュだらけの口の中で呟いて、急にあたふたしだした宗介をじっと見つめて苦笑いみたいに身体をくねらせた。
357名無しさん@ピンキー:04/04/10 09:25 ID:2Xo8Jq7A
ジエンバレ (・∀・)マダー?
358名無しさん@ピンキー:04/04/11 01:29 ID:gWO85d2Z
ドキドキワクワクo(・∀・)o
 「ど、どうした、苦しいのか?重いのか?」
 ――――――そんなくだらない事まで心配ならこんな真似すんじゃないわよ。
 ケッという風に顔を背けてずるずると身体をずらしながら体重を足先に移動させてゆく宗介を見もせずにふてくされてたら、ちょうどつま先を押さえられているようなところで宗介の動きが止まった。
 「……こっこれは!」
 小さな感嘆の声に眉をひそめながら声の主の視線を追うと、そこには。
 「ん゛ん゛ー!!」
 タイトスカートが太ももと実にきわどい場所まで捲れ上がっている。かなめから見れば当然スカートしか見えないが、宗介から見れば中身は一目瞭然のようだった。
 やだやだこんな格好、見ちゃだめ!ソースケ見ちゃだめ!!
 身体をよじって何とか上半身を半回転させたが、下半身が余計によじれて太ももが完全に露出してしまった。宗介はかなめの足を押さえている身体を浮かせようという気などないようだ。
 なんせ、宗介から見ればかなめの格好は誘っているとしか思えないポーズだったのだ。
 両手は真上に縛り上げられて、豊かで形のいい胸は“元ブラジャー”だった布が申し訳程度に汗ばむ肌に張り付いている。捻り捩れた下半身はといえば、太ももの根元を隠すのは足の形をそっくり浮き上がらせるタイトスカート。
 これでクラクラこない男がいたら特殊な趣味なんだと断言できる。しかも恋焦がれる想い人の痴態なのだからして、そこで我慢しろというのはいくら宗介でも酷というものだ。
 ふらふら吸いつけられるように宗介が足に手を置き、まるで夢遊病者のような頼りない手つきでタイトスカートに親指を滑り込ませた。腰まで押し上げようという魂胆らしい。
 しかしかなめが片方の足で体重を乗せているタイトスカートはがっちり布が固定されていてそれ以上動かしようがなかった。
 はぁはぁはぁ……ね、もう、諦めなさいってソースケ。
 かなめも必死で抵抗しているが、所詮は男と女。しかも軍人と一般人なのだ。基礎体力の桁が違う。おまけに口を塞がれているのですぐに酸素が足りなくなって思った動きが出来なくなる。
 お願いだから諦めてあたしを放して!こんなので無理やりなんてないわよ!そもそもこんなんじゃ強姦とどこが違うのよ!初体験がレイプ?なによそのドッキリハプニングは!
 好きな男だからこんな風になんか抱かれたくない。
 下手に動けない二人がじりじりと睨み合っていると、急に宗介の手が片方だけスカートの中に無理矢理潜り込んでいった。
 両手で捲り上げるのは困難と判断したのは正しかったらしく、お世辞にもきめ細やかとは言えない男の手が少女の太ももとスカートの間を縫うように突き進む。
 「〜〜〜っ〜!!!」
 気持ち悪い、くすぐったい、背筋が寒い……とまぁかなめは恐らくそんなことを言いたかったのだろう。しかし高音の叫び声は発音にすらならず、大きく目を見開いて仰け反っただけに終わった。
 しかも仰け反ったのを、運悪く宗介は“自分の手が進みやすいように身体を上げてくれた”と勘違いしたらしく、おずおずしていた手が明確な意識を持って蠢きだす。
 あっイヤっ、そんな、おしり、いや・いや・いやぁ〜!
 手の感触が広がったり縮こまったりしながら何かを探っている。右のお尻の感覚だけが異常に鋭敏になる分だけ、それが正体不明の生き物みたいに思えてきてどんどん気持ちが悪くなってくる。
 背筋がぞくぞくするー!ヤメテー!いやー!
 酸素が足りない。意識が朦朧としてきた。自分の体が発する熱でノボせている。かなめは自分の状況を殆ど把握していたが、たった一つだけ知らないことがあった。それを宗介によって知らされたことで、彼女のどこかもぷつんと小さな音を立てて切れた。
 ずるずると無理に引っ張り下ろされる下着を何とかして押しとどめようと踏ん張るかなめを、いとも容易く制した宗介はブラジャーとおそろいの柄のショーツを脱がせきり。
 「ん゛ーーーー!!」
 顔を真っ赤にして叫ぶかなめに向かって、まじまじとその下着を見つめながら言ったのだ。
 「……濡れているな」
 グレーのストライプには一段と濃いグレーの染みがくっきり広がっていて、それが視界に入った瞬間にかなめは気を失った。
 くたりと全身の力が抜けて、まるで人形のようにまるっきり肢体を放り出したかなめに気付く様子も無く、宗介はまだまじまじと下着に見入っていた。
 「少々驚いた。まさか君にこのような趣味があったとは……ううむ、やはり経験に勝るものなしといった所か。
 もう一度クルツに会う事があれば食事でも奢ってやらねば」
 ……いたい。
 …なんか、いたい。
 下腹部の重苦しい痛みに急かされるようにそろそろとまぶたを開けたかなめは、目の前で苦しそうな顔をしている宗介を見つけて声を掛けた。
 「そ、すけ……なにやってんの」
 ぼんやりぼんやりと意識がはっきりしない。揺さぶられる身体の振動に漸く気付いたのは、痛みがどんどん加速してきた頃だった。
 ヤダなにコレ、えと、えと、なによこれ、えと、えと、体の上にソースケが、そんで足がソースケの肩に、そんでおなか痛くて、あ、口の外されてる、息が出来る。
 「え?えっ?……えっ!?」
 宗介の肩を押し返そうとして手も自由になっている事を知って、それでもかなめはいま自分の状況が飲み込めずにいた。
 あたし、どうなってんの!?
 「ちょっちょっと!ソースケ!何やってんのよ!」
 無理に圧し掛かろうとしているような、それでいて全ての体重をかけずにいるような中途半端な宗介の重みを何とか両肩を押し返すことで防ごうとするかなめ。その様子を知りつつも無言のまま反復運動を繰り返している宗介。
 なんだこれ、なんだこれ、こんなの普通じゃない、どうなってんの!?
 疼くように痛む下腹部、宗介の苦しげな顔、反復運動にシンクロする鈍い衝撃。ばらばらのそれらの要素が、ある一つの言葉と行動によってかなめの中で集約された。
 「少し黙れ、気分が逸れる」
 宗介はそう言ってかなめの口を片手で塞いだ。
 ――――――寝てる間に――――――されてる!!
 「ぎゃー!
 なななななんてことすんのよー!ちょっと!離れなさい!放しなさいったらソースケ!
 信じらんない!あんた人としてやっていいことと悪い事の区別もつかないの!?」
 「問題ない。可能な限り潤滑させているし“水筒”も正しく装着している」
 「大アリよこの特大バカー!!」
362名無しさん@ピンキー:04/04/12 15:46 ID:8sqOuIw0
人が消えたな。
363名無しさん@ピンキー:04/04/12 17:15 ID:eis/gbGm
兄貴(・∀・)マダー?
364名無しさん@ピンキー:04/04/12 20:38 ID:Pct1bUWo
もうちょっとソースケ視点もみたいなとか言ってみる。
続き待ってます。
365名無しさん@ピンキー:04/04/12 21:55 ID:9uhSgJCv
364は自演
366名無しさん@ピンキー:04/04/12 22:08 ID:bkHgmYwe
どっちでもいいけど、続き、あるんだよね?
 ぱしぱしぱし
 その音がなんなのかを理解したかなめの顔が真っ赤に染まる。
 やだ、そんな音立ててしないで!もっとゆっくりしなきゃ、痛い!
 あたし初めてだったのに、こんなのってないわよ、信じられない!!
 相反する言葉が綯い交ぜになって全身を駆け巡る。ぷるぷる振るえる自分の胸の揺れ返しがものすごく恥ずかしいのに、時々先端に感じる宗介の胸板の感触が心地よくて興奮する。
 「やっやだぁ!こんなのやだよー!!」
 うるうると充電を始めたまぶたの熱さがあっという間に臨界点を超える。本人さえ流れることも気にならないほど次々続く落涙に、宗介は何の関心も寄せていないように見えた。
 しかし宗介はゆっくりと揺らす身体を止め、優しげに微笑みながらかなめに言った。
 「痛いか?」
 「そこじゃないでしょーが問題は!」
 「では気持ちいいのだな?」
 「人の話を聞けっ!!」
 「俺はとても気持ちがいい。君が喋る度に声が変化するのが楽しい」
 そう言うやいなや、今度は本当にゆっくりゆっくりと宗介が腰を引いた。
 「くぅ…んっ」
 意図せず唇から漏れる声に、彼女はまたさらに真っ赤になりながら慌てて自分の口を両手で塞いだ。その指の隙間からまた甘く切ない掠れ声が響き渡る。
 ゆっくりゆっくり、今度は宗介が腰を押し出す。
 「ひやぁああぁぁ!」
 やだ!声が出ちゃう、なんで、なんで!?まだ痛いのに……おかしいよ…ぉ……
 「……いい声だ。とても興奮する」
 宗介の低くかすれる声がかなめの耳を刺激して止まない。
 あの声が、あの四角四面で業務的なことしか言わない声が、こんなこと言ってる……
 ぼんやりそんなことを思いながら、目の前で顔を赤く染めた宗介が一生懸命に自分を苛めようとしていることに、かなめはやっと気が付いた。
 「あっあっあっあっやっだっこ、んっなの、はず、か、しっ」
 頭の中がまとまらない。いつの間にかさほど気にならなくなった痛みの代わりに、じんわりと下腹部を襲うのは切ない圧迫感と甘苦しい衝動。
 やっぱ、入ってる……あたしのなかに、ソースケが、いる。
 「奇遇だ、俺もひどく恥ずかしい」
 「やっやっやっあっあっあぁっ」
 「君がそんな声を出すから、止まらない」
 少しづつリズミカルに、それでいて強くなく宗介がかなめの身体を揺さぶる。そのたびにかなめの胸がふるふる大きく振動していて、宗介は胸から目を逸らした。
 いかん、こんなものを見ていては歯止めが効かん。
 そう思ったのが悪かったのか、宗介が一瞬にして真っ青になった。……限界に達したのだ。
 「……すまん、君が満足するまで押し留めようとしたのだが……無念だ」
 「あっは、は…?なに言っ……」
 だく……っ
 宗介の動きがぴたりと止まり、軽い痙攣を数度起こしたかと思うとかなめの身体に宗介がもつれるように倒れこんできた。
 「やっなっ……!?なんなのよ!?」
 その身体を決して押し返そうとはせずに抱きかかえるような格好でかなめが受け止める。
 かはぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……
 苦しそうな荒い呼吸を繰り返して必死で酸素を求めている宗介の鼓動に、いまいち状況が分からないかなめは頭の中をハテナマークだらけにしつつも、ぎゅっと彼の身体を抱きしめて離さない。
 彼はそれを情けないと思ったが、同時に抗いがたいほどの満足と安堵と喜びを感じた。
 やはり、千鳥には敵わない。
 そして改めて思う。
 彼女を好きになって良かった、と。
 「……その、そんなに怒るとは思わなかった」
 「怒るに決まってんでしょ!!あんたまだあたしの性格把握してないの!?」
 二人の格好はといえば全く一糸纏わぬ状態で、うな垂れる宗介は正座、かなめは立てひざついて宗介を見下ろしている。
 「ったくクルツくんもクルツくんだわ!こいつに酒の席とはいえそんな言ったら真に受けるのに決まってんのに」
 「…面目ない…」
 一通り宗介の状態を問い質し終え、かなめは殊更わざとらしくハァーと大きなため息を吐き出す。
 「謝ってもらったって、あたしのバージンは帰ってこないわよ。」
 「………………すまん」
 「誠心誠意で言ってんの?」
 「もちろんだ。どんな謝罪でもする」
 「…何でも?」
 「割腹せよと言うなら準備がある」
 「いらんいらん。
 ――――――じゃあ最後に聞くけど――――――なんで、起こさずにやったの?」
 ひくり、と宗介の顔が引きつって止まる。かなめはその様子を見逃さない。じっと黙って彼の口が開くのを待っていた。
 「……自信が無かった。
 嫌がられたらと思うと…足が竦んで……結果的に卑怯な行為をしてしまった…」
 ぽつりと吐き出された言葉がベットやシーツに跳ね返って、部屋の壁に吸い込まれた。静まり返った部屋の中に、二人は呆然と居尽くしている。
 ――――――めんどくさい男だなぁもう…。
 かなめは頭をがしがしと掻きながらちょっとだけ照れた様子で、完全にへこんでいる宗介の顔を持ち上げる。
 「目、つぶって」
 囁くかなめの声に、意を決したような固い表情で宗介が従う。
 その表情に多少呆れながらも、彼女は目を閉じて彼の唇に自分の唇を重ねた。
 「あんた、キスしたことある?」
 「?……キスとはなんだ?」
 「今してるこれ」
 「……むぅ。いや、このような行為は経験が無い」
 「へぇ。じゃああたしのバージンとあんたのファーストキス、交換でいいわ」
 唇の隙間でそんな風にやり取りされた言葉は長く続く事も無く、かなめは思う存分宗介のたどたどしい唇の動きを楽しんでいた。
 好きな奴と最初にするキスがこんなえっちなキスだなんて……あたしってはしたないのかしら?
 そんなことを思いながら、しかし奪うキスは魅力的で快感だった。爽快感さえあった。
 ぬるぬると蠢くお互いの舌、温く熱い二人分の唾液、少し無粋な音を立てる双方の歯。その全てが二人を一つの生き物に統合する。まるでドロドロ溶け合うアメーバーのように。
 二人が微熱に浮かされてクラクラし始めた頃、ついに宗介がベットに倒れこんだ。ぎりっとスプリングが大きく軋む音にかなめは心臓が跳ね上がるのを押さえられない。
 どきどきどきどき。心臓が激しく暴れ狂っていて痛みさえ感じる。恥ずかしさより先にあるそれの名前を、かなめはどうしても思いつかなかった。
 なんだろ、なんか、うれしい。
 ぽやーっと前後不覚になっている恍惚とした表情のかなめに、宗介はすっかり魅了されていた。
 なんと愛らしくも美しい表情をするのか。それが偽らざる宗介の感想であった。……が、それが言葉に出来るほど彼は器用ではなかった。またそれを伝えようという発想も無かった。
 何故千鳥は無理に性行為に走ったおれを、こんな行為で許そうというのか。これでは俺が両得なだけではないのか?それとも他に何か他意が?そもそもこの行為は…確か思いの通った恋人同士のするものではなかったか…
 彼はぼーっとそこまで考えて、はっとした。結論にたどり着いたようだ。
 千鳥は……俺を試しているのでは!
 鈍感一代男、ここに極まれり。
371名無しさん@ピンキー:04/04/13 10:42 ID:u71GV7Sc
だるい。本当にいい加減にして欲しい。
面白くないし、自作自演はIP見たら見苦しいです。
自分でどこか適当にスペースを借りてそこでやったらいかがでしょうか。
百歩譲ってここにURL張ってもいいですからもうやめてください。
372名無しさん@ピンキー:04/04/13 13:22 ID:XAftWt2T
いや、スレが停滞してたから書きに来てくれたんだし
せっかくだから最後までちゃんとやってほしい。
3週間もだらだら書いてるのはちょっとどうかと思うけど。
373名無しさん@ピンキー:04/04/13 17:10 ID:eJbkGA9e
えらく職人を大事にしないスレだな
書き込む香具師を叩いて過疎化するぐらいなら生暖かくみまもってヤレや
気に入らんのならスルーしときゃいいだけの話しだし
374名無しさん@ピンキー:04/04/13 17:17 ID:PQswwG6s
まあ、通常の書き込みからIPを抜けると信じてるお馬鹿さんに何を言っても無駄でしょw
375名無しさん@ピンキー:04/04/13 17:21 ID:TVf8y5ed
>>373
>>371はネタで言ってるに決まってるだろw
え、ネタじゃなくてマジなのか・・・
バカとしかいいようがな・・・ウワーナニヲスル。ヤメロー(ry
376名無しさん@ピンキー:04/04/13 17:27 ID:9pwvTT2X
>>375
何言ってるんだ!
俺の友達のスーパーハッカーに頼めば住所氏名年齢職業も自由自在だぜ!
377名無しさん@ピンキー:04/04/13 18:46 ID:TVf8y5ed
え、スゥパァハカーがここ見てるのかYO
住所抜かれちゃうyo
わー怖いー怖いお兄さんたちが家に来るー
たーすーけーてーくr(銃声
378名無しさん@ピンキー:04/04/13 18:50 ID:9aADEBgI
ここは本当におもしろいインターネットですね
379名無しさん@ピンキー:04/04/13 19:05 ID:SQUjDaPv
>>371
早くIDとIP間違えましたって言っと毛


…そうなんだよな?
380名無しさん@ピンキー:04/04/13 20:03 ID:TVf8y5ed
>>379
どうやったら間違えるんだよw
381名無しさん@ピンキー:04/04/13 20:09 ID:9aADEBgI
おまいら面白すぎます。

まぁいいじゃないかここにこんなに人を呼んでくれたんだからそれだけでも俺は嬉しい。感謝しとるよ。
382名無しさん@ピンキー:04/04/13 20:32 ID:OwTSprm5
>>379
っていうか、ID見てたら自作自演とは思えない筈なんだ牙w
383名無しさん@ピンキー:04/04/13 23:33 ID:TVf8y5ed
なんか、俺がネタになってる悪寒
え?悪寒的中ですか。そうですか(´・ω・`)
 それならこの性衝動を駆り立てる行為に没頭させる事も説明がつく。千鳥は俺のあの衝動的行動が一過性のものかどうか試しているのだ!
 急に答えを手に入れた宗介は、まるで水を得た魚のように嬉々としてかなめを身体をがっしりと掴んで押し倒し返す。
 「うわっ……きゃぁっ!」
 どさっという大きな音をさせて、かなめの身体がベットの上で弾む。
 「なっなにす…んぅ!」
 急に荒々しく扱われたかなめが抗議をする間もなく、再び宗介によって唇を塞がれて深いキスをされた。
 なっなっなっ…なんでだー!!
 許してやるって言ってんのになんでこんな事すんのよこのバカ!なによキスでまたムラムラ来たっての!?信じらんない!ムードもへったくれもあったもんじゃないわ!このケダモノ!
 じたばた何とか組み伏せる身体から抜け出そうともがくかなめの様子に、何かを確信したように唇を離し、ベットに突っ伏した宗介がシーツに顔をうずめながらにやりと笑った。
 ……やはり!先ほどと同じ条件で強引に行けということか!
 そんな宗介の暴走ぶりなど知る由も無いかなめは、言葉に出来ない程の怒りを感じていた。あまりに腹が立ちすぎると、人間声が出ないものなのだなと変な悟りを開きつつ。
 「問題ない。枕もとのダッシュボードの中には4つ“水筒”があった。残りは後三つある」
 「あ、あ、あ、あ…アホかー!」
 ロマンの欠片も無い宗介の嬉しそうなセリフに、かなめは呆れるやら腹が立つやらで全身から力が抜けた。罵倒に使う単語も脳味噌からみんな流れ出してしまう。
 そうこうしている間にも宗介が覚えたての愛撫で身体中を弄っている。それがまた覚えのいい彼らしく、上手いのだ。とてもじゃないが初心者とは思えない程。
 「あっあっんっ…!…やぁ…ん」
 いやっ変な声が出ちゃう…と、止まんない!
 「やっはぁ……ああぁーっ」
 くっくそぉ、負けるもんかー!すっかりエンドルフィンだかアドレナリンだかでパニックを起こしているかなめは、宗介の両手を掴んで強引に押し止めようと力を込めたが、体制的にどうにもならず、思わず声を上げた。
 「やめっやめー!ストップ!待て!ソースケ!タイムよ!一時停止!」
 まるで犬にする命令のような声に、宗介はぴたりと全ての行動を停止させた。
 「はぁ、はぁ、はぁ……ね、ずるいと思わない?あんたばっかり攻めててさ…。
 あたしに反撃のチャンスが無いわ。これは不公平だと思うの」
 神妙な顔つきの宗介が思わず頭の中をハテナマークで埋めた時、かなめがまた口を開いた。
 「やっぱこうゆうのって共同作業じゃない?相互行為じゃない?
 あたしにも攻めさせてよ。……とゆーわけでアンタ今から反撃禁止ね。動いちゃダメよ。ちょっとでも反撃の意思が認められた場合――――――わかってるわね?」
 あのときの禍々しい笑い顔を携え、かなめが両手をわきわきと動かしながら宗介の身体の下から抜け出し、逆に彼を押し倒した。
 「……つーかあんたつけるの早過ぎ」
 ちらりと彼の下半身に視線を走らせてすぐに元に戻した彼女は、呆れ声でそんなことを言った。
 「マオから途中で着ける技術に不安を覚えるなら最初から装着せよとのアドバイスを貰った」
 「……ふうん、アンタの初めてもマオさん?」
 女性、しかも自分よりも彼の危険により近い場所で長く過ごしている人物の名前に、宗介の技術の高さや段取りの良さ、果ては言葉の選び方の違和感までの疑問が集約しながら氷解してゆく。
 「マオさんにもこんなことして貰ったのかしら?」
 かなめは彼の顔から視線を決して逸らしたりせず、じっと見つめながら彼の性器に装着されているゴム製品の先端をつまみ上げ、じりじり焦らすように引っ張りあげた。
 「うぅ……くっ」
 「やだ、こんなので感じてるわけ?……ソースケはヘンタイねー」
 ……しまった、楽しいコレ。かなめはもしかすると自分はサド寄りなのでは、とくだらない事が頭を過ぎった。
 ちゅる……っ
 小さな水音が聞こえ、ブルーの薄いゴム膜が宗介自身から強く一気に引き抜き去られた。
 「うぁ…ぁっ」
 ぞくぞく這い回る背中の快感と寒気に思わず声を上げた宗介は、自分のその声に赤面した。なんということだ、これではまるで女の喘ぎ声ではないか。
 「…かぁいい。
 ほら、取れちゃったわよ。これで残り二つ、ざぁんねん。」
 指でそっと彼の抜き身を辿ってその熱さとぬめりに驚愕したが、彼女はそれさえも平気な顔で押し通した。初めて触る異性の性器に緊張するのに、今は彼の悩ましげな表情の方が重要らしい。
 「どうしたの?さっきより大きいわよ。
 ソースケは自分からするよりされる方が感じるのね?ほら、どうなの?」
 少しだけ彼の膨張を握る手に力を込め、軽く上下に擦る。
 「うぁっ……ひっ…否定する…」
 「嘘。こんなになってるのにされるのが嫌だっての?」
 どくんどくんと脈打つ怒張はみなぎりこそすれ、縮小の気配はまるで感じられない。にも拘らず、宗介は艶の消しきれない声で必死に抵抗している。彼に許されているのはそれだけだから。
 「千鳥、君は」
 「やぁね、こんな時に苗字なんか呼ばないでよ。気分が殺がれるわ」
 「…ではかなめ、君は何故そんなに…その、いやらしい言葉が言えるのだ?まさかそんな趣味が」
 「………さあ、どうかしら?」
 いつもなら確実に怒りそうな言葉を頑張って捜した宗介は、妖艶に微笑むかなめに絶句した。だめだ、こんな程度の煽りでは興奮した彼女は正気に戻らない。
 「でもこんなにいやらしくおっきくしてるアンタには言われたくないセリフね」
 くりっと親指を先端に滑らせ、声も無く喘ぐ宗介の顔を見ているかなめは手の中でまだ大きくなるそれを弄んでいる。まるでお気に入りの玩具のように。
 「い、いけない!そんな……ぁあぁっ」
 叫んだときには既に遅かった。絡みつくかなめの粘液質の唾液の雫が彼の性器を握り締めている両手にゆっくり滴ったのだ。
 「こんなにしなくても痛くないわね、きっと。だってこんなにぬるぬるだもの」
 両手の力を焦らすように軽く保ちながら優しく上下に揺する。潤滑液は非常によく分泌されており、まるで女の子の愛液みたいだと彼女は思った。
 「か、かなめ。そん、な、に……したら…ぁぁくぅ…」
 「気持ちよくていっちゃう?
 さっきいったばっかりじゃない。もっと我慢しなさいよねー」
 呆れたようなセリフを言う声は全く呆れてなんかいなくて、むしろ楽しんでいるかのように弾んでいる。かなめのその様子に、自分だけがはしたなく喘いでいるようで宗介は恥ずかしさでいっぱいだった。
 「……ん、じゃあサービスしちゃうわ」
 彼女の声が聞こえ、はっとしたように宗介がかなめの顔を見た。かなめは目を細めて悪戯をする子供のような満面の笑みを零しながら舌を出していた。
 「ま、ま、ま、まさか…」
 「おらお客さんったらこれから自分がどうなるかご存知なの?いやらしいわねぇ」
 ゆっくり唇が開かれて、桃色の舌が更に伸びてゆく。口の端には粘液質の唾液の糸の橋が架かっていて、それが薄明かりに反射してぼんやりと光っている。
 かなめの髪がさらさら音を立てて流れ落ちながら、彼と彼女の間にカーテンを作る。そのカーテンが太ももに冷たい感触をもたらす度、宗介の背筋はぞくぞくとそそけ立った。
 こんなことはいけない。だってそこは排泄器官で、お世辞にも清潔な部位とは言えない。なのにさっきまで自分ととろけるようなキスをしていたその口が、そんなところを含むなんて!
 宗介の目玉がぐるぐると渦を巻いている。混乱だとかパニックだとか、焦り、心配、恐怖、懸念、不信、反感、そのどれにも似ているがどれにも当てはまらない感情に振り回されているのだろう。
 「だめだかなめいけないやめるんだ」
 目に余る緊急事態に先程の禁を破って両手でかなめの頭を固定しようとした数瞬前。
 怒涛の感覚が宗介を襲った。
 目の前がホワイトアウトする。
 何もかもが消えうせる。
 音も、自我も、感触も、意識も、視界も、思考も、全てなぎ倒される間もなく吹き飛ぶ。
 「ああーーっ」
 声が出ていることにも気付いていないのか、仰け反るように腰を浮かす宗介がひくひく痙攣している。
 ……あー、おもしろーい。
 にやっと口の端を持ち上げて笑った後、かなめは舌をゆっくり形に添って這わせる。意外にも口の中に収まり切らないそれは、心地よい熱さと弾力でかなめの口内で猛っていた。
 んー、おっきー。こんなの入ってたのかー。……ん、ちょっとしょっぱいかも。でも…なんか、おもしろい。
 舌を這わせ動かす度に宗介があられもない声を上げて痙攣するのが楽しくてたまらないのか、どんどん膨張してゆく怒張を舌で何度も何度も擦り上げる。……到底乙女の行為ではない。
 「あっぅっ……く、ぁっ…」
 ずるずる啜り上げるように、口の中にどんどん吐き出される潤滑液を飲み下しながら、彼女は彼の表情を見逃すまいとして必死に視線で追っている。
 「みっ…みるな、かなっ…めぁああ、あっ」
 「ひぁよ、あんひゃほみへはひゃなひ」
 「あああやややめろろろこえを、あげ・る・なぁあぁ」
 のどの奥の小さな振動がダイレクトに伝わって、宗介は自分がここで死ぬんじゃないかなどと思っていた。快感の波にさらわれ、気が狂ってしまうのではないかと。
 そしてある爆発的な衝動の後、ふっつりと気が遠くなった。
 かなめが彼のそれを大きく強く吸ったのだ。
 びくびくびくっ体が自分の制御から勝手に抜け出して大きくグラインドする。
 「あっやっ……あっあっやだ…すごい出てる……」
 耳元に残っているのはたった一つ、かなめのそんな言葉だけだった。
 そのあとにかなめが両手で熱くかすかにあわ立った白濁液を掬いながら言った「こんなにいっぱい出てるよ…」なんてセリフさえ聞こえない。
 「んもう、いく時は言いなさいよ!
 見てコレ!髪の毛にべったり付いちゃって取れないじゃない!」
 「……すまん」
 「あんたさっきからそればっかよね!ほんとに悪いと思ってんの!?」
 「し、しかしだな、俺はちゃんと止め…」
 「あらカッチーン。言い訳する気!?男らしくない!お仕置きがひつよーらしいわねー」
 「い、いやちょっと待てかなめ、落ち着くんだ」
 「なに、あたしが興奮してるっての?冗談。あたしは到って冷静よ」
 鞭でも取り出して振り回しそうだ、と正体不明の勢いに気おされて宗介は思った。それが一体何を意味するのか正しくは理解していなかったが、どうもそういう知識は若干あるらしい。
 「では俺の話も聞くんだ。
 いいか千…いや、かなめ。君はどうも俺を責める傾向がある。何故だ?」
 「そう?…気のせいでしょ?」
 「違う」
 「……言い切ったわね。
 ん…そうね、あんたが可愛いからじゃない?いくときとか、感じてる表情とか。爆弾とかロボットとか、物騒なもの振り回すくせにこんな可愛い顔するんだーてゆうか。」
 まるで憑き物が落ちたかのようにさらりと出る自分の本音に少し驚いたが、かなめは別段それを止めようとかしまったとか、その手の後悔はしなかった。どこかで安堵さえしていた。
 あれだけ悔しかったりしたのに、今こいつの顔見てたら許せてきちゃうんだからおかしなもんだわ。
 「…………俺はみっともなくて嫌だ」
 「何が?」
 「君にそんな無防備な顔を見られるのが情けない」
 「…なんで」
 「―――俺は、出来れば君に不安など感じさせたくない。だから常に強くありたいと思っている。」
 「……つまんない意地。」
 「男とはそういうものだ」
 「はっ、こんだけやっといて男が聞いて呆れるわ」
 何を気取ったこと言ってんだ、と馬鹿馬鹿しくなった反面、聞いたこともない宗介の内面を本人から打ち明けられたことに照れくさいものを感じていた。ついでに感動も。
 「あ、じゃあさ、もし本気であんたの言う男ってのを示したいんだったら、今あたしがして欲しいこと分かるわよね?」
 また意地の悪そうな笑い顔でかなめが宗介に問いかける。
 宗介はその言葉に少しだけ眉を顰めたが。
 ゆっくり立ち上がってかなめの肩を軽く押してベットに寝かせた。
 「今度こそ適確にリードせよ、か?」
 「ご明察」
 「了解した」
 少し伏せがちの彼の瞳が近づいてくる。かなめはそっと目を閉じて軽く触れる彼の唇に深く口づけた。心臓がどくん、と一度だけ跳ねる。その痛みが心地いい。
 絡む男の手と女の手がうっすらとした彼女の視界の隅にあって、くしゃくしゃになったシーツの上で弾んでいた。それがまるで映画のワンシーンのようだと思う。
 唇、頬、首筋、鎖骨、胸、わき腹……少しづつ滑るように繰り返される彼のキスと舌のダンスが鎮まりかけた身体のさざ波を大きく揺さぶる。
 閉じた目の奥に何かを見るように、かなめが唇の中で呟いた。
 「ソースケ。あたしのこと好き?」
 きらきら輝くような光の銀の輪が自分の目の中に舞い降りてくる。大きく風が自分の髪を揺らし、何も着ていない肌を撫ぜ、今まで見たことも無いような平原の中に放り出されたような気分だった。
 「――――――何度も聞くのだな。そんなに信用が無いか」
 「違うわよ。厭きれるまで聞きたいの…飽きるほど確かめたいの」
 例え満ち足りて嫌になったとしたって、あたしのこと好きって言って。あたし素直じゃなくて短気で鈍くてわがままで…それでもそばにいて欲しいの、あんたに。
 「では何度でも言おう。
 俺は君が好きだ。誰より何より優先する。……君の幸福を。」
 例え……結果、俺が君の前から去らねばならないとしても……という言葉を、彼は必死でぶっきらぼうな顔のまま飲み込んだ。
391名無しさん@ピンキー:04/04/14 00:43 ID:F0BKOrtB
ジエンバレ (・∀・)マダマダー?
392名無しさん@ピンキー:04/04/14 01:39 ID:nh5azYFK
お、面白くなてきた。続きを早くキボンヌ。

ガンガレ
 「あ、あの……ゆ、ゆっくりして?」
 「分かった」
 つぷっ…という音とともに少し大きめの圧迫感を受け入れて、かなめはようやく一息ついた。
 「はぁぁ…ん……やっぱまだ痛い、かなぁ……」
 「こればかりは慣れる以外に仕方無い」
 そもそもあんたのがおっきいから悪いのよ、と言おうとしてやめた。
 「じゃ、たくさんして慣れなきゃね」
 にっと笑いながら代わりにそう言ったら、宗介の顔がぽっと桜色に染まった。その様子がとても愛らしい。
 「君が望まなくともいくらでもしてやる」
 赤くなった事を知られたのが恥ずかしかったのか、ぷいっとそっぽを向きながら宗介がそんな風に吐き捨てたので、かなめは彼の身体に巻きつけている自分の腕に少し力を込めた。
 「……うん、いっぱいしよーね。
 でも無理にやるのはもうやだからね、わかってる?」
 「…分かっている。」
 ふっと笑ってはみたものの、宗介の胸はしくりと痛んだ。しかし今その痛みに構っていられるほどヒマではなかったのは幸いだった。
 “水筒”越しに感じる相手の体温が自分を溶かしてゆくようだ。衝動的な快感の奥に眠っている何かが二人をより深く結びつける。その何かの名前は、まだ二人とも分からない。
 分からなくてもカラダの隅々に行き渡る実感が重要なのだ、ということを二人は知っている。
 目を閉じキスをする。二人は例えそれが初めてであったとしても正しいやり方だと主張しただろう。好きな人とするキスに作法なんか無いのだと。
 「動いていいよ、ソースケ」
 かなめの囁き声に頷きで返事をし、宗介は彼女の両肩の上方に両手を突きながら上体を浮かす。
 「…かなめ…顔を、見ながらしてもいいか?」
 「…………ヘンタイ。なんだってこんなむっつりすけべの唐変木好きになっちゃったのかしら」
 「問題ない。すぐに君も気に入る」
 「人の話を聞けっつーのよ」
 あっや、っ……見てる……かお、ソースケが見てる……
 への字ぐちに散切り頭。目が釣りあがってて無口そうな表情。日頃見慣れている男の顔が、乱れている自分の顔をじっくりなめ回すように視線を絡めていることが、余計に彼女の顔を乱れさせる。
 頬は真っ赤に高潮し、声は出来るだけ潜めながらもう存在しない破瓜の痛みに耐えるように唇を食いしばるかなめを、宗介はじっと見ていた。何故自分は無断でこんな事が出来たのだろうか。
 聞くところによれば女性の初めての性行為には重大な痛みが伴うという。しかしその痛みを知らずに肌を合わせることは果たして幸福なのだろうか。―――否。
 なんてことを、俺は……なんてことを。
 抑え切れない衝動と言い訳がましい自信の無さを盾にして、彼女に取り戻せない後悔を与えた自分が不甲斐なくてたまらなかった。俺は知ってたのに、自分が愛されてる事を。
 胸がきつく締め付けられる。雲を掴むような頼りない苛立ち。悔しい、自分の行動をここまで後悔したのは初めてだ。宗介は激しい自責の念に駆られ、動きを止めた。
 「…ん…どうしたの?」
 「…………いや、痛くないか?」
 「もう痛くないってば。さっき見たけど血も出てないし、なんかラッキーって感じ?」
 恥ずかしさを隠しながら必死にいつもの表情に戻そうとする仕草が、宗介には自分にひどく気を使っているかのように思えた。
 「…ラッキーとは?」
 「だって血が出たらなんかえぐいじゃない。ま、ちょーっとは拍子抜けしたけど……運動してるとき自然に破れてたのかなー」
 「??……その、残念ではないのか?俺が勝手にしてしまって後悔してないか?」
 「は?残念て何が?勝手にしたのはキスでチャラにしたじゃない」
 「そ、そんなことで…」
 「いーじゃんそんなことくだらない。…これ以上つまんないこと言ってたら怒るよ」
 腕を首に絡めてかなめは宗介に口付けをする。頬を摺り寄せて何度も耳たぶにキスをする。
 「ね、して」
 不思議、自然にこんなこと簡単に口に出せるなんて……これも愛の力、かな?そんな自分の思考にかなめは苦笑いをした。
 甘い息切れと、小さな水音。ため息のような喘ぎ声と、きしきし悲鳴を上げるスプリング。
 あっやだ…
 嫌じゃないだろう
 うん、やじゃないけど
 どうした
 きもち、よすぎる、よ
 ……そうか、では強行する
 やっあっあっも、もう!あっああっ
 今度こそ君が満足のいくまで続ける
 ああーっあっやっあっひぃ…ん、あっ
 宗介はまだじっと彼女の顔を見ている。もうかなめもその視線を咎めたりしない。彼の視線の中で踊るのが楽しくなってきたのだろうか。時々目を合わせては精一杯色っぽい流し目を作って彼の動揺を誘う。
 「少し体勢を変える」
 言うが早いかかなめの足をすくい上げるように持ち上げて、宗介は今だ結合したままの性器を大きく露出させた。
 「あっ!やっやだ!」
 「何故?とても大きく反応した。君は喜んでいる」
 「イヤよ!見えちゃうじゃない!」
 にやり、と企みが成功したように薄く笑った宗介はそれが狙いだと言わんばかりに腰を振る。
 「あっやっはっ反則よ、こんなぁぁあー」
 見えてる。深く自分の身体に突き刺さる宗介自身。ゴムが水分をたっぷり纏って、ぬらぬら鈍く輝いている。今までさほど気にならなかった音がちゅくちゅく大きく聞こえてくる。
 「ぅあーっあーっああーっ」
 恥ずかしい、気がおかしくなっちゃう、いやらしい、心臓が爆発する、でもきもちいい!
 声にあわせるようにズンズン疾る甘い衝撃がかなめの全てを支配する。ゆさゆさ揺れる大きな胸が振動にシンクロしながら上下に動いていて、宗介はそれが面白くて仕方が無かった。
 触れようと指を伸ばした瞬間、かなめが殊更大きく彼を締め付け、叫ぶように悲鳴を上げた。
 「あぁああぁああーああーっ〜〜」
 虚ろな目がどこかをさ迷っている。唇から投げ出された舌がひくひく痙攣していて、時折何かを呟くように動いていた。
 ??なんだ?何が起こったんだ?
 突然の事態を全く把握できない宗介はこのまま続けても良いものかどうか一瞬迷ったが、かなめのカラダの痙攣と収縮の感触のよさも手伝ってそのまま続行した。
 「ぃひぁーあーあーああーっ」
 かなめの方はたまったものではない。いった直後で敏感さに磨きが掛かっている身体を、宗介がまた先ほどと代わらぬ強さでピストンを繰り返す。声は全て叫び声に変換されてしまうし、何より気が狂いそうな快感が途切れることなくもたらされるのだから。
 「あーっあーっぃあーぁー!!」
 だめ、だめ、こんなの、おかしくなる、おかしくなるよ、ソースケ、あたしおかしくなっちゃう!
 頭では必死に警告を発しているのに、声になるのは誘うような悲鳴だけ。
 そして他の感覚が生まれる。胸に宗介の手が伸びて、先端をそっと包むように摘まれたのだ。
 「ゃひぃ…ん!やあーあっあっあっあっ」
 くり、くり、くり……尖りを確かめるように優しくひねる宗介の指がざらざらしてて、背筋がそそけたつ。二ヶ所の快感がさらに彼女を責め立てていた。
 「くる、くるぅ、くる、だめ、あっあっだめ、いや、あぅ、あっああー!」
 何度となく頂点とその周辺を行き来している間に、かなめはいよいよ自分の身体に新たな変化が訪れることを直感で感じ取っている。
 あ…これが、いくってことか。
 漠然と、しかし確かに彼女は理解した。これがセックスでいく、ということなのだと。
 快感の向こう側。神様とかそういう感じのものがいる所にいってしまう。意識が消える。もっと強力で確固たる何かに消し飛ばされてしまいそう。
 嬉しさや感動なんて感じている暇は無かった。
 宗介に慌てるように抱かれたの腕の中で、彼女は大きく目を見開いて声なき悲鳴をあげ、気を失う。
 「どうした、千鳥どうしたんだ!」
 神様のそばで聞いた彼の慌てふためいた声がなぜか懐かしかった。
 くっくっくっく…
 「何がおかしい」
 くっく…くはぁ!あははははは!
 もう耐え切れなくなったかなめはお腹を抱えて笑い声を上げた。その声に宗介は憮然とする。
 「いひひひ、だ、だって、あははは!そ、そーすぅふふふ…け、あんなかお…あはははひー」
 もーだめ、とばかりに全身で転がりながら彼女は大笑いを続ける。宗介はどんどん険しい顔になってゆく。
 「普通は初実地で失神する事など考慮に入れない」
 「にしたってそんな必死になんなくたってーあははははーかわいいー可愛かったよさっきの顔!」
 宗介は彼女が本当の絶頂に達して気を失ったという事が分からず、急に意識を失ったかなめに顔色を失ってオロオロと半泣きになっていた。そこに短い失神から立ち直ったかなめが彼の余りの取り乱しぶりに慌てて宥めた。
 とにかく落ち着いて、これ抜いてちょうだい。
 そう聞いた時のあんたのカオったら無かった、とかなめはまた笑う。
 「……嬉しくない」
 「あはは、で、でもあんた初めてだったの?あたしはてっきりマオさん辺りとあったとばっかり」
 「良い上司だとは思うがそのような感情など抱いたことは無い。」
 「…へぇー……じゃあ、テッサは?」
 ぎくり、と心臓が跳ねた。当然彼はテッサとそのような行為に及んだことは無い。が、憎からず思っている女性の名前は宗介を動揺させるに十分の威力を持っていた。
 「ない。」
 力強く、妙にきっぱりと簡潔にそれだけを言い切られて、かなめは眉を顰めたが特にそれ以上追求はしなかった。彼がないと言うのだからそういう事にしておこう。ないのだ、何も。
 ……なーんて思えるほどこちとら物分りのいい女じゃないのよねー悪いけど。
 「こっち向いてあたしの目を見て言ってごらんなさいソースケ」
 「必要ない。やましい事など何もない。」
 「じゃあなんで目を逸らすのよちょっと!!こら!」
398名無しさん@ピンキー:04/04/14 08:28 ID:0wS4nfC2
ジエンバレ (・∀・)マダマダマダー?
399名無しさん@ピンキー:04/04/14 12:14 ID:zp3qri8y
>398
心配するな、投下もレスも全部自作自演だ。
400名無しさん@ピンキー:04/04/14 12:19 ID:VuJtp5hk
398も399も漏れもなー
401名無しさん@ピンキー:04/04/14 20:48 ID:nh5azYFK
そして漏れもw

