1 :
1:
2げt?
∀ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | <> ∀ <> |____ |__________
__| <> ∀ <> | | | ∀ |_____[_] [□] [×]|
|________| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|___| [_] [□] [×]| |
| ∀ _|________|__ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|______|_____ [_] [□] [×]| <> ∀ <> |∀ <> |
___________|_____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|___ | |
〒メッセージの作成 [_] [□] [×]|\_/ /\ |[□][×]|____| |
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/\ \__/ /\ |________| |_______|
\/ \/ \/ | | <> ∀ <> |
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_________________| |_________|
ブラクラが
>>2ゲット 全員フリーズさせてやる!
>>1 セキュリティ上げたって無駄だ!
>>3 パソコン壊して親に怒られるなよ(ゲラ
>>4 ウンコ踏むより俺を踏め!
>>5 ブラクラチェッカー?なんだそれ?食えるのか?
>>6 おまえのパソコンもBrowserCrash!
>>7 ブラクラに勝てるのは高橋名人だけなんだよ!
>>8 ドライブがカタカタいうだと・・・・・グッジョブ!
>>9 ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!
>>10 必殺!ブラゥウザァァァクラァァァァァァァァァァァァァァッシュ!
>>11-1000 (ここに自分の好きなブラクラを貼りましょう)
参考までに、親スレで「Lの季節」「MissingBlue」関係のものは、
>>63- 86 Lの季節: 亜希子
>>101-118 MissingBlue: 静乃
>>122- 127 Lの季節:リリス
>>289-295 Lの季節:草壁先生
>>317-330 Lの季節:草壁先生
です。
5 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 01:06 ID:gdE9jZAv
即死しそうだな。
>>1 とりあえず、即死判定を逃れる為の大型書き込みをすべし。
即死判定阻止のため容量水増し大作戦
メーカーのサイトから転載したキャラのプロフィール。
天羽 碧 [Midori Aso] 164cm 82−57−82
高校2年生の17歳。新聞部員。
状況に応じて、様々な性格を使い分けるが、基本的にクールな理系キャラ。
いつも凛と胸を張っているが、実は弱い一面もある。趣味はカメラ。
星原 百合 [Yuri Hoshihara] 159cm 83−58−79
高校2年生の16歳。大きく冷たい瞳をした、影がある少女。
特に決まった友人は無く、生徒ともあいさつ程度の日常会話をするだけ。
過去に何かあったようだが……。
弓倉 亜希子 [Akiko Yumikura] 153cm 75−54−78
高校2年生の16歳。子供の頃からの、癖のあるロングヘア。
友達想いで、自分よりも人の心配ばかりする。気弱で健気。
普段は明るく振る舞うが、数々のコンプレックスを持っている。
東由利 鼓 [Tsuzumi Higashiyuri] 170cm 84−59−83
高校2年生の16歳。陸上部に所属しているスポーツ少女だが、趣味は読書。
自分に素直で、竹を割ったような性格。サバサバしているが、いつも機嫌が悪そうな顔をしている。思い込みが激しく、いつも独りで猪突猛進する。
弓倉 さやか [Sayaka Yumikura] 152cm 71−51−75
弓倉亜希子の妹であり、聖遼中学2年生の14歳。
元気な自信家。気分屋でもある。大人しい謙遜な亜希子とは逆の性格だが、互いに通じるところもある。
その2
草壁 湊 [Minato Kusakabe] 165cm 84−61−85
聖遼学園高等部教諭 物理学担当。理科準備室で、いつも煙草を吸っている。
いつも気だるそうで、ぶっきらぼうでマイペース。だが、本当は生徒思い。教育方針は「自立と自由」。
鵜野杜 椎奈 [Shiina Unomori] 156cm 81‐56‐80
高校2年生の17歳で、図書委員。
周りに溶け込んで自分の位置を探そうとする、いわば友達任せ型。
消極的で、思っている事をなかなか口に出せずにいる。
鈴科 流水音 [Rumine Suzushina] 164cm 84−55−84
オシャレ好きのためか、制服を自分好みに改造している17歳の高校2年生。美術部所属。
ハイテンションで健康的な幽霊。しかし、何か心に悲しいものを秘めている。単純な感情はともかく、心の内を素直に表現できないタイプ。
湖潤 リリス [Ririsu Kourui] 15.8cm(注:15センチと8ミリ)
力のある音楽を聞く事によって成長する事ができる音楽の妖精。
無邪気で子供っぽい性格をしているのは、最近力のある音楽を弾く人間がいなくなっているせいとか…一応16歳らしい。
氷狩 吹雪 [Fubuki Hikari] 171cm 86−57−86
雪女という種族には不釣合いな褐色の肌、印象的な赤い瞳、鎖で一つにまとめられた銀色の髪。隙のないその容姿は同性をも引きつける。
17歳、空手部所属。
舞波 優希 [Yuki Mainami] 150cm 77−52−80
中学2年生の13歳。
灰色の瞳と燃えるような赤い髪が特徴だが、それ以上に目立つのは、やはり小さな体に不釣合いな大鎌。
引込み思案で魂相手にモジモジする情けない死神見習い。
霧城 七衣 [Nanai Kirishiro] 149cm 88−51−74
高校2年生の魔法生命体、『絵の中の少女』。
普通の世界(3次元)と絵画の中(2次元)を行き来することが出来る、幻想界でも珍しい存在。
基本的に2次元の住人のためか、現実社会に興味が無く、いつも漫画ばかり読んでいる。
エリザ・ノインテーター [Eliza Nointoter] 169cm 92−60−88
聖遼学園を経営するノインテーター家の御息女。理事長代理を務めている。
サバサバとした性格で生徒からの人気も高い(特に男子)。
ヴァンパイア族の24歳。
川鍋 宗治 [Souji Kawanabe] 169cm
高校3年生で、新聞部部長。
幽霊部員が多い新聞部を、何とか切り盛りしている敏腕部長(と自負している)。
天羽とは記事の方向性で対立する事も多い。
沢村 美都 [Mito Sawamura] 166cm
一見気が強そうだが…、やっぱり気が強い。
友達想いの世話焼きだが、友達以外には、き然とした態度で臨む。
一見似たタイプの天羽を、一方的に嫌な奴だと思っている。
井之上 武士 [Takeshi Inoue] 174cm
ラフなたたずまいの3枚目。気さくで爽やかなスポーツマン。
普段はマイペースでサバサバしているが、以外と世話焼き。ひねくれた事を言うこともあるが、根は素直。
井之上とは別な意味でのマイペースな上岡とは、中学生のときからの友達。
菅沼 [Shinichi Suganuma] 172cm
聖遼学園高等部の古文教師で29歳。
上岡が所属する新聞部の顧問だが、指揮は部長の川鍋に任せている。
慌て者だが真面目なので、生徒からも先生からも、まあまあ信用されている。
以上、 「Lの季節」より。
続いて「MissingBlue」のキャラクター
■丹雫 瑠羽奈 (Nishizuku Ruuna)
主人公より1つ年上の3年生。
学校では評判の美人で、みんなの前で堂々と主人公の恋人宣言をしてしまう、とにかく目立つ生徒。
主人公はそんな彼女にいつも振り回されている。
(C.V.宮村優子)
■璃月 沙夜 (Ritsuki Saya)
主人公の幼なじみで、同じクラスの高校2年生。
瑠羽奈と違い、大人しくて控えめ、おまけに家庭的でマジメ、一緒にいると落ち着くタイプの女の子。
瑠羽奈と沙夜の間で、主人公は騒がしい学校生活を送っている。
(C.V.松来未祐)
■春日 瑞希 (Kasuga Mizuki)
主人公のクラスに転校してきた少女。
主人公に「思い出して……」と伝え不思議な水晶を手渡す。確かに主人公は、以前からこの転校生を知っているような気がするのだが……。
(C.V.友永朱音)
■神瞳 かりん (Shindou Karin)
騎士道部に所属し、鍛錬の日々を送っている見た目よりかなり強い女の子。
まじめで言葉遣いも丁寧。常に凛としていながらも他人を見下すようなことはしない。そしてなぜか主人公に対して献身的である。高等部1年生。
(C.V.幡宮かのこ)
■矢城 静乃 (Yagi Shizuno)
主人公が通う学校の中等部2年生。
主人公とは遠縁で、家は神社である。たまに巫女服を着て境内を掃除している姿を見かける。巫女としてはまだまだ修行中。見た目はおしとやかだが、明るくちゃめっ気のある性格。
(C.V.飯塚雅弓)
■シーナ・アリール (Siena Areel)
名前からも分かるように、外国人。
何らかの事情で、この学校へ転校してきたようだが、その事情を知る者はいない。
ナイーブな性格で、周囲に対して壁を作っている。
(C.V.坂本真綾)
■折坂 命 (Orisaka Mikoto)
主人公の学校にやってきた保健体育の教育実習生。
教育実習生代表のあいさつで、いきなりポカをやってしまい、全校生徒に笑われてしまうが、みこピーの愛称で親しまれるようになる。男性に免疫が無く、少し抜けたところがあるが、スポーツに対する情熱は強い。
(C.V.茂呂田かおる)
■美角 唯芽 (Misumi Yume)
主人公が通う学校の中等部2年生。
道路で車に轢かれそうになった子犬を主人公が助けた場面を目撃し、感動して弟子入りを志願してくる。
活発で明るい。正義感が強く努力家だが、かなりドジ。(C.V.かないみか)
■緋山 花乃香 (Hiyama Kanoka)
高等部2年生。
気が強く、何かにつけては、主人公と口論になる。
趣味は小説を書くことだが、彼女が小説に打ち込むには何か理由があるようだ。
自分にも他人にも厳しい性格。
(C.V.河原木志穂)
■綺雲 エリス (Ayakumo Eris)
対立する組織に捕まって危機一髪というところを
主人公に助けられた妖精。
なぜ命を狙われるのか? 対立する組織とは?
謎が謎を呼ぶ怪しすぎるキャラクター。
爆発はロマン。
(C.V.南 央美)
■瀬渡 菜緒 (Sewatari Nao)
テキパキしていて、しかし優しく、若いのにお母さんのような印象を与える。 主人公のクラスの担任であり、命の大学時代の先輩でもある。ドジばかりの命を慰めたり励ましたりするのは、もはや日常茶飯事。
(C.V.三五美奈子)
■マリィ (Mally)
かわいい顔をしているが少し短気なところも?
シーナと口論している彼女を見かける主人公。どうやら歌が、彼女達のケンカの原因のようなのだが・・・。
シーナとは同郷らしいがマリィは転校生ではないため、私服姿である。
(C.V.浅田葉子)
■三十六代目 桃太郎 (Momotarou)
猿怒 剛 、尾振 勤、澄伊 雉晶 らと、なんともいえない
シュールな不良グループを結成している。
瑠羽奈 いわく 「かわいい顔 してるくせにおバカなこと
ばっかり言ってるのよねえ」
趣味は、ロマンを追い求めること。
(C.V.子安武人)
■尾振 勤 (Ohuri Tsutomu)
自分が認めた人間に対しては 忠実 、 というより媚び
へつらいすぎな傾向がある。
調子に乗りやすくてとても騒がしい。
趣味は犬と遊ぶこと。
(C.V.川瀬ゆうこ)
■猿怒 剛 (Endo Tsuyoshi)
物凄い 怪力 の持ち主だが、 それをうまく 活用 する
ほどの賢さはない。
嫌いな言葉は 「猿も木から落ちる」。 なにやら馬鹿に
されている気がするらしい。趣味は人を殴ること。
(C.V.植木 亨)
■澄伊 雉晶 (Sumii Chiaki)
シュールな 「桃太郎一味」 にあって、 唯一 まともな
考え方が できる 紅一点 。 そのため、桃太郎よりも
一味 をまとめていくことが 多い。
趣味 は 推理小説 を 読むこと。
(C.V.麻績村まゆ子)
■セラ (Sera)
シーナが下宿する海の家を一人で切り盛りする女性。
おっとりとしていながらも気さくな性格の持ち主で、
口数の少ないシーナを優しく見守っている。
人生相談やためになるうんちくを紹介する昼の番組を
見るのが趣味。
(C.V.静木亜美)
■矢城 桂介 (Yagi Keisuke)
静乃の父親。
静乃いわく「修行のときは厳しい父親」らしいが、
参拝客を驚かせたり、静乃に対して冗談を言うのが
趣味らしく、そんな雰囲気は微塵も感じさせない。
(C.V.関戸宏治)
■永易 祥吾 (Nagai Shougo)
主人公のクラスメイトで図書委員。
好きな学科は現代国語、趣味は読書という
典型的な文学青年。
(C.V.早坂知七)
■朝武 太一 (Tomotake Taichi)
都市研究会の部長。
部室の中に設けられた別室(?)で生活しているらしい
謎多き人物。居眠りが生きがいらしい。
(C.V.藤田圭宣)
■愛菜 稚 (Aina Waka)
放送部に所属する、唯芽と同級生の女の子。
家業の手伝いが趣味という一見家庭的な印象を
受けるが、その家業がなんなのかは不明。
さらにエリスの店の常連という謎の多い女の子。
(C.V.静木亜美)
これで14kbになったけど、これくらいで大丈夫だろうか?
職人さんが降臨してくれることを願って。
萌え.jpにあったらしいMBのエロ絵だれかうpしてくれない?
半二次板なら、なんか描くんだけどねぇ。 文は不得意で。
即死回避乙〜☆
職人支援。
____ ________ ________
|書き込む| 名前:| | E-mail(省略可): |sage |
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧ 。 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゜Д゜) / < ここに「sage」(半角)と
⊂ つ | 入れるとスレがあがらない。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \___________
| |
| |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
保守……って、いいかげん即死は免れたかな?
あとはネタですな。
沙夜たんの誕生日なので、沙夜たんを優しく愛でるネタや、
明日はリリスの誕生日なので、(以下略)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
デケデケ | 職人さんまだ?
ドコドコ \
☆ ドムドム  ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆ ダダダダ!
ドシャーン! ヽ ♪
=≡= ∩_∩ ☆
♪ / 〃(*゜∀゜*) / シャンシャン
♪ 〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
|| γ ⌒ヽヽコ ノ ||
|| ΣΣ .|:::|∪〓 || ♪
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
保守
かりんたんのエロSSキボンヌ
>>31 かりんって確か、戦闘による負傷の回復が早かったと思うけど……そうだとすると、
処女膜も回復してしまうのだろうかと(殴)
>32
いつも初めての味わい・・・悪くは無い、悪くは無いが(藁。
34 :
名無しさん@ピンキー:03/08/28 21:24 ID:SkGfo+lR
>>33 毎回痛いんだと、いくらなんでもかわいそうですよね(^_^;
そこはそれ、破瓜の痛みも快楽に感じるように調教(開発)すれ。
36 :
名無しさん@ピンキー:03/08/29 15:49 ID:CM+3CWxG
【素人顔見せ】【尿道&肛門丸見え!】【トイレ盗撮アリ!】【10人分!】
http://www.omorashi.net/shop/ なんと10人分のおしっこ、盗撮、おもらしシーンを豪華に120分収録!!
女のコ全員が顔見せで恥ずかしすぎる排泄シーンを無修正でトコトンじっくり
お見せします!女子大生から、元レースクイーン、美人若奥さんまですごい!
>>35 毎回破瓜の苦痛を味わうかりんを思って、「こっちなら毎回痛い思いをしなくていいんじゃ
ないかな」と、後ろを開発していく功司……だと、優しいんだか鬼畜なんだか……。
久々にMB起動。
瑠羽奈EDに到達。
沙夜消滅シーンを久々に見て…_| ̄|○
40 :
38:03/08/30 20:47 ID:PhQ9D+fm
>>39 書きたいところでつ。
しかし久々にプレイして、キャラの口調とかがかなりうろ覚えになっていることをあらためて
自覚(^_^;
もう何度かプレイして各キャラを掴み直さないとSS書けないっす。
エリスくらい癖が強ければ書けるんですけどねぇ。
(エリス相手じゃ本番にこぎつけられませんな(笑) リリスと違って大型化しないし)
>>40 相手が大型化しないなら、こっちが小型化すればいい!!
42 :
38:03/08/30 22:23 ID:PhQ9D+fm
>>41 功司が望めば小さくなれるんでしょうかねぇ(笑)
果物、スポーツドリンク、えー………CD-Rに瞬間接着剤?
「おい、エリス」
肩の辺りでふらふらしている妖精に目を向ける。
「? なんだ」
「どう考えてもこれは要らないだろ」
突きつける。
ち、とムカつく事この上ない態度で売り場に戻しに行った。
ヤツの個人的な物まで買ってやる義理はない。
まあ、あいつからかりんちゃんがまた風邪ひいた、って聞いたんだけど。
顧客顧客言ってるだけあって、意外とこういう所は律儀だよな。
このマメさは正直、見習いたいと思う。
仏頂面のエリスが帰ってくる。
「ホントーにケチ臭いヤツだな、オマエ」
………前言撤回。
「なあ、唯芽は誘わなくてよかったのか?」
手に食い込み始めたビニール袋を意識しつつ歩く。
「唯芽?ああ、騒々しいからな。今回はパスだ」
鬼だ………あ、鬼は唯芽か。
俺の正面に周って来たエリスが、ニヤリと笑う。
「よかったな、アタシの所為にできて」
「な、なに言ってんだよ」
「ニヤけただろ、さっき」
「なっ………」
こちらの両手がふさがっているのをいいことに、言いたい放題だ。
せめて袋が一つだったら、って袋?
「エリス、なんだその手に持ってる袋は」
俺のとは明らかに違う、布製の巾着だ。
こいつがハンマー以外の物を持ち歩くのを見るのは、もしかしたら初めてかも。
「アタシだけ手ぶらって訳にもいかないからな」
「中身は?」
聞くと、
「見てのお楽しみだ。そんなことよりほら、キリキリ歩け!」
背中を小突かれる。………はぐらかしやがったな。
両手が使えない俺に代わって、エリスがチャイムを押す。
少しして、ドアからパジャマ姿のかりんちゃんが顔を覗かせる。
「エリス………牧村さん!?」
病人とは思えない機敏さで、ドアの奥に隠れてしまう。
「しょ、少々お待ちくださいっ」どたどたどた。
「あー………かりんちゃん………」
声をかける間もなかった。
嫌な笑顔をこちらに向け、ずかずか、いや、ふわふわと神瞳邸に入ってゆくエリス。
「ホラ、オマエも早く入れ」
とりあえず玄関まで踏み込み、荷物を置く。
「お待たせ、しました………」
戻って来たかりんちゃんの髪は少し湿っていた。
寝癖でも直していたんだろうか。
「寝癖なんかいいから早くベッドに戻れ、かりん」
デリカシー0の妖精だった。
二度目のかりんちゃんの部屋は相変わらず片付いていた。
ベッドの脇に置かれたテーブルには、俺が注いだスポーツドリンクの入ったコップが二つ。
顔の下半分まで布団に隠し、こちらに目を向けているかりんちゃんは、
なんというか、こう………
「そんなにじーっと見てたら飲めるものも飲めないだろ、スケベ」
「ス、スケベってなんだよ。俺はただ」
いつも通りに漫才をしてしまう。二人同時にはっ、と口に手をやる。
これじゃあ唯芽がいるのと大差ないんじゃないか?
かりんちゃんの様子を再び覗き込むと、クスクスと笑っていた。
「………大丈夫?」
今更こんな事を聞くのも、我ながらマヌケな話だ、と思う。
なにごとか怒鳴りかけたエリスが頬を膨らませて黙り込む。
「快調、という訳ではないんですけど」
そんなエリスの様子を見、微笑んで上体を起こす。その頬は少し赤い。
「お陰さまで、気分は晴れました」
そう言ったかりんちゃんは、初めてコップに口をつけた。
こういった台詞が嫌味に聞こえない辺りは流石だと思う。
「果物とか、冷蔵庫に入れてきたけど………食べる?」
「いえ、固形物はちょっと………申し訳ありません」
病人に畏まられても。ていうかそんな悲しい顔しないでくれ。
「あ、いや、気にしなくていいよ」
「ですが………」
見ちゃいられない、といった感じで俺とかりんちゃんの間に、エリスが割り込んでくる。
今回ばかりは本気で感謝だ。
「かりん、アタシからもお見舞いだ」
例の袋を手渡す。
「ドリンク剤?」
かりんちゃんの手によって取り出された袋の中身は、
市販のそれのような、茶色い小瓶だった。ラベルが無いけど。
「エリ………あ」
突っ込もうとした時にはもうかりんちゃんは怪しい小瓶に口をつけてしまっていた。
躊躇しない、というか度胸あるよなあ。
「………にがい」
短く感想を言う。普通ああいうのって甘ったるいものじゃないのか?
「良薬口に苦し、だ」
明らかに誇らしげなエリス。コイツ自作しやがったな………
今更ケチをつける訳にもいかず、俺も温くなったスポーツドリンクを一口。
空になった小瓶と袋をかりんちゃんから受け取るエリス。
「あ」
「どうした、エリス」
「用事を思い出した。後は任せたぞ」
「はぁ?」
唐突に言って、窓の鍵を開けて飛び去る。
窓も閉めずに。
「なんなんだ、アイツ」
「さあ………」
窓を閉めながら、少し唖然とする俺とかりんちゃん。
まあ、気を遣ってくれたのかも………それだけはあり得ないな。
そもそもあの――――
「牧村さん?」
「?」
思考が遮られる。
「何か、考え込んでおられるみたいですけど」
どう答えればいいんだ。多分、俺と同じ疑いはひと欠片も持っていないんだろうなあ。
さっきのドリンクの時もそうだったし。
それだけエリスは信頼されてるって事か………少し、いやかなり羨ましい。
「牧村さんも、何か御用事がおありですか?」
心配そうに声がかけられる。
「ない、ない。あっても行かない」
下手なことを言うと涙の一つもこぼしそうな目で言われ、どぎまぎしつつ返す。
こんなか弱いところを見る事ができたのは、珍しいしむしろラッキーで、
いや実際、あ、ほら、そんな顔で笑われると………
「よかった………嬉しいです」
かりんちゃんは手を伸ばし、俺のシャツの袖を捕む。
「っな、いや、そんなに感激しなくても」
「いけませんか?」
こちらの手にかりんちゃんの指が一本々々絡んでくる。
その柔らかな感触と体温に、胸が高鳴る。
ていうか、かりんちゃんキャラ違うくないか?
「か、かりんちゃん?」
心なしか、かりんちゃんの顔がより赤くなっているような気がする。
熱にでも浮かされたような、あ、実際熱あるんだもんなあ。
なるほど、と一人ごちていると、
「私、嬉しいです」
またですか。
「そ、そう?」
「牧村さんと二人きりになれて」
両手で俺の右手を包み込む。
それを捧げ持つようにして、俺と目をあわせてくる。
「牧村さんは」
一瞬の躊躇の後に、
「唯芽ちゃんの事、好きですか?」
………今日のかりんちゃんは絶対ヘンだ。
かりんちゃんじゃなくてもこの話の流れはおかしいだろ。どう答りゃいいんだ。
少し考えて、
「………好きだよ。大事な友達だし」
本心、だ。照れる。
心なしか俺の手を包み込む力が強くなったような気がした。
「じゃあ、私の事はどう思っておられるんですか?」
来た。絶対聞かれると思っていた。
今度は大した間もおかず答られる。
「好きだ。女の子として、特別」
簡単に言う。これ以上難しく言うことも出来ないが。
ぽろ、と涙をこぼすかりんちゃんに顔を近づけ、
「んっ」
唇を奪う。
勢いって大事だ、と思った。
かりんちゃんの表情はふにゃ、とすぐに緩んだ。
ぶっちゃけ、拒まれたらどうしようとかも思っていたので、こちらも緩む。
風邪が伝染るのも気にせず、舌を差し込む。
むぅ………不味い………エリスこんなもん飲ませやがったのか?
奴が飛び去った窓を睨む。
「ぅう…ん」
目をそらした事を咎められ、首にかりんちゃんの両腕がまわされる。
体勢的に無理が出てきたので、俺もベッドに乗る。
二人分の体重を受け、軋む。
うわ、なんかもの凄くいい匂いが………
自分の性癖に疑念を抱きつつ、組み敷いたかりんちゃんの胸に触れる。
「ん………」
かりんちゃんがうめく度に、生温かい吐息が俺の頬をくすぐる。
ブラはつけていないらしく、柔らかな中でも感触の違う部分をすぐに探り当てる事が出来た。
掌で包み込み、人差し指でその部分を円を描いて刺激する。
「ぅん………おふ、ぉ」
ピク、と反応し、何事か訴えてくる。
ぴちゅ、と水音を立て、唇を自由にする。
「牧村さん………私まだ、お風呂に………」
あ、そうか、風邪だもんな。
「別に気にしないけど」
むしろ歓迎する。
「でもっ」
やっぱり嫌なんだろう、またその瞳が潤みはじめる。
っ、そんな表情されると………そうだ。
洗面器に入っているタオルを手にとり、かりんちゃんの首の辺りに浮いた汗を拭き取る。
「牧村さん?」
余りにもナイスなアイデアに、唇が歪むのを抑えきれない。
「え、っちょ、牧村さんっ」
こちらの意図を察したらしいかりんちゃんが、こちらの手を止めようとする。
「いいから」
良くないのは百も承知だ。
手を避け、パジャマのボタンに手をかける。
「〜〜っ」
あきらめたのか、大人しくなったかりんちゃんの上半身をあらわにする。
全体的にしっとりと湿っており、形の良いふくらみが呼吸に合わせてゆるやかに上下している。
口づけたい、という衝動をどうにか押さえ込み、タオルを脇腹にそっと当てる。
「んっ」
拭き取るというよりは、ぽんぽんと軽く押さえるようにしていく。
イチイチびくっと反応する様が異常にいやらしく感じられる。
胸にタオルを当てる。先端をわざと外し、周囲だけを刺激する。
汗を拭くことなど最早二の次にしていた。
「っつ………まき、ふぁ、牧村さん………」
もどかしげな声。
「なに?」
答えられる筈も無く、困った時の表情を浮かべたままこちらをじっと見るかりんちゃん。
これは………楽しすぎる………頬がピクピクする。
生暖かくなったタオルを水につけ、絞る。
広げ、胸を覆い隠すようにそっと乗せる。
「ぁっ」
冷たさに声を洩らす。
「ごめん………」
詫び、タオルに覆われた胸に指先を乗せ、砂浜に文字を書く様に軽く引いてゆく。
「ぅ………あぁ…っ」
何度も乳首の辺りを軽く掻くように刺激すると、
タオル越しにもはっきりとわかるほど、その硬さが増してきた。
そのまま柔らかなパイル地に口をつける。
「っ………あ」
先端に達し、タオルが含んでいる水分ごと、ちゅう、と吸い上げる。
「や………うっ……ぁ」
動いた拍子に、タオルがずれ、片方の胸が外気にさらされる。
戻そうとすると、手首がつかまれた。
「あ、あのっ……もう、」
「止める?」
「いえ、あ、汗とか、諦めますから………」
返事はせずに、タオルを取り払う。
胸の間に口をつけ、そのまま下へと舌を滑らせてゆく。
「ん………っ」
残るパジャマに手を掛け、ずり下ろす。
ショーツ一枚になったかりんちゃんは軽く身を震わせ、
「くしゅっ」
くしゃみをした。口を手で塞ぎ、申し訳なさそうにこちらを見下ろす。
「ちょっと寒い?」
こく、と頷く。
惜しいと思いつつ、足元にある毛布でお互いの身体を覆う。
毛布の中でかりんちゃんが遠慮がちに抱きついてくる。
どこか子供っぽいその様子に苦笑してしまう。
「………いい?」
漠然とした俺の問いに、またも頷く。
もぞもぞと毛布の中でかりんちゃんの身体を探り、ショーツの中に指を差し込む。
むっとした濃密な空気を掌に感じた。
「んー……っ」
俺の肩がかりんちゃんに強く抱かれているため、どうも動きづらかった。
とりあえず自由になっている手首の動きをつかって、その部分を撫でさする。
さわさわとした茂りの感触。指先をくにくにと動かし、入り口を刺激する。
ぬる、と中指の第一関節までを差し入れる。
「あっ!」
こちらの動きが全く見えなくなったせいもあるのか、ビクンと大袈裟に反応する。
目を見開き、こちらを真っ直ぐに見つめてくる。
そんなかりんちゃんを落ち着かせるように頬に軽くキスをし、
「痛かったら言って」
愛撫を再開する。
差し入れた指を軽く回転させる。滲んできた蜜で、その動きを徐々にスムーズにする事が出来る。
さらに深く差し込み、ゆっくりと前後させる。
「は……っ、っ!ぅ……」
先程よりも辛そうに眉を寄せるかりんちゃん。
俺もかりんちゃんの身体はほとんど見えないので、見えている表情の変化に敏感になる。
「かりんちゃん、我慢しなくていいから」
肩を上下させながら、俺をきょとん、と見つめてくる。
「嫌じゃ、ない?」
そこまで言って、やっと俺の言った意味が分かったらしい。
「い、いえ、ちょっと気持ちよかったです………」
言いづらいのか、最後の方は消え入るようだった。
『ちょっと』か。………毛布の中に潜り込む。
「ま、牧村さん?」
無視し、かりんちゃんのショーツを剥ぎ取る。
暗闇の中では、息づくそれを視認出来なかった。
顔をそこに近づけると、鼻から吸い込んだ空気に、自分の肺まで熱くさせられる。
その部分を両手で割り広げ、舌を差し込む。
「んぁ………」
味蕾を刺激するかりんちゃんの味。
蠢く襞に、逆にこちらの舌を弄られているようだ。
舌先に溜まったそれを飲み下し、何度も舌を上下させる。
意図せずして、時折陰核を掠る。俺の頬近くにある太股がその度にびくりと反応する。
それが楽しくて、
「く……っ、んぅ、ぅ……っ!」
その部分を強く吸い上げてみる。
尖らせた舌先で刺激してやると、それが徐々に大きくなるのを感じる。
「……牧村さんっ…」
なにかを訴えかけるようなかりんちゃんの声に、俺もたまらなくなってしまう。
「かりんちゃん………」
呟いて毛布を取り去り、自分のものを取り出す。
かりんちゃんは何も言わず、呆然と俺の下腹部に目を向けている。
「いい?」
気恥ずかしさを隠して問うと、こく、とかりんちゃんの首が縦に振られた。
一切その部分から目をそらそうとしないかりんちゃんにやり辛さを感じつつ、徐々に体重をかける。
「っ、ん……ぅ!」
俺の肩を掴んでいる指に力が込められ、強く食い込んでくる。
かりんちゃんは、ぎり、と歯を軋らせ苦痛に耐えている。
「うっ……くっ」
俺を吐き出そうとするかのように収縮する内部と、溢れた愛液の熱さに思わず声が出てしまう。
ようやく根元まで収まった所で、軽く腰をゆする。
そうして快楽を得ている俺とは対照的に、背を柳の様にしならせているかりんちゃん。
そらされた胸に、口をつける。
「ぁ………?」
口内に含んだ先端部分に甘く歯を立てる。
「ん!」
声に合わせ、内部の締めつけが高まる。
危うく出してしまいそうになり、口を離した………あ。
引き抜いた拍子に、情けない………
腹部にかけられたそれに目をやり、
「終わり………でしょうか………」
安堵の表情のかりんちゃん。
いや、もっとしたいけど………そういうわけにも。
病人相手にやりすぎだ。とりあえず頷いておく。
「ちょっと、疲れました………」
見えているのかいないのか、その目がすう…と細められ、閉じられる。
「え?ちょっと、かりんちゃん!?」
熟睡モードに入ってしまったかりんちゃんをよそに、一人慌てふためく俺であった。
翌日。
登校すると同時に、エリスの店に直行。
一晩中看病していた疲れもあったが、そんな事はどうだってよかった。
ばんっ、と思いっきりドアを開ける。何事か言おうとするエリスを睨みつけ、
「エリス、なんだアレは」
問い質す。
「な、なんの事だ?」
「しらばっくれる気か」
びっ、と粘着テープを取り出し、ロールから剥がす。
「ひ? あ……あれはな、その、誰もが等しく理解しあう為の薬だ」
「分かり易く」
逃げようとしやがったエリスをとっ捕まえ、顔を近づけて問う。
「………媚薬。ああ?止めろ、正直に言っただろう!」
無視。
「大体オマエだって楽しんだんだろ、そもそもアレはある程度の好意が無いと効果が―――」
ぐるぐる。ぽい。
んーんー唸る声を無視し、ドアに『本日休業』の看板を設置して講義に向かった。
おわり。
>>43-56 病弱モードのかりんSS、よかったです。
普段守ってくれる彼女が、守ってあげたい彼女になってしまう、いいですねぇ。
ベッドの中で顔を半分隠していたりとか、そういう仕草に萌え萌えでつ。
余計なお世話しぃのエリスの末路はあれで承認(ぉ
http://a dul t.csx.jp/~database/index.html (スペースを抜いてください)
当方の保管庫にかりんSSも収蔵させてもらいました。
自分の作品を転載して欲しくないなら仰って下さい。削除します。
正式に作品名、作者名を付けたいという場合も仰って下さい。
誤字脱字、リンクミスなど発見されましたらご指摘下さい。
確かにメインヒロインのが無いな(w
63 :
名無しさん@ピンキー:03/09/03 17:29 ID:1MZsbuoV
64 :
名無しさん@ピンキー:03/09/03 22:21 ID:GkQcxokx
>>59 勝手に色塗りしてみたんだけど
うpしてもいい?
