スターオーシャンTill the End of Time Part7
あぼーん
実はスレ立て初めてなんですが…
失敗してないかドキドキ
>>1乙です。
現在執筆中の作品、うまくいけば今日中に途中までですが、
切りのいいところまでうpできそうです。
8 :
名無しさん@ピンキー:03/05/25 18:45 ID:zpZO8AjF
前は一日で落ちちゃったんだよね。ってことで
>>1さん乙〜。
作者様待ち〜。保守〜。
10 :
名無しさん@ピンキー:03/05/25 20:34 ID:TVx3VGhA
待ち保守。
あぼーん
お待たせしました。デーモンロードによる陵辱モノの続きです。
前スレ
>>593−602の続きとなります。
「どうですか、あなた方もあの中に参加したいですか?」
デーモンロードのこの言葉でようやく二人は我に返った。
「し、しつこいわね!嫌だといったら嫌よ!」
ソフィアもマリアの言葉に頷く。
「…それにしては、ずいぶんと熱心に見ていたようですけど?」
二人の心臓が大きく揺れる。
そのとおりなのだ。
こんな酷い陵辱なぞ、同じ女性として、許すべきものではないはずだった。
が、いざ目の前でそういった行為が行われると、
女性があまりにも気持ちよさそうに突かれて、射精されて喘ぐ声を聞き、
何も考えられなくなって、ただその光景を見つめていたのであった。
「…っ!!」
強気なマリアも、反論する言葉が見つからず、唇をかみ締めている。
「ふふふ。もしかして……」
そう言うと、デーモンロードはソフィアの腕を掴み、無理やり立たせた。
「い、いやぁ!離して!!」
体を懸命に動かして、脱出を図ろうとするが、その強い握力からは逃れられなかった。
そして、そのまま背後に回られると、不気味な程白い腕で彼女のスカートの中に手を入れた。
「あ…ん……」
ソフィアの顔が紅潮する。
「やっぱり…濡れてましたよ……」
ソフィアのスカートから引き抜かれた彼の指には、粘り気のある透明な液体が付着していた。
デーモンロードはその指についた液体のつんとした匂いをかぐと、口に運んだ。
「う〜ん、この透き通るようなしょっぱさ…。処女みたいですね…」
ソフィアが『処女』だと聞き、魔物たちは顔を見合わせ、いやらしい目でソフィアを見る。
「ちょ、ちょっと!なんでそんなことがわかるのよ!!」
マリアが思わず助け舟に入るかのように、デーモンロードに尋ねる。
「ふふふ。私ぐらい女の大事な花弁から出る蜜の味を知っていると、
それだけでそこが男を知っているか否か、そんなことを見分けるのは簡単になるんですよ」
デーモンロードはにやりと笑うと、再びソフィアのスカートの中に手を入れた。
そして、下着の上からソフィアの股間を指で弄くる。
「あぁ!!…あ、はぁぁ……」
「くくく。ほら、少し指をパンツ越しに動かしているだけで、こんなに喘ぐ…」
そう言うと、彼はソフィアの股間を刺激しながら、
空いている手でソフィアの胸に手をかけた。
「こんなに大きなおっぱいをして…。私も思わず欲情してしまいますよ…」
ぺろりと舌を舐めずると、手に力をいれ、胸を揉み始めた。
「ああん…や、やめ…て……。おかしく…ぁ…なっちゃう…」
「よく言いますよ…。どうせ、一緒に捕らえた彼のことを考えながら、
夜な夜な自慰行為にでも耽っていたんでしょう?
だったら、これが気持ちいいのがわかっているはず」
「!!」
ソフィアの顔が驚きのものに変わる。
「…その様子では、やはり彼の事を考えながら自慰をしていたみたいですね。
くくくくく…」
ただのハッタリをかましただけなのだが、ソフィアの表情から、
それが当たっていることを確信した悪魔の侯爵は、
股間へ指をさらに奥深く、下着を貫通するかのように突っ込み、
胸も、そこへ指を食い込ませながら、さらなる刺激を与え始めた。
「あ…くは……ああ……」
フェイトではないのに、愛する人ではないのに、感じている自分に嫌悪感を抱いたソフィアは、
悔しさと己の不甲斐なさに涙を流す。
「ソフィア!!」
見るに耐えなくなったマリアが彼女の元へ駆け寄ろうとすると、
「へへへ、侯爵様の邪魔はしないでくれよ、ねーちゃん?」
「くっ!!は、離しなさい!!」
オーガに腕を掴まれる。
毛深く、緑色の汚らわしい手。
マリアの黒い手袋のおかげで直に触られることはなかったが、
もし、直に触られると溶けてしまいそうな感じだった。
そして、先ほど女を犯し、さらにはソフィアへの陵辱が始まったことで、
鼻息が荒くなっており、そのなんともいえない悪臭で、
マリアの鼻が曲がりそうになる。
「いいね〜。俺は強気な女が好きなんだ。へへへ。
今すぐにでも犯してやりたいが、獲物はまず侯爵様が頂くっていうルールだからな。
後で俺の立派なイチモツをくわえ込ませてやるよ」
「くっ!!」
マリアがさらに力を出して、脱出を試みるが、しょせん人間の力では、
化け物の、さらには怪力で有名なオーガの手から逃れることはできなかった。
「あなたのお友達はさぞ、友情に熱いようですね…」
マリアのその様子を見たデーモンロードはソフィアの耳元に笑みを浮かべて囁く。
「あ…や…め…」
デーモンロードの手の動きと、そして恐怖で、ソフィアは震えて声が出せないでいた。
「おや? 下着がぐしょぐしょになってきましたね…」
ソフィアの股間からぐしゅぐしゅと濡れた布の音が聞こえてきた。
彼の指がソフィアの奥に入るたびに、その下着からは染み込んだ蜜が流れてくる。
「こうなると、下着なんて意味がないでしょう?」
デーモンロードはその下着に指を引っ掛け、長い爪で裂いた。
べちゃ…
脚からするりと落ちたソフィアの白いショーツは、
その吸い込んだ水分の量がわかるような音を立てた。
「ああ…も、もうやめて…」
その音を聞き、改めて自分がいやらしく感じていることを知ったソフィアは、
思わず悲鳴に近いような声で彼にすがった。
「何をおっしゃいますか…。感じているんでしょう?
ならば、これをやめる必要など、ないじゃないですか…」
デーモンロードは意地悪く笑うと、
そのまま無防備になったソフィアの花弁に指を滑り込ませた。
大量に流れ出てくるソフィアの愛液のおかげで、指はすんなりとそこへ入ることが出来た。
「ああ…いやぁ…」
先ほどまでは、下着がストッパーの代わりとなり、指がそこに飲み込まれることはなかったが、
しかし、今度はすっぽりと、その指を飲み込んでしまった。
体温が通っていないかのように、彼の指は冷たく、
そして、長い爪がソフィアの柔肉に引っかかり、同時に痛みを感じた。
「こんないやらしい体をしているのに、男を知らないとは…。
いやはや、なんとも言えない、いい拾い物をしてきました…」
ソフィアの膣内が、彼の指を拒むように締め付けている。
そこから、やはりソフィアは処女だということを再度確認すると、
デーモンロードは満足そうに頷き、ソフィアを開放した。
「あ…」
よろよろとソフィアがよろめく。
その顔は、まだ物足りなさそうな表情ともいえるぐらい、男をそそるものがあった。
「さてと、今度はこちらのお嬢さんの品定めに入らないといけませんね…」
指に絡みついているソフィアの愛液を舐めながら、デーモンロードはマリアに近づく。
「来ないで!!」
手をオーガに掴まれているマリアは、そのすらっとした脚を彼にぶつけるかのようにもがく。
「ふふふ。こちらはズイブンと元気のいいお嬢さんですね…」
マリアの脚の動きを見切り、その片方の足首を掴んでしまう。
「!!」
しまった、というような表情をマリアは浮かべた。
デーモンロードはそのまま、マリアの脚を高く持ち上げる。
あいている方の脚が徐々に地面から離れ、つま先で立つのが精一杯となり、
彼にそちらの脚で蹴りをかますことは不可能な状態となった。
しかも、それだけではなく、
「ふふふ。丸見え、ですよ?」
マリアの顔が赤くなる。
思いっきり開脚をさせられたせいで、短いスカートの中が露になってしまったからだ。
「ふ、ふざけないで!!」
足を閉じようにも、両手はオーガに、片足はデーモンロードに自由を奪われ、
大事な場所を隠すことが出来ない。
「ほー…。見た目の割には、大人びてますね」
黒いストッキングと黒い下着をスカートの中から見つけると、
デーモンロードは感心したかのようにため息を漏らす。
「わ、悪い? それよりも、その汚らわしい手を離しなさい!!」
マリアは顔を赤くさせながらも、体をじたばたと動かす。
反抗的なマリアの態度に、デーモンロードは苦笑した。
「まーったく…。元気がいいですね…」
そして、彼が指をぱちんと鳴らす。
しゅるしゅるしゅる……
「なっ!!」
「いやっ!!」
地面から突然つるが出てきて、マリアだけでなく、ソフィアもがんじがらめにする。
二人は懸命にそれを引きちぎろうとするが、まるでびくともしなかった。
「無駄ですよ。そのつるは私でもちぎるのが難しいのですから…」
デーモンロードは二人がもがく様子を楽しむかのように笑うと、
懐から今度は液体の入ったビンを取り出した。
「これがなんだかわかります?」
二人に見せるように、彼はビンを軽く振る。
その中身は、ぱちゃぱちゃと、普通の液体のように水は跳ねず、
にゅるにゅると、ゲル状のものの反応を見せた。
「これは、魔界でも珍しい"アシッドスライム"ですよ」
デーモンロードはそう言うと、蓋を開け、そのスライムを地面にこぼした。
地面に落ちると、その意思を持っている液体はその場を右往左往した。
「このスライムには、面白い特徴がありまして…」
そこまで言うと、彼はスライムになにやらわからない言語で話しかける。
すると、スライムは二手に分裂し、二人の方へと向かっていった。
ソフィアとマリアの足にスライムが絡みつく。
しゅー……
まるで水が蒸発するかのように、二人の靴と靴下が跡形もなく消えてしまった。
「いや!あたしの靴が!!」
「ちょ、ちょっと!これは何なのよ!!」
ややパニック状態にふたりにお構いなしに、
スライムはさらにゆっくりと足を昇り始めた。
蒸発させるような音を出したのにもかかわらず、
このスライムはやたらと冷たく、そのひんやりとした感触に二人はぶるっと震えた。
そして、ソフィアの白い脚には異変は起きていないが、
マリアのほうは、スライムが昇るたびに黒いストッキングが溶けていった。
「くくくくく・・・。これは不思議な『酸』が混入されてまして、
"生物"以外を溶かしてしまうんですよ…」
「そ、そんな……きゃあああ!!」
ソフィアが悲鳴をあげると同時に、ソフィアのスカートが解け始めた。
まだ薄い茶色の陰毛が生えた秘所が化け物たちの前に晒される。
そして…。
「ちょっ………あっ!!」
マリアの方も、スカートと黒い下着が溶け、
青い陰毛がソフィアよりも少し濃く生えているのを見せてしまった。
化け物たちから思わずため息が漏れ、つばを飲み込む音が聞こえる。
さらには、それで我慢できなくなったのか、いきりたった性器を自ら扱いたり、
肉奴隷と化した女達に『処理』をさせている者たちも現れ始めた。
しゅー…しゅー…
大事な場所を露にさせても、スライムの動きは留まることはなく、
さらに上へと昇っていき、二人のそれぞれの双丘を露にした。
ぷるんと大きく揺れるソフィアの胸。
形が良いマリアの胸。
化け物たちは、自分の好きな胸をマジマジと見つめている。
自慰をする化け物は、さらに増えた。
スライムはさらにその体を伸ばし、腕をグルグルと絡み、封じさせる。
デーモンロードはそれを確認すると、つるを地面に還した。
「ふふふ。みなさん、ここからが見ものですよ…」
自慰をしているものたちに言い聞かせるかのように彼はにやりと笑う。
「な、何を言って…ああああ!!!」
「きゃっ!!」
スライムが首の辺りまで来て、突如、マリアとソフィアの顔に、
霧雨のように細かい液体を拭きつけてきた。
「あ、あれ? ど、どうして……!!」
それに伴い、突然股間が疼いてくるのを覚える。
ソフィアも、マリアも意思とは裏腹に、自然と股を擦りあわそうとしてしまう。
「あ…力が……」
「うぅ…はいらな…いよ……」
二人が地面に膝をつき、そのまま横に倒れてしまう。
それを見計らったかのように、スライムは腕を封鎖したまま、
股間目掛けて移動を開始した。
じゅるる…
「―――っ!!」
二人が声無き悲鳴をあげる。
秘所に、スライムが流れ込んできたからである。
秘所はスライムの噴出した液体のせいで熱くなっており、
対照的なモノを感じて、意識が飛びそうになる。
「どうですか? スライムの味は?」
「あ…あ…冷たい……」
「イヤ……こんなの…ない!!」
二人とも、初めての、といっても世の中でこんな体験をする女性は少ないだろうが、
感触に戸惑いを隠せなかった。
スライムが二人の膣内をうごうごと動く。
ずちゅる…ぬちゅ…
そのゲル状の化け物の音なのか、それとも二人の濡れた膣内の音なのか。
よくわからないが、二人の股間からは淫らな水の音が響き始めた。
「あ…かは…うう……」
「うく…あは…あ……」
二人の目が潤み、甘い声が出され始めた。
デーモンロードを初め、『偉大なる魔族』たちはその光景を黙って、
にやにやといやらしい笑みを浮かべて観察する。
「では、こちらもいってみますか?」
そう言うと、またビンを取り出す。
今度は、赤い色をしたスライムだった。
ビンから放たれたスライムは先ほどと同様に二人の方へ向かっていき、
今度はあいている後ろの穴に入り込む。
「!!!!!!!」
「あ、熱いぃぃぃ!!!」
前に感じる冷たさとは対照的に、アヌスに入り込んできたものは、
出来立てのスープのような、暖かいというよりも、熱かった。
前後それぞれ違う感触を得て、二人の目は見開いたまま、
その気持ち悪いぐらい程の気持ちよさにさらに喘ぎ声をあげる。
「くくくくく…。気持ちいいでしょう?
スライムはザコモンスターですが、こういった時には非常にありがたいですね…」
「あはぁ!!ああ…も、もうだ、だめぇぇぇ…」
「い、いや!!こ、こんなのに…こんなのにイカされるだなんて!!!!」
前後の穴で動いているスライムで絶頂を迎えそうになる二人。
スライムもそれを悟ったかのように、さらに大きな音を立てて、
二人の穴を弄る。
「あ…あ…あああああああ!!!」
「い、いや…いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
どぴゅる!!ずぴゅ!!にじゅる!!!
二人の体が同時に痙攣しはじめ、前後の穴からスライムを勢いよく噴出する。
大きな音を立てて地面にたたきつけられたスライムは絶命したようで、
腕の拘束も解け、地面へと吸い込まれていった。
「はぁはぁはぁ…」
「う…く…」
『気持ち悪いようで気持ちのよい』感触がなくなり、
二人はつかれきった表情で、息を切らす。
「くくくくく。これで一回目の絶頂は終了ですね」
デーモンロードはそんな二人の顔を覗き込むと、後ろで控えている魔物たちに振り返った。
「みなさん、十分に楽しめましたか? これより、第2部を開催したいと思います」
彼がまた紳士的に一礼をすると、魔物たちから喝采が起こる。
それを、デーモンロードは沈めると、二人の方にまた向き直った。
「さて、今言ったように、休んでいる暇はありませんよ?」
指が弾かれ、先ほどの触手が二人を宙へと持ち上げた。
「あ…や、やめて……」
「く…い、一体私たちを…どこまですれば気が済むの!」
二人はそれぞれ抗議の声を出したが、疲労しているため、声に力が入らなかった。
「さあ、これから『つるの舞』が始まります。
二人のつるによる、淫らなダンスをご賞味くださいませ…」
盛り上がる獣達の声の中、ぱちんと一際大きな乾いた音が部屋に響き渡った。
とりあえず、スライムの陵辱編は終了です。
これから触手もの→本番→ミリアム×フェイトと話が流れていくんですが、
まだまだ長くなりそうです。
忙しいこともあり、なかなか執筆が進みませんが、なんとかがんばって仕上げていきます。
今更ながら、>1氏乙。213氏も乙。
最近やっと.hackのvol.4やり始めたんでSO3やってる余裕なし。
ていうか、砂漠手前のキメラが強すぎてショボーン。
>黄昏氏
ネル居たらさくっと殺れると思いますが。
FDでも特に問題なく。
尻尾がうざいから近距離戦闘は正直やりたくない・・・。
>>25 黒鷹旋連発でMP削ってもなかなか死なない。パラライチェックも壊れる。
他のメンバーは10秒もたずに死亡(レベルは70くらい)。
キメラは俺の中でのチンピラに次ぐ強敵だよ…。
キメラって普通に適当に戦ってるだけで勝てたけどな。
なんでだろ。
自分はキメラが雑魚で、
他の人が雑魚だと言っていた試練の一階の毛むくじゃらに苦戦したし。
なんか戦い方の違いでもあるんかな…
自分は1周目は遠距離の香具師がメンツに多かったなぁ。
アタックバングルを合成するなりして武器を強化してみては?
一応その時点でAT5000以上のものは作れるはず
>>213氏乙!
相変わらずのエロさにハァハァ…w
続きも期待してます!
つーか、最近感想レスが減ってますな…。
スレの無駄遣いが怖いという意見もあったけど、スレの進行も遅くなったことだし、
クリエイターの皆様を応援するという意味で、どんどん書いていきませんか?
30 :
00:03/05/26 20:55 ID:H151Gpoy
1さん スレ立ておつかれさまです。
213さん スライムキタ――!w
本当、エロエロですね。自分も見習わなければw
忙しいご様子ですので、続きは無理をせずに、のんびり書いてください。
待ってますので〜。
29さん う〜ん…感想ばかりは、強要が出来ないですからね…。
と、言いますか、どちらかというと自分は、人が居るのか居ないのか、
妙に静かなのが気になりますけどw
確かに、やる気には繋がりますね〜。
自分の場合は、他のスレに色々とちょっかい(w)出しながらやる気を
回復してます。さっきも、マリアたんを放って置いて、鰤たんを描いてましたw
…すみませんw
>213氏
乙エロー。
ソフィアの開通式が楽しみだぞ。
始めまして。
SO3てネタの宝庫ですな(笑)。
アルクレの真面目な?ラブもの書いたんで貼ってみます。
正直、エロ度低くてすまぬ…。
33 :
32:03/05/27 02:23 ID:GkUmuFoX
涼やかな虫の声がどこからか聞える。
サラサラと川の流れる音。夜空に浮かぶ月。
肌を掠める心地よい風。
そして…川縁の草陰で絡み合う男女が居た。
「あの…。」
下になった女が小さく、消え入るような声で言う。
月明かりに美しい銀髪がきらめいた。
「私のこと…はしたない女だと思わないでください…。」
わずかに紅潮した顔をそむけ、恥ずかしげに言う。
「…阿呆。」
男がそのうっすらと開いた桜色の唇を奪った。
「てめぇこそ…俺を誰とでもやるやつだと思うんじゃねぇぞ。」
34 :
32:03/05/27 02:23 ID:GkUmuFoX
最初に出会ったのはフェイト達が「彼」と合流して、侯爵級ドラゴンに協力させるためバール山脈に挑むためにアリアスに来た時だっただろうか。
「おい、『クリムゾンブレイド』のクレアって奴はいるか。」
私をみるなり彼が言った言葉がそれだった。
彼とは初対面だったが、すぐに誰だか分かった。
いびつな装飾が施された片腕だけの手甲。
腰に挿した刀。
すでにネル達がアールグリフから推薦された男と合流したことは報告を受けていた。
ああ。
彼がそうなのだ、とすぐに悟った。
「何か御用ですか?」
「てめぇらの司令官はどこだと聞いてるんだ、阿呆。安心しろ、別にやりあうつもりは無ぇ。顔を見に来ただけだ。」
どうやら彼は私を部下の兵士と思っているようだった。
「…私がその『クリムゾンブレイド』のクレア=ラーズバードです。」
「…何?」
私より軽く頭一個分は背の高い彼が視線をおろして私をまじまじと見つめる。
「……ふん、普通の女じゃねぇか。」
その時、私はその彼の「評価」がいたく気に入ったのを覚えている。
ちなみに彼に後で聞いたら
「司令官というぐらいだからヴォックスをババァにしたようなのを想像してたんだよ。」
そう、照れ隠しするようにぶっきらぼうに答えた。
その仕草がなんだか可愛くて思わず笑ってしまい、彼に更に怒られたものだ。
35 :
32:03/05/27 02:24 ID:GkUmuFoX
その日の夕方。
私は墓参りをしていた。
アリアスの墓は屋敷からごく近い場所にあることもあってすぐに足を運べるため、最近の日課になっていた。
この戦争で多くの人間が死んだ。私の命令で戦地に立ち、死んでいった部下達。戦渦に巻き込まれ命を落としていった罪も無き人々。
「…阿呆が。」
何時の間にか彼が私の後ろに立っていた。
「…何がです?」
私は彼がこの自分にまったく気配を感じさせなかった事に多少驚きつつも立ち上がって後を振り返った。
赤く染まる世界のなか、墓場のの入り口にぽつんと影を落としながら彼が立っていた。
「そいつらが死んだのは全て『弱かった』からだ。当たり前のことだろうが。」
私は彼のその言葉にむっときた。彼の言葉は死者に対する冒涜だ。
幾ら彼でも許せない。
だけど。
咎める言葉を発しようとした私は不覚にも次の彼の言葉にその怒りを忘れてしまった。
「だから『自分がもっと上手くやれば彼らは死ななかったかも』なんて考えてる奴に阿呆だと言ってやったんだ。」
「……ぇ…。」
その時、私はどんな顔をしてたのだろう。
もしかして鳩が豆鉄砲を食らったような顔でもしていただろうか。もしそんな顔を彼に見られていたのだとしたらと今から思うと、顔から火が出そうだ。
「うぬぼれんな。てめぇが司令官だろうが何だろうが、クソ虫は所詮クソ虫なんだよ。そいつらは弱かったから死んだんだ。」
またしても死者に対する冒涜。だけど私は…不謹慎にも彼の言葉に心をぐらつかせられていた。
その時、ふと私は悟った。
「貴方にも…守れなかった人が居るのですね?」
「…………!」
私のその言葉は彼にとって信じられないくらい意外な言葉だったようだ。狼狽したように私から視線を逸らせるその態度からは十分にその心の動揺が見て取
れた。
「ふ、ふざけんな阿呆!居るか、そんな奴。」
その言葉を吐き捨てたあとに去っていく彼の後姿が…とても寂しそうに見えたのは気のせいだったのだろうか。
36 :
32:03/05/27 02:25 ID:GkUmuFoX
夜。明日にはネル達がここを立つ。
戦後の処理で色々と仕事をしていた私だが、そろそろ寝た方が良いだろうと小さく伸びをして窓の外をみると、彼が川の方へ向かって歩いていくのが見えた
。
私はその時何故自分がそんな行動を起こしたのか分からなかった。
気が付けば屋敷から出て、彼のあとを追っていた。
最初、彼が何処に行ったのか分からなかった。
色々探して見たが村の中に居る様子ではなかった。
と、ふと見ると川へ続く門が少しだけ開いてるのに気付いた。
彼は川のほとりで刀を振るっていた。刀を振るたびに散る汗が月明かりに煌いていた。
私はただ、黙ってそれを見ていた。
いつまでそうしていただろう。
ようやく刀を振るのとやめた彼が私に向かって言った。
「何時まで其処で隠れているつもりだ。」
姿をあらわした私を見ると、少し意外な相手だったのか訝しげな顔をした。
「…俺に何か用か。」
「いえ…外に出て行かれるのが見えたので、どこに行くのかと…お邪魔したのなら謝ります。」
「…ふん。」
私の言葉に特に返事をするでも無く、彼は刀を鞘に収め私に背を向けるとどっかとその場に座り込んだ。
「…しばらく身体を動かしてなくてなまっちまってるからな。」
ネルから聞いていた。彼が牢獄に繋がれていたことを。
それであの決戦時に彼の姿が見えなかったのだ。
ただ座って川を眺める彼の後ろ姿は…あの墓で去っていく時の姿と同じ、寂しげに見えた。
37 :
32:03/05/27 02:27 ID:GkUmuFoX
考えればこのアリアスに来てからというもの、彼が他のメンバー達と一緒に行動しているところを見たことがない。
フェイトさん達も彼の意思を尊重しているのか、強引に一緒に行動させようとは思っていない様子だった。
「………。」
私は彼に近づいていき、自分でも良く分からない理由で……ただそこに座りたい、そう感じて彼のすぐ横に腰を下ろした。
「…おい。」
彼が何か言いたそうな口調で言う。だけど。
「何処に座ろうが私の勝手です。」
私がそういうとチッ、と舌打ちするだけで何も言わなかった。
流れる川の水が月明かりに反射してきらきらと光っていた。
川縁に座った私達は互いに何も言葉を交わすことなく、しばらくその美しい光景を眺めていた。
「…お前…俺が憎いか。」
「……え?」
彼が唐突に聞いた。
「俺が憎いかと言ったんだ。」
彼の方を見たが私から顔をそむけていてその表情は見えなかった。
「正直に答えろ。俺は多くの…てめぇの部下を斬って来た。あの時てめぇが居た墓の中には俺が斬った奴もいるかも知れねぇ。」
「……。」
ああ、なんて。
アールグリフ三軍の一つ、「漆黒」の団長にして個人の戦闘能力ではあのヴォックスに匹敵するとまで言われた彼の背中が…なんて小さく見えるのだろう。
「確かに…私は戦争で多くの部下達を失いました。しかし…。」
彼は向こうを向いたまま動かない。
「その事で特別貴方を恨んだりしていません。それを言えば私だって多くのアールグリフ兵の命を直接的にも間接的にも奪っています。」
正直な…正直なその時の私の感想だった。
38 :
32:03/05/27 02:28 ID:GkUmuFoX
「…阿呆か、てめぇは。」
次の瞬間、私の身体は地面に倒れていた。
いや、正確には彼によって倒されたのだ。
気が付けば彼が私の上に馬乗りになり、片手で私の両手を頭の上で抑えていた。
「アールグリフが同盟を裏切る事は考えてなかったのか?」
彼が顔を近づけていう。
「…ラッセル卿はその可能性を心配しているようですね。ですから戦争が終ったあとも私達がここに居るのですよ。」
「じゃあ俺が何かするとは思ってなかったのか?『クリムゾンブレイド』はシーハーツ軍の要だ。てめぇかネルのどっちかでも殺れば戦力はガタ落ちだ。」
「それを実行するほどあなたはバカではありません。」
「……口の減らねぇ女だ。」
言葉はそれっきり。
そして近づく彼を拒まず…私達はお互いに目を閉じて唇を合わせていた。
39 :
32:03/05/27 02:29 ID:GkUmuFoX
空に頂くパルミラとエレノアの月。
その二人の女神が優しく見守るなか、私は生まれたままの姿で素肌を晒していた。
彼の視線を感じ、身体が熱くなっていくのを感じる。
「…そんなに見つめないでください…恥ずかしいです…。」
私がそっと言う。
「恥ずかしがる事があるか、阿呆。」
彼は言うと自分も衣服を脱いでいく。
最後に……一瞬だけ躊躇したあと、左腕の手甲も外した。
下から出てきたのは包帯でぐるぐる巻きにされた腕だった。
包帯に巻かれている為、その下がどんな風になっているのかは分からなかったが想像するのは難くなかった。
私の視線を感じたのだろうか。彼がそっと言った。
「これは……俺の弱さの証だ。」
「弱さ…?」
「ドラゴンとの契約に失敗したのさ。本来ならそのまま命を落とすところだったのを…バカ親父が、自分より遥かに劣るこの俺を助けて死にやがったおかげ
でこの程度ですんだんだ。」
私は何も言わなかった。
「親父が俺を助けたのは親父の勝手だ。だが、その時の親父の判断が間違ってなかった事を証明するためには…俺が親父以上に強くならなきゃならないんだ
よ。」
「それが…貴方の強さを求める理由…。」
私はその時になってようやく…彼の心の暗闇、寂しさ、そして強さの理由を知った。
40 :
32:03/05/27 02:30 ID:GkUmuFoX
「くだらねぇお喋りはここまでだ。」
彼が言って私の乳房に舌を這わせて、頂きを吸う。
その部分からまるで電流のような…信じられない快感を感じて私は思わず声をあげた。
「ああっ」
「いい声だな。」
彼はそのまま乳首を責めつづける。
と同時に手が下におり、すでに月明かりに反射するほどに濡れている私の大事な部分に指を這わせた。
「んんっ…!」
堪えきれず私がまた声をあげる。
今まで一人で慰めたことが無いわけでは無かった。夜中、寝る前にベッドの中で声を殺して自分の秘部を指で慰めた事だってある。
だが、その時のじんわりと包み込むような快楽など今の比ではなかった。
彼の手腕によって抑えようにも抑えきれない悦楽の波が流れ込んできて思わず声が漏れてしまう。
(こ、こんなに…良いなんて…っ)
悩乱していく自分を感じながらもその墜ちていく感覚にも今の私は心地よさを感じていた。
気が付けば私は火のように熱い息を繰り返しながら、ぐったりとだらしなく弛緩した肢体を彼の前にさらけ出していた。
「…行くぞ。」
彼が短く言うと、私の秘部に…指でも舌でもない、何かがあてがわれた。
(ああ…彼が…入ってくる…。)
私は無意識のうちに彼にしがみついていた。
初めては痛い、と聞いていた。
シーハーツ軍の司令官と言えど、仕事以外の雑談をネルや部下達とする事だってある。
ネルはいまだ未体験のようだったが、部下の中には経験豊富な人間もいた。
辺りに誰も居ないことを確認するかのように注意を払いながら私もネルも、顔を赤らめながらその話に聞き入っていた。
上官達のその反応が面白かったのだろうか、その部下もいろいろなことを話してくれた。
初めての時の痛み、「良く」なってきてからの快楽、そして…愛するものに抱かれる幸せ。
41 :
32:03/05/27 02:32 ID:GkUmuFoX
「痛…。」
思わず声が漏れてしまう。
「我慢しろ。」
彼の短い声が聞えた。
だが痛みは、想像したほどでは無かった。
むしろ、それ以上に…身近に感じられる彼の存在に幸せを感じていた。
重なりあう身体と身体。
考えればたった一日…一緒にいただけの彼とこうして肌を重ねている事自体、考えられない事だった。
しかし同時にこうも思った。
(もしかして…私と彼は似たもの同士なのかもしれない…。)
出会った時から彼に何か惹かれるものがあった。
そしてその想いは今も変わらない。
ならば。
今はその想いを信じよう。
「っく…我慢できねぇ…動くぞ。」
彼がうめくように言う。
「は、はい…。」
私はそっと返事をする。
同時に彼が最初はゆっくりと…そして段々と動きを早くするように、腰を動かし始めた。
正直、まだ痛みが無かったわけではない。
だがしばらくすると痛みよりも別の感覚が勝ってきた。
42 :
32:03/05/27 02:34 ID:GkUmuFoX
(嘘…初めての時は痛いだけだ、って聞いていたのに…。)
しかし私の身体はどんどん感じはじめ、最後には…快感だけが残っていた。
「あっ…あああっ…!」
はしたなく悦楽の声を漏らしながら彼にしがみつく私。
「っく…も、もう…。」
激しく抜き差ししながら彼が切羽詰った声をあげる。
「あっ…あっ…わ、私ももう…お願い、一緒に…っ…!」
彼と絡み合いながら必死に訴える。
そして…
「…い、いくぞっ…!」
「私も…私も…っ…あああっ!」
獣のような声を上げて、私達は果てた。
「はぁ…はぁ…。」
私達二人は抱き合ったまま、ぐったりと荒い息を繰り返していた。
その時…。
「ん…なんだ?」
彼が身を起こして一点を見た。
釣られて私も同じところを見る。
そこには小さな光点が宙を舞っていた。
「ああ…もうそんな季節なんですね。」
その正体に気付いた私は言った。
43 :
32:03/05/27 02:35 ID:GkUmuFoX
「…なんだ?」
「蛍です。お尻の部分があんなふうに光るんですよ。アールグリフには居ませんか?」
「知らん。初めて見るな。」
「蛍達はあの光で…愛を語るんですよ。」
月の光。川の流れ。そして宙を舞う無数の蛍。
これらを見てると人間たちが争い死のうと、自然は何時も変わらずそこにあるのだと実感する。
「そう言えば…。」
ようやく息を整え、彼と一緒に身を起こしてから私は言った。
「中に…出しちゃいましたね?」
「……。」
ばつが悪かったのか、彼はそっぽを向いた。
「ふふ…もしできてしまったら…責任とってくださいます?」
少しばかり意地悪を言ってみる。
しかしその言葉に返ってきたのは意外な返事だった。
「その時は…俺とどこか遠いところにでも行くか?」
彼は再び川の方を見ている。表情は見えなかった。
だけど…今まで何者をも寄せ付けず孤独だった彼から出たその言葉の意味に、私の胸は温かくなった。
「はい…。どこまでも一緒に……。」
自然に…そんな言葉が出た。
長い…長い沈黙の後。
一言。向こうを向いたまま彼が言った。
「………冗談だ、阿呆。」
44 :
32:03/05/27 02:36 ID:GkUmuFoX
星の船との決戦が終わり、私は再びアリアスの村へと戻っていた。
フェイトさん達は自分の世界へと戻っていった。
少しばかりの寂しさを覚えながらも私は再び村で戦後処理と再興に向けての忙しい日々を送っていた。
「…そう言えばクレア、アンタは知ってるかい?アイツが行方不明になってるの。」
「…え?何の話?」
たまたま仕事がてらによってきていたネルが突然言う。
「アールグリフから…私達と一緒にいたあの男さ。フェイト達と別れて自分の領地に戻ったあと…なんでもカルサア修練場に向かったのを最後に消息不明に
なってるらしいんだよ。」
「…え…。」
私の胸が高鳴った。
「まぁ、アイツの事だからめったな事は無いと思うんだけどね…。アールグリフの方もまだ正式に捜索には乗り出してないみたいだね。」
「そう…。」
その時。
開け放していた窓から爽やかな風が私の頬を撫でていった。
(ああ…。)
その瞬間。
私は全てを感じ、悟っていた。
(あの方達と共に行かれたんですね。)
清々しい気分で、青く、そして遥か高い空を見上げる。
「クレア…?」
私の表情に、ネルが訝しげな声をあげる。
「大丈夫。」
私は窓から身体を乗り出し、遥かな空を見上げながら言った。
「きっとまた会えるわ。」
空では遥かな上空を自由に鳥が舞っていた。
45 :
32:03/05/27 02:37 ID:GkUmuFoX
いじょ。(笑)
でもゲーム中のエリクールのあの大陸の季節って本当は何時頃なんだろう…
≫32氏
乙です。
さわやかでイイでつ、ほんわか(*´▽`)しますた
すいません今更厨な質問かもしれませんが
何で黒豆なんですか?
このスレ4ぐらいから見てるけどずっとわからなくて・・・
よろしければ教えてください
48 :
6-390:03/05/28 00:08 ID:fMy41Txc
あぼーん
50 :
47:03/05/28 23:11 ID:lt6MpGS+
>>48 サンクスですスレ汚しスマソ
では執筆中の皆さん期待してます
51 :
6-390:03/05/29 21:03 ID:E0ZGlSBV
タイトルは…“ALL THE THINGS SHE SAID”とでも。(w
────────────────────────────────────
『人類は時として、開けなくても良いドアをノックしてしまう事がままある。
それを人は“運命”と呼んできた。
私は今まさに開ける必要のないドアの前に立って居るのかも知れない。
もちろん今の私には真実は判らない。これからも判らないままかも…。
そのドアを開けて後悔するのか?
或いは開けないまま目を瞑って暮らしていくのか?』
─────────────────マリア=トレイターの日記より抜粋
川岸の村アリアス、そこにある領主屋敷。
その二階の部屋でマリア=トレイターが深夜に目を覚ました時、なぜ自分がここに居るのか理解するまで少々の時間を要した。
ベッドの上で半身を起こし、隣に並ぶベッドを見るとネル=ゼルファーがそれを占拠していた。
その部屋は本来ターネイブとファリンの部屋として使われているが、当の二人は現在銅を運んでシランドへ向っていた。
そうして空いた部屋をマリアとネルが使い、来客用の寝室をフェイトとクリフが使っている。
すなわち男性と女性と部屋を分けて陣取っていた。
「また戦闘中に気を失って…無駄な時間を使っちゃったわね…」
その日の夕刻にベクレル鉱山で銅を入手した後、何とか『歪みのアルベル』…アルベル=ノックスを退けた。
しかしアリアスに入る直前で小物のモンスターと小競合いになり、不意を突かれてマリアは戦闘不能に陥ったのだ。
銅はすでにシランドヘ発ったこともあり、フェイトの判断で領主屋敷へ一泊してから自分達もシランドへ向うことにした。
52 :
6-390:03/05/29 21:05 ID:E0ZGlSBV
マリアは音をたてない様に気を付けながらベッドを抜けると、部屋を出て階下に向う。
会議室代わりに使われている大きな部屋のドアを開け、室内に誰もいないことを確認してから歩み入った。
マリアはランプに火を灯し、その炎を見つめる。
椅子には腰掛けずに机へ軽く太ももを乗せた。
「フェイト…私が探していた“運命”か…」
独りごとを言い終えたとたん、不意に聞こえる足音。
我に帰って振り向いた肩ごしに見えるのはネル=ゼルファーの姿。
幅広のマフラーの中にあごを埋め、上目遣いにマリアを見ている。
その視線はこちらを探るものでもなければ、不躾な思いやりさえも含んでいなかった。
ただ、ネルはマリアを見ている。
普段と変わらない表情。普段と変わらない立ち姿。
「気分は?もう良いのかい?」
普段と変わらない優しさと心配り。
彼女の問いに、マリアは小さく頭をふった。
「私は大丈夫。今は多少の無理をしてでも先に進むべき時なのに…」
「そうかい。なら私はもう何も聞かないよ」
「ありがとう。ゼルファーさん」
ネルは微笑んで手を挙げ『やめておくれ』のジェスチャーをした。
「ネルでいいよ…」
「えっ?」
マリアが小首をかしげると、ネルは肩をすくめて繰返した。
「あたしのコトはネルって呼んでくれていいよ」
「わかったわ。ありがとう、ネル」
その言葉を聞いてネルは満足そうな表情を浮かべると、こちらに向ってまっすぐに歩み寄ってくる。
本当にまっすぐ、よそ見もせず近づいてくる様を見て、マリアは思わず視線をそらした。
足音が隣でとまると、自分の横に並んで机に体を預ける気配がする。
彼女の仕種の勢いがマリアに『肩を抱かれてしまうのではないか』という考えを抱かせる。
それでマリアは思わず体を堅くしたが恐れたようなことは全く起らなかった。
53 :
6-390:03/05/29 21:10 ID:E0ZGlSBV
マリア自身、普段は自分が女である事を意識しない様にふるまっている。
それが他人と無用な馴れ合いを避け、スマートに物事を運ぶために身に付けた彼女の処世術だ。
クォークのリーダーとして、その術はうまく機能してきたと自分でも思う。
そんなところはネルと似ているところがあるかも知れないが、実際はネルの方は少し違った。
一見つっけんどんに構えているように見せて、仲間には言外に親し気な雰囲気を漂わせて接してくる。
そんなネルの立ち居振る舞いはマリアのポリシーをゆるがせ、時には落ち着かなくさせた。
その間もずっとネルはマリアの横顔を見ていたのかも知れないが、どうしても確認するコトができない。
やがて沈黙に耐え切れず、ランプに顔を向けたままの姿勢で口火を開いたのはマリアだった。
「何かしら?…何か用事なの?」
声に動揺の色が混じらない様に気をつけながら問う。
少し突き放した様に自分にも聞こえたので、軽く罪悪感を感じた。
「あたしが一緒に居ちゃあ、迷惑かい?」
ネルの寂し気な声色に、ようやくマリアは振り返った。
鼻までマフラーに隠れたネルの横顔はランプの火に照らされ、少し赤味を帯びていた。
彼女の辛そうな表情とは裏腹なその色合いがますますマリアの心をかき乱す。
「迷惑なんて、そんなワケないじゃない。そんな意味じゃないわ」
のどに乾きを感じながら慌てて声を絞り出した。
マリアの言い訳を聞いてもネルの表情は悲しみを帯びたままだ。
ネルの瞳の中に揺れる小さな炎。それを見てマリアはつい『まるで自分の心のようだ』と考える。
普段の実直なネル、国の為に自らの命すら賭けて戦場に身を投じる彼女の姿からは想像できない姿だった。
マリアは心の中で頭をふって、気持ちを目の前の問題に引き戻す努力をする。
「強がりだねぇ、アンタもさ」
思いがけないネルのその台詞に、マリアは我にかえった。
「なっ…なんですって!」
54 :
6-390:03/05/29 21:14 ID:E0ZGlSBV
「まぁ、聞いておくれよ…『アンタも』って言ったじゃないか。あたしもそうなんだよ?」
そう言ってネルがマリアに送る視線には先ほどの弱さはみじんもなく、普段のものと変わらぬ強さを持っていた。
強いて違いをあげれば、かすかに優しさがうかがえるくらいだ。
「あたしはね、ただ自分の命を犠牲にしたくて戦っているんじゃないよ?」
マリアは黙って頷く。
「一緒に戦うみんなが好きだし、シーハーツ軍のみんなも好きだよ」
ネルが『好き』という言葉を発する毎に、マリアの心臓が跳ねた。
「シーハーツで暮らすみんなが好きなのさ。…そりゃ良い奴ばかりじゃないだろうケドね」
最後に付け加えてからこちらに顔を向け、肩をすくめてイタズラっぽく笑う。
マリアもつられて微笑むと、ネルの視線は窓の外の暗闇へ移っていった。
「だからこそ戦えるんだけど、同じ理由で恐くなることもあるんだよ?…」
彼女はギュッと目をつぶる。
「『死ぬ前にこの気持ちを伝えておきたかった』…なんてね。…危ない目にあうたび、何度考えたか数え切れないよ…」
まだ目をつぶったまま、ネルは自嘲する様に微笑んで頭をふった。
「でも…だめなんだよ。戦場から帰って来てみると、やっぱりうまく言えないのさ…度胸がないんだねぇ」
「ううん…そうじゃないわよ」
マリアは思いがけず自分の手をネルのそれに重ね、囁く。
「でも何か…気持ちは良くわかるわ」
マリアの瞳の中に揺れている炎は、まるでネルから伝染したようだった。
55 :
6-390:03/05/29 21:18 ID:E0ZGlSBV
ネルは自分のひざの上で重なりあう二人の手にゆっくりと視線を落とす。
その様子を見てマリアは自分のしたことに気がつくと、慌てて手を引っ込めた。
「ごっ…ごめんなさい!」
「いいさ。謝ることなんてないんだよ…」
マリアの胸元で縮こまっている彼女の手を、ネルが両手で優しく包む。
恐る恐る視線をあげるマリア。
その視線の先には優しく微笑むネルの顔。
深紅の髪、強い意志の宿る瞳、そして薄く彩りをひいた形の整った唇。
その唇が微かに開く。
「マリア…抱き締めてもいいかい?」
一瞬の沈黙。
言葉の内容が物凄く突飛に思えて、理解するまでに時間がかかった。
「えっ…えぇッ?!」
ネルの手を振りほどき、マリアは悲鳴にも似た声を挙げながら身を引く。
「どうしたんだい?『嫌だ』ってンなら無理にとは言わないよ…」
「あの、だって、その…女同士だもの?」
「女同士だったら情愛を示しちゃいけないのかい?アンタの世界では」
「そう言う意味じゃ…」
ディプロにかくまわれてから、マリアは『甘える』という行為をしたことがなかった。
親だと思っていた人物から「実の子ではない」と宣告された上に、その育ての親は逝ってしまった。
それ以来いつしか『自分は一人だ』という思いが、常に心の片隅にあった。
かくまわれて間もない頃は流石に『幼さ』の方が勝つことも多く、恐い夢を見た後などはミラージュのベッドに潜り込んだ経験もなくはない。
しかし頑ななマリアを周囲のクルーも無理に慰めようともせず、長い間放任されてもいた。
そんな彼女は誰かと抱き合ったこともなければ、きちんと手をつないだ記憶さえもない。
とっさにマリアは、映画の中でしか見たことのない『ハグ』を思い浮かべる。
そしてシーハーツに来てからしばしば目にした、クレアやタイネーブ、ファリンがネルと抱きあう情景を思い浮かべた。
その理由はお互いの無事を祝福するものだったり、作戦の成功を祝うものだったりと様々だったが。
56 :
6-390:03/05/29 21:23 ID:E0ZGlSBV
マリアの表情が決心で引き締まる。
「い…いいわよ…」
顔を真っ赤にしながらも、何とかネルから視線をそらさずに言った。
「本当かい?嫌なら諦めるよ?」
その台詞に言葉では答えずに、マリアは両手を拡げて迎え入れる姿勢になってみせる。
しばし考えを巡らせた後、ネルが無言で腕の中へ滑り込んできた。
衣服と防具を挟んでいるが、それでも彼女の放つ熱…体温をしっかりと感じる。
規則的な呼吸に合わせて上下する胸の圧力の変化を感じる。
鼻腔をくすぐる爽やかな芳香と、かすかに交じる肉の香り…。
自分の心臓が飛び跳ねているのも相手にも伝わっているのではないかと、たちまち不安になった。
不意に耳もとで吐かれる息が笑ったように聞こえ、どうしてもネルの表情を確認したくなる。
マリアは顔を相手の方へ向けようとするが、お互いの髪がからみ合って遮られる視覚。
反射で目をつぶり顔をさらにめぐらせた時、唇が一際熱くて柔らかな熱をとらえた。
…いや、とらえてしまった。
触れ合った部分に二人の呼気が当たり、その刹那だけわずかに熱を奪う。
何が起きているのか理解した瞬間、意識が遠のきかけた。
と同時にネルの両肩を乱暴に掴んで互いの体を引き剥がす。
「ごっ…ゴメンなさい!」
マリアはそれだけ言うと両手で顔を覆ってしまう。
手のひらに触れた部分の熱さから、如何に自分の顔が赤くなっているのかがわかる。
そのうちネルはゆっくりと立ち上がって、出口に向って一歩進んでから振り返った。
「気にしてないよ。アンタも気にするのはやめておくれ」
言われた方は顔を覆ったまま、コクコクと全力で頷いている。
「じゃ、あたしはもう休むことにするよ」
ネルはそう言ってからきびすを返すと、そのまま歩きさる。
ドアが開く音がしてからしばらく沈黙が続き、やがてマリアの背に言葉が投げかけられた。
「…ごちそうさま」
続いてドアのしまる音がバタン、と。
57 :
6-390:03/05/29 21:27 ID:E0ZGlSBV
一人残された部屋の中でこぶしを唇に押し付けながら、マリアは独り言をくり返す。
「何てコト!私ったら!何てコトをしちゃったのかしら!」
ランプの炎を見てはネルの紅の髪を思い出し、また顔を覆って『いやいや』をした。
やがてまた独り言を…。
…そんな事をくり返すうち、ふと立ち去る際のネルの台詞が思い出される。
ランプの中にネルが『ごちそうさま』と囁いて微笑する姿が浮かび上がった気がした。
軽い衝撃と同時に、足下が不安定になるような錯覚に襲われる。
「なんであんな事…言ったの…?」
その答を知ってはいけない、と頭の奥から警告が聞こえる気がする。
しかし同時にどうしても知りたいと心のどこかで追い求めている。
もしかしたら、『アレ』はネルの方から近づいていたのかも知れない。
…勿論違うかも知れない。
もしかしたら、ネルのイタズラ心からの冗談かも知れない。
…勿論違うかも知れないが。
「まだしばらくこの星に居なきゃいけないのに、こんな事じゃ差しつかえるわ!」
自分を奮い立たせると、マリアは二人が休んでいた部屋へと駆け出した。
58 :
6-390:03/05/29 21:32 ID:E0ZGlSBV
二人の沈黙の間に、窓が風で揺れる音が響くこと数度。
「さて、何が聞きたいのかねぇ?」
ネルに促されて、ようやくマリアは口を開く事ができた。
「さっき…『ごちそうさま』って…どういう意味?…」
問われた方は『やれやれ』と言った表情で、なかば呆れている様にも見える。
「なんだ、疑問はソコかい?…」
と言って表情に妖しさが宿った途端、マリアへとゆっくり歩み寄って来た。
もちろんその間も彼女の瞳はマリアを見据えたまま。
マリアは『ヘビににらまれたカエル』のごとく、身動きのとりようがなくなった。
その横にネルが並ぶと、ついっと手のひらが踊りその爪がマリアの唇の縁を微かになぞる。
「言葉のとおりさ…とても美味しかったよ?」
耳もとに口を寄せ続きを囁く。
「おかわり貰っても…良いかい?」
既にマリアの背後にネルの体がぴったりと重なっていた。
滑らかな指がマリアのあごをとらえ、ゆっくりと首を後ろにまわさせる。
その頬に触れる直前まで唇を寄せ、同じ質問を言葉を変えてくり返す。
「もう一度キスして良いかい?」
ぴくっと痙攣にも似たうなずきでマリアが答えると、首を捻ったままの体勢で唇を奪われた。
初めは上唇を軽く含む様に、そしてお互いの下唇の縁をなぞる様に触れ合わせたかと思うとそのまま舌を割り込ませてくる。
その間ずっとネルの右手がマリアの耳からあごへ、さする様に行ったり来たりをくり返した。
同時にネルの左手はマリアの腕を掴んで後ろへ、ネルの体の方へと導く。
二人の指をからめたまま、ネルの下腹部を覆うパレオ様の布をかき分ける。
マリアは指先に火傷しそうなほどの熱と、熱帯雨林のような湿度を感じ身を堅くした。
本能的に『これ以上進んではいけない』と思って手を引き戻そうと試みる。
しかし腕力の差か、うまく行かない。
代わりに、拒絶の意志を表わして唇をはなす。
「マリアのコトを考えただけでね…こんなになっちゃったよ…」
ネルは変わらぬ調子でそう言うと、更に腕に力を込めてマリアの手を自らの下着の中へ導く。
59 :
6-390:03/05/29 21:35 ID:E0ZGlSBV
二人の手を重ねたまま、ネルの下着を横にずらした。
そうやって熱と湿度の後に続いたのはコシの強い毛が茂る間を、文字どおり『かき分ける』感触。
その奥ではそれまでとは裏腹に、滑らかな皮膚を味あわせられた。
指先で感じるネルの『皮膚でできた花びら』は、目で見ていないだけに感覚が集中してしまう為か、とても肉感的だ。
2枚の花びらのそれぞれに、更に細かいひだが踊っている。
訪れたマリアの指をまるで愛撫するように花びらが吸い付き、そのひだが絡み付いてくる錯覚に襲われる。
その様子はネルの身体の細胞全てがマリアを求めているかのようだ。
花弁の間でダンスを踊り続けた二人の指は、思いがけず同時に最も滑らかな粘膜のところで止まった。
ネルが息を潜めたかと思った瞬間、彼女の指がマリアの指を後押しして更に深みへと沈みこんでいく。
その間マリアの着衣の襟元に鼻を埋めていたネルから、微かに吐息が聞こえる。
「くふっ…」
その声はまさしく、先ほど階下で聞いた吐息であった。
マリアは『あの時から感じてたの?』と疑問に思ったが、ついに口にする機会は得られなかった。
60 :
6-390:03/05/29 21:37 ID:E0ZGlSBV
ネルの中はその入口以上に、ひだの装飾で飾り立てられている。
その華美で淫猥なネルの宮殿で道を失った様に、マリアの指はあちらこちらへと身をくゆらす。
無数のひだの感触の中で、やがて自らの指の感覚さえ失いかけていった。
植物が香りを放って昆虫を誘う様にネルの花弁もまた、その芳香を強めてかすかにマリアの鼻腔をくすぐる。
マリアは自分の指が溺れている快楽の中に、自身もすっかり意識を奪われていた。
「ま…マリアぁ…」
首筋に押し付けられていたはずのネルの唇が、何時の間にか今はマリアの耳もとまで登っている。
「そんなに…急に…動かさな…いでぇ…おくれ…」
その言葉にハッと我にかえったマリアは、自分の指がネルの介添えなしにネル自身を責め立てている事に気付いた。
まるで指だけが自らの意志を持って、ネルのより深くを探し求めているように。
その部分から何かとても大事なものをかき出そうと躍起になっているようでもある。
「ぃやっ…」
小さく悲鳴をあげると、マリアは慌てて指を引き抜いた。
ネルの股間をせき止めていたものが取り払われ、そこから一際大きな雫がこぼれる。
その雫が二人の足下で『ぺちゃっ』と間抜けな音を立てた。
61 :
6-390:03/05/29 21:39 ID:E0ZGlSBV
とたんに力が抜けたネルの重みが、マリアの背中に押しかかる。
バランスを崩した二人がその場に崩れ落ち、ベッドに手をつき並んでひざまずく姿勢になった。
「ネル?大丈夫?」
マリアは思わずネルに訪ねると、彼女の方は悦に入った表情でベッドの方をあごで指し示していた。
するとベッドについたマリアの手の指に絡み付く粘液が、シーツに染みをつくり始めていた。
「こんなに…」
マリアは感動にも似た表情で自分の手の甲を見つめ続ける。
その手をネルが掴むと、今度はマリアの口元に運んだ。
「味見しておくれ…」
言葉の意味を理解しマリアは無言で自分の指にしゃぶりつく。
そこに絡み付いているものを、丹念に舌ですくい上げ口全体に拡がるようにだ液と一緒に含んだ。
口の中で粘液がだ液と混ざりあってさらに強い芳香を放ち、再度マリアの理性をかすみの中にひきずりこむ。
その効能は、エリクール人の体液には地球人を酔わせる物質が入っているのかと疑わせるに足るものだった。
「あたしにも、おくれよ…」
マリアの陶然とした表情を認めると、ネルが再び彼女の唇をもとめる。
今度は先ほど以上に激しく、舌と唇とをむさぼられ続けた。
宴の始まりを彩る食前酒が、今まさに二人の間で酌み交わされているのである。
62 :
6-390:03/05/29 21:46 ID:E0ZGlSBV
とりあえず今回はここまでです。
悩みながら書いた割りにエッチくなりませんでした。(w
…ち○ち○がないとエロく書けないのは、私に文才がないからなんでしょうね…。
プロローグっぽい締めくくりになってますが実はこの先を考えてないので、一応これで完結と言う事にさせて下さい。(w
お粗末様でした。
リアルタイムでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
続きキボンヌ
レズもの萌えなので嬉しいです…!
しかもネル様(;´Д`)ハァハァ
65 :
名無しさん@ピンキー:03/05/30 18:40 ID:poDXFcTI
また落ちたらかなり泣けるのでage
全然エロいですよ!
続き期待しちょります!
67 :
6-390:03/05/30 20:17 ID:/3+eZ3aO
このスレをご覧の皆さんゴメンなさい!コピペに欠落がありました!
58と59の間に以下のシーンが入ります。
(流石にうPした直後は恥ずかしくて見直す余裕がなくて、今確認してて気付きました)
>>57-B
マリアは一度だけ深呼吸をして自らを落ち着かせてから、部屋のドアをゆっくりと4回ノックした。
「誰だい?こんな時間に?」
「マリアよ。もう寝てたかしら?」
一瞬の沈黙。
「開いてるよ?あんたの寝室なんだから遠慮はやめなよ」
その言葉を聞いてからマリアはもう一度深呼吸をし、ドアを一気に開く。
室内に入ってみるとそこでは柔らかに明かりが灯っていた。
ベッドサイドの小テーブルには火のついたランプと並んで、開いたままの本が伏せられている。
「まだ休んでなかったの?」
睡眠を邪魔したわけでは無さそうな室内の様子に、マリアは心底ホッとした。
「マリアが戻ってくるのを待ってたのさ…」
その台詞を聞いたマリアの耳の中にドキンと鼓動の音が響く。
「ほ、ホントに?」
「…さぁね」
肩をすくめるネルの笑顔の中に意地悪そうな瞳が輝く。
それを見てマリアは言葉が出なくなった。
二人の沈黙の間に、窓が風で揺れる音が響くこと数度。
「さて、何が聞きたいのかねぇ?」
ネルに促されて、ようやくマリアは口を開く事ができた。
「さっき…『ごちそうさま』って…どういう意味?…」
問われた方は『やれやれ』と言った表情で、なかば呆れている様にも見える。
「なんだ、疑問はソコかい?…」
と言って表情に妖しさが宿った途端、マリアへとゆっくり歩み寄って来た。
もちろんその間も彼女の瞳はマリアを見据えたまま。
マリアは『ヘビににらまれたカエル』のごとく、身動きのとりようがなくなった。
68 :
6-390:03/05/30 20:27 ID:/3+eZ3aO
>>57-Bがなくても話が続いてるように見えるから不思議。(w
次からは気を付けます。本当にゴメンなさい。
……………………………………………………………
あと、この話の続き思い付いてしまいました。(w
昨日の自分の発言ひっくりかえしてばっかりでホントにゴメンなさい。
その内うpできると私も嬉しいです(まだ書き始めたばかりなのです)。
ばんざーい、ネル×マリアばんざーい!
