☆★ダイの大冒険の女キャラって萌えるよな☆★

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1名無しさん@ピンキー
マァムだけでなく他の女キャラでもいいからとりあえず萌えれ。
絵師、SS神、うp神等募集。

前スレ
☆★ダイの大冒険のマアムって萌えるよな 2☆★
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1019097957/l50

初代スレ
ダイの大冒険のマアムって萌えるよな
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/998/998906831.html
21:03/05/27 22:27 ID:yyHqkOSS
とりあえず落ちんように保守しる。
3名無しさん@ピンキー:03/05/27 23:41 ID:KS4CAbBy
阿部慎之介
4即死防止コピ:03/05/27 23:56 ID:lhdTQ+8A
(1)

 空がどこまでも高く、切ない程に青かったあの日。
大魔王バーンは倒され、勇者ダイは姿を消した。
ダイの剣の宝玉は、主を待つかのように輝き続け、それを希望にダイの捜索が続けられた。
すでに地上は探し尽くしたといってもいい。
しかし、それでも捜索の手はやまず、私たちは各地の伝承をあたり、天界や魔界へ行く方法を探ることになった。

 ヒュンケルも、また、戦いで傷ついた体を抱えながらラーハルトと2人、そのために旅立っていった。
彼の体は度重なる戦闘で、すでに無理な旅をできる状態になかったにも関わらずだ。
アバンの使徒の1人として最後の戦いに参加した王女レオナが、自分の国であるパプニカ、それがいやなら、師であるアバンの治めるカールに留まるように説得した。
けれども、平和な日常には身の置き所がないというのが彼の答えだった。

「身の置き所なんて、そこにいるうちに出来ちゃうものよ? 」
 レオナが久しぶりに王女と思えない砕けた口調でいったものの彼の意思は変わることがなかった。
 私は彼の目を見て
「あまり無理をしないで」とだけいって、ポップとメルルと共に逆の方向へ旅立った。

 あれから、一ヶ月が過ぎた。彼のことが男性として好きだったのかは今もわからない。
5即死防止コピ:03/05/27 23:57 ID:lhdTQ+8A
(2)

「おっいたいた!ラーハルトっ! 」
「ポップ随分遅かったな」
「悪りぃ。妙な結界にはいりこんじまったらしく、ルーラが使えなかったんだ」

 ここはテランの城。私たちは情報交換を行うために、月に一度、会う約束をしていた。
今日が約束の日。でも、約束の正午を大きくまわり、すでに夕日が城を赤く染め上げていた。

「結界か。期待できそうか? 」
ラーハルトが遅れて駆け寄ってきたメルルに向かっていった。
「遺跡や迷宮が見つかったわけではないのではっきりしたことはいえませんが、……何かある気がします」
ラーハルトの強い視線を避けるようにメルルがその黒目がちな瞳を伏せていった。

 代わりにポップが「どうよ? 」とでもいいそうな、得意そうな顔をして、ラーハルトに向き直った。
「そっちはどうだったんだ? 」
「空振りだな。竜の騎士を祀る古い祭壇があっただけだ」
ラーハルトが皮肉げに口の端を引き上げる。

 勝ち誇った顔をして何か言い出しそうになったポップを遮るように私はやっと口を開いた。
「そういえばヒュンケルは? 」
「……ここには来ていない」
6即死防止コピ:03/05/27 23:58 ID:lhdTQ+8A
(3)

勝ち誇った顔をして何か言い出しそうになったポップを遮るように私はやっと口を開いた。
「そういえばヒュンケルは? 見当たらないようだけど」
「アイツならここには来ていない」

「……なにかあったの? 」
 不安がよぎる。
ヒュンケルは不器用過ぎる程まっすぐで仲間のためなら自分を省みない。
そのために何度もあと一歩間違えれば死ぬような大怪我をした。

「いや、気になることがあるらしく1人で調べものをしているだけだ」
 ラーハルトはなぜだか小さくため息をついた。

 それに反応して、ポップがむっとしているのがわかった。でも、理由がわからない。
「なに怒ってるのよ? 」
「別に怒ってる訳じゃねぇよ…」

「本当ににぶいんですね。マァムさん」
メルルがつぶやいた。


 ------ あとでメルルが教えてくれたことによると、ヒュンケルを心配する私をポップは何ともいえない顔で見つめていたらしい。
さらに、そのポップの表情を、『たぶん同じような顔』でメルルが見ていたという。

「……きっとわかりやすい三角関係の構図をみて呆れられたんです」
メルルは眉をよせていっていた。 
7即死防止コピ:03/05/27 23:58 ID:lhdTQ+8A
(4)

 結局、ヒュンケルは遺跡に残されていた書物の内容を調べるために、湖のほとりにある村に直接向かったそうだ。

 それを聞いたとき、とてもほっとした。自分でも驚くほどにだ。
彼の強さ、肉体だけでなく精神の強さを信じているから、ヒュンケルには不安を感じないでいる。
そう思っていた。

 たとえばアバン先生は、ただの戦闘力という面では私たちより低い。
でも、私たちは先生のことを心配はしても、先生のことで不安にはならない。
ヒュンケルに対してもそのような信頼があった。あったはずだったのに。

「……会いたいな」
会ったらきっと安心できると思う。


 この日は、テランの城に泊まることになっていた。
空には満天の星が瞬き、半分の月が柔らかく光っている。
こんなにきれいな夜空だというのに、なんだか私は落ち着かなかった。

「明日もきっと晴れるわね」
不安を振り払うように明るくいった。

「ええ。きれいな夕焼けでしたし」
メルルはゆったりとした長衣を脱ぎながら応えた。
白い綿の夜着を頭からかぶり、その手が裾をひくと、すんなりとした白い足が膝まで布に覆われた。

「マァムさんもいつまでもそんな格好をしていないで。下着姿で窓に側に立つのはよくないですよ」
「そうね。ありがとう」
 メルルに差し出された夜着を受け取ると、私は下着の位置を指で引っかけて直し、ようやく服をきた。
8即死防止コピ:03/05/27 23:59 ID:lhdTQ+8A
(5)
 私たちの部屋の扉が遠慮がちにノックされたのは、夜もだいぶ更けた頃だ。

「誰? こんな時間に…」
 眠りから起こされな不機嫌な口調で、それでも抑えた声で応える。

「俺だ」
「ラーハルト? ちょっと待って」
 体を起こし、ベッドから立ち上がろうとする。
と、こちらの動きを察してラーハルトが言った。

「いや、扉は開けなくていい。これを」
すぐにカチャリという固い物が触れあう音が聞こえ、扉の下の隙間から何かが滑りこむ。

「鍵? 」
「悪いが朝まで預かっていてくれ」
踵を返す音が控えめに響いた。
足音はそれっきりだ。しかし気配は遠ざかっていった。

「理由もいわないなんて」
私はベッドから降りると、床に手を伸ばし鍵を拾った。
握りしめると端が手からでるくらいの大きさのそれは、どこかで見覚えがある。

「…妙ですね」
いつから起きていたのかメルルがベッドから身を起こしていった。
「起きてたの…たしかに変よね」
私は再び視線を鍵に落とした。
9即死防止コピ:03/05/28 00:00 ID:L/cU5Ki0
(6)
「いろいろ考えてしまうのはわかりますけど、今日はもう寝た方がいいですよ」
「でも、気になるわ」
「夜に考え事をすると深く考えすぎてしまうものですから。それに…あまりよくない予感がするんです」
暗くてよくわからなかったけれど、メルルは遠くを見るような占い師独特の表情をしていたと思う。

「とにかくもう寝ましょう」
メルルは私を落ち着かせるようにそういった。
 

----- 冷たい石床を足の裏に感じる。足音を立てないように裸足で歩いているのだ。
城の客間の廊下は絨毯がひかれていたが、階段を1つ下りたところで石床となった。
こそこそとする必要はないのかもしれない。
それでも、メルルの警告を無視したことと、半月が沈むほどの真夜中ということもあって、少し後ろめたい。

 この鍵には見覚えがあった。
たぶん記憶を失ったダイを閉じこめていた、この城の地下牢の鍵だ。
なぜ、こんなものをラーハルトは持っていたのだろう。
そしてなぜ、私に預ける必要があったのだろう。

 そう考えると、とても寝直せる気分ではなかった。
気がつくとメルルを起こさないようにそっと部屋から出ていた。

 こんなことをしなくとも朝になったらラーハルトに直接聞けばいいとも思う。
「でも……」
ラーハルトが私に鍵を預けたのは、なにか意味のあることのような気がするのだ。

 地下牢へと続く階段は、他の階段からは独立している。
湿っぽい黴の匂いのするその階段を降りると、そこには人の気配があった。
石壁を叩く音、胃から何かを絞りだすかのようなうめき声に思わず駆け出し、鉄格子の前に行く。

「…ヒュンケル!?」
10即死防止コピ:03/05/28 00:00 ID:L/cU5Ki0
(7)
 無骨な鉄格子のすぐ向こうにヒュンケルの姿があった。
松脂の照明の光を受け、赤く染まる銀髪は埃にまみれて光を失い、
唇の端は噛みきったのか黒く血が固まりかけていた。
いつもは強い意志を感じさせる瞳はきつく閉じられている。

「……マァム。な、、ぜ」
彼は荒い息を繰り返しながら、辛そうな声を絞り出す。
そして、ずるずると壁に持たれたまま、立ち上がった。
明らかに様子が変だ。

「待って、いま鍵を開けるから」
あわてているためか上手く鍵がまわならい。
指が震えていた。

 怪我をしたヒュンケルをみることは何度かあった。
でも、そんなときもうめき声1つあげず堪えているそぶりも隠す。
そんな人だ。
こんなことは普通じゃない。

「……っ!」
突然、腕をつかまれる。
鉄格子の間からヒュンケルの腕がのびていた。

「…ダメ、だ。開けるな」
顔をあげたヒュンケルとはじめて目が合う。
すさんだ濁った目をしていた。
11即死防止コピ:03/05/28 00:00 ID:L/cU5Ki0
(8)
 ギリギリとヒュンケルの手に腕を締め上げられる。
「ヒュンケルっしっかりして! 」

 その声に反応するかのようにヒュンケルは、ぐぅと呻き声をあげた。
すぐに私の腕をつかむ力が緩む。
小さくかぶりをふり、苦しそうに私を見る。

「…いいから、すぐにここから立ち去ってくれっ」
「そんな…こんな状態のあなたを放っておけるわけないでしょう!」

 その瞬間。
私は強い力で右腕が牢の中へ引きずり込まれた。
引き寄せられ、前のめりになるようにして肩が鉄格子にぶつかる。

「なにを……っ!」
一瞬、何をされたかわからなかった。
とにかく口を塞がれていた。
至近距離にヒュンケルの瞳があった。

 ヒュンケルのぬめり、とした舌の動きを唇で感じ、身を捩って逃れようとする。
けれども、逆の手で髪をつかまれ、身動きがとれない。
「……ぅ、」

 太くとがらせた舌が唇を押し開くのを感じる。
そのまま、口の中にヒュンケルの舌が押し込まれた。
12即死防止コピ:03/05/28 00:01 ID:L/cU5Ki0
(9)
 自分の身に何が起こっているのかわからない。
腕を強く掴まれる感覚。髪を引っ張られる感覚。
唇を塞ぐ体温の感覚。口の中を這い回るなま暖かいざらりとした感覚。
すぐ側で聞こえる息づかい。

 でも、それらが何を意味するのかわからない。
そうじゃない。信じられないのだ。

 ヒュンケルの舌は強引に唇を割り、口の中を遠慮なしに動きまわってる。
自分の舌は、その舌に押しやられ潰されて上手く息ができない。
流し込まれる唾液に息がつまる。

 酸素を求め、それを飲み込んだけど、それでも息苦しさは変わらない。
息を吸うために、身を捩り、顔を離そうとする。
でもそれはできなかった。

 ようやく、顔が離れ唇が解放された時には私は膝をつき、床に向かって咳き込んでいた。
腕は固く掴まれたままだ。
へたり込んでしまいそうな体を右腕で引き上げられている。

「なんで…」
ようやく咳がおさまる。でも、それしかいえなかった。

 頭上でカチャリと金属音が聞こえ、重く軋んだ音をたてて鉄格子が開いた。
その音に私はヒュンケルを見上げた。
13即死防止コピ:03/05/28 00:01 ID:L/cU5Ki0
(10)
 はじめに目がいったのはその髪だった。
光をうつすような銀髪は所々に元の色を残しながらも黒く染まっていた。
額から左目、ほおにかけて、赤い傷跡のような線が浮き出していた。
そして、目を合わせたその瞳が赤かった。

 こんな彼をみたことは前に一度あった。
ミストバーンに促され暗黒闘気を飲み込んだ時のヒュンケルと同じだ。

 ヒュンケルは、まがまがしい空気を纏い唇を引き上げるような冷笑を浮かべて、こちらを見下ろしていた。
「……お願い正気に戻って!あなたは強い人でしょう? 」
私の言葉に反応するように、ヒュンケルの手がゆっくりとはずされた。

 あとから考えれば、この瞬間に逃げ出すべきだったのかもしれない。

「ヒュンケル…」
私が彼の名前を呼んだ瞬間に、たぶん逆の手で首を正面から掴まれていた。

 今度は私とヒュンケルの間に鉄格子はなかった。
首を掴まれたまま足をかけられ、私は倒れ込んだ。
背中の鈍い痛みとともに、床に組み伏せられていた。
14即死防止コピ:03/05/28 00:01 ID:L/cU5Ki0
(10)
 柔らかい肌の弾力が、マァムの首を掴んだ手のひらを押し返していた。
このまま手に力をこめれば、たわいもなくこの首は折れる。
以前のような力はこの体では出せないが、それでもその程度のことは可能だ。

 オレは自分の体の下の少女を見下ろした。
聖女のようだと思っていたこの女は、実に男の欲をかきたてるような体をしていた。
前からマァムのもつ体の豊かな曲線に気がつかなかったわけではない。
今まではそれに気付かないふりをして彼女を神聖視してきた。

 しかし。
夜着を盛り上げる胸は、仰向けに横たわっても、その大きさを主張するかのようだ。
マァムが身を捩ろうとするたびに、それは大きく震える。
この情景をみて、この女に支配欲をもたないことは考えられない。

 以前と同じ瞳で見ているのが嘘のようだ。

「…ヒュンケル。お願いっ! 」
首を押さえつけられたマァムがか細い声で訴える。
両手は首に絡みついたオレの手を引き剥がそうとしていた。
しかし、それ以上の抵抗はない。
それでも、こちらを見る瞳には強い意志の光があった。
まるでその意志を持ってすれば以前のオレに戻ると信じているようだった。

 甘い考えだ。
汚し犯し傷つけることによって、闇に染めればその甘さに気付くのだろうか。
15即死防止コピ:03/05/28 00:02 ID:L/cU5Ki0
(11)
 マァムの夜着の裾を空いている手でたくし上げる。
その太ももに目をやると薄闇に白く浮かび上がっていた。
共にバーンと戦っていた時よりも肌色が薄くなった気がする。
しばらく太陽の下に足を晒していないのだろう。

 下から大きく撫で上げるように手の平を這わせる。
引き締まったももから豊かな臀部にかけて感触を確かめるように触れた。
柔らかく滑らかな尻の肉を大きく揉み上げる。
マァムが信じられないとでもいうように、大きく目を見開いていた。

 オレはそんな様子をみて、小さく笑った。

 まだ、これからだ。

 オレは服を脱がそうとし、馬乗りのまま首を押さえ込んでいた手を外した。
マァムの喉が、小さく咳き込むように鳴った。

 瞬間、マァムの自由にした手が、オレの片耳を塞ぐように固定され、
もう片方の手が逆側の耳を平手打ちするかのように襲った。
鼓膜を破る狙いだ。

 とっさに頭を引くと目の前をマァムの手が横切る。
その隙に、マァムはオレの体の下から抜け出そうと身を反転させていた
16即死防止コピ:03/05/28 00:02 ID:L/cU5Ki0
(12)
「全く生きがいいな……抵抗する気があったとは知らなかった」
低い声が石造りの地下牢に響き渡る。
いつものヒュンケルの声にはない楽しげな声に悲しくなった。
まるで捉えた獲物を弄ぶかのようだと思う。

 獲物は私だ。

 両手はヒュンケルの手によって頭の上でしっかりと固定され、ぴくりとも動かすことができない。
逃げだそうとして、ヒュンケルの体勢を崩させたものの、あっさり足を掴まれ引き寄せられた。
私の膝はヒュンケルの足で押さえ込まれていた。

 そして、目の前にはヒュンケルの顔があった。
至近距離で血を思わせる赤い瞳と目が合う。
見下したようなその瞳に背筋がぞっとした。

「…離して」
「いやならもっと本気で攻撃したらどうだ? 」
 喉をならしてヒュンケルが笑う。

「…ヒュンケルの体にそんなことできないわ」
 容赦ない攻撃をどうして闘えない体になったヒュンケルに打ち込めるというのだろう。
少なくとも自分のためにそんなことはできない。

「ならば大人しくしているんだな」
「そんなっ! 」

 ヒュンケルはただ冷笑を浮かべていた
17即死防止コピ:03/05/28 00:02 ID:L/cU5Ki0
(13)
 マァムの腕を頭の上で固定したまま、片手で夜着を引きあげる。

「やめてっ! あなたはこんなことする人じゃないでしょう? 」
 マァムが体の下でわめく。
それを一瞥し、体の下に引き込まれているその服を強引に胸元まで捲る。
すると、呼吸に合わせて上下する胸が露わになった。

 白い肌に桜色に色づいた固まりが揺れている。
大きさは男の手のひらにも余るようで、それが重力によって横に流れる様は淫猥だった。
横から包み込むように触れる。
重みを感じさせるそれはひたすらに柔らかい。
ゆっくりと揉むように力を入れると手の平に合わせて大きく歪んだ。

「っ…やめてっ!ヒュンケル! 」
マァムが悲鳴のような声をあげた。

 黙らせるため、オレはマァムの唇を自分のそれで塞ぐ。
唇を開かせるようにオレの唇を割り込ませ、舌を押し込む。
すると、せめてもの抵抗のように舌に歯を立てられた。
突然の痛みとともにじんわりと血の味が舌に広がるが、それだけだ。
 
 それでも、マァムは血の味に驚いたように目を見開き、やがて顎の力を抜いた。
マァムの胸を揉みしだいた手のなかで、胸の桜色のかたまりが固くとがりはじめているのがわかった。
軽く指ではじくと、マァムの体がぴくりと震えた。
18名無しさん@ピンキー:03/05/28 03:46 ID:Y+eww7gn
かなーり久しぶりに単行本を読み返してみたらマァムが嫌な女に見えた・・・
19名無しさん@ピンキー:03/05/28 08:25 ID:GISNJyr7
>18
特に後半がな・・・。

と言うことで漏れは僧侶戦士時代のマァムタン萌え、と。
20山崎 渉:03/05/28 13:09 ID:3MGJJ1xD
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
21名無しさん@ピンキー:03/05/28 16:50 ID:SlADtZNR
>4-17
それにしても文書くの上手いなぁ。
自分もなんか書けりゃあいいんだが。
22名無しさん@ピンキー:03/05/28 20:20 ID:2l1dOB3Q
ほしゅ
23名無しさん@ピンキー:03/05/29 20:56 ID:A6upjAs1
メルルタン好きはマイナーでっか?
24名無しさん@ピンキー:03/05/29 22:36 ID:7/g5HEkI
>>23
いや、俺もメルル好きでつ
25名無しさん@ピンキー:03/05/29 23:15 ID:6gEth6Jf
メルルは健気で良いね
26 :03/06/01 20:53 ID:JDrSFJQt
age
27あぼーん:あぼーん
あぼーん
28名無しさん@ピンキー:03/06/02 20:35 ID:k4SPaLht
ほしゅ
29あぼーん:あぼーん
あぼーん
30名無しさん@ピンキー:03/06/02 23:15 ID:sRMYSFFR
メルルって誰だっけ
31名無しさん@ピンキー:03/06/02 23:24 ID:n7VTHXYX
>>30
赤いキャンディ 青いキャンディ 知ってるかい?
32 :03/06/02 23:52 ID:67Z3GspU
>>31
オレは突っ込まない・・・突っ込まないぞーっ!!
33名無しさん@ピンキー:03/06/03 03:41 ID:ZTbygNzx
34名無しさん@ピンキー:03/06/03 07:50 ID:+GSBHutM
ほっしゅ
35名無しさん@ピンキー:03/06/03 14:17 ID:D2/Akphe
妹の初エッチを覗き見してた俺は最低・・・?

http://game2.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1054549226/
36名無しさん@ピンキー:03/06/04 09:14 ID:tTSTJn6j
>>30
とんがり帽子の・・・それはメモル。
塩焼きにすると美味い・・・それはメバル。
ぱよえ〜ん・・・それはアルル。

嗚呼もう、自分でも何書いてるんだか収拾がつかなくなってきた。
ちっとでも笑ってくれるなら、後に続いてくれ。
こういうアホなこと考えるのが俺一人なんてヤだ。
37名無しさん@ピンキー:03/06/04 18:58 ID:UEAxguBO
青いキャンディは10歳大人になり、赤いキャンディは12歳若返る。
・・・それはメルモ。
若いヤシにはわかるまい。
38名無しさん@ピンキー:03/06/05 12:13 ID:PMP+8LZS
>>37
すんません、まだ二十歳だけどわかりまつ。
39名無しさん@ピンキー:03/06/05 12:58 ID:7E6A43Nc
>>38
名前だけなら手塚追悼特集なんかでやってるからわかるだろう。
赤と青のキャンディ・・・でメルモが出てきたらあンたは若くない。
40あぼーん:あぼーん
あぼーん
41名無しさん@ピンキー:03/06/05 15:31 ID:PMP+8LZS
>>39
すんません、親父が手塚先生のファン(つうかマニア)なので、
ある意味英才教育受けてますた。
42名無しさん@ピンキー:03/06/05 18:13 ID:H1HrQ3H+
メルルの婆ちゃんに赤いキャンディを5、6個食わせてみたい
43名無しさん@ピンキー:03/06/06 15:46 ID:n34t9uqq
懐かし漫画板にこんなものが!

マァム陵辱改訂版

「あっ、や。はなし…ぐうゥ」
首に巻き付いた魔力炉の触手が絞首刑のマァムの体を空中に釣り上げる。
「うぐ、うう、う」
マァムは首に巻き付いてきた触手を引きほどこうと必死にかきむしったが、ロープのように細い触手はますます強く締め付けてくる。
ほっそりとした別の触手が、マァムの股間に押し当てられる。
「あっ、いやっ、ぐうっ!」
触手を払いのけようとし両手を伸ばしたマァムの首を触手が締め上げた。息が詰まり、気が遠くなる。
股間に押し当てられた触手の先端は邪魔者もなく、マァムの秘めた部分へと進入していく。むっちりとして肉付きのよい太股の隙間から入り込んだ触手は、奥まったところに息づくスーパーヒロインの秘めた花園にたどり着いた。
その周辺を刺激していく。指はさらに進み、ついにはマァムの秘苑を捉えた。
しっかりとすぼまった無垢な裂け目にそって、前後に動きながらやんわりとマァムを刺激する。
「ひ…」
かん高い悲鳴がマァムの口からあがった。
大事な部分をいじり回す触手を払いのけたくても、両手は首を締め付ける触手を離すことができない。
触手の動きからわずかでも逃れようと、両足を強く閉じてなんとか触手の動きを封じ込めようとするのだが、両足の付根にまで入り込んだ触手の動きを止めることは不可能だった。
強く弱く触手がマァムの敏感な隆起をなぞるにつれて、堅く口を閉ざしていた肉唇が少しずつ緩み始める。
「あうん…くうっんん」
マァムは堪えきれずに噛み殺した甘い吐息を漏らした。
肉莢の上から敏感な芽にバイブレーションを送り込まれると、腰を中心にして熱いうずきが全身に広がっていく。
もがいていたマァムの抵抗が目に見えて弱まり始めた。
44名無しさん@ピンキー:03/06/06 15:47 ID:n34t9uqq
「…くっ…ん…」
膨らみ始めた淫芯や肉唇を揉み擦りするのにあわせて、唇を噛みしめて堪えるマァムの体も小刻みに震え、喉の奥で悲鳴をあげた。
マァムの身体の変化を感じ取ったかのように、触手はその動きをいっそう激しく、また細やかに変化させ、巧みにマァムの体を追いつめてゆく。
マァムの秘めた部分がぱっくりと口を開き、乙女の滴をしっとりとしたたらせ始めている。
「…あっ!」
屈辱に耐え堅く閉じていた瞳が何かに脅えるように再び開いた。
両足の間で蠢いていた触手が淫裂をくつろげ、秘孔の入り口をなぞりあげた
マァムの体がびくりと硬直した。
「や…、いや…、や…」
締め付けられた姿でマァムはかすかに首を振る。
マァムの果蜜を滴らせ、肉襞の感触を確かめながら触手はゆっくりとスーパーヒロインの処女地へと進入していく。
「あっ…く…!」
マァムの浅瀬の部分に沈みこんだ触手が激しく震動すると、くちゅくちゅと泡立つようないやらしい音がマァムの耳にもはっきりと聞こえた。
「うっ…あっ、ああっ…ああっ…あああっ…」
マァムの肢体がぶるぶると震え、悲鳴が高まる。
もはや、その声に官能の響きが混じるのを止めることはできない。
足の付け根から溢れ出る果蜜はその量を増し、マァムの両足を流れ落ちて、ぽたぽたと滴り落ちていた。
ぴくぴくと引きつる爪先から垂れ落ちる乙女の滴は、魔力炉の本体に降りかかり、その表面から吸収されてゆく。
それにつれて本体の上部にある蕾が膨れ上がり始めた。
マァムの精液を養分として、魔力炉は蕾を成長させているのだった。
「ああ、んっ…んっ…んんっ…」
マァムは、その足下でなにが起こっているかも知らずに、すべての果蜜を吸い尽くされるまで、ただ身を震わせてゆくばかりだった。
45名無しさん@ピンキー:03/06/06 16:15 ID:wGMtKHYc
46名無しさん@ピンキー:03/06/09 01:05 ID:Y655Bw1m
age
47名無しさん@ピンキー:03/06/10 08:31 ID:Hpy9oiBy
保守
48名無しさん@ピンキー:03/06/12 17:40 ID:EXYR5MQE
マァム×レオナきぼんぬ
49名無しさん@ピンキー:03/06/12 20:38 ID:S+y4fLeI
>48
いま書き手さんいるのか?
50名無しさん@ピンキー:03/06/14 00:38 ID:qWspf1fK
今月からついにコミック文庫化がスタート!
ということで記念age
書き手さんも復活してくんないかな?
51moge:03/06/14 13:48 ID:KCZnKTzI
あ、こっちが現役か。
ほれ、マアム

http://poisute2003.tripod.co.jp/start.html

52moge:03/06/14 13:50 ID:KCZnKTzI
51でふ

ゴメソ、リンク先、マアム画像なかった。
アカウントは残ってたが。
53あぼーん:あぼーん
あぼーん
54:03/06/14 19:38 ID:uhwHflqJ
ttp://homepage1.nifty.com/~Kaduki/AS/maamu.html

とあるサイトから見つけたマァムの拷問小説。ただし、むちゃくちゃエグい。
拷問小説だから当たり前か。
55名無しさん@ピンキー:03/06/16 20:48 ID:EqqNHm7N
>>54
マァムの受難だな。
読んだことあるが(;´Д`)ハァハァはできんかったな。

そういや似たような名前でマァムの誤算って言うSSがあったはずだな。
56名無しさん@ピンキー:03/06/21 00:15 ID:bVmhQDzy
保守。
57名無しさん@ピンキー:03/06/23 15:23 ID:XRep00BM
保守。
マァム最初のエロシーンは悪魔の目玉に捕まってるところ!
に一票。
58名無しさん@ピンキー:03/06/25 13:49 ID:V2Lz1B0Z
このスレって小説だけなん?
画像扱ってるスレってどこになるんかな?
ずっと探してるんだけど。

あと保守
59あぼーん:あぼーん
あぼーん
60あぼーん:あぼーん
あぼーん
611:03/06/25 21:40 ID:zEaAP3HR
>>58
一応テンプレには
>絵師、SS神、うp神等募集。
とつけ加えているのだが。
62あぼーん:あぼーん
あぼーん
63あぼーん:あぼーん
あぼーん
64あぼーん:あぼーん
あぼーん
65あぼーん:あぼーん
あぼーん
66名無しさん@ピンキー:03/06/27 04:48 ID:sF+itmgx
レオナ陵辱小説キボンヌ。
67あぼーん:あぼーん
あぼーん
68名無しさん@ピンキー:03/06/28 00:19 ID:M4xu2SPe
ポップ×メルルきぼんぬ
69名無しさん@ピンキー:03/06/28 23:24 ID:inuG0wt+
70あぼーん:あぼーん
あぼーん
71名無しさん@ピンキー:03/06/29 00:56 ID:Z3okgYRZ
72あぼーん:あぼーん
あぼーん
73あぼーん:あぼーん
あぼーん
74名無しさん@ピンキー:03/06/29 21:15 ID:19KnjRJi
マァム、スリーサイズ(ポップ談)

B88

W59

H90
75名無しさん@ピンキー:03/06/30 02:23 ID:Y7VZOW95
ヒュソケノレ×マァムが読み(ry
76名無しさん@ピンキー:03/06/30 12:06 ID:s5OxTv6x
>>75
>>4-17を書いてた人が戻ってきてくれればいいね。
77保守SS:03/07/04 23:06 ID:F60yk2rt
(はぁ、はぁ、はぁ)
マァムは森の中を駆けていた。ダイ、ポップと森の中を歩いているとき、不意にモンスターに襲われたのだ。しかもマヌーサをかけられてしまった。
「ダイ、ポップ、マヌーサの効力が切れるまでは相手をまくのよ。効力が切れたらここに集合。いいわね」
そういうと、マァムは森の中に走っていった。
(はぁ、はぁ、はぁ。そろそろ効力が切れる頃だわ……あっ)
マァムは草に足を取られて転んでしまった。マァムは足を振るが、なかなか草が離れない。
(何で、草が足に巻き付くのよ)
そのとき、マヌーサの効力が切れた。
(!)
草だと思っていたのはマドハンドだった。マドハンドがマァムの左足を押さえていた。
「このぉ!あっ!」
マドハンドに攻撃しようとしたところ、別のマドハンドがマァムの右手をつかんだ。マァムは仰向けに倒れた状態で身動きが取れない。
周りを見ると、マドハンドがどんどん仲間を呼んで増えている。
「やめて、やめてよ」
しかし、マドハンドはどんどん増えていく。右手についで左手もつかまれた。そして、左足もつかまれると、4匹のマドハンドは相互に間隔をあけ始めた。
マァムは地面の上でXの字に拘束されてしまった。
「やめて、あっ、ダメ」
20匹を超えるマドハンドはめいめいにマァムを辱め始めた。
あるマドハンドがマァムのワンピースをめくるとパンティーの上から秘所をまさぐる。
別のマドハンドがマァムの胸を揉みしだく。
別のマドハンドはマァムの服のボタンをはずし始める。

ダイとポップがマァムを発見したとき、マドハンドに10度以上イかされていたマァムは全裸で、放心状態だった。
78名無しさん@ピンキー:03/07/05 00:47 ID:Mt5sb9ju
>>77
79あぼーん:あぼーん
あぼーん
80あぼーん:あぼーん
あぼーん
81あぼーん:あぼーん
あぼーん
82あぼーん:あぼーん
あぼーん
83あぼーん:あぼーん
あぼーん
84あぼーん:あぼーん
あぼーん
85あぼーん:あぼーん
あぼーん
86あぼーん:あぼーん
あぼーん
87あぼーん:あぼーん
あぼーん
88あぼーん:あぼーん
あぼーん
89あぼーん:あぼーん
あぼーん
90名無しさん@ピンキー:03/07/14 14:01 ID:2/tmOgtu
赤いキャンディー青いキャンディー知ってるかい?
91名無しさん@ピンキー:03/07/14 22:35 ID:OvtS20DC
>90
とんがり帽子の?
92あぼーん:あぼーん
あぼーん
93山崎 渉:03/07/15 11:03 ID:vhmwz+RP

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
94あぼーん:あぼーん
あぼーん
95名無しさん@ピンキー:03/07/19 00:02 ID:nzoWUbK2
96あぼーん:あぼーん
あぼーん
97名無しさん@ピンキー:03/07/20 00:54 ID:nH+tIIHQ
関連スレ(18禁)

☆★ダイの大冒険の女キャラって萌えるよな☆★
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054042032/

98名無しさん@ピンキー:03/07/20 00:54 ID:nH+tIIHQ
誤爆スマソ…
99名無しさん@ピンキー:03/07/20 21:22 ID:uv+alZwt
>98
どこから誘導しようと?
100あぼーん:あぼーん
あぼーん
101あぼーん:あぼーん
あぼーん
102名無しさん@ピンキー:03/07/23 21:16 ID:AhO1Ly27
保守SS
文庫版3巻より

ヒュンケルとの戦いに勝ち目がないと感じたポップは、ダイをつれて一旦退却する。
残されたマァムはヒュンケルに捕まってしまい、牢屋に監禁された。

  *

バチッ
マァムの言葉にカッとなったヒュンケルは、思わずマァムを殴った。
マァムは後ろに倒れた。その弾みでワンピースの裾がめくれマァムの白いパンティーが露わとなった。
それをみたヒュンケルの中で、何かがはじけた。
上半身を起こしたマァムに近づくと、マァムの顎を持ち上げた。
「そうだ。その目だ。『自分は正しい、仲間が助けてくれる』…その目がいつまで持つか試してやろう」
そういうと、マァムを抱え上げ拷問室へと向かった。

数日後、部屋から出てきたマァムの目には光は消え失せていた。
そして、「お許しください、ヒュンケル様」と、譫言のようにつぶやき続けていたのだった。

103名無しさん@ピンキー:03/07/23 22:20 ID:BLsnzjKi
空白の一行をキボン
104102:03/07/23 23:44 ID:725+b02F
>>103
「…目を覚ましてヒュンケル!あなたはもっと強い人のはずよ。悲しみをこらえきれずに他人にあたりちらすような弱虫じゃないわ…!!」
「だまれっ!!」

「バチッ」の前の「空白の一行」ですが、何か?
 
 
 
 
 
 
 
 
マジレスすると、「空白の一行」を書くと鬼畜物になるわけで、鬼畜物ってダメな人はダメなんだよねー。
●がないので「前スレ」が読めないのだが、鬼畜物がダメな人、ここにはどれぐらいいるのだろうか。
大多数なら、スマソ。脳内補完してくれ>>103
あとは、反応によって短編か中篇か。日曜日あたりに決める予定。
105102:03/07/23 23:48 ID:725+b02F
>>104
補足。
「読みたくないものを読まされる」ほど苦痛なことは無い。
書いている途中に「鬼畜やめぃ」と言われるのも苦痛。

どうせ匿名、意見表明は連載の前に頼む。
106名無しさん@ピンキー:03/07/24 04:01 ID:z5rK/Eta
マアムの乳を強調した
ものが読みたい。
107名無しさん@ピンキー:03/07/24 08:28 ID:gABxs3HF
漏れは鬼畜でもおkでつ。
がんがって書いてください。
108名無しさん@ピンキー:03/07/24 11:40 ID:Tx6Y/LdI
終わらない夏休み以上のものでなければ全然おk
109あぼーん:あぼーん
あぼーん
110あぼーん:あぼーん
あぼーん
111102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/27 00:46 ID:zgmkZmvl
とりあえず、苦情がなさそうなので、連載します。
当面は、週に3〜4回を目安として発言していきます。
できるだけ「ダイ大」の世界観に基づいて書きますが、その雰囲気を壊さない範囲で、現実世界とオーバーラップさせます(例:マァムの下着をブラジャーとする)。
苦情についても、「つまらん」だけだと、対処の仕様が無いので、対処できるようなコメントなら受け入れます(できるかどうかは別として)。
ストーリーについても、できるだけ受け入れますので、そちらの要望もしてください(ただし、こちらも、できるかどうかはわかりませんが)。

>>108
「終わらない夏休み」って眉子のやつですか?「あれ以上」は要望があってもできません。いや、「あれと同じくらい」でも無理です。
112102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/27 00:47 ID:zgmkZmvl
(1)
文庫版3巻P.192より

不死騎団長ヒュンケルとの戦いに勝ち目がないと感じたポップは、ダイをつれて一旦退却する。
残されたマァムはヒュンケルに捕まってしまい、牢屋に監禁された。

  * *

「…ヒュンケル…かわいそうな人…」
「なっ…なんだと…」
「…でも、正義を憎むのは間違っているわ」
「う…うるさい…!」
「…目を覚ましてヒュンケル!あなたはもっと強い人のはずよ。悲しみをこらえきれずに他人にあたりちらすような弱虫じゃないわ…!!」
「だまれっ!!」
パアン
マァムの言葉にカッとなったヒュンケルは、思わずマァムを殴った。
マァムは仰向けに倒れた。その弾みでワンピースの裾がめくれマァムの白いパンティーが露わとなった。
それをみたヒュンケルの中で、何かがはじけた。
上半身を起こしたマァムに近づくと、マァムの顎を持ち上げた。
「そうだ。その目だ。『自分は正しい、仲間が助けてくれる』…その目がいつまで持つか試してやろう」
そういうと、マァムを抱え上げ拷問室へと向かった。
113102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/27 00:47 ID:zgmkZmvl
>>112
(2)

拷問室。
ここは、アバンに倒された先代の不死騎団長が作った部屋。
もっぱら若い女性を辱めるために利用されていたとヒュンケルは聞いている。
この部屋を使うことはあるまいと思いつつ、撤去するのが面倒で扉に封印をしたにとどめていた。
(まさか、再び使うことになろうとは…)
そう思いつつ、ヒュンケルは部屋の封印を解いた。
やや埃っぽさを感じるが、器具はどれも痛んではいなさそうだ。
「久しぶりにこの部屋を使われるのですね、ヒュンケル様」
部屋に腐った死体が1体、入ってきた。
この腐った死体は非常に臆病で、戦闘にはまったく向いていなかった。しかし、ある特技のため先代に重用されていたのだ。
しかし、戦闘重視の編成になったヒュンケルの元では、その特技を生かせず、閑職に回されていたのだ。
「あぁ。久しぶりに…な。今日はお前の特技を生かしてもらおう。よろしく頼む」
「喜んでさせていただきます」
ヒュンケルの役に立てると聞いて、腐った死体も心持ちうれしそうに答えた。
「では、さっそく…」
腐った死体は誘う踊りを踊り始めた。
程なくして、マァムが術にかかった。
114102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/27 00:48 ID:zgmkZmvl
>>113
(3)

ヒュンケルはマァムの手を縛っている縄を切った。
「では、まずはフレンチカンカンで…」
どこからかフレンチカンカンの音楽が流れてきた。
腐った死体は誘う踊りからフレンチカンカンに踊りを変えた。
ズボンを心持ち持ち上げ、リズムに合わせて踊る。
「なっ…なに?! あっ、イヤッ」
腐った死体の動きにあわせ、マァムもワンピースのすそを持ち上げるが、股下数センチという服装である。すそを持ち上げる、というよりはスカートを自分でめくりあげている感じになった。

通常の「誘う踊り」は、特定の踊りしか踊らないが、この腐った死体の特技は、音楽が流れていればどのような踊りでも相手に強制できるのだ。

自分でスカートをめくり上げ、時々足を上げるマァム。当然、パンティーが丸見えである。
「イヤッ、イヤッ! やめて!」
傍から見れば露出狂の変態である。マァムは抵抗しようとするが、身体が自分の思い通りにはならない。
いよいよエンディング。
観客に尻を向け、スカートをめくって腰を振るのだ。
普通はアンダースコートをはいているが、今のマァムは生パンである。
スカートをまくりあげ、白いパンティーをヒュンケルに向けて振るマァム。
ここで、音楽が変わり、淫靡な雰囲気の音楽になった。
115102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/27 00:53 ID:zgmkZmvl
とりあえず、今日は以上。
「いきなり裸にして三角木馬鞭打ちというのは芸が無いから、脱がすのにも一工夫」と思ったんだけど、長くなりすぎ。
明日には裸にして、いろいろする予定です(明日1日では「いろいろ」といえるほどはできませんが)。
116名無しさん@ピンキー:03/07/27 02:10 ID:aQrEU32t
期待してまつ
がんがってください
117名無しさん@ピンキー:03/07/27 02:51 ID:sjAUWDBf
「終わらない夏休み」って何かと思って検索したら・・・



(;´Д`)ウエェ気分悪くなった・・・
118102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/28 00:49 ID:gcSf7pTR
>>114
(4)

先ほどとは異なり、今度の雰囲気はストリップ劇場である。
音楽にあわせ、妖しげに身体をくゆらせる。
顔の表情はコントロールしていないため、マァムの顔は真っ赤である。
しかし、マァムの意志とは裏腹に身体が動く。
マァム(の身体)はブーツ・スカーフを次々と脱ぎ捨てた。
そして、ワンピースのすそを上下させて、ヒュンケルにパンティーをちらちら見せてじらした後、一気にワンピースを脱ぎ捨てた。
ヒュンケルの目の前で、マァムは下着姿になった。
下は、先ほどからちらちら見えている白いパンティー。
上はスポーツタイプの白いブラジャーだが、胸が大きいのを気にしているのかやや小さめのものを着用しているようだ。
「イヤッ。これ以上は許して、お願い!」
しかし、当然、これで終わりになるわけは無い。
マァム(の身体)は、下着の上から股間を触ったり、ブラジャーの上から胸を揉んだり、腰を振ったりと、エロティックな踊りを続ける。
そして、右手でブラの真ん中をつかむと、ブラジャーをめくりあげた。
プルン
実際にはそんな音は聞こえない。
しかし、ヒュンケルにはそのような音が聞こえた気がした。
それほど豊かで、弾力のありそうな胸がヒュンケルの前にあらわになった。
「イヤァ!やだ、見ないで!」
119102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/28 00:55 ID:rihrdxo6
(5)
>>118
マァム(の身体)はブラジャーを脱ぎ去ると、ヒュンケルを挑発するようにその豊かな胸を寄せたり揉んだりする。
程なくして、マァムの乳首が勃起する。
「フッ…こんな状況で、オレの前でも興奮するとは…。おまえがアバンに習ったのは正義ではなく性戯ではないのか」
「くっ………」
恥ずかしさに何も言い返せないマァム。
しかし、踊りはまだ続いていた。
マァムに残された最後の1枚。
その両端をつかむと、引っ張りあげては戻す、という動作を繰り返した。
「イヤッ。もう…もうこれ以上は脱がさないで!」
涙ながらに懇願するマァム。
しかし、その願いもむなしく、パンティーが引き下ろされることになったその瞬間。ヒュンケルが声をだした。
「…そこらでやめておけ。今度はあれをやるぞ」
ヒュンケルは顎で腐った死体に指示を出す。
腐った死体は多少残念そうな表情を浮かべたが、マァムを踊らせたまま移動する。

マァムはパンティーが脱がされなかったことに安堵の表情を浮かべていた。
しかし、これがマァムをより辱めるためだとは、今のマァムに知る由も無かった。
120102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/28 00:57 ID:rihrdxo6
体調崩して、思ったより進まなかった。スマソ。

>>117
警告しておけばよかった。「人体切断などに嫌悪感を持つ人は読まないこと」。
121102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/30 01:15 ID:iiXPYj6q
(6)
>>119
一辺が2mほどの金属の正方形の枠。
マァムは、その4隅からのびている鎖に四肢をつながれ、Xの字に拘束されていた。
両腕を上に上げているため、マァムの豊かな胸はやや平らになっていたが、それでもかなりのボリュームがある。
ヒュンケルはマァムの胸を鷲掴みにする。
「…フッ…アバンの弟子……いったい何の弟子だったのやら。……毎晩、もまれてたんじゃないのか?」
「違うわ。先生は…アバン先生はそんな人じゃない!!」
「…口では何とでもいえるがな……まぁ、その身体に聞いてやろう…」
そういうと、ヒュンケルは懐からガラス瓶を取り出すと、マァムの目の前にかざした。
中には直径3cmほどの円盤状のスライムが2匹と、太さ2cm、長さ15cm程の円柱状のスライムが1匹入っていた。スライムとしてはきわめて小型だ。
「…これはザボエラにもらったものだが……特製のスライムらしい…」
そう言いながらマァムに近づくと、瓶のふたを開けた。そして、円盤状のスライムを1匹、ピンセットでつまみ出した。
「…こいつは、真ん中に口があるんだ…。そして…これを…」
そう言いながら、マァムの左乳首の上にスライムを置いた。
「ひぃっ!剥がして、剥がし…あっ!」
肌の上に気味の悪い生物を乗せられて、思わず悲鳴を上げるマァム。しかし、悲鳴を上げ終わる前、マァムの脳髄に快感が走った。特製スライムは、その口でマァムの乳首を噛み始めたのだ。
「噛む」といっても、マァムの身体に傷一つ与えられないほどの力である。
しかし、それはかえってマァムの身体を愛撫することになる。
特製スライムが全身を使ってマァムの乳首を噛もうとするたびに、マァムの乳頭や乳輪に微妙な刺激が加わる
122102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/30 01:15 ID:iiXPYj6q
(7)
>>121
「…では、…もう1匹…」
ヒュンケルはマァムの右の乳首にもスライムを置いた。
今度は、マァムは唇を噛み締めて耐えた。
ヒュンケルは、そんなマァムの様子を楽しそうに見つめる。
「…どうした。…アバンの感触を思い出してきたか?」
「…………」
マァムは一言も言い返せなかった。
口を開いたら思わず嬌声を上げてしまうかもしれない…そんな刺激だった。
「……まだ…まだ2匹だ……」
マァムはハッとした。
確かにスライムは4匹いた。円盤型の2匹はマァムの身体に吸い付いているので、残るは円柱状のスライム。
自分の身体で、スライムを使われそうなところは……ある可能性を思いついたマァムは、前身が総毛だった。
「あっ!イヤッ!やめて!」
マァムは抵抗しようとするが、四肢を拘束されているため、身体を揺する程度しかできない。
しかし、その鎖を引きちぎらんばかりに抵抗する。
「……やめてといわれて……やめると思うか?」
ヒュンケルは、残る円柱状のスライムをつまみ出して、マァムの目の前にかざす。
今度のスライムは、円柱の底面に口があるようだ。
ヒュンケルは左手で、マァムのパンティーを引っ張る。
「お、お願い!!私…私、まだなの」
ヒュンケルが片眉をピクリとあげる。
123102 ◆ehpYZWHa/g :03/07/30 01:16 ID:iiXPYj6q
ヒュンケルのセリフで「…」が多いですが、原作の口調を真似るとどうしてもこれぐらいになってしまいます。
というか、「おまえは…なしではしゃべれないのか」と、突っ込みたくなるぐらい、「…」を多用しています(まぁ、マァムとかポップとかもその傾向がありますが)。
原作を重視するとやむをえないのですが、読みにくいので、「文中・文末の…は極力排除」したいと思いますが、いかがでしょうか?

(例)
「…これはザボエラにもらったものだが……特製のスライムらしい…」
  ↓
「…これはザボエラにもらったものだが、特製のスライムらしい」

反対意見が無ければ、あるいは少なければ、次回(明後日)からそうします。

…まだ…裸になってない…。…予想より…進行が遅い…。
124名無しさん@ピンキー:03/07/30 14:38 ID:I1BAmmBP
>>102さん
あなた・・・面白い人・・ですね・・
125大魔王名無し:03/07/30 18:11 ID:y07BCHjG
レオナのふとももは最高だろ
126102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/01 01:47 ID:bzfL3YZW
えと、>123で「次回(明後日)」などと書いてしまいましたが、
(書くには書いたのですが)現在のところ、皆様に読んでいただける
レベルに達していません。

だいたい、小説などは、自分では「よっしゃー」と思っていても、
読者には「何、この糞小説」と思われることもしばしばなわけで、
ましてや、自分が「いまいち」と思っているものをうpしては…

というわけで、読んでいただける(と、自分が思う)レベルに達すべく
手を入れていますので、あと2日、お待ちくださいm(_ _)m。

保守かたがたお詫びを兼ねて。
127あぼーん:あぼーん
あぼーん
128名無しさん@ピンキー:03/08/01 22:02 ID:7VeYAF4S
原作たしかに・・・・多いな。
書きたいように書いてくれ。
でも俺は・・・・を多様すると厨臭いと思うから少ない方が好き
129ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 04:48 ID:e3EGd7L5
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
130あぼーん:あぼーん
あぼーん
131あぼーん:あぼーん
あぼーん
132あぼーん:あぼーん
あぼーん
133あぼーん:あぼーん
あぼーん
134102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/03 02:33 ID:c6AWwZLY
(8)
>>122
「…まだとは何がだ?」
「……あの……男の人が…」
「…男がどうした?」
「……男の人と……エッチしたことが……ないの」
「ほぉ、処女か?」
マァムは顔を真っ赤にしてこくりと頷く。
「だが、関係ないな」
そういうとヒュンケルはスライムをパンティーの中に落とした。
「イ、イヤァ!!!」
先ほどにもまして、マァムは狂ったように身体を揺する。
しかし、パンティーの中に入ったスライムは着実に移動を続け、マァムのクリトリスを飲み込もうとした。しかし、喰いちぎるだけ力はなく、クリトリスを口から食道にかけて銜えた状態になった。
と、同時に、スライムはマァムの膣に尾を挿入する。
こちらも全部は入らず、入り口から3cmくらいの所まで、浅く挿入した状態である。
「あぅっ!」
マァムの声が変わると同時に、動きをやめた。
先ほどから続いている両乳首への刺激に加え、今度はクリトリスと膣も刺激される。
「…あと1匹だ」
ヒュンケルは残る1匹のスライムを、マァムの尻に向けて落とした。
そのスライムはマァムの肛門を見つけると、むりやり尾を挿入した。
「ひぎゃぁぁぁっ…」
快感が全身を貫く。
全身の性感帯5カ所を同時にされたマァムは、目を大きく見開き、身体を弓なりにそらせ、言葉にならない叫び声を上げ続けていた。
135102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/03 02:34 ID:c6AWwZLY
(9)
>>134
マァムはあっという間に絶頂に達してしまった。
マァムがこれほどまでに感じてしまうのには理由がある。
実はこの特性スライムは、体内から強力な媚薬を分泌しているのだ。
だがマァムはそれを知らない。いや、知ろうとしても聞ける状態ではない。
絶頂に達した後、その余韻が治まる前に次の絶頂がやってくる。
次の絶頂に達すると、その後を追うようにまた次の絶頂を迎える。
イって、イって、イきまくる。
マァムは絶頂地獄のまっただ中にいた。
秘所からは愛液がとめどなく流れ出て、パンティーを濡らす。
あまりの量に、隠されている恥毛が透けて見える。
それでもスライムはマァムを責め続ける。

15分後。ヒュンケルが特殊な薬草を使って4匹のスライムをマァムの身体から剥がした。
マァムは目は白目をむき気絶していた。
だらしなく半開きになった口からは涎がたれている。
パンティーは、まるで湯をこぼしたようにぐっしょりと濡れており、雌の臭いが漂っていた。
ヒュンケルは気を失ったマァムに近づくと、両手足を縛っている鎖を解き、抱えあげて隣室に移動した。
136あぼーん:あぼーん
あぼーん
137あぼーん:あぼーん
あぼーん
138あぼーん:あぼーん
あぼーん
139あぼーん:あぼーん
あぼーん
140あぼーん:あぼーん
あぼーん
141あぼーん:あぼーん
あぼーん
142あぼーん:あぼーん
あぼーん
143あぼーん:あぼーん
あぼーん
144あぼーん:あぼーん
あぼーん
145名無しさん@ピンキー:03/08/05 06:12 ID:PryE65qA
レオナ好きだったなぁ。
146あぼーん:あぼーん
あぼーん
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158102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/07 01:36 ID:OK2WdsZc
(10)
>>135
ヒュンケルは気絶しているマァムの両腕を、天井から釣り下がっている鎖につなげた。
鎖の長さはつま先が床にぎりぎりつく程度の高さだ。
気を失っているマァムからパンティーを抜き取り左手に持つと、マァムの頬を叩いた。
「おい、起きろ」
バシッバシッ
マァムの頬を叩いて、無理やりマァムを覚醒させる。
「…どうだ? いかに自分がスケベかわかったか…?」
「……あ……」
「…ほら…このパンティー…お前の愛液でぐちゃぐちゃだぞ…」
ヒュンケルはマァムの目の前に、抜き取ったパンティーをぶらぶらとさせた。
「…………」
マァムは顔を真っ赤にして俯いた見た。
ヒュンケルは右手でマァムのあごをつかむと、無理やり顔を上げさせるが、マァムは目を伏せる。
「……フッ……」
ヒュンケルはさりげなくマァムの口をあけると、左手に持ったパンティーを突っ込んだ。
「うぇっ、うぇっ」
マァムはあわてて吐き出そうとしたが、無理やり口を閉じさせられると、口にテープを張られた。
「ウグゥ」
口いっぱいに愛液の味と臭いが溢れかえり、吐き気がする。
159102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/07 01:36 ID:OK2WdsZc
(11)
>>158
「……まあ、せいぜい抵抗することだなッ!!」
そういうと、ヒュンケルはマァムの背中に鞭を一振りした。
ビシッ!
「むぐぅッ!」
マァムの背中に一筋の赤い線が浮き出た。
この鞭は拷問用なので、鞭があたったところは肌が切れるのだ。
「それッ、それッ!!」
ヒュンケルはマァムの身体のいたるところに鞭を振るい続けた。
両手を吊るされているため、マァムはほとんど動くことができないが、それでも少しでも鞭を避けようと身体を揺する。
ビシッ!
ビシッ!
「むぐぅッ!むぐぅッ!」
悲鳴を上げても口をふさがれているため、くぐもった声になる。
ヒュンケルが使った鞭は、武器として使う「いばらの鞭」ほどではないがそれなりに強力である。マァムの体力を確実に奪っていった。

マァムの全身が鞭の痕で赤くなったころ、ヒュンケルはようやく鞭を振るうのをやめた。
大分前から、マァムは動かなくなっていた。
ヒュンケルはマァムがまだ息をしているのを確かめると、マァムに向けて魔弾銃を撃った。
ベホマの効果で、マァムの全身の傷が消えさった。
そう。身体の傷は。
160102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/07 01:37 ID:OK2WdsZc
(12)
>>159
再び、マァムの全身が鞭の痕で真赤になるほど鞭を振るったヒュンケルは、今度は鎖を解いた後に魔弾銃を撃った。
再びマァムの全身の傷が綺麗になった。
武器こそないが、体力も全快している。
身体も拘束されていない。
抵抗、もしくは脱出のチャンスである。
しかし、今のマァムにはそのようなことを考えることができなかった。
鞭に対する恐怖がマァムの心に深い傷として残っていたのだ。
ヒュンケルが鞭を床に向けて一振りするだけで、マァムの心に恐怖が浮かんだ。
部屋中を、ただ鞭を避けたいがために走り回るマァム。
恐怖のあまり失禁しているのにも気づかず、悲鳴を上げながら逃げ惑う。
しかし、狭い部屋の中。ヒュンケルは徐々にマァムを追い詰めると鞭を打ちつける。
161102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/07 01:37 ID:OK2WdsZc
(13)
>>160
翌日の午前中は、蝋燭責めだった。
台の上に大の字に拘束されたマァムに、ヒュンケルは蝋燭の蝋をたらしていく。
当然、低温蝋燭ではないため、蝋のかかった場所は焼けどするほど熱い。
全身を弓なりにして責められるマァム。
全身が蝋でコーティングされるほど蝋をたらされると、一旦蝋を剥がして体力回復。
それが際限なく繰り返される。

その日の午後。
マァムは再び全裸で大の字に拘束された。
魔弾銃から放たれたマヌーサの効力で、マァムは自分以外の生物がすべてヒュンケルに見える。
まず、ヒュンケルにより処女を散らされたマァムは、その後、くさった死体、地獄の騎士、ミイラ男らに次々と犯されていった。
こいつらは知性が低いため、前戯など省略していきなり挿入する。
自分勝手に腰を使い射精すると、次のモンスターに交代する。
そういったことが半日以上繰り返された。
マァムにはそれがすべてヒュンケルから受けた行為と感じられた。
162102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/07 01:38 ID:OK2WdsZc
(14)
>>161
マァムの心に深く刻み込まれた「鞭」「蝋燭」への恐怖。
それが、今度は「ヒュンケル」という傷が新たに刻み込まれた。
今度の傷は、前2者とは比べ物にならないほど深い傷だった。
鞭も蝋燭もヒュンケルが使ったもの。
そう考えると、鞭や蝋燭に対する恐怖も自然とヒュンケル個人に対する恐怖に昇華した。

翌日の朝。
マァムを拘束している牢屋にヒュンケルが入っただけで、マァムは恐怖にとりつかれた。
ヒュンケルの一挙手一投足にもビクつくマァム。
あの強い意志をしめしていた眼光も今は消えうせ、恐怖の色しか浮かんでいない。

その日、三角木馬でマァムを責めていたヒュンケルは、マァムの精神が崩壊したのに気づいた。
ヒュンケルが何を言っても、マァムの答えは一つ。
「お許しください、ヒュンケル様」
そのセリフを譫言のようにつぶやき続けていたのだった。
(完)
163102 ◆ehpYZWHa/g :03/08/07 01:39 ID:OK2WdsZc
えと、書いてみてわかりました。
私の筆力はダイの大冒険の世界を描ききれません。
申し訳ありません。
セリフ1つとっても相当悩んで…中途半端になりました。
で、最後は駆け足になってしまいましたが、「完」とさせていただきます。
すこし修行してきます。
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171名無しさん@ピンキー:03/08/08 20:01 ID:p0cdHzs/
>102
おつ。また戻ってくるのを楽しみにまってます
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187名無しさん@ピンキー:03/08/11 00:35 ID:tqKwcto8
>102乙でした。
今度はヒュンケルとの絡み期待してマツ

しかしこの広告は。
伸びてると思ってきたのだが。
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193名無しさん@ピンキー:03/08/12 00:45 ID:5lxMgi47
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194名無しさん@ピンキー:03/08/12 00:45 ID:5lxMgi47
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195名無しさん@ピンキー:03/08/12 00:45 ID:LD6//5XH
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197名無しさん@ピンキー:03/08/12 05:36 ID:QnSNNJ5+
ポップ×メルルものきぼん
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200名無しさん@ピンキー:03/08/12 18:03 ID:CMJ5GT0V
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201急いで!:03/08/15 06:32 ID:xKSBDEdH
モミモミマシーンに捕まるマァムを!
至急!
202山崎 渉:03/08/15 16:18 ID:4fmQeeOf
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
203名無しさん@ピンキー:03/08/15 17:57 ID:l/HPEULz
age
204名無しさん@ピンキー:03/08/15 18:05 ID:nN03PEiO
萌えNE−YO
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206名無しさん@ピンキー:03/08/18 21:36 ID:Q4XXklDy
中学生ヌード画像です!!
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207名無しさん@ピンキー:03/08/23 04:19 ID:5VINNXja
保全age
208名無しさん@ピンキー:03/08/25 23:37 ID:L/Yc7Z0I
俺マリンがフレイザードに頭つかまれて頭が火に包まれるところあるじゃない?
あのあとのブーツを履いた足がもがくシーンがあるでしょ。
あそこのシーンで50回以上オナニーしちゃったよ。
ヘタなAVより抜けるぜあれ。
変態だよオレ
209名無しさん@ピンキー:03/08/29 02:20 ID:Wzi5yQgM
マァム捕獲計画
210名無しさん@ピンキー:03/09/03 10:40 ID:hZQVbeCu
マァムトークしましょう
マァムのおっぱいモミモミ・・・ハァハァ
211名無しさん@ピンキー:03/09/09 22:30 ID:z6UPqzZq
212名無しさん@ピンキー:03/09/15 23:55 ID:ze/Y8+e3
期待age
213名無しさん@ピンキー:03/09/23 08:29 ID:DBoc1fa9
214名無しさん@ピンキー:03/09/24 11:03 ID:yfP4Zyqs
ミナカトールを覚えるために行った洞窟なんて最高に美味しいシチュなんだが。
メイン4人パーティ(マァム・レオナ・メルル・フローラ)が『呪文の使えない』
『泣いても叫んでも誰も助けにこない洞窟』に『最低限の装備』(いつものコスが
ないのはアレだけど)だけで行くなんて……(更に深いトコにアバンがいたりするが)
ネックなのはマァムの格闘とメルルの予知だが、薬でも使えば……
魔族に降伏しようと考えている臣下たちが、ザボエラ辺りと結託して4人まとめて陵辱なんて話が見たい……

マァム→薬で力を奪われ、毎日あんな格好でいた事で男の耳目を惹き付けていたのが災いし
    「そんないやらしい肉体してるのが悪いんだろうが!」ぐらいの勢いでよってたかって犯されまくる。
フローラ→長年付き合わされた臣下が鬱憤を晴らすべくメチャクチャに犯しまくる
     ムチで尻を散々叩かれ、最後には快楽に溺れ雌犬奴隷の誓いを口に……
レオナ→決然と耐えていたが憧れの女王が堕ちる姿に愕然となり、それでも堪えていたが
    散々貶められ、快楽に隷属してしまう……
メルル→ポップへの想いを口にする彼女を他の3人が庇うが、結局処女を散らされて……
215名無しさん@ピンキー:03/09/25 15:16 ID:deb1wY1I
「冒険王ビィト」もかなり美味しい作品になってきたように思えるが、
このスレで語ってもよいのだろうか?
216名無しさん@ピンキー:03/09/28 09:00 ID:noHhmJbt
>>215
俺は別に気にしないが
217 :03/10/04 14:42 ID:HJBfOt9j
218名無しさん@ピンキー:03/10/05 04:21 ID:MJ4Mz153
>>208
あのシーンは俺も好きだった。当時中1だったが、強い女性が大事な顔を・・・っていう
シチュエーションには笑ったな。ビデオを何度も巻き戻して見たぞ。その頃はおなーにも知らなかった。
んで、その後のセリフで
原作
「貴様、女の顔になんということを!!」
「女ぁ?笑わせるな!!ここは戦場だ、殺し合いをするところだぜ。強いやつだけが生き残って弱いやつは
死ぬんだよ!!傷つくのが嫌なら、戦場に出てくるんじゃねえぇぇ!!」
アニメ
「貴様、女になんということを!!」
「女ぁ?笑わせるな!!ここは戦場だ、強いやつだけが生きて弱いやつは
死ぬだけよ!!傷つくのが嫌なら、とっとと帰れ!!」

全く持っての正論だと思います!!
219名無しさん@ピンキー:03/10/07 03:50 ID:yv2GNus2
そいや、ダイ大のエロ小説はないのな。
220名無しさん@ピンキー:03/10/08 03:52 ID:ZpHcLxNi
ほしゅあげ
221名無しさん@ピンキー:03/10/08 07:55 ID:i5JCeFPa
>>219
神降臨を待ちましょう
222名無しさん@ピンキー:03/10/13 20:12 ID:yXix5ndC
223名無しさん@ピンキー:03/10/14 00:55 ID:+TlJZybk
>>214
>>218
こういうような妄想をみんなで語り合いましょう!
凄くいいです!
224マァム(僧侶戦士):03/10/14 08:07 ID:jR0R+0K9
>214
わたしもこの話、好きです。みんな極薄の布しか着てなくて、しかもその裾をパンツ丸見えまでまくってしまうマァム。
225名無しさん@ピンキー:03/10/17 23:48 ID:QsHrDgp5
文庫本かって
久しぶりに読んでるけど
メルルかっこいい〜

俺はメルルひとすじさ・・。
226名無しさん@ピンキー:03/10/21 22:19 ID:IeMjK6cy
マァムに戦って勝利してマァムのオッパイを後ろから揉み揉み・・・ハァハァ
227名無しさん@ピンキー:03/10/22 04:12 ID:Cyhr2WoJ
>>226
おっぱいだけで満足なのか?
228名無しさん@ピンキー:03/10/25 00:46 ID:I9SNSCEf
>>227
大満足です!
229名無しさん@ピンキー:03/10/25 13:57 ID:/g4iFo8A
age
230名無しさん@ピンキー:03/10/25 19:42 ID:yPJMDOaA
マァムのおっぱいモミモミしたい・・・ハァハァ
231名無しさん@ピンキー:03/10/25 19:56 ID:siJj54vP
>>230
おっぱいだけで満足なのか?
232名無しさん@ピンキー:03/10/25 19:57 ID:siJj54vP
スマン下げ忘れた
233名無しさん@ピンキー:03/10/25 23:35 ID:yPJMDOaA
>>231
ダイ満足!・・・ハァハァ
234名無しさん@ピンキー:03/10/30 21:34 ID:4LKx/bWC
マァムは萌えではなく燃えなのでいっぱつなんか書こ。
シチュを募集する。
とりあえずストックは

