ファイアーエムブレム&ティアサガ第6章

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1名無しさん@ピンキー
ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。

初代スレ
「ファイアーエムブレムのエロネタでハァハァ… 」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10044/1004451716.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第二章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1020/10200/1020016530.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第3章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1033/10338/1033828837.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第4章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1042/10422/1042292300.html

前スレ
ファイアーエムブレム&ティアサガ第5章
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1048789718/

作品倉庫
http://fire_emblem2ch.tripod.co.jp/fe18.htm
2名無しさん@ピンキー:03/05/19 00:28 ID:fD8Mzxng
乙マンコー\(・∀・)/!!
3名無しさん@ピンキー:03/05/19 00:29 ID:SUJKXxGN
2げと@
4名無しさん@ピンキー:03/05/19 00:32 ID:HS9QH+m9
>1乙
5名無しさん@ピンキー:03/05/19 00:42 ID:Qcncgrjz

 いな            新
 いん    ,─--.、     ス
 言と   ノ从ハ从    レ
 葉聞   .リ ´∀`§
 かこ    X_@X
 |え   U|_____|U
 |の    ∪ ∪
 ! !
6893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/19 00:47 ID:pR9oM0Gz
>>1お疲れ様です。ソーニャ×ウルスラ、とりあえず出だしだけ完成させたので、
これからうpします。
内容としては、コウメイの話のサイドストーリーになるように作ってます。


7893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/19 00:48 ID:pR9oM0Gz
黒い牙の本拠地があるベルンの雪山。
ネルガルの命を受けたソーニャは名目だけの夫の留守中に、
彼の配下の『入れ替え』を始めていた。

「この黒い牙の本拠地も、だんだんとネルガル様の色に染まってきたわね」
少しずつ、少しずつ本拠地を守る組織の団員の中に、目が金色の人物が目立ち始めていた。
しかし、他の団員がソーニャに得体の知れない連中のことを尋ねても、
「私が信頼できる筋より調達してきた人材よ。文句があるとでも?」
と連中と同じ色の金色の瞳で睨みつけられ、その迫力のあまり、それ以上の詮索が出来ずにいた。
「しかし…本当に不気味な連中よね」
まるで人形のように無表情でただ本拠地を巡回しているその【モルフ】を見て、
ソーニャは苦笑いをする。

彼女は彼らが嫌いだった。
ソーニャは命令に逆らった者、成果を出せなかった者はとことん処分するのだが、
彼女は処分する際の『無能な連中の哀れな姿と断末魔の叫び』を聞く瞬間に、
一種の快楽を見出し、それで自分を満たしていた。
しかし、彼ら【モルフ】はそんなソーニャの期待に応えることも出来ず、処分する瞬間も、
ただ自分の運命を無表情で受け入れているのが、とてつもなく腹ただしかった。
8893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/19 00:49 ID:pR9oM0Gz
「しょせんは人形…。ネルガル様の発明でも、これだけは好きになれないわね」
そのときである。転移魔法で彼女の前にある人物が姿を現した。
「ウルスラね…」
【蒼鴉】ウルスラ。黒い牙の最も能力の高い4人の牙【四牙】の一人。
冷徹な性格だが、その美貌は素晴らしく、黒い牙の男たちの目を常に引いていた。
「ウルスラ、ただいま戻りました」
その美しき暗殺者はソーニャの前で膝まづく。
「ウルスラ…。可愛い私の忠実な僕…。いつもご苦労様」
ソーニャは彼女に優しい笑顔を見せると、靴を脱ぎ、素足を彼女の目の前に差し出す。
「ああ…。ソーニャ様…」
ウルスラは嬉しそうにその出された足を舌で丁寧に舐め始めた。
「うふふ。いいわよ、ウルスラ…。さっき、むかついてモルフを一人蹴り殺したの。
 あの汚らわしい連中の匂いが残らないよう、今日は特に入念にお願いね…」
「は、はい…。ソーニャ様が望まれるのであれば…」
言われたとおり、ウルスラは足の裏や足の甲だけでなく、足の指の間や、
すねまでも丁寧に舌で舐める。しかし、彼女はそれを嫌がることなく、
むしろそれでソーニャが喜んでくれると思うだけで、嬉しくてしょうがなかった。
9893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/19 00:49 ID:pR9oM0Gz
「さてと、仕事の件だけど、あの兄弟は捕らえたのかしら?」
一通り、足の『お掃除』が終わると、ソーニャは彼女に尋ねた。
「は、はい…。姉の方は現在はリキアにある古城に捕らえました」
「弟の方は?」
「そ、それは…」
ウルスラはとたんに言葉を詰まらせる。ソーニャを失望させたくないからだ。
「弟の方はどうしたのかしら?」
「…ぁ…」
ソーニャは足で黙り込んでいるウルスラの股間部分を押した。
足を舐めて興奮したのか、服の上からでもそこが湿っているのがわかる。
「さぁ、ウルスラ。正直に答えなさい…」
そう言うと、ソーニャはその足をぐりぐりと押し付けるようにウルスラを刺激する。
「あぁ…弟の方…は…くぅん…」
「弟の方は?」
「申し訳…ありませんが…あはぁ…逃がして…しまい…ました……」
「そう…」
ウルスラの報告を聞くと、ソーニャは足の動きを止める。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
ウルスラのほうは物足りないのか、物欲しそうな目でソーニャを見つめ、
股をしきりに擦りあわせている。
「ウルスラ…ニニアンの確保できたことは私もとてもうれしいわ…」
ソーニャはそう言うと、ウルスラと唇を重ねる。
「あぁ…ソーニャ様…ん…ありがとうございます…」
ウルスラは目を潤ませながらそのまま愛しい主と舌を絡ませる。

10893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/19 00:50 ID:pR9oM0Gz
ウルスラにとって、ソーニャは憧れの存在であった。
自分よりも美しく、強く、そして冷徹であるソーニャ…。
いつしか彼女のソーニャに対する思いは、ただの憧れだけでは収まらなくなった。
そして、ソーニャもそれに気づき、ウルスラが期待にこたえると、
こうしてウルスラを愛してやるのだが…
「しかし、ニルスの方を逃がしたことは許しがたいことだわ」
重ねた唇を離すと、突如ソーニャは人が変わったかのように乱暴に、
ウルスラを地面に叩きつけるように突き倒した。
「ウルスラ…私が常に完璧を求めているのは知っているでしょう?」
そして、そのまま彼女に跨ると、平手でその顔を打った。
「あっ!!…も、申し訳…ありません……」
赤く腫れ上がった部分を手で押さえ、涙目になりながらソーニャに謝るウルスラ。
「…謝ればいいというものではないことも教えたはずよ?」

パシン!

今度は反対側の頬がたたかれる。
「ああ…ソーニャ様、お許しください……どうか…どうか…」
ウルスラは両手を合わせて、ソーニャに懸命に詫びる。
ソーニャに嫌われたくない。自分を見捨てないで欲しい。
【四牙】のプライドはソーニャの前では消え去っていた。
「ウルスラ…。あなたは本当に可愛い僕よ…」
途端にまた優しい笑顔を浮かべると、
ソーニャは先ほど自分がはたいたところを優しく撫でてやる。
11893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/19 00:52 ID:pR9oM0Gz
「だから、許してあげる…。
 でも、いつもどおり、『お仕置き』をしなくてはね…」
『お仕置き』と聞いても、ウルスラは嫌がる様子もなく、
ただソーニャが自分を許してくれると聞いただけで、顔が明るくなった。
「あぁ…お優しいソーニャ様…。この役立たずをどうかいっぱい『お仕置き』してください…」
ウルスラは嬉しさのあまり、ソーニャの胸の中に顔をうずめる。
ソーニャもそんな彼女の頭を優しく撫でた。
「可愛い可愛いウルスラ…。じゃあ、いつもの通り、『あの部屋』で待ってなさいね」
「はい…。準備をしてお待ちしてます…」
ソーニャから体を離すと、ウルスラは一礼をして、彼女の前から姿を消した。
「ふふふ。さて、これからどうやって『お仕置き』してあげようかしら?」
ソーニャの顔が卑屈に歪んだ。



とりあえず、ここまでです。
次からメインのソーニャによる『お仕置き』がはじまります。
12名無しさん@ピンキー:03/05/19 02:39 ID:7Q9DowdT
イイ!!
13名無しさん@ピンキー:03/05/19 07:30 ID:8pCuZCrz
新スレおめでとうございます、と速攻落ち防止カキコ。

>>7
お疲れ様です。
>…まだこのスレも残ってるし、先にこっちを使い切らせるべきだったかな?
落ちる危険がなくなるまでは、こちらの方が良いと思います。
14名無しさん@ピンキー:03/05/19 07:43 ID:giKvZe7+
ハァハァ
15名無しさん@ピンキー:03/05/19 11:45 ID:WutR7Hpb
リン×ヘクトル×フロリーナの3Pか、
エリウッド×ニニアンの獣姦ネタきぼん。
16名無しさん@ピンキー:03/05/19 13:27 ID:ztVWeP+C
竜ニニアンにはさすがにハァハァできない(w
17名無しさん@ピンキー:03/05/19 17:14 ID:mClXUtql
おつかれ!
俺はニノ×レベッカのレズモノキボーン
18名無しさん@ピンキー:03/05/19 17:46 ID:Sq4kS8em
ネルガル×(←)リムステラキボンヌ
19名無しさん@ピンキー:03/05/19 20:06 ID:ppnLasPm
つーかエリウッド×ニニアンは想像つかねー
多分尻尾とか生えてるだろうし(w
20名無しさん@ピンキー:03/05/19 20:13 ID:17Pk0Zjj
エルク×セーラは需要ありますか?

以前レベッカを書いたのですがまた性懲りもなくやって来ますた。
21名無しさん@ピンキー:03/05/19 20:19 ID:zP/kpumr
>>20
どんどん投下キボーン!
というか今すぐキボーン!
22名無しさん@ピンキー:03/05/19 20:40 ID:3d8i+faJ
シチュエーションが想像できないだけに楽しみだなぁ
エルク本気でウザがってる感じだし。
23名無しさん@ピンキー:03/05/19 23:05 ID:pVZAf7An
>>22
セーラが主導権握る逆レイプ…。
(;´Д`)ハァハァ
24名無しさん@ピンキー:03/05/19 23:14 ID:o+eGdeMR
エルクは誰が相手でも主導権握られっぱなし(w
25名無しさん@ピンキー:03/05/19 23:42 ID:fD8Mzxng
>>24
だがそこが可愛い
26名無しさん@ピンキー:03/05/20 11:48 ID:wMqoWZqh
>>23
いや、むしろコケにされ続けて切れたエルクたんがセーラたんに襲い掛かる方が萌える。
27名無しさん@ピンキー:03/05/20 12:20 ID:vIrcyVNB
>>26
前にあったマルジュ×エリシャみたいな展開まんまだねぇ(w
28893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/20 14:56 ID:klyez3JV
今日は大学が早く終わったので、これからまた執筆再開。

そういえば、ソーニャって何歳なんでしょう?
やはり30は超えてるんでしょうかね?
いや、ちょっとその辺の描写を入れたいので…。

>>26
実は、コウメイのセーラものはコウメイ+エルクのセーラ陵辱にするつもりです。
>>20氏もセーラモノを書く、ということで、被らないといいですが…。
ちなみに、>>27さん。
あれよりもセーラには酷い陵辱を受けさせるつもりですw
29名無しさん@ピンキー:03/05/20 16:29 ID:xnKHnv0D
>>28
ソーニャはモルフだから年齢は関係ないと思うます
30名無しさん@ピンキー:03/05/20 17:08 ID:nlSS4Fhv
>>28
年齢的には32くらいか?
>>29
いやぱっと見たときの年齢だよ。
31名無しさん@ピンキー:03/05/20 20:59 ID:kIfl8vp1
前スレのヘクトルとフロリーナ(・∀・)イイ!
ただし、オチに(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
32名無しさん@ピンキー:03/05/20 22:38 ID:JJjH/j1M
前スレ984禿乙!本番前からハァハァだたよ。
オチワロタ。
33名無しさん@ピンキー:03/05/20 23:17 ID:Os88+nx4
殺意の波動に目覚めたリンが流星剣かましそうなオチにワラタ。
34名無しさん@ピンキー:03/05/20 23:42 ID:gZr9f1tO
ヘクトルは今夜が山だ
35名無しさん@ピンキー:03/05/21 00:20 ID:q60JWCpI
>>28
オリジナルキャラが出てくるのは893さんのSSだけ!!
36893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:27 ID:DHOShjql
今晩中に仕上がるかな?と思ったら、突如ネタが浮かんでしまい、
さらに長くなってしまったため、きりのいいところまでまたウルスラものをうpします。
>>7〜11の続き


しばらくして、ソーニャは『その部屋』へと向かった。
そこはもともと黒い牙の拷問部屋の一つであるが、
ソーニャが後妻としてここに来たときから、その部屋は彼女専用の部屋となった。
通称『薔薇の園』

ギギギ…
古びた木製のドアが嫌な音を立てて開く。
そこからむあっとした空気が流れ出てくる。
ソーニャはその部屋に足を踏み入れた。
「あ…ソーニャ様…」
部屋の中央では、ウルスラが全裸になって彼女を待っていた。
その時の格好は、手を天井からぶら下がっている鎖で縛りつけ、
そして、自分自身は木製の三角形の頂点が上になっている板、
いわゆる三角木馬と言われるものの上に座っているという状態だった。
「ウルスラ…。私がしたかったことが分かっていたみたいね」
ちょうど、『お仕置き』をする側であるソーニャも、
今日はこの三角木馬を用いようと考えていたのだ。
「は、はい。褒めていただき…光栄です」
嬉しそうに返事をするウルスラの顔は既に赤みを帯びており、呼吸も荒れている。
37893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:28 ID:DHOShjql
ソーニャが靴音を響かせながら、彼女の周りを回りながら観察する。
汗ばんだ背中。
尖りはじめている乳首。
だらしなく垂れている涎。
そして…
「私が来るまで我慢が出来なかったのかしら?」
三角木馬の変色している部分を触ってみると、ぬるっとした感触がした。
しかも、それはまだ暖かく、つい先ほどここに染み込んだものであることがわかる。
「あ……その…あの…」
体をもぞもそと動かしながら、恥ずかしそうにうつむくウルスラ。
そんな様子は、ソーニャにとっては虐める格好の材料となる。
ソーニャは意地悪く笑みを浮かべながら、ぬるぬるしている指を口に入れる。
まるで木の中でろ過されたかのように、口の中に広がる味は、
非常にクリアな甘酸っぱさであった。
「いやらしい娘…。こんなにおいしいお汁を出して…。
 そんなに私の事が待ち遠しかったのかしら?」
「は、はい…。私はソーニャ様の『お仕置き』が待ち遠しくて…」
「つい、この木馬に股間を擦り付けて、オナニーしていたのね?」
ソーニャの言葉に、ウルスラはこくんと頷く。
「ふふふ。正直な娘…。」
ソーニャはウルスラの顔を優しく手で包み込むと、顔を近づけ、唇を重ねる。
「ん…んあ…んん…ソーニャ…さまぁ…」
ウルスラは、ソーニャを求めるように、自ら彼女の口に舌を割り込ませる。
絡み合う舌。
嬉しそうにソーニャの口内を味わっているウルスラの口からはさらに唾液が溢れ、
青く茂った秘部からは、さらに甘い汁が垂れてきており、
それが彼女の乗っている木馬にさらに染み込み、
ぽたぽたとその木馬からろ過された液が地面に滴り落ち始めた。
38893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:29 ID:DHOShjql
ソーニャは口を絡ませながら、その液でできた水溜りを素足で触り、
そのぬめぬめとした感触を感じると、指を鳴らす。
すると、部屋に二人の男のモルフがやって来た。
そして、ソーニャがその足を彼らに差し出すと、膝まづき、
その足についた液体を舐め始めた。
無表情でソーニャの足についた、ウルスラの出した汁を舐める彼らを見て、
ソーニャも満足そうに目を細めた。
そして、ウルスラから口を離す。

「あ…」
長い時間口付けを交わしたためなのだろう。
太い唾液の橋がお互いの舌を繋いでいた。
「ウルスラ…あなたは本当にいやらしいわね」
「え?」
意外そうな顔をしているウルスラに、ソーニャは指でその指し示すところを見てみろ、と答える。
「あ…」
ソーニャの指し示したところ、すなわち彼女の足先のところでは、
モルフたちが自分がいつも掃除する場所を黙々舐めていた。
「く…!この人形が!!そこは私のものよ!」
自分の大事なものを奪われたような嫉妬心を抱いたウルスラは、魔力を溜めだした。
そして、それをその「造られたモノ」達に発射しようとしたところで、
その腕を他ならぬソーニャに掴まれた。
「だめよ、ウルスラ…。これは、私が彼らにさせたことなの」
「ソ、ソーニャ様自身が…?」
ソーニャは黙って頷くと、とたんに声を殺して笑い出した。
「あなたのお汁が地面に垂れて私の美しい足を汚したの。
 だから、彼らに綺麗にしてもらってたんだけど…」
そう言うと、ソーニャはモルフたちに目配りをする。
すると、モルフたちはさっさと着ていた服を脱ぎ始め、
恥ずかしがる様子もなく、自らの全てを二人にさらした。
39893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:30 ID:DHOShjql
「あ…」
ウルスラが思わず声を出してしまう。
感情を持たない人形である彼らだったが、ウルスラの汁を舐めて興奮したのか、
その股間についているモノはそそり返っていた。
「ネルガル様も細かいわよね。こんな人形に、勃起させる機能をつけるだなんて…」
ソーニャは嬉しそうにそう言うと、一人のモルフのモノを指でなぞる。
ぴくんとその触られた男の根は反応し、膨らんだ先端にある割れ目からは
透明の汁が少しだが分泌された。
「あら?もしかして、この人形、生殖活動も可能なのかしら?」
意外な事を偶然知り、ソーニャは不気味に笑いながらウルスラに視線を向ける。
「ソーニャ様?」
「うふふ。モルフと人間の子ってどんなのでしょうね?」
ソーニャの目は本気だった。
途端にウルスラからサーッと血の気が失せていく。
ウルスラもソーニャ同様、モルフには嫌悪感を抱いていた。
そのため、愛するソーニャの命令であろうと、モルフに抱かれ、
孕ませられることは、彼女のとって最大の屈辱であった。
「お、お願いです!そ、それだけはご勘弁を!!」
自分の中にある疼きなども忘れ、ソーニャに必死にすがるウルスラ。
しかし、ソーニャが予想通りの彼女の反応を大いに楽しんでいるようで、
そんなウルスラをあざ笑うかのように笑みを浮かべている。
「そうよね。ウルスラの欲しいのはコレですものね…」
40893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:31 ID:DHOShjql
そう言うと、ソーニャはおもむろに服を脱ぎ始める。
既に30は過ぎているように見えるソーニャの裸体は、
女としての魅力を十分に出している。
非の打ちようのない、その整ったプロポーションにブレンダンが虜になるのも無理はない。
ウルスラにとって、もちろん自分よりも数段上の「女として」の彼女の体も興味はあるが、
それよりも興味を引いているのは、
『お仕置き』や『ご褒美』のときに魔法で股間に生やしている、男性の性器であった。

「あぁ…ソーニャ様のペニス…」
モルフのモノとは比べ物にならないほど、大きくて太いソーニャの擬似の男根。
それを、自分の秘所に入れたくて、またウルスラの股間がうずうずしてくる。
「ウルスラ…欲しい?」
手で、その勃起したペニスを物欲しそうな顔をしている雌犬に見せびらかすソーニャ。
そのペニスの動きから目が離せなく、思わずウルスラはつばを飲み込んだ。
「ほ、欲しいです…」
そして、予想通りの答えが返ってくる。
「そう…。欲しいのね…」
「はい…。ぜひ、ソーニャ様のペニスを私のアソコに…お願いします…」
またウルスラは興奮で息が荒れ、木馬からまた汁が滴り落ち始めた。
ソーニャはそれを見て、ますますウルスラを虐めたくなった。
「いいわよ。お望みどおり、これであなたを貫いてあげる…」
それを聞き、ウルスラの顔が明るくなった。
まるで、おもちゃを買ってもらった子供のようであった。
「でもね、私が来る前にオナニーしていたのは許せないわ。
 私の目の前でさせようと思ったのに…」
41893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:32 ID:DHOShjql
ソーニャはそう言うと、壁にかけてあるムチを手に取り、そこで軽く素振りをする。
ひゅんひゅんと風を切る音が狭い部屋に響き渡った。
「いい感じね…」
一通り、それの使いやすさを確認すると、それをそのまま持ったまま、ウルスラに近づく。
「ソーニャ様?」

パシン!!

返事の変わりに、乾いた音が部屋にこだまする。
「あぁ…いい音…」
「あ…くぅ…」
その音を聞いて悦に入っているソーニャと、対照的に涙を流しているウルスラ。
「ふふふ。痛い?」
「そ…そんなこと…ないです…」
しかし、ソーニャに尋ねられると、ウルスラはそう答えてしまう。
背中に出来た血の滲み。
痛くないはずがないのだが、正直に答えてはますますソーニャを失望させてしまうからだ。
「そうよね。この程度の傷、痛くないわよね」
ソーニャはそう言うと、ウルスラのその傷を口で吸った。
「っ…!!」
ウルスラにまた激痛が走る。しかし、悲鳴をあげることは出来ず、唇をかみ締める。
「ふふふ。やはり痛くないみたいね…。安心したわ。
 あまり、可愛いあなたに痛い思いはさせたくないからね…」
「お心遣い、感謝します…」
「それじゃ、もう一発…」

ピシッ!

「――――っ!!」
「もう一発大丈夫かしら?」
42893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:33 ID:DHOShjql
ピシッ!

途端に、ムチの音が短い間隔で鳴り響く。
しかし、初めはムチの激しい痛みで涙したウルスラも、
休みなしに叩かれる事でその痛みの奥に快楽を見出し、

ピシッ!

「はぁん!!」
ムチがなるたびに、嬉しそうな声を出し始めた。
「ふふふ。気持ちいいの?」
またムチが心地よいくらいに乾いた音を響かせ、白いウルスラの背中にまた一つ、
赤い痕を刻んでいくが、
「ああ…もっと…もっと…」
ウルスラは嫌がるどころか、さらにそれを要求しだした。
「ムチがそんなに気に入ったの…。じゃあ、次回からもこれで虐めてあげるわね」
耳元でソーニャがそう囁くと、ウルスラの顔が輝いた。
「さてと、それじゃあムチに耐えたご褒美をあげないといけないわね」
ソーニャが後ろで控えていたモルフに目配りをし、彼らによって、
ウルスラは三角木馬から下ろされ、繋がれていた手首の封印も解いた。
43893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 01:34 ID:DHOShjql
「ほら…。あなたの好きな私のペニスよ…」
そして、快楽を与え続けていたものから開放されて、
少し息を切らせている彼女の眼前に、擬似の生殖器を突きだした。
「はぁ…はぁ…」
ウルスラのせっかく整ってきた呼吸も、また乱れ始める。
「舐めなさい」
たったそれだけの言葉でソーニャはウルスラに命令をする。
ウルスラの目の前にあるソーニャのペニス。
先ほどからの自分の乱れる姿で興奮したのか、
ソーニャのそれは、はちきれんばかりに大きくなっており、
びくんびくんと脈を打っている。
ソーニャ様が私のいやらしい姿を見て興奮してくださる。
ウルスラは嬉しくて仕方なかった。
「はい」
それだけ言うと、ウルスラはためらうことなく、それを口の中に含んだ。


とりあえず、ここまでです。次から本番シーンですが、大体は出来ているので、
何かしら急な用が入らない限り、明日にはうp出来る予定。
44名無しさん@ピンキー:03/05/21 09:56 ID:4/JewyGC
全スレ984さん

               ∩
               ( ⌒)     ∩_ _
              /,. ノ     i .,,E)
             ./ /"    / /" .
   _n         ./ /_、_   / ノ'
  ( l    _、_   / / ,_ノ` )/ /_、_   
   \ \ ( <_,` )(       /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//

イイモン見せさて貰ったよ……
45名無しさん@ピンキー:03/05/21 11:04 ID:BT04pwi+
>前スレ984さん
ヘクフロヨカタ━━━━━(T∀T)━━━━━!!
感動した…。オチも(w
46名無しさん@ピンキー:03/05/21 14:20 ID:Ccxz1nSA
ヘクトルはドーテイだとばかり思ったyo!

やり手の彼もイイですな〜
ヘタレな彼も見たいたい奴がここに一人…
47名無しさん@ピンキー:03/05/21 17:25 ID:8fFRj2yb
              ,,___,,,,,,,,,,,,__
           __,,/ ,,........    ̄¬;;,,,
       __/ ̄/  ̄/⌒       \,,
      ,,,/   ∠/ ̄            \,,,
     ,/                       ̄⌒\
    /     / ノ    ∧ \    ,,  ヾ    ヽ
    |     ,/ /  /| ./ ヘ  \   ヽ   ヾ   )
    |    /| .|  / .| |   ヽ  ,ノヽ   ) ヽ  ヾ ノ 
    |   ,/__| |  |  ,∨_____ | ノ )  ノ|  |  ∧ノ
    .(   ,,:ヘ,, |  |  ___,,,,,,__ヽヽノ ) ,___ノ ノ  ノ
     ヾ | ∩,, ヽ ヽヽ ヽ__ノヽ   ノ ノ,,,,|/  丿 
     ヾ ヽ丶」 ,ヾ ヽ      丿,ノイ_丿ソ ノ     ねえ、あなた・・・イクのは怖い?
      ヾ \__ノ  |\丿       ヽ   | ノ   
      ヾ  ◎ヾ |          ,ゝ  / )    
       ヾ   | |      ..__  __..  / )    
        ヾ丿| | \        ,,/◎ |    
         |  | |  ヽ      ,/  |  |    
         人.. ,| |    \,,,__,/    | ノ    
       /  \∨___    |      | |
   ,,/ ̄ヽヽ    ̄  く°∨ノ入    / ノ
,,/  \  ヽ,,___ヽ::,,,,___ \ ソノ  \,,__ V
48名無しさん@ピンキー:03/05/21 17:45 ID:KNa2BVX5
へたれはヒースの専売特許だと思いたい
49( ´∀)・∀):03/05/21 23:55 ID:ZBk17FKd
「2chは5,6人以上逮捕された犯罪者が居るので
2chは全員、犯罪者だと思っていいと思います。
私の友達と私が被害を受けたのは本当の事実なので。」
(HPより抜粋)
http://members.tripod.co.jp/nichkirai/index.htm
この2ちゃんねるを罵倒しているサイトである
2003年5月21日午前0時を以て
攻撃開始。
他のスレッド・板にコピペしてくれ。
これは我々2chねらーに対する挑戦であり
善良な2chねらーを巻き込ませようとしている悪の芽を摘むことを決定した
間引きをすることにより、2chの秩序を保つのだ
50893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 23:58 ID:RYm/qZDD
>>36-43の続き。


