週刊少年ジャンプ連載『ONE PIECE』(尾田栄一郎)のエロパロスレです。
■推奨■
・投稿時には名前欄に「カプ名@作者名」 (名無し作家さんは作者名不要)
・最初(or名前欄)にSSの傾向提示。鬼畜、陵辱、SM等は苦手な人もいるので特に。
・sage進行(メール欄に半角小文字でsageと入力)
純愛・鬼畜・和姦 かつてエロの全てを手に入れた男
”エロ賊王”ゴールド・ロジャー
彼の死に際に放った一言は 21歳以上の人々をエロパロへ駆り立てた
「おれのエロSSか? 欲しけりゃくれてやるぜ… 探してみろ この世のエロの全てをそこに書いてきた」
世は 大エロ賊時代を迎える―――
3 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 14:32 ID:SfbGUKD9
4 :
感想屋1:03/08/12 14:35 ID:AtF0/zUV
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
乙です、
>>1さん!
6 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 15:45 ID:fkl6V99h
7 :
さいたマン:03/08/12 16:13 ID:nSJ8BCgy
8 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 16:21 ID:n6/vlcEj
やったー待ってましたよ!
んな訳ない。
尾張。
>>1 乙ですた。
今晩あたりにSS投下予定です。
明日から当分出かけるので、全部書けるか途中までになるかは微妙。
シリアスルナミです。ルフィ一人称で…四苦八苦しています。
にーさんの言っていた意味が分かりました。ルフィの語彙の少なさは、一人称
では致命的ですね。ナミの服装すらろくに説明してくれない・゚・(ノД`)・゚・。
がんがります…はい。
>>1様
乙です!
明日から盆休みだ〜。沢山書きたいです。うう。
11 :
さいたマン:03/08/12 17:45 ID:nSJ8BCgy
そろそろマトモなSS書こうと思って松。
サンナミ・・・・ゲフンゲフン。ゾロビン・・・ゲフンゲフン。・・・ルフィビ・・・・ゲフンゲフンゲフンゲフン。
マイナーカプでやりたいけど何かいましたっけ。
12 :
さいたマン:03/08/12 18:01 ID:nSJ8BCgy
一応予告。
同時上映(違)になります。
長編:未定。
短編:ウソップ滅亡話
13 :
さいたマン:03/08/12 18:12 ID:nSJ8BCgy
連レス失礼。
長編ケテーイです。サンジ×ナミ×ロビで逝こうかと。微ギャグ。もしかしたらギャグ八割になりかねないッス。
14 :
感想屋1:03/08/12 19:27 ID:AtF0/zUV
さいたマン氏のギャグは激しく期待。ガンガッテ!
15 :
さいたマン:03/08/12 19:56 ID:PT/AMxCn
ななるまにーさんのサイト逝って間違えて広告クリックしちゃっていろいろ出た時は死ぬかとオモタ
>1 乙!テンキュー!(お塩かよ)
新スレ記念に一発投下しま…
うわ、どろんぱさんとカプかぶる。プチルナミ祭りになるますよ。
>どろんぱさん
ルフィは難しいですよね…わかってくれて嬉しいです。あいつなんであんなに…まぁいいや。
シリアス期待してます!プチ祭りでしょっぱな飾りましょう!
>さいたマンさん
うわーい二本立て!長編まってるYO!サナロビハァハァ。ギャグでもハァハァ。
そして…スマソ。エロバイダですから…みなさん広告には気をつけて。
あんなとこにあんなもんおかんでもとか思われとるんちゃうかと…だから
エロサイトやんの初めてだから慎重になったんだよ!と誰も責めてないのにキれてみる。
さて、ぬるりと投下するか…最終確認中!この後多分すぐ!
えー、毎度バカバカしいエロをひとつ…。
ルナミです。エロコメです。明るく元気にやってます。嫌いな方はスルーで。
それではどうぞ、召し上がれ♪
**************************************
『遭難です』
「島が見えたぞーーーー!!!」
船首でルフィがはしゃいだ声を上げる。私はその方角を見て、眉をしかめた。本格的なジャングルじゃないの。
鬱蒼と木が生い茂るその夏島には、だけど、『とても持ち帰ることの出来ないほどの秘宝』が眠っていると言う。
お宝は欲しいけど、ジャングル探険はやっぱり私の本分じゃない。ここはいかにも得意そうなやつらに任せ
たほうが良いわよね、と思ってたんだけど。
船を入り江に泊めて、縄梯子を下ろしている最中に、ルフィが飛び出していってしまう。何回単独行動する
なって言えばあいつは理解してくれるのよ!
「ちょっと!待ちなさいルフィ!あんた一人じゃ迷っちゃうじゃないの!誰か一緒に…」
「お、あっちなんかあるぞ」
声に気がついて振り向くと、ゾロがすたすた逆方向に向かっている。ああ!あっちはさらに超駑級の方向
音痴じゃない!
「サンジくん!あっち!ゾロ追って!」
「ええーーーー?!ナミさん、そんなぁ〜」
「えーじゃない!行け!!!」
「はい!…………あーやる気しねぇ。おーい、バカゾロー、迷子予定中断しやがれー、ぶっ殺すぞー」
ブツクサ言いながら追いかけるのを確認して、ルフィの走っていった方に目をやれば…ちょっと、どこ行ったの?!
「ウソップ!ルフィどこに行ったのよ!」
「し、知らねぇよ!俺様は突然飛んできた巨大な猛禽類と果敢に戦っていたところだったんだ!なあチョッパー!?」
「え?カモメだったぞ?」
「信じられない!あんたたち追いなさいよ!」
「いや、それが困ったことに持病の島に入ってはいけない病が…」
「ええーーーっ!ウソップ病気なのか?!どこが痛いんだ?!」
ダメだ、こいつら待ってたらいつになるかわからない。あーもう!!
私は船を飛び出すと、ジャングルの中に足を踏み入れた。
「ルフィー!ルフィどこにいるの!返事しなさーい!」
呼びかけるけど返事がない。
足元が苔でズルズル滑るし、ツタや木の枝が邪魔して、前が見えない。ど、どうしよう。引き返したほうが…。
と、思ったとき、頭上でなにかの鳴き声がした。思わず叫ぶと飛んでいく音が聞こえる。大きな鳥…だと
思うんだけど…。
ヤ、ヤダぁ。さっきのウソップの話…嘘だと思うけど!
巨大な猛禽類って…こんなジャングル、いないとも言い切れないじゃないの!どうしよう!
…ルフィ、そうよ、あいつと合流しないと、恐くて戻るに戻れないわ!
「ルフィ!お願い返事してーーッ!!」
喉が壊れるかと思うくらい大声で叫ぶと。
「ナミ?おーい、こっちだ!すげぇぞー!」
いた!よ、良かった!声のした方に向かって転びそうになりながら走っていくと、やがてルフィが何かを
見ながら手招きしているのが見えた。
もしかしてお宝見つけたのかしら?!
「ほら見ろ!ミヤマだ!」
「……誰が虫取りしろっていったのよ!!」
ガツンと一発殴っておいた。
「…つうかよ、お前来ねェっつってたのに何来てんだよ」
「あんたが一人で突っ走ってくからでしょ!」
「俺は一人だって別になんも危なくねーもんよ」
「誰があんたの身の危険を案じてるってのよ!バカね!あんた一人だったらガラクタしか拾ってこないのに
決まってんじゃない!あー、サンジくんでもつけておけば安心だと思ってたのによりによってゾロまで
突っ走るから…!」
「お前一人でベラベラ忙しいなぁ。あー、それよりナミ」
「何よ!」
「胸当たって歩きづれェんだけど」
「!」
慌ててぱっと離れた。
…そうよ、恐いからしがみついて歩いてたのよ、ルフィの腕に。だってなんか転びそうだし!その辺から
猛獣とかでてきそうだし!悪い?!恐いのよしょうがないでしょ!それを…胸、当たってるとか…!
「手ェくらいだったらつないでてやるよ」
ほら、と差し出してくる。…なによ、えらそうに!
「結構です!」
腹が立ったから振り切って先に行くことにした。ガサガサ草を掻き分けて、山道の傾斜が結構キつい。
あー、やだっ、虫にさされた。
大体こんなとこ来るつもりなかったのよ。来るんだったら靴履き替えたし、こんなスカートじゃなくて…。
「おい…おい、ナミ!そっちは…」
「何よ!っきゃ…」
振り向いた瞬間にずる、と足が滑った。
「崖っ…!ナミ!」
「ああああっ!!」
咄嗟に手を伸ばしてルフィが掴んでくれた…けど!滑って…落ちっ…嘘!高い!!?
「いやーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「あ、やばい!ナミ、おい、ちょっと!」
「なになになに!」
「助けてくれ!下、川だァ!」
「ウソーーーーーーーーーーーーーっ!?」
どれくらいの高さから落ちたのかわからない。
ルフィが私の頭抱え込んで庇ってくれたのはわかったけど、川に落ちた途端にあっという間に力が抜けて……!
慌てて逆に私が抱えなおす。何とかして水面にあがらなきゃ!けど…流れが…早い………!
………………………ちょ、ちょっと…やばい、かも…しれない………けど…!
……お宝見ずに死ねるかってのよぉおおおおおおおおおおおおお!!!
「…ゲホ!ゴホ、ケホッ…ハ、ハァ、ハァ、ハァ……ルフィ、ハァ、…ちょっと…生きてんでしょうね!」
流されて、それでも泳ぎ着いた浅瀬に、なんとかルフィを引きずって上がった。
息しなさいよ、コラ!十回ほどビンタを張ると、はぁあ〜と情けない声上げた。…良かった。無事ね。
にしても…どれくらい流されちゃったのかしら。
「あー、生き返った。ありがとな、助けてくれて」
「どういたしまして。…って信じられない、コレ。二人まとめて遭難じゃないのよぉ…」
「いやー、弱ったな。はっはっは!」
「笑いごとじゃないってのよ!遭難よ?遭難!ここがどこだかわからないってのよ!」
「迷子か。なんだよゾロと一緒か。うわっ!プライド傷つくなー」
「よりによって…こんなサバイバル能力なさそうなのと…」
「まァ、なんとかなるさ。戻らなかったら、誰か探しに来てくれんだろ。それよりお宝探そうぜ」
「ドばか!こういうときは動かないほうが良いの!…どうしよう、どこか安全なところ…」
「お?あっちになんか洞窟っぽいのあるぞ」
すたすたそっちに歩いていく。もおーー!
「なんか真っ暗だ。奥深いのかなァ」
「ちょ、ちょっと。やめよ。灯りもないのに行けないわよ」
「そっか。あれ?お前火とか持ってないのか?」
「そういう仕度をする前に、あんたをおっかけちゃったのよ!」
「うわ、バカだなー!」
「誰の所為だと思って………ッ、クシュ!」
う、冷えてきた…。当然だわ、服着たまま水泳したんだもの。絞るくらいのことしないと…。で、でも…
ルフィがいるのに…?
「って何をさっさと脱いでんのよーーーー!!!!」
「え、だって濡れて気持ち悪ィし…って、見んなよスケベ」
どっちがよ!パンツ一丁になって服絞ってるのよ!信じられない!セクハラでいつか訴えてやる!
「お前も脱いで絞れば?」
「できるかってのよ!ああん、火さえあれば…。ちょっと!枯れ木を擦り合わせて火を起こすくらいの努力、
男ならやってみなさいよ!」
「………お前時々現実的じゃないこと言うなぁ。枯れ木がどこにあるんだよ」
「生木でも出来んじゃない?!あんたほどのバカ力な……クシュン!」
あああ、どうしよ。いくら夏島だって、日が落ちたら冷えるだろうし…日が…………え?
嘘!もう落ちかけてんじゃない!信じられない!本格的に…遭難、決定…?
迷っている間にも、どんどん日は落ちて。日中も日の当たらない洞窟の中は、予想以上に温度が低かった。
パンツ一丁のままで腹減ったなぁなどと呟いて寝転がっているルフィは、私がガタガタ震え出したのに
気がついた。
「…なぁ、お前せめてその濡れた服絞れって」
わかってるわよ!背に腹かえられないって!けど…けど…。
「………見ないでいてやるからさ。寒いんだろ」
「…ほんと?」
「ああ」
目を閉じて背中を向けたのを見て。私はようやく、濡れた服を脱いで絞った。…下着だって、気持ち悪い。
でも…やっぱやだ。…でも寒い。…でもやだ。
迷っている間に。
すっかり日が落ちて、真っ暗になった。
「ナミ」
いきなり背後に近づいた声が聞こえて、私は両手で体を庇った。
「な、なに!寄らないでよ!ていうか見ないで!」
「もう真っ暗だから見えねぇよ。それより、お前まだ寒いんだろ?」
「そん、なこと…」
「歯ァ鳴ってるぞ。俺は平気だけどよ、お前は違うだろ」
「………」
「抱っこしてやるよ。ちっとはましだろ?」
「な…!」
言うなり暖かい腕に抱えられて、膝の上に横に座らせられた。途端に、逆にルフィの体がビクッとなった。
「うわっ!なんだ?お前まだこんなビショビショ着てたのかよ!」
「だ、だって…!」
「お前バカと違うか?さっさと脱げよこんなの」
言いながらに背中に両手を回して、探ってくる。
「ちょ、ちょっと!やめっ…」
混乱している間に、プツリとホックを外された。
「やっ……!」
ズル、と脱がされて、胸がひやりとする。見えていないとわかっていても、恥ずかしくて泣きそうになった。
でも。ぎゅ、と抱きしめられて。触れたルフィの裸の胸は、ものすごく温かくて。
「ほら。だいぶ良いだろ」
…悔しい。すごい暖かい。だけど信じられない。ルフィにこんな格好で抱きしめられるなんて。
「…お前、体やらけぇなぁ」
「バッ…!」
「離れんなよ。寒いんだろ」
「な、によ。変なこと、言うから…」
「変か?………あー、…いや」
「な、に」
なに?……なに、この、音?すごい。ドカドカ言ってる。…胸?ルフィの…?
…それに、お尻の下…なんか!固いのが…当たってる!
「…!ルフィっ…!」
「悪ィ…変な感じになってきた」
嘘!やだ!
「ダメ!」
「ナミ」
「ダメだったら!」
「抱きたい」
嘘ぉっ……!
ぎゅうっと抱え込まれて身動き取れない。顎掴まれて、唇が重なってきた。
嘘、嘘!信じられない!こんな!
「…ああ」
「や、だ。ルフィ」
「俺ずっとこうしたかったのかも知んねェ」
「…え?」
「俺ずっと、お前抱きたかったのかも」
いきなり胸、触ってきた。掠るように乳首に触れている。…嘘…!
「やっぱそうだ」
「やぁっ…」
「抱きてェ。ナミ、俺、お前が好きだったんだ」
「な…、ぁっ…」
乳首を、きゅ、と抓られて、唇がまた重なってくる。不器用に、数度擦りつけるみたいにして、そして舌が
差し込まれる。
「ん、ふっ…」
「ん」
やだ、嘘………。気持ち好い…?
口の中をかき回され、乳首をくにくにと抓まれて、ビリビリと背中を何かが走っていく。嘘よ。嘘…
こんなの。やだぁ…。
「俺、なんで今まで気がつかなかったんだろ」
「あっ、ダメ!そんな…」
する、と脇腹をなぞり落ちて、片手が足の間に差し込まれた。その途端、強い衝撃が内側から起こる。
嘘よ、こんなの。気持ち好い、どうして?!
ルフィの指が、下着の中に入り込んでくる。ずらされて、直に触れられた。
唇を吸われて、胸を触られて、疼いていたそこを、弄られている。
「ダメ、ダメ…ルフィ、いやよぅ…」
「でもナミ、濡れてきてる…」
証拠を示すように、指がぬめりをまさぐる。…ちゅ、くちゅ、と音が立ち始めて。
「やぁっ…」
「嫌じゃなくしてやるよ…」
合わせ目を探り当てて。真っ暗だっていうのに、全部見られてしまっている気がする。
ほんとは見えているんじゃないの?!そう思うと、恥ずかしくて、どうにかなってしまいそう。
だって、剥き出しにされたそこを、軽く揺さぶって…
「ああっ!そこ、ダメェ!」
ビクビクと体が跳ねてしまう。ああ!いや、こんな暗闇で。
「恐いっ…ルフィ、あ、ぁ、ヤ!」
「なんだよ、俺だぞ?ずっと喋ってたら良いか?」
「あ、ぁア、だって、ルフィッ…」
「ああ、すげェ、熱くなってきた、体」
「ア、ア、や、ぁ…そんなに、し、ちゃ…アッ!」
「ぐちゅぐちゅだぞ。ここが一番、熱い。お前の」
「あ、あっ!…ハッ、…ア……アァアッ!」
ぐちぐちっと擦られて、頭の中でバチン!と何かが音を立てて、弾けた。
…ゆらりと倒れそうになる体を、抱えなおされて。首筋に、ルフィの熱い息づかいを感じた。
あ、あ…だるくて、身動き、取れない…。
「入れるぞ…」
「ハ、ァ……あ、…やだ、待って…」
「待てねェ」
足を大きく割られて、腰の上に跨らせると、ルフィは、指で広げたソコに熱い塊を押し当てた。
腰を掴まれて、下ろされる。じゅぷぷ、と音を立てて…ああ、やだ!簡単に…
「ぁっ…入って、くるぅっ……」
「すんげェ熱いな…ナミん中」
「あ…あ…奥、まで……拡がっ、ちゃ…」
「キツ…」
言いながら、乳首を、きゅ、と抓ってくる。途端にもどかしい感じになって…。
あ、あ、どうしよう、すごく、熱い。…地面についた膝が、痛いけど。嘘よ!…くねくね腰が…
動いちゃう…!
「やっあ、あんっ!っ…ん、…あ!あっ………はぅ、…んんぅっ…」
「うわ、スゲ…お前…」
「や、や、どう、しよ…気持ち、イイ…ッ!」
胸の先の甘い刺激。ソコを出入りする感触。声。
粘膜の擦れる音。ルフィの熱い肌。お互いの息づかい。
それしかない。それしかないのに。もう、おかしくなりそう…!
狂ったように腰を振りながら、感触と音だけに頭が集中して、さらに翻弄されていく。
「だ、ダメッ、や、ぁああっ、ダメ、ぇっ…!!」
「うァ……は、……すげ…好い…ナミ」
腰を持ち上げられて、体勢を変えたのか、強く下から突き上げてくる。
ぬぶん、ぬぶん、と出入りする、音と、感触。熱くなってしまった私は、もう、叫ぶしかない。
クシュクシュ、と指先で乳首を擦られて…
「ヒぅん!…ンぅッ!や、ヤ、あ、あァっ…しちゃ、ヤ、ルフィ、しちゃ…いやァ…、あ…っ!」
「ッ…。は…とまんね……、ゥ……わり。ナミ……あッ!………くそ、いきてぇ!!!」
「ア!…やぁ、ぁ、ん!………んぅ……ハ……あぁああっ!!」
グネグネと揺らす腰と、ルフィが突き上げるリズムが。
時々シンクロして。時々ズれて。
…もォ!わからない、なにも!
だって、もう、気持ち好いってことしか、ない!!
「やぁ!ッ、やーーッ!ダメ、死んじゃう!すごいヘン私ィッ!!!」
「き、…つ!…ナミ、…お前!」
「イっ……あんっ…!イっ、ちゃう、よぉっっっ!!!」
「……んッ…………!」
…私の一番奥深くに、ルフィは熱を迸らせた。
私は、ルフィの熱い体に抱きしめられたまま、眠りに落ちていった……。
「…ミ?ナミ起きろ!すっげぇぞ!」
「なに…きゃあっ!」
「早くこれ着てこい!」
やだ、明るくなってる!朝?!
ていうかなんで体のうえに麦わら帽子よ。隠したつもりなの?!
一晩たって乾いたらしい私の服を放ってきて、ルフィは早く早くと急き立てる。
慌てて身につけると、ルフィは待ちきれない、といった風に手首を掴んで、洞窟の奥へと連れて行こうとした。
「えっ!やだ、ダメよ、真っ暗だし危ないじゃない!」
「大丈夫だ!なんにもねぇ一本道だったぞ」
「行ったの?!」
「おう、お前が寝てる間にな!」
呆れた。裸で寝てる私ほったらかして行っちゃうなんて。何かに襲われたらとか思わないのね。
……麦わらおいてったからっていいってもんじゃないわよ。まったく!
ぐいぐい引っ張られて、転びそうになりながら、私はルフィの後をついていった。
確かに何もないけど、壁にぶつかりそうでひやひやした。それでもしばらく歩いていくと、次第に、
光る出口が見えてきて。
「ほら!見ろ!ナミ!」
「……わぁっ……!」
呆然と見上げたそこは、水晶の谷。ぐるりと丸く開いた空から差し込む朝日に、キラキラと輝いて。
中央にそびえる巨大な柱状の水晶が、まるで儀式の祭壇のように光を放っていた。
…とても綺麗。ダイヤモンドもかなわないかも。
「…でも、はは…なるほど。これはとても持ち帰れないわね」
「ええっ?そうかァ?」
「そうでしょ!あんたこれを砕いて壊せる?」
「うーん…」
「ほらね」
言うと、ちょっと困ったような顔をして。
キョロキョロしたかと思ったら、走っていって、しゃがみこんでいる。
立ち上がって、戻ってくるとルフィは笑いながら手をさしだした。
「ほら、こんくらいなら持ってったって良いだろ」
私の手のひらに無理矢理握らせたそれは、まるで氷砂糖のようなひとかけら。
キラキラと小さく光る。
「やるよ」
「ったく…こんなんじゃハンコの材料にもなりゃしないわよ」
言いながら見ると満面の笑み。
…しょうがないわね。まったく。
「もらってあげるわ」
「おう!」
やや暫く、そこで見惚れていた時。声が聞こえた。
「ナーーーミさーーーん!ついでにゴムーーー!どこだーーー!」
「サンジ?…おーーーい!こっちだーー!」
ルフィが叫ぶと、水晶柱の裏側からサンジくんが顔を覗かせた。
「あー、いたいた。…おい、ゾロそっちじゃねェ!勝手に動くなバカマリモ」
「んだよ…いたのか?」
「ゾロも一緒なの?」
「ああ〜心配したよナミさん。まさか一晩帰ってこないとは…ケガはないかい?」
「ししし、遭難しちまってたんだ、俺たち」
「遭難って…この一本道でかァ?」
「一本道を獣道に変えちまう迷子がケチつけんな。でも一体どこで迷ってたんだい」
「あっち側から入ってきたのよ?川に落ちて…一本道ってどういうこと?二人ともどうやってここに…」
「この裏からまっすぐ船を泊めた入り江に抜けられるよ?俺達昨日、すぐここにたどり着いたんだぜ?」
柱の方を指さす。
……ってことは、なに。
私達まったく逆のルートを歩いていたわけ?それで…川に落ちた挙句…あんなことに…!
「どしたのナミさん。顔真っ赤…ああっ?風邪でも引いたんじゃ!」
「なんでもない!………船に戻るわよ」
「おう!サンジ、戻ったらすぐメシな!」
「用意してあるよ。ったく…こら!そっちじゃねェよこのクソゴム!道なりにいけ!」
「…まったく飛んだ無駄足だったな」
ゾロが溜息混じりに言う。
私は、前を走っていくルフィの背中と手のひらの中の水晶を交互に見て。
そうでもなかったわよ、と心の中で呟いた。
end.
**************************************
おつかれさまでした。
コンパクトだなー今回!…と思ったんだけどそうでもなかったです…あれェ?
サバイバルで組むんならルフィだと思いますけど、どうでしょう?だめか。はぐれてえらいことに
なるのが落ちか。確実に役立つのはサンジだけど…どうだろう。あいつうっかり怪我しそうだ。
気が向いたら一本書いてみます?
女の子と遭難は…してみたいけど…守れる保証が…(笑)
さて次はどうしたものか。ちょびっとネタ探しの旅に出るか。お台場方面へ。(ヲイ)
新スレ乙です〜。
そしてにーさんが早速投下!!
今からじっくり読みます!☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ !!!
藻いらで30番目かな?
DAT回避!
にーさんで回避できてるちゅーに。
31 :
感想屋1:03/08/12 23:15 ID:P+hLchmx
ななまるにーさん、乙でしたー!
ルナミうれしいっす!
このままルナミ祭りだとうれしいんだけどナ(´・ω・`)
やっぱりにいさんはサンナミがいちばん
ラブラブっすね〜 厳しいことをいうようですが
なんかよくわからんままエチーに入ってしまったような気が・・ナミもなんか乗り気じゃなさそう・・・
(漏れの想像力が足りんようです、精進します)
うう、ごめんなさい、これも愛ゆえ、と
お思いください・・・
でも次作、期待してます!
いつも投下してくれてアリガト!(´▽`)!にーさん!
気がついたら前スレのまとめすごいっすね。
ホント、乙でした。すばらしい仕事ぶり!(・∀・)イイネ!!
回避なったんですか?おうイェー。(自覚ないのかい)KINOさんテンクス。
そして毎度ありがとう感想屋1さん。よくわからんのがルフィと、にーは心得ますよ。
巻き込まれる恋はジェットコースター。理屈じゃないんです。…いやでも、ちょっとちんぽの都合だったかな今回。
よくわからんけど気持ち好いのもラブを生む要因ですよ。恋には様々な形があってしかるべき!
…なんつったりして。サンジはおしゃべりだから便利だよね!まったく!
そして自分のIDに焦ってみたり。
H to you って、…えへ。(笑)
34 :
感想屋1:03/08/12 23:58 ID:P+hLchmx
やっぱにいさんもお台場いくんですか?
他の作家さんたちなんかは行かれるんですかね〜?
ぜひとも私としては風呂場を見に行かなくては、
と思っとるんですが(w
でもいっぺん特定カプでキャラ掘り下げちゃうそれ以外の相手とは書きにくくなったりしない?
>感想屋1さん
いきますよ。自分は行きます。なぜならそこに船があるからさ!風呂はあるのか…?
>35
ないです。書きやすいから書くのと書きたいのはまた別。このカプでなければ!というのとこのカプならどうなる?というのもまた別。
掛け算はキャラの数だけ。無限大です。書きたかったらありえないのんでも書くんですよ。
37 :
感想屋1:03/08/13 00:15 ID:JBkBbXi0
おお、>書きたかったらありえないのんでも書くんですよ。
の一言に感動・・・!
さすが、神!(・∀・)職人だなぁ
新スレおめ!早速お気に入りに追加登録してるわたしw
神々の活躍をお祈りしております・・・
おはようございます。
予告していたルナミなんですが、今エロ部分書いているんですけど、どうにも
間に合いそうにない。
前半だけ投下するつもりだったんですが、これは全部の方がいいかなと今回は
投下を見合わせます。
なんかかなり長くなりそう。エロもくどい。
ギリギリまで書いてから行ってきます〜〜
40 :
感想屋1:03/08/13 09:33 ID:KjhgU/Sk
どろんぱさんおはよ〜(・∀・)っていうか早起き?(w
エロくどいだなんてまじですか!!!????
すっげー期待しちゃいますよ(w
41 :
さいたマン:03/08/13 12:02 ID:pTzJXKPL
良イデス! 自分も早く投稿せねぶぁっ・・・
動きが止まってる…ように思えるのは気のせいですか?
きっと神達が一生懸命
書いてくれてるのさ!(と、思いたい)
ほら、お盆だし
すまない、自分はコミケに逝ってくるので数日留守にしますよ。
良い成人向本に出会うためなら、俺はお前が芯でも構わない!
うぁー、暑くてむさいだろうなー国際展示場…(げんなり)
あ、お詫びといってはなんですが次回予告。この間のゾロロビの連作を。
…ここに投下できるようにエロく仕上げねば。
やっぱり夏コミですか。
ヒラコー氏はまたワンピ本ぽいですがやっぱりナミメインかな?
それともロビンかな?
現在9Xビビ書いてます〆(゚▽゚*)
エロはあるんだかないんだかまだあれですが、ラブストーリー書きたくてがんばってます。
夏季休業ですかね。みんな。
>にーさん、気をつけて〜。
わしは仕事です。
自ジャンルは斜陽の一途……茨道がんばります
盆休みだ!書くぞ!と意気込んでたのに、パソの調子悪い&何やら忙しい…、で滞っております。
なぜなんだ〜!
48 :
さいたマン:03/08/15 08:15 ID:mEUzD+9I
ここ二日、パソコンがぶっ壊れてました。バクアプーは取ったんで大体のデータは無事ですが
SSのみ無事じゃないです・・・
さいたマン氏、前もパソ壊れてなかったですか?(笑)
ウイルスがすごいからウインドウズの方々は
大変っすね〜
50 :
さいたマン:03/08/15 15:10 ID:rhNPuaC5
>>49 ええ、ウィルスにつぐウィルスです。どっかからメルアド漏れてたみたいで。 運良くテレビで騒がれてる住機ネットをとめたウィルスにはかかってませんが・・・・
とりあえずもうすぐ・・・もうすぐと言いたいです。
51 :
山崎 渉:03/08/15 16:47 ID:4fmQeeOf
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
>さいたマン様
Bんとこは今流行のウイルスですた…つд`)
53 :
さいたマン:03/08/15 22:16 ID:rhNPuaC5
>>52 (つд`)
友達がデータ全てあぼーんしたとか言ってたけど、被害はどのような?状況は?(黙れ
私はあの書き込みの後、帰省していました。
行きは事故渋滞、帰りは雨で一般道めちゃ混みで大変でした。
この前はスクリプト荒らし厨の巻き添えでアク禁食らうし、最近いいことない
かも…(´・ω・`)
予告していたルナミできあがりました。
もう一度チェックして投下します。
>さいたマンさん、Bさん
不遇な…
窓ユーザー、大変なことになっているようですね。
大丈夫ですか?
ルナミを投下します。ラブラブです。
純粋なルナミではなく、他のカップリングでの前提もありますので、ルフィに
はナミだけではないと(逆もしかり)というような方はスルーしていただければ
と。
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視線
なんか見られてる。
ナミのやつ、なんかオレを見ている。
なんか用があるのか?と聞こうとすると、くるりと振り返ってどこかに行っち
まう。
怒らせるようなことしたのか?と思ったが、そうでもないらしい。
ナミのことだ。なんか怒るようなことがあったら、絶対オレぶん殴って、ギャ
アギャア怒鳴ってる。
腹でも痛いのか?とも思ったが、いつも通りに飯食って、酒飲んでるし。
もう、訳わかんねェ。
でもふたりっきりになると、なんか顔赤くして、ぷいっとどっかに行っちまう
んだよな。
「なァ、ウソップ…」
晩飯の後、ウソップ工場でなんか作ってるウソップに聞いてみた。
「ナミ、どうしたんだ?」
「ああ?ナミ?」
オレの方、見もしねぇで作業を続けてる。
「なんか変だ、あいつ」
「どうしてだよ?」
「あいつオレのこと妙にジロジロ見るんだ」
「気のせいだろ?」
「そうか?」
「お前、ナミ怒らせるようなことでもしたのか?」
「…わかんね」
「バカだな。そんなに気になるなら本人に聞きゃあいいだろが」
「そうなんだけどよ。聞こうとすると、なんか顔赤くしてどっかいっちまうか
ら」
「ふーん。オレにはいつも通りだがな」
「オレにもいつも通りだぞ」
と、傍で医者の本を読んでたチョッパーまで言いやがる。
余計に訳わかんねェ。
「ロビンにでも聞いてみたらどうだ?」
「…ロビンにか?」
「ああ。女同士何か聞いてることもあるだろうからさ」
ロビン。心当たりがあったかもしれねぇ。
この前、オレはロビンを抱いた。
恋とか愛とかそういうのじゃねぇが、まぁなんとなくそんな流れになって。
でも1回きりだ。その後ふたりともどうもしねぇし、普通の仲間だ。
ロビンもたぶんそう思ってる。
でも、それがナミとどういう関係があるのかがわかんねぇ。
あーあ。
大きな溜息をつくと、いつの間にかオレの後ろにナミがいた。
「珍しいわね」
「…何が?」
「ルフィが溜息つくの、初めて見た」
「んん、そうか?」
ナミが少し悲しげに、寂しげに笑ってる。
そんな顔のナミを見るのは久しぶりだ。
オレはナミの太陽のように明るい笑顔が好きなのに。
泣いてるような笑顔のナミなんか見たくない。
「ナミ、なんか怒ってるか?」
おそるおそる聞いてみる。
返事を聞きたいような、聞きたくないような。イヤな気分だ。
「なんで私が?」
やっぱ、怒ってるよ。
全く、どうすりゃいいんだよ?
ロビンじゃなくてナミを抱けばよかったのか?
ナミこそ、サンジと毎晩乳繰り合ってんじゃねぇかよ。それにナミのこと、オ
レじゃ幸せになんかしてやれねぇだろ。
お前はサンジみたいな優しいヤツの方が合っている。
自分自身でも分かっているんだろうが。
そんなこと考えながらなんとなく空を見上げると、降ってきそうな星が空一面
に広がっていた。
オレの悩みなんか、小さいものだなと思ったら、なんとなく馬鹿馬鹿しくなっ
てきた。
この狭い船の中で男と女が乗っているが、みんなオレの見込んだイイヤツばか
りだ。
最高のクルーと共に行く、麦わらに誓った野望のための大冒険。
こんな小さなことに思い悩んでる暇はねぇ。
胸のモヤモヤが晴れて、オレはナミに笑いかけた。
「ロビンとオレとのことは気にすんな」
「何よ、それ」
「別にロビンもオレもあれっきりだし、お前が気にするようなことはねぇ」
「もう、いきなり、何よ」
「あ、お前そのこと気にしてたんじゃねぇのか?」
「そのこともあるけど…」
「他にもあるのかよ?」
「ここでは話せない…今夜はロビンが見張りだし、後で部屋に来てよ」
「いいのか?」
「うん…」
ナミはふいっとキッチンへと行ってしまった。
ナミがオレに言いたいことは見当もつかない。
みんながいびきをかき始めた頃、オレはそっとハンモックを抜け出した。
壁の向こうにいるはずのナミに会うのが少し怖かった。
どんなに強いヤツと戦うときだって怖いと思ったことはない。
言いたいことを言わないナミにはどうしたらいいのかわからなくて、オレは旅
に出てから始めて怖いと思った。
「ナミィーー」
女部屋の入り口を開けて降りていくと、ナミは航海日誌をつけているようだっ
た。
「なんだよ話ってのは」
とりあえず、目に付いたみかんを口に放り込む。
甘酸っぱい香りが口一杯広がるが、まぁ腹の足しにもなりゃしねぇがな。
でもナミのみかんは本当に美味い。
今まで食べた中で一番。
「あー?勝手に食べたわね?」
「なんだよ?いけねぇのか?」
「そうじゃないけど…」
よっぽど情けない顔していたらしくて、ナミはオレの顔を見て吹き出した。
久しぶりに見る、ナミの明るい笑顔。
オレの好きな、太陽みたいな笑顔。
「やっと笑ったな」
「ん」
ナミは少し頬を赤くしてにっと笑った。
「わざわざ来てもらって、ごめんね」
「オレも話あったし、気にすんな」
「気にすんなって、さっきも言ったね…」
「ロビンとのことか?」
「うん…あ、ルフィ、何か飲む?」
「飲みもんより、食いもんねぇか?なんか腹減った」
「ないわよ。もう、私に付き合って少し飲みなさいよ」
「えーーー」
「文句言うな」
ナミは問答無用、とオレにジョッキを手渡した。
オレ、酒強くねぇんだけどなぁ。
自分にもカクテルを作って、オレの傍にやってきた。
なんだかひさしぶりにナミを見る気がする。
今晩のナミはなんだかいつもと違う気がした。どこがどう違うのかはオレには
わからないが、なんとなく服装の雰囲気とか。
なんかぴらぴらした感じの服で、女っぽい。
首の後ろで結んだだけの上とか、脱がすのも簡単そうだ…
あー、オレ、もう酔ってるのか?
ロビンとのこと話した後のせいか、今まで感じたことがないほどナミが女っぽ
く感じる。
ナミの裸を盗み見た時や水着みたいな踊り子の服の時よりも、今の方がドキド
キしている。
柔らかそうな肌、ぷっくりとした唇、柔らかそうな髪の毛。
ナミの動きに合わせて、ふわんといい匂いがした。
「私、ルフィのこと好きなの」
「ふぇ?」
酒を吹き出しそうになった。
「ゾロとかサンジくんとか付き合ってみたりもしたんだけど…やっぱりルフィ
が好きなの」
何て答えたらいいんだ?
「ロビンからルフィに抱かれたって聞いて、もう私駄目だなって。ずっと言わ
ないつもりだったんだけど…」
「なんで言わないつもりだったんだ?」
「ルフィは私よりももっと熱いものに夢中だから」
「……」
「女を置いて夢を追う自分のものにならない男に惚れるなんて、我ながらどう
かしていると思ったわ」
ナミは静かにオレの目を見つめた。
「でも、あのアーロンパークで私を救ってくれたあの時から、私はもうあんた
しか見えなかった…大きな夢をひたすら追う男の背中を見つめながら、その男
の船に指示を与えることしか私にはできなかった…」
「ナミ…」
「あんたがロビンを好きでも構わない。私はルフィ、あんたのことが好き」
ナミの瞳に涙が浮かんでいるのを見て、思わずオレはナミを抱き締めちまっ
た。
風車のおっさんに怒鳴られるな、とかそんなことを考えながら、オレはナミを
抱き締めていた。
細い肩。柔らかい匂い。
くらくらする。
「ナミ…」
腕の中で小さく震えるナミに囁く。
「ほんとにロビンとはなんでもないんだ…泣くなよ…」
「ルフィ…」
「オレじゃナミを幸せにしてやれねぇかもしれねぇ…それに賞金首だ。冒険の
こととなると何でもすぐ忘れる…」
「うん…」
「お前みたいなヤツにはお前だけを見てくれる優しいヤツの方が幸せになれる
と思うぞ」
「私もそう思う」
「オレでいいのかよ?」
「あんたがいいの、ルフィ…」
「バカだな…」
「あんたに言われたくないわ、ルフィ」
ナミは腕の中で笑い始めた。
オレもつられて笑う。
ナミの笑顔を見つめていたら、胸の奥の方が痛くなった。
その痛みが苦しくて、オレはナミを引き寄せ唇を合わせた。
ナミの柔らかい唇が開き、自然とオレの舌と絡み合う。
少しだけ、胸の痛みが減った気がした。
キスしていると、ナミのからだがびくんびくんって震えて。
なんかその感じ方が色っぽくて、どんどんドキドキしている自分に気づいた。
うわっ、ナミ、色っぺーって言ったら、またバカと言われた。
あまりバカバカ言われるとむっとする。
そのまま唇を首筋に滑らすと、ナミの声がもっと色っぽくなった。
首の後ろで結んである服は思った通り、脱がし易い。
おっぱいをそっと揉んでみる。
なんだ?ナミの胸、すっげー柔らかい。
揉んでいるうちに乳首が立ってきて、それを指先で転がすと。
「はぁん」
ナミ、やっぱ、お前色っぽいぞ。
自分の知らないナミを知るのは、新しい島に冒険しに行くのに似ている。
ドキドキしてワクワクする大冒険だ。
ずっと一緒にいて、一番大好きな女。
ナミ──
なんだかどんどん嬉しくなってきた。
「ルフィ…なんだか…恥ずかしい…」
「オレはどんどん嬉しくなってきた」
「あん…何で?」
「ナミが色っぽくて」
今度はバカとは言われなかった。
その代わりにチューしてきた。
舌を絡め合う程にナミが興奮してくるのが分かる。
「あっ……んっ…」
乳首を振るわせるとまたびくっと震える。
ちゅっ、ちゅっとキスをする。
ナミは閉じていた目を開いた。
少し涙が浮かんだ目は、色っぽくて優しくて恥ずかしそうで嬉しそうで。
オレはまた嬉しくなって笑った。
「ルフィ大好き…」
「オレも」
「あ、始めて好きって言ってくれた」
「バカだな…」
ナミをそっと抱き締めた。
パンツの上からでも、ナミが濡れているのが分かる。
濡れて形が透けているそこを、指でなぞる。
「あぁぁ……んっ…」
オレの背中に回したナミの指先に力がこもる。
もう少しこのまま触っていたかったけど、がまんできずに脱がせると。
とろーんと中から、愛液が溢れだした。
「すげー濡れてる」
「イヤ…」
膨らんで剥き出しになっているクリトリスに指先が当たっただけで、がくがく
と震えて色っぽい声をあげる。
ここが気持ちいいんだな。
優しくそっと指先で弾く。
「あん…ん……」
「気持ちいいか?」
「いい……触って…」
本当に気持ちよさそうに喘いでいるナミを見ていたら、ズボンがきつくて仕方
ねぇ。
ナミに触りながら服を脱ごうとしてたら、耳がボタンにひっかかった。
こういう時、ゴムって不便だな。
伸びるだけで取れやしねぇ。
服と格闘していたら、ナミが微笑んで脱がせてくれた。
「おお。ありがとう」
そのまま、ズボンも脱がせてくれる。
「え?」
ナミがなんだか驚いてる。
オレと寝る女、みんな驚くんだよな。
そんなに変か?ゴムチンコは。
「…おっきい……」
でかくなった男のチンコなんか、他のヤツの見たことないからなー。
自分のが人のとどう違うのか興味ねぇが、みんながみんなそう言うと変な気が
する。
「イヤか?」
イヤだって言ったらどうしよう?
普段、こういうことは思ったりしないんだが、ナミがオレのちんちんを嫌った
らイヤだな。
ナミの反応が分からなくて、またオレはドキドキした。
「ううん、ルフィのなら全部好き」
そう言って、ぺろんと先を舐めた。
すげー気持ちいい。
ナミは目を閉じてオレのを深くくわえた。
まつげがなげぇな。
ちゅばっ、ちゅばっ、と音を立てながら吸い付き、じゅるると唾液を絡めなが
ら吸い上げる。
うおーっ!めちゃくちゃ気持ちいい。
裏筋に唇を滑らせながら、オレを見上げる。
目が優しく微笑んだ。
だけどナミも気持ちよくさせたいぞ。
オレは体勢を変えて、ナミの足の間の下に顔が来るようにした。
オレのを舐めて興奮したのか、さっき以上に愛液が溢れてて、足の方まで垂れ
てきている。
赤くなって膨らんでオレを誘っているクリトリスに舌を差し込み、その奥に指
を埋める。
きゅーっと指を締め付て、ぬるっとしてて。
ナミのそこはオレの指を離さない。
そっと抜くとナミはちんちんから口を外して「あっ」と喘いだ。
そのままクリトリスを舌先で刺激しながら、ゆっくりと指を動かす。
「あっ…あっ…んっ…ん……」
眉に皺を寄せて気持ちよさそうにしているナミの顔が可愛くて、またオレは嬉
しくなった。
ナミとのエッチは、なんだか嬉しい。ドキドキする。
でも反応が分からなくて、怖い気もする。
こんな気持ちは初めてだ。
好きな女とするセックスだからなのかもしれねぇ。
そういや、好きな女とするのって初めてだ。
「ナミ、オレ…ドキドキする」
「あっ……ん…何?」
「なんでもねぇ」
「ん…!」
そのまま、ナミは痙攣するみたいにびくびくと体を震わせた。
オレは体を起こして、ナミを背後から抱き締めた。
「ナミ……」
想いが溢れだして、上手く言葉に出来ない。
目を潤ませて、ほっぺを赤くして、恥ずかしそうにナミは笑った。
「大好き…」
もう一度、キスをした。
ナミを持ち上げ、そのままオレの膝の上に下ろす。
「うっ…」
思わず呻いてしまう。
ぬるぬるしていてあったかくて、オレのチンコを優しく包み込む。
「すっげーイイ…」
「あ…わ…わたしも…っ…あんっ…」
下からこね上げるようにして腰を動かしながら、クリトリスを転がす。
「あっ…あっ…あん…っ…あっ…」
ナミもオレの動きに合わせて腰を動かし始める。
「ルフィ…!」
ナミは腕を伸ばしてきて、オレの顔を引き寄せてキスをした。
ぬるぬるしていて柔らかい唇と舌とあそこがオレを包む。
「ん…!ん…!」
ナミが声にならない叫び声をあげた。
がくがくがくっと大きく震えて体の力が抜けていく。
そのままうつ伏せになったナミを後ろから抱き締めた。
「ナミ、大丈夫か?」
「ルフィ…」
ナミは顔を赤くして、小さくオレに囁いた。
「きて…」
その様子が色っぽくって、オレはうつ伏せになったナミの腰を持ち上げて、後
ろからずんっと突き入れた。
「ふぁんっ…!」
最初はゆっくりと、ナミの声に合わせて突くスピードを上げる。
「あっ…あっ…また…!」
「ナミ…」
ナミのあそこが立てる音と、オレの腰が打ち付ける音と、ナミの喘ぐ声が一緒
になる。
ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷっ、ぱん、ぱん、ぱん、あっ、あっ、あっ…
なんだか頭がぼーっとなって何も考えられなくなりそうだ。
ナミ、ナミ、ナミ…
「イク…!!」
ナミが叫ぶ声と一緒に、ナミの中にオレの全てを放った。
ナミ、好きだ。
朝の鳥の声を聞くまで、ずっとナミの寝顔を見ていた。
ナミは気絶するみたいにそのまま寝てしまって、オレは冒険を終えたような幸
せな気持ちでその寝顔を見つめてた。
びくっと長いまつげが震えて、ナミは目を覚ました。
「あ…私、寝てた?」
「ん…」
ナミは恥ずかしそうに笑って、オレの唇にチュッとキスをした。
「恥ずかしい…」
「なんで?」
「好きな人の前であられもない姿を晒して」
「あ…あられ??せんべいか?」
「バカ…」
ナミはまたキスをした。
「バカとは何だ」
「バカよ、ルフィ。でも私もバカ。もっと早く好きって言っておけばよかっ
た」
「オレもバカだな。ナミに好きだって言っておけば、いつも一緒に寝られたの
にな」
「バカ」
オレもにっと笑ってナミを引き寄せ、またキスをした。
あったかい風呂に入ったような気持ちが胸一杯に広がる。
でも、ナミとキスすると勃っちまうんだよな。
ナミも尻の下にあるオレのチンコの具合に気づいたらしく、なんだか恥ずかし
そうにしている。
また嬉しくて幸せな気持ちがどーんと広がって、オレはナミを抱き締めた。
ナミの笑顔は、今まで見てきた中で一番綺麗だった。
「大好きよ、ルフィ」
「オレも…」
なんだかこっぱずかしいけど。
<FIN>
長々と失礼しました。
久しぶりの一人称、しかもルフィなんで非常に難しかったです。
実はこれ、処女、童貞の話にするつもりでかき始めたんです。
それなのに、いつの間にかルフィロビンと寝たとか言い始めるわ、ナミはゾロ
にサンジと寝てたわとか言い始めるわで、収拾がつかなくなりそうでした。
それに帰省が入ってしまって、トーンダウンするわ、へろへろだわで後半テン
ション下がりっぱなしで…
言い訳はこの辺にしておきます。
気に入っていただければ幸いです。では。
ぐはー。どろんぱ様ごちそうさまでした。
サンナミ推進派なわたしですがルナミもええなぁ!←おやじかよ
しあわせな気持ちになりましたとも。ええ。
ラブが前提にあエロはしあわせだ!
ルフィの一人称なんてわたしには想像もできないのに
こんなルフィらしく書けてすごいです!
レスよくよく読んでいたら、そういや有明なんですねぇ…(遅すぎ
どうせ私は無理とはなから諦めていたんで、あまりチェックしていなかった。
にーさん始め、行かれた方々お疲れさまでした。
いいブツゲットされましたか?
今日は寒いし雨も強いしで大変だったことと思います。
ドジーン誌抱いてゆっくりお休み下さいませ。
>71
ありがとうございます…(つД`)
なんだか似たような表現ばかりだったんで、自分の中では駄目じゃんって猛反
省中だったんですが、気に入っていただけて本当に嬉しいです。
なんかすごい落ちているので過去問でも貼り付けてみるか。
この船の風呂は狭い。
まるで出来合いのユニットバス……いやホントにユニットバスなんだけど。
でもこの風呂はちゃんとタイルが貼られていて、シャワーも付いているし、こないだウソップが手押し式のジャグジーをプレゼントしてくれたので、お風呂にお湯が張られる時間になるとご機嫌になるくらいだ。
最近ウソップはわたしに滅法甘い。
それが何故か分からない程わたしは綺麗でもないし、物忘れが激しいわけでもない。
何度もありがとうね、といったけれど、多分ウソップにはきちんと届いていないと思う。
わたしがルフィにするキスと同じくらい。
わたしがサンジに囁く愛と同じように。
バスタブにゆったりと浸かっていると、潮の音と船の軋む音が微かに聞こえてきて、でも目に見える景色は空色のお風呂のタイルで、身体はぼんやりと暖かくて。何だか変な気がする。ここが海の上だなんてのが夢みたい。
夢みたい。
夢?
……かも知れない。わたしはお風呂で夢を見ているのかも。
本当はここは「どこかにあるわたしの本当の家」で、そこのドアを開けてタオルで体を拭いて服を着替えたら、ベルメールさんがもうじき夕食だから手伝いなって、煙草を斜めにくわえて、面倒臭そうにわたしの服を畳んでいるかも知れない。
あのドアを開けたら
あのドアの向こうに
そんな夢みたいな世界が広がっていないって誰が断言できるの?だってあのドアの向こうをわたしは“知らない”もの。
閉まったドアの向こうは、予想は付くけど分からない。
知ることは出来ない。そこに何があるのかは、わからない。あの扉を開くまでは。
お風呂のお湯がユラユラ揺れている。
水面に映ったわたしの顔も、ユラユラ、ユラユラ。
泡の消えかかったバスオイルの香りで充満した狭いバスルーム。
バスルーム、バスルーム
あのタオル掛けの真横に張り付いていたことをふと思い出す。
タイルがひんやり冷たくて、頬と右肩だけを青色に張り付けていた。
何度も突き上げてくる衝撃が、身体に走り抜ける電撃が、いまでも残っているような気がするけど……あのとき何を考えていたのかをしっかり覚えている。
タイルの目地にいた羽虫。
水滴に囚われて、細く小さな足だけをぴくぴくと動かしていた。
水の表面張力から逃れられないほどの小さな虫。その虫は、水滴の中で生きていくことは出来ないくせに、もう足掻くのを諦めてしまったのか、ただ小さく足を動かしている。微かに羽根の付け根が痙攣しているような気もしないではない。
足掻き疲れたのだろうか。もうこのまま水滴に囚われたまま逃れられられない事を悟っているようにも見える。ただ機械的に足が痙攣している。それは意志ではなく、身体がそう作られているからだ。
……そんなことを考えていた。
彼の身体がわたしの身体の中に割り入ってくるのも、ただ身体がそう作られているだけ。ただ頭がそう作られているだけ。
愛していると彼が囁くのも、そう作られているから、そう作られているから。
だったらいいのに。
そうだったらいい。
ただ頭に響くわたしたちの『制作者』の声のままにこうしているのならば、いいのに。
彼の意志ではなく、わたしの意志ではなく
こうしているのならば
いいのに
いいのに
いいのに
いいのに。
頬が赤くなる。思い出すだけで頭痛がぶり返して来るくらいおなか一杯。愛のオーバードーズ。
ある日、彼が私に言った。
「ナミさんは結構簡単におれのこと捨てるよね」
その言葉に少なからず傷付いた私は、何故、と訊ねた。
「例えば
そう、例えばついさっきの夕食の後。
おれがナミさん食後のデザートはどうですかって訊いたろ?
ビビちゃんじゃなく、ナミさんに、ナミさんだけに。
でもナミさんはその言葉を聞いてさえなかった。
夕食の前に3度キスをして、夕食の最中にテーブルの下で足がずっと触れてたのに
ゾロとルフィがいつもの喧嘩を始めたくらいで、おれのことなんてすっかり雲の彼方さ
おれは一人で皿を片付けて、スプーンを拭いて、カップをしまった。
その間もしカルーがキッチンにうずくまってなけりゃ、おれは」
死んじまってたかもしれないな。そんな風に言った彼が私の身体を全身で包み込んだ。
「こりゃ嫉妬かな、それとも単なる寂しさか」
ああ、あの抱きしめられた苦しささえも『制作者』の作り物ならばいいのに!
あの息苦しさがまるで懐かしいみたいにさえ感じられる。
押しつぶされそうなのはきっとあの腕の力だけじゃなかった。胸が苦しくなったのは、強く抱きすくめられたからだけじゃない。……だから、苦しい。
何気ない彼の行動にわたしはこんなのだから、何気ないわたしの行動にも……彼はこんな気持ちになるのだろうか。
ああ!気が狂いそう!
……バスタブのお湯は相も変わらずユラユラ揺れている。
まるでゆりかごのようにユラユラ揺れている。
私はその揺れを初めて、気持ち悪い、と思った。
「サンジ!」
「はっ…はいー!!」
声がした。驚いたような、とびきり度肝を抜かれたような、心臓が張り千切れそうな声がした。
「……なっ!なんてとこに居るのよォ!!」
思い付きで呼んだ名前が意味を持ってわたしはひどく驚いた。……呼ばれて飛び出てアンタはハク○ョン大魔王かっ!
「ちちちちちがううう!!
ちがーう!!断じて違う!!ぜーったいに!全く!そんな気はッ!
てゆーかホントに違う!おれは!ただビビちゃんに頼まれてタオルを取りに来ただけであってー」
「わーった!分かったから早くアッチ行って!これ以上ここにいるとお金取るわよっ」
自分でも何を慌てているのか分からない。
多分サンジも何を慌てているのか分かっていない気がする。
だってわたしの体中でサンジがキスしていない所なんて探す方が難しいくらい。それはサンジも同じだわ。
なのに今更何を恥ずかしがるの?
分からない。でも今はとにかくハズカシくってたまらない。
「出たい!おれだってさっさと立ち去りたい!でも!でも!」
半泣きのような声が短く砕け散るようにバスルームに反響した。
「さっき驚いた拍子にタオルが!」
バスルームのドアがゆっくりきいっと開いた。
ドアの向こうに、体中にタオルを載っけて片足でバランスを取っている間抜けなサンジが居た。
「…なにやってんの」
「……ヒデ…こっちは必死な……」
サンジが言い終わらないうちに船がグーッと大きく傾いて、足に乗っていたすみれ色のタオルがぽろりとサンジの足下に落ちた。
「…バカ。」
「…………………………」
「………………………………」
二人とも無言だった。
ずっと前から。
長い間何も話さなかった。
サンジは煙草を風下でふかしていて、時々眠たそうに目をこすっては水平線を眺めている。
わたしはと言えば、バスルームで思い出した下らない意味のないことに思いを馳せて妄想していた。
「キスしていい?」
サンジがそう訊いた。
わたしは「いやよ」と言った。……脳味噌はもう捨てている。
「でも今キスしなきゃおれは死ぬかも知れない」
それは本当に誠実な目で、そのままサンジが無理にわたしの言葉を遮っていたら……キスを「した」かも知れない。
「あなたの死は観念的な死であって現実的じゃないの。そんな死にいちいち付き合ってられるほどわたしは暇じゃないわ」
でもサンジは、わたしの言葉を遮ったりしなかった。
「…じゃあ聞くが目前の事象、象徴としての死が観念の世界で意味を持たなくなればすなわち同時に生という物の意味も漏れなく一緒くたに無くなってしまうのだがそれについてー」
そしてつまらない問答を仕掛けた。
「あら下らないこと聞くのね
アンタ、つまりナミを口説くサンジに限定されるのならすなわち意味のない事よ。わたしたちクルーはナミを口説くサンジをすべからく必要としていない。観念としての死からも事象としての死からも、或いは情動としての死からも全く問題は発生しない。
それは航海という事柄上にナミを口説くサンジは存在していないことと同義であり、つまり男のアンタがどうなろうとこの航海に…つまり一番優先されるべき事柄に…関係ないって事なの」
仕方がないから私はその問答に答えた。
「いやそれは違うな
ナミさんの身体に限定すれば確かにこのキスは不必要かも知れないが、ナミという人間まで意味が拡大した時こそこのキスは必然と理由を伴ってくる。
この航海にはナミという人間が必要であり、しかし機能を求められている人間としてのバランスを保つことが非常に困難なナミという人間はいつも何かすがる物を欲している。
しかしこの船のクルーにはナミさんが欲しているすがる物の取っ手がない。
非常に不安定な状態のこの航海でサンジという非常に掴まりやすい取っ手は必要不可欠なのさ。サンジという取っ手はそれ単体…つまり身体そのものだけ…では機能しない。
意味論的にも観念的にもサンジ全体が生きているということがサンジを取っ手たらしめることが出来る。そしてサンジが生きていくためにはナミさん」
ひどく芝居がかった風に私の手を取った。目がうっとりと自分の言葉に酔っている。
「あなたのキスが必要なのだよ」
ゆっくりとわたしの唇を奪った。わたしは震えている唇を押し返すことなどしなかったし、だからといって求めることもせず放っておいた。
キスを「された」。
「……ナミさんがキスしてくれるのはいつもセックスの時だけな。」
「……………………」
「なにも言わねぇんだ、いつも」
「……………………」
「都合が悪くなったら黙って、それ悪ィくせだぞ」
……アンタに言われなくたって分かってるわよ、ばか。
「好きよ」
「ルフィのこと好き?」
「嫌いよ」
「おれのことは?」
「好きよ」
「じゃあルフィは?」
「嫌いよ。わたしには、サンジだけ。」
そう言ったらサンジが笑った。声を上げて笑った。
「最悪のジョーク!こんなタチの悪ィ冗談は生まれて初めて聞いた!」
サンジがわたしの目を見て「なんて女だ」と罵った。
「まぁひどい、こんなにサンジのこと好きなのに」
「…地獄へ堕ちろ」
サンジが本当に怒ったときの顔をしていった。
わたしは笑って「突き落としてよ」と言った。
「…………
落としてやろうか。突き落としてやろうか
いつでも突き落とせるんだぜ、おれは。」
サンジが黒のネクタイをゆるめて、もう一度わたしにキスをした。そのキスはひどく無理矢理で、何だか犯されているような気分になった。
「なのになんで突き落とさないのか、わかんねェんだろうな…ナミさんは永遠に……」
ゆっくりキスが首筋に降りてきて、それはとても丁寧で上手で、おまけに快感だった。サンジはとてもキスが上手い。うっとりしてしまう魔法の唇。わたしの専用なの。
無理矢理でも、犯されているようでも、わたしはサンジのキスが大好きだった。
「せめて地獄までご一緒させてくれたら……おれァ……」
なぜなら、サンジは
「あいつに殺されてもいい」
ずっとわたしの味方だから。
「オールブルーも捨てる」
わたしのこと一人にしないから。
「ぜんぶ裏切ったってかまわねェ」
誰よりもわたしのことが好きだから。
「……だからおれを見て」
バスルーム。
服が二つ。
メチャクチャに投げられている。
サンジが「情けねぇな、おれたち」と言って忍び笑いをしたので、わたしもつられてへへへへ、と照れ笑いみたいな変な笑い方をした。
結局3回バスルームで隠れるようにセックスして、お風呂で身体を洗いながら、もう一回した。
サンジがこの世の終わりみたく落ち込んだ顔をしていたので、残酷なわたしは、サンジと一緒に2回イッた。
その度にサンジの顔が晴れていくのを見て、少し、可哀想になった。
どうして人をこんなに好きになれるのか不思議になるくらい、サンジはわたしのことが好きなんだと思った。
わたしはそんなにサンジを好きになれない。
「……おれの顔に何か付いてる?」
サンジが笑って顔を泡の付いた手で拭った。余計に泡が顔について、ちょっと間抜けな顔になった。
「…へんなかお。」
「ナミさんひどいっ」
ショックを受けたような顔になって、ちょっとわたしが油断したら泡の付いた指先が私の顔めがけて突き進んできて、とっさに目をつぶったら顔中をあの大きな手で撫でられた。
「イヤーなにすんのよ!」
「ナミさんもへんなかお。おれとおそろい」
「……脳天気。」
呆れてそう言ってセッケンを手で拭った。……まだサンジの手の感触が肌に残っている。
その感触が
懐かしくて
気持ちよくて
でも悲しくて
少し嬉しくて
ぽろぽろ目から水がこぼれた。
その水は、バスタブに揺らめいている水よりも熱くて、まぶたが火傷しそうになった。
サンジはその水を見て、ちょっとだけ笑った。
それからバスタブに入れられて、狭いバスタブからお湯とセッケンの泡があふれ出た。サンジの肌が柔らかくて暖かくて、ひどく痛かった。
水があんまり出るもんだから、わたしはサンジに言った。
「すき。」
サンジはきょとんとしたような顔をして、それからにっこり笑ってわたしの頭を撫でた。
「…………おれも。」
サンジがいつまでもわたしを抱いていてくれるもんだから、なかなか目から出る水が止まらなかった。
……どうやったらこの水は止まるのかしら。
…………明日、ウソップに修理して貰わなきゃ…………
サンジの腕の中にいながら、そんなことを思った。
82 :
さいたマン:03/08/17 11:13 ID:QCGjkA+T
( ゚∀゚)ハァハァ
ではこれから旅行に逝ってきます。二十七日まで。
9xビビ投下させていただきます。
甘い話が書きたくて書いたので甘いです(多分)ぬるいです。
では、行きます。
『ほしのおうじさま』
「よろしくね」
差し出された手を俺は受け取った。
柔らかくって傷の無い、なんか上品な手だなって思った。
俺の知ってる女の手って、もっと傷があったりがさがさしてたり、そんなもんだったから。
やたらめったら白くて、細くて。
「こちらこそ、ミス・ウエンズデー」
ちょっと笑って自己紹介して名前を呼んだら、凄い悲しそうな顔をした。
俺たちは組織の人間だ。それぞれがコードで呼ばれている。
「あのね、その名前で呼んで欲しくないの……」
「どうして?」
「ウエンズデーって、不幸って意味もあるから。わたし、自分が不幸だなんて思ってないし」
灰白の目と髪。長く伸びた髪をきりっと一本に束ねてそう笑った。
でも、目だけが笑ってない。
なにか考えて、思いつめてる目だ。
「じゃあ、 何て呼べばいいんだい?」
「ビビでいいわ。私の名前なの」
そのあとに「もちろん、みんなの前ではウエンズデーでいいから」って。
一緒に行動する「仲間」にはファーストネームで呼んで欲しいんだってさ。
よく分からないけれども、俺はその話に乗った。
別にこれといって仕事に支障が出るわけじゃない。
ビビは良く笑う女だ。
でも、目だけは笑わない。何時も何かを思いつめている。
まぁ、長い時間一緒に居りゃそれなりにお互いのことだって分かってくるし、行動だって読める。
だから、こんな風に星の綺麗な晩は出かけていく姿を黙って見送ることにしてるんだ。
帰ってきて、少し目が腫れてても見ないふり。
それって男の礼儀だろ。
多分……それなりにわけあって泣いてるんだから。
「ねぇ、雨が降りそうね」
言ってるそばから降ってきた。あっという間に俺たち二人は濡れ鼠。
困ったもんだと思ってるとビビの手がすっと伸びてきて。
偽者で洒落で乗せてる俺の冠に触れた。
「そうしてると本当に王子様みたいね」
「じゃあ、一緒にいるビビは王女様だな」
「そうね。王女様になれるかしら」
あ、全部笑ってる。そんな顔も出来るんだ。
俺はぼんやりとビビを見つめていた。
「何?どうかしたの?」
くすくすと笑いながら「変な人ね」と言うから。
その冠をビビの頭にちょっと載せて、悪戯心で跪いた。
「え………」
「ビビ王女、この命に代えてもあなたをお守りします」
一度くらいこーゆー台詞決めたってバチは当たらないだろ?
まぁ、同僚には見せられない姿だけどさ。
スコールの熱気は俺たちの感覚少しだけ狂わせてくれるから。
ちょっとくらい不埒な行為だって容認してくれる。
「本物の王子様みたいね………」
手を取ってちゅっ…とキスをすると嬉しそうに笑った。
ああ、そうやって笑ってる方がいいよ。
その方が可愛い。
ん?可愛い?って俺今、何考えた!?
星降る夜、たったひとりでふらりと出かける姿を見送りたくなくてこっそりと後を付けた。
ちょっと高い床に座って、足をぶらぶらさせて、遠くを見ながらビビは何かを祈ってる。
こぼれる歌みたいな声。聴いたことの無い言葉。
「ビビ」
「……見つかっちゃった」
隣に座って、上を見れば流れる星がきらきらとしてる。
「願い事をかけてたの」
「どんな?」
「みんなが幸せになれますように……って」
笑って、「もちろんあなたもはいってるのよ」って付け加えてくれた。
ああ、なんで俺たちは駒の一つに過ぎないんだろうな。
こんなところ見つかったら間違いなくクビだよ。クビ。
でもさ、理屈じゃどうにもならない気持ちってあるんだよ。うん。
「んじゃ俺も願い事でも掛けるかな」
「これだけ沢山星が流れてるんだからその方がいいわ」
草の上に置かれた右手に、そっと左手を重ねてみる。
ちょっと驚いた顔してるけれども、ビビ、笑ってくれた。
それ、嫌じゃないって思ってもいいかい?
「何をお願いしたの?」
「俺が王子になって、ビビが王女になれますように……って」
「……馬鹿ね……」
頬に手を当てて、そっと引き寄せる。
額にキスすると、ビビは目を閉じてくれた。
だから……今度は唇に。
「……甘いね……」
「……ビビもな……」
何回も、何回も。
星降る夜に。
「……ダメ?俺じゃ……」
「ダメじゃないけど……恐いわ……」
大事にしたいって思う。だから、壊れない様に、泣かせないように大事に抱いた。
細い足首も、綺麗な胸も。
恥ずかしそうに笑って、必死に泣かないようにするのを見てたら、守らなきゃって思えた。
いや、俺が守るんだ。ビビを。
願い事はもう一つ。
「俺たちをずっと一緒に居させてください」
なぁ、カミサマってのが居るんならたまにはきいてくれよ。
ビビがずっと笑ってられる様に、なんでもいいからしてくれよ。
俺なんどうなってもいいからさ。
頼むよ、神様。
なぁ、ビビ。おまえって本物のお姫様だったんだな。
砂の王国アラバスタ第一皇女。舌噛みそうな感じだ。
バロックワークスは解散。俺は自由になって今、おまえの国に居る。
これから王国軍に入隊申請して、もう一度やり直すつもりだ。
王子様にはなれないけどさ。
でも、おまえとおまえがかけた願いをかなえることくらいはできるだろ?