僧侶戦士時代のマァムをポップが執拗に責める

の一本です。んがんぐ。
235名無しさん@ピンキー:03/10/30 22:53 ID:8lOk1NEL
純愛か鬼畜かで大きく二分されるな。
ポップは何故か鬼畜なイメージが俺には有るけど
236名無しさん@ピンキー:03/10/30 23:52 ID:4LKx/bWC
……ごめんなさい鬼畜系……
237名無しさん@ピンキー:03/10/31 00:39 ID:WhOqJheH
 よくねぇよ、うん。実によくない。
 一人、目の前に揺れるでかいケツを眺め頷きながらそう思った。
 だいたい旅人の服なんてのは初めっから余裕たっぷりゆったり作
られてるもんなんだよ。動きが制限されないように、体温を下げな
いように、身体を保護するために。なのに目の前にあるこりゃナン
だ。ムチムチのでけぇケツ。長くてきれーな生足。やわらかそうな
きめの細かい太もも。アホか。普通ズボン履くだろ?足を草で切っ
てそっから破傷風菌でも入ったらどうするつもりだ、キアリーで治
るもんじゃねーんだぞ。
 そんででけぇ、胸。重そうで温そうな胸。歩くたびにかすかに揺
れる、その揺れ方がよくない。ときたま寄るちいなさ村で鼻の下伸
ばしてる男が少なくないというのに、あっちにウロウロこっちにウ
ロウロ、動き回るわ走り回るわするもんだから、こっちが落ちつかねぇ。
 「……なあポップ……おい、なあってば」
 「あぁ?うるせぇな、今大事な考え事してんだから邪魔すんなよ」
 この理知的な思案顔に余程感動したのか、ダイが囁くような声で
何か言っている。まぁ待てよダイ、改めて見てるとこの女は性格は
キツいけどやっぱいい身体……いやいやホント実によくない。
 「…いや、考え事はいいんだけど…」
 「いやあホントによくない。特にあの腰がよくないね、腰が。誘ってる。」
 「……全部口に出しちゃうのはどーかと思うんだ……」
 「ダイ、殴っていいでしょこの痴漢」
 「はは…お好きに……」
 「そうそう、お好きにっつーか好きにしてっつーか。言ってるんだわこのフクラハギがさ…」
 がん。
 そんな大きな音がしたあとのことを、おれは何も覚えてない。
238名無しさん@ピンキー:03/10/31 00:42 ID:WhOqJheH
 「ああああアホかてめぇ!」
 「どっちが!」
 小さな町のこれまた小さな宿屋で、ようやく目を覚まして掛けら
れた第一声がそれだった。
 「馬鹿力でしかもハンマースピアで頭殴りやがったな!」
 「殴られただけで助かったことをありがたいと思うべきだわ!ヘンタイ!」
 「まぁまぁ…」
 おれとマァムの間に入ってなだめているダイには悪いがここは
引かねぇぞ。
 「口で言やぁわかるんだよ、口でぇ!それをいっきなり暴力で
解決すんなよ!」
 「暴力に訴えられて当然でしょう!?あなたそれセクハラよセ
クハラ!身体じろじろ見るだけじゃ飽き足らずにヘンな事までぶ
つぶつ後ろで言われてんのよ、役所に突き出されたって文句言えないわよ!」
 マァムは顔を真っ赤にして怒鳴りながら、それでも一歩も引か
ぬといった風におれを睨んでいる。……そりゃあおれも悪かった
とは思う、思ってる!しかぁしだね、こんな風にポンポンポンポ
ン変態だのセクハラだの言われるのは心外だ!おれは青少年の正
しー心に従って見ていただけであって変態じゃないぞヘンタイじゃ!
 「だいたい妙に先に歩かせたがるからおかしーとは思ったのよ」
 「ばばば馬鹿やろ!するってぇと何か?おれは毎回お前のケツ
見ながら行動してんのかよ!」
 「そう思われたって仕方ないでしょ!それだけのことしたのよ!
 何度かおしりに触ってたのだって知ってるんだから!」
 「なっ!!…よ…よりにも寄ってダイの目の前でそんな事言う
こたねぇだろうがよ!思いやりの心ってのがねぇのかお前は!」
 「……そんな事までしてたのポップ……」
 「ばっばかおめぇそりゃあっ…その、事故だよ事故!」
 「まぁ!素直に謝れば許してあげようと思ってたのにこの上に
言い訳する気!?男らしくないわ!」
 その一言におれは静かに深くキレた。
 ……コノウラミハラサデオクモノカ……
239名無しさん@ピンキー:03/11/01 00:11 ID:Brbq0rCB
続きマダー!?
240名無しさん@ピンキー:03/11/01 10:42 ID:OQiYvl8S
期待hoshu
241名無しさん@ピンキー:03/11/01 22:07 ID:Hu07/qQi
 次の日の朝。ダイとマァムが部屋から出てくる頃には既におれは宿の食卓に着いていた。
 「珍しいなぁ、ポップが一番だなんて」
 「ばっか、早朝特訓だよ早朝特訓」
 「あら殊勝な心がけね」
 …いちいち引っかかるやつだなこいつは。でも広い心で許してあげようじゃないの。いやいやおれって懐が深いね。
 「ごめんなマァム、昨日よく考えてみたんだけどやっぱりおれが悪かったよ。」
 笑って深く頭を下げる。マァムもダイも驚いた顔のまま固まっていて声も上げない。
 「もう二度とマァムが不愉快になるような事はしないよ。誓う。どうか許して欲しい」
 きょとんとしたまま固まっていた時間からいち早く抜け出したのはマァム本人だった。
 「やっ…やだ、そんな、もう、顔を上げてよ!昨日はわたしも言い過ぎたと思ってたのよ、どうやって謝ろうかって。こっちの方こそ急に暴力振るったりしてごめんなさい。」
 ……ほんと素直でいい娘さんですなー。マァムのあまりの純粋さに笑いが込み上げ、うつむいたまま唇がゆがむ。
 「ほんとか?
 やー、おれもちょっと調子に乗りすぎたと思うんだ。でもあんまりマァムが魅力的だったからつい、な」
 顔を上げていつもの軽口を叩くと、マァムの頬がぽっと染まって、もう馬鹿ね、と軽く小突かれた。
 ……かぁいいところあるじゃねえか。
 でもそれとこれとは話が別。
 「二人が仲直りしてくれておれも嬉しいよ。朝食も一段とうまくなるってもんだね」
 ダイが嬉しそうにハムエッグにフォークを突き刺してほお張る。それにつられるようにマァムもスープに口をつけて三人のいつもと同じ朝食が始まった。
 いつもと同じなのは風景だけだけど……な。
242名無しさん@ピンキー:03/11/01 22:11 ID:Hu07/qQi
 おれはまだ知らんフリをしている。隣を歩くマァムの頬が桜色に染まっているのを。
 先を歩くダイは未だに気づいていない。やけに口数が少なくなっているマァムの旅人の服が、今までよりいっそう色っぽく張っている事を。
 ざまぁみろ。
 マトリフ師匠の机に転がっていた正体不明のうすみどり色の小瓶の中身。思うに催淫剤というところか。今日の朝食の全部に少しずつ混ぜておいてやったのを全部食ったもんだから、瓶一本全部飲んだことになる。
 おかしいと思ったのか、魔弾銃のキアリーを使ったらしく、ひとつ弾の色が変わっている。どうも解毒は出来ないまま歩いているようだ。朝食から5時間、そろそろ昼食にしたっていい時間。カワイソウだから毒消し草でも食わしてやるかな。
 ちらっとマァムの足に視線を移す。これまたうっすらと桜色に染まっていて色っぽいことこの上ない。短いスカートのケツはむっちりと張っていて、そこからむき出しになっている太ももの根元の闇がちらちらとおれを挑発する。
 さわってみたい。
 強烈にそう思う。しかしこんなところで触ったりした日にゃ自分が犯人ですと言わんばかりだ。我慢我慢。
 「大丈夫かマァムなんか苦しそうだけど」
 「へっ平気よ。ただちょっと息が上がってるだけ」
 はぁはぁと小さく息を付きながらマァムが笑って返す。唇と瞳がかすかに濡れていて、思わずむらむらくる。
 「へぇ、こんな程度でお前の息が上がるなんて珍しい」
 それでもそ知らぬ顔をしておれは話を続けた。
 「あ、朝から調子がおかしいの。風邪かしら、身体が熱っぽくて」
 「夜ベットから落ちて寝てたんじゃねえのか?」
 「あんたじゃあるまいし」
 心配するおれの言葉を、ぷいっとそっぽ向きながらマァムが一言で返した。
 あらカッチーン、本当に余計なこと言う女だねぇ。このポップ様を怒らしたらどーなるか思い知らせてやろうかしらん。
243名無しさん@ピンキー:03/11/02 23:04 ID:bjyUZDwg
鬼畜っつーから犯るだけレイープ物かと思いきや、原作風味で非常に(・∀・)イイ!!ね
期待してますよ〜
244名無しさん@ピンキー:03/11/03 23:41 ID:YAkXmULu
 「…あれ、マァムは?」
 「体の調子がおかしいから先行っててくれってさ」
 ダイがようやく振り向いた時には既にマァムはおれの隣には居なかった。
 「か、体の調子って……」
 「朝から調子がおかしかったんだって。じきに追いついてくるさ。もう昼だしこの辺で休憩でもしてようぜ。なぁに、あんまり遅けりゃおれがトベルーラで連れ戻してやるよ」
 おれはさっさとマントを敷いてその場に寝転がる。
 しばらく呆れた顔をしていたダイも、あきらめたのか腰を下ろした。
 「あんまりとばして歩いたのが悪かったのかな?マァムは女の子なんだし」
 「へっ、あの女はおれより体力あるんだぜ、ホイミだって使えるんだから心配いらねぇよ」
 そういう問題か?という顔で口を尖らせたダイはふっとおれから目線を逸らした。おれはここぞとばかりに隠し持っていたラリホー草を投げつける。
 「…な……」
 「どうした、ダイ」
 「……きゅ…急に眠く…」
 「昼寝か?ああちょうどいい時間だな、おれも一眠りしようかな?」
 にやりと笑いながら眠りに落ちていくダイを見ていた。ついに完全に寝息を立てだしたダイにマントをかぶせ、おれは早足でもと来た道を辿る。
 流石に全速力で一人だと早い。息を切らせながらマァムと分かれたあたりに戻った。
 耳を澄ましても人の気配はない。もう先に進んだのか?なんて思ったときに聞こえてきた声は、間違いなくマァムの声だった。
 ただし今までおれが聞いたこともないほど切なくてかすかで甘く濡れた声だったが。
 「だめッ…こんなこと…」
 声の元を辿ろうと息を殺して近づくと、茂みで隠された機の根元にうずくまって片手をスカートの中に、もう片手を胸に当てて身もだえしているマァムが見えた。
 「ぶっ」
 思わず声が出そうになるが必死で両手で口を押さえて殺した。
245名無しさん@ピンキー:03/11/03 23:42 ID:YAkXmULu
 ひっ一人でやってんのかよ!?
 心の中で思わず突っ込み、目を凝らしてよく見た。足事に転がってるのはどう見たって下着だし、両手の手袋だって外されている。ここからじゃあまり近くなくて分からないがスカートの中に入ってる手は休みなく動いているように見える。
 頬は高潮してうっすらと汗ばんでさえいる。俺たちと別れてからもう15分以上は経ってるが、まさかその間ずっとやってんのか?自分の意識する以上に大きく上下する胸が呼吸を困難にする。どきどきと鼓動するより早く目の中に瞬く白い影が何度も過ぎている。
 「あっ…く、ぅ……」
 切ないうめき声と一緒に、ここまで聞こえてきそうなほど大きく指を動かしながら身体を小さくくねらせているマァムは、まるでここにおれがいるのを分かっていて見せ付けているかのように足を不意にひろげて、指を動かした。
 「いやっ……こんなの…」
 そのかすれるような泣き声を上げるマァムを食い入るように見つめていると、はっと我に返った。
 い、いかん!これ以上見てたらマジで飛び出して襲っちまう!
 おれは精神を統一するために深く長く息を吸って細く途切れずに息を吐き出した。雑念よ晴れよと何度か唇の中で唱えながら。
 茂みが鳴らないようにもと来た道を少し戻って深呼吸をもう二、三してから度声を上げた。
 「マァム!おい、大丈夫か!?」
246名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:14 ID:XQsm9J/m
(;´Д`)ハァハァ
247名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:34 ID:5TxWBWU0
ひっぱるなあw
続きが見たいと思わせてくれる。
248名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:16 ID:JN52EQo3
 木々の隙間に響く声が消えてしばらくすると、おれの背の方でがさがさと茂みが動いた。
 「迎えに来てくれたの?」
 いつもより低くかすれた声でマァムが現れた。
 「ああ、先でダイが待ってる。昼飯にしよ…」
 振り向くとそこに居たのは、分かれた時とは比べ物にならないほど気だるく潤んだ目のマァムだった。髪はうっすら汗ばんだ肌に張り付いて乱れ、胸元が大きくたわんで開いている。
 「な、な、なんつう格好してやがんだ!?」
 本当は「何故か」なんてよく知ってるけど…知らない振りしとくのが人の道ってもんだろう。
 「あ、暑くてたまらないのよ…目の前は霞がかったみたいにぼーっとするし……こりゃ完全に風邪だわ」
 よろよろと足元もおぼつかないままその場にへたり込んでハァハァと息を付く。
 その声も単に息切れしたようではなく、まるでモンスターの「甘い息」みたいにおれをトロンと夢心地にする。
 「か、風邪っつーか……おれには、その、なんか、もっと違うもんに見えるけどな…」
 色気と肉体に目の行ってしまったおれはポロっと本音が出そうになるのに慌てて口をつぐんだ。
 「もっと違うって…なによ」
249名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:17 ID:JN52EQo3
 じろりと疲れたようにおれを睨むマァムの目は決して死んではいなかった。急に頭と背筋が冷える。
 「いいいいやっ!そのっか、風邪よりかは、ほら、なんつうか!
 ……さ…酒!とか飲んだ時みたいに!なんかこうよっぱらったみたいに見えるなーって!なんかこう、な!?
 熱っぽくても体力は落ちてねーんだし!動けるんだろ?咳も出てないみたいだし!」
 もう必死であること無いこと並べ立てて弁護する。後ろ暗いとどうして人は多弁になるのかね?
 「お酒なんて飲むわけないでしょ!…風邪に決まってるわ」
 「そ、そうか!本人がいうならそうかもな!
 じゃあさ!そんなに辛いならおれが背負ってやるよ!」
 マァムの腕を引っ張り上げ肩を貸してやると、やわらかい胸がわき腹にこーむにゅーっと……
 マァムの顔が更に赤く染まる。その顔があんまりにも誘うもんだからますますスケベ根性を出してみる。
 「ほら、おぶされよ」
 少し躊躇して何かを言いかけたようだったが、小さくため息ひとつついてマァムは諦めておぶさった。
 どさっと襲い来る人間の重みにうっかり呻き声を上げるところだった。自分で背負うなんていった手前ここで弱みは見せられねぇ、男がすたる!
 おれは根性入れて立ち上がり、ハンマースピアでマァムのケツを支えながらざっしざっしと草を掻き分けて進み始めた。
250名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:18 ID:JN52EQo3
 耳元で聞こえる必死であえぎ声を抑えている呼吸のせいで歩きにくくて仕方がない。ただでさえおれは頭脳労働派で、こーゆーのは管轄外なんだ。
 頭で冷静にそんな事を思いながら、背中で弾むマァムの胸と、腰にまき付いている太もものやわらかさに非常に歩きにくい状態になっている。……ああダイを眠らせといてよかった……
 「…ん、くぅ…っ」
 「あは…ぁ……!」
 「…………ふぅッ」
 首にまとわり付くように腕を回しながら、甘いため息をこらえながら何とか呼吸をしているマァムの悩ましくも苦しそうな声がおれをいきり立たせて仕方がない。
 「あ、あのさぁマァム…」
 「……な、なに?」
 「もしかして今苦しい?」
 「……苦しいわよ、そりゃ……」
 はぁとため息をつくマァムに、まぁそうだろうなとは思ったが、こっちも非常に苦しい。特に下半身がいろんな意味で。
 「わ、悪いんだけどよぉ、あんましその、耳元ではぁはぁやられると…力抜けるんだけど」
 「ごっごめんなさい」
 急にマァムの身体が硬くなって上半身を無理に起こそうとする。
 おれははっとしてマァムを背負い直した。
 「あー、いい!いい!力抜いてへばっとけ、無駄に体力使うな。とっととダイと合流してどっかで一休みしよーぜ」
 そういって再び背中に押し付けられるやわらかさ。
 ……さっきより鼓動が早くなってる。こりゃちょっとだけ、脈なんかあったりなんかしてなー。
 首に触れたマァムの頬。
 うひゃーやわらけぇ!女の身体ってのはあちこち柔らくできてるよなーいいよなーあのでけぇムネに顔うずめてみてぇー…ってなんだこの熱さ!
 「おっ…お前ホントに熱あるじゃねえか!」
 「だっだからそう言ってるでしょ…!ほんとに辛いのよ…」
 あの小瓶は病気の元だったのか!?ホントに発熱する催淫剤なんて聞いたことがない。もしかしたらおれはとんでもないものをマァムに飲ませたんじゃないだろうか。
 おれは青くなってダイを寝かせている場所に急いだ。
 おれはマァムの身体の柔らかさを楽しみながらダイを寝かせている場所に急いだ。
251名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:49 ID:e7TWIZLq
(;´Д`)ハァハァ
252名無しさん@ピンキー:03/11/06 00:39 ID:hxPYdK/W
_ト ̄|○
253名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:11 ID:5ryp6RT6
根性も特殊パラメータもない初期ポップにマァムがどーやって犯されんだ
原作至上主義な書き方だとどうナイスシチュエーションを仕立てたところで
ポップがヘタるのはデフォルトだしマァムがエロゲーみたく突如発情(韻)
なんてオチも使えねぇ。何もこんなキツイ設定で始めなくても。どうすんだ。

A:今から考える
254名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:29 ID:nDYDyd5i
>>253
エロを求める煩悩なんてどうでしょうか?
ポップは、最後の方で、精神的にひと皮剥けて強くなってるし。
255253:03/11/07 00:49 ID:5ryp6RT6
ふむう、具体的にそれはどんな草案なんじゃろか>254殿
ちなみにわしは作者さんでもなんでもねーんじゃよねー(単なる読み専)
しかしドラクエスレで降臨願いした途端に投下とは神様っているもんじゃねー
スーパーポップなんざ他人も同然なのでこのヘタレポップには非常に胸きゅんなのじゃよ。
成長度A(超トクイ)。

早くセクースに突入せんもんじゃろか。
256254:03/11/07 01:22 ID:nDYDyd5i
ポップの強烈な煩悩が、アバンのしるし(?)だっけを誤作動させて、ポップをパワーアップとか
アバンのしるしは装備者力を増幅するし、精神的なもんで発動(光った)だから、


新キャラ出さずに、マァムの発情しないだと、
ポップが一時的にでも強くなるしかないような気がするので
このあたりが無難だと思う。

でも、ご都合主義だよな、_| ̄|○

257名無しさん@ピンキー:03/11/08 22:45 ID:TPMPTYEA
何人居るんだろ。点呼してみる。
まず253が一人。
258254:03/11/08 22:46 ID:CSOfXzkb
二人目だが・・・
259名無しさん@ピンキー:03/11/08 22:46 ID:TPMPTYEA
うおっIDが全部大文字!
260名無しさん@ピンキー:03/11/08 22:47 ID:TPMPTYEA
そしてレス超早!!コワ!すげ!
261254:03/11/08 22:49 ID:CSOfXzkb
偶然だな、たまたまいただけだよ。
262名無しさん@ピンキー:03/11/08 22:54 ID:TPMPTYEA
偶然ってすげー。

続きはまだのようですが>>234タソはシチュも募集しているようなので
応募してみるテスツ。

ポップ×メルル激しくキボン。純愛でなくてもいいですからー
263名無しさん@ピンキー:03/11/08 23:00 ID:EyfUV74S
3人目ということでいいのかな


メルルは鬼畜ポップも受け入れそうだな
264名無しさん@ピンキー:03/11/08 23:12 ID:r5UByWLt
4んでるだけだが

265名無しさん@ピンキー:03/11/08 23:13 ID:ZG7EF4ul
四人目かね

>>263
そういうのもいいねー
ポップはもうザボエラ並に下劣になったりしてw
266名無しさん@ピンキー:03/11/09 00:02 ID:Njb8y5bh
6人目…か?
いやそこはむしろメルル×ポップ。
実はキョーレツなS女なメルル。
267名無しさん@ピンキー:03/11/09 00:09 ID:MEagWJXY
7人目…?
普通にレオナキボン
268名無しさん@ピンキー:03/11/09 01:16 ID:FUy8B8mM
8人目かな?
やはり王道はダイ×レオナか
269名無しさん@ピンキー:03/11/09 02:29 ID:8JD3ieVs
 「おれもなんでか急に眠くなってさ」
 「ダイもなの?」
 山小屋をみつけ、俺たち三人はそこで一晩を明かす事にした。発熱しているマァムを無理に動かして先を急ぐのは得策じゃないし、モンスターに襲われでもしたらこの状態では全滅しかねないからだ。
 「起こしてくれりゃあいいのにポップったら丁寧にマントまで掛けてくれちゃって。あのままグリズリーにでも襲われたらどうすんだよ」
 ぶちぶち文句を垂れながらダイはマァムの横になっている干草の横に胡坐をかいたまま言う。
 「あんなとこで急に寝るダイが悪ぃんだろ?こないだの戦いだって半端じゃなかったんだ、疲れも溜まってるだろうと思ってさ」
 自分でも驚くこの二枚舌。適当な事がポンポン飛び出す口は止まることを知らずに動き続ける。
 「しかし鬼の霍乱かねぇ?マァムが風邪なんてさ。ほれ、クスリ。薬草と毒消し草を煎じたんだ、効くかどうかは分からないけど一応飲んどけよ」
 携帯用の鉄のコップに並々と注いであるコンソメ味のスープに煎じた薬草を混ぜたものを二人に渡した。
 「へぇ意外、ポップってこんな事も出来んの。毒消し草も…いつ買ったんだ?」
 ダイが意外そうにコップを受け取りながらそういうので、おれの口はまた大きく動く。
 「チッチッチッチ、おれを誰だと思ってんだ?このポップ様に抜け目はないのだよキミぃ」
 嘘だ。ほんとは後ろめたくてたまらないから必死こいて毒消し草を探したのだ。
 未だに気だるげな顔をしたマァムが無理に微笑んでおれからコップを受け取る。
 「見直しちゃったわポップ」
 ……ああやめてくれ…そんな心のそこからおれを信用しちゃった目で見るのは……
 小心者がつまんない下心出すもんだからもう始終びくびくしててみっともない事この上ない。
 全くほんとにやになってくる、すけべで独りよがりでワガママで自分勝手で思慮が浅くて。なんでこんなヤツに仮免とはいえアバン先生は卒業のしるしなんかくれたのかね。この二人を見てると情けなくて消えそうだよ。
 がっくり肩を落として出るおれのため息を不思議に思ったのか、ダイがきょとんとした顔でおれに聞いた。
 「何で褒めてるのにため息つくのさ」
 ぎょっとして表情が変わる前におれの口は動く。
 「お前らのおれの評価が不当に低い事を嘆いてんだよ!」
 ……ああ、もう。
270名無しさん@ピンキー:03/11/09 02:30 ID:8JD3ieVs
 気づいたのはおれが先だった。
 ダイは昼のラリホー草がまだ残っているのか、規則正しく寝息を立てて眠っている。おれは黙ってマントを羽織り、こっそりと小屋を出た。もうマントがなくてもそう冷え込まない。
 虫の音が聞こえるほかは静かな山小屋の夜だ。がさがさと無造作に雑草を踏み分けて森に入っていく。
 しばらくすると少し開けた場所に出た。
 においがする。
 おれは適当に太そうな枝を拾ってメラで火をつけ、簡易のたいまつを作ってまた進んだ。
 視界の端に何かが動いた。おれは無言でその方向に振り向き、たいまつの光で照らした。
 「…………マァム?」
 マントで身体を隠してはいるがあの派手な髪の色を見間違うはずがない。
 「なっ……なんでここが分かったの!?」
 「さぁね、なんででしょう」
 たいまつを地面に投げ捨て、すぐにヒャドで火を消した。
 「ほら、今日は月もないしこれで何も見えないぜ。
 お前そのマントの下、服着てないんだろ」
 空気が軋んだような気がした。
 「なッ!!」
 「昼間みたいに一人で慰めてんのか?毒消し草も効き目薄いみたいだし、仕方ねぇから手伝ってやるよ」
 マントを外す。物の輪郭がようやく目を凝らして分かるほどの闇の中で、マァムの声が苦虫を噛み潰したように絞り出された。
 「な…なに言ってんのあんた正気!?」
 「今のお前よりは」
 正気だ。マァムの色香に惑わされてるのでも、昼間見たマァムのオナニーで興奮しているのでも、背負った時のやわらかさを期待するのでもなく、冷静で正気だ。
 「嫌なら殴ってもかまわねえよ。」
 マァムのマントを引き剥がす。思ったとおり、服のシルエットではなく、女の身体。そしてむせ返るような女のにおい。甘いようなすっぱいような柔らかくてとろける、男を惑わすニオイ。
 「いっ言われなくても殴るわよ!!」
 どん!腹にマァムのパンチが決まる。クスリで体力が低下している上に寝そべった状態からのパンチなのに、一瞬気が遠くなりそうなほどの激痛が走る。
 「ぐぇっ……」
 「あっあんた最低ね!人が弱ってるのをいいことにこんな…ッ!!」
271名無しさん@ピンキー:03/11/09 02:54 ID:D+rEaK+A
9人目。
やはりポップxマァムがイイ
272名無しさん@ピンキー:03/11/09 09:50 ID:xp/MW0BY
10
273名無しさん@ピンキー:03/11/09 23:01 ID:PLXca8GF
セックルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!???
274名無しさん@ピンキー:03/11/09 23:27 ID:yYomcAOo
12?
漏れはスレの最初にあったヒュンケル×マァムの続きが気になるんだが・・・どっかにあるん?
275名無しさん@ピンキー:03/11/10 00:05 ID:qepgHEoX
13?
スマン。就職してから暇なくてSS書いてない。
276名無しさん@ピンキー:03/11/10 10:19 ID:Q4UJKy/p
14?
>>214のSSが禿しく読みたい…時間も文才もなくて(´・ω・`)ショボーン
277点呼1:03/11/10 21:03 ID:9J+TWVZY
暫定で14人!?
いったいおまいらどこに隠れてやがったんだ…
278名無しさん@ピンキー:03/11/10 23:00 ID:vMZ3PgyR
>>277
ここにw
279名無しさん@ピンキー:03/11/10 23:20 ID:B0U9TATP
メルルはそっとしといてくれよ・・・


15人?
280名無しさん@ピンキー:03/11/10 23:35 ID:yvCRIGfQ
久しぶりに来た
16!
281名無しさん@ピンキー:03/11/11 23:00 ID:t7PaFx3g
ダイがザボエラの淫謀で女の子になっちゃったSSが読みたいYO!!

とスレタイに反逆しつつ17(σ´∀`)σゲッツ!!
282名無しさん@ピンキー:03/11/12 00:05 ID:Jei3Cg+y
降臨しないねー。あ、俺はノーカンでよろすく。
283名無しさん@ピンキー:03/11/12 00:43 ID:l1V7w91+
18でございます
284名無しさん@ピンキー:03/11/12 02:12 ID:FwQ8svm/
ポップ×マァムのつづき切実にキボンヌ!
19
285名無しさん@ピンキー:03/11/13 19:14 ID:fW5/tt9M
止まったな・・・
目立つように上げとくか。
20
286SS保管人:03/11/13 19:19 ID:IZ2ovxDI
職人の皆様方、
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?

2chエロパロ板SS保管庫
http://a dult.csx.jp/~database/index.html (スペースを抜いてください)

287名無しさん@ピンキー:03/11/13 21:29 ID:rrZTrAPb
名無しとしてはまとめサイトは非常にありがたい・・・
288名無しさん@ピンキー:03/11/13 22:31 ID:mTwV+xx3
>>286
オレがコピペしたSSとかを誤って収蔵されても困るので、
収蔵予定のSSのスレ番を指定してもらえるとありがたいのですが。
289名無しさん@ピンキー:03/11/15 00:43 ID:tHszwNoP
21
まだまだいるはずだ!!
290名無しさん@ピンキー:03/11/15 19:26 ID:UQaI8lEY
もう誰も居ません。
291名無しさん@ピンキー:03/11/15 19:38 ID:q0qHTOmE
292名無しさん@ピンキー:03/11/16 00:30 ID:bdDFy9ow
22
293名無しさん@ピンキー:03/11/16 01:28 ID:5/i1yFcI
23だ。
294SS保管人:03/11/16 02:18 ID:qc78+aoa
>>288
基本的に、投下されているSSは全て収蔵する予定です。
前後のレスで、コピペものと判断できれば除外しますが、気付かずに収蔵してしまうかもしれません。
レス番で指定してもらえるか、収蔵後に指摘して頂けると有り難いです。
295名無しさん@ピンキー:03/11/16 08:40 ID:ih2EW67R
保管室、見たとこによるとうる星やつらとかその手のがないね。
どういう基準で保管してんですか?
296SS保管人:03/11/16 13:40 ID:2Fha8YL9
>>295
基本的に好きな作品、知ってる作品から手を付けてます。
ただ、少年マンガのスレは、スレ独自の保管庫・まとめサイトを持ってるところが多いので、後回しにする傾向もありますが。
297102 ◆ehpYZWHa/g :03/11/16 14:52 ID:rZUs9K18
>>286

>>112-114
>>118-119
>>121-122
>>134-135
>>158-162
については、最後の2レスの出来が最悪なので、収蔵を見送って
いただければと思います。申し訳ない。
*点呼は4で済ませた
298名無しさん@ピンキー:03/11/16 19:53 ID:avWR+z6+
24
マァム、メルル関係キボン
299名無しさん@ピンキー:03/11/22 15:44 ID:4+I6Fr2f
age
300名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:39 ID:jH+VBa6l
 半分涙声だったような気がする。
 「……言い訳はしねぇよ」
 げほげほ咳き込みながら、マァムの両手をつかみ押し付けて馬乗りになった。
 「こんなことして恥ずかしくないの!?あんたアバン先生に何を教わってきたの!?」
 声は気丈にも張っていて、まるで何にもひるんじゃなかった。おれはそれを聞いて酷く耳が痛かった。
 「これ以上やったらぶっ飛ばすわよ!!」
 じたばたと両手を振り回し、足で何とか反動をつけて起き上がろうとしているようだったが、マウントポジションを取られている今では流石に分が悪いらしく、がっちりと組み敷いているマァムの身体は動かない。
 虫の音は止まず響いていて、まるで夢心地のようだ。
 頭のバンダナを外し、マァムの手を縛り上げて両手の手袋を外した。素手で触れるマァムの肌。しっとりと汗ばんでいて吸い付くような決め細やかさに、何度も手で愛撫をした。
 「あっ!や、やだッ!」
 大きな胸は片手でも余るくらいで、何度も何度も両手で揉みしだくうちに、マァムの抵抗が目に見えて弱くなっていく。
 「やだ!ばか!ポップのばか!やめ…てって、いってるでしょ!!」
 それでも声はやまない。もう縛った両手も振り回さないのに、口だけが嫌がっている。……本当に嫌なら呪文でも使えばいいのに……ああ、こんな至近距離でマヌーサなんか使ったら余計にヤバいか……
 「やっやめて……お願い……ッ」
 悲痛な声がジクジク耳に棘を残す。その言葉の棘がどんどん熱を帯びてくる。
 「いやぁ…あ…いやぁ…!だめよポップ…あっ…どうしちゃったの…こんなことッ、する人じゃな……!」
 こんなことする人なんだよ、信じきってるお前らが間抜けなんだよ、おれぁ元々世界なんか救う気はなかったんだ、弱くて卑怯なサイテーのヤツさ。
 無理に唇を奪う。潤んでいる唇は柔らかかったけれど、口の中はまるでカラカラで声も擦れがちだ。余程怖い思いをしているに違いない。
301名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:42 ID:jH+VBa6l
 「…っ!」
 口の中に釘の味が広がる。
 「へへ…やっぱ気ぃ強いな……その強がりもいつまで保つか…」
 片手で口の端をぬぐうと、手のひらに生ぬるい液体がぬるりと付いた。舌がびりびりと痛みで痺れているのが唯一の現実みたいだった。
 「ポップ本当にどうしちゃったの!こんなこと普通じゃないわ!」
 マァムが懇願するように恐らくおれの方をまっすぐ見てそう言っているのだろう。
 「マァム本当にどうしちまったんだよ?こんなところでハダカで寝そべってるなんて普通じゃねぇだろ?」
 同じようにまっすぐ自分のカラダの下に押しつぶしている裸の女に向かってそう言った。
 「起きたらおめぇが居ないから探しに来たら素っ裸。
 ……忘れてるかもしれねぇけどお前は女なんだぜ?そんでおれは男だ。こうなったって不思議じゃねぇだろ?どっちかっつーとお前が悪い。」
 クッ…とちいさく呟いてしばらく静かになった。
 「ひっ昼間も覗いてたなんて…!」
 「チラッと見ただけさ、こんな事がなけりゃ思い出さなかったしオナニーだなんて思わなかったよ」
 オナニー、という言葉にビクッと身体を震わせて小さく唸った。
 「そっそんなんじゃないわ!」
 「そんなんじゃない?オナニーじゃないなら何でここがこんなになってんだ?」
 手を内股に這わせ、ぬかるんだその根元に中指を突き立てる!
 「ひっ!!」
 思ったとおりにそこはぬるぬるとした粘液で濡れていて、とても言い訳の出来る状態ではなかった。
 「おれも女のカラダの構造なんてよく知ってるわけじゃねぇけど、こうなるのはどんなときだよ?」
 「い、痛いっ!」
 「言わなきゃやめねぇよ、ほら、どんな時だよ?言えよ、ほらっ」
 グリグリとはじめて触る女のあそこを指でかき回すのは変な感じだった。ムードがあって自分自身が興奮してればもっと別の感想もあっただろうが、こんなレイプ紛いの状況で興奮できるほど度胸はない。
 「やぁああ!いやぁ!やめて!痛い!」
 「言わないのか?もっとやって欲しいんだな!?」
 「やめてやめて!言います!言います!
 ……一人で…一人でしてたわ!」
302名無しさん@ピンキー:03/11/25 23:44 ID:jH+VBa6l
 自分でも安い狂気だと思っている。でもこの狂った自分を自分で確かめているのが楽しかった。
 「…っく、ひっく…」
 すすり泣きのような嗚咽が小さく続いている。
 「指だけでイッちまったのか?意外と淫乱なんだな」
 ぬるぬるする粘液の付いた指をマァムの頬に擦り付けて、その指も釘のにおいがしたのを知った。
 「どうしたんだよ、もう言わねぇのか?『やめてポップあなたこんなことする人じゃないわ』とか『これ以上触ったらぶっ飛ばすわよ』とかさ。」
 顔を無理やり持ち上げてマァムの口元に耳を持っていくと、擦れた声で囁いている。
 「……な、なんで……こんなこと……」
 それでも指を持っていくとびくびくとうごめく秘密の花園は、とてもじゃないけどもうそんな詩的表現で語れるほど清楚な雰囲気ではなかった。指を添えると、まるでそれを欲しがるようにぬるぬる痙攣をはじめて指をつかんで離さない。
 「見てみろよ、この指」
 マァムの目の前にその濡れて滴る粘液を突きつけて言う。
 お前のあそこから出たんだ、全部お前がおれの指汚したんだ、わかるか?見えなきゃ分からせてやるよ」
 べったりと頬に何度も何度も指にまとわり付く粘液をぬぐった。
 「やぁああ!イヤ!なにすっ!!」
 「お前がやったんだよ、まだでてるぜ、ほら淫乱だなぁ。長旅で溜まってたのか?」
 マァムがそれはもう必死で何とか顔を背けようとするので、すっかり頬だけの予定だったのに顔はドロドロになっていた。草や土がところどころに張り付いていて笑える。
 「イヤ!イヤよ!」
 身体はこんなに火照っているし、素っ裸で、どう考えたって肉欲に負けているのに、声と顔だけは絶対に屈してなかった。
 羞恥と未知の快感に真っ赤に染まった頬とうるんだ瞳は決して光を失っちゃいない。
 ……おめぇは強ェな…マァム。
 …………こうなったら意地でも泣かしてやる。
303253:03/11/27 00:12 ID:ksTdijKv
おおっ続きが!・・・静かにしておいたほうがいいですか?
sage進行希望?
304名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:50 ID:LUmxerkY
一応sageておいたほうが良かろう
ageるのはいつでもできる。

あとポップはもっとガンガン攻めるよーに。ツメが甘ぇよ小僧。
305名無しさん@ピンキー:03/11/28 21:58 ID:pojJAH0e
ポップがんがれ
306名無しさん@ピンキー:03/11/29 09:35 ID:qxkLZjwQ
何やってんだよ、みんなっ!!
307名無しさん@ピンキー:03/11/30 13:08 ID:dn7aa7+9
ずるぼんダメかな
308名無しさん@ピンキー:03/12/05 10:14 ID:V0q1qyXC
あげ
309名無しさん@ピンキー:03/12/05 21:00 ID:/kzpD5oG
メルル希望
310『未来の記憶』:03/12/06 01:31 ID:8nx+r04l
>>309

パリーン!!
ティーカップが少女の手から滑り落ち、勢いよく割れた。
「メルル!?」
「メルルッ!どうしたの?」
「おい、大丈夫か?」
ただならぬ様子に皆心配そうな眼差しを向ける。
頭をかかえ、身じろぎもせず立ちつくす占い師の娘。
憂いに満ちた瞳は近く訪れる出来事をはたと見据え、
その恐怖に細い脚がワナワナと震え、華奢な体をやっとのことで支えていた。
311『未来の記憶』:03/12/06 01:31 ID:8nx+r04l
突然背後から抱きすくめられ、そのまま地面にねじ伏せられるメルル。
紐のようなもので後ろ手に縛られ、少女から女へと変わりつつある
瑞々しい肉体を貪るように撫でまわす何者かの手。
うつ伏せに押さえられてひしゃげた胸と地面との間に指が差し入れられ、
張りのある膨らみをこね回され、息苦しさに喘ぎを漏らす。
頬に感じる冷たい土の感触。荒い息遣いを耳元に感じ、全身が総毛立つ。
陵辱から逃れようと必死で身を捩る彼女の目に映ったのは、
密かに想いを寄せる少年の顔であった。
「ポ・・・ポップさんっ!?」
見慣れたはずの顔にふと違和感を感じ、それが彼が額に何も着けていないことによるものだと判った。
そして・・・自分の両手に食い込むものが、普段彼が愛用しているバンダナであることに気付いた。
ちょっといやらしいことを考えている時でも、常にどこか優しい光を湛えていたはずの瞳は
いまや血走り、ただ濁り澱んだ狂気のみを発散している。
「ポップさん!いやっ・・・一体どうしたんですか?お願い、正気に戻ってッ!」
「俺は正気だよ。ただあんたにはちょっとお仕置きが必要だってことさ」
薄手の布越しに乳房に手をかけ、下から寄せ上げるようにじわじわと力を加える。
胸元に形作られる谷間が少年の網膜に飛び込み、さらに理性を失わせた。
首筋に舌を這わせ、細く浮き出る鎖骨を咥える。その生温かく湿った感触に、背筋の凍る想いがした。
312『未来の記憶』:03/12/06 01:32 ID:8nx+r04l
指がうねうねと蠢き、ゴムマリの如き弾力を味わうポップ。
「やめて下さいっ!大きな声を出しますよ!」
「・・・やってみなよ」
「誰かァッたすけ・・・!!」
魔法使いの少年の唇が少女の口を塞ぎ、舌が容赦なく絡みついてきた。
思いがけない行為に身を固くするメルル。・・・生涯初の経験であった。
大事に守ってきたものをこれほどまでに容易く突然に奪われ、思わず涙が溢れた。
みるみる視界がゆがむ。
このような卑劣な行為にさらされても、一度は心を寄せた男の舌に歯を立てるようなことは
どうしてもできなかった。そんな彼女の葛藤を見透かしたように、少年の舌はそれ自体が
生命を持っているかのように口中を動き回り、粘膜を存分に味わい、花びらのような唇を貪った。
ようやく唇が離れ、少女はプハァを大きくため息をついた。二人の唇
左脚を小脇に抱えると、手荒く持ち上げる。両足の間に身体を滑り込ませつつ、
太股のウラのスベスベした感触を楽しんでいる。ゾワゾワした感覚に、鳥肌が立った。
身を屈めたポップの頭がロングスカートの中に入り込み、すっかり姿を隠した。
先ほど肩口に感じたあのじっとりとぬめった感触が、メルルの秘所をとらえた。
313『未来の記憶』:03/12/06 01:33 ID:8nx+r04l
おぞましくヒルのようにうねる舌で花弁をなぞり、淡い陰毛を歯で引っ張り、
慎ましやかに包皮に守られた陰核にチュッと吸いついた。
想像もつかないいやらしさに、メルルは混乱の極みにいた。固くした舌先が
秘唇の表面を撫で上げ、入り口をほじるように攻めこんでくる。
直りかけの傷口に触れるようなピリピリした痛みを感じ、思わず腰を引いた。
しかし柔らかな尻を抱え込む両手がそれを許さない。
スカートの下で何が行われているか見えないことがメルルの不安を掻きたて、
股間に感じる舌撃の一つ一つが彼女を驚かせ、興奮を増幅させた。
興奮?
私、興奮しているの?……無理矢理弄ばれているのに?
そう自問した途端、じわっ…と身体の奥から湧き上がるものを感じた。
泉のように溢れ出たそれを、少年はわざと聞こえよがしに音を立てて吸う。
ぢゅるっ、ずちゅっ…という音がスカート越しにくぐもった音となってメルルの耳に届いた。
恥ずかしさに頬が染まり、熱を帯びる。
314『未来の記憶』:03/12/06 01:34 ID:8nx+r04l
もはや辛抱たまらぬといった感じでズボンを脱ぐのももどかしげに、
ポップはメルルに踊りかかった。痛いほどに屹立したモノは
一直線に少女の性器へ向かう矢印となり、結合のときを今や遅しと待ち構えていた。
一気に秘芯を巻き込むように怒張が食い込んでいき、身体を内側から引き裂く痛みに
歯を食いしばった。両肘を必死に動かし、地面を這い逃げようとするが、
肩をグッと掴まれ退路を断たれた。腰を前後に動かし、楔を打ち込むように深度を徐々に増していく。
両足を肩に抱え上げ、身体を二つ折りにした格好でメルルを貫いた。
上から覆い被さり、重力を利用してズブズブと突き入れる。
ポップ自身も経験は乏しく、メルルの体内に精を放つまで、二分とかからなかった。
しかし、繋がったまま若い肢体をしばらく撫で回すと再び陰茎は勢いを取り戻し、
結局ポップは、その後二度にわたりメルルの奥へ向かってベギラマを思わせる熱い粘液を放った。
その度に、迸る精液が傷ついた粘膜を灼き、彼女の心に深い爪痕を残した。
315『未来の記憶』:03/12/06 01:36 ID:8nx+r04l
「……ルル、メルル!おい、しっかりしろよ!」
我に返ったメルルの眼前に、心配そうに表情を曇らせたポップの顔が大写しになった。

ごきいっ。

「なッ!…殴ったッ!…グーで殴った……!!」
黒目がちな瞳一杯に涙を湛えたメルル。無意識に股間をギュッと押さえ、、精一杯に固めた拳がふるふると震えた。
「あんな…あんなヒドイこと…あんなイヤらしいことをするなんて…! 私、ポップさんを見損ないましたっ!」
長い黒髪を翻し駆け出すメルル。ポップは地べたに腰を落とし、ただ後姿をボーゼンと見送るしかなかった。
「メルル?…ポップ、どうしたってんだよ!」
「ポップ!あんた一体、メルルに何をしたのよっ!?」
「ポップ君…女の子を泣かすなんて、サイッテー!!」
「え?え?……ちょっと、みんな落ち着いて…話せばわかる…なっなっ! タ、タンマ! 暴力反対っっ!」
旅の仲間から一斉に浴びせられる非難めいた声。口ばかりでなく、女性陣の手により叩きのめされた。
「なんだよ…俺が何したってんだよ…ワケわかんねえ……」

畜生…あのオンナ、一丁お仕置きしてやらにゃあアカンなあ………!
316『未来の記憶』:03/12/06 01:38 ID:8nx+r04l

※ >>311-314 くりかえし
317名無しさん@ピンキー:03/12/06 01:45 ID:8nx+r04l
>>312
12行目、文章が途切れました。脳内補完お願いします。
→「二人の唇の間で、唾液がつうっと糸をひいた。」
318名無しさん@ピンキー:03/12/06 17:31 ID:mS0xUkRg
(*´Д`*)ウホッいいポプメル。
319名無しさん@ピンキー:03/12/10 13:56 ID:vd/xRStb
メルルキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
320名無しさん@ピンキー:03/12/14 09:44 ID:DgdwU3/k
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
321名無しさん@ピンキー:03/12/16 01:11 ID:0Tvd5Nxu
>>214
今日、文庫本買ってきました。こんな感じか?
------------------------------------------------------------------------
破邪の洞窟。
この洞窟は、古文書によれば神が邪悪なる力に対抗するための魔法を全て納めた場所。
屈強のパーティーといえども、この洞窟に入って無事に帰還することは至難の業だ。
そんな洞窟に女性ばかりの4人パーティーが挑んでいる。
僧侶戦士、マァム
パプニカの王女、レオナ。
賢者、メルル
巫女、フローラ。
彼女達は10時間かけて18階まで制覇した。

「ぎゃああああっ!!!!」
宝箱を見つけたレオナが、それをあけようとしたところ、宝箱はミミックだったのだ。
ドゴッ!
あわててマァムがフォローに入り、エルボー一発で退治する。
「もうっ!!レオナッ!!!うかつに宝箱開けないでって何回言わせるのよ!!!!」
とりあえず危機を脱した一行は、フロアの探索を試みた。
しかし、このフロアには罠が仕掛けてあった。
突然、床が崩れ落ちる。
「あああああああっ!!!!」
メルルの余地もむなしく逃げ遅れる一行は、1階下のフロアに落ちてしまった。
19階は、小さな部屋がたくさんあるフロアで、4人は別々の部屋に落ちてしまった。
------------------------------------------------------------------------
シチュはだいぶ変えると思うが、年末年始の休みにちょっとチャレンジしてみた。ただ、
1.マァム・メルル・フローラの肩書きが不明 2.ミミック系で一番弱いモンスターは何?
の2点について、情報をもらえるとありがたい。
322名無しさん@ピンキー:03/12/16 03:29 ID:dixZcO0z
ひとくいばこ
323名無しさん@ピンキー:03/12/16 04:04 ID:9eYxh7lP
マァム・元僧侶戦士・現武闘家
メルル・占い師
ついでにレオナは賢者

フローラは・・・女王様なんだけど・・・

犯るのなら、
マァムは魔法に弱い。
レオナは罠で楽勝。
メルルは力ずくでGo!!
フローラが一番やっかいかもしんないから、人質作戦なんてどう? 先にレオナあたりを捕まえておくの。
324名無しさん@ピンキー:03/12/17 00:14 ID:2lBzkpJA
>>322-323
情報&訂正感謝。
ま、仕事しながらなんでマターリ待ってくれ。

あと、>>323
75点。
つーか、4人中3人は323の書かれたようなストーリーにしようと思ってたw。
先読みされて…でも、ストーリーは変わらないだろうなぁ。

325名無しさん@ピンキー:03/12/17 01:50 ID:DNLry8tO
ミミック系最弱は「あくまのしょ」かな?
ダンジョン内に本があればのお話だが、宝箱の中に本が入ってて・・・なんてフェイントトラップも面白いか。

本系ミミックだったら変種ということで、キャラを本の中の世界に引きずり込んでエロエロ〜、なんて展開もアリじゃない?
童話の世界(例えば「白雪姫」の世界に放り込んで七人の小人でリンカーン、とか)なんておもろい鴨。
326名無しさん@ピンキー:03/12/17 03:26 ID:+Hv2YWTO
七人の小人でリンカーンってエスカレイヤーにあって萌えたなぁ。
327名無しさん@ピンキー:03/12/19 22:19 ID:kb1/WXlI
age
328名無しさん@ピンキー:03/12/28 23:51 ID:M8TGTBq9
age
329321 ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 01:51 ID:DW4zs1s1
謹賀新年です。

1/1 レオナ編 全5発言
1/2 マァム編 全5発言
1/3 フローラ編 全5発言
1/? メルル編 全5発言(予定)
というスケジュールで投下予定です。
(1)発言数をそろえるため、フローラ編はちょっと駆け足になりました。
(2)メルルは書き終わってないので1/4に投下できるかどうかはわかりません。
(3)シチュがシチュなので人間の♂×人間の♀という描写が少ないのは承知してほしい。
まずは、プロローグ改訂版。
そして、ひと寝入りして、鯖が空いた頃にレオナ編を投下します。
330321 ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 01:52 ID:DW4zs1s1
【プロローグ(改訂版)】
破邪の洞窟。
この洞窟は、古文書によれば神が邪悪なる力に対抗するための魔法を全て納めた場所。
屈強のパーティーといえども、この洞窟に入って無事に帰還することは至難の業だ。
そんな洞窟に女性ばかりの4人パーティーが挑んでいる。
元僧侶戦士にして武闘家のマァム
パプニカの姫にして賢者のレオナ。
テランの占い師、メルル
カールの国の女王、フローラ。
彼女達は10時間かけて18階まで制覇した。

  *

「ぎゃああああっ!!!!」
宝箱を見つけたレオナが、それをあけようとしたところ、宝箱はひとくいばこだったのだ。
ドゴッ!
あわててマァムがフォローに入り、エルボー一発で退治する。
「もうっ!!レオナッ!!!うかつに宝箱開けないでって何回言わせるのよ!!!!」
とりあえず危機を脱した一行は、フロアの探索を試みた。
しかし、このフロアには罠が仕掛けてあった。
突然、床が崩れ落ちる。
「あああああああっ!!!!」
メルルの余地もむなしく逃げ遅れる一行は、1階下のフロアに落ちてしまった。
19階は、小さな部屋がたくさんあるフロアで、4人は別々の部屋に落ちてしまった。
331レオナ編(1/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 16:22 ID:7XTVUjZB
「あいたたたぁ」
1階ほど落下したにしては、奇跡的にダメージが少なかったのはカールの法衣のおかげであろうか。
レオナはほとんど無傷だった。
「さて、みんなは…あっ!」
その部屋にはたくさんの宝箱が置いてあった。
「ラッキー!。せっかくだからあけてみましょ&Hearts;。
もしかしたら強力な武器が入っているかもしれないし」
先程のマァムの忠告も忘れ、レオナはいそいそと宝箱に近よって行く。
「さぁて、何が入っているかなぁ〜」
ビーーッ ビーーッ ビーーッ
けたたましい警報音が辺り一面に鳴り響く。
「わっ、罠?」
扉が開く音にレオナが振り向くと、踊る人形と、スーパーテンツクがそれぞれ5体ほど入ってくるのが目に入った。
「これは不利ね…眠って!!」
レオナはラリホーの呪文を唱えた。
眠りの精に誘われて、半数のモンスターがその場に倒れ込んだ。
(あと5匹…もう一度…)
レオナはラリホーの呪文を唱え始めた。
しかし、呪文が完了する前にモンスターが行動を起こした。
332レオナ編(2/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 16:23 ID:7XTVUjZB
一匹のスーパーテンツクが誘う踊りを踊り始めた。
(し、しまった)
レオナは術にかかってしまい、つられて踊り始めた。
(早く…早く術を解かなければ…)
焦るレオナをあざ笑うかのように、踊る人形は「不思議な踊り」を踊りまくる。
「いやっ…ダメェっ」
レオナはのMPがどんどん下がる。
武器を持たないレオナにとって、MPが0になるということは、死を意味する。
術を解こうとレオナは試みるが、2匹のスーパーテンツクが間断なく踊り続けているため、術が切れることがない。
そして…ついにレオナのMPが切れる時がやってきた。
「くっ…なんとか…逃げないと…」
しかし、モンスターは襲いかかってこない。
実はカールの法衣には、その布を織る段階で聖水をふんだんに使用しているため、弱いモンスターは近寄ることができない。
不意にスーパーテンツクが、踊りを変えた。
「あっ!、何? いやっ!」
それは、確かに踊りと言えば踊りである。
しかし、もっぱら、場末のストリップ小屋などで踊られる踊り…と言えば分かるだろう。
レオナは両腕のや二の腕につけていたブレスレットを遠くに投げた。
そして首のネックレスもむしりとるようにはずすと、同様に投げ捨てた。。
5つの護身具は、手首、二の腕、首の5カ所で不完全ながら五角形を作ることで、敵の魔法や術への抵抗力を上げる役目を果たしていた。
それらを脱ぎ捨てた今、レオナの防御力は格段に下がってしまった。
333レオナ編(3/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 16:24 ID:7XTVUjZB
すでに履いていたブーツも脱ぎ、ベルトもはずして放り投げた。
「いやっ、イヤだってば!」
なおも踊り続けるレオナは、カールの法衣を脱ぎ始めた。
「ダメ、ダメ!!」
口では抵抗するが、身体はいうことを聞かない。
ブラジャーを着けていないので、レオナはショーツ1枚の姿になってしまった。
「やめて!!やめてってば!!」
再び、スーパーテンツクが踊りを変えた。
「な、何?!」
決して大きくは無いが、女性としては十分なサイズの乳房。
その乳房を、レオナは自分の掌で揉み始めた。
「な、なんてことさせるのよ、この変態テンツク!!」
その声に呼応するかのように、レオナは胸を揉んでいた右手を下げると、ショーツの上から秘所を触り始めた。
いつしか、先ほど眠らせたモンスターたちも復活し、部屋はいつの間にかレオナの公開オナニーショーの舞台と化していた。
「あん…あぁん……ふぅん…」
いつしか、レオナの口からはなまめかしい吐息が漏れるようになっていた。
334レオナ編(4/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 16:25 ID:7XTVUjZB
「こっ…こんなの…卑怯よ!」
そういうレオナだが、顔は上気し、ショーツは愛液で濡れ始めていた。
「ぁん…あぁん…あはん…あぁん…いっ…いっちゃう…あぁ…??」
まさに絶頂を向かえようかとしたまさにその時、レオナの両手はいきなり愛撫を止めてしまった。
「えっ…あっ…」
戸惑うレオナ。
しかし、しばらくすると何事もなかったかのように愛撫を再開した。
そして、絶頂の直前になると愛撫を止める。
延々1時間。
レオナは絶頂に達することを許されなかった。
既にショーツは愛液でぐっしょり濡れていた。
「…お願い……いかせて…」
ついにレオナはモンスターに懇願した。
しかし、モンスターは人間の言葉がわからないのか、絶頂を向かえる前に愛撫を止める。
それからさらに1時間後。
レオナは半狂乱になって叫んでいた。
「ああっ!そう!そう!もっと!もっと強く!そう!そう!いく!いく!あっ!
お願い!止めないで!いかせて!いかせて!お願い!」

そんなところに一人の人影が現れた。
335レオナ編(5/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 16:25 ID:7XTVUjZB
「クックックッ。なんともはしたない姿じゃな、レオナ姫」
「あっ。お願い、いかせて、いかせて!」
それが誰なのか、今のレオナにはどうでもよかった。

【いきたい】

今のレオナはそれしか考えられなかった。
その人物は懐から首輪を取り出した。
「これはギアスの首輪というアイテムじゃ。
この首輪を自らの意志ではめた場合、自分の宣言に反した行動ができなくなるんじゃ。
これをはめて、こう宣言すればいかせてやるぞ」
そういうと、何事かレオナの耳元で囁いた。
「そ、そんなこと、言えるわけ、ないじゃない」
「ヘッヘッヘッ。そうかい、そうかい。では、延々とじらされるがよいぞ」
レオナは最後の気力を振り絞って拒絶した。
しかし、その意志が貫けたのはわずか数分であった。
次に寸止めされると、レオナの意志はもろくも崩れ去った。
「わ、わかった。わかったから…いかせて!」
手が自由になったレオナは首輪をつけると、叫ぶように言った。
「私は…私は、淫乱で、ドスケベで、マゾで、人前でオナニーすると感じる、変態の雌犬です!…」
言い終わると、レオナは自由になった両手をショーツに突っ込み、人目をはばからず自慰を始めた。
(レオナ編・終)
336321 ◆MJgxGHIqRE :04/01/01 16:29 ID:7XTVUjZB
>>331
「ラッキー!。せっかくだからあけてみましょ&Hearts;。

「ラッキー!。せっかくだからあけてみましょ♥。

ハートマークはちょっと萎えかもしれないけど、自分のレオナのイメージだと
是非入れたいなと思ったので入れてみましたが、スペルをミスしてはダメですね。

あとの箇所では使ってませんのでご安心を。
337名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:25 ID:ErpPFB//
>321様、美味しく読ませていただきました。  明日もお待ちしております!
338名無しさん@ピンキー:04/01/02 07:35 ID:UuqoJsjd
ブラボー!!!
339マァム編(1/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/02 15:34 ID:fvEscvkk
(ふぅ)
マァムは、ほっと息をついた。
どうやら高さにして2階程度落下したようだったが、傷らしい傷はほとんどなかったのだ。
そして、辺りを見回すが部屋のなかには誰もいない。
どうやら、別々の部屋に落下したようだが。
「レオナ!メルル!フローラ!」
マァムは仲間に呼びかけてみるが、返事がない。
(とにかく合流しなければ。
現在位置がわからないけど階段を探してみましょう)
そう考えると部屋を出ようとした。
その時。
(殺気!)
部屋には4つの扉があり、そのどこからか殺気を感じたのだ。
マァムは部屋の中央に移動すると、どこから敵が現れても良いように身構えた。

バン!

マァムの左斜め後ろのドアが開いた音がした。
そちらからの襲撃に備え、マァムが体を向け終わるのとほぼ同時。
先程のドアの音に呼応するかのように残り3カ所のドアが開いた。
(囲まれた?!)マァムは素早く4隅のモンスターの戦力をチェックする。
ざっと見たところ、戦力はどこもほぼ等しい。
灰色の巨大スライムが1匹とオークやゴーレムが1匹。
その後ろにはおおありくい、おおなめくじといった雑魚が数匹たむろしている。
340マァム編(2/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/02 15:34 ID:fvEscvkk
四方を囲まれると不利になるので、マァムは始めに部屋に入ってきたモンスターの群に狙いを絞った。
マァムは駆けながらモンスターの値踏みをする。
中で気になるのは、見たことのない2種類のスライムである。
ピンクのスライムは、通常のサイズであるため、そう心配はない。
問題は灰色の巨大スライムだ。
一見、メタルキングに似ているが、あれは黒鉄色。こっちはつやなしの灰色。
マァムにとって未知の敵である。
囲まれないためには、素早く倒す必要がある。必殺技を出し惜しみする暇はない。
「閃華烈光拳!」
拳が当たった所はぽっかりとえぐれた。が、それだけだった。
超魔生物の時のように「周囲の組織まで破壊する」といった効果がなかった。
そして、モンスターはまったく弱った様子がない。
マァムはなおも正拳突き、肘うち、膝蹴りなどを連発するが、ダメージを与えた様子はない。
一方のマァムの拳、肘、膝にはセメントのような物体が付着していった。
(な、何?)
マァムはそのセメントのような物体を拭おうとしたが、皮膚にへばりついてとることができない。
仕方なく、セメントがついたまま攻撃を続けるが、それはセメントをさらに分厚くすることとなった。
20発あまりの攻撃を加えた段階で、マァムは攻撃を中断した。
一つにはこれ以上攻撃しても、相手にダメージを与えられないことがわかったためであり、
もう一つは手足にこびりついたセメントが重くて腕が上がらなくなったためである。
すでに背後には、ほかの3つの扉から入ってきたモンスターの群れが迫ってきている。
ピキィー
「あっ!!」
どうやら後ろからスライムに体当たりされたようだ。
わずかな衝撃だったが、かろうじてたっていたマァムはバランスを崩して倒れてしまった。
そして、立ち上がろうと四つんばいになったが、そこまでだった。
もうマァムの体力では重たいセメントのついた腕を持ち上げることができなくなっていた。
マァムはモンスターの群れの中、無力な四つんばいの姿勢で責めを待つこととなった。
341マァム編(3/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/02 15:35 ID:fvEscvkk
「ヒャッヒャッヒャッ。無様な姿じゃな」
目の前の扉から、背の低い人物が入ってきた。
「お、おま…むぐっ」
マァムが口を開いた瞬間、ピンク色のスライムがマァムの口の中に飛び込んできた。
マァムはあわてて口を閉じようとするが遅く、スライムはその身体の半分をマァムの口にねじ込んだ。
「いくら洞窟とはいえ、パンティーを丸出しにしても平気とは、露出狂じゃね?
それなら、もっと露出させてやろう…」
おおありくいが2匹、マァムに近づいてきた。そして舌を伸ばすと膝の辺りまでショーツを引き下ろした。
日々の鍛練で日に焼けた太ももとは対照的に、真っ白な尻があらわになった。
「むぐぅ!!」
マァムは尻を振り拒絶するが、はた目には誘っているかのようにも見える。
「ヒャッヒャッヒャッ。そんなに触ってほしいのか。おい。おおありくいたち」
おおありくいたちは、その長い舌でマァムの秘所とアナルを嘗め始めた。
予想もしなかった所を責められたマァムは思わず悲鳴を上げた。
「こんなのはまだ序の口じゃ。これぐらいで悲鳴を上げているようでは身体が持たんぞ。しかし、その衣が邪魔じゃな。おい、オークが」
オークは法衣に直接が触れないようにしながら注意して、その持っている槍で、法衣を切り裂いていく。
程なくして、法衣はただの布切れとなって床の上に落ち、マァムの豊かな双峰が露となった。
次いで、男の指示でおおありくいたちは、露になったばかりのマァムの乳房を嘗め始めた。
そして、空いている下半身には、別のピンクスライムが2匹取り付くと、その身体をマァムの胎内にいれようと蠢く。
「ムグゥ!!ウグゥ!ウグゥ!!」
まず、ピンクスライムが侵入できたのは膣である。液体に近い、その体の特性を生かして、糸のようになって侵入する。
そして、一度入ると体を膨らませて通路を広げる。
342マァム編(4/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/02 15:35 ID:fvEscvkk
マァム(4/5)

マァムは懸命に締め付けるがスライムの体は徐々に胎内へと入っていく。
「ムグゥ!!」
マァムは急にのけぞると、身体の力が抜けた。
ピンクスライムの体の表面に赤い液が流れる。
「ヒャッヒャッヒャッ。処女だったとはな。『初体験がスライム』とは、なかなか経験できるもんじゃないぞ。
露出狂にはふさわしい経験かもしれないがな、ヒャッヒャッヒャッ」

マァムが処女を喪失して気を抜いた瞬間。
肛門に取り付いていたピンクスライムが直腸に侵入した。
緊張の糸が切れたマァムはしばらくの間呆然としており、その間、2匹のピンクスライムは、マァムの体に20cmぐらいもぐりこんだ。
次の瞬間。
「ぐぉぅ!」
マァムが奇妙な声を出した。
2匹のピンクスライムが、マァムの胎内で蠢き始めたのだ。
今しがたまで処女だったマァムは始めての感覚であったし、ましてや腸の内部から刺激されるなど想像もしていなかった。
「どうかね、ワシ特性のピンクスライムの能力は。体が水に近いので、襞の1本1本にいたるまで刺激を加えることができるんじゃよ。
当然、クリトリスやGスポットもいるわけじゃ。これに慣れると人間相手のセックスなど児戯に等しいぞ」
そんな揶揄する声はマァムの耳には届かなかった。
マァムの全神経はスライムによる刺激に支配されていた。
ゴーレムらがマァムの手や足にこびりついているセメントを丁寧に取り除いた。
しかし、マァムは反撃することはおろか、立ち上がることすらできない。
343マァム編(5/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/02 15:39 ID:fvEscvkk
「うぉぉぉぉ!!」
マァムの口を覆っていたピンクスライムが、マァムの口から離れた。
その瞬間、マァムの口から獣のような叫び声が上がった。
腰をひっきりなしに上下させ、股間からは愛液が滴り落ちている。
乳首はビンビンに立っており、全身からは玉のような汗が吹き出ている。
叫び声は何度か途切れる。
マァムが絶頂に達した瞬間である。
しかし、すぐにまた叫び始める。
一度絶頂に達しても、刺激により再びまた絶頂にいざなわれる。
絶頂に次ぐ絶頂。
あまりの刺激の強さに気を失うことすらできない。
一般の人なら心臓がいかれてしまうが、幸か不幸かマァムは武闘家として訓練を受けていた。
その分、耐えられる時間が長い。
しかし、それでも限界がある。
程なくして、マァムの全身の力が抜けた。
力を使い果たしたマァムはもう自力では指一本動かす余力も無い。
しかし、マァムの腰は、まるで自ら意思を持つかのように上下運動を繰り返していた。
(マァム編・終)
-------------
「獣姦風」マァム編終わりです。スライムが「獣」かどうかは微妙ですね。あと、
「背の低い人物」が誰かはバレバレですが、一応、今のところは不明ということで。
明日の「フローラ編」で名前が出ます。
344名無しさん@ピンキー:04/01/02 21:47 ID:UejOahvW
ブラボー!素晴らしい。
345名無しさん@ピンキー:04/01/02 22:16 ID:ErpPFB//
超サイコー!
346フローラ編(1/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/03 15:52 ID:/MXh6JiV
(………ここは?…いったいどこ?…ウッ)
フローラは目を覚ました。
カールの法衣は落下の衝撃までは吸収しきれず、フローラはしばらく気を失っていたようだ。
(ダメージは…)
流石に無傷とはいかなかったが、ホイミ数回で、とりあえず動くのに支障はなくなった。
辺りを見回しても誰もいないし、呼びかけても返事が無い。
(さて…みんなと合流しなくては…それには階段を探すのがよさそうね)
フローラは階段を探してフロアを探索することにした。

程なくして、フロアの端に大きな部屋があることがわかった。
なにしろ100m以上の長さのまっすぐな通路があり、そこには大き目の扉が1つあるだけなのだ。
(広間か…モンスターの控え室か…いずれにせよ、あまり入りたくはないけど…)
そう思いながら、静かに扉を開ける。

その部屋は4階くらいがぶち抜きになっている巨大な空間だった。
そして、その真ん中には3階建てのビルのような建物が立っていた。
「ようこそ、フローラ王女様」
目の前に急に人影が現れた。
「!!」
フローラは鞭を一閃するが空を切った。
「…幻ね…」
「ワシの名はザボエラ。これは魔力によって送った映像じゃ。
いきなり攻撃を受けるのは勘弁して欲しいからな、ヒャッヒャッヒャッ」
「何の用だ?」
「まあ、そう急くな。まずはワシのペットを紹介してやろう。おいで」
「!!レ、レオナ!!」
ザボエラの横に現れたのはレオナ姫だった。
347フローラ編(2/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/03 15:53 ID:/MXh6JiV
レオナは首輪をつけただけの全裸で、4つんばいになっていた。
顔には表情が無く、目にも光が無い。
「これがワシの雌犬でな、以前はレオナという名前だったが、今はポチという。
ほら、ポチ。そこで三遍回ってワンと鳴いてみろ」
レオナはためらいも無く三回回ると「ワン」と言った。
その際に、レオナの股間にはバイブレーターが刺さり、肛門には尻尾代わりの羽箒が刺さっているのが見て取れた。
「レ、レオナをどうしたの?!」
ザボエラはその問いには答えず、別のことを言い出した。
「そうそう。もう一人、お仲間の姿も見せてやろう」
今度はザボエラの映像の横にマァムの姿が映し出された。
「マ、マァム!!」
それはレオナ以上に酷い姿だった。
マァムは両手両脚をX字に開かれ、頭を下にした状態で台に磔にされていた。
当然、裸に剥かれているので、秘所はむき出しである。
そのむき出しとなった股間には10本以上の触手が侵入しており、マァムの身体を責めている。
そして、豊かな乳房にも触手が伸びていて、乳房や乳首をこねくり回している。
あまりの苦痛に、マァムは白目を剥いて気絶していた。
「ひ…酷い…女の子を…女の子を、こんな目にあわせるお前を許さない!!」
「助けたいか。ならここの3階に来るがいいぞ。ただ、その前に、そこで服を脱ぐのが条件だ」
「そ、そんな!」
「嫌ならこうじゃ」
ザボエラが指を鳴らすと、レオナとマァムに電撃系の魔法が唱えられた。
「ぎゃぁぁぁぁ!!」「ぐあぁぁぁぁ!!」
二人は苦痛で悲鳴を上げる。
「わ、わかったわ。だから、もうやめて!!」
フローラはあわてて服を脱ぐ。
348フローラ編(3/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/03 15:54 ID:/MXh6JiV
「よしよし。では、これを着てもらおう」
建物の扉が開き、1体の骸骨が出てきた。手には上半身を覆う拘束服を持っていた。
仕方無しに拘束服を着るフローラ。
それはベスト状であるが、乳房のあたりがくりぬかれている。
袖は指先までの長さであるが、左右の袖は背中の辺りでベルトに止められていて、後ろ手に縛られた体勢になる。
「さて、着終わったようじゃな。この建物の2階までのモンスターは攻撃しないぞ。
遠慮なく3階に来るが良い。もちろん、無事に来れるかどうかはわからんが、ヒッヒッヒッ!」
そういうと、ザボエラの映像が消え去った。
意を決してフローラは建物へと歩み始めた。

