5 :
SS保管人:
それでは即死回避支援のため、登場人物の紹介などを。
コミック巻末のデータ&某所で拾ってきたデータ。
西野つかさ
誕生日 9月16日、星座・血液型 乙女座・B型、身長 158cm、
趣味 料理・ショッピング、好きな食べ物 チェリーパイ(はぁと)、チャームポイント くちびる、
癖 たまに男言葉になる・くちびるをとがらせる、
おフロでどこから洗う? 髪、男の子の体のどこにドキッとする? 手・指、
作者からのコメント 性格がつかみにくくて苦労してます…。ホント難産キャラだ〜!!
真中の呼称 「淳平くん」
東城の呼称 「東城さん」
西野の呼称 「あたし」
北大路の呼称 調査中
南戸の呼称 調査中
美鈴の呼称 調査中
小宮山の呼称 「小宮山くん」
大草の呼称 「大草くん」
外村の呼称 調査中
6 :
SS保管人:03/10/28 19:09 ID:LCIyEBsr
南戸唯
誕生日 3月31日、星座・血液型 牡羊座・O型、身長 150cm、
趣味 キャラクターグッズを集めること、好きな食べ物 ハンバーグ、チャームポイント 目、
癖 寝ている間に服を脱ぐ、
おフロでどこから洗う? 首、男の子の体のどこにドキッとする? わからん!、
作者からのコメント 初登場の時と今現在の顔の違いに作者もびっくり(おい!)
真中の呼称 「淳平」
東城の呼称 調査中
西野の呼称 「西野さん」
北大路の呼称 調査中
南戸の呼称 「唯」
美鈴の呼称 調査中
小宮山の呼称 調査中
大草の呼称 調査中
外村の呼称 調査中
7 :
SS保管人:03/10/28 19:10 ID:LCIyEBsr
東城綾
誕生日 1月14日、星座・血液型 山羊座・A型、身長 159cm、
趣味 読書、好きな食べ物 クレープ、チャームポイント 髪の毛、
癖 どこでも転ぶ、
おフロでどこから洗う? 左腕、男の子の体のどこにドキッとする? 肩、
作者からのコメント わりと描きやすいです。ただ髪のベタが…(by作者)
真中の呼称 「真中くん」
東城の呼称 「あたし」
西野の呼称 「西野さん」
北大路の呼称 「北大路さん」
南戸の呼称 調査中
美鈴の呼称 調査中
小宮山の呼称 「小宮山くん」
大草の呼称 調査中
外村の呼称 調査中
8 :
SS保管人:03/10/28 19:11 ID:LCIyEBsr
北大路さつき
誕生日 5月3日、星座・血液型 牡牛座・O型、身長 162cm、
趣味 スポーツならなんでも得意、好きな食べ物 焼肉、チャームポイント 胸!!、
癖 真中にすぐ抱きつく、
おフロでどこから洗う? 胸(はぁと)、男の子の体のどこにドキッとする? 真中の体ならどこでも(はぁと)、
作者からのコメント 一番描きやすい性格してる。ただ髪のトーンが…(byアシ)
真中の呼称 「真中」
東城の呼称 「東城さん」
西野の呼称 調査中
北大路の呼称 「あたし」
南戸の呼称 調査中
美鈴の呼称 調査中
小宮山の呼称 調査中
大草の呼称 調査中
外村の呼称 外村
9 :
SS保管人:03/10/28 19:17 ID:LCIyEBsr
外村 美鈴
映像研究部の部員。外村の妹で真中とは1学年下の後輩。辛口トークが得意。
毒舌で気が強いが、外村が言うには「慣れてくるとそこがかわいくも思えてくる」らしい。
映画の批評に関してはかなり鋭い意見を持っている。
真中の呼称 「アンタ」
東城の呼称 「東城先輩」
西野の呼称 調査中
北大路の呼称 「アンタ」→「北大路センパイ」?
南戸の呼称 調査中
美鈴の呼称 「あたし」
小宮山の呼称 調査中
大草の呼称 調査中
外村の呼称 「お兄ちゃん」
10 :
SS保管人:03/10/28 19:18 ID:LCIyEBsr
残り、男キャラは省略
相互の呼び方のみ
真中 淳平
真中の呼称 「俺」
東城の呼称 「東城」
西野の呼称 「西野」
北大路の呼称 「さつき」
南戸の呼称 「唯」
美鈴の呼称 調査中
小宮山の呼称 「小宮山」
大草の呼称 「大草」
外村の呼称 「外村」
11 :
SS保管人:03/10/28 19:19 ID:LCIyEBsr
小宮山 力也
真中の呼称 「真中」
東城の呼称 「東城」→「綾ちゃん」
西野の呼称 「つかさちゃん」
北大路の呼称 「さつきちゃん」
南戸の呼称 調査中
美鈴の呼称 調査中
小宮山の呼称 「俺」
大草の呼称 調査中
外村の呼称 調査中
12 :
SS保管人:03/10/28 19:20 ID:LCIyEBsr
大草
真中の呼称 「真中」
東城の呼称 「東城」
西野の呼称 「西野」
北大路の呼称 「北大路」
南戸の呼称 調査中
美鈴の呼称 調査中
小宮山の呼称 「小宮山」
大草の呼称 「俺」
外村の呼称 調査中
13 :
SS保管人:03/10/28 19:21 ID:LCIyEBsr
外村 ヒロシ
真中の呼称 「真中」
東城の呼称 「東城」
西野の呼称 調査中
北大路の呼称 「北大路」
南戸の呼称 調査中
美鈴の呼称 「美鈴」
小宮山の呼称 「小宮山」
大草の呼称 調査中
外村の呼称 「俺」
14 :
SS保管人:03/10/28 19:24 ID:LCIyEBsr
まだまだ即死回避には届かないなあ。
職人さんにSSを投下してもらいたいが…
特別メニューの概要きぼん
16 :
SS保管人:03/10/28 20:00 ID:RKCz3EPb
>>15 桃栗みかん:マーガレット系少女漫画の際に使用するPN
かえで台風(タイフーン) 全1巻 マーガレットコミックス
あかねちゃんOVER DRIVE 全2巻 マーガレットコミックス
空の成分 YOUコミックス
17 :
SS保管人:03/10/28 20:04 ID:RKCz3EPb
東城は甘味100%の芳醇いちご。
西野は酸味と甘味が絶妙に同居した野いちご。
南戸は未熟の酸味が残るいちご。
て感じがするがどうよ?
どれも美味そうだよな♪
え、北大路? すまん。イマイチ例えが浮かばん。
輸入物のアメリカいち…
嘘です冗談ですw
>>19 そんなアナタに北大路さんから伝説の
○ ー ブ ラ ボ イ ン 撃 ち
をプレゼント(はぁと)
>>20 あんた何歳だ?
そのネタを知ってるなんてw
品種色々
静岡のいちご・・・章姫(あきひめ)・石垣イチゴ
栃木のいちご・・・女峰(にょほう)
福岡のいちご・・・とよのか
自分が知ってる品種はこれくらい。
河下先生の出身地でもある静岡は、結構ないちご産地なんですよ。
・・・あまり関係ないか。
>>21 そういうあんたこそネタについて逝けてる時点で
年齢がバレてるぞw
>>23 そりゃあ、駄菓子屋の軒下で
ハイパーオリンピックのこすり打ちに燃えた世代ですからw
>>24 それじゃわしは、アニメ版○らしをリアルで見た世代、と言っておこうw
26 :
名無しさん@ピンキー:03/10/28 23:04 ID:9zYXTaNI
>>25 ついでにバンゲリングベイで2コンのマイクに叫んだと…
ハドソン! ハドソン! ハドソン!
ノー○ラボイン撃ちとかバンゲリングベイとか
とてつもなく懐かしいなぁ・・・
うわぁ・・・全然知らねぇ・・・・・・
え、ドクロですか?
サモハンキンポーの恋人が襲ってくるですか?
ウソ技ってヤツですか?
とはいえ漏れは西野ちゃんが一番いいですねぇ・・・
ノーブラボイン打ちはあらしの母ちゃんの必殺技(w
即死防止カキコ。
た、頼む! 誰かSSをぉぉ〜!!
33 :
名無しさん@ピンキー:03/10/29 22:24 ID:I33Jw4Vf
阻止はいいが、今んとこ70'sスレの様相だなw
というわけで、本スレはただいまより、エロパロ版懐古スレにチェンジしていく方向で。
まあオレ様はファミコンロッキーの時代なのじゃが
マッハを越えるボタン連射でキャラを高速移動して敵弾をすり抜けるという…
37 :
1:03/10/30 02:14 ID:aJhx4vEH
>>36 ううっ 書き間違えたんだよう。。。
そんなにいぢめるなよう。。。
で、即死判定は回避できたのか?
いつまで炎のコマや月面宙返りや水魚のポーズやエレクトリックサンダーやグレートタイフーンに
頼らなければならないのだろうか?w
スーパーノヴァに頼ったらもうおしまいだろうがw
書いてる傍から
レインボーバズーカだの炎のコマリング撃ちだのダブルアタックだの思い出してしまった(汗
人間しょうもないことはよく覚えてるもんやねぇ・・・
しまいには出っ歯が飛んでいくぞ!
あれか。
ハーケンクロイツ撃ちとか使うドイツ人が出てくる
今やるにはちょっと問題ある漫画か。
SS光臨期待保守
come on!
ここは東西南北以外の外や端っこはアリですか?
外のSS禿しくキボンヌ。
SS書いてる人には、つらい規制多くなったよね。
改行規制、連投規制・・・書きあがったのを、修正しながら書き込むのはイヤなんだよな。
48 :
名無しさん@ピンキー:03/11/01 11:41 ID:M5ojBjSq
いちごキャラのエロ画像とかないでしょうか…
はげしく見たいです。
レズはありですか??
外村(兄)とちなみのキボンヌ…
51 :
myu:03/11/01 21:54 ID:bBdhg/s7
お久しぶりです。
さて、「SSを書く」などと言って、未だに実行できていないんです…。すいません。
そこで、どういうのが読みたいのか、ちょっとアンケートを…。
コミックス派なので、7巻までのネタでお願いします。
また、原作のキャラらしく、というのが信条ですので、前作『握手』のように、
「この話の続きが読みたい」というような、原作と繋がるようにしてくださると嬉しいです。
執筆は遅れる可能性大ですが…。それでもいいならリクエストしてください。
では。
ちなみタンがイジメまくり…
構想があっても携帯じゃあなぁ…
>>51 当然ながら保健室での一夜をキボン
もしくは、学園祭にもし唯が来ていたら。
>54
保健室はコミクス未収録(´Д`;)
自分もそれキボンヌではあるんだけど
>>51 東城のがあんま無いみたいなので考慮してくれたらウレすい
体育館とか合宿ネタとか
ちなみ×真中
書けたらいいなあ
58 :
名無しさん@ピンキー:03/11/02 19:00 ID:h5EJm5Ta
東城希望〜
「きゃっ…な、何するんですかぁ!?」
「今なら真中も映画に夢中だからねぇ…ちょっとだけ、入部試験させてもらうから」
外村は体育館倉庫の扉を閉めた。其処には暗闇しか残らず、ちなみはただ彼の居る筈の場所を睨みつけた。
文化祭の真っ最中、何の催し物もないここには誰もこない。
突き倒された背中を受け止めたマットレスに、ちなみは外村の計画性を悟った。
「本当は、適当にカワイイ娘を連れてこようって思ってたんだけどねぇ…まさか入部試験をするなんて思わなかったよ」
布の擦れ合う音がする。暗闇に慣れて来た瞳に、学ランを脱いだ外村の上半身が白く映った。
「演技なんだろ?その甘い声…俺には通用しないよ」
冷めた声音が、ちなみの耳元を掠める。
「っ…ちょ、こんな、いきなり困りますぅ…っきゃ!!」
外村の肩を押し返そうとした途端、ちなみの手首を冷たい金属が拘束する。
それが手錠であることを、経験上ちなみは悟った。
「20万円欲しいんだろう?……俺は真中みたいに甘くはねぇんだぜ」
すいません、続けても構いませんか…?
ダメだね!帰れ
>>59 >それが手錠であることを、経験上ちなみは悟った。
ここら辺がなんともw
とりあえず、外村から真中にバトンタッチして欲しいナリ!
外村のバリエーションに富んだ責めっぷりキボンヌ
そういえば、由比正雪氏のSSはどうなったんだ。
この頃音沙汰なしだが、、、
各キャラの3サイズを尻たいYO・・・
hosyu
67 :
59:03/11/07 22:34 ID:iCoeppe+
続きが遅くなってすみません。
一応半分までは書いていたのですが、データをミスで消してしまいました;
来週くらいには投下したいと思います。
>>67 煽りなんか気にしないで書いてね。
応援してるよ。
新きゃらうざいね
70 :
名無しさん@ピンキー:03/11/08 21:11 ID:TFrPq77R
由比小雪さんまた来ないかな
>>59書きたまえ。君は書きたくないのか!?書きたいなら聞く必要はないだろう!とかね。
73 :
59:03/11/11 18:35 ID:BlLWwuPv
「やっ……入部試験がこんなのなんですかぁ…っ?」
あっという間にカーディガンとセーラー服をはだけられ、ちなみの童顔に似合わない豊かな胸元が露になる。
「大きさは東城には劣るかな…まあ、問題は質だけど」
外村は真っ白のブラをたくし上げ、寒さでピンと立ち上がったピンクの乳首を強くつまんでみた。
「っきゃあん…!外村さん、やめてぇ…」
ちなみは耳まで赤くしながら、いままでどんな男でも手なずけられた甘い声音で懇願した。
だが外村はそんなちなみににやつきながら、両手で乳房を掴みその弾力を楽しんでいる。
「やあん…ぁ…駄目え…っ…ちなみ…そんなにされたら……」
「されたら?どうなんだ?」
短いスカートの下で、ちなみの腰はぴくぴくと動く。
『てっちゃん』と一方的に別れて既に1ヶ月。
ちなみの身体は、否応なしに男を求めていた。
外村はちなみの足をM字に開く。
幼さを残す綿のパンツは、既にぐちょぐちょに湿っていた。
スカートの中に頭を突っ込むようにして、外村は音を立ててそこの臭いを嗅ぐ。
固定された体勢と小さな芽を掠める鼻先に、綿パンツは更に湿り気を増してきた。
「あん…っ…外村さん……っ…恥ずかしいです……」
「演技力は申し分ないね、新入り。…身体は全然恥ずかしがってないくせによ」
74 :
59:03/11/11 18:40 ID:BlLWwuPv
遅くなった上にまた中途半端で申し訳ないです;
せっかく暖かいお言葉を戴いたのに、こんなに遅れることになって申し訳ありません。
とりあえず出来たところから投下することにしました。
拙い文章ですが、宜しくお願いします。
埋め立てにせっせか書いてたさつきSSが……
>59
(*゚∀゚)=3ハァハァ
>75
コイ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
深海の底に居るような昼休みが終わり、俺は少し遅れ気味に五時限目の授業に出た。
教室に入ったとき、俺の隣の席にさつきの姿はなかった。
「真中、隣の席の・・・北大路は保健室か?」
黒川先生が訊いてくる。
「ええ・・・多分・・・。」
軽く頷きながら席へと歩く。
事務的に頷きながら黒川先生は出席簿にチェックを入れている。
席に腰を下ろすと思わず溜め息を衝きそうになって、俺は誰にも聞こえないように大きく息を吐いた。
反射的ながらのろのろと教科書を用意すると、俺は横を向いて机に伏せて、さつきの机を眺めた。
ひどく気が滅入った。俺は大事な友達の一人をおそらくは損なってしまったのだ。
俺は授業を黙々と受けた。
それはさつきについてこれ以上考えないようにするためだったのかもしれないし、
そのことについて考えるには既に疲れ過ぎていたのかもしれない。
俺は半分以上機械的に、教科書と黒板に書かれていることに目を走らせながらも
心の重さを捨てることはできなかった。
五時限目、六時限目はそんなふうにして狂おしくゆっくりと過ぎていった。
喉が乾いていたにも関わらず、休み時間の間に水を飲みにいくことすらできなかった。
俺は自分の席に座ったまま動けずに、ただぼんやりと誰もいない空間を見つけては眺めていた。
やがて六時限目のあと、さつきが音もなく歩いて教室に戻ってきた。
教室に入ってきたとき顔を正視することはできなかったが、横目に見て、泣きはらしてはいないようだった。
声を掛けるべきか迷っているうちに、黒川先生が入ってきて午後のホームを始めてしまった。
さつきは黙ってただ前を見ているだけだった。
そんな横顔をじっと見ているわけにもいかず、俺も前を向いていた。
ホームが済んでしまうと、さつきは何も言わずにカバンを持って帰ってしまった。
さつきのことを思うと心がしめつけられるように痛んだ。
でも・・・もう俺にはさつきにしてあげられることは何もない。
今できるのは黙って現状を受け入れることだけなのだ。
俺は掃除が終わると自分のカバンを取りに教室へ帰ってきた。
掃除の後の埃っぽい教室の空気が俺の目をかすませる。
自分の席に座ると、俺は何となくさつきの机に手を伸ばしてなめらかな木の面に手を触れた。
冷ややかさが伝わってきて俺の手から体温を奪っていく。けれど俺はそのまま机に体温を与えつづけた。
そのうち机の触れている面と俺の手の温度が一様になって、俺は机から手を離した。
俺は何のために机に手を触れた?・・・わからない。
その無意識の行動の意味を考えようとすると頭が痛んだ。何かをするには疲れ過ぎている。
俺は組んだ自分の腕の上に突っ伏すと、自分の意識を混濁させた。
動きの緩慢なエスカレーターから降りるように俺は眠りから醒めた。
何か夢を見ていたような感覚があるが思い出せない。
見回してみても教室にはもう誰もいなかった。
既に空がオレンジに染まりつつある。教室に掛かっている時計を見ると5時半を過ぎていた。
俺は大きく伸びをして椅子からゆっくりと立ち上がった。何となく頭が鈍い。
教室から廊下に出ると俺は顔を洗いに水道へと歩いた。
ざぶざぶと顔を洗って水を飲むと少し頭の中が滑らかになった。
そして水道の蛇口を締めるとやっと現実感が戻ってきた。
今日はこれ以上学校に残っていても仕方が無いのだ。・・・帰ろう。
俺は教室へと歩く途中、少し足を止めて廊下の窓から赤橙色に焼けた空と、同じ色に染まった景色を眺めた。
心象の投影のせいなのかもしれないが、それは隅々まで哀しみに満ちているように俺の目には映っていた。
「真中君?」
突然の声にはっとして横を見るとノートを抱えた東城が立っていた。
「何を見てるの?」
「え、いや・・・」
言葉が見つからず目が宙を泳ぐ。
「別に・・・。東城は帰り?」
「私は文芸部に出てきた帰りだけど・・・」
それきり東城は黙ってしまう。しかし俺の頭の中は再び回り出していた。
そうだ・・・。東城にも伝えなくてはいけない。今日?・・・できるだけ早く。
さつきに伝えたときの息苦しさがよみがえってきて、俺はそれを殺すように奥歯を噛み締めた。
「あの、さ、東城・・・。」
俺はそう切り出した。
「話があるんだ・・・」
「え・・・?」
東城の大きな瞳が俺を見詰める。
すると俺の頭の中から言葉が消えていった。何を継げばいいのかわからない。
部活をやめること?別れの言葉?
言葉どころか、ゆっくりと、考える力さえもが俺の中から消えていこうとしていた。
じっと東城の眼を見ていられず俺は視線を床に落とした。
うしろめたさ、後悔、罪悪感。それらが俺の中で渦を作って俺を飲み込もうとしていた。
床に視線を落としていると東城がふと口を開いた。
「屋上に行かない?」
「え・・・?」
「ここじゃ言いにくいことかもしれないから」
今日、二度目の屋上だった。
重い扉を開けると全てがオレンジと黄色い光に染まった風景が目の前に広がった。
フェンス、床面、空・・・雲。昼の表情とはまるで違う光景に俺は思わず目を細めた。
俺は軽く息を吸ってフェンスに近付いた。目の前に暮れなずみゆく街並みが広がる。
すると後ろから東城が俺を追い抜いて先へと歩いていく。
視線を動かして東城の姿を追っていると、くるりと振り向いて俺に向かって言った。
「真中くんの言いたいこと何でも言って。
あたしは何を言われてもいいから・・・。」
風が吹いて来て俺と東城の体をすり抜けた。
風に揺れる東城の髪、その背景の夕焼け。
俺は初めて東城に出会ったときのことを思い出していた。
その一枚の画に魅せられて俺はずいぶん色々歩き回った。
西野のこともそれのうちだったのだ。そして、今ここで一つの章が終わろうとしている。
結局、東城は俺にとってなんだったのだろう・・・。
感性が似ていて映画と小説で互いに惹かれあって・・・。
でも、感性が似ているだけでは、恋人ではないのかもしれない。
わからない。結局・・・、よくわからないまま、別れを告げようとしているのだ。
そして東城を自分の行為の当然の結果として傷付けようとしている。
そのことは、俺の心にたくさんの棘が付いた杭となって突き刺さった。
でも・・・、と俺は思う。
もう、決めてしまったんだ。大学に入って、唯と一緒に暮らして、或いは、映画で食っていく。
そう、決めたんだ。
「俺、映研部やめることにしたんだ」
「えっ・・・」
東城の眼が驚きで見開かれる。
「それと、大学入るまでは、映画も撮らない。」
俺は続けた。杭が疼く。
「それって・・・。」
東城が俺の目を見ながらそっとつぶやく。
「ごめん、東城、俺、大学に入るために勉強始めることにしたんだ。
真剣に映画を撮ること考えたら、そうしなきゃいけないと思うんだ・・・。
だから、もう・・・」
卑怯だった。世界で最も蔑まれるべき人間は間違いなく自分だった。
俺は震えを止めるために砕けるほど奥歯を噛み締めた。
「そう・・・。」
東城が自分の腕をそっと触る。
「そうよね・・・。」
東城がフェンスの外側を見ながらつぶやく。
「うん・・・映画を撮るのは小説とは道がちがうのかもしれないし、
きっと真中くんが映画を撮るために真剣に選んだ道だから、
きっとうまくいくと思うわ・・・。」
東城がふと自分のノートに眼を写して言う。
「この小説だって、もう読んでもらえないってわけじゃないもの・・・。」
俺は俯いた。もう、何も言えなかった。
「あれっ・・・?」
そう言った東城の顔を見て俺は謝ることすらできなかった。
「あれっ?ご、ごめんね・・・あたし何で泣いてるんだろ・・・。
泣くところじゃないのにね・・・。気にしないで・・・。ごめんなさい・・・。」
必死に涙をぬぐう東城。俺には抱き寄せる資格もない。
「ごめんなさい・・・」
と繰り返しながら東城は顔を覆った。
俺はフェンスをつかんで唇を噛み締めた。鉄の味がした。
ゆっくりと商店街を歩きながら色を変えていく空を眺めた。夕焼けが夜空に変わっていく。
星が出始めて、俺の壊れかかった心を少し優しく撫でた。
・・・さあ、これからどうするかを考えなければいけない。環境は大きく変わってしまうかもしれない。
うまく適応できるだろうか?・・・とりあえずは自分のできることを一つずつするしかないだろう。
突然ふと、自転車屋が忙しそうに店じまいを始めようとしているのが目に留まった。
そして斜め前のコンビニも。そこで、連鎖的に思い当たったことがあった。
そして、少しだけ心が前に向いた。
俺は急ぎ足にコンビニの自動ドアをくぐった。
どうも。本当に久しぶりでスイマセンm(;´Д`)m
スレも新しくなっちゃってるし・・・
どうしても東城を振るシーンが描けなくって苦労しました。
で・・・結局こういうの・・・。
一ヶ月以上の成果がコレカヨ!と笑ってやってください・・・。これが精一杯なんでつ
「エロシーンがないじゃ無いかYO!」
次でラストですね。思いっきりエロエロにしたいと思います。
吠えろ!俺のパトス&リビドー!
っつーか、こんな鬱な話よかエロコンビネーションのほうが書くのは好き。なんですが・・・
流れとして必要な気はするんですよ。スミマセン
86 :
名無しさん@ピンキー:03/11/12 20:30 ID:pADdPigL
2作品続きキタ━━━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ;´)━(;´Д)━(;´Д`)━━ハァハァ…
由比正雪キテルーーーー!
でも原作に唯がイネェーーーーーー
age
>>77-85 イイ!
長いこと待った甲斐があったー。
次回の超エロエロラストにも期待大!
>>75氏じゃないですけど……、
( ´Д`)/先生! 純愛・微エロ・高校卒業後 をベースにした
真中&さつきネタについて、需要はありますか?
とりあえずネタ振りますです。
基本は
>>90です。
なんとかかんとか同じレベルの大学を狙って、
……というかレベル的におんなじようなトコしか狙えなくて、
ギリギリセーフで大学入学できた真中&さつき、その2年生に上がったぐらいの話。
高校の時の他の映研メンバー等は、もう別々の大学や進路に進んだことにしてあります。
互いに憎からず思ってる部分はあるものの、結局ドタバタした毎日であまり進展せず。
まぁ(今の)本編から延長戦の関係が続いている、ってぐらいに想像してください。
では後ほど。
ジージリジリジリ、ジージリジリジリ―――。
初夏の訪れを告げるように、ニイニイゼミの早鳴きがあたりに鳴り響いている。
7月初旬、太陽の輝きは万物を等しく照らしていた。
昼食後、大学の食堂棟を出た北王路さつきは、その光のまぶしさに思わず足を止め目を細めた。
そこに追いついてきた友人達の声が背後からかかる。
「さつきぃ〜、ちょっと待ってよぉ」
「あのねぇ、もうあまり時間ないんだってば。
次の鈴ヶ峰の講義、遅れたりしたらまた怒られるわよ?
聡子はこないだ大目玉食らったばかりじゃない」
やや非難がかった声色、それに振り向いたさつきは、腰に手を当てたままあきれたように応えた。
「う゛ー…たく、あンのガンコ親父。少し遅れて教室に入っただけで、あんなに怒るんだから……」
「遅れる方が悪いわよ。……ま、私にとってはありがたい講義だけどね。
とりあえず出席しておけば単位落とす事はないんだから」
歩み寄ったもう一人の友人・由里花が、聡子と呼ばれた方をなだめる。
それを見てさつきは改めて呼びかけた。
「そーゆー事っ。じゃ、いこ!」
大学内公道を進む女三人。たわいもない話題を二つ三つ、交わしながら、第二講義棟に近づいた時、
前方にいた幾人かの男子集団の中から一人、同年代の男がさつき達に近づいてきた。
「さつき、いいトコに来てくれた!」
「うん? 真中、どしたの?」
真中淳平―――さつきと同学部に所属する彼は、次の時限で同じ講義を受ける事になっている。
「わりぃんだけどさ、次の鈴ヶ峰のヤツで、コレ出しておいてくれないかな」
願い言葉と同時に真中が差し出した紙片。
それは各講義受講時に集められる事になっている、名前・学部を明記した出席名紙だった。
真中の顔と紙片を交互に一瞥したさつきは三白眼になり、ジトっとした視線を返す。
「何よこれ。真中ぁ、次休む気?」
「い、いや。バイトの他のヤツが病気で休んだらしくて、
そこの店長が『今日の午後シフトに入ってくれ』って泣きついてきたんだよ。
けど鈴ヶ峰の講義、出席重視だろ。 だから、な……?」
「はぁ…………あーハイハイ。出しときゃいいんでしょ、出しときゃ」
真中の手から紙を受け取ると、さつきはそれをピラピラと翻しながら言った。
「サンキュ!」
さつきの肩をポンッと軽く叩き、願い主は走って男子集団の中へ戻っていく。
その集団に少し話し掛けだだけですぐに離れていった様子を見ると、
どうやら先ほどの事情はウソでも無いらしかった。
「いつもの彼氏の願い事だもんねぇ。さつきも断れないか」
聡子が冷やかし気味にさつきに話し掛けてくる。
「彼氏じゃないわよ、あんな奴」
「………よねぇ。同性に対してるような態度だもん。
ホント、アンタら良いお友達コンビだわ」
ムスッとした様子を見せるさつきを尻目に、友人二人はケタケタと笑い声を放つ。
―――彼氏じゃないわよ、あんな奴。
先ほど発した言葉を、頭の中で反芻させる。認めたくないけど、言うしかない言葉。
真中が走っていった方向を見やりながら、さつきは友人達も気づかないほどの一瞬、
一抹の寂しさと物足りなさを混在させた、複雑な顔を見せた。
「真中……」
そうさつきが語りかけたのは、アパートの真中の一室。
その人見知りしない性格から、さつきの交友関係は広い。
特に親しい間柄だけでも、男・女双方ともに数えれば両の手の指に余るだろう。
ただ、高校時代から見知った真中は、親密度に関してその他のメンバーとは一線を画していた。
週末などは度々さつきが、ごくたまに真中の方が相手のアパートに転がり込んでいたのは、
―――時折「生活費が足り無くて、夕食をせびりに」というケースも含め―――、
そういった親しい間柄の延長線上の事象であった。
あまり内容の無い、だが暖かい時間にお互いが満足していた……はずだった。
そして今日。7月初週の金曜日。
去年から続く、幾度目かの訪問を真中は受け入れた。
夕食、週末TVの映画放映とそれに伴う談笑、その後惰性で流すニュースやバラエティー番組、そして帰宅。
そのいつものパターン、3番目の過程でさつきは、同室にいる相手の名前を呼んだ。
「真中……」
「ん…?」
床に手をつき足を組んで座っていた真中は、TVから視線を外さぬまま応える。
さつきはベッドの縁に腰掛けている。こちらも先程までTVを見やりながら軽口を交わしていた。
今の応答も、それらと同じくたいした話題ではないと認識したからだった。
「ここでこんな事言うのもなんだけど。…真中、さ。
あ、あたしの事………今も好き…?」
「は?」
唐突なさつきの言葉に、思わず真中は聞き返す。
「何言ってんだよ、いきな―――」
そう広くもない部屋、ベッドの方に顔を向けた真中は続く言葉を飲み込んだ。
振り向くまで想像もしていなかった、思いつめた顔―――潤んだ瞳―――。
そして一筋の雫が、彼女の頬を小さく伝った。
今までほとんど見た事の無いさつきが、そこには居た。
さつきはゆっくりとベッドから降り、真中の横に座り込む。
「さつき……」
「真中って優しいよね。ううん、気付いてないだけかもしれないけれど、ホント優しいよ。でも―――」
そこで一つ言葉を切り、今度は少し口調を速めて続ける。
「―――でも、あたしにもそれだけなのかなぁって。他の人と同じ『トモダチ』にしか見えてないのかなぁって。
真中が優しいから…あたしみたいな奴が一緒に居てもウザがらないのかなぁって」
「………」
「あのね、まだ憶えてるんだ。高校の時、校舎裏で一度だけ『好きだ』って言われた事。
あたしにだけ、じゃなかったけど、ちゃんとあたしを見て言ってくれた。
それから一緒の大学に進学できて、こうやって仲のイイ……かな?
そんなままでいられる事は、正直すごく嬉しいし楽しいよ」
さつきはさらに真中に近づき、半身の体勢で次第に目の前のヒトに重心を預けた。
顔と体、その横半分を真中の胸にうずめ、先の言葉を紡ぐ。
「それでもね、時々胸が痛くなるんだ。
『昔から見知った相手だから』、ただそこまでの理由で、
『トモダチ』として必要以上に優しくされるとサ。
あの時あんなコト言われたから、余計に期待してるのかもしれないけど、
もっと別の理由は無いのかなって。……あぁっもう!」
急に語気を強めて、さつきは真中の胸でかぶりを振った。
その様を真中は、半ば呆然と見つめる。
「ホンット、あたしのバカ。考えてるコト、なんだか上手く言えないな……」
ようやく頭を振ることをやめて、小さく呟く。
「ただね、女のコにはハッキリと相手に言ってほしい時があるんだよ。
例えそれが嬉しい事であっても、悲しい事であっても―――」
「……さつき」
自らの言葉で体の縛めがとかれたように、真中は外側を向いている方のさつきの肩に片手を回した。
「なんかさ、怖かったんだ、俺。
高校の時は自分と周りの気持ちとかよくわかんなくて……。
ただ映研の奴ら、みんなイイ奴ばっかりだったから、その関係を壊したくない、それだけがあって」
口を開いて出てくる言葉を、自身で確かめるように真中は言う。
その中で一瞬、脳裏に高校の頃の思い出が走る。クラスの、映研の、その他様々な出来事。
そういった日々に別れを告げて、まだ一年ちょっとしか経っていないはずなのだが、
ひどく懐かしい情景として浮び上がった。
「いつまでもあんな時間が続くと信じてた。バカやって、真面目やって、騒がしいけど面白くって……。
そんな毎日で、『さつきが俺の側にいる』って事も当然で、自然なものと思ってたんだと思う。
……けど、実際は違うんだよな。これからも一緒だと思ってた映研の仲間も、
今はさつきしか俺の手の届くところには残っちゃいない。
新しい知り合いが増える一方で、外村の野郎も、東城も、別の――自分の道を歩み始めてる。
さつきだってもしかしたら…」
言葉を並べていくうちに、真中は次第に鼓動が早くなる事を自覚した。
肩に回した手につい力が入り、相手を引き寄せる形になる。
「でも、さつきには俺の側にずっといて欲しい。『トモダチ』のまま、出会って別れて、ってそれだけじゃなくて、
ずっと、この先もずっと―――。
こういう言い方しかできないけど、もしお前が良かったら、もっと一緒にバカなことやり続けたい」
「…真中ぁ……」
そこまで聞いて、やっとさつきは声を絞り出した。それは真中の意思に対する了解であり、感謝でもあった。
TVでは何かの番組が流れ続けているが、もはや二人の意識から完全に外れている。
お互いの言葉しか、お互いの聴覚を刺激していない。
さつきは体を預けたまま、すぐ上にある真中の顔を見上げる。
先程の切なげなさつきの顔が、真中にとって初めて見るものだったのと同じように、
今、さつきの目の前にあるやや紅潮した、それでいて真剣な真中の顔も、
彼女にとってあまり見覚えの無いものだった。
自然と二つの視線が熱を帯びて絡みつく。
それを合図としたかの如く、二人の顔が近づいていき、唇を支点としてシルエットが重なった。
再び互いの口が離れた時、残念そうにさつきが呟いた。
「あはは……あたし達、スクリーンの中で色んな場面のセリフを経験してたのに、
こういう時に限ってカッコよくまとめられないんだね」
その言葉に真中は苦笑いして応えた。
「そんなもんだって。これは『用意された筋書きがある舞台』じゃないんだから」―――と。
数時間後―――互いを心の拠り所として認め合った二人は、
どちらから言い始めたわけでもなく、新たな関係を構築しようとしていた。
なだらかな肩口。十分過ぎるほど膨らみ、張りのある胸。はっきりとくびれた腰周り。
生まれたままの姿となったさつきから、真中は視線を外す事が出来なかった。無意識にゴクリとのどを鳴らす。
夜もふけた部屋の中は、ほのかな室内灯しか光を発していない。
その薄白い明りの下で、女体がいっそう艶やかに映る。
「あ、あんまりじろじろ見ないでよ」
伏目がちに言うさつきは、しかし既に、裸身を隠そうとはしない。
右手で左手の肘を持ち、へその上あたりで腕を組むと、
ベッドの縁に腰掛け、あとはジッと真中の反応を待つ。
片や真中の方も一糸まとわぬ肢体を晒している。
その内心は、肉感的な欲情と、ヒトとしての理性がせめぎあっていて、
今まで経験した事のないほどの緊張感に包まれていた。
ややあってさつきの側に寄る。自然と彼女の腕に触れた時、相手が少し震えている事を知った。
「さつき…」
「え、あ!」
触れ合った手と真中の声に一瞬、ビクリと大きく身体を揺らしたさつきは、
そのまま後方に倒れこみ、ベッドに横たわる形になった。
「……ちょっと待って。…うん、もういいよ、もう……」
一つ大きく深呼吸をすると、そうしたまま動かない。
その姿を見て、真中はこわばった笑みを浮かべると、
目前の身体に自らの身体を重ねもう一度キスを交わす。
「ん、はぁ……」
互いの口を包み込むようなキスの中、真中の利き手は相手の肩、わき腹、腰、と柔肌を次第に下ってゆく。
違う箇所に触れる度に、さつきの口から息が漏れた。局所的に、ピリピリと弱い電流を流されているような錯覚に陥る。
最後に、蠢く片手が股の付け根にある茂みに達した時、さつきは思わず息を飲んだ。しかし抵抗の意思は示さない。
それを了承の意と察したのか、真中の指は草叢をかき分け奥へ奥へと進んだ。
「! ぁぁっ、んふぅあ、はぁっは……!」
女性の『それ』の縁に指が辿り付いた瞬間、持ち主の身体を今までとは強度の違う刺激が走りぬけた。
目元がくらみ、意識の中で火花がぶつかり合う。
それでいて身体の芯から蕩けさせる感覚にさつきは翻弄された。
「くぅふぁ、うっく、ダメぇ。 何だか、あたし……っ」
自分の意思とは関係なく動く指に、ただただその身が操られる。
ちゅ、くぷ…。
小さな湿音を聞きながら彼女が出来る事は、『何か』に飛ばされないよう、
相手の身体にしがみつくのみ―――。
真中は、眼下で嬌声を上げるさつきに驚きを禁じ得なかった。
いつもの勝気な様子は消え去って、為すがままになっている一人の女性。
自分の指を動かす度、女性の内側や頂点にある珠に触れる度、
さつきの身体は敏感に反応し、彼女の表情は刻々と変化する。
豊満な胸を揺らし身悶える姿を見ることは、ある種の『発見』に近い感覚だったかもしれない。
(お前、可愛いよ……)
心からそう思い、首筋や胸を甘噛みしながら、手先の動作に熱とリズムを込めてゆく。
その間にもさつきの肌は薄紅色に染まっていき、
発せられる息吹は、鈍く、女としての悦びを内包したものへと昇華しつつあった。
既に真中の手が添えられている茂みは滑らかに潤い、
流れ出る蜜は内股を伝わり、ベッドのシーツをもわずかではあるが濡らすほどになっている。
「やぁ、う…んっふ、ん。 ゴメ…ま、なかっ…あたし、あたしね……?」
上気しきった口調を必死に整えると、かすかに震える手で真中の腰の横辺りをまさぐる。
「……いいのか?」
「っ…うん。このぉっ…ままだと、あたしだけ……っ…」
懇願、謝意、期待。それらがない混ぜになった微妙な言葉を連ねる。
真中は遠慮がちに頷くと、愛しい娘の膝の間辺りに腰を降ろし、
怒張している自らの分身に軽く手を添えた。
自然と、横寝する相手に正面から覆い被さるカタチになる。
「じゃあ…」
「…大、丈夫、でもあまり強くしないで…」
そう答えた次の瞬間、
ズッ。
さつきは下腹部に響く音を聞いた。
もちろん―――加減がまだ良くわからないとは言え―――真中も出来る限りゆっくりと、
過度の刺激を与えぬように沈めていったつもりである。
だがそれでも、さつきの内なる耳は確かに『女に打ち込まれる音』を聞いたし、
続く大きな痛みの波を全身で受け止めなければいけなかった。
「つぅっっ! くっ、かぁはっ…」
それまで悦びの支配下にあったさつきの顔は、ごく短い間に変化を遂げた。
初めて与えられる苦しみ、今まで体験した事の無い痛み。そういったものが、瞬く間に表面に現れる。
その表情に思わず真中は狼狽した。しかも苦痛は自分が与えているのだからムリもない。
「さつき、大丈夫か?」
「はぁっ…っはぁぁっ……ありがと、ダイジョブ…………じゃないかな、あんまり…」
痛みのあまりしっかりと閉じられていた瞼。それを薄く開け、さつきは自分を抱いている男の顔を見上げる。
芯に残る鈍痛のためか、眉にシワを寄せたまま、それでも満足げな笑みを薄く作る。
と同時に、一粒の涙が目じりから耳元へと流れていった。
―――それは痛みからくるものだけではない。
「エヘ、ヘ……何だか嬉しい、真中がそんな…心配そうな顔をしてくれて」
そう言って、突っ張りぱなしだった両肢の力を緩め、真中の足と絡めあわせる。
「これまで見せてくれた顔より、ずっと素敵な顔だよ…?
今はあたしを真っ正面から見てくれてる、あたしをちゃんと心に置いてくれてる、
そんな顔…してるもん」
「あっ……」
真中が気づいた時には、柔らかな両の手が彼の頬に添えられていた。
ほどなく、二人の身体はより深く重なり合っていった。
…………。
暗闇の中でムクリとベッドから半身を起こした影があった。
その人物―――さつきは、薄い毛布を跳ね上げ少し伸びをすると、壁に掛けられている時計に目を向ける。
蛍光色の針が指している刻はAM4:00。 夜明けまでは、まだしばしの時間があるようだ。
部屋の中はどことなく暑く、甘い空気が滞留している。
先程まで心から睦みあっていた、その残り香なのか……。
ふと傍らを見やると、真中はスースーと寝息を立てている。
身体を重ねて昂ぶっていた時とはまるで違う様子に、さつきはクスリと含み笑いを漏らした。
それから改めて、少し不満げに口を尖らせる。
「まったく……ちゃんと答えを出してくれるまで、何年待ったと思うのよ? このドンカン男」
そう言うと、人差し指で軽く真中の頬を押す。
「でも……そういうじれったさにも、あたしが惹かれた所はあるんだけどネ」
どこか納得したように呟くと、さつきは今一度真中の頬に唇を寄せてから、身体を横たえる。
そして朝までの時間をまどろみの縁で過ごす事にした―――。
「さつきってさぁ、最近な〜んか変わったよねぇ」
「……! ケホッ、ケホッ!」
友人のさりげない追及に、さつきはジュースパックを口から離し、急にむせた。
時間は昼時。大学の食堂は、いつもと変わらぬ喧騒を生み出している。
「ど、どういう事?」
「んぅ、なんて言えばいいんだろ、上手く言葉に出来ないんだけどぉ」
「前より少しだけ落ち着いた感じがするよ、アンタ」
聡子に助け舟を出すように、由里花が指摘する。
「しっ、失礼ね。それじゃ何ぃ? 前のあたしは落ち着きが無かったとでも!?」
「そんなの、改めて言うまでも無い事じゃない。ま、今でも目立つほどあるとは言い難いけどね」
さつきの反発に由里花は冷静にツッコむと、後の言葉を続ける。
「前まではね、さつきってどこか必要以上に自分をアピールしてる、
そういう雰囲気過剰なところがあったんだけど、その辺が無くなった、って言えばいいのかな。
なんだか自然体に振舞い始めた気がしないでもない、っとまぁ、そんなトコ」
由里花の意見に、我が意を得たように傍らの聡子もウンウンと頷く。
(あの夜、以来かな…?)
「そうかなぁ」と曖昧に返答した後、二人の言葉にさつきも改めて思いをめぐらす。
実は指摘されるまでも無く、どことなく意識の変化を自覚している部分はあったのだ。
10日ほど前―――真中と夜を共にした、想い人にこの身を抱かれた、あの日から。
もう肩に力を入れる必要は無くなったんだ、アイツに必要とされてることはわかったのだから、と。
それらの事が要因となったのか、気持ちと体がフワッとした安心感に包まれるようになっていた。
結果として、無意識に日々の行動にも影響を与えているのかもしれない―――。
「どうしたの、ボウっとして?」
その問いかけに、さつきの意識は現実世界に引き戻される。
「ううん、別に!」
首をかしげる二人に、さつきは慌てて誤魔化した。
食堂を出る……話しながら学内公道を歩く……第二講義棟へ向かう。
火曜日午後としていつも通りの行動を、さつき達三人はなぞる。
そして―――。
「さつき!」
講義棟前で駆け寄ってくる真中。彼の姿を見たさつきは、少し喜ばしい思いと、それ以上の悪い予感を抱いた。
「なぁに、またぁ?」
「悪りぃっ、もう今回だけだからさ、頼むよ」
目の前では真中が片手を立てて、『ごめん』と謝るようなポーズを取っている。
頼まれたのは、先々週と同じく出席名紙の代理提出。
「はぁ…」と溜息をつきつつ、さつきは紙を受け取った。
後ろを振り返ると、少し離れたところで、この前と同じく聡子達が興味深そうに観察しているのがわかった。
それがわかるだけに、また後でからかわれるだろうな、と、ややげんなりしてしまう。
「もう…次はちゃんと出席しなよ?」
「わかってる、わかってる」
嬉しそうに真中は答えると、去り際にそっとさつきに顔を近づけて囁いた。
(お礼に今度の休みあたりさ、埋め合わせするから!)
「えっ…う、うん?」
思わぬフォローに戸惑いつつ、反射的に返答する。
我に返った時には、真中は再び顔を離し、恥ずかしげに片目をつぶっていた。
そして身を翻すと、大学敷地出入口の方に駆けていく。
(真中が……)
こんな風に真中の方から、積極的に『付き合いを誘う』事など今まであまりなかった事だった。
さつきはボウッとしながらも、体の内がむず痒く、じわじわと暖かみを増してくる感覚を味わっていた。
「何よ、さつき。さっきみたいに呆けちゃって」
様子を伺っていた聡子と由里花が、近づいて心配そうに顔を覗き込んでいる。
「わっ……な、何でもないったら!」
さつきは手を振って否定して見せた。―――顔がほんのりと熱を持った事を気付かれないように。
そんな素振りを見て「おかしいよねぇ」「お昼ご飯にでも中毒ったのかしら?」などと、
ひそひそと小声を交わす友人の声は、彼女の耳にはほとんど届いていなかった。
(もう、あたし達…『トモダチ』の先にいけてる、よね?)
そう思うさつきの心は、頭上に広がる青空のように晴れ晴れとしていた。
その心境が足取りを自然と軽くさせる。
「ほぅらっ、聡子に由里花。早く来ないと置いてくぞーっ!」
スタスタと歩みを速めると、いまだブツブツ言っている二人を促す。
「あ、待ちなさいってばぁ〜」「やっぱり、おかしいわよアンタ!」
ジージリジリジリ、ジージリジリジリ―――。
シュワシュワシュワシュワ…………。
辺りに響くニイニイゼミの声に、クマゼミの鳴き声が交じり始めた、今の暦は7月中旬。
真中とさつきの―――これまでとは違う―――新しい夏物語は、まだ始まったばかりだった。
〜〜〜終〜〜〜
貼り終わりますた。以後名無しに戻ります。
(最初の書き込みで抜かしてたんですが、チョイ役で出てくる聡子やら由里花やらは、
さつきの大学以降になって出来た友人、の位置づけで捉えてくださるとウレチィです)
個人的には積極的に色気を以って絡んでくるさつきの行動は、
本編61話他での「優しいけど、自分をちゃんと見てくれないじれったさ」に起因してると思うんで、
二人になって、そのへんが解消されていく方向で……と心がけたつもり。
さつき視点が多くなってしまったのも、そのへんにあるかもしれません。
思いついて書き起しまで一週間もかからなかった程度の文ですが、
目を通していただければ幸いです。
一方で、
「本編みたいなさつきの色っぽさが少ねェよウワァァァンヽ(`Д´)ノ!!」
「そもそもエロシーンが薄すぎるんじゃゴルァ( ゚Д゚)!!!」
と思われた方もいると思いますので、好みにあわなかった方はまとめてスルーして下さい(汗
(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン。
∨)
((
(;´Д`) シツレイシマスタ。
. (∨
))
すげえ!久々に覗いたらSSがたくさん!
職人さんグッジョブ!!
>>93-107 ん〜レベル高い!!!
もう一度じっくり読みたくなるようなSSですね。
乙でした!
112 :
59:03/11/15 11:11 ID:dXtdH31j
外村はちなみのパンツを引きおろした。
「きゃっ…や…痛…っ!!」
反射的に閉じようとする太ももを掴み、もっと良く見ようと更に開かせる。
股関節の痛みを訴えるちなみの悲鳴を楽しみながら、外村はひだを広げてそこを更に曝け出す。
淡い産毛のような茂みがうっすらと見えるそこは、いままでの刺激で既に艶かしいぬめりを帯びていた。」
指を差し込んでみると、熱い内壁がきつく絡み付いてくる。
確かめるように指しきりに動かすと、ちなみは愛液を溢れさせながら悶える。
「ひゃあん…ぁん…あっ…外村さぁん…っ」
「やっぱり膜、無いじゃん」
快感の涙で潤んだちなみの顔を覗き込み、隠れた切れ長の瞳を外村は歪めて笑う。
「処女っぽいナリしてるくせに。…いきなりこんなコトされてもこんなに濡れてさぁ…淫乱ちゃん」
「淫乱って…ひゃん、…そ、外村さんがするからぁ……っきゃあ!!!!」
ちなみの甘ったるい声が突然悲鳴染みる。
外村が自分のモノのあてがったからだ…ちなみに、違う穴に。
113 :
59:03/11/15 11:34 ID:dXtdH31j
「別に処女ハンターってワケじゃないから、慣れたほうでもいいんだけど…キミ見たいな女の本当の顔、見たくてね」
「嫌っ!…やめてぇ…そっちは無理だから…!…きゃあ…っ!……止めてってばぁ…!!」
ちなみは本気で嫌がり始めた。
先ほどまで赤く染まっていた頬は青ざめ、手錠をかけられた手首が擦れて赤く染まっている。
外村は先端をそっと押し込んでいく。
何の準備もしていなかったそこは、さすがに気持ちいいといえるような程よい締め付けはしなかったが、
涙を零して顔をゆがめるちなみは絶景だった。
全て入れてしまわずに、外村はちなみを見下ろした。
「…止めてほしいか?」
激痛と屈辱に顔をゆがませたちなみは、半ばすがるように外村を見つめる。
「お願い……止めて……っ…お願いします…」」
イイヨイイヨ〜こうも良作が続くとはね。
115 :
59:03/11/16 13:15 ID:WlUgSuJz
「感情がこもってない」
「そんなっ…嫌っ!…ひぐぅ…きゃああんっ!!!!!」
外村は思い切りモノを根元まで突きこんだ。途端に生暖かい液体が結合部に流れてくる。
激痛のあまりに、ちなみは失禁していた。更に無理にねじ込まれたせいで、穴からは血が滲んでいる。
「おやおや、可愛い可愛いちなみちゃんのオシッコも臭いんだねぇ…」
外村はひゅう、と口笛を鳴らす。
ちなみは自分が信じられないというように瞳を見開き、みるみる涙を溢れさせた。
カタカタと震える唇と赤く染まった頬は、演技ではない本当のちなみの姿だった。
尿と血を潤滑液にして、外村は徐々に腰を動かしだす。
一度溢れた尿意はとまらず、布団代わりのマットに黄色い染みが生じた。
「もう…やめてぇ…あん…っ…痛いってばぁ…っん…」
「処女の頃を思い出したか?…中に注いでやるよ、便秘が治るぜ」
「!!嫌ぁああっ!!!…!ぁああ…ひゃああん……!!!」
外村はちなみの腰を掴み、最奥にたまりきった白濁を注いだ。
スキルがあれば、このスレの倉庫を作りたいほどだ
東城綾・西野つかさ・北大路さつきらは、このスレのSSで陵辱されるべきだ。
また、彼らはただ犯されて終わるものではない。
ネオチェルシーエンジェル端本ちなみがエロ同人誌のネタに投げ込む者達だ。
彼らの支持者も同様だ。
理由は全ての男共はちなみに服従すべきだからだ。
詳しい理由は単行本等で熟知すべし。
・・・あ、まだ単行本には登場すらしてねぇよ_| ̄|○
しかも「彼ら」のままになってた・・・鬱出汁脳。
120 :
名無しさん@ピンキー:03/11/17 21:47 ID:t54qlRGi
河下水希先生って女の人?
写真載ってるHPありますか?