「ん…ちゅば…あん…おいし…」
ウルスラがフェラを始めてすぐに、ソーニャのペニスからは先走りの汁が出てきた。
その苦味を満喫すると、ウルスラはさらに刺激を与えるため、
その立派なものを豊かな胸に挟み、それで扱き始めた。
「あぁ…いいわよ…ウルスラ……気持ちいい…」
ウルスラのパイズリに、ソーニャも気持ちよさそうな声を漏らす。
それを聞くと、ウルスラも得意になってさらに胸の反復運動を早める。
「ソーニャ様…どんどん気持ちよくなってくださいね?」
「ええ…すごいわ……。擬似的なものとはいえ、精子がどんどん昇ってくるわ…」
「ソーニャ様、イキたければ、自由にどうぞ…」
「そうね…。じゃあ、イカせてくれるかしら?」
「はい…」
ソーニャの命を受け、ウルスラは胸で扱きながら、舌も動かす。
「ん…んあ…ん…ちゅ…」
わざと音を立てながら、ソーニャのペニスをしゃぶるウルスラ。
そして…
「―――っ!出すわよ!!」
51893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/21 23:59 ID:RYm/qZDD
ビュクビュクビュク!!
「んんん!!」
いきなり大量の精子がソーニャの擬似の男性器から放出され、
ウルスラは苦悶の表情を浮かべる。
「こほっ!こほっ!」
咳き込むと同時に、白濁した液体が口元からどろりと流れ落ちる。
「ウルスラ…全部飲まなきゃいけないじゃないの…」
ソーニャは苦笑すると、彼女の口元から垂れているそれを舌で舐め取り始めた。
「…我ながら濃くておいしいわ。ウルスラ、おいしかったでしょう?」
「は、はい…。全部飲めなくて非常に残念です…」
咳き込んだときに、半分ぐらいの精液が外に漏れてしまったため、
ウルスラは本当に残念そうな声を出した。
ソーニャは、しょげている彼女の頭を撫でるとそのまま彼女を床に押し倒した。
「ウルスラ…。安心なさい、これから下のお口にいっぱい注いであげるからね…」
そう言うと、左手の薬指で花弁の中をかき回す。
くちゅくちゅと卑猥な音がそこから鳴っていた。
「ああ…。ソーニャ様…。このウルスラをいっぱい愛してください…」
「いいわよ…。私にすべてを委ねなさい」
ウルスラがそれに黙って頷く。
ソーニャはもう一度、ウルスラと軽く口付けを交わすと、
再び大きさと硬さを取り戻したペニスをウルスラの膣内に挿入した。
「ああ!!いいぃぃぃ!!!」
とたんにウルスラが嬉しそうによがり始める。
「ふふふ。本当に欲しかったみたいね…。ほら、どんどん突いてあげる…」
一旦根元まで差し込むと、全部引き抜き、そして一呼吸置いて、また根元まで深く差し込む。
「はぁぁ…すごいです…ソーニャ様のが……何度も…はぁん!!」
「気持ちいいでしょう…。徐々にスピードを速めるわね」
ソーニャは時には激しく、ときには緩やかにウルスラを突く。
緩急のついた動きに嬉しそうに喘ぐウルスラ。
ソーニャが自分には及ばないものの、かなりのプロポーションを持っている彼女の、
ウエストに指を走らせると、そこからぞくぞくと刺激を感じ、
ウルスラはさらに昂ぶっていった。
52893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/22 00:00 ID:BTz+j8wb
「ソーニャ様…だ、だめです…オチ○チ○が擦れて、私…私!!」
体の奥底から湧き上がってくるモノを感じ、
ウルスラの喘ぎ声は一段といやらしいものになっていく。
「イクのね…ウルスラ、イクのね?」
ソーニャはにやにやと笑いながらそう尋ねると、膨れ上がった豆をくりっと摘む。
「あああああ!!イ、イキます…!!あ…ああ…も、もうだめです…!!」
びくんとウルスラの体が大きく跳ねあがる。
「ふふふ。一緒に…イキましょう…」
ソーニャも自分を昂ぶらせるため、
男性器の下についている女性としてのものの秘核を先ほどと同じように摘む。
「ああ…ウルスラ…いくわよ…」
一通り刺激を与えると、終焉を迎えるため、ウルスラのくびれたウェストを掴み、
腰を激しく打ち付ける。
「ソーニャ様!ソーニャ様!あ…ああああああああ!!!!」
先ほど豆を摘んだときよりも、さらに大きく仰け反りかえり、ウルスラは絶頂を迎えた。
「ウルスラ…出すわよ…」
その際の締め付けで、ソーニャにも限界が訪れ、ウルスラの中に精を解き放った。


「ふふふ。気持ちよかったでしょう?」
繋がったまま、ソーニャはウルスラの頬を優しく撫でる。
「はい…。でも、まだまだ足りません。
 もっと…このいやらしいウルスラをめちゃくちゃに犯してください…」
ウルスラの目はいやらしく潤み、まさに堕ちた女の顔をしていた。
「可愛いわね…。もっともっと、私の【エーギル】の入った精子を注いであげる…。
 これでより私と同じ完璧な人間に近づけるわよ…」
「ああ…うれしいです…」
そして、再び二人の口が重なり合い、しばらく二人はそれを楽しんでいたが…。
53893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/22 00:00 ID:BTz+j8wb
ドンドンドン!
「母さん、ここにいるの?」
突如扉をたたく音と、そして、ソーニャにとっては忌々しい高い声が聞こえてくる。
「ニノ、一体何の用なのよ!」
ソーニャは怒気を込めて、形の上だけの娘に怒鳴りつける。
「ご、ごめんなさい…。で、でも、父さんが探してたから…」
ソーニャは思わず舌打ちをした。
これからさらにウルスラとの愛の契りを楽しもうと思っていたところに、
厄介な人物が帰ってきてしまったからだ。
そうなると、今度はあの男の妻として、望みもしないセックスをしなくてはいけない。
彼女は、女はウルスラ、男はネルガル以外と性交渉はしたくなかったのである。
「そういうときは、気を利かせて『仕事に行っている』とでも言っとけばいいのよ!」
ソーニャは怒りを露にしたまま、脱いだ服をまた身のまとう。
「ソーニャ様…」
ウルスラのほうは裸のまま、いとおしそうな表情でソーニャを見つめている。
「ごめんね、ウルスラ…。その代わり…」
ウルスラの目の前に二人の裸のモルフが立ちはだかる。
「彼らで楽しんでで頂戴…。また、明日の朝にここに来るからね」
「え?ソーニャ様?」
ウルスラが思わず立ち上がろうとすると、モルフに肩を掴まれ、
また薄汚いレンガの床に押し倒される。
そして、一人のモルフが大きくなった股間についたものを、彼女の花弁に近づけてくる。
「ウルスラ。まだお仕置きは終わってないのよ?
 どちらにしろ、先ほどモルフの生殖機能を見た際に、
 あなたがモルフにレイプされることは『お仕置き』に含まれてるの」
「ソ、ソーニャ様!お、お願いです!モルフだけは!!」
必死にソーニャにウルスラはすがるが、
「どうせなら、子供も孕んでくれると面白いのだけれどもね」
そう言うと、部屋から出て行った。
古びた木製のドアの向こうから、愛しい人が生意気な小娘を叱る声が聞こえてくるが、
その声もやがて聞こえなくなった。
54893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/22 00:01 ID:BTz+j8wb
「ソーニャ様?」
しかし、返事はない。
「ソーニャ様? ソーニャ様ぁぁ!!」
必死にその名前を呼び続けるが、やはり返事はなく、
代わりに汚らわしいモルフのペニスが花弁に当たる。
「あ…あ…あ…」
ずぶ…
そして、その先端がウルスラの膣内に飲み込まれた。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ウルスラの悲痛な叫び声が部屋に響いたが、モルフは代わる代わるにウルスラを犯し続けた。


翌日。
タオル一枚を体に纏っているソーニャが朝一番にその部屋に戻った。
「ウルスラ、元気?」
コンコンとそのドアをノックする。
「んむ…んんん…」
しかし、返事はなく、逆にうなるような声が聞こえてきた。
「ウルスラ?」
不審に思ったソーニャが部屋の中に入る。
「!!」
部屋の中ではいまだにモルフがウルスラを四つんばいにして犯し続けていた。
ウルスラが魔法で抵抗したのだろう。
ところどころ、部屋の壁はファイアーで焼けた跡がついていたが、
いまやその詠唱をする口を、片方のモルフのペニスでふさがれていた。
そして、もう片方のモルフが後ろから激しく突き続けている。
「………!!」
無表情のまま、モルフが腰を最奥まで押し込む。
そして、結合部からごぷごぷと何度も射精されたために入りきれない精液が零れる。
陵辱が行われている周辺は、モルフの白濁した精液と、
ウルスラの愛液で見るに耐えないほど汚れてしまっていた。
55893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/22 00:02 ID:BTz+j8wb
「人形が…。調子に乗るなんて10年早いわ!!」
自分の愛玩具を自分がさせたとはいえ、予想以上に弄ばれたことに腹を立てたソーニャが、
フィンブルの魔法を唱え、モルフたちは一瞬にして氷塊とかした。
「この…くされチ○ポめ!!」
そして、長い足から強烈な蹴りを繰り出し、その氷塊を砕き、
とどめにはエルファイアーで跡形もなくそのモルフたちを消し去った。
「ソーニャ様…」
やや疲れた表情をしていたが、ソーニャが戻ってきてくれたことで、
ウルスラが嬉しそうに笑みを浮かべた。
「ああ、可愛いウルスラ…」
そのウルスラの顔を、ソーニャは胸に抱きよせる。
「私が愚かだったわ…。こんなに白濁液にまみれて…」
「ソーニャ様…」
ウルスラも思わずソーニャの背中に手を回し、その手に力を入れる。
「そのお気持ちだけで嬉しいです」
ソーニャが自分の身を真剣に案じてくれたことに非常に感激し、
ウルスラは思わず涙をこぼした。
「もう、あんなモルフは二度と使わないわ。
 あなたをめちゃくちゃに犯していいのは私だけ…」
「はい。私もそう思っております…」
そのまま、二人は長い抱擁を交わす。
56893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/22 00:02 ID:BTz+j8wb
「私、そろそろ仕事に戻ります」
やや名残おさそうに、ソーニャから体を離すと、ウルスラは服を着始めた。
「そう…。がんばってね。やはり『お仕置き』よりも『ご褒美』をあげたいから…」
ソーニャはニノの前では決して見せないような優しい笑みを浮かべた。
「はい…。ご期待に沿えるよう、今日もあなた様のために頑張ります」
ウルスラは一礼をすると、転移魔法でアジトから消えた。
「ウルスラ…。私のかわいいウルスラ…。」
ソーニャは天井を仰ぎ、自分のもっとも可愛いおもちゃの名前をつぶやく。
「頑張ってね…。ネルガル様に言って、もっとちゃんとしたモルフをもらってくるから」
口元を歪めると、ソーニャはその部屋を出た。


そして、ウルスラは今日もこの部屋で、
『ご褒美』と『お仕置き』をたっぷりと愛しいソーニャ様から賜るのだった。

〜終〜
57893 ◆pRlYgV5GEA :03/05/22 00:05 ID:BTz+j8wb
コレで終わりです…。
レズモノを書くのは久しぶりだったんで、ちょっと緊張しました。

それに、最後のところ、
>「私、そろそろ仕事に戻ります」
>やや名残おさそうに、ソーニャから体を離すと、ウルスラは服を着始めた。

名残おさそうってなんだよ…名残惜しそうの間違いです…。
さてと、コウメイ物語、第4章の執筆に取り掛かりたいと思います。
58名無しさん@ピンキー:03/05/22 00:14 ID:oStUNYmF
>>57
乙!お仕置き(・∀・)イイ!
コウメイ物語の続きも待ってます。
59山崎 渉:03/05/22 02:14 ID:kEHAV9zG
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
60名無しさん@ピンキー:03/05/22 09:32 ID:XYlH1YjP
age
61名無しさん@ピンキー:03/05/22 11:46 ID:vbbfDgDp
 |  軍師               \
    |  ('A`)           ギシギシ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄        アンアン/


    |  軍師                    \
    |  ('A`)          アア、キテエリウッド!
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄          イクヨ リン!!
                   エリウッドサマワタシニモ…
                       ニニアン… /

キボンヌ
62名無しさん@ピンキー:03/05/22 17:19 ID:H9DYS/Kq
893さん 堪能させて頂きました。

大人の女のガチンコレズって、素晴らしい!!w
63名無しさん@ピンキー:03/05/22 18:21 ID:xhPt+8qv
ルイーズマダー?
64名無しさん@ピンキー:03/05/22 21:48 ID:x+NLVrbj
ルイージ「やらないか」
マリオ「うほっ!いい弟…」




ごめん…
65名無しさん@ピンキー:03/05/22 22:06 ID:Yihi4N/j
>>64をデュランダルで殺らないか?
66名無しさん@ピンキー:03/05/22 22:08 ID:0gjaPVEI
パントとルイーズは襟軍加入後もセックスは欠かさなかったのかどうか
もてない独り者達にとっては目の毒だな
67名無しさん@ピンキー:03/05/22 22:11 ID:Z56itNAQ
烈火にはアーダソ系のモテナイ系キャラがいないね。
68名無しさん@ピンキー:03/05/22 22:13 ID:YAzBsbxH
本日4周目をクリア。
フィオーラに抱きつくエリウッドの絵が良かった…
ってわけなので>>61にフィオーラの台詞も追加してください
69名無しさん@ピンキー:03/05/22 22:29 ID:XYlH1YjP
>>67
マリナス。アーダンと同じでうまくすればくっつく。
70名無しさん@ピンキー:03/05/22 23:14 ID:faN8k9+Y
何が悲しくてマリナスなんかにニノたんをくれてやらなければならんのだ
71名無しさん@ピンキー:03/05/22 23:21 ID:8JZ//TW3
アイテム整理→ジャファル→輸送隊→マリナス「何をいたしますか?」→
あずける→マリナス「あずかりますぞ」→ニノ
72名無しさん@ピンキー:03/05/22 23:41 ID:weBi0O5q
封印で主人公とペガサス三女、烈火で長女をくっつけることが出来たので次回は
ペガサス次女がヒロインで間違いないですか?
73名無しさん@ピンキー:03/05/23 00:03 ID:TWvUu0jd
【体格】
ヴァイダ:12
ダーツ:10
ヒース:9
ルイーズ、イサドラ:6
リン、フィオーラ、レベッカ:5
ニニアン、セーラ、フロリーナ、プリシラ:4
ニノ:3
74名無しさん@ピンキー:03/05/23 00:15 ID:Fg/7sQnI
女性陣の体格小さいな。
そういやシャニーたん、クラスチェンジ前って
体格4だっけ?5?
75名無しさん@ピンキー:03/05/23 00:20 ID:o5D+CL35
シャニーの初期体格は4らしい
体重40キロ前半くらいと見た
76名無しさん@ピンキー:03/05/23 00:24 ID:fxtdcVM7
25のマリナスは、ファたんの25倍
………セクースしたらたいへんな事にガクブル
77名無しさん@ピンキー:03/05/23 00:28 ID:y2sFj5uR
>>72
烈火はエリウッドとヘクトル二人が主人公でヘクトルが次女は戴いてなかったっけか。
78名無しさん@ピンキー:03/05/23 01:15 ID:7WiGDOh2
体格(クラスチェンジ後)

【男】
25:マリナス(市民時は7)
16:ドルカス、オズイン、ホークアイ
15:バアトル、ヘクトル、ワレス
13:ダーツ、ガイツ
12:ロウエン
11:マーカス、ケント、セイン、ハーケン
10:ヒース
9:エリウッド、レイヴァン、ラガルト、カレル、レナート、アトス
8:カナス、ラス、パント、ジャファル
7:マシュー、ウィル、ルセア
6:ギィ、エルク
3:ニルス
79名無しさん@ピンキー:03/05/23 01:15 ID:7WiGDOh2
【女】
12:ヴァイダ
7:カアラ
6:リン、レベッカ、フィオーラ、イサドラ、ファリナ、ルイーズ
5:セーラ、プリシラ、フロリーナ
4:ニニアン、ニノ
80名無しさん@ピンキー:03/05/23 01:17 ID:7WiGDOh2
【ついでに一部NPC】
15:ラングレン、ファーガス、ブレンダン
14:ライナス
13:ジャスポー
11:ダミアン、ウハイ
10:エリック、ケネス、ネルガル
9:ロイド
8:デニング
7:ゼフィール、ウルスラ、ソーニャ、リムステラ、キシュナ
6:ジュルメ
81名無しさん@ピンキー:03/05/23 01:19 ID:o5D+CL35
ルセアはフィオーライサドラファリナよりも体格上になるのか
かなり意外だ
と、同時にやっぱり香具師は男だったんだな、と実感
82名無しさん@ピンキー:03/05/23 01:23 ID:NKnsW9la
>>81
やつは胸毛ボーボーですから
髭も一日剃らないだけで大変なことになってしまいます
83名無しさん@ピンキー:03/05/23 03:34 ID:YwQwTEuo
どうしても劣化が多くなるな
やってないから内容が全然わからん
84名無しさん@ピンキー:03/05/23 08:24 ID:vpIPMI4y
リーフの浮気編はどうしたんだ。
85名無しさん@ピンキー:03/05/23 15:24 ID:Bq51EP98
とりあえずカアラたんの体格7には納得いかん
86名無しさん@ピンキー:03/05/23 16:36 ID:dHzcx1xv
_| ̄|○の中の人も大変だな・・・
87名無しさん@ピンキー:03/05/23 16:55 ID:1pDB3K44
ウルスラたんハァハァ
88名無しさん@ピンキー:03/05/23 21:05 ID:9Kf/giw2
ロード三人にひとりづつペガサス姉妹が割り振られてるな
89名無しさん@ピンキー:03/05/23 22:03 ID:Ijb23lAe
今更ですがレス下さった方サンクスです
またエロ書きたい気分になったらコソーリと書きにきます

次回作の主人公は一人で3姉妹制覇キボン
9089:03/05/23 22:04 ID:Ijb23lAe
名前欄忘れた…前スレ984です
91名無しさん@ピンキー:03/05/23 23:52 ID:QQ/ALIO/
只今、セーラ×エルク作成中・・・シナリオ的には、
攻エルク→受セーラという予定。日頃馬鹿にされまくっているエルク
が終に爆発。・・・・・・スイマセソ、出治してキマツ(T∀T・・・
92名無しさん@ピンキー:03/05/24 00:17 ID:RhoccNVu
なんで萌え.jpの評判が悪いんだ?
93名無しさん@ピンキー:03/05/24 00:37 ID:brlPpqw3
>>92
鯖重杉
94名無しさん@ピンキー:03/05/24 22:47 ID:lNwQj/NG
セーラ×エルクに禿しく期待
95名無しさん@ピンキー:03/05/24 22:50 ID:oi/M2Hh6
少年少女同士や童貞処女同士の性交って萌えるよね
96名無しさん@ピンキー:03/05/24 23:33 ID:MGemYAUO
ヘクリンきぼんぬヽ(`Д´)ノ
97名無しさん@ピンキー:03/05/25 00:18 ID:cFR2Qc4r
>95
ヒース×プリシラのことですか
98名無しさん@ピンキー:03/05/25 00:19 ID:StjCG7s1
>96
マターリスレにあったよ
直リンはしないが>>1のログ倉庫から探してみ。
すぐ見つかる。
99名無しさん@ピンキー:03/05/25 04:26 ID:tJxdSjwP
>97
プリシラは処女じゃないったら
ケツの方はまだ未通だろうけど
100名無しさん@ピンキー:03/05/25 12:48 ID:0UOTUffa
>99
そこは兄貴に捧げるという噂
101名無しさん@ピンキー:03/05/25 15:28 ID:gDPm//Si
期待age

セーラ関係ならエルク×セーラが人気あるみたいだけど、セーラ×マシューもイイよ。
102名無しさん@ピンキー:03/05/25 15:30 ID:M7JL196Z
103名無しさん@ピンキー:03/05/25 17:11 ID:JWXWLqhW
まあヒースはヴァイダにケツを掘られるわけだが
104名無しさん@ピンキー:03/05/25 17:40 ID:4pNZvYPm
セーラ「あんですと〜!」「きしょい事言うなや!」
等の暴言をエルクに叩きつけて欲しい。

容姿的には、エルクよりもロウエンに言う方がシックリくるが
105さんぷる??:03/05/25 17:55 ID:zVoaVVXM

「はぁ・・・」
エルクは溜息をついた。抱えている思い荷物に隠す様に、極力小さく。
しかしそんな小さな溜息も、隣りではしゃいでいる連れは見逃さなかった。
「ちょっとぉ!なにインキに溜息なんか吐いちゃってるわけ〜?」
今日何回目だろう。この連れ・・・セーラは自分が溜息を吐く度に、
子供の様に脹れっ面をして怒るのだ。エルクはまた溜息をついた。
「・・・別に。」
「もう・・・あんたって本当になに考えてるか、わかんないわよね」
そう言うとセーラは身を翻し、軽快にスキップをしながら人込みを進んで行く。
「(・・・どうして僕がこんな事を・・・)」
・・・エルクは荷物を抱え直し、今朝の出来事を回想していた・・・

この日、エリウッド軍は大きな町に停泊し、急な用事も無く、予定よりも早く
到着したので、軍の者には一日の自由行動が許されていた。
・・・今朝、久し振りにゆっくり本が読めると安心して眠りに付いていたエルクは
甲高い声で叩き起こされたのだった・・・
106さんぷる??:03/05/25 17:57 ID:zVoaVVXM
↑読み辛い環境でスマソ・・・とりあえず書き出し。
 期待外れだったらゴメソナサイ(逃亡・・・
107名無しさん@ピンキー:03/05/25 18:09 ID:RBRMl/vs
つ、続きを・・・早く続きを〜
108さんぷる??:03/05/25 18:45 ID:5GoIyE29

そう・・・セーラは買い物の付き添いを頼みに(同意が在ろうと無かろうと
結果は同じだが)、エルクの部屋を訪ねてきたのである。
当然、エルクは断ろうとした・・・断ろうとしたが・・・
『こんなか弱くて、綺麗で、可愛いシスターがお供に連れていってあげる
 って言ってるのよ?遠慮せずに付き合いなさいよ。』
・・・と強引に押し切られ・・・結局、荷物持ちにされているのだった・・・

「エルク〜!? 早くしなさいよね!」
荷物を総てエルクに持たせ、セーラはまた忙しく様々な店を物色する。
ストレスに加え、頭痛までしてきたエルクはセーラに訊ねた。
「・・・あのさ、どうして僕が荷物持ちなの・・・」
「なに?不満でも有るの??」
「不満って言うか・・・」
少し睨むセーラにエルクはまたしても溜息をつく・・・
109さんぷる??:03/05/25 19:13 ID:5GoIyE29
「何よ?」
「・・・・・・何で僕なの?別の人に頼めば良いじゃないか。
 ほら、例えばあの緑の鎧の騎士とか・・・」
「エルク・・・」
言い掛けた所をセーラに遮られる(まぁ馴れた事だが)。
しかしエルクはセーラの声がいつもと違うのに気づかなかった。
「・・・あんた、私といて楽しくないの?・・・嬉しく・・・ない、の・・・」
「? 君といると頭痛がするね。楽しいなんて一度・・・」
エルクは言葉を続けて、ふとセーラの肩が震えているのに気づく。
・・・セーラは俯いたまま、続ける。
「・・・・・・そっか・・・私、嫌われてたんだ・・・」
「セーラ・・・何言っ」
「バカッ! もうあんたなんかに頼まないわよ!!」
セーラはエルクの腕から強引に荷物を奪いとり、走り去って行った。
「!?ちょっ・・・待てよ!!」
エルクは急いでその後を追った・・・
110名無しさん@ピンキー:03/05/25 20:01 ID:Ie8s4Mba
sageろや。携帯からか?
111名無しさん@ピンキー:03/05/25 21:15 ID:e6hlZQjx
エルク×セーラキタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!!
超期待.
112 ◆lYAOAPHASE :03/05/25 21:33 ID:9IKqOoGk
初代スレ112様の前スレのランス×クラリーネ
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030525212633.jpg

前スレ984様のヘクトル×フロリーナ ※線画でスマソ
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030525212822.jpg

烈火やってないのにエロ絵を描いてしまった(……)くらい萌えました。
初エロとは思えぬ上手さに脱帽!


ところでユリウス×ティニーのSSってしつこくうpしても
よろしいでしょうか。需要なさそうですけど(´・ω・`)
113名無しさん@ピンキー:03/05/25 22:46 ID:oESjYNlL
どんどんうpしなさいな。
楽しみにしてまっせ。
114名無しさん@ピンキー:03/05/26 00:08 ID:NGUJsHkB
>さんぷる??氏

マターリスレでディーク×シャニー書いてた人でつか?
115名無しさん@ピンキー:03/05/26 01:35 ID:7lWZqbAj
>> 112 様
ありがとうございました!!前スレでランクラ挿し絵を
描かれるとあったので、ずっと待っていました!
最萌えカプ&あなたのファンなので。素晴らしいです!ヘクフロも。
ゲット出来て良かった。・゚・(ノ▽`)・゚・。シアワセ
ティニーのも待ってます!あのユリティニで、色々あってティニー嫌いに
なりかかっていたのを、覆せたので凄く感謝しています。



116名無しさん@ピンキー:03/05/26 07:42 ID:Z2uCn7Pw
>>112
神よ……そこにおられるのですか……?
117さんぷる??:03/05/26 21:33 ID:oguiHTGm
>114
それ、我の兄です。文面似てる??

がはっ・・・無理するんじゃなかった(何・・・
学校からやるんじゃなかった・・・
118名無しさん@ピンキー:03/05/26 21:47 ID:Fyc+dK9a
>>117
うん。解った。ありがとう。

解ったからsageてくれ。
119さんぷる??:03/05/26 22:02 ID:oguiHTGm
「セーラ!」
セーラは人込を掻き分け、狭い路地に逃げ込んだ。
しかし路地から出た先は壁で囲まれ、行き止まりになっていた・・・
「!」
「ハァ・・・ハァッ・・・」
エルクは息を切らしながら、セーラに近づいた。
「・・・セーラ・・・やっと追い付いた」
「来ないでよ!あっち行きなさいよ!
 私の事、嫌いなんでしょ!」
エルクは潤んだ瞳で睨みながら後退りをするセーラに更に歩み寄った・・・
「その事なんだけど・・・」
「・・・・・・」
「僕は君といると頭痛がするし、ストレスも堪るけど・・・
 それが嫌なわけじゃないんだ。・・・・・・・・・むしろ・・・」
エルクの手がセーラの頬に伸びる・・・セーラは一瞬体をびくつかせたが、
抵抗はしなかった・・・。
「僕は君に興味があるんだけどな」
「え・・・」
気づいた時には、頬にあてられていた手が服を軽くはだけさせていた・・・
120さんぷる??:03/05/26 22:35 ID:oguiHTGm
「!?エ、エルク!?」
エルクは首にかけられたマフラーを下ろすと、はだけているワンピース
を下ろし、そのままセーラを壁に押し付けた。
「ちょっ・・・何するのよ!!」
突然の事に呆然としていたセーラも、ようやく事を把握しはじめ抵抗す
るが、腕を掴まれあっさり抑えつけられてしまった。
「何するって・・・?こうするのさ・・・」
エルクが片手でセーラの両腕を抑えながら、もう一方の手で胸を揉む。
セーラは悲鳴を上げて、逃れようと必死に抵抗した・・・
「いやぁっ!・・・やめて!やめなさいよ、エルク!
 私、シスターなのよ!こんな事して、タダですむと・・・」
エルクは口を封じる様に乳首の周りを指でなぞった・・・
「あ・・・やっ・・・」
セーラは電撃が走るような感覚に思わず吐息を漏らした・・・
エルクの手は執拗にそこを弄っていく。
「嫌?体は喜んでるみたいだけど?」
「ちがっ・・・んぅ!・・・違―あぁっ」
徐々にとがってきた乳首を摘まむ。セーラは体に力が入らず、
抵抗する事も侭なら無くなっていた。
エルクは両手を使い、更にはげしく胸を愛撫する。
121名無しさん@ピンキー:03/05/26 22:44 ID:Z8FLPa9X
>>119,120
SS書くならテキストにまとめてからうpしたほうが良いぞ
大体の職人はそうしてるから
122さんぷる??:03/05/26 22:57 ID:oguiHTGm
「ほら・・・もうこんなに硬くなってるよ・・・?」
張り詰めた乳首を指で弾くと、セーラの口から甘い喘ぎが漏れた。
「やっ・・・め・・・んんッ」
頬を紅潮させ、涙目になりながらそれでも抵抗にならない抵抗をする
セーラの姿はエルクの欲望を更に掻き立てた・・・
「やっぱり素直じゃないね・・・なら、これはどう?」
エルクの手がセーラの股の間に伸びるエルクは下着の上から、
震える花びらをなぞった・・・
「はっ・・・あああぁ・・・」
そこは下着越しに触っても分かるほどに濡れている。
エルクは下着の隙間から、指を内部に滑りこませた・・・
「ひ、ぁあああぁッ!」
123名無しさん@ピンキー:03/05/26 23:27 ID:GXup4F+G
http://www66.tok2.com/home2/chiaki/

栗山千明 小○生当時の発禁写真集。
コラじゃない本物です!!!!
*URLの間違いと、画像のリンクが切れてたのを修正しました!!
(夜中は繋がりにくいかも・・・)

124前スレ984:03/05/27 03:36 ID:kb2fRJl6
>112様
ランクラもヘクフロも萌 え 死 に そ う で す
初めてを捧げてヨカッタよ……(*´Д`)ママン
ティニーたんもハァハァしながら待ってます
12596:03/05/27 22:49 ID:/HX+MH8N
遅レスだが>>98さん情報どうもです。さっそく見てきますた
f×リンは当然ながら、マシュー×レイラがヨカタ(*´Д`)
ダメぽ氏はこっちで書いてくれないのか・・・
126名無しさん@ピンキー:03/05/27 23:11 ID:4naRRHlA
(´-`).。oO(前スレ806さんのルイーズ陵辱はどうなったんだ・・・)
127 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:04 ID:/ED5oq9z
レスくださった方、ありがとうございます。ファンといわれて舞い上がる自分。
前スレ984様、ヘクトル×フロリーナいずれ色塗るつもりですので。

さて、ユリウス×ティニーF?、とりあえず前半です。
暴力描写(ヌルいですが)ダメな方はすっとばしちゃってください。
ではどぞ。
128 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:04 ID:/ED5oq9z
『ひそやかな祈り』

瞳を閉じて横たわるユリウスの横で、ティニーは彼を見つめていた。そのゆるく
上下する胸の鼓動を、ただ不思議そうに見つめていた。
時を止めたような静かな空間。そこにゆらめきを感じて、ティニーはそっと身を
起こした。こぼれる銀の髪を押さえてユリウスの顔を覗き込む。

――笑って――
胸に響くその声に、ティニーは瞳を震わせる。
目の前に浮かぶ情景は、紅の髪の少年と出会った日そのまま。声はティニーの心を
とらえて離さない。まるで、今ここでつむがれた言葉のように。

『お母様は見てる。天上からきっと見てる』
お母様が……?
『そう』
天上にいらっしゃる? 私のことを、見てくださっている?
『そう。だから笑って、上を向いて笑って』
上を……上を……。
『ほら』

あのとき、私は笑えていたのだろうか。目の前の少年が、あまりに綺麗に笑うから。
私はそれに見惚れて、そして涙などどこかへいってしまった。
129 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:05 ID:/ED5oq9z
たった一度きり。伯父様に連れられて行った、バーハラでの記憶。夢か現かも
判断がつかずに、いつか消えてしまった記憶。どうして忘れてしまえたのだろう。
忘却は耐えがたき罪――けれど。けれどそれでも愛していると、それは言い逃れに
過ぎませんか。たったひとり私を救ってくださった、あなたを愛していると。
あの日……そして、今も。

温かな感情に満たされて、ティニーはまぶたを伏せた。母が元気だったころ、
よく聞かされた話を思い出す。
『眠った父様にねえ、ちゅっ、ってするとね』
頬を赤らめてひとり盛りあがる母。子供ながらに、少女のようなひとだと思ったものだ。
『見とれちゃうくらい可愛く笑うのよ。だからあたしも嬉しくなって、父様のこと
 ぎゅーって抱きしめるの』
見たこともない父に嫉妬すら覚えたほど、母は楽しそうに語っていた。その母を失って、
笑顔を忘れた私を救ってくださった方が――今、目の前にいらっしゃる。

お母様、私見つけました。かけがえのないもの。お母様にとってのお父様。
大切な、ひと。あのときのように、笑ってくださいますか?

