オートメイルの動力源って電力?
しかしオートメイルだけやたらに技術力が高いんだよな。
あそこまで精巧な義手なんてどうやって作ってるんだろう?
や、普通の筋肉と同じだろ。
言うなれば筋力?
神経全部繋げてるっぽいし。
>>935 >アルフォンスも、兄と幼馴染の信じられない光景に、?然とする。
この?の部分は何だったのかな?
唖あ? 呆ぼう?
955 :
560:03/11/14 23:27 ID:Ml0ct9/z
>2時間ぶっつづけ
ただエドがねちっこいだけです。童貞ですから
>?部分
文字化けしてましたね。申し訳ない。
「唖然」です。
さて、そろそろ次スレを立てた方が良いと思うんだが。
名前どうする?豆の錬金術師とか?
958 :
560:03/11/14 23:59 ID:Ml0ct9/z
次スレに入る前に投稿しておきます。
エピローグ投下。
『エドワード・エルリック君。アルフォンス・エルリック君。
君達は、無事に君達のお父さんのような錬金術師になれたのだろうか。
もしそうなのなら…
これをウィンリィ。
お前が読んでいるこの時に、あの計画が実行されていないのなら…
まだ…
人間にも… 未来にも…
希望はある……』
次の日の朝。空は雲ひとつない突き抜けるような青空であった。
「……………」
「……………」
「……………」
「なんですかこれ」
朝食でテーブルに座った4人は、目を丸くして目の前にあるブツをジッと見ていた。
「なにやっとんねん。3人ともはよ食べなさい」
おかずは、サラダとコーンスープ、ベーコンの乗った目玉焼き。それと牛乳。
そこまでは普通なのだが…
珍しく、パンがない。その代わりにライスがある。そのライスが、また異様であった。赤いのだ。こんな米、見た事がない。それに加えて茶色と黒の中間のような豆が混じっている。
「ガーフィールさん。なんなんすかこの赤いライスはっ…!?」
「た、食べれるんですか…?」
エドワードも、ウィンリィも。パニーニャでさえもこの見た事のない食べ物にビビっている。
朝食を作った当のガーフィールは目玉焼きを食べながら、キョトンとしていた。
「ん? お赤飯。」
「「「「なにそれ?」」」」
4人の声が見事にハモる。
「ウチのお母ちゃんの故郷の、東の方の国で作っとるおコメ。お祝いごとの時に食べるんやと。遠く離れたここじゃあ滅多に手に入らんのやで。ありがったーく食べなっさい!」
呆然とするエドワードとアルフォンスだけに対し、ウィンリィとパニーニャはちょっとだけ納得できた。
彼女のフルネームはセリカ・ガーフィール。話から推測すると母親が東国(日本)の出身だと言う事になる。ウィンリィの祖母のピナコも、似たような語呂の名前。聞いた事はないがもしかしたら祖母も東国の出身か、血を引いているのかもしれない。
「はぁ… 東国でねぇ」
「でもなんでまたいきなり?」
「今日って…平日だったよね兄さん?」
その言葉に、ガーフィールがニンマリと笑みを浮かべる。
「とぼけなさんな。昨日の夜は4人して特別な日やったろ!?」
「「「「ギクリ!!」」」」
4人とも、肩をビクリと震わせる。そして3人は即座に真っ赤になり、アルフォンスも肩を垂らしてうなだれる。
「な、ななななんでアンタがそれヲ!!」大声を上げて焦るエドワード。
「知ってたんですね…」兄を宥める役目を忘れ、顔を背けるアルフォンス。
「が、ガーフィールさぁん…」熱を帯びた顔を両手で包むウィンリィ。
「ううっ…(見、見られてた…?)」うつむいて、モジモジとするパニーニャ。
「…安心してや。ウチは覗きなんてシュミはあらへんから」
「「「「(このおばはんっ…全部聞いてたのだな!?)」」」」
エドワード達は心の中で叫びながらも、目の前の赤飯を口に入れた。
初めて食べる外国のお米はちょっぴり固かったが、味はなかなか美味しく思えた。
『私は、「賢者の石」の…そして奴等の犠牲になった人々に、
償いをしなくてはならない。
エドワード君。アルフォンス君。もしも私の意志を継いでくれると言うのなら…
人の為に錬金術を使ってくれると言うのなら……
君達にウィンリィと共に、ある場所に行ってほしい。
地図は、3枚目の紙に書いておいた。
そこには、私が今まで研究してきた全てを記録してある「もの」を置いて来た。
奴等に見つかる前に、それを回収してほしい。
今度こそ…今度こそ、それを…人の為に使ってほしい。
未来は君達の為に、あるのだから……!!