>>120 河下は正真正銘の女だが、桃栗みかんの時代から
一度も顔をさらしたことはない。
友人が「かわいい」と評したことはある。
アシの描いた漫画ではかなりかわいかった(当然だがな)。
>>121 アシの阿部君が画いた4コマの河下はちょっとオバさんぽくてビビたw
123 :
59:03/11/18 15:54 ID:HPhuZRWk
体育館倉庫の暗闇の中、二人の乱れた呼吸が重なる。
体育館のすぐ横に仮設されたステージからのロックソングが、今更のように耳に入ってくる。
静かなテンポの着メロが、脱ぎ捨てられた外村の学ランのポケットから鳴り出す。
舌打ちをして電話に出ると、真中の悲痛な声が響いた。
「外村ぁ!!さっきの一年どこにやったんだよっ!!上映終わったってのに出てこないってお客がブーイングしてんだよ!!」
「あー…わかったわかった、すぐよこすから。さつきに何とか持ちこたえさせとけ。5分で来るから」
電話を切ると、外村は溜息をつきつつちなみにかけた手錠を外す。
「ほら、仕事だ。行って来い」
無言で、乱れた制服を手早く身に着けるちなみ。
「…悪ぃな、怖かったのか?」
言いふらされるとヤバいな、そう思いながら外村が話しかけると、ちなみは赤くなったままの頬で外村を見上げる。
その表情は普段のブリっ子の甘えた表情に変わっていた。
「…怖かったですけどぉ……お金のためですし、仕方ないですから…。それに」
「それに?」
聞き返した外村の前髪を不意に持ち上げ、ちなみは至近距離で見つめて微笑んだ。
「ちなみ、外村さんの顔結構好みですから。あの真面目そうな妹さんには黙っててあげますよ」
にこり。
天使の微笑みは、外村を急激に青ざめさせる。
124 :
59:03/11/18 15:55 ID:HPhuZRWk
「同じ学年だしぃ、同じクラスだしい…久しぶりに女の子の友達作っちゃおうかなっvなんてv」
「…頼む、妹にだけは」
「あ、あたしが急がなきゃ真中さん達大変なんでしょ?もう行きますね」
ちなみは立ち上がり、体育館倉庫のドアを開く。
外村に向かって振り返る。逆光で表情は伺えなかった。
「また今度、遊びましょうねv」
駆けてゆくちなみ。
「…まいったな」
外村は座り込んだまま、ちなみの増えた新たな映研の日々を思い、苦笑いを浮かべた。
終。
125 :
59:03/11/18 16:02 ID:HPhuZRWk
えらく時間が経ってしまってすいませんでした;
ただヤるだけSSってだけでも何だか申し訳ないのに、間に書かれたお二人の神の作品を見て更に恐縮ですた。
ちなみと外村という微妙な人気の二人の作品な上に駄作で、更に誤字脱字が多いものでしたが、
一応「こんな下手な香具師が投下してんのかよ!!!漏れが本物のエロってのを見せてやる」
…と、素敵な神が降臨する起爆剤にでもなったら幸いです。
それでは、お付き合いありがとうございました。
>>59 もつかれ。
オレみたいな書けない身分からすると、十分だと思うのですが。
もし自分で物足りない出来だと思えば、次作挑戦でより頑張ってくだちい。
原作でも外村とちなみペアは良いかもしれません
なんか以前より人が減った?
作品投下されてる割にゃ、反応が鈍い気がするのだが。
とりあえづ書き手職人グッジョブハァハァ(*´Д`)
>>128 本誌が今週あんまりな出来だったからやろ。
誰か早くアシ行ってやれ…
つーか、だんだんさつきが壊れキャラ化してきたな。
正直痴女だろ、あれじゃ・・・。
>>130 せめて色気タプーリと言ってもらいたい(´・ω・`)
132 :
名無しさん@ピンキー:03/11/22 22:25 ID:RELILNZQ
俺も今回はひいた…
あんな女いたらびびるぞ
まあでも俺ならそのままセクー(ry
しなかったら男じゃない。
というか、オスじゃない。生物として。
むしろ男部屋に放りこまれたちなみの体の方が危ないわけでw
えっと、
唯がいないんだけど、どこ?
136 :
名無しさん@ピンキー:03/11/23 10:23 ID:L66cTba1
唯ちゃんはいつでも僕達の心の中にいます
さつきの「脱げばぁ?」発言のコマから察するに、
さつきはちなみから媚売りのスキルを盗んだように思える。
ってか、ちなみが目を覚ますコマ…あれ、うっすら乳首の形描いてあるよな?
漏れの錯覚だったらスマソ
138 :
名無しさん@ピンキー:03/11/24 08:16 ID:riib82ld
さつきぃいいいい!!!!!!!
やりてえええええええええええ
苺関係では、なりきりスレが一番熱いw
>>130 週末買えなくて、今日やっと見れたんだが……
それほどとも思えんような。
まだ互いでセク(ryに至ってない時点でちょっと突っ走った感はあるけど。
つうかあの程度の態度で痴女扱いなら、俺の相方もほぼ痴女になってまう……w
>>140 いや、相方とかそういう関係なら別におかしかないと思うが。
とりあえず片思いレベルでしかない相手に、おら見ろそら見ろ裸見ろ
っつーのはやっぱ変だぞw
つーか、真中の桜海学園忍び込みもそーだが、シチュエーション構築
が稚拙だな、この作家。
普通、女湯に入れんからって、男湯には入らんだろ若い娘さんは。
いや、少年漫画だし、まぁ、藁って萌えれればいいのよ。
東城西野はやらんだろうが、さつきならやりかねないと思う>男風呂
女子トイレが掃除中だったり込んでると
男子トイレに平気で入ってくるおばちゃんいるだろ?あんな感じ
144 :
まもりタン萌:03/11/27 17:54 ID:WLbmweEA
てゆうかこの作者絵ヘタだよね。何漫画だよ?
映像研究部とかいって何もしてないぢゃん『ずっと忘れない』
こんだけかよ?知欠のがいいよ。どっちも内容はうんこっこベイビー以下だけど
貴重な御意見ありがとうございました。
気が済みましたら速やかにお帰りください。
>おら見ろそら見ろ裸見ろ
何はともあれ、オレは全身全霊で真中に役目変われと言いたい。
正直その前の裸ダイブの時点で、理性抑えられませんですよ。
やっぱり田中加奈子みたいに違う雑誌で本領発揮して欲しいな。
とりあえず乳首解禁くらいできるトコで。
>>143 つか、トイレは確かに結構いるが男子風呂に入るのは、さすがにおばちゃん
でも見たことない気がする。
男が入ってきた場合、シチュエーション的に何されても文句言えんし、
逃げにくいしなぁ。
てことで、ある意味さつきはおばちゃん越えw
>>149 現実にいるんだよ・・・田舎の男性露天風呂に入ってきたおばちゃん・・・
俺が着替え終わった瞬間1人のおばちゃんが、脱衣所に現れ、着ているものを脱ぎだした。
まあ、数年前まで混浴だったらしく、女性の露天は周囲を囲われてるから景色も悪い。
何も考えずに黙って帰ったが、あの後どうなったんだろ・・・
そんなこんなで真中以外の男がやってきたSSをください。
真中が東西南北の四人を部屋に集め、「一番長いクソした奴を彼女にする」とかほざきだして、
四人がいちどきにカメラに尻を向けて一斉に排便。
そしてそれを撮影した真中がビデオを学園祭に出展する…ってなSS誰か書いてくんない?
小説の倉庫のURL教えてください
今週号のさつきは、どーかんがえても春に出るコートの変態さんと
やってることはかわらなくないか・・・。
現時点で東西南北は、それぞれお互いのことをどう思ってるんだろう?
ライバル? 眼中無し?
158 :
名無しさん@ピンキー:03/12/01 19:46 ID:eyu4kWgc
東城→西野:真中に触るなぁ!
東城→痴女:真中に寄るなぁ!
東城→南戸:餓鬼はすっこんでろ!
東城→端本:金返せコラ!
_、_
( ,_ノ` )y━・~~~ 保守しとくか・・・
最終回でくっつく相手を考えてみる。
東・・・本命馬。漫画的には、最も違和感のない組み合わせ。物足りなさ大。
西・・・対抗馬。ストーリー的には違和感のない組み合わせ。結局、元鞘だし。
北・・・対抗馬だが分が悪い。真中の周囲の人間には、違和感ない組み合わせか。
南・・・対抗馬とは言えないが、真中・南戸両家の家族には違和感ない組み合わせ。
外・・・穴馬。妹の方なので勘違いしないように。しかし意外と上手くいくかも。
端・・・大穴。もしこの組み合わせになったら、河下は勇者。
黒川先生・・・十万馬券。もし実現したら、河下は神。しかし、もう二度とジャンプ本誌で見ることはないだろう。
結局誰にも決められないまま終了・・・実は大本命だと思う。
映画の勉強のためフランスに旅立つ真中、
空港でそれを見送るヒロイン'sで〆
>>160 >結局誰にも決められないまま終了・・・実は大本命だと思う。
これが本当になったら、このスレでエンド後のSSが書かれるかも・・・それも(・∀・)イイ!!
>>163 当然、それは真中がハーレムを築いた末に衰弱死する物語であるw
なんにせよちとキャラ増やし過ぎだなぁ
こんだけ増えてくると,真中×おねーちゃんの掛け合いよりも
おねーちゃん×おねーちゃんの会話の方が面白かったりする
さつき×外村(妹)とか西野×東城とかな
同盟とか組みださねーかなw
西野→東城:この泥棒猫!
西野→痴女:このメスブタ!(アンタ誰よ?)
西野→南戸:ガキはすっこんでろ
西野→端本:このヤリマン!(金返せよ!)
ついでに4人とも天地に寝取られて(若しくは髪上げて美形の外村)
目の前で5Pしてる所を見せられる真中とか(・∀・)イイ!!
実はちなみと外村はグルで、打ちひしがれる真中を枯れるまでちなみが犯す。
凄いね。
>>167 ちなみは、金にならないセックスはしない気もするなあ。
同人誌でありそうだな
天地や外村では面白みが無いので小宮山総寝取りで
そんなシチュを思いつく167の脳内が素敵杉。
173 :
名無しさん@ピンキー:03/12/06 02:07 ID:l7juxUrl
さつきとやりてえ
東西南端はどうでもいいからやらせろ
東西南北どれでもいい。端は(゚听)イラネ
いらねえつーか、名前からして濃厚な雑魚スメルが漂ってるよな>端
ロリキャラは、唯でお腹一杯だと思うが・・・
ところで、天地って今なにやってるの?
つーか、何の為にでてきたの?
>>175 対つかさ用の邪魔キャラ、大草と同様、出しては見たものの、
うまい使い道が思いつかず、結局放置とかだと思われ。
つーか、思いつきでぽこぽこキャラ増やすから、結局雑魚キャラ
満載って感じだな・・・。
外村妹も完全な雑魚キャラぽくなってきたし。
天地は結局最後さつきとくっつきそうだな
色んな意味でさつき救済用キャラ
まぁ個人的意見なんだが、俺としては唯の必要性を全く感じない
ガキ臭過ぎるトコロが全く受けつけん
端と唯がロリキャラでかぶるなら最初から端出しとけと小一時(ry
>>177 唯不要論には賛成できないが、キャラがかぶってるというのは同意。
なぜ唯をフェードアウトさせてまで端を出したのか理解できない。
唯カムバック!
唯は真中と一緒に居たいために桜海を受けた幼馴染だぜ?
これで萌えなきゃ誰を萌えるんだよw
まあ、この漫画にゃメインを張れるキャラが多すぎるのも難点なんだよな・・・
だから主人公が、うざがられる。
ほんっとにねぇ・・・
唯はどこに行ってしまわれたのやら。
>>178 そりゃビジュアル的に見れば端もいいけど
いちご本来の甘酸っぱさを体現できているのは
やはり、唯ではないでしょうか・・・。と言ってみます
>>179 メイン尽くしですからね・・・
でも真中は多分そうじゃなくてもウザ過ぎる罠w
つーか外村妹をもっと(ry
>>由比正雪 さん
おひさ。
>>175 天地は見ててアレだよな・・・
東城ももっと相手してやればいいのになあ
そんなに真中がいいのかね・・・
2003年12月24日1人の少女が自殺した・・・名前は・・・
とある山奥の公園。一つの公衆便所がある。
深夜4時にも関わらず、男性の長い長蛇の列が出来ていた。
「おい!まだかよ!」
1人の男が怒鳴りだした。周囲の男は何も言わない。
「ケッ!」
男も解っていたのだ。30人を超える列の先で何が行われているのか。
そして何を待ち望んでいるのかを・・・
12月22日
ある画像掲示板にこんな書き込みがされた。写真付で。
「泉坂高校にスッゲー美少女がいるんだけど、
そいつ拉致ったんで皆で廻そうぜ!」
「ぐう・・うぶう・・・」
猿轡をされ、椅子に固定された少女。
次々に男に犯されてゆく。
1人の少女が自殺した・・・名前は・・・
簡単ですがポスト。
もっと膨らませるかも
なんか凹む
>>186 西野のお風呂と久々の唯ちゃんを見て元気出せや。
つか、ホントに人としてどうなんですか、真中。
>>189 真中に感情移入できる男はそうはいないと思われ。
でも今まで全くモテなかった童貞がいきなりあんだけモテたら
調子に乗るっつーかウハウハするのはわからなくもない罠
いや、そんな経験ないけどねw
>>182 お久しぶりです。
久しぶりといえば唯が出たと思ったら
あんな使い方かよっ!(つД`)ハァ・・・。
さてそろそろ・・・書き終わりそうです。
193 :
182:03/12/08 18:35 ID:MWcESg5R
>>192 おおっ!!
確か予告でエロエロでしたか?お待ちしております。
194 :
名無しさん@ピンキー:03/12/10 19:49 ID:YJja6DNO
ほ
195 :
名無しさん@ピンキー:03/12/11 18:17 ID:doKIrwG9
初心者なんですが、書いてみようかと思います
男向けのをかけるかわかりませんが、できたらうpしまつ
>>191 それならそれで、堂々と3股かけて3人とやりまくってくれないと困る
半端に誠意見せるような態度とってフラフラするなどなんの意味もない
>>198 3股?
3人?
君の脳内で誰がはみごになってるのか徹底的に問い詰めたいぞ!
>>199 ちなみ
美鈴
黒川先生
の3股だと思われ。
小宮山
外村
天地
でお願いします。
東西南北全員に見放され、結局美鈴とくっつく
に、23ペソ。
203 :
507:03/12/12 20:56 ID:DDXslGoo
美鈴物は確かに読んでみたいな
>>202 >>203 まぁどう考えても美鈴と外村(兄)はラブラブだからな。
真中取るくらいなら近親相姦だろうな。
つーか、つかさがどうしてあんなに真中にぞっこんなのかが
よく分からん。
東城とさつきはなんとなく分かるんだが。
まぁ確かに例えばバーゲンの時とかと一緒なのかもな。
誰か別のやつが欲しがってたら、なんとなくくだらないものでも
逃すの惜しくなるのと同じというか。
一人手を引いたら、雪崩を打つように真中の周りから誰もいなく
なったりしてなw
そして唯だけが残った!
唯は真中の事が好きなのかどうか自分でもわかってないような。
幼馴染にありがちな感情
>>209 好きなのも自分で分かってるんだけど、
それを今すぐ伝えなければいけないほどには
まだ恋に身を焦がしてはいない
と訂正してもらおうか。
幼馴染にありがちな感情ってのは認めるけど。
>>211 見るからにラブラブだと多分エロくない。
やはりこれが外村美鈴のツンデレ属性
(通常はツンケンしてるけど二人きりのときはデレデレ)
なのでしょう!(禿しく妄想)
真中はセックス下手そう。外村は中学で既に童貞捨ててそうだ
近親ネタは好かんので美鈴といえどやっぱ相手は兄より真ん中の方がいいな
つかさまで誘惑モードですか・・・。
作者が欲求不満で飢えてんのか?w
>>216 禿同。セーラー服があれほど似合うとは。
寒そうで俺は心配になった
やべえな、つかさたん・・・
他のヒロインが勝てる要素がなにひとつ見当たらねえ・・・
西野は全てにおいてパーフェクトな女の子だからな。
他のキャラに負けてるのはバストの大きさぐらいか?
まあ、大きければ良いってものじゃないしな
さつきタンは、行動の是非はともあれ要所でのインパクトはあるけど、
綾タンは最近かなり影が薄いなぁ。
どうも話の流れ的に、つかさタンとの描き分けの部分で重なる部分があって、
その影響を受けてるような気がする。
唯タンは出番すらないなぁ
漏れはトモコ(巨乳)
真紀、涼子はどうよ
俺も真中みたいにモテモテ王国の住人になりたいんじゃよー
「ただいまー・・・」
少しかすれそうな声で俺は家族に存在を知らせた。
「お帰りー」
親の間延びした声が返ってくる。
日常の習慣に従って靴を脱ぎ捨て、フローリングの床に足を乗せる。
そして眼を上げると、俺達の部屋のドアの間から顔を出している唯と眼が合った。
足を前に進めて俺達の部屋へと歩く。
顔を横に向けて居間の両親に向かって、「ただいま」と呟いて素通りする。
母親の「ごはんすぐだから」という声が後から追いかけてきた。
唯の顔が近付いてくる。
そして俺の顔が触れそうになり、唯が「おかえり」と背伸びをして俺の耳の傍でささやいた。
俺は答えずに、そのままの距離を保ってドアを開けて後手に閉めると、
唯の頭と体に手を回して強く抱きしめた。
すると緊張の最後の糸が切れ、俺は大きく息を吐いた。軽く足が震えてくる。
「・・・どうしたの?淳平?」
唯が俺の背中に手を回して心配そうに訊ねる。
俺は大きく息を吸い込んで胸の中に暖かい空気を送る。
唯の甘い匂いが俺の体を優しく包み込む。
緊張から解放され、例えようもなく甘い感覚が俺の体を満たしていった。
息を整えながら、暫しの沈黙のあと、俺は体を離して、唯の顔を両手で挟んで「ただいま」と答えた。
「もう・・・なにかあったかと思ったよ・・・。」
俺の手を自分の柔らかい手で包みながら目を閉じた唯が呟いた。
俺が浮かべた苦い微笑に目を開けた唯はすぐに気付いた。
「それとも、なにかあったの・・・?」
その唯の言葉は、タイミング悪く、母親の「ごはんよー。」という声によって中断された。
いぶかしそうな眼をした唯の顔をもう一度両手でそっと挟むと俺はささやいた。
「唯、そのことはあとで話す。
でも、唯、お前はなにも心配しなくていいんだ。
全部俺がしてきたことなんだから。」
唯の大きな瞳がじっ、と俺といくらか互いを読み合う。
「・・・わかった・・・。
でもあとでちゃんと話してね?」
唯の両手が俺の手を放して俺の顔に触れる。
「・・・約束にキスして。」
言われるまま俺は唯の顔をゆっくり引き寄せてそのまま柔らかい唇に口を重ねた。
ささやかな幸せの感覚と少しの悲しみのひらめきが、目を閉じた俺のまぶたの裏をくすぐった。
そして口を離して見詰め合う俺と唯にもう一度母親からの号令がかかった。
「行こうか・・・。」
「・・・うん・・・。」
俺はそっと唯の手を取ると自分達の部屋のドアを開けて居間へと足を踏み出した。
そして居間との仕切りから俺が顔を出すとき、俺は唯の手をひときわぎゅっと強く握ってそっと離した。
居間のこたつ机の上には鍋が湯気を立てて乗っていた。唯と俺はこたつ机を挟んで向かい合って座った。
「ホント、唯ちゃんたら関心なのよー。
今朝は朝ごはん作るのまで手伝ってくれて」
そう言いながらおたまと箸を持った母親が俺達の横に座った。
「そんなのあたりまえですってば。お手伝いくらいできないと居候がつとまらないですから。」
唯はいままでのように振る舞っている。
「それは頼もしいなあ・・・。」
横に座っていた父親が箸を伸ばす。
母親が唯の皿に鍋の身を入れている間、俺はテレビのほうを見ていた。
ふと唯のほうに目をやると、同じようにテレビを見ていた唯と同じタイミングで視線が絡んだ。
目が笑う。両親はそれには気付いていなかった。
それから何度か唯と視線を交わしながら俺は食事を進めた。
「ごちそうさま。」
俺は唯よりも早く夕食を終えるとそう言って席を立った。
そして自分達の部屋へ戻ると椅子に座って、背もたれに体重を預けると溜息を吐いた。
そのうち慣れるのだろうか、この状況に。
それよりも・・・唯に今日のことをなんと説明すればいいのだろう?
居間の方から「ごちそうさまー。」という声が聞こえて、廊下を歩いてくる音がする。
椅子を回転させてドアの方を向く。おそるおそるドアが開き、唯が顔を出した。
そして唯は両手でドアを静かに閉めると、椅子に座っている俺の頭に手を乗せた。
「どうしたんだよ・・・またそんな顔しちゃって・・・。」
口調が姉貴風になっている。俺が話しやすくなるようにしてくれるつもりなのだろうか。
口をつぐんでいると唯が俺の頭を引き寄せて両手で抱きとめた。
唯の大きくはないセーターの胸の谷間に俺の顔が埋まる。暖かい。
俺も唯の背中に手を回した。甘い匂いが再び俺の顔を包み、俺は目を閉じた。
今こうして唯の優しさに触れていると俺の選択は間違っていなかったと思える・・・。
俺はぽつりと呟いた。
「唯、見せたいものがあるんだ・・・。」
「・・・ん?なに・・・?」
「ちょっと外に出れないと見れない。」
「うん・・・。」
「行こう。」
俺は唯の体から少し名残惜しく顔を離した。
そして唯の背中を押しながら、椅子から立ち上がってドアノブを回す。
唯の前に立って俺達の部屋を出ると居間の前を通りながら「俺達、今からコンビニに行ってくる」と親に告げた。
「行ってらっしゃい。気を付けてね。唯ちゃんも」
「行ってきまーす。」
母親と唯のやりとりを後ろに聞きながら俺はスニーカーを履いた。
ドアを開けると外の空気が感じられる。冷え切るにはまだ時間がありそうだった。
外に出てから振り向くと唯が靴を履いていた。
そして外に出た唯がドアを閉めるのを見届けると俺は無言のまま歩き始めた。
唯が後ろを付いてくるのが足音で分かる。
階段を降りるとマンションの住人用の駐輪場へ来ていた。
そして黒い荷台が後部についた赤い自転車の前で足を止めて振り向く。
唯が首をかしげる。
「これ。」
自転車のサドルを叩いて唯に伝える。
「え・・・。これ買ったの?」
「そう・・・」
答えながらポケットからキーを出して自転車の錠を外す。
スタンドを上げて、他の自転車の間から引き出すとまたがった。
「ほら・・・乗れよ。」
「えっと・・・。」
「・・・だからこっちに足揃えて。」
半身をひねって説明を始める。
「うん。」
「そう。で、ここに座る。」
荷台を叩く。
「うん・・・。」
唯がおずおずと腰を下ろす。
「さ、行くぞ。」
「えっ・・・ちょっ、ちょっと待って。」
唯が俺にしがみつく。
「なに?」
「ご、ごめん・・・。うしろに乗ったことなくって・・・。」
「いいんだよ。試運転だから。
コケても見る人もいないし・・・。」
俺だって後ろに人を乗せたことなんかない。
「そういう問題じゃなくってっ・・・!」
「行くぞー。」
力を込めてペダルを踏む。が、重くて進まない。立ちこぎになってしまう。
住宅街の中をどこへともなく走っていた。
俺の胴にまわされた唯の腕。そして背中に押し当てられた唯の顔。
「ありがとね。唯のためにこんなの・・・。」
唯が口を開いた。
「いいよ、桜海学園まで毎朝歩くこと考えたら・・・。」
「え?毎朝送ってくれるの?やったあ!」
「・・・。」
そう言えば毎朝これをやるんだった。忘れていた。
「・・・にしてもさぁ、これ淳平の貯金から出たの?」
「ああ、うん・・・。」
そう、もう映研部の機材や合宿のために貯めたバイト代も全部必要なくなった。
だから帰り道のコンビニのATMで金を引き出して買ったのだ。
「唯・・・。」
「ん?なぁに?」
「俺な、映研部やめたんだ。」
「えっ・・・?」
街灯の下で自転車を止める。
「なんでっ?淳平、映画あんなに好きだったのに・・・。」
それには答えずに俺はあとを続けた。
「でさ、俺、大学目指してみることにしたんだ。」
「え・・・?」
「映画なら大学入っても撮れるし・・・。機材だってもう少しは揃ってる。
高校で映画を撮りたいなんて俺のワガママだったんだ。」
「淳平・・・?もしかしてあたしが朝あんなこと言ったせい・・・?」
うしろを向くと唯が今にも泣きそうな顔をしていた。
「バカっ!そんなはずないだろ?
俺が自分で決めたことだからいいんだよ。」
唯の頭を抱きすくめる。
「ごめんなさい・・・。」
唯が俺の腕の中で泣きじゃくりながらあやまる。
「バカっ!泣くことないだろ?
あーもー、泣くなって!」
俺は唯の頭を強く抱きしめた。これでは立場が逆だった。
「・・・でも・・・。」
と言って唯が泣くのをやめる。
「これで、淳平ともっと長くいっしょにいられるね。」
「そうだよ。そういうこと。」
唯の顔に手を当てて指で涙を拭く。
唯が微笑む。
俺は唯の顔を引き寄せて唇を重ねた。
最終章に入り始めます。
シートベルトをお締めください。
残りはおそらく今晩です。今、4分の1です。
由比正雪さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>残りはおそらく今晩です
一気に読みたいので今回ウプ分は待つとしよう。
そんなふうにして一週間が過ぎていった。
日が移るに連れてさつきがまた少しずつ俺に話し掛けてくるようになった。
あくまでも友達としてなのだろうか。俺にはどちらなのかわからなかった。
迫ってくるこそなかったけれど、さつきは今までのように俺の前では明るく振る舞っていた。
東城は話し掛けてはこなくなっていた。隣のクラスの前を通るときも天地が側に居るのが見えるか、
ノートにペンを走らせているかのどちらかだった。でも・・・きっと東城の才能があれば・・・。
東城はきっと俺なしでも、いや俺がいない方が高く羽ばたける。きっと・・・。
俺にはそう信じ込むしかなかった。
映研部はアイドル育成部になることもなく外村とその妹が切り盛りしている。
部長を俺が降りた今、外村が部長、その妹が副部長ということになっているらしい。
俺が居なくてもそんなに事態が変化しなかったことはほっとする一方、やはり少し寂しかった。
でも空いた心の穴を埋めてくれたのはほかでもない唯だった。
俺達は毎晩のように抱き合って眠っていた。
俺はそれで幸せだった。
学校が放課になり、俺はまた桜海学園の校門へと自転車を走らせていた。
そして待ち合わせの場所へとやってきた。しかし唯の姿が見当たらなかった。
掃除かなにかだろうと当りをつけて俺は待つことにした。
けれど、10分、20分と時間が過ぎても一向に唯が顔を出す気配すらない。
すると、校門から出てきた女生徒が俺を見つけて駆け寄ってきた。
「あの・・・唯ちゃんの彼氏さんですか?」
「え・・・あ・・・。」
あえて彼氏と言われるとさすがに戸惑ってしまう。
「唯ちゃんならさっき急いで帰ったみたいですけど・・・。」
「え・・・?」
「・・・みたいですけど・・・?」
と女生徒は首をかしげる。
「え・・・あ、ありがとう!」
「あ、はい、どうも・・・。」
女生徒に頭を下げると急いで家を目指した。
なぜ俺に一言も言わずに先に帰ったのだろう。
不安がいやな予感に変わっていく。
自転車をマンションの前にとめると階段を駆け上がる。
4階まで駆け上がると自分の家のドアを目指して走った。
開いてる・・・。ドアを開けると唯の靴があった。
「唯っ!」
と大声で呼びかける。
「きゃっ!」
と俺達の部屋から声がする。
急いでスニーカーを脱ぎ捨てると一気に駆け抜けてドアを開く。
見ると唯が下着を足首まで下ろしてベッドの前にうつ伏せに倒れていた。
手鏡が転がっている。
「い、いたぁ〜。」
と唯がうめく。部屋を見回しても他には誰もいない。
「・・・お前・・・なにやってんの?」
「あ・・・。」
唯が上半身を起こす。
「淳平、おかえり・・・。」
「いや、おかえりじゃなくってなにしてんだよ?」
「あ、これね・・・。」
と結いが転がった手鏡を拾う。
「いや、もうそろそろ治ったかなって気になって・・・。
先に帰っちゃってゴメンね・・・?」
俺にはまだ状況が理解できなかった。
「・・・なんでお前は倒れてたわけ?」
「あ、それは淳平が大声で呼んだからびっくりしちゃって、
急いで立ち上がったら足に絡まっちゃって・・・。」
少しずつ状況が飲み込めてきた。
「・・・そっか。なるほど・・・。」
「そういうこと。
ゴメンね・・・。心配した?」
「まぁな・・・。」
カバンを床に降ろして唯に近付いて手を貸す。
「ありがと。」
引っ張って唯をベッドに座らせる。
唯が慌てて下着を足首から引き上げる。
「あ、これはあとで見るね・・・。」
スカートと太ももが眩しく映る。
「唯・・・。」
「え?」
「・・・俺が見てやろうか?」
心配させられたお返しに、少し意地悪をしてやりたくなった。
「え・・・?」
唯の顔が赤くなる。
「い、いいよっ。そんなの自分で・・・。」
「まぁ、いいからいいから・・・。」
と言って、唯の顔に手をあてながらベッドの前にしゃがみこむ。
「あ・・・。」
唯が頬にあてられた俺の手をつかむ。
もう一方の手を唯の太ももにすべらせる。
「わ・・・。」
唯が驚いたように体をかすかに震わせた。
スカートに隠された腰まで手をすべらせて下着に指をかける。
「やっ・・・だめだって・・・!やっぱ恥ずかしいよ、
あとで自分で見るから・・・。」
唯が手を自分の頬にあてる。
「唯・・・。
いいだろ?俺、唯の中まで見てみたいんだけど・・・。」
「・・・むー」
少しの沈黙のあと、唯はうめきをもらして俺の手を放して自分の下着に指をかけた。
それを見届けてから俺も自分の指にかかった下着を引っ張る。
スルスルと下着が太ももを抜けていく。
そしてふくらはぎから床に下着が落ちると俺は唯の太ももに両手をあてた。
「・・・やっぱり見たいの?」
「うん。」
「もー。知らないっ・・・。」
すねたように唯が上半身をベッドに上に倒してしまう。
俺は構わず唯の両脚をゆっくりと開かせた。
そして脚の間に入ると唯のそれをしげしげと眺める。
一週間前よりは少しは柔らかそうな、けれど、やはり閉じた部分。恥毛がかすかに覆っている。
太ももにあてた両手を離してその部分に両手の親指でふれてみる。
「ひゃっ・・・。」
唯がびくっと震える。
恥丘のふくらみをつるっとなでてみる。
「っ、こらぁっ!見るだけだって・・・」
耳まで赤い唯が体を起こして俺の顔を見る。
俺は何食わぬ顔で黙って見詰め返す。
「え、いや・・・。」
唯自身が動揺してしまったらしく目が宙を泳ぐ。
「・・・え、あの、ほら、あのー・・・
ゆ、唯の友達が言ってたんだけど、」
本人が気まずくなったので違う方に意識を集中させようとしているのだろうか。
と俺は冷静に分析しながら唯の部分に手を触れ続ける。
唯の扉を押し開く。うすいピンク色の内部が露わになる。
「・・・唯、今日は安全日なんだって!
保健室で体温も計ったし・・・。」
「ふーん・・・。」
ますます焦って自分が何を言っているのか分かっていない唯を感じながら中をのぞきこむ。
「わっ・・・。」
唯が口に手を当てる。
暗くてよく分からない。
ベッドに置かれた手鏡を手に取って、反射する光で照らす。
中は思ったよりも起伏があり、それでいてなめらかでもあった。
唯の呼吸とともに全体が息づいている感じがする。
問題の破瓜の傷を探す。どこにも見当たらない。
「・・・うーん。」
と俺はその部分を見詰めたまま呟く。
「ど、どう・・・?」
と唯が俺に訊ねる。
俺はおもむろに唯のその部分に直に指をすべりこませた。
「きゃっ・・・。」
唯が反応する。
「ごめん、まだよく見えない・・・。」
と言いながら親指を自分の親指をなめてしめらせる。
「ほ、ほんとに・・・?」
と唯が訊く。
「本当本当。」
とウソをつきながら唯のその部分にしめらせた指をもう一度すべりこませる。
手鏡の光をたよりに唯の核をとらえる。
「やっ・・・」
と唯が反応する。
しめらせた指のぬめりのおかげで何度も表面をすべらせることができる。
「ちょっ・・・、淳平っ・・・くすぐったいっ」
と唯がくすぐったさ以外のものを声に混じらせながら呼びかける。
俺はそれには答えずに刺激を加え続ける。
「やっ・・・やっ・・・」
と体を震わせながらベッドに倒れる。
俺は自分の指を離すと、今度は口をその部分に近付けた。
スカートの奥に顔を入れて舌を突き出すと、その部分に触れて、すべりこませた。
少ししょっぱさを感じる。
唯が慌てて体を起こす。
「・・・やっ・・・淳平っ・・・なにして」
言葉が終わる前に舌を動かし始める。
唯の体がびくびく震える。
「やっ・・・淳平っ・・・やぁっ・・・」
俺の頭にしがみつく。構わず核を舌で捕らえると、もてあそぶ。
「・・・はっ・・・やっ・・・」
唯は背を丸めて包み込むように俺の頭にしがみついている。
入り口の周りを一通りなめてしめらせておく。
「ふぅ・・・」
やっと唯のその部分から口を離す。
スカートの中から唯の手をくぐると顔を上げる。
唯の目が涙でうるんでいる。頬をすりよせるようにして唯の耳に口を近付けると
「唯・・・俺、もう我慢できない。」
と胸板で唯の胸を押してベッドに押し倒しながらささやく。
そして学生服のズボンのベルトを外す。
「えっ・・・あっ・・・淳平っ・・・。」
感覚の膨張によって声が震えている。
ズボンとトランクスを一緒に下ろすと俺のものが跳ね出た。
もう押さえがきかないくらいガチガチだった。
手探りで唯の入り口に押し当てる。
「いくぞ・・・」
と唯の耳の側でつぶやく。
「淳平っ・・・だめっ・・・」
という制止の声も聞かずに俺は体重をかけた。
>>233 結局朝になってしまいますた・・・。
スマソ。
待った甲斐あった!
素晴らしい!
唯たんハァハァ(;´Д`)
やばいよやばいよ!
これまで
つかさ>>唯>越えられない壁>その他
だったのが、
つかさ≧唯
になってしまったよ。
一気に読みました(w
けど、何でそこで終わって・・・_| ̄|○
やっぱ唯はいいね〜。
続きも激しく期待してます。
う・・・まずいことが。
>>229-230の間に大幅挿入。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ぬうう・・・。」
それでも径の小さいタイヤのせいか、ペダルが2回まわる頃には普通にこげるようになっていた。
サドルに腰を下ろす。
「お、淳平すごーい。」
唯が歓声を上げる。
動き出したのも束の間、俺の眼に公道への段差が飛び込んでくる。
「げっ・・・」
ブレーキを握る前に前輪が段差に差しかかる。
「唯、飛べっ・・・!」
「ええっ?!」
ショックを避けるため、再び立ちこぎにする。
俺の背中にしがみついた唯も荷台から浮き上がる。
前輪が公道に乗る。そして後輪が落ち込み、車体に衝撃が伝わる。
「きゃあっ!」
唯が俺の首にしがみつく。
公道に出てからブレーキを握って後ろを見ると唯が荷台を踏んで乗っていた。
「あーびっくりした・・・。
もう!段差があるなら言ってよね!」
「げほっ・・・。
悪い悪い。俺も気付かなかった。」
「むー・・・。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
違和感に気付かれた方もいるかと思いますが・・・。
あーしまった。恥ずかしい。(。Д。*)
SS保管の人もよろしく。すみませんでした。
これで、終わり?
もう続きはないのか
終わりなのか・・・?
続きがあるなら激しく期待したいけど
|┃三 _________
|┃ /
|┃ ≡ _、_ < 話は全部聞かせて貰ったぞ!続きまだ?
____.|ミ\___( <_,` ) _ \
|┃=___ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
すっかり見慣れた自分の部屋も、女の子1人いるだけで
こうも雰囲気が変わって見えてしまうことに俺は少なからず驚いていた。
以前にも部活のメンバー全員がこの部屋に集まったことがあったけど、
その時はこんなにも自分の身体を固くしてしまう空気は
流れていなかったように感じる。
外村や小宮山といった、華やかな女の子の存在を
掻き消してしまうほどの野郎が居たせいなのか。
でも今は奴らはいない。
開けられた部屋のドアの前に立ったままだった彼女にちらと目線をやると、
やや緊張したような面持ちで部屋の中へ視線を泳がせていた。
何度か入ったことはあるはずなのにしきりに首をふって部屋を確認しているあたり、
彼女もまた2人の間に漂う雰囲気の妙を感じているのかも知れない。
「お邪魔します……」
玄関に続いて、彼女が2度目の言葉を呟いた。
だけど1度目のそれよりもわずかに上ずっているように
聞こえたのは俺の気のせいだろうか?
冷たい風を受けながら俺のところへきたためか、
彼女の頬には紅みがさしている。
血色良い真っ赤な頬をさせて大きな瞳をキョロキョロと忙しなく動かすその様は、
普段の彼女の可愛さをより際立たせているように見えた。
「い、今お茶持ってくるから座って待ってて」
やべ、ドモった。
俺も緊張してるのバレたら余計固くさせちゃうかも…。
雰囲気を和らげようと懸命につくった笑顔を向けると、
ちょっとびっくりしたような表情で彼女は頷いてくれた。
「う、うん」
暖かそうなマフラーに覆われた首をわずかに竦ませて、部屋に入ってくる。
俺は彼女と入れ替わるようにして再び廊下へ向かった。
「温かいものの方がいいか…」
冷蔵庫に用意していたペットボトルを手にしようとして、
俺はすぐ横に居座っていたポットにその手を伸ばした。
誰も家にいないことを示すかのようにポットの中は空だった。
新しく足した水が沸騰するまでの間、頭に浮かんでくるのは今日の経緯ばかりだった。
学生にとって長く辛い2学期を終業する今日、
生徒の大部分は短いながらも学業から離れられる冬休みを思い
気持ちを高揚させていたに違いない。
俺もまた朝から自分の気持ちが高まるのを感じていたけど、
それは彼らとは少し違ったものだったと思う。
俺はこれから始まる『冬休み』にではなく、今日この日にドキドキしていたからだ。
クリスマス・イブ―――世間では恋人同士が過ごす特別な日だと認知されているようだけど、
特定の彼女がいない俺には普段と何ら変わりない日だった……去年まで、は。
幸運にも俺にはお互いの気持ちが通じかけていると思う女の子がいる。それも複数人。
今まではそんな彼女達との危なくも心地好い関係に甘えてきたけど、
いつまでも今と同じようなポジションのまま居続けることは、
彼女らにとっても自分にとってもプラスにはならないだろう。
彼女達を傷つけてしまう前に、俺は安穏とした日常を切り捨てなければいけない。
それが俺に好意を持ってくれた彼女達に対する”誠意”だと思うからだ。
気持ち良い今の状況に浸かっていたいと思う優柔不断な自分にハッパをかける
”区切りの日”に制定していた今日、俺は行動を起こした。
「東城!」
終業式が引けてすぐ、俺は東城に声をかけた。
整列場所もあまり離れていなかったためか、
すぐに彼女を見つけられたことに俺は運を感じた。
もしも東城を捕まえることに時間がかかったら、またいつもの優柔不断な俺が顔を出して
途中で「やっぱ止めよう…」なんて考えてしまっていたかも知れない。
こんなにも早く東城と引き合わせてくれた現実に俺は感謝した。
「真中くん。どうしたの?」
いつもの澄んだ声と、可愛い笑顔。
もしそんなしぐさの原因が俺が声をかけたからだとしたら、こんなに嬉しいことはない。
俺ははやる気持ちをぐっと押さえつけながら、東城をじっと見つめた。
「今日この後何か予定ある?」
「えっ?」
……唐突だったかも知れない。
今日初めて顔を合わせたのに挨拶もなくいきなり予定を聞かれたら、
東城じゃなくても聞き直すだろうと考えたのは声をかけた後だった。
「あ、いや、その……、ちょっと」
慌ててフォローの言葉を捜すが、こういう時にいい言葉が出ないのは
俺の日頃の行いのせいか。
なかなか次の言葉を出せない俺を見かねてか、東城が先に問いに答えてくれた。
「今日? まだ何もないけど…」
彼女の答えを最後まで聞かないうちに俺は細い東城の手を握っていた。
外気に晒されて冷たくなった指先とほんのり温かい掌をまとめて握りしめ、
俺は手を引いて騒がしい学生の群れから走り出した。
「はぁ、はぁ、はぁ」
大きな胸を上下させながら必死につき走ってくる東城をよそに、
俺はまだ生徒のまばらな廊下で足を止めた。
わざわざ走ることはなかったかもと息を荒くする彼女を見て少し後悔したが、
いつまた邪魔が入るかも知れない……そう思うと一刻も早く2人きりになる必要があったんだ。
「ちょっ、ちょっと待ってね……はぁ、真中くん、いきなり走り出すんだもん……はぁ、はぁ」
「わ、悪い」
困ったような、苦しそうな表情で数秒大きく深呼吸を繰り返してから、
東城はようやく俺の顔を見る。
急激な運動からくる苦しさからか彼女は眼を潤ませていて、
それを含めた表情が普段の可愛さに色っぽさを上乗せしているように見え、
俺の鼓動は速さを増す。
「でもどうしたの? 急に……」
俺の心の中の動揺をまるで察する様子もなく、
東城は視線の先にまっすぐ俺を見据えてそう聞いてきた。
俺は紅潮を始める顔を押さえつけるように、
走り出した時のまま離さないでいた彼女の手をいっそう強く握った。
「東城、今日一日俺に付き合ってくれ!」
東城はぎゅっと握られた手に驚き、俺の表情に驚き、
そして俺が吐き出した言葉に驚いていた。
大きな瞳を見開いて俺をまじまじと見つめ、わずかに開かれた口許は
呼吸さえ忘れているかのように動きを見せなかった。
「………えっ!?」
それはほんの数瞬だったが、東城は全身で心の動揺を現した。
考える暇を与えず、俺は片手を口に当てたまま固まっている彼女にまくし立てた。
「ほっ、ほら、終業式も終わったし、その……2人でちょっと……お、お祝いしないか?」
緊張で口が上手く回らない。
考えておいた誘い言葉さえ満足に吐き出せなかった。
「ふっ、2人で……?」
東城は耳に残ったのか、そう呟いてから口をパクパクさせている。
いつもの俺ならそんな彼女の可笑しな態度を指摘できたかも知れないが、
今日だけは、この瞬間だけはそんな余裕など俺の心には微塵もなかった。
「だっ、ダメか?」
一刻も早く答えを聞きたかった。
東城の一言で今日の俺の行動と気持ちが決まる。
もし断られても、今ならまだ外村や小宮山とバカやって過ごせば沈んだ気持ちを忘れられる。
24日を今までと変わらない日だと思える。
渇いた口内の空気を1つ飲みこんで、俺は赤面のまま俯いてしまった東城を見つめていた。
「………えっと……」
何か言い淀んでいる東城に望み薄だと感じ、揺れていた心がいくらか定まった。
軽くなった息を吐き出して、俺は東城の手を離した。
「そ、そっか。ちょっと急過ぎたよな……びっくりさせようと考えてたんだけど、
東城にとっても大事な日に決まってるもんな。ゴメン、無理言った」
さっきまでの固さがウソのようにスラスラと滑らかに動く己の口に多少ながらも驚く。
自分に言い聞かせるようにそう言いながら、俺は自分の計画が浅はかだったことを悔いた。
当日にいきなり言ってOKできるほど東城も暇な訳がないというのは
少し考えればわかることだ。
俺は改めて良い方向にのみ計画を進めていた自分のアホさ加減にうんざりしていた。
「……ご、ごめんね……さっき、友達と遊ぶ約束しちゃった……」
最後通告とも言える東城の呟きは俺の心に少なからずダメージを刻んだが、
それでも彼女の口からはっきり応否が聞けたことで
俺は今日のこの行動にわだかまりを残さずにいられそうだった。
「いや、いいんだ。俺の方こそゴメンな」
この事に関してはここで終わらせたいと思い、俺は東城に背を向けた。
背中に彼女の視線を感じたが、1度断られた手前振りかえることは
返事を撤回してほしいと訴えているように思えて、
ちっぽけながら存在する俺のプライドが許さなかった。
「ダメだったかぁ……」
部屋に辿り着いた途端、着替えるの億劫に感じて
俺は制服の上着を脱ぎ捨てて重い身体をベッドへ投げ出す。
東城に断られたという事実は思ったより深いダメージを残していた。
「しょーがねーじゃん。大体急すぎるんだよ……バカか俺は」
勝率の良い計画だったと信じ込んでいた自分を蔑むようにそう呟いて、
寝ている間に抜け落ちた数本の髪の毛をまとった枕に顔を埋める。
いつもと変わらない匂いが、今日という日が昨日と何も変わらないことを俺に伝えてくれる。
机の上には、プレゼントと言うにはおこがましい心細い包み紙。
今日の計画を思いついた時にはすでに金も時間もなく、なけなしの予算内で用意できる
東城へのプレゼントだったそれも、今は心無しか寂しげに見えた。
小宮山達との約束まではまだ時間がある。
「……ちょっと寝るか」
このまま寝たら制服にシワができてしまうとも思ったが、それも今は些細なことだった。
どうせ明日から学校は休みだし。
そう思い、俺はロクに眠れなかった昨日の夜の睡眠時間を
わずかでも取り戻そうと降りてくる瞼に身を任せた。
ピンポ―――ン。
俺を眠りから呼び戻したのは、やけに大きなチャイムの音だった。
俺以外は留守だということを思い出し、まだ眠り足りないという意識を
引きずりながら玄関へと向かう。
ピンポ―――ン。
シンと静まりかえった家の中に聞き慣れたチャイムが響く。
「誰もいないとやけにやかましく聞こえるなぁ…」
誰にともなくそんなことをボヤきながら玄関を開けると、
俺の意識は一気に現実へ引き戻された。
目の前の彼女は乱れた息を整えながら、俺の立つ玄関を覗きこんでいた。
「こんにちわ……」
ついさっきまで見ていたような、彼女の顔がそこにある。
もしかして俺は夢の中でも目の前の子の姿を追い求めていたのかも知れない。
「とっ、東城……どうしてここに?」
驚かずにはいられなかった。
つい数時間前に俺を誘いを断ったはずの東城が、俺の家のチャイムを鳴らしていた。
「う、うん………あ、あの、真中くん、今日はこれから時間あるかな…?」
今朝の俺の言葉をそのまま返すように、東城は聞いてきた。
混乱を始める頭で懸命に現実を整理しようと努めたが、俺の口から出たのは、
「え? だって、東城……今日は約束があるってさっき…」
彼女が俺の誘いを断った理由だった。
それを口にしてますます、東城がここにいる意味が解からなくなる。
そんな俺の疑問を察したように、彼女は少し気まずそうな表情を浮かべた。
「………断っちゃった……」
「え?」
「先約……断っちゃった」
白い息を吐きながら、東城はまるで俺の反応を確かめるようにじっと見つめてきた。
その意味を理解するのに少し時間を要したけど、東城の行動の意味が解かり
俺は自分の頬が紅潮していくのを感じた。
およそ信じられない状況に絶句していると、東城が心配そうに表情を曇らせる。
「やっぱり、もう用事入れちゃった……?」
「い、いや! そんなことないよ!」
慌てて答えた俺に東城は嬉しそうな笑顔をくれ、しかしすぐに口をきゅっと横につぐんでしまった。
その表情はどこか緊張感が含んでいて、俺の心を否応なく跳ね上げる。
「じゃあ……」
東城の頬がより紅みを増したように見えた刹那、彼女の瞳はまっすぐ俺を見つめ返してきた。
彼女が小さく息を吸いこむのと同時に、俺の喉が鳴る。
「……私と今日、一緒に過ごしてくれませんか……?」
( ´Д`)y━~~ <ちょっと出かけてくる
生殺しカヨ_| ̄|○
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
好きな男のために先約断る東城にちょっと萎え、と言ってみとく
唯萌えスレにあんなこと言っときながら
投下できなくてごめんなさい。
もう吊りたい気持ちでいっぱいです。
なにってですね、続き書いてるうちに
唯がさつきみたいなキャラになってきて(滝汗)、
慌てて訂正してるとこです。
カワシタミズキ馬鹿にできる立場じゃない・・・
俺には才能がない(つД`)
と没にした原稿用紙の束眺めながら思ったクリスマスイヴ。
みなさん、メリー( ・ω・):y=-(オレ´Д)・:∵<クリスマース
おお、続きあったんですね。
激しく期待してます・・・
てか由比正雪さんが唯スレ住人だったとは・・・
>>266 唯スレの1や298や447です。
過疎の頃から唯スレにいるので、
職人コテの人が書き込みしてくれていると言うだけで、めちゃくちゃ嬉しいです。
いつか唯スレにもSSかいてくだいねw
>>267-268 ええ、最初の頃はしばしば参上してましたが
非エロは難しいけど、いつか唯萌えスレにもSSを・・・
というか、
>>268さんの萌えスレのAAも
泣かせるじゃありませんか(TДT)
ここ以外と言えば、
実は「真中をボコボコにするスレ」で
8頭身真中にツカサチャーソを言わせ始めたのは・・・w
272 :
名無しさん@ピンキー:03/12/27 18:03 ID:NJ/pkH2p
age
252-261のSSのあったら嫌なオチ
東城「……あたしと今日、一緒に過ごしてくれませんか……?」
真中「ゴメン、あれから西野と付き合う約束しちゃったんだ……」
>>273 真中は、東城と西野は上手いこと両獲りしたいと思ってるっぽい
ので、それはないw
真中「ゴメン、外村たちと約束があるんだ。この埋め合わせは必ずするからっ!」
とか言いつつ、外村に裏工作を頼んで、西野といちゃいちゃ。
( ´Д`)y━~~ <おまいら まずは綾タソとセックルさせてくれ
とりあえずM-1実況逝ってくる
真中「ゴメン、あれから西野と付き合う約束しちゃったんだ……」
これでは東城立場無さ過ぎだなw
水が沸点に達したことを告げる悲鳴じみた音を聞いて
ふと我にかえった俺は急ぎ部屋へ戻った。
「お待たせ」
ドアを開けてまず目に入ってきたのは東城の後ろ姿。
艶やかで真っ直ぐな黒髪は素人目の俺にでもよく手入れされているように見える。
振りかえった東城の表情はいくらか普段の柔らかいそれに戻っていたけど、
それでも完全にいつも通り、という訳には言い難い”硬さ”が感じられた。
申し訳程度の大きさをした来客用のテーブルに2人分のお茶を載せて、
俺は東城と向かい合うように座った。
彼女が紅茶に口をつけるのを見てから、改めて問う。
「でも良かったのか? 友達との約束……」
そこまで言って思い出す。外村達との約束まであと少しだった。
入れたてのお茶をすするより先に俺は立ち上がる。
「わ、悪い! また席外すけど、適当にくつろいでてよ」
「え? う、うん」
戸惑いを含んだような東城の返事を背に、俺は再び部屋を出た。
『何だって?』
「だから、急な用事が入ったんだ。今日行けなくなったから小宮山にも伝えといてくれ」
要件だけ先に伝えると、案の定外村の怪訝そうな声が聞こえてきた。
『そんなこと言ったってもうみんな集まってるんだぜ?
急な用事って何だよ、それが終わってからなら来れるんだろ?』
……東城は今日、何時まで俺と一緒にいてくれるんだろうか?