早鐘を打つ小さな胸をそっと押さえ、ティニーはゆっくりと顔を近づけていく。
130 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:05 ID:/ED5oq9z
「妙な真似を」
「!?」
背後から声が響き、ティニーは反射的に振りかえろうとした。しかし後頭部を
つかまれ、うつ伏せのまま突き倒される。
倒れ込んだそこに、今目の前にいたはずのユリウスの姿はなかった。
後ろから回った手が、乳首をぎゅっと捻り上げる。
「痛っ! …ぁ……っ」
思わず握り締めた、ユリウスのまとった黒衣が視界を奪う。敏感な隆起を弄んだ
指が、不意に肌へと爪を立てた。
「……レンスターが落ちたぞ」
行為にそぐわぬ言葉を呟き、ユリウスはティニーの身体に爪痕を刻む。声を殺して
それに耐えながら、ティニーは首を仰け反らせた。
「落としたのはお前の伯父だ。雷精が今だに騒いでたまらぬ」
喉元を押さえつけた手から、青白い光がのたうつ。突然その魔力が膨れ上がり、
ティニーは思わず総毛立った。
「あうっ!」
ばちっ、と音をたてて、ティニーのリボンが弾け飛んだ。駆けめぐる痺れとともに、
全身から力が抜ける。
「アルスターへ戻って、ようやくお前がおらぬのに気付いたらしい。
 よかったな、迎えがくるぞ」
「迎……え?」
ティニーは呆然とユリウスを見上げた。仄暗い室内が歪み、さらに闇へと沈んだ気がした。
131 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:05 ID:/ED5oq9z
「どうした。嬉しくないのか」
ティニーは黙り込んだまま動かない。視線をはずさぬままに、ユリウスはゆっくりと
腕を振り上げた。再びくすぶり、手の中に収束する雷。
びくん、と身をすくませたティニーを見下ろし、そのまま髪のひと束をつかんで自らに
引き寄せる。彼女の細い体は、あっけなくユリウスの腕の中に収まった。
手のひらから伝わる震え。けれどそこに違和感を感じてユリウスは眉根を寄せた。
その動悸も昂揚も、全身から発せられるのは限りない悦び。そこに拒絶の意思はなかった。

離れたく、ない。どうしたらお側にいられる?
どうしたら? どうしたら……。
その想いに突き動かされるように、ティニーの手がユリウスに向かって伸びる。
「止せ」
押し戻そうとした腕に逆らって、ティニーは彼の胸元へと手をかけた。震える手を
抑えながら、ゆっくりと衣服をほころばせていく。
徐々に露わになる肩に、胸に、ティニーの体は熱を帯びる。時折かすめる肌の感触が、
一層に火照りを誘った。
「失礼…いたします……」
潤んだ瞳でそうつぶやいて、ティニーは姿を見せたユリウス自身をそっと握り締めた。
何かを言いかけたユリウスの唇がわずかにわななく。しかしその口が音をつむぎ出す
前に、ぼうっと温かい感覚がユリウスを支配した。
132 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:06 ID:/ED5oq9z
まるで風琴でも弾くようにティニーの指が踊る。ふい、と上向いた竿の先端を
手のひらで包み込み、ティニーはそのまま唇を寄せた。
これが……いつも、私のなか…に。私のなかで、私…を……。
他に表現の術など知らなかった。陰嚢でさえその口に含んで舐めしゃぶり、
この上なく淫らに舌を出して裏筋をなぞりあげる。
完璧に仕込まれた性奴隷。奉仕こそ至福と言わんばかりの笑みを浮かべて、
ティニーは亀頭をくわえこんだ。

熱……い。指も、舌のうえ、も。熱くて……気持ち、いい。
舐めてるだけ……なのに、私…っ…。
時折苦しそうに喘ぐものの、決して離さずに吸引し啜り上げる。唾液を含んだ
舌を擦りつけ、混じった苦さを味わうように舌先で転がした。まるでそれが
媚薬ででもあるかのように、陶酔にまどろむティニーの瞳。
溢れ…て、どんどん、熱く、硬く……。もっと、もっ……と。
絶えず這いまわる手指の動きにも熱がこもり、ユリウス自身はその刺激に更に
怒張する。ぬめって光る陰茎をしごき上げながら、ティニーはさらに深く
喉奥へと呑みこんでいく。
133 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:07 ID:/ED5oq9z
喉も息も胸も。苦しくない、私……気持ちいい。こんなに気持ちいい、私の……体。
一緒…に、お願い、ご一緒に……!
自らの口内で果てて欲しいと願う自覚があるだけに、その献身ぶりはすさまじかった。
「んっ……ぅむ、っんん――…」
嗚咽が漏れ、瞑った瞳の端から滴りが落ちる。頬から口元、そしてユリウスの
茎根へと伝ったそれを追いかけるように、ティニーは根元まで一気に頬張った。
顎は竿をくっと締め上げ、喉は鈴口をぬるりと撫で上げる。

熱くそそる屹立。しかしそれとは裏腹に、ティニーを見下ろすユリウスの瞳は
冷酷だった。熱を持たぬ蒼の瞳の中で、少女は操られたように頭を振る。
変えたのは他ならぬ自分であるのに、なぜこうも苛立つのか。男を悦ばせるだけの
人形、玩具。そんなものに心乱されるなど。
ただこの娘の美酒のごとき絶望を、すべて吸い尽くしてやろうと思った。
それなのに、なぜ。

―――望んだのはお前だろう?

淫靡な水音にかぶさって、闇たる声が頭に響く。
134 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:07 ID:/ED5oq9z
「っ!!」
そらしていた意識が戻った途端、中心から全身へと回る快楽がユリウスを包み込む。
急激に濁流が込み上げ、ユリウスはティニーの前髪をつかんで引き剥がそうとした。
「……っ、離れろ……!」
しかし彼女は離れずに、顎に力を込めて思いきり吸い上げた。
ちゅぷっ、ちゅぼっ、と口の端から漏れるはしたない音はかえって欲情を突き上げ、
揺れる銀髪が魅惑的にすら映った。
射精を誘う舌が、円を描くように裂け目をなぞる。
「離……れ、ぅ…あ……っ」
ユリウスの陰茎は耐えきれずにそのまま果て、先端から白濁を噴出させた。
先ほどまでとは違う、どろっ、とした感触がティニーの口内へ流れ込む。
「んんぅ…、っく…ふ……ぅん…、…っぷぁ」
濃密な苦味を感じるよりも先にためらいなく喉へと落とし、惜しむようにゆっくりと
舌をすべらせた。どくどくと精をあふれさせながら、ユリウスの陰茎が迷い子の
ように揺れる。
ティニーはそれを愛おしげに包み込み、残った液体を舐めとった。やわらかな唇を
押し当てて吸いあげ、こくこくと喉を震わせる。

こんな……に、こんなに……好き。
好き……これだけで、こうしているだけで…私……幸せ……。
その顔に浮かぶのは幸甚の微笑み。
指を舐め、顎へと白濁を伝わらせながら、ティニーはゆっくりと顔を上げた。
135 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:08 ID:/ED5oq9z
縋るように見つめてくる瞳に、熱を帯びたその視線に、ユリウスは一瞬だけ
見とれて息を呑んだ。
そのことに対する嫌悪か苛立ちか、瞬間、ティニーの体は鈍い音とともに
なぎ倒された。悲鳴はなく、真っ赤に腫れあがった頬を押さえることもせず、
ティニーはユリウスの瞳を見つめ続ける。
「なぜ泣かぬ?」
答えずに再び手を伸ばしたティニーを退け、振り払うように髪を引っつかんだ。
「乱れたければ犯してやる、死にたければ殺してやる。いくらでも望め」
氷のような双眸に射抜かれて、けれどティニーはそれを見つめ返したまま首を振った。

「私の、望みは……」
もう思わない。死にたいとも欲されたいとも。もう二度と思わない。
見返りなど求めずとも幸福になれると知った、それだけの想いがあると知った。
「望むのはあなただけです。あなたのお側にいることだけ」
あの日、バーハラの中庭で。薔薇の咲き乱れる、血の沼のようなあの場所で、
私たちは出会った。出会ってしまった――思い出してしまったから。
「私は……私はユリウス様を……!」
言い終わる前に喉に鈍痛が走り、そのまま声が出せなくなった。
「誰もそんなことは望んでおらぬ。そのような顔で、声で、余の名を呼ぶな!」
ユリウスは、喉をつぶすかのごとくティニーの首をつかんでねじ上げた。
そのまま持ち上げてぎりぎりと締め上げた後、薙ぎ払うように床へ放り捨てた。
ティニーの細い体が宙を舞い、悲鳴をあげる間もなく背に訪れる衝撃。ごつごつと
した冷たい石床が、腰骨のあたりに紫色の痛々しい痕をつけた。
136 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:08 ID:/ED5oq9z
「もう用はない。どこへなりと失せろ」
「い、いやあ!」
首を振り、ティニーは身を起こそうとする。
ユリウスは眉ひとつ動かさずに彼女の胸元を足で押さえつけた。肺を圧迫された
ティニーは息も絶え絶えに言葉をつむぎだす。
「…っく……、何、でもいたします…、お望みなら……何でも…っ」
「ならば死んでみるか?」
ユリウスの足に力が込もり、ティニーの肋骨がぎしりと音をたてた。声も出せずに
身をよじらせる彼女に、ユリウスは唾を吐き捨てた。
「抗うか。脆弱なだけの、卑しい存在の分際で……よくも」
「……っ!!」
顎を蹴り上げて身を翻したユリウスはしかし、その歩を前に進めることができない。
ティニーの手が、彼の足首をしっかとつかんでいた。
「行か、ないで」
「離せ」
「離れません! お側におります、ずっと…ずっと……っ!」
ティニーは荒く息を吐きながら声を搾り出し、必死にユリウスの足にしがみついた。
「抱かれたいのならはっきりとそう言え。この、淫乱が!」
縋りつく手を蹴散らして振りほどき、ユリウスはティニーの下腹を踏みにじった。
「うぐぅっ! ぐっ……うぁ…」
ずくん、と重い衝撃が体を通じて床へと伝う。潰れたような呻きを漏らしながら、
それでもティニーは止めなかった。
137 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:09 ID:/ED5oq9z
「浅ま…しくてもいい、道具でも、いいですから……! ですからお側に、お側に……」
ユリウスを見上げ、ただそれしか知らぬかのように繰り返す。
「黙れ、二度とそのような言葉を吐くな!」
頬を打つ高い音が響き、ティニーの銀の髪が散って空を漂った。頬に食い込んだ指が
紅の縞模様を残し、揺さぶられた頭はぐらりと後ろへ倒れこむ。
しかし崩れ折れそうになりつつも、それに逆らう手はユリウスをとらえて離さない。
「嫌……っ、嫌です! お慕いしています、ユリウス様ぁあっ」
「まだ言うか……!」
腕を振り上げ、容赦なく張ってティニーの柔らかな頬を赤く染め上げていく。
感情を叩きつけるように響くその音に混じる、悲痛な叫び。
しかし、それをあげているのはティニーではない。

なぜ忘れなかった。忘れていれば、思い出さずにいれば。
あの日出会ったことを、後悔せずに済んだのに。否定などせずに済んだのに。
138 ◆lYAOAPHASE :03/05/28 01:10 ID:/ED5oq9z
「あの日、あなたが私を救ってくださった。同じようにお母様を亡くされたあなたが……!」
「亡くされた? 違う、この手で殺めたのだ。お前も同じように、塵と消えたいか!?」

―――ならば我が殺めてやろう。

瞳の色が、その輝きが、ざあっと変わる。その存在にとって絶望は糧、怒りは源。
紅の髪は燃えさかる炎のごとく天に向かってゆらめき、人の身では御しきれぬほどの魔力が
立ち昇った。増幅する悪意、溢れ出る自我。抑えつけられてきた感情の波が吐き出され、
その隙間を暗黒神が侵食していく。

―――お前に最後の絶望をもたらす生贄の娘。その絶望を食って我は完全となる。
ここに来たときにこの娘が吐いた言葉、お前が感じたのは安堵だけではなかったはずだ。
忘れろと望んだのはお前自身、なれどその耐えがたき罪の重さを知らぬ。
何を期待した? 何を思った。
望んだはずの、望んだとおりの言葉を聞いて……お前は。

『はじめまして』――と。
139名無しさん@ピンキー:03/05/28 05:42 ID:brDQ+e1K
つつつつつつつ続き激しくキボンヌ!!
ティニタン大好きです。
ユリウス様がうらーまスィ。
140山崎 渉:03/05/28 13:19 ID:1p/RwMnS
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
141名無しさん@ピンキー:03/05/28 15:49 ID:UTDhe9/t
うお〜ティニーたん萌え〜!
あなたの書かれるキャラは皆健気で可愛くて好きです。
絵もすごくイイ!!またの降臨お待ちしてます。
142名無しさん@ピンキー:03/05/28 17:41 ID:lQ+2BNId
萌え.jpで転載しときましたよ〜
これからも宣伝しますんで〜
143名無しさん@ピンキー:03/05/28 17:56 ID:y3POyH3T
前に>112の職人に憑いてた粘着野郎再び?
余計なことすんなヴォケ
144名無しさん@ピンキー:03/05/28 23:50 ID:lQ+2BNId
>143
何様?
145名無しさん@ピンキー:03/05/29 00:55 ID:9joOBs9S
>144は最低6時間も接続しつづけていると言う厨房なのだが
146名無しさん@ピンキー:03/05/29 02:48 ID:nddyQec/
萌え.jpってのは厨の巣窟か?
やたら重いからどんなとこかは知らんが。
147名無しさん@ピンキー:03/05/29 08:20 ID:DYO9S1HQ
>146
有名どころのまだ見れるような画像を大量に転載しまくって文句付けられると
「貼ってやってるオレにケチつけるな!!」とかスグにブチキレるのがいたり
イヤガラセ目的で転載して絵師に通報するのがいたり
放尿画像クレとか書き込みまくってるのがいたり
エロパロや二次の絵師さんが描いてくれた画像を、元画像が
消えてもいないうちから速攻で転載したり
URL晒して宣伝してやるなら「無断転載禁止のサイトも宣伝されて喜ぶから転載OK」
とか言って、無断転載しまくるのがいたり
お気に入りサイトのアクセス数増やすのが生きがいになって
萌え.jpやその他の画像掲示板で転載、サイト晒しまくって
アクセス数を普段の数十倍〜100倍くらいにして「ストーカー」
「キモイ」とか思われてるのがいたり
148名無しさん@ピンキー:03/05/29 16:26 ID:79R4yAQa
藻前等すぐに議論しようとするのやめれ。職人さんが来にくくなるだけだからさ。
おかしなのが来ても言いたい事我慢汁!
みんな21歳過ぎた大人なんだからさ…( ´ー`)y─┛~~
149名無しさん@ピンキー:03/05/29 18:13 ID:WI6qfrSp
もっと盛りageようぜ!
150名無しさん@ピンキー:03/05/30 02:51 ID:Xlbjsaoo
>>128-138
キモすぎ
出直して来い
151名無しさん@ピンキー:03/05/30 07:18 ID:mTpJt/J9
漏れは好きだけどなー
152名無しさん@ピンキー:03/05/30 07:42 ID:OrExTaNI
>>◆lYAOAPHASEさん
セティとくっつけてください
153名無しさん@ピンキー:03/05/30 15:35 ID:aj2zQYjS
154あわび:03/05/30 19:18 ID:946NOhoh
155名無しさん@ピンキー:03/05/30 23:34 ID:kYh1vLYN
どっか烈火のエロ小説書いてるサイトない?
156名無しさん@ピンキー:03/05/30 23:59 ID:1l/KXFX0
>> ◆lYAOAPHASE 様
相変わらず素晴らしいです!心理描写がとてもイイです。
この不安定な2人が、結末としてどこに向かうのか楽しみです。
続き、期待しています。> 152さんとは反対で、この先どうなろうと
このティニーが後にセティとくっつくのだけは嫌だ、とも思いますが
(セティニーが嫌なんじゃなくて、この設定ではって意味です)
◆lYAOAPHASE 様はどうぞ思うままに執筆して、萌えさせて下さい。

…2ちゃんで誠意を伝えるのって恥ずかしいぞゴルァ(゚д゚)でもイワセテクレ
157さんぷる??:03/05/31 00:55 ID:R1Aw7p4c
細長い指が秘所をなぞった。軽く触れるだけで多量の蜜が絡み付き、
とろりと滴る。エルクはそれをセーラに見せ付ける様に、指で糸を引いた。
「嫌がってる割には・・・よく濡れてるね。」
「あ・・・あ・・・」
セーラは目の前に広がる淫らな蜜に、言葉にならぬ声を上げ首を横に振った。
エルクは苦笑を浮かべると、蜜を縫った指をセーラの奥深くに押しこんだ。
「あうぅっ・・・く、はあぁぁ・・・」
「良い声だね。・・・もっと聞かせて・・・」
「や、ぁぁ・・・んぅッ」
掻き乱すような指の動き。セーラは拒絶の言葉も忘れたように、淫らに喘いだ。
口から吐息が漏れ、空ろながらも表情には快楽が浮かんでいる。
エルクは満足げに微笑み、衣類を取り払った、自分自身をセーラに突きつけた。
「・・・・・・あむんっ」
セーラがそそり立ったそれを無言で口に含む。
馴れずに美味く動かない舌で、苦しみに歪んだ顔で、奉仕する。
快楽を求めて竿にしゃぶり付く姿は、淫乱な生き物を思わせた。
「んっ・・・はむ・・・」
「いいよ・・・上出来だ・・・うっ・・・」
エルクは強烈な刺激を与えられ、堪えきれず白い液を解き放った。
「ぷぁっ・・・ゴホッ、ゴホッ」
口の中に広がる苦味に加え、息が出来ずセーラは竿から口を離して咳き込んだ。
口許からだらりと白い液体が垂れる。
「ごめんよ・・・苦かった?」
「はぁっ・・・かはっ・・・」
158さんぷる??:03/05/31 01:07 ID:kiba1tJT
>128
テストで来れん間に神が降臨してたぁーッ!!
すげぇーッ!我なぞ足元に及ばんどころか潜ってます!
細かい心理描写、そしてきつ過ぎずかつ見るものを引きつけるエロさ・・・
最高です。またの御降臨を心よりお待ちしております!

>121
御指摘ありがたう・・・でも何の事だか分からないんです。
モロ音痴・・・初心者板逝ってくるわ・・・
159名無しさん@ピンキー:03/05/31 01:17 ID:lQYjhdyu
160名無しさん@ピンキー:03/05/31 13:19 ID:EPXwRpXz
>ファイアーエムブレムの女性キャラ
>投稿者:Mr.エロス No.124647 [放] 投稿日:2003/04/12(土)19:40 ID:YLZnBvgY

>半裸からスカトロ、放尿まで、
>FEキャラのエロ画像はなんでも
>OKです。既出でもかまいません。

>無題 名無し - 2003/04/11(金)21:25 2003/04/11(金)21:25 ID:YLZnBvgY No.122168

>『連れション』のイラストください
161名無しさん@ピンキー:03/05/31 15:05 ID:YEiq6clX
>>160
船橋は氏ね
162名無しさん@ピンキー:03/05/31 20:05 ID:EPXwRpXz
163名無しさん@ピンキー:03/05/31 20:05 ID:EPXwRpXz
164名無しさん@ピンキー:03/05/31 20:11 ID:EPXwRpXz
165名無しさん@ピンキー:03/05/31 20:53 ID:EPXwRpXz
無題 名無し - 2003/04/12(土)22:20 2003/04/12(土)22:20 ID:YLZnBvgY No.125021

安純たんの水着画像ありませんか?

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無題 名無し - 2003/04/15(火)23:15 2003/04/15(火)23:15 ID:YLZnBvgY No.133003

安純たんの泣き顔きぼん
166名無しさん@ピンキー:03/05/31 23:19 ID:cP8M3UyW
バアトル×カアラきぼんぬとか逝ってみる(ワラ
167名無しさん@ピンキー:03/05/31 23:19 ID:YEiq6clX
コウメイまだかなぁ…
893様の光臨を願いつつsage
168名無しさん@ピンキー:03/05/31 23:54 ID:bdm7hp3F
ティトはもじもじしていた。ペガサスに乗って上空を飛んでいる間、激しい尿意を
我慢してきた。しかし、今は彼女の膀胱は破裂寸前。ペガサスから降りた後、どこ
かで用を足せる場所を捜していた。生真面目な彼女にとって、野外で放尿する行為
はとても恥ずかしいことであったが、彼女の尿意はすでに限界に達していた。
「誰も見ていないわね。」そう悟ると、彼女はゆっくり下着を下ろし、その場に
しゃがみこんだ。
169名無しさん@ピンキー:03/06/01 01:00 ID:3OIpOaEc

無題 69 - 2003/06/01(日)00:42 ID:v0Gcc5yQ No.248370 [71レス目]

>70
秋耳研究所って所の、画像掲示板で拾いました。

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絵ってどうやって貼るんですか? 名無し - 2003/06/01(日)00:50 ID:51wt744A No.248408 [72レス目]

教えてくださいそしたら貼りますので
170名無しさん@ピンキー:03/06/01 02:16 ID:3OIpOaEc
552 :名無したん(;´Д`)ハァハァ :03/06/01 01:48 ID:xDfYcQUp
萌え.jpであがってたヘクフロの絵師ドコー?

553 :名無したん(;´Д`)ハァハァ :03/06/01 01:52 ID:NWXL27k+
hu-nn


554 :名無したん(;´Д`)ハァハァ :03/06/01 01:52 ID:NWXL27k+
(´ι _`  )


555 :名無したん(;´Д`)ハァハァ :03/06/01 02:09 ID:mERTOF2o
552

あそこでの転載はイヤガラセにしかなってないんだから
んなネタ持ち込むんじゃねー・・・・・





アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
171厨房モナー3世 ◆HOZlQYR1MY :03/06/01 03:39 ID:wAEzwepA
>>69-70
逝って良し。
ついでにうpも出来んくせに叩きばかりする厨房も逝って良し

って俺も棚 ;y=ー( ゜д゜)・∵.
172名無しさん@ピンキー:03/06/01 10:24 ID:3OIpOaEc
有名どころの画像を大量に転載するだけで神扱いしてくれるので
萌え.jpは優良でするるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
173名無しさん@ピンキー:03/06/01 10:34 ID:3OIpOaEc
174名無しさん@ピンキー:03/06/01 10:43 ID:S/b5AJq2
>172 神なのは絵師であって、おまいではn(ry
175名無しさん@ピンキー:03/06/01 16:17 ID:3OIpOaEc
561 :厨房モナー3世 ◆HOZlQYR1MY :03/06/01 15:33 ID:caCADLKq
ttp://up.isp.2ch.net/upload/c=01owarai/index.cgi
に第1弾うp完了。
24時間しかダウソ不能のようなので激注意。




562 :厨房モナー3世 ◆HOZlQYR1MY :03/06/01 15:36 ID:caCADLKq
間違えてしもた(死
ttp://isp.2ch.net/upload/だ

しかも削除対象かも(お笑いにうpした為)
176厨房モナー3世 ◆HOZlQYR1MY :03/06/01 19:27 ID:Jeh+p29k
ぐぅ…いまさらミスに気が付いた…
>>171の奴は>>169-70の間違いでした。
177名無しさん@ピンキー:03/06/01 21:13 ID:owL1mynE
荒れ模様ですな。深く静かにsage進攻。

いまオズイン×セーラかいてます。。
むずかしいね烈火のキャラは。

> lYAOAPHASE 様
乙。ユリティニいつも楽しみにしてます
こっからどうなるんだろう……。
178893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:26 ID:wzjlztnN
ただいま第三章の仕上げに取り掛かっているんですが、かなり長いので、
ちょっと前半と後半分けてうpします。
とりあえず、前半部分だけうpして、
2時間後あたりに後半をうpします。
179893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:27 ID:wzjlztnN
第三章 「小さな傭兵団」

サカを離れて10日…。
リン達はサカ草原とベルン王国の間をさえぎる山脈にある村に訪れたのだが、

「ひ、酷い……」
リンは目の前の光景から目を逸らした。
「これは…」
「たしかに…なんともいえないものがありますね」
ケントとセインも言葉を失ってしまった。
とにかく、立ち寄った村の有様は酷かった。
そこらじゅうが廃墟と化し、そこらじゅうに血が飛び散った跡が生々しく残っている。
そこから出てくる匂いにつられたのか、空には烏がひきりなしに飛んでおり、
この荒れ果てた村をあざ笑うかのように鳴き声をあげていた。
「ここの領主は、何やってんでしょう?」
「…この山、タラビル山には領主達も手出しできないような、
 とても凶悪な山賊団が巣くっているの」
セインのつぶやきに反応したリンは、そこまで話すと、
まるで魔王の城のようにそびえ立っているその山を睨みつけた。
「山を挟んで、ちょうど反対側に私の住んでいた村があるの。
 私の部族も…タラビル山賊の一団に夜襲をかけられて、一晩で潰されたわ…。
 運良く生き残ったのは、私を入れて10人に満たなかった…」
180893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:27 ID:wzjlztnN
リンの頭の中に、あのときの惨劇が昨日のように蘇る。
悲鳴をあげて逃げ惑う部族の仲間達。
それをためらうこともなく、狩りをするかのように斧や剣で切り刻んでいく山賊たち。
男たちも必死に戦っているが、奇襲を受けて浮き足立っているため、
冷静に対処できず、無残にもその首が宙に浮く者たちが後を絶たなかった。
幼心にも焼きついた紅蓮の炎と、そこで舞う鮮血…。
あの『あかいいろ』は2度と忘れることはないであろう。

