1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
【岩陰】:03/10/24 12:55 ID:7xKdeyQp
「おいっ!!クラゲに刺されるぞ!!」
森津は少女を追いかけ、その手を取った瞬間思わず抱き寄せ唇を奪ってしまった。
いっそのこと手酷く犯された心の傷を忘れたまま、身も心も毬也のものになってしまった方が
彼女の倖せかも知れないと思ってるのは本音だ。
だが毬也が少女の躯に刻みつけてるのは、性の悦びではなく苦痛と過去への復讐だった。
そんな中で萌子が一瞬でも快楽を感じたとしても、そこから逃れる為の言い訳に過ぎない。
本来、フェミニストの森津にはこの美少女にそんな実体のない悦びを
信じ込ませることは忍び難かったし、また信じ続けさせる自信もなかった。
それにこんな極上の花をその扱い方も知らない
毬也ひとりに味わせておくのは惜しいとも思っていた。
「おいで、……毬也は愛しかたを知らないだけなんだ。
……彼奴を嫌わないであげておくれ…」
「…いやっ……あなたまでこんなことするの……」
拒絶の言葉とは裏腹にその語調は弱々しく、
森津の指に少女は切ない吐息を漏らして反応し始めた。
「きみが欲しくないなら、無理に入れたりはしないよ」
森津は毬也のように乱暴にはしなかった。
深層心理で毬也と森津を同一視するように暗示をかけながらゆっくりと愛撫する。
「……セックスは怖いことじゃない……気持ちいいことなんだよ……」
「……気持ち…いいこと……?」
「……俺がきみにちゃんとしたセックスを教えてあげるから
きみが毬也に悦びを教えてあげるんだ……毬也を愛してあげておくれ…」
少女が突如、あの冷めた眼差しとも違う艶っぽい笑みを浮かべた。
その笑みには記憶を揺さぶられるような不吉な感覚を呼び覚まされ、森津の指が止まる。
萌子の顔ではなく、あの大人びた顔でもなく、何か焦点の定まらない奇妙な感じがしたのだ。
3 :
【岩陰】:03/10/24 12:59 ID:7xKdeyQp
「真くんは小さい頃、毬也にプロポーズしたわよね?」
「…!?」
「その若さで性別に関係なく、経験豊富だとか…
…毬也が欲しいんでしょ?あの子を犯してもよくってよ、私が許可するわ」
小さな手が手慣れたように森津の手をとって、秘所へと誘った。
その時、萌子を呼ぶ毬也の声がした。
「ホントに毬也は綺麗な子ね……あの女にそっくりだわっ!!」
吐き捨てるように彼女が言い放った。
「滅茶苦茶にしてあげたい…あの人とあの女の大事な一人息子をっ!!」
……最初は本当に亡霊が取り憑いてるのかとも思った。
だが少女の人格が更に分裂を重ね、
数年間に渉り繰り返し繰り返し毬也から聞かされただろう過去に侵蝕され、
同じ影に脅かされてるに過ぎないと確信した。
4 :
【岩陰】:03/10/24 12:59 ID:7xKdeyQp
森津は彼女の敏感な部分を刺激しながら、
ポケットから取り出したコンドームのパッケージを食いちぎり、器用に着用すると背後から挿入した。
可憐な容貌と相反するような熟練した肉襞の動きが森津を翻弄した。
その最中にまた新たな人格が顕れ涙で訴える。
「森津くん…あの子を……毬也を助けてあげて…」
瞬間、また森津を誘惑した人格が罵る。
「あんたの息子は私のペットとして可愛がってあげてるんだから安心おし!!」
「やめて下さいっ!!毬也にはもう手を出さないであげて下さい!!」
彼女たちを鎮めるには逝かせるより他はなさそうだった。
少女の躯が絶頂に達するまで充分に時間をかけ、森津自身が達する瞬間に、少女が戻って来た。
少女にとって苦痛を伴わずに逝くのは初めての感覚だった。
毬也が苦痛を、森津が快楽を教えた。
だが本当の意味での愛は、まだどの男からも教わってはいなかった。
5 :
【母親】:03/10/24 13:04 ID:7xKdeyQp
毬也の母親が亡くなったのは、彼が14歳の時だった。
苦しそうな息の下で毬也の手をとって
心配で毬也を遺して逝けないと涙を流しながら、最後の瞬間、微笑んでこう言った。
「必ず生まれ変わって…毬也を…一生守ってあげるから…」
毬也は母の手を握って叫んだ。その声が母に届いたかどうかは判らない。
「逝くなよ、僕が母さんを倖せにするからっ!」
父親は見舞いにも来なかったが、葬儀にもとうとう出ず終いだった。
毬也の母は戸籍上の父の妻ではなかったので、世間体が悪かったのかも知れない。
加納家の当時の当主であった毬也の祖父は
毬也の両親の結婚を許さなかったので、母子は別宅で暮らしていた。
母は病弱で殆ど家で過ごしていた。
毬也が6歳の頃、支配的な祖父が亡くなったにも関わらず
病弱な母に子育ては不可能と見限った父親は別の若い女と入籍し
毬也自身も加納の本宅へ引き取られた。
父の新妻は見かけだけはたおやかで、何処となく母と似ていた。
6 :
【母親】:03/10/24 13:10 ID:7xKdeyQp
政略結婚で得た父の若い正妻は不妊症で、子が出来る見込みはなかった。
姉と言っても不思議のないくらいの若い義母は
実子ではないが美しい毬也の顔と躯のみを溺愛した。
義母は代議士の娘で若くて美しいが、我が儘で淫蕩な女だった。
父親は多忙を理由に正妻も顧みなかったので
夫の帰らない邸で彼女は幼い義理の息子を最初は口に含んで弄び、
それから何年にも渡り歪んだセックスを仕込んで、奉仕させた。
病弱な実母は実質、母としての役目を果たせなかったし
もう一人の母たる立場の人はその役目を最初から放棄していた。
内縁の夫の裏切りに合い、息子まで奪われた実母はその精神も病んでいったが、
皮肉にもその頃から父親は頻繁に別宅へ通うようになった。
それは愛情とか責任の類ではなく、身勝手な性のはけ口として
面倒な子供のいなくなった別宅の方が楽しめたからに過ぎない。
裏切った男に弄ばれるだけの実母の弱い躯と心はますます病んでいった。
毬也は本宅に引き取られた後も、度々内緒で別宅の実母を訪れていたが
父親の靴が玄関にある時に限って寝室から洩れてくる
切な気な母の声が何を意味するものなのか最早知っていた。
毬也の中でふたりの母のイメージが矛盾を潜ませたまま交錯し、
思慕と怒りと哀しみが意識の底でゆっくりと拡がっていった。
やがて夫が毬也の実母の元へ通ってることに気づいた若妻の
毬也への性の手解きは次第に苛烈なものへと変貌していった。
継母は毬也の実母に対する嫉妬と憎しみを少年の躯に刻み付けていった。
白い手が、淫らな唇が、少年を翻弄しながら汚く罵った。
そんな若い義母も不慮の“事故”で亡くなって数年後……
7 :
【母親】:03/10/24 13:15 ID:7xKdeyQp
その少女を見た瞬間、平穏な日々を取り戻していた成人した毬也の中で
封印された筈の悪意が、運命に復讐するかのように噴出した。
毬也が施設を視察したその日は母親の命日だった。
その日から辿って正に6年前の母が息を引き取ったその日に少女は生を受けていた。
誕生会のヒロインだと言うのに目立つことを拒むように
遠慮がちに大人しく座ってる萌子は、その頃から既に大人びた雰囲気のある少女だった。
少女を見た瞬間に背筋から全身が総毛立った。
「必ず生まれ変わって…毬也を…一生守ってあげるから…」
母の最期の言葉が呪縛のように絡み付き毬也に暗示をかけた。
まさかと思いつつも、その少女には心なしか
美しかった母の面影があるように毬也は感じた。
“欲しい”と…切実に思った……
狂気じみた征服感が毬也の躯の中を渦巻いた………
毬也は幼い萌子を手中に収めたその日から、着々と準備に入っていった。
防音装置の施された秘密部屋は、毬也自身の閉ざされた悪夢の具現化だった。
8 :
名無しさん@ピンキー:03/10/24 13:33 ID:F5h5sls4
9 :
【連鎖】:03/10/24 13:34 ID:7xKdeyQp
萌子の母の生家である沖田家が裕福な家庭だったにも関わらず、
両親の死後に孫娘を引き取れなかったのは
ある出来事に気づいた萌子の母親が実家との縁を断ち切って
逃げるように娘を連れて隠れ住むようになったからだった。
原因となった萌子の母の弟である少年=マリヤこと要が、
後に毬也がしたような直接萌子の躯を深く傷つけ
苦痛を与えた程の残虐行為をした訳ではなかったが、
幼い娘がその叔父である彼女の弟に悪戯されてるだけで我慢のならないことだった。
萌子には従兄と名乗ってたが、実際には叔父だったので
仮に萌子がそれなりの年齢に達していて合意したとしても、許される間柄ではなかった。
女の子が欲しくて息子のミドルネームに“マリヤ”とつけた
父親のカナダ人の後妻も思えばその息子を緩やかに虐待していたのかも知れない。
その為に要の性も歪んでしまった可能性は否定出来ない。
虐待の連鎖。毬也と萌子の出逢いを“運命”と呼ぶしたら、
それは恐ろしく残酷な神か悪魔が仕組んだ罠に違いなかった。
10 :
1:03/10/24 13:42 ID:7xKdeyQp
>>8 元々刑部スレとして立てたので
少コミ系の幼女虐待や近親相姦等の犯罪的モチーフ(神話的扱いの作品は除く)の
もの専用にしたいのですが、合流しないとまずいでしょうか?
作家スレは個別にあるようなので複数の少女漫画扱いが好ましくないようでしたら
刑部真芯パロディ専用に戻しますが、どうでしょう?
(刑部スレはありませんよね?ブラウザ検索は一応したのですが)
>>10 向こうは傾向的にほのぼのマターリ系のSSが多くなりそうなので、
こちらを少女マンガ全般・鬼畜系にして住み分けるという手もありますね。
元ネタを小コミに限定しないで。
12 :
1:03/10/24 14:10 ID:7xKdeyQp
>>11 原作に鬼畜の気があっても、鬼畜とりのぞいてラブラブにしたい場合もそちら、
ほのぼの系の原作のヒロインを鬼畜に犯したい場合はこちらで宜しいですか?
ちなみに今書いてるものの原作は
「本来強引なヒーローに囚われて独占されてる少女」と言う設定みたいですが
幼いうちにヒーローにレイプされ犯され続けてると言う描写に因る印象がどうしても拭えなくて
そんな男に最終的には喜んで抱かれてるヒロインの心理も理解出来ないので
ヒーローの鬼畜ぶりとヒロインの抵抗ぶりを徹底させる方向で書いてます。
とりあえず、こちらで続けさせて頂きます。
13 :
【連鎖】:03/10/24 14:14 ID:7xKdeyQp
毬也は母を愛していた。同時に憎んでもいた。
若い継母から肉体的苦痛と共に受け続けた暗示にもかかって
あたかも実の母とも相姦関係にあったかのような錯覚にも陥っていたのかも知れない。
毬也は“生まれ変わった母”をいずれ自分の花嫁にするつもりで、
施設に萌子を自分に引き取らせてくれるように頼んだ。
毬也は萌子の保護者とは言っても養父ではなく、
孤児院から依託された特別後見代理人のような立場にある。
財力はあっても、まだ若く未婚で萌子と血縁関係もない毬也には
実際、萌子に対するどんな権利も義務も負い得なかった。
6歳にして既に萌子は既に大の大人でも心を揺さぶられるような美を持ち合わせた少女だったので
施設の方でも毬也の本音が全く見抜けなかった訳ではなかろうが、
加納家には多大な援助を受けてたので“謝礼”のつもりで目を瞑った。
また毬也の想い人になれば、萌子は豊かな暮らしが出来ると信じて引き渡した。
それに幾ら美しくてもある程度の年齢に達するまで、まさか手を出すなど思いもしなかった。
似た者同士の境遇が萌子をも錯覚の迷路に陥らせ、
毬也の凶行を完全には退けられないでいたのかも知れない。
幼い蕾を散らされたあの日から、日夜犯されながら
毬也のふたりの母の存在は遠い悪夢のように萌子の脳裏に刻み付けられ、侵蝕していった。
>>12 ではその方向性で。
つづき期待してます。
15 :
1:03/10/24 14:21 ID:7xKdeyQp
>>14 ありがとうございます。
では鬼畜入った少女漫画エロ書きたい方は、このスレを御利用下さい。
こちらはプロットは出来上がってるのでなるべく早くアップします。
16 :
【強要】:03/10/24 14:28 ID:7xKdeyQp
毬也が幼い萌子への避妊をしなかったのは、
森津の指摘通り、妊娠の可能性が低いと思われるうちに
出来るだ長い間、禁断の果実の生の感触を味わおうと言う想いもあったが、
万が一少女が妊っても構わないと心の何処かで思っていた。
秘密部屋に監禁した少女に子を産ませても誰も知る筈がない。
毬也は母の生まれ変わりの少女を妊らせ、自分を生み直して欲しかったのかも知れない。
監禁状態から解放した後、世間の眼を一切気にかけなければ、初潮後も避妊はしなかっただろう。
中学生の少女を妊娠させたことが知られれば、騒ぎが大きくなって
萌子と引き離されてしまうことを警戒して避妊しだしたに過ぎなかった。
萌子が小学生の頃には躯を重ねていることを
流石に絶対に世間には知られてはいけなかった。
まだ分別のない子供の萌子の口から秘密が洩れるのを防ぐ為にも
閉じ込めて聞き分けのよい女に育てる必要があった。
毬也の思惑通りにはならなかったものの年頃の娘らしい躯つきにもなり、
性に対する恥じらいも芽生えて来たので滅多なことを口にする心配はなくなって来たので、
孕ませさえしなければ大丈夫だと思った。
いざとなれば破滅覚悟でビデオの映像を盾に萌子を脅すことも出来た。
中学校に通いだしてから萌子もだいぶ落ちつきを取り戻してるかのようにも見えた。
17 :
【強要】:03/10/24 14:31 ID:7xKdeyQp
別宅で暮らしてたのは、母の生まれ変わりたる萌子との
夫婦生活に入る準備の為でもあったが、
嫌悪感を示しながらも陵辱行為に慣らされ、
毬也の躯に馴染んだかのように反応しだした萌子の躯に
あまり手厳しい躾は必要ではなくなったと判断した毬也が
秘密部屋を封印して、寝室を毬也の部屋に移したお蔭もあった。
萌子の部屋のベッドが行為に使われたことはなかった。
少女は事後、シャワーで痕跡を流し必ず自分の部屋に戻って
洒落たドアには酷く不釣り合いな自分でつけた南京錠をかけて眠り直した。
いざとなれば毬也はドアを壊しても侵入して来るだろうが
何もしないよりは少しはマシだった。
早朝近くまで毬也が重ねた躯を離したがらないこともしばしばあったが
ほんの少しでも出来るだけ自分の部屋に戻るようにしていた。
どうしても離してくれない時は遅刻した。
萌子として目覚める時、毬也のベッドで裸のままではいられなかったから。
18 :
【強要】:03/10/24 14:33 ID:7xKdeyQp
繰り返し深くつけられた傷痕はなかなか消えなかったが
異様な監禁状態ではなくなった為、性行動の異常性が本宅の秘密部屋の中でのように
極端にエスカレートすることだけは抑えられていった。
それでも時々、不安にかられた毬也が萌子を縛って愛の言葉を強要したり、
萌子を疑い、嫉妬にかられると萌子の躯に深い傷痕を残し
毬也は身を滅ぼしかねない暴挙に出ることもままあった。
……そうする度に萌子の心がますます離れてゆくことに気づきもせずに。
連太郎に嫉妬して避妊処置をわざと怠るなどその最たるものであろう。
……他のやつに取られるくらいなら俺の手で壊してやった方がマシなんだよ……
セックスを嫌悪してた少女が海辺の岩陰で森津を拒まなかったのは
彼の手慣れた指先のせいばかりではなかった。
毬也の手で飼い殺しにされて壊されるくらいなら、
毬也以外の他の男に自らの意志で躯を委ねる方がマシだった。
毬也が知ったら裏切りだと責めるだろうが、最初から少女は毬也のものではなかった。
幼かった萌子の信頼をうす汚い暴力で裏切ったのは毬也の方だったから。
森津に抱かれたことを黙っていたのは毬也の怒りを恐れてのことではなかった。
今更どんな酷い仕置を受けても、それ以上傷つくことなどなかった。
だが、監禁されてる頃から何かと密かに手助けしてくれていた
森津の立場を悪くはしたくなかった。
だが後悔はなかったものの、恋してるわけでもない森津の愛撫に
感じてしまった自分への嫌悪感のようなものがあった。
「萌子…食がすすまないな…昼間は……何処に行っていた…」
「少し遠くまで散歩してたのよ 疲れたからもう休むわ」
森津には別の考えがあった。
養子縁組も認められなかったと思われる毬也が萌子といられる法的根拠は何もない。
(認められて手を出せば、それはそれで問題だが)
このまま秘密裏に毬也が萌子にレイプ同然の関係を強要し続けることは
萌子の為によくないのは当然だが、決して毬也の為にもならない。
ふたりを正式に婚約させ、公に認めさせることが森津の目論見だった。
婚約もしているティーンエイジャーの少女との性行為に対して
上流社会は比較的おおらかに受け止めると言う確信もあった。
(……ま そのうち萌ちゃん同様 おまえの性教育もしなきゃならんよな…)
夕食を早めに切り上げ、部屋にさがった萌子の背を見送りながら
森津は毬也に萌子との関係を暴露させようと煽る。
「かわいいねェ…」
「……!?」
「まんま男の夢で出来てるみたいじゃん あの子
……舐めたら甘そー………躯中ピンクだしー 綿飴みたい…」
「なに言…っ…」
「あそこまで完璧なお人形さん作り上げるの 苦労するだろーねー
あーいうの一回試してみたいんだよ俺…」
毬也の瞳に映った動揺の色を見逃さず、森津は静かに言った。
「なァ 手ェつけていい?」
「“親戚”なんだろ? ……タダの……」
鋭い眼差しで毬也を正面から射るように、森津は挑発的に言い放つ。
「…おま………でもそれは…」
「犯罪でもいいさ………(自覚しろ おまえのしてることは犯罪だ)
禁断の花は“禁断”であるが故に 侵したい衝動に駆られるものだ……
……そうだろう?(おまえはその衝動に駆られてあの子をひきとった)
しかもあれほどの花………手に入れるのに多少のリスクは覚悟の上さ…
(いつまでも誰にも知られずにあの子との関係を続けてられると思うなよ)」
別荘の部屋には南京錠などない。
夕べの初日は毬也が森津を警戒して来ないだろうと思ったものの
そう長く自制がきくとも思えない。
それにまた寝つけなくなって、躯が火照って来て
毬也を迎え入れてしまったらどうしようと、ベッドに座り込んで少女は思案していた。
萌子が自分の身の上に起きたことを総べて受け入れるには早すぎる。
かと言って、なし崩しに毬也の行為を許してしまうことが
萌子の為になるとはどうしても思えなかった。
「疲れてもう休んでるんじゃなかったのか?」
毬也が部屋に入って来たので警戒して身を固くした。
同時に濡れて来るのを感じた。
「……なに警戒してんだ」
押し倒されて少女はもがいた。
「来ないでってば!!バカッ!!……下に人がいるのにっ!!」
「……ほう…森津が気になるのか?…
首筋についた自分のものではないキスマークに、毬也の声は怒気を帯びた。
「なんだコレは…」
「あんたの知ったこっちゃないわよっ!!
(うそ……いつのまに…森津さん、どうして?…)」
(……手ェつけていい?……)
森津の声が毬也の頭の中でフラッシュバックした。
「…っこんな簡単に…手ェつけられてんじゃねぇよ!!」
ワンピースの胸を引裂こうとした瞬間、ドアの方で声がした。
「あーダメダメ ちゃんと前戯ってモンを踏まえないと 無理強いはイカンよ」
「ふざけるな!!貴様殺されたいか!!」
毬也が森津の胸ぐらを掴み、殴りそうな勢いで怒鳴り付ける。
「じゃあ先刻なんで俺が手ェつけていいかって聞いた時に
おまえはダメだと言わなかったんだ?」
森津は平然と笑みを浮かべていた。
「こいつは俺のものだっ!!」
少女は毬也の言葉にビクッと顔を強張らせた。
「ふざけないでよっ!!」少女が叫んで部屋を飛び出した。
「私はあんたのものなんかじゃないっ!!私は私以外の誰のものでもないわ!!」
「萌っ……」
後を追おうとする毬也の腕を森津が掴んだ。
「何処にも行けやしないさ そう心配すんな」
「おまえ…っ はじめっから知ってて わざとやったんだなっ!!」
森津は深く溜息をついた。
「…つーかね…おまえ態度が不自然過ぎてさ……
いや いいもの見せてもらったよ……おまえってあんな顔も出来んじゃん」
「やかましいっ!!」
「まあ、落ちつけや」
森津は毬也を宥めた後、真顔で言った。
「そんなんじゃ嫌われるだけだぞ?
……焦るなよ…毬也 萌ちゃんとの仲を親父さんに認めて貰え。
婚約者なら未成年相手にしてても、そうそう世間は煩くない」
24 :
【因果】:03/10/24 18:27 ID:7xKdeyQp
「……萌ちゃんのあの長い髪、“お袋さん達”に似せたんだろ……」
森津が毬也に出逢ったのは、ふたりの小学校の入学式だった。
スカートこそ履かせられなかったものの、
義母の趣味で淡くブラウンに染められカールさせた髪に
円らな瞳、バラ色の唇をしてた当時の毬也は女の子と見間違えるばかりの美少年で、
事実担任の女教師は毬也が間違って男子の列に並んだと勘違いして注意した。
……当時からプレイボーイの資質ありの、
ませてた森津真少年は速攻で毬也にプロポーズした。
「女の子じゃなくて男の子ですわ、この子は」
父兄の席から立ち上がってつかつかと寄って来た若い女が告げると担任は平謝りした。
女は真少年を振り返り、嫣然と笑みを浮かべた。
名門小学校の父兄らしい落ちついたファッションで極めてるものの、
艶やかな長い髪に少女のような容貌は、場違いな印象すらあった。
「お嫁さんには出来ないけど、仲良くしてあげてね」
「……ずいぶんわかそうだな、おまえのおかあさん。美人だし」
「……“おかあさん”なんかじゃねェよ、あんな女」
25 :
【因果】:03/10/24 18:28 ID:7xKdeyQp
義母子の秘密を知ったのはそれから間もなくのことだった。
加納家へ遊びに行った彼は、偶然……わざとかも知れないが……毬也少年の
半ズボンのファスナーから引き出した幼いものを口で弄ぶ彼女を目撃した。
「真くんも気持ちよくしてあげるわね」
彼自身が性の洗礼を受けたのも彼女によってだった。
彼が毬也と違ったのは、家族関係になかったせいか
そう言った性戯をあまり不快に思わなかったところだった。
「……あんなこと、あんなキレイな人にしてもらってたんだな。
……でも、マズイんじゃねぇの?……おかあさんとだなんて」
「“おかあさん”なんかじゃねェって言ったろ?
あれは金目あてで、オレの父さんと結婚した女だ。」
加納家の別宅で毬也の実母を見た時は驚いた。
義母ほど若くはないが、長い髪と切れ長の眼がそっくりだったからだ。
ただ、少年達を弄んでる女性の如何にも強かそうな眼つきとは違って
彼女は物憂気な優しい瞳をしていた。
毬也自身は気付きもしなかったが、毬也が萌子に押しつけた母親・女のイメージは
実母を弄び、義母を凶行に走らせた父親の好みと全く同じものであった。
26 :
【月光】:03/10/24 18:32 ID:7xKdeyQp
「何処へ行く気?車運転出来ないんだろ?」
林の中に止めた森津の車のボンネットに少女は腰掛けていた。
「……何処でもいいわ ……出してよ」
「……勘違いしないでね あなたに大人しく抱かれたのことになど意味なんてないわ」
走り出した車の中で少女が呟いた。
「……知ってるよ そんなことは。
何だかんだ言っても、きみは毬也を欲しがってるんだもんな」
「違うわよっ!!」
「……じゃあ、何故本気で逃げない?
本当のことを知った萌子が傷つくからなんて言い逃れにしか聞こえないぜ」
「欲しがってなんかいないったらっ!!」
少女は首を激しく振ってポロポロ涙を零した。
「……でも、誰に頼ればいいの?
あなただって本気であの子を助け出そうとしてくれてる訳じゃない。
あの子が永久に眠りに就いて
この躯が本当にあの人のものになってしまえばいいと思ってる。
……私は臆病な子供だわ……いざとなったら竦むのよ、この足が。
……求めてなんかいないのに、疼くのよ!
何年にも渡ってあの人に仕込まれたこの躯がっ!!」
27 :
【月光】:03/10/24 18:34 ID:7xKdeyQp
岬で森津は車を止めた。
月光の雫が遠くの波間できらきら揺れていた。
「きみの心はセックスを嫌悪してるけど 躯は求めてる。
……毬也にそういう躯に育てられたからね。
きみが幾ら彼奴を憎もうと、時間は取り戻せない。
“せめて心だけは”だなんて、躯の欲求を拒む度にきみは疲れ果て
その欲求を受け入れようとする人格がきみを苦しめる」
少女の意志ではなかったが、夢現の中で少年のようになってしまった毬也が
乳房に甘えて囁くと、その頭を慈しむように優しく抱いて撫でる手があった。
(……母さん 今度こそ僕が倖せにしてあげるよ)
だが達した直後には、強い意志で少女は戻って来て拒絶の言葉を噴く。
毬也は萌子の矛盾した言動や分裂ぎみの態度に
注意を払うほどの繊細さを持ち合わせてなかったし
彼自身の精神も病んでいた為に萌子にまで注意は払えなかった。
「俺は確かに本当の意味でのあの子ときみの味方じゃないかも知れない。
でも、このままでいいとも思ってもいない。
きみが強情を張ってる間は、無理に毬也を受け入れさせようとしても
きみが壊れていくだけだろう。……俺が必要な時は、抱いてやるよ」
少女は車の中で森津に抱かれた。
喘ぎながら、涙が止め処なく溢れて来た。
毬也にどんな酷いことをされようと決して泣かなかったのに。。。
28 :
【月光】:03/10/24 18:39 ID:7xKdeyQp
「……あの子には好きな男の子がいるの
私はいやらしい娘だわ、萌子が連太郎を好きなのを知ってる癖に」
冴えざえとした月の光が少女を癒すように包み込んだ。
森津との情事との後、少女は別荘まで送られるとシャワーを浴び、
大人しく毬也の部屋に行った。
今度は森津もわざと痕跡を残すような真似はしなかった。
他の男と肌を重ね、毬也の意に添わぬことをしってやったんだと言う想いが
強引に躾けられた淫蕩な躯を毬也に委ねなければならない口惜しさを軽減した。
「好きにするがいいわ……何をしたって絶対あんたのものになんかなってあげないから」
森津に諭されたのか、毬也は少女を丁寧に愛撫して、コンドームを装着した。
毬也が縋るような切な気な瞳で呟く。
「―おまえ…どうやったら……俺のものになるんだ………!?」
犯されて心が壊れてしまって以来、毬也の腕の中では初めて泣いた。
その涙が何を意味するものなのか、少女自身判らなかった。
>>29 何の関係がある?
余計な詮索して、女だったら「同人女ウザイ」とか言いたいのか?_
マジに続き楽しみにしてます。
面白いです。細かいトコまで丁寧に練り込んであるですね。
後はあの髪切り女がどう出てくるか。
シレンは可哀そうな人だけど同情出来ないな…
連太郎は頑張ってほしい
読んでると胸が苦しいですが続きがとっても気になります
33 :
29:03/10/25 11:23 ID:BFp6ygus
>>30 >余計な詮索して、女だったら「同人女ウザイ」とか言いたいのか?
いや、そんなことじゃなくて、
>>1のの文章って特徴あるから、
>>1にアドバイスしたいと思います。
34 :
1:03/10/25 12:38 ID:OBkcpZxp
色々と感想ありがとうございます。
>>31 萌子の性格設定をだいぶ弄ってしまったので(本来二次小説で原作の設定壊すのは邪道でしょうが)
毬也の束縛の象徴である髪を切られることで哀しまないだろうと思い、
詠美を登場させる予定はありませんでしたが、
ストーリーの流れを壊さずに使えたら加筆を試みてみようと思います。
(主人公を虐める性格の悪い女好きなんですよ、などと動物のお医者さんの
お便りコーナーみたいなこと言ったりして)
でも、結局無理そうだったら御免なさい。
>>32 刑部さんの中でヒーローの位置付けとしての順位が低いらしい
連太郎やユーリのような素直で正義感の強い男の子は結構好きなので
何とか出来る範囲で頑張らせてあげたいと思います。
>>33 文章の方は仕事でやってたのですが、キャッチや解説が主で
少女漫画の二次小説は初めてでして何かと不馴れです。
(別ジャンルの二次なら2ちゃん内でやってましたが)
仕事用のペンネームとかハンドルとかは幾つかあるのですが、
文章の癖で判っちゃう人は判っちゃうんだろーなと思いつつも
(別に有名人ではないのですが、2ちゃんを見ている知り合いは多いので)
本業で性別を明らかにしてないんで、なるべく白状したくないのですが。。
性別に引っ掛かる悪い癖でもお気付きになられましたか?
35 :
【キス】:03/10/25 12:43 ID:OBkcpZxp
その日は図書委員の仕事で、図書室の本の整理をしてる萌子を連太郎が手伝っていた。
「萌子、無理すんな。……高いところのは俺がやるから」
「きゃっ!!」
「危ないっ!!」
バサバサッと落ちてきた本から萌子を庇うように連太郎は抱きかかえた。
「……大丈夫?……あ、ごめん」
赤面してもじもじしてる萌子の躯から離れると
萌子は俯いて連太郎のシャツの胸を辺りをつまんだ。
「あ うん……こちらこそごめんなさい、ありがとう」
「……萌子?……」
恐る恐る顔をあげた萌子はまだ頬を染めてたが、
潤んだ瞳で連太郎を見つめ返してそっと眼を瞑った。
唇が軽く触れ合うだけの短いキスだった。
少年少女はそれだけでもドキドキするらしく、
直後に照れたように俯いて背中を向けあった。
触れ合った指の先が熱くて、萌子がそこから離れようとした瞬間、
連太郎がその手をしっかり捕まえた。
36 :
【キス】:03/10/25 12:46 ID:OBkcpZxp
萌子が振り返ると連太郎はまっすぐ萌子を見つめて言った。
「……萌子……俺でいいの?」
「……うん……」
「おまえのこと、大切にするからさ」
「……うん……」
ふたりはしっかり抱き合った。
キス同様に初々しい抱擁だった。
ふいに萌子の方からまた唇を重ねて来た。
だが、今度はねっとりと舌の絡み付く大人のキスだった。
驚いた連太郎が萌子の顔を離して見ると、
いつか路上で見かけた森津真に寄り添ってた女の顔つきをしていた。
「……なかなか可愛い男の子ね……気持ちよくしてあげるからね」
ファスナーの上から無遠慮に触れて来たその手を払い除けた。
「誰だっ!!おまえはっ!!萌子の中から出て行け!!
萌子の躯で勝手なことするな!!」
37 :
【キス】:03/10/25 12:49 ID:OBkcpZxp
次の瞬間、少女の顔つきや声色がまた違うものに変わった。
「この子は生まれ変わった私なんです、私は息子を、毬也を愛してます。
毬也の倖せの為にも、この子のことはどうか諦めて下さい」
連太郎は縋るような瞳で訴えかける彼女を思わず突き飛ばした。
少女は立ち上がってスカートの埃を払った。
戻って来たのは、幼い萌子を守る大人びた少女のようだった。
「……ごめんね、連太郎くん 私がもっとしっかりして
彼女達をセーブしなきゃならないのに…ちょっと気を抜くとすぐ出て来ちゃうの」
「……彼女達って誰なの?後から出た人は…あの男のお母さん?」
「ふたりともあの人のお母さんよ」少女が打ち明けた。
「生みのお母さんは、萌子の生まれた日に毬也を心配しながら亡くなってしまった。
毬也はあの子のことをお母さんの生まれ変わりと信じていて
お母さんを裏切って若い女を妻にした父親の代わりに、夫になるつもりだわ。
もう一人はその父親の結婚相手。
夫を奪った挙げ句、彼女の幼い息子もセックスの餌食にして彼女を追い込んだ女よ。」
「……今日、あの子と連太郎はキスしたの……」
今朝から三日間は毬也は出張して留守だった。
森津が萌子を正式に毬也の婚約者にする提案をしたことから、
毬也は森津を秘密の共有者として信用するようになって萌子を預けて行った。
森津に抱かれると、少女はまた静かに泣いた。
「……萌子はファーストキッスだと信じてときめいてたけど、
唇どころか躯もとっくに奪われてる。
私はあの子を守ると言いながら、こうしてあの子と連太郎を裏切ってる」
森津は少女の言葉を奪うように唇でその唇を塞ぐ。
「俺じゃなくて、その男の子にセックスして貰いたいかい?」
「ダメよ……キスだけであの子がどんなに勇気が要ったか…
……あの子は本当に連太郎のこと好きだから、簡単には脱げないわ
……こんな淫蕩な躯のことを連太郎に知られたら……」
「……そうだな……中坊には荷が重すぎる……
彼の為にも、萌ちゃんを巧く諭して諦めさせた方がいい……」
萌子が静かに首を横に振った。
「荷が重い重くないよりも、連太郎に頼めやしないのよ。
萌子が知らない間に、萌子じゃない躯を抱くような子じゃない」
「……彼に事情を話したのかい?」
森津が愛撫の手を止めた。
「……毬也が嫉妬して連太郎の目の前で私を抱き上げたり、キスしたりしたから」
萌子の言葉を聞いて森津が溜息をついた。
「……彼奴はつくづく自制の利かない子供みたいな奴だな」
翌日は土曜日だった。
帰り道の分かれる処で、連太郎は萌子にそっとキスした。
あまり強く触れてまた“彼女達”に萌子の躯が乗っ取られないように用心深く。
「……家まで送って行きたいけど、怒られるんだろ?」
連太郎は本当は萌子をあの家に帰したくはなかった。
萌子自身の記憶がないとは言え、また犯されるだろう事実は変わらないから。
「……明日まで毬也、出張だから森津さんちに泊らせてもらってるのよ。
でも連太郎とキスしたことバレたら男の子のつき合うなんてふしだらだ、
まだ早すぎるって、毬也に怒られちゃうでしょうね」
毬也にされたことを忘れてしまっている萌子の人格はちょっと残念そうに微笑んだ。
連太郎も笑顔を作りながら、心の中では怒りが込み上げてくる。
(……子供の萌子を無理矢理犯して、ふしだらなこと続けてる癖に)
ふたりのすぐ側をシルバーのポルシェが横切って、
少し前で止まると若い男が降りて来た。
「……森津さん?」
「……やぁ、萌ちゃん 迎えに来たよ」
森津は萌子に招いた後、連太郎に向かって言った。
「……連太郎くんだね、……よかったら、きみも今夜家に泊ってくかい?
……俺は毬也ほど野暮じゃないんでね、
ボーイフレンドが出来ただなんて毬也にはチクらないよ」
40 :
【忠告】:03/10/25 13:25 ID:OBkcpZxp
「はっきり言おう、彼女はきみの手に負えるような女じゃない、諦めたまえ」
夕食の後、男同士の話があるからと
ひとりで森津の部屋に呼ばれた連太郎はいきなりそう忠告された。
「……あなたなら、萌子を救い出せるんですか?
あなたは萌子が妊娠しないように気遣って来てくれてたんでしょうが
小学生の萌子をあの男が玩具にしてることには眼を瞑っていたんでしょう?」
連太郎は森津を睨みつけながら言った。
「……救い出すなんて無理なんだよ……あの子の心の傷は深すぎる
本当のことを知ってしまったら、あの子の精神は崩壊してしまう」
森津は頭をかいて溜息をつくと眼を伏せた。
「……詭弁だ。萌子に本当のことを伏せたままでも
彼奴と引き離して、彼奴にはきちんと罪を償わせる方法はあった筈だ!」
少年の怒りを熱さを感じながら、森津は静かに言い放った。
「……萌ちゃんのことは気の毒に想ってる。
だが生憎、俺が本気で心配してるのはどちらかと言えば毬也の方なんでな」
「いい大人が保護者と言う大義名分を振りかざして
年端もいかない女の子を雁字搦めにして、犯して所有した気になってるのを
見逃すことが本気の心配なんですかっ!」
連太郎はテーブルをバンッと両手で叩きつけると、呻いた。
「あの男は確かに気の毒な生い立ちかも知れない。
だからと言って萌子にして来たことが許される訳じゃないよ」
41 :
【忠告】:03/10/25 13:27 ID:OBkcpZxp
少年を宥めるように森津が言う。
「子供がちゃちな正義感振り回したって、あのふたりは救えやしないんだ。
きみの同情心なんか、現実に眼の前であの子が毬也の腕の中で
悶えてるのを見れば、一発で消し飛ぶぜ。
同級生に可愛い女の子なんて他に幾らでもいるだろう。
身の丈に合った相手を早く見つけて、あの子のことは忘れろ」
連太郎は軽蔑の眼差しで森津を見た。
「……あんたが、萌子の中のあの男の継母の人格と一緒にいるとこ見たぜ。
萌子が知らないのをいいことに、その躯を楽しんでるんだろう?」
「……御明察……ついでに教えておいてあげるが、
オリジナルの萌ちゃん以外は全部抱いてるぜ。
つまり、“お姉ちゃん”も共犯者だってことだ」
少年が森津の胸ぐらを掴む。
「―彼女までレイプしたのかっ!!」
森津はその手を振り解いた。
「………あの子の躯はなぁ、もうセックスなしでは精神を維持出来ないんだよ!
綺麗ごとばかり言ってる坊やに彼女を鎮めることは出来るのかい!?
………覚悟があるってんなら、あの子がされてきたこと見してやるぜ」
42 :
【記録】:03/10/25 13:36 ID:OBkcpZxp
「……言っとくが、警察に届ければ事件は解決するだろうが、
あの子にとって何の救いにもならんぜ」
パソコンの画面に映し出された映像を見て、連太郎は戻しそうになった。
誰が見ても愛らしい、怯える10歳前後の少女のブラウスの釦を大人の男の手が黙々と外している。
それが萌子と加納毬也であることは一目で判った。
抗う少女に無慈悲な言葉が向けられ、曝け出された幼い胸にいやらしく舌が這い回る。
男は少女の両腕を鎖に繋げて、滑車でひきあげると
背後から少女を抱きかかえて、散々舐めましたまだ毛も生えてない
形の崩れてない処女地をカメラレンズに向けて晒す。
それから、男は滑車の鎖を緩め少女を仰向けに押さえつけた。
次の瞬間凄まじい悲鳴があがった。
再び男が少女の腰を支えカメラに向かって開脚させると
幼い狭穴にはあまりにも太すぎるペニスの先が突き刺さっていた。
それは処女膜を乱暴に突き破りながらめり込んでいった。
「……彼女を助けたいんだろ 眼を逸らすな」
43 :
【記録】:03/10/25 13:43 ID:OBkcpZxp
やがて男は達すると少女の腰を少し持ち上げ、ペニスを半分だけ抜く。
少女は苦痛と恐怖に嗚咽し、破瓜の血と男の精液が
暴力によって引裂かれ歪んだ少女の局部から零れ落ちる。
狂ってるとしか思えないおぞましい愛の言葉が少女の耳に囁きかけられる。
(……愛してるよ…萌子……見てごらん 鏡に映ってるだろ?
おまえの子宮は俺の精液で満たされている
おまえの赤い血と俺の白い精液が混じりあって溢れ出している
綺麗だよ…萌子……今日、おまえは大人になったんだ…
おまえは、俺がおまえの何なのか知りたがったな?
16歳の誕生日にはおまえは俺の妻になる。
俺達は今日、躯で約束を交しあった。おまえの躯に愛の誓いを刻み込んだ。
よく覚えとけ おまえの脳も…子宮も…皮膚も…総て俺のものだ…)
「こんなに可愛い女子小学生をレイプした上に中出ししてる鮮明画像なんて
好事家の眼に触れたら、さぞかし高値がつくだろーね」
「やめろっ!!」
連太郎の声は怒りで震えてたが、意志に反して躯の一部が固くなるのを感じた。
「あーらら 中学生には刺激が強すぎたかな?