あの日、この国の幸せを願って祈ったじゃないか。
だから、この国を守る兵士になって、おまえを守るよ。
「新隊員も沢山入ってるんですよ」
「イガラム、アラバスタもやっと元に戻れそうね」
「一人、骨のある若者が入ってるんですよ。ネーブルとか言う名前でしたな」
「ナイン……?あなたなの……?」
久々に見たビビはすっかり王女様の格好で、やたらめったら綺麗で吃驚した。
「久しぶり。王女様」
「……よかった……無事だったんだ……良かった」
ぼろぼろと涙こぼして大泣きするから何事かって上官とか偉い人がわんさかやってきて。
ビビは「大事な人なの。だから、嬉しくて泣いてるのよ」って説明してた。
もっと、強くなったらさ、おまえと少しはつりあいの取れる男になれるかな。
「ネーブル、近衛兵になったら一緒に居られるわね」
公務抜け出して、この王女様はわざわざ会いに来てくれる。
だから、俺も訓練の手抜きは出来ない。
待っててくれてるって知ってるから。
「仰せのままに王女様」
「これ、もってきたの」
それは前に俺が洒落で使ってた偽者の王冠。
「王子様じゃなくても、あなたはわたしのとっては王子様だわ」
神様、俺の願いをかなえてくれた?
だったらもう一つ欲張りついでにきいてくれ。
『もう、ビビが泣かなくていいように』
前スレの方の依頼ものだったので早めに書こうとは思ったのですが、この体たらく。
期待には添えなかったと思いますが甘い話にしたかったんで目一杯甘くして見ました。
マイナーカプまつりの際には藻いらもエントリーさせてください。
>さいたマンさま、気をつけて。
出かけたいなぁ……
90 :
さいたマン:03/08/17 14:17 ID:My8GToyb
乙!ネーブルはオリジナルでつか?それとも正式に発表されてたっけ?
あと数分で逝ってきます。
オリジナルです(゚o゚;公式名前はやつにあったのでしょうか???藻いら手元に資料が少ないためあれですが…
ネーブルって果物ありますよね?あれからです。
92 :
名無しさん@ピンキー:03/08/17 23:27 ID:UXQqQj0Q
だれかサンナミかいてください!!!!
>92
マルチ氏ね。しかも上げてやがる。
サンナミなら今まで腐るほど出てきただろうが。
つーか、ここは21歳未満立ち入り禁止ですが何か?
えーともしかしわしが荒れる原因になってる?
したら謝る。わしは21なんかはるか昔に終わってるよ……むしろ21に戻り(ry
夏祭り参加の皆様、お疲れ様です。お宝はゲッツできましたか?
>>95 いえ、違います。
KINOさんはちゃんと精神的にも立派な大人の方だと思います。
はは。私も21に戻りたいすね〜(遠い目
まあ、マターリマターリ
>92
サンナミなら
>>2にある、ななまるにーさんのサイトに素晴らしいのがいっぱい
ありますよ。
是非行ってみてください。
>KINOさん
甘々で、またよかったです。
ネーブルって私はノーブルと掛けたのかなと思ってました。
簡単に誰も聞いてない私の近況も。
今、この前投下のルナミのナミバージョンを書いてます。
これはルフィとナミでワンセット。
幸せな気持ちと切ない気持ちでワンセットです。
展開一緒だしナミなんですぐ書けそうだけど、どこに落とそうかな…
エロぬるいし、同じ話なんで、サイトの方かな?
でもルナミを完結させると、その後がない。
さてと何書くかな〜
98 :
sage:03/08/18 22:12 ID:cnPXmtqS
9ビビキター!
甘くて良かったっす>KINOさん
マイナーもいいな。職人ぞろいだ。
9ビビのすげーイイ!話を書いてるサイトがどっかにあったんだが、
ネットの海で見失ってしまった・・・
のでここに二人の小説を今後も期待。
99 :
98:03/08/18 22:13 ID:cnPXmtqS
間違えた・・・
鬱打氏脳
100 :
感想屋1:03/08/18 22:28 ID:KJDHzZhe
あまりにもうれしかったんだね(w
101 :
感想屋1:03/08/18 22:46 ID:KJDHzZhe
ぼんやりカキコしてたらいつのまにか100げっと。
いや〜〜〜どろんぱさん乙です〜〜〜
というか!!!!ありがとう!!!神!
またまた私のお願いかないまして・・・・
もう!ラブラブでんがな(;´Д`)ハアハア
よく、難しいルフィ語り出来ましたね〜(・∀・)チゴイネ!
色っぺーのセリフなんて、ホント、ルフィっぽいっすねー
エロいんだか子どもなのか(w
言葉的には全然幼いんだけど、なんで
こんなにエロく書けるんだぁ!すごいよ〜どろんぱさん。
>なんだかこっぱずかしいけど の最後のセリフも
なんかニヤリとさせまっする。
ぜひナミバージョンもここに投下されてはいかがですか?
(いや、サイトの方にももちろん行かせていただきますが)
>感想屋1さん
感想ありがとうございます。
苦労した甲斐がありました・゚・(つД`)・゚・
有り難いお言葉!どうもです。
たった今、ナミも書き上げました。もっとラブラブだと思っていたんですけ
ど、書いてみたらなんだかやるせないぐらいな感じでした。
サイトに纏めて落とす予定だったんですけど、こっちの方がいいですか?
なら、もう一度チェックして投下に来ます。
>98
もしかしてエントリーさせていただくかも。
KINOさんは甘くてロマンティックだったので、私はちょっとドラマティック風
味で。書けなかったらごめんなさい。
先日のナミバージョンのルナミです。
内容は同じ。ナミ一人称です。
もうお腹いっぱいって方はスルーでよろしこ。
------------------------
視線 ─ SIDE NAMI ─
ルフィの瞳は、酷く熱いけどどこか飄々としていて、私を切ない気持ちにさせ
た…
気が付くと、ルフィを目で追っていた。
ロビンにあのことを聞いて以来だ。
ルフィが私の視線に気づいて、怪訝な顔をしている。
「なんだよ?」
ルフィの問いを聞き終える前に、慌てて立ち去る。
だって言えないじゃない。
あんたのことが好きで、ロビンとあんたが寝たから嫉妬しているだなんて。
今までどれだけ努力を払って、この気持ちを隠してきたと思っているの?
精一杯の努力を払って、みんなの前では普段通りの私を演じるのだけれど、気
が付くと目の端でルフィを追っていた。
強くて、バカで、熱い男。
きっとどんなに深い仲になったとしても、私の手には入らない自由な男。
いっそ嫌いになれたらどんなに楽なことだろう。
この気持ちは私だけの秘密にしておく。墓場まで持っていくつもり。
日誌を書こうとラウンジに行くと、ルフィが机に頬杖を突いて座っていた。
ルフィにしては珍しく、複雑な表情をしている。
最近意図的に避けてきたけど、その時の私は何故かルフィの傍へ近づいてい
た。
「あーあ」
大きな溜息をついて、机に突っ伏した。
「珍しいわね」
思わず声を掛けてしまったが、その瞬間後悔する。
「ルフィが溜息つくの、初めて見た」
「んん、そうか?」
「うん」
「ナミ、なんか怒ってるか?」
その真っ直ぐな視線にどきっとする。
全てを見透かすような、黒い瞳。
「なんで私が?」
我ながら、なんて空々しい応え。
適当に誤魔化してこの場を立ち去ろうとした時、ルフィは明るい表情で私に笑
いかけた。
「ロビンとオレとのことは気にすんな」
なんてこと言うの?
ルフィの笑顔は明るすぎて、私は泣きたくなった。
「何よ、それ」
「別にロビンもオレもあれっきりだし、お前が気にするようなことはねぇ」
気にするなっていったって、それは無理というものよ、ルフィ。
あんたには私の気持ちなんかわかりゃしないでしょうけれど。
「もう、いきなり、何よ」
「あ、お前そのこと気にしてたんじゃねぇのか?」
「そのこともあるけど…」
「他にもあるのかよ?」
まただ。
全てを見透かすような、まっすぐな黒い瞳。
私の嘘を全て見透かす、深い黒。
「ここでは話せない…今夜はロビンが見張りだし、後で部屋に来てよ」
「いいのか?」
「うん…」
矢張り、声を掛けるべきではなかった。
逃げ場のなくなった私は、鬱蒼とした気分でラウンジを立ち去る。
ルフィには嘘は通じなかった。
私の負け。どうすればいい?
お風呂にちゃぷんと浸かりながら、溢れる涙をお湯で洗う。
もう、どうしようもない。
ロビンに嫉妬する自分に気持ちを話すしか、もう術はない。
嫌われた方がいっそ楽になるだろう。それにルフィの気持ちを聞いてみたい。
ロビンとは何でもないとルフィは言うけれど、あの綺麗な女性(ひと)と何でもないはずはない。
現にロビンはルフィのことを好きだと言っている。
「あなたには悪いけど」と宣戦布告までしてくれた。
体を洗いながら、自分の裸身を見つめる。
決して女として魅力がないとは思わない。
でも、相手はあのロビン。背が高くすらっとしているのに、出るところは出
て、ウエストなんか驚くほどに細い。
あの抜けるような白い肌を、ルフィはどうやって愛したんだろう?
自分の日焼けした肌を見て、私は小さな溜息をつく。
好きなの、ルフィ。
でも、私はどうしたらいいの?
部屋に戻るのが、すごく怖かった。
「ナミィーー」
ノックもせず、いきなりあいつは部屋に入ってきた。
「なんだよ話ってのは」
って言いながら、いきなりみかんを食べてるし。
卓上に置いておいたみかんは、あっという間にあいつの腹の中に収まった。
「あー?勝手に食べたわね?」
「なんだよ?いけねぇのか?」
「そうじゃないけど…」
なんて情けない顔なの。
もう、あんたがまだ熟れていないみかんまで全部食べちゃうからあげないだけ
で、ほんとはあんたにも食べさせてあげるつもりなんだけど。
こと食べ物に関してのルフィはあまりに真剣で、私は吹き出した。
私の笑顔を見たルフィはとても嬉しそうに笑った。
「やっと笑ったな」
「ん」
あんたが嬉しそうだと私も嬉しい。
そう、単純なことなの。
「わざわざ来てもらって、ごめんね」
「オレも話あったし、気にすんな」
「気にすんなって、さっきも言ったね…」
「ロビンとのことか?」
「うん…あ、ルフィ、何か飲む?」
「飲みもんより、食いもんねぇか?なんか腹減った」
「ないわよ。もう、私に付き合って少し飲みなさいよ」
「えーーー」
「文句言うな」
ひさしぶりのルフィとの軽口に少し気持ちが軽くなる。
酒の席でのこととして、全部言ってしまおう。
そして明るく振られれば、明日からまた私は笑うことが出来るのだから。
私は息を吸い込んで、意識的に明るい表情を作って言った。
「私、ルフィのこと好きなの」
「ふぇ?」
「ゾロとかサンジくんとか付き合ってみたりもしたんだけど…やっぱりルフィ
が好きなの。ロビンからルフィに抱かれたって聞いて、もう私駄目だなって。
ずっと言わないつもりだったんだけど…」
「なんで言わないつもりだったんだ?」
「ルフィは私よりももっと熱いものに夢中だから」
ルフィは無言で私を見つめた。
「女を置いて夢を追う自分のものにならない男に惚れるなんて、我ながらどう
かしていると思ったわ。でも、あのアーロンパークで私を救ってくれたあの時
から、私はもうあんたしか見えなかった…大きな夢をひたすら追う男の背中を
見つめながら、その男の船に指示を与えることしか私にはできなかった…」
「ナミ…」
「あんたがロビンを好きでも構わない。私はルフィ、あんたのことが好き」
ああ、言っちゃった。
全部。
もうどうなっても構わないと思っていたのに、ルフィは静かに私を抱き締め
た。
「ナミ…ほんとにロビンとはなんでもないんだ…泣くなよ…」
ルフィが心底困ったような顔をしているのを呆然として見つめる。
「ルフィ…」
信じられない。
ルフィが、私の気持ちを全部話したというのに、ゾロやサンジくんとも寝たっ
て話した上だというのに、私を抱き締めている。
「オレじゃナミを幸せにしてやれねぇかもしれねぇ…それに賞金首だ。冒険の
こととなると何でもすぐ忘れる…」
「うん…」
「お前みたいなヤツにはお前だけを見てくれる優しいヤツの方が幸せになれる
と思うぞ」
どうしよう…
あんたの言葉、私の気持ちを受け入れてくれたって思っていいの?
「私もそう思う」
「オレでいいのかよ?」
「あんたがいいの、ルフィ…」
「バカだな…」
「あんたに言われたくないわ、ルフィ」
吹き出した私を見て、ルフィも笑い出した。
もう、ホントにバカ。
私、自分で自分を追い込んでたって言うの?
信じられない!
ルフィは私を引き寄せ、唇を重ねた。
ルフィとのキスは、酷く甘いけどどこか切なくて、私は胸が痛くなった。
ルフィと唇を合わせる度に、胸の奥が痛む。
こんなキスは初めてだった。
「あっ……」
あまりに切なくて思わず吐息を漏らすと、ルフィは優しく微笑んだ。
その笑みがやっぱり切なくて、私の吐息はどんどん甘くなる。
「うわっ、ナミ、色っぺー」
全く、なんてこと言うのよ。
「バカ…」
明らかにむっとした表情をするルフィが可愛くて、私は啄むような口づけをし
た。
ルフィとのキスは気持ちいい。
淫らで、甘くて、切なくて。
ルフィの唇が首筋を滑る。
「はぁっ…」
体中に電流が走り、深奥から熱くて切ないものが溶けていく。
慣れた様子で服を脱がし、胸を揉む。
またちくりと嫉妬心が胸を焦がす。
そんな自分が恥ずかしい。
ルフィは私の体も心も全て剥いでいく。
ルフィの黒く澄んだまっすぐな瞳には、私はどう映るのだろう?
「ルフィ…なんだか…恥ずかしい…」
「オレはどんどん嬉しくなってきた」
「あん…何で?」
「ナミが色っぽくて」
率直なルフィの言葉が嬉しい。
私はルフィの腕に飛び込んだ。
ルフィの唇を舌を腕を胸を指先を視線を全て感じて。
私はルフィに溶けていく。
「ルフィ大好き…」
「オレも」
「あ、始めて好きって言ってくれた」
「バカだな…」
ルフィの腕の中で涙が溢れた。
ルフィの指と舌が徐々に下に降りていく。
そこに近づくにつれ、私の胸は破裂しそうになった。
もう下着の中は自分で分かるほど濡れていて、ルフィを待っている。
ホットパンツを脱がせるのを腰を浮かせて手伝うと、あとはもう下着が一枚。
ルフィの下着越しの愛撫に、体がびくびくっと震える。
下着の隙間から指を差し込み愛撫を始める。
もう、駄目。
「あぁぁ……んっ…」
ルフィの背中に回した指に力がこもる。
ルフィは最後の一枚をはぎ取った。
糸を引き、蜜が溢れ出す。
いやだ…恥ずかしい…
「すげー濡れてる」
「イヤ………あん…ん……」
「気持ちいいか?」
「いい……触って…」
ルフィの指先が優しく私を掻き回す。
目眩がするほどの快感が私を貫く。
「あっ…んん…っ……」
ルフィの顔を見たくて目を開くと、ルフィは私に愛撫を施しながら、袖無しの
ボタンと格闘していた。
片手で脱ごうとしたら、耳が引っかかって取れないらしい。
こんな時だってのに、とってもルフィらしくて。
私はくすくす笑いながら、ルフィの服を脱がせてあげた。
そのまま、テントを張っているズボンに手をかける。
ルフィのそこを見るのはとても緊張する。
一気に下着ごと下ろして絶句した。
ちょ、ちょっと待って。
これって何?
「…おっきい……」
私だってそれ程男を知っているわけでもないんだけど、これって大きすぎな
い?
ゴム人間だからって、この膨張率はなに。
ちょっと、そもそもこれって入るの?
「イヤか?」
なんて分かり易いの。
明らかに不安そうな顔。
「ううん、ルフィのなら全部好き」
当たり前でしょ?
嬉しそうなルフィの顔を見て、私はルフィの先をぺろっと舐めた。
ホントは口でするのって好きじゃないけど、ルフィのならいいかも。
ううん、むしろ嬉しい。
嬉しそうな気持ちよさそうな顔を見ながら、私はルフィのに舌先を滑らせた。
唇と舌と口腔と喉を使って愛を施す。
本当に気持ちよさそうな顔。
反応を見ながら、色々試してみる。ルフィの気持ちいいところ、全て知りた
い。
歯を軽く当てると、ルフィが低く呻いた。
嬉しくなると、自分の中心部が溶ける。
頑なな私の気持ちが溶けていく。
あなたが気持ちいいと、私もいいの。
突然、ルフィが体勢を変えた。
え?と思っているうちに、跪いた私の足の間にルフィの顔があって、丁度ル
フィの顔を跨ぐような感じに。
ルフィに私のここが丸見えになるのは、ちょっと恥ずかしい。
足下まで溢れた蜜を指で掬い、ルフィがぺろっと舐めた。
私も負けじとルフィへの奉仕を再開する。
ルフィはルフィで、私のに愛撫を始めて。
あっ。そんなことすると…
「あっ…あっ…んっ…ん……」
愛芽と愛芯を同時に刺激され、私はルフィのから口を離して思わず喘いだ。
ルフィが触れるところ、全てが気持ちいい。
もう、口でしていられない。我慢できない。
イクっ……!!
頭の中が真っ白になって、ふわふわと漂いだした。
快感の余韻に浸る間もなく、ルフィは私を抱え上げて膝の上に下ろした。
もう既に潮を吹いたかのように濡れた私の体は、ルフィを容易に受け入れた。
私の欠けた心も体もルフィでいっぱいになる。
「はぁ……ん…」
後ろ向きの座位は、顔が見えなくて少し切ない。
その分ルフィは腰を突き上げながらも私の弱いところも刺激を与えて、さらな
る高みへと導いてくれる。
「あんっ…あんっ…あんっ…」
自分の声をどこか他人のもののように感じる。
酷く甘くて、切なくなる。
ルフィとのセックスは、酷く気持ちが良くて満ち足りた優しさに包まれたのだ
けれど、やっぱり心の奥はどこか切なかった。
本気で好きな相手との念願のセックスなのに、どうしてこうも哀しいのだろ
う?
愛する人に愛されて、他に何が欲しいというのだろう?
私は涙を流す代わりに、ルフィの首に手を伸ばして引き寄せて、唇を求めた。
甘いキス。淫らなキス。
口腔全てをルフィに犯され、私はルフィの口腔全てを犯していく。
唇とルフィに満たされた部分、双方の快楽は相乗効果で私を高め、そして河岸
へと誘(いざな)った。
「ナミ、大丈夫か?」
「ルフィ…」
気が付くと、ルフィに背後から抱き締められていた。
イった後、少し気を失っていたらしい。
快感に脈打つ体は貪欲で、さらなる愛を求めている。
「来て…」
私の哀しみも、全て満たして。
背後からルフィに突かれて、私は思う様狂った。
甘い嬌声は荒い息となり、ルフィの息も荒くなる。
ルフィ、大好き。この世の中で一番好き。
決して私の手の中には収まらない男。
だから、好き──
絶叫と共に、私は意識を手放した。
目を覚ますと、ルフィが私を見つめていた。
ソファーベッドに半分ずり落ちそうになりながら、ルフィは頬杖を突いて私を
見つめてにっと笑った。
その優しさに、また涙が出そうになる。
「あ…私、寝てた?」
「ん…」
「恥ずかしい…」
「なんで?」
「好きな人の前であられもない姿を晒して」
切なすぎて狂う私の姿をルフィはどう思ったの?
「あ…あられ??せんべいか?」
どうしてこういう時に、ギャグを飛ばせるの。
シリアスに決めることすら出来やしない。
もう、いいわ。
「バカ…」
「バカとは何だ」
「バカよ、ルフィ。でも私もバカ。もっと早く好きって言っておけばよかっ
た」
「オレもバカだな。ナミに好きだって言っておけば、いつも一緒に寝られたの
にな」
「バカ」
やっぱり、バカで熱くて優しい男。
「でも大好きよ、ルフィ」
「オレも…」
口づけを交わす。
この口づけが甘ければ甘いほど、淫らであれば淫らであるほど、私は自分に手
に届かないものに気づかされて切なくなる。
でも、もういいの。
私はルフィの男としての愛情を手に入れた女として、それで満足なのだから。
きっと、ルフィは夢のためには私を置いてどこかに行ってしまうのだろうけれ
ど。
それまでは──精一杯私なりに、あなたを愛するわ。
この気持ちは、もう誰にも話さない。それが例えルフィその人であったとして
も。
もう、これは私だけの秘密。絶対に墓場にまで持っていく。
< FIN >
えー以上になります。
男女の性差とかそういうのを書きたかったんですが、性差というか物の考え方
の違い、ジェンダー的な話になってしまったようです。
>ななまるにーさん
亀レスですが。ルナミ、エロ抜きでも通用しそうなほどストーリー展開が面白く
て、とても楽しく読みました。
毎度毎度、にーさんのSSは凝っていて読んでいて非常に楽しい。
ご馳走様でした。
119 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 08:17 ID:gdE9jZAv
120 :
感想屋1:03/08/19 14:37 ID:MpiG7otX
うおーん、どろんぱさんありがとーーーぉう!!!
一人ルナミ祭り!!!!しますよ!!(;´Д`)ハアハア
感想屋1さま
わたしも祭りしますので、ふたりルナミ祭りしましょうw
122 :
感想屋1:03/08/19 23:22 ID:5omrGzQW
>>121さん
☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
SS 書けないけど(w
一緒に祭りやろうぜ〜〜(w
俺しかいないヨカーン!!
このまま盛り下がったらどうしよー
筋肉痛が痛いです。やっとこ帰ってまいりました。
雨にも関わらずビックサイトは萌えていたぜ!…むさかったが。
そして帰ってきてみれば、ここも祭りだったんじゃないかー!
じっくり読ませていただきます。はぁー、お得感たけぇー!いひひ。
つうか自分も書かねばな!筋肉痛だけどな!
>>123 おお同士よ、漏れもそう思ってたトコ( ´ー`)y-~~
ななまるにー氏が筋肉痛だなんて、
神、だいじょうぶっすかーーーー!!!!!
まじ、ちんぱい。
>120,121
ありがとうございます・゚・(つД`)・゚・
エロなしになるかもしれないけど、またルナミ書きます。
>にーさん
おかえりなさいー
お疲れさまでした。筋肉痛、私もちと心配だ。
無理はなさらぬように。
ここはエロパロ板ななのでエロ以外が増えるのはあまりよろしくないような。
特にサイト持ちさんはできれば控えて欲しい。
今晩の神降臨は期待できんのか…
>127
失礼。もちろんエロなしは自サイトにうpしますので。
ついでにこの前のも厳密には18禁というにはかなりぬるいわ、同じ展開の連作
だったので申し訳ない。
もっとエロスキル磨いて出直します。
なんか来てみたら難しい話題が振られとる…。
>127
エロ以外、ということに関して、もう少し詳しく説明していただければと思います。
自分はここから派生してサイト持ちになりましたが、エロがまったく含まれないような作品は
投下しない方向でやっております。
ただ、書く上でストーリーも重視したいほうなので、長くなるきらいはありますが、
そういったことが「よろしくない」ですか?
AVのように開始3分くらいで始まって、フィニッシュでフェードアウトのようなのがお好みでしょうか?
極論をぶちまけるようで申し訳ないですが、唐突に感じたので聞いてみたくなりました。
自分のようなのは需要があればいくらでもと思いますが、意見が聞かれない以上は好きに
書いてしまうのです。
良い機会ですから、その「エロ以外」について、ご意見をお待ちしてます。
と、言っておきながら推敲中なのだった。
ここに落とすのはエロコメに限定したほうが自分は健康的(ってなによ)なのやも。むぅ。
>>130 一応エロパロと銘打ってあるので性描写(できれば18禁レベルの)さえあれば問題ないと思います。
そういった描写さえあればどんな作品でも構わないと私は思います。
これくらいの割合が欲しいとか抜ける作品をと思われる方もいると思いますが、
その辺りの線引きは難しいので、性行為の描写の有無だけで問題ないと思います。
エロパロなのだから純愛も乱交も陵辱も投下しやすい雰囲気が欲しいです。
個人的にはエロ未満のカップリング話(いわゆる普通のラブストーリー)が投下されることにより
それとは正反対の趣向のエロ作品が投下しにくくなる雰囲気が生まれるのを危惧しています。
勿論恋愛要素の強いエロSSも歓迎です。
性描写ですか。性交渉というのとは違うんですね。
なるほど。
私が126で紛らわしい言い方をしたので本当に申し訳なかったです。
あれは129で書いたとおり、元々自サイトでうpするつもりの発言だったので
すが、それはもちろんこのスレで言うべきものではないですね。
例えば、長い話を部分的に投下していく場合、もちろん前段階としてエロなし
場面が数レス続くこともある訳ですよね。
そう言う場合は、冒頭で説明を入れておくというのでOKなのでしょうか。
横レス失礼します。
エロに至る過程が描写されてないと萌えない人間もいるので、極端じゃなきゃいちいち断る必要はないのでは。
ということでななまるにーさん投下待ち〜
なんとなく自分が言われてる気がするので。
そうですね、エロパロ板ですからね……性描写必要ですよね。
今度はきちんとした?エロSSもってきますんで。
ただ、どうしても線引きが在るとは思います。
書き手も読み手もここは譲れないってのはあるんでしょうし。
これに関しては色々あるとは思いますが、ひとまずは了承しました。
修行積んできます〆(゚▽゚;)
私も書いてます。この前立候補済みの、9ビビ。
せいぜいエロくなるようがんばらねばのう…
みなさん、がんがって!!(ノ´∀`*)
昨日帰って参りました!
んで明日明後日と熱海逝きです!
肝心のSSがおろそかになってるよ!アハハh(壊
ああ〜〜せっかくさいたマンさんが
来たと思ったらお出かけですか〜
気をつけて〜(ところでPCは直ったんですか?)
>127-124
一晩経ってみたら話題の流れが読めてない自分に気がついて、
穴があったらいれ…じゃない、入りたい感じになりました(笑)
いや、でも一度聞いてみたかった話だったので、意見聞けてよかったです。
エロにはさまざまな形があって然るべきですよな。
……なんつったりして。
さて、ひさしぶりにぬるりと投下しますよ。
ゾロロビです。連作はスレでは不親切かと思いつつ、最終確認中。
ゾロロビです。前スレで投下した『密事の効用』の連作になります。
前作が気になる方は、自サイトにて読めますので宜しければ併せてどうぞ。
今回サンナミとかも出てきますが、お嫌いでなければ幸いです。
それではどうぞ召し上がれ。
******************************************
『情火の法則』
気がつくと目で追っている。
追っている最中は、余計なことは考えない。ただ、追っている。
さらさらと潮風に流れる黒髪だとか、白いシャツの背中だとか、くびれた腰のあたり、するりと伸びた脚などを。
そうして、その顔が振り向いてこちらに気がついたとき。
ああ、俺はあいつを見ていたんだな、と思う。
何、見てるの。
唇の動きだけで聞いてきやがるから、見て悪いかよ、と睨んじまう。
そうすると小さく笑って、微かに視線を外しながら、こちらに寄ってきたかと思うと、横をすりぬけて行く。
あの日嗅いだのと同じ、香水の香りを感じて、呆然とした。
…今は話すことはないってか?
思わず振り向くと、ラウンジに入っていって。コックが歓迎の言葉を吐いているのが聞こえる。
あいつ調子に乗ってやがる。…ナミとキスしたくらいで。
あの夜、あの女を抱いたことで、いきなりそういったことに目が働くようになった。
なんてことはない、あいつらはとっくに出来ていた。ただ、両方が、見ててじれったくなるような、煮え
切らない様子で。
要するに、キス以上の関係になるのに、二の足を踏んでやがるんだ。…ガキか、あいつら。
別に優越感とかそういうんじゃねぇ。苦労もなしに女を抱けたからといって、別に自慢にもならないだろう。
むしろ、簡単にそういう関係を結んじまったことのほうが、俺には焦れる感じがした。
どうしたって本意が見えねぇ。あいつは俺の目が好きだと言った。だから俺は見る。
…もっと好かれたがってるんだろうか、俺は。
本当は、抱きてェだけなんじゃねぇだろうか。
あいつの体は、俺に合った。何故かはわからねぇ。それでも、感じてしまったことは、否定できない。
自分の心が理解しがたく、惑う。
なのに、あの女はそんなのはどうだって良いようなふりをして目をそらすのだ。
これ以上踏み込まれたくねぇと、心では望むのに、一方で。
俺は焦れている。
あの女が出て行くのを確認すると、俺はラウンジに向かった。
らしくもねぇ、迷いを振り切るためにむきになって、ノルマより余計に鍛錬に励んだおかげで、喉がカラ
カラだったのだ。
だが、扉を開いて、キッチンに目をやって驚いた。
コックが虚ろな表情で、シンクの中に置いたボウルに一杯、大量のタマネギを芯まで全部剥いて、うず
たかく積み上げていたのだ。
その異様な光景に、思わず聞いてしまう。
「…その大量のタマネギが、今夜の晩飯なんじゃないだろうな?」
「あァ?!………あ。…あー……いや、カレーに使うから良いんだ」
奇行を見られたことに気がついたやつは、苦しい言い訳を吐きながら、次に俺を罵った。
「何しに来やがった。用を済ませてさっさと出てけ。汗臭ェんだよ筋肉バカが」
水を飲みに来ただけだ、と言うのに、不機嫌な様子を隠さない。
一体なにを悩んでいる。
あの日、口づけを交わしていた二人は、それほど不幸に見えなかった。
ナミはうっとり目を閉じてそれを受け止めていた筈だ。焦っているのはこいつだけなんじゃないだろうか。
ふと思いついて口に出してみる。
「お前よ、さっさとナミを抱け」
「いや、脈絡ねェな。……つうかなんだそれァ!!!」
「すっきりすんぞ」
多分そうだ。確信はないが、俺と違って、きちんと手順を踏んだのならなおさらだ。
そう思ったから言ったのに、やつはキれた。
「!!!お前の腐れチンポの都合と一緒にすんな!大体いきなりなんだ、命令されてするこっちゃねェ、
ふざけんな!」
…おい。俺のこれは助言じゃねぇか?俺がだぞ?なんで、こいつにそんなことする必要がある?それをだ。
感謝されこそすれ、どうしてキれられなきゃなんねェ。
…ああ、やっぱり話し掛けるんじゃなかった。
水を飲んでいる俺の顔を、コックは見ていた。グラスを置いて、何だよ、としかめて見せると、唇を噛む。
その内、肩がブルブル震え出した。やばい、もうひとキれされるかもしんねぇ。
さっさと退散することにした。
だが。好きなのに抱けないあいつと、抱いたのに自分の気持ちが確信できない俺とは、どっちが不幸だろうか。
「ふー…。…うし、終わり!」
ダンベルを床に下ろすと、柵にかけたタオルで体を拭った。
不寝番の時はトレーニングに時間をかける。適度に疲れている時のほうが、むしろ目が冴えるし、酒も美味い。
傍らに待機させていた酒瓶を手に取ると、俺は見張り台に上った。
碇を下ろした夜の海は、静かだった。ずるをして寝てしまっても、まったく問題はないような気がする。
迂闊にこういうことを言うと、ナミなどは危機管理がなってないと、ぎゃあぎゃあ喚くのだろうが…。
と。
ラウンジの明かりが消えて、コックがみかん畑に登り、腰をおろして一服しているのが見えた。
向こうからこちらは見えないのだろうが、こちらからは丸見えだ。風呂に入って男部屋に戻る、その前に、こうして休憩をとっているのは、実は見慣れた光景だった。だが、最近はそこへナミがやってくるのが目に
付くようになった。
ああ、また。
これで見るのは二度目だ。僅かに会話を交わしている。その後、唇を重ねた。
…悪趣味、なのかもしれねぇな。こうして覗いているのは。
けれど、手を握り合ってお互いの唇を吸っているその光景は、酷く羨ましく見える。
じり、とした。
あんな風に、あの女に口づける日が俺には来るだろうか。
ぼんやりと思っていたときのことだ。
ナミがコックの手を離し、すんなりと伸びた腕が、やつの首に絡んで。
口づけを深くした、その後。やや暫くして、コックの手が、震えながらナミの胸に触れるのを見た。
まさか、昼間の俺の言葉に煽られて?!
いや、まったくこれじゃデバガメだ。うろたえながらも、思わず見入っていたその時。
やつらはとんでもない大喧嘩を始めた。
ナミが上着を脱いで、上半身裸でコックを罵るのに、慌ててやつは自分の上着を被せた。揉み合いながら、
激しい口論を繰り広げている。
な。なんなんだ、ありゃ…!
呆気に取られて見ていると、やがて。
…あろうことか、コックが泣き出してしまったのらしい。
……………あんなのありかよ?
もう、見ちゃいられないと思った。
ズルズルと見張り台の柵に凭れながら、気取られないように溜息をついた。
コックが、ガキみたいに嗚咽を漏らしているのが、遠く聞こえる。
色恋をろくに知らなくても、あれが異常だってのはわかる。いや、なにが正常かはわからないが。それでも。
どうしてそんなに苦しむ必要があるんだ。
…理解できねぇ。
暫くして、話し合いは終わったのだろう。何か、一言二言、話した声が聞こえた後。二つの扉が閉じる音がした。
「…あら。こっちも悩み事」
「うわっ!!!」
いきなり頭上から声がかかって、俺は寝転がった姿勢から跳ね起きた。
覗き込んでくる、黒い瞳。何時の間に…!
「何だよ!」
「…航海士さんが酷く悩んでるようなの。一人になりたいようだから…ふふ、居場所がなくて」
「あ、ああ…」
「見てたのね」
柵を跨いで、昇ってくる。話をしたいと思っていた、相手。
「…見えたんだよ」
「それで?」
言いながら、横に腰を下ろした。ふわりと、香水の匂い。懐かしいようで挑発的な、あの匂い。
「…情報を改める」
「何かしら」
「…あいつら、出来てた。もうとっくだ、多分」
「……それで?」
女は唇の端を上げる。逆に俺の下唇は、突き出されていく。
「なんとも思わなかった」
「そんな顔に見えないわ」
「だから、そういう意味じゃねェ………俺はナミを好きじゃねぇよ。やっぱり」
「まぁ」
「…からかってんのか?!」
腕を掴む。それなのに、口元だけで笑いながら、目は僅かにそれている。
…酷く焦れた。
何故だかわからず、乱暴に顎をつかんで、唇を合わせた。そして。
「こういうことをしてる、あいつら見ても。嫉妬だとかは感じねぇ」
「…そう?」
「じれったいってだけで…」
言う、俺の唇を、女の指がなぞる。なぜだか、そこからひりつくようだった。
抵抗するように、爪の先を噛むと、小さく笑って逃げる。
「…なぁ」
「何かしら」
「お前一体、何がしたいんだ。俺を…どうしたいんだ」
「欲しいと思っただけ」
「っ…モノじゃねェぞ!俺ぁ!」
「ゾロ」
…俺の名前を、呼んだ、その声音に。
身動きが取れなくなる。
「あなた、女を愛せなくてはだめよ」
「…何を」
「あなたはとても優しい人だけれど、それだけじゃぁだめ」
「…?」
「恐いんでしょう?」
「あァ?!」
「あなた、女を恐がってるわ」
「いつ恐がった!俺が?!女を恐がってるだって?!」
「ずっとよ。わかったもの。怒らないで聞いて頂戴。…あなた、恋愛を必要のないことだと思い込んでいた
でしょう」
「…過去形かよ」
「だと良いと思っただけよ。どうしてそうなったのかは聞かないわ。けれど、知らなくてはだめ。今までは
良くても、これからは」
「……何でだ」
「それがあなたを強くするからよ。……抱いて」
「…俺に命令するな」
言いながらも、女の体を抱き寄せ、再び唇を吸うために、腕が動く。
シャツの上から乳房を撫でまわしながら、女の溜息の温度を上げるためだけに、乳首を抓り上げた。
やはり下着をつけていない。
途端に、望みどおりに湿った息を吐くのに、俺は酷く焦れて。ボタンを毟るようにシャツを開き、豊麗な
乳房の先端の彩りに、むしゃぶりつくようにした。
「あっ…あ…」
「言え、…よ。俺をどう、したい…」
「…ん………何をそんなに、焦っているの…」
「…お前が……!」
言葉を無理に飲み込み、やけくそのように音を立てて乳首を吸うと、女の体はビクリと跳ねた。
頭を抱え込み、柔らな肌が押し当てられる。
舌先で転がしながら、尖っていく乳首を、俺は余すとこなくしゃぶり、吸って、舐め上げた。
「ん…食べられてしまいそう…」
「……食っちまいてェんだよ」
「嬉しいわ………」
「…………イカレてる」
パンツと下着をまとめて引き下ろしながら、ふわりと淡い絨毛を掻き分けた。
薄く紫色のかかった花びらを掻き分けると、とろりと濡れた内側が現れる。
大きく腿を割って唇を寄せると、ひくりとそこは蠢いた。
何を考えている。何も考えていないのか、俺にこうされながら!
「あ、ァ…好い…………」
女の声に、カッとなり。八つ当たりのように、尖らせた舌先をのめりこませた。舐ると次第に熱い蜜が
溢れてくる。
芯を指で剥いて、舐め上げれば甘い悲鳴。俺の頭を狂わせる。
足りない。足りない。もっとだ。もっと…!
狂人のようにそこを啜り上げながら、どんどん渇いていく自分がいる。
こんなにも唇は舌は喉は濡らされているというのに。
「ッ…あ、入れて、欲しい。……ね、剣士さん」
「…なんだ」
「悲しい顔を、しないで。私、は……ああッ!」
続きを聞く前に抱えなおして挿入してしまった己を、悔やむ暇もない。
女の内側は熱く、焼け付くような蜜を滴らせながら、差し込んだ俺の欲望に絡みつく。
「…っは!あ、あああっ」
「……お前、はっ………」
「ん、ふっ………あァ、な、に…」
「………クソッ…」
腰を震わせるほどの快美感に、思考は千切れ、言葉は揮発する。
溜息の組み合わせで俺の名を呼ぶ女の体を掻き抱き、強く首筋を吸いながら、ゆっくりと抜き差しした。
女の肌の上に無数の赤い花が散る、その光景は俺をますます昂ぶらせ。
わけもわからず、擦りつけるように唇を重ね、口腔を舐った。
切れ切れに息を吐きながら、それでも女はお喋りを止めない。
「ぁ…、好い…。あっ…あなた…こんなに、上手に…女、を……抱ける、のに……」
「………っ………」
「ん、ん…あァ…。…そんな、顔、しないで……ぁっ…」
「どんな顔だろうと…俺の、勝手、だろッ…」
強く突き上げると、黒髪を振り乱しながら、背中に回された女の手が、爪を立てる。いくらそうしたところ
で、俺の肌には何も残せねぇだろうに。
欲望に熱く絡む肉襞は、それを知っているかのように、貪欲に飲み込んでいく。
まるでそこでしか何も刻めないような感覚。
深く突き入れながら、目の裏に火花が散るような、激しい熱を感じた。きゅうと膣口がすぼまっていく。
…食いちぎられちまいそうだ。
「あ、あ、あ、行く…」
「っ…、…行っち、まえ…」
「ん、ぁ…行く、あ、あっ!あぁ…アァァッ…!」
叫び様、じゅっ、と音が立つほどに締め付けると、女の体はガクリと弛緩した。
それでも俺は抜き差しを止めずに、乳房に顔を寄せ、その先端を舐め上げる。
ぼう、とけぶった瞳を閉じて、切なげに眉根を寄せると、女は俺が与える刺激に集中するように息を詰めた。
声を上げさせたい俺は、隆起した乳首を執拗に吸い上げ、抉るように欲望を突き動かしながら、右手を
伸ばして膨張した陰核を擦る。
「あァ!はっ…ァ、ダメッ…!ん…あ!そんなにっ…!」
艶かしく抗議の声を上げるが、今更聞けない。淫猥な水音を立てながら、敏感な箇所を探り、揺り動かし、
擦りつけた。
充血し、ぽってりと膨れた陰唇が、俺の欲望を舐めまわすようにひくつき、内壁の収縮は止まるところを
知らないようで。
脳裏に鋭い閃光が走る。強く額を擦り合わせながら、ぶつけるように口づけ、熱病に浮かされたように
互いの名前を呼んだ。
ただ、埋めてしまたい隙間がそこにあった。
滑稽な形に脚を絡ませながら、揺すぶりあい、粘膜を擦り合わせ、まるで獣じみた情交。
だが、一体誰がそれを笑える?
できるとしたら、それを共有している互いだけだ。
思い至った時、絶頂の予感がした。
骨が軋むほど抱きしめているのに、女の体はどこまでも柔らかく、どうかしたはずみに逃げちまいそうな
気がした。
だが、他にどうしようもなく。間抜けな音を立てながら、打ち付けを早く、強くしていく。
「ッ…、…ロ、ビン……あ、ァ、…行、く……」
「来ッ……あ、………お、ねが……」
まとも声も出せないほどに昂ぶっているのがわかった。内側がせりあがり、吸い尽くさんばかりに締め付ける。
強く目頭を引き絞り、呼吸を忘れた女の体は燃えるように熱く。焼け石に触れたように俺の上体は弾かれた。
ガクガクと揺すぶりながら、もう、堪えようもない。
「あッ、あァッ…!!行くッ…」
「……………………ッ!!!」
欲望がついに最奥に突き当たり、俺は爆ぜた。
…朧な視界の隅で、女の腕が、俺の首の後ろを抱くために、伸ばされたのが見えた。
暫くして。
ふと、女の香水と、俺の唾液、そして互いの汗が混じった匂いを感じて。
頭を胸に抱え込まれているのに気がつき、らしくもなく動揺した。
ガキじゃねぇだろ、おい。…安心してやがった。俺としたことが。
「…離せ」
「いやよ」
「またヤりたくなんだろ」
「それでも良いわ」
「俺ぁ良くねェ。なぁ…聞かせろ。強くなるためには女を愛せないとだめだって、どういうことだ」
「いずれわかるわ。今は…いいの。難しいことは考えないで」
「…勝手だな」
床に腕をついて、無理に体を引き離すと、寂しそうな顔をする。
悪いことをしたような気分になり、それも腹立たしく。よくわからないまま唇を合わせた。
「…したくないなら、しなくて良いのよ」
「決め付けるな」
「そう?」
小さく笑ったそのままの唇で、口づけを返してくる。粘度のないそれは、意外に心地好かった。
そうだ。
こんな具合に逃げて行きやがる。あの夜も。今日も。
抱き合わなかったこの数日でさえ。
そうだ。いつもだ。…だから。
「…わざとか?」
「何が?」
「とぼけるな。…俺に追わせようとしてるんだろ」
聞くのに、答えないのは返事として十分だった。
こんな簡単な手管にかかった自分が腹立たしい。
片手で顔を覆って、ズキズキ病み始めたこめかみを揉むと、女は何故か溜息をついた。
「上手に誤魔化してあげられたら良かったのだけど…」
「…あ?」
「私もそれほど器用ではないということよ」
「………嘘つけ」
「さぁ?」
困ったような微笑を浮かべる女の頬に、軽く手を触れた。手のひらに感じる、華奢な骨。
このまま顎を握り締めれば、簡単に割れちまいそうだ。
そうしたら、欠片でも手に入れられるのだろうか。
危険な想像を脳裏に過ぎらせたのを、感じたのか。
女は重みを感じさせない仕草で俺の手を外すと、散らかった衣服を拾いはじめた。
「…待てよ」
背後から抱きしめ、うなじに鼻を寄せる。女の香りを胸に吸い込み。
胸をまさぐりながら、白い貝殻のような耳に、脅すように囁いた。
「俺は納得してねェぞ」
「…わかるまで、抱いて」
「底なしめ」
下卑た言葉を吐きながら柔らかく押し倒し、女の体に再び火をつける。
そうしてのめりこんで行く、自分を笑えるのは。
俺だけなんだろう。
end.
************************************
お疲れさまでした。
ちと重くなってしまいました。自覚はしてるのに認めたくないだけなんじゃないかこのゾロは。頑固者め。
一度ロビンサイドで書かないとずっと謎のままのような気もしますな。
えー、ダブルカポー状態ですね。サイトでやってるサンナミ連載(未だエロ足らず)とリンクしてるんで、
そっちが気になった方はどうぞ。
重めなもの書いてたらやはりバカっぽいのが書きたくなる…。次回はサナゾでベタベタにドタバタのコメディを。
3Pは長くなると知りながら…(ニガワラ
>>138 放置してたのに大丈夫かなと思いましたが
なんとか無事でしたw
これから逝って参ります
〉ななまるにーさん
ゾロロビ、萌えさせていただきました!
シリアスエロ、イイ!!!
ロビンちゃん側のお話も読んでみたいです。
Mr.9×ビビ、投下させていただきます。
シリアス純愛ものです。
作中登場するMr.9の本名は、KINOさんに許可を戴き拝借しています。
ちょいと長いですが、ドゾー
---------------------------
バイバイベイビー
あいつと初めて会ったときは──何年前だったかな?
後のMr.8と共にやって来たあいつは、えらく品のいい見かけの割に鼻っ柱が強
くて、こんなんでやっていけるのか?と思った覚えがあるよ。
「初めまして、ミスター」と微笑んで片手を差し出す仕草は、まるで王侯貴
族。
その姿が印象的で、おれはバロックワークス社で働く間のキャラクターとし
て、偽の王冠を被った "王様" を選んだって訳。
白くて透き通るような肌、銀青色の長い髪、灰青の澄んだ瞳。芯の強そうな顔
の少女。
ああ、あの時におれは恋をしたのかもしれないな。
コードネームのナンバーも、最初は21番だったか後ろの方だったのが、徐々
に上に上がっていって、気づいたときにはおれはMr.9と呼ばれるようになり、彼女はミス・ウェンズデーと呼ばれるようになって。
仕事を終えると、なんだかひどく苦しそうな顔をして、ひとりでどこかに行っ
てしまうのが印象的だった。
一緒に行動しながらも単独行動をしがちなやつで、いつアンラッキーズに目を
付けられるんじゃと冷や冷やしたよ。
あいつ、本当は王女様だったんだな。
知らなかったよ。
シャレでおれも "王様" キャラやってたけど、まさかパートナーが正真正銘の王
女様だったとは。
おれたちのウイスキーピークがあの海賊たちに潰された夜に、故郷のなんと
かって島に戻っていったけど、無事だったのかな?
それが元で、今やバロックワークス社もない。
社長は逮捕され、幹部たちもあの海賊たちに敗れ去った。
おれにはもう関係ないけどさ。
おれは会社に刃向かってパートナーを逃がして以来、本来の職業に戻ってい
る。
殺し屋。金さえ積まれれば、どんなことだって請け負う裏稼業だ。
今度は王様キャラは返上して、髪も黒く染め、黒づくめのスーツに身を固め、
静かな殺し屋をやっている。
え?なんでだって?
人づてに聞いた話だから定かじゃないが、どうもあいつは死んだらしい。
そりゃそうだろう。グランドラインの入り口から、バロックワークス社の本部
のある島までかなりの距離がある。
あの海賊たちがたどり着いたとしても、いくらおれのパートナーとして非合法
活動をしていたとはいえ、あいつの体力なら渡りきるのも困難だったはず。そ
れにあいつの国はバロックワークスと反乱でしっちゃかめっちゃかだったらし
いから。
生きていたとしたら、そりゃ奇跡だ。
ま、そういう訳で黒スーツだ。
そういや、あいつの本名、一度も聞かなかったな──
なんて、名前なんだろう?
おれはいつものように仕事を請け負い、その島へと向かった。
依頼主は、今回のターゲットの商売敵、というか近くの島の王族だ。
最近力を付けてきたその島の王が邪魔らしい。
王族どもの腐りきった権謀術には興味はない。しかも、今回の依頼人からは何
もかもがお膳立てされてるから楽な仕事だ。
王と聞いてあいつのことを思い出しちまったが、いくら楽な仕事だからと言っ
て、そんなセンチメンタルな気分に浸っていられるほど甘い仕事じゃない。
さっさと済ませて金を貰って、高飛びするか。
今度はどこに行こうか…グランドラインを離れようか。
どこだって一緒だが。もうあいつはおれのそばにはいないんだから。
王が集まる会議が終わって、親善の舞踏会が行われていた。
豪華なシャンデリアの元に、さまざまな顔ぶれが揃っている。
酒を呑み交わす者。ダンスに興じる者。外の暗がりでしっかり女を口説く者。
植え込みの影で乳繰り合う者。
政治から経済に至るまで、世界を動かす者たちの中枢がここにいた。
おれのターゲットは、黒髪黒髭のオヤジ。だが、この場にはいない。
人影から人影、影から影へと場所を移動しながら、ターゲットを探す。
だが、決してその姿を悟られちゃならない。
闇に生きる者の独特の慣れた足取りで、フロアを渡る。
目の端に、ひときわ輝く銀青色の豪華な髪を見た気がした。
おれは一瞬、仕事を忘れて振り返る。
──見間違えか?
おれは慌てて気配を消す。
今朝あいつのことを思い出していたせいで、幻覚まで見るようになっちまった
らしい。
落ち着け、落ち着け。
用心深く気配を断ったまま、周りに目を配る。
誰もおれに気づいていない。
こんな時のためにと、依頼人から宿泊リストも貰っている。
ターゲットの宿泊先は、別棟の3階。
華麗なシャンデリアの放つ、眩しいほどの光が作る影を選びながら足を滑ら
せ、おれは静かに闇を行く。
マントの下に隠した銃を意識しながら。
得意のアクロバットで、おれは容易にそこへ到達する。
ベランダから部屋の中を窺う。
たしかに人影がある。ベッドに誰かが寝ている。
おれは気配を殺したまま部屋の中に静かに降り立った。
月明かりに照らされた部屋は明るく、部屋の細部が見渡せた。
豪華な調度品の数々。さすが王たちの集う会議の宿泊場所だけはある。
くるぶしまで埋まる絨毯にやや苦労しつつも、気配をたったまま音もなくター
ゲットのそばへと向かう。
ターゲットは布団を頭まで被って眠っていた。
規則的な寝息が聞こえる。
心の底でかつてのキャラクターの頃の口癖を呟く。
"バイバイベイビー"
マントの中に隠し持っていた銃を構えた瞬間、なにかに鋭く弾かれる。
しまった!
慌ててターゲットを見ると、そこには──瞳を真円に見開いた、懐かしい顔。
「ミス・ウェンズデー!」
「Mr.9、あなたなの?」
先ほどのは見間違えではなかったのだ。
懐かしく愛おしい、我がパートナー。
無事だったのか?
その灰青色の美しい双眸に涙を溜めて、唇を振るわせている。
変わらない。あの頃とちっとも変わらない。
おれにだけ時たま見せる優しい笑顔の、出会った頃の彼女のままだった。
「Mr.9…!」
彼女の武器、孔雀スラッシャーを落として、おれの腕の中に飛び込んできた。
小さな肩。細い腰。
ナイトドレスが開けっ放しの窓からの風を受けてはためいた。
爽やかで甘い香りを鼻腔いっぱいに吸い込んで、おれは胸が詰まって何も言え
なかった。
「どうして?」
涼やかな大きな瞳に見つめられ、おれは今の自分を呪う、
お姫さまには話すことが出来ないほどに、今のおれの闇は深い。
ターゲットは彼女の父親だったのだと、今さらながらに知る。
何かの手違いで、彼女と父親の部屋が変わった、もしくは彼女が名代として来
たのだろう。
多分後者だ。
ターゲットは無効だ。さて、どうする?
「おれはあんたに会っちゃいけなかった」
「どうして、Mr.9…?」
「頼む、忘れてくれ…」
「何故?」
大粒の涙がはらりと一粒こぼれ落ちる。
「ずっと、ずっと会いたかった。あなたのおかげでウイスキーピークを離れる
ことが出来たけど、あなたはMr.5に挑んでいったきりだったし…あれからずっ
と探していたのよ?」
なんだって?おれを探していた?
「折角逢えたと言うのに忘れろと言うの?」
おれは混乱していた。
お姫さまが無事だったということと、ずっと恋してた彼女が、おれを探してた
なんて言うもんだから。
おれは仕事中だと言うことも、ここが世界会議の会場だと言うことも、部屋の
外にはSPがわんさと待機しているだろうとか、もう何もかも全て忘れて、彼女
を抱きしめていた。
あまりにきつく抱き締めていたもんだから腕の中で彼女が「痛い」と小さな声
を漏らすことで、ようやく我に返った。
おれは時間を食いすぎた。
ターゲットが間違っていた時点で去るべきだった。
もしおれたちの会話を部屋の外で待機している警備兵に聞かれたら?
じんわりと嫌な汗が背を伝う。
今回は目立たないことが条件だったから、おれは武器の仕込みバットを持って
きていない。
多勢に囲まれればアウトだ。
「Mr.9?」
腕の中の彼女がそのこぼれ落ちそうな大きな瞳を見開いて、おれの顔を覗き込
む。
ミス・ウェンズデー時代の険のある美貌はもう消えて、持てる純真さと清らか
さを瞳いっぱいに溢れさせいる。
出会った頃のままだというのは間違いだ。
もっと、綺麗になっている。
光り輝くほどに。
闇に生きるおれには眩しすぎるほどに。
月光の蒼白い光に照らされて、月の下で咲く花のように彼女は微笑んだ。
「もう、どこにも行かないで…」
おれは耳を疑った。
「ずっと私のパートナーでいて」
もう、おれは何も言えなかった。何も考えることが出来なくなった。
溢れる想いに身を任せ、おれはその小さな花弁のような唇に己のそれを重ねて
いた。
夢中で唇を吸い、舌を絡めた。
柔らかな唇の感触に目眩がしそうになる。
細い腰を抱き寄せると、その細さに胸が痛くなる。
なんて華奢なんだ?
涙を溢れさせ、懸命におれに応える彼女が愛おしい。
清らかな彼女の唇がおれが思っていたよりも肉感的で、その柔らかい舌の感触
があまりに性的で、おれはこのまま押し倒してしまいたい欲求と必死に戦っ
た。
匂い立つ彼女の香りが強くなって、おれの中で猛り狂う野獣を宥めるので精一
杯だ。
「ビビ様、何かありましたか?」
ドアの向こうの声がおれの行動を押しとどめた。
ぎくりと固まって、動けない。
「何もありません。下がりなさい、ペル」
「しかし…人の話し声が聞こえましたので」
「私の独り言です。あなたがそばにいたら眠れないわ。ペル、今晩は階下のイ
ガラムの元で待機してくれませんか?」
「しかし、ビビ様!」
「私は自分で自分の身を守ることが出来ます。ペル、下がりなさい」
「ははっ、ビビ様」
ドアの向こうの配下の声は不満を残したままだったが、彼女──ビビの命令に
渋々引き下がっていった。
ドアの向こうの気配は消えた。
「Mr.9…いえ、ネーブルでしたっけ?」
「どうしておれの名を…」
「調べたのよ?私…」
ビビは凛とした気品を漂わせ、おれの瞳をまっすぐに見つめた。
「あなたが再び私のパートナーになることが叶わないのなら、せめて──せめ
て今夜だけでもそばにいて…」
「お前、何を言っているのか分かっているのか?」
「ええ、分かっているわ。あなたが今、どんな職業に就いているのかも。あな
たが銃で私を狙ったその時から」
「分かっていて…何故?」
「ずっとあなたを愛していたわ、ネーブル。あなたのパートナーとして活動で
きたことだけがバロックワークスの中にいた時の喜びだった。その活動はあま
りに悲惨なものばかりだったけど」
"王様" キャラで自分を隠すしかできなかったおれを何故?
結局海賊どもに彼女を守らせたおれなんかを一体何故?
「初めて会ったときから好きだった。あなたの明るさと優しさだけが私の救い
だった」
「おれもだよ、ビビ…」
感動のあまり思わず口走る。
「初めて会ったときから惚れていた。なんて綺麗な女の子なんだろうって」
「ネーブル…」
「ビビか…綺麗な名前だな」
「あなたの名前も素敵だわ。髪の色によく合っていたのに…何故染めてしまっ
たの?」
「きみが死んだって聞かされていた」
「え…?」
「おれなりに喪に服そうと。守ってやれなかったから…」
「あなたのおかげで生きてるわ」
「海賊どものおかげだ」
「あなたが守ってくれなかったら、ウイスキーピークを抜け出せなかった」
再びこぼれ落ちそうな大きな瞳に涙が溜まる。
「あなたのおかげよ、ネーブル。あなたの捨て身の行動が私を守ったの」
ビビはおれにその細い腕を差し出した。
初めてあったあの時のように。
「私を抱いて、ネーブル」
おれは思わず跪く。
髪に口づけするので精一杯だ。
「返事は?」
花のような微笑みがおれに降り注ぐ。
遠くでワルツの楽の音。
「喜んで、姫君──」
差し出された指先に口づけした。
どろんぱさん、がんがれ〜
失礼しました。いきなり友達が尋ねてくるんで、ビビリました…
>>154-162の続き。
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薄絹を一枚一枚はがしていく。
月光に透き通るような肌が少しずつ現れるごとにおれの心臓は早鐘を打つ。
最後の一枚をはぎ取ると、そこには月の女神もかくやと思われる、ほの白く輝
く裸体が現れた。
「綺麗だ…すごく…」
感動で言葉が出ない。
触った瞬間消えて無くなってしまいそうな気がして、そっと抱き締め、髪に口
づけする。
腕の中で彼女が小さく震えているのを感じて、おれは顎(おとがい)に手を掛
け、瞼に口づけた。
「怖いか…?」
「ううん…大丈夫」
鈴のような声を聞くと、胸を掴まれたかのように痛くなった。
「優しくする」
「ありがとう…」
「キス、していいか?」
「そんなこと、聞かないで」
ビビとのキスは特別なものだった。
自分の中にこんな気持ちがあったことに驚かされる。
おれの全ての思いを込めて口づけする。
最初は唇。啄むようにお互いに唇を求め合う。
継いで瞼、頬、耳、首筋、鎖骨…
おれが口づけを注ぐたびに、小さく震えていた少女は微かに、ほんの微かだが
ぴくんっと躰が震える瞬間があって、おれを興奮させた。
「は……ぁ………ふぅん…」
背筋に唇を這わせる頃には、彼女の吐息が甘くなっていた。
「ねぇ……ネーブル…」
「なんだ?ビビ…」
「私…なんだか…へん……」
「大丈夫だよ……ビビ…綺麗だよ」
「あ…あんっ……」
全身を震わせて甘い吐息を吐くその姿は、何とも愛らしく扇情的だった。
彼女をめちゃめちゃにしたい気持ちと、大事にしたい気持ち、これらがせめぎ
合って息が詰まる。
背中に口づけながら豊かな双丘に指を伸ばす。
「あぁ……ん……」
やわやわとその感触を楽しみながら、そっと優しく愛撫する。
下から持ち上げるようにしてこね回す。
「ネーブル…」
おれを呼ぶ、彼女の切ない声。
おれは彼女を抱き上げ、また口づけを交わした。
羽毛のように軽い躰。
淡く色づく先端に舌を這わす。
さらに甘くなる吐息。
「や……恥ずかしい……」
「なんで?こんなに綺麗なのに…」
本当に。
この世のものとは思えない。月の光に淡く輝くしなやかな四肢は、まるで夢の
ように美しい。
「怖い?」
「いいえ………嬉しくて…恥ずかしいの…自分が自分じゃないみたい…」
「好きだよ、ビビ」
「私も…ネーブル」
彼女はおれに再び口づけを求め、おれはそれに積極的に応えた。
口づけを交わしていると、彼女の舌の動きが大胆になるのを感じた。
最初はおずおずとおれに応えているだけだったのが、貪欲に快感を求めるよう
になってきた。
ビビの中に女を感じて、おれはまた胸が痛いほどの切なさを感じる。
ビビはおそらく…生娘だ。
なるべく、感じるべき痛みを和らげさせたい。
あわよくば、気持ちいいと感じて貰いたい。
彼女とおれの、最初で最後の夜だから。
この特別な夜のために、悲惨な思い出など残したくない。
縦長のちいさなくぼみの下に口づけする頃、おれの頭部に回した指先に緊張が
走るのを感じた。
「ごめんよ、ビビ。怖がらせたか?」
「…大丈夫……続けて…」
「全然大丈夫じゃねェ」
ビビをふわりと抱き上げて、腰の上に落とした。
小さな子供をあやすように、横向きに抱いて頭を撫でた。
「おれは、きみを怖がらせる気はないんだ」
「うん…わかってる」
「怖かったら怖いって言って」
「本当に、大丈夫なの、ネーブル。でも恥ずかしくて…あなたに私の躰が全部
見られてしまうのは」
「どうして?どこもかしこも全部、とっても綺麗なのに」
「ああ、ネーブル、なんて言ったらいいの…」
おれの胸の中でもじもじとビビは頬を赤らめて俯いた。
「あのね、ネーブル…驚かないで……私、すごく濡れてしまっているの…」
「へっ?」
おれはさぞかし間抜け面を晒したに違いない。
それ程、彼女の告白は衝撃的であり、おれはなんと反応していいのか分からな
くなった。
「まるで…そのう、洩らしたかのように…あそこが濡れていて…そのう…」
最後の方は消え入りそうな声になりながら、彼女は己の秘密を告白した。
なんて!
おれは感動するやらおかしいやらで、思わず笑い出した。
「非道いわ、ネーブル!」
頬を膨らませ、真っ赤になって怒る彼女がなんとも愛らしくて、おれは笑いの
発作と必死に戦った。
「いや…悪い、悪い。ビビ、別にそれは変でもなんでもないんだよ」
「どういうこと?」
「それは正常な女性としての反応で…おれのこれを受け入れるために、膣壁が
柔らかくなって潤滑油にするために濡れる訳。ビビ、自分のここ、触ったこと
あるか?」
「え…お風呂の時に洗う程度で…そんないろいろ触る場所でもないでしょ
う?」
「触ってみろよ。ほら、ここ」
と彼女の白い繊手をそっと濡れそぼった花弁へと導く。
「これが、クリトリス。真っ赤になってもう顔を出している。大きく膨らんで
いるのが分かるだろ?」
「あんっ…」
「ここはすごく敏感な場所なんだ。そしてこの奥にあるのが膣。ここにおれの
これが入るのがセックス」
と、今度はおれのものに手を導く。
「え?これが?」
「ああ…きみがあんまり色っぽくて素敵だから興奮して勃起している。普通の
状態の倍ぐらい大きくなっているよ」
「えっ…こんなに大きなものが…私の中に?」
「そうだよ、ビビ。やめるなら今のうちだ。きっとこの中を触ってしまったら
もう、おれは我慢できなくなる」
「ネーブル、あなたこそ私が処女で、イヤ?」
「とんでもない。おれこそビビの初めての男になるなんて嬉しすぎて、どうに
かなっちまいそうだ」
おれはにやりと唇を歪ませる。
心を決めた。
「将来、君の伴侶になる王様には悪いが、もう遠慮しねぇ。ビビの処女、おれ
が貰うぜ」
「…嬉しいわ」
さすが王女の身でMr.8とふたりだけでバロックワークス社に潜り込んだだけあ
る。
先ほどまで、震えていた小さな少女とどちらが本当の姿なんだろう?
たぶんどちらも真実で、彼女の中では無秩序のようで整合性を持って存在して
いる複数の顔なんだ。
凛として、清楚で、大胆不敵で、可憐で、剛胆で。
あまりに色々な顔を持つこの少女はなんて魅力的なんだろう。
おれはできるだけ優しく髪を撫でながら、ビビの唇を吸った。
銀青色の陰りをの奥の桜色をした小振りの花弁は、シーツを濡らすほどに濡れ
そぼっていた。
そっと指で掻き分けると、もう愛芽は顔を出していて切ないほどに膨らんでい
る。
指先に蜜をたっぷりとすくって、愛芽に塗る。
蜜に指先を滑らせるようにして愛芽を転がした。
「あぁ……あぁ……」
敏感過ぎるほどの反応。
切なそうに頬を染めて、躰を捩らせる。
「どう?気持ちいい?」
「……わからない…躰が、すごく熱いの…溶けちゃいそう…あっ…」
「ビビ……」
もうとろとろにとろけきっている蜜壺に指をそっと埋没させる。
中は十分柔らかくなっているが、やはりきつい。
「痛いか?」
「いいえ…あのね…なんか変な感じ…」
「痛かったら言って」
返事を待たず、そっと動かす。
くちゅっくちゅっと音をたてながら、指に襞がやわやわと絡んでくる。
「あ……あ……ネーブル……」
甘かった吐息が熱くなる。
あまりに興奮して、おれも頭が沸騰しそうだ。
おれの背に回された指先に力がこもる。
もっと気持ちよくさせたい…ビビ…
おれは指を埋没させたまま、花弁に舌先を潜り込ませた。
「はあんっ…!」
びくびくびくっと体を震わせる。
舌先で刺激したり、吸ったりしながら、指をもう一本増やす。
まだきついが、どんどん柔らかくなってきた。
そっと動かしていると、舌先に鉄臭い苦みを感じた。
口を離してみると、出血していた。
出血量は、それ程多くはない。少しシーツを汚す程度だ。
本人はそれに気づいていないようだった。気持ちよさそうに、息を弾ませてい
る。
「ビビ…」
指を抜いて、ビビの額に口づけた。
「愛してるよ…」
「ネーブル…」
そのままそっと足を絡めて、腰を沈ませた。
「あ…ああっ…!」
暴走しそうな自分を全力で制して、ゆっくり、できるだけゆっくりとビビの中
に己を埋没させた。
「大丈夫か?ビビ…」
少し、辛そうだ。
「大丈夫…」
「今。半分ぐらい入ったよ」
「ほんと?」
「ああ…」
ビビのそこはぬるぬるとおれに絡んでいる。
奥の方はまだきつい。
慎重に腰を進め、ようやく全部を埋め込んだ。
「全部…入った……」
「ああ……嬉しい…あなたと一つになれたのね…」
ビビは夢のように柔らかく微笑んで、おれの唇を求めた。
「動くよ…」
「はぁ……んっ…んっ………」
「痛いか?」
「少し…でも、躰の奥が…熱いの……」
舌を絡め合う。
ああ、ビビ、おれも…嬉しいよ…
「あぁ…ぁ…ぁ…はぁ……ん……」
切なすぎてもう全身が爆発しそうだ。
「ビビ…もう、いくぞ……」
「…イク?……何…?」
「ビビ……ビビ……!!」
「あ…あああっ!ネーブル!」
「っ…ぁ…ぁ…ああぁ…!」
おれは一生、忘れない。
素敵な贈り物をありがとう。
ビビの長い髪を指で梳く。
いい匂いのする髪にそっと口づけする。
情事の後、ビビは幸せそうに微笑み、おれの胸の中で眠ってしまった。
ビビが眠ってから、おれの痕跡は全て消した。
シーツも部屋の隅のもの入れに入っていた換えと取り替え、夜着も下着も全て
元通りに着せ、布団を掛けた。
部屋の中にはおれが存在した証は、もうなにひとつ残っていない。
これは全て夢。そう思って貰えればいい。
おれの心の中にだけ残っていればいい。
おれは闇、きみは光。お互い相容れぬ世界に住んでいる者が、この美しい月明
かりの中でだけ、交わることが出来たのだ。
これは月夜が見せた夢。朝になれば消えてしまう、夢。
ビビ──愛している。 さよなら、おれの姫。
おれは万感の思いを込めて、低い声でそっと呟いた。
「バイバイベイビー」
< FIN >
以上です。途中中断が入りまして失礼しました。
一度ねっとりと破瓜ものを書いてみたかったので、いっちょ書いてみてしまい
ました。(童貞ネタはルマキでやってみたことあったんで)
処女はまんどくさーというのを実感。
ちと、くどかったですかね?