「血も涙もないヤツら…。絶対に…許さない…!!」
リンのこぶしがぎゅーっと握られる。
爪が皮膚に食い込み、リンの怒りを表しているかのような赤い血が流れ始めた。
「リンディス様…」
「……」
セインとケント、そして珍しくあのコウメイまで、心配そうな表情でリンを見つめていた。
「ここから逃げるんじゃない…。
 私は…いつか必ず戻ってくるわ。
 強くなって…あいつらなんか歯牙にもかけないくらい強くなって…
 みんなの仇を取ってやる。そのためには、なんだってするわ!」
「その時は…俺も連れて行ってください」
セインが馬から降り、リンの前で跪く。
「セイン…」
「私も、お忘れなきよう」
ケントのほうも、セインと同様、リンの前に跪いた。
181893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:28 ID:wzjlztnN
(まったく…そんな危険な山賊と戦いたくないのですが、
 こうなってしまってはそれも言えないですね…)
コウメイは思わずため息を漏らしそうなのを我慢すると、
やはり彼女の前に跪いた。
「リンには指一本触れさせたくないですからね…。
 私の持てる知略で、山賊どもを完膚なきまで叩き潰して差し上げましょう」
「コウメイまで? …みんな、ありがとう」
二人の騎士が、そして自分を慰み物にしか見ていないと思っていたコウメイまでもが、
彼女の個人的な復讐に命を懸けて付き合ってくれると言うのだ。
リンの目頭は急に熱くなってきて、思わずそこを指で押さえてしまう。
「おや、なんか声が聞こえませんか?」
異変を感じたケントはふと顔をあげると、あたりを見回した。
「そういや…なんか女の子の声が聞こえたような…」
「!!!」
リンが突如驚いたような表情を浮かべる。
(こ、この声は!!)
「みんな、急ぐわよ!!」
聞き覚えのある声だった。
リンは嫌な予感を感じて、真っ先に走り出した。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!」
「セイン!見失わないうちに追いかけるぞ!
 コウメイ殿、私の後ろにお乗りください!!」
3人も慌ててその後を追った。
182893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:29 ID:wzjlztnN
「おう、おう、おう!おねえちゃん!
 この落とし前はどうしてくるんだ? ああ?」
屈強な男が怒りを露にして廃墟の町にその野太い声を響かせていた。
「…あ、あの、私…その…」
男に怒鳴られている紫の髪の少女はそれに驚いているのか、
びくびくとしながら、言葉を詰まらせている。
「アニキ、この娘、なかなか上玉ですぜ。
 連れて帰ったらボスに褒美がもらえるんじゃあ?」
その男の後ろから、子分と思われる小柄で出っ歯の男がその少女の品定めをする。
アニキと呼ばれた男も子分の言葉を聞くと、怒りを抑え、
彼女の顔から胸や足をじっくりと舐めるように眺める。
顔つきから、まだまだ子供のような感じではあったが、
すらりとした白い足やまだまだ発展途上と思われる控えめな双丘は、
男の性欲をそそった。
「そうだなぁ。このねえちゃんはオレに怪我をさせたんだ。
 それぐらいしてもらってもバチは当たらんだろうさ?」
男はへへへと卑屈な笑みを浮かべ、舌をなめずると、彼女の細い腕を掴んだ。
「…私。…私」
少女は嫌がり、相変わらず消え去りそうなほどのか細い声を出しながら、
男の手から逃れようとしているが、いかんせん、体力も体格も差がありすぎた。
「こっちのペガサスはどうします?」
小柄な男は、彼女の乗っていたペガサスの手綱を引いている。
ペガサスは、主人が危機に陥っているとわかっているのか、
大柄な男に襲いかかろうとして暴れており、小柄な男は必死にそれを抑えていた。
「そのこにさわらないでっ!」
少女がとたんに大きな声で叫ぶ。
「なんだ? このアマ!」
「…私はどうなってもいい…から、その子は…逃がしてあげてください。
 …お願いです。」
「ほう? どうなっても、いいか…」
男二人は互いの顔を見合わせ、下卑た笑いを浮かべた。
183893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:29 ID:wzjlztnN
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうとするか」
「え?」
男は片方の腕を短い少女のスカートの中に入れた。
そして、股間を下着越しに指で押す。
「あ…あふ…」
たちまち少女の顔が紅潮する。
「や、やめて…ください……」
「おいおい、お前の大事なお友達を助けてやる代わりに、
 なんでもしていい、って言ったじゃないか? それとも…」
小柄な男は腰から短刀を抜き、その切っ先をペガサスの方に向ける。
「わ、わかりました!…わかりましたから……その子には手を出さないで…」
「へへへ、物分りがいい女は嫌いじゃないぜ?」
大柄な男はにやにや笑うと、再び指を動かした。
太い指が少女の下着に食いこんでは、反動で下着に押し返される。
「あん…うく……うぅ……」
「おいおい、もう感じてるのか? 顔に似合わず淫乱だな」
「ち、違います!ちが…ああ!!」
力いっぱい否定しようとしている少女が甘い悲鳴をあげる。
男の指が下着の隙間から侵入し、直に少女の秘所に触ったからだ。
「なにが違う、だ。こんなに俺達を誘うような声だしやがって」
男は慣れた手つきで、少女の陰核の皮を剥き、指の腹でくりくりとこね回す。
「あああ…だ、だめです……そんなところ……」
「気持ちいいだろ? ん?」
「あ、アニキ…。俺、我慢できそうもねえッス」
小柄な男は、少女が望まぬ性的な刺激を受け、嫌々ながら感じている姿を見て、
呼吸を荒げ、短刀を持った手で股間を押さえている。
「我慢しろ。俺が終わったら、お前にもヤラせてやるよ」
大柄な男はそう言い聞かせると、指を割れ目に挿入しだした。
「あくぅ…!!」
「嬢ちゃん。あんた、感じているときの方が声が出てるぜ。
 俺達とヤリまくったら、まともにしゃべれるかもな?」
男の指は徐々に飲み込まれていくが、彼女の膣内が締め付け、なかなか進まない。
184893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:30 ID:wzjlztnN
「どうやら、この嬢ちゃん。初めてらしいな。」
「マジですか! アニキうらやましいですぜ」
「いや…お、お願いです……。そんなに虐めないでください……」
少女は男から与えられる刺激に顔を紅潮させ、呼吸も乱れてきているが、
その表情は悲しみをたたえ、目から一筋の涙を流した。
「ダメだ。なんでもしていいという俺達の約束だろ?
 それに、ほれ」
男は指を引き抜き、それを少女の眼前に突きつける。
男の指には透明な液体が付着しており、指の間を広げると糸が引いていた。
「あ…あ…あ…」
「お前のオマ○コのお汁だぜ? げへへへ…」
自分のみたくない体液を見せられ、少女から力が抜けていく。
男はそれがわかると、短いスカートを裂き、
さらにはやや染みのついた純白の下着をも剥ぎ取った。
「アニキ…。コイツ、いいオマ○コですぜ…」
小柄な男が思わず涎を垂らし、それを手で拭う。
白薄く生えた髪の毛と同じアジサイのような色の毛は、
彼女の白い肌に良く映えていた。
「よし!そろそろ、ブチこんでやるか。お前、こいつを押さえてろ!」
「へい!」
子分に少女を渡すと、大柄な男は所々破れているズボンを一気に下ろし、
薄汚い腰布を取り去った。
185893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:31 ID:wzjlztnN
「!!」
少女は思わず目をそむける。
男の股間は天を仰いでいた。
その大きさもさながら、黒々としたそれはグロテスクに見えたからだ。
「さあ、可愛い声で泣いてくれよ」
男は右手でそれを固定させ、
蛇に睨まれたかえるのようにただ震えているしかない少女の秘所に狙いを定める。
「あ…お、お願いです!わ、私…は、初めてなんです…!!」
「わかってるさ。だから、余計にブチこんでやりたいのさ」
男の身体がさらに接近し、長く風呂に入っていないのか、汗臭い匂いが少女の鼻をつく。
「さあ、挿れるぜ?」
「―――――っ!!」
少女は覚悟を決め、唇をかみ締めた。


そのとき。
「ぐあっ!!」
後ろで少女を押さえつけていた子分が横に倒れ、少女もそれに合わせて倒れる。
おかげで男の性器が挿入されることは免れた。
「!! 誰だ!!」
小柄な男のこめかみには、矢が突き刺さっていた。
「悪いけど、俺はこういったことが大嫌いなんだ」
突如、別の、若い男の声が辺りに響いた。
そして、大柄な男の足元に矢が突き刺さる。
男が矢が飛んできた方向を見ると、崩れかけた2階建ての家の屋根に、
一人の青年が立っていた。
「こ、コイツ…。邪魔しやがって!!」
大柄な男は怒りを露にしながら、脱いだズボンに刺していた斧を投げつける。
「おっと!」
男はそれを軽々とジャンプしてかわし、跳んだまま弓を引いた。
ドス!
矢は男の側の地面にまた刺さった。
186893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:32 ID:wzjlztnN
「かぁ〜、おしいなぁ…」
「こ、この野郎! もう手加減しねえ!!」
大柄な男は口笛を吹く。
しかし、仲間は集まってこない。
「お、おい!野郎ども!なぜ、集まってこねえ!!」
男の叫びが響き渡るが、それに答える声はない。
「ぎゃーー!!」
「うわぁぁぁ!!」
その代わり、四方で悲鳴と武器がぶつかり合う音が聞こえてきた。
「お、おい!どうした? 何が起こってやがる!!」

「残念ながら、あなたのお仲間は私たちが片付けたわ」
男の背後から女の声がした。
「リ、リン…」
捕らえられていた少女はその人物の名前を口にする。
それに気づいたリンはその少女の姿がわかり、愕然とする。
「フ、フロリーナ?」
サカ時代からの無地の親友であるフロリーナ。
二人の姉がイリアの天馬騎士団として各地で活躍しており、
いつかその二人にまけな天馬騎士になるのが夢である少女。
それが、今、この廃墟で服を破られ、犯されそうになっている。
「私の親友を…よくも…」
リンが男を睨みつける。
その眼には身の毛がよだつような殺意が込められていた。
「ふん! このガヌロン山賊の【破壊隊長】ミガル様が女に負けるかよ!」
しかし、そんなことを微塵にも感じない、そのミガルという男は、
ズボンを穿くと、もう一本の刺していた斧を振り上げる。
リンはそれを軽々とかわすが、斧が地面にたたきつけられると、
レンガの街道に大きなひびが入った。
187893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:33 ID:wzjlztnN
「よくかわした。しかし、俺のはがねの斧を食らえば、骨まで砕ける!
 動けないくらいに痛みつけて、お友達と一緒にオレサマのチ○ポをハメてやるぜ!」
男は下卑た笑いを浮かべて、再び猛然と突っ込んでいくが、
「…舐めないで」
マーニ・カティが鞘から抜かれ、リンが男の前から消えた。
「な、なに!?」
「……さようなら」
リンの声がミガルの背後から聞こえ、そして宝剣がまた鞘に戻る音がした。
「う、うごぁ!!!」
ミガルの身体に無数の切り傷が刻まれる。
「こ、後悔させてやる…!!ガヌロン山賊団の…兄弟たちが…
 黙ってねえからな……ぐわはぁぁぁ!!」
切り傷から血が勢いよく噴出し、そのままミガルは地面に倒れこみ、
ぴくりとも動かなくなった。
「タラビル山賊じゃ…なかったのね」
リンが少し残念そうにそう呟やいたが、目の前に無残な姿となった友人の姿が映り、
慌てて彼女に駆け寄る。
「フロリーナ、無事!」
「うん…。なんとか…無事みたい」
フロリーナは心配するリンに笑顔を見せた。
188893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:33 ID:wzjlztnN
「よかった。無事みたいだったんですね」
先ほどの弓使いの少年が二人の方へ駆け寄るが、
「あ…!」
フロリーナの姿を見て、手で思わず視界を覆う。
「あなたも山賊の仲間なの!?」
リンが再び剣に手を伸ばすが、
「ち、違うわ。あ、あの人は…私を助けてくれたの」
「え? そ、そうなの?」
親友の言葉を聞き、警戒心を解いた。
「うん。あの人がいなかったら…私……」
あの山賊に処女を奪われる恐怖が蘇り、フロリーナは肩を震わせた。
「フロリーナ。もう大丈夫。大丈夫よ。」
リンはそんな彼女の頭を優しく撫でた。
「あ、あの、コレ…」
男が顔を背けたまま、一枚の布キレを渡す。
「俺の…防寒具だけど、よかったらそれで……」
「ありがとう」
リンはそれを受け取ると、フロリーナの身体に被せた。
「あ、ありがとうございます……。ええと、…あ、あの……」
「お、俺はウィル。旅の者なんだけど、世話になったこの村を守ってたんだ」
まだ顔を赤くしたまま、二人の方に向きかえると、そのウィルという少年は、
二人に自己紹介をした。
189893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:34 ID:wzjlztnN
「リンディス様〜、だいじょうぶですか?」
「リンディス様、お怪我はないですか?」
セインとケント、そしてケントの馬に乗せられているコウメイが廃墟から姿を現した。
「あら、3人ともちょうど良かったわ」
「ちょうどいいって、なにがです?」
「紹介したい人がいるのよ」
「は、初めまして…フ、フロリーナと……言います」
「ウィルです。初めまして」
新たにきた3人に、二人が自己紹介をする。
「お、可愛い娘じゃん!あ、俺セイン。よろしく!フロリーナちゃん!」
女好きのセインはフロリーナの姿を見つけるとうれしそうに、
ウィルのことなど無視して自己紹介をする。
「あ、は、はい……。よ、よろしくです………」
しかし、フロリーナのほうは、そんなセインに思わず引いていた。
「くぅ〜。可愛いな。そんな奥ゆかしさも堪らないなぁ〜!」
「こら、セイン!彼女、怖がっているじゃないか!
 …すみません。コイツ、いつもそうなんです。私はケントです。
 キアランの騎士で、リンディス様の護衛をしております。
 …セインは、不本意ながら、同じ職場の人間です」
「おいおい、ケント〜。俺達、無二の親友だろう〜?」
「…俺は親友だとは思いたくもない」
「あはははは!お二人は面白いですね」
セインとケントのやり取りに、ウィルは腹を抱えて笑っていた。
190893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:35 ID:wzjlztnN
「ごめんなさいね。騒がしくて。」
「いやいや、騎士っていうと、固いイメージしかなかったから、
 俺にとってはこちらのほうがいいです」
「ほれ、ケント。お堅い騎士は、民間人から嫌われるってさ」
「黙れ!女性に見境なしに手を出すお前よりかはましだ!」
ウィルの言葉を受けて、セインがケントにちょっかいを出し、
また二人の漫才じみたやりとりが行われ、
リンもウィルも、そしてフロリーナも思わずそれに笑った。
「ところで、彼は?」
ケントの後ろにいるコウメイを指差して、ウィルがリンに尋ねた。
「私はコウメイ。僭越ながら、リンの軍師をしております」
リンが答える前に、コウメイが馬から下り、彼に自己紹介をした。


「ところで、3人はこれからどこへ行くのですか?
 なんか、護衛だの話を聞きましたけど」
「これから、我々はキアランに向かいます。
 実は、リンディス様は現キアラン侯爵の唯一の孫娘なのです」
「え!? じゃあ、リンさん…いや、リン…リンディス様は貴族!?」
ケントの説明を受けて、驚くウィル。
フロリーナも知られざる親友の身分を聞かされ、目を丸くしている。
「そ、そんな、貴族だなんて…。私は貴族だなんて思ってはいないわ。
 生まれて最近まで、ずっとサカに住んでいたし…」
「じゃあ、自分が……リキアの侯爵家の娘…だと知ったのは?」
「本当につい最近。彼らと会ってからよ」
へえ〜っと、思わず感嘆の声を漏らす二人。
「リンはすごいね…。私なんか、一人前の天馬騎士になるために、
 傭兵団を探していたのに、こんなことになるし……だめね…私……」
フロリーナが悲しげに呟く。
191893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:36 ID:wzjlztnN
「フロリーナ…」
「大丈夫です!フロリーナさんも俺達と一緒に旅をすればいいのです!
 我らは、このウィルを加えて、今や立派な傭兵団も同然!!」
「お、俺も!?」
勝手に仲間に数えられ、驚くウィル。しかし、セインは構わず続ける。
「ここで、お会いしたのも神のお導き!運命だったのです!
 ささ、このリンディス傭兵団で、ともに修行を積もうではありませんか!」
「…セイン、この、お調子者が…!」
ケントがセインを小突くが、当のフロリーナは真に受けたようで、
リンの顔を真剣に見つめている。
「リン、いいの?」
「まぁ、ちょっと乱暴な気もするけど。
 セインの言うとおり、一緒に来る? フロリーナ?」
とたんにフロリーナの顔が花を開いたように明るくなった。
「…リンと旅が出来るの? だったら私…すごく嬉しい……」
「やったー!」
セインも思わずガッツポーズを浮かべ、嬉しさのあまり廃墟の街中を馬で走り出した・。
やはり、修行を積ませる、というよりは彼女を手放したくないのが本心だったようだ。
192893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:36 ID:wzjlztnN
「あの馬鹿…。すみません。「傭兵団」だなどどふざけたことを…」
「ううん。私は賛成よ。
 フロリーナのこと、ほうっておけないもの。」
相棒の不用心な一言にケントが彼の代わりにリンに謝るが、
リンは気にしておらず、笑顔で答えた。
「それより、面倒をかけると思うけど、頼んでもいい?」
「はっ!お任せください。」
ケントが一礼し、まだ街中を駆け回っている相棒を止めに馬を走らせた。
「あの…俺も、本当について行っていいのかな?」
勝手に仲間の数に入れられたウィルが困った顔でリンに尋ねた。
「あ、ええ、もちろん!ウィルがイヤじゃなければね」
ウィルは少し考えた後、結論が出たのか、軽く頷くとリンに言った。
「実を言うと、旅の途中なのに、金を盗まれて途方にくれていたんです。
 じゃ、俺も今日から傭兵団の一員って事で、よろしくお願いします!」
こうして、新たに二人の心強い味方を得て、リンの冒険は続くのだった。
193893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 21:37 ID:wzjlztnN
これで前半部分終了です。
後半部分からはコウメイのフロリーナ陵辱に突入します。
では、残りを仕上げてきます。
194名無しさん@ピンキー:03/06/01 22:24 ID:qW4tMMeC
>>177
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
まだ支援会話はお楽しみにとってあるけど、
そのカプは強烈に萌えでつ!!щ(゚Д゚щ)カモーン

髪の毛が一本も無くなる位心待ちにしておりますよ。
…といってもご自分のペースは遵守なさって頂きたいですが…汗
195893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:28 ID:wzjlztnN
前半から2時間たちましたので、後半部分をうpします。


その夜。
「フロリーナさん」
自分の名前が呼ばれ、フロリーナは眠気眼を擦り、
横に眠るリンを起こさないようにテントを出た。
彼女は、寝巻きとして青い水玉模様のシャツとズボンを着ていた。
「こんばんわ」
「ええと、…コウメイさん……?」
月明かりの薄い光で見えるその顔は、リンの軍師であるコウメイに見えた。
しかし、昼間、あの村であったときとはなんとなく雰囲気が違った。
(なんだろう……この感じ……)
「どうしました?」
「いえ……特に何も……。ところで、こんな遅くに…何か用ですか?」
コウメイはフロリーナの質問に答えず、森の中に歩を進めた。
「あ、あの……コウメイ…さん?」
「ついてきて下さい」
「え?」
「ついてきて下さい。ちょっとここでは話せないないようですので」
「は、はい……」
フロリーナはわけがわからないままに、しかし、誘われるままに、
ランプを持って、寝巻き姿のままで彼の姿を追いかけた。
196893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:29 ID:wzjlztnN
森の中はとても恐ろしかった。
ふくろうの鳴き声だけがしていて、一歩一歩足を踏み出すたびに、
枯れ葉を踏む音がよく聞こえる。
時折、鳥が羽ばたく音がなんとも言えず不気味だった。
フロリーナはコウメイからはぐれないよう、必死に彼の後を追う。
やがて、小屋が見えてきた。
窓ガラスからはほのかに明かりが見える。
「あ、あの…」
「なんですか?」
「ここは……いったい?」
「ここは森の中にある無人の小屋です。
 タラビル山を登る旅人のための休憩室としてあったようですが、
 あの悪名高いタラビル山賊の出現で使われることがなくなったものです」
コウメイはそう言うと、小屋の扉を開けた。
「どうぞ。入ってください。待たせている人が居ますので…」
フロリーナは躊躇した。
扉の奥からは薄明るい明かりが見えるが、この先に行くと、
なにかとんでもない事が起こりそうな気がしたからである。
「どうしました?」
しかし、コウメイにそういわれて、どうしようもなくなってしまった。
帰ろうにも、怖がりな彼女一人ではとてもこのこの森を抜けられそうもないからである。
「す、すみません……お邪魔します……」
仕方なしに、小屋の中に入るフロリーナ。
小屋に入る際、コウメイの口元が歪んでいたことに、彼女は気づいていなかった。
197893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:29 ID:wzjlztnN
「あれ? フロリーナさん?」
「あ……ウィル…さん」
先客にいたのはウィルだった。
彼は、小屋にある小さなテーブルのところで、
これまた小さなイスに座っていた。
テーブルの上にはランプが置いてあり、先ほど見えた明かりはこれだったのだろう。
「これで、揃いましたね」
コウメイが二人に気づかれないように扉に鍵をして、二人の前に再び姿を現した。
「軍師、これはどういうことです?」
コウメイは答える代わりに、懐から大きさの違うビンを2本取り出し、
それをテーブルの上に並べると、小屋に備えられていた木製のカップを3つ、
同様に並べた。
「あ、あの……コウメイさん…?」
しかし、コウメイは何も答えず、大きいビンから注いだものをウィルに。
小さいビンから注いだものをフロリーナに差し出した。
そして、自分はウィルと同様、大きなビンから注いだものを手にした。
「これから、二人の歓迎式を行います。
 ウィル殿にはまだ早いかもしれませんが、酒を。
 フロリーナさんには、私の特製ジュースをご用意させていただきました」
「歓迎式……」
フロリーナはおずおずとコップを手に取った。
コップからは甘いオレンジの香りが漂っている。
「そうです。これからお二人は私の指揮のもと、
 リンのために働いてもらうことになります。
 だから、今日は私の事を理解してもらうため、こうした席を設けました」
「なるほど。そういうことですか。」
ウィルのほうはすっかり安心しきった表情になった。
「そ、そうだったんですか……」
フロリーナのほうも安心しかけていたが、先ほど感じた胸騒ぎが気になり、
ウィルほどまでは安心しきっていなかった。
198893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:30 ID:wzjlztnN
「それでは、乾杯!」
「乾杯!」
「か、乾杯……」
3つのカップが重なる。
木製のため、あまりいい音はしなかったが、
「う、美味い!」
「お、おいしい……」
一口カップの中身を飲むと、二人は思わずそう感想を漏らした。
「ははは。さささ、どんどん飲んでください。まだまだありますから…」
二人はコウメイから出されるままに、飲み物を飲んでいく。
フロリーナのほうも、『ジュース』のおいしさのあまり、すっかり警戒心がなくなっていた。

そのまま夜はさらに更けた。
「さてと、そろそろ、ですか…」
コウメイは突如立ち上がった。
「そ、そうっすね…。そろそろ、戻らないと…ひっく……」
ウィルのほうはすっかり出来上がったようだ。
「じゃ、じゃあ…片づけをしましょう……」
フロリーナは自分の飲んだカップと、空いたビンを片付けようとした。
「何を言っているのです? コレからが本番ですよ?」
「え?」
二人が同時にコウメイの顔を見る。
「あ……」
フロリーナの心臓が弾んだ。
コウメイの目が先ほどの不安を感じさせるモノに変わっていたからだ。
そして、この眼が何か思い出した。
(獲物を前にした狼の眼……)
イリアには、野生の狼が数多く生息する。
とにかく厳しい環境に住んでいる彼らの目は常に輝いており、
ひとたび獲物を眼にすると、その瞳はさらに鋭い光を放つ。
今のコウメイの目は、まさにそれであった。
199893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:31 ID:wzjlztnN
「フロリーナさん…」
コウメイがフロリーナに歩み寄る。
「い、いやです…近寄らないで……」
フロリーナは後ずさるが、すぐに壁にぶつかってしまい、逃げられなくなった。
「ふふふ。逃げられませんよ? 扉も鍵をしてしまいましたし…」
コウメイはフロリーナの肩を掴むと、その首筋に舌を走らせた。
ぞくぞくとフロリーナの身体に電流が流れる。
「軍師…これは一体?」
ウィルは酔っているためか、やや今の状況が把握できないでいた。
「ふふふ、フロリーナさんは男性が苦手のようだ。これは、それを克服させるための、
 トレーニングですよ…」
コウメイはそう言うと、フロリーナの胸に手を伸ばした。
「あうん……」
フロリーナが甘い悲鳴を漏らす。
「まだまだ子供ですね。でも、その分、これからが楽しみです」
「あ…コウメイさん……お願いです…や、やめてください……」
フロリーナがか細い声で彼にやめるように言うが、
この状態になったコウメイがやめるわけがなかった。
「いいですね……気の強い女性もいいですが、こういう気の弱い女性も、
 非常にそそるものがありますね……」
フロリーナのその声に満足した表情を浮かべ、
彼女をさらに虐めるため、両手で彼女の寝巻きの胸元を掴むと、
横に裂いた。
「き、きゃぁぁぁぁぁ!!!」
フロリーナの声が小屋に響く。
小さいが、形の良いふくらみが露になる。
薄明るいランプの光を受けて、その白い肌は艶かしいものがあった。
200893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:32 ID:wzjlztnN
「フ、フロリーナさん……」
ウィルが思わずつばを飲みこむ。
そして、自分が彼女をめちゃくちゃにしたいという欲望がわきあがっていることに気づく。
「軍師!」
「なんでしょう?」
「お、俺にやらせてもらえますか? なんか我慢できないんです……」
「いいでしょう。もとより、そのつもりでしたから…」
コウメイがフロリーナから離れ、代わりにウィルが彼女に近づく。
「ウィルさん……」
「これが…フロリーナさんのおっぱい……」
「!! あぁぁ!!!」
フロリーナが再び甘い悲鳴をあげる。
「ん…じゅ……フロリーナさん……」
ウィルが彼女の片方の胸に吸い付いたからだ。
まるで赤ん坊のように、小さな胸を貪るように味わうウィル。
「あふ…あう…はぁぁ………」
「フロリーナさんのおっぱい、硬くなってる……」
フロリーナの乳首が勃起したのを確認すると、ウィルはそれを舌で転がす。
「あぁ…だ、だめぇ……」
しかし、フロリーナの顔も徐々に性欲に取り付かれたメスに変わる。
口では否定してても、ウィルに胸を吸われてうれしそうな表情をしていた。
(くくく。まさか、ここまで効果があるとは…)
コウメイは二人の飲み物に薬を混ぜていた。
ウィルには、すっぽんエキスに性欲を掻き立てる成分の液体を、
それをわからないようにするために強い酒に混合し、
フロリーナのほうには、オレンジジュースに媚薬を混ぜていた。
201893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:33 ID:wzjlztnN
「あ…ウィルさん……胸だけはいやです……」
フロリーナは胸を吸い続けているウィルの手を取ると、それをズボンの中に導いた。
「こっちも……お願いします………」
フロリーナの言葉を合図に、ウィルの手が動き出す。
「あん…いい……気持ちいい……」
フロリーナの下着は既に湿っていた。
ウィルは一旦手を引く抜くと、下着と一緒に彼女のズボンを一気に下ろした。
そして、そのまま露になった秘所を直に指で弄くる。
「あはぁ…気持ちいい……ああ…だめぇ……」
フロリーナの眼からは既に光が失せていた。
ただ、ウィルから与えられる刺激に感じるだけになっている。
(しかし、リンに与えた薬よりこれは効力弱いんですが、ここまで堕ちるとは…。
 もともと、彼女にはマゾの素質があったのかもしれませんね…)
当初、嫌がるフロリーナを無理やり犯すという計画だったが、
フロリーナのあれほど男を嫌がっていたのがとても想像もつかない姿に、
コウメイは嬉しい誤算が生じたと喜んだ。