あ、でもしっかり勃ってるじゃん。その若さでインポになっちゃ大変だもんな」
「チクショーッ!!」
連太郎の目頭が思わず熱くなり、口惜し涙が頬を伝わった。
森津はその肩をポンッと叩いた。
「……気にしなさンな。おまえさんが幾ら純粋に彼女を想おうが、生理現象はどうにもならない。
女の子だってレイプされればどんな嫌いな相手に対してでも、身を守ろうと濡れちゃうんだからさ。」
44 :
【記録】:03/10/25 13:45 ID:OBkcpZxp
森津はパソコンを終了させると、少年の頭を優しく小突いた。
「今のは単なる破瓜の瞬間に過ぎない。これ以上見たら、マジで勃たなくなるぞ」
連太郎の涙は止め処なく溢れ続けた。
「……愛してるとか言いながら、何故こんな酷いことが出来るんだ。
せめて萌子がもう少し大きくなってから、優しく口説いてあげればよかったのに」
「若い方のお袋さんは不妊症だった……保護者が子供とセックスすることも
否応無しに乱暴に求めることも 避妊しないことも毬也は彼女から教わったんだよ」
連太郎は泣きながら激しく頭を振る。
「……萌子は女の子なんだぞ 心だけじゃなくて躯だって傷つくのに」
森津は深く溜息をついた。
「……傷つけたかったんじゃねぇの?苦しみだけが、毬也があの子に与えられる唯一の感情だったろうから」
「毬也が帰って来るのは明日の夜中だ。」
森津は連太郎の手にそっとコンドームを握らせた。
「あの子は男に抱かれなきゃ眠れない躯を恥じて、お前への想いとの間で悩んでる。
今夜、俺は眼を瞑ってるから萌子とどうするのか、自分で決めろ。
……ただしやるなら避妊はきちんとしろ。足りなきゃベッドサイドの引き出しに入ってる」
45 :
【微熱】:03/10/25 16:34 ID:OBkcpZxp
「今夜は連太郎くんと一緒にベッドに入って可愛がって貰え。
腑甲斐ない様だったら、すぐ俺が交代してあげるから」
ダイニングで待ってたのは、大人びた顔つきの少女だった。
「連太郎に何話したのよ!」
森津の言葉を聞いて、少女は真っ赤になった。
「連太郎くんに直接聞けばいい」
森津は背を向け頭の上で手を振ると、自分の部屋へ下がって行った。
部屋に入ると、少女が背中を向けたまま聞いた。
「……何処まで聞いたの?」
連太郎は少女を背中から抱き締めた。
「……きみが厭だったら、俺は何もしないから」
「……全部聞いたのね…私が、萌子とあなたを裏切ってることを」
少女の瞳から大粒の涙が零れ落ちた。
「……泣かないで……裏切られたとか、汚いとか思ってない
今夜も森津さんが必要ならそっちへ逝っても怒らないから」
「連太郎は、萌子の躯が他の男に抱かれてても平気なの?」
「……平気じゃない……滅茶苦茶嫉妬する…でも、どうしようもないんだろ?」
「萌子は連太郎になら喜んで抱かれるかも知れない。
でも、私はこれからもこの躯を毬也や森津さんに抱かせ続けるのよ
……この躯がどうにもならない限り……」
「焦らずに待ち続けるよ」
46 :
【微熱】:03/10/25 16:36 ID:OBkcpZxp
「連太郎?」
少女が振り返って、顔をあげると萌子の顔つきになっていた。
少年と少女は小鳥のように唇を重ねる。
「森津さんが一緒の部屋使えって……部屋いっぱいあるのに変な人だなぁ……
あ、心配しなくてもいいよ、……俺はソファーを使うから……」
連太郎は頭をかきながらしどろもどろに答え、萌子はそんな連太郎に抱きついて来た。
「一緒に添い寝して」
「……萌子?」
「……変なこと言ってごめんなさい…でも、独りで眠りたくないの…」
ふたりの心臓の鼓動が高鳴る。
「……萌子……?……俺これでも男だよ……添い寝なんかしたら…
おまえに何もしない自信なんかないよ……」
「……いいよ…連太郎になら何されても……」
連太郎は萌子をそっと抱きかかえるようにして静かに横になった。
「怖くない?」
髪を優しく撫でながら訊く。
「……うん……昨日、初めてキスしたばっかなのに……
こんなエッチな子…連太郎…嫌い?」
「……そんなことないよ…ずっと好きだったから 嬉しいよ」
「この辺がくすぐったいの……触って……」
萌子は熱に浮かされたようになって、連太郎の掌を胸に導き、おずおずと消え入りそうな声で言った。
連太郎は壊れ易いものを触るようにそっと萌子の胸に触れ、
萌子の吐息を奪うように唇を塞ぐとゆっくりと愛撫し始めた。
47 :
【微熱】:03/10/25 16:38 ID:OBkcpZxp
「おーおー、少年少女の初セックスは初々しいねェ」
隠しカメラに映し出された二人の様子を見ながら、森津が呟いた。
「……俺も覗きなんて悪趣味だこと。
自分の犯罪行為記録しとく毬也ほどじゃないにしろ」
森津は萌子を毬也と婚約させる計画を変えた訳ではなかった。
ただ、初恋も知らぬままに一生萌子が囚われの身になるのは
あまりにも可哀想な気がしたのだ。
実際、萌子のこんなに倖せそうな気持ちよさそうな顔は、毬也との記録では勿論、
テクニックにはかなり自信のある自分が相手を務めてる時でも見たことはなかった。
「少年、今夜は存分に萌ちゃんを可愛がってやれよ」
48 :
【朝】:03/10/25 16:47 ID:OBkcpZxp
「…ん?…萌子?眼が覚めたの?おはよう」
腕の中の萌子の寝顔をじっと見つめてたら、眼を開けた萌子と眼が合ってしまい、
連太郎はちょっと照れ臭そうに微笑んだ。
「……夢を見たの…よくは覚えてないけど、なんだかとっても倖せな夢……
……久し振りよ……こんな穏やかな気持ちで朝を迎えたのは……」
「……俺はあんまりよく眠れなかったな…」
「あ、ごめんなさい……腕、痺れた?」
慌てて起き上がろうとする萌子の腕を連太郎は引いた。
「違うよ…萌子の寝顔があんまり可愛すぎるから、ドキドキして眠れなかったんだ」
「……バカ…」
萌子は真っ赤になって俯き、それからちょっと大人びた顔で微笑を浮かべた。
まるで、萌子じゃない方のあの少女のような雰囲気に連太郎はちょっとドキッとした。
49 :
【朝】:03/10/25 16:49 ID:OBkcpZxp
「……毎朝独りで目覚めるベッドが怖かったの
……いつもは眠ってる時に何も夢を見ないから……
…今日もどうにか生きてくことが出来るらしいけど
……また、夜になってあの暗くて独りぼっちの深い眠りについたら
そのまま、永久にそこにいたままになっちゃうんじゃないかって……
……今朝は何だか眼の前の靄が少し晴れてきたような感じ……
……でもまだその先を見る勇気はないけれど……」
連太郎は萌子の額にキスした。
「慌てなくていいから…俺達はまだ子供だから先を急ぐ必要はない…
……目覚める時怖いんなら、毎朝は無理だけど時々は一緒に眠ってあげるよ……
……あ、いやその、セックスしたいとかって意味じゃなく……したくないわけじゃなくて、その…」
萌子はクスクス笑って、それから真顔で連太郎を見つめた。
「いつか本当に連太郎と毎朝一緒に目覚める日々が来たらいいな」
「……うん…俺も早く大人になって、萌子とずっと一緒にいれるようになりたい」
「…ええ…少し具合が悪いらしくて……大したことはないのですが…遅刻させます」
軋むベッドの上で萌子は声にならない悲鳴をあげていた。
電話の向こう側にいる学校の事務局に助けを求めたい気持ちと同時に
知られてしまえば恐らく毬也だけではなく、
自分も世間から奇異の眼で見られると言う意識が何処かにあって
喘ぎ声を殺させたのかも知れない。
躯の芯が震えるような熱さと不快感と怒りと哀しみとがごっちゃになって
自分が誰に何をされてるか容易に判断出来なくなってもいた。
そんな時の萌子は混乱してるのか、惚けたように夢現の中にいた。
自分の意志で連太郎に抱かれて以来の萌子は緩やかな変化を見せ始めてた。
現実をゆっくり認めるように勇気を持ち始め、
分裂した萌子とあの少女の人格がゆっくりと統合されてゆくようだった。
現実の片鱗を垣間見て疑惑を持ったり、不安に襲われたり、
怯えて泣き出したり、また忘れてしまったりと一朝一夕には行かなかったが。。
毬也は焦っていた。
萌子はどんなに躯を重ねても、終いには毬也を撥ね付けたし
躯を求めようとさえしなければ、比較的聞き分けがよい子供のようだったのに
最近は平時でも反抗的な態度を見せることも増えたり、
犯してる最中に子供返りして泣き出したりと、何処か情緒不安定だった。
どうせ何をしても反抗的な態度を取るなら、いつ抱いても同じだったので
毬也はことあるごとに萌子の躯を求めるようになった。
登校の準備を終えたばかりの制服姿の萌子の下着だけ剥ぎ取り、
自身も服を着たまま交わり、学校へ平然と電話連絡するのも毬也には新しい刺激だった。
声を抑えて苦悶する萌子の表情はぞくぞくする程艶っぽかった。
事を済ませた毬也が出掛けてしまうと
萌子は独りのベッドで制服を乱して
踝に下着をひっかけた状態で両脚を端なく拡げてる自分に気づいて
ベトベトした股間に戸惑いながら、再びシャワーを浴びた。
時にゴミ箱の中の上の方に無造作に捨てられた使用済みのコンドームを発見すると
無意識にそれを自分の眼に触れぬよう処分したりした。
その日萌子は学校へも行かず森津を会社まで訪ねて、躯を求めた。
そして自分から求めたにも関わらず、途中で泣きながら激しく抗った……
「……萌ちゃん?……」
「いやっ!!……毬也も森津さんも大嫌いっ!!…連太郎以外に抱かれたくないっ!」
「……思い出したの?」
もうひとつの人格がかろうじて現れて答える
「……まだ完璧じゃないわ…すぐ忘れてしまうし……私も消えかかってるし
……正直どうしたらいいのか判らない……」
「……うーん…連太郎くんとのこと、早まったかな?
済んじまったことはしょうがないけど」
森津は連太郎の携帯に連絡した。
「今日の放課後から、俺の役目をきみに譲るよ
部屋は用意しておくから好きに使ってくれ…くれぐれも7時までに帰すように
……中学生には荷が重いだろうが、出来るだけ萌ちゃんの欲求に応えてやれ」
森津が用意した部屋に立ち寄るようになってからの萌子と連太郎は
必ずしもセックスに耽るわけではなかった。
現実に立ち向かう勇気が萌子に少しづつでも芽生えて来たからなのか、
連太郎がいつも側にいてくれると言う安心感のせいなのか、
だんだんセックスに依存しなくても自分を保てるようになっていった。
恋のステップの順番こそ違ったが、
ふたりは誰が見ても中学生らしい初々しいカップルに見えた。
そうなるとその部屋にではなく、連太郎の家に寄ることも増えていった。
連太郎は萌子を恋人として両親と姉に紹介し、
聡明で美しい萌子は連太郎の家族に喜んで迎え入れられた。
また彼の両親は、リベラルな考えの持ち主で
避妊さえしっかりしていれば中学生のセックスも含めた恋愛を認め、
本人たちの責任と自覚に委ねる方針だった。
あまつさえ家族全員、連太郎が18歳になったら結婚することを
勧めるくらいに萌子は気に入られ、受け入れられていった。
「……萌子、本当に俺んちに来ちゃってもいいんだよ?
加納家のような大金持ちじゃなくても萌子ひとりくらい養える余裕はあるし、
うちの両親は彼奴と違っておまえと養子縁組出来る条件は満たしてる。
実子と養女の結婚は認められているから、将来は俺の嫁さんになってよ。」
「……うん…ありがとう……どうしても耐えられなくなったら、甘えちゃうかも」
だが、ふたりの倖せな時間はそう長くは続かなかった。
53 :
【脅迫】:03/10/25 19:38 ID:OBkcpZxp
「あんまり舐めた真似をしてくれるなよ……萌子」
萌子は帰宅後早々、玄関の壁に頭を押さえつけられ、
靴箱に凭れ掛かるような姿勢で後ろから犯された。
「中学生らしい節度あるつき合いをしてるのか、
保護者としてはおまえの躯をじっくり調べなきゃなぁ」
「……放してよっ!!保護者の節度も弁えてない癖にっ!!」
「……いい子にしてないと、このまま中で出すからな……」
「……この鬼畜っ!!何をしたって無駄だってばっ!!」
「……ところで萌子、小僧の父親が務めてるのが
加納コンツェルンの傘下だって知ってたか?」
「!?」
毬也の言わんとすることを理解した萌子はもがくのをやめ、その躯から力が抜けていった。
「この国で我が社の息のかかってない仕事なんてない。
例え商売替えした処で、仕入れルートから圧力をかけることは出来る。」
「……やめて…連太郎や連太郎の家族には手を出さないで……」
毬也は達する瞬間引き抜いて、抵抗するのをやめた萌子の制服の背中を精液で汚してやった。
「……今日は勘弁してやるが、あんまりおイタが過ぎると
また長期療養届けを出して毎日あの部屋で可愛がってやるからな」
その言葉を聞いて、萌子はそのまま気を失った。
毬也は気絶した萌子の服を下着まで残らず剥ぎ取り、
寝室へ運ぶとベッドの上でその細い左手の薬指に母の形見の指輪を嵌め、囁いた。
「萌子……おまえは俺だけのもの……おまえの総ては俺が仕込んだ……
おまえにとって男は俺一人でいい……俺の腕の中だけで女になればいい
……お前を咲かせられるのは俺だけだ……」
54 :
1:03/10/25 19:40 ID:OBkcpZxp
どうでもいいことですが、
>>52のサブタイトルは【脅迫】でした。
55 :
【汚辱】:03/10/25 19:53 ID:OBkcpZxp
翌日萌子は学校を休まされ、泣き腫らした虚ろな瞳のまま毬也の腕の中で揺られていた。
午後になって心配した連太郎が訪ねて来た。
「……よう…」
毬也はシャツの胸をはだけ、ファスナーを半分開けたままのだらしない恰好で応対した。
玄関先に放置された汚れた制服と毬也を見て、連太郎は憎悪の眼差しを向ける。
「……一体何の病気やら…」
「心の病さ 保護者とのスキンシップが足りないからな」
「病気なのはあんたの方だ!萌子をどうした!」
「見舞いたいんなら、部屋まで来い」
ベッドの上には正体を失った躯中精液塗れの素っ裸の萌子が転がってた。
「萌子!!」
「いやぁああ!!!」
萌子が叫び声をあげるのと、
連太郎が後頭部に激しい痛みを覚えて気を失ったのが殆ど同時だった。
56 :
【汚辱】:03/10/25 19:56 ID:OBkcpZxp
連太郎は気がつくと、椅子の上に拘束され
眼の前のベッドで萌子が毬也に押さえつけられ犯されていた。
連太郎の意識が戻ったのに気づいて萌子は激しく暴れた。
「俺達が深く愛し合ってる姿をたっぷり見せつけてやろうぜェ」
「やめてぇえええ!!!……連太郎、見ないでぇええ!!」
「萌子を放せっ!!この下衆野郎!!」
「嫌がってる振りしたってグチョグチョじゃないか…
ガキの癖にスケベな女だな……見られてそんなに嬉しいか?
……もっとも俺がこんな躯に仕込んだんだがな…」
萌子の悲鳴にも連太郎の怒号にも構わず、
毬也は萌子を貫いたまま、その躯の向きを回転させ
連太郎に向かって繋がった局部を見せつけるようにそのまま中で放出した。
「舐めろ…中から吸い取るようにして全部飲め」
引き抜いたものを萌子の顔に押し付けると泣きながら激しく嫌々をした。
「小僧がどうなってもいいのか?」
萌子の目は死んだようになって、毬也の指示に大人しく従った。
「……いい子だ……零さずに飲めよ」
「萌子!!やめるんだ!!俺のことは気にするな!」
連太郎が悲鳴に近い叫び声をあげる。
毬也は萌子に銜えさせたまま、その左手を取り、
指輪の嵌った薬指を連太郎に向けて見せびらかした。
「よく見ろ!小僧!……覚えとけ、こいつは俺のもんなんだよ!!」
毬也が高笑いが部屋中に響いた。
57 :
【汚辱】:03/10/25 19:58 ID:OBkcpZxp
毬也が部屋を出て行った後、萌子はよろよろと立ち上がり連太郎の拘束を解いた。
連太郎は萌子の汚れた顔や躯をハンカチで拭いてやり、抱き締めた。
「……今すぐ出よう、この家を!……こんな指輪外しちまえ!」
萌子は連太郎の腕の中で泣きながら、大きく頭を振った。
「……出来ないの……そんなことしたら連太郎のお父さんの会社に圧力かけられる」
「……何処まで汚い奴なんだ!!」
「……もう、連太郎とは逢えない」
「……萌子…」
萌子は一頻り連太郎の胸で泣きじゃくると、突き放すように腕を伸ばして連太郎から離れた。
「……帰って」
「…萌子…」
「お願い、帰って……私のことは忘れて」
全てを諦め、受け入れる哀しい決心をした萌子の毅然とした顔を見て
連太郎はその頭をくしゃくしゃと撫でる。
「判ったよ……今日のところは大人しく帰るけど
俺、絶対おまえのことを諦めないからな」
58 :
【虜】:03/10/25 20:09 ID:OBkcpZxp
毬也は大きなパーティーには萌子同伴で行くようになった。
どの会場でも、ドレスアップした少女の圧倒的な美しさにどよめきが起こった。
会社関係のパーティーには加納コンツェルンの総裁である毬也の父も当然いた。
「あんなに美しいお嬢さんがフィアンセでいらっしゃるとは、坊ちゃんも隅に置けませんな」
父は苦笑いしながら答える。
「……いえ、あれは遠縁の娘です。行儀見習いの為、我が家で預かっておりますが」
「坊ちゃんは妻にするつもりだと仰ってましたよ?」
「毬也の悪い冗談です、本気になさらぬように」
毬也の父は少女を遠巻に見ながら、心の中で思った。
(……成る程、あれの母親にそっくりだ……毬也が夢中になるわけだ)
そして、腹心の部下を呼ぶと耳打ちした、
「……毬也の連れてるあの娘…高瀬萌子の母親の旧姓を調べてくれ」
59 :
【虜】:03/10/25 20:11 ID:OBkcpZxp
毬也が萌子を連れ回すようになったのは、男達への牽制であると共に
毬也に近づこうとする女達への抑止でもあった。
加納家の跡取りである美貌の毬也の妻の地位を狙う女は後を絶たなかった。
政財界のフィクサーとして畏れられてるその老人の孫娘もその一人だった。
老人の誕生パーティーが開かれるその日の朝も
毬也は一切逆らわなくなった萌子の躯を隅々まで入念に洗い、
バスタオルで丁寧に拭き取ると髪を梳いて
着せ変え人形のように着物を着せ、指輪を嵌めさせた。
その間、萌子は本当に人形になってしまったかのように動かなかった。
毬也は背中越しに萌子の決して大きくはないが、
形のよい乳房を鷲掴みにしながら、指で黒髪を掬い取りその首筋に唇を這わせた。
「……日毎に理想通りの躯に育ってゆくな……」
その言葉を耳にした萌子の表情に見る見る苦渋の色が拡がってゆく……
毬也の残虐な指はまだ萌子が固く青い果実のうちから果皮を傷つけ果汁を味わい
その掌の中で熟してく萌子の総てを尚ももぎ取ろうとしていた。
少女の躯であろうが、女になろうがどちらにしろ萌子には救いはなかった。
だが、諦めることを覚えた萌子の瞳からはすぐに光は消えていった。
60 :
【詠美】:03/10/25 20:27 ID:OBkcpZxp
老人の邸で久し振りに逢った森津に声を掛けられた時は疎か、
17〜8歳のその娘がいきなり毬也の腕の中に飛び込んで来た時も
萌子は取り立てて何の感情も示さなかった。
元より萌子が毬也に纏わりつく女どもに嫉妬を覚える筈もなかった。
「毬也!……逢いたかった―」
娘は毬也の首に抱きつきながら、萌子に敵意の眼差しを向けたが
何の反応もしない萌子が気に入らないらしく、そのまま毬也の唇を奪った。
くるくると毛先が綺麗にカールした軽やかな髪、
やや吊り上がった形の良い眉、男を射抜きそうな黒め勝ちな瞳、
聞かん気の強そうなキリリとした薔薇色の唇
可憐な萌子とは全く違うタイプの如何にも高飛車な感じの、
大輪の薔薇の花にも似たゴージャスな雰囲気を漂わせてる美少女である。
「あ― わかった わかったら離れろ詠美。ホラ…御大に御挨拶を……」
毬也は面倒臭そうに詠美を離すと、森津と連れ立ってそそくさと老人へ挨拶に向かった。
61 :
【詠美】:03/10/25 20:29 ID:OBkcpZxp
毬也に無下にされた詠美は挑戦的な憎悪の眼差しを萌子に向けた。
「あなたね…毬也が拾ったお人形さんって
こんな場所に来てもわけわかんなくて戸惑うだけでしょ?」
詠美は萌子が動揺すると思ってた。
だが、萌子は冷ややかに笑っただけだった。
「……来たくて来たわけじゃないわ」
「なんて生意気な!……子供の癖によくもナメてくれるわね!」
平手から反射的に顔を庇おうとした萌子の
左手に光る指輪を見て動揺したのは詠美の方だった。
「……どうしてあなたがこの指輪を!ちょっとこっちに貸しなさい……
……あなたなんか、相応しくないのよ!!」
詠美のヒステリックな声を聞き付けて毬也が引き返して来た。
「何をやってる、騒々しい」
「私はただ、その指輪を見せてくれって言っただけよ…なのに…」
詠美が泣き出しそうな甘えるような瞳と猫撫で声で、毬也に訴えかける。
面倒が苦手な毬也は、とりあえず詠美の気の済むようにさせておけばいいと思った。
「萌子…指輪を貸しなさい…」
一瞬、詠美は勝ち誇ったような笑みを見せたが、
次の瞬間、萌子があっさり指輪を外したので唖然とした。
「どうぞ御自由に……着けたくて着けてるものではないから」
62 :
【指輪】:03/10/25 20:32 ID:OBkcpZxp
「ちゃんと今度返して貰って来るから……機嫌直せ」
帰宅して唇を寄せて来た毬也から、顔を背けた萌子が面倒臭そうに答えた。
「……別に 最初から興味のないことだわ」
「なんだおまえ 詠美に嫉妬してんのか!?」
毬也はニヤニヤ笑って萌子の唇を塞いだが、萌子は生暖かい眼差しを向けるだけだった。
「……ホントに自分に都合のよい解釈しかしない人よね、あなたは」
「萌子、そのくらいにしとけ……お仕置きがキツくなるだけだぞ」
毬也がネクタイを外しながら不敵に笑った。
「もう、この着物は使いモンにならないかもなァ…?」
萌子はネクタイで両腕を拘束され、襦袢の上から縄で縛られ
裾を捲りあげた格好で犬のように犯されたが、顔色ひとつ変えなかった。
「……そうやって いつまでも俺をバカにしやがって……」
最初のうち毬也は萌子を犯しながら口汚く罵ってたが、
いつまで経っても無反応だったので焦り出し、そのうち混乱し始めた。
「……何とか言えよ……頼むから何とか言ってくれ……」
だが、萌子は何の反応もしなかった。
「……母さん、ごめんよ あんなバカ女に大事な指輪を貸したりして
明日、絶対取り替えして来るから僕を許して……」
毬也は萌子を犯しながら泣き喚き、はしゃぎ疲れた子供のように
萌子に折り重なったまま、スーッと眠ってしまった。
「やれやれ……案の定、また八つ当たりか」
夕べのパーティーでの毬也と萌子の様子を見て心配になった森津は
毬也の出社後を見計らって、勝手知ったる邸の寝室へ忍び込んでいた。
「……可哀相にな……ここの処、様子を見てなかったから
また妊娠させられてなきゃいいけれど」
萌子を抱き上げ車に乗せ病院へ急ぐ途中、森津は連太郎の携帯にメールを送った。
『昼休み、学校を抜け出してあの部屋で待ってろ』
検査の結果、幸い萌子の妊娠の形跡はなく経口避妊薬を投与するだけで済んだ。
学校を抜け出した連太郎が森津が用意してくれた
かつて萌子と倖せな時間を過ごしたあの部屋のドアを開けると
長い間、連太郎の眼を避けるようにしてた萌子の姿がそこにあった。
萌子の瞳は戸惑いと連太郎への想いと哀しみに揺れていた。
「萌子…」
連太郎が絞り出すように愛しい少女の名を呼ぶ。
「抱いてやれよ……勿論、ちゃんと避妊した上で優しくな」
森津が連太郎の肩をポンッと叩いた。
「……ダメよ!!」
萌子が大粒の涙をポロポロ零した。
「……バレたら連太郎の家族は……それに、私はもう抱かれても…何も感じないの」
「大丈夫だよ、萌ちゃん」
森津が静かに微笑した。
「今の時間、毬也は会社だ……それに夕べのきみは人形のようだったけれど
今のきみは泣いてるんじゃないか……ちゃんと感じることが出来るんだよ
……連太郎くんに悦びを思い出させて貰えよ……二時間後、迎えに来るけど
せめて束の間の倖せに浸ってくれ」
森津は部屋を出る真際、今度は連太郎にまた言った。
「……悪い、坊主……俺にはここまでしか出来ない」
「束の間の倖せだけで終わらせるつもりはありませんよ」
連太郎がハッキリ言った。
「例え今すぐには無理でも、俺は絶対萌子を取り戻します。」
萌子は連太郎の腕の中で泣いた。
幾ら連太郎が頑張っても自分がどう足掻いても、子供に出来ることなどたかが知れてる。
だけど連太郎の温もりさえ覚えていれば、これからも生きていけると思った。
「……連太郎、抱いて…今だけは何もかも忘れさせて」
65 :
【鋏】:03/10/25 21:00 ID:OBkcpZxp
その頃、毬也は約束した時間より遥かに早く会社に押し掛けて来た詠美に応対していた。
「指輪を………返して貰おうか」
毬也の冷ややかな視線に詠美は一瞬ギクッとした後、甘えた声で強請った。
「毬也…この指輪やっぱり私に……」
「ダメだ その指輪は…萌子にやった……あれ以外にはやれん」
「なんで……!?毬也、変よ。あんな子にこの指輪を渡すなんて!……これは…」
詠美は指輪をギュッと握りしめ、訴えるように叫んだ。
「この指輪は…っ あなたのお母様の………っ!!」
詠美にとって毬也は初恋の男だった。
そして毬也のハートを射止めることが出来るのは自分だけだと信じてた。
実際、毬也の美貌と才能と地位に見合うだけの女は数限られるし
詠美はその数少ない女のうちの最も毬也に近い場所にいる筈だった。
だが毬也は無常にも指輪を取り上げ、
萌子だけが自分の妻になるべき女だと言い、詠美のことを嫉妬深く醜い雌豚と言って罵った。
「絶対許さない!!」
プライドをズタズタにされた少女は眼の端に涙を滲ませて悔しい想いを思わず口にした。
66 :
【鋏】:03/10/25 21:01 ID:OBkcpZxp
「何を絶対許さないのかな?」
詠美が驚いて振り返ると森津がそこに立っていた。
「……中学校の通学路で誰を待ち伏せて、シメてやろうなんて考えてるのかな?詠美ちゃん
……萌ちゃんなら今日は学校休んでるよ」
森津はにこやかに微笑いながら詠美の腕を捻り上げた。
「……あ〜あ、こんなもの持っちゃって、物騒だねェ」
少女の掌から大きな鋏が零れ落ちた。
「放してよっ!真っ!……あなたまであんな子供の肩持つの!?」
「きみがあの子の髪を切ろうと、きみが髪を伸ばそうと何も事態は変わらんよ」
「ムカつくのよ!あんなガキが…毬也の傍にいるなんて!!
何もかもダメだって言うの!!あんな“愛玩人形”がいるせいでッ!!」
67 :
【鋏】:03/10/25 21:03 ID:OBkcpZxp
森津は暴れる詠美の唇を強引に奪った。
詠美の顎に手を掛けてこじ開けるようにして腔内に侵入してやると
自分の舌に絡まって来る森津の生暖かい舌の感触にショックを受けたのか、
解放してやった直後、詠美はへなへなと尻餅をついて泣きべそをかいた。
「……わ…私のファーストキッス……」
詠美は泣きながら、唇を押さえてわなわなと震えていた。
「たかだか唇を奪われたくらいでべそかいてる女が、毬也とつきあえるなんて思ったら、大間違いだ」
森津が突き放すように言った。
「……お祖父様に言い付けてやるっ!!」
詠美が森津をきっと睨み付けて言った。
「……生憎、そのお祖父様に頼まれてるんでね。
……どんな手を使っても孫娘を加納毬也には近づけてくれるなと……」
「……嘘よっ!!加納コンツェルンと堅固な姻戚関係が出来るのは
お祖父様にとっても喜ばしい話である筈だわ」
森津はクスリと笑った。
「きみは毬也の何処に惹かれてる?……あの端正な顔立ちが好きなだけなんだろ?」
「……それの何処がいけないのよっ!!」 詠美が泣叫ぶ。
「きみのお祖父様は何十年にも渡ってこの国を牛耳る色んな連中に接して来ただけのことはあって
人間の本性を見抜く眼には長けてらっしゃる。
……お祖父様は毬也の才覚を高く買ってはいるが、孫娘の婿としては最も相応しくない男とお考えだ。
……きみは高瀬萌子を子供だと罵るが、きみの方がよっぽど他愛なく恋に恋する少女だ。
……そんなに自分が大人だって思うんなら、俺がいつでもベッドで相手してやるぜ」
68 :
【縁談】:03/10/25 23:18 ID:OBkcpZxp
加納家から見て、詠美は確かに申し分のない相手ではあったが
森津の言う通り、詠美の祖父は孫娘を毬也に嫁がせるつもりは全くなかった。
「森津くん…寧ろ儂はな、きみがあのじゃじゃ馬の婿になって欲しいと考えておる。
……あんな世間知らずな我が儘な小娘ではきみが厭だろうが、貰ってやってはくれまいか?」
「……いえ、詠美さんはなかなかチャーミングなお嬢さんです。
私で宜しければ、こちらこそ是非妻に迎えさせて下さい。」
詠美は初めこそ、祖父が勝手に決めた縁談に反発してたが
毬也とはタイプこそ違えど勝るとも劣らない美貌と財力の持ち主である森津に
構われるのは正直悪い気はしなかった。
まして森津は百戦錬磨のプレイボーイであり、
詠美が骨抜きにされるのに大して時間はかからなかった。
毬也は如何にもただ一人の女性しか愛せなさそうな不器用な男に見え、
純愛を夢見る令嬢達はその点だけは森津より高く評価していたが、
毬也がパーティーやセレモニーに萌子を同伴するようになると
殆どの令嬢たちは萌子に嫉妬しつつもその圧倒的な美しさを認め、諦め始めた。
……最も本当のことを知れば誰も毬也に独占されたいとは思わなかったろうが。
69 :
【縁談】:03/10/25 23:20 ID:OBkcpZxp
だが、毬也の父は息子と萌子の仲を認めたわけではなかった。
「……森津くんも御大の処の御令嬢と婚約したようだし
おまえもそろそろ身を固めてもよい年だろう……」
「……萌子が16歳になり次第、入籍しようと決めておりますが」
毬也が事も無げに答えた。
「……何を言い出すのかと思えば血迷いおって……孤児など加納家の次期当主の妻には出来ん」
本宅で顔を合わせた父は、息子の申し出に呆れたように溜息をついた。
毬也は冷ややかな眼で応える。
「……あなたの許可を取りに来たわけではない。単なる報告です。」
「援助する施設から勝手に子供を引き取って何をするかと思えば……
おまえの趣味をとやかく言うつもりはないが…立場をわきまえろ
世間にも面目が立たん……それにおまえの妻になるべき娘は既に決まっておる」
毬也は血相を変えて立ち上がった。
「お断りする!あれ以外の女を娶るつもりはない!俺はあんたとは違う!」
父は構わず続けた。
「おまえは結婚と言うものを軽く考え過ぎてる……相手は最大株主の令嬢だ。
断われば我が社も追い詰められて今までのようにはいかなくなる。
……おまえも女を託っておく余裕などなくなるぞ?」
毬也の顔が蒼ざめ、頬が引きつる。
「俺にあんたが母さんにしたのと同じことを萌子にしろとでも?」
父親は過去の自分の行為を戒めるように言葉を繰り出す。
「私と同じ轍を踏みたくないと言うのなら尚更だ。
その萌子と言う娘の将来も考えてやれ……釣合わぬは不縁の元だ」
70 :
【縁談】:03/10/25 23:22 ID:OBkcpZxp
萌子は15歳になっていた。
連太郎は萌子を諦めてはいなかったが、
連太郎の家族を巻き添えにしたくなかった萌子は、自然と連太郎を避けるようになっていた。
「諦めろよ、坊主」
森津も連太郎を諭して言った。
「おまえの一家が憂き目に合ったら、苦しむのは萌ちゃんだ。
おまえの影がちらつかなきゃ毬也だってそうそう無茶なセックスを
萌ちゃんに強いたりもしないだろう」
萌子は毬也に抱かれても何も感じなくなったが、苦しむこともなくなった。
毬也は逆らわなくなった萌子を痛めつけて乱暴に犯すこともなくなった。
望んではいなかったが、拒みはしなかった。
毬也の言いつけ通りに躯を開き、愛らしい口で毬也の精液を飲み干した。
愛を請われれば、何の躊躇いもなく偽りの言葉を漏らした。
自分は毬也の母の生まれ変わりなんだと自分に言い聞かせた。
そうして、これでよかったんだ 意地を張ってただけなんだと
本当に毬也を愛してるんだと思い込もうとしていた。
すっかり覇気を失くした萌子を、毬也の父親が部下に命じて
ベンツで拉致連行させるのはいとも容易いことだった。
萌子はもう、誰に攫われて何をされようがどうでもよくなっていた。
71 :
【光明】:03/10/25 23:24 ID:OBkcpZxp
「…単刀直入に言おう……毬也と離れてくれないか」
毬也の父親は萌子に頭を下げた。
「……離れろも何も、私を離してくれないのは彼の方よ」
萌子は上の空で答えた。
「……きみらの関係が息子が一方的に強いてたものならば、非礼はお詫びする。
もちろん…私がバックアップして…きみのこれからの生活は保証するよ…」
その台詞を聞いて、萌子は冷ややかに言い放った。
「息子さんがあなたが資金援助なさってる施設から勝手に子供を連れて来て
何年にも渡ってベッドの相手をさせてたのを承知しながら眼を瞑っていたんでしょ?
……そんな人をどうやったら信用出来るのかしら?」
毬也の父は項垂れた。
「……本当に申訳なかった……だが、今度 会社の方で株主総会があってね
毬也のポストがそこで決定されるんだ。最大株主の令嬢との縁談も持上がってる
先方は乗り気だし、このまま毬也がきみとの関係を続けると非常にまずいんだ」
72 :
【光明】:03/10/25 23:26 ID:OBkcpZxp
萌子は項垂れてる男の方を真直ぐ見た。
「…判りました…取り引きに応じます……条件がひとつあるけれどいいかしら?」
「何でも言ってくれ」
萌子はスーッと息を吸って吐出すと一気に告げた。
「私には好きな男の子がいて、従わなければその子のお父さんの会社に圧力をかけると脅迫されてます。
彼や彼の家族には絶対手を出させないで頂戴」
毬也の父親は静かに頷いた。
「解った。約束しよう」
放課後、帰り道の先で連太郎は、自分に向かって微笑んでる萌子に気づいて足を止めた。
「……萌子?……」
お互いに駆け寄り、胸に飛び込んで来た萌子を連太郎は抱きとめた。
「……毬也のお父さんが、連太郎の家族には手を出させないって約束してくれたの!
これでまた連太郎と一緒にいられるわ」
「…ホント?……本当に俺の処へ帰って来てくれるんだね?」
萌子は連太郎の腕の中で泣いた。
連太郎は目頭が熱くなるのを堪えつつ、そんな萌子の髪を優しく撫でた。
ふたりは夕陽の中でしっかり抱き合った。
>1さん
これから一体どんな展開が萌子を、連太郎を待ち受けているのか
どきどきしています。原作ではそんな風にならないのですが(w
毬也の愚かさと哀れさをもきちんと表現されていて、非常に
引き込まれてしまいます。
二人に訪れる結末が幸であるよう祈りつつ、続きを楽しみに
しております。頑張ってください。
74 :
1:03/10/26 09:38 ID:n8UJz48C
>>73 >毬也の愚かさと哀れさをもきちんと表現
ありがとうございます。
過去に幾つかゲームの二次小説を書いたことはありますが
原作の流れとキャラの性格描写を重視し、原作の意図を汲み取る、
その他大勢の通行人的扱いでなければなるべくオリキャラは出さない方針だったので
原作にないエピソードをだいぶ入れて
主人公たちの性格の背景に心の病と言う解釈すら勝手にしてしまったので
原作の持ち味や良さ(皮肉ではなく、設定には魅力を感じてます)まで殺してるんじゃないかと
四苦八苦しながら書いてるので、そう言って頂けるととても嬉しいです。
原作者が恐らく言いたいだろうこと
(=ただひとりの少女を愛する不器用で子供っぽいが情熱的な美貌の男性の魅力)
とは多分、だいぶ離れたものになってしまいますが、
ラストまでもう少しなので宜しくおつきあい下さい。
75 :
【婚約者】:03/10/26 09:42 ID:n8UJz48C
学校の帰り道、宝石店の前に止められた黒いクーペフィアットに気づいて萌子はふと足を止めた。
店から若い男女が出て来てキスを交した。
何故か虚ろな眼をしている男は毬也だった。
萌子の視線に気づいて毬也がたじろいだ。
「……萌子?……」
「どなたかしら?」
女が訝し気に少女を見て、毬也を問い質す。
「……従妹です…家から学校へ通わせてます」
萌子の視線を避けるように伏し目がちの毬也が女に告げる。
「そう…よろしくね 、萌子ちゃん」
女がちょっと警戒したような笑顔で手を差し出す。
「私、小夜子と申します。この度毬也さんと婚約したんですのよ」
毬也はギョッとした顔のまま凍り付いたが、
萌子は女に微笑み返し、差し出された手を握って、上流階級の子女らしく、たおやかな挨拶を交した。
「おめでとうございます、お兄様とお倖せに」
76 :
【婚約者】:03/10/26 09:47 ID:n8UJz48C
その時、通りの向こうの連太郎に気づいて萌子は手を振った。
「友人と映画を見に行く約束をしてますの。それではお兄様お姉様、ご機嫌よう」
少女にボーイフレンドがいると知って安心したのか、女は毬也の腕をとって微笑んだ。
「あんな可愛らしい従妹さんがいらっしゃったなんて、知りませんでしたわ」
「……え、ええ まあ……お転婆で困った奴ですが」
毬也は唇を咬んで、手を繋いで映画館に入っていく萌子と連太郎の背中を見送った。
「どう言うつもりだっ!!あのガキと映画館で何してたっ!!」
帰って来るなり、先に帰宅していた毬也のビンタが飛んだ。
「……何って、映画見てたんでしょ?…毬也じゃあるまいし
連太郎があんな処でフェラチオでもさせるとでも思ってるの?」
萌子は頬を摩りながら、冷ややかに微笑った。
「感謝して欲しいわね。婚約者の疑いを逸らしてあげたんだから
よかったじゃない?ロリコンの汚名返上ね」
「……誤解だ、萌子。あの女は何でもない、俺が愛してるのはおまえだけだ」
毬也は討って変わって猫撫で声で萌子の顎に手をかけ唇を奪おうとした。
萌子は顔を背け、尚も唇を求める毬也に唾を吐きかけた。
「触らないでよっ!」
毬也は頬に飛んだ唾を指先で拭き取って舐め取り、ニヤッと笑った。
萌子は顔を強張らせ、意を決したように叫んだ。
「私は優しかった頃のあなたを忘れてないし、あなたの不倖な生立ちには同情もしてるわ。
だからあなたを憎み切れずにいる。
でも、これ以上一歩でも近寄ったら本気で嫌いになるわよっ!!」
二階の自分の部屋に駆け上がる萌子の後ろ姿を見て毬也は呟いた。
「……まぁいい…お楽しみのお仕置きはセレモニーの夜までとっておこう」
77 :
【空港】:03/10/26 09:51 ID:n8UJz48C
株主総会で毬也のポストは専務と決まった。
最大株主の娘である小夜子との婚約によって、加納家の地位はますます安泰となった。
その頃、萌子は迎えに来た加納家のベンツに連れられて空港に向っていた。
調査により、萌子の母方の祖父がアメリカにいるのが判り、
ほとぼりが冷めるまで、とりあえずそちらに身を寄せることになっていた。
連太郎と離れるのは寂しかったが、ちょっとの間の辛抱だと思えば希望に胸が膨らんだ。
代表取締役である毬也の父は、万が一のことを考えて
会議をダラダラ引き延ばそうとしたが、時計を見て毬也がスクッと立ち上がった。
「なんだ?……まだ会議中だぞ」
「……これ以上の意味のない引き延ばし作戦は無駄ですよ」
ドアに向った毬也を止めようとする父親の手を振払って毬也はうそぶいた。
「……俺が何も気づかないとでも思ったのか?飛行機の時間もチェック済みだ」
「待ちなさい!毬也!……あの娘だけはいかん!」
毬也は父親を突き離すと、駐車場に向かい大急ぎフィアットで空港に向った。
78 :
【空港】:03/10/26 09:54 ID:n8UJz48C
「では……お気をつけて……」
歩き出した萌子を見送る加納家のガードマンの眼が届かなくなった処で
背中からその躯をひょいっと抱き上げる大きな腕があった。
「独りで一体何処に行くつもりだ……!?」
「ま…毬也!?」
ギョッとして蒼ざめた萌子がその腕の中でもがく。
「…帰るぞ」
「……帰るもんですかっ!!は…放して…っ」
大きな手が口を塞ぐ
「……静かにしろ……小僧の家に圧力がかからないように
親父に手を回させたらしいが、無駄だぞ。彼奴が不倖になるのが厭だったら大人しく言うことを聞け」
ハッタリだったが、萌子には充分効果があった。
へなへなと頽れるようにしゃがみ込む萌子を軽々と抱きかかえて連れ去ると
毬也はふたりの“愛の巣”へ向かった。
79 :
【絶望】:03/10/26 10:06 ID:n8UJz48C
「さあ、キツ〜くお仕置きせんとな」
その部屋へ入るのは中学入学以来のことだった。
萌子は胸と臍から下が剥き出しになってるえらくしどけない
ウエディングドレスを着せられて、四肢をベッドに繋がれていた。
ガーターベルトは着けていたが、
下着は股下の部分の紐が解けて穴あきになるクロッチレスだった。
萌子の中で恐怖の日々がフラッシュバックする。
「わざわざ自分から痛い目見る真似しやがって………バカが…」
毬也はクロッチレスの紐を解いて露になった少女の陰核を抓りながら言った。
「…だが手加減してやる……これから俺達の結婚式を始めるんだからな」
毬也に弄られながら、躯の芯を揺さぶるおぞましい感覚の波に呑まれまいと
必死に闘いながら、萌子は毬也に言い放つ。
「……何…言ってんの?……あの…女の人と…婚約したんでしょ?」
「……あの女はなぁ、自分の親父にうちの株買い占めさせて
俺に言うこと聞かせようって言う薄汚い只の雌豚だ。
財政的に追い詰められたら、俺は否応なくおまえと引き離されてしまう。
だから、おまえとの愛の暮らしを守る為に仕方なく形だけ結婚してやるだけだ」
80 :
【絶望】:03/10/26 10:12 ID:n8UJz48C
首を締められた瞬間、すっかり子供返りしてしまったかのように萌子は怯えて涙を流した。
「……しな…いで………酷いことしないで……」
「酷いことなんかしないさ…初めておまえを抱いた日に約束したろ?
16歳になったら俺の妻にしてやると……心配するな……おまえだけが本当の俺の花嫁だ
……おまえは今15歳だが今から仕込んでおけば、
来年のバースデーには俺達の愛の結晶が生まれる
……さあ、これがおまえに嵌めるウエディングリングだ」
毬也が差し出して萌子に嵌めたものは皮の首輪だった。
「そしておまえが俺に嵌めるリングは……おまえ自身の躯だ」
毬也は一挙に萌子の奥深く差し入れた。
「……愛してるぜ 萌子 この部屋で永遠に俺が可愛がってやる。おまえも俺に永遠の愛を誓え」
81 :
【絶望】:03/10/26 10:15 ID:n8UJz48C
「毬也とあの子の仲を認めて頂ける訳にはいきませんか?
……今のままでは、毬也は少女によからぬことをしてるだけの犯罪者です。
正式に婚約すれば世間だって大目に見てくれるでしょうし。
株のことなら、森津グループも協力して買い戻します。
次の総会で、小夜子さんとの婚約破棄を発表なさったらいいじゃないですか?」
毬也の父から、萌子が空港から行方不明になったと言う連絡を受けて
森津は毬也を追い詰めない為にも、萌子を取り上げるべきではないと主張した。
「……真くん、仮に縁談のことがなかったとしても
あの娘との仲だけは認めてやることは出来んのだよ」
「……高瀬萌子が孤児だからでしょうか?
調べてみた処、彼女の両親は確かに亡くなってますが
母親の実家である沖田家はかなりの家柄です。
萌子をいったんお祖父さんの家の養女にすれば、問題はないでしょう?」
「……沖田家についての調べはこちらでもついている。いや、元々あの家は私とは旧知の仲だ」
「だったら、どうして!?」
森津は電話の向こうの毬也の父の言葉を聞いて蒼然とした。
82 :
【血統】:03/10/26 10:17 ID:n8UJz48C
「坊主、乗れっ!!」
森津は学校帰りの連太郎を呼び止め、ポルシェに載せて毬也と萌子の家に向かった。
「……何があったんです?萌子はアメリカのお祖父さんの処に身を寄せるんじゃ…」
「毬也に阻止されたよ…今、奴は追い詰められてる。萌ちゃんに本当に何をするか判らない……」
森津はギリッと唇を噛んだ。
(毬也の母親とあの娘の母親は姉妹なんだ)
(……しかし、従兄妹同士の結婚は認められてます かまわないのでは?)