実は初ビビです。Mr.9のキャラ造形は好き勝手にやってしまいました。
ビビにしろ、ロビンにしろ、バロックワークス時代はキャラを演じていた部分
があったので、Mr.9もそれに習いました。
前スレでリクをされていた方、イメージに合わなかったらごめんなさい。
お気に召したら幸いです。
あと最後に言い訳。
うpした後に気づいたんですけど、Mr.21なんてナンバーズは存在しませんよ
ね?そりゃビリオンズだ。
もう一度そこら辺を読み直して、自サイトに再録する際は訂正しておきます。
最近、我ながら仕事荒いなーーこの前のナミも自サイトで訂正しまくりです
た…読んで下さった方、すまんです。
>ななまるにーさん
乙です!ゾロロビイイ!!
自分ななまるにーさんのサイトのサンナミも好きなので、
それにリンクしたゾロロビ、すごい萌えましたw
サンジと正反対のゾロ。対照的に書かれてて、
よかったですー。またサンナミリンクのゾロロビ読みたいです。
そして、サナゾ、楽しみに待ってますw
>どろんぱさん
完結乙華麗様です!
全然興味無かったカポーなのに、読んでてすごい好きになりましたw
Mr.9いいなー最後の「バイバイベイビー」に激しく萌えー
切なくてよかったです!ハァハァしますたw
>ななまるにーさん
サイト上の作品との絡みもあるんで、どこに書こうか迷ったんですが、とりあ
えずこちらに。
ゾロロビ、本当によかったです。
連載中のサンナミ、前作のゾロロビを交えた、大きなうねりの一部分を切り
取った感があるのですが、どんどん、ななまるにーワールドにはまっていきま
す。
もちろん本領発揮のエロコメ、大好きなんですが、こういうお話を書けるとこ
ろに、力と幅を感じます。
サンナミの続きも、ロビンちゃんバージョンも、本当に楽しみです。
うわっ、投稿したらレスがついてた。嬉しい〜
ありがとうございます!
私も正直、今まで気にしていなかったカップリングなんですけどね。どちらか
というと、ビビ受けならルビビとかコザビビの方が萌えだったんですけど。
前スレでのリクエストの心意気に打たれたのと、私が書くならどんな感じだ
ろ?って考えたとき、ふと夜這いしてくる話が浮かんだもので。
予想外に、書いてみて筆がのったし、楽しかったです。めんどくさかったけ
ど。(しつこい)
帰ってきてからここ、ネタがあふれていたのか、キーボードの感触に飢えていたのか、怒涛の勢いで書き散らかしてます…。
まとめきれるのか、自分。そんなわけで、やっと神々の作品を拝読しますた。
>どろんぱさん
投下ラッシュで嬉しい限り。ルナミも9ビビも痺れました。ラブラブいいですな。
とくにルナミ、双方向で書くのは自分も好きです。
神様視点で書くよりも、双方の感じ方の違いとかは伝わりやすい気がするんですよね。
テンションを保つのが大変と思われるのに、さすがです。ルフィ語りも良かったです。
…難しいですよね!あいつね!(笑)
9ビビもゴチでした。難しいのに…すごいなぁ、と溜息つくばかりです。
>41さん
なにやら小難しいことを話しているサンナミ!?(笑)
ひええ!サンジがなんか賢いこというてるでーーーーー!って…すいません。
でもこういう会話はサンナミでしか無理だろうなーと思いますよ自分も。
乾いた感じがいいなぁ…。
過去問ってなに?って聞いていいですか。昔書きましたよってことですかね?またこういうの読んでみたいです。
>KINOさん
キュートなお話でした…。そうかー。9ビビ…そうかー(どうした)
マイナーというのは遊びが多いというところで魅力ですよなぁ。
なんか普通にいいなーとか思っちゃいましたよ。
エロね。エロよ。…漂うエロよ(どこに行く)
そっかーマイナーええなー。
さうだ。さいたマン氏、だいぶ遅いけどいったらっさい( ゚Д゚)ノシ
無事に帰ってきてくださいな?待ってるし。
なんだよなー熱海いいなー温泉とかなー…。
…あー、浴衣はどうですよ?!>みなさん
名前直しとくの忘れた…うあああ、カコワルイ!
これだけなのもあれなので。
現在サナゾ3Pエロコメまとめ中。投下は明日かな、と。。
こちらでは始めまして。乗組員と申します。
以前、ロビンスレでSS投稿させて頂きました。
今回は、エネル×ロビンで鬼畜物とさせて頂きます。
苦手な方は申し訳ありませんが、スルーでお願いします。
神への供物 (1)
自分しか愛さない男だった。
神が住まう禁忌の島に、その男はいた。
大海原を高く望み、雲よりも高くそびえる古代の遺跡。
古い部族は神を恐れ、生贄を捧げることにより
神の怒りに触れるのを恐れた。
男は天上の国を統べる神、名はエネル。
誰もが彼を恐れ、神は誰をも恐れなかった。
権力者には自然と物が集る。
金や女は言うに及ばず、時には空を翔る船さえも。
今まさに神に捧げる生贄が供されたところだ。
十代中頃の乙女が身を震わせて立っていた。
背中には天上の国の住人が身に付ける白い羽。
それも乙女に合わせて小刻みに震えている。
白い小鳥を狙う蛇のように、神が囁く。
「女、何をしに来たかわかっているか?」
蛇がチロチロと舌を出す。
天上の小さな村から供された乙女は震えていた。
村と一族の運命が自分の言動に掛かっているからだ。
決して神に逆らってはいけない。
「はい・・・神の意のままに」
震える声を、神と呼ばれた男は気に入った。
白い羽がふわりと舞う。
数刻後、乙女の絶叫が神殿に木霊した。
乙女の姿は跡形も無く、食いちぎられた白い羽だけを残して。
神への供物 (2)
神殿に侵入者あり。
マントラにより、神は天上の全てを察知できる。
この古い神殿にたどり着くのはどこの物好きかと、好奇心が疼いた。
黄色い岩肌に、映える黒髪は下界の女か。
「あなたは・・・?」
エネルは微笑んだ、自分を知らぬ女に神の恐怖を知らしめる。
それがこの男の、女の扱い方だ。
「女、ここから見る景色もまた格別だが、あれがわかるか?」
崩れかけた一際高い台を指差す。
女は用心深く、エネルの様子を探りながら台を見る。
「祭壇ね・・・神に生贄を捧げる為のものだわ」
女の顔色は変わらない。少しつまらなそうにエネルは続ける。
「祭壇の後ろの壁画が見えるか?あれが神だ」
女はエネルからゆっくりと離れ壁画に近寄る。
「海王類?いいえ・・・巨大な蛇かしら?」
エネルの目がきらりと光る。爬虫類の目だ。
壁画は、大蛇が生贄の女の四肢に絡みつく姿から、
女の股間に頭を潜らし、果ては女を飲み込む描写まである。
しかしこの女は眉一つ動かさない。
「恐ろしくはないのか?」
「いいえ。蛇が生殖の象徴として祭られるのはよくあることよ。
・・・天を裂く蛇もそうだけど」
女がちらりとエネルを見やる。その瞳が暗く陰る。
冷や汗が女の顔を伝った。
「天を裂く蛇?」知らぬフリをしてエネルが尋ねる。
「天を裂く神の怒り・・・雷もまた蛇の象徴」
神は笑った。
神への供物 (3)
「いっやぁっ・・・!お願い、もうっ!」
下界の女は考古学者だと言う。なかなか口は堅かったが、
吐かせるのには時間は掛からなかった。
この責めに耐えられる女はいない。
祭壇に四肢をだらしなく投げ出し、打ち震える女がいる。
彼女は腕に覚えのある戦士であったが、エネルの方が強かった。
抵抗も虚しく祭壇に投げ出され、女の能力であろう幾本の腕も電撃で黙らせる。
電撃の余波か、痺れに悶える女に声を掛ける。
「女、もっと気持ちよくしてやろうか?」
神の囁きか悪魔の誘惑か。
「・・・結構よ・・・!」
電撃のショックと、痺れに喘ぎながらも抗議する。
神は、生きの良い返答に満足した。
「そう言うな。考古学者が実施で古代の儀式を体験できるのだぞ?」
女の顔色が変わる。
「まさか・・・」
返事の代わりに、蛇に似た目で笑われた。
シューツ、シューッ・・・
人ではない生き物の気配に身を起こそうとする。
「ああっ!」
即座に電撃で身動きを封じられた。
『大人しく横たわっていろって言うのね・・・』
気丈な女らしく、抵抗を封じられても神を睨みつける。
「ひっ!」
足首に冷たい感触。
ズルズルと何かが引きずられてくる音と共に、右足首に何かが這う。
そのまま左足首も這い伝い、ゆっくりと両足を絡み取り始めた・・・
神への供物 (4)
「あぁ・・・あぁ・・・こんな!」
女の目が初めて気弱になる。当然であろう
壁画の通り、大蛇に犯されようとしているのは自分だからだ。
「いやぁあああっ!」
突然正気でなくなったかのように、女が能力を発動し
無数の手で大蛇を止めようとする。
ドン!
「あーっ!」
雷撃は女の抵抗を一瞬で無にする。
「やめておけ。死にたくはないだろう?」
神が嘲笑う。
「お前も楽しめ。こんな機会は滅多にないぞ?」
女は抵抗する気力を失った・・・
ズルッ・・・蛇が太ももを這い上がる・・・
女はピクリと次の場所を守ろうと足を閉じる。
蛇の鎌首が股間に触れるか触れないかの位置で、そのまま服の上を通過する。
「・・・え?」
意外だったのか、女は戸惑う。が、すぐに
「あああああっ!」
細いウエストを大蛇の胴体で締め付けられ悲鳴を上げる。
蛇はゆっくりと胴体を巻き上げ、彼女の顔を覗き込む。
「ひ、あ、お願い。もっと緩めて・・・!」
精一杯の哀願を蛇に送る。爬虫類の無機質な目が彼女を見つめる。
ゾクリと毛が逆立つ。蛇が彼女の願いなど聞くわけがないと気づく。
彼女は絶望した。
蛇と神が同じ目で笑う。
「!」
蛇が女の服を引き千切りながら、胸の谷間に侵入した。
神への供物 (5)
ぎゅうぎゅうと蛇が女の乳房を締め上げる。
形の良い乳は、蛇の思うままに蹂躙され、乳首は裂き割れの舌に舐められる。
「やぁぁっ・・・そこは・・・だめっ」
哀願する女に、神が追い討ちをかける。
「まさか生娘ではないだろう?いや流石に蛇の相手は初めてか」
舌なめずりしながら堕ちた女の嬌声を楽しむ。
もっと女が身悶える姿を見たい。
「ほら、蛇もまだ物足りぬらしいぞ」
「え?・・・やっ!」
いきなり激しく大蛇の体が動き出し、足首、太もも、胴体、胸の谷間を這い回った。
「いや、嫌、いやぁああああっ」
ズルズルズル・・・と鎌首から尾の先全てで女の体を締め上げる。
悲鳴など構わず、いやそれに煽られるように蛇が這い回る。
女の悲鳴と神の哄笑。
「やめてぇえええっ」
全身がもう性感帯に変わってきた。靴も上着も取り払われ、
かろうじて太ももから腰を覆うズボンが女の貞操を守っていたが、
巻きついた大蛇からこぼれる、細い四肢と揺れる乳房が裸よりも扇情的だ。
「そろそろ欲しくなってきた頃だろう」
「!」
それが何を意味するのか知らぬ女ではない。
「あーっ!」
蛇がベルトを弾け飛ばせ、ズボンに侵入する。すぐにかつて服であった残骸が千切れ飛ぶ。
「やめて・・・」
脚を閉じたくても、脚の間に蛇が巻きつき、股間を鎌首が狙っている。
「お願いやめて・・・」
神に哀願する女の目に涙が浮かぶ。満足そうに神が近づいた。
「いい顔になったじゃないか・・・オレ好みだ」
神の手が女の尻へ掛かる。ビクリと体が痙攣する。
「・・・蛇なんぞには勿体ない位だ・・・」
神への供物 (6)
女は安堵する。
この男に抱かれるのは本意ではないが、蛇に犯されるよりはマシだからだ。
「ねぇ、お願い・・・私、あなたに抱かれたいわ・・・」
媚を含んで男を見つめる。こうやって篭絡した男は数知れなかった。
女の乱れた姿に神は満足する。
「お前は美しい・・・」
神はゆっくりと女に口付けた。女は拒まず、積極的に舌を絡めてくる。
ぴちゃっぴちゃ・・・
神と供物の口付けが交わされる。
女は蛇に拘束されながらも必死に神の舌を追う。
神の手が女の尻を揉みしだく。
「あんっ」
蛇に嬲られる時よりも積極的に感じている様を女は演出する。
神の手が辛うじて秘所を覆った下着を引きちぎった。
「・・・あぁっ・・・」
頬を染め、神を見上げる女の媚態。
ゆっくりと差し入れられた指を襞が優しく絡み付いてくる。
「・・・蛇に感じていたのか?淫乱だな」
「いいえっ!あなたに感じているのよ・・・」
必死で神の指を飲み込む女に満足する。
「もっと腰を振れ・・・いいぞ・・・乳を揺らしてみろ・・・」
蛇に拘束されながらも、必死で神の指を締め付ける。
ぐちゃぐちゃとかき回し、侵入する指が増えていく。
「あ、あんっああっ・・・」
指でかき回しながら、神が女の乳首に吸い付いた。
「あぁっ!」
ねっとりと神の唾液に塗れ、神の愛撫に揺れ、蛇の体に拘束される女に・・・
神は欲情した。
「有り難く受け取れ。神の慈悲だ」
神の一物は蛇の鎌首のようにもたげられ、女の体を貫いた。
神への供物 (7)
「やっ、はぁん。やっ!あっん。あああっ」
神に乱暴に貫かれながらも、女は満足させる為に冷静に感じていると演技した。
いや実際感じてはいたのであるが、
何より体を拘束する蛇の不気味さも忘れていなかったのである。
「やぁあああああっん」
神の精が生贄に注がれる。ズルリと男根が引き抜かれ、性交が終わる。
女の髪を撫で、ゆっくりと口付けを交わし、神が離れていった。
『これで終わりね・・・』
放心しながらも安堵する女が、ほっと息をつく。
神の精が脚を伝わる。
ポタッ・・・ポタッ・・・規則正しく液体が床に落ちる。
「?!」
ふいにその音が途切れたかと思うと、脚が大きく巻き上げられていた。
「えっ?何・・・?何なの・・・?」
祭壇からほぼ垂直に体が浮き上がらせられている。
大きく限界まで広げられた脚に、痛みではない何かを感じる。
「ま、まさかっ!」
シャーッシャーッ・・・
「女、油断したな。そのまさかだよ」
邪悪な神がゆっくりと振り返る・・・
「あ、あなた私を抱いて満足したんじゃないの・・・?」
蛇が妖しくざわめきながら彼女の四肢を弄ぶ。
鎌首はゆらゆらと揺らめき、わざと焦らすかのように股間を舌で嬲っている。
「いきなりその蛇に犯させたら、ショック死するかもしれぬからな。
少々慣らした後に、本番といったところだ」
「や、やめて!」
蛇の裂き割れた舌が触れる度、快楽ともおぞましさともつかぬ感覚が走る。
「聞けぬ」
女は今度こそ本当に絶望した。
蛇が喜んでいるのか、神と同じ顔で笑った。
神への供物 (8)
「ロビン!」
神の怒りに貫かれた女に、少女が駆け寄る。
供物の名がロビンと知ったが、神は特に気にも留めなかった。
少女が怯えた目で自分を見やる。
「計算高い女は嫌いだが、お前はどうする?」
少女はすぐに尻尾を振って自分に駆け寄ってきた。
神は満足する。
新しい獲物が手に入ったのだ。
さて、今度はどうやってこの生贄をむさぼり食らってやろうか・・・
「あ、あの。どうしたのですか?」
引きつった笑顔で少女が尋ねる。
「なぁに、心配するな。面白いものを見せてやる」
笑う神に、何かを感じたのか少女は身を強張らせる。
少女は思った。
金色に輝く目が、まるで蛇みたい・・・
以上です。
本編の、大蛇に生贄にされた少女のエピソードと
エネルの雷を操る神という神話的イメージ。
ルフィとある意味対局にある、
少年の無敵という幻想が肥大したキャラとして
エネルを書いてみたくなりました。
カッコ良くダークヒーローwにしたかったのですが
あの「ゴムだから!」の1Pドアップエネルが彼の本性だと思ってます。
いいなぁ永遠の少年。
>乗組員さん
リアルタイムでゴチですたハァハァ。
本誌でのムースがなかなかにハァハァだったので、生贄ええなっ!と
思いつつ、話を作るのは難しい…。
囚われのロビン…、ラストで駆け寄った少女はナミでしょうか。
続きを読んでみたい気にさせられます。
エネルはあの1Pがなければ良い陵辱キャラなのになぁとか
思いつつ、あの呪縛から逃れられず(笑)
自分はなかなか書けません…。
旬が過ぎた頃に書くんだきっと。(´・ω・`)
そしてこのあとアホな話を投下する準備をしているのでした。
あああ。
サナゾでエロコメ3Pです。ラブは残念ながら…。ひたすらギャグで。また長いことなってますが。
今回、人格が入れ替わったりしてます。声を想像して読んでもらえると愉快かと思われます。
野郎が女の子の体に入ってエッチしてたりするんで(微量ですが)、苦手な方は力の限りスルーしてください。
それではどうぞ、召し上がれ?
*********************************************
『人格交歓狂想曲』
side:sanji
朝日が昇るのを、閉じた瞼の裏で感じて、目を覚ました。昨夜はどうやら甲板で寝こけちまったらしい。
「ああ、ぁ…ねーみ…」
のろのろ起き上がりながら、大きな欠伸をひとつ。目尻に浮かんだ涙を拭って、首をゴリゴリと鳴らした。
ルフィが久しぶりにデカい海王類を仕留めたんで、次の島まで肉は安泰と、大盤振る舞いをしたのが良く
なかった。勢いで宴会になっちまって、ついつい酒を飲みすぎたんだ。ルフィとウソップ、チョッパーは
早々に潰れて部屋に戻っていき、ロビンちゃんも寝ておかないと翌日に差し支えるから、と途中で帰っていった。
俺とナミさんとゾロの三人で飲んでたはずだが、途中からすっぽり記憶がない。
ふと横を見ると、ナミさんが、ミニスカートの太腿も露に、大の字になって寝ていた。うわぉ、大胆な。
襲っちゃうぞォ?
……冗談だけどよ。
まぁ、つーことは、あのマリモも…と反対側を見た。…あー、やぁっぱり寝こけ…………………
え?
……誰?
………俺?
…………俺が寝てるんですけど?
……………あれ?じゃあ起きてる俺は一体誰?
………………………ええ!?
乗組員様
乙ですた!
ハァハァ
慌てて自分の体を見てみた。いきなり目に飛び込んでくる腹巻き。手を見れば、エレガントさの欠片もない、
いかつい節くれだった指。黒手ぬぐい巻いた、ムッキムキの腕。頭を触れば固い短髪。……?!
……まさかしなくても。
……この体は………あの忌々しき三年寝太郎の………???
「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
思わず叫ぶと、横に転がっていた俺の体がぴくりと動いた。ま、まさか。これ。これ?これじゃねぇ!俺!
俺の、俺のだぞ?!俺の!!!か、体ん中、ももももしかして、マリモがびっしり詰まってるんじゃ…!
「んぅ…なぁによ…ゾロ…朝っぱらから、うるっさいわねぇ…」
………はい?…俺の声で、なんか…なに?その、おねェ口調?…え?
呆然としている目の前で、俺の体はもっそり体を起こしかけて、うっ、と呻いた。
「…あぁったま、いったぁい…なんでこんな…んん…そんなに飲んだぁ?」
「………もしかして……ナミさん?」
「なによ、気持ち悪い。『さん』ってなによ」
「………あああああああああああああああああああああ!!!」
「っっ…!うっさい、叫ばないでよ、頭、痛いんだから…あれ?声、変…?」
つうことは、つうことはだぞ?!ナミさんの体は……?!か、かかかかかか考えたくもねぇが…!!!
喉に手をやっている俺の体…ナミさんが入っているらしい…に、ガクガク震えながら手をぶんぶんと振って
、言葉も出ないまま、ナミさんの体の方を指差した。なに、とそっちを見た瞬間。
俺の顔で、がくーーーーーんと顎が落ちた。
「何で私が………!!!!あうううう…」
頭に響くのか、叫びが続かない。そうか、俺の体だから二日酔いなんだ。…どうりで俺はピンピンしている
はずだ。ゾロの体ならあの程度の酒、屁でもないだろよ。…しかしだ。
そんなの今はちっともありがたくねェぞ?一体なんだこの状況は!!!
「…ナミさん」
「だから、さっきから『さん』ってなに…ていうか何これ?なんなの?ちょっと、ゾロ?」
「違う、俺。俺、サンジ」
「は?」
「んで、ナミさん、それ、俺の体なんだけど」
「はァ?」
「…そんで多分、ナミさんの体に…ゾロが」
「はァあああ?!」
叫んでしまってから、またうずくまった。ナミさんの体はこんだけ大騒ぎをしているというのに一向に目を
覚まさない。
無理もねェ、なんせあのボディの中にはゾロの野郎が……くぅうううううううっ!!!
神よ!これは一体なんの仕打ちだ!!!なんで俺があっちじゃねぇのよ?!あァ?!
……いやいや、落ち着け、俺。頑張れ、俺。そう、いつもどおりクールに…
「…ナミさん、落ち着いて状況を把握しよう。………って無理だろォアーー!!」
「うっさいゾロ!…っ…たぁ……。ああん、もぉ、叫ばないでよ…」
「あぁ〜ごめん。でも俺サンジ。サンジだから」
「……ほんとに?」
「特製二日酔いドリンク作ったら、信用してくれる?」
「……あ、それは頼むわ…。ていうか、これ」
「は?」
「私の体、運んでよ。こんなとこに、つっ転がしとくわけにもいかないでしょ」
「…起こさなくていいのかい?」
「あんたの言い分が本当なら、私の体、ゾロが入ってるんでしょ?起こすためにどんだけダメージ与えりゃ
済むと思ってんのよ。私の体よ?」
そりゃもっともだ。あいつなら殺すくらいの勢いで蹴っても平気だが、まさかナミさんのお体を蹴るわけに
もいかねぇ。
「そんじゃ…失礼します」
「くれぐれも変なところは触らないようにね」
うっ、釘刺された。触りませんよ!触らないってば!…ああーでも、こん中マリモかよ…。
横抱きに抱え上げると、んー、と可愛らしい声が聞こえたんだが。
それを発したのがあの緑だと思うと、胸中複雑なわけでして。ああ、だけど、俺だってゾロなんだよこの体。
ううう、俺の体でナミさんを抱き上げて差し上げたかった!…それにしても軽いな、ナミさんの体。
いつだかおぶった時より、余計に軽く感じるんだが。…筋肉マンだからか、今。クソ、なんかむかつくぜ。
ラウンジのベンチにナミさんの体を横たわらせると、俺はドリンクを作りにかかった。
背後ではテーブルに突っ伏して、頭を抱えている俺…なんかややこしいな。俺ナミさんとでも呼べばいいのか?
…じゃあなんだ、ゾロは…ナミさんゾロ?…俺は……ゾロ俺?…ゲロ、やめた。普通に呼ぼう。普通に。
ハーブ数種を煎じてレモン果汁とハチミツを加えた二日酔いドリンクを差し出すと、ナミさんは俺の
ジャケットの胸ポケットをさぐっているところだった。
「…どうかした?ぺったんこだから変?」
「バカ!…煙草吸いたいのよ。なんでか知らないけど。どこにあんの?」
「内ポケットだよ。…そっか、俺の体だもんなぁ。…あ。気持ち悪いかもしんないけど」
よくわからない、という顔をしながら、取り出した煙草に火をつける。一口吸い込んで、途端にうげぇ、
という表情になった。
「まっずぅ…気持ち悪い…」
「二日酔いで気持ち悪くても、吸わずにいられねェのが中毒者なもんで…」
片手にドリンク、片手に煙草でおたおたしている自分を見るのも変なもんだが、仕草がナミさんなんだよなぁ。
妙に可愛らしいことになってて、どうしたもんだか途方に暮れるぜ。ああ、でも俺も煙草吸いてェな。
体が切実に欲してるわけじゃないんだが、習慣ってあるだろ。吸わないでいるのも、手持ち無沙汰でいけ
ねぇ。しかし、マリモとはいえ他人の体だしな…。
……かまわねぇか。テーブルに置いてある箱から一本取って、火をつける。いつものように吸い込むと…
「がはっ!うえっっへ、ゲホ、ゲホッ!!」
「…なにやってんの」
「ゲホ、あー…すげぇ、ガキん時みてぇ。ダメだこりゃ。体が受け付けねェや」
慌ててぐしゃぐしゃもみ消したが、口寂しいのには変わりはない。しょうがねぇ、火のついてないのを
くわえて、紛らしておくことにした。
「それにしても起きないわねぇ…。私の体でなきゃ、叩き起こしてるとこなんだけど」
「まぁ、ゾロだしなァ…」
溜息をついてナミさんと俺が、そちらを見やったときだ。
脇腹のあたりを掻いていたかと思うと、いきなりキャミソールの裾をたくしあげやがったんだ!ナミさんの
お姿で!!!
「っ!!いやああああ!!」
ナミさんが慌てて隠しに走る。ばっ!と裾を引き下ろすが、同時にベンチから片足が落ちて、ばくん!と
ミニスカートが大股開きになっちまった。
「きゃああ!!見るなぁっ!」
「見てません!!!」
嘘。見ちまった。黒ブラ黒パンツ…ていうか!俺の!俺の姿で!ナミさんの胸だの脚だの庇ってる、つうか、
のしかかって…ああああああ!!!頭おかしくなりそうだ!
ぎゃあぎゃあ二人で大騒ぎしていると、ナミさんに抱きかかえられているゾロがぎゅうと眉をしかめた。
うっすらと目が開く。
「…あんだよ、うるっせェ……………?!?!?!」
「あっ?」
「起きた」
「………てんめェ………とうとうイカれたかエロコック!一体これは何のマネだ!ぶった斬るぞ!!!」
腰に手をやって空を掴み。ゾロは早々と異変に気がついた。
「刀?!…あ?!あっ?!胸?!脚?!…な?なん…っ?」
「おはよう、ついでにこっち見ろ。刀はそこに立てかけてあるから心配するな」
「…あァ?!!……………っっっっ??!!……俺?!!!」
「そうだ。そして中身はサンジだ。ちなみに今お前に抱きついている俺の中身はナミさんだ」
「?!?!?!?!?!」
「あぁ、ゆっくりでいいから、ゾロ。ね?…って股ひろげて座るなぁッ!!」
思わず拳を振り上げて、自分の体だと思い出したナミさんは、寸前で止まった。
代りにびちっ!と両手でゾロの腿を抱え込むと、こっちを振り返る。
「…で、具体的にこの先どうしたら良いのか考えましょう…」
side:nami
あまりに異様な光景に、起き出してきた残りのクルーは気絶寸前だった。
無理もないわよ。エプロンつけたゾロがフライパンを揺すってて、私があぐらかいて―あまりにもどうし
ようもないから、パンツに穿き替えさせた。もちろん目つぶらせてよ!―がぁがぁ寝てて、サンジくんが
海図広げて優雅にお茶啜ってるんだもの。
全員まとめて説明すると、またひっくり返りそうになった。…ウソップなんかはほんとにひっくり返ったわよ。
ルフィは完全に面白がっているけど。
最初はややこしいから隠しておこうかとも思ったのよ?でも無理じゃない。それぞれ船での仕事ってもんが
ある。私は日誌や海図をまとめなきゃならないし、料理はサンジくんじゃないとダメだし。…ゾロには何も
ないけどね!
そういうわけだから、事情を説明して元に戻るのに協力してもらおうと思ったんだけど…。説明するにも、
何がどうしてこうなったのか見当もつかない。チョッパーとロビンが部屋に篭って、関係した文献がないか
調べているけど、いつになるやら…。
「つーことはよ、ゾロん中にサンジがいて、ナミん中にゾロがいて、サンジん中にナミがいんのか」
「だから何度もそう言ってるじゃない」
「おんもしれぇーー!いいなー!ずっりーなぁ、そんなおもしれェこと三人だけでよぉ」
「バカ言え!良く考えろ、深刻だぞこりゃ。お前、そのゴムの体じゃなくっても、海賊王目指す自信あるか?!」
「ある!」
「…聞いた俺がバカでした」
ルフィとウソップは、自分にできることがないもんだから、好き勝手なことを喋っている。
でも実際そうなのよね。私やサンジくんはまだ良いと思うのよ。でも。ゾロは私の体のままじゃ、大剣豪
なんて目指すの絶対無理じゃない?…って、そこ!ダンベル振り回してんじゃないわよ!
「ちょっとゾロ!私の体でトレーニングなんて止めてよ!ムキムキにでもするつもり?!」
「んなこと言ってもよ…重いものはさっぱり持てねぇし、イライラすんだよ。お前よくこんな体でガマン
できるな」
「ナミさんのお体に文句垂れるんじゃねぇ!何が不満だ!畜生め」
「あぁ、そうだ。お前、いつもの俺ほどやれとは言わねぇが、鍛錬しろ。元に戻った時、体なまってたら
張っ倒すからな」
「嫌だね。俺ぁマゾヒストじゃねぇから、体痛めつけて鍛えるなんてできませんー」
「んだとコラ、やんのかァ?!」
「あァ?!上等だ表………ぁぐ」
いつものケンカになるかと思ったんだけど、サンジくんが黙ってしまった。無理もないわ。だって相手が
私の姿してるんだもの。気の毒だけど絶対勝てないわね。
「カリカリしたってしょうがないわよ。なんかのはずみで元に戻るかもしれないんだし。…サンジくん、
お茶ちょうだい」
「はーい♪」
ゾロの顔でニコニコ笑われるとなかなか無気味なものがあるんだけど…。
と思っていたら、今度は困ったような顔で振り向いた。
「ナミさん。あのー。…さっきから水分取りすぎじゃねェ?」
「だって二日酔いなんだもの。喉渇いてしょうがないのよ」
「…だよねー」
はー、と溜息をついて、肩を落とした。
「なによ」
「いやぁ…その。………いや、なんでもねェ」
「なんなの?はっきり言いなさいよ!」
「う…あの、……えーと。………トイレ行きたくならねぇ?」
!!!!!!!!!!!!!
「やっぱお茶いらない」
「…すいません」
その時、はい、と手を上げて、ゾロが言った。
「つーかよ。…悪ィ、俺が行きたいんだが」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「「ダメ」だ!!!」
「んなこと言ったって…こればっかはよ…」
「ダメダメダメ!ガマンしてっ!!!」
「そうだ!男ならここはガマンだ!耐えろ!得意だろマゾは!」
「冗談抜かせ、体は女だ!堪える場所が一個足りてねぇんだっつの!」
「きゃああああ!勝手に触んないでよ!!ヘンタイ!スケベ!!」
「漏れっちまう…っつの…がぁ!!いいのかよ!」
「もっとダメーーーーーーッ!!!」
「だったら許せ!すまん!!」
「「あああああああああああ!」」
脱兎のごとく走り去るゾロを、なす術もなく見送る私に、ルフィとウソップの気の毒そうな視線が送られた。
「も…もうお嫁いけない…」
「俺がもらってあげるから安心してくれナミさん!」
「なんの慰めにもならないわよ!」
「じゃあわかった!俺がこの体でトイレ行って、ゾロのがどんなんだったか事細かに報告するよ!」
「もっと要らないわよドばか!!!あぁぁぁん、信じられない!」
見ずに済ませるなんてできっこないだろうし…。…あいつ、間違っても立ってなんて挑戦しないでしょうね。
ううう、私の体なのに、あんまりだわ…!早く誰かどうにかしてぇ〜〜〜〜!
…悲痛な叫びも虚しく、夜になっても、体は戻る気配が感じられない。
やがて、チョッパーがやつれたような顔でラウンジに現れた。
「何かわかった?!」
「…病気じゃないってことしか、わかんなかった。ゴメン」
しゅん、とうなだれているのがあんまり可哀想で、思わず頭を撫でると、うー、と呻いて泣きそうな顔をする。
サンジくんが取ってあった夕飯をテーブルに並べ始めた。
「お前が責任感じることじゃねェだろ。ほら、メシ食え」
「うん…」
大人しく席につくと、食事をとりながら、チョッパーは調べた結果を話し出した。
「血液にも異常はないし、体はほんとにみんなそのままなんだ。昨日は全員同じものを食べたから、食べ物
の所為とは考えられないし。…体がそのままで、精神だけが入れ替わるなんてこと、医学的には考えられ
ないよ。そしたらもう、俺の手には負えない…」
「そっか…。まるっきりオカルトだもんね」
「ゴメンな。ロビンがまだ調べてるけど」
「食事、持ってったほうがいいか?」
「うん。あ、でもちょっと集中してるから、本読みながら食べられるものが良いよ」
「了解。サンドウィッチとかにしとくか」
「私持ってくわ」
ゾロの無骨な手が、手際よくサンドウィッチを作っていく光景は、なんだか不思議だった。思わず横に
立って眺めていると、なに?という顔をする。
「あんたが一番順応早いわ」
「ああ…そりゃ、入れ替わったっつっても男だし」
そうよね。私なんか、足の間でなにやらムニムニしてんのが、一日中気になって気になって…。
…………う、必死に忘れようとしてたのに、思い出しちゃった。
「ゴメン、サンジくん。…後でトイレ行っていい?」
「…あー、ついにか。………えーと…やり方わかるかい?」
「う、…自信ない。座ってできないかしら」
「できなくもないけど…教えようか?」
教える?!って、何をどうやって?!と言おうとした瞬間だった。
「俺とコックの姿で空恐ろしい会話をしてんじゃねぇーーーーーーー!!!!」
ずばぁん!とラウンジの扉が開いて、ゾロが現れた。
…って。……………ちょっと!!!!
「ゾロ……あんた…!!!っっっ信じられない!!お風呂入ったわね!!??」
「んなにィ?!てめェ………うひゃあああっ?!」
「いやーーーー!!!バカ!見ないでよーーーーっ!!!」
こいつにはデリカシーってものがないの?!そんなもの期待するほうがバカなの?!
信じられない!湯上りにあの薄いジジシャツ一枚着たっきりなのよ?!透けてる!透けてるからぁっ!!
がばっと抱きついてラウンジの外に押し出すと、ジャケットを脱いで無理矢理着せた。
「なんだよ暑ィだろ?」
「あんたバカなんじゃないの?!私の体で何勝手に大サービスしてくれちゃってんのよ!借金今の三倍の
額にしてやるから!!!」
「んなっ…そりゃねェだろ!」
「あるわよ!おまけに…おまけに!見たわね!触ったわね!私の体!!!」
「てっめぇ…俺を差し置いてナミさんの裸を拝むたぁどういう了見だ!」
「あんたは黙っててよ!変なとこ触らなかったでしょうね!!返答によっては借金五倍よ!!!」
「…なんの騒ぎ?……あら」
はっと振り向くと、ロビンが分厚い本を片手に階段を上って来たところだった。
「シャワーの音がするから誰かと思ったら、剣士さんだったの。…大胆ね」
「聞いてたなら止めてよ!」
「…なかなか無茶を言うわね。それより、ちょっと気になる文献が見つかったのだけど。話、聞く?」
side:zoro
女部屋で、三人で顔をつきあわせて、さっきから堂堂巡りの問答を続けていた。
「…俺は嫌だ」
「私だって嫌よ」
「………俺はそうでもないけど」
「あんたはちょっと黙っててよ!!!」
あの女が持ってきた話は、とてもじゃないが、はいそうですかと受け入れられるもんじゃなかったんだ。
「…人魚姫のお話って知ってるかしら」
「えーと、陸の王子様に惚れて、魔女に声と引き換えに足を貰う、あのアンハッピーエンドな童話かい?
ロビンちゃん」
「そうよ。でも、この近くの島々に伝わるものは、かなり話が違っているの」
「どういうこと?」
「…ここね。魔女に足を貰って、王子を訪ねるのだけど、声が出ないおかげで自分が命の恩人だと告げる
こともできず、やがて王子は隣国の姫を娶ることに決まってしまう、このくだりまでは一緒なのだけど。
ここからが全く違うの。嫉妬にかられた人魚姫は、またしても魔女に頼んで王子に呪いをかけてしまうのよ」
「「「呪い!?」」」
「そう。自分の身と、王子の身を入れ替えてしまう呪いよ。王子は人魚姫の姿になり、声を出すことも
適わない。姫は初めて満足な体を手に入れて、好き勝手に振る舞い、許嫁との婚約も破談にしてしまう」
「…なんつう恐ろしい姫だ…」
「王子がほとほと困り果て、姫を后に迎え入れるからどうか許してくれと懇願して、思いを遂げると、
ようやく二人は元に戻り、人魚姫としてはハッピーエンド。一方王子は信用を失い、転落の一途を辿るより
他なかったというお話よ」
「随分えげつないわね」
「でも、この辺りでは有名なお話みたいね。新月の夜に男女を交えて航海する船には人魚の呪いがかけら
れる…なんて伝承が、この海域にはあるそうよ。複数の男女がそうなったという情報はないようだけど。
昨日は丁度、新月だったわね」
「…信じられる?」
「ちょっとわからねェが…でもロビンちゃん、そんなら全員入れ替わったっておかしくねェんじゃねぇか?」
「そうねぇ…部屋に篭っていたのと、そうでないのとで差が出たのかしらね」
「そんなもんで違っちまうのか?…ああ、だが、元に戻ったってんなら、解決方法はあるってことだろ?」
「ええ。…あら。わからない?」
「?」
「『思いを遂げると』元通りになったのよ?つまり、セックスをしたと言うことでしょ」
「「「はァあああ?!!」」」
「確証はないけど、試してみる価値はあるんじゃないかしら。安直なようだけど、呪いって案外単純なものよ」
…ご親切にも、あの女は見張りを申し出て、おかげで俺たち三人はこうして今、女部屋で悶々と悩んでいる
ってわけだ。
大体…一番割食ってんの俺じゃあねぇか?女の体で…やられんのは…俺…なんだろ…?
しかも一方は俺の姿したコックだし、もう一方はコックの姿したナミだ。冗談じゃねぇ。なんで俺がナミ
なんだよ。そんならコックに入ってたほうがまだましだ。
…ナミだって、こんな不本意な形で体だけやられたかねぇだろ。
ふと、さっき風呂で見た体を思い出した。汗を流したいだけだったのに、思わずまじまじと見ちまった
それは、なんともそそる…いや!何を考えてる、俺!
慌てて頭を振るが、脳裏に焼き付いた裸体と、この手で触れた肌の感触をまざまざと思い出し、ないはずの
ものが疼くような感覚がした。…不謹慎だぜまったく、こんな非常時に。
確かに、まともな話し合いとは到底思えないが、よくよく考えてみれば、長々とこのままでいて良いわけがない。
「…戻る方法がそれしかないって言うんなら…」
「他にあるかも知れないじゃないの!」
「それを探し当てるまでこのままかい?ナミさん、それ耐えられる?」
「……敵船が来たりしたら、やべェしな」
「ゾロ?!」
「海戦ともなりゃ、ルフィだけじゃちっと不利だろ。…お前どうだ」
「…まぁ、日常生活には差し障りはねぇが。体のバランスが違ェんだよな、やっぱ」
「ナミだって、男の体になったからって、いきなり戦えるわけじゃねェだろ」
「そりゃあ、そうだけど…」
「…それから、何よりもだ。俺がこの体のままでずっといて、無傷で返せる保証がねェ」
「…………」
「迷ってるよりも手っ取り早くやっちまったほうがいいんじゃねェのか?」
「…手っ取り早くって、お前、そんな簡単なもんでもねェぞ?!」
「お前は平気だって言ったじゃねぇかよ。気が変わる前にやれよ。俺に必要なのはそっちの体なんだ」
「……ナミさん、どうする?」
俺とコックが見ると、ナミは俯いたまま、やや暫く黙っていたが、やがて覚悟を決めたのか、顔を上げた。
「…男のやり方なんか知らないわよ?」
「俺だってやられ方なんて知らねェよ!」
「あー、わかったわかった。フォローすっから。…で、どうしたい?」
「「何が?!」」
「いや、だから。セックスって一口に言ったって色々あんだろ。オーラルだって立派にセックスじゃねぇか」
「おーらる?」
「口ですんだ口で!お前二回続けて突っ込まれる自信あんのか?」
「うぐ…」
「…私の体なんだけど…」
「いや、ゴメン、ナミさん。だからさ、なるべく負担を減らそうと…」
「…コックのを舐めるのだけはごめんだ」
「「どっちの?」」
「体のほうだ!そんなら自分の舐めるほうがまだましだってんだ!」
「って…ええっ?!じゃあ…私が入れるのぉっ?!」
「決まりだな。大丈夫ナミさん、入れるだけで済むようにするから、準備だけしてて?」
「準備ってなによ?!」
「えーと…。見てりゃなんとかなるよ…多分」
「グダグダ言ってないで早くしろ!ナミ、お前頼むからあんまり喋るなよ?!」
がばっとシャツを脱ぐと、ぎゃあ!という悲鳴が早速聞こえた気がしたが、聞かないふりをして床に寝転がった。
全員極力喋らないようにと、目を閉じて、息を詰めているおかげで、余計に触られている感覚が鋭くなって
いく。
無骨な手が、体を滑っていくたびに、未知の快感が訪れた。胸の先を嬲られて、ビリビリとそこから痺れる
ような感じがする。
女はみんなこうなのか?よくこんなものに耐えてセックスなんかするもんだ。耐えられねぇ、なんか…
なんかこう、違う。男の体でするのと、全然…!
「…っく…」
あるはずのものがないそこに指先が触れて、ぬめりを広げているのがわかる。文字通り「さっさと」
済ませるために、わざと体を急がせるような愛撫ばかりをしてくるのだ。それが余計に辛い。
ナミの体は敏感で、そこらじゅうに火花が散りそうなほどだった。
やがて指先が入り込んでくるのを感じて、俺は反射的に逃げた。こんなことはされたことがない。
腰を抱え込まれて、逃れられないまま、拡げられていく。
自分の股の間から溢れてくる液体が、あれなのだと理解するのに、そう時間はかからなかった。
俺の声が、ナミを呼んでいる。ウォレットチェーンがジャラ、と鳴って、近づいてくるのがわかった。
カチャカチャと、ベルトを外す音が聞こえる。頼む…早く、早く終わらせてくれ…!
「っ…!」
腰を高く突きだすように四つん這いにされて、膝に顔を抱え込まれた。ズボンの前を張り詰めた、自分の体。
くそ、ここに戻るまでの辛抱だ…!
ピタリと押し当てられたそれに、鳥肌が立つ。本当に俺は耐えられるのか?畜生、畜生…!
だが、ぬぶり、と押し分けて入ってきた瞬間。
なにがなんだかわからなくなった。
side:sanji
「うああっ!!!」
「…んんっ…!」
ナミさんが、ゾロを貫いている。正確には、俺の体が、ナミさんの体を。ふーーっ、ふーーっと、長い息を
吐きながら、ナミさんは震えた。そりゃそうだろう。クリトリスほど敏感じゃないにしろ、性感の殆どを
占める箇所が受ける刺激、ましてや初めての感覚なら、決して楽じゃないのに違いない。
どうすればいいの?と泣きそうな目で問い掛けてくるのに、動かして、と唇と手振りだけで教えると、
そろそろと抜き差しを始めた。ぬじゅ、ぬじゅ、と卑猥な音が聞こえ始める。ゾロは……もとい、ナミさん
の体は。全身が紅潮して、しっとり汗ばんでいる。時折漏らす呻き声が、啜り泣くようで居たたまれない。
早くなんとか元に戻らねぇだろうか。
…もしかして、イかないとダメなのか?……だとしたら…俺もかァ!?
慌てて前を寛げると、痛いほどに張り詰めたそれを取り出した。顔の前に差し出すと、途端に怯えたような
表情になる。悪ィ、後生だから、辛抱してくれ。なにもかもナミさんの…じゃねぇ、俺たち全員のためだ!
一瞬、屈辱に顔を歪めると、それでも気丈に睨みつけて、先端を咥えた。
「いだっ!!」
てめ、歯ぁ…!くそ!当たり前か!俺だってちんぽ舐めたことなんかねぇもんな!ああ!無理もねぇよ!
だがよ、これてめェの体だぞ!!もーちっと優しくしても…!
噛み付くようにされて、痛いんだかなんだかわからねェ。こ、これじゃイけるかどうか…。
そう思っていた時だ。
「だ、ダメ!もう、耐えらんなっっ…」
ナミさんが声を上げる。えっ?!もう?!………いや!
いやいやいや!そうだよな?!堪え方なんてそんな勝手わかんないよな?!無理もないよな!?決して
俺が早いわけじゃねェぞ!!!誤解すんな?その辺!!
…とかなんとか。頭んなかで盛大に言い訳を展開しながら、呆然と見ていると、ガクガクガクッ、と
揺さぶって、たちまち、ビクン!と体を硬直させた。
「あ…あっ?!」
「っ…ん」
ジュブゥッ!とくぐもった音が聞こえる。………イった…な?
………一体、どうなった?
「う、わっ…」
「んぁっ…は…」
はっと我に返ると。俺の腰に縋りつくようにして、数度息を吐くと、ナミさんが、泣きそうな顔で見上げて
きた。
俺の体の方を見やると、眉間に皺をよせて、どん、と尻餅をついている。
「…なんだこりゃ…いきなり、だりィ…」
「な、にこれっ…やだ、なにっ……?」
「………ナミさん?」
「え?あっ?!」
答えたのは、ナミさんの体のほうだった。……つうことは…。
「ゾロ…そっちか?俺の体?!」
「……そうだ。あぁ、くそ!なんかすっきりしねェ。いきなりイった後の体になるって…どういう…」
「わ、かんないけど…ダメ。なんとかしてェ…」
「うわは!」
いきなり柔らかく咥え込まれて、腰が浮いた。ナミさんが。正真正銘のナミさんが、俺を咥えている…?!
いや、正確にはゾロのだが、感覚は俺のものなわけで。や、やばい。気持ち好いし。なんかどうでも良い…。
ちゅるちゅる音を立てながら、裏スジを舐め上げられて。深く咥え込むと、口をめいっぱいすぼめて、頭を
振ってくる。上顎のザラザラしたところに、先端を擦りつけて……!
「うあっ?!ナ、ナミさんッ…!」
「んぶ、ん、んんっ…」
う、上手すぎね?これ?ええええっ?
や、やばい、早い?いや!これはゾロの体だからであってだなー!
「堪えてねぇでさっさとイけよ!じゃねぇと俺ぁまた勃っちまうぞ!」
ゾロが非難の声を上げるが、………勃っちまうぞじゃねぇよ。勃ってんじゃねぇかよ。なんなんだその
回復力は。化け物め!
「ん、ふっ…い、れて…、中途半端で、っ……やなのォっ…」
「…くそ、またそっち行ったりしねぇだろうな」
言いながら、ゾロはナミさんの腰を掴むと、強引に押し入った。ずちゅ、ずちゅ、と抜き差しする音が聞こえる。
ナミさんは、かき回されながら、短く息を吐き。俺の腰にしがみついて、また唇を寄せてくる。すげェ、
ヤらしい顔…。
「ね、ね…イって…?サンジくん、私、…もォ…上手く…で、きない…んうっっ!」
「…わかった。努力する、から。…舐めて」
髪を撫でながら、耳を露出させる。咥え込んでくる感触に震えながら、首筋を撫で下ろし、たぷたぷと
揺れる乳房の先端をまさぐった。…いいだろ、さっきは中身がゾロだったから、手加減してたんだよ!
甘い溜息が漏れ、時折こちらを見上げる瞳が濡れて朧になっているのが見えた。舌先が、ゾロが突いてくる
リズムにあわせて強弱をつけているのを感じる。倒錯的だ…イカれてるぜ、こんなの。
それでも。
切なげな表情で見上げられたら、そんなの忘れちまった。
「ん、あふっ…ん、む…ん、ん、んっ…」
「う、あ………すげ…好い。っ…イきそう…」
それを聞いてか、ナミさんは吸い上げをきつくした。スパッスパッと音を立てながら、激しく口を上下
させる。やばい。もう堪えられない…!クソ!
「……っく!出るっ……!」
「んぅっ!」
ビュク、と熱を吐き出したと思った矢先、バチンと何かがブチ切れる感じがした。
一瞬の暗転。
………む?
なんで俺はまた元気マンマン突っ込んでいるんだ?あれ?…突っ込んで?……ナミさんに?
…ゾロがナミさんの頭を抱えて呻いているのが見えるし。
………………あらら?
「…まただ…わざとじゃねェだろうな…」
「苦ぁい…」
……戻った。完璧だ!
「ナミさん!戻った!おいゾロ、戻ってんぞ!」
「…の、ようだな」
「ぅ…んんぅ…わ、けわかんな…おねが……止めない、で…」
「あ、あれっ?…ええっ!?」
「っ……さっきから、中断するたびに、生殺しなのォっ……!」
「俺は何度もイった直後にすっとばされて、ちっとも納得が行かねェんだが…」
え…じゃあ………続行?
生殺しのお詫びに、バックから抜き差ししながら、手を伸ばして、ズッポリ咥え込んだ合わせ目を探る。
芯を剥いて揺すぶれば、夢中になって腰を振ってきた。節くれだった別の手が、胸をまさぐっているのが
見える。
またしても恐るべき回復力を見せつけた、ゾロのモノを口で愛撫しながら、時々振り向く顔は、とんでも
なくヤらしくて。
オカルト騒ぎもこんな結末なら悪くねェのかもなんて、ろくでもない考え。
うっかりゾロと目が合って、ついいつもの癖でバチバチっと火花が散りそうになるんだが、その前に。
「んぅっ…あ、あ!…い、ィッ…ゾロォ…サンジくっ……気持ちイッ…」
……そんな声聞いたらどうでも良くなっちまうじゃねぇか。
「ナミさん…こいつ、先にイかせてやって」
「ん、んっ……?」
「……なんだそりゃ。余裕かましてんじゃねェぞ」
「バカか。俺が本気で動いたら、ナミさんてめぇを噛んじまうっつの」
さすがに、さっきのお前みたいに、とは言わなかったが、ニヤリと笑いかけると、ゾロは眉をしかめた。
邪魔にならないように、ゆっくり前後させていると、ナミさんの頭が上下し始める。じゅじゅ、と啜る
ような音。
たちまちゾロは呻き声を上げる。さっき咥えられたときも思ったんだが、上手いよなぁ、フェラ。
「ナミさん結構ヤらしい…」
「…ん、む…バカ……」
「何気に腰動いてるしな」
「んもっ…なによ…舐めてあげないからっ…」
「…それは困る」
横から覗くと、右手で擦り上げながら、先端をるるる、と舐め回しているのが見える。見てんなよ、という
視線が刺さってきたが、後学の為さぁ、ケチケチすんな?
ぬるぬる絡みつかれて、俺だって堪えてんだからよ。
あんまり待たされても辛いんで、ちょっと催促。角度を変えて擦りつけると、ちゅば、と音立てて唇を
離し、ゾロの腰にしがみつきながら、ブルブル震えてる。
右手は必死で動かしてるけど…あれ?イイとこ当たっちゃったかな?
へら、と笑いかけると、邪魔しないでよ!とばかりに睨みつけてきた。…ごめんってば。
イクにイけずに辛いのは、ナミさんも同じだもんなぁ。気を取り直したのか、べとべとになった手を握り
なおすと、ナミさんは深く咥えて左右に揺すぶり始めた。じゅるる、と卑猥な音立てて、捻るように大きく
上下する。うわ、あれ食らったら先は長くないぞ。マリモよ、ご愁傷様。
ジュパ、ジュパ、と音がどんどん激しくなって。ゾロの手が苦しげにオレンジ色の髪の中をまさぐっている。
頭の揺すぶりが強くなったのを確認してから、俺も抜き差しを僅かに強めていく。終わったらすぐさま絶頂
に追い込みたい。ゾロの腰が、戦慄くのが見えた。そろそろ…。
「んっんっんっ…」
「っ…ぁ!くそっ…出るっ……飲めよッ…」
「ん、む、んんっ」
「………っあ!」
ゴプ、と鈍い音。喉を鳴らして飲み込んでいるのが聞こえる。
飲みきれなかった分が滴り落ちて、床に白い水溜りをつくった。
暫くして、やっとゾロはナミさんの頭から手を離し、後ろにひっくり返った。どんだけ出したんだっつの、
まったく。
荒い息をつく背中を抱え込むようにすると、耳の後ろに口づける。
「…ナミさん、すぐイかせてあげるからね」
入り口から奥まで強いリズムで、前後しながら、胸をまさぐり、花芯を擦った。ビクビクと腰を震わせな
がら、ナミさんは火をつけたように声を上げ始め。きゅう、と内側がすぼまってきて、ぬろぬろ肉が絡みつく。
「あっ!あっ!スゴぃ…んっ!」
「キっツ…締まってきたよ…」
「は、ぁああっ!イイ、ん、んんぅっ!」
たぷたぷと胸が揺れる音、ぱちゅぱちゅヤらしい水音、ナミさんの艶かしい喘ぎ声。やばい。俺もそう長く
は持ちそうにねェ。
腰を掴んで、角度を変える。擦りつけるように二、三度動かせば…
「あ!ああっそこっ…ダメッ!!あ、…ひぁあっ!!」
ここか。っし、ラストスパート…!
スピードを上げて突き上げると、奥がどんどん熱くなっていく。入り口がキツく収縮して、ぶるぶると内腿
が震え始めた。
「あ、あーーっ!イっちゃ…イっちゃうゥッ……!」
「イって、……あ!…俺も…っ……ナミさんっ…」
きゅうううっっと強く締め付けられて。
髪を振り乱していたナミさんの背中が、霧を吹いたようにさぁっと汗ばむと、突然ガクリと落ちる。
強く擦るように勢いつけて引き抜くと、俺は、その背中の上に白濁をぶちまけた……。
「…どんな感じだった?」
「……どっちに聞いてんのよ」
「んー、…両方?」
ナミさんを挟んで、右側にゾロ。左側に俺。
三人して床に転がったまま聞いてみた。だってそうだろ?俺だけ性別変わらなかったんだからさ。興味ある
じゃねぇか。
「…なんか、男ってずるいわ。あんな簡単に気持ち好くなっちゃって」
ぶっ、とふきだすと、ナミさんは何よ、と睨んでくる。ゾロはボリボリ頭を掻きながら
「まぁ……俺は二度とあんなのは勘弁だな」
と溜息をついた。よほど堪えたのらしい。想像もつかないが、精神的には相当の苦痛だったんだろう。
思い出したくもない、と眉をしかめた。ご苦労さん。
「ナミさんはどう?女より男のほうが良いと思ったかい?」
聞くと、やや暫く考えていたんだが。ちょっと顔を赤らめて、気まずそうに
「…女のほうが良い」
と笑った。
…良かった、とこっそり胸を撫で下ろしたのはここだけの話だ。
いや、これから先がどうでも、お相手した身としては気になっていたわけよ。
じゃあ今度は二人きりでゆっくり、と調子に乗ると。ナミさんにギーッっとほっぺた抓られた挙句、
マリモマンから例のごとく
「アホか」
という捻りのないツッコミが来て、結局いつものケンカになって、うやむやになっちまったんだけどな。
…そして、翌日。
すっかりいつも通りの朝の光景に、ルフィ、ウソップ、チョッパーは呆気に取られていた。
あんなに大騒ぎをしていたのに、あまりにあっけない結末にルフィなんぞは膨れる。
まったく他人事だと思っていい気なもんだ。
「もう元に戻っちまったのかよ。つまんねぇ〜」
「人騒がせなやつらだなぁ。一体いつ戻ったんだ?」
「な、なにをしたら治ったのか詳しく教えてくれ!」
当然質問の嵐になったわけだが。
俺たち三人はごにょごにょと口を濁し、ロビンちゃんはそれを見て笑っていた。
「一晩たてば元に戻ると言う説も本には載ってたんだけど」
と教えられたのは、それから数日後のことだった。
……いやぁ…偉大なる航路って恐ろしいところですねぇ。
end.
*********************************************
お疲れ様です。
えー、一度は人格交換モノをやってみようと思っていたんですが。二人だとありきたりだし、じゃあ三人で
と思ったら、予想通りエラい仕上がりになりました。しかも長い。ホントはゾロパートで〆ようと思った
んですけど…あのー。すいません。野郎が喘ぐ(姿がナミでも)のは、自分には絶対書けない。
力いっぱい抵抗されました。そしてこの体たらく。あっははは。
女体化スレとは主旨違うんで当然なんですが。あ、あっちは参加してません。こんな狭量な自分には無理で
あろうよ。
ドタバタネタは山ほどあったんで、サイトにうpる時に盛大に加筆するかもしれません。まだ予定。
ちなみにタイトル誤字じゃないですよ。なんか早口言葉っぽいなぁ、三回言えないしな。
次回は…多分コーザ×ビビ。これも王道なんですかね?ま、アホ話の後はシリアスで。バキューン!(なにか)
ななまるにー様
ゴチになりました!押忍!
ハァハァ…今日はいい日曜日だった。
私もゴチでした!
一回味わってはみたいもんですね w
しかも一発じゃ戻れないのがまた面白かった
ご無沙汰してました、見習Bです。
ウイルス感染→直ったらパソ自体が不調→持ち直したと思ったら
例の大規模規制のとばっちり→と、セオリー一巡しました(w
最近はずっとROMってました。
ななまるにー様、どろんぱ様、41様、KINO様、乗組員様、乙ですた!
久々にSS投下。
エービビ、もといエース←ビビの方向で。ビビ一人エッチネタ。
*************
エース←ビビ『手配書の中の人』
エースさん。
貴方が、好きです。
貴方に抱かれたいのです。
権威は衣の上から着るものだ。裸の王などいるものか。
そういったのは、私のお父様。
けれど彼は、それを一笑に付した。
『裸になろうが焼かれて骨になろうが、あんたは王女様だよ。変りっこない。…そして俺は海賊だ』
『…駄目ですか』
『ああ、駄目だ。あんたは頭の天辺から足の爪先までこの『アラバスタ』のものだ。…あ
んたは俺みたいな海賊になんか、抱かれるもんじゃない。恐れ多くもゆくゆくはこの国
を背負って立つ王女様が、』
そして、この国の神の巫の長になる者が、と付け加え。
『…海賊に惚れるなんて、あっちゃいけない話だ…自分の立場、わきまえろよ』
そういった彼の目はあくまで真剣で、私はうつむき、そのまま頷くより他なかった。
『悪ぃな…。でも、あんたのこと、嫌いってわけじゃないんだぜ?』
けどこればかりはどうにもな、と曖昧な言い訳の後、彼は私の右手を取り、その甲に
恭しく口付けた。
『…ネフェルタリ・ビビ王女』
『……』
―――それっきりだった。
好きになるのは理屈ではないと、昔誰かが言っていた。
それはまさにその通りで。
ナノハナで出会って、気がついたら目で追っていて、何時の間にか好きになっていた。
王女が嫌になったわけじゃない。この国が嫌いになったわけでも。
そう、頭ではわかっている。彼は海賊で、私は王女で、叶う筈の無い恋だと。自分の
立場だってわかってる。それを棄てる気もない。
でも、―――…でも。
エースさん。
貴方が,好きなのです。
貴方に抱かれたいのです。
それは、只の我侭でしょうか?
彼が私の思いを跳ね除けたあの日以来、彼を忘れた日はなかった。想いはむしろ募るばかりだった。
黒ひげを追い、たった一人でグランドラインを逆走する彼は、時折新聞の紙面を賑わせていた。
海軍の、それも本部の艦隊を沈めたとかで懸賞金額がとんでもなく跳ね上がり、新聞と共に配布された彼の手配書を私はそっと隠し持ち、大切にした。
手配書の写真。誰が撮ったのか、振り向きざまに不敵な笑みを浮べる彼。
それを見ながら、暇さえあれば一人でした。
彼に抱かれるのを想像しながら。
彼にして欲しかったことを、自分で。
今日もまた。
昼食の後、一人になり、自室の鍵を閉めた。
扉の向こうに控えている衛兵には午睡を取るから電伝虫も来訪も取り次がないでと言い訳した。
そして耽るヒトリゴトは、既に日課になっていた。
もどかしげにドレスを脱ぎ散らかし、一人には広すぎるベッドの上、膝立ちになって、シーツのうえに彼の手配書を置いて。
彼が触れる事の無かったこの身体を、自分で弄んだ。
「―――っ、はぁ、…」
見られている。
シーツの上に置いた、手配書の彼に。
彼に抱かれるコトを思って、淫らに、いやらしく、ヒトリゴトに耽る私を―――…。
「っあ…、もっと、強くしてください…」
わざと弱く胸を揉む。たぷん、と音がして。
少し外したところを刺激すると、焦れったくて体の芯から熱がこみ上げてくる。
「真ん中、弄ってください…」
一番いいところをわざと触れず、焦らしていく。
そうすることで最後に訪れるオーガズムが何倍にもなることを自分が一番よく知っていた。
「エースさん、意地悪…っ、はぁぁ…」
太股の内側を、生暖かい体液がゆっくりと流れていく。
「下も、ねえ、触ってください―――」
ゆっくりと自分の手を下ろしていき、そこに触れる。
指でゆっくりと花弁を開くと女の性の匂いが鼻を突く。
「ここに、エースさんのを、…欲しいんです…一杯」
不適に笑う手配書の彼に。
抱かれたい。
こんな風に。
「ビビのここを、滅茶苦茶にしてください…」
私が欲しかったのは、恭しくされた手の甲への口付けではなくて。
ここを獣のように貪られること。舐められ、吸われ、捩じり込まれてかき回されること。
王女様だなんて、奉られることを欲していたわけじゃない。
この国を背負うだとか、神の巫の長たるだなんて、まるで聖人君子のように。
裸になれば私はこんなにも、淫らではしたない、只の女なのに―――…。
「あ、ああああっっ……いい、いいの…」
右手で花弁を開き、左手で実を剥き、摘み、5本の指を総動員して中をぐちゃぐちゃにした。
「エース、さん、もっともっとぉ…、―――…くぅ、っ」
ぽたぽたと、シーツと手を汚していく体液。
その手を今度は後ろから回し、菊門を探り当て、入り口付近をゆっくりと虐めていく。
「ああ、そんなとこまで、そんなぁ、…ア・――ッ、いやぁ、汚い―――…」
彼の指が入る想像。
ぷつりと二本の指が突き立てられ、無遠慮に裂くように、中に入っていく。
現実には私の指。
「駄目え、ああ―――…やぁ…」
入って直ぐの腸壁を掻きまわせば、頭の天辺まで突き抜けるような電流が走り、恥辱
と羞恥と快楽に頭の中がどうにかなりそうになる――。
「エース…エース、」
実も中も同時に弄れば、体中の血液が瞬時に逆流して―――…。
『裸になろうが焼かれて骨になろうが、あんたは王女様だよ』
いいえ、私は裸になればこんなにも淫らな女なのです。
『ああ、駄目だ。あんたは頭の天辺から足の爪先までこの『アラバスタ』のものだ』
そう、私はこの国のもの。
けれど同時に、私は貴方のものになりたいのです。
『悪ぃな…。でも、あんたのこと、嫌いってわけじゃないんだぜ?』
じゃあ、抱いてください。
こんな風に。滅茶苦茶に。
「あ、あああああ…、いく、いく…―――いくっ―――…!!!!」
手配書の中の彼に。
不適に笑う、彼に。
こんな風に、抱かれたい。
「あ・あああ……!」
のけぞる身体。
ピシャ、という音を立て、吹いた潮が手配書を汚す。
「―――っ、ハァ、ハァ…」
ベッドに倒れこみ、汚れた手配書を引き寄せ、夢中で口付けた。
何度やっても、決して満たされることのない欲望。
彼に抱かれる日が来るまで、私はこれを続けるのだろう。
「エース、さん…来て…」
ぎゅ、と手配書を握り締めた。
「今すぐ、来て…」
そして、私を抱いて。
火照った身体はまだひくひくと脈打っているのに…。
心地よい疲労に、汚れた身体のまま、脱ぎ捨てたドレスさえそのままに、私は眠りに
ついた。
夢と現実の間を彷徨うまどろみの中、誰かが私の頬に触れていた。
ふと目を開ければ、鍵をかけたはずの大きな出窓が開いていて。
「――――…え…?」
純白のカーテンが揺らめいていた。
「…ネフェルタリ・ビビ王女」
耳元で囁かれた。
ああ、この声は―――…。
頬に手をやれば、炎のように熱い、ごつごつした大きな男の手。
ゆっくりと振り返れば、オレンジ色のテンガロンハット。そばかすだらけの顔。
そこにいたのは、そう―――。
「エース、さん…?」
手配書と同じ不敵な笑みを浮べ、彼はゆっくりとうなずいた。
「あんた、俺のこと好きなんだろ?」
優しく問いかける、声。
「俺に抱かれたいんだろ?」
その言葉にうなずくと、彼の手は私の頬を離れ、首筋を伝い、まだ汗ばむ背中へと流れていった。
「エースさん、………抱いて……」
握り締めていた手配書は、いつの間にかただの真っ白な紙になっていた。
(END)
************************
そんなわけで、久しぶりの投下でした。オナネタ好きだな自分…。
淫乱なビビを書いてみたかったんですが、淫乱…かな?