続きがあると聞いて、もうひとつばんざーい!
二人の描写の良さは特筆に値しますよ。
続き待ってますからねー!
6-390たん(゚д゚)ウマー
ゆりんゆりん萌えにはたまらんですw
クレア×ネルっぽい絵描いてたんだけど、ネル×マリアもイイ!!(・∀・)ですね。
まださわりなのにえろえろで(;´Д`)ハァハァしてしまいますた。
続きに激しく期待してます。
うわ……(しばらく沈黙)
お二方ともうみゃーです!自分が執筆放置している間に…
よりにもよって書いてた奴と…被るなんて…クレアルを先出しされるとは…
…いいさ、明日中にうpしてやる!
レズがOK、ホモがNGというのもよくわからんな。
そのスレには男が多い証拠か?
>>72 64ですが、女です…
レズもホモも好きなんでつが…
ここではホモは受けないですね。
>>72 私も女ですが、レズ好きです。
例えば6-390さんの文にはすごくハァハァしますた。
75 :
名無しさん@ピンキー:03/06/01 22:00 ID:+oGhM9Ni
>72
この板はエロパロだ。…それが全てを物語っている。
ホモが欲しけりゃ801板逝けと。
下げ忘れた。吊ってくる
【樹海】λ............バナナはオヤツに入りますか?
>>72 つーかわざわざ2chこなくても801小説なら
ファンサイト検索すりゃイパーイ出てくるからね。
君がrom専ならそっちを見たら?
君がromじゃなくて書く側だったら、
まぁファンサイト開いて掲載するより、2chのBBSに流したほうが
だれかが気を使って感想を書いてくれる確立は高いから
流したがる気持ちもわからんでもないが、
やっぱ801は801板で。
個人的には男を女体にしてノーマルとかいって書き込むのもちょっと…
スタオの801板はここみたいに話を書くことがないからなぁ・・・
あぼーん
さてさて、以前より書きたかったアルクレが少し出来ました、少し。
さて、いつも通りの長い前置きをば。
act1 「first time」
「はぁっ…はぁ……はぁ…っ」
どこまでも続く深い密林。
太陽の光がまともに刺さない程、分厚い葉々が絡み合う。
道無き道が永久と思えるほどに続く。
少し進めば同じ所を通っているのではないかと言う錯覚に襲われる。
得体の知れぬ獣の呻き声が聞こえてくる。
所々でまだ乾いていない血の匂いがする。
日が傾きかけてきた。
銀髪の乙女クレア=ラーズバードは、傷ついた右足を引きずりながら森の中を進む。
時は少し戻り、今日の早朝。
「陛下、私に何の御用でしょうか?」
シランド城謁見の間。
クレアは起きて間も無く、ロメリアに直接呼び出され、豪華な彩色が施された大扉をくぐった。
床に手を付き頭を下げる。いつも通りの硬い礼節にロメリアはふっと笑いを漏らす。
「いいのですよ。今はそんなに堅くならなくても」
「従者には黙って頭を下げるのが隠密の勤めの一つです」
クレアは頭を上げずに返す。
この者といい、ネルといい、ラッセルといい、自分の側近はどれも人一倍頭が固いな、と思い、
再びロメリアは笑う。
「ならば今はシーハート27世と言う事ではなく、『貴女の知人のロメリア』と言う事で…良いでしょう?」
その言葉を聞き、クレアは頭を上げ、立ち上がった。
「え…?そ、そう言う事でしたら。…で、どう言った御用でしょうか?」
クレアの要領の良さに三度笑いを漏らすも、次の瞬間には堅い表情に変わっていた。
「クレアは当然…『ルコ』を知ってますね?」
「え…はい、勿論ですが…」
ルコと言うのはゲート大陸に住まう小動物の名前。
姿形は兎と犬を足して二で割ったような感じ。
何世代前までかは、その愛くるしい容姿と人懐っこさで三割ほどの家庭で飼われていたのだが、
その時襲った極度の恐慌で、生活に困った主達は違法ながらも森へと逃がした。
そして群集心理により、いつのまにかルコを飼育する家庭は限りなく0に近くなった。
しかしもともと野生の動物であるルコは、大自然の中大いに繁殖していったが、
ここ数十年前からの魔物の凶暴化、テリトリーの侵食、拡大。さらに人間の技術進歩、
紛争、森林の開拓、それらが相まってルコの数は数えれる程になってしまった。
「…それがどうかしたのでしょうか?」
突然今となってはマイナーな質問をされたクレアは首を傾げた。
「ココ最近、違法にもルコを捕らえ、これまた違法とも思えるほどの高額で愛好家に売りつける
という集団が確認されています。ただでさえ数が激減しているルコがこれ以上に減るのは
一国の長としてではなく一人の人間として黙ってみている事は出来ないのです。
密猟団の発見、壊滅…とまでは言いませんが、せめて罠にかかる可能性の有るルコの保護と
発見できる限りの罠の解除を…『お願い』してもいいでしょうか?」
エメリアはクレアの綺麗な瞳を見つめ、深く頭を下げる。
「分かりました。…その…『お願い』、確かに引き受けたわ、ロメリアさん。
それと、頭は上げて欲しいわ、親しき中でも礼儀は程々に…ね」
クレアは照れくさそうでかつ、半分申し訳無さそうな顔ではにかんだ笑いを見せる。
「ふふ…良い感じですよ、クレア」
その瞬間、クレアは恥ずかしさから頭が爆発しそうになった。
「も、申しわけありませんっ!!……では」
そして足早に去って行った。
「さて…どうしたものかしら…?」
早速クレアは路頭に迷った。
「困ったわ…」
意気込み一つで城を後にしたものの、具体的に何をどうすればいいのか考えていなかった。
保護するにも罠を外すにも簡単に出来るものではないし、どこに行けばいいかも良く分からない。
罠を外すと言っても大陸中に星の数ほどの罠があるだろう。
保護すると言っても野生のルコを体一つで見つけるのは困難を極めるだろう。
そんな事を考えながら歩いているうちに、クレアの体は自然とある場所へと向かっていった。
「ここに…入るべき…と言う事かしら…?」
常人の倍はあろう速度で歩いていたクレアが足を止めた場所。
そこはシーハーツとアーリグリフを跨る大陸最大の樹林地帯、通称『死の森』
その規模と森に住まう野生の猛獣、日の光を受け入れない程に巨大化した万年樹の多さ。
一度足を踏み入れたら、無傷で帰る事はおろか、生きて帰れるかすら分からない、と言われている。
「ちょっと…怖いわね…」
流石のクリムゾンブレイドも未知なる場所に足を踏み入れるのには、何か危険な物を感じた。
「ううん、行かなきゃいけないのよ」
確かな情報は何も無いと言うのに、震える自分に喝を入れて、クレアは死の森への第一歩を踏み出した。
ゲギャア!ギニャアァ!!
聞いた事も無いような獰猛な鳴声が聞こえてくる。
右を見れば大量の血がこびり付いた大樹が。
左を見れば頭から下が丸ごと食い千切られている獣の姿が。
もはや危険度SSクラスといっても過言ではない。
こんな場所にあのひ弱なルコが生息出来るのか?などと思いながらクレアは一歩ずつ確実に
前へと進んでいく。
日はまだ地平線を離れたばかり。
「………ふぅ」
森へ入ってから数時間、ルコを見つけることも無ければ、罠らしい罠を見つけることも出来ない。
幾度も野生の獣に襲われたが、その度にご自慢の施術で眠らせてきた。
もはやこの任務自体無謀な物だったのではないかと改めて思い直していた。
「ネルも呼べば良かったかしら?」
道標として、木々に切跡を残していく。
今までどんなにも危険で、難しい仕事を幾つもこなして来たが、これほどまで暇で退屈な任務は無かっただろう。
獣道を通りながらクレアの表情から真剣さが少しずつ消えようとしていた。
その時、
ヒョォォン…
独特な鳴声が耳についた。
「あら?今のって…」
クレアが今の音を聞き取ろうと耳に手を当て、神経を集中させた。
ヒョォォン…
「やっぱり…ルコ」
確かに聞こえた。
「向こうからかしら?」
クレアは音のした方へと足を運ばせる。
「確か…こっちのはず………っ!!」
音の発生場所に辿り着いたクレアが見たものは、
「な、何これ…!?誰、こんな事したの!!?」
視界に飛び込んできたのは、一m四方の鉄籠の中、ボロボロに傷つけられ血を流し、
うめきとも取れる助けの叫びを上げるルコの姿だった。
「…酷い…今すぐ助けてあげるからね」
クレアは小走りでルコの元に近寄ったが、二歩ほど手前の所でカチッと何かを踏んだ感触が足の裏を走った。
次の瞬間、
ガシャアンッ!!
「きゃぁあっっ!!」
クレアの右足首が罠であろう鉤爪に挟まれた。
えぐられた場所からは血が絶え間なく流れ出てくる。
溜まらずクレアはその場にしりもちを付いた。
「っ…私とした事が…何で…こんな物?」
昇って来る痛みを堪え、クレアがこの罠の正体について考えていると、茂みの向こうから
ガサゴソと草を分けて人が近づいてくる音がしてきた。
「けけ、また馬鹿な獣がかかったみてぇだな兄弟」
「全くだ。仲間をほっとけねぇなんて、泣かせる話じゃねぇか。まっ、それ以上に馬鹿な話だが」
「ちげぇねぇ、ヒヒヒ」
声と気配は一致して二人。判断するに今こちらに向かって来ているのが密猟団のメンバーであろう、
そしてこの罠を張っていたのもこの者達。傷ついたルコを放置していたのは、助けに来る同族を
捕らえるため。
「けけっ、どれどれ、今度のは雄か雌かでかいか小さいか………ってなんじゃこりゃぁ!!?」
手前の草を取り払い、仕掛けた罠を覗いてみた男はルコの代りに捕らえていた物を見て絶叫した。
「だ、だ、だ、誰だてめぇは!!!?」
男は勇ましいんだか情けないんだかわからない声を出している。
「どうしたんだ…」
男の背後の茂みから声がする。
「って誰だあんた!!?」
一足遅れてきた相方であろう男も罠に掛かっているクレアの姿を見て腰を抜かした。
「あなた達……あなた達が密猟団ね!?」
クレアの鋭い眼差しが二人を刺す。
「!…誰だよてめぇ?」
一般人が知るはずのない事を言われて、正直戸惑いを隠せなかった。
「……クリムゾンブレイドかっ!?」
もう一人の男が、女の顔を思い出したかのように言った。
「は?何言ってんだよ、シーハーツの重鎮がこんなとこ来るわけ…ねぇよな…?」
大量の汗をかきながら男がクレアをチラッと見た。
「…私はシーハーツ隠密部隊光牙師団『牙』部隊長、クレア=ラーズバード。
陛下の命によりあなた達に罰を下しに来たわ」
クレアの凛とした姿勢を取る。
その鋭い眼光に男二人は一歩後ずさる。
しかし幾らクレアが相当のてだれと言っても脚を怪我してる上に相手は屈強な体つきの男が二人だ。
とても必ず勝てると言える相手ではなかった。
クレアの考えはこうだ。この二人がこうして脅えている間に罠を解除し一度姿を隠す。
そしてアジトへと帰っていくであろう二人の後をつけ、場所を特定する。
一度シランドへ戻り、手勢を連れ、団を壊滅に追い込む、という物だった。
罠を破壊するため、クレアが右腕に気を溜める。
しかし、この作戦が上手くいかないという事は当のクレアが一番分かっていた。
「どうするよ…?」
「どうするもこうも、最も厄介な奴に見られちまったんだ…。
このままじゃ親方に殺られちまう…」
「だ…だよな…」
男達の声は一発でわかるほどに震えていた。
「じゃあ俺たちゃどうすりゃ良いんだよ…おい」
「や…やや、殺るしかねぇだろ…ヘヘ」
「だ、だよな…ヒヒヒヒヒヒ」
男達の目の色が変わった。
背中にぶらりと垂れ下げている斧の柄に手をかけ、クレアの方へ振り返ろうとしている。
クレアの恐れていた事が起こった。せめてあと10秒遅ければ良かったものの。
ネルより僅かに施術の切れが良くないクレアにとって、この時間内に罠解除、怪我の回復は
高望みであった。
「くっ……解!!」
バチィィンッ……!!
金属の爪は激しい音を立て弾け飛び、元の形を成さないほど粉々に砕け散った。
足が自由になるや、すぐさまクレアは駆け出した。
「まちやぁがれぇぇぇぁぁぁああああ!!!」
こうして、クレアと犯罪者による長い長い追いかけっこが始まった。
日は丁度南中時。
時は元に戻る。
真昼に始まった逃走と追跡、夕日が紅に燃える今もなお続いていた。
クレアの体は限界だった。
右足さえ怪我をしてなければ逃げ切る事はおろか、この二人を始末する事だって赤子の手を
捻るより簡単と言った所であろう。
それ故、予想以上に脚の怪我は大きく響いた。
足が地面に付く度に、刺すような激痛が発生し体中を駆け巡る。
少し力を入れて男達を視界から消しても、垂れる血痕が自分の進行方向を教えてしまう。
傷を回復させようにも走りながらだという事、更に足の痛みが相まって集中する事が出来ない。
足を止めればすぐさま捕まってしまう。
そのため走りつづけなければならないが、痛みを消す事は出来ない。
この最悪とも言えるループがクレアの肩に重く圧し掛かる。
今クレアを保たせているのは一本の細い糸とも言えるべき、極限の精神。
こうなったらもはや迎え撃つしか…
そういう考えがクレアの中を過ぎった時、狭苦しい道から一転、赤焼けの空と共に一気に視界が広がった。
「え…っ!?」
クレアの足が止まる。
ギリギリの所で止まった右足。その足を踏み切っていれば、クレアの体はまっさかさまにこの断崖絶壁の
餌食になっていただろう。
「そんな…」
崖から眺める夕焼け空。一見してみれば心を踊らすシチュエーションではあるが、見方を変えれば
崖に追い詰められ、この鮮血の様に赤い空の藻屑と成るか否か。
とても景色を堪能できる様子ではない。
右にも左にも前にも、勿論後ろにも逃げ道は無い。
やはり闘うしか…。
丁度動き回れるだけのスペースは有る。向こうも疲れているのだから自分がすこし頑張れば…。
クレアがそう思考を過ぎらせていると、後ろの森の中から男二人の巨体が出てきた。
「ひゃぁ…はぁ…やっと追い詰めたぜぇ…!」
「観念…しやがれ…」
肩で息をしている二人は、疲れを隠そうとすぐさま斧を振り上げ前進してきた。
「ハァ…ハァ………ふぅぅ………」
呼吸を整え、腰に手を回しダガーの柄をゆっくりと握る。
双方の距離が次第に縮まっていく。
張り詰めた空気。
「「がああああああぁぁぁああぁあああ!!!!」」
その圧力に耐えられなくなった男達は張り裂けんばかりの怒声と共に勢いよく飛び掛る。
一気に距離が無くなった。クレアの手に必然的に力が入り、そして斬りかかろうとした…と、
「五月蝿ぇぞ阿呆がぁ!!!」
…熊が飛んできた。本物の熊…と言うよりグリズリーだ。体長3mはあろう巨体。
それが三人目掛けて飛んできた。
「きゃっ!」
クレアは間一髪で避けた。
しかし、熊の飛行方向に背を向けていた男二人は、避けきれず熊の下敷きとなった。
「誰!?」
呆気に囚われながら、クレアは声のした方へと視線を移した。
そこにはシーハーツ、アーリグリフの者なら知らないものは居ないであろう男の姿があった。
「『歪みのアルベル』!?」
驚きの余り素っ頓狂な声を出していたかもしれない。それほど驚いたのだ。
「ん?お前は…クリムゾンブレイドか。こんな所で何してやがる?」
アルベルがゆっくりとした歩調でクレアの元へと寄って来た。
その右手には麻袋が握られていた。これから察するに先の獣は左手一本で投げつけてきたのであろう。
だが別に怖いとは思わなかった。むしろ今までのアルベルが不思議に思えるほど、今の彼からは穏やかな波長が取れた。
そんな事は考えれるものの、正直クレアは何と言えば分からなかった。出す言葉が見当たらなかった。
「あっ…え…と…」
「待て、話は後だ」
何か言おうとしたクレアを制し、アルベルは男達の方を見る。
体重約100kgの熊を二人がかりで押し退け、勇ましく立ち上がった。
「誰だてめぇはぁ!?一辺死んでみるかぁ!!?」
「やさ男はすっこんでろやぁ!!」
やさ男…。
その言葉にアルベルはカチンときた。
「ほう…俺がやさ男と言いたいわけだな阿呆…?」
アルベルは腰に掛かっているカタナにゆっくりと手をかけ、そして引き抜く。
「だ、駄目ぇ!!」
殺すのか!?そう思ったクレアはアルベルに飛び掛ろうとしたが遅かった。
既にカタナは振り抜かれた後だった。
死んだ…。正直な所クレアはそう思った、アルベルが怒りの余り…と。
クレアは目を閉じた。
「ひぃぃぃぃ…!!」
死んだ筈の男の声がする。
目を疑った。男に傷一つ出来てはいなかった。
バラされたのは男達の足元にあった熊。
刀の一振りから発生した衝撃波が巨体を切り刻んだ。
その光景を直に見てしまった男達は、戦意喪失、膝が笑い、腰が抜ける。
握っていたはずの斧が何時の間にか地面に刺さっている。
「これでも…俺をやさ男と言いたいか…阿呆?」
アルベルはゆっくりと剣先を男達に向ける。
男達の取る行動は一つしかなかった。いや、残されていなかった。
「「憶えてやがれぇぇぇ…………!!!」」
十秒経たずして、男達の姿は完全に見えなくなった。
『助かった…のね』
トサッ…
クレアは座り込んだ。そして糸が切れたかのようにその場に眠り込んでしまった。
「さて…聞かせてもらおうか…何でてめぇがここに…っておい、どうした!?」
返事が返ってこない。一瞬アルベルは焦ったが、聞こえてきた寝息にほっと胸を撫で下ろした。
「寝てんのか…」
アルベルはクレアの横に座り込み、寝顔を観察し始めた。
「…クリムゾンブレイドか…。こうしてみりゃそこらの農村の娘となんら変わらねぇんだがな…」
プス…
何気なく指でクレアの頬を刺してみる。
「…んっ……」
アルベルは慌てて指を離した。
「な、何やってんだ俺は…?阿呆臭い…」
何故か猛烈に恥ずかしくなり、それを紛らわすために勢い良く立ち上がった。
日が地平線に消えかけようとしている。
こんな所で寝食するわけにはいかないので、この場を離れるためアルベルはクレアを起こそうとした。
「おい、起きろ…起きろよ……おいっ!!………ちっ!」
クレアの肩を揺すり無理矢理起こさせようとしたが、何故かその気にならなかった。
と言うより、眠りを妨げたくなかった。
しばらく考え込んだ後、アルベルはクレアの体をゆっくりと持ち上げた。
何故こんな事したのかは自分自身分からなかった。しかしこうしたくなった。
何故か頭に靄がかかる。
今までなら放って置いたであろう。昔なら即刻切り捨てていたであろう。
しかしそのどちらにも気が揺るがなかった。
甘くなったと言えば一言で終わりそうだがそんな言葉で片付く事は無かった。
「この辺か…」
アルベルは崖の手前で止まり、目標を定める。
クレアが離れないように手を自分の首に回させしっかりと固定した。
そして、少し角度のついている絶壁を滑り降りた。
もうちょっとでエチへ。火曜辺りまでにはたぶん載せます。
お粗末!
ハァハァ
95 :
6-390:03/06/02 23:38 ID:mzPJ/n7J
改めまして。こんばんは。
早速ですが【ALL THE THINGS SHE SAID 2】です。
今回はコピペミスがないように…。ドキドキ
────────────────────────────
河岸の町アリアスの領主屋敷。
ネル=ゼルファーとマリア=トレイターが初めて体を重ねたその翌日。
会議室に於いて今後の動きについて話し合いの席が設けられた。
フェイト=ラインゴッドは施術兵器の調整の為に、早々に会議を切り上げてでもシランドへ出発したいと主張した。
クリフ=フィッターはフェイトの護衛に責を感じているので、勿論彼に同行することに決めていた。
しかし、その席でネルの口から意外な申し出がなされたのだ。
アーリグリフ軍からの追撃及び侵攻に対する牽制のためにアリアスに残りたい、というものだった。
さらに意外なことは、マリアまでもがアリアスの居残り組に加わりたいと言い出したことだ。
クリフはクォークのリーダーでもある彼女の、一種身勝手とも言える宣言を詮索する。
だがフェイトがそれを許したことで深い追求はできなくなってしまった。
結局、渋るロジャー=S・ハクスリーを従えてフェイトとクリフの三人のみがシランドへ向かうことで会議は決着。
それから数日、アリアスでは表面上穏やかな時間が過ぎていた。
マリアとネルにとっても同じだった。
日中は二人で川べりに並んで今までのことや将来の夢等、色々なことを話し合ったり笑ったりして過ごしていた。
96 :
6-390:03/06/02 23:41 ID:mzPJ/n7J
そんなある日、夕食時の領主屋敷の会議室。
部屋の入口からもっとも離れた席にクレアが陣取り、その両脇、窓側にネル、廊下側にマリアが座っていた。
一通り定時の報告を終えた部下が下がるのを見届けてから、大テーブルに並べられた食事に手をつけ始める。
クレアは他の二人が食事している様子を邪魔しない程度に見比べていた。
彼女は最初、なぜマリアがアリアスに残ると言い出したのか理解できなかった。
しかしここ数日の二人の様子を見て、彼女の疑問は氷解した。
ある時などはクレアが川沿いの小道を歩いている時に二人の姿を見つけたこともある。
その時の二人はクレアが見てるのにも気付かず語り合っていた。
呆然としている彼女の視線の先で、マリアの頬を伝う涙をキスで拭うネルがいた。
愛しあっている、という他に二人の関係を表わす言葉をクレアは見つけられない。
ついもれた彼女のため息が、思いがけずネルの耳に届く。
「どうしたんだい?どこか具合でも悪いのかい?」
喉元まで出かかった言葉を無理矢理押し殺し、クレアはかぶりを振った。
「アーリグリフとの戦いも近そうだから、今のうちに休んでおいたら?」
マリアの気遣いに対して憎しみしか湧かない自分の心に、クレア自身が少々傷付いた。
「本当に大丈夫ですから…大丈夫」
二人に向かって交互に微笑んで見せながら、スープを口に運んだ。
97 :
6-390:03/06/02 23:47 ID:mzPJ/n7J
やがて食事も終わってネルが席を離れると、控えていた部下が手際よく食器を片付け始める。
テーブルを廻りこんで出口に向かうその横顔をクレアは無言で見送った。
同時にマリアも立ち上がり部屋から出て行こうとする。
彼女の頬にかすかに赤味がさし椅子が少し大袈裟な音を立てたことから察するに、ネルと一緒に出るタイミングを計っていたのだろう。
それが判っていてわざと、ささやかな反抗としてクレアは声をかける。
「マリアさん、アリアスの暮らしは退屈ではありませんか?」
クレアの思惑はかなわず、ネルが無関心そうに二人の顔を見て部屋の出口で立ち止まった。
マリアはそれを見て安心すると、落ち着いてクレアに向き直る。
「私は船で暮らすことが多かったから、木々や動物を眺められるだけで充分に刺激的だわ」
実際のところ『船』は船でも『航宙船』だったが、話を難しくしたくなかったので彼女は端折って話した。
クレアはテーブルの上にひじを付いて両手の指を組み合わせ、その上にあごをのせる。
そのまま虚空を見つめ、ネルの視線…恐らく非難の色が混じっているだろう彼女の視線には気付かぬフリをした。
「そうですか…ではゆっくり休んで下さい、マリアさん」
「ありがとう、おやすみなさい。クレア」
ネルとマリアの姿がドアの向こうに隠れる刹那、二人の手がしっかりとつながれているのをクレアは見逃さなかった。
「ひどい仕打ちだわ…」
小さく、吐き捨てるように囁く。
食器を片付けている部下の耳にはかろうじて声を発したくらいにしか聞こえない。
「クレア様?」
クレアの横顔に涙が伝い落ちるのを見て片付けの手が止まる。
「大丈夫…ゴミが入っただけ」
泣くような人物の下では兵士達は安心して戦えない、上官としての体面を取り繕うために嘘を吐いた。
人さし指で涙を拭うと、やがて彼女もテーブルを離れ自室へと帰っていく。
98 :
6-390:03/06/02 23:53 ID:mzPJ/n7J
ネルとマリアの寝室は、今は領主屋敷の客室に移っていた。
以前使っていた部屋へ真のあるじがいつ戻っても良いように、と配慮したのだ。
マリアは窓際に立ち、表の木の枝が風に揺れるのを眺める。
「今日のクレアさん…少しおかしかったわね?」
背後のごく近くに人の気配を感じる。ネルだ。
相手が返事をしないので、窓ガラスに映る人影の表情に目をこらす。
彼女も窓ガラス越しにマリアを見つめている。
やがてガラスの中でネルの口が開いた。
「あたし達のコト…勘付いてるんだろうね」
「そうね…」
マリアは振り返り、直接ネルの瞳を覗き込む。
戦場を生き抜く間に様々なものを見たであろうその瞳は、みじんも輝きを失ってはいない。
改めてその宝玉のような瞳に感心しながら言葉を続ける。
「ねぇネル、あなた…後悔してる?」
「なんでさ?」
ネルは少し笑った。
かつてネルはクレアと体を重ねた事が一度ならずある。
以前マリアにしたのとは違い、まだ幼くて余裕のない行為だった。
それもいつしか仕事や立場に流され、二人の関係は自然に終わってしまったが。
もちろん彼女にはその事は聞かせてある。黙っていて関係をこじらせてもつまらない、と考えたからだ。
恐らくマリアはその事を訊ねているのだろう。
「私のコト…遊びじゃないわよね?」
あまりに真剣なマリアの表情が、ネルにはたまらなく可笑しかった。
思わずいたずらしたくなって、その場から、彼女の元から立ち去るフリをしようと決めた。
99 :
6-390:03/06/02 23:54 ID:mzPJ/n7J
ネルは無表情を装い、無言で相手に背を向ける。
「そんな!ちょっと待ってよ…!?」
マリアが力一杯にその肩をつかんで引き戻す。
振り返った彼女の顔には満面の笑みが浮かんでいた。
「冗談だよ。遊びなんかじゃないさ」
「もう!いじわる!」
マリアが手の甲で目尻に浮かぶ涙を拭おうとしたとき、さっとその手をつかまれる。
驚きの表情で目をあげると、ネルの顔が首をかしげるようにして近付いてきた。
マリアは身をすくめて一歩下がる。
相手は不思議なものを見るような表情になった。
「やっぱり遊ばれてる気がするわ…なんか…いつも余裕なんだもの、あなたは」
ネルはつかんだ手をそっと引き寄せ、空いてる方の腕でマリアの細い体を包む。
「バカだね…」
言いながら下唇で彼女の涙を拭って、ゆっくりと味わうと天を仰いで深く息を吐く。
マリアには悪いが、ネルは彼女の涙が大好きだった。
今まで味わったどんな酒よりも酔わされるし、何よりも自分の前で素直でいてくれる証拠だからだ。
一方、自分がこんなに喜怒哀楽が激しい人間だったことに、マリア自身戸惑いをかくせなかった。
以前の彼女は感情を押し殺し、自らに対しても『私は一人でも生きていける』と虚勢を張ってきた。
しかし、あの夜全てが変わった。
ネルはマリアの能力や立場などに興味はなく、マリア自身を求めてきた。
確かに体の繋がりから始まった関係だが、切っ掛けはただの切っ掛けだ。そんな事は問題ではなかった。
全てが変わってしまったのだから。
ネルと過ごした時間は、体を重ねていても言葉をかわしていても、とても満ち足りたものだった。
感情のままに笑ったり、涙を流すことがこんなに心地よいものだと知らなかった。
いつしか心も体も裸になって、愛しい人の前に横たわるマリアが居た。
「きれいだよ…マリア。本当に…きれいだ…」
自らも一糸まとわぬ姿でベッドの横に立ち、ネルはマリアの裸身を見つめる。
その視線から体を隠したい衝動にかられたが『何を今さら』と笑われる気がして、マリアは指一つ動かす事もできずに顔だけ背けた。
窓から差し込む月の青い光がその胸を照らす。
彼女の胸はまさに理想的な少女の物と言って良かった。
いじらしくも控えめな膨らみの先端に、桜色の小高い丘がある。
その勾配のかすかな段差は、未だ成長しきっていない乙女のしるし。
加えてその先端には唇を噛んだような横一文字の小さなクレバスがあるのみ。
『マリアの最も美しい時を私がひとりじめしている』と思うと、ネルはそれを見る度に感激で背筋にふるえが走ってしまう。
ネルもベッドの上に乗り、マリアの太ももの間に自身の左脚を割り込ませると、そのまま覆い被さるようにして唇を重ねた。
右手で自らの体を支え、その下で左手がマリアの膨らみの裾野を優しく撫でている。
時には膨らみを登りつめ、桜色の縁をなぞってからもう一度裾野へ。
裾野からしごくように膨らみを集めては、その張り具合を確かめるようにプルン、と放す。
ネルの下で、マリアは空気を求めるように喘いだ。
「ぁかっ…かはっ…ん!」
雨のようなキスの中で胸への愛撫を執拗にくり返すが、決してその先端にだけは触れない。
先ほどまで陥没していたマリアの乳首が、触れられていないのに今ではすっかり顔を出して膨らみの頂きで震えている。
普段はクレバスの内に隠れているせいか、その先端は桜色の度合いが一層鮮やかだ。
そこを触れて欲しくてマリアは体をひねるが、寸でのところでネルの指はその部分をかわす。
指先が逃げたかと思うとすぐに戻ってきて、桜色の縁をカリカリと引っ掻いた。
その指へ先端を持っていこうと体を動かすと、今度は膨らみの裾野へ下がっていく。
何度試してもそんな調子で、マリアには切なさだけが募っていった。
「じらさないで…ネル…触って…」
観念したようにマリアは声で訴える。
ネルはキスを止めマリアの瞳を覗き込むと、それは揺れて見えるほどに潤んでいた。
「マリアは激しくされるのが好きだもんねぇ?」
いたずらをする子どものようなネルの笑顔。
「いじわる…言わないで」
懇願してまぶたをギュッと瞑ると瞳を潤ませていたものがひと雫、頬を流れた。
そんなマリアがどうしようもなく愛おしく、思わずその胸にむしゃぶりつく。
野イチゴのように赤く小さい先端を軽く唇で含んだ。
本当に軽く、唇の端からかろうじて空気が流れるほどに微妙な力加減でくわえて『ずずーっ』と音を立てて一息に吸いこむ。
唇と乳首の隙間を流れる空気の振動が胸全体へ、そして快感となって全身へ拡がったと思った瞬間。
「っきゃ!」
体の中心から沸き上がる熱を感じて、マリアの体がベッドの上で弓なりに跳ねた。
その瞬間、ネルの太ももに向かって温かな飛沫が弾ける。
脈打つように弾け出る奔流はとても勢いがよく、ももに当たる度に『ぶしゃっ、ぶしゃっ』と音を立てた。
マリアがどうにか我に帰ると、胸の上から見上げるネルの顔には笑みが浮かんでいる。
「わっ…笑わないで!」
変わることのないマリアの新鮮な仕種とは裏腹に、日毎に敏感になっていく彼女の身体の反応にネルもエクスタシーを覚えそうになる。
自身の茂みの下が明らかに潤いを帯び、体勢を替える度に肉壷の中で愛液がたゆたっているのが自分でも判った。
ネルは少し身体を移動させると左手はひじを付いたままマリアの右胸をこね続け、右手は源泉を求めてマリアの太ももの間へと滑り込ませた。
「あっ!…イったばかりでっ…」
腰を退くと両足を閉じて、相手の腕が侵入するのを拒む。
ネルがにやりとしてマリアの胸を吸い上げると、彼女は小さく悲鳴を上げて足の締め付けを弛めた。
すかさず内ももを撫でるとそれさえも性感を呼び起こすのか、彼女の足は腕を追い払うでなく、腕から逃げるでもなくのたうつ。
抵抗しようと足を捻ると触れる手のひらの熱が快感となり、体の芯に飛び火したように神経を焼きつけさせる。
もはや拒んで見せるのは形式だけになってしまった。
「まぁっ、だ!…触っちゃっ…」
太ももよじらせて拒む中をその部分まで容易く到達してしまうと、手のひら全体でふたをするように触れる。
同時にマリアは息を飲んで身体を堅くした。
ネルはその部分に視線は向けずに、あえてマリアの顔を見ると、彼女もこちらを見つめている。
その瞳は快楽に溺れながらも未だ期待と不安と羞恥によって、かろうじて理性を保っている。
彼女の表情を見つめて『快感に溺れるだけの相手だったらここまでハマらないだろう』とネルはしみじみ思った。
マリアのそこは鼓動で響くように、とくんとくんと収縮を繰り返していた。
まるで粘液にまみれた柔らかな唇で指の腹にキスを受けているような感覚。
実際に少なからず空気の流れがあるようで、指と粘膜が吸いついたり離れたりする際に『はぷっ、はむっ』と口づけのような音がする。
ネルは辛抱できなくなって中指を巡らせると肉を分け、小振りな花びらの間に滑り込ませた。
入り口の縁を柔肉をかき分けるようにぞろりと、指をひと回りさせる。
先ほど吐き出された液の残りが指にまとわり付いた。
「ひっ…ぃやっ」
マリアは腰を捻って逃げようとするが、腕の動きがどこまでもついてきた。
潤滑剤を得た滑らかな指の回転。その直径を少しづつ狭めていき、膣口に狙いを定めていく。
柔らかな土手に囲まれた粘膜の中心に薄膜の集合を見つけ、指で突いてみる。
ひだで幾重にも飾り立てられたその門は、ノックの度に粘液をとろりと吐き出した。
壊れ物に触れるように慎重に、指先に力をこめると『ぬるり』と侵入する。
そのまま指の根元まで差し込むと、マリアのそこがネルの指の形をなぞるように変型していった。
「…!入れっ…ちゃあ…」
やがて指の形になっていた肉の壁から、大小様々のひだが起き上がってくるのを味あわされる。
無数のそれらはネルの指をもっと奥へと招くように、根元から指先へ、根元から指先へと撫で付けてきた。
その動きは規則的で、独立した意志を持って求めてきているように錯覚させる。
「だぁめっ、ダメ!ぁあー!」
マリアの内側がネルの指をぎゅうぎゅうと二度締め付けたかと思うと、一層きつい三度目の締め付けと同時に盛大に潮を吹き出す。
同時にその腰が天を突くように持ち上がってはベッドに打ち付けるように沈んでいく。そんな動きを五・六回ほどくり返した。
「怖がらないで…何度でもイっていいんだよ?」
熱いほとばしりが止むのを待ってから、ネルはそう言ってゆっくりと指を動かした。
指の腹でマリアの膣ひだを延ばすように、丹念に擦りながら敏感な部分を捜していく。
具合の良さそうな部分に指が届く度に、マリアの腰が浮き上がった。
ひだをかき分ける度に更に細かいひだがネルの爪の間に引っ掛かる気がして、自身も指先から充分に性感を得ている。
ネルの閉じた花弁の内側では体液がせき止められ、腰を揺すれば水音がしそうなほどだ。
不意にマリアに挿入していた指をカギ状に曲げ、彼女の内壁を腹側に押し上げるようにして刺激した。
もちろん先ほどの探索で探った最も敏感な部分を、である。
「いっ、いやぁーあああああ!」
その瞬間、尻を天井まで向けそうな勢いでマリアの腰が跳ね上がったかと思うと、両足の間から一際太い水柱があがる。
不随意的に腹筋が収縮して可愛いへそがビクンビクンとうごめくと同時に、ネルの右腕をひじまで新たな愛液で上塗りしていった。
マリアの身体が力なく折れ、肉壷を天に向けて『まんぐり返し』の体勢になる。
ネルはそのまま彼女の腰を左腕で捕まえると、右腕を突き立てるように構えて更にマリアの内壁を摩りあげる。
「はんっ…ぁふ!」
その腕のストロークごとに体液がかき出されて、マリアのへそから胸、そして顔まで濡らしていく。
肉壷の内側でネルが指を曲げたままグルリと腕をひねると、丸まっていたマリアの背が今度は一気に伸び上がって、ベッドの上で逆立ちするような姿勢のまま幾度目かの絶頂を迎えた。
はいだらー、はいだらー!
描写が細かくて良いですよ!
連続投稿規制にかかっているのでしょうか?
次回は3Pで執筆なさるのですか!?
できればダブル乳首しゃぶり攻めを希望したいのですが。
ち○ち○がないとエロく書けないのでしたら(充分エロいのですが)、
ディルドーを使用してみればいかがでしょうか。
とにもかくにも、続きをお待ちしてますので、
ご自分のペースでお書きになってください。
くろバネ氏や6−390氏が頑張っているのに、俺は何もできない…無力だ…。
一応、前スレの
>>582の続きなんだが…最近は種スレでイザフレとか書いてた
せいでSO3の設定に対しての知識が薄れていた俺…歳かな?
「(どーだ?)」
「(こ、今回だけだよ…!)」
「(うっし! 負けたら、ちゃんと昼飯おごれよな!)」
と言うワケで男女合同試合スタート。が、メンバーがメンバーだけに棄権する生徒が
続出、結局いつものメンバーだけが残ってしまった…。
「手加減無しだ…後悔すんじゃねえぞ、クソ虫共」
「ハン…そのセリフ、そっくりそのままお返しするよ!」
棄権した生徒達(高等部と大学部の男女ら)が外野で見守る中、第一試合が始まろうとしていた…!
「足引っ張んじゃねえぞ、阿呆共!」
アルベル先生のチームは、先生・ファリン・タイネーブ・リーベル・マリエッタという
という構成。先生は人間離れした動きができるし、親友同士のファリン・タイネーブは絶妙の
コンビネーションが得意であるし、リーベルとマリエッタはクラウストロ星系の出身で身体能力が
高い…まさに、これ以上ないというベストメンバーではなかろうか?
「アンタ達、遅れるんじゃないよ!」
対するネル先生のチーム。先生・フェイト・マリア・ソフィア…そして何故かロジャー…。
「…何でお前がいるんだ、ロジャー?」
「フッフッフ…あんちゃん、水臭いぜ! メラ燃える展開じゃんよ!」
「また小等部の授業を抜け出したのかい? …ま、今回は多めに見てやるよ(フェイトのためにね)」
「さすがお姉様!」
「…先生と呼びな」
ネル先生も身体能力が高いし、フェイトもスポーツは万能、マリアに至っては「アルティ
ネイション」の力を使えばボールを紙風船の様にする事もできる。ソフィアは運動が苦手で
あるが、紋章術でカバー可能だろうし、ロジャーは小さいので小回りが効くし、腕力もある。
こちらもアルベル先生のチームに勝るとも劣らない、ドリームチームと言えるだろう。
「そ、それでは、試合を始めます…」
ネル先生とアルベル先生との間にスパークする見えない火花にオドオドしながらも、クレア
先生のホイッスルによって、いよいよドッジボール対抗戦が始まった!
だが、試合開始にも関わらず、両チームには複雑な想いが渦巻いていた…!
アルベル先生のチームでは…。
「(ククク…昼飯は『スペシャルBランチ』で決まりだな…)」
「(アルベル先生は寝相が悪すぎですぅ…おかげで…眠い…ですぅ…)」
「(…私、場違いなんじゃあ…?)」
「(ちくしょー、何でマリアちゃんと同じチームじゃないんだよ! トライア様の馬鹿〜!)」
「(リーベルったら…よそ見してていいのかしら…?)」
一方のネル先生のチームでは…。
「(フェイト、絶対に私が守ってやるからね! …あ、引っ付くんじゃないよ、マリアッ!)」
「(あーもう、試合に集中できないじゃないか…マ、マリア、そんなに体を引っ付けるなって…!)」
「(フフ…お兄ちゃんたら、照れちゃってカワイイ…そろそろ、例の作戦決行ね♪)」
「(…私、場違いなのかも…ファリンちゃん達のチームがよかったなぁ…)」
「(イ、イカン! オイラともあろう者が、お姉様達が魅惑的過ぎて試合に集中できんじゃん!)」
という感じだったりして…。
が、この試合も「お兄ちゃん大好き」なマリアにとっては作戦決行のためのステップに過ぎ
なかったのだ!
「おりゃぁッ、喰らえ、クソ虫ッ!」
ボールが飛び交い、疲弊していた両チームを奮い立たせるかの如く、アルベル先生の気功掌
混じりの剛速球がネル先生のチームを襲う! そのターゲットは…マリア!?
「(マリア、『アルティネイション』だ!)」
兄のフェイトは、てっきりマリアが能力を使ってボールを柔らかくするものだろうと踏んで
いた。幼い頃、車に轢かれそうになった際、マリアは向かってくる車の材質を紙に変えた事
があった。その結果、紙の車はクシャクシャになり、持ち主は激怒したが、マリアを轢きそう
になった事も事実だったので大人しく引き下がったのだが…。
バコ!
「きゃあっ!」
バタ!
「マ…マリア…ッ!?」
何と、マリアはアルティネイションを使わず、モロにアルベル先生のボールを受けてしまった
のだ! 急いで駆け寄るフェイトだったが…。
「チッ、悪かったな…おい、起きろ! おい!」
さすがにアルベル先生もフェイトと同じ考えだっただけに、少しだけ罪悪感を感じたらしく、
試合を中断して倒れたマリアの側に寄ってきた。だが、反応がない。
「しょうがねえなぁ…おい、フェイト…お前、コイツを保健室まで運べ」
「ええッ!? ボ、僕がですか?」
「お前の妹だろうが…コイツが俺のボールを喰らったのはお前の『監督不行き届き』だ」
「そ、そんなぁ…」
「お、俺が行きましょうかッ!?」
これぞチャンスとばかりに沸いて出てきたリーベルだが…。
「テメェは黙ってろ、阿呆…チームの人数が減るだろうが」
「す、すんましぇん…」
アルベル先生からしてみれば、フェイトがマリアを保健室に運ぶ事でネル先生のチームが
一気に三人になり、なおかつ外野に最低1人入れないといけないという都合上、狙われやすい
ソフィアが外野、内野はネル・ロジャーになる事を見越していたのだ…!
「…分かりました、じゃあ、ちょっと行ってきます…」
ヨッとマリアをお姫様抱っこの要領で抱きかかえ、フェイトはヨタヨタと保健室の方へと
向かう事に。それを見ていたネル先生とクレア先生は、当然面白くない…。
「(クッ、マリアの奴…ワザと能力を使わなかったね!)」
「(フェイトさん…)」
で、ここはエターナルスフィア学園内・保健室(大学部の方)。
「ロメリアせんせーい! 先生、いないんですか?」
保健室に空しく響くフェイトの声。どうやら保険医であるロメリア先生は出張中らしい。
ボードには『ケガをしたら適当にメディカルマシンで治療してください、よしなに』とある。
「…『よしなに』…って、言われてもなぁ…」
本当ならあの場でソフィアにヒーリングで治療してもらうのが一番だったのだろうが、そんな
事をしたらマリアが黙っていないだろう。マリアはソフィアが嫌いなのだから。
「仕方ない、先生もいないみたいだし、ベッドに寝かせておくか…」
どうせなら涼しい窓際の奥の方のベッドがよいだろう、とフェイトはマリアを抱えたまま移動。
シーツを動かし、ゆっくりと妹を寝かせてやる。だが…。
「(…普段のアレさえなければ、可愛いんだけどなぁ…)」
改めて間近で見るマリアの姿。しかもいつもと違って今回は体操着(エターナルスフィア
学園は小・中・高・大学ともに一環して専用の体操着を購入する義務あり)…。
まあ、ソフィアに比べれば胸は小ぶりかもしれないが、それでもスタイルは母のリョウコに
似て良い方と言える。いや、むしろよい。小さい頃からいつも一緒にいるだけに、こういう
状況だと、改めて「成長したなぁ…お兄ちゃんは嬉しいゾ!」と思ったりするんだろうが…。
「(…って、実の妹に何を考えてんだ、僕はッ!?)」
イカンイカンとブルブルと首を振り、フェイトは我に帰った。今朝の登校途中での出来事
が尾を引いているのかもしれないが、とにかくマリアの「お兄ちゃん大好き!」は異常とも
思える程の情愛なので、このままでは自分も踏み込んではいけない領域に踏み込んでしまいそうで…。
「(これじゃ、ケダモノだよ…あやうくサイテーな兄貴になるトコだった…)」
とは言え、妹が心配なのは事実である。アルベル先生の投げた剛速球が当たった場所は腫れて
おり、見ていても痛々しい。昏倒した妹を見守る事しか、フェイトにはできないのだろうか?
「…ごめんな。アルベル先生の言う通りだ…僕が、マリアを守ってれば…」
だが、ここで考えていても仕方がない。フェイトはまたグラウンドに戻ろうと椅子から立ち
上がろうとするも…何かが体操着(ちなみに今は夏服)の裾を引っ張って…。
「お・兄・ち・ゃ・ん♪」
フェイトの体操着の裾を引っ張っていたのは…他でもない、マリアである。
「やっと…2人きりになれたわね、お兄ちゃん…」
「マ、マリア…? 気絶してたんじゃ…!?」
「ウフフ…ギリギリの所でボールの材質を変換したの…ちょっと痛かったケドね」
こんなのマリアじゃない…鬱だ…しばらく…逝ってくるよ…。
2人で人ごみの中を歩き出す。
見渡す限り、カップルと親子連ればかりで、皆幸せそうな顔をして
手を繋いだり、腕を組んだりして歩いている。
「フェイト……あのね一つお願いしていいかな」
「何?」
ソフィアは少し照れくさそうな顔で言った。
「え……えっとね……手繋いで欲しいの、はぐれたりするといけないし……
周りの人達も━━━」
「はい」
ソフィアが全て言い終える前に右手を差し出す。
「ん……」
帯で手をごしごしと拭いて、握り返してきた。
温かい、すべすべした感触が手のひらに伝わった。
「で、何処行きたい?」
「えっとね、チョコバナナ食べたい」
家に帰ったらいくらでも僕のチョコバナナを……
「……フェイト変な事考えてない?」
━━やるじゃない。
「全然そんナ事無いですヨ」
「外国人になってるよ?」
すいません、私が悪うございました。
「今日は楽しかったね」
「うん、すっごく楽しかった♪」
ほとんどの屋台を見て回ったので、今は休憩中だ。
まだ花火まで1時間ある、ちょっと早く来すぎたみたいだな。
「なぁ、花火ま……」
口を開いた瞬間、唇に柔らかいものが触れ、続きが言えなくなってしまった。
「へへ/// たこ焼きと焼きそばとフランクフルトの味……」
りんごアメとわたがしとチョコバナナとイカ焼きの味……
食い合わせ悪く無いか?
じゃなくて!
ソフィアの方からしてくるなんて……
「フェイト……」
ソフィアが潤んだ瞳で僕を見つめる。
……ヤバイ、歯止め聞かないかも
「ソフィア……や ら な い か?」
「もうちょっとムードのある言い方してよ」
「ごめんごめん。で、いい?」
「……いいよ、ちょっと恥ずかしいけど、フェイトがしたいっていうんだったら」
桜色に染まった頬が妙に色っぽく感じる。
少しうつむき加減のソフィアに、僕は唇を重ねた。
ミス発見
>>116 14行目
歯止め聞かない→歯止め効かない
確認したのに……鬱
続きは明日か明後日に
では、おやすみなさい
>黄昏氏
漏れ的には全然オッケー。
学園編楽しみにしているのでがんがってください。」
>soy氏
━━やるじゃない。
ってロッキー君ですか?(笑
続き期待してます。
119 :
430:03/06/03 22:16 ID:j/fuN55z
えー、ごめんなさい。
続きがメラ遅れまくりなんですが、よーやく完成しました。
相変わらずヘタレ一直線な文章ですが、感想などくれると嬉しく思います。
また指摘も大歓迎です。・・・ヘタレなので。
120 :
430:03/06/03 22:21 ID:j/fuN55z
ファリンの両足を開き、自分自身のそれを強引に沈めて行く。
「ん、はぁぁっ・・・!!い・・・っ!!」
どちらかというと苦しみと取れる声。
そして表情。
「我慢しろ。もたもたしている暇なんかねぇだろうが」
唇を噛み締め、耐えている。
それを無駄にしない為に、多少早めに腰を動かした。
それ以上に、この状況に対しての純粋な興奮もあったのだが、認めなかった。
ファリンを起こし、抱きかかえてベッドの端に座る。
一瞬浮き上がり、そして突き刺さる。
生まれ育った星の重力で身を抉られる。
次第に、次第にではあったが、痛みよりも味わった事のない何か・・・
要は"気持ち良い"という感覚を得つつあった。
アルベルの行為はお世辞にも優しいとは言えないのだが。
声にも同じく、嬌声が混じる。
「アルベルさんっ・・・あぅっ、ひゃぅっ!アルベルさぁんっ!!」
無意識の内に、男の名を叫んだ。
肩に回した両腕にも、ぎゅうっと力がこもる。
121 :
430:03/06/03 22:21 ID:j/fuN55z
大丈夫、愛しい人はここにいる。
だから何も怖いことなんてないんだから。
「ひぃ・・・ああっ、もう、ダメですぅっ・・・!」
突かれ、抉られ、掻き回されて。
どうしようもない程の、今までなかった感覚が身体中を支配する。
互いに慣れていなかった為か、果てるまでにあまり時間は掛からなかった。
「はぁん!イっ・・・イキますぅっ!!」
「くぅっ・・・!!」
この時、半ば強引に唇を奪った。
一瞬驚いて目を見開いたが、初めて味わう本物の絶頂に恍惚し、受け入れた。
そのままアルベルのものから熱い液体が注ぎ込まれる。
中で幾度となく脈打ち、やがてそれも沈静化していく。
引きぬかれたそれを、ファリンは口に銜えて尿道を吸う。
残っていた白濁液が舌に絡む。
「はい、綺麗になりましたよぉ〜」
口を離して、持ち主の横に寝そべる。
何時までも感じていたい甘美な時。
ふと、頭の中を過ぎる考え。
私は元凶―――ヴォックスを倒すことで、シーハーツ軍へと戻るつもりにしている。
受け入れてくれるかどうかはともかくとして、それが正しい道だと信じている。
けれど、それは幾人もの人を裏切る事にも繋がる。
アルベルさんも例外ではなくて。
この幸せをくれた、アルベルさんでさえも。
122 :
430:03/06/03 22:29 ID:j/fuN55z
「泣くな阿呆。泣くのは全部終わってからだろうが」
そう
涙が頬を伝うのは
貴方と離別しなければならない事を 改めて理解したから
「泣かせてください、この涙は―――今日というこの日が、幸せだった事の証ですから」
翌日。
「やはり、貴様は奴等のスパイだったというわけか。無理矢理にでも始末すべきだったが、構わん。
貴様程度、私の手で葬れぬはずがない」
ヴォックスの前に相対する。
強い。
生きた心地がしない。
でも絶対に生きて帰る。
そう決めた。
あの人に、会う為に―――
123 :
430:03/06/03 22:33 ID:j/fuN55z
数分後、星の船が飛来し無情にも兵達の命を根こそぎ奪い尽くした。
ヴォックスでさえも例外ではなかった。
カルサア修練場。
慣れ親しんだその地に近付く一つの影。
赤い液体を滴らせ、ゆっくりと一歩ずつ歩を進めていく。
「あと、少しでっ―――アルベル・・・さんに、会えますぅ・・・また、私の・・・事、阿呆って―――」
赤い光。
そして暗転。
真に無情だったといえるだろう。
星の船は、感情を見せる事なくその影を撃ち貫いた。
「死にに行けなんて、命令してねぇっ・・・この、阿呆っ!!」
そして更に数分後、傍らに立つ男。
「認めねぇ、俺は―――認めねぇぞおおおおおおおおおぉぉっ!!!」
あの時のように、男は力の限り叫んだ。
124 :
430:03/06/03 22:35 ID:j/fuN55z
えー・・・終わりです。
非常に後味悪い展開だと思ってます、はい。
ですが彼女がヴォックスを倒す事を目的とするのなら、
不本意ながらこうなるだろうと考えて書きました。
グッドエンドにしてやりたいなぁ・・・今度の話は。
>黄昏の文芸作家氏
ちょっとちょっとちょっとー!
鬱だとか言ったままオサラバしませんよね? ちゃんとこの後も考えてますよね?
>こんなのマリアじゃない
……たしかにマリアじゃないかもしれないけど、学園という設定がけっこう新鮮なんで個人的には良し。
終わらせる……というか、この設定で終わりがあるのかわからないけど、とにかく一段落はさせて欲しいです。
>soy氏
乙。
続きを頑張ってくれ。
>430氏
……えーとですね。指摘というかなんというか。
やってはいけないことをやってしまった感じでしょうか。
まず忘れてはいけないことは、これらは2次創作であるということ。原作ありきなんですよ。
本編で死んではいないキャラを勝手に殺すというのは、一番のNGだと思うんですよ。
キツいようですけど、コレはいただけなかったです。
126 :
430:03/06/03 23:26 ID:j/fuN55z
>125氏
ふむ・・・確かに。軽率でしたな・・・
色々考えた上での結論だったつもりなのですけども、もっともです。
話自体を変更しちゃったのも(ファリンが敵側についた事)理由の一つですが・・・
貴重な意見感謝。精進っつーか肝に銘じます。
127 :
もぽえ:03/06/03 23:56 ID:qtAA4/nu
>77氏
不快な思いをさせたようで申し訳ない。
女体化ネタを使用しているのは、近いスレッドでは自分くらいなので、
お手数ですが自分の発言をすべて飛ばしていただきたいです。
>くろバネ氏
改めて。燃えました。
>6-390氏
女性ばかりですが、濃密ですね。
詳しい記述がなかったのに、あれだけで、
若いクレアとネルの絡み想像してしまい………ハァハァ。
>黄昏の文芸作家氏
自分のマリア像はむしろこれに近いです。
>soy氏
すんません。笑いました。
>118氏
「燃える〜」ですか?<ロッキー君
こちらは「北○の拳」の「ア○ン」もいいかなと。<やるじゃない
>430氏
・゜・゜(ノД`)゜・゜・
−−−
好き嫌いが分かれるネタ使ってたのに、配慮足りなくてすんません。
両方とも最初の書き出しに説明書いてたつもりでしたが………
今度書く際は注意書きを加えます。
あとアストール×タイネーブが書きたくなったんで、現在書いてたものは中断します。
>もぽえ氏
確かに女体化ネタが嫌いな人もいるかもしれませんが、あなたの書く
話に萌えた人間もいるのも確かです。
>77氏も自分が嫌だから書きこむな、的発言はここでは意味のない
ことではありませんか?
なんだか最近2chでも個人サイトでも、自分の思い通りにならないと
気に食わない、という人が増えてて寂しいです。
>もぽえ氏
密かにフェイト×♀アルベルの続き期待して待ってます…
130 :
名無しさん@ピンキー:03/06/04 02:33 ID:7BIisSmE
同じくもぽえ氏の作品を心待ちにしております。
>>128 別にかくなとは逝っていませんよ。
女にしましたって所でゲームで男という認識してるから
男同士にしか見えなくてて、自分はちょっと苦手だとかいているだけで、
だからといってもぽえ氏の投稿を規制することなんて
できないんですから。
お好きにすればよろしいかと。
ここ女性も一応みているっぽいので
801も好きな女性には需要あるんじゃないでしょうか?
132 :
名無しさん@ピンキー:03/06/04 15:56 ID:FtXf/e9H
>128氏に同意
中途半端にマジスレスマソ。
臭い物には蓋をして捨てるのが基本であって
臭い物を撒き散らそうとすると、ここでは
逆に叩きの対象になるのでは?と思われ
自分が大人になって割り切ることも必要かと・・・
どっかで801サイトで既にそんなネタがあった気がする。
>もえぽ氏
頑張って下さい。期待しております・・・・
女体化嫌いの801好き同人女がわがまま言ってるだけにしか見えないな。
自分も苦手なシチュや嫌いなカプの話をここで見る時もあるが、
そんな時は自分の心の中にしまっておく。わざわざ言いたてて
それを書いた人や好きな者を不快にさせたくないし。
漏れは
>>132-133が
「アルベルたんの女体化小説の邪魔すんじゃないわよ!キー!」とか
ヒスってる同人女に見えるな
臭いものには蓋してスルーしる!には同意できるが
ノーマルエロスレのここで
77程度の「801はちょっと苦手なんでなるべく801板でやってくれ」程度の発言が出たぐらいで
そこまでヒスってここ余計に荒らす必用あるのか?
まぁまぁ。マターリいこうや。漏れはエロさえ読めれば満足だーー。
だから書いてくれる人に感謝だ。
136 :
430:03/06/04 20:20 ID:plLSgME1
俺は自由に書けばいいと思うけどなぁ・・・
あ、いや俺の最後の結末とかそういうアレなのは別として、
カップリングとかは選ばなくていいんじゃないかなーと。
男性向けでも女性向けでもエロに違いなければスレ違いにはならないかな・・・とか、
思ったりしたりしなかったり。
まあ生理的嫌悪っていうかそういうのを持ってる人間も居るから、
ジャンルを最初に記述すれば読み人もスルー出来るんじゃないですかぃ?