最後に、我が娘のウィンリィよ。
幸せになってくれ。 それだけが、私の願いだ…
Eiji Rocebell』
「…ああ、そうか。了解した。では、これで失礼する」
ガシャリと音を立てて、ロイが受話器を置く。
「大佐。ウィンリィ・ロックベルちゃんの保護の要請は済んだのですか?」
ホークアイが今朝の会議の書類を手にしながら、ロイに話しかける。
そんなホークアイを見て、ロイはクスリと苦笑いをした。
「…大佐?」
「いゃ、失敬。連絡した事はしたのだが……」
「?」
ホークアイは首をかしげる。
「どうやら、飛んだおせっかいだったようだよ。」
「は?」
「あの娘には、もう最高のボディガードが付いているようだよ」
ホークアイは少しの間ポカンと口を開けたが、すぐにあの生意気な少年の顔が浮かんだ。
「あ、なるほど…」
「…さて、中尉。今日は確か護衛の任務があったのではなかったかな?」
椅子に掛けておいた黒いコートを手に取り、袖を通すロイ。
「あ、はい。今日はここセントラルで国立医学会が開かれる予定です。
各国の著名な医者ばかりが集まって来ますから…」
「誰かが狙われる危険もあるという事だな。行くぞ、ホークアイ中尉。」
珍しく自分から率先して歩き出すロイ。
「…はい、マスタング大佐」
ホークアイの目には、その背中がなんとも頼もし気に見えた。
汽笛の鳴る音。機関車の煙の匂いが少し匂う。
エドワード達は朝食の後、すぐにラッシュバレーを発った。
エドワードの隣には、ウィンリィが座っている。
真ん前には、アルフォンス。それと、もう一人…パニーニャまでいる。
「なんでお前までいるんだよ…」
「えへへ。ガーフィールさんから話は聞いたよ。
アタシがそんな『お宝』を逃すとでも?」
これは嘘。エドワードは直感した。朝食でガーフィールさんにからかわれた際、自分達はおろかアルと彼女の様子が変だったのを、エドワードは見逃さなかった。
「へっ、勝手にしな。その代わり旅費はお前で払えよ」
エドワードは苦笑いをしながら言う。
「えへへ。んじゃあ今後とも宜しく」
青空と草原が平行に走る中、汽車は行く。
目的地は、手紙に示してあった「場所」。そこに、自分達の求めていたものがあるのかもしれない。万が一人体錬成を行っていなかったとしても、自分とアルが名指しで指名されたのだ。行かない訳にはいかない。
「…ねぇエド」
「ん? 何だウィンリィ」
エドワードの隣に座る、愛しい彼女が囁く。
「…あのとき南方司令部の人から受けた電話。なんで断っちゃったの?」
「……ああ。あれな。お前を保護するって言っていたけど、あの人たちじゃあお前を守りきれないさ」
エドワードは、左手でウィンリィの肩を背中から掴み、自分の方へグイッと引き寄せる。
「お前が世界で一番安全な場所は…
オレのそばだ」
「………!!」
即座に顔を真っ赤にするウィンリィ。対するエドワードも、彼女と負けないぐらいに顔を赤くしている。
「ばっ、バカ…! こんな所で、そんな事…」
「う、うるせー。オレだって恥ずかしいんだよっ」
前に座っていたアルフォンスとパニーニャが、即座にからかい始める。
「ひゅーひゅー。ヨッ、このバカップル!」
「兄さん、やっと素直になれたんだね。ボクは嬉しいよ!!」
「「ふーふ! ふーふ!!」」
次第に、周りの席からもクスクスとした笑い声や、「がんばれよ」と言うからかう声まで聞こえて来た。
「やだやだ! 二人ともっ…!」
「だぁっ!! そこで煽るなっ!! 余計恥ずかしいじゃねーか!!」
…そう。
例え、どうにもならなくなっても。
カミサマが何をしようとも。
自分達は、総てを取り戻す。
この手の中にいる、愛しい存在をこの手で守り続ける。
この虚空(そら)に誓って………!
