2 :
2:03/06/29 11:16 ID:VYG4nFaC
2(σ・∀・)σゲッツ
当日&新スレ保守!
乙〜。んで保守。
今日は何の日?
うほっ、良い文章の日
じっと考えると、ここでプル18歳投稿してても
いいんだ…とか、考えてしまった今日この頃
そんな感じでスレ伸ばし
10 :
名無しさん@ピンキー:03/06/29 17:55 ID:fMnSoQXk
あげ
>>1 新スレお疲れ様です。
>>前スレ939
ギャプランBのパイロットは純粋に新キャラで、割りと重要なキャラの予定です。
08小隊キャラは、(以下削除)を出演させたいなあと思っています。
>>前スレ970
その登場人物紹介は、私も読んでみたいです。
>>プルスキーZZGさん
私の駄文に挿絵をつけて戴けるということで、とても楽しみにしています。
プル18歳というのも興味深いですね。
U.C.0093
漆黒の空間の中で、細身なMSの機体が巨大な岩塊の傍らを飛び廻った。
光を飲み込む宇宙の闇を、爆光とビームの閃光が切り裂いては消えてゆく。
「このフィフスを、地球に落ちるのを阻止できなかったとは」
鋭角的なMSのコックピットの中で、柔らかい瞳の男が悔しそうに舌打ちをした。
眼下の超弩級の物体は、既に地球への降下軌道に入っており止めようもない。
不意に近付いて来たMS──深紅の禍々しい機体に、彼は気付いた。
「まだ援護がいた? ・・・シャアか!?」
相手をそれと認めた瞬間、青年はシートの上で激昂したように叫んでいた。
「なんでこんな物を地球に落とす? これでは地球が寒くなって人が住めなくなる。
核の冬が来るぞ・・・!」
血のように赤いMSのパイロットが、彼のセリフに冷めた声で答えた。
「地球に住む者は自分達の事しか考えていない、だから抹殺すると宣言した・・・」
「人が人に罰を与えるなどとっ!」
尚も叫ぶ彼に向かって、髪をオールバックにした男が居丈高に宣言をする。
「──私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロっ!!」
U.C.0087
ガンダムMk-U2号機から降りたジュナス・フレイブ大尉は、周囲を見渡した。
足元の床からは、アウドムラが飛行中である事を示す振動が伝わってくる。
ギャプランという名の、敵可変MS3機を退けてのある意味凱旋だ。
共に出撃していたカミーユ・ビダン少尉も、ガンダムMk-U3号機から降りてくる。
ふと遠くに目を向けると、百式の金色の機体が格納庫内で膝立ちをしていた。
床に向かって下ろされた巨大な手から、二人の人間が降りている。
百式は、輸送機のパイロット二人を降ろした後でハンガーに向かって歩き出した。
理由と経緯は不明だが──その輸送機のパイロット達はアウドムラの恩人だ。
クワトロ・バジーナ大尉曰く、彼こそが一年戦争の英雄アムロ・レイだそうだが──
予め噂が伝わっていたのか、アウドムラの格納庫内が随分と騒がしかった。
何人かのパイロットが、百式が降ろしたパイロットの方へ集まり出す。
そちらに視線を向けたジュナスの横を、ぱたぱたと誰かが走り去って行った。
「早く早く! テオってばあ!」
興奮した様子で走りつつ、誰かを手招くリベカ・マレリー少尉だ。
ウェーブの掛かった髪の毛が、歩く速度に応じて揺れるのが愛らしい。
ふとジュナスに気付いたリベカは、ぴょこんと会釈をしてくる。
「あ、大尉おつかれさまで〜す」
しかし、すぐに視線を背後に戻してぴょんぴょんと大きく手を振り回した。
「テオ、テオ、もう早くってばあ!」
「慌てなくてもアムロ大尉は逃げやしないよ」
近付いて来たテオドール・チャーチワード少尉は、ジュナスに敬礼を行う。
「大尉、敵機の撃墜お見事です」
敵の隙に付け込んだとはいえ、新型MSを撃墜したジュナスの戦績は低くはなかった。
テオドールは、ジュナスの隣のカミーユにも優しく微笑む。
カミーユも、得意気に背筋を伸ばしてテオドールの視線に応えた。
軽く敬礼を返したジュナスは、リベカが駆け寄って行く集団へと顎をしゃくる。
「アムロ・レイ大尉はあそこに?」
「はい!」
頷いたテオドールは、リベカを追いかけて一生懸命走ってゆく。
テオドールを見送ったカミーユ・ビダンが、苦笑しつつため息を吐いた。
「なんか、大騒動ですね」
エゥーゴMS隊57機の内、アウドムラには約半分のMSとパイロットが積載されている。
その中の10人以上が、格納庫の一角に集まっているのはある意味子供っぽい事だ。
無言で同意したジュナスは、カミーユを伴って騒動の原因へと歩き出す。
「大尉、先程は力足りず活躍出来ず申し訳ありません!!」
突然近寄って来たウォルトン・スウィフト少尉が、大声で叫んだ。
確かに、出撃したと思ったら迎撃されて退却していれば世話はない。
月面で飛行訓練を行った数少ないパイロットだから、貴重なドダイ改が回されたのだ。
あれでは、他のパイロットが出撃すべきだったとしか言えないだろう。
「戦争は遊びではないぞ」
さすがにジュナスも、憮然とした表情で言った。
いつ宇宙に帰還出来るのか不明な現在では、手持ちの戦力で奮闘するしかない。
戦力にならないようなパイロットを遊ばせておく余裕など、ある訳がなかった。
「つ、次こそは必ず!」
根拠のない自信を示しつつ、ウォルトンは必死になってジュナスに迫ってくる。
「シミュレーションを30時間以上はこなしておくんだ」
ジュナスはそう言い捨てると、輸送機のパイロットの方へ歩き出した。
「よおし! 大尉の期待に応えられるよう、やぁってやるぜ!!」
背後から何やら誤解したようなウォルトンの叫び声が聞こえ来て、頭が痛い。
「待ってろよ、ティターンズの臆病者共め!・・・」
止めた方がいいかと思いつつも、取り敢えず放っておくことにしたジュナスだった。
隣を歩くカミーユが、眉を顰めつつそっと囁いてくる。
「・・・大尉も大変ですね」
命令違反常習犯&直情径行暴走少年に心配されるようでは、世も末だ。
ジュナスの心労の幾つかが自分に起因しているとは、気付いていないカミーユである。
ため息を吐きつつ、ジュナスは前方のテオドールへ視線を戻した。
先程の戦闘時のテオドールの判断力は、評価されるべきものだろう。
突然の敵の襲来に際して、たまたま当直中だっただけのテオドールだ。
それにも関わらず、テオドールの指示により混乱なくドダイ改が出撃出来たのだ。
テオドールは、同僚や捕虜の兵士への気遣いも木目細かいと聞いていた。
アーガマに帰艦後、テオドールの昇進を進言してみようと思うジュナスである。
「もうテオってば遅〜いっ!」
それまで飛び跳ねていたリベカが、いきなりテオドールの背中にしがみ付いた。
「リ、リベカ、胸が背中に当たって・・・」
見事な程に大きく形の良い乳房が、テオドールの背中で形を変える。
「テオのえっちぃ〜」
嬉しそうに笑いながら、リベカは柔らかい胸をテオドールに押し付けた。
「リ、リベカってば」
テオドールもじゃれつくように、リベカの頭を軽く撫でる。
殺伐とした格納庫の中で、どこか異質な空間を作りだしてしまうお二人さんだ。
・・・ひょっとして、テオドールの昇進は時期尚早だろうか──
額を押さえつつ集団に近付いたジュナスを見て、パイロット達は敬礼しつつ道を開けた。
横に並んでいるカミーユも、ちゃっかり順番を守らず人の輪の中に入る。
──人の壁が割れると、そこに二人の人間が立っていた。
軽くカールした髪の青年は、写真等で見た事のあるアムロ・レイだった。
ジュナスの記憶に間違いがなければ、アムロは今年23歳になる地球連邦軍の大尉だ。
青年は、7年前にRX-78-2 ガンダムに搭乗して闘った英雄である。
地球産まれでコロニー育ちという経歴は、どこかカミーユとも重なる。
当時サイド7に住んでいたアムロは、戦争の混乱の中で偶然ガンダムに乗り込んだ。
アムロは、幼いながらも当時の地球連邦軍の最新MSを使いこなした天才だった。
メカに強くコンピューターマニアで、電子工学系の知識も持ち合わせていたという。
しかし、一年戦争終戦後はその才能を危険視されて軟禁状態だったらしい。
アーガマ艦長ブライト・ノア大佐曰く、終戦後はペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベース
のクルー相互間の連絡までも規制されているという状態だったそうだ。
ニュータイプ部隊とも呼ばれ、異常な戦果を遺した乗組員達に連邦軍は冷淡だった。
ちなみに、その青年がどういった経緯でこの場にいるのかはまだ不明のままである。
アムロは、ジュナスからは6歳も年下の青年だった。
あの元ティターンズエマ・シーンよりも1歳下なのだから、相当に幼い。
見た目はまだまだ少年っぽさを残した容姿で、精悍さなどとは程遠かった。
しかし、ジュナスやクワトロと同じ大尉という階級がその戦績を物語る。
その横に立っている気の強そうな表情の少年は、カツ・コバヤシと言ったか。
かつての一年戦争時の、ホワイトベース孤児3人組の一人である。
スードリに収容されているカラバ代表ハヤト・コバヤシが、その養父のはずだ。
養母は、アムロの幼馴染でもあり恋人だったフラウという少女と聞いた事がある。
カツは、不思議そうな表情で格納庫内の2機のガンダムMk-Uを眺めていた。
ちなみに、この少年がアムロに付いて来ている理由も不明なのだ。
ジュナスは、アムロ・レイに近付くとその手を差し出した。
「ジュナス・フレイブ大尉だ。先程は助かったよ」
年下で同じ階級という事で、気軽な態度で話し掛けるジュナスだ。
「・・・アムロ・レイです」
何か口の中で小さく呟くように、アムロは手を差し出してくる。
握ったその手はいかにも繊細で弱々しげだったから、ジュナスは少し戸惑った。
とてもではないが、一年戦争の撃墜王というイメージとはほど遠い。
「しかし、何故アウドムラが危機だと?」
そう話し掛けるジュナスに、アムロは静かに答えて来た。
「ギャプランの資料は見た事があったんで、大体の状況が飲み込めたんです」
つまり、ティターンズの機体と敵対してるガルダをエゥーゴと認めたという事か。
アムロは、ガンダムに搭乗したその瞬間にジオンのMS-06 ザクU2機を撃墜したという。
当時のジオン軍のエースを、次々に撃墜していった真のエースパイロットである。
そんな評判に反して、アムロ・レイは普通の気弱な青年に見えた。
目を見返してこない態度も、先程の大胆不敵な操縦とは懸け離れた雰囲気だ。
とてもではないが、輸送機を可変MSに突撃させたパイロットと同一人物とは思えない。
終戦から7年という期間は、決して短くはないとは判っているつもりだったが──
少々白けた気分になったジュナスに代わり、カミーユがしゃしゃり出る。
「カミーユ・ビダンです。ガンダムMk-Uのパイロットをやっています」
ガンダム、という単語を聞いた瞬間、アムロとカツの二人の肩が震えた。
「そうか・・・」
どこか傷付いたような態度で手を出して来るアムロに、カミーユは不思議そうだ。
すると、アムロの隣のカツがそっぽを向いて言う。
「近頃のガンダムは、誰にでも操縦出来るんだな」
それを聞いたカミーユは、さっと表情を硬くして気色ばんだ。
「どういう意味だよ、それ!」
空手有段者の癖に武闘派カミーユは、拳を握り締めてカツに詰め寄る。
カツは、横を向いたまま馬鹿にしたように呟いた。
「別に、難しい言葉を使ったつもりはないけど」
「何を!」
カミーユは、いきなりカツの襟元を掴み上げて殴り掛かろうとする。
「口で敵わないと暴力を振るうなんて、随分と頭がいいんだな」
皮肉っぽく口元を歪め、あくまで強気のカツだった。
それにしても、暴力少年カミーユに喧嘩を売るとは知らないというのは幸せな事だ。
「お前っ!!」
カミーユの振り上げた拳に力が蓄えられた瞬間、ジュナスは静かに口を開く。
「・・・やめるんだ、カミーユ」
悔しそうに唇を噛み締めながら、カミーユはカツから手を離した。
大きく肩を竦めたジュナスは、カツへと向き直る。
「私も、ガンダムMk-Uを任せられていてね」
口を尖らせていたカツが、びくっと身体を震わせてジュナスを見上げて来た。
「その経験から言うなら、確かに一年戦争当時よりはMSの操縦も簡単になっているな」
確かに自動操縦プログラムは進化しており、パイロットの負担は軽くなっている。
しかし、それでも誰もがパイロットになれる訳ではないのは変わらない。
カツはバツが悪そうにそっぽを向き、カミーユは鼻を鳴らした。
一方、カツの隣のアムロは騒ぎと無関係に誰かを呆然と見つめている。
不思議に思ったジュナスがその視線を追うと、一人の男をそこに見付けた。
二人の視線の中を、一人の男がゆっくりと歩いて来る。
「・・・シャア・・・シャア・アズナブル・・・」
突然アムロが呟いたセリフに、ジュナスは目を見開く。
アムロが呼び掛けた相手は、サングラスを掛けたクワトロ・バジーナ大尉である。
クワトロ大尉が赤い彗星のシャア? どこか説得力のある説にジュナスは愕然とした。
だが、シャアが偽名を使ってエゥーゴにいる意味と理由が判らない。
アムロとクワトロの距離が──・・・一歩一歩近くなっていった。
──次回、7月6日。
次回、或る再会。
リアルタイムでミタ━━━(゚∀゚)━━━!!
中間管理職なジュナスさんに萌え・・・(つД`)
>>ISAPさん
乙です。
また一週間楽しみに待ちますね〜。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ウォルトンの空回り振りにワロタ。やぁってやるぜ!
彼はセーフティシャッター無しでコクピット撃たれても
生きていそうな感じです。
逆に、テオがいいヤツすぎるので、出番があるたび死相が…
で、自分的キャラの見た目
ジュナス…スパロボインパクトのキョウスケ・ナンブ
ベル…ガンダム戦記のノエル・アンダーソン
フランセス…ジョジョ第二部のリサリサ。
テオ…ガンダム0083当時のコウが垢抜けて、精悍さは無い感じ。
リベカ…スパロボインパクトのエクセレンとアルフィミィを足して2で割った感じ。
ウォルトン…キングゲイナーのザッキ。アスハム兄さんでも合うかも?
トリノたん…美形なスクライドの無常矜持。
今週もキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ジュナスには部下、カミーユには先輩
リベカにはバカップルなテオたん(;´Д`)ハァハァ
>リベカ…スパロボインパクトのエクセレンとアルフィミィを足して2で割った感じ
これは禿同。
個人的に、フランたんはアフタヌーンのるくるくがイメージだったり。
無口なとことか。
>11
どうしようかなぁ…
でも、ここはISAPさんを軸にしたSSなのでしょう?
こっちに私が、続きを書き始めると、
ここのISAPさんのSSを求められておられる方の邪魔にはなりませんか?
だいたい、いきなり次が第6話目ですし(笑
それと、前スレのMSデザインやキャラクターの事について、
何かコメントを頂けたらと思ったのですが…
今、「オペレーターの絵はノエルたんであって欲しい!」
というファン様からの要望も出ておられるので、
ISAP様もノエル希望なら
数日、絵の練習の為に待ち時間を頂きたいのですが…
すばらし〜〜
さっすがISAPさん!
期待させていただきます!
>それにしても、暴力少年カミーユに喧嘩を売るとは知らないというのは
幸せな事だ。
ああ、早くもカツに死相がw
あぼーん
まあカツだし
37 :
*:03/06/29 23:29 ID:I8cn4L5T
file:reiko_akimoto
file:reiko_akimoto
カツの早期殉職希望とか言って見るw
>33
ISAPさんは、いつもキャラの外見の話題にはレスしてない。
たぶん、漏れ等が好きに想像しやすいようコメントしてないんじゃ……
でも今回でウォルトンのCVは矢尾と決定
じゃぁどうしようかなー
ちょっと住民の方に聞いてみますさ
あっしのSSもここで続きとか書いていいですか?
最近エロシーン書くのが辛くて、
殴り書きでもしないとやってられないんすよ(笑
それと、
>40
わっかりやした、そいじゃGMは好きなようんみさせてもらって
オペレーターはノエルって方針でいきまさぁ…
ちょっと練習のための時間下さい ちろっと絵チャットで描いてみたんですけど
夏元先生の微妙な癖とバランスが掴めないので
それっぽくなるまで待ってください
どうしてガンダムキャラのエロパロが
同じカテゴリーでこんなに乱立しているんですか?(笑
>45
…すみません
>>46 マジレスすると、ガンダムの場合、まずシャア板(元だけど)にあったスレからの派生で
立てられることがほとんどだったから。
シャア板でエロ行き過ぎて、こっちに来た時に、元のスレにそった流れのスレをってことで
新しくスレを立てるケースがおおいから。
>48
さぁ、どうしたもんすかねぇ…
まぁ、当面は、Voice of Earth の挿絵と仕事で、
自分のSSにゃ身動き取れない状態ですから、
どうでもいいっちゃどうでもいいんですが…
それに、あと2話で終われる射程距離に入っているんで
どこぞのスレで書くのもなんなので…
なんか、このスレがヤバそうだったら、突発的にカウンターで書くとか
そういうのでいいですか?
たいがいにせぇ
Λ_Λ ___ ・
( ´Д`/ _= ̄ ヾ .* 从 /从 .' , ..
\ ヽ = -=/ _ \:, .∴' _ ・ ;.
/ .-∪=-_-=─ = ', ・,‘ ;*;∵; ζ←
>>45 / .へ__ ―-_ ̄─ ―+・.;∨ ̄∨,;ヾ ,
.| .|ヾ. -= -./  ̄  ̄"'/// ノ\\
| | _= / // / / \\
\.\ / ./ δ/ レ ノ ヽ_つ
∪(. ヾ / /
| .ノ / /|'
.| | ( ( 、
ノ ) | |、 \
ミノ . | / \ ⌒l
| | ) /
ノ ) し'
-==≡≡≡===- .(_/
良スレを汚すな!
∧_∧ \\
(#・∀・) | |
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__∧∩
>>45 &
>>50 _/し' //.<ヽ`Д´>/
(_フ彡 /
AAウザイ
自分は別に
>>43>>44が痛いとは思わない。
むしろある程度「当然の反応」なんじゃないかと感じた。
ただわざわざ他スレを引き合いに出さないでもいいような気がする。
(自分はエロパロ板ではここにしか来てないんで他スレは全く興味がない)
プルスキーZZG氏もSSをここで書きたいなら書けばいいと思う。
特に希望もしないが断固阻止したいとも思わない。
面白そうだったら読ませてもらうし逆だったらスルーさせてもらう。
とにかくISAP ◆ISAPgGZZNI氏のSSを読ませてもらえればそれだけでいい。
だいたいこのスレに来てる人ってそういう人達だと思っていたんだが。
なんで急にスレを殺伐とさせたい人間ばっかりになったんだろうか。
56 :
53:03/07/03 23:28 ID:ygtTX14H
>>54 ごめん。
>>43-44のレスはナチュラルにスルーしてしまっていた。
自分は
>>45は他スレの職人さんを痛いと言っていたんで
それで釣りかと思っただけで。
57 :
45:03/07/03 23:49 ID:ZrFAMsQp
>55様
あーそれじゃ、スレ主が来る日曜日まで
あっしの不定期、気分が盛り上がったら書き込む駄文で
間をつながさせて下さいまし
(いや、ところで、MSはっていうかGMは描いてますよ ええ
でも、アングルが気に入らなかったんで、描き直したんです
ちょっと時間下さい スレ主様)
それと、>55様の言われるように興味なかったらスルーして下さい
元々、全然違うところにストライクゾーンを見出しておりまして
読み手条件として、ガンダムセンチネルを必ず読んでいる事
ZZを全て見ている事、ZとZZをリアルタイムで体感した世代
に対応して書いているので、エロじゃないです
エロを期待される方には申し訳ございません と先行入力(w
プル18歳:第6話 「叩き合い宇宙(そら)」
「チョッコパフェ♪ チョッコパッフェ♪」
裸エプロンの格好で、プルは台所でパフェ作りに果敢に挑戦しているらしかった
やっぱり、トコロは何時もの様にZZのコックピットの中
そしてお約束の亜空間殺法で、今日はリビングルームとキッチンです
今回はセーラー服を着せられているプルツー
蒼い顔になったままで、
尻をフリフリ振ってパフェを作っている姉の姿を見つめていました
「なぁ、姉さん…、……いや……、もうこの格好とか
その姿とか、ジュドーがいつものジャケット姿なのに、毎日新聞読んで
リビングルームでゴロゴロしているとか、そういう事は、慣れたからいいけどさ…」
プルツーは、溜息をついて今の現状を説明した
しかし、プルは妹の言葉など、何時ものごとく当たり前の様に聴いていない
その場で、ルンルン鼻歌を歌いながら、チョコパフェを作っていた
「何でチョコパフェなんだ?」
プルツーは、その点を、分かっていながらもイヤイヤ指摘した
キランッ
その瞬間だけ、プルの瞳が怪しく輝く
「なんか言った? プルツー?」
プルは、やや後ろ向きに視線を投げかけた後で、冷たく言葉を発する
この声色に即座に恐怖を覚えたプルツーは顔を強張らせた
それは、意識を毎日新聞に逃がして状況を無視しようとしていたジュドーも同じだった
「ナンデモアリマセン」
プルツーはカタコト言葉になって、プルに返事をする
透明あぼーんさせていただく
荒らすつもりはないんだけど、
こういう場に投稿するってことは感想を求めてるってことだと
判断して言わせてもらうと、
他人のオナニーを見せられてる気分だ。
>>60-61 ( ゚д゚)ポカーン
なんで、そんなスレを荒らすような事言うんだよ。
>>55氏の言ってるように
>面白そうだったら読ませてもらうし逆だったらスルーさせてもらう。
じゃ駄目なのか?
>こういう場に投稿するってことは感想を求めてるってことだと
>判断して言わせてもらうと
これを口実に職人さん叩いてるだけじゃん……
プルスキーZZG氏も、
>それと、>55様の言われるように興味なかったらスルーして下さい
ってわざわざ言ってんのに…
「気に入らない作品はスルー」。
簡単な事なのに、それすら出来ない奴らが増えちまったのか?
寒い時代になったな…
63 :
43:03/07/04 18:07 ID:5rR4gqFz
なんか火種になった模様。
ごめんなさい。練炭焚きながら吊って来ます。
>>62 君は神経質になりすぎやね。
批判してる人は興味があって読んだら駄目だったんで批判しただけでしょ。
>>60-61には非は無い。
俺もプルスキーさんのSSに感想、というか要望を言わせていただく。
まずMSの擬人化を止めるべき。蛇足としか言いようが無いです。
ギャグとエロシーンのメリハリをつける。ごた混ぜは萎えるだけ。
変に現実の話を入れないで、ストーリーを作る。
以上です。
>63
キニスンナ(=´Д`=)
あぼーん
さて、あと2日か…
>>64 批判つっても、あの言い方じゃ叩いてると思われても仕方がない気が。
あなたみたいに、どこがどう駄目なのか言えば
>>62も別にどうこう言わなかったかと。
本当はよそでやってほしいけど、
あと1話で終わるんなら我慢する(スルーする)ことにする。
藻 前 等 、 贅 沢 過 ぎ で す よ (藁
とりあえずどんなレベルでも文章書く香具師が出てくれば
「神キター!」とか言わなきゃならないようなスレだってあるのに。
なんていうか、痛い。
読んでるこっちが恥ずかしくなる。
今後化ける可能性に賭けて生暖かく見守る、というのでどうだろうか。
>>プルスキーZZGさん
期待していますので、皆さんのアドバイスを聞いて頑張って下さい。
ジャブロー脱出後のティターンズのシャトルは、アレキサンドリアに回収されていた。
アマゾンの森林が核爆発の炎で汚染されてから、2日後の事である。
ティターンズは、エゥーゴへの置き土産としてジャブロー基地を爆破していた。
脱出シャトルに乗れず逃げ遅れた人間は、爆発の中で死滅した。
それを仕方ない犠牲だと思う程に、ティターンズは腐りつつあった。
だが、定員オーバーも甚だしいシャトルではグリプスまで直行は出来ない。
シャトルは、大気圏脱出後に宇宙戦艦アレキサンドリアと接触したのだ。
アレキサンドリアは、バスク・オム大佐を艦長とするティターンズの戦艦だった。
ジャブローでカミーユ・ビダンに敗北したジェリド・メサ中尉も、その艦の中にいる。
「くそう・・・泥水のようなコーヒーだな」
アレキサンドリア収容後、“ジャブロー組”は少々肩身を狭めて休息していた。
ジェリドは、人でごったがえしている食堂で不味いコーヒーを飲んでいる。
こんな酷い匂いのコーヒーなどでは、ジェリドのささくれ立った心は癒されなかった。
カミーユ・ビダンから逃げ出したという事実に、ジェリドは憤っている。
先程まで一緒にいた、マウアー・ファラオ中尉の姿が見えないのも面白くなかった。
マウアー・ファラオは、涼しげな顔をした美しい女性だった。
ジャブローから脱出の際、危機一髪のジェリドを助けてくれたのがマウアーである。
彼女がシャトルへ引っ張り上げてくれなければ、ジェリドは今頃死んでいたろう。
シャトルでの航海中に聞いたところでは、彼女はジェリドの一年先輩だった。
入隊後すぐにティターンズに抜擢された、エリート中のエリートと言っていい。
本来は宇宙艦隊勤務だが、ジャブローの某所への引っ越しに立ち会っていたそうだ。
──どうしてオレを助けてくれたんだ?
恩人でもあるマウアーに、ジェリドは非常に好感を覚えていた。
尋ねるジェリドに、マウアーは淡く微笑んで答えたものだ。
──さあ・・・? どうしてかしら・・・
不思議な微笑みに、知らずに心惹かれてゆくジェリドである。
そのマウアーは、知人を見付けたとかでどこかへ行ってしまった。
マウアーにジェリドの知らない交友関係があって当然だが、楽しくはない。
「・・・マウアーは・・・どこへ行ったんだ?」
落ち着かなく呟きながら、ジェリドは排水のように不味いコーヒーを啜った。
その頃、マウアー・ファラオはアレキサンドリア艦内の一室にいた。
まるで石像のように表情を硬くして、部屋の入口近くに佇んでいる。
清潔に整頓された部屋の中央には、一人の男がにこやかに微笑んで立っていた。
長く綺麗な金髪を後ろで結んだ、顔立ちの整った若者である。
「せっかくの再会なんですから、もっと楽しそうな顔をして下さいよ」
ティターンズの制服を着た、マウアーより少しだけ年上に見える男だった。
目を細めて、楽しくて仕方がないような表情で微笑を湛えている。
かつてベルナデッタ・ソロンを陵辱し、ジュナス・フレイブを愚弄した青年──
ティターンズ士官、トリノ・カーナヴォン中尉だった。
トリノは、前回の戦闘で機体に損傷を負ってアレキサンドリアに収容されていた。
アレキサンドリアの中でも上等な部屋が、トリノには与えられている。
それはすなわち、トリノの背後関係を伺わせるに充分な物であるのだが・・・
「・・・楽しくもないのに、笑えないんじゃないかしら」
マウアーは静かに言うと、より一層表情を強張らせた。
そのセリフを聞いたトリノは、大袈裟に肩を竦めて見せる。
アレキサンドリアに収容後、艦内にトリノを見掛けたマウアーは驚愕した。
呆然としたマウアーは、トリノに手招かれるまま部屋まで来てしまった。
マウアーにとって、トリノとの間には唾棄すべき記憶しかないというのに・・・
「おやおや、すっかり嫌われてしまったようですねぇ」
仮面のようなトリノの微笑も、マウアーには吐き気を覚えさせるだけだ。
トリノがマウアーの方へ足を踏み出すと、彼女はびくっと肩を震わせた。
「身体の隅々まで知った仲じゃないですか」
くすくすと笑うトリノの声が、マウアー・ファラオの忌まわしい記憶を蘇らせる。
──二年前、ティターンズに入隊したばかりのマウアーを強姦したのがトリノだった。
初めは、礼儀正しく優しい先輩に見えたからマウアーはトリノに惹かれた。
エリートを目指す日々の中で、マウアーは美男子のトリノに憧れたのだ。
そんな純真なマウアーを、ある夜トリノは薬漬けで陵辱した。
信じていた男に裏切られた事実と、処女を奪われた衝撃でマウアーは絶望した。
勿論、犯されたくらいで泣き寝入りするようなマウアーではない。
ところが、マウアーの訴えを聞いた上官はその事実を揉み消してしまったのだ。
呆然としたマウアーが、トリノの出生の秘密を知ったのはその時だった。
トリノは、あのバスク・オム大佐の腹違いの弟だったのである。
しかも、二人の父親が妾に産ませた子供といった側面が強いようだった。
バスク・オムといえば、ジャミトフ・ハイマン大将の忠実な部下とされる男である。
ティターンズの、実質的な指揮を取っている重鎮の一人だ。
そのバスクが、トリノに対しては腫れ物に触るような態度だという。
だからこそ、トリノの身勝手な振る舞いもある程度黙認されていた。
噂では、それまでもトリノに弄ばれてぼろぼろにさえた女士官は多いという。
気の強いマウアーは精一杯の抵抗をしたが、その内に暴力を振るわれるようになった。
トリノは、相手が女性であっても構わずに殴り蹴り暴行を加える。
ついには除隊まで考えたマウアーの態度に気付いたトリノは、彼女を監禁した。
トリノの取り巻きの男達と共に、マウアーは一週間に渡って輪姦された。
手錠を付けられたマウアーは、必死で拒絶し何回も男達に許しを乞うて泣く。
──お願いですっ・・・許して、許して下さい・・・
執拗に犯し続けられたマウアーは、遂に息が上がって抵抗出来なくなってしまう。
だが、トリノはマウアーが自分の言う事をきくまで嬲り尽くした。
──どうですか? 素直にならないといつまでもこのままですよ?
もう視点も定まらない瞳を揺らしながら、マウアーは小さく頷く。
胸の頂点を摘まれ、もう一人の男に横から脇腹を揉まれるだけで身体が震えた。
身体の中心に悦びが駆け巡り、息が速くなるのがマウアーにも判った。
──・・・あ、あふぅ・・・もぅ、どうにでも・・・して下さいぃ・・・
その時、マウアーを屈服させた喜びでトリノはにこやかに微笑んだ。
どんな時であっても、にこやかな笑顔を絶やさずに暴虐を行うトリノだった。
──命じられたら、どこででもその汚い股を開くんですよ
愛液でぬちゃぬちゃになった割れ目を擦られるだけで、マウアーは喘いでしまう。
トリノによって怪しげな薬を乳首に打たれ、木の芽のように尖った先端が痛い。
──・・・はひぃっ・・・命令に・・・従いますぅ・・・
結局、マウアーはトリノに抵抗する事を諦めたのだ。
だが、半年近く陵辱され続けたマウアーはある日突然トリノの気紛れで開放された。
トリノは、新たな標的を見つけてあっさりとマウアーに飽きたのである。
その後、マウアーはルナツーに転属したのでトリノと逢うのは一年振りだった。
殺しても飽き足らないトリノの顔を見て、マウアーは頭が沸騰しそうだ。
トリノも余裕たっぷりな態度も、マウアーの神経を逆撫でせずにはおかない。
「よくも・・・平気な顔でわたしの前に現れたものね」
大きく息を吐いたマウアーは、切れ長の瞳を更に細めた。
「・・・卑怯者が」
しかし、マウアーの罵声を聞いてもトリノはその笑顔を崩す事はない。
「その卑怯者に抱かれて悦んでいたのは、どこのどなたさんですか?」
馬鹿にしたようなセリフを聞き、マウアーは顔を真っ赤にして息を呑んだ。
今では格闘技の経験さえあるマウアーは、トリノを殺そうと手を握り締める。
「ふ、ふざけない──!?」
次の瞬間、トリノは素早くマウアーの背後に回りその両手を一纏めに捻り上げた。
「や、やめ・・・っ!」
どこに隠し持っていたのか、トリノは細い縄を取り出してマウアーの手に絡める。
手に縄が回されると、マウアーの凛々しい表情にさっと紅が散った。
頬の火照りがマウアーの顔中に広がり、戸惑う瞳が上気したように潤んだ。
胸を締め付けるような縄の感触は、マウアーの心の何処かを濡らす。
「あ、あ・・・」
後ろ手に高々と組まされたマウアーの手に、強引に縄が回され固定されていった。
緊縛されてゆく感覚で、心臓がぎゅっと掴まれたような気になる。
そんなに力を入れられている訳でもないのに、マウアーは強く抵抗出来ない。
ただ、自分の足が震え少しずつ視界が潤んで来るのがマウアーには判った。
手首をしっかりと固定され、今度は縄を前に回して二重、三重に胸縄を掛けられる。
その次には首縄が掛けられて、一直線に胸元へ縦に繋がれて双乳が絞り出された。
形の良いマウアーの乳房が、縄で激しく圧迫される。
「はいはい、マウアーのおっぱいが大きくなりましたよ♪」
問い掛けながら、トリノはマウアーの乳を後ろからぐにぐにと揉み嬲った。
「んくぅっ・・・やめなさいっ」
くすくすと笑うトリノに、マウアーは必死で抵抗する。
トリノは、背後に立ったままでマウアーの乳房を好き勝手に捏ね上げた。
「服のままじゃ、胸が窮屈そうですねぇ」
鼻歌交じりに、トリノはマウアーの胸元を開けて下着をズラし乳房を外気に晒す。
既に尖りつつある乳首がぷるんと震えて、素肌に小さく鳥肌が立った。
「本当に、もうやめなさい・・・っ」
焦燥しつつ首を振るマウアーの動きに合わせて、白い乳房がふるふると動く。
沁み一つ無い白い肌の頂点には、肌と見分けがつかない色の乳首があった。
剥き出しにされた胸部を隠したくとも、マウアーの上半身は緊縛されている。
後ろ手に縛られて自由を奪われたマウアーは、トリノの思うままだった。
それでも強気の態度を示そうと、マウアーはキッと表情を強張らせる。
「この縄を解きなさい! 昔の私と同じだと思わない方がいいわ・・・!」
彼女の反抗的な態度に、トリノは嬉しそうに微笑む。
「おやおや、それは残念ですよ」
不意に、トリノの瞳が悪戯っぽく輝いた。
トリノの手が、つつつっとマウアーの乳房の下部、ちょうど山の裾野の位置を撫でる。
乳房と胸肉の境目になった辺りを、くすぐるように擦り上げた。
「ひゃあああああっ」
身体を突っ張らせたマウアーは、首を振って涙を散らせる。
そんなマウアーを見て、トリノは満足そうにくすくすと笑った。
「覚えていますよ? 貴方はここが弱かったですねぇ」
再度、触れるか触れないかの距離でトリノがマウアーの乳房の付け根を擽る。
「ふわぁぁあぁぁっ!!」
上気した顔を更に真っ赤に染めつつ、マウアーは必死でトリノから逃げようとした。
しかし、膝に力が入らないマウアーは立っているのがやっとだ。
彼女の乳房の付け根は、かつてトリノに調教されて開発されてしまった性感である。
「おやおや? 感じちゃうんですかぁ?」
かつて仕込んでおいたポイントを責め、トリノは容易にマウアーを操った。
「ひぃぃいっ! やめてぇぇっ」
恥辱感と余りの悔しさに、マウアーは息も絶え絶えだ。
「昔の貴方じゃない割りには、同じ処が感じますねぇ」
マウアーの言葉尻を捕まえて、トリノは楽しそうに彼女を嬲った。
──次回、7月13日。
次回、恥辱に啜り泣くマウアー。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ディ・モールト(非常に)素晴らしい!
ジュナス達の動向も気になりますが、
今回はエロパロ板として楽しませてもらいます。
ISAPさん
キタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
久しぶりエロと久しぶりのトリノだー!!!
うわぁー、トリノのヒドさが一段と際立ってますっ。
ここんところ、カコイイやろーどもが続いてたから
(ジュナスやテオや、あとアムロとか)
この外道っぷりが、またなんともいえないです〜。
そして、トリノに憎悪がわきまくりですよ。
完全に感情移入して読ませて頂いてます。
次回はマウアーへの激しいリョジョークエロなんだろうなぁ〜と
今からワクワク・・・・(w
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
今回の小説を榊原声で脳内補完してみました。
∧_∧
( ;´Д`)
人 Y / チンポ タッチャッタヨ …
( ヽ し
(_)_)
来週もマウアーたんが汚されるんですね。
わくわくw
マウアーの次はファを
トリノと愉快な仲間たちに
輪姦してほすぃ
なんとマウアー女史までトリノの手にかかっちまうんですかー!
しかもバスクの名前まで出てくるとは・・・ますますティターンズの
非道さに磨きがかかってきてて(・∀・)イイ!
マウアーの顔がどんなだったか思い出せない俺はもうダメポ・・・
ジェリドー!
ジェリドー!
早く助けにいけぇええーッ
トリノをぶっ殺してーッ
。
∧_∧
( ;´Д`)
人 Y / …セットクリョクナシ
( ヽ し
(_)_)
今週も乙彼です。
戦闘シーンもクールなのに
エロだって手抜きなしなのが(・∀・)イイ!!
>>96 94じゃないが
なんか全然関係ないのもひっかかって笑ったw
ISAP氏乙です。
くそぉ、こんなに話のキャラにむかついたのは久しぶりだ。
とりあえず、ジェリド、いいからトリノ撃ち殺しなさい。
少なくとも俺はトリノ撃ち殺した奴を崇め奉るから。
乙は乙なんですが、一言だけ
バ ー ニ ィ は ど う な っ た ?
冷静な状態なら、トリノなぞ大尉の敵じゃないと思うんだが…
ついでに100ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
あぼーん
とりあえず一日一カキコ
あぼーん
日曜以外住民がいない(´・ω・`)ショボーン
ISAPさんも、ちょくちょく来て雑談カキコすればいいと思われ。
あぼーん
やっと日曜日だ。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
きょー
…なんだが、なんか広告爆撃だらけだな
今日は一週間に一度ののお楽しみがある日。
待ちに待ったISAPさんが降臨する日…
でも広告増えてない?
まさか、業者も神の降臨日をチェックしてるとか!?Σ(゚д゚lll)
↑
ないないw
>>104 すみません、週に一回来るのでも精一杯なんです。
あと、私の雑談はつまらないですよ(SSもつまんないですが)
嘲笑の高笑いの中で、マウアー・ファラオの全身が恥辱で大きく震えた。
「くぅぅぅっ・・・!」
乳房を好き勝手に触られて、マウアーの乳首が硬く尖る。
「もっと撫でてあげましょうねぇ」
トリノ・カーナヴォンは、背後からマウアーの乳房を揉み上げて笑った。
「やめなさい、これ以上すると許さないから!」
乳房を玩具にされる恐怖に、マウアーは必死になって叫ぶ。
マウアーの身体は、既に彼女の気持ちを裏切り快感に負けそうになっていた。
彼女の中のトリノへの反発心は、恐怖で萎えつつある。
身体を締め付けている縄が、いつしかマウアーの心までも緊縛していた。
マウアーのセリフを聞いたトリノは、面白くてたまらなそうに頬を緩ませる。
「じゃあ、リクエストに応えてもう一回」
トリノの手が、マウアーの乳房の付け根を擦り上げる。
「リクエストなんて・・・あああっ、だめぇぇぇ」
マウアーの瞳から、止めどなく涙が溢れて白い頬を伝って落ちた。
嵩に掛かったトリノの態度に憤りながらも、マウアーは為す術もない。
後ろ手に縛られた手を動かそうとするが、余計に縄が締まって痛いだけだった。
トリノの手が、マウアーの乳房を微妙な感触で撫でる。
「あひぃぃっ!」
まるで少女のような悲鳴を上げて、マウアーは首をぎゅっと縮めた。
ゆっくりと円を書くように、トリノの指がマウアーの身体の上で動いて彼女を苛む。
「ひっ! ひいぃぃぃぃっ」
耐えきれない強烈な痺れが、マウアーの強張った身体中を駆け巡った。
彼女が身を捩らせる度に、手首に食い込んだ縄が乾いた音を立てる。
「や、やめ・・・っ!」
脚を痙攣させながら、マウアーは情けない声を上げるしかない。
余裕に満ちあふれたトリノは、マウアーをまるで楽器のように扱った。
「さっきまでの威勢はどうしたんですかぁ?」
抗弁したくとも出来ない状況に、マウアーはただ泣きじゃくるしかない。
「くう、ぅくううぅぅ・・・」
トリノは、マウアーの泣き顔を薄笑いで見つつ口を開く。
「じゃあ、これはサービスですよ」
トリノは、マウアーの乳房と胸肉の境目の辺りをそっと撫でて刺激した。
「ひゃ、ふわわぁあぁっ」
マウアーが耐え切れずに首を振る度に、新たな涙がきらきらと飛び散る。
トリノは、マウアーの泣き顔を満足そうに眺めてから囁いた。
「逆らうとどうなるか判りましたか?」
言い終わると、トリノはマウアーの身体をベッドに向かって放り投げる。
マウアーは後ろ手に縛られたまま、脱力したようにベッドで何回か弾んだ。
剥き出しにされている乳房が、ぷるぷると震えてその存在感を示す。
微笑を浮かべているトリノと対照的に、マウアーの表情は恥辱で真っ赤だった。
「じゃあ、脱ぎ脱ぎしましょうねぇ」
トリノはゆっくりと覆い被さると、マウアーのスラックスを一気に脱がす。
「・・・も、もうやめてぇ」
マウアーは哀願するように叫ぶが、トリノには聞き入れられない。
トリノは、マウアーのショーツを脱がせて乱暴に足首から抜き取った。
シンプルな紫色のショーツが、マウアーの腰からトリノの手の中に移動する。
「あああ・・・」
マウアーの薄めの恥毛がそよそよと揺らぎ、愛液で濡れた割れ目が曝け出させられた。
トリノは、沁みのついたショーツを面白そうに見てからマウアーの口元に近付ける。
「じゃあ、これを咥えていて下さいね」
トリノは、マウアーの口の中にショーツを押し込んだ。
命令されて口に含んだショーツの布地の味が、マウアーの口の中に広がった。
「・・・んんん・・・」
マウアーは、生地の良いショーツを口の中で味わう。
濡れた証拠を舐めさせられる屈辱が、どういう訳かマウアーを高ぶらせた。
「・・・・・・」
マウアーはショーツを咥えたまま、上目遣いにトリノを見つめる。
まるで、これから売られて行く仔牛のような心細げな瞳のマウアーだった。
トリノは、マウアーの秘裂を観察するかのように股間を凝視する。
トリノに見つめられているうちに、マウアーの割れ目がじんわりと濡れ始めた。
「んむうぅぅ」
子宮の奥底から来るような熱さが、マウアーの膣口をぱっくりと開かせていく。
自分の全てを暴かれてしまうような感覚に、マウアーは股間を濡らした。
「・・・ふん・・・もう濡れてきましたか」
トリノは憎々しげにそう言うと、ぐいっとマウアーの縛られた乳房を揉みしだく。
「くぅううんっ・・・!」
涙混じりの瞳でマウアーは見上げるが、トリノは見て見ない振りだ。
トリノには、昔からどこか女を玩具にする割りに女を避けているような処があった。
ぼやけつつある頭で、マウアーはトリノの奇妙な態度を思い出す。
トリノは、自分の手練手管によって陥ちてゆく女をむしろ憎んでいるようにも見えた。
「縛ってあげたので、おっぱいが絞られて良い感じですね」
トリノはマウアーの両の乳房を力強く揉み込み、硬くなった乳首を刺激する。
自分の手一つで喘ぎ悶え鳴いているマウアーを、トリノは嘲笑した。
口元には皮肉な笑みが浮かび、トリノはまたいつものような微笑になる。
「むぐぅっ、むうぅ」
マウアーは、根元を縛られて充血していた乳房を乱雑に弄られるだけで感じた。
剥き出しにされた割れ目から、ちゅぷんっと愛液がこぼれるのがマウアーにも判る。
恥ずかしい雫が、アヌスを通りシーツに滴り落ちた。
「ふ・・・ふうぅぅ」
マウアーは、目の端に涙を浮かべて悔しそうに瞳を閉じる。
これから、トリノにより一層恥辱を味合わされる事は判りきっていた。
だが、後ろ手に縛られ身体に力が入らない状況ではマウアーは逃げ出せない。
絶望感で、マウアーの割れ目から流れ出る液体が次第に濃くなっていった。
悪魔のようなトリノに、これから自分は泣き叫ばされるのだろう──
それを考えると、自然にマウアーの腰は蠢き割れ目から涎を溢す。
トリノの指が、悪戯っぽくマウアーのクリトリスを擦り上げた。
「くぅぅんっ・・・っ!」
マウアーは目をぎゅっと閉じて、ショートカットの髪の毛を揺らす。
「おやおや、もうびっしょりですね」
くすくすと笑いながら、トリノはマウアーの膣口に指を差し入れた。
にゅぷんっという感触と共に、マウアーのそこがトリノの指を頬張る。
「んきゅうぅぅぅぅ・・」
トリノの指が、マウアーの割れ目の中心を上下に移動した。
ちゅぷちゅぷと、猫がミルクを舐めるような音がマウアーの股間から奏でられる。
「ふふふ・・・困ったものですね」
トリノは含み笑いでそう囁くと、尚もその指をマウアーの胎内に突き刺した。
「んんんんっ!!」
後ろ手に縛られたまま、マウアーは股間を持ち上げて喘ぐ。
びちょびちょ、にちゃにちゃという粘膜の擦れるいやらしい摩擦音が響いた。
トリノはマウアーの両足を抱え込んで固定すると、股間の割れ目に口を付ける。
そして、強い力でマウアーのクリトリスを吸い上げた。
「むぐうぅぅぅぅぅっ!!」
大きく喘いだ拍子に、マウアーの口から唾液で濡れたショーツが落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・も、もう、許して・・・」
唾液をショーツに吸い取られてしまったので、マウアーの声は擦れていた。
マウアーの不安げな目を見ても、トリノの微笑は崩れない。
「ダメじゃないですか、ちゃんと咥えてなければ」
悪戯っ子を叱りつけるように、目を細めて笑うトリノだった。
突然、トリノは罰を与えるかのようにクリトリスに軽く歯を立てる。
「ひーっ、うううう・・・」
マウアーは唯一自由になる首を振って、真っ赤になった顔をシーツに押し付けた。
トリノは、お構いなしに更にクリトリスを吸い上げる。
「あああぁ・・・わたし、わたしぃぃぃっ」
息も絶え絶えになったマウアーは、強烈な快感を訴える。
マウアーが我を無くす様子を、トリノは楽しくて仕方ないように見つめた。
そして、洪水のように濡れそぼるマウアーの股間を軽蔑したように笑う。
「本当にいやらしい女ですね、貴方は」
「ち、違うぅぅっ・・・・違うぅぅっ」
マウアーは、トリノの嘲りに反抗も出来ずにぽろぽろ涙を流した。
トリノは一つ鼻を鳴らすと、マウアーの割れ目の襞を舐め上げて甘く噛んだ。
「ら、らめぇっ・・・そこ、らめぇっ!」
マウアーは涙をシーツに飛び散らしながら、喘ぎ声を上げる。
余りの快感に逃げようとしても、トリノに太腿を抱えられているから逃げられない。
マウアーはもう何も考えられず、ただひたすら顔を左右に振って悶えるだけだ。
「あああ、あああ、あああああっ」
すすり泣くような甘い喘ぎ声が、マウアーの口から絶え間なく流れ出た。
「“卑怯者”に舐められても感じちゃうんですね?」
トリノが、皮肉っぽくマウアーの乳首を摘み上げる。
「ひぐっ・・・ぅ!」
マウアーは身体を竦めて、小さく快感の叫び声をあげた。
既に快感に支配されつつあるマウアーの身体には、そんな痛みも快感となる。
「ちゃんと返事をして下さいよ?」
トリノは、乳首を何かのスイッチでもあるかのようにくりくりと回した。
「はうっ、はううううう」
大きく口を開けて喉元まで見せているマウアーに、トリノが語り掛ける。
「誰にでも触られると感じちゃうですねぇ」
トリノが更に絶妙な力加減で乳首をくりくりと捻って、マウアーを弄ぶ。
「ふぁぁんっ・・・か、感じ・・・っ」
マウアーの心は、暗くねっとりとした底なし沼にはまり込んでしまう。
憎み続けていた男に責められ、全くの無力になってしまった自分が情けなくて哀しい。
恐らく、トリノは気の済むまでマウアーに恥辱を与えるつもりなのだろう。
「くうっ・・・悔しい・・・悔しいぃぃ」
マウアーの目から、堪え切れない哀しみの涙が一筋、こぼれ落ちる。
そんなマウアーの割れ目を、トリノはもう一度擦り上げた。
「うくっ! ・・・ああああ・・・!!」
マウアーは、トリノがほんの些細な反抗さえも許さないつもりだと気付く。
今更ながら、先刻の自分の態度を悔やむマウアーだが既に遅かった。
「感じるんですね?」
トリノは、まるで子供のように無邪気な瞳でマウアーに微笑み掛ける。
──次回、7月21日。
次回、何気に新キャラ登場予定。
リアルでミレタ━━━(゚∀゚)━━━
トリノヌッコロース
∧_∧
( ;´Д`)
人 Y / …漏れの中華キャノンで…
( ヽ し
(_)_)
ISAPさん
キタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
リアルタイムで見ますた。
来週も楽しみにしています。
∧_∧
( ´∀`)<ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
( )
| つ <
>>128 漏れも同意。
(__)_)
∧_∧
( ;´Д`)
人 Y / …うう…エロすぎですよ、ISAPさん…
( ヽ し
(_)_)
>次回、何気に新キャラ登場予定。
ひょっとしてその新キャラがマウアーの救世主だったり!?