建物には、女性を辱めるありとあらゆる仕掛けが施されていた。
1階には橋があり、そこを渡る必要があった。
しかし、その橋の断面は1辺が2mほどの三角形であり、頂点が狭いため、あるいてわたることはできない。
フローラはその橋をまたがって進んだ。
三角形の頂点は鋭角ではなかったが、3cm程の毛が生えており、そこには媚薬が塗られていた。
後ろ手に拘束されていて手を使えないフローラは足を使って少しづつ前に進む。
しかし、生えている毛がフローラの秘所に媚薬を塗りつつ刺激する。
途中には何箇所かこぶのようなものも出ており、フローラの秘所を責め続ける。
わたり終えるまでに、フローラは3回、絶頂に達してしまった。

フロアとフロアの間は階段ではなくエレベーターだった。
エレベーターといっても、棒の上に長さ5cm程の台座があり、そこから2本のディルドが突き出ている。
そのディルドを締め付ければ上昇し、緩めると下降するという仕組みだった。
しばし逡巡したフローラだったが、意を決して2本のディルドを体内に差し込むと思い切り締め付けた。
すると、ディルドがくねくね動き始めるのと同時に棒が延びていく。
その伸びはじれったいほど遅く、1つフロアを上がるのに5分くらいかかる。
その間、フローラはディルドを締め続けなければならない。
先ほどの媚薬の効果が残っていることもあり、途中、フローラは何回も絶頂に達してしまった。
そのたびに締め付ける力が弱くなり、台座が下降する。
それでもどうにか2階へと上がることができた。
349フローラ編(4/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/03 15:55 ID:/MXh6JiV
2階では無数のマドハンドと遭遇した。
マドハンドは狭い通路の両側から生えているようにフローラを待ち構えている。
地図によると、そこを通らないと3階には上がれない構造だ。
意を決して通路に入ったフローラだが、案の定、マドハンドに捕まる。
マドハンドは攻撃しない代わりにフローラの全身を触りまくる。
手が使えないフローラは、身体をくねらせて避けようとするが、いかんせん数が多すぎる。
足をつかんで動きを止めようとするマドハンド。
乳房を揉むマドハンド。
乳首をつねるマドハンド。
秘所を愛撫するマドハンド。
何度もイかされた挙句、フローラはようやく通路を抜けることができた。

3階への移動はまたディルド付きエレベーター。
何度もイかされた挙句、ようやく3階へたどり着く。

3階へ上がると目の前には扉があったが鍵がかかっていた。
そして、そのそばには5本のペニスのようなものが床から突き出ており、横にはこう書かれていた
「鍵を開けたければ、これらのペニスを全部イかせること。ただしお前がイクごとに1本追加」
はしたないとは思いつつも、フローラは自らペニスの上にまたがると自ら腰を下ろしてペニスを咥えこむ。
そして、腰を激しく上下運動させた。
大人特有の、成熟した丸みを帯びた乳房が上下にゆさゆさ揺れる。
自分ができるだけ快感を感じないようにしつつ、ペニスをイかせる。
どうすれば男性が感じるかなど、今までフローラは考えたことは無かった。
ましてや、建物に入ってからずっと性的な刺激を受け続けているフローラは、わずかの刺激でも容易に絶頂に達するようになっていた。
懸命に腰を振るがなかなかペニスはイかない。
1本のペニスをイかせる前に、自分が2度絶頂に達したこともあった。
フローラが息も絶え絶えになって17本目のペニスをイかせたとき、拘束服がいきなり消えうせ、と同時に扉が開いた。
350フローラ編(5/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/03 15:56 ID:/MXh6JiV
体力を消耗したフローラは立って部屋に入ることができなかった。4つんばいではいはいをしながら部屋に入る。
もはや二人を助けられるとは思っていない。
ただ、「助けなければ」という想いだけがフローラを動かしていた。
部屋に入ると、ザボエラが一人立っていた。
ザボエラは、ギアスの首輪を手に持ち、レオナとマァムを助ける条件を提示した。
フローラはそれを受け入れた。そして、
「私が10回イクまでにザボエラをイかせることを宣言します。
ザボエラが1度イクまでに、私が10回絶頂に達した場合、私はザボエラの忠実なる奴隷となって一生を過ごします」
と、宣言すると自ら首輪をつけ、床の上に横になった。
ザボエラはペニスを出すと、フローラの上に馬乗りになった。
通常なら、フローラにも十分勝機があったであろう。しかし、今のフローラには無謀な賭けであった。
挿入とほぼ同時に一回目の絶頂を迎えたフローラは、その後、抵抗らしい抵抗ができなかった。
ザボエラのテクニックに翻弄され、何度も絶頂に達する。
7回目の絶頂に達したフローラは白目を剥き、泡を吹いて失神した。
しかしザボエラはザメハを唱え、強制的に覚醒させる。
「お願い……もう……許して…」
もはや一人の女となったフローラが懇願するが、ザボエラはかまわず責め続け8回目の絶頂へといざなう。
許してもらえないと悟ったのか、はたまた理性の糸が切れたのか、9回目の絶頂を迎える頃には、フローラは自らザボエラのペニスを迎えていた。

そして、ついに10回目の絶頂を迎えた。
(フローラ編・終)
351321 ◆MJgxGHIqRE :04/01/03 16:02 ID:/MXh6JiV
以上、相当早足になったフローラ編です。実際、15発言分ぐらいの内容を5発言に圧縮してしまったのが
「あらすじ紹介」みたいになってちょっと反省。
反省ついでに、(あまり気がつかないかもしれませんが)修正2っつ。
>>335 下から3行目
「あ…あたしは、淫乱で、ドスケベで、マゾで、人前でオナニーすると感じる、変態の雌犬です!…」
(レオナの一人称は「あたし」
>>339 上から6行目
「フローラさま!レオナ!メルル!」
(マァムの、フローラの呼称は「フローラさま」)

メルル編は明日アップしたいと思いますが、6割程度しか完成していないので、数日遅れてもご勘弁を。
352名無しさん@ピンキー:04/01/03 17:43 ID:Fw32Kxqr
GJ! 待ってます!
353名無しさん@ピンキー:04/01/03 21:57 ID:o3DRqC71
いつまでも待ってます。
354名無しさん@ピンキー:04/01/04 02:54 ID:LE887pjQ
かねがねすみませんがヒュンケルとマァムのが見たいです(>_<)
355メルル編(1/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/04 23:17 ID:oLgMYdsD
「うっ、うーん」
メルルが気絶から覚めた。
「み、みんなは?」
当然、あたりには誰もいない。
戦闘能力が無く、回復系呪文を少し使える程度のメルルにとって、仲間とはぐれることは死をも意味する。
メルルはフロアを透視してみた。
(これは…レオナ姫ね…あとはモンスター。フローラさまとマァムさんはこのフロアにはいない感じ。
まずは姫と合流しましょう。
でも、姫の回りにモンスターがたくさんいるみたい…。大丈夫かしら…)
メルルは歩きだした。モンスターとの接触を避けつつ移動するのでとても時間がかかる。
迂回したり、やり過ごしたりしているうちに時間はどんどん過ぎて行く。そうしているうちに…
「あっ!」
気が付くと、レオナの気配が消えていた。
(さっき確認した時は、このフロアにいたはずなのに…。フロアを移ったのかしら…)
メルルは、上下1階のフロアも透視してみた。
(ここには…フローラさまと…マァムさん…。レオナ姫はいないわ。レオナ姫が消えた辺りをみてから合流しましょう)
メルルはなおも時間をかけ、ようやくレオナが気配を断った部屋についた。
扉を開けるとむっとした匂いが部屋の中に充満していた。
(こっ、この匂いは…!!)
男性経験のないメルルでも、これが「雌Iの匂いだとわかった。
(まっ、まさか…レオナ姫が…乱暴された?! 早く誰かと合流しないと私も…)
メルルは歩みを速めた。
メルルがどうにか下のフロアへの階段を発見した時であった。
(あっ! 今度はマァムさんの気配が消えた!)
透視と言っても、気配と魂の波動を元にしているので、気絶した場合などは透視にかからない。
メルルは最悪の事態を想定しつつ下に降りた。
356メルル編(2/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/04 23:18 ID:oLgMYdsD
メルルが下のフロアに降りて、フローラと合流しようと歩いていると、今度はフローラの気配が消えた。
(!! フ、フローラさままで!! 私…私…どうすれば良いの?!)
メルルはある部屋の中で呆然と座り込んでしまった。
これ以上降りても無意味。といって、モンスターを避けつつ1階まで戻るのも至難の業。
ましてや、先程のレオナの部屋の惨状を思い出すと、恐怖で身が竦む。

どの位の間、呆然としていただろう。
部屋の扉が開く音で、メルルは我に返った。
(し、しまった! 辺りの気配を透視するのを忘れていたわ。どこか…どこかに隠れないと…)
しかし、生憎、部屋には一つの扉しかなく、逃げることができない。
その上、部屋の中には隠れられるようなスペースは全くない。メルルはその場に立ちすくんだ。
ガチャ
「あっ、メルル。ここにいたの?」
入ってきたのはフローラ、マァム、そしてレオナの3人だった。
「あっ…フローラさま、マァムさん、レオナ姫…ど、どうして?」
「どうしてもなにもないわよ。25階への近道が見つかったの。それであなたを探してたのよ」
レオナが明るく語りかける。
しかし、メルルは3人に微妙な違和感があった。透視にも反応しなかったことも気になる点だ。
「あっ…でも…」
「私達を疑ってるのね。これをみて」
マァムが差し出した握りこぶしは、赤く輝いている。
「アバンのしるしの輝きよ。これでもまだ疑る?」
「ご、ごめんなさい。でも…」
「疑いが解けたら行くわよ。もう時間がないんだから」
まだ尋ねたいこともあったが、フローラにそう言われるとメルルは質問を断念せざるを得なかった。
4人は駆け足で通路を進んでいく。
突然、フローラが立ち止まると、ある部屋の中に入って行った。
そこには旅の扉のような、光を放つ渦があった。
「ここよ。ここが25階への抜け道。まず、私とレオナが入るわ。そしてメルル。最後にマァムの順。いいわね」
そういうと、フローラは渦に足を踏み入れた。
次いでレオナ。
メルルは、足を踏み入れることが、とても恐ろしい結果を生みそうで躊躇した。しかし、マァムにせかされ、足を踏み入れた。
357メルル編(3/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/04 23:19 ID:oLgMYdsD
そこはどうみても地下25階ではない、なにやら禍々しい場所だった。
(に、逃げよう)
しかし、後から入ってきたマァムに、がっちり羽交い締めにされてしまった。
「マ、マァムさん!何をするんですか。放して!放してください!!」
「だ〜め。今、逃げようとしたでしょ」
「だ、だって、こんな所…」
「ここはね、ザボエラ様のお家なの。逃げるなんてとんでもないわ」
フローラが怪しげな笑みを浮かべつつ、メルルに近寄る。
そして、レオナとともにメルルの足を抱えると家の中にメルルを運びいれた。

部屋にはザボエラが待っていた。
「ようこそ、わが家へ。わが家にはこのような3人の奴隷がいるんだが、それが4人になるとは喜ばしい限りじゃ」
そういうザボエラの横では、3人が法衣を脱ぎ、ショーツ一枚の姿になっていた。
そしてフローラを先頭に、3人がメルルを取り囲む。
「さあ、まずは邪魔なものを脱ぎましょうね」
「いやっ!フローラさま、やめて!レオナ姫、正気に戻って!マァムさん、ダメ!」
メルルは必死になって抵抗するが、三人の前には無力だった。
ブレスレットを取り上げられ、法衣とショーツを脱がされ、メルルは白い裸身をザボエラにさらけだした。
そして、メルルを後ろ手に縛り上げると、マァムがメルルの身体を持ち上げた。
そして、フローラが右足を、レオナが左足を持つとそれぞれ引っ張った。
「あっ!いやっ!ダメ!やめて!」
脚の力が強いとは言え、二人掛かりで引っ張られては抵抗も空しい。
メルルの股は限界まで開かされ、秘所も肛門も丸見えになった。
その股間にザボエラが近づいて来た。
「では、中をじっくり観察させてもらおうかな」
そう言うと、指を茂みに突っ込んで割り開くとのぞき込んだ。
358メルル編(4/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/04 23:19 ID:oLgMYdsD
「いやぁ!ダメ!やめて!触らないで!!見ないで、見ないで!!!!」
「ヒャッヒャッヒャッ。この指の締め具合、まだ処女じゃな。3人で気持ち良くさせてやれ」
「はい、ザボエラ様」
フローラ、レオナ、マァムの3人は唱和すると、メルルを床の上に横たえた。
「さぁ、メルル。楽しいことしましょうね」
「や、やめてくださいフロー…」
フローラはメルルに口づけして口を封じる。
それに呼応するかのように、レオナ、マァムもメルルの身体を触り始めた。
耳に息を吹きかける、乳首を舌で転がす、首筋を嘗める、クリトリスを触る、乳房を揉みしだく。
性体験のないメルルであったが、3人の巧みな愛撫の前に徐々に興奮し始めた。
ふと、クリトリスを責めていたレオナが何かに気づいた。
「あら、感じているの? オ○ンコ、グショグショじゃない。まさか感じているの?この状態で?処女なのに?恥ずかしくないの?」
そう言って抜き出したレオナの指にはねばねばしたものがついていた。
それを見たフローラはメルルから離れると、何かを取りにいった。そして戻るとメルルに告げる。
「さぁ、メルル。こちらをご覧なさい」
「ヒィッ!」
メルルはフローラの姿を見て小さく悲鳴を上げた。フローラは、股間に双頭のディルドをつけていた。
「準備ができたようね。それじゃあメルルに選ばせてあげるわ。
ザボエラ様に犯していただくのと、これがあなたのお尻の穴に入るのどっちがいい?どっちもいやなら、両方してあげるけど?」
どちらもイヤなのだが、ザボエラに犯されるのだけは絶対イヤだった。そこで、不承不承、フローラに犯されることを選んだ。
「それなら、自分で入れてね」
フローラはその場にやや脚を開き、ディルドの位置をメルルの腰の位置とあわせるようにして立った。
レオナに言われ、フローラのディルドを舌と唇で舐め、すべりを良くする。
そして自らの尻をフローラに向け、ディルドを肛門に当てると、後ずさりしながら腸に入れていく。
「うっ…」
自ら恥ずかしい行為をせざるを得ない屈辱感に涙を流しながらも、脚はゆっくりと動き続ける。
そして、ディルドが少しずつメルルの体内にもぐりこむ。
359メルル編(5/5) ◆MJgxGHIqRE :04/01/04 23:21 ID:oLgMYdsD
ディルドが根本までメルルの体内に納まったのを確認すると、フローラは脚を閉じた。
「痛い!痛い!お尻が…お尻の穴が…裂けちゃう!」
フローラはそれにかまわず、メルルを後ろから抱きかかえると言った。
「さあ、ザボエラ様。どうぞ」
それを聞いて、メルルの顔が蒼白になった。
「や、約束が違います、フローラ様!どちらかを選べというから選んだんです」
「約束? 片方を選んだら、もう片方はしないって約束したかしら?」
「い、イヤ! やめて! やめて! お願い!!!!」
メルルは暴れるが、後ろからディルドで貫かれているため、腰を振ることができない。
ザボエラはゆっくりと近づくと、股間から巨大なペニスを出した。
そして、狙いを定めるとわざとゆっくりとペニスを挿入する。
「イヤッ! イヤッ! お願い、お願い! やめて、やめて!! アッ…」
メルルが痛みを感じると同時に、ザボエラのペニスを伝わって赤い液体が滴り落ちた。

その後、前後に2本を挿されたまま、メルルは何度も犯された。
フローラやザボエラが疲れると、レオナやマァムがディルドをつけて役を替える。
水や食料を、ザボエラの口から口移しで摂取させられながら丸2日の間、メルルは陵辱され続けた。
(メルル編・終)

エピローグ

アバンの獅子奮迅の活躍で戦闘は辛くも勝利した。
その後、一行の消息を案じたアバン、ダイ、ヒュンケル、ポップ、クロコダインらが捜索の為、洞窟に入った。
そこで見たものは、すっかり奴隷となった4人の姿であった。
ザボエラを倒し、ギアスの首輪の効力は喪失したが、もう戦士としては元に戻らなかった。
フローラはアバンの、レオナはダイの、マァムはポップの、メルルはヒュンケルの、それぞれ妻となり、公式の場からは姿を消した。

夜、4組の家では、耳を澄ますと女性のこんな声が聞けるそうだ。
「あぁっ…お願い…もっと…もっと…酷いことして…いじめて…」
360321 ◆MJgxGHIqRE :04/01/04 23:50 ID:oLgMYdsD
というわけで、完です。

「明日から仕事」と、急いで書き上げたので、誤字などありましたらご指摘ください。
361名無しさん@ピンキー:04/01/04 23:53 ID:oz/agXCm
>>360
お疲れ様です。
362名無しさん@ピンキー:04/01/05 01:08 ID:oIUTurBA
新年早々お疲れ様でした! またよろしくお願いします!
363名無しさん@ピンキー:04/01/10 12:44 ID:yt+6Y/6N
age
364名無しさん@ピンキー:04/01/16 05:25 ID:beqz+fZy
干し湯
365名無しさん@ピンキー:04/01/16 23:27 ID:MaxOF5Js
age
366名無しさん@ピンキー:04/01/16 23:45 ID:X6IC8qv5
ロリ好きさん、いらっしゃい!
ttp://www2.neweb.ne.jp/wd/krkr/new/
367名無しさん@ピンキー:04/01/23 09:13 ID:6JK3MH24
あげ
368名無しさん@ピンキー:04/01/25 00:24 ID:S8oz2kFi
もしかして、このスレのことかなぁ?
でも、俺が書いても仕方ないんだけど…。
369名無しさん@ピンキー:04/01/26 15:42 ID:O6CfDrxO
>368
なんの話??
370名無しさん@ピンキー:04/01/30 23:56 ID:8n7Qx2Mf
age
371名無しさん@ピンキー:04/02/03 17:17 ID:79LL2Rrz
誰かマアムとレオナのレズシーン書いてくれ。マアムとエイミでもいい。
372名無しさん@ピンキー:04/02/04 08:18 ID:1QpaBqA3
ひゅんける×まあむも・・
373名無しさん@ピンキー:04/02/07 13:23 ID:MmmkBWhs
321氏降臨キボンヌ
374321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/07 16:20 ID:8ROepSrh
>>373
俺は心理描写が苦手なのでマァム×レオナ(orエイミ)とかヒュンケル×マァムのような
心理描写が重要になりそうなSSはかけないのよ。
だから、他の作者の登場を待ちつつ、今日もROMってます。

スマソ。
375名無しさん@ピンキー:04/02/08 14:44 ID:ZtpPjIdd
>>374
陵辱がいいんですが
376名無しさん@ピンキー:04/02/08 15:35 ID:yX0pKt1R
>>374
SSを投下してくれる神をお待ちしています。
純愛・陵辱は問いません
377321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/09 23:37 ID:sevgChC3
>>375-376
とりあえず、プロットを作りました。ネタに困ってパラレルワールドにしてしまいました。
ヒロインはマァム(転職後)。
前回は人間がいなかったので、今回は人間(っぽい)のに散々な目に合わされます。
なぜ「っぽい」かはネタバレなので秘密(といっても大したこと無いけど)。

仕事しつつのSS書きなので、1週間〜10日に1章づつの投下ということになりそうです。
今日のところは、とりあえず序章一発言だけ投下しておきます。

なお、他の方で投下希望される方は私の投下に遠慮なくどうぞ。同日・翌日投下も
歓迎です。
378321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/09 23:38 ID:sevgChC3
《会場の皆さんっ!!ついにロモス武術大会も大詰め!!!!決勝進出選手8名が決定板いたしましたっ!!!》
(やっと決勝…あと3回勝てばダイに覇者の剣をあげられる)
マァムは今、ロモス王国の大武術大会に参加していた。
ダイやポップと別れてから、マァムは修行の旅に出た。
始めは拳聖ブロキーナに弟子入りしたマァムだったが、何かにつけ胸や尻を触るセクハラに耐えられず1週間ほどで老師の下を辞去。
その後各地を放浪しつつ修行に励んでいた。
過酷な修行と天賦の才とで、なみいる強豪を押さえ、見事決勝に進出することができたのだ。
《そして最後は今大会の紅一点 武闘家マァム!!》
マァムは会場の声援に左手を振ってこたえる。
しかし、そのような晴れがましい場が一転したのは、このスレの住民ならご存知であろう。
ロモス武術大会自体が、妖魔学士ザムザの張った罠であり、マァムは生体牢獄の中に閉じ込められてしまった。
仮に、マァムがセクハラに負けず、ブロキーナ老師の下で修行に励んでいたなら、生体牢獄を破ることも出来たであろう。
しかし、今のマァムはそのような術を持たない。
当然、ゴーストくんも大会には参加していない。
マァムはあっさりとしびれガスの餌食となってしまった。

一方、生体牢獄の外ではダイやポップがいた。
しかし、ザムザは形勢が不利と見るや、「我が一族の辞書に正々堂々という文字はない」と、言い残し、
生体牢獄もろともルーラで遁走を計った。
ダイやポップはトベルーラで追いかけるが、速度が違う。
遠ざかるザムザと生体牢獄を遠くから呆然と見守るしかなかった。
379名無しさん@ピンキー:04/02/11 08:47 ID:QoC+g3bV
ひょっとして、生体牢獄の中で武術会の出場者にリンカーン?
つ、続きキボンハァハァ
380名無しさん@ピンキー:04/02/11 10:20 ID:y1L3xQIV
age
381名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:51 ID:/YOWUes3
ハァハァの予感!
382名無しさん@ピンキー:04/02/14 02:57 ID:LQ9FgnbR
懐かしいな。昔はよくマァムに萌えたもんだ・・
383名無しさん@ピンキー:04/02/14 07:51 ID:1X4UEKaW
昔のジャンプ世代でマァムに萌えなかった奴は居ないさ。
とか言ってみる。
384321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/15 16:59 ID:VaKRm1uS
「うっ……うぅん……こ…ここは?」
マァムが目を覚ましたのはとある牢獄の中であった。
「な、なんなの、いったい!?」
マァムは自分のおかれている状況に驚いた。
マァムの両手・両足には太い鉄の輪がはめられていた。
そして両手の間は長さ40cmぐらいの太い鎖で、両足の間は長さ60cmぐらいの棒で、それぞれ繋がれてていた。
それに加え、80cmほどの鎖が右手と左足、左手と右足の間にそれぞれ渡っており、動作をよりいっそう不自由にしていた。
「武闘家というやつは、手足が1本でも動く間は十分に脅威だから、念には念をいれたぞ」
マァムの後ろから声がした。
「誰?」
マァムが振り向くと、そこにはザムザがたっていた。
「あなたは…宮廷魔術師のザムザ…」
「またの名を妖魔学士ザムザ。妖魔士団長ザボエラの長男だ」
「えっ!?魔王の一味なのねッ!クッ…で…私を…どうする気?」
「ま、やることはいろいろあるが…、男と女がまずすることといったらひとつだろう」
そういうと、ザムザはいやらしげな目でマァムの身体を視姦する。
「いっ、いやっ…いやぁっ!」
マァムは恐怖を感じて、立って逃げようとした。
しかし、鎖が短くて中腰の姿勢すらとることができない。
仕方なく、足首を手で握った姿勢で牢屋の中を逃げ回る。
しかし、狭い牢屋、あっというまに隅に追い詰められてしまった。
385321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/15 17:00 ID:VaKRm1uS
「くっ!」
マァムは、ザムザに正対すると一か八かの頭突きを試みた。
武闘家たるもの全身が武器。通常ならザムザをKOするぐらいの威力はある。
「たぁっ!」
しかし、体勢が不自由な上に、正対した段階で頭突きがくることはザムザにはバレていた。
「あっ!」
ドシン!!
ザムザにあっさりと躱され、受け身の取れないマァムは顔面から床に激突した。
顔面を強打したのに気を取られ、マァムは武闘着の裾がめくれ上がり、
アンダースコートが丸見えになっているのに気が付いていない。
ザムザは、そのアンスコとショーツを合わせつかむと、引き下ろした。
白くてふっくらとした、白桃のような尻が剥き出しとなった。
「あっ!嫌!」
マァムは我に返ると再び逃げ回る−ショーツを戻すことすらできず、
尻をさらけ出したまま、無様に尻を振りながら。

ザムザは、適宜マァムの尻を触ったりしながら、マァムの行き先をコントロールする。
そして再び、マァムが隅に向いた瞬間、マァムの秘所に指をはわした。
「ヒィッ!」
マァムは指を避けようと、本能的に前へ歩いた。
ドシン!!
マァムは頭から部屋の隅にぶつかった。
幸い、勢いが弱かったのでケガこそしなかったが、両肩が壁とくっついている。
386321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/15 17:01 ID:VaKRm1uS
(しっ、しまった!)
マァムは失敗に気づいた。
この体勢からだと身体を反転させることができない。
もちろん、1〜2歩下がれば可能であるが、果たして、ザムザがすぐ後ろにいた。
「さて、ついに袋の鼠だな。さて、ではいただくとするか…」
そう言いながらザムザはズボンを脱いだ。
魔族の一物は、人間のものと比べ、多少異なっている。また、個体差が大きいのも特徴である。
ザムザのモノは、形は人間のものと酷似しているが、長さが40cm程ある、細長い形状をしている。
そして、勃起時には媚薬効果のある粘液を分泌して強制的な挿入がしやすくなっている。
「嫌っ!嫌っ!止めて、止めてぇっ!」
マァムはなんとかいれさせまいと、腰を上下左右に激しく振って最後の抵抗を試みる。
しかし、その抵抗ははかなかった。
ザムザは左腕を腰に回して動きを押さえつつ、右手でマァムの秘所を開き、ペニスをゆっくりと挿入させる。
「嫌!嫌!入れないで!入れないで!」
腰を降ろすとペニスに貫通されそうなので、マァムは腰を左右に振って、なんとか抜こうとする。
しかし、それにひるむことなく、ザムザはそろりそろりとペニスを挿入する。
それに伴い、マァムの腰の動きが小さくなって行く。
「嫌!嫌!やめて!お願い!ダメ!」
「さて…心の準備はいいかな…では」
ザムザは心持ち腰を引くと、一気にマァムを貫いた。
「ダメ!ダメ!!!アッ!!…嫌っ…痛い…痛い…裂けちゃう…ダメ…許して…」
ザムザが腰をピストン運動させるたびにマァムは苦痛の声を上げる。
ザムザのペニスに処女の印がまとわりつく。
「ほぉ…初物とは…ご馳走様だな」
ペニスにまとわりついている粘液のおかげで、ペニスの出し入れには不自由はしない。
しかし、一切、愛撫などをされず、かつ、性体験のなかったマァムには単に苦痛にしか感じられない。
苦痛と屈辱で目に涙を溜めている。
「痛い…痛い…お願い…もうダメ…やめて…痛い…ほんと、許して…」
しかし、そんなマァムを一顧だにせず、ザムザは自分のペースで腰を振り続けると、勝手にイッてしまった。
「ふぅ…なかなかしまりが良くて気持ちよかったぜ」
「……くすん……くすん……」
ショックと、苦痛から開放された安堵感と、処女を失った衝撃とで、マァムはすすり泣きをしていた。
387321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/15 17:02 ID:VaKRm1uS
「そうそう。我が魔族の生殖能力を知っているか?」
マァムは我に返った。ショックで気が回らなかったが確かに中に出されているのだ。
「えっ…あっ…あっ…あの…」
「過去のデータだと、受胎する確率は、安全日で80%、危険日だと98%だ」
「ええっ!ウソ!な、なんでそんなに…」
「理屈は説明しても分からないだろう。
さて、ここに1錠の薬がある。この薬をセックスの後、30分以内に飲めば、100%避妊が可能だ。
どうだ?飲みたいか?」
「は、はい!飲ませてください」
「そうか…では咥えろ」
「えっ?」
「俺のペニスを咥えてイかせてみろ。イったら薬をやろう。ただ、おれのモノに傷をつけたら、薬はやらない」
「…………」
「どうした?やらないのか?俺はお前が妊娠しようがしまいが関係無いんだぞ。
ちなみに、魔族の出産は痛いらしいぞ。
出産時の激痛で、母胎の6割がショック死、3割は2度と子どもが産めない体になるほどだ」
「…………」
「あと25分だ…。どうする?」
388321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/15 17:02 ID:VaKRm1uS
マァムはおずおずとザムザのモノを舐め始めた。
アイスキャンディーを舐めるように、おずおずと舌を動かす。
ペニスにまとわり付いている粘液と、自分の破瓜の印と、わずかばかりの自分の愛液がマァムの舌にまとわり付く。
「ほら、どうした。そんなんじゃ1時間かかってもダメだぞ。
先のほうを口に咥えるとか、袋の下を舐めるとか、少しは工夫しろ。あと20分だ」
しかし、マァムはそこまでの踏ん切りがつかなかった。
問題を先送りするかのように、ただ舌でザムザのペニスを舐め続ける。
「あと15分」
「あと10分」
時は刻々と過ぎていく。そして、あと10分の声に、ついにマァムは決断した。
ザムザのペニスを口に含むと、舌と唇でザムザのペニスを刺激する。
そして、ペニスを口から出すと、ザムザの袋の裏あたりも舌で刺激し、また、ペニスを口に含む。
「そうだ…いいぞ…あと、ザーメンはちゃんと飲み込めよ。吐いたりしたら薬はやらんぞ」
口にペニスを頬張っているので、無言でマァムは頷いた。

決して上手ではない、むしろ技術的には下手であるが、その初々しさが新鮮だったのだろう。
ザムザは射精した。
389321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/15 17:03 ID:VaKRm1uS
2度目ではあるが、それでも相当大量のザーメンがマァムの口の中に迸る。
吐き気をこらえつつ、マァムはその全てを飲み干した。
ザムザは時計をちらと見た。
「あと3分か。ギリギリだな。どうだ?俺のザーメンはおいしかったか?
答えによっては薬はあげないからそのつもりで答えろよ。おいしかったか?」
どう答えたらよいか、マァムには容易に想像が付いた。
それは死んでも口に出したくは無いような屈辱的なセリフだった。
しかし、口にしなければ薬がもらえない。
「はい。おいしかったです」
マァムは屈辱感を胸にしながら答えた。
「ハッハッハッ。おいしかったか。それは良かった。では褒美に薬をやろう」
そういうと、ザムザは薬を口に含んだ。
薬に唾液を十分まとわり付かせると、プッと床の上の吐き捨てた。
「ほら、飲め。ただし手は使うなよ」
マァムはザムザを睨んだ。
「そっ…そんなに辱めて、恥ずかしくないの?
他人が口にして床の上に吐き出したものを口で拾って食べるなんて、私は動物じゃないわ」
「おや?いらないのか?それなら俺が踏み潰して…」
「わ、わかったわ」
マァムはあわてて床の上に落ちている、唾液まみれの薬を口に入れて飲み込んだ。
「ワッハッハッ。正義の使途も堕ちたもんだ」
マァムは時計を見た。あと1分だった。
侮辱されつつも、どうにか妊娠を避けられたという思いで、マァムは安堵していた。
390321 ◆MJgxGHIqRE :04/02/15 17:04 ID:VaKRm1uS
今日のところはここまで。

>>379
それも良かったかも。
シチュがシチュなので、他の7人は登場予定です。
391名無しさん@ピンキー:04/02/16 23:54 ID:bcXQgFbt
>>390
GJです。
このままネチネチと期待しています。
392名無しさん@ピンキー:04/02/17 01:43 ID:NkaXeayd
>>390
続きお待ちしてます
393名無しさん@ピンキー:04/02/17 09:44 ID:9Fap6BKh
>>390
とてもよかったです。
でも妊娠しなかったのは残念です。
次回も期待してます。
394名無しさん@ピンキー:04/02/29 10:29 ID:DKCvR4QR
マァム
395名無しさん@ピンキー:04/03/07 00:59 ID:OpsatB9O
ヒュンケル
396名無しさん@ピンキー:04/03/08 05:37 ID:7qgttgJ7
との絡みは萎え
397名無しさん@ピンキー:04/03/10 22:52 ID:p6W7FZI6
俺は萌え
398age:04/03/12 22:07 ID:uWJgCW+X
age
399名無しさん@ピンキー:04/03/16 22:23 ID:8GGyMXys
 「きゃあ!」
 弱々しくも必死で閉じようとする両足をゆっくり割り開いて頭を突っ込む。まだ顔が触れもしてないのにマァムは小さく叫んでさらに顔を真っ赤に染めた。
 「やだやだなにすんのよ、そんなとこ、見ないで、いや、ポップ」
 涙を溜めた目で必死に嫌々と頭を振るマァムに嗜虐欲を煽られ、おれはそのまま深く頭を下げた。とろとろの水が沸く泉の匂いがむっとする。まるで湿度の高いジャングルにある洞窟かなんかの中のようだ。
 「やああぁ、ぁ、ぁ……」
 ずるうり。はしたなくスープを啜るような音がした後、諦めたようにマァムの泣き声が続いたので、おれは更に数度にわざと分けて、ことさら大きく、はしたなく、啜り上げる。
 「上でも泣いてんのか?よくそんなに水分あるな」
 唇を動かしながらじっとり湧き出てくる愛液を吸い上げる度にびく、びくと痙攣する太ももが汗を噴出している。まるで焼けるように熱い肌が音のたびにぎゅうぎゅうと頭を締め付ける。
 「いや、いや、もう、やめて、おねがい、ねえ」
 掠れるように細く小さな喘ぎ声に混じってまだマァムがそんなことを言う。おれはゆっくり焦らすように頭を上げて彼女の目を見据え、にっこりと笑ってやった。
 「ポップ……」
 はぁはぁと荒く息をつきながらもほっとしたような顔で俺を涙目で見たマァムの表情が凍る。
 おれがじっとり濡れて光る唇からべろんと舌を出して、にんまりしたから。
 急に力強く閉じようとする足を無理矢理にこじ開けて顔をねじ込んで、慌てて割り込んできた手を押しのけ、今まで啜っていただけの秘部に舌を強く、勢いよく、走らせる。
 「キャアアア!」
 差し込み、舐め取り、掬い、ねぶり、舐め、弾き……ゼリービーンズのように尖る突起と物欲しげに蠢くスリットを強く愛撫した。
 「ああっ、あ!、あっ、だめ、あぁっ、いやっ」
 しゃっくりみたいに途切れ途切れ苦しそうに吐き出される短い拒否にどんどん色がついてゆく。それが面白くて仕方が無かった。
400400ゲトズザー:04/03/16 22:29 ID:8GGyMXys
401名無しさん@ピンキー:04/03/17 02:52 ID:Lp+0RO+y
>>399
まってました!GJ
402名無しさん@ピンキー:04/03/17 22:56 ID:6jzAePlc
 土と草にまみれて、そう、きっとそこらじゅう擦り傷だらけでひどい格好をしているんだろな、夢うつつな調子でおれはそんなことを思っている。
 熱に浮かされて、心臓はとんでもなく脈打ってるし顔は真っ赤になってるに決まってる。夜風が過ぎ去るたびに汗をかいた肌が気持ちいいから。
 「あぅあ、ひ、あっ…く、あぁあぁ…!」
 もう何度目だったっけマァムがいくの……あ、また……
 「ヒぃ、いやぁ、あっあっァああー!ぃやぁ!」
 びくんびくんと激しく痙攣する舌の這ってる場所と連動するみたいに腰が持ち上がって、暴れる。
 ともすれば跳ね回るマァムの手を組み合わせて、指を絡ませて、痙攣する身体を封じ込める。秘唇がひくつくのと同じタイミングで強く強く力を込めるマァムの手が、しっとり柔らかくて、気が遠くなりそう。
 「はぁっはぁっはぁっ…ァはぁ」
 「……またいったか…ほんとに、よくいく女だな。すけべ。」
 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
 「おれの服びしゃびしゃ。胸んとこまで。」
 「はぁ、はぁ、はぁ…」
 「うわっ……これ、見てみ……」
 片手を離して襟首から引っ張り出した物を見て、マァムが息を呑んだ。
 滴る乳白色の雫を作っているのは、同じ色の宝石。卒業の証、アバンのしるし。
 「アバン先生が泣いてるぜ、自分の愛弟子が無理矢理されてんのに何度もいくから」
 その言葉を聞き終わってしばらく呼吸を置いて、マァムが声を上げて泣き出した。何度も何度もしゃくりあげながら、大粒の涙をこぼして、わんわん泣いた。
 おれはそれを見ながら、ぼんやりする頭の中でざまぁみろとかやったぜとか、そういうことは思わなかった。
 たったひとつぐるぐる回ってたのは
 こんなに大泣きしてるのに、なんでこいつおれの手を離さないんだろう
 なんて、間抜けなことだった。
403名無しさん@ピンキー:04/03/18 23:40 ID:60WMoujp
 マァムが背負った背中でぐったりしているので、おれの背中には柔らかい胸がくっついてて、なんか変な感じ。
 しばらくして拓けた場所に出たからマァムを下ろして、ヒャダルコを地面に連発してそこら中を凍らせてまわる。
 真ん中には大きな氷の柱を作って、今度はそれをメラゾーマを調節して根気よく溶かす。氷柱を全部溶かし終わったときには、即席の温泉が出来上がっていた。
 「ほら立て」
 身動き一つしようとしないマァムに肩を貸して、引きずるように服のまま湯の中に一緒に入った。
 湯の中で座らせて自分のジャケットと顔を湯で洗う。バンダナなんか端っこがもうがびがびになりかかってやがんの。あーもうめんどくせぇ、頭も洗っちまえ。
 しばらくじゃぶじゃぶやってたら、ぼんやり座ってたマァムがいつの間にか隣に居た。
 「……?熱かったか?」
 滴る髪の向こうの闇色をした女が急に襲い掛かってきた。両手で首をがっちり決めて湯の中に沈めようとする。目にまだ光は戻ってない。どっか遠くにぶっ飛んだ瞳と無表情で首を締めながら湯の中に押し込もうともがいている。
 いつもなら一発でおれを気絶させるくらいやってのける女だ、こんなまどろっこしいことをするって事は正気じゃないのか、それとも……
 「やめっ…ちょっ!こら、お前マジで、死ぬ、やめろって!」
 がぼがぼと湯を叩いて撒き散らすもんだから即席の温泉は土が舞い上がって真っ黒に染まる。何度も湯を飲んだ口の中にじゃりじゃり小石が残っている。
 月は無い。本当はマァムがどんな顔してるかなんて星明りだけじゃさっぱりわからない。
 だからあそこまで出来たんだ。腰抜けで、虚栄心とお調子ばっかりでほんと自分が嫌になる。後先考えないで、先走って、そんで毎回こういう馬鹿なことになっちまうんだ。
 そんなことを考えてる自分がおかしかった。
 でもまぁ、こんな死に方も間抜けでダメなおれらしいかもね。
404名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:08 ID:m8aDDzOo
こっから全然鬼畜じゃなくなるんでつが、まだ投下しまつか?
以降最後まで単なるエロに。鬼畜でオチを付けられませんでした(ノД`、)
405名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:13 ID:1jfF+anD
>>404
はい、大丈夫ですよ
気にせず投下してください
406名無しさん@ピンキー:04/03/19 01:16 ID:+HCSB1E/
>>404
鬼畜もよし。鬼畜でないのもよし。
エロければ無問題!
407名無しさん@ピンキー:04/03/21 15:44 ID:BkDfWDoA
>>404
問題無

期待してます
408名無しさん@ピンキー:04/03/21 19:26 ID:XpimDxJq
 目をゆっくり開けたらうっすら人の影が見えた。
 「反省した?」
 人の影がかすれた声でそんなことを言うので「しました」と呟いた。
 「……なんであんなことしたのよ」
 許さないからといった調子で、声は硬かった。
 「わかんない」
 何であんなことしたんだろ、最初はただの悪戯なんだけど、でもなんでこんなにエスカレートしちまったんだろ、よくわからない。
 マァムが苛めたら苛めるだけ、なんかこう、いい感じになってきて、そんでそれ見てたらかーっとなって……
 後は坂道を転げ落ちるようなもんだった。本当は何度か正気に立ち戻るチャンスはあったけれど、それは結果的に無視して平気な顔のままアクセルを踏み込んだ。
 このまま突き抜けてったらどうかなってしまうんじゃないかと脅える反面、どんどん加速していく事そのものに抗いがたい快感を感じていたのは紛れもない事実だ。
 「……なんで本気で拒否しなかったんだ」
 卑怯な言い草かもしれないが、もしあの時、力の限りおれを振りほどいて喚いて叫んで逃げ出せば絶対に追いかけなかった。だけどマァムは大声を上げてダイを呼ぶなんてことは一度もしなかった。
 「わかんない」
 まるでつまんないこと聞くなってな感じでそんな返事が帰って来る。
 ……わかんねぇ女。
 はっと気付いたが、頭を動かしても痛くない。このフカフカ暖かいのはまさか……
 手を“まくら”に這わせて感覚の続く限り滑らせてみると“まくら”がもぞもぞと動く。
 「やだ、ちょっと、どこ触ってんのよ!」
 ……そーだよなーこの“まくら”って確か“まくらカバー”がなかったよなー……
 頭の中があさってな事を考える。思考がもつれる。顔が引きつる。声も裏返る。
 「もしおめぇさえよければ、あの、ちゃんとやり直したいたいんだけど、ちゃんと」
 急に“まくら”が消えて地面に頭が落ちた。
409名無しさん@ピンキー:04/03/22 01:17 ID:pW65jd7Y
レオナにしかられたダイはレオナに仕返しをしようとレオナにメダパニをかけた
レオナはいきなり服をぬぎだし全裸になりポップに背を向けてその場にしゃがんだ
思いがけない行動にダイは困惑した。
「レ、レオナ!」
レオナはもぞもぞ動くだけで問いかけには反応しなかった
なにやら不思議な音も聞こえてきた
ダイは不安になりレオナに近よった
「レオナごめん、大丈夫?……あっ!」


クチュクチュクチュクチュ


ダイはレオナがなにをしているか気がついた

410名無しさん@ピンキー:04/03/22 01:38 ID:DPY9XDK/
411名無しさん@ピンキー:04/03/22 01:48 ID:iAEfO7IU
>>408
イイ!!
412名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:14 ID:HwE0o9fl
 「あっ…あんたねぇ!」
 「いちち……」
 「何考えてんの、こんな……バカ言ってんじゃないわよ!」
 バカは百も承知だけどさ、なんか、こんなのねぇじゃねぇかよ。初めてすんのがレイプ、初めてされんのがレイプなんて、そんな、そんなのねぇだろ?好きな女を強姦して、ヘタレのおれにそのままにしとけなんてそれはちょっと、辛い。
 ぐっしょり濡れた服が重く冷たい。ジャケットは……そっか、脱いで洗ってたんだっけな。シャツを脱ぎ捨てるとびしゃっと濡れた音がする。その音にマァムがびくんと身体を震わせた。
 「ほ、本気なの?」
 「本気」
 じりじり大木を背にして震えるマァムを両腕で囲って、ぐっと顔の近くに顔を寄せた。とろんと甘くていい匂いがする。目を凝らせば顔を赤く染めたマァムがぎゅっと目を閉じている。
 「やだったら言えよ」
 囁くようにかすれる声で言っても、数十秒待っても、何の声も聞こえなかったから意を決してそのままキスをした。唇の中に言葉になる前の振動があったけど、もうそんなもの、遅い。
 ひたすら唇を離さないでキスを続けたが、初心者の悲しい性か調整なんて頭の隅っこにもありゃしない。息なんてしてたことさえ忘れてた。能が酸素を欲しがって喘ぎ始めたとき、ようやく唇を離した。溜息と息継ぎと興奮とマァムの唾液の感触が頭の中で暴走してる。
 「ぅはぁっはっはっはっ…!」
 「あはぁ…はぁ、はぁ、はぁ」
 甘い吐息だらけになる場所が森の中なんていうんだから、ほんと、ムードもへったくれもない。余裕が無くてがっついてて……ダセェなぁもう。あの野郎ならもっと上手くやるんだろうか、優しい言葉を囁いて耳元で愛してるとか、何度も言うんだろうか。
 心臓がバクバクいってて耳たぶまで燃えるようなのに、ちゃんとマァムのことが考えられない。どうでも良くってくだらない事ばっかりが頭の中を駆け巡っている。
 これはなんだろ、まるで自分じゃないみたいだ。いま自分でズボン脱いでることさえ、遠い感じがしてて背筋がざわざわいう。何かに追われているような、それで居て何かを追っかけてるような……焦燥。
 そんなおれを一つだけ救ったのは、マァムが逃げないでそこにへたり込みながらおれを見上げてるってことだ。
413名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:16 ID:HwE0o9fl
 今度は指を絡めて、手のひらを合わせながらゆっくり舐めた。
 「あっや!」
 「ん、痛い?」
 「やだぁ!喋っちゃダメぇ」
 びくびく跳ね回る腰を、今度は無理に押し付けたりはしないでおいたら、何故かマァムが必死に我慢している。その様子がなんか、ちょっと感動する。この感動の意味も理由も良く分からなかったけど、喉の奥の方が一杯になった。
 変だ、マァムのこんなとこ舐めながら泣きそうだ、かっこわるい。ぐっと下腹に力を込めてまた丁寧に何度も舌を動かす。その度にまたマァムが切なく腰をグラインドさせる。
 「いやっいやっ、またぁ……!」
 「いけよ」
 「いやいやいやいや」
 「いけったら」
 ああーっという小さな叫び声が上がってまた手に力を込められた。おれはその手を握り返す。舌は……離さない。
 「あぁぁぁ……!」
 空を見上げながら口を大きく開いて喉の奥の奥から擦れた嬌声が搾り出されていた。それをおれは口の周りをベタベタにしながら、ぼんやり見ている。不思議だ、ムラムラしない。心からシアワセで満足している。少し反省も交えながら。
 「…いった?」
 「…………………………ばか…ぁ……」
 息切れの合間に小憎たったらしくそんな事を言うマァムが不思議そうに尋ねる。
 「……なんで服着るの?」
 「…………や、なんか、うん。
 やっぱしこれって無理やりっぽいし……
 おれが初めての男になんの、やだろ?」
 濡れたシャツの背中越しにボタンをいじりながら、顔を合わせられずにこんなこと言うのが本当に根性なしで……へこむ。
 ザッと草が鳴った。おれがその方向を振り返る前に衝撃が来た。
 一瞬、どこが痛いのかもわからなかった。
414名無しさん@ピンキー:04/03/24 02:54 ID:yXlj2T1q
>>413
続きが気になる!!
415名無しさん@ピンキー:04/03/24 20:59 ID:mWjBYUqK
 しばらくじわじわと、頬が熱を持っていることを実感する。
 「な……」
 「バカ!弱虫!」
 もう一発。
 「ここまでやっといてなによそれ、バカにしてんの!?だったら大成功だわ!」
 ――――――なに泣いてんの、おまえ。
 「泣くわよ!この朴念仁!あんたほんとに、もう、なんなのよ、わかんない」
 ――――――泣くなよ。
 「誰が泣かしてんのよ、どうしろってのあたしに」
 ――――――ごめん。
 「謝るんなら最初からしなけりゃいいじゃない」
 だってお前の顔見てるとあの野郎の顔思い出すんだ、そんで自分がどんだけ卑怯で弱っちくて駄目な奴か思い知るから―――怖くてたまらない。嫌われたくなくて仕方ねぇんだ。でも止まらなくて、どうしたらいいかわかんない。
 目の前でぽろぽろ涙こぼしながら、それでも目を逸らさないでしっかりおれを見てるマァムが可愛かった。今までとは、少し違う意味で。
 「最初がおれで…いい?」
 「いい」
 「おれ卑怯者だよ?」
 「いい」
 「弱いよ?」
 「かまわない」
 「いい男じゃねぇよ?」
 「うるさい」
 きゅっと眉が吊りあがって、口をへの字にしたマァムがおれを上目遣いで睨む。そのしぐさが勇ましくも幼くて、認識を新たにした。
 今は弱くて駄目だけど、出来るだけ早くこいつを、マァムを守れるくらいに強くなろう。マァムはきっとおれが思ってるほど強くない。だから守ってやらなければ。
 「じゃあ、ちゃんとする。最初から終わりまでぜんぶ。
 もう途中で泣いたって止めないから覚悟しろよ」
416名無しさん@ピンキー:04/03/25 04:17 ID:fK/FWV87
ハァハァ…つ、続きを!!
417名無しさん@ピンキー:04/03/25 20:41 ID:3Q28ehWd
 ひざ小僧に手を乗せる。あったかくてやわらかい。むにむにしてて、まるで子供の手みたいだと思った。それをゆっくり、ちょっと焦らしながら開ける。スリットはもうすっかり潤んで紅色に染まりながらひくひく痙攣していた。
 闇色のスクリーンが掛かっていてその神聖なグロテスクに欲情こそすれ失望なんてしなかった。けどやっぱり、ちょっとこわい。あれだけ舌と唇を這わして舐めた後にこういう感想も無いだろうか。
 でも、ここに、自分のが、埋まってゆくなんて。
 喉が渇く。目がかすむ。気が遠くなりそうで、はやる気持ちと同じくらい自分の中で後ろめたい、逃げ出したいって気持ちがシェイクを踊る。
 「ほ、ほ、ほんとに、ほんとに入れるぞ」
 返事が返ってこない代わりにぎゅっと手を握られた瞬間、背筋がぞくぞくした。
 ――――――あ、やばい。
 視界が軽く歪んだあと、何かにコントロールされているように体が勝手に動いた。素直にためらいもなく。
 「…っあっあっあ…っ」
 耳元でかすれるような囁き声。喘いでるんじゃない、これは多分痛いんだ。
 おれはといえば信じられないほど気持ちいい、もう二度と手なんかじゃ満足できなくなるなんてバカな事を考えている。
 「あーっ…あーっ……」
 腰が止まらずに進んでいく。ゆっくりマァムの中に沈んでいく。そこは熱くて柔らかくてとろとろで狭かった。………………きがくるう。
 「あー、あー、あー」
 目を見開いたまま大粒の涙を流してかすれて聞こえないほど高い声が森の木々の中で霧散する。まるでエコーのように何度も同じ言葉を発しながら、痛みに耐えているんだろうか。
 「痛い?抜く?」
 自分の声も余裕無くて掠れてて笑いそうになる。まだ目の前が霞がかっていて、それはどうか自分の涙のせいじゃありませんようにと祈った。
 「だいじょ…ぶ、へイき、そのマま」
 細切れの言葉が切ない。流れる涙の軌跡が愛おしい。こんな気持ちはじめてだ。
418名無しさん@ピンキー:04/03/26 05:42 ID:dau2dJCF
ハァハァハァハァ;;;;
続きお待ちしてます!じ、焦らさないでくれー!
419名無しさん@ピンキー:04/03/26 05:48 ID:1/s8CJEY
筆は遅いですが一生懸命がんばります。
投下のたびにレスがあるぼかぁシアワセです。
愛してる。
420名無しさん@ピンキー:04/03/26 12:22 ID:9Q2kDwYr
加山雄三かよw
俺は人間×人間(それも仲間同士)のパターンが一番萌えるので
今の展開はまさに至福だ。gj!
421加山ゆーぞ:04/03/26 21:04 ID:XXKTNIKE
 全部埋めるのにたっぷり5分はかけてじっくりやってたもんだから、完全に二人の恥丘どうしがくっついた時には二人で深いため息をついた。汗びっしょりでやれやれっていう相手の顔を見てお互いに笑った。
 「ぜんぜんロマンチックじゃねぇよこんなの」
 そんな言葉を言いながらキスをした。深くてエロい、大人のキス。悪いキス。
 舌がにゅるにゅるしてて熱くて粘ついていっそう尖る。目を閉じて赤い顔したマァムを見つめてて、顔はこんなに清純そうなのに舌はなんてエロいんだろと思った。長いまつげがひくひく動いてるのも、エロい。
 「まだ痛むか」
 赤いお顔が首を横に振り、離されたおれの唇を名残惜しそうに上目遣いで見るもんだから、また充電が始まる。まだ一度だって放電してねぇのに。
 「じゃあ動いていい?」
 了解をとる前に緩やかなスライドを始めた。マァムがそれに気付き、ぎゅっと目を閉じて胸の前で手を組んで身震いする。
 「ち、ちから、いれんなよ」
 ……ああ、…ああ、ああ。
 腰がとろけそう。脳味噌が流れ出しそう。歯が浮く、耳鳴りが、頭痛が、眩暈が。一斉に全神経・全感覚の洪水に襲われて人格が崩壊する!
 もうちっともマァムのことに構ってられないのだ。あれほど気にしてたマァムの痛みに歪む顔さえどこかに吹き飛んでしまう。それほど凄まじかった。
 切ない声なんか聞こえない、甘ったれた喘ぎ声なんか分からない、一部に全てが急激に集約される感じ。全部がこの結合部分に向かう。濡れて蠢くマァムの中に。
 「まって、まって、まって」
 胸をグーでドンドン叩かれて漸く気が付く。
 「いた、いた……いたい、ポップ、痛いってば」
 涙でドロドロ、髪の毛はぐちゃぐちゃ、ひどい顔のマァムが息を切らせながらおれの名前を呼ぶ。凄く新鮮で恥ずかしい。顔が真っ赤になる。
 「わっわるい、もう、と、とまんなくて…
 どっど、どうしよ、強かったか?痛い?止める?抜く?」
 あせって言葉が変だ、でも猛り狂ったアレは止まらない。こうやってる間にも血液は送り込まれ続けていて、まだどんどん膨張しているような気さえする。
 「ちが、う、せなか、せなかいたいの」
422名無しさん@ピンキー:04/03/27 02:26 ID:MCunhHfO
挿入記念カキコw

コンスタントな更新、乙です。ここにくるのが日課になってしまいましたw
423名無しさん@ピンキー:04/03/27 02:58 ID:W6bYr7FI
ただやるだけの話が多い中、
描写が丁寧で久しぶりのハゲモエだ…!
GJ!!
424加山ゆーぞ:04/03/27 05:46 ID:BkpE7xMb
 「……へ?」
 「だからっ強くするから、擦れて背中が痛いのよ!」
 両手でごしごし目の涙を拭いながらいつものマァムの声で言う。でもちょっと声まで潤んでてまだエロい。
 「せなか?」
 「そうよ」
 「ここは?」
 軽く、腰を引いて再び突く。途端にマァムの顔が色っぽく歪む。
 「…ゃはっ……ばっばか!」
 「……すけべ。」
 「…なっ!?ポッ、プが…っ…やぁ!」
 ずん、ずん、ずん。短く小さく細かく軽く、何度も小突く。ずんずんずん。
 「やっ…もっ、やだ、や、や、や、ぁ」
 汗で頬に張り付いた髪、しっとり上気する肌、細切れに聞こえる桃色吐息。ちゅくちゅく、ちゅぷちゅぷというはしたなくて癖になる水音。そのぜんぶまるごとがおれを急かす。時々香る鉄の匂いもすこし頭を変にする。
 「や、って、ここ、おれの、つかんで離さない」
 「やだ、そんなこといわないで、や、あ、ぁ、ぁ」
 細かく突いてたらもうたまらない。あっという間に限界が来る。
 「ご、ごめ、だめ、もうだめ」 
 掠れる短い謝罪。
 そのあとに来た怒涛の快感は言い尽くせない。頭が真っ白になる。世界が消える。
 必死になって身体を離してマァムから抜き、手で扱く間もなく果てた。息が出来ない、目が見えない。耳が聞こえない。ただ尽きることなくびくびく痙攣しながら吐き出される感覚だけに支配された。
 づきづき叫ぶ血が全身を巡り、頭に、目に、耳に、鈍い痛みを残しながら走り回る。
 新記録、まだ、出てる。
 まだ甘い痛みと共に吐き出される白濁液の量が自分でも信じられなかったのか、頭の隅でそんなことを思っていた。
425名無しさん@ピンキー:04/03/28 08:33 ID:+ER2vsgC
絶頂記念カ(ry
もう一声!
426加山ゆーぞ:04/03/28 13:51 ID:uPEQ0e/m
 呼吸と鼓動が落ち着かない、まだあの感覚が苦しげに体中這いずり回っている。
 「…いった?」
 「…………いった。」
 もう恥ずかしさの感覚が麻痺してきたのか、素直にその感想が口に載るのがおかしい。
 「まだびくびくしてる」
 「ひあ!」
 マァムのひんやり冷たい指がまだ鋭敏な抜き身をなぞるもんだから腰が跳ね上がった。その勢いと反応が面白かったのかこいつと来たらにんまり笑ってまた手を伸ばしてくる。
 「わ、ばかばか、お、女がなんてとこ、さわってんだよ」
 「だっておっかしいんだもん、さっきあんなにおっきかったのに」
 「わーわーわー!ななななんちゅうことを!」
 「……ポップって案外固いのねぇ」
 「このハレンチ女!すけべ!エロ!」
 「………………んですって?」
 すっとマァムの顔から笑みが消える。おれは嫌な汗がじんわり出てきた。うむを言わせぬこの迫力、間違いねぇ絶対薬の効果なんかなくなってる。
 「誰がハレンチなわけ?え?いきなり襲ってきたあんた?無理矢理やられたあたし?ねぇ、誰の事よハレンチって。」
 うわーうわーうわーこえーこえーたーっけてーアバンせんせー
 ゆらっと緩慢な動作で立ち上がったマァムが満天の星を背にしておれを見下ろしている。しばらく両方が動かずにそのまましばらく“ヘビとカエルごっこ”をしてたら、それが唐突に終わる。
 「なんで襲おうなんて思ったの?」
 ぎくっと思考が止まりそうになる。ああもういっそ吐き出しちまおうか。殴られて嫌われたって、それが罰なら仕方が無い。……嫌だけど、仕方がない。
 「それは――――」
 さぁ、言え、言え、言っちまえ、自分が最低で嫌で卑怯でダメで汚くてクソッタレなオオバカモノだ言っちまえ、そしたら嫌われて楽になる。楽になれる。
 ぎゅっと胸元のアバンの印を握り締め、先生どうかバカなおれに勇気を、と祈った。
 「あたしのこと、ちょっとは好きだったからそうしたのよね?」
 その震える小さな声にまたぎくりと思考が止まった。……そうだ、そうじゃなきゃマァムは浮かばれない。ホントにただ無理矢理こんな場所でやられたなんて、そんなことは、ひどすぎる。……なぁんて都合のいい言い訳が頭の中を巡る。
 「お前が――――マァムが、おれでいいっつったじゃねぇかよ。だから、した」
427加山ゆーぞ:04/03/28 13:52 ID:uPEQ0e/m
 「……言わない気?」
 はぁっと溜息をついてマァムが腕組をしながら空を見上げた。
 「ほんと卑怯で臆病でやな奴よねあんた」
 言葉が全身を襲う。マァムの薄い影の落ちている地面を見ながら、ぎゅっと唇を結んでいることしか出来ない。……情けない。消えてぇ……
 でもこんなことで、こんな場所で、しかも無理矢理やったあとに、まるで尋問みてぇに、お前の事が好きだなんて言ったら、今までのことが全部薄っぺらくてどうでもいい下らないことになるような気がして――――どうしても言葉が出てこない。
 「許して欲しい?」
 ゆっくり呆然と頷く。
 「でも謝罪も、動機も、理由も言わないのよね?」
 「――――――――――――。」
 そうだ。そんなので許してくださいなんて虫が良すぎる。
 「何でも言うこと聞く?」
 弾かれたように顔をあげ、まだおれを見下ろしているマァムの顔を見た。……ひぃ。
 「な、お、おめぇ、なに企んでやがる」
 「聞くわよね、ポップ」
 「な、な、なんで、そんなに、笑って――――」
 「き・く・で・しょ」
 すごい迫力、きっとハドラーだって裸足で逃げ出す。ぐいぐい顔が、笑った顔が近づいてきて、こ、怖い!
 「きく!ききます!もうとうぜん、嫌だなんて言いませんともマァム様!」
 にやり、と唇の端を持ち上げて満足そうに顔を離す。……こ、怖かった……
 「じゃあ小屋まで走って自分のマント持ってらっしゃい。」
 ……は?
 「ま、マント?」
 「さっさとする!!」
 怒鳴られたときにはもう投げ捨ててた服を引っつかんで走っていた。こ、こわー!!
428名無しさん@ピンキー:04/03/28 21:07 ID:tKOuxt3R
イイ!!(・∀・)ゆーぞーさんイイ!!
429加山ゆーぞ:04/03/29 00:04 ID:2i6KsT3Y
 「おかえり」
 「わっわあ!!」
 「……な、なにさ」
 ランプの明かりの前で眉を顰めながらダイがおれの方を向き直る。
 「な、なんでおめぇが起きてんだよ!」
 おれの半ば怒鳴りつけたような声に動じもせずにダイはまたランプの方に向き直る。
 「…………むこーの方でさ…誰かが魔法使ったんだよね。」
 …まほう?…ダイ、お前何を……………ま、ま…まさか……
 「夜中だしさー、起きたら二人居ないじゃん。……心配するだろ、普通」
 「あっあっあ……れっ」
 「……どーでもいいけどさ、ズボン、穿いたら?」
 ダイのじと目がおれには全く向かずにあさってを見ているので、余計に恥ずかしさがこみ上げる。
 「やっあの、えっとそのっだからっつまりだな!」
 わざとらしく手早くズボンを穿きながら固い声を出してはみたがダイは憂鬱そうな声のまま。
 「……別にいいけどねー」
 「…………みた?」
 「ばっちり」
 「…………どっから?」
 「言っていいのか?」
 「……………………いや、やっぱいい……」
 「この辺物騒だし明日も歩くからあんまり遅くなんないでね」
 呆れ顔でダイが差し出したのは毛布と、マァムの服。おれはそれを固まって引きつった顔で受け取りながら小さく、はいと言った。
 「おれさ、ちょっとショック受けたんだよね。ポップがあんなことするなんて。こうもっと、計画性と手順を踏んでしたほーがいいよ。せめて宿屋とか」
 おれは半泣きになりながら小屋を走って出て行った。うわーんという声がドラップラー効果で歪んで闇夜に吸い込まれる。
 ああおれってなんてカッチョ悪いんだろ!
430名無しさん@ピンキー:04/03/29 03:28 ID:IlT8JotE
ゆーぞ!ゆーぞ!ゆーぞ!ゆーぞ!
431名無しさん@ピンキー:04/03/29 12:25 ID:I4MRkZ05
>423
遅だがハゲドウだ!!