あとどれくらい続くのだろう。さすがに長いな。ガンガレ。
 「くだらん。アラーに誓ってもいい。俺が抱いたのは君だけだ。俺を抱いたのも君だけだ。
 俺が好きなのは千鳥かなめだけだ。
 それ以外この件に関して俺が述べるべき言葉は無い」
 まるで彼女の幼い嫉妬を鼻で笑うかのように活舌よく言い捨てて、ベットから立ち上がった宗介はいつも通りに足を進めようとしたが上手くいかずにその場に倒れこんだ。
 「ぷはははは!腰抜けてんじゃない、ドーヨーしてますねぇ無敵の相良軍曹らしくもない」
 「動揺などしていない」
 「じゃあどこに行くのよ?」
 「水分補給だ」
 「……へぇ、あそーぉ……因みにお風呂そっちじゃないんだけどー」
 「……………千鳥、君はどういう答えを俺に求めているんだ?大佐とこのような関係があったと言えば納得するのか?」
 「―――苗字呼ぶなって言わなかった?それとも終わったらいつも通り?」
 険悪なムード。二人ともが譲らない。どうして折角の初体験の余韻に浸ってまどろんでいられないのか自分たちにも分からない。納豆が糸引くみたいにいちゃいちゃねちゃねちゃしてたいのに。
 していたいのに、わだかまりがまだ解けない。
 「――――――俺を困らせないでくれ。」
 伏せたままのまつげの奥で苦悩の声を絞り出しながら、宗介は風呂場に向かった。
 ……あたしだって困ってるわよ!自分がこんなに嫉妬深いなんて知らなかったんだから!
 枕に深く顔をうずめ、かなめは意図せずくぅっと漏れた唸り声と共に涙を押さえた。
 人を好きになるって重い罪を背負うみたいだ。何かにつけて自分の感情を罰し続けてなきゃ潰れてしまいそう。セックスなんかするんじゃなかった。罪も罰ももっと大きくなってきて……死んじゃう!
 苦しい、とかなめは思った。喉の奥に小石が詰まってるみたいに呼吸が出来ない。涙が出そうなのに作れない。出口の無い感情は爆発もせずに温い沼の水のようにあわ立ち淀んだまま旋回を続けている。
 どうしたいんだろう、あたし。どうされたいんだろう。
 あんなに身体をくっつけたのにまだ足りないのか。まだ欠けた何かがあるのか。かなめの思考はぐるぐる回り、どんどんあられもない方向へトリップしてゆく。
 この感情の奴隷と化した哀れな少女を連れ戻す役目を果たすべき少年は――――――風呂場にいた。
 よくない雲行きだとは思っていたが、彼女の言い方に問題が無かったわけではない。そんな言い訳が思い巡るほど彼も沈んだ気持ちになっていた。彼女がナーバスになるのと同程度に。
 何故俺の気持ちを試すようなことばかり言うのだ。誠心誠意、千鳥だけを好きだと何度も……
 …ぱちゃ、ぱしゃ…
 濡れたタイルを踏みしめる足音までも元気がないような気がした。
 やはり無理にしたことを怒っているのか…。
 彼の心の中に拭い去れない濃い影を落としていることといえばたったそれだけだった。彼女の嫉妬心などとは思いもよらない。……むしろ、彼女にそのような感情があることを知らないかのよう。
 分からない、のではなく、知らないのだ。恐らく自分の中にあることさえ。
 シャワー蛇口を強くひねる。冷たい霧雨のような水がどんどん降り注ぐ。彼の涙のように。
 どうすればいいのだ。クルツ、お前ならこんな時にどうする?マオ、あんたならこんな時にどうして欲しい?……俺にはわからなくて…惨めな気持ちだ……
 下腹にぐっと力を込めても一度緩んだ涙腺が言う事を聞くことは無かった。
 君を好きになって辛いことばかりだ。
 独り占めにしたくて嫌な自分ばかりを見る。身体だけじゃ飽き足らず、心まで独占しようとするのはいけない事なのか?俺の言葉だけ信用して欲しいと願うのは悪いことなのか?
 くそ真面目な彼は真正面からぶつかることしか術が無いと思っている。好意をぶつけることだけがそれを伝える唯一の手段だと思っている。変則的な攻撃を得意とする彼らしくもない。
 彼は諦めたようにシャワーを止め、バスタオルで冷えた身体を拭ってかなめの元に戻った。彼女はまだ突っ伏したままうずくまる様に身体を丸めていた。
 そんな彼女を見てもどう声を掛けていいのか分からない。
 「かなめ…その、バスルームが……」
 ええい、なんて胸糞の悪い声だ!全く自信が無くてクソッタレだ、ハートマン軍曹が聞いたら即射殺される。
 「黙って、あんたの声なんか聞きたくない」
 ぼそぼそと呟くようにかなめがそう言ったのを切っ掛けに、宗介はついに切れてしまった。
 珍しく暴走する感情のままに声を荒げる事を抑制しようとさえしなかった。
 「いい加減にしろ!」
 痛い!何すんのよ!女の子に暴力振るうなんてサイテー!離しなさいよこのクサレ外道!
 黙れ!
 やめてよ!痛いって言ってるのが分かんないの!?それともこういうのがお好きなわけ!?
 俺が好きなのは君だけだと何度言ったらわかる!十回か!百回か!千回か!?
 フラフラどこにでもいい顔してるあんたなんかに好きだなんて言われたら背筋が凍るわ!
 何が気に食わないんだ、きちんと説明してくれ!俺は不明な事だらけでどうしていいのか分からない!
 二人ともが思っていた。悔しい、どうして涙を押し止められないのか。
 ぼろぼろ泣いているかなめと宗介は、必死で歯を食いしばりながら相手を睨みつけていた。絶対に譲歩なんかしない。だってどうやって譲歩していいのか分からない。
 「俺は君が好きだ!愛してる!そんだけだ!」
 「あたしだってあんたの事愛してるわよ!あんたよりずっと!」
 「なら何が気に食わない!」
 「わかんないっつってんでしょこのバカ!テッサのこととかマオさんのこととか、頭ん中ぐるぐるしてて訳わかんないのよ!」
 「こんなことしたのは天地神明に誓って君だけだ!あんな格好の悪い自分が居た事さえ知らなかったんだからな!」
 「あたしだって知らなかったわよ自分がこんなやきもち焼きだなんて!」
 ぶわっと溢れる涙が頬を伝ってあご先からシーツにしみこんでいく。ぽたぽた音まで聞こえる。
 「初めてばっかでわかんない…自分の気持ちが制御できなくて、やだぁ……」
 「同感だ。思い通りにならない事ばかりで身動きが取れない」
 最初どちらから差し出したのかは分からないが、ベットの上に佇む二人の指が絡んだ。宗介の片腕が彼女の腰へ、かなめの片腕が彼の背中へ回されて、二人はごく自然にキスをした。
 涙はまだ乾かなくて、頬は濡れていたがそれが自分達らしいとも思った。
 こんな事繰り返していくんだ。
 辛くてイヤで苦しくて切ないことを繰り返していくんだ、二人で。
 これが人を好きになるって事の向こう側なんだ。
 唾液のやり取りもしない、舌も絡まないキスをしながら、かなめは落涙を止めようとさえしなかった。
 宗介はその涙を見て、少し嬉しいと思った自分に落胆したが失望はしなかった。
 「くすぐったい」
 「……嫌か?」
 「いゃ…じゃない」
 「ではこのままの体勢でいてもいいか?」
 「……いい」
 背中から抱きしめられている格好でいると、首筋にちくちく宗介の固い髪とかすかな吐息が当たってくすぐったかった。苦しくて嬉しかったのと同じくらい、切なくて楽しかった。
 「こうしていると安心するのだ。君が腕の中にいると……深く安心する」
 抱きしめられた記憶の薄い彼は、人を抱きしめることを覚えた。与える者が居る事に大きな喜びを感じている。
 「……これから、どしよっか…学校だって二日も休んでるし……ソースケの方だってあっち、困ってるでしょ?」
 「―――ミスリルの方こそいい厄介払いが出来て喜んでいる」
 「違うわよっ……テッサの方。」
 ぷうっと頬を膨らまし、相変わらずの鈍感ぶりにムカッときたが、不思議なことにそのイラつきは持続しなかった。
 「あの子、あんたのことが好きなのよ。きっと心配してるわ」
 もし自分があの子の立場だったら――――――心配で夜も眠れない。イライラしてそこら中に当り散らしているに決まってる。そんで……嫉妬で焼け焦げてる。
 かなめはそんな事を考える自分の性格の悪さに辟易した。自分が宗介と結ばれたからって、こんな上から見下ろしたみたいな心配もないもんだ。浅く吐いた溜息が霧散する。
 「ちゃんと、辞めるなら辞めるで辞表でも出しに行きなさいよ。マオさんにもクルツくんにもどーせ何にも言ってないでしょ?せめて電話だけでもするってのが筋だわ」
 まぁ軍隊を辞めるのに辞表なんて出すのが作法なのかどうだか知らないけどさ、と彼女はひとりごちた。
 「ああ、落ち着いたらな。だがもう戻れるとも思えない。戻る気もない。
 俺は君とどこか連中に見つからないような静かな場所を探してそこに住むつもりにしている。経済的には十分可能だ」
 「……それって、ぷろぽーず?」
 「……………………そう取ってもらってもかまわない」
 かなめは彼の手を振り解いてシーツから抜け出した。長い黒髪をかき上げて手櫛で整える。ぽかんとしている宗介もベットに座らせ、髪を整えた。
 「もっかい、ゆって。さっきの、もっかいちゃんとゆって」
 「な、なにを?」
 「だーかーらー、ちゃんと誘って。さっきのことちゃんと、ちゃんと……ゆってよーもー」
 ぽこぽこ照れた様子で頭を殴るかなめの両手を押し留めて宗介は一つ咳払いをし、言った。
 「あー…だから……一緒に暮らさないか…出来れば、ずっと。」
 「病める時も健やかなる時も、ってヤツ?」
 「生憎どちらもキリスト教徒ではないがな」
 くふふ、と含み笑いをしてかなめは小さくはい、と言う。思わず宗介は心の中で小さく手を握り締めてやった、と言った。
 「……ふんじゃ、ま、行きますか。辞表提出しに」
 「…まさか本気なのか?メリダ島の警備は厳重だぞ。最悪拘束されて二度と」
 「そーゆーネガティブさは嫌。どんなことだって乗り越えてみせるわよ、あんたと二人ならね。」
 かなめは気分が高揚している為にこんなことを言い出したのではない。彼女なりにテッサに筋を通したかったのも一つの要因だが、もう一つ目論見があった。宗介を危険な場所から完全に引き離したかったのだ。
 もう二度と戦場へなんて行かせたくない。だから逃げるんじゃなくて、きっぱり決着を付けなきゃ。それ以降にある全ては自分達の責任で何とかする。…マオさんやクルツくん、テッサにこれ以上迷惑掛けたくない。
 「危なくなったらあんたのこと守ってあげる。だからあたしが危なくなったら助けに来て」
 かなめはにっこり笑いながら、自分の言っている言葉の示すこれからの波乱に心臓が縮まる思いだったが。
 「……俺も面倒な女に惚れたもんだ」
 そう溜息交じりにもたらされる宗介の口付けに、眠っていた力が漲るような気がした。
 大丈夫。あたし達は二人なら、無敵だ。
 「どうぞ掛けてください」
 テッサは二人の男女に椅子を勧めたが、二人は無言でテッサを睨んでいた。
 「どうかしましたか?拘束服でも椅子は座れるでしょう?
 お久しぶりです、かなめさん。どうぞお掛けになってください」
 「いやーあんたって変わった友達のもてなし方すんのねー」
 「困った友達にはこれが一番なの。空輸だってタダじゃないんですよ、極秘でここまで来ていただくには骨が折れました」
 微笑むテッサは全く動じずに柔らかい声のまま、かなめとやり取りをしている。それを傍で見ている宗介は脂汗をだらだら流しながら硬直していた。
 ――――――今下手に動いたら―――死……
 「へー、因みにあたし達が居たホテルに乱入してきたあのおじさんたちは何?」
 「有志の海兵隊員です。口が堅くてとっても頼りになる方ばかりですのよ」
 「なんであそこに居ることが分かったの?滞在時間はせいぜい8時間か9時間だったのにねー」
 「ミスリルの情報収集能力を甘くみないで下さい。高校生の浅知恵に謀られるほど無能じゃありません」
 「そうよね、浅知恵の高校生を日本に取り逃がすくらい有能よね」
 「逃がしてあげたんですよ」
 「あら素敵な負け惜しみ」
 堪忍袋は最早どっちが先に破れたのかは分からない。ただ、どちらもパンクしたのには間違いは無かった。
 「負け惜しみとはなんですか負け惜しみとは!」
 「そっちこそバカたぁ何よ!」
 「そんなこと言ってないわ!」
 「言ったも同然じゃない!」
 しばらく二人が噛み付き合いをやっているのを硬直しながら、宗介は生きた心地がしないまま息を密めていた。アラーよ、俺が何をしたというのだ。これもアンタの好きな試練というやつか?……なんという悪趣味か。
 すうっとテッサが大きく深呼吸をしたと思ったら、かなめがくたりとその場に崩れ落ちた。
 「……っ!?」
 「安心してください、気絶しただけです」
 ドサッと椅子に身体を預けて溜息のように、咄嗟に臨戦態勢をとる宗介に向かってテッサは切り出した。
 「軍曹もご存知でしょうが、我々ウィスパードには個々の持つ振動によって意識をやり取りすることが可能です。それによって過去何度もかなめさんと窮地を乗り切りました。そのおかげか、かなめさんの振動数は把握できています」
 ちらりとかなめに視線を走らせ、テッサはもう一度向き直って言葉を続ける。
 「共振を知っているでしょう?同じ振動数を持つ物体は外部からの直接刺激を与えられなくても他の物体が近辺で振動していれば同じように振動を始める現象です。
 私はそれが意識というものに対してある程度自在に扱えます。…まぁ、本当にささやかですが」
 目を閉じながら教科書の文句を諳んじるかのようにテッサがすらすらとそんなことを言う。しかし宗介には何故彼女がそんな話を自分に聞かせるのかが分からなかった。
 「……さて軍曹。私と取引をしませんか?私の能力は今見せた通りです。強くはありませんが決して無視できるような種類でもありません。この能力と引き換えに」
 「ここへ戻れ、と仰りたいのですか」
 苦虫を噛み潰したような声で、それでも無表情なまま宗介はこの戦艦で一番偉い人間を見つめている。
 「あら、軍曹なら既にここに居るじゃありませんか
 」何をばかなことをという風に彼女は席を立ち、軍服の胸元のホックを開きながら笑った。
 「かなめさんをそうしたように、私も抱いてくださいませんか?」
 背筋が凍る。宗介の全身がギシリと鈍く大きな音を立てて軋んだ。
 「かなめさんのこの一週間の記憶を共振によって消す事が出来ます。それでも足りないのならかなめさんの滞在案を棄却させても構いません。
 ――――――後悔なさってるんでしょう?無理に彼女の初めてを奪った事」
 何故そんな事まで知っているのか、と、もし両手さえ自由なら逆上した彼は彼女を締め上げてでも白状させたに違いない。しかし特製の拘束服は頑丈であり、彼女の足元に倒れるかなめの姿がそれを彼に思いとどまらせた。
 「靴に仕込んでおいた盗聴器は捨てられてしまいましたが、弾丸の中に仕込まれていたものには気付かなかったようですね。いけませんよ無用心な」
 自分でそれを支給しておいて無用心もへったくれもあるか!と怒鳴りそうになるのを必死で飲み込んで耐えている姿は、テッサには可愛く思えた。
 それはバランスを失い、砕ける寸前の心を何とか守ろうとする彼女の自衛本能だったのかもしれない。
 「どうしますか?――――――なんて聞いても意味がありませんね。あなたには選択の余地なんかあげませんもの。……でも私は優しいですからもう一つサガラさんの背中を押してあげましょう。
 もし拒否すればかなめさんの人格を揺さぶるまで共振を続けます。訓練を受けていない彼女の人格が耐えられるかしら?」
 彼女は小さく可憐な少女だったはずだ。しかし目の前に居るのはなんと強大な悪魔よ。茫然自失というのが一番今自分に似合っている四文字熟語だと頭の中が明後日なことを言い出した。まるでアルでも乗り移ったかのように。
 「知っていますよ、右の胸ポケットの中に残り一つ。入っているんでしょう?」
 ほっそりとした白い指が拘束服の戒めを次々に解き、ロックフィンガーバンドの拘束だけになっている宗介の胸ポケットから銀色のパックを取り出した。
 「付けてあげましょうか。下手でも許してくださいね、なにしろ私も未経験なものですから」
 まるで自分が自分じゃないみたいだ、とテッサは思った。そしてこんなのはちっとも楽しくない、声がそのいい証拠だ。無理に弾ませようとしているのがみっともなくて笑えてくる。
 ……嘘だ。泣けてくる。
 でも泣くもんか、絶対に泣くものか。奥歯をかみ締めて出来る限り事務的な顔を作ってテッサは宗介の下半身を露にしてうな垂れるそれを手で刺激し始めた。
 「さすがに3回もしたら打ち止めかしら?それとも私では不足?……人間諦めが肝心ですよ。折角なんです、楽しみましょう」
 台詞とは裏腹に固い顔。固い声。ああ嫌だみっともない、虚勢を張ってるって宣伝しているようなものだわ。
 そんな惨めなテッサの気持ちを知ってか知らずか、彼女の手の中で少しづつ彼は充電を始めだした。健全な17歳の青少年に天使の和毛にも勝る少女の手の感触を我慢しろと言う方が無茶な話だ。
 装着に必要な硬度になった事を確かめ、テッサは口でパッケージを破いて中のブルーのゴム膜を取り出した。それをおぼつかない手際で一生懸命に装着させている。
 まるでその行為を他人事のように凍った目で見ていた宗介は、防護シートもなく前面にあっては意味の無いロックフィンガーバンドを歯で噛み切り、ついに両手の自由を取り戻した。
 「大佐、俺はかなめを愛している。彼女以外抱きたくない」
 「安心してください、別に愛なんていらないわ。……はい装着完了」
 「こんなこと正気の沙汰ではないぞ。いつ彼女が目を覚ますか」
 「心配なら早く済まそうとは思わないの?いい加減に観念したらどうですか」
 そういいながら手早く服装の重要な部分…つまり胸の部分とスカート、そしてその奥の下着もろとも…をめくり、かなめの横たわる場所からほんの数メートルしか離れていないデスクに腰掛けた。
 「これから後も仕事はあるんです。あまり汚さないでね」
 ああバカな真似をしているとテッサは自虐的になっていた。こんな事をしても本当に自分が手に入れたいものは与えられたりしないのに、こうせずには居られない。こうしなきゃいけないんだという様な気さえする。
 愛なんて要らないなどとよく言えたものだ。初めて彼の口からその単語を聞かされるのがこんなタイミングだなんて残酷じゃないか。テッサはどこにぶつけていいのか分からない紅蓮の炎に身を焦がしながら、精一杯のポーズをとり続けている。
 宗介はそれでも動かなかったが、彼女の一言で鉄壁の心が揺らいだ。
 「どうしてかなめさんばっかり…ずるいじゃない。何故わたしじゃないんです?」
 わたしだって、わたしだってサガラさんのことずっとずっと好きだったのに……かなめさんばっかりずるい…一つくらいわたしにも何かくれてもいいじゃないですか。他に何も要らないから、一度だけ抱いてください。他に何も要りませんから……
 途切れる事のない彼女の切なる独白は彼の心を揺るがし続ける。
 ……彼女も俺と同じように―――千鳥に恋焦がれる俺と同じように―――
 それは彼女の求めた甘く切ないものではなかった。厳格で暴力的でさえある同情であった。
 しかし。
 ようやく与えられたそれは甘美で狂おしいほどの快感を彼女にもたらした。
 瞳から溢れる銀色の軌跡が温かい。
 触れる唇のなんと柔らかなことか、なんと愛しいことか、なんと…
 哀しいことか。
 どうにもならない、とセイラー艦長は仰いましたね。私もそう思います。こんなことしたって…どうにもならない。一番欲しいものは手に入らない運命なんでしょうか?……私の何でも譲ってあげますから……
 神様どうか私に愛するこの人を、不器用なキスをしてくれるこの人を!
 それは既に慟哭だった。はらはらと空気抵抗を受けながら落ちてゆく髪を結んでいたリボンがまるでスローモーションのように彼女の脳裏に焼きついている。
 愛されずに抱かれることがこんなにも惨めだなんて。
 宗介はまるでそうする事が義務かのように彼女の小さな胸に指を這わせ、優しく力を入れた。
 「んっ」
 「……すっすまない、痛かったか?」
 「いっいえ…少し、急だったから……」
 テッサはそれから口を噤み、それでも心配そうにおずおずと切り出した。
 「小さくて、ごめんなさい……面白くないでしょう?」
 かなめの胸の立派で堂々としたいでたちから見れば、テッサの胸など小学生程度のものだった。彼女はそれをひどく気にしていたが、宗介は大きさや形に特に思い入れは無かった。
 それより宗介には極度の緊張からか、潤滑がまるで行われない事の方が重要だった。テッサの肉体はかなめのそれとは違い、経験の浅い彼にも未成熟であるように思えた。
 ――――――彼女に俺が受け入れられるとは思えない……が……
 きっとここでそんなことを言ったら命は無いんだろうな、と半ば悟っていた。
 「きゃぁ!」
 宗介は彼女の両足を高く持ち上げ、露出した軍服のタイトスカートの奥を露出させた。
 「いっいやっこんな格好、嫌です、こんなの、恥ずかしい!」
 両手で必死にスカートを押さえつけ、何とか侵入してくる宗介の頭を防ごうとしていたが無駄だった。
 「あっあっああーっ!!」
 誰にも触らせたことの無い場所に、自分でさえよく見たことの無い場所に、愛しい男の舌が這っている。その事実だけで意識が吹き飛びそうだった。
 「いやっいけません!そんな!だめッ…あっあっあっ!」
 舌が、ぬるい舌が蠢いている。自分の中の牝が目覚めるのがテッサには漠然と分かった。心臓が張り千切れんばかりに脈打っているのに、息が苦しいのに、嬉しいなんて!
 「くぅ……ん、あっいっいっい…っはっ!」
 宗介は舌を休めずに彼女の秘部を攻め続けた。まるでこれから裂く傷口をいたわる様に。
 「はぁっはぁっ……も、もう、大丈夫です、もう、平気ですから……」
 その涙声に宗介はようやく頭を上げ、べったりとジュースの滴る口元を拭って彼女の身体に覆いかぶさった。
 ……あ、するんだな、わたし。サガラさんと、今からするんだ。
 「いいですか、痛ければすぐ言ってください。決して我慢など馬鹿げた事はしないように」
 そう聞こえてから、ゆっくりと圧迫感がやって来た。痛みは激しいものだったが、テッサは一言も痛いなどとは言わなかった。我慢した訳ではない。胸が一杯でそんな暇が無かったのだ。
 「くぅーーーっ……くはぁうぅぅ…ん……」
 眉を顰めぼろぼろと涙を流すテッサを見、宗介は自分がとても酷いことをしているような気がした。なんてひどい背徳感だ、まるで二度目の強姦のようじゃないか。
 ぎりぎりと引き伸ばされているだろう彼女の狭くきつい割れ目を押し広げながら割り入っていることは、快感などとはまるっきり無縁だったし、感動さえなかった。あったのは、罪悪感と自虐。
 「これ以上は無理だ、壊れてしまう!」
 「いいえ!最後までしてください、壊れたっていいんです!壊してください!」
 「そんな無茶な!」
 「だってこれが最後なんですよ!私には次なんて無いの!だから…最後までして、本当に私を哀れに思うなら…」
 宗介は歯を食いしばる。必死で良心の呵責と戦いながら身体を前後に揺する。
 自分のカラダの下で引きつり、悲鳴を上げるテッサの顔から決して目を逸らさずに。
 「あっあっあっ…うれしい…ありがとう……」
 テッサの閉じたまぶたを押し上げるようにして涙が零れた。
 背中に回される小さな手が何度も爪を立て、引っかき傷を作る。ふるふる震えている肌があまりにも頼りなく、彼の庇護欲を駆り立てた。
 人を好きになるなんて辛い事ばかりだ。苦しくて痛くて切ないばかりだ。
 「はっぁっはあっはぁ、はぁ、は…っく…」
 「あっあっああっあっあっあっ!」
 揺さぶられる身体が熱を発している。夢心地とは言えないほど痛みによって覚醒こそしていたが、ぼんやりと思いを馳せることは出来た。
 神様、やっぱりお願いは聞いてくれないのね。いいわ、夢は自分で叶えたからもうあなたに祈ることなんてない。
 「……たくさん出ましたね」
 「…は。」
 「私は、その、良かったですか?」
 「肯定であります」
 服を正し、机の上にかすかに流れた血の処理も終え、ぼんやりと親指と人差し指で摘んでいるブルーの“水筒”に収まっている白濁液を眺めながらテッサは心の中で、嘘つき、と言った。
 「これはサガラさんが処理してくださいますか。記憶を吹き飛ばすくらい強い共振を行えば、多分私も何も覚えていないでしょうから。
 ……あ、心配ないです。もともと私はかなめさんの同乗には反対意見を出していましたからそれまで無かったことにはなりませんよ」
 ぬるぬるとぬめるそれをティッシュで包み、テッサは宗介に投げて寄越した。いつまでも見ていたらもっと悲しくなることを悟ったかのように。
 「そういえば私はあなたが独断専行でミスリルを抜けようとしたことにまだ処分を与えていませんでしたね。解っていると思いますが重罪です。バレればただでは済みません」
 「覚悟の上です」
 「宜しい。では私とかなめさんの間にあった全ての事を――――――」
 「イエスマム、全て忘れます」
 「…いいえ。覚えておいでなさい」
 「……?」
 「私たち二人は全て忘れます。サガラさん、あなただけが全て覚えておいでなさい。
 苦しいことも、辛いことも、自虐も痛みも後悔も、あなただけが覚えておいでなさい。忘れることは許しません。それが私の与える処分です。―――理解しましたか?」
 「イ、イエスマム!」
 テッサはその返事に満足したかのようにかなめに近づき、意識の無いかなめの額に自分の額をあてがった。
 「…サガラさん、最後に一つだけ聞かせてください。……………わたしのこと、好き?」
 顔をまるで背ける様にして蹲っている少女の丸まった背中に、宗介は身が引き裂かれる思いであったが精一杯の明るい声を絞り出して言った。
 「……ああ、俺はテッサのことが好きだ」
 「…………………………………………………嘘つき。」
 んもー、なんでかなぁ、一週間も時間割間違えるなんて……おまけに宿題も殆ど……っかしいなぁ、こんなこと今まで無かったのに。
 自分の隣の席でぶつぶつ言いながらノートにシャープペンを走らせているかなめを、頬杖突きながらぼんやりと眺めている宗介はめまぐるしかった昨日のことを思い出していた。
 あの後、気を失った二人を衛生兵に頼んで介抱してもらい、その足でメリダ島から日本へとんぼ返りをした。学校には重大な病から二人が長期欠席をしたと言い含めて、それに対して彼女に何も聞かないでやってくれと担任の神楽坂恵理に言付けた。
 余りの真剣で必死な宗介の物言いに、神楽坂は深くは尋ねずかなめの居ないホームルーム中にクラスメイトにも促してくれた。
 「あんたもぼんやりしてないで宿題やんなさいよ、どーせあたしのノート当てにしてやってないんでしょ?今度ばかりは見せられないんだから自力でやんなさい、ほら!」
 机から宗介のノートを引っ張り出して強引に開けシャープペンを握らせる。
 「赤ちゃんじゃないんだから自分でしなさいよっ!いい加減にしないと怒から!!」
 ぎりぎり睨みながら殺気立つかなめに、宗介はまだぼんやりしている目で尋ねた。
 「……かなめ、君に質問がある」
 「なっ…なによ、いきなり、名前で呼んで」
 ……悲しいほど予想通りの受け答え。
 「君にファーストネームで呼ぶ許可を貰ったのだ」
 「きょっ許可なんかした覚えないわ!」
 「……だろうな。」
 諦めたような沈んだ声。
 「……………で…何よ、質問…て」
 頬を桜色に染め、少女は照れたように少年の言葉の先を促す。少しの警戒を持ちながら。
 少年はその彼女らしい反応に安堵し、落胆し、ゆっくりと口を開いた。
 「かなめは俺のことが好きか?」

 真っ赤になってうろたえる少女とは対照的に
 少年は少女を見据えたまま
 一筋伝う雫を気にも留めていなかった。
 歪む声さえ、知らない。
418名無しさん@ピンキー:04/04/14 22:45 ID:4Eq8ln4u
これで完結ですか。大作ご苦労様でした。
正直な感想は、まさかの結末でしたね。
もっとほのぼのとした終わり方かと。
しかしキャラが原作らしさを持ってましたから、こういう展開にも納得がいきました。
できればまた新作を、短編のノリのお気楽なのを書いて欲しいです。
あるいは別のスレで別の作品のSSなども。
419名無しさん@ピンキー:04/04/14 22:53 ID:K9PmaCuW
途中まで面白かったのに…エロシーンに入ったらつまんなくなった。

ついさっきまで処女だったのに最初からそんなに積極的に上手にフェラすると思うか。
潤滑油が十分になると思うか。意識失ってて、乳触られたくらいで。しかも処女が。
ラブホにゴム4つなんか置いてあるのか(あったら悪いが、私は見た事ない)
スカートにかける伏線でないんだと思ったら
登場したはいいけど4つもあって萎えたよ。
創作なんだから多少の無理はあっても当然だと思ってたけど、
純愛でこれはないんじゃないの。

テッサがとんでもない性格になってるし
(原作の彼女は一晩泣いたらすっきりしました、と言える
強い子なのに、好きな人に無理言ってまでそんなことさせるか。)
ソースケも最低だし、かなめは可哀想なままだし
純愛ならテッサとかなめの話は別々に書いて欲しかった。

結局あれだけシチュリクしといて全然消化してないし。
応援書き込みもしたけど、ここまで読んで本当にがっかりした。
もし、また次書く事があるなら、もうちょっと頑張って欲しいなあ。
途中(エロ以外)まではよかったのに残念。
420名無しさん@ピンキー:04/04/14 23:03 ID:SqaE4vHl
オツー
421名無しさん@ピンキー:04/04/14 23:14 ID:x2NvAJwE
>419
自虐自演乙
422名無しさん@ピンキー:04/04/15 00:23 ID:UpPcK8U3
>>421
じつは418も自演なんだぜ?
423名無しさん@ピンキー:04/04/15 00:30 ID:sn64ZIGL
>>421
実は422も(ry
424名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:48 ID:ckca+SPP
まあエロパロだしこういうのもありでしょ。
長々とおつかれさまでした。

まさかタイトルがテッサのことも含んでるとは思わなかったんで
そのへんは意外で良かったよ。
でもこれって「めでたしめでたし」か?
425名無しさん@ピンキー:04/04/15 02:00 ID:sn64ZIGL
>>424
まあ「めでたしめでたし」で終わるばかりが物語ではないしね。
最近ではイリヤ、古くは妖精作戦(年がばれそうw)とか。
誰も死んでない分、ましな方かな。
426名無しさん@ピンキー:04/04/15 02:41 ID:ckca+SPP
>>425
いや、そうではなくて、職人さん本人が最初にそれっぽいこと書いてたから
勝手にハッピーエンドになるものだと思ってたのです。
427名無しさん@ピンキー:04/04/15 06:27 ID:zleD2Hez
完結させたことが「めでたしめでたし」か?長かったからw
確かに「純愛ハッピーエンドでみんな幸せになります」とは言ってなかったわな。
しかも>245のレスをベースにしたみたいだし。童貞だか処女だかみたいだし。

誰かこの欝を挽回するようなへろへろでエロエロでラブラブな話をキボンジュール

因みにこのレスは上記全てのレスポンスと同じく自作自演です。
428424=426:04/04/15 13:05 ID:vRuyOZCb
>>245って自分が書いたやつなんだが……因果応報ってやつかぁ(w
というわけで私が一番の自作自演ヤローに決定しました。

でも次は明るいのをきぼん…
429名無しさん@ピンキー:04/04/15 13:28 ID:sn64ZIGL
公園で子供と戯れるポン太くん

しかし、ぬいぐるみの中では宗介とかなめが…
430名無しさん@ピンキー:04/04/15 16:06 ID:BKTOIg7L
>429
どうやって入っているんだ?!

・・・・当然、このレスも自作自演だw
431名無しさん@ピンキー:04/04/15 19:40 ID:77Vs8OdM
正直三つくらいの話の量のエロ成分をぶち込まれて中毒を起こしかけた。
無理矢理リクをこなした、みたいないっぱいいっぱい感がちと萎え。
今度は短い話を丁寧にやってみては?純愛でも何でもいいけど。
個人的に>>419のキャラクターに関する感想には概ね同意だ。

分かってるとは思うがこのレスも自作自演だからな。
432名無しさん@ピンキー:04/04/15 20:10 ID:sn64ZIGL
>>430
二人羽織状態だ。
433名無しさん@ピンキー:04/04/16 00:38 ID:ZQK+0/0+
そう言う432も自演なんだろ?
434名無しさん@ピンキー:04/04/16 01:10 ID:SoltMbWO
>>432
大きな声を出すと子供達に気付かれるぞ。な羞恥プレイ的なのが…

なんとしたことか自演だったのだ
435名無しさん@ピンキー:04/04/17 00:50 ID:AEff8j12
自演なんかしない職人さんきぼん、と自演してみる。
436名無しさん@ピンキー :04/04/17 17:14 ID:VrJL2bm9
川平じぇん
437名無しさん@ピンキー:04/04/17 23:28 ID:i+Mb/sBp
もう止めとこうぜ。 この流れが続くと投下どころじゃなくなるし。
438名無しさん@ピンキー:04/04/18 00:29 ID:zYkMuif9
>>437
そうだなあ、と自演同意
439名無しさん@ピンキー:04/04/18 01:35 ID:61uwgM0+
続きがあるような気がしてるのは漏れだけ?
まあ、サパーリ続きが想像できないが…。
440名無しさん@ピンキー:04/04/18 08:47 ID:HJA1zvcP
続き投下への自演ですか?
441名無しさん@ピンキー:04/04/18 09:50 ID:l70yLRCc
それマジっぽくて嫌だなw
442名無しさん@ピンキー:04/04/18 11:30 ID:61uwgM0+
このスレめちゃ空気悪いよ。その辺でやめて桶。

まあ、自(ry
443名無しさん@ピンキー:04/04/19 14:05 ID:yl2zcyFM
                            ._________, _________
                            l ゜__,.-''''-.,____   ゜||ニニニニニニニニニニ|
  自演野郎は                ,.- '" ̄   .,,.-― ''' ̄ヽ,....||三三三三三三三三三
  これでもくらえ!            ,/      / ,, -―''' ̄,/ヽ||三三三三三三三三三
                      ._,.-',      ,'-.,_ ----- ,--l . ;;||三三三三三三三三三
                    _,,,/'二二二二二二' ,'二二二,  ̄ヽ;;||三三三三三三三三三
                   .l' | ._l二二|  OT ̄| | r――ii | r-i |;;|三三三三三三三三三
                  .[;;].| (・∀・ ) .|;;;].| | |l     l| | | .| |;||三三三三三三三三三
                   | |._⊆⊇ ヽ .) |[;;]| | |l_,,--''l..|.t=l |;||三三三三三三三三三
                   ''|, ̄ FUSO   ̄'ノ | |l ̄ ̄|.ll| | ,,,,,,|;|三三三三三三三三三三
 アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!!!!   .|l. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l...| ''--'''''""_l.'--'l;;|三三三三三三三三三
         ≡=-       _[l_三三三三三_l]_||.=ヽ人人人/ |;|三三三三三三三三三三
      ,:'⌒ヽ ≡=-  ___|________ゞ      ≪ ,:'" ヽ;ヽ _ヽ____ヽ_
     ∀゚ 0 i ≡=- ___________       ≪. iii :0 i;;;|| l三||三三三||三
      ゞ_ノ ≡=-          .ゞ;三ノ    //WWWヽ ゞ__ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ゞ三ノ
444名無しさん@ピンキー:04/04/21 08:27 ID:GUIJoFgQ
しかしまぁものの見事に廃れたなぁ。
みんなそこに正座。せーざ。
いいか、今度職人が来てもウッカリ自演ばれても
生暖かく見守るんだぞ。いいか。先生と約束しろ。わかったな。
445名無しさん@ピンキー:04/04/21 08:43 ID:9flDh4HT
はーい、先生(・∀・)ノシ
446名無しさん@ピンキー:04/04/21 08:52 ID:ZYNVhYjP
でもようせんせー、自演ってやっぱかっこわりぃんじゃねーか?
447名無しさん@ピンキー:04/04/21 09:08 ID:ZYNVhYjP
>>446
激しく同意
448名無しさん@ピンキー:04/04/21 09:11 ID:sN2L7lwd
446君、どうしてそんな事ばかり言うの!?
私達みんな、このスレの仲間じゃない!
……私っ、私はただ、色んなカップリングやシチュでハァハァしたいだけなのに……。
449名無しさん@ピンキー:04/04/22 00:30 ID:PUpV+EIi
ネ申を大切にしないスレはここですか?
450名無しさん@ピンキー:04/04/22 00:36 ID:y0z6IEL5
自演神を崇め、自演を励行してますがなにか?
451立ち止まり:04/04/22 01:14 ID:eXN+QZTt
おねがいですどうか今一度リベンジさせてください。
このままでは引き下がれません。
452名無しさん@ピンキー:04/04/22 02:08 ID:Mg/QYF+t
がんがれ〜(・∀・)ノシ
漏れ的に面白ければ何でもオケー
453名無しさん@ピンキー:04/04/22 08:49 ID:PZeqIpBU
兄貴マダー?
454名無しさん@ピンキー:04/04/23 10:06 ID:g0HRNn0P
兄貴降臨マダー?
455名無しさん@ピンキー:04/04/23 11:15 ID:3OgT61pF
次は、最後まで一気に投下することをすすめる。

まあ、なにはともあれガンガレw
456名無しさん@ピンキー:04/04/24 20:55 ID:kNRXofIy
           _____________________________
          || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
          ||                                          ||
          ||                                          ||
          ||       現在執筆中                           ||
      _  ..||                                         ||
    '´   ヽ  ||                                         ||
    ! 〈ノハ))〉  。                                           ||
    ノ! l゚ ヮ゚人/|__E[]ヨ_______________________||
   (( ('i穴iつ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二l二l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ´く/,_|>
   _ uu_
   | ̄| ̄ ̄ ̄|
   |  |結先生|
   |  |専用台|
457名無しさん@ピンキー:04/04/26 17:46 ID:ZL+vfYRu
教授マダー?(・∀・)
458名無しさん@ピンキー:04/04/26 20:45 ID:ge6COSrX
>>456
何故にはにはにAA。
459名無しさん@ピンキー:04/04/28 12:20 ID:GJJmrSDt
お騒がせしている>>244の兄ですが>>451はマイブラザーではないようです。
460名無しさん@ピンキー:04/04/28 13:30 ID:UOqT9Els
エロメタルパニック?
461名無しさん@ピンキー:04/04/28 17:39 ID:WWciOt8b
>>458
八月板在住だからでは?w
462名無しさん@ピンキー:04/04/28 19:51 ID:78pICkrv
兄貴降臨キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
463名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:13 ID:a/LBLgBB
違う椰子だったんだ(´・ω・`)ショボーン
464名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:28 ID:aApn+SXB
いや、自演なんだからそりゃブラザーではないだろ
465名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:43 ID:a/LBLgBB
もう何がなにやら…ヽ(`Д´)ノウワアァァン
466名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:41 ID:U+7rdVU1
あえて言う。エロパロスレで真実なんか求めんな。w
ここは基本的に全て妄想が動かしてるスレだ。

関係ないが、ドラマガ新刊入手。
……なんかいろんな意味でかなめがヤバい……。
467名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:49 ID:3f72izEc
そうだったのか…求めてはいけないのか>真実
漏れ文庫派なので、かなり気になる。が、ここの妄想で我慢する。だから神よ光臨たもう!
468名無しさん@ピンキー:04/04/29 07:31 ID:onX4uUMY
ゲラゲラゲラゲラここはおもしろいインターネットですね!
469名無しさん@ピンキー:04/04/29 12:36 ID:iJQShWeA
>自作自演はIP見たら見苦しいです。
.         ^^
>自作自演はIP見たら見苦しいです。
.         ^^
>自作自演はIP見たら見苦しいです。
.         ^^
470名無しさん@ピンキー:04/04/29 22:00 ID:dKe+NtPt
今月のDMキツイね。
471名無しさん@ピンキー:04/04/30 22:58 ID:vGnxkM0P
ジエンバレ大賞を贈りたい
472名無しさん@ピンキー:04/05/01 01:32 ID:RsEenI2K
>自作自演はIP見たら見苦しいです。
.         ^^
473名無しさん@ピンキー:04/05/01 19:04 ID:02zS9z+/
本当?
474名無しさん@ピンキー:04/05/06 07:29 ID:s76OXqox
保守
475名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:01 ID:ktXf/G1F
テッサとソウスケのおはなしのニーズはありますか?
476名無しさん@ピンキー:04/05/07 22:39 ID:gLOi9wP7
自演なら
477名無しさん@ピンキー:04/05/07 22:47 ID:X/BO1N0U
自演オンリースレでつか
478名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:10 ID:LZPxw/8i
>>476
自演はイラネ
479名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:11 ID:LZPxw/8i
自演したのにID変わっちゃってたOTL
480名無しさん@ピンキー:04/05/10 21:42 ID:Ei5uhGDe
自演保守
481名無しさん@ピンキー:04/05/12 23:22 ID:IzLQs1qo
ほしゅる
482名無しさん@ピンキー:04/05/12 23:41 ID:AyGKW/eG
むしろageる。
483名無しさん@ピンキー:04/05/15 15:21 ID:jDnCqdgU
自作
484名無しさん@ピンキー:04/05/18 20:11 ID:yGBW7eIu
ここはエロじゃなきゃだめなんだよなー。
セクース未遂なら何とか書けそうなんですが。自演も頑張るよ。
485名無しさん@ピンキー:04/05/18 20:18 ID:TE6Ci2Jp
自演さえあればOKという気もする。
ここさびれてるしさ。
486名無しさん@ピンキー:04/05/18 23:11 ID:JRc+yUpM
未遂でも萌えれば一向にかまわんよ
書いて書いて。
487名無しさん@ピンキー:04/05/19 02:37 ID:KQ0atBU7
エロは無くとも自演は必須なのか
488名無しさん@ピンキー:04/05/19 07:07 ID:iEsmmw7e
そーすけ・・・




-------終------
489名無しさん@ピンキー:04/05/19 07:13 ID:iEsmmw7e
>>488
うわ、最高だ
490名無しさん@ピンキー:04/05/19 08:38 ID:IAV+SQHE
お前は面白すぎます。卑怯者!
491名無しさん@ピンキー:04/05/19 08:39 ID:IAV+SQHE
>>490
お前さんも面白杉
492名無しさん@ピンキー:04/05/19 13:48 ID:URhaLoV8
ここはいい自演スレッドですね。
493名無しさん@ピンキー:04/05/19 20:19 ID:iEsmmw7e
>>490
やっぱり、488は最高だよな
494機動紳士ファーザー:04/05/20 14:41 ID:VzGkAm9F
エロも燃えも萌えもないクルツとテッサの話が出来上がりましたがここに落としていいですかな?
因みに内容はお兄さんと泣き虫の妹がほほえましくちちくりあうコカコーラのCMみたいな感じです。
495名無しさん@ピンキー:04/05/20 14:43 ID:VzGkAm9F
わあそれは素晴らしい。夢のような内容さ!
496名無しさん@ピンキー:04/05/20 15:07 ID:Ge7N+d0f
>494
イイヨイイヨー。

自演しながら投下すればなおイイヨイイヨー。
497機動紳士ファーザー:04/05/20 15:32 ID:VzGkAm9F
やあそれはありがたい。それではまっぴるまっから投下開始さ!
いい大人が会社で何をやっているんだろうね。仕事しろ。
498「嘆きのアイ・ライク・ユー」:04/05/20 15:37 ID:VzGkAm9F
 その日、おれは何の気なしにぼんやりと砂浜にいた。何にもすることが無かったし、かといって自主トレなんて無粋なことするほど天気も悪くなかった。
 マオ姉さんの目を盗んでおれが個人的にプライベートビーチと呼んでいる小さな小さな入り江状になっている浜辺で、のんびり誰から巻き上げたのかも忘れたラッキーストライクを吹かしながらくつろいでた。
 しばらく機嫌よくしていたら、背後でガザガザと草を掻き分ける音がする。とてもプロの歩き方とは思えないたどたどしい足音は俺に近づいてくるので、めんどくさそうにだらっと振り返ったら、我らが艦長様がおいでになっていた。
 「う、ウェーバー軍曹!」
 「……ど、どうなさいました艦長!」
 スーツとローヒールに草を絡ませて立ち尽くしているのは涙でボロボロになっている女の子だった。
 すわ敵襲か!?と慌てて立ち上がると、シーソーみたいにこんどはテッサがその場にしゃがみ込む。
 「あははは、ごめんなさい……他に知ってる人がいたのね、ここ」
 泣く所なくなっちゃった、へたり込みながら必死で軍服の裾を顔に擦りつけて涙を拭う彼女は小さくて、でもおれは何が何やらワケが分からず、立ち尽くしているしか仕方が無かった。
 「えと、えと、どっか行った方がいいですか?」
 ようやく出た言葉が気の利かぬどっかの唐変木のようで苦笑いが出る。
 「いえ…そこにいてください。私が行きます」
499「嘆きのアイ・ライク・ユー」:04/05/20 15:37 ID:VzGkAm9F
 しゃくり上げながら呼吸も途切れ途切れにテッサが立ち上がろうとするので、おれは小走りで彼女のそばに立って尋ねた。
 「あー、宜しければ話くらい聞くよ?なんかあったの?
 まあこんな所で座ってないで、浜行こう、お日さん当たってぬくいよ、ほら」
 手を軽く引っ張っると、彼女は素直についてきた。ざくざく砂を踏む音が二つ。
 上着を脱いでその上に彼女を座らせ、おれは咥えていた煙草を消して砂に埋める。
 打ち寄せる波音はざぁざぁと寄せては返してやけに耳につく。
 少女は隣でぐすぐす啜り上げながら声も無く泣いているので、しばらく放って置くことにした。
 涙が全部出たらすっとするから、それまで待ってあげるのは女の子と付き合っていく上で結構重要なテクニック。下手に慰めたり、励ましたりなんかしたって余計に火が付くだけで効果は上がらない。
 この子はどじでぽやーっとしててお人よしだけれども、バカでもなけりゃ弱くもないし、当然他人を心配させて安心するような悪女でもないから、泣いてるのにはきっとワケがある。だからおれはじっと待つよ。
500「嘆きのアイ・ライク・ユー」:04/05/20 15:38 ID:VzGkAm9F
 それから10分ほどしてから、ようやくテッサがふう、と一息ついた。
 「ごめんなさいね。ちょっと最近、悲しいことが多くて……止まらなくなっちゃったんです。
 でもメリッサに心配掛けてもいけないし、艦長が艦内で泣くわけにもいかないから」
 おうおう、かわいいこと言うねぇ。お兄さんきゅんとしちゃったよ。
 「秘密ですよ、泣いたこと」
 力なく微笑む顔がまだ涙の跡を残していて痛々しい。
 「悲しいこと、多いね。うん。おれもよくここで泣くよ」
 「……そうなんですか?」
 意外、という表情でテッサがおれを覗き込む。……かわいいなぁもう。
 「やんなっちゃうとここに来るわけ。
 回り海だらけだけど、ここ小さい浜だからさ。誰もいなくて何も見えなくていいんだ。独り占めっぽくて満足するんだよねー。なんか箱庭って感じで安心するじゃん」
 ……私も、そう思います。一呼吸おいて彼女が同意する。
 「軍曹も泣きに?」
 「今日は感傷に来たんだ。
 あとここはおれと君のプライベートビーチだから、名前で呼んでね」
 テッサちゃん、と名を呼んだら彼女はくすくす笑ってはいクルツさん、と返事をした。
 「ヒマなときにしとかないと、センチメンタルって傷むと手が付けられないからさ。たまにこうしてお日さんに当てとくわけ。」
 寝転んできらきら輝く太陽を仰ぐ。思い出したように風が吹いてて非常にいい天気だ。
 「本の虫干しみたい」
 「あ、そんな感じそんな感じ。いっつも海の中に潜って暗い船内でぶつぶつやってたら精神衛生上良くないからー。
 しまい込むよりは何度も見直して空気の入れ替えしてたら素敵なオブジェ状にミイラ化したりしてね」
 涙とお友達になると楽だよ人生。おれがそう言うと彼女はぼんやりした呟きを返してきた。
 「……本当にそうでしょうか……」
501「嘆きのアイ・ライク・ユー」:04/05/20 15:40 ID:VzGkAm9F
 楽。これはおれの経験から得た意見だけど、出すときに思いっきり出しておけばホントに楽だよー。涙はねー、天使のお掃除ってゆう名前がついてる国もあるんだって。あ、これは本の受け売りなんだけど。
 よく泣く人は瞳が綺麗とかゆうし、実際泣くとストレス物質が排出されるらしいしね。だから泣く時は思いっきり泣く!出来れば一人で!……でも一人で泣いてるのって結構つらいんだよねぇ。慣れるまで時間かかるしねー。
 おれがべらべらそんな下らないことを語っているのを、興味深そうに彼女が聞いている。もう涙も乾いたらしい。……おもしれぇ子。
 「あそうだ、おれがテッサの泣き場所を提供してやろう」
 「へ?」
 「ヘイカモンベイベー!」
 パン、と胸の前で手を叩いて腕を広げる。僕の胸に飛び込んでおいでハニー。
 テッサはその様子をぽかんと口を開けたまま眺めている。……恥ずかしいんですけどこの格好。
 「僕の胸でお泣き」
 「……いえ、結構……」
 ぷいとそっぽを向いて顔を逸らした彼女の頬かちょっと赤い。わははは、テレとるテレとる。
 「宗介に悪い?」
 少し声のトーンを下げて聞くおれを、テッサがキッという顔で鋭く睨みつけた。なんちゅう変わり身。さすが十代。
 「……どういう意味ですか」
 「別に他意はないさ。でも大佐殿が泣くほど辛いってんならきっと奴がらみだと思って。
 あ、もしかして押し倒されたとか?それともかなめちゃんに負けた?……案外フラれてたりして――――――」
 視線だけずらして思いつく限り彼女が激昂するシチュエーションを並べ立ててやる。言葉が積み重なっていく度にびりびりと肌に突き刺さるような視線がきつくなった。わあコワイ。
 「な、な、なにも知りもしないくせに無責任な発言をして欲しくないわ!
 そうよ!フラれたわよ!悪い!?かなめさんに負けたわよ!それがどうしたっていうの!!」
502「嘆きのアイ・ライク・ユー」:04/05/20 15:41 ID:VzGkAm9F
 ぶわっと涙を流して彼女が憤る。敷いているおれの上着を掴む指がギリギリと爪立てていて、身体が震えていた。
 「そうら出た。もっと泣け泣け、大声上げて泣けー」
 がば!と引き寄せると、胸にすっぽり収まる小さな身体。シルバーブロンドの柔らかな髪が頬に当たって気持ちがいい。
 しばらくの間くくく、と我慢していたようだが、ついに破裂するみたいに泣き出した。
 うわあんうわあん……まるで迷子の小学生がようやく会えたお母さんに抱きついて泣くみたいに大声上げて泣いた。そこにはまるで艦長の威厳とか、レディの粛々たる仕草とかまるでなくて。
 単なる17歳の女の子しかいなかった。
 可愛そうにと思うのはルール違反だとは知りつつも、おれはこの“いとおしい感じ”が同情だろうなって事はうすうす気付いている。だけど口にも表情にも出さない術を知っている。
 抱きしめる身体が小さくてお兄さんは切ないよ。
 こんな女の子があのでかい艦うごかしてねー。
 たいへんだよねー。好きな男は振り向いてくんないしねー。
 辛くて悲しいことは多いしねー。やんなっちゃうよねー。
 背中をさすりながら波の打ち寄せる音を聞いている。寄せては返して、白波を立てながら遠く近く流れている。
 さわさわたまに草木が鳴って、太陽はぽかぽかぬくくて、いい塩梅。海の向こう側が光を受けてきらきら輝いているし、大きな白い雲がゆっくり西に流れていた。
 「私、私は……強くないし、どじするし、メリッサが陸に上がったら使えないことおびただしいってゆうし……
 でも、でも、一生懸命、やってるのにダメで…くやしくて…」
 うんうん、なんて生返事しながら頭を撫でる。その度にぐすぐす言う声が大きくなる。
 「まだ若いからね。時間経てば上手くいくように出来るよ」
 テッサはよくやってる。がんばれがんばれ、キミは出来る子だ。
 「サガラさんに…そう言って欲しかったの……よく頑張ったね、えらいよって……好きだよって」
 一言漏らして彼女がまた泣いた。
503「嘆きのアイ・ライク・ユー」:04/05/20 15:42 ID:VzGkAm9F
 「……どう、すっとしたろ?」
 タオルを差し出して海水で顔を洗うテッサに話し掛けたら、彼女が笑った。
 「はい」
 太陽みたいに輝く声であんまり嬉しそうに微笑むもんだからこっちまで嬉しくなる。
 「そりゃあよかった。
 だがこの浜には悪いことしたなぁ。来る人間来る人間がびーびー泣くんだから」
 あははははと笑い声がハウリングする。天気はいいし、風も穏やかで、波も静かな浜辺に二人。なんて素敵なプライベートビーチ。
 「今度はお弁当持って、みんなで来ましょう。たまには笑い声も聞かせてあげないとかわいそう」
 やさしいねー。お兄さんはテッサがいい子に育ってくれて誇らしーよ。
 「でもみんなに教えるのはだーめ。
 おれらが泣いてるのこっそりバラされたらマオ姉さんにからかわれちまう」
 くすくす、それもそうね。やっぱり二人の秘密にしましょう。
 「……だから、クルツさんも……悲しかったら泣いてくださいね、おねーさんの胸で!」
 ヘイカモンベイベー!テッサが胸の前でそっくりそのまま真似をして手を叩くので、おれはぷっと笑って急に真面目な顔をした。
 「……む、そうだなァ……後二年したらその胸を有効に利用させていただくとしよ」
 セリフが終わってもないのにテッサの鉄拳が飛んできた。
 「ハレンチ禁止ー!!」
 彼女の声が響く。
 おれが笑う。
 彼女も笑う。

 神は天にいまし。全てこの世は事もなし。


 おしまい。
504機動紳士ファーザー:04/05/20 15:50 ID:VzGkAm9F
わあはずかしい!なにこのさわやか3組!みっともない!