乙カレ〜〜〜〜
>>131 新キャラも参加して3Pの予定です。
3Pクル━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(` )━(Д` )━(;´Д`)ハァハァ
いや、新キャラがトリノたんを調教するんだ!
バスクもいればなおベネ!
括約筋が裂けるまで挿れ続けてやれ!!
>トリノには、昔からどこか女を玩具にする割りに女を避けているような処があった。
>トリノは、自分の手練手管によって陥ちてゆく女をむしろ憎んでいるようにも見えた。
なんかトリノたんはマザコンのよーな気がする
136 :
山崎 渉:03/07/15 11:08 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
前回の影響で美青年だったトリノの顔がどうしても
ロン毛のバスクにしか思えなくなってしまったんですが、どうすれば……
そ れ も ま た よ し 。
しかしそれだと言い回しと外見のギャップが(´Д`)
根強いファンの多いマウアーをココまで陵辱するとは…
ISAPさん、恐るべし。
しかも、ヘタな市販のエロ小説よりエロい。
ISAPさん、恐るべしw
そのうえエロシーン以外もすばらしい
ISAPさん、恐るべしw
クリスやバーニィ
ヒロインのベルやフランをすっかり忘れてるっぽい
そんなISAPさん、恐るべしw
それでいて御大の原作より読みやす(げふんげふん
ISAPさん、恐るべしw
あぼーん
こんなに恐れられてるなんて
ISAPさんて怖い人なんだな((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
ISAPさんは、したらばで書いていたのかな?
さあ! やっと週に一回のお楽しみ更新日ですよ 藻前等!
ワクワク〜
明日だったのか・・・
そういえば業者からの公告爆撃もないや…
明日なのを忘れてた(つД`)
な、なんだこの喪失感は(´・ω・`)ショボーン
153 :
名無しさん@ピンキー:03/07/20 23:18 ID:GTN4ID82
21日なのか!!!
おまいら、おっちょこちょいですね。
あぼーん
>>154 ふ・・・・・隠そうたって無駄さ。君も僕らの仲間だ。
冗談と判っていても、待っていてもらえるのは嬉しいです。
(ちなみに新キャラのモデルは、すぐ判ると思いますが「あの人」です)
誰かが、ぼんやりとコーヒーパックを見つめていたジェリド・メサの肩を叩いた。
ジェリドは、マウアー・ファラオが帰って来たのかと勢い良く顔を上げる。
アレキサンドリアの食堂の中は、そろそろ人が少なくなりつつあった。
しかし、そこに立っていたのはジェリドも知っている別の女性士官だ。
「なんだ、エルシーか」
意気消沈したように言うジェリドに、エルシーと呼ばれた女性は苦笑する。
「なんだとは御挨拶だね」
目を細めたエルシー・シャトラン中尉は、冷たく笑った。
ティターンズの同期生であるこのエルシーが、ジェリドは苦手なのだ。
金髪を短く切った髪型に彩られた顔つきは、どちらかというと美人の部類だろう。
だが、彼女の性格が残忍そのものだという事をジェリドは知っていた。
訓練中でも、大勢のジェリドの同期生が彼女との戦闘訓練中に怪我を負っている。
下手にそれに抗議した人間は、別の機会にエルシーに復讐された。
ジェリドは、暗澹とした思いでエルシーがアレキサンドリア配属だったと思い出す。
「そういや、カクリコンは犬死したんだって?」
ジェリドの前の席に座りながら、エルシーが口元を歪めた。
大きく息を呑んだジェリドは、テーブルの下で強く拳を握り締める。
ジェリドが、今までエルシーと事を構えずに済んでいたのには偶然だけではない。
世渡り上手なカクリコン・カクーラー中尉が、二人を取り成していたからなのだ。
そのカクリコンも、カミーユ・ビダンに大気圏突入間際に殺された。
士官学校時代からの親友を殺されながら、ジェリドは復讐一つ出来ずにいる。
「で、アンタはちゃんと仇を取ったんだろうねえ?」
にやにやと笑うエルシーは、全てお見通しのようだ。
もっとも、今回ばかりはそうされても仕方ないとジェリドは唇を噛む。
カクリコンばかりか、ライラ・ミラ・ライラ大尉の復讐も出来ていないのだ。
「──いや」
小さく首を振ったジェリドを、楽しそうにエルシーが見下す。
「おやおやぁ! こりゃカクリコンの野郎も安心して地獄に逝けるってもんだ!」
言うだけの事はあり、エルシーのMS操縦技術は同期でも五本の指に入った。
多分、エルシーと一対一で勝負したらジェリドは苦戦するに違いない。
ジェリドは、エルシーを見つめて悔しそうに口を開いた。
「見てろ! オレは絶対にカクリコンの仇を取る!」
力を込めて言い切るジェリドを、エルシーは頬に手を当てて凝視する。
「カクリコンの仇は、女みたいな名前のガキなんだって?」
ジェリドの脳裏に、空港ビルでいきなり殴り掛かって来た凶暴な少年が浮かぶ。
彼の追い求める相手は、ジェリドより7歳も年下の現役ハイスクールの生徒だった。
「そのガキ、アンタが殺すより前に死んじまうかもしれないねえ」
そのセリフに訝しげな目を向けて来たジェリドに、エルシーは苦笑いをする。
「聞いてないのかい? エゥーゴ討伐に《オーガスタ研究所》が動いたとさ」
オーガスタ研究所とは、北米に拠点を置く連邦軍ニュータイプ研究所だ。
同様の施設には、有名処として東洋圏に《ムラサメ研究所》があった。
一年戦争終戦後、地球連邦軍ではニュータイプの研究が盛んに行われていた。
地球に棲息する人々は、新人類への進化への欲望を捨てきれずにいたのだ。
もっとも、自然発生するはずのニュータイプを研究するのは奇妙な事だ。
ジオン・ダイクンの提唱によるならば、人は宇宙に出る事によって進化するのだ。
その研究を、わざわざ宇宙ではなく地球で行っている事自体が本末転倒である。
更に、そこで行われているのは事実上“ニュータイプの模索”ではない・・・
「オーガスタ研・・・例の《強化人間》とやらか・・・」
ジェリドにしても、強化人間とやらについて大した知識はない。
ただ、その単語の持つどこか妖しげな胡散臭さが記憶に引っかかっているだけだ。
そして、ジェリドとしてはカミーユ・ビダンが他の相手に殺されるのは面白くない。
「カミーユ・ビダンはオレの仇だ! オレは奴を必ず殺すっ!!」
勢い込んで言うジェリドを、エルシーは皮肉そうな目で見ながら薄笑いを浮かべた。
大きく肩を竦めると、エルシーは興味を無くしたように話題を変える。
「ま、どうせエゥーゴのクズ共なんてグリプスに吹き飛ばされる運命だがねえ」
不思議そうな顔になったジェリドを、エルシーは馬鹿にしたように笑った。
「例の《コロニーレーザー計画》・・・こいつも知らないとは呆れたね」
コロニーレーザーとは、直径約6キロ全長30キロにも及ぶコロニーを改造した兵器だ。
巨大な円筒であるコロニーを砲塔にした、レーザーキャノンである。
これさえ完成すれば、エゥーゴを制して宇宙の覇権を握れる大量殺戮破壊兵器だった。
恐らく機密事項の話を平然と口にするエルシーに、ジェリドは呆然とする。
「どこからそんなネタを・・・?」
エルシーは、どこかジェリドの知らない情報ルートを持っているようだった。
このグリプス2のコロニーレーザーが完成するのは、これより半年近く先の事だ。
コロニーレーザーは、エゥーゴ対ティターンズの戦いの終盤に重要さを増す事となる。
退屈気味に伸びをしたエルシーは、さっさと席を蹴って立ち上がった。
「やれやれ、あっけなくガキに返り討ちにされないようにしな」
エルシーは、手さえも振らずに背を向けてジェリドから遠ざかって行く。
ジェリド・メサは、手の中のコーヒーパックを握り潰した。
確かに、最近の自分はエルシーの言う通りに惨めな境遇に陥っている。
だが、ジャブローのマウアー・ファラオとの出逢いで彼の人生は変わったはずだった。
マウアーさえ居てくれれば、ジェリドは何でも出来るような気がしていた。
「・・・幸運の女神・・・ってヤツかもな」
小さく呟いたジェリドは、マウアーが帰って来ないかと周囲を見渡した。
凛々しいマウアーの微笑みを、早く見たいとジェリドは感じるのだ。
マウアーは、後ろ手に緊縛されたまま膣に指を差し込まれていた。
いつもは凛々しいマウアーの表情が、押さえ切れない快感に打ちのめされている。
「感じるんですね?」
トリノ・カーナヴォンにとって、今のマウアーは幼児よりも無抵抗の存在だ。
「答えて戴けないと、まだ続けさせてもらいますよ?」
マウアーが答える気力がないのを判っていてトリノは嘲笑する。
「あああぁぁんっ!」
抵抗出来ない余計に快感が増幅され、マウアーはどうしようもなく身悶えるしかない。
そんなマウアーの痴態を、楽しそうに見つめるトリノだった。
「答えて戴かないと困りますねぇ」
トリノの指が、改めてマウアーの割れ目の周囲をなぞった。
ぐちゅぐちゅと、泡でも立ちそうな湿った音がマウアーの股間から奏でられる。
「くぅぅんっ・・・っ! 感じ、感じるぅぅ!」
堪えきれずに叫んだマウアーを、トリノは目を細めて嬉しそうに見つめた。
「こんな目に合わされて感じられるなんて、便利でいいですねぇ」
トリノの馬鹿にしたような嘲笑に、マウアーの眼前が暗くなる。
「・・・う、うううぅぅ・・・」
トリノの手が、マウアーのクリトリスを中指と人差し指で直接刺激した。
皮を左右に剥いて、剥き身となった敏感な突起本体を荒々しく摘む。
痛みのようなそれでいてそうではない刺激が、せつなくマウアーを仰け反らせた。
「んっ! ・・・ふわぁっ!」
思わず、裏返った声を上げてしまうマウアーである。
マウアーは目を見開き、口を大きく開けて荒い息を吐いた。
かつてマウアーを玩具にしていたトリノの愛撫は、やはり彼女の急所を熟知している。
いくら心では抵抗しようとしても、身体が裏切ってトリノの指を意識した。
トリノの指が、マウアーの割れ目に差し込まれ激しく動かされる。
「いやぁ・・・あああぁぁ」
クリトリスと同時に、トリノの指がねちねちとマウアーの膣口を掻き回した。
「本当に恥ずかしい人ですねぇ」
時に緩やかに時に激しく、トリノはマウアーの股間を玩弄する。
「ふぁぁあああっ・・・はうぅっ」
マウアーは、トリノの底知れない嗜虐癖に絶望の吐息を吐いた。
トリノは、マウアーの股間でわざとらしく指で音を立てる。
「ぁうっ・・・!」
形の良い眉を顰めて、マウアーはせつなそうにしゃくりあげた。
嫌悪する男に、無抵抗で玩具にされる屈辱が身体を満たす。
しかし、不思議な事にそんな恥辱に少しずつ慣らされてゆくもう一人の自分があった。
かつて毎日のように抱かれ続けた記憶が、マウアーの中で再燃している。
マウアーは、女そのものの自分の身体を口惜しく感じた。
トリノは、濡れそぼった指をマウアーの口に近付けてにこにこと微笑む。
「貴方が汚したんですから、舐めて綺麗にして下さい」
強引に口に突っ込まれたトリノの指に、マウアーは小さく呻いた。
「むぐぅぅぅう」
気弱に目を伏せながら、マウアーは一心不乱に自分の愛液を舐め取ろうとする。
トリノは、からかうようにマウアーの口の中で指を動かした。
「ぐ、ぐむうううう」
舌と歯の裏側を刺激され、マウアーは目を閉じて涙を流し続ける。
体重が掛かって後ろ手に縛られた手が痛んだが、抵抗は無意味だった。
「美味しいですか?」
トリノは、聖者のように微笑みながらマウアーに問い掛ける。
その白く長い指が、マウアーの舌を摘んでは撫で頬の肉を内側から擽った。
彼女の屈辱の涙に煽られ、トリノはマウアーの口中陵辱を続ける。
「んく、んく、んくっ」
トリノは、マウアーの呼吸が楽にならないよう目敏く邪魔をした。
しばらく思うが侭にマウアーの口内を陵辱したトリノは、やっと指を引き抜く。
「あむうぅぅっ・・・」
きらきらと光る唾液が、トリノの指とマウアーの口の間に橋を掛けた。
トリノは、スラックスから出したブランド物のハンカチでふやけた指を拭う。
「はぁぁぁ・・・はぁぁぁ・・・」
マウアーは、口元から唾を垂れ流しながら辛そうに目を閉じた。
少しの間、そんなマウアーを見ていたトリノが突然口を開く。
「そういえば・・・ジェリドを助けたと聞きましたよ」
ジェリド・メサ・・・──トリノとマウアーの後輩のティターンズの士官である。
ガンダムMk-U強奪事件に起因する騒動の立て役者として、軍内の有名人だ。
出撃しては敗北して帰還して来る割に、死ぬ事もないジェリドの評価は微妙である。
マウアーにとって、ジャブロー脱出時にジェリドを助けたのはただの偶然だった。
必死にシャトルに乗ろうとするジェリドに、彼女は興味を持ったのだ。
ジェリドは、周囲の人間を何人も突き落としてシャトルに乗ろうとしていた。
自分だけは生きる価値がある人間だと、ジェリドはそういう自負心で溢れていた。
──力のない者は死あるのみ・・・力がない者はっ・・・!!
今まさに力のないジェリドが、念仏のように唱えているセリフが可笑しかった。
そんなジェリドに、マウアーは思わず手を差し伸べてしまったのだ。
地に塗れながらも生き抜こうとする、意志を持つジェリドに関心が芽生えたのだった。
きっと、マウアーはジェリドの自負心の理由が聞きたかったのだろう。
トリノの予想外のセリフに、愉悦に溺れつつあるマウアーは戸惑った。
──次回、7月27日。
次回、もう一週だけマウアー陵辱編。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
全編エロでもよいですが、間にストーリーの進行があると
なんか落ち着きます。体の一部はそうでもないですが。
エルシーさんのモチーフは誰だろう?
見た目はセイラさんっぽいですが果たして。
トリノたんが彼女を襲ったら、
踏まれて叩かれて絞られて再起不能な予感。
173 :
名無しさん@ピンキー:03/07/22 02:00 ID:XJ+gYB34
トリノ、ジェリドに興味深々?
まさか次は!!!
乙ですー。
しかし、Zにおけるマウアーのことを考えると・・・
憐れだ、マウアー。
陵辱気配のあまりなかったマウアーでこれでは、ムラサメ研は・・・
マウアーは助けられないけど、どうか、ガンダム史に結論がでてきてな人達は
幸せな結末でありますように・・・
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
《オーガスタ研究所》
《ムラサメ研究所》
《強化人間》
《コロニーレーザー計画》……
少しずつ原作の重要キーワードがでてきましたね
フォウがトリノたんの肉奴隷だったりしたら(((;゚д゚)))ガクガクブルブル
期待sage
あぼーん
今週はいつもにもまして住民がいなかったな
エロが補完されると住民がいなくなる(レスがなくなる)という変なスレ…
ワクワク…
もうすぐ!
>>南極条約にこのスレのSSをまとめて投稿してくれている方へ
いつもありがとうございます。
頻繁にチェックしていないので、お礼が遅れてしまってすみません。
感想がなくて何度も挫けそうになった時も
熱心に見てくれている人もいるのだしと頑張る気力になりました。
不意に声を落としたトリノ・カーナヴォンが、マウアーに向かって語り掛ける。
「実は、貴方にやってもらいたい事があるんですよ」
トリノの指が、そっとマウアー・ファラオの剥き出しの下腹に伸ばされた。
「・・・んんっ」
マウアーは、怯えたようにトリノの玩弄を避けようと身体を硬くする。
上半身は胸を晒した制服のままだったから、背中の辺りの蒸れた状態がせつなかった。
トリノは、マウアーの下腹を撫でながらにこにこと微笑んだ。
「ジェリド中尉の傍にいつも付いていて、彼を戦いに追い立てて貰いたいんですよ」
突然のトリノの命令に、マウアーは目を見開く。
「好都合な事に、彼はエゥーゴのアーガマという艦のパイロットに恨みがあります。
放っておいても勝手に暴走してくれるはずですが、貴方がそれを加速させて下さい」
トリノのよく動く指が、マウアーの恥毛を二、三本摘んで引っ張った。
「私も、あのアーガマの馬鹿共には手を焼かされていて少々困っているんですよ。
ジェリドがアーガマの戦力を削れれば良し、差し違えて死んでくれても結構です。
出来れば、フランセスとかいう厄介なガキを殺して貰えれば助かるのですがね」
顔見知りの後輩の運命を思うままに弄ぼうとする、非道なトリノだった。
トリノの底知れない暗黒面を垣間見た気がして、マウアーは身体を震わせる。
「そうして、疲弊したアーガマを、私が簡単に落として鬱憤を晴らさせて戴きます。
スマートにエレガントに勝つ・・・それこそが私に相応しい勝利ですからね」
くすくすと笑いながら、トリノはマウアーの膣口の周囲をすうっと触った。
「はうぅぅっ」
目を閉じて喘ぐマウアーを、トリノは小気味良さそうに見下ろす。
「ジェリドは、おだてられればホイホイとその気になるただの単細胞ですから。
『私がいつだって後ろにいる』でも『貴方ならティターンズを支配出来る』でも
セリフはお任せしますから、マヌケなジェリド君をそそのかして下さいますか。
彼は、あれで結構MS操縦適正が強い男ですから機体には事欠かないでしょうし」
ジェリドがグリーン・ノア1で関わった少年は、確かカミーユ・ビダンとか言ったか。
17歳の少年ながらガンダムMk-Uを操り、何度もジェリドを制していると聞く。
しかも、アーガマには凄腕の元連邦軍中尉やあの裏切り者エマ・シーン中尉までいる。
どうマウアーが考えても、ジェリドの分が悪いとしか思えなかった。
多分、マウアーのジェリドへの応援は彼の死期を早める事に他ならない。
「そんなこと・・・出来な──」
マウアーは、トリノの命令を拒絶しようと気弱に顔を上げた。
だが、トリノはそれを遮るようにマウアーの乳房を掴んで強く握り締める。
「あああ・・・いやぁああ」
蕩けるように柔らかくなった乳房は、トリノの手の中でふにふにと形を変えた。
トリノは、マウアーの首筋に粘っこいキスを注ぎつつ小さく笑って言う。
「勿論、やって戴けますよね?」
念入りに乳房を揉み解され、乳首をぴんっと弾かれてマウアーは呻いた。
「ああう、ああぁ」
顔を上げたマウアーは、不意にトリノの瞳の中の暗い光に気付く。
そして、マウアーはジェリドがトリノを手駒として使おうとする意味が判った。
トリノの肉奴隷のマウアーが、心を許そうとした男だからジェリドが狙われたのだ。
マウアーは身体を震わし、切れ長の瞳からはらはらと綺麗な涙を流す。
こんなことならば、あのジェリドをジャブローで助けなければ良かったのだ。
ジェリドにとっては、核爆発の中で死んでいた方がどれだけマシだったかもしれない。
気付かない間に他人に人生を弄ばれるという恥辱を、味合わずに済んだのだから。
自分と自分の助けた男の人生の絶望に、マウアーは泣くしかなかった。
だが──・・・何故だか判らないが、その絶望感が甘美な麻薬のように彼女を濡らす。
自分が、ジェリドに女神のように思われつつあるとは想像もつかないマウアーだ。
マウアーの身体がせつなげな動きを見せると、トリノは満足そうに目を細める。
「ふふふ・・・どうなんですか?」
マウアーは、乳房を鷲掴みにされ、うなじから首筋、耳たぶにキスされた。
「だめぇぇぇ・・・やめて」
トリノは、マウアーの顎を持ち上げて強引に口を合わせて口内を舐め回す。
「んくううぅぅう」
マウアーの口は好き勝手に犯され、流し込まれたトリノの唾液を呑まされた。
粘っこい唾液が喉から胃へ落ちてゆくにつれ、マウアーの体内が犯される。
「んむむむっ・・・・!」
避けようとしてもマウアーの舌は捕らえられてしまい、強引に吸われた。
トリノの口が離れると、唾液の橋が二人の口の間で光る。
「やって戴けますね?」
トリノは、真っ赤に上気したマウアーの顔を見てにこやかに微笑んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
既に頭の中に靄の掛かりつつあるマウアーは、荒い息を吐く。
トリノの命令に従うという事は、自分とジェリドの人生を売り渡すようなものだ。
恥辱の涙に溺れながら、マウアーは落ちてゆくような期待感を感じる。
トリノは、スラックスから見事なペニスを取り出すとマウアーの下腹に押し付けた。
久し振りに見る男性器のグロテスクさに、赤面しつつ目を背けるマウアーだ。
かつて、何度も挿入されて嬌声を絞られた男の性器だった。
「いやあぁぁぁ」
マウアーは真っ赤に染めた頬を隠すように、激しく顔を振る。
ふと、愛液でぐちゃぐちゃの股間をトリノの硬いペニスで撫でられてしまった。
「うきゅ、うくうぅぅ」
マウアーの割れ目を満たしている愛液が、トリノのペニスの先端を濡らす。
だが、マウアーが腰を浮かせるとトリノは体勢を変えて身体を離した。
「返事もしない人にはあげませんよ」
トリノは、マウアーがとどめを欲しがっている事に気付いて挿入を勿体ぶる。
「あ、あううぅう」
ばらばらに乱れた髪の間から見えるマウアーの顔は、とっくに火よりも赤かった。
弱々しい吐息を漏らしながら、マウアーは挿入を望んで欲情の涎を溢す。
トリノのペニスが、またも挿入なしでマウアーのクリトリスをつんつんと突いた。
「あああ・・・あう、あう」
清純な美貌を妖しく霞ませたマウアーは、曲線美を描く腰つきを遠慮がちに動かす。
「そろそろ、答えて戴きましょうか」
余裕たっぷりな態度のトリノは、マウアーが望むような快感を与えようとしなかった。
焦らされる陵辱と玩弄に、少しずつ確実にマウアーの理性は崩れ始める。
トリノは、尚もマウアーの乳房を揉み込みつつ乳首を指先で転がした。
「も、もう、いじめないでぇぇ・・・」
マウアーは、白い歯をきりきりと噛み締めながら哀しそうに訴える。
「そんな返事じゃあダメですよ? 相変わらずお馬鹿さんですねぇ」
又、マウアーの秘裂をトリノのペニスが擦り上げてぬちゃぬちゃという音を立てた。
マウアーのクリトリスが刺激され、割れ目の先端が擦り上げられる。
「・・・・・・くぅぅ」
延々と虐められ続けるマウアーの表情が、くしゃっと歪んだ。
いやらしく快感を求めてしまう屈辱に、マウアーは熱く苦しげな息を吐く。
挿入を求め、押さえようとしても動いてしまう腰が遂に彼女の意志を裏切った。
「どうなんです? 勿論、やって戴けますよね?」
目をぎゅっと閉じると──・・・マウアーは、そっと口を開く。
「・・・・・・・・・判り・・・ましたぁ・・・」
言い終わった瞬間、気が狂いそうな恥辱にマウアーは啜り泣いた。
だが、自分が助けた男を裏切る背徳感がマウアーを高ぶらせる。
快感に負けて他人を煉獄に道連れにしようという浅ましさが、彼女を濡らした。
「・・・あ、あああ・・・あああ」
心の中でジェリドに謝罪しながら、マウアーはだらだらと愛液を垂れ流した。
子供をあやすような表情になったトリノが、満足そうに口を開く。
「何が判ったんですか? ちゃんと言って下さいね」
トリノは、陥落したマウアーの右の乳首をつまむと力一杯ひねった。
「わ、私が、ジェ、ジェリドをそそのかして・・・戦わせますぅ・・・」
既に恭順してしまったマウアーは、涙を振り絞りながら叫んだ。
トリノは、ペニスの先端をマウアーの割れ目に触れさせつつくすくすと笑った。
「裏切ったらどんな目に合うか判りますね?」
マウアーの花弁は、トリノの性器を咥え込もうと蜜に蕩けている。
「は、はひぃぃっ!
マウアーは眼に涙をいっぱいにためて、哀願するようにトリノを見た。
次の瞬間、トリノのペニスがマウアーの愛液に潤んだ粘膜の奥まで差し込まれる。
「ああぁぁあうううっ」
マウアーの膣は貪欲にトリノのペニスに馴染み、その太さを味わった。
ねちゃねちゃと卑猥な音と共に、トリノの性器がマウアーに出入りする。
マウアーのショートカットの髪が、激しく広がりシーツを打った。
「あ・・・あう・・・ああああ」
悔しそうに泣きながらも、マウアーの口元が快感を得た満足感に綻ぶ。
マウアーの顔中に汗が噴出し、緩やかに流れ落ちては涙の跡と交わった。
全身が痺れるような愉悦に、マウアーは金魚のように口をぱくぱくさせる。
「ふっ・・・いやらしい女ですね、貴方は」
トリノに強く貫かれながら、マウアーは必死に頷いた。
「は、はひぃっ、私はあ、ひやらしいぃ女ぁえすぅ」
もう枯れ果てたはずの涙を流しながら、マウアーは口を開く。
彼女を見下すように嘲笑したトリノは、強引にマウアーの唇を奪った。
再び流し込まれたトリノの唾液を、マウアーは鼻を鳴らしながら飲み込む。
「ん、んむ、んむぅ」
トリノによって強く舌を吸われ、マウアーの膣がきゅっと締まった。
「・・・んむうううぅうぅぅ」
汚辱の中にさえ、快感を見つけてしまう貪欲な身体のマウアーである。
トリノに強く突かれる度に、マウアーの首が激しく上下運動をした。
次第にトリノに追い詰められ、マウアーの息が荒くせつなさを増す。
トリノも口元を引き締め、マウアーを高みに追い上げるべく腰を動かした。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
ぐちゃぐちゃになった粘膜が、トリノのペニスに更に刺激される。
マウアーは白い太腿を痙攣させながら、形の良い腰を震わせた。
「そろそろ、イってもいいですよ」
嘲るように言うトリノの囁きが、皮肉にもマウアーを絶頂に導く。
堪えようとしても堪えられない喘ぎ声が漏れ、マウアーは喉を仰け反らせた。
「だめだめだめだめぇぇぇ」
汗まみれの脚が限界まで突っ張り、太腿が小刻みに震える。
「ああんっ、いやあああ!!!・・・・ぁぁぁっ」
屈辱の絶頂を迎え、マウアーは嗚咽にも似た嬌声を上げた。
開けっ放しの口からは、痴呆のように涎が落ちてマウアーの耳元まで伸びる。
同時に、マウアーの子宮の中にトリノの精液が大量に流し込まれた。
弛緩したように顔を伏せるマウアーを、トリノは嘲笑いつつ見下ろした。
──次回、8月10日。
しばらく無言でいたアムロは、俯いたまま口を開いた。
「何故・・・地球圏へ戻ってきたのです・・・?」
戸惑いを隠せないアムロの質問に、クワトロは薄く笑って答えた。
「君を笑いにきた」
次回、アムロ・レイとシャア・アズナブル 7年間の距離。
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
もう最高すぎて言葉もでません(;´Д`)ハァハァ
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ディ・モールト ベネ! (非常に(・∀・)イイ!! )
ブラボー!おおブラボー!美しすぎますッ!
「絵」を想像するともう、よだれズビってな感じです。
エロパロ最高ッ!
北━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
もぉー、最高ですっ!!
なんかものすごいリョジョークの嵐。
エロエロ全開な展開に萌えましたっ!!
マウアー……・゜・(ノД`)・゜・
本気で、トリノが憎いです。
トリノ退治は、ジュナスがいつかしてくれると信じていますが
それまでに、どれだけの悲劇が起こるのやら…。
ISAPさん、がんばって下さい!!
次週はお休みで、とても残念ですが
いつまでも、いつまでもお待ちしております。
最後まで読み続けるのが、今の自分の野望です。
ISAPさん最高です!いつもROMっていますが初めて感想いれます。
最初からずーーーっと読んでますがベルたんの次にハードでした。またもやトリノ氏に殺意が目覚めました。コイツはどんな無様な死様をさらすのか今から楽しみです。単純にMS戦で落とされて
「うぉー!!!!」
ぢゅどーーーん!
なんてヌルい死に方は無しデスよ。
ISAPさん最高です!いつもROMっていますが初めて感想いれます。
最初からずーーーっと読んでますがベルたんの次にハードでした。
またもやトリノ氏に殺意が目覚めました。
コイツはどんな無様な死様をさらすのか今から楽しみです。
単純にMS戦で落とされて
「うぉー!!!!」
ぢゅどーーーん!
なんてヌルい死に方は無しデスよ。
二重カキコスマソ。
>>203 トリノは
カツにやられると思うから心配するなw
カツと相打ちでお願いします。刺し違えて。
もしくはもう、ジュナスタンとベルナデッタタンのラブラブ天驚拳で、もう。もう。
お疲れ様ですー。
こういうエロが一番すきです。
これからも楽しみにしてます。
ところで、
>>186の、
> そして、マウアーはジェリドがトリノを手駒として使おうとする意味が判った。
これってもしかしてジェリドとトリノが逆ですか?
とてつもなくエロ(・∀・)イイ!
トリノにはなんだかんだ逝ってお世話になっているのか、俺は・・・
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
業者保守じゃ寒いのでw
当日さいたま
216 :
214:03/08/03 17:28 ID:c7aG3IWP
ハ・・・ハズッ
・・・_| ̄|○
_| ̄|○
今週休みか……
219 :
名無しさん@ピンキー:03/08/05 01:05 ID:G/JkDHPD
保守
お休みだったんですね。
今週末に期待。
ISAPさんのSSは(エロにしろ戦闘シーンにしろ)状況が絵で見えるところがすばらしい。
そういう自分はテオ&リベカ萌えなので二人の和姦Hがもっと読みたかったり。
保守しようっと!
広告大杉
って、広告がキレイさっぱり削除されてるじゃん!
他のスレはここまでしてもらってないところも多いのに
削除人さん乙彼です
ほんとだ、おつかれ様〜
広告保守は寂しいし、広告がウザイの出、sageて皆で保守しましょ。
今、>226がいいことを言った!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
明日・・・
あぼーん
あぼーん
234 :
214:03/08/10 10:25 ID:aqM0Efd7
今度こそ当日さいたま
当日保守。
保守します!
あぼーん
せっくすろーら保守
>>206 御指摘の通りです。
>>186 ×そして、マウアーはジェリドがトリノを手駒として使おうとする意味が判った。
○そして、マウアーはトリノがジェリドを手駒として使おうとする意味が判った。
以上、お詫びして訂正致します。
シャア・アズナブルは、宇宙世紀0058年に共和国宣言直後のサイド3で産まれた。
ジオン・ダイクンの長男である彼の本名は、キャスバル・レム・ダイクンという。
キャスバルには、妹が一人おり名前をアルテイシア・ソム・ダイクンと言った。
かのニュータイプ部隊として名高い地球連邦軍第13独立部隊、新型強襲型揚陸艦である
ホワイトベースのクルーでもあったセイラ・マスが、その人である。
ジオン・ダイクン病死後、共和国の実権を握ったザビ家と反対派の抗争が激化した。
その際、キャスバルとアルテイシアの兄妹は側近の手により地球へ難を逃れたという。
二人は、追っ手の目を眩ます為にエドワウ・マスとセイラ・マスの偽名を名乗った。
更に後年、キャスバルは父ジオンの仇を討つ為にサイド3に再入国する。
父ジオン・ダイクンは、権力を欲したザビ家に暗殺されたと知った彼の決断だった。
エドワウが士官学校へ入学する際に彼が使った偽名が、シャア・アズナブルである。
シャアは、火傷の後を隠すとの理由で目許を隠すマスクを着用したという。
敵地で素顔を晒すつもりがなかったのか、その他に理由があったのかは判らない。
宇宙世紀0077年に戦時特例法によって、シャアは士官学校を首席で繰り上げ卒業する。
シャアは、宇宙世紀0079年に開戦した一年戦争で宇宙攻撃軍第6機動大隊に所属した。
彼は、宇宙世紀0079年1月15、16日の通称『ルウム戦役』で5隻の戦艦を落撃沈した事に
よって二階級特進し、若くして中尉から少佐となった。
シャアが「赤い彗星」の異名を得るようになったのは、この頃の事である。
それは、彼の乗機である赤く塗装された機体 MS-06S ザクUにちなんだ二つ名だった。
三倍の速度で移動すると噂された赤いザクは、脅威の存在だった。
当時の連邦軍将兵の中には、赤いMSと聞いただけで逃げ出した人間さえ居たという。
常勝不敗であったシャアに、初めて黒星を付けたのが他ならぬアムロ・レイだ。
その頃15歳だったアムロ少年の操るガンダムは、果敢にシャアに対抗した。
二人の演じた戦いの数々は、戦後様々なメディアで装飾されて語られている。
アムロとシャアの最後の戦いは──終戦前夜だったという。
連邦軍とジオン公国軍が雌雄を決した、ア・バオア・クーがその舞台となった。
記録では、シャア・アズナブルはRX-78-2 ガンダムと交戦後に消息不明となっている。
戦後の混乱の中では、赤い彗星とはいえ一人の人間を見付ける事は不可能だった。
・・・ジュナス・フレイブの知る限り、シャア・アズナブルは死んだはずだ。
7年後の現在に偽名を使ってエゥーゴに所属しているとは、奇妙な事である。
ジュナスの視線の中を、クワトロ・バジーナがゆっくりと近付いて来た。
そういえば、シャア・アズナブルとその妹は見事な金髪をしていたと聞いた事がある。
ジュナスは、クワトロのさらさらと流れる綺麗な金髪を見つめた。
万が一、赤い彗星のシャアがエゥーゴにいるとするならばその意図はなんだろうか。
まさか、連邦軍に復讐をする為とも思えないが理由の見当がつかなかった。
さすがに終戦から7年も経てば、ジオン公国の人間への偏見は抱いていないジュナスだ。
「クワトロ大尉・・・」
ジュナスの隣に立つカミーユ・ビダンが、口を開いた。
「“クワトロ大尉”?」
それを聞いたアムロ・レイが、意外そうな口調でカミーユの顔を見る。
近寄って来たクワトロは、薄く微笑むと戸惑っているアムロに手を差し出した。
「クワトロ・バジーナ大尉です。先程は見事な腕でした」
アムロは、暫くクワトロの手を見つめた後でゆっくりとその手を握る。
「・・・・・・アムロ・レイです」
サングラスを掛けたクワトロと、アムロの視線が微妙に絡んで空中で弾けた。
二人の間に、奇妙な緊張感を秘めた空気が流れたのをジュナスは感じ取った。
不意に、その場の停滞感を拭い去るような陽気な声が上がる。
「おいおい、相変わらずしけたツラしてるな」
アムロとカツ・コバヤシを取り囲んでいる人の輪の間から、一人の男が出て来た。
「カイさん・・・っ」
カツがはしゃいだような声を出し、アムロも表情を和らげる。
「カイさん、しばらくです」
白いスーツを小粋に着こなしたカイ・シデンは、アムロに向かい口の端を吊り上げた。
現在フリージャーナリストのカイ・シデンは、アムロ達とは旧友である。
この3人は、7年前にホワイトベースで生死を共にした戦友だった。
「ハヤトとフラウの結婚式以来だな。元気だったか? カツ」
カイは気さくに笑うと、からかうような口調でカツに声を掛ける。
「そろそろ“最重要人物”をちゃんと英語で言えるようになったか?」
「“VIP”でしょ。もう間違えませんよ!」
拗ねたように口を尖らしながら、どこか楽しそうにカツはセリフを続けた。
「そういえば、カイさんの『震える山』を読みませてもらいました」
ジュナスも、カイのルポルタージュである『震える山』は書評で見た事がある。
一年戦争末期の、新型MAの開発を巡って繰り広げられた東南アジア戦線の実録だ。
狂ったようにMA開発にのめり込んだ、ジオン軍技術士官の生き様を描いたものだそうだ。
真実かどうか、彼はMAの完成の為に自らの妹までを犠牲にしたとも伝えられてる。
作中では、連邦軍の新任少尉とその妹の悲恋にも触れられていたという。
まるでロミオとジュリエットのようなエピソードは、女性受けが良かったらしい。
ジュナスは残念ながら読んではいないが、書評等で高い評価を得ていた。
「あの取材には苦労話があってなあ──」
突然、そのカイのセリフを遮って会話の輪に一人の女性が割って入る。
「リベカっていいます! アムロ大尉、握手して貰えますか!!」
興奮気味に叫び声を上げた女性は、リベカ・マレリーだった。
殆ど返答も待たずに、リベカはアムロの手を両手で握ってぶんぶんと振り回す。
「一年戦争の英雄と握手出来るなんて光栄です! 凄いです凄いです!」
圧倒されたように目を白黒させているアムロに構わず、リベカは小躍りした。
テオドール・チャーチワードが、慌てて進み出てそのリベカを止める。
「リベカ・・・! アムロ大尉に失礼だよ」
年齢的には、テオドールが一つ上の24歳でリベカはアムロと同じ23歳だ。
しかし、大尉と少尉の階級には歴然とした差があるのだからとテオドールは制止した。
「テオ〜! あのアムロ・レイ大尉に握手して貰っちゃったよ」
そんな事にお構いなしのリベカに、テオドールは困ったように微笑むしかない。
「よ、良かったね、リベカ」
「ねえねえ! これであたしもリック・ドム12機を3分で撃墜出来るかなあ」
「それは無理だと思う」
「──カ、カツ・・・ガンダムMk-Uでも見学するか?」
呆気に取られていたカイが、気を利かせたようにカツ・コバヤシに話し掛けた。
「は、はい。アムロさんも行きましょうよ」
表情を明るくしたカツに、アムロは額に影を落としたまま背を向ける。
「──いや、俺はいい」
その素っ気ない背中に、カツはむっとしたように口を尖らせて横を向いた。
カツに背を向けたまま、アムロはアウドムラ格納庫の壁まで歩く。
そこに設置されているベンチに座ったアムロは、無言で右指の爪を噛んだ。
暗い表情のアムロの視界の中で、カツとカイが歩み去って行った。
「──さすがだな、輸送機という機動性のないものをMSにぶつけるとは」」
何時の間にか近くに来ていたクワトロが、先程と違い気さくに話し掛けて来る。
「・・・・・・」
アムロは、“クワトロ・バジーナ”と名乗っている男の正体を知っていた。
7年前の彼は、それとは違う別の名前で呼ばれていたのを知っていた。
──シャア・アズナブル・・・という名前がそれだ。
赤い彗星とまで呼ばれたその男は、アムロにとっては因縁浅からぬ敵である。
二人の間に横たわる様々な因縁としがらみは、とても一言では言い表せない。
アムロは、名前を変えエゥーゴに所属しているシャアに戸惑う。
更に、現役で戦場に身を置くシャアにアムロは気後れも感じていた。
そんな相手に対して、気の利いたセリフを言える程にアムロは大人ではない。
しばらく無言でいたアムロは、俯いたまま口を開いた。
「何故・・・地球圏へ戻ってきたのです・・・?」
戸惑いを隠せないアムロの質問に、シャア──いや、クワトロは薄く笑って答える。
「君を笑いにきた」
「──っ!!」
息を呑んだアムロに向かって、クワトロは肩を竦めて見せた。
「そう言えば君の気が済むのだろう?」
どこか挑発的なセリフの意味にも気付かず、アムロは声を荒げる。
「好きでこうなったのではない。それは貴方にも判るはずだ」
クワトロは、サングラスを外すと鋭い視線でアムロを見据えた。
「しかし、同情が欲しいわけでもないだろう。ならばカツ君の期待にも応える
アムロ・レイであって欲しい。それが私に言える最大の言葉だ」
カツの期待というセリフを聞いて、アムロは心臓のどこかに痛みを覚えるた。
・・・一年戦争の終戦後、アムロは危険分子として半幽閉状態にされていたのである。
英雄的なエースパイロットへの処遇としては、余りに酷いものだ。
“オールドタイプ”が“ニュータイプ”に、本能的な恐怖感を覚えた結果だった。
最初の内、アムロもなんとか抵抗しようとしたが──次第に諦めがそれに勝った。
少しずつ腐ってゆく日々を、アムロは甘んじて受け入れていたのだ。
そんな日々に突然現れたのが、孤児3人組を連れた幼馴染みのフラウだった。
昔アムロの恋人だったフラウは、今は戦友ハヤト・コバヤシの妻となっている。
彼等は、旧ホワイトベースの孤児達、カツ&レツ&キッカを養子に家庭を築いていた。
アムロが手に入れられなかった家庭の暖かさは、ひどく眩しい。
四人は、段々と厳しくなるティターンズの締め付けから逃げて来たのだ。
久しぶりに逢った3人組は、軟禁状態で骨抜きのアムロに露骨に失望した。
特にカツに至っては、好き勝手な文句を言ってアムロの現状を責めたものだ。
さすがに昔馴染みに悪し様に言われ、アムロの心のどこかに火が点いた。
そのやり切れなさから、アムロは勢いだけで連邦軍の監視から脱走を図ったのである。
シャイアン基地近くの空港から民間輸送機を奪えたのは、僥倖だったろうか。
その後、ハヤトの勤務地であるケネディ戦争博物館へ向かって飛行していた時に
エゥーゴのアウドムラ&スードリを見付けて合流したのである。
だが、アウドムラの現役パイロット達を見てしまったアムロは気後れしたのだ。
迷いなく真っ直ぐな瞳をした男達に、アムロは場違いな所に来たと感じてしまった。
そんなアムロを歯痒く思っているらしい、カツの期待が重く苦しいのだ。
相手のセリフには答えず、クワトロに向かいアムロは吐き捨てるように言った。
「何故地球圏へ戻って来たのだ・・・!」
「ララァの魂は地球圏を漂っている。火星の向こうにはいないと思った」
答えるクワトロの声が、どこか過去を振り返るような口調になる。
ララァという少女の名前は、シャアとアムロの間で特別な意味を持った。
それは7年間変わる事はなかったし、二人の最期の瞬間まで変わる事はなかった。
衝撃を受けたように押し黙ったアムロに、クワトロは静かに言う。
「自分の殻に閉じ篭もっている事は、地球連邦政府に、いやティターンズに手を
貸す事になる。籠の中の鳥は鑑賞される道具でしかないと覚えておくといい」
黙り込んでしまったアムロに背を向けて、クワトロは静かに歩み去った。
気が付くと、アムロはカツにもクワトロにも去られて独りぼっちになっている。
「・・・何をやってるんだ、俺は」
格納庫を忙しそうに動き回る人々から、アムロはいじけたように視線を逸らした。
──次回、8月17日。
「ガンダムイボルブPLUS」予約しちゃいました。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
震える山キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ああリベカたんかーいいよ!天然かーいいよ!