キャラクターの性格をちゃんと把握して口調が正確なのも嬉しいw
432名無しさん@ピンキー:04/03/29 19:28 ID:qCnyQWie
ゆーぞーさんGJ!!!
433加山ゆーぞ:04/03/29 20:45 ID:ZvuMyZMu
 「……なに涙いっぱい溜めてんのよ」
 「…なんでもありません…」
 へっおれなんてどーせこんな程度さちくしょーめ。そっぽ向きながらぶーたれ顔の癖に目に涙うかべてるような間抜けヅラでマァムに服とマントと毛布を差し出す。
 「あ、服も?ありがと」
 ぱぱっとあっという間にマァムが服を着込んでぐっしょり濡れてる髪の毛をおれのマントで拭いて頭に巻きやがった。……ふっ…もう好きにしてください。
 「さっ行くわよ」
 「はい、姫……って、どこに…」
 「黙って付いてこればいいの」
 はいはい姫様、その通りでございますともワタクシメがほんと悪かったんですからもうなんでも仰せのままにー
 てくてくてくてく歩いていると、一気に視界が開けた。
 「こんなとこに滝…よく見つけたな」
 「ここ、さっきみたいに温められる?」
 マァムと一緒に滝を見下ろしながら少し唸った。
 池ならいっぺん温めたら熱量が急激に落ちることは無いけど、滝だと水が延々落ちてくるから温めた所ですぐ冷たくなるし、そもそも滝の水って冷たいんだよな。
 こりゃ水そのものを温めるのは無理か……じゃあ、んーと、岩かなんかを熱してそれで滝の端っこを囲えば…ま、何とかなるかな……
 「全部じゃなくって露天風呂みたいな格好なら何とかならんことも無いと思うけど……なんで?」
 「寒いの。お風呂はいりたーい」
 くっ……このアマぁ……
 「あ、なにそれそのカオ感じわるー」
 「……おれ非力だから岩とか動かすの手伝ってほしーんだけど」
 「や・だ」
 ………………ぐぐぐぐ。
 かくて真夜中に露天風呂作りをやらされる羽目になったわけだ。
434名無しさん@ピンキー:04/03/29 21:57 ID:xkVxgb5S
こんな素晴らしいSSを読めるなんて、僕は幸せだなあ
435名無しさん@ピンキー:04/03/30 01:51 ID:FA0Tkqsh
僕も幸せだなあ
ってかダイもそっち方面の知識はあるんだね。
ダイ×レオナも読んでみたいなあ。

ところで、ポップも魔法使いとはいえ、かなり力はあるよね。
身長の何倍もの岩を担いでたりしてたし。
436名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:11 ID:0+pGukCj
ゆーぞタンに
ポプ×マァムが終わったらヒュン×マァムも書いて欲しい、と言ってみる
437名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:24 ID:wHzNByup
>>436
今回のいいイメージが崩れるからどちらかといえば反対に一票。スマソ

どちらにしてもゆーぞさんガンガレ
438名無しさん@ピンキー:04/03/30 04:53 ID:MFzG2aNW
ポプ×メルルもきぼんと書いてみる
439名無しさん@ピンキー:04/03/30 05:32 ID:VOSUfO3H
>>438
いやむしろメルル×ポップと言ってみる。
440名無しさん@ピンキー:04/03/30 07:53 ID:SNWyeGDH
個人的にはこの流れで ダイ×マァムがいいのだが…
441名無しさん@ピンキー:04/03/30 14:01 ID:MHGecp/S
>>440
レオナも絡めて3Pでどう?
442名無しさん@ピンキー:04/03/30 16:18 ID:PG4DgfzC
正直、純粋なポップ×マァムが一番萌え。
あんまり外野(ダイ、他キャラ)に、でしゃばられると逆に萎え。
443名無しさん@ピンキー:04/03/30 17:08 ID:izgypbyU
まあ完結までマターリ待とうや。キモチハワカルガナー
444加山ゆーぞ:04/03/30 22:30 ID:xHE5JYuX
 「すごーい、ポップすてき!見直したわ!」
 こ、こ、このクソ女。マジで一切手伝わないでやんの。
 背の高い手ごろな岩が見つからないのででかいのを砕いちゃ並べ砕いちゃ並べ、そんで地道にこつこつ熱してようやく格好がついた。湯気が上がってて、まぁ、上出来だろ。
 「あーしんど…ほら、見張っててやっからとっとと入れ」
 今日だけでいくら魔法力使ったか……出発までに回復するかは微妙なところだ。
 「ダメよ、ポップも体冷えてるでしょ?」
 ……なに言い出すんだこの女は……
 「ほら、髪も濡れてるし、服だってびしょびしょじゃない」
 「おま…っ誰のせいだと―――」
 言いかけたときにはシャツのボタンに手が掛かってた。みるみるうちに外されて胸元がはだけ、ついにベルトのバックルを押さえてベルトを引っ張っている。
 「な、な、な」
 引き抜かれたベルト、重力に従って落下するズボン、もうかろうじて肩にしか掛かってないシャツ。
 「下着は自分で脱いでね」
 マァムが頭に巻いてたマントを外すとあの桃色の髪が星明りに照らされて輝いている。おれはついそれに見とれ、ぼんやり眺めていた。マァムがどんどん服を脱ぐのを。
 あらかた脱ぎ終わって、最後下着に手を掛けたとき、彼女はちょっとだけ恥ずかしそうに笑ってあっち向いてなさいと言った。
 「あ、悪い――――――て!なに脱いでんだ!?」
 律儀に背中越しに大声を上げたりしてみる。そんなこと尋ねなくても分かってるけど。
 「入ろ」
 かろうじて肩に引っかかってたシャツも引っ張られてくたっと地面に落ちる。そのまま引きずられて作った露天風呂の前に。
 「早く脱ぎなさいってば」
 「これ脱いだらぼかぁ裸ですよ?」
 「当たり前でしょ」
 「まずいだろそれは!二人ともハダカだろが!」
 「お風呂なんだから当たり前じゃないの、それとも何?アンタの田舎じゃまさか服着たまま入るわけ?」
 そこは問題じゃねぇーーーーー!
445加山ゆーぞ:04/03/30 22:31 ID:xHE5JYuX
 「いい加減バンダナ外したら?」
 「イヤだねっ」
 観念して下着も脱いだけど、バンダナでしっかり目隠しをしている。どーせ一緒に入ったのをまたネタにして苛められるんだ。そうはさせるか。
 「……あ、手、怪我してる」
 「岩砕くにはギラを圧縮して打ち出すくらいの芸当が出来なきゃダメなわけ。そんな不安定な呪文連発すりゃ爪も割れるっつーの」
 真っ暗な視界。ささやかな滝の音。少し熱いくらいの湯。隣にはマァム、空に星。
 手が持ち上げられて、柔らかい感触が指を包む。
 「うわっ」
 「ひっとひへへ」
 くぐもったマァムの声が指に直接響く。その感じがこそばゆくって恥ずかしい。くちゅくちゅかすかに動くマァムの舌がひどくいやらしい感じがする。
 「ほ、ホイミで治してくれよ、そんな、指なんか咥えなくても」
 「ひらはいほ?ひいひゃなきふは」
 「あひゃひゃひゃ!そのまましゃべるなー」
 ちゅぷ、小さなすすり上げる音がして指から温かくて柔らかな感触が消えた。
 「小さな傷はホイミ掛けるとよけいに残っちゃうのよ。アバン先生に習ったでしょ?」
 ああもう耳にそんな言葉が残らない。やばい、やばい、また充電が始まっちまう。なんか他のこと考えねーと……
 「呪文を手軽に使える者こそ簡単に魔法で解決しようとしちゃいけない…の、よ…」
 どくん、どくんと心臓が慎重に波打つ。音が外まで聞こえそう。どくん、どくん。
 「ポップそれ――」
 どくん、どくん、どくん
 「なんでおっきくなって…」
 どくん。
 「お、おめぇがそんなことするからだろうが!」
 まずい止まらない引きずられる抑えられない。
446加山ゆーぞ:04/03/30 22:41 ID:xHE5JYuX
 「な、なんでよ!指の傷舐めただけじゃない!」
 「あーもーうっせーうっせえ!男はみんなこんなもんなの!見えなくたって想像力で補うわけ!だから!こんな自制の効かない奴と風呂なんか入っちゃいけねぇんだよ!
 だいたいお前は自覚が足りねぇ!危機感がねぇ!そのくせ色気とおっぱいばっかあって、困んだこっちは!」
 あーもう止まらない、やめてくれぇ!
 「な、なによそれ!」
 「そりゃなー襲ったのは満場一致でおれが悪いよ!認める!けどなぁ、おめぇがそんなんだからおれときたらドギマギすんだよ!昨日の一件だってそーだ、ズボンを穿け!足を見せるな!歩きにくいだろうが!」
 「なんであたしがそこまで言われなきゃなんないのよ!」
 両者一歩も引かないまま怒鳴りあっている。これがつい今しがた初体験終えたばかりのカップルの会話かよ?おれにも恋愛に対するドリームはありましたよ、ささやかながらね。
 それがこう見事に打ち砕かれちゃあ。ああもう切羽詰った怒りと行き場の無い好きって言葉がどろどろ溶かされて煮詰まって腐って糸を引く。その鍋をにやにや笑いながらぐるぐるかき回してるのは……あの野郎だ。
 「だったらなんで一緒に風呂入るだなんて言い出すんだ!おれぁ男だぞ!しかも!さっきお前のこと襲った!」
 息が切れる。目の前が真っ暗で気分が悪い。ノボせてるのかもしれない、そういや頭が痛いような。
 「そんなびしょ濡れのままだったら風邪引くじゃない!
 ……それに、嫌いな人と一緒にお風呂入るほどあたし軽い女じゃないわ。」
 しんと静まり返って、周りにはただ水の落下する音。
 ざわざわと背筋を何かが這い回る。この感じ、腹の底から何か得体の知れないものが湧き上がってくる。息苦しい、胸が痛い。言葉が歯の裏側まで登って来ている。
 言ってもいいのか?それとも違う何かなのか?
 ここでもし拒絶されたら、この予想がもし見当違いで傲慢な勘違いだったら。
 もうおれは立ち直れないかもしれない。
 そういう予感がした。
447名無しさん@ピンキー:04/03/30 23:58 ID:9FQUHEbr
ぬおー
3連投ハァハァ
448名無しさん@ピンキー:04/03/31 00:51 ID:s/9Oiljv
>>446

3連GJ!
残り7レスかー。ガンガレ
449名無しさん@ピンキー :04/03/31 04:09 ID:AD6K4cy6
加山ゆーぞさん!その辺の小説より全然イイ!
自分の若い頃思い出してしまう。GJ!!
450加山ゆーぞ:04/04/01 19:19 ID:SV4dZMzU
 立ち竦んでいるおれの頬に誰かが触れた。唇を薄く噛んでうつむくおれに、マァムの柔らかい手が触れた。
 「もう一度だけする?
 でもこれで最後にして。……その代わり全部忘れたげるから。」
 かすかな囁き声の後に潤んだ唇がおれの唇に触れた。舌が絡んで唾液が滴ってもおれにはマァムの表情は分からない。
 それに少し安心もする。
 胸に抱いて、まるで抱き潰すように力を込める。肌と肌が重なって、そこが熱を持つ。
 唇から喉、首、鎖骨、胸、わき腹……ずるずると舌で軌跡を作りながらこそこそとナメクジのように這いまわってやる。場所を移動させるたびに、切ない吐息が少しずつ荒くなる。
 「やっ……冷た…」
 その言葉に手探りで自分のシャツとジャケットを手繰り寄せて広げた。
 「見えないから、自分で服の上に移動して」
 「……いい加減外したら?バンダナ」
 「外したら…今外したらホントに押さえが利かなくなりそうで怖いんだよ。
 これで最後に出来ないかもしれなくて怖いんだ」
 この場所は空が拓けてる。きっと星明りもあの森の中とは比べ物にならないほど明るい。そんな光の中でおれの身体の下で喘いでるマァムの顔を見ちまったら……もう、引き返せない。
 突然自分の中に嫉妬深い“男”というものを強烈に自覚する。もしバンダナを自ら外してしまったら、今度こそあの野郎に視線を向けるマァムを殺してしまうかもしれない。
 独占欲と身勝手な押し付けがましい感情とで自分はともかくマァムまで焼け焦げるかもしれない。それが恐ろしくて仕方ない。
 こんなの多分愛じゃない。こんなドロドロしてて強力な感情、愛じゃない。セックスしてからやっと正確に自覚したなんて、そんなみっともない愛情なんてあるもんか。
 自分に無理やり言い聞かしている反面、漠然と汚いこれもたぶんそれなんだろと理解している。二面性なんて軽々しい言葉じゃなくて、そういうものなんだろう。
 美しくて儚くて淑やかであって、同時に醜くて痛烈で残酷な矛盾したもの。
 そういうものをおれは初めて手に入れた。
 熱持つ、それを。
451名無しさん@ピンキー:04/04/01 19:31 ID:zRksTV+Q
はっほう!待ってましたー!
452加山ゆーぞ:04/04/03 09:15 ID:G+XdVc/e
 もう今度は痛がらない。スムーズに入り込んでいくけれど、それでもやっぱりずいぶんキツイ。
 「どだ、痛くねぇか」
 「う、うん…さっきよりは」
 ぎゅっと背中で広がっていた指が縮こまって肩甲骨を掴むような仕草がくすぐったくて力が抜ける。
 くちゅ、くちゅ、くちゅ
 いやらしい音が滝の音に消えず鮮烈に耳に残る。手に感じるすべすべの肌の柔らかさと温かさが理性を浸食する。ぬるい紅茶に落とした角砂糖がゆっくり糖分の渦を巻き上げながら崩壊してゆくように。
 「あっあっあっあぁ…」
 微かに聞こえる喘ぎ声は、いつもの元気で平気な“マァム”の声じゃない。優しくて恥ずかしげでとびっきりエロい“女”の声。自分の口から呻くように押し出される声も、マヌケで愉快な“ポップ”の声じゃない。苦しげで刹那的で野趣溢れる“男”の声。
 この信じられない恐るべきギャップにさえ興奮する。
 「マァム、そんなエロ顔でエロ声出して明日ダイの前でメシ食えるのか?正義の使途が聞いて飽きれるね。
 こんなにして、見てみろとろとろじゃねぇかよ」
 強気ついでにちょっと言葉攻めなんかカマしてみたりなんかしてね。
 「やっあっあっあっ」
 「気持ちよくて声も出ないか?」
 「いやぁあっあっあっあっ」
 「ほら、言ってみ?どうだ?ほら、ほら、ほら」
 「きっきもちっいっいいっあっぁあっぁ」
 意外にマァムもノってきた。きっとバンダナの向こうで微かに笑ってるに違いない。……なんか、楽しいぞこれ。
 「きもちっい、い!ポップの、きもちいい!」
 ……なんかこっちが照れる。こんなマァムの声初めて聞いた。ぞくぞくぞく背筋がそそけだつ。
 「おれの、なに?何がきもちいいの?」
 やらしく尋ねてキスをする。聞きたいけど言わせない。唇と舌の間でマァムの言葉が爆発している。
453加山ゆーぞ:04/04/03 09:16 ID:G+XdVc/e
 「どこが気持ちいいんだ?おっぱいか?口か?腰か?」
 両手をじっくりゆったりマァムの身体に滑らせながらディープなキスはやめない。恥ずかしくって自分の顔が真っ赤になってるのが分かる。でも強気は崩さない。
 「あ、あっあっあっ…あそこ、がきもちいい!」
 突き上げる衝動と同調しながらマァムが声を上げるのでおれは楽しくて仕方がない。こんな、マァムの快感の手綱を自由自在に操れるなんて、こんな楽しい事はない。
 「あそこ?どこだよ、わかんねぇ、もっとちゃんと説明してくれよ」
 ぱんぱんぱんぱん。肌と肌が打ち付けあう軽く艶っぽい音が水辺に響く。その向こう側で水の降り落ちる音が聞こえていて、まるで雨の中やってるみたい。
 「ここ、いま…ポップがささってるとこ」
 マァムの指がつつぅっとおれの腰を這って、接合部分の潤滑油を掬い取った。
 “ポップがささってるとこ”
 なんて的確で卑猥な表現だろうとおれはめまいさえ覚える。マァムがこんなこと言うだなんて。
 呆然としてたら耳元でしゅるりという布ずれの音がした。あっと気付いたときには目の前の黄色い布は解け落ちて、バンダナの端っこを悪戯っぽく摘んでいるマァムの笑った顔が目に入った。
 「ここよ、ここがきもちいいの」
 マァムの白い人差し指と中指で広げられたアラワになっている接合部分。白濁した液体と、真っ赤に充血している二人の性器がせわしなく淫猥に動いている。
 「うっく…っ」
 自分の喘ぐ声にはっとする。じっくり見つめていたそこが次第に膨張してきて、慌てて目をマァムの顔に逸らした。
 「や、やだ、かお、みないで」
 桜色に染まった顔も首筋もおっぱいも、両腕では到底隠しきれなくて、でも必死に隠そうとしているその格好が愛らしくていい。
 身体をぐんと近づけて、肩を押さえるように抱きしめながら耳元で囁いてやる。
 「何バカ言ってやがんでぇ、マァムがバンダナ外したんだろ?
 お前のエロい顔思う存分見てやるよ、おれのチンコでイっちまうエロエロな顔、しっかりこの目に焼き付けてやる。ほら、こっちむけよ」
 「やっ……やだぁ!」
454加山ゆーぞ:04/04/03 09:17 ID:G+XdVc/e
 どうにかして顔を両手で隠そうとするから、手と手を組み合わせて握り締め、そのまま地面に押し付けて封じる。腕が広がって押さえつけるものが無いから、おっぱいがゆっさゆっさ揺れて非常にエロい。
 「みっみろ、このけしからん乳。こんなに揺れて…恥ずかしいと思わんか?」
 「やだ、かおみないで、かおみないで!」
 目と唇が潤むだけ潤んでて、しかも汗をかいているから星明りに鈍く光っている。いやいや、と微かに振る首がおれの視線を感じるたびにびくびく痙攣している。
 ……おもしろい。
 不謹慎にもそう思った。だってさっき“おれがささってるとこ”を舌で刺激してた時よりも、顔をじっと見つめてる方がよっぽど恥ずかしいらしいのだ。……女って不思議。
 「おれに見られて恥ずかしい?」
 「はっ…恥ずかしいわよ!
 いっつも見てるその顔の前で、こんな顔……恥ずかしくって気が狂いそう!」
 「でも恥ずかしいのがいいんだろ?
 さっきよりここ、きつくって……ちぎれそー」
 「もう!そんなえっちなこと言わないで!」
 えっちなのはどっちだよ、と心の中で呟いた。
 声を上げるたびにきゅっきゅとおれを締め付けてくるくせに。それにその真っ赤の顔。視線は微かに虚ろで涙が幾筋も流れた跡があるのに、まるでもっともっととせかすように妖艶に微笑んでいる。
 口の中にちらちら見える桃色の舌が、白い歯と対照的にてらてら光りながら蠢いていてもうたまらない。
 「……キスしていい?」
 「な、なによ、急に」
 「いい?していい?」
 「今まで無理にでもしてたじゃない」
 「いますごくしたいの。いい?な、いいだろ?」
 腰を止め、じっと顔を見つめるおれに、少しの躊躇と照れくさそうな仕草のあと「いいよ」と彼女が呟いた。
455加山ゆーぞ:04/04/03 09:18 ID:G+XdVc/e
 唇を合わせて、マァムの舌を探った。温かくてニュるニュるしてて、ちょっと固かった。
 それを嬉しく思ったけど、嬉しかったけど、なんか――――――
 なんかわかんないけど涙が出た。
 ごめん。
 こんな卑怯なことしてごめん。
 俺はほんとダメなヤツだよ、こんなこと言うのに薬の力を使わなきゃなんないなんて。呆れる意気地なしだろ、お前のこと好きなのに勇気が無いんだ。
 嫌われたら、やっぱりあの野郎のほうが好きだったらなんて考えたら……声が出ない。
 お前に軽蔑されるのが何より怖いくせに変な意地と曲がりくねった邪魔なプライドで、結局軽蔑されるようなことをしちまう。
 俺さ、強くなるよ。自分の弱さに負けないくらい。
 そしたら言う。お前の…マァムの目を見て君が好きですってちゃんと言う。
 ……だから今は………………ちっと、保留、な。
 口付けしたまままたそぞろ腰を動かし始める。今までじっとしていた分、数倍も敏感になっていたのかマァムが舌の奥でいやらしく喉を振動させた。
 両手を離して背中を抱くようにしてこれで最後、最後なんだと名残惜しむようにピッチングとローリングを繰り返す。
 「んっんっんはぁ、んー!」
 マァムが目を見開いて俺に口を離せと訴えるけれど、俺はついに最後まで離さなかった。
 息が苦しくて目の前が霞んだけれど離さなかった。
 名残惜しむより先に、誓うために。
 そして二人は絶頂を迎える。
 ……そういえば、何かの本で読んだなぁ……オーガズムってのは小さな死って意味だって。
 だったら弱くてダメな俺は今、死んだ。
 たった今死んだんだ。
456加山ゆーぞ:04/04/03 09:18 ID:G+XdVc/e
 「おはよ二人とも」
 太陽みたいなすがすがしい顔したダイが俺たち二人に挨拶をする。
 「…はよ」
 「おはよう」
 なんとも気まずいヘンな空気が三人の間に流れている。
 俺ときたらまだ服もマントも湿ってて変な感じだし、マァムの服もそこここが土で汚れてたりして言い訳不能な格好だ。
 それでもダイは何も言わず、マァムに普通に接している。……大人だなおめぇは。
 三人が三人、それぞれいろんなものを隠しながら、それでも一生懸命相手に悟らせないように頑張っている。……多分三人が三人とも相手が隠しているものを薄々は気付いているだろう。
 ダイと一緒に先を行くマァムの顔をちらりと盗み見る。
 目が合って人差し指を口の前に当てて軽く微笑んだ仕草に、胸の奥が少しだけへこんだような気がしたけれど……
 誰も何も言わなかった。自分でもなんとなく、知らない振りをした方がいいような気がしてそのままふいっと目を逸らした。
 しばらくしたらこのぎくしゃくにも慣れるだろう。
 「ポップ、早く早く!おれおなかすいちゃったよ!」
 少し先で朝日を背にしたダイがマァムと一緒に振り返りながら俺を呼ぶ。
 ……ああ。俺もだ!
 俺は走り出す。
 朝の風が頬を叩く。
 少し冷たくて重いこの服も、走ってりゃすぐに乾くさ。
457加山ゆーぞ:04/04/03 09:20 ID:G+XdVc/e
エピローグ

 「おめぇ、この辺に置いといた薬瓶しらねぇか?こんくらいの緑色の…」

 「まったくどこへやったかな。
 ありゃ暇つぶしで作った、正直になる薬なんだよ。ガス状にして吸引させて使うんだ。戦いで相手の次の手が分かりやすいだろ?
 ホントはポーカー用に作ったんだが…効果が出るまで時間が掛かる割りに効果の持続時間が異常に短くて使い物になんなかったんだけど…チッねぇや…せっかく調整のアイデアが浮かんだのによ」

 「それに不安定でな、量の調整も難しかったから人間に使ったことは無かったがな。この手の薬は量が多いと正直になるどころか本性が出ちまうから。
 しかも残留性が高くて被験者の体液…たとえば汗とか唾とかに接触しただけで効果が感染すんだよ。」

 「…何でそんな風に作っただって?チッチッチッチ、甘ぇな小僧。アイテムはモンスター一体にしか使えねえだろが。だが感染すりゃもうけものって寸法さ。
 使った人間様にまで空気感染したら洒落になんねぇからそこは抜かりなく接触感染するようにだな…」

 「被験者がどうなるか?……まぁ簡単に言えば理性が吹っ飛ぶ。人間誰しも自分でも気付いてないような性格ってのがあるんだよ、それが出ちまう。
 人間くらい高度に進化しちまった生き物には不自由な薬かもなぁ」

 「ああくそ、そろそろこの辺掃除しなけりゃいかんな、ポップ手伝え。手間賃になんかやるぞ」

 「あぁ?正直になる薬のレシピ?そりゃ写させてやるけど――――――何でそんなモン要るんだ?」
458まとめ読み人用アンカー:04/04/03 09:24 ID:G+XdVc/e
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>450 >452-457
459名無しさん@ピンキー:04/04/03 12:30 ID:hBAIyXUl
連載終了記念カキコ。
ゆーぞさん、素晴らしい物をありがとう御座いました。
読み物としても面白かったです。もちろんエロとしてもw
お疲れです。
460名無しさん@ピンキー:04/04/03 18:57 ID:2WJ6Qv5w
ゆーぞさんGGGGGGGGGGGGJ!
いままでよんだネット小説の中で一番面白かったです。
毎日チェックいれちゃいましたよ。

また機会があれば書いてください。
個人的には漫画終了後のポプ×マム キボンです
が、まぁしばらくはゆっくり休んでください
ほんとおつかれさま
461名無しさん@ピンキー:04/04/04 05:44 ID:e4NI+4dE
おつかれー
もし次に機会があたらダイ×レオナでよろすく。
462名無しさん@ピンキー:04/04/04 18:39 ID:xhQmdczO
おまえら、ゆーぞーさんの作品で何回抜いた?ちなみに俺は五回だ
463名無しさん@ピンキー:04/04/04 19:04 ID:dH9zfL5e
アップされるたびにw
399では3回。
464名無しさん@ピンキー:04/04/04 23:19 ID:e4NI+4dE
抜けないけどちょう 濡 れ た
465名無しさん@ピンキー:04/04/05 02:44 ID:XKhBQCCB
お話自体がおもしろくて、抜くの忘れて、結局抜いてないや、、、
466名無しさん@ピンキー:04/04/05 03:28 ID:YnbpTB5p
ゆーぞサン、お疲れ様でした!
住人一同(きっと)次回作期待しております(;´Д`)ハァハァ
467名無しさん@ピンキー:04/04/05 03:39 ID:QAQiBFoB
ゆーぞさんは大魔王バーンよりも偉大な存在だ。
468名無しさん@ピンキー:04/04/05 06:46 ID:gvZvVZW0
おまいら嬉すぃことゆってくれんじゃねぇかよ。
漫画終了後のポプ×マムかダイ×レオナな。
わかった、また暇が出来たら書くから待ってな。

こんなにレスポンスがあってぼかぁシアワセだなぁヽ(´ー`)ノ
おまいら愛してるぞ。
469名無しさん@ピンキー:04/04/05 15:54 ID:XKhBQCCB
>>468
まってます。
「いつかゆーぞが帰ってくる。その日のために」
って感じすよ
470名無しさん@ピンキー:04/04/06 00:35 ID:xdtuwODN
今まで2chで見たSSの中で一番萌えた。
当方♀だけどほんと楽しませてもらった。
こういうのが読みたかったんだ…
471名無しさん@ピンキー:04/04/07 02:37 ID:WtBwu+fJ
ゆーぞさんに続く勇者はおらんのか?


3Pとか読んでみてえ。
472名無しさん@ピンキー:04/04/07 02:47 ID:KlqNl1cx
ゆぞ乙!てか初めて同人SS読んだけどマジよかった!ポップの言動と心理描写が原作に近くてよかった!
473名無しさん@ピンキー:04/04/07 16:24 ID:nUbr6vbz
474名無しさん@ピンキー:04/04/09 02:28 ID:jbmnq9u2
>>473
ゆーぞさんが来ないだけでこの廃れ様、、、
475sage:04/04/11 07:37 ID:sy//F7Zz
age
476名無しさん@ピンキー:04/04/11 08:29 ID:VSP9cB8e
>>474
romってるだけじゃないの?人は居るはず・・・
477名無しさん@ピンキー:04/04/11 18:06 ID:3BGFX2Xh
じゃあ確かめてみよう。
1 (´Д`)ノシ
478名無しさん@ピンキー:04/04/11 18:09 ID:2cbq6h3v
(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ
(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ
(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ
(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ(´Д`)ノシ
479名無しさん@ピンキー:04/04/11 18:12 ID:VSP9cB8e
ノシ
480名無しさん@ピンキー:04/04/11 20:27 ID:8OOCrDyx
ノシ
481名無しさん@ピンキー:04/04/11 22:06 ID:zNNK49r6
482名無しさん@ピンキー:04/04/11 22:32 ID:9T20xCTL
織れも含めてここまで6名
483名無しさん@ピンキー:04/04/11 22:45 ID:uRgqWfTf
ノシ
すまそ。反応遅れた。
484名無しさん@ピンキー:04/04/11 22:46 ID:sy//F7Zz
ノシッ おぃらもいるで
485名無しさん@ピンキー:04/04/12 00:20 ID:mdUbo5w1
ノシ
アイヨー
486名無しさん@ピンキー:04/04/12 00:49 ID:LZWB14F3
ノシ 漏れを忘れないでくれ
487名無しさん@ピンキー:04/04/12 01:53 ID:JXIXa3Zs
ノシ
のりおくれた
488名無しさん@ピンキー:04/04/12 12:54 ID:GbdJcwdm
イノシシ
489名無しさん@ピンキー:04/04/12 14:10 ID:YOE+BIxb
おりまッスル
ノシ
490474:04/04/13 01:25 ID:HemapcVb
すごいいるな、、、
反省込めて
ダイ大全巻読み直しました。

やっぱええ話しやったなぁー。

ところで
「レイラと一緒にいる小さい子はマァムの妹じゃない」
で合ってますよね?
491名無しさん@ピンキー:04/04/14 23:42 ID:p862Ylt1
>>490
それはロカに聞いてみないと分からない
492名無しさん@ピンキー:04/04/15 23:34 ID:IJWSvaen
げ。乗り遅れすぎ。
ノシ
493名無しさん@ピンキー:04/04/16 02:16 ID:IRgGsDyy
ノシっとく
494名無しさん@ピンキー:04/04/16 12:02 ID:FCsBHQdR
熨斗
495名無しさん@ピンキー:04/04/17 09:21 ID:iy8MWzCM
ノシ
やっほー
496名無しさん@ピンキー:04/04/19 08:01 ID:rymMhIVZ
あげとこ
497名無しさん@ピンキー:04/04/22 13:52 ID:IymJmA1S
誰かなんか書いておくれよ〜
498名無しさん@ピンキー:04/04/23 05:24 ID:rPA2A2hO
おおー人大杉が解除されたな!!やったーこれできっとみんな帰って来る!
499名無しさん@ピンキー:04/04/26 02:22 ID:3SmeM7Av
人大杉で出遅れたが、ゆーぞーさんの作品の続き待ってました。
良かった・・・良かった。
ポップのヘタレ具合が良いw
ノシ
500名無しさん@ピンキー:04/04/28 01:59 ID:Hu5dHmQC
ゆーぞさんの全部読ませてもらいました。
感想は、こんな萌えた、いや燃えた作品初めてです!
マアム萌えな人には最高の作品だろうと思う。GJ!
501名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:55 ID:jkJrEs5L
ゆーぞさんの話って原作で言うとどこらへんにあたるんだ?
「フレーイザード倒してからマァムとわかれるまでの間」
だとおもってるんですが
502名無しさん@ピンキー:04/04/29 07:38 ID:onX4uUMY
いや特には決めてないんですけど、とりあえず「マァムが居てポップがバラン戦で死ぬ前」
を想定してたんで>501さんの時間軸が一番しっくり来ますかね。

えーと、この連休とてつもなくヒマなのでいっちょ書くかな、と思ってます。
よろしければシチュエーションなどを頂きたいんですがよろしいですかな?
リクエストのあった「漫画終了後のポプ×マム・ダイ×レオナ」を考えてますが
エチーが少ない上に楽しくない話になりそうな予感……それでもよければシチュプリーズ。
503名無しさん@ピンキー:04/04/29 12:10 ID:jkJrEs5L
>>502
ゆーぞさんキターーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

エチー少なくても桶
漫画終了後のポプ×マムならいかにメルを振り切るかとか

がんばってください
504名無しさん@ピンキー:04/04/29 18:49 ID:a8HP7kt4
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

>>503
他にも、あの後ポップはメルルとも関係結んじゃって、それを知ったマアムがポップを問い詰める、なんてのも可。
505名無しさん@ピンキー:04/04/29 19:10 ID:wmgfarfu
>>504
お、ちょっと俺好みの展開だw
506名無しさん@ピンキー:04/04/30 02:19 ID:lrxWVeMm
>>505
最後3人でダイを探す旅をしていたのはそれが原因だったりして>2人と関係を結んだ
507名無しさん@ピンキー:04/04/30 06:02 ID:BlwY2oXq
>>503-504
おおーそれいただきー

で、書いてたら前回のように異常に長い割りに
肝心のエロがほとんど出てこない鬱展開な珍作になりそうな予感。
こんなものエロパロ板に投下していいのかなぁ……(ダメに決まってんだろボケ)
自ページでやった方がいいですか。
508名無しさん@ピンキー:04/04/30 06:49 ID:bLw2gH5J
>>507
いや、こっちでやってくれたほうが。
509名無しさん@ピンキー:04/04/30 07:45 ID:UTU2vIE4
>>507
じらさないでおくれハァハァ。
ここで諸手をあげて歓迎いたしマッスル。
510名無しさん@ピンキー:04/04/30 08:08 ID:BlwY2oXq
いいのかなぁ……まぁ、ダメだったら叩いておくれ。では冒頭部分投下。
嫌設定なのでラブラブが好きな人はスルー推奨。
511加山ゆーぞ:04/04/30 08:08 ID:BlwY2oXq
 彼女が農作業の手を止めて空を見上げると、ふわふわと年の頃なら20前後の男が浮かんでいた。青年は彼女と目が合ったのを嬉しそうに小さく手を振った。
 「……久しぶりね、ポップ」
 「おう、二ヶ月ぶりかな」
 ゆっくり鳥が舞い降りるような優雅な仕草でポップと呼ばれた青年は彼女の立つ大地に着地する。
 「いやいや、こういうときはまず“ただいま”かね?」
 思案顔で唸る彼の、ぴったりと前面で合わせて彼の身体を包んでいるマントの下でなにやらもぞもぞと動いているので、彼女はあきれた顔でマントを捲ろうとした。
 「今度は男の子?女の子?」
 「男の子」
 黄金色のマントを捲ると、青年の腰に必死でしがみつく黒髪の男の子がビクッと身体を震わせて彼女から顔を逸らす。
 「……こんにちは。お名前は?」
 彼女は腰を落としてできるだけ優しく尋ねたが、男の子は顔を背けたまま身動き一つしなかった。
 「無理だよ、こいつ口利けないんだ。パプニカの北西で会ったから姫さんのとこにでも預けようと思ったんだが離れなくってよー。
 仕方ないから帰ってきた」
 その口調がひどく気楽だったので、彼女はムッとして立ち上がり、彼に食って掛かった。
 「あんたねー、二ヶ月もここ空けといて言うに事欠いてそのセリフ!?仕方ないから帰ってきた!?よくもまぁそんな言葉が出たものね!!
 フラフラ出てったと思ったら半年音沙汰ないなんてことはザラだし、帰ってきたと思ったら労いの言葉もなく!どーゆー神経してんのよあんたは!」
 いきり立つ彼女から少しだけ目線を逸らして、きょろきょろと辺りを窺ってマントを男の子の頭から被せ……彼は彼女を抱きしめる。
 「ただいま、マァム。お疲れさん」
512加山ゆーぞ:04/04/30 08:09 ID:BlwY2oXq
 「おかえりポップー!おかえりおかえりおかえりー!!」
 「あーもーただいまただいま、わかったから、こら、もう、やめー!疲れてるんだよ俺はー」
 「おかえりーおかえりーおみやげはー」
 「あるあるある!だからどけー」
 ポップにしがみ、纏わり付く子供達を制して、マァムが声を上げる。
 「はいはい落ち着いて、そんなにくっ付かなくてもポップは逃げないわよ」
 「うそだねー!逃げるよ、捕まえてないと飛んでくよーだ」
 ポップの右肩にくっ付いている7歳くらいの男の子の言葉に、マァムが苦笑いをして頭をはたく。
 「あたしが捕まえとくから降りなさい、ほら」
 ぶーぶー不満を漏らす男の子はそれに仕方なしに従って、それでも視線はポップから離さない。
 「大人気ねぇ」
 「ここ帰って来るとうるさくて仕方ねぇや」
 ため息を付きながらも嬉しそうな顔をしている彼に、マァムは満足げに頷いて台所へ向かう。
 「お昼もう食べた?ロールキャベツとパンくらいならあるけど」
 「ん、いや、ガキどもは?」
 「もう二時越えてるのに食べてないわけないじゃない」
 「そか、じゃあもらう」
 彼は纏わり付く子供達を体から引き剥がし、やっとテーブルに着く。周りに居る5人の子供達は我先にと同じく席に着き、興味津々で彼の顔を見ている。
 「ポップ、その子ここに来る子?」
 ツインテールの目がパッチリとした一番年齢の高そうな大人びた女の子が、いまだにポップから離れようとしない男の子を指差して言った。
 ポップはその言葉に少し閉口したが、少し間をおいてその女の子ではなく、腕にしがみ付く男の子に向かって言った。
 「ここに来るか?」
513加山ゆーぞ:04/04/30 08:10 ID:BlwY2oXq
 「……そう、目の前でご両親を……」
 夜の帳が下り子供達も眠った後、二人はダイニングでコーヒーを飲んでいた。
 「弱肉強食で仕方ねえこととは言え、ひでぇ話だよ。遺体があそこまで欠損してたら流石にザオリクでも蘇生は不可能だ」
 沈痛な面持ちでポップがテーブルに顔を伏せた。
 「俺がもっと早くに見つけてたら助かったかも知れねぇのによ」
 「…あんたが見つけたからあの子は助かったんじゃない。……それでいいのよ」
 マァムは彼の握られた手に手を重ね、優しくさすった。ポップはそれが有難いとは思ったが、少し悲しくもあった。
 「あの子、引き取るんでしょ?これからいっぱい優しくしてあげればいいじゃない。ね?」
 「…………ん。」
 そうだな、と力なく微笑みながら漏らした言葉がすこし痛々しかったが、マァムはあえてそれを見ないふりをし、話題を変えた。
 「それで、ダイの手がかりは見つかったの?」
 「……見つかったら取るものもとりあえずすっ飛んでくる約束だろ」
 マァムが話を変えた意味を感じ取り、ポップは少しおどけてそう返した。もう一つの約束を知りながら。
 「毎回訊ねるのも約束、じゃない。
 どこ行ったのかしらねぇ、あたしたちの勇者様は。……ちょっと顔を見せるくらいしたっていいのに」
 そういいながらマァムはコーヒーを一口。
 「テランにも寄ったんだ。メルルも…元気だったぜ」
 目を伏せて彼がそう言うので、彼女は呆れながらため息を付いた。
 「あんたまだ気にしてんの?相変わらず気ぃちーさい男ねー。あたし達二人とも納得してるんだからいいじゃない」
 そんなことを言いながらも、彼がきちんと全て報告してくれる事に安心もしていた。
 故郷テランに帰った占い師メルルのお腹には、今現在子供が居る。
 彼の子供だ。
 しかしメルルとポップは結婚をしていない。彼は基本的にマァムと暮らしている。だが、マァムもまたポップと婚姻関係にはなかった。
514名無しさん@ピンキー:04/04/30 08:28 ID:UTU2vIE4
キターーーーーーーー!!!!
ツボな始まり方に期待が高まります!!楽しい連休になりそうだ!
515名無しさん@ピンキー:04/04/30 19:11 ID:e4nD6/WN
キタキタキタ━(゚∀゚)キタキタキタ━ゆーぞーさんあんたぁ最高だよ!!
516503:04/05/01 01:25 ID:JtX6/Pue
キターーーーーーーー!
ゆーぞさんにネタをいただいてもらえるなんて感激だー

しかも序盤の展開がいい!!
517504:04/05/01 01:34 ID:QjKi8+fJ
ああ、すごい
なんてすごいんだゆーぞさん
518加山ゆーぞ:04/05/01 05:45 ID:GhMJ0bKS
 マァムは故郷ネイル村に帰り、村から少し離れた場所で孤児を引き取りながら生活している。初めに孤児を引き取ると言い出したのはポップであったが、ダイを探す事をライフワークにしている彼には無理だと自分が請け負う事にした。
 「夏にはポップもお父さんかー。こりゃ頑張らなきゃね」
 「…………ん。」
 しゃんとしなさい、男でしょ!マァムがポップの背中を叩きながら発破をかけたが、ポップは複雑な顔で忍び笑いをしているだけだった。
 「やー、実感ないしさ……ほんとにこれでよかったのかなぁって思うし……
 俺が好きなのはマァムなのに……メルルは嫌じゃなかったのかなぁ……」
 うじうじうじうじとテーブルに突っ伏したまま、ポップが言っても仕方のない事ばかりを繰り返す。
 ああもうなんて根性の無い男なんだろ、鬱陶しい。内心イライラしたが、優しい彼らしい愚痴にほんのちょっとホッとする。
 「メルルが望んだ事よ。あんたが決めた事よ。あたしが納得した事よ。
 メルルの忘れ形見、託されたんだから……しっかりしてよ!残り五年、メルルが天に召されるまで泣き言いわないって誓ったんじゃないの!?」
 メルルは死に至る病気を患っている。様々な医者に掛かったが、確立された治療法もなく、残された命の年数しか分からなかった。
 ポップは命をかけた戦友の病に対する自分の無力を嘆き悲しみ、何とか力になりたいと言った時に、彼女は仲間が全員の集まるテランの謁見広間で彼に告白した。
 私のこの未来を見る能力を残せるように、ポップさんの子供が欲しいです。
 それは大層衝撃的な告白であったが、彼は男を見せ、浅く頷き承諾した。
 「当たり前だろ、メルルにこんなこと言えるわけねーじゃん。……おれがヘタるのはお前の前だけさ……」
 沈んだ声で甘えごとを吐く彼にマァムは一層ムカムカしたが、彼を叱ったり怒ったりするのは違うような気がした。
 「お前の前で格好付けるのはもうやめたんだよ、どうせ上手くいかねぇんだから。
 弱くてヘタレでダメで……ごめんよ」
519加山ゆーぞ:04/05/01 05:46 ID:GhMJ0bKS
 彼の顔を捕まえ、まぶたを親指で軽く抑える。
 「泣かないで。涙見たら殴りそう。
 久しぶりに帰ってきたんだから、そんな、あたしに弱いとこばっかり見せないでよ。
 弱くてダメなあんたも許してあげるけど、やっぱり強がって意地張ってるポップの方が、ちょっと好き」
 それで、メルルは意地張って強がってる彼ばかり見ていてて、弱音吐いてヘタってるポップの方がちょっと好きなんだろうな、とマァムは思った。
 「……ごめん」
 「あたしあんたのママじゃないわ。
 メルルだってあんたの子供じゃないのよ。
 だから、そんな……どっちと会ってても苦しいみたいな顔しないで」
 自分の言ってることもきっとわがままだ、メルルと同じように。こんな時にダイが居てくれたらきっとポップだって今みたいに辛くないのに。ダイが、ダイが居てくれたら――――――
 そこまで考えて、マァムははっとした。
 ポップは寂しいのだ。
 ダイでしか塞げない穴を抱えていてて、ずっとずっと、寂しいのだ。自分でもメルルでもアバン先生にもマトリフおじさんにも塞げない、穴。心に穴がぽっかり開いている。
 ――――――嫉妬するわ、ダイ。
 「ねぇ……ポップ……あたしと子供、作る?」
 彼はその言葉を聞いて、身体を大きく振るわせた。死の呪文のように聞こえたから。
 「お、おめぇな!こーゆーときに、そんなことゆうなよ!
 これ以上俺がダメになったらどーすんだ、ただでさえ、もう、いっぱいいっぱいなのに!」
 心が崩れている時、人間は弱い。
 大魔王を倒した男でさえ、こんな風に意図も容易く揺らいでしまう。
 彼女は力ずくで自分の手から逃げ出す彼の後姿を見て、メルルも彼がここへ帰ってゆくときに……こんな風に見えるのかしら、と天井を仰いだ。
 涙がこぼれそうになったから。
520名無しさん@ピンキー:04/05/01 10:06 ID:qn29eOFx
イイ…イイ!!GJだよ!!ゆーぞさぁぁん!!
521名無しさん@ピンキー:04/05/01 10:45 ID:JtX6/Pue
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ

ゆーぞさん神杉

しかし前回よりギャラリー少ないのはもしかして人大杉なのか?
522名無しさん@ピンキー:04/05/01 12:23 ID:OAb4FlaM
ちなみに、ダイはED後どこにいるかというと、魔界にいるらしい。
廉価版でのインタビューで作者が語ってた。

復活した冥竜王ヴェルザーと、新たな竜騎衆を従えたダイとの決戦を予定してたそうで、
ラーハルトの復活はその伏線だったそうな。
523名無しさん@ピンキー:04/05/01 14:33 ID:JONfs/i5
>>521
人多杉みたいだね。携帯からじゃこの板アクセスできなかったよ。
でもギャラリーは物語が全て終わってから、まとめて感想を書きに来る人が多いんじゃない?
物語序盤から速レスしてるのは我々ぐらいかw
524名無しさん@ピンキー:04/05/01 15:09 ID:l4wqOO1M
>>523 俺 携帯からだけど見れますよ てゆうか今まで人大杉になったことないんだけど… なぜ?
525名無しさん@ピンキー:04/05/01 23:01 ID:n3taCBmy
ゆーぞーさん、あんた神だよ。
519のメルルとマァムのちょっと好き、の部分最高。
読み物として面白い。
526加山ゆーぞ:04/05/02 06:06 ID:0+FCKeQv
 「夜中にご挨拶ねぇ。
 パプニカの選りすぐられた近衛兵に見つからないなんて、流石は大魔導師サマ、ってところかしら」
 天蓋付きのベットの足元に人の気配を感じて、レオナはむくりと起き出す前にそう言った。
 「いやいや、カーテン開けずに俺が誰だか分かるんだから賢者さまこそ油断なんねぇよ」
 カーテンの向こう側にはいつも羽織っている黄金色のマントもなく、トレードマークの緑のジャケットだけの彼が居たのでまったくしょうのない男だなぁと一人ごちてレオナは頭をかいた。
 「マァムに放り出されたの?」
 ……ほら、油断なんねぇ。
 口の中で笑うようにして彼は短くそう呟いたが、顔はちっとも笑ったりしなかった。それを情けなく思う。
 「間男なら間に合ってるわ」
 「とんでもない、ダイと姫さんを取り合う気はねぇよ」
 ひひひ、と引きつり笑いをして彼がカーテンの向こうで肩を揺らす。レオナはそれを見て、あたしとアンタでダイくんを取り合うって言うんだったら絶対に引かない癖に、と鼻を鳴らした。
 「諸国漫遊の調子は如何?何か新しい情報でも持ってきてくれたわけ?」
 「いや。手がかりなんて無いに等しい。
 ただ最近どうもクロコダインのおっさんを見なくてよ。ブラスじっちゃんが言うにはフラッと託もなく出てったらしいからそのうち帰って来るのかも。あとは……そうだな、ラーハルトとヒュンケルの野郎の足取りは全く掴めてねぇ。どこ消えやがったんだか」
 流れるような言葉を、まるで咀嚼しないで居るのかのようにどんどん垂れ流す彼のセリフに違和感を覚えたレオナだったが、その違和感は手に取る前に霧散した。
 「男の子ってズルイわ。自分ばっかり先に行って……あたしだって男の子に生まれればよかった。
 そしたらダイ君にずっと着いて行けたのに。探しにだって行けるのに。…お姫様なんかに生まれるんじゃなかった」
 くやしい。最後にそう呟いてレオナは沈黙する。この5年、待って、待って、待って……もう飽きた。罠を張ってもきっと彼は掛からない。会えないという確信だけが日増しに強くなっていく。彼の居ない苦さばっかり身に染みて嫌になる。
 どうして帰ってきてくれないの、こんなに待ってるのに。まだあたしキミに言ってないよ、何も、何も……大切な事を一つだって言ってない。
527加山ゆーぞ:04/05/02 06:08 ID:0+FCKeQv
 「…………姫さん……男だって、置いていかれちゃうんだぜ?」
 探しても見つからない絶望だって一緒なんだから、自分を否定するなんて姫さんらしくねぇことすんなよ。ポップは天蓋から垂れ下がるカーテンを開けたりなんかせず、レオナの居るベットからそっぽを向いたまま吐き捨てる。
 「一番最初っから一緒に居る俺だって置いていかれたんだから、仕方ねぇよ」
 「なに言ってるの、ダイ君に会ったのはあたしが先よ。初めての人間の友達なんだから」
 「年季が違わぁ、俺はあの三ヶ月間ほとんど24時間休み無くずーっと一緒にいたんだぞ」
 「あら、それで自慢のつもり?あたしなんかダイ君が帰ってきたら一生ずーっと一緒に居られるんだから」
 そうよ、一生、一生、もう一秒だって離れないくらい、ずっと一緒にいるんだから。
 あまりに彼女が必死な調子で断言するものだから、ポップはああ、そうだ、もちろんだ、俺は一度逃がしたから選手交代といこう、と言葉を細切れにして宥めた。
 このところどうも彼女が情緒不安定気味なのは、多分メルルに子供が出来たからだろうな、と思う。時間が無常に過ぎてゆく焦燥は俺だって同じだが……きっと女にゃ、あいつを好きな女には――――――もっともっとすごい重圧なんだろう。
 彼女は軽く頭を振り、細く彼に聞こえないようにため息を付いて話題を変えた。
 「まぁそれはいいけど、何でマァムに放り出されたの?どーせまた一人で勝手にヘタって弱音ぶちまけて呆れられたんでしょ」
 ベットから立ち上がってカーテンを開け放つと、眉を八の字にしたポップが窓と同じ形をした月のスポットライトの中心に立っていた。あれから五年、彼の身長はもうずいぶん前に自分を追い越し、髪形も少し変わった。あのダサいバンダナは元のままだけれど。
 「やだねぇ、女ってどうしてこう鋭いんだろ」
 「男が鈍感なだけよ。特にアンタが」
 「俺は姫さんの前でもそんなに情けないか?これでもあんたの前じゃ一生懸命特に意地張ってるつもりなんだがね」
 分かるわよ、鏡の前のあたしと同じ顔してるんだもの。
 彼女がそういいながらテーブルに腰掛け頬杖を付き、窓の外の景色に視線を這わした。周りに気を使ってばっかりで消耗してて、逃げ出せない顔。あたしは国、あんたは女と子供。身に余る重量背負ってるって条件は同じよね。
528加山ゆーぞ:04/05/02 06:12 ID:0+FCKeQv
 「そんでほんとは、そんなモン投げ出してダイを探しに行きたいってのも同じだわな」
 そうそう、そんなこと言ったって絶対に投げ出さないくせにね。あたしたちは無いものねだりと理想論、それから威勢のいい事ばっかり出る口に困ってる共犯者ってとこかしら。レオナがくくくっと嘲笑にも似た笑い声を上げた。
 夜風がカーテンを弄ぶ。何度もくるくると清潔な白い薄絹が翻って微かにハタハタと音を立てている。
 「ねえ、マァムを…メルルを……捨てないでね」
 視線を外したままぽそりとこぼした彼女の言葉を彼が拾う間もなく、レオナはさらに続けた。
 「みんなを捨てないでね。あたしも捨てないから、絶対、あんたたちを捨てたりしないから……お願い、もうこれ以上誰も居なくならないで……お願い……」
 ポップはぎくりと固まったまま、身じろぎすらしなかった。呼吸も止まり、ただ心臓の鼓動だけが早鐘のように脈打っている。
 「知ってるのよ、最近、隠れて禁呪の研究してること。魔界に通じる穴を開けるつもりでしょ?
 そうよね、こんなに世界中探し回っても見つからないんだから、推論は当然地上に居ないかも知れないってとこに行き着くべきだわ」
 だからみんなの目の前でメルルの告白受けといて、いざ子供ができた時にあんなに取り乱したんでしょ。あんたのつまらない企みは全部分かってるのよ、そんな風にレオナがどうでもいい口調で言うので、彼はぐっと俯く。
 「あたしは投げ出さない。ここに居て待つ。苦しいけど、そうしなきゃいけないような気がするの。ここで待つことがあたしの使命なんだわ。
 ダイ君が帰ってきたときにここに居て迎えてあげる事が一番いいことだと思うの……思いたいの……だから、あたしの心を崩さないで……決心が揺らいじゃうじゃない……」
 はらはらと、あの負けん気の強いレオナが涙を零していた。俯き加減でもそのことが肌に刺さるようにポップには理解でき、彼はますます俯いてしまう。
 「もしかしてもう二度と会えないかも知れないけど……待つってあたしが決めたのに……横からくだらないチャチャ入れないでよ。あたしあんた達が思ってるほど意思強くないんだから」
 ダイの元に行きたい。ダイに会いたい。元気なことを確かめたい。この身がどうなってもそれだけ確認できたら、いっそ死んだっていい。その思いは二人とも同じだった。
529加山ゆーぞ:04/05/02 06:14 ID:0+FCKeQv
 その思いは二人とも同じだった。身が焦げそうなほど――――――強く毎日願っている。
 「メルルだって知ってる。だからあんたを引き止めようと思ってあんな……」
 「黙れ」
 「……子供が出来たのよ、あんたは父親なの」
 「黙れよ」
 「もうこの世界から逃げられないんだから」
 「…黙っ…頼む…」
 「観念して、ここに居て頂戴」
 分かってるよ、分かってる、分かってるのに、体がいうこときかない。今だってこの窓を飛び出して探しに行きたいんだよ、あんたと同じようにもう二度と戻れなくたっていいと思ってる。
 ポップは必死で歯の裏にまで出掛かったその言葉を押さえ込み、半ば叫ぶように掠れた声で言った。
 「俺は!マァムと家庭持って!ささやかでも人の役に立って!実家継いで!アバン先生とマトリフ師匠の幸せな最後を見取るのが夢なんだよ!だから!だから……」
 魔界なんか、行かねぇよ、行くわけねぇだろ、馬鹿だな姫さん、そんな危ないことするわけねぇじゃん、馬鹿だな、ほんと、何を突拍子も無い事を。くだらねぇな、本当に、ツマんねぇ空想だ。
 そのセリフはほとんど怒鳴り声だった。まるで自分に言い聞かせるかのような怒鳴り声。
 「ったく、誰も俺を甘やかしてくんねんだから、よく出来た女共だよ。みんなで俺を追い詰めやがって…ほんと……なんてひでぇ奴らだ」
 大きく深いため息を付いて、ポップがこれ以上ないくらいの苦笑いをした。
 「当たり前じゃない。
 一応、この地上で唯一大魔王と張り合った世界最強の人間なんだから。一度甘やかしたら手が付けらんないのよ」
 ふん、と鼻で笑いながら、レオナもようやく一息付いた。
 「……一応、な。」
 相変わらずの手厳しい彼女の批評に厭きれたポップだったが、彼女らしい調子に安心した。
 「もし本当に行くのなら、あたしにだけは黙って行かないで。絶対、一緒に連れてって。じゃなきゃマァムとメルルにあたしの寝室に夜中音もなく忍んで来るってバラしてやるから」
 こわー、と大げさに身震いしながらポップが窓辺に身を翻す。
 「分かった、行くなら一緒に。」
530加山ゆーぞ:04/05/02 06:19 ID:0+FCKeQv
 そのセリフを残して、彼は月明かりの届かぬ闇に溶けて消えた。レオナは彼の消えた窓辺に立ち、しばらく月明かりを眺めていたが……ため息を付いて窓を閉める。
 この窓の鍵はダイ君用に開けてるのにすっかりポップ君の専用出入り口になっちゃったわ。
 カーテンを握り締め、気付く間もなく涙が頬を伝った。
 ダイ君、あたし、毎日身体キレイにしてる。髪形はちょっと変わっちゃったけど、あの時のまま……ずっと待ってるのよ。背も高くなって、胸だっておっきくなったけど…なにも変わってない。
 なのに男の子はどんどん変わって行っちゃう。ポップ君を見た?あんなに頼りなかったへっぽこ魔法使いクンが、あたしもビックリするくらい男の顔になっちゃって。あたしの弱さだって受け止められるくらい強くなったんだよ。
 ずるいじゃない……ずるいでしょ?あたしも連れてってよ。ねぇ。
 「迎えに来てよ!あたしあれから強くなったの!ポップ君には敵わないけどベホマだってもう完璧なのよ!……絶対に、絶対に足手まといになんかならないから……おねがい……連れてって……」
 ガラス越しに射す月光が、降り落ちてゆく銀色の雫をきらきらと輝かせたが、レオナはその美しさなど全く意に介さなかった。がくがく振るえる自分の体が止まらない。
531加山ゆーぞ:04/05/02 06:20 ID:0+FCKeQv
 「あたしまだ、ダイ君に、好き…言ってな……っ」
 その場に崩れ去るようにして大声を出し、彼女は床にへたり込んだ。ぼたぼたと、流れるというよりは撒き散らすという表現が似合うほどの大粒の涙をネグリジェに降らせながら。
 一年目はひどかった、二年目に気を取り直して、三年目にため息付いて、四年目に絶望した。そして五年目。もう我慢なんか出来ない。あたしこんなに弱かったっけ?こんなに、ダメな女だったっけ?
 レオナは自分が必死で突っ張っている事に自信がなくなっていた。人の上に立ち、平気よ、大丈夫、心配ないわと言い続ける苦悩。自分が一番懐疑的でいても続く職務。
 たまんないわ、あたしまだ19にもなってないのに未亡人?やだよ、こんなの、あたし、やだ。
 一気に噴き出した今までで貯め抜いていた子供っぽい感情が暴走する。
 吹き荒べ醜悪なエゴイズム、思うさま暴れ狂うがいい。ひどい嵐、でも身を任せるとなんて気持ちいいんだろう。
 「好きなの、大好き、ダイ君となら魔界でもどこでも平気」
 その空々しく響く自分の言葉にレオナはさらに泣いた。
 ハウリングする自分の泣き声が、まるで伝わることのない言葉を嘲っているようだと頭の隅が勝手に思った。
532名無しさん@ピンキー:04/05/02 06:53 ID:ip8LC+R2
キターーーーーーーー!
533名無しさん@ピンキー:04/05/02 09:23 ID:Hrri+2KB
ゆーぞさん乙です。
534名無しさん@ピンキー:04/05/02 13:37 ID:0FnPBnHW
もうさ、、、
もうぶっちゃけエロとかもうどうでもいい、、、

ゆーぞさん=三条先生本人 説の浮上でもいいんじゃないか?

漫画の続編がでない限りはこれを脳内公式にさせていただきますよ。
535名無しさん@ピンキー:04/05/02 16:33 ID:RBux21ML
エロなしでもええ、続けてくれい
536名無しさん@ピンキー:04/05/02 17:26 ID:PI5yYOAv
ゆーぞさん=三条先生の中の人

ゆーぞさんの小説読んでるとむしょうに小説のイラストが描きたくなるのは自分だけか?
537名無しさん@ピンキー:04/05/02 19:53 ID:APXg+37j
>>536
ぜひ描いてくれ
538名無しさん@ピンキー:04/05/02 22:18 ID:on6BJieL
ゆーぞさんはほんとに神
エロなんていらん
539名無しさん@ピンキー:04/05/02 22:19 ID:on6BJieL
>>538
自己レス。
あ、もちろんゆーぞさんのエロを否定したわけではないので。
キャラの特徴掴んでて話の展開も原作の雰囲気しっかり出てて・・・
続き楽しみです!!
540名無しさん@ピンキー:04/05/03 02:24 ID:DFmxiuo2
>>537
どこにうpすれば…
541名無しさん@ピンキー:04/05/03 04:15 ID:ipowtVKN
>>540
そうか
場所が無いか
542名無しさん@ピンキー:04/05/03 05:24 ID:s8I5f66C
それは憂うべき事態だな
543加山ゆーぞ:04/05/03 06:20 ID:GIAMvhU9
 手をつなぎましょう、と彼女は言った。
 怖いから、手を、手をつないでいてください。離さないで、お願い。
 片手は背中に、片手はぶら垂れた左手に。細くて冷たい柔らかな手。筋肉が少なくて頼りない腕が自分の身体に回されていて、変な感じ、と思った。いつも身体に回されるのは筋肉質で、別に太くはないけど、無駄な肉の一切付いてない均整の取れた腕だから。
 「……うん。離さない」
 手を握り締めて体を埋める。ゆっくり、ゆっくり、確かめるみたいに。
 苦痛に歪む彼女の顔が目を閉じて浮かぶ間は、マァムとはとてもじゃないけど出来なかった。悪いとか後ろめたいとかそんなんじゃなくて、もう、なんというか。吐き気さえする。
 自分の短絡的な行動に嫌悪感が立たなくなるまで、7ヶ月半掛かった。今でもすこし、マァムを抱く時に思い出してしまうのがもっと嫌だ。
 俺は彼女を愛していたか?
 ――――――もちろん。
 世界中の誰よりも?
 ――――――いいや…。
 何万回と繰り返される問答に毎回苦虫を噛み潰したようにしかめっ面をする癖にも慣れた。
 「……ごめんな、頼りない父ちゃんでさ……まだ自信ない…決められねんだ……どうしたらいい?なぁ、どうしたらダイを諦められる?」
 まるで恋みたいじゃねぇかよ、なんて一笑した。限りない飢餓感、助けられなかった無力感。そんなもん抱えたままで俺が親父になるんだってさ、笑えるだろ、ダイ。まったく、信じられねぇよ。この俺が、親父だって。
 ジャケットが矢のように空を翔るポップの耳元でバタバタと啼いている。うるさい風の音が思考を止めてくれる様な気がして、彼はもっとスピードを上げた。
 ここに居たい、身重のメルルの、多忙なマァムの傍に、美しく平和な地上にいつまでも。
 ……でも、ダイ、お前が、お前が姫さんの隣で笑ってなきゃそれだって意味ねぇよ……
 俺をここに引き止めるだけに生まれる子供なんてかわいそうだろ、そんなの、ねえじゃねぇか。ひでぇだろ、そんな人生ねぇじゃねえかよ!そんでその母親は、そのまま望む愛も受けられず死んじまうんだぜ!
 「……クソッタレ!クソッタレ!クソッタレ!!」
544加山ゆーぞ:04/05/03 06:23 ID:GIAMvhU9
 うつらうつらとマァムは玄関先にすえつけてあるベンチに腰掛けて船を漕いでいた。黄色いショールを身体に巻きつけ、こっくりこっくり体が揺れている。
 ポップはそれを見つけてすこし眺めていたが、マァムの体が殊更大きく揺れた時、とっさにその身体を支えた。
 「っ!?……あ、なんだ、早かったわね」
 驚いた顔を隠すように平静を装ってマァムはにこりと笑った。
 「夜も遅いから心配したのよ。マントもなーんにも持って行かなかったでしょ」
 帰って来ると思ってたから待ってたの。早く中に入って寝ましょう。彼女がそう言って家の中へ引っ込もうとするので、ポップはその腕を掴み、呪文を唱える。
 「えっちょっ…やだっ!どこ行くのよぉぉ!!」
 舞い上がる身体と逆方向に舞う黄色いショールが急激にその場に置いていかれる。いつの間にか腰をしっかりと抱かれていて、頬を叩く闇の風に吹かれながら高速で飛んでいた。
 「もう、馬鹿、ドアの鍵開けっ放しなのに、ちょっと、なんなの、こらポップ!返事を……」
 そこまで言ってマァムは口をつぐんだ。ポップの顔があまりに鋭く前を睨んでいたから。
 ……そんな顔しないで……五年前みたいな顔、もう見たくないのに……
 何もかも睨むみたいに、荒れていた五年前。自分の無力に我を忘れるほど怒り狂っていた五年前のポップ。マァムはその顔に頬を寄せて何も言わずにキスをした。
 どうしたの、何があったの、どうして肝心な事は何も言ってくれないの。そんな言葉が頭を何度も過ぎったが彼女は一切何も言わなかった。ただ彼を抱きしめてキスをするだけ。
 そのキスを無言で受けていたポップの顔が、ゆっくりゆっくり落ち着きながら柔らかい表情を取り戻していく。
 ――――――ああ、やっぱ、俺ぁ……コイツじゃなきゃダメだ……
 マァムを連れて向おうとしていた先を変え、ポップは大きな弧を描いて少し戻り、小さな滝のある場所でようやく地に足をつけた。
 「……ここ……」
 「覚えてるか?俺が……お前、襲った場所」
 ばつが悪そうに彼はそう言って、マァムに向き直る。
 「……覚えてるわよ。背中が痛かったのだって……思い出せる」
 滝を見て、まだあったなんてね、と彼女が目を伏せながら呟いたのが合図だった。
545加山ゆーぞ:04/05/03 06:27 ID:GIAMvhU9
 「本当は言わないつもりだったけど、言うよ。もう、言う。
 俺はダイを探しに魔界へ行こうと思ってる。……多分、帰れない確率のほうがずっと高い。禁呪を数回試した。恐らく師匠より寿命が短いと思う。
 姫さんも連れて行くつもりだ。もう、俺たち二人には後がないんだよ。姫さんも、もう正気を保てなくなってる。最後のチャンスなんだ。……どうか……許して欲しい」
 固い声でポップがそう言い終わった時、マァムは沈痛な表情のままそう、と呟いた。
 「風のうわさで聞いたの。ヒュンケルもクロコダインもラーハルトも居なくなったんですってね。……きっとみんなダイのところへ行ったんだわ。
 その場所が魔界なんでしょう」
 問いかける言葉ですらなくなった独り言を止め、マァムは彼の体を抱く。
 「いいの……いいのよ、もう、我慢しなくたって……
 けど、約束して。メルルの子供が生まれるまでは行かないって、メルルが逝くまでは……ここに、お願い……」
 彼女の事を愛してるんでしょう?だったら、お願いだから。押し殺す涙声でマァムが彼の胸に言葉を残す。
 「俺……いや“おれ”は…メルルをお前ほど愛してない。けど、やっぱり……心のどっかで好きなんだと思う。卑怯でホントやな奴だと自分でも思うけど…ほっとけないんだよ。
 二股だろうなって思うし、否定もしない。これが罪なら喜んで裁かれる。どんな罰だって感謝ながら受けるよ。
 だから……無理を承知で頼む……子供を見ないまま行かせてくれ。“おれ”は意志が弱いだろう?見ちゃったら、多分、行けない。そんで一生後悔する。一生、一生、死ぬより後悔する」
 固さの変わらぬ彼の言葉を理解した時、マァムが動いた。
 「……変わってない、全然成長してないじゃないの、ポップ。」
 ガン、と厳しい声でマァムが言い放ちながらポップの顔を拳で殴った。そういえばこの場所では彼を殴ってばかりだ、と冷静な心のどこかが笑う。
 「辛い事から逃げてばっかり。嫌な現実から目を背けてばっかり。
 あたしの知ってるポップはそんな腰抜けじゃないわ。必死で食い下がって、不可能を可能にしちゃう勇者の使途なんだから!
 アンタなんかポップじゃないわ!アンタなんか、大っ嫌い!」
 思い切り叫んだ。声が滝の音にかき消されてしまわないように、全身全霊で。
546名無しさん@ピンキー:04/05/03 15:07 ID:uewQ6EDD
キーーーターーーーーーーーー

ゆーぞさん毎回早朝投下ですけど
もしかしてこれ書く為に徹夜ですか?
だとしたら激しく乙
547名無しさん@ピンキー:04/05/03 15:19 ID:+6wNAn0F
ゆーぞさん早起き?って漏れオモタ
毎日待ってます
548名無しさん@ピンキー:04/05/03 21:02 ID:pavrx7cw
>>540
サイズにもよるけど、暫定ではづきにうpできませんか?
549SS保管人:04/05/03 23:02 ID:S2kotHJ6
2chエロパロ板SS保管庫 (サーバーが重くて繋がりにくいです)
http://adult.csx.jp/~database/index.html

失礼します、このスレの作品を収蔵させて貰っている者です。
ゆーぞさんのGJなお話を楽しませて貰っています。
前作と今回の作、続き物のようですが、何か良いタイトルを付けて貰えないでしょうか?
カップリングだけの表記では勿体ないと思いまして。

>>540さん、
保管庫のメルアドに送って貰えれば、そちらに飾らせて貰いますが。


550SS保管人:04/05/03 23:03 ID:S2kotHJ6
しまった、ageてしまった…
551名無しさん@ピンキー:04/05/03 23:21 ID:D2YskPDN
盛り上がってるとこ水差すようで悪いんだけどさ、漏れもゆーぞさんの作品
すごい好きだし、気持ちわかるけど、

>ゆーぞさん=三条先生本人 説の浮上でもいいんじゃないか?
とか
>ゆーぞさん=三条先生の中の人

ってな発言はどうかとおもうんだが。
そう言いたくなる気持ちもわからんではないが、ここにはマァムにはヒュンケルが
いいとか、まぁその他にも色々な趣向の人が来てるだろうし、そのへん考えて
発言したほうがいいんじゃないかと思われ。他に言い方あるだろうしね。
552名無しさん@ピンキー:04/05/03 23:41 ID:GIAMvhU9
あまりの大量即レスっぷりに気が狂わぬばかりに狂喜乱舞。ひどい話なのに申し訳がない。

>549
おおっ管理人さま。いつも素晴らしい仕事振りに感嘆しております。
題名なんですが、最後にタイトルを出そうかなーなんて思っていますので
今しばらくお待ちいただければ、と思いますが、ご好意で命名いただけるのならそれを頂戴しようかとも考えています。
因みに前回の話のタイトルは「青色ロックス」とゆいます。

>551
激しく同意。今スレ占拠状態になっていて非常に心苦しい所存。
553名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:47 ID:cookvRpX
>501
遅レスだが「魔弾丸の色が変わっている」って描写があるから個人的には「フレイザード直前」かと思うのだがどうか。
554534:04/05/04 00:48 ID:OGVuXXS+
>>551
らじゃ。
気を悪くされた方がいたらごめんなさい。
555名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:51 ID:OGVuXXS+
>>553
・すでにマトリフと出会っていて
・ハンマースピア装備
・魔弾丸健在