「ウィルさん……私…物足りません………」
フロリーナはそう言うと、ウィルの股間を手で撫でた。
ウィルの股間はすでに大きく膨らんでいた。
「早く…コレを私の中に……挿れてください……」
フロリーナからとても普段の彼女からは想像もつかないようなお願いをされ、
ウィルは思わずフロリーナの顔を見たが、
快楽に堕ちたフロリーナのその表情は色っぽく、彼はつばを飲み込んだ。
202893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:33 ID:wzjlztnN
「お願いです……。早く挿れてください……」
我慢できないのか、フロリーナは彼の返事を待たずに、彼のベルトを解いていく。
そして、ベルトが外れると、そのままズボンを下ろした。
「そ、そんなに我慢できないんなら……」
ウィルはそう言うと、自分で腰布を取り去った。
山賊のものよりは小さいが、彼のものは山賊と比べて汚らしいという感じはしなかった。
「あぁ……早くそれを…焦らさないでください……」
「わ、わかったから、そんなに慌てないで……」
すっかり受身に回ったウィルは、深呼吸をすると、いきり立ったもので彼女の秘所を突いた。
「う…」
「あはぁぁぁぁぁん!!」
ウィルのペニスがすんなりと飲み込まれていく。
フロリーナの秘所からは血液が流れ出したが、
当の本人は痛みよりも快楽が勝っており、ウィルのペニスが奥に入っていくのを感じ、
嬉しそうな表情をしていた。
「すげえ……女の人の中って、こんなに気持ちいいんだ……」
初めてのフロリーナの締め付けに、ウィルは気持ちよさそうに腰を動かしている。
「あ…ウィルさん……あふ…もっと、もっと激しくしてください…」
言われるままに、ウィルは腰の運動を早める。
「あぁぁぁ!!いい…です…。もっと、もっと…!!」
「こ、これ以上はちょっと、やばいんですけど……」
これよりもさらに腰を早く動かすと、すぐに達してしまいそうで、
ウィルはさすがに躊躇したが、
フロリーナが自ら腰を振り出したので、結局、
さらに出し入れが激しいものになった。
「あ、お、俺…もう!!!」
ビュクビュクビュク…!!
自分が思ったとおり、ウィルはその後すぐに達し、フロリーナの膣内に精を放った。
旅をしていたために溜まっていたのか、なかなか射精は終わらなかった。
203893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:34 ID:wzjlztnN
「ああ…熱い……。でも、私は…その…まだ…その……」
口をこもらせているが、おそらくまだイってないことを主張しているようであった。
「ご、ごめん…。でも、さすがにすぐには…回復しないと思う……」
ウィルは早くイッてしまった自分を恥じながら、ペニスを引き抜く。
大量の精子を放った彼のそれは、しおれた花のように萎えていた。
「じゃあ…私が手伝います……」
フロリーナは跪くと、その萎えたペニスを口に咥えた。
初めてしゃぶるペニスは、自分の愛液と彼の精液の混じった液体のせいもあってか、
結構苦かった。
「すげえ…初めてのセックスにフェラが付いてくるだなんて…」
「ウィル殿。満足頂けましたか?」
「いやいや、これも軍師のおかげですよ。…ああ、気持ちいい…」
「そうですか…。では、私も混じらせていただきますか」
コウメイはそう言うと、着ていた服を脱ぎ始めた。
そして、フロリーナの腰を持ち上げると、二人の淫らな行為で欲情した、
自身を彼女の膣内に挿入した。
「ん…はぁぁぁ!!」
再び太くて硬いものが挿入され、思わずウィルのペニスから口を離してしまうフロリーナ。
「ダメですよ…。ウィル殿のペニスから口を離しては…」
「す、すみません……。ちゃんとするから、やめないでください……」
フロリーナはコウメイに謝ると、再びウィルのペニスを咥える。
「よしよし。では、いきますよ!」
コウメイが腰を動かし始めた。
204893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:35 ID:wzjlztnN
「んふ…あふぅ……んあ…んんん……」
ウィルのペニスをしゃぶりながら、フロリーナは喘ぐ。
「本当だ。よく締まりますね…。」
フロリーナの締まり具合は一度、ウィルが挿入した程度では変わらなかった、
コウメイは久々の締りのよい女性を味わい、満足そうに彼女を突きまくる。
「あむ…あ、コウメイさん……私…私!!」
フロリーナの顔が歪む。
限界が近づいてきたからである。
「そうですね……。そろそろ私も……」
コウメイも、達するために腰を早く動かす。
「んむ…んん…んあ…だ、だめ…もうがまんできません!!」
フロリーナが思わずウィルのペニスから口を離す。
しかし、コウメイはそれに気にせず、腰を動かし続けた。
「く…!!」
どぴゅ…どぴゅ…。
それを受けて、コウメイも絶頂を向かえ、彼女の中に精を放った。
「出しますよ!!」
「お、お願いします!いっぱい、いっぱい…。出してください…。
 あ、あ、ああああああああ!!」
フロリーナが一際大きな喘ぎ声を出し、コウメイのペニスを締め付ける。
205893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:35 ID:wzjlztnN
「はぁはぁはぁ…」
「すげえ…。こんな女性がイクの、初めて見た…。」
ウィルは目の前でフロリーナが最後の瞬間を迎えたので、
しばらく放心状態だったが、
再び意識を取り戻すと、彼のペニスも再び硬さを取り戻した。
「では、ウィル殿。今度はあなたが彼女をイカせてみてください」
「ウィルさん…。お願いします…。もっと、フロリーナに感じさせて……」
「わ、わかりました。今度はちゃんと一緒にイキましょう…」
ウィルは立ち上がり、再び大きくなった自身をフロリーナにあてがった。
「いきます!」
「あああ!!気持ちいい……」
再び、ウィルとフロリーナの交わりが始まった。
ウィルがしているときは、フロリーナはコウメイのものをしゃぶり、
それが終わると、今度はコウメイがして、ウィルのものがしゃぶられる。
こうしたローテーションは朝方まで行われ、
事が終わると、何事もなかったかのように、野営の場所まで戻った。
フロリーナは横にいるリンを起こさないように気遣いながら、
完全に日が昇るまで、物足りない自分を指で慰めていた。
206893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:35 ID:wzjlztnN
「さて、行きましょうか」
テントを片付け、出発する一行。
「ねえ、リン」
道中、フロリーナはリンに話しかけた。
「何?フロリーナ。」
「ううん。なんでもない」
フロリーナは顔を赤らめながら、ペガサスでリンから離れる。
「? どうしたのかしら?」
リンは親友のおかしな挙動に首をかしげながらも、
ケントとセインの先導についていく。

「コウメイさん…」
フロリーナは今度は最後尾を行くコウメイの側に来た。
「あの……。今度は…リンも入れてくださいませんか?」
顔をさらに赤くし、もじもじとコウメイにお願いするフロリーナ。
「わかってますよ。リンも結構淫らなんです。
 今夜あたり、その様子をお見せしましょうか?」
「本当ですか?」
フロリーナが嬉しそうな表情を浮かべた。
「また気持ちよくしてあげますよ。リンもあなたのその姿を見たら、
 たいそう喜ぶことでしょう」
「はい…。今夜も……お願いします……」
フロリーナは上機嫌で空へと舞い上がった。
「いい天気ですね…」
雲ひとつない青空。
そこに、リンの親友が弧を描きながら飛んでいる。
「しかし、リン以外の女が手に入るとは…」
これからますます旅が面白いものになると思い、
コウメイの心は晴れ晴れとしていた。


第三章 「小さな傭兵団」   クリア
207893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:38 ID:wzjlztnN
これで第三章終わりです。
かなり長文になってしまいましたが、満足していただければ幸いです。
次は第4章。ドルカスの奥様も加えての乱交パーティーを予定しております。


208893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/01 23:42 ID:wzjlztnN
すみません。訂正しておきます。
>>204の後半部分。

「く…!!」
どぴゅ…どぴゅ…。
それを受けて、コウメイも絶頂を向かえ、彼女の中に精を放った。
「出しますよ!!」
「お、お願いします!いっぱい、いっぱい…。出してください…。
 あ、あ、ああああああああ!!」
フロリーナが一際大きな喘ぎ声を出し、コウメイのペニスを締め付ける。

順序がずれました。正しくは、

「出しますよ!!」
「お、お願いします!いっぱい、いっぱい…。出してください…。
 あ、あ、ああああああああ!!」
フロリーナが一際大きな喘ぎ声を出し、コウメイのペニスを締め付ける。
「く…!!」
どぴゅ…どぴゅ…。
それを受けて、コウメイも絶頂を向かえ、彼女の中に精を放った。

です。コピペミスった…。欝だ…
209名無しさん@ピンキー:03/06/01 23:42 ID:3OIpOaEc
210名無しさん@ピンキー:03/06/01 23:49 ID:3OIpOaEc
211名無しさん@ピンキー:03/06/02 00:08 ID:jhNpUhAu
コウメイキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!
↓を思い出すではないか……

           |⌒|⌒P
           [二二]            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           (#´Д`)          < 私の新型連弩を食らえ!!
 ______/| ヽ  l ヽ______ \______________
(∋     /  v   \|  ヽ      ∈) __ヽヽ           │
 |____|  /     l    人 ___|    /   \    、、   │
       / / ヽ ー   - / \\      /\   __/   /   │
      / /  |    |   |   \ヽ     
     / /   ヽ       |     \   从 
    //    /  □■□■□■□■□■
   /     |    ■□■□■□■□■□
  /     /    / ヽ    \       | |
../     /    /   \    \     | |
/   /    /       \   \    .|  |
|   (    く          )   )   |  |
|    \   \       ./   /   |   |
|    \   \____/  /.    |   /
 | _〜〜-\  \   /  /-〜〜___| /
  |/   ⊂⌒__)  (__⌒つ    
212名無しさん@ピンキー:03/06/02 15:33 ID:+xi9iHWc
コウメイ様キタキター!
>>212
連弩ってシューターみたいなものでしたっけ
213 ◆lYAOAPHASE :03/06/02 23:39 ID:hpcWehaP
さんぷる??様&前スレ893様、乙! 自分も早く烈火やりたいです。

ヘクトル×フロリーナ(色塗りVer)
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030602232720.jpg

ユリウス×ティニー(接吻、非エロ)
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030602232909.jpg

見どころ→なんかヘンな色のヘクトルのち○こ……スマソ
SSにレス下さった方、めちゃめちゃうれしかったです。サンクス。
完結までうpできるといいなあ。
214名無しさん@ピンキー:03/06/03 01:40 ID:QHRMiv6P
テ、ティニにハァハァ
雰囲気出ててええよ〜
215名無しさん@ピンキー:03/06/03 01:46 ID:n/cK3TZ2
◆lYAOAPHASE 様
ごちそうさまでした!絵、タイヘン美味デシタ(*´∀`)ムハー保存!
感想位しか言えなくて、申し訳ないですがすっげ幸せです。
コメントのち○こも、なにげにエチで萌えです(w

216名無しさん@ピンキー:03/06/03 08:18 ID:dXp+DS0k
217名無しさん@ピンキー:03/06/03 20:49 ID:dwDYWh3Y
ヘクフロ絵、萌えミで紹介されてた
218名無しさん@ピンキー:03/06/03 21:06 ID:dXp+DS0k
オレと一緒に萌え.jpで活躍(=転載)して萌え.jpの良スレを盛り上げようぜ!!
219名無しさん@ピンキー:03/06/03 21:08 ID:dXp+DS0k
こんな堕スレ見限ってさ!!
220名無しさん@ピンキー:03/06/04 00:30 ID:dhWbSFN/
画像は載せない方がいいみたいですね…↑のような厨が引切り無しに現れますから
221名無しさん@ピンキー:03/06/04 01:54 ID:o1JdTbca
>>217 つかぬ事をお聞きしますけど、萌えミって、何ですか?
222名無しさん@ピンキー:03/06/04 02:03 ID:hKdHDCMx
挿し絵なんだしこっちで見たい。つか何故に荒しに気をつかってやらにゃ
いかんの?もちろん荒されないようにしていくのは
大事な事ではあるけど、こっちの住人に出来ることは職人非難じゃなくて
惜しみ無い声援だと思うわけで。◆lYAOAPHASE氏、ガンガレ!
画像もSSも待ってるよ!他の神たちも待ってます!

223220:03/06/04 02:13 ID:dhWbSFN/
>>222
それもそうですね。すいません
職人様、頑張ってください
224名無しさん@ピンキー:03/06/04 03:03 ID:N7t6WkDw
>221
萌えミシュラン
ttp://moem.hp.infoseek.co.jp/
225名無しさん@ピンキー:03/06/04 04:10 ID:Ehq+keHk
◆lYAOAPHASE氏のHPってないの?
226名無しさん@ピンキー:03/06/04 11:26 ID:njsQnnt7
あっても晒さない方がいいと思う。晒すと厨が傾れ込むだろうし。神に迷惑がかかってしまう。
227名無しさん@ピンキー:03/06/04 12:30 ID:UNfnTBUY
以前ここにいた神のサイトに、エルラケ女が書け書けと迷惑行為をした。
近親嫌いな神は呆れて、姿を隠した。それ以来俺は、近親好きは
何があろうと許せん私念厨だ。好きで書く人は否定せんけどね。
228名無しさん@ピンキー:03/06/04 12:58 ID:4/Ae4eLD
自分も微妙に同意するが、字が間違っている…
229名無しさん@ピンキー:03/06/04 14:14 ID:gN8r2f2Z
和む氏帰ってこないかな…(ノД`)・∵.
230名無しさん@ピンキー:03/06/04 23:29 ID:2wcf0WZl
age
231名無しさん@ピンキー:03/06/05 02:11 ID:uIES0Qjn
>>230
ageんなヴォケ
232名無しさん@ピンキー:03/06/05 10:06 ID:KN5f9rQb
萌え.jpにエロゲメーカーから警告がw
233名無しさん@ピンキー:03/06/05 14:42 ID:xUM0QNQO
霞薙というFESS書きのサイトをハケーンしたよ。
知ってる?
234名無しさん@ピンキー:03/06/05 16:39 ID:GF89M6Cl
グロいから嫌い
235名無しさん@ピンキー:03/06/05 19:07 ID:ChDlupN4
>>233
TSはある?(特にサーシャたん)

236名無しさん@ピンキー:03/06/05 19:34 ID:ZzRkvyRS
>>233
まあその、ものすごい勢いで既出
237233:03/06/05 21:10 ID:/wU95Yz6
機種津でしたか・・・
スマソ
238名無しさん@ピンキー:03/06/06 16:50 ID:PmAoeUin
まあ、ドンマイ
239名無しさん@ピンキー:03/06/07 00:20 ID:MjXvXslx
昔、すげえエロエロなブルーム×リンダSS読んだんだけど…あれはどのページだったろう。
探しているんだけど見つかりません。心当たりがある人、教えてください。

あと、冷徹なシグルド(とラケシスとクロード)がかっこいい連載モノももし心当たりがあれば。
240名無しさん@ピンキー:03/06/07 00:38 ID:F60yp7Pu
だーから過去ログ嫁って…
241名無しさん@ピンキー:03/06/07 00:50 ID:6D/Jl4Vu
萌え.jpの馬鹿だな
242乙女の祈り(1):03/06/07 18:08 ID:RY/c7Dp2
「――で、何で君がこんなところにいるんだい?」
外は夜。
ここは、リグレ公パントの屋敷内、自分に宛われた私室。
もっと細かく言えば、その部屋に置かれたベッドの上。
間違いない――それで、間違いないはずだ。
額からずり落ちた氷嚢を乗せ直し、エルクは熱に浮かされた頭で懸命に考える。
そもそも、彼女はエトルリアの人間ですらない。
先だっての混乱からようやく落ち着いたとはいえ、
未だに国境を易々と通してくれるほど安全でもない。
大体、何でパントの私邸に入れたのだ?
――考える。懸命に、考える。
そして、ようやく答えにたどり着いた。
そういえば彼女の行動原理は、理論と言うものがおよそ当てはまらないのだったと。
いつも彼女はそうなのだ……。
随分久しぶりに、噛みしめるようにそんなことを思う。
「何よー、せっかく人が来てあげたっていうのに、その態度?相変わらず素直じゃないんだから」
病床に伏せったエルクの一言など、意にも介さないように彼女は手にした杖を大きく振った。
それまで重たかった身体が、少しだけ軽くなる。
どうやら、文句を言いつつライブをかけてくれたらしい。
「まったく、これだからあんたって放っておけないのよね。
会いに来てみれば、これだもん。また無理したんでしょ」
「……君には関係ないだろ」
あれから、一年近くが過ぎていた。
戦乱の中で仄かに芽生えた感情、
それは一時の気の迷いだとようやく心の整理がついたばかりだというのに。
目の前で不満そうに唇を尖らせるセーラを眺め、エルクはため息をついた。
243乙女の祈り(2):03/06/07 18:10 ID:RY/c7Dp2
一年経ってもセーラはやっぱりセーラのままで――その変わらない様子にがっかりした反面、どこかほっとする自分がいる。
これは、多分なつかしい{仲間}に会えたからだ。
決して、それ以上の感情はありえない。
無理矢理、そう結論づける。
「何しに……来たのさ、君は」
「何って、決まってるでしょ。あんたを放っておけないから、来てあげたのよ。
ありがたいでしょぉ?あたしにベタ惚れなヘクトル様を袖にして、エトルリアに来てあげたんだから」
「袖って……オスティアの仕事は?」
「辞めたわよ。だって、あんたはエトルリアを離れるつもり、ないんでしょ?」
何故自分が関係あるのだろう。
そもそも、そんなにあっさり仕事を辞められるものだろうか?
幾分か楽になったとはいえ、エルクの頭はそこまで思い至らない。
視線だけで説明を促すと、いかにも心外といった風にセーラは腕を組んだ。
「ちゃんとヘクトル様にお許しはいただいたわよ。
あたしがエトルリアで愛に生きます、って言ったら喜んで送りだして下さったんだから」
そりゃあそうだろう。ヘクトルだって、始終こんなシスターを傍に控えさせたくはないはずだ。
何となく納得してから、ようやく気付く。
「……愛?」
「そう。あんたがあんまり私に熱烈な想いを寄せてくれてるから、
あたしもそれに応えてあげようかなって思って」
「誰が……」
「ああもう、声まで掠れてるじゃない。ほら、ちゃんと寝て!熱はどうなのよ?」
誰が熱烈な想いなんか、と言おうとして噎せたエルクに、猛然とセーラは歩み寄ってきた。
意外なほど強い力でベッドに押しつけられ、耳の後ろにひやりとした手が宛われる。
かと思うと、やおら氷嚢が退かされてセーラの顔が急激に迫ってきた。
泡を食うエルクを余所に、彼女は額と額を合わせて難しそうに唸る。
「……うぅん、まだかなり高いわね。あんたはただでさえひ弱そうなんだから、ちゃんと寝てなさいよ。
今よく眠れる薬、持ってくるから」
そもそも眠りから覚めたのはセーラが乱入した来たからなのだが。
元より、エルクはそんな気配りを期待しているわけではない。
薬とやらも果たして本当に効くのかどうか……。
244乙女の祈り(3):03/06/07 18:11 ID:RY/c7Dp2
「(でも……なんだろう)」
再び上がり始めた熱に目を閉じる。
額と額が触れ合った瞬間、どうしようもなく鼓動が跳ね上がった。
それは決して不快ではなく、むしろ好ましい感覚であって――……。
「(気の迷い……じゃ、なかったのかな)」
高熱は、少しずつ少しずつ彼から言い訳という名前の誤魔化しをはぎ取っていく。
「ほら、ちゃんと寝ないと熱なんか下がらないんだからっ」
一人で寝込んでいたエルクにとって、元気そのものの声はどれだけ頼もしく思えたか。
やがて喉を甘苦い薬が通り過ぎるのを知覚した後、
気負いも何もかも忘れた彼に、思ったより安らかに眠りは訪れた。


「……ですから、……様……」
さざ波のように揺れる意識の中で、ぼんやりとセーラの声だけが聞こえてくる。
「(セーラ……?)」
彼女の祈りは何度か耳にしたことがあった。
始めはまともな祈りながらも、すぐ気を抜くとやれ食事が豪華になるようにだとか、
やれ楽がしたいだとか、欲目が出てくる。
しかし、今聞こえてくる彼女の祈りは、今までエルクが聞いたことのない様な声色だった。
「貴族じゃなくてもいいんです。もう、楽をしたいとかそんなこともお願いしません。
でも、どうか……どうか、私を一人にしないでください……ううん、一人になってもいい。
早く、エルクの病気を治してあげて下さい。あいつがあんなに弱ってると……私も、辛い、です」
セーラがそんな殊勝なことを祈るなんて、まだ自分は夢でも見ているのだろうか。
自分の願望が見せた夢……?
うっすらと目を開ける。
部屋の片隅、広げた聖書に向かって、確かにセーラは祈りを捧げていた。
近くにある彼女の背中は、いつも威張り散らしている彼女のそれではなく、
孤独に怯える寂しがり屋の少女の背が薄闇の中に浮かんでいる。
245乙女の祈り(4):03/06/07 18:13 ID:RY/c7Dp2
「……セーラ」
「や、やだっ、起きてたの!?」
具合は、大分良くなっていた。
弾かれたように振り返ったセーラの、普段通りを装った声色もよく聞こえる。
「……聞いてた?」
「大体ね。まさか、君があんな風に祈るとは思わなかった」
「余計なお世話よっ。大体、あんたねえ」
「……君は一人にはならないよ」
「え?」
エルクの顔色が良くなったのを見て取って、
いよいよセーラがご自慢の説教を始めようというところを上手く割り込んでエルクはぼそりと呟いた。
あまりに絶妙なタイミングで割って入られた為、
文句すら思い浮かばなかったセーラに彼は苦笑を浮かべる。
「一人にはならない、しないよ。だって君は、僕が傍で見ていないと何をするかわからないから」
「あ……あんたこそ、私がいないからっ、そんな……倒れちゃったりするんだから!
あたしが傍にいないと……駄目、なんだからっ……!」
ぽたぽたっ、とセーラの瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
ようやく、彼女の内面を垣間見て――その震える肩があまりにも小さくて、エルクはそっとその涙を指先でぬぐい取る。
まだ熱を帯びた指先に、ふるりとセーラの長いまつげが震えた。
「……エルクの、ばかっ……」
気丈で我が儘な殻を外した彼女は、ひどく脆そうに見えた。
どちらからともなく近づいた顔、そっとついばむように口づける。
ほんの僅か、唇が離れ再び重なるごとに口づけは深くなり、やがて求めるように舌が絡み……はっと気付いて、エルクは身体を離した。
「……駄目だよセーラ、風邪……伝染るから……」
「いいわよ。伝染しなさいよ……あたしに。そしたら、あんたの事……心配しなくて済むから」
「いや、それじゃ……」
今度は僕が心配しなきゃいけなくなる。
その続きは、重なった唇に飲み込まれた。
只でさえ熱で浮かされた頭は、衝動を抑えつけるだけの理性を奪われている。
いつの間にかセーラを組み敷いていた時、僅かに残った理性が考えたのは、
この身体はひどく汗くさくはないだろうか――そんなことだった。
246乙女の祈り(5):03/06/07 18:15 ID:RY/c7Dp2
ぴったりとしたセーラの長衣は、脇の紐を解けば簡単に脱げてしまう。
するりと衣擦れの音を立てて紐を引き抜く、それだけでセーラの身体を覆うのは下着だけになってしまった。
「あ、あんまり……見ないでよねっ。恥ずかしいから……」
あまり陽にさらされたことのない肌は、僅かな蝋燭の明かりにも眩しかった。
恐る恐る腕に触れてみると、ひどく熱を帯びた自分の手に比べてひどく緊張に冷え切っている。
緊張をほぐすように――或いは、冷えた肌を暖めるように。
白い肌の上を、手で撫でさすっていく。
「ん……うん……」
腕から肩、肩から緩く上下する胸元……。
ゆっくりと触れていく手に、セーラの唇から切なげな吐息が漏れた。
どうしようもなく高ぶる気持ちを抑え、下着越しに柔らかな乳房を撫ぜてから僅かに尖った先端を転がすように掌に収めて揉む。
「はぁ……ぁん」
とろん、と瞳を潤ませたセーラの様子は、まるで誘っているようでもあり。
これじゃあどちらが熱を出していたのかも分からないな――。
そんなことを思いながら、下着の下へ手を伸ばす。
「あ、やっ……あは……あッ」
大きすぎず、小さすぎず、形の整った乳房は吸い付くようにしてエルクの手の中で形を変える。
「あぅ……んっ、あんっ」
掌を押し返す柔らかな感触に、つい力を込めると僅かにセーラの眉が苦痛に歪んだ。
また怒濤の如く怒り出すのではないかと手を止めた彼を、セーラは潤んだ瞳で見つめる。
初めて見た、恨みがましそうな――それでいて、甘えるような表情で。
「あんまり見ないでって……言ってるでしょ……」
「ちょっと無理な相談だと思うけどな、それは」
いつの間にかずれてしまった下着を取り払い、詫びるように先端を舌先で転がす。
「ひぁ……ぁっ、あふ……」
未知の感覚に身を捩るセーラ。
それを押さえ付ける形で、エルクの手は白い肌の上を辿っていった。
冷えている場所を一つ一つ、暖めていくように撫でさすりながら下腹を目指し、下着越しに秘められた場所を確かめる。
「あっ……」
びくりとセーラの身体が震えた。
一瞬、すみれ色の瞳に怯えに似た色が浮かぶが、すぐに首筋を這う舌先の感触にとろんと濁る。
247乙女の祈り(6):03/06/07 18:22 ID:RY/c7Dp2
「少し、濡れてるね……」
「やっ……あっ、だ、めぇ……エルクっ……」
ぴったりと重なった身体が熱い。
火照っているのか、それとも単に熱の所為なのか。
分からないまま、エルクは下腹に宛った指をそろりと動かした。
蠢く肉の感触と共に、僅かな湿り気を覚える。
「あ……ひぁ……ぁんっ、あっ、やぁ……ぁっ」
ちゅく、くちゅ、という濡れた音が余計に二人を高ぶらせる。
上下に擦り立てるように指を動かし、エルクは艶めいて濡れたセーラの唇を夢中で吸いたてた。
「ん……むぅ……うぅんっ、んっ……ふぁっ……」
舌を絡め、濃厚なキスを交わす間にもエルクの指は休むことなく秘められた場所をなぞり、
重ねた唇の間からくぐもった吐息が漏れる。
「ふ……ぅ……」
純白の下着、エルクの指の下に生まれた染みは少なからずセーラに不快感を与えていた。
もじもじと膝をすりあわせるセーラに、エルクも心得たとばかりに下着へ手を掛ける。
「あ……」
するり、と自分の脚から最後の一枚が引き抜かれていく様子を、セーラはまるで他人事のように見つめていた。
瞳には、これから先にある快楽に対する期待と裸身を晒した羞恥ばかりがある。
「すごい……こんなに濡れて……」
「そ……そんなとこ、じっくり見るんじゃないわよっ……!」
初めて目の当たりにするセーラの花弁は、既に濡れてエルクを誘っていた。
恥ずかしそうに視線を逸らすセーラの仕草も相まって、
エルクも自分の下半身にどうしようもない疼きを覚え、ひくつく花弁へ直に触れるべく手を伸ばす。
「きゃ……ひゃぁ……んっ!」
いやらしい、粘ついた音を立ててエルクの指先が浅く沈む。
熱く潤った肉の感触に、夢中で其処を浅く緩く掻き乱す。
エルクの肩の辺りを彷徨っていたセーラの手が、きゅっ、としがみつくように握られていた。
「あ、あっ、あ……はッ……あぁ……んっ」
僅かに、指を奥まで押し進める。
絡みつく彼女の内壁は、人体構造の書物から学び取ったものよりずっと狭く、
とても男性のものなど入るとは思えなかった。
248乙女の祈り(7):03/06/07 18:23 ID:RY/c7Dp2
「(本も……意外と、あてにならないのかもな……)」
中指で秘所を掻き乱しながら、余った親指をぷっくりと充血した肉芽に宛う。
それだけで、セーラの身体が大きく跳ねた。
「あんっ、駄目、それ……駄目ぇっ!」
「駄目、じゃないだろ?」
「やっ、あっ、あは……あぁっ!ひゃ……ぁんっ!」
ぐっ、とエルクの肩に指が食い込んだ。
腰を浮かし、自然と指の出入りがスムーズになるよう促しながらセーラは一際高い嬌声を響かせる。
「あ、あっ、駄目っ、そ……んなっ、はぅ……んッ」
一杯に力の籠もったつま先が、ぴん、と伸びた。
セーラの限界を悟り、エルクは引き抜いた指で一際強く肉芽を摘み上げる。
「や……っ、イっちゃ……あぁぁぁっ!」
力の籠もった肢体から、一転、全ての力が抜け去っていく。
エルクの肩にわずかながら血を滲ませて食い込んでいた指も、甘やかに解けてベッドにぱたりと落ちた。
「っは……ぅ……」
初めて絶頂を迎えたセーラは、焦点の合わない瞳でエルクを見上げている。
整わない呼吸に激しく上下する胸元に、エルクは持て余し気味の情欲を掻き立てられて首を振った。
セーラは、シスターだ。
これ以上のことは……望めない。
けれど。
249乙女の祈り(8):03/06/07 18:25 ID:RY/c7Dp2
「……エルク」
「ごめん……セーラ、僕は」
「こんなとこで……やめないでよ……バカ」
消え入りそうなセーラの声に、エルクの中で何かが弾けて飛んだ。
気がつくと、エルクの手は自分の意に反して解け乱れた薄桃色の髪をそっと撫でている。
「セーラ」
「言ったでしょ。エトルリアで、愛に生きるって……」
理性の枷は、もうとっくに何処かへ行ってしまっていた。
何時の間に夜着を脱いだのかも覚えていない。
ただ、夢中でセーラの唇を求め――その中心に、己を宛う。
「んっ……」
押し開かれる感覚に、セーラの身体が小さく震えた。
触れ合った部分の熱さが最後の理性をも吹き散らしていく。
「……いくよ」
「は……ぁっ……く……ぅぅ……ぁぁっ!」
破瓜の苦痛をエルクは知らない。
一気に突き込まれ、引き裂かれ、それでもセーラは悲鳴らしい悲鳴は上げなかった。
目の端に涙を浮かべ、出来る限り苦痛を押し殺して痛みが過ぎ去るのを待つ。
「く……う……」
「ごめ……ん、痛む……?」
聞かずとも、シーツを力一杯握りしめた手が彼女の苦痛をよく表していた。
うねる胎内から己を引き抜こうとするエルクに、しかしセーラは緩く首を横に振る。
「……ね、エルク」
「うん……?」
「キス……して」
「……うん」
痛みに喘ぐ唇は、噛みしめたときに滲んだ血が浮かんでいた。
微かに血の味がする口づけを交わしながら、
エルクの手は少しでも苦痛を和らげてやろうとセーラの身体をなぞっていく。
「ん……ふ……」
宥めるような口づけに、強張ったセーラの肩から力が抜けていく。
恐る恐る腰を引いてみると、分け入ったときのような抵抗感はなくなっていた。
250乙女の祈り(9):03/06/07 18:26 ID:RY/c7Dp2
「……あ、んっ……」
少しだけ引いた腰を、また押し出す。
艶めいた声は、先程のような苦痛を滲ませてはいなかった。
「……動くよ、セーラ……っ!」
「あ、は……ぁっ!」
濡れたもの同士が擦れ合う、淫靡な音が結合部から零れた。
余計な力の抜けた身体は、素直に快楽だけを追い始める。
「あぁっ、あっ、あんっ、あつっ……熱いよぉ、エルクぅっ!」
「セーラの中も、すごく熱いっ……!」
一端エルクを受け入れたセーラの胎内は、どん欲に彼を求めた。
溢れる愛液を潤滑油に、出し入れを繰り返すエルクのモノをきゅうきゅうと締め付け、彼を昇らせていく。
「ひぁ、んっ、く……はぁ……ぁっ」
セーラもまた、二度目の絶頂に昇り詰めようとしていた。
エルクの首筋に縋り付き、ぎこちなくも彼の動きに合わせて腰が揺れる。
最早シスターとしての資格をなくしてしまったことも、
この快楽と一体感の中ではどうでもいいことだった。
ただ、エルクと共に昇り詰めたい、その一心で腰を揺らす。
「あっ、あは……っ、も……ダメ……あぅっ……あたし……っ!」
「っく……ぅ!セーラ……っっ!」
「ひ……っあぁぁぁぁっ!」
自分の奥深いところで、何かが弾けるような感覚。
溶けてしまいそうな熱さに押し流されるようにして、
セーラは二度目の絶頂を迎え――意識が、暗転した。
251乙女の祈り(10):03/06/07 18:27 ID:RY/c7Dp2
「ふふっ、セーラさんがいらっしゃってから、エルクは無理をしなくなりましたわね」
「そうだね。彼女を屋敷に招いて良かったよ」
――数ヶ月後。
すっかりパントの屋敷に居着いてしまったセーラは、
今日も口やかましくエルクの傍で彼の修行を見守っている。
あの日どうしてセーラがエルクの部屋にいたのか、結局エルク本人は知らないままに、恩師夫妻の計画は着々と進んでいた。
エルクが気の迷いと片付けていた想いが、決して気の迷いなどではなかったことをこの夫婦はよく知っている。
恐らく、エルク本人以上に。
優雅に紅茶のカップを傾けながら、ルイーズは愛する夫を眩しそうに見上げた。
「それでパント様、セーラさんのご両親というのは……?」
「ああ、それが……」