トリノたんとマウアー並みの密度で、テオとの甘〜い和姦を待ってます。
そしてカイの「苦労話」からシローとアイナの登場は果たして?
乙でーす
次回を楽しみに待ってます
いやいや、毎度お疲れ様です。
やはり原作を知る者とそうでない者では感想も違うのでしょうか?
ちなみに自分は後者です。
乙カレー
今週はまったりしたかんじですね。
次回も楽しみにしてます。
>>253 持つカレー。
シローとアイナの出番これで終わりだったりして〜。
シローの話、ビデオで見ようとしたんだけど
半分(4巻まで?)見たところで飽きてやめてしまった。
やっぱり最後は「犠牲」になったのか。
乙彼です。
08小隊の話は、これくらいでいいんじゃないですか?
本題はZだし、0083のコウもちょっとだけだったし。
名前だけでも出てくれば嬉しいですよ>ISAPさん
261 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 19:26 ID:CMJ5GT0V
あぼーん
あ、また広告削除してもらえている
削除人さん、本当にお疲れでございます
それにしてもこのスレは優遇されてるなあ
他の常駐スレなんて広告一回も削除してもらえてないよ…
>256
原作知ってる人は微妙な差が楽しいのではないかと
#Z時代にアムロとカイは会ってない
#ギャプランはTVでは一機しかでてこなかった
ただ、先の展開を知らずに読めるというのはマジでうらやましい
あぼーん
265 :
名無しさん@ピンキー:03/08/14 12:36 ID:plFf/GGM
>>263 ブラクラだろうが個人情報だろうが
依頼しなきゃ削除されんよ
267 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 14:00 ID:+OSMOstk
あぼーん
269 :
山崎 渉:03/08/15 16:04 ID:7WSqfyM8
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
270 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:02 ID:+OSMOstk
271 :
43999:03/08/15 19:06 ID:+kjZRdeM
>依頼しなきゃ削除されんよ
じゃあ、誰かがこのスレの広告削除依頼してるってことか?
ならまた削除依頼頼むわ(;´д⊂)
強打
ジュナス・フレイブは、ガンダムMk-Uへと歩き去るカイ・シデンを見送った。
カツ・コバヤシは、カイの横を歩きながら興味深そうに周囲を見回している。
そろそろ、スードリのハヤト・コバヤシに息子の事を知らせてやらなければならない。
そう思いつつ眺めていると、先程のカツの驚くような気の強さが思い出された
気が強いというよりは、むしろカツは無理をしているように見えて不思議である。
ここで、その理由に気付けなかったジュナスは後にそれを悔やむ事になったが──
ふと、歩み寄って来たクワトロ・バジーナが話し掛けて来る。
「カツ君は、随分と血気盛んなようですね」
ジュナスは、クワトロに視線を向けつつぼんやりとその金髪を見た。
アムロ・レイの口にした“シャア・アズナブル”という言葉を彼が忘れるはずもない。
赤い彗星のシャアと言えば、一年戦争の英雄の一人だ。
勿論、ジオン公国軍には他にも名の知れたエースパイロットは多かった。
赤い稲妻ジョニー・ライデン、白狼シン・マツナガ、青い巨星ランバ・ラル
ソロモンの悪夢アナベル・ガトー、ガイア・オルテガ・マッシュの黒い三連星、等々
それは、物量に圧倒的な差のあったジオン軍が個人の力に頼った結果である。
同じパイロットとして、ジュナスは彼等に少々の羨望と興味を感じていた。
戦後になってしまえば、どこか空想小説の登場人物のように彼等を語る事も出来る。
しかし、その一人が偽名を使って身近に居るのだとしたら話は別だ。
ジュナスは軽く首を振ると、クワトロに向かって口を開いた。
「アムロ大尉とは知り合いだったのかな・・・?」
素っ気無い挨拶の後で、壁際のベンチの傍で語り合っている姿が視界に入ったのだ。
距離が遠かったから話の内容は聞こえなかったが、赤の他人という雰囲気ではない。
「昔・・・同じ知人がいたのを思い出しまして」
歯切れの悪い言葉を紡ぐクワトロに、ジュナスは駆け引きなしに問い掛ける。
「赤い彗星のシャアがエゥーゴに加わっているならば・・・」
不意にジュナスが口にしたセリフに、クワトロは身体を震わせた。
それを指摘しようともせず、ジュナスはセリフを続ける。
「彼は、このエゥーゴで何をしたいのだと思う?」
クワトロは、殆ど表情を変えないまま・・・口を開いた。
「私はシャアではないから判りませんが、きっと彼なりの考えがあるのでしょう」
心持ち視線を逸らしながら、クワトロは何かを懐かしむ口調になる。
「彼は、人の革新の可能性を見てみたいのかもしれません」
この瞬間、ジュナスにも判った。
──“クワトロ・バジーナ”は、“シャア・アズナブル”なのだと。
シャアは、クワトロと名乗ってエゥーゴに加わっており、自分目の前にいるのだと。
どこか非現実的なその認識を、ジュナスは受け入れた。
ジュナスがもう少し若かったら、偽名を使うクワトロに嫌悪感を持ったかもしれない。
しかし、クワトロはきっとクワトロという名前でしか出来ない事をしたいのだろう。
シャア・アズナブルでもなく、キャスバル・レム・ダイクンでもない名前で。
それがジュナスの障害にならない限りは、その行動を詮索する必要はない。
そう割り切れる感覚を持てる程には、年を取ってしまったジュナスだ。
「もし彼が近くにいるのなら、いつか名乗って貰いたいものだな」
ジュナスのセリフに、クワトロは薄く微笑んで口元を緩めた。
幸か不幸か、この時のジュナスに後のクワトロの行動を見通す想像力はなかった。
・・・人の革新という未来を貪欲に求め男が辿った、その結末を・・・
ぼんやりと座っていたアムロ・レイに、誰かが近寄って来て声を掛けた。
「アムロさん、お部屋まで案内します」
呼び掛けて来た相手は、少女のように綺麗な顔の少年──カミーユ・ビダンである。
アムロは少しの間ぼんやりとカミーユを見たが、ようやく上の空で頷いた。
ふと顔を向けると、クワトロ・バジーナは遠くで誰かと立ち話をしている。
先程挨拶をしたジュナス・フレイブとかいう元連邦軍人だと、アムロは思い出した。
「すまない・・・」
アムロは意識的に顔を逸らして、カミーユに声を掛ける。
「いえ! 光栄です」
カミーユのセリフに自分への期待感が見て取れ、アムロは眉を顰めた。
アムロは、妙に肩に力の入っているカミーユの案内について歩き出した。
二人が歩く格納庫は、ようやく戦闘出撃の混雑から平常稼動に戻りつつある。
「ねー、テオ! 早く整備片付けてシャワー浴びようよぅ」
突然甘えた声を上げたのは、リベカとか名乗った少女だ。
ウェーブの掛かった長い髪の少女は、恋人らしい青年の腕にしがみついた。
テオと呼ばれた青年は、困ったように微笑みながら恋人の背中を撫でる。
・・・相変わらずの、リベカ・マレリーとテオドール・チャーチワードであった。
「手の空いているパイロットが、積極的に手伝い合わないとダメだよ」
そもそも、エゥーゴMS隊はパイロットのみで構成されておりメカニックはいない。
本当ならば、ジャブローを占拠した後はそこでエゥーゴ本隊を待てば良かったのだ。
しかし、ティターンズの策略によりジャブローは放棄せざるを得なかった。
だが、精密機器の固まりであるMSは、一回の運用毎に大きく疲労してしまう。
結果的に、降下作戦に参加したパイロットはメカニックを兼務するしかないのだ。
「でも、MSの燃料がガソリンとかだったら燃料不足で大変だったかな」
「ガソリンで動く機体じゃ、ハンドルで操縦する事になるしねー」
電子系統のチェックをしながら、テオドールとリベカは次のMSへ移動している。
「それにガソリンエンジンじゃ臭いから、綺麗なオーラ力とかがいいなぁ」
「・・・それじゃ暴走した時怖いよ」
「第六文明人の意識集合体で動く機体よりは、安全そうだけど」
適当な無駄話をしながらも、キチンと点検を続けてゆくお二人さんだ。
だが、専門整備工のいないエゥーゴMS隊は少しずつその性能を落とし始めていた。
この事がこれからエゥーゴを危機に陥れるのだが、現在それを知る者はいない。
リベカに微笑みながら、テオドールは自分と彼女のネモを見上げた。
「僕達の機体の点検が終わったら、大尉のガンダムMk-Uをお手伝いしよう」
まずは優先されるべき整備点検は、先程の戦闘に出撃したジュナス達のMSである。
頷いたリベカは、傍らを通り過ぎるアムロとカミーユに気が付いた。
「あ、アムロ大尉、また今度握手して下さいね〜!」
にこにこと微笑むリベカに、アムロは強ばった笑みを返す。
隣で会釈するカミーユ・ビダンは、そのメカニック才能がとても重宝されていた。
生意気な上に反抗的なカミーユだが、その万能に近い能力は捨て難い。
結局、無断出撃や命令違反が許されているのはカミーユが“天才”だからだった。
アムロ達を見送った後、リベカはわくわくしつつテオドールに話し掛ける。
「今度握手してもらったら核弾頭をビームサーベルで切り落とせるようになれるかな」
「それは無理」
すかさず制止しつつ、テオドールは生気に欠けるアムロの背中を見つめた。
そんなテオドールとリベカの横を通り過ぎ、カミーユはアムロを誘導する。
二人は、ガルダ級アウドムラの広い艦内を移動して居住ブロックへと入った。
途中、カミーユは何回話し掛けても生返事のアムロに戸惑う。
「そういえば、ブライト艦長もエゥーゴに参加されたんですよ」
「ブライトが?」
なんとか思いついた話題にも、アムロは好意的な態度を見せてはくれない。
その反応への反発感から、カミーユは不意にアムロにわだかまりをぶつけたくなった。
部屋に着いたのを確認したカミーユは、ドアを開けながら口を開く。
「ずっと貴方に逢いたいと思っていました・・・」
眉を顰めたアムロに構わず、カミーユは捲くし立てた。
「エゥーゴに入ってからずっと、僕は貴方と比較されているみたいで苦痛でした。
教えて欲しいんです、周囲の期待に応える為の方法を」
上手いセリフとは言えなかったが、それは一面でカミーユの心情を表している。
プライドの高いカミーユにしてみれば、誰かと比較されるのは迷惑な事だ。
それが例え一年戦争の英雄であったとしても、そのコピーと見られるのは辛い。
カミーユにとって重要な事は、自分が自分として認められる事だ。
本当は、アムロに“周囲の期待に応える方法”なぞ教えて欲しくはない。
むしろ、それはカミーユなりの意地と矜持から出たセリフだった。
だが、アムロが暗い表情で口にしたのは期待したセリフではない。
「俺が初めてMSに乗ったのは、君と同じくらいの時だった・・・」
カミーユの問いに、馬鹿正直に真正面から答えようとするアムロである。
たかだか23歳のアムロに、繊細過ぎる17歳の少年に気を回す余裕などなかった。
「あの頃は・・・無我夢中で周りの事なんて考えたこともなかった」
顔を上げたアムロは、カミーユに向かいボソッと言う。
「・・・今の俺を・・・情けない男だと思うかい?」
そんなセリフを、カミーユは聞きたかった訳ではなかった。
「そんなこと僕に判る訳、ないじゃないですか!」
ニュータイプと言われていたはずの男の不甲斐なさに、カミーユは憤る。
カミーユは、そのまま勢い良く踵を返して走り去った。
アムロは、呆然としたままカミーユの背中を見送って立ち尽くした。
ガルダ級アウドムラとスードリは、夜の闇の中を飛行し続けていた。
アムロ・レイとカツ・コバヤシを収容した後は、2機共に安定した航行中である。
すっかり寝静まった艦内では、当直のパイロット以外は休息中だった。
──夜半近く、レコア・ロンドはクワトロ・バジーナの部屋にいる。
昼間コックピットで約束した通り、レコアはクワトロの部屋へ来たのだ。
クワトロは、赤いエゥーゴ制服のまま質素なベッドに腰掛けていた。
レコアはその股間に跪きながら、クワトロのペニスに舌を這わせる。
「ぁふぅぅ・・・」
ちゃぷちゃぷという湿った音を立てながら、レコアの口が動いた。
レコアの口内に出し入れされる内に、クワトロのペニスが硬さを増す。
ペニスに塗りつけられたレコアの唾液が、空気に触れる度に香ばしい匂いを放つ。
口を離したレコアは、肉竿の裏側を舌腹で摩り始めた。
「あぁぁんっ」
微かな吐息と共に、レコアは下着姿の細腰を上下させつつ奉仕を続ける。
鼻に掛かった声で囁きながら、レコアはぬちゃぬちゃと舌を動かした。
クワトロのペニスの根本からゆっくりとなぞり上げ、先端へ辿り着くとまた下がる。
「う・・・む・・・」
クワトロが小さくうめくように言うと、レコアは嬉しそうに顔を左右に捩った。
ペニスを横から咥えむと、甘く舐め上げて上下運動を加える。
更に、深く喉の奥までペニスを招き入れて根本を唇で締め付けるようにした。
「はぁぁぁ・・・ぁぁぁ」
最後にレコアがクワトロと寝たのは、ジャブロー降下前だから一ヶ月にもなろうか。
その記憶からしても、クワトロのペニスの硬度が足りない気がした。
「・・・大尉ぃ、どうかしたんですかぁ・・・?」
心配事があるのかと囁くレコアに、クワトロはため息混じりに言う。
「重力に魂を引かれるというのは、恐ろしいものだな」
一瞬、クワトロが何を言っているのか判らなかったレコアである。
しかし、すぐにそれがあのアムロ・レイの事だと気が付いて──心が冷えた。
レコア・ロンドにとって、アムロは複雑な感情を抱く相手だ。
一年戦争にゲリラだった彼女には、『ガンダム』は憧れの機体だった。
そのパイロットが、自分と同じ16歳だと聞いた時には非常に驚いたものだ。
地べたを這いずり回っている自分との余りの違いに、劣等感さえ感じた。
現在は同じ23歳になっているそのアムロを、レコアは今日初めて見たのである。
だが、抜け殻のような青年にレコアは失望しか感じなかった。
「ニュータイプといえども、地球いるだけで能力を衰えさせるというのか」
忌々しそうに呟くクワトロを、レコアは冷めた気分で見上げる。
自らの心情の吐露だけを優先するクワトロは、甘えていると思う。
レコアがジャブローでどんな目に合い、彼に癒して欲しかったのか想像もしないのだ。
自分はクワトロの母親ではないのだと、レコアの目の端に涙が浮かぶ。
レコアは顔を激しく動かして強く吸い込み、クワトロを射精へと導いた。
「・・・うっ」
レコアの口内に、絶頂したクワトロの粘液が一気に注ぎ込まれてゆく。
「んむっ、んくぅ、んんん・・・」
ぎゅっと苦しげに眉を歪めながら、レコアはクワトロの迸りをこくこくと嚥下した。
愛しかったはずの男の体液は、どこか苦くてせつない味がした。
──次回、8月24日。
次回、ロザミア・バダム再襲来。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
オーラ(・∀・)イイ!
あぼーん
isapさんキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
疾風のようにアタックアタックで君と駆け抜けるな会話にワロタ。
遊びも交えつつ、個々の心理が少しずつ動いてます。
レコアがここから冷めてくんですねぇ…
次回は久々のMS戦。誰か意外な人が来そうな予感。
乙カレー
漏れも根本を唇で締め付けられたい。
>現在は同じ23歳になっているそのアムロを、レコアは今日初めて見たのである。
レコアさんって、エマさん(24歳)より年下だったの!? Σ(゚д゚lll)
なんかハマーンが20歳と知ったとき以来のショック…
相変わらず上手いですな・・・・次回も楽しみにしてます(´∀`)
今回のネタはダンバインとイデオンと??ですか。
エルガイム出てきましたっけ?
をや?ちゃんと入力したのに髑髏が出てこない?
エルガイムじゃなく、ファイブスターネタならあったな
それにしても、情けないアムロが(・∀・)イイ!
あぼーん
今だ!300ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ドッコイショ・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧∧ (´;;
(゚Д゚ ,)⌒ヽ (´⌒(´
U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒(´⌒;;
それにしても広告鬱陶しいな
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
ポ ∧∧ ポ
ン (゚Д゚ ,) . ン
(´;) U,U )〜 (;;).
(´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
ここって、ISAPさん専用スレ?
>301
?
そんなことはないと思う
書きたいものがあるなら書けばいんじゃないかと。
マジレスすると、ここの住民は目が肥えてしまったけれど
あえてそれに挑む気概があるほうがいい。
前にも書いたが、面白ければ読ませてもらうし逆ならスルーさせてもらう。
ISAP氏今週も乙です。
ちょいと提案、ISAP氏もしてないからレスにアンカー(だっけ?)つけるの
できるだけやめない?
アンカーがついてると削除依頼したときに透明あぼーんじゃなくて
ただのあぼーんになっちゃうから。
例えば302が301にレスつけてるから削除人が削除する時には301以前のレスを消すことが
できなくてあぼーんに書き換えられる。
仮にレスにアンカーがついてなければ広告とかのレスは消されてレス番がその分前になる。
書き込む人の数がそんなにおおくないからアンカーつけなくてもやっていけると思うんだけど。
304 :
66440:03/08/19 11:43 ID:n5pE9SzZ
そういう仕組みだとは知らんかった。
なるべくそうする。
しかし、この板で一番最初に立てられていて
しかも一番スレ数が多いいわば正統スレなのはここだという罠。
質の良い職人は大歓迎かと。
test
>>294 そういえば若き彗星のなんたらってやつって公式ってことになるのかな・・・
だったらマシュマーはハマーンに会う前から薔薇ヲタってことになるよなァ・・・(;´Д`)うはぁ
たしかに……
しかしエースもなかなか微妙なマンガが多いよなあ
まあ、ミオン・ホシオカ萌えなんだが(w
マーベットサン(;´Д`)ハァハァ
けどあんま見ないな・・・
カテ公よりは人気あるが、シャクティーよりは人気薄
>>312 ヽ(`Д´)ノマーベットサンを馬鹿にするなぁ!!
俺はマーベットサンなら白米10杯はいけるぞ!!
なんだ、この寂れようは…… ……もうだめぽ
あ、今日
・・・・・・・・もっと連載間隔を空けた方がいいかもしれませんね。
U.C.0093
少年は、傍らに立つ少女にジュースの入ったパックを渡しつつ言った。
「あの人に逢って、何か感じなかったか?」
「・・・うーん、なんか他の大人とおんなじみたい」
二人は、漆黒の宇宙空間と彼等を隔てる大きな強化ガラスの窓の前にいる。
少年が話題に出したのは、さっき二人が出逢ったある男の事だった。
「でも、あの人、初めてモビルスーツに乗った時にちゃんと操縦して
ジオン軍のザクってのを倒したんだぜ」
窓の外の虚空を見つめながら、少年は憧れるような表情でセリフを続ける。
「コックピットに座っただけで、ガンダムの配線なんか全部判ったって」
しかし、その自慢気なセリフを聞いた瞬間、少女は思わず笑い出してしまった。
「え? あっはははは ・・・それをニュータイプってゆうんだ?」
不機嫌な顔になった少年に、少女は微笑みながら秘密を打ち明けるように囁く。
「インドのクリスチーナが言ってたのと違うな・・・。
ニュータイプは、物とか人の存在を正確に理解出来る人の事だよ?
それもさ、どんなに距離が離れていてもそういうのが判るようになるの」
U.C.0087
ガルダ級アウドムラとスードリは、フロリダのケネディ空港へ近付きつつあった。
少しずつ明るくなってゆく正面スクリーンを、リベカ・マレリーは眠たげに見つめる。
安定航行しているアウドムラのコックピットは、平穏そのものだ。
視線を右に移せば、隣を飛ぶ同型機スードリの巨大な機体が目に入るだろう。
ふと気付くと、アウドムラを操縦しているパイロットも目を擦っていた。
「ふああぁぁーー・・・」
大きく伸びをすると、リベカの形の良い巨乳がノーマルスーツの胸元を持ち上げる。
エゥーゴのパイロットは交代で当直をしており、リベカは初めての当番だ。
今頃、テオドール・チャーチワードはリベカを心配して悶々としているに違いない。
もっとも、テオに甘えたいリベカにとってもつまらない夜ではあったのだが。
「そろそろ交代だな」
離れた席に座っていたアポリーが、気さくに声を掛けて来た。
リベカは、このベテランながら面倒見のいいアポリーには好感を抱いている。
ジャブロー降下作戦中の要所要所での働きを、テオドールがよく誉めていたからだ。
「そうですねー、空港まで、もう少しかあ」
あくび混じりに微笑むリベカに、アポリーが世間話のように問い掛ける。
「──そういや・・・お前さんはなんでエゥーゴに入ったんだ?」
見るからに美少女のリベカならば、パイロット以外にも進路は幾らでもあろう。
だが、リベカは一瞬の迷いもなく口を開いた。
「テオがエゥーゴに参加するって言うんで、付いて来たんです」
嬉しそうに頬を染めると、夢見がちに語るリベカだ。
「テオは、いつか英雄になってあたしをお嫁さんにしてくれるんですよう」
ちょっと目を丸くしたアポリーだが、しかし彼女のセリフを馬鹿にしたりはしない。
「そうか・・・テオドール少尉も果報者だな」
「えー? あたしの方が幸せ者ですー」
照れ照れと頭を掻きながら、らぶらぶ光線を放射するリベカである。
そんなリベカを見つめつつ、アポリーも苦笑気味に言った。
「まあ、俺もある人がエゥーゴに加わったから単純に付いて来ただけなんだが」
「恋人さんなんですか?」
興味津々と言った風情で問い掛けるリベカに、アポリーは首を振った。
アポリーが心酔するその相手の事を話そうとした瞬間、パイロットが怒鳴る。
「短距離レーダーに正体不明の機影! 至急確認頼む!!」
表情を引き締めたアポリーとリベカは、勢い良くコンソールに張り付いた。
北北西の方向に、2つの物体が急速に迫っている。
例のギャプランとかいう可変型MSと、ドダイ改に搭乗したハイザックが1機だ。
リベカは艦内放送のスイッチを入れると、可愛い声を張り上げた。
『総員戦闘配備! 北北西よりティターンズの機体飛来中です!!』
ふと、朝焼けに染まっている正面窓に視線を移したリベカは息を呑む。
「あ、あれってカラバのハヤトとかいう人が乗ってるとか・・・!?」
何時の間にかスードリから発進した小型爆撃機B70が、空を飛んでいるのである。
ぎょっとしたアポリーは通信機に取り付き、スードリの同僚ロベルトを呼び出した。
「なんで小型機を出す!?」
『もうすぐケネディ空港だから、ハヤト・コバヤシが先導するはずだったんだ!』
こちらも焦ったように、ロベルトが叫び返してくる。
目的地であるケネディ空港と、ハヤトの勤務する戦争博物館は隣接していた。
通常であれば、滑走路の指示等の為にハヤトの先導は間違った行動ではない。
しかし、敵機が迫りつつあるこの状況ではB70は足手纏いでしかなかった。
「とりあえずクワトロ大尉を呼び出してみる・・・!」
アポリーはクワトロの自室に通信を入れるが、なかなか反応がない。
『よぉぉーしっ! このウォルトン少尉に任せろ!!』
次の瞬間、格納庫に設置されている端末から緊急の通信が入った。
小さい画面の中では、前髪を気障に掻き揚げたウォルトン・スウィフトが微笑む。
「あたしはジュナス大尉と、アムロ大尉も呼び出してみます!」
アポリーに断りを入れてから、リベカは艦内放送でそれぞれを呼ぶ。
『聞いてんのか? このオレが出撃すると言っているんだぞ!』
繋ぎっぱなしの画面の中で、ウォルトンがむっとしたように叫ぶ。
「あ、クワトロ大尉! お休みのところ申し訳ありません」
一方、ようやく通信が繋がったクワトロにアポリーは状況説明を終えた。
『そうか・・・カラバの代表を見捨てる訳にはいかんな』
クワトロが、どこかカラバという組織に引っ掛かりを覚えているように呟く。
あたふたとしているリベカに、すかさずテオドールの部屋から通信が入った。
『リベカ! 格納庫当直のカミーユにMS出撃準備を指示をして!』
やっぱりテオはあたしをいつだって助けてくれると、リベカはにっこり微笑む。
「うん、判った! テオも気を付けてねー」
急に元気が出たリベカは、ウォルトンの映っているモニターに向かって叫んだ。
「そこらにカミーユがいるでしょ! 通信に出して!」
『え? あ? いや、俺が出れば百人力・・・なんだが・・・』
『カミーユです! ガンダムMk-Uと百式、ネモ、ドダイ改、アイドリング中です!』
呆気に取られたウォルトンを押しのけるように、カミーユがモニターに張り付く。
『あと、ジュナス大尉とアムロ大尉も格納庫に向かわれているそうです!』
「じゃあ、いつでも発進出来るようにハッチ開けるから気を付けて!」
リベカはカミーユに微笑むと、アウドムラのハッチを開け始めた。
『おい! 最初に出撃を申し出たのはオレ──』
吹き込んで来る風に前髪を揺らしながら、ウォルトンが画面内に戻る。
ようやく駆けつけて来たジュナス・フレイブが、ウォルトンをどかしつつ叫んだ。
『アムロ大尉にアポリー中尉のリック・ディアスを回すが、いいな?』
通信画面の端には、目を伏せているアムロ・レイが映っている。
「あ、ジュナス大尉にアムロ大尉! お待ちしてました〜」
伝説のニュータイプの戦いを見られるのかと、リベカはわくわくした気分になった。
リベカが頷いた瞬間、不意に通信画面から核融合炉の起動音が聞こえて来る。
『なんで大尉もオレもここにいるのに、Mk-Uが!?』
驚愕したカミーユの声が、モニターの外から聞こえて来た。
アポリーとリベカも、はっとして格納庫全体を映しているモニターを見る。
確かに、誰かが乗ったガンダムMk-Uがドダイ改に搭乗していた。
画面の中で、そのガンダムMk-Uが一気にバーニアを噴かして飛び出して行く。
『カツ・コバヤシ、ガンダム行きます!!』
「カ、カツって昨日来たあの子お!?」
聞こえて来たパイロットのセリフに、リベカは目を丸くした。
『いつの間に、コックピットに潜り込んだんだ・・・!』
自分の機体を奪われたジュナスは、呆れたように顔を顰めるしかない。
昨夕アウドムラに来たばかりなのに、よくもまあ勝手な事が出来るものだ。
我が強そうには見えたが、まさか無断でMSを持ち出す馬鹿とは思わなかった。
『アイツ、無断で出撃するとは勝手なヤツ・・・!』
至って当然なセリフだが、カミーユが言うと説得力の欠片もないのは何故だろう。
『よぉし! 今こそこのウォルトン様の出番という訳だな!』
通信画面の外からウォルトンの意気込んだ声が上がるが、誰も耳を貸さない。
アポリーは、ガンダムMk-U2号機を呼び出してカツを怒鳴りつけた。
「何、勝手な事やってんだよお前!」
『僕がアムロさんの代わりに戦いますよっ!!』
答えになっていない返答をして、カツはガンダムMk-Uをギャプランに向ける。
『父さんの博物館でMSの操縦は訓練済みです!』
カツの義父であるハヤト・コバヤシは、戦争博物館の館長だ。
ちなみに、通信モニターの中のカツはノーマルスーツさえ着ていない無頓着さだ。
「それだけで一人前のつもりかよ!」
尚も憤りるアポリーを横から見つつ、リベカもカツに呆れてため息を吐いた。
『ともかく、カミーユ・ビダン、Mk-U3号機で出ます!!』
ジュナスの横から顔を出したカミーユが、出撃申告をして走り去る。
それを聞いたアポリーが、画面内に残っているジュナスに顔を向けた。
「大尉、俺のリック・ディアスを使って下さい!」
ジュナスの背後の空間に、ようやく駆けつけて来たクワトロがチラッと映る。
『しかし、中尉のリック・ディアスはアムロ大尉にと思ったんだが』
言葉を濁すジュナスの背後から、アムロの押さえた声が聞こえて来た。
『俺は・・・MSに乗れない・・・』
──え?・・・、とその場の全員が呆然とした表情になる。
ジュナスが体勢を変えると──アムロの沈んだ顔が、通信スクリーンに入った。
今にも泣き出しそうなアムロの表情を見て、リベカは愕然とする。
『・・・ダメだ・・・いざとなったら怖いんだ』
覚悟を決めて戦場に来たはずだし、輸送機をMSに特攻させる度胸もあったはずだ。
それなのに、本当に自分が本当に必要とされた瞬間アムロは怯んだのである。
『許してくれ・・・』
7年間のぬるま湯のような日々は、アムロの中から闘争心を奪っていた。
一年戦争の英雄と言われたニュータイプにしては、あまりの末路である。
「・・・・・・」
その不甲斐なさと惨めさに、誰もが口を閉ざして視線を逸らした。
「・・・、中尉、リック・ディアスを借りるぞ」
ジュナスはそれだけ言うと、通信モニターの前から走り去る。
『百式も、準備が終わり次第出る』
静かに言ったクワトロは、アムロに一瞥も呉れずにハンガーへ向かった。
下を向いたアムロは、黙ったまま通信画面の外へ消えて行く。
「カツ! お前目ぇ付いてんのか!?」
リベカの隣で戦闘を監視していたアポリーが、苛々したように叫んだ。
戦闘監視モニターの中では、カツのガンダムMk-U2号機が当然ながら苦戦している。
『大丈夫です! やれま──うわああ!!』
ちっとも大丈夫ではないカツは、機体をドダイ改から突き落とされた。
地図ナビによると、下方はいつの間にか河になっていたようだ。
ガンダムMk-U2号機は、大きな水飛沫を上げて着水した。
大見得切って飛び出して行った割りに、単なる足手まといのカツである。
ミノフスキー粒子でザラつくレーダーに、カツに迫るギャプランが映った。
『カミーユ行きます!』
格納庫全体画面の中で、ドダイ改に乗ったガンダムMk-Uがハッチから飛び出す。
速度を最大に上げたカミーユ機は、敵のドダイ改に突っ込む。
ジュナスのリック・ディアスが出撃体勢に入ったのを確認して、リベカは口を開いた。
「ジュナス大尉、進路クリア30秒前で──」
『って、このオレを無視するなあああぁーっ!!!』
完全に黙殺されていたウォルトンが、いきなり絶叫した。
少しの間画面内のウォルトンを見下ろした後で、リベカはボソっと言う。
「・・・だって、貴方って口ばっかだし」
『何おうっ!? このウシ乳女がぁっ!!』
「!? ウ、ウシぃぃ!? な、何よ、このヘナチョコ男ーーっ!!」
大きな胸を手で隠すと、リベカは噛み付くようにウォルトンに怒鳴った。
──次回、9月14日。
・・・・・・・・・次回、ケネディ・スペースポート到着。
ISAPさんをリアルタイムでミタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ああウシ乳(;´Д`)ハァハァ
ウォルトンも(;´Д`)ハァハァ
そしてカツは氏ね。
アポリーとリベカのエロキテナ━━━━━━(´・ω・`)━━━━━━イ!!
ともあれお疲れ様です。
次回も楽しみにしてます。
あむろタン
はやく復活してくれ〜!
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
リベカ、ものすごくいい味だしてる〜!!
こんな切迫した状況なのに、うまーくまとめ役になってて
読んでて面白かったです。
あと、ウォルトンもね・・・(藁
後日テオがウォルトンに、きつーいお言葉を掛けてくれないかなぁ。
彼女をバカにされたってことで。
こーいうバタバタした戦闘シーンって、大好きなんですよ。
特に人数が多いと、誰が何話して何やっているかって表すのに
混ざって判り難くなりやすいのに・・・。
毎度ながら、ISAPさんの書きっぷりに感動しました!
さーて、あとはアムロの復活はあるのかなぁ〜?
それと。
連載スピード、あんまり落とさないで下さいね。
こんなところに、毎週待っている者もいますので…。
もちろん、ISAPさんの無理のない程度でお願いします。
今週も乙です
ISAPさんが負担になっていなければ週一ペースがいいですね。
一読者の勝手な要望ですが
乙です。
俺も負担でないなら週一ペースの方がうれしいです。
>>341 同意
つーか本心だと思われw
それにしても今回もまたおもしろいなー(´∀`)
初めの方のマッタリ感とさることながら
中盤からの緊迫したムードのおかげでスラスラ読んでしまいますた。
あぁもちろんカツは氏ね
周一だとなんかちゃんとした週刊誌に連載されてる小説を読んでる気分になれて(´∀`)イイー
つーかこんな素晴らしいのが売ってたら普通に買うんだけどなー
予約とかしちゃってさw
ただいま「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 があまりにおもしろすぎて
初めから読もうと思ったんだがガンダムヒロインズMARKUが落ちてて見れないつД`)
そんなわけで2ちゃんねるビューア に登録しようとしてます。
あぁ!はやく見たい!(*´∀`)
>>344 11話までしかない…(´・ω・`)ショボーン
どうでもいいけど漏れplalaなのよ
そんでなぜかアク禁くらって書き込めない(´Д⊂
しかたないから携帯で
ここまでして書き込む漏れっていったい…
>>345 MarkIIなら、かちゅのログでよければあるけど。
どっかにうpしますか。
348 :
346:03/08/27 15:31 ID:fjm63gMw
>>348 もう・・・なんとお礼を言っていいやら・・・
ありがたく頂きました
945まででも全然無問題ですw
今、読まさせて頂いてます。
本当にありがとうございました。
あぁやっぱりISAPさんの作品はおもしろいなぁー(´∀`)
>>350 おお・・・これもイイ・・・
ありがとうございます(;´Д`)ハァハァ
いまさらだけどやってみた
系統:モビルスーツ系(1st.〜Vガンダム)
レベル:10
格闘:113 命中:144 防御:113 直感:132
射撃:183 回避:188 技量:112 精神:146
<精神コマンド>
補給 感応 再動 激励 夢 気迫
<特殊技能>
ニュータイプ 回避率+15 念動力
<艦長の評価>
B級:水準よりもわずかに上回っている程度の能力だ。
なかなか優れた精神コマンドの持ち主。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
残念ながら、みんなをまとめる力はないようだ。
悪運の強さでは、我が軍最強かもしれないな。
協調性があって、集団に溶け込む能力があるようだ。
<総評> 搭乗機は「グフカスタム」。
「竜のトルネード」というあだ名が付くだろう。
信頼する仲間は「ミリア」。
因縁のある敵は「シャア」だ。
ニュータイプと回避率+15と念動力・・・メチャクチャ避けそうだ・・・
しかし格闘能力が高いグフカスタムに乗りながら射撃が高く格闘が低いとは・・・(;´Д`)うはぁ
ホーーーーーーーーシュ!!
ココは親切な方が多いですね
良スレには良い人が自然と集まってくるのだろうか・・・
神降臨待ちホシュ
本日の保守
あー来週も…
333 名前:ISAP ◆ISAPgGZZNI 投稿日:03/08/24 20:14 ID:2wDHXTgq
──次回、9月14日。
357 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 02:28 ID:onIT74se
ち、長期休暇・・・
やっぱりいろいろお忙しいのでしょうか・・・
ないのか。しょぼぉぉん。
今日の保守
めぐりあいホシュ
ISAPさんもめぐりあいやってるのだろうか・・・
やってるならばSSにフォルドらが出てくる可能性も・・・・ある・・・か?
そろそろ保守
今日もISAP先生はお休みか。
来週を楽しみにするとしよう。
いやあ、習慣とは恐ろしいもので、休みとわかっていてもついつい来てしまう。 もしかしたらまた番外編みたいな奴をコソーリアップしてたりしないかなあ。と、期待しつつ。 ま、とりあえずあんまり意味の無い保守。
次回は9月14日です、おまちがえのないよーにー
マチクダビレター(AA略
>364
激しく同意。
っていうか今度の日曜日の更新がなかったらマジ泣くw
ほしゅがき
ISAQ先生は、タイガースの優勝パレードの取材のため今週もお休みです。
ISAQ先生は、タイガースの優勝パレードの取材の前にビールかけに参加するので今週もお休みです。
ISAQ先生は、タイガースの優勝パレードの取材の前にビールかけに参加するにあたりソープで体を清めるため今週もお休みです。
そんなネタ、修正してやる!ヽ(`Д´)ノ
(´ー`)つ`Д´)ノ
殴ったね! 山崎にもぶたれた事ないのにィ!!
殴られもせずにネタ職人になったやつがどこにいる!?( ゚ Д ゚)
ごめんなさい。
少し掲載が遅れます。
(優勝パレードは無関係です)
了解。読めるのならばそれで。
あと、無理して体調を崩さぬよう願ってます。
>>377 (;゚Д゚)!!
ああ・・・あああ・・・(おろおろ)
ま、待ってます。待ってますよ!(血涙
>>377 __,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、
ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ|
n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{
ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
|l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ /
ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | !
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n l | ::. \ ヽ、__ ノ
|! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ
o o o ,へ l :. |
/ ヽ :..
それでも漏れは待ちつづける・・・!
U.C.0079
生真面目そうな表情で、艦長と呼ばれている青年が言った。
「ニュータイプか。超能力者とは違うという訳だな・・・?