ルーラ修行からかえってきてから
バルジ島出陣までの間くらいかな?
556加山ゆーぞ:04/05/04 05:41 ID:pl/R9Jwh
 返して、あたしのポップを返して!ここであたしのこと無理やり抱いた、強引で優しい彼をあたしに返してよ!
 返して、返して、あたしのポップを今すぐ返して。俯き、地面にかなりき声で涙と共に彼女が何度も叫びをぶつける。叩きつける。殴るように、叱るように、怒り狂いながら。
 「もう、あの時の……お前の事だけ考えてたら世界だって救えると思ってた頭の悪いクソガキはもう居ねぇんだよ。今お前の目の前に居るのは、使途も親父も魔道士もやめた単なるワガママなクズ野郎だ。
 ……すまん」
 闇の中に広げられた言葉がマァムをどうしようもなく絶望させた。溢れる前に涙が流れる。止め処なく熱い雫が頬を伝う。
 「謝らないで、アンタに、謝られる筋合いなんてないわ。
 あたしに謝っていいのはポップだけよ。アンタなんか、知らない」
 振るえる唇を無理やり動かして言えたのはそこまでだった。マァムはその場に全身の力を使い果たしたかのようにへたり込み、ぐったりと動かなくなった。
 「……俺はこのまま行く。明日の朝には姫さん共々お前の大嫌いな男は消える。
 だから、もう、泣かないでくれ。……地上で最後に見るのがマァムの泣き顔なんて……俺ぁ…たまんねぇよ……」
 これ以上の傲慢もないものだ、と彼は自分のセリフの自分勝手さに大層辟易したが、ただ本心だけをつむいだ。最後に嘘を残して行くのが躊躇われたのだろうか。
 「自分の子供を宿してるメルルのことより愛してるあたしを捨てていくの?
 もう二度と戻れない場所に、居ないかもしれないダイを探しに行くの?
 そんなのあたしに許せって言うの?
 ポップが居ないあの家であたしに生きていけって言うの?
 なんて身勝手、最低だわ、こんな男に惚れてたのかと思うと虫唾が走るわよ。
 あたしアンタを一生許さない。
 アンタなんか大嫌い。魔界でもどこでも行って勝手に野垂れ死ねばいいわ、その死体はきっと魔界の大烏がしかめっ面で啄ばんでくれるでしょうよ」
 マァムが罵詈雑言を吐き捨てながら怒りで力漲った表情をして立ち上がり、ポップに口付けた。
557加山ゆーぞ:04/05/04 05:43 ID:pl/R9Jwh
 「慈愛の使途は今死んだ。ここに居るのは嫉妬と憎悪に駆られた鬼女よ。
 お前の一番引き裂かれて苦しい脆い心を泥だらけの汚いブーツで踏み潰してあげる。
 今ここであたしを抱きなさい。昔、恋焦がれた女を犯したみたいに日が昇るまで何度も抱きなさい。
 今度は忘れてなんかやるもんか、一生、一生、お前の苦痛に歪む顔を肴にして毎晩舌なめずりしながら笑い声を上げてやる。気狂うお前の顔をいくらでも思いついて腹を抱えて転げてやる」
 それは狂気ではなかった。
 まごうことなき確かな正気。彼女の優しかった目はまるで鬼岩城の紋章のように吊りあがり、その口から出てくるのは聞くに堪えない汚言ばかり。しかしポップはそんな彼女から目を逸らしたりなどしなかったし、耳を塞ぐ事もなかった。
 「分かった」
 ただそれだけを言い、ジャケットに手を掛けてジッパーを下ろす。規則正しく動く手が月明かりに照らされて鈍く光っていた。
 「さあ、好きにしてくれ。」
 まるでこのまま殺せと言わんばかりに無防備な裸体を晒して彼が落ち着いた声で言った。その声が少しも震えたりしていなくて、それどころか今までマァムが聞いたどのセリフよりも優しい口調だったことが、さらに彼女をどん底へ叩き落す。
 「……いい度胸ね、さすがは腐っても勇気の使途サマだわ」
 頬を叩き、その乾いた音が治まらぬうちに彼を地面に引き倒す。いかに大魔道士といえど肉体的には普通の人間と強度はそれほど変わらない。武道家たるマァムが懐に入れば、喉仏を砕かれて呪文も唱えぬまま死ぬだろう。
 すげぇ、息を整えるヒマさえないな……おっそろしいスピードだ。
 ずきずき軋む頭の痛みに耐えながらゆっくり目を開くと、虫けらでも見下すようなマァムがスカートを持ち上げ下着を引きちぎっている。
 「そら、自分で性器を扱いて立てなさい」
 冷たくそう彼女が言ったので、彼はそれに従い下半身に垂れるそれを握り、軽く上下に擦る。次第に硬度を増してゆくそれを冷めた目で見つめていた彼女は言う。
 「ふん、よくもこんな状況で立てられるもんだわ」
558加山ゆーぞ:04/05/04 05:44 ID:pl/R9Jwh
 まるで潤滑していないそこに自分の身体が埋まって行くのを、彼は痺れた頭で見ていた。無理に動く彼女が引きつった顔で自分を睨んでいる。すこしも楽しくなさそうに。
 「ポップと暮らして5年、一度も子供が出来ないのは不妊薬を飲んでるからよ。ダイが居ないのにあたし達だけ幸福になっちゃいけないような気がしたから。
 ダイが帰ってきたらポップにあたしからプロポーズするつもりだった。ふつつかな女ですけど、どうぞ末永くよろしくってね。フラれても良かったの、メルルの方が俺には必要だって言われたって良かった。
 ……ホントはそう言って欲しかった、彼女を、心から愛してるんだって、あたしじゃ太刀打ちできないって――――――でももういい。そんなセリフ聞いたら今すぐあんたを殺す」
 彼女は身体の一点に集中する痛みを無視するかのごとくに身体を動かしている。彼の身体の上で弾んでいる。
 「たくさん出してね、あの家に子供がまた一人増えるわ、その手に抱きたいでしょう?でもアンタは魔界へ行くのよね。
 あははは、いい気味。お前になんか抱かしてやるもんか、あたしとポップの子供、抱かしてやるものか」
 よほど堪えていたのか、大粒の涙がぼろっと大きな瞳から流れ出た。
 「メルルは優しくて家庭的でいい子よ、あんないい子をフッてがさつですぐ暴力ふるうあたしなんかと一緒に暮らして、アンタ馬鹿じゃない?
 恥ずかしくないの、子供だって居るのに一度でもメルルの家に泊まった事ないじゃない。メルルと寝た日だって夜中に帰ってきてたわよね、知ってるの、全部、知ってる。
 なんて男だろうって思ったわ、こんなひどい男が帰ってきて嬉しかったもっとひどい女の方が好きだって言うんだから気が狂ってんじゃないかしら」
 胸に涙が降る。しとしとと涙が途切れることなく降っている。
 自分と彼女の胸に降る暖かい雫を見つめながら、ポップはぼんやりマァムの声を聞いている。これはきっと彼女の懺悔なのだと思うから。
 偽悪的に次々と繰り出す言葉の端々にある自分を引きとめようとしている感情が透けて見えても、心を落ち着けて彼はじっと耐えている。
 二回目の最後のセックスは、一回目とは逆に強烈なレイプであった。彼は日が昇るまで実に七度絶頂に至り、マァムに犯された。
559加山ゆーぞ:04/05/04 05:46 ID:pl/R9Jwh
 日が昇る。山の稜線が輝いている。
 「……帰って来る、マァムの元に、ダイを連れて、必ず、戻ってくる」
 「……………………」
 服を正し、背中越しにそんな言葉を掛ける。彼女は動かない。虚ろな目をしてぐったりと岩に腰掛けているだけだ。
 「……アンタを信じたっていつもろくな事がない……」
 ぼそぼそとかすれる声で聞き取れないような独り言を口の中で言うマァムはゆっくり目を閉じた。
 「俺……“おれ”、マァムのことが好きだ。大好きだ。愛してる。他の誰より、愛してる。
 この五年間ほんとに幸せだった。お前と暮らせて、幸せだった。毎日お前の元に居ればよかった。一日だって離れないで居ればよかった……
 帰ってきたら……きっと毎日べったり鬱陶しいほどお前の隣に居るよ」
 「……どうせ帰ってこないくせに……」
 「――――――――――――メルルに言付けを。
 悪い男で済まなかった、子供をよろしく頼む。名前は好きに付けてやってくれ……平和を喜び、人を愛する優しい名前を。……愛してる」
 彼は言い終わるとふわり宙に浮かび、二度と振り返ることなく疾風のように朝日の中に消えた。
 「……最初からそう言いなさいよ、馬鹿」
 言葉が唇の外に出た途端、マァムは声を上げて泣いた。
 息を吸い込み思い切り声をあげてしゃくり上げる息が途切れて呼吸が出来なくても。
 どうしてあたしの愛する男はみんな不幸になるんだろ、みんな死に急ぐんだろ、せっかく平和になったのに、せっかく平和を勝ち取ったのに、こんなんじゃ意味ないわよ、どうして、どうして。
 身体が震える。
 今の今まで慈しむみたいな彼の指が滑っていた肌が、血が噴き出しそうに痛んだ。
 「行かないで、あたしのこと一人にしないで、あんたが、ポップがいなきゃ、あたし、ダメなの、だめなの……行かないで、いかないでよぉ……」
 マァムが泣き崩れながら叫ぶ声を、全てを見ていた滝が哀れむかのようにかき消した。
 「あんたなんか嫌い、キライ、だいきらい!」
560名無しさん@ピンキー:04/05/04 10:51 ID:/c5OdiAi
(・∀・)キライ!!
561名無しさん@ピンキー:04/05/04 14:50 ID:Boxj0ub6
今一番楽しみにしてるweb小説です…。
>560
何かと思ったらお前も萌えてやがるのか…
562名無しさん@ピンキー:04/05/04 21:04 ID:+Xiss38G
相変わらず長いなぁ・・・
563名無しさん@ピンキー:04/05/04 23:30 ID:Q5YLVIqt
>>561
漏れも楽しみ
読みごたえあって全然長く感じないけど、続きが早く読みたいー
564536=540:04/05/05 01:59 ID:dT+UbIcY
ゆーぞさん、乙〜。

>>551
スマン。中の人って言ってみたかっただけなんだ…OTZ

>>548.549
サンクス。とりあえずいいのが描けたら考えます。
565加山ゆーぞ:04/05/05 05:02 ID:ThKMXDZL
 自分の蔵書に埋もれて術の解説書に辞書とノートを片手にかじりついている少年に向って、マトリフは静かに切り出す。
 「リュウ、外道にゃなんにもねぇ。禁呪はずっと昔にオレが全部さらったがアバンを助けられるようなもん一欠けらだって無かった。外道ってのはおまえみてぇなガキが覗いて済むような世界じゃねぇんだよ。」
 その気配に初めから気付いていたのか、少年はちょっと解説書から目線を外して彼を一瞥しただけで何も言葉を発しなかった。その様子が予想済みかのように固い表情を全く変えずにマトリフはもう一度言った。
 「いいかリュウ、おめぇは平和の使途として生まれた時から正義の金看板背負ってんだ。アバンやダイ、おめえのクソ親父がやっとの思いで手に入れたもんを軽々しく扱うな。だいたい平和を求める奴が外道で手に入れた力で勇者様を救っていいと思ってんのか?」
 鋭い眼光で睨まれた少年はそれでも体勢を変えようとはせずに、ただ口の端を持ち上げて笑った。
 「……やだねぇ師匠、この臆病者がそんなおっかねー魔法に手ぇ出すワケねーじゃん。そろそろモウロクかい?」
 クソ親父と一緒でおれは腰抜け野郎なのさ。少年は言いながら本を閉じてノートを隠すようにカバンの中に手早く仕舞った。その様子を咎めようともせずにマトリフは続ける。
 「お前のクソ親父もたいがいの天才だったが、お前さんはその上を行く頭を持ってる。未来を見通す能力だってあるんだ、そんなものを軽々しく扱うことの恐ろしさなんか言われなくても分かるだろう?」
 “禁呪”とラベリングされているケースに解説書を収め、棚に戻す少年は少しの間身動きを止めたが、まるで意に介さぬといった風に身支度を済ませた。
 「へいへい、分かってるよ、師匠。今日はフライの誕生日なんだ、目出度い日にお説教は無粋だぜ」
 身体の側をすり抜けながらリュウと呼ばれた少年が部屋の外に身を躍らせる。
 「お前はおれと違って親や兄弟、仲間だって大勢居るんだ。そいつらに泣かれるなよ」
 捨て台詞のようなそっけなさで彼の背中にそれだけ言うと、背中越しに少年が手を振る。
 「心配ねぇって。おれも女は泣かさねぇ主義だから」
 「――――――クソガキ、そういう奴が一番泣かすんだよ」
566加山ゆーぞ:04/05/05 05:05 ID:ThKMXDZL
 「まさかあんたの誕生日に逝く羽目になるとはねぇ。あたしもヤキが回ったものだわ」
 ぐったりとベッドに横たわる彼女を見つめる8人分の目玉は、彼女の挙動の全てを記憶するかのように一つたりとも微動だにしない。
 「ごめんなさいね、フライ。あたしいいお母さんじゃなかった……心配ばかりかけたわね」
 そんなことない母さん、あたしはずっと幸せだった。毎日毎日、とても幸せだったわ。彼女の手を握りながら、14・5歳の彼女に良く似た女の子がぽろぽろと涙を流しながらそう言う。
 「アンナ、あなたが一人目だったわ。ポップがリンガイアの森で出会った時にはまだほんの小さな子供だったのに……今、もう赤ちゃんが居るなんて不思議ね。影に日向によく支えてくれたわ。」
 「いいえ母さん、私こそ母さんに勇気を貰ったわ。ポップには、優しさを。」
 「ロラン、フラン。あなた達兄弟はロモスの北西の泉で倒れていたのをポップと二人で見つけた。正直二人とももうダメだと思ったけどこんなに元気に育ってくれて……あたしの誇りよ」
 「母さん…おれ…ポップみたいな素晴らしい魔法使いに、きっとなるよ。約束する」
 「おれは魔法は使えないけど、たくさん勉強して王宮に採り上げてもらえるような学者に。必ず」
567加山ゆーぞ:04/05/05 05:06 ID:ThKMXDZL
 「エレノア、あなたがここに来たのは4歳の時だったわね。今でも覚えてるわ。嵐の日にここのドアを叩いたのよ。あたしに武道を教えてください、強くなりたいのってね」
 「ええ、ええそうよ母さん。父をモンスターに殺された復讐に狂ったあたしを毎日抱き締めていてくれたわ。だからあたし真人間に戻れたのよ」
 「キュロス。あんたには本当に苦労させられた。ちっとも懐いてくれなくて、ポップが居なくなって荒れちゃってね……ごめんなさい、引き止められなくて……」
 「いいんだ、いいんだよ母さん。おれ馬鹿だった……ひどい言葉をたくさん言ったね。今でも本当に後悔してる。一番辛かったのは母さんなのに……ごめん、母さんごめん……」
 「……ステフ。ついにあなたはたった一日しかポップと一緒に居られなかったわ。やっぱり命がけででも引き止めるべきだったっていまだに後悔してるのよ……馬鹿ね、止められるわけないのに」
 「……………………。」
 青年は軽く頭を横に振り、目を閉じて母の張りのない手に口付けをする。
 「リュウ……お前は本当に頭のいい子だわ。メルル母さんに似て本当に優しい子。一度だってあたしの手を煩わせた事はなかった。……本当はもっと甘えて欲しかったのよ」
 「……おれも、マァム母さんに甘えたかった……けど、甘えたら、おれ、すんげえ甘ったれになりそうで怖かったんだ。……歯止め、利きそうもないから」
568加山ゆーぞ:04/05/05 05:12 ID:ThKMXDZL
 そしてゆっくりと全員を見渡し、彼女はゆっくりと切り出す。
 「……ステフ。あなたは本当に剣の鍛錬を良く頑張ったわ。あたしの古い友人に剣の達人が居たけれどもまるで彼と見間違わんばかりよ。
 フライ。エレノアと一緒に毎日武道の稽古に明け暮れて、そのうえ僧侶呪文までマスターしてしまった。大魔王と戦った頃のあたしよりきっと強いわ。
 リュウ、あなた本物の天才よ。マトリフおじさんも認めるほどのね。ほとんど全ての魔法を会得している。……禁呪、も。」
 名を呼ばれた三人はぎくりと固まり、沈黙。その様子を満足げに見回し、彼女は言う。
 「でもお願い。魔界になんか行かないで。あそこはあたしの大切な人を全て飲み込んでいった地獄なの。もう、あそこにあたしの知ってる人が向うのは耐えられない。しかもそれがあたしの子供達なんてもっと許さないわ。
 約束して頂戴、絶対に、行かないって。母さんの最後のお願いよ。……おねがい」
 そう言う彼女の顔は微笑んでいた。まるで言ったって仕方が無いことを悟っているかのように。
 三人はそれに応えるかのように同時に浅く頷く。その様子に彼女は諦めたように笑った。
 「フフ…嘘つきの顔が並んでるわ。
 帰って来るって言ったポップと同じ顔をしてる。……行くんでしょ、どうせ。
 いいわ、好きになさい。もう引き止めて後悔するのは止めにする。思う限りやってらっしゃい。でも……必ず戻ってきて。それだけは嘘を付かないで。お願いよ」
 そう言うと、深くため息を付くように深呼吸をした彼女は目を閉じた。
 「彼達に……ダイやレオナ、ヒュンケル、クロコダイン、ラーハルトに会えたら伝えて頂戴。最後まで待てなくてごめんなさいって。
 ――――――もし、彼に……ポップに会うことがあったら……思い切り頬を叩いて、嘘つき、って言ってやって。
 それから――――――――――――」
 微かに唇が動き、声なき声が引きつるようにして途切れ途切れになって、彼女は動かなくなった。
 誰も声を上げては泣かなかった。誰も何も言わなかった。
 8人は沈痛な面持ちで一人一人胸の前で十字を切り、祈りの言葉を思った。
 “いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う彼の人にあれ”
569加山ゆーぞ:04/05/05 05:16 ID:ThKMXDZL
 ……そうか、逝ったか。くだらねぇジジイばかりが残って、若い連中は皆逝っちまう。長生きなんざするもんじゃねぇ。マトリフはそう言って全くくだらねぇ、ともう一度苦々しげに吐き捨てた。
 「約束どおり、母さんの葬儀が済み次第おれ達はデルムリン島の魔窟を通って魔界へ行く。」
 「……師匠の言うことも聞けねぇバカは破門だ。もう二度とこの洞窟に足を踏み込む事はゆるさねぇ」
 ずるずると重い足取りを引きずって、マトリフが宝箱に掛かってある布を取り去った。
 「餞別にくれてやる。お前ら三人分の装備だ。この地上で考えうる限り最高の素材を使ってある。マジックアイテムもオレとアバンが趣向を凝らしたモンばっかりだ」
 深々と三人は頭を下げ、流れる涙を彼に気付かれぬようにさっと拭った。
 「ケツの青いクソガキ共だが、オレのトコに最初に来た時のお前らのクソ親父よかマシに育てたつもりだ。
 オレがもうちっとシャンとしてたらぶん殴ってでも止めるんだがな……さぁオレの気が変わらぬうちにとっとと出て行け。」
 シッシ、とまるで犬でも追い払うかのように手を振り、マトリフはソファに横たわって目を閉じた。頭の中には様々な思い出が過ぎったが、彼は何も言わなかった。
 三人は黙って部屋から出てゆき、ドアが閉まる。乾いた音がして後は耳が痛いほど静かになった。
570加山ゆーぞ:04/05/05 05:21 ID:ThKMXDZL
 「……待つのは嫌だ、性に合わねぇ。とっととケリをつけて帰って来いバカ弟子ども。 
 ――――――死ぬなよ」
 呟いて目を開くと開いた宝箱の中に一通の書簡が見えた。それを拾い上げ広げる。
 『今までどうもありがとう御座いました。アバン国王に直々に教えを請えたのも師匠のお陰です。言葉の不自由なわたくしに根気強く戦いの基礎を教えてくださって感謝しています。
 わたくしは三人の中で長兄役をやっておりますが、おそらくメンタルが一番弱いのはわたくしでしょう。わたくしも一度ヒュンケル様にお会いしたかった。不死身の秘密を教えて頂きたかった。
 必ず二人をこの命に代えても守り、全ての人を連れて戻ります。ですから、どうか我々が帰るまでご健在でおられます様に。ステフ』
 文字を辿るマトリフの目尻からぽたりと雫が落ちる。
 「……クソガキ、師匠を泣かすたぁ何事だ、おめえらなんか、破門だよクソッタレ」
 マトリフは流れる涙を拭こうともせずに震える身体を押さえ込んだ。
 何故平和になったこの時代に15や20の子供があんな場所に行かなきゃなんねぇんだよ、ええ、神様とやら。テメェの性根の悪さには反吐が出るぜ。まったく、クソッタレだ。
571名無しさん@ピンキー:04/05/05 10:57 ID:kQ+xpi2K
オリキャラが出ばるならそうと予告してほしかった
orz オリキャラ物嫌イナノニヨンジャッタヨママン
572名無しさん@ピンキー:04/05/05 12:20 ID:3MRHFYBd
うーん、>>559>>565の間にもう一節追加した方が良いような。
>>565が余りに唐突な感じです。
573名無しさん@ピンキー:04/05/05 12:31 ID:ThKMXDZL
>>571
すまん。どうしてもどうしてもこうなってしまった。
申し訳ない。心から申し訳ないと思っている。
>>572
アドバイス感謝する。大至急何とか一節増やしてみます。



警告もなくこのような事態になってしまった事をここまで読んでくださった方々に謝罪いたします。
以下ここからは大変嫌な展開になります。具体的にポップが敵側に回ります。
もうこれから先にエロ描写もなく、この先はそれでも長いのでこれ以上ここに投下することが
自分でも疑問を感じずには居られません。ですが途中で止めることにも違和感を感じております。
当方には判断が出来ません。住人の方々の意見を仰ぎ、決断したいと思います。

どうかご判断を。
574名無しさん@ピンキー:04/05/05 12:32 ID:CIhroC67
>>565-570
オリキャラものってやっぱ地雷ですよねえ。内容にかかわらず受けつけない人も多いし。
たぶん賛否両論あって、心ないレスもあるんじゃないかって、
そのせいでゆーぞさんが書き込みやめちゃったりしないかって、
あなたの作品を楽しんで読ませていただいてる身としてはそれが心配です。
がんばって続けて欲しいと切に願います。
ちなみに自分もオリキャラものは正直好きではありませんが、
これは意外と抵抗なく読めました。
575名無しさん@ピンキー:04/05/05 12:41 ID:G02wMQ2D
うーん、ストーリー中心でもエロがあれば良かったんだが
これでは板違いだよね。
しかもオリキャラが出ばるとなると余計に。
ゆーぞさんの小説は好きだけど、この続きは別板か自サイトにでも書いた方が良いと思う。
エロが書きたくなったら、またここに投下して下さい。
576名無しさん@ピンキー:04/05/05 13:30 ID:3MRHFYBd
いっそSS保管庫に直接投下、はできんのか?
SS投下専用掲示板とかあるからそっちで連載してみれば?

http://jbbs.shitaraba.com/otaku/2051/eroparo.html

過去ログも保管してくださっているのだし、ゆーぞさんがご自分でサイトを立ち上げるのでなければ
引き続きこちらに収めていただくのが筋という気もする。
577加山ゆーぞ:04/05/05 14:07 ID:ThKMXDZL
>>576
有難い。早速立ててきた。再投下にすこし時間を頂きたい。

保管庫管理人様へ
>>576氏の誘導により、上記掲示板に初めから再投下しようと思っています。
再投下には少々お時間を頂きたく思っておりますが、大幅な改編にはならず
誤字脱字の修正と>>572氏のアドバイス「>>559>>565の間に一節増やす」のみになるとは思いますが
どちらを保管していただいても構いません。保管に関しては全てご裁量にお任せいたします。

スレ汚し誠に申し訳ありませんでした。
また時間があれば、住人の方々にお許しが頂けるのであればまたここに来たいと思います。
最後に。
ここに住まう全てのお前らにありがとう。お前らに会えてボカァほんとうにしあわせだ。
578名無しさん@ピンキー:04/05/05 14:21 ID:kQ+xpi2K
なんかもう決定してしまったことのようで口出すのもアレかとは思ったが、
>576さんのURLんとこもエロパロって書いてあるくらいだし、エロ用のように
見受けられるのだが。板違いではないのかな?

ゆーぞさん本人も「エロシーンがほとんどない」と言い切っておられるが、
ならば自サイトなり作ってそちらにあげるのが筋ではないかと思うのだが。
サイトにあげたあとで、このスレ住民で楽しみにしてる人も多いようだし、こそっ
とURL晒すとかならいいとは思うのだが、どうだろう。
579名無しさん@ピンキー:04/05/05 14:46 ID:8VuK/lgO
ここの住人は皆大人だな…感心しちゃったよ
580名無しさん@ピンキー:04/05/05 15:14 ID:3MRHFYBd
>>578
結局は保管庫管理人さまの意向次第だろう。
ダメ出しされるようならまた別の手を考えればよかろうよ。
581名無しさん@ピンキー:04/05/05 16:32 ID:ThKMXDZL
>>578
貴殿のコメントは当然の意見であり、当方はその主張になんら反論の術は無い。
ただ、もし心情と理由を述べさせていただけるのであれば一つだけ。
この話は前回の話(青色ロックス)の延長線上に作ってある。それは“ポップ”を書きたかったからだ。
彼が恋をして生き、そして死んでゆくことを「もう望めない原作」の延長線上で完結させたかった。
極個人的な執筆動機を多様な人々が集うこの場所で発散した事は決して褒められた事ではない。
その部分は心から詫びる。
だが前回の話(青色ロックス)を喜んでくださったスレ住人が居たからこそ
当方はポップの人生をこの場所で完結させようと思った。
それが当方がここにエロパロではない話を投下しようと思った理由だ。

全く我ながらひどいルール無視をしていると思う。
どうか許していただきたい。以上だ。

これを以って全ての「加山ゆーぞとしてこの件に関する発言」を停止する。
もし何からの異論があればhttp://6727.teacup.com/kawai/bbsここへどうぞ
582名無しさん@ピンキー:04/05/05 16:34 ID:Nr1ZC4Rl
>>576
いつもこれ変なページにいってしまって先が見れないんだが
どうやって小説のところまでたどりつけるのか?

オリキャラは内容によるな。これは読めたけど。
583名無しさん@ピンキー:04/05/05 20:19 ID:C9hc/XV+
子供達視点から、キャラのその後を書きこむのなら読みたいなぁ。
この前のエロパロSSも自サイトに保存して、続きをUPすればいいと思うよ。
584名無しさん@ピンキー:04/05/05 20:51 ID:G02wMQ2D
>>579
同意
585名無しさん@ピンキー:04/05/05 21:33 ID:+Erm5LSy
>>579
俺も同意
586名無しさん@ピンキー:04/05/05 21:53 ID:2J0kZiTY
ゆーぞさん
526-531の流れでなぜかポップとレオナのをキボン
587名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:22 ID:mbPuHUIK
感想ここでいいんだろうか?
読んでて画面が滲んでくるほど切なかった。
ゆーぞさん、お疲れ様でした。

幸せなレオナ×ダイありそうで、ないんだよなぁ・・・。
588SS保管人:04/05/06 00:24 ID:E8GTSYOi
>ゆーぞ様
掲示板開設から一ヶ月経ってようやくお客さんが来たw

エロ無しオリ有りでもOKですよ。
私自身がエロより萌えと燃えが好きなもので、エロ無しでも一向に構わないです。
2ch外の、エヴァやKanonなどのオリキャラ連発のSSも楽しんできてるので抵抗もありませんし。

>>582
どんなページに飛ばされます?
IEなんかを使っているとMegapink.TVに飛ばされますけど。
2chブラウザを使うか、アドレスを直接入力でなら大丈夫のはず。
589SS保管人:04/05/06 01:32 ID:E8GTSYOi
>ゆーぞ様
あと、保管庫の方は修正版を差し替えますね。
色々と言い回しとかも変わってるみたいですし。
ただ、使徒→使途の誤変換だけ残っているようです。
次回作(既に確定w)ではご注意を
590名無しさん@ピンキー:04/05/06 04:38 ID:9VrlDmMY
591名無しさん@ピンキー:04/05/06 05:09 ID:Uiev0mDY
どこの板だよ!アドレスを希望する!
592名無しさん@ピンキー:04/05/06 05:11 ID:Uiev0mDY
ギャー上げてもたー!すまん!ごめん悪かった!sageにチェック忘れてた
593名無しさん@ピンキー:04/05/06 06:00 ID:9VrlDmMY
>>591
ん?アドレス削ってみ。
21禁隔離板ね。
ついでにもういっちょ。ガイシュツだったらスマソ

ttp://marie.saiin.net/~ookamiuo/cg/kiesarisou.jpg
594名無しさん@ピンキー:04/05/06 06:24 ID:Uiev0mDY
おれ、>>593のことが好きだ。大好きだ。愛してる。他の誰より、愛してる。
595名無しさん@ピンキー:04/05/06 21:51 ID:jEramA4D
ヲヲヲー オオオー 誰カ フローラネタトカ 供給シテミナイカ?
アバン×フローラトカ ロンベルク×フローラトカサ

イヤ オレガ ヨミタイダケダガ orz......オレノ好ミッテ特殊スギ?
596名無しさん@ピンキー:04/05/07 01:04 ID:1/NfQzER
おれ、>>593のことを好きになって、本当によかった
597名無しさん@ピンキー:04/05/07 08:09 ID:kGG3tscK
そうかそうか、ダイとレオナの幸せ話が異常に少ないというのは本当だったのか。
そういえば全然見たことねぇわ。
んじゃまぁいっちょ書くかね。土日ヒマなので。
無条件でエロエロラブラブする話をがんばる。マジで。あと上げとくな。
598名無しさん@ピンキー:04/05/07 08:30 ID:EG30OvHb
>>597
キター。
待ってるよ。
599名無しさん@ピンキー:04/05/07 12:13 ID:ktXf/G1F
>>598
人大杉で下がってると読めないからじゃない?

それはともかくダイレオファンとしては興奮を禁じえません!がんばって!
600名無しさん@ピンキー:04/05/07 12:24 ID:ktXf/G1F
ついでだから600げとずざー
>>595心配するな、大人の魅力のわかる職人がいつか必ず光臨してくれるさ。
それまで日陰者はともに支えあいながら生きていこうぜ?
個人的にアバフロはフローラ様のほうが攻めそう。でも最後は大勇者様が決めてくれるんだ( ´∀`)
601名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:02 ID:rem3408C
>>600
夜のアバンストラッシュですか
602名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:20 ID:1/NfQzER
>>601
アバカムが先だろ
603名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:45 ID:GS4tiePP
>>601-602
禿ワロタ
604名無しさん@ピンキー:04/05/08 04:09 ID:i/MSbkFa
>>600-603
だからお前らが大好きですよ。早朝から笑わせるんじゃありません。
605ダイとレオナのはなし1:04/05/08 04:11 ID:i/MSbkFa
 「どーしたの?レディの寝室に何か御用?」
 レオナは読んでいたアバンの書を閉じ、ドアの前に立つダイに声を掛けた。
 「……眠れません」
 「なんで?」
 「……ポップがマァムの所へいきました」
 「だから?」
 「……マァムがポップ連れてどっか出て行きました」
 「散歩くらいいいじゃない。まだそんなに遅くないんだし」
 「……分かってゆってるだろ、レオナ」
 「何をよ」
 「お姫様。……顔、笑いすぎですよ」
 ダイはジト目ではぁと溜息をついた。
 「やだぁ笑ってなんかないわよぉ〜ふーんへーそー。あの二人がねぇ…ふううーん。マァムはああゆう母性本能をくすぐる手合いが好みなのかしら〜。あたしには理解できないわ〜」
 にやにや底意地の悪そうな顔つきでくっくっくっくと忍び笑いを繰り返しているレオナはベッドから起き上がり、ナイトテーブルにアバンの書を置いて束ねてあった髪を解いた。
 「それで、どーしてあたしの部屋に来たの?まさかそんなこと報告するためにわざわざ近衛兵を遠ざけたんじゃないわよねぇ」
 さらさらと流れる長い髪の毛がぼんやり光るランプの光に透かされて輝いている。
 「……相変わらず意地が悪いなぁ」
 ダイがいじけた様な表情で後ろ手に鍵を掛けて、ベッドに近づく。
 「ふふふ、だってダイ君から誘ってくれるなんてはじめてだもん」
 両手を差し出してレオナがダイを抱きしめる。その表情は嬉しそうでいて安楽そのものだった。
 「そうだっけ?」
 「そうそう、いっつもあたしから」
 「……そりゃごめん。」
606ダイとレオナのはなし2:04/05/08 04:12 ID:i/MSbkFa
 フカフカのベッド、真っ白の天蓋から垂れるベッドカーテンがかすかに揺れる。
 「二人ともあたし達の方が先輩だなんてきっと思いもつかないわよ」
 くすぐる様な彼のキスを首筋に受けながらレオナが熱っぽい甘えた声でそう言うので、彼は唇から舌を出してゆっくり舐め上げた。
 「あん……だって、ダイ君がこんなこと知ってるなんて…絶対思わないもの」
 「……こんな、ってどんな?」
 「あたしが首筋弱いってこととか」
 「そうかなーポップは案外鋭いよ?」
 「あははは、ダメダメ。ああゆう軽薄で純真そーなボクは恋愛の機微に関しててんで鈍感って相場が決まってるの。しかもその自覚すらない一番救えないタイプね」
 「………………まぁ、反論はしないけどさ」
 ふにゅふにゅする柔らかい女の子の身体。力を込めるたびに強い反発が返って来てとても面白い、とダイは思っている。どうして女の子ってぬくくて気持ちいいんだろう。
 目を閉じて自分の胸にうずもれる彼を見ていると、レオナはなんだか誇らしい気持ちにすらなった。どんなに強いモンスターだってやっつけちゃう最強のあたしの勇者様。でもあたしきっとこの男の子の誰も知らない全部を知ってるわ。
 「ね、服、脱がさないの?」
 言いながらもダイの頭に腕を回し、子供を抱くような母親みたいに彼にキスをした。
 「ん……もうちょっとこのまま」
 「んふふふふ、勇者様は甘えんぼうさんね」
 「ちっちが…………や、そうかもしんない。こうやって女の人に抱かれたことないから」
 嬉しいんだ、と彼が言って黙ってしまったので、ふっと笑ってレオナはゆっくり身体を抱きしめる。
 「いいの、たくさん甘えてちょうだい。あたし甘えられたら嬉しいの。ダイ君が甘えてくれたら嬉しいのよ」
 ダイ君は太陽の匂いがするね。髪に顔をうずめてレオナがそう囁いた。今日のごはんはおいしかった?お風呂には誰と一緒に入ったの?このネグリジェは気に入ってもらえた?
 その声に気持ち良さそうにダイが短く返事をする。
607ダイとレオナのはなし3:04/05/08 04:13 ID:i/MSbkFa
 「あたしのこと好き?」
 「うん、たぶん、女の子で一番、すき」
 「…たぶん?」
 「よくわかんないけど、こんなおれを知ってるのはレオナだけだから」
 「……ん。じゃあ、許す。でも、もう一度ちゃんと言って」
 「おれレオナがすきだよ」
 ふるふると微かに彼女が震え出したので、ダイは思わず顔を上げた。眉間にしわを寄せて歯を食いしばるレオナが無言で震えている。
 「ど、どうしたの!?」
 声を掛けると、ゆっくりと唇が開いて声を絞り出すように彼女が言った。
 「う、う、う、嬉しくて、泣きそう……」
 涙出ちゃいそうで動けないのよ。その言葉を聞いてダイがぷっと笑って彼女を抱きしめる。
 「泣かなくていいじゃん。ヘンなの。ばかだな、このくらいで」
 「ばかとは何よ、失礼しちゃうわ」
 「ごめん、でも、ばかだ。レオナが好きって言って泣かれたら、おれ、どう言えばいいんだよ。
 泣かないで、お願いだから。いっぱい、これからも笑ってるレオナに言わせてよ、すきって」
 少年の胸の中で少女が声を殺して泣いた。
 長い長い時間、あふれ出る涙が止まらなかった。
 嬉しさと、彼女には理解できないもっと他の何かに突き動かされて彼女は泣く。
 「あ、あたし、あたし、ダイ君のこと、すき、すき、だいすき、だれより、なにより、あんたが一番好き、ダイ君のためだったら、あたしなんでもする、なんでもなる、なってみせる」
 ひっくひっくとしゃくりあげる様に声が細切れになっていて、ダイばそれを少し困ったように聞いていた。まいったなぁ、なんて思いながら。
 「うん、うん。わかってるよ。……わかってる。大丈夫」
 彼は自分が幼い時に祖父にそうしてもらったように、彼女の背中をポン・ポン・ポンと軽く穏やかにさするように叩いた。眠る前、祖父が心臓の鼓動を鎮めるように、ポン・ポン・ポン。
 「お姫様も甘えん坊だなぁ」
608ダイとレオナのはなし4:04/05/08 04:15 ID:i/MSbkFa
 向かい合わせになって、お互い相手の胸に手を置いた。力強く脈打つ振動が心地いい。
 「優しくしてね、最近胸がおっきくなって触られると痛いの」
 手に感じる温かい体温の向こう側に、触れられない心を感じる。レオナの、自分を求めている心がまるで手に取れるかのようだ、とダイは思った。
 指に少し力を込めてゆっくりと力を抜き、また力を込めた。
 「……ん……もっと強くしていいよ」
 頬を朱に染めて恥ずかしそうにそう言う彼女の唇をそっと奪う。目を閉じて、身体を押し倒す。
 「ほんと、最初はへったくそだったのに、キス、上手になったね。胸も、ちゃんと、痛くないよ」
 囁き声にあえて返事をせずに肩に掛かっているネグリジェのストラップを解いて、眠るときには下着を着けないレオナの白い肌をアラワにする。
 「……きれい……」
 ぽつりとつぶやいてそこに指を這わせる。ピンク色の先端に。
 「やっ…ばかぁ……!」
 あ、あ、あっ……やぁ、んっ……いや、痛い……のに、きもちいいよぉ……
 ひくひく動いている跳ね回る腰が、レオナの感度を物語っているみたいで、ダイは更に指に力を入れたり抜いたりしてくりくりいぢってみた。
 「やぁっあっあっあぅうぅん…もぉ、やだぁ……ちゃんとしてよぉ」
 恥ずかしい、こんなのどこで覚えたの?えっちなんだから。ちょっと眉をしかめながらレオナがダイの指から逃げる。
 「どこで……うーん、難しい質問だなぁ……強いてゆえば、滝?」
 「はぁ?なにそれ」
 「……いや、忘れて。なんでもない」
 ぱたぱた手を振るダイにむっとしてレオナが口を尖らせた。
 「白状なさぁい!言いかけて止めるなんて卑怯よ」
 両手でむにーとダイのほっぺたを摘んで引っ張る。
 「いたたたた。やめ、やめてよ、言う、言うからさー」
 ひりひり痛む頬を両手でさすりながらダイが溜息を一つついて観念したように喋りだした。
609名無しさん@ピンキー:04/05/08 15:32 ID:dtt42QcU
gj!!
2人ともカワエエ…
610名無しさん@ピンキー:04/05/08 19:46 ID:Zq6UeDAb
続きが楽しみです。
ちょっと意地悪なレオナがイイ。
611名無しさん@ピンキー:04/05/08 23:07 ID:HSD+U8gx
612名無しさん@ピンキー:04/05/09 03:04 ID:knBUuUKk
今更ながらゆーぞさんの作品全部読ませていただきました。
本当に良作品だったと思います。お疲れ様でした。
613ダイとレオナのはなし5:04/05/09 05:48 ID:j5uSZCox
 「……ゲ、青姦……」
 「なにそれ?」
 「いーのよ、ダイ君は知らなくてッ
 ……しかし意外だわ、あのおカタそうなマァムが……むぅ、意外に策士ねあの魔法使いクンは」
 どーやって落としたのかしら、もんのすごい気になるわ。今度聞いてみよーかしら。ぶつぶつレオナが自分の世界に入ってしまったので、ダイが困ったように溜息をついた。
 「とまぁ、そういうわけ。くれぐれも浮気とかじゃないのでその辺、よろしく」
 にやりと笑ってダイがそんな事を言うので、レオナが両腕を広げてヘッドロックをかます!
 「あたしがそーゆー醜い嫉妬をすると思ってんの!?ええっそんな浅ましい女だと思ってたの!?こらあダイ!」
 「わあ、ぎぶ、ぎぶ!思ってない!思ってないよ!全然思ってません!」
 その割りに久々に会った時マァムのことを勘繰ったねぇ、なんてことは一切言わなかった。案外レオナは武道家に向いてるのかもしれない、と思ったから。
 「ほんとぉ?全然思ってない?」
 「思ってない!じいちゃんに誓って!」
 なら、いいけど。レオナはようやく腕を解いてげほげほ言うダイの背中をさすった。
 「……んもう…なんでおれの周りの女の子ってみんな暴力的なんだろ……ハドラーより怖いな」
 「当たり前よ、女の子はそこに居るだけで偉いんだから。男の子なんか太刀打ちできるわけないじゃない」
 ふん、と胸を張って威張るレオナにダイは不思議そうに尋ねた。
 「なんで?」
 「家を作れるからよ。あんた達男の子の帰ってくる場所になれるから。
 無茶して、泥と傷だらけになったボロボロの人間を待って迎えることが出来るから。傷が癒えたら泣きながら諦めながら送り出すことが出来るから。だから、偉いの」
 ぽん、と彼の胸のに頭を預けて小さな声で彼女が言った。
 「ダイ君…これからもっと戦いだって酷くなる。こんな事もうしてられない。そんできっとあなたあたしの知らない所に行っちゃうんだわ…」
614ダイとレオナのはなし6:04/05/09 05:51 ID:j5uSZCox
 窓のカーテンが風を受けてゆらゆら揺れる。少し冷たい風が部屋に入ってくる。
 行かないよ、そんなとこ。笑いながら彼がそう頭を撫でてくれたが、彼女はぐりぐり胸に顔を擦りつけるように頭を左右に振った。
 「行くわよ、絶対、あたしの手の届かないようなとこに」
 「――――――なんで…そんな風に思うの?」
 「別に。単なる女のカン。
 ……そんな所へ行ったっていいの。どこへいったっていい。でも……絶対あたしのとこに、帰って来て。約束してちょうだい、絶対に、帰って来るって」
 声が震えていた。肩が震えていた。
 強気な彼女の弱気なセリフ。それを彼は失笑で吹き飛ばす。
 「ばぁか。どっこも行かないよ。おれは甘えん坊のお姫様の世話があるんだよ、おれにしか出来ない、ね」
 レオナらしくないなぁ、いつもなら死んだってそんな事いわないって言うくせに。おれが居なくなったら寂しい?って聞いたって平気よって……おれ、あの時すんごい凹んだんだから。ダイがさすりながらぼそぼそと言葉を背中にぶつける。
 愛しいのに、憎い様に。
 労わるのに、殴る様に。
 「……だって!……悔しいじゃない、負けたくないのよ」
 「何に?」
 「わかんないけど負けたくないの。あたしを負かそうとする、神様とかそんなものに」
 そこまで言ってまだ流れ出そうになる言葉をぐっと堪え、彼女が身を縮めた。彼はそれに不思議なくらいに庇護欲を感じた。
 「………………レオナ…いま、してもいい?なんかすんごい、グッと来ちゃったんだけど」
 「…勇者様のすけべ…」
 「ふん、すけべな勇者で悪かったね」
 ダイは自分のパジャマを器用に脱ぎ捨てて、素肌のレオナに再び覆いかぶさった。その温かさと心地よい重さにレオナがはにかむ。
 「……いいよ、えっちなダイ君。あなたがだいすき。居なくなったら、あたし大泣きよ」
 にっこり笑うレオナに、ダイは頬を染めて嬉しい、と一言だけ返した。
615ダイとレオナのはなし7:04/05/09 05:52 ID:j5uSZCox
 レオナはマァムより小さいって拗ねるけど、おれはこっちの方がいいなぁ。だって触ってると面白いんだもん。レオナはここが感じるんだよね。
 彼がそんなことを言いながら彼女の成長を予感させる胸をゆっくり揉みしだいている。彼女はといえば全くの無言で、蠢く指と手のひらに身を任せて身じろぎしない。
 「レオナは気持ちいいと喋らないんだねぇ……でもそんな平気な顔したってダメだよ。顔真っ赤だし、身体ひくひくしてるもの」
 くすくす笑うみたいに少年が指を躍らせるたびに彼女の首筋が、眉が、唇が、艶かしく動く。
 指が、人差し指が胸からずずーっと線を引っ張るように滑っている。焦らすように、確かめるように、ずずずずずーっ。
 「あん!も、やだぁ!」
 「やめないよ」
 くぅ、と鼻を鳴らしてシーツをくねらす腕で掴むように抱きしめるレオナの恥丘にダイの指が到達する。
 「いいね、おれより濃くて……興奮するよ」
 「……バカぁ!」
 「あ、そんなこと言うんだ?勇者様にそんな暴言吐いちゃうんだ?……こりゃお仕置きだねぇ」
 くくくくく、押し殺した低い笑い声がして、指が入り口を旋回するみたいに這い回って、突き立てられる!
 「きゃひぃ!」
 「柔らかぁい……ぬるぬるだからすぐ入ったよ……感じちゃったんだ?」
 「そっ……そんなこと……言わないで」
 キリリ、歯軋りする小さな音が彼の背中をゾクゾクさせる何かを一層強くさせた。
 「おれをこんなにしちゃったのはレオナだろ?何にも知らなかったおれにこんなこといっぱい教えたくせに」
 だから責任とってね。差し込んだ指を少しだけ折り曲げて揺さぶる手を少し強くする。
 「やぁん、あっあっあっ……あぅうん……だってぇ……飲み込み早いんだもん……」
 面白いからついつい教えるのに熱がこもっちゃって。少女らしからぬはしたないセリフを口の端から垂れ流しながら、その細く美しい肢体をくねらせた。
616ダイとレオナのはなし8:04/05/09 05:54 ID:j5uSZCox
 ずずずずず……埋まってゆく身体。一つになる精神。
 「ぜんぶ、入ったよ」
 「ん、わかる。あたしのなか、ダイ君でいっぱいだぁ」
 抱きしめあいながら確かめるように二人はキスをした。とろけるような、慣れた、キス。
 舌が蠢く。唾液が送り込まれる。敏感な唇に何度も歯が当たる。くちゅくちゅ鳴る音が耳をくすぐってて恥ずかしくって心地いい。
 「ふふふ…ポップがね、マァムにこんなことしてたんだけど……それがもうなんか見てるこっちがハラハラするくらいへたっぴでさぁ、何度出てって教えてやろーかと思ったよ」
 キスだってなってないし。あれじゃ息出来ないよねぇ。楽しそうにダイがそう言うのでレオナがぷうっと膨れ面をする。
 「もう!あたしとしてるときにあたし以外の人のこと考えないで。
 ったく、ほんとダイ君はポップ君の信者ね。なにかにつけてポップポップって。そんなに好きならポップ君とえっちすれば?」
 そんなレオナの言葉にきょとんとしたダイは、ぶっと噴き出してけらけら笑った。
 「あはははは!ごめん、ごめ……ぷぁははははは!ひひひひひ!
 嬉しい!レオナが嫉妬してる!ポップに嫉妬してるよ!うふふふははははあははは!」
 だめ、ごめん、おなか痛いよ、ごめん、止まらない。ダイがゲラゲラ派手に笑うのでレオナは顔を真っ赤にして怒鳴りつける。
 「な、何がそんなにおかしいのよっ!あたしだって女の子なのよ!嫉妬くらいするわよ!悪い!?あたし別に聖人じゃないもの!」
 違う、嬉しいんだよ、だっておればっかりがキミのこと好きなような気がしてたから。だから嬉しくって笑っちゃうんだ。
 ようやく笑い声を止めてダイがレオナの唇を奪う。
 「ごめんね、安心しちゃった。おればっかり汚いみたいな感じがしてて。会えないとき、いっつもキミがおれのこと忘れて楽しくしてるんじゃないかって思ったらなんか、ここんとこが痛くて嫌な気持ちになったよ」
 指でレオナの胸の先端を突き、また指を離す。
 「レオナもおれも生きてるんだね。みんな、生きてるんだね」
617ダイとレオナのはなし9:04/05/09 05:55 ID:j5uSZCox
 そうよ、生きてるから、ダメな時もあるわ。だから頑張るの。みんな、ダメな心に負けたくないから頑張るんだよ。
 目を閉じた彼女の顔をじっと見、彼がそうだね、そうだ、その通りだ、と答えて腰を引いた。
 「ひぃ…んっ」
 最初は揺するように。次に叩くように。彼女が一番好きな手順。
 唇をかみ締めるみたいに真一文字に結んでいるのに、不思議に聞こえる喘ぎ声が曇っていない。
 両手を彼女の肩の上に付くことは身長差からできないから、両手の指を絡ませて握り締めて身体を固定するのが彼らのやり方だった。
 最初はこんなところにおれが入るなんてって思ったけど……経験ってコワいなぁ。ダイが上の空でそんなことを思っていると、頭の上の方から声が降って来た。
 こら、今違うこと考えてるでしょ。顔に出てるわよ。もう何年も連れ添った夫婦のような事を彼女がにやりと笑いながら言う。
 「レオナのこと考えてるよ。ずっと。ずっとね。」
 「うそ。わかるんだから、ダイ君のことなんて、あたしみーんなわかっちゃうんだから」
 「嘘じゃない。ほんと」
 「…………じゃ、そういう事にしておいてあげるわ」
 ため息に似た吐息を漏らして、少しづつ強くなっているダイの腰の動きにあわせるようにレオナが身体を揺らす。
 「ね……もう、あたし、いきそう……やぁ…ン……ごめん、久しぶりだから感じちゃって……もう、ダメかも…ッ…」
 はぁはぁ途切れる声の合間を縫ってレオナが切ないギブアップをダイに伝える。
 「いいよ、いって。
 いっぱいいって。そんで、エロぉいレオナの顔、見せて」
 やだ、へんたい、ばか。
 へんたいだよ、おれ、へんたいさんだもん。
 あっあっあっあっ……あたしへんたいさんだいすきぃ!
 ふふふ、おれも、エロいきみがだいすきだ。
 「あああぁぁあぁーっ!!」
618ダイとレオナのはなし10:04/05/09 05:57 ID:j5uSZCox
 みんな黙って食事を取っている。
 変な沈黙。
 誰も目を合わせない。
 黙々と食べているだけ。
 小さくなっているのはダイとレオナ。
 レオナはいつもの普段着だが、ダイはいつもの装備ではない。
 「……あー、ときにダイ。…………装備はどうした?」
 ポップがわざとらしく空々しくそんなことを言ったが、ぐっという押し殺した悲鳴が聞こえてポップはそれ以上なにも言わなかった。
 きっと隣のマァムに足でも踏まれたのだろう。
 全員がそれを表情一つ変えずに無視している。……大人だ。
 みんな知っているからだ。朝、ダイがレオナの部屋から一緒に出てきたことを。
 「…………えーと、あのね?
 アバンの書をね?ダイ君が読めないってゆーから聞かせてたらそのまま寝ちゃってね?」
 レオナがついに沈黙に耐えられなかったのかそんなことを言い出したが、ダイが俯いただけで誰も何も言わなかった。
 「だから……別にそんなに気を使わなくていいのよ?」
 固い声を絞り出してレオナがそう言い終わった後、なん呼吸かおいてヒュンケルが口を開いた。
 「ええ存じております姫。
 ですが――――――兵の士気にも関わりますので窓は閉めておかれたほうがよろしいかと」


 ダイとレオナのはなし「モダン・ラヴァーズ」  おわり
619加山ゆーぞ:04/05/09 06:03 ID:j5uSZCox
えー、他の職人様がいらっしゃらないのは、
当方がスレッドを占拠しているからのよーな気がしてきたので
ここらで一区切りつけて「加山ゆーぞ」は少々黙りたいと思います。
また、お許しがあれば力の続く限り「加山ゆーぞ」として何か書きたいと思っています。

今まで本当にありがとう御座いました。
それから、感想をくれた方々に、心より、感謝感激を。
では名無しに戻ります。またね。
620名無しさん@ピンキー :04/05/09 08:00 ID:s/DmUfmO
ゆーぞさん、お疲れ様でした。こんな時でも可愛い賢いレオナがよかったです。
ゆーぞさんの作品は女の私でも楽しめるので大好きです。
黙るなんておっしゃらないで、どうかまた書いて下さい。
よろしければヒュンケルxマァムを・・・。
621名無しさん@ピンキー:04/05/09 08:42 ID:j5uSZCox
こんな朝早くにレスが。嬉しいなぁ。ボカァ幸せだぁ。
ヒュンマか、そういや書いたことないな。ラブは無理かと思われますが
暇を見て何とか頑張ってみまつ。ありがたう!
622名無しさん@ピンキー:04/05/09 08:46 ID:knBUuUKk
ポップ×マァムの話し、小説として売れそうなぐらい面白かった
623名無しさん@ピンキー:04/05/10 01:46 ID:mMmLzEgi
ゆーぞさんのSS良かった!でもダイ×レオナSSも非常によかった!ともに乙!
624名無しさん@ピンキー:04/05/10 02:17 ID:bLWov6Xk
ヒュンマ楽しみにしてまつ
625名無しさん@ピンキー:04/05/10 18:11 ID:DuTpoOGQ
ダイ×レオナ書いたのってゆーぞさんですよね?
626名無しさん@ピンキー:04/05/10 21:05 ID:jvygUOZe
>>625
ゆーぞさんですよ
627名無しさん@ピンキー:04/05/11 00:21 ID:XWIECLib
ゆーぞさんの書くヒュンマ…なんか凄い名作のヨカーン
628名無しさん@ピンキー:04/05/11 17:30 ID:hBlxEJZe
ゆーぞさん以外の職人さんが降臨しにくい状況になってるの、気づいてるか?おまいら。
もうちょっと考えてはいかがかと思うが…。
629名無しさん@ピンキー:04/05/11 20:20 ID:lKj3aSww
>>628がいいこと言った!

加山氏を悪く言う訳ではないが彼はちょっとやりすぎだな。
スレを活性化してくれた恩人には心苦しいレスだが黙ってくれてほっとしている。
連投は嬉しい諸刃の剣だということをご理解いただきたい。

さあ気を取り直していこう、だれぞ加山に続く勇者はおらんか!
630名無しさん@ピンキー:04/05/11 20:32 ID:lBosjFA5
>628
俺もそう思う・・・が、ゆーぞさんのヒュンマ読みたい OTZ
631名無しさん@ピンキー:04/05/11 21:13 ID:eUWIKUkx
>>629
とりあえずそう言う誘導されても
勇者は出ないと思うのは俺だけか?
632名無しさん@ピンキー:04/05/11 21:50 ID:lKj3aSww
それもそうだな。一方的な言い方で悪かった。スマソ。
633名無しさん@ピンキー:04/05/12 00:02 ID:Lt9F8QCm
エロパロにもダイ大スレあったんだなぁ・・・。
そんなわけで遅レスながら>>281タンの設定でss書いて見たいなぁとかちょっと思ったり。
スレタイからはずれるんですが宜しいでしょうか?

スレ違いばってで申し訳ないのでダイ×レオナss投下させていただきます。
ちなみにお二人とも成人済み設定です。
634名無しさん@ピンキー:04/05/12 00:12 ID:mCKgc/qc
>>633
はっきり言って女体化は荒れるよ。
↓こっちの裏スレに投下することを推奨する。

☆★ダイの大冒険の女キャラって萌えるよな☆★
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/otaku/2051/1083732720/

635ダイ×レオナ1:04/05/12 00:15 ID:Lt9F8QCm
ゆーぞさんには遠く及びませんが・・・


-深く、深く口づけあう。
互いの舌を絡めながら深く、深く。
唇が離れて唾液が糸を引き熱い吐息が漏れる。
「・・ダイ君・・」
レオナは今まで唇を重ねていた漆黒の髪の青年の名を愛しげに呼ぶ。
「何?レオナ・・」
青年ーダイもまた、指に絡ませたレオナの金色の髪に口づけ、愛しげに彼女の名を呼ぶ。
「何でもない。ただ、呼んだだけ。」
琥珀の瞳にダイを映してレオナは笑う。
「そっか。」
ダイも笑いながら白いレオナの首筋に口づけその肌に所有印を刻んでゆく。
「・・ん」
くすぐったいような快感にレオナは身をよじる。
ダイの唇が露にされた形の良い乳房へと下りてくる。
早く刺激が欲しくて。
レオナは「早く」と催促する。
そんなレオナに微笑み、ダイは胸の紅い果実に吸い付いた。
「あっ!」
与えられた刺激に体がピクリと、震える。
カリッ・・ダイがレオナの乳首に軽く歯を立てる。
空いた片方の手で、秘部を愛撫していると徐々に潤ってくる。
「はっ・・あ・ん」
恍惚とした表情で喘ぐレオナにダイはそっと微笑み頬にキスを落とす。
「ね、レオナ。気持ち良い?」
問いかけるダイにレオナは喘ぎながらも頷く。
636ダイ×レオナ2:04/05/12 00:17 ID:Lt9F8QCm
「ん・・すごく・・良いよ?」
「そう。良かった。」
言いながらも愛撫は止めない。
ダイの指が剥き出しになったレオナの敏感なソレに触れる。
「ひっ・・きゃぁっ!」
ビクンと、レオナの体が大きく跳ねる。
「レオナはココが良いんだね?」
言って、ダイはレオナの敏感なソコに舌を這わせる。
ゆっくり、撫で回すように。
時に激しく、敏感な豆に吸い付くようにして。
ーしばらくレオナの甘い喘ぎとピチャピチャと淫靡な音だけが部屋に響いていた。
ー「ダ、ダイ・・君・」
「何?レオナ」
レオナは身を起こし固くそそり立つダイのソレにそっと、手を添える。
「私も、したいの。」

`いいでしょう?'

紅い唇から紡がれる誘惑の声音。
「いいよ。」
奇麗な空(あお)の瞳にレオナを映し、ダイは笑んだ。
「ん・・ふぅ」
レオナの唇にダイの熱い欲望が飲み込まれていく。
時折甘い僑声を漏らしながら根本までソレを熱心にくわえこむレオナの頭を軽く撫でてやる。
舌で、ソレを撫で回す。
根本から先端へと、ゆっくり焦らすように舌を這わせて行く。
先端まで辿り着くと紅い舌先でちろり、とダイの亀頭に触れ唇で吸い付く。
「・・くぅ」
レオナの唇での愛撫にダイは声を漏らす。
637ダイ×レオナ3:04/05/12 00:19 ID:Lt9F8QCm
ぺろぺろと、子供が飴を舐めるようにソコを舐める。
「あ・・レ、オナ・・も、いいよ?」
レオナの舌での愛撫に耐えきれなくなり、ダイは少々乱暴にレオナの頭を上げさせる。
「もういいの?」
少し残念そうにダイのそれを見つつレオナは言う。
「これ以上されたらイッちゃいそうだったから」
「別にいいのよ?飲ませてよ。飲みたいの。ダイ君の」
魅惑的な笑みを浮かべレオナはダイの頬に奇麗な白く長い指で触れる。
その指をダイはそっと自分の唇へと運び口づける。
「じゃぁ、下の口で飲んでよ。」
言って、レオナを押し倒し脚を開かせて愛液で潤った秘所に己の欲望をあてがいゆっくりと埋めてゆく。
「はぁ・んふぅっ!」
グチュッ、淫猥な音を響かせながら奥へ、奥へと挿入されてゆく。
「ふ・ぁぁ・・ダイ、君のすごく気持ち良いぃ・・」
快楽に恍惚としたレオナの表情がダイの獣の心を駆り立てる。
「レオナ・・その表情、良いよ。すっごくゾクゾクする」
グチュッ!!ダイは一気にソレを奥へと突き上げた。
638ダイ×レオナ4:04/05/12 00:19 ID:Lt9F8QCm
いきなりの快感にレオナは体を震わせる。
「んはぁっー!!」
ジュプグチュ、とダイが腰を振る度に響く淫靡な音と甘い艶かしい喘ぎ。
もっと、もっとその声が聞きたくて。
その顔が見たくって。
「レオナ・・レオナの膣(ナカ)、すごく良いよ?オレのこと、喜んで締め付けてくるね・・」
「はあぁんっ!!良い・の・・ダイ君、凄く良いのぉっ!やぅぅっ!!も、イきそ・・ねぇ」

`全部、飲ませて'

耳元で囁かれる愛しい人の愛しい声音。
「ん・・オレも・イきそうだよ・・レオナに全部飲んで欲しい・・・」
より一層深く激しく突き上げてゆく。
「んぁっ!!だ、めぇ・もっイっ」
ビクンッとレオナの体か弓なりに跳ね、膣がギュウと、ダイを締め付ける。
「あっくぅっ!!」
ドクン。締め付けられたソレが一際大きく脈打ちレオナの中に白濁を解き放った。ー


隣で軽く寝息を立てるレオナの金色の髪をそっと指で透く。
奇麗な奇麗な金色を。
そんな何気ない時間に幸せを感じている。
孤独を癒してくれる愛しい人がいることに幸せを感じている。
ダイは眠るレオナの瞼にそっとキスを落とす。

「好きだよ」

一言だけ呟いて。

君の温もりを感じながら、ただただ幸せを感じていたんだ・・〔終〕
639633、635−638:04/05/12 00:26 ID:Lt9F8QCm
男女モノエロは不慣れだったりしますがPCにひっそり眠らせておくよりは、と思い投下させていただきました。
お目汚しすみませんです(つдT)

>>634
誘導ありがとうございます。
後ほどそちらにも行ってみます。
本気で書いてたら生暖かい眼差しで笑ってやってください。(゚∀゚;)
640名無しさん@ピンキー:04/05/12 04:16 ID:YsjrkTAa
gj!
エロ満載で良かったです。
641名無しさん@ピンキー:04/05/12 05:35 ID:qWxKwrYr
GJだ!思いの外燃えるぞダイレオ!