(……ただの従兄妹同士ではないんだよ)
「やめろっ!!毬也!!萌ちゃんのことは諦めるんだっ!!」
部屋に踏み込んだ時には、萌子は錯乱して毬也のふたりの母になりきってた。
「……毬也…私の毬也…これからは母さんがずっとあなたを守ってあげる」
「バカおっしゃい!毬也は私と快楽の海で溺れるのよ!!」
連太郎が叫ぶ
「萌子、しっかりしろ!おまえはそいつの母親達なんかじゃないっ!!
おまえは高瀬萌子以外の誰でもないんだ!!」
83 :
【血統】:03/10/26 10:20 ID:n8UJz48C
「……無粋な連中だなァ…」
狂った眼をした毬也がクスクス笑う。
「ハネムーンベイビーを仕込んでる真最中だと言うのに」
「萌ちゃんは病院へ連れてゆく!おまえとの間に子供なんか作っちゃいけないんだ!」
背中から羽交い締めにして萌子の躯から引き剥がそうとする
森津を振り解こうと毬也は抵抗したが、連太郎も手伝ってふたりの躯は離れた。
「……萌子が俺の従妹だなんてことはとっくに知ってたよ。
……こんなに母さんにそっくりなのに血の繋がりがない方が変だろ?
従兄妹同士なら結婚しても法的に何の問題もないぞ?」
「……血縁的に、大問題だろっ!!」
森津が悲痛な声をあげた。
「おまえらの母親は一卵生双生児の姉妹だ!
おまえと萌ちゃんは叔父姪よりもよっぽど血の濃い、兄妹同等の間柄なんだぞ!」
「……それがどうしたっ!!もう誰にも邪魔はさせん!!邪魔するなら萌子を殺して俺も死ぬ」
毬也は森津を突き飛ばすと、連太郎が拘束を外し介抱してた萌子を奪取し
背後から抱きかかえると、いつの間にか手にしたナイフを萌子の喉元に突きつけた。
84 :
【教唆】:03/10/26 10:28 ID:n8UJz48C
「……そうか…そんなに萌ちゃんが好きか……
だがなぁ、毬也……おまえがどんなに好きでも、法の目をくぐり抜けても
世間がおまえらの仲を許さんよ
一生萌ちゃんをこの部屋に閉じ込めておくことが出来ると思ってんのか?
生まれた子供はどうするんだ?」
「近寄るな 本当に殺すぞ」
「止めやしないよ。 おまえたちが結ばれるとしたら天国しかないもんな」
連太郎は驚いて声をあげる
「森津さん!あんた、何てこと言うんだっ!!」
「連太郎くん、すまん」
森津は少年の鳩尾に拳をあてた。
「心中するんなら、そんな無粋なもの使わないでこいつを使え」
森津は毬也の掌にカプセルを二錠、乗せた。
「これなら愛し合いながら、天国に逝ける」
毬也が森津を見上げる。連太郎が朦朧とした意識の中で(やめろ)と呻く
「そう…俺達が15歳の頃………俺がおまえの親父さんの若い奥さんに飲ませたものと同じだ
あの時、俺は媚薬だと言って彼女を騙し、俺は飲まなかったが……
今度はおまえも一緒に飲むんだ……おまえのふたりの母さんも一緒に連れてけ」
85 :
【教唆】:03/10/26 10:37 ID:n8UJz48C
森津が枕許の水差しから水を酌んだコップを渡すと
毬也は微笑して口移しにカプセルを萌子の咽に押し流し
自分も飲み込むと、正体のなくなった萌子を抱いた。
その光景は男が少女を犯してると言うより、少年が母の胸に甘えているようだった。
「……母さん、これからはずっと一緒だよ」
「……毬也……ずっとひとりぼっちにさせて…ごめんね……
母さんと一緒に逝きましょう」
「ホホホ……こうなったら私と一緒に地獄へ落ちるのよ」
切ない喘ぎ声を交したり奪い合ったりしながら
“三人”はやがて達すると、二度と還れない深い深い闇のような眠りに落ちていった。
86 :
【贖罪】:03/10/26 10:41 ID:n8UJz48C
「何てことしたんだよ!どうして萌子を殺させたんだよ!」
何とか立ち上がれるようになって物凄い形相で詰め寄る連太郎に、森津はニッと笑った。
「死んじゃいないよ ふたりとも」
「……え?…」
「カプセルの中味は只の睡眠薬。暗示をかけたのさ。
死んだと言えば、萌ちゃんの中の他の人格は死んだ筈だが」
連太郎は気のぬけたように坐り込んでしまった。
意識を失って抱き合うように重なりあってるふたりの顔は、まるで仲のよい兄妹のように見えた。
暗示で死んでしまったのは、萌子の中の“毬也の母達”だけではなく、
萌子を苦しめ続けた毬也の中の悪魔のような陵辱犯も死んでしまったらしい。
毬也は幼い子供に戻ってしまったかのようだった。
加納家は破産はしなかったものの、加納コンツェルンは他社から有望なリーダーを迎え、
一族は会社での地位を追われた。
「それでも毬也が回復するまで世話してゆくだけの余裕は
あの家にはあるから何の心配もない 俺も援助するし」と森津は言う。
「……なんにせよ、あの親父さんもこれからは
息子との絆を取り戻してくことに専念せざるを得なくなる」
87 :
【贖罪】:03/10/26 10:44 ID:n8UJz48C
病院で目覚めた萌子は、毬也に逢いたいとせがんだ。
少女は子供返りしてしまった青年に姉のように優しく接したが
病室を出た直後、連太郎の胸に縋って泣き続けた。
連太郎は黙って萌子を抱き締めた。
それは五年間の辛い日々から開放された安堵感と、それ以前の戻らぬ幼い日々への想い、
そして毬也に対する複雑な愛情と憐憫の涙だった。
14年前、その前年に毬也の実母が亡くなった後も
尚息子への性的虐待を止めなかった妻の行状を知った毬也の父は
森津製薬グループの社長である森津の父親に相談していた。
彼女と性的関係にあったもうひとりの少年であった森津は父親達の会話を立ち聞きして
密かに劇薬のカプセルを持ち出し、彼女に飲ませセックスをした。
森津は彼女の毬也に対する苛烈な仕打ちに心を痛めていたが、
彼女のことを憎んでいたわけではなかった。
彼女もまた、冷たい家庭で育ち夫にも愛されず子を生み育てる喜びを知らない
感情表現の壊れた哀れな女性だった。
彼女はそんな心の闇から抜けられるほどの強さは持ち合わせてないように、森津少年は感じてた。
そんな彼女を快楽の中でなるべく楽に死なせてやりたい、
その方法が例え法では許さないことであっても……当時の森津はそんなことを考えてた。
彼女の父親は有力政治家ではあったが、娘の行状が表沙汰になるのを恐れて
死因は急逝心不全と言うことにされて闇に葬られた。
88 :
【贖罪】:03/10/26 10:48 ID:n8UJz48C
森津は連太郎に告白した。
「俺は毬也を虐待してた義理の母親とは言え、
毬也の母親を殺してしまった負い目をずっと感じてたのかも知れない」
萌子はアメリカの祖父の下へは渡らなかった。
母親が実家と絶縁した理由―叔父による性的虐待―が明らかになったからである。
萌子は“呪縛”のような長い髪を自分でバッサリ切った。
森津は「勿体ない!」と残念がったが、連太郎は「似合うね」と誉めてくれた。
そしていつかの提案通り、連太郎の両親の養女となった。
連太郎が18歳になった暁には結婚する約束だが、
子供は大学を出て仕事も安定してからとふたりで決めた。
今は理解のある養父母と義姉に見守られ、
義弟でもあり恋人でもある連太郎と健やかな日々を送ってる。
萌子は可哀想な従兄の為に祈った。
いつかは毬也も心の迷宮から抜け出して、平穏な日々を取り戻しますように、と。
FIN.
89 :
1:03/10/26 10:51 ID:n8UJz48C
これで、一応終了です。
SSと言うにはだらだらと矢鱈長過ぎる拙作につきあって頂いた方、
ありがとうございました。
宜しかったら感想などお願い致します。
無理心中…?と嫌な予想をしたんで希望を持てるラストで本当によかったです。
この数日間毎日続きが楽しみでした。
とくに今日の分はハラハラさせられて面白かったです
やっぱ素材はいいんだなと思ったり(ニガワラ
乙華麗です
文字通り乙華麗!です。
期待を最後まで裏切らないでいてくださいました。あのヘタレアホ漫画がここまで立派な物語に昇華させられるなんて…
やはり素ざ(ry
ともあれ、次回作に超期待。囚も読みたいです。
奴隷根性全開な真珠や、史実に沿った吉原とか。
あんな展開にしなければシレンとモエコを
普通にくっつけるのって簡単ですよね
そっちのラブラブロリが見たいなぁ
あ、登場人物が混ざった
マリヤンとモエコです・・・・・・
しかもスレ違いか
向こうかラブラブは
すごく良かった・・・!
途中何度もはらはらしましたし、マリヤンに本気でむかついて、
モエコが本気で可哀想になりました。
「お姉ちゃん」人格モエコと本当の人格モエコには激しく萌えました。
大作乙です。
大作でしたね。
とても良かったです。
他のパロ小説も見たい!
ゆうや×まお
源氏×周
めがね×蝶子(優子)
などです。誰かお願いします!!!!
マシンスレから来ました。
おせっかいかもしれませんが、
ここは21歳未満禁止なので、
少女漫画板内にここのアドレスを貼るのは
やめておいたほうがいいと思います。
どうしても貼りたい場合は
21歳未満禁止と明記してください。
(もちろん貼らないのが一番いいんですが・・・)
大作お疲れ様でした。
こんなに真剣に2chのスレ読んだことなかったw
よかったです!お疲れ様でした。
めがね×蝶子キボンヌ。
どなたかお願い!
100 :
1:03/10/27 01:18 ID:ZlvOf1NS
皆様、感想ありがとうございました。
意外と沢山の方が読んで下さってたようで、大変感謝です。
>>90 >希望を持てるラスト
ラストは兎に角、連太郎とハッピーエンドにしてやろうとは考えていて
原作にもある最大株主の娘との縁談と言うのを何とか利用してやろうと決めてたものの
この二次小説内では結構気丈な萌子が毬也の下に居続ける理由が弱くて
毬也に因る“加納家の権力を利用した脅迫”を思いつくまで
どう展開させていいものやら考えこんじゃいましたw
>>91 >奴隷根性全開な真珠や、史実に沿った吉原
私も司馬遼太郎、藤沢周平等の歴史小説ファンなので
書く気になったらきっちりと時代背景を練り込みたいです。
>>92 本家ナボコフの「ロリータ」みたいな
“蠱惑的な少女に溺れる大人の男”と言う設定は好みなので
毬也×萌子と言うのもちょっとやりたかったのですが、
どちらかが大人でないとカップリングとしてはきつく感じられて
毬也の基本的な性格である子供っぽさを削ぐと毬也っぽくないとか
その子供っぽさを全て受け入れられるほど萌子を大人にしてしまうと
ロリータものじゃないとか悩んだ末、毬也を敵役にしてしまいました。
連太郎×萌子にしたのは近頃、少年少女の純情な恋みたいなのに
餓えてたこともありますが。(エロ板なので一応、セックスさせちゃいましたが)
原作のテイストを壊さず、毬也×萌子を描く自信がついたら挑戦してみたいです。
……でも意外と当初出す予定のなかった詠美みたいな性格のキツイ少女と
プレイボーイっぽい森津の組合せは嫌いじゃないので、そっちで書きたいかもです。
>>98 御忠告、どうもです。
>>96 >>99 どなたかリクエストに応えられる方、どぞ。
(私はその辺はまともに読んでないので。読んだら書くかもですが)
刑部作品以外でも鬼畜・犯罪的なモチーフの少女漫画二次、書きたい方、お願いします。
101 :
1:03/10/27 01:23 ID:ZlvOf1NS
102 :
1:03/10/27 01:54 ID:ZlvOf1NS
>>95-96 レス落し、失礼。
おつきあい頂いてありがとうございました。
また何か書いたりした時は、宜しければ読んでやって下さい。
103 :
蝶子とめがね君:03/10/27 23:46 ID:mUgwNB0m
ザ――――――――――――
雨が降っている
蝶子は太一郎の部屋にいた
「蝶子さん、タオル持って来ました。」
太一郎が部屋に入ってきた
白いフワフワのバスタオルを持っている
「びしょぬれですね、風邪ひかないように」
優しい笑顔で語りかける
―――めがね君もぬれてる――――
メガネに水滴がついてるし、シャツがぬれて背中に張り付き
肌が色っぽくすけて見える
真っ黒の髪からは、甘い匂いが漂ってきた
・・・ドクン・・・
制服はぬれて冷たくなっていたが、蝶子の体はだんだんと熱くなっていた
――――めがね君と二人きり・・・――――
何度かそうゆう雰囲気になったことはある
でもなぜかいつも途中でまでだった
――――・・今夜・・めがね君のものになるんだ――――
ドキン・・ドキン・・ドキン・・・・・・
「僕が拭いてあげますよ」
太一郎は大きなバスタオルで蝶子を頭から包んだ
ゴシゴシゴシ・・
「・・・制服、脱いだほうがいいですね、蝶子さん」
ドキン!!
蝶子を覗き込む太一郎の目はメガネの奥で妖しく光った。
――――!!さっきまで優しい顔だったのに――――
104 :
名無しさん@ピンキー:03/10/28 09:58 ID:9Cy91SNf
続き期待age
105 :
蝶子とめがね君:03/10/28 19:25 ID:4tUETAuZ
雨は次第に強くなり窓ガラスを激しくたたいていた
ピカッ!ゴロゴロゴロ・・・・・
稲妻に太一郎の姿が浮かび上がる
メガネの向こうで、太一郎は狂おしいばかりに蝶子を見ていた
「蝶子・・さん」
バスタオルごと蝶子を抱きしめ、左手を蝶子の頭の後ろから
顎にまわし顔を傾けた
太一郎の形の良い唇が、蝶子の右耳に押し当てられる
ドキンドキンドキン・・
――――めがね君――――
「蝶子さん」
「アッ!」
耳に熱い息を吹きかけられ思わず声がでてしまった
太一郎は執拗に蝶子の耳を舐め始めた
ピチャ・・・ヂュ・・チュ・・
「あ・・・ん・・・」
熱い舌を這わせ、耳たぶを甘噛する
カリ
「・・・・っ!」
太一郎から漏れる吐息も耳に直接響いた
――――おかしくなりそう・・・――――
二人は床に静かに倒れこんだ
太一郎の右手は蝶子の左胸へと伸びていた
冷たくなった制服の上から太一郎の手の温もりが伝わる
太一郎もまた、蝶子の温もりを感じていた
右手で、胸のふくらみを揉み、顎に回してた左手で蝶子の唇を開く
蝶子は太一郎の人差し指を吸った
チュッ・・チュッ・・
いっじっわっるう〜!
メガネ君よ、ひとおもいに遣り遂げてくれ・・・・・
107 :
蝶子とめがね君:03/10/29 20:15 ID:pveg88zJ
チュッ・・チュッ
太一郎の指を、まるで子供の様に吸い続ける蝶子
――――好き・・好き・・――――
「・・蝶子さん」
蝶子は潤んだ瞳で太一郎を見つめた
太一郎は揉んでいた右手で胸のボタンを一つはずし、手をブラウスに滑り込ませ
更にブラの中に手を入れた
長い指、男らしい手の平が、胸のふくらみを揉みあげていく
「ん――・・」
蝶子の口から指を引き抜き、半開きの唇にキスをする
ねっとりと熱い舌をからめた
「んん・・・ん・・んんっ」
――――気持いい・・・こんなキスはじめて・・・――――
熱いキスをしながら、ブラウスのボタンをはずしていく
最後の一つをはずしたて
「寒くないですか?蝶子さん」
「少し」
「そうですか、全部脱いだほうがいいですね」
「・・・・」
「僕が暖めてあげますよ」
覆い被さる太一郎の体は熱くなっていた
――――めがね君・・・――――
蝶子の制服のブラウスを脱がせると背中に手を回し
ブラのホックをはずず
「・・ハア・・・・・ハア・・・・・・蝶子さん・・・・・」
太一郎の、息はますます荒くなっっていった
海闇で一つおながいします。
109 :
蝶子とめがね君:03/10/29 22:57 ID:pveg88zJ
・・・・ドキンドキンドキン・・・・
薄闇の中に、蝶子の華奢な体が現れる
それに釣り合う程の、白く柔らかそうな乳房、そして中央に位置する
ピンク色の突起
太一郎はくいいる様に見つめた
「・・・きれい、蝶子さん」
「い・・・・いやっ」
――――やだ、あまり見ないで――――
蝶子は両手で胸を隠した
太一郎はその両手をつかんで、蝶子の胸を開く
「もっと良く見せてください・・・・・かわいらしいですね」
恥ずかしそうに横を向く蝶子を見ながら、乳首を舐めた
・・・・ペロ
「あ――――っ」
蝶子の体がビクッとはねる
ペロ・・ピチャ・・チュッ・・チュ
「んん・・・あ・・や――――っ・・んー――」
声と同時に蝶子の体は反応した
ビクン・・ビク・・
――――はずかしいっ――――
太一郎は両手で胸を揉みながら、更に愛撫を続ける
ピチャ・・・チュ・・チュ・・
「んん・・ん・・・・・」
太一郎は肩で息をつきながら、切なげに蝶子の顔を見つめた
蝶子は、感じた顔を見られまいと横を向いているが、頬は硬直し
目をつむり、苦しげに喘いでいる
「気持いい?蝶子さん・・・・ハア・・ハア・・」
蝶子は黙って頷いた
「蝶子さん・・・・こっち向いて」
110 :
蝶子とめがね君:03/10/30 00:40 ID:6gTdIPfB
――――心臓がバクハツしそう・・・・――――
「蝶子さん」
太一郎は蝶子の頬に手を当て、サラサラの髪を撫でた
蝶子の瞳は涙で潤んでいて、半開きのその唇は濡れて赤く光っていた
蝶子の半開きのその唇は濡れて赤く光っていた
太一郎は蝶子の唇に再びキスをする
柔らかい唇、熱い舌、さっきよりも熱く深く、お互いの舌をからめる
「んん・・・んん・・・・・・・・・・・・・!」
太一郎の右手が、蝶子の太ももを撫でながら、スカートの中に
滑り込んできた
ビクン
――――めがね君!――――
ドキンドキンドキン
太一郎は、蝶子が逃げないように背中から左腕を回し
脇の下から手を伸ばして蝶子の左胸を揉みながら
半分体重をかけるように、蝶子を押さえつけ
右手は、蝶子のパンティの上から秘部を撫でた
パンティが少し湿っているのがわかる
蝶子は唇を塞がれて声を出せない
「んんんん・・・・んんん・・・・」
111 :
蝶子とめがね君:03/10/30 01:13 ID:6gTdIPfB
――――息が出来ない!――――
蝶子は顔を回し、やっと唇を開放されると、大きく息をつく
「はあ!・・はあ・・・んんん・・あ―――っ」
太一郎はゆっくり右手を、パンティの中に入れ、茂みをかきわけると
蝶子の敏感な部分を探り当てた
ビクン
「・・・い・・・や・・・っ」
指先が濡れ、そこを優しくなでる
「あああっ・・・やっ・・・あ・・めがねくう・・・んんっ・・ああ・・・」
口は蝶子の胸を愛撫しながら、指先は器用にうごめいていた
弧を描くように、優しく撫でながら、次第にそこがツンと堅さをまして
くるのがわかった
クチュ・・コリ・・・・チュ・
「ああ・・・んんっやっ・・・ダ・・・・メ・・ああ・・・・」
乳首とクリを同時に愛撫され、反応のいい蝶子の体は軽い絶頂を迎えた
112 :
名無しさん@ピンキー:03/10/31 11:47 ID:0XhxfHn+
113 :
蝶子とめがね君:03/10/31 21:37 ID:ET8zU6DX
「あ・・・・・・ハア・・・・ハア・・・・・・・」
ヒクン・・・ヒクン・・・ヒクン・・・・・
太一郎の指に、蝶子の体の震えが伝わる
「・・・・・・っ・・蝶子さん!」
――――もう、体に力が入らない・・・――――
蝶子は太一郎の求められるがままに全て脱がされた
太一郎もシャツを脱ぎ捨てて、裸の蝶子を横抱きにし
ベットへと運んだ
優しく蝶子をベットにおろすと、ベルトをはずし始めた
「ま・・待って!」
「?」
――――めがね君の全て・・・見たい!――――
蝶子は体を起こし太一郎のズボンに手をかけチャックをおろす
ジ―――
スボンとトランクスを下げると、太一郎のペニスが現れた
はちきれんばかりに大きく膨らんでいる
太一郎は顔を赤らめながら
「僕・・・蝶子さんの事を想うといつもこうなるんです。」
――――めがね君・・・・――――
蝶子はそれにそっと手をふれた
「すごい・・・・・かたい・・・」
「・・・・・う」
太一郎は体を一瞬硬直させると、苦しげに眉根を寄せた
――――感じてる・・めがね君感じてる・・・――――
蝶子はそれを指で優しく包みゆっくり上下させる
「あっ・・・・あ・・・・」
――――めがね君、少しさわっただけで、こんなに感じてるの?――――
114 :
名無しさん@ピンキー:03/11/01 00:09 ID:JDkx8AhA
めがね(・∀・)イイ!
115 :
蝶子とめがね君:03/11/01 16:18 ID:6lyh35EV
蝶子の手の動きは自然と速くなった
「・・・ん・・・うっ・・・・・蝶・・・・子・・・・さ・・・・・・・・・っ!!」
太一郎はがまん出来ないとゆう風に、蝶子を押し倒した
激しくキスをしながら胸を愛撫する
「んん・・・・・・」
だが蝶子の手は動きを止めない
次第にペニスの先端から透明の液が漏れ、蝶子の手を濡らし
滑るような摩擦を繰り返した
「蝶子さん・・・・ダメ・・・もう・・・ダメです!」
蝶子は体を起こし、それを口に含んだ
「あ・・・そんな事・・・・・あ――」
蝶子は口いっぱいに、それ含みながら、手を動かした
「あ・・・・・も・・ダ・・・ダメです!」
全身を駆け抜ける快感に、限界が近づいていた
――――イって!めがね君!!!――――
「ううっ!くっ!!」
ビクンッ!
一瞬体を大きくのけぞらせると、太一郎のペニスは大きく波うちながら
蝶子の口の中に白濁の液を放出した
「ああっ!!」
太一郎は、全身にビッシリ汗をかき、力尽きて、蝶子の体にうなだれた
「ハア・・・ハア・・・ハア・・・蝶子さん・・・うがいを」
「飲んじゃった」
「あなたって人は・・・本当にもう・・」
太一郎はギュっと蝶子を抱きしめる
乱れた呼吸を整えながら
「どうして・・・そんなにかわいいんですか」
116 :
蝶子とめがね君:03/11/01 16:21 ID:6lyh35EV
――――めがね君・・・・好き・・――――
「もう逃がさない、覚悟してください」
太一郎は脱ぎ捨てていた、ズボンのポケットから、コンドームを取り出した
「なんで持ってるの?」
ピリ・・
「必需品ですから」
太一郎のペニスは、一度放出したにも関わらず、大きいままだった
蝶子に背を向けコンドームを被せる
「蝶子さん」
太一郎は蝶子に向き直ると、ベットに横たわらせ両足に手をかける
「めがね・・・君・・・・・」
足を広げると、蝶子の誰にも見せたことのない女の部分があり、
赤く充血し、膨らんでいた
「い・・・・や・・・・・見ないで!」
蝶子は身じろぎし、太一郎の手を払いのけようとしたが、
力強く体を割り込ませているので、ビクともしない
「きれいですよ」
太一郎は指でひだを広げ、一番敏感な部分に顔を埋めて
舌をのばす
「あああ――――――!!」
「敏感ですね」
「いじわ・・・・んんっ!」
ピチャ・・クチュ・・チュ・・チュル・・・
「んん・・アッ!アッ・・・や・・んん・・・ふ・・ううっ・・」
太一郎は容赦なく舌を動かし、蝶子を責めた
「ああっ・・・ダメ・・やっ・・・あ・・ダ・・メ・・・・・んん・・・・!!」
ビクッビクン
「うう・・・・・・」
117 :
蝶子とめがね君:03/11/01 16:53 ID:6lyh35EV
蝶子の体が震え愛液が溢れ出し、呼吸をするように収縮した
――――めがね君・・・・めがね君・・・・――――
太一郎にはそこが「早く・・・」といっているように見えた
「蝶子さん・・・入れますよ?」
太一郎は大きく息をつき、蝶子の腰を持ち上げた
ペニスを押し当てるが、なかなか入らない
手を添えて、少しずつ、ゆっくり挿入する
蝶子の陸上で鍛えた細い、引き締まった体に、太一郎の物は
大きすぎた
――――痛い!――――
「うう・・・ん・・・は・・入った?」
「もう・・少し・・・・ああ・・・・入りました・・・・」
――――痛いよう・・・――――
蝶子は苦痛に顔を歪ませて横を向いた
潤んだ粘液に包み込まれ、蝶子が呼吸をする度に、太一郎の
ペニスを、キュッキュッと締め付ける
体を動かさなくても、十分に刺激され、快感は高まっていった
「動きますよ」
太一郎はゆっくりと、ピストン運動をした
「ああっ・・・あっ・・んん・・う・・・・」
入り口の方に痛みはあったが、体の奥の方に太一郎の物
が当たる度、ジン・・・と何か別の感覚が芽生えた
――――何・・・・?――――
太一郎は蝶子の頬に手を添えこちらを向かせた
「ハア・・・蝶子さん・・痛い?・・・どんな感じですか?」
「あ・・・んん・・・わかんない・・・んん・・・・」
太一郎は、一度蝶子にキスをすると
「もう・・・ダメです・・・・」
――――イキそうなの?めがね君――――
「もっと、早く動きます。蝶子さん・・・壊れないで!」
118 :
蝶子とめがね君:03/11/01 17:48 ID:6lyh35EV
太一郎は、より強く蝶子の腰を持ち上げた
蝶子の奥に、より届くようになると、激しく何度も、腰を打ちつけた
「!!!」
蝶子は激しく出入りするペニスに膣をこすられ、奥をつかれて
あの別の感覚が大きくなり、体中に広がるのがわかった
「ああ・・ん・・・あ・・あっ・・ん・・あ・・・・・・」
声は痛みによる呻きではなく、明らかに鼻にかかる甘い声に
なっていた
「ああっ・・めが・・ね・・・くう・・・ん・・・っああ・・・んん・・・」
蝶子に容赦なく打ち付けられる、太一郎の体
腰から体が痺れて、浮かび上がるような感覚
「蝶子さん!!っああ!!」
「めがね・・・くうん!!」
蝶子は、始めての感覚に怖さを覚えたが、やがてそれに身をまかせて
足をキュっと引きつらせて、太一郎の物を締め付けた
太一郎も蝶子の体の一番奥で、自分の欲望を一気に噴出した
119 :
蝶子とめがね君:03/11/01 17:49 ID:6lyh35EV
いつの間にか雨は止んでいた
「蝶子さん、雨止みましたね、あれだけ激しく降っていたのに」
ベットで横たわる蝶子の髪を撫で、太一郎はそっとキスをした
「うん」
蝶子は、気だるげに答える
「蝶子さん、大変です」
「何?どうしたの?」
「ゴムがあと3個しかありません」
「えっ?・・・H!!何回するつもり?!」
太一郎は、優しい顔でクスッ笑って頬にキスをした
「夜明けまで・・・」
<<おわり>>
文才ないのに、小説書いちゃってすみません
思ったより時間かかってしまいました
最後まで、つたない文章を読んで下さった方
どうもありがとうございました。
120 :
1:03/11/02 01:32 ID:r9TKtr/A
>>119 お疲れ様&美味しゅうございました。
私はストーリーの筋を組み立てるのに精一杯で
肝心の濡れ場の描写がどうも疎かになる人間なので
103さんの丁寧なエッチ描写には非常に感心します。ジェラシーすら感じるほどです。
……文才ないなんてとんでもないっ!(謙遜ですよね?)
121 :
蝶子とめがね君:03/11/02 23:06 ID:Hyms+rBZ
>>1 感想、有難うございます。誉めてくれて嬉しいです!
スレ立て感謝ですっ!!
今、めがね第2段を製作中・・
中学時代の太一郎君のお話です。
途中で途切れないよう、全部出来上がり次第、乗せます!
でも、いつになるか・・・・期待しないで下さい。
>ゴムがあと3個しかありません
通りすがって初めて見たのが
この一節だったよ…不覚にも笑ってしまってスマソ_| ̄|○
でも流れがすごく自然ですね。(゚Д゚)ウマ
>>119 私は原作でこんなシーンを読みたかったんだ〜
メガネくんのセリフが上手い。楽しかったです。
拍手!
124 :
蝶子とめがね君:03/11/03 21:01 ID:U57XeIFg
>>122 感想有難うございます〜
ゴムの数何個にしようか、迷いましたw
途切れ×2だったので、流れが自然といわれて嬉しいです!
>>123 連載終わった今、想像しかないのです
読んでくれて有難うございます!良かったら次のも見て下さい!
>>119 乙カレー。中学時代の太一郎萌え〜。期待して待ってます。
雨・・・って設定も良かったです。
原作好きなのがすごく伝わるよ。
(原作も初Hは絶対雨だと思ってたよ、わたしゃ)
126 :
蝶子とめがね君:03/11/05 23:52 ID:fOm0EfsC
>>125 感想有難うございます!
やっと中学時代の出来ました・・・
あまり期待しないでご覧下さい
↓
127 :
メガネ日記:03/11/05 23:53 ID:fOm0EfsC
今より、ちょっと幼くてあどけない、太一郎君の夏の一日
中学2年夏休み
ミーン ミーン ミーン
セミが鳴いてる
僕の部屋は、冷房が効いているから涼しいけど、外は暑そうだ
僕は、イスに体を沈めながら窓の外を見た
ガラス窓の向こうに、蝶子ちゃんの部屋がある
でも、部屋には誰もいない
蝶子ちゃんは、今日も朝早くから、活に行った
毎日が、淡々と過ぎていく
一体、いつになれば、僕と蝶子ちゃんは前の様に、
話が出来る日がくるのだろうか
僕は、最近いつもイライラしていた
先日、図書室からいつもの様に、グラウンドを走る蝶子ちゃんを、眺めていると
頭の悪そうな奴等(クラスメート)が、僕の蝶子ちゃんに、気安く声をかけていた
蝶子ちゃんも、楽しそうに手を振って、笑っていて、僕の心は張り裂けそうだった
一学期の期末では、今までで一番悪い点数を取ってしまった
塾にも行かない僕は、両親に進められるまま、家庭教師をつける事になった
いいって言ったのに!
128 :
メガネ日記:03/11/05 23:54 ID:fOm0EfsC
コンコン
ドアがノックされる
「はい」
カチャ
母親といっしょに、若い女の人が入ってきた
「始めまして、今日から家庭教師になりました××です。
太一郎君、よろしくね」
髪の毛が長い人で、香水の匂いがプンプンする
紺色タンクトップに、白い半袖のブラウス
大学生か?まあまあ、きれいな人だ
「・・宜しくお願いします」
「太一郎、しっかり勉強、頑張るんですよ?」
母親は出て行き、カテキョと二人きりになる
「太一郎君、学校の成績は一番なんだって?すごいよね
塾にも行かないで」
その人は僕の顔を覗き込んで、明るく微笑みかけた
イライラする、今日一日で辞めてほしい
「第一志望は、楽勝じゃないの?」
「・・・・・・・」
どうでもいい、成績なんて
僕は、蝶子ちゃんと同じ高校に行きたいんだ
全くやる気がなかった
129 :
メガネ日記:03/11/05 23:55 ID:fOm0EfsC
机に向かって、小テストをしていると、窓の向こうで物音がした
僕はすぐにわかる
蝶子ちゃんが部活から帰ってきたんだ!
「太一郎君?どうしたの?手が止まってるよ」
うるさいなあ、蝶子ちゃんの気配がわからなくなるだろ!
ムッとしたままシャーペンを握りなおし、手を動かす
「出来ました」
「もう出来たの?早いわね」
カテキョの先生は、それをすぐ採点して
「すごい!100点!やるじゃない!」
当たり前だ、そんな簡単なの、それより肩に手を乗せるなよ
ブラウスいつの間に脱いだんだ?ノースリーブになってる
130 :
メガネ日記:03/11/05 23:56 ID:fOm0EfsC
「さて、少し休憩しましょうか?」
先生は、僕のベットに腰掛け、なれなれしく話しかけてきた
「ねえ、太一郎君は、彼女いるの?」
「いえ」
無視する訳にもいかず、顔も見ないで答える
「あら、もったいないわね、こんなにかっこいいのに」
胸の谷間を強調している様に見える
「・・・・・」
「太一郎君、かっこいいし、頭もいいから、女の子に結構もてるんじゃないの?」
「そんなこと、ありませんよ」
先生は僕を上から下まで、舐めるように見ていた
「冷房効きすぎてない?少し、空気の入れ替えしましょう」
何言ってるんだ?だったら上着ろよ!
「太一郎君、窓、開けてくれない?」
ムッ!でも、確かに空気悪いかな?
僕は立ち上がり、窓枠に手を掛けた
!!!!!
窓の向こうの部屋、ジャージ姿の蝶子ちゃんがいた
蝶子ちゃんは、クローゼットからTシャツを出している
「いやだ!あの子の部屋、まる見えじゃない!」
見るなよ、僕だけの景色なのに
蝶子ちゃんがジャージを脱ぎ始めた
ドクン
131 :
メガネ日記:03/11/05 23:57 ID:fOm0EfsC
僕は、その姿に釘付けになる
蝶子ちゃんは、Tシャツまで脱ぎ、ブラジャーもはずして、スベスベの肌を
出してタンクトップに着替える
ふと、僕は先生の視線を感じた
「あの子、いつもこうなの?」
僕は顔が赤くなるのがわかった
なんで、そんな事聞くんだよ!
「さあ・・・」
僕の部屋に女の人がいるの、蝶子ちゃんに見られたくない!
気付かないで!早く、部屋から出てって!
蝶子ちゃんは、スラリと細い足を出して、短パンに履き替えた
僕の願いが通じ、蝶子ちゃんは着替え終わると部屋を出て行った
「ふーん・・・・太一郎君、あの子の事が、好きなんだ!」
「ちっ!違いますよ!!」
「あら?太一郎君、顔が赤くなってるわよ?」
後ろから、僕の両肩に手を置いた
僕の耳元に口を近づけ、囁くように言う
「さっきの女の子の着替え見て、反応してるみたいね?」
132 :
メガネ日記:03/11/05 23:58 ID:fOm0EfsC
え?やばっ!
顔が、カーッと熱くなる
な、なんなんだ!?この人、一体!!
話題を変えないと!
僕はイスに座り、机に向き直った
「それより早く勉強を・・」
!!
急に、後ろから先生の手が、僕の股間へ伸びてきた!
――――ゾクッ!背筋が凍りつく
「な、なにすっ・・・・・・!!」
「フフ・・・かわいいのね、太一郎君。こんなに素直に反応しちゃって」
僕は慌てて、手を振り解こうとする
さ、さわるな――――!!!!
「ダメよ!恥ずかしがらないで!」
先生は、手にギュッと力を入れた
「痛っ!」
「ごめんね太一郎君、あなたがあまりにも・・・・・・・・
おとなしくしてくれたら、痛いことしないわ?」
やめろっ!やめろ――――!
「太一郎君て、本当にかわいいわ・・・・見てると、興奮してきちゃって」
いや・・・やめて――――っ!
心で思っても、強くにぎられて、声が口に出せなかった
133 :
メガネ日記:03/11/05 23:59 ID:fOm0EfsC
「く・・・・・うっ」
「そう、いい子ね?フフ・・・・言うこと聞いていれば、気持良くしてあげるから」
先生のは、僕の大事な所をゴシゴシこすりながら、チャックをおろした
背中にツ――と、冷たい汗が流れる
「あっ・・あ・・」
そして、僕の大きくなっている、おちんちんを取り出すと、クルっとイスを回した
「ほらっ・・・・こんなになっちゃって・・我慢しなくていいのよ?」
「やっ・・やめ――――!!」
怖いっ!!
先生はひざまづいて、僕のおちんちんを、パクッとくわえた
「――――!!!」
そんな事をされたのは、初めてだった!
「あっ!!・・ううっ・・・」
「そう、素直ね、ほら、こうされると気持いいでしょう?太一郎君・・・
勉強は教えなくても大丈夫だし、こっちの方はまだ何も知らないでしょう?
私が教えられるのは、これくらいしかなくて」
先生は口をすぼめて、僕のおちんちんをしごきだした
ヂュポッ・・ヂュルヂュル・・チュルル・・
「ああ・・・・やめてっ・・・やめて・・・・・うっ」
いやなのに、振りほどけない
134 :
メガネ日記:03/11/06 00:00 ID:1NpiBtpj
初めての感触と刺激で、心とは裏腹に、体だけが快感を求めて、反応していく
おちんちんの筋を下から舐め上げられ、先端の窪みを舌でこすられて
絶妙な大人のテクニックで攻撃されて、僕はなすすべがなかった
チュル・・ピチャ・・チュルル・・ヂュボッ・・ヂュボッ・・ヂュボッ・・・・
「う・・あ・・・・ふっ・・うう・・・・くっ・・・」
口に唾液をいっぱい含み、舌でまとわりつきながら執拗にしごかれ、
先端を舐めまわされて、指で袋をもまれて、あっとゆうまに僕は、高みに登りつめた
「やめ・・・・・・・うう・・・くっ・・・・・あああっ!!」
ビクンッ!!
おちんちんが大きく脈打ち、先生の口の中に、勢い良く射精した
快感に体が震え、全身に汗が噴出す
「ふっ・・・くっ・・・!!」
先生は射精が終わるまで、おちんちんを絞りながら、最後の一滴まで吸い尽くした
ハアッ・・ハアッ・・ハアッ・・・・・こんなに気持いいのは、初めてだ
「フフフ・・いいわね、若いって・・・・おいしかったわよ、太一郎君」
ハア・・ハア・・・・・ギリッ
僕は抵抗できずにいた自分が、とても悔しく、腹立たしくなった
先生は少し乱れた髪を、手グシで整えていた
呼吸を整え、落ち着きを取り戻して、先生を睨みつける
ちくしょう!こんな奴に!!!
思い切り冷たい声で、言ってやった
「・・・先生・・こんな事で、僕が満足すると思ってるんですか?」
135 :
メガネ日記:03/11/06 00:01 ID:1NpiBtpj
仕返しをしてやりたい気分だった
「え?」
「僕、それくらいじゃ足りませんよ?・・もっと僕を満足させてください」
僕は立ち上がると、ドンッと先生の体をつき、ベットに倒した
「た、太一郎君?」
僕はTシャツを脱ぎ捨て、先生の上に乗った
「もっと先生の体で、教えてください」
先生は、突然人が変わった僕を見て、驚愕した
素早く、先生の服の中に手を入れ、大きなおっぱいを鷲づかみにする
激しく揉むと、思いのほかやわらかく、弾力があった
服をブラジャーといっしょにまくし上げると、白いおっぱいが
ボロンと出てきた
現れたそれを、両手で揉み回しながら、谷間に顔を埋める
服でかくれそうになる乳首を、顔で払いのけ、音を立てて吸った
チュバッチュッチュル・・・・
「んん・・ん・・・わかった・・わかったわ・・・」
先生は、僕の両頬を押さえ、微笑みながら言った
「いいわよ、太一郎君がいいなら、全部教えてあげる」
先生は服を脱ぎ始めた
136 :
メガネ日記:03/11/06 00:01 ID:1NpiBtpj
「痛いわ、太一郎君!」
蝶子ちゃんの事が好きでたまらなくて、イライラする気持を
全部吐き出したくて、僕は必死だった
自分が、自分じゃないみたいだ
もう止まらなかった
「もっと優しく・・そう・・・上手よ・・・・ここを触るのよ」
先生は僕の手をつかみ、自分の股間へ持っていく
先生のパンツを下げると、グショグショに濡れていた
グチュ・・グチュ・・
「ゆっくりよ・・・優しく・・・・・・・いいわ・・・太一郎君・・・・ん・・・・」
小さな突起が、指にツンとあたり、指の平でそこをクチュクチュ回すと
液体がどんどん溢れてくるのがわかった
「そこ・・・そこよ・・いいわっ・・・・ああっ・・んん・・・・・いいっ・・・あっ・・・あっ・・・・」
なんだかよく判らないが、気持がいいらしい
「んん・・ここを指ではさんで・・・・そう・・・・あっ・・・・」
僕は乳首を吸いながら、先生のあそこを指でかきまわした
チュルッ・・ピチャッ・・チュル・・・・・・・・・・グチュグチュ・・・
「あっ・・はあん・・・いいわ・・・太一郎君・・・もっと・・もっと強く・・・」
言われるままに、指先動かす
「あっ・・太一郎君・・・んん・・・いいっ・・・いいわっ・・・・ああ――――っ」
先生の体が身震いして、あそこから液体が溢れ出し、ピチャピチャと音を
立てて流れおち、僕のシーツをグッショリ濡らした
137 :
メガネ日記:03/11/06 00:02 ID:1NpiBtpj
初めて見る女の人のそこに、少しショックを受けたが
どうでもいい、蝶子ちゃんの以外、どうでもいいんだ
おちんちんを当てると、先生は体をずらし位置を教えた
少し、ためらいはあったが、そこはいっぱい粘液が出ていて、
ズブズブと、簡単にめり込んでいった
熱い・・・体の中・・・
僕は本能が促すままに、体を動かした
腰を動かす度に、粘液がまとわりついてきて、僕のおちんちんを
奥へ奥へと誘導する
訳がわからないくらい、夢中で腰を振っていた
快感の波が押し寄せて、体中を駆け巡り、尽き抜けていく
その度に、僕は目をつむり、何回も射精した
気が付くと、先生は裸のままで、ぐったりと横たわっていた
138 :
メガネ日記:03/11/06 00:03 ID:1NpiBtpj
その人は、その日で辞めてもらった
顔はうろ覚え、名前すら覚えていない
初めてのSEX
それ自体は、自慰とあまり変わらなかった
一瞬の快楽の後には、脱力感と空しさが残るだけ
でも・・・・僕は、淫らな大人の世界の入り口を、知ってしまった
僕の欲望は、その日を境に、更に大きく、黒く渦を巻き
どんどん膨らんでいく
僕はきっと、蝶子ちゃんでしか、満たされないんだ
夜、いつものように部屋の明かりを消し、隣の蝶子ちゃんを見る
真っ暗な部屋で、窓辺に張りつき、妄想は尽きなかった
僕が抱いたら、どんな反応するの?
どんな声を出す?
どんな顔で、僕に抱かれるの?
僕が見ているとも知らず、まるで無防備な格好、華奢な肩、しなやかな体
服を通して、胸の突起が薄く見える
「・・・・っ蝶子ちゃん・・・・・」
自身に手を添え、頭の中で、蝶子ちゃんを犯す
しかし蝶子ちゃんは、何も知らない、あどけない横顔を見せるだけ
切なく、果てしなく、欲望は続く
「蝶子ちゃん・・・・・いつか、必ず!!」
おわり
139 :
メガネ日記:03/11/06 00:08 ID:1NpiBtpj
読んで下さった方、良かったら、感想カキコ
お願いします!
>>139 エロくてイイ!