しかし、アムロの話を総合すると超能力的な敵としか思えんが」
青年の隣に立っていた、ふくよかな顔の女性操舵手が柔らかく頷く。
「今はそう考えていいのじゃなくて? ブライト」
「そんなのが相手じゃ、俺達に歯が立つ訳ないじゃないか!」
額に皺を寄せながらため息を吐く青年に、女性士官は労るように囁いた。
「きっと大丈夫よ。でも、あのとんがり帽子が出てきたらアムロには気の毒だけど。
今のアムロにはニュータイプの可能性が見えるもの、──ね?」
二人が視線を向けると、癖のかかった巻き毛の青年がゆっくりと口を開く。
「そうとでも考えなければ説明のつかない事が多すぎるんです、僕の中に」
母のような女性の優しい笑みに勇気づけられ、少年は不意に力を込めて言った。
「でも、ニュータイプっていっても僕は特別な人間じゃありませんよ。
これだけ戦い抜いてこられた、ホワイトベースのみんながニュータイプです。
でなければ・・・勝ち抜けなかったはずです」
U.C.0087
通信モニターに顔を押し付けたウォルトン・スウィフトが、大声で叫ぶ。
『このオレのどこが、ヘナチョコだと言うんだ!!』
「全部」
リベカ・マレリーは即座に答えると、通信画面を切り替えようとした。
『い、言うに事欠いて何を言いやがるメロン乳女!!!』
ガウガウと犬のように歯を剥き出しながら、ウォルトンが下品に怒鳴る。
ウォルトンとリベカは、同じく月面のアンマンから合流したパイロットだ。
スペースノイドの自立を目指すエゥーゴには、思想を持って参加する者が多い。
また、エゥーゴから支給される給料の多さはコロニー住民にとって魅力的である。
アナハイム・エレクトロニクスは、かように巧みに人心を掌握していた。
二人限らず、多くの人間は主義と収入のいずれかの為にエゥーゴに参加している。
ちなみに、訓練スケジュールの関係でウォルトンとリベカは面識はなかった。
今回の『ジャブロー侵攻作戦』で、初めて互いに名前を知ったのだ。
もっとも、殆ど交流のない二人の間に意思疎通などなされていないのである。
リベカは、顔を真っ赤にしながらウォルトンを睨みつけた。
「そのボキャブラリーの貧困さが、貴方の全てねっ!!」
「何をやってんだ、お前さん達は」
隣でカツ・コバヤシとカミーユ・ビダンをフォロー中のアポリーが、ため息を吐いた。
とてもではないが、第一級戦闘配備中のブリッジと格納庫の会話ではない。
リベカは、む〜と頬を膨らませながら不満気にウォルトンの映る画面を睨んだ。
『リベカ君、進路クリアでいいな?』
リック・ディアスのコックピットから、ジュナス・フレイブが通信を入れて来る。
「あ、大尉、よろしくお願いしますう」
ころっと表情を変えて愛想良く言うリベカに、ジュナスは頷いた。
『ジュナス・フレイブ、リック・ディアス出る!』
格納庫全体画面の中で、ドダイ改に乗った赤い機体がハッチから飛び出す。
初めての機体だったから、ジュナスの出撃もどこか慎重に見えた。
『リベカ! 僕はネモでハッチ近くから援護射撃をするから』
ようやく格納庫に到着したテオドール・チャーチワードが、通信画面に入る。
飛行訓練を受けていないテオドールは、ドダイ改での出撃は出来ないのだ。
『おい、オレがまだ話してる・・・っ!』
押し退けられたウォルトンが、画面の外から手を振り回して叫ぶ。
これでも、ウォルトンは月面で飛行訓練過程を終了した数少ないパイロットである。
「あー! テオ、テオ、酷いんだよそのボケボケ男ってば!!」
途端に甘えた瞳になったリベカが、テオドールに口を尖らせて言いつけた。
「リベカ、クワトロ大尉の発進許可を出してくれ!」
アポリーはリベカに叫ぶと、再びカミーユ達のナビゲートに戻る。
同一ハッチから機体を連続射出する場合、その出撃には間隔を取る必要があった。
タイミングが短すぎると、前に出撃した機体と接触する恐れがあるからだ。
逆に、その発進間隔が長すぎれば作戦行動に支障が出る場合もある。
「は、はい、計測開始します!!」
リベカは慌てて任務に戻って、タイムカウントからクワトロの出撃時間を割り出す。
『頑張って、リベカ・・・』
テオドールは優しく微笑むと、そっとウォルトンを画面の外へ引っ張った。
「ウォルトン少尉、ちょっといいかな?」
ウォルトンは、いつも穏やかなテオドールを軟弱な野郎だと認識している。
「あ? なんだよ、テオドールとかいったか?」
不満気に顔を顰めるウォルトンの首元を、テオドールは強く掴んだ。
「お、おい・・・!?」
テオドールは、戸惑っているウォルトンをぐいっと乱暴に引き寄せた。
次の瞬間、テオドールの目が殺意を込めて細くなる。
「・・・っ!!」
文句を言おうとしたウォルトンは、相手の厳しい表情に唾を飲み込んだ。
「リベカを馬鹿にしたら、次は許さない・・・」
いつもはにこやかなテオドールの怒りに、ウォルトンは尻込みした。
怯んでしまったウォルトンは、痴呆のようにがくがくと頷く事しか出来ない。
テオドールは、ウォルトンを手荒く放り出すと自機へ向かって駆け出した。
「・・・な、なんだよ急にマジになりやがって」
取り残されたウォルトンは、襟元を直しながら精一杯の強がりを言った。
それでも、あの魔乳女をからかうのは止めようかな・・・と思うウォルトンだ。
一方、画面の外の騒動を知る由もないリベカはクワトロ・バジーナを呼び出す。
「クワトロ大尉、出撃出来ます!」
通信画面の中のクワトロは、何故か影を落とした渋い表情であった。
「? クワトロ大尉?」
『了解・・・クワトロ・バジーナ、百式出るぞ!』
リベカのセリフには答えず、ドダイ改に搭乗したクワトロの百式が飛び出す。
「ああ! カツの野郎!」
戦闘レーダーを見つつナビゲートしていたアポリーが、突然叫んだ。
横から覗き込むと、カツ・コバヤシのガンダムMk-U2号機が苦戦しているのが判る。
カミーユの乗ったガンダムMk-U3号機が、果敢にギャプランに挑んでいるようだ。
「あのコって、なんで自分が戦えるって思ったのかなあ」
「一年戦争で、例のホワイトベースに乗ってたってプライドがあるんだろ!」
不思議そうに言うリベカに、アポリーが吐き捨てるように言った。
ただ、カツの暴走はそれだけの理由ではないような気もする。
その理由に興味はないが、迷惑な男の子だなあとリベカは軽く肩を竦めた。
『あー、ブリッジ・・・?』
不意に、繋ぎっ放しだった格納庫直通画面から小さな声が上がる。
リベカがそちらに目を移すと、ウォルトンが遠慮がちに彼女を呼んでいた。
『・・・出撃したいんだけどな、そろそろ』
先程と打って変わった殊勝な態度のウォルトンに、リベカは目を丸くする。
「どうしたの、貴方? 進路はクリアだけど・・・」
ウォルトンは無言で首を振ると、ちらっとリベカを見て小さく言った。
『オマエの恋人って・・・乱暴な野郎だよな』
そのセリフを聞いたリベカは、一瞬キョトンとした後で──大爆笑する。
「なに馬鹿な事言ってんのぉ? テオは宇宙で一番優しい人なんだよ?」
それを聞いたウォルトンは、ため息を吐いて自機に向かって走り去った。
不思議そうな顔のリベカに、ハッチ近くのネモに乗るテオドールから通信が入る。
『リベカ、空港までの時間を確認して』
「あ、うん!!」
テオドールの的確なアドバイスに従って、リベカはアポリーに呼び掛けた。
「中尉、そろそろ着陸態勢に入るんじゃ?」
それまで戦闘レーダーに掛かりっきりだったアポリーが、はっと顔を上げた。
ティターンズの襲撃への対応とガルダ2機の着陸は、同じように重要だ。
そもそも、アウドムラとスードリのケネディ空港への着地は本来の目的なのだ。
「それを忘れてた! よく気が付いたなリベカ」
「“あたしのテオ”が教えてくれたんですよう!」
感心したように言うアポリーに、リベカは自慢気に大きな胸を反らす。
ちょっと目を丸くしてから、アポリーはスードリのロベルトに連絡を入れた。
「ハヤト・コバヤシはどうなった!?」
『そ、そうか! あの男は先導に出たんだったな』
二人もMSパイロットだから、無意識に戦闘を優先してしまうところがある。
ましてや戦闘中のジュナスやクワトロにそこまでの指示を求めるのは酷だ。
少しの時間の後で、ハヤトと連絡を付けたらしいロベルトが怒鳴り返して来た。
『B滑走路、向かって西側の滑走路を利用されたし、だそうだ!』
薄い朝靄の中に、微かにケネディ・スペースポートが姿を現しつつあった。
実は、ハヤトも戦闘状態のガルダ2機に着陸指示を出すべきか迷っていたのだ。
「クワトロ大尉! アウドムラ着陸させますが!?」
アポリーは、百式のコックピットのクワトロを呼び出して叫ぶ。
『構わん! こちらは押さえるっ!!』
そのセリフと共に、クワトロの百式がドダイ改に乗るハイザックを撃ち落した。
戦闘レーダーから敵を示していた光点が消え、爆光で早朝の空が更に明るくなる。
「着陸するぞ・・・!」
パイロットが緊張したように叫ぶと、アウドムラはゆるやかに機首を下げた。
アウドムラの前方の窓に、ライトがついた2本の滑走路が浮かび上がる。
次第に、ケネディ空港に設置された何十機ものシャトル発射台が見えて来た。
中には、まるで遊園地のジェットコースターのような設備もある。
それは、最早使われる事もないコロニー移民時代のレール型宇宙船発射台であった。
機体が高度を下げて行くにつれ、巨大な滑走路がはっきり見えて来る。
「ちいっ! やっぱり狙って来やがった!」
レーダーを見ていたアポリーが、こちらに向かって来るギャプランに気付いた。
着陸態勢に入り進路が変更出来なくなった航空機ほど、無防備な物はない。
敵の攻撃に備え、リベカは汗ばんだ手をぎゅっと握り締めた。
不意に、アポリーの手元の通信機から威勢の良いカミーユの声が上がる。
『抵抗すると無駄死にをするだけだって、なんでわからないんだっ!』
リベカの視界の中で、ギャプランはガンダムMk-Uのビームライフルに貫かれた。
「あ、カミーユ、すごぉい」
リベカは、力を失ったように落下する敵機を感心しながら見つめる。
相手は、ティターンズの最新鋭の可変型MSのはずだ。
だいたい、つい前回の戦闘ではエゥーゴ隊は相当にギャプランに苦戦していたのだ。
それを撃墜してのけるカミーユは、まるで戦う度に強くなっているようだった。
これがニュータイプと期待される理由なのだろうと、リベカは頷く。
『・・・なんだ!? “空が、落ちる?”・・・ロザミ・・・ア?』
唐突に、カミーユの呆然としたような呟きが通信機から流れて来た。
どうやら、またもやニュータイプ少年は不思議な電波を受け取ってしまったようだ。
戦闘能力が高い一方、こういう面を持つからニュータイプは不気味でもある。
リベカはため息を吐きつつ、カミーユのガンダムMk-Uを見つめた。
いずれにしろ、これで3機あったらしいギャプランは全て撃破した事になる。
「リベカ! シートに座るんだ!」
アポリーは自分もシートベルトを着けつつ、艦内に着陸アナウンスを入れた。
自室にいる者も格納庫にいる者も、着陸のショックに備える必要がある。
アポリーの声に振り向いたリベカは、ギャプランの最期を確認出来ない。
もしも彼女がその機体をずっと見ていたら、脱出した敵パイロットに気付いたろう。
通常ならとても生還出来ないはずの衝撃に耐えた、奇妙なパイロットに──
リベカがシートに着いてベルトを着ける間も、アウドムラは急降下して行く。
「よし! 着陸するぞっ!!」
突然の大きな衝撃の後で、アウドムラ、続いてスードリは滑走路へ着地した。
何回か連続した振動を繰り返しながら、ガルダ型輸送機の機体が走行速度を落す。
リベカは、必死で肘掛を握りつつぎゅっと目を閉じて衝撃に耐えた。
窓の外の景色が少しずつその速度を落とし、やがて、がくんっと停止する。
2機共に無事にケネディ空港に到着した事を確認して、操縦室の緊張が緩んだ。
豊かな胸を撫で下ろしながら、リベカは大きく息を吐く。
「はぁ〜、良かったあ・・・」
『・・・アポリー、ロベルト、御苦労だった』
通信機から流れる声と共に、滑走路へMSを乗せたドダイ改が着地して来た。
最初に降下して来たのは、金色に輝くクワトロの百式を乗せたドダイ改である。
更に、ジュナスのリック・ディアス、カミーユとカツのガンダムMk-Uと続いた。
ちなみに無断出撃のカツは、出撃しただけで何一つ戦果を上げていない。
シートから立ち上がったリベカが外を見ると、滑走路を近付いて来るジープが見えた。
「ありゃあ、例のハヤト・コバヤシだな。早速お出迎えかい」
同じように空港を見渡していたアポリーが、そう解説して大きく伸びをする。
一休みした後は、全員で速やかに脱出シャトルにMS積載を始めなければならない。
しかし、まずは新鮮な空気を吸おうとリベカはコックピットの窓を大きく開け放した。
さあっと吹き込んで来た朝の爽やかな風を頬に受けつつ、リベカも伸びをする。
「ん〜〜っ! 今日はいい天気だあ!」
コロニー産まれのリベカには、抜けるような紺碧の空が珍しくて嬉しかった。
──次回、9月21日。 ・・・・・多分・・・
次回、「二人でお酒を」
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
テオドールの株が上がって、ウォルトンの株はそのままってトコですね。
え?無断出撃しただけで何一つ戦果を上げていない(つ∀`)
セリフも心情描写もない(つ∀`)カツの株…?
カツに株なんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあるまいし。
あと魔乳キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
いつもながら乙です。
・・・二人って誰だろう?
流れ的にハヤトとアムロあたりかな。
リベカとテオとか、カミーユと誰か、
ここ最近影のうすいジュナスとか・・・?
最終的に読めれば。
ジャンプのあの漫画に比べればこれ位…!
お酒をって言い方が気になる。
幼いキャラ同士が飲んだり、マターリした雰囲気で飲むそんな印象。
アムロとクワトロは違うだろうし、ここでテオとリベカもなんか無さそう。
ジュナスは… 適当な相手が思い浮かばないなぁ。
ウォルトン相手だとうるさそうだし。
(・∀・)マニュウ!!
ISAPさん。乙です!いや〜待っていた甲斐がありました!
所で、フツー飛行機の窓って開かないんじゃ・・・
普通じゃないからいいのかな?
窓の開かんのは客室だけで、リベカがいる操縦室は開くのかも。
しかし、テオはかわいい恋人+キメる時はキメる+気配り万全
……完璧超人かオマエ!!w
今回もおもしろかった(´∀`)
アア・・・アァおもしろい・・・
カツはシn
>408
キミはいつのまにかカツを愛してしまったんだね(・∀・)ニヤニヤ
テオ、ちーっと粗暴っとw
(・∀・)イイヨイイヨー
でも個人的にこういう系のストーリーで、
基地で夜に2人で酒を飲んだりすると、翌日どっちかが死ぬような印象が(´∀`)
テオあぼーん→ウォルトン×まにゅー・・・とか。
酒は酒でもワカメ酒
>>411 死ぬ前には、一緒にサラダを食べる約束をしなければいけません。
ISAPさんキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
補充組パイロットは赤信号が灯りっぱなしに見えるなぁ
漏れの心が歪んでるからかw
ISAPさんキテター*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
テオ、カッコいいよぉ〜。
嬉しいです。狙い通りの凄み!
後日といわずに、直後にやってくれましたっ!!
あーんないい男が彼氏なんて
リベカは幸せもんですなー。
ただ、ここまで良い子ちゃんだと
テオの今後が激しく心配・・・・・・。
SS投下はいつでもいいですよ〜。
続きが読めるなら、いつまででも待ちますから。
いや、テオは良い奴云々以前に阿呆だろw
酷いんだよだけで殺意込めるんだぞ
テオの登場のタイミングから見て
ウォルトンがウシ娘とかメロン乳とかいってるの聞こえてたんじゃないのか?
ウォルトンは大声でさけんでたワケだし
そもそもテオはリベカ関連にはベタ甘なキャラだと思ってるんで
アホというのはほめ言葉かもしれんな(w
しかしまあ、あんまり死相が、死相が、言ってると本当にISAP氏が「それではご要望にお答えして!」と言い出して壮絶な最後を描きそうなのであんまり言うのはやめませう。
でも、エロパロ板とは言えガンダムと人の死は切り離せないので難しくもある。
それにしても、原作から居るのに圧倒的に嫌われ者のカツって一体・・・。
>バンダイ、機動戦士Zガンダムエゥーゴvs.ティターンズをPS2で発売(12/9)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
あとカツは氏ね
まぁ、ぶつかるまでマテだ
そろそろエロ描写キヴォンヌッ!!!
漏れの脳内
通常時
市販されてる良質の小説(サンライズ公式)
エロ描写
市販されてる良質のエロ小説(サンライズ公式)
>>422イヤです!(w
そんな事言おうものなら放置かフクロにされます。そもそも、ワタシはカツマンセーでは無いし(w
どっちにしろサンライズ公式かい!(w
個人的にはエロはあってもなくても構わなかったり
むしろストーリーを邪魔する唐突なエロが入るくらいなら(ry
425は、実は定期入れにカツの写真を入れているほどのカツ信者
そーそー。ZをキャプってA4の写真用紙にフチナシ印刷やって、ラミネ加工やって下敷きに・・・って、んなわけあるかい!
いや、つーか、カツと言う生物の存在価値が解らない。他のレツ、キッカなんて「いつ出たっけ?」と思う程チョイ役なのに何故カツだけ・・・
レツはエロく育ってるっぽくて良いな
レツ? キッカじゃなくって??
>>428 その文章からはカツ好き好きオーラが出てる
431 :
429:03/09/20 14:47 ID:WXn//del
_| ̄|○ …
よく知らんが、ハマーンとシロッコの頂上対決を邪魔して
最期はわき見運転で隕石の衝突死だったっけ?
このままなんの描写もなく、本編での出番すら無視され続けていたら
なんか笑える。
…いま気づいたが、スレの流れがカツ一色だな(w
\)
O ? )
>>429 (ヽ┐ ☆ /O|
◎彡 ◎
だれ?
レインの中の人じゃないか?
マウアーとハマーンとナナイとニュースステーションのナレーションが全部中のひとが同じって知りませんでした。
それは試験に出るので覚えておくよーに |´ω`)y-~
んっ、来るのかっ
月面都市アンマンは、月の裏側にあるかつては鉱山街だった都市だ。
付近には、同じく月面都市グラナダとアナハイム・エレクトロニクスが存在している。
ここアンマンでは、現在エゥーゴの一部隊の戦闘配備及び訓練が行われていた。
主力部隊の旗艦アーガマ以下の宇宙戦艦とは、別行動の戦力である。
現在、実働部隊の殆どは『ジャブロー侵攻作戦』のフォローの為地球圏で待機中だ。
この『ジャブロー侵攻作戦』は、完全に失敗に終わった作戦だった。
確かに、地球連邦軍の本拠地への降下作戦という発想自体は間違ってはいない。
しかし、作戦をティターンズに事前に察知されてしまった事が失態の始まりだった。
本拠地の移転情報も掴めなかった上に、ジャブローで核爆弾まで使用されてしまった。
エゥーゴ首脳陣とアナハイム社上層部が力を入れた作戦だけに、損失も大きい。
降下部隊はガルダ級輸送機2機を奪って逃走中との事だが、宇宙への帰還は未定だ。
そして、それを見透かしたようにティターンズの追撃は執拗に繰り返されている。
結局、戦力を消耗したエゥーゴは急速に戦力の補強の必要に駆られていた。
まずは、懸案である《Z計画》の展開と新造戦艦《ラーディッシュ》の導入が急務だ。
もう一つのパイロットについても、広く志願者を募って訓練に送り込んでいた。
現在、戦艦ラーディッシュはアンマン地下格納庫に停泊している。
甲板に立つMSA-003 ネモの腹から、ライトイエローのノーマルスーツが顔を出した。
パイロットは、そのまま低重力の中を甲板へと飛び降りる。
バイザーの奥のまだ幼さを残す顔は──カミーユ・ビダンの幼馴染ファ・ユイリィだ。
ファは、本日の定例訓練を終えて帰艦したところだった。
ゆっくりと甲板に爪先を付けたファは、足裏をフルに使うように歩き出す。
「ファ・ユイリィ伍長! タッチダウンはもっと丁寧に出来るはずだ!」
「は、はい! すみません!」
耳元のレシーバーから聞こえて来た怒声に、ファは首を竦めながら叫び返した。
相手は、先に帰還していたMSA-009 リック・ディアスに搭乗していた女教官だ。
ファが目指すラーディッシュの格納庫近くに、彼女は立っていた。
その名をリシュレール・サントス中尉といい、24歳の凛とした女性である。
亜麻色の長い髪が美しいが、人を寄せ付けない厳しさを持っていた。
つい1ヶ月余り前まで普通の女子校生だったファは、彼女から叱咤ばかり受けている。
「今日の訓練レポートを簡潔にまとめ、報告ボードに書き込んでおけ!」
ファが目の前にたどり着くと、リシュレールは手を胸元で組んだまま叫ぶ。
どうやら、ファと同じカリキュラムの仲間達はみんな訓練を終えてしまったようだ。
「はい!」
ぎこちない敬礼をしながら、ファは相変わらずMSの操縦に慣れない自分を恥じる。
リシュレールは厳しい表情を崩さないまま、冷たくファに背を向けた。
「・・・上がってよしっ!!」
リシュレールは、そのまま自分のリック・ディアスへと歩き出す。
「ありがとうございました・・・!」
ファはしばらく直立して敬礼をした後で、大きく肩を落として更衣室へ向かった。
照明も落とされ誰もいない更衣室に入り、ファはノーマルスーツを脱ぐ。
軽くシャワーを浴びた後で、ファはクリーム色のブラジャーとショーツを身に着けた。
──辛そうに息を吐くファ・ユイリィにとって、今の自分の境遇は現実感がない。
さりとて、まだ2ヶ月も経ってない学生時代も遠い日の記憶のようだ。
少し前、ファはグリーン・ノア1のハイスクールに通うごく普通の高校生だった。
昨日と同じ今日が来て、きっと変わり映えのしない明日が来るはずの日々だった。
その日常が激変したのは、幼馴染のカミーユ・ビダンと宇宙港へ行ってからだ。
ファにとって、隣家の同い年のカミーユは困った少年である。
天才的な運動神経と学習能力を持っている癖に、性格が直情径行だ。
惚れ惚れするような美しい顔をしている割に、攻撃的な目つきをしている。
自分の名前に子供っぽいコンプレックスを持ち、その反動から、空手、ホモアビス、
ジュニアモビルスーツに熱中するという幼さも持ちあわせていた。
17年のファの人生の中で、何度カミーユの為に他人に頭を下げた事だろう。
ファにしてみれば、カミーユがそこまで名前に拘る理由が判らない。
彼女にとっては、生れた時からカミーユはカミーユでしかないのだ。
カミーユが決定的な暴走をしたのが、ファも立ち会わせた宇宙港であった。
そこでティターンズの士官に殴り掛かったカミーユは、軍基地に連行されてしまう。
無謀にもカミーユは、その軍基地から最新型MSを強奪して逃げたのだ。
当然、ファは犯罪者カミーユの友人としてティターンズに徹底的にマークされた。
更には、ファの父母もティターンズに捕まって強制労働送りにされてしまう。
結局、ファはブライト・ノア艦長の救助に応じて故郷から脱出するしかなかった。
更衣室の中で呆けていたファは、ようやくエゥーゴの制服を身に付け出す。
エゥーゴに加わったのは、成り行き半分、カミーユのそばにいたい想いが半分だった。
両親・友人を失ったファには、カミーユくらいしか頼るアテがない。
また、ファにとってなんだかんだ言ってもカミーユは特別な存在に違いはない。
更に、現在地球連邦軍を実質的に支配しているティターンズは横暴な組織だ。
ティターンズに睨まれてしまったファには、エゥーゴくらいしか逃げ場はなかった。
ところが、何故かファはパイロット適正を見出され候補生に組み込まれてしまう。
先日まで平凡な女子校生だった彼女には、辛い訓練の連続だった。
当初グラナダで基礎訓練を受けたファは、学科も早々にアンマンへ送り込まれた。
結果として、最近のファは怒鳴られ続ける憂鬱な日々を過ごしている。
・・・ため息を吐き、ファは明るい黄色のノースリーブの制服のボタンをはめた。
上着だけ着る彼女は、その下のタイツは身に付けず素足のままだ。
ノースリーブと同じ色のブーツを履く為に身を屈めると、裾から下着が覗いた。
世に、ミニスカートを履いている女は男を誘っているという俗説がある。
しかし、それは女性心理を理解していない男の下世話な迷信でしかなかった。
脚に魅力を持つ女にとって、それを綺麗に見せるミニスカートは重要だ。
そして、ハイスクールでハイジャンプの選手だったファの脚は見事だった。
それを彼女自身も意識した上での、この服装である。
お洒落は単純に異性へのアピールだけではなく、意思表示と鼓舞でもあった。
この素足は、辛い日常を過ごす彼女のささやかな抵抗とも言える。
白くすべすべとした脚を伸ばしながら、ファはゆっくりと立ち上がった。
更衣室を出たファは、ラーディッシュの艦内の通路を食堂に向かう。
アーガマによく似た艦内を歩き、食堂に着いたファはそこで遅い夕食を採った。
既に殆どのクルーは食事を終えており、ここも照明が落されている。
暗い表情で夕食を終えたファは、食堂を出て途方に暮れた。
行き場のない寂寥感と、やり場のない虚脱感がファ・ユイリィの全身を包んでいる。
誰かと会話する事は鬱陶しいが、さりとて一人にもなりたくなかった。
しばらく戸惑ったファの足は、自然にラーディッシュの後部艦橋へ向かう。
戦闘航海状態にないラーディッシュの艦内は、静まり返っていた。
アイリッシュ級戦艦ラーディッシュは、強襲用巡洋艦アーガマの後継艦である。
このタイプは、前方に3基・後方に1基のMS射出用カタパルトデッキを装備していた。
アーガマよりも多くのMS搭載能力を持っており、4番艦まで建造される予定だ。
ちなみに、1番艦アイリッシュ級戦艦アイリッシュの艦長はマニティ女史だった。
そのアイリッシュは既に出撃済みであり、ティターンズと交戦中である。
遠くない未来に、このラーディッシュそしてファも戦乱の海へ乗り出すのだ。
胸を締め付けられるような緊張感を覚え、ファは少し吐きそうになった。
何百回考えても、自分が戦争をやってのけれる自身などないファだ。
沈んだ歩みのまま、ファは後部艦橋近くの展望室に辿り着いた。
ファがそっと覗き込むと、小さな照明が灯った奥の方に誰かが座っている。
その前のスクリーンには広大な星空が映し出され、誰かの背中を浮き出させていた。
広くがっしりとした背中は頼り甲斐がありそうで、温かそうだ。
少し安心したような気持ちになりながら、ファはドアにタッチして室内に滑り込む。
展望室は、まだ新しい建材の芳香が包んでいて生活臭というものがない。
だが、彼女が相手に近付くにつれほんのりとアルコールの匂いが漂って来た。
ファはくすっと微笑むと、悪戯っぽい表情になって口を開く。
「ヘンケン艦長? またお酒ですか?」
ファはそのセリフと共に、ふわっと相手の傍らに腰を下ろした。
展望室にいたのは、ラーディッシュ艦長ヘンケン・ベッケナー中佐である。
2メートル近い巨体とヒゲを生やした強面の、近寄り難い雰囲気の男性だ。
ファよりは頭一つ以上も背が高く、その太い腕はファの腰ほどもありそうだった。
無重力対応ビールの缶を傾けていたヘンケンは、隣に座ったファに眉を顰める。
「伍長か・・・訓練は終わったのか?」
そのままビールをぐいっと飲み干したヘンケンは、大きく息を吐いた。
「ぷはぁ、旨いな」
ファは、そんなヘンケンの無邪気な表情に柔らかい眼差しを向ける。
ヘンケン・ベッケナー中佐は、一年戦争に従軍経験もある叩き上げの軍人だ。
エゥーゴに参加後は、しばらくアーガマ艦長を務めていた有能な男である。
ファ・ユイリィ他の難民を救ったブライト・ノアの参加後は、その職を彼に譲った。
後任のブライト大佐を立てるだけの器量も持ち合わせているのが、ヘンケンだ。
ファにとってのヘンケン艦長の第一印象は、怖いイメージでしかなかった。
しかし、ファがヘンケンの優しさを知ったのは一週間程前の事だった。
毎日の過酷な訓練の後で展望室で泣いていたファを、ヘンケンが見つけたのだ
苦しくても相談出来る相手もなく、ファは死にたいくらい落ち込んでいた。
本当に頼りたいカミーユとは、降下作戦前に喧嘩別れしたままで音信不通だ。
ティターンズに捕縛された両親の安否を思うと、ファは涙を止める事が出来なかった。
ビールを片手に星空を眺めに来たヘンケンは、無言でファの横に座ったのだ。
そして、ヘンケンは何も聞かず何も言わずにただ黙々と酒を呑み続けた。
ファが泣き止むまでそうしていた後で、そっと頭をぽんぽんと叩いてくれた。
涙で潤んだ瞳でファが見つめると、ヘンケンは困ったように頬をぽりぽりと掻く。
その意外な可愛さに、ファは思わず泣き笑いしてしまったものだ。
それ以来──、ファは連夜人目を忍ぶようにヘンケンの元へ通っている。
今夜も隣に陣取ったファは、ヘンケンがつまみに持って来たサラミを摘み上げた。
先程の夕食でも食べた同じサラミだが、ここで食べると不思議と美味しい。
ヘンケンは、目の前のスクリーンの星空を見上げながら無言でビールを飲み干した。
そこに映し出されているのは、アンマン地上部から中継されている映像だ。
ファも何も言わずに星空を見上げるが、二人の間に会話のない状態が不快ではない。
どこか無心になれるような気がして、星々の煌きが愛しかった。
学科で詰め込まれた知識を動員して、2,3の星座を見つけてみるファだ。
ヘンケンの太い指が小さなチーズを口に運び、またビールのプルタブを引いた。
ぷしゅっと泡が弾ける音が、心地良く聞こえてファはまたサラミを口にする。
口の中でサラミを咀嚼していると、全身から強張りが消えてゆく感じがした。
ふと、ファはヘンケンの前に置かれた10本余りのビール缶に視線を移す。
しばらくそれを見つめていた後で、手を伸ばしたファはひょいっと1缶を持ち上げた。
大会後の打ち上げで、ファも何回かアルコールは口にした事がある。
「・・・ん?」
不思議そうなヘンケンの瞳が楽しくて、ファは缶を開けて口を付けた。
ぐいっと飲み込むと、久し振りの苦さと弾ける刺激がファの喉を滑り落ちてゆく。
「にが・・・」
背伸びしているという自分の子供っぽさを自覚するのは、それなりの快感だ。
幾らかの時間をかけて1缶を空けたファは、また手を伸ばして新しい缶を取った。
──次回、9月28日。
次回、「触れ合う心と、重なる身体」
うおお〜、リアルタイムで立ち会ってしまった!
リアルタイムでISAPさんミタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
この二人とは。
なんとも言えないマターリとした2ショット。いいですねぇ〜
>次回、「触れ合う心と、重なる身体」
この2人?ではないですよねェ…
更に別の視点がありそうな予感。
お疲れ様でした。
二週連続で読めて良かったです。
ファの心理の描写がまるで男の作者さんとは思えないですね。
なんか納得してしまいました。
ついでにファのおしりの形が目に浮かぶようでした。
来週も楽しみにしてます。
最高だ・・・来週も必ず見るぞ。
種より楽しみだw
ISAPさん乙です!
いや、ぼちぼち宇宙の方へ場面が変わって久しぶりのベルナデッタかな〜って思っていたらまさかファとはっ!
本編ではヒロインかと思いきやイマイチ影の薄いファでしたが、まさかヘンケンとくっつくとはっ!
来週27日は誕生日なんで濃い〜プレゼント期待してます!
_| |\ | _ |\ / \ ./| |/| |
|_  ̄| | |__,| | \ .| ○ ○ | /. .| | | |
_| .l二. | _ | | ̄ ̄ ̄| .|___| .| ̄ ̄ ̄| . | | | |
|_ _| L]\| .| \. ̄ ̄| | | | ̄ ̄./ ...|_| |_|
\ | |\\ .| .|-'''"`ー-、| ', / .|、,, / / /./ /
|__,| \r'' |___|ヽ,.r.・:,".\ ∨ /・:`)"`). /□ ./□
・., \ー'"\ ;・\,,.r─''"゙゙`‐-、/ r''⌒`/ ,--、・// .//,..
・''"⌒ヽ、 {"∴ \ r''`"r、r-'''`ヽ、,, `) /''"⌒r''"`` /r''"
,,.-\. /■\ ∧∧ ∧_∧ ∧∧ ∧_∧ -、,,_
.",.r''" (´∀`∩) (*゚ー゚) ( ´∀` ) (゚Д゚,,) (・∀・ ) `・
(つ 丿 とと ./ ⊂ つ(| つ ( つ
( ヽノ 〜 / / ∧ \ | 〜 .| ト、 \
まさに「二人でお酒を」!!!
ファなんかに萌えちゃったよ(=´Д`=)
やっぱちらっとでもエロがあると読者の反応がいいなw
乙
>463
, -―- 、
/了 l__〕 〈] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
7| K ノメノ )))〉 | 反応ないと職人さんのボルテージが
l」 |」(l| ( | | || < 下がっちゃうからね。
| |ゝリ " (フ/リ | エロあろうがなかろうがレスつけてるよ。
| | /\_V〕、 \________
. l l | /ヽ/<ノ|〉ヘ
!リl〈 〈〉、_ト .〉
V^i` ―lV _/l_ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ァ'/ l|-' / < < エロがあるかなど些細なコト…。
/ \/V| i ´ω` i \______
ゝ |. | C=' |
エロなんて飾りですエロイ人にはそれがわからんのです
しかし、ISAP氏に見捨てられたらこのスレどうなっちゃうんだろうと思ったり
広告で保守されるスレかそのままいたずらに保守が続くだけだろうな
。・゚・(ノД`)・゚・。
エロの重力に魂を引かれてまつ
今日はあるよね?
ISAQ先生は、ダイエーのビールかけに参加するので今週もお休みです。
454 名前:ISAP ◆ISAPgGZZNI 投稿日:03/09/21 20:14 ID:92grkiwZ
──次回、9月28日。
さて、ダイエーは今夜優勝するでしょうか(笑)
それにしても、そのネタは連載当初から延々続いていますね・・・
DVD「ガンダムイボルブ+」購入しました。
デンドロビウムの戦闘シーンは格好良すぎ&ドモンとレインの痴話喧嘩に爆笑。
ファ・ユイリィがビールを飲み込む度に、白い喉がこくこくと動く。
「やれやれ、俺の分を残しておけよ」
苦笑いのヘンケン・ベッケナーに笑いかけて、ファはビールを口に含んだ。
ヘンケンが飲んでいるビールを同じように口にしているのは、どこか楽しい。
2本目を半分くらい飲んだ段階で、次第に陽気な気分になって来たファだ。
気圧が低いから酔いの回りも早いようで、力が抜けたファはぼんやりとしてしまう。
大きく息を吐くと、ファは缶を床に置いて星空を見上げた。
──地球の総人口が90億人を突破したのは、今から90年以上前の話だ。
人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀近くになる。
移民の為に、地球の周囲に数百機の巨大なコロニーが浮かべられた。
人々はその円筒の内壁にあたる人工の大地に住み、そこを第二の故郷としている。
ファの育ったグリーン・ノア1も、そういったコロニーの一つだった。
宇宙移民当初から定着している、地球を聖地と見なす“エレズム思想”がある。
宇宙で何代も世代を重ねながらも、人類は地球への帰属意識を失っていない。
そして、地球に残った一部の特権階級と宇宙移民者の間の確執は根強かった。
地球に住む人間の一部は、スペースノイドを“宇宙人”と蔑称すると聞く。
初期宇宙移民の多くが、強制的に移住させられた人間だった事から出た思考だろう。
社会的に低い階層の人間が宇宙へ上がり、特権階級は地球に残った歴史の根は深い。
それは、本当ならファ・ユイリィという17歳の少女には関係ない話だった。
戦争は歴史の教科書か再現フィルムで見るだけのもので、参加するものではない。
ましてや、MSなどという物を自分が操縦するはめになるなど出来の悪い冗談のようだ。
目を細めたファは、ほろ酔い気分のまま熱い息を吐いた。
隣では、ヘンケンがビールをあおりつつ同じように星空を見上げている。
この無骨なヘンケンが、あのエマ・シーン中尉に恋しているというのは艦内の常識だ。
エマ・シーン──ティターンズを裏切った24歳の凛々しい女士官である。
いかにもエリート然とした雰囲気を身に纏い、実際に即戦力のパイロットだった。
エマは、いつでも澄ました表情で自分が正しいという態度を崩さない。
ファはそれが苦手で、どちらかというとレコア・ロンド少尉の方が好きだ。
一年戦争ではゲリラだったと明るく話してくれるレコアに、ファは好感を持った。
ジャブローで救出されたと報告があったのを聞いた時は、安心したものである。
一方、豪放な性格と信頼の置ける指揮能力でヘンケン艦長の人望は厚かった。
アーガマから転任後、あっという間にラーディッシュのクルーの心を掴んでいる。
エゥーゴの女性内での人気は、恐らくクワトロ・バジーナ大尉がトップだろう。
その後には、ジュナス・フレイブ大尉やブライト・ノア大佐が続くかもしれない。
ここでは、ヘンケン艦長は上位に入れるかどうか怪しいものだ。
しかし、男女合わせての人気投票なら、多分ベスト5確定なのがヘンケンである。
そんなヘンケンは、どう見ても恋愛沙汰には疎すぎる。
エマは、『ジャブロー降下作戦』不参加後しばらくアンマンに滞在していた。
ファやフランセス・エラワー少尉と共に、MS操縦の訓練を受けていたのである。
そこで、何度かヘンケンがエマに話し掛けている処を見た事があった。
ところが、呂律の廻らないヘンケンは碌な会話が出来ない。
対するエマは、降下作戦に参加出来なかった負い目から態度が硬かった。
結果から言って、まともな会話を交わさないままエマはアーガマへ帰ってしまう。
クルー達は、口ではヘンケンを冷やかしながらも内心は応援していたのだが。
そんな事を考えている内に、ファは酔いが回ってふらふらしてきてしまった。
潤んだ瞳でヘンケンを横目で見つつ、ファはそっとその肩にもたれかかる。
ファの肩先がヘンケンの腕に触れ、ほんのりと暖かくなった。
少女が体重を預けたくらいでヘンケンは揺らいだりはしないが、頬が僅かに染まる。
「お、おい・・・」
ヘンケンが慌てたように咳払いをするのを、ファは忍び笑いと共に聞く。
ファも、ヘンケンのエマ・シーンへの想いは応援したいと思っていた。
だが、その一方でヘンケンはエマにはもったいないのではないとも思うのだ。
あんな取り澄ましたプライドの高そうな女などより・・・ヘンケンにはもっと・・・
そっと位置をずらすと、ファはヘンケンの厚い胸板に身を預けた。
不意に、今だけはこの頼り甲斐のありそうな胸に寄りかかりたいと思う。
そんなワガママを受け止めてくれるくらいに、ヘンケンの腕の中は広く見えた。
「エマ中尉の代わりで・・・いいんですよ」
昔、戯れに抱き付いた子供の頃のカミーユよりも頼り甲斐があるようだ。
一人で地球へ行ってしまったカミーユへの、当てつけもあったろうか。
子供の頃から、カミーユ・ビダンは自分の視界の中の事しか見えない少年だった。
「ご、伍長は少し混乱してるようだな・・・っ」
だいたい、エマの代わりと言っても二人の間には東洋系という共通点しかない。
それでも慌てて支えてくれるヘンケンに、ファは縋り付きたくなった。
「こ、混乱もしますよっ・・・!」
酔いのせいだろうか、ファの心の底に淀んでいた激情が吹き出してしまう。
「訳も判らない内に・・・戦争に巻き込まれて! 何時の間にかMSに乗せられて!
父さんも母さんも無事かどうか判らないし、あたし一体どうしたら・・・っ!!」
ヘンケンの胸元に顔を押し付けて、ファは子供のように泣きじゃくるしかない。
「誰もあたしの事なんて! 心配もしてくれないっ・・・!!」
不安と戸惑いと憤りをぶちまけた後で、ファはヘンケンに身体をぶつけた。
そういえば、誰かと身体を触れさせたのは久し振りだと感じるファである。
不思議な事だが、人の温もりは強張った心を溶かす安心感を与えてくれた。
「・・・ヘンケン艦長・・・」
きっと、人恋さでヘンケンに甘えようとしているのだ。
それでも、ヘンケンは大人なのだから自分を支えて欲しいと思ってしまうのだ。
ファの熱い吐息がヘンケンの胸を焼き、二人の触れ合っている腕が焦げた。
かなり長い時間迷った後で──ヘンケンは、そっとファの肩を抱く。
ヘンケンの手の優しさが・・・ファに・・・自分が間違った事をしていると悟らせた。
永遠に続く無言の時間の後で、ヘンケンがファの顎を持ち上げる。
「・・・・・・伍長」
ヘンケンの弱り切っている瞳を見て、ファは罪悪感を覚えた。
そっと目を伏せながら、それでもファはヘンケンから逃げるような事はしない。
ヘンケンの唇が寄せられ、ファはアルコールと煙草の混ざったキスをされた。
そっと口を離すと、ヘンケンが心配そうな瞳で語りかけてくる。
「いいのか?・・・初めてがこんな・・・」
一瞬、ヘンケンが何を言っているか判らなかったファだった。
しかし、ヘンケンが自分を処女だと思っていると気が付いてファは目を細める。
「ちゃんと、経験くらいはありますよ・・・」
「そ、そうか。伍長にはカミーユがいたっけな」
勝手に納得しているヘンケンに、それ以上混乱を与えないようファは苦笑した。
ファの初体験とその後しばらくのセックスの相手だったのは、陸上部の先輩である。
今となってみれば、どこかカミーユを思わせる美形で神経質そうな男だった。
幼馴染で微妙な関係のカミーユとは──実はキスさえもした事がない。
そもそも、カミーユはファがつきあった何人かの男を把握していないはずだ。
問い詰められればファも答えたろうが、カミーユはファに女を感じていなかった。
恐らく、ファの恋愛はカミーユへの当てつけを除いて考える事は出来ないとしても。
安心したのかどうか、ヘンケンは再びファに唇を重ねて舌を吸い取った。
「あ・・・あ、ああん」
ファの顔が火照りだし、吸われる口の端から甘い息が漏れ出す。
おずおずと舌を絡ませると、ファの口腔はヘンケンにくまなく舐め回された。
「うう・・・うふぅぅ」
慣れた技巧でヘンケンにディープキスをされ、ファの腰が左右に揺れ出す。
キスそのものが久し振りだったファは、頭の片隅を痺れさせて喘いだ。
遠慮がちに、ヘンケンの大きな手がファの制服の胸元に伸ばされて乳房を掴む。
ファの小ぶりな乳房が、ヘンケンの手に弄られてふにふにと形を変えた。
しこった胸の膨らみを揉みしだかれると、ファは甘えたように喘ぐしかない。
「ああぁっ・・・!」
ライトイエローのエゥーゴの制服の前を開かれ、ファの身体の前面が露になった。
控えめな胸元と腹部が外気に触れて、ファは少しだけ鳥肌を立たせる。
ヘンケンの手がファの胸元に忍び込み、ファの双乳をくにくにと揺らした。
ファのブラジャーはすぐにずらされてしまい、若く可憐な隆起がこぼれ出る。
肉丘の全体を手の中にすっぽりと包み込みながら、ヘンケンはファの乳首を転がした。
「あああ・・・いや・・・あああ」
ファは目を閉じると、きゅっと眉を顰めてヘンケンの手にしがみ付く。
ぐんぐんと尖ってしまったファの乳首は、ヘンケンの指の間で硬くなった。
ヘンケンのもう一方の手が、ファの剥き出しの太腿に伸ばされる。
「ふ、ふぅぅっ・・・!」
すうっと撫でるように腿を触られ、ファはきゅっと脚を閉じ合わせた。
ファの股の間に挟まれてしまったヘンケンの手が、ぎゅっと彼女の太腿を摘む。
彼女が力を抜くと、開放されたヘンケンの手がファの足を上から下へ滑った。
手触りの良いファの素足は、ヘンケンの手を楽しませる。
少女のすらりとした太腿は、星明りに照らされて美しく輝いていた。
クリーム色のショーツが良く映え、薄っすらと透ける黒い陰毛がなまめかしい。
「ひ、ひぃい」
つつーっとヘンケンの指が肌の上で動く度に、ファはぴくぴくと身体を上下させた。
ヘンケンの指が、迷いなくファのショーツの中に差し込まれる。
既に自分自身が湿りつつある事に気付いているファは、恥ずかしさに赤面した。
「いやあぁぁ・・・」
しゃりしゃりと恥毛を掻き分けて、ヘンケンの指がファの割れ目に辿り着く。
ファの漆黒の繊毛は愛液に濡れ、ショーツと秘部に張付いている。
ヘンケンの指が、くちゅんっとファの下の唇の中に差し込まれた。
「あはあぁぁぁっ」
ヘンケンの腕にしがみついて、ファは全身をがくがくと震わせる。
途切れなく与えられる成熟した愛撫に、ファは顔面を上気させた。
ヘンケンの指が、割れ目の奥底の、やや上方にある彼女の急所を探り当てる。
「だ、だめだめだめぇ」
そこを刺激された瞬間、ファは衝撃を受けたように声を上げた。
ファがふっくらとした乳房を波立たせて激しく反応すると、ヘンケンの指が再度動く。
恥毛の根元をさっと撫でられ、ファはクリトリスをちょんちょんと突付かれた。
「あん、あああん」
その度に可愛い悲鳴を上げては、ファはどんどん自らの官能を高めてしまう。
肉襞を触られ敏感な勘所を責められて、ファは啜り泣くしかなかった。
ヘンケンの指が引き抜かれると、ファの秘所から蜜が大量にこぼれ出して溢れる。
「・・・はぁ、はぁ、ああああ・・・」
潤んだ目でヘンケンを見上げながら、ファはそっと身体を起こした。
半分脱ぎかけた制服と濡れた下着のまま、ヘンケンの下腹部に顔を寄せるファだ。
小さな唇をヘンケンの股間に近付け、中心のチャックを歯でかちっと挟んだ。
「ん・・・む」
両手はヘンケンの太腿に置いたまま、ファは顔だけを動かしてチャックを下ろした。
チャックを下げ終わったファは、ヘンケンの下着を口でずらして肉棒を取り出す。
──次回、10月5日。
あともう一回だけ、人気薄の?ヘンケン×ファです。
ISAPさん乙です。
うぉーっ!!!淫媚なファ、イイ!!!