ところでアバフロ神は降臨しないのかちら。ずっと待ってるのがここにも一人おりますよ?
642名無しさん@ピンキー:04/05/12 07:47 ID:KdSucF6N
良作が続きますねぇ・・なんて良いスレだw
真面目な話が続いたので、ここらで一つ明るめなのが欲しいかもと
身の程もわきまえずリクエストしてみる俺。
643名無しさん@ピンキー:04/05/12 12:39 ID:LhLkp9H5
ゆーぞさんの魔界に子供がいった話の続きはドコでみれますか?
644名無しさん@ピンキー:04/05/12 13:06 ID:kVdVOG7l
>>643
>>634で見れる。
645名無しさん@ピンキー:04/05/12 13:26 ID:LhLkp9H5
ありがとうございます!
646名無しさん@ピンキー:04/05/12 13:33 ID:LhLkp9H5
携帯からなのでみれませんでした… 携帯から見れる方法はあるのでしょうか…重ね重ねすみません。。
647名無しさん@ピンキー:04/05/12 14:24 ID:KdSucF6N
>>646
ネットカフェへゆけ
648名無しさん@ピンキー:04/05/12 20:51 ID:JAtZnMPI
むかしどこかで原作後ポップとマァムの子供が生まれたらそれがダイだった
とかいうSS読んでかなりよかった記憶があるんだけど、、、
649名無しさん@ピンキー:04/05/13 08:53 ID:24zRZC/8
>648 いいなそれ。読んでみたい。
650名無しさん@ピンキー:04/05/13 17:05 ID:dZIjLNh0
ネットでヒュンマのセクース描写のあるその後小説(エロ目当てじゃないのね)は
いくつか読んだことあるけど、ポップマのそういうのはみつけたこと無いな。
その後小説自体はポップマの方がよく見るけど。
651名無しさん@ピンキー:04/05/13 18:24 ID:j/3S8FPo
そういう意味ではゆーぞさんは特殊なもの書いてたわけだ。
意外だな、ポプマって性的な関係は想像し難いんだろか?
652名無しさん@ピンキー:04/05/13 20:07 ID:N8uK0D4Y
単純に書き手がいないだけじゃね?
漏れはダイレオナで1本見た事有るが、それ以外はダイ大の男女物エロってみたこと
ないや。801なら沢山あるんだろうケドナー
653名無しさん@ピンキー:04/05/13 22:34 ID:8cH95EEu
>>648
結構最近、ぐぐりながらサイト巡回してたときにそれ読んだよ。
もうどこのサイトかだったかはわからないけど、、、スマソ

たしかマァムは誰ともセクースした覚えがないのに妊娠しちゃって、
ってやつじゃなかったっけ?
この話確かによっかたよなぁ。
654名無しさん@ピンキー:04/05/14 04:05 ID:7uIulvYQ
648の言ってた小説を求めてググってたら、かなりの数の「その後」小説を見つけた。
原作の最終回は色々な妄想や想像を抱かせる終わり方だったんだな、と今更ながらオモタ。
ちなみに俺がググった限りでは、イラではポプマのエロ、小説ではヒュンマのエロ(??)が多かった。
655名無しさん@ピンキー:04/05/14 21:28 ID:2B9191Gr
ヒュンマって書きにくいと思うけどなぁ。ヒュって道程だよなーとか思うと

マァムがヒュンケルの頬に触れて
「・・・ヒュンケル。慌てなくていいのよ」と下から切なげに見上げたりする所を想像して
主導権握れないヒュンってどうなんだーと思ってみたりして書けない。

656名無しさん@ピンキー :04/05/15 03:22 ID:aPcwSV8C
>648
純粋にポップとマァムの子供ってわけじゃないみたいだけど・・・
ひょっとしてこれか?

tp://r2syumi.fc2web.com/trush/trush_dieno1.htm
657名無しさん@ピンキー:04/05/15 04:19 ID:FFDE2zTm
ググってるうちにヒュンマ書きたくなってきたので投下して良いですか?
655さんの意に反して道程じゃないヒュンケルですw
658名無しさん@ピンキー:04/05/15 10:01 ID:QAcibQCI
>>657
ぜひおねがいします
659648:04/05/15 15:50 ID:Qeu2uFIl
>>656
それだーーーー
さんくさんくさんく
660名無しさん@ピンキー:04/05/15 17:16 ID:YKWPDwYL
>>657 ぜひおながいします
661名無しさん@ピンキー:04/05/16 05:16 ID:EViTsykG
>658&660

ありがとう、準備中なのでちょっと待って下さい。
思ったより前置きが長くなってしまって・・(汗
662名無しさん@ピンキー :04/05/16 05:37 ID:pwqllfXM
気長に待ってます、がんがれ。
663661:04/05/16 20:13 ID:jPnZ2ll8
なんか長くなっちゃったかも(汗汗
お目汚しスイマセンが少しずつ投下します。
原作が少ししか手元にないので、設定とか間違ってたらゴメンナサイ。
ヒュンマの真面目なwエロ込みラブストーリーって事で。
664〜プロローグ〜:04/05/16 20:20 ID:jPnZ2ll8
ー俺は女を「抱く」術を知らない。
ミストバーンに性欲処理の道具として魔族の雌を始めて宛われたのは15の時だった。
それは人間の女に酷似していた。青い肌の色、とがった耳、悪魔の羽根と尻尾、
そして魂も凍るほど冷たい身体、と言うことをを除けば。
人間の男である以上、一定の年齢に達すれば性欲が沸き上がってくるのは当然の現象だった。
どんなに気持ちを剣に集中させようと、身体は自然の成長に従い余計な邪念を脳に送り込んでくる。
俺にとって性欲など、己の修行にとって邪魔なだけの存在でしかなかった。
そしてその邪念を排除するため、俺はミスとバーンの用意した「道具」を使った。
「道具」達は皆、甘い淫靡な匂いを放ち俺を快楽の世界へ誘おうとする。
−反吐が出る
淫楽に身を委ねようとするその下等な「道具」達を、俺は乱暴に犯した。
性欲など!雌など!交尾など!何の意味もない!!くだらない!!
若かった俺は己の内と外に起きる葛藤に激しい嫌悪を抱き、それを雌どもにぶつけた。

665〜プロローグ2〜:04/05/16 20:21 ID:jPnZ2ll8
そして月日は経ち…俺は暗い地底魔城から…暗い心の闇から…脱することが出来た。
闇の中にいた俺の手を光有る場所へ引き上げてくれたのは
−マァム−慈愛の天使。
汚れ無き魂で俺を救ってくれた彼女は、まさに慈愛に満ちた天使だった。
一緒に旅をし、戦いの日々を共に過ごす中で、俺はいつしか彼女に心惹かれていた。
愛くるしい笑顔を見るたびに、彼女の優しさに包まれるたびに…生まれて初めて抱く気持ちが胸にこみ上げてきた。
一生十字架を背負って生きていかねばならない俺が、人並みに幸せな恋愛をしようなど愚願だというのは分かっている。
だが、もし許されるなら…一度で良い。マァムを、俺の天使を、この手で抱いてみたい。

けれど
−俺は女を「抱く」術を知らない。
魔物と淫行を繰り返したこの身体はきっと、愛する女性を優しく抱くことなど、許してはくれないだろう。
「道具」達にしてきた乱暴な交尾と同じ事をしてしまいそうで
汚れ無き天使の心も体も、ズタズタに犯してしまいそうで
…そんな過ちが、恐ろしい。
だから、俺は彼女を遠ざける。手に入れてはいけない、大切な存在だから。

「俺ではお前を幸せに出来ない。」
666〜本編1〜:04/05/16 20:22 ID:jPnZ2ll8

月明かりに照らされたパプニカ城の一角の部屋の窓辺に、銀髪の男は腰掛け手に持った地図を眺ていた。
トントン。ドアをノックする音に彼は顔を上げ「空いている。」とぶっきらぼうに答えた。
「ヒュンケル…」
ドアを開けそっと顔を覗かせたのはマァムだった。手に何か包みを持っている。
「これ…レオナから。数日分の食料やゴールド。明日発つみんなに用意してくれたの。」
そう言って部屋に入り進み、窓辺にいるヒュンケルに包みを手渡す。
「すまない、姫にも礼を伝えて置いてくれ。」ヒュンケルが包みを受け取り微笑むと、
マァムも笑顔を返し、彼の隣の窓辺へ腰掛けた。
「いよいよ明日は出発ね。」「あぁ」
667〜本編2〜:04/05/16 20:24 ID:jPnZ2ll8

ーダイが生きているー
その希望をダイの剣の宝玉が皆に教えてくれた日から三日が経っていた。
あれから、仲間たちはそれぞれ自分たちのすべきことを考え、それぞれのこれからを決断していった。
「ダイを探す旅をしたい」
それが、ポップ、マァム、ヒュンケル、ラーハルトの選んだ道だった。そして
「そんなポップさんのお役に立ちたい」と言うメルルも、また共に旅立つメンバーに加わった。
「にぎやかな旅になりそうね。羨ましいわぁ、あーあ私も一緒に行きたい。」
旅立ちを報告に来たメンバーの顔を眺めて、レオナが溜息をつく。
「何言ってんだよ、姫さんの役目はダイをここで待って迎えてやることだろ。姫さんにしか出来ない大役だぜ。」
溜息をついたレオナの気持ちを察したポップが、明るくハッパを掛けると
レオナはいつもの強気な顔に戻って
「あったりまえでしょ。ダイくんに『おかえり』を言うのはあたしの役目なんだから。他の誰にも譲れないわ。
だから、あんたたち。絶対!!なんとして!!もダイくんをここへ連れ帰ってきなさいよ!これはパプニカ女王直々の命令よ!」
と、腰に手を当て、わざと偉そうに胸を反らせ、ウインクをしながら皆に言った。
5人は顔に笑みをこぼれさせると
「承知しました!姫!」
と敬礼の姿勢をとって、 おどけてみせた。
668〜本編3〜:04/05/16 20:24 ID:jPnZ2ll8
「で、まずは何処へ向かうの?」
レオナが玉座に座り直して5人に問いかける。
「えーっと、詳しくは決めてないんだけどまだ捜索に行ってない町や村からあたってみようと思ってる。」
ポップがそう言ってマァムと目を合わせると、マァムもウンウンと頷いた。
と、ラーハルトが立ち上がって口を開いた。
「俺とヒュンケルは北へ向かおうと思っている。」
「えっ?」
驚きの声を上げたのはマァムだった。マァムはてっきり5人で一緒に旅をする物だと思いこんでいたから。
そんなマァムの驚きをよそに今度はヒュンケルが言葉を続ける。
「北には、まだ人々が足を踏み入れたことがない洞窟がいくつも眠っている。そこにダイが居る可能性も考えられる。」
「じゃあ、私達もそこへ…」
マァムの言葉をヒュンケルが遮る。
「いや、そこへは俺達2人だけの方がいい。二手に分かれた方が効率も良いだろう。
お前達は、町や村を回って人々から情報を聞き出してくれ。お前達なら適役だろう。
大魔王を倒した勇者の仲間として、行く先々で歓迎されるはずだ。」
そう言ってポップとマァムに微笑みかけるヒュンケルの顔は弟弟子を誇らしげに思う兄弟子の顔だった。
しかし、納得のいかない顔をしてるのはマァムだ。
「ヒュンケルだって、勇者の仲間じゃない。」
「…俺は歓迎される人間ではない。十字架を背負い生き続ける限り、俺は人々に歓迎される訳にはいかないからな。」
ヒュンケルの言葉を聞き、自分の言葉が無神経だったことに気付いたマァムがハッと口元を押さえる。
「…ごめんなさい。」
うつむいて謝るマァムに、ヒュンケルは再び微笑み掛ける。
「いや、自ら背負うと決めた十字架だ。気にしないでくれ。
それより、メルルさん。北にある洞窟のおおよその場所を占ってくれないか。なにせ地図にも無いような場所だ。」
「わかりました。」
ヒュンケルに頼まれたメルルが椅子から立ち上がり、水晶の用意をし始めた。
旅立ちの準備が始まってしまった空気の中、もはや二手に分かれて旅をすることは決定状態となり
釈然としないながらも、マァムはこれ以上口を挟めなかった。
ーそして、気が付けば旅立ちはもう明日に迫っていた。
相変わらず、マァムの胸には釈然としない気持ちが渦巻いている。しかし、
その原因が何であるか、彼女はこの数日間の内に考え自分なりに答えを見つけた。
そして、旅立つ前にそのモヤモヤとした気持ちの原因であるヒュンケルに
その答えをぶつけておこうと、彼女は考え、彼が一人になるのを見計らい部屋のドアをノックした。
670名無しさん@ピンキー :04/05/16 20:45 ID:pwqllfXM
おお!良い感じです!!続き待ってまつ。
671名無しさん@ピンキー:04/05/16 21:50 ID:ytHTXsZz
キターーーーーー!!!!!
672〜本編5〜(>670.671サンクスコ):04/05/17 03:04 ID:LVixquoq

吹き込む夜風が窓辺に腰掛けたマァムの髪と薄手の夜着を揺らす。
マァムとヒュンケルはしばし黙って外から聞こえる風と虫の声に耳を傾けていた。
月明かりに照らされたマァムの顔は夜の青と混ざった白に彩られ幻想的な美しさを醸し出していた。
時々、大きな風が吹くと桃色の髪がなびいて甘い香りと共にヒュンケルの鼻先をくすぐった。
けれど、ヒュンケルは顔色一つ変えず、じっと外を眺めている。
しばらくの沈黙の後、先に口を開いたのはマァムだった。
「ーヒュンケル。私ね、旅立つ前に貴方に言いたいことがあるの。」
ヒュンケルを真っ直ぐに見つめるマァムの瞳を見つめ返し、ヒュンケルが問う。
「…なんだ?」
「この間は無神経なこと言っちゃってごめんなさい。」
マァムは俯きながら言った。
「なんだ、そんなことか。…もう気にするな。」
ヒュンケルが視線を外に戻しながら言うと、マァムはさらに話を続けた。
「…でもね、私…悲しかったわ。」
ヒュンケルがもう一度視線をマァムに向け直す。
「ヒュンケル、貴方が重い十字架を背負って生きていく身だということは知ってるわ。でも
私やポップと生きる道を分けられたみたいで…なんだか悲しかった。」
思いも寄らなかったマァムの言葉に、わずかにヒュンケルの顔に驚きの表情が浮かぶ。
「正義の使徒と言われていたって、慈愛の戦士と呼ばれていたって、私だって人間だわ。
時には迷ったり人を傷つけてしまうことだってある。
でも、それでも自分を信じ強くいられたのは仲間がいたからよ。みんなが支えてくれたから。
ヒュンケル、もちろん貴方も私を支えてくれていた一人よ。
貴方は以前、私に救われたと言ってたけれど、私だって貴方に救われているわ。
人間ですもの、支え合わなくてはきっと生きていけない。
…だから、自分一人で十字架を背負い込んで私達を遠ざけないで。
人が生きる道を明と暗だけに分けないで。」
マァムは、一秒たりともヒュンケルの瞳を捉えたまま離さずに言葉を紡いだ。
その顔は強さと弱さを同居させた、今までに見せたことのない表情だった。
673〜本編6〜:04/05/17 03:06 ID:LVixquoq
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
しばしの沈黙が流れた後、ヒュンケルは自分を見つめ続けるマァムから視線を逸らし呟いた。
「・・・・・・そんなつもりではなかった。すまない。」
やっと口を開いたヒュンケルに、マァムは安堵の表情を浮かべる。が、
「だが…もう俺に深入りしないでくれ。」
ヒュンケルが続けて吐き出した言葉にマァムの表情が凍り付いた。
「…お前は知らないんだ。俺がどれほどの罪を背負っているか。汚れているか。」
「・・・・・・・ヒュンケル・・・・・」
マァムが悲しみに満ちた声色で彼の名を呼ぶ。
「出ていってくれ。明日は早い。」
ヒュンケルはマァムに顔を見せないまま立ち上がり、窓辺のカーテンを引いた。
その背中に、マァムが言葉を投げかける。
「…私では、貴方の側にいることも、貴方の苦しみを分かち合うことも、出来ないのね…。」
震える声から、悲しそうに笑うマァムの表情が背中を向けたヒュンケルにも手に取るように分かった。
674〜本編7〜:04/05/17 03:07 ID:LVixquoq
(ーーどうしてだ。ーーー)
ヒュンケルは唇を強く噛みしめた。
(傷つけたくない…悲しませたくないのに…どうして俺は彼女を泣かせることしかできない…?
遠ざけるしか、ないじゃないか…っ!他にどうすればいい!?くそっ…!!)
「ーーー分かってくれ。」
絞り出すように苦しげな声で、ヒュンケルが言った。
「俺がお前を遠ざけるしかないと言うことを…。お前が……お前のことが………大…切……だからなんだ……。」
消え入りそうな声で紡がれたその言葉に、マァムが顔を上げる。
「…俺は、お前が思っている以上に汚れた人間だ。
そんな俺がお前の側にいたら、その優しさに甘えたりしたら……きっと、俺はお前をーーーーーーー」
その先の言葉を言おうとした瞬間、彼の時が止まった。
背中に、柔らかなぬくもりが触れたのを感じたから。
「…私、そんなに臆病な人間じゃないわ。
遠ざけられて守られるより、傷ついてでも近くにいる事を選ぶ…そんな性格だって知っているでしょう?」
ヒュンケルの大きな背中にしがみつくようにして彼女はそう言った。
「マァム…」
675〜本編8〜:04/05/17 03:08 ID:LVixquoq
「馬鹿だわ。貴方、馬鹿よ。沢山、甘えて、傷つけて、汚してみればいいじゃない、私を。
何もしないうちから遠ざけて、逃げて、そんなの貴方らしくない。
闘志の戦士でしょう?そんな弱気な貴方、私の知ってるヒュンケルじゃない。」
普段ならポップに投げつけるような手厳しい言葉を、ヒュンケルに放ったのは初めてだった。
放ったマァム自身もドキドキしている。ヒュンケルが怒るのではないかと、言い過ぎたのではないかと。
けれど、言わずにはいられなかった。
互いを思いやり過ぎてすれ違う気持ちに、もう耐えられなかった。
自分を思い苦悩するヒュンケルと、その姿を見て悲しむ自分の、不毛なループに終止符を打ちたかった。
…今までは、ヒュンケルが自分のことで苦悩していると言うことに確信が持てなかった。
彼が自分をどう思っているのか、自分のことで思い悩んでいるなんて自惚れじゃないのかと、不安だった。
しかし、彼は今確かに彼女に告げた。消え入りそうな声ではあったけど、確かに「大切」だと。
邪魔だから、嫌いだから遠ざけていたのではない、と言うことを確信できた。
安堵とー驚き。ヒュンケルがこんなにも自分を大切に思っていてくれていたのかという驚きだった。
そしてそれは、胸を震わせるほどの喜びでもあった。
「…私は、どんなに貴方が罪を背負おうと汚れていようと、きっと受け入れられる。
………貴方のことが…大切……ううん、好き…だから………。」
676〜本編9〜:04/05/17 03:09 ID:LVixquoq
「・・・・・・・!!」
ヒュンケルはゆっくりと振り向き、自分にしがみついていたマァムの手をそっと握った。
マァムはカーテンの隙間から零れる月明かりを宿した瞳でヒュンケルを見上げる。
「…貴方になら、汚されても傷つけられても構わないと思えるの。…『本当の愛』って…こういう事なのかしら…?」
はにかんだ表情でマァムが笑う。
しかしヒュンケルは真剣な眼差しのまま、マァムに問うた。
「…俺を…こんな俺を、受け入れてくれるのか…?」
マァムは黙って頷く。
「…マァム…!!」
ヒュンケルはこぼれそうになる涙を堪えギュッと目を閉じ、マァムを抱き寄せた。
初めて男性に正面から抱きしめられる感触に、マァムの心臓は大きく高鳴り、頬を紅く染めた。
おずおずと手を伸ばし、ヒュンケルの背中に腕を絡ませ自分もヒュンケルを抱き寄せる。
ヒュンケルの胸も高鳴り、2人の早撃ちした鼓動が重なりあう。
ヒュンケルは瞳を開き、抱き寄せた腕をほどいてそっとマァムの頬に手をあてた。それが何を意味するのか、彼女にも分かった。
マァムは目を閉じ、ヒュンケルに身を任せた。

「−−−−−−−−−−−」

重ねた唇を離すと、ヒュンケルはマァムの耳元で一呼吸置いてから囁いた。
「−−−お前を…抱きたい。」
 

「…えっ…」
マァムは驚きの様子を隠せなかった。
『受け入れる』という言葉の意味には、そう言う意味も含んでいることを想像していなかった訳ではない。
けれど、マァムが『受け入れる』のは、心、彼の魂を指して言ったのであって
まさか、急に『身体ごと』受け入れる事になるとは、想像の管轄外であった。
ましてや、性に対して鈍感な彼女のことである。抱かれる、と言うことがどんなことか知識として漠然としか分かっていない。
(…でも、受け入れるって言ったんだから…断ったりしたら彼を傷つけるわよね…で、でも……)
顔を紅潮させたまま俯いて黙っている彼女の心情を察して、ヒュンケルが口を開く。
「…マァム。俺は明日やはりラーハルトと2人で発とうと思う。」
「!」
マァムが顔を上げた。
「だが、誤解しないでくれ。お前を遠ざけるためではない。この旅で俺は平和になった世界で自分がどうすべきか考えたいと思う。
この平和になった世界で、自分がどう罪を償って生きていけばいいか。
そして、お前も自分の歩む道を見つけて欲しい。
今までのように、ただがむしゃらに旅を続けるという訳にはいかないだろう。己自身を見つめ直し
勇者が残したこの世界に自分をどう役立てるべきか…。それが地上に残された俺達の役目でもあるはずだ。」
マァムは黙って頷いた。
「…そして俺は…俺の歩むべき道を見つけたとき、必ずお前の元に帰ると約束する。…必ずだ。」
「ヒュンケル…!」
マァムの瞳から大粒の涙がこぼれた。
その涙を指で優しく拭いながら、ヒュンケルはもう一度囁く。
「お前の元に帰ってくるという証を、今宵…この身に契らせてくれないか…?
離れていても、お前を側に感じることが出来るように…。」
穏やかに微笑むヒュンケルの顔は初めて見る優しい大人の男の顔だった。
マァムに戸惑いは、もう無い。
ヒュンケルの胸に顔を寄せ、こくりと頷いた。
678名無しさん@ピンキー:04/05/17 03:23 ID:Qcmh+5qe
あ、途中で凍ったからID変わっちゃった。
672-677まで同一人物の書いた物です。
次の投下はまた後ほど。
679名無しさん@ピンキー :04/05/17 05:51 ID:kZ6tglt7
すげぇ・・・アンタ、ヒュンマの神様だよ・・・GJ!

夜風にはためくカーテンから差し込む月明かりに照らされたベッド。
そこに仰向けに寝かされたマァムは、黙って目を閉じた。
ヒュンケルがその唇に口付ける。1回、2回、3回…触れては離す短いキスを繰り返す。
そして4度目に、深い、長い、キス。
お互いの唇の形を確かめるかのように、ゆっくりと舐り合う。
名残惜しそうに唇が離れると、ヒュンケルは今度はマァムの夜着の胸元に手を寄せた。
しゅる…と胸元の紐を解く。そしてそっと両手でその胸元を開いた。
マァムが羞恥で顔を横に背ける。
仄かな月明かりに照らされた、感動的なほど白く美しい胸。
豊かな胸はその曲線を完璧なほど美しく描き出し、すべらかな肌は彼女の心をそこに映し出すかのように白く瑞々しかった。
そしてその中心は薄桃色に彩られ、羞恥と緊張でわずかに震えている。
「…綺麗だ…マァム…」
普段、武道着の下で元気に跳ね回る胸が、魔甲拳の固いプロテクターの下に守られている胸が、こんなにも美しく儚げだったとは。
感嘆の溜息さえ漏らしながら、ヒュンケルは指先をそっと這わせる。
ビクッと少女の身体が反応した。
そして、今度は手のひらで彼女の胸全体を優しく包み込む。
ーーー温かいーーー
ヒュンケルは思った。
泣きたくなるほど、柔らかくて、温かい。
(これが…ぬくもりというものか…)
ヒュンケルは愛する女を抱くという喜びを、触れ合う喜びを、心から感じた。
681〜本編12〜:04/05/17 08:49 ID:7u0KtTj3
そぉっと、桃色の先端に口づける。
慈しむように、愛でるように。
「ぁっ…」
マァムの口から切なげな声があがった。
桃色の果実を傷つけないよう、優しく優しく、口の中で弄ぶと
「…っ…んっ…ぅんんっ…」
押し殺したような声が固く結んだマァムの口元からこぼれた。
続けると、肌が徐々に汗ばみ、桃色の先端が段々硬くなってくるのが分かった。
ヒュンケルがもう片方の果実を今度は指先で軽くつまみ上げると
「ひぁっ…!」
固く結んでいたマァムの口から、遂に喘ぐ声が上がった。
自分の口が、手が、少女に初めての刺激を与えているのだと思うと、ヒュンケルはたまらなく心地よい支配感を感じた。
唇で包みあげ、舌先で舐る。指で転がし、時折そっと歯をたてると、マァムの身体がビクンッと反応した。
それを繰り返す内に、マァムの息はどんどん乱れ、こわばっていた表情はいつの間にか消え
顔は上気して真っ赤になっていた。
そして、ヒュンケル自身もどんどん興奮をかき立てられていくのが自分で自覚できた。
682〜本編13〜:04/05/17 08:50 ID:7u0KtTj3
(ーもっと、もっとお前を知りたいーーー)
ヒュンケルの手はマァムの夜着を完全に剥ぎ取り、腹部のくびれたラインをなぞりながら下腹部へ到達した。
密着していた身体を一旦離し、ヒュンケルは体を起こすと彼女の太股に手を添えた。
「…マァム…」
問いかけるように、請うように、彼女の名を呟く。
それはあたかも、最後の聖域へ踏み居る許可を女神に祈るように。
マァムがずっと閉じていた目をそっと開くと、暗闇の中に自分と同じように顔を上気させ
息を乱れさせるヒュンケルの姿が映った。
少し、怖いと、彼女は思った。
「男」とは、こういうものなのか、と思った。しかしその「怖さ」が胸を高鳴らせる。
彼の力強い腕が、自分を求めている真っ直ぐな眼差しが、怖くて心地良い。
マァムは自分の身体がその怖さに支配されることを望んでいることに気が付いた。
「ヒュンケル…」
それだけ呟くと、マァムは黙って再び目を閉じた。
ヒュンケルはそこに彼女の無言の答えを見いだし、彼女の下着に手を掛けた。
683名無しさん@ピンキー:04/05/17 09:23 ID:iQG8Fi8l
犯っちまえヒュンケル!!!
片手で彼女の腰を持ち上げ、もう片方の手で下着を脱がせる。
ー一糸まとわぬ生まれたままの姿になったマァムの身体を眺め、ヒュンケルは再び感嘆の溜息をついた。
丸みを帯びていながらも無駄のないスラッとしたライン。
女であることを強調するかのような、豊満な胸と官能的な腰つき。華奢なウエストと少年のように真っ直ぐに伸びた無駄な肉のない脚。
対照的なラインなのに、一つの身体でこんなにも美しいフォルムを描いてることが、何だか不思議だ。
そしてヒュンケルは、彼女の白い太股を両手で左右に押さえ、遂にその秘所を目の前に開かせる。
「・・・っ!!」
マァムの目が更にギュッと固く閉じられる。
恥ずかしくて顔から火が出そうだ。
まだ誰にも見せたことがない、彼女自身ですらまだ未知の領域である、乙女の聖域。
真っ白い太股の奥にあるそれは、濃い桃色に染まっていてあたかも開きかけた花のようだった。
汗か露か、花弁は乙女自身の液体でしっとりと湿っている。
ヒュンケルは己の興奮が高まっていくのを感じた。理性が薄れてしまいそうな感覚を振り払うように瞬きを繰り返す。
太股を押さえていた手をゆっくりと中心へ寄せ、今度は両方の指で花弁を大きく開かせる。
「…やっ…」
恥ずかしさのあまり、マァムが抗う声を上げる。
しかし、そんな事はおかまいなしにヒュンケルは花弁の中心をあらわにさせる。
露に濡れ妖しく光るそこは、男の手によって夜の空気に晒され震えるようにヒクヒクと蠢いている。
花の先端にある小さなつぼみもまた、彼の手に触れられるのを待っているかのように彼女の呼吸に合わせてわずかに蠢く。
密を滴らせる洞窟も、本来汚水を排出すべき小さな穴も、固く閉じられた後部の蕾も、
恥ずかしい部分が皆、ヒュンケルの目の前に晒されていた。
ヒュンケルはそれらを一つ一つ確かめるかの如く、目で愛撫するかの如く、眺めた。
顔を近づかせるヒュンケルの熱い吐息が、その一体にかかると、それだけで、マァムの蜜壺は更に潤うのであった。
685〜本編15〜(>683 犯ります!w):04/05/17 10:54 ID:7u0KtTj3
「…恥ずかしい…あまり見ないで、ヒュンケル…」
耐え難い恥ずかしさに、マァムが許しを請う。
しかし、それに反発するかのようにヒュンケルは彼女の花弁に口を寄せた。
「ひぁっ…!」
マァムの太股がビクンッと震える。
ヒュンケルは溢れんばかりの蜜を舐め取るように舌を動かし、その蜜の滴る入り口に舌先をぬるりと滑り込ませた。
「…ぅあ…あっ」
マァムの身体から汗が噴き出し、手はシーツを強く握りしめた。
ヒュンケルは舌を巧みに動かしながら、今度は先端の蕾を指先で軽くはじく。
「ひっ!!」
マァムは身体に電撃を受けたようなショックを覚えた。ヒュンケルが触れた部分から痺れるような感覚が全身を包んだ。
(な、なに…?なんで指で触れられただけで、こんな…すごい感覚が身体を襲うの?)
恥ずかしさと初めて味わう快感の波に翻弄され、すっかり混乱寸前の頭でマァムは自分の身体に問うた。
しかし返ってきたのは、さらなる快感の波。
ヒュンケルは今度は蕾を唇でクニュクニュと弄び、蜜壺からさらに蜜を引き出すかのように中指を浅い部分でピストンさせた。
今までと違って、連続で襲ってくる快感の波に、抗う術もなくマァムはただ泣き声のようなうわずった切ない声を上げた。
「あ…あっ…ひぁぁ…ん、うぁっ、ああぁんっっ、ぁはぁぁっ…!!」
マァムの足先に、腓返りになりそうなほど力が入る。
「やぁぁっ!もう、やめてぇ…!!私の体、おかしくなりそうなのっ…あぁぁっ!」
マァムの懇願で、彼女の絶頂が近いことが分かったヒュンケルは、ピストンさせていた指を2本に増やし速度を上げた。
「!!…ッ!?なんでっ…!!や、やぁぁぁ!!!ダッ…メ…ッ…………ひぁ……」
ビクンビクンっとマァムの足が大きく震え、呼吸すらも一瞬止まった。
そして次の瞬間、大きな吐息とともに彼女の体の力が一気に抜けた。
ヒュンケルは半ば強引に押さえていた彼女の体を、そこでようやく解放させた。
686〜本編16〜:04/05/17 10:56 ID:7u0KtTj3

「はぁっ…はぁっ…」
マァムはうつろな瞳で宙を眺めながら横たわったまま胸で呼吸をしている。
マァムのそんな姿を見てヒュンケルは少々やりすぎたかと反省した。
彼女の反応があまりにも可愛すぎて、愛おしくて、初めての夜だというのについやりすぎてしまった。
謝罪の意味を込めヒュンケルは彼女の額に口づける。
「疲れたか?」
ヒュンケルが聞くとマァムは吐息の様にか細い声で答えた。
「平…気…。…でも……」
「でも?」
「…私、あんなにみっともない声を出しちゃって……凄く恥ずかしい。」
マァムは両手で口元を覆い、上目遣いにヒュンケルを見る。
「お願い、聞かなかったことにして。…ね?」
顔を赤らめお願いするマァムに、ヒュンケルは言いようのない愛おしさを感じた。
こんなにも誰かを『可愛い』と思ったことはあっただろうか。
全身の力を込めて抱きしめたくなる衝動を抑えて、そっと彼女の頭を撫で微笑む。
「フッ…恥じる事はないだろう。自然な反応だ。」
「そう…なの?」
ヒュンケルは微笑んだまま黙って頷いた。
マァムは少し安心した顔をしたが、やはり恥ずかしい気持ちは拭えない。シーツをたぐり寄せて身体を隠そうとした。
しかし、その手をヒュンケルの大きな手が掴み制す。
「…えっ…」
「まだ、だ。」
ヒュンケルはマァムの手首を掴んだまま身体を組み敷き、何回目かのキスをした。
687名無しさん@ピンキー :04/05/17 13:30 ID:kZ6tglt7
まだだ、まだ終わらんよ・・・というか、窓・・・。
キスした唇をそのまま、首筋から胸へと這わせる。
愛撫しながら、ヒュンケルの鼓動は高鳴った。
ーしかしそれは、期待や緊張によるものだけではなかった。
(いいのか…?俺のこの呪われた身体を、汚れのないマァムの中に埋(うず)めたりして…本当にいいのだろうか…)
ヒュンケルのそれは、もうすっかり熱を帯び、今にも爆発せんと熱い血潮が充血している。
けれど、それが彼の忌まわしい記憶を思い起こさせるのであった。
淫魔の肉体に、欲望のままにそれを突き刺し乱暴に犯した記憶が。
雌どもを蔑んだ目で見ながらも、嫌悪を抱きながらも、その中にぶちまけた欲望の白濁液。
思い出したくない記憶が次々に甦る。
(……くそっ…!!)
頭を振って忌まわしい記憶を消そうとするが無駄な抵抗であった。
『……フフフ…馬鹿な男……』
『…今更愛する女を抱こうだなんて…愚かな男』
『…抱けるはずがない、この呪われし男に』
「!!!」
ヒュンケルの頭の中に闇からの声が響いた。
ー幻聴かそれとも呪いかー
『愛しく抱こうとなどせずに、犯せば良い。その女も』
『蔑み、いたぶり、犯せば良い。私達にしたように』
(黙れッ!!黙れ!黙れ!黙れぇッッッ!!!)
ヒュンケルは目を固く瞑り、必死で頭を振る。
「…ヒュンケル…?」
様子のおかしいヒュンケルに、心配したマァムが声を掛ける。
「どうしたの?どこか苦しいの?」
眉をひそめ心配そうに、ヒュンケルの顔をのぞき込む。

「ーー!!!」

マァムの表情が凍り付いた。
そこに居たのは優しい大人の男ではない。
ー黒い前髪から紅い目を覗かせ不適に笑う闇の男ー
689〜本編18〜:04/05/17 15:06 ID:AOQBzndT
(まさか…まさか暗黒闘気!?)
反射的に後ずさろうとするマァムの前髪を掴みヒュンケルは彼女の顔に自分のそそり立つものを押しあてた。
「ヒュ…ヒュンケル…」
「くわえろ。」
無理矢理マァムの口を開かせ、ヒュンケルは男根をねじ込んだ。
「うっ…ぐぅっ!!」
先程まで愛の接吻を交わしていた麗しい唇を、男は強引に犯した。
少女の頭を掴み無理矢理スライドさせる。
マァムは恐怖と悲しみに打ちひしがれながら必死で考えを巡らせた。
(どうして…何故こんな事に…!?
……まさか…ヒュンケルが私を遠ざけようとしていた理由は…コレなの?)
次の瞬間、なんの前触れも無しに彼女の口の中に溢れるほどのドロリとした液体が勢い良くそそぎ込まれた。
「…ッ!!ゲホッ!!ゲホッ!!」
喉元で発射されたため気管に入ってしまった苦しさと、初めて味わう独特の味が口に広がった不快感でマァムは激しく咳き込んだ。
690〜本編19〜:04/05/17 15:07 ID:AOQBzndT
「クックック…。どうだ?好きな男の精液の味は?」
マァムは咳き込みながらヒュンケルを見上げる。
「どうして…これが貴方の言っていた私を遠ざける理由…なの?」
黒髪をしたヒュンケルがニヤリと笑う。
「そうだ。俺の身体は汚れている。…淫魔との数え切れないほどの性行によってな!」
「!!!」
マァムの顔に驚きと失望の色が浮かぶ。
「俺は魔王軍にいた頃、魔族の雌どもをなぶり犯した。お前が今くわえたものは淫魔の呪われた媚薬と体液にまみれた呪われし欲望の証。
この身体は愛を抱くことなど出来ない。汚れ呪われし体は雌を犯す事しか出来ないのさ!!」
ヒュンケルはマァムの体を力づくで押さえ込み、無理矢理脚をこじ開けた。
「…ヒュンケルッ…!」
恐怖ですっかり潤いを無くしたマァムの秘所に、大きくそそり立ったヒュンケルの呪われたそれが押しあてられる。
691〜本編20〜:04/05/17 15:08 ID:AOQBzndT
「喜ぶがいい。俺に犯されたかったんだろう?望みを叶えてやるさ。」
−−ズッッ−−
窮屈に壁を擦らせながら、ヒュンケルの男根が侵入してくる。
「…ッぐっ…あぅっ……!!」
躊躇無く一気に奥まで突き進められた衝撃にマァムが苦痛の声を上げる。
目尻に浮かんだ涙が幾筋も頬を滑る。
ヒュンケルが一気に腰を引くと、犯されたマァムの聖域から真っ赤な鮮血がシーツに数滴零れた。
「…はっはっはっ!!どうだ!?処女を散らされた気分は?」
「・・・・・・・・・・。」
マァムは黙って唇を噛みしめ、痺れるほどの痛みに耐えている。
止めどなく溢れる涙が、頬を伝って枕に染み込む。
「失望したか?こんな俺に。俺はお前が思うような男ではない。
お前の知らないところで乱れた行為を繰り返し魔族といえど女を残酷に犯してきた。
失望しろ!蔑め!俺を恨み憎むがいい!!」
ヒュンケルは容赦なく腰を大きくピストンさせた。
傷口を裂けられるような痛みと腹の奥を突かれるような痛みに意識を失いそうになりながら
フラフラとマァムはヒュンケルに向かって腕を伸ばした。
そして、そのままヒュンケルの頭を抱きかかえた。
「…!?何をするっ!?」
汗と涙でグチャグチャな顔を、苦痛に耐え穏やかに微笑ませながらマァムは囁いた。

「愛してるわ…ヒュンケル…。」
692〜本編21〜:04/05/17 15:10 ID:AOQBzndT
その瞬間、マァムの胸元に揺れていたアバンの印が赤い光を発し出した。
赤い光に呼応するように、次いでヒュンケルのアバンの印も紫に輝き出す。
「なっ!?」
ヒュンケルはマァムから無理矢理体を引き剥がした。
『何故!?犯され傷つけられて、なぜ愛など説ける!?』
『愛など幻!この呪われし体にそんなものは通用しないはず!』
ヒュンケルの頭の中を、呪いし者達の言葉が駆けめぐる。
(黙れッ…!!俺は…マァムを愛している…!)
頭を抱え悶え苦しむヒュンケルの髪が、漆黒の色から月明かりの銀色へ戻っていく。
「ヒュンケル…!」
『ひゃはは!お前は愛している女を犯したじゃないか!無理だ!!お前に愛など抱くことは出来ない!!』
(…ぐぁあぁあっっ!!!!)
『ひゃはは…は………?』
ヒュンケルのアバンの印の光が消え失せそうになった、その刹那。
マァムがヒュンケルの唇を優しく奪った。
「言ったでしょ。どんな貴方も受け入れるって。」
「・・・・・・・・・マァム・・ッ・・!!!」
ヒュンケルのアバンの印が再び光り、彼の目から闇の眼光が消えた。
窓辺のカーテンが一瞬大きくはためき、ヒュンケルの体がガクッと力無く崩れた。
 
693〜本編22〜:04/05/17 15:12 ID:AOQBzndT
「ーあれは暗黒闘気なんかじゃなかったのね。」
「淫魔達の呪い…。ーお前に後ろめたい気持ちと忌まわしい過去に囚われた俺の心の弱さに
淫魔達の怨念が付け入ったんだろう。」
ベッドに腰掛けた自分の肩に寄り添うマァムをヒュンケルは強く抱き寄せた。
「……すまない……お前を…酷い目に遭わせてしまった…。俺がふがいないばかりに…!!」
唇を噛みしめ、ヒュンケルはマァムを抱く腕に力を込めた。
マァムはしばらく無言でいたが、ヒュンケルの顔を両手で包みニッコリ微笑んだ。
「もう、何回言わせるのよ。私はどんな貴方でも受け入れるって言ったでしょう。傷つけられても汚されても構わないって。
呪いに操られていたとしても、私の…・・・…を奪ったのは、間違いなくヒュンケルよ。
私は愛すべき人に初体験を捧げられた幸せ者よ。ね?」
小首を傾げるマァムを見て、ヒュンケルの胸は痛いほど切なく疼いた。
彼は言葉で答える代わりに、優しく唇を重ねる。…口を開いたら涙が溢れてしまいそうだから。
「…んんっ……」
ヒュンケルはマァムの全身をくまなく愛撫する。ひたすらに優しく。
それはまるで動物が傷を癒すために体を舐めるかのように。傷つけたマァムの心を少しでも癒せるように。
694〜本編23〜:04/05/17 17:31 ID:AOQBzndT
一番傷めつけた部分に口付けると鉄の味がした。まだ、血が滲んでいる。
それを見てヒュンケルの胸は張り裂けそうになる。
丹念に、優しく、何回も、傷つき汚された聖域を舌でなぞる。
「…ふぁっ…あぁ…んっ……はぁっ…」
次第にマァムが身をよじり出す。体も再び熱を帯びてきた。
しかしヒュンケルはただ丹念に愛撫を繰り返す。
「…ヒュ、ヒュンケル…」
マァムが涙目で彼の名を呼ぶ。手はシーツを握りしめ脚には力がこもる。
ヒュンケルの体にも汗が滲み熱を帯びだした。
血の滲んでいた部分はやがてしっとりと蜜があふれ出し、蕾は触れられるのを待ち望んでるかのように硬く震えだす。
ヒュンケルの愛撫とマァムの呼吸に合わせてヒクヒクと蠢く蜜壺は、まるでおねだりをしているように見えた。
「…やだ…」
マァムがうわずった声でヒュンケルに請う。
「私ばっかり…そ…そこばっかり気持ちよくなっても…あぁっ……なんだか、淋しいの…っ」
顔を上げたヒュンケルに潤んだ眼差しのマァムが手を伸ばす。
「…来て……。」
ヒュンケルは上体を彼女の体に重ね合わせ、キスをした。
息が出来ないほどの激しいキス。
重なり合った体は自然に、少女の秘所と男の熱いものを触れさせ合う。
唾液を連れながら唇を離し、ヒュンケルが問う。
「…いいか…?」
「…うん…」
695〜本編24〜:04/05/17 17:32 ID:AOQBzndT
くちゅっ、くちゅっ、といやらしい音をさせながら、ヒュンケルは自分の先っぽだけを少しずつ出し入れする。
「…う…あぁ…ぅ…」
入り口が緩んできたことを確認すると、今度は少しずつ中程まで埋めていった。
マァムの顔が苦しそうにゆがむ。
ヒュンケルは唇にキスをし、右手で硬くなった蕾をソフトに刺激した。
抗うようにきつかった道が段々柔らかくなっていくと、ヒュンケルは最後まで腰を押し進めた。
「ふ…あぁぁあ…っっ」
白い喉を仰け反らせて、マァムが苦痛とも快感ともつかない声を出す。
「マァム…マァム……!」
ヒュンケルが切なげな声で彼女の名を呼ぶ。
2人は、今確かに愛する人と繋がりあった喜びを感じていた。
暖かく柔らかく、ヒュンケルを捉えて離さないかのようにキュッと締め付けてくるマァムの胎内。
大きくて熱くて自分の中をいっぱいに満たしてくれるヒュンケルの身体。
2人の結合部分は溶け合うほどに熱く、胎内で混ざり合った互いの蜜を滴らせていた。
ヒュンケルがゆっくり腰を引くと、ヌチャッと淫靡な音がしてマァムに新しい快感を与えた。
入れられ満たされる快感と引き抜かれ焦らされる快感。
二つの波が交互に、最初はゆっくり次第に早く、彼女を快楽の渦へと呑み込んでいく。
696〜本編24〜:04/05/17 17:33 ID:AOQBzndT
「あっ、はぁっ、あぁあっ…」
ヒュンケルの動きに合わせるようにマァムの声があがる。白い胸がプルプルと揺れる。
限界が近いことを感じたヒュンケルが呻くように言う。
「…っ、マァム…!受け止めてくれ…俺の全てをっ…!!」
その瞬間、ヒュンケルはマァムの片足を高く持ち上げ、さらに深く彼女の胎内に押し入った。
「あぁぁあっっ!!!」
奥の奥で発射された熱い体液に、マァムの身体がビクンッと弾ける。
ドクドクと流れ込んでくる液体の感覚に、鳥肌が立つ。
2人はほぼ同時に果て、脱力した身体をベッドに預けたまま手を握り合い口付けをした。
「…愛してる…」
何度と無くその言葉を繰り返し合い、気が付けば寄り添うように眠りへと落ちていった。
697〜本編25〜:04/05/17 17:34 ID:AOQBzndT


ーまだ、昨夜そそぎ込まれたヒュンケルの情熱が胎内に残っている気がして、なんだかモゾモゾとする。
いつもはミニスカートから下着が見えても気にしないマァムが、今日はやけにスカートの裾を押さえて歩いている。
「なんだよ、変な歩き方して。先いっちまうぞ。」
道の先を歩くポップが振り返ってマァムに声を掛ける。
「ちょっと、待ってよぉ!!」
まだ、かすかに疼くマァムの身体に刻まれた、約束の証。
(ーあの人が…私の元へ帰ってくる証ー)
マァムは下腹部をそっと撫で幸せそうな笑顔を零れさせると
不自然な小股走りでポップとメルルの元に駆けていった。

その様子を離れた高台の丘から見ていたヒュンケルは、快晴の青空を仰ぐと
隣のラーハルトの肩を叩き「行くか。」と北へ向かって歩き出した。


パプニカの空がそれぞれの新しい旅立ちを祝うように爽やかな海風を降り注いでいた。


698名無しさん@ピンキー:04/05/17 17:39 ID:AOQBzndT
以上です。長々とお目汚し失礼いたしました。
もし次に書く機会があったら、もっと短くこざっぱりとまとめられるように精進いたします。

最後に訂正。
>696 〜本編24〜→〜本編25〜
>697 〜本編25〜→〜エピローグ〜

その他、誤字脱字・誤設定がありましたら謝りまするです。スンマセン。
699名無しさん@ピンキー:04/05/17 18:18 ID:rvKsmexh
GJですた! 乙です!
700名無しさん@ピンキー :04/05/17 18:31 ID:kZ6tglt7
いろんなヒュンマ見てきましたが、これが最高です。
惚れそうです、乙でした。
701名無しさん@ピンキー:04/05/17 19:12 ID:NNyN8iVj
そういやダイとレオナのはなしも窓開いてましたな
このスレでは窓開放はデフォルト?
702698:04/05/18 00:26 ID:7nXR1eKN
読んで頂いてどうもですー。

窓… Σ(´д`;)イヤンしまった。声駄々漏れやん。
まぁあれだ。ヒュンケルの部屋が30畳くらいの広さで声が窓まで届かなかったとか
カーテンが防音カーテンだったとか、実は外は物凄い突風で風の音で声がかき消されたとか
なんかもう、そんな感じで。

                                 OTZ


703名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:52 ID:6GphPI1s
エロかった。ブラックヒュンケルに犯られるマァムタン、ハァハァ
gj!
704名無しさん@ピンキー :04/05/18 04:12 ID:DgELh6WY
マジな感想、このお話ヒュンケルが前向きになるのが嬉しかったです。
原作ではメキメキ成長して読者の心もわしづかみのポップと比較して、
ヒュンケルはどんどん後ろ向きになってくわ、戦えなくなるわ、未来も性格も果てしなく暗い
まんま連載終了になっちゃって、「ヒュンケル、作者に嫌われてる?」とか思ってますた。

ヒュンケルにもささやかな幸せを与えてくれた698さん、ダイのSSで一番好きな作品です。本当にGJ!
705名無しさん@ピンキー:04/05/18 10:14 ID:myeWkVxp
ヒュンケル 中田氏乙!!!!
706名無しさん@ピンキー:04/05/18 17:03 ID:6GphPI1s
↑ヒュンケルに乙なのかw
707名無しさん@ピンキー:04/05/19 00:41 ID:LWB+Nqvt
698さんGJ!です

>704
マジレスすると
本編のヒュンケルが幸せになる方が、不幸になるより話しとしては黒いからじゃないの?

あれだけ街を破壊しといて、人死にが0でしたってのは、いくらないんでも無いだろうし
人死にが出てるとすると過去にヒュンケルが父親を殺したと思っていた
アバンやダイ達にした行動から考えて
トバッチリで殺された人や、その子供あるいは恋人からすると
幸せなヒュンケルってのは かなり黒いんでは?
708698:04/05/19 02:31 ID:4wlbuLvn
沢山の人に読んで頂いてありがたいです。どうもどうもどうもどうも。
マジな感想まで頂いて恐縮です。

ヒュンケルってそう考えると凄く悲しいキャラクターですよねぇ・・。
自分的にはその背徳を背負いながらマァムを愛するという設定に萌えるわけですがw
100%と言わなくとも、刹那的でささやかな幸せに、時には埋もれて欲しい。

>幸せなヒュンケルってのは かなり黒いんでは?

つつましくも幸せに暮らしていたところへ、ヒュンケルの過去を知った者達が
「魔王軍の残党を殺せ!」と魔女狩りの如くヒュンケルを捕らえに来る。
十字架に張り付けにされるヒュンケル。
「やめてぇ!!」涙ながらに懇願するマァムの目の前で処刑は行われた。
マァムの背に隠れながら父の断末魔を見届けていたのは銀髪の少年。
「畜生…!よくも父さんを…!!人間なんか滅ぼしてやる!!」

なんちゃってなー。
うーん、確かに黒いねw

709名無しさん@ピンキー:04/05/19 03:25 ID:H7kNiex5
ヒュンケル自身、幸福になろうとしない、
というか、幸福になることを恐れている気がする。
きっと毎日過去の罪を思い出しながら
自分が幸福になっていいのか自問自答で苦しんでいるんだろうなぁ。
アバンの使途の長兄役をやっている間は気を張っているので
逆に少し楽になれるのかなぁと思うよ
710名無しさん@ピンキー:04/05/19 18:20 ID:OkfYTtca
幸せかどうかはさておき
ヒュンケルもシコシコしてるかどうかが問題だ。
711名無しさん@ピンキー:04/05/19 18:42 ID:zd1MqTya
>>710
してるだろ。
712名無しさん@ピンキー:04/05/19 20:45 ID:lrWvCdOq
戦いの合間にサクッとシコッとな。
時々鰐に見られるたりもするけどな。
713名無しさん@ピンキー:04/05/20 07:58 ID:u2K2XrnK
ミストに乗っ取られたマァムでエロキボン
714名無しさん@ピンキー :04/05/20 11:03 ID:myeBr3Qj
マァム攻か?それは見たこと無かったな・・・神降臨待ち
715名無しさん@ピンキー:04/05/20 21:22 ID:JZLwcwxh
698さんありがとうございました!
これぞまっていたヒュンマ!!という感じでよかったです。
一筋縄では終わらないところがもう最高でした。
716名無しさん@ピンキー:04/05/23 02:38 ID:FP3rdxO7
>>715
ありがとございます。ラブラブ和姦だけだとアレかと思ったので
欲張って強姦テイストも詰め込んだ結果です。>一筋縄では

>>714
マァム攻!?パーティーを逆レイプか!!は、激しくハァハァだなそれは!!
717:04/05/23 18:22 ID:y7CgRWsb
マァムやレオナがザボエラにやられてる画像あったサイト誰か教えてくれ
にでしょうか?結構エグイ絵だったと思うんですが。
718名無しさん@ピンキー:04/05/23 23:47 ID:5WrqY1Dq
>717
Kるっ太かな
719名無しさん@ピンキー:04/05/24 03:30 ID:so9mlY+g
エグくないエロ絵って見たことある?
鬼畜苦手なんで・・
720名無しさん@ピンキー:04/05/26 20:24 ID:hIOb6BrT
すっかり寂れたな
721名無しさん@ピンキー:04/05/26 21:08 ID:aAPm0Dp3
俺は神が降臨するのをひっそりと待っているだけぞ。
722名無しさん@ピンキー:04/05/26 23:43 ID:Lljybf9V
神とは降臨するものではない!自らがなるものだーーっ!
とかいってみるテスト。

え?漏れ?
書いてみてますよ。ええ。
難しいねエロSSってorz
723名無しさん@ピンキー :04/05/27 08:46 ID:yD4qKpxE
漏れも書いてみてるんだけどさ・・・
実技の経験値が低いとどーもどっかで読んだ様な展開になるんだよな。
724名無しさん@ピンキー:04/05/27 10:42 ID:cRfDbX9D
>722&723
楽しみにしてます(´∀`)
725名無しさん@ピンキー:04/06/01 23:37 ID:sgB6JgNB
(・∀・)ダレモイナイ?
726名無しさん@ピンキー:04/06/02 05:50 ID:4n8MehMC
まだなのか
727名無しさん@ピンキー:04/06/02 21:36 ID:0qJWHuN9
バーンとレオナを読んでみたい。
728名無しさん@ピンキー:04/06/02 21:54 ID:CsBVgmRw
>>727
○イクロンの同人誌でも読んでろよ。
729名無しさん@ピンキー:04/06/06 02:00 ID:uHLH0szS
もう神はいないのか・・
730名無しさん@ピンキー:04/06/13 21:57 ID:dJzu5avG
神どころか人がいない・・・
731名無しさん@ピンキー:04/06/13 22:13 ID:WPNGmN80
人は居るがROMってる
732名無しさん@ピンキー:04/06/14 01:27 ID:2jFnLEJe
ROMROM
733名無しさん@ピンキー:04/06/15 18:34 ID:l/vWXpie
あげとくか・・
かなり昔、同人でレオナ×ヒュンケルってのがあった。今思うと珍しい組み合わせだ。
734名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:03 ID:srr0mDFC
未熟者ですがスレ活性化を願って一本投下させていただきとうございマス。
アバン×フローラデス。

SS保管人様、諸事情によりこれから投下する物は保管庫への
保管はしないで下され。ヨロシクオネガイシマス。
735アバン×フローラ1:04/06/15 22:11 ID:srr0mDFC
その日、カール王国の首都にある王城で、大きな宴が開かれていた。
宴はカール復興を様々な面で支援してくれている近隣国の重鎮達を招いてのもので、カール女王自らが主催したこともあって復興中とはいえそれなりに盛大なものだった。

宴の主役、カール女王フローラが復旧作業中の城内を急ぎ足で歩く。
凛とした美しい顔に普段は優しく涼やかな笑みを湛えていたが、今の彼女の顔にはいつもと違った雰囲気が窺えた。
……まったく、どこに行ってしまったのよあの人は……!
女王は凛とした表情の中に静かな怒りの気配を湛え、城内を闊歩する。
絶世の美貌の持ち主である彼女が怒ると、氷の彫像のような冷たさを見る者に感じさせた。
どこか近寄りがたい空気を纏わりつかせて歩く彼女に、家臣たちも迂闊に近寄ることができなかった。

宴の最中とあってまるで戦場のような忙しさを見せる厨房、見張りの兵士以外誰もいないはずの屋上、騎士達の詰め所や訓練所、古代書や魔法書の類を収めた書庫、そして女王とその夫の私室……。
ありとあらゆる、「彼」が居そうな場所を手当たり次第に探していく。
だが、そのどこにも彼の姿を見つけることはできなかった。
それどころか、城内の誰に聞いても、宴が始まってから彼の姿を見たという者がおらず、これはもう、場内には居ないと思う他なかった。
……さては宴が面倒になって逃げ出したわね……。まったくあの人は……。いつもこうなんだから……!!
フローラは呆れ半分、怒り半分といった心境で、心中で夫を罵った。
いつまでも宴の主役が席を外しているわけにはいかない。
フローラは夫を探すのを諦めると、宴の席へと戻るため、身をひるがえした。
736アバン×フローラ2:04/06/15 22:18 ID:srr0mDFC
前大戦の勇者アバンはカール復興の際女王フローラを良く助け、大戦終了から一年が経つと正式に女王フローラと結婚して彼女の夫となっていた。
本来ならその際女王であるフローラは王位を退き夫のアバンが戴冠し、王座につくものと思われていたが、彼は王位を固辞しあくまで女王の夫としてフローラを補佐する立場に着いた。
武芸百般にして博識な彼のこと、女王の補佐の役目を立派に勤め上げ、名宰相と謳われていたが、そんな彼にも家臣たち、そして妻の女王フローラを悩ますひとつの悪癖があった。

「おっと、いかん、もうこんな時間か」
壁に掛けられた時計を見て、アバンは飲んでいた酒の注がれたグラスをカウンターに置くと、店を出るために席を立った。
城に居る時はくるくると巻かれ、整髪料できちんと整えられている髪も今はほとんど手を加えられておらず、無造作に首の辺りで束ねられているだけ。トレードマークの伊達眼鏡も今は掛けておらず、知らぬ人が見ればただのちょっと髪の長い青年といった風だった。
だがこれだけのことでも普段の容姿が奇抜なせいか、大分イメージが変わるのだろう。
彼が自国の王族だと気付くものはほとんど居ないようで、それを良い事にアバンはこうして時々城下に出ては遊びまわっていた。
「えぇーっ!? もう行っちゃうのー?」
「つまんなぁーい、もっと遊んでいってよー」
彼が席を立つと、隣に座っていた女たちが引きとめようと声を上げる。
中には彼にしなだれかかろうと腕を伸ばして来る者もあったが、アバンは器用にかわしてバーテンの元に歩いていった。
「また今度遊びにきますよ」
上機嫌で女たちに手を振り別れを告げると、支払いを済ませ開け放たれた扉を潜り出た。
酒場を出ると外はすでに大分暗くなっており、普通の店はもう店仕舞いを終えていて、人通りも少なくなっていた。
この時間なら宴ももう終わっている頃だろう。
アバンはそう考えて帰宅の途についた。
737アバン×フローラ3:04/06/15 22:27 ID:srr0mDFC
アバンの悪癖。
それは一種のさぼり癖と呼ばれる物だった。
彼はよく会議や集会、宴会といった類の物をさぼり、時には城内で料理教室を開いてみたり、また別な時には今日のように城外にふらりと遊びに出て行ったりしていた。
最も、ただの怠慢でこれらの行事をさぼるわけではなく、彼は彼なりに考えた上で手を抜いているようで、「国王の夫」が必ず出席していないと外聞の上で都合が悪いような時にはさぼらず出席していた。彼が居なくとも問題無いと判断される時のみ、姿を消してしまうのである。
特に重要な会議や行事には必ず出席していたし、その他の公務に支障を来たすような真似は全くといっていいほどしなかったので、家臣たちもあまり本気になって責め立てることはしなかった。
だが、フローラはそうはいかない。
騎士団時代の彼も今と同じように頻繁に行事をさぼっては、騎士団長のロカにどやされていたが、ロカが他界してしまった今、女王の夫となった彼に面と向かって怒声を浴びせられるのは彼女以外にはいなかった。
彼女が怒らねば誰も彼を怒れないのだ。
そんなわけで、アバンが会議やら宴やらをさぼった後、必ずといっていいほどフローラが怒って彼に詰め寄る場面が展開されることになったが、彼はいつものらりくらりと彼女の怒りをかわし、結局はまた同じことを繰り返すのだった。

魔法を使ってこっそりと城に戻ってきたアバンは、音を立てぬよう細心の注意を払いながら、女王と自分との寝室へと続く扉を開けた。
細く開けた扉の隙間からそっと中を窺ってみると、すでに灯りが消されているようで、寝室の中は真っ暗だった。
どうやらフローラは眠っているらしい、と判断してアバンはゆっくりと室内に滑り込む。
それでも中で眠っているはずの妻を起こさぬよう、注意は怠らずに慎重に扉を閉め、ベッドに向かおうと足を踏み出した時、突然部屋の明かりがひとつ灯された。
驚いてアバンが辺りを窺えば、目の前に寝ていると思っていた妻が立ちふさがっている。
「……ま、まだ起きてたんですか、フローラ」
内心の動揺を悟られまいと懸命に平静を装って言うアバンだが、その声は微かに震えていた。
738アバン×フローラ4:04/06/15 22:32 ID:srr0mDFC
目の前に立ち塞がっている彼女は、宴の時の衣装はそのままに、その美しい美貌に静かな怒りの気配を湛えていて、アバンは背中を嫌な汗が伝い落ちるのを感じた。
彼女は黙ってただアバンをじっと見つめている。
アバンは、見つめられているというより睨まれているような気がして居心地が悪かった。
「……ぇ、えぇっと……そろそろ寝ないと……明日も早いですし……」
しどろもどろになりながらそっと彼女の視線から逃れようとするが、そう簡単には逃げれそうもなかった。
じっと彼を睨んでいたフローラがとうとう口を開く。
「……宴をさぼって一体どこに行っていたのよ」
常に無く低い声で発せられた言葉に、アバンはびくりと身体を竦ませた。
これは相当怒っている……。
いつに無い彼女の様子にアバンは酔いも醒めるような恐怖を覚えた。
どう答えたものかアバンが迷いうろたえていると、彼をじっと見つめたまま視線は外さずに、フローラがずいっと一歩近づいてきた。
その迫力に押されたようにアバンが一歩後ずさる。
何度かそうしているうちに、とうとうアバンの背が扉にぶつかった。もう後が無い。
「うっ……」
恐怖に顔を引き攣らせて彼女の方を窺うと、フローラは相変わらず据わった目つきでアバンを見つめ、彼の方へと近づいてきていた。
二人の距離が段々と縮まっていき、とうとう互いに息がかかるほどにまで近づいた時、ようやくアバンは気がついた。
「フ、フローラ……も、もしかして、あなた酔っ払ってませんか……?」
739アバン×フローラ5:04/06/15 22:35 ID:srr0mDFC
彼女の顔はほんのりと上気しているように赤く染まっていて、さらに近づいてわかったことだが酒の匂いがかなり強く彼女から漂ってきていた。
アバンの言葉に彼女は声を荒げて答える。
「私は酔ってなんかいないわ! だいたいあなたこそこんな時間まで城を抜け出してっ……! あなたこそ酔ってるんじゃないのっ!?」
言葉と共に、彼女の纏っていた怒りの気配が段々と濃くなっていく。
なんとか彼女を宥めようとアバンは考えを巡らすが、動揺しているせいかはたまたアルコールのせいか、上手く頭がまわらなかった。
「い、いや…私は……まぁちょっとは飲みましたけど……あなたほどじゃ……」
アバンは見かけによらず酒好きで、今日もそこそこ飲んではいたが、翌日に触らない程度に抑えたこともあって、それほど酔いがまわっているわけではなかった。
まぁどれだけ酔っていても、今目の前にいる彼女の怒りの視線を浴びたら、すぐに素面に戻るだろうとアバンは思ったが……。
「だからっ! 私は酔っ払ってなんていないって言ってるじゃない!」
アバンのしどろもどろな言葉にも酔ったフローラはすぐに反応し怒りを露わにする。
「いい加減なことを言って、宴をさぼったことを誤魔化そうっていう魂胆なんでしょ! そうはいかないですからねっ!」
フローラの激しい剣幕にアバンは息を呑んで立ち竦むことしかできなかった。
アバンのほうが頭ひとつ分位背が高いせいで、フローラは彼を覗き込むようにして下から見上げてきている。
その怒りに満ちた目はアバンの動揺を決して見逃すまいと、瞬きもせずにひたと彼を睨んでいた。
しばらくの間フローラはそうしてアバンを睨みつけていたが、彼が居心地の悪さについ視線を彼女からそらした時、ふと何かに気付いたように彼の首筋に顔を近づけた。
「へっ!? ち、ちょっとフローラ!?」
驚いて後ずさろうとするが、最早彼の後ろに移動できる空間は微塵も無く、ただ扉に張り付くような格好になっただけだった。
そんなアバンの様子には構わず、フローラは彼の首筋に顔を埋める。
740アバン×フローラ6:04/06/15 22:43 ID:srr0mDFC
突然の行動にアバンは顔を赤くし、なんとか彼女から離れようともがくが、フローラがしっかりと彼の肩を掴んでいて、逃げることができそうになかった。
「………がする……」
「へ?」
顔を埋めていた彼女が何事かつぶやいたが、動揺していたためかアバンには聞き取れなかった。何の事かと訊き返そうとしたとき、彼女が再度、今度はアバンにもよく聞こえる声でつぶやいた。
「……香水の匂いがするわ」
「う!?」
アバンは香水などつけてはいない。ということは、香水をつけている人間の傍に長いこと居て、匂いがうつったということだ。
「い、いや……こ、こ、こ、これはですねっ……」
動揺したのか呂律を妖しくしているアバンに、フローラはその優美な眉をぴくりと震わせる。
そっと彼から身体を離すと、部屋の中央へ歩いて行ってしまった。
取り残された格好になったアバンは、彼女の突然の行動に呆然としてしまう。
「あ、あの……フローラ……?」
驚きながらも彼女を見守っていると、フローラは部屋の中央に置かれたテーブルの前まできて立ち止まり、彼に背を向けた。ほっそりとしたその背が微かに震えているような気がする。
……泣いている……?
彼女の様子にさすがに罪悪感が込み上げてきて、アバンは彼女を宥めるために彼女の方へ近づいていった。
「あの、ですね……、これはその……浮気とかじゃなくて……、酒場にいた女の子たちの香水の香りがうつっちゃったんですよ……」
アバンの言い訳を聞いているのかいないのか、フローラは全く反応を見せなかった。
何の反応も無い事にアバンは不安になったが、根気強く言い訳を続ける。
「だからその……。宴に出なかったことは悪かったと思ってますが……、あなたは立派に女王として務めを果たしていますし……私が出席しなくても大丈夫かなぁーなーんて……思ったりなんかしたりしまして……その……」
必死で言葉を探すアバンに、彼女はそのままの姿勢で彼の方は振り向かずに口を開いた。
「……そこに……座って」
ようやく彼女が口を開いたことにアバンは安堵したが、その口から零れた言葉は彼の予想外の物だった。
「はい?」
意味がわからずに聞き返すと、彼女は焦れたように傍らにあった椅子を指差して再び言った。
「いいから、そこに座りなさいっ!」
再び激しくなった彼女の剣幕に押され、アバンは仕方なく示された椅子に腰を下ろす。
するとようやくフローラが彼の方を向いた。しかし、彼女は顔を伏せていた為、アバンには彼女の表情を窺うことができなかった。
彼が椅子に腰掛けたのを確認すると、フローラは肩に掛けていたショールをはずして、それを手に持ったまま椅子の裏側、すなわち彼の背後に回りこんだ。
「あの、フローラ……?」
彼女の姿を視界に入れようとなんとか首だけめぐらせて背後を窺うが、しゃがみこんでしまったのか、アバンは彼女の姿を見ることができなかった。
そうこうしているうちに、膝の上に所在無さげに置かれていた両手を取られ、後ろにまわされてしまう。
「わっ!? ちょ、ちょっと、何するんですか!?」
驚いて声をあげるアバンに構わず、フローラは外したショールを使って彼の腕を椅子に縛り上げた。きつく縛られてアバンは椅子から動けなくなってしまう。
「あ、あのぉー……、これじゃぁ私、動けないんですけど……」
「当たり前よ、そのために縛ったんですもの」
抗議するアバンを軽くあしらうと、フローラは再び彼の前に回りこんで、彼の正面に立ちこう言った。
「これからお仕置きを始めるのよ」
「お、お仕置き!?」
「そうよ」
驚くアバンに平然と言い放って、フローラは艶然と微笑んだ。
742アバン×フローラ8:04/06/15 23:17 ID:srr0mDFC
彼女のいつにない妖艶な笑顔をアバンは怖ろしいと思ったが、同時に怒っていても美しいその容姿に見惚れてもいた。
呆然としている彼の前で、フローラは背を向けると、おもむろに纏っていた服を一枚ずつ脱ぎ捨ててゆく。
「ちょ、ちょっと!? 何してるんですかっ!」
段々と白い肌を露わにしてゆく彼女の姿に驚いて、アバンは思わず叫んだが、彼に構わずフローラは手を動かし、
艶やかなドレスの紐をほどき、するりと身体から落とす。
露わになった白い裸体は薄闇の中に優美な曲線を描いて浮かび上がって、アバンは目を離せなくなった。
豊かなふくらみと熟した果実のようなヒップはまだ薄い布に覆われていて、アバンはほっとしたような、どこか残念なような複雑な気持ちになったが、
そんな彼の気持ちを知ってかしらずか、フローラはそれらの薄布さえもはずしてしまって、とうとう一糸纏わぬ姿になってしまった。
薄布の上からも容易に想像できたやわらかそうな姿態。
見てはいけないと思いつつもどうしても視線を外せず、裸体が描き出す優美な曲線をなぞるように上から下へ、舐めるようにじっくりと眺め回した。
アバンの視線を感じたのか、フローラは少し頬を染めたようだったが、そのまま裸体を隠すこともせず彼の方に近づいてきた。
「言ったでしょう、お仕置きをするって……」
そういって、一糸纏わぬ姿で近づいてくる彼女に、思わず視線を釘付けにされながらも、アバンは必死で口を動かした。
「いや、お仕置きって……なんで脱ぐ必要がっ!?」
至近距離まで近づいてきていたフローラが、なおも言い募ろうとするアバンの唇を自らの唇をぶつけて塞ぐ。
突然の口接けに驚いてアバンは彼女から離れようと試みるが、腕をしばられているせいで上手くいかなかった。
「……ッフローラ! 一体何のつもりで……」
「だから言ったでしょう、お仕置きだって……」
妖しく微笑む彼女から逃れようと、アバンは身を捩るが、やはり自由が利かないせいで上手くいかない。なんとか腕の拘束を解こうとするが、フローラに気付かれてしまう。
「このショール……大事な物なの。だから破いたりしてはダメよ?」
耳元で囁くように言われて、アバンは頭に血が登ってくるのを感じた。
743アバン×フローラ9:04/06/15 23:19 ID:srr0mDFC
ただでさえ自分の愛する女が全裸で目の前にいるのだ、その上こうして密着しそうなほどに近づいてきては平静でいられるほうがおかしい。
徐々に欲望が湧き上がってきて葛藤していたアバンに、フローラは再び唇をぶつけ、深く口接けた。
アバンはうろたえたが、彼女の舌が口内をまさぐり、彼を誘うようにちろちろと揺らめくので、思わず自ら舌を絡めて彼女の甘い唾液を貪った。
身体を思うように動かせないせいで、アバンの意識はいつになく口内に集中した。
彼女の舌が口内を這い回り、彼の前歯の裏や上あごをくすぐるように動く。
もはやアバンに抵抗する気は無くなっていて、むしろ逆に彼女の口内を蹂躙したいとすら思い始めていたが、彼女はそうはさせてくれなかった。
アバンの舌が彼女の口内に侵入しようと動くたびに、彼女の舌が優しく絡まってきてその進路を遮る。
彼女がようやく彼の唇を解放する頃にはアバンは欲望と焦燥感とでどうにかなりそうだった。
息を荒くし、肩を微かに上下に揺らしているアバンの姿にフローラはゆっくりと微笑む。
お仕置きというからには彼を少しでも苦しめてやらなくてはならない、彼女はそう思っていた。
普段こういった性的な交渉を持つ場面においては経験の豊富なアバンに一方的に主導権を握られることが多かったが、今なら逆に自分が主導権を握れるような気がする。
そう思って彼女はこの「お仕置き」を思いつき、実行したのだ。
呼吸を整えているアバンの膝にゆっくりとまたがると、彼女は彼の上衣に手をかけ、脱がせはじめた。
「うわわっ!? ちょ、ちょっと待った!」
思わず声を上げるアバンに構わずに彼の着衣をはだけてゆく。
腕を縛られているせいで完全に脱がせることはできなかったが、これからの行為に充分な程には彼の肌を露わにする事ができた。
露わにされた彼の上半身にそっと口接けを落としてゆく。
首筋に。鎖骨に。硬く厚い胸板に。そしてそこにある両の突起に。
「……っ!」
くすぐったさと、じわじわと襲ってくる快感からアバンは身を捩って逃れようとするが、腕の拘束のせいでままならない。そうしている間にも彼女は身体をまさぐってくる。
「フ、フローラ……ッ、コレ、解いてくれませんか……」
アバンが目線でショールを差して言うが、彼女は首を横に振った。
「ダメよ。解いたらあなた逃げちゃうもの……」
取り付く島も無い彼女の様子にアバンは唇を噛んだ。
逃げたい気持ちもあるには有ったが、彼の中には別の気持ちが湧き上がり、大きくなって彼を支配しようとしている。
薄闇に浮かび上がる彼女の艶やかな姿態。
優美な曲線を描くくびれたウエストに手を這わせ、彼女が身動きするたびに揺れ動く豊かなバストを揉みしだく。頂点に揺れる桃色の突起を舌で弄れば、彼女は甘い声で鳴き、その優美な身体を弓のようにしならせることだろう。
脳裏に彼女の乱れる姿が浮かび上がってアバンを興奮させたが、今の彼は彼女を愛撫し喘がせることのできる手を動かすことができない。
すぐ目の前にあるというのに触れられない彼女の身体。そのことがアバンにはもどかしく、なんとかして腕を縛る拘束から逃れようと懸命に手を動かした。

そんなアバンを余所に、フローラは彼の身体に懸命に愛撫を施した。
彼の身体にそっと触れるように口接けたかと思えば、少し強く吸って痕をつけてみる。
無数に残されている傷痕のひとつを指でなぞり、そっと擦る。
「フ、フローラッ……、はっ……ぁ」
彼女の少し不器用ながらも懸命な愛撫に、アバンは徐々に感じ始め、抑えた声を上げた。
フローラは段々とアバンが興奮していく様を見て喜びを覚えた。普段は彼に翻弄され、快楽に溺れてしまうのに、今は逆に自分が彼を翻弄している。そのことに彼女自身も興奮していく……。