因みに僕は>>300です。(本物
505名無しさん@ピンキー :04/05/20 20:48 ID:8iQcDASG
慈円あげ
506名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:34 ID:ss0CenOt
>504
はて、この浜には男女1組しかいないんじゃ……。
そーかあと2組そこら辺の茂みに隠れて(ry
507名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:48 ID:hFQgEs9E
スノーボールとカウボーイの絡みマダー?
508名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:04 ID:pSf51oyc
>>506
あんたのいう「組」と504がいう「組」は、組違いですな
509名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:06 ID:asGfrbSB
おお、ただのバカじゃない大人なクルツを見たのは久々だ。
エロくないが実にツボ。GJ。
510名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:22 ID:Jqau4qfF
おお、ここが某所で噂の自演スレか!
511名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:33 ID:MNnrU/IL
弟はダークでえろえろなのに兄はライトで健全な作風なのだな。面白い兄弟。
512名無しさん@ピンキー:04/05/21 01:10 ID:QsjaP5J4
さんさんさん、たいよーのー、ひかりー♪ぼーくーらのためにー、ふりそーそぐー♪
513名無しさん@ピンキー:04/05/21 07:17 ID:Gpo83Y80
さあー、手をつなーごおー♪一緒にー走ろおー、僕らはなかーまーだー♪
514機動紳士ファーザー:04/05/21 09:33 ID:GTsGB1F4
いつの間にか3組スレに!?よーしお兄さんレスつけちゃうぞー

>>506 そうそうマオ×宗介とカリーニン×マデューカスが草陰に。
>>509 俺は宗介よりクルツのほうが燃える。クルツにテッサじゃ役不足だ。
>>510 兄弟愛のスレッドです。おまいもぜひ混ざりましょう。
>>511 ブラザーは宗介とかなめ、俺はクルツとテッサが好きなだけー。
515名無しさん@ピンキー:04/05/21 22:41 ID:TzAeMEBZ
>510
某所ってどこ?まさか本スレ?
516名無しさん@ピンキー:04/05/25 14:27 ID:hSVmglXY
補習
517名無しさん@ピンキー:04/05/27 03:32 ID:LgcxUTj8
クルツXマオを希望
518名無しさん@ピンキー:04/05/29 10:03 ID:zWRF6fWI
そーすけ・・・私の為に逝って
そしてかなめは引き金を引いた



ターン
519名無しさん@ピンキー:04/05/29 16:56 ID:zWRF6fWI
>>518
うわ。最高
520名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:30 ID:BbvEpASd
このスレの華乙
521名無しさん@ピンキー:04/06/02 07:01 ID:BM9wrp3m
当スレのガイドライン


自演推奨
522名無しさん@ピンキー:04/06/09 10:37 ID:7QoItEdi
保守
そして自演
523名無しさん@ピンキー:04/06/12 09:20 ID:x9yvIlIc
すっかり人のいなくなった自演スレ…
524名無しさん@ピンキー :04/06/12 20:57 ID:pP3CqSHe
スレッドあぼーんする前に最後のカキコ
自演
525名無しさん@ピンキー:04/06/12 22:38 ID:1pQlajCz
まだ引っ張るか自演保守
526名無しさん@ピンキー:04/06/12 23:52 ID:UDwrW2/v
このスレはアホばっかですねw
そんなオレもアホの一人

自演
527 ◆YjsWqh8B4w :04/06/13 07:44 ID:QJdYO9om
やっぱり宗かなでらぶらぶエッチがイイ。濃い奴。
528名無しさん@ピンキー:04/06/13 07:46 ID:QJdYO9om
>>527
YB86しく同意
529名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:09 ID:kuWJdjGW
さすが自演スレ!
530名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:07 ID:IJiLtAZ6
いや実際の話、宗介とかなめはうまいこといくと思うか?
個人的には原作の状況では難しい気がするんだが。
531名無しさん@ピンキー:04/06/13 15:53 ID:q8DbW90z
>>530
単行本でしか読んでないので、現状を把握してないんだが。
まあ富士見ファンタジアだし、あんま後味悪い恋愛にはならねーだろ。
532名無しさん@ピンキー:04/06/14 01:39 ID:NNI1cMlw
>>530
そんなにヤバイのか…
早く、新刊出ないかな
533名無しさん@ピンキー:04/06/14 11:05 ID:mrd/wmke
現状はどうか知らんけどアレだな、後味は悪くならなくても成就はしなさそうな。
宗介に死にフラグが立っている気がしてならないのが俺一人でなくて良かったと胸をなでおろす。
534名無しさん@ピンキー:04/06/14 17:06 ID:H8FZW0tz
ほえ〜。そんな展開なのか。
なんか意外だなぁ。もっと、スカッと終わる気がするのだが…
ガトウの作風なのか?
535名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:34 ID:T5zJHpYD
ネタバレすると、かなめとソースケは逃亡中
アマルガム(だけ?)は陣コーに爆弾仕掛けて脅迫

ついでに、メリダ島にベヘモス*3
536名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:35 ID:T5zJHpYD
>>535

神降臨
537名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:37 ID:T5zJHpYD
流石自演スレですね
538名無しさん@ピンキー:04/06/15 02:07 ID:oZmXdbPp
>>535-537
自演はいいのだが、その内容ほんとかに?
だとしたらかなりハードな内容だ…
539名無しさん@ピンキー:04/06/15 08:03 ID:9OMuyU7W
内容はホント。現在天才になったかなめがヘタレ中。
読んでてかなり不安になるくらい諦めムード。
540名無しさん@ピンキー:04/06/15 11:51 ID:08hhtxOE
>>539
なんか読んで鬱になりそうな展開…orz
DBDですら、読んでてかなり鬱になったっていうのに
ITBが一番好きだから、あのノリでさー、やってくんないのかねー
541名無しさん@ピンキー:04/06/15 19:30 ID:iazs4/rC
暗い落ちが大好物なので今現在万歳三唱。
富士見のアニメ化したシリーズ物で嫌展開のまま終了した話ってあったっけ。
リナのアレもオーフェンのアレも嫌展開のままでは終わらなかったから
>>540が心配するほど嫌な感じでは終わらないよきっとorz
542名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:36 ID:HmHOm/Eu
オレはオーフェン結構、鬱だったけどな。
スッキリではなかった…
543名無しさん@ピンキー:04/06/17 23:02 ID:0xxXfTSj
ソウスケのほうが前向きだったと言ってみる
来月号はあと13日で発売か・・・・
544名無しさん@ピンキー:04/06/18 09:17 ID:+4rJPnCC
13日って、随分先の話だな
早く新刊出てくんないかな〜
545名無しさん@ピンキー:04/06/18 22:59 ID:NmlJRw0j
「音程は哀しく、射程は遠く」は新刊じゃないの?この前久々に書店行ったら売ってて即買いしたんだけど
546名無しさん@ピンキー:04/06/18 23:27 ID:c3ab0HEw
あれは作者の作ったSSって考えたほうがいい
547名無しさん@ピンキー:04/06/21 12:30 ID:n4Nq0VxA
hosyu
548名無しさん@ピンキー:04/06/27 01:41 ID:cQBV5AQs
フォルダ整理をしていたら、昔書いていた中途半端なものが出てきた。
読みたいやついる?
つーか、このスレ見てる俺みたいな物好きっているの?
549名無しさん@ピンキー:04/06/27 02:23 ID:inX0AGXi
おぉ!

カモーン!(ノシ゚Д゚)ノシ
どんと受け止めてやる!
550名無しさん@ピンキー:04/06/27 06:30 ID:y5kELsFP
ようしバッチコーイ!Щ(゚Д゚ Щ)
ついでに点呼すっかぁ。

3ゲットー (´ー`)ノシ
551名無しさん@ピンキー:04/06/27 10:52 ID:+KTqW8sO
4…
552名無しさん@ピンキー:04/06/27 11:04 ID:kUaJFPW7
よーし、パパ、ジサクジサンしちゃうぞー。

ノシ
553名無しさん@ピンキー:04/06/27 16:03 ID:PiX+mV35
5・・・
554名無しさん@ピンキー:04/06/27 23:29 ID:Ga3g4mgt
6であります、サー!
555名無しさん@ピンキー:04/06/27 23:45 ID:Qu7mFUUh
|ω・´)ノ =7
556 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:46 ID:XARqo93m
「サガラさん、今、暇ですか?」
 自分は一体何をやっているのだろうか。
 普段の自分なら絶対にしないことをしている。
 そして、それを抑えられないでいる。
『はい、特に用はありませんが。何か?』
 宗介の言葉が返ってくる。
 口調が友人や恋人にではなく、上官に対してのものである。
 テッサは少し悲しくなった。
「……こんな時くらい……」
『は?』
 自分の思いをつい口に出していたらしい。
 宗介の言葉にはっとなって慌てて弁明する。
「な、何でもありません」
 そう言って一息つくと、テッサは宗介にあることを告げた。
「いいですか、誰にも内緒ですよ」
『わ、分かりました』
 少し焦った感じのした宗介のことばを聞くと、テッサは受話器を置き、自分のベットに座った。
 これから起こるであろうことを想像すると、自分の顔が火照ってくるのが解る。
「…サガラさんが悪いんですからね」
 小さく甘い声でつぶやいてみる。
 テッサが熱く甘い吐息をつくと、右手の人差し指を自分の小さな唇へと運ぶ。
 そっと、優しく指を口内に導き入れると、舌先で指を弄ぶ。
 初めは優しく、だんだんと激しく。 
 室内にはピチャピチャと指をなめる音と荒い息。そして時折小さな喘ぎ声が響いた。
557 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:47 ID:XARqo93m
 宗介は焦っていた。
 彼女がこんな時間に俺に用があるという。
 しかも、そのことを誰にも言うなと。
 彼女は俺にいったい何をさせる気なのだろうか。
 以前、彼女とマオが喧嘩したときは俺にASに乗るための教官をしてくれと頼んできた。
 初めはマオのことを殺せと命令されるものだと、ハラハラしたものだ。
 しかし、今回は全く解らない。
 彼女が誰かと喧嘩しているなんて噂はない。
 もしかしたら、また酔って電話してきただけかもしれない。
 もしそうなら止めなくては。
 しかし、先ほどの電話では彼女の口調はハッキリとしていた。
 いや、彼女はきれる方だ。
 もしかしたら俺に極秘で何かを調査してほしいのかもしれない。
 多分そうなのだろう。
 宗介は勝手にそう決めつけると、例えどんなことを言われようとも成功させてみせる。と、顔を引き締めた。
 テッサの部屋に向かって歩いていると、前方から誰かきた。
「あれ?宗介じゃん」
 聞き慣れた声が向こうから聞こえてきた。
「クルツか」
 お互いが良くみえる所まで近づくと、お互い立ち止まる。
「どうしたんだ? お前がこんな時間にうろつくなんて」
 クルツが不思議そうに宗介を凝視する。
「たまたまだ」
 宗介がなんとかごまかそうと、違和感無く言ってのける。
「ふーん、俺はてっきりテッサの部屋にでも行って覗きをすんのかと思ったんだがな……」
 あんまりな言いぐさである。
「俺はそんなことはしない」
 確かに宗介はそんなことをするようなたまではない。
「クルツはどうしてこんな所にいるんだ?」
 宗介が反対に質問をすると、クルツはあらかさまに焦った。
558 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:48 ID:XARqo93m
「いや、俺もたまたまなんだ…」
「そうか、じゃあ俺は急いでいるから行く」
 これ以上話していることもないだろうと宗介が話を切った。
「ん、じゃあな」
 そのまま宗介とクルツは別れた。
(さて、やっかいなことになった)
 宗介は真っ直ぐにテッサの部屋に行くのをあきらめると、途中で迂回した。
 そのまま歩いていると、やはりつけられている気配がある。
 おそらくクルツだろう。
 宗介の行動に興味を持ったようだ。
 宗介は角を曲がると物陰に隠れた。
 息を殺し、気配を断つ。
 しばらくすると、先ほど宗介が曲がってきた角から忍び足で進むクルツが現れた。
 宗介はただじっとクルツが通り過ぎるのを待つ。
 宗介の姿を見失ったクルツは慌てたようすで辺りを見回す。
 するとそこにマデューカス中佐が偶然現れた。
 マデューカス中佐の姿を見るとクルツは慌てたようすで走っていってしまった。
 マデューカス中佐はクルツを見ると「まったく……」と疲れたようにつぶやき、行ってしまった。
 宗介はそれから三十秒数えると、隠れていた場所から出た。
「余計な手間をかけてしまったな」
 宗介は少し速いテンポで歩き出した。
559 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:50 ID:XARqo93m
 テッサは空いていた自分の左手を胸に持っていく。
 パジャマの柔らかい感触が感じられる。
 弱く揉んでみた。
 まず下着の硬い感触が手に伝わってきて、次に胸が押されるのが感じられた。
 今度は先ほどより強く揉んでみる。
 先ほどよりも胸の形が変わる。
 何度も何度も同じことをする。
 そのたびに自分で自分に感じさせる快感が伝わってくる。
 しかし、全てがもどかしいくらい弱い刺激である。
 テッサは一旦手を休めると、パジャマのボタンを一つ一つ外し始めた。
 全て外し終わるとベットの上に置き、今度はブラのホックに手をかけて外した。
 肩に掛かっているひもを外して先ほどのパジャマの上に置く。
 テッサは自分の上半身を部屋にある鏡で確認する。
 まだ幼さを残す体つきながらも、均整のとれた体が映っている。
 おもむろに右手をお腹に当てて、つつつと下に向かって動かす。
 左手は自分の胸へと移動さしている。
 右手がおへそを経てパジャマのズボンに当たった。
 その下に手を侵入させる。
 するとすぐにショーツが手に当たった。
560 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:53 ID:XARqo93m
 そこで一瞬手が戸惑い、ショーツには手を付けずに、そのまま下へと進む。
 ショーツの肌触りが気持ち良い。
 手が股の間に辿り着くと下への動きを――
 部屋のドアがノックされる。
 ――止めた。
 コンコン。
「誰ですか?」 
 テッサの問いかけに彼女が待っていた人物の声が返ってきた。
「大佐殿、私です。相良です」
 テッサは待つように言うと、脱いでいた下着をベットの下に隠し、パジャマを着直す。
 先ほどまでの行為で乱れてしまったベットのくずれを直し、ドアに近寄る。
 ドアノブに手をかけようとして、少し思いとどまった。
 こんな状態の自分にも分かっている。
 引き返すならここが最後だ。
『大佐殿?』
 ドアの向こうから宗介の声が聞こえてきた。
 テッサは無言でドアノブに手をかけて……ドアを開けた。
「良く来てくれました。どうぞ入ってください」
「はっ」
561 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:54 ID:XARqo93m
 宗介は焦っていた。
 ひどく焦っていた。
 まさかこんな事になるとは思ってもみなかったからだ。
 テッサに部屋に招き入れられ、さあいよいよ命令が、と思っていると、
『どうしたんですか? 中に入って椅子にかけてください。今、お茶を入れますから』
 と、あまりにも普通のことを言われたからだ。
 いったい彼女は何を考えているのだろうか。
 まさか、これはあくまでも個人的なことであるという印か?
 考えれば考えるほど悪いことが浮かんでくる。
「あ、あの、大佐殿…」
「今はテッサと呼んでください」
「!? で、ではテッサ、俺に用とは一体」
「きゃっ」
「テッサ!?」
 慌てて駆け寄る。
「いたたた」
「大丈夫ですか、テッサ。お怪我は?」
「だ、大丈夫です。相良さんは椅子に座って待っていてください」
 どうも様子がおかしい。
 俺は何か見落としているのだろうか。
「お待たせしました。紅茶ですけど、大丈夫ですよね」
「はい」
「どうぞ」
 目の前に置かれたカップを見る。
「飲んでみてください」
562 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:55 ID:XARqo93m
 テッサに見上げるようにして見られている。
 期待のこもった視線だ。
「では」
 一口飲んでみる。
 すぐにレモンの良い香りが口内に広がった。
「どうですか?」
 覗きこむようにして、テッサが宗介の表情を伺う。
「おいしいです」
「………本当ですか?」
「はっ、肯定であります」
「そうですか、よかった」
 テッサは満面の笑みを浮かべると、カップを口元へと運んだ。
 事実、テッサのいれた紅茶は美味しかった。
 だが、今の宗介にはそれすらも疑わしき物であった。
「……それで、テッサ。俺に用とは?」
 いつまでも紅茶を飲んでいる場合ではない。
 宗介は(自分でも解ってはいるが)ひどく緊張した声でテッサに言った。
「え……あ、あのですね」
 テッサはひどく言葉を濁すと、俯いて黙り込んでしまった。
 気まずい沈黙が訪れた。
 その沈黙の間、テッサの顔が赤くなっていくのが宗介には手に取るように解った。
(なんだ。なんだか嫌な感じが……あの時と同じだ。とてつもなく嫌な感じ……)
 宗介はテッサがマオと喧嘩してASの乗り方を教えたときの、砂浜のことを思い出していた。
 テッサがASを(形だけでも)乗りこなせるようにするために、本当に四苦八苦したものだ。
563 ◆ASAGEjGFo2 :04/06/27 23:59 ID:XARqo93m
というわけで、お約束のものです。
いやー、今読み返してみると、猛烈に恥ずかしくて床をごろごろと転がりたくなります。
書いてあったのはここまでです。
続き、どうしようかなぁ……。
まあ、あまり期待せずに。
564名無しさん@ピンキー:04/06/28 00:01 ID:7HYs/h65
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

GJ
とても(・∀・)イイ!!です
565名無しさん@ピンキー:04/06/28 00:31 ID:mQuIlWga
>>563->>564
日をまたいでるからお約束の自演なのか本当のレスなのか分かり難いなw
566名無しさん@ピンキー:04/06/28 01:14 ID:mZeEurZX
なぜそこまで自演を疑うですか。というよりネタですか?
とりあえず◆ASAGEjGFo2さんぐっじょぶ。気が向いたら続き書いて欲しいな〜。
567名無しさん@ピンキー:04/06/28 06:06 ID:teMYrCxY
>>566
お約束。
上の方のレス読んでみ。
568通りすがり:04/06/28 07:04 ID:M7ySePzB
いやまぁ俺のせいなんだが。いやすんませんほんとすんません。

◆ASAGEjGFo2さんグッジョブ。がんがって!
569名無しさん@ピンキー:04/06/28 08:41 ID:zza6OGbn
このスレに限っては、職人の自演もアリだな。IDそのままでわかるようにやってくれるならば。
570 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/01 00:39 ID:NYFHr7vu
>>556->>562を読み返したせいで、続きが書きたくなっちゃったじゃねえかYO!
まあ、近日中にうpしますわ。
571名無しさん@ピンキー:04/07/01 03:43 ID:kj+i+7mW
>>570
待ってる(´∀`)つ旦
572 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/04 01:10 ID:N1MDd8E+
 今回も同じような……いや、それ以上のことが起きるのかもしれない。
 先ほど決心したばかりだというのに、早くも船は座礁し始めている。
 だが、ここで引き下がるわけにはいかない。
 自分は彼女の友人であり、彼女は自分に助けを欲しているのだ。
 しかし、
(それほどまでに言いにくいことなのだろうか?)
 そもそも、彼女が顔を赤くする理由が解らない。
 この部屋の空調は正常に機能していて、自分も暑くは感じていない。
 服装かとも思ったが、特に露出が激しいとは思えない。
 もちろん宗介はその姿にドギマギしてはいるのだが、今はテッサから聞かされるであろう「頼み」の方に強引に注意を向けているので問題ない。
 沈黙の長さに比例して、宗介の不安は大きくなってゆく。
 喉がカラカラに渇き、体温が上昇してくる。
 緊張のせいだろうか、心拍数が高く、音まで聞こえてきそうだ。
(メリッサ、助けてくれ。メリッサ!)
 宗介は心の中で叫んだ。
 だが、スクランブル要請が届くことはなく、現状においては全てを自分一人の能力で解決しなければならない。
 なんという過酷な任務だろうか。
 今更ながらに、自分は、この偉大で計り知れない少女の友人として、不釣り合いなのではないかと思う。
「………あのですね」
 宗介が一人で葛藤していると、テッサの震える声が聞こえてきた。
 はっとして自分の思考を全て排除すると、全神経を集中させる。
「サガラさん…私…私」
 テッサの、自分を見つめる目が潤んでいる。
 頬は上気して赤く染まっており、塗れた唇から出てくる吐息は、少し荒い。
573 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/04 01:11 ID:N1MDd8E+
 宗介は、思わずつばを飲み込む。
 見慣れたはずのその顔が、ひどく魅力的に感じる。
 思考が麻痺し、体が自然に動く。
「―――!?」
 だが、その動きは止められた。
 手元にあったカップに手が当たり、倒してしまったのだ。
 まだ中に残っていた液体がこぼれ、
「うわっ!?」
 とっさに反応できなかった宗介の服にかかってしまった。
「あっ、すぐに拭くものを用意しますね!」
 そう言ってテッサが立ち上がると、慌ててタオルを持ってくる。
「すまない、テッサ」
 拭くのは自分の仕事だと立ち上がりタオルを受け取ろうとすると、テッサはかまわずに自分で机を拭き始める。
 だが、机にこぼれた量は少なく、すぐに拭き終わる。
「サガラさんも、すぐに拭きますね」
 机の上を拭き終わり、テッサが宗介の服にこぼれた分を拭こうとする。
「い、いや、大丈夫だ。自分でできる」
 さすがにそんなことまでさせるわけにはいかない。
 慌てた宗介は、テッサからタオルを多少強引に奪い取ろうとする。
 だが、テッサは宗介にタオルを渡そうとはしない。
「ダメです、私がきちんと最後までやります!」
 そう言って、奪われそうになっているタオルをギュッと握る。
 だが、それに合わせるように宗介はさらに力を込めて力を入れてタオルを引き、
「キャッ!?」
 あまりの強さに、テッサはバランスを崩してしまった。
 体にくるであろう衝撃を予測し、思わず目をつぶる。
574 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/04 01:12 ID:N1MDd8E+
(………あら?)
 だが、予想に反してその衝撃はこなかった。
 代わりに、力強く包み込むような暖かさを感じる。
 どうしたのだろうと目を開けてみると、
「さ、サガラさん!?」
 なんと、自分の体が宗介に抱きしめられていたのだ。
「大丈夫でありますか、テッサ」
(な、何で?)
 実は、お互いにタオルを引っ張り合っていたせいか、手に込めていた力はそのままだったので、
バランスを崩した体は当然のようにテッサの体は宗介の方へ倒れていったのだ。
「あ、だ、大丈夫です」
 慌てて離れようとすると、
「うおっ」
 元々無理な体勢でテッサを受け止めていた宗介は、テッサの動きに対応できずに転んでしまった。
「きゃっ」
 支えを急に失ったテッサも、つられて倒れる。
 だが、今回も衝撃を感じることはなかった。
 宗介が、自分の体を下にしてテッサを守ったのだ。
「すまない、テッサ」
 宗介は落ち着いてテッサを起こそうとする。
 だが、テッサはそれを拒絶した。
 自分を起こそうとする宗介の手を、体を揺すって振り払うと、宗介の胸に頬を乗せる。
「サガラさん……」
 思い出すのは、あのASを動かす訓練をした砂浜のこと。
 少し形は違うが、あのときと同じだ。
(でも……)
 似てはいても、やはり状況は違う。
 今は、他人の目を気にする必要などないのだ。
 愛しい人の胸に頬を預け、うっとりとする。
 だが、一方の宗介は困惑していた。
575 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/04 01:14 ID:N1MDd8E+
(こ、これではあのときと同じではないか……)
 そうは思うのだが、あのとき感じたイヤな予感、このままではいけないという感じがしないのだ。
 彼女から漂ってくる香りはかぐわしく、柔らかい。
 女性を感じる。
 普段意識していない分、衝撃は大きい。
(ど、どうすればいいんだ……)
 とりあえず、テッサが体の上に乗っているので身動きすることができない。
 何かしたくて、でも何も思いつかなくて、何もできなくて。
 宗介は、本当に困っていた。

 しばらく二人で抱き合ったままでいると、宗介はあることに気づいた。
(なんだ、体が熱い……)
 先ほどまでどこも悪くなく、病気もしていないはずの自分の体が、異常な熱を帯びていることに気づいたのだ。
 それだけではない。
 五感が、特に触感が普段に比べて異常に良すぎるのだ。
 普段は気にもとめない服の肌触りから、テッサの身体の柔らかさ、ちょっとした動きから肌にかかる吐息までが鮮明に感じられるのだ。
(自分は、どうしてしまったのだ)
「サガラさん……」
 聞こえてくる声は、自分には熱っぽく感じる。
576 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/04 01:14 ID:N1MDd8E+
「ねえ、サガラさん。さっきの紅茶、少し変じゃありませんでしたか?」
 テッサが急に聞いてきた。
 だが、そもそも自分は紅茶を飲むことなどには慣れていなくて、何がどう変だったのかまるで分からない。
「俺には、よく分からない」
 正直に言うと、テッサはクスクスと笑い、体を動かして上に、つまり彼女の顔が近づいてくる。
 その際、身体の上を滑る彼女の身体の柔らかさが、ダイレクトにこちらへ伝わってくる。
「実はですね、あの紅茶にはちょっとだけ細工をしておいたんです」
 彼女の言葉と一緒になって吐き出される息が、こちらの口の中へと入ってくる。
 その息は熱く、心臓が高鳴る。
「テッサ……」
 目の前にいる彼女が愛おしい。
「それはですね、二人の気持ちが通じ合えるようになる、魔法の薬なんです」
 テッサが目を閉じ、顔を近づけてくる。
 それは、自分も今まで何度もやってきた行為にもかかわらず、全くの別のものに感じた。
577 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/04 01:17 ID:N1MDd8E+
うい、今回はこんな感じで。
つーか、自分すんごいノリノリで書いてますよ。
以降、エロパートに入ります。
こっちは書き慣れていないので品質が落ちると思いますが、ご容赦。
あと、今回以上に時間かかるかもしれんです、はい。
578名無しさん@ピンキー:04/07/04 08:44 ID:f/sfjkFD
グッドグッドグッドジョブ!続きを激しく希望する!
579名無しさん@ピンキー:04/07/04 18:18 ID:tXExPL4u
DM今月号発売sage
580名無しさん@ピンキー:04/07/06 21:18 ID:D2snOTiG
「制服処女」ってエロアニメを借りてみたのだが
2巻の前半で監禁レイプされている少女がテッサに見えた

いやそんなに似てないんだけど髪とか声は微妙に 楽しめたよ
581名無しさん@ピンキー:04/07/15 23:01 ID:E0HJ+bM6
続きマダー?(゚∀゚)ノ
582 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/17 22:16 ID:FymP19wf
もうちょいだよー。
ってか、俺以外に今職人いないのかよ。
583 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/19 00:13 ID:bm55zFVM
 二人の唇が重なる。
 宗介は、そこにかつてない柔らかさを感じた。
 自然に瞼が閉じてゆき、視覚以外の五感がさらに鋭くなる。
 今合わさっている唇が、さらに強く感じられる。
 微かに塗れた唇は、二人を完全に一つにしていて、そこでは熱すらも同一にしようとしている。
 温かい。
 そう感じたのは、初めてだった。
 時間の感覚が、狂ってくる。
 体内時計ではわずか5秒のことなのに、宗介には1時間にも2時間にも感じられた。
 そして、そのわずか5秒でテッサは顔を上げて唇を離す。
「ふふっ、どうですかサガラさん」
「………」
 宗介は答えることができなかった。
 宗介の感じた感情を、感覚を、いったいどう表現すればいいのか分からないのだ。
「テッサ、俺は……」
「イヤ、でしたか?」
 宗介は首を横に振る。
 それを見たテッサは宗介に微笑みかけ、また顔をおろしてゆく。
 再び二人は繋がった。
 ただし、先ほどとは違った繋がり方だ。
 二人の唇が触れ合うと、今度は宗介の口の中にぬめってざらついたものが入り込んできたのだ。
 テッサが舌を入れてきたのである。
 驚きはあったが、宗介はすぐにそれを受け入れた。
 こちらに入り込んでくる舌に、宗介はそっと触れてみる。
 テッサはすぐにそれに反応し、二人の舌は絡み合った。
 宗介も、ぎこちなくはあるがテッサのリードのおかげか二人の交わりはすぐになめらかなものへと変貌する。
 口の中を縦横無尽に貪られる。
 歯を一本一本撫でられ、時々こちらの舌から逃げるように動かしたかと思えば、積極的に絡めてくる。
 口内に流れ込んでくる唾液は生暖かく、不思議と甘く感じた。
 息継ぎのためにいったん唇が離れると、今度は宗介からテッサを求める。
584 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/19 00:14 ID:bm55zFVM
 舌を伸ばし、まずは唇を小鳥のように軽くつつく。
 すると、まるでそれが合図であったように唇が開かれ宗介を誘う。
 宗介は、すぐに誘いに応じた。
 舌をテッサの口内に差し入れ、相手の舌を求める。
 先の動きを思い出し、まねてみる。
 すると、相手は応えた。
 こちらの舌の動きに合わせ、それでもぎこちない宗介の動きをサポートする。
 部屋の中には舌の混じり合う音が、ピチャピチャと響いている。
 その音に、二人は酔いしれた。
 動きは獣のように激しくなり、本能のままに相手を求める。
 唇を甘噛みし、舌を吸い、唾液を流し込み、飲み込む。
「んふっ…」
 度重なる口づけに、口の周りは唾液でべちゃべちゃだ。
 だが、そんなことを二人は気にしない。
「あぁ……ふあぁ。………ふふふ、サガラさん。ねえ、移動しましょう? こんな堅い場所じゃなくて、もっとふさわしい場所へ」
 テッサの意見に宗介は首肯し、二人は起きあがりベットへと移動した。
 テッサは宗介の上着を脱がし、上半身をさらけ出す。
 宗介は、もはや全てをテッサに任せた。
 ベットへと押し倒され、また唇を交わす。
 今度は自分から、先ほどより積極的に舌を伸ばし、絡ませ、唾液を交換する。
 テッサもそれに応じ、室内にはまたピチャピチャという音が響き渡る。
「はぁ…サガラさん」
唇が離れると、テッサの口から荒い息とともにとため息が漏れる。
二人の間に架かった橋をつと吸い、飲み込む。
 フフッと小さく笑う顔は、まるでイタズラに成功した子供のようだ。
 宗介がぼんやりとキスの余韻に浸っていると、テッサは宗介の頬にキスをし、下あごにキスをし、首、鎖骨、胸板へとテンポ良く連続してキスの嵐を降らす。
 特に、鎖骨の少し上あたりを強く吸い、キスの跡を残しておく。
 彼は、私のものだ。
 誰にも渡さないという、彼女の意思表示だ。
 そして、キスの嵐は乳首へと至った。
585 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/19 00:15 ID:bm55zFVM
 テッサから見て右側の乳首に吸い付き、舌を絡めて転がす。
 すでにキスで興奮してコリコリに固まっていたそれを、テッサは最初優しく、次第に早く強く刺激する。
 テッサは、恍惚としてその行為を行っていた。
(あぁ、これがサガラさんの胸)
 何度、この胸に抱かれたいと思ったことだろうか。
 この胸を想い、自らを慰めたことも一度や二度ではない。
 そのたびに、テッサは何度と無くむなしい思いをしていた。
 彼は普段日本にいて、彼女…千鳥かなめさんばかり見て私なんて目にも入っていなくて、今頃二人で仲良く食事をして、お話をして。
 仕方のないことだと、分かっているのに悲しくなる。
 仕事を片づけ一人で部屋に戻ると、いつも真っ先に見るのは彼と一緒に写った写真だ。
 私の横で一緒に写っている彼の写真を見ると、寂しい思いを紛らわそうとしているのによけいに寂しくなる。
 その度に、写真立ての中の彼を前にして自らを慰める。
 マオによって植え付けられた知識を総動員し、彼のものを想像し。
 だが、しょせんそれは想像のものでしかなかった。
 私の望んでいたものが、今目の前にある。
 そう思うだけで、テッサはいつも以上に激しく興奮していた。
「ん…んぅ……ちゅぱ」
 自然、行為に熱が入ってくる。
「くっ……テッサ……」
 宗介は、今まで感じたことのない感覚に翻弄されていた。
 彼が幼い頃は、この顔立ちと肌のせいで何度か襲われたことがあった。
 だが、宗介にとってそれらは全て軽蔑の対象であり、幼いながらに恐怖の対象でもあった。
 自分は、決してこのようなことはしないであろう
 そう決意すらしていた。
 だが、いざ事が始まってしまうと、どういうことか自分の決意も嫌悪感も全てきれいさっぱり気にならなくなっていた。
 いや、むしろそれとは反対にこの行為を受け入れたい、もっと続けたい、そういった感情があふれてくるのだ。
 理性ではなく、本能がむき出しになる感覚。
 今までそういう風にならないよう理性的に生きてきた宗介には、今の自分は酷く無防備に感じられた。
 宗介の経験から言うと、感情的になればなるほど戦場では死ぬ確率が高くなる。
 感情的になるな。
586 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/19 00:16 ID:bm55zFVM
 理性的であれ。
 何度と無く教えられ、また、実感してきたことだ。
 そのはずなのに、宗介は求めていた。
 自分の胸を吸うテッサを見下ろす。
 テッサはその視線に気づかず、夢中になって宗介の胸を吸っていた。
 もちろん、宗介はその刺激に気持ちよさを感じている。
「テッサ」
 呼びかける。
 すると、気づいたテッサは口元を唾液で濡らしながら、顔を上げる。
「ああ、サガラさん…」
 テッサの額にはうっすらと汗が浮いていて、ほつれた前髪が何本かくっついている。
 それに気づき、宗介は自然とその髪をかき上げてやる。
「サガラさん。見てください、私の全てを」
 テッサは、宗介の体に跨るように体を起こすと、煩わしそうにパジャマの上を脱ぎ出す。
 その下には下着はつけておらず、テッサの胸があらわになる。
 肌にはすでに汗が浮いていて、胸の頂に至るように首筋から汗がつと流れ落ちる。
「んふふ、どうですか?男の方に見せるのは、初めてなんですよ」
 怪しくほほえむテッサは、視線の定まらない目で宗介を見る。
 自信と、僅かな恥じらいがこもっている。
 宗介は、思わずつばを飲み込んでいた。
 言葉が出てこない。
 宗介から見たそれは、扇情的でありながら美しかった。
「美しい……」
 宗介には、その姿を美しいと表現する以外に無かった。
「ふふふ。サガラさん、嬉しい」
 テッサは宗介の手を取り、自分の胸へと導く。
 汗で濡れた胸は、宗介の手にぴったりと張り付いた。
 恐る恐る手に力を込めると、テッサは嬉しそうにあえぎ声を漏らす。
「あんっ……。ふふ、大丈夫ですよサガラさん。女性はそんなに簡単に壊れたりなんてしませんから、もっと強くしても」
 怖々とした手つきが面白かったのか、テッサはクスリと笑う。
587 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/19 00:17 ID:bm55zFVM
 それはそうだ。なにせ戦場であれほど勇敢に戦い、そして何度も生き延びてきた彼が、こんな事で戸惑っているのだから。
 テッサにとって、ダナンの皆は勇敢の代名詞なのだ。
 その中でもエリート集団の人間であるSRTの宗介が、こんなことで怯える。
 テッサには――宗介には悪いとは思いながらも――可愛いと思えてしまう。
「あっ……そう、もっと強く……ア、イイッ!」
 宗介がテッサに言われたとおり強く揉むと、テッサはたちまち嬌声をあげ始める。
「んぅ…はぁ、はぁ。ああぁ、んくぅ!」
 宗介の手が不規則に乳首に当たる。
テッサはすぐに昇りつめていく。
「あぁ、サガラさん吸って! 私の胸、強く、お願い!」
 テッサは宗介の頭を抱え、自分の胸へと押しつける。
 宗介は言われたとおりにテッサの胸へと口をつける。
 乳首を軽く吸ったときだ。
「あ、ん〜! ……あぁぁぁぁあああ!!」
 宗介を抱くテッサの力が強まり、すぐにぐったりと力を失ったように倒れてくる。
「ぬぅ…テッサ、大丈夫か?」
 顔を横に倒し、なんとか呼吸経路を確保した宗介は心配そうに訪ねる。
 今の宗介は、顔の上にテッサの胸が来ていて彼女の顔が確認できないのだ。
「ふわぁ…はい、だいじょうぶですよ〜」
 フワフワした感じの言葉が帰ってくる。
「軽くイッタだけですから」
 そういうと、テッサはすぐに体を起こし始めた。
「ねえ、サガラさん。まだ、満足していませんよね?」
 怪しく笑うテッサに、宗介は何も言うことができなかった。
588 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/19 00:19 ID:bm55zFVM
あー、読み返してみるとちょっとくどいかなとか思ったりして。
ともあれ、テッサちゃん大人の女性です!
まだ続いているので、お楽しみに……っていうか、次アップするまでにここ落ちてないよな?
589名無しさん@ピンキー:04/07/19 06:36 ID:0j+DYxCR
頑張ってあげとくので心配せずに書き溜めてけれ。
590白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/20 04:10 ID:3XW8TgFC
某スレ住人です・・・
ちょっとだけ書いてみました。
宗介×かなめ
です
591白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/20 04:10 ID:3XW8TgFC
「あ、ありがとう、ソースケ」
ベッドまで運んでもらったかなめが宗介に感謝の言葉を告げる。
「礼を言う必要はない、君を守る事が俺の任務だ」
照れなのか、僅かに目を逸らして答えた。
十数分前、かなめは数人の男に襲われた。
刃物で脅され路地裏に引きずり込まれて、変な薬を注射器で腕にうたれて危うく・・・
そこにかなめを探しに来た宗介の手によって助けられた。
かなめは一人では立てない状態だったので恭介がかなめの家のベッドまでおぶってきたとゆうわけである。
「千鳥、体は大丈夫なのか?顔が赤いぞ、やはり病院に、、」
不安そうに宗介が訪ねる。
「え?平気、平気、なんともないから」
かなめはできるだけ普段通りの振る舞いをしようとする。
592白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/20 04:11 ID:3XW8TgFC
そう、、、実は全然平気ではないのだ。
先ほど変な薬を打たれてからとゆうもの体が熱く、のどの渇きにも似た疼きが体を襲っている。
ここまで来る間、宗介の背中に敏感になった体が擦れるたびに声を漏らしてしまい、宗介に「どこか痛いのか?」と聞かれるたびに慌てて誤魔化した。
「しかし・・・」
納得できない様子の宗介。
「もう、本当に大丈夫だから、ほら、ソースケも早く部屋に帰って勉強しなさいよ、明日は古典の小テストなんだから」
限界だった。
これ以上宗介と一緒の空間にいたら・・・
「確かにそうだが・・・む、、、やはり熱が少しあるな」
決定的だった。
かなめの額に宗介の手が触れた瞬間、それまで体の疼きを必死に押さえつけていた理性が脆くも崩れ去った。
宗介の腕を掴みベッドに引きずり込む。
593白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/20 04:13 ID:3XW8TgFC
続きはまたいずれ・・・
駄文すみませんでした

では(・∀・)ノシ
594名無しさん@ピンキー:04/07/20 15:12 ID:JHCVjG9K
二人の作家さん乙!
続き待ってまつ(´∀`)つ旦
595名無しさん@ピンキー:04/07/20 18:38 ID:4WBEtTMg

かなめタン (*´д`*)ハァハァ
596 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/21 23:21 ID:NoWMAWYP
 ∧__∧
(  ゚д゚) 続き、正座して待ってます。 
( ∪ ∪ 
と__)__) 
597名無しさん@ピンキー:04/07/23 00:50 ID:BT9Ir68I
続きマダー(・∀・)?
598名無しさん@ピンキー:04/07/29 21:47 ID:LOwCXws1
あー、なんかまたアニメやるらしいねー。
ここも栄えるといいな。
599名無しさん@ピンキー:04/07/29 21:57 ID:eYEsJ+cc
600名無しさん@ピンキー:04/07/30 00:56 ID:3TTGaIZT
マジ?
601名無しさん@ピンキー:04/07/30 01:52 ID:F26Zhrn6
アニメ化は本当のようです。
ドラゴンマガジンのflashで、確認できます。

http://www.kadokawa.co.jp/comic/
602名無しさん@ピンキー:04/07/30 10:59 ID:fouvKCl7
>>599
愛甲さんお久し振りです。
603名無しさん@ピンキー:04/07/30 18:05 ID:FuiiKCC7
レイス女なんだってねー
意外とクールビューティーみたいだし
604名無しさん@ピンキー:04/08/04 13:40 ID:zZqnRow/
それはホント!?それとも釣り?
605名無しさん@ピンキー:04/08/05 01:29 ID:CE/7Enap
本当ですよ〜。最新のドラマガにイラストも出てました。
ちょっとキツ目過ぎて個人的には惹かれませんけど。
606名無しさん@ピンキー:04/08/05 02:08 ID:td0MyUyB
ほえ〜
トンクス

ってか、早く新刊出ないかなぁ。
607名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:16 ID:L8o1YmpD
ちょい質問
このスレの住人的には、テッサはM・Sどっちだと思う?
俺的にはMなんだけど。
ちょっと反抗的で、でもやられちゃうとおとなしくなっちゃうタイプ
608名無しさん@ピンキー:04/08/09 06:41 ID:sgtCM9k1
私の意見としては、テッサは……SMでいったらMですけど、押し倒し受け、と思われます。
いや、相手宗介限定ではありますが、事に及ぶまではその頭脳を持って企てた流れで押すのですが、
いざ事に及ぶとあれこれ齟齬を来たし、気付けばのしかかっていたはずが膝――腹の上で踊らされてい甘い声を上げてしまっている、
とまあそう言うイメージなのですが。
609名無しさん@ピンキー:04/08/10 02:52 ID:ITX9nC7q
まぁ、テッサは恐らく純度100%。混じりっ気無しの誘い受け。しかもやや無自覚な部分あり。

夢見すぎでつか、そうでつか・・・orz

でもま、漏れは正直テッサより禿しくかなm・・・うわ、何wfもえるdmふぉdfmsd@
610名無しさん@ピンキー:04/08/10 10:52 ID:MKrkGCji
しかしソースケは間違うことなきM犬体質だから、誘い受けがどの程度
通用するか…

ああ、だから原作でもうわなにをするやめ
611名無しさん@ピンキー:04/08/19 21:21 ID:nH2bAe60
イイ・・・
612名無しさん@ピンキー:04/08/19 21:22 ID:nH2bAe60
>>611
最高の作品をありがとう。
感動したっ
613名無しさん@ピンキー:04/08/19 23:09 ID:iLljj5HN
まだやってんのか。
614名無しさん@ピンキー:04/08/27 06:33 ID:xfppRoNw
保守
615名無しさん@ピンキー:04/08/28 09:55 ID:vM8ShXTo
ドラゴンマガジン読んだよ

なんかもう、寝取られスキーに転向したほうがいい気がしてきた。
616名無しさん@ピンキー:04/08/29 04:17 ID:vMJgO7oU
詳細キボン
617名無しさん@ピンキー:04/08/29 19:03 ID:+IKUgoXu
>>616
ラノベ板のネタバレスレに行きましょう
618名無しさん@ピンキー:04/08/31 02:38 ID:J0RsC507
鬱展開の連続についていけなさそうだな・・・
619名無しさん@ピンキー:04/09/01 02:52 ID:cFiXxqhk
OMO後のかなめがレナードにこってりと調教されるSSキボン。
一生懸命”努力”するかなめタンハァハァ
620名無しさん@ピンキー:04/09/01 19:19 ID:fceP/fss
>619
(・∀・)イイ!!