リキアを混乱に陥れた戦乱から数年後。
大賢者パントの弟子にして、有能な魔道師エルクはエトルリアの魔術指南として、また大貴族の一員、伯爵の一人としてエトルリアにその名を知られることとなる。
それほど位の高くなかったエルクが伯爵にまで上り詰めたのは、
リグレ公パントの後押しとも、孤児であった奥方が実は伯爵家の令嬢であったとも伝えられているが
――真相は、定かではない。
252和む:03/06/07 18:33 ID:RY/c7Dp2
お久しぶりです。
近親野郎に関しましてはご心配をかけてスマソでした。
とりあえず烈火記念でエルク×セーラです。
本当はジャファニノとかやりたかったんですが……
やりたいネタは嬉しくも既に書かれてたので、こっちで。
相変わらずベタ甘でごめんなちい。
ウルスラタンのサンダーストームで心地よく逝ってきまつ(w
253名無しさん@ピンキー:03/06/07 19:16 ID:ZHuCwl7d
な、和む氏…お帰りなさいませ。・゚・(゚´Д`゚)・゚・


         \キタ━━━━━━━━━!!! / /:::::::ヽ___
━でお待ち下さ\  \●ノ\●ノ    / 丿 ::.__  .:::::::::::::
      ∧_∧(\へ■   ▼へ /  / /。 ヽ_ヽv /:
ち下さい(  ゚∀゚)  \  > <  /  / / ̄ ̄√___丶
 ∧_∧( つ  つ   \∧∧∧/━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ
(  ゚∀゚)そのままキタ━< 激 >    | .:::::.  ..: |    |
( つ  つ         <  し >    | :::    | |⊂ニヽ|
そのままキタ━でお待ち <  く  >/ /| :    | |  |:::T::::|
──────────< キ >──────────
キタ━━━━(゚∀゚)━━ < タ  >    ┏┓    ┏━━┓
キタ━━━━(゚∀゚)━━ < │ >┏━┛┗━┓┃┏┓┃
キタ━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)< !!!! >┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏
キタ━━━━━(゚∀゚)━/∨∨∨∨\ ┛┗━┓┃┏┓┃┃
キタ━━━━━(゚∀゚)/ _∧   ∧ \ ┏━┛┗┛┃┃┗
キタ━(゚∀゚)(゚∀゚)(/( ゚ ∀゚ )━ ( ゚ ∀゚\         ┃┃
キタ━━━━━(/━∪━━∪━∪━━∪\      ┗┛
キタ━━━━ /┃ しばし  キタ━━(゚∀゚)━!!!\

254名無しさん@ピンキー:03/06/07 19:27 ID:+IB4AaOy
おお、ついに神の復活ですね
良い物読ませて貰いました(*´∀`)
255名無しさん@ピンキー:03/06/07 20:10 ID:OBPtGcDS
降臨、いや光臨だ!キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!
まってますた…!!!!!
256名無しさん@ピンキー:03/06/07 21:18 ID:k3MtO1tw
ファリナのSSって既出ですか?
257名無しさん@ピンキー:03/06/07 22:19 ID:Xg4fHiML
まだ出てないと思うよ。
258名無しさん@ピンキー:03/06/07 22:44 ID:MzqjTpw7
>252
エルク×セーラとても良かったです、今一番読みたかった組み合わせなもんで。
セーラが可愛かった。
ってか相変わらず少年少女の心理描写上手いですなア。
ベタ甘(・∀・)イイ!
259名無しさん@ピンキー:03/06/07 22:49 ID:VTNLLWso
神よ、あなた様の降臨をどれほどお待ちしたことか!

いいもの読ませて戴きました!
260名無しさん@ピンキー:03/06/07 23:42 ID:naE5X62J
正直エルク×セーラでまともな純愛ものが読めるとは思わなかった(w
261名無しさん@ピンキー:03/06/08 00:45 ID:GN+uHpNS
エリウッド×フィオーラは既出でつか。
262名無しさん@ピンキー:03/06/08 00:48 ID:QkIoqky6
烈火のペガサス三姉妹ものは今のところフロリーナ×リンと
ヘクトル×フロリーナしかないですわ
263名無しさん@ピンキー:03/06/08 00:52 ID:WhvrzwDN
ルイーズの浮気キボンヌ
264名無しさん@ピンキー:03/06/08 01:28 ID:yflcwpbo
今さらだけど前スレのヘクフロはかなり萌えますた
烈火は私的にヘクフロがベストカップルだったし
265名無しさん@ピンキー:03/06/08 01:57 ID:GN+uHpNS
エリフィオが私的ベストだ。
一応王道ではあるが需要少なそうだな…。
神は死んだのか(ノД`)・∵
266名無しさん@ピンキー:03/06/08 02:09 ID:f9llHIld
>>261=265
え?自分が書くっていうことじゃないの?
既出とか聞くからてっきりそうなのかと…
267名無しさん@ピンキー:03/06/08 02:23 ID:GBUbxdDG
レイモンド×ルセアきぼんぬ
268名無しさん@ピンキー:03/06/08 02:41 ID:DMoICqrM
>>267
801板いけ
269名無しさん@ピンキー:03/06/08 10:54 ID:DqCKwZPX
エリフィオ(゚∀゚)イイ!
は、早く(ノ゚◇゚)ノカモ〜ン
270名無しさん@ピンキー:03/06/08 13:39 ID:0MeUkkvl
エスリン×フィンの人妻のつまみ食いキボン 
271名無しさん@ピンキー:03/06/09 00:19 ID:B1Yo576z
エリフィオキボン。

>>268
ルセアが男であることを知らない可能性もなきにしもあらず。
272893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:30 ID:WmdJasu4
「うんしょ…うんしょ…」
レベッカは大きな桶を両手を使って運んでいた。
その中には大量の水が入っており、少女一人の腕にはやや重いと思われた。
しかし、彼女はその重さにめげることも愚痴をこぼすこともなく、
ただひたすら額にさわやかな汗をかきながら、一生懸命に自分の役割を果たそうとしていた。

魔の島にきたエリウッドたち一行は、緒戦のウハイとの戦いに勝利し、
彼の遺言に従って軍を進めていた。
だが、連戦続きで兵達は疲労しきり、士気もかなり低下していたため、
軍師の忠告を受けて、エリウッドは軍を休めることにした。
主に後方の衛生兵や輸送隊を護衛していたレベッカは、
料理用と治療用の水を確保するため、近くの湖にこうして水を汲みにきたのである。

「あと、もう少し……」
一旦、桶を下ろし、額の汗を拭う。
魔の島といわれているにもかかわらず、現在彼女の立っている森は、
小鳥達のさえずりが聞こえ、日の光が差し込んできていて、
彼女がいつも猟をしていた、村の近くの森を思い出させた。
(そういえば、昔は3人でよく森で遊んでいたっけ)
彼女の頭に、昔の出来事がまるで昨日のように浮かんでくる。
まだ弓もまともに使えなかったレベッカは、先に森に入った二人を追いかけている。
名前を呼ばれて、二人は彼女の方に振り返った。
一人は、幼馴染でこの軍にいるウィル。そしてもう一人は――――
「な、何を考えてるのよ。は、早くこれを運ばなきゃ!」
頭の中の光景を消し去るように頭を振ると、彼女は再び桶を持ち上げる。
しかし、桶はさきほどよりも重く感じた。
(おにいちゃん……)
旅に出るといって、突如家出して帰ってこない兄、ダン。
ウィルと一緒に出て行ったはずなのに、彼とは一緒ではなかった。
今、彼はどこにいるのだろう…。
273893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:33 ID:WmdJasu4
そんなときである。物音がしたのでふと顔を上げてみると、
そこには見たことのある、どことなく懐かしい男の背中があった。
「お、おにい…ちゃん?」
桶が地面に落ち、バシャンと音を立てて水が零れる。
その音を聞き、その男は彼女の方を向いた。
「あ…あ…」
目頭が熱くなる。
振り向いたその顔は、月日が過ぎても、彼女の覚えているその顔だった。
「おにいちゃん!」
思わず、その人物に走り寄り、彼の胸元に飛びつくレベッカ。
「お、おい! 何をするんだ!」
男は、いきなり少女に抱きつかれて、照れているのか、顔をやや赤くさせながら、
そんな彼女を体から離した。
「え、あの…」
やはり兄と同じ顔である。
では、なぜ自分が拒絶されたのだろう。
レベッカの頭の中は少し混乱していた。
「人違いってヤツか?」
「あ…」
男はやはり、と言いたげにため息をついた。
「…ったく。まあいいや、許してやる。とっとと行きな。
 俺は見回りがあるんだ」
「ごめんなさい…。あなたの後姿が家出したおにいちゃんにとても似てたから…」
とたんにレベッカは悲しげにうつむいてしまう。
やはり、この男は兄ではないのであろうか?
「…なんて名前だ?」
「ダン…。ダンって言うんです。」
男はその名前をつぶやきながら、
頭の中にそれに該当する人物を思い浮かべようとしたが、
「ふーん…知らねーな」
まったくそれは出てこなかったようで、そっけなくレベッカに答える。
だが、レベッカはやはりこの男は兄かもしれないという希望を捨て切れなかった。
274893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:34 ID:WmdJasu4
幼いころ、自分が兄とウィルの狩りについていくと決まって兄は、
「邪魔だ。ついてくんな」
と自分を突き放すように言っていた。
でも、それは自分を危険にさらさせたくないという、兄なりの愛情表現であったことは知っている。
そして、目の前にいる男の口調も、兄と同じ雰囲気を感じられたからである。
「あなたの名前は?」
思い切って名前を尋ねる。
「オレはダーツ!ファーガス海賊団の特攻隊長だ!!」
「か、海賊…?」
荒くれ者の名前を聞いて、レベッカは驚いた。
といっても、その男、ダーツの身なりを見れば、
たしかにそういった類の人間だと知っても驚くことはないのだが、
レベッカは彼の顔と後姿しか見てなかったので、
それになかなか気づかなかった。
「…ま、それが正しい反応だな。これにこりたら、むやみに抱きついてくるんじゃねーぞ」
そう言って、ダーツはレベッカの頭をぐしゃぐしゃと撫でると、
そのまま森の奥へと消えていった。
まるで子ども扱いするかのような撫で方であったが、
その撫でる手つきと手の大きさは、やはり兄と共通するものがあった。
「…ダーツさん…」
男の後姿が見えなくなると、レベッカは悲しげにその男の名前をつぶやくと、
空になっているのにも気づかず、桶を野営場所まで運び始めた。
275893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:34 ID:WmdJasu4
その夜、レベッカは一人、テントの外で星を眺めていた。
昼の森といい、この夜空に浮かぶ星の美しさを見ると、
自分が魔の島にいるということを忘れそうになる。
「…ダーツさん…」
昼間であった海賊ダーツ。
彼の顔が夜空に浮かび、恋しい兄のことを思い出し、彼女のほほを一筋の涙がたどった。
「よお、レベッカ。何似合わないことしてるんだ?」
レベッカが振り返ると、そこには見慣れた顔があった。
「ウィル…」
そして、その彼にないていたことを悟らせないように、
慌てて手で眼を拭うと、彼に笑顔を見せた。
「失礼ね。私だって、女の子よ? 星空に思いをはせても可笑しくないでしょ」
ウィルは月明かりが照らす彼女の眼がやや赤くなっているように見えたが、
彼女が相変わらずの反応で答えてくれたので気に留めないようにした。
「ばーか。何が星空に思いをはせる、だ。変なものでも食べたんじゃないのか?」
「変なものね…」
レベッカはそうつぶやくと再び視線を夜空に向ける。
「………」
やはり彼女はどこか変だ。
ウィルはレベッカの異変に気づくと、胸が痛んだ。
なぜだろう。このお転婆な少女が寂しそうにしていると、やるせない気持ちになってくるのだ。
「となり…いいか?」
レベッカは何も答えなかったが、ウィルはそのまま彼女の横に腰を下ろし、
彼女と同じように夜空を眺めた。
「…綺麗だな」
「そうね…」
「………」
「………」
そのまま二人は黙って夜空を見上げていた。
きらきらと輝く星。
たしかに、これなら誰が見てても悪くないな。
ウィルは久しぶりに夜の空を見て、そう考えた。
276893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:35 ID:WmdJasu4
「ねえ…」
ふと、レベッカが口を開いた。
「一人にしてくれない?」
ウィルは思わずレベッカのほうを向いた。
相変わらず顔を空に向けているが、その顔は悲しげで、
ウィルの胸がさらに痛む。
「なにがあったんだよ、お前…」
「わかんなくて結構よ! さっさと寝れば? 明日も早いんだし…」
「ほっとけないだろ? 大事な幼馴染を」
「嘘ばっかり!」
「え?」
レベッカがウィルのほうを向いた。
その眼には涙が浮かんでいた。
「わたしなんて…ウィルにとってどうでもいい人間なんでしょ?」
「なんだよ、それ?」
ウィルは苛立ちを覚えた。
しかし、その苛立ちの矛先は、
一体、彼女はなぜそんなに悲しいのか。
何故、自分を拒絶するのか。
まったくそれを理解することができない自分に向けているようであった。
「ウィルなんて…どこへでも行けばいいんだわ!」
吐き捨てるようにそう彼に言葉を浴びせると、レベッカは森の中へと走っていった。
「お、おい! レベッカ!!」
ウィルも彼女の後を追う。
それは考えるよりも早かった。
ただ、レベッカを放っては置けない。
その感情だけで彼は動いていた。
277893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:36 ID:WmdJasu4
レベッカは森の中にある湖にいた。
「レベッカ!!」
しかし、彼が声をかけると、
「こないで!」
濡れるのにも構わず、湖の方へと逃げていく。
「待ってくれよ!」
ウィルも彼女を追って湖に入る。幸い、身長が彼女よりも高い彼は、
湖が腰ほどまで深いとはいえ、胸の辺りまで浸かっている彼女とくらべれば、
水の抵抗を受けにくく、あっという間に彼女に追いついた。
そして、彼女の肩を掴もうとすると、
「こないでって言ってるでしょ!」
その手をはたかれ、レベッカは後ずさりして彼から離れようとした。
「いやだ」
しかし、ウィルも引き下がるわけには行かない。
じゃぶじゃぶとさらに水をかき分けながら彼女に近づいていく。
「なんで…なんでこっちに来るのよ…。私なんて……放っておけばいいじゃない…」
レベッカはそれ以上逃げず、ただただ溢れる涙を手で覆い隠すしか出来なかった。
そのときである。レベッカの上空にきらりと光るものが。
夜空の星を反射して近づいてくるそれは―――
「危ない!!」
バシャーン!!!
ウィルがレベッカの方に飛びかかり、二人ともそのまま湖の中に沈んだ。
「ぷはっ!!」
しばらくして、二人は水中から姿を現す。
「な、何をするのよ!」
「…これだよ」
ややお怒り気味のレベッカとは対照的に、ウィルは湖に刺さった棒のようなものを引き抜く。
「そ、それは!」
棒の先端には尖った鉄がついていた。形状からして、それは手槍と呼べる代物だった。
「敵だ…」
ウィルはそう言うと、弓を背中から取り出す。
278893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:38 ID:WmdJasu4
「上手く狙えるかな?」
しかし、木で出来た弓は水を吸って重くなっており、
鋼で出来た矢も合わせると、相当な重さになることは間違いない。
つまり、それだけ命中力が落ちるのである。
だが、ここには二人しかいない。換えの弓など取りに行っている暇などない。
レベッカも弓を取り出すと、彼と背中合わせに敵に備える。
「ペガサスナイト?」
「たぶん…」
耳を澄ませると、上空から馬のいななく声と羽ばたきの音が聞こえてくる。
「おそらく、斥候だろうから一人しかいないと思うけど、油断するなよ?」
「わ、わかってるわ」
音はさらに近づいてくる。
二人の弓を握る力が自然と強くなる。
そして…
「来た!!」
たくさんの木と木の間に、白い影が見えると、ウィルは弓を構え、一気にそれを引く。
放たれた矢は空気を切り裂く音を出しながら目標に向かっていくが、
寸でのところでかわされる。
「くそ!」
矢を取り出し、再び弓を構えるウィル。
しかし、敵もこちらが弓兵と気づいたのか、低空飛行に切り替え、
木を遮蔽物にさせながら近づいてくるので、なかなか次の矢が放てない。
もし、ここで外せば、敵は一気に距離を詰め、上空から重力をも利用した、
槍を浴びせてくるからである。それはすなわち、死を意味する。
「………」
レベッカのほうもそれをわかっているようで、汗と湖の水で濡れた額を拭いながら、
敵の隙をうかがっている。
279893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:39 ID:WmdJasu4
(こいつも成長したな…)
自分の真似したいといって、弓を持ち始めたころのレベッカは、
それはそれは下手糞で、1メートル先のビンに当てることすら出来なかったのだが、
今はこうして軍の中でも自分と争うぐらいの弓の使い手になっている。
しかも、弓だけでなく、濡れて服が肌に張り付いていることでわかる彼女のスタイルは、
胸の大きさだけは胸当てをしているためにわからないが、
幼さを残しながらも顔立ちは整っており、くびれた腰にすらりとした両足が美しく、
形の良い尻はまたなんとも言えないものがある。
(ば、馬鹿! オレはレベッカ相手に何を考えているんだ!)
思わず股間が膨らんでしまい、ウィルはようやく現実に戻される。
(それに今はそれどころではない。目の前の敵を…)
しかし、目の前にいたはずの敵はいなかった。
「ウィル! 上!!!」
「え!?」
レベッカが突然叫び、それにつられて彼は空を見上げると、
バシャーン!!
大きな音を立てて彼のすぐ横に槍が突き刺さる。
「う、うわわわわ!!」
突然の出来事に、ウィルはうろたえてしまう。
ウィルのそんな状態を見た敵は槍を構え、彼目掛けて急降下を始めた。
「し、しまった!」
「ウィル〜〜〜〜〜!!!」
ドス!!!
ウィルの喉元近くまで来た槍が、湖に落ちる。
彼の視界に、脳天に矢で貫かれた女兵士が口から血を流し、
そのまま愛馬に体を預けるように倒れる様が映った。
「ヒヒーーーン!!」
そのまま天馬は主を弔うためか、彼女を背に乗せたまま、
また星が瞬く夜空へと飛び去っていった。
危機が去り、ウィルはほっと胸を撫で下ろしていると、
「ウィル〜〜〜!!」
今度はレベッカが彼に抱きつき、そのまま二人は湖にまた沈んだ。
280893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:40 ID:WmdJasu4
既に夜はかなり更け、森の中を歩いても迷うだけと判断した二人は、
一糸纏わぬ姿で背中合わせになりながら、火にあたった。
二人の目の前にある木の枝には、彼らが着ていた服や甲冑が干してある。
お互い、向き合うわけにも行かないため、二人の間に沈黙が流れていた。
「へっくしゅ!」
「だ、大丈夫?」
「だ、大丈夫だよ」
心配するレベッカに、笑顔を見せようと振り返ると、
彼の視界に縮こまった彼女の白い背中が映った。
「こ、こっち見ないでよ!!」
「ご、ごめん…!!」
慌てて顔を戻すが、彼の心臓はバクバクいっていた。
彼女の白い背中もそうであるが、その先にあった
彼女の干してある下着を見たからである。
(あ、あいつ…あんなもの穿いていたのかよ…)
彼女の下着の色は白かったが、飾り気がないものでなく、
大人の女性が穿くようなデザインをしていた。
ウィルの頭の中に、それを穿いたレベッカの姿が浮かぶ。
(おいおいおいおい! 今日のオレはどうしちゃったんだよ〜!!)
先ほどの戦闘のときといい、彼女の寂しそうな顔を見たときといい、
ウィルのレベッカを見る眼は明らかにいつもと違っていた。
281893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:42 ID:WmdJasu4
「ねえ…」
突然、彼女に話しかけられ、ウィルが思わずドキッとしてしまう。
「さっきは…ありがとう。その……助けてくれて……」
先ほど、彼女を手槍から護るため、思わず彼女に飛びついたことが思い出される。
「いや、気にするなよ。それに、オレだってお前に助けられたんだし…」
「………」
「………」
そして、再び沈黙してしまう。
ウィルががこのままではいけないと思い、彼女がなぜあんな寂しそうにしていたか、
問いただそうとしたときだった。
「…おにいちゃんにそっくりな人を見たの」
突然、彼女が話し出した。
「おにいちゃんにそっくりって……もしかして、ダーツのこと?」
「うん……」
背を向けたままなのでよくわからないが、
なんとなく彼女が寂しそうな表情をしている。
ウィルはそう思った。
「ねえ…。なんで一緒じゃなかったの?」
「え?」
彼女の言葉にウィルが驚く
「なんで…おにいちゃんと一緒じゃなかったのよ……」
ウィルの顔がさらに驚きのものに変わっていく。
「ダンのやつ、帰ってきてないのか?」
「…どういうこと?」
どうやら、本当にダンは村に帰ってないらしい。
ウィルはそのままレベッカに話を続けた。
「オレもダンも、家族にいい暮らしさせてやろうって息巻いて家を出た。
 だけど、そんなうまくいくわけなくて…。
 バドンで別れたのは村を出て数ヶ月目の話だぞ?」
「!! そんな……じゃあおにいちゃんは?」
レベッカの声が震えている。
282893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:44 ID:WmdJasu4
ようやく理解した。
なぜ、彼女が寂しげな表情をしていたのか。
そして、何故自分に対して怒りを露にしていたか。
「ごめん…レベッカ…」
他に言いたいことはいくらでもあるのに、口から出てきた言葉はただそれだけだった。
「ひっく…ひっく…おにい…ちゃん……」
嘔吐の声をあげて、まるで子供のように泣きじゃくる幼馴染を後ろから抱きしめることも出来ず、
ただただ、彼女に謝罪の言葉を聞かせることしか出来なかった。