鰤たんハァハァな俺はノーマルでもアブノーマルでも801でもなんでもござれなわけで(略
心静かに全てを受け入れる境地に達すれば、問題はないと思う。
まぁ、グロとか陵辱とかが無ければ俺は大丈夫だが。
読み手は読むor読まないの選択が出来るから、
基本的に書き手さんには自由に書いてほしい。
気に入らなけりゃスルーすりゃいいんだし。
女体化アルベルに萌えてるのは何も同人女だけではない、
とか言ってみる。
てか同人女は女体化には萌えるのか?
野郎だからいいんじゃないのか?
同人女は女体化を蛇蝎のごとく嫌いな人が結構いるらしいから、
そのせいじゃないか?
ところでそろそろスレ違い・・・
「ここで801ネタをやるのはどうか」
「女体化したからといってノーマルではないだろう」
至極真っ当だし、特に下は誰が見ても正しい意見だと思うが。
128とかは別に良いとしても、133は何でそんな高圧的なんだ
>>138 同人女、とひとまとめにするわけではないが
「女体化」することによって801をノーマルだ、と言い換えるだけの奴もいるだろうな。
勿論その場合、そいつが萌えてるのは801なわけで。
こんなことで荒れて作者様がうpしにくくなったら嫌なんだが。
この辺でやめとかないか?
143 :
名無しさん@ピンキー:03/06/05 00:07 ID:c7iYmcaK
せっかく執筆してくれる方々がいるのに…
雰 囲 気 わ・る・い ゾッ ヽ(`△´)/
あぼーん
>>138 いや、むしろ同人女の方が喜んでそういうのやるよ。
別ジャンルでも女体化本とか嬉々として出してる香具師けっこういるし。
作品中は嫌われキャラなのに、
「○○は乙女なの〜、みなに愛されてるの〜○○は総受け〜」とか逝ってる
香具師がその手かと。
まあ、楽しみ方は人それぞれって事で締めてよい?
>>140 スカートの中の人に受けた。
マリアたんもなんだかんだ言って興味があるんでつねw
しかしネルたんはどこからそのようなモノを…
あぼーん
あぼーん
153 :
00:03/06/07 00:10 ID:Fqpi0TTA
こんばんは。すみませ〜ん。3〜4日と、言って置きながら、かなり時間が経ってしまいました。
そのうえ、マリアの話しでは無く、ネルの話しをアップします。
何か、予告とかはするものでは無いですね…。
絵の方は二枚話しの中に入れて置きました。それと、かなり長い話しなので、書き込み
規制が掛かるかも…です。
途中で止まっていたら承知していてください。後ほど続きをアップします。
154 :
00:03/06/07 00:13 ID:Fqpi0TTA
服の生地越しからでも伝わって来る…(あたたかい…)
肌の温もりがこれ程までに温かく感じられるのは、外気が冷たい所為でも、
人肌が恋しい所為でも無いと思う…。
抱き合っているのが彼女だから……。そう、愛しいクレアだからだと感じた。
『クリムゾンブレイド』(番外編その3.5)
楡の木の側でクレアと抱き合う。
彼女は今、自分の腕の中で安らぎを求めていた。
励まし合い、互いに同じ道を歩んで来た仲だが、思い起こせば、こうして一方的に頼られたのは
たぶん、これが初めての事かも知れない。
人に頼られる。 それも、自分が勝手に恋焦がれている『想い人』に……その事が
狂おしいまでに、心と感情を昂ぶらせた。
その感情の潮流に流れるままに身を任せ、抱きしめている腕に力を込めてみる。
クレアが痛がらない様に様子を伺い、細心の注意を払って少しずつ…。
彼女と重なり触れ合っている身体の部分に、抱き寄せた分だけ確かな質感と感触が返って来る。
クレアが腕の中で微かに動く。と、その度に彼女の『生』が直に自分の身体に伝わり、
それが喜びの感情へと変わって行った。
155 :
00:03/06/07 00:14 ID:Fqpi0TTA
さり気無くクレアの呼吸とタイミングを合わせ、同調させてみる。
彼女が息を吸う……自分も吸う。
彼女が息を吐く……自分も吐き出す。
その行為を何度か繰り返す。特に深い意味の有る事では無い…。
だが、そうする事により、クレアのとの『何か』と少しでも近付け、想いを共有出来る気がした。
ドキドキと更に鼓動が高まる。
心なしか、彼女の心音も高まっている気がした。
月並みな考えだが、この時が永遠に続けばいいのにと願った。
いっその事、このままクレアと溶け合い、ひとつの『塊』になりたいとさえ思った。
そうすれば、いつも一緒に居られる。ずっと一緒に。
一緒に悩み。
一緒に笑い。
一緒に怒り。
一緒に悲しみ。
一緒に眠り。そして、同じ夢を一緒に見る。
日が昇り、沈み、次の朝日が昇っても同じ事を繰り返す。
が、決して退屈で怠慢な日常にはならないと思う。彼女と一緒なら。
そして、そんな日々に感謝し、僅かな喜びも一緒に噛み締めながら行けるだろう。
根拠は無い…だけど、そう信じている自分がそこに居た。
永遠に…ずっと…ずっと。平穏で、大切で、何ににも替え難い大切な二人だけの日々。
クレアが居てくれたら、そこが自分の『求めている場所』になる。
他人から見ればささやかで小さな望みでも、自分にはそれが掛け替えの無い、真理ともいえた。
156 :
00:03/06/07 00:14 ID:Fqpi0TTA
そんな平穏を望む心の片隅で、認めたくは無いが全く逆の感情がどす黒くドロドロと
渦を巻いているのを感じる。
実のところ、それを押さえ込むのに、かなりの神経と労力を要した。とても厄介な存在。
クレアを…そして、今の関係さえも全て打ち壊してしまいそうな程の破壊の感情。
『クレアの肉体を貪り尽くす……力に任せて、全て…』
彼女の意思に構わず強引に押し倒し、衣服を全て剥ぎ取る。
露になった裸体に舌を這わせ、全てを舐める…綺麗なところも、汚いところも全て…。
そして、クレアの肉体に自分の想いの全てをぶつける。精が尽きるまで休む事無く…。
拒絶しょうが、泣き喚こうが関係無い。
自分とクレアの力差なら、それが充分可能な筈だ。
それは感情では無い…と、自分で否定する。それは純粋な程汚らわしい
『欲望』そのものだと。
おそらくそんな事態に陥ってしまって、その時自分に良心が欠片でも残っていたら、
迷わず舌を噛んで命を絶つ事を選択すると思う。
手折りたく無いから…自分の側で慎ましくも力強く咲く『クレア』と云う花を…。
自分はその花の側に居る庭師でいい…泥にまみれ、クレアにあたる日を遮るものから身を呈して守り、
時折、愛情という、水を注ぎ見守る庭師で…。
それでいい……。
それで…。
157 :
00:03/06/07 00:15 ID:Fqpi0TTA
「ありがとう…ネル」クレアは落ち着きを取り戻したのか、そう言葉にすると
にっこり微笑み、ネルの身体から離れて行った。
「あっ…」ネルは彼女を追う様に手を伸ばした…が、すぐにその手を引き戻した。
そう…。
望んでいた『永遠』の時間が終ったのだと、自覚して。
「じゃあ、戻りましょうか…」風で少し乱れた髪を手でゆっくりと撫でながら、クレアは
ネルを静かに促した。
「そうだね…」夢からまだ覚めやらぬ感情に鞭を打ち、ネルは親友に頷き歩き出した。
凍てつく寒さが身に染みる…。つい先程離れたばかりなのに、クレアの温もりが既に恋しかった。
(ばかだな…私は…)盛り上がっていたのは、自分一人だけ…。
クレアにとって先程までの抱擁は、偶然で有り、只の気まぐれでしか無い。
現に今、ネルの先を進んで歩いているクレアは……。
「…クレア?」先を行くクレアの様子が少しおかしい事に気が付く。
ふらふらと、定まらない足取り…。
「大丈夫かい?」頼り無げな彼女が心配になり、思わず声を掛ける。
「えっ?」ネルの声に振り向くクレア。
(………)暗がりで良く確認出来ないが、妙にトロンとした表情をし、頬が赤くなっているように見える。
「大丈夫?…熱でも有るのかい?」庭師としては、花の健康状態が心配なところだった。
158 :
00:03/06/07 00:16 ID:Fqpi0TTA
もっとも、他者を心配する余裕は、今のネルにはそれ程無いのだが……。
と、云うのも、クレアとの抱擁で身体に火が付いてしまい、大変な状態だったからだ。
平静を装ってはいるものの、花芯は疼き、液が膣壁から滲み出ている始末だった。
正直なところ、歩くのさえおぼつかない。
力の入らない足に言う事聞かせるのがやっと………そこまで考え、ネルは、ハッとした。
(まさか……)目の前のクレアを見る…ふらふらと今にも倒れそうな彼女を…。
(もしかして…クレアも…)自分と同じ状態ではないのか?
そう思うのは、自分の勝手で希望的な推測を多量に含んだ考えかも知れない。
だけど…。
「ええ…平気ですよ」クレアは殊更大袈裟にポーズまで作り、良好な状態をアピールする。
(…無理をしてるな)いつも彼女が必要以上に明るく振る舞う時は、何かを隠している
時だった。
現に今でさえ、生まれたての仔犬のように、ふるふると足が小刻みに震えている。
(大丈夫な筈が無い…)
「………」どうしたものかと思う…。
感じているのかい?…とも直接聞けないし、間違っていたらそれこそ取り返しがつかない。
どうすればいいのか……。
(それに…)知ったところでどうなるのだろうか?
そして、その事実と向き合った時、自分はどう行動すればいいのか…。
ネルの思考の棚に、次々と難題が積み上げられて行く。
159 :
00:03/06/07 00:17 ID:Fqpi0TTA
「じゃあ、私はメアリーを待たせてますので……」
「えっ?」クレアの言葉で、思案に暮れている顔を上げる。そして、辺りを見渡した。
ネルが考え込んでいる間に、村の仮の『作戦本部』前まで来ていた。
「あっ…」せっかくの二人きりの時間だったというのに、勿体無い事をしてしまった…。
が、後悔しても時間は巻き戻せない…。
「クレア…」呼ぶ声が僅かに上ずる。
扉のノブに手を掛けていたクレアが、「えっ?」と振り返る。
「あっ…あの……」少しの間 「……がんばって」考えた末に出た言葉がこれか…と、
ネルは自身の肩を落とした。
(一体、何をがんばるのか…)と。
それでもクレアは、こくりと頷いて微笑んだ。
「それでは…」再び頷き、扉を開けると中へと入って行く。
外に一人取り残されるネル。
「はぁっ…」と、深い溜息。
自分は何をしてるのだろうと、考え込む。
一個人としての意思や理想を持ち、身体だって成熟している立派な大人が…いや、それだけでは無い
シーハ―ツという、一国の要職の任に就き、多くの部下を従えている自分が、
彼女の…クレアの前では、落ち着きの無い小さな子供みたいになってしまう。
「……あっ」クレアとのやり取りという峠を越え、少し落ち着いたのか、『あの』感覚が
じわじわとぶり返す。
それもかなり危険な状況だった。
慌てて扉に駆け寄り開くと、音を経てずに廊下を走る。
自分に用意された部屋は階段を上がって、すぐの左側の部屋だった。
階段を再び素早く移動…その身のこなしは流石は『隠密』と、いったところだった。
そして、割り当てられた自分の部屋の中へ…。
160 :
00:03/06/07 00:18 ID:Fqpi0TTA
パタン……。静かに扉を閉める。
と、同時にネルの内腿の付け根から、ぞわぞわと小さい虫が這い降りて行く様な
感触が伝わった。
(……危なかった)
確認しなくても、自分の太腿を這う物が何で有るかは理解出来た。
それは、下着の生地から吸収の許容を超えて溢れ出した、ネルの『秘液』だった。
「はぁっ…」っと、深く艶の有る安堵の溜息をつく。
後少し早かったら、クレアの前で淫液を滴らせていたかも知れない…。
そんな無様な姿を親友に見られたら、一体どうなっていたのか?
考えただけでも、背筋が寒くなる。
自分の身体ながら、『感じ易い』この体質には、いつも迷惑を掛けられっ放しだった。
幾度となくクレアの前で、今回の様なピンチを迎えた事かと、いまいましさと
不甲斐なさを心の中に募らせた。
この部屋に来るまでに無理をした所為か、急に足の力が抜ける…。
ふらふらと、病人の様なおぼつかない足取りで、部屋の中を数歩進んだ。
そして、目的のベッドまで辿り着くと、そのままの姿勢で前のめりに倒れ込んだ。
どこか古く頼り無げなそれが、小さく軋んだ音を経て、ネルの身体を
優しく受け止める。
161 :
00:03/06/07 00:19 ID:Fqpi0TTA
(……お日さまの匂いだ)綺麗に洗われたシーツから、日に干した時の独特の
香りが漂っている。
嫌いな匂いでは無い…むしろ、自然と純朴さを感じさせる好みの香りだった。
ネルは、この香りを嗅ぐと不思議と、自分の小さい頃の事を思い出した。
(あっ…!)
慌てて、『ある事』に気が付き、下半身を浮かせる。
自分の下着は今、『蜜』が溢れ落ちる程に、濡れていたのだ…。
こんな状態でベッドに横たわっていたら、シーツに怪しいシミを作ってしまう。
腰を浮かせたまま、恐る恐る右手を下着へと持って行った。
ttp://www61.tok2.com/home/kuromame/img/64.jpg ちゅっ……。
そこに触れた瞬間。粘り気の有るネルの液によって、下着と肌の間に閉じ込められていた
空気が、湿った音を経てて逃げて行った。
「んっ…」今回の濡れ具合も相当なもののようだ。触れた生地の表面から、ヌメヌメと水分が滲み出し、
指先全体を汚した。
(…いつもこんな感じだから)黒い下着しか履けないのだ…。
全くもって、難儀な身体だ…と、自分の事ながら呆れ果てる。
出来れば下着ぐらい、女の嗜みとして自由に選びたものだが、それは叶わない
事とネルは自覚し、諦めている。
こんなに濡れ易い体質の自分が、白い下着を着けたらどうなる事か、試さないまでも
容易に想像が出来たからだ。
だから、黒い厚手の下着はいつも手放せなかった。
162 :
00:03/06/07 00:20 ID:Fqpi0TTA
ブーツを脱ぎ、濡れた下着をベッドの上で器用に脱ぐ。
両手でサイドを摘み、腰をくねらせ踝まで降ろすと、先に右足、そして左足と
引き抜いた。
液の染み込んだ下着は…当然の事だが、液を含んだ分だけ重さを増していた。
つい何時もの癖で濡れたその下着を、自分の鼻先へと持って行く。と、鼻を鳴らし匂いを嗅ぎ始める。
自分の匂いをどう表現すればいいのか解らない。軽い生臭さと、微かにする尿の匂い…。
はっ、と自分のしている、はしたない行為に気付く。
「………」濡れた『それ』のやり場に困り、ネルは床へと放り捨てる。
べチョ…
液を含んだ下着が、まるで踏み付けられた『蛙』の様な無様な音を経て、床へと広がり落ちた。
と同時に、含まれていた水分が床へと飛散する。
「はぁっ…」再び溜息。大の字に寝そべり、静かに目を閉じる。
本当は汚れた身体を綺麗に洗いたい所だが、こんな深夜では叶わない贅沢だろうと諦める。
163 :
00:03/06/07 00:21 ID:Fqpi0TTA
「んっ…」下着を脱いだはいいが、秘肉の奥から新たに液が滲み出てくる感触がした。
流れ落ちないように、慌てて手を花芯へと伸ばした。
余り濃くない髪の毛と同じ色の赤い陰毛が、粘液を纏わり付かせ、束になって固まり、
張り付いている。
その感触を掌で感じ、指を秘所へと宛がう。
指の到着と同時に待っていたかの様に、膣口からトロリと液が流れ出す。
それを掬い取ると、手持ち無沙汰に指先を擦り合わせ弄び始める。
粘液を得て滑らかになった指の動きに併せて、クチュクチュと小さな音が聞こえて来る。
そろそろ『月のもの』が来る筈なのだが、この時期にしては珍しい程に
溢れ出ている液は粘り気が有り、ネルの指に絡み付いた。
(…ずれ込んでるのかな)大事な任務が控えて居るというのに、支障をきたさなければいいが…。
「ふっ…」ふいに笑いが込み上げて来る。こんな時にまでも、任務の事を考える
自分が可笑しく思えたからだ。
もっとも、これはある程度意識しての事なのだが……。
そうでもして思考を別の話題にすり替えないと、また『あの事』を思い出してしまう。
『あの事』とは、先程別れたばかりのクレアについての事だった。
成り行きとはいえ、自分はクレアを抱きしめた…。
肌の温もり、そして微かに香るクレアの甘く、とろけるような匂い。
彼女の心音。
夢でも妄想でも無い、現実の感触。
あの時、自分の求めていた全てのものが、手の中に有った。
164 :
00:03/06/07 00:22 ID:Fqpi0TTA
(……ばか)話題をはぐらかすどころか、全てを思い出してしまった……。
明日に備え、少しぐらい身体を休めようかと思っていたのだが、どうやら無理のようだ。
そんな事を許してくれない程、肉体が熱く火照り出し、ネルの思考さえも鈍らせ始めていた。
息苦しさと共に、全身が柔らかい鳥の羽毛で撫でられるような、ゾワゾワとした感触に襲われる。
ネルはその感覚に抗わずに身と心を委ね、秘所の肉筋に沿って左手の中指の腹を使い往復させた。
「んっ……」自分でわざとじらし、時折、肉壁を避けるようにゆっくりと動かす。
その動きに併せ、性感が緩やかに。そして、確実に高まっていく。
「んっ…んっ…」
余った右手で服の上から胸を揉んでみる…。
「くっ…んんっ……」服の上からでも起立し、硬くなった乳首の形が良く判る。
その様は早く自分に触れて欲しい、摘んで欲しいと、浅ましくも自己主張している様だった。
だが、敢えてお預けをさせ、胸全体を円を描くように、ゆっくりと動かす。
「はぁっ……」搾り出すかのように、充足の吐息を漏らし悦に浸る。
165 :
00:03/06/07 00:24 ID:Fqpi0TTA
「クレア……」当然考える事は愛しく、大切な女性(ひと)の事……彼女に関する記憶を搾り出す。
万人を包み込む優しく、憂いを帯びた笑顔。
艶やかで癖の無い、絹糸のような肌触りの銀色の髪。
碧水のように清く透き通った瞳は、汚がれたものさえ浄化させる錯覚さえ覚えさせる。
小さく可憐な桜色の花弁を思わせる唇。
そして、その唇から紡ぎ出される声は、川のせせらぎにも似た安らぎを与えてくれる。
白くきめ細やかな肌は、新雪のように汚れなく、触れれば陶酔の世界へと優しく誘なってくれる。
挙げ出したら切りが無い…それに、全てを言葉では言い表せる自信は自分には無かった…。
浅い表現で、彼女を語れるものでは無かったから…。
「……クレア」声が微かに震え、上気した頬を大粒の涙が伝わり落ちた。
悲しいからでは無く、 切なかった…。
166 :
00:03/06/07 00:25 ID:Fqpi0TTA
人を好きになると云う事。
それは人として自然の成り行きともいうべき、当然に行われる行為なのだろう。
だけども何故、当然で有るべきそれが、こうも切なく心を苦しくさせるのか…。
身を切り裂かれるような想い……求めれば求める程、その感覚は心の中で大きく脹らみ、
自身に重く圧し掛かる。
でもたぶん、それが無ければ淋しくて、更に辛く孤独な思いをすると思う。
その苦しみが女同士という、神の定めた理に背いた恋に身を焦がしている、
自分に対しての『贖罪』なのかとも思った。
女同士の恋…確かにそうだけど、それは自分にとっては少し違うかも知れない。
以前その事について、悩み、考えた事が有った。
幾度となく思考は堂々巡りを繰り返し、無為ともいえる時間と日々が過ぎて行った。
そして、苦労の末やっとひとつの答えに辿り着いた。
その回答が頭の中に浮んだ時。それが余りにも単純過ぎて拍子抜けしてしまい、
悩んでいた愚かな自分に対し、笑わずにはいられなかった。
自分は、女性が好きなのでは無い。
クレアが好きなのだと。
そして、そのクレアが偶然女性であっただけなのだと…。
そう、『自分はクレアという、個人が好きなのだ』
愛すべき者が出来て、結果として今の状況が出来上がった…それだけの事。
他人が聞けば、自分を取り繕った詭弁と言われるかも知れない…でも、何を言われても、
自分にとってはそれが『全て』で、変え様の無い『事実』なのだ。
167 :
00:03/06/07 00:26 ID:Fqpi0TTA
だが、正直それでも時々迷いが生じる時が有る……特にクレア本人を前にした時、その仕草や
物腰から、同性という事を嫌という程見せ付けられ、背徳感に苛まれた。
その結果、『事実』として導き出した自分の答えと向き合えず、再び悩んだ。
そんな日々を何度も繰り返し、今日の自分に至っている。
切ない…とても……だけどクレアを想い、好意を寄せて居る時の自分は、一番素直だと思った。
だから、好きでいる事は否定しない。自分らしいとさえ感じているから。
秘所に這わせている指に強弱をつけてみる…。
自分の身体だけに、感じる場所は心得ている。だが、その感じる部位は敢えて緩やかな指使いで
さらりと流す。
その方が無理に刺激するよりも感じる。自分はそういう性質だと理解していた…。
焦らした指の動きに合わせて、まるで糸に攣られたように陰部が痙攣を起こし、面白い様に反応する。
桜色で少し充血した肉壁の一部が、ピクピクと蠢いたかと思うと、全体がプルプルと震え、淫液を吐き出す。
その様はまるで、ひとつの自我を持つ、『生物』のような錯覚を思わせた。
「んっ…んんっ…」
自分の指でこんなに感じるのであれば、これがクレアの指の場合には、どんな感じだろうか。
快楽と喜びで、狂い死にしてしまうだろうか?
168 :
00:03/06/07 00:27 ID:Fqpi0TTA
想像してみる……白く、そして、細く長いクレアの指。
彼女が少し息を荒げ、その指で肉のカーテンをゆっくりと開く…。
「んっ……」想像と同じように、ネルは自らの指で花芯を人差し指と薬指で左右に押し開いた。
と、同時に興奮し、充血した肉襞がパックリと口を開き外気に晒される。
「くっ…んっ……」
ここを見たクレアはどんな表情をするだろうか…。
この切なくも、羞恥で溢れた自分の想いを受け入れ、共有してくれるだろうか?
『ネル……とても綺麗よ…私に全てを見せて…』彼女の声が聞こえて来る。
驚き、辺りを見渡す……。
しん、と静まり返っている部屋の中。自分以外に気配は無く、
当然ながらクレアの姿も無い。
169 :
00:03/06/07 00:28 ID:Fqpi0TTA
どうやら幻聴のようだった…。
再びゆっくりと目を閉じ、想いを噛み締める…(ありがとう…クレア)
自分が望んでいた言葉が聞けた…幻聴でも構わない。……そう、今は…。
くいっ、と腰を浮かせ、股間を見せつける様に突き出す。(私の全てを見ておくれ…)
液でほぐれた膣口に二本の指先を潜り込ませると、左右に力いっぱい広げる。
じゅっ……。
粘液で張り付き合っていた膣壁が、糸を引き分断され、中の柔肉が外気に曝け出される。
と、同時に膣内に溜め込まれていた愛液が大量に流れ出し、内腿を伝わり流れ落ちて行く。
「んあっ…!…」一際大きな喘ぎ声が漏れ、慌ててそれを飲み込む。
下の階には空想では無い、実際のクレアが居る……声を聞かれたら、大変な事になってしまう。
首に巻かれているマフラーをたくし上げ、口に含むと、キュッと噛み締める。
これで少しは声が殺される筈…。
再び膣口の指に意識を集中させる。今度は右手も使い自身を責め立ててみる。
広げられた肉洞の入り口付近を人差し指と中指を使い、ゆっくりと馴染ませる様に
捏ね回す。
「んっ…んんっ…」身体がビクビクと痙攣し、浮かせていた腰が耐え切れずに、ベッドに沈み込む。
「…ふっ…ふっん…」指の動きを止め、荒れた呼吸を整える。
そして、再び指を動かす。
右手の人差し指で尿道口を広げるように擦り、左手の人差し指と中指を膣口周辺で遊ばせる。
「うんんっ……」右手を上下運動。左手を円運動。それぞれ違う部位に併せて動きを加える。
170 :
00:03/06/07 00:29 ID:Fqpi0TTA
季節は冬。
部屋の中には暖炉があり、準備もしっかりとして有ったので、後は火を点けるだけとなっていた。
だが、駆け込んでベッドに倒れ込んでしまった状況なので、そのまま火も付けずに放置されている。
従って部屋の中も外気程では無いが、吐く息が白くなる程の寒さであった。
だというのに、額から汗が滲み出て来る程熱かった…。
額だけでは無い、全身…特に股の部分は愛液が溢れ出している事も手伝ってか、蒸れて
湯気すら出ているのかと思われる程、熱を帯びている。
震える手で規則正しい運動を繰り返す。
「んっ…くうんっ……」押し殺した自分の喘ぎ声。その声で更に淫らな気分になり、性感が
高まって行った。
「んふっ!!」尿意を催してしまい、思わず尿道を刺激していた指を止めた。
このまま刺激し続けていると、粗相をしてしまう……。
快楽で鈍った思考では有ったが、流石にそれはまずいと云う判断を下した。
ゆっくりと閉じていた目を開ける…明りの無い暗がりの部屋が、どこか現実から
思考を引き離している様に思え、今のこの状況を夢の中の出来事にすら感じさせていた。
171 :
00:03/06/07 00:31 ID:Fqpi0TTA
「ふぅ…」一際大きく息を吐き出す。と、右手で胸の上を覆う服の生地を中心へと寄せる。
寄せた生地が上手い具合に胸の谷間ではまり、隆起した双丘が戻ろうとするそれを押し返す。
後は胸に直接触れている生地を残すのみ…ゆっくりとそれを下へとずり下げる……。
そこだけが違う感触で有る事を主張するかの様に、伏せたお椀型の乳房がぷるぷると震え、
視界に飛び込んで来る。
一呼吸置いて胸には触れずに、再び右手を股間へと運ぶ。
そして、溢れた愛液を指で秘部から掬い取ると、再び胸の位置まで液がこぼれぬ様にゆっくりと持って行く。
そして、その愛液で濡れた指先を、痛い程に張り詰めている、桜色の乳首の上でピタリと止めた。
と、愛液が指先の一点に寄り集まって来る……その雫が重力に耐え切れず、ぽたりぽたりと、
起立した乳頭へと滴り落ちた。
「んっ…」それを合図に自分の指先を『刷毛』代わりに、乳首を中心として愛液を胸全体に塗りつける。
途中、液が足りなくなれば、股間から補充し、満遍なく塗布して行く。
塗り付けた愛液が、体温で温められ何ともいえぬ匂いを放つ…。
深く息を吸い、それを鼻腔へと送り続けた。
左手の指の動きを再開させる…膣口を先程の様に捏ね回し、浅く…指の一つ目の関節まで
潜り込ませる。
「んっ…ふぅ…」埋め込んだ人差し指と中指を波立たせる様に蠢かせ、少しずつ…少しずつ…
ゆっくりと肉洞の深部を目指し、沈み込ませた。
「ふっ…んんっ…」指が膣内に沈み込む度に、痺れた感覚が股間から全身へと伝わる。
この感覚は何度も経験している筈なのだが、不安と期待が常に沸き起こり、不思議と
新鮮な気持ちにさせられた。
172 :
00:03/06/07 00:31 ID:Fqpi0TTA
ぷぷっ…。
差し入れた指に押され、肉洞を震わせて空気が逃げて行く…。
少々恥かしい感じもしたが、快楽に後押しされた今の状況ならば余り問題では無かった。
柔肉の抵抗を常に受け、それでも尚、肉洞の先を目標に指を沈み込ませる。
「ふっんんっ…」
とても不思議な感じがする…。
指の神経は膣肉のとろける様な感触を捉え。そして、膣の方は指の事を侵入して来た
『異物』と捉えている。
責める側と責められる側。今自分は、違う感触を同時に味わっているのだ…。
異物が根元まで埋め込まれた…。
「んふっ…」安堵の吐息を漏らし、一息つく。
ぞわぞわとした感触が膣内で沸き起こる…。
意志とは関係無く、侵入して来た異物を歓迎して、肉襞が必要以上に絡んでまとわり付き、
更に奥へ、奥へと導いているのだ。
「……」何て、いやらしい身体だろうか…自分の身体ながら、そう感じずには居られなかった。
浅ましく…そして、貪欲だ。
173 :
00:03/06/07 00:33 ID:Fqpi0TTA
はやる肉襞の動きに逆らい、指をゆっくりと動かしてみる…。同時に愛液を塗りつけて
準備していた胸も責めたてる。
乳首を指で押し込み、そのままの状態でグリグリと動かす。硬いしこりと、元に戻ろうと
必死に抵抗をする感触が指先に伝わる。
「んっ…」
指を離すと、指の圧力に屈していた頂きが、ムクムクと回復して先程以上に硬さを増した。
それをすかさず指で摘み上げ、引っ張り上げ、クリクリと指を擦り合わせる様に動かした。
ttp://www61.tok2.com/home/kuromame/img/65.jpg 「んっ…ふっ…んっ……」
指の動きに併せ、肉襞も活発に蠢く。
肛門の括約筋に力を入れる…と、膣壁がキュッと窄まり、指の締め付けが更に強くなる。
「んんっ…!!」
絡みつくねっとりとした肉の感触。その感触に逆らう様に、指を一気に膣口まで引き抜く。
「…!!」その勢いで、絡んでいた襞さえも引き摺り出てしまうのでは無いか…という程の
痛みに近い、強烈な刺激が沸き起こった。
ビクンと、大きく身体が仰け反り、内腿の筋肉がピクピクと激しく痙攣を起こす。
(…もう…だめぇ……)焦らしていたのもここまでが限界の様だった。
乾き、極度の空腹を迎えている肉体が、快楽という養分を欲し、必死に哀願をしている。
その願いに応える様に、引き抜いた時と同じ速度と要領で、指を膣内に埋め込む。
じゅぷ…!!
「んんんっ…!」指の埋没と共に愛液が迸り、周囲に飛散する。
たった一度の強い出し入れ…その動作で、思考の中の何かが外れた。
いや、ここまで焦らし、想いを募らせた事が、せき止められていた性欲への呼び水となってしまい
いとも容易く理性を押し流してしまったのかも知れない。
174 :
00:03/06/07 00:34 ID:Fqpi0TTA
ぷっ…ちゅぷっ…ぷっ……にゅぷっ…。
「んんっ…んくっ…ふうっんんっ…!!」
次第に早くなる指の動き…。
小刻みに揺れる身体の振動を受けたベッドが、ギシギシと小さく、一定の音を立てて部屋の
中に木霊する。
爪先がピンと真っ直ぐに伸び、綺麗に敷かれたシーツを引っ張って大きなシワを作った。
「んっ!んっ!んっ!んんんっ―――〜!!」
―来る。
そう感じ取り、更に指のピストン運動を早める。
じゅっちゅちゅっくぴゅっじゅぷっ…。股間から発せられる淫らな音から間隔が無くなり、
続けざまに鳴り響く。
膣壁がキュッと窄まる。そして、全身が浮遊感にも似た感じに包まれた。
見開かれた目が虚空を泳ぎ、視界がチカチカと明滅を繰り返す。
「んあ゛―――――〜っ!!」ビクビクと一際大きく身体を震わし、全ての肉体と意識を
沸き起こっている感覚に預け…登りつめる。
何と表現すればいいのか判らない。一言で表現するのなら、そう…『白』だった。
意識も、思考も全て白く塗り付けられた感覚だ…。
大きな波が次第に引いて行く…快楽を共に引き連れて…。
そして、いつも残されるのは、憔悴した肉体。そして、虚しさと自分に対しての嫌悪に
満ちた心のみだった…。
175 :
00:03/06/07 00:35 ID:Fqpi0TTA
だが………(まだ…まだだ…)このままでは終わらせられない。
絶頂を迎え、興奮も冷めやらない身体をうつ伏せにし、膝を曲げると尻だけキュッと、持ち上げる。
股間は元より、その周辺や太腿まで、愛液でべっとりと粘ついて居る状態だった。
尻を持ち上げた事により、膣口を頂きとし、高い所から低い所へ……愛液が林立する陰毛を抜け、
へその方へと伝わり落ちて行く。
衣服を脱いでいない為、その流れた液が服の生地へと染み込んで行った。
身体の前の方から、痺れた感覚を残している右手を回し、両足へと割り込ませる。
そして、肉の土手をゆっくり擦った。
「んっ…」
咥えたままで、唾液でベトベトになってしまったマフラーの生地を、左手で纏め上げると、
口内へと含ませた。
「ふっ…」鼻腔から荒い息が漏れる。
左手を右手側とは逆の背中の方から回す……白く、大きな尻肉を撫でる様に通過し、割れ込んでいる
中央の谷へとゆっくり滑り込ませた。
指の先には、先程から期待で打ち震えて、ひくひくと痙攣している『肛門』が有る。
人差し指を使い、その周辺を緩急を付けて円を描く様に撫で上げる。
「んんんっ…!!」
…恥かしくて人には言えないが、自分は肛門を弄られると異常に感じる。
いつその事に気が付いたのかは忘れてしまった…だが、いつの間にかここを弄るのが習慣と
なってしまっていた。
一本一本の肛門のシワを確認するように指で広げてみる…。
それと同時に膣口に…今度は遠慮無しに指を挿入する。
「んんっ…ふっ……」
良く解れた肉襞が再び侵入して来た、無遠慮なそれを手放しで歓迎する。
歓迎に応え、指先を挿入したままの状態で、くっ、と曲げ挨拶を送る。
「ふぅんっ…」
肛門で遊ばせていた指を性器周辺に持って行く。そして、溢れる愛液をたっぷり塗りつけ、再び肛門へ…。
そして、先程と同じ様に指を蠢かせ、肛門に塗りつけた。
肉の蕾は特に丁寧に…排泄の器官であるそれに、指をこじ入れようというのだ…。
176 :
00:03/06/07 00:36 ID:Fqpi0TTA
人差し指を蕾に押し当て、蠢かせる。ドキドキと、期待が脹らむ。
そして、少しづつ…指を埋め込んで行く。
「くっ…」
蕾の肉穴は、膣のそれと比べるまでも無く、キツく、侵入を拒んで来た。
少し強引に押し込まなければ、その弾力で押し返されそうだった。
だが、慎重に行わないと、その先に在る肉洞の粘膜は非常に柔らかく、傷つき易い。
力強く…そして、慎重に…だ。
膣内の指の動きにも変化を付けてみる。
螺旋を描く様に指をうねらせ、膣道の中程…少しカーブを描いている位置まで引き上げる。
そこで指を腹側に曲げ、肉壁の一点に意識をに定め、刺激する。
「ふぅうぅっ……」くすぐる様に上下に…「くうぅっ…んんっ!」
ここが膣壁で一番感じる場所…。
だから、丁寧に優しく…。
「んんっ」
177 :
00:03/06/07 00:37 ID:Fqpi0TTA
快楽に見を委ねている間に、肛門が根元まで指を飲み込んでいた。
指の根元は相変わらずの、きつい締め付けだったが、その先の空間は結構広く、
指先が自由に動かせた。
「ふっ…ふぅんっ…」中で蠢かせる。
膣内の指もその動きに併せ、再び奥へと押し込んだ。
(今度は…大丈夫だろうか……)
先程気をやったばかりで、こうしてすぐに始めたのは、一種の『罪滅ぼし』の様なものだった。
快楽に溺れ、大切なものをおざなりにしてしまった、自分…。
絶頂を迎え、醒めて行く意識の中でその事に気が付いたのだ。
178 :
00:03/06/07 00:38 ID:Fqpi0TTA
(…クレア)そう…愛しいクレア。
彼女を置き去りにして、自分は気をやってしまった。
(今度は…一緒に……)
その想いを胸に、膣内と肛門に埋め込んだ指を動かす。
「んんんっ…」
指を交互に動かす。膣の指を引き抜くと同時に、肛門の指を深く押し込んだ。
今度は逆。
肛門指を引き抜くと、膣の指を深く差し込む。
「んっ…んっ…」交互に…次第に早く。昂ぶりと想いに任せ指を動かす。
「くうっん…ふっ…んんっふっ!!」
ちゅぷっ…ちゅぷっ…。さっき、あれ程愛液が出たというのに、まだ溢れ出す。
濡れて、ぬめ光る肌の上を再び流れて行く。
「んんっんんんっ!」二回目という事も有り、意外にも波が早く訪れる。
埋め込んだ両方の指を中で合わせる様に擦る。
肉壁を通して、互いの指の動きが伝わる。
「…っ――――――〜!!!」
意識が再び白く塗り固められる……白く…だか、その先に何かが見えた。
(…クレア)
それは、彼女の姿…優しく…美しく……。
とても大切な彼女の…。
そして……意識が白く、塗り固められた。
179 :
00:03/06/07 00:39 ID:Fqpi0TTA
……音も無く部屋の扉が開く。
開け放たれた扉の隙間から、廊下を照らしている蝋燭の薄明かりが差し込む。
その明りを遮る様に人影が伸びた。
影の主は注意を払いながら、部屋の中の様子を伺った。
部屋の中で動く気配が無い事を確認すると、扉の隙間から顔を覗かせ、部屋全体を見渡した。
ベッドに眠るこの部屋の赤い髪の利用者の姿を確認し、落ち着いたのか、胸を撫で下ろす。
そして、音を立てずに部屋へと足を踏み入れた。
ゆっくりと、一歩ずつ…好奇心に背中を押され、静かな寝息を立てているその者のへと
向かい歩みを進める。
が、この時点で『訪問者』は、眠る彼女の事を過小評価いている事に気が付かないで居た。
眠る彼女=ネル・ゼルファーは、部屋の扉が開いた時点で気配を察知し、『訪問者』の存在を
を捉えていた。
彼女は隠密…それも、シーハ―ツで頂点に立つ『クリムゾンブレイド』だ。
180 :
00:03/06/07 00:40 ID:Fqpi0TTA
だが、今眠る姿は偽りでは無く、寝息も演技のものでは無かった…。
『訪問者』の気を察知した時、隠密という殻をいつもの様に無意識で脱ぎ、
一人の只の人間で、『女』で有る事を選択したからだ。
『訪問者』が…『彼女』がネルにとって特別な存在だったからこそ、無防備に
眠り続ける事が出来た。
『訪問者』は、ベッドの前でピタリと止まり、ネルの身体を頭の上から爪先まで、食い入る様に見詰めた。
そして、コクリと唾を飲み込む。
先程の絶頂の後、3回果てたネル…さすがに疲れ果て、いつしかそのまま眠りに就いてしまっていた。
当然ながら、服を着替える時間も身体を拭く間も無かった。
だから、ネルの今の状況は、とても他人に見せられるものでは無かった。
陰部や胸は曝け出され、愛液も飛び散るままの姿だった。
艶かしくも、妖しいその姿…。
一目だけ寝顔を見ようと訪れたのだが…コクリと再び口内に溜まった唾を飲み込む。
が。
大きく首を左右に振る、これでは『夜這』だと、沸き立つ欲情を否定した。
だが…自分が望んだものが目の前に在る……心では否定しても、身体に言う事を聞かせるのは
困難に近かった。
いつもの様に肉体に火が灯り燻り出した。その熱が花芯を疼かせ、潤いの液を滴らせる。
(………)こんなにはしたない自分をネルは軽蔑するだろうか…いつもこの状況に陥ると
そう感じていた。
こんなに感じ易い自分の身体を呪いながら…。
181 :
00:03/06/07 00:41 ID:Fqpi0TTA
(少しだけなら…)そう思い、震える右手を曝け出されている、ネルの性器へと伸ばした。
罪悪感が、チクチクと心を突付き、伸ばしていた右手を振るえる左手が制した。
(うっ……)感情が昂ぶり、頬を涙が伝わり落ちて行く……悲しく…そして、辛い。
想いを寄せている、『愛しい人』が側に居るというのに、どうしてこんなにも、辛く、悲しいのか…。
この切ない想いと、『あの』時交わした事を、全て打ち明けられたらどんなに楽な事だろうか…。
でも、それは叶わない事…何故なら今の状況を望んだのは…。
じっと、ネルの寝顔を見詰める。
穏やかで、優しく、それでいて力強さを滲み出している…。
(私の全て…貴方が望んだのなら、私はその側で咲く、名も無き小さな花でいい…)
そう…例え見向きをされなくても、側で咲いていたい…。
いつまでも、ずっと……。
ずっと…。
182 :
00:03/06/07 00:42 ID:Fqpi0TTA
俯き、項垂れた視線の先に、何かが入った…。
床に転がり落ちている『それ』が妙に気になり、屈んで指で摘み上げる。
(…これは!)それは、ネルが脱ぎ捨てた、汚れた『下着』だった。
(はぁっ……)ドクドクと心音が高まる…いけないとは思いながらも、震える両手でそれを
ゆっくりと広げた。
広げたと同時に、どろりと指に粘り気の有る液が纏わり付く。
それが何なのかは、もちろん理解出来た。
理解すると同時に、液の付いた指先が自分の口内へと押し込まれていた。
(はぁっ……)ゾクゾクと全身が、思わぬ収穫に喜び、打ち震える。
霞みの掛かった意識が、更に供物を求め、辛辣な指示を送って来た。
だが、それに逆らわずに心の中で頷くと、下着の…それも直接性器に触れていた部分の布地を
口に含んだ。
味は…先程の愛液よりも濃密な感じがする。
それを全て嘗め尽くしたい衝動に駆られ、舌先を窄めると下着の生地に這わせた。
「んっ…」喜びで思わず声が漏れる。
慌てて眠るネルの方を見た……静かな寝息が聞こえる。
ほっ、と胸を撫でおろし、震える足で立ち上がる。
183 :
00:03/06/07 00:43 ID:Fqpi0TTA
(ごめんなさい…)こんな事をしに来たのでは無かったのに…。
いつもは平静を装っているのだが、ネルの事に関してはその枠組みから外れる…。
ゆっくりと目を閉じる。
(でも…これだけは許してね……)そう心で告げると、再びネルに近付いた。
そして、静かに眠るネルの顔に自分の顔を近づけて行く……。
お互いの唇が重なり合う……。
時間にして僅かな、瞬間ともいえる時間。触れるか、触れないかの軽い口付けだった…。
「んっ…」その感触に反応してなのか、唇を離したと同時にネルが寝返りを打った。
『訪問者』は目が覚めたのかと驚き、暫く見詰めたが、再び静かな寝息が聞こえ、心を落ち着かせた。
(おやすみなさい…愛しい人…)震える足で、音を立てずにゆっくりと離れる。
一度ネルの方を見ると、銀髪をなびかせ『訪問者』は部屋を後にした。
ネルはその日、不思議な夢を見た…懐かしく…そして、暖かい…夢。
だけど、朝日が昇り、目が覚めると同時に……それを忘れてしまった……。
『クリムゾンブレイド』(番外編その3,5) END
_n
( l _、_
\ \ ( <_,` )
ヽ___ ̄ ̄ ) グッジョブ!!
/ /
185 :
00:03/06/07 00:59 ID:Fqpi0TTA
うおっw 全部書き込めたw
ちょっと、恥かしい話しですけど、すみませんです。
で、書いている途中で、読んでいた小説と、かぶった表現を見付けてブルー
になったりしました。(そのまま使ってますけどw)
本当は、絵の方は3枚だったのですけど、はしょってしまいました。
それと、二回目のオナニーは消化不良気味で終わってます。
両方共、後で加筆修正したものをアップしますね。
というか、やっぱりエッチは相手が居ないとダメですね…かなり大変でした。
それと、かなり急いでアップしたので間違い等有るかも知れません。
見付けたら後ほどお知らせします。
6-390さん あちらのスレの、あの時の方でしたか〜w
あれ以来、見掛けなかったので、気にしていました。
絵は今回もバッチリ保存させて頂きました。
良い意味で、個性的で自分は好きです。負担にならなければ、また
絵の方もお願いします〜。
話しもメチャクチャエロいですよw
自分の書くネルたんも二股かけるぐらいの気概が有ればなぁw
何か、情けない感じがします。
みなさんお久しぶりです〜…って覚えてる人も少ないですかね。
一通りゲームも終わらせてこのスレからも少し離れてたんですけど、
スレの勢いが弱まるどころかどんどん人が増えてるみたいで感動です…。
私も久々にクリエイターものでも書いてみようかな?
久々にカキコ。みんな戦闘力が高くて素晴らしい。
スカウターが壊れそうだよ(w
スカウターといえば…アルベル×ルミナ編も早く終わらせなくては…。
188 :
70:03/06/08 07:48 ID:iQsvCRGi
>>00たん
そうか、ネルたんのぱんつが黒いのはそういう理由だったのかと目からウロコでつ…(;´Д`)ハァハァ
えろ描写とかすれ違いみたいな恋愛描写とかすげいです。百合萌え。
ラブラブいいなあ。うちの脳内クレアたんはキティークですw
あぼーん
190 :
00:03/06/09 18:05 ID:l13yMO0t
やっぱり間違いが沢山有りました…。
>>171 8行目の頭の「そして」は削除で…。
>>176 10行目「肉壁の一点に意識をに定め」→「肉壁の一点に意識を定め」
>>177 1行目 「快楽に見を委ねている」→「快楽に身を委ねている」です。
他にも漢字間違いが有りそうですけど…。
う〜ん…それにしても、後半に進むに連れて文章が急ぎ足っぽくなってますね…。
もう少し柔らかい文体にしたかったです。
>>188さん 黒パンツは、本当のところは、制服(軍服?)の一部なのでしょうねw
話しの方は、一応番外編なので、せつない感じを狙ってみました。
本当は、この話のクレアたんは……です。
かなり〇〇〇てますw
予告すると外した時にまずいので、とりあえずがんばりますとだけ言って置きますw
それと、絵の方は今後も描いても良いものでしょうか?
一応、挿絵的に描いたものなので、こちらにアップしましたけど、
角二と住み分けた方が良いものか、考えてしまいました…。
>>190 挿絵ならいいんじゃないですか。SSがメインなわけだし。
個人的には自作絵なら許容範囲なんだけど、絵のアドレスを貼ってく板ではないと思うので
挿絵以外は虹のスレの方が適してるかなと。
まあバランスっていうかその場の雰囲気見て住み分けすればいいんじゃないですかね。
あんまり絵ばっかになると虹なのかエロパロなのかわからなくなるというか。
188氏も普通に向こうに投稿した方がよかったと思うんだが…
それはともかく、00氏の本編期待してます。
213 ◆yd2spXCTbA殿、デーモンロード物の続きまだでしょうか?
めっちゃ楽しみにしてます。
193 :
名無しさん@ピンキー:03/06/10 03:46 ID:D4nKJja6
192に激しく同意
194 :
名無しさん@ピンキー:03/06/10 15:00 ID:GMKKJvWL
黒豆ログホカソ庫って消えたんですか?
あぼーん
みんなはSO3のフィギュアコレクション予約したかい?
箱買いすれば全種そろうらしいんで、思い切って買おうか迷ってるんだが…。
あぼーん
>>196 迷ってるからなんなんですか?
そういう話題は家ゲ板の本スレで。
200 :
名無しさん@ピンキー:03/06/11 00:25 ID:mPhs3T63
アブラアゲ
あぼーん
202 :
00:03/06/11 00:44 ID:9blrreGx
むしろここのスレは、雑談の類が少なくて何と言うか、盛り上がりに欠けている
と思うのですが…。
他のスレなどは、半分ぐらいが雑談で終わってますよ。
盛り上がっていた方が話しを書くにしても、見るにしても、気分的に
全然違いますから。
萌え話し(雑談)から、妄想が脹らんでやる気が出たりする時も
自分の場合有りますので、出来れば楽しくやって頂きたいと思います。
スレが埋まったら、また新しく立てればいい訳で、本当に大切なものは、
雰囲気ではないでしょうか?
と、いう事で、ここを見に来られている方、気軽に書き込んでくださいw
そういえば、聞きたい事が有ったのですけど、ネルの父親は、先代のクリムゾンブレイド
ですよね.
クレアは先代のクリムゾンブレイドと、何か繋がりが有るのでしょうか?
変な間違いを書いたらマズイと思いましたのでw
>>202 先代とのつながりについてはゲーム中では特に語られなかったと思う。
クレアとネルは幼馴染家なんかじゃなかったかな?
まぁ二人ともコネじゃなく実力で今の地位にいるのは確かだろうけど。
204 :
名無しさん@ピンキー:03/06/11 05:47 ID:R8VcSEbw
クレアは先代の奴隷とか。。。
すみません、嘘です。実は私の奴隷です。w
>204
覚 悟 は 出 来 た か ?
カチャ(#´▽`);y=-(;゚Д゚)
クレアだけは譲れねぇ…ッ
>>205 いや、って言うか今も俺のそばでオ○ニーしてるし。ってかさせてるし。w
207 :
アヒャ:03/06/11 15:19 ID:5WvqXZvw
ワラタ
久々のカキコじゃ
まぁ確かにこのスレは以前に比べると明らかに盛り上がりに欠けてるし、
他スレ見る限りじゃ結構雑談が多かったりしてる。
それにSSばっかのスレってのも肩凝るっしょw。だから基本的に書き込むのに枷は
不要だと思うよ。
じゃあ最後に一つ、
ク レ ア は 譲 ら な い w(爆
209 :
430:03/06/11 17:17 ID:Gznxx5nq
俺は問答無用でアニスを戴きm ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
雑談しつつ良質SSが降ってくるって方が見てただけの時期は和んだなぁ・・・
なんかよさげなネタないかな・・・アニスは俺には汚せません(ノд`)聖域ナノデス...
>206
光 の 速 さ で 逝 っ て こ い ッ !
(#゚Д゚);y=-( ゚Д゚)・∵.ターン
;y=-(#゚Д゚)・∵.クレアは漏れのもんじゃい!コンチクショーッ!!
クレアたん大人気だね。
某攻略サイトの人気投票みてもメインキャラ並に人気あるし。
そこのSO3のキャラ人気って
マリア>アルベル>>>>ネル≧フェイト>クレア>その他って感じだった。
久しぶりのカキコです。
デーモンロードのほう、きっちり少しずつですが、執筆進んでますので、
そのままもう少しお待ちくだされ…。
最近、鬼畜モノを多く書いていたので、少しマンネリ化してきたので、
ただ今、自分にとっては斬新なモノに仕上がるよう、いろいろネタを捻ってます。
>>430氏
自分もアニススキーですが…すみません、汚してしまいました。
光の速さで…y=-( ゚Д゚)・∵.ターン
このデーモンロード仕上げたら、今度は久しぶりに恋愛モノでも書いてみようと計画中…。
しかも、メインキャラ以外の男を主役にしてみようかと…。
213 :
ネル:03/06/11 19:58 ID:Abcj0HkW
>>210 クレアはあたしのもんさ・・・誰にも渡さないよ!
あぼーん
215 :
70:03/06/11 20:47 ID:A3SSYDpo
>>191 たしかに板違いだったかも…ごめそ。
>>211 ミラージュたんはカテゴリーその他ですか…・゚・(ノД`)・゚・
クレアは絶対パーティー入りすると思ってただけに、小動物がやってきたときは
殺意にかられますた。
他にもウェルチたんとかミラージュたんとか使いたかった…
>>213 ◆yd2spXCTbA
めちゃ楽しみにしてます!
がんばってください!
217 :
430:03/06/11 22:32 ID:Gznxx5nq
ふと思う。
メ リ ル は 人 気 あ り ま す か
やはり、リジェールだな。年中腹空いてる女性萌え。
221 :
もぽえ:03/06/13 00:01 ID:gnKD6FQ2
まったく需要がなさそうなアストール×タイネーブです。
前置き長く、エロは途中で切れぎみです。
−−−
カルサアの風は埃っぽい。タイネーブは短い金髪を手ぐしで少しなりとも整
え、そして深呼吸する。隣を歩くファリンは、そんなタイネーブを見て苦笑し
ている。
隣の家との違いなど目につかない、良く似た佇まいの民家の前で二人は足を
止める。入り口に近づくと、ドアは内側から開かれた。
「ようこそ、時間通りですね」
暗い赤髪の男性が顔を出す。タイネーブとファリンは屋内に入った。
「アストールさんおひさしぶりですぅ」
「……お元気ですか」
タイネーブとファリンは、アストールにぺこりと頭を下げた。
「久しぶりですね。こちらはつつがなく。あなた方にはお変わりありません
か?」
特徴のない平凡な顔立ちに、アストールは柔和な笑みを浮かべている。
タイネーブはアストールの方に体を向けながら、視線だけを反らしている。
顔が少し赤い。そしてタイネーブを見つめるアストールの瞳はとても優しげだ。
(まったく、この二人はいつまでこのままなんですかぁ?)