パソの調子は相変わらずいまいちです(つд`)
次はサンロビの予定です。ではでは。
遅くなりましたが、ななまるにー様、KINO様、どろんぱ様、ご心配お掛けしました(ぺこり)。
エネルナミとか書いてみたいなぁ…。B的にはエネル、真性Sかと(w
密かにスモナミも考案中…。
・・・すげぇ・・・ここの書き手さんたち・・・まぢですげぇ・・・
見習って・・・見習って!!!(ゴロゴロゴロゴロ)ありえるかぁぁぁぁ!!!
あなたすごいよ!次作に超期待しております!ガンガッテ下さい
神々が大挙してやってキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
(;´Д`)ハァハァなんて素晴らしいんだーーーー!!
このスレの住人でよかった。書き手として参加しなくてもいいや…もう。
>乗組員さん
個人的にずっとお待ちしておりました。
しかもエネル×ナミでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
エネル、私も陵辱キャラとしてすごくいいなと思ってました。私は陵辱ものは
苦手なんでネタとして脳内で遊ぶ程度ですけど。
ごちでした。やはり上手い!
しかしあの巨大な蛇神がって…大丈夫なのか?ロビンタン…
>にーさん
逝くに逝けず生殺しで乱れまくりナミさん萌え〜
人格変換ものキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
あー想像しただけで笑えるシチュエーションだ。
ごちでした。
>Bさん
おかえりなさい!!
PCの状態、心配ですね。バックアップ、まめに取っておいて下さい、是非。
オナネタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ビビだからエロいんですね。ビビだからこそのネタの気がする。
>「ビビのここを、滅茶苦茶にしてください…」
あのビビがってところが非常に萌え〜
あー、おっさんのような感想で申し訳ない。
しかしとうとう穴流ネタまできましたか。私も一度やろうかどうしようか迷っ
たんですけど、このスレ女性も多いからどうかな?とまだ一度も手を染めてい
ない…
純愛もので穴流調教もの、ビビで。書いてみたいなーーー個人的に。
自分に荷が重いのは承知の上なんですが。
神だらけだなこのスレは!
今自分の中でゴムゴムのガトリング状態の9ビビで
オナネタ書きかけてたけど、なんか、もういいや。
見習Bさんのお話でお腹イパーイ。
私、あふぉか。
乗組員さんのカップリング間違えてるっての。
エネル×ロビンだというのに…なんで間違ったのだか。
首吊って逝ってきます…
ってその前に。
>231
ぜひ、書いてください!!ハァハァ
あまりにもBさんのSSに萌え萌えしたんで、私もビビで一本。
ナミ×ビビ+サンジ、百合ものです。
個人的に(迷惑承知で)Bさんに捧げます。
-----------------------
狂艶
「今晩、女部屋に来て…」
いつものように晩飯の片づけの後に明日の仕込みを始めていた俺は、ナミさん
の言葉に包丁を落としそうになった。
え?今ナミさん何て言った?聞き間違いか?
「え?え?え?」
真っ赤になってしどろもどろに狼狽する俺を尻目に、ナミさんは意味深な微笑
みを残してラウンジを立ち去った。
それって?それ?
本当に、俺そう言う意味で誘われてるんだって思っていいの?
喜んでいいの?
俺は頭に血が上るほど舞い上がってしまって、訳が分からなくなっていた。
その後のことはよく覚えてねぇ。
大慌てで明日の仕込みを終え、念入りに風呂に入って着替えを済ませてる間
中、頭の中はナミさんの色っぽい姿で一杯だ。
まじかよ?まじかよ?まじかよ?
あー俺ってなんて純情。
こんなピュアな心が残っていたとは自分でも驚いた。
ナミさん待っててね。俺、すぐ行くからね!
心の中でハートをまき散らして、いそいそと女部屋に向かう。
咳払いして、髪を整え、ネクタイを締め直し、何度も深呼吸を繰り返して、俺
はそっと女部屋をノックした。
が──
「あ?」
返事はない。
もう一度ノックしようかどうしようか迷っていると、跳ね上げ戸の奥から人の
話し声のようなものが聞こえた。
「ナミさん?」
おずおずと声を掛ける。
やはり返事はなく、何やら人の話し声。
どうしようかとしばらく迷っていると、ナミさんではなくビビちゃんの声で
「来て…」と聞こえた。
聞き間違いじゃないよな?でも、ナミさんではなくビビちゃん?
「ナミさーーーん、入りますよぉ?」
一応声を掛けてしばらく待って、やっぱり返事はなかったが、俺は意を決して
跳ね上げ戸を開け女部屋へと降りていった。
だが、俺は部屋の中の異様な光景に階段の途中で足を凍り付かせた。
「・・・・・・・・!」
女性二人が、生まれたままの姿になって絡み合っていた。
貝合わせっての? 秘所をぐちゅぐちゅと二人で擦り合わせて、お互いを高め
合っていて。
あまりの光景に、フリーズ。
「あ────あっ…はぁ──ぁっ……」
そ、そういうことだったのか?
道理で二人とも俺が何度もアプローチしてもスルーだったわけだ。
ナミさんは俺の哀れな純情に見切りをつけさせるために、わざわざこれを見せ
て諦めさせようと考えてくれたわけだ。
ありがと…
だけど、非道すぎやしねぇか?
そんなこと一言いや済むだろうに。こんな見せつけるような真似しなくたっ
て。
惨めな思いで部屋を立ち去ろうとした時、ビビちゃんが切なそうな声を上げ
た。
「いかないで……」
「えっ?」
「行かないで…サンジさん………」
慌てて振り返ると、ビビちゃんは両足をナミさんに広げられて俺にその奥を見
せつけるようにいたぶられていた。
「サンジさん…ビビの恥ずかしいとこ…見て……」
「私からもお願いするわ、サンジくん」
ビビちゃんを背後から抱きかかえ、俺に向けてサービスするかのように花弁を
開き、その奥をぐじゅぐじゅと弄ぶナミさんが妖しく微笑む。
「この子…人に見て欲しいらしいの……誰がいいって聞いたら、サンジくんが
いいんだって…」
とろとろとこぼれ落ちる愛液は太股を塗らし、ナミさんの足の方まで滴ってい
る。
ナミさんはあくまでもソフトに花弁の奥に指を突き立てている。
ピストンさせる度に吹き出る泉…
「あ…ああ……ナミさん…そんなに……ふぁっ…うんっ……」
「この子のいやらしい姿を見てあげて……普段、とり澄ましているもう一つの
顔を…」
「あん……ナミさん…言わないで………」
なんで俺はこの場を立ち去らないんだろう?
ふざけんなと一喝して早く立ち去るべきだと心は警告するのに、俺の足は凍り
付いたまま動こうとはしない。
いつの間にかフィルターまで吸い尽くした煙草が苦い味を伝えて、俺はようや
く我に返る。
俺は骨の随までフェミニストだった。
二人を罵ることも、二人を軽蔑することも、ましてや二人に手を上げるなど、
絶対に出来なかった。
愛する二人の女性に頼まれたことが、例え常軌を逸したことであったとして
も、俺には断ることは出来ない。
それがどんなに哀れなピエロの役目だったとしても、俺はそれを甘んじて受け
る。
俺は自分のバカさ加減を嘲笑った。
「ああ…見てやるよ……ビビちゃん…きみは、どんなにいやらしいの?」
俺は壁にもたれ煙草をくゆらせながら、二人の狂態を見つめた。
ナミさんは絶妙な手管でビビちゃんを攻め、思う様狂わせていた。
ある時は、小さな親指のようなバイブを取り出し真っ赤になって顔を出してる
クリトリスを攻め、ある時はそれを奥に入れて震わせたまま、アナルの入り口
を舐め。
その度にビビちゃんは髪を振り乱し、切ない声を上げる。
故郷の緊迫した状況に心を痛め、いつも緊張した表情をしていたビビちゃんが
最近ようやく笑うことが出来るようになった理由はこれだったのだと知る。
ナミさんがそのストレスを優しく癒してあげることにより、ビビちゃんは笑う
ことが出来るようになったのだ。
「あ───あ────あ────」
ナミさんはビビちゃんのアナルにも指先を入れ、優しく動かしながらクリトリ
スを舐めている。
目の前で繰り広げられる狂態の過激度はいや増すばかりだが、俺の心はどんど
ん澄んでいった。
ナミさんのビビちゃんへの愛撫はあくまでソフトで、愛に満ちていた。
こりゃ、俺の立ち入る隙間はねぇな。
そう思うと、あくまで傍観者の立場として冷静に観察できた。
「ナミさん……わたし…わたし…イッ…イっちゃう!イっちゃうの!!」
「ビビ…」
ナミさんはビビちゃんの中に手首まで埋め、口づけをした。
びちゃびちゃと舌の絡み合う音。
ビビちゃんは全身を痙攣させて、ぐったりと伏せた。
ナミさんはそっと手を抜き、髪を撫でながら額にキスをする。
そのまま、ビビちゃんは気を失うようにして眠りに落ちた。
「ごめんね…サンジくん…」
「いいよ、ナミさん」
「この子…こうしないと眠れないの…」
「そう…」
「ここまでしないと眠れないのよ…」
「うん…」
ナミさんのはしばみ色の瞳から涙が堰を切ったように流れ落ちた。
「この小さな体に、重圧を背負って…何て…」
「うん…」
俺はナミさんの体を抱き締めた。
「ナミさん…」
俺は全身を震わせて泣くナミさんを抱き締めながら、安らかな寝息を立て始め
たビビちゃんの顔を見つめた。
ビビちゃんの唇には笑みが浮かんでいたが、その瞳には涙の跡が残っていた。
- FIN -
>228様
有難うございます!次のサンロビは毎度の甘々純愛ですので、どうぞヨロシク
お願いします。ぺこり。
>どろんぱ様
感想有難うございます!手配書&ビビ&オナネタ&穴流、
書きたかったんです。でも穴流って難しいなぁ…流石にエロサイトで情報収集しました(w
そして、「狂艶」!百合ネタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>「サンジさん…ビビの恥ずかしいとこ…見て……」
ビビの表情が脳裏に浮んできました!ばっちし!
とにかくエロさにハァハァ…そして、ビビの切なさがまたなんともいえないくらいよかったです。
ビビを癒すナミのやるせなさとかも伝わってきて、…ゴチですた!
朝、布団の中で携帯でROMってたんですが、ばっちり目が覚めました!
頂いていいんですか?!うぉーっ…有難うございます!!
>231様
お腹一杯ですか!? 有難うございます。でもでも、231様のも読みたいです!
どうか書いてください〜〜〜!!9ビビでオナネタ!お待ちしてます!
(;゚∀゚)ハァハァ
つーか俺も作品作らないと・・・やっぱ一度にニ作品は無謀だった・・・
>Bさん
乙です!いただきましたー。
オナいいなぁ…いやぁ…オナで穴までいっちゃうビビというのもまた…
ビビだからやらしいのか…なんなのか…。なんなんですか?!(キれんな)
……ハァハァ。
あー、なんかビビフィーバーですね、ここんとこね。
…自分大丈夫か…あ、週末投下ですよ。おそらく。多分?
>どろんぱさん
あっち今日ようやく見ました…。なんかいろいろすいません。…ってあっちで書けばいいのか。
ナミビビ萌えました!ビビ祭りなんですか?!ビビ祭りなんですね?!
痛々しくて切ない感じが…さすがです。にしても手首までいれちゃっ…ハァハァハァハァ(*´Д`*)
…ああ、自分サンジをあまり可哀想な目にあわせたことありませんね、と今気がつきました(遅)
なんでだろう。
こちらこそ失礼しました。
スレに投下打診をした後だったので、没ネタにする訳にもいかず、かといって
ほとんど固まった後で書き始めていたので変更が出来ず、投下の際に言い訳を
書かせていただいてご迷惑をおかけしました。
でも、書かないとパクリ認定から逃れられないですしね、あの話じゃ。
あれ、実際に書くとにーさんと同じく、場面場面で1人称の主人公が変わって
いく構成なんです。
あとは、お決まりの朝起きた後の大騒ぎとか、チョッパーとロビンが文献探し
とか、ロビンが文献で何やらハケーンとか。
にーさんのSSを読んだときは、被りで驚く前に処理の巧さに舌を巻いたとい
う。エロパロって時点で被りの心配もあったんですが、まさか性転換ものと人
格交代ものって、とんでも設定モノって部分で被るとは思っていなくて。
あ、向こうで書くべきでしたね。失礼。
サンジ、私は何故か可哀想なことさせてますね、毎回。
そういやなんでだろ?
色男には不幸がよく似合うってことで、駄目ですか?
でも決して嫌いな訳ではなくて。
サンジ大好き。ホントです。
ナミビビ、前スレぐらいから「書きたい〜」と騒いでいたネタ、ようやく書き
ました。サンジは最初参加させるつもりで部屋に入れたんですけど、なんか本
人無理矢理参加というのはできないらしく、とっとと傍観者決め込まれてしま
いました。
本当に女好き、らしいです。女性に嫌がられることは、例えどんなに自分がハァ
ハァしていてもできないらしいです。はい。
おかげでフランス書院目指す予定が、いつものひねた話になってしまったので
すが、、、
エロパロじゃなかった…エロコメですた。
連続失礼。
>さいたマンさん
おかえりなさい!
2本書くのがきついのでしたら、長編の方は連載にされてみては?
>Bさん
気に入っていただけてよかった。
ビビ祭り、しませう。ビバ!!
そういや、Bさんのビビ、オナーニの時点でまだエースの手つかずなんですよね?
誰に開発されたんですか???
素朴な疑問でした。
神揃いのスレなんで読者として楽しませていただいているんですが、個人的に
は萌える絵も見たい。
絵心のある人が自分の萌えSSに絵を描いてみるとか、そういうのはダメですか
ね?どこかのうpろだとかに。
SS職人さん応援企画?自分は書けないし描けないんだが、賛成。
絵師の降臨期待。
個人的に
「ビビのここを、滅茶苦茶にしてください…」
「エースさん、………抱いて……」
「サンジさん…ビビの恥ずかしいとこ…見て……」
などを禿しくきぼんぬ
ビビタン (;´Д`)ハァハァ
やばいSSだけでもハアハアさしてもらっているのに(w
絵師までいたら爆死するかもしれない・・・・・
246 :
感想屋1:03/08/29 23:23 ID:yax2UEOP
おひさしぶり〜にやって来ましたが、
またまた神がいい作品を落としていって
くれてますね!(・∀・)
ちょっとずつ感想書きま〜す
ななまるにーさんの情火の法則、すごいなぁ、
エロコメ以外にこういうのかけるなんて、
すごい!ゾロも、久しぶりに(wカコイイ!!!
ああん、もう、このまま突き進んでーーー!!
どろんぱさんのバイバイベイビーは、
あの頃の自分よもう一度、といわんばかりに
切なく読ませていただきました!
こんな時代に帰りたいよ、自分(w
( ・∀・)イイ!夢みさせていただきました・・・
投下前に来てみれば楽しげな企画が…
絵師!来てくれたら嬉しいですねー!
うpろだというか、画像貼り付け可能な掲示板がいいかもしれませんね。
お絵描きBBSなんかも捨てがたいですが…両方あればいいのか。
CGI詳しくないので、自サイトではなかなか実現しませんが。
自分は絵を一枚描く時間があったらSS三本書けるぜ!という有様、おまけにエロ絵は
上手くないので(裸がどうも…)絵師の降臨はほんと…期待します。誰か尾田絵系でエロを…!(笑)
いやマジデ。
さて、予告済みの週末なので…現在最終確認中。コーザビビです。
ナニげにビビ祭りですやんのう…。
248 :
感想屋1:03/08/29 23:23 ID:yax2UEOP
(上の続き)
乗組員さんはじめましてでつ。
エネルはじめて読みましたよハアハア
エネル、ジャンプだと愛ないから、鬼畜には
ばっちりですな。ただあの間抜けずらが・・・(w
途中で素に戻ってしまい、
「エネル、こういうことに興味あんだな・・」って
おもっちゃったYO!
・・・修業が足りませんな、逝ってきます・・
ななまるにーさんの人格交換もの、
すごいっすねちょっとややこしいとこもあるけど
(しょうがないっすね)でものりのりでたのしい!
249 :
感想屋1:03/08/29 23:53 ID:yax2UEOP
見習B 様の手配書の中の人、
エース大好き人間としては
たまんねーです。
「ビビのここを、滅茶苦茶にしてください…」
は名言!最高に萌えーですな。
最後に本番キタ━━━━ヽ(`∀´ )ノ━━━━!!!!
とおもったら、うう、いいとこもってかれちゃいましたよ〜続きが読みたい〜〜〜(禁断症状が。。。ハアハア)
でも、これでいいんですよね〜
スモナミ、期待してます!読んだことないので。
250 :
感想屋1:03/08/29 23:54 ID:yax2UEOP
どろんぱさんの 「狂艶」、せ、切ない。。。
あの後サンジはどうなるんでしょうねぇ
(´-ω-`) 百合物って初めて読んだけど、
愛をねぇ、感じるんですよ・・・ホントに。
女だからかな?
あと、エロ絵師企画、出来たらすごいですねー
天国ですかそこは(;´Д`)
うーん、自分的にはCGIだめ人間なんで
陰ながら応援だけ。。。。
そして、今週はビビ祭りですね!
神々様、期待しちゃいますよ〜(ノ´∀`*)
それではビビ祭りに、及ばずながら一花捧げましょうか…
コーザ×ビビ、切ない系のシリアスです。
苦手な方はスルーで。
それではどうぞ、召し上がれ。
****************************************
『砂漠に在る海 』
エルマルの復興作業は、ユバがオアシスとして正常に機能し始め、近隣に十分な水を供給できるように
なったため、予想以上に順調だった。アラバスタ西側の発展を考えれば、拠点としてここはどうしても
なくてはならない。
三年の干ばつのために、離れなければならなかった住民も、かつて暮らした土地に戻れることは何よりの
喜びなのらしく、訪れた私を温かく迎えてくれた。
バロックワークスが壊滅した後の私の公務は、国内の視察と慰問で、まったく息をつく暇もないほどだ。
民が何を望んでいるのかこの耳で聞き、町に何が必要かをこの目で見て、父にそれを伝える。
国のためになどと思うのは、本当は傲慢なのかもしれない。
訪れた街で子供達が、貴重な水で育てたのだろう花を手渡してくれるたびにそう思う。
けれど、私が王女である以上、彼らの思いに応えることは必須なのだ。
「疲れたわね、カルー。ユバまでもう少しだから頑張って?」
クェ、と返事が返ってくる。サンドラ河沿いの運河を船で下って、エルマルに着いたのが今日の午後。
ユバで一泊する予定でたっぷり時間をかけて視察したのだけれど、さすがに遅くなりすぎた。日がもう
沈みそうだ。東の空に星が見え始めた。
砂漠の夜は冷える。キャンプの準備などしてこなかった。仰々しくなるのが嫌で、護衛に付いていくと
言って聞かないチャカとペルに他の仕事を頼んで、無理に一人で出てきたのは失敗だったろうか。
少し急いだほうがいいかもしれない。
カルーにそう言おうとしたときだ。いきなり体がガクリと揺れた。
「クゥエッ…」
よろよろと足がふらついて、砂の上にしゃがみこんでしまう。
「カルー?!」
慌てて降りると、ぐったりとうずくまって返事もない。目立った外傷もないのに、一体どうしたというの
だろう。
まさかサソリに刺されるなどというへまをする筈も…!
体をさぐっているときに、腹部に小さな矢のようなものが刺さっているのが見えた。
嫌な予感がした、次の瞬間、背後に影が落ちた。咄嗟に振り返ろうとして、背中に刃物を当てられている
のに気がつく。
…賊につけられていた?…まさか。
「動くな…動いたらブスリだぜ」
「…何を」
「へへ…まさか王女様が一人でふらふらしてるとは思わなかったぜ」
背後から喉を掴まれた。急所を押さえられては、下手に暴れては逆効果だ。
砂漠の真ん中で助けが来るはずもない。一人で切り抜けなくては…!
「…やめなさい。なにが望みなの?お金?」
「金?…金がなんの足しになるって?」
マントを剥ぎ取られ、背に当てられた刃物の先端が、シャツを切り裂く音が聞こえた。肌が外気に触れる。
戦慄に体が震えるが、悟られてはならない。落ち着いて。取り乱せば思う壺だ。
「やめなさい」
「冷静なお姫様だな。そのまま大人しく抱かれてくれりゃあ、乱暴はしないぜ?」
「…それがあなたの望みなの」
「………そうだ」
ビィッ!と音を立てて、さらに大きく服を裂かれた。このまま止まらないようなら、反撃するしかない。
傷つけたくはないが、そうも言っていられないだろう。ビスチェに仕込まれたスラッシャーに手を伸ばすと、
都合のいい解釈をしたのか、背後で男が笑った。
「そうそう。自分で脱ぎゃ、切り裂く手間も」
「そこまでだ」
ガチャリ、と銃を構える音がした。
「ナイフを捨てて、王女から離れろ。おかしな真似をしたらすぐに撃つ。忠告だ。二度目はないぞ」
耳に馴染んだ、それでもまだ、懐かしい声。
男がナイフを落とし、そろそろと離れる気配がした。
「もっとだ。もっと離れろ。…そうだ」
ばさ、とマントを背中にかけられた。それを合図にようやく振り向くと、そこには。
銃を男の頭にぴたりと狙い定めたままの、コーザの横顔があった。
「リーダー!」
「…あ!…お、お前…反乱軍の…!」
「“元”だ。…言え。なぜこんなことをする」
問い掛けた方をやっと見て、男が、私とそう変わらない年頃の少年だと気がついた。
銃口を見つめながら、青ざめてぶるぶる肩を震わせている。
「……エ……エルマルに、王女が、来るって、聞いて…」
「お前はどこの町の者だ」
「………ない」
「…ない?」
「町、なんか、…ない。俺の、住んでた町の、人たちは…全員、…死んだ」
震える声で言うと、堰が切れたようにボロボロと涙を落としながら、少年はその場にうずくまった。
「い、…いまさら!国が、助かったって、俺にはもうなんもないんだ!とうちゃんもかあちゃんも友達も、
みんな、みんなみんな死んだ!国が!…助かったって、俺には、なんも……っ…なんもないんだよォ!!」
悲痛な叫びは、砂に吸い込まれて消えた。こんな思いを抱いている民が、いったいこの国にどれだけいるだろう。
いくら援助したところで、救えると言う保証もないのに。だけど。
「だからといって王女に当たって…!」
「やめて、リーダー。…あなた、名前は?」
「……カレブ」
「…カレブ、ありがとう。一人でも、生きていてくれてありがとう」
「………?」
「あなたが生きていてくれたから、あなたの町は作り直せるわ。王を訪ねて。きっと力になります」
少年は、より激しく声を上げながら、涕泣した。熱を持った傷の膿を搾り出すような、泣き声だった。
その場で書いた手紙を手に、少年はエルマルの方へと歩いていった。
カルーに射った矢は、麻酔薬だと言う。
「…だからって避けられないだなんて。平和ボケしてるんじゃないでしょうね」
くちばしを撫でると、幸せそうにクェ、と寝言を言う。コーザが呆れ顔を向けてきた。
「平和ボケはおまえの方じゃないのか?何を考えてる。王女が護衛もつけずに一人で…」
「そういえばリーダー、どうしてここへ?」
「もう日が暮れるのに、お前がユバに着かないから、親父が大騒ぎしたんだよ」
しかしこんな大荷物ができてしまっては、とカルーを見て溜息をつく。
迎えに来ただけだから、彼も軽装で、たいした荷物は持っていない。ここまでは馬で来たと言う。
少し離れた岩場につないである、と言った途端に、彼はくしゃみをした。
もうすっかり日が落ちて、急に冷えてきた。私はカルーの体に凭れながら、手招きをした。
「せめて横にきたら。カルー、あったかいわよ」
「…ああ」
左側に座るのを待って、マントを膝に半分こにした。
「エルマルは、どうだった」
「順調よ。ユバの復興が思いのほか早かったから、そのおかげね」
「親父がはりきってるからな」
「トトおじさん、元気?」
「殺しても死なない」
「リーダー!?」
「冗談だ。…年を忘れて動き回ろうとするから、こっちは気が気じゃない」
「どこの家も子供は大変ね」
「王はそれこそ、まだまだ現役だろう?」
「そのかわり、私のことも子供だと思ってるわ」
「違うのか?」
「…失礼ね」
睨みつけると、小さく笑った。ゆっくり顔を見るのは本当に久しぶりだ。私の記憶に残っているのは、まだ
まだ少年のころの彼の姿で。国を離れていた二年の間に、ずいぶんと大きくなったような気がする。
手を伸ばして眼鏡を取ると、嫌そうな顔をした。かけてみて初めて度が入っているのに気がつく。伊達じゃ
なかったのね。
見ると、目を眇めながら、前髪をうるさそうにかき上げていた。ぱさりと乾いた音。
「ねぇ、あれやめちゃったの?」
「何を」
「オールバック」
髪を撫で上げるふりをすると、唇を尖らせる。そういう表情を見ると、ちっとも昔と変わらない気がするのに。
「あれは…統率者があからさまにそのへんの若造じゃ、締まらないからな」
「とりあえず形から?」
「そうだ。…でも、もう必要ない」
私の顔から眼鏡を奪い返して、かけ直そうとする前に、手を伸ばして目の上の傷に触れた。
驚いてこちらを見てくる。その後で困ったような顔をした。
「…気安く触るなよ」
「どうして?」
「ガキじゃないんだから、おかしいだろ」
…ガキじゃないから触れたくもなるのよ、という言葉は、飲み込んだ。嫌だというくせに、コーザは眼鏡を
胸のポケットにしまい、私にさせるままにしている。ほんの小さな頃、私を守るために負った傷。
大切な人を失うことの恐さを、初めて教えたのはあなただった。
ママを亡くしたのは、そういうことを理解する前だったから。
…けれど、今、それは膨大な数になっていて。
「ちょっと…疲れた…」
肩に凭れると、そこが僅かに緊張するのを感じた。おかしなコーザ。こんなの今までだってあったじゃないの。
…それも二年ぶりだけれど。
「ビビ。お前…変わったな」
「…そう?」
「……ああ」
変わりもするわ。ねぇ、私、スパイ行動をした上に、海賊と一緒に旅をしたのよ。
あなたにはまだ話していないけれど。
この国を救ってくれたのは、海軍でもなんでもなく。
いまや一億ベリーの賞金首と、その仲間たち。
ねぇ、コーザ、私迷ったわ。だってあんなに自由で、奔放で、そして強い人たち、知らなかった。
憧れたわ。あんな風に生きられたらって。私もそうなりたいって。
…けれど。
「ビビ?」
私には、この国のほうが大事だったの。どうしたって大事だったの。
もう、知ってる。これだって永遠じゃない。人が生きているこの国も、永遠ではないわ。生きている限り、
姿を変えていく。
でも。それでも。
「泣いているのか…?」
愛しているの。それを知らない誰かに、踏みにじられるだなんてこと。
二度とは堪えられない。
「変わってしまったっていいの…」
「…ビビ?」
そう思ったからこそ、変わって行くこの国を守っていくことを、心に決めたはずなのに。
闇を知り、光を知った私が欲しいのは、いつかの風景。
何も知らず、幸せだった頃の記憶。
…振り切りたいの。そうでなければ、私は過去への憧憬に縛られたまま、結局前に進めないわ。
眩暈がするほど、平和なこの世界で。
だから。あなたがせめて、とどめを刺して。
壊して。…弱い私を。
「抱いて欲しい…」
唇を重ねた。かさりと乾いた感触。砂が邪魔をして煩わしかった。呆然と開いてしまったその口を、親指で
強く拭う。
彼と口づけたのは、初めてではない。幸福な子供時代に、戯れに重ねたことが何度かあった。
けれど、それすらも今は足枷にしかならない気がする。もっと違う口づけを、しなければ。このまま。
…再び重ねようとした時、肩を掴まれた。
「…お前……自分が何を言っているか、わかってるのか?」
「子供じゃないんでしょう?」
「だからだ!お前…」
「リーダーでなければ、きっと…ダメなの」
唇を合わせながら、ずるずると崩れて行く私の体を抱きかかえ、コーザはマントを砂の上に広げた。
私よりよほど辛そうな顔をしている。頬に手をそえて、私の顔をじっと見つめた後、溜息をついた。
「……あのガキと俺とは、そう変わらないのかもしれないな」
「リーダー?」
「失くしたものの多さに、いまだに途方に暮れている。…ビビ、俺は何も知らなかった」
…ああ。
彼も同じなのだ。忘れることなど、できない。
…いいえ、違う。忘れないことを無意識のうちに選び取ったのだ。
私よりよほど、覚悟が出来ている。酷く羨ましかった。
「知らなかったことを悔やむより、大切なのは、知った今、それを忘れないことだわ。……私にもそれを、
分けて欲しい。…抱いて、リーダー。お願い…」
「…本当に」
「何度も聞かないで…」
目を閉じると、再び唇が重なってきた。上唇を食みながら、遠慮がちに舌先が歯の間を迷っている。
僅かにこちらから差し出すと、ようやく触れて。それを合図に、お互いに深くかみ合わせるようにした。
口腔を舐られながら、大きな手が、うなじから胸に流れて、柔らかく触れてくるのを感じる。
ビスチェのジッパーを引き下ろしながら、首筋から鎖骨へと唇が移動していく。慣れてるのかしら。
…一体誰と?
僅かな嫉妬は、腕に彼の頭を抱かせたけれども、左胸の先端を軽く吸われて、たちまちに霧散した。
「あっ…ん…」
甘く痺れるような感覚に、思わず声が漏れる。自分の唇が、こんなにいやらしい声を出すだなんて、知らなかった。
彼は優しく唇で食みながら、舌先でそこを転がしている。左手は大きく右胸をまさぐって、私の上半身を
裸にしていった。
「寒くないか」
「…平気。リーダー、もっと…」
「リーダーはやめろよ」
「……ん。……コーザ、お願い…」
上着を脱ぎ捨てると、乾いた素肌を重ねてきた。傷だらけの体。やっと塞がったばかりの銃創。
彼の体の前で、あまりにもお綺麗すぎる自分の肌が疎ましかった。
跡をつけて欲しいとせがむと、胸元に這わせていた唇を強く押し当てて、痛いほどに吸った。
ひとつ、ふたつと赤い印が残されていく。…数日のうちに消えてしまうだろう密事の証。
けれど私はそれを、懐かしさをもって眺められるだろう。そして消えた後も、決して忘れることはない。
思いに、涙が滲んでくる。
下を脱がそうとしていた彼は、それを勘違いしたようで、慌てて私を抱きしめた。
「嫌なら、やめても…」
「違うの…誤解よ。コーザ、続けて…」
口づけると、僅かに戸惑ったような表情を見せた後、彼は続けるために私を裸にしていった。
初めてなのに、私のほうが随分余裕があるみたい。
おかしな考えに、小さく笑うと、また戸惑ったような顔になる。
「泣いたり笑ったり…忙しいな」
「しょうがないでしょ。色々思うことが多いの」
「…集中しろよ」
怒ったような顔で、太腿を撫で上げると彼は指先で私の泥濘に触れた。
やがて濡れた音が聞こえ始め、初めて羞恥を感じた。未知の快感が下肢を襲い、唇は喘いで思わぬ音を紡ぎ出す。
彼の中指が静かに侵入してくるのを感じて、私は駄々をこねるように首をふった。
「っは…あっ……コーザ……」
「狭いな…おまえの中」
深さを確かめるように抜き差ししながら、そこをだんだんに寛げて行く。
そうして、すっかり剥き出しにされた錘に、指が触れた時。内側から弾け飛びそうなほどの感覚を覚えて、私は叫んだ。
けれど、もう彼が止まることはなかった。
ダメと訴えても、私の体を抱え込んだまま、指はそこをなぞり続ける。私は呼吸も覚束なくなって、必死に
彼にしがみついた。
「あ、あ、あ、ダメっ…そんなに…しちゃ…!」
「溢れてる…指を増やしても…ほら」
「あああっ!いや、いやっ……あぁっ…」
内側をかき回す指をくねるように動かされ、砂が散る感触と共に、つま先が思わぬ方向に跳ねた。
コーザは、私の腰を抱えながら自分のパンツのジッパーを引きおろし、猛った楔を取り出すと、私の窪みに
押し当てた。
良いも悪いもない。ただ今はそれを穿って欲しい。
…切望する私に、彼は、応えた。
「はあっ……!」
「…ビビ……」
恐れていたような痛みはなく、僅かな異物感があるだけだった。
それは少し誇らしく思えた。私の体は彼に傷つけられることはないのだ。
全てを埋め込んだ彼の首を強く抱きしめて、私は頬擦りをした。彼は動かずに、じっとされるままになっている。
小さく息を吐きながら、なにかを堪えているようだった。
「…ね、…リーダー?」
「…リーダーはよせって…」
「ん…思い出しちゃった…私」
「なんだよ」
「小さい時、…お婿さんになって、って頼んだことあったでしょ」
「……あったか?」
「酷い。覚えてないの?…ああ、でも、…お嫁さんごっことか、そういうときだったかも…」
「…そんなんじゃ覚えてるわけが」
「んっ…でも。…私、結構本気だったわ、あの時」
「………………」
「今じゃ、無邪気に言えないのに、ね…」
「……こんな時に、言うなよ」
言うと、腰を抱えてゆるやかに動き出す。私の中の彼は、確かな存在と共に切なさを伝えて、私の心を
窪ませる。
このままドロドロに融けて、交じり合ってしまえば、どんなにか良いのに。
思いは互いを抱く手に力をこめさせ、躍起になって肌を擦り合わせた。
「あ、ぁ…あっ…コーザ…好き……」
「…俺もだ…………」
言葉に煽られるように、動きを激しくしていく。肌は摩擦して、ますます熱を帯び。合わせた唇と、
つながれたそこだけが、乾いたこの空間で水を生む。
泉はこれまで知らなかった悦びを知り、絶え間なく湧き出した。
淫らな音を聞きながら、私はやがて自分の体を、まるで熱帯の海のように感じる。
私の上で揺れるコーザは、頼りない小舟のようだ。
けれど、触れる指先や唇は、確かに悦楽の島を巡る。
深く抜き差しをしながら、舌先が鎖骨の窪みをなぞり、乳房の先端を舐め上げ、指は錘を揺すぶっている。
はしたない声を上げて縋りつく私に、コーザはようやく少し笑ってくれた。
けれど、それが見えたのは一瞬で、小さく震えるように錘を擦られて、私は思わず目を強くつぶってしまう。
「あ、あああっ、ダメ!ダ…メぇっ…怖いっ…!!ッあ、あ、ア!」
「ッ………ビビ……キつい…」
「んぅっ!あっ……アアァッ!」
真っ白な光の渦に吸い込まれるようにして落ちた私の首の後ろを抱えて、コーザは小さく息を詰めた。
そうして、二、三度強く突き上げると、急いで出て行く。
薄い視界の向こうで、私の腹の上に白濁を吐き出す、彼の切なげな表情が見えた。
「クェ…」
身支度を整えると、カルーが小さく声を上げて羽を振るわせた。いつ意識を取り戻したのだろう。
心なしか、恨めしそうな顔でコーザを見ている。彼もそれに気がついて、ばつの悪そうな顔を私に向けてきた。
「こいつ、王に密告したりしないだろうな」
「大丈夫よ。私の秘密はカルーの秘密だもの。ね?カルー?」
「…グゥエ」
不満げな顔で、それでも渋々頷いた。本当かな、というような顔で、コーザは眼鏡をかける。
「俺もまだまだ命は惜しいからな」
言うと、少し照れくさそうに笑った。
彼は私の胸の中で男になり。私は彼の手によって女になった。
変化は必ずしも悪いことではない。多少の寂しさはあっても。それでも、より明るいほうへと
進んで行けるのなら―
ふと考え込んだ私の額を指先で弾くと、コーザは軽く唇を重ねてきた。
「一人でなにもかも背負い込もうとするな。みんなそれほど弱かないさ。…ああ、だが」
「何?」
「護衛をつけずに出歩くのはやめろ。今日のようなことがまたないとは言えない」
「………」
「そういうのも含めて国だ。…そうだろ」
「…ええ。そうね」
「……撒いてくるのは俺のところに来る時だけにするんだな」
「!」
思わず胸を叩くと、カルーまで便乗して彼をつついた。コーザは、そこは傷だと顔を顰めながら笑っていた。
そう、でも。
疲れたら時々は胸を借りにこよう。水を掘る彼の腕は、私をただの女に戻し、渇きを癒してくれるだろう。
そうすれば、次の日には王女として、また笑えるから。
左手に過去への郷愁を、右手に明日への光を。掲げて歩こう。
この、眩暈がするほど、平和な世界を―
end.
****************************************
お疲れ様でした。
ビビ難しかった(笑)。シリアスで女の子って余計に難しいんですが、ビビもどっちかっていうと
自分的にはシリアス要員なのだなぁ。
実は「エロでコーザビビってあまりないね」という話をプライベートできいて、ないなら書いてやれ、
と思いついたのでありました。
しかし…。えーと。処女でも痛くない人が半数だって言いますよね。…って。
破瓜ものが得意じゃないのがばれる(笑)。だってわかんねぇもんよ!(キれんな)
どうでもいいけど破瓜って女子の16歳の異称だというのを今辞書で引いて初めて知りました。
へぇーへぇーへぇー(トリビア風味)
さてと。次は、どういう順番で書いてるんだか…またサンナミバカップルです。
夏が終わる前に書かねばならん感じの話なんで、8月中に…ってあと二日しかねぇーーーーー!
>ななまるにーさん
いい…しみじみと萌えさせていただきました。
破瓜ものであると同時に二人の復活と再生の物語で、秀逸です。
処女でも痛くない人が半数というのは初耳です。友人には痛くなかったという
人間もいましたけど、半数というのは多いような?
コザビビ、萌えカプではあったんですが、ななまるにーさんのSSを読んでい
て、コーザって非常に私の好みのタイプだということに気づきました。(遅っ
眼鏡くんで知的で統率力あって…いい男だ。
ご馳走様です。ありがとうございました。
>絵師企画
夢のような企画ですね。
そんなことになったら萌え死ぬかも。
CGIそのものは簡単なんですが、無料アダルト鯖でCGI置けるところなんて、な
いですよね?
誰か詳しい方いらっしゃらないでしょうか?
〉ななまるにーさん
初めて感想書かせていただきます。
理想のコザビビでした。
アラバスタ編終わってからのビビとコーザの距離感が
ぴったり来ました。このぐらいの感じが好きです。
王女としての自分と、女としての自分の狭間で揺れるビビの心や、
2年もの間、彼女の姿を知らずに反乱軍に身を置いていた
コーザの心境を思うと、沸々と萌えが湧いてきます。
エロも美味しゅうございました。
ところで、破瓜が痛いのは馴れてないところにモノを突っ込むからで、
痛くない人は自慰で馴れていたからなんではないかと。
ということはこのビビちゃんは… (*´Д`)ハァハァ
いろんな角度で萌えてみました。
ごちそうさまでした。サンナミも楽しみにしています。
・・・すげぇ・・・すげぇぞ?・・・コーザさん・・・あぁぁぁぁ!!!(壊れました)
せつねぇぇぇぇ!!!なんだあれ?すごいぞ?やばいあぁぁやばぁぁあどおうぃなsn(大破壊)
ななまるにーさま・・・兄様・・・あの・・・えっと・・・抱いて?なんかすっごいロマンチックにしてくれそう・・・(なんだこいつw)
あの・・・ふつーに感動しました。ホントにすごい!脳のかけらをせんじて飲ませていただきたい!
サンナミも楽しみにしてます!頑張ってください!あの・・・抱かせて?(だからなんだこいつ)
ごめん、>268さんの壊れっぷり
ワラタ 兄さん抱いてやったらどうですか?(w
八月中でなければ!と焦って書き上げたのを投下しようと来てみれば…
感想下さった皆さんありがとうございます。励みになります。照れくさいんですけどね(笑)
>処女でも痛くない人が半数というのは初耳です。
自分の周囲では痛かった人のほうが少ないくらいでして。半数というのは大袈裟だったかもしれませんね。
やっぱ痛いもんなのか…そうか…。
>ところで、破瓜が痛いのは馴れてないところにモノを突っ込むからで、
>痛くない人は自慰で馴れていたからなんではないかと。
これは、そうだったのか…!と目からうろこが(笑)
む?でももしかしたら、その。マンスリーゲストのときに突っ込むほうのを使っていたとか…そういうことも関係するのかもしれませんな?…すいません痛いの痛くないのと。
>268
……気を確かに。いや、大変嬉しいお申し出ですが…抱くのはともかく抱かれるのは…(笑)
ああー、それもいい…いや違う違う。しかし脳の欠片ってすごいな(笑)
でもまぁ、こんな桃色脳みそ、取られちゃったら恥ずかしいんで勘弁してください。
>269
自分は作品で全宇宙のレディをファックするのさ!(地球外に手を出した)なんつったりして。
いや、現実にはほら、センシュアルな事に関しましては。…割と真面目なんですよ。信用されないけど(笑)
さて、夏の終わりの打ち上げ花火。ドカンと一発投下しますよ。ただいま最終確認中〜。
うほ!お待ちしておりまする・・・(ワクワク)
バカップル度々。サンナミです。季節もので一発。
お嫌いなかたはスルーよろしく。
それではどうぞ召し上がれ♪
****************************************
『暗闇に金魚』
「おおおーーー!祭りだぁーーー!」
「こら、ルフィ!走らないの!食べ物買ってあげないわよ!」
船から飛び降りて、さっさと行こうとしていたルフィが、ナミさんの一言で止まった。恨めしそうにこっち
を振り返る。
まったくせっかちな奴だ。
「お前さっき夕飯食ったばかりじゃねぇかよ。よく入んなァ」
「それとこれとは別だ!なぁ早く行こうぜ!」
「急がなくたって露店は逃げないわよ。明日の朝までお祭りだっていうんだから」
「逃げるかもしんねぇじゃんか!はーやーくーー!!」
「ちっと待っとけ!ナミさん大丈夫かい?」
「ん、平気…よっ、と」
カラン、と音を立てて船橋から下りる。その足元は、赤い鼻緒の黒の塗り下駄。
一昨日着いたこの秋島で、今日から明日にかけて島をあげての夏祭りがあるってんで、ログは溜まったん
だが一日滞在を伸ばすことにした。秋島で夏祭りっつのがよくわからねぇが、聞けばこの島は、なにかっ
つうと祭りを開くらしい。ネタはなんでも良いらしく、個人の出産から葬式まで全部祭りになっちまうっ
つうんだから驚きだ。またそれで経済が成り立っているらしい。ずいぶんめでたい島だよな。
そんなわけで、ナミさんとロビンちゃんは昨日買った、仕立てあがりの浴衣を着て、カラコロ下駄を鳴らして歩いている。
野郎どもはいつも通りの格好だが、唯一祭り半纏を買ってもらったチョッパーは、ギャロップ踏みながらご機嫌だ。
…それにしても。いいねぇ、浴衣。やっぱり祭りときたら浴衣だろ。俺ぁ割と様式美にこだわるほうなのよ。
肌の露出は少ないが、色気って点では、敵う服装は他になかなかねぇな。
ナミさんは白地に桔梗。緋赤の兵児帯を蝶々に結び。髪をアップにまとめて、珊瑚の簪で飾っている。
ロビンちゃんは藍地流水に萩。白紬の半幅帯を深緑の帯締めで吉弥結びにしている。横流しに結んだ髪が
なんとも色っぽい。
一風入れた襟から、するりと伸びたうなじだとか、裾から覗いた踝だとか、パーツのエロスっつうのかね。普段とは一味違った趣でこれがまたソソるわけだ。風流を解さないアホどもには無用の長物だがな。
露店が並ぶ祭り会場についた途端に、ルフィはあっちへ行ったりこっちへ行ったり大忙しだ。もれなく
食い物の店なんだが。
トナカイも初めて見る光景にキラキラ目を輝かせている。ウソップが拳を上げてそれに話しかける。
「よぉーしチョッパー!俺の華麗なる金魚すくいテクを見せてやろう!」
「金魚救いってなんだ?金魚がピンチなのか?」
「…まぁある意味ピンチだが…おい、ウソップ、すくうだけにしとけよ。持って帰っても水槽なんかねぇ
んだから」
「へいへいわかってますよーだ。行くぞチョッパー」
ウソッチョ組が人混みに消えていくのを見送って、振り返るとルフィがナミさんを引っ張って、あれもこれ
も買ってくれとまるっきりガキ化している。ゾロはビールを売っている店を見つけたらしい。全く反対方向
に歩いていくんだが…おい。
「大丈夫よ。私がついていくから」
「あ、ああ。頼むよ。悪いね」
ロビンちゃんが察したのか、にっこり笑って手をふると、小走りに追いかける。
…とりあえずは迷子回避か。む、マリモとロビンちゃん二人きりにすんのか?ちっともったいねぇな。
いや、しかしこっちが……。
「ぽうばんび!ぼうびばぴおみもっびば」
「小鹿ちゃんか俺は。何言ってんのかわかんねェよ、飲み込んでから話せ」
「あー、もう大変…。なんで夕食済ませた後にこんなに食べられるのよ」
言いながら戻ってきたナミさんの手にも、イチゴ味のフラッペが握られてる。食べる?と差し出してくる
のに、食べさせて?と口を開けると、カップごと押し込んできた。テレ屋なんだからなぁ、もう。
頭キーンとなりながら、気がついたんだが。
…せっかくの祭りの夜に二人でルフィのお守りかぁ。
しょうがねぇか。こいつ一人で行かせたら、持たせた分だけの小遣いに止まらず無銭飲食やってのけ、挙句
の果てにトラブル手土産に帰ってくるのが関の山だ。
フランクフルトとたこ焼きと焼きとうもろこしと焼きそばを一度に食べるという奇行を披露している船長を
呆れて見ていると、くん、と袖を引かれた。
「もう少ししたら、花火大会が始まるって。それまでそのへん見て回りましょ?」
ナミさんが小首を傾げて見上げてくる。…ま、コブつきでもたまには良いか。せっかく一緒に歩けるんだからな。
ルフィはすっかり食べ終えた残骸をゴミ箱に放って、爪楊枝をくわえている。
「さーて次は何食いにいくかな!」
「「まだ食う気か!」」
怒鳴られても一向に気にせず、すたすた勝手に歩き出すルフィを追おうとして。ナミさんが袖口を抓んだ
ままなのに気がついた。あり?と振り向くと、
「…逸れたら困るでしょ」
…………かっ………!
いや、その通りなんだけど。逸れたら困るんだけど。セックスも何度もしてるのに、こういうとこで
なんだって初心な態度とってくれちゃうんだかなー!あー!もー!クソクソクソ、可愛いっ!
思わず勢いで肩抱こうとしたら、避けられちゃってスカーッ!だってよ。………俺ぁ何を一人で大回転だ。
ナミさんが小走りに向かう先で、ルフィがぶんぶん手を振っている。
「おいサンジ!先行くぞー!」
うお、やべ。置いていかれるとこだった。
射的に輪投げにスマートボール。俺はほどほど、ナミさんは下手くそ。ルフィが一番上手かった。
ナミさんは時々、意外なくらいガキっぽいものを欲しがって、俺どころかルフィまで驚かせる。おもちゃの
指輪を全部の指に贈ると、ケタケタ笑いながら肩を叩いてきた。
ヨーヨー綿あめチョコバナナ。ノスタルジーの形はそうそう変わらないもんだ。誰もが通過する風景。
こんな時代だからかね。変わってないと思えば、安心するな。
いつのまにか、自然に俺はナミさんの手を握って。あんず飴三個取るぞ!とかルフィが叫んでるのに笑って
いたんだが。
突然、ナミさんがピタ、と立ち止まった。
「…痛い」
「どうした?」
「ん…右足が、ズれちゃったみたい。気にはなってたんだけど…」
「見せて」
足元にかがみこみ、肩に掴まらせて下駄を脱がせて見れば、親指の下のあたり、鼻緒が当たっていたところ
が剥ける寸前になっている。…うわ、こりゃ確かに痛そうだ。
「下駄直そうか」
「できるの?」
「んー…新しいから障るんじゃねぇか?鼻緒の中身って紙だろ、ほぐせば多少いいはずだよ」
「…知らなかった」
「急だったしな」
両手でぐじぐじ鼻緒を揉みほぐしながら見上げると、唇を尖らせている。
「何」
「こういうので白けるの、嫌なのよ」
思わず吹き出すと、ますます拗ねた表情になった。
「ゴメン。でも痛いの堪えるのも損だろ。…これでどう?」
「…すごい、大分楽かも。ありがと」
「どういたしまして♪左もやっとこう。貸して?」
「うん………あっ?!」
「ん?どうした?」
「ルフィ、いなくなっちゃった!」
「………………あー…」
この平和は明日の朝まで持たないかもしれねぇ。
ルフィが行きそうなところを探して歩いていたんだが、この人混みじゃあ見つけるのは無理そうだ。
せめてトラブル起こさないでくれることを祈るばかりだが…。
と。
ナミさんの横をすれ違った男が、手に持っていた酒瓶を落とした。ガシャン、と砕けて破片が飛び散る。
「きゃ!何?」
「オイ、危ねぇな!」
「あァ?そっちがぶつかって来たんだろ。おいコラどうしてくれんだ、ズボンが濡れちまったぜ」
…何時の時代のチンピラだ。手が古いんだよ。そもそもぶつかってねぇじゃねぇか。
美男美女のカップルは辛いねェ、歩いてるだけでやっかまれてよ。まぁ、今日のナミさんは特別綺麗だ。
ちょっかい出したくなるのもわからなくはねェが、それにしたって他に方法考えろ、アホが。
でかい声張り上げて、数人が騒ぎ出したのに、周りが避けて通りだす。
ルフィの心配してこっちがトラブルに巻き込まれてちゃ世話ねぇぜ。かまうこたねぇ。ほっておこう。
「ナミさん、行こう」
「う、うん」
「おう、待てやコラ!」
手を伸ばしてナミさんの肩を掴んで来ようとするのを、引き寄せて庇った。睨みつけると、チンピラどもは
ちょっとビビったような顔をしたが、次の瞬間ニヤニヤと口元を歪めた。
「へ、ケンカも買えねぇ優男がナイト気取りか。金玉ついてんのか?アァ?」
うわぁ…。聞いてるこっちが恥ずかしいぜ。どうしてこうベタベタな煽り方しかできねぇんだ。もしかして
教科書でもあんのか?つうか伝統芸か何かなのか?
…思わず気の毒そうな目で見ちまった。言い返すよりも、さらに癇に障ったようだ。ああ、やべぇな。
囲まれたか。
背中にしがみついているナミさんを振り向くと、ダメ、と首を振る。
わかってますって。いや、でも逃げるにしてもこの人の多さじゃ…。
「お嬢ちゃん、そんな軟弱野郎ほっといて俺たちと遊ぼうぜ」
「ちょっと!触んないでよ!」
ずい、と近寄ってきた野郎が腕を引っ張ろうとするのを、ナミさんは思わず突き飛ばす。勢い余って尻餅を
ついた男の背後が開いた。抜けるとしたら、ここしかねぇ!
「ナミさんちっと我慢してくれ!」
「え?…きゃぁっ?!」
体を肩に担ぎ上げ、下駄を手に持って尻餅野郎の上を跳び越えた。そのまま人混みの中をすり抜けるように
して走る。背後からチンピラどもの追って来る声が聞こえた。ナミさんはきゃあきゃあ騒ぎながら、落ちないようにしがみついている。道ゆく人たちが振り返るが、その中に「人さらいか?!」と言う声を聞いて、俺は密かに傷ついた。
俺のどこが人さらいだよ!どう見たってチンピラに追われてる可哀想なカップルだろうが!助けろよ!…いや、助けなくていい!とにかく道を開けてくれーーーー!!!
「サンジくんサンジくん、もう大丈夫!振り切ったわ!」
「痛ッ!マ、まじ?」
バンバンと背中を叩いてくるのに、ようやく歩を緩めた。さすがに息が切れて苦しい。立ち止まって下駄を置き、ゆっくりナミさんを下ろすと、二人してハーーーーッっと息をついた。つ、疲れた…。
思わずナミさんの肩に寄りかかるようにして額をつけると、耳元でくつくつ笑い声が聞こえる。
「…どしたの」
「おっ…かし。あの、追っかけてくる時のチンピラたちの顔…すごいんだもん」
…騒いでた割には怖がっちゃいなかったのな?ナミさんは一体何がそんなにツボなのか、肩を震わせて笑い続けている。
ちょっと。俺、必死だったのに酷いよ。
あんまり笑いが止まらないから、唇で塞いだ。
「…笑いすぎ」
「…ゴメン。ありがとね」
ナミさんからも返してくれる。…おお?なんか良い雰囲気。………つかここ、どこよ。
はたと気がついて、あたりを見回すと、祭りの会場は遥か彼方。河沿いの道に入っていたらしい。民家も
なく、どうやら畑が広がっているようだ。リリ、リリ、と虫の声が聞こえる。
こんな暗い道をよくまぁ無事に走ってきたもんだな。
呆れていると、ヒュー、という音が聞こえて。振り返ると頭上で、どぉん、と花火が咲いた。
「わぁっ…!」
「おおっ?…すげェ」
もうそんな時間だったのか。花火が次々に打ち上げられていく。幅の広い河の中洲が丁度、打ち上げ場所に
なっているらしい。はー…、ここ特等席じゃねぇか。祭り会場が近い、向こう岸の方に見物客が集中して
いるみてェだ。こっちに人影は見あたらない。所謂穴場なのらしい。
ナミさんを見ると、嬉しそうに空を見上げている顔が、赤や緑に照らし出されて。…せっかくだ、ここで
花火見物していくか。
土手に下りて、草の上にジャケットを敷くと、そこへナミさんを座らせた。隣へ座って見上げると、色とり
どりの光が、夜空いっぱいに広がる。
「音、すごいね。骨に響いてくるみたい」
「ああ…しかし盛大だな。さすが祭り好きの島だ」
こんな見事な花火はそうそう見られるもんじゃねぇ。菊に牡丹に椰子、昇竜。星にハートに舞扇。加えて
連射連発のオンパレード。川面に映る光で、豪華さはさらに倍増だ。
二人して、ガキみたいに歓声あげながら見入っていたんだが。
水中花火なんかの仕掛けものが始まったころ、ナミさんが肩に頭を凭れさせてきた。
上を見すぎて首が疲れたかな、と思って、顔を窺うと。
ナミさんは花火じゃなくて俺の顔を見ていた。
………あれ?
…な、なんか…これは…その…。またえらく良いムードに…。
「…さっき」
「へぁ?!」
じいっと見つめていたかと思ったら、突然ナミさんが言うのに、間抜けな声上げちまう。や、やば。なんで俺。
こんなに心臓バクバクしてんだ?!
「私、わざと逸れようとした」
「えっ?」
「下駄。我慢できない痛さでもなかったの」
いや、十分痛そうだったぞ?…ていうか…あれ?わざと?
いつもトラブル嫌がって、ルフィを一人で行かせないナミさんが…わざと??
肩を抱き寄せて顔を近づけると、ゆっくり目が閉じていく。
数度啄ばむように唇重ねて、深く合わせるとナミさんの方から舌を差し入れてきた。熱っぽく絡ませながら
、胸にしがみついてくる。
…うわ。まずいよ、それ。
肩を抱く手に力が入って、完全に抱きしめちまった。すげぇ、良いムードだけど…外はまずいだろ、外は。
…つか、いや…でも…その。俺のコックさん、フライングですっかり臨戦体勢に入ってるんですが…。
息を吐いて唇を離すと、濡れた瞳に花火の光が映りこむ。
「…それって、俺とふたりっきりになりたかったってこと?」
聞くと、返事代わりにまた重なってくる。ああ、そう。そうなんだ…。
でも、それにはもれなく、あんなことやこんなことが付随してくるんですが。…いいのか?
唇を吸いながら、右手を胸元に差し込むと、いきなり素肌にさわった。肌襦袢とかじゃねぇんだ。
スリップ?…つか。
「…やっぱノーブラなんだ…」
「あっ…ん…サンジく……」
「何?」
「んっ、…あっ……こ、こで?…っ」
「…ゴメン、止まんねぇ…」
ふにゅふにゅ乳首を捏ねると、甘えるような声を出す。ぷくんと立ち上がってきたそれを、爪の先で掠る
ようにして揺すぶると、肩が震えた。くちゅくちゅ音立てながら舌を吸って、唾液のやり取り。草の匂いと
花火の音が、嫌でもここが野外だと知らせてくるんだが。………人、通らねぇよな…?
「ナミさん…着付け、できんだよな?乱しちゃっても平気…?」
「んっ…ふ、…へ、平気…だけど…っ…」
「こっから手、入っちゃうの知ってた…?」
「あ、あっ…ん、ぅっ…」
身八ッ口(胸の脇)から両手を差し入れると、中でスリップをずり下ろしておっぱいをまさぐった。浴衣が次第にはだけて、中でたぷたぷ躍らせるくらいに緩んでくる。下乳を揉みながら、浴衣の生地に乳首が擦れるように揺らすと、可愛い声をあげた。
…やばい。脱がしたい…けど。人が来た時にフォローできないほどにしちまったら流石に…。
「あ、っ…ん、ね…吸って…ほしい…」
……マジで?!
左腕に背中を抱えた状態で、右前をはだけていく。まぁるくて格好のいいおっぱいが片方、露になって。首筋からなぞるようにして先端に向かって唇を滑らせると、くふんと鼻をならして、頭を抱え込んできた。どうしちゃったの?すげェ積極的。…久々、だっけ?
ちろちろと舌先で乳輪をなぞりながらたどり着いた乳首を、唇で挟んで、優しく噛む。吸いながら舌で転がすと、熱い溜息を吐きながら、俺の髪の中を指先がまさぐった。
裾をめくって左右に開くと、膝を擦り合わせるようにしているのが見える。腿の間に手を滑り込ませた。肌は汗ばんでしっとりと濡れている。奥に進むと、既にぬめっている小さな布切れに指先が触れた。
「…こんな細いタンガ穿いてんだ…」
「あっ…だって…透けちゃうじゃない…んっ…」
「はみだしちまうよ、ほら…」
くん、と前に引っ張って、食い込ませると、ひぁ、と小さく悲鳴をあげる。くちゅ、と卑猥な音を立てて、濡れた花びらが真ん中で割れた。二三度揺すぶるように引っ張ると、
「やっ、やっ…あっ!しちゃ…」
「すげ、ヤらしい顔…。なぁ、ぐちゅぐちゅだよ…指、簡単に入っちまう…」
「あっ、ア、あ!やっ…あぁっ…」
いきなり二本飲み込んで、ぬろぬろ絡みついてくる。熱い内側からはジュースが溢れ出して。…浴衣、濡れちまうんじゃないかな。帰りの心配をしたほうが良いかも知れねぇ。
「ナミさん、こっち、跨って……」
「…う、…ん……」
下駄を脱がせて横に転がすと、俺の耳に熱い溜息を吹き込みながら膝立ちになって、肩にしがみついて来た。
「膝、痛くねぇ?」
「…平気…ね、……触って…もっと…」
唇を吸いながら、開いた腿の間に手を差し込んで、タンガのクロッチを横へずらした。人差し指を埋め込んでかき混ぜながら親指でスイッチをくちくち捏ねる。
ナミさんは身悶えて、激しく頭を振って。珊瑚の簪が抜け落ち、オレンジの髪が花火のように散った。その向こうでどぉん、と大きな音を上げながら、枝垂れ柳が大きく広がる。
ビリビリと痺れるような音を背中で受け止めながら、ナミさんは俺の指に追い立てられ、絶え間なく蜜を滴らせた。
切なげに眉を寄せる、その表情を見ながら、俺は中指をそっと後ろの蕾に触れさせる。
「あっ…!ダメ!」
「…嫌?」
「んっ…だ、ぁって……汚、い……ん…」
「汚くなんかないよ…ナミさんの体で、汚いとこなんかない」
く、と力をこめると、逃げるように腰が浮く。追いかけるとますます逃げる。腰を捕まえて揉み解すようにすると、
途端に泣きそうな顔になった。
「ヤだ、サンジくんっ!…ダメ……んッ…ヤ、…やぁ、よぉ…」
「ほんとに?」
「ダメ、だめ…お、願い……ヤだ…」
「ん…じゃ、いつかさせて。ナミさんの好いとこ、全部知りたい♪」
「っ……知らないっ…」
「…すげぇ可愛い顔になってるよ?」
「意地悪…っ!」
目尻に涙が一粒にじむ。ちゅ、と唇で吸い取って。
中指をどけて、埋め込んでいた人差し指で膣壁を擦るように動かした。たちまち、ガクリと腰が落ちる。
「んぅっ……あ!サンジ、く…あ、ア!……そこっ…イ…」
Gスポットを攻めると、甘い悲鳴をあげながら、くなくなと揺れ始めた。たぷん、と胸の先が唇の端に触れる。
奥で膨れ上がった箇所を強く擦りながら、ねろねろと乳首を舐め上げた。
「ナミさん…こっち、どんどん好くなるね。クリトリスより好いんじゃない?もう」
「っあ!し、…知らな、…あ!…や、や、あ!ダメ!ヤ、…ぁあっ!!」
掻き出すように動かすと、堪えきれずに噴出してしまう。指の間に海が生まれて、零れて滴り落ちた。
首に縋りついている耳を軽く噛みながら、パンツのジッパーを下ろす。相棒をナミさんの手に握らせると、
肩を小さく震わせながら、嬉しそうな顔をした。とろんとした目つきで、唇をちろりと舌で湿らせて。
「…口で…する?」
なんて魅力的なお申し出をしてくれちゃうんだが、さっきからもう突っ込みたくてしょうがねェ。
腰を抱き寄せると、ビショ濡れでひくついているソコに、先っちょぐにぐに押し当てた。
「もう、入れたい…」
「んっ…あ…ん」
はだけてズルズルになっている浴衣の肩を脱がせて、おっぱいをまさぐっていると、ナミさんの方から腰を
沈めてくる。
ジュプ、と卑猥な音がして、根元まですっかり飲み込んだ。ヌルヌルの内側がヒクヒク締め付けてくる。
キつくて熱い…。
「ナミさん…裾、もっとめくって。…入ってるとこ、見せてよ」
「ん、んっ…あ……こ、こぉ…?」
両手で開くように裾を割って、つながってるところを露出させる。隠れてるのは、殆ど帯のとこだけになっちまって。
させといてなんだが、お外でこんなヤらしい格好、いいのかい?ナミさん。
ガマンができないのか、自分から動いて、熱い溜息漏らしながら、ゆっくり抜き差ししている。
暗闇の所為で大胆になってるな…。
その時。
ふと、打ち上げ花火の音が止んで。点火の音が聞こえた次の瞬間、ぱぁっとあたりが明るくなった。
「あ、あっ…やっ……何っ…?!」
「うわ、すげ…」
幅のバカに広い、ナイアガラ。突然明るくなった視界に、飛び込んでくるのは滅茶苦茶エロい格好のナミさん。俺のをズッポリ咥えこんだまま、身動き取れずに固まってる。
「ほら、動かなきゃ」
「あっ!や、やァんっ…!見ちゃ…っ」
見るなっつうほうが無理だって。俺はわざと体を後ろに倒すと、ひっくり返らないようにナミさんの両手を地面に着かせた。
俺の上に覆い被さる姿勢になって、ぷるんとおっぱいが揺れる。膝を立てて、下からゆっくり抜き差しをすると、切ない声を上げた。乳首を捏ねながら、片手でヘアを掻き分けて、すっかり固くなったスイッチを揺すぶる。
「ナミさんのイイとこ、花火の所為で全部丸見え…ここも、ここも…」
「はぅ…ん、…ヤ、あ!そこ、弄っちゃ…あっ、あァっ…!」
腰をくねらせながら、唇喘がせて、目がだんだん朧になっていく。ズン!と深く突き上げると、肘がガクリと折れて、
俺の肩に顔を埋めた。…このままじゃイくには体勢きついかも…。
背中を抱いて反転させると、腕を首にしがみつかせて、俺は抜き差しの速度を早めていった。
「んぅっ…すご、イィ、んっ!…あ、ァ、サンジ、く…っ」
「あー………イイ…すげ……」
左足を肩に担いで、角度を変えて揺さぶる。背後で再び連射の花火が上がった。赤や青の光を受けながら、リズムを合わせるように激しく突くと、ナミさんもとびきりヤらしい声で叫び。
ヌジュヌジュ卑猥な音立てて、きゅんきゅん締め上げてくる。
あ、すげェ、キつい…
「あっあっ、ア!…ダメ、サンジく…私、私…!」
「…イって…良いよ、ナミさん、俺も…」
「イ、…あ、アアァアアッ!」
ビクビクッと体を震わせて、絶頂に跳ねたナミさんの一番奥に、俺は花火を打ち上げた…。
「あれ、サンジ、ナミ。お前らどこ行ってたんだよ」
「お前まだ食ってんのか!…それよりウソップ、金魚持ってくんなって言ったろう」
「いやぁ、チョッパーがどうしても欲しがってよ。金魚鉢も買ったから大丈夫だ。ひっくり返らないように仕掛けを作らなきゃなんねぇが」
祭り会場に戻ってみると、なんとルフィはウソップたちと一緒にいた。俺たちと逸れた直後に偶然会ったらしい。
まだ食い足らないのかイカ焼きを頬張っている。ゾロとロビンちゃんは一足先に船に戻ったらしい。チョッパーは小さなビニールに入った黒い出目金と赤い流金をナミさんに見せてニコニコ笑っていた。
「二匹しかすくえなかったのか?」
「バカ言え、五十匹はすくったぞ。でもそんなにいてもしょうがねぇからな。連れてきたのはあれだけだ」
「ふーん」
「チョッパーがお前とナミみたいだってよ」
「はぁ?おい、俺のどこが出目金だ?」
「スーツじゃねぇか?ナミは…ほら、あれだ」
ウソップが指差した先には、ナミさんの赤い兵児帯。…なるほど。トナカイの割には上手いこと言うもんだ。
感心してるとウソップが笑いかけてくる。
「なぁ、それより花火見たか?すごかったよなぁ」
「あ?!…あー…ああ、スゴかったな」
「どこで見た?河川敷か?」
「あー……まぁそうだ」
「ところでサンジ。スーツになめくじ這ったみたいな跡があるんだがどうした」
「…………………さ、帰るか」
…アウトドアってのは準備が大事なもんなんだと痛感したぜ…。
微妙に皺の寄っちまったナミさんの浴衣を眺めながら、俺は過ぎ行く夏を惜しんだ。
end.
