928 :
幼い恋(仮):2005/05/19(木) 01:04:44 ID:ycsw4qpx
「用事はなに?」
エアリスはツォンと目を合わせないことにした。顔を見たら、また泣いてしまいそうだった。
助けに、という返事に、何をいまさら、と思う。結局は神羅の人間のくせに。
「逃がしてやる」
耳を疑った。
「なに、言って…るの?」
「逃がしてやると言ったんだ。途中までしか付き添ってやれないが」
さっきの決意も忘れて、思わずツォンを見た。
「真剣に言っている。一緒に来るんだ」
「ちょ、ちょっと…!だってツォン、そんなこと…もしばれたらどうするの!?」
「お前は気にするな。そんなことは問題じゃない…いいから、エアリス」
ようやくエアリスは掴まれた腕をふりほどいた。
「だめ!どうしてそんな…」
ことを、と続けようとして口をつぐんだ。ツォンの表情が珍しく慌てているのに
気付いたからだ。
「聞いてくれ、お前をそんな目に遭わせるわけにはいかないんだ」
「…え?」
「とんでもない実験が計画されている…頼むから、逃げてくれないか…」
頭を下げるツォンに、ふと、エアリスの表情がゆるんだ。
「大丈夫。ツォン、安心して。今度のボディーガードさん、強いんだよ?」
「神羅のチェックをかいくぐって、か?」
無邪気にエアリスが頷くと、ツォンの口からため息が漏れた。手を引いて
ドアの方に歩き出したが、エアリスは動こうとしない。
「神羅を甘く見るんじゃない。…犬の餌食にされてしまうんだぞ、さあ」
かちんときた。むっとして言う。
「私、スラムで生きて、あなたたちから逃げて、強くなったの。甘く見ないで」
もう一度、ツォンの口からあからさまなため息が漏れた。
「エアリス、私たちからみれば赤子の手をひねるようなものだ。さあ、行こう」
「子供扱いしないで!」
ひときわ大きな声に、ツォンは動きを止めた。
「絶っ対あなたの助けなんかいらない」
「……古代種と犬とを掛け合わせる実験なんだ」
今度はエアリスがはっとする番だった。
「実験が始まってしまえば私は助けることができないんだぞ…今しかないんだ」
「…クラウドが、…みんなが助けてくれるよ」
絞りだした小さな声。決意が固いのだとツォンは知る。強情なエアリスを自分が
逃がしてやるのは、もう不可能に近い。
エアリスは1%にも満たない望みにかけているのだ。神羅の怖さも知らないで。
あとは恐ろしい実験の餌食にされるのだとも知らないで。
自分が必死の思いで守ってきたエアリスが穢れようとしている。触れたくても
かなわなかったのに、ずっと自分を律してきたのに、簡単に彼女が壊されようとしている。
では、自分は一体どうすれば…?
「…ならば、好きにすればいいだろう」
意外な言葉が聞こえたので、エアリスは驚いた。思わずこわばっていた体の力が抜けた
その瞬間に、強く抱きすくめられた。
「なっ、なにするの!?」
ツォンは無言でつよくつよく抱きしめてくる。
離して、とわめくエアリスの唇を、ツォンが唇で塞いだ。はじめて交わしたキス。
「!!」
舌を差し込まれ、エアリスは思わず身をよじった。ツォンの舌と唇が口腔内を犯していく。
「やだ!」
必死に腕を突っ張って引き剥がした。涙がにじんだ。
抵抗しようと腕をあげたが、するりとかわされ、掴まれた。あっけないほど動きを
止められてしまう。両の腕をつかまれ身動きできぬまま、キスをされた。
さっきよりも深くて、ねっとりとした愛撫。とろけるようなキス。
抗えなくて、涙がこぼれる。だって赤子をひねるようなものなのだ。
どんなに力をこめても、びくともしない。でも、唇はとろけそうだ。
そのままベッドに押し倒された。ようやく唇が解放されて、荒く息をついた。
真上に見える男が、怖い。無言でキスを迫るツォンが、怖い。
いつも本当は優しいツォンなのに…。
涙が次から次に零れ落ちていく。でもツォンは激しくエアリスの唇を侵すのやめない。
いつしか抵抗するのをやめていた。
三度目の激しいキスの嵐の後、ようやく言えた。一言だけ。
「…ひどい……」
数時間前に自分を殴った手が、涙でぐしょぐしょになった同じ頬を優しくぬぐった。
「お前が悪いんだ」
ツォンがまっすぐ見つめてくる。
「…もっと早くこうしていればよかった」
「え…」
エアリスは自分の胸元に目を滑らせた。暴れて乱れた淡いピンクの胸元を、胸のふくらみを
ツォンが見ている。見られている。反射的に手で隠そうとして、間に合わなかった。
ボタンをはずされ、形の良い胸が外気にさらされた。
今日はここまでです。緊張するー
>931タソGJ!うまいっすね!
続き待ってます!