”今日一日”と言ってはいたけど、具体的な時間は聞いていない。
『おい真中、聞こえてんのか?』
「あ、あぁ………悪い、いつ終わるか解かんないんだ」
でもわざわざ友達の約束を断ってまで俺のところに来てくれた東城に、
今日一日だけは時間を空けておきたかった。
例え彼女とこの後過ごす時間が一時間だとしても、
きっと今日は幸せな気分でいられるだろう。
『ちょっとでも顔出してくれよ〜……お前が参加するならって、北王路も来てんだぞ』
「え? さっ……さつきもいるのか?」
その言葉に心臓が大きく爆ぜる。
東城と同じく、俺の中で気になる存在である彼女。
オープンな性格のさつきが今日何らかのアプローチをかけてきそうな雰囲気はあったが、
俺は敢えて彼女との接触を避けて東城を選んだ。
好意を寄せてくれている彼女への罪悪感からか、受話器を握る俺の手が急激に熱くなる。
『あぁ……あ、ちょっと待て。今北王路と代わる』
動揺して掌を湿らせている俺をおいて、電話の向こうはガヤガヤと騒がしくなる。
東城と一緒にいる今、俺にさつきと話す勇気はなかった。
受話器から離れようとしていた外村の耳へ向けて、精一杯の声を張り上げる。
「わっ、悪い! やっぱ今日は勘弁してくれ! 今度埋め合わせするからっ!!」
そう一息に吐き捨てて、俺は返事を待たずに受話器を戻した。
これ以上会話が続いたら、今の状況を説明しないといけなくなるかも知れない。
東城と2人きりで過ごすことを許してくれるほど甘い連中じゃないよな……きっと。
「………ごめんな」
口から出た謝罪の言葉は誰に伝わることもなく、自分の心を軽くしてくれただけに過ぎなかった。
「ごめん、バタバタして」
部屋を出ていった時と同じ格好で座ったままだった東城にそう言って、再び腰を落ちつける。
俺が正面に座るのを見て、東城の表情は柔かいものへ変わったように見えた。
「ううん。電話、誰から?」
「え?」
東城は適当な話題を振ったつもりだったに違いないけれど、
その質問は、部屋の外へ置いてきた外村達への罪悪感を俺の中へ再び呼び戻した。
「……えっと」
言うべきだろうか。
約束があったと聞けば人一倍相手を気遣う性格の東城のこと、
自分より相手のことを気にしてしまうだろう。
「真中くん?」
言いよどむ俺へ顔を向けた東城の表情がわずかに曇った。
何か気に障ることでも言ってしまったのかと心配そうに瞳を揺らしている。
「あっ、べ、別に言いたくなかったら言わなくてもいいよ」
「ち、違うんだ。そっ……外村達だよ…」
慌てて俺は答えた。
電話の相手を言ってしまうことで起こる東城の気持ちの変化よりも、
目の前にある不安そうな彼女の顔を違う表情に変えたかったんだ。
「外村くん……? 約束してたの?」
「あ、あぁ……あ、でも違うんだ! それは東城にフラれちゃった後にした約束で…」
俺の必死の説明も虚しく、見る見るうちに彼女の顔が曇っていく。
「だ、だけど今断ってきた。外村達には悪いと思うけど、俺は…」
「そんな、あたしはいいから外村くん達のところに行った方が」
俺の言葉を遮った東城の反応は、やっぱり考えた通りのものだった。
それでもかすかに垣間見せた彼女の残念そうな表情に希望をかけて、
俺ははやる感情を自制させようと努めながら静かに低く、
自分に言い聞かせるように続ける。
「東城と一緒にいたかったんだ」
一番伝えたかった言葉は結果、2人の間の空気をさらに張り詰めてしまったけど、
真っ直ぐに東城を見据えて俺は答えを待った。
涌き上がってくる感情を押さえるように唇を軽く噛む彼女の仕草は、
何をどう答えるべきか困惑しているように見える。
小動物のようにコロコロと忙しなく瞳を動かす東城の愛らしさに目を奪われがちだったが、
それでも掠れた彼女の小声はしっかりと俺の耳に届いた。
「……うん、ありがとう……」
俺と同じように約束を断ってきた彼女もまた似たような想いを持っていたのかも知れない。
そう呟いた東城は翳りを見せつつもどこか安心したような、控えめの笑顔を見せてくれた。
「これさ、クリスマスプレゼント」
2人の間にまだぎこちなさは残っていたけれど、じっと向かい合ったまま時間を消費する
ことは避けたかった俺の視界に、机の上にポツンと置かれていた紙包みが入ってきた。
「え、あたしに?」
「金なかったから大したモン用意できなくて…」
「あっ、ご、ごめんなさい!」
俺が言おうとしていた言葉を東城が先に口にしたことにキョトンとしてしまった。
彼女が謝る意味が解からず、紙包みを差し出したまま硬まってしまう。
「突然だったからあたし、何も用意できなくてっ……」
縮こまる彼女を改めて見ると、制服のままだ。
約束を反古にした後、着の身着のままで駆けつけてくれたんだと思うと
顔がニヤけてしまう。
「いや、ホントにそんな大したモンじゃないからそんなこと気にしなくていいって」
紙包みをずいっと東城へ差し出すと、東城は恐縮しながらも嬉しそうに受けとってくれた。
手渡されたそれを大事そうに抱える東城に”開けてみてよ”と目で促す。
ガサガサと耳障りな擦れ音を残しながらその中身が彼女の眼前に晒された。
「ノート……?」
大学ノート2冊。
プレゼントと位置づけするにはおこがましかったけれど、
少ない予算と東城に必ず使ってもらえる物を考えた時、真っ先に浮かんできたものだ。
期待して見えた彼女に対してさすがにばつの悪さを覚えたが、
そんな考えを振りきるように俺は言い訳がましい言葉を並べた。
「今小説書いてるノート使いきったらさ……それに続き書いて見せてよ」
手元のノートと俺を交互に見やってから、東城が今日初めてとも思える
遠慮のないいつもの笑顔をつくった。
「くすっ……うん、頑張るね。どうもありがとう、真中くん…」
ともすればそこらの自販機の缶ジュース数本分の値段のものなのに、
それでも全身から嬉しさを滲ませる東城に俺は感謝した。
「ごめんな。プレゼントっぽくなくて…」
「そんなことないよ。これならどんなにあっても困らないもん」
別段普通のノートと変わらないそれを、東城は宝物のように抱きこんだ。
普段は控えめな態度を取りがちな彼女も、こんなに豊かな表情ができるんだ。
屈託ない笑顔を見せてくれる東城がすごく可愛い。
高鳴りをさらに加速させる心臓の赴くまま、俺は嬉しそうに顔を綻ばせる東城を抱きしめた。
「ま、真中くん……?」
東城の温もりを直に感じ、より大きくなる感情に確信を持つ。
俺の行動1つで喜んでくれる彼女が愛おしい。
「――やっぱ俺、東城のこと好きだ」
大事な想いを伝えるにはとてもか細いもの声だったけど、
それでも東城の耳には届いたらしく、彼女は身体をびくりと竦ませた。
折れそうに細い東城の手首を握り、しっかりと彼女を見据えて
俺が真剣だということをわかってもらおうと努める。
「俺、東城が好きなんだ」
「………っ」
俺は戸惑いの表情を浮かべて硬直したままの東城に顔を近づけた。
緊張で枯渇した喉元から何かが這いあがってくるような感覚が俺を襲う。
「今日、伝えたかったんだ」
「……」
一言を発するのがとても苦しかった。
極限まで張り詰めた空気が、俺に眩暈さえ感じさせる。
「ずっと、前から……」
一文字に口をつぐんだまま、東城は俺を見つめている。
喋り続けないと今この時が終わってしまいそうな…そんな衝動に駆られるも、
重くなっていく空気に俺の喉は言葉を吐き出すことを拒み始める。
「お、俺……」
言葉が出なくなった。
俺を見る東城の瞳は、まるで信じ難い事実を突き付けられているような
不安げなものだった。
それは苦しくも、今朝俺の誘いを断った彼女のものと同じものに見える。
そこで俺は彼女の気持ちがわかったような気がした。
常に相手を気遣う性格の東城にとって、自分の思い描く返事はきっと
俺を傷付けてしまうと思うからこそ言葉を返せないんだろう。
痛々しささえ滲ませる彼女を見ていることに居た堪れなくなった俺は、
「ゴメン。いきなりヘンなこと言った」
と会話を切り、場を閉じようと東城の側から離れようとする。
そこで俺は初めて気づいた。
東城の手が俺のシャツをきゅっと握っている。
それはあたかも俺が離れるのを拒んでいるような、
そんな彼女の気持ちに見えたのは俺の都合の良い考え方だろうか。
しかし東城の手は依然シャツを離すことはなく、
さらには何かを訴えたそうな瞳で俺を見つめ返してきた。
「……あ、あたし……」
息が詰まったような表情のまま、東城は懸命に口を動かそうとしている。
「……ごめんなさい……」
今朝と同じ返事。
しかし朝ほどショックを感じないのは何故だろう。
自分の気持ちを東城に伝えられたことに満足していたのかも知れない。
「……いいんだ。俺の方こそごめん」
いくらか軽くなった息を吐き出した俺は、笑顔さえ見せることができた。
意外なほどに気分はすっきりしていた。
シャツを握ったまま固まっている東城の手の上に自分の掌を乗せて
もう離してもいいんだとを告げるが、それでも東城の手の力は弱くはならなかった。
「違うの……ち、違う……」
小刻みに頭を横に振る東城の気持ちが汲み取れず、
俺は彼女の言葉を待った。
「うまく言えなくて……あ、あたし……」
焦りながら必死に言葉を探している東城は、俺以上に混乱しているようだった。
綺麗な顔をくしゃくしゃにして、自分の気持ちを説明しようとしている。
「あたし……真中くんに好きだって言ってもらって……嬉しいのにっ……」
東城が言ったその言葉は、ついさっき彼女が告げた『ごめんなさい』のそれを
吹き飛ばしてしまうほど俺の意識を集めた。
「う、嬉しいって…」
「うん………うん。あたし、嬉しい……」
俺を気遣ってその場しのぎの答えを言ったようには見えない。
潤んで見える彼女の瞳はこれ以上なく真剣だったからだ。
「ホントにあたしのこと……」
もう一度聞きたい、と懇願を込めた表情で東城が俺を見つめてくる。
今なら何度でも言える。彼女が聞きたいなら気の済むまで言ってあげたい。
それが、今まで気持ちを曖昧にさせてきた俺が彼女にできる
数少ないことの1つだと思った。
「好きなんだ」
「……」
東城は黙って、自分から俺の胸に跳び込んで来た。
熱く火照った顔を押し付けて、ただ何も言わず柔かな身体全てを俺に委ねてくる。
「と、東城……?」
こういう場合、どんな態度をとればいいのか。
かけるべき言葉も探せないまま、俺は小さく震える東城の肩を抱きしめた。
「ありがとう……すごく嬉しい」
温かい吐息が俺の胸にかかる。
心底安心したような、身体の中の緊張を全て吐き出したような熱い吐息。
そこで初めて、俺は自分の想いは受け入れられたんだと悟った。
黙ったままの俺に、東城が伏せていた顔を上げた。
彼女を深く抱きしめていたため、お互いの呼吸のリズムがはっきりと解かるほどに顔が近い。
こんなに間近で彼女の顔を見るのは修学旅行でのキス未遂以来か。
あの時は未遂に終わったけど、今のこの状況、この雰囲気、
そして完全に腹を決めた今の俺になら…。
「……んっ」
誰にも遠慮することなんてなかった。
柔らかそうな彼女の唇の魅力に負けて、俺はその感触を確かめる。
息を飲んだ東城の唇からは想像通りの柔らかさに加え、ほのかな温かさが伝わってきた。
「は…………、むっ」
俺は唇を通して彼女への溢れる想いを注ぎ込もうと努めた。
東城のぬくもり、彼女の口内で戸惑う舌が俺に異性への欲望を目覚めさせる。
「んっ、ぷぁ……」
唇を解放して見た東城は、頬を染めたままキスの余韻に浸るように
瞳を潤わせていた。
「真中く………ん、んんっ」
唾液で濡れた東城の唇はより紅く妖しく光り、俺の平常心をかき乱していく。
『清楚』という文字を絵に描いたような普段の彼女を知っている人が見れば、
今の東城に情欲をそそられない男などいないだろう。
「んは、ぁっ……まっ、待っ……んんむ、はぷ、ちゅぷ………」
「はぁ、はぁ」
熱っぽい表情を見せる東城に欲望は加速していく。
彼女の細い腰に腕を巻きつけてぐっと強く抱きしめると、
東城の大きな胸のふくらみがむにゅりと俺の胸にその柔らかさを刻み付けた。
制服の上からでもはっきりわかる、男にはない柔らかさ。
クラス、いや同学年の女子の中でも東城の胸は明らかに標準以上の大きさだ。
「んっ!」
親指と他の4本の指で下から持ち上げるように東城の胸に触れると、
驚いたように彼女は息を飲んだ。
痛みを感じないように、腫れ物に触れる時のような心構えで指を動かしていくと、
改めて東城の胸の大きさと柔らかさが伝わってきた。
(俺今、東城の胸揉んでる……)
これまでも成り行きで何度か東城の胸の感触したけれど、
自分の意思で触れるのは初めてだ。
「ん、んっ……、ぅん……っ」
キスを受けながら、東城は喘ぎとも取れる小さな声を小刻みに発しては
時折びくりと身体を跳ねさせる。
その反応が歓喜から来るものなのか、それとも嫌悪から来るものなのかは
解からなかったけど、東城は俺の手を拒まなかった。
唾液にまみれてネチャつく唇の感触、可愛い吐息、掌に収まりきらない大きな膨らみ。
東城の身体全てが俺を虜にして離さない。
「ん、ぷぁっ、あふ、ん……」
舌先で彼女の上唇を持ち上げると、戸惑いを含んだ声を残して東城の口内が晒された。
たっぷりと唾液を乗せた彼女の舌に俺は自分の舌を絡ませる。
唇だけじゃなく、東城の口の中全てを味わいたい……終わりのない欲望の沼へ進んで
転がり落ちるように、俺は東城を求めた。
「はぁっ、真中ふん、んあ、ふっ」
「東城、もっと口開けて」
「はう、んぶ、ぢゅっ……」
舌の絡み合う音がこんなにイヤらしいとは思わなかった。
東城の舌をねぶっているだけで身体がどんどん熱くなっていく。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
次から次へ涌き出てくる東城の口内の唾液を、俺は必死で吸う。
「ぢゅずっ、じゅ、じゅっ」
「ん、あっ……」
口内の交接に集中しているのか、
東城は今や俺の腕の中にだらりと身体を投げ出していた。
舌を吸い、歯型をなぞり、東城の口内全てを楽しむ。
彼女の胸を揉む手は次第に強く荒々しいものへ変わり始めていたが、
東城は苦悶の表情を見せながらも俺の行動を拒まなかった。
優しくしたいという気持ちと、東城の身体を思うがままに味わいたいという気持ちは
絶えず俺の中で葛藤を繰り返していたが、
東城は与えられる刺激全てを受け止めてくれている。
口内から溢れ出た唾液で口許をベタベタに濡らしながら、
俺はようやく東城の唇を解放した。
2人の間に架かった唾液の橋が、さっきまでのキスの激しさを現していた。
細い橋がぷつりと切れるのを見てから、俺の掌にずっと心地好い柔らかさを
提供し続けてくれている東城の胸に視線を向けた。
そこには確かに俺の手が東城の乳房を包みこんでいる光景があり、
視覚的に俺を昂ぶらせることになった。
ふにふにと指を動かすと、制服の上からでもしっかりと弾力に富んだ膨らみが
いいように形を変えてくれる。
「んん……」
胸を揉まれ、東城が遠慮がちに声を出す。
彼女の性格そのままの控えめな喘ぎに、可笑しさと愛おしさが涌き上がってくる。
そんな東城をじっと見つめていると、彼女は恥ずかしそうに身をよじって視線を反らした。
「真中くん……さっきからずっとあたしの胸触ってるから………んっ」
伝わってくる刺激を1つ飲みこんでから、
「あ、あたし……敏感に……なっ、あ、ぅっ」
と東城が切なげに漏らす。
直に触れてみたいという欲求のまま、俺は東城の制服をまくり上げた。
制服の中からまろび出てきたのは、雪のような白いお腹と
その豊かな胸を苦しそうに隠す下着。
「……っ」
肌を晒したことに東城はわずかに動揺したようだったけど、
特に何も言わず、俺の行動をじっと見張り続けていた。
「とっ、取っていいかな……」
俺の言葉に、東城がぴくんと反応する。
普段なら恥ずかしくて絶対言えないような頼みも、
今の雰囲気なら多少の勇気を出せば何でも言えるような気がした。
そして、東城も聞いてくれるような気がした。
部屋に充満している淫靡な空気に東城もまたあてられているのか、
自分から進んで胸を覆い隠す下着を外してくれた。
押さえつけていた布地から解放された2つの果実が
ぷるんとその実を震わせて弾け出る。
(東城の胸……)
綺麗だった。
形の良い、まんまるの乳房。
こういうの、『美乳』って言うんだろうな……大きさも申し分ない東城の胸は、
ただ俺を感嘆の溜息を吐かせた。
「……そんなにじっと見られると、は、恥ずかしいかな……」
そう言ってから、東城はたくし上げた制服でその胸を隠してしまった。
網膜に焼き付いた彼女の乳房の残像を思いながら、
俺は彼女の制服を脱がせてすぐ側にあるベッドへ横たわらせた。
露わになった乳房の先端を片手で隠しながら、
東城はゆっくりとベッドに身体を沈めていく。
汗ばむ手で俺は乳房から離れようとしない東城の手をそっと退けた。
ピンクの先端がその存在を見せ付けるかのようにツンと屹立している。
これまでの過程ですでに東城の乳首は反応していたことが嬉しくて、
俺はその感触を確かめたいと指できゅっと可愛い突起をつまんでみた。
「きゃっ……!」
捕まえた指を2、3度擦り合わせると、コリコリと固い感触が俺の指に伝わってきた。
東城の呼吸に合わせてゆっくりと上下するふくよかで柔かいふくらみとは対象的に
身体が反応すればするほど固さを増すその突起は俺をさらに興奮させる。
「東城、固い……」
「あ、んっ……! やだっ……そんなところ摘まないで……」
( ´Д`)y━~~ <ちょっとオールザッツ実況逝ってくる
引きが巧いw
最高!神!
あれだけの立派なものをお持ちなので、できましたら東城さんのパイズリ描写を是非(*´Д`)ハァハァ
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
続き続き
続ききぼんぬ。(;´Д`)ハァハァ
東城のエロってこのスレ初じゃない??
凄い神が降臨してる(*´д`*)ハァハァハァアハァ
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
入り口に俺の先端が受け入れられていく。
幹の部分に到ると、1週間前よりもずっと柔らかく、ぴっちりと包んでくる。
温かく、中は湿っていてひとつになるという表現があまりに合っていた。
「はっ・・・はっ・・・」
俺の耳の側では唯が俺の背中に手をまわしてしがみつきながら息をついている。
そのあまりの愛しさに腰がとろけそうになってくる。
そして根元まで埋まった瞬間、俺はあまりの気持ちよさに達してしまった。
「うっ・・・わっ・・・」
唯の中に欲望の丈を吐き出し続ける。
「淳平・・・?」
と唯が俺の耳の側で不思議そうに訊ねる。
「・・・相当溜まってたみたいだ・・・。」
唯が少し不安そうな、嬉しそうな顔をする。
「唯の中・・・そんなに気持ちいい?」
「・・・ああ、メチャクチャ気持ちいい・・・。」
息をついて答えながら唯の唇にキスをして、もう一度動き始める。
「・・・んっ・・・」
唯の腰を抱き締めて唯の中を前後に動く。
根元を押しつけるようにして唯にも快感を与える。
「・・・わっ・・・あっ・・・」
俺達の腰の間でもまれる核のせいなのか、唯が俺の肩にしがみついて明らかに快感の声を上げる。
唯の反応が、少しぬめりのある液体となって、さらに内部を潤し始める。
結合部だけでなく、もっと唯の温かさを感じたくなって俺は唯のブレザーのボタンを外すとベストをまくり上げて
ブラウスの上から唯の体に触れると、わき腹から胸へ手をすべらせる。
着衣独特の人肌のぬくもりと湿気、そして唯の体の張りを感じる。
そして唯の胸のふくらみを包みこむように指をはわせた。
コットンの生地に指が食い込む感触がする。
さらにブラウスのボタンに手をすべらせて外し始める。
そうやって自分の体をまさぐっている俺を唯はとろんとした目つきで見ている。
ボタンを全部外し終わって唯のブラウスの前をはだけた時に俺はその視線に気付いた。
俺の目に純白のシンプルなブラジャーが飛び込んでくる。
唯の無言の問い掛けに答えるように俺は唯の耳の側に顔を近付けてささやく。
「唯・・・きれいだ・・・。」
そう言いながら自分の学ランのボタンをほとんど引きちぎるようにして全部開けて脱ぎ捨てる。
唯が俺の首に腕を回す。
「唯・・・きれいだよ・・・。」
もう一度耳の側でつぶやきながら唯のほっそりしたおなかから胸に手をすべらせて
ブラを押し上げながら胸を両手で包む。まだ柔らかい乳首を手のひらに感じながら全体をつかむ。
そしてささやきながら唯の中を前後に動き始める。
「唯・・・きれいだ・・・きれいだ・・・」
俺は突くたびに唯の耳の側でつぶやく。
「・・・じゅんぺっ・・・じゅんぺいっ・・・じゅんぺいっ・・・」
ほとんどうわごとのように唯が俺の名前を呼ぶ。
唯の熱く湿った息、うわごとのように繰り返されるお互いの名前、両手に感じる徐々に堅くなってくる唯の胸の先端のしこり、
ぬめりを増すお互いの結合部、突いている感覚、唯の乱れた着衣、俺を抱き締める唯の両腕、温かさ。
全てにつつまれている感覚がたかまって、達するというよりも感覚が溢れ出るようにして、俺は唯の奥で果てた。
「・・・唯・・・、唯・・・」
「・・・じゅんぺー・・・。」
深く呼吸をしながら唯の中に射精していく。
今日が安全日であるだろうことを俺は唯と自然の周期に感謝しながら下半身を包む快感に満たされていた。
やがて射精も止み、唯の体のぬくもりも味わったあとで俺は唯の横に体を倒した。
結合がとけて、ぬぽっと俺のものが、白く泡立った液体にまみれて出てくる。
「・・・ふぅー・・・」
深い息をついて枕もとのティッシュの箱に手を伸ばす。
カサカサと2、3枚取ると自分のものを包んで拭いた。
それをごみ箱に放り込みながら新たに2、3枚取って唯の方を向き直る。
「唯、これ・・・」
と言おうとした矢先、唯が真っ赤なふくれっ面をしてブレザーの前を合わせているのに気付いた。
「・・・バカぁっ!あたしだってこんな明るいうちから・・・
恥ずかしかったんだから!」
俺の手からティッシュの固まりを奪い取ると俺達の部屋を駆け出して一気に風呂場に駆け込んでしまった。
一瞬あっけに取られながらも、唯の恥ずかしさの原因は自分自身の快感にもあるんじゃないかと想像してみた。
快感を共有することができるようになったんだ・・・と少し感慨にふける。
さっきは確実に唯も気持ちよくなっていた。それは確かだ・・・。
幸せな気分になってベッドに仰向けに倒れる。
ガチャリ、と玄関のドアノブが回る音がして母親の「ただいまー」という声が響く。
慌てて自分の体を見渡す。ズボンとトランクスを引き上げ、ジッパーを閉じ、ベルトを締める。
学ランが落ちている・・・けれど近付いてくる足音には間に合いそうもない。
それよりも大変なものが床に落ちている。
唯のパンツだ・・・。足音は俺の部屋から2歩というところまで近付いている。
足の指先に引っ掛けるとテレビラックの横に蹴り込んだ。
おそらくドアのところからは死角になって見えない・・・はずだ。
ビニール袋を下げた母親が顔を出す。
「お帰り。」
「ただいま。」
と答えながら、学ランを拾い上げる。
「あら、唯ちゃんは?」
「さぁ・・・風呂じゃねーの?」
内心ギクリとしながらも顔には出さないようにつとめながら学ランをハンガーに掛けてクローゼットにしまい込む。
「アンタ、自転車、前に留めっぱなしにしてたでしょ。
みっともないから駐輪場に入れてきちゃったわよ。」
「そりゃどーも。」
壁に立てかけていた机の脚を出しながら母親の顔を見ずに答える。
「まったく・・・。」
とつぶやきながら母親は居間へ去っていった。
買い物袋をガサガサ漁る音と冷蔵庫を開閉する音が続く。
「やれやれ・・・。」
テレビの横に机を据えると学生カバンを開いて教科書を取り出した。
しばらくして風呂場のドアを開く音がして唯が廊下を歩いてくる。
俺の顔を見ると目をそらす。
俺達の部屋に入るとドアを後手に閉める。
「・・・まだ怒ってんのか?」
居間の方に聞こえないように小声で唯にささやく。
唯はそれに答えずに俺の椅子に座って自分のカバンを開ける。
「・・・そりゃ俺が悪かったけどさ・・・」
唯は聞こえないふりをしているのか机に向かうとシャーペンを走らせ始める。
・・・ダメだ。こういうのは俺には向いてない。
と唯の反応を見ながら思った。もう少ししてから、あらためて謝ろう・・・。
俺はあきらめて自分の勉強に戻った。
やがて夕飯の時間になり、居間で食事をしている間も唯は俺と目を合わせようとしなかった。
そしていつものように俺が先に食事を終え、唯があとから部屋に入ってきても、
俺達は言葉を交わさず背中を向かい合わせたまま両親が寝静まるまで意地を張ったように勉強を続けた。
>>( ´Д`)y━~~氏
綾さんのねちっこいオパーイ描写を期待してます(w
>>由比正雪氏
こちらも期待
0時を過ぎ、俺が風呂に入って歯を磨き洗濯機を回して洗面所から出てくると部屋の電気が消されていた。
俺が風呂に入る前までは唯は机に向かっていたので多分まだ寝ていないだろうと見当をつけてドアを閉めるとベッドに近寄る。
「おいー・・・、唯ー・・・。起きてるか?」
小声で声を掛ける。
向こうを向いて寝ている唯からは反応がない。
「・・・そりゃ、俺も流れにまかせたのは悪かったけどさ・・・。」
やはり反応がない。
自分には説得の才がないな、と自分を見限って布団と枕をクローゼットから手探りで引っ張り出す。
そしてベッドの側に敷くと自分の体をすべりこませる。
「・・・じゃ、唯、おやすみ・・・。」
と言い残して目をつぶろうとした瞬間、ベッドから唯が顔を出した。
「おわっ・・・」
驚いている俺の腕をつかんで引っ張る。
「上がって。」
ベッドの上に上がれということらしい。
もぞもぞと自分の布団から這い出て唯の布団の中にもぐりこむ。
「・・・ちがうの。そうじゃないの。」
突然切り出してなにかを話そうとしている唯を見守る。音がすぐに布団の中に吸い込まれて言葉が闇に消える。
「とりあえず、意地はっちゃってごめんなさい。」
唯が恥ずかしそうにあやまる。あまりに唯の顔が近くにあり、見えなくても唯の顔のほてりが感じられる。
「・・・さっき、淳平が唯に痛くないようにしてくれたのは、うれしかったの・・・。
でもね・・・。」
俺は黙って見守っている。
「唯は淳平にしてもらうばっかりで、これって対等じゃないと思うの・・・。」
俺も少し考える。自分はされるだけ、というのは不満なのだろうか?
「・・・だってさ、じゃあ唯、お前、俺の言うことできるか?」
自分でまずいことを言っているのは分かっていた。営みを知って間もない唯の体に無理はさせたくない。
「・・・。」
唯が沈黙する。俺も自分で言ったことを反省しながら黙っていた。
「・・・淳平の言うことってどんなこと?」
「それは・・・。」
色々な予備知識が頭を回る。
「・・・夕方、俺が唯にしたやつみたいな・・・。」
「・・・あーゆーのか・・・。」
唯がうつむいて俺の唇に髪が触れる。記憶がよみがえっているのだろうか。
唯の肩をつかむ。
「だから、無理しなくていいんだぞ・・・?」
唯の体を抱き寄せると暑くなった。布団の縁を押し上げて顔を布団から露出させて息をつく。
「・・・でも約束したもん。いっしょに大人になるって。」
天井から目の前の顔に目を戻すと唯は決意した目をしていた。
「・・・だから唯になにをすればいいか教えて。」
「・・・いいのか?」
「・・・いいもん。」
唯に無理をさせているんじゃないかと少し心配になってきたが、いつかは知ることだ、
と自分を納得させて応じることにした。
>>295 イイ!!(・∀・) 引きが巧いw
すみません、セ○ターまで3週間切ったので
2月頃まで更新を止めます。
(言ってもろくに更新できてませんが(;゜Д゜)
私情で止めてしまって申し訳ない。
今、書いてるところまでで勘弁してやってください。
ではみなさん、良いお年を。
315 :
名無しさん@ピンキー:04/01/02 04:14 ID:Qw6OjL99
誰かさつきのオナニー頼む!
いちご100%でいちばん性格良くて美人なのはさつきタン!
お嫁さんにするなら断固さつきタン!
>>295 がんがれ!応援してます。
ところで東城のパンツはやっぱいちご柄で決まりですよねw
317 :
名無しさん@ピンキー:04/01/04 16:08 ID:EAGrnYxr
揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ揚げ
かみはまだですか
ピンク色の突起をつまむ俺の指を見ながら、
東城は身体をよじりながら恥ずかしそうに声を漏らした。
くりくりと指でその感触を確かめる度に驚いたようにビクリと竦みあがる
彼女の反応が嬉しくて、俺は夢中になってその可愛らしいしこりを転がした。
「あっ……は、ぅん………」
東城の口から漏れる声はいつものそれよりも熱っぽく俺の耳に響く。
顔を赤らめながら俺の動きに応じていろんなリアクションを見せる東城の姿は、
それだけで俺の気持ちを昂ぶらせる。
「東城の胸、すごい……」
俺のわずかなアクションにさえその乳肉をぽよぽよと惜しみなく弾ませる豊満な胸は、
嘆息させるに充分すぎるほどの魅力を放っていた。
その綺麗な形、甘い匂い、とろけるような感触に俺の鼓動はどんどん速く、加速していく。
汗ばんだ東城の肌に吸い寄せられるように、俺は緊張に震える自分の唇を
彼女の乳首へ寄せていった。
「あ、あっ、真中くんっ……ゃっ!?」
「ちゅっ…」
唇で捉えた突起を吸い上げた刹那、東城の声が跳ねた。
口内に入ってきたそれの味を確かめようと舌を絡ませてみる。
「くぅ……ん……っ」
彼女のオッパイに特別な味は感じなかったけど、
それでも乳首を吸われて切なげな声を上げる東城に
俺はかつてないほどの興奮を覚えた。
「ちゅっ、ちゅば、ちゅば…」
「はぁ、はぁ、はぁっ、ま、真中くん……っ」
お椀型を崩さない東城の乳房に頬をぐっと押しつけて
直にその柔らかな感触を愉しみながら、
俺は乳首を吸う力をさらに強くしてみる。
「あ……!」
口の中で取れてしまいそうなほど引っ張られた突起を
優しく歯で捉えると、胸をあらわにしてから目を瞑ったままだった東城が
初めて俺を見た。
「え?」
その瞳にわずかな怯えが含んでいるように見えて、
俺は思わず口を離して東城を見つめ返した。
「あっ、ち、違うの。ちょっとびっくりしちゃっただけ……あ、でも、
だからダメってことじゃなくて……ああぁ、ええと……」
俺の目の前で大きなオッパイをぷるぷるさせながら
ちょっと焦っては見えるもののいつも通りの口調でそう言う東城が微笑ましくて、
あまりに魅惑的な身体を目の前にして我を忘れがちだった
俺をいくらか正気に戻してくれた。
「その……もうちょっとや、優しくしてくれると……嬉しい……です…」
語尾の方はお互いの息遣いと布擦れの音しか存在しないこの部屋であっても
聞き取りにくいものだったけど、それでも東城の気持ちは充分に伝わってきた。
そうだ。
俺は今、東城とベッドに寝ているんだ。
そりゃ東城がすごいカラダしてるってことはこれまでも度々思い知らされてきたけど、
だからって俺は東城のカラダだけが好きってことはない。……ないはずだ。
彼女の気持ちを考えずにただ自分の欲望をぶつけるだけなんてことは絶対にしたくない。
今さらながら、東城の気持ちを置き去りにして初めて触れる女の子の身体に
夢中になってしまっていた自分の愚かさを悔やむ。
この身体の持ち主が東城じゃないと意味がないんだ。
東城だからこそ、俺は……
「悪い……俺、東城の気持ち考えないで1人で突っ走ってた」
顔も向けられないと、俺は東城に深く頭を下げた。
逃れられない男の欲求とはいえ、それに呑まれてしまった自分は
恥じるべき存在に違いなかった。
「真中くん……?」
身体を離した俺を心配そうに見る東城に、俺は正直に心の内を明かそうと思った。
「東城のハダカ、すげー綺麗だから……俺、夢中になっっちゃってた。
東城のこと考えないでただ自分のしたいことして……最低だよ」
ついさっきまで手の中にあった東城のぬくもりを握りつぶすようにぐっと拳をつくる。
そんな俺を慈しむかのように、東城は上体を起こして俺の指にそっと触れてきた。
優しさのこもった手つきに顔を上げると、東城は気まずさが混じったような
はにかみを見せていた。
「そんなこと、気にしなくてもいいよ……
真中くんは、あたしの身体…気に入ってくれたんだよね?」
やや乱れた黒髪を押さえながら、東城は恥ずかしそうに俺を覗き込んでくる。
呼吸のリズムを知らせるように静かに動くたわわな胸、そんな大きな胸を支えるには
心細すぎるほどにキュッとくびれた腰、スカートに覆われているものの
臀部から足にかけてのラインは綺麗としか形容できないほど魅力的だ。
「も、もちろん! ……あ、いやっ…そうじゃなくて……」
思いのほか大きな声が出てしまい、慌てて否定の言葉を探す。
いや、別に否定しなくてもいいんだ。東城の身体がすごくいいってことは本当なんだから。
「……真中くんに気に入ってもらえたなら、
あたしもちょっと自信持っちゃっていいのかな…」
俺の慌てっぷりが余程可笑しかったのか、東城が思わずといった様子で笑みを漏らした。
『ちょっと』だって?
……前々からずーっと思っていたけど、上手い文章を書ける才能といいすれ違う男達を
振り返らせるほどの顔といい献身的な性格といい学年1、2の頭の良さといい
エッチすぎる身体といい、東城はもっと自分に自信を持つべきだ!
「とっ……東城は、もっと自分に自信持っていいよ! 俺マジでそう思う!」
東城がもっと自分の良い部分を見せていけば、今以上に人気が出るだろう。
そうなれば、これまでより東城に言い寄る男達も増えて……
「……ごめん、やっぱ訂正……」
「えっ?」
ついさっき吐き捨てた言葉をまた拾い上げることはとてもみっともなかったけど、
東城に近寄る男をこれ以上増やさないためにも俺はもう一度言い直した。
「俺の前でだけ、自信もって…」
東城が自分以外の男と話したりしてるとやっぱ気になる。
汚い独占欲だと言われればそれまでだけど、
東城に一番近い男は常に俺でありたいと思う。
「う、うん」
俺の真意が伝わったのかどうかは表情から見てとれなかったけど、
東城は少し照れたような顔で答えてくれた。
「……あたしも、真中くんの前でなら…本当の自分を見せられそうな気がする……」
「東城…」
その東城の言葉が嬉しくて、俺は彼女の身体に再び手をかけた。
今度は自分の感情だけで突っ走ってしまわないよう心掛けて、
彼女の様子を常に気遣いながらゆっくりと進もうと思った。
すっかり冷えた東城の身体を掌でさすりながら、改めてじっくりと堪能していく。
「………ん…」
胸の膨らみに手を添えた瞬間、東城の口からくぐもった声が漏れた。
俺の手がくすぐったいのか、柔らかな膨らみを求める手から逃げようと身をよじらせる。
それを追いかけるようにして手を伸ばした結果、
東城に背中から覆い被さるような体勢になってしまった。
眼前にある艶やかな黒髪から良い匂いがしてくる……俺はその長い髪の中へ
顔を埋めるようにして、まだしっかりと手の中に捉えていた両の乳房をやわやわと揉み始めた。
「んやっ……!」
「東城の髪、すっげーいい匂いがする…」
すんすんと鼻を鳴らしながら目の前に広がる香りをいっぱいに吸いこむと、
東城はくすぐったそうに首を縮めて身体を小さくして見せた。
「変な匂いしない……?」
「いや、いい匂いだよ。なんか好きな匂い」
ホッとしたのか、東城の肩からすっと力が抜けたように感じた。
俺は両手の中で乳肉を踊らせながら、人差し指で中央の突起に触れてみた。
「…はあぁ……」
「ここ、どう?」
東城に探りを入れながら、ちょんちょんと指の腹で軽くノックするように触れる。
わずかに身体を動かしてレスポンスを返す東城がすごく可愛い。
「わ、わからないけど……んっ、い、イヤじゃないから……」
それは続けてもいいという答えなのか。
少なくとも東城は乳首に触れられることが嫌いじゃないみたいだ。
俺は突起の周りの乳輪に合わせて指を回転させたり、突起の先端のわずかにくぼんだ
そこを上からそっと押さえつけたりと、東城がどんな反応を示すかを確かめるように
自分の指に色々な動きをさせてみた。
「んっ……ぁ………」
小鳥が留まりそうなほどのか細い喘ぎを繰り返す東城。
上気してきた彼女の顔を伺いながら、俺はいよいよスカートへ手を伸ばした。
「っ……」
そんな俺の動きに東城も気づいたようだったけど、
さして拒絶する様子も見せずに俺を誘導するように腰を動かしてくれた。
「ん……あ、あれ」
どう脱がすのか解からない……。
東城の腰にぴったり密着しているスカートの周りを指で辿りながら、
俺はどうすればいいのか戸惑ってしまった。
今まで女の子のスカートを脱がす機会などなく、それを履く機会ももちろんなかった俺に
スカートはその口を決して緩めてくれようとはしない。
頭を抱えてしまいそうなほど困っていた俺を見かねたのか、
いつまでも下ろされないスカートのホックを東城はそっと外してくれた。
苦笑いを浮かべているようにも見える東城に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「……ご、ごめん……」
「う、ううん…」
ああぁ、なんか東城にすごく恥ずかしい思いをさせてしまったような気がする。
心の中で東城に謝罪しながら、俺は彼女の脚からそっとスカートを抜き取った。
白い無地のパンティに包まれたキュッと丸いお尻が目に飛びこんでくる。
肌にぴたりと引っ付いた下着ごしに東城のお尻の形がはっきりとわかった。
大きく綺麗な胸に負けず劣らず丸みを帯びた尻肉に、
割れ目に沿って下着がシワを見せている様がすごいイヤらしい……。
俺は誘われるままに東城の尻たぶに掌で触れてみた。
伝わってくる柔らかさと丸みは胸と遜色なく正に感動ものだったけど、
東城はこれまでにないほど身体を固まらせてじっとそのままの体勢で硬直していた。
「……っ……」
その様子は見ているこっちが可哀相になってくるほどで、
自分が何かすごく悪いことをしているような気分になってくる。
いつまでも彼女をこのまま力ませておく訳にもいかず、名残惜しくはあったものの
俺は東城のお尻から手を離した。
「……ぁ」
東城はちらっと俺を見てから、小さく1つ息を吐き出した。
その瞳には安堵の色が浮かんで見える。
しかし俺の手が彼女の前、むっちりとした太腿が閉める股間の奥へ向かうのに気づくと、
東城の顔にさっと紅みが走った。
想像の中でさえはっきりとその姿形を思い描くことができない
東城のアソコへ俺は今触れようとしている……。
「ま、待って、真中くんっ」
パンティの三角部の中央、柔かい土手の部分に指先が触れたかどうかのところで
東城が初めて俺の手を掴んだ。
その表情にははっきりと困惑の色が浮かんでいる。
「そ、その……あっ、あたし、こ、心の準備が……」
しどろもどろになりながら東城は必死に俺の手を拒んでいた。
触る方の俺でさえ心臓が飛び出しそうなほど緊張するんだから、
東城の方はどれだけのものだろうか、想像に難くない。
「そ、そっか……」
とは言うものの、出した手を引くこともできず、
俺は東城と一緒にその場で固まってしまっていた。
「…えっと」
何か切りだそうとしたその時、東城が言葉を被せるようにして口を開いた。
「ま、真中くんは……脱がないでいいの?」
見れば、俺は学校帰りそのままの服装だ。
目の前の東城は俺に剥かされてパンティ1つの裸体だというのに、
すげー不自然だった。
「そ、そうだよな……東城だけ脱いでってのもおかしいよな……」
起こすべき行動を見つけたと、俺は急ぎ身につけている服を脱ぎにかかった。
痛いほど大きくなった股間のモノに気をつけながらズボンを下ろしていくと、
東城が俺を見ていることに気づく。
服脱いでるところを女の子に見られるのって、なんか恥ずかしいな。
普段、脱いでる場面でいきなり開いたドアからご対面……ってシチュエーションは
考え得るけど、女の子の目の前で最初から服を脱ぐってのはこれが初めてかも知れない。
そんなことを思っていると、俺と視線を合わせた東城がさっと顔を伏せた。
「ご、ごめんなさい!」
「あ、別に……でも結構恥ずかしいなぁ、人の前で脱ぐのって……」
「そ、そうだよね。あたしもさっきからドキドキしっぱなしで…」
そうこう言っている間に肌着以外を脱ぎ終えた俺は、自分の貧相な身体に改めて溜息を吐いた。
(東城みたいにすごいカラダだと格好ついたんだけどなぁ……)
しかしトランクス一枚で佇む俺は傍目から見ればとても滑稽に違いなかった。
ましてやその中身をみっともないほどに大きくさせているその姿は…。
(これじゃ脱いでも脱がなくても一緒じゃん……)
トランクスを突き破らんばかりにそそり立つソレは、もはや形を曝け出しているも同じだ。
この上なく恥ずかしかったけど、俺は覚悟を決めてパンツ一丁で東城の横に腰を下ろした。
「こ、これで東城と一緒だよな」
「そ、そうだね…」
東城の視線がちらちらと俺の股間へ向いている。
見まいとしてくれている彼女の気持ちが解かるだけにすごく恥ずかしい。
「……や、やっぱ気になる?」
「えっ!?」
自分の視線は気づかれていないと思っていたのか、
俺の一言に東城は気の毒なほど驚いていた。
「そ、その……」
「お、お、俺が見せたらっ……東城も見せてくれるか…?」
その光景を想像しただけで股間に血が流れ込んでいく。
東城も同じく頭の中で思い描いたのか、これまでの比じゃないほどに頬を紅くさせていた。
『お互いの性器を見せ合う』なんて、日常じゃ考えられないことだ。
それも相手があの”東城”だから、興奮度も跳ねあがる。
「はっ……恥ずかしい………………けど……」
このままでも恥ずかしさが消えることはないと踏んだ俺はその場に立ち上がり、
東城の答えも最後まで聞かないまま徐にトランクスの縁に手をかけた。
「俺が先に脱ぐから……べっ…別に、見るなとは言わない」
緊張と興奮で語尾が震えた。
そりゃそうだ。好きな女の子に自分のアレを見せようとしてるんだから。
見て欲しいと思うわずかな感情と、恥ずかしいという大きな感情の中、
俺は一気にトランクスを膝下まで降ろした。
「きゃっ!」
それほど自慢できるモノではないけど、取りあえず俺はお約束事であるかのように
両手を腰にあてて仁王立ってみた。
東城の身体のおかげで俺のシンボルは重力などそっちのけでその姿を禍禍しいまでに
肥大させていたが、何故か羞恥心は次第に小さくなっていくのを感じた。
全てを曝け出した今、これ以上の恥ずかしさに苛まれることはないという心境が
俺の気持ちを軽くしてくれたのか。
「ぬ、脱いだよ」
息を吐きながら、俺は東城を見た。
呆然と俺の股間を凝視する東城を見てるだけで、身体中の血がさらに股間に集まっていく。
「あっ、大きく…」
「も、もういいだろ。次、東城の番だから」
俺はこれ以上見つめられるのに絶えられず、東城に三度覆い被さった。
しかし東城は俺のように踏ん切りがつかないのか、
最後の下着になかなか手をかけようとしない。
「……っ……」
「…東城…?」
決して急かした訳ではなかったんだけど、
俺の呼びかけに東城はわっと手で顔を覆ってしまった。
「ごっ……ごめんなさいっ! あ、あたし、すごく恥ずかしくて……
真中くんはちゃんと脱いだのに、あ、あたし……」
半分泣きが入ったように東城が口早に告げる。
無理なら別に……と俺が声をかけようとした時、東城は俺を見ながら言葉を続けた。
「じ……自分で脱ぐ勇気ないから、真中くんに脱がせて欲しい……」
( # `Д´)y━~~ < とりあえず見事なブッ飛びぶりで俺の約3時間を台無しにした
家のヒューズに文句言ってくる
(`Д´#)フォアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァaaaaaaa!!!
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
全部ウプされるまで待ってましたが、一段落かと思ったらヒューズが飛ぶとは懐かしい・・・
お察しします。
GJ!
み、みせあいっこ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
続きつぢき
きぼんぬ
かみ、きぼんぬ。
また新キャラかよ!
まあ一発キャラっぽいから害はなさそうだけど
>>「じ……自分で脱ぐ勇気ないから、真中くんに脱がせて欲しい……」
なんつーか東城綾は真中殺しの天才ですね。あと折れもパイ刷りに期待っスw。
つか、真中の現状は見事に確信犯的二股だろうに。
最近の展開見てると西野と別れるシーンの意味なかったんじゃないかと思えてくる・・
西と急接近中は東城に対しても「好きかわからない」とか言ってるしな・・
・・・いや、んな事ここに書いてどうする?と言われればそれまでなんだが・・
どうせならヒロイン四人全員と付き合って皆でハグハグすればいいんだよ
344 :
名無しさん@ピンキー:04/01/10 16:51 ID:qc6FerXX
あげとこ
hosyu
うお〜(´Д`;)!
東城小説、めっちゃ良い!
キャラよくつかんでて、違和感ないです。
エロもいいけど、前フリのストーリーが、凄い感動しました!
本編以上に良いです!
続きも、楽しみにしてます。
誰かこの小説できたら
同人書いてくれ
頼む
348 :
名無しさん@ピンキー:04/01/11 23:33 ID:usmnolOS
絵がうまかったら800円でかったる
同人書いてくれ誰か。
えらく中途半端な金額だなおいw
絵は同人の「ICHIGO MAX」の人に描いてもらいたい
>>350 天野氏に描いてもらったら、後半は東城が脱糞してそうだけどなw
続きはまだで塚?
>>350-351 確かに絵柄は良いが今まで上手く言ってた純愛話がそこで一気にひっくり返りそうだなw
ヘタすりゃ冒頭からそれやりかねん・・・
つづきщ(゚д゚щ)カモーン
1
修学旅行から帰ると早速お土産をまとめて、唯の住むアパートへ向かった。
「やっと来たね淳平、遅いんだから」
「わりぃわりぃ、それとこの間はありがとうな、助かったぜ、それとこれ」
「淳平のお母さんから?わあ、筑前煮だね、おいしそう」
「タッパーは洗って返さなくていいってよ」
「そうなんだ、うれしい、皿に盛るね」
いそいそとキッチンに向かい用意をする唯。
秋も終わりの弱い光は唯の居る台所を赤く染め上げ、
普段着にエプロン姿の彼女を際立たせる。
それは幼い日に見た情景のようで胸の奥を突く。
「どうしたの?あがったら、お茶出すよ」
「あっああ、そうだな・・・」
釘付けになったそれは残像のように、奥の部屋に行った後も暫く残った。
2
「お土産〜何かなぁ♪」
「ほら、いっぱい買ってきたぞ」
袋から飛び出ているものに目がゆく。木刀だ。
「これ、あー・・・」
落胆の声を隠さない。
「なんだよ、防犯に丁度いいだろ、こうやって、振り回せば・・・」
「照明に当たちゃうよ、しょうがないなあ淳平は、クリームチーズケーキ買ってきただけでもよしとするか」
「お饅頭もあるぞ」
「それは今開けて食べる!」
「夕飯が入らなくなるんじゃないか」
「いいの!別腹なんだから!!あたしのお土産なんだもん、すきにするのっ」
「それから淳平、一緒にご飯食べよう」
「いいけど目玉焼き以外作れるのか?」
「あー疑いの目、これでも自炊してるんですからねーだ」
とりあえず持ってきた筑前煮とありあわせの材料で夕食の準備をした。
3
真中には結果報告の義務がある。
唯は恩人なのだ。
つかさの宿泊施設の場所を調べてくれなければ今こうしてにこやかに帰ってこれなかった。
メールした後、旅館を抜け出して深夜に会ったこと、次の日の二人きりの修学旅行。
神社でのハプニング、交換したお守り、それらを食事をしながら報告した。
一人きりではない食事に唯は嬉しさを隠さない。
真中も久しぶりの幼馴染に会話も弾んで時間が過ぎるのを忘れた。
長い夕餉の後、遅い食後の片付けを唯は始める。
往復する少女を横目で見ながら旅行の疲れもある真中は満腹感も手伝い知らないうちに目を閉じていた。
「あー、淳平起きてよ、掛け布団の上で寝ないでよう」
かわいいパジャマのすそを三つ折にしたお風呂上がりの唯が、必死になって寝床を確保しようと躍起になる。
「もう、お風呂から上がったころなら目が覚めると思ったのに、明日学校なのに、早めに起こせばいいかな・・・」
独り暮らしの癖ともいえる、誰も聞いてない独り言を呟く。
(そんなに疲れてたのに来てくれたんだね)
久しぶりの淳平の寝顔。いつもとなりにあったそれは今や懐かしい。
クローゼットから毛布を取り出し真中と自分にかける
(これなら寒くないよね)
明かりを消し寄添いまどろむ。
ベットのヘリで横たわる真中の背に顔を擦り付けると息を吸った。
(この匂いだったね、淳平おやすみ)
ゆっくりと目を閉じると真中のトレーナーを握りながら眠りについた。
4
どれほどの時間がたったろうか。
口元のよだれを拭きながら心地よく目を覚ます。
(あれ、ここは・・・唯のアパートで寝ちゃったんだ・・・てとこは・・・)
薄暗い世界の中で目の前に白いものがぼんやりと見える。
(なんだろう・・・)
目を凝らしてみると何も身に着けていない唯だった。
独り寝の唯には毛布一枚でも暑かったのか、それとも淳平がいるという安堵からなのか、
いつにもまして豪快な脱ぎっぷりでぐっすり眠っている。
柔らかな胸のライン、先端は色付く前の仄かな桜色、
ウエストはくびれ、女性を表すそれは淡い影となってよく見えない。
しかし幼い顔と違いはっきり女である事をあらわしていた。
華奢な上に服を着てしまえば存在を感じさせないふくらみが、今、目の前にある。
(女の子って変るもんなんだなぁ)
別れて暮らしていた時より微妙に成長した身体に改めて意識してしまう。
はっと我に返った。このままずっと見続けてしまいそうだ。
(やばいよ、独り暮らして親もいないところでこんな唯と一緒に寝てるなんて)
幼馴染に少しでも変な目で見た自分を恥ずかしく思う。
この間まで当たり前のように一緒だったのに・・・。
慌てて着ていたであろう服を探す。
(ないない見つからない・・・あっこいつ下敷きにしてんじゃん!)