END
965 :
560:03/11/15 00:12 ID:kbjMAv0q
終了です。
最後の言葉はアニメED「消せない罪」を意識してみました。
パロ小説って、凄く難しかったです。
やはりこれをスラスラ書ける方って、神様ですね…
次スレ、気長にお待ちしています。
>>560 ぐはー こっぱずかしい。
でも エロ以外の部分が楽しかったです。
明るい雰囲気で読んでいて、楽しいかったですよ。
そりゃー 原作やキャラに思い入れがあればある程、
パロ小説ってのは、難しいものさ…。
このSSは、かなりグッジョブですたよ。 (´ー`)b-★
乙!
967 :
966:03/11/15 00:17 ID:29c6YO34
チョト訂正。
でも エロ以外の部分が、
明るい雰囲気で読めて、楽しいかったですよ。
560さん、長編お疲れさまでした。
さて、残り容量も20kbを切って心許ないことですし、次スレを立てましょう。
もう立てちゃって良いですかね?
誰か職人さんが投下の準備が整うまで待ちましょうか?
969 :
560:03/11/15 00:27 ID:kbjMAv0q
>966様
ありがとうございます!
次は前に予告した通り、ハボック×キャスリンに挑戦してみたいと思います。
>SS保管人様
ありがとうございます。
私は反対しませんよ。どういうタイトルにしましょうか・・・
【整備士】鋼の錬金術師・第2研究所【鷹の目】とか?
【ウィンリィ・ロゼ】鋼の錬金術師 第2章【リザ・パニーニャ】
とか…
欲張り過ぎかw
>【整備士】鋼の錬金術師・第2研究所【鷹の目】
いいね! これ。 これに一票。
>>971 ではそのスレタイで立ててきます。
即死回避の支援を宜しくお願いします。
974 :
560:03/11/15 01:26 ID:kbjMAv0q
>SS保管人氏
乙です!
今日のハガレンはエドウィン推奨としては微笑ましかったっす。
穴埋めSS。
保管庫には収録しないで下さい。お願いします。
マーゴット・オレンジ・ペコー女史(;´Д`)ハァハァ
977 :
あなうめ:03/11/16 21:32 ID:pC7WIu5v
一体どうしてこんなことになったのだろうか。
内心ため息をつき、彼女は目の前の上官を見据えた。
「君はセントラルにある大学を卒業。専攻は商学。
教授の推薦を受け、そのまま貿易商を営むこの会社に重役秘書として就職。
が、唯一の肉親である母親が病に倒れ、退社し帰省。
母を看取った後、新たな仕事を探している時秘書募集の話を聞き、面接を希望した。
以上だが何か質問はあるかね、マーゴット・オレンジ・ペコー女史」
執務机の上には推薦状と思しき物をはじめ、様々な書類が並んでいた。
きっとこの男のことだ。既に口裏あわせも出来ているのだろう。
何気なく手にとって見た履歴書には、何時の間に撮られていたのか、
自分の写真が載っていた。しかも眼鏡をかけている姿で。
「合成だが、よく出来ているだろう?