イイヨイイヨ〜
花の人も恋の人もガンガレ〜
自分がどんなに無防備な姿でいるのか、空気の冷たさで思い知らされて恥ずかしくなった。
エアリスは自由にならない手で隠そうとした。だが、ツォンが許してくれない。
ツォンは想像よりずっと大人びた肢体に内心驚いていた。
ふっくらとした唇はくちづけると甘く官能的で、いつまでも平らだと思っていた胸は
形よく、片手にあまるほどのふくらみになっていた。
白く柔らかいそのふくらみに手を伸ばした。すべすべして、すいつくような肌。
抵抗していたエアリスの体が一瞬で固くなった。
「どうして…?」
そう言うのが精一杯のようだ。
聞かないふりでツォンはやわやわとほぐすように撫でている。胸の先端のちいさな
突起がかたくなり始めているのに、彼は気付いた。ピンク色のそれを指ではじいた。
「やめて…!」
エアリスが小さく叫ぶ。
「子ども扱いするなと言ったのは誰だ」
至近距離から降ってくるツォンの言葉に、エアリスが目を見張った。
「もう子供ではないんだろう?」
…そうだった。
ずっと、大人の女性として接してほしかったのは、対等に扱われたかったのは、
間違いなく自分だった…。ツォンに恋したときから、ずっと。
見上げるとツォンの真剣なまなざしにぶつかった。怖いほど真剣で、今までの
庇護者の目とはあきらかに違う。エアリスを、女として、欲望の対象として、見ている。
幾度目かのくちづけを今度は拒めなかった。
ぬるりと侵略してくる舌を受け入れ、胸を蹂躙する手を払いのけられない。
「どうした、もう抵抗しないのか」
「……」
問いには答えられなかった。ずっと、ツォンが女として見てくれるのを待っていたから。
心の底で、こうなることを望んでいたから…。
潤んだ目でツォンを見つめた。
今、ツォンに通じればいいと思った。「好き」という一言が。
ツォンはいったん手を止めて上着を脱いだ。床に落ちて乾いた音がした。
首元のボタンを外し、もどかしくネクタイを緩めた。理性が吹き飛びつつあるのを
自分でも感じていた。
エアリスが実験の餌食となるならば、せめて自分が、と思ったのだ。守りきれない
悔しさをそんなむちゃくちゃな理由付けで晴らそうと思ったのだ。
でも、もはやそんな理由はいらない。
目の前のエアリスを自分のものにしてしまいたい、その衝動だけだ。
「ツォン…」
名前を呼ばれて、たまらなくなって唇を求めた。そのまま耳元へ、うなじへと
舌を進めていく。
エアリスはその先にあることを思ってぎゅっと目を瞑った。
唇が先端の蕾に触れると、びくん、と震えた。
口に含まれ、舌を絡みつけられる。もう片方の胸は揉みしだかれ、その蕾も
指先で転がされた。新たな刺激を受けるたびに、自分の反応が大きくなるのが分かった。
かみ殺しきれずに、喘ぎ声がもれた。
体の奥のほうから快感が湧きあがってきた。
続きキテルー!ムハー=3
ひー!
『花』を書いてる者です。ご無沙汰してました;;
リアルのほうが忙しくてなかなか書けませんでしたが続き書けましたので投下します。
このスレも1000近いのでラストまでピッチ上げて書き上げたいと思います。
>>935 『幼い恋』作者さん、GJ!!(;´д`)ハァハァ
えろシーンの表現のうまさに脱帽。お手本にしたい…
お互いツォンエアSSがんばりましょう〜〜
938 :
花 12:2005/05/20(金) 02:38:28 ID:CwnBTtNH
顔を逸らしたエアリスの首筋は細く、白く、少し汗ばみ輝いて見える。ほのかに香る甘いローズマリーの香水。
彼女にその気が無くとも、男を誘うようなその艶かしい首筋にツォンは思わずかぶりついた。
鎖骨から耳の後ろへかけて、くすぐるように何度も食んだ。
彼女の全てを味わい尽くすこと、それ以外に今のツォンの思考は巡らなかった
エアリスは先ほどのキスの余韻から今だ覚めていなかった。ツォンの右手に体を預けたまま、彼の愛撫を甘んじて受けている。
ぼんやりとした頭でずっと考えていたのは、「どうして嫌じゃないのかな」という疑問だった。
逃げ出したいほど恥ずかしく、再びツォンの横っ面をひっぱたいてやりたいほど屈辱的なのに、
彼のキスにも愛撫にも、全く嫌悪感を抱かないことがエアリスには不思議だった。
「!」
長く続く愛撫の中、うつろだった意識を、はっきりとさせたのはツォンの左手だった。
彼の空いた左手が、いつのまにかエアリスのワンピースの裾からスルリと滑り込み、内太腿へ侵入してきたのだ。
ツォンの手がエアリスの秘部へ今にも辿りつこうという時…
「やめてっ!!」
エアリスは反射的にツォンを両手で突き放した。不意を突かれたツォンは、思わず後ろへよろめく。
「…どうしたんだ…?」
拒絶され、行為を中断されたツォンは不満そうに、そして少し不安げに眉をよせ、自分を突き放した少女を見つめる。
エアリスはドアを背にして、その場に立ち尽くしていた。
眉尻を下げた悲しげな顔をして、その瞳は戸惑いを隠さずにツォンをまっすぐ見つめている。
「この後に及んでまだ抵抗されるとはな…君も感じていると思ったが…」
ツォンは自嘲するように言った。
「…」
「そんなに私が嫌いか…」
「…」
エアリスは答えない。視線を床に落とし、言うべき言葉を探しているようにも見える。
939 :
花 13:2005/05/20(金) 02:39:37 ID:CwnBTtNH
長い沈黙が続いた。それを破ったのはツォンの深いため息だった。
「こうしていてもしかたがないな…。あとは君の決めることだ。逃げたいのならドアを開けて行けばいい。
私も無理矢理女を犯すような真似は好みじゃないしな…」
ツォンはくるりと踵を返し、立ち尽くすエアリスに背を向けると、部屋に横たわる大きなツインベッドへ腰掛けた。
