とりあえずやってみれば?
結果の保証はできないけれどさ。
シークが時岡だけのスペシャルキャラだってことは、最初ッからわかってたけど。
だから、スマデラに登場のニュースを聞いたときは嬉しかったな。
んーじゃーお言葉に甘えて勝手にやらせてもらおうかな…
NG指定用にトリップつけておくので、すんませんが住人各位で対応ください。
ハアハア要素は皆無、SSちゅうよりはただの雑文っす。
しかしよもやここでトリップつけることになろうとは思ってもいなかったヨ…(;´Д`)
……アレ(||!・_J・)?
─目覚めなさい……姫…………時が満ちました───
優しい声。
はじめて聞く、それなのにもうずっと以前からいつも側にあったような懐かしい声───
少しづつ、はっきりしてくる意識。それは深い湖の底からゆっくりと煌めく水面を目指し
浮上する感覚に似ている。
「…………」
気がつくと、私は薄明るい、周囲を石壁に囲まれた部屋にいた。
天窓は明るく、今が昼であることを告げている。
私は、あの声の主の姿を探した。が、さして広くもない部屋をいくら注意深く見渡しても、
そこにいるのは私一人だ。
「…………」
自分の身体をあらためる。
私は、まだ幼かったはずだ。小さな手、小さな身体。私の中の私自身は、幼い少女だったが、
今自分の目に映る私の手足はすんなりと良く伸びた、…………少年のものだった。
─どうか驚かれぬよう。……その姿は、幻術で作り出した幻です
あの声が語りかけてきた。そして私は、その声が現実ではなく、私の心の中にあるのだと知った。
「驚いてはいません。不思議なことですが……」
「今、私はこの姿であることが当然のように思えます。あなたは誰なのですか……?
私が今このように感じるのも、あなたゆえではないのですか?」
─私が何者か、それは姫がよくご存じのはず
心の中の声が静かに答えた。
燃えさかる城を背に、インパと共に平原へと逃れたことは覚えている。
城門であの少年──リンクと行き会い、追いすがる彼にどうしようもなくオカリナを投げたことも。
でも……それから?
それからの記憶が、私にはない。
それなのに私は知っているのだ。
あのあとリンクが何処へ行き、そして何が起こったか。
そして世界が、どのように変わったか───
それは夢の中の出来事のように曖昧で、それなのにしっかりと心の中に刻みつけられていた。
─立ち上がってごらんなさい。その身体は、姫の心のままに動くでしょう
声に促され、私は立ち上がり身体を動かしてみた。
気が遠くなるほどの時間を眠っていた身体とは思えない、力強く瑞々しい筋肉が私自身を支える。
「本当だわ。とても軽い……」
私の身体とは思えない……思わず口をついて出そうになった言葉を飲み込む。
私の身体ではないのだ。なぜだかそう思った。
─急ぎましょう。勇者が姫を待っています
「…………」
するべきことはわかっていた。全て。
それでも私は躊躇していた。
王家は潰え、世界は闇に閉ざされた。
この暗闇を引き寄せたのが他ならぬこの私だったことに、今はもう気づいている。
私に何ができるのだろう? 弱くもろく、愚かな人の子であるこの私に…………
「なぜ私なの……!? 私の心は暗く、私の腕は無力です……
あなたは……一緒に来てはくれないの……?」
─……それもいずれわかる……あなたでなければ、いけない訳が
声は小さく、ささやくようにいうと、
─勇者が姫をお助けし、姫の支えとなるでしょう。そして私も……
─私はいつも、姫と共におりましょう。姫が本当に、姫自身の心と身体を取り戻すまでは。
……そう応えた。
─さあ、往かれよ。恐れることはない。光は常にあなたと共にあります
─勇者の行く手を、あなたの内なる希望の光で照らすのです
神殿では緑衣の少年が、今しも聖剣を台座から引き抜こうとしているところだった。
「待っていたよ、時の勇者───」
剣を収め、奥の間から出ようとしている少年──リンクの背後から声をかける。
言葉が終わるか終わらないかのうちに彼が電光の早さで振り返った。
いつの間にか剣は彼の手の中にあり、彼の戦意に反応してほの白く光っている。
私を見つめる青い双眸。穏やかな、水の面のような静けさの底に見える熱く燃える炎は確かに
かつて城の中庭でまみえた、あの幼い少年のものだ。
唐突に胸に激しいものがこみ上げてきた。
彼の目覚めを待ち望んでいたのは、本当は私じゃなかった…………
闇の中でひたすらに勇者を待ち望んだ心───
それは…………
「……世界が魔に支配されし時、聖地からの声に目覚めし者たち、時の勇者を得て、
魔を封じ込め、やがて平和の光を取り戻す───それが我らに残る神殿についての言い伝えだ。
伝説の聖剣マスターソードを持つ者……それこそが時の勇者」
シーカーの伝説がよどみなく口をついて流れ出る。
私自身は一度も耳にしたこともない物語なのに、幼い頃から繰り返し聞かされた昔話のように
心になじんでいる。
彼は私の視線を捉えたまま、動こうとしない。その瞳は
「おまえは何者だ? 敵か……? それとも……?」と問いかけている。
私……
私は…………
私の身体は彼と同様に7年間眠っていたけれど、心はいつもあのひとと共にあった。
この7年間に起こったことの全てを、私はあのひとの心を通じて見ていた。
そうだ。私は知っている。
あのひとの名も。
あのひとが誰なのかも。
この身体が、誰を写したものなのかも。
この世界で誰一人知るはずのない、あのひとの闘いも悲しみも
私だけは──────
「ボクはシーク……シーカー族の生き残り───」
ゆっくりと、その名を告げた。
彼と、そして私自身に。
939 :
名無しさん@ピンキー:04/06/19 23:58 ID:u/IE0x86
GJ、乙〜!