すっごく可愛いッス!テオ達のラブラブも良いが、こういう行きづりオフィスラブみたいなのもいいなあ。
ISAPさんキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
う〜む…この二人のこーいう場面は見たいような見たいような、
見たくないような見たいような、微妙な感じ。
前回のマターリした雰囲気の延長戦だから抵抗はないですけど。
なんか、ヘンケン艦長のおずおずした所に萌える。
これで童貞だったら余計に…っていかん、男に萌えちゃあ。
イボルブと言えば、演舞しているGガンダムにワロタ。
今週も乙です。
・・しかしファとヘンケンって初めて見たかも。
別にあと一回でなくても俺はモーマンタイっすよ。
エマさんにぬっころされるヘンケン艦長きぼん
今回もいいなぁ
とりあえずファのイメージを脳内で再構築ちう
しゃりしゃりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
おとなしい子のほうが本当はえろいの法則(w
ひょっとしてラーディッシュの最後はメタスを庇って Σ(゚д゚lll)
ついでに 500ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
何か、遠距離で浮気した女の言い訳になりそうなエピソードだな。
「だって寂しかったのよぉ〜!!!」って。
この時点じゃ、ファとカミーユ、ヘンケンとエマは恋人じゃないけどね…
むしろ応援したいカップリング
>>502 ヘンケンとエマは同人以外じゃ最後まで恋人にならなかったハズだが?
書き方が悪かったかもなー
正確にはこう書きたかった ↓
ファとカミーユ(この時点じゃ)、ヘンケンとエマは恋人じゃないけどね…
そもそもファとカミーユは最後まで恋人と明言はされていない。
>530
ふたりとも不器用系ってのが萌えるな(´ー`)y−~~~
レス番号まちがえ >530 → >503
>>506 ムーンクライシスって感じの題名のやつで恋人どうしっぽくでてきたけど・・・あれって公式なんだろうか・・・
ZZ最終回見れば恋人にしか見れないんじゃないかと。
そもそも、恋人同士なんてどっからどこまでって明確に線を引けるもんじゃないでしょ。
カミーユとまるおの中の人が同じだったとは・・・
セイラとハロ以来の衝撃!
512 :
亜美:03/10/04 18:21 ID:32MB7OMc
ヒロシお兄ちゃんは?
アンジェリークのリュミエール様
むしろ飛田氏はあんなメジャーなアニメの主人公ってのが珍しい訳で。
確か何かのエロゲーの声もあてていたんじゃなかったかな?(ソースはシャア板かエロゲー板辺りのどこか)
夜勤病棟
飛田展男さんの声は艶っぽくていいですよね。
カミーユ×シロッコとかも一応、考えてはいたんですが・・・
(いや、きっと書かないと思います)
南極条約に投稿して戴いている方には、いつも感謝しています。
なかなかチェック出来てなくてご免なさい。
勢い良く飛び出たヘンケン自身を目にして、ファ・ユイリィは目を丸くした。
「・・・大きいっ・・・」
硬くそそり立っているヘンケン・ベッケナーの肉棒は、初めて見る逞しさである。
この太さと長さのペニスを受け入れる事を考え、ファは少しぼぅっとなった。
「はぁぁぁ・・・」
ファの膣口からはたっぷりと愛液が染み出し、ショーツを更に濡らす。
足とショーツの狭い隙間から、幾筋かの液体が垂れていやらしい線を書いた。
展望室のモニターの光の下、ファはヘンケンのペニスに見蕩れる。
「お、おい・・・」
勃起したペニスを凝視されている気恥ずかしさに、ヘンケンが戸惑う。
「・・・・・・」
ファは小さく頷くと、そっと口元をヘンケンの腰へ近付けた。
床に座り込んだ状態のヘンケンに、ファはまるで土下座をするように近づく。
股間から男性そのものの匂いが漂って来たが、今のファには不快ではない。
制服の前をはだけたままだったから、赤い色のベルトが揺れて軽い金属音を立てた。
ファは、小さい舌を伸ばしてヘンケンのペニスを根元から舐め上げる。
「んんっ」
薄い赤い色の舌が、ヘンケンのペニスの裏側を徐々に移動した。
上まで辿り着くと、雁首の溝をなぞるようにくるっと舐め回して上部を咥える。
ファの暖かい口の中で、ヘンケン自身が急激に膨張した。
「うむぅ」
鈴口から次第に先走り液が漏れ出すと、ファはそれをくちゅっと吸い込んだ。
ファの口の中にぬるりとした味が広がり、その感触が少女の官能を揺さぶる。
一旦口を離したファは、唾液でぬちゃぬちゃになった舌をそっと伸ばした。
綺麗な指先をヘンケンのペニスの根元へ絡め、ファは竿を甘く優しく扱き立てる。
ファは、濃く茂ったヘンケンの陰毛を掻き分て手を動かした。
「は、はむぅぅ・・・」
顔を近付け、舌腹を押し付けるようにヘンケンの肉の上部を舐め擦る。
「ご、伍長っ・・・」
ヘンケンが小さく身体を揺するのを感じて、ファは一層奉仕に力を入れた。
たらたらと唾液を吐き掛けるようにして、ファは男の象徴を濡らす。
ファの濃く重い唾が、まるでシロップか何かのようにヘンケンのペニスを飾った。
全体をぬちゃぬちゃと舐め回した後で、もう一度ペニスを口の中に含む。
「ん、ん、ん」
ファが顔を上下に動かす度に、ショートカットの黒髪がばさばさと広がった。
下を向いている為に垂れているファの乳房が、釣鐘のようにぷるぷると揺れる。
「うっ、伍長・・・」
ファの熱心な愛撫に、堪らずヘンケンは小さな叫び声を上げた。
彼女の頭を押さえていたヘンケンの手が、小刻みに震えてファの技巧を評価する。
額に皺を寄せたヘンケンは、身体の位置をずらしてファの胸元へ手を伸ばした。
「ううん、うふぅう」
ヘンケンの無骨な手が、前面を全開にしているファの制服に潜り込む。
ブラジャーはとっくにずらされているから、ファは乳房を直に揉まれた。
「あああ、んん」
くにゅくにゅとまるで乳でも搾るかのように揉まれ、ファは甘い鼻声を上げる。
ファの肉丘全体がヘンケンの手に包まれ、可憐な乳首が指の間で転がされた。
「伍長・・・巧いな・・」
ヘンケンに誉めそやされると、ファは礼を言うように情熱的に舌を使う。
鼻先から情感の篭った息を吐きながら、ファの頭が一心不乱に動いた。
ファが深々とペニスを飲み込む度に、頬がぴくんぴくんと収縮して震える。
「むううぅぅ、んんん」
ペニスに添えるように当てたファの指先が、口を助けるように愛撫を強めた。
ファは、ヘンケンのペニスを根本まで飲み込みながら上目遣いに見上げた。
「・・・・・・ん」
ヘンケンが自分の奉仕で感じているらしいと見て取り、ファは目を潤ませる。
そうして、すっかり濡れそぼった股間をもじもじと擦り合わせた。
フェラチオによってだらしなく濡れている股間が、とても熱い。
ファは、更にヘンケンのペニスを飲み込んでは吐き出し吐き出しては咥えた。
「はむぅぅ・・・はあぁ」
乳房が波のように揺れ、硬く尖った乳首が存在を誇るように動く。
唇を窄めたファは、きゅきゅっと肉棒を吸い込むように愛撫する。
ゆっくりとヘンケンの怒張の首元を扱き、舌は亀頭を舐め回す行為を繰り返す。
それから、ファは舌の全体でペニスの先端を味わって喉の奥へと導いた。
ファの指先が上下運動を早めると、口の中でヘンケンの肉棒が最大限に膨張する。
「ふむぅ、ふんん、くふぅ」
少女の唇からは、唾液とヘンケンの先走り液が絶え間なく流れ落ちる。
「ああん、あ・・・ん・・・」
顔を真っ赤に火照らせたファは、頬を収縮させて口から竿の出入りを繰り返した。
「・・・伍長、こっちへ・・・」
不意に、ヘンケンは身体を起こしてファを自分の腰から離れさせた。
ヘンケンのペニスとファの唇の間に、粘っこい唾の糸が掛かって切れる。
そっと腕を伸ばし、ヘンケンはファのびしょ濡れのショーツを脱がせた。
下半身を晒したファは、そのまま胡座をかいたヘンケンの腿の上へ乗せ上げられる。
中腰で開脚したファの股間から、幾粒かの愛液がぽたぽたと落ちた。
ファは、お尻の方から手を回して、ヘンケンの肉棒をそっと掴んで誘導する。
そっと腰を屈めつつ、ファは秘所にヘンケンのペニスを受け入れつつ座った。
「あうっ・・・んっ」
対面座位で繋がりながら、ファは手をヘンケンの背中に回す。
自らの動きで割れ目を貫かれ、ファの細い首筋ががっくりと後ろへと倒れた。
ショートカットの黒髪が空中で広がり、リンスの爽やかな匂いが場違いに散る。
「ああぁぁああああ」
ヘンケンが下から突き上げてみると、ファははしたなく声を上げた。
抱き締められると、双乳がヘンケンの胸で押し潰されるのが気持ち良い。
たぷたぷと乳房を擦りつけながら、ファは腰をゆっくりと動かした。
「ああ、あん、あん」
ヘンケンの膝上で半裸の身体を浮き沈みさせながら、ファは悩ましく喘ぐ。
少し腰を持ち上げてから落すと、膣の奥まで抉られるようで気持ちが良い。
「ん、んんん、んきゅぅ」
ファは快感に蕩けた表情で、腰を左右に振ってみた。
「ああっ、気持ち、いい、いひぃぃ」
身体をぶるぶると震わせながら、ファは快感に頭を痺れさせる。
「あん! ううん! んんん・・・っ!」
左右への回転だけでなく、リズムをつけて前後へくいっくいっと動かしてみた。
「あふぅんっ」
半分以上脱げているファの制服から、白い肩がこぼれ出す。
細く綺麗な裸身は既にピンク色に染まり、激しく揺れる乳房が汗でぬるぬる光った。
ヘンケンに霞んだ瞳を向けながら、ファは小さな口から甘美の声を上げる。
「ひゃん、いいぃ」
そう叫ぶ間も、ファの腰はまるでダンスでも踊っているかのように止まらない。
前後左右にねっとりとした動きを繰り返し、少しでも快感を貪ろうとした。
ヘンケンは、ふいに高ぶった表情でファを抱き寄せてキスをする。
「んむぅ」
口を吸われたファも、眉をせつなげに曲げながら差し込まれた舌を舐め取った。
キスの興奮に、ファの膣の中のヘンケンのペニスが不意に膨れ上がる。
「ひ、ひいぃいっ」
ヘンケンの口を振り解くように、ファはぬるぬるの裸身を捩った。
「だ、だめぇ、い、いっちゃう!!」
次の瞬間、ファは眉をぎゅっと顰め大きな声を上げ絶頂に達してしまう。
「ぃっくうぅぅ・・・っ!!」
柔らかい恥毛の繁るファの膣口が、快感に耐えかねて閉じ合わされた。
「・・・っ、っ、ぅぅぅ!!」
対面座位で貫かれたまま、ファは力を込めてヘンケンに抱き付く。
小猫に水を掛けると、脅えて飼い主にぎゅうっとしがみ付くものだ。
その必死に抱き付く様は、ある意味とても可愛くて愛しい。
ファの吐息を耳元に感じながら──ヘンケンは、ふとファを子猫のようだと思う。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁぁ」
ヘンケンに抱かれたまま、ファは荒い呼吸で目を閉じた。
展望室の星明りの下、まるでファは父親に甘えて抱かれている娘のようだ。
「・・・・・・はぁー・・・」
ファの喘ぎ声が少しずつ収まると、展望室は再び静寂に包まれた──
エゥーゴ旗艦アーガマは、月面から遠く離れた地球圏近くで戦闘配備中だ。
アーガマは『ジャブロー侵攻作戦』メンバーの回収の為、地球から離れられない。
もともと戦力不足であるエゥーゴには、無駄な艦隊運用は禁物のはずだった。
これは、アナハイム・エレクトロニクスの勝手な都合に振り回された結果なのだ。
もっとも、スポンサーであるアナハイム社の指示は最大限尊重されざるを得ない。
従って、アーガマと数隻の僚艦はティターンズ艦隊に遭遇しないように待機している。
エマ・シーン中尉は、そんなアーガマの格納庫で自機を点検中だった。
赤く塗装されたリック・ディアスの足元で、エマは配線関係のチェック中である。
無論、アストナージ・メドッソ以下アーガマ整備スタッフの腕は信頼に値した。
だが、自分の命を預ける機体を自分で点検しておくのはパイロットの常識だ。
ふと顔を上げたエマは、シミュレーションルームに入って行く人影を見つける。
ほっそりしたシルエットのノーマルスーツは、フランセス・エラワー少尉だった。
新型MSのテストパイロットに抜擢されているが、無口・無表情・無反応な少女である。
降下作戦に参加出来なかったエマとフランセスは、ある種の仲間意識を抱いていた。
特に仲が良い訳ではないが、食堂で逢えば挨拶と少々の会話くらいはする。
エマの見るところ、フランセスは降下部隊に片想い中の相手がいるようだった。
それが誰だかは知らないが、フランセスはその相手に追いつきたいと切望している。
エマは、フランセスが寝る間も惜しんで訓練を行っているのを知っていた。
だからだろう・・・昨日の模擬戦闘で、エマはフランセスに一勝も出来なかったのだ。
その才能に畏怖しつつ、エマはそこまで彼女に想われる相手を羨ましくも思う・・・
不意に、エマは『ジャブロー侵攻作戦』に参加中のカミーユ・ビダンを思い出した。
少女のように綺麗な顔立ちの少年と、最後に肌を重ねたのは随分と前の事のようだ。
思い出すと少し心のどこかが濡れるようで、エマは足をせつなげに閉じる。
ブライト・ノア艦長の説明では、ようやく降下部隊はケネディ空港へ到着したらしい。
そこに用意されたシャトルで、パイロット達は順番にアーガマへ還ってくるのだ。
その頃には、現在アンマンに停泊中のラーディッシュも合流し戦力も充実するだろう。
アンマンで訓練中の補充パイロットも、逐次実戦配備される予定とも聞いていた。
そういえば、とエマ・シーンはアンマンへ行った時の事を思い出す。
ヘンケン・ベッケナー艦長がやけに話し掛けて来たが、何か用でもあったのだろうか。
少し悩んだエマは──しかし、すぐにヘンケンの事など忘れてしまった。
──次回、10月12日。
次回、「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚」
・・・Tオウガ!?Σ(´Д`;)
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
今週も乙です。
これを読まないと月曜からの仕事の気力が湧かないなぁ。
ところで俺、ヘンケンてどんなんだったかぜんぜん憶えてないや。
エマ庇って死んじゃうんだったっけ?
>>534 だねw
>しかし、すぐにヘンケンの事など忘れてしまった
…つД`)
も う こ れ 無 し で は 生 き て い け な い w
久し振りにフランキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
>エマはそこまで彼女に想われる相手を羨ましくも思う・・・
相変わらす一途なフラン萌え
あと、ファはエロエロでいいですねえ(*´з`)
>533
思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから
>535
我等がヘンケン艦長を覚えてないだと! 修正してやる!(w
ファのイメージが変わった。
ところでヘンケンってかなり背が高いから、
ISAPさんの描写のとおり、チンコもかなりぶっといだろうね。
フランはともかく、もうずいぶんとベルが出てないなあ……
>>541 彼女が出ると空気重くなっちゃうんだよな・・・
ヒロインなのに。・゚・(ノД`)・゚・。
なんてったってあの辺りは誤解が誤解を産むまるで昼ドラの様な展開だし・・・更には昔の元カレなんかが出てきてそれがジオン兵だった日にゃあ・・・あれ?何かどっかで見た気が・・・
いやあぁぁわたしのがんだむぐあぁぁぁ (;'Д`)
おまいら、ベルたんとニナ豚を一緒にすんな(9 ̄^ ̄)9 プンプン
ベルナデッタ&フランセスが出ないとジュナスの影が薄い。
俺としては新型に手に入れてからはそれなりに活躍してほしいなぁ・・・
今はこのままでいいけどさ、なんせMKUはしょせんMKUですからw
でもさ、今でこそZってモビルスーツの中でも人気高いけど
本放送の時ってすげー不評じゃなかった?
どっちかっていうとマーク2のほうが好きだったなあ、リア厨の時は
リア厨の時にZってことは同年代だなw
漏れもMKIIの方が最初好きだったような気がする
ガンダムが黒い!つーだけで、
当時は学校中の男子に衝撃が走ってたな。
さすがにファーストと比べればZのプラモはあんまり買わなかったけどナー
漏れもZのときは中学生だったけど、
Zガンダムなんてもの放送してること自体知らんかった。
あとから雑誌で見かけて「ゼットガンダムなんてやってたのかー」
てかんじだった。
>ゼットガンダム
パイルダーオンでブレストファイヤーなカンジw
555 :
名無しさん@ピンキー:03/10/11 13:06 ID:rZnb3DG9
いよいよ明日か・・・
ファイズ(・∀・)おめ!
>>537 うぅっ、やっぱりそうでしたか・・。
友人から種をもらったので軽い気持ちで育ててしまいましたが、
よく考えれば当たり前ですよね・・。
しかし、成体になるまで育ててしまったものを今さらどうしていいのやら・・
日曜の朝、エサを用意しわすれてでかけたら、
夜帰った時には80cm以上も移動していました・・・。
いったい何処の誤爆か激しく気になる〜
>537
もうこれ無しでは生きていけないらしいぞ
T-72神のスレじゃやないかな
ワケ ワカ ラン♪
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ・∀・) ( ・∀・)
⊂ ⊂ ) ( U つ ⊂__へ つ
< < < ) ) ) (_)|
(_(_) (__)_) 彡(__)
っていうか荒しか?
>>557
562 :
名無しさん@ピンキー:03/10/12 11:58 ID:i4akhao6
まだかな?
>>562 冗談だろうなあーと思いつつも、待っていて貰えるのは有り難かったりします。
頑張って書いているので、読んで貰えた方が嬉しいのですよ。
U.C.0093
ゆったりとしたガウンを羽織った女が、目の前に座る男に静かに話し掛けた。
「アクシズを地球にぶつけるだけで、地球は核の冬と同じ規模の被害を受けます。
それはどんな独裁者でもやったことがない悪行ですよ。本当に、いいのですか?」
常夜灯だけで照らされているベッドルームには、男と女の二人だけしかいない。
「今更説教はないぞ、ナナイ。私は、宇宙に出た人類の革新を信じている。しかし
人類全体をニュータイプにする為には、誰かが人類の業を背負わなければならない」
綺麗な金髪を後ろに撫で付けた男が、洋酒の入ったグラスを傾けつつ呟いた。
「・・・それでいいのですか?・・・
大佐は、あのアムロを見返したい為に今度の作戦を思いついたのでしょう?」
せつなそうな表情で言う女に、額に傷のあるその男は苦笑して見せる。
「──私はそんなに小さい男か?・・・」
静かに自分を抱き寄せる男に、女は感情を押し殺した口調で囁いた。
「アムロ・レイは、優しさがニュータイプの武器だと勘違いしている男です。
女性ならそんな男も許せますが、大佐はそんなアムロを許せない・・・」
男は女のセリフには答えずに、ただ抱き締める手に力を込める。
U.C.0087
薄暗いアウドムラの格納庫の片隅に、青年は一人暗い表情で佇んでいる。
かつて一年戦争の英雄と呼ばれたアムロ・レイ大尉とは、とても思えない態度だ。
アムロが見つめる格納庫の中では、騒々しくMSが動き回っている。
エゥーゴがティターンズから強奪した、2機のガルダ級輸送機アウドムラとスードリ、
2機は、ケネディ・スペースポートの滑走路にその巨大な機体を横たえていた。
その腹の格納庫の中では、エゥーゴのパイロット達が忙しく動き回っている。
彼等がケネディ空港に着陸したのは、今から5時間前の事だった。
乗組員は、月面都市アンマンから出港し大気圏突入を強行したパイロット達だ。
しかも、『ジャブロー侵攻作戦』終了後は休む間もなく逃避行に移るしかなかった。
作戦上仕方ないとは言え、ハードというには余りにもハードな行軍である。
だが、パイロット達は疲れも知らないようにMSの搬出作業を行っていた。
それは勿論、もうすぐ懐かしい宇宙へ帰る事が出来るからだ。
ちなみに、既にシャトルへ分乗する為のチーム分けは終了済みだ。
アムロが遠方を眺めると、1人のパイロットがMSから滑走路へと降り立つのが見える。
男が降り立ったMSの周囲には、同じように直立する巨人が整列していた。
誰も見ていないのに気障に髪を掻き揚げたのは、ウォルトン・スウィフト少尉だ。
掴んでいた降下リフトを離し、ウォルトンはMSA-003 ネモを見上げる。
フロリダの快晴の空の下、20メートル余りの巨体は圧倒的な存在感を誇っていた。
MSが、対歩兵への示威効果が期待されたのにも納得が出来ようというものだ。
このウォルトンは、アンマンで合流したエゥーゴのパイロットで年齢は23歳だった。
自分自身を天才パイロットだと信じている、ある意味幸せな男である。
実際は、2回パイロット任用試験に落第してようやく少尉になった程度の腕なのだが──
そんな事実は一向に気にしていないウォルトンは、鼻歌交じりにネモを見上げる。
さすがに、『ジャブロー侵攻作戦』開始以降ロクな整備を受けていない機体だ。
ビームで焼かれ弾痕で彩られている装甲は、そろそろ限界を迎えても可笑しくはない。
「本来なら、尊敬する大尉と同じガンダムMk-Uこそオレに相応しいんだがな」
そう呟くウォルトンは、客観的にはモデル並みの顔の良い男だ。
もっとも、口元の品のない笑いが全てをぶち壊しているのが惜しいと言えば惜しい。
「そういう事は実力を身に付けてから言うのね」
冷たい口調でツッコミを入れられたウォルトンは、ムッとしつつ後ろを振り向いた。
ところが、振り返った視界には誰もいないのでウォルトンは首を捻る。
「──・・・下よ」
氷のようなセリフを耳にして、ウォルトンは視線を地面に下げた。
見ると、ウォルトンの胸元くらいの背丈しかない女性士官が腕組みして立っている。
長く美しい金髪を腰の辺りまで伸ばした、完璧な美少女だった。
身を包んでいるノーマルスーツの青と、ストレートの金髪が見事に映えている。
ウォルトンは、ふと19歳のフランセス・エラワー少尉を思い出した。
今はエゥーゴ旗艦アーガマにいる美しくも不愛想な少女も、小柄で華奢だ。
しかし、今目の前にいる女性パイロットはフランセス以上に背が低くい。
「えーと、どちらさんだっけ?」
襟元の階級章も見ずにウォルトンが口を開くと、女性は憤慨して叫ぶ。
「エリス・ワイス中尉よ! 上官に向ってその口のきき方は何!?」
容姿が整っている女性士官だが、眉を顰めているので美貌が台無しだ。
そういえば、ウォルトンも降下作戦前にアンマンで彼女の噂を聞いた事があった。
確か、外見と反対に凄腕のパイロットで25歳にして中尉に昇進したエリートのはずだ。
ジャブロー以降はスードリに乗っていたらしく、実際に本人と逢うのは初めてだった。
「失礼しました、エリス中尉殿」
口調は改めたが、敬礼一つせずにウォルトンはエリスを見下ろした。
ノーマルスーツでも、ある程度のボディラインは出てしまうものである。
ウォルトンは、余りにも平坦で洗濯板なエリスの乳房に首を傾げた。
「・・・確かオレより2才年上と聞いたが──」
「どこ見ながら言ってんのよ」
ウォルトンを見上げながら怒鳴り付け、エリスは表情を引き締める。
「君の事は聞いた事があるわ、ウォルトン少尉。口先だけの最低パイロット」
「それは誤報だな、オレはジュナス大尉の信任厚いエースパイロットだぞ」
いけしゃあしゃあと言いつつ、ウォルトンは肩を竦めて見せた。
「よくもまあ・・・平気で嘘吐けるもんだわ」
エリスは、呆れたようにため息を吐いてジュナスに心の中で同情する。
ジュナス・フレイブ大尉は、中途参加組の中では尊敬されている軍人だ。
そのジュナスが、ウォルトンやカミーユに手を焼いているというのは常識である。
「エゥーゴも、君みたいな素人まで担ぎ出すくらい人材不足とはね」
既に今回の作戦でエースを得ているエリスは、彼を馬鹿にしたように笑う。
実際、エリスは他人に軽んじられないようにいつだって全力で努力し続けていた。
ちょっと力を抜けば、背丈や女という性別のせいで過小評価されてしまう。
だから、エリスは他人の3倍も4倍も血を吐いて今の実力と地位を身に付けた。
そんな彼女だから、存在そのものが冗談のようなウォルトンが大嫌いだ。
「せいぜい、怪我をしない内にMSから降りた方がいいわよ」
ウォルトンを見上げ背伸びをしながら、エリスは嘲笑するような口調で笑った。
だが、エリスは急に相手が真剣な顔でこちらを見下ろしているのに気付く。
自分のセリフで彼が予想以上に傷ついたのかと、エリスは心配になった。
さすがに、感情のままに罵声を浴びせたのはやり過ぎだったかもしれない。
上官として、エリスはウォルトンに真面目になって欲しかっただけなのだ。
「ね、ねぇ・・・そ、その、私も言い過ぎたかもしれないわね」
いい加減に見えて、本当のウォルトンはナイーブな性格なのかもしれない。
そっと手を伸ばすと、エリスはウォルトンの腕を労るように優しく触った。
エリスの心配そうな視線を受けて、ウォルトンはおもむろに口を開く。
「──しかし、ホントに胸がないな」
「バ、バカあぁぁぁーーーっっ!!!!」
コンプレックスの胸部を隠しながら、エリスはウォルトンの腹に右ストレートを叩き込む。
「ぐはぁ!! しょ、正直に感想を述べただけじゃねーかっ」
「正直すぎよーーっ!! バカバカバカーーーっ!!」
怒りの余り涙まで流すエリスに、腹を押さえつつウォルトンは文句を言った。
「・・・なんだよ、せっかく可愛いと思ってやったのに!」
「か! か、か、可愛い!? ま、まだ上官をからかうつもりいい!?」
拳を握り締めて顔を真っ赤にしたエリスに、ウォルトンもムキになって叫び返す。
「可愛い女を可愛いって言って、何が悪いんだよ! ああ!?」
「・・・っ!?」
初対面の年下の男に真剣に可愛いと言われて、エリスは顔から火を噴いた。
エリスに馴染み深い他人の評価は、生意気や強気というものだ。
面と向って慣れていない言葉で誉められると、エリスは戸惑って困惑するしかない。
「こ、今度可愛いなんて言ったら、“修正”するわよっ!」
ウォルトンは痛む腹を押さえつつ、ふふん、と不敵に笑って胸を張った。
「面白い! このウォルトン様を修正出来るもんなら、やってみやがれ!」
「・・・じゃあ、お言葉に甘えて」
顔を火照らせたまま、エリスは間髪を入れずにウォルトンの脛を思い切り飛ばす。
「い、痛てええ!!! うごおお・・・!」
痛みでぴょんぴょんと飛び跳ねるウォルトンの脚を、エリスは素早く払った。
そのまま滑走路へ倒れ込んだウォルトンに、エリスは連続で蹴りをぶち込む。
「ぐはぁ! や、やめっ・・・! ぐひぃぃ! 止めてくれええ」
情けない悲鳴を上げるウォルトンを蹴りまくった後で、エリスは背を向け立ち去る。
「反省しなさい・・・っ」
肩を怒らして歩くエリスとすれ違うパイロット達は、一斉に直立敬礼をした。
エゥーゴのパイロットの殆どは、厳しくも公平なこの小さな上官を敬愛している。
ウォルトンは満身創痍で滑走路に無惨に転がったまま、ぴくぴくと痙攣していた。
パイロット達は、そんなウォルトンを放置しつつMSの搬入搬出を継続する。
そんな滑走路の微笑ましい騒動から、アムロはいじけたように視線を逸らした。
格納庫の一方では、頬を赤く腫らしたカツ・コバヤシが部品の仕分けをしている。
頬の痣は、先刻の無断出撃を知った義父ハヤト・コバヤシに“修正”を受けた物だ。
もっとも、本当の軍隊ならば軍法会議モノの独断専行の愚行である。
殴られたカツは不満気な態度を示してはいたが、それくらいで済んで良しとすべきだ。
結局、カツは傍目には余り堪えていないように結構元気良く飛び回っている。
ちなみに、素人が勝手に出撃して無事帰還出来た事自体が奇跡に近い。
恐らく、クワトロ・バジーナ大尉やジュナス・フレイブ大尉の援護もあったのだろう。
その二人は、アムロから遠く離れた場所でハヤトを相手に会話をしていた。
「・・・ジャブローの引越し情報が、手に入らなかったのか?」
そう問い掛けたのは、サングラスを掛けたクワトロ・バジーナだった。
「ジャミトフ・ハイマンを甘く見ました。申し訳ありません」
申し訳ないと言う割には、ハヤトはクワトロを相手にしても物怖じしていない。
むしろ、背が低くともがっしりとした体躯を誇るように胸を張っていた。
このハヤト・コバヤシは、アムロ・レイの幼馴染であり7年前の戦友である。
線でも引いたように7:3に分けられている頭髪が、いまいち似合っていない男だ。
ハヤトは戦後、アムロと共通の幼馴染のフラウ・ボゥと結婚し養子を持っていた。
現在は戦争博物館の館長及び、エゥーゴ支援組織カラバの代表を勤めている。
“ジャブロー引越し”情報を入手出来なかったのは、実はカラバの最大の失策だった。
しかも、現状ではティターンズ本拠地の場所は杳として掴めていない。
だがハヤトはそれを謝罪するでもなく、あくまでも強気な態度を崩さないままだ。
「現在の地球連邦政府は、ティターンズに騙されて地球を一部の人の独占物にしようと
しているのです。それにジオン共和国が手を貸しているという噂さえあります・・・」
隣に立つジュナス・フレイブは、MSを滑走路に整列させているパイロット達を眺める。
ガルダ級輸送機アウドムラとスードリの腹からは、次々にMSが搬出中だった。
フロリダの燦燦と輝く陽光の下に、全長20メートル余りの巨体が並ぶのは壮観である。
地面でのた打ち回っているウォルトンを無視して、ジュナスは静かに口を開く。
「用意したというシャトルは3機かね?」
「ええ。MSは36機積めますので残りはこちらで引き取ります」
どこか居丈高に口を開くハヤトに、ジュナスは眉を顰めた。
『ジャブロー侵攻作戦』から生還しているエゥーゴMS隊は、57機である。
36機しか宇宙に持って帰れないとしたら、21機も地上に置いていかなければならない。
例えMSが一般的に戦略運用されている時代でも、その制作費と技術は貴重だ。
「こちらで引き取る、とは?」
声を低くしたジュナスを、6歳年下のハヤトが馬鹿にしたように笑う。
「勿論、カラバで有効利用させて戴きます。まあ、シャトル代の一部ですよ」
「シャトルの代金は、ルオ商会から補助されているはずだが」
すかさず口を挟んだジュナスを、ハヤトは鬱陶しそうに見やった。
ニューホンコンに本拠地を置くルオ商会は、エゥーゴとカラバのスポンサーである。
華僑系資本で、裏社会とも関係があると噂されるのがルオ商会の実態だ。
それにしても、本来共闘すべき組織の代表にしてはハヤトの態度は自己中心的だ。
レコア・ロンド少尉の情報によると、現在のカラバは殆ど戦力を保持していない。
精々が、ハヤトが館長を勤める戦争博物館所蔵の旧式MSを何機か持つ程度だ。
ところが、今回のシャトル提供によってカラバは濡手に粟でMSを所有出来るのである。
また、エゥーゴが奪取したガルダ型輸送機2機もカラバに提供されるはずだ。
ハヤトの焦りとも言える上昇志向に、ジュナスはどこかで見覚えがあった気がする。
「・・・MSは、パイロットがいなければただの機械の塊だが?」
「承知していますよ。私もホワイトベースでは一角のパイロットでしたからね」
わざわざ自分の戦歴を誇示しつつ、ハヤトはジュナスに肩を竦めて見せる。
ハヤトの態度に気分を害したジュナスだが──それはすぐに微苦笑に変わった。
戦後、ハヤト・コバヤシは戦争博物館の館長という閑職に追いやられていたという。
その男が千載一遇の機会に乗り、必死になってのし上がろうとしているのだ。
それに思い至ったジュナスは、ハヤトを可愛く感じて微笑んでしまう。
微笑を向けられたハヤトは、後ろめたそうに視線を逸らせて咳払いをした。
不意に、ハヤトはもごもごと何か呟いて空港に隣接する戦争博物館へと歩去る。
隣に立つクワトロ・バジーナが、そっとジュナスにだけ聞こえるように囁いた。
「今は恩を売らせておきましょう・・・」
クワトロの口調からは、ハヤトを小物扱いしている感情が見て取れる。
宇宙を拠点とするエゥーゴには、地球主体のカラバの支援は現実問題として必要だ。
いずれにしろ、対ティターンズといえども一枚板ではないようである。
──次回、10月19日。
次回、「心離れて・・・」
今週も乙です。
リアルで読んでしまった・・・
それはそうと、エリスはウォルトンにはもったいないと思う人
/
でも不幸にはもっとならないでほしい。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
またまたリアルタイムでミタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
>駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚
野心がハヤトので欲望が洗濯板への視線で、横たわる犬と豚はウォルトン君なのね(w
洗濯板! ジムのような簡素なモノッ! 簡素なのは(・∀・)イイ!!
強気同士の絡みというのも乙なものですなぁ…
カツとウォルは女子に手を出す前にsh(ry
乙です。
ハヤトに文章割く人少ないから、今回は非常に新鮮でした。
こうやって見ると、カツって、ハヤトの影響でかいですねぇ。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
>それはそうと、エリスはウォルトンにはもったいないと思う人
( )ノシ
ところでエリスにもえちシーンがあったりするでしょうか?(w
強気少女のエロってかなり萌え萌えなんですが!!!
>>587 あるとしたら幸せなえちシーンだといいなぁ・・・
おつかれさまー。
アムロとベルトーチカの濡れ場キヴォンヌ
ジ・Oは小太りなのにすばやいなんてなんて羨ましい・・・
香具師はバーニアの塊だからな…(全身に50以上アル)
さすがに一週間は持たないと思うので保守
つーか、書き込み少ないよなあ。
……作者氏がやる気なくさないかちょっと心配。
やはり、新キャラ、エリスの今後のスタイルをはかりかねるのでコメントしづらいのでは?
ちっちゃいのもただのコンプレックス設定用なのか[君望]の天川蛍のような予想外の返しがあるのかわかんないし。
やっぱウォルトンとくっつくのかな?
ちなみに、595が見れない(;´Д`)
萌えjpか
最初はTOPからクッキー食べんと無理ぽ
>>596 蛍たん・・・・・
また泣かせる気かよ(;´д⊂)
自分の中ではエリスの外見はハリポタのハーたんなんだが
強気でちっちゃなハーたんw
ついでに600ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
>>599 あれは泣くよなあぁ。あんなただのょぅι゛ょ萌えキャラかと思わせといて実は・・・なんて。
ちなみに俺のイメージはザブングルのエルチだったりする。(あっちは胸が有るけど)
602 :
597:03/10/18 12:32 ID:nObeW7Hh
595がなんだか知りたくて萌えjpなんかに逝っちゃったよ(;´Д`)
これって携帯機かなんかのゲームのキャラじゃなかった?
こういうジュナスも良いかもなー(29才には見えんけど)
オリジナルキャラの外見&声は自由に想像して下さっていいですよ。
U.C.0093
野心に満ちた表情の青年は、手を振り回しながら目の前の少女に叫ぶ。
「俺な、敵の核ミサイルを一気に狙撃したんだぞ?
俺は大佐以上に働けるんだ──あんな男は気にするなって!!」
「何言ってんの? 今は戦争だよ」
長い髪をツインテールにした少女の、呆れたようなセリフに青年はムキになった。
「クェス、大佐がナナイと仲良くしてる訳を知らないのか?
大佐は、一年戦争の時に使ったパイロットのララァに憑り付かれているんだぜ!
けど大佐は、総帥らしく見せる為にナナイなんかとも付き合ってさ。
ロリコンじゃないかって! ニュータイプ研究所の連中はみんな知ってんだ!」
「だ、だからって何よ、昔のことでしょう・・・?」
「大佐の“ララァ・スン”って寝言を聞いた女は、かなりいるんだ!」
青年が決定的なセリフを叫ぶと、少女はビクッと肩を震わせて呟く。
「・・・あたしがナナイとララァを・・・追い出すんだからぁ」
意固地に自分の魅力を信じる少女に、必死な形相で青年は詰め寄った。
「ララァをアムロに取られたから、大佐はこの戦争を始めたんだぞっ!!」
U.C.0087
ぼんやりと壁にもたれかかっていたアムロに、誰かが声を掛けて来た。
「随分としょげてるじゃないか」
白いスーツを着こなしたカイ・シデンが、眉をひょいっと上げて口元を歪めている。
ジャブローでエゥーゴに助けられたカイは、ここケネディ空港まで同行していた。
二人の周囲では、エゥーゴのパイロット達がMSの搬入搬出に大騒ぎの真っ最中だ。
アムロは、額に影を落としたままカイの軽口に答える事はしない。
「MSに乗ろうとして泣き出しちまったんだって?」
黙ったままのアムロに向かって、カイは少しからかうようなセリフを口にした。
「泣いてなんかいませんよ」
前を向いたままカイと視線を合わさずに、アムロはぼそっと言う。
「まあ、出撃拒否は昔っからお前さんの専売特許だったがね」
皮肉っぽく言いながらも、どこか昔を懐かしんでいる口調のカイである。
もとよりカイに悪気はないのを判っているから、アムロはため息交じりに目を閉じた。
同じように壁にもたれかかったカイは、遠くに立つクワトロを目で指し示す。
「ところでアムロ、確認しておきたいんだがクワトロ・バジーナ大尉ってありゃあ」
「シャアですよ、赤い彗星のシャア・アズナブル」
どこか投げ遣りな口調で、間髪を入れずに答えるアムロだった。
その回答を予想していたのか、大して驚かずにカイはセリフを続ける。
「やっぱりか・・・そういやお前さん、セイラさんとはどうなったんだ?」
「もう何年も逢っていませんよ」
アムロにとって、“金髪さん”セイラ・マスとの想い出は甘く苦い遠い記憶だ。
二人で過ごした一年余りの蜜月は、恐らく生涯忘れる事はないだろう。
軽く頷いたカイは、当たり前のようにその話題を打ち切って別の眉を顰める。
「本当にクワトロ大尉がシャアならば、・・・今のシャアは卑怯だな」
予想もしていなかったセリフに、アムロは目を丸くしてカイを見た。
「戦争が終わった後、俺は興味半分で昔の敵だった赤い彗星のシャアの事を調べた」
静かに語るカイの表情は、昔のアムロが知らない成熟した知性を秘めている。
「結論から言えば、シャアは政界に出れば地球連邦政府の大統領にもなれる男だ。
むしろ、何十年掛かってもそれをしなくちゃならない権利と義務を持っている。
それをせずに、偽名を使って一パイロットでいようとするシャアの意図は何だ?」
クワトロの考えている事など判るはずはないから、アムロは無言のままだ。
そもそも、アムロはシャアに対してのわだかまりを捨てる事が出来ないのだ。
「エゥーゴだティターンズだと言っても、所詮連邦軍の内部抗争だろうが」
つまらなそうに真実を指摘したカイは、滑走路の端に立つハヤトを横目で見て呟く。
「だいたいハヤトもハヤトだ・・・アイツもちょっと変わっちまったようだな」
周囲のカラバ構成員に指示を出しているハヤトは、ある意味傲慢なまでに攻撃的だ。
アムロとカイの知っていたハヤトは、友達甲斐のある努力家のスポーツ青年だった。
背丈こそ低かったが、それを補って余りある向上心に溢れた仲間だったはずである。
格納庫の壁に並んで寄り掛かりながら、アムロとカイは寂寥感で口を閉ざす。
7年という時間は、決して短くはないとお互いに判っていたはずだった。
良くも悪くも人は変わってゆくものなのだ・・・望むと望まないに関わらず──
「アポリー! シャトルの正確な発進時間は試算出来たのか?」
アウドムラに近付いて来ていたクワトロが、不意に声を張り上げる。
押し黙ったままのアムロとカイは、聞くともなしにクワトロの会話に耳を傾けた。
「現在、管制で試算してもらってますが・・・あと1時間ってとこでしょう」
第1脱出シャトルのパイロットに任命されたアポリー中尉が、即座に答えた。
アポリーが操縦するはずのシャトルには、既に12機のMSが積載済みである。
第3シャトル組のクワトロやジュナスは、最後まで残って警戒を担当予定だった。
「大尉・・・」
暗い表情でクワトロに声を掛けたのは、レコア・ロンド少尉である。
レコアは、アナハイム社への作戦結果報告を急ぐ為に第1シャトル組に入っていた。
「ん? レコアか・・・」
気付かない内に近付いて来ていたレコアに、クワトロは表情を変えずに言う。
「ブライト艦長に、ご家族を見つけられなかった事を詫びておいてくれ」
ジャブロー撤退後、既にブライトには家族の所在が未確認と報告がなされていた。
「はい・・・」
硬い表情で頷くレコアから、興味を無くしたようにクワトロは視線を外す。
それっきり背を向けたクワトロから逃げるように、レコアは二人に背を向けた。
結局、レコアが望むようなセリフは何も言ってくれなかったクワトロである。
女にとって・・・好きだの愛しているだのという男のセリフは栄養のようなものだ。
四六時中言われていないと不安になるし、何百回言われても満足する事はない。
それが女というものだし、その想いを受け止めてこそ男だとレコアは思う。
レコアは、男に対して愛情を欲しない女性を一種類しか知らない。
それは母親という存在だけであり・・・レコアはクワトロの母ではないのだ。
不意に、レコアは自分がアーガマに──エゥーゴにいる理由に疑問を持ち始めた。
黎明期のエゥーゴならば、ゲリラ経験者の自分が必要とされていたと思う。
しかし、次第に陣容を整えつつあるアーガマにレコアの居場所はあるのだろうか。
クワトロに失望したレコアは、自分がいるべき場所がどこなのか判らなくなっていた。
ふと、シャトルに向って歩くレコアに誰かが速度を合わせて並んで来る。
「レコア・ロンド少尉、突然の無礼をお許し下さい・・・」
MSの機動音で騒々しい滑走路の中で、近づいて来た相手が語り掛けて来た。
訝しげな視線を向けるレコアに、帽子を目深に被った私服姿の少女が小さく囁く。
「実は、私の上官が少尉の経歴と勇敢さに期待を寄せていらっしゃいます」
驚いて立ち止まるレコアの歩みを促しつつ、少女は手の中の連邦軍階級章を見せた。
「!? ティターンズのスパイ・・・?」
「そのようなちっぽけな感情や欲望では、私達は動いておりません」
戸惑いと怒りを込めて言うレコアに、少女は微笑しつつ首を横に振る。
「地球圏に恒久的な平和を確立させる為、少尉のお力が必要だとご認識下さい」
本来なら、レコアには敵のスパイの存在を仲間達に教える義務があった。
警戒を潜り紛れ込んでいた連絡員の通報により、敵の追撃隊が出撃しているはずだ。
だが、シャトルに向かって機械的に歩きながらレコアはそれが出来ずにいた。
「是非よくお考えになって下さい・・・時期を見て、またご連絡させて戴きます」
言いたい事だけ言うと、少女はまた帽子を被り直してレコアから離れようとする。
「ま、待って! 貴方は誰? それに上官って・・・!?」
諜報員が現れた絶妙のタイミングは、得体の知れない恐ろしさを感じさせた。
慌てて自分に追い縋るレコアを振り返り、少女は意志の強い瞳で言う。
「──私は、サラ・ザビアロフと申します」
薄く赤い色の髪を揺らし、サラと名乗った少女は艶然と微笑んだ。
「そして私の主はパプテマス・シロッコ様・・・いずれ世界を救うお方です」
レコアは、その奇妙な名前に魅了されたように呆然と少女を見送るしかない。
しばらく無言でMSのシャトル積載作業を眺めた後で、カイは静かに背を向けた。
「いずれにしろ、今のエゥーゴに協力する気にはなれん。ここでおさらばだ」
手をひらひらと振ると、カイはゆっくりと歩み去ってゆく。
「・・・これからどこへ行くんですか?」
アムロの問い掛けのセリフに、カイは背を向けたまま肩を竦めた。
「さあな。・・・ま、例の《ユニバーサルピース》でも取材してみるかな」
新興反戦組織ユニバーサルピースの好意的な噂は、アムロも聞いた事があった。
現在人気急上昇の平和団体で、リーダーは“バーナード・ワイズマン”といったか。
ワイズマン[賢人]とは如何にも仰々しい名前だったから、アムロも覚えていた。
「アムロも、戦えないのならこんな処から早めに退散した方がいいと思うぜ」
振り向かずに手をひらひらと振り、カイはケネディ空港出口へと去って行った。
耳触りな金属音と共に、アムロの周囲では次々とMSがシャトルに積載されてゆく。
取り残されてぼんやりとしていたアムロの背中を、誰かがどやし付けた。
「どうした、アムロ・・・ん? 今ここにカイがいなかったか?」
いつの間にか近付いて来ていたハヤト・コバヤシが、鷹揚に笑いつつ話し掛けて来る。
「他の取材があるってさ・・・」
静かに答えるアムロに、ハヤトは呆れたように鼻を鳴らした。
「まったく気紛れな奴だな。やってもらいたい事が山ほどあったんだが」
カラバと無関係のカイを利用しようとするハヤトに、アムロは眉を顰める。
「ところでアムロ。MSに乗るのを断ったそうだが、久し振りで勝手が違ったのか?」
アムロはその質問には答えず、今まで疑問に思っていた事を口にした。
「・・・カツ達を俺の家に寄越したのは、俺を連れ出させるつもりだったのか?」
まさか、と笑うハヤトの目は、自分の思惑通りになった事を喜んでいる。
「だが、お前には頑張って貰わなければならないからな・・・頼むぞ」
まるで、自分の描くカラバの未来図にアムロは組み込み済みだと宣言しているようだ。
胸を締め付けられるような思いで、アムロは無言でハヤトに背を向けた。
次の瞬間、ケネディ・スペースポート内に警報とカラバの通信員の声が響き渡る。
『西方よりティターンズ部隊接近中! 総員戦闘配備!!』
はっと顔を合わせた二人の横を、エゥーゴのパイロット達が急いでMSへと走った。
「至急、シャトルに固定してないMSを出撃させろ!」
遠くで叫ぶクワトロ・バジーナの声に、何人かのパイロット達が呼応する。
「うぉしゃあっ! 腰抜けのティターンズ共め! 今度こそやぁってやるぜっ!」
いつの間にか復活していた、ウォルトン・スウィフト少尉の叫び声が響き渡った。
「・・・もっと修正しといた方がよかったかしら」
自機へ走るエリス・ワイス中尉が、金髪をなびかせつつため息で頭を押さえる。
「ジュナス大尉、行きましょう!」
アムロの前を、カミーユとジュナスが緊急機動中のガンダムMk-Uへ向って駆け抜けた。
二人の“ガンダム”パイロットを、アムロは羨望と嫉妬で見送る。
「よし、アムロ! 俺達カラバの腕の見せ所だぞ!!」
顔を輝かせて出撃を求めるハヤトから、アムロは苦しそうに顔を背けた。
「? ・・・どうしたアムロ? 戦ってくれるんじゃないのか!?」
ハヤトは、焦れたようにアムロの腕を掴んで怒鳴る。
「・・・・・・戦えないんだ・・・怖いんだよ・・・」
アムロが辛そうに囁くと、ハヤトは何かの冗談と思ってか笑い顔になった。
「何を馬鹿な事を言ってんだ。・・・──お、おい、真面目なのか?」
だが、アムロが本当に役立たずだと理解したハヤトの表情が冷めたものになる。
「なんだよ、期待させやがって!! ・・・ちいっ!」
蔑んだ目でアムロを見つめると、ハヤトは舌打ちして走り去った。
顔を伏せたアムロの視界の片隅で、ふわふわとしたウェーブの髪の毛が揺れる。
「そんな・・・本当にこの人がアムロ・レイだなんて」
アムロに握手をねだったリベカ・マレリー少尉が、困ったように立っていた。
「リベカ、そっとしておいてあげないと」
隣に立つテオドール・チャーチワード少尉が、アムロに気を遣って言う。
「だ、だって、テオ! 憧れてた一年戦争の英雄なのにぃ〜」
泣きそうな顔で言った後、それでもリベカはテオドールと共に走り去った。
ふらふらと歩き出したアムロを、苛々と走るカラバのスタッフが突き飛ばす。
「邪魔だ! 関係ないヤツは、すっこんでろよっ!!」
力なくふらつきながら、アムロはアウドムラ格納庫の壁に寄り掛かった。
滑走路には次々とMSが出撃し、ティターンズへの迎撃態勢を取りつつある──
もう、アムロ・レイを相手にする者は誰もいなかった。
次 回 、 第 一 次 シ ャ ト ル 防 衛 戦
Next episode 「 重 力 の 井 戸 の 底 で 」
Thanks…
うおォ!!