随分前から互いに好意を持ちつつも、一向に進展しない二人を、ファリンは
じれったく思っている。
「……ネル様からです」
タイネーブは蝋で封をされた書簡を差し出す。その手は震えている。
アストールは無言で受け取って開封した。
222 :
もぽえ:03/06/13 00:03 ID:gnKD6FQ2
(んもう。手ぐらいにぎったらどうですかぁ〜)
ファリンは一人でいらいらしている。
アストールは読み終わった紙片を暖炉にくべ、燃え尽きていくのを眺めてい
た。その横顔を、タイネーブは夢見るような目で見つめている。灰が崩れるの
を確認したアストールが振り向き、タイネーブと目が合う。微笑するアストー
ル、そしてうつむくタイネーブ。
「え〜い! 二人とも何やってるんですかぁ!」
ファリンはとうとう心中を声に出してしまった。アストールとタイネーブは
きょとんとしている。
しまった、と思いつつ、引っ込みがつかなくなったファリンは続けた。
「好き同士が、それもいい大人が、なぁんにも進まずにいるのって、いらいら
しますぅ!」
タイネーブはものすごい勢いで首を振った。
「なななな……何言ってるのよファリン! わ……私にとってアストールさん
は頼れるお兄さんみたいな素敵な人で……そのぅ……」
熟れたトマトのように赤くなった後、タイネーブはドアに向かってダッシュ
した。
「私、ちょっと頭冷やしてきますっ!」
「ちょっとタイネーブ、どこ行くですぅ?!」
ファリンの静止をふりきり、タイネーブは街中へ走って行った。
「隠密らしくない行動ですねぇ」
ぼそりと呟き、振り返ったファリンは動揺した。
「『お兄さん』か。そうか……なるほど……はははっ」
アストールは乾いた笑いを響かせていた。ファリンが見たこともない虚ろな
表情であった。
(やばいですぅ)
「アストールさ〜ん?」
223 :
もぽえ:03/06/13 00:04 ID:gnKD6FQ2
アストールはテーブルの上で手を組み合わせ、上に額を載せた。
「彼女にはもうこの世にいない兄がいましたね……私はその代わりという訳で
すか」
(これはファリンのせいです……よねぇ? まずいですぅ。何とかしないとい
けないですぅ)
「アストールさん、タイネーブはあなたを一人の男性として好きなんですぅ。
良く一緒にいる私が言うんだから、間違いないですよぉ」
ファリンは焦りながら言った。しかしアストールから返ってきたのはこんな
答えだった。
「慰めてくれてありがとう……」
「どうしてそうなるんですかぁ!」
ファリンはテーブルをばしん、と叩いた。ついでにアストールの頭も叩いて
しまった。
母親に叩かれた子供のように頼りなさそうな顔をして、アストールはファリ
ンを見上げている。
「タイネーブを連れてきますぅ。それまでにいつものアストールさんに戻って
おいてくださいですぅ」
ファリンは通りに出て行った。
224 :
もぽえ:03/06/13 00:05 ID:gnKD6FQ2
タイネーブは通りで猫をなでなで、ため息をついていた。
「はぁ……」
「ニャーン」
「ふぅ……何やってんだろ私……」
「ニャーン」
猫はタイネーブの独り言に、律儀に返事をしている。通行人は、タイネーブ
を哀れみの目でちらりと見、足早に去っていく。
「んもう! タイネーブは馬鹿ですかぁ?」
呼ばれて、タイネーブはぼーっとファリンを見ている。
「どうせ私は馬鹿だよ」
「ニャーン」
「開き直りはカッコ悪いですよぅ」
「カッコ悪い……まさに今の私のことだよね」
「ニャーン」
猫はタイネーブの指を舐め始めた。
「あははっ、舌がざらざらしてくすぐったいな」
トラ模様の猫の行動に、タイネーブは和んだようだ。ファリンがぽそっと言
った。
「人間の舌はざらざらしてないですよぅ」
タイネーブはきょとんとしていたが、すぐにボッ、と赤くなった。ファリン
は笑った。
「タイネーブはやらしいことを想像しましたねぇ?」
「ししししてないよ」
ファリンはいつも通りの眠そうな顔と声だったが、意地悪さが見え隠れする。
「その猫ちゃんより、アストールさんに舐めてもらった方が楽しいですよぅ」
タイネーブは赤面したまま絶句している。
225 :
もぽえ:03/06/13 00:07 ID:gnKD6FQ2
「……ファリンってば」
ぽそりとそれだけ言うと、タイネーブは猫ののどをなでる。ごろごろと低い
音がした。
「タイネーブ、自分に素直になるですぅ。私たちの仕事内容はこんなでしょ
う? タイネーブやアストールさんが、明日死んだってなんにも不思議じゃな
いんですよぅ? そんなことになったら、自分の気持ちを伝えられなかったこ
と、どんなに後悔することになるかわかんないですよぅ?」
ファリンとしては、ここはすこし脅しをかけてやらないと、というほどのつ
もりだった。しかし彼女のこの台詞を聞いたタイネーブは固まってしまった。
動かなくなったタイネーブの手を、猫は再び舐め始める。
「ニャーン?」
猫はタイネーブの脚に体をおしつけて、すりすりする。猫のしましまの毛並
みの上に、ぽつんと水滴が落ちた。タイネーブは泣き出していた。
ファリンはぽかんと口を開けた。
「想像しただけで泣いちゃったんですかぁ?」
「だ……だってファリン……ぐすっ」
ファリンは唐突にタイネーブの頭を抱いた。
「ちょっとファリン!?」
むにゅっと柔らかな胸の感触に、タイネーブはどぎまぎする。
「私が悪かったですぅ。ごめんなさい」
「……ファリンは何も悪くないよ」
タイネーブがファリンの胸の中から顔を上げると、ファリンは母親のような
優しい笑みを浮かべていた。
「それじゃ帰りますよぅ。アストールさんが心配しますぅ」
「……うん」
二人は何となく手をつないで、アストールの隠れ家に戻って行った。
226 :
もぽえ:03/06/13 00:07 ID:gnKD6FQ2
アストールは夕飯の準備を始めていた。
「アストールさん、このお鍋はなんですかぁ?」
ファリンはキッチンの片隅の鍋をのぞいている。
「オール・スレイヤーの主人にいただいたものですよ」
ファリンはフォークで、鍋の中をつついてみた。ホワイトソースの上にチー
ズが焼き付けられている。その下はトマトソースやらひき肉やらがいっぱいだ
った。
「この料理……もっとナスが入ってるはずじゃありませんかぁ? 何だかやけ
にトマトっぽいんですけどぉ」
ファリンは、武器屋の女主人のことを思い出して嫌な予感がしてきた。
「そうなのかい? 私はその手のことには疎くて良く分からないが」
アストールは、ジャムの瓶を見ている。残り少ないことを気にしているよう
だ。
「私、ちょっとオール・スレイヤーまで行ってきますぅ。しばらく戻ってきま
せんからぁ」
ぎこちない動きで果物の皮をむいているタイネーブに声をかけると、ファリ
ンは出て行った。
227 :
もぽえ:03/06/13 00:09 ID:gnKD6FQ2
キッチンの中は、気まずい沈黙が続いた。アストールは、瓶のフタを開けた
り閉めたりを繰り返していた。そして、思いきり強く閉めてしまった。ようや
く決心したアストールはすっと立ち上がった。
「タイネーブ」
「は、はい?」
包丁を持ったタイネーブは不安そうな顔をしている。アストールはにっこり
と笑った。しかし緊張のあまり少しひきつっていた。
「私は君が好きだよ……君にとって私は兄代わりでしかないのかもしれない
が」
タイネーブの手から包丁が落ち、床にさくっと突き刺さった。
「大丈夫かい!?」
「すいません……何ともないです……」
涙をぽろぽろこぼし始めたタイネーブの肩をアストールはつかむ。
「タイネーブ?」
「……ご、ごめんなさい……あの……びっくりして……あんまり嬉しくって…
…」
タイネーブの純な様子に、アストールはたまらなくなった。そのままぎゅっ
と抱きしめてしまう。
「アストールさん……あなたは私の兄とは違います」
タイネーブはアストールの胸に顔を押しつけた。ファリンとは全く違う、か
っちりした感触だった。
顔を上げると緊張のあまり怖い顔をしたアストールが見下ろしてくる。タイ
ネーブは震えながら顔を近づけて目を閉じた。
アストールはそのままタイネーブに口づけした。腕の中のタイネーブは細か
く震えている。落ち着かせようと背を撫でるが、アストール自身も足元から震
えてきてしまっている。
228 :
もぽえ:03/06/13 00:09 ID:gnKD6FQ2
二人は唇を離し、はぁはぁと息をついだ。
タイネーブは懸命に勇気をふりしぼって言った。
「アストールさん……私を抱いてください……」
「は? え!?」
アストールは本来細い目を大きく見開いている。タイネーブは赤くなりなが
らも、じっとアストールを見つめながら言う。
「ファリンに言われて気づいたんです、私たちはいつ死んでもおかしくない。
だから……」
「……タイネーブ」
体を寄せてくるタイネーブが愛しく、アストールは彼女を寝室に連れて行っ
た。緊張しきっている二人の足取りはあやしかった。
229 :
もぽえ:03/06/13 00:11 ID:gnKD6FQ2
「あんまり見ないでください……私の体、女らしくなくて……」
タイネーブはベッドの上で肌をさらした状態で、顔だけを隠していた。
「君はとてもきれいだよ」
アストールは顔をおおっているタイネーブの手を取ると、顔をじっと見下ろ
す。
「アストールさん、恥ずかしい……」
顔をそむけようとするタイネーブの頭を抱き、アストールは軽いキスをする。
空いた方の手は、壊れ物を扱うかのようにタイネーブの体をそろそろとなでて
いた。しかし軽くふれているだけだったアストールの手の動きも、少しずつ変
わっていく。
胸をもまれても特に何も感じないタイネーブだったが、アストールに生まれ
たままの姿を見られ、体に直接触れられているというだけで、恥ずかしさと嬉
しさで体が熱くなってしまう。
アストールはタイネーブの胸に顔をうずめ、感触を味わった。次に乳首を口
に含む。
230 :
もぽえ:03/06/13 00:12 ID:gnKD6FQ2
「……あっ?」
タイネーブが困ったような声をあげる。アストールは軽く吸うと、わき腹を
なで、しっかり割れた腹筋の凹凸をなぞる。
「アストールさんっ……」
しびれるような快さを感じ始めたタイネーブが、アストールの名を呼ぶ。
アストールはタイネーブの股間に顔を埋めた。女の湿った匂いがする。割れ
目にそって舌を動かすと、タイネーブは悲鳴のような声をあげて腰を浮かせた。
アストールは顔を離した。体を起こし、タイネーブを見下ろす。何かを我慢
しているような表情のタイネーブが見上げてくる。
「わ……わたし……大丈夫ですからっ」
タイネーブの細い声にアストールは熱い衝動を感じた。それと同時に「優し
くしなくては」という思いも強くなり、ひどく緊張してきてしまった。そして
……。
(あれ……? なぜ……?)
さっきまでやる気満々だった彼自身が急にしおれてしまっていた。
「アストールさん……?」
タイネーブの不審そうな声が、焦っているアストールには責めているように
聞こえてしまう。
(なんということだ、このままでは事に及べない……)
アストールは崖に追い詰められたような気分になっていた。
231 :
もぽえ:03/06/13 00:14 ID:gnKD6FQ2
ファリンはオール・スレイヤーの女主人を問い詰めていた。
「あの鍋の中身は、普通の肉なんでしょうねぇ?」
女主人はけらけらと笑った。
「もちろんですよ。死んだルムの肉なんか使ってませんよー」
「……じゃあ何の肉なんですかぁ?」
女主人と話ながら、ファリンはタイネーブたちのことを思っていた。
(今ごろ、アストールさんとキスぐらいには進展しているといいですけどねぇ
……アストールさんに優しくされて……)
緊張のあまり手も足も出なくなってしまったアストールを、タイネーブが押
し倒すような形になってしまっていることを、この時点でのファリンはまった
く知らなかった。
−−−
以上です。しかし半端だ。
追伸:クレアさんはみんなのものがイイ・・・。
>>もぱえ氏
(・∀・)イイヨイイヨー!
初々しいふたりがなんかいいです。
ところで、これで終わりですか?
事に及んでないし、中途半端な感じが……。
名前間違えてた……。
>>もぽえ氏、ね。ゴメソ。
234 :
430:03/06/13 22:30 ID:GHlVwwwU
マヂメに質問。二つ程。
Q1:メリルのコトバ遣いが分かる部分が少ないので、在る程度イメージで書くのはOK?
Q2:1つの作品が完成してから全てを出すべき?エロまで辿りついていなくとも出来たところまで出すべき?
もしよければご解答くだSai.
>>234 漏れ個人はメリルって最初機械娘と聞いてプリシスみたいなのかと表たんだが、
仲間にしたらなんか思いっきりメルティーナ(VP)のイメージになった。
タカビーでわが道を行くって感じ。
でも234氏の好きに書いていいんじゃないかい?
236 :
430:03/06/13 22:45 ID:GHlVwwwU
あまりに資料が少な過ぎるのもあってか、シチュエーションの作りが難しい感じなのですよ・・・
いや、俺が下手なだk(略
|=゚∀゚)o0(有り難いお言葉確かに賜りましたヨ。ガンガッテ妄想シマツ)
全部完成してからでも、途中まででもいいと思いますよ。
書いてくれるだけでもありがたい。
238 :
430:03/06/13 23:54 ID:GHlVwwwU
えー・・・じゃあ一応出来ている所まで・・・じゃなくて、
区切りがよさそーなとこまで出しますね。
「こんなの俺のメリルじゃないやい!馬鹿!}[age!早漏!インポ!」とか、
そういう罵倒は電波で直接飛ばしてください。
239 :
430:03/06/13 23:54 ID:GHlVwwwU
「よく施術なんて不安定な物に頼れるわよね、私はパスよ、パス」
初めてメリルと会った時、これだけ言われた。
恐らく彼女はその事は覚えていないだろう。
今でこそ、クリエイターとスポンサーという関係に在るが・・・
彼女は僕には興味を抱いてはくれない。
見てほしい。触れてほしい。聞かせてほしい。愛してほしい。
全ての君の感情を受けとめたい。
それは叶わぬ夢なのだろう。
そう、思っていた在る日の事だ。
たまには一人一人自由行動をしようというクリフの提案に、皆賛成した。
アッという間に一人になって、思い浮かんだ"やりたい事"。
それは―――
240 :
430:03/06/13 23:56 ID:GHlVwwwU
「あら、フェイトじゃない。この工房に顔出すなんて珍しいわね」
彼女が僕に真っ先に気付いて、軽く手を振る。
「やっほー、元気してたー?」
「おおっ、早速ワシの発明品を披露せねば!!」
「ゲッ!またツバ飛ばさないでよっ!!」
この三人のこのやり取りも、イザーク完成の時以来見ていなかった。
アーリグリフの工房には土地柄か、滅多に足を運ばないからだ。
その為僕という来訪者をいささか驚いたような視線で見る三人。
一方イザークはというと僕に気付かぬまま作業に没頭していた。
「はは、相変わらずだね皆・・・安心したよ、うん」
「それで、何かあったの?」
「あ、うん。作業の捗り具合をこの目で確かめたくてね」
本当は、君に会いにきたんだと言いたいけど言えない。
言ったところで、何も変わらないだろうから。
それよりも、今のこの関係すらも崩れてしまう事が嫌だ。
『何か無いと来たらいけないのか』と思ってしまうのも嫌だ。
なんだかんだと理由をつけて、言う勇気がない事を隠しているのも嫌だ。
そうやって、自己嫌悪に陥っている。
「んー?・・・そうじゃなくて、何かあったんじゃない?」
ただそこに居る知人を心配しただけなのだろう、彼女にとって。
それでも十分過ぎる程に嬉しいのだが―――
「大丈夫、心配要らないよ」
「そうは見えないんだよね。・・・バニラ、さっきのアイデアテキストに纏めといて」
「うん、分かった。納期近いし、早めに帰ってきてよ」
241 :
430:03/06/13 23:57 ID:GHlVwwwU
さあ、と促されるままに酒場へと出向く。
土地柄か、酒のあるこの場所は自然と活気づいている。
子供も大人も関係無しに酒を飲むのがこの場所だ。
「フェイト、何があったのか教えてくれない?このままじゃ私気になって仕事も手につきそうもないのよね」
「お客様、ご注文はお決まりでしょうか?」
「ちょっと待って、ええと―――」
メリルもやはりここに来たからにはと、酒を頼む。
無論元々この極寒の地の産まれではないし、配属されるまで飲んだ事はない。
その為子供が飲む度数が非常に低い、殆どジュースのようなものだ。
「僕は・・・」
フェイトに到っては酒など飲んだ事がなく、何を注文すればいいのか分からなかった。
が。
「これでいいんじゃない?」
勝手に頼まれてしまった。
しかも現地の人しか飲まないようなキツイ酒だ。
「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
「え・・・これって」
「だって、"ヘベレケ"になりでもしなきゃ教えてくれないでしょ?とにかく、付き合いなさいよね」
いや、それ以前にダウンしそうなんだけど・・・と、告げてももう遅い。
「ブルーベリィアンバーエール、アーリグリフ特産ウォッカ"バンディット"お待たせしました」
・・・キャンセルって出来ないんだろうか。
彼女は多少なりとも飲んだことがあるだけあって、特に違和感なくグラスの液体を飲みこんでいく。
マズイ。
これは・・・正直飲める自信がゼロに近い。
でも拒むと彼女の気持ちを台無しに―――
「ここは覚悟を決めなきゃ―――!!」
ぐいっ、ぐいっ、ぐいっ、ぐいっ、ぐいっ・・・
「って、そんなにいっぺんに飲むと―――――!!」
一撃必殺、即暗転。
242 :
430:03/06/13 23:59 ID:GHlVwwwU
暗闇の中に、一筋の光が差し込む。
意識が徐々にはっきりして、何があったのかを思い起こす。
ああ、なんて浅はかな行いだったのだろうか。
こうなると分かっていたはずなのに。
・・・結局、あの後どうなったんだ?
線だった光が、次第に視界全部に広がり―――
何度か見た覚えのある天井。
そしてこの寒さと、窓の外の景色。
アーリグリフの宿屋だ。
何故僕はこんな所に居るんだろう?
メリルが―――彼女が運んでくれたのか?
彼女は何処にいるんだ?
疑問符ばかりが浮かび上がる。
部屋の中には作られて間も無いのか温かいスープが置いてあるだけ。
だが当人の姿は何処にも見当たらない。
外は久方振りの吹雪だ。
宿屋から出たとは考えにくいのだが。
気になった。とにかく一言礼も言いたかった。
立ち上がる。ぐらりと視界が泳ぎ、膝を抑えて無理矢理態勢を維持した。
ゆっくりゆっくりと歩を進め、階段を降りる。
他の客が数人暖炉の前で固まっていた。
「あ、あの・・・」
メリルの事を尋ねようと声を出した矢先、暖炉に固まっていた客達が一斉にフェイトに視線を向ける。
そしてやはり一斉に声を投げかけてきた。
「やっと起きたかこのガキっ・・・何度起こしたと思ってやがる!?」
「あのお嬢ちゃん、"仲間"に迷惑掛けてられないからってこの吹雪の中ファクトリーへ向ったんだよ!!」
「早く追っかけてやりなよ、私等じゃファクトリーの位置が分からなくてさ―――」
言葉は途中で聞こえなくなった。それはそうだ。
僕は聞いてる途中で吹雪の中に飛び出したのだから。
243 :
430:03/06/13 23:59 ID:GHlVwwwU
全然前が見えない。
こんなんじゃ、ファクトリーの場所を知ってても迷ってしまうかもしれない。
微かに見えた家路の壁伝いに歩く。
まさか何処かで行き倒れにでもなっていないだろうか?
そんな不安が頭を過ぎり、恐怖した。
何とかファクトリーに辿りついた。
近くをきっちり見渡しながら歩いてきたが、彼女らしき影は見当たらなかった。
ガチャリ。
ドアを開け、中の喧騒を期待して―――
「あれ?フェイト。メリルは一緒じゃないんだねぇ?」
バニラの発したその言葉に、淡い期待はすぐさま打ち砕かれた。
ガチャッ。
乱暴にファクトリーの扉を閉め、バニラの問いかける声を無視して走る。
見逃したのか、迷ったのか。
どちらにせよ、最悪のパターンに変わりはなかった。
吹雪は更に強まっていく。
立っている事さえままならない程に。
更に身体が頭からぐらつく。
急に走った所為か、また気分が悪くなった。
244 :
430:03/06/14 00:04 ID:vefAjvOr
殆ど這うような形で、白く染まったアーリグリフを掻き分けていく。
見つからない。
見つからない。
見つからない。
駄目だ駄目だ駄目だ!!
こんな事で諦めてどうする!!
彼女は―――メリルは、この中でまだ苦しんでるかもしれないんだぞ!?
まだ雪を掻く力は残っているだろう!?
まだ雪を踏み拉く力は残っているだろう!?
まだ、まだ―――!!
北に、南に、東に、西に。
とにかく、行けるところは全て行った。
アーリグリフの中はもう捜し尽くした。
・・・待てよ。
アーリグリフの中は・・・!?
「もしかしたら!!」
最後の希望のヒト欠片を追い求めて、東へ向った。
橋の上は最早雪しかなかった。
くっきりと見えるはずの二つの柱は、その姿さえ望めない。
245 :
430:03/06/14 00:04 ID:vefAjvOr
しかし、はっきりと見えた。
一人の、人間の身体。
雪に横たわる身体が。
「メリルっ!?しっかりしろっ!!」
パンッ、と思いきり頬を叩く。
―――身体が冷たい。
とにかく、アーリグリフへ戻らないと!!
メリルを抱えて、一歩一歩歩を進める。
微かにだが、息はしている。
顔の横にきている彼女の唇から、弱弱しい息遣いが感じられる。
「せき・・・にん、あるの、私・・・帰らな、きゃ」
掠れた声で彼女は言う。
自覚はしてないようだった。
「がんばら・・・ないと、契や、くが・・・き、られちゃぅ・・・」
「フェイ・・・トと、会えなく・・・なる、じゃなぃ・・・の」
彼女が本気なのか、冗談なのかはこの時のフェイトには判断がつかなかったが―――
残ったエネルギーを掻き集め、絶対に死なせるものかと奮起させるには十分過ぎるコトバだった。
246 :
430:03/06/14 00:06 ID:vefAjvOr
以上デス。Death.
脳内補完されまくりですが、気にしてくれるな皆の衆。
これで少しくらい活気つくと嬉しいなぁ(´・ω・`;)
あぼーん
248 :
もぽえ:03/06/14 02:01 ID:Hafjaa9Q
>232氏
半端物をお許しください。いつか第二弾書きたい・・・。
ロジャー×ネルです。途中までです。
−−−
アリアスの領主屋敷にはハープシコードに似た鍵盤楽器、そして多くの楽譜
があるのだが、ロジャーはその辺には興味を示さなかった。ウォルターに譲っ
てもらったぼろぼろの一弦琴を、ロジャーは大事にしている。
「オイラはやっぱり即興向きがお気に入りじゃん。それに鍵盤は気軽に調律で
きないじゃんよ」
最初は軽口をたたいているが、弓を動かすロジャーは段々無口になり、哀愁
のこもった、しかし穏やかな気分にさせられる旋律を奏でている。
夜中にうなされてうるさいアルベルに悩まされたフェイトたちが、スフレの
勧めでロジャーの弦の音をアルベルに聞かせると、よく眠るようになって騒音
が減った。
「子守唄みたいなものだよね?」
スフレはそう言って笑っていた。
今ではマリアやネルも寝つきが悪い際は、ロジャーの弦を聞いて眠るように
している。そして、今日はネルがロジャーの弾く音に耳を傾けていた。
249 :
もぽえ:03/06/14 02:02 ID:Hafjaa9Q
安らかに落ちていったはずの眠りの中で、ネルは熱い刺激を感じた。それは
だんだんと強くなる。
「あっん……?」
ネルは甘い声と共に目覚めた。体が熱く、胸のあたりに重みを感じる。そし
て視界を占める少年の顔。愛用のヘルムは外し、つんつんした髪を露出させて
いる。
「お目覚めですか、お姉さま」
ネルはとっさにダガーに手をのばすが、ない。そして自分が何も身に着けて
いないことに気づく。
「……んっ!」
股間に柔らかなものがこすれる刺激に、ネルは声をたてそうになる。見ると、
ロジャーのふかふかの尻尾がくねくねと動いていた。
「お姉さまのお汁がついちまったぜ」
ロジャーの尻尾のあちこちに液体がついて、毛がよじれてつんつんになって
しまっていた。ロジャーは濡れた尻尾をネルの体にすりつける。ふわふわとし
た感触と湿った感触がした。
250 :
もぽえ:03/06/14 02:03 ID:Hafjaa9Q
「ロジャー、悪戯はやめな!」
くすぐったさを我慢しながら、ネルはロジャーを叱る。
「お姉さま、悪戯じゃないんですよ。これは愛の営みというやつで……」
「子供がませたこと言ってんじゃないよ!」
頬を一発張り飛ばしてやろうかと構えたネルだったが、ロジャーの下半身を
見て寒気に襲われた。
「オイラ、大人と言うにはちょっと早いけど、子供でもないんだな。ヒューマ
ンよりは成長が早いんですよ。分かっていただけましたか、お姉さま」
凶悪な形にふくれ上がった自分の得物を、ロジャーは誇るように前に突き出
している。
<!-- ここで一旦筆を置きます。また切れててすんません。 -->
251 :
名無しさん@ピンキー:03/06/14 15:09 ID:9glTDnAm
ネルたん萌えage
もぽえ氏のお話は自分も大好きだYO!
がんがってくだされ〜。
マリアルage
あぼーん
あぼーん
やばいよ…最近『摘み食い(いろんな意味)』が多くなってきてしまった…。
どうなるんだ私よ!
誰も待ってやいないでしょうが、アルクレの続きはあと三日ぐらいしたら
『書き始めます』んで
エロい奴が強いんじゃねえ!
強い奴がエロいんだ!
257 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 00:55 ID:D3bfSkyV
アルベルたんの名台詞ですな
あぼーん
「いやあぁぁぁぁぁぁ!!」
「だめぇぇぇぇぇぇ!!」
女二人が悲痛な悲鳴をあげる。
だが、それを聞いて喜んだのか、つるは勢いよく裸にされた二人の股間目指して、
突撃をしていく。
ずぶぶぶ…
太いものがまだ男を知らない少女の性器を割り込んでくる音が響く。
その音が聞こえるたびに、化け物たちは涎を垂らす。
「げへへへへ…。入ってるぜ〜、ソフィアちゃんとマリアちゃんのオマ○コに…」
「これからどんないい声で泣いてくれるか、楽しみで仕方ないぜ…」
そんな声に、マリアは睨みを聞かせようとするが、
さらにおくにつるが入り込んできて、目に力が入らない。
ぶち…
何かがマリアと、そしてとなりのソフィアからはじける音が聞こえた。
「うあああああああ!!」
「いたぁぁぁぁぁい!!」
緑のつるに、透明の粘着質の液体とは別に、赤い液体が流れ落ちていく。
今まで大切にとっておいた少女の想い…。
彼に捧げたかった純潔の証…。
だが、それは儚くもたった今、散ってしまった…。
「はーはははははは! よかったですね!
これでお二人は立派な大人のレディですよ!
そして、我々との宴を楽しめる資格を得たのですよ!」
デーモンロードの狂ったような笑いが部屋に響き、
二人の耳に焼きつく。
処女の喪失…。
(私…もうフェイトのお嫁さんにはなれないんだ…)
(フェイト…私の全てを最初に受け取ってくれるのがあなただったら、
とずっと想っていたのに…)
二人の目から自然と涙が流れる。
だが、つるの動きは止まらない。
破瓜の瞬間を迎えた後も、障害物がなくなった締りの良い膣内を楽しむかのように、
縦横無尽に二人のそこをかき廻す。
赤い血はもう途切れたが、貫かれた身体と心の痛みは治まらなかった。
「さあさあ、どうしたんですか?
気持ちいいでしょう? みなさんに喘ぎ声を聞かせてあげてくださいよ?」
「………」
「………」
だが、二人は何も答えない。
涙は流れるものの、泣き声は全くでない。
それほど、二人のショックは大きかった。
「…仕方ありません。本来なら、何も頼らずに私の肉奴隷にしてあげるのが、
私の美学なのですが…」
デーモンロードがまた指を弾く。
すると、つるが奥まで刺し込み、先端からではなく、
その膣内に入ったところすべてから、じわじわと冷たい液体がにじみ出てきた。
そして、それが終わると、再び意思を持っているかのように二人を突き始める。
「さてと、様子を見て見ますか…」
デーモンロードは『それ』がはじまったのを確認すると、
一人の女を這い蹲らせて、その背の上に座って二人の変化を観察し始めた。
「……ぁ…」
まず、ソフィアから小さい声であるが、かすかに甘さを含んだ声が漏れ始めた。
「は…ぁ……あは……」
声は徐々に大きくなる。
それに比例して、ぽたぽたと愛液が地面に滴り落ちる間隔も短くなってきた。
「あああ! あはぁ…き、気持ちいい……」
そして、突如何かが切れたかのように、頭を振り、身をよがらせる。
「どうし…て…私も……体が…熱く……あああん!!」
マリアの呼吸も荒れてきた。
口では様々な言葉で自分に湧き上がったものを否定するように呟いているが、
身体の方は正直なのか、つるの動きに合わせて、腰を動かし始めていた。
「ああああ! 気持ちいいよ〜!」
「どうして…私はこんな淫乱なんかじゃないのよ…それなのに…」
対照的な反応を見せながら、つるの攻めに快感を見出している二人。
対照的であるがために、モンスターたちも、
それぞれの好みの女の喘いでる姿を見て、興奮してきていた。
自然とその姿をネタに自らのモノを手で扱き、
彼女達を犯している妄想の中に浸る。
化け物たちの周辺には彼らの精液が飛び散り、その処理を雌どもにさせていた。
だが、彼らのモノは決して萎えることなく、
一度発射した後も、すぐに二発目を放てる状態に戻っていた。
「我々魔族がこの宴を十分に満喫するためのドラッグ…。
これをはじめて人間に投与しましたが…」
「あはあああん! イっちゃうよぉぉぉぉ!!」
「だめよ…こんなことに屈しちゃ…ああん…気持ちいいなんて…
身体がどんどん熱くなんて…んああ…ないわ…」
「…どうやら、成功のようですね?」
デーモンロードが満足そうに頷く。
そう、彼女達に投与されたものは、ここにいるモンスターたちが服用していた、
一種のそういったドラッグであった。
当然、エターナルスフィアでもそういったものは禁止されているが、
彼らぐらいこの世界に権力を持っていると、それが黙認されてしまう。
「ああ…イク!私、イクゥゥゥゥ!!」
「いや…イカないで……私は…こんなのでは決してイカないわよ!!」
「っと、そろそろアレが来るようですか…」
デーモンロードは、二人が絶頂を迎えるのを悟ると、
つるに拘束を解くよう、その指を再び弾いた。
二人の身体が、ぱっと開放され、硬い地面に落ちるが、
二人はその痛みよりも、失った快楽を求めるかのように、
その観客達を悩ましげな目で見つめる。
「イカせてほしい…」
彼女たちの目は、そんな風に言っているようであった。
「くくく…。そんなもの欲しそうな目で見なくても、
私が最初にイカせてあげますよ…」
デーモンロードが二人の前に立ちはだかり、
上等そうなローブと、洋服を優雅に脱いでいく。
そして、全てが彼から脱がされると、彼の股間にはそびえ立つ二本の男根が合った。
「ふふふ、一人ずつなどまどろこっしい…。
二人いっぺんにしてあげますよ…」
「一人でも二人でもいいです…早く私をイカせて…」
「大きなモノ……アレで突かれたら、さぞ気持ちいいんでしょうね…」
「気持ちいいですよ…。さあ、お互いに楽しみましょう…。
ささ、ソフィアさんはマリアさんの上に重なって…」
言われるままに、ソフィアはマリアの上に向き合うように重なる。
ソフィアの成熟したふくよかな対照的なマリアのそれと重なり、
背中からはみ出て見える。
「やはりでけーな…」
「アレにはさまれたら、めちゃくちゃ気持ちいいんだろうな…」
ソフィア狙いの化け物たちがうれしそうに下卑た笑いを浮かべる。
「さてと、二人の性器…品定めさせていただきます…」
ぬぷ…
二人の膣内に、熱く太い肉の棒があたる感触がする。た。
「ああ! 早く奥に入れて! 私のオマ○コをぐちゃぐちゃに犯して〜!!」
すでに、あの優しくてすこしぽけぽけしたソフィアの姿はなかった。
そこにいるのは、道具のように魔物たちに奉仕する女達と同様、
男の性器を求めて、喘ぎ声をあげるただの肉奴隷だった…。
「やるなら一思いに…。焦らされるのは…性に合わないの……」
少々、ひねくれた言葉遣いではあるものの、
凛々しく、才色兼備をかねそろえた美少女マリアも、
「それ、では一気にいきますよ!!」
ずん…!!
「ああああ!! それよ! 焦らされるくらいなら、
思いっきり突かれて、思いっきり…ああああ!! 喘いでいたいわ…」
最奥まで、奇妙に枝分かれした片方の男根を感じると、
ソフィアに負けないくらいの甘い声を部屋中に響かせていた。
「…二人とも、どうですか? 私のペニスは?」
「ああ・・・気持ちいいです…デーモン様の大きくて熱くて…ああああああ!!」
「すごいわ…こんなの、こんなの初めて……頭がおかしくなりそ…あはぁぁぁぁん!!」
デーモンロードの腰の動きは徐々に早くなっていく。
二人の膣内から、性器が擦れる音が和音で鳴っている。
締め付けは強いが、決して経験の少なさからという理由だけでなく、
彼女達が自らの意思で、その今まで敵対していた者のペニスを締めつけていた。
「うむ…これは気持ちいい……私も久々に満足ですよ、これは…」
おおー…
ギャラリーから、驚きと感心の声が漏れる。
デーモンロードのお墨付き。それは、彼女達が『名器』であることを示していた。
「ああああ!! デ、デーモンさ…ま、私とソフィア、どちらが気持ちいいですか?」
「私ですよね? デーモンさまぁ…?」
「くくく、今のところ互角ですね。
それとも、これよりさらに気持ちよくしてくれるのですかな?」
「はい…。ソフィアよりも私のほうがオマ○コがすごいこと、見せてあげます…」
マリアは、デーモンロードの動きにあわせて、自分も腰を動かす。
そして、意識的に膣壁をきゅっと、絞るように締め付け始めた。
「おお! これは…なかなか……気持ちいいですね…」
「わ、私だって…負けないもん!」
今度はソフィアが、自分が上にいるという点を活かし、
四つんばいの格好になると、こちらも出迎えるように腰を動かす。
ぱんぱんぱん…
二人の身体が激しくぶつかり合い、汗が飛び散り、ソフィアの胸が官能的に揺れる。
締め付けの気持ちよさはマリアが上まり、
聴覚、および視覚的にはソフィアの方が上まっていた。
「どちらもすばらしい…これからも、私を気持ちよくさせてくれますね?」
「も、もちろんです! デーモンロード様のためなら…」
「この気持ちよささえ味わえれば、他にはなにもいりません…」
「ふはははは。二人は本当に健気だ。…よし、ご褒美に3人でイクとしますか…」
デーモンロードが腰を振っていたソフィアの上にのっかかリ、
そのまま下にいるマリアの上に押さえ込む。
3人の身体が互いに密着し、互いの息遣いが聞こえてきた。
「さあ、いきますよ…」
そんな中、デーモンロードが激しく腰を動かす。
「あはぁぁぁ!! 気持ちいいょぉぉぃ! もう、ソフィア、だめだよぉぉぉ!!」
「侯爵様…素敵過ぎます!! マリアも…もう、…あああああ!!」
ソフィアの口から涎がたれ、マリアの口元に垂れるが、
そこもマリア本人の唾液が通っており、互いの混じりあったそれが地面へと流れ落ちる。
「すげえ…すげえ光景だぜ…」
あれほど嫌がっていた少女達が、突かれ、喜び、乱れ、喘ぐ姿。
彼らが我慢できなくなるのも無理はなかった。
「あ…あああ! イク、イクゥゥゥゥゥゥ!!!」
「あはぁぁぁ!!気持ちいいぃぃぃぃぃぃ!!!」
ソフィアとマリアが同時に最後の瞬間を迎えた。
そして、デーモンロードのほうからも、その奇怪なペニスから精液を彼女達に流し込み始めた。
「ああ…出てます…。久々に、かなりの量が私のモノから出てますね…」
それを証明するかのように、まだペニスがおくまで刺さったままなのに、
僅かな隙間から、白濁した液体が漏れてきている。
デーモンロードはそれが自分のモノを汚しているのにも関わらず、
2,3ど腰を軽く動かし、最後の一滴まで注ぐと、ペニスを引き抜いた。
とたんに、栓がなくなった膣からごぷごぷと音を立てて精液が戻される。
しかし、もとより子なぞ作るつもりなど微塵にも思っていない彼は、
イスにしていた女に後始末をさせると、
「さてと、私は十分満喫しました。あとはみなさん、ご自由に…」
それだけ言い残し、会場を後にした。
ウオオオオオオオ!!!
宴の会場が歓喜と熱気に包まれる。
化け物たちは我先にと、気に入った方の女目掛けて襲いかかる。
二人は化け物たちに押し倒され、
口、膣、アヌス、手、胸全てを犯されはじめた。
口には、特有のつんととした匂いのある苦い味で支配され、
白い裸体は、それよりもはっきりとした白い体液で汚される。
特に、花弁は酷く、潤滑油になっているのが、
化け物たちが、お互いに出した精液になっているといっていいほどまでになっていた。
しかし、二人は、次から次からと現れる、
はちきれんばかりに膨らんだ男性器を妖しく艶の入った目で見つめ、
この化け物の誰かの子を孕んでしまうかもしれないという恐怖など感じず、
ただ、うれしそうに与えられる快楽を受け入れていた。
長らく間隔があいてしまいましたが、
お待ちしていた方、本当にお待たせしました。申し訳ない。
>>13-22の続きであります。
これで、デーモンロード様の女二人の陵辱終了。
この次からは、ミリアムがフェイトを毒牙に書ける話に戻ります。
なお、次回作は最初の作品のフェイト×スターアニスのその後のような
話にすることに決めました。
>>266 フェイト×ミリアム楽しみです!
がんばってください!
ちなみに予定としてはどれくらいでできますか?
>>266 予定…ですか?
うーむ、今週の土曜日にはうpできるかな?という感じです。
大体構成は出来上がっているので、あとはそれを文章に変換するだけなので。
>>268 自分もミリフェイ楽しみです!
ガンガッテください(・∀・)!
>>259-265の続き。
「やめろぉぉぉ! もう、こんなの見せるな!!」
フェイトの叫び声が狭い部屋のこだまする。
「うふふ…。彼女達、すごいわね…。
あんなに精液にまみれて…。気持ち悪くないのかしら?」
「きさま…!! よくもソフィア達を!!」
フェイトがまるで他人事のように、
少女達の陵辱を楽しんで見ているミリアムを睨みつける。
知ってはいたものの、その想いに答えてやれなかった自分を想う少女達が、
目の前で純潔を失う瞬間を見せられた衝撃…。
その瞳には、尋常ではない殺意が込められていて、冷たいものがあった。
「あら? その割には、かなり真剣に見ていたようだけど?」
ミリアムが握っていたフェイトの男根をそっと指でなぞる。
「うあっ!?」
途端に走る、痺れるような快感。
彼女の言うとおり、フェイトのペニスはこの宴の様子を見せられる前と比べ、
硬さが増しており、またさらに熱くもなっていた。
「実は、あの中に入って、彼女達を犯したい、なんて考えていたんじゃない?」
ミリアムが妖しく笑みを浮かべる。
何人もの男を虜にしたその笑みは、フェイトの性欲を刺激した。
ぴくん…
フェイトのペニスが軽く反応する。
「ふふふ…。どうやら、図星のようじゃない?
あなたって、なんだかんだ言って、ズイブンとエッチじゃない?」
「ち、違う!!」
ミリアムの言葉に、耳まで赤くして反論するフェイトだが、
もはやそれはただの強がりにしか聞こえていないと自分でもわかってしまった。
「無理しなくていいわよ…。
さあ、私たちも楽しみましょう?」
ミリアムがふーっとフェイトのうなじに息を吹きかけ、
握っている手を動かし始めた。
「う…あ…くぅぅ!!」
フェイトのペニスがミリアムの白い手で扱かれる。
やはり欲情しはじめたのか、さきっぽから透明な汁がすぐに出てきて、
手淫を助ける潤滑油となる。
くちゅくちゅと、淫らな音を立てて擦られているフェイトのペニス。
ミリアムはさらに彼の前でひざまづくと、擦りながらその先端を口に含む。
「ん…ちゅぱ…おいしい……ジュ・・・」
いやらしく音を立てて吸い上げ、フェイトの聴覚も支配する。
舌が裏筋を丁寧に舐め、先端をキスするかのように吸い上げる。
相変わらず手の動きは止まらず、徐々に昂ぶる自分を感じる。
思考も止まっていく。
先ほどのソフィアとマリアの悲痛な顔が頭から薄れていき、
目の前で、自分のイチモツを本当においしそうにくわえ込んでいるすらっとした、
色っぽい女性を求める気持ちが強くなった。
「はぁ…はぁ…」
気持ちよさと、その欲情でフェイトの呼吸が荒れてくる。
ペニスは相変わらず気持ちいい…。
だが、心の底まで気持ちよさに溺れていきたい…。
ミリアムのボンテージから、彼女の小さいながらも谷間が見える。
あれを手で掴み、思いっきりもみしだきたい。
あれに自分のモノを挟んで、思いっきり扱きたい…。
フェイトは無意識のうちに、そんなことを考え出してしまう。
「気持ちいいでしょう? いいわよ…好きなときにイっても…。
全部飲み干してあげる…」
一旦口を離し、彼の耳元でそう囁くと、
再び咥えなおし、先ほどよりも速い動きで扱き出す。
「あ…うああああああ!!」
ミリアムの口の中で、フェイトのペニスが跳ねた。
「んんん!!」
予想以上の熱い塊がフェイトのモノから出され、ミリアムの顔が歪む。
だが、そんな顔も色気があり、フェイトの欲情をさらに燻らせた。
「ん…ごく…ごくん……。
はぁ〜…おいしい……濃くてとてもおいしいわ……」
ほうっと、悦の入った顔でため息を漏らすミリアム。
「うふふ…。フェイト君にはご褒美あげないとね…」
ミリアムはそう言うと、ボンテージをゆっくりと脱いでいく。
「あ…」
フェイトからため息が漏れる。
ミリアムは少しずつ、焦らすようにゆっくりとその白い肌を晒していく。
ストリッパーのように、少し誘惑するような舞を踊りながら、
まず上半身をさらけ出す。
そして、それを惜しげなく晒し、胸を震わせながら少し動きのある踊りをしながら、
黒いショーツを少しずつ下ろしていく。
太もも、ひざ、足首…。
ショーツはそこで止まりながら降りていき、やがて静かに地面に落ちた。
ミリアムの秘所はまだボンテージの下半身の部分があるためよく見えないが、
これもミリアムの策略である。
フェイトが、どうしてもそのミリアムの秘所を見ようと、身を乗り出してくる。
彼女はそれを確認すると、いきおいよくそれを取り去り、フェイトのよこに放り投げた。
「ああ……」
ようやく待ち焦がれていたモノが見れ、フェイトがうれしそうな顔でため息を漏らす。
茶髪の陰毛が生え揃った花弁…。
ミリアムの妖しげな魅力が溢れている一糸纏わぬ姿…
「きれいだ…」
思わず口からそういう言葉が漏れる。
ミリアムはそんなフェイトに軽くウィンクをすると、
フェイトの目の前までゆっくり歩み寄ると、両手でその花弁を開いた。
何人もの男を抱いてきたそこはしかし、綺麗なピンクをしている。
フェイトは溜まらず、両手両足を縛られたまま、身体を起こすと、
その開いたところへ顔を近づけた。
男を誘う甘い香りが漂っている。
フェイトは無意識のうちにそこに舌を滑り込ませる。
ぴちゃ…ぴちゃ…
「ああん……フェイト君、気持ちいいわ……」
淫らな舌が跳ねる音とミリアムの甘い声がフェイトをさらにその気にさせる。
ぴちゃぴちゃぴちゃ…
舌の動きが早くなり、彼女の奥から、甘い愛液がとろとろと零れ、
口からあふれ出てくる。
生暖かいねばねばした感触が、身体を通りながら落ちて行くのがわかる。
彼女の愛液を飲みながら、舌で愛撫し続けるものの、
フェイトの欲望はそれだけでは物足りなくなってきた。
「フェイト君…我慢、できないみたいね?」
ミリアムが下をみながらフェイトにそう尋ねた。
ズボンからはみ出たままの彼のペニスは、再び硬度と熱を持ち、
まるで彼の頭上にあるミリアムの膣を求めるように、天を仰いでいた。
「いいわ…さあ、セックスを楽しみましょう……」
ミリアムがフェイトの顔を優しくなで、頬に軽く口付けをする。
彼女の口紅のあとがついたが、フェイトの汗ですぐにそれは薄くなっていった。
ミリアムの腰がフェイトの顔から離れ、
彼女はそのままフェイトを仰向けで地面に寝かせる。
そして、フェイトのペニスを軽く握り、真上を向かせると、
愛撫されて濡れた秘所をそこに下ろしていった。
「ああん!!!」
亀頭が飲み込まれる感触がし、ミリアムが甘い悲鳴を上げ、よだれを垂らす。
そして、その垂れたものを舌で拭うと、一気に根元までくわえ込んだ。
「はぁぁぁ……やはり大きくて……熱い……」
うれしそうに目を細めるミリアム。
そして、フェイトが彼女の膣の温かさも十分に感じる前に、
彼女が腰を降り始める。
「うあ…ああ……き、気持ちいい……」
すとんすとんと、彼女の形の良い尻がリズムよく降りてくる。
その度に、フェイトのペニスはきゅっと締め付けられ、
情けない声を出して喘いでしまうフェイト。
「ふふふ…ぁ…気持ちいい…でしょ?」
ミリアムは性的な快感で潤んだ瞳でフェイトの顔を見ながら、
彼の手を自分の胸に導く。
フェイトは、それに従い、無意識のうちに指を食い込ませ、
彼女の胸を思いっきり、欲望の赴くままに揉みしだく。
「ああああ! 私も気持ちいい!! やはりあなたは…思ったとおり、
私を満足させてくれる男だわ!!」
ミリアムがうれしそうに喘ぎ、
それでも物足りないのか、自分の淫核を皮をめくって指で擦っている。
「あ、ああ…だめ…私…イキそうだわ……」
目を閉じ、頭を振り、髪を乱しながら喘ぐミリアム。
「あああ…出る! また、精子が出る!!」
フェイトのほうも、再び射精感を感じ、自らも腰を動かす。
足の縄がそれによりちぎれ、フェイトの足首に生々しい内出血の跡が残るが、
今のフェイトはミリアムとのこの淫らな行為に溺れるのに夢中で、
まったく気にも留めなかった。
「あああ! イク!イクゥゥゥゥゥゥ!!!!」
ミリアムが、一段と声を響かせてそのしなやかな身体を反り返らせる。
そして、フェイトの精子を求め、彼のペニスを締め上げる。
「ぼ、僕も…!! ぐぅぅぅ…!!」
今度はミリアムの膣内でフェイトのペニスが跳ねる。
何度も何度も跳ねて、ミリアムのそこを埋め尽くすかのように精液を吐き出した。
「はぁはぁはぁ……」
絶頂の後の言いがたい虚脱感。
だが、フェイトの理性は既に破壊されてしまっていた。
ぶち…
手を縛っていた縄もむりやり引きちぎると、まだ肩で呼吸しているミリアムを、
乱暴に押し倒した。
「きゃっ!」
「はぁはぁはぁはぁはぁ!!!!」
フェイトの呼吸がさらに荒れる。
射精したばかりのペニスは信じられないスピードで回復し、
彼は激しく腰を動かした。
「あああああ! すごいわ…凄い…! 素敵…ああああああ!!!」
「はぁはぁはぁはぁはぁ…」
野獣のように息を荒げて、ミリアムを犯すフェイト。
彼の閉じ込められた部屋から、ミリアムのうれしそうな悲鳴が響き続けていた。
「あああ! フェイト〜!! イクゥゥゥウゥ!!」
「はぁはぁ…うっ!!」
フェイトのペニスが痙攣し、彼は抱きしめていたソフィアの身体を離した。
「ああ…熱いのが…いっぱい……」
地面に倒れこんだソフィアは、彼の精液を膣から溢れさせながらも、
子宮にそれが昇ってくるのを感じ、うれしそうに呟いた。
その瞳には光がなく、どこを見ているのかさえもわからなかった。
フェイトは、もうひとりの、
お預けさせていたもう一人の少女の青髪を掴み、後始末をさせる。
「ん…ソフィアの味とフェイトの味がする……」
少女はそれを嫌がることもなく、丹念にその肉棒を舌で綺麗にした。
「フェイト…きれいにしたんだから……」
そう言うと、少女は仰向けで寝転び、その花弁を指で押し開く。
「ご褒美、頂戴…」
フェイトは黙って、そこに綺麗にしてもらったばかりのペニスを押し込んだ。
再びフェイトのそれが彼女の、マリアの愛液で汚れる。
「あああ! すごい…フェイトのが奥にっ!!!」
「はぁはぁはぁはぁはぁ…」
「視聴率はどうだ?」
その様子を別室のモニターで見ていたデーモンロードは、
なにやらコンピューターを弄くっている女性に尋ねた。
「すごいわ…70%超えてる…」
「ふふふ、そうか…。さすが、『上等の肉奴隷』達だ…」
魔族のテレビに、3人が貪欲に身体を求めている様子が流されている。
デーモンロードとミリアムに『お墨付き』をもらった3人は、
こうして彼らの計らいで再会することが出来、
何も考えずにただ互いの身体を貪り、突き、擦り、舐め続ける。
フェイトに疲れて悦びの声をあげる女の声は魔族の性欲をそそり、
フェイトが疲れて休憩すると、その間の物足りなさを沈めるために、
女同士で愛し合っているというサービスも充実だ。
無論、ただの肉奴隷の彼らがなにかを考えるということは出来ないので、
無意識にそれを行っているのだが、魔族のお客様はそれを十分に楽しめていた。
「しかし、まだ続けるか…ニンゲンというのは、性欲の塊だな」
少しも衰えることのない3人の性欲にデーモンロードが苦笑した。
「だから、それがいいんだけど…。 あら? 濡れてきちゃった…。
あとでフェイト君にしてもらおう…」
「うむ。私もひさびさに壊れるほど女を犯したいという気持ちがわいてきた…。
あとであの二人は私の自室で可愛がってやるとするか…」
魔族最強の二人の笑い声がその別室に響く。
だが、3人はそんなことなど気にも留めず、
ただがむしゃらに異性の身体を求め続けた。
終了。
というわけで、なんだかんだで今日中に仕上がってしまった。
なんだか筆の進みが好調です。
というわけで、ミリアム姉さんの逆レイプ(?)お終いです。
次回作はアニスたん。
そして、さらにその次は、
アルゼイ(アーリグリフ王)×ロザリア(それに嫁ぐシスター)を予定。
まったりとお持ちください。
>>213氏
ミリアム×フェイトさっそく読ませていただきました〜!
妖艶なミリアム姉さんが(・∀・)イイ!
>213さん
SO3にはこういう妖艶なおねいさまがあまりいらっしゃらないので
凄く良かったです〜!ミリアムたん(;´Д`)ハァハァ
>>213殿
めちゃよかったです〜!
ひとつ不満を述べるとしたらフェイトを
いじめているミリアム様がもっとみたかったくらいです。
生意気にスマソ
282 :
もぽえ:03/06/19 22:15 ID:zjt4DMVG
>251氏
ありがとうございます。
しかしエロじゃなくて戦いになりそうです。
>213氏
おおっ、いつの間にか完成しているっ!?
読むと、ミリアム姉さんの台詞には無意識のうちに、
ゲーム中のあの声をあててしまいました。ハァハァ……ウッ。
神たち、きたいしてますよ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
part6
>>573-575 part7
>>115-116 の続き
軽くついばむようなキスから、少しずつ激しいものに変えていく。
歯列をこじ開け、潜り込ませた舌先で口内を蹂躙する。
「ん……ふぅ」
ソフィアが僕の服をきゅっと掴んだ。
緊張して体が固くなっているのがわかる。
外でするのは初めてだし、人に見られるかも知れないという不安もあるのだろう。
その緊張をほぐすように、僕はもう1度軽いキスをした。
「あふ……」
舌をむさぼりながら肩に乗せていた手を少しずつ下に移動させる。
身八つ口から手を進入させ、胸を揉みしだいた。
少し汗ばんだ肌が手の平に吸い付く。
ふわふわとしたその柔らかい感触を思う存分楽しんだ。
「んあぁ!」
乳首をくりくりと撫で回す。
少しずつ固さを増していく先端を指で弄び、
もう一つの手で浴衣の裾を割り、ふとももをなでつける。
「はぁ……」
唇を放した瞬間、ソフィアは地面にへたりこんでしまった。
浴衣の裾が乱れ、純白の下着が露わになる。
淡い電灯の光に照らされたその奥は下着の上からでもわかるぐらい濡れ、
ふとももまで愛液がしたたり落ちている。
「いいか、ソフィア?」
「うん……恥ずかしいけど……でも、フェイトの事……好きだから」
木に背中を預け、切なそうな瞳でこっちを見つめるソフィアの顔は
真っ赤に染まり、長いまつげが震えていた。
そんな彼女の細い体を無言で抱きしめる。
言葉よりもこの方が僕の気持ちが伝わると思ったから
「行くよ」
僕は下着に手をかけ足から引き抜いた。
目の前にソフィアの大事な所が映し出される。
僕はすでに濡れているソコを指と舌で愛撫し始めた。
「ん……ああっ!」
ソフィアがうわずった声をあげる。
秘所からはヌルヌルと液体が溢れ、生き物のように蠢き指を締めつけた。
それに負けないように人差し指を出し入れさせ、中をかき混ぜる。
「そんな……とこ……ダメぇ……」
「じゃ、こっちならいいの?」
僕は顔を股の間にうずめ、朱に染まった包皮の剥けた突起をチュウチュウと吸い上げ、
舌でころがした。
「んあぁぁ!!ダメっ!ダメぇ!!」
ダメと言われても止まらない、僕はさらに激しく吸い上げる。
「あ……フェイト……私、もう」
「して欲しい?」
ソフィアがこくりとうなずく。
「それじゃ、いくよ」
僕はトランクスを下ろし、ソフィアを抱きかかえた。
そして、中心にモノをあてがい一気に奥まで押し込んだ。
「あっ!ああん!!」
濡れそぼった内壁がモノをたっぷりと飲み込み優しく包み込む。
ソフィアがこっちに体重を預け、抱き付いてくる。
いつもと違う場所が当たって気持ちいい。
「んくっ、んん……」
リズミカルに中に出し入れさせる。
それに合わせてソフィアの体も揺れた。
「あふっ……気持ちいいよぉ」
僕は少しずつピストンのスピードを上げて行く。
「うあ……あうぅ……」
ソフィアの中が伸縮し、ギュウギュウとモノを締め付けて限界が近い事を知らせていた。
「ソフィア……僕もう……」
「あぁ!私も……私もイッちゃう〜!!」
ソフィアの中にありったけの熱いものをそそぎこむ。
「ああっ……あああああ」
泣き声の近い声をあげ、ソフィアは絶頂を迎えた。
僕も体の力が全身から抜け、二人で地面にへたりこんだ。
動く気にもなれず、少しの間そこで2人で抱き合う。
すると、空から
パパン
と大きな音が鳴った。
「……花火始まっちゃったね」
「行こうか」
「うん」
「って事もあったよね」
「そう……だね」
「若かったね……」
「うん……」
「投稿雑誌に載るなんてね……」
「うん……」
あれ以来2度と外ではやらないと誓った二人でした。
〜end〜
前回感想くれた方ありがとうございました。
次はリーベル×マリエッタ書きおえた時に帰って来ます
おそまつさまでした〜
294 :
名無しさん@ピンキー:03/06/21 14:42 ID:KRhpfx8R
>>293 goodjob!
俺的には好みな作品でおもしろかたーよ。
あぼーん
あぼーん
え〜、マリエッタのリーベル逆レイプが完成いたしました。
いつものようなネタも無ければ純愛系でもありません。
「こんなの俺のマリエッタじゃねぇ!」って人はスルーお願いします。
〜Temptasion〜
換気扇が低く唸っているのが聞こえる。
頬にひんやりとした硬い感触を感じる。
頭が重く、体がダルい。加えて、目の前は薄暗くほとんど見えない。
目をさましたリーベルが理解した事は、まずそれだけだった。
「……何処だ、ここ?」
妙に頭の中がボンヤリとして何もわからない。
とりあえず立ち上がろうと足に力を入れてみたが……動かない。
足首がロープのようなもので縛られていた。
「どういう事だよ……」
霞みがかった意識の中、必死で自分に何があったのかを思いだそうとしたそのとき、
部屋に光が差し込んで来るのがわかった。
「誰だっ!?」
「あ……起きてたんだ、リーベル」
耳に届いたその声は、幼い頃から知っている女の子の声だった。
「マリエッタ!これほどいてくれないか」
「ダメよ、そんな事したらリーベル逃げ出しちゃうじゃない」
「は?」
マリエッタの発した言葉はリーベルにとって予想外だった。
余りの衝撃に一瞬意識が飛びそうになる。
「私がここにリーベルを連れて来たんだよ、ほどくわけないよ」
「なんで……こんな事を?」
今のリーベルはそう聞きかえすのが精一杯だった。
それに応えて、マリエッタが暗い表情で呟く。
「私はね、子供の頃からずっとリーベルだけを見てた。
最初はこの気持ちの気付いてくれなくてもいいと思ってた、見てられるだけで良かったの。
けど……クォークに入って、マリアに視線を送るリーベルを見てるのは辛かった。
それで、もう我慢できなくなっちゃたの。心は駄目でも、せめて体だけは私のものに……って」
言い終えて、マリエッタは自分の服のファスナーに手をかけた。
それを1番下まで下ろし、リーベルの前にかがみ込む。
薄緑のブラに包まれた、お椀形で小ぶりな胸が眼前に晒される。
右手でホックを外し、空いた左手をリーベルの股間へと伸ばす。
「や……やめろよ、マリエッタ」
「ふふ、もうこんなになってるよ。私でも欲情するんだね」
マリエッタは大きく隆起したモノを嬉しそうな顔で撫ではじめた。
「う……」
冷たい感触とぎこちない手つきに息子が反応を示してしまう。
「あ、ああ」
「どんどん硬くなってく……もっと気持ち良くしてあげるね」
リーベルの股間に顔を突っ込み、口に含む。
「はむ……んんっ」
左手でサオを優しく愛撫しながら、右手で自分の胸をまさぐる。
普段おとなしい彼女のその姿はとても官能的だった。
「んむ……ちょっとしょっぱいね、リーベルのは」
赤く充血した亀頭を丹念に舐めあげながら、そんな言葉を吐く。
「うあ……ああ」
尿道口、裏筋、陰嚢にいたるまでねっとりと舌を這わせる。
薄暗い部屋に若い男の喘ぎ声とピチャピチャという音色が響いている。
「んっ!んあぁ」
尖った舌先で尿道口を刺激され、リーベルは限界に近づいていた。
「もう……ダメだ」
その瞬間、マリエッタが唇を離した。
「ハァハァ……なんで」
「そんなに簡単にはイカしてあげないよ、ちゃんと頼んでくれないと」
ギンギンに張り詰めたリーベルのモノを踏みつけて、マリエッタが言う。
「ふふ、痛いでしょ?けどね、私が受けた心の痛みはこんなもんじゃないの」
「た……頼むマリエッタ。イカせてくれ……」
懇願するリーベルを見下ろし、マリエッタが意地悪そうに微笑む。
「『頼む』ねぇ。お願いの仕方を知らない子は……これでイカせてあげる」
息子を踏みつけている足をグリグリと動かす。
ストッキングで擦られて、限界に近かったリーベルのモノははちきれんばかりに膨れ上がっていた。
「マリアの足見てこういう事されたいとか考えてたんじゃない?ねぇ、リーベル」
「くっ!あぁぁ!!!」
精液が勢いよく放出される。
マリエッタの足のせいでペニスは上を向いているので、リーベルの顔や服にそれが飛んでいった。
その顔にかかった白濁を指ですくいあげ、マリエッタは口に含む。
「苦い……ホント変わった味」
そして、そのままリーベルに口付け精液を口内に流し込んだ。
「うぐっ!」
生温い粘液を無理矢理注ぎこまれ、リーベルはむせかえった。
「自分の味はどう?って答えられる状態じゃなさそうだね」
「ゲホッ……ゲホッ……」
「まだまだこれぐらいじゃ終わらないよ、私が満足するまで終わらないんだから」
「ふぅっ!気持ちいいよ……リーベル」
マリエッタがリーベルの上で腰を振る。
その表情は普段見せる愛らしさとはかけはなれた妖艶を放っていた。
「んっ!はぁ……」
熱い肉棒を締め上げながら往復を繰り返す。
膣内で乱暴に脈打つソレを押さえ込むかのように激しく動く。
「あっ!イッちゃう!!私、イッちゃうよぉ!!!」
思いきり体を伸ばし、異常なほどの痙攣を見せるマリエッタ。
そのナカにはリーベルの精液がなみなみと注ぎ込まれていた。
その行為を何回繰り返しただろうか……
リーベルから水しか出なくなった頃、やっとマリエッタの熱は収まった。
「これだけ中に出せば赤ちゃんできるかもね……あはっ」
放心状態のリーベルを部屋に残し、無邪気な笑みを浮かべながらマリエッタは部屋を出て行った。
部屋の中には、その笑い声だけがいつまでも響いていた。
〜end〜
感想くれる方、読んで下さっている方 本当にありがとうございます。
次を書く気力に繋がっています。
さて、次は エレナ×アルゼイ か アルベル×マリア を書き終えた頃に
失礼します
>>301 マリエッタ×リーベルよかったです〜。
強気なマリエッタが!
