LAST EXILEでエロパロ!

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57モJOJOJO
「うわ!」
 吹っ飛ばされた。鳥に。
 受身も取れずに地面に顔から突っ込んだため、口の中に砂が入ってしまった。
 あれだけ大声を張り上げてなんとか鳥を捕らえようとしたのに、これじゃ恥ずかしすぎる。
 僕は照れ隠しのために、すぐには起き上がらず、そのままの姿勢で砂の上を滑ってみた。ズザー。
「クラウス!」
 タチアナさんが僕を呼ぶ。心配してくれているのだろうか。
 そうだ。鳥は。
 肝心な事を思い出した僕は、急いで顔を上げた。
「…」
「…」
 唇が重なった。
「ごめんなさい」
 即謝罪してみた。
 タチアナさんは一瞬呆然として、すぐに顔を真っ赤にした。赤は怒りの感情色。
 先の展開が読めたので、僕は『覚悟』することにした。『覚悟』は幸福なことだと思う。
「がっ!」
 グーで殴られた。パーだと思ったんだけど。チョキよりはマシか。
 タチアナさんは僕を殴った後、肩を怒らせながらどこかへ去っていった。
58モJOJOJO:03/07/03 01:44 ID:TpWZqE0Y
 夜。砂漠の夜は寒い。今夜は特に。
 本当に命に関わるほどの低温環境だったので、僕とタチアナさんは身を寄せ合って寝ることにした。
 二人でヴァンシップに寄りかかって、毛布をかぶる。
 もちろんタチアナさんは頑として拒否し続けたけど、僕の必死の説得によって今に至る。
「何かしたら本当に殺すわよ」
 そう言って、タチアナさんは僕が手渡した折りたたみナイフで僕の首を突っついた。
「わ、分かってますよ。だからそれ渡したんでしょ?」
 タチアナさんは膨れた顔をすると、ナイフを畳んで胸ポケットにしまった。
 ため息をついて目を閉じるタチアナさん。僕も寝ようと努めるが、不可能。
 隣に女の人がいる状態で眠れるほど、僕は大人じゃないのだ。
 それでもなんとか目を閉じてみる。数十分もそうしていると、さすがに眠くなってきた。
「クラウス…」
「あ、寝てなかったんですか?」
 僕がそう尋ねると、タチアナさんは恥ずかしそうに言った。
「隣に男がいて平気で眠れるほど、私は大人じゃない…」
 ん、デジャブ?
「クラウス…」
「なんでしょう」
「帰れるかな、私たち」
「……タチアナさんは帰りたいですか?」
「当たり前だろう!」
「じゃあ、帰れますよ」
「…」
 タチアナさんはそこで黙ると、なんと僕の方に体重を傾けてきた。リアクションに困る。
「…」
「…」
 二人ともなにも語らない。でも、なんだかタチアナさんの気持ちが流れ込んできて、僕の気持ちも相手に流れて…。
 僕たちは、今度は同意の上、唇をあわせた。
59モJOJOJO:03/07/03 01:57 ID:TpWZqE0Y
ステルヴィアスレからの流れ者です。皆さんこんばんは。
ステルヴィアと違ってラスエグは盛り上がらないなぁ。

そんなことより、やっぱり一人称の方が書きやすい。
それはまだまだ文章力を鍛えないといけないという現実。

さて、ここであとがきが入るということは、続きは書きません。ここまでやっておいて。
こんなもんに触発されるかは知りませんが、誰か何か書いてくださいよー。
あーでももしかしたら続きかくかもしれません。
もしよろしければ君がこの続きを書かないか!?