しかしまぁ、レナードが書けないのだわ。_| ̄|○
621名無しさん@ピンキー:04/09/02 00:57 ID:SZc83vWU
鬱展開になるのはわかってたけどまさかこれほどとは・・・・・・。
622名無しさん@ピンキー:04/09/02 19:58 ID:fmoWZ2P9
保守
623名無しさん@ピンキー:04/09/03 05:09 ID:S9OiIGAy
興奮する展開になってきたな
ハァハァハァハァハァハァ…たまらん
624名無しさん@ピンキー:04/09/03 19:11 ID:Ft+P9j7H
age
625名無しさん@ピンキー:04/09/06 01:16 ID:MY+wg1pl
ここでテッサとレナードの兄妹エチィでハァハァですよ。






幼い頃の話として
626名無しさん@ピンキー:04/09/11 01:40:22 ID:mLq5AE2N
恭子、冗談のつもりでに「強姦対策訓練」を持ち掛ける。
「手加減ナシでいいよ」と、これまた冗談のつもりで付け加える。

勘違い男・宗介、「任務了解」と言って、マジ実行。
恭子、流石に泣き喚く。それさえ訓練のための演技だと思う宗介は強姦続行。
しかも意外にテクニシャン。

数日後にはペットな恭子(首輪付き)が完成。
宗介は当然、かなめに血の洗礼を受ける。
627名無しさん@ピンキー:04/09/11 22:35:53 ID:S92oJ/Ws
そして、自分にはいつその順番が回ってくるかと期待しているテッサ、っと
628名無しさん@ピンキー:04/09/12 00:30:54 ID:IyV2ggBm
恋する大佐は切なくて、軍曹を想うとすぐ(ひとり)えっt――――――

<銃弾爆撃が飛び交う>
629名無しさん@ピンキー:04/09/12 01:49:29 ID:NPIfIgX3
よく考えたらレナードが迎えに来てくれなかったら
宗介はかなめの目の前で殺されて
かなめ&キョーコはアマルガムの下っ端に
とっつかまって輪姦、とかになってたんだろうな。
レナードえらいじゃん。
630名無しさん@ピンキー:04/09/12 22:27:01 ID:2UMxNAEj
>>629
レナードの機体にアーバレストは破壊されたのだが・・・
しかもアマルガムの目的はあくまでかなめだからクラマもそこまで阿呆ではなかろう
事実、作中ではゴダールは何機かアーバレストに破壊されてるし
631名無しさん@ピンキー:04/09/13 13:16:30 ID:69OiSyvO
アーバレストでも学校から離れられない以上
一般兵に敗北するのは時間の問題だったんじゃないの

アマルガムはそっち方面あんまりお行儀よくないんだと思う
ガウルンもかなめを「手足を折ろうが犯そうが構わんが、殺すな」
みたいなこと言ってたし
実際テッサも犯されそうになってた

クラマはどうだか知らんが
632名無しさん@ピンキー:04/09/23 16:39:52 ID:6jZC4Ip4
保守

633名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:20:36 ID:UsdPWpa8
DM今月号読んで

ソースケタン(*´д`*)ハァハァ

になりました
634名無しさん@ピンキー:04/09/29 01:47:28 ID:qBJSx4oj
詳細キボンヌ

っていうか、新刊はいつになったら出るんだ!ヽ(`Д´)ノ
635名無しさん@ピンキー:04/09/29 05:32:53 ID:UsdPWpa8
11月号のソースケタン(*´д`*)ハァハァ の短編前編ののネタバレ

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1078762495/l50
636名無しさん@ピンキー:04/09/29 10:05:31 ID:qBJSx4oj
>635
dクス!
なんかあらすじ読んでるだけで涙目な漏れ…
幼少ソースケタンの挿し絵が気になる!
…買うか、ドラマガ…
637名無しさん@ピンキー:04/09/30 21:37:34 ID:B5ULL6Dm
>>629
宗介×恭子背徳的で(・∀・)イイ!!
訓練なのに宗介が実践さながらに来ていろいろな所を弄くり回して
「ちょっと待って」とか「ダメっ!!」とか「カナちゃんが…」とか
嫌がる恭子もやがて感じすぎてグショグショになって理性を剥ぎ取られる
抵抗を諦めて「ああぁ…」・・・チュンチュン・・・
なんかすごいエロく思える。
638名無しさん@ピンキー:04/10/04 08:30:03 ID:kQSMKDhc
訓練じゃなくなってるw
639名無しさん@ピンキー:04/10/04 12:59:14 ID:+NLe4q3m
流れを無視してお蓮さんスキーを募ってみるテスト
640名無しさん@ピンキー:04/10/15 12:11:21 ID:13FahXWk
保守
641名無しさん@ピンキー:04/10/21 13:40:51 ID:HYcT+Wh/
新刊読んで(*´д`*)ハァハァ
>619の展開が読みたくなってきた・・・
642名無しさん@ピンキー:04/10/22 08:04:58 ID:lHHge8I4
>>641
同じく
643名無しさん@ピンキー:04/10/29 18:05:06 ID:NGD9tHK+
カシム×かなめ

かなめにいたずらされるカシム
644名無しさん@ピンキー:04/10/29 19:47:32 ID:KzpoURkF
恭子タンは巨乳の眼鏡美少女ということでOKでつか?
645名無しさん@ピンキー:04/11/08 11:48:38 ID:Y2nZZ6oR
緊急浮上
646名無しさん@ピンキー:04/11/09 01:35:07 ID:vJHN5Ls9
新刊買った。
なんか四季童子、絵が下手になった?
全く萌えませんが。
647名無しさん@ピンキー:04/11/10 00:10:20 ID:SGXy5m4B
以前から上手くはなかったと思うけど……
どんどんシャープさと線のキレが失われてく感じがあるな。
648名無しさん@ピンキー:04/11/11 22:36:02 ID:iR0iUL+x
ケコーソしたから、しょうがない!!
649名無しさん@ピンキー:04/11/13 20:46:15 ID:0qaLvksz
もうすぐ冬コミ
650名無しさん@ピンキー:04/11/14 05:30:19 ID:lg1OoEoK
冬コミには間に合わないだろうから、アニメ第三期の放送開始時期を目標に
レナードお兄さんのかなめ陵辱本を出そうかなぁ。
651 ◆ASAGEjGFo2 :04/11/14 21:49:29 ID:Eu9gEYVE
「ふふふ。いきますよ、サガラさん」
 テッサはゆっくりと腰を落とし始めた。
 宗介のモノは、手を添える必要がないくらいに堅くなっていて、ねらいは定めやすい。
 テッサの割れ目からは、愛液がしたたり落ちていて、それがかかるたびに宗介のモノはビクビクと震える。
「あん、動かないでください」
 テッサの割れ目が、宗介のモノをとらえる。
「えい!」
 つぷり。
 テッサは宗介を優しく飲み込んだ。
「ぐがぁっ……!?」
 宗介は、ダイレクトに伝わってきた快感に、抵抗することすら出来ずに射精してしまった。
「あ、まだ…!」
 まだほんの入り口にあったせいか、宗介のモノは射精の勢いで抜けてしまった。
 勢いよく射精された精液は、テッサのお腹にかかる。
「……もう、だらしないですよ、サガラさん。それでも男ですか?」
「はっ、はい……もうし、わけ、ありませ、ん」
 息も絶え絶えに返事をする宗介は、まともな受け答えが出来ない。
「次は許しませんよ」
 テッサはしぼみかけた宗介のモノを手に取ると、自分の股にこすりつける。
「あは、もう元気ですね」
 宗介の若さと射精したばかりの敏感さで、すぐに元の堅さを取り戻していた。
「いきますよ」
 テッサは、ためらい無くくわえ込んだ。
「ちゃんと我慢してくださいね」
 そう宗介を注意して、ゆっくりと腰を落としてゆく。
 ぷつ。
 宗介は、何か薄い膜のようなモノを破った感触を感じた。
「――――くっ」
 テッサの顔が、少ししかめられる。
 だが、テッサは止まることなく最後まで腰を下ろしきった。
652 ◆ASAGEjGFo2 :04/11/14 21:50:10 ID:Eu9gEYVE
「ハァッッ……どうですか、サガラさん。私の中に、全部入っちゃいました」
 宗介の胸に手を置き身を支えるテッサは、汗で額をびっしょりと濡らしていた。
 先ほどしかめられた顔も、今では満足そうな表情に変わっていた。
「私ね、初めて、だったんですよ。だから、すっごく痛いんじゃないかって、そう思ってたんです。でも、変なんです。
サガラさんと一つになっているって、そう思っただけで、痛さが気持ちよさに変わっちゃったんです」
 宗介には、初めてとか痛いとかはよく分からなかった。
 が、何故かテッサを離したくないと、そう思った。
「あはっ、サガラさんの、すっごくあついで素。私、溶けちゃいそう」
 試しに力を入れてみると、宗介のが自分の中でピクッと動いたのが分かる。
 その反応が何故かおかしくて、テッサはクスクス笑ってしまう。
「どうした、テッサ」
「ううん、なんでもないの」
 不意打ちにテッサが動く。
「……っ!」
「ほらほら、あんまり油断していると、またすぐですよ」
 宗介の慌てた様子を楽しみながら、テッサはゆっくりと動く。
 ほんの少し動いただけなのに、強烈な快感が二人を襲う。
「あん!」
 テッサの口から、遠慮のない嬌声が漏れた。
 ゆっくり味わうはずだった快感がい奇異に来て、それを躰がどん欲に何度も味わおうとテッサの躰が自然に動き出す。
「あ、……あっ、あん、あ……ああ!」
 強烈な刺激に膝がガクガクと震える。
 腕に力が入らなくて、宗介の胸に倒れ込む。
 そんなテッサを受け止めながら、宗介はゆっくりと動き出していた。
 しかし、宗介が意識して動いているのではない。
 本能だ。
 テッサの膝を腕で固定し、腰を振る。
「ああぁぁぁ…、サガラさん、サガラさん」
 テッサの声から漏れる声が、雄としての宗介の本能を刺激する。
「ふっ、はっ、あはっ、サガラさん、すごく……いい!」
653 ◆ASAGEjGFo2 :04/11/14 21:50:40 ID:Eu9gEYVE
 自然と動きが早くなり、比例して快感の波が、早く高くなる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
 テッサの嬌声に引きずられるように、宗介は何かを考えることをやめていった。
 本能の命ずるまま、体を動かす。
 すると、よけいな思考が頭から抜けた分、躰がさらにテッサを……女を求め始める。
 腰の動きが早くなり、体の動きがスムーズになる。
 生物としての欲求を満たしてゆく。
「くひぃ…あぁ、私、サガラさん、私!」
 テッサの雌が宗介の雄を感じ取り、より深く、より強く繋がろうとヒダをヒクヒクと動かし、さらなる深みへと宗介を導く。
「くぁ……テッサ!」
「あぁ…! サガ…ラ………サガラ…さ…ああああ……!?」
 頂まで登り詰めたテッサは、今までに感じたこともないほどのオルガニズムを味わう。
 体は弓なりにのけぞり、手の指先から足のつま先までピンと張りつめた。
 その際、今までで一番強く締め付けてきたテッサの絞るような快感に、宗介も最後の階段を一気に上りきった。
「くぅ………っ!?」
 最後に奥まで突いた所で、宗介の精液は尿道を駆け上がり、ペニスの先で爆発した。
 視界が真っ白になり、スパークする。
「あ、ああぁ……熱い……」
 テッサは精を中で受け止めながら、恍惚とした表情を浮かべた。
 そして、目の前にある宗介の唇に軽くキスをすると、眠るように意識を失っていった。
654 ◆ASAGEjGFo2 :04/11/14 21:51:51 ID:Eu9gEYVE
疲れた。
この話はもうおわり。
次、気が向いたらなんか書くよ。
655名無しさん@ピンキー:04/11/14 22:26:48 ID:8tLDWOD5
>あはっ、サガラさんの、すっごくあついで素
ワロタ
656名無しさん@ピンキー:04/11/15 00:05:36 ID:nMCfX/M5
>> ASAGEjGFo2
657名無しさん@ピンキー:04/11/15 10:00:52 ID:zoS9ie0S
恭子×宗介キボンヌ。
強姦対策訓練(*´Д`*)
658名無しさん@ピンキー:04/11/23 15:40:44 ID:FHULPXxv
「甘い・・・」
かなめの首筋に顔を埋めた宗介が呟く。
吐息とちょっと固めの髪がくすぐったい。筋肉質で傷だらけの肩が目の前にある。
お互いに一糸纏わぬ姿。この状況をまだ信じられないような気がして目を閉じる。
(どうしよう・・・こんないやらしいこと・・・宗介と)
考えようとしたとき宗介が動いた。無骨な指がかなめの輪郭をなぞるようにそっと触れる。
肩から腕へ、指先から腰へ。腰から腹部へのぼり肋骨の少し手前で手が止まる。
ごくりと喉が動いた。少し汗ばんだ大きな手のひらが乳房を包む。かなめは小さく息を吐く。
破裂しそうなほど心臓が高鳴っている。感触を確かめるように揉みしだく手のひらが熱い。
ざらざらとした指紋まで判る様な、不思議な感覚が体中を駆け巡る。首筋を這う舌が鎖骨をなぞりながら
降りてくる。
「んん・・・」
胸の頂点が欲するように固くしこり、答えるように宗介の舌が辿り着く。舌の先で転がされると
痺れるような何かが下腹部の奥に響く。くちびるで軽く挟まれそれから強く吸われる。
「・・・あっ!!」
仰け反る身体を押さえつけられ執拗に舌は動く。かなめの反応を見ながら弱いところを探す。
耳の後ろ、首筋、乳房の先、脇の下・・・
探し当てられるたびに小さな悲鳴を上げながら、身体の奥の熱が蕩けてくる感覚が強くなるのを感じていた。
熱は感じるけれどどこか冷静に見える宗介が憎らしい。
(このままじゃ、おかしくなっちゃうよ・・・でも)
もっとして欲しい、そう願う自分が怖い。
かなめはシーツをぎゅっと握り締めた。
659名無しさん@ピンキー:04/11/23 15:42:03 ID:FHULPXxv
だんだんと下りて来る舌の感触が身体をざわつかせる。両脚は固く閉じ合わせてはいるものの、彼の吐息と熱を感じるたびに緩みそうになる。
宗介がその場所まで下りて来た時、かなめの予想に反して彼の動きが止まった。
見られている
そう思うと身の置き所の無いような恥ずかしさに身体が火照る。ずっと閉じていた目をうっすらと開くと
やはり宗介はかなめを見ていた。脚を跨いで膝立ちになってやや前屈みになっている。
かなめは彼の腰の辺りを見遣りまた目を閉じる。男性器を見るのは初めてではない(変質者にみせつけられた)けれど、同級生の、身近な男子の「男」の部分を見るのは初めてだ。ちらりと見たそれは大きく感じた。
いっそう固く脚を閉じ合わせ、顔を背ける。その動作に宗介は少しだけ悲しそうな顔をしたが、かなめには判らなかった。
ベッドのスプリングがギシリと唸り、宗介が下半身へと再び覆いかぶさる。彼は太腿に口付ける。優しく吸い上げながらゆっくりと足の付け根から膝頭へ滑らかに。性急に求められる事を期待していた自分が急に恥ずかしくなる。熱い唇が肌を滑る感触がとろりと心地良い。
しかし膝に手をかけられ足を持ち上げられ、丁度赤ちゃんがおしめを換えられるときのような格好にされるとかなめは悲鳴を上げた。
「や・・・やだやめて!」
固く閉じたはずの太腿は容易く割られ、秘所が明かりの下に晒される。
思い切り良く足の付け根辺りに顔を伏せた宗介の頭を押しのけようと手を伸ばすものの、舌の先端が突起に触れた瞬間に力が抜ける。
力なく頭に掛けた手で髪をくしゃくしゃとかき混ぜながら、意味不明の言語と吐息を散らす。
彼は丁寧に襞を舐め上げながら腰を抱く。かなめの脚が肩の上でびくんびくんと跳ね上げるのも構わず
舐め続けた。唾液ではない粘り気のある液体がどろどろと溢れ出してくる。それを音を立てて吸い上げられ、卑猥な音が部屋中に響くのをかなめはどうしようもない気持ちで聴いた。
660名無しさん@ピンキー:04/11/23 15:42:53 ID:FHULPXxv
「や・・・だめ・・・そ・すけ・・・あぁっ」
本当にやめて欲しいと思い、でも本当にやめて欲しくない。気持ちいい。でもこわい。恥ずかしい。
宗介は声が聴こえているのかどうか、止めたり手加減したりはしない。じゅるじゅると啜る音がいっそう大きく響く。
せりあがってくる快感にもう心と身体をコントロールできなかった。一番敏感な突起を再び吸い上げられたとき、意識が白く濁り霞んでしまった。
ぐったりと荒い息をつくかなめの身体の中心に宗介は自分自身をあてがう。
唾液と愛液で濡れそぼっていても入り口はきつく、力を入れると滑って外れてしまう。
「力を抜け、千鳥・・・」
「そんなの・・・無理っ・・・」
硬く脈打つ陰茎を手で支えて強引に先端をねじ込む。先が入ると更に力を込めて進入を試みる。かなめは痛みと異物感に悲鳴を上げた。
「痛い、やだ、・・・宗介!やめてよ・・・やだよ・・・」
身を裂かれるとはこんな痛みだろうか?涙が後から後からこめかみを伝う。宗介が少し怯んだように腰を引く。だが抜いたりはしなかった。
突然宗介の顔が目の前に現れる。また少しずつ入ってくる痛みにかなめの顔が歪む。シーツを掴む手を上から押さえつけられるように握り込まれる。
「俺は謝らない、やめたりもしない・・・・・・」
仏頂面の男の瞳が揺れた。上擦る声に鳩尾がキュウと締め付けられる。
「俺は君が・・・好きだ」
あ・・・と思ったときには根元まで埋め込まれていた。
「そぅすけ・・・」
(今なんて言ったの・・・?ほんとに?本当なの・・・?)
痛みとは違う涙が溢れる。
名を呼ばれると同時に小さく呻いて宗介は動き始めた。打ち込まれるたびに襞がめくれ、再び卑猥な音をたてる。
661名無しさん@ピンキー:04/11/23 15:43:31 ID:FHULPXxv
貫かれると痛みよりも異物感を強く感じた。しかしそれにも慣れてくると下腹部の奥からざわつくような熱がかなめの身体を支配し始める。熱は波になり腰の動きにあわせて全身を駆け巡る。
再びせり上がってくる快感、先程よりも強く。
「ひ、あっ・・・」
「きつ、い・・・っ」
熱い塊が身体の内側を激しく叩く。かなめは夢中で宗介の首にしがみついた。そうしないとバラバラになってどこかへ投げ出されてしまいそうだった。
「そうすけ・・・私も・・・好き、宗介!」
「くっ・・・!」
"かなめ・・・!"
ひときわ強く打ち付けられた腰が細かく痙攣し、かなめはきつく抱き締められた。膣の奥で何かがはじけるのと同時に目の前が真っ白になる。意識が薄れる中、宗介が自分の名を呼ぶのをどこか遠くで聴こえた気がした。

ぽとり、と何かが顔に落ちてきた。
うっすらと目を開くとすぐそこに宗介が居た。額から汗が流れ顎を伝いぽたりと頬に落ちてくる。
息が荒い。
(男の人ってこんなに汗をかくんだ・・・)
宗介は相変わらず仏頂面だ。感情を出さないようにしているのは性分なのか、訓練なのか分からない。
でも、かなめには分かる。彼の瞳の奥に揺れているもの。分かっていても、やっぱり聞きたい。何度でも。
重くだるい腕をできるだけ優しく彼の首に回し引き寄せて、じっと目を見つめる。ちょっと睨むように。
「ソースケの・・・・・・馬鹿!」
「ち、千鳥・・・その・・・」
ハリセンを警戒しているのか彼の首に力が入る。
「もう一度ちゃんと言って、私の事どう思ってるか。じゃないとお仕置き」
「う・・・・・なんて理不尽な要求だ・・・」
短くない間さんざん逡巡する彼を眺めてくすりと笑う。
彼が重い口を開き何かを囁いた後、かなめはとびっきりの笑顔とキスを彼に贈った。

終わり
662名無しさん@ピンキー:04/11/23 15:47:11 ID:FHULPXxv
一個だけ上げてしまいました。すみません。
あと改行が変・・・
甘すぎる二人を書きたくなったので書いてみました。
書き捨て御免。
663名無しさん@ピンキー:04/11/24 01:33:34 ID:+Gngu1fg
(*´Д`)ハァハァ
664名無しさん@ピンキー:04/11/24 04:35:24 ID:Aw4RbO0U
                   ,-、            ,.-、
        ./:::::\          /::::::ヽ
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|
       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     /                ヽ、::::|
    /                   ヽ|
     l  /               (     l
    .|    ●            \   |  勃起して
     l  , , ,           ●     l   立てないよ
    ` 、      (__人__丿    、、、   /
      `ー 、__               /
         /`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
        ./        ___ l __
         l   ./    /  |/ |
         `ー-<    /  ./  ./
           `ー‐--{___/ゝ、,ノ

665名無しさん@ピンキー:04/11/25 22:54:33 ID:PWGf0y61
いつのまにか職人が・・・
GJ!!
666名無しさん@ピンキー:04/11/28 00:54:50 ID:AcHDtwbZ
一般人がかなめに催眠術でエロ行為をさせるとして、
それを安全にやれる場所はどこだろう?
ミスリルやアマルガムの監視があるし……
お連さんも一緒に裸エプロンとか泡踊りとかダブルパイずりとかダブルロストバージン書きたいなあ。
667名無しさん@ピンキー:04/11/28 02:02:13 ID:+Ek8nhB/
>>666
さすが悪魔の数字、言う事の破壊力も絶大だな
……細かいトコ無視でお蓮さんとのダブルパイズリとか普通に書きてぇ
ただ、ロストバージンは苦手。ヘタレだからね、血がね……org
668名無しさん@ピンキー:04/11/28 11:09:36 ID:AcHDtwbZ
二人の作った食事を口移しで堪能した男は二人にも「食事」をさせる事にした。
「それ」がいかに美味な物であるかを暗示で植付け、食べる時の「作法」も教え込む。
空腹な(と思い込まされている)かなめと蓮は何の疑問も持たずに言葉どおりにエプロンの首紐を外し、乳房を露出させて男の足元に近寄っていった。
「早くしよ、お蓮さん。お腹空いちゃった」
一刻も早く空腹を満たしたいのかすばやく動いたかなめは豊かな乳房を男の右側からそのペニスに寄せて蓮を急かす。
そそり立つペニスに僅かに触れるかなめの乳房はそれだけで張りと弾力を感じさせ心地よかった。
これが性的な奉仕だとは思っていないはずだが外気に晒されている為かピンク色の乳首は尖り始めている。
「はい、かなめさん。私も早く味あわせていただきたいですから……」
かなめに一歩遅れて連は男の左側から自分の乳房をペニスにそっと添えた。
かなめが弾力を感じさせるなら、連の胸は吸い付くようなしっとり感に秀でていた。
もちろん滑らかさも兼ね備えていて量感はかなめとほぼ同程度。
わずかにサイズは劣るかもしれないが未経験の高校生でありながらかなめにはない色気があった。
かなめと同じく色素の沈着とは無縁だが蓮の場合、桜色と形容したくなる乳首も控えめに立っていた。
669名無しさん@ピンキー:04/12/01 14:34:32 ID:1D1NEjHY
「いくよ?せーの……」
ぐにゃり
かなめの声と合わせて左右同時に乳房がペニスに押し付けられた。
「「ひゃうん!?」」
「うあ……」
その拍子にピンクと桜色の乳首が押し付けられあい、その刺激に二人は思わず声を上げ、
男も二つの乳房に自身が埋め込まれる感覚に呻きを上げた。
「あーびっくりした……」
「は、はい。なんでしょうか、今のは」
「えーと、今のはその……」
「?」
(いわゆる「えっちな感覚」だけど、ひょっとしてお蓮さんってオナニーもした事ないのかな?)
疑惑を感じたかなめだが、「えっちな感覚」が食事中に発生する事は疑問に思わず「作法」に置ける副作用と認識して納得している。
「き、気になるだろうけど、こうやって食べるにはどうしても感じちゃうものなの。
 ちょっと食べるのに苦労しちゃうけど味はそれに見合ってるそーよ」
触れ合った乳首からジンジン走る感覚に頬を紅潮させながら言うかなめに蓮は素直に頷いた。
「美味しい物を頂くには手間暇をかけなければいけませんからね」
和風料理の仕込みの重要さを思い浮かべて、かなめと同じく頬を染めた顔で微笑む。
「そうだ、早く食べたいんだろ。さっさと始めてくれよ」
670名無しさん@ピンキー:04/12/01 18:27:11 ID:NbpWyHS2
4円
671名無しさん@ピンキー:04/12/02 09:05:29 ID:CKI48Ux8
催眠ネタはいいけんど、むしろ催眠ネタだからこそ前振り重要なんちゃう?
シーンだけ抜き出してもついてけませんぜよ。
672名無しさん@ピンキー:04/12/02 11:23:46 ID:z0E8RkSv
>一般人がかなめに催眠術でエロ行為をさせるとして、
>それを安全にやれる場所はどこだろう?
これが思いつかないし、とりあえず前振りは置いとかないと書けなかったのでOTL
いずれ一本の作品にまとめるつもりなので前振りはその時までお待ちを。
673名無しさん@ピンキー:04/12/15 16:52:38 ID:OqEVa0jP
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|    age

   ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ∧_∧ 
  ∧( ´∀`)
 ( ⊂    ⊃
 ( つ ノ ノ
 |(__)_)
 (__)_)

674名無しさん@ピンキー:04/12/17 07:12:51 ID:roQA2gnt
(´・ω・`)ショボーン
675名無しさん@ピンキー:04/12/23 22:24:32 ID:pPDNAQsE
hoshu age
676名無しさん@ピンキー:04/12/26 02:15:50 ID:7uXwMA4V
初登場で体売ろうとする
ナミタン(*´д`*)ハァハァ
677名無しさん@ピンキー:05/01/06 02:17:58 ID:IsRWeJNY
(*´Д`)ナミタンハァハァ
678名無しさん@ピンキー:05/01/16 05:52:48 ID:QWW4rt5c
人いないね。
679名無しさん@ピンキー:05/01/17 01:45:50 ID:9lbnME8y
そこで自演ですよ。
680名無しさん@ピンキー:05/01/17 01:51:47 ID:9lbnME8y
>>679
まったくその通り!
681名無しさん@ピンキー:05/01/19 19:35:57 ID:bQDcZDD/
まだ言うのか。
682名無しさん@ピンキー:05/01/19 19:38:51 ID:bQDcZDD/
言うに決まってるじゃないか681。
683名無しさん@ピンキー:05/01/20 02:20:21 ID:fvZPXhew
おまいら(おまい?)何やってるんだw
684名無しさん@ピンキー:05/01/20 14:00:00 ID:qLQydGYy
ふもっふもっ
685名無しさん@ピンキー:05/01/20 21:05:50 ID:I1hKl/xY
最新巻読んだけどさーあとがきで
「こーゆーのを鬱展開ってゆうようですが云々」
と書いてあるのを見て何様ですか作者様と思ったよ。
物語が憂鬱なんじゃない。
読んでる人間が鬱になるから鬱展開だ、よく覚えておけ。

とんでもない所で切りやがって
とっとと続き出せコノヤロー
686名無しさん@ピンキー:05/01/22 16:02:19 ID:bq7C9Fpf
DM買ってないんだが次の巻から新章ってホント?
687名無しさん@ピンキー:05/01/23 00:47:31 ID:R22DP6Of
先月号から始まってたが
東南アジアでバトリングやってる
688名無しさん@ピンキー:05/01/24 13:22:12 ID:1kqXFaNJ
宗介は散髪の時かなめがキスしたがってたのにいつ気づいたんだ。
今思うとあのムードってフラグ立ってたじゃん、ってことなのか。


ナミには宗介に
あんたならタダでいいよ、とか迫ってあっさり断られて欲しい。
しかも毎晩。
689名無しさん@ピンキー:05/01/24 21:16:16 ID:FO9xF1jI
というわけでもまえら、ジサクジエンしてもいいでつか?

こういうのを書くのはどうも下手なんだが・・。一応、できあがったわけだしな。
690名無しさん@ピンキー:05/01/26 01:19:08 ID:mc+xjj9r
>>689

どんなんでもいいから、ネタを投下してくれ。
691名無しさん@ピンキー:05/01/26 20:27:26 ID:poXKIaEg
というわけで投下。パスは「素材にこだわる解放戦線」軍曹×テッサたん
ttp://up.isp.2ch.net/up/e021cadbbb87.zip

あまりにも酷い出来なので略
692名無しさん@ピンキー:05/02/09 03:15:39 ID:TwCk3q9h
age
693名無しさん@ピンキー:05/02/12 10:02:19 ID:B/vLgqkY
>>691
久々に来てみたら…

とっくに落ちてるね
694名無しさん@ピンキー:05/02/12 21:28:53 ID:sNzrVo+O
>693
わざわざ読むほどのものでもないさ。
695名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:53:49 ID:TacbXgFf
age
696名無しさん@ピンキー:05/03/05 01:14:48 ID:AE8DZIDm
ナミたんで誰かなんか書いてください
697名無しさん@ピンキー:05/03/17 00:05:31 ID:FSef8h72
age
698名無しさん@ピンキー:05/03/19 18:52:51 ID:6GYNHaMC
保守
699名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 22:32:08 ID:irkBI19S
久々に来てみたら誰もいない・・・。
700名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 05:31:40 ID:PuPdm1kg
ここはなんて表示かな?
701名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 02:36:37 ID:LyUNLEVl
ageたりしてみる
702名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 23:08:47 ID:X0acJ8pP
sageたりもする
703名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 17:40:23 ID:DLEevu2q
マオにいろいろ悪戯をするクルツ。
704名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 14:53:08 ID:qvf2Qty4
てっさ
705名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 21:55:46 ID:OF27PoOa
新しいアニメっていつから?
706名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 12:05:27 ID:eQgr4l4g
保守
707まぁ適当に:2005/05/02(月) 12:45:52 ID:jCNCMzUg
「む」

昼休み。
いつものように味気ない食事を採っていた宗介は、携帯の着信に気付いた。
少し離れた席では、かなめが眠っている。


「・・・クルツからか」
着信表示はクルツ。
また何か良からぬことを企んでいるのでは、と思いつつも、電話をとる辺りは彼らしいと言えた。

「なんだクルツ。まだ授業が残っているんだが」『安心しろよ?手短に済ませるからな』

クルツ特有のおちゃらけた声ではない。
・・ミスリルの事かと、宗介ははっきり解った。
『テッサからの厳命だ。千鳥かなめの護衛を、お前からマオ姐さんに切り替える。本日イチナナマルマルに姐さんがそっちに行くからな』
「・・・なにを言ってる?」


宗介は呟いた。
折角親密になれたのに、今更別れなんて。

『で、お前はテッサの護衛だ』
「・・・了解した」

彼らしくもない。
自失呆然としながら、宗介は電話を切った
708名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 16:13:38 ID:+gjNX54C
キタのか?
709名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 19:31:06 ID:jfuAG0ZC
ついに来たよだ
710名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 20:15:27 ID:6F6/5Zl1
うむ、ありがたくいただこうじゃないか。
711名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 23:06:13 ID:eHZ6HUC3
早くこないかな。ずっと裸でいるのだが・・・。
712名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 00:15:40 ID:8ZCjqqJX
なにも素っ裸で待つことはない。
ほれこのようにズボンだけずらしてな・・・
713名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 21:38:38 ID:d15fc/ZM
宗介×かなめエロ小説ハケーン
職人さん待ちの間にどぞ
ttp://www2.plala.or.jp/crane/saryou/story/fmp/confidential.html

ついでにかなめの画像
ttp://www14.oekakibbs.com/bbs/tudukeyo-/oekakibbs.cgi これの330

外出だったらスマソ
714名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 09:59:21 ID:fpUmy8zr
裸でいたが、待ち疲れてパンツを穿いてしまったよ。
715名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 22:00:14 ID:tYdxo+Ap
死んじゃやだ。
716名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 17:54:54 ID:kpIfMlvY
今、全アニメを見終わったんだけどエンディングにかなめと一緒に出てくる茶髪ショートの女の子って妹?
スケート一緒にしている娘なんだけど

期待していたのに一回も登場しなかった・・・orz
というか本当に妹?小説読んでないから分からないし検索しても出てこない
名前あったら教えて下さい
717名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 19:50:05 ID:b/fRMSl3
幸せならクリックしよう♪
http://pink-heart.biz/images/log/ http://pink-heart.biz/images/log/
幸せならクリックしよう♪
http://pink-heart.biz/images/log/ http://pink-heart.biz/images/log/
幸せなら態度で示そうよ
ほらみんなでクリックしよう♪
http://pink-heart.biz/images/log/ http://pink-heart.biz/images/log/
718 ◆ASAGEjGFo2 :2005/06/02(木) 23:38:00 ID:RCiIdFQA
テッサ「あん、相良さんたらこんなに硬くなっちゃって」
サガラ「あ、いや……すまない」
テッサ「うふふ、いいんですよ。私だって、硬くなっちゃってますから」
サガラ「テッサもか?」
テッサ「ええ、今だって、心臓がドキドキってすっごく高鳴ってるんですから」


カナメ「………ねえ、もしかしてそれは私に対する嫌味?」
サガラ「?」
テッサ「うふふ、どうでしょうね〜」
カナメ「ていうかね、たかが誕生パーティーくらいで大げさなのよ!!」


という一発ネタを思いついてしまった。
ごめん、吊ってくる。
719名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 21:01:16 ID:lHUwZnZy
  /⌒ヽ 光る風を追い越したらー
二( ^ω^)二⊃         /⌒ヽ
  |    / /⌒ヽ ⊂二二二( ^ω^)二⊃ 君にきっと逢えるねー
 ⊂二二二( ^ω^)/⌒ヽ   |   /
  ノ>ノ   ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽノ     /⌒ヽ
 レレ     ( ヽノ|    /   ノ>⊂二二二( ^ω^)二⊃ 新しい輝き
        ノ /⌒ヽ ヽノ   レレ      |    /
  ⊂二二二( ^ω^)二⊃  /⌒ヽ     ( ヽノ
        |   ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ノ>ノ  HAPPY READY GO!!
         ( ヽノ      |    /   レレ
         ノ>ノ       ( ヽノ
     三  レレ        ノ>ノ
720名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 14:51:32 ID:U5CzIrDa
>716
妹の千鳥あやめ。
かなめの父親と妹は今のところ原作でも
直接出てきた記述はないと思う。
721名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:35:31 ID:oS+ZseLV
>>720
ありがと
722名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 19:27:11 ID:9wkclWon
アニメ化っていつ?
723名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 03:58:39 ID:YY81S1du
7月13日の夜中から
ttp://www.wowow.co.jp/anime/fullmeta/
724名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 01:18:26 ID:eTo7kiat
テッサたんテッサたん
725名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 07:28:04 ID:fDfnZ88s
かなめたんかなめたん
726名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 20:55:41 ID:vqJ8CWa6
テッサたんかなめたんときたら次は誰だろう……
727名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 01:22:09 ID:1fSNL2Ev
婦警さん婦警さん
728名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 01:48:16 ID:6fV+p3Qp
レイスたんレイスたん
729名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 06:10:51 ID:EDROYn9K
だれかエロSSかいてくれ
730名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 08:45:50 ID:6FNHOr9z
>>726
恭子たんがいるジャマイカ!
恭子たん恭子たん
731名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 22:26:07 ID:1OKNKTM9
恭子タソ(・∀・)マダー?
732名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 23:25:35 ID:hmw9wcjZ
おとーさんおとーさん
マオがいるよ
733名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 04:17:48 ID:wDZ63ve4
ボンタくんはだめか?
734名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 14:20:46 ID:FZx05JwE
なぬっ? ボン太くん X かなめ???
735名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 08:52:30 ID:tUqu3f5C
テッサたん愛してる
736日常に潜む一コマ:2005/07/19(火) 19:24:32 ID:EBMQvIsg
 戦場。そこは最も人間が人間らしさを捨て、そして人間が最も人間らしく振舞える場だろう。
 理性ではなく本能のフィールドだ。
 千鳥かなめの隣りに普段ならいる相良宗介などは、あきらかにそちらのサイドに属する人間だろう。
 今現在。正確には明日の夕方まで、宗介は本来のフィールドでミスリルの作戦に参加していて、ガードするかなめの傍を離れていた。
 それを油断や平和ボケと切って捨てるのは酷かもしれない。
 日本で送るあまりにも普通な生活。非日常がテリトリーの彼には、日常の中に潜む危険など、到底察知できようはずもなかった。

「やぁ〜〜〜〜♪ カラオケなんて久しぶりだなぁ〜〜〜〜 いっつもはあの…………バカぁ!! がいるからね」
 マイク片手にわざわざ『バカぁ!!』の部分の前に一拍置きながら、かなめはボックス内が揺れるくらいの大声で言い放つ。
 ご機嫌斜め。つき合わされている恭子は響くハウリングに、ちょっと困った顔で耳を押さえた。
「しょうがないよかなちゃん、相良くんが突然用事が出来るなんていつものことなんだしさ」
 いつものことだが恭子の切り込みは鋭い。いきなりかなめの怒っているその理由、その核心を突いてきた。
「な、なに言っちゃってんの恭子、い、いやだなぁ、あんなやつなんか……う、うはっ、うはははははは………うはははははっ」
「かなちゃん、マイクマイク」
 引きつった大笑いがいいかげん耳に痛い。なにより不気味だ。
 チラッと恭子が壁に掛けられた時計を見るとそろそろ終電が近い。
 しかしもうなにやらすでに、かなめは次に歌う曲を選びながら、グビグビと音を立ててビールを、それもジョッキで呑んでいる。
 顔も随分と赤い。駅の前で夏の未成年を待ち構えているだろうお巡りさんに、警察署までお持ち帰りされる可能性は大だ。
 これはもう仕方ない。このままここで大人しく、千鳥かなめリサイタルを聴いてるのが正解だろう。
737日常に潜む一コマ:2005/07/19(火) 19:25:42 ID:EBMQvIsg
 そう決めてしまえばそれはそれでいい。家には電話もしてないので怒られるだろうが、いまはそれよりも――――。
「かなちゃん、スカートで胡坐はやめた方がいいと思うよ」
 陣代高校から直行で来たので、ふたりの格好は制服のままだった。短いスカートの隙間からは、白いショーツがバッチリと覗いている。
「お!? とととと!!」
 酔いが回って警戒心が薄くなっていたかなめは、慌ててスカートを直しながらソファーの上で正座になると、頭を掻いて誤魔化すような
照れ笑いを浮かべた。
「角部屋だから他のお客さんに見られることはないけど、店員さんだっていつ来るかわからないんだからね」
 人差し指をぴっと立ててお母さんみたいにそう言う恭子も、かなめほどではないが顔が赤かったりする。
 目の前のテーブルに置かれているコップの中身はジュースではない。恭子はおかわりを軽く五杯以上はしているはずだ。
「まま、恭子さんもう一杯いかがですか? いやなことは呑んで忘れましょうよ」
 そんな疲れたサラリーマンのようなことを言いながら、別に恭子はいやなことはないのに、勝手にかなめは注文する為に受話器を取る。
「あ、すみません。ビー、ああ、っと、…………スクリュードライバーを二つください」
 本当はかなめ的には麦汁を頼みたかったが、ビールばかり呑んで歌っていると、おっさん臭いことに今更気づいて却下した。
 ボックスに入ってから四時間と少し。
 もうとっくに手遅れな気がする。店員たちの話題になっているかもしれない。男らしいを飛び越しておっさんの女子高生がいると。
「は〜〜〜〜い すぐにお持ちしま〜〜〜す」
 返ってくる店員の軽い、というよりもチャラい声。
 これだけのやり取りだが、かなめは用件だけ伝えて無愛想に電話を切った。人付き合いはいい方なので、これは結構めずらしい。
 ただそこそこ酔っているので、かなめはあまり深くは考えなかった。考えたくもなかった。
 しかし考えたところで、想像力を働かせたところで、答えなど出やしなかったろう。そんなもの出るはずもない。
 自分たちの話題で店員が盛り上がっていることも、ボックス内にカメラが仕掛けられていることも、ふたりにわかるはずがなかった。

続く
738名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:45:53 ID:JLiMZ0+X
おおっ久しぶりの新作降臨喜びのage!
739名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 04:47:39 ID:e4MCJD87
かなめをやさしくいたぶるレナードキボンヌ
740名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 08:40:09 ID:7bhXinyn
(;´Д`)ハァハァ 二人まとめて輪姦されちゃうの?
741名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 12:10:40 ID:u0P86HqG
店員にビデオを撮られて脅迫。
そして二人の性奴隷誕生の黄金パターン期待w
742名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 12:22:02 ID:yYmW1SeE
いやいやそこでソースケとのハメ撮りになるのですよ
743日常に潜む一コマ :2005/07/22(金) 19:25:11 ID:2rPux9Ar
コメントくださった方どうもありがとうございます。