メガネの蝶子への思いとか心理描写がしっかりしてて面白かったです。
>>139 面白いですね。 メガネの思いがいい感じに出てますね。
最後の1ページが特に(・∀・)イイ!!。
>>139 メガネ君が童貞ではないと知って、安心したー
作者よりメガネ君を把握しているようで、すもとさんに教えてあげたい。
私たちの萌処が分かってらっしゃる〜
メガネ君視点のもの、もっとキボン
つか原作は何なの?
>夜、いつものように部屋の明かりを消し、隣の蝶子ちゃんを見る
>真っ暗な部屋で、窓辺に張りつき、妄想は尽きなかった
↑そうそう。きっとリア厨の時のメガネはこんなだったに違いない(w
142タンの言うとおり作者よりメガネを把握してるかも。
>>143 原作は、すもと亜夢『私のメガネ君』だよ。6巻まで出てます。
145 :
メガネ日記:03/11/07 01:01 ID:YS+3q16n
皆さん感想有難うございます!
>>140 >>141 メガネの心理、気持、書いてて楽しかったです(w
>>142 >>144 すもと先生が生み出した、メガネ像を壊してしまうんじゃないかと
心配してたので、安心しました。
>>143 興味がありましたら、原作も読んでみて下さい。
次は、蝶子視点のものをと考えてますが、いつになるか・・・・・
他の作品のも見てみたいので、どなたかお願いします!!
21歳以上でCheese!や性コミ読んでいるようなヤシっているの?
147 :
名無しさん@ピンキー:03/11/07 12:42 ID:/yl1/n0i
いるよ〜!ここに・・・
天河は立ち読んでたけど。
しかし闇パ読み返してみたら性コミは昔から性コミだったんだなあとオモタ。
149 :
名無しさん@ピンキー:03/11/10 23:34 ID:Af5/ipFn
メガネ×蝶助
近日公開!
150 :
名無しさん@ピンキー:03/11/11 08:17 ID:CMIjdLvb
楽しみに待ってま〜
がんばってね!
すげく楽しみ!!
152 :
1:03/11/19 18:25 ID:tnhvVLj6
お久し振りです。
題材が古いので、楽しめる方がいらっしゃるか謎ですが
近親相姦なのにラブラブハッピーエンドと言う少女漫画史上、特異な落ちで
何かと物議を醸し出した相原実貴さんの「親にはナイショ」に挑戦してみます。
今回は禁断の時よりは短い筈なので宜しく〜
「実際変わったよね、街子は。今や男どもが騒ぎ立てる程の見事なまでのアイドルだわ」
溜息をつく辻堂理沙に森高街子は少し困ったように微笑みかけた。
「何を言ってるの?男が放っとかないアイドルなら、あんたでしょ?」
「今のあんたにそんなこと言われても厭味にしか聞こえないわ。
大体、あんなお姉さんと弟と同じ血を牽いてるあんたが
平凡で取り柄のない女である訳がなかったのよ。
……あの頃だってあんたは気づきもしなかったけど、結構男子の人気者だったわ。
その癖自分を卑下してたあんたにはイライラしたもんだけど、
目覚める前に叩き潰してあげればよかったって、つくづく後悔してる。」
「…辻堂、南とうまくいってないの?」
辻堂はキッと街子を睨んで頬を叩いた。眼の端に涙が滲んでる。
「南は絶対、渡さないからっっ」
そう叫んで、教室の外へ駆けていった。
「なぁに?あの子……元々街子の彼氏、横取りした癖に」
クラスメートの美香が、憤慨しながら街子を気遣う。
「いいのよ、それに横取りされたわけじゃないし」
「でも街子てば、ホント、キレーになったよね?
若しかして南よりもイイ男でもゲットしたー?」
以前の街子ならボッと赤くなって表情に表れてしまっただろう。
だが、絶対知られてはならない秘密の恋人を持ってから
完璧なポーカーフェイスが出来るようになった。
「やーね、まさか」
彼奴にもっと愛されたくて頑張って綺麗になった。
恋を守る為の嘘なら後ろめたくはなかった。素顔は彼奴だけに晒せばいい。
実際あの日、夏休み前の終業式が終わって、
街子を伊豆のペンションに連れて行こうと駅で待ってた柴田南の元へ
辻堂を行かせたのは街子だった。
その日の朝、街子は弟の葵の部屋で、葵の腕の中で目覚めた。
終業式だと言うのに学校を休んで
南が駅で待ちぼうけを喰らってる間、ロンドンへ旅立つ葵との別れを惜しんで
その腕に抱きしめられキスを交してたことは、誰にも言えない秘密だった。
だが南は電車には乗らず、
父親と葵を乗せたタクシーが去って放心状態の街子の前に現れた。
「…どうして、南?」
「……初めてのデートの時もおまえ、2時間遅刻したろ?
あの時だって直前にお姉さんの不倫相手の子供から電話があって
時間取られちゃったんだろ?だから、今度も何かあったんじゃないかと思って。
もう俺、同じ失敗繰り返す気ないし」
あれほど大好きだった南が遠くに感じた。
南が悪いわけじゃない、南はやっぱり素敵な男の子だった。
初めてのデートの時だって、待ちぼうけを喰らわせて
不安にさせてしまったのは街子の方だった。
南がつい辻堂の誘惑に乗ってしまったのにも無理はなかった。
しかも南は結局、その誘惑を振り切って待ち合わせ場所に戻ってくれた。
一瞬でもホテルに一緒に入ったことを口実に
南を詰り自殺さえ仄めかした辻堂を放っとけなかったのも、南の優しさだった。
そんな南を裏切ってしまったことに罪悪感がなかった訳ではなかったが、不思議と後悔はなかった。
「南、今度は偶然のアクシデントなんかじゃないよ。
あたしが自分で直接あんたに連絡せずに、辻堂に行かせた意味解る?」
「わかんねえよ!」
南が街子の両肩を抱いた。
「俺はおまえが好きなんだ、おまえが来ないからって辻堂と行けるわけねえじゃん」
その両腕を振り解いて、街子がちょっと寂し気に微笑んだ。
「…南って、ホントいい奴ね。」
「だったら」
「でも、あたしはこんな嫌な女なの。私達、もう終わりにしよう」
「言うな!」
南に唇を塞がれても、もうときめかなかった。
腕も胸も唇も、葵じゃなければ感じることが出来なくなっていた。
「俺は諦めないからな……いきなりペンションに一泊しようなんて
下心見え見えの誘いして悪かった。
おまえのこと、本当に大切に思ってるから友達からゆっくりやり直そう」
南の気持ちは嬉しかったが、いつか友達から恋人に戻れる日が来る筈はなかった。
街子には死ぬまで別れられない恋人が出来てしまったから。
(南、大好きだったよ。あんたのことは忘れない。でもさよなら)
「向こー行かなきゃ忘れらんないくらい、あんたが好きなんだよッ」
「あたしだって好きよっ」
(あ…あたし、今、何て…)
「ま…ちこちゃん?」
「やだ、あたし、違う。やだ、あたし、どーしてっ」
自分の口から零れ出た意外な言葉に街子は動揺して、慌ててドアに向かった。
ドアノブにかけた手の動きを止めるように葵の手が重なり、
反対側の手で素早く内側から鍵をかけた。
「…好きよって言った。」
街子の右手首をしっかりと掴んだまま、
葵はドアに街子の背中を押し付けるようにして
自分の大きな右手を街子の顔のすぐ横に押し充てた。
(……ダメッ、姉としてしっかりしなくちゃ)
街子は葵を睨み付けようとしたが、眼の前が翳んでマトモに見れない。
「す、好きよ。だってきょーだいだもんっ
や、やだ、あたし気がドーテンしちゃって
だって葵ってば好きだってもう言わないとかっ、急にロンドンに行くとか…」
「俺を…好きって言った!」
葵が熱っぽく街子を見つめる。吐息を感じる程、顔が近い。
街子は弟の熱い視線から逃れようとしたが、硬直して動けない。
思わず眼を伏せ乍ら俯き、耳も塞いでしまいたいと思った。
「う、嘘よ ダメよ 絶対ダメ きょーだいだものっ やめなきゃ」
「ちゃんと俺の瞳を見て」
恐る恐る開けた瞳の中に飛び込んで来た葵の真直ぐな視線が痛い。
(やだ、そんな瞳をしないでよっ)
「こんなこと悪いことだもの…」
「悪くてもいいっ」
「ダメだも…」
後の言葉は葵の唇に呑まれて続かなかった。
短いキスの後ふたりは見つめ合い、葵は街子に告白させた何かに感謝の言葉を述べていた。
「…神様!いや、悪魔でもいいや。感謝します!…俺、このまま死んでもいーや」
街子の躯中の力が抜け、その瞬間世界には葵と街子しかいなくなる。
「愛してる」と葵が耳許で囁く。
地獄に落ちるかも知れない、この手を振り解かなくちゃいけない、
でも今この手を離したくないと街子は思った。
「…狡いよ、葵は…あたし、もうあんたから逃げられなくなっちゃう」
「逃がさない。街子ちゃんさえいれば、他には何も要らない。」
葵が街子をギュッと抱き締め、ふたりは今度は長い長いキスを交した。
葵は街子を抱き上げベッドへ運び、
ゆっくりと街子の服を脱がせて露出した肌にキスを浴びせた。
街子は葵の頭を震える腕で優しく抱いてその髪を撫でた
そして弟の愛撫を厭がってない自分に気づいてしまった。
「…あ、葵…やだ、そんなとこ舐めて…汚いよ」
「街子ちゃんの躯に汚いとこなんかないよ」
葵の唇がクリトリスの先に触れる。
何度もチュッチュッと吸われ、舌がヴァギナを這い廻ると
街子の躯の芯が熱くなってトロトロと溶けて流れ出す。
「…な、なんでこんなに上手なの?…経験、あるの?」
「そんなものないよ。…ずっと街子ちゃんにしたかったことをしてるだけ。
…街子ちゃんこそ、何で俺が上手だなんて思うの?誰かと較べてるの?」
「あ、あたしだって初めてだけど…気持ちよすぎるもん」
「じゃあ、街子ちゃんから言ってよ」
「な…何を?」
「俺が欲しいって」
「そ、そんなこと言えない」
「それなら、ずっとこうしてるだけだよ?」
再び動き出した葵の舌の感触に街子は身を捩った。
「ダ、ダメ…もう…おかしくなっちゃう…」
街子はもう限界に来てたが、その唇から求めの言葉を聞くまで葵は急がなかった。
街子の瞳に涙が滲む。
「…お願い…あ、葵が欲しいの…」
ついに街子の口から言わせた言葉に葵は感動する。
「…もう一度言って」
「……葵が欲しい……」
葵が半分も挿入っていないのに、激痛が走った。
葵はゆっくり抜いて、また挿入れてそれを繰り返しながら、
街子の中に自分のカタチを刻み付けていった。
街子の痛みを少しでも和らげようと、首筋や乳首に唇を這わせながら、
街子の中へ身を沈めていった。
痛みと喜びと寂しさを躯中で受け止め、受け止められながら、街子は葵とひとつになった。
引き返せなくても許されなくても、何の後悔もなかった。
夕べロンドンから父親と帰宅したばかりの弟は
自分の部屋には行かず、妹の部屋に直行した。
やがて妹の部屋からベッドが軋む音と、幽かな喘ぎ声が聞こえて来た。
私は両親の注意が生まれたばかりの坊やに集中していることにホッとする。
両親が何も知らずに初孫をあやしてるその部屋の真上で、
今も下の娘と息子は時間の流れを惜しむように吐息を奪い合っているに違いない。
姉として、私はふたりを止めるべきだったのだろうが
何故かそんな気は起こらなかった。
祝福出来る訳はないが、私の瞳には妹と弟の許されざる関係が
奇跡のような美しいものに思えてしまった。
街子はことごとく私や葵に比較されて育って来たけれど
殊更頭の弱い娘と言うわけでもなく、だらしない娘でもなく、
ごくごく普通の女の子だった。
両親の期待と言う重圧から逃れて伸び伸びと素直に育った街子は可愛い。
そしてちょっと羨ましくて憎らしい。
勿論、あの子はあの子なりに期待されない寂しさを背負って膝を抱えてたのは解ってた。
だから、私は街子にちょっと意地悪して来た。
可愛くて憎らしくて可哀想で放っとけなくて、
完璧な私の手際を見せつけてやって役立たずだと言うことを実感させてあげる。
そうしてがっかりした街子を抱き締めてあげたいのに、ついつい厭味を言ってしまう。
私は因果な意地悪姉さんだった。
葵は子供の頃から仔犬のように街子に纏わりついていたが、
私は女で、あの子より年上だったから街子に甘える事が出来ない分
苛めたりからかったりすることであの子への愛を示して来た。
私が若し葵だったら、もっと酷いやり口であの子を自分のものにしたのかも知れない。
街子は自分がいかに可愛い女の子なのかちっとも解っちゃいなかった。
何もわざわざ血を分けた弟との引き返せない恋を選ばなくたって
あの子のことを好きになる男の子は沢山いるに違いない。
……街子は普通に倖せになれる子だったのに、葵もつくづく罪な奴だ。
我が弟ながら、あの顔であんな情熱的に見つめられたら
おかしくならない女の子などいないだろうと思う。
母はバカだ。ホントに表面的なことしか見ていない。
葵がロンドンに出発する前夜、厭がる街子に荷造りの手伝いなどさせなければ良かったのに。
ふたりの様子が変なのに気づき乍ら止めなかった私はもっとバカだ。
私は葵に許されない愛でも、愛する人の傍に生涯いて欲しかったのかも知れない。
多忙で家のことにまで眼が行き届かない父親に
子供に学歴を築かせることにだけ生き甲斐を見い出していた母親。
表面的には平和な家庭のように見えても、母親のひとりよがりな期待は、
なまじそれに易々と応えられるだけに私と葵を傷つけた。
まるで砂地獄のように私と葵の心を奈落へ沈めてゆく。
だから私には葵の気持ちがよく理解出来た。
まだ子供で飛び立つ翼のない葵には街子しかいなかったのだ。
街子はこんな乾き切った家の中でオアシスのように安らぎを与えてくれる存在だったから。
私は大学で自由の空気を吸い、この家の外に愛を求めて、
二度と逢うことは許されなくても愛する男からその愛の証を授かった。
私の恋は発覚して両親を傷つけたが、
街子と葵は姉弟であるが故に両親に知られようが知られまいが
許されることも二度と逢わぬことも子を設けることも出来はしない。
そんなことを頭で理解していても、
本能が愛する人の子を求めてしまう時期が訪れるかも知れない。
姉である街子を愛してしまった以上、葵の翼は外へ羽ばたくこともないだろう。
今は街子が腕の中にいることに無上の悦びしか感じてないだろう未熟な葵も
大人になってまた新たな重圧を押し付けられ、
街子ではない血の繋がらない誰か他の娘との結婚や孫を期待され
街子と愛し合ってるだけで世界が輝きで満ちている今のままではいられまい。
お互いがお互いを愛してるだけで成立している今の状態を維持してゆくことは難しいだろう。
だから、今だけでも存分に愛し合えばいい。
愚かで可愛い、可哀想な妹と弟よ、姉さんは気づかないふりをし続けてあげる。
今、私には生まれたばかりの息子がいる。
本当は街子のような女の子が欲しかったが、やっぱり男の子でよかったと思う。
若し、街子のような娘だったら私は歪んだ愛情を子供に注いでしまうかも知れない。
母は私に裏切られた分、早速孫の将来に期待をかけている。
この人は死ぬまで変わりはしないだろう。
でもね、お母さん、私は坊やに葵のような孤独を味わせやしないわ。
お母さんは私達姉弟を愛して来たつもりなんだろうけど、
お母さんへの愛を求められない分、
葵は一番近くにいた街子を求め、街子はそれに応えてしまった。
葵は私の陰画。私達はよく似てる分、お互いを必要としなかった。
葵は私と同じポーカーフェイスの癖に、街子の前では子供のようだった。
お母さんには解らないでしょうけど、期待しかされなかった葵は
期待されたことのない街子を守るつもりで、本当は救いを求めていたのよ。
164 :
【恋人】:03/11/19 19:14 ID:tnhvVLj6
「ダメよっ、葵!」
ベッドに押し倒し脱がせようとした俺の手の動きに抗う
両腕と厳しい一声にビクッとした。
「もうっ、帰って来たと思ったらまっしぐらなんだからっ!
下には父さんも母さんもいんだからねっ」
街子ちゃんの言葉に俺はホーッと胸を撫で下ろす。
「…なーんだ、そんなことか、びっくり。
俺まさかイギリスにいる間に街子ちゃんの気が変わったかって…」
「そーだったらこんな苦労はしてませんっ」
俺の一番大切な恋人で姉さんでもある人。
街子ちゃんが可愛くて可愛くてしょーがない。
「ねぇやっぱこんなのってイケナイ―…」
街子ちゃんの言葉を唇ごと素早く奪ってやる。
「でも、愛してる」
街子ちゃんはちょっと困った顔をしながら、嬉しそうだった。
165 :
【恋人】:03/11/19 19:17 ID:tnhvVLj6
「ねぇ、ホントにつけないの?何だか怖いわ」
「大丈夫だって。街子ちゃんずっと排卵日と生理日チェックしてたろ?
毎月順調で全然狂ってないじゃん。
折角の安全日なのにこんな野暮なもん、使う気になれないよ」
「万が一でも、子供は作っちゃいけないのよ、あたし達」
「別にきょーだいじゃなくたって、この年で父親になるつもりないし」
「だから若し出来ちゃったら…」
「その時は駆け落ちしよう。街子ちゃんと俺の子だったらきっと可愛いよ」
「バカッ、あたし達がどうなろうと仕方ないけど子供は巻き込んじゃダメなのよ!」
「インセストだったら、必ず障害児が生まれる訳じゃないよ。
代々繰り返すんじゃないなら、そんな心配する必要もないし」
「そんなことじゃなくてっっ」
166 :
【恋人】:03/11/19 19:25 ID:tnhvVLj6
俺に抱かれたい癖に駄々っ子のようにごねる街子ちゃんの中へ挿入っていった。
どんなに言い訳を並べ立てても常識や道徳を持ち出そうと
街子ちゃんの躯の熱が、それが本音ではないことを物語っていた。
街子ちゃんは本当はコンドームを装着けないですることの
快楽に溺れることを怖がっていた。
だからこそ、俺は安全だと確信出来る日にはそのまま愛し合いたい。
離ればなれに暮らしてる俺達姉弟が
こうしてゆっくり愛し合える日は限られてるんだから
街子ちゃんの躯にそのまんまの俺を刻み付けてやりたい。
「葵…葵…」
俺の名を呼び乍ら街子ちゃんが絶頂に達する。
俺は街子ちゃんの中に残らず放出した。
「…葵…愛してる…一緒に地獄へ堕ちようね。」
いいさ、一緒に堕ちて行こう。街子ちゃんさえいえれば、何処だって天国だ。
「ほーら、みーくん、じじだよー」
「しっ!もーお父さんっ、静かにしてよ」
父親の名も明かせない子など生むな、と反対してた両親でも
初孫の寝顔を前にすればもうメロメロだった。
「いやあ、かわいーなあ、かわいいっ
葵の休みに合わせて帰って来て良かった―」
「ねー月子さん、やっぱり俯せ寝の方が…」
すっかり爺バカ、婆バカになってる両親を月子がキッと睨む。
「やっと寝ついたとこなのよッ、静かに!」
「まず!幼稚園ねっ、そしてKO大の幼稚舎に…ああ楽しみっ!」
早速孫の将来の展望に燃える妻に辟易しながら、
父は見当たらない長男と次女を気にする。
「おい、葵は何処行った?街子も」
月子は冷や冷やしながら答える。
「葵は時差ボケで熟睡よ。街子は受験勉強
(…ホントは 違うと思うけど―…)」
2階から降りて来た葵は寝ぼけ眼だったし、街子も睡眠不足の受験生に見えた。
だが、月子はふたりが同じ部屋の同じベッドで
一晩中抱き合ってたから寝不足だと言うことを知っていた。
「おお、時差ボケとれたかね」
「街子ちゃん、捗ってる?頑張るのよッ」
「まーね。」
両親の呼びかけにシレッと答えながら、
背中越しにふたりはしっかり手を繋ぎ合ってる。
「お母さん、街子ちゃんは集中力がなくて要領が悪いだけで
ホントは出来ない子じゃないんだよ。
俺、休み中は街子ちゃんの勉強見るから部屋に近づかないでね。夜食なんかいらないから」
葵が何かを企むようにニッと微笑ったが、鈍感な母はそれに気づかない。
その日の夜から葵は本当に街子の受験勉強を監督しだした。
「もーっ、受験勉強になんないんじゃないの?」
「大丈夫。ホントにちゃんと見るから。でも…」
「でも、何よ?」
「集中力がなくなって来たら、気分転換にいっぱいしようね」
「あん、バカバカっ、葵のスケベッ」
「ほら、ちゃんとキスに集中して…」
教え方が上手いのか、ふたりでいることに自然な安らぎを得られるせいなのか
街子の学習力は向上していき、葵がロンドンに帰ってからも成績が落ちることはなかった。
次の年も母親は孫の面倒を見る為に東京に残ったが
(教育方針については月子が口を出させなかった)
街子はイギリスに留学することになった。
今日も仕事に忙しい父親が帰らない家で、
ふたりは普通の恋人のように愛し合う…
でも このヒミツだけは 絶対 ナイショ
FIN.
170 :
1:03/11/19 19:37 ID:tnhvVLj6
終了です、宜しかったら感想など宜しくお願いします。
10年近く前の作品なので原作のファンがこの板にいらっさるか謎ですが。
>>170 原作は知らないのですが、「近親相姦」モノとして楽しみました〜
こんど漫喫で見かけたら読んでみよ〜
相原実貴、ホットギミックの人だよねぇ?
172 :
1:03/11/21 18:17 ID:WSUfkdIC
>>171 レス、ありがとうございます。そうです、ホットギミックの作者です。
機会があれば是非、読んでみて下さい。
原作の粗筋は、頭脳明晰で容姿端麗な姉と弟にはさまれた平凡なヒロインが、
父親のロンドン赴任に母がついてく為、家の後のことを任されます。
(頼られてると言うより、勉強については端から期待されてないので家事のみについて。
実はこっちもてんでダメで姉の手際の良さに落ち込みます)
ところが親の監視がなくなった途端、東大生の姉は朝帰りしはじめやがて妻子ある男性の子を妊り、
静岡の下田にある名門全寮制進学校中等部に通ってた弟は勝手に学校も寮もやめて
春からヒロインと同じ都立高校に通うと言い出し、実行。
そしてヒロイン自身の重大事は厳格な親の躾とコンプレックスのせいで
ろくに男の子とつきあったことのないヒロインに“好きだ”と言ってくれた彼が
初デートにヒロインが大遅刻したせいで、何やらヒロインの親友(彼女も美人!)と怪しいこと。
彼に縋り付く親友の口から「ホテルに行った」と言う言葉を偶然立ち聞きしてしまい、
「こんな取り柄のないあたしを初めて好きだって言ってくれた人なのに」と落ち込みますが
弟は「俺は子供の頃から“好きだ”って言ってた。
俺の“好き”はキスしたい、抱きたいって言う“好き”。あんな奴に渡さない」と衝撃の告白。
そんなぐちゃぐちゃの状況の中、一時帰国した母親に(弟に迫られてること以外)全て知られます。
173 :
1:03/11/21 18:17 ID:WSUfkdIC
要領が悪くて損ばかりしてるヒロインを守りたくて一番近くにいたがった弟ですが、
弟の抱擁を拒み、姉の為に母親に逆らうヒロインを見て、
一方的に自分の想いを押し付けてかえって苦しめたと、
母親の薦めるイギリスの名門校に転入することを条件に母親を宥めます。
「真面目におまえに集中するから」と言う彼の言葉と
(姉への想いを断ち切る為)急によそよそしくなった弟の態度に心が揺れるヒロイン。
(その前に弟はやかんを落して火傷しそうになったヒロインを庇ったり、
長女の失態をヒロインのせいにして詰る母親からヒロインを庇ったりとナイトぶりを発揮。)
やおい漫画じゃあるまいし何の苦悩もなくあっけなく弟と甘〜い関係に陥った最終回が
当時はかなり批難されましたが、さらっと描いてるようで背景や伏線はしっかりしてると思いました。
きょーだいだから、諦めると言うよくある物語の落ちに納得出来なくて
こんな落ちがあってもいいじゃないかと言う作者のコメントでしたが
“実はきょーだいじゃなかった落ち”が大嫌いな私は逆に共感しました。
子孫に対する劣勢遺伝の問題のみが禁忌の理由ではないからこそ、
踏み越えるなら当事者には覚悟が必要で、簡単に救われるべきではないと思うからです。
それに言われるほどハッピーエンドでもないとも思います。
ふたりの陥ってる地獄は甘美そうですが、一見決定的な不倖ではなくても救いもないから。
愛する男との別れを選択した代わりに愛の結晶を得た長女と
愛し合いながら、親にも世間にも生涯秘密を抱え
夫婦になって子を生すことは出来ないふたりとの対比も巧い!と思いました。
長々しいレスですみませんでした。
>172-173
ビクーリしますたw
当方は逆にホットギミック読んでない…
久々に単行本買おうかな
ポーカーフェイスな街子タンはアリだと思う
175 :
1:03/11/22 09:13 ID:46jnn14q
>>174 どもども。原作のファンの方、いらしてホッとすますたw
最初は原作の頭から流れに添って心理描写を保管していこうと思ったんですが
葵が街子に告るのが1巻の最後の方なので、エロパロにはならないなと
街子が葵を受け入れた後に焦点を絞ってみると、今度は原作知らない人にはわかりにくいかなと(w
単に「親ナイ」が好きなだけなんですけどねw
結構切なくて愛らしい少年少女のラブストーリーと思ってるもんで
落ちがラブラブなせいで正当な評価が今イチなのが残念つーか
(つーか、ラブラブになるべきだと当時思ってたし)
最近の少コミ系2大近親相姦ものと同列にされたくなくてw
この人は何でこんな長文レスしてるんだろう…
177 :
名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:36 ID:I4CNUSeq
原作読んだことないけど、普通の小説を読んだみたいで
面白かったです
絵とかも見たいので今度探して見ます(w
178 :
171:03/11/26 14:17 ID:iFa5Vdhv
1さん、いつも丁寧なレスありがとです。
漫画喫茶にあったので読んで見ました。
あなたの書くあらすじの方が格調高い?w
179 :
1:03/11/26 18:48 ID:MDlNbTe9
>>177 割と初期の作品なので、絵は現在の雰囲気とは違いますが、
この頃の絵柄の方が個人的には好みです。
弟は姉に恋心を寄せる危ない奴ですが、
欲望より姉弟愛を優先してるような描写が、葵の人気の理由な気がしましたw
これは現在の「ホットギミック」のヒロインの兄(血は繋がってませんが)に
受け継がれてる気がします。
>>178 >あなたの書くあらすじの方が格調高い?w
そう言われると照れますが、
両親の不在に因る子供達だけのユートピアとその崩壊と言うこの作品のモチーフは
英作家のイアン・マキューアンの『セメント・ガーデン』と同じなんですよ。
ただ『親にはナイショ』は姉弟が密かに関係を結ぶことで、ユートピアの一部は続いてるわけで。。
姉弟を関係に陥らせるのも、本当の意味では子供に無関心な母親なので実は不幸な話な気がします。
母親と子供時代に焦点を絞ってシナリオ化しても面白いかも知れません。
180 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:02 ID:otoxouyi
××学園高等部 (男子校)
秋の夕暮れ、今は試験中で、生徒達は皆帰宅し、校舎には誰もいない
校舎の脇に、二階建てのプレハブがあり、運動部の部室がズラリと入っている
その一階部分のとある一室、陸上部員が二人残っていた
「いいな、優斗」
「でも、明智先輩・・・」
部室には、内側から鍵を掛けてある
「蝶介をだますなんて、僕・・・」
「バカ、蝶介をメガネから引き離さないと、お前の望みは叶わないんだぜ!」
優斗は、顔を伏せた。―――明智の話はこうだった
明日の試験が終わり次第、優斗が同じクラスの天川太一郎(メガネ君)を呼び出して
引き止めておき、その間に、明智が蝶介を誘い出す
メガネ君がいない間に、明智は、蝶介を自分の物にしようとしていた
「僕、うまく行くかどうか・・・・」
「蝶介を俺の物にしてしまえば、あの二人の仲は悪くなるさ
そしたら、優斗だって、チャンスはいくらでもあるぜ!」
「・・・・・・」
蝶介は、一年でたった二人しかいない陸上部員で、クラスメイトで仲のいい友達だ
幼さの残る、少女のような顔立ちに、走るために生を受けたような、しなやかな体と強いバネ
100mを風の様に走り抜ける、全国一速いスプリンター(短距離走者)だ
陸上会で、蝶介を知らない奴はいない
将来、五輪にも出場すると言われて『陸上の天才』と呼ばれている
先生や先輩達、中等部からも絶大な人気があって、いつも注目を集めていて
学園のアイドル的存在だ
そして彼のそばには、いつもメガネ君がいた
181 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:03 ID:otoxouyi
優斗や他の部員が、いくら努力をしても、決して追いつくことは出来ない存在
優斗にはない物を、なんでも持っている、優太の初恋の相手、メガネ君さえも
優斗はギュッと目を閉じた
明智は、優太の顎を持ち上げ、耳元で言った
「俺は蝶介と、お前はメガネとそうゆう関係になれば、俺達はこうして
お互いを慰め合う事もなくなるんだ・・・」
明智には、何度か相談に乗ってもらっていた。
そして、お互いに好きな人がいるのに、想いが届かずにいて、そんなつらい気持
から二人は慰めあい、体の関係を持っていた
「ぼやぼやしてると、あの二人は本当に出来てしまう、そうなれば
俺達が入れる隙はどこにもなくなる――優斗はメガネを呼び出すだけでいい
あとは、俺が必ず決めてみせる!」
「蝶介がいなくなれば、メガネ君は・・・・・・・先輩、わかりました」
「そうか・・・うまく行けば、俺達がこうして二人で会うのも、今日で最後だな」
明智は優斗を、部室の中央に置いてあるベンチに座らせ、学生服のボタンに手を掛けた
「・・・・明智先輩、明日、蝶介をどうするつもりですか?」
「そんな事、わかってるだろ・・・・俺の気持ちは言葉だけじゃ伝わらない」
明智は思っていた――蝶介に告白して、今の関係を失うくらいなら、いっそ蝶介を!
明智は、優斗の学生服を脱がせ、Tシャツを捲り上げた
優斗の胸に唇を這わせる
「あ・・・・・んん・・・・・」
優斗の体は回を重ねるごとに、敏感に反応するようになっていた
「目を閉じて、お前は今、蝶介だ、そして俺をメガネだと思え・・・」
ジ――・・・・優斗のチャックをおろす
「これは明日の予行演習だ・・・」
「・・・っ先輩・・・・」
静まり返っていたプレハブに、優斗の声が鳴き声が響き渡った
182 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:05 ID:otoxouyi
ここは、メガネ君の部屋
「メガネ君・・・・好き・・・」
「僕も好きです」
二人は、産まれたままの姿で、抱き合った
そして、深く見つめあい、熱いキスを交わす
「・・・・・ここを触って下さい」
「メガネ君・・・大きくなってる・・・・」
「SEXしましょう」
「でも・・・俺達、男同士だよ?」
「何言ってるんですか?あなたは女の子ですよ!蝶子さん・・・・」
えええ――――?!女――――!!
ピピッピピッピピッピピ・・・
俺は、ハッして目が覚めた
女の子になった夢を見ていた
しかも・・・・隣のメガネ君と・・・・・
う・・・・股間が気持悪い・・・・・・夢精してる!
183 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:06 ID:otoxouyi
朝、玄関のドアを開けると、隣の太一郎君が立っていた
メガネを掛けているから、通称は、メガネ君
すがすがしい朝の風に吹かれて、黒いサラサラの前髪を揺らしている
黒ぶちのメガネの奥にある、切れ長の瞳は、いつも引き寄せられて
しまうような、魅力を持っている
成績は常に学年トップで、スラッと背が高くて、クールでかっこ良くて
時々、メガネの奥で、何を考えているかわからないけど、そこがいいんだ
俺達は、幼稚部からずっといっしょに、エスカレーター式の男子校に通っている
一番の・・・・親友だ
今は試験中で部活がないけど、朝練があってもなくても、いつもいっしょに
登下校している
「おはようございます、蝶介君」
いつもの様に明るく笑っている
「お、おはよう・・・メガネ君」
なんか・・・・気まずい
「顔が赤いですよ、風邪ですか?」
心配そうに顔を覗いている
まさか、メガネ君と裸で抱き合って、キスした夢をみて、夢精したなんて
言えない・・・・死んでも言えない
「今日、変な夢見ちゃった」
「へえ、どんな?」
「・・・・・もし、もしもだよ、俺が女だったらどうする?」
「え?蝶介君が女だったら・・・それは・・・それでいいと思いますが?」
「そんな事言わないで、真剣に考えてよ!」
「じゃ、逆に僕が女だったらどうします?」
「それは・・・・・」
うーん美人で頭が良くて、クールなメガネかぁ・・
「それで、いいかな?」
でも、そうなったら、俺達、親友じゃなくなるのかなぁ
184 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:13 ID:otoxouyi
キーンコーンカーンコーン
「ぷはぁ!やっと終わったぁ!」
俺は机に突っ伏した
「明日も試験ありますよ」 メガネ君、全然疲れてない様子だ
今、終わったばかりなのに明日の事なんか考えられないよ!
メガネ君は、まるで試験なんてなかったかの様に普通で・・・いいよな・・・余裕のある奴は
「今日はいっしょに試験勉強しますか?」
「ゲ―――」
うー明日も試験かぁいやだなぁ・・・・
俺達が会話をしていると、優斗が近づいてきた
チラッと俺の方を見て
「あ・・あの・・・メガネ君・・・・は・・話があるんだけど」
優斗は顔を真っ赤にして、モジモジしていた
「わかりました、蝶介君、少し待っててください」
「うん」
メガネ君は立ち上がり、優斗と教室を出て行く
何だろ、話って・・・俺に聞かれるとマズイのかな?
そういえば、最近、優太とあまり話してないなあ・・
あいつ、タイムも落ちてるし、何か悩み事でもあるのか
でも俺じゃなくて、なんでメガネ君なんだ?
あ――気になる・・・・・
185 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:46 ID:otoxouyi
「蝶介、ちょっといいか?」
入り口の所に明智先輩が立っていた
俺は席を立ち、駆け寄っていった
「明智先輩、どうしたんですか?」
顔がいつもと少し違う、暗い表情をしている
「ん、ちょっと優斗の事で話があるんだけど、今いいか?」
「優斗の事ですか?あいつならさっき・・・」
「人に聞かれたくない話なんだよ、ついて来て」
「はい・・・」
明智先輩、真剣な顔している
優斗・・・何かあったのか・・・どうしたんだろう
――体育館―――
「人に聞かれるとやばいから・・・・・」
と言って明智先輩は、俺を体育倉庫に連れて行った
トイレや部室じゃ、ダメな話なのかなぁ
倉庫に入ると、薄暗くて、マットやボールが置いてあって、埃っぽい匂いがする
ドアを閉めて、明智先輩は、後ろ手にガチャっと鍵を掛けた
そこまでしなくても、誰も来ないのに・・どうしたんだろ?
「明智先輩?」
先輩は、俯いていた顔を上げた
「蝶介、知らないだろ?優斗とメガネが・・・恋人同士だって」
一瞬、先輩が何を言っているのか、わからなかった
「は・・・そんな事ある訳ないですよ!」
明智先輩!何を突然言い出すんだ?
「二人とも、蝶介の友達だから、言い出せないんだよ」
ドクン・・・・うそに決まってる、先輩、何か勘違いして・・・・
186 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:47 ID:otoxouyi
「ちょ、ちょっと待ってください、それ絶対違います!」
「どうして、違うって言い切れるんだ?お前、あの二人の何を知ってるんだ」
明智先輩は、真剣な顔をしていて、額に汗が滲んでいる
ドクン・・・・・うそだ!そんなの!
「お、俺・・・いつもメガネ君といっしょにいるし、優斗だって・・・」
「あいつら、お前に遠慮してるんだ・・・さっきだって、二人で教室出て行ってた
じゃないか」
ドクン・・ドクン・・ドクン・・・
いきなり、信じられないよ、そんな事・・・・メガネ君は、俺に隠し事なんてしない
先輩は俺の肩に手を置いて、言い聞かせるように言う
「今ごろ、二人は仲良くやってるはずだよ」
ゾク―――血の気が引いて体が冷たくなっていく
考えられない、そんな事・・・・・
「ふ、二人を探しに・・・」
先輩は、手に力を入れて俺を引きとめた
「寄せよ、愛し合ってる二人を邪魔するなよ」
体に力が入らない
「そっとしておいてやれよ・・・・あいつら」
先輩は、俺をギュッ抱きしめてきた
「蝶介・・・・・・・好きだ」
突然、明智先輩の唇が、俺の唇を塞いだ
「な・・・・・・」
俺はビックリして、先輩を振りほどいた
横をすり抜け、ドアに掛けよりカギを開けようとした時、後ろから先輩に抱きしめられた
抱きしめたというより、羽交い絞めにされた!
187 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:48 ID:otoxouyi
先輩は、右手で俺の口を塞ぎ、左手で俺の股間を押さえつけた
――痛てて!!
ギュッとにぎられて、抵抗できない・・・・・・冷や汗が出てくる
「うう―――――」
メガネ君に、早く本当の事を確かめに行かないと・・・・・
俺は、先輩から離れようと、体をよじり、そのはずみを利用して
先輩は、俺をマットの上に押し倒した
ドサッ!
「先輩!」
明智先輩は、俺の頭を挟むように、マットに手をついて
「何も考えるな、俺が慰めてやるから」
先輩の顔が近づいてきても、頭はメガネ君でいっぱいだった
――――ずっと心の奥に封印して、押し殺して、秘めてきた想い
一体いつからだろう、メガネ君を、親友以上に、特別な存在だと感じたのは・・・・
物心ついた時から、俺達はいつも、いっしょにいたから
口にしてしまえば、・・・俺達は、親友じゃなくなって、メガネ君は
俺から離れていくだろう・・・・・そんなの耐えられない!
だから、必死になって、この想いを隠しとおしてきたんだ
ずっと、親友でいられる様に・・・・メガネ君が、俺から離れて行かない様に・・・
・・・・俺に何も言わないなんて、そんな事ある訳ないよ!絶対に信じない!!
「初め、俺の事好きじゃなくてもいいんだぜ?俺を知ってから、付き合うかどうか決めろよ」
先輩、何言ってるんだ?頭が混乱してきた
両頬を押さえられて、唇を塞がれる
「んん・・・・」――苦しい・・・・息が出来ない
歯をくいしばって、舌を阻止し、首を振ってキスから逃れた
「やめて下さい!」
188 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:49 ID:otoxouyi
「お前のことが好きなんだよ!」
明智先輩は、急に乱暴になり、マットに両腕を押さえられた
「・・・・足は速いけど、体は華奢で細くて・・・・そんな力じゃ俺を押さえられないぜ」
明智先輩は、体重をかけ俺を押さえ込み、ポケットから細い紐のような
物を取り出し、すばやく俺の両手首をしばった
「痛てっ!」
右手で俺の顎から頬をギュッと挟んで、無理矢理、口を開く
そこに容赦なく、明智先輩の舌がヌルッと、滑り込んできた
「んぶっ・・やめ・・・んん・・・・」
動揺している時に、こんな事するなんて
体中で抵抗しても、先輩の腕力には勝てなかった
手の紐がギリギリ喰い込んでくる
やめて――!!先輩――――
「大人しくしてろよ!あいつらだって今ごろ楽しんでるんだぜ」
!!!
ドクン―――メガネ君、優斗と・・・・・嘘だ!
先輩の舌が、俺の舌を絡めとる
眩暈が激しくなる、気持ち悪い・・・・吐きそうだ
明智先輩が、俺の学生服のボタンを外し、中のTシャツを上げた
「肌、きれいだな・・・いつも見てたけど」
俺の胸に、ざらついた舌の感触
そして場所を変えながら、何かを吸い出すように跡をつけていく
ズボンの上から中心を撫でられた
スッ・・スッ――――
手の平で包むように撫で上げる
ヒク・・・・・・
189 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:50 ID:otoxouyi
「うう・・・・先輩・・・・先輩、止めて下さい!」
「今更、無理だよ!」
先輩の呼吸は、荒々しくなっていた
カチャカチャ・・・・・・起用に片手で、俺のベルトとボタンを外して、
あっという間に、チャックまでおろされた!
「何もかも忘れるくらい、気持良くさせてやるから、俺にまかせろ!」
「あっ!ダメッ!!やめて!!」
起き上がろうとすると、ズボンとトランクスをいっしょに引きずり下ろされて、
また、マットに倒れてしまった
明智先輩は、俺のペニスをじっと見つめてから
「俺が、大きくしてやるよ」と言うと、口に含んだ
「――――!!」
だ、誰か・・・誰か助けて!!メガネ君!!
俺の小さなままのペニスを、口にすっぽり収めて、チュクチュク吸い上げる
「あ・・・・・あ・・・・・い・・・・や・・・・!」
根元まで口に含んで、舌で全体をこすりながら、ポンプのように吸い上げられて
いやでも、快感を伴いペニスに血液が集まってくる
「ほら、大きくなってきたぜ・・・・・」
口から、ペニスを外すと、唾液がいっぱい付いているそこを、手でしごきだした
シュッ・・・シュッ・・・シュッ・・・・
先輩は一定の速度で、手を上下させて、俺をイかせようとしている
「せ・・・せんぱ・・・・・い・・・・・・やめ・・・・・」
「気持ちいいだろ?」
耳元で、明智先輩の囁く声・・・・長距離を走ってるときみたいに
ハァハァ言ってる
「うう・・・・っ」 俺・・・・このままじゃ・・・・やばいかも
190 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:51 ID:otoxouyi
先輩は、カチャカチャと自分のズボンも脱いで、大きくなった物を俺に見せつけた
先輩のペニスは、張り詰めていて、ギュンと天井の方を向いている
それを自分でさすりながら、俺の物を、再びくわえる
「・・・・・っ」――――さっきよりも、抵抗できない自分がいる
先輩が、一生懸命なのが、伝わってくる
明智先輩は、いつも優しくて、頼れる存在で、結構好きだった
「・・・・・・あっ・・・・い・・・・や・・・・・」
もし、本当にメガネ君が、優斗と恋人同士になって、俺が失恋したら
明智先輩の気持ちを、受け入れられるのかも知れない
でも、今はまだ信じられないから!!!
ドンドン・・・体育館の方から、ドアを叩く音
「誰かいますか!蝶介君?」
――――メ、メガネ君!!
明智先輩は、俺の口を手でふさいだ
「クソッ・・・・・メガネか・・優斗の奴何やってんだ」
――――メガネ君!!!!た、助けて!!
「モガ・・・・ンー――ンー―――」
「蝶介君!いるんですか!!開けてください!!」
ドンドン!
「畜生、もう少しだったのに!せめて・・・蝶介をイかせてから・・・・・」
「う、うぐぐ」
明智先輩は、口を早く動かし、痛いほど刺激を与える
「ああ――――ッ!!!」
――――メガネ君、メガネ君、早く・・・・―――
ガッシャーン!!
