「くふんっ! ううんっ!! ……うんっ?」
そっと豆から舌を離す。たちまち魔夜の喘ぎ声が消え、怪訝そうな顔で俺を見つめている。
「なあ魔夜。オマエさん、ここを自分でいじってみたコト、あるか?」
「あんっ! な…無い……デス。こ…怖かった、から……」
俺は、魔夜を見つめたまま、彼女の秘所を指で軽く撫で上げながら、質問してみる。
魔夜は同時に、ピクンと身体を震わせたかと思うと、首を振りながら絞り出すような声で答えた。
………………本当に夢魔か。顔を真っ赤に染め上げ、ブルブル震える魔夜を見て思った。
「そうか……。まあいいや。それじゃあ、続き、だ」
「え…? んあっ! あっ! ああんっ!!」
ちらりと指を見ると、魔夜の秘所から溢れる蜜に濡れている。
俺は再び、魔夜の秘所に舌を這わせた。途端に魔夜は喘ぎ声を発しだす。
…………ここまで感度良好なのも…俺が上手くなった? 訳は無いな。やはり…夢魔、だからだろう。
秘所から溢れる蜜を飲み下しながら、頭の中のどこかで冷静にそんなことを考え――
それを忘れるように、夢中になって魔夜の秘所に舌を潜り込ませ始めた。
「くう…んっ…! んふうっ!
秘所で舌を動かし続けているうち、魔夜の動きに変化が現れてきた。
さっきまでは、激しく全身で悶えていたのだが、今は身体の動きは無く、ただ喘いでいるのみ。
しかもその目は虚ろで、どこか遠くを見ているような……。やっぱり…俺って下手だった?
そんな疑念が浮かんできたその時、
「…章一サン……何だか……何だか…ヘンな…ヘンな気分デス…ッ」
魔夜の腰がガクガク震えだしたかと思うと、振り絞るような声でつぶやく。
何が…あった? 気になった俺は、秘所から舌を抜いた。その時、
プシューッ
「うわっ」
魔夜の秘所から液体が吹きだし、俺の顔に降りかかる。
俺は産まれて始めて見る潮吹きに、感動と驚きがない交ぜになって、しばし呆然としていた――