強引に引っ張り出す。
「きゃっ、んー?淳平起こさないでよー、なーに?」
「なーにじゃなくて、服着ろよ、ほら」
投げつけて唯に渡す。
恥ずかしくて顔が見れない。その前に赤くなった顔に気付いて欲しくなかった。
5
普段と変らないけろっとした顔で唯はこたえる。
「ああ、また脱いだんだ、気にしなくていいのに、こんなの見てもなんともないでしょ」
確かに真中の周りは唯をはるかに越えた大きな胸の持ち主ばかりだ。
(隠すほどの物でもないけど、パンツはいてなくてあせっちゃった)
焦りをまったく見せずに色気のない子供のようなパンツを身につける。
「ばか、風邪引くだろ、それに独りで暮らしてこれじゃ、心配だよ」
「えへへ、心配してくれるんだ、今日は淳平がいるから安心だよう」
そっぽを向いた真中に、にこっと笑ってノーブラのままパジャマに袖を通す。
(・・・そんな事言うなよ・・・もっと来てやればよかったかな・・・)
「今日はもう夜中だからこのまま寝ようよ、おやすみー」
パジャマの上とパンツだけの姿で、もそもそ掛け布団にもぐりこんであくびをしている。
その上着さえ既に前がはだけて胸の間の白い肌がチラチラ見えている。
「俺、下で寝るよ毛布もらうよ」
「えーさむいよー、一緒に寝ればいーじゃん、唯もひとりだと寒いし・・・ねぇ」
「じゃぁせめて服全部着ろよ、ボタンもとめろよ」
「気にしないの、いつものことだよ、どうせ脱いじゃうんだし」
「お前なあ・・・」
「寝ようよ、明日学校あるんだよ、はやくー」
「・・・わかった・・・」
明日のことを考えたら冷静になった、ここを早く出て家に帰らなきゃ朝の用意もままならない。
そのままの格好で毛布に包まる真中を唯は止める。
「ジーパンとトレーナーで寝るの?窮屈だよう、脱いだら?ジーパンきつそう」
もっともだ。納得しながら、それでもしぶしぶTシャツとトランクスの格好になった。
6
掛け布団は別にしてベットに寝る。下で寝るよりましだ。
端によってなるべく体が触れないようにしているのに、唯は遠慮なく寄って来る。
「よるなよ、頼むから」
「どうして?寒いんだからしょうがないよう」
背を向けている真中に唯の細い腕が毛布の上から腹にまわされる。
「唯、手をまわすのはやめろよ」
「でもくっつかないと寒いよー」
「しかたないなあ、そんなに寒いのか?」
真中はくるりと回転して向き合う。
やさしい懇願に負けてしまった。
既に唯のぬくもりに包まれている布団に入る。
(あったかい)
遠慮の無い二人は体を向きあい自然に抱きあう形になってゆく。
幼い頃から築き上げてきた絶対的な信頼がそうさせるのだろうか。
「淳平がきてくれてよかった・・・」
耳を澄まさなければ聞こえないようなか細い声で呟くと唯は淳平の胸を掴む。
その力の頼りなさにどうして一人暮らしを決意したのか分からなくなる。
二人の隙間から温まった空気が抜ける。
寒さを感じ更に寄添う。
冬の気配がする夜の帳はとうに落ちている、部屋はしんと冷えてより二人をふれあわせる。
7
喉元に吐息がかかる。
(今まで一人でどうしてきたんだ、一人で大丈夫って言ったじゃないか、
それなのに、なのに、俺は置いてきぼりをくらったんだと思った、違うのか?)
疑問の中、ゆっくりと二人の間はなくなってゆく。
軽く丸まった唯の身体は胸にすっぽり入り込み、その脚は絡めるように真中の脚の間で暖められている。
規則的な呼吸音が聞こえる。
(唯、誰のための一人暮らしなんだよ、俺は・・・)
真中の股間の間に太腿をぐっと差しこみ、胸に顔を摺り寄せてくる。
寝息が本格的なものになって深い眠りについたことを知らせる。
心の底ではこの暖かさは心地よくいつまでも包まれたいと思っているのも事実だ。
しかしそれはあまりに甘美過ぎる願望だ。
唯に対して抱いてはいけない感情の筈であった。
この一夜を越えるまでは・・・。
投了。おやふみ。
神・降・臨!
切なくて良い感じですねえ。
あと、
これで完結ですか?
できればその後の物語も書いて欲しいです。
>>355-361 乙です。
ハァハァと言うか、しんみりとした感じ……
かなり良かったです
感想有難う御座います。
書いた分だけ今晩続きを載せます。
( ´Д`)y━~~ <被っちゃうのもアレなんで今日は366さんに任せて
風の谷の実況逝ってくる
369 :
366:04/01/16 22:25 ID:Il3mtTiP
>>367 そ、そんなあ・・・
とっても重いですよ責任が・・・_| ̄|○
どうしよう(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
漏れの漏れのいちもつが爆発寸前なんです
実況終わったらお願いします
ナマゴロシ状態なんでつ…
お慈悲を…お慈悲を…
373 :
366:04/01/16 23:42 ID:Il3mtTiP
( ´Д`)y━~~ さんお譲り致します・・・。
今日風邪で熱引かなくて、手直ししたくても出来ない状態です。
夜中に見て投下されてなかったら投下して見ます。
スマソ_| ̄|○
∧_∧
( ´・ω・) < もう夜中なんだけどな…今夜は無理ぽ?
( つ旦O
と_)_)
8
胸元にある唯の頭を守るように手で軽く押さえつける。
(同じ匂いだ・・・)
唯の髪の匂いは家にいたときと同じにおいがする。
シャンプーを変えないでいたことに驚く。
(唯・・・唯・・・)
もっと匂いをかぎたかった、身体の奥まで届くように。
力を入れてなかった唯の頭にふれていた手にも自然と想いがこもる。
腕枕にしている腕も頭を乗せたまま内側に閉じてゆくき、幼さを残す肩にまわされた。
今や先程とは違い、自分の意思でしっかりと唯の華奢な身体を胸の内にしまいこんで離さない。
髪にキスをするように嗅いでゆく、つむじから前髪へと。
(いいにおいだ)
疼痛に似たものが全身を駆け巡り、甘美で熱い痺れが全身を包む
そのまま額にまぶたに唇で触れてゆく。
鼻先そして口元。ゆっくりとそこでとまり偶然を装うように軽く触れる。
(やわらかい・・・)
顔の角度を変え再びキス、軽く吸いちゅっと音の出るキス。
軽く唇に挟んでみる。先程より強く吸ってみる。
唯の唇の輪郭を舌先でなぞってゆく。
次第に行為に熱を帯びてきて、とまらなくなる。
9
ついばむ間隔が短くなり息継ぎするように口を離すとはっきりと自らの唇を押し付ける。
(唯!)
力の加減も分からないまま、強引に押し付けるだけのキス。
互いの歯がぶつかり合い、唇に痛みが走る。
自らのそれが求める快楽に反応し、股間にある唯のふとももに擦りつける形となる。
「んーんんん」
息苦しさと痛みに身じろぐ唯。
寄り目になりながらそれがなんなのか見る。
近くにあり過ぎる真中の顔に焦点が合わない。
真中は、はっと我に返って引き剥がすように離れる。
「ふぁ、はあー」
やっと息が出来る。完全に目が覚める唯。
「苦しいよ淳平、どうしたの?」
不思議そうに腕の間から覗き込む。
「なんでも・・・ねぇよ」
今の気持ちを上手く表す言葉も、言い訳も思いつかない。
ただ胸は高鳴る。
そこに頬をよせる様に身を預けている唯には気付かれているだろうか。
言い捨てると顔をそむける。幼さを残す幼馴染の唯の顔を見る事は出来ない。
相手は唯なのだ悟られたくない。
この戸惑いを、この願望を。
10
最初に沈黙を破ったのは真中だった。この焦燥に耐えれない。
「唯、おまえ、その・・・、キスしたことないよな・・・」
我ながらバカな質問だと真中は思った。自分から奪っておいて女の子に聞いちゃいけないことだ。
「うん」こくりと頷く。
自分が今何をされたのかだんだんわかってきたのか、唯の頬が赤い。
(淳平、キスしたんだ・・・)
(やっぱり・・・俺が初めてになっちまった)
激しい後悔と自責の念が湧き上がる。顔が急速に曇ってゆくのが自分でもわかる。
(唯相手になにしてんだ、俺って・・・)
「淳平、なに悩んでるの」
「でも、・・・悪い・・・ことだよな、ごめ・・・」
「あやまらないでよ、悪いことなの?」
途中で遮る。謝られてもこまる。嫌というわけじゃない火照った触感が唇に、火傷したように残る。
(あたしだけ、かわらないのかなあ)
幼馴染のいつまでも子供であった頃とは違う、しっかりとした腕、広い胸板、高い背、低い声。
その胸の中に納まってしまう、五年前と比べて変らない自分。
真中の方が経験はあるだろう。好きな人がいるのだから。
しかし未だ誰が一番好きなのかもハッキリしない真中なのだが。
でもさしたる疑問じゃない。
淳平との関係はそんなことで変わらない、変えようのないことは自分が良く知っていた。
11
「俺は・・・」
「気にしなくていいよ」
「お前・・・わかって言ってんのか」
「んー・・・よくわからないけど、淳平のしたい事だったらいいよ・・・私かまわない」
「ばか、それはお前・・・」
「今日ね来てくれてすごくうれしかった、たくさんお話しできて、また一緒にご飯も食べたし、同じ部屋で布団で寝れてうれしかったの」
「唯」
真中の頬に手で触れる。その手もやはり暖かかった。
「変な顔!泣かないでよ。ねえ、淳平・・・淳平の好きなことならなんでもいいよう」
唯は言い切った。真っ直ぐ見つめる瞳は澄んで深い冬の大気のようだ。
なにも映されてはいない、真中以外は。
12
真中は胸に当てられていた唯の小さな手をしっかりと握る。
「唯・・・いいか?」
暖かい気持ちに包まれ、それでも相手が唯だということに照れながら胸の中の少女を見た。
「淳平・・・」
普段と変わらない声。
唯はそれが何を意味するのか本当に分かっているのだろうか。
拒絶の声は上がらない、ただやさしく名を呼ばれるだけ。
見詰めあう瞳には今や目の前の相手しか見えない。
「うん・・・いいよ」
こくんと頷くその振動が胸の鼓動を直接打ちつける。
変わらない匂い、変わらない微笑、胸の中の少女は微笑んでいた。
ドクン、ドクンと高鳴りが耳を塞ぎ、全身がカッと燃え盛る。
「唯ぃ」
ぎゅっと硬く抱き寄せる。この瞬間を逃したくない。
吸い寄せられるようにお互いの鼻先が、そして唇が重なりあう。
押し付けるだけのキスから次第に唇は開き、真中の熱い舌先が唇を割って唯の中に侵入してくる。
舌先が唯の前歯をなぞる。
「んん・・・」
「う・・・」
同時に二人はうめくと唯は真中を深く受け入れる為、自らの舌先で迎え入れた。
_| ̄|○ お待たせしました。
仕事行きます・・・。
待った甲斐あった!
すとべろりんちょ
www2000.dyndns.org/php/upload/download.php?file=9975
PrivateStrawberry
uploader.org/big/data/up477.zip
○○ター頑張れと気持ちをこめてドゾー
あら、誤爆・・・_| ̄|○
387 :
名無しさん@ピンキー:04/01/18 11:51 ID:HcKL7Xjw
age
>>380 (*^ー゚)b グッジョブ!!
ハァハァしながら続きを待つ・・・
389 :
名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:42 ID:+uRvtLtl
390 :
名無しさん@ピンキー:04/01/20 03:27 ID:OC3pE0G9
真中×真中母きぼんぬ。
391 :
名無しさん@ピンキー:04/01/20 11:29 ID:06xBsb9j
392 :
名無しさん@ピンキー:04/01/20 14:48 ID:kjNoM0lR
今のあいのりで。
東城→ゆーみん(ちなみに京大生)
西野→美紀
北大路→カジ
という感じがするんですがどうだろう
タレントが旅して恋人つくろうってDQN番組?
タレントもどきだな
役者の卵とか事務所でデビュー待ちの子とかのタレント予備軍だよ。
出てくる女みんな背が高くて不自然だもんな
ウズウズ…
=≡= ∧_∧ I'm ready.......
/ \ (・∀・ )/
〆 ⊂ つ∈≡∋
|| γ ⌒ヽヽコノ ||
|| .| |:::|∪〓 .||
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
399 :
名無しさん@ピンキー:04/01/24 23:52 ID:LAKvruWy
GO
「外村くん、見せたいものってなに?」
映研の部室から女の子の可愛い声が聞こえる。
「あー、ごめん。真中来るまでちょっと待っててよ」
そう言って外村は立ちあがって歩き出し、つかさの前を通って
映画作りに使った小さなラジカセに手を伸ばした。
そしてCDを入れ、再生ボタンを押す。
オペラが教室の外まで響いている。
「オペラなんて聞くんだね、なんか意外かも」
「まぁね」
間がもたず会話をしようとするが、続かない。
西野は外を見てつぶやいた。
「淳平くんなにしてるんだろ。早く来ないかなぁ…」
その時
外村が西野の腕をつかみ、もう片方の手で西野をいきなり押し倒した。
どさっ!!という音と椅子が倒れる音がした。
「いたっ!!いきなりなにするんだよ……!!」
苦痛に歪む顔が一瞬にして、驚き、そして恐怖に歪む。
「やだっ…放してよ!」
つかみは抵抗するが、さすがは男子、びくともしない。
「ふぅん…怯えた顔も可愛いね」
「バカなこと言ってないではな…!!んー!!」
外村はつかさの口を塞いだ。
触れるだけの…キス。
「んんー!!」
しばらくして、唇を放した外村が西野に尋ねた。
「もしかして…はじめて?」
その言葉を聞いて顔を赤くし、目をそらせたつかさを見て、外村は続けた。
「ふーん、そーなんだ。じゃあ優しくしてあげる」
その言葉につかさははっと正気にかえった。
「やだ!助けて淳平くん!!」
外村は必死に抵抗するつかさの上に座り、片手で学ランのポケットを漁り、ビンを取り出した。
それを一錠口に含み
「や…やだって言っ…」
つかさに再び口づける。
そして少し開いた唇の間から無理矢理舌をいれ、薬を飲ます。
「んー!んんー!!…ごくんっ」
はぁっはぁっ
「な…なに飲ませたんだよ!」
「ん?エッチな気分になれるお薬」
そう言って外村は不適に笑った。
「……!!」
つかさはあわてて薬を吐き出そうとする。
…が。
「ん…」
外村がいきなりつかさの敏感なところに触れた。
「あれ?もう濡れてるんじゃない?こんなに効き目の早い薬だったかなぁ?」
「や…なに言って…!!」あわてて否定するつかさ。
「あれ?濡れてないの?んじゃあ…」
そう言って一気につかさの制服を首のあたりまでめくった。
つかさの形のよい胸があらわになる。
「ピンク?」
意地悪く外村が尋ねるが、つかさはそっぽをむいた。
外村はそうっとつかさのブラを外して言った。
「気持ち良かったら遠了しないで声出してね♪
どーせオペラの声に混じって外歩いてる人には気付かれないだろうから」
大きめのオペラ流したのははそういう意味があったのか…
つかさは唇をかんだ。
外村はつかさの乳房にそっと触れ、乳首を刺激しだした。
もう片方の胸は舌で愛撫する。
「ん…、あっ」
つかさはたまらず声を出した。
「胸、感じやすいんだね」
そのうち行為はエスカレートし始め、乳房をてのひらで転がしたり、乳首を甘噛みするようになった。
「あ…ああん。や…ああっ」
わずかに抵抗をしめしながらも甘い声をだすつかさを見て
「そろそろ薬が効いてきたかな」
そう言って外村はつかさのスカートの中を覗き込む。
もちろん片手はつかさの胸をいじることを忘れてはいない。
「うわっ!!凄い濡れてるよ!!」
つかさのいちごのパンティは愛液でぐちょぐちょだった。
外村はたまらず、パンティの上からつかさの秘部をなめだした。
「西野の味がする…」
「あっ、あっ、やだっっ」
パンティの上からでも感じる自分に、つかさはとまどいを感じると同時に、
もっと刺激がほしくなってきた。
さすがに眠くなったので、続きはまた今度♪
ばいきー
眠くなったので、続きはまた今度♪
ばいきー☆
つづきまだー?
「…も、もっと」
そう言ってハッとつかさは我にかえった。
好きでもない男に無理矢理犯されようとしているのに、求めているもう一人の自分がいる。
もちろん外村はその一言を聞き逃さなかった。
手をとめて意地悪く聞く。
「もっとって?もっとどーしてほしいの?言ってくれなきゃ解んないよ?」
「………」
つかさは黙り込んだ。
外村はつかさを一瞥して、一気にパンティをはぎとった。
「やだー!!!!」
「やだって、こんなに濡れてんじゃん。感じてるんだろ?」
薬によって敏感になったつかさの突起をいじりまくった。
「はぁっ、あ、あん」
うほ
さらに外村は指を一本、つかさのなかにいれてまさぐった。
「!!…や、そこは、あんっ、だめぇっ」
「そこってどこ?言ってくれなきゃ解んないよ?」
薬のせいなのか言葉責めに弱いのか、つかさの愛液は尻を伝って床を濡らしている。
外村は指を増やし、つかさの中を掻き混ぜた。
「ん、やんっ、あ…はぁっ…ひゃっ」
「おっ、西野のイイとこみっけ♪」
そう言って外村はソコばかりを攻め立てる。
「あ、あ、はぁっ、ああっ…ふぁっ」
口からだらしなく甘い唾液をたらして喘ぎ続けるつかさ。
つかさが絶頂を迎えようとした瞬間、外村はぴたっと手を止める。
「……?」
もうちょっとなのに…
イキたくてもイケないもどかしさから、つい相手の顔をみてしまう。
「この続きは西野が可愛くおねだりしてくれたら。そしたらイカセテあげる」
「…っ、やだ…」
「じゃあイカセテあげない」
そう言って外村は、じらすようにつかさの突起を軽く触れる。
つかさは腰を浮かせた。
もっと刺激がほしいのだ。
だが、外村は手を放したので、つかさの期待は外れた。
つかさはそっぽをむいて言う。
「…イカせてください」
「なに?きこえないよー?」
「私を、イカせて…お願い…」
つかさの耳がさらに赤くなる。
「どーしたら、西野はイクの?」
外村はしらばっくれてさらに問う。
「…外村くんのおっきいの…、つかさのなかにいれて…」
足をもじもじさせてつかさはおねだりをする。
「いれて?それから?」
「それで…、つかさのこと、いっぱいついてっ…」
シラフの時からは想像もできないようなイヤラシイ言葉がつかさの口からでてくる。
外村は満足気にほほえんで、ズボンのファスナーをおろした。
中からすでにいきり立った一物を取り出す。「見てよ、西野。これが今から西野のなかにはいるんだよ」
「……っ、はやくぅっ」
たまらなくなってつかさは外村をせかせた。
「もう、西野はほんとヤラしいな。俺の予想どおり」
そう言って、外村は自身をつかさのなかにいれていく。
ずっずっ…
だんだんつかさも大胆になってきたのか、少しずつ自分のなかに入っていく外村をじっと見つめている。
「あ、や…おくぅ、もっと…」
西野のなかはあったかくてキツくて気持ちがいい。
挿れるだけでイッてしまいそうだが、なんとか全部入った。
「それじゃあ、いくよ」
外村はギリギリまで自身を抜き、つっこんだ。
「あぁんっ」
つかさも外村にあわせて腰を動かす。
パンッパンパン
外村が腰を打ち付ける音が響く。
「…いいよ、西野。ほんときもちいい…」
「あ、あっあん、やぁっ、そんな…奥…まで、あ、あんっイク…イッチャ、ああああっっっ」
「…うっ」
きゅうっとつかさが外村を締め付け、外村はつかさの中に精をはきだした。
はぁっはぁっ
二人の乱れた呼吸が重なる。
外村がずるっと、つかさの中から自身を抜くと、白い液体もでてきた。
おつかれさまです☆
こんな駄文にお付き合いありがとっ♪
>>417 gj!そして乙です。
えーっと、英単語とローマ字が混ざると読みにくいです、ええw
|-`).。oO(・・・外村の純愛ものって需要ないのか?
おつかれ〜
綾、つかさ、さつき、唯が真中を襲い、「逆レイプ究極奥義・東西南北四方固め」
なんてのが炸裂する話を書ける痴れ者はおらんかのお?
俺は痴れ者だがそんなアルティメットなSS書けないな。
すれ違いかもしれないんですが、ちょっとお邪魔して
さつき小学生画像置かせていただきます…(´・ω・`)
不適切でしたら画像削除いたしますのでよろしくご指導下さいm(__)m
tp://akm.cx/2d/img/1278.jpg
>>422 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
是非SSの挿し絵とか描いて下さい!!
>>423どもどもです
ありがたいお言葉です(`・ω・´)
いいじゃないかいいじゃないか…(;´Д`)ハァハァ
>>426 Σ期待されてるの?・・・書いてなかったよ
というか本番させようかさせまいか悩んでたり・・・するんだなこれが
どうしよう・・・⊂⌒~⊃。Д。)⊃
>>427 本番まだ〜?(・∀・ っ/凵⌒☆チンチン
ゴメン………オネガイ……_| ̄|○
このままじゃ生殺し………
>>428 いまから推敲するから待っててね・・・遅筆だから・・・スマン
(;´Д`)ハァハァ
期待してるyp
俺も期待
433 :
名無しさん@ピンキー:04/01/31 23:27 ID:HhJGHW0l
>>( ´Д`)y━~~氏
続き頼む
東城・真中すごくうま〜
もうよれよれ、つづきたのむ〜
436 :
名無しさん@ピンキー:04/02/01 14:47 ID:NumChLsP
俺も東城X真中の続き見たい。
キボンヌキボンヌ!!
>>436漏れも見たい!つづきщ(゚Д゚щ)カモォォォン
私は唯ちゃんの身体を、私の部屋にある特別なベッドの上に寝かせた。
そのベッドは、部屋の壁から壁にシーツを一枚張っただけの簡単なものだった。
そこに唯ちゃんの身体を仰向けに横たえ、シーツの四隅を壁に繋ぎ止めている4つの金具に
それぞれの手足を紐で結び付ける。唯ちゃんは一枚のシーツに支えられながら
空中で両手両足を広げた格好となった。私は片方の手を唯ちゃんのお腹のあたりに、
そしてもう片方の手をシーツの下から唯ちゃんの背中に当て、それぞれを意地悪な指の動きで弄び始めた。
「い、いやぁ、きゃははははははははは、ダメ、もうダメェ、お願い、もうやめて、ああん、きゃはははははは、くすぐったーい!」
唯ちゃんの口から狂ったような笑い声が迸る。しかし、私はそんな唯ちゃんの姿を見るのが大好きなのだ。
お腹の方をくすぐる指を、腰のあたりや腋の下の方に移動させると、唯ちゃんの悲鳴はさらに高まり、身悶えもいっそう激しくなる。
唯ちゃんの身体が妖しい感覚にブルブルと震えているのが、私の指先に感じられる。
私はこの感触も大好きなのだ。「もうお願い、きゃははははははは、もうやめて、お願い」
唯ちゃんの笑い声はますます激しくなっていく。「ダ〜メ。これはお仕置きなんだから、徹底してやってあげる」
「そんな……きゃははははははぁ〜〜……ああ、も〜やめて」
「そんなにやめてほしいのなら、反省している証拠に3分間笑わないでいてごらん」
唯ちゃんは私の意地悪な言葉に、笑うのをやめた。
「ん……んぁっ……うくっ……んんン……」必死に笑いを堪える唯ちゃん。
ほっしゅ
440 :
名無しさん@ピンキー:04/02/07 21:01 ID:jqTMjc1U
あげ
東城の言葉は俺の意識を数瞬跳ばすのに充分なものだった。
「え、お、俺がっ!?」
思わず上がった俺の声に東城も自分が告げた意味を反芻できたのか、
紅を滲ませた頬をさらに火照らせて、ぎゅっと目をつぶってしまった。
俺が目前にある純白の下着と東城の顔を交互に見合わせていると、
それを薄目で確認していたのか、彼女が細い顎先をコクリと動かした。
(……マジで?}
乾いた喉を1つ鳴らして、俺は東城の意を汲むべく腰の布地に指をかけた。
肉付きのいい彼女の臀部にぴったりとフィットしていた腰紐部に人差し指を差しいれて、
東城の体温を感じながらそろそろとパンティを降ろしにかかる。
「……っ」
その刹那、自分の喉元あたりに両手できゅっと小さな拳をつくった東城が
身体を強張らせるのが解かった。
そんな彼女を見てるといけないことをしているような気分に苛まれたけど、
俺の中でこれ以上ないほどに膨れ上がった東城の秘められた部分を見たいという
強い想いが指の動きを突き動かした。
細くくるまりながら落ちていく最後の布地。
薄い恥毛が姿を見せて、下着で蓋をされていたムンとした熱気が
解き放たれる。
初めて見る異性の秘められた部分に俺は瞬きすることも忘れてしまっていた。
薄く開かれた紅肉の扉には無色の液体がテラテラと光っていて、
東城の綺麗な陰肉の形と色をより淫靡な光景にして見せている。
「そんなに…み、見ないで…真中くん……」
食い入るような俺の視線に気づいたのか、かすれた声で東城がそう懇願してきたが
あまりに魅惑的な秘部から簡単に俺の目は離れてくれない。
「う、うん」
生返事をしつつも、俺の興味は彼女の呼吸と身体の動きに合わせてヒクヒクと蠢く
その入り口に執着したままだった。
東城の秘口から見える幾重にも重なった肉襞で造られた道、
さらには自らの粘着性を現すようにその奥からトロリと溢れてくる液体……生で見る
異性の身体は俺を誘惑して止まない。
「も、もう……真中くん、聞いてる?」
「……あ」
俺の視線に抗議するように、声にわずかな怒気を含ませながら東城は脚を閉じてしまった。
見えないことはなかったけど、開かれていた秘唇はキュッと口をつぐんでしまって
その奥を見せようとはしない。
「ご、ごめん」
機嫌を損ねてしまったと思い一言謝まると、東城は俺を不安げな視線で見つめていた。
彼女の考えが見えなくて、急に心臓の鼓動が速くなる。
「……真中くん、黙っちゃうから……あたしの身体、どこか変…?」
下着を脱がせてからずっと無言のままだった俺をいぶかしく思ったのか、
東城が細い声で聞いてきた。
『変』……俺は女の子の身体をじっくり拝んだのはこれが初めてなので
東城の身体がおかしいかどうかなんてもちろん解かるはずない。
ただ、今まで見たことがなかっただけに俺の興味は当然”そこ”にいってしまう。
「いやっ……おかしくないと思うけど……はは、お、俺、見るの初めてだったからつい……」
苦笑しながら言うと東城は少し驚いたように、
「……真中くんも……?」
そうポツリと呟いて、恥ずかしいような…それでいて嬉しいようなはにかみを見せた。
「うっ……じ、実はそうだったりして……」
彼女の反応とさっき自分で告白した内容から、東城がこういうことをするのは初めてだと
いうのは解かっている。初めての女の子が相手なら、男がリードしてあげたいものだと
思っていたけど……
(……ヤバイ。俺、めちゃくちゃアガッてるな……)
目の前に横たわる綺麗な裸体と、事を起こす度に身悶えて応えてくれる東城。
童貞の俺には刺激的すぎる…。
今さらリードする余裕なんて全くないけど、せめて東城を置き去りにしたまま
行為に耽ってしまわないよう注意しておこう……。
これからの心構えを再確認している俺の顔が可笑しかったのか、
クスッと小さく東城の頬が緩む。
「な、何? なんか俺おかしい?」
不安になった俺が訪ねると、東城は綻んだ口許を隠すように手を当てた。
「ううん。真中くんも初めてだって聞いて、ちょっと安心した……」
さっきまでの不安げな表情が消えて、そこには控えめながらもいつも彼女が見せてくれる
心が明るくなるような笑顔があった。
東城も、そして俺も初めての経験……今まで見聞きしたことだけを頼りにここまで
進んできたけど、お互いの緊張度合いや不安は似たようなものだったに違いない。
だけどそれがかえって、俺と東城の”距離”が近いということを認識させてくれる。
焦らなくてもいいんだ。例え間違ったとしても東城は決して俺を蔑んだりしないから――
「東城、リ、リ、リラックスして」
ドモりの混じった言葉は微塵の説得力もなかったけど、
俺は東城に覆い被さりながらお互いの股間を密着させていった。
俺の意図を察してくれた東城も、恥ずかしさを表情に滲ませながらも閉じていた脚を恐々開いていく。
猛りまくった俺のモノが東城の濡れた秘口へ近づくと、さすがに恐怖があるのか
東城の身体に力がこもるのが解かった。
男には解からないこの瞬間、俺にできるのは可能な限りゆっくり進むことだけだ。
「っ……」
モノの先端が彼女の柔肉に触れる。
東城が息を飲みこむと同時に、暖かく濡れた秘部の感触がダイレクトに伝わってきた。
「うっ…」
極度に敏感になっている箇所に与えられた快感が俺を呻かせる。
だけど眼前に迫った『結ばれる瞬間』へ俺は腰をすすめた。
「んっ……」
「……、あ、あれ」
前に倒れていく上半身に反して、俺の下半身は肥大した肉棒を突っかえるようにして
進まない。東城の入り口付近で折り重なっている肉襞が異物の侵入を頑なに拒んでいた。
「お、おかしいな」
挿入部がズレているのかと、亀頭で東城の秘裂を上下になぞる。
「あんっ……」
う……!
俺の股間が敏感になってしまっているように、彼女もまた敏感になっているんだろうか。
先端を探る行為が東城を刺激してしまったみたいだ……けど、
(その声はヤバイよ、東城……)
今すぐにでも発射できる状態の俺にこれ以上そんな甘い声を聞かせないでくれぇ……!
「真中くん……?」
制止したままなのを不思議に思ったのか、東城がじっと俺を見つめてくる。
ああぁっ、今はそんな可愛い顔を向けないで……頼む東城……。
「も、もうちょっと下だと思うよ。あっ、あたしもうちょっと……脚広げた方がいいのかな……」
「あ、いや、ちょっと待って東城、今動いたら俺ヤバイ…」
むにゅっ。
「うひゃっ!」
む、胸がっ!
大きなお椀型した東城のおっぱいが俺の胸に押しつけ、ら、れ……て……
「あ、あぁ、ごめっ、東城……」
「えっ…?」
ビュッ!
「きゃっ!」
ビュクッ! ビュクッ!! ビュクッ!!
「あ……」
柔かくもハリのある胸の感触と、しきりに亀頭を刺激する柔肉が
残酷なほど無邪気に俺を絶頂へ推し進めた。
東城の白いお腹へ放たれた精液はみっともないほど大量で無遠慮に彼女の身体へ飛び散っていく。
「う〜〜〜っ……」
溜まったものを吐き出す快感に身体を任せながら、また東城に出してしまったというある種の
達成感に身震いしながら、瞬刻俺は放心していた。
が、それもすぐに終わり、勝手に達してしまった罪悪感がすぐさま俺を包みこむ。
「わぁっ! ご、ごめん東城!! すぐ拭くから!!」
急いで机の上に常備してあったティッシュを取り、
俺は東城の身体に付着した粘液を念入りに拭き取っていった。
「もうないっ? 大丈夫? もう全部拭き取ったかな!?」
「う、うん。もう綺麗になったかな……あっ、ち、違うの。真中くんの…がき、汚い訳じゃなくて……」
「東城! ごめん! 俺必死に我慢してたんだけど……その、東城のカラダすごくて…」
ベッドの上に正座して謝る俺の勢いは、
東城もたじろいでしまうほどだったみたいで。
何か言おうとしていたようだったけど俺の勢いに押された形で黙ってしまった。
「い、いや、言い訳には変わりないんだけど……ちょっと刺激強すぎ…」
「……くす。ううん、平気……全然気にしてないよ」
弁明する俺に、東城は一番欲しい言葉をかけてくれた。
自分ではそうでもないと思っていたけど、どうやら相当慌てふためいていたようで、
彼女はくすくす笑みをこぼしている。
うう……東城の優しさが染みるなぁ……。
そんな彼女を見ているうちに、節操のない俺の息子はその姿を再び禍々しいものへ変え始めた。
(ま、また勃ってきた……)
全裸のため隠すことなど当然できない俺の股間に東城も気づいたようで、
目を大きくさせてその状態を凝視してしまっている。
「ま、真中くん……大丈夫なの……?」
東城の中では『男は一日一発』とでもインプットされているのだろうか、
股間へ向けた視線はとても心配そうに揺れている。
「あ、あぁ……全然平気。東城さえ良ければ、その……続き…」
「……うん」
もう彼女の表情について言うべきことはない。
『恥ずかしいけど、好きな人のためなら……』みたいな、
男にとってこれ以上ない可愛い表情だよ。
「今度は……上手くやるから」
コクリと頷く東城の秘部へ半勃ち状態のままの自分のモノをあてがい、
さっき彼女が示してくれた部分へ押し当てた。
溢れ出た愛液を乗せた亀頭が肉唇を押しこむようにめりこんでいく。
「はぅっ……」
東城の口から漏れたくぐもった声が意味するのは苦痛なのか快感なのかは
解からなかったけど、俺の肉棒を包みこむ彼女の肉壁はすごい締めつけで捉えてくる。
(くっ……スゴイぞ、これ……)
センチ単位でさえ進むのに難儀しそうな快感の中、
東城の表情の変化に気をつけながら俺はゆっくり腰を押しつけていく。
この快感を手放すのは名残惜しいけど、彼女が拒絶の言葉を口にしたらすぐにでも
引き抜くつもりだった。
「ま、真中くん……ぅぅっ」
「平気か? 東城…」
きゅっと目を瞑って、侵入してくる異物の感触を確かめるように東城は身体を震わせていた。
もしかするとその震えは痛みによるものかも知れなかったけど、俺の背中に回された
彼女の手が俺を放さない。
「もうちょっと……東城、もうちょっと…」
「ん……だ、大丈夫…」
肉の楔が彼女の中へ推し入っていく。
それに比例して背筋を震わせるほどの快感が伝わってきて、
俺の中にくすぶっている興奮を覚醒させるんだ…。
どれくらいの時間をかけただろう。
それはハイハイを覚えたばかりの赤ちゃんの歩幅に肩を並べるほどに
頼りなくおぼつかないものだったけど、俺は自分の分身の頭身全てを東城の中へ埋めこんだ。
「入った、東城」
「うっ……ぜ、全部……?」
止めていた息を吐き出すように東城が言葉を紡ぐ。
俺が顎を引いてそれに答えると、彼女はうっすらと力ない笑顔を見せた。
「あたし……真中くんと繋がってる……」
自分自身で噛み締めるように、東城は自らのお腹に手を当てた。
その先には俺の身体の一部が確かに存在するんだ。
そう考えると彼女の笑顔の意味も理解できるような気がした……好きな人を受け入れている
今この瞬間、お互いの想いが通じているということが形になっている。
「動いていいよ、真中くん……」
嬉しさで胸がいっぱいになりかけていた俺に、東城がそう声をかけてくる。
『自分の身体で気持ちよくなってもらいたい』と訴えるような彼女の瞳……
俺もまた同じ気持ちだった。
東城が俺で気持ちよくなってくれたら、こんなに嬉しいことはない――
「……ゆっくり動くから。我慢はなしな、東城」
彼女の首を抱くようにして、ゆっくりとグラインドを始める。
バタン。
「……?」
その時、どこかのドアが閉まる音がしたような気がした。
東城にも聞こえたらしく、俺達はお互いに視線を交わす。
「こんにちわぁ。おーい、いないのー? 淳平ー?」
玄関先から届いた声に、俺と東城は同時に息を飲んだ。
……唯か!?
近所に住む幼馴染の姿を思い浮かべた瞬間、
全身の毛穴からドッと汗が噴き出したような気がした。
「…ゆ、唯ちゃん……?」
頷きだけで東城に答えてから、まず何をすべきかを考える。
カギかけてなかったっけ? いや、それより何でイブに唯が家に来るんだ?
遊ぶ友達もいないほどヒマなのか? 今の状況を見られたらどうなる…?
様々な考えが浮かんでは消えて、俺の思考をまとめさせない。
「唯ね、フンパツしてケーキ買ってきちゃったぁ。
ねぇ淳平、いるんでしょ〜〜?」
唯の足音がどんどん近づいてくる。
今ほど狭い家に生まれたことを後悔したことはない……!
トテトテと可愛い音を廊下に刻みながら、とんでもなく間の悪い来客が
今俺の部屋のドアを開ける――
( ´Д`)y━~~<ちょっとエイリアソの実況逝ってくる
乙。そしてキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
何で唯ちゃん来ちゃうのよ・・・_ト ̄|○
2時間後楽しみに待ってます。
>>422さん、挿し絵キボンヌ。
GJ! 続きがスゲェ気になる!
( ´Д`)y━~~氏キタ━━━━━━━━━━━━ !!
あんた神だ!
んで漏れも続き気になる!!(;´Д`)ハァハァ
これは勿論唯も混ぜて三人でやっちゃうんだろなあと思いつつ続き期待
GJ! おつかれーノシ
唯ちゃん〜!!
( ´Д`)y━~~氏!
ありがとうありがとうそしてありがとう!
続き待ってる!
ぐはぁΣ(゜Д゜|||)神!!( ´Д`)y━~~氏!
唯〜今回ばかりは恨めしい!(´Д`:)
続き待ってます!
「ま、待て、ちょっと待て!」
俺はたまらず声を張り上げてドアが開くのを制止しようと試みた。
しかし無情にも部屋のドアはそんな俺の気持ちをせせら笑うかのように勢いよく開かれ……
ガチャッ。
「なんだぁ、やっぱりいるじゃん。
もう、人が呼んでるんだから返事ぐ……」
部屋に入ってきたその人物は俺と視線が合うとそのまま硬直してしまった。
開け放たれたドアの向こうから流れ込んでくる空気がやけに冷たく感じられたのは、
それだけこの部屋が熱く湿った空気に包まれていたからだろうか。
「ゆっ……唯……」
声の主はやっぱり唯だった。
高校生と言うにはあまりに低い背丈と童顔、小さな唯を包む赤いダッフルコートは
彼女が身につけているというだけでやけに大きく見えた。
唯の視線が生まれてきた姿そのままの俺の全身をゆっくりと移動していき、
一定の場所でピタリと止まる。おそらくそこは、2人の結合部だったに違いなかった。
「ち、血ぃ……」
呟くような小さな唯の声も、シンと静まりかえった部屋の中では充分に耳に届いた。
その声に俺は結合部へ目をやると、溢れ出た無色の液体の中にはっきりと紅い筋がある。
どうやら東城の純潔の証が2人の分泌したそれに混ざっていたようで、
それを目視した唯の顔はボッと火をかけられたように一瞬のうちに真っ赤に染まりあがった。
気まずいことこの上ない空気の中、あくせくと忙しく動きまわる唯の視線は
次に俺に組み伏されている形でベッドに横たわる東城へ移って……
「こ、こんにちは、唯ちゃん…」
べちゃ。
緊迫したこの空間の中、これまた気まずそうな東城の挨拶が彼女へ届いたのを
告げるように、唯の手からケーキの箱がすべり落ちる。
信じられないものを見たような、半ば放心状態で立ちすくむ唯へ俺は歩み寄ろうと
ベッドから降りようとした。
「あっ、ん……」
「わっ」
大量の愛液をはべらせて東城の秘部からヌルリと抜けたモノに快感の残滓が伝わってきたけど、
俺はまず非常にヤバいこの空気を散らすことだけを考えていた。
「はわっ…」
全裸で近づく俺の姿に、とりわけ股間で蠢く棒状のそれに唯の視線は釘付けだったけど、
ひとまず俺は冷静さを取り戻させようと声をかけた。
「ゆ、唯、落ちつけ、ちゃんと説明するから…」
「はわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ
わわわわわあわあわあわあわあわあわあわあわあわあわあわあわあわあわあわ………」
奇怪な言語を発しつつ、俺が踏み出した歩数の分だけ唯は後退を始める。
あきらかに常軌を逸している唯を何とか宥めようと言葉を探そうとしたけど、
こんな時に限って上手く説明できる言葉が見つからない……
「ゆ、唯、ちょっと深呼吸しろ。お前今、ちょっとオカシ」
「はわっ……はわわわわわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
だだだだだだだだ!!!
―――まるでこの世のものではない何かを見たように、唯は脱兎のごとく走り去ってしまった。
羞恥と困惑に濡れた表情のままこっちが呆気に取られるほどのスピードで消えた唯に、
俺と東城はただ固まったまま顔を見合わせることしかできなかった。
春先に起こる小さな旋風のような一瞬ではあったけど、俺と東城の情事を唯は確かに見たのだ。
ドアの近くに落ちていた傾いたままのケーキの箱が唯の足跡をはっきりと示しているのを見て、
俺は数瞬前の出来事が夢でないことを悟った…。
*
年末からこっち、親にやたらと親戚方へ引っ張りまわされた俺は
東城、唯と連絡を取ることすらままならないうちに新学期を向かえることになった。
唯はきっと実家の方に帰ってたんだと思うけど……東城の家の電話が
ずっと留守電になっていたことが俺の中で気にかかっていた。
どこか旅行にでも行ってたのかな……?
「おわっ!?」
所々霜が積もっている通学路の途中、急に角から乗り出してきた影に俺は危うく転びそうになる。
朝から俺のナイーブな心臓を大いに躍らせてくれたソイツに何か言ってやらねばと
キツい視線を叩きつけた瞬間、冬休み中焦がれて止まなかったセミロングの黒髪が
視界に飛び込んできた―――
「お…、おはよう真中くん……驚かせちゃったみたいで、ごっ…ごめんなさい……」
「東城!」
やや怯え気味の東城に向けていた視線を掻き消して、すぐさま笑顔をつくる。
こうして顔を合わせるのは日にちにして2週間ぶりぐらいのはずなのに、
何故かすごく長い間彼女の顔を見ていなかったように思えるのはそれだけ東城が俺の中で
大きな存在になっているからだろうか。
イブの日、唯に見られてしまってから結局俺と東城は
あれからコトを進めることができなかった。
あの日唯の退場する姿は俺達にもう一度2人だけの雰囲気をつくらせないほど
鮮烈に記憶に焼きついてしまっていたらしい。
「そう言えば、年が明けてから真中くんと会うのって今日が初めてだね」
「そ、そうだなぁ」
頭の中に色濃く残っているその頃の記憶を反芻していると、
東城は冬休み前と同じように変わらない調子で声をかけてきた。
あまりに”普通”だったその呼びかけに少し返答が遅れてしまったけど、
東城にそれを気にした様子は見られない。
「あけましておめでとう、真中くん。今年もよろしくね」
「あ、あけましておめでとう東城。こちらこそよろしく……」
律儀というか何というか、きっと話したいことや気になることもたくさんあるだろうに、
まず挨拶から入るってところが東城らしい。
そんな彼女を見ているとあの日のことが夢だったようにも思えてきて
不安さえ涌き上がってくる……
「……唯ちゃん、何か言ってた……?」
だけど、その一言がついさっきまで俺の頭の中を独占していた出来事が
妄想じゃないことを確かにしてくれた。
東城の口から出てきた『唯』の名前に心臓の鼓動が速くなる。
それは紛れもなく、東城と交わったあの感覚で甦った興奮と、
唯に何の説明もできていないという後悔によるものだ。
「いや、実はまだ捕まえられないんだ……アイツ、あれからすぐ
実家帰っちゃったみたいでさ…」
俺の返事が期待していたものと違ったのか、東城の表情がにわかに曇りだす。
あきらかに落胆して見える彼女に、俺は冬休み中に解決できなかった
自分の不甲斐なさを悔いることしかできなかった。
「そう……」
「ちゃんと話すから。東城は心配しないでいいって」
唯の通う桜海学園も新学期が始まる頃だろう。
そうなれば今までみたいに全く捕まえられないということはないだろう。
とにかくちゃんと話さないといけない。
たぶん今唯の中ではきっと俺の立場はすごくヤバイ位置にあるはずだ。
見方では無理矢理ヤッてるようにも見えただろうし……アイツ思いこみ激しいから、
放っておいたらウチの親にも言いかねない。
(それはシャレにならん……)
「……真中くん?」
無言のまま歩を進めていた俺を探るように、東城が気にかけてきた。
見ると心配そうに俺を覗きこむ彼女が並んで歩いている。
これから新学期の始まりだというのに、朝から雰囲気はあまりよろしくない。
「ん、大丈夫。任せときなって……それより、何であんなところにいたの?
東城の家から学校行くのに通る道じゃないよな…」
何でもいい、とにかく暗くならない話題を振ろうと思い俺は
朝から東城と登校している今に至る経緯を問いかけた。
すると彼女は少し言いよどんでから、照れを隠すように視線を下げた。
東城がよく見せる、俺の好きな仕草の1つだ。
「あ、あのね、あたし冬休みに家族で旅行行ってて……それでおみやげ買ってきたんだけど、
包みを見てたら早く真中くんに渡したくなって、それで…」
いつもよりもちょっと早口の東城が、カバンの中から今日一連の行動を促した
包みを取り出そうとしている。
いくらか柔かくなった雰囲気にすかさず俺も便乗しようと彼女に続く。
「あっ、そうなんだ。どおりで冬休み電話繋がらなかったワケだ…」
「えっ? 真中くん、うちに電話してくれたの?」
「でも留守電だったんだ。俺、メッセージ残すのってなんか苦手なんだよな〜」
「あっ、それあたしも……なんか緊張しちゃうよね…」
――何気ない会話ではあったけど、それも相手が東城ってだけで楽しかった。
自分と似てるところを見つけては盛り上がり、自分と違うところを見つけては
お互いの考え方を探り合う。何より博学な彼女と話すのはすごく刺激的だしタメになる。
「あっ、そうだ」
校門が見えてきた頃、東城が何かを思い出したように声を上げた。
俺が顔を向けて続きを促すと、楽しそうに笑顔をつくりながら応えてくれる。
「次につくる映画のストーリー、どういう感じにするか大まかでもいいから
決めてくれると取りかかりやすんだけど…」
どうやら映研でつくる作品の脚本のことらしい。
西野をヒロインに加えて作ったのがついこの間のことなのに、
東城は俄然やる気を見せている。
順当に考えると次の作品が高校で作る最後の作品になるんだよな……
今までより手応えのあるものを残したいという気持ちは東城も同じなのかも知れない。
確かに脚本ができないと何も始められない訳で、東城が助かるのなら
今回も監督を務めることになるだろう俺も協力を惜しまないつもりだ。
「あっ、そうだよな……じゃ俺、みんなに声かけておくよ」
俺がそう言うと、東城は小さく首を横に振りながら言葉を被せてきた。
「あ、ホントに大まかでいいから……登校初日だし、無理してもらわなくてもいいよ」
東城はあくまで控えめな姿勢を崩さない。
「うんわかった、じゃあ顔出せるってヤツだけ頼んでみるよ。
どうせ始業式だけだし、何人か捕まえられると思う」
ニコッと笑ってくれた東城と下駄箱で別れて、
俺は久しく顔を見ていないクラスメイトの面々にわずかに心弾ませつつ、教室へ向かった。
教室に着くや否や始業式会場への集合がかけられ、
俺は先生達の冗長な長話を次の作品のストーリーや演出などを思い浮かべながら
やり過ごしつつ、もはや形式だけとも言える”学生のお勤め”を終えた。
壇上の先生の話は有り難く拝聴している生徒なんてどれほどいるだろうかと
疑問に思ってしまうほどありふれた話ばかりだった。
生徒もまばらな教室で自分の席にぼうっと座っていると、ふいに声をかけられた。
「よぉ、久しぶり」
その声に振り向くと、相変わらず顔の上半分を覆い隠すほどに伸びた鬱陶しい前髪を
揺らしながら男が1人近づいてきた――クラスメイトで同じ映研に所属する外村だ。
「あ、外村」
相変わらず表情が読み取りにくい男だな……口許から判断すると、
ちょっと笑っているようにも見えるけど。
「あ、じゃないぜ全く……おい、イブのこと忘れたとは言わせねーぜ真中。
お前埋め合わせするって言ったよな」
細腕ながらなかなかの力で外村は俺の首を固めにかかってきた。
男同士ならではの容赦ないチョークが入り、俺は慌てて数回タップして降参の意を示す。
「ぐっ……わ、忘れてないって」
「じゃあどうして冬休みの間に1つの連絡もないんだよ!」
そう吐き捨てて、外村はようやく俺を解放してくれた。
悪ふざけには少々力がこもりすぎてたようだったけど……
「あっ、そうだ。それよりさ、今日次の作品の脚本のこと話し合いたいんだけど…」
「何だよ、それよりって。お前のしたことはそんな軽いモンじゃねーんだぞ?」
明らかにムッとした語調で問い詰めてくる外村に、ちょっと強めの語気で言葉を返す。
「それはいいからっ……今日学校ハケた後、空いてるだろ?」
今は俺の話の重要性の方が高いと言い聞かせるように尋ねると、
外村はさして興味もなさそうに顔を背けてしまった。
「今日? だってお前、ついこの間文化祭終わったばっかだろ。えらく張りきってんなぁ」
「だって次が最後だぜ? 気合い入れてイイもん作りたいじゃん!」
そう俺が力説して見せても外村を焚き付けることはできなかったようで、
相変わらず力のこもった言葉は返ってこない。
「そんないきなり部員全員であーだこーだ言ったって何も決まらないって。
取り合えずお前と……そうだなぁ、やっぱ作る本人……東城とでさ、
大雑把でいいから形にして見せてくれよ」
面倒を避けたいという言い訳に聞こえなくもなかったけど、まぁ外村の言分も一理あるな。
方向性だけ決めて、煮詰める段階でみんなに提示した方が決まりやすいかも知れない…。
「……なんか面倒を押し付けられてるような気がするけど」
「いいモンつくりたいんだろ?
俺が最初から脚本づくりに参加したらこれまで以上にカゲキな…」
「わ、わかった。取りあえず東城と俺でできるとこまでやってみる」
確かにコイツの要望を聞くととんでもないものになりそうだ……話がヘンな方向に
行ってしまうよりは、東城と決めた方がちゃんとした形になるだろう。
「頼んだぜ。でも後でチェックは入れさせてもらうけどな」
……どのみち、入れるつもりなんだな……キワどいシーンは……。
「あれ? 真中くん1人?」
部室にはすでに東城が来ていた。
他の部員は見当たらず、俺が声をかけなかったこともあったけど
登校初日とは言え本当に誰も顔を出さないのかと考えると
ヤツらのやる気に少なからず不安が募る。
「人数少ない方が決めやすいだろって外村に言われたんだ。
ホントのところは自分が楽したかっただけなんだろうけど…んで結局声かけなかった」
でもまぁ考えてみれば、これまでの話も実際はほとんど東城が作ってくれたんだよな。
俺達はそれにほんの少し手を加えさせてもらっただけで……もしかすると、
今の段階に限って言えば俺さえ必要ないんじゃないだろうかとさえ思えてくる。
「そうなんだ……うん、それじゃ始めちゃおうか。
真中くんは何か考えてること、ある?」
そんなことを考えていると、突っ立ったままだった俺に
東城は空いている椅子を勧めてくれた。
椅子に腰掛けて、頭の中にある漠然としたイメージを型にしてから口にしていく。
「うーん……俺としてはさぁ、1回こんなシチュエーションで…」
………
……
…
「真中くん?」
「えっ……」
東城に呼ばれてハッと我にかえる。
すぐ隣にちょっと不思議そうな顔をした東城がいて、俺をじっと見つめていた。
「どうしたの? ちょっと頬が赤いけど……暖房がきついかな?」
「あ、あぁいや、そんなことないよ…」
時間にして5分ほど前からだろうか、俺の集中力はすでに霧散し切っていた。
と言うのも、隣に座る東城の髪の香りだろうか、すごくいい匂いが
ずっと俺を誘惑し続けているからだ。
机の上のノートに脚本の案を書き記していく東城の細い指と丁寧で綺麗な文字を見ていると、
なんだか心地好くなってくる。
顔を上げれば、そこには真剣な眼差しを携えた東城の横顔がある。
デビューしたてのアイドル顔負けの可愛く整った目鼻立ちをした彼女は、
ずっと見ていたいほど魅力的だ。
ちら。
さっきから東城が横目で俺を見ている。
さすがにちょっと見とれすぎていたかな……そう思って俺が視線を外した時だった。
「……ま、真中くん、あたしの顔に何かついてる?」
遠慮がちに尋ねる東城は、少し恥ずかしそうに顔を伏せて俺と目線を
合わせようかどうか戸惑っているように見えた。
「ご、ごめん……やっぱりバレてた?」
東城に見とれていたことを白状するように俺が謝ると、彼女のまた
胸の内を明かしてくれた。
「別に怒ってないけど……じっと見られるのってあんまり慣れてないから……」
そりゃそうだ。
俺だって誰かにじっと見られてたらと思うと身体がカユくなってくる。
でも……東城に見られるならいいかな?