****************************************
お疲れ様でした。
これは夏が終わっては書けないと思い(笑) えー、趣味に走ってますな。和物好きなので。祭りも好きなので。
今回、課題がサンジ初アオカンとナミ誘い受けだったんですが。青臭い感じにしようと思いきや、まぁ…
ははは。ねぇ?
こいつら三日やらなかったら「久々」なんじゃないかとか…。その割には後ろ開発はまだですね。サンジは
前を優先させたい模様(聞いたのか)。さて、サイトの方で長編をもう一本やる予定なので、エロは暫く
充電します。でも自分の充電はきっと早いんだろうなー。
いや・・・いやぁ・・・いやぁぁぁぁ!!(ゴロゴロゴロ)
リアルタイムですか!!!浴衣ですよ?私の脳みその血管破裂させる気だな!
あれか?暗殺者か?あなたは!?(壊れきってちょっと切れ気味)
やらすぃ・・・にーさま素敵過ぎ・・・あ・・・やっぱりだいて?ん?だきたいですがなにか?
いや本気ですごいですね・・・どうなってるんですか?桃色の脳みそはスパークしてますね?(断定)
お金取れるよね・・・いいのかただで読んで・・・ご馳走様でしたおなかいっぱいです
あのふつーにファンです・・・ホントすごい!ごめんボキャブラリー無いです。自作も期待しております!
自作って何だよ・・・次作ですね・・・
あぁ・・・思い残すことないし・・・恥だし・・・逝ってこよう・・・
にーさま大好き!!!(断末魔)
このスレでは初カキコです。
ななまるにー様、マジで神!!
エロなのにところどころ笑っちゃいました。
なによりも浴衣に激しく萌!
この感動を伝えるボキャブラリーが少ないのが悔しいくらいです。
次作もがんばってください!
連続投稿規制に怯えて書きにくい・・・かとおもいきや大丈夫なのかな?
お!さいたマン氏!待ってました!
連続投稿できるといいですね〜待ってます!
291 :
名無しさん@ピンキー:03/09/02 03:36 ID:DpF9Qqga
にー様
ゴチでした(´∀`)
ここで、で申し訳ないんですがにー様のサイトの恋とはシリーズ泣きました…
ボロ泣きです。
ありがとうありがとうこんな素晴らしい読みモノ…
神(・∀・)でつ!!
サンナミ推進派なもので影ながら応援しとりマス
私も泣かせていただきました。「恋とは・・・・」で。
でも、浴衣のナミさんも好きだーー!
nyoは「女(にょ)」です。コニチワ。
いつも神々の降臨を楽しみにしてる一読者(?)です。
ななまるにーさんが疑問に思っていたことで。
担保nを常時使用していても、痛いもんは 痛 い です。
しかし、現代の女性は「栄養状態が良いので柔軟性がある」ため、
痛みや出血が少ないとか。ビビ、王女様だしなーと納得したり。
「女性の身体相談室」系の奥様サイトで、婦人科の先生が答えてました。
そんなわけで、皆さんお喜びあれ。
ビビちゃんは良く食べ、良く眠り、上手にひとり遊びもできるよい子だ
ということがわかったわけです。
(三段論法ですか?)
>マンスリーゲストのとき
アカデミックなこの表現、すごく気に入りました。(梨のどに詰まるた)
>286
暗殺者ですか…(笑) いや、ありがとうございます。脳溢血で逝かれてもなんなので、ご自愛ください。
オナれって言ってるんじゃないですよ?(このネタわかるひと〜)
金とって読ませるほどのもんなのかはわからないですが、それはあれかな。紙にしてもいいんじゃねぇのー的な
ことなんでしょうか。紙への憧れはありますが、需要があるかっつうとどうでしょうね。
ところで貞操の危機を感じます(笑)
>288
笑ってくれてありがとう!自分は笑われるのが大好きです!
浴衣好きなんだー。浴衣がー。浴衣を書くためなら……ハァハァ(ネタが生まれた模様。充電中やねんて)
>291>292
ひえー、あっちの感想がこっちに?!あの、読んでない方はなにがなんやらわからんと思われますので
できればあちらで…って来てくださったんかなぁ。うん、でも嬉しいです。恥ずかしいんだけどね?
>さいたマン氏
連投規制、自分はかちゅ使ってるけどここではなったことないですよ。
ホストの所為ですかね?新作期待してますよ〜。
>293
おお!そうだったのか!様々な条件が重なり合ってあのビビは痛くない子だったんだね!
…ってすいませんわざわざほんとに。勉強になるなぁ。でも梨気をつけてくださいね。
295 :
名無しさん@ピンキー:03/09/04 16:17 ID:LBNo/Aj+
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何てこったい…
ここにも業者の魔の手が…
上の方にあってびっくり、という訳でsageに参上しましたROMちゅです。
字書きさんには感想その都度述べるのが一番いいのかもしれませんが・・・、
いつもコソーリと神々の降臨を楽しみにしてまつ。
そして萌えて、むしろ悶えてますから・・・(*´Д`*)
執筆がんがってください。
他スレの字書きですが、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!でも、批評でも
どんなものでも、反応があるだけで嬉しいものですよ。
やる気が湧いてきます。
スルーされたときの悲しさと言ったら・・・
ってことで、自分もこのスレの職人さんに感想送らないトナー
狐に規制されてココどころか全板に書きこめませんですた・・・(つД`)
前のカキコでは言い忘れてたんで・・・。
ななまるにーさんの新作浴衣モノサイコーでした!
バカップルシリーズはいつもいちばん楽しみにしとります。
明るくHで面白い(どっかで聞いたフレーズ…ハテ?)のがいいスね!
次は、のーぱんとかドゥですか!メイドさんの時ちょっとやったけど。
階段…いや見張り台…はたまた船へもどるときの縄ばしご。
なんかバツゲームとかで泣く泣く。とかー。
ナミ、泣いちゃいそうですが。(ニヤリ)
海軍ものが読みたいです。
最近本編でも出番なしだし、仕方ないんだけどね…。
白黒SSが2本ナミスレの1と2にあったよね。
あとKINOさんのスモたしとか。ゾロたしもあった。
海軍で書くとしたら、後はジャンゴ×フルボディ×ひな、の3Pとかがあり?
おつるさんはさすがに書けないしな〜
私は個人的に白黒をもっと読みたい。神降臨きぼん!!
・・・そういえば・・・盆ちゃんがらみってないね・・・
何でもありになっちゃうから誰も書きたがらないのかにゃぁ?
好きなんだけどな・・・「じょーぅだんじゃなぁいわよぉう!!!
すねげ?あちしイコール脛毛!?」みたいな・・・
おぉおぅかまうえぇぇぇぇぇいぃぃぃ(ビブラートきかせて)
(逝ってきまーす)
ご無沙汰しております
ようやくスランプ脱出しますた
そのうちに持ち込みますんで……エースxナミかロビン
それか海軍二人のどっちかだとは思いますが。
>さいたマンさん
この夏は災難続きでしたね。乙です。
また楽しいSS楽しみにしています。
>KINOさん
お帰りなさい!待ってました。
個人的にエースロビンキボン。楽しみです。
>303
盆ちゃんいいキャラだと思うけど、果たしてエロになるのか??
そんでもって男と女とだったら、どっちと絡むのさ?
エロコメ向きだな〜〜
さいたマンさん、いっちょいかがです?w
盆ちゃんは個人的にオカマでもバイであってほしい。
原作ではビビがタイプらしいし、ゲームではエースに惚れやすいみたいなので。
予告!
今から張るモノは超手抜きであり
初期はNARUTOのモノでs(ry
覚悟して下s(ry
「ウソップ、テポドンで自爆する」(タイトルと内容はなんら関係はありません)
お前等。俺のことを覚えてるか。
そう、勇敢なる網(見苦しいシーンにつき略)海の戦士キャプテーンウソップ!
前回の怪我は治ったところで性に目覚めた大竜神(見苦しい(ry))俺様は
安全にセクースできるビビに告白するという大喜劇(見苦(ry))コトをやってのけてみせるぜ!
時は夜中の一時。これなら誰も起きてはいないだろう。
ゲヒャヒャヒャヒャ(見(ry))
さてこの扉を開けた先はいつものキッチンもとい戦略ルームだが、
ビビの声が聞こえるのでここにいると推測。いざ、出陣!
「メシはまd・・・・・・・・・・」
「ねm・・・・・・・・・・・・・・」
「というわけd・・・・・・・・」
「まだだっつてんd・・・・」
「わかったw・・・・・・・・・・」
「ビビィ!セックスしy・・・・・・・・・・・・・」
バキドコガスメキョドシュバゴメリメリドゴッ(死)
全 治 三 年 半
あぁぁぁ・・・ウソップが・・・
あ、当初予定していた文と違うモノになってしまった・・・・ま、いいk(ry
予告とあとがきまで手抜き技を駆使されてますね。
面白すぎます( ^∀^)
さいたマン氏、キタァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(`* )ハァ(Д`*)ハァ(*´Д`*)ハァハァ
楽しいひとときをどうもありがとう。ワロタです。
よーーし!みんなボコろうぜ。
……冗談です。
自分は……!王道しかきっとやれないから…!
この胸から迸る熱いリビドーと瞳を焼くようなジェラスィーとともにツっこもう!
そう!
ベタベタに!ボーボボにおけるビュティがごとく!
>さいたマン氏
何 も か も 略 し す ぎ だ よ !
素敵だ…。
SBSの「全略」を思い出しますな
やっぱ省略しすぎですか・・・吊って来ます
いい年して
「あん」やら「んっ」やら喘ぎ声を書くととてつもなく恥ずかしくなって参りました!
いや、そういうのがいいんですよここは(w
>>309 2行目は「眠い」とかの略で合ってんすか?
>「ビビィ!セックスしy・・・・・・・・・・・・・」
懐かしの東京ラヴストーリーを思い出してしまったw
色々と期待してますw
いい年してそんな喘ぎ声のSSばっか書いてます。
既に恥なんてものはベッドの下に封印したかもしれません。
さいたマンさま、毎回心に潤いをありがとう。
321 :
名無しさん@ピンキー:03/09/09 23:31 ID:v1jh0j+G
322 :
321:03/09/09 23:32 ID:v1jh0j+G
あ、誤爆した…画像スレに書いたつもりだったのに(ノ_;)
恥…か…。
父さん、僕は一体いつそれを捨てたんでしょう。
母さん、あの麦わら帽子は(ry 谷底に(ry
あっははははははは…はー…。こちとらんなもん忘却の彼方じゃぁーーー!
>319
東京ラヴストーリー世代としては「セックスしy」と小首を傾げるウソップがダイレクトに脳裏に浮かび
あの日あの時あの場所で君に会えなかったら僕らはいつまでも
見知らぬ二人でええわーーーーーーー!
となんか投げたのはここだけの話にしておきましょうねお互い。
知ってます。無理強いカコワルイ
324 :
感想屋1:03/09/10 14:51 ID:7kLx0zJi
そんなななまるにーさんが大好きだし、
ここの神々達、だいすきだー!!!
いつもありがとー!!!!(w
325 :
265:03/09/11 11:47 ID:dsaOs17n
266で教えて貰った鯖のX-BEATですが、定員オーバーで登録できません。何度かトライしているんですけど。報告が遅れてすみません。
お疲れさまです。。。。
>324感想屋1さん
ああー、酔っ払ってるとろくなことかかないなぁと反省してたのに。
いやだなー。もう。
自分も感想をくれる皆様がだいすきだーーーーーーー!!!
>325
ああっ、絵師企画…。報告お疲れ様です。どうか実現して欲しいものですが。
むずかしいですかね。自分もなんとかしてご協力したいですが…
つか絵も見たいじゃないの!
さて今宵は満月。
月見酒に酔っ払った頭で唐突に一発投下しますよ。
さっき酔っ払ってろくなこと書かないって言ったばかりなのに!
…ゾロナミです、久々に。ただ今最終確認中。
328 :
感想屋1:03/09/11 22:49 ID:NL2tovaX
うほ!待ってました〜〜〜ゾロナミハアハア!!
楽しみにしてま〜す
中秋の名月に一発。
ゾロナミです。…苦甘?結果甘?かなり即興風味ですが。お嫌いな方はスルーで。
それではどうぞ召し上がれ。
**************************************
『月見酒恋仇花』
「一体今度は何が始まったんだ…」
「月見の準備だ!ゾロもやれ!」
「あァ?あー…そうか、今夜は満月か」
不寝番明けから部屋に戻って寝ていたんだが、その間に島に着いたらしい。聞けば農家が殆どだという秋島
では、ルフィはとりたてて冒険のネタがなかったんだろう。ウソップと河原で取ってきたという大量のススキを
ボロボロ落としながら運んでいるところに、俺が目を覚まして出くわしたってわけだ。
「他の連中は?」
「サンジがチョッパー連れて買出しに行ってる。ナミはラウンジにいたはずだが…ロビンはどこ行ったかな?」
「ふうん。しかしそのススキはどうするんだ。土までつけて」
「チョッパーが欲しいっつってたんだよ。根っこが薬になるんだとさ」
「俺は飾るぞ!メリー号お月見バージョンだ!」
ルフィは甲板のあちこちに土ごと持ってきたススキを置いている。おい、こりゃ後片付けが大変だぞ…。
騒ぎに気がついて、ナミがラウンジから出てきた。ぎょっと目を見開くと、ルフィに向かって怒鳴る。
「ちょっと!土は落としてから船に上げてよ。虫とかついてないでしょうね?!」
「あー、ちゃんと片付けるから大丈夫だ。おいルフィ、倉庫にある麻袋にいれて飾ろうぜ」
ウソップが慌ててフォローすると、溜息をつきながら甲板へ下りてきた。
「お前は島に降りてないのか」
「うん、まだ。ログがどれくらいで溜まるか聞かなきゃ…」
「一日だそうよ。ただ、宿が少ない上に今日はどこも満室みたい」
横から声がかかって見てみれば、花を手に帰ってきたところだった。
「ロビン、どうしたの?それ」
「市場で買い物をしたら、今日はお月見だからってくれたのよ。秋の七草ね。…あら。……ふふっ、大騒ぎね」
言うと、ススキを頭に羽飾りのようにしているルフィを見て笑った。ウソップは穂でみみずくを作っている。
さすがに上手いもんだ。感心していると、やがてコックとチョッパーが帰ってきた。チョッパーの手に、
緋色の色彩が揺れる。
「ただいまー!なあ、見てくれナミ、サンジが買ってくれた!」
「あら、ホオズキ。…へーぇ、まーた食べられないものを」
「え?!で、でも咳止めの薬ができるんだぞ?!」
慌てて弁解するのに苦笑いすると、冗談よと帽子を小突いた。コックが横から紙包みを差し出す。
「ナミさんにはこっち♪」
「なぁにこれ。…こっちもホオズキじゃないの」
「これは食用だよ。別名『愛のかご』。ロマンチックだろう?」
「…サンジくん、ホオズキの花言葉知ってる?」
「はい?」
「いつわり・ごまかし・欺瞞」
「……………」
バッサリやられたコックは荷物を抱えてトボトボとラウンジに引きあげていった。ルフィが団子作ってくれ
と叫びながらついて行って蹴りをくらっている。
宿がないといっていたな。今回は船で一泊か。ススキやら花やらで飾られた甲板を俺はぼんやりと眺めていた。
…まぁ、大方こうなるだろうことは予想がついていたんだが。
船長を筆頭に宴会好きのやつばかりだ。月見だの言うのは口実で、メシを食って酒を呑んで騒げりゃなんだって良い。
名月の下、甲板に料理と酒樽を並べ、風流もへったくれもない調子でバカ騒ぎした後、いつもどおりふらふらに
酔っ払って次々部屋に戻っていく。…あいつら月はちゃんと見たのかよ。
「…私もそろそろ休むわ。少し酔ってしまったみたい。あなたたちもあまり夜更かしし過ぎないようにね」
「あぁ〜んロビンちゅわん、寝ちゃうのぉ〜?」
「おめぇも寝ろよ」
「あァ?!うるせぇな、マリモはすっこんでろ!」
「ちょっとォ、ケンカしないでよね」
あの女に向かってひらひら手を振っていたナミが振り向いて言う。珍しく頬が赤い。確かに、稲作が盛んな
この島で造られた米の酒は口当たりが爽やかで、いくらでも飲めるが、甲板に転がった樽や瓶の数は尋常
ではない。
コックがふらつきながら皿を片付けようとしている。ナミが慌てて声をかけた。
「サンジくん、片付け良いわよ。やっとくから、ゾロが」
「俺かよ!」
「いやいや、コックたるもの家に帰るまでが遠足ですぅ〜」
…何言ってんだかわからねぇ。それでも腐っても料理人、皿を持てばまともに歩く。つまみと杯を残して
あらかた片付けると、柵にズルズル凭れて座り、煙草に火をつけた。煙を吐きながら、定かじゃない目で
空を見上げて呟く。
「…月が出たら舟を出すんだっけェ?」
「何だ、突然。こんな夜中に出航はないだろう」
「いや、そんな歌ぁなかったか?…あー、すんげ揺れてる」
「寝なさいよ。部屋戻れる?」
「んー…」
ゴロンと転がっちまったコックの口元から、ナミは煙草を取ってもみ消した。どうしよう、とこっちを見てくる。
「男部屋の蓋あけて突き落とせ」
冗談で言ったのに本気で蓋をあけてきて、そっちへズルズル引きずっている。足元がふらついてて、下手を
したら先にこいつが落ちそうだ。
「止めとけ、冗談だ」
ナミの腕を掴んで止め、コックを肩に担ごうと襟首をつかんだ瞬間、やつはバチッと目を覚ました。
「お前に担がれるくらいなら自力で下りるわぁっ!…あは〜、ナミさんおやすみぃ〜♪」
俺の腕を振り払って、ふらふら男部屋に向かう。すると。
蓋を閉じて、数段下りる足音が聞こえたかと思ったら、派手な音を立てて落ちた。
…突き落とされなくとも結果は同じだったらしい。顔を見合わせると、ナミは肩をすくめた。
昼間寝すぎた所為か、眠気がこない。酒を飲みながら時折月を見上げ、特に喋るでもなく。ナミは退屈そう
にススキの穂を弄っていたが、やがてそれにも飽きたのか、それで俺の鼻先をくすぐってきた。
「…何だよ、やっと静かに飲めるってのに」
「良いじゃない、構ってよ」
ずい、と身をにじってくる。…良くねぇな、このパターンは。
懸念した通り、ナミは体を押し付けるようにして首にかじりついてきた。大きく溜息をつくと、押し当て
られた胸が余計に意識された。
「…酔ってんだろ」
「酔ってないわよ」
「酔っ払いは大概そう言うんだよ。…離れろ」
「やぁだー」
愚図るように額を肩に擦りつけて、完全に膝の上に横座りに乗っかってくる。仕方なく、あやすように背中
を叩くと、鼻を鳴らした。
「…なんかあったか?」
「なんもないわよ」
「なんもないって面かよ」
「うっさいわね!あんたは黙って私を抱っこしてりゃ良いの!」
…無茶苦茶だ、こっちの気も知らねぇで。
これまでにも、こういうことはあった。女に甘えられて嫌な気分になる男なんて、そうはいないだろう。
ましてや憎からず思っていた相手ならば。
だが、こんな狭い船の中でそういった関係を結ぶことは、決して好ましいことではないだろうと堪えていた
俺を、まるでバカにするように、この女は迫ってきたのだ。それもただ体だけの関係を。
嘘でも一言、惚れていると言ってくれりゃあ、俺だって無駄に悩むことはない。だがこいつは絶対に言わない。
そのくせ体を要求してきて、目的を果たすまでは離れてくれないのだ。一度応えてしまったら、あとはなし
崩しだった。機会を逃して、俺も意地になり。心をつなぐための一言が、どうしても出ない。
…まったく良くない。こんな関係は。
「ゾロ、しようよ」
「……どこで」
「ここで」
「バカお前、…下に筒抜けだろう」
「怖いの?」
そういう問題じゃない。誰が起き出して来るかもわからない状況でなんてできるものか。なにより後ろめたい。
誰にと聞かれれば、仲間全員にだ。
ルフィはおそらくこういった関係に良い顔はしないだろうし、ウソップは数少ない常識人だから、もしかしたら
軽蔑されるかもしれない。コックに知れた日には、天変地異を起こす勢いでブっちぎれるだろう。
チョッパーは純粋にナミを好きだ。知れば傷つくのに違いない。あの女はどうかわからないが、弱みを握ら
れるような気がする。
いや。
本当は、抱いているのに心を結べない自分が、やつらの前に晒されるのを恐れているのかもしれない。
…保身か。らしくもねぇ。
連中にバレて、憎まれ軽蔑されたとしても、結局欲しいのには変わりはないのに。
舌打ちをすると、ナミはその口へ重ねてきた。俺は手にしていた杯を床に置くと、舌を吸いながら体をまさ
ぐった。成り行きで溜息が漏れるその前に、唇を離すと、命令するように言った。
「…服脱げ」
目の前に立ったナミの体は、雲ひとつかからない満月のおかげでよく見えた。Tシャツを脱ぎ捨て、スカー
トを落とし、サンダルを脱ごうとしたのを、ふと思いついて止めた。
「靴はそのままでいい」
「…なにそれ。変な趣味」
怪訝そうな顔をすると、ナミは下着を取り去った。小麦に蜜をかけたような裸身が闇に浮かび上がる。俺も
シャツを脱ぎ捨て、脚の間を隠しているナミの手を強く引っ張った。よろめいた拍子にヒールが音を立て、
もつれるように膝の上に崩れてくる。背中から抱いてうなじに舌を這わせると、小さく声を上げた。張り
詰めた乳房をまさぐりながら耳に息を吹き込み、脅すように言う。
「声を上げて恥ずかしい思いをするのはむしろお前のほうだぜ…?」
腿を大きく開かせると、ヒールが床を擦ってガリ、と音を立てる。俺の思惑に気がついてさっと耳を赤くす
ると、ナミはなじるような目つきで顔を振り向かせた。無言でその口を吸う。
熱い舌先を絡ませながら、色の薄い乳首を指先で擦る。脇腹を撫で上げると息を詰めて身を震わせた。腿を
撫で上げておいて、肝心のところには触れずに、乳房から腹のあたりを撫でまわす。もどかしげに脚を
動かすと、途端にサンダルが音を立て、ハッと息を飲んだ。
「ゾロ…」
「何だ」
「ん……これ…脱いじゃダメ…?…アッ…」
両の乳房を先端へ向けて揉みしだきながら、体を前に倒させると背筋を舐め上げた。ビクビクと震える肩に
軽く歯を立てると、軽く悲鳴をあげる。手のひらを下腹に這わせて、指先で絨毛に触れると腰が僅かに揺れた。
「触って欲しいか」
「ん、んっ…触っ、て…」
豊かな茂みを掻き分けると、とろりと零れた蜜に触れる。軽く前後に中指を動かすだけで、濡れた肉が開い
てゆく。ぬちぬちといやらしい音が、波音に混じって聞こえ出した。濡れた溜息を漏らしながら、ナミは
背中をくねらせる。弾みでサンダルがカタカタと音を立てたが、もう気にしている余裕もない。中指と薬指
で肉襞を寛げながら、軽く抜き差しを始めると、ひくりと妖しげな動きを指に伝えてきた。深く差し入れて、
膣壁を擦ると、締め付けながら身悶えて甘ったれた声を上げる。
「あっ、あ……もっとォ……」
「…舐めてやるよ」
「あっ…?」
体を床へ下ろして反転させると、膝の裏を掴んで頭のほうへ押し上げた。腰を胸に抱え込んで、指で陰唇を
開かせると舌先を這わせる。たちまちに溢れる蜜を啜って脚の間から顔を見れば、耳まで真っ赤にして、
唇を苦しげに喘がせた。
「や…ぁ、舐めてるとこ…見えちゃ……」
抉るように舌を潜り込ませると、切なげに喉を震わせた。膣口が開き、月明かりを受けてぬるりと光り
ながら蠢いているのが見えた。俺は思いついて傍らにあった酒瓶を手に取ると、口一杯に含んでそこへ
唇を押し付け、内側へ流し込んだ。
「な、なに…!あぁっ…アッ!」
「…あまり声を上げると聞こえるぞ」
「だっ…て!…っ、あ、ぁ、ダメ、もう入らないわよぉッ……!」
飲みきれずに溢れた酒が体を伝って床に水溜りを作る。もったいぶるように舌でかき混ぜると、酒とぬめり
が交じり合い、肉がひくつくたびにタラタラと零れた。ナミはひぃひぃと小さく啼いて身を捩ろうとする。
腰を強く抱え込んだまま執拗に舐り、すっかり温くなってとろみを持った酒を、音を立てて啜った。陰唇が
熱を帯びてぽってりと膨張している。赤く充血した肉襞は寛げられて、内側を露にした。包皮を剥いて陰核
を強く吸い上げると、息をするのも忘れて頭を振っている。ぶるぶると内腿を震わせると、小さく叫んで
たちまち気をやった。
弛緩して重たくなった腰を床へ下ろし、酒と蜜に塗れた体を舌で拭ってゆく。乳房の下に溜まっていたそれ
を啜ると、ピクリと体を震わせて、蕩けたような目を開けた。
これほどに自由になる体なのに、なぜ心が通わないのかと思えば、喉の潤いとは裏腹に、じりじりと胸の
奥が焼けるようだった。
脚を大きく広げて、張り詰めた欲望を泥濘に押し当てると、ナミは首に腕を回して唇を求めてくる。舌を
吸いながら擦りつけると、待ちきれないというように入り口が誘う。濡れた唇を喘がせながら、朧な瞳を
ゆらゆらと彷徨わせていた。
「…ゾロ…変に、なっちゃった…私の…」
「どうおかしい」
「奥が、熱いの…痺れて……あっ…ね、ねぇ…ッ」
「欲しいか」
「んっ…欲しい…ア、は、早く、なんとかしてぇっ…」
懇願するような声に、背中をかき抱いて、全てを重ね合わせるように中へ沈めた。焼け付くような蜜と肉が
欲望へ絡みつき、二度と離さぬと言わんばかりに吸い付いてくる。深く浅く抜き差しをしながら、口を吸い、
髪をかき混ぜた。
こんなにもお前を欲している、俺の心が見えないか…!
首筋にきつく吸い付くと、苦痛を訴えながらも頭を抱え込んでくる。腰に脚を絡ませ、揺さぶられながら
ナミは何度も俺の名前を呼んだ。サンダルの固い感触が、この嬌態を前に現実を知らしめる。俺は躍起に
なって腰を突き動かし、刻み付けるように肌を吸った。何時しかナミの胸元には、無数の赤い花が散り。
収縮を弱めることを忘れたかのような肉襞が、俺の欲望を締め付ける。
「ゾロ、ゾロッ…好い、んっ…ぅ、あっ…!」
「ナミ…俺を、…っ」
言葉が続かない。体をきつく屈曲させるようにして抱えると、強く突き立てるようにして速度を速めた。
ナミは切なげに喉の奥を震わせるようにして声を上げ、行く、と小さく叫んだ。
入り口がきつくすぼまるのを感じ、最奥を抉るように強く突き下ろした瞬間、俺はそこへ全てを注ぎ込んだ。
瓶に僅かに残っていた酒を直にあおると、やがて風呂から戻ってきたナミが、まだ飲み足らないのか新しい
瓶を持っている。
シャツの首から喉にかけて覗く、情交の名残花を隠しもしないのに、むしろこちらが後ろめたくなり、目を
そらした。
俺の横へ湯上りの体を座らせると、飲む?と杯を差し出してくる。受けとって口をつけると、事前まで飲ん
でいたのとは格段に違う、上等な酒だと気がついた。思わず見ると、特別よ、と片目を閉じた。
「ねぇ、どうして途中で気が変わったの?」
「…何が」
「バレてもいいや、みたいな感じになったでしょ。いきなり」
「ああ…。まぁ、あれだ。……どのみち結果はそう変わらないだろうからな」
「ふぅん。…でも、ほんとはとっくにバレてるのよね」
「んなっ?!」
驚いて顔を見ると、肩をすくめる。
「…サンジくん寝る前に歌がどうこう言ったでしょ」
「あ、ああ…言ってたような」
「内容を思い出して気がついちゃったのよね。けしかけられたんだって」
「…?月が出たら舟を出すとかなんとか?」
「そう…なんとなくだけど。『俺は知ってるんだからさっさとくっついちまえ』って言われた気がしたのよ」
「…知っててあの態度か?!」
「そこが恐ろしいところよねぇ」
などと言いながら酒を啜って、のんきに笑っている。いや、だが…。
「お前それでいきなり変な態度になったのか!」
「んー、まぁ、そう」
つ、つうことは…なにか。けしかけられて…くっつく気に…?
そうとも知らずにやけくそになった自分の醜態を思い出して、顔が熱くなるのを感じ、口元を覆うと。
ふう、と溜息をついたのが聞こえた。しようがない、というようなその様子に、ますます混乱する。
「…いや、だが仕掛けがわからねぇ。そういう歌なのか?」
「うーん…ラブソングなのよね。恋人達をお月様は見てますよ、みたいな。だって見て、あれ」
細い指先が満月を指差す。そうして、とんでもないことを言い放った。
「サンジくんの後頭部みたいじゃない?」
「……おい、ちょっとまて。随分大規模なデバガメだな?!」
呆然と月を見ていると、肩に頭を凭れさせてきた。ほのかに石鹸の匂いがする。そちらを見ると、苦笑い
をしていた。
「ゴメン。…私はね、最初から言うつもりも…あんたから言わせるつもりもなかったの。あ、これから先もね」
「…どういうことだ」
「あんたが誓うのは私にじゃないでしょ?そんなんで縛り付けたくないのよ」
思わず唇を噛んだ。
約束に忠実すぎる俺を知っていて、むやみにそれをさせたくないと。
決して結実を望まないなどという覚悟を、知らずこの女にさせていたのかと思えば。歯軋りのひとつも漏れる。
「……見くびってんのか?俺を」
「バカね。言葉なんか重要じゃないって言ってるの」
言うと、傍らに飾ってあったススキを一本とって、俺の耳の上に挿した。
「ススキの花言葉、知ってる?」
「俺がそんなもん知ってると思うか」
「だろうと思った。…………『心が通じる』よ」
小さく微笑んだナミの肩を抱き寄せると、たまらず唇を重ねた。
これもまた見られているのかと思えば、少し腹立たしくもあるが。
end.
**************************************
お粗末さまでした。
今日思いついて今日書いたという代物です。おかげでかなりコンパクトですな。いや、でも久々にゾロナミ
で楽しかった。
また趣味に走りました。お月見といえば、にー宅ではススキとホオズキです。七草は揃わないから無理。
今回の課題は、わかめ酒。しかしおっさんくさい上にナミじゃわかめじゃないやと気がついたのでした。
あはは!
サンジが言ってた詩は、中原中也の『湖上』です。
どうせならむやみに和風にしたいやいと思いつき。タイトルは…『つきみざけこいのあだばな』とでも
読みましょうか。
ゾロはどうしてもなんだか小難しくなるよのう(これでも)と思った秋の夜長でございます。
339 :
LK:03/09/11 23:35 ID:W0Utb69V
ぐはっ。
苦っ。いや甘っ。
うわぁぁぁああぁ(AA略)
ゾロの切ないモノローグにぐらぐらしてます。
メッタメッタのバッタバッタのギッタギッタのケチョンケチョンにされてしまいますた(´・ω・`)
いい夢見れそうです。ありがとうございまふ。>ななまるにーさま
340 :
名無しさん@ピンキー:03/09/12 00:52 ID:txC248iq
うわ!
就寝前にフラリと立ち寄ったらこんなイイ物が!(感激)
ななまるにーさん、ありがとうございます!
御月見ゾロナミ〜♪幸せだー…(*´∀`*)
341 :
名無しさん@ピンキー:03/09/12 01:06 ID:NqrlnTMB
よかった。おもしろかった!
かっこいいゾロ最高、月見最高!
ありがとうございます!
にーさま、ごちでした。
小難しさと、ちょっと主導権とられ気味なのが
ゾロならではですねーと、勝手に思ってます。
苦甘くて、おいしゅーございました。
こんなとこで出張るのもアレなんですが、
ウザイ広告とかも入ってくることですし
sage進行で、よろしくお願いしまする。
偶然覗いたらこんなによいモノが・・・。
漏れ、実はワンピースではずっとゾロナミが読みたかったんだ!ヤター!初めてゾロナミエロが読めたー!!
ななまるにー神に感謝!
>>344 過去にもありますので併せてオススメしまつ。
・・・見たよ・・・見たさ・・・見まくってなんかもー三回ぐらい読み直したさ・・・
にー様・・・まってて?会いに行くから・・・もうゆるさん・・・抱け!(命令w)
素敵過ぎです!なんかもー甘いやら苦いやら・・・サンジの男気に何気に武者震い(なんでだ?)
いつもご馳走様です。本とすごい・・・ゾロの痛みとか・・・ナミの気遣いとか・・・
人の心がわかってないと書けないよなぁ・・・ほんとになんかもーすごいとしか言えん・・・
あの・・・とりあえず・・・えっと・・・次作も期待してます・・・(頬染め)
あ!でも・・・無理はしないでくださいね?ご自愛ください・・・あ・オナn(ry w
ありがとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
347 :
名無しさん@ピンキー:03/09/12 19:10 ID:DgiAomr5
わーい新作だい。神様オツカレサマー!!
最近この板に触発されて、マンガを読み返したら、
アーロン編でマジ泣きです。いい年したオトナが。
なので、ナミがちょっとでも甘えたり幸せだったりすると
こっちもハッピーだす。ハッピーかい?ハッピーさ!
おいらもすでに次回作を期待しまくりで毎日飽きもせずチェックしてますゼ。
タイトル-「ニュースです、先日未明ナナシ島でU氏(自称海賊)が・・・」-
***********************************
「おいルフィ、ウソップ見なかったか?」
「そういやいねェな」
「ったくどこをほっつき歩いてんだか・・・ローグタウンの時みたいにスーパー行ってんじゃねぇだろうな」
「ウソップならあそこでくねくね踊ってるぞ?」
U「ハァハァハァハァハァハァハァ」
島民♀「ああっ・・・いや、いや──!」
「ア打者死オでゃ氏オfソfsぢすgすいdgfsづいgふづs(解読不可能)!?」
「大変だ!サンジが壊れた・・・・医者ー!」
「お前だろが」
ヽ ポリスメン .|
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ |
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
貴様、現在指名手配されている強姦常習犯のU(仮称)だな!?
現行犯逮捕だ!
< >
< ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |! >
< cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・ >
< >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
,. -─- 、._ Y -─v─-Y _
,. ‐'´ `‐、 , ‐'´ `‐、, ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/< ヽ‐'´ サンジ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ≦ ≦ ヽ
i. / ゾロ  ̄l 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 .i
,!ヘ. / ‐- 、._ u |l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 |
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .lレ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 !
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-i、
/`゙i u ´ ヽ !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(:.)~ヽ |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ!゙! ヽ ' チョッパ i゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / !、 ‐=ニ⊃ / ! `ヽ" u i-‐i
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.__,./ //ヽ、 ー / ゝ
.! \ `‐、. `ー:--'´ //イ;;::::: //〃 \ __,. ‐' ./ / \
ヽ \ \ / / /i:::::. //  ̄ i:::: / / 糸冬(オチなし)
/ ..:::::: 、`ヽ、
/::: ..::::::;:'´ ,. 嘘ッぷ . \ヽ\
/::::::::..:::::::::;: .:/ /l! |!. ::. ヾ、、ヽ.
,'::::::::/:,::::::; .:/ /レト、,' l:.:::::. :. ヽ、、 '、
l::::::/:,'::::::;' .:/ ,'.// V\l:;:::::. :;:. l l
,'::::/:::l::::::;' .:.:/ // / テ ̄n、ヽ!,:::.:l!;:. ', リ
///⌒!::': .:::/'//:/ `ヽ、'J! ヽ|::::l l:::.. /,'
//:::::l し、):::::/ /〃 ` `l::!__l:::: //
/Wヽヽ.{ '、:/ ´ l'rn/|: /' → →
/ レ::〉、_) ニニニニニニニニニつ ち、違う!人違いだ!
r'V | ,.r==、、 r → → 俺はY(仮称)だ!
/ \`ヽ、 /⌒ヽ::::ツ/
/ \ `ヽ、 l |://
/ `ヽ、 ヽ. `''ー-'〃
/ \>、 r'´
_,,r一'´ //´ `''ー-'
//
/ \
なんなんだろう
353 :
どろんぱ:03/09/12 23:53 ID:KVEs1UHG
>さいたマンさん
なんだかどんどんシュールになっていく…
独自の世界を築いていますね。
乙です!!
>ななまるにーさん
わかめ酒(;´Д`)ハァハァ
甘い二人にメロメロになりますた。
格好いいな、ゾロ。
そんな素晴らしいにー様の後に同じゾロナミ…しかも救いがあるとはいえ、
ダークを持ってきてしまった私って…
逝ってきます、とは言わずに、プチゾロナミ祭りってことで投下させてくださ
い。
柘榴(ざくろ)
あいつと初めて会って一緒に旅をするようになった頃──
まだアーロンパークが落ちる前、ルフィと「手を組む」って条件で一緒に旅を
するようになった頃、私はあいつのことが気に入らなかった。
勿論、脳天気で夢ばっかり見ているルフィなども気に入らなかったけど、それ
以上にあいつのことが嫌だった。
あいつはいつも血の匂いを纏い、"野獣"の別名に相応しいと思うようなどこか
ぎらぎらした部分を持っていた。
一目で同類だ、と分かった。
だから私はあいつを誘ったのだ。あいつの目から私の真実をくらますために。
「大胆だな」
あいつの口づけは酷く乱暴で、私は喉元に刃物を突きつけられている気分がし
た。
「とか言いながら、ここは一体なに?」
我ながら、柄にもなくはすっぱな口振り。
男を惑わす色香を意識的に使いながら、あいつの下半身を弄ぶ。
そんな私の様子ににやりともしないで、あいつはろくな前技もなしに口を押さ
えつけ肩に私の足を担いで、立ったまま押し込んできた。
「んッ……んッ……うぅッ……」
酷い男。
それ以上に酷い女。
そこには愛もなく、快感もなく、ただの戯れだけ。相手を貪り合うだけの肉食
獣のような戦い。
私は一体何をやっているんだろう?
なんでこんな男とこんなことをしているんだろう?
その答えを知るのは、アーロンパークが落ちてから。
昼間の激闘の疲れのためか、あいつ──ゾロは、村はずれの木の下でまた眠っ
ていた。
そう言えば、気づくとこいつは寝てばかりだったから、疲れとかそういうので
はなく、単にそういうヤツなのかもしれない。
私は、ゾロの寝顔を見下ろして。そして持っていたビールジョッキの中身をそ
の寝顔にぶちまけた。
「な、なにしやがんだ!」
飛び起きるゾロに、私はそっと口づけした。
「な、なんだよ…」
こいつでも、こんな顔をするんだ。
明らかに動揺して、微かに頬を赤くしている。
「…ひまつぶし」
「余所を当たってくれ」
「嫌」
「いい加減にしろ、酔っぱらい」
「私が酒に酔ったりしないって、あんたなら知っているでしょ?ゾロ」
「何の用だ?」
「キスしたいの…」
「もう、仮面は必要ないんだぞ?」
その言葉に、私は凍り付き、そしてしばらくしてからようやく息をついた。
「あんたには、最初から何もかも分かっていたのね…」
「ああ…分かっていた」
「アーロンのこととかも?」
「海賊狩りをしていたからな…おおよそは」
「知ってて抱いたの?」
「お前が望んだから」
「私が?」
「自分を痛めつけて、逃避していた」
甘く見ていた。
見くびっていた。
こいつは何もかもを見透かした上で、私を抱き、私を弄んでいたのだ。
「ぐっ…」
今日は涙腺がおかしい。こんなことですら、涙が溢れてしまう。
そんな私をゾロは酷く優しく抱き締めた。
「もう、何もかも終わったんだ…」
「ん…」
「お前は自分に偽る必要もなくなったんだ…自分の本当に望む夢に歩くことが
出来る…」
「そうね…」
胸元の開いたアロハシャツから覗く大きな傷跡。
この傷を押して、こいつはこの村のために──ううん、私のために戦ってくれ
たのだ。
また涙が溢れてくる。
今度は優しい涙。心の奥に残った憎悪や哀しみを洗い流す涙。暖かい涙。
こいつは本当に同類なのだと思う。同類だからこそ私を理解できるのだと知
る。
私はおずおずとその傷に触れる。
ゾロの負った心の傷を我がことのように理解する。
こいつは私と同類だから。
その悔しさも怒りも、我がことのように分かる。
私たちはどちからともなく口づけた。
これは愛ではない──でも、今までのような憎しみからのものでもなく。
それは、そう──似たもの同士が傷を嘗め合う、そんな口づけ。
でもその口づけは酷く優しくて、私は唇を交わし合う度に心が洗われて、柔軟
な感性が戻ってくるのを感じた。
ゾロの顔を見つめる。
なんだか初めてこいつの顔を見たような気がする。
なんだよ?と目で問いかけてくる。
私は言葉の代わりに微笑んで返事をして、また口づけた。
ゾロの瞳は、私が思っていたよりも澄んでいて、そして蛇のように冷たいと
思っていた唇は、とても熱かった。
ゾロの口づけが首筋から胸元へと落ちたとき、私は初めて恥ずかしいと思っ
た。
「ダメ……」
でも言葉とは裏腹に、抱き締める手に力が籠もる。
そんな心と体の乖離した私を何もかも分かっているあいつは、何も言わずに胸
をまさぐる。
知らず知らず呼吸は弾み、それはいつしか甘い嬌声へと変わっていった。
数え切れないほど口づけを交わし合い、そして私は待ち受けた手を受け入れ
た。
「はぁああんっ」
そこはもう、十分なほど潤ってゾロを誘っている。
ゾロの指が掻き回すほど、優しく指を突き立てるほど、周りに聞こえるんじゃ
ないかと思うほどに淫猥な水音を立てて躰が熱くなった。
躰がとろけきってしまうと啜り泣く頃、ゾロは灼熱の固まりで私を貫いた。
私は歓喜を持ってそれを受け入れる。
「ああっ……ああっ……ああっ……」
遠くの歓声を聞きながら、私は恥も外聞もかなぐり捨てて、悶え狂った。
感想が一杯でこっちがぎゃふんと言わされました(笑)
「ぎゃふん」だなんて誰も言わないって。自分くらいさ言うのは。
言いましたよ、ぎゃふーん!って。いやマジで。
改めてゾロナミって人気あるんかなぁとか。
でも節操なしだからなー、自分なー。とか。
いや、書きたいものしか書いてないんです、なんでも。
どうでもいいけど今、珍が「ゴッドファーザーのテーマ」をパラリラと。
>さいたマン氏
すでにSSですらないよ!(ビュティっぽく)…いや小ネタゆうてるやんね。スマソ。
でも飲んでた酒を吹いた分くらいは文句を言わせて貰おう…!
鼻に入っちゃったじゃないかよ!!!ク〇ネックスを買ってください!!
あー、もー。鼻痛いったらもー。
もう、仮面はいらない──
好きな男に抱かれて喜んでいいのだ……
す、好きな?
私は今、何を考えていたの?
だって私は──
「ナミ!もう限界だ…イクぞ……!」
私は思わず、ゾロの顔を見る。
切ない表情で微笑んでいる。
その顔を見た瞬間、私はまた涙が溢れるのを感じた。
「ゾロ……ゾロ!!」
その瞬間、私はゾロに口づけを求め、ゾロは口づけを落としながら私の中に全
てを放った。
快感の内に、私は全てを悟る。
どうやら私は、この男を愛していたらしい──
私から体を離してどさりと転がり、簡単に身支度を整えたかと思うと、ゾロは
そのまままた眠ってしまった。
私は乱れた服を整え、足下に絡んだ下着をつけて、ゾロの隣に座る。
遠くでは相も変わらぬお祭り騒ぎ。
私はふと自分の寄りかかった木を見上げた。
そこにはたわわに実った柘榴。
柘榴は血の味──
そんな言葉が脳裏に蘇る。
ゾロとのキスはいつも血の味がした。
柘榴の実の花言葉は"結合"──
少し頬が赤らむのを感じる。
でも柘榴の花言葉は──馬鹿。
まるで愚かな私のことね、と自嘲気味に微笑んだ。
この気持ちは、例えゾロ自身どれ程承知していたとしても、私は一生こいつに
言うことが出来ないないだろうから。
何故なら私たちは、互いが似すぎている同類だから。
魔獣と魔女の同類だから。
あんたのこと愛しているだなんて、そんなこといった方が負けだって、お互い
よく知っているから──
- FIN -
361 :
どろんぱ:03/09/13 00:03 ID:yZrIE9dc
しばらくスランプで何も書けないや〜ってな状態でしたが、他スレで書いてよ
うやく復活したので伺ってみたら、また見事なまでに被ってしまって、もう、
ななまるにーさんとどこか通じ合ってる?私?←アホかいな
ってな状態ですが。
次はルナミの予定です。先に予告しておきます。
ではでは。
やってもうた…。すいません、土下座します。
書き込む前に確認すればよかったものを・・・!
どろんぱさん乙です!
がっつり読ませていただきます!
363 :
どろんぱ:03/09/13 00:08 ID:yZrIE9dc
>ななまるにーさん
いや、ゾロナミがというよりも、ななまるにーさんがと言っていいと思いま
つ。
どんどんナミ、可愛くなっていくし。それにストーリーが凝ってきたように思
うのは気のせいでしょうか?
甘くて、面白くて、どこか切なくて。最高です。
毎回、どんな切り口で来るの?と楽しみで、楽しみで。
いちファンとして、これからもずっと、にーさんについていきたい所存です。
こんばんはw
えー、自分は前々スレで、ひっそりとSSらしきモノを書いてた者ですが、
しばらく2chを離れてる間に、こんなにエライことになってて、びっくらしてます。
一昨日から暇を見ては、今、読めるとこを全部読みましたが、皆さん、すごいですねえ!
やっぱり、じゃんじゃん書ける職人さんがいると、スレも盛り上がりますね。
これからも、1ROMとして楽しませて頂きます。
職人さん、がんがってクダサイ!
あ、もしかして、またいつか駄文を投下させてもらうかも知れません。
その時は、生暖かく見逃してやってクダサイw
365 :
どろんぱ:03/09/13 00:19 ID:fk5vI0M8
>364
もしかして、バッツさんですか?(違っていたらすみません)
その節はお世話になりました。
未だにぽつりぽつりですが、投稿させていただいています。
ぜひぜひまたの降臨をお待ちしています。
別の方だったとしても、是非是非。
楽しみにしておりますので。
>>365 どろんぱさん
どもども……もう、SS投下してないんであえて名無しで来ましたw
お元気そうで、何よりです。
皆さんのSSがスゴイいいのを見るにつけ、以前に書いた自分のを
全編リライトしたい衝動にかられてマスー。
これからもがんばってくださいねー……期待してます!
>どろんぱさん
読了しました。
意外にふっと軽い…そのくせ、ぎゅうと押し込んでくるような言葉が、時間差で沁みます。
いいなぁ。やっぱり自分は好きです。
花言葉を扱ったあたりが被ってしまいましたか?いや、なにか通じたのかも(笑)
ていうか純粋に投下を邪魔した自分が!ねえ?!もう!酷いや!
もーなー…あー。なのにそんなことを…とか、あー…いかんムラムラ(違
いつか語らいましょうね!いろいろ!どこでだーーーー!!!!(ノ-_-)ノ彡┻┻
>364
ひっそりさんと勝手に呼ぼう。名乗らなかったらひっそりさんと呼び続けますよ。
…ROMってた身としては(笑)
じゃんじゃん書けるというよりは、自分は溜まってたモノを放出する勢いですが
足跡を見るにつけあれやこれやと…。
先人はいつも偉大なのだと思いますよ。
・・・・なんかもう酔っ払ってきたなー!!!
368 :
どろんぱ:03/09/13 01:12 ID:d8hKOdjr
花言葉は…某職人スレで話題になっていたので拝借したのですよ、とネタばら
し。
気にしないで下さい。つか、私もにーさんの投下の途中で割り込んでしまった
ことありますし。
ちょっと他スレでいいSSを読んだ直後だったので、その影響であっさり目の話
にしました。最近どんどん重いわ、長いわ、って話ばかりだったので。
||
||
(-_-)
( ̄ ̄) 調子こきすぎた・・・
.し`J
370 :
344:03/09/13 13:21 ID:VBTJ7fIX
も、萌えますた・・・!最高っす。
ああ根っからゾロナミ好きだなあ自分・・・と再確認。
漏れ、一応ルナミもオッケー(というかナミが愛されてればそれで・・・)なので、ルナミも楽しみにしてまつ〜。
どろんぱさん、乙です!
どろんぱさん、美味しくいただきましたー。
萌えました。柘榴ってなんとなくエロチックな感じつね。
乙!
誰かボン・ロビ書いてください。
なんとなく構想練ってみたけれどエロ文才がないので全然ダメでした。。・゚・(ノД`)・゚・。
>バッツさん 大好きでした。もうこちらには投下なさらないのですか?是非読ませていただきたいのですが… >373 すごいカプ…こわいモノ見たさで興味はあるが。
自分もこっそりとリクを……
誰かシャンクスxロビン書いてください。・゚・(ノД`)・゚・。
>375
シャンクス×ロビンってこのスレで読んだような?
>373
ボンロビって凄すぎるカップリングでつね・・・
シリアス?コメディ?
ロビボンでもありな感じもするし。
どっちにしろ想像が出来ない。読んでみたいです。
元々はワンピではシャンxロビ、エースxロビを書いてたんですが、
できれば 自家発電 ではなく見たいな、と。
神の皆様、よろしくおながないします。
KINOさんの子供ロビンたんではなく、大人ロビンたんの話を読んだような記憶
が・・・前スレか前々スレあたりにあった気がする。
ボンロビはなかなか色々面白いやもしれんと思いました。
ネタが来れば、ギャグでもシリアスでもいけそうな感じです。
まぁ、来ればの話で。あー、考えてみようかな。
そしてシャンロビ…。書けたら面白いですが。
シャンクスね。自分的に把握しきれないうちに書きたくないかなっていうのがあるのは、多少。
ああ、ロビンちゃんに関しても割と慎重なんですよね自分は。これでも。
日々勉強やー。
あれ?リクして良いとかなら、じゃあ自分は、普通に(普通に?!)他の方のサナゾが読みたいとか言っておくですよ。
3Pがいいなー3Pが(コラ)
寝言は寝て言えと。はい。
よし、373はボンロビのネタを投下しる! 自分もチョト考えたけど、ボンちゃんはともかくロビン姉の扱いがなぁ…。 ななまるにーさんがおっしゃるように、まだ謎の部分が多すぎるし。メインキャラだからごまかしきかないし。 ロビンもの書いてる神たちは偉大だな。
381 :
373:03/09/15 12:33 ID:/VeQebty
自分の考えたのはバロックワークス時代な設定。
社長は夜な夜なお外で女遊びを満喫しているから
「疼くのよね体が」なお年頃のミス・オールサンデーさん。
しかし秘密結社副社長という立場上お外で大それた行動もできず
かと言ってエージェントに女としての弱みを見せたくもない。
そんなロビンちゃんのムラムラ気分を唯一理解してくれ満たしてくれるのが
男で女のボンちゃん。そんな舞台裏設定でセックスフレンドっぽく考えてました。
でもエロ描写が出来ない('A`) 萌え萌え文章って難しいですね。ネタとしてはだいたいこんなカンジで。
あとはSMとか?今思っただけなんですけどね。
いつだったかに誰かが盆暮れで、とか言っていたのでちょっと考えてみただけなんです。
まぁ社長は別にホモでも不能でも関係ないのでどーでもいいです。 だいたいそんなカンジで。
誰かお願いします。
>まぁ社長は別にホモでも不能でも関係ないのでどーでもいいです。
なら、ロリコンで。社長×ビビが見たいでつ。
炉な社長…ワロタけどイイかも 自分はたしぎをヤっちゃうのが見たい。アラバスタで接点あったし
ロリなら社長×ゴールデンウィーク位の犯罪的開きがあった方がw
「おー、おー。お絵描きかい?なかなかウメェじゃねーか。
どうだ?今度はオジサンと大人のお砂遊びでもしようじゃねぇか!?クハハハ」
阪神勝った!
やっぱり自分にはエロはムリだなァと上の文章みてしみじみと思ったよトラッキー。
アレ?たったの10分間タイガース戦見ていた間にIDが変わっている?
「勝ちたいんや!!」byサー・クロコダイル〜アラバスタ編〜
社長はハードゲイだからロビンちゅわんとはやってません。
ハードゲイの顔ダロ、どう見たって。
388 :
どろんぱ:03/09/15 23:29 ID:8DmiPZTs
社長ホモかよっ!
折角ネタがここまで出来てるんだし、でも誰も書けないってことなら、いっそ
リレーにしてみるというのも吉かも?
例えば。
-----------------
ここはバロックワークスの支部が置かれている島の一つ、キューカ島。
社長の命令に従ってのエージェント集めも一段落して、つかの間の休日を楽し
むミス・オールサンデーがそこにいた。
共に島を訪れた社長は夜な夜な、ょぅι゛ょやら少年やらを狩りに街に繰り出
し、おいてけぼりを食ったサンデーは「疼くのよね、体が」状態。
しかし秘密結社副社長で表に立って動いてきたミス・オールサンデーとして
は、他のエージェントたちの手前、社長のように好き勝手は出来ず。
余計にムラムラを募らせていた。
そんな彼女の唯一の心の友と呼べる存在が「男で女の」ボン・クレー。
今日も心の隙間を埋めるべく、友は彼女の元へとやって来た。
「どぅ〜〜したのよぉ〜う♪」
くるくると陽気に舞うボンちゃんは今日も元気だ。
----------------------------
とかこんな感じでスタートというのはいかが?だめですか?
389 :
どろんぱ:03/09/15 23:37 ID:co+xweM8
>>370-371 >萌えた
嬉しいです。
初のゾロナミでなんだか加減が分からなくて、なんかもう少し自分の中でゾロ
ナミを煮詰めたいと思うんですけど〜
私はゾロとナミのカップリングって似たもの同士のスリリングな関係だと思っ
ているんですが、ゾロナミ萌えの方々はどう思っていらっしゃるんでしょう
か?
ゾロに関しては今までゾロたしとかゾロロビとかしか書いたことがなくて、自
分の中でカップリング考がまだ固まっていない部分があるんです。
もう少しそこのところがはっきりすれば、色々書けるだろうになと歯がゆいと
ころがあって…
そこんとこ、どんな感じなんでしょう?
390 :
どろんぱ:03/09/16 00:09 ID:hZEzPtMe
ノーランド×ムースはありだよな〜と思い始めていたのに、原作側で思いっき
り否定するなよヽ(`Д´)ノウワァァァン!!
リレー!それは未知の誘惑…互いにしのぎを削りあい、誰がいつドゥーやってオチを結ぶのかという危険な賭け…!
ならば自分は乗りましょう。人生はギャンブルだ!(どうした)
>373さんのをベースに敷く方向ですな?疼いちゃうロビンちゃんですな?
よーし!……って、じゃあどろんぱさんスタートで!?良いんですか良いんですか良いんですねー?!
じゃあ自分は後攻で。後攻。…………後攻っ?!(どうした)
とりあえず他職人ずの反応待ちます。人数多いほうが楽しそうだなと思ったので。えへ。
そういや社長さんって考えたことなかったや。考えてみよう。
ホモはよう書かんですが。
392 :
どろんぱ:03/09/16 00:17 ID:hZEzPtMe
おっと、にーさんが参加してくれる!嬉しい。
職人も名無しもみんなで入り組んで、盛り上がれば面白そうだと。
社長のホモは私も書けません。せめてょぅι゛ょで勘弁してつかーさい。
ボンロビSSリレー、こそっと手をあげたりして……
ひさしぶりなんで口火はつらいけど、1レス分ならなんとか……w
ども、お久しぶりです…アク禁祭りとも称される狐規制のとばっちりで先月末からカキコミできないでいました。
ようやく解除されたようなので戻ってきました…長かった…。批判要望板とオカ板を行ったりきたりな日々でした。
なんかいろいろ急展開になってる―――!
ボンロビSSリレー、Bも左手を70度、指先までピンと伸ばして挙手します!(w
社長×GWもいいなあ…いや、3×GWもあり??(w
えっと、8月末に投下したビビオナSSに感想くださった方々、有難うございました。
レスしようにもレスできなくて(つд`) また投下しますんでよろしくお願いします。
…すいません、384さんの社長×GWのネタフリでちょっと思いついたので、
しょぼいんですが社長×GW投下させてください…384さん、すいません(先に謝っとく)
*****************
社長×GW「LOLITA COMPLEX」(副題:ロビンがクロコダイルを見限った最大の理由)
「この間からミスター3とペアを組んでるミスGW、子供だけどなかなかの手腕よ。顔も可愛いしね」
ミスASが何気なく言った一言を、真性ロリコンの俺が聞き逃すはずはなかった。
「そのミスGWを今すぐ呼び寄せろ」
「えっ?…ミスター3ペアはナノハナで任務の真っ最中よ?」
「構わん、ミスター5ペアを代わりに派遣させろ。大した相手じゃないだろぅ。とっととしやがれ!」
ドン、と机を叩くと、ミスASがしぶしぶ立ち上って電伝虫を手に取った。
「また悪い病気が出たようね、言うんじゃなかったわ」
コイツの嫌味にゃもう慣れっこだ。俺はへん、と鼻を鳴らした。
「貴方が社長のミスター0…?」
次の日、ミスASが連れてきたのは、想像以上の上玉だった。最近はひねたガキばっかりで、俺のような
真性ロリコンの欲望を満たすようなお嬢ちゃんにはなかなか出会えねえ。情報化社会ってのは有害だと
つくづく思っていた。
が。
今時、二つわけの髪にハイソックスにショートパンツ。化粧のけの字もねえ。
流石は赤飯前の少女だ。尤も、赤飯過ぎたら少女じゃねえけどな、俺の中じゃ。
ああそうそう、少女ってのはこうでなくっちゃいけねえんだ♪
「そうだ、俺がミスター0だ。表じゃ七部海のクロコダイルで通ってるがな」
「…BWは秘密主義なのに、私に正体を明かしていいの?」
「お嬢ちゃんは特別だ。…勿論、このことは誰にも内緒だぜ?ミスター3にもな」
「…良く分からないけど、私は特別なのね、わかった」
唇に人差し指当てて、んー、と考え込んでる格好なんざたまらねえことこの上無しだ…
クハハハハ…今日はいい日だ!(なんのこっちゃ)
そういうわけで、レスの都合上早速コトをおっぱじめることにした。
因みにここはレインディナーズの俺の部屋だ。
「お嬢ちゃん、暑くないか?」
「ええ、…そうね、ここは暑いわね。流石はアラバスタだわ」
「汗をかいて気持ち悪いだろう?おじさんと一緒にお風呂に入らないか?」
「え?」
「とーーーっても、でっかい、壁も天井も浴槽も何もかも真っ白な綺麗なお風呂だぜ?…ああそうだ、あとで
風呂の壁に好きなだけ絵を描いていいぜ!」
「本当?本当に、描いていいの?」
「ああ、よ好きな絵を描くといい。だから、おじさんと風呂に入ろう」
「嬉しい!…さすが社長ね…わかったわ、入る」
ああ、何て単純なんだ!クハハハハh(ry
「…社長、どうしたの?」
…いけねえ、鼻血が…
(中略)
「お嬢ちゃん、服、脱がせてあげようか?」
(作者注:このときのクロコダイルの顔は各自想像にお任せします)
「平気よ。…社長、もう脱いじゃったの?」
「ああ、脱いじゃったさ♪」
やっぱり赤飯前のガキだ、グンゼの白パンツなんかはいてやがる。
上は白のタンクトップか…くう〜〜〜っ、激しく脱がせてえええ!!!!
「ほぉーら、お嬢ちゃんの下着を見たからおじさんのバナナがこーんなに元気に(ry」
俺は我慢し切れなくなって腰に巻いていたタオルを外してみた。
顔真っ赤にして「きゃあ!」なんて叫ぶだろうよきっと!
…そしてそこを無理やり襲って下着を脱がせて(ry
が。
ミスGWは至極冷静に、一言。
「…あら、ミスター3より貧相ね」
がーーーーーーーーーーーーーーん。
「……社長?どうしたの?社長?」
ミスGWの声と共に、おれの意識が遠のいていった。
後日談。
目を覚ますと、俺の部屋のベッドの上で。
ミスASが呆れた顔でそばに立っていた。
「お、お嬢ちゃんは!??」
がばっと起き上がった俺に、ASは冷たく言い放った。
「…ミスター5ペアがてこずってるとかで、さっさと帰っちゃったわよ」
がーーーー(ry
(END)
***************
…なんのこっちゃな話ですいません…ってこんなことやってるから規制されるんだな俺(w
あ、Bはロリではありません(w
メイド服とかベビードールとかに関してはフェチですが。
B様、!☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ !!!
ロリ好きの藻いらにはヒットですよ!!!
リレーですか。マイナー担当で藻いらも挙手!(*゚▽゚)ノ
投下準備に入らねば……エロシーンが……
あぁ…神々が次々と降臨して下さっている。・゚・(ノД`)・゚・。
まさか本当にこんな企画になるとは!
ありがとうごさいます。ドゥーいう展開になるのか楽しみだよほほほほほ〜い。
Bさん、社長まで!ロリロリサイテー社長サイコーっす!
あぁ、もー何だか幸せだーぁ!!
Bさん…待ってましたよ………(泣
>Bさん
よくぞよくぞ帰られたーーー!そして帰るなりやってくれたー!(玄関に走ってスライディング)
自分もロリ趣味ないんで、たとえ書いてもギャグしか書かれんだろうなと思ってたところさ!グッジョブ!
こんな社長を下敷きにボンロビを、ボンロビを如何か職人諸氏よ!(こはァーーーーーッ)
あ、いかん。なんかでてた。
ところでこれは早い者勝ちなのかしらドゥーなのかしら?とか訊ねてみようそうしよう。
そしていい加減自分でもなんか結構あれでジタバタしてるんですが絵師企画(つかオエビビ)
引き続き勇者を求む次第です。
あったらさぞかしハァハァだと思うんですよ…。いやほんと。。
403 :
名無しさん@ピンキー:03/09/16 23:20 ID:cxtkPiZ3
船長絡みの話が読みたいなーと
404 :
370:03/09/16 23:33 ID:dbWommN4
>>389どろんぱ氏
ゾロとナミはみんなが潰れて宴会が終わっても二人で勝負のつかない酒飲み競争してそうだw
もしくは潰れた面々に二人して呆れて、大人な雰囲気で語り合ったりとか。そんな雰囲気に萌えるなー、漏れは。
だから似たもの同士のスリリングな関係ってやつ、頷けるような・・・。
原作読んでても、いかにも「ありそう」な絡みが少ない二人だからこそ逆に、って考えすぎでつか?
見習Bさん>このスレには神が多いなあと感心致します(;´Д`)ほんと楽しませていただきますた!
ロビンよりGWより、変態クロコダイルに萌えた。爆笑・・・
405 :
265:03/09/17 09:58 ID:IWZfPlvg
絵師企画のことなんですが、隠しページでなくそのまま掲示板だけ作る漢字に
するんだったら、インフォシークで作りますか…でもインフォシークはアダルトNGでしたよね?このスレ専用と言うことならツユダクでしょうからデリられるかな?携帯からなので改行なしでスマソです。
シャンクスとマキノが読みたいな〜
誰かお願い〜自分書けないの〜
そういやシャンマキはないな〜ルマキはあったけど。
私もキボン
>KINO様
!☆-(ノ゜Д゜)八(゜Д゜ )ノイエーイ !!!
有難うございます…やばかったかなと思ってたもので。KINO様も挙手っすか!がんが
りましょう!
>400(384)様
ロリロリ最低社長…こんなんでましたけど(w
384サンのネタフリを読んだ瞬間、Bの脳裏をあの
「ほぉーら、お嬢ちゃんの下着を見たからおじさんのバナナがこーんなに元気に(r
y」
の社長が横切って行ったんです…モザイクもなしに…つд`)
>401様
お待ち頂いてたのですね、有難うございます。
復帰第一弾がこれって僕…。
>ななまるにー様
兄すわぁ〜〜ん!!!(★矢の瞬っぽく)
かえってきて早速やらかしますた…だんだん本性現われてるよ自分…。ボンロビの社
長はこんな感じで(w
うあ…確認する前に書き込んじまった(つд`)
>370様
変態社長…鰐ファンにボコられそうです自分(w
楽しんでいただけて幸いです!
>265様
乙です〜〜〜。確かにこのスレ専用ならツユダクでしょう…
自分描けないけど激しく楽しみにしてたり
します。萌え絵があって、それにSSつけるとか言うパターンも出てくるでしょうし。
〉266は無かったことになってますか。
あそこだと何か問題あるんでしょうか。
自分文章は書けない絵描きなので
参加できると大変嬉しいのですが…!
411 :
265:03/09/19 01:09 ID:+8WKwotD
>410
いや垢が取れないんです。X-BEARTのふたつある鯖どちらも一杯で。
で、インフォシークはアダルト禁止なんでデリられるかな?と。
折角教えていただいたのに申し訳ない。
CGIが使えるプロバスペース持っていたらよかったんですが…
是非、絵描きさんの萌え絵を拝見したいです。本当に。
KINOさんとこがマロンで晒されている…
大丈夫かな?
>412
よかったらどこか教えてもらえませんか?今、ざっと見てきたけれども見つからなかった……
まぁ、ワンピ関係の板で晒されたとしても、中見てぅぉぇっぷとなるのがオチなんですが。
わしのところは某中華漫画中心なので。
あと、次スレ立てられる方、テンプレからわしのははずしてください。
>414
ありがとです。単なる私怨だと思うのでスルーしてください。
第一、エロ絵ねぇ!とか笑っちゃいましたが(*゚▽゚)
うちはSSしかおいてないっつーねんw
ますます投下できねぇや。晒しとかあると。
まぁにちゃんにサイト出てる以上は覚悟してることだけどもねぇ。
なんでうちかねぇ???(#゚▽゚)ノシ
スレ拝借、失礼しました。
416 :
名無しさん@ピンキー:03/09/19 13:32 ID:3Bx99eKv
映画のハニークイーン最高!!
デカイし、トロトロだし、露出狂だし!!