「うわっ!」
突然、倉庫のドアについている、ガラス窓が割れた
191 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:51 ID:otoxouyi
倉庫の窓には、ボールが飛んできても割れないように格子がしてあって
その隙間から、ガラスを突き破り、モップの柄の方が突き出している
割れた隙間から、メガネ君が立っているのが見えた
強く、明智先輩を見据えている
―――ゾクッ―――
なんて冷たくて、怒りに満ちた目をしてるんだ
メガネ君のあんな怒った顔、初めて
「て、てめえ・・・・ドアこわしやがって!」
「それがなんです、逆切れですか?蝶介君を離してください」
顔は、怒っているのに、声はどこまでも冷静に響き渡った
「どうせ入ってこられないだろ!そこで、蝶介が俺のものになるの、見てたらどうだ!」
メガネ君は、ほんの少し、微笑みを浮かべて
「僕を本気で怒らせると・・・・学校ごと燃やしますよ?」
本当に、校舎に火をつけてしまいそうな気がする
「クソ・・・・・・こいつ本気か?」
本気すぎるメガネ君に、明智先輩は少し青ざめながら、衣服を整える
俺も、体を起こして、縛られている両手で、なんとかトランクスを上げた
先輩は鍵を外すと、ガラガラっと勢い良くドアを開けて出て行った
殴り合いの喧嘩でも始まるんじゃないかと思うくらい、お互いをにらみつけて
明智先輩は、去っていった
メガネ君は、迷わず俺の方へ駆け寄ってくる
「蝶介君!」 とても悲しそうな顔をしている
「メ・・・・ガネ君」
腕の紐を解いてもらい、乱れた服を整える
メガネ君は、ギュッと俺を抱きしめてくれた
助かった・・・・・と思うと、体が震え出した
192 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:52 ID:otoxouyi
辺りは薄暗くなっていた
俺は、メガネ君に支えられながら帰り道を歩いた
色んな事がありすぎて、混乱している
「蝶介君、僕の家で休んで行きませんか?」
「・・・うん」
シャワーを浴び、鏡に映る自分をみると、胸に明知先輩からつけられた
キスマークが点々と残っている
明智先輩が、俺の事を好きだったなんて・・・
誰かを苦しいほど好きになる気持ち・・・・本当はすごくわかる
俺だって、好きな人と抱き合いたいし、愛し合いたいと思ってるから・・
うつむいて、メガネ君に借りた、Tシャツを着る
甘くて、暖かくて、メガネ君の匂いがする
なんだか安心できる・・・・・・こんなに好き・・・でも・・・言えない――――
「蝶介君、大丈夫ですか?」
メガネ君のベットに二人で腰掛け、俺の頭を何度も撫でてくれる
「メガネ君・・・どうして体育倉庫って、わかったの?」
「君が心配だったから、探してたんです・・・・・奴は前から、君を狙ってたから
いつかこうなるんじゃないかと・・・・・・・」
メガネ君は、ギュッ俺を抱きしめた
胸の暖かさに、息がつまる
俺は、キスマークが付いている辺りを押さえた
いくら洗っても、消せないアザ
先輩が、吸い付いてくる感触が、まだ残ってるみたいだ
「蝶介君、見せてください」
・・・・・見せたくない・・・・本当は、メガネ君には・・・・
メガネ君は、俺の着ているTシャツをめくった
193 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:53 ID:otoxouyi
胸のアザを、じっと見ている
「明智先輩に、こんな跡つけられて・・・・・もう・・・・部活いけないよ」
「・・・・・・僕が消してあげます」
メガネ君は、俺をそっと押して、ベットに寝かせた
「えっ・・き、消えるの?どうやって」
「こうやって・・・・・・・」
メガネ君の唇が、俺の胸の跡に押し付けられる
ドクン・・・・・「メ、メガ・・・・」
チュウゥ
「ん・・」 胸に、ツンと甘い痛みが走る
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・
「ほら、消えました」
「え?」
メガネ君が吸った跡、赤いアザが濃くなっている
「も、もっとついたじゃんか!」
「でも、奴のじゃない。僕の跡です!」
メガネ君は真剣な顔で、俺を見る
俺は、顔がカァーッと赤くなった
「まだ、いっぱい付いてる、僕がその上から僕の跡をつけて、消していきます」
チュウゥ 「・・・・っ」
明智先輩と同じ事をされているのに、メガネ君だと、すごく嬉しい
「ここも・・・・奴の跡が・・・」
ドクンドクンドクン・・・
唇が柔らかくて、熱くて、時々、舌が当たるみたいで
メガネ君の唇がずれる度に、皮膚の感覚が増していく
チュウゥ―――・・・・・・・体が熱くなっていく
俺・・・・・このままじゃ・・・このままじゃ・・・・・
194 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:54 ID:otoxouyi
「・・・・ん・・・・っ」 変な声出してしまいそうだ
「ここにもあります」 チュウゥ――――
ああ・・・・・なんだかとても・・・・・
チュルル
「ああっ!」 ビクン
そこ!俺の乳首!!
「そ、そこは・・・・ついてない・・だろっ・・・ん」
そ・・そんな事をされたら――――
「いいえ、僕には見えます」
メガネ君、なんだかいつもと違う・・・そんなに優しくされたら・・・
今まで隠してきた言葉、言ってしまいそうになる
「メ・・メガネ君・・・・俺・・・・・俺・・・・」
メガネ君が好き――――
ダメだ!言ったら、俺はもう、ここには居られない
「もう、俺、大丈夫だから・・・」
メガネ君を、胸から引き離して、体を起こした
体中が、切ない・・・・・
メガネ君はきっと、俺を慰めるために、こんな事したんだ
さっきまで明智先輩の事で悩んでいたのに、今は胸の中がメガネ君で
いっぱいになっている
「それより、メガネ君、優斗に呼ばれて・・・・・何してたの?」
「別に、話をしてただけですけど?」
中指でメガネをあげて、すましている
やっぱり二人が恋人同士だって事、明智先輩のでっちあげだったんだ
「何の話?俺に言えない事?」
メガネ君は、いつものクールな顔で、俺を見て
「優斗君に、告白されました」
ドクン―――血の気が引いていく
195 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:55 ID:otoxouyi
「・・・し・・・・知らなかった・・・・・何て返事したの?」
「どうしてですか?」
「だって・・・優斗は大事な友達で、メガネ君も俺の親友で・・・」
メガネ君は、フゥーと、ため息をついて
「もし、僕と優斗君が付き合ったら、どうします?」
ドクン・・・・嫌だ!嫌に決まっている
メガネ君がいなくなったら、俺どうなるんだろう・・・考えた事ない
小さい頃から、ほとんど、二人離れた事ないんだ
メガネ君を誰にも取られたくない!!
「メガネ君の気持は・・・・どうなの?」
「僕はどうでもいいんです。好きな人を、一生手に入れられないのなら・・・」
メガネ君は、黙ってじっと俺を見ている
切なくて、悲しそうな顔
「す、好きな人って?」
「・・・・・・・」
ドクンドクンドクン・・・
メガネ君は俺の肩を掴んで、少し引き寄せる
「今朝、夢を見たって言ってましたね?どんな夢なんです?」
ドクン・・・・なんでそんな話・・・・
―――あれは、メガネ君と裸で抱き合う夢・・・・
メガネの奥の瞳は、まだ俺をじっと見ている
こんなに見つめ合ったのは、初めてかも知れない
目をそらしては、いけない気がする
真剣で、少し悲しそうな目 『蝶介君が好きです』 そう言われてる気がする
「僕、今日、はっきり思いました。教室に戻ったら君がいなくて
奴に誘われて、出て行ったって聞いて」
メガネ君が俺の頬に手を添える、顔が近づいてくる
―――メガネ君?
196 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:56 ID:otoxouyi
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・・・
視線をそらせない
「君を探しながら、僕はもうダメかと・・・・」
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・・・
メガネ君の視線が俺の唇に移り、顔を傾けた
「君を見つけたとき、胸が張り裂けそうで・・・」
キレイな唇の形、長いまつげ
「誰かに、奪われるくらいなら・・・・・」
目をつむると、メガネ君の唇がそっと触れた
ピリリ・・・・唇から、軽い電流を流されたみたいな感覚
時が止まったような、不思議な感触
今、この瞬間から、俺達は何かが変わった
今までの記憶は、全て、この瞬間のために作られたみたいで
メガネ君は何度も、触れるだけのキスをする
少しづつ、俺を、確かめるように
俺も、目をつむり、メガネ君を受け入れた
―――メガネ君・・・・・どうしようもないほど、好き
抱き合うと、メガネ君の体は熱くなっていた
「ん・・」
キスはだんだん深くなっていく
「んん・・・・ん・・・・・・」
進入してくる舌に、俺は抵抗しなかった
舌と舌がこすれると、甘い電流が走るみたいで
「は・・・は・・・ぁ・・・・・んん―――」
下半身に、トクトクと血液が集まっていく
―――気持いい・・・好きな人とするキスって・・・
ジーンと、胸が温かくなるようで、幸せで
甘くて、切なくて・・・・
197 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:56 ID:otoxouyi
「ふ・・・んん・・・ん・・・・」
鼻で息をするのが、苦しくなる
もっと・・・もっと・・・・キスして・・・・
メガネ君は、俺を強く抱いて、俺もメガネ君を抱きしめて
メガネ君の口の中にも、俺は舌を伸ばした
もっと奥まで、もっと・・・欲しい・・・メガネ君
俺達は、そのままベットに倒れた
「ん・・・・んん・・・・」
体を密着させて、深く深くキスをする
今まで言えなかった俺の気持・・・全部キスで伝えたい
俺ずっと、メガネ君とこんな風にしたかったんだ
メガネ君を、体中で感じたかったんだ・・・夢にまで見るくらいに・・・・
メガネ君が唇を離して、俺を見つめた
舌と舌が唾液で繋がっている
ハア・・ハア・・・ハア・・・・
メガネ君の呼吸も、乱れている―――それが少し嬉しい
「好きです・・・蝶介君」
やっと言ってくれた
「俺も・・・・好き・・・・・」
「僕たち、やっと、恋人同士になれましたね」
「・・・・うん」
俺達は、もう親友じゃない・・・・恋人同士になったんだ
嬉しい・・・・こんな日が来るなんて
「もう離さない――誰にも、渡さない――――」
ギュっと腕に力を入れて、俺を抱きしめる
「今から、僕のものにします―――」
ドクン・・・・・今から―――?
198 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:57 ID:otoxouyi
メガネ君は体を起こし、Tシャツを脱いで、上半身裸になった
そして、おれのTシャツも脱がせる
肌と肌を合わせて抱き合うと、メガネ君の鼓動が伝わってきた
首筋にキスをしてくる――こそばいような、でも・・・感じる
「ん・・・」
メガネ君の大きくて暖かい右手が、俺の背中を撫でまわしてから
指で、俺の胸の小さな突起を弾く
「あ・・・・・ん・・・・・」 ビク・・・・ビクン
そこがツンと固さを増すと、湿った熱い舌を這わした
ピチャピチャ・・・・・チュル
乳首の形を確かめるように、舌で何度もついて転がしている
「うう・・・・・あっ・・・・・んん・・・・・・」
声を押し殺そうとしても、喉の奥から出てきてしまう
体を熱くして、息を乱しながら、優しく、いやらしく舐めまわしていく
ピチャ・・・・チュル・・・・ピチャピチャ・・・・
知らなかった・・・・俺を求めてこんなに情熱的になるなんて!
俺は今まで、メガネ君の何を見てきたのだろう
「ん・・・・・・あ・・・・・・うう・・・・」
俺のペニスは、パンパンに張り詰めていた
どうしよう・・・俺・・・・自分のさわりたい・・・
自分の股間に、右手を持っていこうとしたとき、
「ダメです」 メガネ君に手を押さえられた
「自分で触ったら、意味がない・・・・」
「―――メガネ君」
メガネ君は俺の短パンを脱がせると、トランクスの上から、竿をゆっくり
撫で上げた
ビクン 「ああっ・・・っん・・・」
199 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:58 ID:otoxouyi
スッ・・・スッ・・・・スーー
大好きな人の手が、俺のペニスを、優しくさする
「あ・・・・っふ・・・・メ・・・メガネ・・・くん・・・」
とても優しいので、メガネ君に、じらされている感じがする
先端があたる部分の布が、濡れてくる
もどかしくて、切なくて・・・・もっと早く・・・・・お願い・・・・・
俺は顔を上げて、目で、メガネ君に懇願した
「は・・・・あ・・・・・・」
メガネ君が両手で、俺のトランクスを脱がした
俺のペニスは、もういつでも発射出来るくらい、パンパンに膨らんで
先端の割れ目からは、透明の液が流れ出していた
カァ―――顔が赤くなる
俺、おもいっきり勃起してて・・・恥ずかしいよ
「蝶介君、少し足を広げてください」
ペニスを右手で包んで、先端部分にメガネ君の顔が近づく
熱い息がかかる 「あ・・・・・・・・・」
チュクチュク・・・・・・・
「ああ――っ!い・・や・・・・ああ!!」 ビクン
唇が、先端をチュッと吸い上げ、熱い舌で根元から舐め上げる
チュル・・ペロ・・ペロ
「は・・・・あっ!・・あっ!・・・・・ああ!!・・・・・・」
まるで、どうすれば、俺が気持ちいいか知ってるみたいだ
竿の先端を右手で握って、頭ごと唇を動かしてペニスを上下に摩擦させる
左手は袋を優しく揉んでいた
「ああ・・・出ちゃう・・・出ちゃうよ・・・もう・・・メガネ君・・・」
押し寄せてくる刺激に、我慢が出来るわけがなく
「も・・・・・イ・・・ク・・・んん――――っ!!」
ドピュゥ―――ッ!
俺の精子を、メガネ君は手のひらに受け止めた
200 :
俺のメガネ君:03/11/30 02:59 ID:otoxouyi
ドプ・・・・ドクドク・・・
「あ・・・・・・・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・」 気持ちいい・・・・
メガネ君は、俺のイッた後の顔をじっと見ていた
恥ずかしいけど、次はメガネ君を、イかせてあげよう
「ハァ・・ハァ・・・・・・次はメガネ君の番だよ」
「・・・・・・・」
メガネ君は、無言のまま俺の両膝を立たせて、少し持ち上げた
そして、赤ちゃんがオムツを替えるような格好をさせられる
「な・・・何?」 こんなの恥ずかしいよ!
「少し、じっとしていて下さい」
手の平に受け止めた白濁の液を、そのまま俺の下の方にある蕾に
塗りつけた・・・
「な・・・に・・・・?や、やめて・・・汚いよ!!あう!」
ズブ・・・ググ・・・・・・メガネ君の指の第一間接くらいまで、入ってきた
「痛っ・・・・・・」
ヌプン 「ああっ!」 ビクン!!
指が引き抜かれる瞬間、指の先まで電流が走った
ズブズブ・・・・・・「ああ・・・メガ・・・!」 指が更に奥まで入ってきて
ヌプン 「うぁ!」 ビクン
背中や、頭の先までビリビリしびれる
ズブズブズブ・・・・・ヌプン・・・・・ズブズブ・・・・
「ああっ!あああっ!!」
体中に、電撃が突き抜ける
こんなの今まで感じたことない・・・・体の内側がこんなに気持ちいいなんて!
ズブチュプ・・・・・・ヌプン
メガネ君の指が、出たり入ったりするだけで、全身が震える
「うあ!んんっ・・・・・ああ・・・・」
201 :
俺のメガネ君:03/11/30 03:00 ID:otoxouyi
もっと、奥まで挿れてほしいと思うと、自然に腰が浮いてきた
ズプズプヌプズプヂュブヂュプ・・・ヂュポ
「ああん・・あ・・ふぅ・・・んん・・・・ああ・・はあ・・・・・ん」
俺、思いっきり変な声出してる
イッタばかりのペニスがまたパンパンに膨らんで、先端から白い液が溢れ出て
体を伝っていく
たまらなくなって、メガネ君の背中に手をやると、汗でびっしょり濡れていて
首筋から、胸にかけて、汗を色っぽく流しながら
肺を大きく膨らませて、肩で息をついていた
頭の方に手をやり、髪をクシャッとにぎると、顔だけ俺のほうに向けて
メガネの奥の、切れ長の鋭い眼差しが向けられた
そんなメガネ君に見つめられながら
まるで、絶頂の瞬間を行ったり来たりしてるみたいに、快感が続いている
ヂュボヂュボ・・・ヂュボ・・・・ヂュボ・・・・・
「は・・・ああ・・ふぅ・・・ああん・・・ああ・・・ああん・・・・」
気持ちいい・・・・・体がとろけていきそう
ヂュボヂュボ・・・クイ・・・
メガネ君の指が内壁を引っかく
「ああ――――!!」ビクン!!
俺のペニスに、内側から直接刺激を与えているみたいだ
ジンジン痺れて、こんなに強くて激しい刺激が、痛み以外にあるなんて!
ヂュボ・・・・・クイ・・クイ・・
メガネ君の指が、俺の中をかき回す
俺は首を振りながら、刺激に耐えようとした
「ああ――はぁ―――ダメ・・ダメ・・・・」
ペニスから流れ出る、白い液体はどんどん溢れ出て、止まらなかった
202 :
俺のメガネ君:03/11/30 03:00 ID:otoxouyi
「蝶介君・・・・・もう・・・・いいみたいですね?」
指が引き抜かれた
「い・・・・や・・・・・抜かないでっ!」
涙を浮かべて、メガネ君を求めた・・・・・・・・・
メガネ君はフッと笑って
「すぐに、入れてあげますよ」 と、自信に満ちた目
そしてズボンを脱ぎ始める
ドクン
「うそ・・・・・まさか・・・・・」
メガネ君の下着の中から現れた物に、俺は思わず息を呑んだ
ゴクン・・・・・メ・・・メガネ君の・・・・・メガネ君のって!!
「ま・・・待って!やっぱ無理だよ!」
俺は、少し後ズ去った
「だいぶほぐれてきたから、大丈夫ですよ、ゆっくりしますから」
「こ、今度にしよ!」
「お願いです!蝶介君と、一つになりたいんです」
俺は、メガネ君のそばから、這って逃げようとした
その体勢がいけなかった
「逃がさない!」
腰をつかまれて、メガネ君に引き寄せられた
俺の足の間に体を割り込ませて
グググ・・・・・蕾に、メガネ君の物が押し当てられる
「うう!」
「蝶介君、力を抜いて・・・・足をもう少し広げて下さい」
メガネ君が、一生懸命、入ってこようとするのがわかる
恋人同士になったからには、避けては通れない道・・・だけど
203 :
俺のメガネ君:03/11/30 03:01 ID:otoxouyi
ググ・・・ググ・・・・・
メガネ君は、俺の足をもっと広げて更に体を割り込ませると
俺の体を押さえて、ペニスをゆっくり挿入した
ギチッ・・・ギチッ・・・・
「ふ・・・ぐぅ・・・・くっ・・・」―――痛い!
熱い・・・灼熱の鉄杭が突き刺されたように
体の中に、メガネ君のペニスの形がはっきり判る程、しめつけてる
頭の上で「・・・・痛」と声がする メガネ君も痛いんだ
メガネ君は俺の腰を両手でつかんで、ゆっくり、ペニスを出して
また挿れる
「うあ―――!」
体中を引き裂かれるような苦痛と、刺激と快感が、ごちゃ混ぜになる
背中の上で「僕たち、今繋がってるんですよ?」メガネ君の吐息のような声
「ああ―――!!」
体の中を出入りしている、メガネ君のペニスを思うと、快感が強くなった
「あああ・・・はっ・・・あああ―――!」
グイっと打ち込まれた時、押し出されるように俺のペニスの
先から、精子が噴出していった
ドピュ・・・・ドクン・・ドクン・・・・
「あ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「うっ・・・」頭の上でメガネ君の呻く声
メガネ君の体が震えて、俺の体の中で、メガネ君のペニスが
ドクンと波打って、熱いものが噴出す
メガネ君もイったんだ
体の奥に放出された、メガネ君の精子が熱く広がっていく
俺の内壁を揺らして、ペニスが脈打っている
いっしょにイったんだ・・・・・・嬉しい
俺の背中に、メガネ君の汗がしたたり落ちてきた
204 :
俺のメガネ君:03/11/30 03:02 ID:otoxouyi
「う・・・うう・・・・メガネ君・・・・・」
メガネ君の物は、俺の中で大きさを保ったままだった
ググ・・・ またメガネ君の腰が動き出した
「あぅ・・・・・」
放った精子のお陰で、さっきより摩擦が軽くなり、動きがスムーズになっている
ジュブッ・・ヂュブッ・・ズズッ・・ズッ・・ズッ・・
「ああ!!あああっ!うああっ・・・ああ・・・」
終わりがなく・・・何度も激しく打ち付ける
打ち付ける度に、ひどく体を圧迫して
俺は、ほとんど叫び声に近くなった
枕に顔を押し付けて、叫び声を押さえる
「あああああ――――!!」
俺の体はもう、こんな刺激に耐えられない
メガネ君は、最後に信じられないスピードで腰を動かして
俺の中に二度目の精子を放った
俺は、頭の中が真っ白になって、何度目かの射精をしてから
そのまま気を失った
205 :
俺のメガネ君:03/11/30 03:03 ID:otoxouyi
「蝶介君、起きてください」
―――まぶしい・・・・朝?
「おはようございます」
「メガネ君・・・・おはよう」
そうか・・・・あれから寝ちゃったんだ
起き上がろうとすると、体中がキシキシときしんだ 「痛てて・・」
「蝶介君、大丈夫ですか?」
「うん」
熱いシャワーを浴びていると、体の中からメガネ君の精子が流れ出た
本当に俺達、繋がってたんだ・・・・・
痛みはあるけど、傷にはなってないようだ
「あー――だるいな・・・・」
「今日で試験終わりですね」
「試験・・・忘れてた!!もうダメだ・・・・今日のきっと赤点だ!!」
フッと微笑むメガネ君は、昨日の朝と何にも変わらない気がする
メガネ君は勉強なんかしてなくても、100点取っちゃうんだろうな
玄関を開ける前に、俺達はキスをした
朝の空気と風は、昨日までとは何かが違う
たった一日で世界が変わって見える
試験や明智先輩の事、今はどうでもいいくらい幸せだ
恋人同士の二人なら、これからいろいろな事が起こったとしても
乗り越えていけるはずだから
<おわり>
206 :
俺のメガネ君:03/11/30 03:08 ID:otoxouyi
メガネ第3段でした
秋の話だったのに、時間がかかりすぎて・・・もう冬ですよね
蝶子を男にしたら、全然別のキャラになりました(w
あと、明智先輩を悪者にしてしまってすみません
読んで下さった方、感想をお願いします!
207 :
名無しさん@ピンキー:03/11/30 10:51 ID:jtRDyQ/t
全く個人的にホモでは萌えないので良い感想はいえないデス。
気持ち悪い〜
確かにホモは・・・
漏れは男でもいい 可愛ければ。
ただ 少女まんが系のホモはにがてだ。
だが描写はむちゃくちゃうまい。
当方男ですが、大変おいしくいただきました。
ただ、自分はショタSSとか平気で書いている人間なので、やっぱ少数派でしょう。
あと句点『。』が無いのと、三点リーダー『…』を中黒にしているため
『・・』と二つしかない部分があることが少し気になりました。まぁ、細かいことなのですが。
801板に迷い込んだかとオモタ。
描写がうま過ぎてキモくなって、途中で読むの断念。
212 :
俺のメガネ君:03/11/30 17:33 ID:otoxouyi
皆さん感想有難うございます。
最初に、ホモ小説だとゆう事を忠告するべきだったと反省してます。
自分でも思うけど、原作とかけ離れてしまいました・・・
>>210 ご指導どうもです。次に書く時には気をつけます(w
213 :
名無しさん@ピンキー:03/12/01 07:45 ID:1KDalgt2
>>211 同意。
上手すぎて、ギャグとして読むことが出来なかった。
次回はキス絶でキボン。
本当に上手なので、期待しているんですよ〜212さん!
214 :
俺のメガネ君:03/12/01 21:02 ID:dNZmJouH
>>213 素直な感想有難うございます。
ゆうや×まお 見たいですね。
もう一度、漫画読み直してみます。
215 :
名無しさん@ピンキー:03/12/01 21:57 ID:1KDalgt2
>214
おっ!なかなかにタフなお方〜惚れ直しましたわ
結構きつい事もあるかもしれないけれど、頑張ってくださいね。
楽しみにしています〜
216 :
名無しさん@ピンキー:03/12/01 23:33 ID:jOv5RvfO
>214さん
3話とも、私は楽しませて頂きました。
まぁ確かにBLのストーリーとなると、反対意見も出ますよね
でも、やっぱり描写がうまいですね〜
蝶子さんが男だったらこんな展開だったんでしょうね
2人の気持ちの流れがとても丁寧に書かれていると思います。
「キス絶」もいいけど、やっぱり私はメガネが読みたい。
その後〜のメガネ君は無理ですかね?
いずれにせよ、次回作を楽しみにしています!
個人的にはBLでも大丈夫なんだけど、
「俺のメガネ君」より「俺のメガネさん」が見たかった。
すもとスレで妄想されてたやつ。
ねぇ、どうしてこんなことするの…?
ねぇ、毬也…
「ふあっ…あっ、あっ…」
いつものように、毬也は私の体を弄ぶ。
「濡れてきてる…感じてるんだな…」
「んんぅ…っそんなこと…っ言わないでぇ…っ」
恥ずかしいのに…体が熱くなるのは、あなたの言葉だから…?
「おはよう、毬也。朝よ」
肩を軽く揺すり、あなたが起きるのを待つ。
「…ん…あぁ…おはよう…」
眉を寄せ、眠たそうに目を薄めたままあなたが私を見上げる。
「今日は早いな…」
少し微笑んで、あなたが呟く。なんだか褒められたみたいで、嬉しい。
あのね、今日はあなたより少し早起きして、あなたの寝顔にキスしたの。
でも、これは内緒。
いつか、あなたと解り合えたら、二人で笑いながら話すために…。
219 :
218:03/12/02 03:43 ID:ysSCFfIi
麻疹タンのお決まりのウジウジ描写を、
ほのぼの路線に変えたらどうかと思って書いてみました。
携帯のくせに、書き込んですみません。
少しでもこのスレが活性化されることを願って…。
220 :
1:03/12/02 12:39 ID:RYNtw40H
>>214 メガネさん(とか勝手に呼んでるし)の性描写ってホント、臨場感あって凄いですよね。
私もショタとかホモとか書く人なんですが、
おっさんが美少年を犯すパターンばっかで、ギャグか鬼畜しか書けないんですよ。
>>218 あ、可愛い。そんな萌子だったら、萌え萌えですよねw
色んな方に色んな素材に書いて欲しいので携帯でも御遠慮なく。
さて、またかと言う感じですが、新装版が出た記念にまた「親にはナイショ」書きました。
前回の奴、原作読み直して、設定ちょっと間違ってる部分あったんですが
(例えば、葵が街子にキスするのって出発前夜じゃなくてもう少し余裕があった)
その辺は御勘弁を。
部屋の灯りをサイドスタンドだけにする。
震えてる街子ちゃんの髪を撫で、頬にキスして、
ブラウスのボタンをゆっくり外して、ブラを取り外す。
曝け出された真っ白な胸が眩しくて、思わず唾を呑んだ。
「……綺麗だよ、街子ちゃん。」
薔薇色の乳首にそっと口づけてみると、街子ちゃんの頬にツーッと一筋の涙。
「……俺に抱かれるの怖い?…厭?恥ずかしい?」
「……怖くて恥ずかしいけど、厭じゃないわ。…厭じゃないから、困る。」
真っ赤に染まった耳たぶ、整った額、長い睫毛に縁取られた瞼、
涙の筋が乾きかけた頬、さくらんぼのような唇、
細い肩、白い項、脈打つ胸、形のいい臍、
長くて真直ぐな手の指、小っちゃな爪の足の指、
スベスベした脹ら脛、細いのにピッチリした太股、
そして誰にも触れさせたことのない大事な部分……
街子ちゃんの躯の至る処に指を這わせ、キスの雨を降らせる。
怖がらせるつもりも、困らせるつもりもないけど
罪悪感も恥ずかしさも破瓜の痛みも忘れてしまうくらい、一晩中愛してあげるよ。
俺のこと忘れられないように、いっぱい街子ちゃんの躯に刻み付けてあげる。
俺がロンドンへ行くまでの数日間、母さんの眼を盗んで毎日、可愛がってあげる。
ベッドの下からコンドームの箱を取り出すと、街子ちゃんはちょっと驚いたようだ。
「……いつから、そう言うの、用意してたの?」
「……月子さんの妊娠が発覚した後。
若し、俺が街子ちゃんを抱くんなら、妊娠させて傷つけたくなかったから。
前日にあの柴田って奴が置いってたDVDの傍に、
コンドームと女の子のメモが落ちてるの見て、
あんなタラシに街子ちゃん渡すのは絶対に厭だって思ったのもあるけど。」
……いよいよ、街子ちゃんを抱くんだ。。
「嫌われてると思ってたから、もう捨てるつもりだったけどね。」
街子ちゃんの中に挿入ってこうとすると、小さく悲鳴をあげた。
抵抗を押さえ込むようにゆっくり身を沈めながら、
初めて男を受け入れる苦痛に歪んだ唇を悲鳴ごと奪ってやる。
新たにポロポロ涙が零れ出した頬を拭うように、キスをした。
痛い思いをさせて、ゴメンね。
でも、俺、嬉しいんだ、街子ちゃんが今まで綺麗な躯のままでいてくれて。
……これからも、永久に他の男になんか触らせない。
もう街子ちゃんは、完全に俺だけのものにするんだから。
223 :
【姉妹】:03/12/02 12:47 ID:RYNtw40H
「森高の妹って、可愛いよな。
近い将来、お前も真っ青な美少女になるんじゃないの?」
「…あんたってロリコンなの?バッカみたい」
あれは私が中2の頃。その男の子は初恋の人だった。
私は子供心にも自分の美貌を自覚してたが、男の子達は私を遠巻に眺め、
小学校時代からの親友の多美江以外の女の子達は私に憧れを抱くだけだった。
……彼は、初めて私に気さくに話しかけてくれた男の子だった。
口煩い母のお蔭で図書館で試験勉強するくらいにしか彼との時間を持てなかった私。
彼は私の気持ちに気づいてなかった。
あの頃は純情で、好きだなんて伝えられなかったな。。
多美江が公園で苛められてたと言う妹と弟を図書館に連れて来た。
街子は泥のついた顔を涙でくしゃくしゃにして
葵はどうやら、苛めっ子から街子を庇って奮闘したらしく頬に痣があった。
子供好きの彼は「可哀想に」と言って、
ハンカチで街子の頬を優しく拭って頭を撫でてあげていた。
葵は街子に触るな!とも言いたげな瞳で彼を睨んでいた。
街子は素直で可愛い子だったが、勉強が今イチだったせいで
母からちやほやされたことがなく、私や葵にコンプレックスを抱いていた。
この時も案の定、家へ帰ると母は葵の頬の怪我のことばかり気にしてた。
街子は自分が苛められるのは、不美人で出来が悪いせいだと思い込んでた。
実際は街子は人形みたく愛らしく、ちょっと磨けば私など目じゃなかった筈だ。
男の子は想いを巧く伝えられないもどかしさから、
女の子は嫉妬芯から街子を苛めてただけだった。
あの頃から、私には本気でぶつかって来てくれる人など誰もいなかった。
あの人だけが…この子の父親だけが、躯ごと私にぶつかって本気で愛してくれた。
だから、二度と逢えなくたって私は後悔しない。私は倖せだ。
224 :
【火傷】:03/12/02 12:53 ID:RYNtw40H
「んも―っ、冷やさなきゃっ、早くしないとっ
……何笑ってんのよ、痛くないのっ!?」
街子ちゃんは俺を避けてた事なんか忘れて
火傷した俺の腕の袖を捲り挙げて、心配してくれてた。
「やっと、口きーてくれた」
そう言って微笑みかけると、街子ちゃんはハッと気づいて
真っ赤になると俺の腕を離して行こうとした。
「バカ!!いーから早く冷やしなサイっ」
街子ちゃんの手首を思いっきり引っ張ると
悲鳴をあげ倒れ込んで来た躯を抱き締めた。
柔らかい胸から伝わって来る、心臓の鼓動。髪の匂い。
火傷して痛いのは腕じゃなくて心だった。
彼奴とデートする為にオシャレしてた街子ちゃんを見て
どんなにこの胸が嫉妬で煮えたぎってたか。。
「……は…放してよ………月子ちゃん、来るよっ」
「やだ」
可愛い耳たぶに唇を寄せ囁きかけ、
ブラウスの上からでも位置が判る背中のブラのホックを外して
柔らかい胸に顔を埋めてやると、街子ちゃんは猛烈に抵抗して俺を突き飛ばした。
「やめてったら!バカッ」
息を乱して、右手で拳を突き出し、左手で胸を庇ってた。
「ゆっとくけど、あっあたしはっっ南が好きなんだから
あんたなんてやなのっ、…弟じゃなくたってあんたなんて眼中にないんだからっ」
225 :
【火傷】:03/12/02 12:56 ID:RYNtw40H
街子ちゃんがキッチンのドアを開けて出て行った。
だって、街子ちゃん、今さっきだって泣いてたじゃないか。俺、見てたんだよ。
俺に泣いてるとこ見られたから動揺して
慌てて熱いやかん素手で掴もうとして落としちゃったんじゃないか。
あんな他の女とホテルに入って街子ちゃん泣かせた奴なんて。。
俺だったらちょっと待ちぼうけくらったくらいで、他の子の誘惑に乗ったりしない。
街子ちゃんが理由もなく遅刻するわけないって考えて連絡取ろうとするのに。
階段の処に蒼白い顔した月子姉さんが立っていた。
「ずっと、見てたの?趣味悪いな」
やかんを片付けて、床を拭き取りながら俺は言った。
「……葵っ、街子はあんたの姉なのよ?」
「自分は?勝手でしょ、他人事なんだからって街子ちゃんに言ってたよね?
今更きょーだい面して説教するつもりなの?」
月子姉さんは、いつになく真剣な面持ちで俺に言い放った。
「あ、あたしのことと一緒にしないでちょーだいっ。
きょーだいでなんて親どころか世間の誰も認めてくれないのよ?」
「一緒だよ……月子姉さんは、愛した人が妻子持ちだからって諦められたの?
……きょーだいが愛しあっちゃいけないなんて誰が決めたんだよ?」
そう、月子姉さんに俺の気持ちが解らない訳はない。
月子姉さんと俺は、思考回路がよく似てるんだから。
俺、街子ちゃん以外の女に優しくしたことないし、
街子ちゃんを手に入れられるなら、世界中敵に回したってかまわなかった。
「……葵、あんた…」
月子姉さんが街子ちゃん苛めるの、愛情の裏返しだって知ってた。
「安心して。俺は月子さんの恋人みたいなヘマはしないよ。
もし街子ちゃんが俺のものになってくれるなら
街子ちゃんただひとりを一生、大切にするから見逃してよ。」
「街子があたしみたいに子供産みたがったら、どーすんのよっ」
「……そこまで愛して貰えれば嬉しいけれどね。
……街子ちゃん連れてこんな家出て、どっか遠くで暮らしたいよ。」
226 :
【岐路】:03/12/02 12:58 ID:RYNtw40H
「ったく…余計なことしないでよねッ、後味悪いじゃないっ
あんたに庇って貰うなんてっ」
親の言い付けに素直に従うしか能がなかったような妹が、
妊娠してる私を母から庇ってくれたことが、本当はちょっと嬉しかった。
だが、親にちやほやされたことはなくとも聞き分けの良さだけを買われてた街子が
最後の信頼を失くしてしまったと思ってるとしたら、大丈夫なのだろうか?
「……本当は…父さんについてみんなでロンドンに行く話だったみたいよ」
私や葵ではなく、何も問題を起こしてない街子を殴った母に抗議した葵の背中に
しがみつきそうになった街子の様子を私は見逃さなかった。
街子は自分では気づいてないが、葵を男として意識しはじめてる。
葵にあんな情熱的に見つめ続けられれば、おかしくならない女の子などいない。
……姉弟でも愛しあってるのなら、かまわないのかも知れない。
葵の言う通り、避妊に気をつけて完璧に秘密さえ守れば
誰が不倖になると言うわけでもないのだろう。
……でも、それで街子は本当に倖せなんだろうか?
避妊をしようが、愛情や快楽を分かち合おうが、
最終的にセックスは生殖行為以外の何物でもない。
街子には将来結婚出来る相手との倖せな恋愛を育んで欲しい。
あの子はフツーに倖せになれる子なんだから。
……葵と一緒に暮らす限り、街子はいずれ葵の腕から逃げられなくなる。
街子の倖せを考えたら、葵だけ留学させて
街子は私と一緒に残った方がいいんだと思う。
227 :
【岐路】:03/12/02 13:01 ID:RYNtw40H
……それじゃあ葵は?……葵は街子を忘れようと努力するだろう。
あの子は何だかんだ言っても街子を大切に想ってるから、
自分の欲求を押し込めようと頑張るだろう。
でも、それは死ぬほど苦しいことの筈だ。
良い成績を取るような努力だけでどうにかなるものじゃない。
私のお腹にはあの人と愛しあった印の生命が存在するから、
二度と逢えなくたって、生きていけるけれど
姉弟である葵と街子は二度と逢わない代わりに子を生すなんて出来はしない。
あんなに小さい頃から、街子だけを見てた葵が
街子が眼の前で他の男のものになるのを指を銜えて見ているだけなんて残酷すぎる。
思春期の3年間、街子から引き離されて思いつめてた葵が
今また距離さえ置けば、街子のことを本当に忘れられるんだろうか。
判らない……答えを出すには、私達姉弟は
あまりにも歪んだ季節を過ごして来てしまった。。
「そうしたら、あんた、どうする?」
「…頭もうパンク寸前だよ、あたし。なんにも、もー考えたくない
……逃げたいけど、そーゆーわけにも行かないよね…月子ちゃん…」
「辻堂にはキッパリ断わる。今度こそ、お前に100%集中する。
だから、俺ら、もっぺんちゃんとつき合おう」
あれから毎日、南はラブコールをくれる。
南の言葉、嬉しい筈なのに、何故、あたしは上の空なの?
どーして相変わらずちゃんと南に“好き”って伝えてないの?
(ほっとした?)
突然、留学すると言い出した葵の寂しそうな瞳が頭に焼き付いて離れない。
(…いーんだ 俺が悪かったんだから ゴーインに自分の気持ち押し付けて。
街子ちゃん守りたくて戻って来たのによけー苦しくさせちゃってた)
よかったのよね、葵が平常に戻ってくれて。。元の仲良しきょーだいだわ。
……なのに何でこんなに苦しいの?
(…ごめんね)
小っちゃい頃、あたしに謝ってた時みたいな顔つきで
葵は私の頬を触ろうとした手をふいに引っ込め、ギュッと拳を握ると眼を伏せた。
(…もう二度と好きだなんて言わないから)
葵が同級生の女の子と親し気に話してるのを見かけたり、
夜な夜な色んな女の子の呼び出しで出掛けてくってだけで
何をそんなにイライラしてるの?
……お母さんに葵の洗濯物を部屋まで届けて起こして来るように言われた。
その中にあの時、葵が来てたシャツがあった。
(街子なんかって何だよ!どーして何の関係もない街子ちゃん、殴んだよッ)
……そのシャツをギュッと抱き締めてる自分に気づく。
バカッ、何考えてんのっ!葵は弟なんだから。大切な弟なんだから。
「何…?」
葵は上半身裸でパジャマの下だけ穿いただけのだらしない格好で眠そうに返事した。
夕べも送別コンパとかで夜中に帰って来た。高校生の癖にお酒なんか毎晩飲んで。。
「こ、これ。お母さんが持ってけて。あ、あと、怒ってたよ、凄く。
夜遊び、多すぎんじゃないのって―…」
街子ちゃんは何も悪くないのに、街子ちゃんの小っちゃな頬を母さんに殴らせてしまった。
……俺がして来たことって一体……
街子ちゃん、守るとか思ってた癖に、困らせて苦しめただけじゃないか。
月子姉さんの為に母さんに逆らった街子ちゃん見た時、
街子ちゃんは俺が考えてたよりずっと強いのかも知れないと思った。
……俺が守ってやんなくても、街子ちゃんはもう……
「森高、折角の送別コンパなのにあんま楽しそうじゃないな?
酒ばっか飲んでないで女の子と話して来いよ。……ほら、選り取り見取りだぜ。」
「あ〜、でもあ〜んな可愛い姉さんがいたらその辺の女になんか、興味持てないかも。」
友達は皆、俺のことをちょっとシスコンって程度にしか認識してない。
「もうこのガードドッグのお蔭で、お姉さんにはお近づきになれなかったもんなぁ」
街子ちゃんは、子供の頃から本人は自覚してなかったけど結構モテていた。
俺は街子ちゃん、独占したくて、託されたラブレター、全部捨てていた。
「クックック…おめえなんか、とっととロンドン行っちまえ。
したら、速攻でお姉さんは、口説き落としちゃる」
「バッカ、おめえなんかにゃ無理だよ、柴田先輩が終業式の日、
ペンションに連れ出して、ヴァージン戴くって張り切ってたぞ?」
俺は拳を握り締めた。俺がロンドンに行く日、街子ちゃんが他の男のものになる。。
「許せね〜、な〜んであの人ばっか!辻堂先輩のハートも鷲掴みにしながら!」
「でも、柴田先輩、辻堂さん、ふっちゃったみたいぞ?
あのちゃらんぽらんな人がここまでマジ入ってんの、初めて見たよ。」
「え〜っ!!勿体ね〜っっ、いっくら森高姉がぷりちーでも
あんな美人でやらせてくれる姐さんはとーぜん、キープだろッ!!」
山中が呆れたように、連中を追っ払った。
「お前ら、弟の前で…ットに無神経だなぁ。
おい、森高、終業式の日ってお前ロンドンに行くんじゃ?