あの大きな黒い瞳でじっと見つめられたら……照れるな、きっと。
そう思うと、東城の恥ずかしそうな態度も納得できる。
「さ、さっきからちょっとヘンだよ、真中くん……何か気になることでも、あるの……?」
気になること……。
ちょっと前から、俺が気になって仕方ないこと。
それは他の何者でもなく、東城の存在そのものだ。
俺が初めて触れた生身の女の子―――その感触は今だ鮮明に覚えている。
いや、最早忘れることなんてできない。あんなに柔かくて、いい匂いのする彼女の身体を…。
「東城」
「……なに?」
「いや、俺……東城のことが気になって…」
「えっ!?」
暖房の熱の影響も少なからずあるかも知れない。東城のことを考えて熱くなった身体と
相まって、俺はちょっとボヤけ気味の意識のままそんなことを口走っていた。
驚きの表情を見せる彼女を見て、自分が何を言ったのかを自覚する。
今俺スゲェ恥ずかしいこと言った……!
でもその時すでに俺は、あの時以来久しぶりに間近で見る東城に
酔ってしまっていたのかも知れない。
ちょっと手を伸ばせば触れることのできる彼女に、俺は伺いを立てるように呟いた。
「あ……あの時の……続き……」
したいって言ったら、東城は何て言うだろう?
始業式の終わった校舎の中に残っている生徒はもう数少ないに違いない。
だけど、いつ誰かが部室前を通っても不思議じゃないこの場所で
俺は何を口にしようとしていたんだろう。
ちょっと冷静に考えればとんでもないことだと容易に判断できる。
先の言葉を取り消そうと思った時、東城が口に出した返事に俺は目を丸くすることになる――
「ま……真中くんがしたいのなら……あの、はい。……………いいよ」
( ´Д`)y━~~ < 今更だが……空想実験次回作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
学校でキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>476 同人誌?
詳細キボンヌ
>>478 同人誌です。
最新作巻末コメントより
NEXT :空想実験EXTRA VOL.2?
「いちご100%」 本?
発売日未定 というか、でるかどうかも未定;;
挿絵はさつきのアップが載ってます。
480 :
478:04/02/10 22:15 ID:spYVGpBW
>>479 ありがd。そこのサークルの本買ってないけど春レヴォか夏コミ当たりなのかな。
481 :
名無しさん@ピンキー:04/02/10 22:47 ID:GitYgroO
続き続き
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
482 :
479:04/02/11 00:42 ID:bbNtZvsT
>>480 自分も初めてだったりするので、あとがき読むと。
この最新刊は前回の本から1年半以上たっています。
でもそれは100ページを越える原稿のせいと宗人さんの病気のせいでしょう。
「ホントはこの本も12月の冬コミに前の空いてる時期に出したかったんですが、
どうやら一月にずれ込んでしまいそうです。」
これを見ると有明には来ないんでしょうか。
宗人さんは病気持ちだそうです。
頑張ってください。
(同人誌) いちご100%35冊セット.rar aIWyXEhmBT 267,698,116
20fd854a2ad268052dcfc9607a851c6c
まとめただけか?
35冊も知らんなぁ
CG集込みとかだろうか?
>>476 乙。
イイヨイイヨー
続きも期待してます。ガンガ゙レ。
>>476 乙であります
キャラがイメージどおりで(・∀・)イイ!
東城のその甘い囁きに、頭が揺れるような錯覚を覚えた。
見慣れたこの教室の中で東城と抱き合う……その思考が俺の興奮を促していく。
頬を赤らめたまま俺の行動に注目していた彼女の手にそっと触れて、
さっきの応えが揺るぎないかどうか反応を確かめる。
すると東城は、ピクッとわずかに身体を震わせてから
自分の手の上に乗せられた俺のそれを軽く握ってくれた。
内気な東城が見せてくれた愛情表現に、
俺は嬉しさと気恥ずかしさから掌に汗が滲んでくるのが解かった。
「あ、あの……そ、それじゃ。さっ……触らせてもらっていいかな?」
そう吐き出した後で気づく。
そんなこと、いちいち言わなくてもいいじゃないか……!
熱さと緊張で喉がカラカラに渇いてしまっていた俺が
何とかしようと紡いだ言葉はどうしようもなく間抜けなものだった。
東城もまさか確認を求められるとは思っていなかったのだろう、
目をぱちくりさせて俺を見つめている。
「あっ…………う、うん……」
すごく恥ずかしいこと言わせてしまった……赤くなって俯いた東城を見て、
俺は自責の念にかられる。
初めて彼女に触れたあの日から幾度かシュミレートしてきた上手い言葉は
全く頭に浮かばず、実物を目の前にした緊張と興奮が俺を支配してしまう。
「んっ……」
セーラー服の上からそっと肩に触れた瞬間、東城が声を漏らした。
変わっていない……服越しから伝わってくるほのかな体温と柔かい身体、
決して男からはしない女の子の匂いに可愛い吐息。
久しぶりに触れた東城は何も変わっちゃいなかった。
なだらかな肩を一撫でしてから彼女の脇へ手を滑りこませると、
東城がくすぐったそうに身体を曲げる。
俺は椅子ごと彼女へ近づいて、空いていたもう片方の手で逃げる兎を捕まえるように
彼女の腰へまわした。
「あっ」
困惑が混ざった声を上げた東城の顔がすぐ眼前にある。
彼女の身体を捕まえたことでより密着することに成功した俺は、
東城の息遣いを直に感じられるほど接近してしまっていた。
キレイな黒曜石のような深い瞳が俺の顔を映し出している。
薄く開いたままだった東城の唇に触れるような軽いキスを残して、
俺は自分の唇で彼女の輪郭を確かめるようになぞり始める。
「んぁっ……」
首をかしげるようにして上げた声は、
まるですぐに唇から離れた俺のそれに抗議するように聞こえたけど
俺は構わず東城の顎先から耳許へかけて唇を滑らせていった。
「くっ……くすぐったいよ真中くん……」
抱きしめた彼女の身体の体温を吸い取ってしまうほどに密着して、
俺は東城の耳へ唇を忍ばせた。
再び東城とこうして睦みあうことがあれば、必ずしたかったこと――
それは彼女の身体を隅々まで知ることだった。
細い指先や整った顔立ち、すでに大人の匂いを十二分に漂わせている
色っぽい項に、俺の印を刻みつけたい……!
類稀な器量持ちの彼女を目の前にしては、俺も1人の男に成り下がってしまう。
東城の前では特別でありたい……常にそう願ってはいるけど、
魅惑的な肢体を前にして東城を自分だけのものにしたいと思ってしまう
自らのあさましさも自覚していた。
「あっ……!」
胸元のリボンごと俺が東城の胸に触れると、これまでより一段高い声が上がった。
制服の上からでもわかる豊かな膨らみ、男子生徒の羨望を集める
大きな乳房の感触が俺の掌の中で形を変えていく。
重なるお互いの頬の熱さはすでに相当のものになっていたけど、
それでも俺は東城の耳を唇でくすぐりながら、豊満な乳房を揉みしだき続けた。
制服を押し上げるほどの大きな彼女の胸は、語るまでもなく極上の柔らかさを備えている。
指を押しこむようにその丸いかたまりの感触を楽しみながら、
俺は唇を彼女の首筋へ移行させていった。
「はあっ……あ、んっ……」
ほんのりと首筋に浮かんでいた汗をすくう道すがら、鎖骨のくぼみを舐めると
東城が身体を弾ませた。
「きゃっ……!!」
そのあまりの跳ね具合に俺さえ驚いてしまう。
悪戯を繰り返していた舌をひとまず離して顔を上げると、身体をいいように弄ばれて
少し困っているような表情を浮かべていた東城を目が合ってしまった。
「ご、ごめん」
さすがに度が過ぎたかな…と自粛する意味も込めて謝るも、
東城は胸に触れたままの俺の手を通してはっきり解かるぐらいに
激しい鼓動をさせながら表情を崩して微笑んでくれた。
「あ、ううん……平気、ちょっと驚いただけだから…」
俺と同じように緊張していることはその鼓動から容易に解かる。
それでも俺を気づかって微笑んでくれる彼女。
気持ちよくしてあげたい……経験は少ないけど、東城がそうなってくれるように
俺が思いつく全ての行為で応えてあげたいと思った。
「あ、熱いね……ちょっと暖房強いかな? やっぱり……」
そんなことを考えていると、ふいに東城が辺りを見まわしながら言った。
ストーブ独特の匂いが絶えず鼻に届いていることから、
俺達が教室に入った時からストーブはずっと灯っていることはわかる。
でも、今俺達は感じている”熱さ”はそれだけじゃない。
きっとそれは東城も解かっているだろう。
「消しても、たぶん変わらないと思う――」
俺は彼女の胸に触れている手を再び動かし始めた。
すでに東城のぬくもりは熱さへ変わっていて、
汗を吸ったらしい衣服はより彼女の身体への密着を高めている。
「ぁんっ、ま、真中くん……!」
生肌を露出している東城の首筋に唇を押し当てて、俺は強く吸い上げた。
「んん……っ!」
何度かそれを繰り返してから解放すると、東城の白い首筋に赤い跡がはっきり
刻まれて残っていた。
これ、キスマークってやつかな……?
特に強く吸い上げた部分はあきらかに周りより紅く変色してしまっていたが、
キスマークを携えた東城の首筋はさらに艶やかな魅力を放っているように見えた。
「……? 真中くん……どうかした……?」
見惚れている俺に、怪訝そうな声で東城が尋ねてくる。
キスマークつけちゃった……とはちょっと言いにくい。
少し身体を離して、俺は東城と向かい合った。
「あ、いや……何でもないよ」
「?」
どこか腑に落ちない表情の東城の思考を遮るように、
俺は咄嗟に口を開いていた。
「そっ……それより東城大丈夫? 身体が随分熱くなってるように思うんだけど…」
「う、うん……」
自分の身体の熱を閉じこめるように自らを抱きしめて、
東城はちょっと怨めしそうな視線を俺に向けてきた。
うっ……もしかして、またヘンなこと言ったかも。
「ふ、服……脱ぐ?」
何かフォローを入れようと思い口にした提案に、
東城はゆっくり顔を横に振る。
「だ、駄目よ……ここ、学校だよ?」
――そうだった。
ただでさえ学内で推奨されていないことをしてるんだ。
東城も体裁だけは整えておきたいという想いがあるのかも知れない。
……まぁ、俺達の他に誰もいないこの場所で体裁を取り繕う必要はないと思うけど……。
明るいところで脱ぎたくないっていうのもあるかも知れないな。
「そ、そうだよな……オレ、さっきから変なこと言ってばっかりだ……はは、は」
自虐するように笑って、俺は一つゆっくり深呼吸した。
東城の肢体と教室の熱気にすっかりヤラれていた脳に酸素を送りこむ。
「でも、何か喋ってくれてる方があたしは安心できるよ……」
その言葉は、いつもの東城の優しさがこもったような穏やかなものだった。
沈黙したまま情事に耽ることはまだ経験の浅いと思われる東城の心の中に
不安を作り出してしまっているのか。
でもそれは俺も同じだ。
彼女の身体をじっと見ていると、どんどん気持ちが暴走していって
治まりが効かなくなる…。
東城を大事にしたいという想いがその強暴な欲望に
喰われてしまうことも有り得ないことじゃない。
そういう意味では、こういう雰囲気の中でも会話のコミュニケーションってのは
重要なのかも知れないな。
相手の気持ちを伺いながら、より深い行為へと進んでいく――
東城を傷つけないためには、きっとそれも有用なことの1つだろう。
「……うん。俺も東城が黙ったままだと不安になるから、
何か感じたことがあったら話してほしい」
「えっ……か、感じたこと……?」
俺の考えを掴みきれなかったのか、東城が聞き直してくる。
「た、例えば、どこが…きっ、気持ちいいとか……」
「………は、恥ずかしいよ……」
それを伝える状況を想像したのか、東城は恥ずかしさに顔を染めて下を向いてしまった。
「でも大事なことだと思うんだ。
俺、経験少ないから東城が気持ちいいかどうかなんて言われなきゃ解からない」
真剣さが伝わったのか、東城は顔を上げて俺は見た。
少しの間があったけど、彼女は小声ながらも同意してくれた。
「わかった……が、頑張るね」
想いが通じたことが嬉しくて、顔がほころぶ。
東城もまたはにかんで見せてくれた。
「……そ、その、さっそくで悪いんだけど」
「なに?」
無邪気な笑顔を向けてくれる東城には悪いと思ったけど、
俺はおよそ似つかわしくない”お願い”を投げかけた。
「とっ……東城の胸…もうちょっと触ってもいい?」
かぁ――っと東城の顔が紅く塗られていく。
だけどきっと俺の顔も同じ様子だったに違いない。
驚くほど熱い何かが顔面を昇っていくのを感じたからだ。
でも今しがた自分で言った提案を実行すべく、俺は勇気を出して東城に伝えたんだ。
「あっ……え、えっと………………………ど、どうぞ……」
蚊の鳴くような声を聞き届けて、俺はもう一度東城の胸へ手を伸ばす。
両方のそれを下から持ち上げるように捕まえると、見事なまでの彼女の乳房は
さっきと変わらない柔らかさで俺を迎えてくれた。
「うっ……ん……」
「東城の胸、大きくて気持ちいいんだ…」
まず頭に浮かんだ感想を口にしてから、やわやわとその双丘を揉み崩していく。
「あ、あたし……はぅっ、あぁ……」
制服の上から、さらには下着で覆われているであろう東城の胸の先端は
感じ取れなかったけど、彼女の口から漏れる声や反応から嫌がっているようには
見えないことに安心する。
「ま、真中くん!?」
ぷるぷる揺れる東城の胸の谷間に顔を押し付けると、
堪らずといったように彼女が声をあげた。
「やだ………っ!」
もっと感じたい……東城の胸に触れているうちに募ってきた思いが俺を突き動かした。
東城の匂いをいっぱいに吸いこんで、彼女が身体を揺らすのに同調するように
揺れ動く胸の感触を頬で楽しむ。
「あぁ……スゲェよ東城……」
「真中くんっ、駄目……!」
あまりの大きさと柔らかさに、俺の嗜好が薄くなっていく……服越しではあるものの、
ほぼその質をダイレクトに伝えてくれるその肉房に今はただ没頭したかった。
「あっ………、っ……!」
密着されて戸惑う東城もまた可愛い。
小さい頃感じた『可愛い子ほど悪戯したい』という気持ちに似た感情が涌き上がってくる。
「東城……」
やっぱり東城はくすぐったそうで、しきりに身体をもぞもぞさせていた。
俺はというと、それに伴って揺れ続ける乳房の感触にただ酔っていて――
「(真中くん……真中くんっ)」
東城が、彼女にしてはちょっと強めの力で俺の肩を小刻みに叩いてくる。
何やら小声で俺の名前も呼んでいるような……そんな気がして顔を上げてみると、
東城は俺の後方へ視線を向けてぱくぱくと言葉を紡がないまま口を動かしていた。
「?」
さっきまで見せることのなかった慌てた表情におかしく思い、俺も倣って後ろを向いた。
そこには、教室の入り口にあたるドアを開けてこっちを凝視している人物が1人見えた。
「東城綾に真中淳平……何をしている?」
語調にかすかな震えを混じらせて、その人はじっと俺達を見つめている。
東城の胸に顔をうずめたまま硬直する俺と、その姿を晒すように彼女に正対する東城に、
怪訝さを滲ませた鋭い眼差しが向けられていた。
東城がポツリと呟くのを聞いて、俺は東城との行為に夢中になりすぎて
辺りへの注意をなくしてしまっていた自分に改めて気づいた。
「黒川先生っ……!」
( ´Д`)y━~~ < しまった……サッカー実況逝くの忘れてた
∧_∧
( ´Д`) ついでだから500ゲトー&お茶でも飲んでってよ
( ∪ ∪
と__)__) 旦
キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
>>( ´Д`)y━~~氏
∧_∧
オツカレチャ━━━━━━(´∀` )━━━━━━ソ!!!!!
/ ヽ
/ 人 \\ 彡
⊂´_/ ) ヽ__`⊃
/ 人 (
(_ノ (_)
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
504 :
名無しさん@ピンキー:04/02/11 23:10 ID:HGSQKXLo
さらに続きщ(゚Д゚щ)カモォォォン
正直、ここ数日の氏の質の高い文章量には目を見張るばかり。
自分に同じ期間で同量の文章書けと言われたら、それだけで発熱しそうだ。
続きは早く読みたいですが、身体には気をつけてくださいね。
とりあえず
>>481と
>>504は鬼だと思う。
きっとSSなんて書いたことないんだろうな・・・
つかさタンを切にキボンヌ
>>498 乙カレー
この前は唯、今回は黒川先生ですかw
寸止め(ノ∀`) アチャー
>>505 それは違う。
続きを期待されることのほうが、書き手にとっては嬉しいものだと思う。
つーわけで、続きにもハゲシクキターイヽ(゚∀゚)ノ
やっべ
原作より展開が面白いんですが
>>508 いや、続きを期待する気持ちには漏れも同意なんだが、
ただ「はよ続きくれ」の一言だけでageるのはいかがなものかと思っただけだ。
あまりにも無味で機械的なレスに見えたんでちょっと気になった。
>>509 引きも本家っぽくて雰囲気出てると思う。
漏れも続きが気になって仕方ないw
キャラつかんでるなぁ…激しく違和感無い。
初体験が失敗に終わってるあたりも二人らしいかもw
>>505 きっとSSなんて書いたことないんだろうな・・・
お前のレス巣は一言多い。
レス巣。は見逃してくれ。
確かにそうだな。481と504、すまんかった。
あんたカコイイね(w
>>498神キテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
黒川先生が2人に色々教えてくれる展開と見た
カラー挿し絵(修正ナシ、・・)付きで700円で買ったる。
書いてる方は頭のいい方ですねぇ〜、・・・・ハヤクゥー(⊃д`;)ツヅキキボン
唯が欲しいです。
でもつかさタンも欲しいです。
綾タンも捨てがたいです。
さつきもハァハァです。
でもハーレムエンドは萎えるのです。
なぜだろう。
520 :
名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:09 ID:XEpVbaGd
とりあえず(*´д`*)ハァハァできる描写で
東西北連合攻め(合体攻撃)の真中受けってのもええなあ〜
( ´Д`)y━~~氏
オツカレ〜!ここまでキャラに違和感がないなんてホントすごい!(・∀・)
唯に引き続いて今度は黒川先生か・・(´Д`;)見逃しては・・・くれないか。
急がせる言い方はあれだけど続き待ってるさ!
続きカモォォ ・・・
・・・ごゆっくりどうぞ。
>>519 おまい我侭
個人的には真中が東城の胸の谷間に顔埋めるとこが良かったです
( ´Д`)y━~~氏乙華麗ニャァ━━━━━━(*゚∀゚)━━━━━━ン!!!
自分のペースに合わせて、マターリと続きうpを!!
自分のペースでマターリと
全女の子キャラお願いします。
щ体に気を付けてщ(゚ry゚)щ
щ自分のペースでщ(゚ry゚)щ
щがんばってね。щ(゚ry゚)щ
(((゚ry゚;≡;゚ry゚)))
お前ら急かすし、プレッシャーかけるから止めた。
ってきたらどうしよう(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
原作のイメージばっちりでてますね〜。というより、原作よりイイです。
熟女?の黒川先生にHを指導してもらい、じゅんぺいウハウハな展開希望!
つづき、まったりと待ってます。
>>528 ガクガクブルブル((((((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
531 :
mituo:04/02/17 16:06 ID:8xYaocNJ
age
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
( ´Д`)y━~~氏、待ってます。続きお願い!
黒川先生の歳、いくつなのかな…
黒川先生は白鳥兄弟のどっちかか或いは外村とくっ付いたらいいと思うよ
別に年下でもいい、みたいな事言ってたし
最近レスつきが悪いな。
もちけつ
541 :
名無しさん@ピンキー:04/02/26 22:58 ID:j2pLH97c
≫540
30歳前には結婚をと、考えてたりして。
(*´д`*)ハァハァ
をコピーして、コマンドプロンプトでコマンドラインに貼り付ける。
( ´Д`)y━~~ < スレの残り容量が後どれくらいか解かる方
どうか折れに教えてたもれ
>>545 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>( ´Д`)y━~~ さん
残りは解りませんが現在236KBのようです。
( ´Д`)y━~~ <
>>547 ありがd
まだ全然余裕あるな
うわーーーんん
他スレの住人だけど、待ってました。嬉しい!!(*´∀`*)
(゚д゚)ウマー
4年に一度の記念滑りこみカキコォォォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
552 :
名無しさん@ピンキー:04/03/03 10:15 ID:1PQ4qAm0
hosyu
553 :
名無しさん@ピンキー:04/03/03 12:12 ID:j9IaneFM
hosyu
∧_∧
(´Д` ) キリ番すら放置状態の人の少なさ……
ノ /⌒ヽ
⌒/⌒./ / ..|
|_|_/ / ...|:::::::::::::::::::::::::::
(王__./ y |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | |__/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ / )
(_(_ /
SS書いてくれる神、来てくれないかなー。
つづきщ(゚Д゚щ)カモォォォン
最近、唯の性格が激変してるからさぁ……
つづき書けないんだよね……
SSが原作から離れていくと空しくってさ……
――――――――――――――――――――
○
。
∧_∧
(´Д` ) 9巻でも読んで渇きを癒すか
ノ /⌒ヽ
⌒/⌒./ / ..|
|_|_/ / ...|:::::::::::::::::::::::::::
(王__./ y |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | |__/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ / )
(_(_ /
>>由比正雪様えらい久しぶりにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
どんな物でも住人は普通に待ってますよ。
そのうちまたお願いします。
560 :
名無しさん@ピンキー:04/03/04 23:36 ID:uLjyRy8d
にゃ
>>558 ああ、禿同。
こんなに変ってしまうと書けませんねえ。
特に続き物は・・・どうしよう_| ̄|○
終らせたいのになあ
( ´Д`)y━~~神の降臨を待ちますか
( ´Д`)y━~~ < 自分の中にあるキャラを描けばいいと思うが……
原作を意識して自分の書きたいものが書けなくなることこそ
折れの最も懸念するところ
ただの二次創作だ、気楽に行こうぜよ
書く方も楽しまにゃ損だYO
誰もキリ番取らないから戴いちゃったよ
>>559 ありがとう……
待ってくれてる人が居るっていうのは、素晴らしい
(・∀・)少しやる気が出てきたョ
>>561 貴方は( ´Д`)y━~~様ですよね?
さっきふと思ったのですが、新規のファンにとっては
最近の唯の性格がいいかもしれませんが、
旧来の唯ファンにとっては、
前の性格のままでもいいんじゃないでしょうか。
突き抜けましょうよ、最後まで。 (俺には無理?
愛と気合があれば、大丈夫ですよ。 (俺には無い?
我々の奮迅ぶりを神様も見ててくれますよ。(俺だけ視界の外?
さぁ、そんなわけで(没脈絡)明日は東京だ、行くぞ秋葉原。
>>562 あ、失礼。
こちらが( ´Д`)y━~~様でしたか
ということは
>>561様はどのSSのお人……???
みなさん、がんばってくだちい。
>>562 その言葉で開き直れそうです
>>564 >>355を書いたものです
色々と頂いた言葉のお陰で推敲出来るようになりました。
ベリーサンクスですよぅうう。
567 :
名無しさん@ピンキー:04/03/07 15:54 ID:y/dehz/f
真中は自分のチンポをもって激しく上下させた
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ…
ドピュ!
緑色の液体があたりに飛び散った
真中「うわぁぁぁぁ!なんだこれ!」
>>567 おおっ!? 一生のうち二度だけ出せるという伝説のアレをオナニー
で出してしまうとはなんともったいない!!
絶対妊娠汁
また新キャラか
と思ったらゼロの者でした。
外村 「うーむ、この役に当てはまる女の子がなかなか決まらないな」
真中 「そんな悩むほどの役か、これ?別にそんな重要じゃないし」
外村 「確かに役的に言えばヒロイン他もっと重要な役はあるが、
この役柄も決して蔑ろにはできない訳がある」
小宮山「何で?主役の幼馴染ってだけじゃん」
外村 「俺が注目してほしいのはここだよ。
シーン42、主人公の未来の偶像の1つとして幼馴染であるこの女の子との
新婚生活を思い描くするシーン」
綾 「えっ? そんな場面あったかな…」
真中 「俺も記憶にないぞ…」
さつき 「えーと何々……疲れ果てた主人公が家のドアを開けた瞬間、
玄関先で彼の帰りを待っていたエプロン姿の女の子が顔を上げて言う……」
ちなみ 「『お帰りぃ。ゴハンにする? それともおフロ? それとも…』」
美鈴 「なっ、何よコレ!?」
綾 「こ、こんなのあたし知らないよ…」
美鈴 「また勝手に脚色したなこのバカ兄貴!」
外村 「ま、まぁ待てって! 俺も何の考えもなく追加した訳じゃないって!
こういうシーンがあった方がだな、主人公の幼馴染に対する気持ちを
より伝えられると思ったからこそ…」
美鈴 「ウソばっかり! このセリフ、どう考えたってお兄ちゃんの趣味じゃない!」
外村 「ち、違うって! なぁ真中もそう思うよな!
深層にある想いを映像として見せることでより主人公に感情移入できるようになると
思わないか!?」
真中 「ま、まぁ……そうかもな」
さつき 「それにしてはえらい過激なシーンだね…」
外村 「まーそこはそれ、どうせなら男性客が喜ぶようなものがいいかなと…」
美鈴 「やっぱり趣味じゃない!!」
外村 「ま、待て、ここは1つ監督に決めてもらおうじゃないか! どうだ真中、俺のこの提案!」
真中 「……あー、い、いいんじゃないか……?
一応ストーリーにもちゃんと沿ってるみたいだし…」
ちなみ 「真中さん、顔がニヤけてますぅ…」
さつき 「あたしは真中が言ってほしいならいつでも言ってあげるのにっ」
外村 「よーし、決定だな! じゃあ明日この役決めたいから、真中
今回出演してもらう女の子達に連絡まわしといてくれな!」
真中 「え? 出演って……ここにいるメンバーで全部じゃないのかよ」
外村 「バカ、もちろん西野つかさちゃんに決まってるだろ! ……あそうだ、
選択肢は多い方がいいから唯ちゃんにも声かけといてくれよ」
真中 「ゆ、唯にも?」
外村 「女の子が多い方が華やかでいいじゃんか」
小宮山「賛成賛成!」
美鈴 「こらぁっ! 勝手に決めんな!!」
*
つかさ 「えーっ!? こんなシーンあるなんて聞いてないよー!」
唯 「唯も聞いてなーい!」
外村 「ごめんねー、うちのボスが決めちゃったから」
唯 「ボスってだーれ?」
綾 「真中くん…かな? 監督だし…」
つかさ 「……ホントに淳平くんが決めたの?(じろっ)」
真中 「うっ…そ、そうかも知れないし……そうじゃないかも知れない……」
唯 「もー、はっきりしろっじゅんぺー!」
外村 「えー、不平不満もありましょうがこのシーンが作品に欠かせないのは確かなので
早速この場にいる女の子全員参加によるオーディションを行いまーす」
美鈴 「ぜ、全員!?」
外村 「もちろん♪ まだ見ぬ名優が隠れてるかも知れないし」
綾 「あ、あたしも……?」
さつき 「……そうみたいだね」
美鈴 「反対! 反対! 何考えてんの!!」
外村 「ふっふっふ……美鈴ぅ、じゃあ妹思いのお兄ちゃんが1つ提案してやろう」
美鈴 「な、何よ…」
外村 「見事この役を勝ち取った女の子に決めてもらおうじゃないか。
このシーンが今度の作品に必要なのかどうかを」
ちなみ 「どういうことですかぁ?」
外村 「だからさ、こんなシーン必要ないと思うなら
この役に相応しい演技をして見せて、それから自分でカットすればいい。
一番いい演技した子がダメだって言うんなら俺も潔くあきらめようじゃないか!」
つかさ 「つまり、この役に選ばれればこのシーンをなくすこともできるってこと?」
真中 「そうみたいだな…」
綾 「それって、このシーンを撮影する意味ない気もするけど…」
さつき 「こんな新婚さん定番の恥ずかしいセリフ言ってるシーン残したいなんて、
誰も思わないよねぇ」
外村 「……でも、女の子にこんなセリフ言われちゃ男はイチコロだろうな」
ちなみ 「ぴく」
外村 「その子のファンクラブなんかできちゃったりして」
唯 「ぴく」
外村 「なぁ、主人公って誰がやるんだっけ?」
真中 「小宮山か……俺? 外村やるか?」
外村 「いや、俺はまた映像処理で忙しくなるだろうからパスだな。
やっぱ今回もコンクール応募するんだろ? じゃあ真中が無難だろうな」
さつき 「ぴく」
小宮山「どういう意味だよ!」
外村 「劇中とは言え、真中と新婚ごっこかぁ。
北王路、こりゃぜひとも映像に残しておきたいと思わないか?」
つかさ 「(淳平くんと新婚さんかぁ……)」
綾 「………」
美鈴 「絶対カットしてやる……!」
*
外村 「じゃあ審査員は俺達男子でやらせていただきまーす。
俺達がグッとくるような演技を1つよろしく」
天地 「何だ何だ君達! 何かまたハレンチなことをしようというんじゃないだろうな!?」
小宮山「おわっ! な、何でオマエがここにいるんだよ!」
天地 「何やら不穏な空気を感じたので見に来たんだ! 部室を閉め切ったりして、
また何か学生にあるまじきことをしようとしているんじゃないのか!?」
真中 「た、ただ今度の配役を決めようとしてるだけだ!
関係者以外は立ち入り禁止だぞ!」
外村 「まぁまぁ真中、審査員は多い方がいいだろ。
この際口止めも兼ねて天地にも参加してもらおうぜ」
天地 「口止め!? やっぱり何かイヤらしいことをしようとしていたんだな!」
外村 「ふっ……もちろんこの場にいる君ももう共犯者なんだがな、天地くん?」
天地 「な、なんだと!」
外村 「まぁそう興奮しなさんなって。黙ってればいいもん見れるからさ」
天地 「こ、断る!僕は巻きこまれるのはゴメンだ!」
外村 「別に無理矢理参加しろとは言わないさ。
まぁ天地が心配しているようなことはないから大丈夫だって」
小宮山「口外しないと約束できるなら解放してやるが、どうする?」
天地 「共犯者などになってたまるか! 僕は失礼する!」
外村 「ふーん。 ここにいれば東城のめったに見られない姿を見られるのに残念だなぁ…」
天地 「あ、綾さんだと!?」
外村 「どうする?」
天地 「むぅ……あ、綾さん……」
つかさ 「おーい。もう始めちゃっていいのー?」
外村 「あー、はいはいいいよ〜」
真中 「結局天地も参加するのかよ……」
天地 「フ、フン、綾さんに危険が及ばないように僕が見ていなければ
君達は何をするかわからんからな」
小宮山「とか言って本当は自分も興味あるんだろ」
ちなみ 「じゃあちなみからいきま〜す」
外村 「はいは〜い。じゃあ部室のドアを開けたら演技開始ね〜」
真中 「それじゃ、誰がドア開けるんだ?」
外村 「ん、そうだな……やっぱりここは主役だろ」
小宮山「ちょちょっと待ってくれよ!」
真中 「え?」
小宮山「せめて本番で主役を張れないなら、ここだけでも俺にこの役をやらせてくれぇぇぇ!!」
真中 「わ、わかったから泣くなよ…」
外村 「うーむ、小宮山の言分もわかる。
じゃあここは公平にジャンケンで決めればいいんじゃねぇ?」
真中 「お前も参加するの?」
外村 「いや、俺はここでシャッターチャンスを……ハァハァ」
真中 「そ、そうか……チラ」
天地 「……僕は君らが女の子達に変なことをしないように見張ってるだけだ。
何を決めるのかは知らんが勝手にしろ」
小宮山「よーし、じゃあ敵は真中だけだな!?」
真中 「(なんか殺気立ってるな……小宮山……)」
小宮山「じゃーんけーん、」
真中 「ポン!」
外村 「………」
小宮山「勝ったあぁぁぁ!!」
真中 「うっ……!」
外村 「そんじゃ小宮山だな」
小宮山「うおおぉぉぉ、今開けるよちなみちゃぁ〜〜ん!!」
ガラリ
ちなみ 「お帰りなさいませぇご主人さまぁ。
ゴハンになさいますか? それともおフロですかぁ?
それとも………ちなみにしますぅ? きゃはっ☆」
小宮山「うおおおおおぉぉぉぉぅぅぅ!!」
外村 「いいッ!!」
天地 「こらこらこらこらこらこらこらこら――っ!!」
ちなみ 「きゃんっ」
天地 「何てはしたないことを言うんだキミはっ!!
年頃の女の子がそんなこと言っちゃダメじゃないかっ!!」
真中 「天地、これは演技だって……」
天地 「演技だろうが何だろうが女の子にこんなハレンチなことを
言わせるとは感心しないぞ! 誰がこんなセリフを考えたんだ、全く!」
外村 「いいじゃんか、これもれっきとした部活動だ。
文句があるなら退席してもらうぞ?」
天地 「う……」
小宮山「ちなみちゃん、エプロンも似合うなぁ〜」
真中 「端本、ちょっとセリフが違うぞ。
”ご主人様”はおかしいだろ!」
ちなみ 「え〜? だってぇ、そっちの方が男の人はよろこんでくれると思ったんですぅ…」
外村 「ナイスアドリブッ! さすがちなみちゃんっ!!」
小宮山「オレ、大喜び!!」
真中 「お前ら、主旨変わってきてるって! 絶対!!」
ちなみ 「どうですぅ? ちなみ、選ばれそうですかぁ?」
外村 「今のところブッちぎりでトップだよちなみちゃ〜ん!」
ちなみ 「ホントですかぁ〜? ちなみ嬉しいですぅ!」
真中 「(まだ端本1人しかやってないじゃん……)」
小宮山「どんどん行こうぜ! 勝負だ真中ぁ!」
真中 「お、おう……」
小宮山「じゃん! けん!」
真中 「ポイ!」
小宮山「うっ……」
外村 「おっ」
小宮山「しゃあああぁぁぁ! 2連勝!!」
真中 「(き、気合いが違う……)」
小宮山「さ〜て、次は誰かなぁ〜? つかさちゃんかな、さつきちゃんかな〜」
外村 「おーい、開けていいかー?」
美鈴 「ちょ、ちょっと待って!」
真中 「へー、次はお前の妹か。そう言えばアイツが演技するのって初めて見るかも」
外村 「めったに拝めない可愛い妹の顔をこのレンズにしっかり焼きつけないとなっ」
美鈴 「………い、いいよ、開けても」
小宮山「ではっ、失礼して…!」
ガラリ
美鈴 「はっ……早かったな、今日は。
ゴハン食べる? お、おフロも沸いてるけど。そ、そ、それとも……」
小宮山「そ、それとも?」
美鈴 「そ、それとも…………」
真中 「(………ゴクリ)」
外村 「パシャパシャ(シャッターチャンスシャッターチャンス!)」
美鈴 「……………さ、先にゴハン食べて! 冷めたらマズくなるからっ!!」
小宮山「えぇ〜……そりゃないよ美鈴ちゃ〜ん……オレ、美鈴ちゃんが食べたいな〜」
美鈴 「ぎゃあっ!! 触らないでよこの変態ッ!!」
ゲシッ!!ゲシッ!!
小宮山「ぐふっ!」
外村 「こらっ、俺の妹に汚い手で触るなっ!!」
美鈴 「そもそも小宮山センパイが相手ってのが間違いなんだよ!
こんな変態相手にして、いい演技なんかできる訳ないだろ!!」
小宮山「ヒ、ヒデェ……」
真中 「(でもなんか新鮮だったな……アイツのあんな顔見たことなかったし、
エプロン姿もなかなか……)」
外村 「ダメだなぁ美鈴、そんなんじゃこのシーンをカットできないぞ?」
美鈴 「くっ……こ、こうなったら他の人に頼るしかないかも……」
外村 「もうそろそろ真中も新婚気分を味わってみたくなったんじゃないか?」
真中 「新婚気分って言っても演技じゃん……」
外村 「演技だとしても、小宮山のあの表情を見てたら満更でもないと思わないか?」
小宮山「ちなみちゃんに美鈴ちゃん……どっちもいいなぁ……ハァハァ」
真中 「(た、確かに……)」
外村 「次、準備オッケーかー?」
唯 「はーい、オッケーだよー」
真中 「げっ、次って唯かよ!?」
小宮山「あの娘か。俺の好みじゃないが……まぁいいか」
真中 「くっ……(例え演技だとしても、小宮山が唯のダンナ役をするのはなんか腹が立つ!)」
小宮山「じゃ〜んけ〜ん…」
真中 「(負けられねぇっ!!!)」
2人 「ポンッ!!」
外村 「おっ!」
真中 「よっし!!」
小宮山 「……まぁいいか、今回は真中に譲ってやるよ」
天地 「フン、たかが演技の1つに嬉しそうな顔してみっともない」
真中 「べ、別に嬉しくなんかねーよ」
外村 「その割にはなんかホッとしてるように見えるけど?」
真中 「き、気のせいだって」
外村 「ふーん。まぁそういうことにしておくか」
真中 「えー、コホン。ゆ、唯ー、開けるぞ?」
唯 「淳平? ちょっと待ってー」
真中 「あ、あぁ…」
天地 「何をそんなに緊張してるんだ?」
真中 「な、なんか知らないけど緊張するんだよ!」
小宮山 「だろ? だろ? ドアを開けるまでの緊張感がまた何とも言えないんだよな!
このドアの向こうに可愛い奥さんがいるって思うと…」
真中 「お、奥さん……」ドキドキ
唯 「もういいよ〜」
外村 「よし行け真中っ!!」
ガラリ
唯 「おかえりじゅんぺー! ゴハンにする? おフロがいい? それとも唯をたべちゃう?」
真中 「……おまえ、意味わかって言ってるか?」
唯 「むー! 唯子供じゃないもん! それぐらい知ってるよっ!!」
外村 「唯ちゃん、”食べちゃう”意味をぜひ教えて欲しいなぁ〜」
唯 「うん。もちろんセッ」
真中 「わぁぁぁ!! こ、こら唯っ!! 人前でそんなこと軽々しく口にすんなっ!!」
唯 「唯、子供じゃないもんっ!!」
小宮山「しかし……あんなちびッ娘のエプロン姿もこれはこれで…」
外村 「いいモンだな、真中?」
真中 「うっ……(確かにいつもの唯とは違って見えたな……なんつーか、若奥様?)」
天地 「フン、あんな小さい子をお嫁さんにするなんて常識外れもいいところだ。
現実味がない!」
外村 「おっ、なかなかいい意見だな天地ぃ……結構しっかり見てるな?」
天地 「ぼっ、僕は一般論を言ったまでだ! 君達と一緒にするなっ!!」
小宮山「さて、あと残ってるのは綾ちゃんにつかさちゃん、さつきちゃん、か」
真中 「……!」
小宮山「真中ぁ……ここから先は1度たりとも譲らねぇ!
彼女達のダンナの座は俺が1人占めさせてもらうぜ!!」
外村 「おおっ、気合い入ってるな小宮山」
小宮山「あたぼうよ! いくぞ、勝負!」
真中 「ジャン! ケン!」
小宮山「……!」
真中 「ポンッ!!」
小宮山「ああぁぁぁ!!」
真中 「……!」
外村 「真中の勝ち、と。無欲の勝利ってヤツか?」
真中 「ま、まーな……(内心ハラハラしてたけど…)」
外村 「よし、勝利の美酒をとくと味わってこい、真中!」
真中 「……え〜と、開けてい…」
? 「――――――っ!」
?? 「………れはいくらな……!」
小宮山「何だ?」
? 「あた―――――てでしょっ!」
?? 「……学校………すよ!」
外村 「ナンか揉めてるみたいだな」
天地 「いかんな、ケンカなら止めなくては!」
真中 「おーい、どうしたー?」トントン
さつき 「……真中?」
真中 「そうだけど」
さつき 「やった、ラッキー!」
真中 「開けていいか?」
さつき 「オッケーよ♪」
美鈴 「あっ、開けちゃダメ!」
ちなみ 「まーまーまー、お手並み拝見といきましょうよぅ」
美鈴 「ぎゃっ! は、離してよ!」
真中 「(何が起こってるんだ……?)」
ガラリ
さつき 「お帰りぃ、ア・ナ・タ♪ ゴハンも出来たてだし、おフロも入り頃だよ!
でも……」スルリ
真中 「のわっ…!」
さつき 「一番の食べごろは……ア・タ・シ♥」
真中 「あ、脚を絡めるなっ! 身体を密着させるなっ!!」
さつき 「あん☆」
外村 「さすが北大路! 期待以上のセクシー路線だぁっ!!」パシャパシャ
小宮山 「くっ……真中め……オイシイ思いを…!」
天地 「こらこらこら―――っ!! ま、またキミはっ!!
そんなに異性と肌を密着させて何とも思わないのか!?」
さつき 「平気に決まってんでしょ! あたし達、結婚してるんだから!」
天地 「とっ……取りあえず離れたまえ!
僕の目の届くところでそんな不届きな行為はさせない!」
さつき 「ちぇっ」クルリ
男子 「「「「ブ――――――――――ッッッッッ!!!!」」」」
真中 「お、お前なんで下着姿なんだよ!!」
外村 「うひゃぁ―――!!」パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパsy
さつき 「え? だって……新婚さんの定番って言えば、裸エプロンでしょ?
下着も外そうと思ったけど、あそこの1年坊に止められたのよ」
美鈴 「あっ……当たり前だろ――!!」
さつき 「こら外村! 撮りまくんなバカッ!!」
外村 「パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ」
さつき 「ちょっと、聞いてんのっ!?」
外村 「パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ」
さつき 「……ッの……!」
ダッ!
さつき 「待てぇ―――!!」
真中 「さ、さつきっ!! 隠せよおい!!」
*
さつき 「外村! 後で絶対そのカメラチェックするからね!」
外村 「(無視)さぁ、次行こうか次!」
小宮山 「真中、今度こそ負けん!」
真中 「なんか疲れた……」
小宮山 「せーの! ジャンケン…」
真中 「ポン!」
小宮山 「よ――っしゃぁ!
ふっふっふ……気合いが足りなかったみたいだな、真中!」
真中 「う…ふ、不覚…」
小宮山 「さっぁ、次は誰コちゃんかな〜?」
コンコン
小宮山 「開けてもいいですか〜?」
つかさ 「あ、もう始めちゃうの?」
小宮山 「つ、次はつかさちゃん!?」
つかさ 「そうだけどー?」
小宮山 「に、西野つかさちゃんと新婚……! ハァハァ」
つかさ 「……ねーぇ、外村くーん?」
外村 「ん? 何ー?」
つかさ 「やっぱさぁ、やるからには真剣にやりたいんだよね、あたし。
パートナー役こっちから指名するのって反則かなー?」
小宮山 「……え?」
外村 「う〜ん……それでよりよいシッターチャンスが……いやいや、演技が
できるんなら……いいけど?」
つかさ 「やった、サンキュ!」
小宮山 「え? え?」
つかさ 「じゃあ………お願いできるかな、淳平くん?」
真中 「は……お、俺?」
小宮山 「ガ――――――――ン!」
つかさ 「ゴメンね、小宮くん」
外村 「女優自らの御指名だ、今回はあきらめろ小宮山」
小宮山 「しょ、しょんなぁ……」
真中 「(小宮山には悪いけど……ラッキー)」
外村 「そんじゃ始めよっか」
つかさ 「あっ、ちょちょっと待って! ………………コホン。ど、どうぞ」
つかさ 「お帰りっ、淳平くん! ゴハン出来てるけど、先におフロ入る?
それとも……一緒に寝ちゃう? ……なんちゃって!」
真中 「………」
小宮山 「………〜〜……」
外村 「……………………」パシャ
つかさ 「……あ、あれ? なんかおかしかった?」
真中 「…………西野、イイ……」
小宮山 「”一緒に”だって! つかさちゃんが”一緒に寝ちゃう?”だって!!」
外村 「西野ってエプロンも似合うな……」パシャ
ガスッ!!
真中 「い、いてっ!?」
小宮山 「死んでくれ! 俺の未来のために死んでくれ!!」
外村 「お、落ちつけ小宮山!
そんなことをしても西野はお前の嫁さんにはならないぞ!」
小宮山 「うおおおぉぉぉぉぉん!!」
天地 「醜い争いだな、全く…」
外村 「ほお、天地はさっきの西野を見てもときめかなかったのか?」
天地 「フン、僕は綾さん一筋だ」
小宮山 「コイツはある意味壊れてるからな」
天地 「な、なんだと!?」
外村 「それじゃ天地お待ちかねの東城、行ってみようか」
小宮山 「あ、綾ちゃ〜ん……最後の椅子は俺がもらう!」
真中 「(東城と新婚ゴッコ……)」
天地 「ちょ、ちょっと待ちたまえ君達!」
小宮山 「あ? 何だよいきなり」
天地 「あ、相手が綾さんということなら、この僕も立候補させてもらうぞ」
小宮山 「何勝手なこと言ってんだ! お前部外者だろっ!?」
天地 「君達は今までだらしない顔でいい目を見てきたじゃないか!
ここは綾さんただ1人をいつも思ってる僕に譲ってもいいんじゃないか!?」
真中 「か、勝手なこと言うなよ!」
外村 「まぁまぁ、それじゃ天地も入れてジャンケンで決めればいいだろ」
小宮山 「ちっ……敵が1人増えちまったな」
真中 「(東城の相手は絶対俺がする!)」
天地 「フン、僕の想いはきっと天に届くはず……!」
3人 「ジャン! ケン!」
3人 「ポンッッ!!」
外村 「………ん?」
天地 「は……」
真中 「……っ」
小宮山 「な、何で……」
天地 「は、は、あ――はっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!
やはり神様は見ていてくださった!!
綾さんの旦那様はこの僕だ!!」
真中 「え、演技上でだ! あくまで仮想現実だっ!!」
天地 「ふっ……では未来のリハーサルへとしゃれ込んでくるとしようか」
真中 「妄想だぁっ! 現実はそんなに甘くないぞ天地ぃ――っ!!」
外村 「落ちつけって、真中…」
コンコン
綾 「ど、どうぞ…」
ガラリ
天地 「綾さん、外道共よりあなたをお救いするべく、この天地参上しました」
綾 「あ、天地くん……?」
天地 「おっと、今の僕達は夫婦でしたね……今帰りました、綾さん」
綾 「え? あ、……お、おかえりなさい。つ、疲れてる?
ご飯出来てるけど、お風呂も沸いてるから…」
天地 「綾さんのご飯!!す、素晴らしい……ぜひともご馳走になります!!」
綾 「は、はぁ…」
外村 「こらこら、お前が出張ってどうするんだよ。
これは女の子達の演技を見るためにやってんだぞ?」
天地 「そんなことは知らん! 僕には綾さんだけがいてくれればいい!」
ガバッ!
真中 「おい天地っ! 馴れ馴れしく東城の肩を抱くな!!」
外村 「ダメだなこりゃ………真中、やっぱお前がやってくれ」
真中 「お、俺がやっていいの?」
外村 「小宮山はあっちで終盤3連敗のショックのあまり真っ白になってるし…」
小宮山 「―――」
外村 「東城、悪いけどもう1回やってくれるか? 今度は真中が相手するからさ」
綾 「ま、真中くんが……?」
外村 「そ。じゃあ仕切り直しってことで」
天地 「あぁ、綾さ〜ん……」
外村 「邪魔するんなら参加させないぞ。 じゃあ真中、よろしく」
真中 「お、おう」
小宮山 「―――」
真中 「(だ、大丈夫か小宮山…)あ、開けるよ東城」
綾 「っ……」
真中 「……」ドキ
綾 「お、お、っ……おかえりなさい真中くん、ごご飯食べる?
お風呂も準備できてるけど、おおお風呂にしますか?」
真中 「あ、あぁ…」
綾 「そ、それとも……」
真中 「え?」
綾 「……………………あ、あ…………あたしに、し、しますか………?」
真中 「……………」
外村 「……………」
天地 「……………」
小宮山 「――――ん?」
綾 「(カァ――――――――ッ!!)」
真中 「………東城…………………いい」
外村 「やっぱ真中だと違うね、反応が」パシャパシャパシャ
天地 「ぼ、僕には言ってくれなかったのに……」
小宮山 「ん? 何で真中がやってんだ?」
外村 「はい、OKお疲れさーん! 全員の演技が終わったので審査に入りまーす」
*
外村 「で? どうだった?」
小宮山 「むぅ、甲乙つけがたい。もっとはっきり言うと、みんなイイ!」
真中 「右に同じ…」
天地 「もちろん綾さん以外になし!」
外村 「お前には聞いてない。……うーん、客観的に見れば…」
真中 「見れば?」
外村 「北大路に西野……かね、やっぱり」
小宮山 「ちなみちゃんは? 俺はかなりグッと来たけどな」
外村 「もちろん良かった。個人的には美鈴も押したいけどな……
アイツの照れてるトコロなんかそうそう見れるモンじゃない」
天地 「おい、僕と綾さんのシーン、後で焼き増ししてくれ」
外村 「東城は言わずもがな、唯ちゃんも結構人気出ると見たね、俺は」
小宮山 「俺もちょっとあの子を見る目が変わったかも知んねぇ…」
外村 「真中はどうなんだよ? さっきから何も言わないけど」
真中 「え? お、俺?」
小宮山 「やっぱりさつきちゃんか? あのフトモモか?」
真中 「うぅ……(みんな良かったのが本音なんだけど)……」
外村 「よし、じゃあ真中に決めてもらおうか。本番も主役やることになるだろうし」
真中 「お、俺がっ!? む、無理だって!」
外村 「別に誰でも文句は言わねぇよ、俺は。お宝ショットも撮れたしな♪」
小宮山 「もちろん俺にもお裾分けしてくれるよな、外村!」
外村 「それは後の交渉次第ってことで……じゃ真中、決まったらその女の子に
言ってきてくれよ、頼んだ!」
真中 「え、えぇ〜〜〜っ!!?」
小宮山 「いいシーン期待してるぜ、監督よォ!」
天地 「さ…2000円でどうだろうか? 外村君!」
真中 「ど、どうすりゃいいんだ……」
結果は神のみぞしる……600ゲト
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
原作と同じのりで凄く面白かったです!!
乙でした。
続きはあるのかな?期待してます。
か、感激の余り、声が出ん…最高だ……神だ……
ありがとう>600
んーなんか読みづらい気が・・・・
けーたいしか持ってないからさぁ・・
けーたいのせいですか?
でも無いようはえーとおもいますよ(・∀・)
原作と同じのりで、絵が次々に頭に浮かんできた
この手の書き方としては読みやすい、乙でした
606 :
名無しさん@ピンキー:04/03/09 01:03 ID:kjgmqs+s
真中は小宮山のペニスを口にほおばり手も使い刺激を与えた。
小宮山「うっ、でる!」
ドピュ
ドドピュ
ドバー
真中溺死
キタ━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━!!!!
最高でつ (*^ー゚)b グッジョブ!!
川下センセのボツネームでしょうか?
これをプリントアウトして、ジャンプ編集部に送って赤丸で描いてもらって欲しいよぉ。
または、同人作家でもいいから、2次元化を激しくキボーンしたい。
ぜひ、続きをお待ちしますщ(゚Д゚щ)カモォォォン
608 :
名無しさん@ピンキー:04/03/09 15:07 ID:cwrsFOQe
>572-599
GJです。
エロパロ板にはもったいない。
本スレに転載したらまずいかなぁ。
第2弾を楽しみにしています。
609 :
名無しさん@ピンキー:04/03/09 22:02 ID:kjgmqs+s
小宮山は高速メトロノームのように激しく腰を振り肉棒を唯の肛門めがけて突き刺した!