来た!!
来たぞ!!!
話し上手杉
なんでこんなの上手く書けるのだろうか・・・
最高・・・(´∀`)
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
サラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
バーニィの話キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
わずか10レスで、話の本筋のみならず、それぞれのキャラが
きっちり動いていて本当にお見事ッ!
ISAPさん乙です。いやぁホント凝縮された話でした。まるで今朝の555みたいに各人物の激しい心の動きが描かれていて感服しました。次回も楽しみにしてます。
文庫本になったら...私、絶対に買うと思います。
否、間違いなく買う!!(キッパリ
>>628 何を言っとるんだ君は・・・
常識すぎて困ってしまうよw
ハァハァハァハァハァハァ
最近登場人物が増えているので戦闘が怖い。
・・・Zだし。
この方は内田康夫氏と同じく大まかなストーリーは立てるがフローチャートは組まず書いていらっしゃるんですよね?だとしたらとんでもない天才肌の方に感じます。(まあ、今後の複線の張り方や完結方法にもよりますが)
普通は一年以上連載していれば何らかの破綻が生じてくるものですが、殆どそれが見受けられません。(ま、まだ風呂敷を広げている最中ともとれますが)
今後も楽しみにしています。
正 直 こ の 人 に S E E D を や っ て 欲 し か っ た
ΣΣ(゚∀゚ )キテタ━━━━━━━━!!!!!
毎回、ハイクオリティですねぇ…凄いです。
634 :
浪花のディアッカ:03/10/21 18:58 ID:vyeU/CO/
632さん俺も同感です。
ISAPさん、応援しています。
これからも頑張って下さい。
教えて君でスマンが。
エリス、ウォルトンって原作でいた人?
ググっても出てこないし。
ガンダムあまり詳しくなくて、でもベル&ジュナスがつぼにはまって
今まで読んできたんだが。
最近少しさびしい。
まあこんなこといってたらバチが当たるわけだが。
>>636 はい。原作にはいません。ISAPタソのオリ伽羅でつ。
>>636 ISAP様はオリキャラをまるで原作に存在したかのように自然に、そして上手く書いておられるのです。
639 :
636:03/10/24 05:10 ID:06Av+27O
>>637 >>638 ありがとうございます。
>ISAPさん
こういう言い方は作品をぶつ切りにして楽しんでるようで
あれなんだが、エリス×ウォルトン期待してます。
>>639 ぬっころす、ウォルにゃ勿体無いハァハァ
じゃあ、カツ×エリスの予想外スチュで。
ほら、カツだってクェス以外にロマンスがあったって・・・
明日か...って、あれっ?
ISAPタソ、次回予告日を書いてないなぁ...(´・ω・`)ショボーン
>>641 >ほら、カツだってクェス以外にロマンスがあったって・・・
突っ込んでいいですか?
ン?来るのか?
・・・・来ないのか?
>>616 サラってこの頃は(禿の小説だと)まだ月でハンバーガーショップの店長してたような・・・
まあ、いいけど(w
おお・・・俺のIDがドムだ・・・
不定期連載になったのかなさげ
あーほんとだ
日付指定がねえや…
ガ―――(;゚Д゚)―――ン!!
ゲーセンのゼータでここのオリジナルキャラの名前を入力しちゃいそーだよ。名前のセンスもほんとにガンダム世界にマッチしてるなぁと思います。
652 :
名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:16 ID:ngDkAu3A
>>651 俺、やっちゃった
名前ジュナス・フレイブで宇宙地球共にmk2
俺がヘタレなせいでキリマンジャロで撃墜されてしまいましたが( つД`)ヽ
俺、ageちゃった( つД`)ヽ
申し訳ない
654 :
651:03/10/28 13:55 ID:drfDjQ5T
>>652 おーいいねー。俺は入力したことなくていつもアムロタンなんだけど人とマーク2同士で組むときジュナスは入力してみたい。カミーユとジュナスのマーク2コンビがいつの間にか脳内定番になってる。
にしても現在連載中のアムロタンのへたれっぷりと周りからの放置プレイが(・∀・)イイ。
PS版発売日にはなんか特別編書いてくれないかなあ
そんなことより今週も更新なかったらコロニー落としちゃうぞ(9 ̄^ ̄)9
スマソ
×PS版
○PS2版
今週はあるよね?
あるよね?
(情緒不安定)
>>657 あると思うんだ
人の思いはアクシズさえも(ry
>>651 >>652 >>654 はじめてZやったとき名前選択時にランダムにしたら
カシになってしまいました・・・。
もちろん2面で即死しましたとも・・・。
660 :
名無しさん@ピンキー:03/11/02 18:49 ID:dGrdpxNc
今夜は来るのか?
だからageるなと(ry
>いつも真っ先にレスをくれる方達へ
ありがとうございます。きっと、貴方達がこの物語の本当の作者です。
>「エゥーゴvsティターンズ」関連の話題
よろしければ、これからもジュナスをゲームの中で活躍させてやって下さい。
以下、ネタバレレスなので嫌いな方はご注意を。
>>631 まだ風呂敷を広げている真っ最中です(あと3人重要なオリジナルキャラが出ます)
上手くまとめられるかどうか、よろしければその目でご確認下さい。
>>632 SEEDは、延長が決まった後に打ち切りを喰らったという事情を考慮すべきかと。
アストレイのデザインが大好きなので、SEED外伝も書きたいと思っています。
>>636 ベルナデッタとジュナスの感動の再会シーンは、楽しみに待っていて下さい。
宇宙へ帰還後は、フランセスとの三角関係がヒートアップしちゃう予定なのです。
>>639 エリスのHシーンは勿論あります(相手はまだ秘密です)
>>645 実は、これから少しずつ原作と違う展開になってゆくという伏線だったり(秘密)
現在、コウ・ウラキの再登場のプロットの構成が終わったところです。
再登場のシチュエーションは、0083を観てた方には大体想像がつくかと・・・
U.C.0079
「・・・ニュータイプ?」
鸚鵡返しに問い掛けた男の首には、将軍という地位を表す階級章が光っている。
「判りません・・・が、軍ではもっぱらの噂です」
そう答える士官にとっても、“ニュータイプ”という単語は余り馴染みがない。
どこか超常的な響きを持つそれは、現実を重要視する軍には異質な単語である。
「宣伝だよ──厭戦気分をカバーするための、な」
つまらなそうに語る将軍は、ため息を吐いて軟らかい椅子のクッションに身を沈める。
彼等が話題にしているのは、第13独立部隊と呼称されている奇妙な部隊の事だ。
最強のMSを運用する最新鋭戦艦のクルーは、実は殆どが素人集団なのである。
彼等が上げている常識では考えられない戦果に、誰もが正当な理由付けを求めていた。
「しかし閣下、ガンダムとホワイトベースの戦果はニュータイプとしか・・・」
尚も言い募る士官に、閣下と呼ばれた男は軽く頭を振って肩を竦めた。
「彼等はそうは思っておらんだろう。そもそも・・・」
士官を教え諭すような表情になった将軍は、寂しげな瞳でそっと呟いた。
「・・・ニュータイプとはな、戦争なぞせんで済む人類のことだよ」
U.C.0087
ケネディ・スペースポートの滑走路に、空襲警報が鳴り響いていた。
フロリダの眩しい陽光の下、広大な敷地にエゥーゴのMS隊が次々に出撃してゆく。
彼等は、核融合炉の轟音を撒き散らし装甲を煌かせつつ戦闘体制を取った。
部隊が護ろうとしているのは、カラバが用意した発射準備中の3機の宇宙シャトルだ。
このシャトルこそが、地球降下隊が宇宙へ帰還する唯一の手段なのだ。
第一脱出シャトルのコックピットに駆け込みながら、アポリー中尉は怒鳴った。
「エンジンに火は入っているのか!?」
シャトルのそれは、ガルダ級アウドムラと比べると随分狭苦しいコックピットである。
もっとも、20機のエンジンで航行し数10機のMSを積めるガルダ級が巨大すぎるのだが。
ちなみに、現在この地球上にはガルダ級輸送機は全部で4機しかない。
その2機をエゥーゴに奪取されたティターンズは、ガルダを切実に奪還したがっている。
「は! しかしアーガマは戦闘中だそうです!!」
先に副操縦士席に着いていた同僚の少尉が、頷きながらアポリーに叫び返す。
エゥーゴ旗艦アーガマは、地球圏で降下部隊の帰還を待ちつつ巡航中のはずだ。
エリート部隊ティターンズは、当然それを予測して対応出来る組織である。
降下部隊を回収すべく抵抗出来ないアーガマは、敵の襲撃に耐えるしかない。
アポリーは一瞬言葉に詰まるが、すぐに副操縦士に大声で叫び返した。
「アーガマ艦長は、あのブライト・ノア大佐だ! ランデブーくらいやってくれる!」
「そういえば、ブライト艦長は大気圏突入戦闘経験者でしたね」
当時、ブライト・ノアはペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースの指揮を執っていた。
彼が操るホワイトベースに攻撃を仕掛けた者こそ、“赤い彗星のシャア”である。
・・・ちなみに、そのシャアと渡り合ったパイロットこそ当時のアムロ・レイだった。
アポリーは同僚に無造作に頷くと、シートに座りながら空港の管制塔を呼び出す。
「打ち上げ最適時間は試算出来たのか!?」
『怒鳴らなくてもやっている!』
怒鳴り返して来るカラバの管制官は、いかにも慣れていない。
アポリーの見るところ、カラバという組織は素人の集団に毛が生えたようなものだ。
虚勢を張っているハヤト・コバヤシには悪いが、現在のカラバは未熟すぎる。
『──出た! 41分後、14:23だっ!』
管制官から帰って来た打ち上げまでの残り時間の短さに、アポリーは舌打ちした。
地球から宇宙へシャトルを打ち上げる為には、厳密で正確な計算が求められる。
特に、広大な宇宙では米粒のような戦艦と接触しなくてはならないとなれば尚更だ。
宇宙世紀といえども、重力の井戸を抜けるのにはそれなりの準備が必要である。
・・・これが、アースノイドとスペースノイドを隔てる“壁”だった。
「判った! ナビゲーションを頼む!」
アポリーは苛々したように手を握り、管制塔に現状データを送信する。
ティターンズは、見事に発射寸前の貴重な瞬間を狙って襲撃して来たのだ。
エゥーゴは、一切武装がないシャトルを敵の攻撃の中で発進させなくてはならない。
彼等に、ティターンズ迎撃に残された時間は40分少々だった。
制限時間内に敵を撃破出来なければ、シャトルは敵の攻撃の最中に発進する事となる。
アポリーは、一年戦争にも従軍経験のある歴戦のパイロットだ。
従って、実はこういう襲撃の際にはむしろMSのコックピットに座っていたいと思う。
自らの命は自分が握る操縦桿に託したい──パイロットとは因果な商売だ。
『アポリー、通信は聞いたぜ! 護衛は任せとけ!』
突然、コンソールの通信機から同僚のロベルト中尉の声が流れて来た。
MSA-009 リック・ディアスのコックピット内のロベルトが、通信画面の中で笑う。
『一足先にアーガマに戻れて羨ましいぜ!』
小さなモニターの中には、ロベルトの口元に髭を蓄え頬のこけた顔が映っていた。
アポリーにとって、ロベルトは一年戦争からの長い付き合いの同僚である。
新兵時代からの付き合いの二人は、腐れ縁のような関係と言っていい。
二人は、クワトロ・バジーナことシャア・アズナブルと同じくジオン公国の出身である。
7年前のジオン公国(現:ジオン共和国)の敗戦後、軍人達は散り散りになった。
彼等の一部は《デラーズ・フリート》に参加し、あるいは《アフリカ戦線》に残留した。
様々な場所で、ジオン再興の日を待ち望んだ者が存在したのだ。
アポリーとロベルトは、“ある場所”で再起を図っていた集団に属する事を選択した。
そこで、二人は赤い彗星ことシャア・アズナブルと出逢ったのだ。
シャアの卓越した戦闘センスとカリスマに、二人はたちまち心酔した。
だからこそ、二人は偽名を使いエゥーゴに参加するシャアに即座に同行したのである。
勿論、アポリーにしても現在の地球連邦軍に対する反感は根強い。
7年前の敵という事実を差し引いても、あまりにも腐った官僚組織だと思う。
従って、現在ではエゥーゴの一員としてプライドを抱いているアポリーだった。
「アーガマもドンパチ中だとさ! 羨ましいなら代わってやるぞ!」
ロベルトの顔を見て安心したアポリーは、皮肉っぽく軽口を叩いて見せる。
そのセリフを聞いたロベルトは、一瞬キョトンとしてからニヤっと目を細めた。
『はん! まあ守ってやるから任せときな!』
大きな衝撃と共に、外部カメラの一つに空港の一部で上がる土柱が映る。
どうやら、早くもティターンズの第一陣がケネディスペースポートに到着したようだ。
「お前さんに守ってもらうなんざ、世も末だぜ!」
眉を顰めながらも、冗談を言っている内にアポリーも少し気が楽になる。
『アポリー、カウントダウンは継続する! 軌道修正試算を続けろ!!』
ロベルトの通信に割り込むように、MSN-100 百式を駆るクワトロのセリフが響いた。
シャトルの外部モニターを、百式の眩い金色の機体が輝きながら飛び去る。
クワトロ・バジーナの低く落ち着いた声を聞き、アポリーは気が楽になった。
「操縦は任せといて下さい! レコア少尉も無事送り届けますからね」
気を遣ったつもりだったアポリーに、クワトロは不思議そうな表情で答える。
『あ? ああ、そうだったな・・・。頼んだぞ』
クワトロの返答は、まるでレコア・ロンドの事を忘れていたようで不安なアポリーだ。
例えば、クワトロが女にかまけて軍務を疎かにするような男なら誰も信頼はしない。
逆に、クワトロは女に冷たすぎるのではないかと常々思っているアポリーだ。
暗い気持ちで口を噤んだアポリーの耳に、無駄に威勢の良い声が飛び込んで来た。
『うぉしゃあっ! このウォルトン少尉が相手だぁ!』
「・・・あん?」
目を点にしたアポリーは、外部スクリーンの中にMSA-003 ネモを見つける。
滑走路の真ん中に飛び出し、ウォルトン・スウィフトはビームライフルを撃った。
『ティターンズめ! このウォルトン様を恐れぬのなら、かかって来いっ!!』
通信機のスピーカーを壊しそうな大声は、無意味に注目度抜群だった。
『ちょっと君!! いい加減にしなさいよ!』
リック・ディアスを駆るエリス・ワイス中尉が、怒りと共にウォルトン機へ迫る。
『ちょっと可愛いからって、さっきはよくも蹴りまくってくれたなあ!』
仮にもエースを取っている中尉に対して、恐れを知らない態度のウォルトンだ。
『か、可愛いとか言うの止めなさい・・・!』
明らかに狼狽した声で言うエリスの声を無視し、ウォルトンは見栄を切るように叫ぶ。
『さあ、ジュナス大尉殿! オレの活躍を見てて下さいよ!!』
次の瞬間、ドダイ改に乗るRMS-106 ハイザックがウォルトン機の脚を吹き飛ばした。
『うわあああ、やられた! 助けてくれえええ!』
豪快に滑走路に倒れるネモの中で、ウォルトンは情けない泣き声を上げる。
間髪を入れず、エリスのリック・ディアスが彼を庇って空中のハイザックを撃破した。
『き、君!! 大丈夫!? 大丈夫なの!?』
爆光を背に近寄るエリスに、コックピットの中のウォルトンが悔しそうに言う。
『あああ、宇宙世紀最強の英雄、ここに眠る・・・っ!!』
『・・・・・・君、ちっともケガしてないじゃない』
ウォルトンが無傷だと知り、エリスはため息混じりに部下にネモの回収を指示した。
何をしに来たのか判らないウォルトン機が、同僚機にずるずると引き摺られてゆく。
『くそぅ!! つ、次の機会こそは必ず・・・!』
悪人の手下のような捨てゼリフのウォルトンを、エリスは呆れたように見送った。
どう反応をすればいいのか判らないアポリーは、口を開けたまま絶句してしまう。
『アポリー中尉、彼については後で私の方でよーく修正しておきますので』
通信機から、アポリーの思考を読んだようにエリスの涼しい声が流れた。
「あ、ああ・・・お疲れさん」
エリスを労うアポリーの耳に、雰囲気を明るくする可憐な声が聞こえて来た。
『アポリーさん、お気を付けて♪』
サブ通信モニターに、MSA-003 ネモのコックピット内のリベカ・マレリー少尉が映る。
「お、おう、リベカ! 先に行ってるぞ!」
表情を和らげて答えつつ、アポリーはメイン通信モニターのチェックを再開した。
『すぐ、あたし達も追いかけてゆきますよぅ』
第2シャトル組のリベカ達の打ち上げ予定は、現在のところ翌日の昼頃のはずだ。
『リベカ! 敵機が迫ってる、対空監視をちゃんとしないと!』
呑気なリベカに、すかさずテオドール・チャーチワード少尉のフォローが入った。
『平気へっちゃら〜、だってテオが守ってくれるも〜ん!』
『そ、そりゃ守るつもりだけど・・・迎撃体制くらい取ろうよ・・・』
困ったように言いながらも、テオドールはリベカをフォローするように動いた。
相変わらず、仲良きことは麗しき哉、を地で行っているカップルである。
アポリーは、呆れつつも羨ましげに肩を竦めてコンソールに向き直った。
二人を見ても判るように、現在のエゥーゴは流動的な小隊編成で戦闘を行っている。
MSはその運用において、通常3機で一個小隊編成とされていた。
四個小隊で一個中隊、四個中隊で一個大隊、そして十個大隊で一個師団だ。
ただし、流動的運用が求められるMSにおいて編成は絶対的なものではない。
更に、もともと組織が発展途上のエゥーゴ隊は臨機応変な小隊編成となっていた。
クワトロとジュナス達は、それらの戦力に的確な指示を行わなくてはならない。
程なくして、第1シャトルの側にRX-178 ガンダムMk-U2号機、3号機が駆け付けた。
『よう、ニュータイプ! 今回は予知能力はなしか?』
リック・ディアスを駆るロベルトが、3号機のカミーユ・ビダンに笑い掛ける。
前々回のアウドムラ航行中の戦闘で、夢遊病者のように出撃したカミーユは有名人だ。
『その言い方、冗談でもやめて下さい』
気持ちの余裕のないカミーユが、仏頂面で返答するのが微笑ましい。
実は、今のカミーユはニュータイプと呼ばれる事に良い感情を抱いていないのだ。
原因は、英雄と憧れていたアムロ・レイの不甲斐なさのせいだ。
ニュータイプとは、かつてジオン・ズム・ダイクンの提唱した概念だった。
宇宙に進出した人類は、その洞察力が発達してゆく為、あらゆる事を理解出来るように
なるだろうという希望的観測めいた推論がそれである。
実際には、戦争で異常な能力を持つ兵士がニュータイプと規定されただけなのだが。
いずれにしろ、あのアムロ・レイを見る限りニュータイプなぞ幻想としか思えない。
ひょっとして、一年戦争のRX-78-2 ガンダムの神話はヤラセだったのではないか・・・
失望したカミーユは、そんな事さえ思うようになっていたのである。
『ニュータイプなんて・・・ただの夢物語ですよ』
カミーユの反応を面白そうに笑いつつ、ロベルトは敵へ向き直った。
──二人の会話を聞いていたアポリーは、ケネディ空港の上空に新たな敵を見つける。
3機のドダイ改に搭乗したRMS-106 ハイザックと、更に奇妙な飛行物体だ。
ぼやけていた機体の形状がモニターの中でクリアになった途端、アポリーは息を呑む。
「あ、あれが敵の新型戦闘機か・・・!?」
未確認飛行物体は、旧世紀に“空飛ぶ円盤”と呼ばれていた物によく似ていたのだ。
──次回、11月9日。
次回、ブラン・ブルターク少佐 強襲!!
うおおおおおおブランクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ララァ、今回には次回予告があるんだ…
こんなに嬉しいコトはない…
っつーわけでッ!
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
「かかって来いっ!」ダイターンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ウォルトンが妙に気に入ってきました。エリス相手のHシーンは
エリスにも彼にも萌えそうな予感。
勿論、ジュナスもベルもフランセスもリベカもテオ君も好きですが。
>再登場のシチュエーションは、0083を観てた方には大体想像がつくかと・・・
ニナをぐしゃっと?ネタはさておき、0083終盤を見ると、コウはティターンズには
良い意識は持ってないので、「うわぁあああ! バシューン! バシューン!」て登場?
>これから少しずつ原作と違う展開になってゆく
次回でカツを(ry
>631です。回答有難う御座います。今まで1年以上読んでいました。これからもちゃんと行く末を見守る所存です。
これからも期待しております。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
妙にウォルのヘタレっぷりががツボに入ってきましたw
エリスもええなあ……
>再登場のシチュエーションは、0083を観てた方には大体想像がつくかと・・・
すいません、わかりません(;´д⊂)
……でもきっとわからないほうが楽しめそうな気も
今回もおもしろかった、次回も楽しみだ(´∀`)
乙です。
ロベルトがいい感じにフラグだてしてますね。来週はやばい?
>再登場のシチュエーションは、0083を観てた方には大体想像がつくかと・・・
わかりました。とりあえずまだかなり原作に沿って進んでいけばかなり先ですかね
ISAPさんお疲れ様ですた!
・・・いいなあ。
ウォルトン、いいなあ・・・( ´∀`)
688 :
686:03/11/02 23:53 ID:EkP9jpOp
文章が意味不明でした。
原作に沿っていけばかなり先ですね
ISAPさんキタ━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
ウォルトン笑えるー!
あそこまで理想的にお馬鹿キャラって
逆にほほえましい〜。
今回はアポリー視点の展開でしたね。
登場人物が増えに増えてますが
それをちゃんと登場させているISAPさんに脱帽。
あと、ロベルトの今後が危ぶまれます。
ジュナスの台詞が無かったのが寂しいですが
ベルとの感動の再会シーンを
心 か ら お待ち申しております。
ビバ、三角関係〜〜♪
お父さんはあんなヘタレ男にエリスをやりませんよ(´ー`)y-~~・・
691 :
645:03/11/03 17:33 ID:nuqiAj2B
>>662 >実は、これから少しずつ原作と違う展開になってゆくという伏線だったり(秘密)
某所で見た禿の初期プロット「レコアとサラ入れ替わって、カミ−ユ×サラ」ってのより、びっくりする展開にしてくらはい。期待してます。
/ ̄ ̄ ̄\
i'___{_ノl|_|i_トil_|i
|,彡 ┃ ┃{.i|
》|il(_, ''' ヮ''丿| 禿って誰?
ノリ i `フ i´il l|
/ノ l| ハーハ ll j
693 :
645:03/11/03 21:52 ID:nuqiAj2B
ISAPさんお疲れサマデス。
いよいよ次回、ロベルトが...(涙)
アポリー共々名脇役で好きなんですけど。
コウの再登場はまったく予想がつきませんです。
0083もう一回観直そうかな?
PS2版のZ、買ったら絶対「ジュナス」で逝きまつ。
ゲーセンはそんな度胸ないので(ヘタッピやし)
>>664 おお、ベルタン(&フラン)は忘れられてはいなかった。
気長に待ってますソラヘ帰るときを。
長期的にはベルタンを。
短期的にはエリスタンを。
あとはニナがどう料理されるのか。
紫豚(゚听)イラネw
キテター!
・・・ヲルトン・・・モウスコシガンガレ・・・
さて、一部で大人気のアッシマーの活躍が期待されるわけだが
ついでに700ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ところで俺はディジェが結構好きなんだけどゼータプラスも好きなのよ
さて・・・アムロはどっちに乗ってくれるのやら(´∀`)
個人的にはディジェが好きって香具師は初めてだ(w
当時はジムでもいいから連邦製モビルスーツに乗ってほしかった記憶が……
ごく一部の人間に強い人気をもつMSってなかなかプラモ化されないよな。
アッシマー、バウンドドッグ・・・
キュベレイも出るまでに時間がかかったな。
(´-`).。oO(…だって買う人もごく一部だし…)
でも寒冷地ジムとかよりは売れると思うのだが
あ、クインマンサもまだだったかな。あれなんかジャムル・フィンより全然かっこいいぞ。
そういえば今度アーガマがプラモで出ると聞いたが
708 :
名無しさん@ピンキー:03/11/06 20:00 ID:roV9jtUH
初耳だがそれって、ただでかいだけしか取り柄の無いホワイトベースの続編ですか?
じゃあ、まさかそのうちラビアンローズが出て来たりして、しまいにはアクシズなんが・・・
コロニーとか。エンジェルハイロゥとか。
>>709いや、真っ二つに分離したり、戦艦を沢山格納出来たり、隕石のリアリティを出すため新開発の特殊樹脂製でさらにエアブラシ同梱Verを出してみたり、14歳ハマーンフィギュア付けてみたり、色々夢は膨らむぢゃないか!
と、sage忘れてた。スマソ。
二重投稿するほど、エマリーに萌えているんだな……
よし、ならばISAP様が若き日のエマリーたんと誰かの
ハァハァを描いてくれると信じて萌えて待て!
・・・つか、若き日もなんもZの頃にはエマリーたんは
ZZ出演時とだいたい同じ年齢なわけで。<セルフ突っ込み
クィン・マンサが出たとして・・・
誤表記であるクインはやめて欲しいな
誤の方が検索件数多いしw
禿、禿、ってカントクをいじめるな!ヽ(`Д´)ノ
>>712 ZZはあまり好きじゃないが、エマリーさんのラストは大好きっていうか泣く
(´-`).。oO(…冷静に考えると、エマリーさん無謀すぎだけど…)
>>716 放映当時、ハンムラビと堂々と書いていたアニメ誌に比べれば(;´д⊂)
エゥーゴをエウーゴと語表記されるほうが気になるけどな
でも、『Ex-S GUNDAM[Bst] "PLAN303E" DEEP STRIKER』なんて最初どう読んでいいかわかんなかったぞ。
>>716 トミノがムーン・レィス、エゥーゴ、クィン・マンサといったような表現がすきなだけで、
ムーン・レイス、エウーゴ、クイン・マンサでも誤表記とは限らないのでは?
劇中での発音なんか明らかに後者だし
龍飛
↑
ZZ観てなくて読めたらネ申
>>721 正規の表記法があるのにそれと違う表記をする事を誤表記というんだよ。
どう聞こえるかとかは関係ない。
ある意味、言いたいことは分からんでもないがそろそろ萌えを語らないか?
リベカたん(;´Д`)ハァハァ
>>723 クイン、クィンはどっちでもいいんじゃない?
クインと書いている本もあるし、「クィン」が正確で「クイン」は間違いっと指摘されてるのを見たこともないし・・・
単に「クィン」の表現を多用してる本が圧倒的に多いってことでいいじゃん。
726 :
名無しさん@ピンキー:03/11/09 16:30 ID:+Q82u4wS
誤表記話なら他(シャア板)でやって
ここはエロパロ板ですよ
リベカたん(;´Д`)ハァハァ
だから、ageるなと(ry
728 :
名無しさん@ピンキー:03/11/09 17:12 ID:YvUm2+/4
先生、まだですか?
すみません、お待たせです。
>>682 本当はダンバインやザンボットネタも入れたいんですが、難しくて。
近い内にガンダム系のちょっと濃い名前ネタを入れるつもりです。
>>689 ウォルトン君は、ある原作キャラを登場させる呼び水となります。
まだ、その原作キャラの乗るMSが決まってないので秘密だったりします。
>>716 文章中で誤表記とか見つけたら、宜しくご指摘下さい。
ちなみに連載初期はフランセスとフランシスがゴッチャになってます。
U.C.0079
「す、すいませんでした、ウッディ大尉」
不意に、まだ全身に幼さを残す少年は目の前の軍人に頭を下げた。
「僕がもっとガンダムを上手に使えれば、マチルダさんは死なないで済んだんです。
・・・すいませんでした・・・っ!」
少年が自分のパイロットとしての未熟さを口にした瞬間、男は表情を厳しくした。
「うぬぼれるんじゃない、アムロ君!!」
呆然と口篭もる少年を鋭い視線で見つめつつ、、男はセリフを続ける。
「ガンダム一機の働きで、マチルダが助けられたり戦争が勝てるなどというほど
甘いものではないんだぞ」
男の目の前に立つ少年は、婚約者である女性が身を持って守った戦艦のクルーだ。
彼は、少年達を守る事が死んだ婚約者への手向けのような気になっていた。
「・・・で、でもっ!」
まだ慙愧の念に囚われている少年の肩に、男は労るように優しく手を置いた。
「パイロットはその時の戦いに全力を尽くして、
後悔するような戦い方をしなければ──、それでいい」
U.C.0087
戦力が未知数の敵を警戒すると言うのは、戦争屋が生存率を上げる常識の一つだ。
油断の気持ちを抱いていいのは、相手を叩き潰してからである。
アポリーは、円盤型の飛行物体を睨み付けつつクワトロ・バジーナに通信を入れた。
「大尉! 敵さん、新型戦闘機を出して来たようですよ!」
ガルダが2機駐機しているパーキング・エリアの端で、更に断続的な爆発が起こる。
敵はドダイ改に搭乗したハイザックが2機と、円盤型の戦闘機が一機だ。
戦力的にはたいしたことがないが、あるいは偵察の延長線上の襲撃かもしれない。
『新型戦闘機・・・ 意外と速いな?』
クワトロのセリフ通り、敵機の速度は高速戦闘機に勝るとも劣らない速さだった。
本来、敵の残りが3機&配備済みの味方が10機という現状は余裕があるはずである。
しかし、防衛対象がシャトルである今回に限って言えばその常識は当てはまらない。
戦闘での些細な損傷であっても、シャトルの大気圏離脱には致命的になってしまう。
傷付いた機体が、大気圏離脱に耐えられない可能性も皆無ではないのだ。
また、厳密に計算された打ち上げプログラムの修正も非常に困難である。
『アポリー、カウントダウンは続行しているなっ! シャトルは護ってみせる!』
クワトロの力強い声に促されるように、アポリーは手元のデジタル時計を確認した。
何時の間にかシャトル発射まで15分を切っていたので、アポリーは少し驚く。
『カミーユ君はクワトロ大尉の横へ!』
素早く叫びながら、ジュナス・フレイブのガンダムMk-U2号機が陣形を組み始めた。
『はい、わかりました!』
カミーユは、3号機にビームライフルを構えさせつつ百式に近寄る。
『大尉! 何機か第2シャトルの護衛へ回された方が!』
テオドール・チャーチワードが、カミーユの返事に続いて声を上げた。
短距離レーダーをちらっと斜めに見た後で、ジュナスは小さく頷いて口を開く。
『エリス中尉! テオドール少尉と共に第2シャトルへ!』
『了解!』
短く答えるエリス・ワイスの声が、凛として通信機から響いた。
エリスのリック・ディアスが、テオドールに付いて来いというように手を振る。
シャトルのコックピットでレーダーを見ていたアポリーは、感心した表情になった。
戦闘に不可欠な視点を、仮に「戦術級」「戦略級」「作戦級」と定義したとしよう。
「作戦級」の才能が必要なのは幹部クラスであるから、普段は考えなくてもいい。
この中で、一兵士として相対した敵と渡り合う思考方法が「戦術級」だ。
噛み砕いてみれば“一騎打ち”の才能とも言え、その視点は深くはあるが狭い。
眼前の敵に神経の全てを向ける集中力は、訓練だけで身に付くものではない。
その意味では、戦術級の視点を持つパイロットは局地的な戦闘の華でもある。
一方、戦場エリア一帯を把握した上での俯瞰的視点が、「戦略級」と言えた。
目の前の敵のみならず、個別戦闘エリアの挙動を即座に判断し部隊を運用する能力だ。
仮にも一部隊の長ともなれば、優劣を判断されるのはこの力の高低である。
現在のエゥーゴにおいて、戦略級の才能を持つパイロットは少ない。
クワトロは、戦術・戦略級に加え作戦級の才能も持つ優秀な軍人だ。
だが、他に戦略級思考が出来るのは実はジュナス・フレイブくらいなのである。
中途参加組の中でも、ジュナスが重宝されている理由がこれだった。
例えば、カミーユは個人としては腕の良いパイロットである。
しかし、まだ一兵士として有能というだけで大局を眺望した行動が出来ていなかった。
単に、ニュータイプと期待される感応力で総合値を上げているに過ぎない。
そして、アポリーの見るところテオドールは戦略級の素質の片鱗があった。
それが先天的な物か恋人のリベカをフォローする内に身に付いた物かは、不明だ。
しかし、繰り返すが現在のエゥーゴに戦略級の才能を持つパイロットは少ない。
テオドールが才能を活かす事が出来れば、今のエゥーゴにとって貴重な人材となろう。
『リベカ! 僕は第2シャトルへ行くからここを頼むよ!』
そのセリフを聞いたリベカは、ぷくっと可愛く頬を膨らませてぶんぶんと首を振った。
『テオが一緒じゃないとつまんな〜い』
『つまんないとか面白いとかいう理由で戦闘をされては困るな』
ジュナスに叱られてシュンとするリベカを庇うように、テオドールが慌てて叫ぶ。
『す、すみません大尉! リベカを怒るなら僕を怒って下さい!』
・・・これがなければいいパイロットだろうになあ、と思うアポリーである。
『──取り合えず・・・テオドール君はエリス中尉の指示に従ってくれ』
疲れたように言うと、ジュナスはクワトロと分担して隊列の構成を続けた。
「発射までの残り時間、10分切りました!」
デジタル表示を見つめていた副操縦士が、外の戦闘を気にしつつ緊張した表情で叫ぶ。
『アウドムラを前に出せ! 出撃出来る者は格納庫のMSを使って防御網を張るんだ!』
アポリーの手元の通信機から、ハヤト・コバヤシの大声が聞こえて来た。
エゥーゴの面々が出撃した後、彼等はいつの間にかアウドムラに乗り込んだようだ。
手回しがいいと言うべきか、油断も隙もないというべきかはアポリーには判らない。
いずれにしろ、アウドムラを動かす事くらいで四苦八苦されては今後が心配である。
程なく、ハヤトの指示に従ってケネディ空港隣接の戦闘博物館からMSが飛び出した。
「・・・こりゃまたご苦労な」
アポリーの呟き通り、格納庫から出撃したMSはいずれも年代物である。
かのガンダム・タイプに似たMSもあったが、細かい違いなぞ判るレベルではなかった。
もっとも、アポリーの知る限り一年戦争で活躍したガンダムは1機のみだ。
戦後、思い出したように出て来るガンダム系の機体の情報には呆れるしかない。
聞く所によると、二つ目で角がついていればガンダムと認めてしまうらしいが・・・
──ふと、先日エゥーゴに合流した暗い目の若者を思い出すアポリーだ。
実は、アポリーはある場所でアムロの戦闘データが入力されたMSと戦った事がある。
その時は随分と苦労したものだから、実際のアムロに逢った時は非常に失望した。
多分、あの青年は7年前に一回輝いただけの燃えカスのような人間なのだろう。
そんな人間に期待を寄せているクワトロやジュナスが、アポリーには哀れに思えた。
ため息を吐くアポリーの視界の中で、ジュナスが1機のハイザックを撃破する。
残りの敵はハイザックが1機と、未確認の船場方戦闘機のみである。
噴き上げる黒煙と炎の中を背に立つジュナスのガンダムMk-U2号機が、頼もしい。
地上に落下して爆発するドダイ改の衝撃で、シャトルが大きく振動した。
『シャトル発射まで残り5分、カウントダウン300から始めるぞ!!』
エンジンの唸り声が管制官のセリフに被り、副操縦士がカウントを読み上げ出す。
「300・・・299・・・298・・・」
カウントダウンの声を聞きながら、アポリーはシャトルの外の戦況へ視線を移した。
画面内で、盛大にバーニアを噴かしたガンダムMk-U3号機が円盤戦闘機へ向かう。
カミーユがビームライフルを構えた瞬間、敵のシルエットがブレた。
『!? コ、コイツ、また変形・・・!?』
一瞬でMS形態に変形した敵は、悲鳴を上げるカミーユの機体を狙撃する。
カミーユは、敵のビームを間一髪で回避して新型MSから距離を取った。
敵のMS形態は、上半身は黄色で曲線的、下半身は緑色で直線的というデザインである。
全体的に曲線の形状が多いのは、ミサイル等への耐弾性を高くする為だろう。
ガンダムMk-Uよりも頭一つ以上大きい機体は、かなりの威圧感を持っていた。
『無益な殺生を、またさせる!!』
滑走路に着地したカミーユが、雄叫びと共にビームライフルを連射する。
しかし、敵はさっと戦闘機に再変形して余裕で攻撃をかわすのだ。
誰もが愕然とした瞬間、敵は一気に加速してアポリーの乗るシャトルへ向かって来た。
「ちっ! シャトルがヤバいぞ!!」
当然ながら脱出シャトルなぞに武装はないから、アポリーは抵抗のしようがない。
『・・・232・・・231・・・230・・・』
クワトロの百式が、相手の動きを予測していたように敵とシャトルの間に入った。
金色の光がさっと流れて、フロリダの日光をきらきらと反射する。
『そうそう、好きにはさせんっ!!』
百式から放たれたビームが当たったと思った瞬間、敵は急速方向転換して回避した。
目にも止まらないその動きは、可変型MS特有の変幻自在の行動パターンだ。
「クワトロ大尉の攻撃を避けた!?」
アポリーが呆然と叫んだのと同時に、未知の衝撃が第1シャトルと空港を揺らした。
「──!? 何が起こったんだ・・・?」
周囲を見回すアポリーに、隣席の副操縦士が悲鳴で答えて来る。
「第2シャトルが、破壊されました!!」
そのセリフの意味が判った途端、さすがのアポリーの背筋にも寒気が走った。
既に脱出用にMS12機を積載済の第2シャトルが、爆破されたのだ。
相当数のパイロットも、MS積載に同行してシャトルに搭乗中だったはずだ。
慌てて切り替えた外部モニターの中で、第2シャトルは黒煙を纏っていた。
「カ、カウント同期再開っ! 177・・・176・・・175・・・」
「第2シャトル、応答しろ! 第2シャトル・・・!!」
アポリーが必死に呼び掛ける中で、第2シャトルの上半分が滑走路へ崩れ落ちる。
『よくも、シャトルと仲間達をっ!!』
叫ぶロベルトのリック・ディアスが狙撃を始めるが、敵MSには掠りもしない。
ロベルトは、アポリーの乗るシャトルを背に守るように迎撃を繰り返す。
円盤型MSは、更に1機のネモを撃破してケネディ空港を我が物顔で飛び回った。
可変MSは、百式のビームライフルを避けて尚もエゥーゴMS隊を追撃した。
『宇宙でないのが・・・っ!!』
近代戦闘において、“一撃離脱”すなわちヒット&アウェイは非常に有効な戦法だ。
一番隙が多い攻撃直後を、一撃離脱ならばその隙は打ち消す事が出来る。
本来なら、大気圏下では愚鈍な動きになってしまうMSには望むべくもない戦術だ。
敵は、その特性を過不足なく使ってエゥーゴMS隊を翻弄している。
「発射カウント、残り1分! 60・・・59・・・」
憔悴するアポリーの横で、同僚が残りわずかとなったカウントダウンを読み上げた。
轟音と共に、次第にシャトルのノズルから噴煙が吹き出して周囲を彩る。
残りのハイザックを片付けたジュナスが、ガンダムMk-Uを円盤機に向けた。
ジュナス達は、既にPMX-000 メッサーラ、ORX-005 ギャプランと対戦済みである。
しかし、この円盤型MSの動きはこれまでの2機の可変機に比べ熟練したものだった。
20機近くのエゥーゴMS隊は、たった1機の敵からシャトルの防衛を続けるしかない。
敵は難なくジュナス達の射撃を避け、同時に放たれたクワトロの射撃も避ける。
『・・・32・・・31・・・残り30秒!・・・29・・・28』
アポリーは次々とコンソールのスイッチを入れながら、大声で叫んだ。
「あと一息だ! 頼むぞ!!