懐から紐を取り出し、長い黒髪を慣れた手つきで一つに束ね、背広の上着を脱ぎ捨てると、
手を大きく広げ仰向けのままベッドにどさりと倒れこんだ。
実を言えば、ツォンのモノはすでに熱を帯び始めており、エアリスを押し倒してでもそれを挿入させたい衝動があった。
しかし彼は強靭な精神力で、自らの本能を押さえつけた。
部屋へ引っ張りこんだのは自分なのに、彼女を傷つけたくないと思う…矛盾しているように見えるが、
エアリスに対する正義が彼の中には生きていた。
これはやはり“恋”なのか…目を深く閉じ、久しく忘れていたその感情を思い出した。
しかし彼女は部屋を出て行くだろう。
次に目を開けたとき、ドアが開けっぱなしになったこの部屋に彼女の姿はないだろう。
ツォンの胸の奥が、かすかに痛んだ。
940 :
花 14:2005/05/20(金) 02:40:16 ID:CwnBTtNH
耳が痛くなるような長い沈黙のあと、目を閉じたツォンの耳にエアリスの足音が響いた。
やっと出て行ったか…今日はこのまま深く眠ってしまおう…
そう思い、ツォンが意識を手放しかけたそのとき、ギシッとベッドが軋んだ。
ツォンが目を開けると、彼の足に涙で顔を濡らしたエアリスが馬乗りになっていた。
その手はツォンのズボンのベルトに伸び、外そうと懸命になっている。
「…エアリス…」
状況が理解できずに問いかけるツォンに、エアリスはボロボロと涙をこぼしながら答える。
「あいつのこと…っ…忘れさせてくれるって…言ったじゃない…っ…」
ぐずぐずと鼻をすすりながら、ツォンの腰のベルトをガチャガチャと外している。
「…」
「っ…わたし…嫌じゃなかった…うッ…あなたに触られても嫌じゃなかったの…」
「…」
「大ッ嫌いなはずなのに…なのにッ…わかんないよ…嫌じゃなかったの…っ」
「…」
「でも…認めたくなかった…っ…だって、私は神羅が大ッ嫌い…ツォンも…大ッ嫌いなんだから…!」
ベルトを外し終えたエアリスは、下唇をぎゅっと上げ、その涙に濡れたエメラルドの瞳でツォンを睨んだ。
「…ぷ…ははははは…」
あまりにも子供じみたその言い草に、ツォンは思わず噴き出し、笑いが止まらなかった。
目を開けてもエアリスがこの部屋にいてくれたことだけで、これほど気持ちが高揚している自分を笑っていたのかもしれない。
笑いながら胸の奥では、先ほどの痛みを丸ごと包み込むような暖かさが広がっていくのを感じていた。
普段の彼からは想像できない屈託の無い笑い方に、エアリスは呆気にとられていた。
「な、なによ…」
ツォンは、怪訝そうな表情をするエアリスの肩をぎゅっと掴みベッドへと押し倒した。
「ああ、約束通り忘れさせてやる…やつのことも、私のことを大嫌いだと思う気持ちも…」
「…」
明らかに目の色が変わったツォンを見上げてエアリスは頬を少し赤く染めた。
意識してみると、束ねた髪からはらりと落ちる毛が妙に色っぽかった。
「逃げておいた方がよかったと後悔するほど、な…」
その低い声も、威圧するような目も“あいつ”とは全くちがうけれど…エアリスは今確かに胸が高鳴っているのを感じている。
今日はここまでです。
必ず完結させますので、
もしまた更新が空いても気長に待っててください;すいません。
「幼い恋」の続きです。
短くてすいません…エチーむずかしいよぅ
土曜の夜に投下ができないので、日〜月で投下できるよう頑張ります。
>>941 「花」の続き待ってました!エアリスかわいい!ツォンが萌ゆる…。
二人のやりとりに(;´Д`)ハァハァしました。
「花」に触発されて書き始めたので、恐縮です。
お互いにツォンエア頑張りましょう〜
943 :
幼い恋8:2005/05/20(金) 22:26:05 ID:IGd47WT6
「…んっ」
喉の奥で喘ぎ声を殺す。
でも、ツォンの執拗な責めに耐えられなくなっていた。胸の先が痛いほど充血している。
お腹の底のが疼いている。体が熱い。
「…あっ、…んぅ…っ」
「感じているのか?」
唇を離してツォンが言った。口元が薄く笑っている。
そのとおりだったけれど、羞恥心からそうだとは言えなかった。
キスしてほしいと願った。唇を塞いでくれたら、恥ずかしい喘ぎ声を聞かれなくてすむ。
「ん…っ、ふっ…ぅ」
願いが届いたかのように、ツォンが唇を求めてきた。貪る舌に、おそるおそる
自分も応えようとする。舌が絡み合う感触に、背中がぞくぞくした。
積極的なその反応に、ツォンは己の欲望が膨れあがるのを感じた。
もうどんなことがあっても止められない。エアリスの小さな顔を、両手で
包んでキスに埋没した。もっと、近づきたかった。
エアリスの太腿に、かたいものが押し付けられていた。熱い、と思って
気がついて、赤面した。
この人は、「男の人」だ…。
「あんっ」
キスに集中していたツォンの手が胸を掠めた。指はそこで止まらず、ワンピースの
やわらかな生地をすべるように下へ向かった。
スリットを手繰りよせて、内太腿に手を触れる。やわらかな感触。手に吸い付くような質感。
感触を楽しみながら、ツォンは未知の部分へと手を進ませる。
「…あッ」
秘部を覆い隠す布の淵に触れたとき、エアリスが悲鳴をあげた。
力なく制止する手は空気のように軽く、ツォンの指は簡単にその部分に到達し、
薄布の上からそっと撫でた。
久々に来たら新作&続きキテタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!
続きすげえ楽しみにしてます。2人ともがんがれ!
ツォエア2人とも(゚д゚)ウマー
素敵なSSですね(*゚∀゚)=3ハァハァ
同じく楽しみにまってますー
花、幼い恋ともにGJ!!