エレアルとアルマリアもガンガッテください
303 :
もぽえ:03/06/23 23:51 ID:lKkz+KNW
>soy氏
リーベルってどうしてこうも、責められるのがお似合いなんでしょうな。
……自分もエレナ×アルゼイ書きたいと思ってみたり。
ロジャー×ネル、248-250の続きです。
エロというよりギャグになってしまいました。
−−−
ロジャーは自分の物を、ネルの大きな胸に押し付ける。
「お姉さまのおっぱい、ぷりぷりじゃん♥ あぁ〜はさんですりすりし
てみたいです」
ロジャーは尻尾をふくらませて、ネルの内股を焦らすようになでている。
「ふん……それならしてあげようじゃないか」
ネルはこの少年を蹴飛ばして部屋から叩き出してやりたいところだった。し
かし見た目子供のロジャーの愛撫で感じてしまったことに屈辱を感じていた。
精液を搾り取るような目に遭わせれば、気が晴れるかもしれないという心理に
なっていた。
ネルは硬くなったロジャーの物を胸の谷間に導いた。
「しかしあんたのって、体のわりにでかすぎやしないかい? こんなだったっ
け?」
「それはですねお姉さま。オイラたちの一族のブツは普段は小さいんですが、
本番になるとすごく巨大化するんですよ……はうぅ、お姉さま気持ちいいで
すー」
304 :
もぽえ:03/06/23 23:51 ID:lKkz+KNW
柔らかい肉に包まれて、ロジャーの得物の中を熱いものが駆け抜ける。先か
らは透明な液体がたらたらと流れ出して、ネルの肌を汚した。ロジャーはうっ
とりとした目をしている。ネルは会心の笑みを浮かべた。
「所詮はお子様だね。さっさとイっちまいな!」
ネルは強弱をつけながら、胸の肉を動かす。と、ネルの手が止まった。
「あ……?」
ネルの体の中心を衝動が走る。ふわふわとさまよっていたロジャーの尾が、
ネルの感じやすい部分を責め始めていた。いやらしい水の音がする。
「お姉さま、どうなさいました?」
ロジャーはカチカチになった物をネルの胸から離すと、体をネルに密着させ
る。
「うん……お姉さまの体、まだまだひんやりしてますね。やっぱりオイラの
熱ーいヤツを注がないとダメかな?」
しかしネルの体温は十分上がっていた。ロジャーの小さな体が熱すぎるので
ある。この辺りは種族の違いだった。
「あんたがあったかすぎるんだよ!……ああっ」
ロジャーの尾が、ネルの肉の割れ目を押し開くようにして擦る。ネルはロジ
ャーの小さな背に手を回して力をこめた。指先が少し震えている。
ロジャーはネルの胸に抱きこまれた。息がつまったロジャーは頭をふった。
横を向いて息継ぎをする。
「うひゃぁ。オイラの汁がついちゃったよ」
305 :
もぽえ:03/06/23 23:53 ID:lKkz+KNW
ロジャーはネルの胸を手で包み込もうとしてみた。
「こいつはまさしく、手に余るってやつだな」
むっちりした感触に、ロジャーは目を細める。ロジャーには大きすぎて揉め
そうにないので、そのまま撫で上げる。
ロジャーの手は、細工と戦闘に明け暮れたためにごつごつとしていた。上か
らの固い刺激、下からの柔らかい刺激にネルの性感はどんどん高まってしまう。
「うーん、オイラもうたまんねぇ……お姉さまのお加減はいかがですか?」
ロジャーは甘えるように、ネルに体をすりつけ始めていた。
「……そんなの見れば……分かるだろう?」
ネルはふぅ、と息を吐いた。ロジャーの尾はもうぐしょぐしょに汚れていた。
ロジャーはこくりと頷いた。
「んじゃ、いっきまーす!」
ロジャーはネルの中に、まずは浅く挿入した。ネルは言った。
「あぁっ、おっきい……」
しかしロジャーはそのまま腰をひく。浅く入れては抜き、をくりかえす。ロ
ジャーの物はネルの愛液にまみれ、灯火を反射してぬらぬらと光っている。
ネルはロジャーの小さな肩を強くつかんだ。ネルは上ずった声で言う。
「もっと……奥まで突いておくれよ……?」
ロジャーは汗の浮かんだ額をぬぐった。ネルの腰に手を戻す。
「お姉さまのお望みとあらば」
306 :
もぽえ:03/06/23 23:53 ID:lKkz+KNW
ずしん、と奥まで衝撃が走り、ネルはうめいた。
「ううっ……いい……もっとしておくれ!」
ロジャーの動きに合わせ、ネルは膣内を締めた。リズミカルな収縮に、ロジ
ャーもたまらず声をあげる。
「うわぁ、おいらのモノがはぐはぐ……食われてるみたいです。お姉さまぁ…
…」
ネルの体内は、ロジャーの精液をよこせとばかりにぎゅうぎゅうと締め付け
てくる。
「おいら……もうダメです。お姉さま、外に出しますよっ」
しかしネルはロジャーの大きな一物が与える快楽に夢中になっていた。
「イヤだね! さぁ私の中にたっぷり……出しておくれ」
ネルは腰をぐいぐいと振った。
「うっ、ひゃぁぁぁ! お、お姉さまー」
二人の視界を一瞬、宇宙からの謎の物体が埋め尽くした。
腰から下を持っていかれるような快感と共に、ロジャーは射精してしまった。
ネルの方もがくがくと震えて達してしまう。体の奥に液体がどくどく注がれ
る感触にネルは満足していた。
307 :
もぽえ:03/06/23 23:54 ID:lKkz+KNW
ネルは頭を抱え込んでいた。
「クレアとマリアに何て言い訳すりゃいいんだい……」
自分から進んで快楽に溺れてしまったあたり、ネルは恋人たちに罪悪感を感
じていた。
ロジャーはネルの太ももの上に頭を載せる。
「子供のかわいさにほだされた、ってことでいいんじゃありませんか?」
ロジャーの脳天に鉄拳が炸裂した。
「今度は子供ぶるのかい。都合のいいやつだね!」
「痛いですよ、お姉さま!」
ロジャーは頭を押さえ、うるうるの瞳で見上げてくる。ネルは肩を落とした。
−−−
以上です。
308 :
名無しさん@ピンキー:03/06/24 01:01 ID:wabdYK0t
hokansaitoha
dounarimasutaka?
309 :
ニャルラトホテプ:03/06/25 01:46 ID:pCI1Jqfl
UPLOADERに置いてあるイラスト及び編集された小説が朝見てみたら全て消えてしまっているのですが・・・(涙)
310 :
名無しさん@ピンキー:03/06/25 03:48 ID:+XnnjBL2
みなさんの萌えカップルは?
マリア×ロジャー
とかだめ?@w@
>>310 女王様なマリアたん攻めはなんでも好きですよ。
つーか女王様なマリアたんって女キャラじゃかっこいいネルたんと張りで攻め似合うよね。
ファミ通の攻略本を見たが、
ソフィアたんは非凡なプロポーションの持ち主だそうな。
あぼーん
今回は少し長くなってしまいました、ゴメンなさい。
All Things She Said 3
────────────────────────────────────
マリア=トレイターは、ネルが愛液の絡み付いた腕を彼女の唇に拭ってよこす刺
激で気がついた。
時間にすればほんの数秒程度だが、失神していたのである。
例え原因が自分の与えた快感のせいだったとしても、目前で想い人が気絶して
いるのは不安だったろう。彼女が気付いたのを認めて、ネル=ゼルファーの瞳が
安堵で細められる。
根拠もなく、寂しいから起こしてくれたのかも知れない…と考えてしまってか
ら、マリアは一人で照れた。
表情を隠すように相手の腕にしがみ付き、ネルの指を舌でこそいで自分が吹き
出したものを全てなめとる。
横顔を深紅の前髪の向こうから見つめているのを感じる。視線が肌にくすぐっ
たい。
見守られていると言う安心感と、自分の行動の卑猥さがブレンドされて、身体
の中心に種火を灯す。
しかしその火を燃えさからせてはいけない。自分は充分気持ちよくなったのだ
から、今度は…ネルの番だから。
マリアは延焼を食い止めるように、なめとった粘液をつばと一緒にごくりと飲
みくだす。
それを見たネルは満足そうな表情で体を起こす。同時にベッドが小さく揺れ
た。
「あ…ネル?」
マリアは少し罪悪感を覚えていた、自分だけ達して終わってしまったことに。
そんな不安を表情から読取れたのだろう、ネルは小さくかぶりを振った。
「マリアが気持ちよくなってくれたから、あたしもうれしいよ」
「でも…」
自分だってネルが気持ちよくなるところが見たい、と言いたくて食い下がろう
とする。
愛されるだけじゃなくて愛したい。精神的にも、もちろん肉体的にも。彼女は
自然にそう考えるようになっていた。
どちらかが与えられっぱなしとか、反対に与え続けるとか、そう言うのは『愛
し合う』と言うのとは少し違う…。
ならば同時に愛しあえば良いと他人は(もしも、二人の関係を知ってしまった
なら)言うだろう。
しかし「マリアが気持ちよくなることに集中できないから」とネルに言われて
仕方なく、最初はネルが愛撫してその後、攻守交代…という段取りがいつの間
にか出来上がっていた。
しかしこの二日程はネルが一方的にマリアを絶頂に突き上げてお終い…といっ
た感じなのだ。
『ネルはわたしの身体を知って効率良く快楽を与えてくれるのに、わたしはあ
なたのコトを上手に愛せていないのね?』
もしも口に出してそう訊ねたなら、彼女は「そんなワケないじゃないか」と笑
うに決まっている。
対等に分け合える自分でいたい。お互いを支え合える関係でいたい。…そのた
めに何をすれば良いのか聞かなくても、黙って並んでいるだけで力になれる人
間になろう…そんなふうに願っていたのに、それができない。
結局は愛する人が近くにいても悩みが雲散霧消してくれるわけではないのだろ
う。この世界の構造として、そのようにできているのかも知れない。
とは言え自分を失う程に溺愛するのも違うと思う、お互いが居るから初めて愛
し合えるのだもの。自分を無くしたら意味がないじゃない?…、そう考える事
で少し強引に自分を納得させてみる。
気がつけば、ネルはベッドの隅に腰掛けたままマリアの方を見て、クスクスと
笑っている。
マリアが考え事をしていると周囲は表情で判る…ということが最近分かったら
しい。今まで悩みごとはデュプロの自室で人知れず抱えていたのだから、その
点に誰も(もちろん自分自身も)気付かなかったのも仕方ないと言えばそれま
でだが。
「それで良いと思うけどね?…」
ネルの台詞の『何』が『それで良い』のかの意味が判らなくて、マリアは思わ
ず首を傾げる。
鈍いね、と苦笑してネルは身体をひねると、マリアに向き直った。
「対等になろうとか考えなくて良いんだよ、あたしは今のマリアが好きなんだ
から。マリアはマリアのまま、そこに居てくれるだけで幸せなんだ」
自分が説明させたも同然なのに、すっかり明文化されてしまうとまるで心の中
まで見すかされていたようで増々恥ずかしくなる。
とにかく抗議しなければ、とマリアが身体を起こした拍子に今まで相手の影に
なって見えていなかった部屋の入口で、ドアを背にして立っている人影に気付
く。
「だれ?!」
叫ぶとマリアは無意識に毛布を手繰り寄せ、体を隠した。
ネルの方は悲鳴を聞くや否や、体を隠しもせず傍らの椅子に立て掛けた剣に飛
びつく。
莢から抜いた刃が月の光に煌めき、暗闇に一筋の歪んだ円弧を描いた。
切っ先の向こうに見える人物。線の細い女性で、漆黒に近い灰色の髪は顔の両
脇に束ねてたらしてあり、正面から見るとその房の長さはふぞろい。残りの髪
は背にまわしてある。
その正体に気付いて驚いたのはネルの方だ。
「クレア!?」
ゆっくりと蒼い月光の下へ歩み出てくるのは、確かにクレア=ラーズバードその
人である。
彼女の表情は苦悩と悲しみで眉間に深い筋を浮かべていた。
しかし視線だけは真直ぐにネルの瞳にすえられている。
「お幸せに…」
消え入るような声で、しかし唐突にそう言うと次にマリアを見た。
「…二人とも」
いつの間にかクレアの掌中にはナイフが握られており、何のためらいも無く自
らの首筋へと吸い込まれていく。
現実よりも一瞬早く、マリアの脳裏に血だまりの中で息絶えるクレアの映像が
閃いて、それを打ち消すように思わず目蓋をギュッと瞑った。
しかし、いつまで経っても床に人が倒れる音は聞こえない。
代わりにマリアの耳に飛び込んできたのは、半狂乱になって叫ぶクレアの声。
「どうして!どうして止めるの?」
そうっと瞳を上げると、ネルが刃物を奪い取って、そのまま壁に向けて投げ付
けるところだった。
ナイフは壁に突き刺さって『ビーン』と低い音を立てる。
「離して!離してよ!」
取り乱す女性の体を、ネルは無言のまま抱き締め続けた。
やがてクレアは振りほどくのを諦めると、腕の中から相手の瞳を睨み付ける。
「ココで死んだらあなたの心の中に永遠に残れる!…わたしはそんなことを考
えるような汚い人間なのよ!」
振りほどこうとする者と抑える者。二人の間に沈黙が流れた。
マリアはすっかり驚いて、その様子を黙って見つめることしかできない。
部屋の中には張り詰めた空気が充満し、緊張の糸が目の前に見えるよう。もし
も指でつま弾けるならば『キン!キン!』と硬質な音を奏でるに違いない。
他の二人の視線にさらされながら、ゆっくりとネルが口を開く。
「でも…そんなトコもさ…」
言葉を選んでいる様子の彼女の台詞の続きを、クレアとマリアが訝しむ。
「…とても可愛いよ?」
流石にその言葉は今の場面に相応しくない、とマリアは拍子抜けした。
第一クレアは『可愛い』タイプというよりは、どちらかと言うと『きれい』と
か『美人』という言葉の方が似合うと思われたからだ。
しかし意外にもネルの選んだ言葉は効を奏したようで、それまで血の気を失っ
ていたクレアの顔が、見る間に耳まで真っ赤に染まっていく。
「そんな言葉で!…やさしくして、ごまかして!」
言葉だけはまだ相手を責め立てるが、体からは抵抗の意志が消え失せていた。
その様子を見たら、マリアは改めて二人の付き合いの長さを思い知る気がし
て、ガックリと肩を落とした。
ネルの方は、はにかむように目を伏せて腕の中の彼女と鼻同士を触れ合わせて
いる。
「死ぬ気なんてないクセに…強がっちゃってさ」
その言葉を聞いたクレアが抗議の意思を露にし、再び身体を揺すり始める。
しかし抱き締める腕には益々力がこめられ逃げられない。それが腹立たしく
なって思わず相手の鼻っ柱に頭付きを食らわせた。
「わたしだってクリムゾン・ブレイドの一員です!いつでも死ぬ覚悟くらい出
来ています!」
普段よりも数オクターブ高い声を張り上げる。
相手の言葉を侮辱と受け止めて、叫ぶクレアの顔はまだ赤いままだ。
「でも、少なくとも今、ココでじゃない…そうだろう?」
ネルは鼻の奥がツーンとするのを摩ってこらえながら、穏やかに微笑んでみせ
る。
その様子を見てクレアは自分のしたことを思い知った。とたんに申し訳なさそ
うな表情になる。
「あんたとマリアって似てるんだよ…」
ネルの吐いた台詞で室内が二人きりで無いことを、クレアに改めて思い出させ
た。
彼女は深紅の前髪の向こうから、そうっと上目遣いにこちらを見つめる。
「皆が望むリーダーになろうと努力してる…でも頑張れば頑張るほど無理し
ちゃってるみたいだね…」
「似てるからって…」
濃灰色の髪を揺らす女性は、横目でマリアをちらっと見てから、もう一度目の
前の相手に視線を戻す。
「それじゃぁ、わたしはどうなるの?」
クレアの顔は破裂しそうなほど真っ赤になっているが、怒りの表情は吹き消さ
れていた。
「あんたは?あたしのコト、嫌いになったのかい?」
ネルは卑怯を承知の上で、わざと質問に質問で返している。
「意地の悪い物言いを…するのね…」
言葉を失い、クレアは自分のつま先を見つめるしか無くなった。
その瞳の裏側に過去を映している。
好きだと恋人に伝える昔の自身を。欲望のままに身体を求めあうかつての二人
の姿を。
するとネルは、自分が残念そうな表情をしてるのが相手に見やすいように、
ふっと顔を離した。
「すっかり嫌われちまったね…」
慌てて否定の意志を強調するために、クレアは追い掛けるように相手に詰め寄
る。
「だれも『嫌い』だなんて言って無いでしょう?」
それを聞いてネルの口角が、にいっと上がる。
「だったら、どうなんだい?」
二人の間に再び流れる沈黙。
クレアの腿の横に力なく垂れ下がった腕の先で、人差し指が空中を掻くように
ぴくぴくと震えている。
不意にマリアが座り直してベッドが軋んだ。クレアがその音を聞いて我にか
えった。
またもや二人の世界に没入していたことを知り、顔の火照りが増した気がす
る。
既にこれ以上ない程に赤面しているはずなのに。
「…だったら?」
改めて問いただすネルに、眉根を寄せて小声で抗議した。
「人前で…言えるわけないじゃない」
言われた方は『ふーん』と吐き捨てて、つまらなそうな表情で顔をマリアの方
へ向け訊ねる。
「マリアはあたしのコトどう思う?」
問われた少女は、咳き込む時のように握りこぶしで口元を隠しながら、小さい
声だがハッキリと答えた。
「好き…大好きよ」
ネルは向き直ると『ホラね』と言いたげににクレアを見つめる。
降参したとばかりに深く息を吐いて、数歩の距離を一気に埋めて相手の胸に飛
び込んだ。
そのまま柔らかな膨らみの上に顔を埋め、相手から見えないように表情を隠
す。
「わたしだって…好き、です…」
思わず丁寧な言葉遣いになった自分にますます恥じ入る。
相手が黙って聞いていてくれたのがせめてもの救いだ。
恥ずかしさを隠すために何か喋らねば、と考えた拍子に自分でも思いもよらな
かった言葉が漏れてしまった。
「でも、立場があるから…できるだけ、感情は押し殺して…」
言い訳のように、独り言のように話しだす。
これは懺悔だった。クレアはいつの間にか、今が全てを白状するのに良い機会
だと思っていた。
「なぜわたしが…部下を、皆を戦場に送らなきゃいけないんだろう…」
泣き言のようだ…と心の奥底でもう一人の自分が冷たく呆れているのが判る
が、すでに感情は押しとどめられなかった。
心の奥をせき止めていた何かが失われ、考えるより先に言葉が紡がれていく。
「失うのが怖かった…皆を…愛する人を…誰かを愛する心を、無くすのが怖
かったの」
かつてはお互いを世界よりも大切だと思い合っていたはずなのに、お互いを大
切にする余りに祖国を守ることに気をとられた時期が長過ぎた。
それがすれ違いを招き、すれ違ってでも思い人さえ無事で居られれば…と更に
政(まつりごと)にのめり込む。それがさらなるすれ違いを呼ぶと知りなが
ら。
そこから先は言葉にならなかった。代わりにネルが口を開く。
「だから…あたしを遠ざけてたのかい?」
彼女の腕の中で、クレアの頭がコクコクとうなずいている。
「そうすれば…もしもあたしが死んだとき…」
抱きすくめられていた体が『死』という言葉に反応し、思いがけずビクッと震
える。
何度聞いても、何度報告を受けても慣れないその言葉。
「…あたしが死んでも、あんたの心は痛まないって…そう言うのかい?」
恐る恐る顔をあげると、ネルが少しだけ寂しげな笑顔を浮かべていた。
「ごめんなさい…」
謝るクレアへの答えの代わりとして、やさしく頭が撫でられていた。
髪に触れられるのもそのままに顔を臥せると、視線の先にはネルの胸がむき出
しのままそこにある。マリアとの情事の予熱を放ちながら。
かつて貪りあうように重ねた肌がそこに…。
不意に、二人きりの時はいつも優しく頭を撫でられながら寝入ったのを思い出
す。
記憶の中の二人と今の状況に戸惑い、そして目前の誘惑に憧憬と欲望を抱い
た。
今だ何者にも侵されたことが無いように、汚れのない肉の輝きを放つ肌色の膨
らみ。
桜色の頂きにそっと指を伸ばしてみる。ゆっくり、ゆっくりと。
その仕種に期待が沸いたのか、触れる前からかすかにネルの呼吸のリズムが変
わっていた。
咎められないのを認めて、肌色と桜色の境界上でクレアの爪がクルクルと輪舞
を演じる。
「償いの…機会をわたしに…」
つぶやきながら顎を上げ、相手の耳もとに囁いた。
「いいでしょう?…」
返事を待たずにネルの首に腕を回してベッドに背を向けると、導くように後ろ
向きに歩き出す。
キスしたり、はにかんだり、相手のキスから逃げてみたり。
そんなことをくり返しながら、二人で一緒にベッドに近づいていく。
圧倒されたマリアは二人を邪魔しないように隣の、部屋の奥側のベッドへと身
を避けた。
ネルがキスの合間に困ったような笑顔を向けてくる。
マリアも少し困ったようにうなずいてみせた。
クレアが誘うようにベッドへ背中から倒れていくと、その上に覆いかぶさるよ
うにネルもベッドへ上がっていく。
キスの雨を受けながら、彼女の胸の下でクレアは器用に防具を外す。続けて衣
服を脱いで下着も取り払った。
やがて裸身をさらけだすと相手の腰に手を回して入れ代わり、クレアが上に
なって太ももの間で体を起こし、舌舐めずりをする。
その様子を見つめるネルの瞳も、どこか期待で輝いているかのようだ。
マリアは息苦しさを感じ、それが嫉妬だと理解する間もないままにそっと立ち
上がった。
蒼い髪が波打つ後ろ姿に、誘惑の呪文が投げかけられる。
「行かないで下さい…そこで観ていて下さい」
思い掛けないクレアの言葉に聞き間違いかと振り返ると、声の主は優しい表情
でこちらを見ていた。
「え?」
理解できなかったわけではないが、突拍子もない誘いにマリアは思わず聞き返
した。
「今のわたしには…別に二人の仲を割くつもりはありません」
床に視線を落とす彼女の横顔はどこかはかな気だ。音も立てずに濃灰色の髪が
一房、頬にかかる。
「そんなこと言われても…」
どうしてもクレアの真意がつかめず、自分だけが何かとんでもない思い違いを
していて、そのうち恥をかくのではないか…とさえ考え始めた。
「ネルが…絶頂を迎えるところ…見たくありませんか?」
そこまで聞いて自分の思い違いではないと確信できたが、申し出がとんでもな
いことであることに変わりはない。
ネルが気をやり、悦びに身体を震わせる。瞬間、体表を覆っていた汗が全身か
ら飛び立つと月光の中にキラキラと煌めき、オーラのような輝きを全身にまと
う…。思いがけずそんな様を頭の中で思い描いてしまった。
自らの中で沸き立つ誘惑に喉を焦がされそうになりながら、飢えを飲み込むよ
うにマリアは喉をゴクリと鳴らす。
ネルも同じ気持ちなのかと気になって視線を向けて見ると、彼女は黙って小さ
くうなずいた。
「…わかったわ」
意を決し自分の心を挫けさせないように言い放って、ベッドの上に座ると自分
の両ヒザを抱える。
クレアは満足そうにうなずいて、ネルの上に覆い被さっていった。
息をするのも惜しむかのように、二人は唇を重ね舌をからめあう。
下から伸びてきた手がクレアの頬にかかった髪を避ける。それを眺めるマリア
の胸が締め付けられそうになった。
粘膜をかき混ぜるような隠微な音が部屋に満ちていく。
二人の身体の間ではネルの両の乳房を裾野からかき集めるように、それぞれ両
手でクレアがわしづかみにする。
「ぅあっ」
期待とも悦びともとれるような艶を含んだ声が深紅の髪を持つ女の口から上
がった。
膨らみをこねるようにしながら、交互にねじるような動きを加えて胸全体を揉
みしだく。
乳房同士を押しつけしたり、絡ませようとする動きを加え、時には押しつぶす
ように。
クレアのその手付きは明らかに慣れている動きだが、マリアの目には少々乱暴
に映った。
「強がりは…ぅん!…ネルの方。…本当は…滅茶苦茶に…されたいクセにッ」
誰に言い聞かせるでもなくクレアが囁いた。途切れがちの言葉がその手にこ
もっている力の強さを思わせるが、ネルの口からは絶えず嬌声が上がってい
る。
漆黒の髪の乙女が恋人の胸の上で指を滑らせる。そのまま膨らみの頂きで震え
る熟れた果実を、ねじ切らんとばかりに人さし指と親指の腹で『ぎゅうッ』と
ねじりつぶした。
「ッー!?」
瞬間に声をあげる間もなくビクンとネルの身体が波を打つ。同時にボトボトっ
と音を立てて股間からいくつもの雫が滴り落ちる。
浮き上がった腰がベッドに沈む際に『ねちゃり』と粘液を含み重くなったシー
ツの音が聞こえた。
不意に自分の指先にも粘液が絡まっているのにマリアが気付いた。
慌てて右手を目前に持ち上げると人さし指と中指が、月夜の中でもぬらぬらと
淫猥な輝きを得ているのが分かった。
「わたし…?」
ネルが悶える姿を見ながら、無意識に股間をいじってしまっていた自分に驚
く。
その間ももう一方の手の指が肉の門戸の間で揺れ続けている。
「…止まんない…」
右手を股間に戻すと、中指が身体の再奥への通い道を当たり前のように進んで
いった。
『…自分でココを触るのは初めてなのに…』
誰に教わるでもなくその部分は禁忌と認識しており、お風呂で外側を洗う時の
他には、つい数日前まで直接触れられる事などなかった場所。
その先でたどり着いたのは、ネルが心の底から欲しながらも、ついに崩さな
かった肉の砦。
それに穿たれた、かろうじて指一本入るのがやっとの抜け穴にマリアは指を添
えた。いつもネルにされるように。
ゆっくりと指を押し進め、その狭苦しい乙女のしるしをくぐらせると、己の内
部は柔らかく思いのほか広い。
この瞬間彼女は禁忌を破り、自らを慰める行為に堕落してしまったのだった。
さて、今やベッドの上ではクレアが相手の左脚を自らの肩にかかげていた。
左脚を持ち上げられ、右半身を下にしてネルは横たわっている。
その下側になっている方の乳房をクレアが左手のひらで包むようにつかみ、親
指と人さし指は相変わらず先端をこね廻している。
そのまま上から被さってくる左の乳房をポンポンと弾ませていた。そのせいで
『タム、タム』と規則的に肉を打つ音が聞こえる。
一方、クレアの右手の方は抱えられた左脚の舌でネルの肉壷に突き立てられて
いる。
人さし指と中指を浅く挿入しながら、人さし指と親指、中指と薬指の間にそれ
ぞれ肉厚な花びらを挟んでいる。
手のひらを離してもひだが引き延ばされる分しか離れられず、指を押し入れて
もひだを挟む他の指に邪魔されてさほど奥まで侵入できない。
その焦れったさがネルの火照りに拍車をかけて粘液の分泌を促し、その粘液の
響きがさらに呼び水となって強い刺激を求めた。
カプ・カプ・カプ・カプと、溢れんばかりの蜜壷で水面を叩く音が無情に続
く。
入り口付近ばかりが刺激され、弄ばれる響きのみが心の奥で欲情に油を注ぐ。
強い刺激を求めてネルが腰を揺すった途端に、ひだが滑って『プルン』とクレ
アの指から弾け出た。
クレアが逃げた肉を再び捉えようと手を添えると、手の甲を膣口に押し付ける
形になった。
ネルは身体の芯を押し上げるような圧力、決して激しく無く鈍い感覚がたまら
なく好きだった。
不意にため息まじりの、力が抜けたようなだらしない悲鳴が時間をかけてもれ
ていく。
「ンぁあぁあぁーっ…」
同時にビクビクと内臓の痙攣が急激に増したのがクレアのこぶしにも伝わる。
「まさか今の…イッたの?」
中指でネルの秘肉の間をかき分けて、確かめるように愛液を自分の口に運んで
味わった。
達した女は力無く呼吸をくり返した。紅色の髪をまとった顔は横を向いてうな
だれていて、視線だけが相手を見つめている。
「今日は潮を噴かないのね…見られながらじゃ恥ずかしいの?」
クレアは言いながら、ちらりとマリアの方を見る。
そちらでは平静を装いながらオナニーに耽っている乙女が居た。
食い入るようにネルの身体を見つめる瞳と、何よりもうっとりとした表情から
それは判った。
彼女は足の間に枕を挟んでいたのでその部分は見えないが、耳を澄ませばネル
のとは違う粘液質の音がするはずだ。
クレアはマリアからもソノ部分が見えるように体を避け、ネルの秘裂の合わせ
目に親指を添える。
瞬間、蒼い髪の少女は微かにアゴをあげて、滑稽なくらい大袈裟に唾を飲み下
した。
クレアが微笑みながらゆっくりと指の腹を押し付けるようにすると、深紅の陰
毛の下から肉色の真珠があらわになる。
充分に熟れて熱を持った肉の芽は外気に触れ、その温度差が与える刺激は持ち
主の呼吸を止めかけた。
その部分から目を離さないまま、マリアは己の肉豆の莢を剥いて同じ快楽を求
めようとする。
「くン!」
慣れない刺激に蒼い髪が振り乱された。
汗で額に張り付いた前髪の間からネルの真珠を見つめると、そこは鼓動に合わ
せてトクン・トクンと脈打っている。
やがて自分のモノも確認するように、マリアはそっと股間の芽を摘んでみた。
「きゃうッ」
強烈な感覚に襲われ一気に膣が収縮したと思った刹那、そこから吐き出された
空気がひだを震わせた。
室内に「ぶぅっ」という音が鳴り響く。
そして沈黙。
ネルとクレアが見つめる中でマリアの顔が理性を取り戻し、羞恥でみるみる赤
く染まっていく。
「いっ…今のはちがッ…違うのよ!」
恥ずかしさで消えたくなる思いに襲われながら訴える。
クレアは微笑んでうなずくと、一歩だけ床におりて彼女のいるベッドに移って
きた。
「判ってます。…そんなに恥ずかしがらないでください」
ヒザを立てた姿勢で、向かい合う相手の瞳を覗き込む。
「あんまり気持ちよくって…」
言いながら、そっと右手をマリアの太ももの間に圧しあてた。
「ココが鳴っちゃったんでしょう?」
小振りな花びらを押し分け、愛液まみれですっかり侵入しやすくなったそこに
中指を滑りこませる。
そのまま小刻みに揺らしてやるとマリアは目蓋を堅く閉じて、与えられる快楽
を受け入れた。
ふと、入り口からさほど遠くないところに障壁の存在を探り当てる。それ以上
の侵入を許さないように閉ざされた、乙女の砦を。
クレアの瞳が少し開かれる、驚いたように。
「大切に…愛されてるんですね?…」
暗い欲望がその胸に去来し、思いがけず指に力がこもった。
マリアの体の中心で、ひだがメリメリと押し伸ばされ、引きつっていく。
「いっ…つっ」
マリアが苦し気な声をあげ、とっさに相手の手首を掴んだ。
クレアがハッと我に帰る。
慌てて指を抜き去ると身体を離した。
「ゴメンなさい…」
ベッドからおりると悲しそうな一瞥をネルに向けてから、クレアは床に散ら
ばった自分の衣服を拾い集める。
「どうか私のことは、お気になさらないで…」
わたしは捨てられるのだから、心の中で付け加える。罪を償うつもりだったの
に、たった今罪を上塗りしてしまった嫉妬深い人間。
心の中で自分を叱りつけながら作業を続けていると突然に腕をつかまれ、ハッ
と顔をあげれば、クレアの目の前に深紅の髪で縁取られた顔があった。
「バカだね…今夜は帰さないよ?」
ネルは力任せに相手を抱き寄せて唇を奪う。
クレアがギュッと目を瞑ると、その瞳から涙がこぼれてきた。
彼女の手で包まれた頬に伝わる暖かさは、まるで自分を許してくれているよう
でもあり…。
やがて唇を離しクレアの頭を肩にのせると、ネルは今度はマリアに手招きをし
た。
「あたしのせいで二人が苦しむことなんてないんだ…」
従順に近付いていき、クレアと同じようにその唇をネルに捧げる。
時間をかけてゆっくりと味わった後で、もう一方の肩にマリアの頭を抱き寄せ
る。
「それに、あたしは欲張りだからね。どっちも手放すもんか!」
ネルの腿の間で、クレアとマリアもそっと手を取り合った。
まさに両手に華。満足そうにネルが呟く。
「アペリスの名の下に…いや、太陽神アペリスのようにね」
「…キザ」とクレア。
「女ったらし…」とマリア。
三人がそれぞれの胸の中で『一人よりも二人、二人よりも三人で支えあえれ
ば、それはそれで幸せの形ではないか』と、異句同義に納得しようとしてい
た。
長かった夜も終わりが近付き、光明が差し始めた。その時…、
「ひてッ、ひたい、アニふるんだい?(痛い、何するんだい?)」
前触れもなく、クレアの指がネルの頬をきつくつねりあげていた。
「そう言えば…」
と言いながら濃灰色の髪で飾られた顔が、紅色の髪を持つ相手に近付いてい
く。
その様を横から眺めながら、マリアは『きれいな人』と素直に感心した。
「アペリスの妻は『三人』おられるんだけど?」
確かに、太陽神アペリスの妻はイリス・エレノア・パルミラの三柱の姉妹神で
ある。
「まさか、まだ他にも狙ってるコが居るわけじゃあ…ないわよね?」
いたずらなのか本気なのか判らない笑顔。しかし指先だけは力を加えていく。
「そこのところどうなのかしらね?わたしも聞かせて欲しいわ」
クレアの言葉を聞いてマリアも加勢する。空いている方の頬をつねり上げた。
俗に『仲直りエッチは燃える』らしいけど、今日のクレアを見たらそれは避け
たい事のようにマリアには思えた。
悪い芽は早めに摘んでおくに限る。いや、除草剤で雑草は根こそぎ…の方が良
い例えかも知れない。
堪えきれずに慌てて二人の手を振りほどくと、ネルは慌てて弁解した。
「ばっ…バカなこと言うんじゃないよ!」
責めるような目で二人を見比べ、自分の頬を癒そうとさすっている。
目を細めてクレアが更に詰め寄った。
「ファリンとかボーっとしてて、手篭めにしやすそうよね?」
マリアも同調した。
「タイネーブさんは?二人っきりで『特別訓練』とかしてるんじゃなくて?」
ネルは呆れたように頭を垂れる。
嫉妬は愛情の裏返し…とは言うものの、その切っ先は向けられずに済めばそう
したい。
身に覚えがないわけではないから、自分でもタチが悪いと思う。しかし今そん
な事を幽かにでも匂わせたら最期、日が登る頃には領主屋敷の前に逆さ吊りの
刑だ。それも全裸で。
必死で満面の笑みを浮かべてやる。二枚目は辛いねぇ、と心の中では汗ダラダ
ラだが。
「二人ともただの部下だよ。何か仕掛けるわけがないだろう?」
そこへ二人の声が重なった。
「「前科があるから疑っているのよ!」」
───────────────────────────────────
【エピローグ?】
「ハッ…クショッ!」
バンデーン艦。捕虜用の独房の中。
換気口を通して、隣の部屋から少女のくしゃみが聞こえてきた。
ウトウトしかけていたロキシ=ラインゴッドは目をさまし、壁の向こう側の見え
ざる相手に声をかける。
「ソフィア君、大丈夫かね?」
ごそごそと居住まいを正す音に続いて、ソフィア=エスティードの通りの良い声
が聞こえてきた。
「ゴメンなさい、大丈夫です。何か…急に寒気がして…」
【終】
ご挨拶が遅れました。
こんばんは、6-390でございます。
これでは、荒らし呼ばわりされても反論できませんね。
本当に申し訳ございませんでした。
それにしても今回は色々反省点がある気がしますが一点だけ。
“これじゃぁ、ネルじゃなくて『白薔○さま』だよ!”(;⌒ω⌒)
『ソフィア編』は面白そうなネタが浮かべば書きますが、今のところ予定無しです。
>>00さん
レス遅くなってゴメンなさい。
おっしゃる通り、実は以前はアチラのスレに出入りしてた者です。
改めてよろしくお願いします。
あぼーん
あぼーん
340 :
もぽえ:03/06/27 00:52 ID:Ic50W4Wm
>6-390氏
堪能させて頂きました。ネル姐さんの花園状態ですね。
個人的にはソフィア込みのお話も読んでみたいです。
あぼーん
マリア×アルベルキボン
マリアタン女王様だと尚嬉しい
漏れはその二人なら断然アルベル×マリアのエロがいいなぁ。
鬼畜なアルベルたんに犯されるマリアたん…
846 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 本日のレス 投稿日:03/06/27 22:46 +haEAnH/
攻略本の初期感情値みてたんだけど、
アルベルってディアスみたいに幼馴染のレナとライバルのクロード以外
全員どうでもよしって感じで444444…とか同じ数値になってるかと思ったら、
女キャラへの数値が総じて高めで意外と女好きでビビッタ。
しかも意見の合いそうなマリアへの数値が19で、、
絶対アルベルが嫌いっぽい夢見る(みすぎな)甘ちゃん少女の
ソフィアへの数値の方が上で20ある。
19はマリア・スフレ 20はソフィア・ネル・ミラージュ
これは一体…って思ったんだけど、
この数値グループの共通点って貧乳グループが乳デカグループ。
もしかしてアルベルってむっつりスケベですか?
だれかむっつりなアルベルに狙われる巨乳キャラのSSとか書いてくれませんか?
>344
何故か混浴風呂で女性陣と遭遇しちまったアルベルたん。
「失せろ、クソ虫!」
とか言いながらも眩しい裸身に目が離せな(・∀・)イイ!!
スマソ……むしろアルベルたんの裸身に目を奪われそうだ。漏れ。
>>345 自分とか豆とかの体見られているそんなアルベルの様子に気がついて、
怒るネルたんとかもいいね。
ネル←アル(一方通行)好きなんでイイな、それ。
漏れは以前あったアルベルタン女体化フェイトさん鬼畜攻めみたいな話の続きを
激しくキボン
>>348 漏れはそのカプなら逆がいいな〜。
鬼畜アルベルに振り回されるフェイトたんが見たい。
でも女体かしたらフェイトはマリアと大差ないんだよなぁ。。。
普通にノーマル好きで801嫌いの女子いたらスマソ。
あぼーん
フェイアルは大杉なんで、ちょっと食傷気味でつ・・・どうせならフェイトたん
以外がいいなぁ。
あと、フェイトたん女体化ならマリフェイ見てみたい・・・
敵キャラに犯されるマリアかネルがみたいな。
人質とられて何もできないところを服をだんだんと脱がしていくみたいな。
できれば最後まで抵抗してほしい。
誰かお願いします。
非凡なプロポーションの持ち主ソフィア!
彼女をネルたんやマリアたんが羨やんでいぢめる展開きぼんぬ。
あぼーん
>>349 普通に801嫌いの男子は考慮せんのか(w
>>355 いや,男子でもいたらゴメソ。
でも女子程ショックは受けないかなぁと思って。
女子の場合それが自分の好きな男キャラだったら相当ショックだろうけど、
男子だったらその男キャラ2人ともどうでもよさそうなんで、ショックというより
「キモイ」と感じるかなとオモテ。
昔の自分がそんなんだったんで。
801で自分の好きなキャラが特に攻めに使われてるとショックだけど、
女キャラのレズモノは女キャラもそれなりに好きだけど、男の萌えキャラと比べると
特別な感情は無いんで、
レズレズなのがあったりしてもそれを見て「キモッ」ってだけでショックは無かったんで。
今の自分はノーマルもホモもレズも好きだけどw
あぼーん
test
あぼーん
そんな朝早くに何を力説しているのかね
361 :
肥魔人:03/06/29 23:00 ID:xhv2ZSuR
腐女子が増えてる・・・ヒィィィィ(腐女子の方はせっかく
801板があるのですからそちらにイキマショウネ)
ホモは汚いがレズはウツクシイ。
これ、タク男の常識です。
男のレズ萌えは女のホモ萌えの足下にも及んでない
363 :
名無しさん@ピンキー:03/06/30 08:18 ID:ZNtks40t
当方、女でレズものオッケイ!な自分は逝って良しですか。
ちなみに801は体質的に受け付けません。
あぼーん
仕事では男性向けでレズでもなんでも描いてて、趣味では801描いてる
私はなんでも好きだ・・・ちなみに当方女。
あぼーん
あぼーん
もーいーからエロ話しようぜ。
ネル輪姦
370 :
もぽえ:03/07/01 00:39 ID:NaRu87pV
>>370 グッドジョブ!
がんがってください。
マリアのエロ画像あるページキボン。
まだまだ。神様方ファイト。
クレアとフェイトを期待してます。
375 :
もぽえ:03/07/02 23:30 ID:uBWpJD0N
>371氏&372氏
ありがとうございます。ちょっとでも役に立てばうれしいです。
おかげさまで、何とかスレッド4まで終わりそうです。
しっかし当初と比べて、本当に書き込みのスピードが遅くなってるんですね…。
自分もSSをもっと書ければよいのですが…はぁ。
ネル林間もロジャー×マリアも、フェイト&クレアも無理っす…。
376 :
名無しさん@ピンキー:03/07/04 23:22 ID:Om0aOQxO
ルシファーがらみってないねぇ
あぼーん
どなたかアルベル×スフレ書いてくだされ…
最近餓えてまつ。
自分で書いてもどうも萌えないですわ…
>370
がんばってくだされ!
ウェルチ×ギルドマスターってないですかね〜w
>>352と同じく最後まで抵抗するネルみたいです・・・。
381 :
名無しさん@ピンキー:03/07/06 12:04 ID:3ukuKVCX
>>380 おお同志発見。
漏れ的には敵キャラにやられてほしい。
貴族とか。金の力を使ってどーのこーの。
あぼーん
ねぇ、スフレタンは人気ないんすか?
>>383 厳しいっす。
ロリ担当はソフィアたんがもういるし。
ゲーム中でもパーティバランス考えるとネル姉さまを選ぶ人が多いようで。
385 :
名無しさん@ピンキー:03/07/07 00:12 ID:4cr8Q1r4
そろそろフェイト×マリアの純愛がカナーリよみたくなってきた(´д⊂
あぼーん
アルベル×ソフィアたんが見たい。
やつはおっぱい星人っぽいから
いつまでもチュパチュパ粘着に吸いつきそう。
なにゆえアルベルがおっぱい聖人?
あぼーん
あぼーん
>>384 それは言える。
普通にギャラクシークリアするだけならまだしも、
試練とかフレイ姉さんとか極めたかったらネル居ないと厳しい。
スフレは嫌いじゃないんだが…
あぼーん
あぼーん
スフレ「こっちにおいでよ。いい夢見せてあげるね♪」
あぼーん
396 :
もぽえ:03/07/08 22:08 ID:dn6FQmSx
>378氏
ありがとうございます。
保管庫はようやく終わりが見えてきたって感じですわ。
SSを書いていらっしゃるなら、ここに投下して、
自分含む人々を萌えさせていただけないでしょうか。
あぁスフレたん……。
(スフレたんとロジャーたんは、街で話しかけてセリフを聞くたびに、
じんわりと好きになったなぁ……。逆にソフィアは……)
>384氏&284◆/i.AENidYE氏
自分はネルを最終メンバーにしませんでした。
自分の家人もネルを最終メンバーにしませんでした。
二人ともネルを育てておらず、黒鷹旋を見たことがない……。
(スフレたんは、防御力が低いくせにカウンター使いってあたりが
たまりません。死を紙一重でくぐり抜ける破滅型戦士。ハァハァ)
>394氏
ひっぱった後に、幻惑ハンマーでぼこぼこですか?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
402 :
名無しさん@ピンキー:03/07/11 22:35 ID:nbBU3vV6
アルベルタンが女だったらなぁ…(;´Д`)
フェイトたちに負けた時にてごめにされちゃって
それ以来、日々肉奴隷としてなぶられっぱなしだったらいいのになぁ…
それよりもアルベルが巨乳ちゃんなファリンたんを手篭めにしなかったのが残念。
ファリンたんは「アルベル嫌い」って本編で言ってたけど、
嫌いな理由があそこで一発やられてたからとかだったら面白いのに。
404 :
名無しさん@ピンキー:03/07/11 22:57 ID:djDohsQh
ファリンたんはアルベルたんにヤられてたらむしろ好きになってそうだが
>402
(;´Д`)ハァハァ
あぼーん
407 :
402でつ:03/07/11 23:45 ID:UnCh+k5T
405タン、ハァハァしてくれてアリガd☆
アルベルタンは最後まで抵抗してくれそうでそそるんだよねぇ(・ω・)ノ
マリアタンだと最初は強がっててもそのまま流されちゃいそうだから。
>>407 ageてるあたり釣りのような気もするが、
どっちにしろ女体化ネタは荒れる種だからヤメトケ
あぼーん
この頃書いてくれる人いないね(´・ω・`)
ネタ考えてるのかな?
>>410 おそらく、大学に行ってる人もいるから、
テスト期間で忙しいんじゃないかな?
…漏れもそうだけど。
あぼーん
あぼーん
414 :
もぽえ:03/07/12 20:35 ID:Nre4YSbo
>413殿
笑い死にそうになりました……何してくれるんですかい。
と言いつつ、卑汚の風で触手モンスター化し、ロメリアたんを責めるラッセルを妄想。
ネタをありがとうございます。
神様ぷちレナスのエロパロ
マジキボンヌ。
イセリアとブレアのエロもほすい。
レナス:ロリのままや大人化とか。もうだめレナス萌える。
イセリア:スリットから見え隠れするフトモモがそそるそそる(;´Д`)しかも金髪ロングハァハァ…
ブレア:落ち着いた物腰、大人の魅力満載。ショート(;´Д`)ハァハァ…
マリエッタ:ブレアの子供版?ショート(;´Д`)ハァハァ…
かなりの間待ってるんで誰かキボンヌ。相手はフェイトあたり(マリはリーベル)でおながいします。
>>415 ブレアは兄貴・イセリアはガブリエル
レナスはイベントからロジャーの方が打倒じゃないか?w
でもリーマリは自分も好きだ。原作でも接点あるしね。
むしろマリエッタの片思いが。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
ブレアタン(;´Д`)ハァハァ
421 :
名無しさん@ピンキー:03/07/13 22:01 ID:QTOAou87
マリア
あぼーん
423 :
山崎 渉:03/07/15 11:02 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
あぼーん
425 :
名無しさん@ピンキー:03/07/15 23:54 ID:xWi1xG/Z
ネル!!!!
426 :
名無しさん@ピンキー:03/07/17 13:36 ID:cq26Sbw7
ガンジー!!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
こうしてだんだん広告に(;´Д`)ハァハァするようになっていく住民達
432 :
名無しさん@ピンキー:03/07/18 01:49 ID:YThVkvYa
この尋常じゃない下がりようは一体・・・。
とりあえずage。
初期の繁栄がまるで幻想だったような過疎っぷりだなあ…
黒豆の声優鼻毛かよ!
435 :
名無しさん@ピンキー:03/07/18 18:36 ID:zQM9ZaGi
もうすぐ大学とかも夏休みだ、また盛り上げるぞ。同志よ集まれ。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
439 :
名無しさん@ピンキー:03/07/19 01:16 ID:WzZhfafG
マリア最高!!!
あぼーん
アニスたんまだ〜?
442 :
もぽえ:03/07/19 01:45 ID:EBMvGfxE
……最後のSSが掲載されてから、けっこう間が空いてるんですな。
大学は人によっては、小中高生より休暇が始まるのが遅い人もいますよね。
アルゼイ×エレナ考えつつ、しばし松。
あぼーん
444 :
284 ◆/i.AENidYE :03/07/19 05:05 ID:UpEiYx1o
>>442 そうなんですよね…
私は来月半ばまで大学あるし…
メリルとかレナスとか構想はあるんだけどなぁ…
一応age。
uif3
446 :
430:03/07/20 00:20 ID:oD2p/UUW
書きたいんですが 暇 が あ り ま せ ん
まあ誰も待ってないと思(ry
>>446 書くネタがないならリクエストしていいですか?
>>447 446は書くネタが無いっていってるんじゃなくて
暇が無いって言ってるんじゃないのか?
449 :
名無しさん@ピンキー:03/07/20 01:51 ID:Y6Ae+rlD
世間では夏休みになったのでこのレスもいっぱい書いて頂戴(お願えしまっすぅー)
あぼーん
451 :
名無しさん@ピンキー:03/07/21 00:29 ID:qFL6+pSu
神の降臨を待ちつつage
あぼーん
あぼーん
どうでもいいが、
>>177の言ってることが激しく気になる。
177いたら教えてくれ、頼むから。
物凄い誤爆しますた(;´Д`)
スマソ
あぼーん
誰もいねー。栄えていた時期が懐かしい・・・
あぼーん
あぼーん
460 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 15:22 ID:mcmGMXs3
う〜ん…誰も、いないのかなぁ?
低レベルで、スターアニスというマイナーキャラでもいいんだったら、
拙者が時間つぶしというか、間のつなぎ程度に書き込むんだが…
是非おながいします。
463 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 17:24 ID:hlJ5Yy+x
いっそこのスレもう終わりにして誰か新しく新スレ立てるとかどうですか?
なんかこのスレもう誰もいないし、皆さんどんなもんですか?
464 :
名無し:03/07/27 17:35 ID:+0t2XS1/
>>463 結局同じことになると思うんだが……。
いや、それどころか即死判定に引っかかるかも。
ROMと職人待ちだけではこれも止むを得ない。
私はSO3持ってないしな……。
465 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 17:45 ID:mcmGMXs3
・460
じゃぁ、書き込むよ。言った通り間のつなぎ程度だから期待しないでね。
…それと、確認しておきたいんだけどスターアニスって胸薄いよね?
>>465 うん、ポリゴン見る限りたいしたこと無さそう。
467 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:32 ID:mcmGMXs3
>>466 そうだよね…。胸が薄いのがね、ちょっと惜しい。
揉んで大きくするしか(略)。まぁ、拙者としてはそれもいいんだが(ぇ
さて…いい加減書くか。拙者のSSに触発されて(?)、
「こんなへたれスターアニスじゃなくて、俺が書いたのを見ろ!」
って人が出てくるのを望む。本気で。
468 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:38 ID:mcmGMXs3
・ シランド城下町 ファクトリー
「ふぅぅ…」
大きなため息と共にフェイトは椅子に腰掛けた。
夜中のファクトリーの中には誰も居ない。クリエイター達はすでに宿へと戻っている。
カチャ…
だからその扉が開いた時、フェイトは少なからず驚いた。
「…フェイト、さん?」
紫のショートヘアに、緑のローブ、そしてなにより、
背中に在る一対の大きな羽が特徴的な少女が(歳だけ考えると女性という方が適切か)そこに居た。
「スターアニス…さん」
視線を動かし、フェイトは苦りきった表情でスターアニスを見つめた。そして舌打する。
「なんで、来たんですか」
フェイトの声には抑揚がなかった。いや、付け加えれば、
それゆえに怒りを孕んでいる様にも聞こえた。
「あの、その…工具箱、片付けなくちゃ、っておもって…」
普段朗らかなスターアニスも、フェイトの様子がいつもと違う事に戸惑いを抱いている様だった。
ガタン
フェイトが勢いよく立ち上がる。反動で、椅子が倒れた。
「僕達は、もうすぐ帰らなくちゃいけない。…多分、ここに来る事はもうない…」
スターアニスは何も言わなかった。フェイトは続ける。
「だから、スターアニスさん。…僕は、あなたの事を忘れたかった!
…全て忘れてしまえば、未練は…!」
「忘れなくても良いんですよ?」
すぐそばでスターアニスの声がする。フェイトが驚いて振り向くと、
いつのまに移動したのか、そばにスターアニスが居た。
ドサッ
次の瞬間には、スターアニスはフェイトを押し倒していた。
469 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:41 ID:mcmGMXs3
呆気にとられながらもしっかり受身を取るフェイトの目の前に、スターアニスは笑顔で居た。
「私は、フェイトさんが好きです。だから、忘れられたくない…」
「でも、僕は…」
言いかけるフェイトの唇を、スターアニスがそっと塞いだ。
「んっ」
突然の口付けにフェイトは戸惑い抵抗しかけたが、数秒もすると受け容れる。
絡みつくようなディープキス。いつのまにか、フェイトの両腕はスターアニスの華奢な体を抱いていた。
どれくらいそうしていただろうか、二人は申し合わせた様に互いの口を離した。
「服、脱がしてもらってもいいですか?」
突然言われた言葉にフェイトは戸惑ったが、困った様に頷く。
「あの…じゃぁ、スターアニスさんが下になってくれるかな」
「あ…はい。ごめんなさい、ずっと乗っかってて」
軽いから全く負担ではなかったが、とフェイトは心の中で呟く。
スターアニスはフェイトから離れると、その横に寝そべった。
ェイトはぎこちなく、スターアニスの負担にならないように、その上に移動する。
「じゃ、脱がしますよ」
やや震える手で、フェイトはスターアニスのケープを取り、ローブを脱がす。
羽のところで少し引っかかったが、スターアニスの助けを借りて難なく脱がす事ができた。
470 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:45 ID:mcmGMXs3
床は冷たいので仕方なくスターアニスの脱いだ服を敷き、そこにスターアニスを寝かせる。
羽を広げ(そうしないと重みで羽が潰れて痛いのだそうだ)、
恥ずかしげにこちらを見つめるスターアニスの裸体は、天使と言っても過言ではなかった。
フェイトがスターアニスの胸に指を這わせる。
男よりはある、と言う程度の薄い胸板だが、それすらもいとおしい。
ふにふにと胸をもむと、スターアニスの顔が上気してくるのがわかる。
少しだけ眉をしかめているのは、快感を我慢している所為か。
だが、フェイトが僅かに隆起した両胸の突起をつまむと、スターアニスは耐えきれずに背中を丸めた。
「ひゃぅ…!そ、そこ、ダメです…。おかしく、なっちゃいそうです…」
胸を僅かにつままれただけで、大袈裟とも取れる反応を示すスターアニス。
だが、涙ぐんでいる所を見ると、演技でもなんでもない事が分かる。感度が過度に良いのだ。
(…じゃぁ、ここは?)
あまりの反応の大きさに興味を示したフェイトは、スターアニスの下腹部に手を伸ばすと、
すでに勃起した陰核を軽くつまむ。
「ひゃ―――――!?」
ビクン
素っ頓狂な声をあげて一度痙攣すると、そのまま固まってしまった。
ただ、動揺したようにフェイトを見つめる。
471 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:49 ID:mcmGMXs3
だが数秒も経つと、スターアニスは顔をくしゃっと歪め、大粒の涙をこぼし始めた。
「ぃゃ…漏れちゃう…」
「え?」
突然泣き出したスターアニスに動揺していた所為か、
フェイトはその言葉を理解できなかった。そこに、最後の一言。
「おしっこ…我慢、できない…。漏れちゃう…」
その言葉にフェイトは驚き、同時にその引き金を引いた自分の行動を悔いた。
だが、尿瓶になるようなものは探そうとしなかった。代わりに、もう一度陰核を軽くつまむ。
「あ…」
差し迫っていた尿意を決壊させることは簡単だった。
ちろ…
尿が漏れ出した。スターアニスは両目を固く瞑り、握りこぶしを作ると精一杯尿意を抑えようとした。
だが、一度決壊したものは、直る事はない。
漏れ出した尿は瞬く間に水流を大きくし始めた。水流が筋から線に変わると、
スターアニスも諦めて全身の力を抜いた。途端、それは放物線を描いた。
シャァァァァァァ…
相当我慢していたのか、スターアニスの尿はフェイトのズボンを掠め、
下に敷いた服を濡らした。緑の服がみるみるうちに濃く染まっていく。
「はぁ、ぁ…ぅ」
長い解放感に恍惚としていたスターアニスだったが、放尿が終わると、
自分が何をしてしまったのか理解する。頬を紅く染め、また泣き出しそうな顔でフェイトを見つめる。
472 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:53 ID:mcmGMXs3
「わ、私…わたしは…」
何か言おうとするが、唇がわななくばかりで言葉が出ない。ふるふると震える彼女の頭を、
フェイトはそっとなでてやった。
「大丈夫、大丈夫だから」
「う、でも…」
「それより、ちょっと興奮した…。もっとしても、構わないですよね」
言うが早いか、フェイトはスターアニスの濡れた秘部に指を延ばした。
「え…。ひゃぁっ!?」
フェイトの言う、『もっと』が何を差すのか分からないうちに割れ目を撫でられたスターアニスは、
素っ頓狂な声をあげて身を弓なりに反らした。
フェイトは構わずに、スターアニスの中に指を入れ、傷つけない様にゆっくりと襞をこする。
フェイトの指が濡れてきたのは、先ほどの尿だけの所為ではない。ピンク色の襞の奥底から、粘性を持った透明の液体が流れてきている。
「は、ぁ…やぁっ!そ、そんなにしちゃ…」
やはり感度がいいらしく、絶頂が近いためかか、フェイトの指の動きに合わせてビクンと痙攣する。
フェイトは口付けでスターアニスの口を塞ぎ、更に激しくスターアニスから粘液を書き出すように指を蠢かせた。
「んっ…んんっ!」
目を瞑り、必死に快感に耐えるスターアニス。フェイトはその様子に内心でほくそえみながら、陰核を先程より強くつまむ。
「んんっ!んんんんん〜〜!」
びくびくびくびくっ
小さな痙攣を何度も起こし、同時に秘裂から大量の愛液が溢れる。フェイトはその流れを確認し、スターアニスの口を解放した。
473 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:57 ID:mcmGMXs3
はぁ、はぁ、はぁ…」
スターアニスが空気を求めて喘ぐ。呼吸に合わせて動くその秘部が、いやに淫らに見えた。
(これだけ濡れてれば、大丈夫…かな?)