65 :
59:03/09/04 00:10 ID:cJzcEQ8r
>>64 OKです、かなりラフなんで、塗り難くなかったですか? 色は付けたい
気持ちもあったんですが、時間もかかりますし面倒だったんですよ。
66 :
64:03/09/04 07:26 ID:7/DkCuzs
68 :
59:03/09/04 14:38 ID:cJzcEQ8r
やっぱり、判りにくかったみたいですね、線を減らす時に補助線の方を実線として
残して、実線を消してしまってる場所が多々あります、線減らしせずに塗った方が
良かったかもしれませんね。
>63
さやかの胸ってトップとアンダーの差が5cmもないんだね…。
肥満気味の男性なら勝てるかも(笑)
ペターン姉妹は両方ともAAカップペターン。
沙夜たんもAAカップペターン。
かりんたんは美乳Cカップペターン。
>>63 アンダーバストの算出式を参考に教えて(* ゚д゚)ホスィ
>>71 極端に太っていない限りバストとは違い、骨格の大きさに比例しますから、身長とウエストから
おおよそ推測できるんです。
(身長/α)-(身長/ウエスト)という式になりますが、コレはあくまでおおよそで、そんなに正確では
無いので、キャラによっては1サイズくらいズレはあるやもしれませんね、でも、まぁまぁ納得のいく
結果かと思います。
>69
揉んで育てることもできない。
そういう時は舐めるんだ!
期待sage
風呂上りの濡れ髪に巻いていたタオルを外し、ベッドの上に放る。
そのベッドに腰を掛けた鵜之杜椎奈は、脇に置かれた鏡に、シャツ一枚という極めてラフな
格好の自分の姿を映し、その短い髪にドライヤーを当て始める。
ロングヘアとまではいかずとも、せめて友人である天羽くらいまでは
伸ばしてみたいと思った時もあるが、この手軽さは捨て難いものがあった。
今の自分を変えたい、という願望、それは髪型や服装といった外見に関わる事だけでなく、
内面的な、自分では日和見的だと思っている性格に対して強く持つようになっていた。
今までには無かった、あったかも知れないが無意識に押し殺してきたこういった強い欲求に、
鵜之杜は戸惑っている。
一見、温和で――天羽に彼の話を聞いたときは、恐らく自分と同じ性質を持った人間で
あろうと判断した――波風を立てるのを嫌いそうな男子生徒、上岡進。
実際、彼を天羽に紹介され、幾度か言葉を交わした後もその印象が変わる事は無かった。
自分と沢村、上岡と天羽。その関係を重ね、苦笑と共に親近感を持っていた、程度の事だった。
―――例の沢村と天羽との一件が起こるまでは。
彼は自らの意志であの位置にいるのであり、決して自分の様に周囲に流されて今の沢村と
自分との様な関係を築いた訳では無いのだ。
証拠に、自分はただ慌てふためくだけで一体どこに本質的な問題があるのかを考えようとも
しなかった。対して彼はハッキリと、結局は鵜之杜自身の問題である、と指摘し、天羽とも
話し合うべきだ、と単純明快に答えを言ってのけた。更にあの沢村を退けたのだ。
あの時、鵜之杜が抱いた感情は複雑なものだった。安堵、憧れ、そして自己嫌悪。
去り際の上岡の背に言った『私ね』の続きを言えなかったのは、鵜之杜の性格上の問題
に加え、そういった心情も作用していたのである。
鏡の中の少女は今にも泣き出しそうな表情を浮かべている。
いい加減に梳かされた髪が、まるで寝癖の様で滑稽だ。
こんな娘を、上岡君は好きになってくれるだろうか?
そもそも、私はただ寄り掛る相手を変えようとしているだけではないのか?
上岡君なら、上岡君は、上岡君と。
このところ毎晩、こういった思いに胸がいっぱいにされてしまう。
決まってこういう時は―――
「ん…っ」
ずくん、と下腹部に重さにも似た熱さを感じる―――鵜之杜のショーツに薄く染みが浮く。
「はぁ……っ」
溜め息にも似たそれを吐き、シャツ越しに自らの胸をまさぐる。
天羽にお膳立てをしてもらった時の上岡の様子を思い出す。
『現像なんかの薬品で荒れているけど…ガサガサしてない?』
と彼は言っていた。鵜之杜はどこかズレたその気づかいに、あの時は思わず笑ってしまった。
自分のよりは大きいが、想像していたよりもずっとか細い指。
その感触を反芻し、シャツの中に差し込んだ左手で先端を摘む。
「んっ!」
驚くほど敏感になっている自分の身体に、精神が追いついていない。
自制心も何も無く、ドアの外へと洩れかねない大きな声を上げてしまう。
「ふ…っ、ふぅ…」
ニ、三回息を整え、その部分を指の腹で押し潰したり、先程より強く摘んだりし始める。
シャツの襟を強く噛んでその刺激に備え、息を殺す鵜之杜。
抑えられた声を補うかのように、びくびくとまるで自分の身体では無いように痙攣を繰り返す。
「っぷ……ぁ」
涎まみれになった襟を口から離し、期待、恐怖がない交ぜになったものを抱きつつ
ショーツの中に右手を滑り込ませると、風呂上りの火照りだけでは無い温度、
そして明らかに汗では無い湿り気が指先に感じられた。
手の甲には溢れた体液の染み付いたショーツが貼りついてくる。
筋に沿って、ゆっくりと中指の指先を上下させる。今度はシャツではなく、
下唇を噛んでその刺激に耐える。目を閉じ、そこから入ってくる情報をシャットアウトしている
ものの、鼻、そして特に耳から伝えられるものはどうしようもなかった。
抑える事も拒むことも出来ない水音に、軽く眉を寄せる鵜之杜。
自分の指――上岡の指に犯されているような錯覚。
そうして、上岡の事を意識するたび、粘液が奥から溢れ出てくるのが分かる。
ふう、と深呼吸をし、その発生源を指で探ろうとする。
「んぅ…ぅっ!」
抑えてきた声がつい洩れてしまう。
その部分は固く閉ざされ、ほんの指先以降の侵入すら固く拒んでいた。
上下左右に押し広げるように、円を描いてわずかに入った指を動かす。
「はぁ、あ……!うぅぅ……っ」
鈍痛と快楽、それらが鵜之杜の中を駆け巡り、声の大きさがどういう発想は
出来なくなってしまっていた。
「かみおかくん……っ」
鼻にかかった声で、縋るように想い人の名を囁く鵜之杜が絶頂の予感に身を強張らせると、
指先にかけられている圧力がその大きさを増し―――携帯電話が鳴る。
「…っ!?」
びく、とまるで外敵に出くわした小動物のように反応する鵜之杜。
枕元で暴れているそれに目を向け、軽く息を吐く。
興がそがれてしまい、のろのろとウェットティッシュで両手を拭いつつ、
しつこく鳴り続けているそれの液晶パネルを見る。
「っか、上岡君!?」
反射的に髪を整えようとしてしまい、無駄な事に気付き、着替えようとしてまた無駄な事に気付き、
………ごくり、と唾を飲み込んで、とにかく通話ボタンを押した。
「はい……」
『あ、鵜之杜さん?上岡ですけど』
紛れも無い上岡の声。下腹部に残る熾火の熱さが蘇ってくる。
「うん」
『そろそろ、読書週間だったよね?
それのPR用の文章を図書委員に書いてもらおうと思うんだけど、どうかな?』
「うん……わかった……っ」
ちょん、と先程まで弄っていた入り口に軽く触れてみる。離れた指に糸が引いた。
背を駆け上がってゆくものに、歯を食いしばって耐える。
『………鵜之杜さん、どうかしたの?具合でも悪い?』
途切れ途切れになっている口調の鵜之杜に、上岡が声をかける。
その心配そうな声色に、嬉しさよりも自分が先程していた事が先に立ち、赤面してしまう。
「ん…ちょっと、風邪気味で」
話を合わせる。確かに顔色だけ見ると風邪、とも言えるのかもしれないが。
『ごめんね、そんな時に。もしかして眠っていたの?
あ、用件はさっきのだけだから、お大事に―――』
「ま、待ってっ」
引き止めたはいいが、特に話題が思いつく訳ではなかった。
元より、今はお喋りが目的なのではない。
『鵜之杜さん?』
「………あの、横になってばかりいると気が滅入っちゃって。
上岡君さえよければ、もう少し……」
『う、うん。いいけど。じゃ、何の話をしようか?』
冗談めかした声。こちらもつられて笑顔になってしまう。
鵜之杜はベッドに身体をあずけ、
「なんでもいいよ。新聞部の事とか」
と言った。蛍光灯の明かりが眼を刺し、身体の向きをごろりと横に変える。
『うーん………いつも通り天羽さんは昆虫の事を病的に詳しく調査しているし………
まあ僕も彼女のコラムの出来に惹かれて新聞部の門を叩いたんだけどね。
あ、そうそう、読書週間の事なんだけど――』
気が滅入る、と言った鵜之杜を気づかってか、いつもよりずっと饒舌な上岡。
その声が鵜之杜の鼓膜を愛撫する。
「うん………」
上岡の話の内容は半分程しか聞き取れていない。
うやむやに相槌を打ちつつ、再びショーツ内に指を這わせる。
一人で――今もだが――していたときはその入り口に込められた力が抜けず、
異物の進入は拒まれていたのだが、今は柔らかくほぐれている。
中指を差し込んでみる。
「っくっ……」
『――で、井之上が…鵜之杜さん?』
「うん…大丈夫だから、続けて。お願い…」
『でも…なんだか辛そうだし』
「お願い」
『………分かった。でももう少しだけだよ』
鵜之杜の様子が普通ではない事を違う方に解釈したらしい上岡は、子供を諭すように言う。
罪悪感がちくりと胸を刺すものの、臍の下から感じられる甘い痺れによって麻酔される。
指先に感じられる自分自身の体内。それは指の進入を拒むどころか、奥へ奥へと導くように
蠢いている。意を決し、今だ触れたことが無い深さまで指を差し込んでみる。
「………ぁう」
第二関節まであっさりと飲み込まれる。腰付近にのみ感じられていた痺れが、
背骨を通って喉の奥に溜まる。声にして解放してしまいたい、という欲求を抑えていると、
逃げ場を失ったそれが目の奥でチカチカと瞬いた。
「ん…んふ……っ」
歯を食いしばっていても、どうしても幾分かは声が洩れてしまう。
幸いにして先程のやり取りから上岡はそれを聞き流してくれているが、
もし、気付かれたら……いや、気付いていて黙っているのかも知れない。
そんな思いとは裏腹に、鵜之杜の指はゆっくりと前後している。
きゅ、と断続的に指が締め上げられ、その度に派手な水音が発せられる。
もしも、聴かれたら…聴こえているかも…そういった危うささえも新たな薪としてくべられ、
身体を内側から灼く。その熱に耐えようと、鵜之杜はまるで胎児のように身体を丸めている。
『――だから、鵜之杜さんが……で。……………―――。
〜〜〜、―――だし、やっぱり鵜之杜さんの―――』
自分の名前が電話越しに聴こえる度に、喉の奥に溜まるものの量が増す。
目の奥がチカチカするどころか、鵜之杜の思考すらも妨げられ始めている。
いつか、雑誌で読んだ…確か、こう、腹側を……
「ん゛っっ!ん……ぁ………」
第二関節まで差し込んだ所で指をかぎ状に曲げ、腹側のざらりとした部分を擦る。
ただ前後させるだけでは得られなかった強い刺激が、快感かどうかもわからないそれが得られ、
掌に飛沫を放つ。軽く意識が遠のき、危うく携帯を取り落としそうになってしまう。
『ちょ、ちょっと鵜之杜さん!?』
ただ事ではない上鵜之杜の様子に、上岡は驚いて声を掛ける。
「ぅん……ごめんね…上岡君……限界……」
『ごめんね、じゃなくって。やっぱり無理しすぎだよ。もう切るよ?
今日はもう、暖かくして眠らないと駄目だよ?』
そんな気づかいも、鵜之杜の脳には今一つ届いてはいない。
ただ耳に届くその心地よい響きに、絶頂の余韻に、ぶるりと背を震わせる。
「上岡君…やさしいよね……大好き………」
『え゛?い、今なんて―――』
ぶつり。
朦朧とする意識の中、上岡の言葉を最後まで聞かず(聞き取れていないが)、鵜之杜は携帯を切る。
「すごい事、しちゃった………」
携帯を胸に抱き、ひとり呟く鵜之杜。鏡の中で幸せそうに頬を緩めている少女と目を合わせ、
彼女は浅い眠りについた………
十数分後、最後の一言に動揺した上岡と我に返ってテンパった鵜之杜から立て続けに
相談の電話を受け、ムカついたり爆笑したりと忙しい天羽の姿があったのだが、それはまた別のお話。
85 :
短っ:03/09/05 19:55 ID:CfjN5jK4
しーちゃんENDの後日談と思って頂けると幸いです
>>76-84 鵜之杜マンセー☆
ああなんて可愛いんだ。
しかし最後の碧にはワラタ。
書いていただけるのはありがたいんだが
鵜野杜だよ……
漏れも漏れなりの計算方法で娘達の数値を出したが、
うpできるところがわからない、、、
>85
何か表現うまいなあ。萌えるよ。
93 :
名無しさん@ピンキー:03/09/05 23:25 ID:vhSQHg9a
>>92 大作キターッ!
よくここまで計算するものだなあ。
>>93 gj!!gj!!gj!!
>>94 アンダーバストは、平均的女性体型と身長毎の理想体型とウエストから算出しています。
>>93 >>76さんのSSに挿絵として挿入してみました。
問題があるようなら即削除します。
>>89さんのサイズ表も収蔵しても良いでしょうか?
98 :
93:03/09/06 01:02 ID:yUmTrANe
>>96 転載は構いませんが、あの絵は8色まで減色したインデックスカラーなので、リサイズすると
ブツブツに線が切れたりします。 縮小(拡大)する際には、一度RGB変換してから、縮小(拡大)
してソレを減色してgifで書き出すか、減色せずにJpegで書き出した方が綺麗ですよ。
あと、余談かもしれませんが、SSサイトは文章の行間を<P style="LINE-HEIGHT : ●●%">
などを挿入して行間をやや広げた方が読みやすいですよ、150〜180%くらいが適当かと思います。
99 :
名無しさん@ピンキー:03/09/06 01:07 ID:iKO+MDod
>>98 画像を扱うのは生まれて初めてなので何がなんだか…
行間はご忠告通り、少し開けてみました。
が、以前にhtml変換ソフトで作ったファイルはタグが通用しない(ナゼ?
101 :
85:03/09/06 09:37 ID:MsTyAV4p
>>100 あー………すみません、ミス発見。
>>84の七行目、
ただ事ではない上鵜之杜の様子に→ただ事ではない鵜之杜の様子に
です。訂正よろしくお願いします
102 :
85:03/09/06 11:32 ID:MsTyAV4p
>>93 ついでみたいでナニですけど、どうも有難うございます………嬉しいです
103 :
名無しさん@ピンキー:03/09/06 23:00 ID:TXqzaLIO
>103
gjだ兄さん!!
105 :
93:03/09/07 01:00 ID:5t/SIH8o
大まかな算出式は、
アンダーバスト = 理想アンダーバスト +(ウエスト-理想ウエスト)*K1 -if(身長>K2, (身長-K2)*(身長-K2)*K3, 0)
理想アンダーバスト = 身長*K4
理想ウエスト = 身長*K5
K1〜K5=平均的体型等から算出した定数
です。
+(ウエスト-理想ウエスト)*K1
でウエストの太い程、アンダーバストも太くなるように修正、
-if(身長>K2, (身長-K2)*(身長-K2)*K3, 0)
で身長が高い程、ひょろ長度が増すように修正してます。
参考までに。
>107
あんたすげーよ……
ほう
このスレって、トンキンゲームキャラ専用なんですよね? 個人的には渡辺明夫デザインキャラ系
だったら、もっと嬉しかったんですが・・・。
実は渡辺キャラですと、ずっといっしょのSSが非常に読みたいんですよ、絵も描きたいですし、
学園モノ+同居モノなので生活感が強くて、ネタも作りやすそうな感じがしますし、誰か書いてくれる
人いませんかねー、ココではダメですかね?
>ココではダメですかね?
ずっしょ単体スレは立ちそうにないし、いいと思うょ。
ずっしょSS書ける人がどの位いるかは…わからないけど。
>>113 嬉しいです・・・しかし、たしかに書く人がいますかどうか、でも書く人がいたら、
(ご希望ならば)絵を描きたいです。
水を差してしまったようでゴメンナサイ。
>>114さんの絵柄好きなので、色々書いてもらえると嬉しいです。
118 :
118:03/09/12 15:15 ID:E+umggCR
………天羽の機嫌が悪い。極めて悪い。
「天羽さん、この写真のレイアウト――」
「そこ置いといて」
記事の作成にはまったく支障をきたしていない辺りが余計怖い。
部長である川鍋はというと、
『困るよ、上岡君。お嬢の手綱を握っているのは君なんだから』
などと耳打ちをし、自分の原稿データを手に、さっさと帰宅してしまった。
最近、部員となった星原も同様。『力』を封じたにしろ、丸分かりなのであろう。
彼女が淹れてくれた紅茶から立つ湯気を見ながら考える。
いつからだろう………先週末、家まで送り届けた辺りから、どうも様子がおかしかった。
まるで上岡が居ないかのように淡々とキーボードを叩き続ける天羽。
その背中から与えられるプレッシャーに、息が詰まりそうになる。
「失礼します」
ノックの後に、聞き覚えのある元気な声。
「…あ、さやかちゃん。なにか用?」
中等部の白い制服に身を包んだ弓倉(妹)が新聞部を訪れる。
こういった所に物怖じしない辺りは、姉とは対照的だ。
119 :
118:03/09/12 15:18 ID:E+umggCR
「はい、ちょっと上岡さんにお願いがありまして」
「うん」
「あのですね。今度、吹奏楽部の演奏会があるんですよ。それで」
「……学内新聞に載せて、って?」
「そうです!でもそれだけじゃなくて。はい、どうぞ」
芝居がかった動作で手渡される赤いチケット。手作り感に溢れている。
「まあ、紙面に余裕が無い訳じゃないからね……」
受け取りつつ承諾。買収と取れなくも無いが、元々無料のチケットだ。
「さっすが上岡さんっ、優しい!じゃ、絶対聴きに来て下さいね?約束ですよ?」
目の前に立てられるさやかの小指。視線を感じる、どころか変な汗が背中を伝う。
たん!とキータッチの音が大きくなり、そのテンポが遅くなった………気がする。
取り合えず怖過ぎるので、天羽の方は見ない事にする。
困惑する、いや、躊躇する上岡を見て、『うん?』と小首をかしげて催促するさやか。
………上岡は、『指きりげんまん』の口上をこれほど長く感じたことはなかった。
さやかは去り際に、
「お姉ちゃんが、この前はありがとう、って言ってましたよ?
部活の見学にも一人で行けないだなんて、困っちゃいますよね?」
無邪気に油を注いでいった。
120 :
118:03/09/12 15:19 ID:E+umggCR
重い、余りに重い空気の中、新聞部の活動が続く。
不幸中の幸いと言うべきか、この空気から意識を逸らすために集中して行った作業によって、
遅筆の上岡としては驚異的なペースで原稿を完成させていった。
時計が午後六時を回る。
いつも大体この時間に帰る天羽はパソコンをシャットダウンする。
「じゃ、上岡君戸締りお願い――」
「ちょ、ちょっと天羽さん!」
このタイミングを逃すとこのままずるずると引き摺ってしまいそうで、天羽に声を掛ける。
「………何よ」
天羽の視線を前に萎えかけた意志力をどうにか奮い立たせ、
「あ、あの僕なにか気に障る事、した?」
「………っ」
肯定も否定もせず、黙る天羽にさらに語りかける。
「天羽さん、なんだか最近凄くピリピリしているし………
それに、理由をはっきりさせないなんて天羽さんらしくないよ」
121 :
118:03/09/12 15:21 ID:E+umggCR
「はっきりしないのはどっちなのよ………」
肩を震わせ、天羽。その声は聞き取るのが困難なほど低い。
上岡の変な汗は、今やその掌にも滲み始めている。
「上岡君は色んな娘にちょっかい出されてるしっ………弓倉さん…さやかちゃんもっ………
私は、私だってっ!」
すぅ、と天羽と上岡が同時に息をためる。
「天羽さ」
「ええ、わかったわよ。そんなに知りたかったら教えてあげるわ!
……っ、こっちが覚悟決めているのに上岡君が全然求めてこないから悩んでるの!
だから毎晩毎晩上岡君のこと想像して一人でしてるし昨日だって……っ!満足!?」
あらゆる感情を怒りによって塗りつぶされている天羽は一息にとんでもない事を口走る。
胸に詰まった感情に涙を押し出され、その歪んだ視界の中で、
呆然としている上岡を精一杯睨みつける。
「天羽さんっ」
居たたまれなくなった上岡はその腕を天羽の肩に伸ばし―――
「〜〜〜ッ!」
ごすっ。
その手を振り払おうと天羽が右掌を思い切り突き出すと、そこから肉を打つ鈍い衝撃が伝わり、
上岡の姿が天羽の視界から消える。
ノックダウン、という現象を上岡は生まれて初めて経験していた。
122 :
118:03/09/12 15:21 ID:E+umggCR
「あっ…あれ!?かっ、上岡くんっ!」
膝をついてうずくまる上岡に身を寄せ、顔を覗き込もうとする。
上岡は顔を上げず、大丈夫、という意思表示のために軽く手を振る。
「ちょっ、ちょっと、待ってて!」
上岡の無理を察したのかしないのか、部室の外へと走り去る天羽。
あんなに慌てる天羽を上岡が見るのは久しぶりだった。―――爆発させるのも。
知らぬ間に天羽を傷つけていた自分への苛立ちに、痛みはどこかに行ってしまう。
頬に、それに覆い被さっている指が食い込む。
「か…上岡…君?」
救急箱を片手に、息を切らせた天羽が新聞部室へと帰って来ると、
そこには脚を床に投げ出している上岡の姿があった。
123 :
118:03/09/12 15:22 ID:E+umggCR
ドアが開かれる音に顔を起こす上岡。
気持ちばかりが空回り、その口がうやむやに動いている。
「……じっとしてて」
天羽も膝をつき、脇に置いた白い箱を開く。
上岡の頬にぽんぽん、と薬を染み込ませた綿があてられる。
「血は、出てないみたいね…」
息がかかりそうなほど接近した二人の顔。痛みからか、時折歪む上岡の眉に躊躇させられる。
………不謹慎だとは思いつつも、天羽の胸はそんな上岡の表情を見る事によって高鳴っている。
互いに相容れないそれらを持て余し、上岡の瞳を直視できなくなる天羽。
上岡も同様なのか、視線を天井のシミに向かって泳がせている―――?