クラエア萌えだがツォンもいいな(*´д`*)ハァハァ
花&幼い恋の両職人様マジでイイですわ…
続き楽しみにしてます
948 :
花 15:2005/05/22(日) 03:48:10 ID:Rc3UZIJ+
薄暗い部屋のベッドの上で絡み合う男と女の体がふたつ、白く浮かび上がっている。
床には女の服と思われる淡いピンクのワンピースと男物のYシャツが、くしゃくしゃに脱ぎ捨てられている。
この部屋に響くのは、二人の熱い吐息のみ――――
エアリスはツォンのなすがままに、あっと言う間にワンピースを脱がされた。もう抵抗はしなかった。
彼がワンピースの裾をたくし上げ脱がそうとするのを助けるように、自ら両手を上に上げ、その成熟した体をツォンの目前に晒す。
自分の高鳴る胸を、そしてツォンを信じてみようと思ったのだ。
ツォンもまたネクタイを緩め、シャツを脱ぎ捨て、エアリスを組み敷いた。
滑らかなシルクのシーツよりも、しっとりとしていて心地良いエアリスの白い肌。
ツォンの鍛えた体と、エアリスのやわらかな丸みを帯びた体は、鮮やかに対照的だった。
互いに熱い吐息を漏らしながら、二人の体は薄暗い部屋の中、引き合うように絡み合う。
ツォンの手はエアリスの背中に伸び、ブラジャーのホックを外し、それをいとも簡単に取り去り後ろへと放り投げた
抵抗はないが、恥ずかしさをこらえるように、ツォンから赤い顔を逸らし決まりの悪そうな表情を浮かべるエアリスがいじらしい。
ツォンは、その舌をエアリスの体に這わせる。
彼女の左手の細い指先を食べるように犯したあと、腕から乳房へとかけて舌を滑らせた。
左の乳房を舐め上げ、その舌で先端を執拗に責める。
「んン…」
切なく眉を寄せ、顔を逸らして思わずエアリスが漏らした声は、甘く濡れていた。
ツォンの左手は彼女の右乳房を掴み、その人差し指で固くなった乳首を転がす。
眉を寄せるエアリスの表情が一層きびしくなった。しかしそれは彼女が十分に感じていることを示している。
「アァ…ん…」
エアリスはその長い脚をぎゅっ、と擦りあわせた。体の奥が疼いてどうしようもない。
彼女の表情は見えないが、その甘く熱のこもった声でツォンもまた、より一層興奮を高めた。
949 :
花 16:2005/05/22(日) 03:49:29 ID:Rc3UZIJ+
エアリスの固く閉じられた脚の間に、ツォンの強靭な体が押し開くように分け入る。
乳房から口を離すと、彼女に深く口付けした。絡み合う舌の感触に、頭がとろけそうになる。
ツォンもエアリスも貪るように夢中で深く…深く長いキスをした。
エアリスにとって、ツォンとのキスは衝撃的なものだった。
あまりの気持ちよさに、遠のきかける意識を離さないように、負けじと彼女もツォンの舌を攻める。
驚いたのはツォンのほうである。
先程は、彼のディープキスを受け止めきれず、されるがままだったエアリスが、今は逆にツォンの口内を攻め立てている。
『まずい。しかも、上手い…』ツォンは少女の中に“女”を見た思いだった。
あっという間に形勢は逆転。組み敷かれていたエアリスは、うつろな目をしたツォンの隙を突いて下から彼を仰向けにし、
その上に馬乗りになった。エアリスはなおもキスでツォンを攻め立てた。
ちゅくちゅくと湿った音のみが部屋に鳴り響く。エアリスの唇がふいに彼の唇から離れると、
熱い吐息と共にキスの余韻である透明な唾液がそれを繋いだ。
「どうしたのかなあ?こんなのもう慣れっこでしょ?」
エアリスは桃色に上気した顔でいたずらな表情をする。その言葉は先ほどツォンが口にした言葉だった。
むっとした顔で、冷静を装いつつも、乱れた呼吸と上気した頬から彼の動揺が見て取れる。
「・・・」
「ふふ…私の勝ちッ」
エアリスは、ニッと笑った。
***********************************************
今日はここまでですー。えろシーンはやっぱりむずかしいな…(´へ`;)
950 :
花 17:2005/05/22(日) 16:35:27 ID:jIkYN/S8
ツォンは肩で息をしながら、自分を上から見下ろすエアリスを見上げる。
その表情は、いたずらに成功して喜ぶ子供のそれのようでもあり、妖艶な女のそれのようにも見える。
「フ…あまり調子に乗るな…私にマゾの趣味は無い…」
そう言いながら、目の前にあるエアリスの形の良い両乳房を掴み、再びエアリスを押し倒す。
「きゃっ」
結んでいたリボンが解けて、エアリスの栗色の髪が、パッとシーツに広がった。ツォンの重みが、ずしりとエアリスに伝わる。
ツォンはそのままエアリスの首筋に唇を這わせる。耳の裏から鎖骨へ…
「あっ…ンン…」
エアリスの表情は再び少女のそれに戻り、ただただツォンの愛撫にその身を震わせた。
ツォンの唇はそのままエアリスの下へ、下へと向かう。
「あッ…いやッ…!」
エアリスは羞恥心から、自分の下腹部にあるツォンの頭を掴んだ。男らしいその硬い黒髪が指に触れる。
しかしもう遅かった…ショーツを剥ぎ取られ、ツォンの舌がエアリスの秘部を舐め上げる。
「ああぁッ…!」
エアリスは胸を弓なりに反らし、白い首筋をあらわにして嬌声を上げた。その足の指先はピンと張り詰め、ツォンの舌に打ち震える。
彼女の秘部からはじんわりと液が漏れ出し、ツォンはそれを残らず舐め取る。
その上なおもエアリスの秘部に、舌を捻じ込ませるのだから19才の少女に対するお仕置きとしてはあまりにも残酷である。
951 :
花 18:2005/05/22(日) 16:39:56 ID:/08A8GYc
「あぁッ…ああぁッ!」
エアリスの余裕の無い嬌声が部屋に響く。せわしなく秘部に出し入れされるツォンの舌によって
早くもエアリスは絶頂へ向かおうとしていた。ツォンはひくひくと震える秘部によって
彼女の絶頂が近いことを知り、ふいに口を離した。
「あ…」
もう少しで上りつめようというところで刺激を止められ、行き場を失ったエアリスの声が部屋に響いた。
「ん…ツォン、早く…」
思わずエアリスは、焦点の合わない濡れた瞳を投げかけ甘く訴える。
ツォンのモノもエアリスの嬌声と女のにおい、高まる興奮から限界まで痛いほど誇張している。
サッとズボンと下着を脱ぎ去ると、彼のモノは先走る液体を滴らせ、すでに堂々と上を向いている。
初めて見るツォンの男性器…それが自分の中に入るときの衝撃を考えると、体の芯が熱く震えエアリスはほのかに頬を染めた。
「待ってろ…」
ツォンの低い声が部屋に響いた。彼は自分のモノを、そっとエアリスの秘部にあてがう…
ツォンは中には入れず、エアリスの女性器の入り口付近に自身を上下にこすりつける。
お互いの体から出る粘液でぬるぬると滑りながら、何度も何度もこすりつけた。
「あぁン…ツォン…ツォン……早く…早くゥ」
焦らされて、なかなか快感を与えてくれないツォンを揺れる瞳で見つめながら
エアリスは普段ならば絶対に口にしないような甘い響きでツォンを誘う。
花キタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
うぎゃーーー!!失神寸前!!