―――まったく、これほど良く似合うとは我ながら驚いたさ」
男は舐めるような視線で目の前に立つ女性を見上げる。
ブロンドの髪をひっつめ、切れ長の目の端正な顔には、眼鏡が良く似合っていた。
それに。
味気ないただの灰色のスーツも、スタイルのいい女性が着るとまた話は別である。
ジャケットの上からもはっきりと主張している豊かな双丘。
細い腰つきに、タイトスカートから見えるすらりとした足。
男の視線に気付き、彼女は慣れない姿もあってか不愉快そうに両腕を交差させる。
すると、襟とブラウスのあきから深い谷間が姿を現した。
「何を考えてらっしゃいますか」
「うん―――目立つなぁと思ってさ」
「何がですか」
「ああ、教えてあげるからこっちにおいで」
身分を偽って行う潜入調査だ。
目立つことはあってはならないと真面目な彼女は判断し、
机を回って上官の前に立った。
すると、男は立ち上がり彼女の後頭部に手を回した。
髪留めが外されて、結い上げられていた髪が肩口に落ちる。
「な、何を―――た・・・・・・!?」
声を上げる間もなく、二の腕を掴まれて抱き寄せられたかと思うと、
そのまま持ち上げられて机の上に組み伏せられた。
「何をなさるおつもりですか」
あっさりと男の片手に両腕を押さえつけられ、抵抗すら出来ない。
「教えてあげる、と言っただろう、マーゴット・オレンジ・ペコーちゃん」
「巫戯けるのも大概にして下さい。今は勤務中です」
ワザとらしく名を呼んでぐいっと顔を寄せてきたこの男を、
蹴り上げてやろうかと思ったがしっかりと膝の間を男は陣取っていた。
もがけば裾が乱れて、余計に足が露になる。だからスカートは嫌だったのに。
979 :
あなうめ:03/11/16 21:34 ID:pC7WIu5v
「んっ・・・・・・」
そんなことを思っているうちに、唇を奪われた。
唇を割って口腔内に侵入した舌は、彼女の舌を絡めとり吸い上げる。
強引なキスについていけず、息が上がっていく。
顔を背けて何とか空気を求めるものの、それを抵抗と思ったのだろう。
男のキスは益々深いものになっていく。
くた、と身体の力が抜けていくのをいい事に、
男はジャケットの上から空いた片手で女の胸元を探り始める。
片手で少し余るほどの大きさながらも、横にしても形は崩れる事のない、
見事なお椀形の胸を寄せるように揉みあげる。
「や、めてください」
ようやく開放された唇から出た言葉は、舌っ足らずな響きを持っていた。
かちっとスーツを着こなした女性からのとは思えない甘い囁きに、
男は目を細める。
「オレンジ・ペコーちゃんは素直じゃないね。
まるで私の補佐官のようだ」
「なんてこ・・・・・・んっ」
抗議の声も男にうなじをねっとりと舐め上げられ、
逆にこみ上げる声を殺そうと唇をかみ締めることとなった。
980 :
あなうめ:03/11/16 21:35 ID:pC7WIu5v
「彼女もね、ここがとても弱いんだよ」
布地越しとはいえ、胸への愛撫を止める事無く感じやすいうなじに唇を這わせる。
時折熱い吐息を漏らしながら、唇をかみ締める様がたまらない。
ジャケットの裾から手を差し入れ、直にその素肌へと触れる。
「やめてくださいっ」
「彼女もよくそういうんだよね」
乳房に直に触れる。彼女はひくりと身体を震わせる。
「身体はとっても素直なのに」
そのどこまでも柔らかく弾力のある感触を楽しみにながら、男は耳朶に囁く。
「結局最後は私の腕の中で、とても甘い声で啼くのだよ」
とっくに凝っていた先端を指先が捉えた。
「ふぁっ」
堪らず身体を反らせて甘い声を上げてしまい、顔を背けてしまった彼女を見て、
男は笑い声を上げた。
くすくす笑いながらも、手早くジャケットとブラウスのボタンを外すと、
両手で双丘をまさぐり始めた。
時折先端を掠めながら、掌からこぼれそうなそれを揉みしだいていると、
目を硬く閉じたままだが身を捩って素直に反応を返す。
981 :