「どうしたの…?」
モゴモゴと閉じたままの口を動かし始める上岡に問う。
「いや、口の中をね」
今更隠しても仕様が無い、そう判断した上岡は、ほら、と口を開ける。
「どこ…?」
見て裂傷の処置が出来る部位でもないのだろうが、天井の蛍光灯の明かりを口内に取り入れるため
少し上体を反らす上岡を、中腰になって覗き込む。
「見えないわ……」
呟く天羽。さらにある事に気付いて言葉を重ねる。
「ごめんね……ごめんなさい、私まだ謝っていなかった……」
そう言う天羽の表情は、逆光で上岡にはよく分からない。
無言で彼女の頬を両掌で包み込み、重力を味方につけて引き寄せる。
抵抗は、無かった。
124 :
118:03/09/12 15:22 ID:E+umggCR
上岡の中に、天羽が自分の一部を進入させ、彼の口内を探り始める。
そんな天羽の意図を理解した上岡によって案内されると、
唾液に薄められた中でもなお濃い鉄の味が感じられる。
裂けた粘膜の感触。そして唾液と入り混じった血液の、咽るようなその味を共有する。
背徳感と快感の境界が歪み、天羽の中で同質のものとして処理されるようになるまで
さほど時間を要する事は無かった。その部分をゆっくりと、労わるようになぞり始める天羽。
時折遠慮がちに舌先でくすぐってくる上岡と共に、互いの気持ちが溶け込んだ血液を溜下した。
ゆっくりと天羽の中を滑り落ちてゆくそれの位置がはっきりと分かる。
いっそ自分の血液も、という欲求を天羽はそっと押さえ込む。
体を支えている上岡の腕が痺れ始めた頃、それを察した天羽は身を離し、
ぺたん、と床に腰を下す。自分と同じ高さになった瞳を上岡は見返して、
「ごめんね、天羽さん」
唐突に詫びる。
「え?」
「僕も謝っていなかったし、それに」
言いよどむ上岡。天羽からその目が逸らされる。
「それに…何?」
「したくなった、って言うか……もう我慢しないから」
すっくと立ち上がり、ドアへ向かう上岡。天羽の視線を思いっきり背中に感じつつ、施錠を確認。
125 :
118:03/09/12 15:23 ID:E+umggCR
「…何を?」
天羽の無意味な問いは、部室を物色している上岡に流される。
ばさり、と引っ張り出してきた毛布を床に広げ、
「天羽さんが、一人でしていた事」
ネクタイを緩めつつ、きっぱりと言う上岡。
自分で言い放った台詞が思い出され、天羽の頬が紅潮し、引き攣る。
クールで性格のきつい『お嬢』、そういったバリアを破った先にある姿がちらつく。
それを知っているのは自分を含めたごく限られた人間だけなのだ。
しかし、それでも、自分だけが、というものが欲しかった。それを自覚していた上で、
何もしてこなかった。理性ではない。未だ克服できていない上岡の弱さだった。
「あれはっ…いっ、今なの?」
「今、ここで」
そう言う上岡の頬にうっすらと浮いた痣が、床に座ったまま彼を見上げている天羽を黙らせる。
「床の上じゃ冷たいでしょ?」
天羽の先刻の言葉、現在の沈黙を免罪符に、毛布の上に天羽を招く上岡。
腿の間に天羽を座らせ、その肩を背後から抱き寄せる。
目の前にある耳に向かって、囁く。
「……僕の事を想像って、どんな?」
「そ、そんな事!…言わせないでよ……っ!」
耳朶を甘く噛まれ、息をのむ天羽をよそに、上岡は天羽のブレザーを剥ぎ、乱雑に放る。
呼吸に合わせて動くシャツ越しのふくらみ。その大きさが分かりやすくなる。
「教えて……?」
それに触れたいのをこらえる上岡に、再び問われる。
時折見せる頑固さ――尤も、彼に言わせると天羽も相当なものなのだが――に天羽の心が折れる。
126 :
118:03/09/12 15:24 ID:E+umggCR
「………最初に、キスをして…」
言って、肩越しに上岡と唇を―――片眉を動かし、先を促す上岡。
「〜〜〜っ……そっ、その後、胸を触って」
不満げに続きを言うと、上岡の両手によってその部分が覆われ、
シャツに新しい皺を作りつつ動き始める。
「ぅ……そ、そうじゃなくって、直に」
「裸なんだ?」
茶化すような一言に天羽は上岡を睨むが、こんな状況では凄みと言うものが全く感じられない。
慣れた手つきで天羽のネクタイを外す上岡。いつもは自分の胸元で行っている作業なのだが、
背後からするそれに若干の違和感を覚える。
「……そう言えばいつもネクタイだね」
男子生徒――自分とお揃いのそれを手の中に収め、上岡。
「ええ………苦手なのよああいうの。
上岡君は、リボンの方が女の娘らしくて好きなの……?」
天羽曰く、『アナクロな』母親へのささやかな反抗なのだろうか。
不安が滲む天羽の言葉に、髪が長かった頃の彼女の姿を思う。
初対面の時に向けられた鋭い瞳は、今やこの通り無防備そのものとなっている。
征服感……自分と天羽との間には余りに似つかわしくないその単語に苦笑する上岡。
127 :
118:03/09/12 15:25 ID:E+umggCR
「上岡…君?」
天羽の不安を煽ってしまった事に気付く。
「天羽さんは、女の娘らしいと思うよ……」
言いながら、天羽のシャツのボタンを外す。
「えっ………あっ」
下着が上にずらされ、天羽の胸が外気に触れる。上岡はその中間部分に左手を添え、鼓動を確認する。
「ほら、こんなにドキドキしているし」
空いた右手で天羽の右腕を捕らえて軽く口をつけ、、
「…っ」
「腕だってこんなに細いし、柔らかいよ?」
………僕を昏倒させたのと同じものとはとても思えないよ、という言葉を胸の内にしまう。
「………上岡君て結構、キザよね」
憎まれ口を叩くも、天羽は自分の頬が緩むのを抑える事が出来ないでいる。
「そうかな」
呟いて、上岡は掌で手近にある天羽の曲線を歪ませ始める。
「自覚っ……ふっ……ない、の?…ぅ…」
「ん……」
息を荒げながらも、楽しげに問う天羽、そして曖昧に頷く上岡。
その意識の大半が左手にひたりと吸い付くような天羽の肌に持っていかれ、生返事になってしまう。
128 :
118:03/09/12 15:26 ID:E+umggCR
「ぅあっ……ぁ……っ!」
敏感な部分を摘まれ、天羽の声が1オクターブ高くなる。
触れるか触れないかの強さで、指の腹を用いて軽く刺激する。
むず痒さにも似た感覚をスカートの中に感じ、天羽は腿を強く擦り合わせる。
「ん……んっ」
慣れてきたのか、天羽の反応が薄くなり、時折ぴくん、と震えるだけになる。
「天羽さん………次は?」
余裕の無さを気取られないように細心の注意を払う上岡。
………天羽の答えを待つことは出来なかったが。
天羽のスカートがたくし上げられ、上岡の左手がその中に潜り込む。
しっかりと閉じた筈の腿を容易く割り広げられ、下着越しの最もヤワな部分に触れられる。
反射的に利き腕をそれに添えようとするが、当然、上岡の縛めを解く事は叶わなかった。
「男の人っ…上岡君って……っふぁ……や、やっぱりズルいわ……」
他の部分とはまた異なった柔らかさを堪能する上岡の指。
「ぁ……っく………っ」
不本意ながらという訳ではないが、つい洩れてしまう甘い声を必死に噛み殺す。
そんな意固地な姿も、上岡を満足させるに過ぎないと言う事実に天羽は気付かないでいる。
天羽が声を殺せば、相対的にスカート内から響く粘性のある音が大きくなる。
どこか理不尽な物理法則めいたものに聴覚を犯され、声を抑えようとする意志は決壊寸前となり、
天羽は軽くかぶりを振る。
想像とは異なり、今、ここに存在する上岡はそれでも手を休める事は無かった。
129 :
118:03/09/12 15:27 ID:E+umggCR
「……っ!自分で触ったときと、ぜんぜん…ぜんぜん違う…」
「……同じだったら怖いけどね」
ぼそりと突っ込みを入れる上岡は、薄い布越しに探り当てていた入り口付近を撫で始める。
同時に、天羽のうなじに唇をつけ、浮いた汗を何度も舐め上げる。周期的に上岡の鼻先が襟足を掠める。
「そ、そういう事じゃ、ぅ……あは…っ…やぁ…
かっ、上岡君っ!変な事、しないでよぉ……っ!」
まるでその部分を嗅がれているようで、天羽の羞恥心が煽られる。
しかもその度に体液が溢れるのを上岡に悟られるのだから尚更だった。
天羽のそんな訴えを上岡は流し、
「天羽さん、下着…取っちゃおうか?」
と言ってそれの端に指を掛ける。
「じっ、自分でっ……なんで私ばっかり………」
持ちかけられる割の良い取引。当然乗る上岡はその手をブレザーに掛ける。
130 :
118:03/09/12 15:28 ID:E+umggCR
「あ……それ脱いじゃうの………?」
名残惜しげにその袖口を掴む天羽。
「え?ま、まあ。それに、昨日また薬品をこぼしちゃって……におわない?」
あまりに予想外な天羽の反応に、上岡が的外れな理由を並べる。
そんな上岡を責めるでも、笑うでもなく天羽は、
「うん…私、この薬品のにおい……上岡君のにおいって好きよ……安心する……」
赤いブレザーに頬を摺り寄せ、そう言って目を細める。
上岡は幼子からお気に入りの玩具を取り上げるような、そんな行為に及べる筈も無かった。
「じゃ、じゃあ、着たままで、するよ?」
野暮な、と上岡自身が思った言葉に天羽は答えず、
「上岡君の見せて………」
そう言ってファスナーを後ろ手に探り始めた。
ズボン越しにまさぐられる形になり、上岡の情けない声が洩れる。
充分過ぎる硬度を持った上岡のそれを、不自然な体勢ながら、器用に取り出す天羽。
そのまま、指を絡めて手首を上下させ始める。
上岡にただ身体を任せるというのも、癪で―――とりあえずそう自分に言い聞かせる天羽の
脳裏には、手当てをしていた時の上岡が見せたあの表情が浮かんでいる。
どこかギクシャクとしたその動きだったが、その部分に集中しているとあっという間に
こみ上げてしまいそうな予感。上岡はそれから逃れるように再び天羽のスカート内に指を這わせ、
太腿をゆっくりと撫で上げる。
131 :
118:03/09/12 15:29 ID:E+umggCR
「ぁ…んっ………」
その感触に、掌への信号の伝達を阻害されてしまいそうになる天羽。
下着の中に入り込んでくる上岡の指から懸命に意識を逸らし、想像とは全く異なる上岡の
ものへの愛撫を文字通り手探りで再開する。ただ握って上下させるだけでなく先端部分を―――
「っあっ!………ぁ」
核を探り当てられ、軽く撫でられる。下腹部より継続して伝わってくるその刺激に耐えかねて
腰を引こうとするも、密着した上岡の身体にそれを阻まれ、毛布に皺を作るに止まる。
胸に預けられている天羽の頭部から、その髪を一房つまむ上岡。それに鼻先を寄せる。
上岡に添えてはいるが、今やロクに動かしていない掌の中で、それの硬さが増すのが分かる。
「な、何よ、ぉ…っ…それぇ……」
…………その原因は明確。
「男の人も…ぅ……ぬれ、濡れるの?」
それに意識を向けたときに気付いた事をそのまま口にする。
「うん……天羽さん……入れていい?」
上岡はそう言って、天羽を刺激していた手を離す。
体液の絡んだ上岡の、そして自分の指を視界の端に捉え、頷く天羽。
仰向けに倒れた彼女と対面するように回り込み、体勢を入れ替える上岡。
上岡のものを凝視している天羽から、下着を剥ぎ取る。
「………女の娘っぽいの、苦手なんじゃないの?」
手の中にあるそれを評する。体液で透けてしまっているそれのデザインは、
上岡にしてみると十分そのテの作りと言えた。
「……嫌いなんじゃなくって、苦手なのよ……解るでしょう?」
「うん…」
天羽らしからぬ非論理的な物言いに、とりあえず頷く上岡。ニュアンス的には大体理解できる。
自分のものに手を添え、しどしどと粘液に溢れる天羽の入り口にその先端を添える。
132 :
118:03/09/12 15:30 ID:E+umggCR
「んっ……」
ごくり、と唾を飲み込む天羽。どうしてもそこを硬直させてしまい、上岡の侵入が阻まれる。
「天羽さん力抜いて……ゆっくりいくと、余計辛いらしいから」
言って、天羽の首筋を撫で、腰を前に進める上岡。
捲る、切る、蕩ける。飲まれる。雑多な感覚が連続してなだれ込む。
ぎり、と軋らせる歯の音が一体どちらのものか分からない。
上岡が自分と他者との境を完全に見失った頃には、天羽と腰を密着させていた。
それとは対照的に、打ち込まれた楔の異物感、苦痛に、眉間に深く皺を寄せる天羽。
「あ…天羽さん……なんか、すご、い……」
上岡はばくばくと激しい動悸に苛まれ、上手く言葉を発する事が出来ない。
同時に、鼻の奥がツン、とする。
133 :
118:03/09/12 15:31 ID:E+umggCR
「上岡君………っ」
眼下の天羽の表情が緩み、というよりは明らかな笑顔になる。
「マンガ…みたい………」
そんな上岡をよそに、天羽は彼の鼻に触れ、指に絡んだ赤い液体を見せる。
真顔でそれを見る上岡の様子がツボに入り、くすりと笑う。
上気する頬、潤んだ瞳との危ういバランス上で成立しているその表情に、上岡の胸は高鳴るばかりだった。
「ふ、ぁ……あは……っ、ご、ごめんね…私がぶった、から」
何の躊躇も無くそれを舐めとる天羽。受け入た事による苦痛が優しく癒される、気がした。
女性――天羽特有のものか――の強さの片鱗を見ている上岡に続けて声が掛けられる。
「はぁ……っ、ちょっと、ラクになってきたかも……」
それが届いている位置を確かめるかのように、臍の下に手をやる天羽。
もう片方の手の指を咥えたまま言うその姿が、意図的ではないにしろ、そうでないからこそ、上岡を煽る。
その指が間に入るのにも構わず天羽の唇を奪い、ゆっくりと抜けてゆくそれに軽く舌を絡める。
異物の除かれたお互いの口内を貪りつつ、動きを再開する上岡。
やはり痛みはあるのだろう、上岡の肩に回された天羽の腕に力がこもる。
突き上げる度に二人の身体に押し潰された天羽の胸が形を変える……上着を脱いでいないのが悔やまれた。
天羽が感じているであろう苦痛を省みることを無理矢理意識の外へ弾き飛ばし、上岡はその動きを速め、
「………ッ!」
それを咎めるように口内の傷口が舌先で抉られる。
今や全く抑えられていない生温かい呼気と共に、天羽を苛む苦痛が上岡に還元される。
134 :
118:03/09/12 15:31 ID:E+umggCR
その部分を抉ろうとした訳では無い天羽だったが、眉を寄せる上岡の様子を察した上で、
傷口をなぞり続けている。
上岡が自分に突き立ているのと同じように、その確かな証を得たかった。
………単純に、快楽だけ味わっている彼への腹いせでもあるのだが。
下腹部からじんじんと伝わる痺れ、苦痛と半々なそれを感じる度に、傷口を抉り、血液を飲み下す。
上岡の動きが一度、二度大きく深くなる。
それを最後に、天羽の体内から引き抜き、彼女を苦痛と痺れから解放する。
「っく……は…ぁっ」
天羽の腿に擦り付け、放つ。上体を脱力させ、その胸に顔を埋める上岡。
その動きをトレースするようかのに、生暖かいそれが、曲線を伝って毛布を汚す。
彼の荒い息が徐々に整ってゆくのを、胸元で実感する天羽。
「ふ…ぅ…?」
ぼやけた視界に、ご丁寧にもティッシュを用意している上岡の姿が見える。
「天羽さん……ちょっとごめんね」
ぐったりとした天羽の身体にまとわりついた、唾液その他諸々の体液を緩慢に拭い始める上岡。
当然、破瓜の血液も。
「い、痛っ……」
熱に浮かされていた先程までとは余りに違った感覚に、思わず声を上げてしまう。
「あ…ごめん」
「次からは腫れ物扱いしてよね……か、上岡君は私の事、女の娘らしいって思うんでしょう?」
上岡の台詞を蒸し返すたびに、目元、口元の動きをどうしても制御できなくなってしまう。
その奇妙な物言いには突っ込まず、天羽とそっと触れ合うだけの口づけをする上岡。
………いつ何時でも、天羽を欲しくなったのなら求めようというどこか間違った決意と共に。
碧、進君よりも、やはり天羽さん上岡君の方がしっくり来るのでどうかひとつ。
>>135 ∩
( ⌒) ∩_ _
/,. ノ i .,,E) グッジョブ !
グッジョブ! / /" / /" .
_n ./ /_、_ / ノ'
( l _、_ / / ,_ノ` )/ /_、_
\ \ ( <_,` )( /( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E) グッジョブ !
/ / \ ヽフ / ヽ ヽ_//
>135
Gj!! ナイスノックダウン(w
椎ちゃんのと同じ人かな?(違ったら失礼しますた)
不機嫌天羽モエ
「クロスカウンター。」読ませて貰いました。
、
、
、
、
、
満腹しました。
>>118-134 最初にさらっと読んだ時は、どお言う位置関係なのかわかり難かったんです、
天羽さんを後ろから上岡君がいろいろとしちゃってる感じなんですよね?
そのままの態勢で結構続いていたんで、そのまま最後までいってしまうのかと
思い、おお!と思いましたが、最後は向かい合わせお互いの顔を身ながら
でしたね。(笑)
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030913033156.gif なんか、上手にいきませんでしたが、こんな感じなのでしょうかねー?
上岡君はなんとなく自分が描き易い男の子を描いてしまいましたが、みなさんの
イメージからはどのくらいずれてるでしょうか?(実像が無いので、いかんとも
出来ませんでした。申し訳ない)
>142
速い、速いよ142さん! そしてgj!!
144 :
118:03/09/13 08:57 ID:UqnGdNY/
またミスだ………すみません。
>>134 トレースするようかのに→トレースするかのように
>>119 取り合えず→取り敢えず
です。
動きとか位置関係わかり難かったですか………猛省。
いずれにしろgj
確かにgj!gj!gj!
118さん=85さん?
1.
トリスメギストスによる事件の終焉から半年が経ち、聖遼学園は春休みを間近に控えている。
星原百合は新聞部の部室へ向かっていた。星原が所属する新聞部が抱える目下の問題は、
部員数の少なさである。ちゃんと活動している部員といえば、星原のほかに、同じ二年生で
部長の上岡進と天羽碧の計三名しかいない。前部長の川鍋は上岡に
「新聞部を頼む」
という言葉を残し引退していった。そして聖遼学園で部活動として認められるには
部員10名が必要である。つまり、来年度やめてしまう可能性がある幽霊部員を数えずに
最低7人の新入部員を確保しなければならない。
同好会だろうがなんだろうが、学内新聞が発行でき記事が書ければよい天羽は我関せずで
取材のために学園中(主に昆虫のいそうな場所)を駆け回っている。しかし、生真面目な上岡は
新聞部を「部」として存続させるために、星原とともに新入生獲得大作戦を展開すべく日夜会議を
繰り返していたのであった。
切羽詰っている上岡には悪いと思うが、星原はこんな日々を楽しんでいた。自らの目的のためとはいえ
他者との接触を一切断っていた半年前とは違い、今は上岡や天羽と普通の学園生活を送ることが出来ている。
何より、恋人でもある上岡といつも一緒にいられることが幸せだった。
しかしその幸せも、この日を境に変質してしまうことになる。
2.
星原が新聞部室のドアの前に立つと、中から規則正しいタイピングの音が聞こえてきた。
おそらく天羽のものだろう、と星原は思った。上岡は、星原の知る限り、半年前から
タイピングのスピードが変わっていないからだ。
たどたどしくキーを叩きミスをするたびに小さくぼやく上岡の姿を思い出し、星原は小さく
微笑みを浮かべた。
ドアを開けて中に入る。意外なことにパソコンに向かっていたのは上岡であった。天羽の姿は
見当たらない。よどみなくキーを叩く上岡の姿に、いつも見知っている姿とかけ離れたものを感じ、
星原は少しの間、呆然としていたが
「進君、おそくなってごめんなさい」
と上岡に声をかけた。後ろ手にドアを閉め、パソコンに向かう上岡に近づく。
上岡はキーを叩く手を止め、椅子に座ったままで体ごと星原のほうを向く。
「待ってたよ、百合」
その言葉を聴いた瞬間、星原の体が意思の言う事を聞かなくなる。
「っ!?…進…君?」
星原はその感覚に覚えがあった。言葉を媒体にしてそれを聞く者の意識に働きかけ、記憶の操作
や体の制御をする。それは星原自身が持つ「もうひとつの世界の力」である。そして、上岡は
「この世界」の人間でありがなら、その力を持つ者だった。…上岡が力を使っている。
二人で二度と使わないと誓った「もうひとつの世界の力」を…。
3.
上岡の意思に操られ、星原の体は上岡の目の前に立たされた。
「進君!なにをするんですか!?」
「百合、この部屋すこし暑くない?」
星原の問いを無視し、星原にたずねる。その言葉をきっかけに星原の手が動き始める。
ブレザーのボタンに手をかけ、ひとつづつはずしていく。ブレザーを床に落とし、次は
ベストを脱ぎにかかる。
「ぇ…やぁっ!進君…やめて…っ」
ベストを脱ぎ終わったところで、星原の体は再び動きを止めた。星原はわずかに安堵するが
依然体の制御は上岡に奪われたままである。
「進君…どうして、こんなことを?」
「毎日がつまらなくなったから」
上岡は即答した。椅子から立ち上がり、星原と向かい合う。
「君と一緒にいられて、こんな力なんかなくても十分に充実した人生が送れると思ってた。
でも物足りないんだよ、ただの幸せな毎日だけじゃ。
この力を使えばもっと楽しく過ごせる。だから…」
「ぅんっ…!」
上岡は星原とキスをする。キス自体は初めてではなかったが、舌を入れるディープキスは
初めてだった。星原は反抗することさえできず、逆に体は上岡を求めるように動いていしまう。
目の前の人間に対する嫌悪と、愛情と、強制的に与えられる快感が星原の表情を言いようのない
複雑なものにする。
4.
「…っは…」
星原はようやくキスから開放される。
「だから、僕は、誓いを破るよ」
星原は上岡を見上げ、裏切られたショックのためか、高ぶった感情のせいかわからない涙を
浮かべる。
「こんなことしなくても、進君が求めてくれるなら…私…いつでも…っ」
その言葉を聞いて一瞬驚いた顔をする上岡。だが次の瞬間には笑い出してしまう。
そして微笑みながら残酷な一言を放った。
「…言ったでしょ。それじゃ…君だけじゃ、足りないんだよ」
「!!」
「でもうれしいよ。百合がそんなダイタンなこと言ってくれるなんて。
君を手放すつもりはないよ。僕の一番大切な人は君だから」
上岡は星原の後ろに回りこんで、抱きしめる。
「だから最初に、君を僕のものにしようと思ったんだ」
左手が胸へ、右手がスカートの中へ伸びる。
「!!いやっ…進く…はぅっ!」
星原の抗議は、うなじに這わされた舌と両手の愛撫によって止められてしまう。
5.
ブラウスの上から星原の大きめの胸に指を食い込ませるようにさわる。ブラの硬さを
感じるが、それ以上にその向こうの胸の重さと柔らかさを感じる。
パンツの上から秘部を撫でる。布越しであってもその部分の熱と柔らかさを感じる。
「ぁあ…やぁっ…ふぅ…ん」
最初は声を出すまいとしていた星原だったが、上岡の愛撫が激しさを増すにつれ
甘い声を上げはじめる。部室内で、愛しい人に、緊縛に等しい体の自由が利かない状況で
初めて愛撫されている。その非現実的な状況が星原に新たな興奮をもたらしていた。
押し寄せる快楽に理性を手放しかけていたとき…
非現実的な状況
星原は唐突にある可能性に気づく。ここは学校の中で、放課後で、他に生徒がいるのだ。
「す…進、君?…ぁ…こんなところ…んっ、誰かに見られたら…まずいんじゃ
…あぅっ、ないですか?」
「大丈夫だよ、百合。この部室に結界を張ってあるから。誰もこの部屋に気づかないし、
中で起こっていることも知覚できない。…大きな声を出しても平気だよ?」
「そ、そんなっ…」
上岡をとめることができる、少なくとも現状から脱出することができる最後の希望を
あっさり否定され、星原は途方にくれる。それと同時に一瞬覚醒した理性が再び快楽の
奔流に飲み込まれていくのを感じた。上岡の愛撫がいっそう激しくなる。
「あっ…はあああぁぁぁん!!」
6.
上岡は制服のリボンをほどき、ブラウスのボタンをひとつづつ、左手だけで器用に
はずしていく。ブラウスの前を開けるが完全に脱がすことはしない。ブラを胸の上に
持ち上げて外気にさらされたそれをゆっくりとした動きで揉みこんでゆく。スカートの
中の右手は下着の隙間から指をいれ、直接秘劣をなぞる。その部分はすでに濡れており
上岡の指を湿らせた。
「へぇ…結構濡れてるんだ?」
「いやっ…んっ…はぁぁ…」
指を秘劣に浅く出したり入れたりを繰り返しながら、部室中に水音を響かせる。それに
つられるように星原の喘ぎ声も次第に大きくなっていった。
ふと、上岡は机の上のカメラに目をとめる。自分が写真部だったころから使っている
そこまで高級ではないが使い捨てカメラなんかよりはずっといいカメラだ。
「…いいかもね」
「え?」
上岡は愛撫を中断し、ティッシュで濡れた指をぬぐう。カメラケースを開けて撮影の準備を
始めた。
「百合、アイドルに憧れたこと、ある?」
「え…そんな、嫌ぁ!!」
「一度やってみたかったんだ。アラーキーみたいになれるかな?」
7.
星原の体は意思に反し様々なポーズをとる。スカートをたくし上げ濡れた下着が丸見えになる。
四つんばいになり胸を強調する。尻を挑発的に突き出す。床に座り込んで足を大きく開く。
コンビニで売っているようなブルセラアイドルの雑誌ではおなじみのポーズだが、星原の表情には
本気の羞恥が表れていた。それが上岡の劣情をあおっていく。
最初は嫌がっていた星原だが、カメラのフラッシュに体を焼かれるたびに別の感情が
体の中に生まれてくるのを感じていた。体にはまったく触れられていないというのに、
愛液は溢れ続け、呼吸が激しくなってくる。
「はぁ…はぁ…ふ…うぅん…」
「百合、感じてるの?」
「…違います…。これで弱みを握ったつもりですか?」
「そんなんじゃないよ。君のこんな姿を他のヤツに見せるなんてもったいない」
上岡は無言でシャッターを切り続ける。
撮影会は始まったときと同じように突然終わりを迎えた。どうしたのかと顔を上げる星原。
憮然とした表情でカメラを見つめる上岡。どうやらフィルムが終わったらしい。
「思いつきではじめたのがまずかったかな?次はちゃんと準備しなきゃ」
そんなことをつぶやきながら上岡はカメラをしまう。
「さてと…焦らしてゴメンね。次は最後までするから」
上岡は最初に座っていた椅子に腰を下ろす。星原は上岡のズボンとトランクスをおろし、
自らのショーツも脱ぎ捨てる。すでに濡れそぼっていたそれは、卑猥な水音を立てて
床に落ちた。
8.
「おいで、百合」
「いや…嫌ぁ…」
星原は座った上岡に向かい合う体勢で、上岡のモノに秘部をあてがい、そこで動きを止めた。
「いくよ?」
「!!痛っ…ひあああああああぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
星原は一気に上岡のひざの上に腰をおろすようにし、一番奥まで入れた。星原の腕は上岡の首に
回し、爪を肩に食い込ませるようにしがみついた。
「く…ふっ、はぁ、はぁ、はぁ…」
相当痛むのか、星原は荒い息をとめることができない。上岡の目の前にある顔は、苦痛に歪み、
涙を流していた。そんな星原にかまわず、一度だけ星原を持ち上げて、下ろす。
「ぐっ!…かふっ!」
苦痛にうめく星原は、これはこれで上岡の嗜虐心を刺激したが、上岡の求めるものとは少し違った。
「痛い?百合」
「…はぁ、はぁ、はぁ…くっ」
「そっか。じゃあこれでどうかな?」
上岡の言葉とともに、腹の奥に感じていた激痛が溶けるように消えていった、が、
中の圧迫感は残っている。思わず二人がつながっている部分を見てしまう。
自分でそこを確認するのは死ぬほど恥ずかしかったが、上岡のモノには破瓜の血が付いていた。
9.
「…何を…したんですか…?」
「そこの痛覚を君の意識から排除したんだ。ついでにこんなことも」
そういって上岡は、星原の乳首を舐め上げる。
「!!あっ!はぁんっ!!」
今までの愛撫より数段強い快感に、大きな声を上げてしまう。上岡が口を離した後も背筋に
遠雷のようにチリチリと刺激が残っていた。
「もっと感じるようにしてあげたんだ。苦しいのはかわいそうだからね。
もう大丈夫だよね。それじゃ、いくよ!」
その言葉が終わらないうちに上岡は腰を動かし始める。星原は下から上へ突き抜けてくる
電気のような刺激に背中を弓なりにそらし、いつしか上岡の動きに合わせるように、自分の
腰を動かしていた。
「んっ!はぁっ!はぁっ!はぁぁん!!」
「…百合はHだね。自分から腰を動かすなんて…」
「あっ!…これは…やんっ!…進…君が…ひぃんっ!」
「僕はもう何もしてないよ」
「えっ?…あぁっ…!?」
星原は自分の体がいつの間にか、自由に動くことに気づいた。腰の動きを止めようと思えば
止められるだろう。しかし…
「…やめないの?」
「…止められ、ないんです…あっ…おね、がい…くっ…最後まで…っ」
「…いいよ」
上岡は星原の胸の谷間でニヤリと笑いを浮かべる。
10.