誘うエアリスがたまらん(;´Д`)ハァハァ
955 :
花 19:2005/05/22(日) 22:25:28 ID:d4lIj+WU
エアリスの狭い入り口はひくひくと打ち震え、ツォンの侵入を待ち構えている。
十分に濡れた性器はどちらも準備万端…
「…入れるぞ、エアリス…」
「…ン……」
エアリスはその長い腕をツォンの首に巻きつけると、熱のこもった視線を投げかけた。
ツォンはエアリスの白い膝裏を抱え上げ、そのふくよかな腰を持ち上げると、その中心に自身をあてがった。
ずっ
そんな鈍い音が聞えるような、重量感のある挿入―――。
「ああっ…!!!」
エアリスは切なく眉を寄せ、思わず仰け反る。白い乳房が張り詰めたように天を仰いだ。
十分に濡れていた彼女の秘部は、いとも簡単に男を受け入れ、吸い付くように離さない。
ぬるりとした、どちらのものともわからない粘液が結合部分から溢れ出した。
「フ…あんなに小さかった君が、いつのまにかいっぱしの女になっていたんだな…
わかるか、エアリス…君は今、私のモノを深く咥えこんでいる……いやらしいな…」
「やっ…そんな…ひゃんッ!」
エアリスの耳元で卑猥な言葉を囁きながら、腰はすでに動きだしている。ツォンの腰は前後に動きエアリスの中を犯す。
「私に体を開いたこと…後悔するまで、楽しませてやる…夜はまだたっぷりあるぞ…」
端正な顔を歪ませ、ツォンはそう言って笑った。
956 :
花 20:2005/05/22(日) 22:26:38 ID:d4lIj+WU
「あぁんッ!…や…ッ…ひゃぁんッ!」
ずっ ずっ ずっ
ツォンのピストン運動に合わせるように激しい嬌声を上げるエアリス。
「ツォンっ…あんまり、激しくしないでぇッ…や、もぅッ、ひゃあぁんッ!」
予想外のツォンの動きの激しさに、内壁を引きずり出されるような感覚に陥ったエアリスは嘆願の声をあげる。
しかしツォンの攻めの前には、その言葉もむなしく響くだけだった。
エアリスの膝を更に押し上げ、脚を大きく開かせると更に奥へと自身を突き立て、何度も何度も責め立てる…
「ひっ、あッ、あ、や、やんッ、アぁっ、ああぁっ!!」
エアリスの頭の中は真っ白になり、全身がビクビクと打ち震えた。
「なんだ…もう達したのか…?」
何も考えられないほど頭が熱い…。低く響くツォンの声までもが彼女を刺激し、秘部が震える。
彼のそれはまだ彼女の中にあり、強度を保ったままである。
「つまらないな…」
口ではそう言いながらも、エアリスの感じる様を見て満足げな表情を浮かべている。
「…私も楽しませてもらおうか」
仰向けのまま肩で息をして、先ほど余韻に浸っているエアリスの両腕を引っ張り上げる。
「…どういうこと…?」
うつろな目をして問いかけるエアリス。
「こういうことだ…」
ツォンはエアリスを貫いたまま、自らの体を仰向けに横たえると、その上にエアリスを馬乗りにさせる。
「あ…ッ!!」
ツォンのモノが、エアリス自らの重みで更に奥へと貫かれた。思わず顔を仰がせ快感の声を上げる。
**************************************************
今日はここまでー
957 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 23:11:56 ID:j6MIEmWq
もぉ…ダメポ…
そこの人、誉めてんのかけなしてんのかわからんレスを打つな!
ともあれ(;´Д`)ハァハァ
今年初めてこのスレ来たけど、とんでもないことになってるな!
ツォンエア好きの自分にはタマラン。(*´д`*)エクスタシィー
職人さん乙です!
960 :
幼い恋10:2005/05/23(月) 01:23:59 ID:Ih0CKD84
-------------------------------------------------------
「花」キテターーー!!!ハァハァ…やばい素敵すぎます…!
クライマックス頑張ってくださいましー!