お姉さん、気をつけてやんないと、マジあの先輩に喰われちまうぞ?」
あんな奴に街子ちゃん、渡したくはない…でも…
「……“姉さん”が誰を好きになろうが、俺に止める権利なんかないさ」
230 :
【葛藤】:03/12/02 13:14 ID:RYNtw40H
洗濯物を抱えた街子ちゃんが俺を見てる。
俺は頭の中でシュミレーションする。
やかんを落とした時と違って、腕を引いて押し倒せばここはベッドだし、
母さんが下にいることを気にして街子ちゃんは声を押し殺すだろう。
荷物を梱包するのに使ってるガムテや紐もある。
口をガムテで塞ぎ、両腕を拘束して無理矢理にでもやっちゃいたい。
俺の気持ちを知りながら、迂闊に部屋に入って来る街子ちゃんが悪いんだ。
泣きながら、瞳で俺に赦しを請うたって、絶対に簡便してやるもんか。
素っ裸にして、胸にむしゃぶりついて、乱暴に街子ちゃんの中に挿入ってやる。
やがて、最初のうちは痛がって俺を睨み付けてた街子ちゃんは
どうしようもない快楽の波に攫われて、瞳で俺を求める。
拘束を解いてやって、ガムテを剥がして、唇を重ねる。
(葵…愛してる…やめないで…このままあたしの中でイッて…)
俺は街子ちゃんの望み通り交わり続け、繋がったまま俺達は深い眠りに落ちる。。
街子ちゃんの方に腕を伸ばすと、ビクッと硬直した。
俺はひょいっと街子ちゃんの腕から洗濯物を取り上げ、
街子ちゃんは拍子抜けしたような顔をする。
嘘だよ……抱きたいけど、レイプなんかしないよ。
心が壊れて虚ろになった街子ちゃんなんて辛くて見れない。
「…わかったから、洗濯モン置いたらさっさと出てってくんないかな」
…でないと、俺、街子ちゃんに酷いことしちゃいそうだ。
「悪かったわね、ごめんっ」
街子ちゃんは怒って、ドアを乱暴に閉めて行った。
「…何なんだよ、もう。人が折角、大人んなろーとしてんのに―…」
231 :
【弟】:03/12/02 13:19 ID:RYNtw40H
「噂をすれば、ほら、葵くんよ」
「きゃぁああ!!もう、小学生でもいいっ!紹介してっ!!」
あれはあたしが中1の頃だった。
校門近くにランドセルを背負った葵の姿が見えた。
サラサラの髪に、賢そうな目許を縁取る長い睫毛。スラッと伸びた長い手脚。
あどけない顔つきの下に、男っぽさが芽生え始めていた。
葵の通う小学校が街子の通う中学のすぐ側なのもあって、時々あたしを迎えに来てたけど
女の子達は皆、葵を見てきゃあきゃあ騒いだ。
「いいなー、街子は。あんな可愛い顔した弟がいて」
あたしは深く溜息をついた。
「……不毛だわ。どんなに顔が良くても小学生は小学生、弟は弟だわ。」
「あんた、もう小っちゃい子じゃないんだから、ひとりで帰んなさいよっ!」
頭をポンッとはたかれて、葵はちょっとシュンとした。
「だって、多分街子ちゃんと一緒にいられる日もあと僅かだし。。」
「あ〜、はいはい。葵なら、あの全寮制の名門進学校、確実でしょうよっ!」
葵があたしの目を見つめて、その手をギュッと握った。
「俺、遠くへなんか行きたくないよ。街子ちゃんと一緒の学校に通いたい。」
あたしは弟の甘えるような瞳を見て、やれやれと微笑した。
「…っとに、もう。大きなナリして子供なんだから」
小さい頃のように手を繋いで帰る帰り道。
「街子ちゃん、今年のバレンタインは俺、チョコクッキーがいいな。」
「あんたねぇ、姉からのチョコレートなんか期待しなくても
毎年バカみたいに貰って来るでしょ?」
「あんなの要らない。街子ちゃんのお手製が食べたい。」
「…っとに、子供なんだから」
(あの学校に受かれば、6年間は寮生活で家から離れるのよね。
葵もそうなれば姉離れ出来るのかしら?)
大人びてる癖に街子にだけは甘えん坊の葵。その横顔を見て、ちょっぴり寂しく感じた。
……葵、あの頃に帰りたいよ。あんたと手を繋いでるだけで倖せだった子供の頃に。
232 :
【捕縛】:03/12/02 13:22 ID:RYNtw40H
「…マジでロンドン行くんだね―…」
荷物の山を見て、街子ちゃんは漸く俺がいなくなるって実感出来たらしく、
ホッとしたように膝をついた。
街子ちゃんに荷造りの手伝いをさせるなんて、お母さんは何もわかってない。
街子ちゃんは俺を怖がって嫌っているのに。
そんな街子ちゃんでも、こんなに近くにいれば抱き締めたくなる。
その気持ちを必死で抑えているのがどんなに辛いか。。
「あ、何よっ、本とか荷造り全然じゃんよっ
…毎晩女のコとコンパばっかやってるから、捗ってないのよね。バッカみたいっ」
233 :
【捕縛】:03/12/02 13:23 ID:RYNtw40H
街子ちゃんも街子ちゃんだ。
俺が折角諦めようとしてるのに、どうしてそんなに突っかかって来るんだろう。
「説教はやめてくんないかな。もーすぐお別れでしょ?」
「…何よ、それって」
街子ちゃんは膨れっ面で続ける。もういい加減にしてくれ。
「だ、大体何よ。急にロンドンについてくなんて。
意外といーかげんよねっ。こっちの高校も入ったばっかの癖にさ」
二度と言わないと誓った言葉だけど、ちょっと怖がらせてやろうと思った。
「向こー行かなきゃ忘れらんないくらい、あんたが好きなんだよッ」
「あたしだって好きよっ」
街子ちゃんは口許を押さえて、蒼ざめた。
俺は耳を疑った。…でも、街子ちゃんは確かにそう言ったんだ。
そうか。自分でも気づかなくて苦しんでたんだね。
察してやれなくて、冷たくしてゴメンね。
俺は慌てて部屋を出ようとした街子ちゃんに覆い被さるようにして
ドアノブにかけた華奢な手の動きを止めるように自分の手を重ね、
反対側の手で素早く内側から鍵をかけた。
あの時、俺の手を振り切って彼奴のとこへ行ったね?
でも今は確かに彼奴じゃなくて、俺のこと好きだって言った。
今度は…今度こそ、絶対に逃がさない。
街子ちゃんは、もう何にも考えなくていいから、正直になってくれよ。
姉弟で愛しあうことが、そんなに許されないことなら、罰は全部俺が背負ってあげるから。
これは多分、現実じゃない。あたしは弟の部屋のベッドに横たわらされ、
弟の長くてキレイな指があたしの服の釦を外してゆき、唇が項をそっとなぞる。
曝け出された胸に顔を埋めた葵が赤ん坊の様に乳首を吸って来た時、
羞恥心に襲われ、涙が滲んで来た。
「あたし、あんたの姉なのに…葵の将来、滅茶苦茶になっちゃうの解ってる癖に
ずっとこうしていたいなんて……葵が不倖になるの、解ってるのに」
「有名大学出て、一流企業に勤めて、好きでもない女と結婚して
愛してやれない子供を作って育てることが俺の将来なら、そんなもの欲しくない」
葵の瞳、声、指、唇、舌……葵の何もかもが熱を帯びてるのに優しく心地よい。
「街子ちゃんと一緒じゃなきゃ倖せな気持ちになんかなれないよ。
街子ちゃんのこと諦めようと思った時、将来の夢とか倖せとかも全部諦めたつもりだった。
……街子ちゃんはどうなの?……俺と一緒じゃ倖せにはなれない?」
ずっと自分では認めなかった言葉が自然と零れ出る。
「……葵が好き。もう、葵以外に考えられない」
そう、これはただの夢なんだ。だから、あたしは何でも言える。
弟に抱かれたがってた薄汚い欲望も、夢の中でなら赦される。
「……葵が欲しい……」
「力を抜いて」
その瞬間、いきなり現実感が戻って来た。
葵が……弟があたしの中に入って来た。
神様!あたしは葵を、弟を愛してます。私達は愛しあってます。
(まちこちゃん、だ〜い好き。まちこちゃんが一番かわいいよ。)
(ありがと。…でも、弟に言われてもうれしくない。)
(じゃあ、僕、弟やめて恋人になってあげるよ)
(ばっかねえ。弟はやめられないのよ。)
(やだ。僕、弟なんかやめたい。恋人がいい。)
(あたしは葵が弟でうれしいよ。
恋人はケンカして別れることあるけど、弟とはケンカしても仲直りできるもん)
(じゃあ、僕、弟のままでいいから恋人になってあげる)
子供の頃の罪のない会話が脳裏に蘇って来た。
……両親と月子ちゃんが帰らない部屋で手を繋ぎあって眠ったあの頃に帰ろう。
今夜もお父さんはおしごとで帰らない。
お母さんはつきこお姉ちゃんをじゅくまでおむかえ。
こんな日は、いつも子どもべやでパジャマでパーティーをするんだ。
ぼくは学校のゲタ箱から持って帰ったバレンタインのチョコレートを
まちこちゃんとわけて食べた。
「まちこちゃん、そんなにチョコレートいっぱい食べて
……ちゃんと歯をみがかないとダメだよ。」
「う〜ん。。」
まちこちゃんは起きない。
お口のはしにチョコレートのかけら。
ぼくはちょっとドキドキしながら、
さくらんぼみたいなくちびるにそっとチュ−してみた。
はじめてのチュ−はチョコレートの味がした。
ぼくらは二だんベッドの下の、同じおふとんにくるまってねむった。
かぜをひかないようにまちこちゃんをギュッとだっこして。
237 :
1:03/12/02 13:47 ID:RYNtw40H
終了です。宜しかったら、感想などをお願いします。
238 :
メガネです:03/12/02 23:29 ID:E8evEE9N
>>1 街子ちゃんと葵君の、純情で切なくてかわいいストーリー
良かったです。
誰にも言えない、二人の切ない思いが伝わってきました。
Hの運びもキレイですよね。
239 :
1:03/12/03 00:11 ID:/NrsCyzL
>>238 ありがとうございます!
メガネさんの作品のエッチ描写は、ホントにリアルで刺激的で
いつも溜息をついてます。誉めて頂けてとっても光栄です。
240 :
名無しさん@ピンキー:03/12/03 00:40 ID:c4K2e6Cl
>237
時系列がちょっと難しかったけど、これは私の問題w
漫画にしたらかるく10巻は行きそうな丁寧な描写でエロ・・・・イイワァ*・゜゚・*:.。..(n`∀`)η゚・*:.。. *
>218
こんなシーン切り取りいいですね
力関係が均衡な萌×毬也・・・
かわいかったです。
241 :
1:03/12/03 09:56 ID:/NrsCyzL
>>240 >時系列
原作の存在を前提に思いっきし飛ばしたり省略したりしてるので
時系列がこんなんになっちゃうんですよねw
最終的には原作知らない方にも楽しんで頂けて、
原作にも興味持って頂けるまでに精進出来ればいいんですが。
絵で表現する分、過去も未来も説明が冗長にならないのが漫画の長所ですね。
>漫画にしたらかるく10巻は行きそう
原作が全2巻なんですが、姉弟が禁忌を犯すまでの育ってきた過程や気持ちを
もっと細かく描けてれば、評価ももっと高かったような気がします。
もっともメジャー誌での連載の長さは、漫画家の意ではどーにもならないので
相原さんが、2巻内でよく纏めてらっしゃるのには感心しますが。
こういうお互いをいたわりあってるふたりだと
兄弟じゃなかったって結末にしてあげたいって思ってしまう
甘い?
243 :
1:03/12/05 09:37 ID:XABdLtpc
>>173レスの「きょーだいじゃなかった落ち」が嫌いって言うのは
血の繋がりがないと萌えないとかって意味じゃないんです。
寧ろ、義姉弟、義兄妹の方が血が繋がってない分、
男女として意識しあってるのが萌え要素になる、ってこともありますし。
きょーだいだから、きょーだいじゃないからって理由だけで当人や周囲の意識が
簡単に変わってしまうのが納得出来ないって言うか。。
親ナイは家庭に問題ありで街子にだけ母の態度も違うって部分、
義姉弟に出来なくないこともありませんね。
244 :
メガネです:03/12/11 22:06 ID:GVXbSs1M
メガネ君第4段です。
基本に戻り、メガネ君視線で書いてみました。
↓
245 :
メガネ君が止まらない:03/12/11 22:07 ID:GVXbSs1M
「100m第1位、下多蝶子殿」
講堂で、学校中の人が見守る中、蝶子さんは舞台に立って表彰された。
「優勝おめでとう」
大きな優勝トロフィーを手にして
「下多選手に拍手を!」
講堂全体が、喝采でどよめきたっている。
拍手に混じり 「かわいいよなぁ」 隣の男子がつぶやく声。
僕は、そいつを睨んだ。
でも、そいつだけじゃない。
他の連中も 「あいつ…抱きしめたら折れそうなのにな」 だとか
「すごいよな…国民的アイドルだよ」 とか言ってる。
大会が終わったら、僕は、蝶子さんを抱こうと思っていた。
蝶子さんは、大会で優勝してしまい、もしかしたら設備が整った他の高校に
転校させられるかも知れない。
―――いつか、僕から離れていくかもしれない
優勝トロフィーを手に、とても嬉しそうに笑う蝶子さんは、かわいくて
早く自分の物にしないと、本当に蝶の様にヒラヒラ舞って
どこかに飛んで行って、誰かにつかまってしまう。
―――もう…待てない
皆が注目する中、僕だけに向かって微笑んでいる。
そんなにかわいい顔で微笑まないで
みんなが君をみるだろ!
―――…欲しい…今すぐ、僕の物にしてしまいたい!
246 :
メガネ君が止まらない:03/12/11 22:08 ID:GVXbSs1M
今日は部活がなくて、早く帰れる。
誰もいない教室で、僕は蝶子さんを待って、夢を見ていた。
―――――メガネ君、行ってくるね!――――
そう言って、背中にはえた蝶の羽をバタつかせて、手の届かない所へ
蝶子さんが僕を置いて世界に羽ばたいて、行ってしまう。
いやだ!置いていかないで!!
羽をもいで、虫ピンで刺して、一生、籠に閉じ込めて
僕から離れて行かないように、鉄の鎖で繋ぎ止めてやる!
僕だけの物…僕から逃げたら…許さない!
人の気配がして、ハッと目を開ける。
目の前に蝶子さんの顔があって、僕の頭に触れようとしていた。
「起きてたの?!」
―――今しかない!!
逃げない様に、蝶子さんの腕をギュっとつかむ。
「大会は終わりました。もう遠慮はしません。」
ガタッ!机の上に押し倒しす。
「僕、蝶子さんを抱きたい!」
かわいらしい唇にキスをする。
「わぁ!」
蝶子さんは慌てて、真っ赤になって僕の胸を押した。
「ダメ…人が来ちゃうよ!」
―――照れてる
「やめてよ!」
僕を押しのけようとしているけど、蝶子さんの腕力が、僕に敵うわけがない。
247 :
メガネ君が止まらない:03/12/11 22:09 ID:GVXbSs1M
熱くなった体で、蝶子さんを押さえつけ
服の上から、胸の膨らみに噛み付く。
ガブ!「痛いっ」
「クス…痛いほどかんでいませんよ?」
「いいんですよ、感じて」 ブラウスの上から、右の乳房の頂を摘む。
「あ…っ」
僕から視線をそらして、眉をひそめた
ドクン―――胸の奥から、こみ上げる熱い思い
「かわいい…もっと顔を見せてください。耳まで真っ赤ですよ。」
―――止められない…
「だめぇ!」
ドン! 両手で僕の胸を突く。
僕は、蝶子さんの腕をにぎり、手に力を込めた。
「抵抗された方が、燃えるんです。」
蝶子さんは、ハッと息を呑んで、下唇を噛む。
「メガネ君…いやだよ…離して……」
蝶子さんは、ゆでだこの様に真っ赤になって力なく抵抗した。
瞳に涙をいっぱい浮かべてる…でも…
「困った顔も、かわいらしいですよ?」
耳たぶを噛んで、顎のラインを舌でなぞる。
蝶子さんの喉がコクンと動く。
そして 「……っ」 かすかに漏れる吐息。
熱い思いが溢れ出す。
「止まらないんです。蝶子さんを僕の物にするまで…」
唇を舐めると、蝶子さんが少し唇を開いた。
「――ん―――っ」
ますます僕は、自分を止められなくなる。
―――もう…イヤとは言わせない!
248 :
メガネ君が止まらない:03/12/11 22:11 ID:GVXbSs1M
「…メガネ君…」
冷たい机の上で、ネクタイをシュルルとほどいて、ブラウスのボタンをはずす。
首筋から胸元にかけて、唇を移動させる。
「ま…待って…」
でも、僕の肩を押している手に、力が全然こもってない。
「もう、どうしもうもないんです…蝶子さんが欲しい」
足の間に体を割りこませて、はだけたブラウスの隙間に顔を埋める。
蝶子さんが、少し震えた。
―――感じてる
足を浮かせて、太ももをスルっと滑って、パンティに手をかける。
蝶子さんは震える声で囁く。
「いやだよ…メガネ君…」
こんなに素直に反応するくせに…
パンティを少し下げると、弾力のある粘液が指にまとわりついた。
「嫌がっても体は正直ですよ…ほら」
「い…や…見ないで…」
「こんなに僕を求めている…」
胸の膨らみを揉みながら、僕はひざまづいて、蝶子さんのパンティを
脱がして、スカートの中に顔を埋めた。
「ああっ……やっ…!」
蝶子さんは右手で、自分で口を押さえてた。
「んんっ…」
249 :
メガネ君が止まらない:03/12/11 22:12 ID:GVXbSs1M
舌を尖らせて、一番感じる部分を攻める。
「…ん…んん……うう……」
体をよじらせて、声を押し殺している。
「…これでも、まだいやですか?」
胸の奥が、熱く痛くなって、たまらなく自分の胸元を掴む。
―――蝶子さんに、嫌われたくない!!
蝶子さんの濡れた瞳の奥に、答えを必死に探す。
「蝶子さん…いいって言って下さい!」
手首を掴んで、唇を開く。
「お願いです!蝶子さんが、いいって言ってくれないと、僕はこれ以上先に進めない!!」
少しの間、沈黙が続く
「…欲しい…」 蝶子さんの細い声
「……蝶子さん」
「メガネ君が欲しいの…」
蝶子さんは、ふるえる声でかわいらしく、僕を求めた。
瞼の奥が熱くなる。
「僕も蝶子さんが欲しい!!」
力いっぱい、蝶子さんを抱きしめた。
250 :
メガネ君が止まらない:03/12/11 22:12 ID:GVXbSs1M
ガクランを教室の隅に引いて、鞄を枕代わりにして、そこに
蝶子さんを寝かせた。
「メガネ君…私こわいの…」――僕も夢中で
ただ、蝶子さんが愛しくて、体が熱くて
体を繋ぎたい、二度と離したくない。
溢れ出す思いといっしょに、体を割りいれた。
漏れそうになる声を、キスで静めて
蝶子さんはまつげを濡らし、僕にしがみ付き、必死に僕を受け入れた。
腰を持ち上げて、深く差し込む。
―――やっと繋がった
蝶子さんの膝を胸の位置まで押し上げて、更に深く…
蝶子さんの中は…あったかくて…深くて狭くて柔らかくて…
ずっと繋がっていたい…そんなに僕を締め付けないで!
頭がおかしくなりそう…誰より大切にしたいのに
メチャクチャに壊してやりたくなるほど、切なくて
蝶子さんの体に僕を刻み込む様に動く。
どこにも行かないで…一生僕だけを好きでいて…
重力がなくなって広い宇宙に放り出されたような、深く暖かい海に沈んで波に
翻弄されるような…生命の神秘にふれて僕は果てた…
―――愛してます…蝶子さん
251 :
メガネ君が止まらない:03/12/11 22:17 ID:GVXbSs1M
まだ、これじゃ足りないけど、グッタリしてる蝶子さんに
これ以上求めることは出来なかった。
「一生大切にします」
二人は今、始まったばかり
「これから二人で、いっぱい愛し合いましょうね」
蝶子さんはコクンと頷いた。
<おわり>
今回はH描写を少なくして、短くしてみました(w
あまり楽しめなかったですか?
読んで下さった方、感想をお願いします。
252 :
1:03/12/12 09:41 ID:VyijctXO
>>251 少年少女の恋と言う初々しさと甘々感が素敵ですw
いつものハードな描写は勿論素晴らしいですが、
こう言った感じのものも好きです。Hなのに少女漫画しててw
ああ〜メガネくんいいね〜!
久々にチョウコが可愛くて萌〜
254 :
メガネ:03/12/12 21:58 ID:iU5sXYaj
>>1 有難うございます。
今回はソフト路線で行こうと思ってたのですが、もう少しH感があっても
良かった気がしてますw
>>253 どうもです。
メガネスレでは、嫌われ者の蝶子ですが、私は 蝶子×メガネ君 萌えますw
メガネくん、いつもエロエロなのをありがと〜。
いつも楽しみにしています!
また新作お願いしますね!
首を長くしてまってま〜す!
禁断を材料に現在練り練り中。
保守しておきます。
258 :
禁断:03/12/31 00:38 ID:HrBdj/m3
毬也に引き取られてから10年が経った。
彼は私を慈しみ、育ててくれた。
両親を亡くし、ひとりぼっちの私に微笑みかけてくれた毬也。
内向的で、いじけた私を日向に出そうとしてくれたのは彼だった。
──高熱に苦しむ私に、冷たいタオルを乗せてくれるその手。
──雷雨の夜、おびえる私のそばで歌ってくれた低い声。
本能で知っていた。この人を離してはいけないと。
でも、この性格がそれを伝えることを躊躇わせた。
毎朝、毬也は私の長く伸びた髪を梳る。
「萌子・・・伸びたな・・・」
鏡越しに視線を交わす。
「短く切りたい」
「ダメだ・・ここまで美しく伸ばすのにどれだけかかったか・・?」
毬也の答えを知りつつも、時々こうして尋ねてみるのだ。
彼の「鎖」をかすかに感じるのが好きだった。
その他にも、毬也は私の体が傷つくことを好まなかった。
自転車もそのせいで乗ったことがない。
「毬也さんって、萌子ちゃんのお兄さんじゃないの?」
「どうしてあのお家で暮らしているの?」
級友たちの屈託の無い質問に、私は何一つ答えられなかった。
それは私が一番聞きたいことだったから。
『どうして毬也は赤の他人の私を引き取って育てているの?』
毬也は私の写真を撮るのが好きだ。
流行遅れの、まるで人形のような格好をさせられて。
傍から見ればずいぶんおかしな事だろう。
でもこれは二人の大切な遊びだったのだ。
毬也がファインダー越しに私を見つめている。
私の何を見ているのか。気持ちに気が付いているのか。
張り詰めた空気の中で、私たちは互いのバランスを懸命に取っていたのかもしれない。
バランスが崩れたのは突然だった。
私は何も知らない子供のふりをして彼に尋ねてしまったのだ。
「どうして毬也は私を引き取ったの?」
毬也のあんなに緊張した顔は初めて見た。
私は思わず口を押さえてしまった。
もうだめだ。私はここを追い出されるだろう・・・・
ふいに抱きすくめられる。
背中に回された手に力が込められ、耳元で囁かれた。
「本当に知りたいか?何故私がお前を側に置くのか… 」
ドキドキして、心臓が苦しかった。
「後戻りは出来ないぞ… 」
その意味することがその時にはよく分からなかった。
恐ろしいような気はしたけど、きちんと知っておきたかった。
私は、毬也の瞳に吸い込まれるように頷いていた。
261 :
禁断:03/12/31 01:22 ID:HrBdj/m3
──続く──
ツヅキお願いしまつ
264 :
禁断:04/01/03 20:53 ID:iOosJelw
毬也は萌子を抱き、自室のベッドにやさしく横たえた。
「少し… 早かったが、私ももう限界だ… 」
萌子の頬に指先を添え、キスをする。
突然の甘美な感触に思わず瞳を閉じる。
(胸がドキドキして… 苦しい… )
プチン… プチン…
ボタンをはずされ、胸元が露わになる。
「やぁ… っ… 何するの?!…なに… 」
羞恥を感じた萌子はイヤイヤをして毬也の手をはねのけた。
「な… なんか怖い・・・・・」
「もう… 後戻りはできないと言っただろう?」
265 :
禁断:04/01/03 21:04 ID:iOosJelw
無防備な萌子の膝を割り、右手で萌子の両手をつかむ。
弱々しい抵抗はかえって毬也を刺激するだけだった。
「萌子… 恨まれてもかまわない。私はひどい男だ… 」
「… っ毬也… ?」
先ほどのキスとは違い、毬也の舌は激しく萌子の唇内に侵入する。
萌子の舌を探り出すと、荒々しく絡め取る。
未成熟な萌子の膨らみを毬也の大きな左手が弄る。
「… んっ… ぅふぅっ」
喉の奥から鼻に抜ける萌子の声は、13歳のものとは思えないほど毬也を昂ぶらせる。
次第に固くなってゆくピンク色の先端を、クリクリと指でつまむと、
萌子の背が仰け反った。
「・・・・・あッ」
初めての官能に、萌子は翻弄されはじめていた。
その反応に毬也の心拍があがってゆく。
唇から首筋、鎖骨へと伝い、毬也の舌がねっとりと萌子の乳首を捉えた。
「・・・あぁっ・・・!」
266 :
禁断:04/01/03 23:50 ID:iOosJelw
毬也の舌は萌子の悦びに応えるように、弾く。吸い付く。
口内でコロコロと転がされると、ピン!と赤みを増す。
その間も毬也の手は萌子のウエスト、ヒップと触れるか触れないかの愛撫を続けている。
上向く顎、白い首、空を掴む萌子の手、それらの仕草全てが毬也をかきたてる。
太ももを撫でていた手が萌子の秘所に伸ばされた。
反射的に閉じようとする足を許さない。
毬也の中指と薬指が下着の上から谷間を滑る。
「……いやぁっ!…!」
しかし、その言葉とはうらはらに萌子のそこは微かに湿っていた。
フ……と笑みをもらし、萌子の耳元に囁く。
「お前が良かろうが悪かろうが…どうせ他に道はない……」
萌子の下着を剥ぎ取ると、入り口の潤みを確かめる。
(クッ……まだ…これでは無理か)
267 :
禁断:04/01/03 23:51 ID:iOosJelw
羞恥に全身を紅潮させている萌子にキスをし、
指先でクリトリスに触れる。
ビクビクビクッ!
電気が走るようなその刺激に、萌子の体が跳ねる。
「……やぁッ!ぁ… ハァっ!」
体の奥から、トロリとしたものが流れ出る。
それを毬也の指がすくい取り、敏感な芽へと撫でつけた。
ビリビリと痺れるような刺激は、次第に快楽の波となり萌子に襲い掛かる。
「… あぁっ……ん……ぁっ!!」
乳首を玩ぶ舌の動きとクリトリスへの指使いが同調する。
2箇所を同時に責められ、切なく喘ぐ萌子の声。
毬也は萌子の膝を立たせると、プクリと膨れた芽に舌を向けた。
「ふッ…ぁああっ!ダメっ!そんなこと…っ!」
毬也の頭をどかせようと手を伸ばすが、力が入らない。
268 :
禁断:04/01/03 23:53 ID:iOosJelw
チュッ……チュッ……ピチャ……
愛液と唾液が混じり、水音が響く。
萌子と毬也の吐息が生む濃密な空気。
顔を上げた毬也は、涙を浮かべて快感に耐えている萌子を見て満足そうに微笑む。
そして潤った秘所に毬也の指が差し入れられる。
「怖い… 毬也っ!」
狭い内部はたった1本の指さえも侵入を阻んでいる。
毬也のそれを受け入れられるとは到底思えなかった。
しかし、やめるつもりのない毬也は、自分のモノにコンドームをつけ
萌子の入り口にあてがった。
固く身をすくめる萌子の膝をつかみ、円を描くように馴染ませる。
そして、少しずつ、少しずつ、挿入していった。
「イタい…っ!毬…也…ぁっ!」
「力を抜け……よけいに痛むぞ…」
ハァ… ハァ… ハァ…
半ばまで納めた毬也の肩が上下する。
萌子の流れる涙を拭うと、残りを一気に押し進めた。
「いやぁぁあっ!」
269 :
禁断:04/01/03 23:54 ID:iOosJelw
貫かれた萌子の体が痛みに震えている。
しばらくその状態を保っていたが、
毬也は興奮を押さえることができない。
「…萌子…もえこ… 」
しずかにピストン運動がはじまり、次第にベッドの軋む音が小刻みになる。
毬也は、苦痛に顔を歪める萌子が可哀相で、早く終わらせてやりたいと思った。
しかし、本能のままに腰を打ち付け、狂ったように萌子の体を貪ってしまう。
「クッ…!」
熱いものをドクンと放出すると、シーツを握り締めている萌子の手をほぐしてやる。
「これは…陵辱だ。私はお前をレイプしたんだ…」
体を離した毬也は萌子を残して部屋を出た。
270 :
禁断:04/01/03 23:55 ID:iOosJelw
───―あの日以来、毬也は毎晩のように私を抱くようになった。
保護者と被保護者という立場を超えて、禁断の関係になってしまった私たち。
あの時毬也が言った言葉…「これは陵辱だ」
14歳になった今でも私の心に深く突き刺さっている。
私は…毬也に玩ばれるための人形として引き取られたのか。
幼く芽生えた恋心を打ち明ける機会もないまま、
今日も毬也の帰りを待っている。
おわり
とても楽しませてもらいました。
「禁断」
いやー、マシンタン風で楽しませていただきました。
ごちそうさまでした。
273 :
禁断:04/01/04 21:33 ID:sbL2WE/d
271さん、272さん、読んでくれてありがとうございました。
楽しいって言ってもらえてホッとしました。
誰か、まお×ゆうや でお願いしまつ。
275 :
名無しさん@ピンキー:04/01/25 22:36 ID:GiASP6/t
保守。
276 :
名無しさん@ピンキー:04/01/26 22:15 ID:WXERl4nj
メガネ君復活あげ
277 :
名無しさん@ピンキー:04/01/28 00:30 ID:3vleXHR8
お久しぶりです。
メガネ君復活記念という事で、メガネ君その後のお話です。
―――あなたの全てを僕が奪いつくす―――
今日はメガネ君と、初めての本格的なデート。
私達は、まずファーストフードで、お昼のハンバーガーを食べた。
こんな事、普通のカップルなら、とても当たり前の事なのに、すっごく嬉しい!
嬉しくてドキドキする。
目の前で、シェイクを飲むメガネ君に見とれちゃって…
メガネ君は、優しく微笑んで、少し首を傾げながら言った。
「これからどこに行きますか?」
ああ、かっこいいな…メガネ君。
「うーん…メガネ君は、本屋に行きたいんだっけ?」
どこでもいいんだ!今日は時間がたっぷりあるから、ずっとメガネ君と一緒にいられる!
「僕の行きたい所でいいんですか?」
メガネ君の言葉に、一瞬ドキッした。
「うん、。いーよ。」
好き…どこへでも連れてって…メガネ君。
「…僕ホテルに行きたい。」
突然、真顔で言う。
ドクン「え!」
「い、いきなり…デートは始まったばかりだよ?」
「嫌ですか?」
私の顔を覗き込む様に見てる。
ドクンドクン…
「い…嫌じゃ…ないけど…」
278 :
メガネ君その後:04/01/28 00:32 ID:3vleXHR8
メガネ君は、すばやく席を立ち、私の手を掴むと、そのまま店を出た。
突然の事で、頭が回らない。
初めて、メガネ君と手をつないで町を歩いているのに、ウインドーショッピングをする余裕もないなんて!
きっと、つないだ手から、汗と緊張が伝わってる。メガネ君の顔がまともに見れない。
私は俯いたままメガネ君につれられて歩いた。
すごく緊張して、心臓が口から飛び出そう…
本当に…ホテルに行くの?…メガネ君。
メガネ君が立ち止まる。
「ここにしましょう。」
――ドキィ!!
ラ…ラブホテル…着いちゃった…
ギャ―!!どうしよう!!
「ここですね。」
部屋のドアを開け、メガネ君が私を先に入れる。
目の前にいきなり大きなベットがあるよ!
ガチャン
ドアが閉まると、メガネ君が私を後ろからギュッと抱きしめた。
「蝶子さん…」
左手で私の顎を上げ、耳の後ろから頬に唇を這わせる。
ビクッ「あ…メガネ君」
少し驚いて離れようするけど、メガネ君は腕に力を入れて、離してくれない。
「逃げられませんよ。蝶子さん。」
ドクン…
息が…胸が苦しい…急すぎるよメガネ君…
嬉しくて、恥ずかしくて、ドキドキして、少し怖い。
279 :
メガネ君その後:04/01/28 00:34 ID:3vleXHR8
メガネ君は少し乱暴に私の胸を探る。
「ハァ…ハァ…」耳たぶに熱い息がかかる。
メガネ君の左手がブラウスをまくし上げ、ブラの下に滑り込む。
直接、メガネ君の手の平が私の胸をまさぐる。
「メガネ…く…」
メガネ君の右手がスカートの中に入ってきた。
「待って!あ…」
私が内股で足を閉じているのに、膝と膝の間に右手を入れて、恥骨の辺りまで引き上げる。
ビクン「ああっ…い…や…ぁ…」
「蝶子さん…かわいい…ハァ…ハァ…」
メガネ君は、更に私を押さえて、パンティの中に手を入れた。
「ダ…ダメッ…あ…んん…」
どうしたの?なんでこんな…まだ…急すぎるよ…
ふっと顔を上げると、なんと目の前が鏡張りだった。
鏡に、メガネ君と、メガネ君に羽交い絞めにされた私が映ってる!
「あ…ああ…」
なんていやらしいの!!
鏡の中のメガネ君と目が合い、メガネ君の口元がフッと笑った。
「やだあ!!!」
ドンッ!!私はメガネ君を夢中で突き放した。
ハァッハァッハァッハァッ…
メガネ君はハッとした顔で言った。
「す、すみません。蝶子さん。」
「…。」
メガネ君は俯いて、少しシュンとなった。
「蝶子さんが、黙ってついて来てくれたのが嬉しくて…つい…すみません。」
落ち込んだ様な顔。私、メガネ君のこんな顔弱いんだ。
シュンとなったメガネ君を見て、少し緊張も和らいできた。
「いいよ…メガネ君。ベ…ベット行こう。」
「…ええ。」
280 :
メガネ君その後:04/01/28 00:34 ID:3vleXHR8
ベットに入ると、メガネ君は少し優しくなったけど、やっぱり気持ちを抑えられないみたい。
舌と舌がこすれるキスは、だんだん激しくなっていった。
メガネ君は、自分で服を脱ぎ捨て、裸になると、私の服も脱がせる。
現れた胸の膨らみを両手で優しく揉みながら、指で乳首を摘む。
「んん…」
乳首を口に含み、舌で転がしたり、甘噛みしたり、
チュ…チュル…コロコロ…ペロ…チュル…
「ああ…ああん…」
体中が熱くなる…私の体がメガネ君を覚えている。
あの日、メガネ君を知ってから、体の奥がずっと疼いてて、メガネ君を待ってる。
メガネ君の舌が、ツーとわき腹を滑り、更に下へとおりて行く。
私の足を広げて膝を立たせて、その間にメガネ君は顔を埋めた。
ペロ…チュ…チュ…ペロペロ…チュル…ヂュゥゥ…
「ああっ…い…や…ぁ…ふっ…んんっ…」
敏感な所をメガネ君の舌先でこすられて、吸われて、私はメガネ君の髪をクシャクシャにする。
ビクンビクン…
「ああん…メガネくぅん…ああっ…」
体が震えて、愛液が溢れ出してくるのがわかった。
ハァッハァッハァッハァッ…
「気持ちいいですか…」
メガネ君も大きく息をついていた。
281 :
メガネ君その後:04/01/28 00:37 ID:3vleXHR8
「入れますよ。」
グ…
メガネ君の物がゆっくり押し込められる。
「蝶子さん…力を抜いて…」
グググ…
「あ…うう……」
やっぱり、メガネ君の、私には大きすぎるんじゃないかな…
ゆっくり腰を進めて、少し抜いて、また進入する。
徐々に体の中がメガネ君でいっぱいになる。
「ああ…はぁ…」
メガネ君も吐息といっしょに声が漏れている。
「…蝶子さん…きつ…い…うっ…はぁっ…」
体を前後に揺らしながら、奥へ奥へと進んでくる。
メガネ君は、スピードを上げて、腰を動かす。
メガネ君に奥をつかれて、渦を巻く快感が押し寄せてきた。
「ああ…はぁ…んん…ああっ…メガ…ネ…く…」
そんなに早くしたら…ああっ!!
体がキュゥっと引きつって、メガネ君の物を強く締め付けた。
「ああ――っ」
ビクン…ビクン…
体中が震えて、それでもメガネ君はまだ私の奥をついてきて、快感が止まらない。
「……っ……あああ!!!」
声にならない程の感覚が体中を突き抜けた後、私の体の中で、メガネ君の物が
大きく脈打った。
ドク…ドクドク…
「……う…っ…あ……く…」
メガネ君の体も震えて、力が一気に抜け落ちたように大きく息をつきながら
私にもたれかかった。
そのまま、私のおでこにキスをして、少し見つめ合った後、私は気を失うように眠りに落ちた。
…つづく…かも
282 :
名無しさん@ピンキー:04/01/28 13:27 ID:wjwzJX0k
ありがとうございます!
メガネ君に萌え!
ぜひ続きをお願いします!
283 :
名無しさん@ピンキー:04/01/28 20:05 ID:bt38g2Kq
GJ!さすがですね!
次回はメガネ君一人称キボーン♪
相変わらずメガネ君いい!!続き読みたい!
嫉妬で壊れて危ないメガネ君が兆個犯すのキボーン♪
今まで投稿したことはないですがメガネでレイープ直後の小説を考え中です
できなかったらスマソ
>>285 気軽に投下して下さい。職人不足にあえいでいます〜
では投下してみます。
蝶子さんがレイプされたのは3日前のことだった。
グッタリしている蝶子さんを抱きしめた時に言われた一言が僕を縛っていた。
「さよなら。メガネ君・・・」
どうして、どうしてあんなこと言ったんだよ・・・
それから僕は蝶子さんの心を取り戻そうとがんばったのに
いつもいつも邪魔が入ってできなかった。
今日こそ蝶子さんを振り向かせようと蝶子さんの家の呼び鈴を押した。
「はい」
蝶子さんが出てきた。
僕だとわかるとドアを閉めようとした。
「逃げないでください・・・!」
僕は家の中に強引に押し入った。
「だめだよ・・・。私にはもう、メガネ君に好きでいてくれる資格がないの!」
蝶子さんの手を取り強引に蝶子さんの部屋に向かった。
「僕は蝶子さんがどうなってもずっと愛しています。
どうしようもないんです。
そこまで僕を拒絶するなら僕を殺してください!」
部屋の中でしばらく沈黙が続いた。
「ごめん・・・なさい・・・」
蝶子さんが泣きながら僕にしがみついてきた。
「私、ずっと嫌われるんじゃないかって不安だった。
でも、もう大丈夫・・・」
蝶子さんは僕にキスを求めてきた。
3日ぶりのキス。
少しづつ舌を絡ませる。
僕はキスをしながらゆっくりと服を脱がしていった。
蝶子さんの胸にはあいつの付けた跡が点々とあった。
その跡の上から僕は強く吸った。
悔しい・・・
僕が絶対にあいつの跡を消してみせる。
蝶子さんの体の隅々に唇を這わせた。
腕も、胸も、足も、腰も全てが愛しかった。
欲しい。もっと。
「貴方にとって僕は最初の男なんですよ。」
「・・・うん」
ペニスを蝶子さんのお尻ににあてがい、挿れようとした
「!!!なっ、何するの!?」
ビックリしている蝶子さんの制止を振りきり僕は言った。
「貴方がいけないんですよ・・・
あんな奴に隙を見せた罰です。
貴方は僕だけのものなのに・・・!
今度他の男に隙を見せたら許さない」
僕はゆっくりと腰を進めた。
少しづつ僕のペニスが蝶子さんのお尻に入っていく。
「ううっ・・・」
苦悶の声さえも愛しい。
その一方でこの声をあいつが聞いたことが悔しくて仕方がなかった。
だからもっと声を聞きたいと思ってもっと深く挿しこんだ。
「ああ――――!」
もっと、もっと聞きたい
僕が突く度に蝶子さんは声をあげた
「あっ・・・ああっ・・・んっ・・・」
もっと・・・
それから何分経っただろう。
気がついたら蝶子さんは僕の腕の中で眠っていて
蝶子さんの目元にはうっすらと涙の跡がついていた。
顔には苦痛の色が浮かんでいた。
結局榊への嫉妬と蝶子さんの「さよなら」という言葉が哀しくて
僕は一方的に蝶子さんを求めてしまったのだ。
こんな形でしか貴方を抱けなかったことが悔しくて
僕は3日前とは違う涙を流していた。
―おわり―
下手な文章だらけで肝心のHがしょぼくてすみません・・・
あくまでも「はじめて」にこだわるメガネ君に萌!
意外な展開に目からウロコでしたわw
さらにさらに蝶子を玩んでやってくださいましw
293 :
名無しさん@ピンキー:04/01/29 23:50 ID:CT7TekG3
面白くてビックリしましたわ。
これくらい強引じゃないと、蝶子は手に入らないですね!
メガネ君の苦しみがよく出てて、変態チックでいいですよ〜!w
う〜いえー☆新しい神さん降臨祝〜☆
おもしろかったよ!また出来たら投下して下さいませませ!
読んでくれてありがとうございました〜
おもしろかったと言ってくれたのが凄くうれしかったです
>>281の続きです。
ザアアアア――
シャワーの音が聞こえる。
目が覚めると、隣に蝶子さんがいなかった。
「蝶子さん?」
少しだるい体を起こして、蝶子さんを探しにバスルームへと向う。
―ガチャ― バスルームのドアを開く。
蝶子さんは、しなやかに体を伸ばして、シャワーを浴びていた。
お湯は、滝のように、蝶子さんの体に沿って伝い落ち、ピチャピチャと排水溝に流れ込む。
僕に気づいて、蝶子さんがハッと振り向いた。
「や、やだ!バカ!エッチ!!」
両手で胸を隠しながら、顔を赤らめてる。
―――別に隠さなくてもいいじゃないですか。
「クス…僕も入ります。」
蝶子さんは驚いてたけど、かまわずバスルームに入る。
「ちょっと…メガネ君!」
「僕が洗ってあげますよ。」
ボディソープを手に取り、スポンジに含ませ軽く手で揉んで泡をたてる。
「いっいいよ!」
「じっとして下さい…」
ゴシゴシ…ゴシゴシ…
後ろから、軽く、優しく、マッサージする様に…首筋から肩をこする。
蝶子さんは観念したのか、少し俯いて、僕に身を任せた。
ゴシゴシ…ゴシゴシ…
柔らかくてきれいな肌は泡に包まれていく。
ザアアア――――
さっきからシャワーを出しっぱなしで、バスルームは湯気がモウモウと立ち昇り
視界が狭くなり、蝶子さんの体しか見えなくなった。
だんだん体が熱く、息苦しくなっていく。
シャワーの音と、立ち込めるボディソープの甘い匂い。
排水溝に流れる水の音。
かわいらしい胸を隠している手を、そっとのけて、スポンジを滑らせる。
「あ…」
蝶子さんの体がピクンと動き、逃げそうになったので、思わず体を密着させた。
後ろから抱きしめる形で、蝶子さんの肩にキスをする。
蝶子さんの体が少し動くと、僕の体と泡でこすれて、全身を撫でられてるようだ。
泡のついたかわいらしい胸を、スポンジの持ってない手で揉むと、つるつる滑って
乳首だけが五本の指に当たり、そこを確かめるように揉んでいく。
「や…ぁ…」ビクン
「…ハァ…すぐに反応するんですね…」
「バカ…あ…ん…」
左手で胸を滑るように揉みながら、スポンジを蝶子さんの下腹部へずらす。
「やぁ…そこは自分でやるよっ!」
蝶子さんの声を無視して、キュッとスポンジを足の間にねじ込んでから、
柔らかい毛と、自分の手にたっぷりと泡をつけて、スポンジをパシャっと、タイルに落とした。
「メ…メガネ…ああっ!!」
二本の指を割れ目に滑り込ませ、熱く濡れた肌を優しく撫でる。
「あ…ふ…ぅ…っ…ん…」
小さな肩を震わせて、声を押し殺し、全身で蝶子さんは感じている。
左手で乳首をこねて、ひねりつぶしながら、右手の指を細かく動かして
僕のいきり立った物を蝶子さんの背中にあてがい、泡で滑らせた。
「ああっんん…メガネく…ん…あ…はぁ…ん」
蝶子さんの声がしだいに大きくなり、エコーがかかってバスルームに響く。
もっと…もっと声が聞きたい。蝶子さんを僕に酔わせたい!
細い首筋にキスをしながら、泡だらけの全身を夢中で撫で回した。
―――これ以上すると、僕が射精感に襲われそうだ…
「…ハァ…ハァ…蝶子さん…続きは、ベットに行ってから…」
ビクン「あ…やめないで…」
――ドク―― 蝶子さんが僕を求めている!