あなうめ:03/11/16 21:36 ID:pC7WIu5v
「んっ、あんっ・・・・・・」
紅いそれを吸い付いて軽く歯を立ててると、甘さを帯びた声を上げる。
「意外だな、オレンジ・ペコーちゃんはとても感じやすい子だ」
「そ、その名前で・・・・・・ひゃっ」
「何かな」
「っ・・・・・・ですから、その名前で、よ、よば・・・・・・はぁんっ」
のけぞる首筋をなめてやると、一際高い声で啼き声を上げた。
その隙に、ストッキングごと下着を一気に下ろし、片足を持ちあげる。
そこはもう、蜜を含みほころんでいた。
「ほら、やっぱり感じやすい身体をしているじゃないか」
花びらを分けるようになぞり、中心部に指を沈める。
水音を立てて、そこは容易に指を飲み込んだ。
浅く入り口を出入りさせていると、投げ出されたまま中を浮いている足が、
もどかしそうに揺らめく。
「・・・・・・足りない?」
必死に声を殺している女の耳朶を嘗め回しながらそう囁くと、
まるで子供のように首を左右に振った。
「そう、足りないか」
指を更に増やし、より奥へ内壁を擦るように指でかき混ぜ始めた。
982 :
あなうめ:03/11/16 21:37 ID:pC7WIu5v
くぐもった嬌声を零しながら、彼女はかたかたと身体を震わせる。
水音はどんどん増し花弁からはとりとめもなく蜜があふれ出す。
男の指を伝って机の上に零れだした。
「行儀悪いな、君は。書類が台無しになるじゃないか」
「な、ならやめ・・・・・・あっあっあんっ!」
生暖かい感触に、彼女の身体が大きく戦慄いた。
男の舌が、一番敏感なところを捉えていた。
花芽に優しく舌を添わされ、熱い吐息が吹きかけられる。
音を立てて花弁の奥に差し入れられ、吸い上げられて、
ただただ女は快楽を受け止めるしかなかった。
いつの間にやらしがみ付いていた男の背に爪を立てて、必死に耐えるも、
奥を舌で嘗め回されたまま、胸に手が伸び鷲掴みされ、
もう一つの過敏な箇所を捉えられたら堪ったものではなかった。
「―――――っ!!!」
身体が一気に硬直する。男の背を掴んでいた手が白ばみ、蜜がどっとあふれ出した。
肩で大きく息をして、何とか呼吸を整えようとする彼女に、男は容赦なかった。
「一人で楽しむなんてひどいな、オレンジ・ペコーちゃんは」
担いだままの片足を掴み、より大きく広かせる。
「あ、あんまりで・・・・・・す・・・・・・やあぁ!!!」
「今度は私を楽しませておくれ、オレンジ・ペコーちゃん」
いかつい服を脱ぐ事無く、前だけくつろわせると、男は一気に押し入った。
983 :
あなうめ:03/11/16 21:38 ID:pC7WIu5v
「きつっ―――ぬ、抜いてくださいっ」
片足を抱える体勢のため、最奥まで一度に攻め入られて苦しい。
だが男にとってはたっぷりと蜜を湛えた胎中はキツく引き入れたモノを締め上げるが、
優しく包み込みような感触に、とにかく動くしかない。
「ぁ、おね、がいだから・・・・・・抜いってっ!あはっ、はぁ、んんっ」
ゆらゆらと腰を自ら動かしながらも、いやいやとねだる様はまるで子供のようで。
そして何よりも、いつものきりりと澄ました顔が快楽に蕩け、
きつい眼差しの目がレンズ越しに潤み切っているのが堪らない。
「ほんと、煽るのが上手だね、オレンジ・ペコーちゃんは」」
殆ど何を言われているのかが分からないことなんて承知の上だ。
それでも涙目でレンズ越しに呆けた視線で応えられると、
完全に理性が吹き飛んでしまいそうになる。
「ちが、んふぅ、ちが・・・・・・あはっ」
過ぎた快楽に涙を零しながら、女は何かを必死で訴えようとする。
「や、ち、ちがいま・・・・・・ふぁあっ」
一段と強く奥を突かれ、女の背が軽く反る。
それでもまだ何かを訴えようとする女の、
激しい動きに誘うように揺らめく胸を捉えて豊かな双丘を貪るように口を寄せる。
どちらももう限界だった。
「一緒にイこうか、―――」