この直後にお目汚しにならないといいのですが…続きです。
-------------------------------------------------------
「っ!」
エアリスが跳ねて、声にならない声をあげる。
熱い部分が湿り気を帯びていくのが自分でも分かった。ツォンはとっくにその指で
知っているだろう。
ツォンの指は秘部の裂け目をなぞるように何度も行き来した。
じわり、じわりと布が水分を含んでいくのと同時に、小さな突起が薄布を
わずかに押し上げてはじめていた。
指でそこをひっかくように撫でると、エアリスがひときわ高い声で鳴いた。
秘所を隠す薄布の隙間から手を差し入れた。溢れ出る泉を確認し、
下着に手をかけて引き抜いた。
「いやあっ」
その声は無視して、閉じようとする太腿を押さえつける。
やわらかな栗色の茂みに覆われた花びらがのぞいていた。
濡れて、てらてらと光る桃色の花びら。花はたっぷりと甘い蜜をたたえている。
ツォンは蜜で指をしめらせ、そのまま花びらをたどってやすやすと
ぷっくりとした花芯を探し当てた。
まるく膨らんだそれを指の腹で押した。
「…くふぅっ」
「声を我慢するな」
勝ち誇ったような笑みを少しだけ口の端に浮かべて言う。
優しく円を描くように花芯を愛撫した。
「んん…っ」
「我慢するなよ」
耳元で囁く。
ちゅぷ、と音を立ててツォンの指が蜜壷の入り口を探った。
961 :
幼い恋11:2005/05/23(月) 01:25:07 ID:Ih0CKD84
そこは既にツォンを受け入れるために、透明な液体が滴っている。
「すごいな…溢れてるじゃないか」
「言わ、ないで…………んっ」
甘い声をあげたのは、ツォンの指を体の奥で感じなければならなかったからだ。
エアリスの内部が、肉壁が、指に絡みついて締め付ける。
「く…ぅっ、あ、あっ」
赤く膨らんだ花芯を同時に攻めると、エアリスの体がびくん、びくんと震えた。
ツォンは体を下方にずらす。エアリスがそれと気付くまでに、ツォンは
すばやく体勢を変えていた。目の前に、エアリスの濡れた秘所がある。
「きゃあっ……あっ」
エアリスが止めるまもなく、ツォンはくちづけた。
熟れた果実を思わせる膨らみに。
ひくひくと打ち震えながら彼の侵入を待っているその場所に。
そのまま尖らせた舌で花芯を舐めまわす。絡み付けて、はじいて、また優しく撫でて。
きつく締まっている蜜壷から指を引き抜き、舌を差し込んだ。
「はあっ、ああ…っ、…く、ぅっ」
ツォンの舌が縦横無尽にエアリスの敏感なところを這い回る。
今まで感じたことのない強烈な快感に頭がおかしくなりそうだ。
「ああっ、…ツォン…ッ」
唾液と愛液の混ざる水音が大きくなる。
体の奥からやってくる快感が体を支配し、頭を朦朧とさせる。
頭が、真っ白に、なる。
「ん、ふっ…あッ、あああっ!!」
962 :
幼い恋12:2005/05/23(月) 01:25:36 ID:Ih0CKD84
びくん、と跳ねてエアリスの体が大きく弓なりに沿った。
達したことを知ってツォンはようやく唇を離した。
エアリスのその部分は、ひくひくと痙攣し、男を待っていた。
荒い息遣いのエアリスが落ち着くのを待っていられなかった。
ツォンのものはずっと前から痛いくらいに膨らみ、熱くたぎっていた。
「エアリス」
合図の代わりに名前を呼び、体を起こして自分のものに手を添え、
エアリスの秘部にあてがった。
「ツォン……」
淫らな女の顔の中に不安げな表情が見え、すぐに挿入するのがためらわれた。
かといっておさまらないそれをゆっくりと上下させ、秘所にこすり付ける。
一番敏感な部分に触れると、エアリスの表情がやわらいできた。
「…ねえ、ツォン…」
間近にあるエアリスの吐息が唇にかかって、熱い。
「幼い恋だって…、笑ってもいいから………挿れて…」
『花』と『幼い恋』両方に(;´д`)ハァハァしすぎて寝れねぇ…ヤバスw
二人ともうますぎ…
とゆうかツォンいいな!w
両職人様乙&超GJです(;´Д`)
そういえば、次スレ立てるの?
965 :
花 21:2005/05/23(月) 19:07:35 ID:jjOrkBfE
女の扱いに慣れているツォンにとって、19そこそこの娘を犯すのは大したことではないらしい。
慣れた手つきで、目の前の両乳房にやわらかく刺激を与える。
つんと上を向いた乳房は、エアリスの細い体つきから想像していた以上に豊かで美しい形をしている。
ツォンはまぶしそうに目を細め、やわやわと震える乳房を鑑賞する。
「こ、こんなのずるいよ…」
ツォンに自分の体を視姦されているような気分になったエアリスは、彼の顔をまともに見れず顔を逸らす。
「…このほうがもっと感じるだろう?…さぁ…動いてみるといい」
そう言ってエアリスの両手を取り、自分の腹に置かせて動きを促す。
男の上で醜態を晒すかもしれない…エアリスはそのことにひどく抵抗があったようだが、
体の奥から湧き上がる欲望には勝てなかった。ツォンの腹に置いた手でその体を支えながらおずおずと前後に動きだす…
「あっ…あっ…ぁ…」
目を閉じ、白い乳房を上下に揺らせながら黙々と快楽を求めるエアリスはひどく妖艶で美しい。
その赤い唇からは快感を示す声が小さく延々と紡ぎだされる。
「本当に美しく成長したな…」
改めて彼女の美貌を褒め称え、つぶやく。長い手足も、白い肌も、甘い声も、全てが今ツォンの上にある。
ツォンは彼女の、その丸みを帯びた尻に手を添え、その感触を楽しむ。
966 :
花 22:2005/05/23(月) 19:08:42 ID:jjOrkBfE
「あっ…あっ…」
「…いい眺めだ…」
ツォンの上で乱れるエアリスは、眉を切なく寄せて汗ばんだ体を妖艶に躍らせる。
「…だが私には少し、もの足りんな…」
言うが早いか、ツォンは自ら腰を突き上げ始めた。彼のモノは激しい突き上げによって