上岡の動きがペースをあげる。星原はすでに数回軽い絶頂に達していたが、上岡の最後を
感じとりそのペースについていく。
「はぁん!はぁぁん!!くぁっ!ぁあんっ!!」
「百合…そろそろ…イくよっ!」
「はい…進君…私の…中にっ…!」
「くぅっ!!」
「あっ…ふああああぁぁぁぁぁあああああ!!!」
星原の中で数度上岡のモノが震えたと思うと、熱の塊が体を駆け上がってくる。
その感覚に星原の意識は吹き飛ばされていった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
星原は上岡のひざの上から動けないでいる。二人の結合部からはピンク色にそまった
精液が零れ落ちていた。
「…進…君?」
「何?百合」
「私…あなたが力を使うこと…もう、止めません。ただ…」
「…ただ?」
「…私を…一番に、愛していてください…」
「もちろんだよ、百合」
口ではそう答えたが、上岡は次の獲物に思いをはせていた。
上岡君のえっちー。
遅くなりましたが
>>149-158 を書いたものです。真夜中に投下してあとがき書けずに力尽きて
しまいました。
駄文で非常に申し訳ないです。百合たんファンの方にすまない
気持ちでいっぱいです。エロ描写って難しいですね。
ご意見、ご感想、もしあるならば続きへの希望などなどお待ちしています。
>>142 顔が出ないように考えてると、構図がすごく制限されて描きにくいです。そおいう意味では、エロゲの
原画家さんには感心します。
僕には、限界がありますので、見たくないなら、自分で顔の部分は切り取るなり、塗りつぶすなり
してくださいませ。
>>149-158 エロとキャラ性を天秤にかけて、エロが勝ってしまったような感じですね。 すごーくエロエロですが、
上岡君の能力や豹変振りにはなんか違和感を感じてしまいます。
絵をおこせば、エロビジュアル的には見せ所満載な感じはします…「もしも」みたいな部分での
キャラクター性のアレンジが強いので、好みが分かれる作品かと思います。
>>160 どんどん続きキボン
一応恋人である百合とは違い、
他の犠牲者なら心と裏腹に操られる恐怖と羞恥が楽しみ。
>>161 顔に関してはあくまで一意見だから、そんな反応しないでくだされ。
悲しくなってしまう。
>>163 特に腹を立てているとかでは無く、「手前勝手なイメージで描いてしまったので、見る人が
適当に処理してください。」って事です。
誰か「ずっしょ」のSS描いてくれないかなーと心待ちにしてるんですが、やっぱりダメなのでしょうか?
実は僕が最初にやったトンキンハウスのゲームはサイバーナイトだったりします、多くのSFからネタを
チョイスして入れてあるあたりが、結構面白かったです。(ココの趣旨と全然関係ないですけど。)
>>164 個人的には「ずっしょ」も好きなのですが、スレの趣旨からはズレている気がします。
そういう意味では
>>115 に賛同します。
需要があれば単独スレを起こすきっかけになるかもしれませんし。
そうだな、「ずっしょ」も見たいが、ここでやると、「ぽぽたん」も「ヤマモトヨーコ」も「小麦」もオケになっちまいそうだ
>>165-166 僕的には、渡辺明夫キャラ全部OKの状態は嬉しいい限りですが、反対の人が多いようですし、
僕自身はSSを書かず、絵を描くだけなので、二次板にでも行って良さそうなところを探してみます。
ずっしょを単体で立てても、すぐにデータ落ちしてしまうでしょうねー。(苦笑) 今の時期、需要なんて
ほとんど無いと思いますし。
168 :
螺旋階段:03/09/16 22:38 ID:ilKKCW2s
「百合、あそこ見て!ヒメアカホシテントウ!」
心地良く響く碧ちゃんの声、修学旅行に来ても全く変わらない日常。
寺には見向きもせず境内で虫を追う天羽。
そして、いつも通りに天羽碧のフィールドワークに付き合う星原百合。
「碧ちゃん、あれはナミテントウじゃないの?」
ふとした疑問、小脇に抱えていた『天道虫の秘密』でナミテントウの項を確認する。
黒地に赤の紋様二つの写真、ナミテントウ二紋型の特徴と同じ。
「ふふふ…百〜合〜」
不気味な声とともに天羽が振り返る。笑いたいのが我慢できないように。
「百合にしてはなかなか勉強してるわね。そう、ヒメアカホシテントウとナミテントウは似ているのよ!」
「とりあえず、ヒメアカホシテントウのページをめくって御覧なさい」
勝ち誇ったかのような天羽の声。最もいきいきとしている表情、星原百合が一番好きな顔。
星原百合はナミテントウのページを指で挟みながら、目次でヒメアカホシテントウの項を探す。
目次のページに落ちた影、ちょっとした暗がりが気になって星原は顔を上げる。
目の前でうつむき『天道虫の秘密』を凝視する天羽。その彼女が星原百合の視線に気付く。
「どうしたの、百合」
星原は彼女に何か言うべきことがあったような気がしたのだが、寝不足か頭が働かない。
「気分でも悪いの?」
より一層顔を近づけてくる天羽。彼女の右手が星原の額を確かめようとした時、初めて口が開けた。
「碧ちゃん、ちょっとくっつき過ぎだよ…」
天羽は一瞬、何を言われたのか分らないように固まると、むっとした表情で言った。
「なんですって〜、親友の心配するのは当たり前でしょうが。それとも何、百合は私に心配して欲しくないって言うの?」
「そんな事ないよ、目次が良く見えなかっただけ…」
天羽が影を作っているとはいえ、昼間にしては異様な暗さ。目次がよく読めなかった。
「なんだ、そんな事」
天羽はほっとした声で手を収めると、きびきびした声を取り戻した。
「81ページをめくってご覧なさい」
星原は言われるままにページをめくる。しかし、なかなか開けない。
「上岡君は、どうしているのかな…」
169 :
螺旋階段:03/09/16 22:38 ID:ilKKCW2s
「???」
天羽のつぶやきに混乱する星原百合。ページをめくる手がたどたどしくなる。
「百合は上岡君と一緒が良かったんじゃないの?」
恥ずかしさのあまり顔が蒸気する。口を開けば何を口走ってしまうか分らない。
天羽の目から逃れるので精一杯だった。
「ふ〜ん、やっぱりね。我慢しているんだ、百合は」
「そ、そんなことないよ。天羽さん!」
恥ずかしさを恐怖が上回った。自分の心を見透かされる怖さ。あの時の体験が蘇る。
「天羽さん?急によそよそしくなったわねえ」
「ご、ごめん。碧ちゃん」
とっさに他人行儀いなってしまったことを後悔する。
「それが百合の長所であり欠点ね。妙に礼儀正しいというか、引っ込み思案というか…」
「そんなことじゃ、上岡君との関係は進展しないよ」
図星を突かれて星原百合は黙り込んだ。そんな彼女に天羽はにっこり微笑んた。
「無駄話が長くなってしまったわね。百合、82ページ」
「うん…」
星原百合はページを見開くと、ヒメアカホシテントウの説明を読もうと目を凝らそうとした。
その前に天羽が口を開く。
「ね、頭の部分を見てみなさい。黒いでしょう?ここがナミテントウとの違い!」
「ま、大きさも微妙に違うんだけど、そこまでは知らなくてもいいわ。難し過ぎるから」
勝利者の余裕を見せる天羽。星原百合は問題の天道虫に目を凝らす。
頭の部分にうっすらと卵色の模様。
「碧ちゃん、あれヒメアカホシテントウじゃ無いよ?」
口を半開きにして固まる天羽。必死の形相で天道虫を目で追う。
「あ…れ…?おかしいな…はは…。さっきは…」
急に声が小さくなる天羽。目のやり場に困る二人。
「やるわね、百合。それにしてもいつ勉強したのよ?上岡君も見習って欲しいわ…」
あれ、いつだったんだろう?考えても答えは見つからず、全ては深い闇に消えていった。
170 :
螺旋階段:03/09/16 22:39 ID:ilKKCW2s
「星原さん…、星原さん」
星原百合は揺すられる肩に眠りを妨げられた。
頬を伝わる生ぬるい雫。ぼんやりとしながらもそれを拭うと…涙?
何で泣いていたんだろう…
理由も分らず、濡れた指先を見つめていると、もう片方の目から頬を伝い落ちる涙。
テーブルに突っ伏したままその先を見つめると、本。
「いけないっ!」
星原百合は跳ね起きると、ハンカチで落ちた涙を拭う。
「あっ……ヒメアカホシテントウ…」
真っ黒な背中に赤い紋様が二つだけ、天羽さんと話した天道虫。
本は『てんとうむしの秘密』、彼女の瞳に堪えきれないものが溢れてきた。
上岡進は何が起こったかも分らず、星原百合の顔とやり場のなくなった手を交互に目で追う。
「どうしたの?上岡君」
星原百合は上岡進がするより早く、声の主へ振り向いた。
「弓倉さん…」
浴衣姿の弓倉亜希子と東由利鼓が怪訝そうな面持ちで立っていた。
「星原さん、どうしたのその顔…」
東由利が星原に駆け寄る。
手に持ったタオルで彼女の涙を丁寧に拭き取ると、上岡に向き直った。
「進君、どういうつもりなの?女の子を泣かして」
上岡は、星原を気遣う心と東由利の容赦の無い追及に、うろたえるばかりだった。
「僕にも何がなんだか…」
「鈍感!」
東由利に一喝されると、上岡は上目遣いに弓倉亜希子へ助けを求める。
「鼓、上岡君のせいと決めつけるのは良くないよ…」
「それはそうだけど…星原さん、どうしたの?」
星原の横にしゃがんで、見上げるように覗き込む東由利。
弓倉亜希子は星原の向かい側に腰を下ろし、上岡に隣に来るようにと椅子を引いた。
171 :
螺旋階段:03/09/16 22:40 ID:ilKKCW2s
「なんでもないんです…」
星原百合は、上岡を巻き込んですまないという心と、
東由利や弓倉に心配をかけて申し訳ないという気持ちで、蚊の泣くような声を漏らした。
「言いたくないの?それとも言えないの?」
東由利は星原を気遣いつつも、上岡が原因であるとの確信を強め、
決定的な証言を本人から取るべく追及の手を緩めない。
「星原さんがここで居眠りしていて、僕が彼女に近づいて寝顔をちょっと見ようかなと思って、
覗き込んだら彼女が寝息立てながら泣いてて、悪い夢でも見ているのか心配になって、
起こしたほうが良いのか悩んで、結局肩をゆすり起こして、星原さんが本を見て、泣き出した」
上岡進は自分のどの行動が悪かったのか分らぬという表情で、隣の弓倉亜希子に判断を求めた。
すかさず東由利の罵声が飛ぶ、
「進君、星原さんが話せないと思って適当なこと言っているでしょ?」
東由利は立ち上がると、周囲に誰もいないのを確認して舌打ちした後、駆け足でホールを出て行った。
弓倉亜希子は走り去る東由利にため息をつくと、星原に向き直った
「星原さん、上岡君の言ったことは本当?」
「そう…です。私が勝手に、泣いたんです」
「何かあったの?」
「…………」
弓倉亜希子がやんわりと原因を探ろうとするが、星原が答える気が無いと知ると、立ち上がって言った。
「上岡君、私は鼓を止めに行くから、星原さんをお願い」
「うん、わかった」
上岡の返事に頷くと、弓倉亜希子は小走りで東由利の後を追った。
172 :
螺旋階段:03/09/16 22:41 ID:ilKKCW2s
「星原さん、悪い夢でも見たの?」
「っ……」
上岡の核心を突いた質問に、思わず息が詰まる。
「やっぱりそうなんだ。じゃあ起こして良かったのかな?」
上岡は星原を泣かせたのは自分ではないと判断すると、ほっとした顔を見せた。
悪い夢ならいつかは終る。醒めない現実。消せない過去の記憶。
生きる限り続く後悔と慙愧の念。
あの日天羽碧を失い、悲しみは上岡進と共有しないと決めた時から、
一人で天羽の冥福を祈り、学校の平和を守ると誓った。
しかし、何をしなくとも学校には平和があり、過去に責められ続ける自分だけが残った。
「上岡さん、少し外に出ませんか?」
「消灯まで30分も無いけど?」
「大丈夫です、すぐ済みますから」
上岡が心配を漏らすと、星原は微笑んで言った。
「本当に大丈夫かなあ、部屋のみんなに迷惑がかからなければいいけど」
十分ほど歩いたところで、上岡はつぶやいた。
もちろん、こんな時間に出歩いている生徒は居ないし、繁華街からは遠く離れた宿である。
通りがかる車もなければ、人もいない。
「上岡さん、京都は好きですか?」
「どうしたの、突然。良い所だね」
「感情を機能とすると、構造はなんですか?」
「星原さん?」
「答えて下さい」
「記憶かな…」
「少女と母親と老婆がいます。あなたが待ち合わせている人は?」
「うーん。少女」
『目を閉じて、力を抜いて下さい』
173 :
螺旋階段:03/09/16 22:42 ID:ilKKCW2s
「百合…」
上岡進は朦朧とした意識から抜け出すと、
目の前で泣き崩れている星原百合の身体を抱き寄せた。
「ごめんなさい……私っ…私っ」
「馬鹿なのは僕のほうさ、あんな手に引っ掛かるなんて」
『進君、コーヒーに砂糖いれるの、どう思います?』
『どうしたんだい、今さら。ブラックは駄目、砂糖は2つがいいな』
『歴史を構造とすると、機能は何でしょう?』
『研究記事?機能は文化、それが無難』
『産業革命と独立戦争と太平洋戦争、一番興味があるものは?』
『どういう組み合わせ?産業革命が通』
『力を抜いてください』
『肩揉んでくれるの?』
『心を楽にして…』
『!!!』
「……間抜けな話だね。空元気は見破られ、逆に負担にしていたということだから」
上岡進は腕の力を強めた。
「ごめん」
「進さん…」
174 :
螺旋階段:03/09/16 22:44 ID:ilKKCW2s
二人は一度軽く口付けを交わすと、二度目は舌を絡ませつつ互いの唇を貪り合った。
上岡は左手で星原を支えつつ、残りの手で星原の腰を引き寄せ、そのままブレザーの中に後ろから手を差し入れる。
さらに、シャツの上から腰の上の性感帯を撫でる。
性感帯を愛撫された星原よりも、自分が興奮してしまった上岡は、その手を上からスカートの中に突っ込み、
下着の中に差し入れ、引き締まった尻を撫で回した。
「あっ…」
星原が恥ずかしさに思わず声が漏らす。そのかわいらしい声に、上岡の欲情がより一層掻き立てられる。
上岡の左手は星原のスカートをたくし上げると、下着の中を這いまわり秘所を軽く牽制する。
星原百合はスカートの上下から下半身を責められ、高ぶる気持ちを抑えられなくなってくる。
「んっ……」
星原の腰がたまらず反応する。このまま続けてもいいが、秋風に晒されれば風邪を引きかねない。
上岡は体勢を変えることにした。
星原と舌をつなげたまま後ろに回ると、右手は下着から抜き、ブレザーとシャツのボタンをはずす。
左手はそのままに、先程より強く責める。
今度は上岡が後ろにいるので腰は引けない。行き場を失った腰が、いやいやするように横に振られる。
その反応に上岡の加虐心が呼び起こされた。
今度は空けた胸元から右手を差し込み、前に付いているブラのホックをはずす。
左の胸の突起を右手で弄りつつ、抱きすくめるように星原の挙動を制限する。
思った以上に豊かな胸にリビドーを高め、上岡の左手はより一層貪欲な動きを見せる。
「んんんっ!」
敏感な部分をまともに責められ、星原は叫び声を上げそうになる。
声を上げてしまうことの羞恥が、声を漏らすまいとより一層、上岡の唇を吸引しようとする。
上岡は、一瞬息がつまり酸欠になりかけたが、どうにか気道を確保し、
仕返しとばかりに濡れた秘所に左手の指を突っ込んだ。
175 :
螺旋階段:03/09/16 22:45 ID:ilKKCW2s
「んんーーっ」
あまりの刺激に星原の腰は後ろに跳ね、上岡の腰と激突した。
上岡は右手を星原の身体を擦るように下ろし、腰の辺りをがっちり捕まえると、
一気に勝負をつけるべく、責める指を3本にして激しく動かした。
「ぁ…んあっ………」
声を出したくなったのか、息が続かなくなったのか、舌を噛みそうになったのか、
星原百合は上岡の唇から離れた。
「はぁ、ああっ……」
静かにさえずる虫の声と川のせせらぎとは、相容れない妖艶な声が、人里はなれた山に木霊す。
いよいよ星原の身体が熱くなり、汗が滲んできたところで、そろそろ終わりが近いと上岡は思った。
「百合、いいかい?」
「はい、進さん…」
二人はもう一度唇を重ねると、名残を惜しむかのように思う存分互いの舌を堪能した。
上岡は左手の動きを少し緩めつつ、右手でズボンのベルトを外し、右足の靴を脱ぎ捨て、
ズボンを下ろし右足を抜く。硬くなった自分のものを確認すると、彼女の身体を自分のほうに向ける。
不安そうな顔をしつつも上岡の目だけを見る百合。半年前の想いが溢れてくる。
176 :
螺旋階段:03/09/16 22:46 ID:ilKKCW2s
「最初だけ、力抜いて…」
「はい」
星原の覚悟の顔を確認すると、腰を押えつつ狙いを定め一気に差し込んだ。
「ああーっ!」
喜びとも、悲鳴ともつかない声が上がる。
彼女の中は秋風に晒されていた外と違い、暖かく、弛緩してしまいそうなほど心地良かった。
しかし締め付けはきつく、気を抜いたらあっという間にイカされてしまいそうだ。
百合の方は既に目がうつろ、この状態で負けるわけにはいかない。
上岡は快楽を貪ることより百合をイカかせる方に意識を集中させた。
頭は急速に冷静さを取り戻す。百合のきつい締め付けに気を払いつつ、深く早く彼女の中を行き来する。
彼女の身体が、上岡を求め潤滑液を大量に分泌する。
「上岡さん、上岡さん、好きですっ!」
星原百合の声に、上岡の冷静さを装った仮面はあっさり剥ぎ取られ、
快楽を共有したいと、星原の腰に自分を激しく打ちつける。
二人は互いを求め合うように激しく身体をくねらせ、最後の時に向けて互いを高めあう。
「上岡さん、ぁ……あっ……っ、ああーーっ!」
既に限界が近かった星原が果てる。
ぐったり崩れ落ちかけた星原の身体を、上岡は慌てて支える。
もう一度彼女に深く差し込むと、最後に彼女を強く抱きしめた。
177 :
螺旋階段:03/09/16 22:48 ID:ilKKCW2s
「ごめんなさい、私だけ…」
宿に帰りつつ、星原が上岡に頭を下げた。
「仕方ないよ、壁も支えも無いし、道路に寝そべるわけにもいかないし」
消灯時間はとっくに過ぎていた。先生に怒られるな…、上岡進はどんな罰を受けるのか、考えると不安になった。
もっとも、最初に見つかった相手が草壁なら、助け舟や入れ知恵が期待できるのだが。
ふと、横を歩く星原百合を見る。上岡の腕を取り、嬉しそうに微笑んでいる。
星原の満足そうな顔は、半年振りだな。彼女の苦労を思うと、そう思わずにはいられない上岡だった。
宿の入り口まで来たところで、組んでいた腕を放し、前に進み出た星原が振り向いて言った。
「進さん、少し待ってて下さい」
上岡は一瞬呆けたようなしぐさを見せたが、星原の意図を察すると、ほっと胸を撫で下ろした。
星原の力のことを失念していた。外出前に感じていた不安のあまり、記憶を取り戻しても思考が及ばなかった。
「頼むよ、百合」
星原百合は上岡の言葉に頷くと、宿の中へ消えていった。
178 :
螺旋階段:03/09/16 22:49 ID:ilKKCW2s
「上岡さん、上岡さん」
テーブルに突っ伏していた上岡進は、星原百合の声に目を覚まされた。
「あれ、夢?」
霞んだ目をこすりながら、自分を起こした相手の顔を見る。
「どうしたんですか、上岡さん。それよりも、早くお風呂に入らないと」
テーブルの上には入浴の道具があり、星原も小脇にバスタオルを抱えている。
「いっしょに行きましょう、上岡さん」
星原に右手を引かれ、慌てて立ち上がった上岡は後方にバランスを崩す。
手を引いている星原を引っ張る格好になってしまう。
勢い良く飛び込んでくる星原。変な倒れ方をしないように、左手を星原の腰の辺りに回す。
ソファーの上で、二人は抱き合う格好になった。
「あっ……」
二人の顔が、耳まで。羞恥のためにみるみる赤くなる。
上岡進は星原百合の胸の感触に心を奪われ、腰に回した手を解くでもなく、ただ硬直していた。
「上岡さん、ありがとうございます」
「あ…ごめん」
星原の言葉に、上岡は自分の役目が終ったと感じ、慌てて左手を解いた。
星原百合はゆっくり立ち上がると、上岡のバスセットを手に取り言った。
「さあ、いきましょう」
179 :
螺旋階段:03/09/16 22:50 ID:ilKKCW2s
上岡進は、岩でごつごつした露天風呂につかりながら星空を眺めていた。
「快晴だな…」
大小さまざまな星々に嘆息を漏らし、大きな息をついて身体の力を抜く。
目を閉じて、先程の星原百合の胸の感触に思いをはせる。
「結構、気になっていたんだな」
上岡は、今まで星原を一人の友人として見ていた。
好きだとか、かわいいとか、意識したことも無かった。
しかしあんなことがあって、一人の女性として見ずにはいられ無い自分があった。
「相談する人がいないな……」
こういう事は、信頼できる友人にした方がいいのだが、適当な人が思い浮かばない。
口が堅くて、しっかりしていて、星原とも仲が良い…そんな都合の良い人がいるはずも無かった。
「何を相談するんですか?」
突然の闖入者に上岡は焦った。自分が変なことを口走っていないか心配するよりも、
声の主が女性だった事に我を失った。上岡は固まりはしたが、
一刻も早くこの場を離れるべきか判断するため、恐る恐る声のほうを見る。
星原百合だった。
180 :
螺旋階段:03/09/16 22:51 ID:ilKKCW2s
「ここは混浴なんですよ」
彼が疑問を呈するより早く、星原は言った。
上岡は、生徒が泊まる場所にわざわざ混浴の宿を選んだ教師の神経を疑った。
次に、上岡と星原以外誰もいない露天風呂に不審感を持った。
「僕たちしかいないね」
「ええ、こちらは一般用ですから」
星原は何事でもないかのようにさらっと言ってのけた。
「確かに、広く使えるのはありがたいけど…先生が来るかもしれないよ?」
「それはありません」
「???」
「そちらに行ってもいいですか?」
女の子の大胆な提案に上岡の頭の中はパニックになった。
「え、うん。あれ?」
「では、失礼します」
星原百合はゆっくり立ち上がると、ゆっくりと上岡の方へ歩みを進めた。
上岡は星原の均整の取れた身体に息を呑んだ。
上半身をバスタオルで巻いた星原の身体は余計にエロチックに見え、
きれいな脚をより一層際立たせていた。
「かわいいね」
上岡は辛うじて口を開いた。
星原百合はきょとんとし、少し立ち止まりはしたが、臆面も無く上岡の右横に腰を下ろした。
ちらりと彼女を横目で見ると、湯船の上に出ている鎖骨がきれいに浮かび上がって見えた。
181 :
螺旋階段:03/09/16 22:52 ID:ilKKCW2s
上岡進はどうしたら良いか分らず、横目で星原をちらりと眺めた。
彼女は長い髪を頭でまとめていて、きれいな耳が彼の心をかき乱す。
そんな星原の口から、上岡に意外な言葉が発せられた。
「先程は、ありがとうございました」
上岡は最初何の事か分らず、とりあえず記憶を辿りホールでの一件に思い当たと、首を振りつつ言った。
「あれは僕が悪いんだ。星原さんが礼を言う必要ないよ」
「ふふ…そうですか?」
彼女は軽く笑うと、上岡の右手を左手でそっと取り、優しく口付けをした。
「ほ、星原さん?」
上岡は星原の意図が読み取れず、左半身を強張らせた。
星原に触られている方の身体は、快感が駆け巡る。
「私、上岡さんの事、ずっと見ていました」
「え?」
星原は、素早く上岡の胸に身体を預け、
上岡に二の句を継がせず唇を重ねた。
上岡の硬直した左手を彼女の美しい手が取り、自由を奪う。
星原の身体を覆っていたタオルが、重力と湯船に取られ、はらりと彼女の胸が露わになった。
何もできずにいる上岡の口内を、思う存分堪能した星原は、ゆっくりと顔を離した。
少し距離ができた事により、間近に見える星原の乳房。形がよく美しい胸に、上岡はまたしても固唾を飲んだ。
「上岡さんは私のこと、好き?」
「……う、うん」
吸い込まれるように上岡は答えた。
「なら、教えてください」
182 :
螺旋階段:03/09/16 22:53 ID:ilKKCW2s
星原百合は上岡進の下半身を隠していたタオルを取った。
恥かしさのあまり、上岡は自分のものを隠すのも忘れるほど動揺した。
口をぽかんと開けたまま、星原に身を委ねる。
上岡の裸体を丹念になぞっていた彼女の手、
白くてきれいな両の手が、ついに上岡のものを優しく掴んだ。
「うれしい…こんなになって…」
「うっ…!」
感じやすいところを初めて星原に握られ、あまりの快感に上岡は声を漏らす。
彼は呆けたように彼女の顔を見た。彼女の恐ろしいほど美しい笑みが、上岡の目を射抜く。
圧倒された上岡が、顎を少し引いた刹那、
星原は上岡のものを、自分の大事なところに突き刺した。
「あっ…っ…はぁあ…」
少女の艶かしい声に、今まで何もできないでいた上岡の心が、一気に傾いた。
183 :
螺旋階段:03/09/16 22:54 ID:ilKKCW2s
初めはさざなみ程度だったうねりが、いまや大きな波を立て渦を巻く。
その発生源とも言える二人は快感の絶頂にいた。
上岡は激しく腰を上下し、星原は上岡のものを締め上げながら、腰を小円を描くように回転させる。
湯船から大きな音を立てて湯が飛び出し,、激しい音を立てる。
「くっ…くう」
上岡の下半身が、快楽のあまり制御が効かなくなる。
まるで、自分の意思と無関係に運動しているかのような感覚に襲われる。
それに比例して、加速的に高揚感が押し寄せ、理性の堤防を越えようとする。
星原は上岡の変化を見て取ると、両足を上岡の腰に巻きつけ身体を密着させる。
そのまま両足に力を込め、上岡の根元から一気に絞り上げた。
「ぐうっ…くあっ」
星原の強烈な攻めに、上岡はたまらす彼女の中にぶちまけた。
残らず搾り取ろうと、容赦なく腰をくねらせる星原。
既に果てた上岡の目が、宙空を漂いだしたのを確認すると、初めて動きを弱めた。
「ふあっ…」
上岡が大きく肩をつくと、星原はゆっくりと彼のものを引き抜いた。
彼が注ぎ込んだものが、彼女の中からこぼれ出し、湯船に立つ大波にさらわれていく。
上岡は、言葉を発する事ができず、ただ呆然と星原の顔を見つめていた。
もはや、星原の身体を鑑賞する余裕も失せていた。
「上岡さん、湯船から上がって下さい」
184 :
螺旋階段:03/09/16 22:54 ID:ilKKCW2s
上岡進は星原百合に言われるままに湯船から這い出ようとした。
下半身は快感のあまり痙攣したばかりで、とても立って歩こうという状態ではない。
彼がようやく身体の半分を湯船から抜いたところで、星原は上岡の太ももを掴んだ。
「???」
上岡は何が起きたのか分らず、上体を捻って星原を見る。
「上岡さん、こちらを向いて下さい」
「え…?う、うん」
上岡は言われるまま、身体を横に転がし湯船の縁に座り、湯船に肢を突っ込む体勢で一息ついた。
改めて、疲労感が足の先からこみ上げてくる。
先程までの、湯船を騒がせていた大波は影を潜め、僅かに映った月が滲んでいるのが見えた。
185 :
螺旋階段:03/09/16 22:55 ID:ilKKCW2s
月に目を奪われていた上岡は、星原が襲い掛かってくるのに気付くのが遅れた。
彼が見たときには、彼女の顔は上岡の股深く進入していた。
「星原さん、何を!」
星原百合は上岡の問いには答えず、彼の萎えかけたものを再び手に取ると、口に含んだ。
「ああっ!」
たまらずに、あられもない声を上げる上岡。果てたはずのものが勝手に生き返る。
「ふふ…さすが。もっと良くしてあげる」
彼女は巧みな舌使いで亀頭を愛撫すると、両手は上岡の袋を軽く揉み解す。
「んっ…く、あ」
声にならない叫びを上岡は上げる。
星原は激しく吸ったり優しく舐めたりと、様々な方法で上岡を攻め立てる。
いつの間にか、彼女の髪をまとめていた留め金が外れたのだろう、長く黒い髪が湯船にきれいに棚引いていた。
濡れた髪が顔にかかり、より一層色気をました星原の顔に、上岡は理性が消し飛んだ。
星原の喉を堪能すべく、星原の後頭部を押さえ、奉仕させる。
「んっ…んんーっ」
息が詰まった星原が苦しみの声を上げる。
上岡はかまわず星原の頭を押え、腰を突き出し星原の粘膜を味わう。
「で、でるぞ!飲めっ!」
上岡は星原の口内に毒液をぶちまけた。
186 :
螺旋階段:03/09/16 22:59 ID:ilKKCW2s
「はあ…」
星原百合は深いため息をついた。
「また失敗しちゃった……」
夢枕に立った天羽に言われ、少し積極的に出てはみた。
しかし、彼女が納得できる上岡進との新たな関係は始まりそうも無い。
結局あの彼が一番好きなんだな…。
天羽碧を失い、悲しみを共有した上岡進の記憶。
寂しくなった時、ふと彼に逢いたくなる。
一時間もいられなかったが、星原百合の心は満たされていた。
悲しみを知っているから優しい彼。
その苦悩する姿に耐えられなくなった彼女。
彼の記憶は封印したが、どうしても離れることはできなかった。
記憶を消しては、新たな出会いと時間の共有を求める
上岡に期待し、失望してはまた信じようとする
『人の心を弄んで、いったいどういうつもりなの?』
天羽の言葉が心に蘇る。
上岡さん、あなたが私をもっと信じていてくれれば……
強く戒めていた想いが溢れ出し、彼女は慌ててふたをする。
上岡さん、いつになったら私を信じさせてくれるの?