「ウィル…」
そんな時、レベッカが逆に彼を背後から抱きしめてきた。
背中に小さいみたいだが、柔らかい胸の感触を得て、
やはり彼女もだんだんと大人になっていることがわかり、ウィルは思わず赤面してしまう。
「レベッカ!?」
「ウィルは……どこにも行かないよね?」
まるで自分を放さないみたく、レベッカの抱きしめる力が強くなる。
「私ね…。小さいときからあなたが好きだった……。
 あなたが好きだったから、私も弓を使い始めた。
 いつかウィルと…おにいちゃんと猟に出たかったから…。
 でも、あなたとおにいちゃんは……私にさえ黙って出て行ってしまった……」
「………」
突然の幼馴染の告白にも、ウィルは冷静でいられた。
ただ、彼女に「好き」といわれて、とても嬉しく思う自分がいたのは感じていた。
283893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:45 ID:WmdJasu4
「私、ずっと待ってた。すぐに二人は帰ってくる。
 そう思って、毎日日が沈むまであなた達の帰りを待ってたのに…。
 それなのに………うっ、うっ…」
「レベッカ……」
ウィルは自分を抱きしめている彼女の手を握る。
自分よりも小さな手であったが、その暖かさは幼いころから変わりはしない。
「一人にしてごめん。…つらかったな。」
「ウィル…ウィル!!」
レベッカが彼の背中に頬をつけ、そのまま何かが切れたかのように大声で泣き出した。
ウィルは心に沸いて出てきたもやもやとしたものに耐え切れなくなり、
向き直ると、そのまま彼女を自分の胸に抱きしめた。
「レベッカ…オレも……」
そこで一旦深呼吸する。
そうだったんだ。
さっきから感じているこの"気持ち"はそういうことだったんだな。
言うに恥ずかしい感情だったけど、今なら言える。いや。言わなければならない。
「オレも…お前のことが好きだ」
「ウィル…」
レベッカが顔をあげる。
宝石のように綺麗な緑色の瞳は、泣いていたせいで赤くなっており、
また、そんな顔を見ると、ウィルは切なくなってくる。
そして、そのまま感情に突き動かされるように、彼女に顔を近づける。
レベッカも嫌がらず、それを受け入れるように目を閉じ、その瞬間を待った。
「ん…」
二人の口が重なる。
ウィルの鼻の中に、昔とは違うレベッカのいいにおいが飛び込んでくる。
「ウィル…ん……あむ……」
それに欲情したウィルは、彼女の口の中に舌を滑り込ませる。
レベッカもそれにたじろぐこともなく、そのまま彼と舌を交わらせた。
やがて二人の口が離れると、二人の心をつなぐように、唾液がお互いの舌に繋がっていた。
284893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:46 ID:WmdJasu4
「レモンの味じゃなかった…」
「え?」
「ば、馬鹿!……キスの味よ…」
ファーストキスはレモンの味。
少女達が夢見る幻想の一つであるが、それをレベッカの口から聞かされ、
思わずウィルは噴出してしまった。
「あ、な、何で笑うのよ!」
頬を膨らませながらも、レベッカの目は優しく微笑んでいるようにも見えた。
「ごめんごめん……。レベッカも女の子だったよな…」
とそのとき、ようやく思い出した。自分達は素っ裸であることを。
ウィルの目は視界に入った小振りのレベッカの胸に釘漬けになってしまう。
「……この先もしようか?」
「え?」
再び驚くウィルだったが、頭の中を整理する前に、
彼女の手が自分の手をその胸に導いていた。
ウィルの手のひらに柔らかくて暖かい感触が広がる。
「お願い…。あなたが私の側にいる、という確証が欲しい…。
 じゃないと、またあなたが私から消えてしまいそうで……怖い…」
レベッカの肩が震えている。
ウィルは、彼女の言う"この先の行為"に邪な考えを抱いていた自分を恥じた。
そんなことじゃないんだ。
オレもレベッカは好きだ。離したくない。ダンがいない分、オレが支えてやらないと。
そうだ。オレがレベッカを愛しているという証拠を与えてやればいいんだ。
そう考えると、とたんにウィルの心が安らいできた。
そして、
「わかった…。」
彼女を抱く決意を固めた。
285893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:47 ID:WmdJasu4
「んあ…あ……あふ……」
森の中にレベッカの喘ぎ声が響く。
「レベッカ…気持ちいいか?」
レベッカを草の柔らかい地面に押し倒し、
彼女の双丘を壊れ物を扱うかのように、優しく丁寧に揉みながら、
ウィルはレベッカに自分の愛撫の感想を求める。
「う、うん……なんだろう…ウィルにされていると思うと、自然に体が…熱くなるの」
「そうか…」
ウィルはそれを聞いて少し得意げになり、自己主張をし始めた、
穢れを知らない彼女のピンクの先端を舌で舐め始めた。
「あううん……」
びくんとレベッカの体が反応し、一段と甘い声が出される。
ウィルは舐めるだけでなく、そのままレベッカの胸を吸い始めた。
「いやだ……ウィルったら…あん……子供みたい…」
「レベッカにだったら、子供のように甘えてみたくもなるさ」
「…馬鹿」
レベッカがクスッと笑うが、再び体に刺激が走り、再び喘ぎ始めた。
ウィルはそのまま彼女の胸を味わいながら、
手持ち無沙汰になっているほうの手をおそるおそる彼女の股へと近づける。
「濡れてる…」
そして、彼の手が薄く毛の生えたレベッカの大事な部分に到達すると、
そこは既に彼からの愛撫を受けて濡れていた。
「恥ずかしいから、そんなこと……言わないで…」
せがむようにウィルを見つめる瞳には潤みがあり、
切なそうに上下に肩を動かしながら呼吸をしている彼女の表情は、
さらにウィルの欲情に火をつける。
そのまま、ウィルは人差し指を伸ばすと、レベッカの割れ目にゆっくりと進入させた
286893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:48 ID:WmdJasu4
「あ……はぁ……」
レベッカは、自分の大事な場所に彼の指がずぶずぶと自分の膣内を掻き分けるように
入っていく様子を感じ、やや痛さもあったが、それよりも気持ちよさが増していた。
そして、指の付け根までそれが飲み込まれると、膣内をかき回すように指が動き始めた。
「あ……だ、だめ…き、気持ちよすぎて…へ、変になっちゃう……」
体の奥底から湧き上がってくるものに耐えるように、
顔を横に振りながら、さらにレベッカは喘ぐ。
おそらく、自慰行為も知らないのだろう。
初めて異物を一番大事な場所に入れられたようで、
レベッカの顔にはやや躊躇いの表情もうかがえた。
「ふあ…あ…あ…ウィル…何かが来るよ…!!」
湧き上がってくるものが一段と強く感じるようになると、
レベッカは助けを求めるようにウィルの肩を掴んだ。
ウィルのほうも、彼女が初めて絶頂を迎えるということを悟ると、
そのまま指でイカせるため、さらに中指も割り込ませ、2本の指を激しく出し入れさせる。
「ウィル…だ、だめ……あ、あああああああ!!!!」
ビクビクっとレベッカの体が痙攣したかと思うと、
そのまま力がなくなり、ぐったりとする。
「はぁはぁはぁ……」
まるで夢遊病者のようにうつろな目をしながら、レベッカは呼吸を整える。
最後の瞬間、身体全体に痺れるような快感が襲い掛かってきたが、
それがレベッカにとって、とても気持ちよかった。
287893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:49 ID:WmdJasu4
「レベッカ…」
ウィルはそのまま彼女の腰を抱きかかえると、
既にはちきれんばかりに大きくなった己をあてがう。
「その……オレ、あまりうまくできないかもしれないけど、
 それでも、オレはレベッカが好きだから……」
破瓜の瞬間がとても痛いことをウィルも知っている。
でも、だからといって、自分も初めての行為で彼女の痛みを和らげる自信がなかった。
しかし、そんな彼の心配をよそに、レベッカは慈愛をもいえるような優しい表情で、
微笑みながらたくましくなった幼馴染の頬を撫でるとこう言った。
「わかってる…。私、痛くても我慢するから…。
 だから、最後まで……ね?」
ウィルの心の中が軽くなった。
そんな彼女の優しさを感じると、もうこの欲望ともいえる感情は抑えられそうもない。
「わかった。その代わり、どうしようもなく痛かったら、言えよ?」
そして、ウィルはゆっくりとレベッカの花弁に自身を挿入し始めた。
「ん……く…」
指とは比べ物にならないくらい太く、そして熱いものがレベッカの膣内を押し広げる。
レベッカはそれだけで痛みを感じてしまっていた。
「大丈夫か?」
「うん……続けて…」
そんな彼女の様子を見て、心配したウィルが声をかけるが、
レベッカは笑顔でそれを制する。
そして、ウィルの性器がさらに奥まで入っていき…
「!! ん…あくぅぅぅぅぅ!!」
何かが破れるような感触を得、その後に感じる激しい痛みを受け、
レベッカは涙を浮かべながら、堪えるように唇をかみ締める。
結合部分から、薄暗い月明かりの下でもはっきりとわかるような
赤い純潔を失った証が流れ出していた。
288893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:50 ID:WmdJasu4
思わずウィルは行為を中断しそうになったが、
レベッカの目は、最後までして欲しいと彼に訴えかけていたため、
なるべく彼女に負担をかけまいと、ゆっくりゆっくりとさらに腰を進めた。
そして、根元まで入ると、自分と彼女に刺激を与えるために、
腰を動かし始めた。
「ん…あう……いつ……」
やはりまだ痛みがあるのだろう。
引き抜いたり、奥まで挿れたりするたびに、レベッカの顔は苦痛に歪む。
しかし、彼女の思いもあるし、
自身をまとわりつくように締め付けるレベッカの膣内の気持ちよさを感じると、
行為をやめることはもう出来なかった。
なるべくこの苦痛から彼女を解放してやろうと、
ウィルは痛いだろうと思いながらも、腰を動かす速度を速めた。
「うあ…あ、あああ、つぅぅぅ……」
予想通り、レベッカの表情はさらに痛そうに見えた。
ウィルは、その苦痛を和らげようと、胸を吸い、快楽を与えてやる。
「うあ…あ………あ、あ、あはぁ…」
やがて、レベッカの膣内から硬さが消え、腰の出し入れが容易になった。
それだけでなく、レベッカの口からは先ほどとは明らかに違う、
甘さを含んだ喘ぎ声へと変わっていた。
289893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:51 ID:WmdJasu4
がんばったな…。
ウィルはそんなレベッカの頭を撫でると、己にせりあがってくるものを感じ始めた。
「ああ…ウィル……私…また変になっちゃいそう……」
レベッカの方もどうやら2度目の絶頂が近いようだ。
「わかった…二人一緒に……」
そのまま終焉を迎えるため、ウィルは全力で腰を動かす。
血液とは違う液体も潤滑油となり、淫らな音が彼の動きにあわせて響き渡る。
「レベッカ……オレ…もう我慢できない……」
「ああ…ウィル…ウィル!!!」
「うっ!出る!!」
「あ…はぁぁぁぁぁぁん!!」
レベッカの身体が再び痙攣し、まるで絞るようにウィルのモノをさらに締め付ける。
ウィルは、そのまま引く抜くこともせず、奥まで差し込むと、
彼女の中に自分の精を解き放った。
「ああ…ウィルのが私の中に…流れ込んでくる……」
熱い塊が身体を昇っていくのを感じ、レベッカは思わずそうつぶやくと、
そのまま大きく息をつくと、ぐったりと力が抜けていくのを感じた。
290893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:52 ID:WmdJasu4
「ごめん……中に出しちゃった…」
行為が終わり、レベッカの膣内から白濁した液体が溢れていることに気づくと、
勢いとはいえ、考えなしに膣内に出してしまったことをウィルは悔いた。
「あ〜あ、出来ちゃったらどうしようかな?」
「うっ…。ご、ごめん!!」
レベッカに責められ、ウィルは何度も頭を下げたが、
「クス。馬鹿ね。冗談よ、冗談」
レベッカはくすくすと笑っていた。
ウィルは最初わけがわからなかったが、
自分がからかわれていたことに気づき、耳まで赤くさせたが、
やはり万が一ということもある。
「でも、本当に出来たらどうする?」
「もちろん、産むわ」
レベッカは即答した。
ウィルはあまりの反応の速さに、思わず冗談だろうと思ったが、
レベッカの目は本気だった。
「だって…ウィルと私の子だもの…」
やや恥ずかしそうにそう呟くと、
照れくさそうにしているウィルの顔を自分の胸に抱き寄せた。
291893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:52 ID:WmdJasu4
「もう…離さないから」
「レベッカ…」
「もうウィルと離れ離れはイヤ…。
 お願い。今度からは絶対に私も連れて行って……」
そう言うと、レベッカの眼から再び涙が零れる。
(オレもダンも馬鹿だったな…。
 レベッカに…オレの好きな人にここまで悲しませるだなんて…)
ウィルは彼女の胸の中で優しく微笑を浮かべた。
「わかってるさ。オレはいつでもお前の側にいる。
 ダンの分まで……オレはお前を支えてやりたい」
「ウィル……ありがとう……」
レベッカが声をあげて泣き出す。
ただ、今度は悲しみによる涙ではなかった。
愛する人が側にいてくれるという、嬉しさの涙であった。
日が昇る。
やはりその夜明けも魔の島とは思えないほど、
日の光は柔らかく、まるで二人を祝福しているようにも感じられた。
292名無しさん@ピンキー:03/06/09 00:56 ID:uVP9sFWR
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
293名無しさん@ピンキー:03/06/09 00:57 ID:SfDBmbI0
893氏降臨キタ━━(゚∀゚)━━!!
294893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/09 00:59 ID:WmdJasu4
突然の長文スマソです。
久々に恋愛モノを書いてみたくなったんで、
私的にお気に入りのカプであるウィル×レベッカを書いてみました。
しかし、和む氏の後だと、緊張してしまいます…。


エリフィオもいいですね〜。
というより、フィオーラさん大好きです、自分。
彼女の恋愛ものも書いてみようかなと思ったり…。

295名無しさん@ピンキー:03/06/09 01:10 ID:B1Yo576z
神が光臨!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
ウィルレベ、美味でした。純愛って良いですな!

エリフィオ(゚∀゚)イイ!
是非次回はエリフィオキボンヌ
296名無しさん@ピンキー:03/06/09 01:17 ID:02/5Eymh
レ、レベッカたんも(゚∀゚)イイ!
次回は是非エリフィオをキボ〜ンヌっ!
297名無しさん@ピンキー:03/06/09 13:51 ID:ts2dm1ks
エリックフィオーラ(゚A゚)イクナイ!
298297:03/06/09 13:58 ID:ts2dm1ks
・・・もちろんジョークだ。
ageスマソ
299名無しさん@ピンキー:03/06/09 18:38 ID:q/gaHcu5
エリックフィオーラいいかも・・・
300名無しさん@ピンキー:03/06/09 20:03 ID:7ZHl/OkS
297イイ!!
301名無しさん@ピンキー:03/06/09 23:00 ID:rnLLdlYF
よくねえよ












エリシャ×フィオーラだろ
302名無しさん@ピンキー:03/06/09 23:32 ID:Lg/gvOA5
エリウッドフィオーラ(゚∀゚)イイ!

エリックフィオーラ(゚A゚)イクナイ!

エリシャフィオーラ・゚・(゚´Д`゚)・゚・
303名無しさん@ピンキー:03/06/09 23:40 ID:IS1hWGrM
ななな和む様キタ━━━━!!
相変わらず(゚д゚)ウマー。燃えました、萌えましたよセーラに!
というわけで線画ですがどぞです。
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030609233410.jpg

&前スレ664様のジャファル×ニノ。毎回結合絵ばっかでスマソ……好きなんです。
ttp://akm.cx/2d/img-box/img20030609233539.jpg

893◆pRlYgV5GEA様、純愛(・∀・)イイ!!です。
純朴なのにパンツが大人なレベッカ最高。(いや、自分的にツボでしたので)


絵のうpとサイトの件につきましては、気を使っていただいたようで申し訳ありません。
といってもサイトは元々なかったりします。
ところでエリシャ×フィオーラって……百合……?
304 ◆lYAOAPHASE :03/06/09 23:42 ID:2QlSLTdN
あ、>303です。
305名無しさん@ピンキー:03/06/09 23:55 ID:ELYOUb8j
>304
絵も良いのでつが。
SSの続きキボンヌ。お願いしまつ。
306名無しさん@ピンキー:03/06/10 00:51 ID:6efRYcy0
今更マリータで良ければ書いてみようと思いますが
宜しいでしょうか?勿論うpを前提に書きます。
307名無しさん@ピンキー:03/06/10 01:13 ID:SF5YeojV
>>893
最高でした、とくにレベッカのたどたどしい誘い方イイ。

>>303
くあ、もう見れなくなってる。
ご迷惑でなければ再うp希望。
308名無しさん@ピンキー:03/06/10 01:19 ID:iTLPYSbP
◆lYAOAPHASE氏キタ━━(゚∀゚)━━!!
セーラたん(;´Д`)ハァハァニノたん(;´Д`)ハァハァ

そして>>305に同意。禿しく続き待ってまつ。
309名無しさん@ピンキー:03/06/10 01:25 ID:iTLPYSbP
>>307
うお、ほんとだ今見れない。保存シテネーヨヽ(`Д´)ノウァアアン
310名無しさん@ピンキー:03/06/10 09:48 ID:VdPUsYRw
今見れるから。
311名無しさん@ピンキー:03/06/10 18:39 ID:j5Z+2ERd
>303

FE関係は削除対象にされてしまったけど萌え.jpで転載してきます
312名無しさん@ピンキー:03/06/10 18:42 ID:ZPrgwCsh
◆lYAOAPHASE様
最高!!(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
サイト持っていないんですか…もったいないっす。でもここでだけ
見られる優越感がまた(;´Д`)ハァハァ
今度最萌があった時には、是非神の絵師として降臨キボンヌ





313名無しさん@ピンキー:03/06/10 19:11 ID:hciesaTs
エリフィオ(;´Д`)ハァハァ
314名無しさん@ピンキー:03/06/10 21:34 ID:fPnEBdTG
エリック×フィー×オイゲン、(・∀・)イイ!
315名無しさん@ピンキー:03/06/10 22:23 ID:ncRdeU/3
き、きききキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
どうも、前スレ664です。
◆lYAOAPHASE様ー!!ありがとうございます。
滑らかなタッチが美しいです。
二人の肌の色の差に萌え。
右クリ保存させていただきますた。
ホントニアリガトウ...・゚・(ノД`)・゚・
316名無しさん@ピンキー:03/06/10 23:03 ID:T9AX8GhA
>306
今更じゃない!待ってまつ。
317名無しさん@ピンキー:03/06/10 23:08 ID:QDVQMsF4
ルイーズの昼下がりの情事キボンヌ
318名無しさん@ピンキー:03/06/11 01:57 ID:Gs9B16cH
襟×フィオーラはてっきり
書いてくれる椰子がいたとばかり思ってたんだが…
まぁいいや、書いてくれるなら、それだけで禿しく期待。
そしてマリータもщ(゚Д゚щ)カモーン

あと、ルイーズたんリョジョークはどうなったのでせう…(´・ω・`)ショボンヌ
319名無しさん@ピンキー:03/06/11 06:00 ID:TmqO1IEL
外道鬼畜な主人公が登場するキャラクターを次々に犯していく話が見たいな

















当然主人公はリンなわけだが
320名無しさん@ピンキー:03/06/11 07:21 ID:NXvp8aTx
一昔前のエロSRPGでもやってろ
321名無しさん@ピンキー:03/06/11 23:26 ID:ZHkGNlCo
>>306に便乗…
もし何か書き上げられたらうぷします
聖戦はまだ需要あるかな〜
322名無しさん@ピンキー:03/06/12 00:01 ID:MdvSkgTM
>321
おおいにある。俺まだ烈火やって無いから、烈火もの読んで無い。
ゲームやるのも、SS読むのも楽しみにはしているんだけど
仕事がおちつくまで我慢している。是非投下して欲しい!
323名無しさん@ピンキー:03/06/12 00:24 ID:JBpz2/HV
エリウッド×フィオーラ(゚∀゚)イイ!

なんとなくエリウッドにエロって似合わない気もしますが。
ところでエリウッドネタは既出ですか?

>321
需要はあるでしょうが、なにぶん、現在は供給が少ないです。
たぶん聖戦は大いに喜ばれますよ。ってか私も嬉しい。
324321:03/06/12 01:09 ID:KU+kXfVz
>>322-323両名様

ありがとうございます。がんばってみます。
あまり期待せずにまったりのんびりお待ちくださると
うれしいかも。


今思いついたところではエリオットをいじるつもりで。
えろくならなかったどうしようなぁ…
325893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/12 03:30 ID:tmVyCCoX
ウィル×レベッカの感想くれた方、ありがとうございます!

ええと、ただ今、エリウッド×フィオーラの製作中なんですが…
もしかして、>>321さんと被ったかな?
うーん、このまま書き続けてもいいのでしょうか?
326名無しさん@ピンキー:03/06/12 08:59 ID:KlnX+VOq
>325
是非書いて下され!
良作はいくら読んでもあきないのですから!
期待して舞ってます。
327321:03/06/12 09:35 ID:YEP9e2t9
大丈夫、きっとかぶりませんよ…
私は聖戦しかしらないので。

気に入ったキャラクターが継続して
出るからトラキアかったはいいけど
数面で玉砕した過去が…ううっ
328名無しさん@ピンキー:03/06/12 19:34 ID:xSV9f0c6
>>326と同じく。
俺も期待して舞ってます〜
329名無しさん@ピンキー:03/06/12 20:02 ID:esTV79x9
エリフィオ激しく期待
330名無しさん@ピンキー:03/06/13 00:40 ID:gEDZpQdg
ココ、つるつるワレメが丸見えだけどさぁ、
いいのかよ!(*´Д`*)ハァハァ
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/turuturu/
331893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 00:52 ID:wqYORd0H
「きゃああああ!!」
「あああああ!! お母様〜!!」
耳に焼きつくような女達の悲鳴。
目の前で全身をハリネズミのように矢で射抜かれた仲間達が、
海の藻屑と化していくのをフィオーラは黙ってみるしかなかった。
「くくくくく……。たかがペガサスナイトの1小隊が、
 この島に近づけると思っているのですか?」
海岸付近に横一列に並ぶ大勢のアーチャー。
その後ろに、黒いローブで身を包んだ男の笑い声がずっと響いていた。

「はっ!!」
そこでようやく目が覚める。
「はぁはぁはぁ……」
小鳥のさえずりが聞こえ、テントの中に朝日が入り込んできている。
さわやかな朝であるはずなのに、フィオーラは額まで汗でぐっしょりと濡れていた。
「夢…か……」
大きく息をつく。
そして、額にかかっている前髪を軽く掻き分けた。
目をつぶれば、先ほどの光景が蘇ってきそうだった。
332893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 00:53 ID:wqYORd0H
「ふぅ…」
一息つくと、寝巻きのまま、テントの外に出る。
既にベルンとの国境近くまで着ているが、
山国独特の昼夜の気温差はまだこの辺は激しくなく、
比較的過ごしやすい環境ではあった。
ドン!
「きゃっ!」
「っと!」
夢見が悪かったせいで不注意になっていたのか、
テントを出た瞬間にフィオーラは誰かにぶつかってしまった。
「す、すみません!!」
「い、いや…こちらこそ……ごめん!!」
ぶつかった二人が同時に深々と頭を下げる。が、
「あ!」
「き、きみは…」
その頭を上げた際、お互いの顔がわかると、二人の顔はたちまち赤くなっていった。
「エ、エリウッド……様……」
「フィ、フィオーラか……」
二人の視線が合う。
その際、何かとてつもなく恥ずかしい気持ちになってしまい、お互いに顔を背けてしまった。
(い、いやだ……なんでエリウッド様が……)
フィオーラの心臓が激しい鼓動を打っている。
「あ、あの……フィオーラ?」
「!!」
意を決したようにエリウッドが口を開くが、
その声を聞くだけで、フィオーラは気を失ってしまいそうになる。
333893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 00:54 ID:wqYORd0H
「その……なにかあったのかい?」
「え?」
意外なことを言われ、フィオーラは彼のほうに向き直った。
再び視線が合ったが、彼の言葉が気になり、今度は視線を逸らさなかった。
「いや…その……いつもの君と比べて、寂しそうだったから…」
自分の顔がますます赤くなるのをフィオーラは感じた。
しかし、それは彼に対する照れというよりも、
押し殺した感情がわかってしまったためによる、恥じらいから来るものであった。
「…なぜ、わかったのですか?」
エリウッドはやや決まり悪そうに咳払いをする。
そして、視線を泳がせながら、彼女に答えた。
「僕はいつも君を見ているから……」
「いつも……見ている………」
嬉しかった。
しかし、フィオーラは彼からそう言われてそう思ったはずなのに、
心の底から素直に喜べない自分がいたことに気づいた。

「フィオーラたいちょぉぉぉ!!」

「…っ!!」
フィオーラの頭の中に、女性の断末魔の悲鳴が響く。
死を目前にした恐怖と苦痛による声…。
あかい血……血の匂い……。
334893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 00:55 ID:wqYORd0H
「フィオーラ!!」
「あっ…」
エリウッドに肩を揺さぶられ、ようやく我に返る。
再び見た彼の顔は、いかに自分を大切にしているかわかるぐらい、
自分を心配してくれている表情だった。
「なにか…あったのか? なんか、泣いているみたいだし…」
「え? あ…」
あの惨劇をまた思い出してしまい、自然と感情的になってしまっていたのか、
フィオーラは自分でも知らないうちにその白い頬に一筋の、
まるで水の糸のような涙を流していた。
「僕に何か力になれることはないか?」
決して、同情などではない、心の底から自分を心配して言ってくれる言葉。
しかし、今のフィオーラにはそれを受け取ることは出来なかった。
「たいしたことでは……ないんです」
「嘘だ!」
エリウッドのフィオーラの肩を掴む力が強くなる。
その表情は、辛く、そして悲しみさえも伺えた。
「痛い…」
「あ…。ご、ごめん……」
フィオーラが思わずその力の強さのあまりにそう呟くと、
エリウッドは慌ててその手を離した。
「………」
「………」
二人の間に気まずい空気が流れる。
335893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 00:56 ID:wqYORd0H
「おーい、エリウッド! 軍事会議やるぜ〜!!」
とそこへ、まるでタイミングを計ったかのように、ヘクトルの声が辺りに響いた。
「それじゃ、僕は行くよ……」
「はい……」
「さっきは…ごめん……」
フィオーラに深く頭を下げると、エリウッドは親友の元へと走り去っていった。
「どうして…あやまるんですか…?」
エリウッドがいなくなったあと、フィオーラは呟く。
「エリウッド様……どうしてそんなにお優しいのですか……どうして……」
フィオーラの肩は震えていた。


「君の幸せは?」
「…え?」
全ての始まりは、エリウッドのこの言葉から始まった。
自分は、イリアの皆を幸せにするために命を賭して戦う。
フィオーラにこの言葉に対し、エリウッドは彼女にそう尋ねたのである。
「きみだって幸せになる権利がある」
フィオーラの胸に、この言葉は大きく響いた。
もともと、イリアの傭兵は実力はあるものの、
他国からはそこらにいる、それこそ金次第でなんでもするゴロツキと同じ目でしか見ていなかった。
だから、自分がイリアの天馬騎士に、しかも一軍を率いる隊長である以上、
自分は戦う道具と見られても良いと思っていた。
「できるなら、君は僕の側にいてくれないか。いつでも、君の事を守れるように。」
そして、彼は顔を赤くさせながらこうも言った。
戦いを共に潜り抜けていくうちに、彼に対して芽生えた感情…。
それが報われたようで、フィオーラは生まれて初めての幸せを得たと思っていた。
336893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 00:57 ID:wqYORd0H
(でも……私に幸せになる権利なんか…)
「…ということなんだが、フィオーラ。わかったかい?」
「え? あ…は、はい…」
突如、自分の名前が呼ばれ、しどろもどろに答えるフィオーラ。
「…どうやら、もう一回説明した方がよさそうだな?」
ヘクトルがため息をつくと、説明をしていたエリウッドの方を叩いた。
「す、すみません……ボーっとしてしまって…」
今、彼女は司令部として建てられた大きなテントの中にいた。
そこには、自分達の仲間が全員集結をしていた。
それもそのはず。作戦会議が終わり、軍全体に対して、そこで決まった役割について、
各々説明を受けている最中だからである。
「もう一度説明すると、この山を越えれば、ベルンの国境となる。
 立場上、我々の身分は明かすことは決して出来ないが、
 黒い牙はそんなことお構いなしに、我々を見れば襲ってくると考えていいだろう。
 そこで、空を飛べるものを偵察に出したいのだが、
 ヒースは我々本体の案内をしてもらわないといけないし、
 輸送隊の山道の移動を助けるため、フロリーナにはそれの手伝いとして、
 彼らの荷物を空で運ぶ任務を命じてある。
 だから、天馬騎士として経験も長く、冷静である君にこの任務を命じたいのだけど…」
「あ、はい! わかりました。早速、偵察に行ってまいります」
「うん。山越えは3,4時間かかりそうだから、それぐらいまで偵察したら、
 地図上の…このあたりで合流しよう」
「はい。では…」
フィオーラは、テントにいる仲間たちに敬礼をすると、テントを後にした。
いつもと同じ、礼儀作法を重んじる彼女らしい出で立ち。
だが、エリウッドに目に映るその後姿は、
いつもの凛とした雰囲気がなく、か弱い乙女の背中だった。
337893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 00:59 ID:wqYORd0H
「………」
「気になるか?」
ヘクトルが何かを含んだような笑みを浮かべて、
真剣なまなざしでフィオーラを見つめる彼の首に腕を回した。
「…な! 何を言っているんだ!」
エリウッドは顔を真っ赤にして、そんな親友の手から逃れる。
「エリウッドって。ああいうおしとやかな女性がタイプなのね」
リンもヘクトルと一緒になって、彼をからかった。
「二人とも、よしてくれ!!」
エリウッドは座っていたイスから勢いよく立ち上がると、
ずかずかと外へ向かって歩き出した。
「ヒース! 案内してくれ! こちらもすぐに出発だ!」
「え? わ、わかりました!」
テントの中から、まだ準備できてないとか不満の声が聞こえてきたが、
エリウッドは、慌てて甲冑に身を包み、竜に跨ったヒースの案内を受けながら、
先に出た緑の髪の天馬騎士を追うように、馬を走らせた。


「…異常なし」
日の傾き角度からして、あれから2時間ほど経過していた。
フィオーラは、エリウッドたちがベルンにすんなりと入るための、
最終段階の確認作業に入っていた。
「森の中にうごめく気配はなし…」
そして、また本日何度目かの同じ場所の偵察を終えると、
一旦、集合場所に行ってみようと思い、そこから背を向けた。
すると、
ぞくぞくぞく…
とたんにフィオーラの手足が震える。
「ヒヒーン!!」
愛馬も、飼い主のただなる様子に気づいたのか、彼女を心配するかのようにいななく。
338893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:00 ID:wqYORd0H
(この寒さ…。この背後から感じる不安感…)
フィオーラはつばを飲み込む。
不安は徐々に大きくなり、彼女は喉が砂漠にまいたバケツの水のように、
サーッと乾いていくのを感じた。
そして、意を決したように背後を振り返る。
「………」
しかし、特に視界に怪しいものは入らなかった。
(思い過ごし?)
フィオーラが気を緩めたそのときだった。
ドス!
「あ…がは……」
右肩を激しい痛みが襲う。
「こ、これは…!?」
やや大きめの矢が、彼女の肩当てをつきぬけ、肩を貫通していた。
血がどくどくと流れ、彼女の腕と、愛馬の羽を赤く染めていく。
「こ、これは…ロングアーチ!!!」
超遠距離からの発射台を用いた矢の攻撃。
その破壊力は、空を飛ぶものにとっては非常に脅威な攻撃である。
ヒュン!ヒュン!!
続けざまに、遠くの方から2本の矢が飛んできて、彼女とその愛馬の横を通り抜ける。
「しまった……少し遠くまで見ようと、高めに飛んだのが災いだった……」
進軍を早くするため、索敵範囲よりも少し先のほうまで見ようと考えたものの、
雲ひとつない大空の中のペガサスの白い影はロングアーチの絶好の的でしかなかった。
339893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:01 ID:wqYORd0H
しかし、後悔している暇などなかった。
一本の矢が、今度は真正面から近づいてくる。
「くっ!!」
手綱を引き、ペガサスの向きを変える。
矢は何とかかすれたが、
右肩の出血は酷く、さらに今のことで痛みが限界を超えた。
「あ…し、しま………」
目の前が暗くなる。
ペガサスの手綱を取る力も抜け、ふわりと身体が宙に浮く感じがした。
(私…ここで死ぬのかしら………)
身体が地面に吸い寄せられるように落下していく。
(エリウッド様……)
彼女は、エリウッドの、愛する男性の笑顔を思い浮かべ、涙を流すと、
そのまま意識を失った。