エアリスの奥の奥までぎゅうぎゅうと押し込まれ、中を犯す。
悲鳴にも似た彼女の嬌声が部屋に響いた。
「あっ、や…!やめ、いやッ、あ、ひゃンッ!」
エアリスはもはや手では体を支えることができず、崩れ落ちるようにツォンの厚い胸に上半身を突っ伏した。
それでもツォンは突き上げることをやめようとしない。エアリスの丸い尻を撫でながらその速度を速めてゆく。
「アぁっ!も、やッ、しん、じゃうッ!ああぁんッ!」
「…いいぞエアリス…出そうだ…」
表情は相変わらずのポーカーフェイスだが、先ほどよりも彼の吐息は熱い。
低い声が胸板を伝わって、その上に横たわるエアリスを刺激する。そのぞくりとするような声に反応して
エアリスの秘部がぎゅっと引き締まった。
「くっ…」
「あぁァンッ…!」
急な引き締めによって限界に達したツォンが精液をエアリスの中に放出するのと、
エアリスが二度目の絶頂に達したのはほぼ同時だった。
967 :
幼い恋13:2005/05/23(月) 21:15:58 ID:Ih0CKD84
とろんとした瞳で訴えていた。
ひくひくと痙攣しているその部分が、甘い蜜で誘っていた。
つんと上を向く乳房がツォンを待っていた。
胸元がはだけ、たくし上げられたエアリスのワンピースを脱がせる余裕もない。
やわらかな花びらが脈打つ狭い入り口に、硬くそそりたつ男のものを押し当てる。
反射的に閉じようとするエアリスの足の間に、強靭でしなやかな体を割り入れ、
そして、ナイフのように鋭く、押し広げるように入り口をこじ開ける…。
「は、ぁ、…ああっ……」
一瞬の苦痛にエアリスが顔をゆがめた。
しかし次の瞬間ツォンの指でしっとりと濡れる花芯を愛撫され、
再び快感が苦痛に優っていく…。
「…んん…っ」
ゆっくりと、ツォンが自分のものを全てエアリスの内部に預けるために動いた。
自分の体の奥がツォンの怒張によって支配されていくのをエアリスは感じた。
ますます硬く、強度を増したそれが隙間もないほど自分を満たしているのが分かる。
開ききらない奥の方を、徐々に開かれていく感覚。
「はあ…っ」
わずかにツォンが動くだけで、蜜で濡れた柔肉が男のものによって押し込まれる。
いつのまにか、エアリスの秘所がツォンのものを根元までくわえ込んでいる。
「あぁっ……わたし…私…っ」
続きを言わせないために、ツォンは動いた。
「きゃあっ、……ひゃぁんっ!」
そのまま強く腰をエアリスに打ち付ける。リズミカルな抽送を繰り返す。
968 :
幼い恋14:2005/05/23(月) 21:16:49 ID:Ih0CKD84
下腹部に与えられた衝撃が、どうしようもないほど快感をエアリスにもたらした。
ツォンが奥を突くたびに、快感が大きくなっていく…怖いほどに。
「やあっ、あああッ……怖い、よぉ…っ」
深く長いストロークと浅い挿入とを繰り返しながら、ツォンがなぜかと問う。
激しく体の奥を突き上げられ、エアリスは途切れ途切れに言葉を発した。
「あ…あたまが……おっ、おかしく、なっちゃう…ッ」
子宮に届くかと思うほど深く、貫かれた。
「ひ…、あああぁッ!!」
エアリスの体が大きく跳ね、背中がのけぞった。
脈打つのと同じタイミングでツォンの怒張をリズミカルに締め付けている。
「…いったのか」
にやり、と笑ってツォンは上から言い放った。
「全く…、いつの間に女になったんだろうな、お前は」
呼吸するたびに大きく上下する、なめらかな乳房に触れた。過敏になっているエアリスは
それだけでも軽く達してしまいそうになる。
「悔しいな…」
聞こえないように、囁くような小さな声でツォンが言った。
艶めかしいこの体も、心をとろかす喘ぎ声も全て今自分の体で支配しているというのに、
まだ足りないと、エアリスをもっと貪欲に求める獣が自分の中にある。
しなやかな白い腕を、足を、美しいその肌を、自分のものにしたい。
つやめいたその声を、自分だけに聞かせてほしい…。
「は、あ……、ツォン…」
荒い呼吸の中で呼ばわる声だけで、ツォンははちきれそうになった。
969 :
幼い恋15:2005/05/23(月) 21:17:32 ID:Ih0CKD84
「体……傷だらけ、だね…」
「ああ……お前は…綺麗だな」
薄いシルクのようなエアリスの肌に肌を重ねると、吸い付いて溶け合うような錯覚を起こした。
繋がっている部分まで、溶けてしまいそうだ。
「おねがい………もっと…」
エアリスが腰をくねらせて、ねだった。
無意識の行動だった。だから余計に妖艶だった。
ツォンはゆっくりと腰をひいた。抜ける直前で動きを止める。
「あ…」
おあずけをくらった子猫のように、エアリスがせつなげに眉をひそめ、呻いた。
「もう一度言ってみろ」
ツォンを見つめていた瞳が、驚いたように見開かれる。
でも、羞恥心は欲望に勝てなかった。体がツォンを求めていたから。
「……おねがい………」
たまらずにツォンは再び自分のものをエアリスのなかに押し込めた。
あたたかいぬめりがツォンを迎え入れた。
「ん…、はあっ」
密着した肌を離れさせたくなくて、エアリスはツォンの背中に腕をまわした。
ツォンの男の体がのしかかってくる重みすら、エアリスには快感を呼び起こさせる。
もっともっと近づいて溶け合いたいと、無意識のうちに細い腰が
ツォンの動きに合わせて動いていく。
淫靡な女の匂いを感じて、ツォンはエアリスにむしゃぶりつくようにくちづけた。
鍛えられたツォンの強靭な体と、しなやかな美しさをもつエアリスの体が絡みあう。
モチ誉めですが。こんな文誰がけなすというのか…職人さん、まぎらわしくてゴメンなさい!応援してまつ
971 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 22:07:51 ID:7pElXKNC
このスレまぶしい…
やべえ…ツォンが好きになってきたw
職人様GJ!