アリガト
どきどきしてたので本当に救われました。
3人のこと(と、王様のことも)を考えてると
久々に時オカやりたくなった…
今あの世界へ行けば、目に映る風景も
これまでとはまた違って見えるんじゃないかと思う。
実は今は、リンクはdarkworldを冒険中なんだけど
これがヘタれててちっとも先に進めないんだワ(笑
941 :
名無しさん@ピンキー:04/06/22 00:51 ID:GShVcSoq
腹がパンパンだ。何とかしろ。
何を食ったんじゃい。
アピールで牛乳のみまくりしたんだろ〜
944 :
名無しさん@ピンキー:04/06/22 22:40 ID:tL407tuw
a
aa…ふぅ…ん。
あ、ああ…ううんん。
あ、あああ、ああ、いやぁああん。
946 :
名無しさん@ピンキー:04/06/22 22:45 ID:tL407tuw
↑↑↑↑
クイズです。これは誰の善がり声でしょう。
947
みょ〜なアラシが流行ってまんなぁ…。ついでに次スレ立ててくれんやろうか。
次スレの季節になると、また〜り度に加速が付くのがここの特徴。
自分で立てられるといいんだけど…
いつになったらホスト制限が解けるんだ
一度も立てたことないのに、「このホストでは立てられません」
はないだろう。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
スレ立て直前949ゲト
アニメゼルダなかなかオモロイw
盾をボード代わりにサーフィンするネタもあった。
この発想って、もしかして向こうじゃけっこうありがちなんか?
お疲れさまです。
うひゃあ〜!
>>950 お疲れ〜
>>949 そういやー「ウィロー」という映画には
小人族の主人公が盾をソリがわりにして雪原を降下する場面があったよ。
>>950 スレ立てありがとうです。
王子を掘り出して落ちスレを埋め立てよう。
ホシュ代わりに新スレではどう?
みんなも喜ぶと思うヨ?
りんきゅは一人旅だから、ゴニョゴニョになる相手は不特定多数の誰か、なのかなと。
対して王子は、いろんなのを引き連れているから、身の危険を感じることは、多かろう。
さすがにパラティン、ソシアルナイトってことはないだろうが、傭兵あたりはぜったい危ない。
958 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 00:59 ID:a7/ZSucr
その日、王子の軍は大敗した。
先走った先陣を押さえきれず、敵の伏兵に戦線を分断されたのだ。
浮き足立った味方に、敵の増援軍が襲い掛かる。
トカゲの尾を切るように殿の兵を置いて、王子はわずかな一団をつれ、
這う這うの体で砦に逃げ帰った。
古くから仕えてきた騎士も、同盟軍も、傭兵も、大勢の者が命を落とした。
若い王子は初めての手ひどい負け戦に動揺していた。
「敵の残党狩りが激しくなる前に、散り散りになったものを集めて
軍を立て直しましょう」
という、老騎士の言葉も耳に入らない。
青ざめた顔でひとり、部屋に引きこもってしまった。
―― 先に進みすぎた彼らを止め切れなかった。敵の戦力を読み違えた。
地形にももっと、注意するべきだった。ぼくの力不足だ。
皆すばらしい騎士や兵隊だったのに。徒に死なせてしまった。
故郷には親兄弟、家族がいるだろうに。なんと言って… ――
王子は寝台の端に腰をおろし、顔を覆った。
どれだけ時間がたっただろう。ふと気が付くと陽はとっぷりと暮れ、
部屋には夜の帳が下りていた。王子は灯を取りに行こうと立ち上がった。
その時。
「うっ!」
暗闇の中からがっしりとした腕が伸びてきて王子の身体をとらえ、
瞬く間に寝床に組み伏せてしまった。
「何者!ぼくをアリティアの王子と知っての狼藉か!」
咽喉元を締め上げられた王子は、苦しい息の下からやっとのことで声を絞り出した。
「大声を出さない方がいい。臣下に無様ななりを見せたくないだろう。
静かにしていれば、傷つけることはない」
月のない夜の闇のなか、くぐもった低い声が王子の耳元でささやいた。
「誰だ…」
男の声に聞き覚えはない。たとえあったとしても、押し殺した声を聞き分けるのは難しい。
「誰なんだ、何をしようと…」
王子の問いは途中で、男の唇にふさがれた。
荒い吐息と衣擦れの音が、夜の底で途切れ途切れに響いていた。
「やめ…あぅ…」
最も敏感な場所に男の手がのびた時、さすがに王子は悲鳴をあげた。
「声を出すなといっただろう」
男はかまわず行為を続けた。
「耐えろ。人の上に立つ奴は、皆その身に引き受けなきゃならないんだ」
その言葉に王子ははっとした。
「お前の痛みは、お前に従うもの全ての痛みだ」
「……」
「楽にしていれば、そう酷いことにはならない」
男の言葉は何を意味していたのか。少なくとも、その直後に王子を襲った感覚を
予言するものではなかった。