417 :
名無しさん@ピンキー:03/09/19 13:44 ID:HJ3alr//
418 :
どろんぱ:03/09/19 17:10 ID:YVBoUtpf
ageると宣伝厨が湧いてくるな…
今晩にでも1品投下させて下さい。ルナミは結局ボツで、ロビンちゃんのひと
りえっちものです。あとでゆっくりと確認してから参りますので。
>リレー小説
神々の参加希望があって嬉しいです。提案した甲斐がありました。
>KINOさん
たちの悪い私怨ちゃんに付きまとわれてますか?
スレの反応もスルーだったので安心しましたが。
>Bさん
お帰りなさい!!お待ちしていました!
そしていきなりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
社長、ゲキワラです。
そういやミスGWって実際の所、何歳ぐらいなんでしょうね?
炉利?それとも20代の不思議ちゃん?
私はずっと20代不思議ちゃんだと思って読んでいたんですが、このSSを読んで
そうか、炉利なのかもと考えを新たにした次第です。
実は炉利も好き。←節操なし。
ミスGWは、千秋みたいな20代のイメージもあったなあw
>KINO様
マロンで晒されと聞いて、ハラハラしますた…スルーされてたようで、
どろんぱさんと同じく、ほっとしますた。
>どろんぱ様
ただいまです…うう、長かったです(つд`)そしていきなり変態社長ですいません(w
ミスGW,20代不思議ちゃんか…そうですね、そういう考えもありますね。419サンのおっしゃるように、千秋ちゃんの例もありますしな。
自分は最初から炉利だと決め付けてました(w
ロビンちゃん一人エッチモノ、お待ちしております!うほほぉーーーい♪
自分も週末に投下できるように締めに掛かります。
とりあえずボンロビは早い者勝ちでイメージ固まった方からドゥーぞ。
予告通り投下させて下さい。ロビンがひとりえっちをしているお話です。
----------------------------
恋風(こいかぜ)
魚たちまでも寝静まる深夜──
誰もいない甲板で、波と風の戯れる音を聞きながら躰に指を滑らせる。
睫の先……頬……唇──
顎先をかすめ、鎖骨の間を通って柔らかな膨らみへと差し掛かる頃には、軽く息は弾んで
いる。
「……っ……は……あ………」
はだけた胸元から指先が入り込むと、甘く痺れるようなじんわりとした感覚。
つんと尖った乳首を摘むと、それを切っ掛けに足の間にとろりと溢れるものを感じる。
乳房を持ち上げるようにしてやわやわと揉みしだきながら、乳首も指先で弾く。
「ん──ふぅ──はぁ───」
唇はあるはずのないもう一つの唇を求め、その甘い唾液と舌の感覚を思い出す。
頬に当たる無精髭──
あの人を呼ぶ私の声は強い腕(かいな)の記憶を呼び覚まし、そこには存在しないはずの暖
かい胸が私を抱いているかのようにさえ思える。
だがその思いは空しく、その腕を掻き抱こうと伸ばした手は空を切る。
指先はファスナーを下ろしたパンツの下、下着の奥の茂みへ下りる。
柔らかなアンダーヘアを分け入って。つぷり、としとどに濡れそぼったそこをまさぐる。
「──あ…っ……っ……」
小さなしこりを指の腹で掻き回せば、途端溢れる蜜。
私の躰をこんなににしたあの人は、今、何をしているのだろう──?
求めても、求めても、あの人はもう私の前に現れることはない。
「んふぅ……はぁぁ……っ…っ…っあ!」
花弁の奥の柔らかな襞を掻き回し、突き立てる指を増やす。
「あっ…あっ…あ!……はぁあん……あっ……」
あの人の海の匂いの染み込んだ肌は、熱を持つと何とも言えない香りがして。
その匂いに包まれて、大きな腕(かいな)に包まれて、私は幸せというものがどういうもの
かわからないまま幾度も絶頂を極めて。
私はその度にあの人の名前を呼ぶ。
あの人は必ず口の端を歪めて笑い、私の額に口づけた──
胸を揉み、子宮に届くほどに指を突き立てて、夜風に向かって私は嬌声をあげる。
どこかの海で航海を続けているであろうあの人へこの声が届くように。想いが届くよう
に。
頭が真っ白になる。
胸が張り裂けるほど鼓動が早くなり、快感のうねりは極まって。
そして最後の絶頂が訪れる。
「───シャンクス!」
引いていく波。額を嬲る夜の潮風。
もう逢えない恋人──この海と繋がったどこかで同じように船に乗っているであろうあの
人は、きっと今も明るく全てを包む大きな笑顔で笑っている。
涙が一筋、流れ落ちた。
- FIN -
-------------------------------------
…おそまつ。
最後にシャンクスを呼ぶってのがこのお話の趣向なので、あえてカプ名に入れ
なかったことをお許し下さい。
KINOさんがシャンロビ読みたいと仰っていたので、ロビンの恋の相手はシャン
クスと言うことにしました。
以前書いたシャンロビが前提ではなくて、どちらかというとKINOさんが書いて
いたシャンロビのように、ロビンちゃんの躰を開発した相手ってことで。
なんでもう逢えないんでしょうね?私もよく分かりませんw
どろんぱさんキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
ヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人(・∀・)人(゚∀゚)ノアヒャー
・゜゚・*:.。..。.:*・゜シャラ(*゚∀゚*)ンラー!゚・*:.。. .。.:*・゜゚・
あああ、ありがとうございます。これだけでご飯が三杯は行けます・゚・(ノ∀`)・゚・。
幸せものだ、藻いら……
がんばろ……投げ出さないで書こう……
426 :
感想屋1:03/09/20 22:27 ID:vUCcyq+k
キタ━━━━ヽ(`∀´ )ノ━━━━!!!!
どろんぱさん、よかったです〜〜
最後、誰かの名前を言うんだろうなぁ
と思ってわくわくしながらよみますた!!!
開発中の話も、よんでみたいですなぁ(;´Д`)ハアハア
ハァハァ読みつつもなかなか書き込みはできなかったという…
いやもう。どっから行ったらいいか。
>どろんぱさん
ひとりえっちものってそういえば書いたことないな?!とか個人的にハッとしたんですが(今更w)
思い人を空想で抱く…というのはそうか、とか改めて思いました。
ありがとうございます。ほんとにいつも。
ボンロビはまだまだ構想中…。
絵師企画、自分もあれこれあれこれあれこれ探してますが!
…引き続きご協力をば…
428 :
どろんぱ:03/09/22 01:57 ID:++Eh2Gar
>KINOさん、感想屋1さん、ななまるにーさん
有り難いお言葉…感無量です。
しっとりした感じで書きたかったんでけど…表現ばかりあれで実際問題もっと
どうにかならんか?自分、という感じであれだったのですが。
もう少し勉強し直そうと考えを新たにした次第です。(誉められたのに落ち込み
の方が強いという)
どうもワンピもの、スランプを脱していないみたいで書けないんです…
>おえびのこと
マロンの青年誌スレは利用規約にひっかかりそうなレンタル借りてきたようで
すね。
デリさえ気にしなければ、レンタルのおえびを借りる、もしくはインフォシー
ク辺りで作ってしまうと言う手があるとは思うんですが。
みなさまのお考えはいかがですか?
>リレーのこと
早いもの順ってことになったんですね?
出だしは私のあれでよかったんでしょうか?
まぁ続けやすそうなとこで、元ネタを周到してってことで、無難と言えば無難
ですか?
蒼々たる面々が名乗りを上げてくださっているので、参加する側と言うよりも
読み手として非常に楽しみです。ハァハァ
429 :
どろんぱ:03/09/22 02:30 ID:8V1O055k
探していたら、アダルトNGとは明記していないレンタルBBSをハケーン
ここはどうでしょ?
キャンディボックス
ttp://candybox.to/?mode=REGI お絵かきBBSも4種類あるようですね。
どれが使いやすいのか、絵描きではないのでよくわからないのですが、絵描き
の方、いかがですか?
61.115.102.227 , z227.61-115-102.ppp.wakwak.ne.jp ?
430 :
どろんぱ:03/09/22 02:31 ID:8V1O055k
おお〜やられましたね。
どうせ近々変わる予定のプロバだからいいけれど…
>どろんぱ様
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!
ロビンちゃん一人エッチ…ハァハァです!ごちになりますた…シャンクスの名を呼ぶところ、よかったですよ凄く!!
ラストの一行が意味深で、色々と妄想が頭の中を…。
シャンクスにどんな風に開発されたのかも、気になったりします…。
>絵師企画
マロンの青年誌スレ、あれデリられませんかね?(汗)
やっぱりアダルトOKのところが無難ですよねと思ったり。萌え絵にハァハァSSを付けてみたいなと
願望が早くも(w
そんなこんなで(?)週末予定が週明けになってしまいましたが、サンロビ投下します。
***********サンロビ『よい夢を、おやすみ』*********
"―――ねえ、ロビンちゃん。
知ってる?
こんなおまじない。
『素敵な夢を見られる、おまじない。』"
深夜のキッチン。
俺とロビンちゃんの二人だけの、スイートタイム。
「…どんなおまじないか知ってる? ロビンちゃん」
俺の問いかけに、ロビンちゃんは判らない、という顔をした。
「民間に伝わる不眠療法の類かしら? それも呪術的なもの?」
「う〜〜ん、当たらずとも遠からず…でもちょっと違うな、それとは」
「…じゃあ、わからないわ。サンジさん」
お手上げよ。ロビンちゃんは肩を竦めた。
物事を何でも難しい方向に考えるのは、学者と名のつく人の悪い癖だね。
十把一絡げにするのはアレだとおもうんだけど、実際そうだからさ。
ねえ、ロビンちゃん。
俺いつも言ってるじゃない。
たまには本能のままに。
自分の思いのままに。
ってさ。
それも、大事じゃない?
「じゃあ、正解教えてあげる。最初にね、…」
"最初に、おでこにキスをするんだよ。
自分の一番大好きな人の。
それから、身体を抱き寄せて。
視線を合わせて、絡めながら、唇を重ねるんだよ。"
"耳元で囁くと、もっといいよね?
『アイシテルヨ』って。"
「…愛してるよ」
ロビンちゃんを抱き寄せ、キスの後に耳元で囁いた。
腕の中のロビンちゃんが、小さく身を捩った。
「…ん、…もしかして、そういうこと…?」
ほんのり上気した頬。キス一つで堕ちてしまう、敏感なロビンちゃんの体。
勿論それは、俺限定。
「そ、そーゆーこと」
ぺろ、と舌を出して、意地悪く笑って見せた。
「エッチなら…さっき、したじゃない?」
お風呂に入る前にと言われ、首を横に振る。
「ノン。アレは、エッチなこと。これは、素敵な夢を見るための、おまじない」
することは一緒かもしれないけど、名称が違うから、これは全くの別物。
そういったらロビンちゃん、可笑しそうに笑った。
「…知能犯だわ、サンジさん」
やっぱりお手上げよ、とロビンちゃんは身体を俺に預けた。
そしてもう一度キスをした。
今度は深く深く舌を絡めて、髪を撫でて、肩から背中へと手を滑らせて、それから―――…。
"それから相手の一番大切な場所をね、―――…"
立ったままの、ロビンちゃんの身体を愛撫していく。
キャミの上からおっぱい、ウエスト、意外と弱いお臍。指で、舌先で摘んだり掠めた
りしていくと、零れてくるのはこの上なく色っぽい声。
「あ、ぁあ…」
押し殺した声は、扇情的でなまめかしくて。
「ねえ、立ったまま、イく?」
カプリのホックに手を掛けながら尋ねると、「それって気持ちいいの?」と聞き返す
声が頭の上から降ってくる。
「立ったままも、結構いいらしいよ?…シたことないでしょ?」
「そうね、……じゃあ、…イかせて、…」
若干の恥じらいを含んだ、でもこれから与えられる快感に期待を隠せない、おねだり
の言葉。
"それから相手の一番大切な場所をね、―――。
たっぷりの愛情を以って、可愛がってあげるんだよ。
そう。
こんな風に。"
立ったまま、壁に凭れ掛かったロビンちゃんの前に跪いて。
秘所を指で開き、その奥に舌を這わせる。足首のところに,脱ぎかけのカプリと
ショーツがだらしなく引っかかってる。
じゃり、とアンダーヘアーごと淫芽を舐めあげる。
「は、ぁ…」
ぴくん、と素直に身体は反応する。
「いいね、この格好…」
なんだかイケナイコトしてるっぽくて。
まさに秘め事、って感じ?
「やだ、…サンジ…さ」
言葉でも刺激しながら、淫芽を可愛がってあげる。たっぷりと、ゆっくりと。濡れた
舌先で。
ぴちゃぴちゃ、音を立てながら。
「あ、ああ、…ん、は、あ、…あ、」
小刻みな舌使いにあわせ、漏れてくる声も小刻みで。
堪えきれなくなって、こぷん、と溢れたラブジュースが太股の内側を伝って、一気に
膝下までとろりと流れていく。
「あ、―――」
その感覚にロビンちゃんが震える。
いったん淫芽を離れ、太股の内側を伝ったそれを下から舐め取り、一気に上まで一直
線。
「あ、ああっ」
そして、ダイレクトに淫芽に到達。おっぱいの先っぽ吸うみたいに、ちゅぅ、って
真っ赤なそれを
吸い上げたんだ。
そしたら、…。
「あ・ああっ…い、やぁぁぁあああ…―――」
ビクン…て一瞬体がのけぞって、消えそうな声を上げて。ロビンちゃんの全身の力が
抜けたらしく、ペタンとそこに座り込んじまった
「…っ、はあ、…ぁ」
真っ赤になった頬。濡れて光る唇。それらは快感の度合いを表していて、言外に満
足、と
俺に伝える。
「…どう?いい夢、見られそう?ロビンちゃん」
尋ねると、こくん、とうなずいた。そう、と言ってショーツとカプリを穿くように促
すと、ロビンちゃんが不思議そうな顔をした。
「…あっ、でも…サンジさん、は…?」
「俺?俺は、ロビンちゃんの顔見てるだけで、満足だから……だから、」
「…………?」
「明日は、ロビンちゃんが俺におまじない、してくれる?」
俺が教えたとおりに、このおまじないを。
素敵な夢を見られるおまじない、してくれる?
ロビンちゃんはくす、と笑って、頷いた。
「…ええ、いいわ。約束よ、」
指きりげんまんを交わして、耳元に唇を寄せた。
"おまじないの最初と最後は、キスで締めくくるんだよ。
秘密の呪文を囁いた後でね…その言葉は、こう。
『よい夢を、おやすみ」って。"
「…よい夢を、おやすみ」
触れるだけのキスをして、おまじないは終わった。
(END)
*********************
久々のサンロビです。くは…書き上げてたのに規制で投下できなかったネタです
(つд`)どーせだからとちまちま直してたら全く違う話になってしまった…。
タイトルは布袋寅泰氏のエッセイより。好きでよく立ち読みしてたなあ(←買えよ自分)。
次は…なんだろう?
>どろんぱさん
むぅっ…これは…検討してもよさそうなよさそうなよさそうな?
掲示板だけでもOKなんですかね?…や、検討します。
>Bさん
久々!サンロビキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
うわぁ甘っ!甘っ!虫歯になっちゃうほどにーーーーー!
ロマンティックが止まりませんな?!クンニだけで!こんちくしょう!
あっ?自分はなんでか結局手付かずだ、サンロビ。
食われそうな方向性しか浮かばないのが原因なんでしょうが。
おかしいなぁ、食われたって良いじゃない!とか思うのにな…。
さてと…早い者勝ちなボンロビ…切り込んでよかですか?
いや、ベース>373さんのを敷きつつ、あれこれあれこれ考えてるうちに
「おいボンちゃん自由度たけぇー!つかなにこれ、フリーセックスってこういうことか?!」
とかいう(フリーセックスちゃうやろう)とこまでどんどん行っちまったのでもうなにがなんだか
あやふやなんですが、だとしたらこんなんがいいわい、とか膨らんではちきれました。
そんなわけなんで先走ります。よかですかってきいたくせに、
ただ今最終確認中。
っは〜っ!
サンロビ甘っ!!
夜になると完全にサンジの方がうわてっスね〜。
ロビンちゃんが崩れるところに、サンロビの良さがありますね。
やっぱサンロビいい!ハマりそう・・・。
440 :
感想屋1:03/09/23 01:16 ID:K/8OCBaA
ひさびさにサンロビあま〜いの読んだなぁ。
おいらまで(・∀・)イイ!夢見られそう!!
甘〜くて、対等なおとなの関係、いいですなぁ。
愛だよ、愛!
次も期待しちゃいマッスル!
>とか膨らんではちきれました。
ワラタw はちきれたらダメでしょうw
当たって砕けたみたいな、七転八倒みたいな言葉ですね。
昨日投下しようと思ってたのに気がついたら床で寝ていたと言う(笑)
はちきれぎみにギミギミシェイク今日もどうかしているにーでお送りします。
ボンロビ。
斬り込みます。はい。
七転八倒?!本懐さ!(ええー?)
ボンロビリレー小説・Act.1
***********************************************
「ドゥ〜したのよォ〜う?サンデーちゃんったらシケた面しちゃって〜。せーーっかくのリゾートだっつーのに
ちーーーっとも楽しんでないんじゃナ〜イ?」
スワンのコートをはためかせ、華麗に登場する大柄のオカマ。32回転のフェッテを決めて、ああん今日も
バッチリだわぁ、と自画自賛である。それに向かってミス・オールサンデーは溜息をついた。
「今日も元気そうでなによりね、Mr.2・ボン・クレー」
「うゥン!あちしはいっつも元気よぅ♪それより仕事は終わったんでショウ?キューカ島で働くほどブスイ
なサンデーちゃんでもないと思うんだけどぅ?」
それに微苦笑を返しながら書類を封筒にしまい、オールサンデーはデッキチェアに体を横たわらせた。
ここはキューカ島のなかでもトップクラスを誇る高級リゾートホテルのプールサイドだ。
テーブルを挟んで隣の椅子にガニ股で座るオカマは、ドゥー見ても浮いているのだが、美麗な体を大胆な
ビキニとロングパレオで包んだ美女…おまけにセミスイートに連泊しているVIPの連れとあっては、ボーイも
訝しげな顔を向けることはできず。
「ちょっとアンちゃん!あちしタコパねぃ、タ・コ・パ♪」
などとメニューにない正体不明のオーダーを出されたところで断れるはずもないのだった。
ガハハと大口開けて笑いながらオカマはパタパタと手を振る。
「それにしたってザーンネンよねぃ、ここのスイートは偉大なる航路イチだって聞いてたのにぃ、先約が
入ってたなんてねぃ?」
「…そうね」
そのスイートルームを独り占めしている男のことを思い出して、オールサンデーは内心で苦虫を噛み潰した。
バロック・ワークス社のエージェント集めも一段落し、アラバスタ乗っ取り計画をいよいよ進めようという
時。大仕事の前にひと時の休息をと、この島へナンバーエージェントを伴って来たのだ。
だが、彼女にとっては密かに最後の望みをかけた大勝負なのにも関わらず。
(あの男は…)
未だ正体を明かすわけには行かない社長は、まったく無関係を装って同じホテルのスイートに宿泊している。
そしてなんと、夜な夜な歓楽街へ出かけていってはその筋の店で己の稚児趣味を爆走させているのだ。
他のエージェントの手前、不用意な行動がとれないオールサンデーをバカにしたようなその態度は、彼女の
苛立ちを煽り、そして体の疼きを余計に意識させた。
断っておくが、彼女が疼くのは社長に対してではない。Mr.0…サー・クロコダイルは出会った当初彼女に
対して、「最初に言っておくが、俺は年増は趣味じゃねぇ」などと無礼千万な言葉を吐き捨て、わずかばかり
だが彼女のプライドを傷つけた。彼女にしてみれば、こちらも趣味ではない中年男に抱かれずに済むと思え
ば、願ったりかなったりなのだが、かといって、(社長は年増などと言ったが)実際にはまだまだ若い体に
息づく情欲を処理する術を、どこへ求めれば良いのかと頭を悩ませる羽目になったのだ。
ちょうどそのころ出会ったのが、この奇怪な化け物…じゃなかったオカマである。
オカマ拳法なる不思議な技を使うこの能力者を勧誘したとき、
「あちしの部下たちもまとめて面倒見てくれるんなら良いわよぅ」
と、ショーパブだか道場だかバレエスタジオだかわからないが、とにかくそこの仲間も一緒でなければ入社
はできないと言ってのけ、オカマのくせに男気を見せつけたのだ。加えて部下の忠誠心の高さも尋常では
なく、戦闘はもちろんのこと、変装の上手さもあって、組織的には異例の吸収合併となったのである。直接
勧誘にあたったオールサンデーは、このオカマがすっかり気に入って、以来、実際のパートナーが留守に
しているときなど、呼び出しては暇つぶしに付き合ってもらうようになり、いつしか気の置けない友人関係
を築いていたのだった。
しかし、面が割れていないのを良いことに、羽目を外しまくっているあの憎たらしい社長を思うと、その
友人関係にちょっとばかり刺激を求めてしまいたくなるのも実状。この人の好いオカマならば気心知れた
セックスフレンドとしておつき合いするのも可能だろうと、待望のタコパ(ダメを出して二回作り直しさせ
た)にありついて、んふ〜幸せ〜などと頬に手をやっているところへ目を光らせた。
「…ねぇMr.2?せっかくだから私の部屋に遊びにこない?セミスイートと言っても一人では広すぎるほど
なのよ」
「あらぁん?水臭いサンデーちゃんねぃ。『お部屋が広くて寂しいの』って言ってくれりゃあ、あちしいつ
だって行ってあげたのにん♪」
女性が部屋に誘っているというのに、まったくのんきなオカマもいたものである。いや、オカマだからこそ
、まさかソッチの意味で誘われているなどと夢にも思わないのであろう。タコパを完食するのを待って、
オールサンデーがルームキーを手に取って立ち上がるのを見ると、ちょっと待ってよう、と、ナプキンで
口もとを拭ってご丁寧にルージュを引きなおすのだった。
「うわぉ、すんげー広いのねぃ?!」
バルコニーから海を一望できる角部屋は、存分に光を取り込めるようにガラス張りにしたリビングと、同じく
外の景色を楽しめる大理石のジャグジー、そしてキングサイズの天蓋つきベッドが置かれた寝室に、広く
清潔なパウダリールームと、これも大理石のバスルームという贅沢極まりないつくりであった。アールデコ
で統一された調度品は素人目にも一流品だとわかる。これがセミだというならスイートは一体どんななのか
と口が開きっぱなしになったまま、まるで子供のように部屋を探索しているボン・クレーにシャンパンを
勧めながら、オールサンデーはソファの上にしどけなく足を崩した。
他愛もない会話にグラスを重ねていると、酔いも手伝ってか、ボン・クレーは次第にぽーっとしたような
表情になる。もともと派手好きではあるが、本物のゴージャスというのはなかなか触れられるものではない。
すっかり雰囲気に飲まれている様子は、オールサンデーよりもむしろまるっきり乙女のようだった。
「どうしたの?緊張してしまったのかしら」
「そうじゃないけどぉ、やぁっぱ副社長ともなると待遇はすんげーのねぃ。あちしの部屋もゴージャスっ
ちゃゴージャスだけど、なんつーのかしら、ダンチ?ベッドだって良いわぁ、でっかくて超☆ロマンティック
だしぃ。そうそう、あちしでーっかいからお部屋のベッドだとこの長ーーい足がはみ出しちゃうのよねぃ」
ぺちぺちと膝を叩きながら口を尖らせるのに、渡りに船とばかりにオールサンデーは切り出した。
「あら、だったらこの部屋に泊まったら良いわ」
「は?!」
ぎょっと目を見開いているのに、問題でも?と首を傾げて見せると、ブルブルブルッと首を振った。
「だ、だってアンタ、ベッド一個っきゃないのにドゥーやって泊まれってのよ?あっ!ダメよぅ、サンデー
ちゃんをソファに寝かすなんてそんなこといくらあちしがオカマだからってできないわ!ダメダメっ!」
「アハハ!そんなこと。一緒に寝たら良いわ、だってあなた今自分で言った通り、オカマでしょう?
おかしな人」
「あっ?アラ?そぅー言えばそぅー…?」
「ね?決まりよ」
仲のいい自分にも滅多に見せることのない少女めいた笑顔を前に、ボン・クレーはすっかりそれでも良いか
などと思い始めてしまった。オールサンデーはそれを見越した上で、右手にシャンパングラスを持ったまま、
オカマの手を取る。
「ジャグジーに入っておしゃべりしましょう?広くてとても気持ち良いのよ」
導かれるままにフラフラとついて行って、ジャグジーを見た瞬間、ボック・クレーは、はっと思い出した。パレオをさっさと外して水着姿になり、ブクブクとジェットを吹かせているお湯に体を沈めたオールサン
デーに慌てて言う。
「サンデーちゃん、あちし水着を持ってきてなかったわ!」
それすらも計算済みのことである。オールサンデーはこともなげにこう言い放ってオカマの度肝を抜いた。
「裸で入ったら良いじゃないの」
「げぇっ?!」
「ああ、一人だけ裸が嫌なら…」
言いながらお湯の中でスルスルと水着を脱いで、浴槽の外に放り投げる。泡立っているおかげで豊麗なその
肉体を見ることはかなわないが、大理石の上にくちゃくちゃと捨てられた二枚の布を見やれば、素っ裸なの
は明らかだ。
顎を落としたボン・クレーに、オールサンデーはあくまで無邪気に笑いかける。
「これなら良いでしょ?まさしく裸のおつき合いよ?」
それへ、ブルッと頭を振ると、ボン・クレーは大事なダチに裸のひとつも見せられなくてはオカマがすたる、
などと妙ちきりんなロジックを展開させ、覚悟を決めるとさっさと服を脱いで…それでも踏ん切りがつかずに
傍にかかっていたタオルを腰に巻き、ようやく下着も脱ぐとジャグジーに体を沈めたのだった。
最初は緊張していたボン・クレーだが、シャンパン片手に海へと落ちる夕日を眺めながら浸かるジャグジー
の心地好い刺激に、次第に恍惚とも高揚ともつかないようなフワフワとした感覚を覚えた。うーんと声を
上げながら伸びをするオールサンデーの脇の下だの、今にもお湯からのぞきそうな胸の先などにヒヤヒヤ
していたのは最初の内だけで、時間の経過と共に
(なんつぅーの、とんでもないセレブ気分ねぃ?シャンパン!ジャグジー!隣に美しき女トモダチ!)
などと能天気な考えに摩り替わっていった。
だから気がつかなかったのである。会話の内容がいつのまにやらエロティックな方向に進んで行くのに。
「…ねぇ、Mr.2?興味本意と思われたら私も心苦しいのだけど、今後あなたを傷つけないためにも、友人
として知っておきたいことがあるの」
「なによぅ、なーんでも聞いてちょうダーーイ?」
「あなた、セックスする時は男の子なのかしら、それとも、女の子?」
そもそも男で女のボン・クレーだ。あやふやに境界を彷徨っても、女性につき合って女脳を働かせている
うちに、いらないことまで口にしてしまう。往々にして、女のほうが猥談の内容はえげつない。加えて柔ら
かにしなやかに、相手に意識させず会話を誘導するオールサンデーの手にかかっては、割と単純なオカマは
様々なことを暴露してしまうのである。
「んーーーー?難しい質問ねぃ?どっちもと言いたいところなんだけドゥ、実際あやふやなのよねぃ。
あ、でもほらあちしってマネマネの実の能力者じゃない?どっちも美味しく経験できちゃうもんだからー」
「ああ、体も女性になることができるんだったわね」
「そぅーなのよーぅ♪んだもんだからーなに?整形いらずで一挙両得っていうかー、気分次第っていうかー、
…あやふや!」
ズビッ!と頭に両手指を乗せてポーズをとるのに、くすくす笑うと、オールサンデーは頬をつついた。
「経験豊富そうね…?両方楽しめるなんて、羨ましい。一人でするのにも苦労しなさそうじゃない」
「がっはっは!そーお?そーお?そーうよねぃ、あちしってばモンタージュもできるからぁ?顔はもちろん
なんだけど、体もね!上半身が女で下半身が男ーなんつーマネもできちゃうしぃ?」
自分のズリネタまでばらしてしまってるのにも気付かず上機嫌だ。ましてやそれにチカリと目を光らせた
オールサンデーの表情に気がつくはずもない。
ザブ、と水音を立てて彼女が擦り寄ってきて、腿に手を触れられ。湿った囁きを耳に吹き込まれて、初めて
はっと息を飲んだのである。
「ズルいわ、そんな話聞いたら…。なんだか私、体が疼いちゃう」
つづけつづけ!
**********************************************
すいません、後攻って言ってたのに先走る情熱。
珍しく三人称でやってみました。普段は語らせるほうが書きやすいんですが、我に返ればロビンも上手くは
ないし、ボンちゃんは途中まで書いて………ぐったりきたんですよ…。語尾関係で、「あっ、こりゃダメだ」
って。そんなこんなです。
この後一人称になっても全く問題なく読めると自分は思ってますので自由に…あやふやに!フォローミー!
と叫んでおくこととします。でも、ついてこーい!じゃなくてフォローしてくれぇという…(苦笑)
バロックワークスつうことで無駄にゴージャスな舞台設定にしてみましたよ。
450 :
どろんぱ:03/09/23 22:48 ID:VdonhKpL
きたっ!ボンロビッ!!
待ってました!!!
ぐっは〜面白い、面白い。さすがにーさん、見事な切り口。
これからあやふやなめくるめくエチーに突入するのか?しないのか?
それとも社長のお稚児趣味に話は飛んでしまうのか?
トラブルメーカー揃いのルフィ海賊団も絡んでしまうのか?!
あああーーーーこれは非常に楽しみな展開になってきました。
お次の方のお越しをお待ちしています。
てか自分も考えねば…??
451 :
どろんぱ:03/09/23 22:53 ID:lbEq5qHN
一番乗りと慌ててレスを書き込んでいたら、間違って投稿してしまった。
>Bさん
甘い甘い甘い!!!
ラブラブ甘々のロマンティック。美味しゅういただきました。
あのロビンちゃんがこんなに可愛くなるなんて…
ミラクル!ワンダホー!!ビバ!サンロビ。(なんかハイになってるな〜)
いいなぁ…こういうエッチ。愛あるえっちはやっぱり(・∀・)イイ!!
>ななまるにー様
感想有難うございます(ぺこ)ロマンティックが止まりません(w ←CCBですね?
相変わらずな二人です…はい。自分、にー様の書くサンジロビンも読んでみたいなあとか思うのですが、…食われサンジもありじゃないでしょうか?ね?
自分もサンロビ書き始め当初は食われサンジの筈がどう転んだのか乙女ロビンちゃんになってずっとこの流れです(w いつか男を食う側のロビンちゃんを書きたいのですが…。餌食は誰かな?
ってか。
ボンロビリレーキタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!!!
゜・*:.。.★.。.. .☆:*.゜ハジマッタンダワ(´∀`)゜.*:☆. ..。.★.。.:*・゜
三人称、いいですよ兄様!無駄にゴージャスな設定も乙です!ボンちゃんいい味だしてるぅうううううーーーー!!
最初からセフレでなく、ロビンちゃんが誘う設定か…よーーーし、職人諸氏よ続くぜええ!!(BGMはアンダージョリーロジャー辺りで)
>439様
ハマってください!(なんつって)夜になるとサンジの方が上手、そうなんですよね、この場合…。メロリンラブとはこのことかも(w
この二人でたまにはハードなこともやらかしたいなとか考えてますので、またよろしくお願いします!
>感想屋1様
いつも有難うございます。久々…一ヶ月ぶりくらいですかね。この二人は。
口からグラニュー糖(ry なので(w こんな二人ですが末永くよろしくお願いします(三つ指)。
また20KBくらいの長い奴を書いてみたいなと思いつつ。
>どろんぱ様
甘い二人です…はい。サンジとロビンだからこそこんだけ甘く出来るかな、って感じもするんですが。自分の中では。愛あるエッチ、(ロビンにとっては)ようやくゲッツしたわけなので、
彼女には飽きるほど楽しんで欲しかったり(w
自分も考えねば…リレー。
>ななまるにー様
スゴイすごい面白いですよー!なんかドラマがもう面白い!
ロビン姐さんの策略がまたサスぺンスドラマみたいで面白い!
そしてちょっとピュアっぽい?ボンちゃんが(・∀・)イイ!
このままロビボンでもいけそうですよねw
あ・・・盆ちゃんだw
すげぇ!やっぱ神だ!
ただいまななまるにー様抱き枕を鋭意製作中ですが何か?(激しく間違い)
すっごぃ感じでてる!まさに盆ちゃんだわ!心意気にちょっと漏れました。耳から!脳が!
うますぎ・・・ロビン様も素敵・・・性欲を我慢できないニコ様・・・お相手したい!
盆ちゃんにも抱かれたい!でも一番にー様に抱かれたいですがなんでしょう?(切れ気味)
今後の流れはどうなるんだろう・・・(ドキドキワクワク)
ほかの神にも大期待!あぁ・・・ただで読んでるなんて・・・どこにぶちまけたらいいんだろう・・・
この申し訳ない気持ち・・・感謝の言葉では足りませんが・・・毎回いいものを見せていただきありがとうございます
あぁ・・・悶死ってす・て・き・・・(恍惚の表情で気絶)
見習B、いきまーーーす!(w
ボンロビリレー…もとい、これは蛇足といっていいかも…。
******************************************
ボンロビリレーAct2(蛇足かもしれませぬ)
一方その頃、オールサンデーに「俺は年増は趣味じゃねぇ」と無礼千万な言葉を吐いたMr.0…サー・
クロコダイルはというと、金に物を言わせ、店を一軒借り切ってお楽しみ真っ最中であった。
ここだけの話、彼がアラバスタを乗っ取った後、稚児趣味の極致である「ハーレム」を建設し、美少年や
ょぅι゛ょを侍らせようと企んでいるなどということは、オールサンデーですら存ぜぬところであった。
「ほぉ〜〜〜ら見てご覧、おじさんのチョコバナナはこぉーーーんなにおっき(ry」
泥酔状態でょぅι゛ょ相手にフリチ…もとい、いきり立った局部を露出させるその様は、七武海の一員でも
秘密犯罪会社の社長でもなく、単なる変態中年オヤジそのものであった。
こんな姿をオフィサー・エージェントやビリオンズが見たら、そしてハーレム建設の野望を知ったら、
バロックワークスがその日のうちに崩壊することは、まず間違いないであろう。
稚児趣味の彼にとって、女は12歳まで、男は14歳までとストライクゾーンはきわめて狭い。
28歳のオールサンデーの女としての体の疼きなど、全く考えのうちにないのであった。
無論、今、オールサンデーとオカマ…もといMr.2がどのような状況に直面しているかなど、想像もつかないのであった。
つづいてください!
*******************************************
書き逃げたぁこのことだな…。
回線切って吊ってくるわ(w
>459
禿藁!w
あぁ・・・あたしのサーが・・・穢れていく・・・
す・て・きwB様サイコー!
てかクロコ様はロリーでデホルトナノデスねw?
チョコバナナてw黒いんだろうなぁ・・・(想像中)
ぐっはぁ!(悶死)
461 :
どろんぱ:03/09/24 22:23 ID:+GzyBAZ6
Bさんもキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
ゲキワラ!今度はチョコバナナですか?
女は12、男は14とな。
該当するのって……誰?
なんかウソップ海賊団のメンバーとか、エロに不向きなキャラしか浮かばない
です。
あ、ボンちゃんがいるか。マネマネで美少年やらょぅι゛ょやらに変身し
て…?
原作のアラバスタでの対面を無視すればありかな。ははは。
続き、楽しみだ〜〜!
次の神の降臨をお待ちしてます。
女子のほうが対象年齢狭いんですね……!(2次性徴時期かな?)
映画版の話になりますが、アナグマなんかやばいんじゃないでしょうか?
サー・鰐のハーレムを想像していたら、「マグX大使」の敵、ゴア様を
思い出してしまいました。(度を越した子供好きという設定で、
支配した星ぼしから、気に入った少年少女を集めて可愛がっている←コレ…)
ややスレ違い?すみません。
>>459の続き(
>>448の続きかもw)
「ナ、ナ、ナンなのよぅ!」
ざばぁ、と水面を波立たせて、ボン・クレーは仰け反った。
「ナニって………」
オールサンデーの手は、バレエ拳法で鍛えた太腿を撫で続けていた。
「私も一緒に………楽しませて………」
女の柔らかい舌に耳たぶを舐めとられて、あんぐりと口を開いたボン・クレーはわなわなと震える。
普段は挨拶代わりに猥談を口にしているが、実はこのオカマ、実体験は乏しいらしく。
「た、楽しませてって?!」
「だから………」
ぴちゃりと尖らせた舌先をオカマの耳に押し込みながら、オールサンデーは囁く。
「疼いちゃうって……言ってるじゃない」
「ひぃいいい……っ!」
たっぷりと豊かな乳房が腕に押し付けられると、ボン・クレーは奇怪な悲鳴を上げた。
「なんて声、出してるのよ」
「だって……アチシ……アチシ……」
ぐ、と唇をかみしめて。
「女から積極的に触られるのって………初めてなのよぅ!」
「あら……そうだったの?」
「男だったら、いっくらでも触ってるけどねぃ……ていうか!」
もじもじと身体をくねらせるオカマ。
「アチシの中の男が、目覚めちゃいそうよぅ……」
クス、と笑ったオールサンデーは、ドギマギしているこの男女友達をもっとからかいたくなった。
「あなた、さっき、男の身体でも女の身体でも自在だって言ってたじゃない?」
ボン・クレーの手を取ると、ぎゅ、と自分の胸にあてがって。
「こんなの……触りなれてるでしょ?」
硬直したオカマの手の平で、先端を転がし。
「こんな風にすると………ぁ……気持ちいいの………知ってるでしょう?」
ボン・クレーはまた唇をかんだ。
つうわけで、ホントにワンレス分だけ……w
微妙なテイストになってしまい、すまんです。
ここで途切れずに、うまいこと続いてくれることを祈りつつ、またROMに戻ります。
………どうか……続いてくれ〜!
そして、
>>463にタイトルをつけるのを忘れますた。
「ボンロビ@ひっそりさん」です。
申し訳ない……
466 :
名無しさん@ピンキー:03/09/25 00:40 ID:LnyyIKp6
ひっそり様、いいかんじです〜vv
ハァハァ
ついコーフンして
sage忘れました・・・申し訳ないです
468 :
名無しさん@ピンキー:03/09/25 00:48 ID:jPTx2cO/
あぁ・・・恥ずかしがる盆ちゃん・・・んぅあぁ!(絶頂)
素敵です!あぁ・・・ロビンネェ様の迫り方がもう素敵・・・
耳に舌なんか入れられたら・・・腰砕けて頬染めて瞳を濡らして・・・(妄想の世界へ飛翔)
・・・すごいよ・・・かぁさん・・・ここは悦楽のインターネットですね・・・
ひっそりさんマンセーwひっそりさせたくないので
今から引きずり出しにいくので首をビオレ(桃のヤツ)で洗って置いてくださいw
いい読み物をありがとうございます!
ひっそりさんヤバイよ!ボンちゃんに萌えちゃうよ!
ここはロビン姐さんに萌えるべきだろーに、ワシャ変態なんだろーかw
471 :
どろんぱ:03/09/26 02:10 ID:tcDlPjoE
ひっそりさん(あえてそう呼ばせていただきます)萌え〜〜!!
1レスだってのに、なんてエロエロなんだーーー!(;´Д`)ハァハァ
そういや、ひっそりさんのロビンって初ではないですか?
さすがだ、さすがだ、貴方があってこそここまで来たこのスレなのですから。
是非とも復活きぼんぬと叫ばせて下さい。
私なども、ひっそりさんが頑張ってらっしゃったから投下する勇気が出たんで
すから。
攻め攻めロビンちゃん(・∀・)イイ!!
ロビン攻めもの読みたくなってきたな〜〜〜
おお?!ボンロビ続きがキテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
つか、自分のに感想くだすった皆さんありがとうございます。
なんか結構展開狭めたんじゃないか?!と投下後にハッとしたんですが
続いててホっとしてます(笑)
職人諸氏に礼!
>Bさん
社長…突っ走りはじめましたねチョコバナナ。
そっか…ハーレム、作りたいんだ…。ロリショタユートピアなんだ…そんな計画が
あの影に!
いや大爆笑ですた。お見事!
>ひっそりさん
これも1レスでお見事!さすがです。
攻めロビン方面へ発射オーライですか?(発車だろ)
いや、下克上もありですから、フリーダムですよね。自分英語も不自由です!
ところで「ひっそりさん」って名乗られたら、うっかり言ってしまった自分はどう責任をとったら
いいのかわりと…イエス、アイアム迂闊マン!このときめきと戸惑いをあなたに伝えたい。
日本語も不自由です。
あー、攻めロビいいなー。まぁロビンは攻めですが(自分脳では)
>460様
社長を穢してすいません…いや、黒いでしょうそりゃ。クロコダイルってくらいだから(w
社長、ロリーで両刀っす。否定しません。はい。
>どろんぱ様
チョコバナナ言っちゃいました(w 秋祭りの縁日でチョコバナナ食べられなくなったら紛れもなく漏れの所為ですね、これ…。
>該当するのって……誰?
誰も該当しなさそうだったので(GW辺りしか)その辺にしてみました(w
>462様
そうですね、第二次性徴のあたりですね。最近は赤飯年齢もBがガキンチョだった頃と比べてどんどん早くなってるらしいですね…とスレ違いすいません。
こんな社長ですが、またよろしくお願いします…。
>ひっそり様
ひっそり様…漏れも盆ちゃんに萌えそうです…どうすれバインダー!!
>「アチシの中の男が、目覚めちゃいそうよぅ……」
ここです!!!キタ━━━━━!!!
>ななまる兄様
愚弟ですいません…やらかしてもた…ってか、ここだけの話。
もしも国一つ手中に収めることができるなら何らかのハーレム建設したくないですか?(w
社長のこの影の計画は語られない方がいい歴史ですよね、勿論…。
今日は土曜日、今夜あたりボンロビリレー続き来るかも?と期待に胸躍らせつつ、
風呂入ってきます。『幸せパンチの湯』にでもするかな今夜は…。
>>463の続き
「あ、あ、あ……」
頬を紅潮させたボンクレーは、ざばあっと風呂から立ち上がった。
「マネマネモンタージュ!」
目にも留まらぬ早業で手を動かしていく。
「世界一カッコイイ頭!世界一カッコイイ目!世界一カッコイイ鼻!世界一カッコ
イイ口!」
くるくるとその姿が変わっていく。
「ドゥ〜?世界一イイ男よ?」
姿を変えたボン・クレーは両手を頭頂部にハート形に乗せ、得意満面で片足上げて
ポーズを決める。
「がっはっはっはっ」と高笑いでバレエのポーズを次々と決めていくボン・クレー
の様子に、オールサンデーはくすっと笑みを洩らした。
「おばかさんね……」
意味深な微笑みを浮かべ、自分もまた湯船から立ち上がる。
そしてアラベスクを決めたボン・クレーの左手をそっと握り、そのままオカマの左
頬をその手で触らせた。
「私は"あなた"としたいのよ?Mr.2……」
オカマの指を口に含みちろりと舐め上げ、婉然と微笑んだ。
元のオカマに戻ったボン・クレーがわなわなと震えるのをまるで楽しむかのように、
オールサンデーの舌は指先をちろちろと舐めていく。
その動きは男根を舐め上げる様を連想させ、何とも淫らだ。
オールサンデーは黒曜石を思わせる黒瞳に魔を宿らせて、挑戦的に微笑んでいる。
え〜い、誰か続けてくれ〜!!
つことで、書き逃げ。
どろんぱ様キタ━━━━━━━━━━━━!!
うおおおおおおおエロい!ロビン姉さま、漏れも誘惑し(ry
…ハッ、思わず本音が! いや、本題に戻ります。
そう、ボンちゃんと、ってのが激しく味噌なんですよね!それでこそのボンロビだ!!
乙でした! では自分もいくぞぉーーーっ!!
****************************************
>>474の続き
「…あ…あちしと…? サンデーちゃん…?」
アラベスクの格好のまま固まっているオカマの声は、震えていた。
「そう、あなたと…したいのよ、私」
ふふ、と意味深な笑みを浮かべ、オールサンデーは広い浴槽から出た。
脱ぎ捨てた水着を拾い、一糸纏わぬ姿のまま、ガラスの扉を開いた。
「……ベッドで待ってるわ……Mr.2」
ちゅ、と投げキッスを一つ残し、ばたんと扉が閉まった。
「…………」
残されたのは、腰タオル一枚でアラベスクの格好で固まっているオカマ一人であった。
「…あちしと、…したい…?」
暫くして…たっぷり10分ほどして、ようやくはっと我に返ったオカマは、混乱する思考をなんとか
捻りに捻って、今時分が置かれている状況、そしてどうすべきかを考えた。
(ちょっとまってよ!これは一体ドゥーーいう展開!!??もしかしてあちしとサンデーちゃんは一線☆
超えちゃうって訳!? ダチと一線☆超えちゃうなんて、果たしてこれは人として、ううんオカマ的に
イーーーのかしらっっ!!???)
湯船に身を沈め、一人派手なリアクションを交えながら考えをめぐらせていく。
しかし、オールサンデーはやる気満々(死語)である。今更『ごめんなさい』が出来るはずなどない。
(据え膳食わぬはオカマの恥! そして、これは体が疼いて仕方のないサンデーちゃんの為!
オカマとして、ダチとして、そして人として!!!(ズビィ!) …腹をくくるしかないのねん!!!!!)
オカマはこれまでの人生で最大ともいえる一大決意をした。
(…待ってて、サンデーちゃん! …こんなオカマでいいのならッッッ!!!!)
―――ざばあ!
派手な水音と共に立ち上がり、握り拳を作ってオカマは我一人うなずいた。
豪奢極まりないバスルームを出、清潔な純白のバスローブを羽織り、腰紐をきゅっと結ぶと、オカマは
オールサンデーが待っている寝室へと向かった。その足は僅かに震えていた。
(こんなときにあちしったら、なぁにブルってんのよぉ! …オカマらしくここは堂々と!)
寝室の扉は僅かに開き、そこから明かりが漏れ、在室をほのめかしていた。
「…さ、サンデーちゃん…」
ノックの代わりに掛けた声は、明らかに上ずっていた。
(だめよあちし! …腹くくるって決めたのよ、こうなりゃ当たって砕けろよぉーーぅ!)
大きく息を吸い込み、構えを取り、両脚に力を込めて…―――。
「サンデーちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!!! 入るわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
オカマ拳法で鍛えた脚で扉を派手に蹴り開き、悲鳴にも似た絶叫と共にオカマは寝室へと飛び込んだ!
(続く)
****************************************
というわけで、続きをおねがいしまつ!
ボンちゃんに萌えるなんてそんなバカな。ハハハ……ハハ…。
…………。
ボンちゃんカワイイです。すみません嘘をつきました。くっ…。もう駄目かも。<自分
自分にいたっては炉趣味のシャチョウに萌えてしまったヽ(゚▽゚*)
わしもどっかで参加させていただきます。
ぎゃあ最近体調が崩れがちでここにこれなくて
482 :
感想屋1:03/09/30 22:15 ID:xZcOoJma
さいたマン さん久しぶり・・・
PC壊れたり体調悪かったりたいへんですね。
お大事に・・・
もしかしてここにいるのおれだけかよ〜
みんなもうあきちゃった〜〜?
>>483 ここにいる!!(・∀・)ノハイ!!
自分は神の降臨を首を長くして待っているのだ…。
来てますよ〜しかも毎日。
めっちゃくちゃ面白い展開なんで毎回リレー楽しみに待ってるのです。
そーいう自分はエロが上手く表現できないからとネタ振った人…。
ちなみにSS以外の色んな人のレスも読んでいて更に面白さを増してくれている。
つーか、ボンロビキモイとか言われた日にはネタ振った人としては皆さんに申し訳ない。
と思いつつそれでみんな消えたとしたら正直、スワンカッタ!
それはないっしょ〜。
嫌だったらスルーできるはずだここの住人は。
カミサマカミサマハヤクオイデクダサイ…(・∀・)
神じゃないしあれなんですけど、リレーの続き書いてるのでお待ちを。
問題…つかなんというか、社長側書きたかったんですけどね、例の年齢制限の
ため相手役がマジに浮かばないス。
私はミスGWは不思議ちゃん認識なんで。
他の方々にお任せして、まずはボンちゃん攻略ってことでいくかなーーー
攻め攻めロビン様は非常に楽しいス。
では。
>>478の続き。
ボン・クレーは意を決して、天蓋付きの豪奢なキングサイズのベッドのど真
ん中にばっふんっと舞い降りた。
5人でも優に眠ることが出来ると思われるベッドは、この大柄なオカマに
とっても大きすぎて、なんだか身の置き所がない。
オールサンデーはというと、ベッドの端に腰掛けて、足を高く組んで淡くピ
ンクに色づいたシャンパンを飲んでいる。
一糸纏わぬその姿は、彫像のように無駄のない美しさでオカマを圧倒する。
すんなりと伸びた足の根元が悩ましい。
「あなたもどう?」
シャンパングラスを掲げて、ウインク。
「い…いただくわ…」
ボン・クレーが手を伸ばすのを軽く制して、オールサンデーはボン・クレー
の頬に手を掛け、そのまま口づけた。
あまりの出来事にあんぐりと口を開けたままのオカマの口内に、爽やかな苦
みが広がる。
悪戯っぽく微笑みながらオールサンデーが離れるのを呆然と見送って、ボン・
クレーはごっくんとその液体を飲み込んだ。
(あ…あちしは今、ナニを飲んだのッ??)
シャンパンにしては、舌に残る甘ったるい苦み。
少し、舌先がしびれる…?
自分はあっちもこっちも毎日来てます(w
>どろんぱ様
リレー続き楽しみです…!嗚呼、自分が社長の趣味を12と14とか制限掛けたがために
話狭めてしまいましたね…すいません。以後気をつけます。
オールサンデーの笑みがさらに妖しさを増す。
「女友達との関係だとあなたもやりにくそうだから、少し手助けしてあげた
の」
くすくす、と笑っている。
(え…え…?なんなのよぅ、サンデーちゃん?)
「少し、躰が熱くなってきたかしら…」
その言葉にまるで反応するかのように、体の中心部、いわゆる男性機能を司る
アレが怒濤の勢いで頭をもたげ、どくんどくんと息づくのを感じる。
「ごめんなさいね…Mr.2──あなたも愉しめるように少し手助けしただけ」
ゆっくりと、オールサンデーの指先が顎先をかすめていく。
「毒じゃないから、安心して?」
そして赤い唇が眼前に迫ったかと思うと、もう一度柔らかな唇にオカマの口は
塞がれた。
薬の勢いも手伝ってか、濃厚なキスを交わし合いながら、オカマはまだボーっ
としていた。
(あ…あちしはどうなっちゃうのかスィら?)
自分自身の体としてはきっと今回初使用になると思われる、男のアレの勢いは
いや増すばかりで、早く突っ込みたいぞ、(゚Д゚)ゴルァ!!状態で、いつでもスタ
ンバイOKだったりする。
薄目を開けてそっとオールサンデーの表情を伺えば、彼女の様子もまんざらで
はないらしく、頬をうっすらと染めて長い睫を伏せて行為に没頭している。
(サンデーちゃん…オカマのあちしから見ても、あんた…すんげぇキレーだわ
ッ)
オールサンデーの唇の柔らかさ、その巧みな舌使いに、腰元がめろめろになり
そうになる。
(あんた…ホントにあちしなんかでいいの…?)
唾液が糸を引きながら唇が離れたかと思うと、また啄むように唇が重なり、そ
の瞬間全身がびくっと跳ねるように反応した。
「あ…あんた…テクニシャンねい?」
「女にそんなこと言うものではないわ」
再び、誘い合うようにふたりの唇が重なる。
ってな訳で、続きよろ
>どろんぱ様
キタ━━━━━━━━━!!
ってか、割り込みレスすいません!!!!リロードして気付いた漏れって(つд`)
攻めロビンちゃん、激しくイイ!!です!!
>早く突っ込みたいぞ、(゚Д゚)ゴルァ!!状態
ここに爆笑してしまいました!…この上ない表現だ…。
いよいよ二人が一線☆超えるときが…ドキドキ…。どなたか続きを待ってます…!
…自分もまた書きますそのうち(w
キタキタキタ━(・∀・)━━(´▽`)━━(`Д´)━━━!!!!
神様!!!まっちょりました!!!
リレー小説続き楽しみにしちょります!!
カミカミコイコイモットコイ!!(ノ´▽`)人(´▽`ヽ)
すみません、まず謝っておきます。
投下した後に気づいたんですけど、コテだけでカップリング名を名前に入れ忘
れていました。すみません。
>Bさん
えーーーと、そんなつもりで言ったんではないんです。
その難しい設定をどうにかするのがSS書きの腕の見せ所なんでしょうけど、何
分私の力不足で、今のところ妙案が浮かばなくて。
KINOさんが社長を書いて下さると名乗りを上げてらっしゃいますし、私はとり
あえずはボンちゃん攻略に専念します。
AAは本来自分の作風ではないので禁じ手なんですけど、お祭りってことで(ボ
ンちゃんですから)使っちゃいました。
あれしかなんだか浮かばなかったんですよ、あの表現。
攻めロビンちゃん、書いてて非常に楽しいんですけど…?
読んでて、非常に楽しいんですけど…?
そして恥じらうボンちゃんに非常に萌えてるんですが。(前回のBさんのボンちゃんも萌え萌えでした。ゴチです)
お次は二人が一線☆を超えるんでしょうか?超えないんでしょうか?
相変わらずあやふやですけど、楽しみにしております。
>さいたマンさん
私も最近体調が崩れがちで。
やっぱり体調が悪いと、思うように書けないですね。
お大事に。
>>494 リレー小説、私も楽しみなんです。
続きどうなるんでしょうね?ワクワク
このスレの神々のレベルは高いので名無しでの参加は気後れされる向きも多い
かもしれませんが、私みたいなのもおりますのでよかったら1レスでもいいで
すので、ボンちゃん攻略及び社長ハーレム計画(仮題)にご参加されませんか?
気負わず、気軽に、祭りだと思って、どうかお気楽に参加いただけると幸い。
>>492から
そしてボン・クレーはオールサンデーの接吻を受けながらぼんやりとおもいだしていた。
そう、BWに入る時に言われた一言を。
「お前、顔だけじゃなくて身長も合わせて変えられるのか?」
「もちろんよ〜!あちしに不可能はないわっ!!!!」
「ほう、そうか……それは面白いな」
その場で街角で見た少女や少年に姿を変えると彼は満足気に笑っていたのだ。
「サ、サンデーちゃん、本当にあちしでいいのね!!」
「もちろんよ……Mr,2」
「社長じゃなくても、いいのねっ!」
「……あんなロリコンでショタコンな男はこっちなら、願い下げよーーーーーーっっっ!!!!」
「さ、サンデーちゃんっっ!!!??」
暇さえあれば彼は幼女や少年を追い掛け回し、挙句の果てには会議まで投げ出す始末。
その尻拭いを散々させられてきた日々は思い出すだけでも忌々しい。
他人の趣味にとやかく口を出すことはしたくは無いが、やることはやってからしろやヽ(`Д´)ノウワァァン というのが正直な気持ちだった。
そして当の社長はこの瞬間も………。
「よ〜〜し、おじさんが何でも買ってあげちゃうぞ〜。何が欲しいのかなぁ?」
鼻の下を伸ばしきって少年少女の天国で(*´Д`*)状態だったのである。
以下宜しくです!すいません!
わしも毎日ROMってますよ〜。
ちと忙しいのでまとまったものは書いてませんが。
神様大光臨で凄いことになってますね。
十月って神無月でしたっけ?ここだけは違うつきなのかもねヽ(゚▽゚*)
あ〜皆さんいて安心した〜
こんなんでびびってたらいけませんな〜!(ノ´∀`*)ゴメンゴメン
Bさんどろんぱさんに続きKINOさんもキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
とまず叫ばせていただき。
リレーに関しては自分も初体験(キャッ←キモい)ゆえ職人諸氏の展開をガッツり堪能したい
姿勢で沈黙してたんですよ。すいません(笑)
このような自由度の高い場所で神々とバトンをつなげる以上は、己の欲望にかまけて
突っ走ることは人のためならず!
…諺も不自由か、自分よ。
いやまあ、完成度追い求めるより、かなり遊べる話だと思うんで、こう展開させたらドゥー?程度でも妄想があったら
ネタ的に言ったもん勝ちだと思います。
最近エロ書いてないなと反省したのでリハビリついでにバカップル書いてます。
投下はボンロビが終わってからのが良いのか…。
そんなこともないよな?と同意を求めてみましょうか。
いやぶっちゃけ、腱鞘炎が酷いんです。いやはや。
>>500 そんなことないっす!!
おまえの生き様見せてくれ!!!(・∀・)
ついでに500ゲトおめでd!!
ここはきっと出雲なんですよ<神無月
おーっ、KINOさん意味深な伏線。
これを解釈すると、社長のお相手は盆ちゃんってことでFA?
問題は原作で社長と対面したときに「あのクロコダイルが?」と驚いた場面を
どう消化するかですな。
1、無視、無視。既知の仲だったことにする。
2、この場面でのボンちゃんの回想は「そういえばこんなヘンなオッサンいたわ
よね」ってな感じで、深い意味はなく、まだそのオッサンが社長だとは
気づいていない。今後社長の元へ行く展開になったとしても、社長の顔は見せ
ない。
3、別の展開。
そこら辺の骨格が決まってないと、下手なこと書けないかな〜?と。
どうしますかね?
KINOさん、ある程度決まっているような感じでの伏線ですけど、そこに繋げる
ためにはボンロビの動かし方が変わって来るっつーか。
いかがざんしょ?
>にーさん
腱鞘炎、随分長いですね…大丈夫ですか?
うちの近くならいい整体(接骨院なんですけど整体やってるんです)紹介するん
ですけど。
どうかお大事に。
投下は、ボンロビの間に挟まっちゃっても問題ナッスィングじゃないですか
ね?
一種の連載形式みたいなものですし、いつ完結するんだか分からないですか
ら。
季節柄、お月見ネタかな?ハロウィーン?それとも別ネタかな〜〜
楽しみです。
いやしかし神有月ですねぇ。
リレーものなので、わしのネタは無視してくださいですヽ(゚▽゚*)
わしも入れそうなところでネタ入れさせていただきますんで。
気がつけば500ゲッツしてたんだな?!とか言われて気がついた自分は、今日テレビで見て初めてダンディ坂野は
いい奴なんだな案外、と思いました。どうでもいいです。
>どろんぱさん
ご心配いただきましてありがとうございます。
腱鞘炎は長引いているというよりは頻発してるという感じです。おまけに肩こりです。
バ〇テリンと低周波治療器が手放せません。これで腰痛でも患えば物書き三重苦ですね。
でも腰は丈夫です。(誰も聞いてない)
しかしおかげさまでエロができました。なんでもネタにしてしまえば笑えるのさ!ははは!
えー、毎度おなじみサンナミバカップルです。
ボンロビの息抜きにおひとつドゾーというわけで、この後ぬるりと投下させていただきます。
ただ今最終確認中。
ひと月ぶりのバカップルです。毎度ストレートにエロでアホです。
サンドバッグとティッシュのご用意を忘れずに。嫌いな方はスルーで。
それではどうぞ召し上がれ♪
****************************************
『Melting』
「ナミさん、肩こってるんじゃねぇ?」
深夜のラウンジで紅茶を飲みながら、日誌を書いていた時のこと。スープストックを作り終えたサンジくん
が、手を拭きながら突然聞いてきた。
無意識に首を回していたところだったから、頭を後ろに傾けたまま声の方を見てしまって。ちょっと間抜け
な顔を見られたかもしれない。
確かにこのところ、溜まっていたデータを海図に書き起こすのに忙しく、机に向かう時間が多かった。
作業に使い良いように、気になるところをウソップに頼んで直してもらった机だけれど、それでも長時間の
書き物は辛い。手で触れると、首筋から肩のあたりが張り詰めているのがわかる。
んー、と生返事をしながらも、日誌は書き終えなければとペンを走らせると、煙草に火をつけながらサンジ
くんは困ったように溜息をついた。やかんをコンロにかけて、私の対面に座ると、こちらを見るともなく
見ている。
仕事と俺、どっちが大事?なんて女々しいことを言わない男で良かったなぁと思うのはこんな時。
海図を書くときは圧倒的に女部屋のほうが多いのだけれど、一日を締めくくる日誌は、私はラウンジでと
決めている。
自分の部屋を持たなかった小さな頃、私はダイニングで本を読み、地図を書いた。そこには必ず、食事を
作る音や匂いと火の温度。それから、ベルメールさんの煙草の匂いがあった。
サンジくんの存在は、それに似た空間を作り出す。今日も何事もなく終わったと、ルフィなら口を尖らせる
だろうことを思い出すのに最適な空間を。
…ただ、決定的に違うのはキッチンに立つ姿が男性で、しかも私をメロメロに愛している恋人だってこと
なんだけれども。
やがて、しゅんしゅんとやかんが音を立てはじめ、サンジくんはお茶を入れなおすために立ち上がった。
ポットへ茶葉を入れてお湯を注ぎ、蒸らしている間に私の前にあったティーカップを引いた。ふと目をやる
と、新しいカップから湯気が立って、温められているのが見える。別に今使ってたので構わないのに、と
言えば、おそらく返ってくるのは「ナミさんのお仕事の後に最高のお茶をサービスできるのも俺の喜びなん
だから奪わないでくれよ」云々。砂糖がいらないほど甘い台詞よ。それももう、わかってる。
ようやく日誌を締めくくって、ふぅ、と溜息をつけば、それを見計らったかのように、ジャストタイムで
背後から良い香りを漂わせて紅茶のカップが出てくる。
「お疲れさん」
ついでみたいにぽん、と肩に手を置いて。
その瞬間、サンジくんは固まった。不審に思ってティーカップに口をつけながら振り向くと、思いがけない
しかめっ面。
「ナミさん、なにこれ。マジ、すごいよ?」
「…なによ」
「ガチガチじゃねぇか…なんでこんなになるまでほっとくんだよ?」
「平気よォ、海図書くのも一段落したとこだし」
「平気じゃねェよ!ああ、もう変だと思ったんだ。チョッパーに鎮痛剤貰ってただろう?……アノ日でも
ねぇのに」
……目ざとすぎる!
ぎっ!と睨むと、うっ、と呻いて手を離した。
そうよ、ここのとこ頭も痛かったの。肩こりから来てるんだってわかってたけど。けど、こんなのはそう、
職業病ってやつよ。しょうがないことじゃない。
…そう思ってたんだけど。
思い直したように、キャミソールの肩に手のひらが触れてぐっと指を押し込まれる。痛みに息が詰まった。
「っ!ちょっと…!」
「ああ、やっぱりだ。どうして黙ってたんだよ」
言いながら、探るようにまた揉んでくるから思わず体を捩って逃げた。
「やッ…良いからぁ!言おうが言うまいが私の勝手じゃない。やめてよ、こんなの休めばすぐ…」
「ダメだって、慢性化するぜ?大丈夫、俺上手いから」
首の付け根を挟むようにしてくる。…う、上手いと余計困るのよ…!
反論する間も与えずに、本格的に両手が肩を揉み解してきた。親指が器用にしこりを探り当て、ぐいぐいと
押し込んでくる。
「あ、ちょ、ちょっと…痛っ…!…やめてよ…」
「痛いところが悪いとこなんだよ。こんなになる前に言ってくれりゃいつだって揉んであげたのに…」
緩急をつけながら指先と手のひらを使って解していくリズムに乗って、滞っていた血が流れ出すような感じ
がする。
ほ、ほんとに上手い…。痛みの後を追うように、じわりと温かく握りこまれて、思わず溜息がでる。
「な、なんでこんな…んっ…慣れてるの…?」
「………年寄りとの暮らしが長かったもんで」
さして面白くもなさそうに言うのに、妙に懐かしそうな雰囲気が僅かに滲んでたものだから、ちょっと
笑ってしまう。
それを批難するようにぐっと指に力をこめてくるんだから憎たらしい。
突然、鈍く突き刺さるような痛みが走る。
「…んぅっ…!」
瞬間、手の動きが止まった。
私は思わず口を手で押さえていたのだけれど、やがてサンジくんは気を取り直したようにまた揉み始めた。
首の付け根から肩全体、背筋と肩甲骨のあたりを指圧してくる。その力強さに口から手を離して、テーブル
の端に体を支えるように掴まると、痛みと心地好さが交互にやって来て、私はついに声を漏らしてしまった。
「んっ、んぁっ…!」
「………ナミさん…?」
戸惑ったような声をかけながら、サンジくんの手は休まることはない。上半身を翻弄するような痛みと熱に、
私は良いように喘がされてしまう。
…だから嫌だったのよ…!
自分ではわからなかったんだけど、昔。ノジコが肩揉んであげる、って言ってくれて、お願いしたらやっぱり
こんな感じの声が出ちゃって。それで終わったあとに言われたのよ。
「あんた、惚れた男以外に肩揉ませないほうが良いよ」って!「すごいヤらしい声出してる」って!
今の場合「惚れた男」は該当してるから問題ない?
でもね!恥ずかしいのには変わりないのよ。だって、ヤらしいことしてるわけじゃないのに…。
………セックスしてる時と大差ないような…声が………。
「ん、ん、うっ…あ、そこっ…痛いっ…」
どうしたって出ちゃうのよぉ…!!
「………………………あー。…はは。あー。そっかー…」
妙に納得したような声で言うのに、顔がかっと熱くなる。サンジくんはそれでも手を止めず、相変わらず
絶妙の加減でもって
私の肩にあるしこりを解しつづけた。
「大丈夫かい?…ここ、ちょっと辛いかもしれないけど我慢して」
「えっ…あ!んっ…ん、くっ…!」
ぎゅうっと強く押し込んでくる痛みに体が逃げそうになって、何度も肩を引き戻される。指先は有無を言わ
せぬ力で押してきて、その後で痛みを散らすように手のひら全体で解きほぐす。額にじわりと汗が滲んだ。
だんだん体が火照り出して、全身を血が駆け巡っているのがわかる。私はもういよいよ声を堪えきれず。
恥ずかしくてたまらないのに…このままどろどろに融けちゃいたい…!