973 :
花 23:2005/05/24(火) 02:57:43 ID:FUWKUuzM
体全体で荒い呼吸をしながら、球のような汗を無数に光らせたエアリスの背中。
ツォンの指先がうなじから尻まで背骨に沿って、つぅ…となぞる。
「…ン…」
その卑猥な指先に反応して、エアリスは意識を取り戻した。ツォンとエアリスはまだ繋がったままである。
その結合部からは、収まりきらなかったツォンが放った白い精液が溢れている…
「…どうだ…楽しんでるか…?」
「…ハァ、ハァ…激しすぎだよ…ハァ…死んじゃうと思った…」
エアリスは顔を火照らせ荒い息を漏らしながら、下で仰向けになっている彼に抗議した。
「なんだ…もう終わりだとでも…?」
「…あ……ちょ、ツォン…また…」
エアリスの中でツォンのモノは再びむくむくと強度を取り戻し始めている。
「フ…たった一度の射精で終わるわけがないだろう…まさか今まで相手にしてきた男達は皆そうなのか…?」
「きゃ、あンッ」
ツォンはその身を起こし、エアリスを仰向けにする。しかし完全には寝かせず、後ろに両手を着かせる。
エアリスの形の良い乳房がつんと上を向く。ツォンの位置からは二人の結合部が丸見えで、それがさらに興奮をあおぐ。
ツォンはその状態のまま激しく腰を動かし、エアリスを突き上げた。結合部がいやらしく滑り、そのたびにエアリスの嬌声が部屋に響く。
「や、あンッ、なに、これ、すごく…ア、ひっ…ゃあぁん!」
先ほど絶頂に達して感度が高まっていたそこは、新たな刺激を敏感に感じ取る。
それがGスポットを刺激する体勢であることをエアリスは知らなかった。さすがと言うか…ツォンは女を悦ばせる方法を心得ている。
「ここか…?…ここがいいんだろう…」
エアリスの感じているらしい一点を執拗に責めるツォンは、端正な顔に凶暴な男の表情を覗かせる。
「あ、あッ、あッ、もぅ、やっ、ああんッ!!」
エアリスは今日3度目の絶頂を迎えた。彼女の目から涙がつぅ…と流れる。
悲しいのではない、痛いのではない…どうしようもなく感じている。
974 :
花 24:2005/05/24(火) 02:58:23 ID:FUWKUuzM
放心しているエアリスを、今度は休ませることなく、貫いたままうつ伏せにする。
柔らかな白い腰を掴み上げると、その尻に自らの腰を前後に打ちつけ始める。
ほどよく肉の付いたエアリスの腰は悩ましげに揺れ、視覚的にも男を興奮させる。
ツォンは後ろから彼女の胸にぶら下がった白い乳房を揉みあげ、その感触を楽しむ。
「やぁッ!もう、やッ、勘弁、してッ、壊れ、ちゃう、よぉッ!ひゃああぁんッ!」
口がだらしなく開き、涙に濡れた目は焦点が合っていない。普段のエアリスからは想像できないほど、その美しい顔は淫らな表情をしている。
獣のように後ろから男に犯されているのに、秘部は欲望に正直で、ひくひくと疼き、さらなる快楽を求め蠢く。
ツォンは自らが高みに達するために、その腰をより激しく白い尻に打ち付ける。
パンッ パンッ パンッ
行為による卑猥な音と雌のそれにも似たエアリスの嬌声が部屋に響き渡る。
「エアリス…エアリス…」
ツォンは、彼女の背中に舌を這わせながら名を呼んだ。その声は熱い吐息に濡れていた。
「あああぁあッ…!!」
たまらなくなって、背中を仰け反らせ再び絶頂を迎えたエアリスの秘部が、ツォンのモノを締め付ける。
ベッドに崩れ落ち、薄れ行く意識の中、幻聴のように小さく聞えたツォンの言葉…
「見守っている、ずっと…――」――――――。
975 :
花 25:2005/05/24(火) 02:59:18 ID:FUWKUuzM
「うー重いよぉ…体が重いよぉ…腰がいたいよぉ…」
ツォンに背中を向け、エアリスが拗ねた声で抗議している。ツォンは彼女の背中に流れる栗色の髪を弄びながらそれを聞いている。
エアリスの秘部は先程の行為の余韻を残し、違和感を感じるほどだ。
「やさしくしてって、何度も言ったのに…もぅ…」
「…あんなによがって感じていただろう…腰をくねらせて誘っていたぞ…」
「……。…えっち…」
「エアリス」
急にツォンの声が真面目な色を帯びる
「娼婦のような真似はもうやめろ…君は美しい…簡単に男に体を開いていい女じゃない…」
「…」
エアリスの表情は見えない。
「これは神羅社員としての言葉じゃない、私自身の言葉だ…私はエアリス、君を…」
そこまで言って一旦言葉を切り、少し考えて言葉を続けた。
「君が傷つくのはあまり見たくない…」
「…。…ふふッ…ツォンってば、“おやじ”だなあ…。えっちだし、お説教は長いし…」
「…」
落ち着いているように見えてもツォンはまだギリギリ20代だ。まだ“おやじ”と呼ばれる年齢ではない。
ツォンが憮然とした表情をしていると、エアリスがもぞもぞと寝返りを打ち、ツォンと向き合った。
照れくさそうに、言葉を繋ぐ。
「でも、…ありがと、ね。」
春風が吹くような可憐な笑顔がツォン目の前に咲いた。切なくなって思わず彼女をぎゅっと抱きしめた。
「きっと…相応しい男が現れる…いつか、きっと…!」
『私が…』とは言えなかった。体を慰めてやることはできても、彼女の心を埋める存在にはなれない…そんな気がしたから。
「…」
エアリスはもう何も言わなかった。
976 :
花 26:2005/05/24(火) 03:00:16 ID:FUWKUuzM
ザックスの存在はもう彼女の一部だ。消し去ることはできないし、忘れることもできないだろう。
だけど―――、とエアリスは思う。今夜のことも私は決して忘れないだろう。
明日、目覚めても罪悪感や自己嫌悪を感じることはないと、誇りを持って言える。
今この胸にあるのは限りない幸福感。かつて“あいつ”が教えたそれとよく似ている。
“あいつ”がいなくなってから止まっていた時間が、今やっと動き始めた気がする。
今はただ眠ろう、私を抱きしめる優しくて残酷な男の腕のなかで…
エアリスは目を閉じ、ツォンの体温を感じながら深い眠りに落ちていった。
fin.
**************************************************
やっと終わりました;;;。全部で26回て…長すぎた…orz
途中感想書いてくれた人どうもありがとうございました。
とりあえず思いつく限りのエチーなことをふたりにさせてみたw
>幼い恋作者さん
ひー!これは、萌える…!(*´д`*)ハァハァ
シチュエーションも、エチーシーンもGJ!!一読者に戻り、完結心待ちにしてます!
がんがれ!