上半身を愛撫していた手を彼の下肢へと滑らせる。
これまでに与えられた刺激と、目の前のフローラの魅惑的な姿態にアバンはすでに彼自身を固く勃ち上がらせていた。
そのことに気付いて彼女は少し頬を染めながらも彼の膨らみに着衣の上からそっと触れる。
ゆっくり擦るように手をうごかすと、アバンが小さく呻いて身体を震わせた。
「こっ……こら、フローラッ……やめなさいってば……」
新たにもたらされた刺激にアバンは目を細める。
彼女が加える新たな刺激にアバンのモノは益々質量を増し、着衣をきつく押し上げる。
着衣が擦れた所から微かな痛みを伴った快感が伝わってきてアバンは低く呻いた。
745名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:26 ID:V7Bd1nRj
わくわく
746名無しさん@ピンキー:04/06/16 03:01 ID:DOAezfn7
神キター!!GGGj!!
747名無しさん@ピンキー:04/06/16 03:59 ID:6MJ+Aamd
なかなかグッドですね〜(アバン風)
着衣と下着から開放してやると、彼のモノが待ち焦がれていたようにフローラの前に勢いよく飛び出して来た。
手を這わせ、軽く上下に扱いてやると、アバンの口から抑えた呻き声が漏れる。
「くっ……うっ、はぁ……ッ」
ジワジワと迫ってくる快感が彼の顔を歪ませ、欲望が理性を押さえ込み始めた。
アバンの様子にフローラも徐々に自分が昂ぶっていくのを感じていた。
太ももの内側を溢れ出した愛液が伝い落ち、アバンのズボンに染みを作る。
そっと自分の指を秘所に這わせると、ソコは熱く潤っていて彼女の意志とは関係無く、何かを求めるようにヒクヒクと蠢いていた。
しばらくの間フローラは顔を真っ赤に染めて悩むようだったが、身体の中心に灯った熱に突き動かされ、やがて決意したのか動きだした。
改めてアバンの膝の上に跨り、彼の熱く脈打つ分身をヒクヒクと収縮している蜜壷に埋め込むべくゆっくりと腰を落として行く。
「う、うわっ、ちょっと!?」
予想していたとはいえ突然の彼女の行動にアバンは思わず声をあげた。

「あぁ……っん……ふぅん……」
肉壁を押し広げるようにして彼女の内に押し入ってくる彼自身の感触に、フローラは甘い声を上げる。待ちわびていた感覚に彼女は全身を震わせた。
「うぁ………くぅっ!」
熱い感触に包み込まれて、アバンもまた呻く。
根元までアバンのモノを飲み込んでしまうと、彼女は一度動きを止めた。
そのままアバンの膝の上にまたがって微動だにしない。
「フ、フローラ……?」
動こうとしない彼女をいぶかしんでアバンが声を掛けるが、彼女は艶やかに微笑むだけでやはり動こうとしなかった。
「あの……フローラ……ッ、このままって結構ツライものがあるんですけど……」
彼女の内部がしっとりと自身に絡み付いてくる。
動かない彼女とは裏腹に、彼女の内部は熱く蠢いていて、侵入してきたアバンを緩々と刺激する。
その緩々とした感覚にアバンは困って彼女を見た。
額に汗を滲ませ、緩やかな快感にもどかしそうに顔を歪めているアバンを見て、フローラは「お仕置き」が達成されつつあることを実感した。
749アバン×フローラ12:04/06/16 09:02 ID:I+PCSaeq
結合部からわずかに顔をのぞかせている彼のモノにそっと指を這わす。
裏筋をゆっくりと撫で上げると、彼が呻いて身体を震わせた。
「くぅっ……フローラ……ッ」
段々と苦しそうな表情になっていくアバンの様子に、彼女は微笑む。
愛しい男を翻弄する喜びに彼女は次第に溺れていった。
じっとりと汗ばんできている彼の肌にそっと触れ、再び口接けを落とす。
胸の突起を舌で捏ね優しく甘噛むと、彼の鼓動が早まり、呼吸が段々短く荒い物にかわっていった。
愛撫を続けるうちに、彼女のナカで彼の分身が大きく脈打つのを感じてフローラは目を細めた。
彼の肌を殊更ゆっくりと愛撫していると、堪りかねたアバンが辛うじて動かせる腰を緩く突き上げるように動かした。
「あっん……ダメよ、動いちゃ……」
突然のことに思わず甘い喘ぎを漏らしそうになって見れば、アバンが切羽詰った表情で彼女を見上げていた。
「フローラッ……、欲しいっ……!」
いつになく必死な彼の様子にフローラは思わず息を呑む。
飢えた獣のような今の彼の目を見ていると、食いつかれそうな気がして背筋がゾクリとした。
彼の視線に促されて、彼女は腰を上下に揺すり始める。
腰の動きにあわせて彼女の姿態が妖しく揺れ動き、アバンは生唾を飲み込んだ。
「んぁっ……! ぁあんっ……はぁっん」
「ウッ、……フローラッ!」
750アバン×フローラ13:04/06/16 09:04 ID:I+PCSaeq
アルコールと快楽とに影響されて火照った彼女の身体が、彼の膝の上でいつになく魅惑的に踊り続ける。
押し寄せてくる快楽の波に飲み込まれそうになりながら、アバンはなんとか彼女に触れようともがいた。
けれど彼を拘束している布切れは一向に緩む気配が無くて、アバンは焦れておかしくなりそうだった。
噴きあがるように大きくなる欲望と焦燥感に、我慢できなくなって彼は口を開く。
「……フローラッ、腕、解いてくれませんかっ……!」
アバンの言葉に一瞬だけ彼女は動きを止めたが、嫌々をするように首を振って拒否すると、再度腰を動かし始める。
再び襲ってきた感覚をアバンは歯を食いしばって堪えたが、これ以上は堪えられそうにないと判断して、とうとう彼女に頼み込んだ。
「っ……、頼みますよっ、……ちゃんと……、ちゃんとあなたを抱きたいんですっ……!」
未だに拘束を解けば彼が逃げてしまうと思い込んでいたフローラは、彼の言葉に驚いて目を見開く。
思わず彼の顔を見つめると、切羽詰った表情を浮かべた彼の顔と正面から見つめあう形になって、フローラは今さら湧いてきた気恥ずかしさに耳まで真っ赤になった。
「……もう、宴をさぼったりしない?」
彼女の言葉に、アバンは必死で頷いてみせる。
「……本当に?」
不安げに再び問うフローラに彼はかなり焦れたが、逸る心を必死に抑えて彼女の顔をまっすぐに見つめて言った。
「約束します」
彼の言葉にフローラは満足して微笑んだ。
その微笑はアバンに「お仕置き」が果たされたことを告げるものだった。
アバンの腕の戒めを彼女が解こうとしている間も、彼はもどかしくてたまらなかった。
戒めが解かれてとうとう腕が自由になった時には、椅子にまわされていた腕を前に持ってくるのももどかしく、目の前の彼女の身体に夢中でむしゃぶりついた。
目の前に揺れ動いていた豊かなふくらみに顔を埋め、頂点に揺れる桃色の突起を指と舌とで撫で擦る。
「やっ! あぁぁんっ」
声を上げて仰け反り離れそうになった彼女の身体を、折れそうな細いウエストに腕をまわして引き寄せた。
今まで触れたくても触れられなかった鬱憤を晴らすかのように、アバンは執拗に彼女の身体を貪る。
彼女の桜色に火照った身体のあちこちに口接け、舌を這わせ、指でまさぐる。
焦らされ続けた彼の動きはいつもより乱暴で性急なものだったが、酔っているせいか彼女には丁度良い刺激となり、繋がったままの部分から音をたてて蜜が溢れ出した。

充分に彼女の身体を味わってから、アバンは腰を動かし始めた。
だが、それは緩やかに先端のみを出し入れするくらいの緩慢な動きで、その緩々とした動きにフローラはすぐに焦れ始めた。
「んっ……いやあぁっ……アバン……」
「イヤなんですか?」
彼女の叫びにアバンが動きを止めると、フローラは激しく首を振った。
「やぁっ、ちがっ……! や、めないでっ……、もっと……」
「もっと……何ですか?」
意地悪く問いかけると、彼女は耳まで真っ赤に染め上げてうつむいてしまう。
真っ赤になって黙り込んでしまった彼女に、アバンは意地悪な問いかけを続けた。
752アバン×フローラ15:04/06/16 09:08 ID:I+PCSaeq
「ちゃんと言ってくれないと……やめちゃいますよ?」
彼とて余裕があるわけではなく、ここまできてやめられるような状態ではなかったが、フローラの乱れる様を見たい一心がそうさせたのだ。
「やめない…でぇっ……、も、もっと……」
逸る気持ちを必死で抑えてアバンは彼女の言葉を待つ。
「もっと……欲しいの……っ」
羞恥に瞳を潤ませ、快楽を求める彼女の姿にアバンは背筋がゾクリとするような悦びを覚えたが、もう少し彼女の悩ましげな様子を見ていたくてまだ動かなかった。
「何が欲しいんです?」
執拗なまでのアバンの問いかけにフローラはきつく目を閉じた。
葛藤する彼女とは裏腹に、彼女のナカは正直に彼を求めて激しく収縮した。埋め込まれていた彼の先端を内壁が搾るように蠢き、もたらされる快感にアバンは必死で突き上げたくなる衝動を堪えた。
焦れて焦れて、堪え切れなくなったアバンが諦めて動きだそうかと思いはじめた頃、うつむいていた彼女が顔を上げた。
羞恥に潤んだ瞳と顰められた眉。小さく震える唇が、彼が欲していた言葉を紡ぎだす。
「やぁっ……、っもっと……っ、あ、あなたが、……欲しいのっ」
満足の行く回答にアバンは笑みを浮かべると、右手でフローラの頭をぽんっと一度撫でるようにした。
よくできました、と耳元で囁くと彼女は羞恥に潤んでいた瞳を薄っすらと微笑ませる。
と同時にアバンが激しく、奥まで貫くように腰を突き上げた。フローラを一瞬呼吸ができなくなるほどの衝撃が襲う。
「あぁぁぁっ!」
抑えていた激情を叩きつけるような激しいアバンの動きに、堪え切れなくて彼女が叫ぶ。
「あぁんっ! はぁ……っん……」
噴きあがるように湧き出す衝動にアバンは逆らわずに身を任せる。
室内に音が響くほどに強く腰を打ちつけ、繋がった部分にぶつかるやわらかな肉の感触をも味わった。
「ふぁぁあっ……、ぁあん……あっ、はぁっ」
アバンの動きにあわせるように、次第に彼女も腰を動かし始める。
常に無く乱れた彼女の様子にアバンは煽られ、彼の欲望は益々増していった。
彼女のやわらかな胸を押しつぶさんばかりに身体を密着させ、きつく抱き合いながら何度も突き上げる。
時に円を描くように腰を動かして、蕩けそうなほど潤ったナカを熱く脈打つ自身でかき回すようにした。
彼の熱い分身が自分の中で暴れまわって、フローラはその熱さに翻弄され、激しい悦楽に時折飛びそうになる意識を必死で手放すまいとした。
「ふぁっ、あぁんっ……はっ……ァ、アバン……ッ」
縋るように彼の名を呼び彼に強くしがみつくと、背にまわされた彼の腕に一層力がこもるのがわかった。

彼のモノを喰い千切らんばかりにきつく締め上げてくる彼女に、アバンは目も眩むほどの快感を覚え、きつく食い縛った口からくぐもった声を漏らした。
「くぁっ……フローラ……ッ」
彼女の名を呼び、噛み付くように甘い鳴き声をあげている唇を奪う。
甘い唾液を干上がりかけた喉に流し込むように貪った。
「んっ……ふぅん……んんっ」
何度も舌を絡め、互いに息苦しくなるまで口接け合ってからようやく離れた。
荒くなった息を彼女が整える間も無く、彼が再び激しく彼女を求めてきて、フローラはその優美な背を仰け反らせた。
猛る想いをすべてぶつけるように、アバンは激しく腰を打ち付ける。
室内には二人の荒い吐息と、淫らな水音、そして時折フローラがあげる甘い鳴き声のみが響いていた。

「あぁぁっうっ、はぁん……ぁあ、……アバンッ……もうっ、もう……っ」
目が眩むような感覚に襲われて、フローラが声を上げる。
彼女の限界が近いことを感じ取って、アバンは突き上げるスピードを速めた。
ぎりぎりまで引き抜いてから、より深く、奥まで突き上げる。
何度かそれを繰り返すうち、一際高い声で彼女が鳴いた。
「ぁうっ、はぁあん……! あぁあっ、あぁ────!!」
全身が激しく痙攣し、同時にナカも激しく収縮する。
絡みつくように自身に纏わりついてくる内壁の感触に、耐え切れなくなったアバンも張り詰めていた精を吐き出した。
754アバン×フローラ17:04/06/16 09:13 ID:I+PCSaeq
未だ甘く蠢いている彼女の内部から名残惜しそうに自身を引き抜くと、アバンの吐き出した物とフローラの蜜とが混ざり合った液が椅子の上に滴り落ちた。
荒くなった息を整え、ふと腕の中の彼女を見れば、彼女は穏やかな寝息を立て彼の胸にもたれかかるようにして眠っていた。
先ほどまでの彼女の乱れぶりと、今の穏やかな寝顔との差に、アバンはおかしくなって笑みを零した。
彼女を起こさぬようにベッドへ運び、彼女を腕に抱いたままアバンも横になる。
こんな「お仕置き」ならいつでも大歓迎ですよ、などと彼女に知られたら叱られそうなことを思いながら、アバンもまた眠りについた。

目が覚め、身体を起こそうとしたフローラは全身を包む倦怠感に眉を顰めた。
いぶかしく思って周りを見回せば、部屋には昨夜の痕跡がそのまま残されていて、しかも彼女は何も身に着けておらず、身体にはあちこちに行為の名残が残っている。
彼女の脳裏に昨晩の光景が断片的に蘇ってきた。
顔を赤くして彼女が震えていると、隣でもぞもぞと身動きする気配がして、夫が目を覚ましたことに気付く。
目を覚ましたアバンは大きくひとつ伸びをすると、隣に寝ていた彼女がすでに起きていることにようやく気付いた。
「……もう起きてたんですか。おはよう、フローラ」
眠たげに目を擦り、朝の挨拶とばかりに彼女に口接けようと顔を近づけてくるアバンを、フローラは拒み、叫んだ。
「アバンッ!!」
「へっ!? な、なんですか?」
目覚めのキスを拒まれて不機嫌になりながらも、朝から大声を上げる彼女に驚いてアバンは思わず声を上擦らせた。
「これは……これはどういうことなの!?」
彼女は昨夜の痕跡がはっきりと残された部屋の中を指し示し、次いで彼女自身の身体を示して彼に問うた。
当たり前だが彼女は昨夜のまま、一糸纏わぬ姿のままである。
「ど、どういうって……」
彼女の激しい剣幕にアバンはうろたえた。
怒りに肩を震わせている彼女を見ていてはっと気付く。
「ま、まさか覚えてないんですか……?」
彼が恐る恐る訊ねると、フローラは記憶を掘り起こそうと必死で思考を巡らせはじめた。
「昨日……宴が終わってから部屋に戻ってきて……少し酔っていたから、早く眠ろうと……」
そこまで口にしたところで彼女は何かに気付いたようにアバンを見た。
あまりの出来事にぽかんと口を開けて彼女を見つめていたアバンは、嫌な予感がして顔を引き攣らせた。
「あ、あなた……まさか酔った私を無理矢理……!?」
彼女の言葉はアバンの予感した通りの物で、けれど予感が的中したことを喜べるはずもなく、彼は必死で頭を振った。
「へっ!? ち、ちがいますよ! そんなことするわけないじゃないですかっ!」
言外にそんな怖いことできるわけがない、という意味も含んでいたが彼女には伝わらなかったようで、フローラは信じられない、と言う風に優美な眉を顰めて彼にさらに詰め寄った。
「じゃあこれはどう説明するのよ!」
再度部屋の状況を示されて、アバンは言葉に詰まった。
「ええと、いや、これはその……」
「ほら、説明できないじゃない」
正直に説明していいものか、彼は大いに悩んだ。
酒に酔った彼女に押し倒された、と正直に説明しても、記憶の無いらしい彼女には信じてもらえないような気がしたのだ。
ためらうアバンの様子を肯定と受け取ったのか、フローラは怒りの色を益々濃くした。
「無理矢理こんなことをする人だったなんて思わなかったわっ!」
怒りと軽蔑の色を湛えた彼女の瞳に睨まれて、アバンは首を竦めた。
理不尽に自分に向けられた怒りをどこか仕方ないとは思いつつ、無駄とわかっていてもついぼやいてしまう。
「どっちかというと無理矢理犯られたのは私のほうなんですけど……」
もごもごと口の中でつぶやいていると、彼女には聞こえないようにつぶやいたつもりが少し聞こえてしまったようで、鋭い視線を浴びせられた。
「何か言った!?」
「い、いえ、何も……」
思いっきり尻に敷かれてるなぁ、などと思いながら溜息を漏らしたアバンに、追い討ちをかけるように彼女が告げた。
「しばらく私は客室で生活しますから!」
「えっ……えぇええええっ!?」
突然突きつけられた言葉にアバンは慌てふためいた。
城には不意の来客があった時のために客室が幾つか設けられている。そこで彼女が寝起きするということは、言ってみれば別居すると言われたようなものだ。
当然夜の営みも拒否されたも同然だろう。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよっ! なにもそこまでしなくても……」
慌てて彼女を宥めようとするが、フローラは取り合わなかった。
「問答無用ですっ! しばらくひとりで頭を冷やしなさい!」
「そ、そんなあぁ……、待ってくださいよフローラぁ……」
情けない声をあげる彼に構わず、フローラは身支度を整えると公務に出る為部屋を出て行ってしまった。
ひとり取り残されたアバンは思わず頭を抱えてベッドに倒れこんだ。
なんでこうなるんですかぁ……。
こんなことなら面倒がらずにちゃんと宴に出席しておけばよかった。
今さら遅いが彼は自分のさぼり癖を後悔し、肺に溜まっていた空気をすべて搾り出すような深い溜息をついた。

結局、彼らの「別居生活」は二人の間を危惧した家臣たちに頼まれ、夫婦の共通の友人であるマトリフとレイラによって仲を取り持たれるまでの間続いたのであった。
その間、ある意味で自業自得、またある意味ではとんだ災難を被ったアバンはひとり寂しく夜を過ごすこととなったのである。

その後、宰相アバンが会議や集まりをさぼって城を抜け出す回数が激減し、家臣たちの悩みの種がひとつ解消したとの噂がカール城下に広がったが、真実かどうかは一般市民には知る由もなかった。
757734:04/06/16 09:18 ID:I+PCSaeq
以上です。長々失礼いたしました。
需要なさげカポーでスマソ。
758名無しさん@ピンキー:04/06/16 13:34 ID:n6grzRQS
ウマー。原作にすごく忠実なアバンとフローラで、読み物としても凄く面白かったです。
乙!
759734:04/06/18 18:59 ID:oGzLSTfV
嬉しい感想マリガトン。
読んでもらえただけでも嬉しいというのに…。感謝感謝。

またなにかネタできたら投下させていただきマツ。
760名無しさん@ピンキー:04/06/19 00:34 ID:IDTfYmJi
>>759
めっちゃヨカータです。
アバカム使ってたらもっとヨカータです。
761734:04/06/20 11:25 ID:ACdKcyOr
>>760
感想トンクス。
ア、アバカム!? ΣΣ(゚д゚lll)
お、OKOK、面白そうだからアバカムを主題に妄想してみようと思う。
何か書けたらまた来ますワー。

関係ないけどダイの世界って避妊とかどーすんですかね。ゴムあるのか?
中出し避けるくらいか?
762名無しさん@ピンキー :04/06/20 20:52 ID:t/QutCcL
世間一般には無いだろうが、アバン先生は自作してそうだ。>ゴム
763名無しさん@ピンキー:04/06/20 20:56 ID:APMro1Xe
避妊専用の呪文もあるかもしれんな
764名無しさん@ピンキー:04/06/21 00:05 ID:n93TTR0J
婦人用避妊具にドラクエの呪文みたいな名前のなかったっけ。
765名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:29 ID:NUvEMXdL
>>764
殺精子剤のマイルーラのことかな?
766名無しさん@ピンキー :04/06/22 13:02 ID:xkAjKDiV
マイルーラは単体じゃちと怖い。ゴムと併用が吉。
767名無しさん@ピンキー:04/07/01 02:37 ID:yWGfZ1JL
そろそろマァムのエロイのが読みたいな
768名無しさん@ピンキー:04/07/07 02:21 ID:ekmV4toZ
>>767
「気持ち良いか?マァム」
マトリフの手は既に下着の中にまで進入してきている。
「このオヤジ…」マァムは激しい嫌悪感に襲われながらも
縛られた手首の縄を解こうと、必死にもがいていた。
「無理だよ。大魔道士マトリフさま特製の魔法の縄だ。ドラゴンでも食いちぎれないぜ」
マトリフが笑い、唇を近づけてきた。
「!むっ!!」
脂ぎったオヤジの匂い…。汚い舌がマァムの舌に絡む。
「うっうっ〜むっ!」
「くく、さすが良い体だね。巨乳ちゃん…」
言いながら下半身を脱ぐマトリフ
ペニスは既にギンギンで先から汁が垂れている。
「ヒヒヒ、ここのとこご無沙汰だったからな。…遠慮なく頂くぜ。」
思い切り広げられたマァムの足…。
その間に割り込んだ獰猛な獣の肉棒が見る無残に、マァムの花弁を突き破った。
 「痛っ!…」
マァムは思わず涙を流した。
こんな男に…という哀しみ、また、この後さらに続くであろう欲望の夜に…。
「どうじゃ?マトリフ。縄の具合は?」
二人の後ろに、獣がまた一人現れた。

礼は要らない。
769名無しさん@ピンキー:04/07/07 07:55 ID:s2uWBsKH
!!(・∀・)
770名無しさん@ピンキー:04/07/08 13:02 ID:S2Dcjc6c
コピペを改編しただけじゃないか。
人造人間18号、DQのビアンカと色々見た。…鳥山関連ばっかだな
771名無しさん@ピンキー:04/07/13 20:55 ID:RHKFqgrT
やっぱりマァムと言えばおっぱいだな。
終了間際には90cmには成長してたに違いない。
772名無しさん@ピンキー:04/07/14 18:28 ID:q64zWQev
>>771
ムチムチの太ももも外せない
773名無しさん@ピンキー:04/07/14 21:11 ID:f4lJaPy9
もりまん最強に一票。
774名無しさん@ピンキー:04/07/19 02:29 ID:6mp08sBH
誰かイルカ?
775名無しさん@ピンキー:04/07/19 08:20 ID:wpvHvftB
いるよ
776名無しさん@ピンキー:04/07/19 10:37 ID:0j+DYxCR
もっと長い休みになればきっと職人みんな書いてくれるよ!ね!?
777名無しさん@ピンキー:04/07/19 19:49 ID:tnw1xMxG
       ,,,,,---;;;;;;;;;;;(
      /  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
     //  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ
   ////// | | ‖ |ミ;;;;;;;;;;;|
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     |..().  () .;ミ ../6|;;;;;;;;;| |||||
     |, 丶   '''  ,,ソ|;;;;;;;|ノ|||||
     (''-,,;,__,,,,-'''' ||||||;;;;;;|\__ノ
     __ノ||||ソ     ||||||;;;;;;|ヾ
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   /ノ                 |
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 ゝ,,,,,,,,,,-  ゝ,,,    _,,|   |
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778名無しさん@ピンキー:04/07/21 02:22 ID:KrPgTef5
>>772
>>773
あわせてムチまんだ
779名無しさん@ピンキー:04/07/25 14:05 ID:CPU1Iszn
富山県福光町の路上で22日夜、祭りを見物していた同県井波町、
警備員本多宏行さん(21)が背中を刺され重傷を負った事件で、
福光署は23日午前、県立高校1年の女子生徒2人=いずれも(15)=を殺人未遂の疑いで逮捕した。
2人は仲の良い同級生で本多さんとは面識はなく、無言で一度刺し、
血の付いた包丁を現場に投げ捨て「むかつく」と叫んで立ち去ったという。
刺した女子高生は「むかついていた。21日から相手を探していた。
誰でもよかったし、死んでも構わないと思った」と供述。
犯行時は少し酒を飲んでいたという。
2人の通う高校によると、2人とも6月ごろから学校を休みがちになり、
家庭訪問した担任には「友人関係で悩んでいる」と漏らし、
スクールカウンセラーにも相談していたという。
(共同通信)
百円ショップで購入した安い武器で背中から腹にかけて貫通したらしい。
ブラッディスクライド級の威力だったのかなあ?
酒を飲んでいたため急所外れて助かったみたいね。
780名無しさん@ピンキー:04/07/26 15:37 ID:wHieO8N3
カラークラシックうpきぼんぬ
781名無しさん@ピンキー:04/07/27 00:02 ID:PHUw8/PN
実はソアラがかなり可愛いと思う
782名無しさん@ピンキー:04/07/27 11:25 ID:s0+W2dLz
俺もそう思う。でもママンなイメージが強くてヌけないんだよな
783名無しさん@ピンキー:04/08/04 23:33 ID:r8H4/B59
神はおらんのか…
784名無しさん@ピンキー:04/08/04 23:56 ID:lxvuwnTz
神は夏コミで忙しいと思って耐えよう
785名無しさん@ピンキー:04/08/05 01:09 ID:QM2iRYm8
>>784
了解
786名無しさん@ピンキー:04/08/06 18:03 ID:1hmw+zt6
なにかいいシチュはないものか。
787名無しさん@ピンキー:04/08/08 01:57 ID:8h65mL15
誰もいない?
788名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:04 ID:g2UUeIvK
ここにいるぞ
789名無しさん@ピンキー:04/08/09 05:03 ID:fBLCLqrx
今更なんだが、サイクロンのダイ大小説、誰かupしてくれませんかのう。
前スレかなんかで一度あがったらしいのだが、
取り逃しててすごく後悔してるので。
790大魔宮にて。:04/08/14 18:17 ID:i7gmU93b
「私の相手をあなたが……!!」
大魔宮にてハドラーとダイが最後の勝負に望んでいる頃
マァムは、緊張の面持ちで眼前の女王、アルビナスに呼びかけていた。
会話の流れとしちゃおかしいけど、読者諸氏への説明は怠らないのだ。

「……フッ… フフフッ! 
確かにおっしゃる通りの戦略ですが、今は違いますね…! 
私の右後方をごらんなさい…」
妙に柔らかそうな超金属の唇を、笑みに歪めるアルビナス。
その目線をマァムが追うと、そこには、騎士シグマが居た。
なんだかあおむけに倒れている彼は、ぐぐ…と力なくマァムの方を見ると
「フフ… ポップと戦おうとした瞬間、急にアルビナスから針刺されてこの通りだ。
まさか超金属に毒が効くとは不覚ぬばっぬばぬば〜!」
一通り親切に説明し、泡を派手に吹くとぐったりした。
「…な、なんでシグマにこんな事するの!? 
というか泡吹いてるし! 白目剥いて、泡拭いてるし!」
「シグマは元々白目剥いてますよ。ああ気色悪い! それはさておき、この行動は深慮あっての事です」
「なぁ、アルビナス。針を刺した時「しまったポップと間違えた!」とか言って…」
「ニードルサウザンド!」
アルビナスは、鏡を避けてシグマを千の針で灼くと、銀色の顔を赤く染めながら話を戻した。
「合理的な勝利の方法…! それは多数対少数、そして奇襲。という事を、私は三国志から学びました…!」
「なんで三国志…」
マァムの突っ込みもなんのその、女王は威容を崩さない!
「私は… 例え親衛騎団の誇りに背こうとも、必ずや勝利を得て
その上で大魔王バーン様へ懇願し、ハドラー様を助けたいのです!」
「という事は、まさかポップも倒してしまったの!?」
由々しき事態だ。ポップに5ゴールド貸していたのに。告白されたのは別にどうでもいい。
791大魔宮にて。:04/08/14 18:18 ID:i7gmU93b
「いいえ。彼ならあちらに…」
目線を追うとアルビナスの左後方、ポップがいた。よかったこれで50ゴールドも回収できる。0が増えたのは気のせいだ。うん。
なんかぐるぐる巻きにされてる。そして息ができなさそうだ。
それはマァムにとってはどうでもいいけど、読者諸氏にはわざわざ説明する。マァムは、…親切なのだ!
「マホトーンをかけたの? でもあなたたちにこれが使える人って」
「居ますよ。さぁ来なさいフェンブレン!」
フェンブレンって死んだんじゃ?とかマァムが思っていると
頭上からバッサバッサと景気の良い音が近づいてきて
やがて、その音の主が地面に降臨し、姿が明らかになる。
頭には牛の角。顔には鷹の嘴。背中には蝙蝠の翼。そして額にZの文字。
ノースリーブで着心地やら風通しが良さそうな服にも、Zの文字。
こ、こいつは間違いない! 
「ガー…」
「フェンブレンだッ! 我らが親衛騎団の僧正、フェンブレンだッ!」
的を射かけたマァムの声も、まだ白煙を立てているシグマの力強い声にかき消される。
「え、えーとご紹介に預かりましゅたガー… びぞっ、僧正っ フェンブレンですっ!」
直立不動の体勢でフェンブレンは自己紹介をした。ガチガチに緊張してるのが丸分かりだ。
「待って! 今、本名言いかけてなかったあなた! 噛んでるし!」
思いっきり指差しながらマァムが詰め寄ると、フェンブレンは口笛吹きつつ目を逸らす。それって認めた証拠じゃないのか?
「このフェンブレンにマホトーンを使ってもらい、勇者一向でもっとも恐ろしい魔法使いを無力化したのです…!
やはりチェスの駒というのは使いようですね」
「そうだな。死の大地近くの洋上に浮いていたのを救出し、30ゴールドとやくそうで買収した甲斐がある!」
「そ、そんな褒めないで下さい。照れるじゃないですか…」
いやそれって褒められてるの?とマァムは軽く頭痛を覚えた。ポップは放置されたまま死にそうだ。

さてその頃、ヒムとヒュンケルは指相撲で勝負していた。
「オレとお前の指が十字を描く! 喰らえちっちゃいグランドクルス!」
「待て普通に勝ってるのにそれは無…熱ッ! 超熱拳使えるオレのくせに熱ッ!」
792大魔宮にて。:04/08/14 18:19 ID:i7gmU93b
「と言う訳で、三対一です。悪く思わないで下さい」
「数に入ってたの!? ぐったりしてるシグマと、やられ役のガー」
「ええい、だから彼はフェンブレンです! フェンブレンったらフェンブレンです!
あの分からず屋に、怒りを込めて嵐を呼べる電磁の必殺技、超電…ツインソードピニングを喰らわしなさい!」
マァムの言葉にムっとしたアルビナスが指示を下すと
フェンブレンは、「え? え?」とかうろたえ、ちょっと考え込んだ後、拳をぐっと固めて突撃してきた。
「ツ、ツインソードピニング!?」
迷うことのなき強い意思と共に、拳が繰り出された。迫りくる僧正の最強必殺技にどうするマァム! 尻がでかいぞマァム!
「…出たな! フェンブレンのツインソードピニング!
剣をなくした竜騎将どの一人… これで半殺しにしたのは有名な話だぞ!」
感極まったとばかりに叫ぶシグマの声を、すごく冷たい目で聞きながら、マァムは拳を避けた。
「ツ、ツインソードピニングぅぅ〜!」 
マァムは身をかわした。
「あ、当たってくださいツインソードピニングにぃ!」
マァムは身をかわした。
「てつかぶとあげますからぁ〜!」
ちょっと迷ってから、マァムは身をかわした。
「あのフェンブレンを赤子扱いとは…! アバンの使徒の成長速度には、やはり恐るべきものがあるな。
僧侶の時はベホイミどまりで、かといって武闘家になってもパっとしないというのに…!」
「同感です。なんか中途半端でもやもやしてる方なのに強い… 仕方ありませんフェンブレン。
バギクロスです。東南の風が吹けばきっと爆裂四散するはずですよ。三国志ではそうでしたから!」
フェンブレンはぜぇぜぇと息をつきながら、「いや三国志ってそんな話か?」という顔で、魔法力を解き放つ!
「バ、バギクロス!」
マァムの守備力が半分に下がった!
「空気をうんたらして守備力を下げたのですね! 見事なバギクロスです!」
「ってルカナンじゃない! ああもうこんな二流三流のボケに付き合うのはまっぴらだわ!」
てくてくとフェンブレンの前へ歩いていくと、マァムはニコっと微笑みかけた。フェンブレンもニコっと微笑み返
「呪文からしてガーゴイルじゃないのー!」
ないのー ないのー と響かせながらマァムは、猛虎破砕拳でガーゴイルを殴り飛ばした。
793大魔宮にて。:04/08/14 18:21 ID:i7gmU93b
そしてガーゴイルは地上へと落ちていった。羽あるんだから飛べよクズが。
「ああフェンブレン!」
騎士と女王の声がキレイに重なる。そして立ち上がるは誇り高き、馬面。
「勝敗は兵家の常というが… 何も成せずに散り、無念だっただろうフェンブレン…」
シグマは静かに呟き、ランスを構えた。
表情こそ分からないが、その全身は鎮魂の為の涼やかな決意に溢れている。
「しかし恐るべき技だ… 先ほどのマァムパンチは!」
畏敬を込めて呟くシグマに、マァムは怒った。
「何そのダサい名前!? あの技は猛虎破砕拳って言って…」
「マァムパンチのペンネームですね」
「違うってば! なんで技にペンネームをつけなきゃならないのよ!」
マァムはもうなんかこいつらと喋るのが疲れて仕方が無い。
さっさとこの女王やら何やら倒して帰りたい。冷たい牛乳飲みたい。クルテマッカ殺したい。

「君と戦うのはサババの港以来だったな… さぁ来たまえ!
君のその、マァムパンチと私の跳躍と速度、どちらが勝つか、勝負だ! 武闘家!!」
シグマは泡を吹きながら叫び、そして走った、毒のせいでブロックよりも遅く。
「ひぃっ」
白目剥いて、スロウリィにヨダレを撒き散らす馬面にマァムはビビった。気色悪いなこの馬は!
「どうした、アバンの使徒はそんなモノではないはずぬば、ぬばぁぁ」
咳き込んだ(呼吸器官があるのか?)シグマから泡がかかってマァムはキレた。どこからか歌がかかってきた。
♪あさっやけーにつつまれてー はしりだしたー ゆくべっきみちをー
マァムはシグマの鼻を思いっきり殴りつけた。
アルビナスは、なんで仮面ライダー龍騎の歌なんだろうと思った。シグマは人参が好きだ。
♪じょぉねつのぉ〜 ベクトルーが ぼくのむねをつらぬいてくー
♪どんなきけんにー きずつくぅことがー あぁっても! ゆめよおどれー この、ほしのもとで
ボコるボコる、シグマをボコる。マァムはシグマをボコったのです。シャハルの鏡を殴りつけたのです。
♪にぃーくしみをうーつしだす かがみなんてこーわすほど!
ああ、だから龍騎の歌かと女王は納得した。
「待て! それ壊したら、なんとなく後で皆が困る気がするからやめろ!」
シグマが叫んだ。でも、19巻で「鏡壊すの無理」ってマァム言ってたような…
794大魔宮にて。:04/08/14 18:25 ID:i7gmU93b
「そうね後で皆が困るからやめるわ!」
マァムはハっとして鏡を殴るのをやめた。9巻ぐらい後で困らない為に。
「けど、あなたは倒すわ! ヨダレが臭いから」
「そうですシグマ。あなたは白目も気持ち悪いんですよ!」
女性(?)陣が口々にシグマを罵った。シグマはちょっと傷ついた。
そしてマァムは、シグマの槍を蹴り捨てた。意味はない、スカっとするからやっているのだ。
「ぎゃっ! オリハルコンでできてるはずなのにポップが目もくれずに忘れ去られた
かといって私が使っている時でもそんな目立っていなかったサンライトハートがー!!
大魔宮から、地上に落ちていった。シグマは憤激のあまり気絶した。
「なってない… 実になってないぞ… 私がフェンブレンだったら真っ二つにして…やるところだ…!」
「いえ、あなたはシグマですから真っ二つにできますよ。」
女王は脈絡のない話をした。要は、六反田さんのセリフ書きたいが故のやりとりであった。

そして残るは女王と武闘家だ。
「しかし、きょうび「ぎゃっ!」は無いですね… 夜神君」
「マァムよ私は」
こめかみを抑えながらマァムがうめいた。段々段々ボケてきてるなこの女王は。
「これで残るはあなたと私だけ… フフ、意外でしたよ。
まさか雑魚と侮っていたあなたに、我ら親衛騎団が二人も倒されるとは」
「あなたが手を出さなかったら、シグマはもうちょっとやりようがあったんじゃ…」
アルビナスは、しまったという顔をした。そうだ針さえ刺さなければ。
ああ、なんという誤算だろう。自分が先走ったせいでもはや壊滅状態。
ヒムもいるにはいるが、ハゲだから当てにはならない。死ねよハゲが。
「ゆ、揺さぶりにはかかりませんよ私は! 心理的トラップっていうやつでしょう。
残りは私だけ、ならば卑怯といわれようとも構わない、ハドラー様の為に!」
アルビナスは針を吹いた。マァムは避けて、マァムパンチを叩き込んだ。女王は倒れた。あっけねぇ!
「勝った…!」
マァムは勝った。何の盛り上がりもなく勝った。
しかし女王は、マァムの後ろを見ると、意味ありげに笑った。恥ずかしそうなのはなんでだろ。
「どう…でしょうね。フフ。あなたの後ろを御覧なさい」
まだ何かいるのか、だったらバーンだろうとクルテマッカだろうと殺してやるぅ!と思った。
795大魔宮にて。:04/08/14 18:26 ID:i7gmU93b
しかし振り返った先では、ポップが苦しんでいた。
「あ、あんな所に針が…」
股間の大事な大事なところに、先ほどアルビナスが放った針が刺さっていた。
「フフッ。言ったでしょう? 『勇者一行で勇者以外に恐ろしいのは魔法使いと戦士だけ』、と。
チェスで兵士が女王を勝ち得るように、私もそれに倣ったのですよ。すべてはハドラー様の為に」
語気の端々に苦痛が見える女王にマァムは、ポップを指差しながら怒った。
「だからってあんな場所に刺さなくてもいいでしょ!」
「…私だって、その……、あ、あんな恥ずかしい場所に刺したくは…」
また刺す場所を間違えたアルビナスが珍しく気弱になっている。羞恥というのは非常に良い。
「と、とにかく、セオリー通り解毒呪文を…」
ポップに駆け寄っていくマァムだったが、後ろからの声に呼び止められた。
「やめておけ。おそらく、その毒に解毒呪文は効かぬよ」

誰?とマァムが振り向くと、シグマがうなずいた。いつの間にか気づいていたらしい。でも倒れたままだ。
「根拠は…?」
「ハドラー様が所持していた、『魔法おばばのドキ☆ドキ課外授業 〜そして武藤は逆胴を喰らえッ!〜』に書いてあった」
「まさかそんな本を… ベッドの下にはなかったのですが…」
「色々突っ込みたいけど、とりあえず内容を聞かせてちょうだい」
マァムに促されたシグマは、記憶を言葉にまとめるためかしばし黙り、口を開いた。
「熟れた魔法おばばが、未体験のアークデーモンをリードしていく話だ」
「そっちじゃなくて、毒の内容! 殴るわよ!」
しかしアルビナスはちょっと興味津々だ。ハドラーの性癖を知れるのは嬉し恥ずかしなのだ。
「『金属生命体が力の限り出した毒は、解毒呪文では治らない。
故に魔法おばばはその枯れ木のような指で、まだ穢れを知らない若く逞しいアークデーモンの剛直を一撫でした。すると…』」
「とにかく解毒する方法があるなら言って! 誰がそんな描写で喜ぶのよ!」
その本持ってたハドラー様は…? とアルビナスは思った。
「要するに、毒をかけられた箇所を吸えばいい。そうすれば彼は助かる」
アルビナスは我に返って、今、ポップを亡き者にしておかなければと、声を張り上げた。
796大魔宮にて。:04/08/14 18:26 ID:i7gmU93b
シグマはかぶりをふった。どうでもいいが、寝そべったまま喋ってるのは格好悪い。
「それは、ハドラー様から頂いた私の魂が許さない。
彼は好敵手だ。好敵手というのは堂々と礼節を尽くして臨むべきものだ」
言葉につまるアルビナスを横目に、シグマは一呼吸置くと
「だからマァム! ポップの針が刺さった所を吸うのだ! 彼を救えるのは君しか居ないッ!
眩しく萌えてイきヌくのだ! 魔法おばばのように。魔法おばばのように…!!!!」
「ま、待ちなさい、なんで私がそんなコトしなきゃならないのよ」
流石にマァムは焦った。なんで5ゴールド貸してる相手に奉仕しなきゃならんのだ。
「…君はアバンの使徒ではないのか?」
「そうだけど、それとこれとは」
「ハドラー様を始めとする我ら親衛騎団が命を賭け倒そうとしたアバンの使徒とはッ!
お互いピンチを乗り越えるたび、強く近くなるものではないのか! だから吸うのだッ!」
「話聞いてよ! 大体、吸うなら針刺したアルビナスが…」
え? という顔で驚くアルビナスをシグマはじっと見つめ、うなずいた。
「それもそうだな。意外に需要もある。
ハドラー様の為の予行練習だと思ってやってみたまえ。いずれはするつもりなのだろう?」
「わ、私はそんな事を…」
「ならば、どんな事を考えているのだ? …言ってみたまえよ」
お弁当作ったり、マフラー編んだり… などとは言えず、アルビナスは真っ赤になって俯いた。
「言葉に出せないほどのコトを考えていたのか? まったく、ふしだらな女王だな君は」
「違う、ただ私は…」
泣き出しそうな顔をしたアルビナスに、シグマはちょっとときめいた。…アリなのか?
反応からして彼女が吸うのは無理らしい。シグマはしばらく考えると
「…私が吸うというのはどうだろう」
とんでもないコトを言った。

「おやめなさい!!」 
アルビナスは叫んだ。ポップはこれ以上ないほど首を横に振った。しかし影薄いなオマエ。
「歯は立てぬよう善処するし、舌も使うしノド奥でもイケる! だから問題はないッ!」
「おおありよ! そりゃ私としては任せたいけど…」
「誰がそんな展開喜ぶというのですか!」
全くの正論を以って、女性陣は説得にかかる。ポップが助かるかどうかはどうでもいいんだよ!
797名無しさん@ピンキー:04/08/15 01:56 ID:Z7DzOx8r
最初、誤爆かと思った・・
とりあえず

>さっさとこの女王やら何やら倒して帰りたい。冷たい牛乳飲みたい。クルテマッカ殺したい。

ワロタww
798名無しさん@ピンキー:04/08/15 10:15 ID:TENqzF/G
わははははいい。ちっともエロくないところがいい。
つーか脱力系コントみたいでじわじわ笑う。
799名無しさん@ピンキー:04/08/15 13:32 ID:ynKYqowd
せっかく面白い漫才ネタが続いているところを悪いんですが、投下します。100%パクリ入ってる陳腐な代物ですが、平にご容赦を・・・

カーテンに遮られながらもそっと差し込んでくる日の出の光をその身に受けながらも、ベットの中の人物は起床を躊躇った。
春眠暁を覚えずというが、人にとって最も絶ちがたい行為が睡眠であることは間違いない。
「マァム、朝だぞ〜早く起きろ〜」
ドアが開かれると同時に、間延びした声が部屋に響く。
意識が朦朧としているので、声を正確に判別することは出来ないが、このような起こし方をする人間は一人しか考えられない。
普段朝に弱い筈の彼が今日は随分と早起きなことである。今しがた日が昇ったばかりではないか?
そんなことを思っているうちにカーテンは開かれバッと布団が剥がされた。日の光が不意に目を刺激する。

「ちょっとポップ!何を・・・」

普段の彼らしからぬ行動に抗議しようとして彼女は絶句した。眼前に立つのは蜂蜜色の髪をした乙女、毎日のように鏡に映る顔である。
果てしなく嫌な予感に襲われてそっと手を自分の髪に持っていく。
洗髪こそかかさないが、入念に手入れされているとはお世辞にも言えないクセの強い黒髪、ご丁寧なことに黄色いバンダナまで既に装備されている。
体に目を向けて見れば、身につけているのは緑色の法衣・・・否定材料は何も無かった。

「どういうことなのか、説明して欲しいんだけど?」
怒りを懸命に抑えながら『彼女』は目の前の女性に当然の疑問をぶつける。大魔王に啖呵を切ったその瞳に睨み付けられれば大抵の者は竦み上がる。
が、『彼』は一向に意に介する様子すらなくむしろ悪戯めいた笑みさえ浮かべながら答える。
「夜明け前に交換呪文をかけたんだよ。今現在、俺とお前で身体を交換し合ってるのさ」
「下らないことしてないで早く元に戻してよ!大体何の為に・・・っ!まさか・・・」

言いかけて背中に悪寒が走った。予感が的中しませんようにと密かに願掛けしたが無駄だった。
「そのまさかだよ。たまにはこういうプレイもいいんじゃねぇ?」
目にはさながら獣のような光を宿し、口元は悪魔のような笑みを含んだままゆっくりと近づいてくる。
逃げなければ!そう思った時には両の細腕はしっかりと捉えられてしまっていた。
800名無しさん@ピンキー:04/08/15 13:34 ID:ynKYqowd
『彼女』は何とか逃れようと試みるが、その腕力の圧倒的な差を考えると文字通り『無駄な抵抗』に過ぎない。

「逃げちゃ駄目だって」
「ちょ、や、やめてポップ!」

バンダナをするりと外し、逃げられないように手首を固定する。今の『彼』はまさに獲物を目の前に舌なめずりをする肉食獣だった。
耳元に吐息がかかり、白魚のような指がそっと首筋へと触れようとしたまさにその時、ドアをノックする音が響いた。

「里長様、今しがた件の少年が保護されたそうです。至急議場までお越しください。」

その時ほど『彼女』は運命の神に感謝したことは無い。それとは対照的にマァムはドアの方を向いて小さく舌打ちしたが、直にポップの方に向き直って返事を促した。
『彼女』は一瞬何のことか理解しかねたが、自分が今「ポップ」になっていることを思い出し、慌てて扉の外へ返答する。
「わかったわ・・・いやわかった!直に行く」

やっとの事でポップの口真似をして返事をすると、傍らではマァムが必死になって笑いを堪えている。
−覚えてらっしゃい!歯噛みをしながら心中で毒つくのが精一杯だった。
801名無しさん@ピンキー:04/08/15 13:35 ID:ynKYqowd
大魔王が倒れて3年、世界はまだ痛手から立ち直りきってはいなかった。

ある者は姿を消した勇者を探して旅に出、ある者は自らの故郷に戻り復興に尽力した。
しかし、捜索に携わった者がいくら足を棒にしても一向に勇者の姿を見つけることは出来なかった。
ポップとマァム、メルルが地上を、ラーハルトとヒュンケル、クロコダインが魔界を隈なく探し続けたにも関わらずである。
そこでポップはある決断をした。見つからない者を探し続けて時間を浪費するより、
地上を去るとまで言わざるを得なかった勇者が心置きなく帰ってこられるような世界を作るべきだと主張したのだ。

仲間達とさんざん討議した結果、魔物や異種族のように人間社会で日々の暮らしさえ困難な者達や、
人間であっても既存の国民国家・教会の統制の前では安寧を得られない者達が生きていける場所を作るということで話が纏った。
当初はデルムリン島に移住させようと試みたが、人数が予想を遥かに上回ったことから、
かつてアルギード王国があった地が選ばれ、そこに里が作られたのだ。

無論、まだ大戦の傷が癒えていない人間達や、それを隠れ蓑にした貴族や教会勢力の反対もあったが、
アバン、フローラ夫妻、レオナ、シナナ王など各国の王側面支援が効を奏して乗り切ることが出来た。
里長には一番最初に発案したポップが就任した。マァムは伴侶となってその責務を支えることを選んだのである。

里の意義は誰でも自由に暮らせる場所を作ると同時に、各地で塗炭の苦しみを負う者達を導き、その平穏を絶対に守ることにある。
数多くの者達がその理想に共鳴し、成立から2年にして里はますます発展を速める様相を呈していた。
802名無しさん@ピンキー:04/08/15 13:42 ID:ynKYqowd
会議で再三話題に上ったのは、先日ベンガーナ郊外で確認された魔族のハーフの少年のことであった。
しかし、議席の主役である筈の『ポップ』は全くの上の空で、はやくこの呪文が解けないものかとばかり考えており、
その為に自らを呼びかける声にも気がつかなかった。
「おい、ポップ!大丈夫か?」
「あ、クロ・・・いや、大丈夫だよおっさん」
不意に肩を揺さぶられて『彼女』はびっくりとして向き直った。声をかけてきたのはクロコダインだった。

ちなみに『彼』はここにはいない。
ポップの姿をしたマァムがここにいるのを良いことに大方どこかへ遊びに行っているのだろう。
そう考えると無性に腹が立ったが、かといって関係ない人間に当り散らすわけにもいかず、頭を抱えて溜息をついた。
それを見て隻眼の元獣王は、ポップの疲労がたまっているものと思って休息を進めた。
「普段から根詰めすぎなのも身体に毒だ。たまには少し休んだらどうだ?」
「ごめんなさ・・・いやごめんな、そうさせてもらうよ」
『彼女は』これ以上続くとボロが出そうで怖かったので、有難くその申し出を受けて大人しく退室した。

とは言え、今すぐ寝室に戻る気にはなれなかったマァムは、とりあえず書斎へと向かうことにした。
ひょっとしたら、交換呪文とやらの解除の方法がわかるかもしれないとも思ったし、
普段彼が自分にも秘めている部分を腹いせに覗いてやろうと思ったのもまた事実である。

彼女は良人を愛してやまなかったし、仕事に対する情熱を燃やしている時の顔が何よりも好きだった。
だが、それとこれとは話は別だと思った。
ポップはアバンとマトリフ、両方の偉大なる英雄に師事して両者から後継者と認められた男であるが、
同時にその悪いところまであますところなく受け継いでしまっていた。
彼女がそんな夫の悪癖に振り回されたのは一度や二度ではない。
惚れてしまった弱みゆえか、最後にはついつい許してしまう彼女であったが、
そろそろ本格的にお灸をすえなければならない、そんな思いを抱きながら書斎の入り口のドアを開いた。

肝心のエロに中々辿り着きません・・・orz
803名無しさん@ピンキー:04/08/15 15:06 ID:+x5vHmO+
逆レイプのヨカ━━━(゚∀゚)━━━ン!!!! 早くエロを見  せ  て  く  れ  !
804名無しさん@ピンキー:04/08/15 16:00 ID:xOWcWR9Y
ティッシュ置いて待ってます
805名無しさん@ピンキー:04/08/16 16:14 ID:fXucrXGV
漫才も逆レイプもイイ!
職人さん達にお茶ドゾー旦
806名無しさん@ピンキー:04/08/16 16:41 ID:UNARmNss
夏コミはサイクロンのカラークラシック2でダイが大変なことにw
807名無しさん@ピンキー:04/08/17 23:53 ID:x5IdCXkC
>>大魔宮にて。

乙。
むちゃくちゃ笑いました。アルビナスがいい味出てますね。
808名無しさん@ピンキー:04/08/18 01:32 ID:iPj6QNt6
ki--ta-----!!
809名無しさん@ピンキー:04/08/20 18:33 ID:6+4MTZ1z
マアムって拳法着姿の時、青い下履きのしたにパンツ履いてるんだろ。
それで稽古やら、戦闘やら。
さぞ、汗まみれでくさかろう・・・。あと、蒸れすぎてかゆくなったりしない
のだろうか?
810名無しさん@ピンキー:04/08/20 19:10 ID:DDHvnyhC
そこで稽古のあと川原で水浴びして、ポップに覗かれて思いっきりブッ飛ばすという
お約束コースに行くんだよ。定番じゃないか。
811名無しさん@ピンキー:04/08/20 20:31 ID:6fTvIBzI
おわーいいなあそれ。>>810いただきー
久しぶりに短いの一本書いてみる。
812名無しさん@ピンキー:04/08/20 23:31 ID:6fTvIBzI
 「見えてるわよ」
 素っ気無く言い放つ少女が振り向きもせずに彼に釘を刺した。
 「派手に焦がしたわね」
 砕け散るしぶきがキラキラと光るお団子に結わえた後れ毛の向こう側に見える。眩しいような、暗いような。
 じゃぶじゃぶと滝つぼの水を踏みしめ、彼女が彼の目の前に立つ。彼は黙って一直線に伸びる健康で頑丈な足を見ていた。
 「どこじろじろ見てるのよ!エッチ」
 唇の端をちょっとだけ持ち上げるような……いわゆる魔性の笑顔というやつをやってみせて、彼の頬に太ももをぺたりと摺り寄せる様にくっつけた。
 「……冷たいくて気持ちいいでしょ?」
 ああ。彼が気まずそうに小さく言葉を返したので、彼女は珍しくいい気分になった。
 彼と来たら小心者の癖に強引でその上強情なのでちっとも彼女の自由にならないのだ。彼女はそれを面白くないとは思っていたが、ついぞそのことについて彼に意見はしなかった。
 「ずいぶん熱いのね……風邪でもひいた?」
 ばっばか、そんな熱くねえよ、お前が水の中に居たから体温低いだけだ。早口でそんなことを言いながら水から腕を引き抜く。腕を焦がしてこの水辺にやってくるのはこれで二度目。何かの呪文を習得せんと猛特訓中らしい。
 緑色の法衣がさっと岩場のほうに飛び退いて距離をとった。
 「……どこいくの。べホイミ、して欲しいんでしょ?」
 いらっしゃい弱虫クン、痛いの痛いの飛んでいけってしてあげるわよ。彼のプライドをつついてやる。こういうことを彼女に言われるのを彼が一番嫌いなのを彼女は良く知っているのだ。
 正直で単純なもので、彼の顔色がさっと変わる。ムッとして口をつぐみ、視線がきつくなった。
 ナメんな、おめぇのべホイミなんか効かねえよ、おれだってずっとずっとレベルアップしたんだ。姫さんのベホマだって全快するのに1分近く掛かるんだぜ。彼が得意げにひけらかす。
 「あら、じゃあベホマ掛けてもらわなきゃ危ない大怪我した事あるわけだ」
 喧嘩売ってんのかてめー。彼が思わず身体を構えた時、彼女は既に水辺から飛び上がっていた。目にも留まらぬスピードというのはこういうことを言うのだろう。
 身体から滴っていた雫が地に降る前に彼女の身体は彼を射程距離内に捉えていたのだから。
813名無しさん@ピンキー:04/08/20 23:33 ID:6fTvIBzI
 「ほら、どんくさいわよ大魔道士様」
 目と鼻の先にキラキラ光る髪の毛を振り乱しもせず、微笑むマァムが拳を突き出している。
 「もう一歩踏み込んでたらアウトね」
 「……そうだな、アウトだったよ」
 ポップが輝き燃える左手の魔法力を解除したのを、彼女が呆れ顔で一瞥した。
 「――――――なんだ、元気じゃない」
 目が虚ろだったからまたいつものへたれ人格が出たのかと思った。彼女がぴっと鋭い音をさせて拳を収め、背を向けて歩き出す。
 「…………ん、まあ、ちょっと出たかな。
 なんつーか、上手くいくのかなあって……背負うものがどんどん膨れて手に負えなくなっていく感じがしてさ」
 彼がてくてく彼女の後を追う。彼女は黙って元の位置に戻る。背後で水に入る音がした。
 「やるしかないでしょ、なにがあっても」
 「いやあまあ、そうなんだけど」
 「だったらくだらない事うだうだ考えてないで特訓でもしたらどう?時間ないのよ。身体動かしたら不安感じてる暇も無いわ」
 「……や、不安つーんじゃなくて……」
 だったら何?振り向き様にマァムがそう言いかけた時、背中に彼の額がぼすっと降ってきた。
 「心が静まらないんだよ。ずっと鈍く興奮してるみたいで集中できねんだ。イライラしてるんじゃなくてピリピリしてるんじゃなくて」
 腕がつかまれる。いつもの、強引で強情な、あの手で。
 「……や、やめて。こ、こんなとこで、なんて、冗談でしょ?」
 「――――――だめ?」
 耳元に吐息。あの、甘ったるくて熱っぽい湿気を含んだ呼吸が鼓膜に纏わり付く。
 「ダメに決まってるじゃないの!お昼よ!?外よ!?周りに人居るのよ!?」
 「いいじゃん、たまには、そゆうのも」
 耳の後ろに舌が這う。柔らかく敏感な肉がずるずると唾液を介して熱を伝える。
 「あっ…や、やめなさいよっポップ……それ以上やったら――――――」
 「どうなんの?」
814名無しさん@ピンキー:04/08/20 23:39 ID:6fTvIBzI
 しゅるっ……頭上でリボンの解ける音。さらさら流れる髪が彼の顔を隠す。舌は……止まない。
 「あっ…あっ……」
 短くて低い嬌声が鼻の奥で爆発する。彼の指は胴着の隙間から潜入して、太ももと豊かな胸を弄っていた。
 「やぁっ……もう、ほんとに、怒るんだから」
 「あのなあ、男の前でぱんつまる出しして何言ってんのお前」
 「ばかっこれ下着じゃないッ……あっやっちょっと!もう、指…ゆび止めてよぉ」
 「あ、ほんとだ。下にもう一枚履いてるのな」
 「あっやっあっああっあっやっ……いやっ」
 「ぬちょぬちょじゃねえか。マァムはエロエロー。ちょっと触っただけなのにもう濡れてんの」
 「やっ……ばかぁ!もう、ホントに怒った……いい加減にしないとこのまま投げ飛ばすわよッ」
 「してみればー。因みに今おれが持ってるのは君の服です。
 濡れたら乾かすの手間だぜー。髪もびしゃびしゃになるぞー。おれとお揃いでぬれぬれのままみんなんとこ帰るのか?何かあったのが一目瞭然だな」
 きっと勘のいい姫さんなら素晴らしく下世話な発想で愉快なウワサを振りまいてくれる。ポップは彼らしくもなく品の無い引きつり笑いをしてみせた。
 「……あんたね、一人で落ち込むのは勝手だけどあたしまで巻き込まないでくれない?
 あんたを慰める役目請け負ったつもりはないわ。自力で立ち上がれないなら自滅でも何でもすればいいのよ」
 こいつはダメだ、一度甘い顔を見せたら際限なく依存してくる。マァムは彼の悪癖に批判的ではあったが否定する気は無かった。彼が憎い訳ではなかったし。……だがここまで悪化してしまっては話は別だ。
 「――――――相変わらずキツいねお前は」
 「ぶっ飛ばされなかっただけでも有難いとおもいなさいよ」
 「へいへい」
 衣服から両手を抜き、彼が彼女の首筋から舌を離す。透明な唾液の糸が長く垂れて途切れた。
 「ふとももぺたってやるから誘ってんのかと思った」
 軽やかな指が彼女のふくよかな胸に深く埋まって半回転し、急激に遠ざかる。
 「ひゃ!?」
815名無しさん@ピンキー:04/08/21 00:49 ID:sqjzZPbJ
ん?連投規制とか?
816名無しさん@ピンキー:04/08/21 00:51 ID:Xo6f1xje
キター! と思ったらいいところで切れてるなぁ・・・orz
是非とも続きが見たい・・・
817名無しさん@ピンキー:04/08/21 15:43 ID:FfQqMvbs
みなさん、焦らしすぎです・・・ハァハァハァハァ
818名無しさん@ピンキー:04/08/21 21:43 ID:BP+Hp2Tj
 「……やっぱエッチしたいんだろ?」
 顔真っ赤だぞ。一度合ってしまった視線を逸らせない彼女がはっとした顔で胸を庇う。脈打つ心臓の鼓動が一層強くなったような気がした。
 ああダメだ。自分と来たらこの腑抜けに依存されたりするのがどうも快感らしい。知恵と勇気で臆病を吹き飛ばす彼よりも、こうして自分のところに逃げ帰ってくるダメ男が好きらしい。
 彼女がこうやって甘やかすものだからポップは距離を測りながらもどんどん彼女にのめりこんでいくのだが、もちろん彼女はそんなことを気づくどころか思いもしていない。毅然とし、誰にでも同じ態度のつもりなのだ。
 「珍しくおめえから誘ったのに無下にしちゃ男が廃るな」
 何か考えるそぶりを見せて彼がマァムの腰を抱き寄せる。曳き付けられた顔が引きつる前にポップはマァムの唇を奪う。無粋な言葉を封じるように。
 からからの口の中に彼の舌が這う。生温くて別の生き物のように蠢く舌がつれて来る唾液が喉とくちびるを灼いた。
 「ん、んん!」
 正気の沙汰ではないと思った。この場所に自分が居る事を知っている人は大勢いて、もうじき昼食に呼びに来るころだ。これを見られたらどうなるか、考えるだけでも恐ろしい。
 「……こら、や…めなってば、も、もうすぐお昼だから誰か呼びに来ちゃう!」
 「あ、声変わった。じゃあ隠れてしたらいいじゃん。」
 ここで止めたらマァムの方が困るんじゃないか、というような彼女を困らせるような自尊心満載のセリフを彼は吐かない。あくまでも自分が無理を言っているというポーズを崩さない方が彼女が乱れやすいことを覚えたらしい。
 「そ、そういう状況じゃないでしょーが!もう、何であんたって緊張感が持続しないの!?」
 「だってキミがボクを誘ったりするんだもん。ふとももぺたーってするんだもん」
 くりくりした目で彼女の顔を覗き込む。ぼんやりそれを見上げて、ああ彼はいつの間にか自分より背が高くなっていたのだなと現実から目を逸らした。
 「慰めてなんかやらないんだから」
 最後にひと睨みした彼女に向って、彼は上等じゃん、と破顔した。
819名無しさん@ピンキー:04/08/21 21:46 ID:BP+Hp2Tj
 ポップがもう一度彼女に身体を求める事について回答を求めたが、彼女は黙して答えなかった。その沈黙を許可と取った彼がインナー越しに胸に触れても、頬を赤らめるだけで声を上げない。
 「あんたとするときはどうも水が関係するわ」
 「おれが水のステータスでも持ってるのかね?水辺に居るとなんかうまいこと行くような気がするんだよ、マァムとだけは」
 本当は水に大していい思い出がないのだが、そこはそれ、少年も睦言の交わし方を心得始めたという事だろう。
 「じゃあこれから枕元にコップを置くのはやめとく」
 蠱惑的な声は彼女の意図したように呆れたニュアンスにはならずに、彼の背中で這い回る劣情を更に強くしただけだった。冷静を装うのにちっとも冷淡でないところが可愛くて魅力的だと彼は思う。
 ざらざらする薬指が太ももとビキニラインの境界線をゆるゆると辿っている。人差し指と中指が下着の上をなぞりながらかすかに円を描いた。びくっと律儀に肩を振るわせたマァムの首筋を押さえるようにもう片手が彼女のあごを固定する。
 彼女の目に見えるのは滝の裏側。呪文によって削り取られた岩板にポップが背を預け、抱えられるようにしてマァムの愛撫を続けている。
 『ここなら多少声出しても聞こえないだろ?』
 思えばあの時に走って逃げてりゃ良かったのかも、と襟元を滑る舌の軌跡を繋ぎながら思ったが、機嫌よく振り返って微笑むポップの顔にやられちゃったのだから仕方が無い。
 ったく…他に人が居ない時はカワイー顔するんだから。安心して弱音を吐く。無邪気に虚勢を張る。子供っぽいくせにどこか懐かしくて切ない何かを思い出させるのだ。それがマァムにとって抗えないものだった。
 視線をもう一度滝の向こうにやる。透明なカーテンの向こう側の景色が歪んでて、時折キラキラした日の光が刺したりなんかしてとてもきれい。こんなにも美しい世界を、魔王は世界を独り占めしたいという。気持は解らなくもないけれど。
 「ねえポップ、バーンってのはどうして世界を独り占めしたいのかしら?」
 「……ハァ?なんだよ急に」
 「一緒に居られないのかしら、仲良く、みんなで」
 無茶言うなよ、と彼が呆れながら下着の中に親指以外の指を全部滑り込ませ、ぬるつくそこを撫で上げた。
820名無しさん@ピンキー:04/08/21 21:48 ID:BP+Hp2Tj
 「あっ!ひっ……あ…んっ!んふぅ……」
 「共産主義者かおめーは。そんな理想論で世界が救えるならおれもお前もこんなとこにいねーよ、現実を見ろ現実を。」
 だって、だって、わかんないんだもの。爪が鈍くて甘い痛みを残しながら柔らかな肉をえぐっている。ときどき埋まる指の繊細さが彼の性格を現しているようで思わず悲鳴を上げそうになった。
 「泣きそうな声出してんなよ、ゾクゾク来るだろ」
 お尻を突き上げている突起を隠すように彼がそっと腰を引いた。それを見逃さぬようにマァムの腰が追いかけて擦り付ける。
 「あ…ぅ、やめ、やめれ…!」
 「どうして。気持ちいいんでしょ?」
 「くそっこのエロ女め」
 にひひひ。にやーっと笑いながら徐々に強さと激しさを増して腰を揺さぶっていると、差し込まれていた指が眠りから覚めたように動き出した。
 「やあっ!きゅ、急に、二本……無理、やだぁ!」
 「エロい娘にはお仕置きだべさー」
 サボっていた片手も起きだして乳房をつかみ、尖っていた突起を探り当てて少し強くつまみあげた。マァムがたまらずにつま先で立ち上がる。
 「ひやぁあーっ」
 「どーもおめーは男を甘く見ている節がある。いかんよ、そうゆうのは」
 男女平等ですよ、民主的にいきましょう。実力主義の世界ですから負けたら従わないとね。ポップが短く丁寧な言葉を呟きながら彼女の身体に舌を這わす。時々ずるずる上下に動いて、ズボンを脱ぐ事も忘れない。
 息が続かない。冷たい水の奥に隠れているはずなのに、彼と彼女の吐息が滝の影に充満して二人の体温をじりじりと上げている。
 「指でいきたいか?」
 一番敏感な肉芽をなぞりいじりながらそんな事を尋ねる彼の顔が真っ赤で、彼女は声を上げて笑いそうになった。でも多分それは彼も同じだったろう。
821名無しさん@ピンキー:04/08/21 23:56 ID:dw8aO3Qj
水???
ゆ、、、ゆーぞさんか?
ゆーぞさんじゃないのか?