>>737の続き

 ユラユラする。
 まるで波間を漂う小船に乗っているみたいだ。なんだか自分の身体なのにひどくぎこちない。
 気持ちいのか気持ち悪いのかすらも、靄がかかって思考のはっきりとしない頭ではよくわからなかった。
「だいじょうぶかなめちゃん」
 そんなかなめの肩を馴れ馴れしく抱いて、男は耳朶に息を吹きかけるように囁く。
「ん……」
 かなめがくすぐったそうに小首を傾げると、男はにやりと厭らしそうに口元を歪めて、更に熱すぎる吐息を吹きかけ囁いた。
「ふ〜〜〜〜ん かなめちゃんは耳が弱点なのかな?」
 言いながら男はかなめのうなじに顔を近づけると、クンクンと鼻を引くつかせて獲物の匂いを吸い込む。
「くぅん……」
 それだけでもうくすぐったそうにしているかなめに構わず、複雑な造りの耳朶へと尖らせた舌先を捻じ込んだ。
「んッ……くぅん……ンンッ…………」 
 得体の知れないゾクゾクにかなめの肌が粟立つ。
 無意識に口を半開きにして熱い吐息を漏らすその顔は、元々がモデルの様な外見の為もあるが、この年頃の娘にしか決して出すことの
出来ない蒼い色気を漂わせていた。
 その姿に劣情を煽られた男の舌先は、逃げようと首を振るかなめを執拗に追いかける。
 結果としてこの追いかけっこで、かなめは耳だけでなく、ほっぺや首筋にもベタベタに唾液を塗りたくられていった。
 男は一通りかなめの顔を舐め回すと、笑いを噛み殺しながらまた耳元へと囁く。
744日常に潜む一コマ:2005/07/22(金) 19:26:01 ID:2rPux9Ar
「あれあれ、もしかしてかなめちゃんは俺のことが、相良宗介のことが嫌いなのかな?」
「え!? そ、宗介!?」
 顔を背けていたかなめは、弾かれたように男を見た。びっくりしたような少女の顔が可笑しくて、男は笑いそうになったが続ける。
「そうだよかなめちゃん、俺は宗介だよ♪ やっぱり俺のことなんか嫌いなの?」
「!? い、いや、あの、あ、あたしは別にその、あ、あんたのこと、そ、その…………」
 このうろたえようならば、たとえ宗介を知らなくても、誰であれかなめの気持ちなどわかろうというものだ。
 男はその初々しい乙女の反応に、心中でペロリと舌を出す。
「俺はかなめちゃんのこと好きだよ………くくっ………あ、愛してるよ」
「んぅッ!?」
 自分の言っている心にもない言葉が相当ツボだったのか、噴出しそうになる笑いを堪えて、呆けた顔をしているかなめの唇を奪った。
 かなめの目は突然のことに大きく見開かれる。
 信じられなかった。かなめとて思春期真っ只中。
 キスする自分を、その相手は宗介だと、想像したことがないわけではないが、そのときがまさか来るとは信じられなかった。
 自然とうっとりした顔になって、目が静かに閉じられる。
「………………………………………」
 その様子を、こちらは目を閉じずに観察している男は、にやにやが止まらないといった感じだ。
 チラッと一瞬だけ、テーブルを挟んだもう一組のカップルと、仕込んであるカメラの位置を確認する。――――ベストアングル。
 男は笑みを深くすると、肩を抱いていた手をするすると滑らせて、かなめの腋の下を通した。
“むにゅんッ……”
「うッ……うッ…んあッ…………」
 乳房を鷲掴みにする。ぴくんっと少しだけ身体を堅くしたが、かなめに逆らう様子はない。
 全体にスラッとした、モデルみたいにバランスの取れた体型なのでそこだけ目立つことはないが、制服の胸元を待ち上げるふくらみの
大きくて堪らなく柔らかい感触に、ごくりと大きく男の喉が上下した。
745日常に潜む一コマ:2005/07/22(金) 19:26:56 ID:2rPux9Ar
「んむッ!?………ふぅ!!……んンッ……んぅ……んふッ………はぁッ…………」
 かなめの目がさっきとは違う驚愕で見開かれる。
 乳房をやわやわと揉みながら、男は舌先をにゅるりと口内に潜り込ませてきた。
 柔らかな頬の内側をねっとりとなぞって、口腔の奥で怯えた様に縮こまるかなめの舌を絡め捕ると、唾液をとろとろと注ぎ込んでくる。
 刹那だけ躊躇いはしたが、
“こくん……”
 かなめは小さく喉を鳴らして、本当は宗介ではない男の唾液を嚥下した。
 その様子を目の端で見ながらにっと笑うと、器用に片手で制服のボタンを外しながら、同時に膝小僧を撫でていた手を大胆にスカートの
奥へと侵入させる。
「ちょっ!? やぁ……んッ………そ、宗介、あんッ………くぅッ……ぅんぁッ……」
 ショーツの上からだが男はぴたりと、宛がうように恥丘に触れてきた。
 揉まれたり揺すられたりすると、それだけの動きでかなめは快感に襲われて、オシッコを我慢するみたいにぎゅっと腿を閉じる。
 それはより男の手を強く押しつけることになるのだが、かなめは切なげに身体をよじらせるだけで、払いのけようとはしなかった。
 唇を離してもそこからは抗議の声は洩れず、男のシャツを縋るように掴むだけである。
“プチッ……プチッ……プチッ…………”
 目は殊更ゆっくりと、嬲るように外されていく制服のボタンを、怯えたように見ていた。
 ライトブルーのブラジャーはもうすっかりと露になっている。ボックスの少し薄暗い照明にその色は映えていた。
 しかしそんな演出などに餓えた男は興味がない。
“グイッ”
 ホックを外して腕から抜くのももどかしいのかブラジャーをずり上げた。なにも着けてないかなめの乳房がまろび出る。
746日常に潜む一コマ:2005/07/22(金) 19:28:02 ID:2rPux9Ar
 ブラジャーの支援がなくても、張りのある乳房はきれいな半球形を保ち、垂れる気配は微塵もない。
 白くて大きなふくらみには、唇と同じ鮮やかな色のピンクの乳首が、ちょこんと慎ましやかに鎮座している。
 ふるふると震えている様はまるで捕食される前の小動物のようで、ひどく牡の嗜虐心を掻き立てて男を獰猛にさせていた。
 だがそんな衝動などはおくびにも出さず、男はメッキで出来ている優しい笑みをかなめにしながら、ゆっくりと手を乳房に這わせる。
 男はぺろっと唇を舐めると、少しずつ少しずつ指に力を込めながら、手に生肌の柔らかさを馴染ませていった。
 羞恥の為かそれとも快感を味わっているのか、かなめは真っ赤な顔で再び目を閉じている。
 その表情、その雰囲気、牡ならば誰でもそそられるはずだ。
 欲望をこの身体に吐き出したい。この身体を汚したい。この身体を――――――――メチャクチャにしたい。
 かなめが目を閉じている所為もあるが、どちらにしてもいつ剥がれるかわからないメッキを捨てて、男は厭らしい笑いを浮かべると、
“ちゅぷ……”
「うぁああ!?」
 ショーツの脇から秘唇にいきなり指先を突き入れた。
 かなめの身体が喉を晒して弓なりに反る。それにともない乳房が、カメラに向かってふるるんと揺れた。
「あれ〜〜〜〜? かなめちゃん♪ もうこんなにしてたんだぁ、興味ないなんてフリしながら、かなめちゃんってエロいんだねぇ♪」
 電車の中吊り広告にも憤慨するかなめにとって、この言葉は侮蔑以外のなにものでもない。
 いつもなら頬をフルスイングで張ってやるところだが、今は反論の言葉一つも口からは出てこない。出せない。唇から洩れるのは、
「はひッ……ひッ……あ、ンぁッ……はぁ……んぁッ……ひぁッ!!」
 舌足らずな、これまでの人生の中で自分すら聴いたことのない、艶やかで甘い悲鳴だけだった。
 そしてそのかなめの嬌声に混じって、
747日常に潜む一コマ:2005/07/22(金) 19:29:02 ID:2rPux9Ar
“ぬちゃ・にゅちゅ・くちゃ……”
 ガムを噛むような下品な音は、痴態を凝視する男の耳にははっきりと届いている。
 僅かばかり秘唇を弄くっただけで、もう男の指先はふやけそうなくらい愛液でぬるぬるだ。
 かなめのショーツはお漏らししたみたいにグチャグチャだろう。
 それを思ってにやりとした男は、潤滑油の助けを借りて指先を更に奥へと、処女の粘膜の感触を愉しみながら抉るように突き入れた。
「ンあぁッ……はぅッ……んンッ……ひッ、あ…あぁんッ……ふぁッ、あッ…んぅッ!!」
 軟体動物のようにぐにぐにと蠢かせたり、ピンクローターを真似たように震わせると、かなめの腰が切なげに妖しく踊る。
 一見すると指から逃げているような動きだが、よく観察すれば追いかけているのはかなめの腰の方だった。
 後からビデオで視聴すれば、そのダンスの淫らさはたっぷりと堪能出来るだろう。画面の向こうから挑発してる様に見えるはずだ。
 作品の会心の出来を確信しながら、男は最も女が弱いだろう部位にも指先を軽く触れさせる。
“ちょん……”
「ひぅッ!?」
 それだけでかなめのお尻は飛び上がった。
 軽く触られたその部位から、快楽の波が一瞬で身体を駆け抜け、それだけでかなめの意識は攫われそうになる。
 しかしなんとか繋ぎ止めたかなめは、未知の恐怖が過ぎ去りほっと胸を撫で下ろそうとしたが、その波は一度や二度では終わらない。
 寧ろここからだった。
「はひッ!?………ンッ、ンッ……ふぅッ……はぁ……んぁッ……ぅああッ!!……あ!?……ああッ………んぁッ!!」
 指の腹で女の真珠とも呼べる部位を、面白半分で好き放題に転がされる。
 その度にかなめのダンスのテンポは上がり、声のトーンも高くなっていった。
 閉じていた腿はカメラに見せるように開かれて、穿いているショーツがお漏らしでもしたみたいに濡れているのがはっきりとわかる。
 かなめの腰が揺れるとポタポタと雫が垂れて、シートには恥ずかしい水溜りが出来ていた。
748日常に潜む一コマ:2005/07/22(金) 19:29:56 ID:2rPux9Ar
「それじゃここらで、とりあえず一回イッとこか、かなめちゃん♪」
“ずちゅ……”
「あッ!?…………………あッ、ああッ!!」
 一際深く指を挿し込まれ、真珠を捻り潰される。
 それだけであっさりと、かなめの目の奥では、普段教室で見るよりもずっと激しい閃光が瞬いて、白い世界に意識は飲み込まれた。

続く
749名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 21:40:05 ID:i6TxTl4G
(;´Д`)ハァハァ
かなめははげしそうだ
750名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 21:40:16 ID:Mw+ZPYpv
じつは嫉妬したテッサが仕向けたレナードの扮装というオチに1000ハリセン
751名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 02:27:44 ID:ExXtui5S
おーいソースケかなめがヤられちまうぞー
752名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 04:57:22 ID:DOGfss19
かまいませんはっしゃしちゃいましょう
753日常に潜む一コマ:2005/07/25(月) 23:31:35 ID:AP2ryCdp
読んでくださってる方コメントくださる方ありがとうございます。

>>748の続き

 大きく腰をひくんと跳ねさせて、2、3秒空中でぶるぶるとホバーリングすると、ポフッとお尻がシートに着地する。
 動かない。はぁはぁと荒くなっている息を整える為に、乳房が激しく上下しているが、ぐったりとかなめの身体は脱力している。
 そんなかなめを頭の天辺から爪先まで、あますところなく舐めるようにウオッチしてから、男はごくりと唾を飲み込んで振り向いた。
「あんッ!!」
 ぴったりのタイミングで、可愛い声が男を出迎える。こちらの声はかなめ以上に舌足らずだ。
 テーブルを挟んだもう一組のカップル。
 やはりこの店のアルバイトの男が、四つん這いにさせた恭子のスカートを捲って、丸くて大きなお尻にむしゃぶりついてる。
 ショーツ越しの匂いをくんくんと嗅ぎながら、薄皮を剥くようにずり下ろして、それこそ白桃のようなお尻を露にした。
 男は目を危なく爛々と輝かせると、興奮を抑え切れていない舌をのばす。
「きゃぅッ!? んンッ、んぁッ!!」
 元々がそういった嗜好なのか尻たぶを広げて、恭子の肛門をぺろっと一刷けすると、舌先を躊躇わずに突き入れる。
「ンッ、ンッ……ふぅッ……はぁ……んぁッ……うぁッ!!」
 少女たちにはここで味あわされているは感覚は、ほとんどが未知のものだろうが、いま恭子がされていることは覚えがあるはずだ。
 女の子だから悩みの種かもしれないが、健康なら毎朝経験しているだろう。
 もっとも、それが出るのではなくて入ってきて、壁の感触を愉しむようにくねる感覚は初めてだろうが。
754日常に潜む一コマ:2005/07/25(月) 23:32:52 ID:AP2ryCdp
「…………マニアめ……」
 自称相良宗介は、ちょっと羨ましそうな顔をしながらも、かなめへと視線を戻す。呼吸は大分落ち着いてきたみたいだ。
 だらしなく開いている足を一度閉じると、スカートの中に手を忍ばせる。
 馴れたもので、素早く抜き取ったときにはしっかりと、手にはずぶ濡れの下着を握っていた。
 男はそれを無造作にテーブルの上に放り投げると、両膝に手を置いてそろそろと勿体つけるように足を開いていく。
 まばらな恥毛をべったりと張り付かせているそこは、新鮮なピンクの肉色を覗かせながら、飢えた視線を浴びてひくひくと蠢いていた。
 散々弄くられ綻んでいる秘裂からは、哀願するように透明な涙を流している。
「…………………………」
 男は無言でかなめの開いた足の間に跪くと、長い舌を一杯にのばして、零れる寸前の雫を掬い上げた。
「んふぁッ!?」
 かなめが白い喉を晒して仰け反る。クールダウンしていた身体に、それだけでまた簡単に、そして強制的に火が点いた。
“ちゅるん・じゅう・ちゅく…………”
 食事の席でやったら間違いなく叱られるだろう不作法な音を立てて、男はかなめの身体から湧き出す淫らなシロップを啜り上げる。
 丹念に舐め上げられる秘唇はぐっしょりと濡れそぼり、その成果かトロリトロリと後から後からかなめは淫蕩な味を湧き出させていた。
 男はその味の虜になったかのように、立て続けに尖らせた舌先をぬかるみの奥に挿し入れて掻きまわす。
「ふぁッ…あッ……やンッ……あふぁ…………」
 粘膜の狭間で舌を蠢かせる男は、かなめの耳にも聴こえるようにわざと、何度も何度も大きな音を立てて執拗に蜜を啜り上げた。
755日常に潜む一コマ:2005/07/25(月) 23:34:15 ID:AP2ryCdp
 かなめは子供みたいに『イヤイヤ』と首を振ってその卑猥な音を、舌によってもたらされる毒のように身体の隅々を侵してくる快感を、
必死になって拒否しようとするが…………おそらく自分のしている行動に気づいてないんだろう。
 両の手は男の髪の毛を掻き毟って、おねだりするように腰をくねらせ、はしたなく秘唇を押しつけていた。
 期待に応えるように男はその腰を引き寄せると、今度は真珠色の蕾に狙いを定め吸い付く。
「ひゃうッ!?」
 鋭く痛いくらいの甘い刺激が脳天から爪先へと一気に走って、そのまま勢いをつけて戻ってくると身体を突き抜けた。
 言葉にすればかなめを襲った感覚は、まぁ概ねこんなところだろう。目の奥ではパチパチといくつもの閃光が乱舞していた。
「はひッ……ひッ……あ、ンぁッ……はぁ……んぁッ……ひぁッ!!」
 牡の口内ではまだ可愛らしく半分だけフードを被ってる真珠を、剥いたり戻したり器用にくり返され、その都度かなめの身体が跳ねる。
 舌先一枚に翻弄されるそのあられもない痴態に、しっかり者のクラス委員長の姿を見つけるのはもう難しかった。
「ふぁッ…あッ……やンッ……あッ…んぅッ………んンッ………あふぁッ!!」
 その友人のメガネっ娘もリボンを解かれたのか、長い栗色の髪と意外に大きなお尻を振りたくって喘いでいる。
 舌が肛門から引き抜かれると、きゅっきゅっと窄まりが収縮するのが、なんとも可愛らしくそしてなんとも堪らなくエロかった。
 こちらも普段の学校で見る彼女を知っている人間ほど、いまの姿はギャップがありすぎてびっくりするだろう。
 指先を挿入すると中々離そうとしない。洩らす悲鳴にも確実に甘いものが混じっていた。
「あひッ!?……ひッ……あ、ンぁッ……ひッ……あ、ンぁッ………はぁ……んぁッ………………」
 男が肛門に挿したままの指をふざけたように持ち上げても、恭子は犬みたいに高々と無様にお尻を上げて身悶える。
 さして触れられてもいないはずなのに、幼さを多分に残している秘裂は、友人にも負けないくらいにぐっしょりと濡れていた。
756日常に潜む一コマ:2005/07/25(月) 23:35:32 ID:AP2ryCdp
「うぁッ…は……ああッ……ひッ、あ…あぁんッ……ふぁッ、あッ…んぅッ…………ぅああッ!!」
 恭子のキャラに合わない艶やかな声に感化されて、かなめの甘い悲鳴もどんどんとトーンが上がっていく。
 しかし親友ふたりの競艶はそう長くは続けられなかった。
“くにゅん……”
「ひぁうッ…は……ああッ……あ……ぅああッ……ふぅ……うぅ…あッ!?…………ひッ……んぁぁッ!!」
 女の子の真珠に軽くだが歯を立てられ、かなめの快楽神経に雷が落とされる。二度目の閃光。あっけなくかなめの意識は飲み込まれた。

続く
757名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 00:48:13 ID:dALCAme9
ひとつアドバイス

起承転結か3分割くらいでカキコしたほうがいいでしょう

いぜんのものも途中でテンション落ちたし

ガンガレ
758日常に潜む一コマ:2005/07/26(火) 08:48:21 ID:iN/1RrH5
起承転結。なるほど。まったく考えてませんでした。
まとめて読むと確かにテンポが悪い。もう少しその辺を考慮して次からは投下したいと思います。
とりあえず次の投下で終わらそうと思いますが、間が空きそうなので今のうちにお礼を言っておきます。
ご忠告ありがとうございました。書こう書こうとして読者の視点を忘れてました。
759名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 21:48:08 ID:OXzKWk+3
がんがってください
760名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 05:02:02 ID:KsVmzK4q
テスタロッサが小説で高校行ったときに犯されちゃう感じのSSキボン
761名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 06:29:54 ID:KsVmzK4q
トイレに入ったときとかに見知らぬ男に犯られるのいいねぇ
762名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 08:22:53 ID:lUntpktP
ソースケの目の前でレナードxかなめ
テッサの目の前でソースケxかなめ
かなめの目の前でキョーコxソースケ
763名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 10:36:32 ID:Kn6P/Pe7
この寝取られ好きめ!
どうでもいいけど、sageは小文字じゃないと意味無いんじゃ…
764名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 16:10:18 ID:lUntpktP
スマンコヽ(`Д´)ノ
目の前でってのは第3者的には燃えるのですよ
かなめの反応は楽しみじゃ
765名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 19:11:41 ID:NtIOrjLe
>>762
……なあ、最後のなんだけどさあ。
そのまま容易に(恭子+かなめ)×ソースケになだれ込みそうに見えるの俺だけ?
766名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:32:32 ID:lUntpktP
うーむ確かに・・・
ケンカ中でもかなめは放置プレイに弱いからなぁ(DBDより)
3Pになって体力が持たない恭子脱落ってのはありそう
767名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:38:32 ID:re39+/JS
そこで二人で恭子攻めですよ
768名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 07:41:55 ID:KTpw68L4
スパロボ参戦おめ
769名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 21:31:32 ID:mX7aREG5
宗介×レイン
770名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:55:58 ID:qtBLH9C2
保守
771名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 04:22:25 ID:AcCL6hBM
これがラムダドライバの力かッ
何度でもイけるぜッ

・・・とかいうネタで誰か書いて
772名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 10:45:31 ID:D7cMmvr2
マオおばさんってなんで人気ないの?
根谷だから?
773名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 11:07:27 ID:29i9ipcY
おばさんちゃうわ
774名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 11:22:58 ID:D7cMmvr2
>>773
本人乙wwwww
775名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 19:32:31 ID:N5XhwiyA
宗介×かなめが読みたいー
殆ど公式だからかえってないのだろうか
776名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:33:09 ID:3V3jBdgF
かなめ×宗介が禿げ上がる程見たい。

腸亀レスな上に叩かれそうだがあえて言う。

去年あたり歪んだ〜を投下してくれた職人さんは紛うかたなきネ申だった。
もしここをご覧になっていれば、ぜひまた投下して頂きたい。
ワクテカしながら待ちます(*・∀・)=3
777名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 01:11:42 ID:wqb87p8Q
ぜひ挿絵つきで

・・・・しょうがないなぁ 漏れが絵かくよ
778名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 01:55:41 ID:LzrpJWpD
宗介とかなめなら他のキャラクターを絡めないのが一番萌える。
ただでさえ原作でフラストレーションが溜まってるんだ…
779名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 03:33:36 ID:LDtRAw50
>777
描きたいだけなんちゃうんかと小一(ry

素直じゃねーなウリャ( ´∀`)σ)Д`)


>778
ハゲド。

実は自分も今投下するやつを書いてたりする。(かな×宗)
書けたらまた投下します。(・∀・)ノシ
780名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 20:22:26 ID:whhDqQYU
テッサ×宗介を希望

ふるめたるぱにっく(;´Д`)ハァハァ
781名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 21:54:35 ID:wqb87p8Q
>779
素直じゃなくてスマンコ(^^) カキテぇー
テッサ×宗介×かなめでもいいぞ
782名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 22:35:22 ID:RHT8ZErB
>>781
その表記だと嫐なのかもしくはミストレステッサの犬奴隷ソースケによるかなめ調教劇なのかわからんぞな。
783名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 22:53:44 ID:oXv0+1TZ
>>782
非常に興味深い
784名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 23:39:03 ID:LDtRAw50
やっほぅ!!書けた!!
宗かななんですが、需要ありますか…?(´・ω・`)
ついでに初ssなのでクオリティはあまり高くないかも知れません…(´Д`;)
785名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 23:59:14 ID:3fAhaZzM
カモーン(*´Д`)ハアハア
786名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:11:57 ID:8oJjG1Ps
かまいません投稿しちゃいましょう
787名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:18:47 ID:R+BrM4F8
すみません…今日は投稿ムリポ…(´Д`;)
明日落としに来ます。(´・ω・`)木綿
788名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 05:34:43 ID:NtscdCgp
ここまできたら投稿するしかなかろう
期待してるよ

by林原閣下
789名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 07:50:54 ID:cp6w3pIj
宗かなはいいものだ!
790784:2005/08/10(水) 11:10:49 ID:dut43fGC
無駄に引っ張ってスマソ。
あと本当に駄文なので無駄に期待しないでもらえると嬉しい。
つづくオン・マイ・オウンの、宗介とかなめが手を繋いで帰宅した所でレナードが現れなかったら、という設定です。
791784:2005/08/10(水) 11:13:33 ID:dut43fGC
頭がぼーっとする。
心臓がばくばく言ってる。
やっぱり、…そういう事になっちゃうんだろうな…とか、
今日の下着どんなんだったっけ?変なの履いてなかったっけ?とか、
今日のドラマは見れないかな、とか、
明日の宿題、何だったっけ、とか、
もういっそどうでもいい事までが、かなめの頭の中をぐるぐる回る。
二人は寄り添ってリビングに向かった。
心なしか宗介も緊張しているように、かなめには感じられた。

部屋の明かりを点けようと、かなめは手を伸ばした。
その伸ばす手を制止し、宗介はぶっきらぼうに、しかし優しくかなめを抱き寄せる。
「…ソースケ…?」
かなめは表情の見えない宗介の様子を窺ってみた。
「電気、点けない、の?」
少し声が上ずった声でかなめが問うと、宗介は僅かに抱き締める腕の力を強めた。
「もう少しだけ…このままでいさせてくれないか?」
いつもの朴念仁で唐変木で非常識な宗介とは違った、男性の声。
激しく波打つ心臓の音が頭に響き、1分が1時間のように感じられた。

「あぁ、あ、ああああたし!ご飯!作るね!!」

置かれている状況に耐えられなくなり、かなめは電気を点け、逃げるように宗介から身体を離した。
顔が熱い。
体が火照ってる。
それにしても一体何なのだ、訳が分からない。
かなめはひたすら動揺していた。



どうかしている。

宗介は自分のした事に対して驚いていた。
手を繋ごうと言ったのは自分だ。
しかしなぜそんな事を言ったのか分からない。
どうかしてるとしか言いようがない。

千鳥の事が好きだ。
好きで好きで堪らない。

どうしようもないかなめへの気持ちが溢れてしまったとしか言いようがなかった。
暗闇の中でかなめを抱き締めていると、気が遠くなりそうになった。
よく手入れの施された柔らかい髪、滑らかで健康的な肌、女性らしい柔らかな身体。
かなめの存在全てが愛しくて、そのまま自分だけのものにしてしまいたい、そんな衝動に駆られた。

身体が熱い。顔もだ。
どうも今日の自分は変だ。
彼女と触れたい、そんな気になっている。
不味い。この状況は非常に不味い。
彼女に危険を及ぼしかねない。
元来彼女を守らなければならない立場である自分が、彼女を傷付けかねない。

宗介は座っていたソファーから立ち上がった。
792784:2005/08/10(水) 11:14:38 ID:dut43fGC
「…どうしたの?」
唐揚げの皿とウーロン茶の2L入りのペットボトルを両手に、かなめは怪訝そうな顔でリビングにやってきた。
何かを決意したように立ち上がった宗介がかなめを見つめる。
「その…君には申し訳ないのだが…」
「…何よ?」
「今現在非常に危険な事態であって…つまり…」
宗介はしどろもどろに説明を始めた。
「勿論君は何も悪くない!これは予め言っておくんだが…」
「もう、何なのよ!」
「非常に危険な状態だ。」
宗介は真面目な顔でかなめを見つめた。
「…何が?」
かなめは変わらず怪訝そうな目で宗介を見返している。
「自分がだ。」
「……は?」
「君を傷付けてしまうかもしれない。」
かなめは口を開けたまま宗介を見つめていた。
もはや声は出なかった。
「本来君を護衛する立場である自分が君に危害を及ぼしかねない。そう判断した。」
宗介は大真面目に唐揚げとウーロン茶を両手に立ち尽くすかなめをなおも見つめる。
「よって、折角で申し訳ないんだが…」
かなめはダン!と勢いよく両手の物をテーブルに置き、あるものを取り出す。
「今日の所はかぇ…」
スパァァァン!とハリセンの小気味よい音が部屋に響いた。

「ちど…」
「あんたねぇぇぇぇッ!!」
宗介はかなめの迫力に言葉を遮られた。
しかし、いくら待っても次の言葉はない。宗介はかなめの顔を窺った。



「ー…ッ!!」
かなめは表情を悟られまいと俯き、必死に堪えた。

やば、何であたしこんなに泣きそうなんだろ
期待しちゃったから?
そりゃ、あんな事されたら誰だって期待しちゃうよ
もう、ソースケが分からない。
やっぱこいつは何も分かってない朴念仁で唐変木で非常識で…

「ちど…っ」
「……分か…った…も、帰るん、でしょ……」
「千鳥…」
「…ゃく…帰っ…て……」
「ち…」
「早く!!!」
絞り出すような声でかなめは叫んだ。

苦しい。何でこんなに苦しいんだろう。
ソースケのばか
793784:2005/08/10(水) 11:15:26 ID:dut43fGC
どうやら自分は彼女をとてつもなく怒らせてしまったようだ。
そして、酷く、傷付けてしまった。

宗介は帰ると言った自分に後悔した。
また、こんなにも彼女を傷付けてしまった。
いくら自分の危害から彼女を守るためであったとしても、現に彼女は泣いている。
自分は一体どうしたらよいのだ。

「…すまない…千鳥…」
宗介はかなめを抱き締めた。
「…ゃだ…!!帰って!!」
かなめは宗介の腕の中で暴れ、何とか腕から逃れようと藻掻いた。
「帰るんでしょ!!」
大粒の涙を零しながら、かなめは宗介を睨付ける。
「帰ればいいじゃない!!…ッ!!」
かなめの声は、殆ど悲鳴に近いものだった。
きつく瞑った目からは、尚も大粒の涙が溢れている。

ああ…。本当に自分はどうしようもない男だ。
戦友のクルツはこんな俺を笑うだろうか。マオは呆れるだろうか。
「…すまない」

本当にすまない。

宗介は心の中で呟き、かなめの肩に顔を埋めた。

かなめの髪は優しい匂いがした。



もう、どれ位そうしていただろうか。
宗介に帰れと言ったものの、傷付いた自分を抱き締めてくれていた事が嬉しかったのも事実だった。
収まりかけた嗚咽に気付いて宗介も顔を上げたようだ。
「…帰らないの。」
かなめはぶっきらぼうにそっぽを向いて言い放った。
目は赤く、少し腫れているだろう。こんな自分を見られたくない。
「…すまん。」
「謝って欲しくなんかない。帰るんじゃなかったの。」
ぶすっとして、宗介の肩に顎を乗せた。
少しの火薬の匂いと汗の匂い。いつもの宗介の匂いがした。
「…そうだったんだが…」
「けど何よ。」
「泣いている君を一人にしたくなかった。」
フン、と鼻を鳴らし、かなめは宗介に擦り寄り、宗介の身体に腕を回した。
我ながら子どもっぽいな…。
さっきまで帰れと泣いて怒っていたのに、今はソースケに甘えている。本当に自分には呆れてしまう。

ソースケの体あったかい…。
ソースケに触れていると得られる安堵感。
抱き締めてもらえるだけで、こんなにも幸せな気持ちになれる。
もう涙は出なかった。
794784:2005/08/10(水) 11:16:25 ID:dut43fGC
不味い。本格的に不味い事になった。

自分の大切なものを守るため、相良宗介軍曹は己が理性を総動員し、全力で戦っていた。

最愛の女性が目を潤ませて自分の腕の中にいる。
あまつさえ自分に擦り寄って抱き付いてきているではないか。
こんな状況で手を出すなと言う方が酷というものだ。
しかし危険な自分を遠ざけようとすると、泣いて怒る。
いや、千鳥の怒りは最もだ。至極当然だ。
折角自分のために食事を用意してくれたのだ。その厚意を無下にするなど、自分も避けたい。
しかし、彼女の身の安全は何においても最優先なのだ。

宗介が己との葛藤に苛まれている一方で、そんな事はお構いなしに、当のかなめは虚ろに目を瞬かせていた。
「ソースケ…ちょっと、座ろ…」
「あ、あぁ…」
「ごめん…ちょっと、寝ていい?あるもの…全部食べていいから…キッチンにもまだ…あるんだけど…」
「了解だ。」
手際よくキッチンからグラスと取り皿を二組用意し、作ってあったサラダをリビングに持ってきた。
かなめはソファーでうとうとしている。

「千鳥…大丈夫か?」
「…むー。」
「…ベッドに移すぞ。」

これ以上こんな彼女を自分の横には置いておけない。
というか、早くかなめを危険な自分から離しておきたかった。

宗介はかなめの背と膝の裏に腕を通し、持ち上げた。
移動し、かなめをベッドに横たえる。
「んーいやっ」
体を離そうすると、かなめが宗介の首から腕を解いてくれない。
「…勘弁してくれ…」
げんなりとして宗介は誰に言うでもなく一人ごちた。
もう限界だ。

かなめはうっとりした目で宗介を見つめ、その柔らかい唇を宗介の唇に合わせ、軽く吸い付いた。
その瞬間、宗介の世界が固まった。
「そーすけ…」
かなめの寝呆けた目が宗介を誘っているようだ。

宗介は必死になって熱くなる体の一部から気を逸らした。

「千鳥、ふざけるのはやめろ…」
顔を背け、かなめから目を逸らした。
もう、これ以上は…

ベッドからかなめの腕が伸び、リビングに戻ろうと後ろを向いた宗介の服の裾を掴んだ。
795784:2005/08/10(水) 11:17:56 ID:dut43fGC
泣き疲れた。
かなめはうとうとしながら思った。
このままソファーで寝ちゃいたい。
ソースケの横で…

ソースケがキッチンから戻ってきた。
一人で食べていいって言ったのに、律儀にも手にはシーザーサラダと二人分の取り皿とグラス。

「千鳥…大丈夫か?」
ソースケがちょっと困ったように声を掛けてくる。
「…ベッドに移すぞ。」


この辺はあんまり覚えてない。
ただ覚えているのは、宗介の体温が離れていってしまうのが寂しくて、腕を離したくないという感情だけ。

気付くと、あたしはソースケとキスをしていた。
ソースケは切なそうに拙く、ついばむ様なキスを何度も繰り返す。

その瞬間、自分の置かれている状況にはっきりと目が覚めた。

オドロキだ。
状況的には押し倒されてる…っていうの?
いつの間にかベッドにいるし…
やだ、ソースケ…っ

あたしは訳が分からず、必死でソースケを止めた。
796784:2005/08/10(水) 11:18:46 ID:dut43fGC
千鳥の唇は柔らかく、蠱惑的で甘美な感触だった。
過去、戦地で行ったものとは異なる接吻。
それは義務でも強制でもなく、自身の意志で行う、愛する女性への心からのものだった。
かなめが愛しい。心の底から思った。
「…ふッ、ソ…ちょっ…、ちょっと待って!」
千鳥が慌てた様子で俺を制止した。
「あ、あの…ど、どうしてこんな事になってるのかな〜…って…思っちゃったり、して…」
自分の身体の下で申し訳なさそうに千鳥が頭を掻いた。

宗介はかなめに覆い被さった状態のまま打ちひしがれた。

あぁ…アラーよ、俺の事がそんなに嫌いなのか…。

「あ、あのさ…」
おずおずとかなめが声を掛ける。
「…すまない。」
苦しそうに宗介はかなめから離れた。
「あ…」
「もうこれ以上は危険だ。…本当に。」
「ま、待って!ソースケ!」
かなめはベッドから慌てて起き上がり、その拍子に足を取られて転びそうになる。
宗介はかなめを抱き留めた。
「あ…、あのね…」
胸が苦しい。
これ以上彼女の傍には居たくなかった。

以前の自分に比べ、今の自分は何と滑稽なことか。
冷静な判断ができず、足掻き、苦しみ、彼女に一喜一憂させられる。

抱き留められたかなめが宗介の身体に腕を回す。

「あたし…ソースケの事が…」

かなめは腕に一層力を込めた。

「好き…なん…だ、け、ど」
しどろもどろにかなめは声を発した。目は完全に泳いでいる。

宗介は目を見開いてかなめを見つめた。
「俺の事が…?」
「う、ん…」
「…俺で、いいのか?」
「ソースケじゃないとダメなんだってば…」

喉がカラカラに渇き、心臓の鼓動が激しくなってきている。
落ち着かなければ。とにかく、何としてでも。

「だから…」
かなめがゆっくりと顔を上げた。
「キス、して。…今度はちゃんと…」

熟練AS操縦者・相良宗介軍曹は心の中で白旗を揚げた。
797784:2005/08/10(水) 11:19:46 ID:dut43fGC
ぴちゃ…と水の跳ねるような濡れた音が部屋を満たしている。
俺は何とかかなめの真似をして、深く彼女に口付けた。
舌を絡め合い、軽く吸って歯列をなぞる。
時々離れては角度を変え、同じ事を繰り返す。

「ん…ぅ、ッは…、ソー…スケ…」

千鳥の時折漏れる吐息には艶があり、とても扇情的だ。
衣服は乱れ、彼女のほっそりとして健康的な太ももが露わになり、一層興奮を覚える。
魅せられたように手を触れると、かなめの身体は強張り、恥ずかしそうに俺を見つめた。
「千鳥?」
千鳥は目を伏せ、震える手で制服のリボンの結び目を外し、キスを強請った。
今までよりも、より深い接吻。
それが合図のように、かなめの制服に手をかけた。
ブレザーのボタンを外し、まごつく手で丁寧にブラウスのボタンを外す。
白い肌が露わになると、千鳥は恥ずかしそうに身を捩り、じっと俺を見る。
「…?」
「ソースケも…服」
「ああ。」
左手だけで器用に自分の学生服とカッターシャツのボタンを外し、慈しむような軽いキスを続けた。
ボタンを外し終えると、シャツと一緒に乱暴に投げ遣り、申し訳程度に纏っていた千鳥の制服も脱がせた。
リビングからの薄明かりがうっすらと千鳥を照らしている。
千鳥の美しさに見惚れていると、千鳥が身体に触れてきた。
何を考えているのか、表情からは読み取れない。

「…どうしたんだ?」
「ん〜…宗介の事…好きだなぁ〜って。」
そう言うと千鳥はエヘヘ、と笑い、俺の首に腕を回す。
「一緒にいると安心する。」
そう言うと千鳥は優しく微笑んだ。
「…俺もそうだ。君といると心が落ち着く。」
心からそう思う。恭しく彼女の唇に唇を重ねた。
「君の事が好きだ。離したくない。」
「…うん。」
「ずっと一緒にいたいんだ。」
「うん。」
「自分でもどうかしてると思う。自分でも何とか止めようとしたんだが…」
「うん?」
「君がその努力も無にしてしまった」
ふっ、と自嘲気味に笑い、千鳥の首筋に舌を這わせる。
千鳥はビクッと体を震わせた。
「ぁ…ん……」
恥ずかしかったのか、千鳥は口を塞いでしまった。
「もっと…聞かせてくれないか?」
もっと俺を煽るような声を。
「…ヤダ。」
千鳥は口を塞いだまま、ぷぅ、と口を膨らませた。
「そうか…残念だな…。では実力行使しかないようだ。」
798784:2005/08/10(水) 11:22:07 ID:dut43fGC
かなめの白い喉元に舌を這わせ、鎖骨から胸の谷間にかけて、じっくりと味わう。
「ひゃ…っ!」
かなめの着けたままのブラを捲り上げ、その先端を露わにする。
ほんのりと薄いピンク色に、小さな突起。
かなめの様子を窺いながら、その突起に舌を這わせる。
ビクンと大きく体を仰け反らせ、必死に声を耐えている様は、酷く宗介を煽った。
ふくよかで形のよい乳房に舌を這わせ、手でかなめの陰部を探る。
既に幾らか濡れてしまっているようだ。
ぬるぬるとした液体が、かなめの薄いピンク色の下着に小さな染みを作っている。
「…っぁ、っ…ア!!」
耐え切れずに、かなめが声を漏らす。
胸の突起を強く吸い、舌の先で転がした。手は相変わらずかなめの蜜壷を下着の上から刺激し続けている。
「ぁっ、あぁっ!やっ、そーすけえっ!もぅ…っ!」
かなめは堪らず、淫らに腰を浮かせ始めた。
「まだだ。初めての時は、女性には痛みを伴うのが常らしい。だからよく刺激を与えておけとクルツが言っていた。」
「…そ、んなこと、言っ、……ぁあっっ!」
そんな事今言う事じゃないでしょこの戦争バカ!とかなめは内心毒づいたが、口に出す余裕はない。

あぁ、こんな事も言っていたなと呟き、宗介はかなめの左足を肩に掛けた。
「あ…やっ!そんな事…!!」
閉じようとするかなめの足を強引に開き、宗介はかなめの濡れた下着を横にずらしてゆっくりと指を挿入した。
「あ、あぁっ!そ、すけ…、ぁ、ア!」
濡れそぼったかなめの蜜壷は柔らかく、貪欲に宗介の指に絡み付く。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てるそこの感触は何とも言えず妖艶で、かなめの痴態も伴って宗介を酷く誘惑した。
「ふぅっ、ん!は、あ、あぁっ!」
かなめは切れ切れの悲鳴を発し、快感に塗れた虚ろな目で宗介を見つめていた。

宗介は控えめな茂みの上部に位置する小さな実に舌を這わせた。
「あ!アァっ!やっ…ぁ!?ソースケ!!そんな、とこ…っ汚…ぃッあぁあっ!!」
急激な快感の波がかなめを襲う。
「気にするな。問題ない」
かなめの訴えをさして気に留める様子もなく、宗介はその実を攻め続けた。

「は、…ぅ…っ、そ…すけっ、やっ、も、いれて…っ」
程なく、かなめは宗介に手を伸ばし、訴えた。
「…了解した」
その命を待っていたかのように、宗介はベルトを外し、半身を露わにした。
「…いいか?」
「…ん、」
宗介は立て膝をしたかなめに覆い被さる形で、具合よく濡れた蜜壷に半身をあてがうと、かなめの身体を気遣うようにゆっくりと腰を沈めた。
「…ふ…ッあ!」
「…くっ、君の中は…凄いな……」
濃厚な粘液を纏って、かなめは宗介の半身に貪欲に絡み付く。
中へ中へと誘う肉壁はさながら底なし沼のようでもあった。
「大丈夫か、千鳥?」
「ちょ…っい、たいけど…がまん…する…」
涙目でかなめは答えた。
痛くないはずがない。その証拠に、少し陰部が乾いてきた。
「もし不都合があれば言ってくれ。」
宗介はかなめの耳元で囁いた。
「…ん」
799784:2005/08/10(水) 11:22:47 ID:dut43fGC
「…はっ…ちど…っりっ…」
熱い吐息と共に、ぬるっとした宗介の舌が耳に侵入し、蹂躙する。
胸の頂への快感も追加され、かなめは背中を駆け上る快感と破瓜の痛みに浮かされていた。
宗介が最奥を突き、かなめを揺り動かす。不意にじわりと痛みとは別の、腰が砕けるような甘い感覚が生まれ始めた。
「く、ふ…っ、あ、あぁ…っ!」
宗介の顔が険しくなる。
奥へ奥へと取り込もうとするかなめに陥落しそうだ。
自身でも無意識なのだろう。淫靡に腰を揺らめかせ、もっと、もっとと、かなめは宗介の情欲を煽る。
「そ、すけ…、あ、だめ、だめぇーっ!!!」
一層強く腰を打付け、宗介はそう遠くない果てを目指した。
「かな…めっっ……!!」
ビクビクと痙攣するかなめの締め付けによって、宗介は耐え切れずその精を吐き出す。
どくっ、どくっ、と、宗介が自分の体内で逝ったのを感じながら、かなめは宗介が自分の体内にいるのを漠然と感じていた。
「ソ−スケ…」
汗だくで息の上がった宗介が落ち着いたのを見計らって、かなめがキスを強請る。
今度は情事前の熱く烈しいキスとは正反対の、うっとりと甘く、濃厚なキス。



宗介が、自分の中から半身をずるりと引き出すのをかなめは見ていた。
「…あれ?」
「?どうした。」
「ソースケ、ゴム着けてたんだ。てっきりもうだめかと思って諦めてたのに。いつの間に着けてたの?」
「あぁ、問題ない。うまい方法をクルツに教えてもらった。」
「げっ……男同士で…ていうかうまい方法?」
「?ああ。何か問題があるか?」
「み、見せ合いっことかするの…?」
「男なんてそんなものだろう。」
かなめは複雑な顔で宗介の胸に潜り込んだ。
800784:2005/08/10(水) 11:23:53 ID:dut43fGC
睦言


「…ソースケ。」
「…何だ。」
「あたしたち、ずっと一緒にいられるよね。」
「……ああ。そうだな。」
「もし、あたしが誰かに攫われたら……」
「ありえない。不可能だ。」
「いや…だから、もしの話よ。」
「そんな可能性ありえないのだからそんな話は必要な」
「ええいもう!だから仮定よ仮定!!」
「う、うむ…」
「もし、あたしが誰かに攫われたら…その時は…」
「命を捨てても助けに行く」
「死ぬなッ!」
「しかし…」
「ソースケが死んだらあたしも後追って死んでやるんだから。」
「そ…」
「そんなの助ける意味ないでしょ?だから…絶対、…生きて、助けに来て。」
「…了解した」
「ホントに分かってんのアンタ?実は玉砕覚悟も辞さないとか思ってんじゃないの〜?」
「う…っ」
「ダメよ、そんなの絶対にダメ。あたしは…あたしは…もう、ソースケなしには生きられないんだから。」
「……ああ。俺も千鳥なしでは生きる自信がない。だから生きて助けに行く。それでいいんだな。」
「そう。約束。」
「ああ。」
「じゃ、指切り。」
「指を切るのか?危険だ。」
「本当に切る訳じゃないわよ……。」
「違うのか?」
「約束を守るおまじない!小指を出して。そう、小指だけ。で、こうやって絡めて…
  『ゆ〜びき〜りげんまんう〜そつ〜いたらは〜りせんぼんの〜ます!ゆびきった!』」
「…これに何の意味があるのか理解しかねるのだが…」
「んっふっふ〜これはねー、嘘ついたら針を千本飲まなきゃいけない約束なの。」
「…!!日本古来の拷問か…!!」
「オイ。」
「だから針千本飲みたくなかったら、あたしをちゃんと迎えに来てね。約束。」
「ああ。約束だ。」









□報告書; xx/xx/x.x;54313_540

ヨブを保護
<ミスリル> 壊滅
生存者数 不明
TDD 殲滅失敗
ヨブの護衛 SRT要員ウルズ7 レイス 共に消息不明
<ミスリル>の保有するラムダドライバ搭載機ARX-7 全壊

□以上;
801784:2005/08/10(水) 11:25:31 ID:dut43fGC
以上です…
かなり恥ずかしいですね…。
あとエロ薄くて木綿。
802名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 11:29:45 ID:hxnovQCo
 (*´Д`) ハァハァ
803名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 11:42:20 ID:cp6w3pIj
784さんありがとう!!
本当にありがとう!!!
やっぱり宗かなはいいよ
自分も全角で(*´Д`) ハァハァ
804名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 12:54:06 ID:XNx0wJao
宗介とかなめっぽくて良かったです!
すごい萌えた!神!!
805784:2005/08/10(水) 13:34:10 ID:R+BrM4F8
ID変わってるかもしれませんが784です。

読み直すと宗介がかなめの事をかなめと呼んだり千鳥と呼んだり
キャラ視点と第三者視点が混ざってたり無茶苦茶ですね…
また機会があれば気を付けます…お目汚しスマソ。

>802-804
dクス。おまいら大好きだ(*´∀`)ノシ
806名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 18:51:13 ID:W7Q679Uh
宗かな!宗かな!