…やがて、熱を分散させるように、握り合わせた手が、とんとんと肩を叩いてくるのに、ほぅっと溜息を
つくと。
「はい、おしまい」
ぽん!と両肩に手をやって、サンジくんは耳元で囁いた。
その後で、困ったような声で告げる。
「……なんだけど……緊急事態発生…」
「なに…」
「……………その。ゴメン。疲れたろうから、俺もさすがに無理は言えねぇんだけど」
後ろから腕が回される。つむじにキスをされて。ぎゅっと抱きしめられた瞬間…………背中に固いモノが。
こ。
こういうことね、ノジコ。
わかってた。わかってたけど。
体がぽかぽかあったかい上に、ぐにゃぐにゃなのよ…。おまけに相手は「惚れた男」。謝りながらますます
強く抱きしめてくる。
「嫌だったらしない」
それでも、やり場がない、というように彷徨う手が、耳たぶを触って。私はたまらず、その手を握っていた。
だってサンジくんの指先は、とっくに私を可愛がる時と同じ調子だったんだもの。
だから。
………そういう流れになったって、しょうがないじゃないの!
「少しだけなら…」
「…少しだけって…無茶言うなぁ」
苦笑いしながら、ベンチを跨いで座ると、サンジくんは私の体を背中側から抱き寄せた。肩先にキスをして
から、ほっぺたくっつけて、私の顔色を窺うような表情。お尻に当たった感触で、すぐにも始めたいのが
わかるけど。
…私にだって準備って物が…。ううっ、でもなんか切羽詰ってそうな…。
「…とりあえず…口で、する?」
「あー…そういうの割と傷つくんだぜ、俺」
「えっ?何」
「とりあえず、なんてナミさんに対して思わねぇし。まあ、コレは確かにフライングだけど」
言いながら私の顎を右手で持ち上げてくる。唇を軽く数度重ねてから、またほっぺたくっつけて。
「ナミさんが気持ち好くなってくれないと俺、嫌なんだよ。これ絶対条件だからさ♪」
軽い調子で言って。ん?って顔して覗き込んでくるのに、ぎゅっと鼻を抓むと苦笑いしながら手を握って
外させて、指を絡ませながら唇寄せてきた。深く合わせて、わざと音を立てて舌を絡める。
バカね、そんなことしたって、心臓ドキドキしてるの聞こえてるんだから。
弁解しておくとこれは全くの予定外だ。予定外っつうか予想外っつうか、まさか指圧であんな声を聞かされ
るだなんて誰が思うよ?愛しい愛しいナミさんの肩こりを解消して差し上げようと思っただけだぜ、俺ァ。
今までだって散々言ってたんだ、肩揉んであげるって。けどそれは大概日中だったから、ナミさんは
「逆に疲れるからダメ」
って絶対OKしなかった。まだ残ってるんだろうお仕事の妨げになると思えば無理強いはできなかったんだけどよ。
海図書きも一段落したようだし?今日はもう寝るだけだし?と、思ってさ。
つうか、俺、結構肩揉むの好きなんだよな。なんでかとか聞かれっとアレなんだけども。ちょっと上手い
こと説明できねぇんだけどな。なんつうの、癒しを与えるのって、良いじゃんか?そういうの目指してみた
りなんか…ああ、やっぱなんか違うかも。単純にスキンシップ好きで良いよ。もう。
とにかくまぁ、最初の時点では純粋に疲れを取ってあげてぇと思って、ムキになっちまったわけだけど。
なぁ?
肩揉んだ時の反応なんて、ジジイの「あーー」とか「うーー」とかいう声くらいしか聞いたことねぇっつの。
それがまさかの棚ボタっつか、あんな悩ましげな声。脊髄直下しないほうがおかしいって。
ま、そんなわけでこんなわけなんデスが。
唇離して、肩にちゅっと吸い付くと、ピクっと跳ねた。腕の中にすっぽり抱きかかえられたナミさんは、
とろんと目を潤ませて。
顎を乗せた裸の肩がほんのり温かい。ぐりぐり擦りつけるようにすると髭がくすぐったいのか体を捩って
逃げようとした。左腕で抱え込んで、右手をキャミソールの裾から滑り込ませる。ストラップレスのブラを
ずらして左胸をまさぐると、俺の両膝を手でぎゅっ、と握って。小さく鼻をならして体を凭れかけ、すっか
りされるままの格好。脇腹から胸のあたりを撫でまわしながら、片手でブラを取っ払うと、薄い布地に小さ
な突起がふたつ浮き上がる。両手を差し込んでまさぐりながら、ぴったり背中を抱いてそこに触れると、
ナミさんはたちまち可愛い声をあげた。
「…さっき散々リハーサルしたから、声出やすくなってんじゃねぇ?」
「あっ…ん…そんな、こと…」
人差し指の関節で擦るように乳首を揺すぶると、いやいやをするように首を振る。たぷん、たぷんと全体を
揺すりながら愛撫を続けているうちに、キャミソールはだんだん裾が捲くれ上がってきて、おっぱいが丸
見えになった。耳の後ろからうなじへと唇を這わせると、くすぐったいのかナミさんは前かがみの姿勢に
なっていく。敏感すぎるベビーピンクをくにゅくにゅ捏ねまわしながら背筋をちろ、と舐めれば、小さく
叫んで完全にテーブルに突っ伏して。…ナミさんそれじゃイタズラしてって言ってるのと同じだぜ?
肩で体を押さえ込むようにして、おっぱいをしつこいくらいに揉みしだく。乳首を指先で転がしたり抓んだ
りしていると、熱い溜息もらしながら、ナミさんはテーブルにほっぺをつけたまま恨めしそうに俺のほうを
振り向いた。
「っ、サンジく、ん…ちょっ……アッ!…背中、いヤ…ァ」
「嫌?」
背中に唇這わせて、舌先で背骨をなぞるように動かすとビクビク体を震わせる。…弱いんだよなぁ背中。
テーブルクロスを握り締めて、はふはふ息が上がってきた。真っ赤な顔して、涙目で俺を睨んでくる。
…可愛い。
「んもっ…なんで、胸ばっかり…あっ…ん…」
「いや、俺としてはナミさんの全身を解してあげたいんだけど。ここはどうも固くなる一方で♪」
「バ、カぁ……っ」
きゅ、と乳首を抓るとますます強くクロスを握って。…おっと危ねぇ、落ちそうになってたティーカップを
テーブルの中央に押しやって、顔を覗き込むと濡れた睫毛を吸った。パチパチ目をしばたきながら見上げて
くる顔はすっかりエッチな表情。
「…下、どうなってる?」
「んっ…知らないっ…」
「確かめてくんない?俺両手塞がってるしさ」
「バカなんじゃない?!あっ…そんなの……っ」
ピタ、と手を止めると、きゅーっと眉が下がる。…そんな顔してもダメ。イジワルされるとイイの知ってる
もんね。ぴったり閉じた太腿の奥がとっくにヌメってるのも。
俺が動かないでいると、ナミさんは泣きそうな顔しながら、そろそろとクロスから手を離した。ぷい、と
顔をテーブルに伏せると、震える右手をミニスカートの裾から滑り込ませる。やがて指先が触れたのか、
僅かに肩が揺れた。それを確認してから、俺は上半身への愛撫を再開する…。
「…どう?濡れてる?」
耳に唇寄せてわざとらしく聞くと、微かに頷く。どのくらい?と聞くといやいやをした。
素直じゃないねぇ、そこがイイんだけどさ。
「音聞きてぇんだけど♪」
「っん、ゃ…ダメ、…あっ…」
弄られすぎてすっかり固く立ち上がった乳首を指の腹で押しつぶすと、スカートの中に差し込まれた手の
動きが大きくなった。その途端、甘えた声と一緒に、くちゅん、と濡れた音がして。
耳まで真っ赤にしながらも、ナミさんはもう止められなくなったみたいに大胆に手を動かし始めた。
ベンチに零れちまうんじゃないかと思うくらい、ヤらしい音がだんだん大きくなっていく。俺は左手で胸を
まさぐりながら、右手で頭を横に向けさせて逃げられないように抱え込むと、耳に舌を差し入れた。
「アッ!…や、ア――ッ!ア――ッ!!」
ガタガタテーブル揺らしながら暴れるのを押さえ込んで、抉るように舐めまわすと、狂ったみたいな叫び声。
我ながらアブねェと思うけど、…かなりゾクゾクする。メチャクチャしたくなっちまうようなヤバい声。
体重かけてまったく動けないようにして、固く尖った胸の先端を弄くりながら存分に耳穴を舐ると、脅すように囁いた。
「…っは、…そんなでかい声出したら、外に聞こえちまうよ?」
ナミさんはぽろぽろ涙零して返事もできない。呆けたみたいな表情でテーブルクロスの上にオレンジの髪
広げて。そのくせ手はちっともお休みしてねぇんだから…エロいよなァ。
自分でさせといてなんだが、こりゃお仕置きが必要ですか?
太腿の下に手を差し入れて、ぐっと抱えあげると大きく開かせた。ナミさんはビクッ!と体を硬直させて、
慌ててソコを手で隠したけど。…見えちゃったもんね。
「ナミさん、直に触ってたんだ?」
「やっ…だ、って……や、やぁ…っ!」
手首を掴んでどけさせると、黒のタンガがずらされて、ジュースで濡れたヘアがスリットに張り付いてるの
が見える。すっかり花びら寛げちゃって、ジェリーピンクの内側が覗いて。顔を覗き込むと、恥ずかしくて
死にそうってな表情で、ぎゅっと目をつぶっていた。
「どういう風にしたらこんなグショグショになっちまうのかなァ」
「し、らないっ…」
「ふぅん?じゃあ直接聞いてみよ」
「あっ…!」
太腿抱え込んだまま、両手でヘアを掻き分ける。とろとろ零れる蜜を塗りたくるようにして入り口をなぞる
と、ナミさんは震えながらテーブルに掴まって体を支えた。くぷくぷ指先でかき混ぜながら沈めれば、息が
荒くなっておっぱいが大きく上下する。右の中指でGスポットを擦りながら、左手でクリトリスを剥いて軽く
ノックすると、小さく悲鳴を上げた。
「…両方したらさすがにキつい?」
「やぁっ!だ、ぁめ、あっ!…ん、んぅーっ!」
グチュグチュ音立てて抜き差しすると、腰が妖しく動き出す。溢れたジュースがベンチの上にいくつもシミ
を作った。
…いい加減俺も入れたいんだけど、この姿勢だときついか…。
考えていたその時。
……外から足音が聞こえてきやがった。やばい、誰か起きたのか?
まったく今日は予想外の展開ばっかりだ。
ナミさん抱えたまま、咄嗟にテーブルの下に隠れたが。息を詰めて胸にしがみついてくる背中を抱いて、
クロスの下から様子を窺うと、やがてラウンジの扉の前で足音が立ち止まった。
「…誰かいんのか?」
…よりによってマリモかよ…。
ギィ、とドアが開く音に続いて、ドカドカブーツの踵鳴らして入ってくる。ナミさんが不安げに顔見上げて
くるけど。……なんか、もうフォローしきれない格好になっちまってるし。覗き込まれたら完璧アウト。
頼む、このまま何もせずに出てってくれ…!
「灯りつけっぱなしでどこ行ってんだ、あのアホは」
…アホは余計だっつの。ゾロはやや暫く考えていたようだが、やおらワイン棚のほうに向かうと、物色を
始めたらしい。あんにゃろ、高いの持って行きやがったら明日三枚にオロすぞ。
怒りで思わず腕に力を入れてたのがまずかった。抱いていたナミさんの裸の胸が…むにゅっと潰れて…。
ぎゅうっと目ェつぶって俺の肩に顔伏せてる様子だとか、腰の上までスカートが捲くれ上がって丸見えに
なっちまってるヒップだとかが目に入って。
ヤバいだろこの状況ではさすがに、と頭んなかでカンカン警鐘なってたんだけどよ。
…ここまでしといてソノ気をそがれっちまうのもどうよ、とかいう考えが首をもたげてきて。
こんくらいなら耐えられるかな…とか思いながら、おっぱいの先を触ると。ビクッ!と肩を竦ませた。
人差し指口の前に立てて声を出さないように忠告する。批難するような目を向けてきたけど、かまわず口
づけて胸を揉みしだいた。ヒクヒク体震わせながら、声をあげることも逃げることもできないで、ナミさん
はたちまち泣きそうな顔。体をずらして、音を立てないように乳首を口に含んで、舌先でキャンディみたい
に転がした。両手で口を覆いながら必死に声を堪える姿がまたソソるっつうか。…口枷とか着けさせてぇ
かも。しねぇけどな。
うっかりSな妄想繰り広げている間にゾロは品定めを終えたらしく、一体何本取ったんだか、ガチャガチャ
瓶の音を立てながらラウンジを出て行った。閉じた扉の向こうで足音が遠ざかっていく。階段を下りて前方
甲板へでも向かったか、やがて足音も聞こえなくなった。
「…なんでこんなことするのよぉ…」
批難の声に、見るとナミさんは悔しそうに唇噛んで目を潤ませていた。唇で涙吸い取って、よしよしすると
ぎゅうっとしがみついてくる。
…最近わかってきたんだが、ほんとに嫌ならここで引っ叩いて終わりにすりゃ良いじゃねぇか?でもナミ
さんは絶対そうしない。
普段は俺を言いなりにして振り回すけど、こういう時だけはイジメられたいんだよなァ。
甘いばっかじゃ物足りないのはお互いさまさ。まぁ、今のは完全にアクシデントだったが。
「…サンジくん、最近イジワル酷くない?」
「そうかな」
「手加減してくれないし」
「して欲しいの?」
にっこり笑って顔覗き込むと、黙っちまう。ホラな?…まったく可愛いよ。
がばっと覆い被さって口づけると、不満顔がだんだん蕩けてくる。ベルトを緩めながら鎖骨のあたりを舌で
なぞれば、腕を首に絡ませておねだりするように体をくねらせて。
タンガはずらしたまま、くちゅ、とスリット開きながら相棒を押し当てると、小さく鼻を鳴らして潤んだ瞳
を上げてくる。まだ入れずにヒクついてる入り口をヌルヌル擦って…
「…欲しい?」
「んっ…欲し、い……」
「ほんとに?」
「っ…もう、焦らしちゃやだっ…」
言うと、首に抱きついて熱ーいキス。ああもうクソ可愛いっ!
たまらず相棒を押し込むと、背中を仰け反らせて甘い声で鳴いた。
ジュプゥッ、とヤらしい音を立てて、締め付けながら根元まで咥え込む。奥のほうを揺らすように動かすと、
焦れたように俺のシャツを脱がそうとしてくるから、クリトリスを指の腹で撫でまわしてちょっと邪魔を
した。途端に腰が揺れ出して、切なげに眉を顰めるその表情のエロいことったら。うぁ、締まる…。
「やっ…あ、あ、んっ!…もぉっ…」
「…っ、もぉ何?」
「んっ!ぅっ…ふ、くっ…んぅ…やっ…!」
「は…わかった、ゴメンって」
腰を揺らしながら片手でボタン外すと、シャツを脱いで肌を重ねた。
首の後ろを抱いて、唇を合わせるとようやく嬉しそうな顔になる。安心感が違うんだろうが、セックスの
最中にそういう顔されると…止まんなくなっても責任持てないぜぇ?
がっちり抱え込んで全身で抱き合うように密着させると、舌を絡ませながら長いストロークでゆっくり
動かした。
熱い内側がじわじわ締め付けながら絡んでくる。唇を僅かに離すと背中にしがみつきながら、短く息を
吐いて。軽く開いた口から、濡れて光る白い歯が覗く。紅潮した頬。額には汗が滲んで、潤んで揺れながら
俺を見つめてくる瞳。…顔ひとつ取ったってこんなにヤらしいのに。
「ナミさん、やっぱ、俺、すげぇ好き…」
「あっ…ん…な、に…」
「俺の所為で、こんなんなってる、ナミさんが、好きだ」
抜き差しするのと同じリズムで言うと、切れ切れの息でバカ、と呟いて縋りついてくる。
刺激たっぷりの前戯の後に正常位っつうのも…逆にイイ、かも…。あ、あー!すげ、キつ…!
「ナミさ…っ。そんな…締め、たら…」
「ひ、…んっ!ぁ、あっ!サンジく……ッ!スゴ、い……熱いッ…」
脚を絡ませて腰を使ってくるのに、応えるように強く打ち付ける。グチュグチュの肉がたまんねェ。
きゅぅううっと締めてきて離してくれない。体を僅かに離すと、ナミさんはうわごとのように俺の名前を
呼んだ。
「…っ…自分で…イイとこ、触ってみな?」
耳元で囁けば、首に絡んでいた腕が、する、と落ちて躊躇いながら胸へ下りていく。ジュブジュブ音たてて
グラインドすると、俺を切なげな目で見ながら、固くしこった乳首を指先で擦り始めた。足りないトコを
フォローするように、指でくちくちスイッチを探れば、とびきりヤらしい声あげて。
「これで…全部…?」
「あンッ…わ、かんなっ…ぁ…っ!アァッ!」
囁いたそばから、耳の穴を尖らせた舌で舐めまわす。喉が壊れちまうんじゃねぇかってくらい叫びながら、
ナミさんは全身を引き攣らせて。ズッポリ咥え込んだ奥がせりあがってくる。内股がブルブル痙攣してきた
ところへ、最奥目指して突き上げると、髪振り乱しながら頭を振って。ああ……もう!
「イけっ……!」
ぎゅうっと抱きしめながらラストスパート。ナミさんは壊れたレコードプレーヤみたいに俺の名前を呼ぶ。
激しい音を立てながら、スピードあげて叩きつけると、きゅーっと入り口がすぼまってきて…。
クソ、もう、限界…!
「っ……サン、ジ……くっ…んぅっ!…――ッ!!」
「…………っ!」
…仰け反らせた背中をガクンと落とすナミさんの中に、ドクン、と熱を解放した。
「……重たい」
「ゴメン、でももうちょっと」
離れがたくて、上にのしかかったまま抱きしめてたんだが。文句言うくせに、俺の背中にしっかり腕が
回ってるのに気がついて笑っちまった。ナミさんはちょっと拗ねたみたいな顔をして。
「…今日、すごいイジワルだった」
「たまにはね。……嫌?」
聞くと困った顔になる。…へへ、ご満足いただけたようで。ちゅ、とキスするとほっぺた擦り合わせた。
…でもな、あれはやっぱちょっと危険だぜ。
「ナミさん、これは絶対のお願いだけど」
体起こしながら耳元で囁く。
「俺以外の奴に肩揉ませないように」
「!」
「いやー、俺、仕事増えちゃったなァ。ナミさん専属マッサージ師。全身くまなく♪」
「バカ!」
「っと♪…んがっ?!!」
下から拳振り上げてくるのを避けようとして、俺はしたたかに頭を打ちつけた。
……っ…ここ………テーブルの下だった…。
翌日。
「てめェこのクソマリモ!高いほうから順に五本も持ってくたぁどういうことだ!!」
ワイン棚を確認した俺はあまりの不届きにブチ切れて、甲板でダンベル振り回していたクソ緑に詰め寄った。
すると野郎、この俺の怒り心頭っぷりにも構わずトレーニングを続けている。こんにゃろ、一発食らわして
…と脚を振り上げたその時。
「口止め料だ」
「あァ?!」
………………………………。
ま、まさかとは思うが…。
「……何を見た?」
「…いや、ベンチに下着が放置してあったからな。大方テーブルの下だろうと思っただけだ」
「?!?!?!お前…っ!…気がついててドカドカ入ってきたのかよ!!」
「だから口止め料だ。お前チョッパーにかくれんぼ習ったらどうだ」
ニヤリと笑ってくるのにいよいよブチ切れると、俺は脳内でゴングを打ち鳴らした。
「てめぇはデリカシーってもんを身に着けろおおお!!!!」
ああ、陸が恋しいぜ。次に愛のマッサージを施せるのはいつになるやら。
end.
****************************************
お疲れ様でした。
久しぶりに書いたらリズムが思い出せなくて割と苦戦しました。指圧ね。コントにありがちなネタを
リサイクルしてみました。自分が肩こってるからです(笑)。しかしコスプレないとコンパクトになるもん
ですね。それにしても、自分のサンジは基本的にSなんですが、ナミがエロにおいてはいよいよMっぽく
なってきました。ま、この先も痛いことはしません。サンジだから。
ところでゾロは珍しくやり込めれたので嬉しかったんじゃないでしょうか。知りませんが(笑)
次はなんでしょうかね…いろいろ書き溜め中なので未定です。久々にルナミもいいかなーとかぼんやり。
まぁリレーに参加するのが先でしょうな、と。
あ・・・バカップルだ・・・え?あれ?なんかきた・・・キタキタキタキタァァァァァァァ!!!
にー様だ!うぉぉぉぉ!はぁ・・・
いいですねやっぱりこの二人は・・・すごく素敵です。
あれですねこーなんていうか・・・「Mナミさんはずるいだろう!」と叫んでおきます
萌えしにますよ?ふつーに・・・サンジさんが優しいのはこーだめだ・・・わかんない・・・
いいものを見せていただきました・・・ちょっと逝って来ます・・・(恍惚の表情でぼーっと)
マッサージキター!v 大好きです愛してますななまる兄さまーー!!
ひさびさのサンナミやー。ええもん読ませていただきましたーーー!!
ああ……また萌え値がふりきってしまうよーなモノを……!!
ぎゅいんぎゅいん針が、針が…!! >落ち着け。
ナミの「ちょこっとだけMっぽいv」とゆーのが自分にツボです!
やっぱりここ出雲だったんだ。もしくはアッパーヤードの神殿か。
あー誰かにマッサージしてもらいたくなってきた! >それは感想なのか?
カァーミィーサァーマァーミィーッケ!!!!!━(´▽`)━━(>_<)━━(・∀・)━
相変わらずきゃわいい文でラブラブっぷりがサイコー!!(`Д´)ノ
萌をありがd!!
個人的にルナミ大プッシュなんで楽しみにしてマツ(・∀・)!!
久しぶりにサンナミ見ますた。最高でつ。
そしてマリモ兄貴に微笑。
バカップルキター!!!
濡れますた。
r‐'⌒ヽ、 ___ ,rーヽ、
ト´ 'r‐''"´::___`_ヽ〈 `i、
{、 、 ソィ'''入ノ!ノヽィ_,`ヽ , ' _)'
ヾ.ィ(_i_,r彳ノ~::i!::::::i!::::l!:::i!:´'.ト'-'´
iー':::;r'ー'``''' ニ'、~ `'ー!|
|::::i′ /i iヽ |:!
|:::::! .'ニ・ニ不下ニ・ネ!'
!_:::| '"V゙V`' ||`'゙VV`|!
{ハ::l f⌒i || f⌒i n
i ト';:! ``´ .-、!‐ `゙´ |ノ
ヽ、ト、 ソ`V'`}
,_ |`| _/_;-、;r、! <ん〜イイ男♪
r‐ヾ` / .! ´ヾヽ、) /i
_r' /::/ i :! /`'、::`:;ノ、_
/:i´ i i ' 〃 厂{ } _,.ニ、_
./::::::::l ! :', } 〈/ `ヽ
:::::::::::::::l l: .: '、 } ,ノノ′ ',
::::::::::::::::',/:.: .: .:`ーォ:'`ー'ヽ/ } i}
::::::::::::::::::',.:. .: .: ./ |:::::::::::::::`ヽ、 }
.``丶、::::::ト、 .: .ハ !:::::::::::::::::_;:、-` l}
ノ:::::::', ヽ /´!:::::::「 ̄
サンナミだー!!
ななまるにー様ありがとう…(*´∀`*)
サンナミは萌えるなぁ…
ぎゃああああにー様ァァァァァ!!!
サンナミキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(д` )━( ´Д`)━(;´Д`)ハァハァ!!!!
ナミさんの天晴れ!!!(・∀・)な受っぷりにハァハァハァハァ
いいものを見せてもらいますた…
これはあれですか、漏れに悶え死ね、と?
さうですか…では「神有月万歳」と叫びつつ萌えの海にダイヴして逝ってきまつハァハァ
>にーさん
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
ひさびさのバカップル、思いっきり萌えさせていただきました。
マッサージ、エロいですよね。
なんか相手の反応もエロいし、体を触れあっているその延長でいつの間にか…
というのはよくあることだ。
非常に愛あるエチーで、読んでいて幸せになります。いいもの読ませていただきま
した。
書き忘れ。
ルナミ、ぜひぜひお願いします。(;´Д`)ハァハァ
ルナミは散々ガイシュツかもしれないですが、それでも読みたいものは読みたいん
だ!!でも、にーさんのロビボン?ボンロビ?も楽しみだしな〜
贅沢な悩みだ。
私も今、ちまちまと新しいの書いてますよ。サンビビっす。
またボツにして別のを書くかもしれませんけど。
531 :
感想屋1:03/10/08 00:25 ID:7c50Mboy
にーさん、おつでした〜!!
にいさんのサンナミいいなぁなんてのんきに読んでたら
いきなりアクシデントありで、ちょっと
はらはらしながら
読んだんだけど、今回もエロ全開!って感じで、
もう、メロメロなんですよ。。。もう、大好きです!
何でこんなにらぶーなエロ書けるんですかーーー!!??
抜きどころ満載で(w 感謝です!
しかも次はルナミだそうで。。。。
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
た、頼みましたよ、指折り数えて待ってますよ(w
遅レスになりますたが。
>どろんぱ様
早とちりしました自分…すいません。 _| ̄|○ドーン
そして、KINO様もキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
リレー、ぶっちゃけ「萌えたもん勝ち」だと思うので、奮って参加ください!
腰振るんじゃないよ(w ←聞いてない
>ななまる兄様
腱鞘炎…大丈夫ですか?! どうかご自愛くださいませ!
思わずぐぐりまして…患部のアイシングがいいんですよね?と兄様の
御手を気遣いつつ…
サンナミバカップルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
528様と同じく、「神有月万歳」と叫びつつ10月の海にダイブします(w
(;´Д`)ハァハァ マッサージ、いいですな…サンジ藻前って奴は…!
パソコンの前で身悶えするなというほうが無理です兄様!!
ごちになりますた!
ルナミ、お待ちしてます!
自分は何か最近、あちらにも常駐したりして、萌えモード加速してます…。
今更のように実感。萌える漫画だワンピース。
にいさんの話かなり萌え!!(・∀・)
カミサマッテホントニイルンダネ…・゚・(ノД`)・゚・
エロかわいくってたまんないっす。
俺様IDニコ・ロビンと読めなくもない(w
>>534 ギャハハハw 確かにそう見えてきましたw
萌え天国の先生方にお願い・・・
エースください!!!もう相手は女子なら誰でもいいでつ!!w
短編でも何でもいいので〜〜エース〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バタッ
ピーポーピーポー
>どろんぱさん
サンビビ!イイ(・∀・)イイ!
ボツにしないでぜひぜひ投下してください。
ミスタープリンス アーンd0 プリンセスビビ。ステキだと思います。
二日ばかり「キーボード禁止令」出してました自分で勝手に(笑)
おかげで腱鞘炎はだいぶいいです。湿布塗れなのにはかわりないがな!
というわけで感想たくさんありがとうございます。励みになります。
常に愛のあるエロを書いてゆきたいです。がんがります。
どろんぱさんはじめ、ルナミコールいただいたのとネタも来たので次確定です。
ハロウィンネタで。出来上がった感じで。ラブく明るく。
ハロウィンかーあと23日かー。あー………いや!余裕余裕!ははは!
>Bさん
腱鞘炎はアイシングで肩こりはあっためにゃならん…どっちかにならんもんかー!
とか叫びながら自分は低周波治療器に肩を揉ませて手首にバ〇テリン塗ってます。
ご心配ありがとう!あちらでのご活躍も拝見してます。
そうさ!萌える漫画なんだワンピースは!
ところでエース欠乏症の方がいらっしゃいますな…。
エース…エースか……考えときます。
ロビボンロビも忘れないうちに書かなきゃなー。
書き忘れたー。
>どろんぱさん
サンビビ自分も待ってます。読みたいです。
うちのサンジは何故か……… 何 故 か !
…………一 穴 主 義 っぽいんで。
なんでなんだーーーー!というこの胸のうちに眉毛のごとく渦巻く思いを
どうにかこうにかするためにサンジ×ナミ以外を…!
読ませてくださいおながいします。
サンロビ書こうとしたら脳内でケンカしはじめて挫折したのでした。
ふたりともSだからー(自分脳で)
にーさん腱鞘炎大丈夫ですか?心配です〆(゚▽゚;)
エースものですか。エースxロビンなら何とかなるやもしれません。
頑張ってみます。
>>497から邪魔にならない程度に(;´Д`)ノ
「ど、ドゥーしちゃったのよう?あちし何か悪い事…言った?」
おどおどとした様子でボン・クレーが尋ねる。
「別に。ボス…Mr.0とはあくまでもビジネス上のパートナーなだけよ。」
そしてオールサンデーは少し顔を曇らせてこう続けた。
「私が社長の女だった方がアナタには都合が良かったのかしら…。
それとも…都合が悪かったのかしらね。」
「ううん。良いも悪いもそんなの関係ナーイわよう!サンデーちゃんはサンデーちゃんですものっ」
その言葉を聞いてオールサンデーは少し微笑んだ。
「そ。それじゃあもうお喋りはお終い…。」
そうよ、私は私。貴方の物ではないのよ、サー・クロコダイル。私のやりたいようにさせて貰うわ……。
「それに…貴方があんな話をしなければ、私の体もこんなに疼かなかったのよ?責任とってもらわないと」
オールサンデーが吐息混じりにそう告げ、その細長く美しい手を
ボン・クレーのバスローブの胸元に滑り込ませると、ボン・クレーはそれだけでビクンと反応した。
先程飲んだ媚薬が効いているようで、こちらも「疼くのよね体が」状態であるが
理性の生き物である女性の心が今一歩の所で歯止めをかけているのだ。
「あ、あちしにサンデーちゃんを満足させられるのかしら」
「フフ、バカね。そんなこと考えなくってもいいのよ。そう、今は何も考えないでいいの」
スイマセン…エロは書けないのに…続いてください。
>>540 ぐ…いい感じでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
いいですねぇ。乙です。ありがとうございます。
エロは、難しいです、ホントに。
私ももんどり打ちながら書いてます。いっそエロ抜きだったらどんなに楽だろ
う…ブツブツ
サンビビ、完成しましたので持ち込みました。
完成後、一度はボツにしようと思っていたのですが、一部手直しで投下させて
頂いちゃいます。
大盛況のにーさんの後なのでスレストしないかと緊張してますが。
- ALL BLUE -
朝食の後の、コーヒーブレイク。
コーヒー豆から立ち上るいい香りを吸い込みながら、私は楽しげにくわえ煙草でお湯を注
ぐあの人を見つめてる。
今朝の彼はすごく機嫌がいいみたい。いつになく雰囲気が優しい。
彼が優しいのはいつものことなんだけど。
「どうぞ、レイディ」
まるでカフェのギャルソンのような優雅な仕草でカップを私の前に置く。
カップソーサーに添えた、男の人にしては酷く綺麗な長い指に一瞬見とれて返事をし忘
れて慌てているうちに、彼はもうもうひとりのこの船の女性の元へカップを置きに行っ
ていた。
馬鹿な私──
小さく溜息をつくと私は彼が入れてくれたコーヒーを一口飲む。
今朝はマンデリンなのね。柔らかな甘みとその後香ばしい苦みが口一杯に広がる。
目の端では、この船の航海士であるナミさんと、彼がすごく楽しげに軽口を叩き合って
いる。
そのうち、待ちきれなくなった船長が催促を始めて、彼は毒づきながらも男性クルーに
もコーヒーを配るべく彼女から離れていった。
また、小さく溜息。
この恋は、ひどく苦い。
サンジさんに向ける自分の思いに気が付いたのは、いつの頃だろう?
気が付いたら彼のこと、目で追っていた。
いつも煙草をくわえたその口元がセクシーだなと思って、そのうち海よりも青い瞳の優し
さに気が付いて。
こんな男性(ひと)、今まで私の周りにはいなかった。
初めはこちらが当惑するほど、強引なラブコール。
そのうち彼は女なら誰にでもそうなんだと気が付いた。
でも、彼はすごく優しい人で。男性に対してはびっくりするほどの毒舌なんだけど、心の
中はすごく優しくて暖かい。
先が見えなくて不安な私を、彼は優しく不躾でない程度に気遣ってくれて、見守ってくれ
て、そして私はいつしか彼に夢中になっていた。
私の周りの男性はいつも大人か子供ばかりで、彼のようなスマートな物腰の優しい青年に
出会ったのは初めてだったので、私は自分に課せられた重責も忘れて彼のことばかりを考
えていた。
そのうちに、彼のスマートな外見に似合わず不器用なところや、怒りっぽいところなど
色々な面が見えてきて、想いは増すばかりだった。
彼のいつも前髪に隠れた瞳の向こう側を見つめてみたくて、その青い瞳を私だけのものに
したくて。
恋に現をぬかしている状況ではないと言うのに、私は恋に溺れている。
生まれて初めての恋。
海賊に恋したなんて、王女という立場では決して許されない、この想い。
しかも私の想い人には、恋人がいる。
私のような子供には到底太刀打ちできない、素敵な女性(ひと)だ。
ナミさん──
この海賊船の天才航海士にして、私の想い人の恋人。
明るくて優しくて。きっと今まで私が想像できないような修羅場を潜ってきたのであろ
う、そんな力強さを持つ女性。
キュートな容貌、健康的な小麦色の肌、グラマラスな体躯。
女の私から見ても、本当に魅力的。私にとって生まれて初めて心の底から胸を割って話せ
る優しい女性(ひと)。
ある朝ナミさんの胸元に赤い跡を見つけた。
虫刺されかと指摘すると、さっと頬を赤らめた。
「内緒にしてね」とウインクして、ファンデーションでその跡を隠したそのすぐ後で、朝
食のラウンジで彼の首筋に同じ跡を見つけた。
その後、度々夜中に彼女が女部屋から姿を消すのに気が付いて。
鈍い私は、ようやく二人の関係に気が付いた。
軽口を叩き、時には思いっきりツッコミを入れたりしながら、ナミさんはあの人に微笑ん
でいる。
始終私にもハートマークを飛び散らせてラブコールを送っているけど、実は一番ナミさん
を気遣っているサンジさん。
私の入り込む隙間はどこにもない。
行き場のない想いは、私を蝕み苦しませる。
その後私たちはからくも航海を続け、目的地アラバスタ──懐かしい故郷へとたどり着
く。
故郷を乗っ取ろうと暗躍をするBWの真実を広め、反乱を止めさせる。
私ひとりにはあまりにも荷が重い責務だけど、やらなくてはならない。
私しかいないのだから。
上陸した町、ナノハナで海軍に追われ、川を渡ってエルマルに着く。緑の町と呼ばれてた
エルマルのその後の惨状は予想を超えていた。
野晒しのままうち捨てられた骸骨を抱え、BWの非道に怒りを抑えきれない。
きりきりと下唇を噛みしめていると、ぽんと肩を叩く温かい手があった。
「──サンジさん……」
涙に曇った視線を上げると、恐ろしいほどに怒りを堪える彼の顔があった。
「行こう、ビビちゃん──」
サンジさんの胸に顔を埋めて泣きつきたい自分を押さえ、私は静かに頷いた。
オアシス、ユバの惨状もまた目を覆うばかりだった。
砂漠の交易地点としてのかつての賑わいが、まるで幻のような荒廃ぶりであり、久しぶり
にあったトトおじさんのやつれた姿も相まって、私の怒り、哀しみは限界に達していた。
許せない、BW…!
そんな私を和ませたのは陽気なクルー。
私の暗鬱とした気分を忘れさせるような、明るい会話。突然始まる枕投げ。
苦笑する私にサンジさんが冗談めかして、私のベッドに潜り込んで一緒に寝ようと誘って
くる。
そこにウソップさんからの枕が激突。
またしても返事をし損ねて苦笑する私を尻目に、陽気なクルーの枕投げ合戦。
大丈夫。私は諦めたりしない。
みんなの明るさと、そして何より大好きな人の明るい冗談が嬉しかった。
深夜、ふと目が覚めて私は外に出た。
少し欠け始めた月が砂漠を蒼白く染めて上げている。
私は外気の寒さにぶるっと震えた。
その瞬間、ふわっと体が暖かくなった。
「え……?」
振り返ると、サンジさんがいた。
肩に掛かったサンジさんのマントをぎゅっと掴み、私はぎこちなく微笑んだ。
「どうしたんですか?サンジさん」
「いやふと目が覚めたら、ビビちゃんが外に出るとこだったから。風邪ひかないかと思っ
てさ」
そう喋りながらも煙草を取り出して、口にくわえる。
その仕草を見上げながら、私はその口元に目が吸い寄せられていた。
砂漠の気候と水分不足で少しひび割れた唇。痛くないかしら?
マッチを擦って火をつけて、一瞬だけほぐちが赤々と燃え上がる。
そしてゆっくりと煙を吐き出す様を、私は無言で見つめていた。
「──ん?」
私の視線に気づいたのか、サンジさんが私の顔を見つめている。
砂にまみれ、日の光を思わせる金髪は少しぱさついて房のように固まっていて、いつもは
出ている瞳も隠してしまっている。
私は無意識のうちにその髪の毛を掻き上げた。
なんて、綺麗な海のブルー。
男の人に"綺麗"というのはおかしいかもしれないけれど、サンジさんはとても綺麗だと思
う。
細面の顔に無精髭。不貞不貞しい太い唇に、少し眠たげな瞳。
明るい光を思わせる金髪の下に隠れた、日の光に輝く海の青。
大きくて骨張っているけど、指先が細くて長い指。
着痩せする、胸板。しなやかで強靱な下肢。
この胸に抱かれたら、どんな気持ちになるのだろうと、まだ男も知らないというのに想像
してしまう。
故郷がこんなに緊迫した状態だというのに──私は不謹慎でふしだらだ。
「ビビちゃん、大丈夫?顔が赤いよ。風邪でもひいたんじゃないか?」
苦しいほどに優しい気遣い。
サンジさんの優しさが、苦しい。
「──サンジさん……」
「なんだい、ビビちゃん?」
「お願いです──今夜だけ、一緒にいていただけませんか?」
「……え?」
言った瞬間後悔する。
馬鹿な私。もう、どうしてこんなこと言ってしまったんだろう?
故郷がこんな状態だというのに、なんて非常識な女だと思われたんじゃないかしら?
でも今夜を過ぎれば、もう機会はない。
報われなくても構わない。それがどんなに大罪であっても構わない。
私は、サンジさんに抱かれたい──
サンジさんは、いつもの調子で大袈裟な喜びを表したりはせず、茶化したりもせず。
そっと私の額に口づけた。
「ビビちゃん、疲れてるんじゃないか?」
耳に心地よいテノールが体に響き、私は涙が出そうになった。
額に残る唇の感覚は、官能的で目眩がする。
「サンジさん──私…」
何て言えばいいのか分からず、口ごもる。
この気持ちをどう伝えたらいいんだろう?
伝えるべき言葉が見つからず、私は彼の腕の中に飛び込んだ。
「サンジさん──私を、抱いて……」
もう、顔を見ることも出来ない。
震える体でサンジさんの体にしがみつく。
体中に染みこんだ煙草の臭いはやっぱりセクシーで、私は体の奥が疼くのを感じた。
「ビビちゃん──」
そっと、まるで割れ物を扱うようにサンジさんが私の背を包み込む。
頑是ない小さな子供を扱うような素振り。
違うんです──違うんです、サンジさん。私を抱いて。私を、女として抱いて欲しいんで
す。
私は意を決してサンジさんの顔を見上げる。
そして口にくわえたままの煙草を抜き取って、私が目を離すことが出来なかったあの分厚
い唇に、キスをした。
一瞬、ひび割れて固くなった唇の感触がする。
ところが、私は強引に彼から引き剥がされてしまう。
何故?
私は眉に皺を寄せ、彼を見上げた。
「ビビちゃん、俺──」
彼のいわんとすることは分かっている。
ナミさんのこと?
「ナミさんのことですか?」
「ビビちゃん……」
「ずっと、知っていました。おふたりが恋人同士だってことも。それでも私の思いは止め
られない。今夜だけでもいい。私をあなたのものにしていただけませんか?」
「でも、ビビちゃん……」
「お願いしても、駄目ですか?」
サンジさんは迷っているようだった。
ナミさんへの思い、私の我が儘をどう断ればいいのかと困惑して。
彼の思いが手に取るようで、余計に自分の煩わしいお願いが恥ずかしい。
でも、後悔はしない。
だって、こんな男性(ひと)、他にいないのだから。
振られたって、構いはしない。
私は、息を吸い込んで微笑んだ。
「サンジさん、好きです。初めて会ったときから──今夜だけ、あなたの恋人にしてくだ
さい」
唇が震えて、上手く言葉に出来ないけど、つっかえながらもようやく全部言い切った。
これで断られたら──もう諦めるしか手はない。
諦めるなんて到底出来ないけど。
「ビビちゃん──きみは何か勘違いをしてるよ」
「え?」
「俺はナミさんの恋人じゃない」
「でも、でも──」
「ナミさんと俺は、いわばセックスフレンドってやつだな。ナミさんはセックスはしても、その心は誰にも掴ませない。俺はすごくそこのところが好きなんだけどね」
「サンジさん……」
「ビビちゃん、後悔しない?」
「あなたに抱かれなかった方が後悔します」
私の目をしばらく見つめていたかと思うと、ぐいと強引に引き寄せられた。
荒々しく貪るような口づけ。
煙草の強い香りと苦みに混じった、官能的な感触。
夢のような時に胸をときめかせるよりも、肉感的なその口づけに私は体の奥から本能的な
官能が立ち上がるのを感じた。
激しくそして淫らな口づけに夢中になりすぎて、私は互いの唇を離した瞬間に大きく喘い
だ。
「ビビちゃん──すごく、色っぽいよ」
耳許に響くテノール。
その声に体を震わせたのを少し微笑んで、彼はまた私の唇を奪った。
その唇が徐々に首元、鎖骨、と下りていく。
あのセクシーな唇が私の体を味わっていると思うと、興奮する。
サンジさんの唇は私の体に人知れず潜んでいた快感をひとつずつ発掘していった。
私の吐息が甘く途切れがちになるのを、愉しんでいるかのよう。
サンジさんは深海の青を和らげ、ふわりと私を抱き上げたかと思うと、廃墟の一つを目指した。
今はもう、トトおじさん以外誰もいないユバの町。
ドアを開け「ごめんよ、借りるよ」と律儀に声を掛け、そして彼は部屋の中に入っていっ
た。
締め切った部屋のどこからか入り込んだらしい砂で汚れたベッドカバーを、ばさばさと
払って、彼は側に立った私の頭からフードを下ろして、もう一度キスをした。
「ビビちゃん──」
そしてキスの雨を降らせながら、私を静かにベッドに横たえた。
間近で見るサンジさんの顔はやっぱり素敵で、私は、私の唾液で濡れた唇を触った。
それを切っ掛けに、サンジさんは私の耳の裏にキスをして、私は小さく息をつく。
その吐息が自分が思った以上に性的で、そんな自分に驚いた。
「ビビちゃん、もっと色っぽい声聞かせてよ」
「え…やッ……」
「ここは?」
長い指が私の胸を包み込むように覆う。
その触れるか触れないかの羽毛のようなタッチに、電流が走ったように全身が跳ね上が
る。
サンジさんが優しく微笑む。
「敏感だね……」
淫乱な自分を見透かされたかのようで恥ずかしく、私はサンジさんの首に抱きつきキスを
乞う。
サンジさんの舌は私の口内を這い回り、歯の裏側までも舐め上げる。
また、体がびくんと跳ねる。
そんな私の反応を愉しむように、サンジさんは手慣れた様子で私の服を剥いでいく。
サンジさんが羽織らせてくれたマント、私のマント。
マントの下の踊り子の衣装は露出度が高く、彼の目の前に自分の体を晒すことが今さらな
がらに恥ずかしくなる。
頬が赤らむのを感じて、思わず目を閉じる。
でも目を閉じると余計に彼の動きが鮮明に感じられて、興奮と気恥ずかしさで、どうして
いいの分からなくなる。
サンジさんの指先が優しく服の上から私の胸を愛撫する。
知らず知らず吐息が荒くなる。
体の中心部がとろりと熱くなる感覚。
目を閉じると余計に淫靡でいやらしく感じられるので、そっと私は目を開ける。
サンジさんは真剣な面もちで私を見つめていた。
「サンジさん……」
胸が早鐘を打つ。
熱い想いが溢れだす。
──好き。貴方のことが好き。
サンジさんは眉を少し下げ、口を歪めて笑みを形作った。
その、何とも言えないあなたの表情が好き。
サンジさんは私のハーフトップに手を掛けた。
腰に巻き付くロングスカートを脱がし、最後の一枚であるショーツを脱げば、覆うものは
なにもない。
大きめのバストが恥ずかしくて胸を隠すと、サンジさんはにっと笑って、私の長い髪を束
ねるゴムを取った。
ふわさっと髪が下りて、私の裸体を隠す。
「まるで生まれたてのヴィーナスみたいだな」
サンジさんの賞賛が余計に私の羞恥を煽る。
サンジさんもまた服を脱ぐ。
着痩せする体のようで、服の下からは均整の取れた筋肉に覆われた体が現れた。
鎖骨から胸に掛けてのラインの美しさにぼうっと見とれる。
ブリーフの下の膨らみを思わず覗き込んでしまい、慌てて視線を逸らす。
そんないやらしい私に気づいたサンジさんは薄く笑い、そしてゆっくりとブリーフを脱ぎ去った。
知識では知っていた男性の怒張を目の当たりにして、私は思わず息を呑んだ。
「触ってみる?」
サンジさんがいたずらっぽく笑う。
おずおずと屹立した男根に手を伸ばす。
「あ…熱い……」
ピンク色のそこは私の手の中で反り返り、さらに鋭角的に立ち上がった。
「ビビちゃん、好きだよ」
彼は優しく微笑んで、私を抱き締めた。
──ナミさんよりも?
私は言葉を飲み込んで、彼の暖かい大きな胸に顔を埋めた。
お願い、今この時だけ──何もかも忘れさせて……
サンジさんの手が、唇が、私の体の隅々を這う。
料理をする時の作業のように真剣で、時には優しい言葉、時にはエッチな言葉で私の固い
体をほぐしていく。
じらすように太股を撫でていた指先が、私の蒼い茂みの奥へと潜り込んだとき、明かな嬌
声が口をついた。
「……いやっ、恥ずかしい…」
「何で?もっとその可愛い声を聞かせてよ」
「でもっ…」
「ビビちゃんはすごく感じやすいんだね。もうここも──ほら…」
「あッ…!」
「もう充血して包皮から顔出してる。中もとろとろだよ…」
「いや…やめて…」
「やめない」
「あ…あ……ああんっ…」
「どんどん溢れてくるよ…気持ちいい?」
「わ…わかんない…」
「ほら、こうやって擂ってあげると──」
「あぁ…んッ……あっ…」
「あーーたまんねェ。ビビちゃん、もう少し足開いて」
そう言って、サンジさんは私の足を彼の前に広く広げた。
彼の眼前に、私のいやらしい部分を晒しているのが耐えられず、思わず顔を両手で覆う。
暖かくぬめった感触が下肢に走る。
慌てて目を開けると、サンジさんが私の足の間に顔を埋めていた。
「や…やめて下さい!」
「どうして?」
心底不思議そうに、サンジさんが私から口を離す。
「そ、そんなとこ…お風呂も入ってないのに」
「気にしないよ」
「でも、でも、お願い、やめて……」
「どうしてだ?ビビちゃんのここ、さっきよりすごく溢れてきたよ」
彼の言葉に全身が染まる。
心とは裏腹に、下半身はとろとろにとろけきって、痛いほど脈打っている。
全身の血が秘唇に集中しているようで、彼が触れるか触れないかに触るその感触にも敏
感に反応してしまう。
「怖い…?」
「いいえ──」
「やめる?」
「いいえ……!」
サンジさんはまたにっと笑って、私の足の間に顔を埋め、未だ指すらも入れたことのない
奥へ舌先を入れた。
サンジさんの指が私の内部を探っている。
こんなところにそこがあったのか、と私は変な感動を覚えていた。
月経の時やお風呂などで触ることはあっても、その入り口が何処にあるのか、私は知らな
かった。
彼がその扉を開くことで、私は初めてその存在を知り、そしてそこがもたらす快感を知っ
た。
「は…はぁ……あ…」
自分の洩らす嬌声の甘さへの羞恥も忘れ、私はサンジさんが与える新たな快感に身を任せ
た。
最初感じた鈍い痛みも、徐々に甘さが増し、うねるような快感へと変わっていく。
高く、低く、沸き上がる快美感。
もう、何も考えられない、と目を瞑ったとき、サンジさんの甘く響くテノールが私の耳を
くすぐった。
「ビビちゃん、いくよ…」
いく?その意味が分からず、慌てて瞳を開けると、サンジさんが額にうっすらと汗を浮か
べ真剣な面もちで、私の体に彼の怒張したものを宛っている姿が映った。
「え……?」
驚く間に、ぬっと固まりが侵入する感覚がして下肢に激痛が走った。
「あ…あ……!」
思わず全身に力が入る。
「ビビちゃん…きつい…もっと力抜いて…」
「は、はい」
でも体が言うことをきかない。
反射的に逃げようと腰が引ける。
「ビビちゃん」
サンジさんのキス。
「ビビちゃん…俺の目を見て」
言われて顔を上げると、そこにはいつも髪の奥に隠れていた瞳が覗いていた。
切なそうな、そして心底愛おしいと思っている、そんな表情。
「今、入り口に俺はいる。すごくきつくて奥に行くのは時間がかかると思うけど……で
も、俺、嬉しいよ」
「サンジさん──」
「ビビちゃん、俺の肩に掴まって」
言われるまま、彼の肩に手を回し、私はその美しいブルーに見入っていた。
やっぱり、貴方は綺麗だわ、サンジさん。
額に浮かぶ汗までも、色っぽくて私は胸が熱くなる。
サンジさんに抱かれると言うことは、アラバスタ王家にとって大罪だった。
王家には代々同国の者と結婚するという戒律が存在する。
きっと彼は避妊具など使用していないだろう。
もしこの夜が元で彼の子を身ごもったとしたら──
最後の理性の警告を、私はあっさりと消した。
私は、国よりも、王家よりも、今この時だけは、サンジさんのことが全て。
せめて、今、この時だけは。
涙が流れる。
その瞬間、サンジさんが全てを私の中に埋め、大きく息を付いた。
サンジさんがゆっくりと動き始める。
膣壁が彼のものにえぐられる鋭い感覚が走る。
「ビビちゃんきつい──すぐイっちゃいそうだ…」
サンジさんは眉根に皺を寄せて、少し苦しげに笑った。
苦痛の奥から、徐々に別の感覚──奔流のような、激しい感覚が湧いてきて、私を激しく
突き上げる。
サンジさんに即されて、彼の膝の上に跨るような形になる。
先ほどまでの突き上げとは違って、優しくこねり上げるように腰を動かし、私を抱き締め
る。
海のブルーが広がったかと思うと、サンジさんは優しく思いを込めて私に口づけた。
「少し、激しくするよ?」
サンジさんは私の腰を掴んだかと思うと、自分の腰の突き上げに合わせて私の腰を打ち付
けた。
「あ…あ…あ…あ…!!」
荒れ狂う快感に全身を犯され、私は獣のように叫んだ。
サンジさんも大きく低く呻くと、ぶるっと体を震わせた。
どくんどくんと私の中で彼のものが息づくのを感じる。
全てを吐き尽くして、がっくりと項垂れる彼を抱き締めながら、私はこの大罪の悦びに、
もう一度涙を流した。
その後。何もかも全てが終わった後──
電伝虫を通しての立志式の演説も終わり、私はもう何も見えなくなった海を見つめてい
た。
明るい日差しと穏やかな風を受けて、海はきらきらと数々の宝石のように輝いている。
夢中で見入っていた私は、カルーの呼び声に我に返った。
「そうね…また、会えるわね」
私は小さく笑って、カルーを抱き締める。
眼前には海のブルー。いつまでも見ていたかった、海のブルー。
酷く美しかった、私の青。
- FIN -
すみません。最初の方カプ名が間違っていました!!本当にごめんなさい。
しかも長くてみなさま失礼しました。
サンビビです。
サンジのまともなエチー、初めて書きました。ゴメンよ、サンジ…
女側から見た男の色気みたいなものを書いてみたかったんです。
あと根が淫乱な処女。
清純そうな外見の奥でいろいろ淫らなことを妄想している、そんなビビにして
しまいました。ファンの方、ごめんなさい。
次は私もルナミを考えています。
私は時期ネタじゃなくてバカップルもの。
ボツにする前に書き上げられましたら投下に伺います。では。
神様乙華麗!!!(・∀・)
てか、すごく綺麗なかんじで書いてあって、
かなり萌え&感動!!
ここは神様多いなぁ〜( ´_ゝ`)b
そしてこちらのルナミも楽しみにしちょります!!
> なるままにー様
エース考えて下さるとの事・・ありがとうございます!!!
腱鞘炎を患われているようで・・ご無理なさらぬ様に・・・
気長にウキウキ待ってますからw
> KINO様
エーロビいいですねぇ〜〜!どうなるんだろう・・・ワクワク
超楽しみにしております!よろしくお願いしますっ!!!
突然ずーずーしくリクしてしまい恐縮です先生方・・・
どろんぱ様、サンビビ乙です!萌えまスター・・・・・
>どろんぱ様
神キタキタキタキタ━━━━━━━━━━━━!!!!!!!
゜・*:.。.★.。.. .☆:*.゜(*´∀`*)゜.*:☆. ..。.★.。.:*・゜ポンワリ
…もちつけ自分…ハァハァ…やっぱりここは出雲なんだ!!! と確信。
滅茶苦茶萌えますた…そして、切なくて胸にどーーんときました!!
サンビビ、凄くツボでした! 言葉が巧く見つからないのですが、とにかく
ビビちゃんが…サンジが…イイ…。
エッチに至る過程も、また、エッチそのものも雰囲気凄くよくて、どきどき
しながら読みました。全体的に漂う切なさが、…心に染みました。
この夜だけは、一人の女で居たいと願うビビの気持ちが、痛いほど伝わって
きました。
ラスト2行…何度読んでも、泣ける…。
すいません日本語不自由で…。
どろんぱ様、いいお話を有難うございました!!
ルナミ出来たんで、伺ったら…レスがついてた。
嬉しいです、どうもありがとうございます。
ボツにしなくてよかった。いろいろと今まで書いたものと被った部分が多かっ
たんで、いっそボツにしようと迷っていたんです。
>>559 綺麗な感じになっていましたか?
よかった…ありがとうございます。
>>560 萌えた…嬉しいです。
>Bさん
ちょっと少女漫画めいていたので男性にはどうかな?と思っていたんですけ
ど。よかったーー投下して。
普段は女の子を可愛く書くのに力入れてるんですけど、このお話だけはサンジ
を嫌になるほど色気のある男として書かせて頂きました。
書きながら、男も女もセクシャルな感性に大差ないなと実感しました。
エロ、よかったですか?
相変わらずエロ描写が苦手で…そう言っていただけると嬉しいです。
えーーと。連続なんですが、どろんぱルナミバカップル、いきます。
はっきり言ってふたりでいちゃついてるだけです。
言わずもがなですが、苦手な向きはスルーよろしく。
----------------------------
- CRAZY FOR YOU -
くかーと寝息を立てて眠っているルフィを、私は軽く溜息をついて見つめた。
全く、このキュートな恋人が側にいるってのに「寝る」と一言、ほんとに寝ちゃう
なんて、どういう了見よ?
折角ふたりっきりだっていうのに。
私はもうひとつ溜息を洩らす。
でも、ほんとに気持ちよさそう──
私はルフィのおでこにキスをした。
ここはグランドラインの、とある春島。
ログを辿ってたどり着いた島はのどかな港町で、クルーたちは各々町へと散って
いった。
もちろん我が船長も一番に船を下りようとしていたけれど、私がそれを止めた。
「なんでだよう?」
軽く頬を膨らませて拗ねる船長に意味深な笑みを送り、私たちはみんなを送った。
だって、ここでの滞在期間は5日間。
折角だからふたりきりでゆっくりと、エッチしたくない?
ここのところごたごた続きで、いつもキスだけだったり、二人きりになれなかった
りで、なかなかそういうことって出来なかったんだもん。
誰もいない船の中で思いっきりルフィに抱かれたい。今すぐに。
そう思ってふたりで昼間っから女部屋に籠もったって言うのに、ルフィはさっさと
高鼾。
もう。私のこと、どう思ってるのよ?
ルフィが寝てしまったから、退屈で本でも読もうかと思ったけど、それはそれで勿
体ない気がする。
本ならいつでも読めるもん。
折角二人きりの時間なんだから、他のことをしたい。
傍らでグースカ眠る船長を見つめる。幸せそうな大らかな寝顔。
私の頬に少し意地悪い笑みが浮かぶ。
いいわよ、ルフィ。
私はルフィが目を覚まさないのを確認して、そっとノースリーブのボタンを外し
た。
服の下から現れる、なめらかな肌。
筋肉で隆起した胸板と割れた腹筋を目にして、私はごくりと唾を飲む。
もう肌を見ただけで、体の芯が疼き始める。
ゆっくりとその胸に指を這わせる。
一瞬、ルフィの体が反応したかのように思った。
思わず指先が宙で止まる。
それも杞憂だったみたいで、ルフィの寝息はまた続く。
指先は小さな横長の乳首に差し掛かる。
こりっとしこったそれを指先で摘んで──
まだルフィは無反応。
なんだ。面白くない。
ちょっとムッとしたから乳首をそのままびよんと引っ張って、バチンと弾いた。
腹筋を指先で辿っていく。
お臍のくぼみを過ぎて、下に行くとジーンズに阻まれる。
ルフィは目を覚まさない。
私は彼が起きないように、そっと擦り切れたジーンズのファスナーを下ろした。
トランクスの中かアレを取り出す。
当然のことながら萎えた状態。
ゆっくりと手で扱いてみる。
あ、全然勃たないな。
私は身を屈めて、いつものように彼のものにちろっと舌先を這わせた。
あ。なんかいい感じ。少し反応した?
そのまま、亀頭部分を中心に唇で愛撫する。
ちゅっ、ちゅばっ…
私の唇と彼のものと唾液の奏でるエッチなハーモニー。
いつもなら、こうやって口ですると胸とか色々ルフィが愛撫してくれるんだけど
なー。
ちょっと物足りないのが歯がゆくて、却って自分自身の方が興奮してくる。
口の中で彼のものが徐々に堅さを増していく。
支える手の中で反り返る。
優しくストロークしながら、ちらっと彼の顔を見る。
いつもなら嬉しそうに見返す彼は、夢の中。
こんなによく寝ていても、体は反応するんだね。
でもやっぱり物足りなくて、体の奥はじゅんと疼いたまま。
ルフィの手を持ち上げる。
パッと離すとぱたんと落ちる。まだまだ彼は無反応。
ほっとしたのか残念なのか。
私はその手をもう一度握って、スカートの奥へと導いた。
下着の上から彼の指先を這わせる。
「──あぁっ……」
既に興奮しきった私の下肢は、その不器用な動きにも敏感に反応する。
じゅくんと体の奥から愛液が溢れ出すのが自分でも分かる。
私ったら、このシチュエーションに興奮しているみたい。
自分でするより、気持ちいい。
でもやっぱり、ルフィが触った方が好い。
私は片手で彼のものを扱き、片手で私の体を刺激して──
刺激して──え?
くすくすくすとルフィが笑ってた。
「も、もう。いつ起きたのよ?」
「さっき」
「意地悪。起きたんならなんか言ってよ」
「なんかさ、お前気持ちよさそうだったし」
「もう。知らないっ!」
「悪りィ、悪りィ」
拗ねて後ろを向いた私を、ルフィは背後から抱き締めた。
そのまま手は私の胸元へ。
「で、気持ちよかった──?」
「し…知らない……」
「教えろよ…」
「もう…バカ…」
「ナミ、エッチだなー」
「誰が…あ…そうさせたのよ…」
「おれ」
「もう、なんで寝ちゃうの…ん…あんっ……はぁ…」
「悪りィ」
「バカ」
「だからお詫びしてんだろ?」
「これがお詫び?」
「そ」
「…あ…はぁ…ん!っ…ふぅ…」
タンクトップをずり上げて、おっぱいを背後からいじられて。
耳許に息を吹きかけながら、舌先を入れてくる。
びくびくって、いつも以上に反応する躰。
「すげぇな…いつもよりすげぇぞ、ここ」
もう手はショーツの横から中に入って、思う存分這い回っている。
ぐちゅぐちゅと粘液の絡みつく音。
あ、ほんと…いつもより、好い。
首筋に唇を這わせ、乳首を摘み、肉芽を転がして。
首筋に唇を這わせ、乳首を摘み、肉芽を転がして。
「ん…はぅん──…ん…あん…」
ルフィは私を押し倒す。
しばらく見つめ合って──唇を重ねる。
「今日は、思いっきり声出してもいいよね?」
「ナミ、声大きいからなー」
「そんなこと言わないでよ」
「ししっ、悪りィ」
「全然悪いと思ってないくせに」
手際よく私の服を脱がせ、自分もはだけた服を脱ぎ去って。
何もないのが物足りないから、二人抱き合って補い合う。
ちゅ、ちゅ、とルフィのキスが雨のように降り注ぐ。
ルフィが好き。
いたずらっぽいこの表情が好き。
私を全部包み込んでもまだ余るほど、広く大きな世界を見つめているその優しい瞳
が好き。
二人の唾液で濡れた唇が好き。
ルフィのキスは私の胸を過ぎ──おへそを過ぎ──オレンジ色の淡い茂みへと下り
ていく。
大きく足を開かされ、彼の目に私のあそこが晒される。
にっと薄く笑って、ルフィの指先がぬぷんと埋没する。
指の腹でしこりを押しつぶし、中を掻き回して。
私はルフィの肩に足を乗せながらシーツを掴んで沸き上がる快感に酔う。
ルフィは肉芽を舌先で愛撫しながら、中に指を突き立てる。
あ…いっしょに刺激されると──…
「あ…あ…あぁぁ…ん、ん!!」
すごい。あっという間にイってしまう。
まだ快感の波は曳いていないのに、さらにルフィが責め立てて、躰ががくがくと震
え出す。
「イク…イク…イっちゃう……!!」
啜り泣く私をさらに責め立て、ルフィは肉芽を吸い上げる。
びくびくびくっと痙攣した私を、ルフィはようやく解放した。
もう一度抱き合って、お互いの目の中の自分の姿を確認し合って──キスをする。
そしてルフィは私の足を自分の腰に絡め、ゆっくりと躰を沈めていった。
「あ…はぁ……」
溢れきった愛液のせいか、あっさりとルフィは全てを埋め込む。
また舌を絡め合う。
そしてゆっくりと──動き始めた。
「あ…ナミ、締まる……気持ちイイ…」
「私も…気持ち好い…はァ…ん…」
こねるような動きも、前後の動きも、どちらもすごく気持ちよくて。
私の腰元も自然と淫らに動き出す。
「おまえの腰の動き、やらしいな」
ルフィの言葉に言い返す気力が起きないほど、躰は蠢いて。
ルフィは私の足を担ぎ上げてより深いところを抉る。
「あん…はぁん…あ…ン…」
子宮の壁に彼のが当たる。
ずんずんと突き上げ、揺り動かされて、快感の波はうねり狂う。
「あ……ナミ…」
「ルフィ…」
私は後ろを向かされ、彼は覆い被さるようにさらに激しく突き立てる。
ぬちゃぬちゃと淫らな水音と、パンパンパンと躰を打ち付ける音。
「あ…!あ…!あ…!あ…!」
高まり続けた快感の波はあっという間に限界へ。
「ダメッ!…イっちゃう!」
「いけ」
「イッくうぅ…!!」
激しく躰を反り返らせて、絶頂を極めた私はぜいぜいと荒い息を付いた。
喘ぐ私をルフィは優しく抱き締めた。
「ナミ…」
体中がとろけそうな優しいキス。
そしてルフィは私の躰を持ち上げて、胡座を組んだ自分の膝へと下ろした。
「あ…」
スイッチが入ったかのように、貪欲な躰は新たな快美感に包まれる。
足を使ってルフィの動きに私も快感を貪った。
下から突き上げていたルフィにもそろそろ限界が訪れる。
「もう…イきそうだ…」
「はぁぁ…ん…一緒に…」
激しく自分の動きに合わせて私の腰を打ち付けたかと思うと、ルフィは低く呻い
た。
「……………!!!」
声が出ないほどの絶頂の後、ルフィは私をぎゅっと抱き締めた。
幸せな満ち足りた気持ちが、体中一杯に広がる。
大好き、ルフィ。
結局その後3回も。
お風呂で1回。もう一度ベッドに戻って2回──
さすがの私も、最後の方は啜り泣く気力もなく…疲れました。
「満足した?」
ルフィが私の髪を弄びながら訊く。
「もう、当分いい…」
「本当かよ?」
「ウソ…」
ルフィはにししっと笑って、私の唇にキスをした。
あ…何度してもルフィのキスは気持ちいい。
──え…え?うそっ?
「どうしよ…また勃っちゃったよ…」
もう勘弁してよ!
- FIN -
普段、あまり曲のタイトルをそのままタイトルにって私はしないんですけど、
これはちょっと懐かしい曲をタイトルに。
マドンナ、です。タイトルは頂いてますけど、曲のイメージに合わせて作った
というわけではないんですが。
>どろんぱ様
バカップルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
愛あるエチー…イイ…続けて美味しく頂きました。ごちになりますた!!!
とろけそうな甘〜〜〜い二人…いいなァ…ポンワリ(*´∀`*)
いい週末が送れそうなヨカーンがします。
どろんぱ様のルナミ、好きです。まじで。ええ、好きです。
ここは出雲なんだ!オリンポス神殿なんだ!(w
……朝から萌えますた……。
そんな自分ですが、ちまちまあれこれ書いてます。
>エース欠乏症のお方
だ、大丈夫ですか?!
自分もエース好きなので、また書けたら投下します。相手…女の子なら
誰でも?本当に?…ホントニ?
…ヒナ嬢でもオケー?
573 :
540:03/10/10 20:13 ID:nNa6/Apm
>>541 どろんぱ様
どろんぱ様のお祭りワショーイ発言にダンジリファイター宜しく乗っかってみました(;´Д`)
ドラマティックにエロを色んな書き方で入れられる、どろんぱさんたち神々はスゴイ!
文字で表してROMのつん子レーダー(byジャガーさん)をジュパーンッと出させてしまうのですから。
これからも萌える文章を皆さんから勉強させていただきます!
とりあえず萌える喘ぎ声は「きっぽぽ」、淫靡な効果音は「 ド ン !」「ガボーン」
では絶対ないという辺りは勉強済みです…たぶん。
やべぇ、きっぽぽって出展元でもワロタのですがここで見るとわw
どろんぱさんバカップルヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人(・∀・)人(゚∀゚)ノアヒャー
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
キタキタキタ━━━━(Д゚(Д゚(Д゚(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)Д゚)Д゚)Д゚)━━━━!!!