「メガネ君…気持ちいいの…おかしくなりそう…」
全身から滴り落ちる水滴を光らせて、体を火照らせて、涙を少し浮かべて僕を見上げる。
そんな蝶子さんを見て、自分が止められるはずがなかった。
―――蝶子さんの中に入れたい…!
「ハァハァ…蝶子さん、もっと…僕を求めてください…」
「メガネ君…んん…ああ…あ…」
指の動きに合わせて、蝶子さんの体はピクッピクッと震えていた。
しだいに蝶子さんは立っているのがやっとの状態になって、タイルの壁に手をついてもたれ
かかった。
蝶子さんを支えながら、蝶子さんの手の隣に手をつく。
「…ハァ…蝶子さん…このまま後ろから入れてもいいですか…」
「…うん、メガネ君。入れて…」
―――蝶子さんのそんな言葉を聞くのは…初めてだ…
中に出さないように気をつけます…蝶子さんもう少し足を開いて下さい。」
言われるままに、蝶子さんは足を少し開く。
「この辺に手をついて下さい。」
僕の言う通りに手の位置をずらした。
―――そんなにも僕を待っているんですね。
「ハァ…ゆっくり入れますから…。」
柔らかいひだの間に、僕の物をあてがい、ゆっくりと挿入していく。
ヂュ…グググ…
蝶子さんのそこは、熱く粘液があふれ出して、僕の物が包みこまれていく。
「う…あ…」
初めて、ゴムを装着せずに入れて、蝶子さんの感触が直接味わえた。
奥へ奥へと誘導するひだの感触。熱く柔らかくまとわりつく粘液。
熱い内壁は、僕の物をザラザラと締め付けてきた。
「ふっ…く…はぁ…」
グ…ググ…
僕は深呼吸しながら、ゆっくりゆっくり腰を動かした。
そうしないと、刺激が強すぎて、中に出してしまいそうだから。
グヂュ…ググ…グヂュ…
「あん…あああ…メガネくん…いいっ…」
今まで聞いたことのない、蝶子さんの甘い声。
少しづつ、僕の色に染まり、開花していくようだ。
グッ…ググ…グヂュ…
「ああん…はぁん…メガネくぅん…んん…ああ…」
蝶子さんの色っぽい声がバスルームに響きわたる。
「あ…蝶子さん…ハァ…ダメです…ハァ…」
―――これ以上進んだら…中に出してしまう!
「ふう…ハァ…」
僕は、腰の動きを止めた。
「いやぁ…やめないでぇ…」
蝶子さんは僕をキュっと締め付けた。
「ハァハァ…ちょ…蝶子さん…ダメです…これ以上は…もう…危険です…ハァ…」
「やだ…もう少し…お願い…メガネ君!」
―――こんなに僕を求めているのに…ここでやめる訳には…
僕は必死に射精感を我慢して、腰を進めた。
グググ…
「あ…はぁん…メガネ君…好き…ああっ」
「く…ぅ…僕…も…好き…です…あっ…ハァ…」
グチュッ…ググ…グヂュ…
「もっと…もっと…」
「ああっ…ハァハァ…蝶子さん…本当に…もう…ハァハァ…」
―――ごめんなさい――蝶子さん
僕は、自分の物を引き抜いた。なんとか射精せずに持ちこたえている。
「やぁ…抜かないで…」
「ハァ…蝶子さん…ごめんなさい…もう…限界です…っ…」
振り向いた蝶子さんは、少し眼がうつろで、快感の途中から抜け出せないみたいだ。
駄々をこねた子供のようにすねた顔。
僕は、形のいいおでこにキスをした。
「ベットに行きましょう…」
「…」蝶子さんは動かない。
「蝶子さん?」
「うん…わかった。…メガネ君…先にお風呂入いろ…」
「ええ…そうですね。」
バスタブにお湯は半分くらいしか入ってなかった。
先に蝶子さんがパシャっとお湯につかって、体操座りしたけど、おへその辺りしかお湯がない。
―――蝶子さん、少し怒ってるみたい。我慢してるんですね。
「お湯、少ないですね。」
僕も蝶子さんの隣に座った。
なぜか、少し沈黙が続く。
僕は、やっぱり蝶子さんの体に触れたくて、自然と蝶子さんの腕をつかんでいた。
引き寄せて、キスをするけど、唇を舐めても蝶子さんは唇を開いてくれない。
仕方なく、蝶子さんの胸の二つの膨らみの間にキスをする。
胸を揉みながら、乳首に唇を這わせて、舌で何度も突起を舐め上げた。
「ぁ…」
少し開いた蝶子さんの唇に、僕の人差し指を差し込んで、愛撫を続けると、蝶子さんは
声を出す代わりに、僕の指をいやらしく舐めて吸った。
チュポ…チュチュ…チュル…ピチャ…
バスルームに、僕が愛撫する音と、蝶子さんが指を吸う音が響き渡る。
指を引き抜き、僕がキスをすると、蝶子さんは思いっきり舌を絡めてきた。
「んん…ん……」
舌と舌をこすり合わせて、僕もたまらず、体を押し付ける。
蝶子さんを抱きしめて、蝶子さんも僕に深く抱きついて、とても激しく、情熱的に
このまま溶けてしまうかのような、甘く切ないキス。
蝶子さんを僕の体に取り込みたい…
ずっと交わっていたい…蝶子さんも同じ気持ち…
唇が離れて、蝶子さんを見つめると、体中をピンクに染めて、ハァハァと小さな呼吸をしていた。
一瞬、蝶子さんの、うつろだった眼が正気に戻る。
突然、僕の体をグイっと押して、僕をバスタブの縁に押し付けた。
そして蝶子さんは素早く、僕の上に乗って来た。
「……!!蝶子さん!!」
ゆっくり体を落としながら、僕の物を飲み込んでいく。
「あっ…ああ―」
「うう…蝶…子…さ…」
身を捩じらせながら、体を最後まで沈めて、僕の首筋に抱きつく。
「あっ…くぅ…ダメですよ…蝶子さん…ハァ…」
「だって…メガネ君がいけないんだよ…」
―――熱い…腰から溶けてしまいそうだ…
これ以上くっつく事は出来ないほど、蝶子さんと体を密着させて、僕は動けなかった。
いや、動いてしまったら、蝶子さんの中に白濁を放出してしまう。
それでも、ジンジンと快感が押し寄せてきて、腰から痺れていく。
蝶子さんを突き上げてしまいたい衝動を必死で抑える。
「ハァ…メガネ…君…ハァ…」
「う…く…ぅ…」
蝶子さんが少し体を起こした。
それだけで、衝撃を与えられたように、快感が押し寄せてくる。
「う…あぁ…蝶子さん…離れて…ハァハァ…」
蝶子さんはギュと目をつむり、眉根を寄せて、まるで聞こえてないようだ。
「ああ…ああん…はぁ…」
蝶子さんがゆっくり体を前後させる。
バシャバシャ…
「ああっ!!…ダメです!動かないで…っ…ああっ…」
聞こえてるのか、聞こえてないのか、僕の声を聞いて、動きが早くなる。
「あん…はぁん…メガネ…く…ん…ああっ…」
バシャッバシャバシャッ…
「…っ!!蝶子さんっ!!もう…本当に…ダメ…ああっ…離れて…」
グググと押し寄せる射精感はもう、こらえようがなかった。
バシャッバシャバシャバシャ…
「メガネ君…いいっ…いいっ…あっ…」
―――もう…限界だ…
「メガネ…くぅん!ああっ…はぁんん…」ビクン…
蝶子さんの体がキュウウっと僕を締め付けてのけぞった。
「ああっ!!ダメ…ダメ…蝶子さ……中に…っ!!」
バシャン!!
僕は夢中で蝶子さんの体を押し上げて、体を離し、蝶子さんをバスタブの中につき倒した。
その上に押し乗り、蝶子さんの乳首を吸い上げながら、自分の物の先端を手で押さえて
白濁を手の平に吐き出す。
「う…んん――…っ!!!」
ドクドクと溢れる白濁は指の隙間から、ダラダラと流れ落ちていった。
「くぅ…っ…んっ…ハァハァ…ハァ…」
―――危なかった…
少しして、蝶子さんは体を起こした。
「あいたた…メガネ君…」
体を震わせながら、呼吸の激しすぎる僕を見て、蝶子さんは心配そうに言った。
「メガネ君…大丈夫?」
「ハァハァ…蝶子さんがいけないんですよ…もう少しで危ない所でした…ハァハァ」
「やっぱりメガネ君は真面目なんだね…」
「当たり前ですよ!」
―――もう、決めました。蝶子さん…ベットでは覚悟しておいて下さい!!
…つづく…かも…
流れが自然で(・∀・)イイ!!!
朝からとても萌えました
ぜひ続きをおねがいします
いい!!いいです!続き、期待してます!
皆さん感想有難うございます!
でも、今度の続きがなかなか出来なくて…
良かったら誰か続けてくれませんか?
>306
ふふふ、イジワルですね・・・・(メガネ風?)
メガネはキャラ立ってるからエロ書きやすいよね。
でも、自分は書けないけどさッw
は、はやくメガネの続きを・・・!お願い!!!
途中でやめるなんていじわる!(by兆個
メガネさん、蝶子さんのもメガネ君のも、性格を良く捉えてて
すごーくいい感じです。
どうか続き頑張ってください。
続きが大変なら別のメガネ話でもいいですから・・・。頑張って!!
312 :
名無しさん@ピンキー:04/02/07 16:11 ID:N3snaEtV
日曜の夕方――
僕は蝶子さんと映画館を出て、ハーゲン○ッツに立ち寄った。
蝶子さんは真剣にアイスを選んでいる。
その様子が子どもっぽくて可愛らしい。
「クス・・・何でも言って下さい。」
僕はコーヒーと、蝶子さん(苦渋の決断?)のキャラメル
フレーバーのアイスをオーダーし、席に着いた。
「メガネ君、映画おもしろかったね!
メガネ君はどのシーンが良かった??」
嬉しそうにひんやりとしたアイスを口に運ぶ蝶子さん。
薄紅色の唇が愛しい。
「そうですね・・・僕は・・・」
蝶子さんは僕を見つめながら
ちゅるるとスプーンからはちみつ色のクリームをすくい取る
その小さな唇を早く塞ぎたい・・・
僕はいつも彼女の前では平静でいようと努めているけれど、
彼女の無防備な姿を見るたび
滅茶苦茶にしたい欲望に駆られる。
――欲しい
僕はコーヒーカップを置き彼女が食べ終わるのを待った。
「どこに行きましょうか?」
僕は笑顔で訊ねる。
「え・・・どこでもいいよ。かっ帰ろうか?」
蝶子さんの顔が真っ赤だ
このあとの事を予感してのことだろうか。
――自分から言うのは嫌なくせに・・・
抱かれたいんだろう?
「分かりました。では帰りましょう、明日は蝶子さんも忙しいですから。」
足早に駅へ向かう。
蝶子さんの足取りは重く、僕に引っ張られるように進む
「え・・・待ってよ」
「残念ですね、もう今月はデートできる日が無いのに」
「・・・メガネ君」
立ち止まり、つないだ蝶子さんの手が、きゅっと強まる
「もう少しなら、いいよ」
僕は口元がほころびそうになるのを必死で我慢する
――まだ、許さない。
「いえ、もう暗くなりますし、おばさんも心配するでしょう?」
「メガネ君は、私といて楽しくないの!?」
「楽しいですよ。蝶子さんは、どこか行きたいところが
あるんですか?さっきから、泣きそうな顔をしていますけど」
「べっ別に無いよ!!!」
「クス・・・そんなに僕と一緒にいたいんですか?」
「違うよ!バカ!もういい」
「そうですか。では今日はこれで」
蝶子さんの手を離しくるりと踵をかえす
僕はゆっくり駅へ向かうが彼女の足音は聞こえない
今彼女がどんな顔をしているか僕には手に取るようにわかる
――早く求めてこいよ。
そのとき。
「・・・・・待って!!」
「どうしました?」
僕はゆっくり振り向く
彼女は僕の元へ走り寄って、シャツのすそをつかむ
「メガネ君・・・メガネ君と二人きりになりたい」
「二人きりになって・・・?」
「二人きりになって、、、キスしたい」
「キスならここでもしますけど?」
「・・・・・・」
人の流れが止まったのを見て蝶子さんの頬に軽くキスする
「ほら」
「キスだけじゃなくて・・・もっといろいろ」
「いろいろ?たとえば何ですか?」
「体育祭の日・・・教室で、したでしょ」
「え、何ですか?聞こえませんでした」
顔を赤らめて小声でつぶやく蝶子さんに、いじわるする
「メガネ君と、えっちしたいのっ」
待ち望んだ言葉が彼女から出る
「蝶子さん、僕に抱かれたいんだ?」
コクンと小さく頷いた
続きはID:pFq4JvQhさんの「メガネ君その後」、
「―――蝶子さん…ベットでは覚悟しておいて下さい!!」
からでよろしくお願いします☆
あげてしまって申し訳ありません・・・逝)
イイ!よすぎる!なんでそんなにじょうずなのぉぉぉ
漫画のイメージそのまんまの会話!!
素晴らしい!
>>314 面白かったです!創作意欲がわいて来ました!有難うございます。
実は、あの続きを考えていたのですが、メガネ君攻めだと、ソフトSMっぽく
なってしまうんです。(なりますよね?)
そこの加減が難しいのですが、今週末ぐらいには乗せようと思います。
皆さんもエロなくてもいいので、どんどん小説載せてくださいませ。w
ソフトSMいい!!がんがんやらせてくれッ!
319 :
メガネ屋:04/02/10 14:37 ID:yitcf6vg
314の者です、
こんなにレスもらえると思ってませんでした。嬉しい!
読んで下さってどうもありがとうございます。
実は続きを書いてる最中です。ソフトsmです。w
もしよろしければ、また載せようと思います。
メガネさん、いつもステキな作品ありがとうございます。
次回作楽しみにしてます!
メガネ屋さん!めがねさん!お願いします!
本当に心から待ってます!
321 :
メガネ屋:04/02/10 21:04 ID:d61jO4Np
続けて書き込み失礼します。
できたので補完しときます。
かなり長くなってしまって、うpするの躊躇ったのですが、載せちゃいます。
4コマぐらいお借りしますね。
読んでいただけたら光栄です。では、いきます。
僕は込み上げてくる想いを抑え、口元のほころびを彼女に見られないよう顔を背けてメガネのずれを直す素振りをした。
――今日はもう少し苦しんでもらいましょうか。
僕は黙って彼女の手を引いた。いくらか歩くと、夜を待つひっそりとした歓楽街に辿り着いた。
彼女は黙ったままうつむいている。適当なホテルに入り、チェックインした。
ドアの前で、二人きりになったとき、彼女は突然口を開いた。
「・・・メガネ君来たことあるの??全然道迷わなかったし!」
「ありませんよ。さぁ、どうぞ」
疑惑のまなざしを向ける蝶子さんをなだめながらドアを開き、入るよう促した。
照れ隠しの為だろうか、蝶子さんは突然、白々しく大はしゃぎしながら靴を脱ぎ捨てて、部屋に駆け込んだ。
「わーーー!!ベッドおっきぃー!!」
靴を脱ぐ僕の目に、ベッドにダイブする姿が映る。
――彼女はいつもこうだ。ほんとに子どもっぽい・・・
少し苦笑して、部屋のカギをかけた。僕はベッドと斜め向かいにあるソファに掛けて彼女を眺めた。ぱっと目が合う。
「メガネ君もこっちおいでよ」
「蝶子さん、誘ってるんですか?」
「ちっ違うよ!」
「冗談です」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「さっき、僕に抱かれたいと言ったのは真実ですか?」
蝶子さんは、えっ、というふうにうつむいていた顔を上げ、少し苦しそうな表情を浮かべる。
そして、ベッドから起き上がり僕の前に歩み寄ってきた。
「ほんとだよ。私、メガネ君のこと」
彼女の一言ひとことを決して聞き逃さないよう耳を澄ます
「メガネ君のことすごく・・・好きなんだから・・・」
僕は微笑んで、太腿を開き、彼女を導いた。彼女の手を取り、手背にくちづける。
「とっても嬉しいです。素直に言ってくれましたね。少し前なら、絶対、そんなこと言ってくれなかった」
「だって恥ずかしいんだもん。今も少し恥ずかしい」
「知られたくないの、私がメガネ君しか見てないこと」
彼女は視線をそらす。
「蝶子さん」
視線をほんの少し鋭くして、彼女をじっと見つめる。
おそるおそる彼女もこちらに目を向ける。
「これからはもっと素直になってもらいますよ。僕は、常にあなたの口から真実を聞きたいんです。
もっと知りたいんです。今まで僕のことをどう思ってきたのか、今、何を考えているのか。全てを」
「・・・・・・そんなの言えないよ」
「そうですか。困りましたね。心を開いてくれないあなたを僕は抱けない。僕は、レイプをしにここに来たのではありませんので」
蝶子さんは焦った様子で言葉をつなぐ。
「ごめん。私メガネ君に嫌われるのが怖いの。ずっと好きでいてほしいの」
切実な表情に、僕は心をうたれる。
「クス、嫌いになったりしません。約束します。だから、怖がらないで、僕にゆだねて」
「・・・私の心、メガネ君のものだよ」
蝶子さんはとろけそうな笑顔を浮かべ、ソファにかけた僕の肩に手を回し、よりかかってきた。
蝶子さんが、僕にキスする。
予想外の彼女からのキスは僕に感情の高まりを与え、その衝動が彼女の唇を激しく求めた。
彼女の舌は信じられないほど小さく、甘い。
その小さな口腔を思いのままに犯す幸福感を存分に味わい、
僕の舌は彼女の耳元、首筋をつたった。
蝶子さんから吐息が漏れる
「・・太一朗ちゃん、抱いて」
「はい。」
――第一段階クリア・・・
あまりにも思い通りに蝶子さんの気持ちを誘導できたことに悦楽を感じ、
僕は小さな達成感を得る。
そして間もなく底なしの征服欲が僕を包んだ。
「脱いでください」
「・・・え、ここで?」
「はい」
「せめて明かりだけでも落として」
「僕に見られるのが嫌なんですか?それとも気が変わった?」
「ちがうよ」
彼女はうつむいてカーディガンのボタンを一つづつゆっくりと外す。
カーディガンとブラウスの前を開いたあと、キャミソールを片手でめくりもう片方の手で僕の手を彼女の腹部に導いた。
「ほら、脱いだよ」
指先から彼女の体温が伝わってきた。
「まだ残っていますけど?僕に脱がせて欲しいんですか?」
僕は手を上の方へ進め、ブラのホックを外し、手のひらで蝶子さんの小ぶりな胸を包み込んだ。
指先でその突起をなで、転がし、摘まむ。だんだん強くなる愛撫に、蝶子さんは敏感に反応する。
頬が紅潮し、呼吸が荒くなり、突起は硬度を増してゆく。
僕は動きを止めた片方の手を、蝶子さんの下腹部をつたい、下着の中に滑らせた。
そこは既にしっとりと濡れている。
指が潜ると、クチュ・・・チュ・・・と静かな部屋に小さく音が響く
「・・・はぁっ」
蝶子さんの重心が定まらなくなり、今にも崩れそうになる。僕はゆっくり立ち上がり、蝶子さんをベッドに沈めた。
上に覆い被さる様にして、愛撫を続ける。
「あっ・・・あぁん・・・」
蝶子さんから精一杯絞り出したような声が漏れる。
「気持ちいいですか?」
蝶子さんは目を閉じたままでコクンと頷く。
陰核に円を描くように指を這わせ、その刺激を、その速さを徐々に強める。
「あっ・・あっ・・いい、あん・・あ・・もうだめっ」
――蝶子さん、可愛いもっと見たい、僕の蝶子さん――
僕は蝶子さんの表情を目に焼きつけてから、彼女が達する直前でそっと手を止めた。
「メガネ君?」
蝶子さんは泣きそうな声で僕を見あげる
「蝶子さん、どこが感じるのか教えてください。まだ蝶子さんの体をよく知らないんで」
「さっきのままでいいよ、早く続きしてよ」
「こんな感じでしたか?」
軽く胸をなでる。先ほどの刺激と比にならないほど、優しく。中途半端な刺激は彼女の欲求不満を煽るに違いない。
――僕を求めて、僕をねだる蝶子さんが見たい
僕は蝶子さんの隣に体を翻し、肘をついて蝶子さんを見つめた。
「蝶子さんはひとりのとき、どんなふうにしているんですか?」
「・・・」
「答えてくださいよ。」
「しないよ、そんなの」
「本当ですか?僕はしますけどね。蝶子さんを思い浮かべながら」
太ももをなでる。
「やっやらしい!」
「そうですか、淫らな事はお嫌いですか。でも僕は、知っていますよ。僕の部屋からはあなたの部屋が良く見えるんですよね。
してくださいよ、あの時みたいに」
腰を抱き寄せる。出来るだけ、二人の体が密着するように
「さぁ、蝶子さんの感じているところを見せてください。僕に心を開いているのなら出来るでしょう?」
蝶子さんは真っ赤な顔のまま、そっと細い指先を胸元に潜り込ませた。
――クス、僕の部屋からそんなにはっきり見えるはずないのに。・・・へぇ、蝶子さんも、ひとりでしてるんだ――
策略の成功に僕は再び達成感を得る。
僕は、もっとはっきりその行為が見えるように、蝶子さんのカーディガン、ブラウス、キャミソールを一枚一枚剥いでいった。
おろしたてのスカート、ブラとパンツも・・・
「メガネ君だけ服着てるなんて、変だよ」
蝶子さんは少しすねたような口調でつぶやく。
「いいから、続けてください」
僕はなだめるようにそっと蝶子さんの手に触れる。
蝶子さんは、再び行為を始める。片手で乳首を、もう片方の手を太ももの間にいれ、敏感な場所を刺激している。
「っ・・・はぁ・・」
「そこですか?蝶子さんが好きなのは」
「んんっ・・・は・・・もう、いいでしょ?メガネ君、して」
「何を?」
「メガネ君のをここに挿れて・・・」
蝶子さんは太ももをゆっくり開く。
「仕方ないですね」
視覚からの刺激が大きかったからだろうか、
直接刺激を与えていないのに、先ほどからペニスは痛いほど充血していた。
僕は手早く服を脱ぎ、ゴムをつけた。
「ゴム、付けるの?」
「僕の人生設計において現段階での子作りは時期尚早ですから」
「ふふっ、メガネ君らしいなぁ」
「挿れますよ」
「うん・・」
仰向けになった蝶子さんの太ももを押さえ、慎重に挿入する
ヌプ・・・ズズ・・・
まるで彼女の細い肢体の中心に、捕えられてゆくようだ
「ああっあぁ・・・」
蝶子さんは、ひときわ大きな声を漏らす。
その声を途切らせたくなくて、僕は激しく蝶子さんを求めた。
杭を打つように、強く、僕の全てを蝶子さんの体に刻み込む。
彼女の体をも、僕のものにしたいが為に、持てる力の全てで快楽の記憶を植える。
苦しみとも悦びともとれる、悲鳴のような喘ぎ声を愛しく思いながらその行為は絶頂を迎えた。
327 :
メガネ屋:04/02/10 21:36 ID:d61jO4Np
おまけ:メガネ君日記
今日の蝶子さんはいつになく積極的で良かった。いつもああならいいのに。
家に着く頃にはすっかり夜になってしまった。蝶子さん、怒られたかな?
時間配分に気をつけようと反省。
目下の課題として、蝶子さんにフェラチオを教えることを主眼に置いている。
おわりです。ああー、かなり変な文章かも。次はもっと推敲します。反省。
長々とごめんなさい。逝)
イイ!!!とってもイイイイ!!
待ったかいありました
メガネ日記最後の1行にワラタ
何か二人の会話がエロなのにほのぼのでイイ!
メガネくんの語彙が秀才ぽくてイイ!
ああ〜〜待っていたよ!ありがとう!あなたは新たな神。
面白いです!メガネ君の策略とセリフに萌え!!
漏れがあれだけためらっていたソフトSMがいともあっさりと…w
始終とてもドキドキしながら読ませて頂きました。w
???
おもしろかったです!是非また書いて下さい!
メガネ日記最高w
絶対彼氏もキボン
すみません。
>>303 の続きを作成していたのですが、どうもエロくなりすぎて、途中で断念しました。
それと人大杉状態に泣いてました。
デートの次の日の設定で、また書いてみましたので、よかったら読んで下さい。
―――デートの次の日の朝―――
今日もいい天気。
玄関を開けると、すぐに隣の玄関からメガネ君が出てきた。
「おはようございます。蝶子さん。」
メガネ君は、いつも通りでクールでさわやかで変わらない。
「おはよう。メガネ君。」
昨日は、とてもエッチな事いっぱいしたね。やっと、本当の恋人同士になれた感じがする。
あんな事やこんな事……チラ
つい、目線がメガネ君の腰のあたり行ってしまう。やだ!私ったら。
朝から、こんな事考えてる方がおかしいんだよね。
にやけて赤くなる顔をなんとかごまかしつつ、メガネ君と朝の道を歩いていく。
―――休み時間―――
あ、メガネ君、教室から出て行く。どこに行くんだろう。トイレかな?
歩く姿もかっこいい。スラッと身長が高くて、コンパスも大きい。
しばらくしても戻ってこないので、私も席を立った。教室から出ようとした時、メガネ君と
ぶつかりそうになる。
「わあ!」 ドキンコ!!
「蝶子さん。もうすぐチャイム鳴りますよ?」
私の肩に手をかけて、優しく言ってくれる。
「ト、トイレ行くんだもん!」
と、いいつつ、またまた視線がメガネ君の股間へ……ギャア…私……おかしいっっ!!
ドキンドキンドキンドキン………心臓の音が鳴り響く………
パタパタパタ…… 私はメガネ君の横をすり抜けて、トイレへと猛ダッシュした。
トイレの個室に駆け込む。どうしたんだろ、私……メガネ君の股間ばかり気にして……
でも、でも、昨日あんな事しちゃったんだもん。仕方ないよね。
何もしてないのに、パンティが少し濡れてた。
―――放課後―――
部活が終わって、メガネ君といっしょに帰っている。
ああ…今日はなんだか落ち着かない一日だったな……すごく疲れちゃった。
股間ばかりに目が行って、恥ずかしくて、メガネ君の顔をまともに見てないよ。
もうすぐ、家に着く。メガネ君とずっといっしょにいたいのに、もうすぐ離れ離れか…(隣だけど)
メガネ君は、私の家の前まで送ってくれる。いつもここで、お別れのキスをする。
「蝶子さん。」
ゆっくりメガネ君の顔を見上げる。
冷たいような、優しいようなメガネ君の瞳は、私の唇を見て、顔を近づけながらまぶたを閉じていく。
私も目を閉じて、唇を重ねる。
上唇と、下唇を吸って、舌を軽く吸われる。
「チュ…ん……」
それから耳たぶと、首筋に何回かキスをする。お別れのキスはいつものように短いけど、全身に甘い痺れが走る。
こんな優しいキスされたら、やめられないよ。
「もっと……キス…」
「ご近所に見られると、大変ですよ。」
優しく言ってくれる。
短すぎるよ。メガネ君…こんなに近くにいるのに切ない……ずっと二人きりでいれたらいいのに……
私はメガネ君の手を握り締めた。
「今度、メガネ君家、行くよ。」
うつむきながら……私…またメガネ君の股間を見ている……
ドキンドキン……
「はい。両親がいない時に。」
「いつ、いないの?」
「さあ…はっきりとはわかりませんが…」
優しくて、少し困った顔。
「そっか」
「おやすみなさい、蝶子さん。」
そう言うメガネ君も、少し寂しそうな顔をしている。
「おやすみ。メガネ君。」
部屋に駆け込んで、ベットに飛び込む。
恥ずかしい…私…私…股間ばかり気にして…なんで?…どうして?
たった一日で欲求不満になっちゃったみたい!
私、いつでもメガネ君に抱かれたいんだ―――。
昨日のデートで、エッチな事いろいろして、そして私の体がメガネ君を知りすぎて……
メガネ君の体…熱くて、広くて…そして、メガネ君のペニス……
思い出すだけで、体の奥がズンと痺れて、疼いてくる……
トクン…トクン…
「ハァ…メガネ君……好き……」
体中が切ない。メガネ君が好き……私は震える指で、自分を慰めた。
―――メガネ君の部屋―――
「――僕がする様に、いじれよ。」
真っ暗な部屋で、カーテンを少し開け、窓の向こうの蝶子さんを見つめる。
僕のペニスは、下着の中ではちきれんばかりに膨れ上がっている。
さっき、キスした時から危なかった。
ベルトをはずし、ファスナーを下ろす。
―――ちくしょう…なんでこんな事しなきゃならないんだ……これじゃ、前と変わらない。
蝶子さんは、僕の物になったのに。手に入れる事が出来たのに!
右手で自分の物を、上下にさする。
「ふぅ……は…ぁ……蝶子さ……」
せめて、蝶子さんといっしょにイきたい。
蝶子さんの体がブルっと震えるのがわかった。
「ハァ…ハァ…蝶子……」
蝶子さんは、うつぶせになると、肩で息をしながら、泣いている様に見えた。
「蝶子さん……どうして、僕の腕の中にいないんだ?こんなに好きなのに……」
くそっ!!ダメだ…!!
楽しみであった、この行為も、もう空しい。蝶子さんを抱いた感じと全然違う。
君でしか、満足できない。君が欲しい。
気が狂いそうですよ!!蝶子さん!!
―――三日後―――
そんなこんなで、デートの日から三日も経ってしまった。
禁断症状は、更に悪化して、メガネ君が隣に来るだけで、パンティが濡れてくる。
好きで好きで、両想いで、恋人同士で、すぐ近くにいるのに、なんでエッチだけ自由に出来ないの?
こんな事、誰にも言えない。メガネ君は、どう思っているの…私を抱きたいと思ってる?
いつもクールで優しいから、わかんないよ。ポーカーフェイスだし。
「蝶子さん、元気ないですね。どうかしたんですか?」
「…………。」 メガネ君とエッチしたい…エッチしたい…エッチしたい…
「蝶子さん?」
「はっ!ううん。なんでもないよ!」
メガネ君は、少し首をかしげながら、お別れのキスをした。
キスだけで、胸が熱くなる。でも、それだけじゃ寂しくて泣きそう。
「おやすみなさい。蝶子さん。」
「おやすみ。メガネ君。また明日ね!」
私はいそいで玄関に入り、ドアを閉めた。
体が震えている。メガネ君に抱かれたくてたまらない。
私、今日も、罪悪感の残るオナニーをするのかな……
胸が苦しくて、ため息を大きく吐き出した。
お風呂から上がって、部屋の明かりをつける。
「ふう…」
メガネ君は、もう寝ちゃったのかな?
私も、何も考えずに、このまま寝むれればいいのに……
でもベットに入ると、どうしてもメガネ君の事を考えてしまう。
「メガネ君……」
少しだけカーテンを開けて、メガネ君の部屋を見てみよう。
カシャァ――
ドキィ!!!メガネ君!!!
メガネ君は、真っ暗な部屋の窓辺に立って、私の方を見ていた。
あまりにも驚きすぎて、声が喉に張り付いて、出て来ない。
メガネ君は、さっきまでの優しい顔とはまるで違って、怒っているような目でこっちを見据えている。
「メガ……どうしたの?」
やっと声を絞り出す。
メガネ君の唇が静かに動く。
「―――来いよ。」 低く響く声。
ドクン―――心臓が高鳴る。
メガネ君?!……声が出ない!
「こっちに来いよ。」
低い声……まるで操られているみたいに、私の足が動く。
ドクンドクンドクン………
ガララ…窓を開ける。
すぐ近くにメガネ君がいる。手を伸ばせば、届く。
メガネ君が私の手を取り、少し引っ張る。私も、窓辺に足をかける。
グイッ!!
窓越しに移動するのは、初めてじゃないけど、メガネ君から、こんな危ないことをするなんて信じられない。
私は、窓の淵を蹴って、メガネ君の胸に飛び込んだ。
ドサッ!!
一瞬宙を舞って、メガネ君の部屋に着く。
メガネ君の家の匂いがする。
「ケホ…メガネ君……どうし…!!」
私の下になっていたメガネ君は、床をグイっと押して、あっという間に私の上になる。
何も言わずに、唇を押し付けた。
「…んん……っ…ん…」
メガネ君の舌がいきなり滑り込んできて、私の舌とこすれ、全身が炎の様に燃え上がる。
熱い…唇から溶けて行くみたいに甘く激しい……こんなキス…久しぶり……
メガネ君の左手が、タンクトップの裾をまくし上げて、私の胸をあらわにし、優しく、激しく揉みしだく。
乳首と指ではじかれ、ビリビリと電流が走り、体をよじらずにいられない。
「んん…は…ん……」
そして、胸を揉みながら、メガネ君は乳首を舐め始める。
口の中にいっぱい含み込まれて、吸われて、舌で乳首をこすられる。
「ああ…っ…んぐ…」
漏れそうになる声を、メガネ君の右手が押さえる。
「………ダメですよ…声を出しては。両親がまだ起きていますから…」
耳元で小声で言う。
―――うそっ!!
「んん…ん……」
メガネ君は、私の口を右手で押さえたまま、左手で胸を揉みしだき、舌で乳首を転がす。
ビクン…ビクン……
すごく体が熱い…とても感じてる……もう、胸の愛撫だけでイきそう……
「んっ…んっ…うぐ――っ……」
メガネ君の体も熱い……呼吸も「ハァハァ」と、とても荒々しい……
口を塞いでいる手離し、私の短パンの中に入れる。
メガネ君は、左手で私を背中から抱きかかえて、右手で短パンをパンティといっしょに下げた。
私の口は、またメガネ君の唇に塞がれてしまった。
そして、私のグッショリと濡れているところを右手で優しくさする。
「!!んっ…んん…っ!!」
声を出せないのが、こんなにつらいなんて!!
苦しくて、自分からメガネ君の舌をからめとる。
右手は、鬱血したクリトリスを二本の指でコリコリしながら、抱きかかえるようにある左手は、胸を揉みしだき
乳首をつまんで、ひねっている。
ビリビリビリ……体中を駆け巡る甘い電流……
「んん……っあ…ふぁ…はあ…ん……んんっ―――っ!!」
メガネ君の胸の中で体をビクンビクン震わせて、イってしまった。
その間も、メガネ君に唇を押さえられて、声が自由に出せない。
メガネ君は、グッタリている私を、あっという間に、裸にさせて、自分も服を脱いだ。
そして私は、メガネ君の股間に釘付けになる。
大きくて…熱くて…硬くて…メガネ君の分身。
体の奥の方が、ズンズンと疼いて、どうしようもなくなる。
欲しい…メガネ君のペニス……ゴクン
「メガネ君……」
私を軽々と抱きかかえてベットへ運ぶ。
「声、出しちゃだめですよ。」
「そんな……無理だよ…。」
下におばさん達がいる…。そんな状態でエッチ出きるの?
メガネ君は、ベットの淵に座ると、慣れた手つきで素早くコンドームを装着する。
[蝶子さん……」
そして私を抱えると、座ったままの状態で、私を上に乗せる。
「ゆっくり体を落として…」
ズ…ズズ……
メガネ君のペニスが私の体に入っていく……
「う…あっ…んん―――」
また、キスで口を塞がれる。無理だよ…メガネ君…絶対声…出ちゃうよ…
熱くて大きな、メガネ君のペニスで、私の中はもう…いっぱい……
体の疼きがすごくて、自分から、体を前後に揺らした。
「んん…ふぅ…んん……」
メガネ君のペニスが…気持ちいい…大きくて…硬くて…。
「ずっと繋がっていたいですね……」
内側をゆっくりこすって、奥まで届いている。
メガネ君も私の腰を持って、少し体を後ろに倒して、もっと奥まで届くようにしてくれる。
ゆっくり、ゆっくり、私を味わうように。
少しづつ、動きが早くなる。腰がグラインドしている……。
ペニスが内壁をグルっとかきまわす。
「んっ…んん…んんっ…」
もっと、もっと激しくついて…お願い……メガネ君……!
メガネ君は、繋がったまま、私を抱えて立ち上がった。
くるっと回ると、私をベットに寝かせる。メガネ君は床に立ったまま、私の足を持ち、
グイッと引き寄せると、そのまま激しくピストン運動を始めた。
「!!!あっ…んん…!!!」
ダメ…声が出ちゃう!!
私は夢中で自分の口を塞ぎ、漏れてくる声を押さえる。
でも、メガネ君のペニスは、私の奥の痺れている所を更に強くこすり出す。
「!!あっ…ふぐぅ……んぐっ…は…んん…ああっ!!」
もう…何も考えられない……もっと…もっと…突いて…!!メガネ君っ!!!
メガネ君は、呼吸が荒くなると共に、動くスピードを増していく。
はあん…気持ちいいっ!!メガネ君っ!!
いく…いっちゃう……!!!
「ふあ…はああん!!…あああっ…んんっ!!…」
つま先にキュウと力が入って、背中から大きく体がのけぞる。
「く…うぅ…ああっ……はぁ…」
メガネ君も私の体の奥までペニスを押し込んで、背中を引きつらせた。
体の奥が、ドクンドクンと脈打っていた。
「ハァ…ハァ…」
メガネ君は、汗で濡れた体で私を抱きしめたまま、肩で呼吸しる。
やばい…私…声出しちゃった……
「どうしよう…おばさん達に気づいてないかな……メガネ君…」
メガネ君は、私の髪を撫でながら、
「…まずいですね。」と言う。
でも、なんだか嬉しそう。
「ど…どうしよう。」
きっと、部屋に入ってきちゃうよ。
「どうしましょうか…蝶子さん。……もう一回しましょう。」
「へっ?」
クス…メガネ君は優しく笑う。
「実は、先ほどから両親とも出かけて、いないんですよ。」
「うそっ!どうして教えてくれないの!!」
「だって、蝶子さんがかわいいから。」
ガ――ン
「もう!!いじわる!!」
「でも、これからは、声を出さない練習をした方がいいでしょう?」
顔を覗き込んで、真面目な顔で言う。
ドキン……それってどうゆう意味?
「両親が下にいても、いつでも出来るように。蝶子さんあまり、我慢出来ないみたいだし。」
え?
「僕も、いつでも蝶子さんを抱きたい。」
ドキン
私の顔をじっと見つめる。
「―――僕も、気が狂いそうになるんですよ。蝶子さん。」
僕も…って、どうして私がそうなる事知ってるの?
メガネ君に聞こうとしたら、キスで口を塞がれてしまった。
「―――きっと、蝶子さんより、僕の方が……」
私たちはまた、ベットへ倒れこんだ。
でも、声を出さない練習は、私にはまだ無理みたい。
だって、メガネ君。どうしたって、声出ちゃうよ。
(おわり)
347 :
名無しさん@ピンキー:04/02/18 09:53 ID:8IepiO8J
ageないと見れない。
とてもよかったです!
本当いつもエロくてイイ!
セリフもメガネらしくてイイ!
エロすぎになった方もうぷキボン
>348 読んでくれて有難うございます。
人少なくて、寂しくなりましたね。
>>335 エロ過ぎ(*´д`)ハァハァァ・・。
みたいなぁぁぁ〜〜。
351 :
メガネ屋:04/02/21 10:09 ID:l4R3Cwxh
メガネさん、素敵!
キャラがすごく生きてて惚れ惚れ〜。
設定引き継いでいただきありがとうございます!!
人大杉で悲しいですが、また何か載せたいと思います。
ageときます。
352 :
氷の微笑:04/02/21 13:40 ID:x+5mSRK0
榊家の電話が鳴った。
「もしもし」
「天川です」
「!!」
「…切るなよ」
「・・・・」
「忍、君がしたことを僕は忘れることが出来ない。
―――― 一日たりとも」
「…」
「クス、そうだよなぁ。大事に思っている彼女を犯されたんですから」
「…」
「処女を」
「…スマン、いや、本当に申し訳ないと思っている。どうかしてたんだ」
「クス、言葉では何とでも言えますね」
「でも、俺は、本当に彼女を、下多を愛している。守れる自信もある。お前よりもずっと」
「そうですか。勝手に思い込んでいればいい。でも、あなたの行いが消去されることはない。
彼女は深い傷を負った。…そして、僕も」
「…悪いと思ってるんだよなぁ?忍。…僕の言うことが聞けますね?」
「何が言いたい?」
「お前に命令する。蝶子さんの気持ちを揺さぶってみろよ。
その想いを僕ではなく彼女に打ち明ければいい。
今日の放課後、甲葉に来い。」
「?! 天川っ、お前…下多の彼氏なんだろ?!」
「クス、もしお前が背いたら、その時は」
ツーーーーーーーーーーーーーーーー
353 :
氷の微笑:04/02/21 13:40 ID:x+5mSRK0
受話器を置いた彼は冷ややかに微笑んだ
「…憎いよ、忍。社会的に抹殺しても良かったんですけどね。
君がいないと面白くない。―――明智じゃ役不足だ」
社会的に勝ち続けてきたアイツ…
これからはずっと“手に入らないもの”を背負うんだ
これまでの僕と同じように。
「それに。“相思相愛”というものを彼女にもう少し与えても良かったんですが
――――それだけではつまらないですからね」
蝶子さんと忍をつないでいたのは陸上だけだ
それが切れて、忍が致命的なミスを犯した今、
蝶子さんは――――どう出るかな
354 :
氷の微笑:04/02/21 13:42 ID:x+5mSRK0
受話器を持ったまま榊 忍は愕然としていた。
「何を考えているんだ、あいつは」
―――放課後の甲葉高校
昇降口で靴を履き替える蝶子に榊の姿が映った。
「!!榊」一瞬後ずさり、彼の横を通り抜けようとする彼女の腕が掴まれる。
「イヤ!離して!」
「ごめん。話があるんだ」
「私には無い!!!」榊は激しく抵抗する彼女にくちづけた。
「!!」
「黙って」
「・・・・何よ、話って」目をそらしたまま呟く。
「下多・・・前のことは申し訳ないと思っている。本当に。」
「もう、いいよ。私も悪かったし 話はそれだけ?」
「下多・・・好きだ。俺のしたことは許されないと思ってる。
でも、今は後悔していない。本当に、愛しているんだ。
あいつと別れて、俺と付き合って欲しい」
「…都合のいいこと言わないで。
私は昔からずっとメガネ君だけが好きなの。どうにもならないよ」
「!! どうして!?あんな奴より俺の方がずっと・・・」
――俺は虚ろな目で遠くを見つめる蝶子をもどかしく思い、
二度目のキスをした。
355 :
氷の微笑:04/02/21 13:43 ID:x+5mSRK0
「んン!!」くちびるを首元にも向け、強く蝶子を求める
「いやあ!」
ガタ・・・階段から昇降口を見下ろす太一朗と蝶子の目が合った。
「!!」蝶子は力一杯に校門へと駆けていった。
とり残された榊に太一朗は近づく。
「やぁ。ちゃんと命令に従ったようだね、忍。」
「お前・・・イカレてる。それに俺は、お前が言ったから彼女に迫ったんじゃない!俺の本心だ!」
「クス・・・そんな事はどうでもいい。でも・・・お前の思い通りには、いかないよ」
そっと榊の肩に手をかけてから、校門へ向かう。
――「昔からずっとメガネ君だけが好き」か。好ましい結果だ。
振り返った太一朗は冷ややかに吐き捨てた
「これからも、よろしくな。忍」
「クソ・・・!!」榊は靴箱に拳をつき立てる。「俺の・・・・方が・・・」
帰路についた太一朗が入ったのは、蝶子の家だった。
「教師から連絡を頼まれて」
と蝶子の母親に適当なことを言い、蝶子の部屋のドアに手をかけた。
356 :
氷の微笑:04/02/21 13:44 ID:x+5mSRK0
「メガネ君!?」
「蝶子さん、榊と会っていましたね。」
「・・・ちがうの」ゆっくり近づき、蝶子の髪をなでる。
「もう、傷は癒えましたか」蝶子は首をふる。
「誤解しないで、榊が話しかけてきただけ」髪をなでていた手を首筋に移す。
「・・・・キスマーク・・・」
「やっ!!!」ドン、と彼を突き飛ばす
「そういうことですか。分かりました。今日は失礼します。」
「メガネ君、違うの・・・待って」蝶子は泣き出しそうな表情だ
太一朗は無言で部屋を去った。
「用が済みましたので、失礼しますね。」蝶子の母親に笑顔で声をかける。
「あら、お茶の用意をしていたのに。また来てやってね」
「はい お邪魔しました」
――こんな時の僕は誰から見ても好青年に見えるに違いない。
翌日、蝶子のクラスには噂が流れていた
「榊って、あの陸上の、超カッコイイ選手!?」「えっ、蝶子と?」
「メガネ君がかわいそう」「地味そうなのにヤルよね」「蝶子のどこがいいんだろ」
ざわめきの中で蝶子は虚ろな目をしている。
ざわめきから離れ、遠くから蝶子を見ていた太一郎は
「クス、誰がこんな噂を流したんでしょうね」
と呟き、凍てつくような微笑を浮かべた。
357 :
メガネ屋:04/02/21 13:48 ID:x+5mSRK0
「氷の微笑」載せました。
なんか続きそうな雰囲気ですが酷評があれば止めときます。
なんかネーム&妄想っぽくてごめんなさい。
なんか黒いメガネ君を書きたくて。
実際、メガネ君にキラキラトーン張ってあったりすると、ちょっと萎えます。。
お目汚し申し訳ない(逝
メガネ屋さん。乙です。
自分から榊を仕掛けるなんて…。本誌では、榊は中途半端で終ってしまったので
続きが気になります。
ブラックメガネがどうでるのか!?