久々に覗いたら新作きてたー!
睦言の宗介が宗介らしくて好きだ。
807名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 19:34:00 ID:XpYa2AgU
うまいなぁ……俺なんて俺なんて……_| ̄|○
808名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 20:07:27 ID:8oJjG1Ps
俺なんて……挿絵かいてやるーヽ(`Д´)ノ
784さん、次回もたのしみにしてまつヽ(`Д´)ノ
809名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 20:22:12 ID:R+BrM4F8
>808
ウホッ(゚∀゚)
810名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 00:06:28 ID:a12j+D/H
放送日age
811名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 09:49:40 ID:zPvAsQ2w
スパロボに出ちゃっていいのかぁ!?
812名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 11:10:45 ID:EZoEHHX8
スパロボ期待ageヽ(´ー`)ノ
隠しでボン太君キボンw
813名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 19:53:49 ID:wxxyUos7
なんか素敵な宗かながアップされてるー!
やっぱりこの二人が一番好きだ。
職人さんありがとう!
814名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 20:28:39 ID:EB3uCEmD
ボン太君は登場確定済み
815名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 21:46:25 ID:EZoEHHX8
>814
マジか!(゚∀゚)

ところで、本スレってラノベ板でいいのか?
816名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 23:59:51 ID:EZoEHHX8
投下は明日になるんですが、宗介→レナード×かなめってどうでしょう?
817名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 00:15:58 ID:JonA9HAj
やっぱ>816は見なかった事にしてくれ〇| ̄|_
818名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 02:35:11 ID:uVHfTzG6
かまいませんみたことにしましょう
819名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 07:56:57 ID:JonA9HAj
へたr(ry過ぎて>784氏の後には投下できねーよ…〇| ̄|_スマソ
ネ申を待つ。
820784:2005/08/12(金) 14:13:04 ID:9TWfjJz6
調子に乗ってまた投下してみる。
宗かなでラストあまりハッピーエンドではないんですが…。
821784:2005/08/12(金) 14:14:20 ID:9TWfjJz6
ごめんなさいageちゃった…orz
次から投下。
822名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 14:15:08 ID:9TWfjJz6
「もし、この任務が終わったとしても…君の傍にいたいと思うのは、迷惑だろうか。」
急襲揚陸潜水艦、<トゥアハー・デ・ダナン>に招待された時、血生臭いキッチンで宗介が言った言葉。
激しい律動ががなめを揺さぶる。かなめは自分の上で切なげに動く宗介を見た。
思い出しちゃった…
胸が締め付けられる。
ふと現実に戻ると、如何ともし難い宗介の半身の圧迫感と、腰の奥から湧いてくる疼きを感じた。
ぎりぎりまで引き抜いては最奥まで一気に突く。かと思えば、浅く抽送を繰り返しては、突然深く抉る様に腰を打ち付ける。
「あぁっ!!あ、あ…っ!んぅっ…ぁ、ぁああっ!!」
かなめの甘い嬌声が部屋に響く。
宗介はかなめの露わになった白く滑らかな肌にキスを落とすと、自分の動きに合わせて柔らかく揺れる乳房に手を這わせ、優しく揉みしだく。
「や…そーすけっ…ぁっ…!」
硬く実った乳頭を捏ねると、かなめの腰が浮き立つのが分かる。
挿入している蜜壷の肉壁が絡み付いて離そうとしない。
「は、ぁあっ……きもち、ぃ…っ!!」
快感でうっすらと潤む目は情欲を映し、乱れた髪すら色香を匂わせる。
かなめの両足を肩に掛け腰を支えると、欲望のままに肉壁を抉る。
腰から湧き上がる甘美な衝動は二人を魅了し、お互いの身体を貪る様に愛し合う。
「あ、んんっ…ソースケ、…もっと…っ!!」
求めるようにかなめが腰を揺らめかせ、宗介がタイミングを合わせて穿つ。
「あぁっ!!ぁっ、もっ、いくっ!ああぁーっ!!」
宗介が強く腰を打ち付けると、かなめは成す術無く促される侭に絶頂に至った。
「〜〜〜−−−ッッ!!」
声にならない声。
ビクビクと身体全体が痙攣し、中の宗介をきつく締め上げる。
甘い余韻に浸る暇も無く、宗介が動きを再開する。左足だけを下ろし、結合部が露わになる。
「ひ…ぁああっ!!ぃや、あああっ!!」
かなめの身体を激しく揺さぶると、敏感になった身体が歓喜の悲鳴を上げた。
「嫌なのか…?」
不意に動きを止め、宗介はかなめの耳元で囁く。その熱い吐息すら、今のかなめには快感を与えるものでしかなかった。
「いやじゃない…ッ!…もっとして……ッ!!」
まだ足りない、とでも言うかのように、かなめは自ら腰をくねらせる。
宗介はもう片方の足を下ろし、かなめを抱き上げた。
「自分で動いてみるか?」
「…、え…?ちょ、ちょっとソースケ?!」
不敵に笑うと、宗介は騎乗位の体勢になった。かなめの全てが見える。
「やだっ!!恥ずかしい!!」
顔を真っ赤にして、かなめは足を閉じ、胸を隠した。
「じゃあこのままだな。」
「…ぅ〜〜…」
おずおずと動き出すと、今までと違う場所に当たる感覚が新鮮だった。自分の体重がかかって、より深く宗介を咥え込んでいる。
深く突き立てられたまま、かき混ぜるように自ら腰を擦り付けた。
「あ、…んん…っ」
宗介の胸に手を突き、腰を上下させる。
動く度にかなめの豊かな胸が揺れ、結合部の状態が良く見えた。かなめの蜜が白く濁り、べたべたと根元に纏わり付いている。
「ふ…ッあぁ……!」
目に入る光景全てが淫猥に宗介を駆り立てる。
かなめの臀部を掴み、激しく下から突き上げた。
「あぁ、んッ、んぅ…っっ!!」
ベッドの軋みとかなめの嬌声が部屋を満たす。
より深くかなめを穿つと、宗介は白濁の液を吐き出した。
「あ…ソースケ……」
かなめは宗介の吐精を感じ、動きを止める。宗介の半身がびくびくと小刻みに震え、宗介の変則的な息遣いが聞こえる。
激しく波打つ心臓の鼓動が心地良い。
かなめは宗介の上に倒れこみ、抱き締めた。宗介が自分の中から出て行くのが分かる。
寂しいと感じる自分が少し可笑しかった。
「千鳥、すまないんだが」
「ん?あ、ごめん。」
かなめが察して宗介の上から退く。
ゴムを外して口を結び、ゴミ箱に捨てようとする宗介からそれを奪った。
透かして見たり、たぷたぷと触ってみると、案外楽しい事に気付く。
823名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 14:15:45 ID:9TWfjJz6
「いっぱい出たねぇ」
クスクスと笑って宗介に見せる。
「…そんな事を言うな。」
静かに赤面し、かなめから取り上げる。ティッシュに包んで捨てる。ウェットティッシュで大方拭き終わると、かなめが胸に潜り込んできた。
「ふふ…っやーらしー」
「君が言える事ではないぞ。」
「お互い様でしょ?」
笑ってキスを交わす。
この世界に二人きりのような感覚。
抱き締めあって、まどろむ。
肌が触れ合う事の喜びを知ったのはいつだったか。

宗介の携帯の電子音が突然鳴り響いた。
慌てて荷物から携帯を取り出す。
「こちらウルズ7.…………ああ。ああ。…そうだ。………了解した」
溜息を吐くと、宗介はかなめを起こさないようにベッドを抜け出し、散乱した服を着る。
「んむぅ〜……どうしたの?」
微睡みから抜け切れないかなめが身体を起こす。
「召集がかかってしまった…すまない」
宗介が申し訳なさそうにかなめの髪を撫でる。
「………戦うの?」
「…ああ。」
「気を付けてね…。」
かなめは宗介の手に触れ、悲しそうに見つめた。
「大丈夫だ…君がいれば。」
そう言って微笑むと、宗介はデイバックを拾い上げた。
後を追ってかなめもベッドを降り、椅子に掛かっていたシャツを適当に羽織る。
「いってらっしゃい」
そう言って、かなめは宗介に口付けた。
戦場に行くのだ。絶対の安全なんて保障されない。それ位はかなめにも分かっている。

無論、最悪の事態も。

「ソースケ…」
「?何だ」
振り向く宗介の表情は暗い。
「……好きよ。…だから…」
息が詰まる。二人の間に流れる空気は重かった。
「絶対、……帰ってきてね…」
泣きそうな顔のかなめを抱き締め、甘い香りを胸一杯に吸い込む。
まるで、忘れないように、そして、もう二度とかなめの香りをかぐことができないかのように。
「了解した」
宗介は強い語調で言い、かなめの頬に軽く触れ、離れる。
「すぐに俺の代わりが来るはずだ。」
「…分かった。」
「行ってくる。」
扉が重く閉じると、かなめはその場に座り込み、暫く呆然と座り込んでいた。
もしもこの世に神という存在がいるのであれば……彼が無事に帰ってきますように…。


数ヵ月後、かなめは宗介の部屋の中心に横たわっていた。マオが渡してくれた部屋の鍵が悲しく手の平で音を立てる。
段々と薄れていくこの部屋の持ち主の匂い。
落陽の光が締め切られたカーテンから漏れる。
頬を流れ落ちる滴に反射して、刹那の光を放っていた。
824名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 14:25:22 ID:9TWfjJz6
以上です…

>817
キニシナイ!(・3・)投下お願いします…
825名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 14:33:33 ID:hjj7rPZi
GJ!なんだけど…GJ!なんだけど…Hシーン可愛らしいんだけど…!
いや、乙ですー
826名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 14:36:56 ID:3+cdbIsG
また挿絵を書いてやルーっヽ(`Д´)ノ

・・・・ってHPもってないのですか、784氏?

遅れました、乙です 
827名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 16:06:10 ID:9TWfjJz6
>825
どうもすみません(´Д`;)
でも実はこの続きがあって、数年後に宗介が帰ってくるってエピソードがあったり。
今回は割愛しちゃいましたw

流れ的にはこんな感じ。↓
宗介が戦地で撃破されてしまい、行方不明に。ミスリルも宗介の行方を探しているが見付からず。
いくら探してもいないので捜査打ち切り・死亡扱いに。(実は瀕死の重傷で敵地に身を潜めている)
カリーニン・クルツ・マオ・テッサは小規模ながらも捜査を続けてて、数年後、頑張って探していたクルツが宗介を救出。
おっさんになった宗介がかなめに襲い掛かってウマー(゚Д゚)

って感じのは考えてたんですが、おっさんになった宗介が〜辺りからギャグになっちゃったので自粛しました。orz

>826
挿絵、禿上がる程待ってますよ(・∀・)ハヤクー
HPは持っているんですが、エロ系禁止鯖で、その上他ジャンルなんですよ。
あと、実は本職が字書きではなく絵描きなので、そういう理由もあるます。
828827:2005/08/12(金) 16:09:49 ID:9TWfjJz6
あるます…orz

○ あるます
× あります
829名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 17:07:55 ID:JonA9HAj
784氏のエロ絵キボンと言ってみるテスト。
宗→レナかなでもいい。
830828:2005/08/13(土) 14:59:19 ID:3VCxGqYR
>829
絵は勘弁して下さい…(´Д`;)木綿
831名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 20:49:10 ID:S2266WDn
・・・・あるます という表現に萌えちまいました(;´Д`)
784さん、カマトトヽ(`Д´)ノ
絵描きを宣言したにもかかわらず来週はガレキイベントでしにそうでつ

・・・・のでまってくだちいヽ(`Д´)ノカナメの苦手な放置ブレイじゃヽ(`Д´)ノ
安彦良和調になっちまうけど(;´Д`)
ウプローダーとかドコがいいかおしえてくらさい
832名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 01:39:41 ID:YqF/b6hW
>>827
そのウマー(゚Д゚)な続編をお願いします!
833名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 03:11:22 ID:8OP8Zy2J
宗かな祭?(゚∀゚)

>827
自分は千鳥のエロ絵が見たいであります!sir!
834827:2005/08/15(月) 01:32:49 ID:pvz1GmkE
描いたとしてもどこかでこっそりうpするだけにしますよ。表立ってここには晒せませんorz

>832
そこまで行ってしまうと、もはや創作になってしまうので…
すみません(´Д`;)
835名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 02:09:18 ID:pvz1GmkE
連投スマソ

>831
自分もうpろだ全然知らないんですよ…orz
適当にぐぐって出てきたやつとかはどうなんでしょう?
場所によって良し悪しがあるんですかね?
836名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 09:29:26 ID:kmwNolI2
827さんいつもありがとう
また何か書いたら投下してくださいね

千鳥がエロい目にあってる小説がもっともっと読みたい
相手が宗介ならなお嬉しい
837827:2005/08/16(火) 23:00:22 ID:s+uuSNLB
>836
ありがとうございます!たくさん感想頂けてすごく嬉しいです(*´∀`)

レナード×かなめ

宗介×かなめ
というのを今考えています。
ご迷惑でなければうpしようと思ってるんですが…どうでしょう?
838名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 23:37:36 ID:nf9X/6Ok
是非是非!!
839名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 23:38:45 ID:nf9X/6Ok
ごめん、興奮のあまりageてしまった……
840名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 00:06:45 ID:s+uuSNLB
早速のレスありがd(*´∀`)
では今からうpしますね。゚+、(・∀・)゚+、
841暗め・レナード×かなめ・1:2005/08/17(水) 01:17:14 ID:FskTbN4W
「んっ、ぐぅ……!」
「まだ足りないんでしょう?ほら…ここはまだこんなに…ねぇ?」
3本の指が乱暴に掻き回しても、そこは甘い蜜を垂らし続ける。秘所はほの暗い部屋の照明を受けて淫猥に光り、新たな蜜が溢れた。
「ぅ、ん…っ…!!」
「もうやめろ……ッ!!」宗介は眼前の光景から目を逸らした。
目の前に立つレナード・テスタロッサは、さも愉快そうに宗介を見遣る。
「ほら…もっとよく見て御覧」
レナードは宗介に歩み寄ると、乱暴に髪を掴み、無理矢理「そこ」に顔を向けさせた。
「彼女、すごく綺麗でしょう?」
「んぅ……っ!!」
脚を抱えた状態で椅子に縛り付けられたかなめは、目を暝って顔を背ける。
口に猿轡を噛まされ、潤んだ目は赤く腫れ上がっていた。
「ん…んん…ッ!」
かなめの目から新たな滴が零れ、頬を濡らす。
「千鳥……ッ!」
「悔しい?君の大切なガールフレンドが、目の前でこうして僕に犯されているのが。」
レナードは宗介の顔を自分に向けた。
「彼女とはもうしたの?それとも僕が先を越してしまったのかな?」
「…お前には関係のない事だ…!」
ぎりと歯噛みをしてレナードを睨み付ける。
「おや、それは失礼。」
飄々とした態度でレナードはかなめに微笑みかけた。
「かなめさん?彼はどうだった?まぁ、テクニックはなさそうだけどね…」
レナードはかなめに近寄ると、手近にあった卑猥な型をした道具を恥部に宛てがい、ゆっくりと押し込んだ。
「−…ッ!!」
「気持ち良い?」
熱を孕んだ声で、耳元に囁く。手に持ったコントローラーのスイッチを入れると、かなめの中で玩具が動き始めた。
「−っん、ぅ、ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!!!!!」
かなめはビクビクと身体を震わせ、抗えない責め苦に涙を溢す。
蠢く肉壁がそれを押し出してしまうと、レナードは最奥まで一気に押し込んだ。
「んぐ……っっ!!ぅ゙ん゙…ッッ」
「ほら、ちゃんと中に入れておかないとだめでしょう、かなめさん。」
レナードは粗相をした子供を窘めるように言うと、数度乱暴に出し入れを繰り返した。
「ん゙ん゙ん゙!!」
「…っく、貴様ァ!!」
「くく…っ、僕が憎いかい?でも君は手も足も出ない。そうだろう?」
人間よりも一回り大きい程度の小型のAS、<アラストル>が宗介を羽交い締めにしている。
事実、武器を持たない宗介にはどうする事もできなかった。
「ではかなめさん、もう一度お手合わせ願おうか。」
レナードは羽織っていたガウンの紐を解き、合わせ目を開いた。
「んんーっ!!」
「ほら、暴れると貴女の綺麗な肌に傷が付いてしまうよ。」
縄が擦れ、血の滲んだかなめの二の腕に舌を這わせる。
かなめは背筋を駆け上がる感覚に嫌悪感を覚えた。肌が粟立つ。
「つれないなぁ。」
耳元から首筋に舌を這わせて鎖骨をなぞり、ふっくらした双丘に紅い花を散らした。
「かなめさんはどういう体位がお好みかな?」
レナードはかなめの脚と身体を縛り付けていた縄を外し、椅子の背凭れにかなめの手を突かせた。
ぐったりしたかなめの脚がわななく。
「これはもう彼と試した?」
秘所に挿入されていた玩具をわざと焦らす様にゆっくりと抜き、滑らかな曲線を描く腰を掴んで激しく打ち込む。その度にレナードとかなめの肉同士がぶつかり合う音が響いた。
「−−−ッ!!!」
心は拒否反応を示しているのに、どうしても感じてしまう自分の身体をかなめは呪った。
くぐもった嬌声が宗介の心を抉る。
「あぁ、やっぱりかなめさんは上手いね。素質がある。」
「んん…!」
かなめは力無く左右に首を振る。
「こうして咥え込むにも技術が必要なんだよ。こんなに早く覚えるなんていやらしい身体だね…」
パタパタと涙が椅子に滲み込み、かなめは声を上げるのを堪えた。
果たして堪えているのは鳴咽か快感の喘ぎかは、かなめ本人にも分からなかった。
842名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 01:19:30 ID:FskTbN4W
とりあえず一つだけ。
続きはまた後日。(・∀・)ノシ
843名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 01:46:21 ID:PtIpcVqE
GJ!GJ!!続き楽しみにしています。
844名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 02:46:29 ID:YQi3FRTT
自分は宗介×かなめの方がが早く見たいであります!!!(`A´)ゝ
845名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 08:08:29 ID:lCsS9qKH
萌えた……!続き楽しみです。
846名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 19:47:32 ID:ZQB6ScFK
レイスってひょっとして喜び組経験者?
847名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 01:40:32 ID:jd9ioeq2
喜び組はないんじゃないか?
顔がキツいし。
848レナード×かなめ・かなめ×宗介?:2005/08/19(金) 01:05:17 ID:+RRbxMZE
「やめろ…」
力の抜けた宗介の声が聞こえ、かなめは顔を背けた。
「ちどり…っ」
「もう、気を逸らさないでくれる?ああ、そうだ。君もかなめさんの感じている顔が見たいかい?」
かなめが身体を強張らせる。背中を流れる生暖かい液体が酷く不快だった。
レナードは宗介を拘束しているASに目を遣ると、それまで微動だにしなかった<アラストル>が動き、先程までかなめが縛られていた椅子に宗介を座らせた。
これでよく見えるよね。と、かなめの手を背凭れに乗せ、縄で固定する。宗介の胸にかなめが縋り付く様な恰好で情事は再開された。
あたかも宗介に抱かれているような錯覚にかなめはより敏感になり、更に深く咥え込む。
ピンポイントに攻めるレナードに抗う術もなく、成されるが侭に快感の波に翻弄され、敏感になり過ぎた身体は何度も逝った。
「ああ。苦しいよね、これはもう外してあげよう。」
そう言ってレナードは戯れにかなめの口を封じていた猿轡を外す。
「やっ!!そー…すけ…!!ごめ、…っあっ、あっ!あァッ!!嫌あぁぁぁ!!!」
顔を背けていても肌から直に伝わるかなめの動きに宗介は胸を締め付けられた。できるなら今すぐにでも助け出して、抱き締めたい。
「千鳥……ッ」
苦しげに宗介は呻いた。
「嫌…、も…っやめて…!!」
「そんな事言わないでよ。折角だからかなめさんも愉しめばいいのに…」
残念そうに呟くと、レナードは険しい顔の宗介を見る。
宗介は険しい表情で自分の目の高さの一点を凝視していた。
確実にレナードの嫌がらせは効いていたが、それを上回る怒りで宗介は辛うじて冷静を保っていた。
「あれ、全然堪えてない?そんな事ないよね。」
「いや、貴様の戦略は成功している。こんなに腸(はらわた)が煮え繰り返る思いをしたのは初めてだ。」
「へぇ。それは光栄だね。でも残念ながらちょっとポイントがずれてるんだよね。じゃあ…こうすればどうかな…」
レナードはかなめの手を自由にして、後ろ手で身動きの取れない宗介の前に屈み込ませた。
かなめが不安そうに仰ぎ見ると、レナードは何も知らない子供に教え諭す様な口ぶりで言い放った。
「じゃあかなめさん、彼のズボンのチャックを下ろそうか。」
「…できない。」
かなめが首を横に振ると、ASが宗介を更に締め上げた。
「…ッ!!」
「いいけど…彼がこうなっちゃうよ?」
「……っっ!!やめて!!」
悲痛な叫びを上げると、かなめは宗介のズボンの前を寛げた。<ミスリル>に支給された地味目のトランクスが現れる。
「彼のペニスを取り出して、全体を舐めて。」
「そんな事…っっ!!!」
できる訳無い、と、かなめは怒りを露わにした。レナードを鋭く睨み付ける。
「そんなに怖い顔しないでよ、かなめさん。折角の可愛い顔が台無しだ。でも…」
宗介を顎で指す。
「彼の命とどちらが大切かな?」
かなめはぐっと堪えると、おずおずと宗介の陰茎を取り出し、先を舐めた。
「千鳥!!やめろ、だめだ!!…ッ!!」
宗介は目を見開き、眼前に広がる淫奔な光景に愕然とした。同時に、耐え切れない快感が宗介を襲う。
「そう、で、下の方まで舐めて。丁寧に。」
言われるが侭に、かなめは宗介の淫茎に舌を這わせる。亀頭を口に含み、括れの部分を丹念に舐め、時折口を窄め、裏筋の下から上までを舐め上げた。
それはとても稚拙な動きであったが、宗介を欲情させるには十分な動きだった。
「そう、じゃあ、全部含んで口で上下に扱いて。」
かなめは少し躊躇うと、辛うじて入る半分ほどを口に含み、苦しそうに頭を上下に動かす。
白く濁った唾液が宗介の陰茎を伝って流れ落ち、宗介の下の毛に水滴を付けた。
「もっと深く。」
そう言うとレナードは無理矢理かなめの頭を押さえ付ける。
「ん゙ん゙…ッッッ!!んぐ…ぅ、っ」
「あぁ、御免。ちょっとキツかったかな。」
でも良かったでしょ?と、レナードは宗介を見た。宗介は顔を背け、必死に耐えている。レナードは嘲笑った。
「勿体無い。ほら、彼女が一生懸命ご奉仕してくれているんだからちゃんと見てあげなよ。」
「…断る」
眉間の皺を一層深くし、宗介はレナードに吐き捨てるように言った。歯を食いしばって間断なく押し寄せる痺れる様な快感をやり過ごす。
レナードは面白そうに笑い、かなめの頭をより深く押さえ込む。両手でかなめの頭を押さえ付けると、そのまま上下に動かした。
「ん゙ぅっ!?ぐぅ…ッ!!」
苦しさで喉が収縮し、宗介の陰茎をきつく締め上げる。粘りのある唾液が愛液のように纏わり付き、入る者を柔らかく迎え入れる蜜壷を彷彿とさせた。
849848:2005/08/19(金) 01:13:37 ID:+RRbxMZE
>841の続きです。
楽しみにして頂けて嬉しいです。

>844
まだ本格的な宗かなのシーンがなくて申し訳ないです…orz
850名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 01:47:37 ID:J3pu7hV/
>>848さん鬼畜……!だが萌える!!
GJ!GJ!です。
宗かな中心になるであろう続きを更に楽しみにします
851名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:03:48 ID:+RRbxMZE
「−−ッッ!!」
宗介は耐え切れず、白濁を放出した。驚いたかなめは咄嗟に身を引き、精液が胸元と顔に掛かる。
「あーぁ。顔に掛けちゃったの?」
レナードは備え付けのフィンガーボウルでタオルを濡らし、かなめの顔に掛かった乳白色の液体を甲斐甲斐しく拭った。
「…濡れた感じもいいね…。」
胸元を垂れる液体を拭わずに、かなめの両の乳房の突起に塗り込む。
「ぁ……ぅん…」
「彼の精液だよ、かなめさん。」
「や…っ…」
「ずるいな。彼のモノだったら何でも感じるなんて。」
レナードはクスクス笑うと、かなめを抱き起こし、宗介の大腿に跨がらせた。首を振り逃げようとするかなめの身体を押さえ付け、愛撫を続けた。
「ほら…彼に見られて欲情しちゃった?」
宗介のズボンに染みができる。そんな卑猥な光景を前に、宗介は今まで味わった事の無い最悪の拷問を受けているようだと思った。
二人とも目を伏せ、お互いに決して目を合わせない。唯々、この冷酷な時間を耐えていた。

レナードはぐったりしたかなめを後ろから抱き寄せる。身動きの取れない宗介に見せ付ける様に、わざと優しく抱き締めた。
「…抱きたいかい?」
目を細め、悪戯っ子の様な笑みを浮かべる。
「…何の事だ。」
「彼女を抱きたいかと聞いている。」
「答えてやる義務はない。」
「やれやれ、君も強情だなぁ…」
軽く溜息を吐くと、レナードはもう一度かなめの胸を揉みしだき始める。指の腹で胸の先を刺激すると、直ぐに甘い吐息が漏れ始めた。
抵抗する気力もなく、かなめは甘んじて恥辱を受け入れ、一刻も早くこの地獄の責め苦から解放される事を祈った。
しかし、心と矛盾して身体にはゾクゾクと快感が沸き立ち、重い腰から甘美な衝動が頭を擡げた。
「かなめさんは勿論彼としたいよね?」
カッとかなめの頬に朱が射す。
「ほらね。」
レナードはまるで無邪気な子供の様にクスクスと楽しげに笑った。
「じゃあこうしよう。お邪魔な僕は他の部屋に退散してあげるよ。」
レナードはかなめを抱きかかえ、軽い足取りで部屋に設置された豪奢なベッドにかなめを横たわらせた。
サイドボードに置かれた水を含み、口移しで蒼い錠剤をかなめに飲ませると、満足した様に喉の奥で笑う。
「……ごゆっくり。」
<トゥアハー・デ・ダナン>の艦長、テレサ・テスタロッサによく似た天使の様な笑顔で、レナード・テスタロッサは二人に笑い掛けた。
852851:2005/08/19(金) 22:11:09 ID:+RRbxMZE
>848の続きです。次回から宗かな。
宗かなファンの皆さんお待たせしました。(・∀・)
携帯からの投下なので何か不備があったらスマソ。orz

>850
お褒めに預かり光栄ですw>鬼畜
853名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 07:59:47 ID:wikmR79N
続き来てる!
イイヨイイヨー
854名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 17:01:38 ID:Ysdz5D+C
>>851
ごゆっくりされる展開早く見たいぜ!
855名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 03:37:01 ID:is4tRDXZ
GJ!!今回は焦らしプレイか…
続きマダー?(AA略
856名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 16:40:15 ID:Dmo8wiZx
GJ!続きが楽しみだ
857名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 00:37:25 ID:BEyNJAOO
ところで>831の挿絵はまだかw
本スレに載ってるまとめサイトにうpろだがあったぞ。もしかしたらエロ系はNG鴨試練が。
そこがだめなら「うpろだ」か「あぷろだ」で検索かけてエロおkなとこに適当にうpしる!
858名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 03:15:46 ID:jNF9ONxQ
>>857
過去ログサイトのとこ普通にエロ画像もうpされてるよ
859名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 04:20:33 ID:BEyNJAOO
>858
ま じ で か





回線切って吊ってくる〇...| ̄|_
860851続き:2005/08/22(月) 13:53:14 ID:4ZQ5CuB7
「待て!!」
宗介がレナードの後を追う。すると、それを阻むように<アストラル>がドアの前に立ち塞がった。
「く…ッ」
苦渋の表情で立ち往生すると、かなめのか細く弱々しい声が聞こえる。
「そー…すけ…」
宗介ははっと我に返り、ベッドに駆け寄った。
「千鳥!!大丈夫か?!どこか痛む所は…!!」
かなめは静かに横たわり、涙を流し続けていた。縄で縛られていた痕が白い肌に痛々しい。宗介はかなめの手を握り、力無く項垂れた。
「…っ、ひっく、……なんで…ッ、こんな、酷い…っ、ひっ…」
緊張の糸が切れ、堪え切れなかった嗚咽が漏れる。
悲しみや苦しみなどとうの前に越して、ただ頭が重く痺れる感覚が宗介を襲った。
慰めの言葉などは見付からず、ただ黙ってかなめの手を握る。
「すまない………」
眉間に深く皺を刻み、ただ一粒、静かに涙を溢した。

「…君は少しでも休んだ方がいい。」
かなめが一息着いた頃を見計らい、ベッドの中央にかなめを移す。
「…ソースケは…?」
「…俺は問題ない。」
「でも…」
戦いで傷付いた箇所も幾らか見える。指を這わせると、まだ血が滲んでいる事がはっきりと分かった。
「上、脱いでみて。」
無言でかなめに従う。撃たれた痕こそ無かったが、銃弾が掠った痕が数箇所あった。
「…痛くない?」
「ああ、問題ない」
かなめは宗介の手を取り、滲み出る血を舐め取る。宗介が焦った様に手を引いた。
「…?ソースケ?」
「いや…あまりそういう事はしないでくれ…」
一瞬、自分の一物を口で愛撫するかなめの媚態が宗介の脳裏を過ぎる。
かなめを寝かせるとベッドから降り、部屋を偵察する。<アストラル>が2台。対するこちらは何も装備が無い。
圧倒的不利。それだけが事実として宗介の双肩に圧し掛かった。

それほど時間を掛けずに、豪奢で贅の限りを尽くした部屋であるという事だけは嫌と言うほど良く分かった。
天蓋の掛かったキングサイズのベッドに、ロココ調のバスルーム。刃物などの武器になるような物は何一つ置いてはいなかったが、普段は酒瓶が大量に並べられているのであろうカウンターバー。
備え付けられていた冷蔵庫の中には少量の食べ物とミネラルウォーターが冷えていた。
宗介はミネラルウォーターのボトルを2本出すと、外装を確かめ、開封して臭いを嗅ぐ。少量を口に含み、異常が無いのを確認すると、かなめの元に戻る。
「…何かあった?」
かなめが問うと、宗介は無言で首を振った。
「…少量の食料と水だけだ」
「…そっか」
宗介はかなめに一本ボトルを渡すと、ベッドの端に腰を掛け、自分もミネラルウォーターで喉を潤した。
どうする事もできない、不安。悲嘆。自責。
かなめを助けるどころか、自分までが捕らえられ、目の前で彼女を犯され、嬲られている所を只、眺めている事しかできない、不甲斐なさ。
「…すまない……」
かなめはだるい身を起こして宗介の背中に抱き着くと、肩口に顔を埋めて目を閉じた。
「…大丈夫。」

あたしは大丈夫。
あなたがいるから。

今にも崩れて行きそうな宗介を黙って後ろから抱き締めた。
861851続き2:2005/08/22(月) 13:55:08 ID:4ZQ5CuB7
ドクン、と一際強く心臓が鼓動する。
いや、一度だけではない。段々と動悸が激しくなっている気がする。かなめは何か空寒いものを感じた。
何か、嫌な事が起こる。そんな気がした。
ふと太腿に流れる冷たい感触を覚え、手を伸ばすと、ぬるっとしたものが手に纏わり付く。
驚いてその出所を探ると、自分の秘所が熱くしとどになっている事に気付いた。
「!?…っ!!」
宗介の背中に密着していた乳頭が硬く実っている事にも気付く。

え…?!何これ?!

恥ずかしさから慌てて身体を離すも、一度気付いてしまった熱い疼きは一向に止まず、そればかりか一層酷くなっているように思えた。
「……ッ、…!!」
自分の身体を抱き締めるようにして、ベッドに倒れ込む。その尋常ではない様子に、宗介はかなめを抱き起こした。
「千鳥!?どう…ッ!!」
がたがたと震える身体は熱く、瞳はうっすらと潤んでいる。必死に身体を隠そうとする様子はどう見ても異常だった。
「どこか悪いのか!?見せてみろ!!」
宗介は慌ててかなめの腕を取り、無理矢理広げさせた。掴んだ腕からもありありと心拍数が高い事が分かる。
「ちが…ッ!違うの、ソースケ、…っ」
触れられるだけで快感が走る。力が入らない。腰からの甘い疼きが一層酷くなる。
「千鳥ッ!?」
宗介は焦ってかなめの顔を覗き込んだ。美しい形の唇が震え、弱々しくかなめの手が宗介の腕に縋り付く。
「おかしいの…あたしの、体…こんな事…いま、まで…、…っ!」
身体の震えが痙攣に近いものに変わる。身体を捩って荒い呼吸を繰り返す。
宗介はただ呆然とかなめを見つめているしかなかった。
ビクビクと痙攣するかなめの手を握り、初めて見る症状にただ呆然とするのみでどうすることもできない。

俺はまた千鳥に何もしてやれないのか…



「ソースケ…」
息を切らし、目はとろんとした粘着質な熱を宿している。かなめは縺れる手で宗介のズボンのチャックを下ろし始めた。
突然のかなめの行動に驚き、宗介は目を見開く。
「…ッ!!待て、千鳥!!」
焦った宗介は千鳥の手を掴み、柔道の寝技の要領でかなめを仰向けにした。
「だめ…あたし……ここ…あつくて…」
舌足らずな口調で言うと、かなめは自分の股間に手を当てた。脚をずらすだけでぐちゅりと卑猥な音が鳴る。
「おかしくなっちゃうよぉ……っ」
かなめは浅い呼吸を繰り返し、潤んだ瞳で宗介を見上げた。
「いや…しかし、君は先程まで酷い仕打ちを受けていた。…正直、自分には同様の行為を君に施す自信は無い。」
宗介は未だ残る胸の締め付けられる様な感情を、噛み締めるように吐き出した。手を伸ばし、かなめの頬に残る涙の痕をなぞる。
「ちがう…ソースケ…」
かなめは宗介の手に震える手を添え、目を閉じた。
「あいつとソースケのはぜんぜんちが……――ッく、ぁア!!」
かなめは再び痙攣し、不規則な呼吸を繰り返した。
「……そうすれば、君のその症状は緩和されるのだな?」
宗介は苦渋に満ちた表情で言う。

千鳥に飲ませていったあの薬か…!!

宗介は心の底からレナードを殺してやりたいと思った。
まだ、嬲り足りないと言うのか。
千鳥を。
自分を。
862851続き3:2005/08/22(月) 13:56:45 ID:4ZQ5CuB7
カメラ類の機材は見えないが、どうせ今のこの様子もどこかで観察しているに違いなかった。
レナードの思い通りに事を運ぶ事は決して気分の良いものではなかったが、これ以上かなめの苦しむ姿を見てはいられなかった。
かなめが弱々しく頷くと、宗介はチャックの下りたズボンと下着を脱ぎ捨て、かなめに覆い被さった。
「…いくぞ」
前戯もなく、甘い睦言もなく、ただ処置として、かなめの蜜壷にモノを押し当てる。
「〜〜…ッッ!!」
かなめが声にならない悲鳴を上げ、膣が宗介を締め付ける。そのまま腰を進めると、電流が流れたようにかなめの身体が跳ねた。
「ああぁああっっっ!!!!ぁ、ぁああ!!!…っ、はぁ…ッ!!」
がしがしとかなめの身体を攻め立て、最奥を突き倒す。
ぐぷぐぷと耳に付く卑猥な音を立てて宗介のペニスを飲み込むかなめの性器は尚も熱を孕み、濃厚な蜜を垂らし続ける。
獣じみた情事。
まさにその表現がぴったりの、終わりの無い時間が流れる。
かなめの身体はいつにも増して敏感で、ちょっとした刺激ですぐに逝ってしまう。
それでもまだ足りないと蜜は溢れ続け、肉襞は宗介の半身を締め付けた。
ぐいぐいと締め付ける膣の動きに逆らって腰を動かし続ける。
時々気紛れに乳頭を口に含んで転がし、茂みの中の肉芽を刺激した。
果てが近付くと、宗介は絡みつく蜜壷から抜き出し、数度手で擦る。
勢い良く白濁色の精がかなめの身体に掛かり、とろりと流れた。

「大丈夫か」
乱れたシーツで顔から身体にかけてを拭うと、気遣うように汗で額に張り付いた髪を除ける。
荒い呼吸を繰り返すかなめは、宗介の頬に手を当てた。
「…ごめん、ね」
涙が溢れる。
レナードに犯され、嬲られていた時、吐きそうな嫌悪感を覚えていても身体は淫らにレナードを受け入れた。

あたしは最低だ。こうして自分が楽になろうとして、宗介を苦しめている。


喉の渇きにも似たこの欲望は未だに癒えず、かなめを苛んでいた。
「ソースケ……ごめん…なさい…」


まだ、足りない。
身体が悲鳴を上げる。
サイドボードの上の「それ」が目に入ると、かなめは緩慢な動きで手に取り、スイッチを入れた。
振動が手に伝わり、膣がきゅぅっと締まるのが自分でも分かる。
自分でクリトリスに当てると、痺れるような激しい快感が頭を真っ白にした。
「は…ぁあ……ッッ!!」
かなめの身体がしなる。
M字になって秘部を露出し快感を貪る様は、宗介の半身に十分な血液を送った。
宗介はかなめの前に傅くと、蜜を零れさせている肉腔の周囲を舌で愛撫する。
膣に舌を侵入させた瞬間、かなめが絶頂に至った。
蠢く肉壁。動きに連動して愛液が溢れる。
「あ゙、ぁあ、ああっ、…んんっ……」
身体が一瞬強張り、やがて弛緩する。甘い溜息を吐くと、一度は離したローターを再度肉芽に押し付ける。
早く、と急かす様にかなめは陰唇を広げて見せ、宗介は抗う事無く隆起した半身を捻じ込んだ。
一体何度ここにレナードを受け入れたのだろう。
嫉妬に似た怒りが宗介の胸に込み上げる。

撃破されて気を失い、気付いた時から目の前にはあられもない姿のかなめがいた。
そして、隣には、あの男。
縄で縛られ、薬物を投与されたのであろう、かなめの目は空ろで、涙を流しながら挿入され、擦り上げられてはただひたすら嬌声を上げる。
抗えず、抗う事も無く、ただ犯され、宗介の名をうわ言の様に繰り返しながらひたすら涙を流していた。
目を覚ました宗介に気付くと、かなめは宗介の名を泣き叫び続けた。
レナードがそれを封じるために猿轡を噛ませ、嬲り続ける。
いっそ俺を殺してくれと何度心の中で叫んだ事だろうか。
863851続き4(ラスト):2005/08/22(月) 13:57:27 ID:4ZQ5CuB7
かなめを自分の物にしたい、暗くどす黒い感情が腹の底から湧き上がる。
「…あ、あぁっ、そーすけぇっ!!…もっと…もっとぉ……っっ!!」
妖しく腰を揺らめかせ、潤んだ目で宗介を見つめる。
言われるままに深く腰を沈め、水蜜の様に白くふくよかな乳房を揉みしだく。
宗介はかなめの片足を持ち上げ、反対側へ回し、両足を揃えさせた。
膣が狭まり、違う快感を二人に与える。
宗介はそのままかなめの身体をうつ伏せにし、腰を突き出させた。肩と腰を掴むと、そのまま前後に身体を動かす。
「あ!あぁっ!!ふっ、ん、ああぁあぁっ!」
かなめはベッドに顔を押し当て、快感を貪った。
二人が溶け合ってしまったような感覚。
結合部からは今や擦られる快感と灼けるような熱さしか感じる事ができなかった。
宗介が動きを止め、かなめの片足を持ち上げる。
「…丸見えだな。」
「ゃ…っ、そんなこと…っ、わない…で…」
朦朧とした意識で腰を揺らめかせるかなめには最早学校での快活さなどは微塵も無く、ただ性交に没頭する一人の雌となっていた。
蜜壷は壊れた様に止め処なく蜜を垂らし続け、いつ逝ったのかが分からない程に痙攣し続ける。
「ん、は、あ、ああ、あ、あ…も…、あたし……だめ…、いく……」
膣がやや強く震えると、宗介も耐えていた白濁を吐露した。膣口からぱたぱたとシーツに垂れ落ちる己の精液を無感動に眺める。

宗介は完全に落ちてしまったかなめの身形を整えると、脱ぎ捨ててあった自分の着衣を纏った。
バスルームに向かい、バスローブを一着手に取り、安らかな寝息を立てるかなめの横に置いた。



レナードの要求した行為は終わった。
宗介は何か次の動きがあるものと思っていたが、中々それは訪れず、じりじりと時間だけが過ぎていった。
「そーすけ」
かなめがもぞりとベッドから起き上がる。
相変わらずの寝起きの悪さだ。
「そこに着る物を用意した。何かあった時のために着ておけ。」
宗介は窓辺に立って外の様子を窺う。
「シャワー浴びたい。」
バスローブを羽織ると、かなめは這う様にしてベッドを抜け出した。
「…残念だが…」
宗介はにやりと笑い、かなめを振り返る。
「その要望を叶えられるのは、少し先になりそうだ」
かなめの視界には宗介と、M9が数機、日の光を反射して輝いていた。
864名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 14:01:44 ID:4ZQ5CuB7
終了です…
後半ダレ気味で申し訳ないです。
あと、鬼畜プレイが嫌いな人には木綿。orz

やっぱ宗かなは甘くないとウマー(゚Д゚)くないですね。
865名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 16:40:06 ID:oOLvwllJ
>>864さんお疲れさまでした!
GJ!GJ!GJ!の嵐です
>>864さんの話は最後に希望があるのが嬉しい
次回はまた甘甘を!
866名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 16:41:52 ID:gCGNAsvI
>>864
GJ!
こういうのもなかなか…
867名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 19:31:01 ID:jNF9ONxQ
>>859
いや、別に吊る必要はないと思うが・・・
868名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 19:55:16 ID:BEyNJAOO
>867
悪い、>858を読み違えて>831の挿絵がもうまとめサイトにうpされてんのかとオモタ●| ̄|_ハズカシー
なので吊るのはやめる。テッサたんハアハア(´Д`;)
869名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 20:47:29 ID:BEyNJAOO
忘れてた。>864GJ!!
870名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 23:22:47 ID:kb0trwXh
愛がある鬼畜ネタは大好きなので、
レナード×かなめ、宗介×かなめ、両方萌えました!!
有難う864さん!嫉妬してる宗介がいい。
やっぱり宗介とかなめは萌えますね。
871864:2005/08/24(水) 10:02:26 ID:MTz7t11n
ありがとうございます!
感想もらうとやる気が出ます。(*´∀`)
次うpする事があれば、甘甘で行きますねw
872名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 15:01:43 ID:Ti3Tq5RI
えーと新参なもので長々と素人臭い質問します、すいません。

一言で言うと作品投下したいんですが、その内容ってのが
ログにあった未完結の他の職人さんの作品に続く形なんです。
こういうのってOKなんでしょうか?
しかも無駄に長編だorz

ぶっちゃけると758さんの『日常に潜む一コマ』の続き。
拉致監禁とか汚物とか含まれたえげつない展開です。
締めはかなめ×ソースケで(これは甘め)。
もし駄目なら今回はお蔵入りにします…
873名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 16:18:06 ID:EClPmBD+
警告したんだから投下しても構わないかと。
ただ、叩かれる可能性も。
874名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 16:48:07 ID:MTz7t11n
>872
是非是非!
キター-'+.*`・。+゙(・∀・)'+.*`・。+゙--
875872:2005/08/24(水) 21:21:48 ID:Ti3Tq5RI
了解。では投下する方向で…
『日常に〜』の作者さんにはこの場を借りて謝っておきます。

ちと今夜スタートは無理そうなので、明日から随時。
日中に第一弾を投下させていただきます。
876名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 10:38:07 ID:9/FRB0LY
872です。大きく4つに分けたので1話から順に行きます。

恭子好きな人には後半ちょっときついかも。
877続・日常に潜む一コマ?1-1:2005/08/25(木) 10:45:43 ID:9/FRB0LY
「さて…」
 ソファーに半裸の肢体を投げ出したまま再び荒い息をつくかなめの姿を満足そうに眺めつつ、自称相良はひとつの玩具を取り出した。
 さっきは指先で動きを真似ていたが、今度は本物である。
 ぬらぬらと愛液が滴る秘裂に男性器を模った『それ』を宛がうと、一息に押し込む。