187 :
螺旋階段:03/09/16 23:01 ID:ilKKCW2s
終了。量を書くように心がけたらこんな事に…
これ読む気になっただけでも只者じゃないです。
なんと言うか、すごい…えぐるような。
>>187 乙gj!
最初、百合たんと碧ちゃんの百合を期待したなんてことは内緒だ。
>>168-186 すごくLの季節っぽい雰囲気を感じる内容だと思います、天羽さんが死んでしまうENDの後日談
とは。あえてBADENDの続きを描くあたりは着眼点の鋭さを感じます、一人孤立した記憶を引きずって
いるあたりは、電撃文庫の小説版を彷彿とさせる雰囲気があって、どんどん読み進めて、あっという間
に読んでしまいました。
エロもたっぷりしていて、良かったです。 ただ1回目のHシーンで、想像するに結構無理な体勢で
やってたみたいですよね?手をつく場所もなく後ろからって、すごーくやりにくいはずですから、具体的には
どんな態勢だったのか判りにくかったので、読んでいる時頭に浮かぶシーンは混沌としてしまいました。
全体の雰囲気はすばらしいと思います、是非また何か書いていただけたら嬉しいです。
しばらく、描くまいと思っていたんですが、コレを読んだら、ついつい描きたくなってしまいました。
http://akm.cx/2d/img-box/img20030917041834.gif 星原さんの体がちょっと小さすぎました
反省してます。
191 :
187:03/09/17 08:10 ID:nmTRvO1z
>>190 前戯は後ろから、本番は前からという事で
もう一行割けば良かった。
説明不足なところは仕様です。
消化不良の部分を教えてもらえると、助かります。
とりあえず、「手ごたえの無い愛」のピアノソロバージョンを聴きながら、冒頭の場面を
読みたくなった。
優良スレ 普通 クソスレ
┝━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┥
88彡ミ8。 /)
8ノ/ノ^^ヾ8。( i )))
|(| ∩ ∩|| / / <ココ!
从ゝ__▽_.从 /
/||_、_|| /
/ (___)
\(ミl_,_(
/. _ \
/_ / \ _.〉
/ / / /
(二/ (二)
鈴科流水音はカフェ・レミールで音も立てず、抹茶を啜っていた。
静謐な店内に穏やかなBGM。陰鬱な心を癒してくれる空気に、夢心地だった。
彼が入って来るまでは。
彼が入ってくると、まるで室温が低下したように空気が張りついた。
彼を見た客は一様に口を閉じ、そして何事かと囁き合う。
ウエイターが慌てて奥へ姿を消し、困惑した顔のマネージャーを連れてくる。
二三彼と言葉を交わし、複雑な表情をしながらも、あっさり奥へ引き下がる年配の男性。
もって生まれた血筋なのか、相手を圧倒する存在感は相変わらずだ。
流水音は彼と目を合わさぬよう、慌てて顔を伏せた。
そして、渋い抹茶に口をつけると、深いため息を漏らした。
「ここ座るぞ」
意外な宣言に、流水音は茶碗に口をつけたまま固まった。
そのまま、上目使いに相手を見る。真紅の髪に漆黒のコート。
もちろん唯のコートではない。心霊管理局のエージェントが常用している制服だ。
そんな格好で営業している喫茶店に入ってくるのだから、店としては堪ったものではない。
彼と知らぬ仲の流水音でさえ、あまりの仕打ちだと呆れてしまうのだから。
両手で茶碗を包んだまま、流水音はゆっくりと顔を上げた。舞波聖邪の顔を正面から見上げる。
流水音が無言で答えた事を容認と取ると、舞波聖邪は流水音の向かいにどっかりと腰を下ろした。
「ちょうど良かった。私もそろそろ出ようかと思ってたの」
今思いついた事を口にすると、茶碗の残りを飲み干そうと、口へと持っていく。
「いや、君に用事がある」
茶碗を口につけたまま固まる流水音には構わず、聖邪は言葉を続ける。
「正確には、ここへ入った時君を見つけたので、話したいと思った」
「桐生のこと?」
少しの沈黙の後、流水音は聖邪に尋ねた。
「それもある。ただ、その心配はほとんどしていない。もう終ったことだ」
「じゃあ何?」
流水音は聖邪の意図が読めず、苛立つように言った。
「妹の事だ」
「優希ちゃんの事?」
「ああ……」
先程とはうって変わり、苦悩の表情を見せる聖邪。
あの事件の中ですら、流水音はそんな顔を見てはいない。
「優希ちゃんが、どうしたの?」
流水音は、聖邪の言葉を漏らさず聞こうと、身体を大きく乗り出す。
「いや、優希がどうしたという訳じゃないんだが…元気が無くてな……」
「そんな事?」
拍子抜けした流水音の左肩が、かくんと落ちる。
口をぽかんと開いたまま、挑発するような表情を聖邪に向ける。
「あ…うむ…。妹は今まで悩み事は残らず打ち明けていてくれていたんだが……」
「黙っている時でも、俺が聞けばちゃんと話していくれていたんだ。それが…」
流水音には直ぐに理由が分った。桐生の事だ。
あの馬鹿、優希ちゃんまで傷つけやがって……。
「私が優希ちゃんの相談に乗るわ、お兄さん。心配しないで」
「そうですか!よろしくお願いします。鈴科さん」
『鈴科さんだぁ〜?』聖邪の豹変ぶりに辟易しながらも、彼に親しみを覚える流水音だった。
「で、ここには何の用で来たの?」
「………」
「私を探していた訳じゃ無いようなこと言ってたわよね?」
流水音の質問に、聖邪はしばらく沈黙を守っていたが、おもむろに口を開いた。
「実は、この店で微弱な波動が感知されたという事で、実地調査に来たのだ」
「店の外からは何も感じられないのでガセかとも思ったんだが……」
「中に入って、どうやら本当らしいと判断した」
流水音は聖邪の告白に面食らった。心霊管理局のエージェントとしては、守秘義務に該当する事項ではないのか。
それを、こうもあっさり言ってのけるとは……。
「このことは、くれぐれも他言無用に願いたい」
聖邪の深刻な面持ちに、ようやく流水音は合点がいった。
この男は自分の職務と妹を秤にかけて、妹を選んだのだ。
流水音の機嫌を損ねまい、妹の相談に親身になって欲しい。それが彼にとって一番の優先事項なのだ。
聖邪の真面目な性格は良く知っている。その彼が仕事上の秘密すら妹のために話す。
流水音は聖邪に対するイメージを新たにしなければならないと思った。
『ま、賢いとはいえないけどね。私が優希ちゃんを見捨てるもんですか』
鈴科流水音は、いつもの時間にいつもの道を学校へ向かう。
道の脇に桜の木が、美しく咲き並んでいる。
ぱらぱらと道を歩く生徒達、その間を小走りで抜ける流水音。
親しいクラスメートを見つけては、立ち止まって軽く挨拶を交わす。
走り出しては、見回して目的の一団を探す。
『いた!』
仲良く3人が、横一列に並んで歩いていた。舞波優希を中心に、右に桐生真、左に氷狩吹雪。
朝の楽しげな登校の一幕。流水音は乱れた息を整え、声をかけるタイミングを測る。
その時、桐生が吹雪に顔を近づけて何か言った。それに対し彼女が桐生に笑いかける。
『あの野郎〜。見せつけやがって〜〜』
頭に血が逆流し、眩暈を覚え両足がもつれバランスを崩す。
街路樹に手をつき、必死に心を落ち着かせようとする流水音。
もう一度大きく深呼吸をし、意を決して後ろから一団に近寄る。
「おはよう」
声をかけた流水音に、まず舞波優希が振り返った。次に氷狩吹雪がこちらを向く。
お互いに笑顔で挨拶をすると、最後に桐生が顔だけ後ろに向けて、面倒くさそうに言った。
「なんだ、流水音か」
『あぁ〜?なんだその態度は〜!』
流水音は毒づきそうになる口を押し止めつつ、引き攣りそうになる顔を必死にこらえ、
さらに口元を強引に上げ、笑顔に作り変えようとする。
舞波と氷狩は流水音の怒りを敏感に感じ取るが、桐生と流水音は彼女の不自然さに気が付かない。
「最近、遅いんじゃないのか」
吹雪が流水音に声をかける。流水音は一瞬たじろいだが、すかさず用意していた言い訳を口にする。
「ちょっとね、ピアノの練習」
「そうか。流水音のピアノ、また聴かせてくれ」
「うんっ!」
流水音は氷狩に元気良く答えたが、別の不安が心をかすめる。
今の自分は、かつてほど音楽に熱中できなくなっている。
自分はいつまでたっても満足することはできないのではないか。最近はピアノに触れてすらいない。
「そうだな。流水音には思う存分ピアノを弾いて貰って、成仏してもらわないと」
流水音の心を見透かしたかのように、桐生が笑顔で言った。
「!!!」
桐生を除いた3人が固まり、舞波と氷狩が流水音の顔色を横目で窺う。
そして、意外とさばさばした笑顔に二度驚く。
「そうだね。早く成仏して新しい人生始めなきゃ」
流水音は青空に浮かぶ雲に向かって高らかに言った。
「鈴科先輩……」
鈴科流水音は何もする気が起こらずに、美術室で漫然と時間を過ごしていた。
自分の名を呼ばれても全く反応できず、冷えた煎茶に手を伸ばそうとした。
「ひっく……ぅぅ」
その時耳に入った女の子の泣き声に、流水音ははっと振り向いた。
部室の入り口に、舞波優希が顔をぐしゃぐしゃにして立っていた。
「どうしたの、優希ちゃん!」
流水音は舞波に駆け寄り、彼女を美術室に引き入れると、静かに戸を閉めた。
美術部の活動休みで、放課後部屋にいたのはあてもなく時間を潰していた流水音一人だけだった。
流水音は優希にきれいなハンカチを渡してやり、彼女に涙を拭くよう言うと、
小刻みに震えた肩を支えながら、自分がくつろいでいた椅子まで押していった。
優希の正面に優希の席を作ると、彼女を座らせ自分も腰を下ろした。
「何があったの、優希ちゃん」
流水音は温かい煎茶を入れながら、舞波優希に聞いた。
彼女は初め、何も語ろうとしなかった。
しかし、流水音が入れたお茶を飲み、落ち着き泣き止むにつれ、徐々に語り出した。
同学年の男子に告白された事、好きな人がいるから断った事、
それでもしつこくさ、3日前にはっきりと断った事、
彼が、諦めるから好きな人は誰か教えてくれと言った事。
そして彼に名前を教えた事…。
これだけなら、何も問題の無い出来事だった。
純情な男の子と女の子、その片想いの一類型だ。
しかし、事はそれでは終らなかった。
彼は優希が想いを寄せている上級生に直に会いに行ってしまったのだ。そしてこう言う。
『彼女はあなたの事が好きだと言っている。あなたの気持ちはどうなのか』
『あなたが彼女を好きだとしても、僕はそれ以上に彼女を愛していると断言できる』
『あなたが彼女と一緒になると言うのなら、彼女を幸せにできるのか。』
『その覚悟と自信があるのか聞かせて貰いたい』と。
流水音は堪らず右手を額に当ててうめいた。これでは優希が幸せになる道理が無い。
彼が会いに行った上級生も、その返事も容易に想像がつく。
そしてその想像が正しいからこそ、優希がここにいるのだ。
「桐生先輩が私の所に話があるってやって来て……。それで…」
流水音は優希の言葉を待たず、うつむいた彼女の顔を両手で優しく包んだ。
「優希ちゃん、あの鈍感馬鹿は諦めるしかないよ」
流水音はそう言うと、自分の額と優希の額をこつんと合わせた。
「鈴科先輩……」
「私もあいつの事が好きだったんだ。だけどあいつは、吹雪の事が好きなんだよ」
「とっくに勝負は着いていたのに、自分を誤魔化して逃げていたんだ、私は」
自嘲気味に、今朝痛いほど思い知らされた事を優希に言って聞かせる。
二人の瞳から、大粒の涙が溢れ出した。
「鈴科先輩!」
感極まった舞波優希が鈴科流水音の胸に飛び込む。
流水音も心の欠落を埋めるかのように、舞波を受け入れる。
舞波は鈴科の首にしっかりとしがみ付くと、声を上げて泣き出した。
「優希ちゃん、このままじゃ危ないから……」
流水音はそう言うと、一度舞波と共に立ち上がり、改めて床に腰を下ろす。
しがみ付いて離れない優希。泣き止まない彼女。
流水音は自分の悲しい気持ちを押し殺し、舞波の背中をさすってやった。
しばらくして、奇妙な感覚に流水音は襲われた。
自分の胸が熱くなっている……何故?違和感は決して彼女の気のせいでは無かった。
いつの間にか優希のては背中に回され、自分の背中を擦っているではないか!
「優希ちゃん……」
『どうしたって言うの?』口にまで出かけた言葉を、流水音は飲み込んだ。
ゆっくりと顔を上げた優希が、意を決して告白する。
「鈴科先輩……私、先輩のことが好きなんです」
「えっ!だって優希ちゃんは桐生の事が?」
予想外の言葉に、流水音は自分を見失う。
「もちろん、桐生先輩のことは大好きでした。だけど…桐生先輩は氷狩先輩のことが……」
「あいつがそう言ったの?」
流水音は思わず聞き返した。
「はい……」
流水音は頭を打ちつけられたような衝撃を受けた。
やはり!というよりも、そんな!という気持ちが彼女の中を駆け巡る。
「鈴科先輩……?」
流水音の異変を肌で感じた舞波は、おもむろに顔を上げて彼女の様子を窺う。
「な、何?優希ちゃん」
動揺を悟られまいと、必死に取り繕う流水音。
そんな彼女に舞波がすがるように言葉を繋ぐ。
「だから…、私。勝手な事は分っているんです!でも…鈴科先輩にまで拒絶されたら私……!」
「そんな事は無い!私、優希ちゃんのこと好きよ」
「違うんです!ついさっきまでは私も先輩の『好き』と同じでした」
「でも…先輩に優しくされて。背中を擦ってもらっているうちに……変な気分になってきて」
「もっと先輩に触って欲しくなってしまったんです!」
次々に襲ってくる舞波の悲鳴のような告白に、流水音は感情を処理しきる事ができず、
舞波の背中をさするのも忘れ、目を宙空に泳がせる。
「んっ!」
呆けていた鈴科流水音を現実に引き戻したのは、
舞波優希の柔らかい唇だった。
自分のとは比べ物にならない、まるでマシュマロを押しつけられたかのような感触。
舞波は流水音と口付けを交わしつつ、背中に回していた手を流水音の胸元に持ってくる。
「優希ちゃん?」
「先輩……じっとしていて下さい」
舞波に言われ、彼女の手を押えようとした両手を中途で止める。
舞波は邪魔するものを退けると、両手で悠々と流水音の胸のボタンを外していく。
とうとう流水音の胸元が開かれる。
「きれい……」
舞波が感嘆の言葉を漏らす。
流水音は舞波に促されるまま、両手を下げて上着をするりと後ろに落とす。
下着にスカートという姿にされて、流水音は恥かしさに顔を赤くする。
すかさず舞波が流水音に身体を預け、彼女を押し倒す。
自分の上着の上に組み敷かれた流水音は、気が動転したまま動けなくなった。
舞波が覆い被さり、彼女の唇を奪う。
「んっ……」
流水音は今何が起こっているのか冷静になろうとした。
一体私は何をしているんだろう?4歳も年下の少女に組み敷かれ、
胸元を隠す下着まで剥ぎ取られようとしている。情けなくて泣けてきそうだ。
「あっ…」
流水音の口から思わず言葉が漏れる。
自分の胸を優希に触られて、その柔らかな手に心地良くなってしまう。
舞波はようやく流水音が自分を受け入れているのだと実感すると。
彼女の突起を中心に小さな手で隙間無く愛撫する。
流水音は最初こそ喘ぎ声を上げてしまったものの、その後は迫り来る快感の波に良く耐えていた。
片方で快楽に心を削られながらも、もう片方では理性の砦を築き、戦線の崩壊を阻止しようとする。
しかし舞波の唇が流水音の唇を離れ、双丘の突起に吸い付くと、びくりと身体を痙攣させた。
『自分は犯されている』
鈴科流水音がそうはっきり認識したのは、
舞波優希に舌で乳首を弄られながらスカートを脱がされている時だった。
下半身に一枚つけているだけの姿にされてしまい、
すぐに最後の下着も膝まで脱がされてしまうと、舞波がそこを舐め始めるまで間もなかった。
「優希ちゃん、やめて……」
「先輩…遠慮しないで下さい。私は先輩に気持ち良くなって貰いたいだけです」
「駄目なら、もっと丁寧にやります」
かわいい少女に、大事なところをぺろぺろ舐められて、流水音が全身の力が抜けてしまった。
外といわず、中といわず、ひたすら休まず愛撫され続けた彼女は、身体が熱くなってくるにつれ、
少女への愛おしさが溢れてくるのを感じた。
「優希ちゃん、指を入れて……」
とりあえず自分の高ぶった心を静めなければならない。全てはそれからだ。
流水音はそう判断すると、舞波に懇願するように言った。
「は、はい!」
積極的に自分を受け入れてくれる流水音に上目で感謝の眼差しを向けると、
白く細い指を、恐る恐る流水音の割れ目に差し込む。
「あっ!」
柔らかくて可愛らしい指が入ってくる。
これが桐生の指だったらどうか。それは別の意味で興奮したかもしれない。
しかし、他を圧する快感はどうだ。あの硬い指では不可能だ。
舞波はいつも自分でやるよリ深く、右手の人差し指を流水音に挿入すると、
流水音の突起を左手で軽くつまむ。
「先輩のが立ちました!」
舞波が喜びの声を上げる。羞恥とともに勃起した部分がより一層敏感になり、
舞波の羽毛で撫でられているような優しい指使いに、流水音は意識が朦朧としていく。
「優希ちゃん、中をもっとお願い」
舞波は流水音の意図を察すると、わずかに入れた指を、膣をなぞるように動かす。
「!!!」
敏感な部分を責められ、流水音の大胆さはどんどん増していく。
「かき回して!」
舞波はクリトリスを強くつまむと、流水音に突っ込んでいる指を増やし、様々な方向に動かす。
「あ、あんっ!」
流水音の羞恥心はどこかへ消し飛んで、彼女は快楽だけを貪る。
舞波は指を深く突っ込んで、入り口を更に広げつつ、挿入しては引き抜く運動を繰り返した。
「ああ、あーっ!」
流水音は学校にいることも忘れ、絶叫を上げた。
果てた彼女を見て優希が言った。
「すごくえっちな気分のままだ……どうしよう」
エロパロ的には無駄に長い気がするのは申し訳ないです。
作品に必要というよりは、テンション保つために必要というか…
俺的には作品にも必要と思ってはいるんですが。
SS保管庫管理人様、
『螺旋階段』は作品名です。
作者名はできれば『L季マンセー』とでもお願いします。
パロディというよりブラックジョークになってしまうのは不可抗力です。
萌えが分らなくなってしまったのか俺…ハア。
構想ではここまでで半分くらいですが、あまりのきつさに挫折気味。
きりの良いところでとりあえず終了。
続き希望の場合はマターリ放置して下さい。おそらく書きます。
\ │ /
ノ从ハ从 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─.リ ´∀`§< L季マンセーL季マンセー!
\_@/ \_________
/ │ \
∩ ノ从ハ从 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ノ从ハ \リ ´∀`§< すごくえっちな気分!なんと聞こえのいい言葉か!
レズレズレズ! >.リ´∀`§ X_@X/ \_____________________
________/ X_@X | |
/ /\_」 / /\」
 ̄ / /
久しぶりに来てみたら初期の閑散としてたのとは
うって変わってえらい良スレになりましたね。
絵師様までいらっしゃいますし。
何はともあれ各氏乙です。
>>194-205 今回も読ませていただきました、遅ればせながら、感想など書かせていただきます。
前回はバッドエンドの延長線にあるお話でしたが、今回はメインのヒロイン以外のエンド後のメイン
ヒロインにスポットを当てるとは、切り口の鋭さには驚きです。 このあたりが、単なる1ファンの萌妄想
では無い作品性を感じさせます。
序盤の聖邪の描写はエロパロと言う趣旨とは外れていますが、とてもいい感じでキャラクターが
表現されていて、実は後半のエロ以上に好きなシーンです。
既存のキャラでなくて、このレベルで書ければ、普通に小説として読んでみたいほどです。
今回は、絵は時間的に描いてません、あと文章を読むにつけ、僕の絵では絵が負けちゃっていて
せっかくの雰囲気を壊しちゃいそうです。
保守
同上
幻想会待ち
215 :
206:03/09/27 20:56 ID:HqIO7GqZ
続きを書く時間がありません
ネット環境もなくなると思います
「トライアングルになってねーだろ」というつっこみは勘弁して下さい
もう一人は聖邪の予定でした。ごめんなさい
ときまつ
保守
限定するとデータ落ちしやすくなって、結局さみしい保守書き込みで繋ぐことになるから、
以前上がってた、渡辺(ぽよよんろっく)明夫キャラ全般も抱き込んだ方が、良かったと思ったり。
マイナーなのに排他傾向が強いとすぐ自滅しますし、小麦やぽぽたんからハマった人の中から
L季やMBに興味を持つ人が出れば、活性化にもつながりますし、特に小麦関係は、人が多い
ので強いですから。
虹板ならともかくエロパロ板で
絵師が同じならなんでもアリっていうのはどうかと思う
この閑散とした状態で
メーカーが違うからぜったいナシいうのはどうかと思う
好きにすべし。
渡辺氏の絵しか許容しない人が、渡辺氏の絵ではないトンキンハウス系の作品をイラネ、とか
言い出したりしてな。
トンキソゲームスレだしなぁ。
「Light Fantasy」シリーズ、「サイバーナイト」シリーズ、コンシューマ版の「イース」シリーズも
トンキンのゲームですがね(笑)。
ココにいるほとんどは「Lの季節」以降しかしらないんじゃないかな?
>>222 まぁ、上で挙げたのは考えていないとしても、「姫騎士」や「D→A」なんてイラネ以前に、
描く人が現われるのか? その方が問題。
まぁ渡辺キャラ全て有りしようが、しまいが、その前にデータ落ちか、保守書き込みが続く
ゴーストタウンになる方が早いんでは?
「渡辺氏の絵ではないトンキン作品はイラネ」状態そんな状態になるほど人は来ないと思うが。
>>224 ヲタの知識自慢か?
とりあえず、知っているヤシはそれなりに居るだろう?
その程度のことは。
そーゆー子供じみた情けないことは止めとけ。
>>215 楽しみにしていたのに、やむにやまれぬ事情のようで、非常に残念です。 いつか、また
ネットに戻ってこれたら、続きを書いていただきたいです。
SSには感想にもなっていないような一言レスが多いのに、他のモノを混ぜるか否かの論争には、
丁寧なスレがつくのはちょっと寂しいです。 これでは、SS書いて下さる方々に申し訳ないです。
僕がずっしょの絵を描きたい、とか言ったのが発端のようで、すみませんでした。
迷惑にならない範囲で、自分で判断して、
好きにするよろし。
ふと思いついた小ネタ。エロというかギャグですけど。
下校時。瑞希の言葉に、ひっかかるものを感じた功司。
「あれ? 瑞希の家ってこっちだったっけ?」
「さぁ……覚えてない」
「覚えてないって……」
「思い出して」
「え?」
「功司くんが思い出してくれないと、私、おうちに帰れない」
「ははは、なんか俺が何か思ったらそうなるみたいな言い方だな」
「……」
意味不明な言葉。そして沈黙。この世界の真相を未だ知らない功司にわかるはずも無い。
気まずくなりかけた空気をなんとかしようとおどけてみせる。
「そう言えば、瑞希の下着ってどんなのかな?」
「!!」
歩いていた瑞希が立ち止まり、頬を引きつらせる。それもそうだろう、功司が先の言葉を口にした瞬間、彼女がどんな下着を身につけているかが不確定になってしまったのだ。
パンストを履いているのがせめてもの救いだが、その下に何も履いていないに等しい状況に彼女は置かれてしまったのだ。
「思い出してっ!!」
引きつった表情のまま、だけど頬を染めて功司に詰め寄る瑞希。
「可及的速やかに思い出してっ!!」
>>228 続き
無論彼女が慌てている理由に思い至らない功司は、きょとんとしたままのほほんと答えてしまう。
「ん〜〜、瑞希ってなんか物静かで大人びているから、沙夜みたいな子供っぽい下着じゃないんだろうな……。
ストッキングの色に合わせて黒! それも意外と大胆なTバックとか」
「!!」
かぁ〜〜〜〜っ、と瑞希の顔が紅潮してゆく。次の瞬間、功司は瑞希が持っていた学生鞄によってしたたかに打ちのめされていた。
「功司君のばかぁぁぁ!」
珍しく大声を出す瑞希が、なぜか懐かしく感じられた。泣きながら走り去る彼女のスカートがめくれあがり、黒いパンストの下には、それはもう面積の小さい……瑠羽奈ですら穿くのを拒むようなショーツが一瞬だけ見えた。
「……」
瑞希に叩かれたのとは違う理由の鼻血をあふれさせ、功司は意識を失った。
終
瑞希との下校会話でなぜか連想してしまったもので(^_^;
しかし、自宅近所で最近改築が相次いでいるのですが、家が壊されて更地になっているのが点々とあるのを見ると、MBでの一場面をなんとなく思い出してしまいます。
瑞希たんのえっちな下着か。
相変わらずコーズィーはコーズィーだな。
まあ、渡辺キャラを暫定的に解禁して、
もしそればっかりが集まるようなら独立してスレ立てしたらいいんじゃない?
ここだってスレ無しスレからの独立組なんだし。
>>229 瑞希はパンストだったのか! 腿のかなり上まであるくらいの左右バラバラのストッキングだと
思ってたのに! 最近はガーターベルト無しでも特殊な樹脂の滑り止めが付いていて、
左右バラバラでもズリ落ちてこないストッキングもあるのです。(余談)
黒のパンストに、黒のTバックだお尻側からチラッと見るとやはり履いていないように見えるんじゃ?
233 :
228:03/10/06 23:09 ID:8ePh1po7
>>232 まぁパンストだというのは勝手な想像ですけどね(^_^;
あの制服が現実界での制服だとして、セパレートではなくてパンストだったという
ことに対する功司の潜在的な不満が、沙夜らの着用している制服のオーバーニー
ソックスという形になった、というのはうがち過ぎでしょうか(笑)
保守。
保守ぅぅー
236 :
名無しさん@ピンキー:03/10/13 12:52 ID:y71/ZOZI
ネタ探しに再プレイしようと思ったんだが・・・
セーブしたメモリーカードどこいったーーーーーーっ!!
トソキソハラスのゲームって『黒ノ十三』しかやったことないよう…
『黒ノ十三』ってやったこと無いんですが、どうでしたか? 解説だと怪奇小説の短編集
見たいなモノらしいですが、ゲーム性は期待できないとの評価を読んだことがあったの
ですが、お話その物は怖かったですか? 朗読付きとか、何でしょうか?
保守
>>237 黒ノ十三…初めて聞きます。概要とか教えてください〜
hosyu
保守
保守
「……そういや瑞希、ここってエロパロスレじゃなかったっけ?」
「知らない」
「知らないって……」
「思い出して」
「え?」
「皆が妄想を思い出さないと、私、濡れ場に出られない」
スマソ
D→A:BLACKが12月25日に発売延期だってよ……(´・ω・`)
D→Aはキャラ原画のショボイというか吹けば飛ぶような印象の軽さに自分には魅力が感じられない。
もっと突っ込んで言えば下手だナーって最初見た時に思った。
実際ゲームしてみてどう変わるか分からんけどちゃんと妄想できるだろうかあの絵で・・・・・・(´・ω・`)
姫騎士物語に比べれば全然OKだと思うがw
保守
保守
保守age
捕手
もしエリスが、リリスみたいに人間のサイズになることがあったら、やはり大人びた
美女になるのだろうか?
それとも、エリスの風貌そのままで羽根を取っただけの感じの少女の姿になるのだろ
うか?
(個人的には後者が好みだったりするけど)
エリスの本当の歳は(もがむふっ
エリスサマハ コウコウイチネンセイデスヨ。
ホシュデスヨ
しかし・・・随分と長く愛着を持ってるな我ながら。
電源プレイステーションの紹介で見てからはや4年になる訳だな。
・・・ろっく氏がフリーじゃなくなったのがマジ悔やまれる。
D→Aもそれがネックになってるなあ個人的に。
「D→A:BLACK」1stプレイはリンENDでした。
一押しが彼女だったので嬉しかったり。
いまのところまだ妄想は沸いてきていませんが(^_^;
新年保守
ヒイロタンノマクラモトニえっちナホンヲオイテキマスタ....