359 :
翌日:04/02/21 21:00 ID:Z1suidUj
榊家の電話が鳴った。
「もしもし」
「・・・下多です。あの・・・昨日のことだけど。」
戸惑い気味の愛らしい彼女の声が聞こえる
「メガネ君に誤解されて、すごく困ってるの。キスマーク・・・見られて。噂まで立ってて。
あっ相談してるんじゃないからね!
“私たちは何も無い”って、“榊が通りがかっただけだ”って、榊からメガネ君に言ってほしいの!
私から言うとケンカしちゃうから。絶対誤解といてね。
私、メガネ君だけには嫌われたくないの」
クッ・・・榊は歯を食いしばる。
一番好きな彼女の口から、一番認めがたい男の名が出ることが耐えられない。
全身の血液が逆流するようだ。胸の奥がひどく痛む。
「何も無いわけじゃない!!!俺は、下多のことを」
必死で言葉を重ねる。
「聞き飽きたよ。でも諦めて。これだけはどうにもならないよ」
彼女から待ち望んでいる言葉は出てこない。
「好きなんだ!!誰よりも!!!」
届かない。
「私も、誰よりもメガネ君のことが好き。じゃあメガネ君のこと、よろしくね」
ツーーーーーーーー
「蝶子」
許せない。苦しい。悲しい。切ない。憎い。
どうして思い通りにならない?
「諦め・・られるかよ。天川 あいつのどこが」
消え入りそうな声で、受話器を強く握り締めた。
360 :
翌日:04/02/21 21:27 ID:Z1suidUj
榊は迷った末、太一朗に電話をつなぐ。
「はい」
「・・・・・・天川」
「忍か?」
いつもこいつの声は落ち着き払っていて、こちらを見透かしているようで・・・気持ち悪い。
「ああ、そうだ。天川、俺は・・・俺はどうしたら・・・。
下多は、間違ってる。どうしてお前なんか」
思うように話せない。弱さばかりを晒しているようで、いたたまれない。
「おおかた、蝶子さんに取り成すよう頼まれたんだろ。
クッ・・・つくづく律儀な奴だな。」
奴は俺を見下すように言い放つ。
「天川――全部お見通しなのか。っ!!お前は!!
下多の口からお前への気持ちを聞かせる為にこんなことを仕組んだのか?
こんな回りくどい事をして、何を考えているんだ?何がしたいんだ?」
感情のコントロールを失い、息が荒くなる
「・・・君の欠点は正攻法しか知らないところですね」
「答えろ!お前は何がしたいんだ?」
「・・・・」
「答えろよ!」
叫ぶように声を絞り出す
「忍、僕が何を考えていようが君には関係ない。
それより・・・もう既に解っているでしょうが、これからも君の想いは届きませんよ。
何をしても無駄。蝶子さんは僕のものだ。他の女を探せよ」
奴は少しも口調を乱さずに、冷たく吐き捨てた。
「俺が下多を忘れられないのを知っていて言っているのか。そんなに俺を苦しめたいのか」
口をついた弱弱しい発言のせいで、こちらの敗北がことさら明確になる。
俺を慰めるかのように、彼が呟く
「ええ。でも、君の事は嫌いじゃありませんよ。
君の誠実さが中途半端なものでなければ良い友人になったかもしれませんね。
せいぜい陸上に励んでください」
「・・・ッ!」
ツーーーーーーーーーー
361 :
翌日:04/02/21 21:42 ID:Z1suidUj
受話器を置いた太一朗は、愉悦に浸った。
「陸上」における彼女との距離では到底かなわなかった、あの榊が、こんなにも脆く、自分に屈するとは。
―――ハハハ・・・チャンスを与えてもキス止まりか。実にあいつらしい。
彼は、意気消沈している榊を思い浮かべる。
でも、これで蝶子さんは僕のものだと解って頂けたかな。
蝶子さんにも、僕以外の男は体が受け付けない事が。
―――蝶子さん。昔、僕の気持ちを独占するために、僕の周りを無くしましたよね
次は僕の番です。
あなたには僕しかいない。
ずっと、僕だけを見ていればいい。
362 :
メガネ屋:04/02/21 21:58 ID:Z1suidUj
一応終わりです。ドリーミングな感じですみません。
なんか、こう、もっと毒々しいメガネ君書きたいなぁ。
中途半端な榊で申し訳ない。(w
メガネさん、レスありがとうございます。勇気をいただきました!
次回の登場は前の続きのエロいのを予定してます。
334さん、いらっしゃるかな?
絶対彼氏、読みました。どのカップリングがお好みでしょうか?
メガネ屋さん。毒々しいメガネ君有難うございます。
冷たくて、怖すぎる(w
個人的に榊は大嫌いだけど、ちょっとかわいそうにもなりました。
メガネ君が、榊を忍と呼び捨てにして、軽くあしらっているのがいい!
>>303 の続き、途中で終ってたので、書き足してます。
もう少し待って下さいね。
お待たせしました。
>>303 の続きです。
かなり表現がエロくなっています。(いつもエロだけど)
苦手な方は、スルーして下さいね。
―――もう、決めました。蝶子さん…ベットでは覚悟しておいて下さい!!
僕がシャワーから上がると、蝶子さんは裸のままベッドに横になり、軽い寝息をたてていた。
少しのぼせたのか、頬はピンク色で、額にうっすらと汗を掻いている。
「無防備ですね。いつも。」
かわいらしい寝顔。
僕には、そこに天使が休息している様に見える。
―――このままここに閉じ込めて置きたい。ベッドに縛り付けて、一生僕の物に……
「う…ん」 ゴロン 仰向けに寝返りを打って、柔らかそうな胸が天井を向く。
僕は、サイドテーブルに置いてあるペットボトルのお茶を口に含むと、蝶子さんの体を少し起こした。
小さな柔らかい唇を少し開かせて、自分の唇を押し当て、お茶を流し込む。
「ん…」コクンコクン 喉を小さく鳴らして、蝶子さんはお茶を飲み込んだ。
でも、相変わらず、僕の胸でぐったりしたままだ。
「おいし…もっと…」
蝶子さんは少し目を開けて、唇を濡らして、水を求めている。
僕はもう一度、口に含んで飲ませてあげた。
コクンコクン…「ん…フゥ…」
口の端からお茶を少し零し、空ろな目をまた閉じて、スースーと寝息を立て始めた。
僕は華奢な蝶子さんの体を抱きしめる。
「全てを僕に任せていますね。――もう、どうなっても知りませんよ。蝶子さん。」
蝶子さんを、そのままベットに仰向けに寝かせる。
「……。」
少し考えて、蝶子さんの両手首を頭の上にクロスさせる。
そして、タオルを、蝶子さんの手首に巻きつけ、軽く結んだ。
「う…ん…。」
蝶子さんが目を開ける。
「メガネ…君?」
起き上がろうと、背中を少し浮かす。でも、両腕を縛られているので「あっ」と小さく言うと
ベットに寝そべった。
「え?何?」
蝶子さんは自分の腕が縛られているのに気づき、不思議そうにしている。
僕は低い声で、静かに言った。
「蝶子さんは、寝ているままでいいですよ。」
「え?って何?メガネ君!何をするの?」
はっきり目が覚めたようだ。
「何も…ただ見るだけですよ。蝶子さんの体を隅々まで見たいんです。」
蝶子さんの戸惑っている顔をじっと眺めてから、視線を下へとずらしていく。
柔らかそうな胸の膨らみをじっと見つめる。頂の、ピンク色の突起が少し充血している。
「……きれいですよ蝶子さん。」
蝶子さんの顔は、みるみる内に真っ赤に染まった。
「ちょっと、解いてよメガネ君。」
「ダメですよ…。少し黙ってください。」
蝶子さんの唇に、舌の先を入れる。
「ん…チュ…」 僕の舌を少し吸って、蝶子さんは黙った。
舌を尖らせたまま、唇から離し、顎から首筋にツーと滑らせる。
胸の膨らみを上って、乳首に到達。舌の先がツンと当たると、蝶子さんの体がピクンとはねた。
でも、そこで終わることなく、舌の先はおへそを滑り、さらに下へと降りていく。
蝶子さんの体が緊張しているのがわかった。
膝裏を持ち上げ、両足を押し開く。
「メガネ君っ!!恥ずかしいよ……」
両足は閉じようとしていたけど、力で押して、僕はそこを覗いた。
脳裏に焼きつく様に、じっと見つめる。
蝶子さんの女の部分は、濡れて光っていて、神秘的な香りを発していた。
僕の男心をくすぐる。
「蝶子さん、自分の見た事ありますか?とてもきれいですよ。」
「や…ばかぁ!」
恥ずかしくて、緊張しながらも、僕に何かを求めているのだろう。
蝶子さんの割れ目から、透明の液体がツーと流れ出た。
「蝶子さん、濡れてきた。」
「……。」
僕は、指でひだを押し開く。
「やだ…見ないで…」
「じっくり見せてください。」
ひだに挟まれた、赤い突起を見つめる。
[ここですね。一番感じる部分は…どうして欲しいですか?」
「あ……ん…」
僕の息が軽くかかっただけで、蝶子さんは色っぽい声を出した。
「―――ふーん…そうですか。」
フゥー……クリトリスに、近くから息を吹き掛ける。
「んんっ」
蝶子さんの体が少し震えて、奥からねっとりと愛液が出てきた。
「溢れ出して来ましたよ。蝶子さん。」
「もう…いじわるしないでよ…」
蝶子さんは涙声で言う。
「蝶子さん、どうして欲しいか言ってください。」
顔をそらして、呼吸で胸を上下させている。
「強情な人ですね。そこがかわいらしいんですけど。」
僕は、クリトリスを舌先でチョンと舐め上げた。
ビクン 「ああっ!」
蝶子さんの太ももが震え性器は収縮して、愛液がとめどなく溢れ出す。
さっきから焦らしている分、期待が膨れ上がって、いつもより敏感になている。
僕は、胸の深い所から出てくる呼吸を、抑えられなくなった。
「かわいい……感じてるんですね。次はどうして欲しいですか。」
「は…ぁ…もっと…舐めて……」
か細い声で、僕にねだる。
「……。」
まだ焦らすように、ギリギリ触れるくらいの舌の強さで、そっとクリトリスを優しくくすぐる。
ペロ…チュ……
「ん…ふぅ…」
脇から溝の間をなぞるように舐めていく。
「あ…ふぅっ……あ……もっと…もっとして……」
「もっと……ですね。」
まだイかせてあげない。舌も緩やかにしか動かさない。
チュル…チュ…
「はぁ……ふぅ…ん…ああ…ん……」
「気持ちいいですか?」
「うん…気持ちいい…すごく…メガネ君…もっと強くして……」
快感が強まり、恥ずかしさがなくなったのか、蝶子さんの反応は素直だった。
「…そうですか。」
ゆっくりと舐め回しながら、右手で濡れた割れ目をなぞる。
グチュグチュ…
中央の窪みで、指を前に進めると、『クプ…』と音を立ててすんなり入っていった。
「ああん!!」
入り口で前後させながら、ゆっくり体の中に沈めていく。
「ふあ…はあ…ん…ああ…はあ…メ…ガ…」
チュウゥゥ…チュル……クチュクチュ…
「…どんな感じですか…蝶子さん。」
「あ…はあん…いい…メガネ…君…ああっ…ふうぅ…」
クリトリスに刺激を与えながら、指を入れたり出したりする。
ピチャ…チュル……クチュ…クチュ……
「あ…はぁ…もっと強くして……メガネ君の…入れてぇ…」
「まだですよ蝶子さん。まだ僕を求めてください―――全然足りない。」
僕は、舌と指の動きを速めた。
グヂュクチュゥ…クリクリ…チュルル…シュコシュコシュコ…
「ふあ…あああっ!っんんっ…」
ビクンッビクゥ―――
体を震わせて、蝶子さんはすぐに絶頂に達した。
「…――ハァ…ハァ…」
しばらく余韻が残っているらしく、時々ピクンと体が震える。
「メガネ君…いじ…わる…」
「そんなかわいい顔したってダメですよ。」
僕は、蝶子さんの腕を縛っていたタオルを解いた。
「今度は僕のを大きくしてください。」
顔にペニスを近づける。
「えっ?だって…もう大きくなってるよ…」
ずれたメガネを元に戻しながら
「もっとですよ。僕が欲しいのなら。」
「…わかった。」
蝶子さんは僕の足の間に入り込んで、左手でペニスを掴む。
小さい口に先の方を含まれると、体に電流が流れた。
「…う…」 ビクン
「はふ…チュル…メガネ君の大きいよ…ピチュ…口に入りきれない………」
ペニスの先端に、舌を纏わり突かせて、丁寧にチュクチュクと吸い上げる。
僕は、股間にうずくまる、蝶子さんの割れ目を、もう一度指でなぞった。
「んっ…んん…チュル……はふ…」
僕の指で感じながら、蝶子さんの口の動きは、いやらしくなっていく。
口全体と、手と指を使って僕の物を、上から下まで扱き出した。
僕も負けじと、また蝶子さんの体に、指を入れる。
クプン
「ああっ!」 口がペニスから離れる。
「っ蝶子さん…やめ…ないで……」
ペニスをまた口に含むと、自分が感じた分、一生懸命、僕を感じさせようとしている。
「っふ…んん……チュルル…ペロペロ…ん…はぁ…チュル…ピチャ…」
指先で蝶子さんを犯して、指につられて、フェラチオは激しさを増していく。
全体に唾液を絡ませて、舌と手を滑らせていく。
ビクッ 「あっ…ふ…そんなのどこで覚えたんですか――」
さっきのお返しとばかりに、僕を急激に攻め立てて来る。
「んぅ…チュル…ハムッ…はぁ…んむ……」
付け根から筋を、ツーと舐め上げて、袋をやわやわと揉まれる。
まだ慣れてない刺激に、快感が押し寄せて、あっという間に登りつめてしまった。
僕のペニスはいつでも、発射できるくらいパンパンに膨れ上がった。
「うっ…くぅ…はぁ……もう…いいです……」
指を引き抜き、蝶子さんの体を押した。
「らめ……私も口でイかせるんだから……チュウゥ…」
口にいっぱい含まれて、吸い付いて離れない…
「蝶子さん…あ…っ…でもっ…」
「いいよ、口にらして。」
「そんなっ……んっ…ああっ……」
頭を上下させる度に、ペニスの先が、喉まで届いている。
そして右手で、竿の部分を上下にさすられる。
「蝶子……っ」
―――イ――ク―――
一瞬、気が遠くなる。
ドピュゥ――…ビュク…ドクッドクッ……
蝶子さんの喉の奥に、白濁を吹き掛けた。
「……フゥ…クッ…!!」
蝶子さんは射精が終るまで、僕のペニスを吸い続けた。
「蝶子さん、さっきみたいに上に乗って。」
「うん。」
蝶子さんは腰を落として、ゆっくり僕の物を飲み込んでいく…
「ああっメガネ君の…大っきいっ!」
最後は僕が突き上げる形で、蝶子さんと深く繋がった。
蝶子さんを抱きしめ、キスを繰り返して、腰を少しずつ動かしていく。
「ああっ!はあ…ん!!メガネく…っ…あっ…」
それから僕は、思う存分蝶子さんを突き上げた。
その内、蝶子さんは、僕に全て身を任せて、あえぐ事しか出来なくなった。
体位を変えて、蝶子さんを四つんばいさせて、後ろから攻め立てる。
横を向くと、鏡ばりで、僕達の全身が映っていた。
「ほら、今僕達つながってますよ。」
「ああっ!!」
僕の腕の中で、のけぞる背中の線と、僕が突き上げる度に小さく揺れる胸。
今までは、走ってるときが一番だったきれいだったけど。
「…蝶子さん、すごくきれい」
ギュウゥ…
僕は今、蝶子さんを捕まえてるんだ!
「ずっと繋がっていたい……蝶子さん……」
僕は時間が許す限り、何度も蝶子さんを求めるのだった。
(おわり)
エロかったですか?
メガネ君攻めで、試行錯誤した結果こうなってしまいました。w
読んでくださった方、批評をお願いします。
374 :
メガネ屋:04/02/25 17:48 ID:qhCUBlug
めがねさん、乙です!素晴らしい!
「縛りキター!」て感じでエロくていいです。
毎回のことなのですが、めがねさんのはすごく
「二人らしさ」が出ていて自然でステキです。
最後の方の、“走ってるよりもキレイ”っていうのが印象に残りました。
メガネ君て、元気ですよね(w
早く人大杉が解消して、多くのメガネ君好きに読んでいただきたいです。
うpありがとうございましたー!
イイですイイです!
相変わらず描写がエロくていい!
最後の方の
>僕は今、蝶子さんを捕まえてるんだ!
の部分が なんだかエロを通り越してさわやかな感じがしましたわ
感想有難うございます!
>>メガネ屋さん
二人とも、大好きやキャラなので「二人らしさ」が出ているって言われて嬉しいです!
>>375 エロ描写をほめてくれて有難うございます。
基本は少女漫画なので、エロな描写が苦手な方が多いのでは?と思い
迷いましたが、うp出来て、すっきりしました。
「あなたの全てを僕が奪いつくす」って感じが出てたらいいなと思ってます。
そしてSSのメガネ君は、さわやかな絶倫です。w
>さわやかな絶倫
ホントそうですよね
めがねさんのSSでは1日に4回は射精してますしw
また、メガネ君のSS書きました。
蝶子の部屋で、試験勉強をするシチュが好きだったので、そのお話にしました。
まだ途中までしか出来てないけど、人が少なくて落ちたら嫌なので、一応乗せときます。
やった―!今日から部活がない!!
一週間後の試験に向けて、部活は休みなんだ!
メガネ君とずっといっしょにいられる!
「どこに行く?メガネ君!」
ウキウキして、メガネ君の顔を見つめる。
・・・僕、ホテルに行きたい・・・・・・なんちゃってっ!!
「図書館で勉強しますか?」
当たり前の様に、勉強するき満々。
――まあ、こうゆう予想はしていたけどさ・・・、やっぱりメガネ君は、真面目な男だよ。
私とゆっくり出来るのに、本当にずっと試験勉強するつもり?
「・・・・・・。」
目でメガネ君に、そう問いかけたけど、メガネ君の考えは変わらなかった。
図書館苦手だから、メガネ君の部屋が良いって言ったのに、私の部屋で勉強する事になった。
気が進まないまま、家に帰り着く。ガチャ・・・
「ただいま。」
「おじゃまします。」
「いらっしゃい。太一郎君。」
お母さんは、にっこり笑って出迎えた。メガネ君に目がないから上機嫌だ。
トントントントン・・・階段を上れば、すぐ私の部屋。カチャ
「あ、適当に座って。飲み物取ってくる。」
付き合い始めの頃、試験勉強で私の部屋に来た事あるけど、いい感じになった時、
お母さんに邪魔されて、それ以降は何もしなかった。
でも、もう今はあの頃と違って、何回もエッチしてるし、何かありそうな予感・・・ドキドキ
「数学から始めましょうか。」
私の心とは裏腹に、下心など全くなしで、メガネ君はもくもくと勉強し始めた。
「・・・・・・。」
私、勉強する気になれないよ。隣に座ってるメガネ君がかっこいいんだもん。どうしても目がいっちゃう。
メガネ君の字、きれい。下を向いて勉強している姿もかっこいい。
こんな秀才が私の彼氏なんだ・・・。
フッと、視線が合う。
――好き・・・
「蝶子さん、真面目にやって下さい。」
ガーン、怒られちゃった。「へいへい。」
しぶしぶ教科書とノートを広げる。
勉強なんか嫌いだ!
第一問目から、「わかんない。」 ボソっと呟く。
「ん?ああ、これはですね・・・」
メガネ君は、丁寧な言葉遣いで、優しく教えてくれた。
キュウウン・・・優しすぎて惚れ直しちゃう。
馬鹿な私に解りやすく、順序よく丁寧に教えてくれる。
でも私はつい、きれいな顔に見とれてしまって・・・ノートを指す長い指や、さらさらのいい匂いの髪の毛。
エッチの時も優しいよね・・・メガネ君。
私と二人きりで部屋にいても、メガネ君て、勉強とエッチの切り替えが出来る人なんだ。
「わかりましたか?蝶子さん?」
「う、うん。」ドキドキ・・・
「本当ですか?次はこっちをしてみて下さい。」
あ、そうだ!いい事思いついた!
「じゃあ、これが解けたらご褒美ちょうだい。」
ドキドキ・・・
「ダメですよ。その手には乗りません。」サラリと言う。
なんで分かるの?ご褒美がキスだって!!
「オーソドックスな手です。だいたい蝶子さんの考えは分かりますよ。」
私の事を、なんでも見透かしているような目。
「・・・つまんない。」
勉強と私、どっちが大事なの?なんてバカな質問・・・聞けないか。
もういい。真面目にやろう。
えーっと・・・二問目は・・・メガネ君、一体私のどこが好きなんだろう?
じゃなくて、勉強、勉強!
「正解ですよ。」
「やた!解けた!」
ふん。私だって根性あるんだ!
メガネ君に、優しく頭をなでなでしてもらて、少しやる気が出てきた。
それから約一時間半、メガネ君に教えてもらいながら、数学を解いていった。
「あー疲れた。」
「少し休憩しましょうか。詰め込みすぎると良くありませんから。」
メガネ君は、全然疲れてないみたい。勉強慣れしてるんだ。
「メガネ君は、なんでそんなに頭が良いの?」
「蝶子さんは、足が速いじゃないですか。」と、にっこり笑う。
「まあね。取り柄は陸上だけだもん。」
「ええ、『天は二物を与えず』と言いますし。」
えへへ、そうそう、天は二物を・・・・って、どうゆう意味?それ!
クスクス・・・「うそですよ。かわいい。」
ドキン
今は、休憩中…ドキドキ 休憩中なら少しくらいいいよね?
私はメガネ君の体に近づいて、肩に頬をすり寄せた。
大きな手を握り、顔を見つめる。
「蝶子さん、今日は勉強しに来たんです。成績が上がらなかったら、僕の責任になるんですよ?」
「へ?別に、メガネ君のせいにならないよ。うちのお母さんが信頼してるのは解るけど・・・。
でも、お母さん、私達がエッチ済って知ったら、驚くだろうなぁ・・・。」
「SEXもいいけど、勉強も大事です。この状況下でSEXは、まず無理ですけどね。」
SEXって・・・そりゃあ、お母さん、下にいるから。でも・・・
何を、そんなに怖がってるの?
「キスくらい、いいじゃない。」
別に私は・・・エッチは無理でも、メガネ君とイチャイチャしたいだけなのに。
「・・・途中でやめて困るのは、蝶子さんですよ?」
ドキン
「大丈夫だから、キスしてよ。」
私が顔を近づけると、
「フ・・・。試験が終るまで、おあずけです。」
横を向いて、あっさりと交わされてしまった。
くやしい、こうなったら、いじめてやる!
私はスクッと立ち上がった。
「・・・私、着替えようかな。」
「え?」 ピクッ
「見ちゃダメ!あっち向いててよ!」
あ、メガネ君、赤くなった。
絶対、メガネの方から、その気にさせてやる!
「こらエロメガネ!今赤くなったぞ!」
「ム・・・どうぞ、僕に構わず着替えてください。」
開き直ったメガネ君は、中指でメガネを押し上げ、ベットに肘をついた。
何その態度!観察するつもり!?
「〜〜〜〜っ」
ドキンドキンドキンドキン
仕方なく、メガネ君に背を向けて、プチンプチン・・・ ブラウスのボタンをはずす。
メガネ君に見られてる・・・緊張してきちゃった。
背中に、視線が突き刺さる。
ドキンドキンドキンドキン
ブラのホックを外すのを、ためらう。いつも、部屋着の時は外すんだけど、でも、今日は・・・
「どうしたんです?いつも通りで結構ですよ。」
ドキン!!
い、いつも通りって・・・コラ・・・
仕方なく、ブラをつけたままTシャツを着た。
短パンも、スカートの下から、もそもそ履いて、その後にスカートを脱ぐ。
カアァァ―― 何やってるの私・・・恥ずかしい――
「ハハハ・・・赤くなってるのは、蝶子さんですね。」
「も〜〜〜・・・・」 メガネ君を振り返る。
ドキン
メガネ君、顔が全然笑ってない。私を睨むように、目が真剣になってる。
メガネの奥からの鋭い視線・・・腕や足を見てる。
・・・なんか、体が熱くなってきちゃった。
ドキドキが止まらない。
吸い寄せられる・・・メガネ君の眼に・・・唇に・・・。
ドキンドキンドキンドキン
自分からメガネ君に近づく。
メガネ君のほっぺを両手で持ち、唇を近づける。
メガネ君・・・・・・
唇が触れそうになる瞬間、
「蝶子――ごはん出来たわよ――」
下からお、母さんの声が聞こえた。
「蝶子さん・・・ごはんですよ。」
微動だにしないメガネ君。
「あ・・・うん。」
なんか、くやしい・・・・メガネ君は、私と二人きりでいて、なんとも思わないの?
(つづく)
人多杉で見れないから携帯から来たよ! 蝶子視点凄いいい!は、早く続きを…!
相変わらずいいっす!
続き期待してます
はやくはやくぅ
うわーすごくいいです!続きが気になります!
メガネ君はどうでるんだ〜!
レス有難うございます!
やっと >383 の続きです。
お母さん、いい所で邪魔するんだから。
食堂で、メガネ君と並んで、晩御飯を食べた。
「とてもおいしかったです。ごちそう様でした。」
にっこり微笑む、メガネ君。普通のシチューなのに!
「まあ!おいしかったなんて!」
料理をほめられて、お母さん、舞い上がっちゃってる。
ガタ メガネ君は早々に立ち上がる。
「さ、蝶子さん、続きしますよ。」
「ゲェ!もうするの?」
「ええ。10時には帰るから、あと二時間しかありません。」
時計を見ながら言う。
「太一郎君、お願いね。」
お母さんは、上機嫌だ。私はため息をついた。
「はあ・・・」
また勉強か・・・嫌になってくるよ。
でも、ま、試験勉強は、メガネ君が見てくれるから助かってるなぁ。
私一人だったら、やってないもん。
トントントン・・・ガチャ
私の部屋――数学の教科書を広げたままだ。もう見るだけで、頭痛くなるよ。
「ふあ・・・ごはん食べたら眠くなっちゃった。」
「蝶子さんっ!」
突然、メガネ君に抱きしめらた。
ギュウウゥ
「わあ!何・・・んむ・・・」
そして、強引に唇を奪われる。
メガネ君の舌が、唇の間に滑り込んでくる。
チュル・・・チュゥ・・・
メガネ君っ!!!
「ん・・・あ・・・はぁ・・・」
舌がこすれる時に来る、甘い痺れ・・・メガネ君の匂い・・・突然の出来事を、頭が理解出来ない。
キスをされながら、メガネ君にベットへと誘導される。
ドサッ・・・私をベットに倒し、ギシ・・・メガネ君が上に乗ってくる。
大きな手が、Tシャツの裾を捲し上げ、同時にブラを、上に押し上げた。
続きをしますって、この事だったの!?
「ちょ、ちょっと!」
メガネ君は私の静止を無視して、胸を巧みに吸いあげた。
ビクン 「・・・っ・・・んんっ・・・あ・・・メガネ君・・・下にお母さんが・・・」
「ハァ・・・・・・自分から誘ったくせに―――」
「んっ・・・あっ・・・だって・・・試験が終るまでしないって・・・」
メガネ君は左手で、私の口を強く塞いだ。そして顔を近づけて、
「火を付けたのは蝶子さんです。――もう、止まらない――」
ドク・・・メガネ君!
ご飯を食べていたときとは、まるで別人―――
スル・・・・・・メガネ君の右手が、私の下着の中に入ってくる。
ビクッ
「は・・・っ」
メガネ君は、濡れているのを確認すると、少し目を細めて、自分の唇を舐めた。
バッ!
それから、私の短パンとパンティを一気に脱がす。
昼間、自分を抑えていた反動が、愛撫を強くさせている。
――メガネ君に、求められるがまま―――
割れた皮膚の隙間に、指を撫で入れる。
メガネ君の・・・さっきまでシャーペンを握っていた、きれいな長い指が・・・
潤みを利用して、敏感な部分を確かめて、動いていく・・・
「あっ・・・メガネ君・・・」
ビクン
のけぞる首元にキスされて、私も、メガネ君の首に腕をまわす。
メガネ君は荒々しい呼吸と共に、指と舌と唇で、私を高みへと導いていく。
「あ・・・ん・・・はあ・・・ん」
気持ちいい・・・甘い・・・体の中心から、渦を巻いて痺れていく・・・
バレたら大変なのに、すごく怖いのに、罪悪感とスリルは背中合わせになって、私を覆っていく。
ギシ・・・ギシッ・・・
もっと・・・もっと・・・メガネ君・・・
「ふっ・・・あっあっ・・・ああん・・・」
突然、メガネ君の手の動きが、ピタリと止まった。
「ハァ・・・やめましょう・・・」
え?
「メガネ君・・・なんで!」
「・・・やっぱり無理ですよ。絶対下に聞こえます。」
まだ、息を弾ませたまま、苦しげに言う。
「そんなっお母さんなら、上がって来ないよ!」
メガネ君は起き上がると、私の体も起き上がらせて、両肩に手を置いた。
「すみません・・・おばさんの信用をなくすわけには、いかないんです。」
言い聞かせるように言う。
「でも・・・途中でやめるなんて!」
「・・・・・・。」
メガネ君は黙って、私に背を向けた。
少しの沈黙の後、口を開いた。
「・・・今日は・・・ゴムを持ってきてないので、どうせ最後まで出来ないんです。」
うそっ!いつも持っているのに!
え・・・でも、メガネ君は、それで我慢できるの?
「今夜は眠れない・・・畜生っ!!」
俯いて、グッと拳を握り締めて、唇を噛みしめている・・・。
無理してる・・・すごく無理してる・・・メガネ君。
こんなに無理やり、自分を抑えて・・・我慢して・・・すごく悔しそう。
キュウゥ――かわいい――
こんなメガネ君には、優しくしてあげたいの・・・
私は唇をキュッと結んだ。
ドキンドキンドキン・・・
「メガネ君、口でやってあげる。」
「え・・・」
少し驚いて私を振り向く。顔には出さないけど、少し嬉しそう・・・。
「それなら、気づかれないでしょ?」
「そう、ですけど・・・」
「ズボン、脱がすね。」
カチャカチャ・・・
熱い――メガネ君の体。
メガネ君は強がっているけど、そこはしっかりと自己主張していた。
とても我慢できる状態ではないくらい、強く張り詰めている。
(蝶子さんが欲しい)ってはっきり言われてるみたい。
メガネ君は、私の髪を優しく撫でて、
「蝶子さん・・・後で、僕も口でイかせてあげますから。」
ドキン・・・
「うん――」
でも嬉しい・・・メガネ君が、勉強じゃなくて、私を見てくれてる。
気持ち良くしてあげたい。いっぱい感じて欲しい・・・
優しく舐めた後、口に含んで、そこで舌を纏わり尽かせて・・・私が持つテクニックを全て駆使して
メガネ君に愛撫した。
「う・・・っ・・あ・・・」
感じてる・・・メガネ君・・・
昼間は、あんなに真面目に、私に勉強を教えてくれたのに・・・今は私に身を任せている。
すごく好きなの・・・もっと感じて欲しい・・・
メガネ君から漏れる吐息を聞くたび、私の体も、熱くなっていく・・・
「う・・・く・・・蝶子・・・さ・・・・あっ・・・・」
グググッ
私の肩を強く握る。
感覚でわかる・・・・メガネ君・・・もう・・・イきそう・・・・
メガネ君は、私の頭を押さえつけた。
「・・・あっ・・・・・・くっ・・・」
イって・・・イって!メガネ君!!
体が震えて、ドクンと脈打ちながら、最初の白濁が喉の奥に、勢い良く放出された。
「んっく・・・」コクンと飲み込む。
その時!
「蝶子――ちょっといいかしら――」
ギクゥ!!お、お、お・・・お母さん!!!!
トントントン・・・・
上がってくる!!!
「・・・ん・・・くっ」
でも、メガネ君に頭を抑えられてるし、まだ射精が続いてる―――
メガネ君!!大変だよっ!それどころじゃないよ!
コンコン
ビクゥ!!
どうしよう!どうしよう!!!
こんな所を見られたら、メガネ君と別れさせられるっ!!
もう、部屋にも来てくれない!勉強も見てもらえない!いっしょに晩御飯も食べられない!!
私ってば、下半身裸でメガネ君の物をくわえたまま!どうやっても説明がつかない!
ゆっくりドアノブが回る。
もう終わりだあぁぁぁ―――!!
(つづく)
フェラ(・∀・)イイ!!
わぁー、すごくイイ所で(つづく)!w
楽しみにしてます〜はぁはぁ
396 :
名無しさん@ピンキー:04/03/12 15:55 ID:d82jkmvm
あげ
勝手に
>>393のつづきw
ガチャ
わぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
お母さんと目があった!!!!!!
あああああああああああどうしようどうしよう!!!
何か言うにしてもメガネ君の物をくわえたままだし!!!
慌てる私とは反対にお母さんは何故か冷静で
「何かよくわからないけど、 ここにティッシュ置いとくわよ。」
_,,..i'"':,
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.\\`_',..-i
.\|_,..-┘
そう言って部屋を出ていった
射精が終わるとやっと手を離してくれた
「ぷはぁっ!!も・・・もうっ!どうして離してくれなかったのよ!!」
「だって、蝶子さんが気持ちよかったから・・・」
そんな理由!?
「おっ・・・お母さんに見られちゃったじゃん」
「それはそうと何でティッシュを持ってきたんでしょうね」
「さぁ・・・w」
支離滅裂だけど(おわり)
↑ウザイ
ほんとのつづきキボーン!!!
早く書いてくれないからへんなのがー(泣)
大変待たせて、長々とすみません。
やっとこれで完結です。
>397 結構笑えましたけどw
ドアが開く。
ギャアアア―――
心の中で叫んで、私は身を固まらせた、その瞬間
プルルル・・・・プルルル・・・・
突然、家の電話が鳴り響く。
「あらあら、電話だわ」
トントン・・・・
なんとお母さんは、ドアを少しだけ開けたけど、部屋の中を見ずに階段を降りていった。
うそ・・・た、助かったの?危機一髪!
体中の力が抜けて、冷や汗がドッと噴出した。
死ぬかと思った・・・・・・ヘナヘナ・・・腰がぬけちゃった。
「早く服を着てください。また上がってきます。」
メガネ君の声を聞いて、私は爆発しそうな心臓を抱えながら、慌てて服を着る。
所定の位置へ座ると、またお母さんが階段を上がってくる足音が聞こえた。
横を見ると、メガネ君もちゃんと服を調えて、座っていた。
コンコン ガチャ
ドキドキドキドキ
「蝶子。お母さん、買い物に行って来るけど、何かいる物ある?」
ああ、お母さん普通だ・・・。何も気づいてない・・・。良かったぁ。
「え、えと、コンドー・・・じゃなくて、今度でいい!・・・何もいらないっ!」
ドキドキドキドキ
「そう。ケーキでも買ってくるわ。太一郎君は何がいい?」
「チーズケーキをお願いします。」
メガネ君は、何事もなかったように無表情で、普通に受け答えしている。
少し笑みさえも浮かべてるみたいで、すごい!
私、パンティ脱いだまま、短パン履いちゃった・・・パンティどこ行ったんだ?
あっ、いちご柄のパンティがベットの脇に!!
ザ――― 顔が青ざめる。
見つからないで!!
「蝶子は?」
「いいっいちご!やっ何でもいい!!イって・・・らっしゃい!」
私、思いっきりキョドってるよ!支離滅裂だ。
「?変な子。30分くらいで戻るから、留守番お願いね。よろしくね、太一郎君。」
バタン・・・トントントン・・・・・・・
お母さんが出て行くと、メガネ君は自分の胸元をつかんでいた。
「ハァ・・・心臓がっ・・・」
さすがにメガネ君も、心臓が縮まったみたい。深くため息をついてる。
「私も・・・もし電話が鳴らなかったら、今頃・・・」
考えただけでゾッとする。
「ああ、あれは僕が蝶子さんの携帯から掛けたんですよ。」
うそっ!あんな状態で、いつの間に?!すごい!!
「でもギリギリでしたね。」
メガネ君は少し楽しそうに笑った。なんだかワクワクしてるみたい。
「私、寿命が縮まったよ。」
胃が痛くて、ケーキなんか食べられない、体に力が入らないよ。
「寿命が縮まったなら、早めに子孫を残さないといけませんね。」
は?何言ってんの?
メガネ君は時計を見た。
「30分か・・・続きが出来ますね。」
つ、続き!?うそっ!!
「もう、無理だよ。ゴムもないし。」
「ありますよ。カバンに入ってます。」
メガネ君は自分のカバンを開けて、横のポケットから「ほら」と、取り出した。
やっぱ持ってんじゃん!
「男として当然ですね。30分もあれば、十分蝶子さんを・・・・」
握り締めて、さっきまでとは違う目つきで私を見た。
「もう、そんな気分じゃないってばっ!!」
信じられない・・・あんな事があった後に、またするなんて!どうゆう神経してんの?
私はまだ、ドキドキが止まらなくて苦しいのに!
「そうですか。」 グイッ
私の肩を掴むと、顔が近づいてきて、唇を奪われた。
「ん・・・ちょっと・・・」
メガネ君は、そのまま覆いかぶさるように私の上に倒れた。
ドサ・・・床に押し倒され、大きな体が押し乗ってくる。
バサバサ・・・大切な、数学の教科書が床に落ちても、メガネ君は構わない。
熱くて深いキスを一方的にしながら、荒々しい吐息をもらしていく。
「あ・・・」
さっきまでのドキドキと重なって、胸が切なく息苦しくなってきた。
ハァハァ・・・
耳の下と首筋を、ツ――と舐められる。
「ん・・・」 ビク
「これでも?」
腕を掴んで、Tシャツの中をまさぐる。私がさっき慌てて付けたブラを、メガネ君は器用にはずした。
「僕の前で、ブラはしなくていいんですよ。」
「・・・ん・・・もう・・・さっきは、ビビッてたくせに。」
メガネ君は、少し微笑むと、
「知ってます?人は恐怖を味わうと、それを忘れようと体が快楽に走り、敏感になるんです。」
そして私の手を、メガネ君の股間へと導く。
「性欲が増すのは、子孫を残そうとする本能ですよ。」
熱くて硬い物が、手のひらに触れた。
あんな状況になった後、萎えるのが普通じゃないの?
性欲が増すのはメガネ君くらいだよ!
バサッ!Tシャツと短パンを脱がされ、裸にされた。
私の周りには、ノートや教科書と服が乱雑している。
「かわいい・・・蝶子さん。」
胸を、メガネ君の口に大きく含まれて吸われて、舌でつつかれ揉みしだかれる。
「あ・・・んっ」
「ここはどうですか?」
私の両膝を押し開き、太ももを抱え上げると、股間に顔を近づけた。
舌を伸ばして、強く激しくこすられる。
ビリビリ・・・・・・「!!!」
「ほら、感じるでしょう?」
「やっ!・・・ああっ!・・・メガッ・・・」
メガネ君の言う通り、体が敏感になってるの?
いつもより愛撫が激しくて、体が震える・・・感じすぎるっ!!
「ダメ・・・あっああっ・・・っ・・・ん・・・っ・・・」
ヒクン・・・ピクッ・・・ヒク・・・
イっ・・・ちゃ・・・た・・・
「まだ、5分も経ってませんよ。蝶子さん。」
ハァハァハァ―――
メガネ君は、まだ余韻が残っている私をベットに運ぶと、自分の服を脱いだ。
ベットに寝かされ、体が痺れたように動かない。
肌と肌を触れ合いたい。メガネ君の肌を、肌で感じたい・・・けど・・・
このまま挿入されたら、私、どうなったちゃうの?
両膝の間にメガネ君が押し入り、メガネ君の物があてがわれる。
「や・・・まだ・・・待ってっまだ・・・」
まだ、震えが止まらないのに――
「大好きですよ。蝶子さん――」
ググッ
「あああっ!!」
体全部を貫かれるような、脳に直接響く、メガネ君の感覚。
熱い体を何度も打ち込まれて、火傷をしない炎につつまれる。
「・・・やっ・・・ああっ・・・あああっ!!!」
熱くて、速くて、激しくて、何もかもわからないくらい、メガネ君に溺れた。
感覚に体が着いて行かない・・・頭が真っ白になっていく。
ビク・・・ン
絶頂から抜け出せなくて、更にその上まで導かれる・・・
薄れいく意識の中、遠くのほうでメガネ君の低い声が聞こえた。
「蝶子さん、まだ10分しか経ってませんよ。」
ハァハァハァ・・・・・・・・・
もう・・・ダメだよ・・・
「愛してます。蝶子さん。」
私も、愛してる・・・
それからメガネ君は、優しかった気がする。
愛おしそうに何度も私を抱きしめて、体中を舐められるような、心地よい感覚を
肌で感じながら、眠っていた。
(おわり)
408 :
名無しさん@ピンキー:04/03/21 23:55 ID:OWLR9FaV
待ってたよぉぉ いい!
キター!!!
ありがとうございます…!!
やっぱイイっす!
(・∀・)イイ!!
pink色のメガネくん×蝶子ですわw
何か続きそうな雰囲気ですね(;´Д`)ハァハァ
感想有難うございます。
続きがなかなか進まなくて、ご迷惑をおかけしました。
今度は、どなたかのSSを待ってます!