フェイトも性交の経験があるわけではないので詳しくは知らない。
「挿れても、いいですか?」
スターアニスは一瞬虚ろな目でフェイトを見つめ、その股間部が膨らんでいるのを見ると、小さく笑みをもらした。
「はい…いいですよ。…でも、あんまり痛くしないで下さいね」
痛くしないで、と言われてもどうすればいいのか分からないが、あんまり激しく動くのはやめようと心に誓う。そして頷いた。
スターアニスも頷いたのを確認し、ズボンのファスナを下ろす。すでに固くなったそれは、天を向いたままその存在を示していた。
「はぁぁ…」
初めて見る男性器に、スターアニスは驚きと、感嘆に似た声を漏らした。じっと凝視していると、フェイトが困った様に声をあげた。
「見られてると、恥ずかしいんですけど…」
「あ、はい…」
そういわれて初めてそれが恥ずかしい事だと認識する。
同時に、自分の性器を見ていたフェイトも同じ気持ちだったのかと考えると、不思議と感心してしまった。
「それじゃぁ、行きますよ」
フェイトが先端を入り口にあてがう。スターアニスは息を殺し、両手で下に敷いた服を強く握り締める。
ズッ…
「んっ…!」
愛液が潤骨油の代わりになっているとはいえ、スターアニスの膣は狭く、フェイトもかなりの抵抗を感じている。
なのでスターアニスの上げた声に一瞬動きを止めたが、すぐまた少しずつ挿入していく。途中、何かの抵抗があった。
(これが、処女膜?)
処女膜を破ると痛いと聞いた事があるが、どうしようか。
フェイトは逡巡し、その結果まだ奥に突き進む事にする。少し、力を入れて早く入れる。
474 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 19:59 ID:mcmGMXs3
「ぅ…あっ!いたっ…痛い…」
予想通りスターアニスは痛がったが、しかしそれでも想像より遥かに大人しい訴えにフェイトは安堵した。
「まだ進みますけど…大丈夫ですか?」
スターアニスの中はきついが、それだけに気持ち良い。スターアニスの体温が直に感じられるのもすこしだけ愉悦感がある。
だから、スターアニスが無言でも頷いてくれた時、フェイトは嬉しかった。
それ以後は順調に進み、スターアニスはフェイトを根元までくわえこんだ。さすがに、少し苦しそうだ。
「お腹の中が、フェイトさんのでいっぱいです…」
「動くよ?」
「はい」
一度奥まで突き進んだものを引く。血と愛液が混ざった液体が自分のものに付いているのを見て、
フェイトは痛々しいような、それでいて嬉しいような、複雑な感覚を覚えた。
フェイトの動きはぎこちないものだったが、両者の性感を高めるには十分だった。
「ひゃ…んっ、んぅっ!」
ただ悶えるだけだったスターアニスも、いつのまにか僅かに腰を振っている。
液体と、肌と肌がが触れ合う粘着質で淫靡な音が、ファクトリーの中に響く。
「フェイトさん、わたしっ…もう…」
「ん、僕も…」
スターアニスの動きが止まる。フェイトも動きを止める。
「んっ、あぅぅ…!いっちゃう…!」
スターアニスの中が急に締まる。
「っ、出る…!」
どく…どく…
フェイトが精液をスターアニスに放つと同時に、結合部分から大量の愛液が溢れた。
475 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 20:02 ID:mcmGMXs3
(間)
「寒くないかい?」
フェイトがスターアニスに問う。スターアニスはいつものローブではなく、クリエイトの余りものであるローブを着ていた。
あの服は尿やら何やらでひどく汚れてしまったからだ。
「大丈夫です」
そう言ってスターアニスは微笑む。それがフェイトにはいつもよりいとおしく感じる。
「すみません。最初はあんなひどい態度をとっていて…。
ただ、僕はもうここには帰ってこないかもしれないから、だから…」
ぽふっ
スターアニスがフェイトに抱きついた。
「いいんです。フェイトさんが私の事を好きだって分かりましたから」
「うん…ありがとう」
「ふふ…クリフさんの言った通りでした」
ふと、聞きなれた単語にフェイトが問う。
「クリフ?」
「えぇ、私、フェイトさんの事が好きだっていうのをネルさんに相談したら、
『それはクリフに聞くべきだ』と言われたので…」
クリフ…。なんかこういう若者の恋愛に首を突っ込みそう。加えておっさん…。
まさか。まさかまさか。
フェイトはそっとスターアニスから体を離し、扉へ向かって走った。そして跳躍する。
「リフレクト・ストライフ!」
ベキバキゴシャ
豪快な音を立てて吹き飛ぶドアの向こうには、クリフがいた。いや、それだけではない。
ネルも、マリアも、クリエイターの人々も、挙句にはファリンやタイネーブまで。
476 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 20:03 ID:mcmGMXs3
「これは…一体」
クリフだけならまだしも、あまりの大人数にフェイトが固まる。まさか…全て聞かれていたのか?
「よかったな、フェイト」
クリフがポフとフェイトの肩に手を乗せる。
「あまり激しいのを繰り返してたらそのうち嫌われるわよ」
とマリア。ネルや他の者達は無言だったが、その視線に慈しみが感じられる。
(き、聞かれた…。絶対、全部聞かれた…)
激しい脱力感を覚え、後ろを向く。スターアニスが、困ったような笑顔でフェイトを見つめていた。
(…まあ、いいか)
〜終〜
477 :
名無しさん@ピンキー:03/07/27 20:07 ID:mcmGMXs3
なんか…書きこんで改めて自分の未熟さを知ったような…(泣
本当、長文のくせに駄文で申し訳ないの一言です。
…でもやっぱスターアニス好きだわ(爆
乙
ヽ(´ー`)ノグジョーブ
乙カレー
悪くなかったよ
ただ一つだけ言いたい事がある
sageてな
乙。
俺的にはかなりツボだったよ。
>羽を広げ(そうしないと重みで羽が潰れて痛いのだそうだ)
痛がるスターアニスたん(;´Д`)ハァハァ
あぼーん
あぼーん
sageるべきだったのね、スマソ。
推敲してなかったわりにはあまり不評ではない様子。…シャコウジレイッテナニ?
…まぁ、これを励みに次は触手モノに(ry
いまだにsage忘れる2ch初心者。
(;´д`)ハアハア…やっぱりアニスたんは和姦だと萌える…
486 :
もぽえ:03/07/28 21:57 ID:aqPcIreL
>>444(284 ◆/i.AENidYE氏)
集中講義の履修などされましたか?お疲れ様です。
メリルというと、強権フェイト淫察のリンク作品でしょうか。
>>446(430氏)
相当ご多忙のようですね。
しかしそのような卑屈なことをおっしゃらなくても……。
氏の作品を待ってる人も、きっといらっしゃいますよ。
>>484氏
乙彼さまでした。さっそく作者別保管庫にアップロードしておきました。
ハンドルは仮に「468氏」としておきましたが、
固ハンを名乗りたいなら教えてください。
>>485氏
そういやアニスタソには、陵辱は似合わなそうですな。
−−−
作者別保管庫の方に、全SSへのリンクを張ったページ(仮)を作成しました。
これで多少はSSを探しやすくなったと思います。
リーベル×マリエッたん、ルシファー登場SSは既存のものの中にあります。
フェイト×マリアもけっこうあります。
「それは既読だゴルア!!」って場合はすんません。
ひとつ書くだけでこんなに人がくるってことは
ヘタでもどんどん書いていけば昔のようになるかも。
>>487 >>1 なになに?自信がない?
そんなことはお気になさらずに、どんどん自分の思いを文字や絵に託しましょう!!
489 :
430:03/07/28 23:20 ID:lThF1hHH
ちまちまと、数少ない俺の作品を読んでくださる方の為、
そして何より消化不良になっている俺の精神の為(吐血)、
頑張って書いておりまする・・・ガッ!
毎度の事ながら、ベッドイーンしてからヤるまでが長い長い(汁
おまいら回想なげぇよ}{ageとか文句つけられる事必至なので、
どーしたもんだろーとバクースバニー風に悩んでいる所存にございます。
取り敢えず質問っつーか・・・
作品中、特に無かった模写(××に実は以前彼氏が居て、そやつが断罪者であぼーんした)とか、
そういうのはアリなんでせうか?
(なんだか今回のジャンプの富樫みたいなタイプになってきたな、俺・・・萎え)
1ヶ月以上ぶりの書き込みな訳だけど……覚えられてなくても気にしないとして、
またなんか書こうと思っとります。
すっかり過去の産物になってしまったアルクレは置いといて、皆さんの需要カプを
教えてください。今の自分の腕だと、運が良ければ三日ぐらいで書き終えれるのかなぁ…。
それと…お願いだから…スルーしないでください…(泣
491 :
430:03/07/28 23:51 ID:lThF1hHH
>>くろバネ氏
ネタな解答
・フェイト×アクア(炉?) ・ネル+クレアの童貞踊り食い(ナンニントヤルキダ) ・バニラ×メリル(ジューカン?) ・ゴッサム×女キャラオールスター(ゼンブクウノカ・・・)
真面目な解答
・アルベル×タイネーブ ・クリフ×マリア ・長編「鬼畜フェイトのコマし日記」第一話、フェイトに便所にされる黒豆。
・・・一応最後の奴真面目ですよ。
アクアって誰?
>>くろバネ氏
個人的にすきなカップリングってのはアルネルとフェイスフの和姦です。
鬼畜は苦手です。ハイ。
>>492 細工クリエイターアクア&エヴィアの娘側
これでわかる?
わからないなら教会で契約すませ
>>468さん
お疲れ様です。
アニス萌えとして、ハァハァさせていただきました。
明日で試験が終わるので、
近日中にも、予告していたアニスもの(被ってすみませんが)をうpします。
>>494 ああ、クリエイターの。
って、幼女じゃんw
ごめんなさい。
自分が一番「これだ!!」と思ったのはフェイトアクアです(泣
498 :
430:03/07/29 00:38 ID:Ihk7NEvz
ネ タ の つ も り だ っ た の に
気に入られたならうん、書いてください。
俺は待ってます。
・・・その前に書けって話ですね、ゴメンナサイ
前スレの学園モノという設定がかなり面白そうなんで、俺が書こうと思うんだけどいいかい?
一応、黄昏の文芸作家氏に伺いたてたいんだが、もう見てないっぽいしなあ。
以下、その設定です。
【フェイト】
主人公。大学部の学生。
異性からは結構人気があるのだが、本人は気付いていない。
マリアと付き合っている。
【マリア】
大学部の学生。
フェイトと付き合ってはいるが、彼を狙うライバル(?)が多いことに日々悩んでいる。
フェイトと同じゼミに所属。
【ソフィア】
高等部の学生。フェイトの幼なじみ。
フェイトのことが好きなのだが、マリアという恋人がすでにいることで戸惑っている。
健気な女の子。家庭料理クラブ所属。
【クリフ】
大学部の教員。保健体育担当。
メカに強いため、たまに情報処理系の授業に顔を出すことも。
【ネル】
高等部の教員。保健体育担当。
怒らせると怖いけれど、面倒見がよいので男女ともに人気高し。
【アルベル】
高等部の教員。保健体育担当で剣道部顧問。
無愛想な所がクールに見えるらしく、女子の人気が高い。
学生と付き合っているという噂も……?
【ミラージュ】
大学部の教員。
情報処理系の授業を受け持つクールビューティー。
クリフとは学生時代からの付き合い。
【リーベル】
大学部の学生。
マリアが好きなのだが、まったく相手にされていない。
フェイトの悪友。フェイトたちと同じゼミに所属。
【マリエッタ】
大学部の学生。
リーベルが好きなのだが、気付いてもらえない不幸な女の子。
マリアの親友。フェイトたちと同じゼミに所属。
【クレア】
保健医。
綺麗でやさしいため、男子からの人気が高い。
ネルの親友。
【ファリン】
高等部の学生。
いつもボケーッとしている割に成績優秀。
先生と付き合っているという噂も……? 家庭料理クラブ所属。
【タイネーブ】
高等部の学生。
個性的なファリンにいつも振り回されている。
ファリンとは親友同士。家庭料理クラブ所属。
【ブレア】
学園の副理事。大学部の教員でもある。物理学担当。
いつもニコニコしているが、最近白髪が気になり始めたお姉さん。
【ルシファー】
学園の理事長。
と同時に天才的プログラマーであるが、言動にはおかしな部分が多々見受けられる。
ブレアとは兄妹。
【リジェール】
高等部の教員。
家庭科担当で、家庭料理クラブの顧問でもある。
【スターアニス】
大学部の学生で、フェイトの先輩。
フェイトと仲がいい、と言ってもあくまで友情。
【マユ】
高等部の学生。
ソフィアの親友で、同じクラブに所属。
気になる人がいるらしいが……?
【ウェルチ】
購買部のお姉さん。
【ディオン】
大学部の学生。
成績優秀で将来有望。
フェイトたちと同じゼミに所属。
【アミーナ】
高等部の学生。
ディオンと付き合っている。ソフィアとはいとこ同士。
【ベリアル】
大学部の教員。考古学担当。
質実剛健を絵に描いたような人物。フェイトたちのゼミの担当。
今のところこんな感じで考えているんだが。
希望とかあれば、俺のできる範囲でなら変更しようと思うけど。
>500氏
エレナ、アルゼイ、ロメリア、ラッセル、ベルゼブル、アザゼル辺り欲しいかも・・・
ロジャーとスフレたんは幼すぎてダメかい?
506 :
430:03/07/29 18:12 ID:Ihk7NEvz
黙りなさいラッセル。
・・・は是非欲しいですね。
駄目だ駄目だ、仕事中にこんな事書いてちゃ・・・
ああでも欲望に忠実になりたい・・・うがー!(壊
誰かマリアたんかネルたんがやられるの書いて・・・。
少しずつ脱がされてくって感じの。できれば最後まで抵抗してほしい。
後、やるほうは敵キャラで。わしの金が〜とか言ってるやつでもいいです
508 :
仮468:03/07/30 00:29 ID:xPjHPXoq
おぉ、なんか活発になってる。
>>500 いいですね〜、学園物。…ただ、人物多すぎて消化できるのかっ!?
っとか心配になったり。
>>508 何回かにわけるかとかすればいいんじゃない?
510 :
仮468:03/07/30 01:24 ID:xPjHPXoq
あぁ、まぁ、それもそうか。むりして一回でまとめる必要ないもんね。
511 :
もぽえ:03/07/30 02:05 ID:hkzox0Ze
>>504氏
>>505氏と同意見です。
アルゼイ×エレナ、途中まで投下します。
−−−
アルゼイはまぶたの上から眼球をおさえた。軽い頭痛がする。
ぐったりと重い体を起こし、執務室を出る。向かった先は彼のパートナーの
住む洞だった。契約を交わした竜の傍に居るとアルゼイは癒されるのだ。
「やつれたな」
オッドアイはそう言うと、体を低くした。
「……何のつもりだ?」
アルゼイが尋ねると、オッドアイは言った。
「決まっている。お前を乗せて飛ぶ」
「しかし時間がない」
「たまには凍てつく澄んだ風に抱かれることも必要だ……」
オッドアイはアルゼイが騎りやすいように、前肢を首の付け根に近づけた。
ここまでされては、乗らないわけにはいかない。アルゼイは竜の肢から背へと
上り、洞内の疾風兵士に言った。
「遠乗りをしてくる」
「はっ」
疾風は恭しく一礼し、鞍上の王に外套をまとわせた。
アルゼイは手綱を取ったが、伸ばしたままで鞍の上に手を置いた。左足を竜
の腹に当てて軽く押し出す。好きに飛べ、ということだ。
「グワォ!」
オッドアイは喜びの声をあげ、洞内を飛び出した。雪混じりの冷たい風が竜
と騎り手を叩く。オッドアイは大きくはばたき、やがて空へ帰る気流をとらえ、
灰色の空へ高く上がっていった。
512 :
もぽえ:03/07/30 02:05 ID:hkzox0Ze
城の物見の塔の上で、千里眼のルカが去り行くオッドアイを見ていた。
「陛下が遠乗り? しかしこんな時に……?」
辺りを囲む山腹を覆う雲は、翳りを濃くしている。空はますます暗い。天候
が悪化しつつあるのだ。彼の視界には、城に帰還するために飛ぶエアードラゴ
ンたちが複数あった。
「ルカ、陛下はどちらへ行かれましたか?」
優しい女性の声に、ルカは驚いて振り向く。そこに居たのは、大きな瞳が印
象的な清楚な女性だった。ルカは慌てて跪く。
「妃殿下! ご無礼を」
ロザリアは微笑んだ。
「硬くならないで。さぁ、お立ちなさい」
ルカは立ち上がる。そして空の一点を指し示した。
「陛下はあちらですが……」
ルカの目には王と竜が未だ見えていたが、ロザリアにはもう一面の雲しか見
えなかった。
だからロザリアは目を閉じた。すると、王の疲れた横顔が浮かんだ。ロザリ
アはアルゼイの笑顔を思い出そうとしたが、できなかった。
(あの方の傍にいられる、それだけで私は幸せなんだわ。なのにどうしてこん
なに胸が苦しいの……?)
「妃殿下、ここは寒うございます。どうかお部屋にお戻りを……」
ルカに言われて、ロザリアは無言で頷き、のろのろと階段を降りていった。
513 :
もぽえ:03/07/30 02:06 ID:hkzox0Ze
アルゼイはオッドアイの背に身を任せ、無心に風を見ていた。そしてふと我
に返った時には、彼は嵐の中にいた。
彼らからさほど離れぬ場所で、閃光が走り、轟音が響く。天と地を繋ぐ白い
橋が消えた場所で、大木が炎を吹き上げていた。
「オッドアイ、城に戻るぞ」
アルゼイは伸ばしていた手綱を張る。ところが、オッドアイは銜をするりと
外してしまう。
「オッドアイ!」
アルゼイは声を荒げた。
「静かにしていろ。お前が行きたかった所に向かっているのだから」
「何?」
アルゼイに施術の心得があれば、オッドアイが隠行の竜語魔法を使っている
ことが分かったかもしれない。が、シーフォートの末裔であり適性があるとい
っても、訓練を受けぬ身のアルゼイは、オッドアイの企みに気づいていなかっ
た。
オッドアイが降り立った場所で、彼は呆然とした。
514 :
もぽえ:03/07/30 02:07 ID:hkzox0Ze
エレナは書物のページをぱらぱらとめくっていた。と、施術とは異なった術
の流れを感じて目を窓外に向ける。巨大な翼が一瞬、雷に照らし出されて浮か
び上がった。
「エアードラゴン?!」
書物を放り出してエレナは立ち上がる。すると今度は、施術によく似た、何
か強力な力が城全体を包んだ。
エレナは部屋を出た。回廊で衛兵を呼ぶ。ところが返事がない。
兵士は立ったまま眠っていた。無理に起こすと危険だと判断したエレナは、
周囲を歩き回った。礼拝堂、図書室……。皆、眠っていた。生ある者たちは動
きを止めて、しんと静まり返っていた。
そしてエレナはようやく起きている者に会った。それは、杖に猫のマスコッ
トをぶら下げた、愛らしい術士だった。
「これはあなたの紋章術ね?」
エレナに問われ、ソフィアは頷く。
「そうです」
「なぜこんなことを」
「ごめんなさい。友達に頼まれてやりました」
詰問しようとして、エレナは口を閉ざした。静まり返った回廊の奥から、何
者かの靴音がする。
515 :
もぽえ:03/07/30 02:08 ID:hkzox0Ze
エレナは顔を上げた。そして、褐色の少女に手を引かれた、茫洋とした様子
のアルゼイを見つけた。
アルゼイの目の焦点が合った。エレナに歩み寄り、何も言わず抱きすくめる。
ゆったりとした施術士の衣服の中で柔らかな感触が弾んだ。
「やめて、アルゼイ」
エレナは抵抗する。
「こんなところ誰かに見られたら……」
「彼女の力で皆、眠っている」
アルゼイはそう言うと、強引にエレナの唇を塞いだ。
「ん……んんっ」
エレナはもがいている。指先が宙をつかもうかとするようにさまよった。ソ
フィアは頬を染めて目を逸らした。
「……王様、私たちは失礼します」
ぺこりと頭を下げると、ソフィアは小走りに去って行った。
「王サマ、しっかりリフレッシュしてね♥」
ウィンクの後、スフレも立ち去った。
アルゼイはエレナを冷たい床の上に押し倒した。
「オレはベッドの上がいいのだがな?」
エレナはアルゼイを睨み返していた。が、アルゼイが疲れた顔をしているこ
とで顔を曇らせる。
エレナの視線が不安げなものになり、アルゼイの頬にそっと触れた。少し浮
き上がった頬骨が気になってその上をなぞる。
「アルゼイ……働きすぎなんじゃないの?」
「かもしれんな」
アルゼイの答えは素っ気無い。
エレナはため息をつくと、自分からアルゼイに軽く口づけした。
「……私もベッドの方がいいわ」
516 :
もぽえ:03/07/30 02:09 ID:hkzox0Ze
アルゼイに服を脱がされ、体に触れられ、エレナは目を閉じていた。アルゼ
イは呟く。
「お前はやわらかいな……」
エレナの感触と匂いが懐かしい。すべて、昔の切ない思い出につながってい
る。
「オレは望んだ物をたくさん手に入れた。だがお前はオレの物にならなかっ
た」
アルゼイの口調が苦い。エレナは目を開けた。
「私はあなたの物よ。ただ傍にいられないだけ」
エレナはアルゼイの背に手を回し、慰撫するようにゆっくりと手を往復させ
る。
アルゼイはエレナの肌の上に唇を落とした。
「髭……」
「ん? 何だ?」
「髭がちくちくするわ」
「嫌か?」
「いいえ。でもくすぐったい……」
あぼーん
518 :
もぽえ:03/07/30 02:10 ID:hkzox0Ze
アルゼイはエレナの体のあちこちに痕をつけていく。と、エレナがアルゼイ
の乳首をきゅっとつまんだ。小さな呻き声が漏れた。
「う!」
「焦らすのもいい加減にしてくれないかしら?」
普段は青白い、血色の悪い肌をやや色づかせ、エレナは言う。体の感じやす
い部分をわざと外すアルゼイの愛撫に、エレナは少し腹を立てていた。
「……すまん」
深く反省した様子のアルゼイを見、エレナは笑った。
「私も溜まってて……ついいらいらしちゃって……痛くしてごめんなさいね」
エレナはアルゼイのペニスを手で包み込む。
「代わりにこっちに優しくしてあげる……いいでしょう? はい座って?」
「う、うむ……」
エレナは手のひらも柔らかかった。ふにゅりとした手は快感をもたらしたが、
安堵感と懐かしさも蘇った。ロザリアはこのようなことはしてくれないだろう、
とアルゼイは考える。
「エレナ……」
アルゼイは彼女の名を呼んだ。そしてロザリアを抱く際に、エレナの名を呼
んでしまうかもしれぬという思いがふとよぎり、怖れた。
アルゼイのペニスが、エレナの口腔内に飲み込まれていった。
<!-- ここで一旦筆を置きます -->
あぼーん
520 :
名無しさん@ピンキー:03/07/30 02:49 ID:/kWgrbJl
キターーーーーーーーーーーーーーー!
あぼーん
あぼーん
523 :
名無しさん@ピンキー:03/07/30 19:12 ID:d3/uzJ5a
久しぶりに来てみたら、あがってて狂喜!
この調子で行ってくらはい。
一時期の恐ろしいまでの過疎っぷりもうはゴメンだ。
こそーりアルネルキボンとか言ってみる・・・。
524 :
もぽえ:03/07/30 19:33 ID:AYgPo/J+
>>523氏
アルベル×ネルは、自分の記憶している分には2作品ありますが、
純愛以外を希望されるということでしょうか。
他のキャラに関しては、今のところ登場予定がないというだけで、いることはいるということで。
ロメリアとラッセルは、ロメリアが陛下じゃないから、黙りなさいラッセル→しかし陛下! のコンボは使えないと思うんよ。
大学の方で教授、助教授ってあたり? 黙りなさいラッセル→しかし教授!
こんなところかい?
えー、1回ではとてもじゃないけど無理なんで、だらだらと投下していくかも知れないけどそれでもOK?
526 :
もぽえ:03/07/30 20:20 ID:AYgPo/J+
>>525氏
ロメリアタソは、学部長もイイ。
高等部か中等部あたりの部長、学年主任とかもイイ。
「黙りなさいラッセル」はとてもイイ。
黙りなさいする時、ラッセルタソの額から煙が出るくらいのチョーク投げをしてくれるとイイ。
まったり投下もイイ。
久しぶりのSSだからなんか調子狂ってるんだよなぁ…とか言い訳しながら
フェイトアクアを冒頭だけ投下
「アホですね〜。全くもって大バカなのですよ」
エヴィアがを白目を剥いて横たわっているベッドの隣で、アクアが呟いた。
「…やりすぎじゃないのかなぁ…?」
後ろでフェイトが作り笑いしながら言った。
「こんなクソヤローに情けは無用なのです」
「……」
時は少し遡る
「風邪…かい?」
「そうなのです」
ここは王都アーリグリフにあるファクトリー。
そこにあるクリエイター専用居住スペースである。
部屋の窓枠の外側には雪が載っていた。
屋根の上に積もった雪が一見脆い造りの家を軋ませる。
暖炉の火が音を立てて燃えていた。
その火が壁に映し出したのは一人の青年と一人の少女、そして息絶え絶えの一人の大人。
事の始まりはウェルチの一言だった。
『アーリグリフへ飛んで下さい』
テレグラフの中のウェルチは何時もと変わらず営業スマイルだった。
正直それを聞いた時、フェイトはハァ?と思った。
特別断る理由も無かったが、理由も聞かずに遠出させられるのには抵抗があった。
仲間は明らかにダルそうな顔をして、フェイトに『一人で行け』と視線信号を送っていた。
「何故でしょうか?」
フェイトの質問にテレグラフの中のウェルチは意味深な笑みを浮かべた。
『まぁ…どうでも良いじゃないですかぁ!』
「理由も聞かずに行けるほど僕も暇じゃありません」
とは言うものの、既に日は落ちており、あとは夕食を食べて寝るだけだった。
今の状況を一言で表せば、『面倒』でしかないのだ。
『駄目…ですか?』
「理由さえ教えてくれれば」
『どうしても…ですか?』
「ええ」
『……今度サービスしますよ』
(0,2秒経過)
「わかりました」
と一言だけ返事を返し、フェイトは一晩を過ごすはずだった宿屋を後にした。
「男の性なのかなぁ…?」
フェイトは人気の無い、見渡す限り闇の草原を、溜息をつきながら横断していた。
その足元はおぼつかなく、走る気力など皆無だった。
「流石に夕食抜きだったからなぁ…」
今更になって、先の軽はずみな発言を後悔した。
『今頃クリフは酒飲んで酔っ払ってネルにでも絡んでるんだろうなぁ…』等と
考えながら一人寂しく歩き続けた。
日付が変わった頃、フェイトはアーリグリフに着いた。
正直な所、アリアスで一晩明かしたかったところだが、
「クレア様なら居ませんが」
「クレア様なら居ないですぅ〜」
アリアスに到着し、屋敷に泊めてもらおうとドアを開けた瞬間に、
タイネーブとファリンの噛合わないハーモニーが聞こえて来た。
フェイトはしばらく頭をフル回転させた後、「偶々通りかかっただけですから」と
注釈をいれて、しぶしぶアリアスを後にしていた。
「そういえば…何処に行けば良いんだ?」
アーリグリフに行け。
それしか聞かされていなかったフェイトは、具体的な目的地を訪ねるため、テレグラフを開いた。
画面の中でウェルチとギルドマスターが喧嘩していた。
まぁ何時もの事だ、と割り切って、事の成り行きを見守る事にした。
ウェルチの右腕が繰り出したパンチが、コークスクリュー気味にギルドマスターの顔面に
ヒットした時、既にフェイトの肩には数センチの雪が積もっていた。
『お待たせしましたぁ〜』
先の争いの後、通信が一時強制終了された。次に画面が映った時にはいつもと何ら変わりない
様子でウェルチが立っていた。右頬に血の痕が見えるのは気のせいだろう。
「で、何処に行けば良いんですか?」
フェイトは寒さしのぎのために、宿屋に避難して、暖炉の火に当たっていた。
『そのままファクトリーに向かって下さい』
そこで何をすれば良いのか?
フェイトがそう聞こうとした時、ギルドマスターの怒声と共に再び画面がプツンと音を立てて消えた。
今日のところはこんなもんで勘弁して…
532 :
523:03/07/31 01:24 ID:jLPZVUNC
>>もぽえ殿
純愛以上とはいかに・・・??
個人的には鬼畜でもイイ!ですが、アル→ネルはあって欲しい・・・。
遅レスでスマソ・・・。
あぼーん
534 :
名無しさん@ピンキー:03/07/31 01:39 ID:5qTaCgqH
マリア希望!!!!!!!!!!!!!
あぼーん
>>532 アルネルはいいな。というかアル→ネル。
個人的には漏れも大好きだ。
攻略本みるかぎり一方通行の片思いっぽいし。
わーい!キターーーーーーー!!!!!!
神さま方がんばってください。どんな作品でもとても楽しみっす。
538 :
初:03/07/31 19:02 ID:1jqQ0D9+
くろバネ氏(95氏?)のフェイトとフォックスのアンちゃんのSS、まじで萌えました!
続きキボンヌです!
自分もSS書きたいけど、荒らしてもいないのに規制がかかってるせいで、
携帯からのカキコです。なので書けません…
539 :
もぽえ:03/07/31 21:29 ID:pMyQPL9d
>>532氏
アルベル×ネルは、神作品が二つあるので、新しく書くのは勇気がいるかと思ったのです。
「組み合わせがかぶる」だけでも気になるのに、
既存の作品が質高いと、後発で書く人にはますますプレッシャーかかると思いますよ。
(この組み合わせに思い入れがある方なら、何がなんでも書くでしょうけど)
でも、両方とも純愛なんで、趣向を変えて鬼畜を書いてくださる方ならいるかもしれないかな、と。
自分考えかもしれませんが。
>>538氏
txt形式にしたファイルを、黒豆ログ保管庫のうpろだにアップロードしていただけないでしょうか。
>>くろタソ
ハァハァまであとどれくらいでしょうか。
あぼーん
541 :
名無しさん@ピンキー:03/08/01 19:21 ID:mG/7tRyv
久しぶりに来たら微妙にまた投稿がされてる。
これからまた盛り上がるかな?
自分もアンに萌えたので続編キボンヌ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>501 前から思ってたんだけど、マリアがフェイトの双子の姉だと言う設定は脳内あぼん済みなの?
それとも、それを前提とした近親萌え?
>>548 学園モノって段階で設定はかなり違ってるんだから、ソコ(双子設定)だけ活かしても意味ないだろ。
学園モノ(アナザーワールド)でカップリングがフェイマリってことなんじゃない?
まぁアナザーワールドをやり過ぎると荒らし始める香具師も出そうだが…。
書き手の人はガンガって下さい。
そもそも、一般的にフェイマリに萌えてる人の大部分も
アナザーとか近親ソカーンとかいちいち考えてないかと
あぼーん
あぼーん
553 :
名無しさん@ピンキー:03/08/03 06:28 ID:sQvSVMRN
>550に同意。
フェイマリに関してはオフィシャルでカップリングEDがある時点で、
近親も何も無いような気が・・・。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
558 :
名無しさん@ピンキー:03/08/05 00:01 ID:kegjZkms
あぼーん
>>558 その掲示板って何処?
と絵本ってことはまだ画像あるのか?
>558
なんか強姦っぽいな。それ。
てことは敵側に乗り込んだときにつかまったときとかかな?
別にアルベルでも合うけど。
というか自分も「絵本」って所気になる。まだ他に画像あるんだな。
562 :
558:03/08/05 13:50 ID:Hs0lbDHn
560さん561さんすいません『絵を元になんか小説書いてくれ』って言うつもり
が『絵本』となってしまったようです、変換間違えて上みたいになってしまいました。
よって絵本はありません。まことに申し訳ありません。
後どこの掲示板かよくやわかんりません。また、探してみてあったら書いておきます。
あぼーん
>562
そうだったんですか、こちらこそ早とちりしてスマソ。
でもその絵いいね。
漏れの脳内では敵側かアルベルとのエチーシーンだと脳内変換しとくよw
あぼーん
あぼーん
567 :
430:03/08/06 12:05 ID:AJG0I7aa
本日休暇。ワッショイ!
そゆわけでマターリと書きます。
・・・今日中に終わらなかったらどうしよう(;´д`)ガンバレ、ヲレ
そういえば、クリフっていい性格してると思うんだけど・・・書かれないよなぁ。
人気ないのかな・・・ううむ。
568 :
lll:03/08/06 13:35 ID:HSUFwlI6
559の画像のネルたんのパンツが何故白?
569 :
名無しさん@ピンキー:03/08/06 13:41 ID:7NSbS4+C
>568っていうかネルのパンツが白じゃないとなぜいえる?
あぼーん
571 :
名無しさん@ピンキー:03/08/06 17:15 ID:GtyPAkeS
430さんがんばれ。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
574が「彼女を探していたら、スフレがでてきたよ!」に見えて、素で
ハイダでナンパ目的でうろついてるフェイトが浮かんでしまったyo!
576 :
430:03/08/07 00:08 ID:tvQ8sW5t
いまいちメリルの台詞回しが納得いかないわけだが
∧_∧
∧_∧ (´<_` )
( ´_ゝ`) / ⌒i それより書き掛けのtxt見てると本当にチェリーボーイな失敗をしているわけだが、
/ \ | | これは兄者の実体験が元か?
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ 出る / .| .|____
\/____/ (u ⊃
/ ̄ ̄ ̄ ̄/ミ
____/ 出る /
\/____/
グワッ!!
悪いかよ!最近までチェリーボーイだったよ!失敗したよ!だからなんだゴルァ!!
∩ ∩ ∧_∧
|‖ | | ∧_∧| | (´<_`; ) 自虐的だな兄者・・・
‖ | (# ´_ゝ`) | / ⌒i
\ / (__ニつ| |
/ /‖| | | |
__/___ /__|___ .| .|____
(u ⊃
※ヘタレな上に遅筆でスマソです。
ヘタレがヘタレなりに納得がいかない出来になってしまっているので、
今しばらくお待ちくださいませ・・・
マターリとがんがって下さい
あぼーん
あぼーん
あぼーん
581 :
名無しさん@ピンキー:03/08/07 18:58 ID:IHVeN5tc
俺もなんか書いてみようかな。
ネル捕まって奴隷にされるとか。どう?
あぼーん
>>581 お願いします・・・(;´Д`)|\ァ|\ァ
584 :
名無しさん@ピンキー:03/08/07 20:47 ID:hDlry+KR
また昔みたいにここ栄えないかな。
>>584 そろそろ旬を過ぎたからなー。
でもガンガンで連載が始まってるし、もう少しくらい盛り上げられるだろ。
でも今は無理。
何故なら、 コ ミ ケ 前 だ か ら
STAR DREAMS(SOシリーズ小説サイト)って閉鎖したの?
復活をいのる。
あぼーん
あぼーん
>>581 マジでお願いします。
できれば少しずつ脱がしていってほしいです。
別にいいですけどね
あぼーん
あぼーん
あぼーん
596 :
名無しさん@ピンキー:03/08/08 18:53 ID:D7pp+BCc
597 :
名無しさん@ピンキー:03/08/08 19:30 ID:MC6C6vuM
>596
D きもい
あぼーん
599 :
名無しさん@ピンキー:03/08/08 22:49 ID:2kDsPmeI
D 冒涜
D 肉厚
>>596 たしかにあれだけど、同サイト内のソフィアはもっとデブゴンだったよ。
コスプレはアニメやゲームのキャラのイメージ通りってのは
コスな時点である程度むりはあるけど、
細いキャラをデブでやられるのはなぁ(汁
つうわけでその同サイト内の寝るとソフィアはちょっと。。。。
フェイトとクリフはそこそこ良いと思うけど。
変なもの見せるなよ……(つд`)ウェェェン
>>603 ハァ?
(汁って2ch語で(汗って意味なんだけど?
デブは嫌いだよ。だからあそこの練ると黒豆は…
と、いうわけで
この不快感をかき消してくれるチャレンジャー参加キボン
っていうか魑魅魍魎なんてもんじゃねえよ、アレ。
腹がぼっこり出たアルベルを見て、イベント会場で泣きそうになった事があるよ。
608 :
名無しさん@ピンキー:03/08/09 03:51 ID:7aDh6Qv9
>607
それはある意味見てみたい罠。
男でも女でも、その勇気だけは褒めてやりたい。
>>608 禿銅。よく腹出てるのに腹だしキャラなんてやろうと思ったなぁ。勇気だけは凄い。
610 :
430:03/08/09 10:13 ID:rkLzIr73
・・・
え?
ネル?
あれが?
・・・
認めるもんか、そんな事認めるもんかぁ!ウワァァァァン!!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
614 :
586:03/08/09 21:03 ID:ANqLOk/E
615 :
614:03/08/10 01:08 ID:jFVqOGF3
見つかりました
最近このスレ、作者が少なくなったな
あぼーん
あぼーん
あぼーん
お久しぶりです。
…液晶が壊れました。
ただいま、修理に出しており、帰ってくるまで執筆および投下できませぬ。
もう少しで完成したのですが、投下はまたもう少しかかりそうです。
622 :
名無しさん@ピンキー:03/08/10 15:35 ID:Uu1KgkTS
>621
期待してます。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
626 :
名無しさん@ピンキー:03/08/11 00:37 ID:7dYexYt0
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
631 :
仮468:03/08/11 22:06 ID:S6ZH7l6o
また寂しくなってきてるようですが…。
まぁ、それほど閑散としているわけでもなさそうですけど、盛り上がってませんね。
また拙者がスターアニスを書くしか…え、ダメですか、そうですか。
…潮時、ですかねー?
632 :
名無しさん@ピンキー:03/08/11 22:52 ID:7bgBUp8l
ぜんぜんダメじゃないです。
ッていうかぜひ書いてください!!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>13氏のようなマリア、ソフィアモノキボンヌ。
・・・・広告が多くなってきた・・・
ここはsage進行とちゃうのん?
あぼーん
sage
640 :
もぽえ:03/08/12 02:35 ID:foYLzHFL
PCを破壊してしまったようです。書きかけのSSが……。
接続・作業用の環境は他にもあるので(現にこうして書き込みしている)
サイト管理等は恐らく大丈夫と思います。
そんなわけで、本当にやばい状況ってわけじゃないんですが、凹みました。
>430氏
自分にとって、クリフ兄貴の難点は格好良すぎることです。
ロジャーと同レベルで争う等のマイナスはありますが、
おおむね完成された大人の男って感じで、逆に魅力を感じないのです。
しかし大人の女であるミラージュ姉さんはハァハァです。
>まごのて氏
液晶はデリケートですね。
携帯用ゲーム機、携帯電話等でも、ちょくちょく破壊されてるのを見ます。
氏のPCが早く元気になりますように。
>仮468氏
ぜひぜひ書いてくだされ。
多分みんな、アニスたんのことは大好きに違いないです。
あぼーん
642 :
仮468:03/08/12 14:18 ID:N3PzU4ba
少しでも待ってくれる人がいるなら書くしかないですね。
ただ、問題が一つ。
…「今から」書き始めるんですよね。
…痛いです、殴らないでくだ(略
あと、これは嗜好の問題ですが。
便宜上というか話の進行上というか、今回は触手モノになりそうなんですが。
どうなんでしょうか、触手って。
644 :
仮468:03/08/12 17:24 ID:N3PzU4ba
触手ものは書いた事がないので前回より低クオリティになりそうですが。
…前回より低クオリティってなんだよ。絵本並か?(爆
646 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 18:41 ID:CMJ5GT0V
647 :
名無しさん@ピンキー:03/08/13 21:43 ID:5KGmrSV0
お願いします!!!!
648 :
仮468:03/08/13 22:32 ID:M/a5374g
すいません…予告してから二日経つのに作業が遅々として進みません。
なのに中身は予告した物以下…。
あぁ〜、触手なんて言うんじゃなかった…。(つд`)
書き終わるのは早くて今日中、遅くても明日には…。
推敲?知ったこっちゃありません(爆
前スレの6が荒れまくってる・・・・
650 :
名無しさん@ピンキー:03/08/14 12:52 ID:plFf/GGM
651 :
名無しさん@ピンキー:03/08/14 18:23 ID:pK3SKd2p
>>558 あれはスタッフのほんのちょっとしたお遊びに過ぎない気も・・・。
何かの攻略本でも、ストーリーの流れを見る限り、二人が双子であることは
間違いないって書かれてたし。
アニスたん(*´Д`)ハァハァ
653 :
仮468:03/08/14 21:34 ID:wFZyCmhM
一応書き終わりましたんで、投下しときます。
654 :
仮468:03/08/14 21:37 ID:wFZyCmhM
・イリスの野
「結構奥まで来ちゃったけど…大丈夫かな?」
薄暗いイリスの野の奥深く、壊れた橋を越えて大分歩いた所にスターアニスは居た。
ただ散歩に来たわけではない。細工の材料となる水晶や石、他のクリエイターのための薬草や香草を取りに来たのだ。
本来、こういった物は店で買うのが普通だ。が、ここのところの魔物の狂暴化で品物の入荷が著しく遅れているらしく、
また万が一目当てのものが入荷されたとしても、以前のような値段では買えなくなっていた。
よって、今のスターアニスのように、クリエイターが毎日材料の調達に通っているのだ。
調達できる物には限度があるが、それでもできるだけコストは減らしたい。
危険な為に本来は二人一組で行くのだが、今回は手の空いているクリエイターがいないのと、
スターアニスにも施術の心得があったのとで、一人で行くことにしたのだった。
(それに…)
今はあまり人と接したい気分ではない。
フェイトが去った今、楽しかったはずの何もかもが、空しさを広げるものになってしまった。
そう、フェイトは去った。この星から。
フェイトは去り際に真実を言った。
それは到底スターアニスに理解できるようなものではなかったが、苦し紛れの虚構ではないというのは解った。
655 :
仮468:03/08/14 21:39 ID:wFZyCmhM
(私も、落ちこんでる場合じゃないよね…)
そう思っても、心が晴れる事はなかった。あの日、できる事なら大声で泣きたかった。行かないで欲しいと喚きたかった。
そんな事が、できるはずもなかった。
「…帰ろう」
淋しげに呟き、スターアニスは踵を返した。否、踵を返そうとした。
「ひゃっ!?」
だが、何かにつまずいて転倒する。抱えていた材料入れがスターアニスの体から離れ、中身を辺りにぶちまける。
「痛い…」
率直な感想を述べ、体を起こそうとする。
「え…?」
だが、足が全く動かない。何かが絡まっているのか、とローブを捲し上げた途端、
スターアニスの目に見た事もない異形の物が映った。
「しょ、触手…?」
スターアニスの足を掴み、地面から生えているそれは、明らかに触手だった。ぬらりと光る紫色の触手。
グロテスク以外の何物でもない。
(魔物!)
そう理解し、スターアニスは手近な石を掴む。
ぐいっ
「あっ!」
だが、振り上げた瞬間に別の触手に掴まれ、その反動で石を取り落としてしまう。
この時すでに、無数の触手がどことも知れぬ地面の中から姿を現していることに、スターアニスは気付いていなかった。
「えっ…?あっ、いやぁ!」
四肢を固定され、動けなくなって初めて、自分が逃げられない事を知る。
656 :
仮468:03/08/14 21:40 ID:wFZyCmhM
蹂躙されるのは四肢だけではない。いくつかの触手がローブの中に侵入する。
ビッ…ビリッ!
そして、内側から破る。ローブだけでなく下着まで、全てを。
「きゃぁ!」
白い肌を露わにされ、スターアニスが素っ頓狂な声をあげる。だが触手どもは意に介さず、欲望のままに行動を開始する。
触手が胸に群がる。粘液に濡れた触手に乳首を弄ばれ、意識とは反して固くなってくる。
(こんなの…いやぁ!)
「んっ…く、はぅ!」
頭の中では否定していても、敏感な部分を刺激された事で喘ぎ声が出てしまう。
スターアニスの頬が紅潮してくると、触手は下半身へも迫った。秘唇に沿って、一番敏感な部分を巻き込みながら擦る。
「ひゃぁっ、ん…や、はぁん!」
大事な部分を魔物に侵されている羞恥が、スターアニスを昂ぶらせる。いつのまにか、嫌悪に染まっていた声に、官能の色が着いていた。
と、触手の動きが止まった。刺激がなくなった事に疑問を憶え、スターアニスが視線を動かす。
その先に、他の触手とは明らかに異なった、赤い触手が二本あった。先端も他と違い、何かを射出するための穴がある。
何を出すのか…その答えはそう多くはない。
ガッ
「あっ!」
突然足を大きく開かされ、スターアニスは驚きの声を上げた。
自分でもわかるくらい愛液と触手の粘液でしとどに濡れた秘所が、赤い触手の前に晒される。
スターアニスは情けなさと、これからされる事への期待に複雑な感情を抱きながら目を瞑った。
657 :
仮468:03/08/14 21:41 ID:wFZyCmhM
今まで股間をなぶっていた触手が離れ、赤い触手がスターアニスの秘所を弄ぶ。赤い触手は他の触手よりも硬度を持っているようだった。
「んふ…あんっ!」
先ほどとは違う感触が淫核を刺激する。その度にスターアニスの腰がビクリと動く。妖艶な声が発せられる。
すでにスターアニスの中から出てくる愛液は下の地面に水溜りを作るほどになっており、時折淫らな水音が聞こえる。
赤い触手はその量に十分だと思ったのか、先端をスターアニスの秘所に押しつけた。
「あ…!」
スターアニスが口を開いたのと同時に、
ズリュッ ズリュッ
触手は膣内に進入した。
「ひぅっ…!」
短い、悲鳴に似た声をあげ、スターアニスの瞳に涙が浮かぶ。
処女ではないとはいえ、挿入に慣れていないスターアニスには愛液の助けがあっても相当な痛みを伴う。涙の理由はそれだけではないかもしれないが。
しかしそんな思いを触手が知る由もない。奥まで入るやいなや、すぐに抜く直前まで戻し、また奥まで突き上げる。
「ふぁ、あ、あぁ!」
規則正しく繰り返される運動に、痛みは痺れへ、痺れは快感へと変わっていく。流れ出る愛液がその後ろの穴まで濡らしていた。
658 :
仮468:03/08/14 21:43 ID:wFZyCmhM
そして、それを狙っていたかのようにもう一つの赤い触手がスターアニスのアヌスを突く。
「え…ぁ…いやぁあぁぁ!」
前戯などない。躊躇いもなく限界まで腸を侵され、スターアニスは今度こそ悲鳴をあげた。だが、抜いてくれるわけではない。
排出されるだけのはずの不浄の地までも侵入され、痛みと苦しさに唇を噛む。そのあまりの強さに血が出、口内に鉄の味が広がる。
「はっ…はっ…えほっ…んっ、はぁ!」
空気を求めて喘ぐ彼女をよそに、いやむしろそれを楽しむかのように、触手は膣内とアヌスを交互に攻める。一方が抜けば一方が入れる。
洗練されたリズムがスターアニスの中をかき乱す。
スターアニス自身はといえば、後ろの処女を奪われた痛みもすでに消えたかのように恍惚とした表情すら浮かべていた。
「はぁん!ふぐぅ…んっ!んん!」
証拠に、声に切羽詰まったものが混じってきている。紛れもなく、絶頂を迎えようとしている証だ。
同時に、触手の動きも俊敏になる。
「んぁっ!そんな、したら…すぐっ、いっちゃ…!」
触手の動くタイミングが変わる。交互に攻められていたものが、いつのまにか同時に攻められている。
「お腹、いっぱい入って来てっ…も、だめぇっ!」
四肢を束縛されながらもスターアニスが絶頂に震える。
スターアニスは気付いていなかった。性交という行為にあって然るべき現象に。気付いた所で防ぎようもなかったが。
どぷっ!
「…え?」
体内の流動感にスターアニスが声をあげる。
びゅくっ!
「なにか…出て…?」
朦朧とした意識の中、一つの単語が浮かび上がる。
口に出す事すらかなわず、スターアニスは絶望に顔を歪めた。
「…い、や…そんなの…」
のどかな野の奥深くで、絶叫が響いた。
659 :
仮468:03/08/14 21:46 ID:wFZyCmhM
=======終わりです========
さぁ、ギルドで特許取ってくるかな、「くつじょくのかたまり」…。
なんか、途中で触手を諦めたって感じが伝わる気がする…。
…ちょっと逝って来ます。
660 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 08:44 ID:R/6twBOs
おお、久しぶりの小説だ!!
仮468さんすばらしき作品をありがとう。
アニスたーん!・゚・(ノД`)・゚・
ぎりぎりのところでフェイトが助けにくるというお約束を予想したんだけど、そうは問屋が卸さなかったですか。
このままフェイトとは再会しないままなんでせうか?
えー、話は変わりますが、例の学園モノが出来たんで投下。20KBほど。
それでは行きます。
遅れずにしっかりついてこいよ、ゴルァ!!
真っ先に目に飛び込んできたのは、女の白い裸身であった。
覆い隠すものは何もない、真白い女の肌がすぐ目の前にある。
ツンと張った双丘の頂にある慎ましやかな蕾。その、白と赤のコントラストが美しい。
女をそっと寝そべらせ、その上に覆い被さる。
その膨らみのひとつに左手を伸ばす。女は、あ、と掠れるような声を漏らした。
力を入れると、それは自分の思い通りにその形を変えてくれた。なぜかそれが嬉しくなり、さらに力を込めて弄ぶ。
女は、ああ、ああ、とはっきりと歓喜の声を上げた。
──自分の行為に彼女は喜んでくれている。
そう思うと、今度はもっと喜ばせてあげたくなった。
左手はそのままに、視線を下へと落としてゆく。ふたつの膨らみから、思いのほか細いその腰へと。
下腹部の淡々とした翳りが目に入ると、そこにもう片方の手を伸ばす。
閉じた内腿に触れると、女は、まるでそこへの侵入を防ぐかのようにきゅっと指をはさんできた。
女の顔を見ると、羞恥からか耳まで真っ赤に染めうつむいていた。
大丈夫、と言いながら唇を合わせる。と同時に、それまでも休むことなく女を刺激し続けていた左手で膨らみの頂点を摘み上げる。
刺激に女は目を見開くが、塞がれたままの唇から嬌声を漏らすことは叶わなかった。
舌を絡ませ合い、お互いの唾液が交じり合うくちゅくちゅという音がだけが辺りに響く。
唇を離すと、一筋の糸が互いを繋いだ。
女は、はぁはぁと荒い息を吐きながらも、うっとりとした表情で頬を染めている。
その表情に胸が高鳴る。
もう一度唇を合わせる。今度は触れ合うだけの軽いものだったが、強張っていた女の身体から余分な力が抜けていくのがわかった。
それを確認すると、再度手を下へと滑らせてゆく。
女の腹を滑り、その中心にある窪んだへそに指を這わせる。腰の線をなぞり、後ろへと手を回す。
程よい肉付きの尻を愛撫し、そのまま太腿を撫でると、女は切なそうな表情を浮かべた。
そして、先程ほどは叶わなかった秘所への侵攻を再度試みる。
閉じていた太腿は、今度はあっさりとその守りを崩してくれた。いや、自らそこへと誘うようでさえあった。
自分の勝手な思い込みだとは思いつつも、女が次第に従順になっていく様にはひどく興奮させられる。
ぴちゃり、と湿った音がした。
今までの行為によるものか、これからの行為に対するものか。
触れられることへの期待に、女のそこは既にしっとりと濡れていた。
女の入り口へと指を伸ばす。
と、それまでぐったりしていた女の身体が急にこわばり、瞳の焦点が結ばれる。
キッとこちらを見据えると、唐突に口を開いた。
「なにするのよ、フェイトのバカぁッ!」
罵声と共に放たれた拳は正確に顔面に突き刺さる。衝撃に、白目をむいて身体が後方へと流れていく。
僕が意識を保てたのはそこまでだった。
「なにするのよ、フェイトのバカぁッ!」
真っ先に目に飛び込んできたのは、よく見知った少女だった。
栗色の髪の、まだ幼さの残る愛らしい容貌に少し大きめの瞳が特徴的な少女。
「……ソフィアぁ? ってことは、夢?」
「なにわけわかんないこと言ってるのよ! まったくもう」
幼なじみのその少女は、元から大きな眼をさらに目一杯見開き、腕を組んであさっての方向を見上げている。
どうやら立腹を表しているようだが、それにしては迫力がないというか、どうにも可愛らしい。
「……どうしてお前がここにいるんだよ?」
「おじ様とおば様に頼まれたのよ」
「父さんと母さんに?」
「そう!」
「…………」
痛む頬をさすりながら、まだはっきりしない頭で今の状況の理解に努める。
窓から差し込んでくる柔らかな光に目を細める。いつもと同じ、ごく普通の朝だ。
そういえば、父と母は今家にはいないはずだ。ふたりとも優秀な研究者であり、家に帰ってこないこともしばしばある。
昨日もそんなことを言っていたっけ。
両親が留守なのは理解した。では、なぜソフィアがここに?