囁かれた名に、彼女は堪らず意識を手放した。
「・・・・・・スーツ姿に欲情した、ということですか」
身支度を整えながら、彼女は冷ややかな眼差しで男を睨みつけた。
「そんな身も蓋もない言い方をしなくてもいいだろう」
「でも、事実でしょう」
ブラウスのボタンを上まできっちりと閉じたところで、ふと首筋に手を当てた。
鏡を見なくてもいい。―――間違いなく、痕が付いている。
内心盛大に舌打ちをしたい気分になった。
「髪を下ろしていれば、そうはバレはすまい」
いけしゃあしゃあと言ってのけると、男は椅子に座りなおし、
こちらをにやりと見て笑った。
「白もよくないな。透けて見える」
「―――ご自分で用意されたんじゃないですか」
呆れた口調になってしまったのも仕方がないというものだ。
なんせ、このスーツ一式は彼が「任務上必要だから」と訳のわからない理屈で、
彼女に突きつけたものだったからだ。
「ああ、白は似合うよ。だが」
そこから先は聞くまでもなかった。
彼女は素早く必要な書類をまとめると、踵を返して扉に向かう。
「これから当分留守にしますが、ハボック少尉に任せてあるので」
その台詞に慌てて男が立ち上がって彼女を止めようとしたのだが。
彼女はもう、出て行った後だった。
985 :
あなうめ:03/11/16 21:47 ID:pC7WIu5v
補完その一
「ところで、どうしてわかったのですか」
「何がだい?」
着替えていたとき不思議に思ったのだ。
まるであつらえたかのように、自分の身体とサイズがぴったりなことに。
「このスーツとブラウス・・・・・・」
「ああ、中々の品だろう?イーストシティでも一の腕を持つ、
お針子嬢の物だ。
令嬢、奥様方の予約がたくさんある中、
わざわざ無理を言って仕立ててもらったものさ」
「ですから、それではなく」
「ん?どうしたのかね。色は黒の方がよかったのかい?
やっぱり黒のスーツが一番似合うとは私も思ったのだが」
洪水のように趣味語りを始めそうな男を何とかさえぎり、
彼女は単刀直入に尋ねた。
986 :
あなうめ:03/11/16 21:54 ID:pC7WIu5v
補完その一 続き
「この服、サイズがぴったりなのは何故ですか?
教えた覚えはないのですが」
拍子抜けした顔で男は彼女の顔を見返したが、
やがてくすくすと笑い始めた。
「何がそんなにおかしいのですか」
「おかしいに決まっているじゃないか」
「何がです。
まさか、軍の個人資料にはそのようなことは書いてないと思うのですが」
「なんでそんなことをわざわざ。だって君はこうだろう」
両手でなにやらくねくねと描き始める。
「違わないかい?」
今すぐ銃で撃ち殺すべきなのか、異動届をさっさと出すべきなのか。
彼女は本気で自分の将来について悩みに悩んだのだった。
987 :
あなうめ:03/11/16 21:57 ID:pC7WIu5v
むっ、全然足りなかったな。
重ねて申しますが、SS保管庫へは収録しないで下さい。
お願いします。
988 :
560:03/11/16 22:07 ID:4LXe4yAj
>あなうめ様
萌えさせて頂きました!
こういうロイアイも可愛くていいですね。
収録しないでほしいなんて……もったいないですなぁ
>>988 禿同。ロイアイ厨の自分としてはこの様な名作を
このままdat落ちさせるなど甚だ勿体無くて仕方がありません。
>あなうめ様、是非一度お考え直しくださいませ(*´д`*)ハァハァハァアハァ
誰だろうと思ったら、ゲームネタか!
ち(ryはゲームだとそんな名前なのか・・・相変わらずのネーミングセンスだ。
眼鏡ッ子(;´Д`)ハァハァ でした。乙。
滅茶苦茶萌えたんだけども
>>988-989 そういうのが「厨臭い」って言われるんですよ。
もったいないなら、個人的に保存しとけばいいでしょ。
どうして「個人の意志」を尊重できないんですか?
とりあえず1000まで埋めとかないか?