>>260 ヨワヨワ状態の愛タンの、服だけ透けたりしたらうれしかったり。
262 :
名無しさん@ピンキー:04/01/06 10:02 ID:kEidyOXa
村上水軍絵もいいと漏れは思う
歩酒
発売前はユリエル萌えだったのに
ボリュームの少なさで萌え度が激減した俺は負け組み…_| ̄|○
このスレ的には
ユリエル:単独パトロール中にクリープを発見、戦闘するも返り討ちにあって(略)
夏希:格ゲー好きな彼女に対して主人公がベッドの中で格闘を挑(略)
ひいろ:(略)
恵都:部屋に遊びに行ったら酔っ払った恵都先生に逆レ(略)
リン:お約束のように朝のご奉(略)
愛:記憶を取り戻せない主人公に「体は覚えているだろう」といって(略)
が正しいのだろうか。
>>267 愛について、「身体は覚えているだろう」の前に、多少コミカルになってしまうけど
公園のベンチで座ったままの二人。さすがに気まずくなったのか、主人公が口を開く。
「あの時は驚いたよ。でも、身体が透けて中身が見えたりしなくてよかった」
「……ふん」
「先に服だけが透けて見えた時は違う意味で驚いたけど。やっぱり、アンダーも金髪なんだ、って」
「な、何を今更っ!?」
「それに、左側の乳首だっけ? 槍の形をしたピアスを通してるなんて凄いなぁって」
「元はと言えばお前が……!」
なんてのもありかも。
ほしゅ
じゃあ俺も
271 :
ケイ:04/01/29 09:32 ID:FN6MAbWF
初めまして。最近久々にL季をしたので妄想が加速してます・・・。
しかしSS投稿するにしても誰のSSにするべきか・・・。
というか現在このスレ住人いるのか?
ネタが無いだけで、人は居るのだ。
うん
さやかタン(;´Д`)ハァハァ
トンキンの同人やってた所って、けもこも屋と自爆メカしか知らんのですが。
278 :
278:04/02/03 05:28 ID:qYh0oCBA
弓倉亜希子、と署名だけがなされた原稿用紙が、その白さのために吐き出された溜息で撓む。
自分の密かな夢である童話作家、それに向けて少しでも歩を進めようと思い立ったものの、1時間が経過してもこの有様だった。
いつも天羽に尻を叩かれている上岡の苦労の一片が理解できた気になる。
窓の外の曇天は、自分の心象風景とピタリと重なり、ささやかな気分転換、あるいは現実逃避すら許さない。
原稿用紙を引き出しにしまい、頬杖をついて悶々とする亜希子の放つ重い空気が、無遠慮な音を立てて開くドアによって掻き乱される。
「さやか、ノックくらいちゃんとしなさいって言ってるでしょう?」
言いつつ、椅子を回転させて背後のドア側を向く。
姉妹二人暮しであるので、訪れる者が誰であるかは目で確認する前に判る。
「……お姉ちゃん、何か嫌な事でもあったでしょ?」
亜希子の顔を見るなり、鋭い所を突いてくる。咎めた事をさりげなくスルーされて口篭もる亜希子に対し、
「そんなお姉ちゃんにさやかからの心ばかりのプレゼント」
とたたみかけ、一枚のFAXを手渡す。最早何も言う気になれない亜希子は素直にそれを受け取った。
279 :
278:04/02/03 05:29 ID:qYh0oCBA
「吹奏楽部、演奏会のお知らせ?これがどうしてプレゼントなの?」
察しの悪い姉の姿にさやかは焦れる。
「一泊することになるから、まる一日お姉ちゃんしかこの家に居ない事になるんだけど」
ここまで言われてようやくさやかの意図を理解したのか、手元の紙片に目を向けたまま硬直する亜希子。
上岡と付き合っているのは(いつの間にか)周知の事実、だから別に今更照れる必要は無い、東由利や井之上の様に平然としていればいい。
暗示めいたそれを心の中で繰り返し、ゆっくりと顔を起こす。自覚を伴わない間が約20秒。
「うん。わかった。公欠届とか、早めに出しておきなさいね」
動揺は声色に反映されず、自分のそんな振る舞いに多少の満足感を覚える亜希子。
「ごめんねえ、お姉ちゃん」
下卑た笑みを作り、ドアノブに手を掛ける。姉の唇が薄く開くのを横目で見るが、そこから言葉は何も発せられなかった。
ドアから出る寸前に、背を向けたまま言う。
「普段はさやかが居るから気を遣ってるみたいだもんね」
徐々にからかい甲斐を失いつつある姉に一抹の寂しさを感じつつ、
「声とか」
ドアを閉じた。
直後に『さやかっ!』ドア越しにもはっきりと聞こえたその声に安堵し、ほくそ笑む。
280 :
278:04/02/03 05:29 ID:qYh0oCBA
出発当日の放課後……最後まで(ここ、校舎前で別れる寸前まで)続いた妹からの攻撃がようやく止む。
上岡と弓倉の顔色には僅かながら疲労の色が見られた。無論、原稿書きの所為などではない。
開放感と共にたった一日の事なのに寂しさを感じている自分を、ここにきて初めて実感する二人。
肉親にはよく甘えるさやかではあるが、上岡に対してもその傾向が顕著に表われている。
共に行動する事も増えたこの頃は第三者から見れば『男子生徒と姉妹』というより『三人兄妹』なる風情だった。
なんとなく、言葉少なに下校する二人。この空気を紛らわそうと明るい話題を探していた弓倉は、とある事に思い当たり口を開く。
「上岡君、ちょっとレンタルビデオ屋さんに寄って行きたいんだけど」
「構わないけど……?珍しいね亜希子さんがビデオ、って」
「うん。ロシアの有名なパペットアニメで……知らない?」
「知らないよ」
道すがら、弓倉の高い書き込み速度及び大容量を(主に東由利が)誇る脳からすらすらと詳細なデータが出力される。
「〜で、動きもいいんだけど、お話はもっといいの。どうやったらあんな素敵なお話が思い浮かぶんだろう……私なんか全然」
実際にビデオを手にしてより一層熱っぽく、一方的に喋っていた弓倉が急に口を噤む。
281 :
278:04/02/03 05:31 ID:qYh0oCBA
「……全然、って?」
弓倉としては極めて珍しいその様子を楽しんでいた上岡は先を促す。
「あ……あのね、実は私、お話を書こうと思って……そ、それなのに、全然お話がまとまらないの。
でもあの、別にコンクールに出すとか、そういう訳じゃないんだけど。ただ『書こう』って思って」
饒舌さを失った弓倉が、頬を染めて上岡からその目を逸らす。彼女の夢についてはそれとなく聞いていた上岡は、
「そういう作品と僕の記事とじゃあちょっと勝手が違うかもしれないけど……自分なりに期日を決めて書くとか、
いっそどこかの出版社のコンクールを探してみるとか、そういった目標みたいなものが必要なんじゃないかな」
「え!?で、でも私、素人だしコンクールなんて」
「いや、そこじゃなくて。締め切りが必要なんじゃないかって事。僕はそうなんだけど、いつまで、ってはっきり言われていない
原稿って、なかなか進まないんだ」
「……」
弓倉の表情にいつの間にか、どこか深刻な色が覗き始めていた。
「レンタルビデオだって、無期限の貸し出しだったら観賞は後まわしにするかも知れないでしょ?
いつでも観られる、なら明日でもいいかな、って」
「……あ、なんか、わかる気がする」
冗談めかした上岡の口調に、弓倉の表情が解れる。
ヘタな事を言うと弓倉の涙腺は容易に緩んでしまうため、内心恐々としつつ上岡が選んだ言葉が功を奏する。
「書き上げたら読ませてね」
「えっ、い、嫌。恥ずかしいから」
……夕闇の中、二人の押し問答が弓倉宅まで続く。
282 :
278:04/02/03 05:32 ID:qYh0oCBA
ブラウン管の向こうでは、毛糸で出来た人形が劇を演じている。
弓倉よりもやや低い関心をもって観賞にあたる上岡は、ソファーの隣に腰をかけている弓倉の肩に回した腕で彼女の髪を一房つまみ、
その束ねた毛先をもてあそんでいる。
「好き?」
今や癖となったその行為に対して弓倉が短く問う。幾度も繰り返される事によって簡略化されたそれに対し、上岡はいつものように微笑で答えた。
ショートもいいかも、等と言ったことはあるが、指で梳くとその滑らかな感触がいかにも惜しく感じられる。
その表情を確認したかっただけなのか、再びテレビ画面に目を戻す弓倉。
位置的に弓倉の表情を完全には捉えきれない上岡。髪に飽きたという訳ではないのだが、弓倉の頬にその手を移す。
クセをつけてしまった髪に少しばかりの罪悪感を覚えつつ、指先に伝わってくる頬の動きに意識を集中する。
元々集中力が高い弓倉は特にそれを気にするでもなく映画に没入している。
調子に乗って、(おそらく)笑みの形に持ち上がった頬を浅く摘まむと、弓倉はその指に目をやり、上岡に疑問符を表情によって投げかける。
ちらちらとテレビの画面にも目を向ける弓倉の様子にこれ以上は気が引け、以降はただ頬に触れているだけとなる。
指先には柔らかな感触と体温。その上映画の内容が内容である。上岡が睡魔に屈するのは時間の問題と言えた。
283 :
278:04/02/03 05:33 ID:qYh0oCBA
頬の圧迫感に、覚醒を促される。慣れ親しんだ香り。すっかり暗くなった窓の外。流れるエンドロール。
弓倉の肩にもたれかかっているという事に気づくまでに、若干の時を要した。
「おはよ」
既視感。いや、実際に図書館で同じ言葉で寝起きを迎えられた事がある。
その時はこんなに心地の良い目覚めではなかったな、と思いつつ少しぼやけた視界で弓倉を見返す。
「終わっちゃったよ?」
自分の肩の上で力なく唸り、なおもその場を占拠し続ける上岡の様子が可笑しかったのか、弓倉の声は弾んでいる。
「……ごめん、ど、どうだった?」
天羽との会話の影響か、不用意に発してしまった余りにも漠然とした問いに対し、反射的に身構えている事に気付く上岡。
当然、ここでは鋭い突っ込みが入るような事は無く、素直な感想が返ってくる。
「すっごく可愛かったよ。特にあの、女の子と手袋の子犬のお話が」
映画の場面を反芻しているのか、慈しむような表情を浮かべる弓倉。それを眺めているだけで胸を満たす感情は、
一時期天羽に対して抱いていたそれとは一線を画すものであり、
「亜希子さんが、好きだ」
口から出さないと涙の一粒も零れてしまいそうになる。上岡は、こういった時に陳腐な言い回ししか出来ない自分を呪った。
そんな事情など知る由も無い弓倉は、何の脈絡も無い上岡の言葉に苦笑し、微かに頬を染める。
開きかけた弓倉の唇に重なる上岡の指。表面をゆるゆるとなぞる指先に、吐息が生々しく絡んだ。
284 :
278:04/02/03 05:35 ID:qYh0oCBA
「……ベッド行こう」
同意を待たず、肩と膝の裏に回した腕で弓倉を抱え上げる。
上岡は意外と高い膂力を持ち、その腕の中で目を丸くする弓倉は驚く程に軽い。
「前にもこうやって運んだの、覚えてる?」
弓倉の自室へとつながる廊下の冷えた感触。そこを歩むと、やけに大きく感じられる足音を誤魔化すように上岡が問う。
忘れもしない、いや、正確には弓倉自身はその時気を失っていたので後になって嫌気が差す程聞かされた話である。
「あの後、さやかにまで伝わっちゃってて大変だったんだから。あの子ったら今でもたまに言うんだよ」
クスクスと笑う弓倉の身体の振動が上岡に伝わる。
「なんであの時は教室に直行しちゃったんだろう。明らかに拙かったな……ごめん」
愚痴めいてはいるが、楽しげな両者の声色。あの後保健室で更にえらい事になったのだが、二人ともあえて触れようとしない。
閉じられたドアのノブを前に当惑する上岡を見て、弓倉はなお笑う。
285 :
278:04/02/03 05:36 ID:qYh0oCBA
ベッドに横たわらされる弓倉の顔と上岡の顔が、必然的に間近なものとなる。
啄むようなキスを繰り返し、一旦離れようとした上岡を引き止める弓倉。
「あ、あのね、…ぁ…上岡君……っ!」
胸元に滑り込み、蠢く上岡の手に発言を阻害されつつ言葉を続ける。
「いつも上岡君が、私に、しっ、してるよね?だから、その、私が……いいかな」
目を逸らし、ゴニョゴニョと言葉を濁す弓倉。言わんとする事を解した上岡の手の動きは止まり、その喉は鳴る。
そして、解したからこそ湧き出た、こちらを啄む唇を、とくとくと脈打つ胸をこのまま貪ってしまいたいという衝動をどうにか抑え、
「亜希子さん、意外とすごい事言うよね」
と言った。ぼっ、と効果音が聞こえる程一気に弓倉の頬が染まる。
ぎしり、と両者の動きにベッドが軋んだ。
286 :
278:04/02/03 05:36 ID:qYh0oCBA
数枚の布を隔て、寄り添う弓倉の体温が、その身体の柔らかさと共にじわりと上岡に伝わる。
ぎこちない手つきで外されたシャツのボタン、その隙間から進入するやや冷えた指先。
隆々とはいかないがそれなりの厚さがある胸板を撫で、包装紙でも開けるかのように丁寧に上体を露にする。
その手つきによって喚起された苦笑を、気取られぬようにかみ殺す上岡。
弓倉はそれに気づかず、上岡と浅く唇を重ね、そのまま喉へ、胸へと滑らせてゆく。
唾液を肌に塗される度にその部分からじわりと侵食されるような錯覚が生ずる。
はだけられた弓倉の胸元から時折のぞくふくらみは、上岡の目を捕えて放さない。
堪えきれず漏れる上岡の声が、弓倉の腿の奥にあるむず痒さを徐々に熱へと変え始める。
ズボンを押し上げる上岡の欲望に気付いたのか、鎖骨を這っていた弓倉の指が、上岡のベルトの金具を外す。
287 :
278:04/02/03 05:38 ID:qYh0oCBA
露出させた茎の部分を両手で包み込み、やんわりと揉みしだく。
「や、やっぱり、ちょっと、照れちゃうよねぇ……」
言葉通りの照れ笑いを浮かべる弓倉。同意を求められても上岡には答えようが無く、曖昧な笑みを返す。
複数回身体を重ねた今でも割と初な反応を見せる弓倉ではあるが、
こうして心情を吐露する事が出来るようになった分、以前よりも性質が悪くなっていた。
先端を唇で包み込み、円周に沿って舌を這わせる弓倉。
加減がわからないのか、それは腫れ物のように扱われる。もっと強い刺激が欲しくなくは無いのだが、
「ん……ぅ……はぁ…」
少し不器用でただただ優しい愛撫がいかにも彼女らしく、刺激が弱い故にその様を楽しむ余裕を保つ事が出来る。
唾液と先走りの混じったものが弓倉の指、唇で粘性の高い音を奏で始めた。
茎に絡んだそれを舐め取るかのように、弓倉がそれを口内のより深いところまで受け入れると、それに伴って弓倉の毛先が上岡の肌をくすぐる。
ぎこちなく上下する頭を撫でるようにして、その髪を梳く上岡。
異物を飲み込んだままで形づくられた弓倉の笑みが、上岡の余裕をごっそりと削り取る。
する、される、の歴然とした違いに翻弄される上岡の様子が、弓倉の下腹部の疼きをより大きいものにする。
「亜希子さん、もう、いいから……っちょっ、ぁ!」
上岡の気遣いは、離れようとしない弓倉の前で無駄になった。
彼女の口の中にむせ返るような白濁が溢れ、涙腺がじわりと刺激される。
「ん…っ、え゛ふっ」
痙攣する口内のそれに喉奥を小突かれ、苦しげに咳き込む。
唇が離れる時、硬さのほとんど失われていないそれが張力を得て軽くはね、散った体液が弓倉の頬を汚した。
288 :
278:04/02/03 05:38 ID:qYh0oCBA
眉を寄せ、目元を拭う弓倉はその液体をどうにか飲み下す。
浅く、ゆっくりと息をする上岡は、お互いの体液で濡れ光る弓倉の喉が上下する様に目を奪われている。
「……気持ち、良かった?」
溜息と共に、どうにかそれだけの言葉を吐き出す弓倉。つう、と粘液の糸が唇の端から落ちる。
……足るを知らない衝動に突き動かされた腕が弓倉の肩に伸びた。
「だ、駄目っ……きょ、今日は私がするの」
その腕に対しては余りに薄弱な力で抗い、上岡の目を正面から見据える。
今までに無いほど真剣な視線に毒気を抜かれ呆ける上岡をよそに、スカートに手を掛ける弓倉。
「わ、わたしが、上になるから上岡君はじっとしてて」
言って、自らの下半身を覆う布を取り去る。ショーツを透けさせている液体は、弓倉の内腿にも伝っている。
289 :
278:04/02/03 05:39 ID:qYh0oCBA
胸を軽く突かれ、仰向けになる上岡。弓倉は先刻の言葉通りにその上に跨った。
充分過ぎる程に蕩けた入り口に、先程吐き出したばかりで残滓の滲む先端が添えられる。
「んぁ……ぅ……か、かみおかくん……」
呟いてそろそろと腰を下ろす。いつもとは違った刺激に身を震わせながら、弓倉の秘裂が上岡の根元にまで達する。
彼女の意思を尊重し、上岡はじっとして動かない。ただ、
「ふ……ぁ!……なんか……」
弓倉の中のそれの軽い痙攣だけは意のままにならず、派手な反応が弓倉から返ってくる。
それから逃れるように、腰を上げてぬらぬらと体液に塗れたそれを露出させ、
「はぁ……」
刺激に備えて唇を噛み、
「ん……ふっ…っ……!」
がくがくと二三回に分けて下ろす。上岡は何事か呟いたが、彼に(自分に)合うリズムを模索する弓倉は、
自分の動きをひどく浅ましく感じ、上岡の様子など窺えはしなかった。
二人の境界からの水音、汗ばんだ肌同士が張り付いては剥がれる音が部屋に満ちる。
そうして弓倉が何度も何度も自らの動き、自らの意思で内壁を擦り、奥を小突いていると、
「……ぅっく…い、やっぁ……っ!」
結果的に、行為とそれによる刺激に集中する事になっていた事もあって容易く登りつめてしまう。
腰を持ち上げていた脚の力がかくんと抜け、突いた膝がベッドを大きく揺らす。
「ひっ!?」
奥に激しく打ち当り、達したばかりの弓倉に追い討ちがかけられた。
290 :
278:04/02/03 05:40 ID:qYh0oCBA
今だ体内に突き立てられたままのそれの硬さ。それだけが鮮明な、靄のかかった弓倉の意識。
「はぁ…あは、は……ごめんね……さ、さきにいっちゃ…た……」
舌足らずな言葉。弛緩しきった苦笑。ひくひくと断続的に締めつける体内。上岡の胸の奥に、深く重く、低い音が響く。
「……どうして」
謝るの、と聞くところまで上岡は理性を保てず、上体を起こして弓倉を正面から強く抱きしめる。
先端が弓倉の深いところを捉えているのを自覚しつつ、自分の腰を押し付けるようにして脱力した弓倉の身体をゆさゆさと前後に揺する。
「あっ……ぁぅ……っ」
上下の動きの時には無かった派手な水音が立ち、影を潜めていた弓倉の羞恥心が煽られる。
だらりと力なく垂れていた腕で、どうにか上岡の背中に縋った。
「はぁぁ……はあぁぁ……」
連続的に訪れる波に、弓倉の声が蕩ける。その発生源を塞ごうとする上岡の唇から、顔を逸らして逃れる。
「っく、口で、したばっかり……ぃ……だから」
「いい」
短く言って、半開きの弓倉の唇を奪う上岡。唾液の味に混ざっている(気がする)ものを、激しく舌を絡める事で意識の外へと弾く。
突き上げる度に吐き出される弓倉の喘ぎを口で直に捕え、生暖かい呼気を肺腑に満たしてゆく。
そうして体の内外で弓倉を貪っていると、内壁の締め付けと共に、彼女の指が肩に食い込むのが感じられる。
291 :
278:04/02/03 05:41 ID:qYh0oCBA
「っぷ…ぁ…かみ、かみおか……くんっ」
「……また?」
彼女の唇を解放して問う。こくこくと頷いて答える姿に、その余裕の無さが窺える。
「もう少し我慢して……一緒に気持ち良く、なろう?」
「……頑張る」
どこか幼気な物言いをし、弓倉は上岡の首筋に頬を寄せた。ピッチを早める上岡のうなじを、弓倉の吐息がくすぐる。
「っ!ぅ……っ、っ!」
必死でなにかをこらえる表情が、初めての時の弓倉の様子を上岡に思い起こさせる。
以前とは全く異なる感覚で満たし、結局、以前と同様に責め苛んでいた。
「上岡君……わっ、わたし、もう駄目ぇ……」
そこまで言って、弓倉は再度訪れた絶頂の予感に唇をかたく結ぶ。同時に、上岡のそれが強く絞られた。
「亜希子……さん……」
名を呼ぶ上岡から吐き出された体液の熱さが、ぼやけ始めた感覚の中で鮮烈に感じられる。
「っ、うぁ……っ、ぁ……」
一拍おいて訪れた心地良い弛緩に弓倉の意識は溶かされ、そのまま緞帳を降ろすように上岡の荒い息が遠ざかる。
292 :
278:04/02/03 05:43 ID:qYh0oCBA
後日、帰宅したさやかに連れられて商店街を歩く二人。
遠征直後にしてはかなり高いテンションであちこちを見て回る。原稿用紙を物色する上岡と亜希子の目の端に捉えられる、
小箱を手に、ひらひらと無邪気に駆け寄ってくる白い制服。同質の感情が二人の心を満たす。
これからも、さやかは欠かせないピースの一つでありつづけるのだろう。
「上岡さん、ゴム要ります?」
多分。
293 :
278:04/02/03 05:44 ID:qYh0oCBA
おわり
>>278-292 乙!
健気な亜紀子さんがよいです。
ああいうタイプの子のHって、激しくなくても萌えるw
最後のさやかの一言も(笑)
たしかに、あの子が引っ張らないとダメかもねぇ(^_^;
職人様キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
ヒサビサノマツリダ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
ヨイネ、元々亜希子さんを好きなだけに激しく萌えまつた。
さやかもいい味出していて本当によかったです。
職人gjなところ悪いがお前ら、トンキンゲーで一番エロいことしそうなのは誰だと思いますか?