そ、その時!
唯のお尻は大爆発を起こしたのだ!!
小宮山「うわぁぁ!これは運個烈風券!」
小宮山は吹き飛ばされそこにはお尻なし唯がのこった
しかし唯はピッコロの血を引いている!
頑張れ唯!まだ大丈夫だぁ!
>572-599
(・∀・)イイ GJ! CDドラマの脚本としてそのまま使えるんじゃないですかね。
611 :
名無しさん@ピンキー:04/03/12 19:40 ID:d4EFmneJ
マンコage
612 :
名無しさん@ピンキー:04/03/13 19:51 ID:eBLC60S4
チンコmuke
613 :
名無しさん@ピンキー:04/03/13 19:59 ID:eBLC60S4
チンチンシュッシュッ
614 :
名無しさん@ピンキー:04/03/13 20:11 ID:eBLC60S4
シコシコチンチンシコシコ
615 :
名無しさん@ピンキー:04/03/13 20:14 ID:eBLC60S4
マンコに差し込み
616 :
名無しさん@ピンキー:04/03/13 22:26 ID:eBLC60S4
いちご22%
617 :
名無しさん@ピンキー:04/03/14 01:06 ID:tT0xss0X
カカロットォ〜カカロカカカカロッカカロットォ〜
裏技キター
「鍵が返ってないから様子を見に来てみたら……これはどういうことだ?」
軽い侮蔑を含んだ表情で、黒川先生は深い溜息を吐いた。
薄く開かれた切れ長の瞳を俺に向けて、低い声色で伺ってくる。
「い、いやっ、その……」
かなりの美貌と抜群のプロポーションを誇る黒川先生だけど、
怒らせたらかなり恐いということは周知の事実だ。
外村や小宮山なら『そんな先生も素敵だ』なんて思うかも知れないけど、
この状況で俺はそこまで楽観的になれるほどお気楽な性格じゃない…。
目の前には困惑を残したままオロオロしている東城と
こんな時でも変わらずにぷるぷる揺れる彼女の大きな胸があり、
そんな東城の腰に今だ手をまわしたままの俺。
そしてそれを不穏なオーラを漂わせた黒川先生に目撃された、と。
「………え〜と……」
あまりにもこっちに不利な証拠が揃いすぎてる……ヤバい。
この場を潜り抜けられるような上手い言い訳なんてまるで思いつかない!
東城へチラチラ目線を投げるも、彼女も俺と同じく言葉が見つからないみたいだ。
「と、東城、俺達何してたんだっけ?」
うわずった声でとぼけつつ、今までの甘い空気を懸命に払おうと努める。
彼女なら何か機転の利いた理由が思いつくんじゃないかと
一縷の望みをかけて彼女に問いかけた俺だったが…
「え? え、え、っと……」
急に話を振られてわたわたと慌てる東城は俺より動揺しているように見えた。
まるで悪戯しているところを見つかった子供みたいだ……いや、
確かにエッチな悪戯をしているところを見られたんだけど。
「そもそもどうしてオマエらだけなんだ。他の連中はどうした?」
二の句を告げられない俺達にしびれを切らせたのか、
黒川先生が訊ねてきた。
ツカツカとハイヒールを鳴らしながら教室へ歩み入ってくる。
先生が近づくたびに威圧感が大きくなってくる気がしたけど、
そんな俺達のビクつきなど意に介さず黒川先生は歩み寄る。
「こ、今度つくる映画の脚本の打ち合わせを…」
すっかり肩をすぼめた東城がか細い声で答えるのを聞きながら、
先生は俺達の方へずい、と手を伸ばしてきた。
「いつまでくっついとるんだオマエは!」
その手は俺の肩をやおら掴むと、硬直したままの身体を
東城のぬくもりから強引に引き剥がしてしまった。
「おわぁ!」
思いのほかその力が強かったために椅子から落ちそうになった俺を、
先生が掴んだままの肩をぐっと引き戻して支える。
「脚本の打ち合わせの中で女の胸に顔をうずめる必要性を
説明してもらおうか、真中」
「うっ…」
美麗な顔をぐっと近づけて黒川先生が睨みつけてくる。
目尻にある泣きボクロも先生をより綺麗に見せる要素の1つだけど、
今の俺にはそんな先生を間近で見られることを神様に感謝する余裕はなく、
綺麗な顔を前にしてもただ1つの感情が俺の背筋を走り抜けただけだった。
「(こ、恐い……)」
刺すような視線が俺を羽交い締めにする。
『ヘビに睨まれたカエル』の心境をそのまま体感しているような気分だ…。
魅力的な容姿を誇る黒川先生も、今は特定の彼氏は存在しないらしい。
そのためかどうかは解からないけど、どうも他人の恋愛沙汰には厳しいようで
今の俺達は先生からすれば「私をさしおいて学生がイチャイチャするな」というところか。
「……何を考えてるのかは知らんが、下手な言い訳は通用せんぞ真中。
東城の腰に手をまわし、あまつさえ胸に顔を埋めて何をしようとしていたのかを
私に納得できるよう説明してもらおう、さあ」
東城の心配そうな視線を受けつつ、掌に滲んでくる脂汗を握りつぶして
俺は渇いた喉をゴクリと鳴らしながら必死に頭の中で言い逃れの言葉を繋ぎ合わせる。
「え、え〜っとですね…」
……無理だ!
他に誰もいない教室で2人抱き合って何をしていたのかなんて、
どう説明すりゃいいんだ!?
何を考えても最初に浮かぶのはみんな同じことだよ……でもそれを口にすれば
黒川先生が待っている答えを口にすることになる。
「真中くん……」
その心細げな声を耳にして、俺はせめて東城だけでも
この息苦しい場から解放してあげたいという気持ちが涌き上がってきた。
「どうなんだ、真中」
先生を相手にして言い逃れることは容易なことじゃない……
ここは1つ、俺が責任を被れば少なくとも東城は俺ほど問い詰められたりしないだろう。
同意の上の行為だったとしても、俺が東城に迫ったりしなければ
こんなことにはならなかっただろうし……。
「黙ったままだと何も解からんぞ、正直に何をしていたのか…」
――――ピンポンパンポン――――
『先生方、今から職員会議を始めますので至急会議室へお集まりください』
…場にいた3人が校内スピーカーへ目を向けたのはほとんど同時だった。
黒川先生は間が悪そうに表情をかすかに曇らせて、
そして俺と東城は心の底から安堵した表情を浮かべる。
そんな俺達を一瞥してから先生は重そうな息を吐き出してから、
「……まぁいい。続きは明日じっくり聞かせてもらう」
と残して教室のドアへと向かった。
先生の艶やかな髪を結わえたリボンがふわふわ揺れるのを見送りながら、
俺達はハイヒールが廊下を刻む音が遠くなっていくのを聞きつつ、
蓄積していた緊張を吐き出した。
「…はぁぁ〜〜……」
溜息とともに身体中の力が抜けていく。
ふと東城を見ると、彼女も心底安心したのか胸に手を当てて
ホッと一息ついている。
そんな東城と目が合った瞬間、照れくささと気まずさが急速にこみ上がってきた。
久しぶりに触れる彼女の感触に夢中になってしまっていた自分が恥ずかしくなってくる。
「そ、そろそろ帰ろうか、東城っ」
さっきまでの自分を打ち消すようにそう言って、俺は鞄を持って立ち上がった。
今ここでこれ以上話し合ったとしても脚本は型にならないだろう。
それに東城と2人っきりで居続けたらまた俺は変な気分になってくるかも知れない。
事実、さっきまで触れていた彼女の温もりと柔らかさは今だ俺の手から消えてなくて、
もう一度触れたいという気持ちは心の中から消えてはいないんだ。
だけどそれはできない。
黒川先生はいなくなったけど、ここが安全な場所じゃないってことは身を持って思い知らされた。
見つかった時はまるで生きた心地がしなかったからなぁ…。
「東城?」
ぽーっとしたままの東城に再び呼びかけると、
彼女は慌てたように立ち上がってポケットを探り部室の鍵を手に取り出した。
「あっ、う、うん。じゃあ帰ろ…」
帰り道、俺達はろくに会話も交わさないまま黙々と歩いていた。
さっきのこと何か話さないと…そう思うも、黒川先生のイメージが大きすぎて
思い出すだけで冷や汗さえ滲んでくる。
確かに心臓が飛び出るんじゃないかと思うほどビックリしたけど…。
「ゴ、ゴメンな東城、俺、全然気づかなくて…」
それでも沈黙を続けたままというのは嫌だったので、思いきって話を切り出してみた。
「あ…あたしもびっくりしちゃって真中くんに伝えるのが遅れちゃったし…」
同じように思っていたのか、俺の振りに東城は敏速に反応を返してくれる。
さっきのことを思い浮かべたのか、その口ぶりは少し慌てているように感じた。
「いや、と、東城は悪くないって! でも、やっぱマズかったよなぁ…」
「ごめんね真中くん、上手にフォローできなくて……」
気恥ずかしさからなのか、俺も東城も歯切れが悪い。
今日は運良く先生の追求を免れることができたけど、問題は解決していないんだ。
明日までに上手い説明を考えないと……自業自得とは言え、あの先生を納得させる理由を
考えなければいけない身の上を思うと帰る足取りも重くなるのだった。
*
ロクな言い訳が思いつかなくても朝はやってくるわけで、結局俺は
理由はおろか何の対策も立てられず、睡眠も不充分なまま学校へ向かうこととなった。
休んでしまおうかという考えも浮かんだけど、それじゃ東城に迷惑がかかっちまうしな…。
停学処分とかになれば親に理由とかも聞かれるに違いない。
「……どうしよう」
うわ〜〜! マジでピンチだって!!
もう俺の中では言い訳できなかった時の処遇を考えることしかできなくなっている。
ゆっくり歩いたつもりでも、目的がある以上そこには到着してしまうことが今は悲しかった。
上履きに履き替えてこれ以上ないほどブルーな気分のまま教室のドアを開けた瞬間、
「真中ぁ〜〜っ!」
ボフッ。
教室の一角から小走りで駆けてくる音が聞こえてきてすぐに、
柔かいカタマリが俺の両頬を襲った。
「うわっ!?」
何が起こったのかを把握できずにいる俺の首をグイッと抱きこんで、
突然の来訪者はそのカタマリへの密着をより高めようとしてきた。
目で確認することはできないけどこの柔らかさと大きさ、それに心地好い女の子の匂い…
人目をはばかることなくこんな嬉しい出迎えをしてくれる女子は
俺の知る限り一人しかいない。
「さ、さつきっ!!」
北大路さつき――東城や外村、俺と同じ映像研究部に所属する女の子。
同じ部のよしみとして贔屓目に見なくても充分可愛いと言える外見と
裏表のないサッパリした性格で男女問わず人気が高い……特に、男には人気がある。
男どもが何故さつきに執心するのか、そんなことは解かりきってる。
あの外見にあの性格だけでも目に止まるってのに、さつきはさらに……なんと言うか、
同学年の女子と比べてすごくエッチな身体をしてるからだ。
年頃の男には制服の上からでも手に取るように解かるさつきのメリハリの効いた身体は
刺激的すぎるんだよなぁ……そんな彼女とは不思議な縁が重なって泉坂に来てから
ずっとツルんでいるけど、いつの頃からかさつきは俺に積極的にアプローチしてくるようになった。
今までモテたことなんてなかった俺だから、女の子に…しかも可愛くてセクシーな子に
面と向かって『好き』って言われたら悪い気はしない。
だけど、俺とさつきは今でも”友達”の関係が続いている―――もちろん、
さつきは俺には勿体無いくらい可愛い女の子だと思う。
でも俺が彼女と付き合うことができないのは、少なくとも今俺の中では
さつきと同じくらい気になる女の子が他にいるからだ。
彼女に俺の”好き”という気持ちを全部あげることができないから……
だから今でも俺はさつきに返事が出来ずにいる。
さつきのことが好きか嫌いか、そう聞かれたら俺は迷わず好きだと答えるだろう。
でもそれは彼女が聞きたい”好き”という言葉の意味ほど重くないと思うから、
そう伝えることはできない。俺の中に居る女の子達……彼女達に対する答えを、
俺は一刻も早く見つけないといけない。東城、さつき、それに――
「ちょ、ちょっと真中、大丈夫?」
……黙りこんだままだった俺を心配するようにさつきが声をかけてきた。
確かにさつきの胸はヘタすりゃ人を窒息死に追いこめるほどのボリュームがある。
まぁそれも男にとっては幸せな死に方かも知れないけど、俺はまだ死にたくない。
「お前なぁ、自分からやっといて心配すんなよ!」
彼女の拘束する手が緩んだ隙に、顔を上げてさつきを見る。
随分久しぶりに見る気がする彼女はご機嫌な笑顔で俺を見つめ返してきた。
「えへへ、久しぶりだったから今日は通常よりサービスしました♪」
「……ま、毎朝やられる身にもなってくれ…」
そう愚痴ってみるものの、久しぶりに喰らったさつきの”目覚まし”に
いつもの調子を取り戻せそうな自分がいる。
ウジウジ悩んでてもしょうがないよな……なるようにしかならないだろう。
「だって昨日会えなかったし、真中があたしの身体を恋しがってるんじゃないかと思って」
「誤解されるような言い方するな!」
「またまた、嬉しいクセにっ♪」
そう言って、またべたーっと身体をくっつけてくるさつき。
正直に言うとこの感触は離れ難いものがあるけど、
人前ではさすがに俺も…これほどまでに積極的に来られると、
対応の仕方に困るんだよなぁ。
「新学期が始まってもお熱いなぁ、オマエらは」
遠巻きに俺達を見るクラスメイトの中から1人歩み寄ってきたそいつに
俺は懸命に助けを乞う。
「そ、外村……助けてくれぇ…」
「北大路ぃ、俺のカメラの前でもやってくれ」
俺の言葉を無視して、外村は愛用のデジカメをさつきに向けて構えて見せた。
コイツには聞こえないのか? 俺の命乞いが!
「イヤよ、あたしは真中だけのものなんだから!」
「そこを何とか、1つ頼むよ」
「ダメ! べーっ」
俺にもたれかかりながら悪態をつくのは止めてくれ、さつき。
お前の身体を支えるのは結構骨が折れるんだぞ……。
「先生来たぞー」
その誰かの言葉を合図に、ようやく俺はさつきから解放されることができた。
一時限目の科目担当の先生が教室に入ってくるのを見て、クラスが動き出す。
それに倣うようにして席へついてからやっと、俺は今日初めて
身体が軽くなったと感じることができた。
俺が窮地に立たされることになったのは、4時限目の授業だった。
「……わかりません」
この授業3回目の台詞を吐くと、教壇の黒川先生がフッと笑ったように見えた。
「何だ、解からんのか真中?」
「は、はい、すみません」
と言うか、そんなの習った覚えないんですけど……。
俺が納得できないような顔に見えたのか、先生はどこか嬉しそうな表情を浮かべている。
周りのヤツらもそろそろおかしいと思い始めたのか、ザワザワし出した。
「こら、私語は慎め!」
先生はそんな雰囲気を一蹴してまた授業を進め出した。
無言の視線がチクチクと刺さる……これは『昨日のことを忘れてないだろうな』という
先生の忠告か? それにしては悪質だと思うんだけど……
「ではここを……」
また新しい問いにさしかかり、黒川先生は生徒の顔を見まわしながら獲物を探し始めた。
俺、また当てられるかも……あからさまに目をつけられてるからなぁ……。
解からない答えを考える余裕もなく、俺はただ先生と目が合わないように
下を向いて自分以外の誰かを指してくれるように祈った。
「小宮山。答えてみろ」
「は、お、俺ですか?」
ホッ……。
安堵しながら俺が顔を上げると、黒川先生がチラッと俺に目線を向けたように見えた。
災難を逃れたことに安堵していた俺だったけど、先生の視線に一瞬怯んでしまう。
「わ、わかりません」
小宮山がそう答えるのを待っていたかのように、黒川先生は俺を真っ直ぐ見た。
『え?』と俺が目で聞くと、先生は小さく頷いてから細い人差し指を俺へ向ける。
「では代わりに真中。同じクラブのよしみだ、小宮山を助けてやれ」
「げっ……!」
ま、また俺!?
クラスの女子らしきクスクス声が聞こえてくる。
俺を笑うその声に黒川先生はすこぶる気分が良さそうに笑みを浮かべていた。
(さ、晒し者だよ、これじゃ!)
もちろん俺はその問いに答えられず、再び先生の勝ち誇ったような表情を見せつけられる。
この後も攻撃は続き、一時間ずっと俺は黒川先生によってクラスの笑い者にされたのだった。
キ――ンコ――ン………
重く低いベルが鳴って、ようやく授業が終わりを告げる。
肩の力を抜いて心底ホッとする俺とは裏腹に、教壇の先生は
「チッ」と口惜しげに顔を歪めたように見えた。
あれだけやっておいて、この人はまだ俺をいじめ足りないのか……?
名簿や教科書もろもろをまとめながら、先生は教室を出る準備を始める。
もしかしたら、昨日のことはこれで不問にしてくれたりするかも……
これだけさらし者にされれば充分罰を受けたとも思うんだけど。
「真中!」
「は…」
そんな甘い考えを打ち消すように、黒川先生が俺を呼んだ。
いつものクールな笑みを見せて、固まったままの俺へ続ける。
「昼休み、職員室へ来い。用件は解かってるだろう」
来た。
やっぱり黒川先生は甘くない。
あぁ〜〜……覚悟はしていたけど、やっぱ行きたくねぇぇ……。
そんな俺の思いなど知らずに、先生は平然と教室を出ていった。
それに代わるようにして外村が寄ってくる。
「おいおいおい、お前何やったんだ?」
興味津々と言った感じで外村が訊いてきたが、もちろん話せる内容じゃない…。
「ねぇねぇ、黒川センセさっき真中をあからさまに狙ってたよねぇ」
「真中、何やったんだよ?」
外村と同じように目を輝かせて、さつきと小宮山も話に食いこんできた。
「それだけでもおかしいってのに、今度は呼び出しかよ。怪しいな」
「真中、何で呼び出されたの? 教えてよ!」
「俺にも教えろ!」
人も気も知らないで、3人はズンズン迫ってくる。
でも、いつまでもここで愚図ってる訳にもいかない……先生を待たせるのもヤバイ気がする。
「……行ってくる……」
質問に答える意志を示すことなく、俺は重い腰を上げて職員室へ足を向けた。
「真中ってば!」
「後で教えろよ!」
背中から聞こえる声には、他人事だという軽い気持ちがこもっているようにさえ感じた。
職員室に入った俺が黒川先生の机を見やると、
先生もちょうど俺を見つけたのか、ばっちり目が合ってしまった。
「来たか真中……何だ、随分と浮かない顔をしてるな」
「はぁ…」
黒川先生は近づいた俺を見て、開口一番そんなことを言う。
そりゃそうですよ、これから説教されるってのにウキウキ気分でこれるほど
俺は能天気じゃない。
「じゃあ、指導室に行くか」
黒川先生の口から出た台詞に俺は少なからず驚いてしまった。
「し、指導室?」
……ほ、本格的だな……。
いよいよ雲行きが怪しくなってきたのを肌で感じながらも、
席を立った先生に俺は黙ってついていくしかなかった。
指導室の鍵を開けて黒川先生が部屋へ入るのを見て、
俺はふと思ったことを口にした。
「黒川先生、生活指導の先生は?」
いつもなら誰かが常駐しているはず。
大抵それは生活指導の先生だったりするんだけど…
「席を外してもらった。第3者がいるとお前が萎縮して話し辛くなると思ってな」
この場所に連れてこられただけで充分萎縮してしまうんですけど……。
先生は自分のものでもないのに常備されていた椅子にどかっと無遠慮に腰を下ろし、
ついで俺に向かい側の椅子へ座るよう促した。
「じゃあ訊かせてもらおうか、昨日のことを」
俺が腰を落ちつけるのを確かめてから、まるで取り調べでもするように
先生は俺と向かい合って話し始める。
が、ちょっと気になったことがあったので先に切り出してみた。
「……あの、東城は……?」
東城がいないまま始めようとした先生に恐る恐る訊いてみる。
一応彼女もあの場にいたし、何かしら訊かれると思ってたんだけど…
「あぁ、東城か。あいつに訊くよりお前の方が訊きやすいと思ったから呼んでない。
もし私が想像した通りの答えならば、引込み思案な東城から聞き出すには
時間がかかりそうだからな」
……確かにそうかも知れない。
東城、性格は内気な方だと思うし嘘吐くのもあまり上手くないよな。
実際彼女が嘘吐いてるところはほとんど見かけないし…。
黒川先生に厳しく問い詰められたら俺達のこと喋っちゃうかも知れない。
それはそれでヤバい。
「で? 昨日のアレは何をしてたんだ、真中」
ふくよかな胸の前で腕組みをして、先生が核心に迫ってきた。
昨日と変わらない迫力ある瞳が俺を捕らえる。
「え、え〜〜と、ですねぇ……」
「私に気づかないほど東城の胸は気持ち良かったのか?」
「うっ……」
ダメだ、完全にお見通しだ。
やっぱり下手な言い訳は通用しそうにないぞ…。
退路も塞がれた今俺が取れる行動は2つ――
本当のことを喋るか、あくまでしらばっくれるか。
『はい、先生が来なければきっと最後までヤッてました。すみません』
……言えねぇって!
こうなりゃもうトボけ通すしかないな。
自分の取るべき行動が決まったからか、いくらか気分が落ち着いてきた。
最後までシラを切り通せるか……黒川先生と勝負だ。
「せ、先生はちょっと勘違いしてると思います」
俺の言葉に黒川先生はわずかに眉をしかめた。
予期しなかった答えだったのか、続きを促すようにじっと俺を見つめてくる。
逸る心臓を気持ちで押さえつけて、俺は余裕を見せるように微笑んだ。
「あれはほら、つ、次の作品のストーリーについて話し合ってたんですよ!」
……嘘じゃないぞ。
最初は本当に話し合ってたもんな。
「それは昨日も訊いた」
と、先生は冷ややかな口調。どうやら納得してくれないらしい。
もっと信憑性を持たせないと……あれは次に撮る映画に必要なことだったってことを。
「つ、次はラブストーリーで行こうかって話になって、やっぱそういう話って
”気持ちを伝えるシーン”が肝になるじゃないですか? それでどんな映像にしようかって…」
いざ説明し出すと結構出てくるもんだな、と俺は内心驚いていた。
100パーセント嘘って訳じゃないから良心も痛まない。
俺の弁明を先生は黙って訊いている。
何か考えているようだけど、全てを否定するような気配はない。
この調子なら、上手く言いくるめることができるかも知れない…!
「昨日のアレはそのシーンだと言うのか?」
「そうです、先生が見たのはその場面だったんですよ!」
俺の力説に黒川先生は複雑な顔を見せる。
しらじらしいと言いたげに目を細めて俺を見ながら、先生はフッと短い息を吐いた。
「女子の身体にベタベタ触るシーンを撮るのか?」
「ほ、本番ではやりませんよ!フリだけです!
き、昨日のは……ちょっとふざけてただけなんです!」
これ以上は言い訳できないぞ……もう俺の方から言う言葉はない。
後は先生が納得してくれるのを祈るだけだ。
「……まぁ言ってることは解かった。随分気の早い話だが、
文化祭にかける意気込みが強いのは私にとっても望むことだからな」
集客力が強いクラブは、部並びに顧問にも特権が与えられるのが泉坂高校の文化祭だ。
ギャラリーを集めるためにアイディアを練ることは、先生にとってもプラスになるに違いない。
「そ、そうですよね! 俺達次が最後の文化祭だから良いもの作りたいんですよ!」
思わず俺も力が入る。
話の流れは確実にいい方向へ向いている。
先生の興味も昨日の俺と東城のことよりも映画のことに向いているみたいだ。
「ふむ。客を集めるためなら少々過激なシーンにも目を瞑るか……まぁ限度はあるがな」
(や……やった!)
先生を納得させられたことに俺は心の中で拳を握り締めた。
土壇場でVゴールを決めた気分……朝からずっと俺の中に溜まっていた
停学だの何だのというブルーな思考もあっという間に吹き飛んだ。
ここに入ってきた時とはまるで対極な気持ちの俺に、先生は再び口を開いた。
「よし、じゃあお前が昨日東城と考えたシーンをここで見せてくれ。
私がチェックしてやる」
「……はい?」
一瞬、先生の言ってることが理解できなかった。
ここで見せてくれって……
「え? 誰と誰がやるんですか……?」
「お前と私以外に誰がいる?」
じっと黒川先生の目を見る……先生はいたって真剣だ。
呆気に取られたままの俺の横に、先生は自分の椅子を寄せてきた。
「高校生如きが人を興奮させる演技ができると思ってるのか?取りあえず、
今お前の頭にあるシーンを再現して見せてみろ。大人の私がダメ出ししてやる」
「え、え〜〜〜ッ!!?」
( ´Д`)y━~~ < そうか、エロがないんだ
ガス抜きついでの妄想だったとは言え適当すぎたな…
スマンが>572-599の保管庫への収蔵は遠慮させてくだちい
他の方のものと並べるにはエロないし手抜きなので
>>640 既に収蔵されてたりしてw
面白かったんだけどなあ
俺も個人的にはああゆうのもあっていいと思いますが
643 :
名無しさん@ピンキー:04/03/16 03:02 ID:Y4fWE1Uh
さつきは真中のペニスを右手で小宮山のペニスを左手でもちゆっくり動かし始めた
真中と小宮山のペニスを交差させ…
キュ!
「わ〜い!真中と小宮山のチンポ結べたぞ!」
>>640氏
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
面白いです! 確かにハァハァはないけどドキドキしました。
否が応でも続きに期待がふくらむ 展開です。
それにしても読みやすくて、自然だ。
>>640 おもしろかったよ 収蔵してもらえばいいじゃんか
>>640 面白いしいいと思う。
板名はエロパロだけど、「溜め」も必要でしょ。
原作であっても違和感無い展開で感心しきり。
続きが楽しみなんでがんがってくだちい。
647 :
向井:04/03/17 17:36 ID:ezhiIE8y
私のパンツ買ってください
>>640 謙遜しなくていいっす。続き期待してます。
SS倉庫管理人さん640氏の新作収納してくらさい
649 :
名無しさん@ピンキー:04/03/18 02:34 ID:sDwzL1xo
俺東城並にキュートで巨乳の彼女います
毎日2回以上やります
そういえばキュートって言葉あんまり使わなくなったね
なにぃぃぃー
ss保管庫というものがあるのかぁー…
このやろー
行き方教えてください・゚・(つД`)・゚・
>>649 漏れは見た目は168cmもあるもろつかさで、、性格はさつきみたいな彼女と中学時代から
もう15年以上も一緒です。他の女は知りません。
見た目が身長180cmの唯ってのがいたら笑えるな
654 :
名無しさん@ピンキー:04/03/18 23:26 ID:sDwzL1xo
やらせて
655 :
名無しさん@ピンキー:04/03/19 01:38 ID:Sb6kgFkk
>>655 サーバーが不安定らしい(人大杉w)
何度かリロードすれば繋がるみたい。
657 :
名無しさん@ピンキー:04/03/19 03:27 ID:Sb6kgFkk
>>656 情報アリガd 繋がったよ。
保管庫の管理人には頭が下がるね〜
ageてしまった。スマソ
659 :
651:04/03/20 01:12 ID:TR8p/5rd
>640
アンタは神だ、創造主だ
なかなかいい同人誌がないもんだ
お、俺と先生が!?
目を白黒させて絶句している俺に、黒川先生はさらに寄り添ってきた。
俺が慌てる様が可笑しいのか、どこか愉しそうにさえ見える。
「フッ、何を驚いてるんだ。昨日のアレは演技だったんだろう?
なら相手が誰であろうと構わないはずだが」
先生が近づくにつれて、香水の匂いが強くなる。
同年代の女子にはないその香りは、俺に先生を”女”として意識させるのに
一役かっているようにも思える。
強い…でも決して不快じゃない先生の『匂い』は俺の周りを漂い、
まるで自らの香りで獲物を誘いこむ危険極まりない華の香りのようだった。
「い、いや、そういうワケには…」
離れようとする俺の手をぐっと掴み、黒川先生が細い肩をぶつけてくる。
「いいからやれと言っている。
昨日お前と東城はどんな風にやっていたんだ?」
……もしかして、これも4時限目のイジメの続きか?
先生は俺が困るのを見て愉しんでいるようにしか見えない。
何にせよこのまま帰らせてはくれそうにないし、
身から出た錆……やるしかないのか。
「そ、それじゃ失礼して…」
そう言って腹を決めた俺は先生のやや後ろへ周り、腰に腕をまわす”フリ”をする。
まとめられた髪の下からのぞく白い項がやけに艶っぽい。
「本当に触ったら職員会議にかけるからな」
先生はあくまで演技指導だということを強調したいのか、
とんでもないことを言い出す。
ちょっとでも手が当たったりしただけでも
本当にやりそうだよな、この人は……。
「さ、最初はこう……見つめ合うところから入ってですね」
俺が言うと、黒川先生は顔をこっちに向けてきた。
至近距離で先生と目が合ってしまい、思わずのけぞってしまう。
「何だ?」
「い、いえ…」
それにしても……やっぱりかなりの美人だよな。
化粧も目鼻立ちをよりはっきりさせるようなやり方に見える。
自分を綺麗に見せる術を知っているというか……人気あるのも頷けるよ、本当に。
そんな先生と見つめ合ったせいか、さっきまでの緊張がさらに高まってくる。
心臓の音が訊かれるんじゃないかと思うほどバクバク鳴って、
全身の血が頭に上がってくるのが解かる。
「それから?」
そんな俺の変化に気づかないはずはないのに、
それでも先生は俺の心内をさらっと流すように続きを促してくる。
緊張しっ放しで手が震えてきた……俺は全身の硬さを飲みこむように
喉を鳴らしてから、肩越しに見える先生の胸へ手を伸ばす。
「キ、キス……したりしながら…、む、胸に手なんか当てちゃったり……」
俺の掌は先生の2つのふくらみにあと数センチという位置まで近づいた。
ブラウス越しでも解かるほど丸く張り出たそのバストは見るからに柔らかそうだ…。
衣服をぱつんぱつんに押し上げて止まない自己主張の激しい
黒川先生の身体がすぐ触れられる距離にある。
その事実だけでも俺の理性は吹っ飛びそうなのに、先生はいたって冷静だ。
経験の差ってヤツなのかな……何とか平静を装おうと努める俺が可笑しかったのか、
黒川先生は鮮紅色のルージュが引かれた唇をかすかに上げて微笑んだ。
「おい真中、何だコレは」
そう言うや、いきなり先生がズボンの上から俺の股間を撫でる。
突然の甘い刺激に、思わず背筋をピンを伸ばして反応してしまった。
「……何故こんなことになっている?」
俺の反応を楽しむように先生は股間を撫で摩ってくる。
優しくも妖しい手つきでますます硬度を増していく自分の股間を情けなく思いながら、
欲望とは逆の抵抗を試みるが、自分の身体の現状を前にしては
それも力ない意味としか取られない。
「ちょ、ちょっと黒川先生! ド、ドコ触ってんですかぁ!!」
白く細い先生の手を引き剥がしにかかるが、
そんな俺の股間中央で屹立し始めていた棒状のモノを黒川先生がぎゅっと握りしめてきた。
「う、うわぁっ!?」
「人の身体であらぬ妄想を抱いて勃起しておきながら何を言っとる!」
「だからって握らないでくださいよ!!」
ズボンの上からとは言えはっきり形を成すほどに俺のモノは
先生の掌で包みこまれていた。
恥ずかしさのあまり卒倒しそうになりながら、俺は必死で先生の手を払いのける。
が、思った以上に先生の力が強くて簡単に離してくれない。
「い、いい加減にしてくださいよ〜!」
身体を捻り、動かす度に握られたモノに微妙な刺激が生まれてしまい、
結果俺の股間は先生の手の中で微かな脈動を繰り返すことになっていた。
「こんなにして何を考えていた? こんな…」
何にせよ、今はまず先生の手から解放されるのが先決だ。
事態の収拾をつけるために俺は声を張り上げて謝罪する。
「い、いや、ちょっとその……す、すみませんでしたっ!」
「………」
「あ、あの、先生?」
はち切れんばかりに膨張した俺の股間を凝視する黒川先生。
口を半開きにしたまま、厳しい目つきで思うがままそそり勃つソレを見つめている。
「だ、だから…!」
肩を押して身体を遠ざけようとした時、ハッと我を取り戻したように
ようやく黒川先生が俺に目を合わせた。
「……っ、真中、お前教師相手に勃起するとは何事か!」
気まずさを払拭するように俺を一喝してから、
先生は俺のズボンのチャックに指を引っかけてきた。
「なっ……せ、先生!? ちょっと…!」
「場をわきまえず発情しまくるお前には教育が必要だな」
「えっ!? そ、ちょ待ってくだ…」
俺の反論を遮るように、ズボンはジーッと口を開けていく。
性格は問題あれど、美人教師と2人っきりというシチュエーションに
無意識のうちに漲ってしまっていた俺の分身は
解放されるのを待っていたかのようにビン、と窓から飛び出した。
「……!」
「わぁぁ!! こ、これはいくら何でもやりすぎですよぉ!!」
見苦しいまでに肥大したモノが生の姿を先生の眼前に晒される。
慌てて立ち上がろうとした俺を捕まえるように、
血管を浮き立たせるソレを再び黒川先生は握り締めた。
「うっ…!」
「恥ずかしいヤツだな……何を期待していたんだ?」
言いながら、剥き出された竿を握り上下に擦り出す。
過敏になっているモノへ激しい快感の波が押し寄せてきて、
みっともないと思いながらも腰が浮いてしまう。
「気持ちいいのか真中?」
「うっ、く……!」
快感に耐える俺をさらに責めたてるように、
先生の手の動きは大きく強くなっていく。
摩擦と刺激で熱を持ち始めたモノを確かめるようにしごくその様は、
俺を解放する気などさらさらないように見える。
心なしか、先生の目がイッちゃってるようにも見えるんですけど……。
「い、いつまでやってんですか!」
「おっ、出てきたぞ…」
肉棒を覆っていた先生の手がスムーズに感じたのは、
自身から零れ出た無色の液体のためだった。
ヌルリと絡みつく感触を楽しむように、先端から溢れた先走りを
指先で亀頭に塗りたくる先生の動作がさらに興奮を促す。
「ちょ、わぁっ!」
伸びた爪で引っ掻くように敏感な部分を弄り、
焦る俺を見て妖艶な笑みを浮かべる黒川先生。
その表情は恐さと同様に何をされるか解からない期待を
俺の心の奥底から引き出す。
「生意気に感じているのか?」
「なっ…」
”この程度で慌てるな”とでも言うような、余裕を含めた物言いだった。
熱くなる股間とは裏腹に冷たい何かが背筋を走るのを感じた。
「熱くて硬い……そしてこの匂い……ハァ……」
艶っぽい息を吐きながら、黒川先生はモノを扱くことに執心している。
目を爛々と輝かせて夢中になるその様子は正直に言って……コワい…。
「……ンッ」
先生の手の動きが緩くなった。
引いていく快楽の波に安堵するのも束の間、やおら立ち上がったと思うと
生徒の前だと言うのに腰周りを締めるタイトスカートの脇に指を入れて、
黒川先生はあろう事か奥にある下着の裾をくっと降ろしてしまった。
紫色の見るからに大人っぽいパンティが太腿まで下がって見える。
「せっ、先生っ!? な、な、何を…」
「うるっさい! いいから黙ってろ……大人の女は簡単には止まれんのだ…!」
「へ…?」
長い脚が俺の腰をまたぎ、そびえ勃つモノの上に位置を定めるように
黒川先生が覆い被さってくる。
「な、何してんスか先生っ!?」
「ハァ……ハァ、見て解からん訳でもあるまい……」
さすがに状況を把握した俺が拒絶の意志を示すが、
そんな俺の思いを完全に無視して黒川先生はゆっくりと腰を降ろしてきた。
「マ、マズイですって絶対! くっ、黒川センセ…」
ざらっとした恥毛の感触が一瞬亀頭を撫でたかと思うとすぐに、
生温かい肉の扉が湿った音を漏らしながら俺の分身を飲みこみ始めた。
「うわぁっ!」
「情けない声を出すな……どうせ東城とはもうヤッたんだろうが……ン、ッ」
黒川先生の中は異物の侵入を特に拒むこともなく、
素直に俺を招き入れていく。
何も考えられないほどの異色な快感に頭を振りながら、
俺は近づいてくる先生に向かって答えた。
「そ、そんな、ヤッてませんよ、こんなことまで!」
「ウッ……ン、嘘をつくな、昨日の雰囲気を見れば解かる…っ」
自分の腰に先生の柔かい太腿が当たるのを感じて、
俺は自分のモノが全て挿入されたことを悟った。
1つの椅子の上で2つの身体が不安定に揺れ出す……。
「う、うわぁっ! だ、誰か来たらどうすんですかっ!?」
そう言ってみるものの、目の前の肢体が艶かしく揺れ動く度に
じわじわと下半身に広がっていく快感は無視できなくて、
先生の行動を強く否定できずにいる自分が情けない。
柔かく熱い肉でモノをしごかれる感覚は、さっきまでの手の感触とはまた違う、
他の例えが思いつかないぐらい未知の快感だった。
「う……あぁ……!」
豊満な乳房が目の前で踊るのを見ながら、
先生の気分とノリで時折いい感じで締めつけてくる膣の感触に酔ってしまっている。
女性と繋がったのは厳密に言うと初めてではなかったけど、
東城とした時は実質挿入のみで終わっていたために
異性の身体を本格的に感じるのはこれが初めてだ――
「っ……、大きさはそれほどでもないが、硬さはなかなか……ン、ァ……!」
「はぁ、せ、先生……そ、そんなに動かないでくだ…」
次々に襲い来る快楽に息も絶え絶えそう伝えるも、
先生はただ欲求の赴くがままに快楽を求めて動き続ける……。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ!」
「ちょ、ちょっと、くろ、黒川センセ、俺の言うこと訊いてます……っ?」
「ハァ、ハァ、ハァ、うるさい、今イイところだから黙ってろ!」
俺の泣きの一言も訊き入れられることはなく、
黒川先生は貪欲に快感を得ようとますます動きを加速させていく。
「うわっ……!!」
「クッ……震えてるな、真中っ……私の膣内で、お前の節操ないモノが!」
その存在を俺に知らしめるように、ギュッと膣壁が収縮して締めつけてきた。
だけどそれは改めて黒川先生と繋がっているというおよそ考えられない現実を
実感させる行動に重なって、身体中の血をさらに一ヶ所に集束させる。
スカートで覆われていたため結合部は直に見ることはできないけれど、
俺の身体の一部を出し入れする先生の感触は、
頭の中で形を思い浮かべることができるほどダイレクトに伝わってきた。
東城と繋がった時のような窮屈さはないけど、だからと言ってキツくないということはない。
先生が動く度に、幹を擦るような振動と絡みつく肉の感触が
新しい快感をどんどん生み出していく。
今まで知らなかった快楽の形が俺を夢中にする……でも、
それも長くは味わえそうになかった。
成熟し切った女性の感触は初めて性交を体験する自分にとっては刺激的すぎたために、
俺は早くも根を上げそうになってしまう。
「あ、セ、センセイ、俺もう、ダメ……かも……」
全身の力を腹筋に込めてなんとか耐えながら、俺は限界を呟いた。
しかし、火照った身体を沈めるにはまだ物足りないのか黒川先生に満足した様子はない。
「早いぞ真中、もうちょっと我慢しろ……ッ、ハァ……」
「そ、そんなこと言ったって無理なモンは無理で…!」
パンパンと肉を打ちつける音が回数を増し、より激しい先生の動きが俺を追いつめる。
「あ、あ、あぁ、ヤバいですって! そんな早くしたら俺っ……!」
「辛抱せんか! お前このまま出したら責任取らせるぞっ!」
先生も盛りあがっているのか、息を荒げながら血走った眼でそんなことを言ってくる。
「責任って……ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
「イヤなら耐えてみせろ、男だろうが!」
な、なんでそんな態度デカイんだ?
どう考えたって俺が襲われてると思うんだけどこの上命令までするか?
だけど今さら黒川先生の横暴な態度を諌めることができるなら、
こんなことにはなってない……とにかく限界の近かった俺は勘弁してもらえるよう頼んだ。
「む、無理ですよ! 俺、俺……!」
「真中、もしこのまま出してみろっ、お前この先ずっと私の玩具にするぞ!」
「オ、オモチャ!?」
驚く俺に、先生は変わらず腰をくねらせて見せる。
冗談じゃない!
常時こんなことされたら神経が持たない……付き合ってられない!
「ハァ、ハァ、ハァ……ウッ………ン!」
その時、黒川先生の押し殺したような呻きと共に急激に膣内がグッと締まり、
俺の中に溜まった欲望を搾り取るかのように肉襞がきつく絡みついてきた。
もう無理だと悟った俺は先生のくびれた腰を力の限り持ち上げて、強引にモノを抜き出す。
「なっ!?」
間一髪膣内から引き抜かれた肉棒は、それまで自身を縛っていた我慢の糸を切るように
白濁液を吐き出した。
「くっ……あぁ!」
ビュッ! ビュルッ!!
幾度もの限界を乗り越えた末に生まれたその液体は見たことのないほど
元気よく先生の太腿に飛び散り、その白い肌に張り付く。
べっとりと垂れ落ちるそれを見つめながら、
「……勝手に抜くな、真中……」
と、やや冷めたような落ちついた口調で黒川先生が呟いた。
余韻に浸っているのか、さっきまでの鬼気迫る雰囲気は消えている。
驚く俺に、先生は変わらず腰をくねらせて見せる。
冗談じゃない!
常時こんなことされたら神経が持たない……付き合ってられない!
「ハァ、ハァ、ハァ……ウッ………ン!」
その時、黒川先生の押し殺したような呻きと共に急激に膣内がグッと締まり、
俺の中に溜まった欲望を搾り取るかのように肉襞がきつく絡みついてきた。
もう無理だと悟った俺は先生のくびれた腰を力の限り持ち上げて、強引にモノを抜き出す。
「なっ!?」
間一髪膣内から引き抜かれた肉棒は、それまで自身を縛っていた我慢の糸を切るように
白濁液を吐き出した。
「くっ……あぁ!」
ビュッ! ビュルッ!!
幾度もの限界を乗り越えた末に生まれたその液体は見たことのないほど
元気よく先生の太腿に飛び散り、その白い肌に張り付く。
べっとりと垂れ落ちるそれを見つめながら、
「……勝手に抜くな、真中……」
と、やや冷めたような落ちついた口調で黒川先生が呟いた。
余韻に浸っているのか、さっきまでの鬼気迫る雰囲気は消えている。
「お、オモチャなんて冗談じゃないです…」
腰から手を離すと、先生はストンと両脚を降ろして床を踏んだ。
「ふぅ……まぁ、責任は取らずにすんだな」
ポケットからハンカチを取り出して2,3度額を押さえる仕草を見せてから、
黒川先生は自分の股間を拭ってずり落ちたままだった下着を上げる。
着衣の乱れは微々たるものだったので、頬が上気していることを除けば
いつもの先生と何ら変わりなく見えた。
「まぁ、昨日のことは不問にしておいてやろう。
よもやここまで映画の中でやるとは思わんが、サービスシーンもほどほどにしておけ」
自分の身の回りを一瞥してから黒川先生は俺を見やる。
もちろん俺が吐き出した精液は即座に拭き取られ、汚物を吸ったハンカチは
おそらくその自身の役目を真っ当に果たすことなく焼却路へ投げ入れられるんだろう…。
心身共に疲れ果てた俺に笑みをくれてから、先生は教室を出口へ向かった。
「真中、掃除はちゃんとしておけ。
お前が使ったことは生活指導の先生にも知られているから、疑われるのは自分だぞ」
「え…?」
ガラリ………ピシャ。
――さっきまでの激しい情事の余韻が抜け切らない俺を残して、
黒川先生は指導室を出て行ってしまった。
温もりが消えた教室内で1人取り残された俺は、
生活指導の先生が来ないうちにと必死に証拠隠滅に努めるのだった。
*
まさか黒川先生といたしてしまうなんて夢にも思わなかった。
それもかなり無理矢理な感があった。
(まぁ……気持ち良かったんだけどさ……)
今も目をつぶれば、腰に当たる先生の肉の感触をありありと思い出せるほどだ。
でも、望んで交わった訳じゃない……気持ちの面では何か割りきれないものが残っていた。
何にしろ、昨日のことはチャラにしてくれるということらしいので
取りあえず不安はなくなったかな…。
俺は気怠く感じる身体を引きずるようにして、6組――東城のクラス――へ向かった。
俺と同じく不安に思っているだろう彼女に早く伝えたかったからだ。
教室を覗くと、窓際で友達らしき女の子と話していた彼女が
俺を見つけたのか急ぎ小走りで寄ってきてくれた。
「真中くん」
「よ、東城……」
案の定、東城の表情はいつもよりやや硬く見えた。
きっと俺と同じように不安に思ってた違いないだろう。
でも今の俺は彼女のそれを払拭することができる。
「き、昨日のアレさ……許してもらえたから」
「えっ?」
一度訊き直して、そして東城は大きく目を見開いた。
驚いてるみたいだ……まぁ、いきなり心配事が解決したんだもんな、
それも自分の知らないうちに。無理もないか。
「ホントに?」
「ああ、今黒川先生に説明してきた。
あれは映画のシーンで使う演技なんだって……ははは」
力なく笑う俺に東城は心配そうな表情を向けてくる。
半信半疑なのか、硬い表情は崩れることはない。
「大丈夫、マジだって!」
「う、うん……良かった。昨日から気になってたの…」
ようやく安心してくれたのか、東城の表情が柔かくなった。
やっぱり俺と同じように気になってたんだな……急いで伝えに来てよかった。
でもすぐさま彼女の表情が曇ることになった。
「でも……大丈夫? 真中くん、なんだかすごく疲れてるように見えるけど…」
どうやら心配の原因は昨日のことだけじゃなかったらしい。
俺、そんなに疲れて見えるのかな…?
「え? そ、そう?」
頬に手を当ててみるが、自分じゃ解からない。
まぁ確かにさっきまで激しい運動を余儀なくさせられてたんだけど…。
「へ、平気だって! ちょっと寝不足なだけだよ。まぁいつものことなんだけど…」
努めて明るく言うと、東城もつられるように笑顔を見せてくれた。
「あたしも……昨日はなかなか寝つけなくて」
見れば彼女の目もうっすらと充血しているようだった。
「実は俺も…。でももう気にすることないぜ、ちゃんと不問にしてもらったから!」
「不問?」
うっ……不問にしてもらった内容を訊かれるのはマズイな。
黒川先生とのことがバレたらいろいろ問題があるかも知れない…。
「あっ、いや、何でもない! そ……それじゃまたな!」
一応用件は伝えたし、ボロを出す前に今は取りあえず戻ろう。
疲れきった今、うっかり口を滑らしてしまうか解からない。
昼休みが終わりに近づいていることを示すように廊下を慌しく歩く生徒達の中、
俺もまた自分の教室へと向かった。
*
「おい真中」
頭の前で組んだ腕を揺すられて、俺は意識を取り戻した。
伏せていた頭を上げて周りを見渡すと、すでに教室の中は
お勤めを終えた後の生徒達の解放感に包まれていた。
「……ん……?」
「やっと起きたか。お前午後の授業ずっと寝てたな」
「ふあぁ……ん。外村か…何、もう放課後?」
むにゅにゅん。
「うぉわっ!?」
いきなり後頭部を襲う柔らかな膨らみに目が醒める。
俺の頭をすっぽり包みこめるほど大きなそれはもう誰のものかを確かめることもない。
嬉しくもあり恥ずかしくもあるこの感触、
「真中っ、今日部活どうすんの?」
……もちろんさつきだ。
起き抜けにいきなりの悩殺パンチ、刺激的すぎるっつーの。
「お、お前なぁ! そういうの止めろって…」
「昨日の話、決まったのか?」
き、昨日の話?
外村の問いにビクつく俺。
昨日のって……まさか。
「な、何の話だ?」
トボけつつそう伺うと、外村は読み取り難い表情ながら
怪訝さを匂わせるように顔を歪めた。
「何って、昨日話し合ったんだろ? 東城と脚本のこと」
「あ…」
なんだ、そのことか。
まぁ東城とのアレは一応黒川先生以外には知られてないはずだ……誰か
知ってたら今頃はもう噂になってるだろうし。
「あ、あぁ、そのことね…」
「そのことって、それ以外何があるってんだよ。
どういうのに決まったのか訊かせろよな」
そう言って、帰り支度をすませた外村は俺を部活に誘ってくる。
脚本のこと、結局詳しいことはまだ何も決まってないんだけどなぁ…。
「じゃああたしも行こっかな」
「あ、俺も俺も!」
会話を耳ざとく聞きつけた小宮山も駆け寄ってきて、
俺達はぞろぞろ部室へ向かった。
ガラッ。
「あれ? 美鈴来てたのか」
部室のドアを開けると、すでに女の子が2人何をするともなく着席していた。
ドアを開けた俺達に突き刺さるような視線を向けてきたショートカットの女の子、
顔が綺麗だが性格はドギツイこの女、外村の妹。
『綺麗な華にはトゲがある』という言葉をこれほどまでに
具現化した生き物はいないんじゃないか?
下級生のくせに俺達に敬語を使ったことなんてない、生意気な女だ――
もちろん俺がこんなこと考えてるなんてバレたら精神が破壊されるほどの罵声が
浴びせられるのは目に見えてるから口にすることはないけど。
そしてもう1人。
「綾ちゃ〜ん! なんか久しぶりだね〜」
小宮山が甘ったるい声で彼女の名前を呼ぶ。
東城……今日も来てくれたんだな。
昨日の今日だけにここで顔を合わせるとなんか恥ずかしいけど、
どこかホッとしてる自分がいる。
「今日は珍しく人数揃ってるね」
無愛想に外村の妹が呟いた。
今みたいなコワイ表情をしていてもどこか惹きつけられてしまうのが不思議だ。
でも絶対俺達が作る映画には出演しないんだよな……カメラ映えする顔してるのになぁ。
「何、人の顔ジロジロ見て」
そんなことを考えていたら、外村の妹がキッと俺に視線を突き刺してきた。
ちょっと見てたらすぐこれだ。
お前のこと誉めてたんだよ、なんて言えば逆に訝しく思うだろうから言えないけど…。
「まぁまぁ、それより脚本の方、どうなったんだ?」
外村が自分の妹を宥めながら、そう訊いてきた。
でもみんなに報告できるようなことはまだ何も決まってないんだ。
思い思いに机を寄せて席につくのを目にしながら、俺は話を振る。
「それなんだけどさぁ、実は…」
「ね、それよりさ、今日黒川先生に呼び出されたのって何が原因なの?」
その時、話の腰を折るようにしてさつきが割りこんできた。
彼女にとって本決定するのはまだ先の脚本の内容よりも、
身近な今日のことの方が気になるみたいだ…。
「お、それ俺も訊きたいな」
小宮山も同乗してきて、話は強制的にそっちに重きを置くことになる。
「何? 真中センパイ呼び出しくらったの?」
「そーなんだよ。それどころかコイツ、今日授業中
黒川センセイに集中攻撃されてたんだぜ?」
妹の侮蔑を含んだ物言いに、いかにも楽しげに答える兄。
友人の不幸を何故そんなに楽しそうに言えるんだコイツは?
「えっ? そ、そうなの…?」
初耳だったのか、東城も外村の言葉に食いついてきた。
彼女はその理由を知っているだけに、どうにも格好悪い。
「ねぇねぇ、何言われたの?」
さつきはなおも俺を問い詰めてくる。
もちろん言える理由じゃないし、言ったら言ったで新たな火種が生まれるのは明白だ。
特にさつきに言おうものなら、その結果は予想することすら恐ろしい。
「べ、別に。お前らと同じように、映画のこと訊かれただけだよ…」
できるだけ平静を装ったつもりだったけど、上手く誤魔化せたか……?