外部スクリーンの中では、空中を縦横無尽に飛び回る敵機が不気味に映っている。
カミーユのガンダムMk-U3号機が、ビームライフルを連射して弾幕を張った。
盛大にビームと実弾の飛び交う中で、ようやくシャトル発進のカウントが終了する。
「5・・・4・・・3・・・2・・・ゴォォォーッ!!」
副操縦士の声に合わせて、アポリーはシャトルのバルブを開いた。
強烈な力でシートに押し付けられたアポリーは、思わずぎゅっと目を閉じる。
『うおおおぉぉぉーーーーっ!』
次の瞬間、通信機から響いた誰かの叫び声にアポリーは目を見開いた。
外部モニターの中で不意に爆発する赤い機体が、妙に非現実的に見える。
どうやら、誰かが上昇中のシャトルを狙った攻撃を身を盾にして防いだようだ。
生命を犠牲にシャトルを守った人間の声に、アポリーは聞き覚えがある。
その相手が判ったと同時に、アポリーの瞳から滂沱の如く涙が流れた。
──アポリー、通信は聞いたぜ! 護衛は任せとけ!・・・
『ロ、ロベルト中尉ぃーーー!!』
雑音で乱れ出した通信機から、カミーユの透き通った悲痛な叫び声が上がる。
物体が人工衛星となる必要な速度は秒速7.91kmであり、これを第一宇宙速度と呼ぶ。
更に、地球の引力を振り切って飛び出す為に必要な速度を第二宇宙速度と言う。
その秒速約11.2kmという凄まじい速度の中で、アポリーは大声で叫んだ。
「・・・ロベルトォォォォーーッ!!!」
一直線に宇宙に向うアポリーには、ロベルトの仇を取る事は出来ないのだ。
大切な同僚だった、信頼出来る戦友だった、一緒に戦ってきた仲間だった。
──はん! まあ守ってやるから任せときな!・・・
尚もシャトルを追撃する敵MSの進路を、百式の凄まじい射撃が妨害する。
『落ちろっっ!!』
クワトロの鬼気迫るような攻撃に、さすがの可変MSもシャトル追跡を諦めたようだ。
アポリーが見つめていた外部スクリーンに、走査線が入り電波障害で消える。
戦闘エリアから遠く離れたシャトルは、雲を切り裂き高速で上昇して行った。
──次回、11月16日。
次 回 、 第 一 次 シ ャ ト ル 防 衛 戦 決 着 !
ISAPさん乙です。毎度の事ながらエロパロ板のSSなのに戦闘シーンの上手いこと上手いこと。
まぶたに浮かぶかの様なアッシマーの機動性!、涙を浮かべてしまったロベルトの戦死。
ただ一つ難を言うならシャトルの初速の中では喋る事は出来ないような。ま、演出と言えばそれまでですが。
よかった〜
第二次…にはさらに期待してまつ
キタ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!
こういうドラマチックなSS書かせたらISAPさんの右に出る人はいませんね。
それにしても、テオも意外とヘタレだと思ったり(w
お疲れさまです。
緊迫した戦闘シーンが見事でした。
続きも期待してます。
それにしても・・・
アッシマーって何であのカタチで飛べるんでしょうね?
ギャプランもそう。
詳しい方教えて下さい。
「ミノフスキークラフト」ですか?
通常サイズでクラフト搭載したのはペーネロペーが初。
グリプス時代はサイコに積むのがせいぜい。
ふつうに航空機と考えればいいんでは。
あんな形だけど、じつはリフティングボディになってるとか=アッシマー
ひたすら大推力で無理矢理飛んでいるとか=ギャプラン
な・・・なんという緊迫感・・・たまりませんな・・・
話の流れでダムAで連載中の若き彗星の肖像を使うとはまたまた個人的にはキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!って感じです(´∀`)
そしてロベルトの死・・・小説でココまで感動したのは初めてですよ・・・
な、なぁオマイラ・・・俺正直原作よりおもしろく感じるんだが・・・ど・・・どうしよう・・・
(´-`).。oO(俺的にはもうエロなんてどうでも良いなぁ・・・)
>>752-754だな。Zだって無理矢理大出力で飛ばしているが、安定した航行能力の為ウェイブシューターなんて物がいつの間にか公式になっているし。
でも普通に考えてどう見ても飛べないよなぁ。航空力学完全無視だよなあ。あ、でもドダイもゲターもフライングアーマーも同じ事だな・・・。
ちょっとシャア板で聞いてくるか。
>>756 そんなこと言ったらミノフスキー粒子自体にもつっこむことに・・・
初めて読んだけど、すごくいいね!
>>753 サイコは可変MAに分類されるからMSとしてはサイズに関係なくペーネロペーが初の機体。
(サイコはMA時しかミノフスキークラフトを使用できなかったはず)
MS←→MAは普通可変MSと呼ぶが。
可変MAだったらゾアンの巡航←→格闘みたく変形してもMAのままのものを指すだろ。
>758
このクオリティが毎週読めるんだから病みつきになるぞ(w
これからエロも入るはずだし。
結論
未来だからいろいろ計算されている。角度とか。
>>761 サイコガンダム、サイコガンダムMKU、メッサーラ、アッシマー、ギャプラン、バウンド・ドック
はすべて可変MA。
メインの形態が何かで可変MAか可変MSかが決まる。
>>764 じゃ何か?ZplusA1は可変MAか?w
それにお前の理屈じゃサイコは可変MSだぜ?
まあなんだ、他所でやれ。
サイコガンダムは用法からいっても名前からいってもMSがメインだよなァ…。
連邦のMS(特にガンダム)信仰の結晶といえる存在だし。
おまえら、あれだけのSSを前にしてやることが可変モビルスーツ談義かよ(;´Д`)
俺は一番好きなキャラがカイなんだけど、
もう登場しないよね(´・ω・`)
>770
ダカールの日あたりまですすめば、もしかして・・
>>770 っていうか、絶対バーニィがらみで再登場すると思われ。
取材に行くっていってんだから。
しかしISAPさんの書くカイは通常の3倍格好良いな。
特別好きでもないロベルトの死に感動した(ノД`)
ISAPさんマジうまいよ
ISAPさん乙です。
読者歴半年ほどになる私ですが、
ひとつ気になったことがあります。それは・・・
原作では運用されない2号機。それにジュナスが乗っている今作において、
ジュナス機ってカミーユ機との外見上の違いがあるのでしょうか?
もし在ったら(カラーリング等)、是非教えてください。
一機は解体
一機はアナハイム行き(だったと思う)
一機はカミーユ→エマ
そのうちジュナスも乗り換えンだろうなぁ
いつのまにか乗り換えも常識になってきたよな
最初は【掟破りの】ザブングルだったが(w
>>769 ISAP氏の小説はあまりの出来のよさに本物のZガンダムと錯覚してしまうのだ、そのため可変MS談義をしてしまったのさ・・・
なんか文章変だけど気にしないでくれ
>>772 しかしハヤトは3倍カコワルイという罠
まぁカイ好きでハヤトが好きじゃない自分にとってはウハウハだが
>>775 ガンダムMk3あたりキボン、んで更にFAMk3
778 :
名無しさん@ピンキー:03/11/14 20:51 ID:aYBFKxZ1
以前にも似たようなことを議論したような気が・・・
779 :
名無しさん@ピンキー:03/11/14 23:04 ID:WE6hixB4
ヌけねーよ
>>779 そうか。しかし漏れはヌけるから問題ないや。
さて、漏れは前にも言ったけど、後継機はZプラス希望!と言ってみる。
ストーリーもZだけじゃなくてZZやセンチネルに派生していくと
先の楽しみが増えそう・・・そんなことになったら至福でイってしまいそうだが。
>779
この板には他にもガンダム系のスレが山ほどあるぞ。
好きなスレへ逝ってエロシーンで抜いてこい。
782 :
名無しさん@ピンキー:03/11/14 23:28 ID:WE6hixB4
どこも種ばっかなんだもん・・・寒い時代だ・・・
>>782 そう考えるとココは素晴らしいな
エロパロに来といてなんだがおれもうエロなくてもイイ
おひさしでゴザル
えらく前の約束の事でござるが、ジムとオペレーターのおねぇちゃんの件
オペレーターのおねぇちゃんを、こんぐらいまでなんとかノエルっぽく頑張ってみました
(流石にフルコピーは、まじぃので、なんとか似たような似ないようなを目指したのですが…)
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1068942382.jpg この絵で駄目だしされると、流石に白旗なので、ISAP様か、読者様
許可か駄目出しのどちらかを打診下さい。
許可なれば、過去の約束どおり1話の挿絵の件についてを満了させて
南極条約に投稿させていただきます
(不許可でも、流石にもう新規に描く元気はないのですが…(^^; )
それと、チップ様の様な大御所様に挿絵依頼の通過おめでとうございます
オリジナル系は難しいかもなぁ……と思っていましたが、
流石に読ませる作品だけの事はありますね
お見事です
今度、調子に乗って南極様にも打診してみようっ♪
それではISAPさん、これからも頑張ってくださいませ
ささやかなる1読者より
ワクワク
>>774 ジュナスの3号機は、グレー&パープルのG3ガンダム・カラーという設定です。
派手な塗装を嫌ったジュナスは、トリコロールカラーにはしなかったのです。
>>784 想像以上に素晴らしい絵でした。是非、挿絵の方を宜しくお願い致します。
あと、お暇な時にでもまたこのスレでSSを書いて戴ければ大変嬉しく思います。
ここが私の専用スレになっている現状は、余り好ましくはないはずだからです。
>>785 ドキドキ
U.C.0123
顔を歪めた少女は、差し伸べられた母親の手を乱暴に振り払った。
「触らないで! 貴方がガンダムなんか造っちゃうから
お兄ちゃんまで、死にそうになっちゃったじゃないっ!」
「!? どういう・・・ことなの?」
久し振りに再会した娘のセリフに戸惑う彼女に、誰かが声を掛けて来る。
「ご子息は、ニュータイプかもしれません。良い感度を、お持ちです」
母娘に近付いて来た黒人の整備兵は、言葉と共に傍らのMSを見上げた。
「このMSで、既に赫赫たる戦果を上げています」
自分が開発に関わった新型MSに、息子が搭乗しているという事実に彼女は絶句する。
足元からは、動き出した戦艦のエンジンが生み出す振動が伝わって来た。
「戦争やってるのよ! ガンダムだってガタガタなのよ!!
お兄ちゃんだって、今は死んだみたいに眠ってるわ・・・可哀相よ・・・」
自分が手塩に掛けたMSが、“ガンダム”と呼ばれている事実に彼女は驚くしかない。
そして、娘の泣き声に愕然とする彼女に整備兵が口を開いた。
「出来れば、コントロール系のチェックだけでも手伝って戴ければ助かります」
息子を戦場に送り出すという想像に、彼女は母として憤りを感じてしまう。
「自分の子が、兵器を扱うなんて・・・!!
こんな事の為に・・・F91の開発に協力したんじゃありませんっ!!」
悔しそうに叫ぶ彼女のセリフに、突然男は表情を硬くして強い口調で言い返した。
「じゃ、なんですか、奥さんっ・・・・!!
お子さん以外の者が戦って死ぬのは構わない──と、おっしゃるんですか!?」
そのセリフの意味する残酷さに、彼女は混乱したように首を振る。
「いえ、それも違います! ・・・違うんですって・・・!」
狼狽して口篭もる彼女に、娘が背を向けたまま小さく呟いた。
「ここのみんなはこの変な戦争から逃げたいの。でもここから外へ出るのも怖いのよ」
あの未知の軍隊の起こした自分勝手な戦闘が、彼等全員の運命を狂わせたのだ。
辛そうに息を吐いた彼女の娘は、哀しそうな口調で静かに囁いた。
「・・戦争は、怖いし、酷いし、いけないんだよ・・・」
彼女は娘を慰めるセリフを知らないから、どうしても言い訳じみた言い方になる。
「そうよ、その為に母さんはバイオコンピューターを良い事に使おうと──」
「──母さん、大人の理屈はいいよ」
不意に、大人っぽい声が聞こえて来たので彼女は驚いた。
「・・・今はMSの整備が第一なんだ。そうしないと、みんなが死んじまう」
振り向いた彼女の目に映ったのは、パイロットスーツを来た凛々しい青年の姿だ。
その惚れ惚れするような男が、自分の息子だと気付いた彼女は呆然とした。
青年はゆっくりと、しかし確かな足取りで彼女達の方へ近付いて来る。
「僕やセシリーが、なんで、MSを扱えるようになったか・・・。
そんなことは、戦争が終ってから考えましょうよ・・・」
彼女の息子は、髪を掻き揚げると見たこともないような成熟した瞳になった。
少年という物は、少し目を離した隙にこんなにも成長してしまうものかと彼女は思う。
「でもニュータイプって人類の革新、戦争など超えられるっていう説もありますよね。
もしそうなら、僕らを糸口にして──
人類全体がニュータイプになる方法を考えるのも、悪くないんじゃないですか?」
そう語る息子の大人びた瞳を、彼女は一抹の寂しさと限りない誇らしさで見つめる。
ニュータイプ、という単語がひどく素敵な物であるように今の彼女には聞こえた。
U.C.0087
ロベルト中尉のリック・ディアスの機体が、光と共に四散してゆく。
ジュナス・フレイブは、コンマ何秒か見送った後で敵MSにビームライフルを向けた。
シャトル追跡を断念したらしい敵は、0.5秒でMS形態に変形する。
「くっ・・・っ!!」
極めて巧妙に組替えられてゆく装甲が、ロベルト機の爆光を反射した。
円盤型の敵は、MA形態時の空戦能力が戦闘機以上MS形態時の攻撃力も並以上である。
ちなみに、可変型MSという概念はジュナスの知るMSの常識を覆すものだ。
だが、考えてみればMS戦闘のセオリーそのものが確立して10年も経っていない。
宇宙世紀0069、T・Y・ミノフスキー博士によってミノフスキー粒子が発見された。
現在から18年前、ジュナスがまだプレ=ジュニアハイスクール時代の事だ。
この粒子は、博士が熱核反応炉の開発途上で存在を仮定し実在を立証したものだ。
極めて強力な帯電性質を有した物質が、宇宙世紀の戦闘形態を変えたのである。
ミノフスキー粒子は、静止質量がほぼゼロという特殊な性質を持つ。
正か負の電荷を持ち、正と負の粒子間にはτフォースという斥力を発生させるのだ。
これを空間に散布すると急激に拡散して、不可視のフィールドを形成する。
そのフィールドは、領域内を伝播しようとする電磁波を著しく減衰させる特性を持つ。
更に、電子機器などの集積回路に誤作動と機能障害を生じさせた。
つまり、領域内では誘導兵器やレーダー系が使用不可能となってしまうのである。
この現象により、レーダーに頼っていた近代兵器はすべて壊滅的なダメージを受けた。
MS・MAといった有視戦闘が可能な兵器の発展が、促される結果となったのだ。
ちなみに、ジュナスが士官学校を卒業した直後にはMS戦闘という概念自体がなかった。
宇宙世紀0079にジオン公国が投入したMS-06 ザクUが、MS戦の幕を切って落したのだ。
連邦軍がそれに対抗し『V作戦』を発動した事で、MS戦闘の歴史が加速された。
ちなみに、史上初のMS戦闘を行った連邦軍のパイロットこそがアムロ・レイである。
ジュナスは、連邦軍入隊後に行われた適性試験で偶然素質を見出されてしまった。
その為、当時の地球連邦軍でも最新鋭の兵器、RGM-79 GMを任されたのだ。
いつ撃墜されるかと思いながらも、何度も出撃しては帰還出来たジュナスである。
何時の間にか、ジュナスは相応に実力のあるMSパイロットと見なされていた。
もっとも、原則的にジュナスのMS戦闘の知識は4年前のものだ。
次第に増えつつある新型MSに対しては、まだ対応しきれていないのが実情だった。
MSに変形した敵は、素早く構えたビームライフルをジュナスに向かって撃ち込む。
殆ど運だけでそれを避けたジュナスは、機体に無理をさせて体勢を立て直した。
「ジュナス大尉!」
叫ぶクワトロ・バジーナの百式とガンダムMk-Uのカミーユ・ビダンが援護に入る。
だが、その攻撃が有効になる前に敵は変形して空中に急上昇してしまった。
「くそうっ! 速すぎる!」
悔しそうに叫ぶカミーユが、当たりもしないビームライフルを連射する。
『ふむ・・・なかなかの腕だな』
ジュナスがジャンプしようとした瞬間、唐突に地球連邦軍回線が呼び出された。
『Mk-U2号機は、データにあったジュナスとかいう大尉か?』
「・・・!?」
通信機から流れて来た落ち着いた声は、相手の知性と階級の高さを想像させる。
ジュナスの視界の端では、すっかり小さくなったシャトルのノズルが光った。
通信スクリーンの中の濃紺のノーマルスーツに、ジュナスはゆっくり口を開く。
「ジュナス・フレイブ、エゥーゴの大尉だ」
押さえた声で言うジュナスのセリフに、敵は微かに笑ったようだった。
『連邦軍オーガスタ・ニュータイプ研究所直属部隊長、ブラン・ブルターク少佐だ』
佐官でMSに乗っているという事は、余程自分の技量に自信が有るという事だ。
更に、少佐クラスならば恐らく一年戦争からの叩き上げの軍人である可能性が強い。
これまでの円盤型の敵の戦闘能力に納得しつつ、ジュナスは身を引き締める。
『先日は、私の部下が大変お世話になった』
降下作戦以降、ジュナス達が手合わせした敵といえば、例の“ギャプラン”だった。
どうやら、あの流線型可変MSもこの円盤型可変MSの姉妹機のようだ。
『彼女達はまだ訓練段階だと具申したのだが、結果を急ぐスタッフが多くてな』
彼女達、という事はあのギャプランA、B、Cに乗っていたパイロットは女性という事か。
B機をジュナスが撃墜、C機をクワトロが、A機をカミーユが落とした敵だ。
ちなみに、宇宙世紀に入って以降別段女性パイロットは珍しい存在ではなかった。
エゥーゴにもフランセス・エラワーやエマ・シーンのようなパイロットがいる。
小さな通信モニターの中で、ブラン・ブルタークが肩を竦めた。
『それにしても、まがりなりにも強化人間を退けた部隊と聞いたから期待してみれば』
「・・・“強化人間”・・・?」
酷く耳障りの悪いその単語に、ジュナスは眉を顰める。
人間の何を“強化”するというのか判らないが、非常に引っ掛かるフレーズだ。
ジュナスは、ガンダムMk-Uのビームライフルを構えたまま沈黙した。
そして、同じように黙って通信を聞いているカミーユは今はまだ知らない。
その強化人間という存在が、彼の人生を変え運命を変えてしまう物だという事を。
──・・・今のカミーユ・ビダンは、知らない。
ブランは、ジュナスの訝しげな問い掛けを芝居っぽい笑いでかわした。
「?・・・・・・」
ふと、ジュナスは相手の話を聞きすぎていた自分自身に気付く。
周囲のエゥーゴ隊も、ジュナスに遠慮してかブラン・ブルタークに攻撃出来ずにいた。
敵の司令官が自軍の大尉と会話を行っていれば、自ずと行動を控えるだろう。
その現状に思い至った途端、ジュナスの頭の中に警報が鳴り響いた。
何かがおかしかった──いや、何かを忘れているはずだがそれが何かが判らない。
『失望したよ、ジュナス大尉。君はまだ甘い』
ブラン・ブルタークがどこか面白そうに言う声が、通信機から響いて来た。
忘れている事はなんだろうか・・・ジュナスの視線がケネディ空港を一巡する。
高速で移動していたジュナスの視線が、ある物体の上で停止した。
不意に──ジュナスは、ブランが会話を続けようとしていた意味に気付く。
気付いた瞬間、ジュナスは顔面を蒼白にしつつ叫んだ。
「しまったっ!! ハヤト・コバヤシを呼べ!!」
彼等の狙いは機動出来ずにいるスードリだ──ブランは時間稼ぎをしていたのだ。
『今回の君達の敗因は、その甘さだな』
ブランの声と同時に、アッシマーが瞬時に円盤型に変形する。
「クワトロ大尉! スードリが連邦軍に奪取されました!!」
一足遅れたハヤト・コバヤシの焦燥した声に、ジュナスは操縦桿を握り締めた。
ガルダ級輸送機の重要性に認識不足だった彼等の、大きなミスである。
後方支援さえ満足に出来ないカラバという組織に、ジュナスは歯噛みする思いだった。
エゥーゴは、ジャブロー脱出時にガルダ級アウドムラとスードリを奪ったのだ。
ガルダは、現在地球上に4機しかない地球連邦軍の超大型輸送機だ。
飛行出来る超弩級要塞と言うべき輸送機で、その価値は計り知れない。
ブランは、シャトル追撃とガルダ型輸送機奪還作戦を平行して実行していたのだ。
さすがに、ブラン・ブルタークは一筋縄では行かない相手のようである。
「シャトルに積載していなかったMSの何機かも奪われたようです!」
狼狽して叫ぶハヤトのセリフに、ジュナスは急いで頭を回転させる。
『ジャブロー侵攻作戦』から生還しているエゥーゴMS隊は、57機である。
内、12機は先程の第1シャトルで送還済、更に12機が第2シャトルと共に爆破された。
出撃済のMSとアウドムラに待機中の5,6機を除くと、恐らく奪われたネモは2,3機だ。
しかし、既に当初から戦力が半減しているエゥーゴにその損失は巨大だった。
ジュナスがカメラを切り替えると、スードリ付近に連邦軍の制服がチラホラ見える。
アウドムラに向って飛ぶ百式を見送って、ジュナスは当面の敵の可変MSに向き直った。
「及ばずながら、相手をさせてもらう・・・」
『このアッシマーはダテじゃないんだよっ!!』
力強く叫びながら、ブランは大口径ビームライフルを連射して来る。
ジュナスは、際どい所でNRX-044 アッシマーの攻撃を避けつつ迎撃体勢を取った。
アッシマーは、ジュナスの射撃を避けた途端、MS形態になって見せる。
そのまま、ガンダムMk-Uより一回り以上大きい機体でジュナスに迫った。
『さて、スードリを取り戻したいのだろうが!』
アッシマーは、素早い射撃でジュナスの2号機のシールドを吹き飛ばす。
それに構わずジュナスがビームライフルを向けると、アッシマーは円盤型になった。
変形の流れのまま、ブランの駆るアッシマーは航空力学を凌駕した旋回を行う。
バーニアを噴かしたアッシマーに、地上のジュナスは追いつけなかった。
『ふふふ・・・どうするね、大尉?』
確かに、現在のエゥーゴ&カラバにとってガルダ型輸送機の存在意義は大きかった。
特にシャトルを失ってしまったエゥーゴは、ここで連邦軍と雌雄を決する他ない。
──不意に、ジュナスは微笑を浮かべながら口を開いた。
「・・・どうしたらいいと思う?」
『っ!? なんだと!?』
戦場では一瞬の判断の誤りが戦局を左右するからこそ、戦略級の視点が必要だ。
ジュナスとクワトロは、同じ作戦を思い付き既に部隊に指示を終えている。
目を見開いたブランは、動き出したアウドムラにようやく気が付いた。
ケネディ・スペースポートの滑走路を滑り、超巨大な機体が少しずつ速度を上げる。
機体の腹部ハッチ付近では、何機かのMSが弾幕を張って離陸を助けていた。
全員がアウドムラに乗り込むまで、ブランを引き付けていたジュナスの勝ちだ。
『スードリは捨てるか! しかしその判断、潔いな!』
次の瞬間、アッシマーの装甲をどこかから伸びたビームが焼いた。
慌てて迎撃を行うブラン・ブルタークの攻撃を、特攻して来た金色の巨人が避ける。
「当たらなければどうということはないっ!!」
ドダイ改に搭乗した百式が、最高速のままアッシマーに突っ込んだ。
『うおおおおおーー!!』
ドダイ改に吹き飛ばされたアッシマーは、ビームライフルを失って変形急速上昇する。
寸前で飛び降りたクワトロは、ドダイ改をいわば誘導ミサイル代わりにしたのだ。
アッシマーと百式の戦闘に割って入るように、アウドムラの巨体が一気に近付く。
「クワトロ大尉、ジュナス大尉! こちらへ!」
離陸しつつあるアウドムラのハッチに、カミーユのガンダムMk-Uが立っていた。
百式とガンダムMk-U2号機は、ドダイ改の爆炎を潜り抜けガルダのハッチへ飛び込む。
突然、ハッチ近くのネモが勝手に出撃しようとしたので誰もが絶句した。
「カツ・コバヤシ、迎撃に出ます!」
「いい加減にしろよっ! オマエ戦況判ってんのかよおっ!!」
一刻も早く戦線離脱すべき時に出撃しようとするカツを、カミーユが怒鳴り付ける。
「少しでも敵の戦力を削っておくべきなんじゃないのかよ!?」
自分を正当化しようとするカツに、エリス・ワイス中尉が冷たく宣告した。
「じゃあ、君だけココに置いてくわよ」
反論も出来ずに言葉に詰まるカツを完全に放置して、エリスはMS隊の点呼を取り出す。
不意に、コックピットのジュナスにブラン・ブルタークから通信が入った。
『・・・まあ、いい。決着は次回に持ち越しということにしておこう』
大きな振動と共に地面を離れたアウドムラが、速度を増して高度を上げる。
アウドムラを見送っていたアッシマーは、さっと身を翻して空港へ戻って行った。
「・・・・・・」
ジュナスは、機体をハッチ近くに立たせて無言でケネディ空港を見下ろす。
ガンダムMk-U3号機のコックピットで、カミーユが哀しそうに口を開いた。
「クワトロ大尉・・・ロベルト中尉が・・・っ」
ロベルトは、カミーユにとってもアポリー同様に頼り甲斐のある先輩だったのだ。
「いいパイロットだったが・・・これが戦争だよ、カミーユ」
冷静に答えるクワトロに、遠ざかって行く空港を見つめながらカミーユは呟いた。
「・・・・・・たまりませんね・・・」
「そうだな・・・・・・」
二人の静かな会話を聞きながら、ジュナスは更に暗澹とした思いである。
今回の戦闘で失われたパイロットと装備は、今の彼等には余りに大き過ぎた。
スードリを失い脱出シャトルを失ったエゥーゴは、またも宇宙帰還手段を失ったのだ。
「──ブラン・ブルターク少佐・・・今回は見逃してくれたようですが」
気を遣って話し掛けて来るクワトロに頷きつつ、ジュナスはそっとシートに沈み込む。
再度あのアッシマーという可変MSと対戦して、勝てる自信が全くなかった。
だが、仮にも大尉という階級のジュナスは部下に気弱な態度を見せてはいけない。
ジュナスの視界の中で、噴煙が立ち上るケネディ空港は次第に遠くなって行った。
──次回、12月7日
「朝早く起こしてしまってゴメンなさい。カラバのベルトーチカ・イルマです」
次 回 、 ベ ル ト ー チ カ ・ イ ル マ 登 場 。
ISAPさんキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━
ついでに2度目のリアルタイムでウマー(゚д゚)
御疲れ様です。毎回楽しみに読ませて頂いております。最近改めて第一回を読み直し
てみたのですが、やはり素晴らしいです。
最後に一言、カツは氏ね
810 :
名無しさん@ピンキー:03/11/16 20:31 ID:XXUw022a
アムロは・・・・
アウドムラに
乗ってるよね?!
お疲れさまです。
コバヤシさんの役立たずっぷりが素晴らしいです。
ジュナス大尉、スパロボとかに出ねぇかなぁ。
Zの原作も好きな上アムロタンも大好きのおいらにはこれからバラ色の予感ヽ(´−`)ノ。原作ではアポリーとアムロタンの視点の話がもっと欲しかったのでサイコーです。
813 :
名無しさん@ピンキー:03/11/16 21:09 ID:auXcJVYM
ISAPさん乙です!
それと、次回じゅっ12月7日あぁぁぁ!?
都合があろうとはいえ、遠いッス・・・
F91キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ISAPさんお疲れさまでした。
カラバってほんと役立たずなんですねぇ (~_~;
ブラン・ブルタークって劇中でも強者だとは思ってましたが、
描き方が見事ですね。これだとヤザンにも期待大だな。
>>784 (゚Д゚)ウマママママママママー
>>786-805(゚Д゚)ウマママママママママー
ISAP氏の書くSSは相変わらず誉めるところが多過ぎて誉めきれませんな(´∀`)
ただ素晴らしいとしか言いようが無い・・・
そして12月7日・・・(´・ω・)
しかしその日は待てば必ず来る・・・必ず来るのだ・・・
>>817 ヤザンの濡れ場?ハンブラビ隊の3Pですか?
やおいはいやだ〜!!
じゃあサラかもしくは・・・・・・シ・・・シドレ・・・?
ハンブラビの蜘蛛の糸×3が
ガブスレイの角に絡まる画像
>>821 ・・・おもわず勃っちまったじゃないか!
昔シャア板で読んだ、F91とビギナ・ギナのエロSSをふと思い出した。
・・・今日は日曜日だってのに、せつねえなあ・・・。
825 :
名無しさん@ピンキー:03/11/23 20:24 ID:GdeGU12w
切ないよ〜〜〜。
しかし、わがままは言わない。
だって来週見れるから!!
>825
人のさだめか・・・人の希望は悲しみにつづられているね・・・
でも人は哀しみを忘れる事が出来るから生きていける。
君は僕と同じだね
無駄と知りつつきてしまったわけで
ΖΖのダブルキャノンがガザCを貫く画像
南極にマウアー陵辱シーンの挿絵が。
ふあああああああ
>>834 それは「ファのエロ再度キボンヌ」という遠回しなリクエストか?
たしかマウアーの喘ぎ声
記憶が違ってたらスマソ
今週の日曜さえ乗り切れば、来週はまたVOEが読めるっ!
・・・よ、読めるッ!(涙
レインの自慰ものキボン
_| ̄|○
_| ̄|○
∧__∧ _| ̄|○
( ´・ω・) _| ̄|○ たくさん持ってきたので使ってください…
/ヽ○==○_| ̄|○
/ ||_ | _| ̄|○
し' ̄(_)) ̄(_)) ̄(_))
_| ̄|○ ありがたく使わせてもらいます。
来週マダー
サンクス
_| ̄|○ どうしても来ちまうんだよなー。
まあ来週は大丈夫なわけだ。
今は耐えろガトーッ!!
その日(来週)は必ずやってくるっ!!
……南極に前の絵を送ったのに、更新もメールレスも無い……
_| ̄|○ どうしちまったんだろう……
_| ̄|○ アトイッシュウ・・・
疲れたよ・・・ママン・・・ジュナスたん・・・ハ・・ァ・・ハ・・・・ァ・・・
アクシズで寒いと待ってたハマーンたんの気持ちがよくわかるよ_| ̄|○
さて、明日はエゥーゴVSティターンズの発売日なわけだが
ISAPさんが特別に顔出しに来たりしないのカナ。しないのカナ。
2回言うな。
買いますた
ジュナスでやってますよええもう
>>846 頑張ってSSを書いてみました。
>>847 ありがとうございます。
とっても嬉しいです。
私もこれから封を開けるところです。
プレイステーション2版「機動戦士Zガンダム エゥーゴvsティターンズ」
発売記念&購入記念SS
「 エ マ さ ん と 遊 ぼ う 」
ベッドの白いシーツの上にぺたんと座る、エマ・シーンの裸体が白く眩しかった。
「──ね、ねぇ、そこにいるんでしょ、カミーユ」
エマは、両目を布で目隠ししされているだけの全裸の状態である。
彼女の右腕は二つの乳房を隠し、左手は股間を覆い隠すように伸ばされていた。
まるでヌード女優のホログラビアに推奨したいようなポーズであり、十分に扇情的だ。
「・・・ねぇ・・・」
返事がない状態に、エマは恥ずかしそうに身を縮めもじもじと身体を揺すり始める。
カミーユ・ビダンは、放心したようにエマを見つめていた。
エマは、彼が用意したタオルで目隠しをされて30分近くそのままの状態だ。
普通、身体を何度重ねようと相手に裸を見つめられる状態は恥ずかしい。
更に視界を奪われた状態ならば、尚更に想像力だけが一人歩きしてしまうものである。
ある意味、無意識に羞恥目的の放置プレイをしているカミーユだった。
ちなみに、彼は昔遊び半分で目隠しをしたまま空手の稽古を行った経験がある。
もっとも、その時のカミーユは初歩的な演舞さえ完了出来なかった。
道場と言う広い場所だったにも関わらず、非常に落ち着かなく感じたと覚えている。
胴着を着ていても不安だったのだから、全裸のエマの不安さは想像に余りあった。
それでも、カミーユはエマの裸をまるで彫像であるかのように鑑賞してしまう。
「・・・・・・」
染み一つないエマの綺麗な肌は、室内灯の白っぽい光を眩く反射していた。
強く押さえている手の平の、端からこぼれるぷにっとした肌が官能的だ。
押し潰されつつも弾力を失わない乳房は、いかにも柔らかく気持ち良さそうである。
ベッドの上にぺたんと腰を下ろしている状態だから、秘裂は開かれているのだろうか。
静寂の中で、エマは悩ましげにため息をついて太股をぎゅっと閉じる。
「なんで黙っているのよ・・・カミーユ」
普段とは違って心細そうなエマの声が、どこか可愛く聞こえて来た。
──現在、エゥーゴ旗艦アーガマは『ジャブロー侵攻作戦』前の待機状態だ。
他の7隻のエゥーゴ艦隊と共に、アーガマは地球圏に向けて巡航中である。
エゥーゴ艦隊は、この後サイド4近くのコロニー残骸地帯に集結し地球軌道へ向かう。
これらの艦隊が地球圏に到達後、『ジャブロー侵攻作戦』が始まるのだ。
パイロット達は、この数日間不眠不休でMSの大気圏突入準備作業に忙殺されていた。
通常のMSには、腹部と脚の補助バーニア及びバリュートカプセルの追加を、
カミーユのガンダムMk-Uには、フライング・アーマーの取付をしなくてはならない。
未だに、単独で大気圏突入が出来るMSは一般的な物ではなかった。
現在、アナハイム・エレクトロニクスで開発中の新型MSがそれになるはずである──
その作業中に時間を作った二人は、どちらからともなくお互いを求めていた。
二人が、時間をずらしてカミーユの部屋で待ちあわせたのはつい1時間程前の事だった。
現在のエマは、目隠しをされてベッドの上で緊張している。
この目隠しプレイは、カミーユがトーレスと馬鹿話をしていた時に聞いた物だった。
エマにプレイの事を切り出した時は、まさか実現するとは思わなかったのだ。
規律正しく厳格なエマが、そんなプレイを了承したのは不思議である。
だが、カミーユに頼まれたエマは少し眉を顰めただけでこのプレイを黙認してくれた。
カミーユに目隠しをされるまま、エマは抵抗もせずにいてくれたのである。
エマの態度が、ファ・ユイリィという少女への対抗心だとは少年には判らない。
アンマンで合流しアーガマに乗艦した少女は、カミーユの大切な幼馴染である。
そして、エマとカミーユにとって様々な面で影響の大きい少女でもあった。
「ね、ねぇってば・・・!」
黙ったままのカミーユの態度に、困惑したように叫ぶエマである。
羞恥心が高まっているのか、エマの身体は全体に薄っすらと桜色に染まっていた。
いつでも、エマ・シーンの瞳は真っ直ぐで凛々しくて、そして強い意志を秘めている。
きびきびとした動作と合わせて、その眼は彼女を必要以上に厳格に見せていた。
だが、その両目を目隠しをされている今のエマからは威圧感は漂って来ない。
むしろ心細げな声に彩られ、7歳年上だという事を忘れてしまいそうな位だった。
その態度に勇気づけられて、カミーユはちょっとエマに悪戯をしてみたくなる。
「・・・・・・」
カミーユはそっとエマの背後に廻って、形の良い耳元に唐突に吐息を吹きかけた。
「・・・ふぅっ」
「きゃあああああああっ!」
エマはビクっと全身を震わせ、予期していなかった刺激に叫び声を上げる。
その素っ頓狂な反応に驚きつつ、しかしカミーユは余計に図に乗ってしまった。
「あ、割と気持ち良かったみたいですね」
「そんなこと・・・!」
せつなそうに身を捩りながら、エマは恨めしそうな声を上げる。
エマが乳房を隠している手に力が入り、なんだか身体が一回り小さくなったようだ。
それでも目隠しを外そうとしないのは、まだカミーユに付き合ってくれているらしい。
そんなエマのいじらしさが嬉しくて、カミーユは更に息を吸い込んだ。
「そうかなあ・・・、じゃあ、ふうぅぅ!!」
「んはあぁっ!」
カミーユが更にエマの首筋に息を吹きかけると、エマは驚いて右手を身体から離す。
今まで隠されていた乳房が露になり、ぷるんっと揺れるのが美しい。
息を呑むカミーユの眼に、痛いくらいに勃起したエマの乳首が飛び込んで来た。
そこから仄かに官能的な匂いさえ漂って来るから、カミーユは一段と股間を硬くする。
「はぁ、はぁ・・・」
目隠しをされているエマは、カミーユにどこから責められるか判らない状態だ。
覚悟が出来ない刺激は、普通以上の快感をエマの身体に与えてしまう。
更に視覚以外の神経が突出してしまうから、いつもより感じやすくなっているのだ。
「も、もう止めましょうよ・・・」
エマの気弱な囁きが、暴走しつつあるカミーユを高ぶらせていた。
カミーユは身軽な動きでベッドの上を移動して、こっそりとエマの側面に廻る。
そして、エマに触れるか触れないかの距離から脇腹を指先でくすぐってみた。
「ひゃ、ひゃん!」
思わず飛び上がったエマの喘ぎ声は、普段の厳しさから想像出来ない程に可愛い。
首を竦めたエマは、目隠しされた目をカミーユがいると思う方へ向けた。
「あ、あんまり悪戯していると怒るわよ・・・」
しかし、その向きはカミーユとは全然違う方向だったから説得力は皆無になる。
むしろエマの間抜けな印象を拡大させてしまうから、カミーユはエマの背筋を撫でた。
「なんかいつもより感じやすくなっているみたいですね」
「ふわぁぁ・・・違う、違うのよ」
もじもじと背を屈めるエマは、やはり明後日の方向を向いている。
瞳が見えないだけで、こんなにもエマへの遠慮の気持ちが消えるとは本当に意外だ。
「感じてなんか・・・いないんだから」
そう言いつつも、エマの肌は赤味を増して来ており、乳首はきゅんと勃起していた。
触覚だけではなく、しばらく全裸で放置されていた事実がエマを混乱させているのだ。
「感じていないんですか?」
「あ、や、やめなさいカミーユ!」
カミーユは殊更親切に言いながら、その硬くなった乳首をぴんっと弾いてみる。
「あはあぁぁぁっ!!」
エマは、その途端全身をびくっとさせて跳ねるかのように中腰になった。
押さえていた手の平が外れて、エマの股間にそよぐ恥毛が視界に入る。
「じゃあ、もうちょっと触ってみます」
勢い付いたカミーユは、身体の位置をずらしつつエマの乳首に息を吹きかけた。
「な、何言って! だ、駄目! あ、あう、ああ!」
エマは目隠しのまま、困ったように眉をぎゅっと寄せて息を吐く。
「駄目、駄目よカミーユ・・・! 吹いちゃ駄目ぇぇ!」
「なんか、色っぽいです、エマさん」
悲鳴を無視して、カミーユは緩急をつけてエマの肌を撫でては突付いた。
「あん、あん、あああんん」
刺激を受ける度に身体をくねらせるエマの肌に、汗がにじんで滑り落ちる。
「あ、・・・はぁぁ・・・ひゃうううう!」
何度目かの乳首への攻撃に耐え兼ねて、エマはどさっとシーツの上に横たわった。
「・・・はぁぁぁああ・・・」
柔らかいクッションにバウンドして、エマのショートカットの髪が跳ねる。
身体が横になったから、乳房の肉が左右に流れてぷるるんと激しく振動した。
「あ、だめなのよ、・・・感じすぎて・・・!」
「・・・・・・ここはどうですか」
泣き言を漏らすエマの喉から頬を、カミーユは猫をからかうように撫で上げる。
「あん、あああああんん」
横たわったまま、エマの身体が新鮮な魚のようにぴくぴく震えた。
予期出来ずに与えられる刺激を、エマの五感は最大限に享受してしまう。
「そ、それ、か、感じ、感じてぇぇ」
カミーユは、意外に効果的な責めに満足して全身をくまなく撫でさすってみた。
シーツに顔を押し付けるようにしながら、エマは身体をくねくねと動かす。
「うきゅぅっ、あう、あう」
エマの喘ぎ声が相当に大きく官能的になり、遂にカミーユも我慢出来なくなった。
「エマさん・・・!」
カミーユは、目隠しされたままのエマの身体に覆い被さった。
「あん! カミーユぅぅぅ・・・!!」
眉をぎゅっと寄せるエマを抱き締め、カミーユはその首筋をそっと舐め上げる。
「んむうぅぅぅ!!」
右側の首筋を舐めたかと思うと、次に左側を、更に左と思わせて右側を舐めた。
「ああん、あふうぅぅ」
カミーユが身体を離した時には、エマはもう呼吸さえも限界になっている。
彼の身体の下で、エマはぜいぜいと大きく息を吐いて、全身を弛緩させた状態だった。
その肌は、官能的な汗に覆われてまるでサンオイルでも塗ったような状態だ。
「──エマさん、僕ももう・・・!」
とっくに痛いくらいに勃起しているペニスを、カミーユはブリーフから取り出す。
カミーユは、エマと身体を重ねたままぐいっと彼女の腰を引き寄せた。
「ああ、カミーユ・・・! カミーユ!」
硬化したカミーユのペニスが、そっとエマの花弁の中心に押し付けられる。
「い、入れますよ・・・っ」
エマを組み敷いたまま、カミーユはそのまま先端をエマの秘裂に挿入した。
「んはぁぁあ!!」
目隠しをしたままのエマが、大きく口を開けて快感に喘ぐ。
カミーユのペニスはエマの膣内を進み、ぬちゃぬちゃと柔らかい肉に絡み取られた。
目を塞がれているからか、エマの胎内は通常以上に激しく熱い。
「あっ、はああっ、!! す、すごく、こ、こんなのおお!!」
快楽に身を委ねるように、エマの頬が上気し身体が腰がくねくねと動いた。
カミーユも、エマに促されるかのように彼女の腰を掴んで思い切り突きまくる。
「変! 変なのぉ、変なのよお!!!」
苦悶に耐えるかのような表情を目隠しの下から覗かせ、エマは淫らに喘いだ。
乱れたショートカットの黒髪が、何本かエマの頬に張り付いていた。
──終
本編「機動戦士ガンダムVoice Of The Earth」
連載第69回は、予告どおり12月7日に掲載予定です。
きてよかったぁ〜
やっぱエマさんにはカミーユだねぇ。
エマ×カミーユはイイ!
な、なんとぉーー!!
まさか発売記念とは!!
ンン!?
待て、待て待て!!
今日は4日・・・んで次が7日・・・
なんてこった・・・最高だ・・・
うぉぉぉ〜!!
来て良かったぁぁぁ!