モレは沙夜たんだと思うがどうか。KZの逃げ込んだ脳内ワールドの願望そのものだし。
照れつつ色々させてくれそうだ
>>299 確かに沙夜はなんか絶対服従してくれそう(汗)
というか、主人公の創り上げた理想的な幼なじみということであれば……(略)
優希あたりも、もじもじと恥じらう様は素でエロいかと思う所存。
そっちの理想じゃないぞ。
多分、コーズィーのことを本当に考えて、ちゃんと叱ってくれる。
献身さではかりんも負けないぞ。
沙夜や、かりんはエロい事をしそうなキャラではなく、エロい事をやらされそうなキャラだと思います。
こちらから言わずとも、何か色々やっちゃいそうなのは、星原さんや瑞希かなー。
漏れの百合たんは、漏れにだけはえっちでつよ。
降臨期待保守
サキュバスなのにエッチなことをしてくれない・させてくれない瑠羽奈はどうなんだろ
保守ペターン
おいお前、保守だゾ! とエリス様も申しております。
271ですがかな〜り短い駄文をあげときます(保守のため)。
一応天羽SSです。一応さわりだけ載せときます。ちなみに普通に会社員なので続きは時間かかりますが・・・。
「あの、上岡さん・・・」
放課後僕が帰ろうと校門を出ると後ろから声をかけられた。
振り向いてみるとそこにはさやかちゃんがいた。
いつもの元気さは無くとても真剣な表情をしていた。
「さやかちゃん、一体どうしたの?」
何の気なしに言った言葉に対する返答は僕を戸惑わせるものだった。
「・・・天羽さんと付き合ってるって本当ですか」
寒い外気が体温を奪っていく。
空気がひやりと冷たくて、制服の袖の中に指先を隠す。
唯芽に付き合わされて学校帰り寄ったアーケードを出たときには、
もうすっかりと日も落ちていた。
空を見上げると薄暗い雲が広がり、ふわりと降りてくる雪。
頭に積もった雪を手で払うと、唯芽のはしゃぎ声が頭の中でエコーした。
あの時は雪ではしゃぐ唯芽が子供に思えたけど、
本当は俺だって内心嬉しい。
ドタバタした一日に疲れた足も少しだけ軽くなる。
切れかかった街路灯の交差点を曲がると、
暖かな明かりのついた自分の家が見えた。
寒さに耐え切れず、滑らないように注意して走り出す。
わずかな距離だったけれど、あっという間に息があがって、
目の前が息で真っ白になった。
荒れた息を玄関前で落ち着かせると、カバンの中から家のカギを取り出し、
かじかんだ指先で鍵穴に差し込む。
「ただいまー…って何だ、これ」
家の中に入った途端、鼻をつくひどくこげ臭い匂い。
俺は閉めようとしたドアを、とっさにもう一度開いてしまった。
「あれ? ご主人様……何やってるのですか」
ダイニングからぱたぱたと走ってきたリ・サが
不思議そうな顔で俺のことを見つめていた。
洗面所にまでは、こげた匂いは漂ってこなかった。
リ・サが家に来てからもう数ヶ月。
リ・サの作る食事にもとっくに慣れたし、
最近は俺が作るより美味しいものを作ってくれることだってある。
それにしても、今日はひど過ぎる。
手を洗いながら、ぼーっとそんなことを考えていた。
匂いはひどくても味はいいかもしれない。
そんな望みを持ちつつ、俺はダイニングへと向かう。
「ずっと、ご主人様が帰ってくるの待ってたのです」
ダイニングに入ると暖かい空気と元気な声が俺を迎えてくれた。
にこにこと笑ったままのリ・サがイスから立ち上がってキッチンへと向かう。
このこげ臭い匂いがキッチンから漂ってくるのは間違いない。
俺はイスに座り、リ・サがキッチンから戻ってくるのを待った。
「今日は寒かったからシチューを作ったのです」
満面の笑みでリ・サが持ってきた物は、真っ黒にこげ付いた鍋だった。
その鍋が家にある鍋の中でも小さいほうだったことにひとまず安心して、
ほっと胸をなでおろす。
でんとテーブルの上に置かれた鍋。
その中で真っ黒な液体がどろりとよどんでいるのが目に入った。
リ・サがぐるりと中をかき混ぜると、焼けこげた匂いがいっそう強くなる。
「ご主人様の為に一生懸命作ったのです」
頬を赤くしたリ・サが、おたまでそれを皿によそってくれた。
皿に分けられた真っ黒なシチューが目の前に置かれる。
「あはは…いただきます」
「どうぞ、召し上がりませっ、ご主人様」
にかっと笑うリ・サの勢いに押されスプーンをシチューに突っ込むと、
その中から真っ黒なカタマリが姿を現す。
恐る恐る口の中に入れると、炭の味が口の中に広がった。
ジャガイモだったのかもしれないな、そう思いながら水で流し込む。
「そういえば、リ・サは食べないの」
「今日は、ご主人様のためにがんばって作ったから。
だから、リ・サはご主人様が食べてるの見るのでいいのです」
皿の中をかき回すスプーンをとめ、もう一口、口へと運ぶ。
やっぱり炭の味しかしない。
俺はひとまず食べれそうなところはないか、スプーンで中を探ってみる。
ふとリ・サの顔色をうかがうと、さっきまでの笑顔が消え
少しだけ怒ったような顔が見えた。
俺の食が進んでないんで機嫌が悪くなったのかもしれない。
リ・サがイスからぱっと立ち上がる。
怒られるな。
俺はそう思ってとっさに身構える。
「ご主人様、調子悪いのですか? 風邪? 風邪ですか」
予想に反して、大きな瞳が心配そうに俺を見つめている。
「いや、風邪なんて引いてないよ、俺なんか調子悪そう?」
「だって、さっきから全然食べてないです……」
リ・サの視線が目の前の皿へとそそがれる。
困ったような顔でほおを膨らませたリ・サが、
鍋の中のシチューをおたまでかき回した。
そんなことないよ、とばかりに俺は目の前のシチューにぱくついてみる。
俺も出来る限り食べるよう努力しているんだけれど、
こげた味に耐え切れずにむせ返ってしまう。
「ご主人様……ムリしてるのですか」
リ・サがぼそりと言った。
今度こそ殴られるかも。
覚悟を決めて歯を食いしばる。
しかしリ・サは指先で鍋の中をかき混ぜると、
その指をぺろりと舐めただけだった。
「むぅ…ちょっとだけこげちゃったかと思ったけど」
「あ、いや、きっとそれなりに美味しいよ、絶対」
ヤバイと思った俺は、とっさにフォローを試みた。
リ・サの大きな瞳が潤み始める。
「ごめんなさい……ちょっとひどすぎたですね」
へこみきったリ・サを見て、俺は何も声をかけられないまま座っていた。
「……リ・サはもう寝るのです」
リ・サはうつむいたままバタバタとダイニングを立ち去ると、
二回へとかけ上がっていった。
俺はこげ付いた鍋をの中身をもう一度見る。
「一生懸命作ってくれたんだろうな……これ」
鍋の中身をおたまでかき混ぜてみると、
ぷくりと大きなあわが浮かんではじけた。
真っ暗な自分の部屋の中に入ると、小さい息づかいが聞こえる。
リ・サはいつもみたいにベッドの下で横になってるんだろう。
俺は電気をつけず、暗闇の中ベッドの上に座った。
窓の外はまだ雪が降っているらしく、窓枠に少し雪が積もっている。
「リ・サ、ありがとうな。一生懸命作ってくれて」
ベッドに座ったまま、ベッドの下へ向かって話しかける。
静かな時間がゆっくりと過ぎていく。
まるで降る雪の音が聞こえるように思えた。
ベッドの下の隙間からは、
返事の代わりに規則正しい吐息だけが返ってくる。
「少しずつだけど、リ・サのやり方でうまくなれば良いんだと思う」
寝ちゃったのかもしれないな、そう思いながらも、俺は言葉を続けた。
「俺はいるから。ずっと」
俺の声だけがせまい部屋にとける。
微妙に恥ずかしいことに気付いて、そのまま布団にもぐりこんだ。
ぎしりとベッドが大きくきしんだ。
「ご主人様……?」
横になった俺の背中に、カサカサという音と不安げな小さな声が伝わる。
「もしかして起こしちゃったかな、ゴメン」
「んん、気にしないで欲しいのです」
俺はゆっくりとベッドから降り、ベッドの下に手を差し伸べた。
手を握る細い指先の感触。
小さな手はひんやりと冷たかった。
それが俺の手をしっかりと掴んだことを確認すると、
ベッドの下からリ・サの身体をずるずると引っ張りだす。
「寒いからさ、久しぶりに一緒に寝ようか」
ウソ、本当はリ・サのことが愛しくて、全てを求めたかった。
可愛らしい頭が照れたようにこくりと頷くのを見ると、
俺はリ・サの小さな身体にやさしく手を回す。
ふわふわした短い髪から、少しだけ焼けこげたにおいがした。
「あはっ、ご主人様…せっかちなのです」
俺はベッドの上に倒れこむと、ゆっくりと抱きしめる。
腕の中の小さい身体は驚くほど冷たい。
一応毛布を何枚か敷いてあるが、それでもベッドの下は寒いんだろう。
「寒い日は、布団の中で寝ていいんだぞ。何なら毎日でも」
「それは……ご主人様がエッチなことしないんだったら」
リ・サがニヤニヤしながら顔を上げる。
心を見透かされたようで、俺は軽く苦笑した。
「それは…仕方ないよ。好きなんだから」
ベッドに二人寝転がったまま、俺はリ・サの身体を離さないよう、
腕にぎゅっと力を込める。
そのまま右手をエプロンドレスのスカートの中へとのばす。
その手に触れるぴょこっと飛び出したしっぽ。
「リ・サは、ここが好きなんだよな」
長く伸びたふさふさのしっぽを、付け根から先までやさしく撫でてみる。
手から逃げるようにくねくねと動くしっぽを
ゆっくりと手のひらでさすり続けた。
「ひゃっ、ご主人様、そんなのダメなのです」
俺は胸元から聞こえる抗議の声を無視して、
ぱたぱたと動く大きなしっぽに指をはわせる。
毛並みの通りに何度も撫でると、緊張したかのようにぴくぴくと動く。
時には嫌がるように指先から逃げ、
時にはもっと撫でるのを催促するように腕に擦り寄る。
俺はうっとりするリ・サの顔を見ながら何度も何度もしっぽをさすり続けた。
しばらくしっぽを撫で回すと、その手を休め
今度は目の前でぴょこぴょこと動く可愛らしいみみに狙いを定めた。
「んん……恥ずかしいのです」
恥ずかしがるリ・サの頭に片腕を回し耳の後ろをやさしく撫でる。
さらさらした感触が指先から伝わってくる。
「ん…んん……ん」
リ・サがいっそう気持ちよさそうに目を細めた。
その可愛らしい表情が俺の欲望をたぎらせる。
しっぽを撫でていたほうの手をゆっくりとお尻へとのばす。
エプロンドレスの下に着ている水着の上から、
リ・サの柔らかいお尻をもみしだいた。
スクール水着のさらっとした感触が手のひらに吸いつく。
「あんっ……もぉ…ご主人様」
華奢な身体のわりにもっちりとした小ぶりなお尻。
水着の脇から手を滑り込ませると、薄い布に覆われたそこを直に触れた。
ぴっちりとしたスクール水着とやわらかい肉との間を焦らすように
ゆっくりと撫で回す。
可愛らしいお尻に夢中になっていると、
腕の中の小さな身体が困ったようにもじもじとしていることに気付いた。
そんないつもの元気な様子とは違うリ・サのことが可愛らしくて、
ぺたんとねた大きなみみをよしよしとさする。
するとリ・サは一瞬むっとしたような顔をしたかと思うと、
一気に身体を伸ばして俺のくちびるにしっとりしたくちびるを重ねる。
そのまま細い腕を俺の首にやさしくかけてくれた。
「ちゅっ…ご主人様だけエッチなことするのずるいのです」
息が吹きかかるような距離でそんなことを言ったかと思うと、
息継ぎをする間も無くまたくちびるが重なる。
リ・サの舌が強引に口内へと入ってくると、俺も舌を絡めて応える。
「ちゅっ、くちゅ……ちゅ」
淫靡な音が頭の中に響く。
俺は動きを止めていた腕を動かして再びリ・サの身体に愛撫を始める。
「んん…ちゅっ……ん、ぷはっ」
ふたつの身体がまるでひとつになったかのように、
ねっとりと抱き合って身体を求めあった。
「んんっ、ご主人様……」
切なげな視線を送る、とろんとした大きな瞳。
「そろそろいいかな」
大きなみみに静かにささやくと、
リ・サはこくりと首を小さく縦に振りゆっくりと目を瞑った。
スカートの中の手を足の付け根にまわすと、
もう既にそこは湿り気を帯びて、しっとりとしていた。
俺はそのままエプロンドレスの下で指を動かし、
リ・サの大事なところを覆うスクール水着の下腹部を横にずらす。
そこに覆われていた秘所をあらわにすると、
欲求のままに膨らみきったものを、そこへとあてがった。
「行くよ、リ・サ」
一言だけ告げ、リ・サの中へとゆっくり腰を滑らせる。
きゅっと締まった入り口を通り抜け、
ザラザラした中を奥へと進むにつれて、
怒張が一際大きくなっていくように思える。
奥深くまで到達した先端が、リ・サの身体の最深部へと突き当たった。
「んんぅ、ご主人様の、とどいてるのです」
愛しく抱きしめるように俺の身体をきつく締め上げるリ・サの体内は、
ほんのり温かく、すぐにでも動き出したい欲求が高まる。
俺はその衝動を押さえて、
体重をかけないように気をつけて背中へと手をまわした。
そして小さな肩と細い腰に手をあてると、
身体が離れないように注意しながら、くるりとベッドの上で横に転がった。
思っていたよりもずっと簡単に上下が逆になる。
俺の身体の上にまたがる格好になったリ・サの身体は、ずっと軽く感じられた。
「さぁ、自分で動くんだ」
俺は、やさしく語り掛ける。
リ・サは一瞬困ったような顔をしたけれど、ゆっくりと上体を起こすと、
少しだけ腰を浮かし、深く息を吐きながら腰を落とした。
小さな身体が懸命に動き始める。
俺の胸元に添えられた二つの手がこそばゆい。
その二つの手に自分の手をやさしく添えた。
「くぅ…んぅ、んっ」
リ・サの身体がゆっくりと上下運動を繰り返すたびに、
黒いエプロンドレスのスカートがふわふわと揺れる。
それはずいぶんぎこちない動きだけれども、
一生懸命に動き続ける健気な姿が、さらに愛しく思えた。
ベッドがきしむ音と艶かしい吐息が静かな部屋に小さく響く。
最初は温かく感じたリ・サの身体の中が、
腰を動かすたびに少しずつ熱くなっていくように思えた。
「んっ、あんっ……ああっ」
雪が降り止んだのか、窓の外から微かな月明かりが射し込む。
その青白いほのかな光が、リ・サの悩ましげな表情を美しく照らした。
いつもは見られないような幻想的で艶やかなリ・サの姿に、
俺は改めてときめいた。
はちきれそうな衝動のままに、
さらに深く一つになることを求めて、リ・サの身体を軽く突き上げる。
「あっ、あうっ……ふぅ」
小さな身体はぴくりと仰け反ると、潤んだ瞳で俺の顔に視線を落とした。
「リ・サ、俺も動くよ」
リ・サは目を瞑った顔をふるふると横に振る。
その動きとは裏腹に、
大きなしっぽは催促するように布団をパタパタと叩いていた。
「しっぽは正直だよな」
俺は意地悪く笑って見せる。
「……いぢわるなのです」
リ・サの腰に軽く手を添えると本能のまま身体を打ち付ける。
時にゆっくりと貫いて、リ・サに自分で腰を動かさせ、
そして激しく貫き、リ・サに一際高い声を出させた。
激しい息づかいが寒い部屋の中に白い息となって現れる。
そのテンポが速くなっていくたびに
確実に絶頂へと向かって駆け上がっていく。
「……リ・サ…リ・サっ」
「あぅ、ご主人、さまっ……んっ」
俺はいつの間にかリ・サの名前を呼びながらリ・サを求めていた。
リ・サのほうもそろそろ絶頂が近いのか
俺の腰に絡まった脚にゆっくりと力が入ってくる。
「あっ、ダメなの…んぅ……ふぅ」
少しずつ腰が痺れて今にも達しそうに感じられる。
「っ……あっ、あああぁぁぅ……ん…んん」
短い叫び声とともにリ・サの身体がだけ大きく反り返って、
ゆっくりと俺の胸へと倒れこんだ。
「…リ・サっ……くぅ」
俺はリ・サの身体の中から腰を引くと、
スカートの中へと熱いほとばしりをはきだす。
「んんっ、ご主人様、あったかい」
胸の上でぐったりするリ・サが、うっとりしたように呟いた。
こうして抱き合っていると、リ・サの速い心音が胸に伝わってくる。
俺の鼓動も伝わってるだろうか。
射精後の倦怠感の中で俺はそんなことを考えていた。
荒れた息も落ち着き始めると、少しだけ肌寒く感じる。
そろそろシャワー浴びに行かないとな。
そう思い俺はリ・サの身体を抱きかかえたまま
気だるい身体を起こす。
「今日は一緒にシャワー浴びような」
「そんなこと言って、またエッチな事するからイヤなのです」
まあ、結局一緒に浴びるんだろうけど、
これ以上エッチな事できるほどの体力は俺にはなかった。
ひとりで風呂場から帰ってくると、
先にシャワーを浴びたリ・サが布団の中で規則正しく息をたてていた。
幸せそうな寝顔が枕の上に乗っているのが見える。
俺は枕元の目覚まし時計のスイッチを切ると、
起こさないように気をつけながらリ・サの短い髪ををやさしく撫でてあげた。
石鹸のやわらかい香りがふわりと鼻腔をくすぐる。
こうしてふたりで一緒にいる幸せをほんのりと感じながら、
俺もゆっくりと布団の中へともぐっていった。
久々の静かな朝。
まだ家を出ないといけない時間までは、だいぶ余裕がある。
コーンフレークの箱とレタスのサラダをテーブルの上に置くと、
俺は久しぶりのひとりの朝食をとり始める。
イスに座ると少しだけ腰が痛かった。
運動不足かな、そう思い軽く苦笑する。
鍋の中に少しだけ残っていた残りものを牛乳で流し込むと、
俺はカバンの中からメモ帳とペンを取り出し、
ダイニングテーブルの上に一枚書置きを残しておく。
昨日の夜、寝る前に言おうと思っていたこと、
今になったら、こんなこと恥ずかしくて言えないなと笑えた。
ボールペンで自分なりに綺麗な字で、それをメモ用紙に書き留める。
テーブルの上に置かれた朝食と、
小さなメモ用紙を見つけたリ・サはどう思うだろう。
そう考えると、今から学校から帰ってくるのが楽しみに思える。
「行ってくるよ」
俺はまだ夢の中のリ・サを起こさないように静かに玄関を出た。
リ・サのSSが来るとは予想してませんでした。GJ。
リ・サもなかなかいいものですな乙
保守ペターン
エリスSS
桃太郎とつるんで歩き去る唯芽の後ろ姿を呆然と見送る俺。そんな俺を哀れに思ったのか、エリスの奴が声をかけてきた。
「なぁ」
「なんだ?」
「今日一日、お前のカノジョになってやろうか?」
確かに気晴らしの相手が欲しかった。
かと言って瑠羽奈なんぞに知られたらどれだけからかわれるか知れたもんじゃないし、沙夜はクラブの方で忙しいだろう。かりんなんかは必要以上に心配してきそうだ。
その点エリスなら事情は知っているし、変に気を遣われることもないだろう。だから俺は、感謝の気持ちを敢えて表に出さないよう、つっけんどんに応えた。
「……ああ、頼む」
「よし、任せとけ」
ニカッ、と微笑んだエリスが妙に頼もしく、そして愛らしく思えた。
もっとも、せっかく芽生えた感謝の気持ちは、間もなくきれいさっぱり消えることとあいなった。俺の肩にちょこんと座ったエリスはそりゃもうやかましく、その上あっちに行けだのあれを食わせろだの我が侭三昧。
俺の方もはじめのうちは堪えていたが、そのうちいつも通りの口調で言い返してしまい、結局普段と変わらないやりとりになってしまった。
それでも、耳元でわめきたてるエリスの声は不思議と不快ではなかった。そして、少し前に抱いていたちょっとした傷心も、いつの間にかきれいに消え去っていた。
「おいエリス、少し休まないか?」
俺がそんな言葉を口にしたのは、あちこち連れ回されていいかげん疲れてきた頃だった。
「何だお前、男のくせに軟弱だゾ」
そんなことを言うが、なにしろ廊下にしろ中庭の通路にしろいつもとは段違いの混雑ぶりだ。そんな中をかいくぐるようにして歩き回ったんだから疲れて当然だ。
だいたいエリスは俺の肩に乗っているだけじゃないか。
「わかったわかった、静かなところに案内してやる」
「……?」
学園中が騒々しいというのにそんな静かなところがあるのか? そう思わなくもなかったが、今はとにかく落ち着きたかった。
「あぁ、頼むよ」
「任せろ! あっちへ行け」
「……結局歩くのは俺なのな」
>>323 続き
エリスの案内で俺がたどり着いた先は、何のことはない、エリスの工房だった。
「なんだ、ここかよ」
無駄に重々しい扉を開けながらぼやく俺に、エリスがツッコミを入れる。
「なんだとは何だ、こんなに静かだゾ」
なるほど、武器を作っていて爆発とか起こしても外に被害が出ないような造りになっているだけあって防音もしっかりしている。
お祭り騒ぎでどこもかしこも騒がしい学校の中で一番静かな空間かもしれない。
「おい」
「何だ?」
「お前は店を開かなくてもいいのか? こういう時はかきいれ時じゃないのか?」
「祭りの間は休業だ。学園からのお達しでな」
あぁなるほど、お祭り気分で浮かれた奴が喧嘩とかするかもしれないし、その時に槍だの剣だのを持ち歩いている奴がいたりしたら大変だ。
そうでなくても、人間と魔族の対立なんてものもあるんだ。学園側の判断は正しいのかもしれない。
「まぁ待ってろ。茶ぐらいいれてやるゾ」
俺の肩から飛び発ったエリスが、部屋の奥にあるキッチンのキャビネットを開ける。
人間サイズのカップをどうやって……と思ったら、なんのことはない、魔法でふわふわと浮かべて運んでやがる。
手伝ってやろうかと思ったけど、あれなら大丈夫そうだ。
考えてみれば当たり前のことだが、エリスの店にある備品なんだからこいつが扱えて当然なんだ。おそらく、かりんのような人間の客に振る舞ったりもするのだろう。
>>324 続き
「おぅ、待たせたナ」
いつの間に用意を終えたのか、俺の目の前には一杯の茶と、茶菓子が置かれていた。
「いい匂いだが……何て茶だ?」
紅茶でも中国茶でもなさそうだ。無論、日本茶なんかじゃない。
「ピルナの葉だ。なんでもかんでも茶と呼ぶのは人間の悪い習慣だゾ」
妖精族が好んで飲むものなんだそうだ。気分が落ち着くだのなんだの、いくつかの効能をえんえん説明された。
「一缶どうだ? 安くしとくゾ?」
「結局最後はそれかよ!」
まぁしかし、香りも味も悪くない。今度一缶分けてもらうことにしよう。
ピルナを飲み、茶菓子を摘みながら今日学園内で見かけたものとか、他愛のないおしゃべりに興じる。
正直口は悪いし態度もデカいが、でもこいつのおかげで今日は救われた。
テーブルの上にちょこんと腰掛けて茶菓子を囓っているエリス。くるくると変わる表情が妙に愛らしく思えてしまう。そんな自分がおかしくて少し皮肉な笑みを浮かべてしまった。
「ん? どうした、しけた顔してるゾ」
お前にはそう見えるのか。
「しょうがないな、大サービスだゾ」
「なんだ……ん!?」
ぴょん、と飛び上がったエリスが俺の目の前に浮かび、驚く俺の唇にちょん、とキスした。
>>325 続き
「お、おい」
「とっておきのおまじないだ。これでもまだしけたツラ晒したら許さないゾ」
そう言ってにっ、と微笑むエリス。ほんの少し前にこいつのことを可愛らしいなんて思っていた俺には結構なヒットだった。
「なぁ」
「なんだ?」
ぱたぱたと羽をはばたかせて浮かびながら俺の顔を覗き込む。
「今のおまじない、もう一度いいか?」
「え?」
俺は両手でそっとエリスを抱きしめた。いや、包み込んだ、というくらいが適当だろうか。
「あ、こら、変なところ触るな! セクハラだゾ!」
そんなことを言いながらじたばたするエリスだが、俺が唇を寄せると「しょうがないヤツだな」とか言いながら、さっきのようにキスしてくれた。
俺の唇にそっと触れている小さな小さな唇。だが、それがたまらなく愛しい。
ただ唇を触れさせているだけでは物足りなくて、舌の先を少し差しのべてみる。エリスは、そんな俺に応えてくれた。唇を俺の舌に寄せて、小さな舌でちろちろと愛撫してくれる。
等身大の相手とは違って、互いに舌を絡め合うようなディープ・キスはできないけれど、これはこれで十分に官能的な交わりだと思う。
指先を少しだけ動かして、小さな恋人の身体を撫でる。制服越しに感じられるボディライン。
バストは少し寂しいけれど、ウェストからヒップにかけての滑らかなラインはたしかに女の子のものだ。
可愛らしいお尻の感触が心地よくて撫で続けていたら、エリスがなにかもじもじし始めた。
>>327 続き
「どうした?」
もしかしたら感じているんだろうか? そう思って、お尻だけじゃなくてもう少し前の方まで指を届かせてみる。……効果はてきめんだった。
「あああっ」
甘い悲鳴をあげるエリス。指先に触れる股間がわずかに湿っているような気もする。
「脱いじまえよ。エリス」
「えええっ!?」
「見たいな。お前のヌード」
「す、スケベ! 変態! ああああっ!」
キュロットスカートごしに感じやすい部分を弄ぶ。真っ赤になってわめくエリスだが、声を荒げようとしても力がはいらないようだ。
それをいいことに、小さな肢体を撫で回し続ける。胸も、お尻も、大切なところも。
「あ……あン……」
おそらく無意識のものなんだろう、自分から腰を俺の指に押しつけ始めているエリス。あとひと押しだ。
「な? 脱げよ。制服がしわだらけにばっちまうぜ」
それ以前にスカートまで濡れてぐちゃぐちゃになってしまうかも。
「あっ、お、おぼえてろ、よ、ああんっ」
憎まれ口を叩きながら、スカートのホックを外す。脱ぎかけたスカートを引っ張って手伝ってやる。
>>327 続き
キュロットスカートの下に穿いていたのは、小さな小さなショーツ。意外だったのは、サイドの部分が紐のようになった、結構お洒落なデザインだったことだ。
なんというか、こいつの性格だともっとこう、実用性重視というか色気のない下着ってのを選びそうなんだけど。
「な、なんだニヤニヤして!」
「ん? 可愛いなと思って」
その一言でまたも真っ赤になってしまうエリス。照れた顔を隠そうとして過、慌てて制服を脱ぎ始める。
あ、ちゃんとブラも着けてたのか。
スケールを抜きにしても、やや控えめの膨らみを覆い隠すこれまた小さな下着。
そして、ブラもショーツも脱いでしまい、エリスは正真正銘全裸になった。
ちょっと幼児体型気味ではあるけれど、それでも女の子のものだとわかるシルエット。
こんな地下室に籠もってるせいか真っ白な肌。
綺麗だ。
心からそう思った。
「な、なんだよ」
「綺麗だよ、エリス」
「そ、そんなの当たり前だうわ何をす……ん……」
俺はエリスを両手でそっと抱きしめ、唇によせてもう一度キスした。
最初は驚いていたエリスだったが、やがてさっきのように唇と舌を捧げてくれる。
そして、俺もまたさきほどと同じようにエリスの身体を愛撫する。着衣越しではなく今度は素肌に触れられる。
滑らかで柔らかな裸身。
胸の膨らみ具合を確かめたり、背筋に沿って撫でてみたり、股間の湿り具合を調べてみたり。
>>328 続き
「あ……あん……やぁっ……」
全身を愛撫されて気持ちいいのだろう。可愛らしい喘ぎ声をあげてのけ反るエリス。俺はすかさず、舌でその首筋を舐めあげた。
そのままエリスの顔じゅうを舐め回してしまう。そして、舌の先をツツツと這わせて、小さなバストを撫で回す。
「こ、こら、どこを舐めて、あ、ああっ」
小さな小さな乳首が、それでも生意気にツンと尖っているのがわかる。
羞恥と快楽から逃れようとあがくエリスだけど、それもかなわぬまま俺の意のままに感じやすいところを弄ばれてしまう。
やがてその抵抗も大人しくなり、ただひたすら甘い声を漏らし続けるようになる。
「あ……あん……ああ……」
胸をしゃぶられ、股間を撫でられてうっとりとしているエリス。もう自分から腰を動かして、俺の指に局部をこすりつけようとすらしている。
「あ、あ、あ、ああ」
その動きが早くなる。そして淫らな声が色を増す。俺も、その嬌声に応えるかのように指を動かす。
聞きたい。この可愛らしい悲鳴をもっともっと聞きたい。エリスをもっと感じさせてあげたい。
だから俺は、小さなバストを舐め回舌の動きを、左右から上下の動きへと切り替えた。
胸全体を上下に。今度はおへその手前まで。その次はおへその下まで。
少しづつ、少しづつ、俺の舌先が肝心なところへと近付いてゆく。
「やっ、あ、あっ、ダメ」
>>329 続き
そのことに気付いたエリスが脚を閉じるよりも早く、俺の舌は両脚のつけねを捉えていた。
わずかに遅れて閉じられた太股が、俺の舌を挟む。だがもう遅い。
ツンと尖らせた舌先をお尻の方まで届かせてから、ゆっくりと引き抜く。
「あっ、あ、あーーーーーっ」
お尻の割れ目からアソコにかけて、じゅるり、という感じで舐め上げる。感じやすい粘膜を濡れた舌で擦られる感覚に悲鳴をあげるエリスは、どうやら軽く達してしまったようだ。
俺は追い打ちをかけるかのように、力の抜けた脚を左右に大きく広げてその中心を集中的に舌の先で攻め抜いた。
「やっ、あっ、だ、だめ、あ、あ、あああーーーーっ!!」
なすすべもなく翻弄されるエリス。股間でなにかがぷしゃっと飛沫き、その味がさらに俺を煽る。
「ああああああああ!!」
イッたところでさらに高くハネあがるエリス。小さな身体を痙攣させて何度も何度も絶叫して、そして力無く崩れ落ちた。
>>330 続き
「お、おい、大丈夫か?」
調子に乗ってやりすぎたか? 慌てた俺は、手の中で動かなくなったエリスを揺さぶり、声をかける。
「あん……あはぁン……も、もうらめぇ……」
甘い声をあげて悶えるエリス。よかった、気を失ったわけでもなさそうだ。ほっとして気が緩んだ俺は、エリスを抱き直してもう一度キスした。
「可愛かったよ、エリス」
「……こら」
「お、帰ってきたか?」
悦楽の余韻に浸っていたエリスも、ようやくこっちに戻ってきたようだ。
「こ、今度はお前の番だゾ!」
「何?」
「あたしだけセクハラされていい訳ないだろ! 今度はお前も脱げ!」
「いいっ!?」
すっかりいつもの調子を取り戻してまくし立てるエリス。
素っ裸ということも忘れて仁王立ちポーズで浮かんでいるものだから、可愛らしいアソコが丸見えだ。ちゃんと生えてるんだ、なんて今更に思ってしまう。
「おい! 聞いてるのか!?」
「わかったわかった、脱ぐから……って、全部脱ぐのか?」
「当然だ。言っておくが、服を着たままチンポだけ丸出しなんて方がずっとマヌケだゾ」
「……へいへい」
俺はしぶしぶ服を脱ぐ。
「ふぅん、意外としっかりした身体してるじゃんか」
「そうか?」
「まぁだからこそバイトを任せたんだがナ。あたしの目に狂いはなかったてことだ」
「言ってろ」
>>331 続き
バカなやりとりをしている間に最後の一枚も脱ぐ。
エリスのことを愛撫したりしていたせいですっかり元気になっている愚息がひっかかってトランクスが脱ぎにくかったりしたが、ともあれ俺も全裸になった。
「ほら、脱いだぞ」
正直照れくさかったが、俺に全てを見せてくれたエリスに免じて前を隠したりしないで振り返った。
「おいっ! なんで恥ずかしがったりしないんだ! 羞恥心は萌えの原点ダゾ!」
「……お前、俺に萌えを求めるのか?」
「それもそうか」
遊んでやがるな、こいつ……それでも、エリスの視線は俺の股間に釘付けになっている。ふふ、どうだ。
「思ってたよりは大きいナ」
「そうか?」
「じゃあ後は任せろ。そうだな、そこのソファに横になれ」
「へいへい」
部屋の片隅にある、来客用のものらしいロングソファに横になる。いささかくたびれかけた革張りのものだ。
仰向けになってナニだけをおっ勃てた格好は我ながら情けなくもあるが、相手がエリスとあってはこれが一番無理がないんだろう。
「素直なのはいいことだゾ」
宙に浮いていたエリスが俺のモノの隣に降り立つ。
しかしなんだ、ペニスというのはそもそもユーモラスな形をしていると思うが、妖精の隣で立っていると本気でキノコか何かに見えてくるな。
そして、エリスが傍らに勃っているモノを抱き寄せ、そっとキスした。
「お……」
小さな手がさわさわと動き、亀頭を撫で回す。カリ首に沿って滑る指先が、くびれた部分をくすぐる。
「どうだ? 悪くないダロ?」
「すげ……あ……」
エリスの右手が、俺の先端のスリットを開くようにして愛撫している。
先走りが漏れてくる切れ込みに指先をそよがせ、未知の感覚を流し込んでくる。
>>332 続き
「ま、待った、そ、それ以上はなし!」
「ん? なんだ? 気持ちよくないか?」
「い、いや、その、悪くはないが……」
歯切れの悪い返事しか口にできない俺を見て、ニンマリと笑うエリス。
「何だ? もしかして怖いのか?」
「そ、それは」
「なんなら、尿道フィストファックに挑んでもいいぞぉ」
「わああっ、タンマタンマ!」
うろたえる俺を見てくすくす笑うエリス。
「冗談だ」
「……やめてくれよぉ」
こいつの場合どこまで冗談かわからないので心臓に悪い。
「まぁ罪滅ぼしに、心底イイ思いさせてやるゾ」
エリスが俺のモノに抱きつく。亀頭がまるでこ顔であるかのように愛しげに頬ずりし、小さな唇をよせる。
チュ、チュ、とキスマークを付けては、その痕を癒すかのようにちろちろと舐め回す。
次第に先端へと近付いてくる唇。姿勢が変わるにつれて、小さな胸も愛撫に参加する。柔らかな膨らみとその先端が擦れて気持ちいい。
「お……」
両手でスリットを開かれ、その縁に沿って舌が這う。
じくじくと漏れる粘液で顔が汚れるのも気にせずに濃厚なオーラルを続けるエリス。そして、その舌先が俺の内側すら舐め始める。
>>333 続き
「ぅ……ぉ……」
時々わざと音を立てるようにして先走りを啜る。そんなことではとても間に合うはずもなく、エリスの胸はおろかおなかのあたりまで濡れてしまっている。
そのヌルヌルになった全身を擦り付けるようにしてくる。先端への攻めとシャフトへの愛撫を交互に与えられ、俺のモノがさらに堅く熱くなる。
脚を絡めるようにしてしがみつき、腰を肉茎に押し付けてくる。小さな身体の全てで俺のペニスに悦楽を与えてくれる。
そしてまた、エリスの舌が俺の中に挿し入れられ、尿道の内側をくすぐってくる。
「お、おおっ、そこは、ああっ」
「どうだ? イイだろ?」
「ああ……ヤバいよ……う……」
「わかってると思うけど、イきそうになったら言うんだゾ」
「?」
「バカかお前! あたしがこうして舐めているところに出されてみろ! 溺れちまうだろっ!」
あぁそうか、人間にとってはあれだけの量でしかないけれど、妖精にとっては相当な量だな。
しかもあんなネバネバとくりゃ死活問題だ。
>>334 続き
「わ、わかった」
「んじゃ、続けるゾ」
そしてまた、あの甘美な責めが再開される。
「んっ……ん……」
「ぉ……!」
カリのくびれたところに沿って指で撫でられ、同時に亀頭にキスされる。時々甘噛みすらされ、俺はますますヒートアップしてゆく。
「ぅ……そこ、いいぞ、あ……」
「ここか?」
「ぉ……」
エリスの手で、俺の泣き所が一つ、また一つと暴かれてゆく。俺が喘ぐたび、ペニスをヒクつかせるたびに嬉々として同じところを責めてくる。
「え、エリス、お、俺、もう」
「なんだ、もうイくのか? 早くないか?」
クスクス笑いながら俺のことを揶揄する。それでも、ペニスへの愛撫は止めない。身体をシャフトに擦り付け、両手でこじ開けた尿道に舌を突き込む。
「ああああ、も、もう、で、出るっ!」
どくんっ!
