エンジェル隊の中で性交したいのは…どなたですか?

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「私……こんな気持ち、初めてなんです……」
正面の丸椅子に座らせたヴァニラの口からは、そんな甘酸っぱい言葉が流れてくるはずだった。
だが、目の前のヴァニラは、俯いて黙りこくったままだ。
先ほどは覚悟を決めたように見えたが、それでもまだ何か迷っているようだ。
「あの……ヴァニラ?」
声をかけると、ヴァニラは弾かれたように腰を浮かせた。
制服の下に履いているタイツに手をかけ、無言で下ろしにかかる。
「ちょ、ちょっと……」
見ると、ヴァニラは顔を真っ赤に染めている。恥ずかしさの余り、口も利けないといった風情だ。
それでも、意を決したように口を開く。
「すみません、見ていただくのが一番早いと思って……」
そう言うと、ヴァニラは制服の裾をおずおずとつまみ上げた。
余程恥ずかしいのか、目を瞑って横を向いている。
フリルが持ち上がった、その向こうには……
「……ヴァ、ヴァニラ、あなた男の子だったの!?」
タイツと一緒にショーツも下ろしてしまっていたのだろう。
恥毛の兆しすら見られない陰部から、紛れもない陰茎が顔を覗かせていた。
                             (つづく)