「……ホントに〜? じゃ何であんなに授業中当てられたの?」
うっ……確かにあれじゃ明らかに俺を狙ってたように見えるよな…。
その辺さつきは何かあると感じているのか、ずっと俺に怪訝そうな目線を向けてきていた。
「そ、そんなの知らねーよ…」
言い訳するのに四苦八苦していた俺を助けるように、ガラリと部室のドアが開いた。
皆の注意が一斉に入り口に向く。
難を逃れた……そう思ったのも、ドアを開けた張本人の姿を
目視するまでの一瞬のことだった。
「よし、みんな揃ってるかー」
映研の顧問の登場だ。
顔を見せることなんて珍しいほどなのに、人が弱ってる時は見計らったように
出席するのはこの人の持って生まれた何かがそうさせているのか?
「端本さんがいませんけど」
「黒川先生、今日はどうしたんですか?」
嬉しそうに外村が訊くのに対して、部員の顔をサッと見回して黒川先生は口を開いた。
「次に作る作品についてちょっと訊いたのだが……」
先生の視線が俺のところで止まった。
途端に昼間のことが脳裏にフラッシュバックして、俺の顔を熱く火照らせる。
「真中にも言ったが、サービスシーンを取り入れて男子の動員数を狙うのは構わん。
だが、やりすぎないよう注意しろ。物事には限度があるからな」
一斉に俺に視線が集まる。
緊張と気恥ずかしさが重なってさらに赤面してしまうのが自分でも解かったけど、
どうすることもできず俺はただ部員の面々と睨めっこするしかなかった。
「またそんな場面入れるのかよ! ちょっとはマジメに撮ろうって気はないのか!?」
まず吠えたのは外村の妹だ。
映画に関してはかなり口うるさいコイツはこういう内容にはいつも真っ先に噛みついて来る。
そして決まって迫られるのが、何かつけて”お色気シーン”を入れたがる兄貴な訳だけど……
「ま、待てよ。今回俺はまだ何も言ってないって!」
と、今回ばかりはまともな返しを見せた。
もちろん外村の言分は本当のことだ。
実際は、俺が昨日の東城とのことを言い訳しようと苦し紛れに考えた案だからなぁ……。
「どういうこと?」
「だ、だからこれはお兄ちゃんの提案じゃなくてだな…」
外村が俺を見た……ように感じた。
言葉にはしないけど、俺の発案だということをその雰囲気が語っていた。
継いで、外村の妹が俺を見る。
これ以上ないほどの強烈な攻めの視線だった。
「先生、質問です!」
小宮山がふいに手を挙げて立ち上がった。
その大きな声は自然と皆の注意を集める。
「何だ?」
「サービスシーンのやりすぎに注意しろって言うけど、どこまでならOKなんスか?」
ニヤけ顔で訊ねる小宮山に、さつきと外村の妹が揃って汚物を見るような目線を向ける。
小宮山のヤツ、きっと自分がその相手役につけるとでも思ってるんだろうな…。
「そうだな……」
黒川先生は何か考えるような仕草を見せてから、東城を見る。
でもそれはほんの一瞬のことで、何かを思いついたのかいきなり
不敵な笑みを浮かべて小宮山に答えた。
「東城の首についている跡……それぐらいの行為ならまぁ許容範囲だ。なぁ真中?」
バッと素早く皆が東城の方へ向く。
彼女の首筋には昨日俺が夢中でつけたキスマークらしき赤い痣が確かに残っていた。
肌の白い東城だから、それはことさら際立って見えてしまっている。
「……えっ!?」
慌てて東城が首許を隠すのも手遅れで、みんなにははっきり見えたはずだ。
先生が言った”跡”が…。
「え、えぇ〜〜〜〜〜〜っ!!? そ、それって…」
「キスマ〜〜ク!?」
「と、東城センパイ!! な…何かの間違いですよね! 先輩がそんなことっ…」
「綾ちゃん、相手は誰!? ねぇ、誰っ!?」
一斉に浴びせ掛けられる質問に東城はただオタオタするだけだ。
自分の立場さえ解かっているのかも危ういなぁ……。
「こ、これはその……そ、そう、昨日窓を開けてたら、虫に刺されちゃって…」
「今、冬ですよ!? 昨日あんなに寒かったのに窓開けて寝たんですか!?」
「あ、うぅ……」
東城が助けを求めてる。
何か言うにも、今の状況じゃ油を注ぐだけだろうしな……どうしよう……。
「まぁ私が伝えたかったのはそれだけだ。ではまぁ頑張れ、期待してるぞ」
そう言って、火を投げ込んだ本人は涼しげに現場を後にしようとする。
結局、意味ありげな微笑みを残しつつ黒川先生は部室を後にした。
「まさか……」
すかさず俺の背後から跳んできたのは、ドスの効いたさつきの低い声。
火の元として残された俺と東城を待っていたのは、
部員達による決して止むことのない質問の数々だった……。
*
「なぁ、どこまでついてくるんだよ?」
同じ帰り道はすでに終わっているのに、俺の横にずっとついて歩くのは、
ポニーテールをふりふり揺らしてちょっと怒った表情を見せるさつきだ。
「お前の家、向こうだろ」
「いいじゃん別に。もうちょっと歩きたい気分なの!」
半ばヤケになって言い返してくるさつきだったけど、放っておく訳にもいかなかった。
彼女がふて腐れてる原因は俺に違いなかったから…。
好きにさせようと思い、しばらく無言で歩き続けていた時だった。
「ねぇ、真中」
トーンを落とした口調で俺を呼んだのは他の誰でもないさつきだ。
やや後ろを歩いていた彼女に振り返ると、首のマフラーを軽く巻き直して
さつきは俺を見つめてきた。
「去年のクリスマス・イブ……外村達との約束、ブッチしたよね」
いきなりの彼女の質問に、俺は頭の中で記憶を遡らせた。
クリスマス・イブ……東城と会った日だ。
あの日俺は東城が訪ねて来てすぐに外村に連絡を入れたんだ…。
「あ、あぁ……確か、そんなこともあったっけ」
はっきりしている記憶を誤魔化すように俺は曖昧に返事する。
「あの日、あたしもいたんだよ。真中が来るって訊いたから」
悲しそうに、だけど強い意志がこもった眼だった。
もともと綺麗な瞳をしているさつきだから、迫力も感じられる。
「もしかして……東城さんと一緒にいたの?」
――心臓が跳ね上がった。
”女の勘”という言葉で片付けるにはあまりに出来すぎているように思える。
さつきはあの日、来るはずの俺が来ないことを知ってどんな気持ちだったんだろう。
それはきっと、東城に一度断られたあの時の俺と同じ気持ちだったに違いない。
何をする気にもなれない、全てを忘れてしまいたくなるような虚無感。
あの時の感情を抱かせてしまったと思うと胸が苦しくなる。
それはきっと、さつきを悲しませたくないという気持ちが
少なからず俺の中に存在しているからだろう。
「そう。やっぱりそっか……」
言葉を返せない俺に、さつきは1人納得している。
謝らないと……そう思った俺の腕をいきなり取り、さつきはぐっと抱き寄せた。
「約束すっぽかしたの、悪いと思ってる?」
すぐ隣でそう言って俺を覗き込んでくるさつきからは、
もう先ほどまで見せていた悲しみは消えていた。
それどころか、まるで何か悪戯を思いついたような含み笑いさえ見せている。
「も、もちろん…」
動揺しながらも答えたのは紛れもなく本心だ。
償えることができるなら、ぜひ償いたい……そんな心内を見透かしたように、
さつきは大きな胸を俺の腕に押しつけてきた。
「それじゃ、今日一日あたしと付き合って。
クリスマス・イブにあたしがしようと思ってたこと一緒にしよ!」
( ´Д`)y━~~ < ドラマCD……微妙だな……
>>691 頭がさがる思いですm(_ _)m
ホッキしますた、
>>691のストーリで、だれか絵書いて売ってくれ。
( ´Д`)y━~~ 氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
黒川先生とのエロもキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
最高っすね。こんどはさつきと?真中美味しいなぁ。。。
>>692 それはもろパクリじゃん(w
最高ですた。また待ってます。
いやあ、春ですなあ(゚∀゚)
691 名無しさん@ピンキー sage ( ´Д`)y━~~ < ドラマCD……微妙だな……
これで絵を描いて出しても売れないだろ
697 :
:04/03/21 21:37 ID:2ji5OYwz
エロ小説版、ドラマCDを出して欲しい。
色々と疲れました ありがとう m(_ _)m
ヤタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ !!
>>691氏
いいですっ!
あーセンセイッ いいですっ
700 :
名無しさん@ピンキー:04/03/22 10:54 ID:pW65jd7Y
さらしage
701 :
692:04/03/22 18:31 ID:+DHrhXTP
そうか・・売れんか
まぁ、いずれにせよ691は神であることにかわりはない。
702 :
名無しさん@ピンキー:04/03/23 02:09 ID:QjQrN6dn
みなしご蜂
そうだFLASHだよ!
691のストーリで絵書いてフラに!
私は絵心ナイので、だれかおながいします(他力本願)
704 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 02:00 ID:zzBLfroR
>>701 >>696が言いたいのは、
〔引用開始〕
691 名無しさん@ピンキー sage
( ´Д`)y━~~ < ドラマCD……微妙だな……〔引用終了〕
これで絵を書いても売れないだろ。
って事だと思いますよ。
眠い時は書くもんじゃないですね。
ageてしまった。
〔終了〕の改行も忘れてるし・・・・・・・・_| ̄|○
保守
さつきタン ハァハァ
期待下げ
干す下げ
気長にまつべさ
こずえタソ(*´д`*)ハァハァ
こずえたんのネタ投下を期待sage
(*´д`*)ハァハァ
補修
こずえタソ(*´д`*)ハァハァ
hosyu
こずえタソ(*´д`*)ハァハァ
SS保管庫のURL教えてください
昔のしか知らなくて更新が無いなあと思ったら・・・
お願いします〜<m(__)m>
>>715 ここ
>>655。
移転はしたことはないと思うけど。
鯖が不安定で繋がりにくいだけだろう。
何度か繋ぎ直してみそ!
718 :
名無しさん@ピンキー:04/04/06 23:09 ID:X7chde2J
アゲてしまった。スマソ
>>718 それは次スレを立てるときに言わないとね。
それかタイミングを見計らって自分で立てるか。
定期保守期待下げ
おながいします、もうそろそろ続きかも〜ん
そろそろつづきを・・・チョウラィ!щ(゚▽゚щ)
ああいう怯えた小動物っぽい仕草は萌えるなあ。
だれかSSきぼん
つかさのSSを書こうかなと思うんですが。
どんなシチュいいかなあ。
大草に無理やりとか。
普通に真中とがいいか。
真中の場合は保健室でそのまま。もしくは修学旅行の神社の軒下が候補です。
大草の場合はダブルデートのときに無理やりどっかにつれてくみたいな感じで。
一週間あればできると思うんで意見くらはい
724さんが一番えちぃく書けそうなシチュでおながいします(-人-)
727 :
724:04/04/13 22:36 ID:U0x1mN93
大草の場合は真中よりも多分エロク、ドロドロに。
真中の場合はピュア路線になるかと。
>>727 真中でピュアをお願いします。
軒下でH、クライマックス
↓
近所のおばさん軍団来襲
↓
見つかっちゃうと、緊張で真中にしがみつく司
↓
「だ、駄目だ西野! そんなに締め付けたらっ…」
↓
Fire!
↓
Come on BABY!
みたいなw
729 :
724:04/04/14 10:45 ID:SGcTzMK6
大草君に頑張ってもらおう。
てか更木隊長生キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ !!
うれしかったが同時にすごく複雑な気持ちになったよ・・・
まんまなのですが、こずえタン痴漢モノをかいてみました。
(何だか男の人が多いよ〜・・・)
ココは人があふれる満員電車の中。
こずえは「実際」の男性が怖い。
でも、彼女はその外見とは裏腹に、頭の中では妄想の彼氏と様々なことを繰り広げている。
(こんなときは彼氏が人混みに紛れてコッソリ・・・ってダメだよ!)
と、こんな具合に。
そんな妄想の最中、こずえのスカートに男の手が触れる。
(えっ・・・?た、たまたま触れただけだよね?)
そう思ったのも束の間、その男はその短いスカートの中に手を入れ、
舐めるようにいやらしく彼女の太股を撫で回してくる。
(い、いや!まさか、ホントに痴漢だったなんて・・・!)
男性が怖いこずえには声を上げるなんてとても出来なかった。
>>731 徹底的に怯えさせてからやっちゃって下さい!
ぶるぶると恐怖で震えるこずえ。
男の手が彼女の柔らかな肢体を這い回るたびに、
びくん、と反応する。
(怖いよ・・・!)涙がにじんでくる。
逃げようにも足がすくむ上に、人が敷き詰めあっていてとても動ける状態ではなかった。
(こんなことされてるところを誰かに見られたら!)
こずえは「助けて欲しい」と「でも痴漢されているところを見られたくない」という
ジレンマに揺れ、結局びくびくと怯えるだけだった。
何も抵抗してこないこずえに味をしめたのか、男の行動は更にエスカレートしていく。
なんと彼女の下着の中に指先を入れ始めたのだ。
いきなりの行動にこずえは思わず、
「ひゃあっ・・・!」
と甘い声を漏らしてしまう。
こずえは自分自身でもこんな声が出てしまうとは思わなかった。
「痴漢されている」、それはとても屈辱的なこと。
それなのに、「感じてしまっている」ような声が出てしまったことは、とても恥ずかしいこと。
それを認めたくないこずえは、(びっくりしただけ・・・びっくりしただけだよ!)と
自分自身にひたすら言い聞かせていた。
だがやはりこの声は、明らかに痴漢側に「感じている」と思わせてしまう結果となった。
続き〜
736 :
名無しさん@ピンキー:04/04/21 10:42 ID:R1vRuctj
あげ
( ´Д`)y━~~さ〜〜ん・・・
( ´Д`)y━~~ <多杉解除されたのに人は少ない……
ここの人達はいちごのドラマCDどうだった?
折れは
>>691で言った通り微妙だったんだが
>>738 同じく微妙だった。第二段が出るみたいだけど、どうなるか…
買うことは決定してるけどね。
一度でいいから、
これの声で動いている絵(サンデーのCM程度でいいから)を見てみたいものだ。
そうしたらイメージも一気に膨らむと思われ。
一度でいいから見てみたい アニメのいちご100%と女性キャラ同士の大喧嘩
歌丸です。
オイラもいちごのDVDでたら見る。
借りて。
私達は待ってますよ〜(書いてくれる方達へ)
いつもジャンプは立ち読みですますんだが
こずえたんのタメに買ってしまった。
いいよなぁ
744 :
名無しさん@ピンキー:04/04/27 08:03 ID:lPqd9ewh
そろそろ続きを
745 :
真中淳平:04/04/27 20:06 ID:24ViiulN
続き!
実写版イメージ
西野→上戸彩(ビジュアル的になら浜崎あゆみもいいかも)
東城→小倉優子
さつき→MEGUMI
唯→加護亜依(辻だとイメージが違う)
ってどうよ?
>東城→小倉優子
氏ね
>東城→小倉優子
。・゚・(ノД`)・゚・。_| ̄|○ ショボーン(´・ω・`)
つかさタソは上戸彩ほどキャピキャピ(死語)してないし
綾タソは小倉優子が這いつくばっても手に入らないほどの乳を持つ
さつきタソはMEGUMIほど目つきぁ ゃι くないし
唯タソは加護ほどデブってねぇッ!!
と思うんだがどうよ?
まだですか
って話がずれるけど、ググ検のイメェジ検索するとき、
エロ画像ばっかりだせる設定しってたら誰かおせーてけろ。
さつきはサトエリとかどう?
美人過ぎない美人でナイスバディ、ナルシスト
王道の東西×真中の3Pがいいなあw
加護のよさが分からんのは俺だけか。
つーか、畑山(ボクサー)に似てねぇか、やつは。
>西野→上戸彩(ビジュアル的になら浜崎あゆみもいいかも)
ふ・ざ・け・る・な
>>754 上戸に?あゆに?
小倉は、眼鏡をかけると急に可愛くなくなりそうな感じはするかな
上戸とか浜崎、MEGUMIは眼鏡かけようがかけてようが変わんなそうだが。
西野のいちごパンツ写メ・・・見たい気もするが・・・。
本編でやたらめぐまれない
さつきたんに愛の手を…
>>758 たとえば、今週(22・23合併号)分岐で、さつき&こずえと真中
の3Pに突入する話なんてのもw
警官も混ざってうわなに(ry
さつき&こずえの年中発情巨乳コンビならよほどえぐいことしても
OK、つか、かえって喜びそうだ。真中は骨の髄までしゃぶりとられるぞ
(;´Д`)ハァハァ
自分から誘って置いて
ついに真中をプッツンさせて
真中暴走。真中のスケベッぷりに恥ずかしがって逝きまくり。
こんなさつきは最高だ(;´Д`)ハァハァ
さつきエロイ
10巻見た。
_| ̄|○サツキチャーン…
765 :
名無しさん@ピンキー:04/05/03 15:52 ID:oDmYy7/J
神降臨期待(∩´∀`)age
766 :
名無しさん@ピンキー:04/05/06 16:39 ID:nJwBw6jJ
あげ
767 :
名無しさん@ピンキー:04/05/06 21:26 ID:43uOfyHm
768 :
名無しさん@ピンキー:04/05/07 05:27 ID:FFCEI0cz
なかなかさんキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ありがとうございます。これからも是非よろしく!!最高です!!!
>>767 背景が黄色だと目がチカチカして痛いです。
770 :
767:04/05/07 21:54 ID:PsE43La0
もしかして勘違いされてる?
俺はなかなかさんじゃないよ
なかなかさんってこのスレに来たことあるの?
なかなか氏は、貴重ないちご小説書きだが、BBSのやりとりとかみてると
DQN丸出しでアレだと思うのは俺だけか。
そういうのはここには関係ない。
>>770 携帯から見てたからよくわかんなくて、、、
ごめんなさいな。
とりあえず
ケータイ少年ジャンプでいちご100%の待ち受けがある
とか言っときます
775 :
名無しさん@ピンキー:04/05/11 21:36 ID:2zRKEZSS
あ
なかなかさんのサイトの
つかさの冬、ちょっと更新されてたよ
777
とりあえず期待age
しないでsage
779 :
名無しさん@ピンキー:04/05/17 21:32 ID:LvDaeasQ
げ
780 :
名無しさん@ピンキー:04/05/18 01:27 ID:8sgBUgl0
西野→ゴマキ
胸なくてもさわやか&色気
さつき→サトエリ
胸あるしスタイルいいし性格的にもぴったり
先生→杉本彩
ふざけんな。あんな魚。
あえて選ぶならつかさはなっちだろ。
とりあえず現実女化妄想は他でどうぞ
>>780 サトエリはある番組に登場したイパーン参加者にいきなり『キモイ!!』と思っても
口に出してはいけない事を叫んだ常識知らずですよw
東城は国仲涼子
国仲涼子は東城
異論あるやついるか?
東城は東城
>>784 国仲みたいなハーフ系美女=西野って感じ
>>786 国仲はたれ目なので、西野とは違うような。
つーても、国仲=東城もなんか違うんだよな。イメージが快活すぎる。
全盛期の内田有紀だな。西野
レスが増えて神降臨と思ったら
くっだらねぇ話しやがって。よそでやれ勃起障害ども。
西野は浜崎あゆみ
浜崎あゆみは西野
異論あるやついるか?
そういう事する意味ないと思うけどなんで?
自己満足
と煽る
>>798 おまいら低レベルな争いはやめれ
そもそも3次元女化をここで話す事が間違い
感覚は違うんだからそんなことは自分の中で話そうな
>>799 お前アフォか?
何処が争いなんだよ。悲しいかなdat行き阻止なんだよ。
>>801 早くもなにも、圧縮でも起こらない限り1レスも付かなくても落ちないんだけどね。
じゃ、西野は青木さやかで
>>804 西野があんなブうわなにをすrdlgfhghk
806 :
名無しさん@ピンキー:04/05/24 23:46 ID:jVH60Ae0
( ´ー`)y―┛~~氏
新作期待Age
807 :
名無しさん@ピンキー:04/05/27 10:32 ID:lqi//1n8
こずえちゃんいいねぇ(*´〜`)y―~~
西野は平山あや
>809
が、イイコト言った!
てか正直もう書いてほしい
なぁ
( ´ー`)y-~~
813 :
名無しさん@ピンキー:04/06/04 22:53 ID:Dbt5fs8s
くるのか
ワクワクキタイアゲ
( ´Д`)y━~~ < PC修理完了記念カキコ
キタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
816 :
名無しさん@ピンキー:04/06/07 13:58 ID:dzTNIlyh
クル
期待sage
こずえちゃんの1Pキボンヌ
期待期待
820 :
名無しさん@ピンキー:04/06/11 05:52 ID:vVnA8lED
久々の東城×真中の続きキボン
このスレになってからつかさタンは外村との一度しかかかれてないのね。
ぜひお願いしたい。
822 :
myu:04/06/12 19:25 ID:jnteHik5
人大杉で書き込み出来ない…と思ってたら直ってたー!
という訳で、お久しぶりです。って、覚えている人はいるのだろうか…。
前スレで「握手」を書かせてもらってた者です。
さて、今回は遅ればせながら、新作を引っさげて戻ってきました。
かなりのブランクを感じながらなので、期待してはいけないです。w
しかも前フリがまた長い!でも、ただエロだけにはしたくないので、
ご理解のほどよろしくお願いします。
更新も遅いと思われますが、最後までお付き合いしてくれたら嬉しいです。
今日はちょっとだけプロローグを…。まったり行きましょう〜。w
この台詞が悪夢の始まりだった。
「例えば、この老いぼれにもさりげなーく つかさちゃんの水着姿を見せてくれるとか(はぁと)」
プール…それは泳げないことを西野に知られたくない俺にとっては、
避暑でも遊び場でもない、拷問部屋そのものだ。
中止になることだけをただひたすら祈り、てるてる坊主も作った。
しかし…
「すっげー炎天下…」
俺は二度とてるてる坊主を信じない。
そして今、死ぬほどカッコ悪い自分がいる。
「俺に構わず、西野は楽しんでよ…な?」
これ以上見つめられたら、きっと俺、逃げ出す―――
「逃げちゃダメだよ」
だけど西野は、俺を救ってくれた。
続く
ホントにちょっとでしたけど。w
9巻のプールです。そこから、以前リクエストのあった保健室や神社などまで、
アレンジ&オリジナルを加えてやっていきたいと思います。
9・10巻見たら、西野の心理とかがすごく切なくて。そういうのも描けて行けたら、と思います。
それでは今日はこの辺で〜。
久しぶりにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
myuさんの爽やかなのも(・∀・)イイ!!
続き待ってます!!
期待安芸
さつきが好き!
巨乳はもろ好み。
828 :
名無しさん@ピンキー:04/06/13 17:07 ID:umQGKAR/
西野との純愛を期待してますよ
真中と綾、つかさ、さつきの4Pがみたい!
真中と綾、つかさ、さつきの4Pが見たい!
絶対見たい!!
myuさん&久しぶりのSSきたあああああああああああ
西野大好き
外村の妹には萌えないのか?
猛烈なセクハラとかいろいろ楽しめそうなのに・・・
834 :
名無しさん@ピンキー:04/06/19 23:01 ID:0tyciMdt
さ来週いよいよさつきとヤるのか?今週(来週)号の展開からしてそんな感じ。
やっちゃったら
さつき>>>>西野になるよな。
「もういいんだ。『真中が誰を好きなのか』よりも、
『あたしが真中を好きなんだ』っていう気持ちを大切にしたいから……
だから、学校卒業してもあたしとまたこうして会ってくれる?
いつか真中より好きな人ができるまで……これってワガママ?」
「そ、そんなことねーよ!そんなことねーけど……でも……俺、
好きだって言ってくれるさつきの気持ちに答えてないのに、
これから答えられるかどうかもハッキリできねーのに、そんな俺でもいいのか?」
「さっきも言ったでしょ、あたしはいつまでも自分の気持ちに素直でいたいって思った。
真中があたしのこと一番好きな人じゃなくても、それでもあたしは真中が一番好きな人だから――
だから、一緒にいる時間が少しでもたくさん欲しいの。真中が大学行っちゃったらもう
同じ学校で会えなくなるだろうし、今より真中と顔を合わせる機会は少なくなるでしょ?
せめて真中に彼女ができるまで……女友達の一人ってことで、お願いっ!」
「さつき……い、いや、そんな、俺の方から頼みたいぐらいだって!
情けない話かも知れないけど、さつきほど話のあう女の子っていないんだよな。
だから俺、さつきと一緒にいるとすげぇ楽しいし……あ、ウ、ウソじゃないぜ!? マジで俺――」
「……うん。ありがと……大丈夫、真中がウソ吐いてるかどうかなんて解かるよ。
何年好きでいると思ってんの?」
「う…」
「でもさ、あたしのなかではずっと真中は一番だけど、真中のなかでのあたしの順位って
この3年でちょっとは上がったりした?」
「じゅ、順位って、そんなのないって!」
「それはウソ! だってあたしより上に絶対一人はいるはずだもん。東城さんか西野さん……それとも
あたしの知らない人かも知れないけど。その人があたしの誘惑から真中を守ってたんだから……
真中はあたしの瞳の中にずっとその人を見てた…」
「―――!」
「でももういい。真中のこと、あきらめた訳じゃない・・・・・・あきらめた訳じゃないけど、
今までと同じ方法でアプローチしても今の関係は変わらないと思った。
だから真中にあたしのこともっと知ってもらうためにも、これからもあたしと会ってほしいんだ」
「……お、俺も高校卒業してさつきと会えなくなるのは寂しいし……さつきさえ良かったら、って、
俺すげぇ都合良いこと言ってるような気がするな…」
「ううん、そんなことない。あたしのそうなったら嬉しいもん。……会ってくれるんだよね?」
「え、え〜と……ま、またこれからも一緒に遊ぼうぜ、さつき!」
「うん……ありがとう真中……えへへ、これからもよろしく!」
>>836 まるでエロゲ「セックスフレンド」みたいなノリだな
さつきはやはりセックスフレンドか
>>757今週の読んだけどあながちまちがってないかもw
なかなかさんの「つかさの冬」、
けっこう追加されてたよ
>>842 第3回までしかなかったんだけど、4と5はどこ?
844 :
名無しさん@ピンキー:04/07/01 18:26 ID:hLLdwPgc
どこ?
846 :
名無しさん@ピンキー:04/07/06 14:35 ID:mgQ4Zw1X
あげ
(´-`).。oO(東城の話が読みたい・・・)
848 :
名無しさん@ピンキー:04/07/10 07:33 ID:/HUEaHPR
さつき いないか?
850 :
名無しさん@ピンキー:04/07/13 23:57 ID:BMtW/021
あげ
851 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 00:17 ID:IEDFfIKu
つかさの冬・・・・これは・・あまりに切なすぎ
つかさがいい娘すぎて・・あまりに切なくて・・つかさというキャラは凄い、もうほんとに凄く表現されてるけど
これは何だかイヤスキーの自分にも結構きつい、軽く鬱になるね・・・
た、頼む! 誰かSSをぉぉ〜!!
真中が綾とさつきを連れて無人島で海水浴するなんてどうよ?
855 :
名無しさん@ピンキー:04/07/21 02:04 ID:DZjlHTDm
いいかも(*´д`*)
それだと流れとしては乱交だけど、二人がどんな水着なのかも
実に興味深い
さつき 三角ビキニ、ロングパレオでセクシースリットな感じを妄想。
あや 細かい赤のチェック、可愛い系ビキニを妄想。
あやはワンピースだと思う
どっちにしても浜辺を走って乳を派手に揺らしてホスィ
859 :
名無しさん@ピンキー:04/07/24 11:01 ID:I9aWPcEP
( ´ー`)y―┛~~氏
そろそろ新作を
860 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 20:01 ID:QatNn41D
さびれたスレに保守の手を・・・
*
「お邪魔しま〜す!」
……で、とうとう家にまで着いてきたさつきを
半分あきらめ気分で俺は我が家へ招き入れることになった。
そんなに珍しい物なんてないのに、さつきは嬉しそうに
キョロキョロとしきりに辺りを見回している。
「あんま見んなよ、汚れてんだから」
「いいじゃん、こうやって真中の家にお邪魔するのって初めてなんだから」
そう言えばさつきが一人で俺ん家に来るのって初めてだっけか?
以前映研の集まりで――ありゃ押しかけてきたようなものだったけど――家に来た
ことはあったけど、確かにここでさつきと二人っきりになったことってないよな…。
ん? ……二人っきり……?
「ちょ、ちょっと……ただいまぁ! 母さぁ――ん!」
おかしい。
いつもなら玄関先から女の子の声が聞こえてこようモンなら
真っ先に跳んでくるはずなのに。
不安を抱きながら駆け込んだ台所のテーブルの上に
俺はメモ書きをみつけた。
『 スーパーの特売セールに行ってきます
母 』
……。
な、何だって〜〜〜!!?
母さんがいないってことは……今この家には俺とさつきの2人だけ……!?
様々な妄想が浮かんでは消え、俺を惑わせる。
さつきが今この家に俺以外の人間がいないと知ればどんな行動を起こすだろう…。
人一倍負けず嫌いな彼女のことだ、東城と俺のことを疑っているのなら、
その先の想像は難くない。
家族という抑止力のない今、俺はさつきに迫られたら断りきれるだろうか――
「どしたの?」
「わぁっ!?」
すぐ傍から訊こえてきた声に驚いて振り向くと、いつの間にか横に立っていあ
さつきが俺を怪訝そうに見つめていた。
「なにそれ?」
持っていたメモ用紙に綴られた文字をサッとさつきが眺め見る。
ヤバイ!
そう思った時はすでに遅く、俺がメモを握りつぶすのと同時にさつきが呟いた。
「真中のお母さん、出かけたんだ……ふ〜〜ん……」
たった一行のメモを抜け目なく読み取って、さつきがそう漏らす。
「……そ、そうみたいだな。で、でもすぐ帰ってくると思うぞ、きっと…」
だからあまり大それたことは考えないでくれ…という俺の想いは
さつきに通じただろうか?
「ねぇ、真中の部屋ってこっちだったっけ?」
俺の言葉を訊き流すように、さつきはそう促してきた。
俺の部屋……背筋に冷たい汗が流れてる。
心の中では警鐘が鳴り始めている。
どうすればいいのか……やっぱりこのままなし崩しになだれ込むってのは
ダメだよな…とか、じゃあどうやって断る? なんて考えている俺を
さつきが不思議そうに見ているのに気づいた。
「どうかした?」
「え? い、いや、別に…」
きょとんとした養生のさつきを見てると、妄想を先走らせて色々考えている
自分の取り越し苦労なんじゃないかと思えてくる。
……何かアホらしくなってきたな。
いくらさつきが積極的だからってそういう展開になると決まった訳じゃないよな。
女の子と2人っきりになったからってやらしいことを期待してる自分が情けない。
「あ、ここだよね確か」
俺の部屋の入り口に立ったさつきが振り返る。
以前映研のみんなが来た時から随分経ったと感じられる……まさかあの時は
こうやってさつき1人を連れて自分の部屋に入るなんて想像もできなかったな。
「ああ、散らかってて悪ぃけど空いてるところ適当に座っていいからさ」
制服の上着をつりながらさつきにそう言って、俺は椅子に腰掛けた。
なんか今日は色々あったから疲れたな……肩をコキコキ鳴らしながら
首を回していると、さつきに顔が嬉しそうに緩むのが見えた。
「真中、ここで寝てるんだ〜」
ばふっ。
楽しそうにそう言って、さつきが俺のベッドにダイブした。
布団が半分捲れあがっただらしない状態も気にする様子もなく、
まるで自分のベッドであるかのようにぐっと身体をベッドの上で伸ばしている。
「いいなぁシングルベッド! あたしんち兄妹多いから二段ベッドなんだ」
「そ、そうなのか? でも兄弟多いと賑やかで楽しそうじゃんか」
「賑やかって言うか、やかましいって言うか。
ギャーギャーうるさいって毎日親に怒られてるよ……あ、真中の髪の毛見っけ」
そう言って短い髪の毛をつまんで見せるさつき。
「こ、こら、あんまジロジロ見んなよ」
俺は寝床を探られる気恥ずかしさから、さつきを起こそうと手を伸ばした。
スカートの裾からチラチラ覗くさつきの太腿を視界に入れないよう努めながら、
彼女の手を掴んで引き上げる。
グイッ――
「わ、……っ!」
さつきの身体を起こそうと伸ばした手を逆に引かれて、
俺は彼女の上に圧し掛かってしまった。
眼前に迫ったさつきの顔に驚きと焦りを飲み込んで、
思わずじっと目を合わせてしまう。
「あン、真中に押し倒されちゃった♪」
ぐっと首の後ろに手なんか回して、より密着しようとするさつきから
離れようと俺は両手をついて立ち上がろうとした。
「お、おまえがいきなり引っ張るからだろ!」
突然の出来事に早まる心音に気づかれないように身体を起こす俺の
手首を彼女はやや力をこめてきゅっと掴んできた。
「はーい、真中に質問。真中はあたしに女の魅力、感じる?」
あっけらかんとした口調と質問の内容があまりにもかけ離れているように
感じて、俺は間の抜けたトーンで訊き返してしまった。
「え?」
でもさつきの顔からはさっきまでのおちゃらけた笑顔は消えていて、
じっと答えを待つように俺の目をまっすぐ見据えてきている。
「真中はあたしとこうやってベッドの上で抱き合っても何も感じない?」
言われて改めて意識する。
さつきとベッドで抱き合うようにお互いの顔を見つめあうこの状況……
ゆっくりと上下する大きな胸元、さつきの髪の香りが
俺の思考を誘惑して止まない。
「な、何言ってんだよ」
理性を総動員してこの状況を打破しようとしたけど、
さつきは俺を解放してくれなかった。
「そ、それよりさ、今日は俺とやりたいことあったんだろ? ほら、に、24日にさ…」
さつきの質問には答えず、俺はさつきに手を握られたまま強引に立ち上がった。
あの状態のままいたら冷静でいられなくなる……女の子のカラダの
柔らかさ、気持ちよさを知ってしまった今ならなおさらだ。
さつきに背中を向けて、平静を保つため気分を落ち着けようと一つ深呼吸をした。
むにゅん。
「ほわっ!?」
大きく息を吸い込んだ瞬間俺の背に触れた柔らかいふくらみに
思わずつま先立ってしまう。そしてぎゅっと俺の腹にさつきが腕を回してきた。
「うん、24日にも今と同じことしようと思ってた。
ちゃんと勝負パンツ履いてたのに真中来ないんだもん」
「な、な……」
抱きつくさつきの身体の感触が鮮明になってくる。
俺の背中でぎゅっとつぶれる二つのかたまり……紛れもなくそれは、
男達を惑わすそれである訳で――!
「今日は普通の下着だから今いちかも知んないけど……もうそんなこと言ってらんない!」
「わ、ま、待てさつき…」
ゴソゴソと何かを確かめるようにさつきの手が動いたかと思うと、
いきなり俺のズボンの上から股間を撫で始めた。
「わぁぁ!」
落ち着きを取り戻そうとしていた俺の分身がさつきに触れられたことで
再び力を蓄えだしたのがわかった。
半勃ち状態まで静まってはいたものの、まだ硬さを保ったままのその感触は
さつきに伝わってしまっただろう…。
「……!」
驚いたようにビクッとさつきの手が引っ込む。
ちらとさつきの顔を見ると、顔を真っ赤にして
自分の掌を見つめながら息を飲んでいた。
やっぱ……バレたみたい。
「わ、悪ぃ」
バツの悪さを覚えながら苦笑いでごまかす。
さつきに対して煮え切らない答えを続けているのに、
俺の身体はしっかり反応してるんだからカッコ悪いことこの上ない。
「えへへ〜」
でもさつきは俺の身体から離れて何故か満足げにニッコリと笑っていた。
「な、なんだよ…」
弱みを握られたような、肩身の狭い思いを感じながらさつきを見る。
恥ずかしさを噛み殺している俺にさつきは嬉しそうに笑みを返してきた。
「真中、ちゃんと反応してんだもん。それってあたしが真中にとっても
ちゃんと魅力的だってことだよね?」
「う……そ、そりゃ…」
そんな身体押し付けられて反応しない健全な男なんかいないっつーの!
大体服の上からだってのに何でそんなに柔らかさが伝わってくるんだ?
「真中も準備オッケー、あたしもいつでもオッケー。
2人っきりの部屋で若い男と女がやることは決まってくるよね?」
そう言いながら、さつきは自分の髪に指を伸ばしてポニーテールを解いた。
ストレートにするとぐっと大人っぽく見えるよな……と見とれてる俺をよそに、
さつきは上着を脱ぎだした。
「ダ、ダメだって……!」
慌てて後ろを向くが、布ずれの音は止まらない。
「もう今日は待ったなしだからね。
あたし達の約束破って東城さんと会ってたことを悪いと思ってるんなら、
あたしの”初めて”もらってよ!」
スッと軽い音が床に落ちた。
さつきの呼吸が近づいてくる……
「真中……見て」
さつきの艶がかった声音が俺を誘う。
でも振り向いたら最後、さつきとの一線を超えてしまいかねない。
そうなってしまったら、俺が東城に告白した意味がなくなってしまう。
さつきや俺に好意を持ってくれてる女の子をこれ以上傷つけないために
自分の気持ちを決めたのに、また振り出しに戻っちまう――
ぎゅ……。
振り返れない俺にさつきが身体を預けてきた。
先に触れた柔らかさに加えて温かさと心音が伝わってくる。
「〜〜〜っ」
ヤバい。
どうにかなりそうだ。
これ以上迫られたら俺、もう持ちこたえる自信ない。
「ねぇってば、まな…」
「ダ、ダメだって!」
思ってたよりも大きな声だったためか、さつきの身体がビクッと跳ねるのを感じた。
でも大きな声じゃなきゃ今のさつきの決意を跳ね除けられなかった。
「さつきの気持ちは嬉しいけどさ、俺やっぱダメなんだ。
さつきの気持ちに答えられないんだ…」
だって俺は東城と――
「どうして?」
抑揚のない声だった。
かけられた声音からはさつきの感情は読み取れない。
「だ、だって俺……と、東城…」
「そんなこと今は関係ない。あたしは真中に”初めて”をもらってほしいだけ。
最初にエッチする人は真中以外に考えらんないの!」
さつきの言葉に苛立ちがこもり始める。
「あたしが抱いてって言ってんだからそんなに深く考えることないじゃん!」
「そ、そういう訳にもいかないだろ…そんなさつきを傷つけるようなこと、俺……」
「………あ〜〜〜〜〜〜〜〜、もうっ!!!」
ドカッ!
「いてぇ!」
ガラガラガッシャ―――――ン!!
思いっきりケツを蹴られ、部屋のゴミ箱にダイビングヘッドを強いられた。
遠慮なしに蹴り上げられた尻をさすっていると、
堪忍袋の緒が切れたと言わんばかりにさつきが激昂してきた。
「真中のバカ! アホ! 意気地なし! インポ!」
顔を上げると、部屋の入り口で両拳をつくって
俺をにらみつけているさつきと目があった。
薄いピンクの下着姿で、二つの立派な乳房をぶるんと揺らして
怒りをあらわにしている。
興奮する……なんて言ってられないほど、今のさつきは怒髪天を突いて見えた。
「もういい! 真中なんて知らない!
このまま出てって最初に目が合ったヤツとエッチしてくる!
たとえそれが犬でもヤってやるから!」
「な…」
じょ、冗談じゃない!
さつきがそんな格好で表歩いたらどうなるかなんてわかったモンじゃない!
「お、おいさつき…」
「真中じゃないなら誰でも一緒だもん! こうなったらおっさんでもガキんちょでも犬でも、
あたしを欲しいって言うヤツにくれてやる〜っ!!」
本当にさつきは着の身着のままで出て行こうとドアに手をかけた。
「ま、待てってば! さつきっ!!」
恨みがましく見つめてくるさつきに気圧されながら、
ギリギリのところで俺は彼女の腕を捕まえて引き止めることができた。
目のやり場に困りながら、必死に言葉を捜す。
「えっと……え〜と…」
「何よ。真中は東城さんとならエッチできるのにあたしとじゃヤなんでしょ。
別にあたしがどうなろうが関係ないんでしょ」
「そ、そんなことある訳ないだろ! さつきがどうなってもいいなんて思ってないって!」
「じゃあ、あたしとエッチできる? あたしのことちょっとでも気にしてくれるって
言うんだったら、一回だけでいいから…」
「うっ……」
半ベソの顔でさつきが俺を覗き込んでくる。
感情の波はわずかだが治まったようで、さつきは鼻を鳴らしながら
俺の返答を待っている。
今ここで手を放したら、また出て行きかねない。
でもさつきと……なんて、東城にどう伝えればいいんだろう。
「あたしは今日のこと、誰にも言うつもりないから。
て言うか、別に誰に言う必要なんてないでしょ?」
俺の迷いを察してか、さつきがポツリと漏らす。
それは俺への免罪符のつもりだったのか、
ぐずった顔でけなげに微笑みかけてくるさつきがすごくいじらしく見えた。
俺はさつきの手を取って、ベッドへ導いた。
そんな俺の行動にさつきは少し驚いていたようだったけど、
やがってゆっくりとベッドへと上がった。
だって、さつきをどこの誰ともわからない男に
抱かせる訳にはいかないだろう、東城……。
( ´Д`)y━~~ < 今年の夏はひどいな……
どこの誰かは知らんが規制されまくりだ
>>861-875 キタァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
寸止め?寸止めですか!?いっそのことオラオ(ry
続きまってます。頑張ってネ☆
ついにキタァァァァァァ
まじでまってましたよぉぉぉぉ
( ´Д`)y―~~氏、めっさ乙。そしてありがとう。
879 :
名無しさん@ピンキー:04/08/01 00:40 ID:1/8CrznD
( ´ー`)y―┛~~氏
もしかしてdionだったのですか
神が来るまで保守
発起しました、いつもながらナイスです。
早くみたいので期待下げ
(´-`).。oO(黒川タン・・・
(´-`).。oO(まぁ、確かに先生が一番実用的だった)
「……い、一回だけだからな」
俺は自分へ言い訊かせるようにさつきにそう告げた。
こうでも言っておかないと、彼女の肢体に夢中になってしまいそうだったからだ。
(一回だけなら、東城も許してくれるかな…)
なんて都合の良いことを考えながら、さつきに顔を寄せる。
「うっ……」
しかし、いざこうして見つめあうとやっぱり緊張するな……
ましてやこれからエッチしてしまうってんだから。
「…真中…」
小さく俺を呼んで、さつきが目を閉じた。
これは……キ、キスしてってことか?
”初めて”ではないものの、こういう行為に慣れるほど経験が多い訳じゃない。
クリスマス・イブの時の東城と、昨日部室で東城と……後、今日の昼休みの
黒川先生との3回だけだ。黒川先生のは――あれは俺の意志じゃなかったから、
”経験した”なんて言えないかも……実際、黒川先生には触れなかったし。
「真中…?」
そんなことを考えていると、さつきが俺の名前を口にした。
目を閉じて待っているさつきに行動を起こせない俺にまだ迷っているの、と
でも言うように不安げな視線を投げてくる。
「い、いや、ゴメン。なんかさ、やっぱちょっとしっくり来ないなって…」
緊張してることがバレるのがカッコ悪くて強がってみる。
でも現実味がないというのは半分本当だ。
自分の部屋で、下着姿のさつきが目を閉じてキスを待っている――
俺の身勝手な妄想内でしか有り得ないような、信じられない構図。
「もう、真中ってば。真中から出来ないんならあたしからしてあげよっか?」
二の足を踏み出せずにいる俺に、さつきがしびれを切らしたように
にじり寄ってきた。迫り来る魅惑のボディに思わず後ずさる。
「ちょ、ちょっと待て、やっぱりまだ心の準備が…」
「準備なんていつになっても出来ないでしょ!」
背中に壁を感じた瞬間、さつきがぐっと顔を近づけてきた。
思わず目を逸らしてしまうのは、ただならぬ気迫のせいか。
ぐい。
「いてっ!」
頬にピシャリと掌を当てて、さつきは正対することを強要する。
小さく開いた彼女の唇が俺のそれを求めて距離を縮めてきて――
「んん…」
重なった口元からさつきの吐息が漏れた。
今、俺とさつきは唇を合わせている――熱くて柔らかい
彼女の唇の感触が伝わってくる。
目を閉じて俺とキスをしているさつきはいつもよりぐっと色っぽく、可愛く見えた。
ああぁ、さつきが深く唇を押し付けてくる……前歯同士が軽くぶつかる。
その一つ一つの感触が、”さつき”という存在を俺に強く印象づけてくる。
さつきは甘く、柔らかかった。
動揺を示すようにあたふたとせわしなく動く俺の手に自らの掌を合わせて、
まるで想いを流し込むかのように、さつきが優しく握り返してくる。
思考が上手くまとめられずにいる俺に覆い被さるように
彼女が身体を預けてきた。豊かなバストが俺の胸でひしゃげる。
「はぅわっ…!」
むにゅん、と柔らかいカタマリが俺を気持ちよく圧迫する。
その感触は、必死に冷静さを取り戻そうと努める俺の理性を
いとも簡単に吹き飛ばすほどの圧倒的な威力だった。
「ん、んっ」
朦朧とした意識の中、さつきは唇の角度を変えて俺にキスをせがんでくる。
気持ちいい……彼女を歓迎できずにいた力が俺の身体から抜けていく。
校内No.1と呼び声の高いさつきの身体は、
感触もその冠に恥じないほどにスゴかった。
「真中……ちょっと、真中?」
さつきが俺の名前を呼んでいる。
あまりにマヌケな顔をしてたのか、言葉にしにくい複雑な表情で俺を見つめていた。
「お、おう…」
ボヤける頭でからがら答えを返す。
離れたさつきの唇が艶やかに濡れていた。
それが俺の唾液のせいだと思うとなおさら興奮してくる……
唇に触れると、まださつきの温かさを感じ取れた。
さつきには以前突発的にされたキスがあったけど、今のは全然意味合いが違う。
恋人同士がするような、お互いの感触を確かめ合うようなキスだった。
それを俺はさつきと――
口許を艶やかに緩めたと笑ったかと思うと、
さつきは再び唇を合わせてきた。
「っむ!」
言葉を紡ごうとした俺の口に温かい感触が被さる。
「んぁ…っ!」
しかもさつきはさらに大胆に舌を伸ばしてきた。
先端が俺の唇を割り、するりと口内へさつきの舌が入り込んでくる。
「あ、ぁっ」
口を強引に開かれた俺は情けないうめきを漏らしながらも、
意識は口内の至るところを愛撫してくる彼女の感触を追いかけてしまっていた。
たどたどしいながらも俺の舌を求めるその動きと
俺の身体により密着してくる彼女の身体に快感は否応にも昂ぶっていく。
「んれろ、れろ、はぁ、はぁっ、はぁっ…」
「さふき、ぷぁ、ちょとタンマ、タンマっ」
熱にうなされるよう舌を動かすさつきには俺の制止も届かない。
すでに俺の舌はさつきに捉えられ、唾液の交換を何度も迫られている。
エスカレートしていく行為に俺の頭はもうパンク寸前だ。
さつきの行為はその一つ一つがすごく情熱的で、
心の底から俺を求めているのが伝わってきた。
激しく求められる快感……味わったことのない精神的な快楽に、
俺はもう正常な思考を保てないほど酔ってしまっていた。
相変わらず物凄い弾力で俺を責める胸に、
股間にあたる彼女の太腿の柔らかさ。
さつきにも俺の股間のモノの感触は伝わっているのだろう、
その辺りを気にするように太腿がしきりに触れにやってくる。
手で触れなくても判るほど、俺の股間は腫れあがっている。
さつきは俺との睦みあうのに没頭しているようで、
口許が唾液でベタベタになっているのも気にかけず、
ブラジャーの肩紐が脱げかかっているのも直そうとはしない。
人に見せるには恥ずかしい姿のはずなのに、彼女はそれを隠そうとはしない。
俺を愛で続けてくれるさつきに、男として答えたいという気持ちが強くなっていく。
――もういい。もう俺もややこしいことを考えるのはやめよう。
俺とさつきがこうしていることは俺達2人以外には誰も知らない。
スケベ心をこれ以上抑えられる自信もない。
一回だけって決めたんだ……今日だけ、今だけはさつきとエッチする――
さつきを求めて、俺の手は彼女のお尻に伸びた。
薄く小さい布で守られたたっぷりとした感触に触れる。
さつきはぴくと反応を見せてから、嬉しそうに身体をモゾモゾと摺り寄せてきた。
「はっ……ふ、ぅん……真中ぁ……」
甘い声で呼ばれるごとに、どうしようもない優越感が湧き上がってくる。
大きく引き締まったお尻の感触は、胸に負けない柔らかさを俺に伝えてきた。
さらに、もどかしそうにまとわりついてくるさつきの脚がますます情欲を掻き立てる。
「やだ…っ、真中の手すごくエッチ……」
そう言いながらも満更じゃないようなさつきの肩に手をかけて、
俺はブラジャーを外そうと少し強引に引っ張った。
「……、あれっ…」
が、思っていたようにするりとは上手く外せない。
ちょっとみっともなかった……俺の考えを理解したさつきが笑う。
「あん、そんな引っ張ったらダメだってば…」
身体を起こして自らブラジャーを外そうとする彼女を凝視してしまっていた俺に気づき、
意地悪な笑みを浮かべながらさつきは俺に問い掛けてきた。
「真中、外してみる?」
( ´Д`)y━~~ < dionじゃないけど解除要請3回もしたYO
ジャンク実況逝ってくる
ブラ外しキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
じれったい所がまた良い。
(;´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア ノ \ア
キスだけで、もう…
汁が出始めてきますた。
期待sage
何時の間にか移転してたのか。。。
( ´Д`)y━~~ 氏GJ!
「え?」
「女の子のブラジャー、外したことないんでしょ。あたしで練習させたげよっか?」
そんなに物欲しげに見てしまっていたのか、さつきがそんなことを言ってきた。
……確かに女の子のブラジャーを外した経験なんてない。
いや、俺の年でそんな経験ある男の方が少ないんじゃないか?
いやいや、もしかしたら今はみんな女の子の下着の1つや2つは
外していたりするのか……?
「ほら、外していいよ」
俺が頭をうならせていると、後ろを向いたさつきが
プラスチックでできた留具を俺に外すよう示してきた。
下ろした髪が邪魔にならないように首筋から前方へ流している。
初めてじっくり見るさつきの背中は、健康的な色気があった。
しかし意外と肩は細くて、ボリュームある身体には不釣合いに思えるほど華奢だ。
(……セクシーだよな、ホント…)
肩からウエストにかけてのラインは発育のいい高校生として見ても
色っぽすぎる……腰のくびれがハッキリ判るよ。
はぁ……こんな女の子とエッチできるなんて。
俺ってすっげー幸せ者なんだよな、きっと……
「真中、どうしたの? 外し方わかんない?」
こっちを気にした様子でさつきが振り返る。
実際、手を宙空で制止させて動かない俺に
彼女は不思議そうに視線をおくってきた。
「あ……いや……、お、俺が外していいのかなって。こんなことさ…」
「何言ってんのよ、さっきまでの熱〜い抱擁に比べたら
ブラ外すぐらい何てことないじゃん」
その言葉を訊いて、さっきまで俺を夢中にしていた感触が急速に蘇ってきた。
頬が火照る――さつきの目が見れない。
でも俺の顔が真っ赤なのはきっとバレバレだった。
「留具のところ押すだけだから簡単に外せるよ」
「お、おう…」
落ち着かない指を伸ばして留具に触れる。
よく見かける押しこむだけの簡単なつくりだ。
パチ。
呆気なくブラジャーは外れ、さつきの背中が無防備な状態になる。
「はい、よくできました♪」
温もりの残ったブラジャーがはらりと落ちる。
何の躊躇いもなく振り向くさつき。
「うおっ!」
見える――焦る俺をからかうように、さつきは胸元で腕組みをしていた。
ホッとしたような、残念なような……複雑な心境だ。
「えへへ、ビックリした?」
「べ、別に…」
「もう、素直じゃないなぁ。
でも……真中が見たいって言うんなら手、下ろしてあげる」
脇を上下させて”見たくない?”と言うようにさつきが俺を誘惑してくる。
腕に合わせて揺れる2つの膨らみの揺れ様といったら、とんでもない。
「真中……あたしの胸、見たい?」
ぐっ……。
見たい。
さつきの乳首はどんなのだろう……普段じゃ恥ずかしくて
考えられないことが頭に浮かんでくるのは、
実物を目前にして俺の精神状態が正常じゃなくなってるからか!?