毎回毎回ご馳走様です!!!いやぁ、ルフィいい男だ!!
現在エーロビ書いとります。秋は皆創作意欲がわくのですね。
(エロ)文学の秋ですかね〆(゚▽゚*)
出雲だな、ここ。
> 見習B様
レスありがとうございます!
ヒナ嬢、ど真ん中ですw
常々「エースにはヒナ!!」と思っていた私の心を見透かされたようでしたw
お手隙の際には是非お願いします!!!
やさしい先生方ばかりでウレスーですw
> KINO様
ああああああありがとうございますーーーーー!!!
エーロビ!エーロビがもうすぐ拝めるのですね!!
本当に嬉しいです!!
いろんな持病が治りそうです!!
KINO先生〜〜〜ワガママきいて下さって感謝です〜〜〜〜〜〜!!!!!
どろんぱさん2連発ごくろうさま――――!! 乙!!でした。
ロマンティックが止まれなかったり、ほんわかイチャイチャだったり。
イチャイチャバカップルが多いのは、イイ!事です!! 素敵だぁ…。
そして、エース! なんかエースが複数スタートラインで準備運動してるんですけど…!!
オリンポス神殿見学ツアーから、なかなか帰ることができませんなあ〜ハアハア。嬉しい。
578 :
感想屋1:03/10/11 13:45 ID:UMg6sMrO
うわーんどろんぱさん、ルナミありがとーう・゚・(ノД`)・゚・
もう、すごく、すごくいいです!
ラブラブなのまってますたーーーー!!!!
もう何回も読んでますよ!(´Д`;)
いたずらルフィ、大好きっス。
しかもその後2回3回なところもハアハア
ぜひ、思いついたらでいいんですけど、
お風呂編も書いてくれたら漏れ死んでも(・∀・)イイ!
>Bさん
暖かいお言葉、本当にありがとうございます。
励みになります。
私も今いろいろ検討中なんですけど、本当にワンピースは萌える漫画だ!!!
エーヒナ!!!
ヒナ嬢の話読みたかったんです。エースも!
夢のようなカップリングだ。私には思いつかなかった…
楽しみにしています。
>540さん
お祭りワショーイ!!ワヒャ
きぽぽで爆笑しますた。きぽぽ、意外とありかも?
壊れたセクサロイドとのエチー…ってSFじゃん!ワンピースじゃないじゃん!!
失礼しますた。
>KINOさん
以前ルフィの言葉責め読みたいってレスがあったのを思い出して、ちょっと挑
戦してみた次第です。
エーロビ…!!
私も書いてみたかった。つか、まだネタが固まらない。
KINOさん、楽しみにしています。
>563さん
ロマンティックがとまらない…まさしくそうだ!!少女漫画的ノリだな〜とは
思っていたんですけど。
バカップルっていいですね。大好きです。実はずっと書きたかったんです。
>感想屋1さん
ルナミです。萌えて萌えてどうしても書きたいけど書けなかったルナミ、書き
ましたよ!!←って私って…
好きだからこそ、自分にいつも以上に辛辣で「こんなのでいいのだろうか?」
と不安だったんですが、ルナミ愛好の同志wにそう言っていただけると本当に
嬉しい。
ありがとうございます。
お風呂編…いいですね〜さらに甘甘でこんちくしょーな話になりそうだ。
今度考えてみます。
もしかしてお風呂じゃなくて海でのエチーにするかも?
581 :
感想屋1:03/10/11 14:47 ID:UMg6sMrO
もう、海でも、風呂でもどっちでも(・∀・)イイ!
甘甘コンチキショーでおねがいします(w
もちろん、思いついたらでいいんで・・気長にお待ちしてます!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ルナミサイコー!!(・∀・)タマンネ(;´Д`)ハァハァ
ルナミは幸せラブラブものが多いからこっちもなんか幸せ。
乙華麗です!!アンタ神すぎるよ!!( ´_ゝ`)b
シャンロビいきますo(_ _)o
ロビン10代です。初物に挑戦してみますた。
初めてなので,見るに耐えないと思われたらスルーでお願いします。
規制がかからないことを祈る…。
昼下がり、甲板にはシャンクスとべックマン。数人のクルー。
カモメから買った新聞の話題や、他愛もない話しで盛り上がったり。
そんなこの船の日常が楽しかった。久々乗った安全な船。
ロビンは、本気でもっと長くこの船に乗っていたいと思うようになっていた。
夢と、どちらが強いのかしら。
視界の端で赤髪の船長を追う。
今まで感じたことの無かった衝動に、自分自身戸惑っていた。
でも、この船に長居なんてできないんだわ。
そうかしら?この船と旅をしたら、いつかたどり着けるかも知れない。
そんな思いが交互に主張して、胸が締め付けられる感じがした。
コンッ!
足下で大きな音がして、思わずビクっと反応する。
音の正体、それは手のひらより少し小さい半透明のボール状の・・氷。
次々に小さな氷の塊が落ちはじめていた。
あっという間に重い雲が広がって空が暗くなり、落ちてくる氷が大きくなって
きた。先ほどまで明るかった太陽は雲に隠れ、雷まで鳴り始めた。
中に入らなくちゃ・・!
ロビンが駆け出そうとした時、ふと目の前が真っ暗になった。
バサッ!と大きな布をかぶせられ、身体が中に浮く。
「!?」
すぐに、それがマントで、自分を抱えているのがシャンクスだとわかった。
「中に入れ!」
大きな声で他のクルーに叫ぶシャンクス。
マント越しでも、当たる雹は痛くてアザが出来そうなくらいだった。
真っ暗な視界の中、シャンクスが甲板を走る音と、振動が伝わってくる。
すぐにバタンとドアの音がして、逞しい肩から降ろされる。
シャンクスの匂いがロビンを包んで、ロビンの胸はまたぎゅっとつぶれたよう
になった。
「大丈夫だったか?」
マントをほどいて、覗き込むシャンクスに、ロビンは顔が赤くなるのを抑えら
れなかった。
「痛かったけど・・大丈夫よ・・・・。」
「頭にぶつかったりしてないか?」
シャンクスが右手でくしゃくしゃと頭を撫でる。
「ええ、大丈夫・・。ありがとう助けてくれて。」
でも、どうしてこんなにシャンクスの顔が近いんだろう・・。
そう思いながら礼を口にすると、グっと顎をとられて唇が重なった。
「え・・」
一瞬のキスのあと、ぎゅっときつく抱き締められた。
「シャンクス・・・・?」
恋をしていたのは私の方なのに・・?
「ロビン・・良かった、何もなくて・・。」
耳もとでするシャンクスの声がくすぐったい。
私もシャンクスを両手で抱き締めた。大きくて逞しい背中。優しい声のする背
中。
「シャンクス・・・・好き・・。」
震えるような声で、やっとそれだけ、言った。
あまりに突発的だったので、自分のとった行動に整理がつかない。
ロビンの足下に大きな氷の塊が落ちてきて、もしあれが頭を直撃していたかと
思うと背筋が寒くなった。
血が沸騰するような怒りと、同時にグランドラインの天候の恐怖が一度に押し
寄せ、反射的にロビンを抱え上げていた。
押し殺そうと、これまで抑えてきたものが一気に噴上げた。
足は勝手に自室に向き、無事を確かめられた途端唇を重ねてしまった。
まったくもって自分でも呆れてしまう。港で女を買わない主義が、少々傷付く。
驚いたような顔をしていたロビンの腕が背中に回った時、赤くなったのはこち
らの方。
「ごめんな驚かせて・・」
訳がわからんまま、そんな言葉が口をつく。
「・・ううん、私シャンクスのこと好き・・だからいいの。」
きゅっと背中でシャツが掴まれる。
「・・・・ロビンが好きだ。」
「きゃっ・・」
ベッドに倒れ込んだロビンが小さく悲鳴をあげる。
頬を真っ赤にして、目は俺の動きを追っている。
突然の行動に、明らかに戸惑っている。
髪を撫でて頬にキスをすると、ふと少し力が抜けていく。
「びっくり、したわ・・。」
無理もない。いきなりまた抱え上げて、降ろしたのはベッドの上。
今まで押さえて来た分、長く貪るようなキスでロビンの唇を塞ぐ。
ぎこちなく震える唇が、自分を怖がらないように・・。
なんとか上体のバランスをとりながら、息を整えるように上下する、形よくふくらんだ胸に手を置く。
まだ発展途上かのような、パンとかたく張った弾力が手を押し返す。
ビクっとロビンの身体が硬直する。
「ぃやっ・・・・。」
反射的に出てしまう声を両手で押さえて、ロビンがぎゅっと目をつぶる。
可愛いのか綺麗なのか、少女なのか女なのか、迷える年代にロビンはいる。
シャツの胸元からのぞく肌は誰より輝いていて、まるで見てはいけないものを目にしたように、シャンクスは息を飲んだ。
自然と右手がボタンを外しに伸びていく。
2つ外すと、窮屈そうに抑え込まれていた胸がのぞいて、外気に触れた感触にロビンがピクと動いた。
右腕を背中に差し込み、ホックを外すと、ぷるんと胸が解放されて揺れる。
「あっ・・!」
産毛をそっと撫でるように触れると、身を捩って声が上がる。
「ロビン・・もっと力抜いて・・・・。」
小さくかたかた震えている肩を撫で、頬から唇、首にキスを落とす。
何度かくり返すと、やがて震えがおさまり力が抜けていく。
柔らかく胸を揉み上げると、鼻にかかったような声が漏れてくる。
「シャン・・クス・・っ・・・・ん・・・・ン・・ッ。」
若く張ったかたいくらいの乳房も、徐々に柔らかく温かくなってきていた。それにつれてロビンの声も切なくなってくる。
這わせていた手を下へ滑らせ、パンツのファスナーに手をかけて引き剥がす。
「!!」
大きくロビンが痙攣したように動いた。
足に力が入り、硬くつぶったままの目からは光るものが流れて・・。
「・・ロビン・・・・初めてなのか・・?」
何度口にしても慣れることはないだろう聞きづらい質問を、涙が伝う少女に問いかける。
少女は微かに頷いた。
部屋には引き続き打ち付ける雹の音がこだまして、沈黙の空気を押しつぶす。
ぎゅっと硬くつぶったままの瞼に口付ける。
「シャンクス・・。」
か細い声で俺の名を呼ぶ。
「ロビン、無理に悪かった・・。」
そういって、ベッドに広がったつややかな髪を梳く。
少女の頬にはらはらと涙が伝う。
このご時世、海を旅して海賊船を転々とした少女がヴァージンだなんて奇蹟に近い。それは能力者故なのか・・。
「・・ロビン・・?」
かたかた震える少女を、強く抱き締める。
愛しい気持ちと、抱きたい気持ちは限界まで来ていたが、これ以上追い詰める気にもなれなかった。
抱きたい気持ちも本能かもしれないが、この綺麗な少女の躯を尊重したい気持ちもまた同じ。
「シャンクス・・わたし・・・・。」
シャツのボタンをはめ直そうとボタンに手をかけたところでロビンが口を開いた。
「・・シャンクスに・・・・抱いてほしい・・。」
「無理には・・。」
「無理じゃないわ・・・・あなたなら。」
「普段見る俺とは違ってもか?」
ロビンはきょとん、としていて、何をいわれているのか分かっていないような表情を見せる。ボタンを止めようと掴んだシャツを、今度は思いきり引き剥がす。
「あっ・・!」
小さな布すら身につけていないロビンをベッドに埋め、乱暴なキスで口を塞ぐ。
ギシっと大きなベッドが音をたてる。
俺は自分のシャツを脱ぎ捨てて、ベッドに潜り込む。
温かくて柔らかな肌が吸い付くように密着する。
「ロビン・・我慢できないくらいならすぐに言ってくれ。」
ロビンはこくんと頷き、ぎゅっと背中に回した手に力が入る。
頬や首に小さくキスを落としながら、手探りでロビンの躯を撫でる。
触れるか触れないかという位に、丁寧に愛撫していく。
滑らかな肌に少しづつ圧力を加えて撫で上げると、呼吸が浅く短く変わって来た。
「・・ぁ・・っ、・・シャ・・ンク・・ス・・・・はぁ・・っ・・・・んっ・・」
うわ言みたいな声が続いていくうちに、ぴくっと小さく痙攣する。
その声をくちづけて止め、手を内腿に這わせると、そこは熱く震えていた。
そのまま指を滑らせ、柔らかな草を分けて熱い場所へ入り込む。
「あッ!!」
ビクンと痙攣してロビンの手に力が入る。
何度か指をくねらせるようにそこを往復すると、次第に奥から蜜が溶け出してくる。
「ぃや・・・・・・シャン・・クス・・・・!」
恥ずかしそうな弱い声が漏れ、こっちも頭がぼうっとしてくる。
蜜はやがて空気を取り込み、ぴちゅ、と音を立てて絡まりはじめる。
少女のまだ誰にも触れられていなかったそこから、かすかに女の香りが漂う。
俺の頭を支配するのは、半分の欲求と半分の、罪悪感。
しかし耳を侵食する音に誘われて、分身がそこへ繋がろうと勃ち上がる。
柔らかな割れ目を指で押し開き、先端を熱に潤んだ突起に合わせると、あっ!と小さく声がした。
後に続くのは少し苦しそうな、切なそうな溜息。
充分に濡れたそこに指をすすめると、ロビンの表情に苦痛の色が浮かんだ。
口を硬く結び、背中に爪が食い込む。
何度か抜き差しして、同時に突起を刺激すると柔らかく収縮して蜜が溢れる。
「ロビン、好きだ・・。」
長いキスを交わしてから、分身を入りゆくところへあてがう。
ぬるっと滑る感触そのまま、先端が飲み込まれて行く。
「・・ッ!!」
ロビンは明らかに痛そうな表情を浮かべて耐えている。
潤った内部は俺を押し戻そうとグっと収縮する。そんなに締めたらもたない・・。
「ロビン・・もっと力・・抜いてくれ・・。」
ロビンの頭を抱え込むようにして耳元で囁く。
まだ少し震えながらも、徐々に力を抜くロビンが堪らなく可愛かった。
引き裂かれるような傷みが走った。
躯を優しく撫でる手の感触とは全く異質な、ビリビリと裂ける痛み。
シャンクスのくすぐったいキスと、じんわりと入ってくる指の動きに、今まで感じたことのないぼんやりとした、それでいて溶けるような心地よさに酔ってしまっていた自分。
そんなところを触られているのに、嫌じゃない・・。
とろっと熱く濡れてきたのが自分でもわかった。シャンクスの指の望みにそのまま応えるように、溢れるのが止まらない・・。
裂かれるような痛みは今までで感じたこともないくらいの痛みで、涙が自然と出てしまう。嬉しいのに・・シャンクスに抱かれてるのに・・。
しばらくしてだんだん鈍いような痛みに変わり、突起を指で愛撫され、私は自分でも聞いたことがないような声を出していた。
「っん・・・・ぁン・・ッ・・・・はぁ・・っ・・あっ・・・・あぁッ・・・・!」
苦痛の表情が和らぎ、ロビンの頬が紅く染まっていく。
つるんとした突起を指で転がす度に、躯を捩って甘い声を上げる。
・・我慢できない。
相手は初めてだと言うのに、自分が抑えられない。
頭に重くのしかかる、ジレンマ。
繋がったままでいるそこを、俺は少し揺らした。
きつすぎる締め付けをもっと欲しがり、腰の動きを止められなくなってくる。
「ロビンッ・・・・!」
「シャンクス・・ぃ・・たぃっ・・・・」
再び苦しそうなロビンの顔を見てもなお己の欲求に勝てない。
ロビンの躯に浸りながら、どちらが初めてかを忘れるくらい夢中に昇り詰めていく。
ぷっくりとふくらんだ小さな突起を刺激する指も自然と早くなる。
小さく喘いでいたロビンが、一瞬甲高い声で鳴いて躯が弓なりになった。
耐えるロビンの爪が背中に深く食い込むのを感じながら、激しく突くのだけはなんとか抑えて俺も絶頂に近付いていく。
そして・・。
びゅくっ。
大きな痙攣をして、白濁した熱をロビンの躯に解放した。
雹の音はいつの間にか雨が激しく叩き付ける音に変わっていた。
甘く擦れる音も、重なりあう息遣いも、ベッドの上でしか聞こえない。
だるい頭を上げ、ロビンの胸に押し付けると瑞々しい弾力に押し返される。
絶頂を降り、いまは元の大きさに戻りゆく乳房をゆっくり愛撫する。
「シャンクス・・・・。」
ロビンの手が俺の髪を梳き、くぐもった声を上げて身を捩る。
俺は初めにそうしたように、ロビンに長く纏わりつくようなキスをする。
柔らかな唇と離れると、視線が重なった。
「ロビン・・好きだ。」
こんなときにやっと言える台詞。
ロビンは恥ずかしがるように微笑んで、首を抱いてくる。
「シャンクス・・・・うれしい・・。」
チュッと音がして、首に小さなキス。あんな切なそうに、流れおちた涙も今は乾いて。
ベッドの柔らかさと、ロビンの温かい肌に抱かれ、そのまま眠りに落ちていく。
ロビンもまた、やがて掠れた声も消え入るように、ちいさな寝息に変わっていった。
--end
物の書き方自体をわかってないんで、下手ッピですみません。
ロビン姉さんが17から19くらいの設定で書いてみますた。
ロビン姉さんにはシアワセなエッチを降らせたい…。
新神キタヨーー(゚∀゚)ーーー!!!
心理描写がツボにきちゃって悶えまくりですよ(*´Д`)
次作も期待ー!
おぉ〜〜〜!!新しい方がキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
初挑戦でこんなにも素敵なお話が!しかもエロ!!乙です。(私なんか初書きはプ
ロローグだけで続かなかったという。しかもとても読めたものじゃないダメダメ
文でした…)
書き手の愛が伝わってくる素敵なお話で、読んでいて幸せな気持ちになりまし
た。下手ッピじゃないです!特に濡れ場の臨場感が凄く(・∀・)イイ!!
ご馳走様です。ぜひぜひまたいらして下さい。
ひとつだけ書き手の目で気になったことが。
ロビン姉さんの年齢設定があとがきで明かされていたので、読んでいる最中
もっと下の年齢で考えてしまいました。(前書きにある「10代」となると、炉
利〜ハイティーンまで幅が広いですよね?)
リアルタイム以外のお話の場合は、それとなく表現(もしくは「年の頃、20歳
前」などとはっきりと書くとか)すると、読み手が世界の中に入る手助けになる
と思います。どうしても入れられなかったら、前書きとして17〜19ぐらいの設
定ですと書かれるといいと思いますよ。
すみません、余計なことですが。
次回作、楽しみにしています。
興奮しすぎて、つい書き忘れ。
>>581 では忘れた頃に…(?)
>>582 ルナミは一般サイトでも幸せラブラブ多いですよね。
奔放な船長にあのナミがメロメロというのがいいのかもしれない。
気に入ってくださって嬉しいです。ありがとう。
どろんぱさんの年齢話で思ったのですがボンロビって年齢どうなんでしょ?
個人的には姐さんのが年上っぽい。ここでは攻めだからかな。
ちゅーか15年経ってもあまり変わらないノーランドやカルガラって何歳なんだか…。
>>595 さっそくの感想ありがとうございます!悶えてくださってありがとうです!
>>どろんぱさん
感想ありがとうございますっ。
そうですね、10代は幅広いですね…。やはり前にきちんとかかなきゃですね。精進します!
600 :
名無しさん@ピンキー:03/10/12 16:16 ID:dGjjY8xP
600ゲッツ(σ・∀・)σ
敵に犯られちゃうナミきぼん
いっぱいキテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
どこから感想書いたものだかもうわからない、いやはやまったく嬉しい悲鳴というか嬉しいハァハァというか
>540ネタの君
ゴチですた!いい塩梅に寸止めもそろそろキつくなって参りましたよーーーー!
よーし!よーし!バチコーーーイ!(腕まくり)………エロ脳出動準備!
……未完了…。キック入れな。よーしよーし(無駄にエンドレス)
>どろんぱさん
立て続けにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
サンビビ…途中まで「おやこれは略奪愛?」と思いきや!セフレとな!うあー!と唸ってしまいました。サンジめ…(笑)
エロエロなのにビビの切ない心理描写にやられました。最後2行、いいですほんとに。切なさ全開。
ルナミ…打って変わって甘っ!エロッ!とヒーヒー言いながら拝読しました。ナミのイタズラが可愛くて萌えます。寝てるときにそんな…とかもう、ひたすらエロでハァハァの連続です。あー、ナミ可愛いなぁーーー!(もう感想だかなんだか(笑))
ほんとにゴチソウサマでございました。
>583さん
シャンロビ…!初めてでここまで書かれるとはお見事です!大変美味しくいただきました。
導入が若干強引な気もしましたが、それぞれの心理描写も上手ですし、エチーシーンの展開はスムーズで非常に読ませる力が強いと思いました。
…固いこと書きましたが…いや、正直萌えました(笑)次回作期待しております。
>Bさん
エーヒナは自分も良いやも、と思ってたとこなんで是非読みたいです。
エース大好きBさんの手にかかるとどうなるやら今からハァハァスタンバイですよ。
…息切れしない程度にせねばハァハァ(笑)
自分はとりあえずボンロビを先に進展させようか思案中です。
ルナミは時期ネタだしもう一週くらい?待ってくださいねと。(焦らしプレイ)
寂しい…寂しいよ〜
>602
泣かないでベイベ、秋の夜長寂しくなるのは仕方がないことなのさ。
けれどハニー、寒くなってくれば人肌恋しくなってみなさんがギューーン!
となるのも必至だよ。気長に待とうねダーリン。
と無責任に言っておき(おい!
狸よりしつこいと専らの噂(どこでよ)のななまるにーはいまだに
CGIを置けてアダルトも大丈夫であんまりギャーギャーうるさくない鯖を
探しているのでした。
オエビビ欲しいじゃんかよー!と叫びつつ。
なんか昔(っていつよ)より規制が厳しいなぁ!いろいろ!
ぐっとこらえて兄さんのルナミ待ちのおいらです。
お絵書きBBSって昔は結構楽だったんですか?
む〜ん、出来たら、いいですねぇ〜
>604
ルナミはあと2、3日待ってくだされ。ただ今推敲中です。
オエビビは普及し始めた当初は誰しも気軽に置きました。B地区どころかマンだのチンだのも描いてましたよ。
今だってしてる人はしてるんでしょうがね。
ただでさえ無料だとCGIは置きにくい現状。しかもエロ前提。
デリられ覚悟ならいくらでもできますが、無節操に責任持たずにする勇気は残念ながらないのですよ。
だってせっかく絵師が集うなら高機能のオエビビ用意したいもぉんとか(笑)
…いや、切実に。
それよりむしろボンロビを進展させたいなっと
シャンロビにはつい、悶え濡れました…。
ロビン可愛かったです。
ここはあまり見ないカプも読めるのが新鮮でイイ!!
ボンロビ、ルナミ、期待してますっ!
よっしゃきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
シャンクスサイコーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
あぁ・・・抱かれてぇ・・・あぁ・・・・ロビン様にも抱かれてぇ・・・
神だ!!!すげぇ!!!オリンポスだ!なんだろ!すげぇ!
いやぁ!!!ぼんちゃーーーーん!!!!(大破壊w)
私もあっちの頭使うネタが終わったんで、ゾロたし書いてますよ。
その後エーロビかルナミで検討中。ルナミの方がネタはだいたい固まっているので先かも?
にーさんの投下が終わってから伺います。(さすがに自分ばかりが続くのは、私も嫌だ…)
ボンロビの展開楽しみだな〜
ゾロたし!期待してます・・・!!
おまたへしますた。ボンロビリレーぬるりと投下。
******************************************
>540から続き
オールサンデーのしなやかな腕がボン・クレーの体をゆっくりと押し倒して行く。高鳴る鼓動は媚薬の所為
だけとは最早言い切れない。だがしかし、なにも考えなくて良いといわれても、哀しきかなオカマの脳は、
男の部分で「主導権握られっぱなしでてめェ良いのか、あァン!?」となっており、女の部分では「キャッ!
脱がされちゃうん、ボンちゃんはずかち♪」とかなっていて、詰まるところ大混乱ス〇ッシュブラザーズで
あり、結局あまり何も考えられてはいないのだった。
一方オールサンデーの方はと言うと、このオカマの反応にすっかり「オネエさんが教えてア・ゲ・ル」
モードを発動させており、実は初物食いが滅法大好物ということもあって、これは楽しめそうだと内心で
ちろりと舌なめずりなんかしている。
満足させてもらうのも確かに重要ではあるが、ボン・クレーの初心な反応をしこたま楽しみたいなどという
ことも考えるのだから、性に関しては男性的な欲求の現れかたをしているといっても良いようだ。
蠱惑的な笑みを浮かべながら、ちゅ、ちゅ、と頬へ口づけ、
「Mr.2、私と同じようにして…」
と言ったがはやいか、オールサンデーはボン・クレーの腹の上に跨り、平らな胸を撫でさすった。そうして
ローブの前を乱していく。大きく開かれた脚の付け根は淡い茂みに隠されてはいるが、淫靡に息づく女性
自身が垣間見え、ボン・クレーは目がチカチカするやら興奮するやら。「同じように」と言われてふらふら
手を上げて胸へ触れようとするのだが、ソコから目が離せない。
(モンタージュで女の体は研究済みと思ってたけドゥ、その成果を試す相手がサンデーちゃんになるとは、
さすがのあちしも思わなかったわ…)
ごくりと唾を飲み込むと、ふにゅんと柔らかな感触が手のひらに触れる。これまでのオカマ人生、さまざまな
女性の乳房を(自分の体として)触ってきたものだが、これほど感動的な手触りはなかったわねぃなどと、
じーんと胸に熱いものがこみ上げてくる始末であった。
しかしそれも束の間。
オールサンデーの指先が、ゆっくりと乳首を擦り始め、くすぐったさにボン・クレーは思わず腰を浮き上が
らせた。
「ひぃっ!…サ、サンデーちゃん?!」
「あなたも同じように指を動かすのよ…知ってるでしょ?気持ち好いの…」
「あ、あ…そ、そうね?そうだったわねぃ?」
おずおずとその豊かな乳房を包み込むようにさすり、親指で先端の彩りに触れた。躊躇いがちに指を動かし
ていると、逆にそれが好いのかオールサンデーは次第に悩ましげな表情になる。それに力を得たように僅かに
力を込めると、普段の彼女の冷静さからは予想もつかないような甘い溜息が漏れ始めた。
「んっ…上手よ、とても…ぁ……」
「サンデーちゃん、ここ、か、固くなってきたわよぅ?」
「んふっ……もっと色々してみて良いのよ…?」
「!」
(色々?!色々って何色?!…なんてジョーーーダン言ってる場合じゃなーいわよーう!そうよ!今こそ
持てる知識の全てを総動員させる時!)
…若干大袈裟ではあるが、ボン・クレーは決意すると脳みそのピンクの部分を高速回転させた。
(そういえば超巨乳ちゃんのバディを手に入れたときに、ポルノ雑誌なんかで見る「自分の乳首を舐める」
ってのを試したことがあったわねぃ?あれは気持ちヨカッタわ…)
カチャカチャ、チーン♪
結論:乳首は舐めると気持ちイイ。
…高速回転させてその程度か、と誰かが脳内を覗いたら哀れみの目で見てしまいそうな結論ではあるが、
ボン・クレーは納得するとやおらオールサンデーの乳房に吸い付いた。むにゅむにゅと唇で食むようにする
と、艶かしい声をあげながら、ピクピクと体を反応させる。
「はっ…ん……ああ…好いわ…もっと、舌を動かして…」
(こ、こう?!こうかしラァーーーッ?!)
必死に舌先で転がすようにすると、オールサンデーはボン・クレーの頭を抱え、妖しく腰を蠢かせた。
「あハッ…上手よ…ああ、素敵…」
悦楽の声を上げながら淫らに体を揺らし、ボン・クレーの肩や脇腹を撫でさする。それをそっくり
コピーするように手を彷徨わせると、甘い声は最早止まるところを知らない。
(サ、サンデーちゃんったら…こんなに大胆にイヤらしい声を上げて…!燃えちゃうわ、あちし、燃えちゃう
わようっ!?)
ボン・クレーがごっくん、と生唾を飲んだその時だった。
オールサンデーの形の良いヒップを、何かがビタン!と叩いた。彼女が何事かと振り向くと…
「あら…」
「…ゲゲッ!」
なんと、怒張しきってギンギンのビンビンのパオーーーン!になっていたオカマのムスコが、ドゥーにも
我慢ならなかったらしく、ついにバスローブの合わせ目から「こんにちわ!」と顔を出したのである。
愚息の行儀悪に、恥ずかしさのあまりひょえーーともぎょえーーともつかない表情をしているボン・クレー
に、オールサンデーは悪戯心を刺激された。
「ふふっ、立派なムスコさんね?」
「いやっ!言わないでサンデーちゃんっ!あちし…あちし恥ずかしいっ!」
「ねぇ、Mr.2?…彼にご挨拶したいのだけど」
「んなっ?!」
愕然としている顔にちゅっ、とキスをすると、オールサンデーは体をボンクレーの脚の方へ移動させ、
「こんにちわ!こんにちわ!」とうるさいほどに主張しているムスコへと唇を寄せたのであった……。
…俺たちは箱根を目指すんだ…!(バタッ)
******************************************
中途半端な長さですいません…。
攻め攻めなフェラーリをどなたか、とほざきつつタスキをたくします。
きたたたたたたたたたったたぁ????!?!?!??!?!?!?!?!!!!!!!!!!!
つづきだぁ・・・・盆ちゃんかわいすぎwそして素敵杉wなんで自分クンニしてますか?
やっぱりにー様は神様ですねwはい!神様ですね!!!!(再確認)
どうしてこーなんてゆーかこー・・・だめ・・・言葉が見つかりません・・・
いつもいいものを見せていただいて本当にありがTo!ございます!つぎは・・・
F1かぁ・・・たのしみぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!ぁ・・・(dで逝きます今すぐに)
>614
つっこんでいいかい?クンニしながら君はここみてんのかと…!(大爆笑)
マジでクンニしながらみてんなら猛者だなー。つうかパートナー怒りませんかといらん心配を
したりしなかったり。っ…くくく。
なんで涙でてくるんだろ。あはははははははははははは!!
あー…そういや最近F1見てないや。
あははははははははははははははははははは!!
腹筋いてぇー。
・・・そして赤面しつつ大爆笑
オイラはもうだめかもしれない・・・てかもうだめ・・・あぁ・・・
突っ込まれた!違うところに違うものも突っ込んでください!
あ・・・だめだ・・・いやでもアレです。言葉少なくて申し訳ないが!
ホント素敵です!好きです!あーもういいやw
ホントいいもの見せていただきました!・・・あぁ・・・はずかしいよぅ・・・
続きがキタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
キタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
キタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
キタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
キタ━━━━━━<゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
桃色脳総動員…で頑張るボンちゃんと余裕のお姉さまなロビン姐さん。
面白すぎっ!というかボンちゃんの描写全部面白すぎ!
なんかすげー書いてるとき楽しそうな描写ですねw
>「こんにちわ!こんにちわ!」
……って! お茶吹きますよ!? あー笑った。エロパロ板でこんな爆笑する人生!
もーにー様ったら。次の人が悩んじゃいませんかね!?
「エッチにすりゃいいのか笑いを取るべきなのか、それが問題だ」…って。
>…俺たちは箱根を目指すんだ…!(バタッ)
救急隊員を呼んでください! この人、心臓が…!!(毛が生えてますか?)
>>608 ゾロたし… .゚.。.:*・。(*゚Д゚)゚・*: .。
一番大好きなカプーなので(けどこのスレでは人気ないっぽい?(つД`)、)
書き途中と聞いただけで泣くほど嬉スィ。
楽しみにお待ちしておりやす!!
き、き、き、キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
──ぜいぜい。あー、トッショリには激しすぎるわ。
うめぇ、うめぇ。上手すぎる!!!(今日はこればっかw)
茶目っ気たっぷりの文体が萌え萌えざんす。
いいなーいいなーいいなーーー!!
まさに神!オリンポス神殿だ!!!
……ばたり。
>ゾた好きのみなさま
いや書き上がってるんですけど(つか、前に書いた非エロのエロバージョンなので)みなさまに、
ななまるにーさんの素晴らしきSS堪能して貰った方がいいと思うので、明日辺りにも。
ゆっくりと確認してから参ります。
他スレから突然コンニチワ。
ボンロビリレー、あんまり面白かったので、ちょこっとだけ参加しに来ました。
>612の続き
ちゅっとムスコさんの頭にキスをすると、「あンv」と頭の上のほうで反応がある。
(ウフフ、かわいい……)
思った通りの初心な反応に、初物食いの血が燃える。
しかも、オカマだけにオンナノコを食ってるときのような気分にさせられるところもあったりして。
「サンデーちゃん、あちし、ナンかコワいのよーぅ……」
目をぎゅっとつぶっているボン・クレーは、「今からされる事、覚悟は決めてきたハズなの
に、やっぱり怖いの、だって初めてなんだもの……」な乙女反応。
(あらあら、目も開けていられないくらい怖いの?)
目を閉じているならいるで、いろいろいじめちゃうんだから。とオールサンデーは姿勢を
低めにして、そのたっぷりバストをボン・クレーの太腿の上に乗せる。
ちゅっちゅっ、ちゅぱちゅぱ、とわざと音を立てるようにキスを繰り返す。同時に身体を
揺すって、ふかふかのオパイをボン・クレーにこすりつける。
先ほどの相互愛撫で、すでにオパイの敏感ポイントはきゅんきゅんに硬くなっているから、
太腿にはやわらか〜い感触とコリコリな感触がダブルダメージを与えていることになる。
このオパイ攻撃の難点(かつ美点)はサンデー自身も気持ちイイことにあるのだが、
そこはそれお姉様スキルが高いおかげで平気なフリをして。
「ああ…Mr.2、こんなに大きくなってるの、わかるかしら。わからないわよね、目を閉じた
ままなんですもの。今、教えてあげるわ……」
そして、オールサンデーは両手で張り切り息子サンを支えると、根元からゆっっっくりと舐め上げた。
たっぷり時間をかけて頂点までいくと、ぱくんと頭をおクチに入れ、舌と唇で強く吸いながら、
ちゅぷるん! と音を立てて引き抜く。
(さあ、耐えられるかしら……!)
耐えられるかどうかは、次の走者しだいってことで…。
(と書くのを忘れていました)
バトンタッチ!!
ども、ご無沙汰してました…見習Bです。突然ですが。
イッパイキテル━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
…とりあえず叫ぶさそりゃあ!
>エーヒナ
な…なんか期待されてますか?(^^;
とりあえず、面識ないんだよねこの二人ということに今更気付きまして(をい)、
現在書き途中です。完成し次第…投下ということで。歳の差カプに萌える秋…(ほうっ)
>シャンロビの御方
新神だァ!!神殿一つ追加で建設〜(コンコンコン)シャンロビ…いい…ロビンちゃんのうぶさがたまりません!くぅ〜〜っ!
幸せなエッチ、素敵でした!また投下してください是非!!
>リレー@ななまる兄様
お兄様へ…という漫画がありましたが、兄様!兄様!
キタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
ボンロビキタキタキタキタキタ!!!
もぉ〜〜〜大爆笑とエロの嵐に只でさえ鍛えてない(つд`)Bの腹筋はやばいくらい痛み出しましたよ(w
嗚呼ーーーーーッ!!たまりません!
思わず「箱根の山は、天下のけ〜ん♪」と歌いそうになった愚弟をお許しください…。
そして。
>◆bT67PrjmbM様
あ、あちらではいつもいつもお世話になってます…(深々)…って。
キタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
F1キターーーーーー!パイズリキターーーー!!
ボンちゃんがなんてかわいいんだ…姉さんがなんてエロイんだ…。
くう〜〜〜仕事から帰った早々身悶えしてます自分(w
ってことで、自分も週末なんか投下したいっす。なんか。なんかね。
アタスも久々に覗いて雄叫び
イッパイキテル━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
Bサン・・・
待ってます・・・・・・ ウケケケケケ ジュルル〜
◆bT67PrjmbMさんついにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
よかった…!続いてよかったよ…!ていうか「ちゅぷるん!」って擬音… エ ロ ッ
そして乳首ズリ!…つ、つうことはこの後めくるめくパイズリ地獄に…!?落ちる前に発射しないか心配だ!ボンちゃんがんがれ!
ていうか次走者頑張れ!えっ?自分?自分はこのあとルナミを落とそうかなと…。
あ、皆様感想ありがとうございます。
腹筋痛くなっちゃった方はすいません。こういうエロは書いてる最中からニヤニヤしてますね。シリアスだと味わえない感じです(笑)
さて、ボンロビリレー長くなってきたのでここでちょっくらまとめ…。拾い損ねてないかドキドキだ!
>381 ネタ元
>443-448 ななまるにー
>459 見習Bさん
>463 ひっそりさん
>474 どろんぱさん
>476-478 見習Bさん
>489>491-492 どろんぱさん
>497 KINOさん
>540 ネタの人さん
>610-612 ななまるにー
>621 ◆bT67PrjmbMさん
外伝?:社長×GW(副題:ロビンがクロコダイルを見限った最大の理由)
>395-398 見習Bさん
こんなとこでしょか。
ルナミハロウィンネタはただ今最終確認中です。
やばい、ボンロビがクリティカルヒット……最高です!!!
リアルでモニタに茶を行くとこでしたよ。
社長ネタを!!誰か、社長を!!!(てめぇでやれとか言わんでね)
ハロウィンネタで久々のルナミです。既にできあがってる設定です。
…で、毎度のことながら長いです。お嫌いな方はスルーで。
それではどうぞ召し上がれ。
**********************************
『Trick or Treat』
「島が見え…。……あれ島だよなあ?」
「まぁ…島だろうな」
「またえらくファンキーな島だなぁ」
「ルフィ、食うなよ。島だからな」
偉大なる航路には時々素っ頓狂な見た目の島があったりする。いちいち驚いていたらきりがないのだけれど、
ログを辿って着いたその秋島はまるで海に浮かぶカボチャのようだった。しかも、小さな島にぐるりと取り
巻かれた大きな島の中央にそびえる建物は、オレンジ色の巨大なドームで、ジャック・オ・ランタンよろしく
ニヤリと笑っている。
「パンプキン諸島ね。あの中央の建物は名物のハロウィン・ドーム」
「ロビン、知ってるの?」
「立ち寄ったことはないけれど、有名よ?偉大なる航路一のカボチャの名産地。世界会議の食事に使われる
カボチャは必ずこの島のものと決まっていると聞いたことがあるわ」
「へぇ!そりゃ是非料理してみてぇもんだ」
サンジくんが珍しくウズウズしている。ルフィはといえば、街のそこかしこにアドバルーンが飛んでいるの
に気がついた。
「全島…共催、ハロウィン・フェスタ…開催中?………祭りか!!」
ハッ!と息を飲むとやおら船から飛び出そうとする。私は慌てて首根っこ捕まえて引き止めた。
「ちょ、ちょっと待って!ルフィ!」
「なんだよ、なんか問題あんのかよ?祭りだぞ!楽しそうじゃねぇか」
「楽しそうなのはかまわないけど上陸は夕方暗くなってから!二日前に海軍と一戦やりあったでしょ。日の
高いうちに遊んでて船が見つかったらどうするの!」
「上手いこと隠しても街中でばったりって可能性もあるな…ぁわ…む」
ゾロがあくびをしながら言うと、プーッ!と膨れた。
「大丈夫よ、ハロウィンは夜が一番のお楽しみだから」
ロビンが苦笑しながら言うのに、ルフィはきょとんとした。
「なぁ、ところでそのハロウィンってなんだ」
「知らないで騒いでたのかよ!」
ウソップがビシッと突っ込む。チョッパーがおずおずとロビンに聞いた。
「お、俺も知らない…なんの祭りなんだ?」
「そうね…もともとは先祖の霊を迎えるためのお祭りだったのだけれど、いろんな文化が混ざり合って、今では
宗教的な意味合いは薄いわね。子供達が怪物に仮装して民家を訪ねたりするのよ」
「なんで怪物の格好するんだ?」
「昔は、人に取り憑こうとする悪霊を追い払うためだったらしいわ。でも近年では子供達が近所の住人を
驚かせてお菓子をもらう風習に変化したのよ。どちらが悪霊だかあべこべになってしまったみたいね」
ロビンの説明にチョッパーとルフィは目キラキラさせている。
「よし!チョッパーお菓子をもらいに行くぞ!」
「だから上陸は夕方!まったく子供じゃないんだから…」
「よーし、じゃあ俺様が仮装用のコスチュームを調達してきてやろう!変装したほうが万一海軍と遭遇しても
見つかりづらいだろ。ナミ、そんくらいならいいよな?」
「あ、俺も食料調達しておきてぇ。もうすっかり底ついてんだ」
ウソップとサンジくんが言うのに、ルフィはずっりーと不貞腐れていた。
二人を本島に下ろすと、人目につかないよう離島の入り江に寄せた。離島は全部農村地帯らしく、収穫を
控えたカボチャが畑にゴロゴロと転がされている。緑色のや白っぽいの、小さな観賞用カボチャにオレンジ
色の巨大なものまで色とりどりだ。ルフィは身を乗り出してお騒ぎ。
「すっげーでけぇカボチャ!なぁあれ食えるのか?」
「ふふ、あれは家畜の飼料用よ。食べられないこともないでしょうけど、美味しいかどうかは私もわからないわ。
あとは、ああ言う風に口や目をくりぬいてデコレーションにするのが一般的でしょうね」
と、本島のドームを指差す。
「ジャック・オ・ランタンかぁ。私も小さい時カボチャの提灯もって近所回ったことあったわ」
「へー!フーシャ村ではなかったぞ」
「俺んとこではハロウィンってのはなかったが似たようなのはあったな」
「ええ?ゾロもやったことあるのか?」
「まあな。でもありゃ夏だったか」
「ウソップやサンジくんも知ってたみたいだし…同じ東でもいろいろね」
「なあ、あのカボチャ貰えねぇかなぁ?」
「どうかしら…交渉してみる?」
ロビンが島へ下りようとするのに、ルフィは嬉々としてついていく。チョッパーも行こうとして私の方を
振り向いた。
「ナミは行かないのか?」
「私は良いわ。一時間もしたらウソップとサンジくん拾いに行くから、一旦帰ってらっしゃいよ?」
「わかった!」
三人が船を降りて行ったあと、私は溜息をついた。
ロビンってちょっと、ルフィを甘やかすとこあると思う。
ああいうの、彼女が来る前だったら私の役目だったんだけどな。
ルフィもルフィよ。私という「彼女」がありながら振り向きもしないでさっさと行っちゃってさ。…別に
ヤキモチとかそういうんじゃないけど!もうちょっとなんかこう…一言くらいあっても…ねぇ?
ブツブツ考えてたら、
「…拗ねるぐらいだったら一緒に行きゃあ良いじゃねぇか」
「…あんたいたの」
ふああ、と大欠伸をしている三年寝太郎を一瞥すると、私はデッキチェアに寝そべった。
せっかくお祭りなんだから、私だってみんなと無邪気に騒ぎたいけど、海軍が追って来てるとしたら迂闊な
ことできないじゃない。こういう時キッチリ押さえなきゃなんないって、損な役回りよね。ルフィだって、
…うるさく言われるよりは…。
やめやめやめっ!なに劣等感刺激されてるのよ。バカみたい。それはそれ、これはこれよ!
……あーあ、空高いなぁ。
ぼんやり空を見上げてたはずが、いつのまにかうたたねしてたみたい。陽射しが温かいからうっかりしたわ。
日に焼けちゃうかも。
「……んん?」
うっすら目を開けて、気がついた。…なに、これ。
「ちょっとルフィ?!何こんなにカボチャ持ち込んでるのよ!」
「おー!ナミ、起きたか!」
「キャアアアアアアア!!!」
声を探して見回してると、上からカボチャおばけが覗き込んできた!椅子から飛び起きて身構えると、俺だよ俺、
と頭のジャック・オ・ランタンを脱ぐ。見ると下の部分をくりぬいて頭が入るようにしてあった。そこから
出てきたのは…ルフィ!
「ロビンが彫ってくれたんだ。ししっ!驚いたか?」
またロビン。…ちくっと胸が痛んだけど、問題はそこじゃないわ。
「ちょっとルフィ、それって提灯よ?なにかぶってんのよ!」
「良いだろ。これなら絶対ェ俺だってわかんねーもん。なー、チョッパー」
みるとチョッパーまで真似してかぶっている。重たいのか、ふらふら足をよろめかせると、ドテン!と尻餅
をついた。
「お、俺は無理だぁ。角のぶんだけおっきいのじゃないとダメだから…」
「あんたまで何やってんのよ…それにこの量!カボチャばっかりこんなに一体どうするの」
だって船中カボチャだらけになってるのよ?ざっと数えても三十個以上ある。
ロビンがくすくす笑いながらこっちに向かってきた。
「訊ねた農家のおじさんが気の良い方で、ルフィと船医さんが喜んでるの見て嬉しくなっちゃったみたい。あれもこれもと自慢のカボチャを分けてくれたのよ。食べられるのが殆どだから大丈夫」
「俺が食う!」
「俺も食うぞ!」
「あ、そう…って、サンジくんだって買い込んでくるでしょうに…ううっ」
そしてその予想通り、迎えに行った本島の海岸には二十個近くもカボチャを積み上げたウソップとサンジくんが
待っていた…。
港から離れた河口に船を寄せ、カボチャだらけの夕食を終えてすっかり日が落ちた頃。
祭り開始の花火の音に、甲板に出ると既にルフィは出かける気まんまんで仕度をしていた。ウソップがそれ
ぞれに仮装用の衣装を配っている。
「おう、ナミ!お前はこれだ!それからえーとロビンは…」
「私は遠慮するわ」
「まぁそういうな!俺の見立てだぞ、二人とも絶対似合うこと間違いなしだ!」
…それが不安だっていうのよ。私とロビンは顔を見合わせた。
「ウソップーーーー!!!!」
「おお?似合うじゃねぇか…ってうわわわわわ」
「どーーしてロビンがあれで私がこれなのか説明してくれる?!」
女部屋から飛び出して行って、フレディ・クルーガーの衣装を身に着けたウソップの首をギリギリ締めると、
何の騒ぎかとみんなゾロゾロ集まってくる。サンジくんが私の姿を見た途端、目をハートマークにした。
「っはーーー!んナミさんセクシーで素敵だーーー!!」
「セクハラ一件五千ベリーよ!…あんたは一体なんなわけ?」
「オオカミ男でっす♪」
「…犬の間違いじゃない?」
頭に大きな耳つけてパタパタ尻尾振ってくるのを鼻で笑うと、しゅーんと肩を落とした。
「あー!俺ロビンとおそろいだー!」
コウモリマントにシルクハット被ったチョッパーがぴょんぴょんと駆け寄っていく。…そうなのよ。ロビンが
貰った衣装はドラキュラ伯爵のコスチューム。長身に三つ揃えのスーツとマントで決めて、男装の麗人って
形容がぴったりなの。それでも恥ずかしいのに変わりはないのか、苦笑いしている。…それにひきかえ。
「なんで私はキャットスーツなわけ?!」
泡吹いて倒れていたウソップが、首をふりふり見上げてくる。
「だ、だってほら、魔女には黒猫がつきものだろ?」
「は、違いねぇ。ピッタリだ」
頭にボルトの飾りをつけ、フランケンシュタインにされたゾロがゲラゲラ笑っている。顔の傷増やしてやろう
かしら!
「だったら素直に魔女の衣装とかにしてよ!なかったの?!」
「やー、見当たらなかったかなー?なぁサンジ?」
「さぁ…俺に振るなよ」
…主犯はこっちね。ギロッ!と睨みつけると、口笛吹いて目をそらした。このエロコック…!後で嫌って程
絞ってやるわ。
そりゃ体に自信はあるけど、こんなにラインがモロに出ちゃう格好なんてやぁよ!だってこれ、ラバー素材
であっちもこっちもピタピタなんだもの…!
「お、なんだこれ伸びるのか」
「ちょ、ちょっと引っ張んないでよ!って…ルフィ!」
振り向けばカボチャおばけリターンズよ。尻尾を掴んで、びよーんと伸ばしていたかと思ったらぱっと手を
離した。たちまちお尻にパチーン!…くーーーーっ!
「こらぁっ!なにすんのよ!」
「ちぇ、二度は驚かねぇか」
黒のローブに身を包んで、魔術師よろしく杖を振った。トンガリ帽子を乗せたカボチャをズボッ!と脱ぐと、
にしし、と笑う。
「ったく…それで?あんたはすっかりそれがお気に入りのようだけど?」
「おう!正義の魔術師パンプキン仮面だ!」
「…わけわかんない」
「なんだよノリ悪いな〜。カリカリすんなよ、お前だってそれ似合ってんじゃん」
ネコ耳つけた頭をポンポン叩いてくる。んん?と首傾げるのに、溜息をついた。他人事だと思って…こんなの
似合ったってなんの自慢にもならない気がするけど。良いから行こうとパンプキン仮面に腕引っ張られて、
渋々船を下りることにした。
街の中は仮装していない人を探すのが難しいくらいで、すっかりお祭りムード一色。こんな格好で歩くのは
恥ずかしいと思ってたけど、もっとキワドイ衣装の女の子たちもいて、サンジくんなんかは鼻の下が五センチは
伸びていた。
チョッパーはすっかり着ぐるみか何かと勘違いされてるようで、誰も驚かない。それどころか、おどおど
しながらもすれ違う人たちに「トリック・オア・トリート!」と叫ぶと、「ハッピー・ハロウィン!もっと
しっかり脅かせよ?」などと頭を撫でられて、キャンディやらチョコレートやらを貰っている。ルフィが
羨ましがったけど、ああいうのは子供の特権。たしなめると「ちぇ」と仮面の中で膨れた。
露店や屋台が並んでいるあたりに着くと、人混みで歩くのも大変になってくる。はぐれたら洒落にならない
なぁ、と思ってたその矢先、ルフィが露店の方へ走っていこうとするのに気がついた。
「ルフィ!また勝手に動かないの!」
慌てて手を掴むと、振り返って。
「…は?」
「え?」
「…人違いじゃないですか?」
仮面の中を覗き込むと、確かに別人。謝ってからあたりを見回すと、パンプキン仮面は思った以上にたくさん
いた。はっとしてさらに見回せば、ドラキュラもフランケンもオオカミ男も山ほどいるのよ。…これってもしかして。
「…わ、私がはぐれた…?」
慌ててみんなの名前を呼びながら人混みを探して歩く。すれ違い様に不思議そうに振り返る怪物たちの中に
仲間の顔はない。ましてや、カボチャを被ったルフィなんて簡単に見つけられっこない。露店の途切れた
通りの端まで歩いて、また引き返して探した。絶対に食べ物の屋台に寄ってるのに違いないのに、いくら探しても
誰にも合えなくてだんだん虚しくなってきた。
…船、戻ろうかな。ルフィやゾロだって、船に戻るくらいの道はわかるわよ。それにみんな一緒かもしれないし。
…でも。
………なんで?
今までだって、一人で島を歩くのは別に珍しいことじゃなかった。お祭りだからって、みんなと…ルフィと
はぐれたぐらいで……なんでこんな迷子みたいな気持ちになるの…?
なんだか胸が詰まって、それを振り切るように船へ引き返す道を選んだ。そこかしこに飾られたジャック・
オ・ランタンが、私をニヤニヤ笑ってるようで憎たらしくなる。もうやだ。早く帰りたい…!
思わず走りかけたその時だった。
腕を掴まれて振り返る。
「おい、どこ行くんだよ?」
カボチャの大きく開いた口から聞こえた声は。
「…ルフィ!」
「なんだよ、お前も迷子か。みんな好き勝手な方向行くんだもんよ。参るよなー…って、どうした?」
思わず抱きついてしまって、カボチャがゴン!と頭にぶつかった。顔は見えないけれど、不思議そうに抱き
返してくる腕は確かにルフィのもので。たったそれだけで酷く安心した自分が少し情けなかった。
「…どっか、行こ。人混み疲れちゃった」
大通りを抜けて路地裏に入ると人通りもなくなり、ルフィはようやく仮面を脱いだ。ぷはっ、と息をついて
私に笑いかける。
「これ結構じゃまっけなのな。食いモン食いづれェしさぁ」
見ると無理矢理何か食べたのか、残りかすが口のまわりについている。手で拭うと大人しくされるままに
していたけれど、その間じいっと私の顔を見ていた。どうかした?と聞くと。
「いや、お前がどうした。今日なんか変だぞ」
「何よ、いつもどおりよ。失礼ね」
「そうか?」
ぷい、と横を向くと、追いかけるようにして顔を覗き込んでくる。ずっとかぶっていたせいで髪に移って
しまったのか、カボチャの匂いがするのに混じってふと甘い香りがした。
「まだなんか食べてるの」
「あぁ、チョッパーがくれた。あいつ帽子もリュックもいっぱいになっちまってよ」
マントの下から出した手に乗っていたのは色とりどりのキャンディ。思いがけない待遇に目をぱちくりさせ
っぱなしだろうチョッパーの顔が目に浮かぶ。みんなとはぐれてないといいけど。…でも、今は。
「Trick or Treat」
>ななまるにー様
ボンロビまとめ乙ですー!
次スレまでもつれこむことケテーイ(ですよね?)だからまとめ欲しいなと思ってたところへ!
あああ漂うエロは二人を何処へと運ぶのか、楽しみだ…。って自分もまた書きます!
そしてルナミ、激しく楽しみにしてます!!
>どろんぱ様
メモ帳に書いたのに、コピベに失敗して(またか)消してしまいました…。
ゾロたし!激しくキボンヌ…ハァハァしつつお待ちしてます!
>KINO 様
炉社長、自分書きます(w
「んん?」
「キャンディくれなきゃ悪さするわよ」
ちょっと笑って見せると、ルフィは不思議そうな顔をした。
「…なんだ、ナミも欲しかったのか?いいぞ、好きなの選べよ」
手を差し出してくるのをどけて、唇を突付く。途端に寄り目になるファニーフェイス。
「それが欲しい」
ルフィはやや暫く考えていたけれど、やがて顔を近づけると唇を合わせて、舌先でコロンとキャンディを
寄越してきた。
「…イチゴ味だぞ」
「あんたはカボチャ臭いわ」
憎まれ口叩くと、仮面を放り捨てて両腕で抱きしめてくる。建物の影に隠れてキスをしながらキャンディを
移しあって。やがてそれが私の口の中で溶けてなくなるころには、二人ともすっかり息が上がってた。
ルフィは肩で息をしながら、私の体に回した腕に力を込めると、耳元で囁く。
「俺もキャンディ欲しい…」
「…私は持ってないわよ」
「……だったら悪さするしかねェな」
ニヤリと笑うと、強引に腕を引っ張って路地裏を急ぐように歩いた。
こういう通りには必ず一軒くらい連れ込み宿がある。
鍵を受け取って部屋に入ると、ルフィは慌ただしくマントを脱ぎ捨てて私を抱き寄せ、もつれ合うみたいに
ベッドへ倒れこんだ。唇を深く合わせながら、舌を絡ませる。手が、キャットスーツの上からまさぐって
きて、いきなり胸の先を抓った。
「んっ…!」
「なぁ、これどうやって脱がすんだよ」
「前にファスナーついてるでしょ。…ねぇルフィ、髪洗ってあげようか」
「なんだよ、そんなにカボチャ臭ぇか?」
鼻をひくつかせながらファスナーを引き下ろしてくる。ラバーが縮もうとする反動で、ずるん!と胸が剥き
出しになった。ものすごい解放感だけど、脇腹が擦れてヘンな気分。
「…ブラ着けてない…」
「線出ちゃうでしょ!う、んっ…キツ…」
胸を触られてゾクっとしたけど、腕を引き抜こうとして締め付けに阻まれる。着る時より脱ぐほうが大変だわ、
これ。ルフィが手を貸してくれてやっと両腕を抜く。足はもっと大変な気がするけど…。
「うわっ、これどこまで下がるんだ?」
「あっ、ちょっと待って…!」
ファスナーは脚の間からお尻の方まで続いている。突然ソコを晒される感覚に、耳がかぁっと熱くなった。
「下も着けてねぇのかよ。エロいなぁナミは」
「だから線が出ちゃうからだってば!んも、あっ…触っちゃ」
いきなり指がヘアを掻き分けてくるのに、ビクッと体が竦んだ。くちゅっ、と滑った音が聞こえて…。
「ちょっと濡れてんな」
「あっ…ん、ダメ、…お風呂っ…!」
「…わーかったよ。しつこいなーお前」
呆れたような声を出すのに胸がズキッとした。
唇噛んで俯いてると、おでこに口づけてきて、うつ伏せに
される。裏返しながら苦労してスーツを脱がしていくのに任せたまま、私は枕に顔を埋めてなんだか泣き
たい気分だった。
ルフィをバスタブの中へ座らせて、背中側に腰掛けると、シャワーで髪を濡らした。ちょっと肌寒いから
お湯は出しっぱなしにしておく。備え付けのシャンプーを泡立てて、ちょっと強めにゴシゴシ洗った。
せっかく二人きりなのに、なんだかつまらない気持ちがしてたのは、絶対この匂いのせいなんだから。
首がガクガクするほど力込めてたもんだから、途端にルフィは抗議の声をあげた。
「お前ちょっと乱暴すぎねぇか?!」
「うるさい!」
「うるさいって酷ぇなー」
ふー、と溜息ついてる背中。シャワーヘッドを玩びながら、それきりルフィは口をつぐんだ。…バカ話でも
良いからなんか話してよ。じゃないとなんか、私すごい嫌なこと言いそう。
「ナミさぁ」
「…なによ」
「お前あれだろ。ヤキモチ」
「!」
手を伸ばしてシャワーを奪い取ると、加減もせずに乱暴にすすいだ。流すなら言えよ!と声をあげたけど、
聞かない。目に入ったのか、しきりに顔を擦っている。泡が流れて排水口に吸い込まれていった。
…だってそうよ、図星よ。「私のことなんか気にもかけないで飛び出していくルフィ」が憎たらしかった。
「ロビンが作った仮面をずっとかぶってるルフィ」が憎たらしかった。
ぎゅうっと喉の奥から何かがこみ上げてくるのを必死に堪えていたのに、ルフィはとうとう私の手から
シャワーを奪って振り向いた。
「ッ…見ないでよ!」
「ナミ」
「そうよ、悪かったわね!私だってヤキモチくらい焼くわよ!」
「ナミ」
「触んないで!何よ、『ロビンが』『ロビンが』って」
「そんなに言ってねぇだろ。あーもー、うるっせぇなぁ」
「…やだっ!」
強引に抱き寄せてくるのに暴れて抵抗するけど、ルフィの力にかなうわけもない。ずるずるとバスタブの中に
引きずり込まれて、気がついたら私はルフィの肩の上に顔を埋めて泣いていた。
背中をあやすように叩かれて、それがまた悔しくて。
シャワーの音に混ざって、ルフィの心臓の音がする。吐き出してしまえば、少し楽になった気もした。
「お前はほんとに色々面倒だなぁ」
「………なによ、あんたが単純バカなのよ」
「細けぇことガタガタうるせぇしよ」
「…あんたがそういうこと考えないからでしょ」
体を少し離して、おでこをくっつけてくる。もうルフィの髪からはシャボンの匂いしかしない。
泣いた顔を見られたくなくて、目を伏せた。途端に唇が重なってくる。
「だから丁度良いんだろ?俺ら」
「………生意気よ」
ぎゅうっと体を抱きしめて、何度も、何度も、キス。唇くっつけたまま、ルフィは時々私の名前を呼んだ。
そのたびに胸の奥でしこりになっていた苦いかたまりが、溶けていくような気がする。
やがてルフィは軽く唇を離すと、しし、と笑って、私の胸に軽く触れた。
「それに俺、ナミ以外とこういうことする気になんねーもんな」
「…ばか」
バスタオルに包まれて横抱きに抱えた私をベッドへ下ろすと、ルフィは頭をがしがしと拭いた。床に脱ぎ
散らかされた衣装がなんだか滑稽に思える。貸して、とタオルに手を伸ばすと、ルフィは嬉しそうに私の
肩へ頭を預けてきた。濡れた髪が肌にくっついて何故だか気恥ずかしい感じがする。
「ひひ、くすぐってェ」
「ちょっと、じっとしてよ」
「嫌だね。悪さするって言ったろ」
私の両手が塞がってるのを良いことに、ルフィはバスタオルを取り払うと胸に触ってくる。湿った肌は、
ルフィの手のひらにしっとりくっついてしまうようで。やわやわと揉みしだかれると、自然に甘えたみたいな
声が出てくる。乳首を親指で捏ねられて、背筋がゾクゾクした。
「ナミのここ、キャンディみたいな?」
「んっ…あ、やっ……ぁ」
ちゅ、と口に含んで舌先が転がしてくる。ちろちろ揺さぶったり、強く吸ったりしながら、ルフィは時々
私の顔を見上げてきた。
体中を撫でまわされて、溜息が熱くなる。私はルフィの頭を抱えたまま、ゆっくり後ろに押し倒された。
ルフィは左腕を首の後ろに差し込んで私の右に横たわると、腕枕の格好のまま右手が好いところを探ろうと
する。胸から脇腹、背中のあたりをさすりながら、唇を吸って。太腿を辿って脚の間に手を差し込むと、
ニヤリと笑った。
「お前すげェぞ。まだちっとしか触ってねぇのに」
「やッ…バカ、知らない…んっ…」
ぬちゅ、とわざと音を立てて触ってくる。割れ目を探って指二本で押し広げると、中指を軽く埋め込んで。
つぷつぷと入り口のあたりで抜き差ししながら、私の顔を見ている。そうして、ちょっと考えるような表情
をすると、
「なぁ、舐めあっこしようぜ」
と笑った。
「ルフィ、恥ずかしいよ…」
「なんだよ今更。俺、お前のココならお前より良く見てんぞ」
「ばかぁっ!だから恥ずかしいんでしょ!…あ」
ルフィの顔の上を跨ぐ格好にされて、四つん這いの下から叫ぶと、ルフィがソコに唇を寄せるのが見えた。
ヘッドボードに頭半分凭れさせるようにして、腰を引き寄せられる。ぬろぬろと熱い舌が入り口から侵入
してきて、じれったいような快感が訪れた。
「俺のも舐めろよ」
「あっ…あ、まって……ん、んぅ…」
命令口調のくせに、ルフィの指や舌が私を可愛がるために躍起になってるのがわかる。…こんなにされたら、
上手くできるかわからない。それでも私は目の前でおへそにつくほどにそそり立っているルフィのペニスを
掴むと、先っぽにキスをした。ちゅ、ちゅ、と棹全体を撫でまわしながら何度も口づけると、ピクンと反応
する。舌先で舐めまわすと、指で私の中をかき混ぜながらも、ルフィは太腿のあたりを緊張させている。
…なんか、嬉しいかも。
パクリと咥えてゆっくり上下させると、腰を掴んでいた手に力がこもった。
「んっ、ふ…ぅん……んっ…」
「すげ、好い…」
「っ…ぷぁ……アハぁっ!」
突然、ジュルルッ!と音を立てて啜られて、思わず口を離してしまう。あ、…やっぱり…ダメッ…
「んっ!ぅ…ルフィ、ルフィだめ、噛んじゃうからぁ…っ」
「あー、やっぱなー」
笑ったような声で言いながら、指と舌の動きを止めてくれない。ペニスにしがみつくみたいな格好になって、
腰がどんどん上がってくのがわかる。は、恥ずかしい、こんな良いようにされて…!
必死に手をスライドさせながら、噛まないように舌先で舐めたり、唇で吸ったりしていると、おかえしと
ばかりに指でクリトリスを剥いて吸いついてくる。ビリビリと痺れるような感じがして、もう声を堪えきれない。
「っあ、あ―――ッ!や、やぁっ!あ、あ!!」
「ん、んー……すっげ、俺顔ベタベタ…」
くちゃくちゃとヤらしい音立てながら、刺激する手を止めない。固く尖ったソコを指先で揺すりながら、
すっかり広げられてしまった入り口へ指を二本埋め込んだ。膣壁を擦るように動かしてくるのに、私はもう
何がなんだかわからなくなって…!
「はぁあ、んっ…あッ、ルフィ、ルフィィイイッ!」
太腿がブルブル震えて、腰を支えきれなくなった。バチバチッ!と頭の裏側で何かが弾ける感じがする。
ガクッと腰を落とすと、体を抱き起こされた。ルフィの胸に背中を預けて、ぐったり凭れると耳に唇を寄せ
てくる。
「…イッたか?」
「は、はぁ、はぁ、……んっ……あ、まだ…触っちゃヤ…」
「なんでだよ」
首筋に舌を這わせながら、ルフィは胸への愛撫を再開する。体に力入らないのに、また弄られてたちまち
ソコへ感覚が集中した。両方の乳首を指の間に挟んで揺すぶられ、キュン、とヴァギナがすぼまって…。
「イ、きっぱなし、に、…なっちゃ…あ、やっ…ダメぇっ…!」
「…何回でもイケよ。好きなだけ」
ぬるん、と脚の間からルフィのペニスが覗いて。あ…クリトリスに…当たって……擦れる……。
「あ、あ…気持ちイ…」
「んっ?………ナミ、なーに自分で擦りつけてんだよ」
「だ、だって…んんっ」
「スケベ」
「あっ…バカぁっ…ひぅ、ん…んぅっ!」
ペニスを掴むと、ソコが強く擦れるように押し当てて、腰を動かした。こんな、自分からするなんて恥ず
かしい。だけど…すごく…!
「っ…、そろそろ入れてぇ。それともナミ、先にもっかいイきたいか?」
「あっ、あ、ほ、欲しい…気持ちイイ……イィのぉっ…」
「…自分で入れてみ?」
私ごと上半身を起こして、ルフィはうなじに口づけた。その口元が笑ってるのを感じる。
…悔しい。なんでこんな余裕なのよ。
膝立ちになって背後を窺いながらそろそろと腰を落とすと、ぬるぬる滑って上手く入らない。ルフィはしょ
うがねぇな、というように笑うと、ペニスに手を添えて挿入を手伝った。ゆっくり沈めると、奥の方まで
届くくらいに押し広げながら入ってくる。
「あ、あ、あ…」
「んーっ…」
根元まで完全に入ると、ブルッ!と体に震えがきた。やだっ!まだ入れた、だけっ……!