「……で、なにを頼まれたって?」
「え? うーん、見ててくれって言われたけだけだけど……」
「はあ? ……まったく、もう少し息子を信用してほしいな……」
思わず脱力しそうになり、気づく。
先程から、なんでか頬が痛む。異常に熱をもっており、ずきずきとした痛みが脳に伝わってくる。
「ソフィア、さっきから頬が痛いんだけど」
「そ、それは……! フェイトが寝ぼけて抱きついてくるのが悪いんだからね!」
「お前なあ、だからって殴らなくてもいいと思うけど」
「わ、私だってそれくらいでそんなことしないよ! その後にフェイトが……」
「俺が?」
「そ、その……いきなり……キ、キ……」
「き?」
「……んもう! と、に、か、く! フェイトが悪いの!」
消え入りそうな声でなにかを呟いたかと思えば、一転、大音量が鼓膜を叩く。
なぜか耳まで真っ赤になりながら理不尽なことを言ってくる幼なじみに首をかしげつつも、とりあえずは布団から這い出ようとする。
「そんなことしてたら遅れちゃうんだからね……きゃああぁ!」
またも顔を赤くして悲鳴にも似た叫びを上げたと思うと、ソフィアは踵を返し部屋から出て行ってしまった。
「フェイトのバカバカぁー!」
ドタドタというソフィアの足音とは裏腹に、シュッという小さな音で扉が閉まる。
「なんだあいつ」
結局なにをしに来たのかイマイチわからなかったが、それでも自分が来るのを待っているであろう幼なじみを待たすわけにもいかず、身支度を整える。
「あ……」
ここに至り、ようやくソフィアの行動の理由に気づく。妙にリアルな夢も、それに一役買っていたのだろう。
いわゆる、朝勃ちというやつである。男なら誰しも一度は経験したことのある、そして非常に厄介なもの。
目を覚ましたのが事に至る前だったのが幸いしたのか、暴発だけは避けられたようだったが、それでも自分の意思を無視して思い切り自己主張をしていたのだ。
乾いた笑みを顔に貼り付けると、フェイトはなかなか言うことを聞いてくれないそれを必死で宥めるのだった。
「悪かったって。そう怒るなよ」
「フェイトなんて知らないもん!」
「そうは言っても、あれは自分の意思でどうこうできるもんでもないんだぞ?」
「! もう、思い出させないでよ! そうじゃなくて……」
「?」
ぷりぷりして前を歩くソフィアをなんとか宥めすかしつつ、学園へと向かう。
あの後どうなったかと言うと、衝動を収めるのに結構な時間を要した。
一番手っ取り早い方法は他にあったのだが、ソフィアが待っているであろうことを思うと、まさかそんなことをするわけにもいかず、あの妙に生々しい夢の影響もあってか、言うことを聞かせるのには一苦労だったのだ。
おかげで、今はやけに悶々としていた。当然そんなことを表に出せるわけもないが。
そんなやり取りをしていると、学園の門が見えてきた。同時に、フェイトたちとは反対側から歩いてくる女性の姿が目に入る。
青い髪をした、遠目にも綺麗な顔立ちをしているのがわかるすらりとした女性だ。
「マリア!」
フェイトが呼ぶと、その女性はこちらに気づき手を振ってくる。
「じゃあな、ソフィア」
追い抜きざまにソフィアにそう声をかけると、フェイトはその女性の元へと走ってしまった。
「もう……フェイトのバカぁ……」
ふたり並んで楽しそうに門をくぐるのを見送ると、ソフィアは立ち止まってうつむく。
ソフィアとフェイトは幼なじみである。
お互いの家が近いということ、そして親が同じ職場で働いているということもあり、幼い頃から家族ぐるみでの付き合いであった。
小さな頃はよく一緒に遊んだものだが、お互いに成長していくにつれてそれも少なくなっていってしまった。ソフィアには、それが寂しかった。
ソフィアはフェイトのことが好きだった。いや、今もそうだ。
幼い頃はほのかな憧れでしかなかったが、それはだんだんと確かな恋心へと変貌していった。
しかし、ソフィアがいくらそう思おうと、肝心のフェイトにとって自分は単なる幼なじみでしかないようだった。
その証拠に、今のフェイトにはマリアという恋人がいる。自分には見向きもしてくれない。
「はぁ、敵わないかな……」
ポツリ、とそんな言葉がこぼれる。
マリアのことをよく知っているわけではないが、きっと自分なんかではとても敵わないような凄い女性(ひと)なんだろう。
フェイトは、自分ではなくマリアを選んだのだ。それがなによりの証拠であった。
(フェイトとマリアさんが付き合いだしてひと月くらいになるけど、もうキスくらいはしたのかな。ううん、もしかしたら……)
今朝のことが思い出される。あの時、確かに触れた……気がする。
「もしもそうなら、あれが初めてか……」
そう独りごちるとソフィアは、そっと唇に指を当てる。
嬉しいような、それでいて悲しいような。自分でもよくわからない感情に、ソフィアは戸惑いを覚えた。
耳元でトントンという音がした。肩を叩かれたのだと気づき振り返ると、ひとりの女の子がこちらを心配そうに覗きこんでいた。
「マユちゃん」
「どうしたの、ソフィアちゃん?」
同じクラスで同じクラブに入っている友達のマユだった。
「下向いて、もしかしたら気分が悪いとか? 大丈夫?」
「え? ううん、なんでもないよ。大丈夫だから」
「そう? だったらいいけど、無理しちゃダメだよ?」
「うん、ありがとう」
自分のことを気遣ってくれる友達がいるのは嬉しかった。沈みがちだった気持ちが、少し、落ち着いたように思える。
「あ、早く行かないと遅れちゃうよ。一緒に行こ」
「うん」
いくら考えても結論が出ないこともある。
これ以上いらぬ心配をかけるわけにはいかない。ソフィアは表面上とはいえ笑顔で応じた。
午前の講義が行われている中、しかしフェイトはぼんやりとしていた。
熱心にとはいかないまでも、普段はもっと集中できているはずだった。
原因はわかっている。あの夢だ。なぜあんな夢を見たのかもだいたいの見当はついていた。
つと隣に視線をやると、マリアが熱心に講義を聞いている。そう、マリアだ。
マリアと付き合いだしてからひと月あまりが経過している。そしてつい先日、フェイトは初めてマリアを抱いた。
お互いに経験はなかったらしく、戸惑いつつのものであったが、それでも初めて知った女というものの影響は凄かった。
今思い出してみれば、夢の女性はどことなくマリアに似ていたかもしれない。無意識にマリアを求めていることが自分にあのようなものを見せたのではないだろうか、という風に思えてくる。
「どうかした?」
こちらの視線に気づいたのだろう。マリアが不思議そうな顔で訊ねてきた。
「いや、なんでもないよ」
「そう」
まさか考えていることをそのまま口に出すわけにはいかない。
彼女は結構気が強いところがあるのだ。そんなことを言おうものなら、どうなるかわかったものではなかった。
もっとも、気の強い強くないに関わらず、そんなことを言えるわけはないのだが。
平静を装いそう答えた時、フェイトの手元で衝撃音が炸裂した。
驚き、何が起きたのかわからず、とにかく前方に目を向けると、講義を行っていた者の手に鞭のようなものが握られていた。
「フェイトぉ、それにマリア。ちゃんと聞いてたか?」
わずかに苛立ちの混じった声が耳に届く。
フェイトはすぐに理解した。
鞭を手にしているのは、大学部の教員のベルゼブルという男。短気なのか、少しでも自分の講義を聴かないものがいるとああして手にした鞭を振るってくる。
直接当ててくるようなことはしないのだが、そんなことをされればかなり怖いものがあるのは確かだ。
「す、すいません」
謝罪を口にすると、ベルゼブルは何事もなかったかのように講義を再開した。
「……君のせいで怒られたじゃない」
「ご、ごめん……」
マリアがこちらを睨みつけてくる。
今の一幕で、それまでのよこしまな考えも吹き飛んでしまったようだった。
小声で謝ると、またあんなものを振るわれてはかなわないと、フェイトは講義に集中することにした。
「もう、フェイトのせいで目をつけられたらどうするのよ」
「でもさ、あんなものを持ち込むほうがどうかしてるんじゃないかな」
「さあ。そういえば、ここの理事長は変態とかいう話だし、教師にも変なのがいてもおかしくないかもね」
「そういう問題かなあ」
午前の講義が終わり、ふたりは一緒に昼食を摂っていた。
マリアは皿に盛られたパスタをつつきながら呆れた顔をしている。
マリアのそんななんでもない仕草に、フェイトはなぜか気持ちが高ぶった。
講義中の感覚が甦ってくる。
と、口の中がからからに渇いてくる。唾を飲み込もうとするも、喉の奥に絡み付いてしまう。
フェイトはコップの水を一気に飲み干した。
その様子を見ていたマリアが首をかしげ不思議そうな顔をする。
マリアを見ていると抑えが効かなくなるかもしれない。
フェイトはマリアから視線を外すと、それを周囲に走らせる。見慣れた人物を見つけた。
「あれ、クリフ先生じゃないかな」
「え? そうね、ミラージュ、……先生も一緒みたいね」
フェイトの視線の先に目をやると、少し離れた場所で一組の男女が自分たちと同じように食事をしているところだった。
ふたりの言う通り、クリフとミラージュだ。ともに大学部の教員であり、フェイトとマリアとはよく講義で顔をあわせる。
女性にしては長身ではあるミラージュだが、大柄なクリフと一緒だと、ひどく小さく見えてしまう。
まさに美女と野獣という言葉がふさわしい。
「あのふたりもいつまでああしてるつもりかしらね」
マリアがそんなことを漏らす。
クリフとミラージュがただの同僚同士ではなく男女の間柄であるというのは、ここに通うものにとっては周知の事実であった。
一緒にいたとて、今更気にかけるものはいない。まあ、マリアのように、いつまでも進展しているように見えないふたりを揶揄するものはたまにいるが。
「ほら、フェイト。あれ見て」
クリフとミラージュのことには興味を失ったのか、マリアが別の方向を示してくる。
見ると、そこにいたのもクリフたちと同じここの教師だった。
アルベルというのが彼の名前だ。
やけに鋭い視線の持ち主で、なにか近寄りがたい雰囲気を持っている。それがいいと言うものもいるらしく、女生徒の一部に人気があった。
もっとも、端的に言ってしまえばなにを考えているかわからないというやつだが。
「あの噂、本当なのかしらね」
マリアの言う噂というのは、彼は生徒の誰かと交際しているというのだが、そのことを信じているものはあまりいなかった。
もちろん、フェイトも信じていない。
建物から出て行こうとするアルベルを視線で追っていると、出口付近で立ち止まるが目に入った。
向こうから誰か走ってくる。格好からすると女のようだった。フェイトよりも年若い、おそらく生徒のひとりだろう。
そしてその娘は、勢いもそのままにアルベルの腕に飛びついた。
アルベルは苦りきった表情を浮かべたようだが、ふたりはそのまま連れ立って行ってしまった。
フェイトは我が目を疑った。そして、走ってきた女生徒に見覚えがあることに思い至った。
「あれは確か、ソフィアのクラスの……」
「フェイト?」
記憶を探っていると、マリアがこちらを覗きこんできた。
「うわっ」
マリアの顔がすぐ近くにあることに、また胸が高鳴った。
「あなた、さっきからおかしいわよ? ぼーっとしたりして」
「……なんでもないよ」
とりあえず笑顔で返すも、フェイトの動悸はその後も収まりはしなかった。
午後の講義も終わり、学生たちは次々と講義室から立ち去ってゆく。
マリアも立ち上がると、隣のフェイトをうながす。
「私たちも行きましょう。帰りにどこかに寄っていきましょうか?」
「……うん」
「どうかした?」
「ねえマリア。ちょっといいかな」
「え? なに?」
フェイトも立ち上がり、マリアについてくるよう視線を送ると出口へと向かう。首を傾げつつ、マリアもその後に続く。
フェイトにつれられて着いた場所は、先程と同じような造りの講義室だった。
前の時間には使われてはいなかったのか、辺りはシンと静まり返っていた。外を歩くものの姿もない。
マリアはくるりと振り返った。
前に流れた髪を左手で払い除けると、フェイトに何事かと視線で問い掛ける。
フェイトはつかつかと歩み寄ると、マリアを抱き締め、いきなり唇を重ねた。
マリアは身体を硬くし、瞳を目一杯見開く。
「ちょ……っ!? いきなりなにするのよ!」
「マリア……、君が欲しいんだ」
「えっ? な、なに言ってるの、っ!」
また唇を塞がれる。口腔内に舌が侵入してきた。
マリアは身をよじってなんとか逃れようとするも、しっかりと抱きすくめられている状態ではそれも叶わなかった。
互いの唾液が絡み合う。
意識がぼうっとしてくる。マリアはそれを自覚した。
聞こえるのは、その行為から発せられる水音だけ。なぜか物凄くいやらしく聞こえるその音が、自分が物凄くいやらしいことをしているということを教えてくれる。
突然のことにびっくりしたけれど、マリアはフェイトとこうすることが嫌ではなかった。
フェイトが自分を好きでいてくれると実感できる。自分もフェイトが好きだと実感できる。
ただ、時と場所を選んでほしいのだ。こんな所だと誰かに見られるかもしれない。
知られたからどうこうするということでもないが、やっぱり恥ずかしいのだ。
そんなことを考えていると、だんだん身体の奥のほうが熱くなってくるのがわかった。動悸もしている。
フェイトが顔を離す。まるでそのことを惜しむかのように、銀色の橋がふたりの間を繋いだ。
お互い、呼吸も忘れていたようだ。酸素を求めてはぁはぁと虚空を喘ぐ。
マリアは、こくり、と混ざった唾液を飲み下す。奥だけではない、今度は身体中がカッと熱くなるような感覚が襲ってきた。
吐く息は荒く、瞳は焦点を結ばない。
それどころか、
(私……キスだけで感じてる……)
内腿をなにかが、つう、と伝うのが感じられた。
「マリア……」
フェイトが触れてくる。
「あ……」
そんな音が漏れたかと思うと、マリアは据え付けの机にうつぶせにされていた。
抵抗しようにも、うまく力が入らない。
なすがままにされ、ちょうど上半身だけを机に乗せて、フェイトに後ろを向けているという状態で固定される。
フェイトが覆い被さってくる。
「ちょっ、こんな格好──ぅっ」
抗議の声はそれ以上続かなかった。
首を回し後ろを向くと、視界一杯にフェイトの顔があったのだ。
ぎゅっと目をつむる。先程の感覚がまた襲ってくる。
(私ってキスに弱いのかな……)
ぼんやりしている頭で、マリアはそんなことを考えた。
キスを続けながら次第におとなしくなるマリアに、フェイトはどうしようもない昂揚感を覚えていた。
普段は物事に対し積極的で気の強いところがあるのだが、男女のこうした営みでは従順になってしまう。
彼女のそのギャップに、そして自分にだけ見せてくれるその痴態に、フェイトはさらに気分が高まるのを感じた。
左手をマリアの胸に伸ばし、服越しにまさぐる。
決して大きくはないが、掌中にすっぽりと収まる、触り心地のよいマリアの胸の感触を思う存分楽しむ。
「あ……やぁ……っ……!」
合わせた唇の端から、マリアの嬌声がこぼれ落ちた。
マリアは頬を上気させ、まつ毛をふるふると揺らしている。フェイトの目にはその表情がなんとも言えない淫靡なものに映った。
右手をマリアの股間へと持ってゆく。
スカートをたくし上げると、彼女の秘部を覆っている下着に触れる。
そして、縦スジに沿って指を這わせる。
マリアのそこはすでにじっとりと湿っていた。指を押し込むと、わずかに粘性のある液体が溢れてくる。
「マリア、濡れてる……」
唇を離しそう言うと、赤かったマリアの顔がさらに赤味を増したように思えた。マリアは羞恥で顔をうつむかせた。
これだけ濡れていれば大丈夫だろう。それに、こちらの我慢もそろそろ効かなくなってきていた。
はちきれんばかりに膨張した己の分身を取り出すと、マリアのショーツを膝の辺りまでずり下げた。
ちらとマリアを見やると、肩を上下させてぐったりとしている。
そしてフェイトは、入り口にそれを押し当てると、一息に根元まで潜り込ませた。
「ん……っ、はぁっ、はぁ、ああっんぅ……」
突かれるたびに、苦痛とも快楽ともとれる声が漏れる。
マリアにとって男と交わるのはこれで二度目だが、それで感じたのは意外にも気持ちいいということだった。
膣内に押し入ってくるフェイトに、まだ慣れていないのか、わずかな痛みはあったものの、それも次第に別の感覚へと変わっていった。
マリアは、ぼんやりとした、そして心地いいような、不思議なものを自分の下腹部に感じていた。
「う……はっ、は、はぁっ……あ……っ」
身体は正直である。
正しい男女の営みに反応するかのように、ゆるゆると蠢動する膣襞はフェイトを咥え込んで離さず、さらに奥へと導こうとする。
「ああっ、やぁ……ぁは……っ、やあっ」
机の端を握る手がおぼつかなくなる。
フェイトが与えてくる快感。
それとともに結合部分から聞こえてくる淫音。
そして自分の口から漏れ出る嬌声。
マリアは強すぎる刺激により、上手くモノを考えられなくなってきている頭で、それでも自分がこの行為に感じていることを自覚した。
フェイトは、マリアが自分の重みに潰されないように片腕で彼女の身体を支えつつ、抽挿運動を行う。
「ああっ、やぁ……ぁは……っ、やあっ」
マリアの口からは、はっきりとした快楽の呻きが漏れてくる。
空いた方の手でマリアの髪をそっとのけると、あらわになった彼女のうなじに唇を降らせた。
それが彼女をさらに刺激したのか、身体が弓なりに反れる。膣内の締め付けが強くなる。
脳の神経が焼き切れるような快感を味わいながらも、フェイトはさらにマリアに突き立てる。
後ろからの挿入により、より深くまで突くことが出来るのか、先端がなにかに当たるのを感じた。
「ひゃっ、あっ、あっ、ああっ、……っ!」
その度に、マリアがそれまでよりも少し高い声を上げた。
次第に、膣内の締め付けがが小刻みなものに変わっていく。
そろそろ限界だった。
「マリア……っ、いくよ……」
行為を繰り返しながら、マリアの耳元で囁くように言う。
マリアがカクカクと頭を縦に揺らすのを確認すると、フェイトは速度を速めた。
「ああ、あ、あ、はっ、ふあっ……」
マリアの喘ぎも、速く短いものへと変わっていく。
お互いの肉と肉とがぶつかる乾いた音が室内に響き渡る。
「くぅっ……」
マリアの一番深いところに己を突き入れる。下半身にじぃんとした痺れが襲ってきた。
それと同時に、マリアがそれまでで一番大きな声を上げる。
最奥に精を放つ言いようのない快感に浸りながら、フェイトはぐったりと脱力して、今度こそ完全にマリアに覆い被さるのだった。
「……若いのはいいけどさ、あのふたり、もうちょっと場所を考えてほしいもんだね」
講義室の中で繰り広げられた痴態を眺めていた女が、ぽつり、と呟く。
教材を抱えた、紅い髪のジャージ姿の女だ。
彼女の名前はネル。若いなどとと言ってはいるものの、彼女自身もまだ二十代の前半だ。
なにかスポーツでもやっているのか、すらりとしたしなやかなその肢体は健康的な美しさに満ちていた。
彼女は高等部の教師である。
「ほら、行くよ。邪魔しちゃ悪いからね」
ネルが振り返ると、そこにはもうひとりの女がいた。
柔和な顔立ちをした、ネルと同じくらいの年齢の女性だ。
「クレア、ほら、どうしたんだい?」
クレアという名前の女性である。この学園の保健医で、ネルとは親友同士である。
「クレア?」
呼んでも反応を示さないクレアの顔を覗き込む。
ネルのことなど目に入っていないのか、クレアは講義室の中をただただ凝視していた──。
最後の授業が終わり、ネルは頼まれていた教材を運んでいてクレアに出会ったのだ。
ふたりで雑談しながら歩いていると、近くの講義室から声が聞こえてきたのだ。
前の時間は使われていなかったはず……と見に来てみたところ、フェイトとマリアの現場に出くわしたのだった。
そして現在に至る。
講義室の中では、フェイトとマリアがねっぷりとした口付を交わしていた。余韻に浸っているのだろう。
「クレアー?」
ネルがクレアの顔の前で手をひらひらとさせる。
しかし、クレアはそれにも反応を示さなかった。なにやら凄い衝撃を受けているような表情をしている。
「……そ、そんな……、フェイトさんが……マリアさんと……?」
ようやく口を開いたかと思うと、わけのわからないことを言ってきた。
「ん? クレアは知らなかったのかい? あのふたりが付き合ってるってことはけっこう有名だと思ったけど」
「そうなの!? ネル!」
「え、ええ、そうだと……思うけど」
「そう……なの」
突然詰め寄ってきた親友に面食らう。
クレアは、なぜかショックを受けているようだった。
「別に知らなくてもどうってことはないと思うよ」
それはフォローと言えるのか、とりあえずそう声をかける。
ネルのその言葉を理解したのかはともかく、クレアが肩を落とした様子でぺたぺたと歩き出した。ネルを置いて先に行ってしまう。
「ちょっと、クレア?」
その後を追いながら、突然のクレアの変化に、ネルは首をひねるのだった。
以上です。
えー、とりあえず第一回ということで主要キャラ+αの顔見せ的なものを。
さてさて、風呂敷は広げ終わりました。
果たしてこれにどれだけのものを包むことが出来るだろうか? とか思っとります。
んでは、また次回。
682 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 14:16 ID:+OSMOstk
683 :
山崎 渉:03/08/15 16:03 ID:7WSqfyM8
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
684 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:22 ID:+OSMOstk
宣伝うざー
686 :
仮468:03/08/15 22:20 ID:EzKo9KH6
661さん、お疲れさまでした。
いや、素晴らしいですね、学園モノ。次回にも期待してしまいます。頑張ってください!
…えーと、スターアニスですか?
そうですね…フェイト、出そうとは思ってますし、場面も大体決まってます。
まぁもっとも、次があればの話ですが…。
687 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 22:54 ID:QCF+OP66
仮468さん次もぜひよろしくお願いします。
>>468さん
>>661さん
とりあえず、2人に共通して言える事なんだけど つめこみすぎ
全角35〜40文字ぐらいで改行した方がいい
横に広がると読みにくい
それとある程度まとまった文の所で一回改行を入れる
1行空くだけで結構読みやすさは変わるから
保管庫に行けば読みやすくなるんだろうけど、ちゃんとこっちでも読みたいしね
出来れば気をつけて欲しいと思う
仮468さんへ
とりあえずツッコミ
施術はシーハーツの秘術だからアニスは使えないと思う
本題
自分が書きたいと思ったときに、書きたいと思ったものを書いてみる事を薦める
ここでいちいち聞かずに自分のやりたいようにやってみてはどうか?
次がある事を期待してるよ
>>661さん
学園モノ かなり大変だと思うけど頑張って続けてくれ 待ってるから
689 :
名無しさん@ピンキー:03/08/16 23:38 ID:badZhrGT
いい!すごくいいっす!!
無駄にテスト
691 :
名無しさん@ピンキー:03/08/17 11:58 ID:yAOTuzbV
保守
692 :
仮468:03/08/17 21:09 ID:4qCGdaPo
>>688さん
まぁ、施術については言われると思っていました。
「フェザーフォルク族は紋章術を使える」という前々作(スターオーシャン)の設定が頭に合ったので…
とりあえずそれをスターアニスが施術だと思っている、という事でお願いします。
Re:本題
そ、そうですかね…?一応確認しておかないと不安で…。次回から努力します。
…で、次回はと言えば強姦モノになりそうなんですが良いですか?(ぉぃ
あぼーん
みなさん生きてますか!?
いきなり勢いがなくなってきたよ〜〜 (泣
いきなりではないと思うけど
あれだろ、ここ三日ほどあったイベントのせいだろ。
697 :
名無しさん@ピンキー:03/08/18 07:42 ID:vMfmze6i
コミケ。
699 :
名無しさん@ピンキー:03/08/18 13:41 ID:U2mQ/6+f
>自分初心者なんでコミケって名前はわかるんですが、どんなんかわかんないんですよね。
どんな物なんですかね?
>>699 ageなければ教えてやる。
とりあえず、3日間で延べ50万人を優に超える人数が集まるイベント、とだけ答えてやろう。
あぼーん
あぼーん
703 :
名無しさん@ピンキー:03/08/18 20:36 ID:Q4XXklDy
三日間で五十人程度か!?ハッキリ言ってもっといるように感じるw
てっきり千万人くらいいるのかと本気で思った俺はスッゲー馬鹿ですか、そうですか
>>705-706 五十人じゃなくて五十万人の間違いでした。馬鹿やっちゃいました。すいませんでした。はい。
708 :
名無しさん@ピンキー:03/08/20 13:50 ID:2MXZ6s89
709 :
名無しさん@ピンキー:03/08/20 19:44 ID:LIR8F+4d
>>704 3日目にその半分が集中するからな。
50万人は「公称」。実際には1、2日目に20万弱、3日目には30万人前後来てるらしい。
しかも回を重ねる毎に増加している。
711 :
名無しさん@ピンキー:03/08/22 03:14 ID:cUNUA/ah
だれもいないよ〜〜〜。
いるよ
713 :
:03/08/22 12:06 ID:zi++gKrK
ちがいます。
ソフィアはヤリチンですから。
それもちがいます
じゃあ何ですか
718 :
名無しさん@ピンキー:03/08/22 19:59 ID:vS0/j9Oy
SSの保管庫ってどこ?
誰か教えてください。
ネルってレズっぽいし、本人がかなりボーイッシュなせいか
ナチュラルに男っぽいよね。普通にちんこ付いてそう。
クレアやパーティ女性キャラをガンガン攻めてほしい。
あぼーん
721 :
名無しさん@ピンキー:03/08/23 06:06 ID:nMaC7AZn
>>719 私的にはネルたんは総受けなのですが・・・。
マリネルとか萌えだ!
同士いないっすかね・・・。
>>721 自分女キャラじゃネルが一番好きだし、
マリネルもけっこう美女同士お似合いだと思うし、
マリアもかなり攻めっぽいから、マリア相手ならネルも受けでもいいけど、
それ以上にネルは攻めの方が好きだ。
自分の場合ネルはかっこいい所がすごい好きで
常にパーティにいて最強装備させてるほど好きだけど、
自分がすきなのってあくまで「かっこいいネル」だから、
あんまり女々しいネル受けって苦手だ。
受けでもネルがかっこいいなら文句なしなんだけどなぁ。
やっぱかっこいい寝るたんは攻めの方が多いし。
攻めつーても鬼畜やエロ親父や変態みたいなネルたんは勘弁だが。
ネルさんはああ見えて総受けですよ。
しらなかったよ
725 :
名無しさん@ピンキー:03/08/23 18:47 ID:4Q/LLs49
>723
クレアに攻められてるの?
そんな小説読みたい。
>>725 こっそり見ちゃったんですよ〜
フェイトさんとしてるところ。
>>726 え?私がこないだ見たときはクリフさんとアルベルさんを相手に
3Pでしたよ?!
>>726 ファリンはネルの部下だよとあえてつっこんでみるテスト
なにをいってるですかあなたは
>>726 俺なんてこないだロジャーとやってるところ見ちゃたぜ。
ネル様にショタ趣味があったなんて…
ネル様ファンクラブの俺は海よりも深くショックを受けています。
>727
本当ですか〜
私が見た時はフェイトさんに上から突かれてましたよ
声にならないほど喘いでました。
>730
ロジャーさんとですか…!!
クリフさんやアルベルさんよりレアですね!!
あー、誰かティッシュ下さい。
んなことやってたら職人様も来ませんよ
在るべき場所へ(・∀・)カエレ!
734 :
名無しさん@ピンキー:03/08/24 00:49 ID:ih/MH968
735 :
名無しさん@ピンキー:03/08/24 02:55 ID:qMpO9BWB
>>733 珍しく栄えてたから別に良いのでは?
と、あえて釣られてみる。
人も少ねえし、この際なんでもいいからエロい話しようぜ。
寝るたんの目撃情報も満載な訳だしな。(藁)
736 :
ファリン:03/08/24 09:15 ID:hX3nQrum
ネル様はフェイト様と毎日がラブラブな生活ですよぉ〜〜〜
この前なんて昼間から・・・えっちぃことしてましたぁ〜
タイネーブもみてたですぅ〜
ん〜、本人よりもその周辺でよろ。
ファリンの同僚とか。
738 :
フェイト:03/08/24 17:08 ID:fhrooOpW
>>736 変な事言わないで下さい。
僕とネルさんはそんなんじゃありません。
>>フェイト
じゃあ、誰とそんなんなんですか?
やっぱり妥当な線で、くろまめ〜??
それとも、青髪女王様でしょうか。
メノディクス族は栄養をティムポ(オパイ)に回しているので背が小さいとか言ってみたりしてな
>>741 たしかにロジャーのかあちゃんは巨乳だったな。
じゃあロジャーはパーティ1のでかちん?
744 :
自称ネル:03/08/25 00:18 ID:47uK5S99
>フェイト
私にあんな事やこんな事したくせに(はぁと)
>744
あなただって3回に1回は上になってアヘアヘ唸ってたじゃないですか!
>君はいま2chではやりの知人ハンドルをしらないのか
もとは漏れが1の知人というハンドルを使ったことからはじまった。
いまではさまざまなバリエーションがある
〇〇の知人はもちろん
〇〇の知り合い
〇〇の同僚
〇〇の友達
〇〇の他人まで、数多くのハンドルがある
君も名乗るといいよ
〇〇の〇〇を
アヘアへって久しぶりに見たな。
まぁ正直、アルネル好きな漏れとしては
フェイネルをあまり前面に出されてもなぁ、てな。
フェイトなんざレベル1の幼馴染とでもヤってろ!てな。
ま、全てはあいつが知ってるんですよね。
>>749 あ、自分もだ。自分はフェイト好きだけど、
ネルさんにはアルベルかクレアの方がお似合いだと思う。
フェイトは原作通りミラージュさんに片思いしてる方が好きだ。
というかフェイトもネルもどっちもすごい好きなのに、
フェイネルって初期値低すぎて全く萌えないなぁ…
どこの原作だw
>752
激しくワロタ
ゲームのことか?
職人さん皆いっせいに居なくなったなぁ…
もしかして飽きちゃった?
名前入れ忘れちゃった…入れなくていいって?
自分もSS書きたいけど書けナインだなぁ。
757 :
仮468:03/08/27 00:53 ID:yanoH5oc
みんな忙しくて書く暇ないんじゃないかなぁ…。
とりあえず続いてる物もあるし、待ってればそのうち…。
>ネルの友達
書いてみればいいじゃないですか、SS。『来る者拒まず』ってあるしね。
上手い下手とかより、書いてみるのがいいかと思いますよ。
ま、他の理由があるんなら仕方ないけど…。
ドヘタで良ければ機会があれば書いてみたいと思います。
どへたでいいからかいて
やっぱここに投下するからにはエロありじゃなきゃみんな納得しないか??
そんなことない
ただひたすらラブコメるだけのはさすがにヤメレ。
ギャグとかなら問題ないかと
>>762 え、じぶんそういうのも好きだよ。
嫌いなカプじゃないかぎり。
いや、そういう意味じゃなくてな。
765 :
760:03/08/30 04:17 ID:lHvil+mw
>>761-763 レスどうも。機会があれば俺も書いてみるかな。俺はマリア信者だからマリア×
フェイトモノしか書けんが・・・
ピンポンパンポーン
『惑星ローク、クラトス第3空港行き まもなく出発いたします』
抑揚のないアナウンスの声が空港中に響きわたった。
「もう、時間ね」
「うん」
「あ、そうだ。はい、コレ」
そういって彼はポケットはごそごそといじくり、中から数枚の紙を取り出した。
「これは?」
「地球の住所と僕のメールアドレス。クリフ達にも渡しといてくれるかな?」
「ええ、わかったわ」
差し出された紙を受け取る。指先に触れた彼の手は、すごく温かかった。
「また、そっちが一段落ついたら顔見せ程度でいいから来て欲しい。……これ以上待たすとソフィアに何言われるかわからないからさ、もう行くね」
少しはにかんだような笑顔を浮かべて彼は言う。
「……またね、マリア」
「ええ、またね フェイト」
私は彼の背中が見えなくなるまで小さく手を振りつづけた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――1週間後
「今日でこの船ともお別れね……」
マリアは今まで座っていた座席をそっと撫でた。
7年間という歳月を、皆と共に過ごした場所。
「そんなに長い時間ってわけでもなかったのかも知れないけど、それでも思い出すことは多いわね……」
そんなマリアを緊張したおももちで見つめる青年が1人。
……言わなくてもわかるだろう。
(これが……今日が最後のチャンスなんだ。い、言わないと)
「リ、リーダ―!!ちょ、ちょっと話があるんすけどいいっすか!?」
そう言ってリーベルはマリアのもとへ駆けよった。
「おっ、行った行った。成功か……失敗か。どっちにしても見物だな。」
「はぁ〜結果はわかりきってると思うけどねぇ」
ニヤニヤと笑うスティングを見て、マリエッタが大きなため息をついた。
「リ、リーダー!いや、マリアさん。」
「なによ、改まって?私で力になれることなら、何だってしてあげるわよ。」
「え、えーとあのですね……その」
「どうしたの?顔真っ赤よ?」
(言わなきゃ、今日こそはちゃんと……自分の思いを伝えるんだ!!)
リーベルが拳にぐっと力を込める。
「?」
「俺!マリアさんの事がずっと好きでした!!俺と付き合ってくださいッ!!」
「……え?」
リーベルはうつむいてプルプルとふるえている。私の返事を待っているんだろう。
(けど、いきなりそんな事言われても……それに……)
「マリア、気付いて無かった〜 って顔してるわね」
「リーダーも相当ニブいね。ま、それは置いといて、いいのか?ほっといて。君も自分の気持ちに正直に行動してみたらどうだい?」
「ん……平気よ。気持ちの整理はもうついてるから。いつまでも報われない努力なんて続けていられないでしょ。」
「そうかい?おっ、リーダーが動いたぞ」
「ありがとうリーベル、その気持ちは嬉しいわ。けどね……その……私には好きな人がいるの。」
「え……あ」
リーベルに10000のダメージ。
「玉砕だね」
「予想通りだわ」
外野、冷静である。
「それに、私も彼に思いを伝えるつもりなの。だから、ごめんなさい」
リーベルに99999のダメージ リーベルは凍りついた。
「プランターにラベンダーあったっけ?」
「あるわよ、私取って来るわね」
立ちあがり、ブリッジを出て行こうとする彼女に声をかける。
「あ、マリエッタ!地球までの最短ルート算出しといてくれるかしら?」
「もうやったわよ。後、7時間 部屋で仮眠でも取ってたら?」
「あはは……やっぱりお見通しなんだ」
「この馬鹿以外は皆知ってるわよ」
マリエッタがコンコンとリーベルの氷像を叩く。
その衝撃でリーベルが地面に倒れんだ。
「「あ」」
ガシャーン!!
リーベルは砕け散った。
「フレッシュセージって栽培してた?」
「それは無いけど医務室にリザレクトボトルがあると思う」
「そう、あとはまかせていいかしら?」
「うん」
その返事を聞いてドアの方へ向かうと、スティングとマリエッタが声をかけてきた。
「リーダー、応援してますよ」
「頑張ってね、マリア」
「ええ、ありがとう2人とも。それじゃ」
少し赤い顔をしてブリッジを出て行くマリア。
その後ろ姿を見送った二人はホウキとチリトリでリーベルの破片を集めだした。
部屋に帰ったマリアはマリエッタに言われた通り寝る事にした。
最近は荷物まとめやらなんやらで忙しく、まともに寝ていないのですぐに眠れそうだった。
(ひどい顔して会いに行くわけにもいかないしね)
5時間後に鳴るように目覚ましをセットして、マリアはベッドに体を沈めた。
ピピピピピピピ
耳元で目覚ましの音が聞こえる。マリアはゆっくりと体を起こした。
―夢を見ていた。
彼に抱かれる夢を
彼が剣の振りすぎで荒れた少しざりざりした手で私に触れる。
首すじに、胸に、太ももに、そしてその奥に……
ゆっくりと滑るように、やさしく愛撫された。
夢の中だから感覚はないはずなのに、気持ちいいと思った。
そして、彼が私に体を重ね押し入ろうとした瞬間
目が覚めた。
(ヨッキューフマンなのかしらね)
あんな夢を見たのは初めてだった。まだ、体が火照っている。
その火照りをさますために、マリアは浴室へと向かった。
「んぅ……んっ、んん」
体にシャワーの湯を浴びながら、マリアは自慰を開始した。
さっきの感触を忘れないうちに、急いで反芻する。
夢の中で触られた場所を自分の指でまさぐった。
「んっ!……くうっ!」
アソコに指を這わせると、もう濡れていた。ゆっくりと指をさしいれ、中をかき乱す。
体をよじるたびに背中と壁がこすれあう音が聞こえる、浴槽に自分の声が反響している。
それがマリアをたまらなく興奮させた。
片方の手で胸を弄びながら、もう片方の手でシャワーのヘッドを小刻みに動かし、アソコを刺激する。
「んぁ……あっ!おかしく……なりそう……
胸に置いていた手を下へとスライドし、もっとも敏感な部分へと移動させる。
勃起して皮のむけたソコを指の腹で擦る。
「……っ!!」
マリアの体がピクンと弓なりに反り返る。あたまの奥まで痺れるような感じと脱力感。
絶頂をむかえ、とろとろと溢れ出した愛液がシャワーによって洗い流されていった。
「はぁ……はぁ……はやく逢いたいよ、フェイト」
ぼやけたとした意識の中でマリアは彼の顔を思いうかべた。
お久しぶりです。
続きます。
では、またの機会に
久々にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
中々よかったですよ。
774 :
名無しさん@ピンキー:03/08/31 01:40 ID:BdIUnhen
素晴らスィィィィーーー!!
もうマリア様エロくてGOODですな。
ようやく、パソコン復活!!!!!
再び、執筆作業にかかれます〜。
ただ、SS同様に、大学の宿題も溜まってるので、
多少、遅れるかもしれませぬ。
内容は、アニスネタなんですが、すでに2本、コノスレででてしまったか…。
とりあえず、内容としては純愛で行きます
776 :
仮468:03/08/31 02:46 ID:YN4p0PU5
>>まごのてさん
そりゃ拙者の事かい?…それ以外に居ないか。しかしまぁ、そうだとしても気にしないで下さい。
本来は(こういう言い方はおこがましいが)作家方や作家を目指す方々に
発破をかけるためにしたことですので。
そもそもエロいのは苦手ですのでね…。拙者は見てるだけのほうが性に合ってます。
…とはいえ、完結させずに終わるのもなんですので、時間の許す限り続きは書きますが。
ちなみに拙者のスタアニ話は、かなり設定などを勝手に造ってしまっているので、
違和感や憤りを感じられたりするかもしれませんが、あしからずご了承下さい。
(つーかフェイトとスタアニを結ぶ方法を思いつかないだけなのですが)
まごのてたんのアニスたんクル━━(゚∀゚)━━!!
779 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 13:29 ID:a3+q3WpD
フェイトとソフィアのラブラブキボン。
780 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 14:35 ID:z0ZnUQQd
★新作をどこよりも早く更新/無修正DVD販売★
初々しい女の子や、(゚Д゚;三;゚Д゚) 痴女のお姉さんがいっぱい!!
http://adult.csx.jp/~kouryakuero ☆安心後払いの迅速発送でお届け致します☆
ロリ/お姉さん/熟女/女優モノ何でもあるよ(*´∀`*)ハァハァ
もちろんあの娘も━━━━ヾ(。Д゚)ノ゙━━━━!!!!!!!!
218.47.145.208 , i145208.ap.plala.or.jp ?
エンディングのセリフそのまま使った所に「。」が残ってたり、名前いれ忘れてたり
あせって投下してもいいことないなぁ と思いました
感想くれた方ありがとうございます
では
782 :
ロム夫:03/09/04 23:25 ID:MescqYS5
いつの魔にか職人様カヘッテキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
またこのスレッドが息を吹き返してくれることを祈ってやまない。
ここは3専用スレッドだって解ってるんだけど、
どっかに1の男女カプのエロ小説ないですか?
785 :
自称ネル:03/09/05 19:33 ID:yqmGUx+t
>783
僕もです。
>>784 漏れもラティイリが黄泉たい・・・
書いてくれ!!
>>786 ラティイリ私もけっこう好きだ。
でも自分は小説かけない罠…(鬱
ていうかSO1のヒロインってイリアさんだよね。
ミリーえらい後からしか入ってこないし。
とりあえず1は自分は
ラティイリ・ラティミリ・ラティぺリ
ロニイリ・シウフィア・ヨシュマヴェ・ティニペリが好きだなぁ。
下段は王道ばっかりだなぁ。
略されるとなにがなんだかわからん
けど、クロードはイリアさんの娘だからラティイリだと最後まで書けない罠
まともに書けそうなのはラティミリ、シウフィア、ロニイリか
ヨシュマヴェは兄弟だし、ペリシー難しいし、ティニが誰だかわかんないし
SFC引っ張り出してこようかな…
>>790 >ヨシュマヴェは兄弟だし
そんなこと言っちゃったらここでフィイマリ書いてる人どうなるんですかw
兄弟といってもマヴェは魂がエリスってだけで
体はまったく別人だからフェイマリよりはマシでは?
しかもフェイマリと違って公式でお互いをすごい想い合ってるしね。
あ、791は決して
書けって意味じゃないからな。
>>791 いや、そうなんだけどねw けどフェイマリは作品中で兄弟だとは言われてないからなぁ
つーか ヨシュアは妹として、マーヴェルは異性として意識してるって感じだから、男攻め好きな自分じゃヨシュアは書けないな、と
マーヴェルが押し倒すとかも想像できんしね
あと、
>>784さん 自分で1のスレ立ててみたらどう?人は少ないかも知れないけどこの板じゃ滅多に潰れないでしょ
クロードの使う技から推測するに、
彼はラティとイリアさんの息子に違いないのです。
んでアルベルはエリクール二号星に駆け落ちしたラティとイリアさんの子孫なのです。
↑これで問題なし!!
>>794 ははは、ワロタw
ていうか自分はどっかで全半2行とロニキスは育ての親説をみて
それもありだと思ったw
ラティも序盤ずっときれいなイリアさんと二人旅でやりたくもなるでしょう。
あれ、ネルって一人称俺だったっけ
そうそう、そして三人称は糞虫。
これテストに出るからね
そして新聞に載る時はコテコテのペターニ弁にされてるのな。
4大を受けるなら必須だぞ。
>>793 自分は>784なんだが、1のスレッド建てても全然いいんだけど、
立てた香具師が小説書けないってのはなぁと思って。
まぁそれよりももっと問題なのは、
自分の好きなカプ以外は感想ろくにかけないこと。
というか大して読む気がしないんです。
1のすごい好きなカプは2つあるけど、一個は感想かいて
神に続けてかいてほしいって程好きじゃないし、
本命のもう一個の方はキャラがマイナーだから書かれる可能性が0に近いし。
スレの1で「1のエロ小説キボンヌ!」とか言っといて
1のどうでも良いカプが書かれて感想を書かなかったら、
「なんだよ、
>>1は1のエロ小説書けといっておいて感想も書かないのかYO!」と
不快にさせそうだとおもって…
>>798 ペターニ弁ワラタ
>>799 立て逃げさえしなきゃいいんじゃない?
感想云々〜については別に書いてる方は感想が欲しくて書いてる訳じゃないから無理して感想書く必要はない。
あれば嬉しいけど、あったからと言って書く気がおきる訳でもないし。(おきる場合もあるけど)
誰だって好きなカプを優先的に読むだろうし、気にいらなかったのにはレスつけないでしょ?1だから〜 ってのはなんか違うよ。
あと、ちょっとキツイかも知れないけど
書けないんじゃなくて書かないだけだよね、誰だって時間と書く気さえあれば書けるんだから。書けない ってのはただの逃げだと思う。
>>800 うーん、どうしようか…
建ててしまおうか…
あと「書けない」じゃなくて「書かない」だろう?は正解かも。
文章の上手い下手はもちろんあるだろうけど、
「書く」んだったら下手でもよければ一応はできるかもしれんし
(かもしれんって書いてるのは実際に書いたことないから)
というか同じ下手でも文章つづりよりも絵描くほうが
自分の場合は好きだし。
もちろんこれは「絵描くなんてすかん。小説の方が全然楽しい!」
って逆の人もいるだろうけど。
だからそもそも「かけない」「書かない」じゃなくて
「見る分にはいいとしても、自分で書いてみようとは思わない」
ってのが正解かも。
802 :
書いてみようかな・・:03/09/08 16:42 ID:hXBA5wNt
age
是非書いとくれ
804 :
名無しさん@ピンキー:03/09/08 21:19 ID:HEnJs/lM
805 :
名無しさん@ピンキー:03/09/08 21:23 ID:ukHRSDFj
とりあえず晒すのはやめといた方が良かったんじゃないのか
>>804 そこの管理人、某所に投稿したって書いてるから、
たぶん、前このスレで書いていた人だと思います。
自分のHP持ってて、一般向けに、ここで書いたSSを手直して載せると
言っていた人がいたので、恐らくそうでしょう。
書いてみようかな・・・と思いましたが健全なSSを
書く事になり、それで精一杯になり無理になりました。
803さんスマソ。
発言件数が凄い増えてたから神が降臨したのかと・・・・・・
0と1の集合体のくせに…
何 で こ ん な に 萌 え る ん だ ! !
やっぱみんな忙しいんですかね〜
伝統と栄光あるこのスレを滅亡させる訳にはイカーーーーーン!!!
という訳でとりあえず書き込み。
書き手さん達が帰ってくるのを辛抱強く待ち続けます。
もう潰れるのも時間の問題だろw
えーっと元430ですが・・・
自分のサイト+別スレ掛け持ちで進んでないのですよ(;´д`)
エロシーン半分+αくらいしか書けてないんで、これで投下するのはどうかと思ったわけです・・・
まあ・・・あんまり待たれてないとは思いますが、きちんと完結だけはさせたいので頑張ります。
魔ってます!投下するまで待ちつづけます!
頑張ってください!!
えーと・・・
このスレの今までの作品が保管されているサイトとか無いの?
そこは見たんですけど、
スレッドではなくて作品がまとめられている所はあるでしょうか
という意味なんですよ・・・。
いや、このスレ内にあるぞ
多分真ん中当たり
見つかりました、感謝します。
巷では酷評されてるけど、
このスレで萌えられるので俺スターオーシャン3買ってよかったっす
本当に寂れたな
兵どもの夢の跡って感じ
少なくとも、このスレを今も見ている人たちはいるみたいだね。
(自分も含めて)
みてるよ
843 :
ファリン:03/09/14 17:15 ID:AhB2fMaK
もう、だめぇ〜フェイトさんのそれをファリンの中に挿れてくださぁい〜
はぁぁん!すごい、大きすぎるぅ
うぁぁっ すぐにイッちゃいそうですぅ〜
ああっ、はぁん!そんなに突いたら私おかしく・・・
ファリンさん、もう僕、イク・・・
膣にだしてくださぁい フェイトさんの熱いのを膣に
出すよ、ファリンさん・・・くっ!
どぴゅ、どぴゅ
あああっ!フェイトさんの精液が私の中に入ってくるぅ
はぁはぁはぁ
ファリンさん・・・あの僕まだ・・・
!すごい出したばかりなのにもう大きく・・・
二人のセックスは永遠に続く
はぁん!!
キターーーーーーーーーーー!!!
フェイファリすんげぇGOODです。
待ってた甲斐があったよ。
( ´_ゝ`) 潮時ですか
フェイト、ファリンたんにまで手を出すとは・・・!
ファリンたん(;´Д`)ハァハァ
このスレ住人は居るけど、書き手様が居ないんだね。
需要と供給が、一致してないと言うか・・・。(泣)
需要の方は結構有りそうな気がするんだけどね・・・
辛抱強く待ち続けます。
848 :
lll:03/09/16 01:27 ID:K/5LTpNx
>>848 フェイマリ(・∀・)イイ!
続きupキボンヌ・・・!
>>848 (;´Д`)ハァハァ・・・たまらんデス!
皆さんなかなか投下しないのですね、残念です。
はぁ、人のこと言えませんね・・・。
僕は書くことに自身をなくしました・・・。
うぁ〜そんなこといわないでぇ〜
どの書き手さんもスゴクイイと思いますんで。
マリミラ小説です。
「…今日の報告は以上です」
ディプロの一室、マリアを目の前にしてミラージュがその日一日の物資調達などの報告を行っている。
しかし、このペーパーレスの時代にあってわざわざ口頭で報告しにいく必然は無いにも関わらず、あえて報告にミラージュを呼んだのには理由があった。
みるとミラージュの顔は紅潮し体が小刻みに震えている。必死に何かを耐えているようである。
「あの、マリア…」
「なに、ミラージュ?」
「もう、これ『抜いて』貰えませんか?」
「駄目よ」
ミラージュの懇願を拒否したマリアは手元にあったリモコンのスイッチをいじった。
「ひゃうっ!」
ミラージュは思わず声を上げその場に倒れ込みそうになる。みるとミラージュの内股が湿り気を帯び、いくつものすじがしたたっていた。
「一日中ローターを膣に入れられていたんじゃたまらないでしょう?」
マリアが意地悪そうに言い放つ。ミラージュはマリアにローターを膣に挿入され一日中必死にこらえていたのだ。
「でもさすがに飽きたわね。一回いっちゃいなさい」
そういってマリアはさらにリモコンのスイッチをいじった。
「ああ、こんなの駄目、いく、いっちゃう!!」
ミラージュはあられもない声を上げその場にへたり込んだ。ミラージュのズボンがお漏らしでもしたかのように濡れていく。どうやら潮を吹いたらしい。
「クスッ、楽しみはこれからよ、ミラージュ…」
マリアはにこりと微笑むとミラージュをベッドに運び寝かしつけた。そして一枚一枚服をはぎ取っていく。
体は上気し、ローターはいった弾みで抜けてしまっていた。
マリアがミラージュをもてあそぶようになったのは数ヶ月前からの事だった。ミラージュが犯したミスをマリアが責め立てその罰としてミラージュをことあるごとにもてあそび始めたのだ。
「かわいいわよ、ミラージュ…」
マリアはミラージュにキスをすると自らも服を脱ぎ捨て一糸まとわぬ姿となった。そして意識を集中させるとマリアの股間から大層な男性器が頭をもたげ始めた。
「さあ、私にかわいい鳴き声を聞かせて…」
いったばかりでふらふらのミラージュにかまわずマリアは自らのモノを挿入した。
「きゃあ、ああん、いい、もっとついて、滅茶苦茶にして!!」
ミラージュが悶える。
「いいわ、ミラージュ、思い通りにしてあげるわ」
そういってマリアはさらに激しく突いた。
「マリア、もう駄目、私、いっちゃいます!!」
「いいわ、ミラージュ、私もそろそろ、いきそう…!!」
そして最後に深く一突きしてマリアはミラージュの中に熱い性をぶちまけた。
「いくわよ、ミラージュ…!!」
「ああ、熱い!私、だめ!いく!ああん!!」
二人は同時に果ててしまった。
行為が終わってしばらくし、ミラージュは服を整え部屋を立ち去ろうとしていた。マリアはというとベッドの上で心地よく寝息を立てている。
そんなマリアをミラージュは悲しい目で見つめていた。マリアが極端な行為に走る原因が幼年期のトラウマにあり、それを和らげる役目がミラージュだった。
「はやくマリアの心を癒してあげられる人が現れないかしら…」
そんなことを思うミラージュ。対処療法でなく、根本的にマリアの心を癒してあげられる存在、その必要性をミラージュは感じていた。
「もしかしたらフェイトという青年なら…」
マリアがフェイト・ラインゴットという青年に興味を抱いているのをミラージュは知っていた。
もちろん表向きはマリアと同じ異能者であるという事が理由だったがそれだけで無いことをミラージュは女の勘で見抜いていた。
「ともかく今はフェイトという青年を見つけないと…。お休みなさいリーダー」
マリアに一礼し、ミラージュは部屋を出た。
〜END〜
初めまして、では無かったりします。以前出入りしていた者です。久し振りに書いたら中身なんか変でお目汚し大変失礼いたしました。
知らない間に過疎地になってしまってますな…。
期を見てまた新作を書きたいなと思っております。
859 :
もぽえ:03/09/17 23:40 ID:sC6aWpVR
>841氏
書き手も読み手もいなくなったわけではないようです。
そして書き込もうにも、アク禁に巻き込まれている人もいるのでないかと。
>PzDeastE6E氏
現在このスレッドに居る書き手さんは、かけもちしている人が多いようですね。
他のスレッド・自分のサイトと抱えておられては、なかなか来づらいですな。
>めでぃーな氏
自分は氏のSS好きですよ。
このスレの書き手さんの中では最も好きな部類です。
>kxYQmlzT.s氏
おかえりなさい。体調はいかがですか。
氏のSSは、改行コードを<br>+改行コードに置換するだけで体裁が整うので、
まとめる側としてはとても楽です。
神━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
お待ち申し上げておりました。
マリアにいいようにされてもマリアのこと心配するミラージュに萌え。
マリミラGOOD!!!
ふたなりマリアの攻めっぷりがタマラン☆
待ち続けた甲斐があったよ。
質問:SO3のイセリア・クィーンの声優さん、誰か解る人はおられますか?
キタ━( ´∀`)´_ゝ`)`Д´)´Д`) ̄ー ̄)-_-)・∀・)´・ω・)=゚ω゚) ゚Д゚)゚∀゚)━!
マリミラ初めて見ましたが(・∀・)イイ!ッスね!
もう女王様なマリアたんや優しいミラージュさんに(;´Д`)ハァハァです!
マリア様はやっぱり女王様なのがすごい似合いますね〜
ご馳走様でしたm(__)m
攻めマリアに(;´Д`)ハァハァ
やっぱり自分は攻めマリアが好きだと確信させられますた。
ミラージュたんがまた可愛くて・・・!
>865
SO2ではレナの中の人でつね
>>865 >>866 有り難うです。というわけで新作投下
対イセリア・クィーン戦〜クリフ・フィッターの場合〜
イセリア・クィーンとの激闘を制したフェイト達一行。皆が立ち去る中、クリフ一人がスフィア社最上階に残っていた。
<…この女神様、結構べっぴんじゃないか…>
そんなことを思いながら気を失っているイセリア・クィーンを眺めるクリフ。
<最近ネルやらしてくれねーしな>
恋仲の筈のネルに最近冷たくされふてくされ気味のクリフ。何を思ったのかイセリア・クィーンに近づくと彼女の胸をまさぐりだした。
「…あ、ああん!」
イセリア・クィーンが甘い声を出す。気をよくしたクリフはさらにイセリアの体をまさぐった。
「はう、はぁあん!」
顔を赤くし、悶えるイセリア。その艶やかな唇にクリフは魅入られた。
「こいつは俺がいただいちまおう」
クリフはおもむろにイセリアの唇を奪った。
「ん、んん〜!!」
気を失っていたイセリアが目を覚まし、自分の置かれた状態を知り目を丸くする。
クリフから離れようとするが押さえ込まれてしまった。ダメージが回復しきっていなかったのだ。
「おおっと、逃げようたってそうはいかないぜ女神様」
「この外道!離しなさい!!」
「そんなこと言われてもねぇ」
クリフはおもむろにイセリアの下着に手を滑り込ませる。かすかな水音が部屋に響いた。
「ああん!」
「女神様も一応『感じる』んだな。こんな色っぽい女を目の前にして放置できるほど俺は大人じゃないんでね」
「…」
クリフの言葉と自らの痴態に返す言葉がないイセリア。
「ほら、こうしたらどうかな?」
指でイセリアの膣をかき回すクリフ。
「く、くう、あはぁ…」
感じることを必死にこらえるイセリア。
「ったく、強情な女神様だ。男の良さって奴を教えてやるよ!」
強引にイセリアの下着をはぎ取り、クリフは自らの剛直を女神の体に突き立てた。
「いや!やめなさい!!くっ、ああああ!!」
拒絶とも快楽とも区別の付かないイセリアの悲鳴が響く。
「おらおら、これならどうだ!?」
女に関しては多少の自信があるクリフ、女の感じる壺を心得た攻撃を繰り出した。
「あう、こんなの…駄目!感じる…あはぁあん!!」
イセリアが甘い声を出し悶える。
「どうだい、女神様。男の良さってもんがわかったろ?」
「いい、いいのぉ〜もっともっと突いて!!」
すっかり堕ちてしまった女神にクリフは気をよくし、さらに激しく突き立てた。
「それじゃ、女神様。そろそろフィニッシュといくぜ!」
クリフは大きく一突きするとイセリアの膣に熱い白濁液をぶちまけた。
「こ、これは、何?あ、熱い…、はぁ、意識が飛ぶ…いっちゃう!!」
クリフの性を躯に受け、イセリアは絶頂に達したのだった。
「あんた、なかなか良かったぜ」
その後初回と併せて三回イセリアを嬲ったクリフ。イキまくりで完全に惚けてしまったイセリアがクリフの言葉をきちんと聞いているかは疑問だったがそれでもクリフは言葉を進めた。
「また、機会があったらあんたを抱いてやるからさそれまで待っててくれよな、かわいい女神様」
頬に軽くキスをして決めぜりふを残し立ち去ろうとするクリフ。
突然その彼の首筋に短刀が突きつけられた。刃に施された細工、見覚えのあるそれに冷や汗を流し刃の先に視線をやるとそこには…。
「クリフ、あんた一体何をやっていたんだい?」
まさに修羅のごとき形相で自分に刃を突きつけるネル・ゼルファーの姿がそこにあった。
「あ、ネル…これはそうだな、こんなにこいつが強い理由は何か調べて…」
そこまで言いかけてネルの刃が首に食い込む感覚に言葉を詰まらせるクリフ。
「そうかい…、女を抱くことがあんたの言う『調査』なら、あたいを抱いたのもただの『調査』だった訳だ…」
悲しそうなネルの言葉に焦るクリフ。
「すまねえ、ネル。そうじゃないんだ。おまえを抱いたのはおまえのことを本当に好きだから抱いたわけで決して…」
「じゃあ、なんであの女神様を抱いたんだい?」
「いや、それは…」
「この浮気者!あたいという者がいながら他の女に手を出すなんて覚悟は出来ているんだろうね!!」
ネルの激昂に焦るクリフ。以前酔った勢いとは言え酒場の女を口説こうとしてネルに手ひどくやられた過去があったのだ。
「…それは本当なのですか?」
その言葉にクリフもネルも声のした方に視線をやった。見ると先ほどまで惚けていたはずのイセリアが復活していたのだ。とっさに身構えるネル。
一方のクリフはというとここぞとばかりに逃げ出そうとしていた。
「ネルとやら、あなたはあの男の恋人なのですか?」
「そうだよ、あたいはそう思っているけどね。でもあの男はへとも思っていないみたいでさ…あたいは悲しいよ」
「そうですか…、滅びの閃光!」
「なっ!?」
突如技を繰り出してきたイセリア。ネルは避ける体勢をとれずその場に身構えるのが精一杯だった。
<やられる!>
だがイセリアの繰り出した滅びの閃光はネルをかすめもせず、彼女の後方へと飛び去った。
「どわっ!!」
爆発音とともにクリフの悲鳴がとどろいた。滅びの閃光は逃げだそうとしたクリフをねらった物だったのだ。
「あんた、なんで…!?」
イセリアの行動に驚くネル。
「待つ女性(ひと)がいながら、他の女性に手を出すとは万死に値します。そうでしょ?」
イセリアの言葉に頷くネル。この瞬間、今倒すべき敵が誰なのかを互いに理解したのだ。
「いててて…なんだって言うんだ!?」
滅びの閃光で吹っ飛ばされてようやく立ち上がるクリフ。その前に二人の女(神)が立ちはだかった。
「ねぇ、クリフ、恋人のあたいを見捨ててどこにいこうっていうんだい?」
「あなたのような女をもてあそぶ外道こそ真の裁きを受けるべきなのです」
二人の怒れる女の視線にクリフは戦慄した。
「ちょ、ちょっと待て!俺の話も…!!」
「「問答無用!!」」
「裏桜花 炸光!!」
「絶望の十字架!!」
「ぐわぁぁぁああっ!!」
二人の必殺技が炸裂し吹き飛ばされるクリフ。
クリフ・フィッター:当面『再起不能』(リタイヤ)
女の敵を倒し意気揚々とする二人。だがネルは目の前の女神に対する警戒心を解けないでいた。
「ネル、あなたは何を身構えているのですか?」
「あ、いやね。さっきまで互いに死力を尽くして戦ったせいかあんたに気を許せなくてさ。一種の職業病だよ」
「安心してください、あなたと刃を交える気はありませんから」
「なんでだい?」
イセリアの言葉に怪訝そうに問いただすネル。
「先の戦いであなたが私より強いのは証明済みです。それを解っていて戦いを挑むほど私は愚かではありません」
「女神様からそう言って貰えるとはありがたいね」
不思議な雰囲気があたりを覆う。そして次に口を開いたのはイセリアだった。
「ネル、私の願いを聞いて貰えますか?」
「なんだい、女神様」
「イセリアと呼んで構いません」
「ならイセリア、あたいに何を頼みたいんだい?」
「下界を案内して頂けませんか?」
「下界を?まぁ別に構わないさ」
「ありがとう、ネル」
「ついでだから『女の良さ』ってものも教えてあげようかい?」
その言葉に顔を真っ赤にするイセリアであった。
〜END〜
>現場”復帰” ◆kxYQmlzT.s さん
面白かったです〜!女の友情を深めるイセリアたんと寝るたん(;´Д`)ハァハァ
女神様以外と可愛いですね!