 ずりゅっ……

「うあぁッ!?」
 かなめの全身が跳ね上がる。咄嗟に閉じようとする大腿部を力ずくに広げ、男はさらに奥まで差し込んでからスイッチを入れた。
「あぅ、あああッ!! ひぅッ、うあッ……んあぁッ!! ああッ!! ふあぁ、あふァァ!!」
 機械的な振動がヴァギナの奥を攻め立てる。休み無く来る強烈な刺激に耐えかね、かなめは全身を頻りに揺さぶり続けた。
 豊満な乳房の弾力がここでも遺憾なく発揮され、ふるんふるんと上下左右に暴れ回っている。ギンギンに勃起した乳首もはっきりと判り、今にも吸い付いてくれと言わんばかりだ。
 尚も激しさを増し続けるエロティックなダンスは、留まるところを知らない。あまりに動きが激しいので、手を離すとすぐに玩具が抜けそうになるほどである。
 男は少し考えた後、片手で器用に『道具入れ』から粘着テープを取り出した。続いてバイブを押さえたままの反対の手を、これでもかと言うほど穴に押し込む。

 ずぐっ……ぷつり

「あひぁァッ!!?」
 膜の破れる感触と一際甲高い鳴き声、秘裂から流れる紅い雫。
 男は、確信的に口の端を吊り上げた。ほとんど電源コードだけを残して膣の奥に収まったバイブの強度を最大にしてから、テープで蓋をする。これで押さえている必要はなくなった。
「やァッ…あッ、うあッ!! ……ひぁッ! ふあッ、あぁ!! …あ、あぁぁ!! んあぁッ!! はあぁッ、あふぁ!!」
 テープの隙間から流れ出て殿裂に伝い落ちる血液混じりの愛液を、指先でわざと抉るように掬い取り、暴れ狂う乳房の先に擦り込む。
 同時に舌先はフードに包まれた真珠への愛撫を再開。先程より激しく吸い付き、舐め転がし、甘噛みを繰り返した。
878続・日常に潜む一コマ?1-2:2005/08/25(木) 10:51:13 ID:9/FRB0LY
 短い間隔で絶頂を迎え続けるかなめは、まともに息をつく暇もない。なにしろ今度はバイブが挿入されっぱなしなので、全くインターバルが置かれないのだ。
「…あひぁッ!! ああん、ぁふあッ…! ……ひッ、はぁッ…! んあッ……はッ…あぁッ! ……んぅ、あぅぁ……ひぁッ…」
 しばらく各所への波状攻撃を受け、さすがに体力が消耗してきたのだろう。
 ダンスは次第に沈静化していき、乳房も全身の痙攣に併せて細かく揺れるだけとなっていった。すらりとした両腕・両脚とも、力なくソファーの縁から投げ出されている。
「ふう…」
 一方かなめを心行くまで玩んでいた自称相良は、自身の下半身の疼きを抑えるのが限界になってきた。目の前で美少女のこれだけの痴態を拝み続けていれば、無理からぬことである。
「じゃ、最後の締めに一発出させてもらうかね」
 そこで、ふと考える――下の穴はガムテープで固定しており、準備に少々手間が掛かる。
 ちらっとかなめの顔を見れば、虚ろな瞳を宙に彷徨わせ、バイブの刺激に喘ぎ続けている。だらしなく舌をはみ出させた口は涎を垂れ流し、時折死にかけた魚のように弱々しく開閉していた。
「……かなめちゃん、お口が寂しそうだなぁ」
 わざとらしく言うと、男はズボンを下ろして自身を露出してから、かなめの胸部に跨った。
「ぅあンッ……」
 座られた拍子に乳首が擦れ、小さく反応するかなめ。だが、本番はこれからだ。
「俺にももっとイイ思いさせてくれよ、かなめちゃん」
 男はかなめの頭部を持ち上げ、硬く立ち上がったモノを半開きの口内に突っ込んだ。
「んがっ!?」
 苦しげな声が上がるのにも構わず、男はかなめの顔の両脇に膝を付く。そして浮かせた彼女の頭部を大腿で挟むように押し付けながら、前後に腰を動かした。
「んぐっ…がっ……げほっ……あふっ、あぐぅ…」
 男の一物はなかなか立派なサイズで、押し込まれるたびに喉を突かれてかなめは噎せ返りそうになる。
「ほらほら、ちゃんと舐めてくれよ。かなめちゃんばかり気持ち良くなって、ずるいじゃないか」
 多分に芝居がかった口調で非難する、自称相良。
 だが、かなめには男の言葉を聞く余裕はなかった。固定されたバイブからは絶えず抗いがたい刺激が来ており、ほとんど下半身の感覚が無くなりながらもカラダは律儀に絶頂を告げるのだ。
 体力も限界に近く、すでに舌に力が入らない状態だった。
「ぐっ、むぐ……んぐぅっ…!」
 一際奥に肉棒を突っ込まれ、反射的に収縮した喉が亀頭を刺激する。
「くうっ」

 ビュッ・ビュビュッ

「んがっ!? ごふっ、ぇほっ…」
 射出された精液が気管に入り、弱々しく噎せるかなめ。咄嗟に頭を引いたため、途中から精液は顔に掛かっていた。
879続・日常に潜む一コマ?1-3:2005/08/25(木) 10:52:31 ID:9/FRB0LY
「ふう……おい、そろそろ撤収するぞ」
 大きく息をついた自称相良は、ザーメンまみれのかなめを捨て置いて立ち上がると、こちらもちょうど恭子のアナルに射精を終えた相棒を呼んだ。
「…おっ、おう。でもどうするんだ、こいつらの後始末は?」
 相棒の男が今さらながら困惑した声を上げ、ほぼ失神状態の少女ふたりを指す。
 もうすぐ夜明けだ。彼女たちの飲み物に細工をして客のいなくなる閉店時間まで正体を無くさせ、業務後のお楽しみと、さらには小遣い稼ぎをさせてもらったわけだが……
 記憶は薬の効果でまず残らないだろうが、カラダに影響は残る。それに万が一にでも、自分たちにレイプされた記憶が蘇ろうものなら――破滅である。
 相棒の男は、ただ同僚の暗い誘いに勢いで乗っただけだったので、始めた時点でそこまでは考えていなかった。
 終わった後でようやく気付いてうろたえだした彼に、自称相良は落ち着いた様子で説明した。
「心配すんなって。こいつらが『公の場に戻らなければ』いいんだ。その手のコネはある」
 とんでもないことを言いながら、彼は下衆な笑みを浮かべて、半裸で横たわる少女たちを見下ろした。
 かなめに至っては未だに稼働中のバイブを挿入されたままで、全開の下半身が不規則な痙攣を続けていた。
「しっかし最高の絵が撮れたぜ。…っと、コレもついでに」
 設置していたビデオカメラを取ってきて手に構え、かなめの股間にピントを合わせてから、粘着テープを乱暴に引っぺがす。
 続いてコードを掴み、めり込むほど挿入されたバイブを一気に引き抜いた。

 べりりっ……ずぢゅるぅっ・きゅぽんっ

「…ぅあァンッ!! …ぁふ……あッ、んあぅぅ! ……はぁ…」
 嬌声にも最初の勢いは無く、疲労が色濃く現れていた。
 間断ない快楽刺激からようやく解放されたかなめは、それでも名残惜しそうな吐息を漏らしながらゆるゆると瞳を閉じた。
 毟り取られた大量の陰毛がテープに張り付いている。血と愛液でドロドロのバイブを膣腔から引きずり出した瞬間、糸を引いて垂れるそれらの濁った雫たち。
 ぱっかりと口を開けたまま尚も貪欲に蠢き、なかなか閉じようとしない秘裂。何度となく擦られた上に粘着テープを貼り付けられていた結果、爛れたように痛々しく腫れ上がった肉襞。
 それらを余すところ無く最後のカットに収めてから、男は散々もったいつけてカメラを停止させた。
「じゃあ俺は『そっち』に連絡してくるから。ここ片付けて、こいつらこれでしっかり纏めておけよ」
 言って、男は相棒に荒縄と猿轡用の布を放り投げて渡し、ズボンを穿いてから一旦室外に出た。
 携帯電話を操作しながら、舌なめずり。笑いが治まらないといった風情である。
「なんせ上玉が2種類だからな。間違いなく飛びついてくるぜ……」
880続・日常に潜む一コマ?1-4:2005/08/25(木) 10:54:27 ID:9/FRB0LY
 かなめが全身の重だるさとともに目を覚ますと、冷たい石畳の上だった。
 周囲はとても暗く、状況が全く分からない。
「あれ…? ……痛ッ」
 なんだか頭痛がする。半身を起こし、額に手を当てようとして、体に重い何かが引っ掛かっていることに気付く。
 手探りで確認すると、両手首と首に……それぞれ頑丈な鎖に繋がった、鍵付きのベルトが締められていた。
「な!? 何よ、これ…」
 引っ張ってみるも、もちろんびくともしない。ベルト状ではあるが中には鉄板が仕込まれており、実質は手錠に近い作りのようだ。
 そこで、はっとして全身をくまなく探ってみる。
 一応いつもの制服姿らしいが、ひどい着崩れようだ。脱げかけていると言っても良い。
 ボタンが全部外れている上に、ブラは首元までずり上がってしまっている。さらに下には、スカートの中に冷え切って痺れてしまったお尻の感覚が直に――
(の、ノーパン!?)
 咄嗟に内股になり、スカートを押さえる。
 わけが分からない。一体どうして、自分はこのような状況に置かれているのだろう?
 当惑と恐怖、焦燥感などがごちゃまぜになって押し寄せてくる。
 だが、そこは宗介と出会ってから何度も修羅場を潜り抜けてきた彼女のこと。首を左右にぶんぶんと振ってから、両頬をぴしゃりと一度叩いて気合を入れた。
(落ち着くのよ……まずは状況の把握をしないと)
 暗闇に若干目が慣れてきた。目を凝らして周囲を見回し、そこが案外広い空間だと知る。
 奥の一角に見えるのは、鉄格子だろうか。
 誰かに拉致された――その時点でかなめは確信した。同時に、これから起こるだろう……あるいは、もう『起こっただろう』出来事に思い当たる。
 さっきは痺れていてすぐに気付かなかったが、下の大事なところが疼くように痛い。そして乱れた衣服に、脱がされて行方知れずのショーツ。これらを総合すると――
「…あ……」
 持ち上げかけていた腰をぺたんと下ろし、かなめはしばらく呆然としていた。
 記憶には全くない。だが状況を考えると……間違いなかった。
 何分経っただろうか。座り込んだままの彼女の瞳からは、止め処なく涙が溢れ出していた。
「そんな…そんな………ソースケ…」
 なぜここで彼の名が出てくるのか分からない。…いや、本当は分かっていた。
 彼が好きだから。初めては、彼としたかったから。それなのに、こんなところで――顔も名前も知らない相手に奪われてしまうなんて。
「ソースケ……」
 拭えない事実を突きつけられたことで、懸命に奮い立たせていた心が一気に崩れていく。かなめは石畳に顔を押し付け、抑えきれない嗚咽を漏らした。
881続・日常に潜む一コマ?1-5:2005/08/25(木) 10:58:08 ID:9/FRB0LY

 がしゃん・ぎぃぃ……

 奥から、錆び付いた鉄格子の開く音が聞こえた。体を強張らせてそちらを見る。
 数人の人影が近付いてくる。不意に眩しいライトの光を向けられ、かなめは目を細めた。
「ふ〜む。確かに上々の『品』だな」
 先頭にいた商売人風の小太り男が顎に手を当て、偉そうな口調で言う。おそらく値踏みしているのだろう。
「……ねえ。どこなの、ここ……あんたたちは、誰?」
 まともな答えが来るとは思えなかったが、しゃくり上げつつも精一杯気を張って質問する。
 予想通り、返ってきたのは嘲笑と取り繕ったような憐憫の視線だった。
「不運だったねぇ、お嬢さん。でもここはお嬢さんのような子を必要としている人たちが沢山来るところだから、どうか相手してやっておくれ」
「ッ…ふざけんじゃないわよ、この犯罪者!!」
 カッとなり、かなめは立ち上がって男に掴みかかった。
 すぐに横に控えていたボディガード風の大男が動き、彼女を取り押さえる。
「いやっ、放してよ! 痛いっ……ぐ、かはっ…」
 なおも暴れるかなめの首に繋がれた鎖を大男が掴んで引っ張り上げる。足が床から離れかけ、かなめはベルトを掻き毟ってもがいた。
「やれやれ、活発なお嬢さんだ。体力があるのは良いことだが、暴れられるのは困り者だな」
 売人男は焦った様子もなく襟を整え、部下に手で合図する。
 大男が無造作に手を放す。石畳に投げ出されたかなめは、うずくまって苦しげに咳を繰り返した。
「ん〜…商品番号2441か。少々お灸を据えてから出すことにしよう。ま、ほどほどにな」
 と、手にした『商品』リストを眺めて何やらメモした後、売人男は踵を返して歩き去った。
 数人いた部下のうち二人だけが、後に続かずその場に残っている。かなめの呼吸がある程度落ち着くのを見計らって、一人が壁際に寄って何かのスイッチとレバーを動かした。
 スイッチの作用で室内――牢内に薄明かりが灯り、最低限の視界が確保される。そしてレバーの作用で、

 ジャララララ……

「うっ!? や、あぁっ……」
 身体の三箇所に繋がれた鎖が巻き取られ、かなめは為す術もなく壁際に引きずられていった。
 鎖の出所は壁の下端に開けられた穴だった。巻き取られきった時には、かなめはバンザイ姿勢で仰向けのまま固定される形になっていた。
882続・日常に潜む一コマ?1-6:2005/08/25(木) 10:59:51 ID:9/FRB0LY
 二人の大男が無言で近付いてくる。
 表情にも変化がなく、まるで能面のようである。それがより一層かなめの恐怖を煽った。
「いやっ……こ、来ないで!」
 足元に屈んできた男を蹴り飛ばそうと足を高く上げかけるが、ノーパン状態であることが頭を過ぎり、恥ずかしさで動きが止まる。
 その一瞬の隙に、男はかなめの両脚の上に跨っていた。
「あっ…やぁっ、やめてっ!」
 閉じ合わせたばかりの制服のボタンが再び乱暴に外され、ライトブルーのブラジャーが露わになる。
 カラオケボックスの男とは違い、今度の男はごついナイフで解体にかかった。
「ひ…」
 刃物の出現にかなめが身を硬くする間もなく、ブラの中心と肩紐が切断され、あっさりと剥ぎ取られていた。
 続いてスカートも中央から容赦なく切り裂かれ、ショーツのない下半身が丸見えになる。
 終始素早い動きだったが、かなめの肌には薄皮一枚の傷も付いていない。どうやら、かなりの手練れのようだ。
 もちろん、かなめ自身にはそこまで冷静に分析する心理的余裕は皆無である。
「やあっ…やだ、触らないでっ……あっ、あぁンッ!」
 無理矢理押し広げられた陰部に隙間風がスースー当たり、それが余計に羞恥心を誘う。
 首を振って懸命に抵抗するが、秘裂を舐め上げられた瞬間に悲鳴が嬌声に変わっていた。
 同時にもう一人の男が乳房を捏ね回し、口に含んでは先端を舐め、浅く噛む。やはり全くの無言、無表情で、かなめの反応にさえまるで無関心の様子である。
 言うなれば、ただ事務的、機械的に命令を遂行するだけの傀儡。とても生身の人間とは思えない挙動だった。
「やっ…うっ…はぁッ、あうッ! うぅ、んっ……ふあッ、あぁ!!」
 淡々と犯される恥辱に、かなめは歯を食い縛って必死に耐えていたが、男たちは彼女の弱いポイントを少しずつ定めて的確に突いてくる。
 やがて堪えきれなくなった彼女の、艶を帯びた声が薄暗い牢内に響き始めた。
 男の舌は異様に長く太く、ヴァギナに差し込んで掻き回すと陰茎やバイブと遜色ないほどである。
 さらには、やはり長く無骨な指がアナルの奥深くまで2本、3本と数を増やしつつ挿入され、彼女の内壁を両側から挟み込むように打ち付けていた。
 まだ性交に慣れていないことによる苦痛と、カラダの奥底から湧き上がる雌としての快感。
 意識では決して認めたくなかったが、このような場においても暗い欲情はかなめの全身を着実に支配しつつあった。
「ひぃっ、ぃああッ! あふっ、んはぁッ!! あ、んあ……あぅ、ああぁッ!! …やぁッ、いやあぁぁ!!!」
 涙で視界が滲む。滲んだ視界が、達するたびに白く消失する。
 かなめは自分が放り込まれた惨劇の舞台と、そこでの自身の痴態を受け入れられず、発狂寸前の様相で叫び続けていた。
883名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 11:03:45 ID:9/FRB0LY
第一弾終了。
改行制限とか行数制限とかやたら手こずったorz
全体的にギチギチで見づらくてすみません。もうちょっと工夫が必要かな…

続きは明日か明後日にでも。ではまたノシ
884名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 14:10:42 ID:wb7yVEqa
>>883
乙。かなりの鬼畜ですな。
885名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 11:00:49 ID:TVALJrQN
>>884
dです。
しかしいきなり暴走しすぎた希ガス

続き行きます。今回は(たぶん)抑え気味。
886続・日常に潜む一コマ?2-1:2005/08/26(金) 11:04:10 ID:TVALJrQN
(いや……ソースケ、助けて………宗介!!)
 彼は今、この地にはいない。帰ってくるまでにはきっとまだ時間がかかる。
 だがそれでも、かなめは心の中でその名を呼び続けた。声に出さなかったのは最後の意地だった。
 こんな、得体の知れないケダモノに犯されている姿を彼に見られたくない。だから来ないで。でも助けに来てほしい。でも、来ないで……


 身を捩って逃れようとするかなめを簡単に押さえ付け、男たちは黙々と彼女の身体を犯し続けた。
「やあぁぁッ!! ひぃああぁぁッ!! ああっ、はあぁ、いああぁぁぁ!!!」
 かなめはもはや何も考えられず、ついには唯一残された頭部を辺り構わず振り回していた。
 その余りの暴れぶりを見て、上半身を攻めていた男が彼女の額を押さえようと手を伸ばしてきた。
 ちょうどその時、かなめは一際高く頭を振り上げており、反射的に避けようとして勢い良く床に叩き付ける形となる。
「いやあぁぁ!! ぅああぁぁぁっ……」

 ゴグッ……

 鈍器で殴るような音が響く。弓なりに反っていたかなめの全身がびくりと強張り、両の瞳が大きく見開かれる。
 細かい引き攣りが数瞬続いた後、頭部がごろりと横に転がり、全身も力無く投げ出され動かなくなった。
 ほぼ時を同じくして後頭部――石畳に強打した箇所――から温かい深紅の液体が流れ出し、彼女の長く美しい髪と両腕を瞬く間に濡らし、みるみる辺りに広がっていく。
 斜めに傾いだ顔も半ばから紅の海に浸り、やがて鼻孔や口端からも赤い液体が伝い落ちていくが、床の一点に向けられた双眸は微動だにしない。
「……………」
 それでも男たちは少しもうろたえず、おもむろに行為を再開していた。
 彼女の身体の小刻みな痙攣が性交に対するものなのか大出血へのショック症状なのか、その追求にすら興味が無いようだ。
 ただ反応が続く限り乳房を揉み、乳頭を噛み、ヴァギナやアナルを舐め突き、掻き回した。
 しかもかなめの全身の力が抜けてむしろ絶好の機会とばかりに、下半身担当の男は彼女の両脚をさらに押し広げて長大な一物を挿入にかかった。
 かなめ自身は知る術もないが、本当の意味でのインサートは今行なわれようとしているのが初となる。
 男は彼女の血と愛液、そして自身の唾液で十分に潤った膣口に極太の肉棒を宛がい……
 そこで、牢の外に異変が起こる。

 ガッ…ド……ドガッ! ガッッ…ドサッ

「?」
 さすがに男たちも手を止め、腰を上げて入り口を振り返った。
 幾つかの鈍い音の後、薄暗い通路の突き当たりに、呻き声とともに倒れ伏す見張りの一人が見えた。
 次に曲がり角から現れたのは――中肉中背の学生服姿。こちらの存在に気付くなり、驚愕の表情で絶句し……
「きっ……貴様らあぁぁっ!!!」
 直後、目を剥いて咆哮すると、錆び付いて脆くなった牢の扉を凄まじい勢いで蹴破って突進してきた。
887続・日常に潜む一コマ?2-2:2005/08/26(金) 11:08:01 ID:TVALJrQN

 ――叫び声が聞こえた気がする。
「………あ……」
 いつの間にか失神していたようだ。
 かなめが頭を動かすと、何人かが立ち回っている様子がぼんやりと見えた。
 目の焦点がなかなか定まらない。それに、後頭部が痺れたように鈍く痛む。
 未だ鎖に繋がれ不自由な手をなんとか動かして頭を触ると、ぬるりとした感触があった。
 緩慢に首を回し、付近の石畳を視界に入れる。辺り一面が赤黒く染まっていた。
(これ、あたしの血……?)
 気を失う寸前の行動が、うっすら思い起こされる。
 大男どもに散々犯され続けて肉体より先に精神が耐えられなくなり、頭を激しく動かして暴れ、勢いで後ろに打ち付けた……確かそんな感じだ。
「…ぅ……けほっ」
 声を出そうとすると、変な咳が出て上手くいかなかった。鼻と口から生温かい液体が流れ出ている。
 世界が暗い。しかもぐらぐら揺れている。耳鳴りのような雑音に絶えず包まれ、物音が断続的にしか聞こえない。
 戦っているのは誰なのか……たいした距離ではないのに、それすら確認できない。
 だんだんと眠くなってきた。このまま身を委ねてしまったら危ない睡魔だ――直感的にそう思った。
 思いはしたが、抗う気はなかった。そんな気力は残っていなかった。
 物音が聞こえなくなる。戦いが終わったのか、あるいは自分の耳が完全に機能しなくなったのか。
 ……もはやどちらでも良い。ただ、最後に彼の声を聞きたかっ――


「千鳥……千鳥っ!!」
 浅い傷を負いながらも大男ふたりを打ち倒した宗介は、血の海に倒れるほとんど全裸状態のかなめに駆け寄り、焦燥も顕わに名を呼んだ。
 脈も呼吸もあるが、とても弱々しい。今にも止まってしまいそうだ。
 彼女の上下の大事な部分を覆い隠すように上着を掛けてやる。
 なんとか傷口を止血し、コンバットナイフを用いて戒めを解いてやってから、頭部に気を付けつつ抱え上げて再度呼びかけた。
「千鳥、返事をしてくれっ! 千鳥!!」
 頭の傷、しかもこれだけ大量に出血しているため、迂闊に動かしては危険である。
 だがここでは手当てらしい手当てができないのも事実。医療施設に運ばないことには対処のしようがない。
 今現在可能な応急処置は、止血と意識の確認……あとは気道や安静体位の確保。容態によっては人工呼吸、心臓マッサージ――その程度である。
 そういったノウハウは勿論持っている宗介だが、その分を差し引いても彼女の名を呼ぶ様子は必死そのものだった。


 彼が東京に戻ってきたのはつい先刻で、数十分も経過していない。
 いつものように輸送ヘリから学校の屋上に降り立ち、教室に入ってかなめと恭子が揃って無断欠席していると知った瞬間、嫌な予感が脳裏をかすめたのだった。
 かなめの持ち物や制服に取り付けてあった発信器のお陰で、居場所――監禁場所は短時間で特定することができた。
 地下からの電波が届いたのは運が良かったとしか言えないだろう。
 そして潜入し、要所の見張りを片端から倒しつつ最奥部である牢まで辿り着いたのである。
 無力化した敵の数は優に三十を超えるが、これは宗介の実力を持ってすれば造作もないことだった。


 だが、それが何になる。間に合わないのでは――彼女を助けられないのでは、何の意味もないではないか。
「…千鳥、頼む……返事をしてくれ…」
 全身をわななかせ、宗介はかなめを強く抱き締めた。それからはっと我に返ったように身を引き、呼吸をもう一度確認する。
 さっきよりさらに弱い――ほとんど止まりかけている。しかも、吐血で気道が確保できていないようだ。
 宗介は焦る気持ちを懸命に宥め、彼女の口内に溜まった血液を手拭いで可能な限り吸い出した後、人工呼吸を試みた。
 唇を合わせた途端、胸を締め付けられるような不思議な感覚に包まれた。
 それは、彼が今までに他の者にマウストゥマウスを施した時には一度として無かったものだった。
888続・日常に潜む一コマ?2-3:2005/08/26(金) 11:12:05 ID:TVALJrQN
(千鳥……)
 彼女の血で口の周りが真っ赤に染まるが、そんなことはどうでもいい。
 宗介は無心で、いや、ただ一種類の感情を抱いて、彼女に酸素を送り続けた。
 何としても、彼女には生きて欲しい。生きて、また笑いかけて欲しい。こんな終わりなど、到底容認できない――絶対に、嫌だ…!
(…かなめ……かなめっ……!)
 10分少々が過ぎたころ、彼女の手がぴくりと動いた。
「! っ……はっ、はあっ、はあっ…はあ……ち…どり?」
 長時間呼気を送り続けてさすがに息の切れた宗介は、酸欠でふらつきながらかなめの瞳を覗き込んだ。
 先刻まで虚ろに開かれたまま微動だにしなかった美しい双眸が、ゆっくりとではあるが確実に彼の方を向く。
「……そ…す……」
 彼の顔に触れようと持ち上げる手を、宗介は優しく握って制した。
「千鳥、わかった。もう喋るな」
 また、彼女の華奢な身体が折れそうなほど力一杯抱き締めたい衝動に駆られたが、そこはぐっと堪える。
 ひとまず意識は戻ったようだが、まだ全く安心は出来ない状態である。もし頭蓋内に血腫でも形成されていれば、一刻を争う手術が必要となるのだ。
 握った手がとても冷たい。顔色も真っ青だ。とにかく病院へ行かなければ……
 かなめの顔じゅうにこびり付いた血を服の端で拭き取ってやり、ついでに自分の口周りも適当に拭う。
 そして彼女を横抱きに抱えたまま静かに立ち上がり、出口へと歩を進めた。
 周囲への警戒は怠らずに、脳内ディスプレイに地図を展開する。この近辺の地理に関しては、ほぼ完璧に頭に叩き込んであった。
 最寄の病院、それも緊急手術ができるほど大きいところは――
 そこで、ごく弱い握力が手に伝わり、思考から引き戻される。
「千鳥…?」
「そ…すけ……まだ、キョーコ、が…いるはず……だから…」
「しかし……」
 宗介は困惑した。かなめの容態はいつ急変するか分からず、悠長にしてはいられない。
 だが、おそらく彼女と一緒にいて拉致されたであろう恭子も、似たような状況に身を置かれている――牢に繋がれ、飢えた鬼畜どもに玩ばれている――可能性が極めて高い。
 もちろん、そちらも見捨ててはおけない。
「お願い……ぁたしは…だいじょぶ、だから……」
 もう一度きゅっと手を握られた瞬間、宗介は腹を決めた。
「…了解した。少しの間辛抱してくれ」
 かなめは小さく頷くと、安心したように瞼を閉じた。呼吸は先程より落ち着いているようだ。
(……だが、急がなければ)
 かなめの場合は発信器の電波があったので発見は容易だったが、今度は手掛かりとなるものが全くと言って良いほど無い。
 手の自由を確保するため、宗介は眠ったかなめを横抱きから背負う体勢に変えることにした。
 そこらに累々と倒れ伏す敵から剥ぎ取ったズボンを彼女に穿かせ、羽織らせていた学ランの袖をしっかり通して着せてやる。
 さらに掻き集めた何着かを紐代わりにして、てきぱきと自分と彼女の体を固定した。
「ぅんッ……」
 体を動かされたかなめが色っぽい声を漏らし、ほぼ同時に、

 むにゅ……

「っ!!」
 ブラジャーを着けていないふくよかな胸部が背中に当たって心拍数が増加するが、宗介は鋼鉄の自制心で邪念を振り払って移動と探索を開始した。
 夜目が利く彼は、わざわざ居場所を敵に知らせてやるようなライトを使う必要がない。
 ついさっき殴り倒した見張りたちを素早く避けながら、通っていない通路の奥を虱潰しに探り始めた。
889続・日常に潜む一コマ?2-4:2005/08/26(金) 11:14:55 ID:TVALJrQN

 時間は少し戻る。
 やはり頭痛と全身の倦怠感で目を覚ました恭子には、かなめと違ってカラオケボックスでの醜態の記憶が断片的にだが残っていた。
 幸か不幸か、薬の効き目が薄かったらしい。
 足元がスースーする。ショーツはカラオケボックスで剥ぎ取られたままのようだ。
「や…やだ、あたし……」
 全身が震え、眼鏡を失くした瞳から涙が零れ落ちる。
 縄で縛られ、どこかに運ばれたのはおぼろげに憶えているが……
 恭子は忙しなく周囲を見回し、親友の名を呼んだ。
「カナちゃん、カナちゃん? どこにいるの…?」
 さっと血の気が引いていく。冷たい石畳、闇に包まれた空間。響くのは自分の声だけ。
 恐怖と絶望で大声を上げそうになるが、懸命に堪えて周囲の様子を探ることにする。
 乱れた制服と髪を可能な限り整えてから立ち上がろうとする。
 腰を浮かせかけて、恭子は両手両足が何かに繋がれていることに気付いた。
「やっ…!」
 じゃらっ、と重々しく鎖の音が鳴る。再び膝ががくがくと震えだす。
 恭子は抜けそうな腰を叱咤し、手探りで壁際までどうにか歩み寄った。
 壁に耳を当て、付近の物音を確認する。
 無音。……いや、遠くで何かの悲鳴が聞こえたような――

 ガシャン……

「!」
 ずっと近くで大きな音が生まれ、恭子は戦慄した。
 数人の男たちがライトを手に近付いてくる。
 先頭にいた小太りの男が、顎に手を当てて品定めするような視線を向けてきた。
 ライトに目が眩み、恭子は震えながら眼前に両腕を翳す。壁に背を張り付け怯えきったその幼い仕草を見て、男は感嘆の声を上げた。
「商品番号2442…これはまた、可愛らしいお嬢さんだ。この手の趣味のお客さんには堪らんだろうな」
「商品…!? お、おじさんたち……あのカラオケの店員さんの知り合いなの?」
 恭子の質問に、売人男は片眉をぴくりと吊り上げた。
「はて…聞いていた話と違うな。足が付かないように薬を飲ませたと言っていたはずだが……まあいい。外に漏れないうちに『処置』を追加しておこう」
 と、ぶつぶつ独りごちながらメモを取ると、脇に控えていた部下に何事か命じてから去っていった。
「あっ、待って…」
 身を乗り出す恭子の小さな体を、残っていた部下の大男ががしりと掴む。
 そのままひょいと抱え上げ、牢の隅に置いてある粗末なベッドへと運んでいった。
「やっ、や……放して…」
 小柄な少女の抵抗など、彼らの前では全くの無意味でしかない。
890続・日常に潜む一コマ?2-5:2005/08/26(金) 11:16:58 ID:TVALJrQN

 ジャラ・カチャ・カチャ……

 恭子を大男が押さえつけている間に、待機していたもう一人の男がベッドの足に鎖を繋いでいく。
 作業が終わった時には、恭子は両手両足を半ば固定された姿勢で大の字に寝かされていた。
 男たちは準備が整ったとばかりに、黙々と左右から恭子の衣服を脱がせに――もとい、ナイフで解体にかかる。
「や…何するの……やめて、ああっ!」
 手足の動く余裕は極めて僅かで、迫り来る男たちを叩くことも蹴りつけることも叶わない。
 ただジャラジャラと、そういった趣味の人間がそそられるような金属音が鳴り響くだけである。
「やっ…あ…ああっ…!」
 やがて上着は背中側と袖だけを残してブラもろともズタズタに切り裂かれ、下半身に至っては足先以外一糸も残されていない状態となる。
 発展途上の小振りな乳房や、下腹部の未熟な茂みが薄明かりの元に晒されている。
 恭子は羞恥で顔を真っ赤にし、精一杯の抵抗心で目を伏せていた。
「うっ…ううっ……」
 目の端からこめかみに幾筋も涙が伝い落ち、安物のシーツを濡らす。
 一方、男たちは恭子のそんな姿に欲情するでもなく、憐れみの目線を向けるでもない。終始押し黙ったまま、次の作業へと移っていた。
 無造作に彼女の細い腕を掴むと、大きな注射針を刺して一気に薬を注入する。
「…うっ!? あ、あぁ…」
 恭子は一瞬びくりと身を強張らせたが、すぐに脳が痺れるような感覚に包まれて、体から力が抜けていき……ほどなく、とろんとした目を天井に向けるだけとなっていた。
 男は恭子の眼前で手を何度か振り、反応がないのを確認してから幾つかの道具を取り出した。
 ひょいひょいと恭子の華奢な肢体を動かし、彼女の体の各所に道具を装着させていく。
「んっ……ぁン…ふぁッ……」
 体を触られるたびに、恭子の口から小さく嬌声が漏れ出る。だがそれも長くは続かなかった。
 セッティングを完了した男たちは、最後に『スイッチ』を入れてから、明かりを消して立ち去った。
 後には、一人残された恭子のくぐもった喘ぎ声と鎖の打ち鳴らされる音が、暗闇の中に延々と続いていた――
891名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 11:20:04 ID:TVALJrQN
第二弾終了。
次回は最初に言ったとおり、かなり人を選ぶ内容かと。
ではノシ
892名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 12:54:49 ID:O9ezKYPO
>891
乙。早くそーかなが見たいです…
重いよママン…(;´Д`)フオォー
893名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 10:45:27 ID:6vv9vn2B
>>892
d。やっぱ重いですよね、長いし…猛省中

3章の内容がアレだし待たせるのも悪いので
4章まで一気に投下しちゃいます。なので今回でラスト。
最後のかなめ×ソースケ…は鬱展すぎて心おきなく出来ずorz
先に謝っておきます

※注意
3-2から3-4に汚物描写が含まれています。苦手な人は***以下までスルー推奨。
894続・日常に潜む一コマ?3-1:2005/08/27(土) 10:47:38 ID:6vv9vn2B
「くっ……」
 地下通路を慎重に、かつ迅速に移動しながら、宗介は小さく歯噛みしていた。
 恭子が見つからない。想像以上に売人どものアジトは広く、この地下牢に至ってはまるで迷宮だった。
 あれからさらに数人の敵を無力化させたが、重傷のかなめを背負っており銃も使えないので少々手間取った。
 とはいえ戦闘能力に関しては全く相手にもならない小者だらけである。問題は時間だ。
(どこだ、常盤……)
 無論、背後のかなめの様子を確認することも忘れない。今のところ落ち着いた状態が続いており、規則正しい息遣いが伝わってくる。
「!」
 曲がり角の先に気配を感じた。壁に身を潜め、様子を窺い……

 ……ガッ・ドサッ

 音も無く接近し、闇の中であっても寸分の狂いも無く一撃で打ち倒す。
「…う」
 伝わってきた衝撃に反応してか、かなめが小さく呻く。宗介は小声で問い掛けた。
「千鳥、大丈夫か」
「ん……平気…」
 どう見ても平気ではないだろうと思ったが、ひとまず呼吸と脈に大きな変動はないので、それ以上は問い詰めずに先を急ぐ。
 ここでの問答などより、彼女らの救出と脱出が最優先事項だ。
 これまでに通ってきた道順と脱出までの最短経路はしっかり暗記している。
 他に探していない分岐路は今向かっている道を含めても、残り僅かだった。
 ――次こそ当たりであってくれ。そう心中で祈りながら、宗介は通路の奥へとずんずん進んだ。

 ガシャッ…ガシャン……ジャラッ

「…何だ…?」
 進行方向から聞こえてくる不規則な金属音に、宗介は眉をひそめた。同時に、直感が彼に告げる――当たりだ、と。
 それでも慎重に、宗介は音源へと近付いていった。やがて長い長い通路の突き当たりに、大きな牢が見えてくる。
 牢の中に置かれたベッドに横たわり、妖しげに蠢く小さな人影が見えた。
「なっ………」
 暗闇の中、眼前に映し出される凄惨な地獄絵に、宗介は息を呑んだ。細かく捩るような動きを繰り返すその影の主は……
「と……常盤…!?」
 あまりの変貌ぶりに、しばらく彼女だと認識できなかった。

895続・日常に潜む一コマ?3-2:2005/08/27(土) 10:49:57 ID:6vv9vn2B











「んッ…じゅる……んぅ! ……ちゅぷッ…ちゅぐぅ、うぅンッ! ぅふう、んんッ、じゅるッ……」
 ベッドに両手両足を固定された恭子は、連続的なモーター音を上げて稼働を続ける三本のバイブレーターを咥えさせられていた。
 口腔と、膣腔と、肛門。各所は丈夫な鍵付きのバンドが巻きつけられており、暴れ回った程度では抜けないように細工されている。
 その上、御丁寧にも乳房の突起を挟むように細いベルトが締められ、恭子が身を捩るとちょうど擦れて刺激を追加する仕組みのようだった。
 秘裂からは大量の愛液が溢れ、光のほとんど差し込まない中でもそのてらてらとした輝きが判別できる。
 彼女が小さな臀部を頻りに振って悶える都度、飛び散った液がシーツをぐしょぐしょに濡らし、ベッドの端から下の石畳にまで滴り落ちていた。
 口端から流れ出した涎もおびただしい量で、首周りから胸部にまで飛び散っている。
 恍惚とした顔の周りは言うまでも無く、唾液に加えて涙や鼻汁にまみれてべたべたで、そこに乱れきった長い栗色の髪が纏わり付く様はまるでメドゥーサのようである。
 さらに極めつけは……周囲に漂うアンモニア臭。どうやら尿も漏らしてしまっているようだった。
「…………………」
 宗介は今までにないほどの当惑と逡巡を置いてから、かなめと自分を固定していた結び目を静かに解き、彼女をそっと下ろした。
 結び紐にしていた服を畳んで今度は枕代わりにし、平らな場所にかなめを寝かせる。
 かなめが気付き、不安そうな目を向けてきた。
「…ソースケ…?」
「千鳥、少し…ここで待っていろ。すぐに戻る」
 見せてはいけない――そう思い、宗介は牢の鍵を壊し、一人で中に入った。
 明かりのスイッチは容易に発見できたが、今の恭子を全体照明で煌々と照らすのは躊躇われた。それに、明るくするとかなめの視界にも入ってしまう。
 結局、懐からペンライトを取り出し、咥えて手元だけを照らしつつ救出作業を行なうことにした。
「んふゥ、じゅぷッ…んんッ! じゅるッ、ちゅくン……ん、ん……ふぅン…」
 まずコンセントを壁から全て引っこ抜き、玩具の稼働を止める。恭子の仰け反っていた背がするすると下がっていき、脱力した肢体が投げ出された。
 続けてコンバットナイフで体に巻かれたバンドやベルト、手足の鎖を切断していく。バンドはともかく鎖は太くて頑丈なため、かなり骨が折れる作業である。
 彼女の白い肌を傷付けないよう細心の注意を払いながら、宗介がひとつずつ戒めを解いていると、

 ち・ちちち……しゃああぁぁ……

 大きく開かれた恭子の股間から黄金色の液体が高々と噴出し、既に濡れそぼったシーツの下半分一帯にはしたない雨を降らせた。
「っ!」
 咄嗟に飛び退く。再び充満する異臭と、繰り広げられる異様な光景。
 せめてもの配慮で、宗介は彼女の放尿が終わるまで目を逸らして待った。
896続・日常に潜む一コマ?3-3:2005/08/27(土) 10:52:27 ID:6vv9vn2B
「んふぁッ、ちゅくん……ちゅぷ、ちゅるぅ…」
 恭子の表情には醜態を晒した恥辱感は全く窺えず、むしろ満ち足りた様子で動かなくなったバイブを尚もしゃぶっている。
「…ぐ……」
 ナイフを握る手に、知らず凄まじい力が籠もっていた。
 しばらく時間を置き、息をついて気持ちを落ち着けてから、宗介は作業を再開した。バンドと鎖を全部外し、残すは上下の穴に挿入された三箇所のバイブ本体。

 ぎゅぱっ……

 まず口に差し込まれたひとつを抜き取る。
 銀色に光る糸が口から顎へと垂れ下がり、引っ張られた拍子に一瞬浮き上がった恭子の頭が力なく転がって横を向く。
 口内に溜まっていた大量の唾液がどろりと溢れ出し、シーツに粘性の強い水溜まりを形成した。
「ン……ぅふぁ……」
 可愛らしい形の口から発される言葉には、もはや人語の響きは見出せない。
 宗介は唇を噛み締めた。
 先ほどから彼女に現れているこれらの異常な症状は、明らかに強力な薬物の影響だ。一過性のものであればまだ良いが、多くの場合は重篤な後遺症を残してしまう。
 また立ち尽くしていたことに気付き、軽く首を振って作業に戻る。……今は、自分にできることをするしかない。
 あとは前後の局部に埋め込まれたふたつだが、これが問題だ。
 宗介は多分に躊躇いながら、まず見えている前方のバイブのコードを持った。
 体のほう――股間を押さえるのははばかられたので、コードだけを両手で掴んで慎重に引き寄せる。

 ずりゅりゅ……きゅぼっ

「ンァ……くぅん…」
 恭子が切なげに鳴き、小さな臀部がふるふると揺れた。
 遮るものが無くなった秘裂からは、水門の開放を待っていたうっすら紅い液体が一気に流れ出てくる。
 それは先程できたばかりの黄色い染みに重なって混じり、今や吸湿性を失ったシーツから駄々漏れに下まで滴り落ちていった。
「…ふぅっ……」
 宗介は自己の感情を強制的にシャットアウトさせ、次々と展開される友人の痴態をどうにかやり過ごしていた。
 最後は肛門だが、これは仰向けのままでは引き抜くのが難しい。
 宗介は掴む位置に気をつけて恭子の体をうつ伏せにしてから、両膝を開き気味に折ってお尻を突き出す姿勢を取らせた。
 殿裂から伸びた一本のコード。よほど深く埋め込まれているのだろう、バイブレーターの本体は割れ目の奥に隠れてしまって見えない。
「常盤、少し失礼する…」
 考え込んだ末に、宗介は恭子の白桃のように瑞々しい臀部を押し開いた。間を置かず、コードを強く引っ張る。
897続・日常に潜む一コマ?3-4:2005/08/27(土) 10:55:03 ID:6vv9vn2B

 ずっ……

「んふァ、あンッ!!」
 肛門が収縮し、締め付けが強くなる。
 恭子も尻を小刻みに振って悶え、なかなか思うように引き抜くことが出来ない。
「っ……じっとしていてくれっ」

 ずっ・ずり……ブチッ

「んあッ、ひぁぁッ!! ふぁぁ!!」
 半分ほどバイブの本体が姿を見せたところで、あまりに強い締め付けにコードが耐え切れずに千切れてしまう。
 宗介は掴む場所を本体に変え、直接引っ張った。

 ……ずぽんっ

「やぅンッ!! ん……はぁン……」
 力の抜けた恭子の尻がぺたんとベッドに落ちる。
 愛液は今なおポタポタと音を立てて滴っており、ぐしょぐしょのシーツに押し付けた恭子の尻からは新たな異臭が立ち上っていた。
「っ…」
 宗介はまた身を引いて目を逸らし、ついでに耳も塞いだ。

 ちち・ちぃぃ……ぷっ…ぷうっ……びび・びぢゅぅっ

 栓を抜かれた肛門から、ガスとともに半固形状の物体が垂れ流される。
 同時に尿もまた放出されており、恭子の足元は糞尿まみれでグチャグチャになっていた。
 当の本人は蛙のように這いつくばった姿勢で、締まりのない顔を体液の海に押し付けたまま、小さな喘ぎ声を漏らすだけである。
 感情の変化は微塵も見られない――精神が完全に破壊されてしまっている。
 ぎりり、と鈍い音が牢内に響く。噛み締めた歯が、砕けそうなほど軋んでいた。
「……くそっ! 下衆野郎どもが…」
 宗介は手にしたバイブレーターを壁に投げ付け、忌々しげに吐き捨てた。
 彼の胸中に、これまで感じたことがないほどに激しい怒りの嵐が吹き荒れていた。









          *    *    *


 宗介が半ば壊滅させた人身売買組織の主犯格は、どさくさに紛れて逃亡していた。
 潜入したアジトに関しては一応通報しておいたが、警察の鈍重な対応ではおそらくこれ以上の収穫は望めないだろう。
 余談であるが、事件から数日後にとあるカラオケ屋の店員が二人、不審な事故死を遂げたらしい。
 後の調査で、彼らも人身売買に一枚噛んでいたことが判明したが、取り立てて大きく扱われることもなかったようだ。