962 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:08 ID:a7/ZSucr
抗うのをやめた身体を激痛が貫いた。熱いものが下半身から突きあがり、
ぐいぐいと押し付けられる。思わず開いた口には、
「食いしばれ!」と布が詰め込まれた。
屈辱で張り裂けそうな胸も、怒りに震える拳も、やすやすと褥におさえこまれている。
身体は自分と男の汗で、ぐっしょりと濡れていた。
男の一部が何度も何度行き来し、そのたびに王子は涙と嗚咽を漏らした。
「苦痛と屈辱を見つめろ。そして身体に刻み付けるんだな。生涯忘れないように。
さもないとそれは、お前の民すべてに降りかかることになる」
男は動きをはやめ、やがて全ては終わった。
痙攣を続ける王子の背に、男はほお擦りを繰り返した。
――― 髭が残っているじゃないか ――
存外愛情深げなそのしぐさに戸惑いながら、王子は的外れなことを考えていた。
しばらく眠ってしまったらしい。
次に気が付いたとき、男の気配はなかったが、
部屋の隅で、小さな灯が燃えていた。
頭には枕があてられ、衣服も整えられている。
だがいまだに、火照りと痛みは身を苛んでいた。
「苦痛と屈辱を見つめろ…身に刻みつけろ…さもなくば…」
王子は心の中で、男の言葉を反芻した。何度も何度も。
じりじりと灯心の燃える音がして、窓辺のあたりがうっすらと明るくなっていた。
灯を見つめながら、王子は今度は声に出していった。
965 :
名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:10 ID:a7/ZSucr
「ぼくは負けるわけにはいかないんだ」
そうして衣服を再び改め、軍師を呼ぶために部屋を出て行った。
イジョ
掘って埋めた。
つか上げてるし。
乙。
しっかしコイツ誰なんだ?
もっともらしい事言い含めて、うまいことやりやがって…
968 :
名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:28 ID:OxowKY1G
決してしゃべるなと、釘をさされてます。
悶絶章の謎。
また上げてしまった、スマソ。
戦ブラにsage機能はやつけてくれい!
本家のネタを…
シークは鳩胸なんじゃなくてナ、
あの衣装の下に防御用の胸当てを入れてるんだ。
しかし鳩尾はや〜らかいぞ。
ぶりぶりしゃぶったらタマランゾ。
あのくぼみに拳を押しつけて、ゆっくり押し込みたい……
いいね…けどどっちかつぅと、すばやく拳で打って気絶させて、
ゴニョゴニョしたほうが…
いやそんな技はないw
973 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 22:13 ID:5TSJXHbb
久しぶりのタイマン対戦だ。
相手はマーシャルアート系が強いあの人。
ぼくのとにかくボクの剣は重いし、振り回すだけでも大変だけど、
エクスプロージョンさえ決まってくれればいいのだが。
だけど、タメるまもなく相手は小刻みに攻撃を仕掛けてくる。
綺麗な金髪をなびかせて、華麗な体技を決めるあたりは、
女の人顔負けだけなんだけどさ、結構これが力もある。
974 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 22:14 ID:5TSJXHbb
翻弄され、めくらめっぽう切り込んだら、やっと相手のバランスが崩れた。
「いけぇ!!」
切り込んだ途端、鳩尾のあたりに重苦しい衝撃を感じた。
気が付くと、低い位置から伸びたあの人の足が、
ぴたりとぼくの腹部を狙っている。
「お望みなら、爪先で肝臓を狙ってあげるよ、赤毛のボウヤ。
君の体力ももう残り少ない。これで終わりにしよう」
…子ども扱いされてかなりムッときたけど、ぼくは10年たっても
この人にかないそうもない。
「降参なんか、できるわけ無いじゃないか」
ぼくが呟くと、相手はニヤリと笑って身をヒラリと翻した。
「そうでなくっちゃね」
後頭部に一撃。目の前が暗くなる…
975 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 22:15 ID:5TSJXHbb
ぼくは、なんだかすごくいい匂いのする胸の中に、
倒れこんでいった。
>「お望みなら、爪先で肝臓を狙ってあげるよ、赤毛のボウヤ。
>君の体力ももう残り少ない。これで終わりにしよう」
シークのあのハスキーボイスがありありと……!
ハアハア(;´Д`)……タマラン……
そろそろ花火の季節だ。
リンク俺の部屋へ見にこんかな・・・。
リンゴあめ餌にゆかた着せて、祭りにでかけようか。
最近は周囲の目がうるさいから、怪しまれんように気をつけにゃぁな。
いや、十分怪しいんだがw