994 :
名無しさん@ピンキー:03/11/17 10:21 ID:kqK81sUq
995 :
名無しさん@ピンキー:03/11/17 16:42 ID:jkmF8phq
ここはリザ・ホークアイ中尉の家の洗面所。
「大佐!すみません、ちょっとそこどいてください!」
鏡の前でもたもたと歯を磨いているロイをリザは
とても上官を扱っているとは思えない扱いで押しのけ、髪を梳く。
ロイはんーと唸りながらも押しやられるままにしている。まだ寝たり無いとでもいいたげだ。
リザは髪を結いながらそんなロイを横目で見る。その目には静かな怒りが伺える。
ただ今朝の七時三十分。出勤時間は八時ピッタリ。
ここから軍の司令部まで、急いでも二十分はかかるのに。
寝過ごしてしまった…。
「て言うか急いでください。このままでは遅刻ですよ!」
「んーまだ眠いのだよ中尉…私は三時間しか寝てないんだぞぉ・・・」
「それは私も同じです…ですから昨日嫌だと―――」
最後の方は殆ど聞こえないくらいの声だったが、ロイにはしっかり聞こえていた。
「そう言う割には、随分良さそうだったようだが?」
漱いだ口をタオルで吹き、彼はニッっと笑みを浮かべる。なんとも楽しそうだ。
その言葉にリザは顔を赤くし、黙って洗面所を出ていってしまった。
メモの延長程度ですが…今しかないと思うので投下しちゃいました。
しかし全くエロく無いし!中途半端!
続き書けたらいいな…でも自分書けないんだよな〜
997 :
あなうめ:03/11/17 21:39 ID:kIXRFFRg
人がいるとは思わなかった。感想ありがとうございます。
残り4レス、今度こそうめてみますか。
大佐と中尉ですが、エロなし。色気なし。抜き所なし。
オパーイ(・∀・)マンセー!!
***************
『そりゃ、肩もこるでしょう。それだけあればね』
なんとなく、親友の言葉を思い出された。
あれは何時だったか、伏座での射撃訓練の後だったような気がする。
とにかく邪魔なのだ。走るときも銃を構えるときも。
腕が当たって仕方がない。動くときに痛みすら感じる時すらあるのに。
「・・・・・・ふっ」
口からついて出たのは、ため息ではなく熱い吐息だった。
ついでに頭がぼんやりとしてきたのは、上せてきたからに違いない。
「大佐」
呼びかけても、男は手を休めることはなかった。
「大佐・・・・・・」
いい加減うざったくなり、男の二の腕を掴む。
見上げると、不満も顕にしたお子様の顔があった。
汗を流そうとお風呂に入っていたら、勝手に、
それこそこちらの許可もなくずかずかとこの男は入ってきたのだ。
慣れているのか、持ち前の強引さなのか、
気がつけば男に後ろ抱きされた格好で、湯船に漬かっていた。
そして、勝手に人の胸元を弄り始めた。
つい先程まで散々好き勝手させられたのだ。
明日も仕事がある。
肘鉄を食らわせてやろうかと思ったが、それ以上のことはしてこなかったから、
好きにさせていたのだ。
何がお気に召したのは知らないが、
手の平全体を使って緩慢な動きでこねくり触りまくるだけで、
特にこちらを煽るような事はしてこない。
諦めというよりなおざりな気分で、ぼんやりと天井を見上げていると、
士官学校からの親友の言葉が頭に浮かんできたのだった。
「なんだね、無粋な」
「何が無粋ですか」
「せっかくこうして賞味しているのに」
むず、と胸を後ろからまた鷲掴みされると、ゆっくりと円を描くように揉み上げられ始める。
「大きさも申し分ない、全く垂れてもない、形もいい、しかも弾力も張りもあるのに柔らかい!」
「で?」
「で、とは何かね。で、とは!
君は頭のいいし、性格は少々クール過ぎるが根は優しいし、何よりも美人でスタイルも抜群だ!
しかも巨乳で美乳―――ぐげっ!!!!」
ばしゃーんと水音を立てて、彼女は湯船から立ち上がった。
「そのままお湯の中で不能にでもなった方が宜しいようですね」
音を立てて戸が閉まったその奥では、ぷかぷかと浮かぶ男の後姿が一つあったのだった。
<終>
999 :
あなうめ:03/11/17 21:43 ID:kIXRFFRg
描き下ろしカバーのリザタソを一目見て
乳 デ カ っ ! ! !
とおもった香具氏の戯言でした。
1000 (;´д`)
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。