「ほらぁ、いつまで隠させてるつもり?」
さつきは腕をその大きな胸に乗せるようにして俺の返答を待っている。
スゴイな……改めてそのボリュームに圧倒される。
……。
こ、ここまで来て強情張ってても仕方ないよな。
今は自分の気持ちに素直になろう。そうしよう。
「……み、見たい」
心の葛藤を読み取られたのか、クスッとさつきが笑った。
なんかさつきの掌で上手く踊らされてるような気がする……
これで初めてっていうんだから、男を惑わすのが上手いというか何というか。
「うん…真中ならいいよ。見て……」
熱っぽく息を吐きながら、さつきが両手を開放する。
自分で判るほど俺は喉を大きく鳴らして嚥下してしまった。
(うおぁ……!)
鼻の頭がツーンとしてくる。
慌てて鼻下を擦って、指先に血が付いていないことにホッとした。
それよりもさつきの胸……遮るものが無くなったそのふくらみは
大きさも然ることながら、彼女の唇と同じ紅色をした先端が
ツンと誇らしげに存在を在り示している。
これだけの大きさなのに、張り出るような乳房は垂れることなく
立派な形を維持していた。
これだけの肉を支えるって、結構力要るんじゃないか?
まぁさつきは運動できるからそれなりに筋肉ついてたりするのかも知れない。
「なんか言ってよ真中。どう、どう? あたしの胸っ」
さつきが身を乗り出して訊いてくる。
見せてる彼女より見ている俺の方が恥ずかしがってる感じがするけど、
それでも俺の目はさつきの動きに合わせて揺れる胸から離れない。
「あ、あぁ……ス、スゲーな、やっぱり……びっくりした」
「……なんか、ホメられてんのかどうかわかんない答えね…」
「ホ、ホメてるんだよ! 当ったり前だろ、こんな…」
「こんな?」
「こっ、こんな大きくてカッコいいんだから!」
「カ、カッコいい? ……真中、それ女の子に対するホメ言葉じゃないって…」
女の子に『カッコいい』は誉め言葉じゃなかったか?
でもこの圧倒的なボリュームに『可愛い』はおかしいと思ったし、
『綺麗』でもあるんだけど、なんかそれより先に
『カッコいい』っつーイメージが湧いてきたんだよな……。
「い、いや、俺はいいと思う。マジでさつきの胸、カッコいいよ」
複雑な表情だったさつきも、俺の強い一言に納得してくれたみたいだった。
「ふーん……まぁ真中がイイって言ってくれるんだったらイイかな」
悩ましい稜線を描く2つのカタマリがブルンと揺れる。
しかし、あんまり恥ずかしそうな素振りを見せないよな、さつき。
もしかして……
「な、なぁ……さつきって、その……お、俺の他に
誰かに見せたりしたことあるのか?」
慣れてるって言うのとは違うような気もするけど、
俺が初めて東城とした時はもう会話するのも一杯一杯だったぞ。
服を脱いでも普段みたいに話ができる今のさつきには余裕すら感じられる。
「見せたりって…?」
「い…今みたいに服脱いで誰かに見せたりしたこと……
も、もちろん男にって意味だけど…」
俺の問いかけに一瞬きょとんとした表情を見せたさつきだったけど、
脳内にその内容が達したのか急に細い眉が釣り上がっていく。
「ア、アンタねーっ! あたしをそんな風に見てたのっ!?」
シャツを破らん勢いでさつきが俺の胸倉を掴んできた。
顔の赤みはそのままに、怒りのオーラを撒き散らしている。
「ぐっ……くるしぃ…さ、つ、げへっ、げへっ」
「あ、あたしが真中以外の男とこんなことする訳ないでしょーが!!」
よほど頭にきてるのか、ガクガクと俺を前後に揺さぶる力に容赦はない。
でもそれも長くは続かなかった。
徐々にクールダウンしていくさつきの顔が、
見る見るうちに悲しみの表情で塗られていく。
「こんなことするの初めてなのに。真中があたしをそんな目で見てたなんて…」
さつきの目が潤んでいく。
マ、マズい。泣きそうだ。
「ウ、ウソ、冗談だって! さつきがそんなヤツだなんて思ってないから!」
「冗談でもヒドイよ…真中にそんなこと言われたら……あたし何て答えたらいいのよ」
ひどく落ち込んでる……ちょっと軽率だったかな。
やっぱりさつきも面には出さないだけで、それなりに緊張してたのかも知れない。
「わ、悪かったよ」
「ホントだよ? あたし初めてなんだから。真中にあげるためにずっと…」
「あ、あぁ、わかったって」
涙ぐんださつきが顔を近づけてくる。
笑ってるイメージが大きいから、さつきにこういう顔されると対応に困る。
でも、しおらしいさつきも違った魅力があるよな……なんつーか、いつもより
女の子らしさが増して見える。もちろん悩殺アクションで俺を度々困らせる彼女は
紛れもない女の子なんだけど、普段はどちらかと言えば嗜好が合う”友達感覚”と
いう感じが強いからある意味新鮮だ。
「真中のためにこの身体大事にしてきたんだから。
あたしに触れていいのは真中だけだから……、
好きにしていいのは真中だけなんだからね?」
ぐっ……か、可愛い……。
この身体を好きにしていいって言われて喜ばない男なんていないだろう。
俺…さつきに何もしてあげられてないのに、本当に俺なんかのこと
好きでいてくれているんだな……。
「真中…」
前屈みになってさつきが俺に寄ってくる。
2つの胸との距離も詰まる……うぅっ、揺れてる……。
「見てるだけ?」
何かを懇願するような眼差しでさつきは俺を見つめつつ、上体を起こした。
ドンと張った胸がもう10cmも離れていないところで俺を捉える。
さ、触ってもいいんだよな……さつきも触れていいって言ってくれたし、
今さら遠慮することもないよな……。
横からか、下からか、どう触ればいいのかさえ決められないほど
目前のカタマリを前にして困惑していた俺の手にさつきの細い指が絡まってきた。
「ね、触って…」
導かれるままに、俺の手がそれに触れた。
さつきの胸に、俺……今、直に触れてる。
凶悪なほどの柔らかさと心地いい温もりを保ったままの大きなカタマリは、
ずっしりと俺の掌にその量感を抱かせる。
(うわっ……!)
さつきの呼吸に連動するようにゆっくりと動く乳房はしっとりと汗ばんでいた。
俺は控え目にゆさゆさと掌の上でその見事なオッパイを揺さぶってみた。
手の動きに合わせて踊るようにプルプル揺れる。
「ふふっ、柔らかいでしょ」
「お、おぅ」
ピンと勃っている先端を掌の真ん中に当てて乳房を軽く押すと、
フカフカの感触の中に指が埋まっていく。
「う……ん、やだ、真中ってば…」
が、指全体に感触が行き届くと同時にポヨンと優しく押し返してきた。
張りがある胸ってこういうのを言うんだろうな、きっと…。
触れば触るほど、どんどん魅了されていく。
もっと触りたい――俺の中で乱暴な欲望が膨らんでいく。
「あ――」
さつきの腋の下に腕を通して、ぐっと抱きしめた。
ちょっと積極的だったかな……でもさつきも嫌がってはいないみたいだし、
大丈夫だよな…?
俺を突き動かした感情――もっとさつきを知りたいという気持ち――は
どんどん大きくなっていってる。
「さつき、俺……ダメだ。これ以上さつきとこんなこと続けたら、
自分を抑えられる自信ない…」
こうしてる間も、さつきの柔らかさに興奮度は加速していってる。
異常なほどの昂ぶりが俺からどんどん理性を奪っていく。
そんな感情をさつきの手が俺の肩に添えられる。
「いいよ……真中だったらどんなことされても許すよ、あたし」
心音が伝わってくる。早い鼓動がさつきの大きな胸を通して
俺の身体に流れ込んでくるみたいだ…。
それなりの考えと覚悟を持ってさつきも行動してるんだ。
それに応えられるのは俺だけなんだ――
さつきを抱きしめたまま、彼女の胸に手を伸ばす。
丸みを掬うように持ち上げて、感触を確かめるようにゆっくりと揉んでみた。
「あっ……、真中ぁ……」
さつきが身体を預けるように俺の腕にしなだれかかってきた。
俺を見上げながら、切なそうに細かく息を吐いている。
「あんっ!」
指で屹立した先端をつつくと、大げさとも思えるほどさつきの身体が浮いた。
「い、痛いか? 悪ぃ…」
そんなに強くしたつもりはなかったんだけど……やっぱ敏感になってんのかな。
ぷくっと張り出た乳首は、ピンクの乳輪の真ん中で
指先でなら摘めるほど大きくなっている。
さつきの様子を伺いながら軽くその突起を指先で撫でてみた。
「ふっうん……っ、ぁぁ……」
乳首を優しく擦っただけで、艶がかった声がさつきの口から漏れる。
こんなさつきの顔を見るのは初めてだ。
俺が触って気持ち良くなってくれてると思うと嬉しくなってくる。
(えーと……)
ずっと触っていたい気持ちに駆られながらも、
次にどうしたらいいかを俺は考えた。
もういきなり下の方、触っちゃってもいいもんだろうか?
それとももっとじっくり行った方がいいのか?
「はぁ……真中……」
さつきが『次はどうするの?』と言いたげな視線を向けてくる。
マズいぞ……さつきは俺が初めてじゃないってわかってるし、
余裕があるところを見せておかないとちょっとカッコ悪いぞ。
でもさつきのアソコ触るのは少し……いや、かなり勇気いるな……。
「……真中は脱いでくんないの……?」
考えあぐねている俺のシャツの袖をさつきがつかんできた。
パンティ一枚のあられもない姿のさつきに対して、
学ランを脱いだだけでまんま制服姿の俺。
気づかなかった……というよりも、気づけなかった。
それだけ目の前のさつきに夢中になってしまってたのかと思うと
恥ずかしさがこみ上げてくる。
「そ、そっか。さつきが脱いだのに俺が脱がないなんておかしいもんな」
さつきに唆されるようにシャツを脱ぐ。
先にさつきの方から見せてくれたせいか、
上半身を晒すのにはさして抵抗もなかった。
でもさすがに下を脱ぐにはためらいがある……ちら、とさつきを見やると
興味津々な目でズボンにかけた俺の手が下りるのを待っていた。
「そ、そんなジロジロ見んなって!」
今さら脱がない訳にもいかず、潔くズボンを脱ぎ捨てる。
彼女の目が俺の股間に突き刺さってくる……さつきの身体に触発されて
猛々しくそそり勃っている俺の股間に。
さつきも今の俺と同じ気持ちなんだろうか……。
自分の身体を見られる恥ずかしさで居たたまれない。
こんな貧相な身体をそんなに食い入るように見ないでくれ〜!
「わっ、動いた!」
「うっ……」
見られてると意識すると余計股間に血が溜まっていくように感じる。
そんな大したモンでもないのに何をはりきってるんだ、俺の息子は…?
「ほ、ほら、脱いだぞ。これでいいだろ」
布団で素早く下半身を隠しながら、さつきの目から逃れる。
「ちょっとぉ、何で隠すの真中っ」
「は、恥ずかしいんだって!」
布団を剥ぎ取ろうとさつきがぐっと引っ張ってくるが、
俺も簡単に渡せない。
「あたしより恥ずかしがってどーすんの! 男でしょーが!!」
「お、俺はお前ほど自分の身体に自信持ってねーの!」
ほぼ全裸の男女が何で一枚の布団を必死に取り合わないといけないんだ?
さつきが必死になればなるほど取られたくないという気持ちが強くなる。
こんなこと意地張ってどーすんだとは思うけど、
恥ずかしいモンは恥ずかしいんだ!
……と、ふいに相手の力が弱くなった。
あきらめてくれたか、と顔を上げるとじっと俺に笑顔を向けているさつきと目が合う。
「あたしは結構スキだけどなー、真中みたいなカラダ」
「え…」
俺みたいなのがいいなんて、さつきも物好きなヤツだな。
実際、ちょっと胸張ったら骨浮いて見える情けない身体だぞ。
「真中の身体なら、ガリガリだってデブだって好きだってこと!」
ドンッ!
体当たりをかますような勢いでさつきが飛びついてきた。
急襲に備えていなかった俺は問答無用に押し倒される。
むにゅん。
「うおおぉぉぉ!」
じ、じかに、直にさつきの胸が乗っかってくる!
肌で感じる柔らかさはさっきまで掌で味わっていた感じとは
また違った感触だった。
「真中のカラダ、あったかいね」
「は、はひ…」
すぅっとさつきの手が俺の腋を撫でる。
力が抜けていく……くすぐったさともどかしさが
俺の身体から力みを吸い取っていく。
「んー、ちゅ、ちゅ」
「ひわっ!」
俺の胸板にさつきがキスを浴びせてきた。
彼女の吐く熱い息と肌を吸う音が聴覚で俺を昂ぶらせていく。
「さ、さつき、くすぐったいって!」
「そーぉ? コレ、気持ちよくない?」
「わっ…わっかんねぇよ……」
そう思えばそう感じないこともないけど、まだくすぐったさが強い。
「あ……ん」
「いっ!?」
さつきの唇が俺の胸に吸い付いてきた。
一際大きな感覚が俺の身体を駆ける。
「んん、れろ、ぴちゅ……んあ」
「あひ…」
乳首を舐められ、俺の身体は一気に脱力した。
くすぐったさが大きくなったら快感に変わるというのを直に感じた一瞬だった。
力が入らない……さつきが懸命に俺の胸を責めてくる。
「さつき、待った……待てって、ストップ…」
息からがらそう告げることができたが、
さつきは俺の反応を面白がって止めてくれない。
「うふふっ、真中ムネが弱いんだね」
なおも舌で責めてくるさつき。
良いようにされるのも癪に障るところだけど、コレってかなり気持ちいいかも…。
ふと1つの考えが頭をよぎった。
さつきを乗せたまま強引に上体を起こし、彼女と正対する。
「なっ、ど、どうしたの真中…」
驚いているさつきに俺は低く呟いた。
やっぱり面と向かって言うのは恥ずかしかった。
「こ、交代。今度は俺がさつきの、舐める」
「えっ」
返事を待たずにそのままさつきを押し倒し、俺は彼女の突起に口づけた。
俺が気持ちよかったように、さつきもまた同じ快感を得られるかと考えついたんだ。
「あ!」
さつきの乳首は咥えやすい大きさを保っていた。
いい具合の硬さをしたそれを舌をつつく。
「はっ……!」
温かい……こんなところからも体温って感じられるんだな。
俺はさつきにやられたように、唇でそれを甘噛みして軽く吸い上げた。
「ひゃ、うんっ!! うあっぁ、はぁっ……!」
さつきの感覚が手にとるようにわかる。
俺も声が出た……乳首を吸われるのはそれぐらいの感覚だったんだ。
彼女もまた俺と同じように感じてくれていると思うと嬉しくなる。
今度は大胆に、力強く吸い上げてみる。
「ずずっ、ちゅうう、ずじゅううっ」
「いぁ、いっ……あ、んっ、真中ぁ……、強いよぉ……!」
俺が吸い上げると同時にさつきの背が大きく仰け反った。
それが快感からくるものかどうかは定かじゃないけど、
さつきにとって嫌な感覚じゃないってことはわかる。
空いている片方の乳房を揉みながら、再び唇を押し当てて吸ってみた。
「あぁっ!! ダメっ真中っ……揉まないでっ、あたしそれダメっ、あぁっ!!」
マッサージされながら刺激を送られることにさつきは戸惑ってるようだった。
吸う度に上がるさつきの悩ましい声、
素直に反応を返してくれるイヤらしい身体……
いつの間にか俺自身がこの行為に夢中になっていた。
「うッ……んん、はぁ、あぁ、はぁっ、はぁっ……」
「お……さ、さつきっ!?」
さつきが俺の股間に手を伸ばしてきた。
はっきりとその掌に俺の肥大したモノが収まっている。
突然のことに腰が引けてしまっても、さつきは開放しようとはしなかった。
「おっきい……すっごいカタくなってるよ、コレ……ねぇ、真中ぁ……」
「うぁ…!」
さつきの手がちょっと動いただけで快感が走る。
彼女を気持ち良くさせたいと願った行為は、
俺自身もかなり昂ぶらせていたみたいだ。
「ねぇ、男ってどうすれば気持ちよくなるの? 教えて、真中……」
俺のを握ったままさつきが甘く囁く。
自分と同じように俺にも気持ちよくなってほしいと思ってくれてるのか、
胸を吸われながらも切なげな瞳で訴えてきた。
勃ったモノは握られているだけで気持ちよかったけど、
興奮のあまり歯止めが効かなかった俺はさつきの想いに甘えるように応えてしまった。
「上下に擦って……強くてもいいから、大丈夫だからっ」
「うん……うん、こう? 真中、もっと強く?」
さつきの手が動き始める。俺に快楽を送るための動きだ。
自分でやるのと全然違う……思い通りの強さじゃないことがもどかしくて、
それがまた興奮を持続させてくれる。
ましてや、その行為をさつきがやってくれていると思うと俄然昂ぶりは倍加していく。
トランクスの上からでも十分すぎる刺激だった。
目の前の乳房に吸い付きながら、送り込まれてくる快感を受け入れる。
気持ちいい……めちゃくちゃ気持ちいい!
「ん、んんっ、はぁっ、真中ぁっ、あんっ、真中ぁっ!!」
声を上げることで興奮を伝えてくるさつきの姿はこれ以上ないくらいイヤらしかった。
同時に、すごくキレイだった……それこそ、同級生とは思えないほどの
艶やかさを俺に感じさせた。
さつきの動きが一段速くなった。握る手にも力がこもる。
射精を促すその動きは不慣れながらも一生懸命だ。
「真中ぁ、気持ちいい? ねぇっ、気持ちいいっ?」
あぁ、すごい。マジすごい。
「じゅううう、ちゅば、ちゅばっ、ずずっ」
「ひっう……ぁぁ! ダメ真中っ、吸わないで、うまく出来ないからぁ、もうっ……」
さつきがぎゅっと俺のモノを握った瞬間、
溜まっていた欲望が一気に出口へ駆け上がってきた。
下半身の快感に集中しようと夢中で目を閉じる。
射精を堪えようと無意識に働いた俺の本能が、
唇を押し当てていたさつきのオッパイに歯を立てていた。
「いたっ……!」
「ううぅ!」
ドクッ! ドクッ!! ドクッ!! ドクッ!!
さつきに握られたまま、俺は下着の中に構わず精を吐き出してしまった。
欲望を吐き出しながら、俺のモノは恥ずかしいぐらいに彼女の手の中で跳ね回っている。
それを抑えるように、さつきは俺が果てたとわかっていながら
ずっと握っていてくれた。
ぼやける視界に、赤い印をつけたふくらみがとびこんできた。
「あ……わ、悪い! 俺、噛んじゃったみたいで!!」
確かに絶頂の瞬間、ぐっと何かを噛んだ記憶が残っている。
さつきの乳首の周りは歯型のような赤い跡がついてしまっていた。
「びっくりしたぁ……いきなり出るし、胸は痛いし……」
「ご、ごめん! ホントにごめん、さつき!」
「……ん、でも良かった。真中、気持ちよかったみたいだし」
言われて急に恥ずかしさがこみ上げてきた。
俺、さつきの胸吸いながら出しちゃったんだ……
「うわぁ。マジごめん! 俺、最低だ!」
1人で満足して! さつきに手伝ってもらったりして! なんて勝手なヤツなんだ俺は!
でも……めちゃくちゃ気持ちよかった……。
( ´Д`)y━~~ < いちごも1億部逝ったら……
読売:綾タソ
朝日:つかさタソ
日経:さつきタソ
毎日:唯タソ
産経:美鈴タソ&ちなみタソ
東京:黒川センセ
とかやってくんないだろうか
( ´Д`)y━~~ 氏乙。
手コキ最強。
( ´Д`)y━~~ 氏バンザイ
パイズリパイズリ
まんせーマンセー饅背ー
もうすぐ逝ってしまいそう
移転してから4日も気づかなかった…orz
( ´Д`)y━~~ 氏乙です
hosyu
前よくこのスレにさつきのエロ絵描いてうpしてくれてた彼は今どこに行ったんでしょうか・・・。
新作期待sage
そろそろ次スレの季節。
タイトルとテンプレ案募集
929 :
名無しさん@ピンキー:04/08/24 20:27 ID:Nkt3Vgv4
____
/:::::::::::::::::::\
|:::::l~~~~~~~~~)
|:::::| ■■ ■
|:::/ <・) <・)
レ(6:. .:/(´ヽ >
\::::::((━━) <はあはあシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
\::::::::::::ノ
h
931 :
名無しさん@ピンキー:04/08/31 23:27 ID:f7bhMhx/
保守
だれか11巻のおまけの西野の胸が大きくなるシチュでSS書いて下さい!
おねがいします
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
ええじゃないか!ええじゃないか!ええじゃないか!
935 :
坊屋春道:04/09/11 01:40:51 ID:CN3TDt4H
こずえちゃんきぼんぬ
ブラのホックがちょっと違う。たいがい金属ですよん。
フロントホックはプラスチックが多いけど。
さすが女装マニアは詳しいな。
ぬるぽ
ニヤニヤ
/ )
Χ
\
∧_∧∩
( ・∀・)ノ ……。
と /
/ / /
(__)_) Λ_Λ
( ´∀`)
( )
ニヤニヤ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・) < オマイは喜びそうだからやめとく
( ) \__________
| | |
(__)_) Λ_Λ
Σ(´Д` )
( ) ←
>>938
かわいそうだろうガッ!!
>940
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッヌルポッガッガッガッガッガッガッガッ
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
なかなかさんの小説久々に更新
やっぱ西野は純愛よりレイープ系が似合うな
( ´Д`)y━~~ 氏そろそろ投下を・・・・・・ま、待ちきれません。ず〜っと、溜めてるんでつ・・・・・・・・。
そろそろ新スレの季節
946 :
名無しさん@ピンキー:04/09/19 11:01:20 ID:KfMGGYDf
たまにはage
947 :
名無しさん@ピンキー:04/09/19 17:18:37 ID:7X2UFGuz
age
保守
949 :
名無しさん@ピンキー:04/09/23 00:23:14 ID:WDuNWJch
新スレにしたら職人さん書いてくれますか?
950 :
SS初心者:04/09/23 22:27:46 ID:sX3VgRwT
俺が西野と結ばれてから一ヵ月が過ぎた。初めは本当に無我夢中で、
西野がちゃんと感じてくれているかも自信が無かった。
「だから今夜は、西野にいっぱい気持ち良くなってほしい」
「淳平くん…」
思っていることをそのまま言葉にしたら、西野は黒目がちの大きな目を丸くして、俺を見上げた。
「あたし…淳平くんとこうしていられるだけでいっぱい幸せだよ?」
そう言ってくれる西野が愛しくて、俺は西野をきつく抱き締めた。
頭を西野の頭に寄せ、白い耳たぶを軽く唇ではさみながら息を吹き込むように
「ありがとう。大好きだよ」
とささやいた。西野の頭の中にまで俺の声が届くようにと願いながら。
「ん…ッ…淳平…くん…」
西野は耳が弱い。そのままゆっくりと耳の形に沿って舌をはわせると
西野の息が少しずつ荒くなっていくのがわかる。そしてその息遣いがまた俺を高ぶらせる。
951 :
SS初心者:04/09/23 22:43:18 ID:sX3VgRwT
「んっ…んっ…」
体をかたく強ばらせる西野を優しく支えながらベッドに横たえる。
前髪をかきあげながら尚も耳への愛撫を続ける。俺の舌が時折ぴちゃ…という
音をたてると、西野はぴくりと反応した。
「あ…ん…音が…」
「音?」
「何か…恥ずかしいの…」
「音ってこの音?」
わざと濡れた音がでるように唾液をたっぷり絡めて耳を舐めると
「あッ!やァ…」
と西野は大きく体をそらせた。
「もっと聞かせてあげるよ」
俺は片方の手を西野のパンティへとすべらせ、湿り気を帯びた生地を優しくなぞった。
952 :
SS初心者:04/09/23 22:43:35 ID:sX3VgRwT
「んっ…んっ…」
体をかたく強ばらせる西野を優しく支えながらベッドに横たえる。
前髪をかきあげながら尚も耳への愛撫を続ける。俺の舌が時折ぴちゃ…という
音をたてると、西野はぴくりと反応した。
「あ…ん…音が…」
「音?」
「何か…恥ずかしいの…」
「音ってこの音?」
わざと濡れた音がでるように唾液をたっぷり絡めて耳を舐めると
「あッ!やァ…」
と西野は大きく体をそらせた。
「もっと聞かせてあげるよ」
俺は片方の手を西野のパンティへとすべらせ、湿り気を帯びた生地を優しくなぞった。
953 :
SS初心者:04/09/23 22:47:59 ID:sX3VgRwT
すみません。携帯からの書き込みで二回送信してしまいました…_| ̄|O
続きはまた明日にでも書ければと思います。
初心者なのでお手やわらかによろしくお願いします。
西野はまだ、ショート丈のデニムを脱いだだけで、タンクトップも身につけたままだ。
いつもなら、キス→服を脱がせながら胸や耳への愛撫という流れだが、
今夜はあえて、その流れを変えてみた。触れるか触れないかの微妙なタッチで
刺激を与えると、西野の腰が、もどかしげに動く。するとそのたびに西野の体の
奥から、熱い蜜がじわりと指先ににじむのがわかった。同時に瞳もうるんでいく。
「いろんな音、聞かせてあげる」
俺は少しだけ力を入れて、布ごしに西野の秘唇をまさぐった。
くち…ぷちゅ…という音が響く。
「聞こえる…?これがパンティごしに触る西野の音だよ」
「やあ…恥ずかし…い」
>>SS初心者
ガンガレ!!続き期待してるよ。
いいよーいいよー、頑張ってね
西野キタ━━゚+.(・∀・)゚+.゚ ━━!
958 :
SS初心者:04/09/24 11:16:20 ID:zD1G08n8
「恥ずかしいだけ?・・・気持ちよくない?」
じっと西野の目を覗き込むと西野はうつむきながら
「淳平君のいじわる・・・」
とつぶやいた。その仕草が可愛くて、思わず少しいじわるをしたくなった。
「これからどうしてほしい?」
「・・・えっ・・・」
「この指、どうしようか?このままパンティの上から続ける?
それとももっと気持ちよくなりたい?」
流石にすぐには返事は返ってこない。
「どう・・・って・・・・あたし・・・」
「西野、どっち?」
まっすぐ目を見たまま問いただすと、西野はそらせていた目線を戻し、
小さいけれどはっきりとした口調で言った。
「もっと気持ちよくなりたい・・・」
OK、とささやき指をひっかけて西野のパンティを脱がす。
西野が俺のためにはいていてくれるいちご模様のパンティが、
西野の割れ目にそってぐっしょりと濡れている様は、俺の興奮を煽った。
本当は今すぐにでも挿れてしまいたかったけど、ぐっとこらえた。
今夜は、西野のために。
959 :
SS初心者:04/09/24 11:27:14 ID:zD1G08n8
「西野、目を閉じて」
「えっ?」
「そのほうが、音に集中できるから」
「やだ・・・ぁ」
「ほら、閉じて」
そっと西野のまぶたを閉じさせると、愛液で溢れる西野の秘唇に直接
指を挿しいれた。
くちちっとさっきよりもはっきりと淫らな音がする。
「ひぁっ・・・ん」
「今ね、俺の指が第一関節だけ西野の中に入ってるんだよ」
そのままそれ以上は深く入れず、指を少しずつくねらせる。
にち、ぷちゅ・・・
「ぁ、ぁ、や・・・」
「もっと奥まで挿れて欲しい?」
小さな耳穴に舌を差し入れながら尋ねると、西野は夢中で首を縦に振った。
「じゃあ・・・」
じゅぷぷ・・・
「今、指が全部入ったよ」
「ん・・・んんん・・・」
半分苦しそうな顔をする西野。懸命に唇を噛み、何かに耐えているようにも見える。
「西野・・・辛い?」
少し不安になって訊ねると、西野は
「ちが・・・うの・・・。恥ずかしい声が・・・出ちゃいそう・・・だから」
( ゚Д゚)⊃旦 < 茶飲め
961 :
SS初心者:04/09/24 11:39:20 ID:zD1G08n8
「いっぱい、聞かせてよ。西野のHな声」
西野の中で俺の指が動く。えぐるように指を曲げたり、わざとゆっくり出し入れしたり。
じゅぷっぐちゅっにちゃ・・・
「淳平・・・ク・・・ん・・・あぁッ」
西野の喘ぎ声が大きくなってきた。俺はそっと出し入れしていた指を抜いた。
「ぁ・・・っ・・・」
西野は、どうして?という声を上げた。
「さっきから右手ばっかりだから、今度は左手。バランス悪いからね」
と微笑むと、
「もォ・・・」
と西野は恥かしそうに微笑んだ。
「西野・・・ほら、見て。」
濡れぼそった俺の右手を見て、西野は真っ赤になってしまった。
「やだ・・・こんなに?」
「舐めて、きれいにしてくれる?」
「ん・・・」
そっと唇に差し出すと、西野はおずおずと小さな舌を出して俺の指先を
舐め始めた。
「もっと、音立てて・・・」
俺は空いた左手で再び西野の割れ目に指を這わせ始めた。
耳への愛撫も続けながら。
俺の舌が西野の耳を舐める音。
西野の舌が俺の指をしゃぶる音。
俺の指が西野の秘唇をまさぐる音。
濡れた、いやらしい音が、部屋中に響く。タンクトップの中の乳首が
硬くなっているのが生地の上からはっきりと見て取れる。
ちょうど、胸元の隙間からもそのピンク色の突起が見え隠れし、
ある意味全裸よりもそそると思った。
962 :
SS初心者:04/09/24 12:59:14 ID:dSLSRXuU
「西野・・・挿れていい?」
これ以上はもう我慢の限界だった。
「いいよ・・・淳平君・・・」
「アレ着けるからちょっと待ってて」
俺は一旦西野から体を離そうとした。すると西野は俺の腕をつかみ、
「今日は・・・大丈夫だから」
と優しく微笑んだ。
「え、ほんとに?」
「うん。大丈夫だから。」
と繰り返す西野。
「じゃあ、このまま・・・」
俺は体を起こすと、その勢いで西野も引っ張り上げた。
「西野、向こう向いて。」
俺はあぐらをかく姿勢で座ると、限界まで起き上がったペニスの上に向こう向きの西野を招いた。
「あっあっアアッ。入っちゃう・・・よ・・・淳平君ッ」
ぐぷぷぷっと大きな音を立てながら、西野の割れ目が俺のペニスをくわえ込んでいく。
後ろから手を回し、タンクトップをまくりあげると、ようやく西野の乳首が
外気にさらされた。
「西野・・・西野・・・」
両手で西野の胸をもみしだき、再び熱い息を西野の耳にふきかける。
腰をゆっくりと動かすとそれにあわせて西野もその細い腰をくねらせた。
「アぁんッ!あッ!!アッ!!ハァ・・・」
さっきまで「声を出すのが恥ずかしい」と言っていた西野が、今はもう
我を忘れたように大きな喘ぎ声を出している。
963 :
SS初心者:04/09/24 13:18:31 ID:dSLSRXuU
「淳平く・・・ンッ! ダメッ! アァん・・・ヤぁっ!あッ!」
西野はまるで楽器のようだ。俺が触れるたび、腰を突き上げるたび、色んな声を
聞かせてくれる。膨れ上がった乳首を中指の腹で転がしながら、がふッと
息で激しく音を立てて耳全体を咥えると
「キャぅッ!!ン・・・耳・・・た・・・食べられちゃ・・・う・・・イヤ・・・ぁ・・・!」
と涙目で叫ぶ。正面の鏡に乱れる西野の姿が映り、俺は夢中で腰を振った。
西野の中は熱く潤っていて、西野が声をあげるたびに俺のペニスをキュキュと
締め付けてくる。
「気持ちよすぎる!・・・西野・・・!」
互いのハアハアという荒い息とグチュグチュという激しい音が俺と西野の頭の中に響き、
そのまま高みへと導いていく。
「淳・・・平・・・ク・・・・アッ!イィ・・・!あたし・・・も・・・キモチ・・・イィ!!」
「西野!!・・・西野・・・!そのまま・・・イって!!」
「アァ!ハァ・・・ンッ!ンッ!!イ・・・ク・・・!イクゥ!!!!!」
西野の体が大きくのけぞり、西野の中もひときわきつく締まる。
俺もその瞬間、
「西・・・野ッ!!!!!」
と達してしまった。
「うッ・・・!」
声が漏れる。西野の中は、暖かく、俺の吐き出した精液を全て受け入れてくれた。
西野は
「ぁ・・・・」
と体の中に残る俺の感触を確かめるかのように、ゆっくりと膣を締めている。
「西野・・・」
「淳平くん・・・」
964 :
SS初心者:04/09/24 13:19:54 ID:dSLSRXuU
俺はつながったまま、西野の首を横に向け、後ろから回りこんでキスをした。
舌を差し入れると、西野は懸命にそれに応えてくれる。しばらく互いの口腔の感触を
楽しみ、ようやく唇を離した。
「淳平君・・・好き・・・大好き・・・」
「俺も・・・西野が大好きだ・・・」
西野の心から嬉しそうな微笑が、俺のまぶたに焼きついた。
この笑顔のために、俺はなんだってやろう。
この笑顔のために・・・・
END
ここまで読んでくださった方、レス下さった方、ありがとうございました。
もし新スレが立つようなら同じ話の西野視点のストーリーも書いて見たいと
思います。
グッジョブ!! ∩ ∩
_ _∩ (⌒ ) ( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
(ヨ,,. i | | / .ノ i .,,E)
グッジョブ!! \ \ | | / / / /
_n \ \ _、 _ .| | / / _、_ / ノ
( l _、 _ \ \( <_,` )| | / / ,_ノ` )/ / _、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` ) \ ノ( /____( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ | / ヽ | __ \ l .,E)
/ / / / \ ヽ / /\ ヽ_/ /
ホントに初心者か?信じられない・・・
>「さっきから右手ばっかりだから、今度は左手。バランス悪いからね」
>と微笑むと、
>「もォ・・・」
>と西野は恥かしそうに微笑んだ。
ここが良かった〜(;´Д⊂)最新の萌えシーンをアレンジするとは只者ではないよ
西野視点も見てみたいけど、出来ればヴァージンブレイクも見てみたい。
期待してるよ
>>SS初心者
GJ!!
とてもよかった!!
>>SS初心者
う〜ん。良かったよー。
あと、
>>965と同じで西野編も読みたいけどバージンブレイクも読みたい。
頑張って。
>>SS初心者様
最高でした(*´Д`)
俺の好きなシチュが盛りだくさんで(・∀・)イイ!!
音の表現とかイイヨイイヨー
次スレどうしよか?
980で。
( ´Д`)y━~~ < 980……20レスで終わらせるには
どう話を切り詰めても無理だぁ
( ´Д`)y━~~ 氏は新スレでトップを飾ってくださいw
>>971 20レスで収まらないならむしろ即死回避が可能では?
つうか次スレのスレタイ議論も必要だし
( ´Д`)y━~~ < 即死回避用にはまた別のものを用意してるんだが
確かに次スレの議論も必要だ
あぁ、埋まっていく
シンプルに いちご100% 激突東西南北外端向黒
でいいんじゃない?
>>975 文字数入る?
ならいいんじゃないですか?
いい?ならたててくるけど
981 :
SS初心者:04/09/25 00:15:07 ID:22LlgczP
レスしてくださった皆様、本当にありがとうございました!
新スレにも書きましたがバージンブレイク編、挑戦してみようと思います。
( ´Д`)y━~~さんみたいな深みのあるSS目指して精進しなきゃ…_| ̄|O
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
984 :
名無しさん@ピンキー:04/09/25 23:41:11 ID:Une2494z
「さすがにそのまんま履いてらんないよね、真中♪」
絶頂の余韻に呆けていた俺に、さつきが笑顔を見せる。
彼女の言う通り、俺のトランクスは自分が吐き出した生ぬるい液体で
もう履いていられる状態じゃなかった。
もしかして最初から脱がす企みで――ふとそんな考えが頭を過ぎる。
さつきの思惑通りになるのは男としてちょっと情けないけど、
ベトベトの下着をつけたまま行為を続けられるほどマゾヒズトでもない。
どうせなら、と俺はトランクスを脱ぐのを心待ちにしているさつきに
提案を持ちかけた。
「さ……さつきも脱いでくれよ」
すでに見事なバストを披露してくれている彼女が唯一つけているもの、
張りのあるヒップを覆っている下着に目をやった。
「あ、あたしも?」
いきなり言われてさつきは少し面食らった様子を見せたけど、
すぐにその表情は妖しいものへ変わってしまう。
「……いいよ」
最後の一枚を脱ぐのに戸惑う俺を置いて、さつきは軽やかに立ち上がった。
俺をちらりと見てから、じらすように、しかし躊躇う様子は見せずに
ゆっくりと下着を降ろしにかかる。
太腿に絡まるようにパンティが下がって、薄い恥毛が顔を出した。
縮れた先が光って見えるのは、彼女自身の『女の子の液』のせいだろうか。
「…………。ま、真中も脱いでよ、ほらっ」
魅入ってしまっていた俺にさつきは口を尖らせてそう促してくる。
先に脱がれてやっぱり止めた…なんて今さら言えるはずもなく、
俺は勇気を振り絞ってトランクスをずり下ろす。
下半身が涼しくなると共に、さつきの視線がその中央に集中するのを感じた。
「そ……そんなに見んなって!」
「な、何でよぉ、あたしも脱いだんだからいいでしょー!」
それはさつきのは見ていいってことか?
見れば、全裸だというのにさつきはまるで服を着ているかのように無防備だ。
下着を外した時こそ少し恥じらいを見せたものの、
今はひたすら俺を自分と同じ土俵へ上げようとしてくる。
さすがに俺は彼女ほど吹っ切れない……。
「お前なぁ、恥ずかしくないのかよ!」
「そ、そりゃちょっとは恥ずかしいけど、
あたしは真中になら全部見られたっていいってさっきから言ってるでしょ!!」
「なっ、ああぁぁぁっ!?」
さつきが猫のように飛びついてきたため、
俺は彼女に押される形でベッドへ再びなだれ込んでしまった。
得意げなさつきの笑みがすぐ前にある。
組み敷かれた俺はさつきの行動を待つしかない――
するとさつきは俺を見ながら、手だけを股間のモノへそっと伸ばしてきた。
「うっ!」
直に触れられる感覚。
さつきの指がゆっくりと優しく俺のモノへ絡み付いてくる。
「もう硬くなってるよ、真中…」
さっき俺を絶頂に誘った動きで、しきりにペニスを刺激してくるさつき。
今度は直に握られているためか、その快感は数段大きくなっているように感じる。
「さ、さつき……!」
「ねぇ、真中のコレで……あたしの中、いっぱいにして?」
潤んだ瞳でそう囁くさつきは一段と色っぽく見えた。
放出してから数分も経っていないのに
さつきの愛撫でモノはもう準備はできていたし、
何より俺自身の奥底にそう望む気持ちがあったかも知れない。
本能に促されるままに自分の分身を手で固定する。
俺の了承を得たと思ったのか、さつきも姿勢を正して自分の秘部を
その位置へ近づけていく。
ぬるり……と、モノの先端がさつきの潤いに触れた。
柔らかい肉の表面を濡らしているのはさつきの愛液だろうか、
触れた先端が滑るほどの量が分泌されていた。
「あん……っ、滑っちゃうよ……」
竿を握る俺の手の上に彼女が手が重なり、
もう一度位置を確かめるように腰を動かしてからさつきは待ち侘びていたものを
ようやく迎え入れるような、期待に満ちた表情で腰を沈めてきた。
「んんっ……!」
ズッ……。
秘肉に吸い込まれるような感触――本当に、そう形容するのがぴったりだった。
充分に潤っていたさつきの入り口は、さしたる抵抗も見せずに
俺の先端を飲み込んだ。
さつき自身が力んでいるためか、何重にもなる中の肉は
ぎゅっと俺を締め付けてくる。
「くっ…」
心地好さに声を漏らしてしまった俺を見て、さつきは表情を緩めた。
挿入の瞬間わずかに眉をひそめたように見えたけど、
それも今は消えている。
「入ってくよぉ……真中のが、あたしの中にぃ……!」
埋まっていく過程を初めて目の当たりにして、
俺は言葉を忘れて魅入ってしまった。
何て卑猥な光景なんだろう……さつきの柔肉を割り入っていくに従って、
背筋を走る熱い快感が大きくなっていく。
「ぅん………んんあっ、ぁッ……!」
俺のモノを半分ほど飲み込んで、さつきは苦しそうに息を吐いた。
「……さ、さつき、大丈夫なのかよ…?」
「ん……だいじょぶ、思ってたほど痛くないから…びっくりしてるぐらい……んっ」
額を汗で滲ませながらも、さつきは腰を落とすのを休めない。
自分の中に入ってくる感触を味わうように、じっくりと動くその様子からは
余裕さえ感じられる。
充分に濡れていたからか、とりあえずあまり痛そうじゃないのはよかった…。
と、さつきの両手が俺の胸に降りてきた。
ぺたり、と柔らかい感触が腰に当たる。
「っ……、は、いったぁ……入ったっ……全部、入ったぁっ……」
どうやら腰に触れたのはさつきのお尻だったようで、
お互いの秘部が密着するほどに深い結合を遂げていた。
さつきの呼吸に合わせて膣壁がゆっくりと動く。
モノ全体にその動きが伝わってくる度、俺は快感に襲われてしまう。
「うあぁ……!」
「真中……あたし、どうかな? 気持ちいいかな……?」
さつきが上半身を乗り出して俺に問い掛けてくる。
必然的に触れる大きな胸がさらに興奮を高めることとなり、もうヤバイ。
「わ、わぁ! ちょっと待て、動いたら……うううぅ!」
息絶え絶えの俺の反応を見て理解したのか、
さつきは何度目かの意地悪な笑みを見せた。
「ふふふっ、動いたら……何なのぉ?」
「あっ…!」
俺の今の状況は解っているはずなのに、さつきは腰をグラインドさせ始めた。
たどたどしくはあったけど、その動きは俺に充分過ぎる快楽を伝えてきた。
「さ、さつき、無理、ヤバイ、今は動くな、もうちょっと待って、頼むからっ!」
「ぃっ……ふ、ヤだ♪ 真中がどうなっちゃうかすっごい見たいもん」
「ああぁあぁぁぁ」
さつきが腰を動かす度に、みっちりと絡みついた膣襞が肉棒を揉み込む。
俺の制止を聞かず刺激してくるもんだから、
絶頂へのボーダーラインに快楽の波を塞き止める防波堤を
造る暇もなく俺は果ててしまった。
ドクン! ドクン! ドクン……!
「あっ……!」
流れ込んでくるものを感じたらしく、さつきがビクッと身体を反応させた。
出しちゃった……。
「出ちゃった……真中のがあたしの中に……」
「わぁあ! ご、ごめんさつき!」
「あっ、ストップ! 平気だよ、多分……それより、も少しこのままでいようよ……」
急いで離れようとした俺を制して、さつきはしなだれかかってきた。
「……ん」
俺の言葉を塞ぐように、唇を合わせてくる。
結合を解かないまま、さつきは俺に被さるようにキスを求め続けた。
「ん、んんぁ、ぁはぁ……」
柔らかい唇に触れ、差し出される舌を躍らせていると、
くたびれていたはずの下半身にまた血が集まり始めた。
すでに2回、昼に黒川先生に無理矢理1回絞られてるってのに、
まだ勃とうとする分身に呆れてくる……。
でも、それほどさつきが魅力的で刺激的だということかも知れない。
「あン……またおっきくなった……?」
もちろん身体の変化は結合を続けたままのさつきにも伝わったらしく、
ムクムクと動き出した中のモノに少しはにかんだ様子を見せている。
「……わ、悪ぃ……」
ばつが悪い……恥ずかしさに身を縮ませていた俺にさつきは笑顔を向けてきた。
「じゃあ、またしよっか?」
「え?」
「もう繋がっちゃってるんだし……もう一回」
俺の上で嬉しそうに言うさつき。
でも彼女の身体が心配になってくる。
「平気か……? ほら、身体とか…」
”初めて”って言ってたし、それなりに負担もかかってるんじゃないか?
俺がそう尋ねると、さつきは少し考えるような仕草を見せるもすぐに笑顔をつくった。
「ちょっとあそこがジンジンするけど……真中とエッチしたいもん…」
「あ、あんまり無理すんなよ」
「平気だってば。真中はしたくないの?」
不満そうに口を尖らせて、さつきが腰をうねらせる。
「や、やめろってば」
「ほらほらぁ♪」
コツを掴んだのか、否が応にも俺のモノが反応してしまうほどに
さつきの腰の揺すり方は絶妙だ。
「………じゃ、じゃあもう一回…」
ううう……煩悩を抑えることができない自分の意志の弱さを痛感する。
なんか本当にさつきの掌で踊らされてる気がするな…。
「それじゃ真中はそのまま寝てて。またあたしが……ぎゃっ」
俺がいきなり体勢を起こしたために、
さつきはバランスを崩して後ろへ倒れてしまった。
いつまでもやられっぱなしじゃちょっとカッコ悪いと、
形勢逆転を狙ってみようと思ったんだ。
「つ、次は俺にやらせてくれよ……さつきばっかにやらせるのも悪いしさ…」
さつきの脚を持って、ちょっと大胆に開いてみた。
俺のモノが突き刺さったままの結合部分をあらわにされて、
さすがのさつきも動揺している。
「ちょ、ちょっと真中っ、そ、そんなに開かないでってば……!」
「いや、この方が動きやすそうだから…」
ズンッ!
「ひあっ!?」
深く埋まっていた肉棒の先で膣内の奥へ打ち付けるように腰を突くと、
さつきが甲高い声を上げた。
続けて腰を突き入れて、さつきの反応を伺う。
「あう、んんぅっ! ま、真中ぁ……深いの、ちょっと待って…」
「コレ、気持ちいいのか?」
ズンッ!
「ああっ!!」
さつきに今までの余裕はない。
意図しない快感への対処ってヤツに戸惑ってるみたいだ。
ちょっと得意げに俺は腰を震わせるようにして小刻みに突き入れてみた。
「あっあぁ、あっ、はぁ、いっ……ぁぁ、ま、まなかぁ、それダメぇ、ダメぇっ」
「さっき俺がそう言ったのにさつきは止めてくんなかっただろっ」
「ご、ごめんっ、ごめんんん! あっあっ! あっぁぁぁっ!!」
面白いように反応してくれる。
もちろん俺にも同様に快感が迫ってきていたけど、
これだけ出した後なだけにさすがにしばらくは持ちそうだ。
さつきの悩ましげな姿は本当に艶がかっていて、
俺をイケない気分にさせる。
モノを中でこすりつけるようにじっくりと腰を動かすと、
さつきはまた違った反応を見せた。
「んんんっ……! こすれるぅ……真中の、あたしの中でこすれるっ……」
「さつきの中ってすごいザラザラしてるな……わかるか?」
「し、知らないわよぉ、そんなの……!」
苦しそうに細切れの息継ぎを繰り返しながらも、
さつきの表情からは快感が見て取れた。
だけど……妙にフィットしてるような気がする。
東城とも黒川先生とも違う気持ちよさ。
動く度に確かな快感が得られる……それはさつきもまた同じように見える。
「うんんっ、あぁ、ふうっ、いっ……うぅぅっ……!」
「くうっ…!」
一段とさつきの中の締め付けがきつくなる。
慣れない動きで腰も痛くなってきた……。
「真中っ、真中っあぁっ、あ、真中ぁっ!」
さつきの呼びかけに応えるように、腰を前後に律動させる。
オーソドックスとは思うけど、これが一番単純で長く続けられそうだった。
今度はさつきも達することができればいいんだけどな――
そんなことを思いながら、動きに強弱をつけてみた。
「はぁっ……ふっ、ふっ、ふっ……ああぁ!」
さつきの呼吸が整ってきた頃合を見計らって、強く突いてみる。
「い、いきなりぃ……ああぁっ!!」
逐一反応を返してくれるので、ちょっと上手くなった気分になる。
でもきっと、さつきは今敏感になってるだけなんだろうな……
動き方もまだデタラメだし…。
「真中ぁ、あ、はぁ、あたし、ダメ、休もうよ……お願い…」
「あ、あぁ……それじゃ、あとちょっとだけ…」
果ててもいい、とばかりに俺は激しく腰を打ち付けてみた。
さつきの尻肉をつかんで、腰を持ち上げる。
「ダ、ダメっ! そ、そのちょっとが我慢できないってばぁ! あ、ああ、あ」
さつきの身体がビクビク跳ねる。
これって、ひょっとしてイク前の前兆だったりするのか?
切羽詰ったように顔を強張らせて、さつきはぐっと歯を噛みしめていた。
「さつき、もうちょっと動いてもいいか?」
「む、ムリ! ムリっ……無理っ!!
もう限界だってばあ、あ、あたしぃ……く、ううう!」
無理だ駄目だと言われたら余計動きたくなる。
明らかに過剰な反応を見せるさつきをもう1つ向こうへ連れて行きたい…。
パンッパンッパンッパンッ!!!
「あっ! い………イ、イ、ああ!!
真中、真中ぁっ! ク……い、ああぁ――――ッ!!!」
背中を大きくしならせて、さつきが俺の腕をぐっと掴んできた。
爪が食い込むほどに強く、まるで何かをこらえるように必死に俺を求めてくる。
「―――――――ッッッ!!!」
これ以上ないほど、さつきの膣内が収縮する。
「うおっ…!」
咄嗟にさつきの中からモノを引き抜き、
何とか体外で放出を済ませることに成功した。
さつきの身体が痙攣しているのがはっきり解る。
俺、さつきを気持ちよくできたのかな……。
潤んだ瞳は俺を見ているようで見ていない。
さつきは恍惚の表情を浮かべたまま今何を思ってるんだろう?
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
俺はさつきの呼吸が整うまで自分が吐き出した液体の処理に勤しんだ…。
*
「……ねぇ、真中」
今だ服を着ずに俺のベッドの上でボーッとしたままだったさつきが
いきなり話し掛けてきた。
「な、何だよ」
何を言い出すのかと警戒しながらさつきの言葉を待つ。
「あたしたちって、相性いいのかな……?」
「相性?」
「カラダの相性」
さつきの発言についさっきまでの行為を思い出してしまい、顔が赤らんでしまう。
「……そ、そんなのあるのか…?」
「だってさ、あたし初めてだったんだよ……?
それなのに痛みなんてほとんどなかったし、あんなにき、気持ちよくなっちゃって…」
そういう相性って、本当にあるんだろうか?
……でも、思い当たる節もある。
さつきの身体は今までにない気持ちよさだった。
それは立て続けに3回も出してしまったことに裏付けられる。
「もしそうならすっごい嬉しいんだけどな……」
まださっきの余韻が残っているのか、力なくさつきが喜ぶ。
でも、普段はあまり見ることのない安心したようなその顔がやけに印象的に残った。
( ´Д`)y━~~ < ここで区切っておこう……あ、保管庫の方に
お願いなんですが
>>836-837はネタ振りに
落としただけなんでカットしておいてくだちい
収蔵するほどのものでもないし
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1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。