キーーーーーーーターーーーーーーーーーーー
822名無しさん@ピンキー:04/08/22 08:07 ID:pa1BcEzj
>>821
漏れもゆーぞさんかとオモタ。
823名無しさん@ピンキー:04/08/22 16:31 ID:DwXLujj5
こんなのありますた。
http://artemis-j.com/hp/dai/index.htm
824sage:04/08/23 21:38 ID:VP1QwpNI
>>823
GJ!
レオナの話も見てみたい。
825名無しさん@ピンキー:04/08/24 09:37 ID:OK3ywUI5
ポップの口調がおかしくなってるなw
826名無しさん@ピンキー:04/08/24 12:37 ID:EyIJCD6J
つ、続きはまだなのかっ!まだなのか・・・っ!ハァハァ・・・
827名無しさん@ピンキー:04/08/26 19:48 ID:L+G/qqxh
続きを、つ ー づ ー き ー を ー ー ー ー ー !!!!!
828名無しさん@ピンキー:04/08/27 09:20 ID:I2rZGwtu
続きを!
829名無しさん@ピンキー:04/08/30 20:34 ID:Ls5hmqka
続きマダー?(AA略
830名無しさん@ピンキー:04/08/31 16:34 ID:hd2HLwnj
なんでみんな途中なんだよ。
831名無しさん@ピンキー:04/08/31 21:30 ID:bqGM78bX
部屋が暑くて書いてらんね
832名無しさん@ピンキー:04/09/01 02:49 ID:YY5JGS4e
>>831
俺が扇いでやるから書けよ!
833名無しさん@ピンキー:04/09/02 06:52 ID:adxk6+Cp
夏が終わっちゃったぞ
834名無しさん@ピンキー:04/09/05 16:26 ID:tHJS5oy+
保守
835名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:45 ID:5yFTBghM
下がりすぎにより上げ。
しかしポップとマァムの話を扱ってるのが少数極まりないのは何の罠だ。
836名無しさん@ピンキー:04/09/07 22:18 ID:6a8rSETB
まったくだよな。
ダイ大冒険サイトを巡ると圧倒的に801の方が多く、次にヒュンケル×マァム
これはポップ×マァムが激しく見たい俺に対するあてつけか!ヽ(`Д´)ノ
837名無しさん@ピンキー:04/09/07 22:35 ID:5yFTBghM
その通りだ!実にけしからん!
燃えるだろ鈍感娘へ片恋するヘタレが頑張ってるシチュエーション。
同志求む!ついでに導師も求む!
838名無しさん@ピンキー:04/09/07 23:10 ID:z+jA4VVb
王道的なカップリングだけに見ていて楽しいし、微笑ましいくもあるからな。
(個人的にポップとマァムにはロカとレイラの二の舞を演じて欲しかったがw)
839名無しさん@ピンキー:04/09/08 00:07 ID:nBdWJdNC
そんな俺の同類には
sucrose
ってサイト様がよいぞ
840名無しさん@ピンキー:04/09/08 02:44 ID:vh6N0Y1o
ポップマァムが多いんだな。
ちなみにこのカップリングの場合どんなシチュが好みだ?
ラブラブ和姦か、強気になったポップのソフトレイプか、もしくはハードレイプか
はたまたラブラブでありながらポップの変な性癖に付き合わさ
れイヤイヤのうちに快感に目覚めてしまうマァムか・・

841名無しさん@ピンキー:04/09/08 03:04 ID:j49TkO2+
他の女に目移りしてるポップにお仕置きプレイ
842名無しさん@ピンキー:04/09/08 03:36 ID:3Gt3wLyM
ポップによるマリンとエイミの姉妹調教。
843名無しさん@ピンキー:04/09/08 06:18 ID:vr+24+nv
>>839
貴重なポプマサイトだからな、当然ブックマーク済みでありますよ。
むしろそこ以外にあったか?というくらいに少ねぇ・・・orz
>>840
和姦でも良いが、性癖→快感も似合いそうだ。
逆にハードなレイープはちょと・・・
>>841
それもまた(・∀・)イイ!
>>842
ポップにはそーいうことやりそうなエロさがあるもんなw そしてマァムにばれて>>841へ(ry
844名無しさん@ピンキー:04/09/08 15:58 ID:d6ctQdyu
ポップはエロSSの主人公としては非常に動かしやすいキャラだよな。
ヒュンマはどうもシリアス風味というか空気重くて抜けないし。
845名無しさん@ピンキー:04/09/08 18:12 ID:+Lk+3Fi0
ドキドキしながら媚薬を仕込むも、効きすぎて逆レイプ気味になってしまうマァム×ポップきぼん
846名無しさん@ピンキー:04/09/09 08:00 ID:b9Wom1p6
セックルに無知なマァムを開発していくポップ萌え。
マ「やだ…どうしてそんな所触るの?汚いわよ」
ポ「汚くねぇよ。ほら、こうすると気持ちいいだろ?」
マ「あっ…なんか、へんな感じ…」

(;・∀・)=3 ムッハー!
847名無しさん@ピンキー:04/09/10 22:06:03 ID:JpaBQ3RW
>>846
イイ!
848名無しさん@ピンキー:04/09/11 15:38:12 ID:OxC1hhAr
で、続きはどうした・・
849名無しさん@ピンキー:04/09/13 20:59:04 ID:dOyMXXnp
>>849
お待ちになってくださいバーン様
850名無しさん@ピンキー:04/09/14 19:52:01 ID:kwL+terz
あー涼しくなってきた。うれしい。
851名無しさん@ピンキー:04/09/14 19:54:56 ID:6OW9L22t
>>850=831!?                               ワクワク
852名無しさん@ピンキー:04/09/14 22:24:56 ID:I+R13nD6
その瞬間…!!
世界が輝いた…!!!









SSはどうしたーーーーー!!?
853ほい駄作:04/09/15 23:54:12 ID:YbGf+RPW
 「そっちがいきたいんでしょ?」
 意地悪く言うと、ちょっとムッとした彼が唇に噛み付くように舌を吸い上げる。
 「素直じゃねえな、たまには可愛いことのヒトツくらい言ってくれよ」
 そんなのあたしの領分じゃないわ、とでも言いたげに彼女が顔を逸らしてしまったのでポップはやれやれとため息を付いて彼女の下着を捲り下ろし、自分の腰をあてがう。
 「……っ」
 背筋に歪んだようなイビツな快感が這い回った。視界がぎゅっと狭まる感じがして、耳に滝の音が入ってくるのに聞こえない。硬い異物が差し込まれる感覚はさくらんぼを一個丸呑みしてしまった時に似ている。息苦しくて、甘い。
 「ぁはぁ…ん…やぁ、なんか・いつもより…あっああ……あぁぁァ……」
 絡みつくように這い上がってくる肌の薄い痙攣が、お腹の奥の辺りに特に集中して差し迫っていて、毎度の事ではあるけれども夢心地一歩手前のじれったさがいい。
 「焦らすヤツが悪い」
 粟立つ腰にざらっとした男の左手が添えられる。右手は右のおっぱいに。くり、くり、人差し指と親指で突起がなぶられて快感中枢が大げさに反応した。下半身から力が逃げていくように足元が揺れる。
 「焦らっ…!?」
 何度も揺する無駄な肉の無い腰がじきに自分で動き出すから、それまでは緩急つけて焦らすようにせかすように、丁寧に。細かに付いている傷は出来るだけ視線に入れないように、キレイで見目麗しい肌だけを讃するように。
 「あっやっやっあっつよ、つよい、つよ……んぅ!」
 ひっく、ひっくと短い嗚咽が途切れ途切れに水面を叩き続ける音の隙間から顔を出す。そのタイミングがたまらんな、と彼は苦笑いを隠す。
 「ん、なんだもっと強くか?」
 細かく大胆に振動を繰り返す彼女のきつく結ばれていたはずの口元から、細く尖った舌が見え隠れする。聞こえないほど掠れた言葉が引きつっているのか、何度も紅く火照った頬の向こう側に差し出された舌が見えた。
 強がったって駄目だぜ、こちとら全部お見通しよ。
854名無しさん@ピンキー:04/09/16 23:11:21 ID:LVDH90Oc
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
855名無しさん@ピンキー:04/09/17 22:27:11 ID:uxo29tKV
キターーーーー!!
滝!
もしやあなたはゆじこlp;@:
856名無しさん@ピンキー:04/09/20 23:53:28 ID:SlPiptS0
保守
857名無しさん@ピンキー:04/09/21 10:08:41 ID:ND5oJd3x
続きを待ちつつ保守
858名無しさん@ピンキー:04/09/24 02:40:40 ID:M690cTKp
保守
859名無しさん@ピンキー:04/09/27 21:36:41 ID:VZ7EzCJk
保守しますよドドリアさん
860名無しさん@ピンキー:04/09/30 02:12:56 ID:6DX7XDxo
861名無しさん@ピンキー:04/09/30 06:09:57 ID:oOKSFR83
あげてやる
862名無しさん@ピンキー:04/10/01 19:40:14 ID:Z0qlIlMf
ディーエルサイトコムでオススメのCG集ってどれ?
思ったよりたくさんあって迷い気味。
863名無しさん@ピンキー:04/10/01 19:53:32 ID:o5mb4LJM
エロCG集になるとザボやイザードが幅を利かせてるのが目立つからなー
悪役として存在感のあるキャラではあるが、エロ絵とかに出てるのはゲンナリ



単に陵辱モンを直視できないチキン野郎の戯言です・・・orz
864名無しさん@ピンキー:04/10/02 02:03:49 ID:ZwHBGHfL
むちむち
865名無しさん@ピンキー:04/10/02 22:42:41 ID:cgyofM+X
>>862
絵的に萌えな香具師にすることをお勧めしておく。
それにしても話題が途絶えがちですのぅ。
866名無しさん@ピンキー:04/10/03 17:38:29 ID:YHPwoqJ8
>>835-846
エロパロとは関係ないけど、大魔道士の華麗なる日々の更新マダー?
867名無しさん@ピンキー:04/10/04 07:55:02 ID:9kA1Joka
ムチムチ7は買ってないから知らんが、
最近の奴にダイ大の奴があるんかな?
868名無しさん@ピンキー:04/10/04 14:22:15 ID:e0ckotDo
現在連載中でアニメ化にまでなったビィトが同人では思いっきりスルーされ、
三条稲田作品では未だにダイ大が根強い人気を誇る・・・。

やっぱマァム>>>(越えられない壁)>>>>ポアラか。
869名無しさん@ピンキー:04/10/04 18:25:22 ID:Zx1cJ1Sn
時代ってのもあるんだろうな。最近の二次元萌え若者の間では稲田の絵は受けないんだろ。
マァムにハァハァしてるのは、リアルタイムでダイを読んでたちょっと上の世代なんじゃないかと思う。
870名無しさん@ピンキー:04/10/04 20:11:43 ID:ba/+bF61
>>866
某サイトにある2話止まりのあれか。
第1話のキスシーンは俺的にエロティックだったなぁ。

>>868-869
その言い方をされると、なんか自分が年食ったようで少し凹むなぁ。
まぁ10年もたちゃ年ともとるだろうけどさ・・・
871名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:41:25 ID:xhPfekjW
そういう意味では、
漫画の中の人であるポップやマァムは
永遠に思春期でいられるんだもんな。
激しく裏山
そして続編がでたら俺の青春の思い出も一緒に崩れそうで怖い
872名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:47:15 ID:SRSGVHsr
続編はぶっちゃけ描き方次第だな。天使心臓という痛い黒歴史もあるが・・・
兎に角誰と誰がくっつくいても荒れること必須。だから作者も結論をぼかしちゃったのかな。

作者の意向はポップとマァムにロカとレイラと似たようなやりとりさせてるあたりポプマ一筋
編集の意向は人物関係図なんかを見るとわかるようにヒュンマ一筋と見たが・・・
873名無しさん@ピンキー:04/10/05 00:00:05 ID:Grb9Qs80
質問で流れを中断してスマソ

多分、作者カーマインと思うが、マァムがキルバーンの罠にはまって
胎内にモンスターの卵を産まれ、武闘家の力を奪われてしまう同人誌
のタイトルを知ってる人いたら教えて。
前に読んだんだがタイトル忘れてしまって探せない。
「呪われた巻物」とは違うが、絵とかは似た感じ。
よろしこ
874名無しさん@ピンキー:04/10/05 01:53:40 ID:cagTDanK
>>873

サイクロンの「Dime Alliance 」だと思う。
875名無しさん@ピンキー:04/10/05 02:37:53 ID:HtKDBDf9
マァムのエロ同人誌って、圧倒的にモンスターによる陵辱系が多いよな。なんでだろうな。
俺、ああいうの可哀想になっちゃってダメなんだよ。でもエロは読みたいし。
どっかほのぼのエロ書いてくれないものか。
876名無しさん@ピンキー:04/10/05 07:51:50 ID:Wd2/orS4
>>875
激しく同意
877名無しさん@ピンキー:04/10/05 09:10:43 ID:vShGXbQ9
>>875-876
ムチムチ7のムチパラ4あたりを嫁
878名無しさん@ピンキー:04/10/05 21:04:22 ID:ksQuvshr
鬼畜陵辱も大好きな私ですが、もう少しほのぼの系もあるといいなと思います。
やっぱり扱うサークルさんが少ないのが原因なのかな?
879名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:54:14 ID:f1f7zAQv
>>875-878
禿同
880名無しさん@ピンキー:04/10/05 23:59:24 ID:f1f7zAQv
>>872
俺もそう思うけど、RIMIX版によれば、当初2年で完結の予定が、
フレイザード戦のあたりで延長が決まって話を変えたそうです。
そのための変更点が
マァム:魔弾丸破損、転職させる。
ポップ:バラン戦で死んだままのところを生き返らせる。
アバン:復活させる。そのためにライバルとしてキル登場
だった希ガス。

そこで、話題を提供。
原作が当初どおり2年で終わってた場合はどうなったんだろうか?
シナリオ、恋愛、エンディング等々。
881名無しさん@ピンキー:04/10/06 00:09:40 ID:XiibgLe6
自分でふっといて、自分なりの意見としては、
メルル登場せずにその役は全部僧侶マァムが担当

テラン城でのバラン戦で逃げる振りをするポップ。
メルル「ポップさんのこと嫌いになりました」→マァム「ポップのこと嫌いになったわ」
その後ポップが一人竜騎集を迎え撃とうとしたことを知ってマァム反省&感動。
メガンテ時にポップ告白、マァムも先ほどの件もありポップに心が傾きかけていたが、、、
漫画どおりダイ復活。レオナの代わりに僧侶呪文のザオラル。でも失敗、、、
哀しいストーリーだ、、、orz 哀戦士

俺だけで妄想しちゃ恥ずかしいからみなも妄想汁!!
882名無しさん@ピンキー:04/10/06 00:50:31 ID:CdADX01a
確かに連載が即効で終了するならメルル出す必要は無かったかもな。
でも、死んだままならポップは忘れ去られるのだろうな・・・
他のキャラが死ぬ予定ってのも無かっただろうし・・・
883名無しさん@ピンキー:04/10/06 01:19:35 ID:CdADX01a
あ、でもこのスレの青色ロックスのマァムだったらポップに操を立てるかもw
マトリフ師匠の修行を一通り終えていて、
ヒュンケルが生存判明、かつ別行動してるのに魔甲銃持ってたところを見ると
単機連載終了ルートに通じないことも無い。
案外二発目が大当たりしてる可能性もw

バカの戯言です気に触ったらゴメンなさい・・・orz
884名無しさん@ピンキー:04/10/06 02:08:15 ID:9cIRWQIr
>>880
そうなるとラスボス戦は、ダイ、マァム、ヒュンケル、クロコ…のメンツだったのか?
バランス悪すぎるよな…。レオナを戦闘呪文要員として加えたかな?
まあ、最後にみんなが見上げる空にポップの顔が浮かんでることは間違いないだろうがな。
885名無しさん@ピンキー:04/10/06 03:24:53 ID:fq6538dJ
ポップがバラン戦で死んでエンドだったら見せ場少ないな・・・
クロコダイル戦と最後に一花咲かせたくらいか

作者曰く勝手に動いてくれたキャラ、影の主人公とはならなかっただろうな
886名無しさん@ピンキー:04/10/06 07:59:49 ID:O6l2y37U
ダイが早期終了したら別の作品を今でもWJでやってたのかな?

連載が長期化されたことに感謝するしかないな。
おかげでポップも大いに化けたしな。
ただ、マァムは割を食ったきがする・・・
どんどん性格がDQNになるわ役立たずになるわ・・・
887名無しさん@ピンキー:04/10/06 09:07:21 ID:Ka6086AD
>>883
大当たりしといて本人メガンテってロカ以上の無責任野郎だなw
バーン倒した後は竜の騎士3世と父親知らず2世を含むパーティーがヴェルザーと戦うってか?
それはそれで見てみたい気もするが、流石にスレ違いだなw
888名無しさん@ピンキー:04/10/06 17:39:05 ID:d8QOBVty
>>881
>>883
>>887
戦いが終わった後、一人村へ帰るマァムを気遣う仲間達。
『大丈夫、私のおなかの中にはポップの子が・・・』

早々と未亡人にしたうえコブまでつけるとは不届き者としか・・・
889名無しさん@ピンキー:04/10/06 22:33:25 ID:JKRKj+NW
>>880
ゲェーッ!その時点でアバン復活確定って・・・何だそりゃとしか・・・
890名無しさん@ピンキー:04/10/07 02:12:20 ID:SINjJVlG
アバン復活は子供心に引いたなぁ。
891名無しさん@ピンキー:04/10/07 07:51:49 ID:R7IFxHbU
微妙にスレ違いになりつつあるのでネタをば・・・
エロパロにおいては擬人化も重要な手法の一つ。そこで考えた。


ポップの指テクで昇天するカイザーフェニックス娘たん(;´Д`)ハァハァ



・・・ごめんなさい逝ってきます
892名無しさん@ピンキー:04/10/07 08:26:53 ID:/nR0YVt7
>>888
でもさすがに15で親父で故人って無理があるなぁw
それに、まだ16でピチピチムチムチの娘さんがコブ付き未亡人で
男っ気ないのももったいな・・・いや、可哀想だ。
893名無しさん@ピンキー:04/10/07 09:01:11 ID:ksLFfD/Y
>>892
ロカも享年18らしいからレイラは20になる前に既にコブ付き未亡人な罠w
894名無しさん@ピンキー:04/10/07 17:06:50 ID:VT5ZhETB
>>885
クロコダイ・ン な。一応・・・
895名無しさん@ピンキー:04/10/07 17:20:12 ID:vUQxsUTc
>>891
正直萌えますた
(:´д`)ハァハァ
896名無しさん@ピンキー:04/10/07 18:16:25 ID:EIbBdB6B
>>823が更新してるが…
前の続きの方が気になる…
897名無しさん@ピンキー:04/10/07 23:14:32 ID:tlLY5Jp8
>>891
誰か描いてくれないかな(:´д`)ハァハァ
898名無しさん@ピンキー:04/10/08 23:06:40 ID:FgReQ1P4
稲田氏の作風だと
少年時には目が大きくまるくて青年に以上になると目が細くなるようだ
ということに昨日気づいた。
アバンとか凍れるときの秘法のあたりと比べるとわかる。

続編でのそんなポップ見たくねぇ。ビィトのゼノンみたいになるのか、、、
899名無しさん@ピンキー:04/10/09 09:32:46 ID:Tz0kLee3
台風だし何か書こうかな・・・。
900名無しさん@ピンキー:04/10/09 12:32:39 ID:O6BLROKZ
>>892
中世レベルだと結婚年齢も早いし、そう不思議でも無いと思うけど
901名無しさん@ピンキー:04/10/09 12:55:34 ID:0w2SMEMs
>>899
ぜひ。
902名無しさん@ピンキー:04/10/09 14:01:17 ID:Tz0kLee3
ポップ×マァムと、ポップの目の前で陵辱されるマァム、どっちがいい?
903名無しさん@ピンキー:04/10/09 14:28:58 ID:CmGL68/m
前者でお願いしまつ
陵辱とかレイプものはちょっと・・・
904名無しさん@ピンキー:04/10/09 15:03:39 ID:mO3AHQjy
俺は後者だな
まあ著者の好きなほうで頼むよ
905名無しさん@ピンキー:04/10/09 15:44:12 ID:R/WH2IWY
うーん、漏れは前者かなぁ。
906名無しさん@ピンキー:04/10/09 16:19:44 ID:0w2SMEMs
>>902
前者でお願いします
907名無しさん@ピンキー:04/10/09 16:21:31 ID:dm/t3u75
>>902
前者キボンヌ
908902:04/10/09 16:50:36 ID:Tz0kLee3
投下します。今回は前者の指示が多かったので和姦パターンで。
ほのぼのH×Mで>>846的な感じで。

909902:04/10/09 16:52:24 ID:Tz0kLee3
諸事情により、プロローグ部分は省略説明させていただきます。
というわけで設定説明。
舞台は最終回のその後で、正式にカップルになったポップ×マァム話で。
恋人という関係になり二人きりで旅を始めて半年も経とうというのになかなかキス以上に進展しない2人。
その原因は、良い雰囲気になっても天然ではぐらかしてしまう、鈍感かつ『そういうこと』に疎いマァムのせいだった。
「このままじゃ、いつまでたっても先へ進めねえ…。
ストレートに『やりてえ』って言ってみるかな…いや、そんな事言ったらぶん殴られるのは目に見えてる…ぐわあああ〜〜〜」
日々悶々と葛藤するポップの心も知らずに、マァムは今日もむちむちの太股をさらけ出し、
大きな胸をプルプルと弾ませ、パンチラ全開で戦いに勤しむのであった。

そんな二人の様子を知ったレオナ、おせっかいの血が騒ぎマァムをパプニカに呼び出してお説教(っつーか煽ってるだけ)。
「恋人だったらセックスしたいって思うのが当然よ!半年も付き合ってキスしかさせてないなんて、ポップ君も可哀想にね〜。」
ショックを受けるマァム。
「そんな…セッ…クスなんて、もっと先の…大人の話かと思ってたから…。」
「あまぁ〜いっっ!!そんな呑気な事言ってたら、ポップ君に浮気されても文句言えないわよ!」
レオナの煽りにまんまとひっかかり、いきなり不安になってしまったマァム。
(どうしよう…やっぱりポップもしたいのかな。)
悩める恋乙女マァム、そして、悩んだ末彼女がとった行動は…
910902・>908、P×Mの間違え:04/10/09 16:54:00 ID:Tz0kLee3


「ねえ、私とセックスしたいと思う?」
 
ブバッ
ポップの口に含まれたコーヒーが勢い良く逆噴出した。
「…っっ、なっっ、な、な、な、何言い出すんだっ!おめぇは!!」
想像以上のリアクションを取ったポップに少々驚き口ごもりながらマァムは言った。
「だって…レオナが言うんだもの。半年も付き合っててしてないのはおかしいって。
恋人同士ならしたくなって普通だって。…ポップも本当はしたいはずだって…。」
最後の方は顔を赤らめ消え入りそうな声だった。
(…ったく、姫さんは相変わらず無責任なこと言ってくれるよなぁ。)
ポップは困ったように頭を掻いた。
「……お、俺は…その…したいさ。したいに決まってる。でも、俺だけがしたいと思ったって出来るもんじゃねえしな。
…だから…その…おまえがしたくなるまで、俺はちゃんと我慢するから、だから無理にしようなんて考えるなよ、な。」
(っっだぁぁぁぁぁ〜〜!!俺のバッキャロ〜〜!!何カッコつけてんだ!今すぐにでもしたいくせにっ!!)
ポップの本心の叫びなど聞こえるはずもなく、マァムは少し安堵の表情を浮かべた。
「ありがとう、ポップ。…でも、ごめんなさい、私やっぱりセックスしたい気持ちって言うのがよく分からない。
貴男のことは男性として、ちゃんと好きだと思う。なのにそういう気持ちにはなれないの。どうしてだろう…。
もし一生、そんな気持ちになれなかったらどうしようって、なんだか不安で…」
こんなことで真剣に悩んでいるマァムが可愛いとポップは思った。
そんな可愛い彼女をちょっとからかいたいという気持ちと、不安を取り除いてやろうじゃないかという気持ちと
っていうかこれチャンスだよな!?という気持ちの交錯したポップ。
911902:04/10/09 16:56:11 ID:Tz0kLee3
「じゃ、じゃあ、ちょっと…試してみっか?」
気が付いたらとんでもないことを口走っていた。
(うわー!俺何言ってるんだよ!!殴られる!絶対グーで殴られる〜〜っ!!)
「ほ、ほら、あ、あ、あ、あ、あれだ。百聞は一見になんたらっていうだろ??
あの、そのですね、マァムさんも実際致してみたら、その、結構イイ感じ〜なんてなったり…しませんかね?ね?」
しどろもどろで弁解しようと焦るポップ。しかし驚くことにマァムは殴るどころか頬を赤らめこう言ったのだ。
「うん…そうね、案ずるより産むがやすしって言うものね。
それに、私、セックスのことよく知らないから…だから、したいって気持ちになれなかったのかも。
肌を重ねて、もっとポップのことを知ることが出来たら、きっと私も自然としたいって思えるようになってくるのかも知れない。」
キュンッッ(←ポップの胸が締め付けられる音)
かっ…可愛い奴め〜〜〜!!!!
予想外に予想以上にけなげなマァムの姿に、ポップのテンションは急上昇。
こうなったらもう躊躇しない、止まらない。止まるものか。
しかもおあつらえ向きにここは宿屋、宿屋の一室。横を向けばベッドもあるではないか。
「よっ、よし!!!決まりだ!!!するぞ!しちゃうからな!!」
鼻息荒く椅子から立ち上がり、ベッドへマァムの背を押すポップ。
マァムをベッドへ座らせると勢い良く上着を脱いで上半身裸になった。
「ちょっと、ちょっと待って!そんないきなり脱がれても、私どうすればいいか分からないわよ。」
ポップの勢いに少々たじろぐマァム。ポップはちょっと我に返った。
「そ、そうだな。コホン…えっとまずは、お互い裸になって…いや、俺が脱がせるべきか?やっぱ最初は服の上から…ブツブツ…」
「…よく分かんないけど、私も脱いだ方が…いいのよね?」
一人考え込んでるポップを尻目に、マァムは旅人の服のワンピースとブーツをさっさと自分で脱いだ。
躊躇せず脱いじゃう辺り、やっぱこいつ分かってないんだなあと苦笑いのポップ。
912902:04/10/09 17:24:25 ID:Tz0kLee3
アンダーシャツとパンティだけになったマァムの肩に手を掛けゆっくりと押し倒す。
「あとは、お前はリラックスしてればいいからな。…ーその、色々触ったりすっけど、気持ちよかったら声とか出していいんだからな。
…反射的に殴るなよ。」
「殴らないわよ、多分。」
(多分かよ)
ちょっと額に嫌な汗が滲んだけど、今は躊躇してる場合ではない。
とりあえず、お約束として最初はキスをする。今までのようなじれったいフレンチキスではない。
初めてのディープキスに挑戦。ポップはマァムの唇や舌の感触をヌメヌメと楽しんだ。
が、マァムは顔をしかめて耐えている。まだまだエロイ気分にはなれないようだ。
口を離し、今度はシャツの上から胸を揉む。
(うあーーーーーやっぱでけえー!この弾力、柔らかさ、最高だぜ〜〜!!)
感動しているポップの手の動きに合わせて、大きな胸がタプタプ弾む。
たまらず、ポップはマァムのシャツを捲りあげた。
「きゃっ」
そこには夢にまで見たマァムの大きなおっぱいが!
ポップは両手でそれを儂掴みにすると、ピンクの先端にしゃぶりついた。
「ひぁっ…ん」
マァムが初めて色っぽい声をあげた。ああ征服感。
ヒュンケルもチウもざまあ見ろ!このおっぱいは俺の物だぜ!!
そんな阿呆臭い優越感に満たされながらポップの下半身は最高潮にヒートアップ。
(やべ…早速出ちまいそうだ。まだおっぱいしか弄んでないのに〜)
ポップはこのまま出たらシャレにならんと、とりあえずズボンとパンツを脱いだ。
913902:04/10/09 17:26:29 ID:Tz0kLee3
すいません、続きは後ほど。
914名無しさん@ピンキー:04/10/09 22:41:51 ID:3XTCvU/S
ポップもマァムもかぁいいなぁ。
キュンッッ(←Meの胸が締め付けられる音)
915名無しさん@ピンキー:04/10/09 23:04:20 ID:lTDIev4f
初々しいポップとマァム(・∀・)イイ!
916名無しさん@ピンキー:04/10/10 01:37:02 ID:mK1GpPgU
>>902さんは神!

だが、この過疎化したスレに再び人々を呼び戻し
人々の心を一つにするきっかけを作った>>880はゴメ!
917902です。つづき:04/10/10 03:34:48 ID:BnaNaO8r
「あっ」
ポップの白濁液が勢い良く飛び出し、マァムの腹に着地した。
「わ、わりい、出ちまった。ちょっと最近溜まってたから…」
焦りながらマァムの腹にぶちまけたザーメンをティッシュで拭き取る。
なにが起きたかイマイチ理解できていないマァムはぽかんとした表情をしていた。
「これで…終わり?」
「んなわけねぇだろっ!!まだ挿れてもいないのに終わってたまるか!」
「だって…出ちゃったわよ…?」
「あのなぁ、俺、ピッチピチの15歳よ?精気溢れる若人よ?一回出ただけで萎れるわけねえっつの。ほら、触ってみ?」
ポップはマァムの手を掴むと自分のモノにあてがわせた。
「わ…硬い……それにすっごく熱くなってる…」
マァムは目を丸くした。
「な?っつーわけで、第2ラウンドいきますかっ♪」
一回出したことで少し落ち着きを取り戻したのか、笑顔でいそいそとマァムのアンダーシャツを脱がせるポップ。
マァムの裸の胸に揺れるアバンの印が、なんだかいやらしい。
ポップは器用な手つきで今度は両方の乳首を弄んだ。
「あっ、あはぁっ…うん…ん、あんっ…」
つついたり、つまんだり、撫で上げたりするたびにマァムの口から吐息がこぼれる。
(こいつのおっぱい感度良いな〜。…ってことは前に俺がロモスでこいつの胸つついたときも、実は感じてたのか?)
そんな事を考えながらポップは右手をそっと下へ伸ばした。
パンティの上からマァムの股間をなぞる。
「あぁんっ!」
一際大きな声が上がった。何度か同じように股間をなぞっていると、マァムはモゾモゾと身悶え始めた。
918902です。レスどうもです。ラヴィ!:04/10/10 03:37:08 ID:BnaNaO8r
(よぅしっ!!)
ポップは密かに気合いを入れると、マァムのパンティに手を掛けて一気に脱がせた。
脚を掴み秘密の花園をご開帳しようとしたその時、
ガゴッ
その脚は空を裂く早さでポップの顎へ蹴りをヒットさせた。
「っってえ〜〜〜〜…何すんだよっっ!!!」
「だって…そんな所見ないでよぅっ…」
マァムは真っ赤になって俯いた。
(こいつ、パンツは平気で見せまくるくせに…。一応羞恥心ってのがあったんだな)
「でもよ、俺だって初めてなんだから、目で確認しなくちゃ何処をどーしていいかなんて分からないぜ?」
「〜〜〜〜〜〜。」
マァムは返す言葉もなく俯いていた。
「もう蹴るなよ。」
ポップはもう一度マァムの脚を掴み、太股に軽くキスをした。
(うぉ…。これが……)
初めて見る女体の神秘に感動と驚きを感じつつ、ポップは指を這わせた。
「ひゃっ!」
マァムの腰がビクンと跳ねる。ポップの指にはねっとりとした透明な液体が絡みついていた。
(濡れてんじゃん…感じてるって事だよな)
鼻息を荒くして、ポップは指をさらにまさぐらさせる。
919902:04/10/10 03:38:02 ID:BnaNaO8r
どうやら割れ目の上部にある肉芽…多分クリトリスってやつだろう箇所を触ると、一番反応が大きいことが分かった。
ピンクに充血したそこを指でこねくり回すと、愛液がどんどん溢れてくる。
「すっげー濡れてる。…気持ちいい?」
「馬鹿…恥ずかしいこと聞かないでよ…」
息も絶え絶えに答えるマァム。
(うーん、いつも俺をどついてる女が、今俺の指で感じまくってこんな弱々しくなっているとは………すげーイイ気持ちだな!こりゃ!!)
「うっひゃっひゃ♪」
ポップはこみ上げてくる笑いを我慢できなかった。
「何笑ってるのよ?」
「いんや。おめぇが可愛いな〜って思ってな。」
「…からかわないで。」
マァムの赤らめた顔にグッと近付いてポップは今度は真顔で言った。
「からかってねえよ。すげー可愛い。もっと気持ちよくしてやりたい。」
只でさえ紅潮しているマァムの顔がさらに茹で蛸のように真っ赤になる。
マァムは俯き加減になって言った。
「…して。一緒にもっと気持ち良くなりたい。」
920902:04/10/10 03:38:56 ID:BnaNaO8r
「入れるぞ。いいか。入れちゃうからな。イヤって言っても遅いからな。入れるぞ。」
「何度も入れるって言わないでよ!恥ずかしくなって来ちゃうじゃないのっ!」
ムードが無いなと二人とも思っていたが口には出さなかった。
初めて同士、いっぱいいっぱいなのだ。
指で正しい入口を確かめて自分のモノをそこへ導く。よし、先端がハマッた。ロックオン。
一気に貫きたい衝動を抑えて少しずつ少しずつ腰を沈めていく。
「あ…あ…ああ…」
マァムが痛みに顔をゆがめる。宙をさまよっていた手はポップの背中をみつけ必死でしがみつく。
ズブ…ズズ…
「…った…痛…痛い…」
「いて、いててて、いでででででで!!」
挿れられているマァム以上にポップが苦痛の叫びをあげた。
「は?」
「は?じゃねえよっ!!背中!!抱きつくのは良いけど力入れ過ぎだっつーの!!セックス中にサバ折りする気かおめーは!!」
知らぬ間に力の加減も忘れて必死でポップの背中に抱きついていた腕を、マァムはハッとなってほどいた。
「ご、ごめんなさい」
これで背骨へし折られたら腹上死って事になるのか?などとまたくだらない事を考えながらポップはもう一度体制を整えた。
921名無しさん@ピンキー:04/10/10 11:57:40 ID:mK1GpPgU
>>920
深夜にご苦労さんです。
期待してます
922名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:34:48 ID:cMwKaY1h
わくわく。期待待機
923902 続き投下:04/10/12 10:21:23 ID:KCWB6B1x
普段、修行中でも戦闘中でも弱音を吐かない女が、どうしてこうも今日は弱いのだろう。
「…ゆっくり…して。なんだか、怖いの…。」
「ん。」
胎内(なか)へ進んでいくたびに苦痛に歪む顔を見ていると征服感を通り越して、なんだか申し訳無い気になってくる。
「痛いか?」
「大…丈夫…。」
「痛いならやめてもいいんだぞ?」
「大丈夫…だってば。」
やめるとは言わない辺りがやっぱり彼女らしいが。
それでもなんとか奥まで埋まると、二人は安堵の溜息をもらした。
「全部入ったぜ。」
「うん。」
「お前の中、温かいなぁ。すげ…気持ちイイ。」
ポップは至福と恍惚の入り交じったような表情を浮かべた。
「私も…痛いけど、なんだか嬉しい。」
額に汗を浮かべたマァムが微笑みかけると、ポップは腕を伸ばして愛おしそうに彼女を抱きしめた。
(あーこんな日が来ようとは。俺、生きててホントに良かったなあ。今まで頑張って戦い抜いてきて本当に良かった)
今までのマァムとの軌跡まで思い出してしまい、なんだかうっかり涙までこぼれそうになったが
こんな所で泣くのはあまりに格好がつかないと思い、ポップは必死で堪えた。
しかし。
924902 続き投下:04/10/12 10:23:46 ID:KCWB6B1x
「そろそろ、動いてもいいか?」
「え?何?動くって?」
「何って、動かさなきゃどーにもなんないだろ。」
「え!これで終わりじゃなかったの?」
さっきまでの感動も吹っ飛ぶ勢いで、ポップは挿入した体勢から器用にズッコケた。
「あ、あのなぁ…、これで終わりじゃ、まだ気持ち良くもなってないし射精もしてないだろーが!」
「あ、そうか。」
これはいかん。ここまで無知だったとは。俺が色々と教えてやらにゃあな。ポップは呆れを通り越して新たな使命感に燃えた。
「いいか、こうして出したり入れたりしてると気持ちよくなって来るんだ。」
そう言ってポップは1,2回軽くピストンをした。
「あっ!?…あっ…!」
「痛いか?」
「少し…でも平気よ。」
今度はもう少し勢いを付けて動かしてみた。
「あっ…あっ…うぅんっ」
ピストンの動きに合わせて揺れる胸がいやらしいとポップは思った。
「ちょっと体勢変えてみっか。」
「え?」
そう言うとポップはマァムの腕を引っ張り上体を起こさせ自分は仰向けに寝そべった。
「今度はおめぇが上だ。自分の好きに動いてみろよ。」
「動くって…こう?」
ぎこちなくも的確な動きが出来るのは、彼女の運動的才能の成せる技か、はたまた別の才能なのか。
「うんっ…んんっ…」
マァムが上下に揺れるたびにベッドがギシギシときしむ。
「脚、開いてみろよ。こう、しゃがむ体勢になると動きやすいぜ。」
言われるがままに、マァムは体勢を変える。
M字開脚のようにポップをしゃがみ跨ぐような形になったマァムの秘所はポップから丸見えになった。
まだピンク色の初々しい花弁が自分の肉棒をズッポリくわえ込んでる様はなんとも言えないいやらしさだった。
マァムが上下に動くと、彼女の大きな胸もたっぷんたっぷんと揺れ
下部では淫汁と処女の証である血にまみれたお互いの陰部がグチュグチュと卑猥な音を立てて擦れ合ってる様も見えた。
(上も下も、すげえ迫力だぜ)
925902 続き投下:04/10/12 10:24:55 ID:KCWB6B1x
視覚的ないやらしさにすっかり興奮したポップは、今度は手を伸ばして自分のモノをくわえ込んでいるマァムの秘所を悪戯してみた。
開いた花弁を指でなぞりながら肉芽に到達する。指に付いた粘つく汁をクリトリスになすりつけヌルヌルとつまんだり転がしたりした。
「ひぁっ…!!やぁぁっ!」
マァムの叫びと共に、膣内がぎゅっと圧迫された。
「だ、だめぇっ…!そこ、触らないでぇっ!」
だめと言いながらも上下に動くのはやめない。
「何がダメだよ、気持ちイイんだろ?ほら、うりゃ」
ポップはますます指を激しく動かす。
「ひぃやぁぁっ…!!」
ますます膣圧がぎゅっと強くなって、今度は彼女の腰の動きが止まってしまった。
「動けないほど気持ちイイってか。ようし、」
ポップは下から強く突き上げた。今までとは比べものにならないくらい激しく。もちろんそれでもクリトリスを虐める指は離さない。
「やぁっ!!ひぁぁっっ!!!」
マァムの体が弓なりに反る。
(うわ…グチョグチョだぜ。豆もこんなに大きくしちまって。こいつ実はスケベなんじゃねえのか)
「ほら、イけよ。遠慮しないでイッちまえって。」
恐らくマァムの辞書には『イク』という単語はないだろう。それでも彼女が聞き返さなかったのは、もうそんな事まで考えてる余裕がないからか。
「ぅあぁっっ…!!」
ぎゅううっっと締め付けられたかと思うと、2.3度ビクンビクンッと収縮したのが性器越しにハッキリ伝わってきた。
「俺も…限界だぜっ…」
ポップは窮屈な体勢から急いで引き抜くと、マァムの腹と胸に向かって発射させた。
926902 続き投下:04/10/12 10:25:53 ID:KCWB6B1x
性も根も尽き果てたようにベッドに倒れ込んでいる二人。
乱れた息が整った頃、ポップが訪ねた。
「…どうだった?『したくなる』気持ち、分かったか?」
これで「分からない」と言われたら身も蓋もないのだが。
「うん…まだ、頭の中がグチャグチャで、上手く考えられないんだけど…ポップと一つになれて嬉しかった」
ポップは安堵した。
「でも…」
(でも!?)
「こんな恥ずかしい事、もう無理だと思う。」
そう言うと、マァムはシーツで裸の体を覆い隠した。
「だぁぁぁ!!な、何言ってるんだよ!!一回こっきりで終わってどーすんだよ!」
「もう!すっごく恥ずかしかったんだからね、あんな…見られたり触られたり…」
マァムが真っ赤になって俯く。
「なーにが恥ずかしいだ。あんなにエロイ動きしてたくせに」
ポップがニヤニヤしてマァムの体に密着する。
「ほら、ここは正直だぜ?こんなにグチョグチョで。」
「やだっ…やめてっ」
ポップの右手がマァムの足の間に滑り込み、左手はマァムの体を覆っていたシーツを剥ぎ取る。
「ほらほら、ここもまた硬くなってきたんじゃねーの?」
「やっ、やだってばぁ…やぁん…」
今度はあらわになった乳首をコリコリとつまむと、ポップの腕の中でマァムが身をよじりだした。

2回戦に入るのはたやすいことだった。
マァムが自ら「したい」という言葉を発するにはまだまだ時間が掛かりそうだったが
ポップは彼女の心以上に正直な体に充分ご満悦だった。

おしまい
927902:04/10/12 10:34:55 ID:KCWB6B1x
読んで下さった方ありがとうございました。

以前からP×Mの初えちーは一筋縄じゃいかなさそうだなぁと思ってたのを形にしてみました。
マイ脳内では、この後もポップは無知なマァムに
あれこれ自分の良いように開発して行くという展開です。(←阿呆だ)

うーん、やっぱマァムはいいなぁw
928名無しさん@ピンキー:04/10/12 11:51:34 ID:5EWWZR+E
>>927
乙!
いやー。すごくよかったです。
やっぱノーマルなぽぷまむが一番いいな。
929名無しさん@ピンキー:04/10/12 18:59:55 ID:JruTmsl/
>>909-912
>>917-920
>>923-926
ポプマキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
激しくGJ!
930名無しさん@ピンキー:04/10/12 23:02:34 ID:2UgKLKAM
>>902氏は神!
組み合わせとしてはこの二人の和姦が一番萌えるね。
普段は尻に敷かれてる男が床の上で逆転(・∀・)イイ!
931名無しさん@ピンキー:04/10/14 00:32:17 ID:NoisQgNu
>>927
>この後もポップは無知なマァムに
>あれこれ自分の良いように開発して行くという展開です。

(:´д`)ハァハァ
932名無しさん@ピンキー:04/10/14 09:22:58 ID:3EJwPbfQ
 ∧_∧
( *´∀`) ヤバッ…和姦なのにちんこ勃ってきちゃった。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
933名無しさん@ピンキー:04/10/14 15:21:58 ID:Sh4F8Gk0
>>927
乙です!
>この後もポップは無知なマァムに
>あれこれ自分の良いように開発して行くという展開です。
この続きキボン
934902:04/10/15 02:48:17 ID:ffyM/EDh
おわ。レスありがとうございます。書き手冥利に尽きます。

この後展開も、時間が出来たら僭越ながら書かせて頂きます。m(_ _)m
なんせマァムのエロは書いてる方も楽しいもんで…w
なんかもう危ない水着とか着せたい。Sサイズの危ない水着とか着せたい。
935名無しさん@ピンキー:04/10/18 07:48:36 ID:6YpqjneI
続きを期待しつつ保守
936名無しさん@ピンキー:04/10/18 11:54:20 ID:EcA4B5Ej
ビィトだっけアニメ始まったの
次スレはスレタイに入れるのだろうか
937名無しさん@ピンキー:04/10/18 23:32:57 ID:STSyqRwH
>>936
漫画のビィトはまだしも、アニメにはまったく色気を感じない
938名無しさん@ピンキー:04/10/19 01:06:44 ID:xuHnXqic
漫画もダメだ、あの鼻の穴が・・・
ポアラもキャラ的に萌えというより燃えだしな。
939名無しさん@ピンキー:04/10/19 23:46:49 ID:r0Z1oAtF
ビィトのテスト用に書かれたギィンのがおもしろかった
940名無しさん@ピンキー:04/10/21 07:21:50 ID:JUADUhSQ
ポアラもマァムも同じ顔なのに、何故マァムにしか萌えないのか・・・
941名無しさん@ピンキー:04/10/21 14:29:57 ID:m3Q6Kms8
批判を受けるかも知れないけど、ダイとレオナの純愛を書いてほしい。
942名無しさん@ピンキー:04/10/21 18:49:59 ID:CseUNEqj
>>941
(・∀・)人(・∀・) ソンナコトナイヨ!ナカーマ!
漫画としてはきれいな終わり方をしたと思うけど、個人的には
ちゃんとくっついた2人も見てみたかったな。
あと5・6年もすれば2人とも非常にいい男・いい女に成長してると思う。
ダイもきっと、レオナの身長を超えているはずだw
943名無しさん@ピンキー:04/10/21 19:50:29 ID:i6nWcQ3m
思ったけど、ダイはレオナ以外の絡みって思いつかないよね
ポップだったらマァムとメルルの絡みがあるけど
944名無しさん@ピンキー:04/10/21 19:56:25 ID:fS9MQskD
ポップ視点の寝取られモノが見てみたいです。
ベタな筋なんだが、以下↓

ダイのパーティがどっかの町に滞在してる。
昼はモンスター退治でレベル上げして、夜になると宿屋に帰ってくるのだが、
皆が寝静まると夜な夜なマァムが起き出してどこかへ出かけて行く。
ある夜、気になったポップがこっそり後を尾けて行くと町外れの森まで辿り着く
不意にマァムを見失って森の中彷徨っていると、どこかから女の声が聞こえてくる。
「マァムの声だ」と思うと同時にその声のする方へ歩いていくと・・・
木々に囲まれた小さな広場で月明かりの中、一人裸身で町の男たちの相手をするマァム
その表情は昼間仲間たちに見せたことのないような貌
その喘ぎ声はポップが今まで聞いたこともないような声
そして絶え間なく放たれる男たちの白濁とした汁。
ポップは止めさせることも逃げることもできず、また目を背けることもできずに
その場に立ち尽くし、ちぎれんばかりに硬直した己の怒張をただシゴくのみ
体中全てで男根に奉仕するマァム、それを凝視してただシゴき続けるポップ
やがて訪れる宴の終わり・・・・

ってな感じのヤツなんですが文章力のある神様、是非ともお願いします
945名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:28:31 ID:JUADUhSQ
>>943
ダイと擬人化ゴメ

>>944
ホウホウ!!それからどうなるのかラストが気になる。
946名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:37:11 ID:vtK5Y9mV
22時00分よりニュー速VIPで2chギネス記録に挑戦します。
挑戦するのは「最速1000レス」記録です。
今の記録は2分ですので、1分59秒以内にスレが埋まればギネス記録更新となります。
もちろん人が多いほど記録更新の可能性は高くなります。
VIPは人を求めています。当スレッドへの書き込みにご協力ください。

ニュー速VIP:ttp://ex7.2ch.net/news4vip/
開始予定時刻:22:00(21:58までには準備をお願いします)
スレ立て主: 川;゚;3;゚;)ひげクリティカル ◆HIGE/100p6
待機スレ:ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1098310190/

※「川;゚;3;゚;)ひげクリティカル ◆HIGE/100p6」が立てたスレが本物です
※鯖に掛かる負担を出来るだけ減らすために「.」と書き込みましょう
947名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:52:18 ID:E09UfPxb
鬼畜で外道なポップが見たいと思う俺はこのスレじゃ少数派なんだろうなきっと・・・
948名無しさん@ピンキー:04/10/22 00:15:10 ID:PNa9zxkS
>>947
某小説じゃあるまいに

ポップが鬼畜道に走るとしても、ランスみたいにはならないだろうと思うが・・・
949名無しさん@ピンキー:04/10/22 02:18:58 ID:ehc0aQUy
ポップの口調って、はすっぱだから小説では書きやすそうだけどな>鬼畜ポップ

例:拘束レイプされたマァムタンに
「あぁ?なんだよおめえ泣いてんのか?
ちぇっ、しけたツラすんなよ。せっかくこれからお楽しみだってのによ。」

優しいのか優しくないのか分からないポップw
950名無しさん@ピンキー:04/10/22 02:58:44 ID:stwMNZYG
>>949
そして翌朝必死で誤るポップですかw

ポップ「すまんッ…!!昨日は調子に乗りすぎた」
マァム「ふんッ……もう絶対あんたなんかとは寝ないわッ…!!」
 ドガッ バキィッ
ポップ「ちょッ…マァム〜〜〜…」
 バコォ

と、結局鬼畜にはなりきれんわけだ。
951941:04/10/22 14:02:57 ID:80ts/eiS
ダイって何歳だっけ?射精できるかな?
レオナがリードしていくことになると思うけど。
952名無しさん@ピンキー:04/10/22 14:21:57 ID:Q86qhl6x
12歳。結局1巻から最終37巻まで作中じゃ
三ヶ月しか経ってないことになってる。
953941,951:04/10/22 14:29:07 ID:80ts/eiS
12歳か・・・。でも最近小6でもセックスするって聞いたことがあるけど。
954名無しさん@ピンキー:04/10/22 14:54:51 ID:XMPkgrcZ
性に対する知識や欲求はなくても刺激を与えれば充分に反応し、
人によっては射精も出来る年代だと思うぞ。
刺激を与えて大きくするだけなら俺は小5年ぐらいで出来たし。
ちなみにきっかけは親父と風呂に入ったら
親父の***が俺の尻に(ry
を見て試しにあとで自分でやったら大きくなった。
955名無しさん@ピンキー:04/10/22 16:11:06 ID:8S4GV3Ra
えっと確か、ダイ大キャラの年齢って
ダイ  12  メルル    15
レオナ 14  ヒュンケル 21
ポップ 15  クロコダイン35(人間換算)
マァム 16  エイミ    19
アバン 31  フローラ  29

だったような。
956名無しさん@ピンキー:04/10/22 17:15:45 ID:XMPkgrcZ
実年齢を考えると、ヒムとかやけに老けてるよな。
957名無しさん@ピンキー:04/10/22 17:56:07 ID:gIfoqXpt
俺は女王様なレオナが好きだ。
ヒュンケルとかを足蹴にして高笑いする様が見たい。
958名無しさん@ピンキー:04/10/22 18:07:40 ID:OnFDBFfR
>>957
でもダイの前では従順なんですな
959名無しさん@ピンキー:04/10/22 22:44:36 ID:F4kXQm4c
>>957
俺も見たい
960名無しさん@ピンキー:04/10/22 23:08:40 ID:kfe2SGtI
オレとしてはポップが気の強い姫さんを無理やり組み伏せて、
なんて展開が見たいが。女王さまから少しずつプライドの仮面を
剥ぎ取っていくのはマァムでは表現出来ないジャンルではないかと
961名無しさん@ピンキー:04/10/23 00:18:44 ID:04Mu/Wg8
>>947
ダイがいなくなったことで無二の親友を失い
マトリフに寿命が来たことで師を失い、すっかり精神的に参っていたポップが、
マァムから面と向かって振られたことで
「お前まで俺から離れていくのか」とキレて
マァムを監禁陵辱、ポップはポップでどんどん畜生道に陥り、
マァムはマァムでポップの豹変を嘆きながらされるがままにされ、
ついに考えるのを放棄したマァムが記憶を消してくれと懇願して
2人は見かけだけの幸せに包まれるという欝展開な話を思いついた
962名無しさん@ピンキー:04/10/23 02:17:55 ID:iyS7bLF9
ここは素敵なプロットがいっぱいのインターネッツですねw

っつーことで俺も一つ。
俺は仲間の目の前でじわじわ陵辱されるマァムが見たい。
ザボエラがマァムをエロ人質にとって、ジリジリとアバンの使徒達を追いつめていく。
ザ「10秒以内に武器を捨てろ!さもないと…こうじゃぞ!」
ビリビリッ(おっぱい露出)
マ「いやぁっ!!」
一同「マァム!!」(心配しつつ目はおっぱいを凝視w)
マ「いやぁ!みんな見ないでぇ!!」
ポ「なんて卑劣な!くそうザボエラ!てめぇの血は何色だぁ!!」(笑顔)

以下略。
963名無しさん@ピンキー:04/10/23 08:36:15 ID:L/mNF5je
レオナ以外かー
ダイとマァムの一夜の過ちとかどうよ?
964名無しさん@ピンキー:04/10/23 11:22:46 ID:mmWa9XsB
それならフローラとダイの一夜の過ちが…w
「貴方の目はあの人に似ている…」(似てません)
後はよなよな兵士に慰めてもらうフローラとか……

一番の萌えはメルルなので
ポップを人質に取られ、目の前で
無理矢理化物に犯される寝取られものキボン。
で、最後化物によって無理矢理交合。

書きたいけど喋り方が難しいんよ。三条先生のキャラ(涙)
965名無しさん@ピンキー:04/10/23 12:08:18 ID:RzepSLDz
>>945
自分の中で考えてるのはあるんですが、
ラストは文章化してくださる神の腹づもり一つで
どうとでも展開できるようにしておきました。

>>962
>>てめぇの血は何色だぁ!!」(笑顔)
ワラタ
966名無しさん@ピンキー:04/10/23 12:35:47 ID:sPerXWe7
>>962
その場合ザボエラが瞬殺されてマァムが仲間達に輪姦される構図しか思い浮かばないw

一夜の過ちとなるとやはりポップとレオナかな・・・
ダイを巡っていわゆる傷をなめあうような仲だし。
後はアバン復活前で夜が寂しいフローラ様。
967名無しさん@ピンキー:04/10/23 15:06:11 ID:tEr9/txi
ヒュンケル・レオナは?

ダイがいなくなって3年後くらい。
相変わらず不器用に生きてて、人を幸せに出来ないとか
人を愛する資格がないといっているヒュンケルをレオナが
レオナ「まったく仕方のない人ね。私がひとの愛仕方を教えてあげるわ」
ヒュン「しかし・・・・・」
レオナ「あなたはいつから私に口答えできるような立場になったの?いいから黙ってなさい」
・・・・でどっかで攻守逆転。
968名無しさん@ピンキー:04/10/23 23:48:41 ID:s6Q0IAYs
フレイザードとの死闘を終え、魔弾銃を失ったマァムは、
武闘家として新たな力を得るために拳聖ブロキーナを尋ねることにした。
はっきり言って不安もある。果たして武闘家として本当に強くなれるのか?
修行をした後、ダイたちは遥かに強くなっていたらどうしようか…

そんなことを考えながらマァムは魔の森の中を歩いていった。
魔の森は昔からよく来ていたが、奥のほうに来たことはない。
なので、拳聖ブロキーナのところへは手探りで行かなければならなかった。
「あれっ?確かさっきもここに来たような気がする…」
どうも、道に迷ったようだ。面倒なことになってしまった。

夕方になっても、まだ同じところをぐるぐる回っていた。
「もうっ!ここはいったいどこなのよ!進んでも戻っても同じところにしか
 でないじゃないの!」
それもそのはずだったなぜなら…
「キーヒッヒッヒ、あの娘、わしの魔術にかかってるようじゃの…」
小さな影がささやく。今マァムは魔術によって空間に閉じ込められていたのだ
「そろそろいいかの…」
影の手に光が集まる
「ラリホーマ!!」
マァムは疲れていたので、すぐに眠ってしまった。暫く起きないだろう。
「では、連れて帰るかの…」
969名無しさん@ピンキー:04/10/24 00:16:35 ID:5yoICOoO
マァムが目を覚ますと、そこは暗い部屋だった。辺りを見回しても気配はない。
動こうとしたが、、大の字に貼り付けにされて全く動けない。
「ここはどこなの?」
「その質問にはわしが答えてやろう」
小さな影が重い扉の音をさせて入ってきた。部屋に明かりがつく。
「ここはわしの研究室じゃよ。近くにねずみがうろついてたから捕まえて
やっただけのことじゃ」
「あんたは…、ザボエラ!!私をどうするつもり!」
「キーヒッヒッヒ、分からんのか?分からんなら教えてやろう…」
ザボエラが近づいてくる、つめの先からは何か液体が溢れている。
「やめなさい!私に触らないで!」
マァムは今、ロモスでもらった、超ミニスカートだ。ザボエラは丸見えになっている
パンティに手をかけた。
「いやっ!やめて!そんな所を見ちゃダメェ!!」
ザボエラは羞恥心をあおるようにゆっくりとパンティを下ろした。
背の低いザボエラからはマァムの割れ目は丸見えである。
ザボエラはにやにやしながら食い入るように割れ目を眺めている。
「なかなかいやらしいオマンコじゃ。小娘だと思っていたが、マン毛なんぞ
生やしておるわ。」
言いながら、ザボエラはさりさりした恥毛をかきわけ、割れ目に手を入れた。
そして、何かの液体を爪の先からマァムに流し込んだ。
「何をしたの!」
「今に分かる」
それだけ言ってザボエラは部屋から出て行った。
970名無し:04/10/24 00:45:20 ID:adneBjz5
ワクワク。
971名無しさん@ピンキー:04/10/24 01:13:16 ID:5yoICOoO
数分後、マァムは股間が疼き始めていた。何もしていないのに、秘唇から愛液が
したたり落ちていた。オナニーがしたくてしたくてたまらないが、体はまだ拘束されたままだ。
「お願い…誰か何とかしてぇ…」
「わしが何とかしてやろう」
また、ザボエラがにやにやしながら入ってきた。想像した通りだとでも言いたげだ。
「ただし、わしには、おまえがどうしたいのか分からん。はっきりと教えてもらいたいのじゃが」
「アソコを、いじって…」
今にも消え入りそうな声で、マァムはもじもじしながら懇願した。
「はぁ?誰のどこをどうしろって?
最近耳がわるくなったからよく聞こえないのう」
今のマァムにだって羞恥心はある。あるにはあるが、下半身からくる大きすぎる性欲には敵わなかった。
「マ、マァムのオマンコイカせてっ!」
ザボエラは愛液の洪水になっている割れ目を手のひらでさすり始めた。
手が動くたびにくちゅくちゅといやらしい汁音が部屋に響く。
「いいっ!もっと、もっと激しくさすってぇ!!」
マァムの愛液でぬらぬらの手は加速することはなかった。同じ速度で少しずつ快感を与えていく。
ゆっくりさすっているだけでも、マァムの呼吸はだんだん速くなり、膣の収縮も早くなってきた。
「ああっ!ダメ、もうイクっ!イッちゃう!!」
汁音が止まった。聞こえるのはマァムの呼吸と愛液が床に落ちる音だけだ。
「ちゃんとお願いしたじゃない!イカせてよ、お願いだから!」
しかし、ザボエラは黙ったままだった。

絶頂への階段を転がり落ちた後、またザボエラが割れ目をいじり始めた。今度は指を鉤型にして激しくピストンする。
「あんっ気持ちいい、あっあっああっ!」
愛液が飛び散りザボエラの顔はもうびしょびしょだ。
前の数倍の速度の刺激にマァムは一気に絶頂へ駆け上る。
「イクっ!イクっ!お願いやめないで!イカせてぇっ!!」
割れ目から大量の愛液が噴出し、床に水溜りを作る。ザボエラはマァムの割れ目から溢れる愛液を舐め取り何も言わずに部屋を出た。



972名無しさん@ピンキー:04/10/24 01:15:22 ID:5yoICOoO
需要があればまた続けるんで需要があったらカキコしてください
973名無しさん@ピンキー:04/10/24 10:42:38 ID:ByJvdr1E
ねぇ
974名無しさん@ピンキー:04/10/24 14:58:48 ID:VdK2ZGYT
続編希望!!
975名無しさん@ピンキー:04/10/24 17:37:29 ID:3WOq+sK5
ここの住人は陵辱ダメな香具師が多いみたいだな。
俺もその一人だが
976名無しさん@ピンキー:04/10/24 18:15:56 ID:fxTIvwIQ
>>975
そういう人はスルーすればいいんじゃないのか?
だいたい自分基準で駄目な香具師が多いと決め付けるのもどうかと。
977名無しさん@ピンキー:04/10/24 19:07:26 ID:ByK/v6G+
二次創作に陵辱ものが多すぎて辟易してるのもまた事実
978名無しさん@ピンキー:04/10/24 21:01:12 ID:c2RykHpM
書いてくださるのなら、陵辱だろうが純愛だろうがどっちでもいい
979名無しさん@ピンキー:04/10/25 01:57:52 ID:sfdqWpB/
>968-ぐらいの陵辱系なら好きだ。グロとか痛いのとかは嫌だけど。
和姦の中に微妙に陵辱テイストが入ってると最高。とか無責任なことを言ってみるw
980名無しさん@ピンキー:04/10/25 07:27:32 ID:LjZBBZWw
!WHO が !WHERE で
981名無しさん@ピンキー:04/10/25 08:25:32 ID:a3XS8YXG
ダイとレオナの純愛を書いてほしい。できればバランとソアラも。
982名無しさん@ピンキー:04/10/25 08:44:52 ID:GZiG6Jbl
純愛というか、忍ぶ愛というか・・・
ハドラ−とそれをお慕い申し上げるアルビナスとかは
ちと、見てみたい
983名無しさん@ピンキー:04/10/25 17:18:54 ID:1IfCrS3s
じゃあ俺はロカ×レイラが読みたいと言ってみる。
硬派のロカと神に仕える身のレイラがどうやって婚前セクースに至ったのか知りたい。
984名無しさん@ピンキー:04/10/25 23:28:51 ID:3duYp9KU
>>983
熱い!!俺も見たい!!
985名無しさん@ピンキー:04/10/25 23:38:59 ID:H2R8y7wj
>>977
書き手の立場からのコメントだけど、書くのは純愛のほうが難しいんですよ。
理由は3つあって、
まず、陵辱だと、(例えば)レオナがゴーレムに犯られて、死神に犯られて…でストーリーが進むけど
純愛だとそういったイベントが作りにくいこと。
次に、描写を考えると、陵辱なら(例えば)マァムがカーゴイルに裸にされて犯されているシーンから
始まってもまあどうにか読めるけど、純愛だと、いきなりマァムとポップのエッチシーンじゃダメでしょ。
当然、それまでの微妙な心理とか、克明に描く必要がある。
そして、1スレの容量制限と連続投稿制限。会話主体だとほとんど話が進行しないうちに
制限に引っかかってしまう。その点、陵辱は言葉があまり要らないから…。

ちょっと駆け足で説明したから細かなところは説明不十分かもしれないが、意図はわかって欲しい。

というわけで、作る側の勝手な意見なのは承知していますが、「陵辱多目」はお許しください。

  *

ところで次スレは?
986名無しさん@ピンキー:04/10/26 00:02:25 ID:Yruh43BI
>>985
990あたりで宜しいのではないかと。
987名無しさん@ピンキー:04/10/26 02:26:07 ID:lBMySxsJ
>>985
なるほど。深いんですね
988名無しさん@ピンキー:04/10/26 02:33:42 ID:buuczPri
>>985
俺も稚拙ながら書かせてもらってる者なんだけど
確かに純愛物は長くなるよなぁ…自分で書いてても「はよ進め!」と思うもんw
でも俺は陵辱を書くのは苦手なんだ orz (趣向の問題ではなく)
自分の場合、会話や行動でキャラのイメージを保たせているので
終始拘束されたり、台詞が「イヤ」とか「あぁ」とかばかりになると
自分でも誰を書いてるのか分からなくなってきてしまう…
余計な会話や心理描写が無くても、エロ中心でも、キャラがしっかり立つような
そんな神作品が書けるようになりたいぽ。

精進します(`・ω・´)
989続きです:04/10/26 18:54:48 ID:IBJ6l0i4
ザボエラの媚薬によって熱くなったマァムの体は、数時間たった今でも自分を慰めてくれるものを求めていた。
一度イカされたが、そんな程度のことでは全く収まるところを知らなかった。マァムの股間からは、延々と愛液が滴り落ち、
足元には水溜りをつくり、部屋中にいやらしいオンナの匂いが立ち込めていた。
何とか快感を得ようと、足をこすり合わせようとしても束縛されていて慰めることはできなかった。
扉が開き、ザボエラの声が響く。
「この部屋はいやらしい匂いがするのう、ん?マァムよ苦しいか?そうだろうと思って特別ゲストをつれてきたぞい」
ザボエラの後ろから3体の毛むくじゃらなモンスター −おおありくいー が部屋に入ってきた。
普段のマァムなら目を瞑っていたとしても一瞬でカタがつく相手である。しかし、今は拘束されている上戦闘なんてできる状態でない。
ザボエラはマァムに近づき魔法で乳房の所だけをくりぬき、割れ目をなめた。
「ああっ!!感じちゃうぅ!」
「なんじゃ、もうそんなになっておるのか、おおありくいよ、マァムを慰めてやれ」
おおありくい3体はマァムに長い舌を伸ばしてきた。2つは、露になった乳房に、あと1つは洪水になっている割れ目に。
3本の舌によってマァムのオンナの部分は刺激された。じらされ続けたマァムの体には強すぎる刺激だった。
「イクッ、イクッ、もうイッちゃうぅぅぅっ!!」
一分もしないうちにマァムは勢いよく潮をふいてしまった。おおありくいの体にマァムの愛液が雨のように降り注いだ。
「ひゃっひゃっひゃっ、もうイキおったか。だがまだ、こんなものではないぞぇ」
おおありくいはまた、マァムの体を舐めつづけた                                                            
990続きです:04/10/26 19:58:35 ID:MRcjTZCJ
「またイッちゃう!イク!イクーーーー!」
マァムの股間から勢いよく愛液が飛ぶ。もうこれで14回目の絶頂だ。おおありくいの全身は愛液でどろどろだ。
マァムの乳首はカチカチに勃起しおおありくいの唾液でねとねとだ。割れ目は、舌が膣に入り込み、とめどなく愛液をあふれさせている。
「おまえは本当にいやらしいのう、修行をすると言ってあの小僧どもと別行動をとったのにこんなにオマンコを濡らしおって」
「そんなこと…ない、ああっ!私だって好きでこんなことをしてるんじゃ…ない」
「ほう、本当かのう。ならあと一度イッたら開放してやる。そのあとがたのしみじゃ」
ザボエラはこんなに快感を得たオンナが、普通の状況でいられない事を知っていた。ザボエラはマァムの割れ目をわざと大きな音を立ててかき回した。
あまりにも卑猥な音はマァムの耳にも届き先ほどまでのマァムの決意を鈍らせる。膣内の収縮がだんだん早くなってくる。
「わしは、多くの女にこのようなことをしてきたが、こんなにマン汁を垂れ流しにするいやらしい娘は初めてじゃよ。最後は盛大にイッて見せてほしいの」
ザボエラはマァムのGスポットを激しく刺激し続ける。マァムも腰を激しく動かし快感を貪ろうとしていた。
「イキそうっ!もっとぉ、そこいじってぇ!」
口でクリトリスを転がし、指で膣内をかき回すザボエラの淫技によって、マァムは最後の絶頂の会談を上り詰めようとしている。
「もうだめ!イクーーーーーっ!!」
今まででもっとも強い勢いで、もっとも多い量の愛液がマァムの股間から飛び出た。そして、拘束から開放され自分の愛液だらけの床に倒れた。
しかし、もういじられていないはずの股間が疼く。無意識のうちにすれてふやけたそこに手を持っていっていた。
「どうして…手が、気持ちよくて手が止まらない!やんっ、イッちゃう〜〜!」
ザボエラがにやにやしながらマァムのオナニーを見ていた。マァムはそれに気づいて逃げ出した。しかし、ザボエラは追わなかった。
数ヵ月後、マァムはダイのパーティに武闘家として復帰していた。しかし、マァムのふとももにはいつも水が滴り、夜は毎夜喘ぐ声が響いていた。

終わり ー前のに需要がありましたので書かせていただきました。つまらんでもなんでも評価していただけたら次への(次はある?)参考にしたいと思います      
991名無しさん@ピンキー:04/10/26 20:41:29 ID:7hEIQFph
>>990
乙です

ついでに新スレ立てときました
☆★ダイの大冒険の女キャラって萌えるよな2☆★
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098790850/
992名無しさん@ピンキー:04/10/27 11:53:47 ID:0OTy2Cd0
test
993名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:21:07 ID:UMhzMz6J
1000取っちゃるー
994名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:21:18 ID:UMhzMz6J
いぇあ
995名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:21:42 ID:UMhzMz6J
ジサクジエン
996名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:22:01 ID:UMhzMz6J
1000まで持って行くッ!
997名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:22:14 ID:UMhzMz6J
こういう時こそLIVE2ch
998名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:22:41 ID:UMhzMz6J
998ゲトーー
999名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:23:17 ID:UMhzMz6J
999ゲトーー
1000名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:23:28 ID:UMhzMz6J
1000取ったりィィ
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