 一方、敵地から脱出した宗介たちは、その足で総合病院へと急行した。そして――
898続・日常に潜む一コマ?4-1:2005/08/27(土) 10:57:05 ID:6vv9vn2B
 病室のドアがノックされる。
「どうぞ」
 身を起こしつつ開かれるドアを見やると、むっつり顔の学生服姿が現れた。
「千鳥、具合はどうだ」
「あ…ソースケ」
 安心したように息をつき、かなめはスリッパに足を通した。
「ま、待て。まだ寝ていろ」
 立ち上がろうとする彼女に慌てて近寄り、制する宗介。
「大丈夫よ、もう……そりゃ輸血はしたけど、怪我自体はたいしたことなかったんだし」
 かなめは頭に巻かれた包帯を指して苦笑しつつも、大人しくベッドの中に戻った。
「しかし、頭部の傷は油断できん。それにまだ3日しか…」
「大丈夫だってば」
 もう一度強い口調で言ってから、椅子を勧める。宗介は渋い顔をしながら従った。
 数瞬流れる沈黙。やがて、俯いたかなめがぽつりと呟いた。
「あたしより……キョーコの方が、ずっと大変なんだから」
 きゅっと唇を噛み締める。瞼が震え、懸命に泣くのを堪えているように見えた。
 恭子は同じ病院の別室に入院しており、今も意識が戻らない。今後元の生活に戻れる可能性は残されているが、回復には相当な時間がかかるだろうということだった。
「……千鳥……すまん。俺が、もっと早く戻っていれば…」
 真っ直ぐに頭を下げる。それしか返す言葉が見つからなかった。
「やだ、ソースケのせいじゃないわよぉ。あんたのお陰で助かったんだから」
 ぱたぱたと手を振り、不自然なまでに軽い口調で言うかなめを、宗介は上目遣いに見上げた。
 彼女が無理に笑いかけようとしているのが明白で、胸が締め付けられる思いだった。
「本当に感謝してるのよ。だから、謝ったりしないで……あんたは…全然悪く、ないわ…ょ…っ」
 後半は詰まって声にならない。
 宗介は彼女の顔を直視できず、ただ壁の隅を凝視していた。膝の上に置かれた両の拳が、血の気を失うほど固く握り締められる。
「ぅ…っ……ソースケ…こっち来て…」
 しばらく経って。目元を何度も拭っていたかなめが、唐突に告げた。
「?」
「こっち……」
 両腕を伸ばしてくる。宗介は戸惑いながらも立ち上がり、彼女の手が届くベッドの端に座り直した。
「…ここで、いいのか?」
「ん」
 かなめは頷き、伸ばした腕で宗介の両肩を引き寄せて柔らかく包み込んだ。
 ぐずりながら身を乗り出し、彼の肩に顎を乗せてから、両腕に力を入れてきつく抱き締める。
「ち、ちど…」
「しばらく……ぐすっ…こうさせて」
 言って、彼の首に顔を埋めてきた。
899続・日常に潜む一コマ?4-2:2005/08/27(土) 10:59:33 ID:6vv9vn2B

 …ちゅっ……

「な……っ」
 宗介の全身が硬直する。
 彼女の髪の心地良い香りが鼻腔に広がり、さらには首筋に密着した唇と吐息の感触に、背筋がゾクゾクとして落ち着かなくなる。
 豊満な乳房が自分の胸に押し当てられている――言葉でその現象を認識する前に心臓が過敏なまでに反応し、頬が一気に紅潮していくのが分かった。

 ちゅ…ちゅぅっ……

 かなめは少しずつ位置を変えて、身を硬くする彼のうなじに幾度となく吸い付いてくる。
 そのたびに電流のように鋭い快感が宗介の中に流れ、カラダの芯をじんじんと痺れさせた。
「んぅ、ぁ……く、うぅ……はぁっ…ふぅっ……はぁっ…はぁ……」
 心拍数もそうだが、呼吸数も随分と増加している。自分の身体が微かに震えていると気付くまでに、膨大なタイムラグがあった。

 ……ちろっ

「うっ!」
 不意に首筋の浅い切り傷をなぞるように舐められ、びくりと体が後ろに反る。
 僅かな痛みは勿論あったが、それを遥かに上回る甘美な感覚が体中を突き抜けていた。
「…くぁ…うぅ……ち、ちどり……っ」
「……ふふ」
 熱に浮かされたような声で名を呼ばれたかなめは愛しげに微笑んで、仰け反る宗介の後頭部を宥めるようにさすりながら引き戻し、舌先での愛撫を続けた。
 そして正座を取って自分の位置を高くしてから、彼の頭を大事そうに胸に押し抱く。

 くにゅ……

「!! うぁ……っ、ふ…ぁ……」
 自然、谷間に顔を埋める形となる。かなめ側に半ば身体を倒された格好の宗介は、いきなり激戦の地に放り込まれた新兵のごとくうろたえ、身を引こうと藻掻いた。
 だが、四肢にも胴体にも自由が利かない。まるでかなめに密着した場所から全身の力が吸い取られているかのようだった。
 宗介は結局、彼女に引き寄せられるがままに凭れ掛かっていた。
「ソースケも……怪我、してるじゃない。大丈夫なの?」
 聖母のような慈愛に満ちた天の調べが頭上から降ってくる。
 自分の熱い吐息を彼女に吹きかけるのが躊躇われ、宗介は途切れ途切れに囁くようにして答えた。
「…ぉ……俺は…っ、掠り傷、程度だ……問題…ない…」
「そ……良かった」

 ぎゅっ……

 彼を押し抱くかなめの腕に、また力が籠もる。
900続・日常に潜む一コマ?4-3:2005/08/27(土) 11:01:13 ID:6vv9vn2B
「ソースケも腕回して、もっとくっついてきていいんだよ…?」
 その台詞が彼の脳内に浸透するまで、数秒を要した。極度の興奮状態に加え、まともに呼吸が出来ないせいもあり、意識が朦朧としてきたのだった。
「…んぅ……ぁ……」
「……ソースケ? 大丈夫?」
 次第に反応が鈍くなってきた宗介を見下ろし、かなめが腕の力を緩める。
「……ぅ………ぐ、はぁっ」
 やっとのことで意識を繋ぎ留めた宗介は、彼女の細い腕に手を掛けて支えにし、一旦ふらふらと身を起こしてから俯いて頻りに喘いだ。
「はっ、ぁ…はぁっ、はぁ……はあ……っ」
 先日の人工呼吸後の比ではなかった。気道が確保されても、うまく息が吸い込めない。
「大丈夫?」
 もう一度訊いて、かなめはくすりと可笑しそうに笑った。
「そんなに緊張しなくてもいいのに。もっと楽にしててよ」
「はぁ……はぁ……あ、ああ……」
 いつの間にか自ら額を彼女の胸に押し付けてしまっていたが、かなめは少しも嫌がらずに、それどころか優しく頭を撫でてくる。
 ひとしきり双肩を上下させてから、宗介はゆるゆると顔を上げた。
「ちど…り……申し訳ない……」
 視界が若干暗く狭まっており、軽く頭痛と眩暈がする。声も心なしか涙声になってしまっているようだ。
 少し驚いたようなかなめの顔をしっかり見つめ、気力を総動員して言葉を続ける。
「……無様な姿を、見せてしま…っ!?」
 言い終わらないうちに、宗介は一層強い力で抱き締められていた。
「そんなことはどうでもいいの…。それより」
 艶っぽい声で囁いてくる。耳孔をくすぐる彼女の吐息がさっきより熱く感じるのは、気のせいだろうか。
「なっ…ぁ……」
「もう一回言うけど。ソースケも腕回していいんだよ? ていうか、回しなさい…っ」
 幾分強い口調の後、攻撃が再開される。

 ちゅ・ちゅっ…ちゅぅ……ちろ…ちろっ……ちゅっ……くにっ

「…ぐぅ……んぅ…っ、うぅ…ぁ…っは……あぅぅっ」
 今度は耳の裏から喉元の広い範囲に丹念に唇を落とされ、舌先で弄くられる。
 さらに肩の後ろから背中にかけてを甲斐甲斐しく撫で回され、仕舞いには耳朶を軽く噛まれて、宗介は何度目か分からない甘い心地に支配された。

901続・日常に潜む一コマ?4-4:2005/08/27(土) 11:03:24 ID:6vv9vn2B

「もっと触ってきてよ。あたしだけに、やらせないでさぁ……」
「ふ、ぅ……っ」
 脳髄が痺れるような危険な快楽の波に容赦なく意識を攫われそうになるが、
「っ……りょ……了解、した」
 何とかそれだけ言ってから、恐る恐る滑らかな括れに腕を絡ませ、彼女の引き締まった腰を静かに抱いた。
 壊れ物でも扱うように丁寧に、だが決して離さない強さを込めて。
「はぁ、は…ぁ……はぁ…」
「…っふ……よく出来ました」
 かなめはまるで整う気配のない宗介の息遣いを聞きながら、また小さく声を漏らした。やがて彼の顔を両手で挟んで自分に向けると、

 ちゅ……

 狙い違わず唇を合わせてきた。
「んぅ!?」
 痛いほどに鼓動が強く打ち鳴らされる。宗介は思わず身を引きかけたが、すぐに後頭部をがっしり押さえられて逃げられなくなる。
 実際には人工呼吸をした時に接吻しているのだが、死活問題だった前回と今とでは衝撃のレベルが桁違いだった。
 彼の反応を見たかなめは合わせたままの口の端で、ふふっと満足そうに笑った。
 腰に回した状態で硬直している宗介の腕を片方の手で撫でつつ、さらに先へと進んでいく。

 ちゅく…ちゅっ…ちゅくん……ちゅるっ

「っ! ふっ、ん……ぅぅ、むぅ…ん、んぅ」
 半開きになっていた口内へとかなめの舌が侵入してくる。
 高い位置から突き入れる彼女の舌は妖しく蠢いて宗介の内壁を掻き回したが、不快感は全くない。
 むしろ、先刻の危険な快感がどんどん増幅されていくようだった。

 ちゅくっ…ちゅる……ちゅぅ…

「ぅ…んむ……ん、ぅ……んくっ」
 流れ込んでくる彼女の温かい唾液を、宗介は反射的に嚥下していた。
 ごくりと音を立てる喉に気付いたかなめが、歓喜の様相で彼を強く抱き締めた。
 尚も口の中で動き回る彼女を、いつしか宗介は自身の舌で執拗に追いかけていた。
 舌同士が触れ合うと、かなめは宗介の全てを舐め取らんばかりに絡めてくる。
 それに宗介はさらに応じ、またかなめが応えて……小さな空間での濃厚な絡み合いがしばらく続いた。
902続・日常に潜む一コマ?4-4:2005/08/27(土) 11:05:16 ID:6vv9vn2B

「もっと触ってきてよ。あたしだけに、やらせないでさぁ……」
「ふ、ぅ……っ」
 脳髄が痺れるような危険な快楽の波に容赦なく意識を攫われそうになるが、
「っ……りょ……了解、した」
 何とかそれだけ言ってから、恐る恐る滑らかな括れに腕を絡ませ、彼女の引き締まった腰を静かに抱いた。
 壊れ物でも扱うように丁寧に、だが決して離さない強さを込めて。
「はぁ、は…ぁ……はぁ…」
「…っふ……よく出来ました」
 かなめはまるで整う気配のない宗介の息遣いを聞きながら、また小さく声を漏らした。やがて彼の顔を両手で挟んで自分に向けると、

 ちゅ……

 狙い違わず唇を合わせてきた。
「んぅ!?」
 痛いほどに鼓動が強く打ち鳴らされる。宗介は思わず身を引きかけたが、すぐに後頭部をがっしり押さえられて逃げられなくなる。
 実際には人工呼吸をした時に接吻しているのだが、死活問題だった前回と今とでは衝撃のレベルが桁違いだった。
 彼の反応を見たかなめは合わせたままの口の端で、ふふっと満足そうに笑った。
 腰に回した状態で硬直している宗介の腕を片方の手で撫でつつ、さらに先へと進んでいく。

 ちゅく…ちゅっ…ちゅくん……ちゅるっ

「っ! ふっ、ん……ぅぅ、むぅ…ん、んぅ」
 半開きになっていた口内へとかなめの舌が侵入してくる。
 高い位置から突き入れる彼女の舌は妖しく蠢いて宗介の内壁を掻き回したが、不快感は全くない。
 むしろ、先刻の危険な快感がどんどん増幅されていくようだった。

 ちゅくっ…ちゅる……ちゅぅ…

「ぅ…んむ……ん、ぅ……んくっ」
 流れ込んでくる彼女の温かい唾液を、宗介は反射的に嚥下していた。
 ごくりと音を立てる喉に気付いたかなめが、歓喜の様相で彼を強く抱き締めた。
 尚も口の中で動き回る彼女を、いつしか宗介は自身の舌で執拗に追いかけていた。
 舌同士が触れ合うと、かなめは宗介の全てを舐め取らんばかりに絡めてくる。
 それに宗介はさらに応じ、またかなめが応えて……小さな空間での濃厚な絡み合いがしばらく続いた。
903名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 11:06:38 ID:6vv9vn2B
木綿、4-4ダブらせちまいましたorz
904続・日常に潜む一コマ?4-5:2005/08/27(土) 11:08:21 ID:6vv9vn2B
「…スケ……ソースケッ」
「……む」
 気が付くと、心配そうに見下ろしてくるかなめの顔が間近にあった。
「っ…俺は……いった…い」
 頭がぼうっとする。体勢を見ると、後ろに倒れかけたところを支えられたらしい。
 すぐに身を起こすが、途端にさっきより数段強烈な眩暈に襲われ、瞬間的に前後不覚に陥る。
「うっ……」
 また倒れ掛かる宗介をかなめは慌てて抱き止めた。微かに震える背をさすりながら説明する。
「ソースケ、ずっと息止めてるんだもの……目ぇ回しちゃった時はびっくりしたわよ」
「そう…だったのか…」
「っとに……信じられないくらい危なっかしいわね。戦場とは大違いだわ」
「…面目無い」
 宗介は端的に返してから、痺れて感覚が鈍った腕を緩慢に動かし、再びかなめの腰に回した。
 ――情けない。また醜態を演じてしまった。
 しかもあろうことか自ら酸素の供給を放棄した上、完全に落ちてしまうまでそのことに気付かないとは。プロの傭兵が聞いて呆れる……
「千鳥、本当に…すま……ぅっ」
 もう一度謝ろうと声を出した瞬間に不意打ちが来た。きつく抱きすくめられて再びうなじに吸い付かれ、背筋が小さく反る。

 ちゅぅ…ちゅっ・ちゅる……

「ぅ…っく、ふ……んぅ……っ、ふ、うぅ」
 魅惑的な心地は増す一方だったが、それとは別に宗介は若干の寒気を感じていた。
 彼の僅かな異変に敏感に気付いたかなめが、肌の露出した部分を撫でつつ訊いてくる。
「ソースケ……体が冷えてるわ。それにさっきから震えてる。具合悪いんじゃない?」
「ぃや…たいしたこ…とは……」
 舌の動きが明らかに鈍っていた。言葉を発するのが億劫になる。視界がどんよりと重く暗いのは、陽が傾いてきたせいだけではないだろう。
 全身に貧血症状が現れている――失神するほどの酸欠状態だったのだから、無理もない。
 消化器官も不調を訴えていた。今にも吐く、というほどではないが……
「顔も蒼いわよ…」
 額に手を当ててくるかなめの声が、耳に遠く響く。さーっと全身の血の気が引くのが分かった。いけない……かなり重症だ。
「ぅ……すま…んっ、少し……休ませ、くれ…」
 細い肩に力なく顎を預けて、宗介は掠れた声で告げた。
 その身体を支え、焦った様子でかなめが問いかける。
「! やっぱり具合悪いのね? 横になった方がいいんじゃ…」
「不要だ……こうして…れば……」
 力の入らない腕を無理矢理動かし、より深く彼女に絡める。
 彼女に触れていれば、千鳥かなめを感じていれば、活力が瞬く間に漲っていく――先程とは逆に、今はそんな気がしていた。
905続・日常に潜む一コマ?4-6:2005/08/27(土) 11:10:03 ID:6vv9vn2B

 縋り付くように密着したまま宗介は押し黙っている。
 その頑なな態度を無下にすることもできず、かなめは彼の背をそっと撫で続けた。
 抱き合う二人の息遣いだけが、しばらく室内に流れる。
 窓から彼らに光を投げかけていた陽はすっかり西の空に沈み、小さな病室は次第に夜の闇に覆われつつあった。
 かなりの時間をかけて少しずつ体調を回復させた宗介は、入れ替わりにやってきた別の心地良い感覚に知らず知らず身を委ねていた。すなわち――
「………ん…………」
「……ソースケ?」
 ぐらり、と宗介の全身が再び傾く。
 驚いて支えたかなめは、項垂れた彼の顔を覗き込み、規則正しく漏れ聞こえる呼吸音を耳にして……安堵の溜息をひとつ。
「疲れさせちゃったみたいね……」
 ベッドからはみ出ている脱力しきった両足から靴を脱がせると、よいしょと持ち上げて楽な姿勢を取らせ、膝枕を提供してやる。
「…ごめんね。それと、ありがとう」
 運ぶ途中で、顔が近付く。無意識に唇を重ねていた。

 ちゅ……

 少々強引に動かしたせいもあってか、宗介がちょっと顔をしかめた。が、目を覚ます気配はない。
「…うぅ…ん……くぅ…すぅ……」
「ほんと……呆れちゃうわね、このギャップ」
 太腿の上で微かに移動する重みが何ともくすぐったい。
 いとおしさが募り、かなめは何度も何度も彼の髪を撫でた。
「すぅ……すぅ……」
 あまりに安らかな寝息とあどけない寝顔に、自然と頬が緩む。
 普段ははた迷惑なほどに用心深い彼だが、目の前の可愛らしい姿を見ていると、逆に守ってやりたくなるくらい無防備に思える。
 小さく上下する腹部に置かれた彼の手を、両手で挟むようにしてそっと触れてみる。
 さっきより大分体温が戻っていた。震えも止まったようで、ほっと一安心。
「…ん……すぅ……すぅ……」
 何かの夢を見ているのか、宗介の頭がまた少し動き、掌に触れていた彼女の手をきゅっと握ってきた。
 切なげな笑みを浮かべ、かなめも優しく握り返す。
「宗介……好きよ。誰よりも、あなたが大好き」
 彼が手を決して放そうとしないのが、かなめにはこの上なく嬉しくて……次々と頬を伝い落ちていく涙を拭おうともせず、宵闇の中でいつまでも彼の生命を感じていた。


 終わり
906名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 11:12:01 ID:6vv9vn2B
微妙な終わり方で申し訳ないです。
肝心の宗かなの絡みが中途半端だし…
そして恭子と恭子ファンにひたすら謝罪
907738:2005/08/27(土) 17:59:35 ID:cpz4sLd/
ここであんま百合姉妹の話題があがってなかったのが意外だ
908名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 18:41:24 ID:W7hV2kpg
>>907
ここは原作派が多い気がする。根拠はないが。
アヌメの話題ってログ見ててもなかったとオモ
909名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 19:35:50 ID:cpz4sLd/
>>908
納得
910名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 00:00:19 ID:W7hV2kpg
>>906
投下乙。GJ!
次は是非そーかなが見たい。
911名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 20:07:59 ID:NQwxqbsF
本スレの方でネタバレありましたけど、
ネタバレ元手にエロパロ書くのはやっぱ駄目でしょうか?
912名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 21:41:43 ID:BseGSUda
>>911
 バレでなくなってから投下すればいいと思う。
913名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 22:51:39 ID:NQwxqbsF
>912
やっぱそうですよね。
今本スレ見て来たんですが、ここも明日の24時解禁でいいのかな…
914名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 00:05:39 ID:twWbZVTx
>>913
いいんじゃないの。
915名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 00:30:07 ID:VpbiSBtn
>914
大丈夫ですかね…(;´Д`)
では明日24時以降目安に投下します。
916名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 07:20:34 ID:bNgquZAi
この板でエロに勝る物は無し!

エロ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ネタバレ
917名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 12:12:07 ID:z66S/9mS
結局ふたつ目は嘘バレだったわけだが
まあどうでもいいかw
918名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 13:32:30 ID:VpbiSBtn
エー!!?Σ(´Д`;)
二つ目ってピロートーク云々のやつですよね?
私それで書いてるんですけど…('A`)ドウシヨウ
身も蓋も無いですけどエロならいいですか?
919名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 17:17:29 ID:CbYfr3Bi
>>918
純粋な二次創作SSとして書けば何も問題ないよ
920名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 17:37:36 ID:MNop9+IY
アニメ>文庫>連載 と読む人の情報がいろいろだからSS書くほうも大変だな
状況説明が必要な人も不要な人もいる

それはともかく職人さんガンバレ
921名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 17:43:02 ID:VpbiSBtn
>919
頭イイ(・∀・)!!

ていうかここのスレこんなに人いたんだ…(;´Д`)ビクーリ
922名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 18:18:52 ID:Dv/hBb7j
むしろピロートークのほうが読みたい
923名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 22:49:23 ID:E7xpk6hp
>>922
禿胴
924名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 01:03:23 ID:W+KpqSg+
お待たせしました。
駄文ですが少しでも楽しんで頂けると嬉しい。
元ネタは本スレのガセバレです。

本スレでガセバレしたヤシ出てこい!ヽ(`Д´)ノ
925:2005/08/31(水) 01:04:09 ID:W+KpqSg+
天蓋の掛かった大きなキングサイズのベッド。
ふわふわの布団。
ぴったりフィットする枕。
肌触りのいいシルクのキャミソールと下着。
ここに来てから、レナードはあたしに最高のものを提供してくれる。
知的好奇心を満たすだけの読み物もあったし、健康に生活できるだけの運動もできた。
満たされた生活だ。何もかも。

ただ、すっぽりと大きく抜け落ちた心の空間以外は。

かなめがベッドの中でただ何もない空間を見詰めていると、レナードが横に寄り添うようにやってきた。
腕の中で他愛もない話をする。(以前までの他愛もない話とは比べようもないレベルの話だが)
世界から切り離された様な感覚。
今までの生活が幻覚だった様に洗い流されていく。
ただ残るのは寂しさと切なさだけだった。

「かなめさんは綺麗な髪をしているね。」
レナードは「如何にして超広域レーダーを備えた誘導ミサイルを歩兵携行用のサイズまで小型化するか」
を途中で打ち切るとかなめの髪に触れ、キスをした。
「ありがと。 …でもあなたの方が綺麗だと思うわよ」
微笑んでレナードの髪に触れる。
実際、テッサと同じ白銀の髪は絹のように柔らかく手触りが良い。


彼とは似ても似つかない程、手入れの行き届いた綺麗な髪。


胸が苦しくなって、かなめはその思いを頭から叩き出した。誤魔化す様にレナードの胸に顔を埋める。
「どうしたの?」
かなめの細い身体を抱き締めて耳元に囁く。吐息には幾らか熱が篭っていた。

「…何でもないわ」
レナードに身を任せ、抵抗の類は何もない。
それはまるで、今自分が立たされている境遇に対する自分の反応と似ていた。

レナードは恭しく唇を寄せ、美しいかなめの唇に触れるとそれを何度も繰り返す。
少しずつ深くなっていく口付けに無感動に応えていると、布団にゆっくりと押し倒された。
926:2005/08/31(水) 01:05:22 ID:W+KpqSg+
背中に手を回し、脇からキャミソールの中に手を滑り込ませる。
ぞくぞくと背中を駆け上る感覚に不思議と嫌悪感は無かった。
レナードの手はゆっくりと乳房を目指し、乳頭を刺激しながら緩やかに揉む。口付けはより深くなっていった。


黒髪で逞しい身体つき、無骨な手。たどたどしい愛撫に何度じれったい思いをした事だろう。
それでも良かったし、幸せだった。心から愛されていると感じていた。


絡め取られ、吸い付かれる。
口腔を侵され、蹂躙される。
「彼」とは比べ様も無い程に上手い接吻に息が上がり、
否が応にも高められてしまった身体には甘美な疼きが広がった。
離れて行く舌と舌との間に透明な糸が引く。
レナードはキャミソールを捲し上げると、硬く実った双頭に舌を絡ませた。
身体中に広がっていた甘い疼きが自然と腰に集中する。
「ん…ッ、ぅ……はぁ……ぁ」
甘い吐息を堪えようともせず腰を浮かせ、シーツを握り締めた。
レナードのもう片方の手が下着の上から割れ目をなぞり、溢れ出て来た愛液が染みを作る。
ぴくんとかなめの身体が反応すると、レナードは満足そうに微笑んだ。
「ふ、ぁ……ッ、あ…ぁ!」
レナードが肉芽に軽く爪を立てると、かなめは腰が跳ね上げ、快感を貪る様に目を瞑った。
先程までとは比べ様も無い快感がかなめを襲う。

秘所が濡れ切った頃を見計い、レナードは下着の濡れている部分を横に除けて息衝く秘所を指で弄ぶ。
ゆっくりと上下になぞるとかなめは切なげに腰を揺らめかせ、自ら脚を開いた。
そう何度も開いた事のない淡いピンク色の秘所は愛液に塗れ、てらてらと光る様は酷く卑猥なものだった。
かなめの媚態に誘われる様にレナードは指を奥に進め、数度抽送を繰り返すともう一本指を増やし、
大袈裟に音を立てながら出し入れを繰り返す。
「…ッあ、……っ、は、んッ、あぁっ…」
乳房と秘所、同時に与えられる快感はかなめの意識を朦朧とさせた。
「もう一本、入るかな…?」
レナードは愛しそうにかなめを見詰めながら、その様子を窺っている。
まるで視姦されている様だ、と、かなめはぼんやり思った。
ゆっくりと挿入される三本の指は肉襞を掻き、一番敏感な場所を捉えた。
あくまで紳士的に、確実に其処を責める。
かなめはぶるっと身震いをすると、意識が白い靄に包まれるような、重く甘い感覚に襲われた。
鼻に掛かった甘い嬌声は豪奢な作りの部屋に響き、耳につく粘着質な音が更に情欲を煽る。
レナードはかなめの腹に舌を滑らせ腰骨にキスを落とすと、淡く茂る下腹に潜む果実をひと舐めした。
「あ…ああ…ッッ!!」
かなめの身体がビクンと弓なりに反り返り、過度の刺激だった事を知らせる。
構わずに舌で刺激し続けると秘所は一層ぬめりを増し、グチャグチャと卑猥な音を立てた。
927924:2005/08/31(水) 01:07:49 ID:W+KpqSg+
とりあえずは二つだけ。
続きはまた後日。

あと、次スレとか天ぷらとかはどうするんでしょうか?
928名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 10:52:49 ID:JKx66Vww
>>927
GJ!続きにも期待。
次スレの時期か…
929名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 13:57:05 ID:cnZ/s4tv
>>927
GJ!!続きが早く読みたい!

新スレは990とかでもいい希ガス
今までの作品はどうすんの?倉庫みたいなのが欲しくないか?
930名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 15:30:39 ID:Z1xtBTmm
931名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:45:53 ID:cnZ/s4tv
>>930
乙。GJ!
932名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 08:19:09 ID:6IXbZiKl
しかしそこはアダルト禁止ではなかったか
933名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 15:31:53 ID:wceDTC3s
原作では、テッサは宗介への恋愛対象としての興味は完全に失せてしまったのかね。
そうだとしたらテッサのキャラとしての魅力は思いっきり減るなあ。
作者は「テッサとかなめの間で板ばさみになってあたふたする宗介なんだ見たい読者はいないだろう」
って決め付けてるけど。

あげ
934名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 22:47:38 ID:e6IVJ9/d
>>933
ごめん、オレ正にソレ。
そんな某赤松漫画みたいなフルメタはお断りだ…長編では。
大体は気にならないんだが、ONSはなんかイライラした。

しかし短編ならまだ色々可能性もあるんじゃないか?
来月のDMにとりあえず期待してもいいかと。
935名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:51:44 ID:xmaKj5TP
漏れはそのあたふたするソースケが見たいのだが…ってか自己アピールし合うかなめとテッサが見たいのだが…
936名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 00:56:42 ID:3015vvyh
板ばさみ・・・宗介にとっては苦痛以外の何物でもないだろうな
937名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 02:04:36 ID:yTfKasRk
宗介の場合、テッサに対して「上官>女の子」という意識なわけだから、
テッサが本気で宗介をものにしたいなら、今の立場を捨てるほか無いだろうな。
938名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 02:23:06 ID:9BEFFJQW
しかし辞めたとしても宗介は大佐と呼びそうだ。
身に染み付いた習慣はそうそう抜けない。
939名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 11:34:08 ID:Ti4XqLn/
>>935
同意。ふもっふの女神の来日みたいのは面白かった。
940784:2005/09/03(土) 15:43:52 ID:mKQpJP1k
>>930
保管庫あったんですね!書いた側としては凄く嬉しいです(*・∀・)
941名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 21:05:57 ID:3A96XGT5
千鳥かなめと相良宗介の正式なスペルわかる人いますか?
千鳥は千鳥でもtidori chidoriとかで…、宗介もいろいろあるし…orz

942名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 21:43:11 ID:DPDOZjBr
そういえばタイドリー・カヌムとかあったよな

普通にKaname ChidoriとSousuke Sagaraでいいんじゃね
ためしにぐぐってみたら一番ヒット数が多かったし
943名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:58:51 ID:3A96XGT5
>>942
d!!
944名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:20:27 ID:RU2Z12mB
ドラゴンコミクスの方はKANAME CHIDORIとSOSUKE SAGARAだな。
表紙のカバーの裏のやつ。
945名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 06:00:13 ID:fLVwFeJ9
タイドリー・カヌムナツカシス
946名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 06:07:03 ID:VYAqt/4S
タイドリーならtidoriじゃないのか?
947名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 10:38:34 ID:x68Au5HG
あれは単に呼びにくいってだけだろ。
セガールのほうは外人が呼びやすいように改名してるんだろうが。
948名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 17:32:42 ID:mwLN8kT5
>>14(テッサ×宗介)
>>72-76(マオ×テッサ)
>>223-227(マオ×宗介)
>>556-562(テッサ×宗介)1
>>572-567(テッサ×宗介)2
>>583-587(テッサ×宗介)3
>>651-653(テッサ×宗介)4
949名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 17:36:13 ID:mwLN8kT5
すいません。
メモ帳の代わりに使ってたら間違えて書き込んじまったorz
俺の趣味もマルバレorz

しかもageちまった......
ホントすまん。吊ってくるつ
950名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:06:02 ID:ruUXnn8C
てっさたんハアハア(;´Д`)
951名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 19:08:48 ID:ruUXnn8C
つーか保管してるとこあるよ。
つ[>>930]
952名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 01:04:55 ID:2gYY/mNq
>>951
あっ!
ホントにすいませんでしたorz
953名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 13:30:51 ID:Ie54/4LH
次スレどうする?
954名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 14:27:46 ID:GqrwWVG+
流れ遅いし980あたりでいんじゃね
955924:2005/09/07(水) 00:15:55 ID:qPCdJd6k
お待たせしました。
残り投下します。
956名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 00:17:15 ID:qPCdJd6k
目を閉じたかなめの前には「彼」がいた。
勿論、自分の想像でしかないのは分かっている。
分かっているのに、その幻覚の「彼」から目を背く事ができない。
忘れ切れない、元居た世界の残滓。

まるで宗介がそこにいるかのように。

幻覚から引き戻され、うっすらと目を開けたかなめの前にいるのは
言うまでもなくレナードだった。
幻覚に手を伸ばしても虚しくなるだけだと分かっているのに、その甘美な誘惑に勝つことができない。
なんと自分は愚かで弱い人間だろう。
もうこの手には戻らないと分かっているのに、情けなくも手を伸ばし続けてしまう。

レナードはゆっくりと指を抜き、敏感な内股にキスを落とすと
起き上がってかなめの身体の横に手を突き、首筋から耳元にかけてを丹念に舐め上げた。
いつの間に脱いだのか上に着ていた白いシャツはもう無く、透き通るような白い肌が露わになっていた。
想像していたようなテッサの様に細く華奢な体躯ではなく
宗介程ではないにせよ、程よく筋肉の付いた男性の身体がそこにあった。
「忘れさせてあげるよ…僕が何もかも…」
かなめの頬に優しく手を添え、慈しむ様にキスをする。
ここに来てからすっかり忘れてしまっていたはずの涙が一筋頬を伝った。

侵入してくる異物が酷く大きく感じる。
レナードの侵入を悦んでいるのか阻んでいるのか、己の意志とは関係なく、肉壁が蠢く。
「…んく――っうぅ…ッ」
眉根に皺を寄せ、重くほの甘い圧迫感に耐えるかなめの表情に魅入られた様に、レナードは絶え間なく口付けた。
始めはゆっくりと労わる様だった動きは今や激しさを増し、かなめの最奥を穿つ様に激しく腰を打ち付けている。
「あ、ぁあッ!!く、ぅ…ッッ!!んっ、あ、ああああァ!!!」
かなめは弓なりに背を引きつらせた。
わずかに痙攣した後、ゆっくりと弛緩してゆく。
その様子を眺めていたレナードは過敏になったかなめの身体を弄ぶように、間を置かずに抽送を再開した。
より感じやすくなったかなめの秘所の、最も感じやすい場所を深く抉る。
かなめは快感に耐えようとかぶりを振って目を閉じた。
「(…ソースケ…)」
記憶の中の宗介がかなめの目を覗き込みながら、慈しむように、気遣うように、それでいて激しく追い立てる。

初めての時、どうしていいか分からずに恥ずかしそうに教えを乞うてきた彼。
ぶっきらぼうでも実直で従順な性格そのままの彼の愛撫。
激しい律動。
暖かい掌。
逞しい腕。
広い胸。
愛しいあなた。

過度の快感にかなめの意識がホワイトアウトする。
体内に暖かいモノが放出されるのをうっすらと感じながら、抗うことなくその絶望さえ感じる程の白に身を任せた。
957名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 00:19:24 ID:qPCdJd6k
ここに来てからずっと、頭の奥が重い。
いっそ囁きに身を任せてしまおうか。

<アマルガム>のAS開発に従事させられてどれくらい経っただろう、
合間にこうして海を眺めるのがいつの間にか日課となってしまっていた。

学校のみんなは心配しているだろうか
父と妹は元気だろうか
あの聡明な潜水艦の乗組員たちは無事だろうか
勇敢な彼は今どうしているのだろう
元いた世界には多分、恐らく、もう、二度と、帰る事はできない。分かっている。
最初は生き残った<ミスリル>の彼らが助けてくれるのではないかと、そう思ってここに来た。
そんな甘っちょろい希望的観測は棄て、今となってははただ、彼らの安息と安全を祈っていた。
もう自分の事などどうでも良かった。
どうか、学校のみんなが、父と妹が、元気でありますように。

どうか、あの聡明な潜水艦の乗組員たちが一人でも多く生き残れますように。

どうか、私の愛しい、最高に勇敢な彼が、無事でありますように……。

空ろな視線は空しく虚空を見詰め、吹き付ける海独特の生臭い風が髪を揺らす。
傍に控えていた女性が時間を告げ、研究所へ戻るよう促されると、重い腰を上げてのろのろと歩き始めた。
ふと、かなめの脳裏にある思いが浮かんだ。



そうだ、AIをボン太くん仕様にしてやろう。

[終了]
958名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 12:11:01 ID:ZqtMkyoW
ふもっふもっふwww
もふもふGJ!!
959名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 15:52:46 ID:vlt5Rr70
>924
レナかなでありながらお見事な宗かな
ふもっふ(GJ)!!
960名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 22:42:53 ID:q/iDTue+
GJGJ!
実にいい流れだ。そーかなの時代が来たな。

テンプレ案考えるか?
961名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 23:37:51 ID:5hm4CFIo
ちょっと待てみんな!
最後のボン太君に関して何も言うことはないのか?!

とか言いつつボン太君も合わせてGJ!
962名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 00:46:17 ID:b3IA/rHW
職人さんGJ!!いいね!

>>961
ふもっふ!

>>960
テンプレか…
本スレのやつそのままでいいんじゃない?ちょっと修正して。
>>930くらいで出てた投下作品まとめサイトは足そうや。
963名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 17:42:09 ID:IaoCOIBO
会長×お蓮さんが読みたい。
964名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 00:54:39 ID:3OLextWd
>963
職人様は好きな時に好きなカプを書かれます。
会長×お蓮に萌えた職人様を待つか自家発電する事です。
965名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:29:06 ID:0UKqWpD5
自家発電中。エネルギー源が不足気味。
966名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 01:10:51 ID:8Udm9J0b
イイヨイイヨー(´∀`)
あの二人ならはんなりプレイっぽいよな。難しそうだがガンガレ!
ワクテカしながら待ってる(*゚∀゚)
967名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 17:48:25 ID:0xD3mI2z
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
968名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 22:54:31 ID:4nDc82yY
会長×お蓮さんマダー?
∧_∧
( ・∀・)
969名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 00:02:51 ID:fa6QIvdZ
会長×蓮 ちょっと書いてみてる。
リモコンバイブ使った羞恥モノだけど・・・需要ある?
970名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 00:06:51 ID:ddxZXHw1
>969
何でも来いだ!!ヽ(゚∀゚)ノ
971名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 07:48:57 ID:GLT7tsCP
お蓮さんは着やせするおっぱいおおきい子という設定は生かされてますかー?
972名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 02:59:33 ID:zRFLMRSt
まだかな…(*´∀`)
973名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 00:00:40 ID:zRFLMRSt
期待age
974名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 18:23:25 ID:lkA+yBc3
テンプレ案。
何か修正あれば適当に



賀東招二作品のエロパロスレッドです。
21歳以下は(・∀・)カエレ!!
職人さん常時募集中。

■本スレ
賀東招二〜フルメタル・パニック 37番送風管は壁の中
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1126587233/

■過去ログサイト
ttp://xazsa.ath.cx/fullmetal/

■関連サイト
gatoh.com
ttp://www.gatoh.com/
富士見書房サイト内の「フルメタル・パニック!」のページ
ttp://www.kadokawa.co.jp/fujimi/panic/panic.html

■2chエロパロ板SS保管庫(21禁)
ttp://database.f-adult.com/




こんなもん?
あと個人的には>>15-29までのも入れたいんだがw
975名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:11:33 ID:3OgBOvh7
>>974

>>15-29を入れるのは即死防止になるから入れていいと思う。
まぁ、>>29入れられると嫌なヤシもいるだろうから>>29についてはわからんが…

前半のほうで言われてる話だけど、スレタイも
 フルメタ(マイナーキャラ可)
じゃなくて
 【賀東招二】フルメタルパニック
みたいなシンプルでも全てが伝わるのがいいと思う。
後は、次スレについて何番ぐらいで立てるかみたいな記述もホスィかもね。
976名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:31:55 ID:3OgBOvh7

賀東招二作品のエロパロスレッドです。
21歳以下は(・∀・)カエレ!!
職人さん常時募集中。
--------------------------------------------------------------------------
■本スレ
賀東招二〜フルメタル・パニック 37番送風管は壁の中
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1126587233/

■過去ログサイト
ttp://xazsa.ath.cx/fullmetal/

■関連サイト
gatoh.com
ttp://www.gatoh.com/
富士見書房サイト内の「フルメタル・パニック!」のページ
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■2chエロパロ板SS保管庫(21禁)
ttp://database.f-adult.com/
--------------------------------------------------------------------------
※次スレは>>950付近の流れをみて急ぐ必要がなければ>>970-980付近でよろしくお願いします。
 ☆または、スレ容量が500kb付近になりましたら次スレを立ててください。
※他作品、他カップル、職人さん叩きは荒れる原因ですので控えましょう。
※ここはエロパロスレです。原作・アニメ・その他の話は専用スレでおねがいします。
※ネタバレは厳禁です。ネタバレは専用スレへ
※荒らしは絶対スルー


う〜ん…
硬くなりすぎたかな…?
あと、容量って550kbくらいまでだっけ?
修正頼む
977名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:32:01 ID:XPKjGIvo
どれくらいで次スレ立てる?
俺は990くらいでいいと思う。

それと>975のスレタイ案なら本スレにならって
【賀東招二】フルメタルパニック (スレ番に合ったネタ)
みたいにするか?
本スレではネタは賛否両論みたいだが。

あと>29はいるだろw
978名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:36:01 ID:XPKjGIvo
リロ忘れスマソ〇| ̄|_
>976でいいと思う。
979連投すまん:2005/09/20(火) 00:54:55 ID:3OgBOvh7
賀東招二作品のエロパロスレッドです。
21歳以下は(・∀・)カエレ!!
職人さん常時募集中。

----------------------------------------------------------------------------------------------
■過去ログサイト
ttp://xazsa.ath.cx/fullmetal/

■参考に
フルメタ小事典(注・ネタバレ含む)
ttp://homepage3.nifty.com/FULLMETA/data/index.html

■関連サイト
gatoh.com
ttp://www.gatoh.com/
富士見書房サイト内の「フルメタル・パニック!」のページ
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■2chエロパロ板SS保管庫(21禁)
ttp://database.f-adult.com/
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※次スレは>>950が、急ぐ必要がなければ>>970-980付近でよろしくお願いします。
 ☆また、スレ容量が500kb付近になりましたら次スレを立ててください。
※次スレのスレタイについては「フルメタルパニック」を含ませ、わかりやすいものにして下さい。
※他作品、他カップル、職人さん叩きは荒れる原因ですので控えましょう。
※ここはエロパロスレです。原作・アニメ・その他の話は専用スレでおねがいします。
※ネタバレは厳禁です。専用スレでおねがいします。
>>2以降に即死回避のキャラクター紹介が貼られます。
※荒らしは絶対スルー
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本スレ等の現行スレは過去ログサイトで確認できるので省かせていただきました。
キャラクター設定や時系列の確認用に小事典を追加させてもらいました。
本スレなどでも頻繁にもめることなのでスレタイについても追加させていただきました。
980名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 01:08:33 ID:3OgBOvh7
俺もリロ忘れたよママソ〇| ̄|_
>>977
スレ番ネタは流れの遅いエロパロではやらないほうがいいと思う。
変なスレタイついたとき、このスレと同じ寿命だとしたら2年間耐えなくてはならなくなるぞw
だから、無難に「【賀東招二】フルメタルパニック part(スレ番)」がいいかと俺は思うよ。
やるとしても「〜発目」「〜機目」「〜ノット」のような"小ネタ"程度がいいんじゃないか…?

なんか、俺の日記帳になっちまってるorz
スマン
981名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 01:14:50 ID:XPKjGIvo
>980
_| ̄|〇人〇| ̄|_
何やってんだろうな俺ら…
俺はまるっとおまいのでいいよ。
現行スレ入れないのもここの流れが遅いからって理由からかな?
982携帯から:2005/09/20(火) 01:31:25 ID:eOWx6d2j
(´・ω・)人(・ω・`)ナカーマ
現行スレいれない理由は流れの速度から。
本スレはエロパロに比べて明らかに早いからね…
それと、フルメタ小事典は原作既読ならネタバレないや。

パソ電源落としちまったから明日の朝、修正したテンプレ案貼っとくよ。
修正や意見あったらレスおねがいします
983名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 01:39:05 ID:XPKjGIvo
>982
トン。
俺も寝るよ。もやすみノシ
984おkかな?:2005/09/20(火) 08:08:46 ID:3OgBOvh7
賀東招二作品のエロパロスレッドです。
21歳以下は(・∀・)カエレ!!
職人さん常時募集中。

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■過去ログサイト
ttp://xazsa.ath.cx/fullmetal/

■参考に
フルメタ小事典
ttp://homepage3.nifty.com/FULLMETA/data/index.html

■関連サイト
gatoh.com
ttp://www.gatoh.com/
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■2chエロパロ板SS保管庫(21禁)
ttp://database.f-adult.com/
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※次スレは>>950が、急ぐ必要がなければ>>970-980付近でよろしくおねがいします。
 ☆また、スレ容量が500kb付近になりましたら次スレを立ててください。
※次スレのスレタイは「【賀東招二】フルメタルパニック part(スレ番)」でおねがいします。
 ☆part(スレ番)の部分は「〜発目」「〜機目」「〜ノット」のような"小ネタ"でもokです、1に任せます。
※他作品、他カップル、職人さん叩きは荒れる原因ですので控えましょう。
※ここはエロパロスレです。原作・アニメ・その他の話は専用スレでおねがいします。
※ネタバレは厳禁です。専用スレでおねがいします。
>>2以降に即死回避のキャラクター紹介が貼られます。
※「フルメタ小事典」は原作未読の方にはネタバレを含みます。
※荒らしは絶対スルー
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985名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 09:11:17 ID:XPKjGIvo
>984
乙。ありがとう。
何スレ目かの表記はは統一したい気もするが
986名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 12:03:56 ID:eOWx6d2j
う〜ん…
まぁ、単純にpart表記で良い気もするが…
次スレの>>1に任せるよ

>>990次スレ頼む
987名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 23:06:07 ID:m6V7EBBq
>>984
細かいけど21歳未満じゃないか?
BBSPINKは21歳未満立ち入り禁止ってローカルルールだし
988ちょい修正
賀東招二作品のエロパロスレッドです。
21歳未満は(・∀・)カエレ!!
職人さん常時募集中。

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■過去ログサイト
ttp://xazsa.ath.cx/fullmetal/

■参考に
フルメタ小事典
ttp://homepage3.nifty.com/FULLMETA/data/index.html

■関連サイト
gatoh.com
ttp://www.gatoh.com/
富士見書房サイト内の「フルメタル・パニック!」のページ
ttp://www.kadokawa.co.jp/fujimi/panic/panic.html

■2chエロパロ板SS保管庫(21禁)
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※次スレは>>950が、急ぐ必要がなければ>>970-980付近でよろしくおねがいします。
 ☆また、スレ容量が500kb付近になりましたら次スレを立ててください。
※次スレのスレタイは「【賀東招二】フルメタルパニック part(スレ番)」でおねがいします。
 ☆part(スレ番)の部分は「〜発目」「〜機目」「〜ノット」のような"小ネタ"でもokです、1に任せます。
※他作品、他カップル、職人さん叩きは荒れる原因ですので控えましょう。
※ここはエロパロスレです。原作・アニメ・その他の話は専用スレでおねがいします。
※ネタバレは厳禁です。専用スレでおねがいします。
>>2以降に即死回避の為にキャラクター紹介が貼られます。
※原作未読の方にとって「フルメタ小事典」はネタバレを含みます。
※スカトロ・鬼畜など、特殊なものを嫌う人もいます。投下前に警告をおねがいします。
※荒らしは徹底的にスルー
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