「最初からそう言えばよかったんだよ…なあ!!」
そう言うとバッツは大きく立ち上がった肉棒を一気にファリスの秘裂へと押し込んだ。
待ちに待ったと言わんばかりに柔らかな肉壁は食いちぎらんばかりに肉棒に纏わりつき、齧りついた。
「うあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁ!!!」
あまりに急なことでファリスの頭は真っ白になり即座に絶頂へと上り詰めた。
「こんなんじゃ終わらないぞ。まだまだこれからだもんなぁ!!」
バッツはファリスの足を大きく開きその場所がファリスへと見えるよう体を動かした。
「いやぁ! いやっ…いやぁぁあぁ!!」
「何が嫌なんだよ。ほら…よく見ろよ。俺を放すまいと必死で俺を吸い上げてるんだぞ!」
ぐちゃぐちゃといやらしい音を立てバッツはさらに腰の動きを早めていく。
その光景はファリスにも変化を与えていた。
「なんでこれを見て急に締りが良くなってるんだよ…そんなにいいのか?」
「うあっ! あっ…はぁぁん! そんな…あぁっ! こと…あっ! ない…うぁっ!」
硬く締まった肉棒を咥え込む自分の秘所を見、確かにファリスの快楽は増していた。
出入りするそれはひどく卑猥であったが、今のファリスにとっては快楽の火を燃え上がらせる燃料でしかない。
そのままファリスは、何度目ともわからない絶頂へと達した。
「あっ! あぁぁぁ…ふぁっ! あぁぁぁぁぁああぁぁぁ!!」
バッツは一旦その肉棒を引き抜く。ファリスはそのままベットへと崩れ落ちた。
だが、まだまだファリスの身体に点った火は消える兆しを見せない。
バッツは肩で荒く息をするファリスを反転させ、腰を掴み再び肉棒を秘裂へと押し込んだ。
「うぁあぁぁっ!! あっ! あぁん! はぁあぁぁぁ!!」
先程よりも速く動かされる肉棒は、ファリスのツボを巧みに刺激し、ファリスを追いやっていく。
溢れ出す蜜は太ももを伝い、膝にまで及び、シーツに点々と痕を残していた。
そのままバッツはファリスの腰を掴み、再びファリスを反転させ、胸の頂の蕾を吸い上げた。
もはや悲鳴にしか聞こえない喘ぎを発し、ファリスがびくっとベッドの上で跳んだ。
無意識のうちにファリスは足をバッツの腰へと回し、それを貪るように呑み込んでいた。
「なんだ? そんなに中に欲しいのか?」
バッツはわざと腰を引いた。すると名残惜しそうに肉壁が収縮し、逃すまいと腰を足で押さえつけた。
「うんっ…! 欲しい…よ…ぉ…! 熱いの…いっぱい…っ…欲しいよ…あっ!!」
「わかったよ…ちゃんと受け止めろよ…っ!」
バッツは一気に腰を早める。そのまま胸の頂へと舌を伸ばし、片方の手を秘裂の肉芽へと伸ばした。
「やっあぁぁぁぁっ!! うんっ…あぁっ! はぁぁっ!!」
肉芽を擦るたび肉壁がきゅっと締まるのがわかる。
バッツもまた荒い息を吐き、肉棒を押し込め、引き出す。バッツにも絶頂の時が近付いていた。
「もう…もう…あっ!! オレ…オレっ…だめえぇぇぇぇぇ!!」
ファリスの肉壁が今までよりも強く収縮し、バッツを齧り上げる。
「ほら…ファリス…! …きちんと受け止めろよ…っ!!」
バッツは小さく呻き声を上げながら肉棒をファリスの最奥へと押し込める。
刹那、肉棒が弾けファリスの最奥に白濁液を放った。
「あっ…はぁぁ…! バッツの…来てる…熱いの…いっぱい…」
ファリスはうわ言のようにそれを繰り返し、深い眠りへと落ちていった。
瓶の底には残り僅かな媚薬があった。
さすがにそのまま寝かせるのは、と思いバッツは風呂場の湯を汲みファリスの身体を拭いてやった。
先程の完全な雌の表情とは違い、とても無邪気な寝顔を見せている。
「…もう使えないかな?」
瓶を傾け、底だまりとなった媚薬を見、バッツは思いを巡らせた。
――これだけでも、恐らく小さいながら効果はあるだろう。
バッツは唇の端に薄い笑みを浮かべ、瓶を鞄へとしまった。
あと一回くらい、いい思いをさせてもらってもいいだろうから…
そんなことを思いながら、バッツはベッドへと入りそのまま眠りに落ちた。
酔いつぶれたレナを抱え、クルルが戻ってきたのは小一時間後であったという。