ISAPさんありがとうございますぅぅぅ
漏れは今日買えなかった負け組ですが
めぐりあい〜がまだ中途半端なので
しばらくそれでガマンでつ。
神復活キタ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!
エマ×カミーユ_ト ̄|○/ヽァ/ヽァ
えろえろだーーー!!
しかもあと二日で本編の続きも読めるんですね……
目隠しキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
俺好きなんですよ、こういうの、(;´Д`)ハァハァ・・・
ところで、ニュータイプな女の場合、
目隠しされてても、「そこ!」とか言って撃墜されそうだ。
逆に、触られる前に敏感に気配を感じるってのはエロネタに使えそうだな……
いよいよ明日ですよおまいら(*´Д`)
>868
「大佐が私の胸を触ろうとしたんです」
「・・・か・・・賢いな・ララァは・・・(汗)」
ワラタ(・∀・)
アムロ「そこ!」
(尻を触る)
アムロ「見える!」
(尻を触る)
アムロ「そこだあ!」
(尻を触る)
悲しいけど俺・・・変態なのよね!
874 :
名無しさん@ピンキー:03/12/06 23:32 ID:gOv6ILE7
何時くらいに降臨されるんでしょうか?
>874
通常は予告日(今回は7日)の19:00〜21:00くらい。
その間は書き込みを控えるのが暗黙のルールw
>>875 俺そのこと実は知らなかった・・・
よーし控えるぞぉ
このスレの住人でZ買った奴の何人くらいがジュナスでプレイしてる?
ノシ
ノシ
勿論ミッションもナー
しかしそうするとMkU以外乗りたくなくなる罠
ノシ
ミッションしかやってないけどナー。
ティターンズはトリノ・カーナヴォンで。
>>880 このスレにいる者同士考えることはやはり一緒か・・・
それ程までにISAP氏のSSは上手く我々を引き込む・・・
ン・・・?来るのか?
>>881 この感覚は・・・!
いかん、我々は出過ぎているというのか!
よし、書き込みを控えるぞ!
直前ホシュ
あ、本当に直前だ。
>このスレの住人でZ買った奴の何人くらいがジュナスでプレイしてる?
なんかもう、嬉し過ぎて本当に涙が出てしまいました。
あんまり私を泣かせるのは止めて下さい・・・
(でも、興味ない方もいると思うので多少控え気味にどうぞ)
>>871-872 いいですね、こういうネタレスは大好きです。
日曜日に来て皆さんのレスを読むのが、一番の楽しみなのですよ。
U.C.0079
「アムロ、さっきオマエの言ったこと、本当かよ?」
男は、視線を合わさないまま隣に立つ少年に問い掛けた。
格納庫に向かって降りつつあるエレベータの中に、奇妙な緊張が走る。
エレベータの中には、これから戦場へ向かおうとしているパイロットしかいなかった。
問い掛けられた少年は、暗い表情で口を閉じる。
先程のブリーフィングで、少年はこの作戦の成否を予言して見せたのだ。
これから彼等が向かおうとしている最後の決戦の成功を請け負ったのである。
──作戦は成功します、と。
それを若い指揮官がニュータイプのカンなのかと聞くと、少年は力強く頷いたのだ。
しばらく無言でいた後、少年はため息のように小さく呟く。
「・・・嘘ですよ。ニュータイプになって未来の事が判れば苦労しません」
エレベータの中に困惑した空気が流れたのを感じ、金髪の少女が微笑んだ。
「──アムロにああでも言ってもらわなければ、みんな逃げ出しているわ。恐くてね」
少女のセリフを聞いて、男も皮肉っぽい表情で口の端を釣り上げて笑った。
「そりゃそうだな。逆立ちしたって、人間は神様にはなれないからな」
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第69回
since 2002,2003 ISAQ > ISAP PRESENTS.
U.C.0087
一年戦争後の気象状況が狂った今でも、夜の帳の静謐さは変わらない。
ガルダ級輸送機1番機アウドムラは、夕闇が降りた漆黒の空を平穏に飛行していた。
エゥーゴがケネディ・スペースポートを後にして、既に5時間余りが経過している。
現在、アウドムラは西へ向かって急速で飛行中だった。
その格納庫内では、パイロット達の懸命なMS整備点検がまだ終わっていない。
人間とMSが大混乱の作業を行っている格納庫は、喧燥と怒号で満たされていた。
「テオー! このパーツはどこへ運ぶんだっけ〜?」
開け放されたネモのコックピットから、可愛い声が上がる。
アウドムラの航行に伴う轟音とMSの起動音の中でも、良く響く声だった。
ふわふわのウェーブの髪をなびかせて声を張り上げたのは、リベカ・マレリー少尉だ。
彼女が操る20メートル余りの人型の機体は、その手にMS用の装甲を抱えていた。
二人の周囲では、同じように作業中のMSが所狭しとひしめき合っている。
「装甲板は格納庫の右端に積んでおいて、リベカ!」
床の上から彼女を見上げて、恋人のテオドール・チャーチワード少尉が叫ぶ。
「うんー! 判ったー!」
明るい声で応えつつ、リベカはネモのコックピットからテオドールを見つめた。
「でも、なんかあたし達ってこの飛行機に乗って逃げてばっかだと思わないー?」
「リ、リベカ!! ・・・そういうこと言っちゃダメだってば」
真実を指摘する恋人を、テオドール・チャーチワードが慌てて止める。
周囲では、作業中のパイロット達がリベカの正直すぎる感想を微笑みで流した。
「ま、いーや! すぐ帰って来るから、どっか行っちゃヤだよ〜!」
装甲板を運ぶ為にリベカがネモを歩き出させると、格納庫の床が揺れる。
MS数十機を搭載出来るアウドムラ格納庫だが、現在は相当に混雑していた。
ケネディ・スペースポートで連邦軍にスードリを奪取されてしまった結果がこれだ。
「いやあ、あいかわらずリベカちゃんは可愛いなあ」
リベカを見送ったテオドールに、近付いて来た同僚が気さくに話し掛けて来る。
「で、バズーカの弾薬はどこへ運んどきゃいいんだ、テオ?」
「・・・なんで僕に聞くんだよ」
憮然としたテオドールの肩を叩き、グラハム・パーク少尉という名の同僚は笑った。
「なんかさー、お前って気が回るっていうか細かい所あるしさあ」
テオドールは顔を顰めるが、確かにおおよその配置図は把握していたりする。
「弾薬は、A倉庫前にまとめてある」
船内通路への入口近くを指差すテオドールに、グラハムは口の端を上げて笑った。
「サンキュー! 今度、リベカちゃんとデートさせてくれよな!」
「絶対に断るっ!!」
去って行くグラハムに力強く宣言したテオドールに、涼しい声が掛けられる。
「テオドール少尉、ご苦労」
凛とした声に聞き覚えの有ったテオドールは、振り向きつつ敬礼をした。
案の定、そこには美しい金髪を腰まで伸ばした美しい少女が返礼をしている。
青いノーマルスーツにストレートの金髪が映える、エリス・ワイス中尉だった。
「君がこまめに指示をしてくれているから助かるわ」
背丈は子供のように低いが、エリスの全身からは鋭い威圧感が放たれている。
二人の横を通り過ぎようとした兵士が、エリスに気付き慌てて直立敬礼をした。
厳格で真面目なエリスは、殆どの兵士に敬愛されつつも恐れられている。
テオドールも、実のところ1歳年上でしかないエリスを少しばかり苦手にしていた。
「いえ、僕なんて──」
緊張しつつ言うテオドールの謙遜のセリフを遮って、エリスが怒鳴る。
「──そこ! 今が一刻を争う時だと判っているのっ!!」
二人から少し離れた場所のMSの影で休んでいたパイロットが、慌てて立ち上がった。
「申し訳ありません、中尉!」
怯えたように走り出すパイロット達に、テオドールは胸の中で同情をする。
もっとも、いつあのアッシマーというMSの追撃があるか判らないというのは事実だ。
更に、現在のエゥーゴのMSの大部分は満足に出撃出来る状態ではなかった。
そもそも、専門整備工のいないエゥーゴMS隊ではメンテナンスに自ずと眼界がある。
地球降下部隊のMSは、戦闘を行うたびに格段に性能を落としていた。
ちなみに、MSの整備はその精密度によってA〜Dの4段階に分かれている。
機体の状態確認を、チェックシートを下に目視を中心として実施するのがA級整備だ。
予め定められた特定部の点検・消耗燃料の補充等を行う最も簡易な作業である。
B級整備とは、A級の内容に加えて時間で管理されている部品の交換や点検用パネル内部
の状態確認・一部システムの電子作動点検等を実施する一連の流れを指す。
そして、通常レベルのパイロットに出来るメンテナンスはここまでである。
更にC級整備になると、機体の配管や配線・腕部脚部の機体構造の状態を詳細に確認して
損傷の可能性のある部品を交換もしくは整備しなくてはならない。
この時、故障を未然に防止する為に精密点検装置を使用し各種基盤の機能試験も行う。
最後に、D整備は一般に“オーバーホール”と呼ばれているものだ。
損傷しているか否かに関わらず、各部を新品時の状態に戻す整備である。
機体の装甲や武装を取り外し、隅々まで詳細にチェックする最も深度の深い整備だ。
精密機械の塊であるMSは、本来D級整備ならずともC級整備くらいは頻繁に行いたい。
しかし、作戦開始後は部品と人手の面からB級整備さえも徹底出来ていないのである。
予備のパーツも乏しい現在、何機かのMSは解体し部品にされる予定だった。
正確には、現在の作業完了後にアウドムラの稼動可能な機体は15機にまで減少する。
これは、当初の作戦開始時の84機の実に五分の一以下という惨状であった。
だが、エゥーゴはこの戦力を以ってティターンズと戦い続けなくてはならないのだ。
厳しい表情で立ち尽くすエリスとテオドールは、ふと訝しげに眉を顰める。
二人が見つけたのは、少し離れた場所でぶらぶらと遊んでいる1人のパイロットだ。
「おう! 皆さん整備ご苦労さん! お、頑張ってるな」
整備を手伝おうともせず遊んでいるのは、ウォルトン・スウィフト少尉である。
・・・この逼迫した状況で遊んでいられるウォルトンの神経に、テオドールは驚いた。
だが、それよりエリスの怒りが恐ろしくてテオドールは全身の筋肉を緊張させる。
ところが、そっと横目で見たエリスは何故か困ったように口を閉ざしていた。
不思議そうに見るテオドールに気付いた途端、エリスはハッとしたように声を荒げる。
「君っ! どうして君はいつもそうなの!?」
怒鳴りながら歩いて来るエリスに気付き、ウォルトンはムッとした表情になった。
「パイロットは、休むのも仕事の内なんだぞ」
「そういうことは、実力を身につけてから言いなさいって言ったはずよ!!」
背丈的にはウォルトンを見上げているエリスだが、態度は非常に強気だ。
だいたい、男の態度は前回の戦闘でエリスに助けられた人間のそれではない。
厳しい顔のエリスを見下ろしていたウォルトンは、ぼそっとつまらなそうに呟いた。
「ったく、可愛い癖に口煩い女だよなあー」
美しいと褒められれば、外見しか評価しないのかと気分を害する女性もいるものだ。
貴方は真面目だなどというセリフは、女性にとって悪口にさえなりかねなかった。
だが、女の大部分は可愛いと言われれば胸ときめくものだ。
エリスにとっても、可愛いという形容詞はまるでナイフのようなものだった。
彼女の胸は、ウォルトンの乱暴なセリフで好き放題に切り刻まれている。
「か、可愛いって言えば私が喜ぶとでも思ってるの・・・っ!!?」
頬を赤らめつつ、エリスは殊更に厳しい顔でウォルトンを叱咤した。
ウォルトンは、声が弾んでいるエリスには気付かず大きく肩を竦める。
「ふん、だいたいオレに絡んでいる暇に牛乳でも飲んで少しは胸をおっきく──」
「なんですってぇぇーーぇぇっっ!!」
エリスは強烈な右拳をウォルトンの腹に叩き込み、更に左拳を顎にお見舞いした。
「ぐおうううっ・・・」
腹を押さえて白目で崩れ落ちたウォルトンを、エリスは全力で踏み付ける。
「ツルペタ胸で悪かったわねえ! どうせ私は貧乳よぉっ!!!」
「や、やめろ! そこまで言ってねえ! ひいぃぃ! 許してくれええ・・・」
悲鳴を上げて一方的に蹴りまくられるウォルトンを、テオドールは唖然と見つめた。
「あれ? なんかあったの〜?」
装甲板を置き戻ってきたリベカが、ネモのコックピットから身を乗り出す。
「──あ、ちょっと待ってね! リフト下ろすよー!」
テオドールは、下ろされたリフトに掴まって一気に操縦席まで引き上げられた。
「・・・い、いや、ウォルトン少尉が・・・」
コックピットの中へ入りつつ、テオドールはモニターの片隅を指差す。
リベカは、格納庫の床で死体状態のウォルトンを呆れたように一瞥した。
「ヘナチョコ男には、いい薬じゃないのかなー」
シートの横に移動したテオドールに抱き付きつつ、リベカは悪戯っぽく呟く。
「でも、“氷柱のエース”エリス中尉があんな柔らかい表情してるのって初めてかも」
散々ウォルトンに修正を加えたエリスは、ぷいっと横を向いて頬を膨らませていた。
リベカは、くすっと笑った後でそっとテオドールと甘いキスをする。
「・・・ねえ? 今夜は、さすがに控えようね・・・」
夜のお楽しみをねだりつつも、ケネディ空港での戦死者を気遣うリベカだ。
ロベルト中尉を始めとした犠牲者の事を思えば、今夜は喪に服するべきであろう。
テオドールは、優しくリベカの頭を撫でながらその繊細さを愛しく感じた。
「その代わり、明日はう〜んと一緒にいようね」
その途端、リベカは勢い込んで顔を上げると目を輝かす。
「ね! ね、テオ! たまにはソフトSMとかやってみようよー」
「・・・・・・・・・また変な知識を仕入れて来たんだね、リベカ」
大きくため息を吐きつつ、テオドールはリベカにネモを移動させるように指示した。
この二人のネモは、意外にも機体保持組の15機に入っている。
クワトロの百式とジュナス・フレイブ&カミーユ・ビダンのガンダムMk-Uは当然として
エリスや彼女の同僚のリック・ディアスも、部品になる事は免れていた。
ちなみに、一撃でやられて帰還して来たウォルトンのネモは解体部品化組である。
──二人はそのまま作業に戻り、取り立ててトラブルもなく時間が経過して行った。
さすがに午前零時を廻った辺りから、少しずつ人影も消え格納庫は静かになってゆく。
照明も落されて薄暗くなった中で、しかし黙々と作業を続けている人間は多かった。
自分の命を預ける機体を自分で点検しておくのは、パイロットの義務であるからだ。
特に、経験の長いパイロット程寝る間も惜しんで整備をしていた。
ジュナス・フレイブも、作業を行っている内にコックピットで寝てしまった口だ。
彼の浅い眠りは、早朝のハッチ開閉音と差し込んで来た陽光に破られた。
目を瞬かせながら、轟音と共に開いて行く格納庫ハッチにジュナスは視線を向ける。
大きく伸びをしながら、ジュナスはアウドムラの操縦室へ通信を入れた。
「ブリッジ、何があった?」
「・・・《ヒッコリー》からの迎えですよ」
通信機のモニターに、ハヤト・コバヤシが映ってジュナスの問い掛けに答えた。
眠たそうな目をしている処を見ると、ハヤトもブリッジで仮眠していたようだ。
ケネディ・スペースポートを失ったアウドムラは、新たな拠点を目指し飛行中だった。
それが、北米大陸西部海岸沿いにあるカラバ秘密基地《ヒッコリー》である。
常に深い霧で包まれているヒッコリー基地から、シャトルを打ち上げ予定だった。
頷いたジュナスは、ガンダムMk-Uのコックピットを出てリフトを使って床に降りる。
丁度、隣のハンガーの百式からクワトロが同じようにリフトで降りて来た。
クワトロも、百式のメンテナンスがてらコックピットで仮眠していたのだろう。
二人は朝の挨拶を交わすと、既に全開になった明るいハッチを目を細めて見た。
眩い早朝の光を背に、恐ろしく旧式の複葉機がバンクしつつ接近して来ている。
それがビーチクラフト17型のレプリカだと判断出来る頃には、2機は相当接近していた。
ちなみに、ビーチクラフト17型コメットは1900年代に活躍した骨董品である。
アウドムラの生み出す乱気流に煽られたその複葉機が、大きく上下にピッチングした。
だが、ビーチクラフトはそのまま最高速でアウドムラのハッチに飛び込んで来る。
「・・・なにか、随分と乱暴な運転だな」
ジュナスの感想通り、複葉機は格納庫の床を盛大に鳴らしつつ着艦した。
そして、飛び込んで来た速度を殺せないまま格納庫の端まで行って騒々しく止まる。
早朝の冷たく爽やかな空気が、複葉機と共に飛び込んで来て格納庫を流れた。
「な、なんなんですかこの無茶な人は!」
いつの間にか格納庫に降りて来ていたカミーユ・ビダンが、呆れたように言う。
確かに、ビーチクラフトの鼻先と格納庫の壁の間はもう30cmも残っていなかった。
カミーユのいう通り、このパイロットが凄まじく無謀である事に間違いはない。
レプリカの複葉機の操縦席から、ピンク色の旧式な飛行服のパイロットが飛び降りた。
ジュナスとクワトロは、カミーユを伴ってビーチクラフトに近付く。
パイロットは、豊満な身体の線がはっきり判る妙齢の女性であった。
ゴーグルを外すと、緑の瞳が現れボリュームのある金髪が芳香と共にふわっと舞う。
厚ぼったい唇を動かし、少女はどこか勝気な口調でジュナスに手を差し出した。
「朝早く起こしてしまってゴメンなさい。カラバのベルトーチカ・イルマです」
東欧系なのだろう、白い肌に金髪が映えてエリス・ワイスとは違った意味の美少女だ。
「ジュナス・フレイブだ。非常に大胆な操縦だな」
ベルトーチカという名前を聞き──ジュナスは、ふとベルナデッタ・ソロンを想った。
もっとも、ベルトーチカは清楚なベルナデッタとはまるで違う女性のようだが。
「早死にするという事ならご心配なく。それでも構わないと思える女です」
そう笑うと、苦笑するジュナスから離れてベルトーチカは周囲を見渡した。
「一年戦争の英雄、アムロ・レイが加わったと伺いましたが?」
興味津々と辺りを見回すベルトーチカに、近付いて来たカツ・コバヤシが口を開く。
「アムロさんなら部屋にいるけど・・・あんまり期待はしない方がいいよ──」
集まって来たエゥーゴのパイロット達も、どこか白けたようなバツの悪い表情だ。
怪訝な表情になったベルトーチカには、まだ状況は飲み込めていないのである。
──次回、12月14日
次回、「白い闇の中で」
サーバの負荷が高いので書きこめませんでした。
(42.37 : 目標は 5.00 以下)
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もちろん、このページをリロードするのも負荷かかったそうです。
>>ISAPさん
初リアルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
乙彼さまです。 テオが今にでも死にそう・・・。
907 :
名無しさん@ピンキー:03/12/07 21:13 ID:PG/LdB4V
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私が直撃を受けているだと!
・・・今週もおつかれさまです!
支援書き込みした方が良いのかちょっと迷いました。
>>906 いやむしろグラハムが絶対ヤバい・・・。
乙彼さまー!
アムロ・セイラ・カイのエレベータの中での会話は、
ガンダムで最も印象に残っているシーンのひとつです。
アムロはわずか半年でよくここまで成長したなあと思います。
最後にホワイトベースのみんなを導いていくシーンも
ISAPさんの描写で読んでみたい気がします。
おっと、本編の感想も書かねば。
ベルトーチカの濡れ場激しくキヴォンヌ!!
それと、連投規制があんまり厳しいようでしたら、
このスレが終わったらしたらばに移動してみるとかどうです?
ISAPさんがここでいいっていうんならいいんですけど。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
( ゚∀゚)/マンセー!!!
相変わらず神だ・・・イヤむしろ大界王神様だ・・・
もうアニメ化キボン!!キボンンン!!
勿論OVAで、原作を忠実に再現で・・・・・・・ハァハァハァhlhl;アhガgパj
>909
自分もあのアムロ・セイラ・カイのエレベータの中での会話は好きだったり。
あの三人って割とセットだよなー
(ラストシーンもアムロを迎えるセイラ、セイラを支えるカイ、だし)
1年戦争をISAP氏の筆で読めれば、外伝とか無理かな…
>912
いや、それじゃもう死んでるし…(w
今朝思い出して見たら4日にもあったのか〜!
思わず朝立ちが更にハイパー化してしまいました。
本編もイイです。こっちのベルたんはムチプリでイイ!
連投規制とやらは知らんが
エロパロ板で一番古いガンダムスレが他のとこ行くのはマズかろう。
そろそろ新スレだが、ここで続けるってことでいいんじゃないか。
(´-`).。oO(…たとえどこだろうとISAPさんの行くところへついてゆくけどな…)
>909
やっぱりあの場面は印象に残りますよね。自分も好きです。
カイのキャラクターって、いいんですよね。
スレッガーも好きですがカッコ良すぎるので...
でもそう言う自分はハヤトタイプだと思いますけど。
ところで、ネモ解体組=生き残り組?
テオドールとリベカは同じ場面で逝ってしまう予感が。
でもって、ベルトーチカは激しくオカシテ欲しい。
ルオ商会で拉致監禁なんてイイカモ。
キミはルオ商会を激しく誤解している
そう、カイ、セイラ、アムロの場面は個人的にも大好き
しかしだとある某携帯版ガンダムゲームをやったら
アムロ+セイラ=命中回避補正+5
アムロ+カイ=命中回避補正+5
カイ+セイラ命中回避補正-5
・・・・・・・バンダイぬっ転がし!
そんなところもまた「軟弱者」カイの魅力じゃないか(w
,. -−- 、
/ ∧ 、 ヽ
j 7フ ヽマ''、 ヽ
| l ┃ ┃ l i l. ホワイトベースや!
! l _ | | .l.
{ .ト,‘ー’ .ィ! ト、レリ
ヽNヽ/ヾ‐|ノ´, `フミ 、
__,,F=/,F=/ノノミヽ.」
‘ー-⊂ニ.ノ´(ニ(二ロ⊃
ホワイトベースに背後から集中砲火浴びせたいです
何はともあれ明日だ、ウヒョヒョー
エゥーゴに増殖したオリキャラ達は基本的には好きなんだが、どーも違和感がある。
なんかガンダムの世界観の中で地に足がついてないとでもいうか・・
まあジュナスやトリノ辺りが見事過ぎたからでる些細な不満なんだが。
たしかにジュナスはマジで融けこんでるよなー
本当にグリプス戦役にいたと言われても納得できる……
融け込み過ぎて他の既存パイロットと一緒に増えたオリキャラに圧され気味だしな。
本当に凄いと思う。
魔乳とかウォルトンとかはどっちかというとXとかW・・・もっというとナデシコ的な感じ。
>>928 おもしろいね
デンドロビウムっていうのだけ知らなかったよ。
0083だそうですな。
>>929 個人的には割と好きな機体ではあるので、何らかの
後継機みたいなのが小説に出てきたら面白いかもなあ…
全ての記録が抹消されたって設定だから無理でしょう
そういう設定だからこそ、デザインであんな冒険ができたんだと思う
U.C.0079
「木馬の隊を破ったら、ただちにア・バオア・クーへ向かう。
・・・情報では、レビルの主力艦隊はグラナダを無視すると見えた」
口元を隠したマスクをつけた女性士官が、厳しい視線を彼に向けて言う。
彼が静かに頷いたのを見て、女は不意に声を低くして彼を見つめた。
「で、その前にひとつ聞いておきたい事がある・・・。
──お前の打倒ザビ家の行動が変わったのは、何故だ? ・・・シャア」
仮面を被った青年は、しばらく言葉に詰まった後でようやくゆっくり口を開く。
「・・・・・・私の?」
彼が冷静さを取り戻そうとする態度に、女は満足したように笑った。
「私は4歳ごろのキャスバル坊やと遊んであげたことがあるんだよ。お忘れか?」
“キャスバル”という名前は、仮面を被っている青年の本当の名前だった。
とうに捨てたはずで、実際には捨てる事が出来ずにいる名前だった。
キャスバルではない名を名乗る青年は、そっと手を胸の辺りまで挙げる。
「キシリア様に呼ばれた時からいつかこのような時が来るとは思っていましたが
いざとなると恐いものです、手の震えが止まりません・・・」
白い手袋を着けた青年の繊細な手が、どこか芝居のように揺れた。
「私だってそうだ、お前の素性を知った時にはな」
昔を懐かしむような口調で表情を和らげる女に、彼は言葉を選ぶように言う。
「それを、また何故?」
「──ララァだ。 お前はフラナガン機関に、ララァを送り込んでいたな。
そのお前の先読みする能力を知って、私が徹底的に調べさせた訳だ」
そこで一旦言葉を切ると、女は彼の心の奥底まで見通すように微笑んだ。
「お前もララァでニュータイプの存在を信じ、打倒ザビ家以上のことを考え出した」
女が彼の真摯な考えを容易に形にした瞬間、青年の身体が小さく震えた。
「・・・どうも」
女は、青年の仮面の奥の目に酷く冷酷な影がよぎったのには気付かないままだ。
「ギレンは、ア・バオア・クーで指揮を採る。
その後の事は、全て連邦に勝ってからのこと。よろしいか?」
「は、確かに──」
静かに頭を下げた青年の瞳が、それまでの迷いを捨てたように光った。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第70回
since 2002,2003 ISAQ > ISAP PRESENTS.
U.C.0087
自室の緊急通信で起こされたアムロ・レイは、キャプテン・ルームに足を踏み入れた。
つい先程起き抜けにシャワーを浴びたばかりだから、まだ髪が濡れている。
通信を入れて来たカツ・コバヤシに拠ると、ヒッコリーの連絡員が到着したらしい。
その面会の席に呼ばれたのだが、正直に言ってアムロには疎ましい。
今の自分に、エゥーゴやカラバの闘いに関わる権利があるようには思えなかったのだ。
実は、昨日の出撃拒否以降アムロは自室に篭っていたのである。
機会を見つけてアウドムラから降りたいとさえ、思うようになっていたアムロだ。
明るいキャプテン・ルームの中には、既に何人かの人間が席に着いている。
ハヤト・コバヤシと、カツ・コバヤシ、カミーユ・ビダンという奇妙な組み合わせだ。
「カツ・・・カラバの連絡員っていうのは?」
アムロのセリフに、一際目を引く美しい少女がバネ仕掛けのように立ち上がる。
その金髪の少女が連絡員らしいと、アムロはそっと手を差し出した。
「よろしくアムロ・レイです」
アムロは、少し前にリベカ・マレリーという少女に握手を求められた事を思い出す。
彼女も、最初は自分に期待を寄せていたのだと苦しく回想するアムロだ。
「アムロ!? 貴方が」
信じられないといった表情で顔を明るくした女性は、目を閉じて顔を近づけて来た。
接近して来た少女の厚い唇が、アムロの視界で大きくなった。
唇が触れ合う程に近付いて来た少女から、アムロは反射的に上体を後ろに引く。
「──・・・ヘレン・ヘレンでしょ」
不意に、少女はにこっと笑って秘密を打ち明けるように囁いた。
「・・・?」
もう一回ツンとした感じの鼻を動かしてから、少女は怪訝そうなアムロに笑い掛ける。
「あたしの好きな石鹸」
少女の瞳に吸い込まれそうになりながら、アムロは小さく頷いた。
どうやら、先程シャワーを浴びた時にアムロが使った石鹸の香りを嗅いでいたらしい。
「カラバのベルトーチカ・イルマです。こちらへどうぞ、アムロ・レイ」
軽く手を握ってきたベルトーチカから、アムロは怯えるようにすぐ手を解いた。
ベルトーチカは、アムロにテーブルの席を勧めてオレンジを差し出す。
「ヒッコリーからの差し入れです、どうぞ召し上がれ」
無言でイスに座ったアムロは、オレンジを受け取って口を付ける。
そんなアムロを見つめていたベルトーチカは、興味津々と言った様子を崩さず言った。
「貴方がアムロ・レイ・・・ニュータイプと言っても普通の人ね」
「すいませんね」
自分に何を期待していたのかと、アムロは憮然とした表情のまま投げ遣りに言う。
ニュータイプに幻想を抱く人間を裏切るのは、もう懲り懲りのアムロだった。
「あたしね、アムロ・レイってもっと好戦的なタイプと思っていたの。安心したわ」
ベルトーチカは、渋い表情のアムロには構わずにセリフを続ける。
「エゥーゴとかカラバが、あのティターンズと同じように、ううん・・・、
地球連邦政府のように、大義名分を隠れ蓑にして平気で人殺しをする集団だったら
どうしようって、怖かったの」
相手が聞いていようといまいと捲くし立てる気の強さは天性のものなのだろうか。
アムロは、ベルトーチカの圧倒的な押し付けがましさに辟易する思いだ。
不意に、キャプテン・ルームの前をクワトロ・バジーナ大尉が通り過ぎる。
呆然とクワトロを見送ったベルトーチカが、恐る恐る口を開いた。
「・・・なんだか、怖い人ね。戦争以外の世界では生きていけない人じゃない?」
ベルトーチカの評価が、クワトロを指していると気付いたカミーユが声を荒げる。
「貴方だってカラバの一員なんだ。戦争を全く否定する訳じゃないんでしょ!」
直情少年カミーユの噛み付くような態度にも、ベルトーチカは全く物怖じしない。
「でも、あの人には平和なインテリジェンスを感じないわ・・・」
首を振るベルトーチカの瞳の中に、暗い怯えがあったからアムロは驚いた。
どうやら、ベルトーチカという女性は外見と違う何かを秘めているようだ。
「クワトロ大尉はそんな人じゃない。本質的には優しい人だよ」
手に持ったオレンジを見つめながら、アムロは気分を害したように言う。
「──あたし、何か悪いこと言いました?」
アムロに問い掛けるベルトーチカのセリフを聞き、突然カツが口を尖らした。
「でも、クワトロ大尉はあの“赤い彗星”なんでしょ、アムロさん」
キャプテン・ルームは一瞬にして空気が凍りつき、その場の人々の表情が固まる。
少しの時間が経過した後で、ようやくカミーユが恐る恐る口を開いた。
「・・・な、何を・・・何を言ってるんだよ、カツ・・・!」
「カツ! 滅多な事を言うもんじゃない」
義父のハヤトの叱咤に、カツは意外に素直に頷きながら上目遣いで言う。
「でも、アムロさんとカイさんが話しているのを聞いたんだから間違いはないよ」
どうやら、カツはケネディ空港でのアムロ達の会話を盗み聞きしていたらしい。
油断も隙もないとはこの事だが、それを自慢気に話してしまう辺りが未熟だ。
「・・・本当なんですかアムロさん!!」
驚愕したように詰め寄るカミーユから、アムロは戸惑ったように顔を背けた。
その態度は、いかにも秘密主義めいていたからカミーユは激昂する。
「答えてくれないってことは、アムロさんも何か知っているんですか!?」
そんなカミーユに、アムロは歯切れの悪い態度を取る事しか出来ない。
「じゃあ、大尉に直接聞いてみますよ!」
乱暴に立ち上がったカミーユは、大きな音を立てて部屋から駆け出してゆく。
その後をカツが追ったから、部屋はアムロ、ハヤト、ベルトーチカの3人になった。
「──赤い彗星って・・・あの人がシャア・アズナブルだってこと?」
ベルトーチカの唖然とした呟きを背に、アムロも逃げるように部屋を出る。
ガルダ型輸送機アウドムラの格納庫では、今日も懸命な整備作業が続けられていた。
全員が血眼で点検と補給を続けている中で、暇そうにしている男がいる。
「んー? オレもなんか手伝おうか?」
「いや、お前は何もしないでいるのが一番の手伝いだ」
同僚に期待されていないウォルトン・スウィフトは、実に手持ち無沙汰だ。
彼としては邪魔をするつもりは毛頭ないが、普通の人間には彼は厄介者なのである。
「それにしても、お前ってよくエリス中尉と普通に話せるなあ」
何人目かに話し掛けた同僚が、ウォルトンの無神経さに呆れた口調で言った。
「そうかあ? ちったぁ狂暴だが、別に怖くもなんともないがなあ」
ウォルトンにとっては、エリス・ワイスは鬱陶しいチビッコ上官でしかないらしい。
尊大にウォルトンが肩をすくめた瞬間、不意に大きな声が聞こえて来た。
「──貴方が、シャア・アズナブルだっていうのは本当ですかっ!?」
ぎょっとして顔を見合わせたウォルトンと同僚は、叫び声の主へ視線を送る。
まず目に入ったのが、クワトロ・バジーナ大尉とジュナス・フレイブ大尉だった。
その前に立って叫んでいるのがカミーユ・ビダン少尉と、カツ・コバヤシである。
「いきなり何を言うんだ・・・カミーユ」
狼狽もせずに言うクワトロの口調は、カミーユの神経を逆撫でしたようだった。
「もしそうなら、卑怯ですよシャア・アズナブル! 名乗った方がすっきりします!」
カミーユは、クワトロの隣に立つジュナスが意外に平然とした表情なのに気付く。
少年の胸に、自分だけが事実を教えて貰えなかったという嫉妬が渦巻いた。
カミーユにとって、アムロ・レイとシャア・アズナブルは憧れの存在である。
ところが実物のアムロは臆病者で、シャアまでも偽名を使う卑怯者ならば空しすぎた。
それは認めたくない事実だったし、真実を知っておきたい事象でもあるのだ。
カミーユに睨みつけられたクワトロは、サングラスを外さないまま口を開く。
「──今の私は、クワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」
隣に立つジュナス・フレイブは、そのセリフを偽らざるクワトロの本音と聞いた。
ところが、血気に逸る少年はクワトロにいいように誤魔化されたと感じてしまう。
「どんな事情があるか知らないけど・・・どんな事情があるか知らないけど!!」
カミーユは、クワトロがシャアであるならばそれはそれでいいと思っていたのだ。
カッと顔を真っ赤にしたカミーユは、大声を上げつつ拳を振り上げる。
「歯ぁ食い縛れぇーっ! そんな大人修正してやるっ!!」
さすがのジュナスも、カミーユがそこまで馬鹿だと思っていなかったから驚愕した。
規律が多少緩いとはいえ、エゥーゴはれっきとした階級のある軍隊だ。
少尉のカミーユが、大尉のクワトロに手を上げれば下手をすれば軍法会議モノだった。
「止めるんだ、カミーユ君!!」
少年を制止しようと動いたジュナスだが、カミーユは非常に素早い。
そもそも、空手チャンピオンであるカミーユに、素人では相手にならなかった。
あわやカミーユがクワトロを殴り倒そうとした時、小さな影がさっと割って入る。
「君っ! 何をするつもりなの!?」
エリス・ワイス中尉が、なんとかカミーユの拳を受け止めて2,3歩後退した。
ある程度は格闘技にも精通しているエリスだが、今回ばかりは相手が悪すぎる。
「邪魔すんなよっ!!」
エリスの手を乱暴に振り切って、カミーユは見境なしに再度大きく手を振り上げた。
カミーユが怯えるエリスへ拳を突き出した瞬間、突然誰かがそこへ飛び込んだ。
「この喧嘩! このオレが預かっ──ぷぎゃああぁぁ・・・っ!」
格好をつけて立ち塞がった男は、カミーユに一撃で殴り飛ばされて床に転がった。
殴ったカミーユも周囲の人間も、予想外の事態に思考が固まる。
全員の視線が、格納庫の床で痙攣しているウォルトン・スウィフト少尉に集まった。
どうやら、ウォルトンが生意気にも喧嘩を仲裁しようとして殴り倒されたらしい。
「──・・・は・・・?」
その機会を逃さず、リベカ・マレリー少尉が飛び出し硬直中のカミーユと腕を組んだ。
「カミーユったらもー! ホントに困ったコなんだからー!」
リベカは、カミーユの腕に自分のぷにぷにの巨乳を押し付ける。
「あ、ちょっと、リベカさん・・・!」
腕に当たる柔らかい感触に少年が狼狽している間に、リベカはカミーユを引き摺った。
「ほらほら、あっちでキツーく修正してあげるから、あっち行くよー!」
「すいません! ちょっと落ち着かせて来ますんで!!」
同時に出て来たテオドール・チャーチワード少尉が、少年に頭を下げさせる。
自分も何度も頭を下げた後で、テオドールはリベカと共にカミーユを連れ去った。
二人が素早くカミーユを連れ去ると、気絶したウォルトンが一人残るだけだ。
興味本位で集まっていたパイロット達は、ここに至ってようやく我に返ったらしい。
ちらちらとクワトロを横目で見ながらも、三々五々作業に戻って行く。
一方、慌ててウォルトンに近寄ったエリスは、正座をして彼の頭を腿の上に乗せた。
「・・・私を守ってくれようとしたんだ・・・? ・・・君、弱い癖に・・・」
口ではウォルトンを馬鹿にしながら、エリスの瞳はうっとりと潤んでいる。
実は、ウォルトンは彼女を守ろうとした訳ではなくて目立ちたかっただけだ。
格好良くカミーユを仲裁して、自分をアピールしようという自分勝手な行動だった。
結果的には今回の騒動を収めたのだから、彼にしては上出来と言えるかもしれない。
「・・・・・・本当に・・・バカ」
だが、気絶したウォルトンを見つめるエリスにそれはどうでもいい事のようだった。
そんな二人を、ジュナスとクワトロは見るともなしに眺めている。
なし崩し的に話題が逸れ、クワトロの意志が伝わったかどうか微妙な処だった。
「これが、若さというものか──」
そっとサングラスを外したクワトロが、細い眉を顰めながら呟く。
あるいは、カミーユの拳はクワトロの肉体ではなく心に届いたのかもしれない。
ガルダ型輸送機アウドムラは、夕焼けの綺麗な空をヒッコリーに向けて航行中だ。
ベルトーチカ・イルマを収容して以降、その速度は最高に上げられていた。
一刻も早く基地に辿り着きシャトルに搭乗する事が、現在の彼等の最優先事項なのだ。
アムロ・レイは、そんなアウドムラの艦内の一室で途方に暮れていた。
クワトロとカミーユの騒動から半日以上が過ぎており、船内は通常営業状態だ。
殆ど放置状態に近いアムロに、積極的に声を掛けるような人間は誰もいない。
仮にも一年戦争の英雄と呼ばれていた青年に、もう誰も期待を寄せていないのだ。
ベッドの上で手持ち無沙汰に転がりながら、アムロは重苦しいため息ばかりを吐いた。
──不意に、アムロの部屋のドアが静かにノックされる。
カツ・コバヤシあたりだろうと見当をつけて、アムロは不機嫌そうに叫ぶ。
「勝手に入れよ・・・鍵なんて掛けてない」
しかし、ドアを開けて部屋に滑り込んできたのは金髪のベルトーチカ・イルマだった。
「・・・ご迷惑だったかしら」
驚いてベッドに上半身を起こしたアムロに、ベルトーチカは艶やかに微笑む。
溌剌としたベルトーチカの瞳に見つめられ、アムロは息を呑んだ。
──次回、12月21日
次 回 、 ア ム ロ × ベ ル ト ー チ カ 、 “濡れ場”。
953 :
名無しさん@ピンキー:03/12/14 19:49 ID:jz2vrBf/
あああああああああーーーーーーーーー!!!!!
キタ━━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━━!
カツは毎回と言っていいほど何かやらかしますな
>>ISAPさん
初リアルでキタ━━━━━━━━
(^ー^)お疲れ様でしたぁ〜♪
オツカレサマでしたー!
シャアとキシリアが仲良くなった(?)あたりは、
シャアの心情がいまいち読みとれなくて戸惑ったのを憶えています。
復讐の志を一旦捨てて再び取り戻したのか、
それとも一貫してキシリアなんかぶっ殺すつもりだったのか・・・。
本編のほうですが、
実はZは見たことあるにもかかわらず
ベルトーチカというキャラがほとんど記憶に残っていません。
というわけでISAPさんの描写で脳内にインプットしました。
とても洞察力のある女性だったのですね。
それと、クワトロぶっとびコネ━━━━━(´・ω・`)━━━━━━!!
でも
> あるいは、カミーユの拳はクワトロの肉体ではなく心に届いたのかもしれない。
妙に納得。
シャアにとってはこっちのほうがズシリとくるかもしれませんね。
そしてなんといっても、今回最もインパクトがあったのは、
予告(
>>952)だー!
なんて嘘です。
来週も楽しみにしております。
おーーベルトーチカ大好きなんで濡れ場超楽しみ!!
あとこれだけしかとされてるアムロの復活シーンもいまからわくわくです。
「予告」 … モエ〜
相変わらず神━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
濡れ場・・・・・・・・・・うひょひょひょヒョヒョヒョヒョヒョy帆ヒョy氷魚syhyそ言うpとbノオgハg
ハァハlhァlハアァァハァhァハlハァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウッ
そうきたか>気絶したウォルトン
神キタ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!
しかしウォルトンっておいしいな(・∀・)
エピソードをつみかさねてキャラの性格を立ててゆく手腕はあいかわらずお見事。
やっぱエリス×ウォルなのかな…
っていうか、新スレ立てんとアカンちゃう?
ああ・・・。なんかウォル豚が好きになってきた・・・。
>>962 同意。早めに建てといたほうがいいかも。
あとカツは氏ね。
SS書いたことがあるから余計に思うんだけど、「小憎らしいキャラ」をきっちりと書けるってのは、ホント素晴らしい。
嫌いな人もいるようだが、自分はウォルトンもエリスもテオもリベカも好きだな
嫌いな人、っていうのは言い過ぎか…スマン
次スレは970?
968 :
名無しさん@ピンキー:03/12/16 20:30 ID:uTFMgOOZ
ひょっとしてウォルトンのモチーフはディアッカなのでは?
ISAPさん、これからもご活躍を期待しています。
ディアッカ(*´▽`*)ウットリ
・埋めお題:勝手にキャスティング
黄門様:テオドール
助さん:クワトロ
格さん:カミーユ
ヤシチ:ジュナス
うっかりハチベエ:ヲルトン
お銀:リベカ
いや、お銀は、フランじゃないか?w リベカは戦闘能力なさそうだし
埋めお題
ジュナスたん後継機予想
FAガンダムmk3
俺のイメージではエマだな。
ちなみにいまは陽炎お銀じゃなくて疾風のお娟だぞ。
どっちも同じ由美かおるだけどな。
ウォルトンはハチベイというより悪代官
>>973 ジュナスは機動性重視っぽいからフルアーマーはどうかなあ
どんなタイプの機体でもそつなく乗りこなすタイプに思える。
オールラウンダーというか。
ギャプランを倒した時の
「そこに生まれた隙を見逃さない程には、ジュナスは熟練の戦争屋だ。 」ってのがすごく好き。
戦争屋っていういいかたがなんかいいよね。
青臭い理想をふりかざしたりしない戦い方を知ってる男って感じ。、
確かに汎用機っぽ
でも流石にネモじゃあアレだしな
…ザク3なんか出ねえしジオン系は似合わないし
markUからリックディアスは無いだろうし、うーむ
Z+なんてどうかな
【アガーイ豆知識】
頭かわいい
.. \ モノアイかわいい
\__ /
. / : 》:、
( ===○∩──左手かわいい
右手かわいい─(つ ⇔ ノ
ヽ ( ノ\__
(_)し' 胸かわいい
/ \
.. / \
右足かわいい 左足かわいい
アッグガイは?
アッガイファイトから、出直せ!
俺のこの手が光って伸びるぅぅぅーー!!
保守
あぁそうだ、一応設定ではFAMk3は追加装甲にもあんな物やそんな物がついてるからFAシリーズには珍しく高い位置でバランスの取れた、優れた機体だそうだ
個人的にはMk4も好きだがあれはティターンズのオーガスタで作られたからトリノの奴が乗りそう
まぁ脳内妄想だがw
やっぱ無難にZ+かな
どうもMSだとイメージしにくいな…
アレだ、戦車とか飛行機で例えると
WW2での赤軍兵器みたいな、T-34シリーズとかIl-2とか。
決して虎戦車やP-51ではない感じが大事な所であってだな(ry
Z+だろうなー
こんなにアムロをしっかり描写しているのは
ジュナスがアムロと同じ機体に乗るっていう伏線じゃあ
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。