俺のモノが震え、根本のあたりまで出かかっていたものが一気に吹き出す。
どくっ! どくっ!
ペニスが二度、三度とヒクつき、そのたびに白濁を打ち上げる。
このところ抜いていなかったせいか一際多かったような気がする。
いや、そんなことよりも、一人でするよりも相手がいた方がずっとずっと気持ちいいんだと思った。
>>335 続き
……そう言えばエリスの奴は?
まさか俺のを顔で受け止めていないだろうな?
「お、おい、大丈夫か?」
仰向けの姿勢から勢いよく上体を起こした、途端。
「うわぁ!」
「いてッ!」
いきなり額に炸裂する閃光。なんのことはない、胸の上あたりに浮いていたエリスに頭突きをかましてしまったわけだ。
「いたたたた……な、なんだってそんなところに……」
「ずいぶんなヤツだな! いきなりグッタリしたから心配してやったのに!」
「え……あ、そうか」
射精の後、力が抜けたかのように横になったままの俺を心配してくれたのか。
そして、俺の顔をのぞき込もうと近づいてきたところで俺が起き上がっちまったというわけだ。
「そうか、悪い」
「まったく、これだから人間ってのはズウタイばかりデカくて……わぁ!?」
なおもグチを続けようとするエリスをひっつかまえる。
「お、おい、なにをす……ん……」
文句を言われる前にキスしてしまう。小さな顔をなめ回す。
「ぶわ、こ、こら、ん……」
怒っているのか嬉しいのか、なんだかんだでエリスも舌をのばして俺に応えてくれる。
俺はそのまま、舐める範囲を顔から胸へと広げてゆく。同時に、指先で股間をまさぐってやる。
「あ、あんっ、も、もういいってば」
「やだ。もう一回したい」
「こ、このすけべぇ、あ、ああっ」
俺のペニスにしゃぶりついていた間、エリス自身も興奮していたんだろう。小さな体は、イッた直後ほどではないが十分に火照り、快楽を受け入れていた。
>>336 続き
俺は両手でエリスの体をホールドし、M字開脚の姿勢を強いる。アソコもお尻も完全に無防備になったところで、股間を前からも後ろからもいいように舐め回す。
「あ、あっ、ああんっ、そ、そこだめぇっ」
感じやすい一帯をくまなく愛撫されて、ひたすら喘ぎ続けるエリス。時々クリトリスを舌が舐めあげるのか、大きくのけぞって悲鳴をあげる。
そんなエリスが可愛らしくて、愛しくて、俺のモノは出した後だというのに堅く大きくそそり勃っていた。
「一緒にいこうぜ、エリス」
「え……あ、うわあああ!」
それまで口元に寄せてしゃぶり続けていたエリスを股間へと持っていく。ペニスを腹に押しつけて、小さな恋人をそこにまたがらせる。
そして、感じやすい割れ目を擦り付けるようにして、エリスの身体でペニスを扱く。
「あ、あ、やああっ!」
ずきんずきんと疼く熱い肉茎にまたがらせれ、あげくにそれで股間を責められたエリスが可愛らしい喘ぎ声をもらす。
その可憐な歌声はますます俺のモノを堅く熱くさせる。小さな身体をそのモノに擦り付け、俺自身が感じると同時にエリスも喘がせる。
エリスの股間をあてがう位置を、シャフトではなく亀頭に変える。先端にぱっくり開いた鈴口で小さな性器にキスをするような感じだ。
>>337 続き
「ひあああああん!」
ちょうど、なにか蛇のような生き物の口でアソコを食われるような状態になってしまったエリス。
スリットのエッジの部分が股間に擦れる具合がいいのか、あるいは先端からあふれる先汁のせいで滑りがよくなったせいか、さっきまでよりずっと感じているようだ。
「あ……ああ……も、もう、らめ……」
そんなことを言いながら、自分から腰を振って俺のモノに性器を擦り付けてくる。その刺激は、俺を二度目の絶頂へとたやすく持ち上げてゆく。
「いいぞ……お、俺も、ああ……」
「あ! ああっ! くる、きちゃうううっ!」
「え、エリスっ!!」
どくっ!
「ああああーーーーーーーっ!!」
俺が弾け、エリスの股間で白いものが炸裂した。性器どころか下腹部も、尻も、いやもう下半身の全てが白濁にまみれる。そしてエリスもまた、精液で身体を灼かれながら何度目かの絶頂に達した。
>>338 続き
「……」
「……」
店の奥の工房。その片隅にあるシャワー室で身体を洗う間、俺達は終始無言だった。
そりゃそうだろう。元はと言えば俺の傷心を慰めるための一日限りの恋人ごっこだったのに。
元通り服を着ても、俺達は落ち着けずにいた。
俺の目の前にいるエリスは、いつもと同じ制服を着ているというのに、俺にはこいつの姿があの可愛らしい裸身とダブッて見える。
エリスの奴も俺のことを正視できずにいる。やはり、俺の裸体を思い出してしまうんだろうか。
気まずい雰囲気をなんとかしようとあれこれ考えても何も思いつかない。
言葉が出ない。喉が乾く。
「な、なぁ」
「な、なんだヨ」
「の、ノドだかわいてさ。さっきの茶、もう一杯もらえないか?」
「茶じゃない! ピルナの葉だぁ!」
「「……」」
「くっ……」
「ぷふっ……」
「はは、はははははは」
「あはははははははは」
>>339 続き
なんだか、変な雰囲気になっていたのが、エリスの怒鳴り声一つでいつもの調子に戻ってしまった。
それがおかしくて、俺達は二人して声を揃えて笑い続けた。
笑い疲れて、ますます喉が乾いてしまった。エリスが入れてくれたピルナを飲んで一息つく。
俺もエリスも無言だったけど、さっきまでのような空気じゃない。もっと穏やかで、和やかな空気だ。
「それじゃ、そろそろ失礼するわ」
「おう」
「それとな」
「なんだ?」
「お別れのキスはないのか?」
「ば、ばかやろぉ!」
真っ赤になってじたばたするエリスを抱き上げて、もう一度キスする。
舌は出さずに、唇と唇を触れ合うだけの優しいキス。
「今度どこか行こうぜ。遊園地とかさ」
「却下。そんなことより魔法金属の買い出しに付き合え」
「……もしかして重労働?」
「安心しろ。報酬ははずむゾ」
「また今日みたいにサービスしてくれるのか?」
「聞いて喜べ、とっておきのセクシー下着で悩殺してやる」
「ぷっ」
「こら、笑うな!」
俺の頬のあたりをぽかぽかと叩いて抗議するエリス。俺はもう一度、この小さな恋人を抱き寄せて唇を寄せた。
終
以上です。
最初思ってたのよりも長くなってしまいました(^_^;
萌えた。
エリス可愛いな。
>>344 そのあたりはどうとでもとれるように曖昧に書きました。
読み手さんにおまかせします、ってことで。
あぁん、、、エリスさんったら、、、はふん。
過去が知りたい。
>>346 どんな過去を持ってるか謎なキャラですぞw
保守〜
ho
圧縮来るぞ保守
保守
保全
健全
309の続きマダー??
356 :
名無しさん@ピンキー:04/04/05 20:43 ID:nZh1j8Bp
最下層はいやづら
捕手
亀レスだが久々に使ってみよう。
>>355 まだまだです。
Hの季節まだぁー? チンチン
はやくぅーはやくぅー。
Hの季節w
MBはそのままか?(blue には「淫らな」とかそういう意味もある)
missingしちゃったらエロパロにならないじゃないか
そこで「思い出して・・・」ですよ
保守
MBのあの制服、高等部のものが現実世界と「こっちの世界」で異なるのは功司の願望?
とすると奴はオーバーニーソックス萌えなのか?
あと気になるのは、中等部の制服は現実世界と同じだったみたいだけど、奴が中学生に
関心がなかったということなのか、中等部の制服に萌えていたのとどちらなんだろう?
そしてあの白スク水はやはり、奴の願望だったのだろおか?
コーズィーは駄目人間ですよ?
理由の推測は容易ですよ。
>>366 つまりあれだな?
子供の頃に読んで萌えた絵本のヒロインに、超ミニスカ+オーバーニーソックスの
制服を着せたくてそういう世界を構築した、ってくらいに駄目人間なんだな?w
# 瑠羽奈もどんな基準で選んだんだ……w
保守
ほ
俺は瑞希に「こっちの世界」の制服着せたい。
高校組に白スク水というのは不許可か?w
俺的には、菜緒センセに中等部の制服着てもらいたい。
キツキツの制服(*´Д`)ハァハァ
彼女、鵜之杜椎が見るところ、彼、上岡進というのは一時気になっていた。今ではよくわからない男になっている。
彼女の「友達」である天羽碧と付き合っているように見せかけつつ、深いところまでは達していないようだ。
また、いささか不思議な雰囲気を持つよく図書館に来る彼女、星原百合とも似たような感じだ。
さらに、弓倉亜希子、東由利鼓、果ては中等部の弓倉さやかという生徒とも大変親しい付き合いをしているようだ。
ただ、ここまでなら単に顔が広い、ということですんだかもしれない。
が、彼女は見てしまったのだ。
それは、文化祭が終わって2週間ばかりしたある日の放課後だった。
それも八時半を過ぎ校舎内に誰も残っていないと思われる時刻のことだった。
図書室で、新刊の整理と古くなって廃品回収に出す雑誌の整理をしていたらすっかり遅くなったのだった。
校内には人気がないうえに、冬が近づいていることで寒さとで、幾分かの薄気味悪さを感じていたためか、
感覚が敏感になっていたののであろう。普段なら気づかなかったであろう、人の声が聞こえた。
最初は感覚的に幽霊か何かかと思った。が、それはありえないと自分自身で否定した。
ではなんだろうか?と思い、7割の興味と3割の恐怖とが混じったものに後押しされ、
その声が聞こえた先に向かったところ、見てしまったのだった。
天羽碧と上岡進が、その、なんというか、制服を半ば脱ぎ、その色々なことをしている姿を。
375 :
2:04/05/14 21:00 ID:3cH+SJe2
声が出なかった。
雑誌やその他諸々でそういう行為をするのは知っていたし、既にしているというクラスメイトがいるのも知っていた。
しかし、自分の知っている、それもかなり「親しい」人が、男の子とそういう行為をしているのは少なからずショックだった。
とりあえず彼女は音を立てず、上岡や天羽にばれないように、後ずさり家に帰った。
そしてその夜は色々なことを考えてもやもやして眠れなかった。
翌日、学校に行って上岡や天羽にどのように顔を合わせていいかわからないので、できれば休みたかった。
しかし、休めば両親に無駄に心配をかけることになるし、自分自身が真面目な性格のためか学校を休むのは憚られた。
そのため結局、いつも道理の時間に家をで、学校に来ることになった。
できれば、上岡や天羽とは会いたくなかったが、なんだかんだで会ってしまった。
色々あったが、昨夜のぞき見をしたことはばれてることもなかったし、知られることもなかった。
そうこうするうちに放課後となり、いつも道理図書室に行き、本の貸し出しや整理をした。
気がつくと、真っ暗だった。いささか混乱をしたが、ちょっと冷静に考えれば状況は理解できた。
昨夜眠れなかったため、図書室にいるうちに寝てしまったのだった。また、帰るのが遅くなってしまう。
昨日も帰るのが遅かったので、両親に心配をかけてしまうかもしれない。
そう思ったので、さっさと鍵を閉めて帰ることにし、昇降口に向かうことにした。
そこで、また、彼女は聞こえてしまった。
昨日同様の人の声が・・・。
椎ちゃんいいですね
続き楽しみにしてます
鵜之杜椎じゃなくて、鵜野杜椎奈、、、
ほ
し
は
ら
ゆ
り
はおれのもの
漏れのだ!
ゆ
み
く
ら
し
ま
い丼
百合たんと深い愛で結ばれてきますた。
396 :
名無しさん@ピンキー:04/06/11 02:33 ID:zwXC2iwC
ageてみる
トンキンハウスか・・・・
誰かサイバーナイトのエロき(ry
398 :
名無しさん@ピンキー:04/06/21 04:33 ID:odd8DXOH
LightFantasyシリーズのエロきぼん…と言ってみるテスト
だったら俺はブレンドブランドのエロ(ry
ま
い
な
み
ゆ
う
き
は、兄とラヴラヴ相思相愛だ。
個人的には、優希と流水音がなぜか仲良くなっているエンディグで
3Pに雪崩れ込むのが好みなのじゃが。
俺はメギ様触手プレイバッドエンドもエロくて良かったと思います
かりんたんSSの降臨を切に願いつつ保守ってみる
かりんたんのSSがなければ(このスレ住人の心は)ボロボロだ
>>411 かりんたんがボロボロにされるような話が投下されてもボロボロになるんじゃないのか?(汗)
御堂先輩のシゴキにボロボロにされるかりんたんに(*´Д`)ハアハア
猿怒との勝負で負けてヤられてしまうのは回避してホスイ
それは絶対にありません。
エリスの謎っぽい道具に陵辱されるかりんたんを所望してみつつ保守
ho
エリスさんの淫具は禁止。
ベアトリスも禁止すべきだろうw
ベアトリスはきっと牝馬。
421 :
名無しさん@ピンキー:04/07/31 15:18 ID:SAsxPuwz
俺たちゃ極悪ageageブラザース
どうせだから保守ageしてやるぜ!
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
保守
いずこ?職人様はいずこじゃ!
278氏降臨キボン
し
ん
428 :
名無しさん@ピンキー:04/08/27 02:04 ID:fM+/l9J7
でたまるかぁぁぁっ!
もしも唯芽の持ってるハンマーがイアリングでなくローターだったら・・・・
430 :
シーラ:04/08/27 06:21 ID:LPrEezEN
今度来る時は何かやらないと・・・・
431 :
シーラ:04/08/27 07:42 ID:LPrEezEN
ごめんなさい複数の場所見てたらこちらの方に書き込まれていました
>>429 乳首あたりに通したピアスって手もあるかもしれませんぜ?(笑)
>>432 そうなると取り出すときは制服が邪魔になってチラリズム?
ズカペタ保守
hosyu
>>433 凹凸少なそうだから制服脱ぐのは楽っぽいかもw
>>437 想像
エリス「唯芽ばんざいして」
唯芽「はい?」両手を上に
エリス「かりんいいよ」
かりん「はい」唯芽の制服を脱がせる
・・(以下略
保守を兼ねて馬鹿ネタを1つ。
「おーい」
「なんだエリスか。どうした?」
「注文していた品が届いたんダ。早速使うゾ」
「……例の通信販売の魔法って奴か?」
エリスとHするための魔法があるのだそうだが、エリスの魔法レベルでは
使えないらしい。だからそれを『買う』とか言っていたが……。
「……缶詰?」
「そうダ。上級のプロの魔法使いが詠唱した呪文を込めてあるから、対象の
側で缶を開けば発動するゾ」
「竹本泉の漫画であったな、こんなの」
「でもって、これが、小妖精を人間サイズにする呪文」
「うむ」
「これが、普通の人間を妖精サイズにする呪文」
「なるほど……こいつは?」
「普通の人間の、ペニスだけ妖精サイズにする呪文だ」
「不許可」
「あ〜〜〜っ、高かったんだゾ!!」
失礼しますた。
>439
どーせならソレリリスたんに使いたいなぁ
441 :
439:04/09/21 00:31:01 ID:1KdUN7wm
>>440 エリスの方がコミカルになるかと思いまして、ああなった次第w
小リリスの風貌のまま大きくなってくれたら嬉しいですよね。
大リリスとは別に楽しめるれば一粒で二度美味しい。
それはろりろりってことか?
小リリスが人間サイズになったら普通にろりろりって感じだなw
小さいサイズがただ単に大きくなったとして、
その状態でいい音楽(糧)を得たら....
デカルチャー
ほしのふうた氏の漫画で、他人が自分に妄想を抱いているとそのビジョンが
見えてしまうようになった少女なんてのが登場していました。
バスの中で彼女に対して痴漢行為はしていないけど、こんなこといいな、で
きたらいいなと妄想している人の思念が見えてしまうというか。
星原さんなんかも、うっかりするとそういうものが見えてしまったりするんで
しょうかね。
保守
test
448 :
名無しさん@ピンキー:04/10/19 01:11:00 ID:qgRwx+kF
上げてみる
保守…
さもありなん。いずくんぞ、450氏も保守するものなり。
hosyu
かりん「このスレを保守することが、私の使命だからです」
♪エロい女の子は嫌いでしょうか 心配しちゃってます♪
かりんたんはえっちじゃありません。
一人で寝るのが寂しいんだ、と功司が訴えたら
添い寝くらいしてくれるんだろうかw
>457
エリスが邪魔して、怪しげな香炊かれて、ダッチワイフ渡されて終了
いや、もしかしたらその後あれやこれやの実験鯛にされてるかも
>>458 エリスはかりんの保護者でっかw
いやもしかしたら功司に対しても保護者意識もってるのかもしれないけど。
エリスさんは大人の女性だからなぁ。
hosyu
捕手
エリスさんには男の子の気持ちなどわからんのです。
464 :
名無しさん@ピンキー:04/12/02 12:02:05 ID:QD3Wy7N8
ホワイトage
現在D→A:Whiteプレイ中。
パジャマ姿のリンの立ち絵に萌え。
ってか、パッケージの裏側で触手に絡みつかれてますが(汗)
>465
そのまま煩悩の赴くままSS作ってクレ
>>466 あの触手の場面は書きたいと思いますた(汗)
あと、その後でNTRっぽい展開まであってハァハァしてまつ。
ハンバーガーで籠絡されて、
あんな事やこんな事をさせられてしまうユリエル
>>468 イフリースがユリエルを洗脳した時につけこんだ「悩み」ってのが
ハンバーガーの新メニューのどちらを食べるか、とかだったら
泣けてくるなw
灯夜とのやりとりを見てると、ハンバーガをちらつかせられると、
かなりのことまでを呑んでしまいそうな気がするしw
セリアはどうなのやら。
セリア相手のHを想像すると、「きょほ〜」とか、そういう喘ぎ声に悩まされるの
ではないかと思ってしまったり。
「D→A:White」の「White」とは、ひいろタンのぱんつの色のことだったのか。
するとBlackは一体……。
リンたんのショーツの色。
ユリエルはノパーン。
ケイトせんせも黒下着っぽいかも。
夏希はフツーにストライプとか?
愛は「ひいろさんが白なら、私も白だ」とか。
ノパーソ ノパーソ
お前ら愉しそうですね。乗り遅れたよど畜生
うわ誤爆った。すまん。
誤爆スマン
ユリエルがノパーンなら、やはりセリアもノパーンなのか?
「みんなノパーンエンド」があればよかったのにw
MBでは主人公がマスターだったわけだけど、あのミニスカ+オーバーニー
ソックスな制服は奴の願望が具現化されたものだったのだろおか。
裸エプロン学園になってしまわなかったぶん、まだ理性があったということ
なのか、それとも瑠羽奈あたりが検閲したのやら。
ひいろの世界があんまりはじけた事になってないのは、
良かったんだか悪かったんだか。
あの短いスカートは、ひいろが元いた世界のものなのか。
世界に干渉した白夢の誰かの願望なのかw
愛がひいろの「正しくありたい」という心の象徴だったわけで。
つまり……。
「ひいろさん。えっちなのはいけないと思います」
とりあえず、ほしゅる
hosyu
捕手
489 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:45:20 ID:yTt70dZv
下がり過ぎだ、あげるぞ
っつーか誰かSS書いてクレ
490 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 19:27:42 ID:Up3Agh8m
ノーパンで捕手
491 :
名無しさん@ピンキー:05/03/03 17:18:56 ID:Z1udMjT/
age
誰もいないのー?
|
|∀・)ノシ イルヨー。
いるよん
, ´ ̄`ヽ _ 良し、まだ住民いるから投下!
{ レ!ハハij <V\
ヾq!゚ー゚ノ /\ ヽ
( iつfつ/ '、! 【unko】D→A、18禁版逆移植!【ブーン】
[__i」 / ノ
http://travel2.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1110339301/ ∪ノ
, ´ ̄`ヽ 2005年4月21日 発売:Berries
. { /ノニゝ〉
ヘ|il|.゚ ー゚ノi|ヘ D→A:BLACK、D→A:WHITEを一枚にまとめHCGを追加!
/jjノ とフ夲}つ リj\ 姉妹丼、親友丼、触手陵辱満載!
´ ノ!く/_i_jゝ `
し'ノ
保守
498 :
舞波 聖邪:2005/03/23(水) 01:30:05 ID:wnW9z2B5
我が家にはパソコンが一台しかありません。家族でつかってます。
で、最愛の妹が大抵家にいるのでパソオナをした事がなかったです。
しかーし、起きると妹がいない!ラッキー!CGでこける!っと喜ぶ暇も惜しんで、パソコンルームへ!
当然男らしく下半身スッパオナニーだ!
ああ、、、平面眼鏡娘、エロ吸血学長かわいいよお、などとお気に入りCGで盛り上がる私
そして、いよいよ大詰めが近づき、フィニッシュに選んだのはまいらヴりーしすたー優希様!
もうテンション上がる事山の如しで、ほとんどブリッジ状態でしごきまくり!
誰もいないので、「ああ〜!優希様ああ!優希様あああ、垂れ目かーいいよーーー!かーいい〜!」
等とほぼ絶叫しながら逝こうとしていたとき、、、、
「お兄ちゃん、うるさい〜」と笑いながら中二の妹が入ってきました。
私は妹の男関係等で大声を上げることが多いので、そんな感じだとおもったみたいです。
しかしそこには、下半身裸でティンポを握る兄の姿が、、、
無言で部屋を出て行きました。幽霊娘が遊びにくるまで、部屋から出てきませんでした。
2週間会話してないです。。。
以前はバイクに乗せて買い物に行く仲の言い兄妹だったのに、、、
学校の出来事などを嬉しそうに話してきてくれたのに、、
すまん、兄は変態なのだ。。。
どうしたらいいのでしょう??
だれか、もっと恥ずかしい話をめぐんでください。。。
あああああ、、、氏にてえええええ!
2 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/03/23(水) 01:32:09 ID:wnW9z2B5
とりあえず妹さんを犯しましょうよ。すべてはそれからですよ。そうでしょう?
3 名前: 通常の名無し 投稿日: 2000/11/01(水) 01:38:41 ID:wnW9z2B5
ですよねえ!妹さんは中2なんでしょ!?なにをためらう必要があるのです?
4 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2000/11/01(水) 01:39:11 ID:wnW9z2B5
\从/
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(;TДT)< そうなノカー!!
( つ つ \_______
〈 〈\ \
(__)(__)
5 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/03/23(水) 01:40:28 ID:wnW9z2B5
変態兄貴にやられるロリ妹萌え
ttp://www.uranus.dti.ne.jp/~taihei/date/mira/mira01.html
優希たんのことは漏れにお任せください、お義兄さん。
501 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 02:59:37 ID:2xb9uRgZ
リンたんの触手プレイキボンヌ
502 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 12:35:06 ID:1HdhSyju
保守
503 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 14:14:15 ID:bSIjSNLu
保守
506 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 02:56:41 ID:VMcF/WJj
保守〜
プレステ規制の中で全裸を披露したシーナたんにハァハァ
>507
では私はペターンにTTSさせてもらおう
D→Aラジオで盛dがゆってたSSってここの?
いまさらながらラジオ聞いてゲーム買ったもんでして・・・教えてエロイ人!
ラジオの中で
ネットでSS読んだけどこんなSSなんて作ってもらえるのはゲームを作った側の人間としては嬉しい
みたいなことゆってたような。
もう一回ラジオ聞いてみようかな。
時間かかるなぁ・・・。
制作側がそういうことを言うのは、非18禁ものだと思うけどねぇw
513 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:52:58 ID:FICylu3U
保守
トンキンって元東京書籍?
hosyu
516 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 13:07:23 ID:hecIc4b5
黒水希とコージのSM キボンヌ
517 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 23:41:11 ID:IO6djIce
かりんたんかわいすぎ(´Д`)はぁはぁ
あと1ヶ月でスレ立て二年目だぜフゥハハー!
>>519 カリンスレモ モウスグ ニシュウネン デスジョ。
保守
百合タンハァハァ
2周年記念カキコ&age
誰か姫騎士物語を知らないか。
ユリエルやセリアってツンデレなんだろうか?
姫騎士はエロ絵を1枚見ただけだな〜。
姫騎士のSSや絵どこかにないかな。
白夢
↓
はくむ
↓
HAKUMU
↓
H AKUMU
↓
H 悪夢(=nightmare=淫魔)
だから白夢が堕天するとサキュバスになるんだよ!
堕天したユリエルよりも、セリアの方がサキュバスっぽく思える。
姉妹に精を吸われます。
リンが回復させてくれますW
オリジナルのリンが回復させたところで、
量産機1〜3号がよってたかって絞り尽
くしそうだ。
531 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 19:17:48 ID:Umg9EsMY
むしろ絞りつくされたい
それをドアの陰からのぞき見している夏希。
おいでおいでと誘う夏希に、ダメだよぅと小声で言いつつ内心興味シンシ
ンのひいろ。
見てはいけませんひいろさん、とばかりに彼女の目を隠しながら、自分はしっ
かりのぞいている愛。
>>532 先生はそんな一同をツマミにビールをあおっている感じか。
534 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 05:36:12 ID:lsYBbFk1
沙夜タンのSSをキボン…(・A・)
hosyu
hosyu
...
L季の終盤、時空の狭間で「僕」と「俺」が巡り合うとき、
ヒロインも交えて3Pとかそういうわけにはいかぬかw
「ちょっと待てお前は現実界担当だろう、流水音は俺のもんだ」
「でも中の人はもともとこっちの人間じゃないか」
「だいたいなんでお前が流水音に惚れてるんだよ」
「僕と君は中の人が同じだろう」
「あ、そうか」
「だよね」
「というわけで」
「い〜〜〜や〜〜〜〜〜〜」
ぜひトリスメギストスも加えて触手4Pを。
シーナっていうか、人魚は妊娠しても陸にいられるのだろうか。
やはり出産は海の中なのか。そんなことをぼよよん先生のエロ原画集を見ながら考えてました。
ファンタジーゆえ陸上でも出産可能と思われ。
でも心の問題で海が見える場所じゃないとダメと思われ。
ウミガメのように出産は陸上でとか(ぉ
それは産卵だしw
レスの意見をまとめると砂浜で衆視の見守る中、産卵汁ってことですね(*´∀`)
おっと、セイレーンの友達もいたな。2人並べて産卵産卵。
hosyu
天羽と星原で上岡の肉棒をダブルフェラ
亜希子さんとさやかちゃんの方が……ヤベ、良すぎ。俺天才かも。
うっかり桐生のナニに牙を立ててしまうエリザ先生。
東由利のブルマを被る亜希子
舞波家でもクリスマスを祝ったりするのであろうか。
優希たんの笑顔やミニスカサンタ姿をみれば、変態兄も文句なしです。
クリスマスケーキを大鎌で切ってしまいそうだな。
ついでに妹の服も切ってしまえば(ry
裸にサンタ服の優希
ムスコに靴下を被せる聖邪
hosyu
唯芽相手に豆責めをする時期になりますな。
くりちゃんをくりくり
恵方へ向けて足を開いて電動太巻きを挿入。
エリス特製のえげつない太巻きかもしれんぉ
hosyu
テス
561 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 01:49:41 ID:qc8gFvOH
あげ
ho
保守