最後の一文「ついでだから『女の良さ』ってものも教えてあげようかい?」
は深読みしていいんでしょうか(;´Д`)ハァハァ
ネル様キター━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
おお、オチでさりげなく次回予告ですか!(深読みしすぎ)
やはりネル様は女も男もいけるイメージが(;´Д`)ハァハァ
女の友情イイ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
寝るたんの男前っぷりが・・・(;´Д`)ハァハァ
それとクリフの阿呆っぷりが・・・イイ!!
えー。
好き勝手に書いた部分ありますので、見苦しい所も文章の間違いも、
誤字脱字小ネタその他諸々あるでしょうが、気にせず見てやってくれると嬉しいです。
>>239-246 の続きです。それではイキ・・・もとい、行きます。
暗闇の中に、一筋の光が差し込む。
意識が徐々にはっきりして、何があったのかを思い起こす。
・・・この前と同じだ。早く目を覚ましてくれ。
彼女がどうなったのか、一刻も早く―――――!!
何度か見た覚えのある天井。この寒さと、窓の外の景色。
そして、横にはメリルの寝顔。
雪の中で見た彼女と比べると、血色もいい。そっと頬に触れても、温もりを感じられる。
それを知った瞬間にどっと疲れが出た感じがした。
代わりに、何物にも代えられない大切な物を守る事が出来た。
十分だった。
「目、覚めたんだね」
メリルは・・・彼女は小さくガッツポーズしてた僕に、後ろから声を掛けた。
「え・・・起きてた?」
コクリ、とゆっくり頷いた。
さっき頬に触れた事について何か言われるかと思い、打って変わって胸がバクバクした。
「助けてくれて、ありがと」
そんな事は全く気にも留めていないといった様子で―――
彼女は僕とそっと口付けを交わした
この時がずっとずっと続けばいいのにと、一瞬そんな馬鹿な事を考えた。
唇は当然のように離れ、メリルはベッドから降りた。
「私は"命を助けてくれたお礼"ってだけで、こんな事しないからね」
するり。
彼女の纏っていた衣服が床へと滑り落ちる。
何をするつもりなのかは、一応は分かった。
「・・・いいのかい?」
その姿のまま僕の身体の上に乗りかかってくる。
「いいもなにも、フェイトじゃなきゃイヤなの」
そしてもう一度、長い長いキスをする。
今度は時間が止まったんじゃないかと思える程の時間、そうしていた。
「・・・んっ!?」
と思いきや、彼女は舌を入れてきた。
歯も舌も何もかもすべて愛でるように舐め、一通り舐め終わると唇を放した。
さすがに酸素が欲しくなり息継ぎをする。
「ん・・・はぁ、はぁ・・・まさか舌入れてくるとは思わなかったな」
「幻滅した?」
「全然気にしてないよ。・・・でも何処で覚えたんだい?今の」
メリルは少しコトバに詰まった。
聞くべきじゃなかったか、と僕は後悔した。
けど彼女は笑った。
「昔さ、施術の研究してる人と付き合ってたのよ。その時に色々教えてもらってね、
最初物凄く仲が悪くてね、"ペターニの科学力は世界一ィィィ!!"とか"その言葉宣戦布告と判断する!当方に施術の用意あり!"って、よく言い合いしてたっけ」
そこから彼氏彼女の関係に発展するまでどんな経緯があったのか小一時間程問い詰めたくなったが、
一応真面目な話なのでやめておいた。
「その後お互いに良い点悪い点を施術と科学、同時に扱う事で補えるんじゃないかって思ったんだけど・・・
彼がその実験中事故を起こして―――彼を失った事もショックだったけど施術と科学は相容れない物なんだなって再認識して、
それからかな、余計に研究に熱が入ってね。計算し尽くされた物をどんな事してでも完成させたくなったの」
それが施術アレルギーの原因か。
「でも、人間関係だけは駄目ね。計算なんて出来ないもの。特に―――好きな人への対応の仕方なんて、全然」
「ごめん、悪い事聞いちゃったね」
メリルは慌てて首を横に振り、気にする必要ないよ、と言った。
「彼には良い思い出を貰ったけど、それ以上はもうどうしても貰えないから。
振り切るものは振り切らないと、前に進めないじゃない?」
「強いな、メリルは」
率直に思った事を口に出した。
僕は父さんや母さんと別れた時・・・廻りの事を全く考えずに勝手に動こうとした。
肉親が危険な目にあっているなら助けに行くというのは当然のことだけど、
それがスフレやソフィアを巻き添えにするという事を全く理解していなかった。
「そうでもないかな。だって、振り切ろうって決心したのは・・・フェイトに会ってからなんだからね?」
え?
「忘れてるよね、いや・・・覚えてないって言った方がいいのかな。フェイトとは契約前に一度会ってるの」
―――あ。
"よく施術なんて不安定な物に頼れるわよね、私はパスよ、パス"
「最初は何の事はないタダの"お喋り"だと思ってたんだけど・・・
今になって思うの。何故ペターニであんな事をよく知りもしない人に言ったんだろうって」
ペターニの街に初めて訪れたあの日、僕は集合時間まで街中を歩き回った。
ギルドに登録して、酒場に行ってそして―――メリルと出会った。
ただ、この街の事やアーリグリフの事、つまるところとにかく情報源が欲しかったのだ。
それなのに、彼女は『自分の事』を話した。
それが妙に心に残り、契約出来ると分かった時には驚いたものだ。
工具セットを渡した時の喜びようを見て、胸が高鳴ったのも覚えている。
恋を自覚したのはその時だ。
「フェイトが初めて私の前に来るちょっと前に、テレグラフから連絡があってね。
先にフェイトの事を知っちゃったの」
(・・・似てる)
偶然だろう、と思った。
外見とかそういう単純な物じゃなくて、もっと分かり難い何か―――
頭の中に靄が掛かってて、それ以上は分からなかった。
分からないならそのままにしておきたくない、もし彼がクリエイターならきっと何時か会えるだろう。
そんな風に考えていた傍から、貴方が私に声を掛けた。
じっと、真っ直ぐに、フェイトは私を見据えた。
ああ、そうか。私は彼のこの瞳に―――
この純粋な瞳に―――物事を真っ直ぐ見据える瞳に、彼を見たのだ。
早速読ませてもらいまつた(゚∀゚)
メリルとの嵐の前の静けさってやつですな。
次からいよいよ(;´Д`)ハァハァ出来るかと思うと・・・(゚∀゚)
楽しみにしとります。
「ほんっと、冗談みたいな理由よ。なんてことはない、ただ引き摺られてただけ」
そう、最初は彼と一緒に居られるようだったから。
"本人"には目を向けず、"彼"を追っていた。強くなんかないの。
それでも、"彼"が霞んでしまう程に私を夢中にさせたのは、あの二人の事もあったかもしれない。
「メリルはさー、何でフェイトの所で働く気になったのー?」
「そりゃ儂も聞きたかった事じゃ、気になるのぅ」
初めて仕事を始めた時、バニラとデジソンが視線を向けぬまま作業に没頭する私に声を投げかけて来た。
「丁度欲しかった工具セットをくれたからね」
嘘ではない。だが、100%真実かと言えば嘘だ。
確かにそれはあったが、二割方占めていた程度だろう。
見抜いていたのか、同僚は不服そうだった。
「それだけー?」
「それだけで見知らぬ男に手を貸すとは思えんがのぅ」
確かに。アニスは限定ドルフィン、ミスティは魂玉石、マユに到っては癒しネコ。
リジェールがゴールデンカレー、エリザとアクアは生活資金。
生活資金組は分かる。そりゃあ、背に腹は変えられぬ状況だったのだから。
ミスティはとても大切な物だから、と今でも部屋に置いてあるようだった。
リジェールは・・・その場で食べてしまったみたいだけど(ただ欲求に負けただけなのだろう)、
納得いかないのがアニスとマユ。そして、私自身。
その程度の事で力を貸す気には到底なれないと思っていた。
けど、もし―――ソレ以外の要因があったとしたら。
「フェイトさん・・・素敵ですね」
工房内で、マユとアニスが話している所をいけないと思いつつも盗み聞きしてしまった。
「アニスさんもそう思います?」
「ええ。廻りにはソフィアさんやマリアさんも居ますし、フェイトさんが如何思ってるのか聞けないですけど・・・」
「廻りに居るから絶対そうとは限らないじゃないですから!私だって負けてられません!」
「さ、何時までも話してないで作業をしましょう。フェイトさんの為です」
残酷な会話だと思った。その時思ったの。
「ただ工具を貰っただけでついてきたなら、残酷だなんて思わないよね」
負けたくないって嫉妬心が少なからず在ったんだろう、って。
「でも今は違うから。フェイトと"彼"は違う。フェイトはフェイトだもんね」
「それが分かるんだから、やっぱりメリルは強いよ」
違う。
それに気付けたのは、フェイトのお蔭。
街の外に一歩出ればそこはもう地獄。
その地獄を悠々と進み化物を退治して、疲れているにも関わらず会いに来てくれた。
それはただ作業の進み具合を確認に、とかその程度の事なのかもしれないと思ったけど、
それでも私は嬉しかった。
―――彼とは、違う。
彼は、私の事なんか放って研究に没頭したもの。
そしてそのまま・・・
「強くなれるのは、フェイトのお蔭。だから、ね―――」
「もっともっと、私を強くして・・・お願い」
した事はある。彼女はそう言っていたけれど、メリルは思いの他緊張しているようだった。
だがそれは僕も同じ事。
「あのさ、一応僕は初めてだから・・・間違ってたら教えてくれる?」
一瞬、彼女は呆気に取られたようだった。
・・・そりゃ僕だって健全な男だし、誰かとしたかったさ。
けどソフィアはずっと知ってる所為か、そういう対象に見れなかったんだ。
他に仲が良い娘を作れなかった僕の責任でもあるんだろうけどさ。
・・・確か、ここに入れるんだったと思うんだけど。
昔見たそのテの本の内容を思い出しながら、彼女の秘所へと手を伸ばし、自分のソレの狙いを定める。
「出来れば、最初からそこじゃなくて胸とかからが・・・いいかな」
「・・・ごめんなさい」
「何で謝るの?」
「いや・・・さ、なんか、もう」
言葉になりません。何度謝っても足りません。本当にごめんなさい。
「別に気にしてないから・・・ね?」
軽く胸を擦り、揉み解し、先の突起を弄ぶ。
彼女の口からは普段、強い意志の篭った言葉が紡がれる。
だが、今はそれが影すらも見せない。
目の前に居る少女の、何としおらしいことか。
「可愛いな」
「ど、どうしたの?急に・・・」
「いつものメリルを見てると、想像もつかないからさ。あのメリルが―――」
「僕の前で裸になって、恥ずかしそうにしてる」
綺麗と張った乳房と上向いた乳首を弄りながら、耳元で囁く。
恥じらう姿が見たかった。
さっきから、胸の奥がうるさいくらいに鳴っているから。
「私あんまり他人に弱い所とか見せないようにしてるの」
「僕にだけ弱い所を見せてくれればいいさ」
「うん、そのつもりだから・・・」
数分、彼女にとっては退屈だろう時間だが、反応を見ながらコツを掴もうとしていた。
ただもっともらしい事をするだけでは、普通以上の快楽は与えられないと。
そういう事も同時に感じていて。外的要因が他にも必要なのだろう。
例えば羞恥心、例えば嫌悪感、例えば背徳。
さっきから高鳴る鼓動に忠実に、単純に恥じらう姿を見ようとするなら。
それは羞恥心を煽る事と変わりがなくて。
「じゃあ・・・そうだな―――」
「フェイト・・・幾ら外が吹雪でも―――誰かに見られたら恥ずかしいじゃないっ・・・!!」
アーリグリフの宿屋、二階の窓。
普段誰も見ないし、外が吹雪であれば尚更そんな所は見ないものだが、
窓に張り付いた状態で行為をしていた。
「いいじゃないか、見てもらえばさ。僕にはまだメリルを悦ばせられるだけの技術もないし、
それなら別の部分で気持ち良くなってもらわないと、申し訳無いし」
「だからって、こんな―――ん、はぁっ」
(私、感じてる。見られそうだから―――?)
明らかに自分の体温が上がってるのに気付いた。
ただ、手で軽く臍の辺りを撫でられただけだというのに、その状況が過剰に興奮させて声を漏らしてしまう。
フェイトが身体中に口付けをする。
首に、肩に、乳房に、唇に、背中に、臍に。
寄り掛かっての行為なのでそれ以上は出来ないものの、たったそれだけで熱くなる。
「もう、大丈夫だから。入れていいよ」
違う。
"入れていい"というのは建前で。"入れてほしい"んだ。
触れなくとも、液体が伝って落ちるのが理解出来た。
見られる、という事などこの際どうでもよくなっていた。
そしてそのまま後ろから、いきり立ったモノを丁寧に宛がい挿入する。
「く・・・ぅっ」
多少窮屈そうだとは思った。
窓に顔も胸も押し当てて、正に"見せるように"しているから。
ただの一度のピストンだけで、ぎしりと窓枠がしなる。
「凄いな・・・メリルの中、暖かくてぬるぬるしてる」
初めて味わう女性の中。
酔って狂って、快楽を貪りたいという思いに駆られる自分が居る。
「色んな・・・んっ!ところ、突いて・・・ゆっくり、慌てずに・・・はぁんっ!!」
雪の降り注ぐ風景をバックに、数分間行為に没頭した。
そして一区切り。
「ごめん、メリル。僕もう・・・」
「うん、私も暫くシてなかったから、一緒に―――!!」
何度か出し入れした後、メリルと口付けを交わしながら一際強く腰を打ちつける。
刹那、メリルの膣でペニスが脈動し、白い液体を奥へ吐き出した。
と、同時に。
ガタンッ!!
「きゃぁっ!?」
「うわぁっ!!!」
・・・同時に窓の鍵が壊れ、メリルの半身が外に投げ出されかける。
そして下に居た方々が悲鳴を聞きつけ―――
「どうした若いの!!・・・・・・・・・あ」
「メリル、あぶな・・・・・・・・・あ」
「なんとか大丈夫、フェイ・・・・・・ト・・・」
目を見合わせる。
身体中の血の気が引くのを感じた。
「・・・これは・・・本当に若いねぇ、私達じゃ今じゃこうはいかないもんだよ・・・」
「本当ですなぁ・・・昔は儂も若い女子を・・・」
「目の保養じゃ目の保養じゃ・・・ありがたやありがたや」
「でッ・・・でッ・・・・・・出て行きなさいよっ!!あんた達ぃー――――――っ!!!!」
雪の降り頻る街、アーリグリフ。絶叫の後、暫くして平手打ちの音が響く。
翌日。
「おう、フェイト。お前昨日何処に・・・なんだその顔の跡は?」
「・・・聞かないでくれるかな、クリフ」
「だからあんな所でするのはよそうって言ったのに・・・っ!!」
不機嫌ではあったが、それの代償は得た。
「あれ・・・メリルー、何?その首飾りぃ」
「ほほぅ・・・お嬢もとうとう女に目覚め・・・おごぶっ!!」
デジソンの顔面は裏拳によって潰された。多少形が変わってしまうことだろう。
仕方ないなぁ、といった風にデジソンの後始末をするバニラはすれ違いざま、メリルに改めて問う。
「言いたくないならいいけどさぁ、教えてくれると嬉しいなぁ」
「・・・恥ずかしい思いさせられた慰謝料よ」
それと―――
「何か身につけてれば、何時も傍に居てくれてる気がするから」
首飾りに優しく触れながら、呟いた。
今日も明日も明後日も、あの時と同じ雪の降る日。
無駄に長い癖にエロ少なくてごめんなさい_| ̄|○逝って来ます・・・
889 :
もぽえ:03/09/22 22:32 ID:MvXXWhjz
>PzDeastE6E氏
お疲れ様でした。作品は回収いたしました。
シュ○ロハ○ムネタとオチに笑わさせていただきました。
内容と全く関係無い感想ですいませんが、
文章の形式が以前よりまとめやすいタイプに変わられて、嬉しいです。
取り敢えずオリジ設定が幾つも入ってますんで、そこらへんは適当に読んでやってください。
小ネタ色々入れてみたって言っても、JOJOとシュ○ロハ○ムなんですけど。あと吉野家コピペ。
>もぽえ氏
文章の形式・・・どっか変えましたっけ?(;´д`)長い期間かけて書いたのでウロオボーエDEATH
新作お疲れさまです。新作いきますね。
対イセリア・クィーン戦〜フェイト・ラインゴットの場合〜
「剣を捨てなさい、この娘がどうなってもよろしいのですか?」
「くっ!」
スフィア社最上階、イセリア・クィーンとの戦いに臨んだフェイト達だったが予想外の事態が起きた。イセリアがマリアを盾に取ったのだ。
「駄目、フェイト、私に構わないで!」
「黙りなさい…!」
叫ぶマリアの首をイセリアのロッドがを締め上げる。
「く、苦しい…」
「わかったよ…」
苦しむマリアが見ていられず、フェイトは剣を放り投げた。
「フェイト…」
「物分かりがよろしいですね。それでは…」
イセリアはどこからか鎖を持ち出すとそれでマリアを縛り上げた。
「マリアに何をするんだ!」
「何も、大人しくしていて欲しいだけです。アダマンタイトで出来た鎖です、私で無い限り解くことは不可能です」
「ちょっと、何をするのよ!!」
「うるさい口ね…」
イセリアは不機嫌な声でいうとマリアに猿ぐつわをはめ黙らせた。
「ん〜!!」
そして叫ぶマリアを柱に縛り付けイセリアはフェイトに歩み寄った。
「…僕はどうなっても構わない、だけどマリアだけは…見逃して欲しい…」
覚悟を決めたフェイトの言葉
<フェイト…>
フェイトの言葉にホロリとくるマリアだったが次の瞬間、目の前の情景に仰天した。
「んん〜!!」
「!!」
イセリアが突然フェイトにキスをしたのだ。濃厚なキスにあっけにとられ身動きがとれないフェイト。
「ん〜ん〜!!(フェイトに何をするの!!)」
「かわいい、坊や。やはり私の好みにぴったりの子ね」
うっとりとするイセリア。一方のマリアは怒り心頭である。
そしてフェイトはというと…。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
息も荒く、瞳の色が虚ろになっている事にマリアが気がついた。
「んん〜!(フェイトに何をしたの!)」
「ふふ、今この子は私の事しか見えていないの…、さぁ坊や私の事好きにして良いのよ?」
「…!!」
イセリアの言葉に飢えた獣のようにフェイトはイセリアに襲いかかった。
イセリアの熟れた胸をまさぐるフェイト。そして胸をはだけさせ、器用に右の乳首をこね回しながら左の乳首を甘噛みする。
「ああん!いいわよ、坊や。お姉さんのアソコも舐めて…」
そう言って服をはだけるイセリア。既にアソコはしっとりと濡れていくつもの筋がしたたっていた。
「はぁはぁ」
イセリアの下着をはぎ取り割れ目に舌をはわせるフェイト。そんなフェイトの姿をマリアは半狂乱になりながら見つめていた。躯を拘束した鎖は固く、叫び声も猿ぐつわのせいで届かない。
マリアの心にイセリアに対する癒しがたい怒りの感情が渦巻き始めていた。
「そう、いいわ、もっと舐めて…!」
イセリアのその言葉に操られるかのように舌をイセリアの秘部に割り入れるフェイト。
「ああん、駄目、イッチャウ!!」
躯をふるわせるイセリア。どうやら軽くイッてしまったようである。
「さあフェイト、横になりなさい」
命ぜられるまま仰向けになるフェイト。そしてイセリアはフェイトのモノを取り出すと自らの花弁にあてがいゆっくりと身を沈めた。
「ああ、いい、太い!奥まで届いてる!!」
あられもないあえぎ声を上げるイセリア。
「ん〜ん〜!!(この泥棒猫、覚悟してなさい!!)」
マリアの怒りは既に限界点を越えていた。
「いい!やはり私が見込んだだけはあったわ。こんなに太くてたくましいモノの持ち主だったのね!!」
フェイトの上で腰を振りまくるイセリア。
「はぁ、はぁ、うくっ!」
フェイトの顔が歪む。
「坊や、そろそろイキそうなのね、いいわ私の中にあなたの性を注いで!!」
フェイトが果てそうなのを感じさらに腰を振るイセリア。
その時
「フェイト、駄目!!!」
マリアの叫び声が部屋にとどろいた。猿ぐつわがはずれたのだ。
「…えっ、マリア!?なっ??」
マリアの叫び声を聞き正気に戻るフェイトだったが…
「うわっ!駄目だ!出る!!」
時既に遅し、フェイトはイセリアの中に自らの性をぶちまけてしまった。
「あはぁ!!いい、いいわよ、もっと、もっとあなたの性を注いで!!駄目、イッチャウ!!」
フェイトの性を受け絶頂に達するイセリア。
「…僕から離れて下さい!!」
フェイトが叫ぶ。だが繋がったままでは迫力半減である。
「私に逆らうのですか?逆らえばあの娘の命は無いですよ。もちろんあなたの命も…」
冷酷な宣言をするイセリア。
「あなたの精をたっぷり搾り取ってあげる。それがあの娘を助ける条件よ」
そういってイセリアは腰を上げた。イセリアの秘部からフェイトの精液がどろりと流れる。
「さぁ、今度は口で搾り取ってあげるわ…」
艶めかしい声でささやき、フェイトのモノに舌をはわそうとするイセリア。だが…
「クレッセント・ローカス!!」
イセリアはその声の主を確認する間もなく、強烈な強三段蹴りを食らい吹っ飛ばされた。
「…何!?」
イセリアを蹴り飛ばしたのはアダマンタイトの鎖で縛り上げられた筈のマリアだった。
「マリア…!」
「貴様、何故!?」
「私も馬鹿だったわ、アルティネイションの力を使えばこんなもの簡単に解けたのよ…」
手にしたアダマンタイトの鎖を粘土細工のように引きちぎるマリア。
「貴様、無事で済むと…くっ!」
不意打ちで強烈な三段蹴りを食らい、イセリアは相当なダメージを受けていた。
そのイセリアに歩み寄り、マリアは怪しげな液体を彼女の口に流し込みブレスレットをはめさせた。
「今飲ませたのは強力な媚薬よ、そしてブレスレットは魔力を封じる力があるの。これであなたは普通の娘と何も変わりがないわ」
不敵に笑うマリア。
「くっ!!」
そして唇をかむイセリア。
「フェイトをもてあそんだ罪はきちんとあがなって貰うわ…」
怒りに燃えるマリア。この後マリアとフェイトの手によって徹底的に嬲られるイセリアだった。
〜END〜
乙です!いい作品久しぶりに読みましたよ〜
えちぃは少なかったけどメリルの心の描写がいい味だしてます。
読み手はいつでもあなた様のことを待っております!
がんばってください!
おっ!フェイト逆レイプ?バージョンでつか。
こういうのもスゴクイイ━━━━( ´∀`)!!
今度は怒りのフェイマリ女神様レイプバージョンい移行するわけですかな?
楽しみにしとります。
クリフ、フェイトと来たから次はロジャーかな?と微妙な予想をしてみるテスト。
>>899 漏れは、アルベルかと思たよー。
最近またスレがいいカンジになってきましたね〜。
長く住み付いてるだけに、嬉しさひとしおです!
皆様方がんがって下さい!
イセリア様のフェイト逆レイプパージョンも(・∀・)イイですね!
怒ってるマリアたんもすごい可愛いです!!
最近になってSO3始めました(遅
マリアとスフレがお気に入りで脳内であんなことやこんなことをしてハァハァしてたらこのスレをハケーン。
ここはすごい神が集まるインターネットですね。
書き手の皆様頑張って下さい…としか言えないのが口惜しい。
902 :
899:03/09/23 21:36 ID:Uy2lWWE7
903 :
名無しさん@ピンキー:03/09/23 23:31 ID:jZovG9n6
>もてあそばれるイセリアも読みたいです。
1.
宿屋での夜――。
アルベルは妙な雰囲気を察して目を覚ました。
カチャっという音がした瞬間に飛び起きる。
相手の首をつかむのと、額に銃を突きつけられたのは同時だった。
「ずいぶんなご挨拶ね、アルベル」
「何の用だ」
お互いに腕を伸ばしたまま会話する。
ふ、と笑ってマリアが銃を下ろした。
「ずいぶんうなされてたから、一発撃ち込んで起こしてあげようと思って」
「阿呆。それじゃ永眠するだろうが」
「私の裸でも夢に見てたのならいいけどね」
「夢に見てうなされるような裸って…」
腕組みをして考え込むアルベル。しばらくして、ぽんと手を打った。
「ああそうか、貧にゅ…」
ダンッ!という音がして花瓶が砕けた。煙を吹く銃を手に、マリアがにっこり笑う。
「今何て言ったの? 正直に答えたらハチの巣にしてあげるわ」
「いや、何でもない」
マリアの目が笑っていないのに気づいて黙り込むアルベル。
その眼前で、マリアはいきなり服を脱ぎだした。しかも鼻歌付き。
口を開けて眺めるアルベルをよそに、真っ白なブラジャーとパンティだけになると、
横に座って首に手を回した。
2.
「私を抱いていいわ。喜びなさい」
「そういうことはアイツにでも言ってやれ、阿呆」
じわっとマリアの目に涙が浮かんだ。
「フェイトはあの胸が大きいだけが取り得の黒豆女といちゃいちゃしてるわよ!
ここの壁は薄いから筒抜けなのよ!
しかもあいつらはわざわざ壁際にベッドを移動させてヤってるのよ!
何が『だめだよソフィア、そんなに大きな声出したらマリアに聞こえるだろ』
『あ〜んマリアに聞こえちゃったらどうしよう〜』よ!
絶対あいつらわざとやってるんだわ、ひどい、ひどすぎる」
さすがのアルベルもその境遇には同情した。
「クリフもいるだろう」
「あの筋肉男はミラージュとヤってるわよ!
さすが大人よね、シミュレーターも何もないのにお医者さんプレイよ。
しかも勃起不全のチンケシーフと淫乱女医でソフトSMよ!
もう私、何も信じられない!」
アルベルに抱きついて泣き崩れるマリア。
なんとなくあきらめの心境で、マリアを押し倒した。
「最近溜まってたし、貧乳でもまぁいいか」
「何か言った?」
「いや何も」
3.
アルベルの好みではなかったがマリアのプロポーションは見事なものだった。
下着を剥ぎ取って、足を開かせるとそこはすでに濡れすぎていた。
「フェイトの声でオナニーしてたのか」
「そうよ、それなのに黒豆のキンキン声で冷めちゃったの…あんっ」
マリアの話など聞いていてもキリがないので、指を一本入れてみた。
感度はいいようだ。
「それにね、フェイトったら黒豆の名前ばかり呼ぶのよ、私という女がありながら!」
「そうか」
「おせち料理に入った黒豆って見たことある? 重箱に同化して見えないのよ。
黒豆なんて結局その程度でしか…」
「いいから黙れ阿呆!」
一喝されてマリアの体がびくん、と跳ねた。
「…ごめん。私…ショックで…私だけ一人ぼっちな気がして…」
涙を流すマリア。おずおずとアルベルの首に手を回して囁く。
「お願い、優しくして」
ああ、と返事をしながら適当にマリアの胸を左手でこね回すように揉む。
右手は中指を膣に挿入し、親指で肉豆を執拗に責める。
面倒だからさっさと済ませたいのがバレバレだった。
「あ…あん…んんっ…お願い、もう…」
自慰で相当に高まっていたのだろうか。
適当な愛撫にマリアは身をくねらせてアルベルを誘う。
「行くぞ」
剛直を取り出して一息に突きいれた。
「ああん! いいッ! フェイト、フェイトぉ〜!」
「お前なぁ…」
4.
一瞬萎えそうになったが、それでもなんとか踏ん張るアルベル。
「フェイトすごいわ! あーもうダメ!」
フェイトの名前を連呼しながら喘がれてもうれしくもなんともない。
勝手に腰を動かしてマリアは先にイッてしまった。
「俺に迫るより素直にアイツを誘惑すればいいものを…」
独り言に反応して、呆けていたマリアが起き上がった。
「そうね!」
「ん? うわっ!」
アルベルは思い切り突き飛ばされてよろめいた。
「教えてくれてありがとう! 今度からあなたのこと、影でクソ虫なんて呼んだりしないわ!」
「呼んでたのか!?」
「ええ!」
すばやく服を着たマリアは、両手を広げ、夢見るように一回転した。
「うふふ、そうよね、あの黒豆のできそこないの頭に風穴でも開けてあげればいいんだわ。
そしたらフェイトは私の魅力にメロメロね。ああダメよフェイト、今はクソ虫が見てるわ」
自分で自分を抱きしめるようにして、なんだか呟いている。
キラキラした満面の笑みは、アーリグリフ騎士団の忘年会で
抱きついてきた女装ヴォックスをなんとなく思い出させるものだった。
「あの時はぶん殴って用水路に放り込んだんだっけなぁ…」
過去の悪夢を振り払っているうちにマリアはいなくなっていた。
フェイトの元に走っていったのだろう。
深夜にこっそり貼り逃げ。神スレにピンポンダッシュです。
アルベル少ないから投下してみようと思ってずっと書いていたのですが、
アルネル純愛ものが浮かんでしまって頭がそっちにいってしまって、
続きが書けなくなったのでここで終わりです。
ライトな感じで笑えるアルマリ、乙です。
ところで女装ヴォックス!用水路!?
どんな忘年会だったのか気になります……楽しそう。
リアルタイムで神キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
微妙にいってるマリアが素敵です・・・。
アルネル期待してまつ!
マリア様面白すぎ(笑
ていうかこの小説面白いです!!
アルマリもいいですね!
>>904-907 良い意味でバカっぽくてワロタ。
やっぱマリアはいじりやすいのかなー。
楽しませてもらいました。
913 :
新スレを立てた方が:03/09/24 12:33 ID:nXx1cNH/
保守age
うだうだ言い続けるマリアと
>いいから黙れ阿呆!
にワロタ
916 :
名無しさん@ピンキー:03/09/25 18:42 ID:sB9d3GZy
マリアサイコ−
先生! 一般的に、貧乳ならば「見事なプロポーション」ではないと思います!
先生! 通常、貧乳こそが「見事なプロポーション」なのではないかと思います!
このスレは読む人まで神ですか?
新作キターと思ってきたら感想レスでびびりました。
読んでくださった方、レスしてくださった方、ありがとうございました。
>909さん
忘年会ネタは、あることはありますが書きかけで放置です。
アーリグリフとシーハーツがいつから戦争始めたのかがわからなくて。
公表されてなかったら都合よく使いたいので確認中です。
>912さん
自分はソフィアがいじれない未熟者です。
マリアはソフィアに比べてポジティブな言動が多いので絡めやすいですね。
>917さん&>918さん
アルベルは脚フェチってことで(汗
対イセリア・クィーン戦〜ネル・ゼルファーの場合〜
「それじゃネル、この人もフェイトさん達と同じグリーテンの人間だというの?」
「そうさ、あたいが身分の保障をするよ」
「よろしくお願いします」
アリアスの領主館、その一室でネルが同じクリムゾンブレイドであるクレアに一人の女性を紹介していた。
美しい金髪の女性、彼女が恐るべき破壊神「イセリア・クィーン」であることを知っているのは本人とネルだけである。
女たらしのクリフの毒牙に掛かったイセリアを救ったネルは彼女と意気投合し、そのイセリアの頼みで下界を案内している途中だった。
ネルはクレアにイセリアを「グリーテンの人間」と紹介していた。その方が面倒が無くて済むと思ったからである。
「それじゃイセリアさん、今後ともよろしくお願いしますね」
「こちらこそお願いしますクレアさん」
軽く挨拶を交わす二人の女性。だがクレアの瞳が自分の事を嫉妬の目で見ていることにイセリアは気がつかなかった。
その晩、イセリアはただならぬ雰囲気に目を覚ました。隣のクレアの寝室から聞こえてくる声。その声に導かれイセリアはそっと部屋をのぞき込んだ。
「やめてネル!」
「どうしてだい?」
ベッドの上でネルとクレアが抱き合っている。だがクレアはそれが嬉しくないのか必死に抵抗している。
「身勝手よ、私のことを好きと言っておきながらクリフさんといい仲になった上に今度はイセリアさんのようなあんな美人まで連れてきて…」
「まちなクレア、まさかあんた彼女に嫉妬したのかい?」
「当然でしょ!あなたみたいな身勝手な人、私嫌い!」
「嫌いねぇ…」
一言つぶやくとネルは左手でクレアの躯を押さえつけ、右手を彼女の秘部に差し入れた。
「いや、ああん!」
「まだ何もしていないのにこんなに濡らしてさ」
クレアの愛液で濡れたしなやかな指を見せつけるようにするネル。
「しかも…」
もう一度クレアの秘部に手をやりなにやら唱えるネル。するとクレアの秘部から男性器が頭をもたげてきた。
「あたいが施した陰核変化の施術、まだ解いていないのはどうしてかしら、クレア?」
「そ、それは…」
恥ずかしいのか台詞が続かないクレア。
「あたいにもう一度オ○ンチンいじって欲しかったんでしょ?正直に言いなさい」
「はい…」
ネルの言葉に静かに頷くクレア。
「良い娘だね、望みどおりにしてあげるよ」
そう言ってネルはクレアの擬似男性器を口に含んだ。
「いいの、ネル!もっとしゃぶって!!」
自らの胸をまさぐりながら悶えるクレア。
そんな二人の姿をドア越しに覗くイセリアはあまりに刺激的な姿に躯の火照りを感じていた。
<…なんだか見ているだけで躯が…>
目の前の光景に目を奪われるイセリア。
「もう駄目!ネル!出ちゃいそう!!」
「ひいわ(いいわ)だひちゃいなはい!(出しちゃいなさい!)」
ラストスパートをかけるネル。そしてクレアの躯がビクッとはね、放たれた性をネルは一滴残さず飲み干した。
<…凄い…>
あっけにとられるイセリア。その時バランスを崩して思わずドアを叩いてしまった。
「誰だい!」
ネルが叫ぶ。我に返り慌ててあてがわれた部屋に駆け込みイセリア。ネルが駆け込んでくると思い慌ててシーツをかぶって狸寝入りを決めるが、その気配は一向になかった。
そんな心配より躯のうずきが治まらない事にイセリアは悶絶した。自分のあそこから愛液が流れ出ている事に気づきそっと手を伸ばす。
「あんっ!」
蔭核に少し触れただけで声が出てしまう。声を押し殺そうとシーツを口にくわえ必死に堪える。蔭核から指を伸ばし膣に指を入れる。
「んん!!」
自分の躯が敏感になっていることを切に感じるイセリア。自らが破壊の女神だと言うことは既に彼女の頭の中に無かった。ただひたすら躯が欲する快楽に従うことしか頭に無かった。
「んんん〜〜!!」
躯が絶頂に達しようとした時、シーツがはぎ取られた。
「!!」
驚くイセリア
「何をやっているのかしら、イセリア?」
そんな彼女を艶めかしい瞳で見つめるネルの姿が目の前にあった。
前半はここまで、後半は気長に待って下さい。
「覗きの犯人があなただって事ぐらいお見通しよ」
イセリアの痴態をまじまじと眺めながら勝ち誇ったように言うネル。イセリアは恥ずかしいやらなにやらで動くことすら出来ない。
「覗きの性で興奮しちゃってオナニーしちゃうなんて、かわいいわよ、イセリア」
呆然とするイセリアにキスをするネル。
「でもやっぱりお仕置きは必要ね」
そう言ってネルはイセリアの蔭核に手を伸ばした。
「ああん!!」
あられもない声を出しイセリアは躯をふるわせた。
みるとイセリアの蔭核が見る見るうちに男性器に姿を変えてゆく。
「この前話したね『女の良さも教えてあげる』って、今からたっぷり教えてあげるよ!」
イセリアの物を花弁にあてがい身を沈めてゆくネル。
「何、これ、凄すぎる!!」
初めて感じる『男の性』に身もだえるイセリア。
「いいでしょ、イセリア。男はね、女を抱く時にあなたが今感じてるように感じてるのよ!!」
激しく腰を振るネル。
だが突然ネルが腰を動かすのを止めてしまった。
「お願い、ネル動いて!」
懇願するイセリア。
「今度はイセリア、あんたが上になってあたいを激しく突きまくってくれないかい?」
「え、ええ、いいわ…」
体勢を入れ替わりイセリアは夢中になって腰を振った。
「すごい、からみついて、くる!!」
「クレア、見てるんだろ?そのまんまじゃつまんないだろ、こっちにきな」
「えっ!?」
ネルに呼ばれてクレアが部屋に入ってきた。股間には全開となった男性器がそそり立ったままである。
「クレア、彼女のオマ○コにぶち込んでやりな、そうしないとおさまんないだろ?」
ネルの言葉にコクリとうなずきクレアが歩み寄る。
「え、そんなクレアさん!?うわ、ああああ〜〜〜!!」
クレアの男性器が挿入されイセリアはさらに悶えた。オチン○ンを挿入しながらぶち込まれるという二段攻撃にイセリアはその快楽に狂わんばかりだった。
「ひいの!もっと、もっとぉお!!」
悶えまくるイセリア。
「ネル、イセリア、わたしもう…!」
絶頂が迫るクレア。
「はう、凄い、いいおぉおお!!」
イセリアに突かれ我を忘れるネル。
「もう駄目、イク!!」
クレアが一突きし、熱い性をイセリアに流し込む。
「なにこれ!?ひゃう!!」
クレアの性を受け絶頂に達したイセリアは自らもその性を解き放ち
「いいよ、イセリア、もう、あたい…はぁあああ〜!!!」
その性を受けネルも絶頂に達したのだった。
翌朝、何事もなかったかのように朝食を済ませる三人。部下が食器を下げるとネルがイセリアに声をかけた。
「イセリア、まだしばらくここにいるんだろ?」
「ええ、はい」
「そうなると、うれしいわね」
クレアが言葉を漏らす。
「今晩も楽しもうな…」
ネルがイセリアの右の耳元でささやく。
「私のことも忘れて貰ったら困りますよ」
今度はクレアがイセリアの左の耳元でささやく。
「はい…」
淫猥な笑みを浮かべイセリアは返事をした。
〜END〜
寝る前にリロードしたらキター━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
いつも萌えをありがとうございます。
ネル様素敵杉。
新スレ立ってますので、即死回避のためにも移動して下さるとうれしいです。
>>920-926 えっちなのキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
自分は基本的にレズ物は受け付けないはずなのに
ネルが絡むといきなり(;´д`)になるのはなんでなんだろう…
良い物読ませてもらいました。
929 :
名無しさん@ピンキー:03/09/28 14:48 ID:N46e0RaK
931 :
名無しさん@ピンキー:03/10/02 17:37 ID:c9l0uZ5h
イセリアさいこーーーーー
932 :
もぽえ:03/10/02 23:58 ID:MUDKlHWL
(コソコソ)
511-516,518の続きを……電波風味で。
---
温かさと懐かしい快感にアルゼイは夢中になり、自分を忘れてしまった。エ
レナの頭をつかむと、乱暴にゆすり始める。
「エレナ……エレナ……!」
呼吸困難と、自慰の道具にされたかのような屈辱でエレナはいい気はしなか
ったが、必死さがどこか哀れで好きにさせてやっていた。が、断りもなく苦い
粘りを喉の奥に吐き出されて目の色を変えた。
吐き出しはせず、口を押さえて燃える視線をアルゼイに向ける。アルゼイは
未だエレナの怒りに気づかず、疲労と快感に身を任せ、放心してどことも知れ
ぬ方を見ている。
エレナはアルゼイの肩を押さえて、噛み付くような接吻をした。そして先程
放出された物を相手の口のなかに吹き出した。
「むがっ!」
自分の体液を飲まされて、アルゼイはおかしな声をあげた。舌を刺激する不
快な味に咳き込んだ。
「ぐふ、ごほっ、ごほっ……」
アルゼイが苦しんでいるのを見て、エレナはようやく溜飲を下げた。
「バーカ」
そう言いながら、水差しからコップに水を注いで手渡してやる。
「お前、何の恨みがあってこんなことをする」
快感の名残をぶち壊されたアルゼイは、悲しそうにエレナを見つめる。エレ
ナは拗ねたように言う。
「昔はちゃんと、出す時は出すって言ってくれたじゃない」
「……そうだったか?」
「いったいどうなってるの? まるで焦った子供みたい」
933 :
もぽえ:03/10/02 23:59 ID:MUDKlHWL
ロザリアとうまくいっていないの、と尋きかけてエレナは止める。エレナは
豊かな胸にアルゼイを抱きこんだ。
アルゼイは、自分の髪を梳いていたエレナの指に触れる。
「相変わらず冷たい手だな」
「手が冷たいと、心があったかいって言うじゃない?」
エレナは茶化そうとしたが、アルゼイは寂しそうに言った。
「お前は心も冷たい」
アルゼイはからめていた指をほどき、顔をあげ、エレナの指に吐息をかけた。
そして強く抱擁すると、ベッドに身を落とした。
今更だが、エレナは逡巡した。
「ねぇアルゼイ、もう出すもの出しちゃったんだしさ……このまま一休みして
帰れば?」
「ことわる」
アルゼイは断固として言ったつもりだったが、またエレナに笑われた。
「なんかさ、お菓子を取り上げられそうな子供みたいな顔してるわよ」
アルゼイはムッとする。
「お前とて、この状態ではオレをすぐに帰すわけにはいくまい」
そう言ってエレナの内腿を撫でる。そこは秘所から溢れた蜜が筋を作ってい
た。
「まーね。正直言うとすごくしたい」
しかしエレナの表情は翳る。清楚な神官の娘の悲しがる顔が思い浮かんでし
まう。
<!-- ここで一旦筆を置きます -->
934 :
名無しさん@ピンキー:03/10/03 00:03 ID:Z+HZioF8
>エレナさんなんかいい感じです
935 :
もぽえ:03/10/03 01:17 ID:0K5A/pc4
>934氏
読んでくださってどうもありがとうございます。
しかしスレッドの容量がけっこう残ってますね。
1000までいけそうなくらいですな。
936 :
名無しさん@ピンキー:03/10/05 18:17 ID:mrNVf3gV
初めて来てみたけど、ここイイ!なあ〜
でも、やっぱり勢い落ちてるなあ。
ディレクターズカット版での再活性を祈ろう。
938 :
lll:03/10/06 17:30 ID:8X/gDjhN
ディレクターズカットにはなんとミラージュが仲間になるそうで・・・ハァハァ
( ´_ゝ`)フーン イラネ
イ ル (゚∀゚)!!
ワケナイ
保守も何も、新スレ行ってるのにレスしてていいのかなw
保守。
埋めネタ考え中なんで、俺が落とすまで逝かせるわけにはゆかん。
FD世界で全ての真実を知り、エターナルスフィアに戻ってきた私達は、再びエリクール2号星へと行く事になった。
ディプロの中に帰ってから、私は他の皆と会話らしい会話もせず、部屋に閉じこもっていた。
(全て終わったと思ったのに)
断罪者。ルシファー。そして、この世界。
本当に気が滅入る事だらけだ。
(生物兵器どころかゲームのキャラだなんてね……冗談じゃないわよ)
目から涙がこぼれ落ちそうになるのを、必死に手の平で押さえた。
「っく……」
しかし、それだけで涙が止まるはずもなく、机の上にぽたぽたと涙が落ちて行った。
─涙がとまりかけた頃、誰かがコンコンとドアを叩いた。
「マリア、入るよ?」
「あっ!」
『まだ入らないで』と言い終わる前に、ドアが開き、フェイトが中に入ってきた。
私の方を見た彼は、とても心配そうな顔をした。
「泣いてたの……かい?」
「……ちょっとね。ごめんなさい、なんかみっともない所みせちゃって」
ゴシゴシと袖で顔を拭って、彼の方に顔を向け直す。
「私はここのリーダーだから……この艦に居る間は絶対弱い所は見せない って決めてたんだけど、見られちゃったわね」
私は無理矢理笑顔をつくった。ぐしゃぐしゃの酷い顔になっているだろうという事が自分でも分かる。
そんな私の頭を撫でながら、フェイトはこう言ってくれた。
「……僕の前じゃ無理しなくていいよ」
「え?」
「我慢して、一人で泣いてっていうのは疲れるだろう?僕はクォークのメンバーじゃないんだし、僕の前でも『リーダーだから』って気張る必要は無いよ」
「フェイト……」
「それにさ、男としては、弱い面も見せて、もっとこっちを頼ってくれた方が嬉しい。君はあんまりそういうの好きじゃないと思うけど」
そういって、彼は少し照れくさそうに笑った。
そのフェイトの言葉を聞いて、再び涙が溢れてきた。
今度は拭う事をせず、ただ彼の胸で泣いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マリアは僕の胸に顔をうずめ、小さく嗚咽を漏らしている。
僕は、泣きじゃくる彼女の体を痛くならない程度に抱き締めた。
彼女が泣き止むまで、ずっとそうしていた。
「もう大丈夫?」
「うん、平気」
と、マリアは笑顔を見せた。
泣きはらして真っ赤になった顔だったけど、それは十分に魅力的だった。
「元気になったみたいだね。ディプロに戻ってきてから死にそうな顔、ってのは言い過ぎか。なんだか、思いつめてる顔してたから心配してたんだよ」
「もしかして、それで部屋に来たの?」
「ま、そういうことさ」
少しおどけた感じで言ってみる。さすがに素で言うのは恥ずかしかった。
あんなセリフの後じゃ今更かも知れないけど……
「ありがとう、フェイト」
「どういたしまして。それじゃ、部屋に戻るね」
「待って!!」
きびすを返した僕の腕を、マリアががしっと掴んだ。
「あの……今日は、一緒にいてほしいの」
「え!?」
「ダメ……かしら」
懇願の表情でマリアが僕を見つめる。
「いや、けど、それは何かと問題があるんじゃ」
「私は平気よ」
「や、でもね……」
「私じゃ駄目なの?やっぱり、フェイトはソフィアが好きなの?」
マリアは悲しそうな声でそう言った。
はぁ……なんで僕は何してるんだろうな。
女の子の方からこんな事言わせるなんて、駄目な奴だな全く。
「駄目じゃないよ、僕はマリアの事が好きだから」
「本当に?」
返事のかわりに、唇を重ねた。
「んっ……、んむ」
マリアの口の中に舌を入れる。
僕は舌で歯や口の中を愛撫した。
「んんん、んぅっ」
マリアの方も少しずつ舌を絡めてきた。
慣れない感じで一生懸命こっちに合わそうとしてくれる、それが嬉しかった。
マリアの瞳がトロンと潤んできた所で唇を放す。
唾液が少し糸を引いて、切れた。
「マリア、いいんだね?」
彼女はこくんと頷いた。
マリアをベッドまで連れて行き、服を脱がせた。
「やだ、恥ずかしい……」
下着姿になったマリアが恥ずかしそうにうつむき、胸を両手で隠した。
「小さいから……あんまり見ないで」
そういうマリアの腕をほどき、ブラの上から両手で揉みしだく。
「あんっ……」
確かに普通より少し小さいかも知れないが、手の中に収まって良い感じだ。
「別に気にする事ないよ、ちょうどいいぐらいさ」
耳元で囁いて、そのまま首筋に舌を滑らす。
同時にブラを上に押し上げ、左手でまさぐった。
「あっ!」
両手と口を使ってマリアの薄い体を愛撫する。
「あっ、ああん……だめぇ」
マリアは全身を上気させ、呼吸を荒げる。
すでに乳首は硬くなっていた。
それを口に含み、舌で転がす。
「あっ、く、あっ、あっ、あっ」
切なそうな声をあげ、身をよじるマリア。
僕はふとももを撫でていた手をショーツへと伸ばした。
そこは、上から触ってもわかる程ぐっしょりと湿っていた。
「すごいね、マリア。もうこんなになってるよ」
「そんな事言わないで……」
ショーツの中に指を入れ、軽く指の腹で撫ぜる。
そのままゆっくり愛撫を開始した。
「ああ……」
マリアが身体をくねらせ、小さな声をあげる。
僕は指を引き抜いて、ショーツをずらした。
そこからは数本の糸が引いていた。
「やだ……私こんな……」
「恥ずかしがる事ないよ。十分感じてくれてる証拠だから」
「……うん」
「マリア、もういいかい?」
「うん……貴方が欲しいの……」
それを聞いてトランクスを降ろす。
そしてマリアの中に腰を沈めた。
「あああああああっ!」
異物感と最初の抵抗にのけぞるマリア。
僕はゆっくりとマリアの中心に進入していった。
「んくっ!あっ、ん」
一定のリズムで腰を前後させる。それに合わせてマリアの身体も揺れた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
「ひぁっ!あっ、う、動いてるぅ!」
「んっ、おくまで、あたって……」
マリアが更に激しく身体を揺らす。
「んあっ!ふぇいと……私もう」
「イっていいよ、僕ももうすぐだから……」
「う、ん……あぁぁぁん!!」
マリアの中が収縮する。
僕はギリギリで中からペニスを引き抜き、マリアのお腹に白濁液を飛ばした。
「ん、んぅ」
マリアが僕の横で寝息を立てている。
終わったあとすぐに寝てしまったのだ。
僕はそのマリアの髪をそっと掻きあげる、そこから覗いた寝顔は満足そうだった。
この感覚が、この感情が
そして、この隣に寝ている少女がツクリモノだなんて、僕は絶対認めない。
ルシファーを必ず倒し、自分達の世界を取り戻す。僕そう心に誓った。
〜終わり〜
次スレの方ばかり目が行ってて、こっち見てなかった・・・。
まさか神が降臨していたとは・・・。
エロい純愛マリアを拝まさせてもらって幸せでつ!!GOOD!!
952 :
名無しさん@ピンキー:03/10/26 01:21 ID:OAUrp529
調節age
soy ◆6wtmK.nv7氏、イイです!
hoshu
955 :
もぽえ:03/11/05 01:43 ID:JmzVv1W9
(コソコソ)
511-516,518,932-933の続きの断片を置いて行ってみます。
−−−
アルゼイは自分の物にならないエレナを、一時でも専有しようと強く抱く。
彼女の柔らかさは感じるのに、どこかあやふやで不確かで、アルゼイは焦って
しまう。
「お前はその名の通り、光のようだな。確かにここにいるのに、つかむことが
できない」
抱きしめると、果てのない柔らかさの中に沈んでいく気がする。
「ロザリアを愛してあげて」
エレナは優しく言う。
「だが彼女はお前ではない」
アルゼイはエレナの乳房をつかむ。どこまでも柔らかい。白い柔肉は指に余
る。ゆっくり揺さぶると、エレナはほう、とため息をついた。
「ロザリアはあなたを愛しているわ」
エレナはアルゼイの頬に軽く唇をあてる。指はアルゼイの性器をまさぐり始
めた。
「元気ねぇ」
再び起ち上がり始めたペニスをエレナは楽しそうにいじる。
「若返っているんじゃないの」
「お前の淫らな美しさがそうさせてくれる」
エレナは淫蕩そうな物欲しげな目つきでアルゼイを見つめ返す。秘所からだ
らしなく愛液を滴らせている。エレナは自分の脚の間にアルゼイの腿を挟みこ
んで、花弁をこすりつけた。
956 :
もぽえ:03/11/05 01:44 ID:JmzVv1W9
快楽に目を細めるエレナの指の動きはだんだんずさんになり、指の腹をアル
ゼイのペニスにぐりぐりと押しつける。
アルゼイはエレナの手首をつかんで遠ざけた。エレナの臀部を持ち上げて、
自分の上に乗せる。アルゼイに貫かれてエレナは一瞬目を大きく見開いた。
「……アルゼイ、すごくイイわ……」
エレナは恍惚とし、全身をぶる、と震わせた。精液を寄越せといわんばかり
にエレナの膣内が収縮する。
「そんなに締めるな……」
アルゼイは顔を歪めて訴える。
「ん……んー……無理みたいよ……」
エレナは呼吸を乱しながら言う。アルゼイは顔をしかめ、エレナを突き上げ
始めた。
「あぁ……イイ……」
動きに合わせてエレナの乳房が揺れる。白いものが上下に弾む様子がアルゼ
イの興奮を煽る。
「エレナ……頼む……少し緩めてくれ……」
アルゼイは脂汗を浮かべている。凹凸のある膣内がアルゼイのペニスを吸い
上げている。
<!-- 一旦休止 -->
新スレがレナスで盛りあがってるうちにコソーリとエロ無し投下
『おくびにも出せない』
「ソフィアー、居るか?」
そう言いながら、僕はコンコンとドアを叩く。数秒待ってみたけれど返事はなかった。
ここはペターニの宿屋。
昨日、セフィラを入手し、モーゼル遺跡に向かう事になった僕達は、ペターニまでやってきた。
そして、“こうやって普通に過ごすのも最後になるかもしれない”ということで、今日1日を自由行動にしようと決めた。
それで僕はソフィアと話でもしようと部屋の前に居るのだった。
ハイダでの約束もあるし、それにソフィアと再会してからは忙しすぎてまともに話す機会も無かったから、せめて今日ぐらいは、と。
「入るぞー、いいのかー?」
ドアノブを回す。鍵はかかってなかった。
中を見ると、ソフィアはベッドの上ですやすやと寝息をたてていた。
(無用心だな……それに、何もかけないで寝たら風邪ひくぞ)
苦笑しながら、足元にたたんであるタオルケットをかけてやる。
僕はベッドの横に椅子を置いて、背もたれを抱き、またがるように座った。
ちょうど真下にソフィアの顔がある。少し前より痩せたように見えた。
(やっぱり、無理してたんだなコイツは)
ソフィアは本当に普通の女の子だ。
クリフやスフレみたいに戦闘に秀でた種族という訳じゃない。
ネルさんみたいに戦闘訓練を受けてる訳でもないし、僕やマリアみたいに得意な武器がある訳でもない。
ここ最近の戦闘続きはかなり無茶してたんだと思う。
「昔っから辛い事とかあっても何も言わないんだよな、お前は」
くしゃっと頭を撫でてやる。懐かしい感触だった。
もう1度そっと頭を撫でる。
ソフィアが「……ん」と声を出したが、起きた訳ではないみたいだ。
ほっと胸を撫でおろす。もう少し、この寝顔をみていたかった。
そういえば、いつからだっただろう。
ソフィアを“幼なじみ”や“妹のような存在”から一人の女性として見るようになったのは。
今、手を伸ばせば簡単に触れる事の出来るこの少女の身体を抱いてみたいと思うようになったのは。
「はぁ……近すぎるってのもやっかいだな」
今までずっと傍に居たから、改めて思いを伝える事なんてできやしない。
もう少し、この微妙な距離を保っていよう。
この気持ちは……おくびにも出せない。
「さて、と。起こすのも悪いしそろそろ行くか」
僕は椅子から立ち上がり、彼女が目を覚まさない事を祈って、そっとソフィアの頬に口づけた。
「おやすみ、ソフィア」
─終わり─
前回、前々回のSSに感想くれた方 ありがとうございます
ほやの形状については……もうしわけない _| ̄|○
hoshu
soyさん
フェイマリもフェイソフィも良い!!
自分、純愛もの好きなので
かなりハアハアしますた。
個人的には、また純愛のフェイマリを書いてくれると
嬉しいッス!!
とにかく、これからも作品作り頑張ってください!
ageる必要なんてないだろ
964 :
962:03/11/19 02:22 ID:VRYpSolz
随分前にもう次スレが立ってたんでつね。
気付かなかった・・・スマソ
誰だ前スレなんて上げたドアホは!!!
ドアホでゴメソ゚(゚´Д`゚)゜。
違う!
このスレ的には「誰だ前スレなんて上げた阿呆のクソ虫は!」だ!
阿呆のクソ虫でゴメソ。・゚・(ノД`)・゚・。
誰だ前スレなんて上げた阿呆のクソ虫は!
 ̄ ̄ ̄ ̄Y ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ⌒ `ヽ
.γ´⌒ `ゝ (ノノ人ノノ i
ノ 从レ从 ゝ (゚ _ ゚∂wノ <文句言ってないでさっさと新スレ行ったら?
バン レi/#゚Д゚ノゝ ./=q.= {`i (ネルたんが地下牢で待ってるのに…)
バン 《.∩ 〒 |\ / l ‖ | |
〆/ /ミ_/ ̄ ̄ ̄ ̄/ | |
__(__ニつ/ FMV /_.| .|____
\/____/ (u ⊃
埋めネタ考え中の保守
971 :
誘導:03/12/16 22:02 ID:NQTvG3+C
972 :
kakaroto:03/12/24 15:00 ID:ppgGjmVb
yorosiku
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