フィオーラは天馬の上に乗っていた。
目の前には、大勢の同じ天馬騎士。
誰も彼も、皆見たことのある顔ぶれ。
懐かしい第5部隊の仲間達。
「フィオーラ隊長、今回の任務が終われば、久々にイリアに戻れますね」
「そうね…」
あたり一面、大海原。
フィオーラ率いる第5部隊はここしばらく傭兵家業が立て込んでおり、
家族の待つイリアの大地へ中々戻れずにいたが、この任務さえ終われば、
久しぶりに帰ることが出来るのだ。
340893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:03 ID:wqYORd0H
「あ、見えてきましたよ」
先頭を行く少女が叫び、フィオーラもその方向を向く。
魔の島、ヴァロール島。
一度入れば、2度と帰られぬという謂れまであるが、
遠めに見るそこは、そんなことなど感じることがないほど、
ただの未開発地域という印象しかなかった。
「よし、全軍低空飛行にシフト。海岸にペガサスを留め、島の探索を行います」
「はっ!」
訓練された部隊は、隊長の合図に合わせて乱れ一つなしに隊形を変える。
そして、着陸用の隊形のまま、彼女達は魔の島まで後僅かの距離まで迫っていた。
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
突如、最右翼にいた隊員が悲鳴をあげて海の中へと落ちていった。
「一体何事…!!」
思わぬハプニングでざわつく隊。
しかし、その原因もすぐにわかった。
ズシャ!ズシャ!ズシャ!
砂の中から、鎧甲冑を纏っていない弓兵が現れ、彼女達に照準を合わせていた。
「な、す、砂の中に潜んでいただなんて!!」
まったく考えられなかった。
まさか魔の島に手錬れの人間がいたなどと。
いや、それよりも、潮が満ちればなくなってしまいそうな海岸の砂浜に、
兵を潜ませるとは…。まるで、自分達がこの島に来るのがわかっていたようだった。
「きゃああああ!!」
「あああああ!! お母様〜!!」
耳に焼きつくような女達の悲鳴。
目の前で全身をハリネズミのように矢で射抜かれた仲間達が、
海の藻屑と化していくのをフィオーラは黙ってみるしかなかった。
「くくくくく……。たかがペガサスナイトの1小隊が、
 この島に近づけると思っているのですか?」
海岸の先にある森から、黒いローブを纏った男が現れ、
フィオーラの部隊をまるで狩りをしているかのように、
そのローブの奥から見える金色の瞳が笑っていた。
341893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:04 ID:wqYORd0H
「な、なぜ私たちがここに来ると!?」
「…この辺の海域には、我々の所有する海賊船がありまして。
 バドンの海域で、こちらに無謀な女達が来るという連絡がありましたのでね…」
「そういうことね……」
明らかに読み違えた。
何らかの集団がここにすでに入り込み、侵入者を寄せ付けぬよう、
ここまで準備しているとは思いもよらなかった。
「さて、雑魚とはいえ、それなりのエーギルがありそうですね。
 全員、狩らせていただきますよ?」
「く!」
辺りを見回すと、すでに隊の中でも実力者である者が数人いるだけで、
ほとんどのものがやられ、海を赤く染め、その亡骸が無残に浮いていた。
「フィオーラ隊長! 逃げてください!」
「ここは我々が引き受けます! 早く!!」
残った隊員は、フィオーラの壁になるように、彼女の前に馬を止め、
矢面に立ちはだかった。
「出来ないわ! 私にあなたたちを見捨てるだなんて…」
当然だった。フィオーラは今までこのメンバーで、
この最高の仲間たちと共に任務に当たってきた。見捨てるなど、もってのほかだった。
「隊長、任務の失敗を報告するのも、任務のうちです」
「報告……」
イリアの傭兵団は信用が第一。
そのため、任務を失敗した場合でも、きちんと雇い主に報告するのが彼らの義務である。
「それでも……私は……」
死ぬなら一緒に…。そう言おうと思ったときだった。
342893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:05 ID:wqYORd0H
「アン――――――!!」
ざばーん!!
赤い髪の天馬騎士が愛馬ごと数十本もの矢で射抜かれ、赤い海をさらに赤く染めた。
(アン……)
フィオーラの隊でも、最年少の将来有望な天馬騎士。
その明るい性格から、皆に好かれていたムードメーカーだった。
「フィオーラ隊長…はや……く……」
今度は茶髪の隊員がアンと同じように、全身に矢を受けながら、その儚い命を散らした。
(マーガレット……)
そして、次々と残った隊員たちも、フィオーラの身代わりになるように、
矢を全身に受け止め、そして、死んでいった。
(サブリナ…シエル…ライズ……)
自分の右腕となり、そしてよき話し相手だった仲間達。
(みんな……死んでしまった…)
いくつかの死体は浜に打ち上げられ、
何人かの男たちがその顔立ちや身体を見ようと駆け寄るが、
あまりにも無残で『使い物』にならないと判断したのか、
それを蹴飛ばし、再び海へと戻していた。
とたんに、フィオーラに死への恐怖が湧き上がった。
ここで無様に死に、そしてその亡骸を男たちに弄ばれるという屈辱…。
気づくと、フィオーラは必死にペガサスの向きを変え、走らせていた。
振り向くことも、泣くことも出来ず。
ただ、そこから逃げたいという気持ちだけが、彼女に手綱を握らせていた。


「……オーラ、フィオーラ!!!」
「!!」
目が覚める。
見慣れた布製の屋根…。リキアの軍用テントの中。
343893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:06 ID:wqYORd0H
「よかった…。目を…覚ましてくれた…」
見慣れた顔。エリウッド様の顔。
自分の手を握り、底に額を押し付けて……泣いている?
暖かい…。エリウッド様の手が…。
私の手を包むその手が…暖かい…。
フィオーラの意識がだんだんとはっきりしてくる。
「エリ…ウッド様……」
身体を動かそうとすると、肩に痛みが走る。
「まだ動いてはいけない。リカバーがまだ完全に効いてるわけではないからね」
痛む右肩を左手で触ると、そこには真新しい包帯が巻かれていた。
そして、それ以外自分が何も身体に付けていないことも知った。
「あ…」
恥ずかしそうに、布団を隠れるように被るフィオーラ。
この女性が初めて見せるかわいらしい一面に、エリウッドも思わず笑いが零れた。
「エリウッド様が…これを?」
「い、いや…。さすがに気を失っているとはいえ、女性の服を脱がすわけには…。 
 それはセーラと、妹さんのフロリーネがやってくれたんだ」
「そうですか……」
と、そこへ、鼻歌交じりに一人の少女がテントに入ってきた。
その際に見えた星空。どうやら、今は夜らしい。
344893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:09 ID:wqYORd0H
「あ! フィオーラ。目、覚ましたんだ」
「噂をすれば、なんとやら、だな」
入ってきたのはセーラだった。
その手には、きちんと盛り付けられたサンドイッチが乗った盆があった。
「セーラ、ありがとう…。あなたが私にリカバーをかけてくれたみたいで…」
フィオーラが彼女に礼を言うと、セーラはやはりご機嫌に鼻歌を歌いながら、
盆をテントの中になるテーブルに置くと、
「まあ、私にかかればあれぐらいちょちょいのちょい…。
 と、言いたいところだけれど、私より礼を言うべき人がいるんじゃない?」
にやにやと笑いながら、エリウッドを肘でつついた。
「こ、こら、セーラ!」
「照れない、照れない…。フィオーラ。エリウッド様がね。
 落ちてきたあなたを間一髪、地面で受け止めたのよ」
「え?」
フィオーラはエリウッドの顔を見る。
そんな視線を感じて、エリウッドの顔は真っ赤になっていた。
「エリウッド様……」
「いや、偶然ね。君が落ちてきたのを見つけたから、それで……」
「偶然じゃないわよ。なにせ、あなたがこの間の作戦会議で出て行ったあと、
 すぐに後を追いかけるように一人で先に行っちゃたぐらいだもん」
「セ、セーラ!」
エリウッドが怒鳴るが、セーラはそれを気にもせず、
再びテントの入り口に戻った。
「ま、後は二人にまかせるわ。
 朝までごゆっくり、ね」
最後にウィンクをすると、そのままスキップを踏むように出て行った。
345893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:11 ID:wqYORd0H
「ま、まったく、あの娘にはまいるよ……」
恥ずかしさを隠すように照れ笑いを浮かべながら、
セーラの持ってきたサンドイッチを食べるエリウッド。
「うん、おいしい。この味付けは、プリシラかな?」
「…エリウッド様」
「な、なんだい?」
エリウッドはいきなり彼女に話しかけられ、ドキッとした。
フィオーラは一旦大きく息をつくと、緊張している彼に尋ねた。
「なぜ、私にここまでしてくれるんですか?」
「なぜだって…?」
フィオーラが頷く。
エリウッドは食べかけのサンドイッチを盆に戻すと、
いつもよりも真面目な表情でフィオーラのほうに顔を向けた。
「単刀直入に言おう…」
フィオーラの胸の鼓動が激しくなる。
しかし、それと同時に、後ろめたさも感じていた。
「君が好きだからだ。だから、君が悲しんでいるのを見て、
 放って置くことは、僕には出来ないんだ」
「エリウッド様…」
フィオーラは思わず泣き出してしまった。
互いに思いは通じ合っているはずなのに、
直接、こうして告白されたことはなかった。
だから、その言葉は待ち望んでいたはずなのに、ものすごく悲しかった
346893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:12 ID:wqYORd0H
「僕では…ダメかい?」
フィオーラは首を大きく横に振る。
「違います! 違いますけど……私だけこんなに幸せになっていいのでしょうか?」
「え? 私…だけ?」
フィオーラが今度は首をゆっくりと縦に動かして頷く。
「私は……パント様の命で、エリウッド様よりも早くにあの魔の島へ調査へ向かったのですが、
 部下は皆、私をかばって黒い牙に殺されてしまいました。
 しかし、私は逃げてしまった…。仲間の命を救うはずの隊長が…逆に仲間を…」
エリウッドは思い出した。
初めてフロリーナに彼女を紹介されたとき、フロリーナが彼女がなぜここにいるか、
ということは聞かないで欲しいと耳打ちしてきたことを。
おそらく、フロリーネは知っていたんだろう。そして、姉の心の傷に触れないよう、
そう気を使ったのだろう。
「私、エリウッド様が私を守ってくれるといって嬉しかった…。
 でも、私にそんな資格はないんです…。
 私は、仲間を裏切った臆病者なんです・・・」
「そんなこと…ない!」
「え?…きゃっ!」
フィオーラを組み敷くように、エリウッドがベッドの上に乗っかった。
フィオーラの視線のその先の彼の瞳はまっすぐだった。
347893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:13 ID:wqYORd0H
「前にも言ったはずだ。君が幸せになってはいけないという理由はない!」
「エリウッド様…」
「たしかに、仲間たちを裏切ってしまったという気持ちは抱いてしまうかもしれない。
 でも、君は生きている。仲間たちが命を張ってくれたおかげで…。
 だから、君はむしろ幸せにならなくてはいけない。
 そうした彼女達のためにも、だ!」
エリウッドは、そう言うと、フィオーラに顔を近づけ、その唇を奪った。
「ん…んん……」
そして、半ば強引に、彼女の口をこじ開け、そこに舌を割り込めせ、
彼女のものと絡ませた。
「あむ…ちゅ……エリ…ウッド様……」
二人の口が唾液の糸を引いて離れる。
「フィオーラ…」
しかし、エリウッドはそれだけではあきたらず、
布団の上からでもわかる彼女の胸に手を伸ばした。
「エ、エリウッド様! や、やめてください!」
「いやだ。僕はフィオーラが好きだ。愛している。
 …だから、君を抱きたい。
 抱いて、君を少しでも幸せにしてあげたい」
エリウッドの目はやはり真剣だった。
いつでも正義を見失うことのない瞳。
そんな瞳で見られれば、いやとは言えなくなってしまう。
「ずるいです…。エリウッド様…。そんな目で見るだなんて…」
「そんな僕は嫌いかい?」
フィオーラは首を横に振った。そして、涙を拭うと、笑顔で答えた。
「いいえ…。私も…エリウッド様を愛していますから…。
 だから、お願いします。私を…死んだ皆の分まで感じられるくらい、
 幸せにしてください…」
「ありがとう…」
エリウッドは、そんなフィオーラの翡翠の髪を撫でると、
額に軽く口付けをした。
348893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:15 ID:wqYORd0H
「うん…んん…んあ…あん……」
フィオーラのくぐもった声がテントの中で聞こえる。
エリウッドはフィオーラと深いキスを交わしながら、
布団をベッドから落とし、直に現れた彼女の形の良い弾力のある胸を手のひらで弄ぶ。
「エリウッドさ…ま……声が漏れて…ん…しまいます…」
お互いの口が離れると、
フィオーラは顔を赤くして、そう呟いた。
「大丈夫。今日は結構進軍をハードにしたからね。
 みんな疲れきって寝ているから、少しぐらい漏れたって気づかれないさ…」
エリウッドは、フィオーラの首筋に口をつけ、そこから少しずつ下へ、下へと、
口を動かし、愛の後を刻んでいく。
少しきつめな吸引であったが、彼に愛されていると思うと、
フィオーラはそれだけで嬉しかった。
やや右肩が痛むが、そんなことで彼との行為を中断したくなかった。
「フィオーラ……」
エリウッドは、一通り唇でフィオーラの全身を愛してやると、
手のひらと、そしてキスによる愛撫で尖り始めた綺麗なピンクの先端を口に含んだ。
「あ…あふぅん……」
普段のフィオーラからは想像もつかないようなかわいらしい声が聞こえ、
エリウッドはもっとその声を聞きたくなり、歯で軽くかんだり、
まるでキスをするように、彼女の胸を吸ったりした。
「いや…だめ…そんなに虐めないでください……」
まるで、フロリーナになったかのような消え入りそうな声で、
潤んだ瞳でエリウッドを見つめるフィオーラ。
胸を弄られながら、彼女は白くて肉付きの良い太ももをしきりに擦り合わせていた。
349893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:16 ID:wqYORd0H
「もしかして…濡れてる?」
エリウッドは空いている手で、擦り合わせている太ももの中に滑り込ませる。
そして、足の付け根部分に、たしかなぬくもりと、湿り気を感じた。
「やはり……」
手を底から引き抜くと、指に透明な液体が絡みついており、
それをエリウッドはわざと彼女の目の前で指を動かし、
そのねばねばしている様子を見せ付けた。
「それがもしかして……私の…ですか?」
エリウッドは何も言わず、ただ黙って頷く。
「ほ、本当なんですか…」
「本当も何も、君は無意識のうちに、太ももをこの液体でべとべとにしているよ…」
「いや…恥ずかしいです……」
恥ずかしさのあまり視線を逸らしたフィオーラ。
エリウッドは、そんなかわいらしい彼女を見て、微笑むと、その頬にキスをした。
「僕は嬉しいよ。君がここまで感じてくれて……」
「やはりエリウッド様はずるいです…。
 そんなこといわれたら、私、何も文句が言えなくなるじゃないですか…」
「ごめん…。イヤだったらやめるよ」
「ほらまた…。人をこんなに気持ちよくしておいて、それは卑怯です…」
二人は思わず額を合わせて笑いあった。
こんな些細なやり取りでも、フィオーラは間違いなく"幸せ"を感じることが出来た。
「じゃあ、続きを始めるよ…」
濡れた指を口で舐め取ると、再び太ももの間に指を滑り込ませ、
そのまま足の付け根にある、茂みの中の割れ目の中に割り込ませた。
350893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:17 ID:wqYORd0H
「あっ―――」
フィオーラの身体が軽く跳ねる。
(暖かい…)
フィオーラの体温が伝わってくるように、彼女の膣内の指は温かさに包まれていた。
そして、まとわりつくように、指をちぎるように締め付けていた。
本能に揺れ動かされるままに、エリウッドはその指を動かす。
「あふ…はあ……あうん…す、すごく気持ち……いい……」
フィオーラの喘ぎにさらに甘みが増す。
その声を聞いているだけで、エリウッドは全身がとろけそうになってしまいそうだった。
そして、指の動きは徐々に速度を増す。
「あぁ! だ、だめ…あ、こ、これ以上は――――!!」
フィオーラの呼吸が荒れ、そして絶頂が近いようで、
しきりに湧き上がるそれに耐えるように、身体をくねらせている。
(そろそろかな?)
エリウッドは、そこでようやく理性が戻り、指を底から引き抜いた。
ぽたぽたと、指の先から愛液が滴り落ち、シーツに染みを作っていた。
「エリウッド…様…?」
肩を上下に震わせながら、フィオーラの目はまだ物足りなさそうに、
エリウッドを訴えていた。
エリウッドは、一旦咳払いをすると、ベッドの上で自分の服を脱ぎ捨てた。
「す、すごい……」
思わず、フィオーラはため息を漏らす。
エリウッドの股間についた男性の生殖器は、見かけによらず、
大きさも太さも、彼女が想像していたものよりも立派だった。
逆に、あれが自分の膣内に入りきるのだろうか、という心配を抱いてしまう。
「フィオーラ、いいね…?」
エリウッドはやや緊張した面持ちで目の前の愛しい人に尋ねた。
無理もない。彼も、知識はあるとはいえ、実際にするのははじめてである。
それに、彼女は怪我人である。
そんな彼女に無理をさせてしまうのではないか、という不安も抱いていた。
351893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:18 ID:wqYORd0H
しかし、そんな不安も、
「おねがいします…」
と言いながら、自ら大事な部分を指で押し広げたフィオーラの姿を見ると、
吹っ飛んでしまった。
「いくよ…」
一気に奥まで差し込みたいという欲望を抑えながら、ゆっくりゆっくりとした動作で、
少しずつ昂ぶった性器をフィオーラの性器に押し込んでいく。
そして、亀頭が飲み込まれた直後に、
「う…あ…い、痛い……」
あまり大きな悲鳴はあげなかったものの、破瓜の瞬間を向かえ、
フィオーラの顔が苦痛に歪んだ。
「大丈夫か?」
「へ、平気です…」
エリウッドは、さらにゆっくりと、
彼女の様子を伺いながら腰を奥深くへと差し込んでいく。
「うぐ…あつ……あふぅ……」
快感と、激痛の交じり合った声がフィオーラから聞こえる。
だが、エリウッドはやめることはしなかった。
彼女と一緒に最後までする…。
そして、少しでも彼女に多くの幸せを感じてもらいたい。
その一心だけで、エリウッドは動いていた。
そして、ようやく彼のモノがすべてフィオーラの膣内に収まり、身も心も一つになった。
「これで君とようやく結ばれたんだな…」
「はい…。痛いですけど、私、とてもうれしいです…」
「うん。でも、まだここからがあるんだけど、大丈夫かい?」
「はい…。エリウッド様と一緒なら、大丈夫です…」
「そうか…」
エリウッドはもう一度、フィオーラと唇を重ねた。
そして、その口が離れると、彼はフィオーラに頷き、
腰を前後に動かした。
352893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:19 ID:wqYORd0H
「うあ…あうぅ……」
まだ傷ついたばかりの膣内は、少し擦れただけでも激痛を伴う。
「ごめん。少し、我慢してくれ……」
ゆっくりと腰を動かしながら、痛みを和らげようと、
フィオーラの頬を撫で、腰が動くたびに揺れる彼女の胸を吸う。
さらには、結合部より少し上の皮を剥ぎ、ぷっくりと膨れた肉の豆に指の腹で撫でる。
「ふあ、ああ…! エリウッド…さまぁ……」
徐々にエリウッドの愛撫の効果が現れ始め、
フィオーラの声に甘さが戻り始める。
「んあ…エリウッド様…私、こんなに気持ちよくなって……いいのでしょうか?」
「いいもなにも、僕も君の膣内(なか)が気持ちよくて仕方がないんだ。
 もっと、刺激が欲しいくらいだ…」
「あふ…いいですよ……もっと激しく動いても…私も…もっと気持ちよくなりたいです」
「よし…」
エリウッドがベッドに両手をつけ、腰を激しく動かし始めた。
353893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:20 ID:wqYORd0H
「あああああ!す、すごい!さっきよりも…指でされたときよりも、
 ずっと気持ちいい……」
二人の身体がパンパンパンと乾いた音を立ててぶつかり合い、互いの汗が飛び散る。
いつもは軍の男女関係や、軍の財政管理などに厳しい彼女も、
今、愛する男に抱かれている、一人の性欲に溺れた女でしかなかった。
エリウッドも、まるで堕ちたかのようなフィオーラの、
いやらしく、そして艶かしい姿を見て、さらに昂ぶり、腰の動きをさらに早める。
「あはぁ! エリウッド様! いい! 気持ち…いい!!」
もはや肩の痛みなどどこかへ消え去ったようだった。
エリウッドのほうもそんなことはとうに忘れ、
彼女を突くことに没頭していた。
「あ…! エリウッド様! 私…また…ああああ!!」
「僕も……そろそろのようだ…一緒にイこう…」
「あ、あ、あ、あ、あ、あ!」
「く……すごい…ますます締め付けがきつく……」
「エリウッド様…あはぁぁぁぁぁ!!」
「うくっ!?」
フィオーラの膣内がさらに締め付ける。
エリウッドはそれに耐え切れず、彼女の膣内に大量の熱い精液を放ち、果てた。
354893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:20 ID:wqYORd0H
「私…いやらしいですね…」
事が終わり、そのままベッドで寄り添うように寝転んでいたが、
突如フィオーラがそう呟いた。
「何を言うんだ、いきなり?」
「だって、いきなりさいしょの……あれで……その……」
自分が初めての性交渉であそこまで悶え、乱れていたのを思い出したのか、
ごにょごにょと口ごもるフィオーラの表情は恥ずかしさで真っ赤になっていた。
エリウッドは、そんなフィオーラの顔を自分の胸へと抱き寄せる。
「そんなこと気にしなくていい。
 普段見れないようなかわいらしい君を見れて、僕は嬉しかった」
エリウッドの胸の中で、フィオーラの顔がますます赤くなる。
「よく……そんな恥ずかしいことが言えますね…」
「まるでセインのよう、かな?」
「くす。そうですね。エリウッド様には申し訳ないですけど、
 あまり似合わないですよ」
「そうか。たしかに、そうだな」
二人は互いの顔を見合わせて笑いあった。
その顔は幸せの真っ只中にいるカップルの姿そのものであった。
「エリウッド様…」
「なんだい、フィオーラ」
「私を…幸せにしてください。
 どんなときでも、あなたの側にいさせてください…」
「もちろんだ。君はだれにも渡さない。決して手放すものか」
「うれしい……」
フィオーラはさらに顔をエリウッドの胸に押し付けた。
幸せそうな彼女の頬を伝う一筋の涙は、
今まで彼女が抱いていた罪悪感や苦しみを押し流しているかのようだった。
355893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/13 01:27 ID:wqYORd0H
というわけで、エリフィオお終いです。
また長々とした文章な上、エッチシーンが短くなってしまいました…。

実は、ここで書ききれなかったところ(さらに長くなるので削除した部分など)を
後編として構想が出来ているんですが、書いてもいいですか?
その前に、コウメイネタ(第三章の続き)の投下があると思いますが…
356名無しさん@ピンキー:03/06/13 01:33 ID:K0DToSxK
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
是非是非投下おながいします!!
357名無しさん@ピンキー:03/06/13 03:08 ID:7xglnyo4
そういや・・・襟木は・・・非童貞??
まぁ、イサドラの身体をおもちゃに育った可能性もあるのだが・・・
どっちだろう??
358名無しさん@ピンキー:03/06/13 03:28 ID:OwW7af/O
>>357
さすがに将軍がそんなことはしないだろ・・・
それ専用の人とかいるんじゃない?
359名無しさん@ピンキー:03/06/13 09:02 ID:kVkd/OXI
すごくHなサイト(☆∀☆)見つけた〜♪
アイコラもあった!(*´∀`*)アフ〜ン
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/idol_kora/
360名無しさん@ピンキー:03/06/13 10:43 ID:pPF1gBUs
>>357
練習の為に父親に手配されているような椰子が
普通にいそうな予感。


話自体はかなり良かったんだが、
特にフィオーラが非常に可愛かったんだが、
それでも細かい所でツッコミどころが数点…ううむ;・ω・)
361名無しさん@ピンキー:03/06/13 15:09 ID:conFjERX
>>360
ツッコミ所があるなら濁さず言ってあげた方が本人の為になる
次に気を付ける所がわかるから
362名無しさん@ピンキー:03/06/13 16:00 ID:0+J88lbm
>358
将軍として自家に仕えている以上、これ以上ない位身元がハッキリしている。
もししくじって孕ませちまっても問題が少ない。
性病等の心配も少ない(ハズ)
仮にも騎士・将軍、護衛としても申し分ない。
結構、いけそうな気がする。

妾妃止まりならば。
正式な妃は、近隣諸国と政略ケコーンした方がウマーだろうが。

・・・言うまでもないが、エロノベルの世界の発想だけどナー
363名無しさん@ピンキー:03/06/13 17:22 ID:p0pLmPVv
(;´Д`)ハァハァ
364名無しさん@ピンキー:03/06/13 17:38 ID:7q+IQ4+g
細かいところなんか突っ込みいれたら萎えるわ…。
どの辺が、疑問に思われたのでしょうかね。

エロSSの世界なんで、現実にはあり得ないことも書けるわけで。
だからこそ(*´Д`)モエーだとおもうんですが。

神の創作意欲を削がないでくれ
365名無しさん@ピンキー:03/06/13 17:59 ID:5KjV4KpH
ルイーズものキボンヌ
366名無しさん@ピンキー:03/06/13 18:15 ID:8TL3VjZX
ま、どうでもいいが荒れない程度にな
ファリナ×カアラのレズビヤンキボンヌ
367名無しさん@ピンキー:03/06/13 18:19 ID:6+qf3YEJ
エリウッド×ニニアンの
公式(?)獣姦もの、きぼん。
368名無しさん@ピンキー:03/06/13 18:19 ID:6nKJlhN/
>>362
妾イサドラたん(;´Д`)ハァハァ
369名無しさん@ピンキー:03/06/13 18:46 ID:ETXcAH3g
魔の島でウハイに捕まって犯されるフィオーラ・・・
だとおもったら、和姦なのね( ´・ω・)
370名無しさん@ピンキー:03/06/13 19:02 ID:RNpgNT+u
キタ━━(゚∀゚)━━!!
エリフィオ万歳です!! フィオーラすげぇ可愛い(;´Д`)ハァハァ
童貞のわりに慣れきった雰囲気がそこはかとなく漂う襟木に乾杯
これから敬意をこめてエロウッドと呼ばせてもらおう

続編、是非投下キボン
楽しみに舞ってます
371名無しさん@ピンキー:03/06/13 19:19 ID:byQdFUBd
フェラ家の血は伊達ではない
372名無しさん@ピンキー:03/06/13 19:19 ID:ahH8BlwY
エロウッドよかったです(*´Д`)
373名無しさん@ピンキー:03/06/13 20:08 ID:6+qf3YEJ
やはり和姦の方が好きだなあ
374名無しさん@ピンキー:03/06/13 21:34 ID:QetoEBv1
えっと…フェラ家のエロウッド?
すげぇ名前(*´Д`)

後編キボン
375321:03/06/13 22:00 ID:uJECxSCY
…導入部分ができたからうぷろうかとおもったけど、
和むさんの艶と893さんの勢いのまえに気圧されてしまいますた。

もう少し練り直してみます。
自サイトにしても書き込みにしても、一度人の目にさらしたら
半分は自分のものじゃなくなるって聞きますし…
376名無しさん@ピンキー:03/06/13 22:37 ID:mMjPU9bo
ええい焦らしやがって(σ´∀`)σ´Д`)←>>375
焦らされると更に萌えますが。ガンガレー!よりイイ話、期待してます。
最近はイパーイ投下があって嬉しい。





377 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 22:59 ID:8k/n1j4Z
>>138の続きです。


未知なる瞳を向けられて、邪気もなく微笑まれて。湧きあがったのは強烈な支配欲。
自らの手で、抗えぬほどの快楽に堕としてしまえ、と。

―――憎まれても忘れられるよりいいと思ったくせに。
無理やりに抱いて溺れて、妙な情に流されたのはどこの誰だ?

「……っ…、知らぬ、知らぬ……!」
何も、知らぬ。何も、考えるな。
視界の端で揺れる紫銀の髪も、血の気が失せるほどにすがりついてくる手指も。
そのすべてが歓喜に満ちて自らを包み込む。
なぜ今さら得ねばならぬのか。陰謀による血族婚の成れの果て。分かたれて
生まれた意味を知り、決して戻れぬ意思を悟ったなら。
闇の器と生まれた身。ならば持てるだけかき集めて消えてやると、そう思える
までにどれほどかかったか。復讐に燃える老人の夢も、利用された男女の憤りも。
自らの苦悩すらすべて捧げて、光に壊されてしまえば楽になれると思った。
もう母親の嘆きなど浴びたくない。子供の叫びなど聞きたくない。
378 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 22:59 ID:8k/n1j4Z
―――ならば寄越すがいい、子の贄など要らぬほどの嘆きを。
大切なものが目の前で崩れ落ちる、その瞬間の至純たる絶望を。
「……っ、ぅ……」
弾けるのを今か今かと待ちわびる暗黒の気。
ユリウスの足にしがみついたままのティニーは、腕から流れ込む痛みに
唇を噛み締めた。
切り裂かれるような感覚に、全身が強張り指先が震える。けれど抗いを
返しているのはティニーばかりではない。
「誰が、貴様にくれてなど……! もう……もう二度と…っ……」
この身に降りた暗黒神が母を屠ったとき、胸に生まれたのは気が狂いそうな
ほどの憎悪。この腕を、首を、引き千切って沈めてやりたい。

―――そうだ、望みどおりさっさと消えろ。脆いものだ、所詮器に宿った
かりそめの存在よ。だからこのようなつまらぬものにとらわれる。
「器だというなら、なぜ意思などもたらした! いっそ、いっそはじめから……!」
激情に昂ぶった精霊は荒れ狂い、びりびりと空間を震わせる。絶え間なく
悲鳴をあげる体を抑えこみ、ティニーは首を振った。
「器……じゃ…ないです……」
器じゃない、この方は器なんかじゃない。確固たる意思がある、
意思を持って――消えようとなさっている。
たったひとつ、初めて私が望んだもの。どうか奪わないで。望ませて、ください。
「愛してます、から……!」
血を、吐くような。叫びとともに身を起こして。
ユリウスの体をよじ登るようにして立ちあがり、渦巻く魔力にも怯まずに首を
引き寄せた。彼女を護る雷精は弾かれて散り、じゅっ、と肌が灼かれる音が響く。
379 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:00 ID:8k/n1j4Z
「な…っ、離せ……!」
振り落とされそうになりながら、ティニーはユリウスをつかまえる。
「離せと、言っている! やめろ、お前……死……」
「お願いです、どうか、どうか……!!」

消えようとなどなさらないで。

「―――っ……」
生まれなければよかったと。恨んで憎んで、世界が闇に包まれてしまえばいいと思った。
憐れな子供たちを道連れに、犠牲となるしかない無力な自分を呪って。
けれど確かに自分は愛された。
包み込むような、優しくやわらかな光に。暖かな母の愛情に。
引き剥がそうとするユリウスの手はいつかティニーを包み込み、真実壊して
しまいかねないほどにきつく抱きしめていた。息も壊すほどに、強く。
ユリウスの瞳は波立たぬ湖畔のごとき静けさを取り戻し、闇の波動は予兆もなく
突然そこから消え去った。
声を、聞いた。同じ、声を。
事切れるあのとき、この手に殺められるあの瞬間の。母の、声を。
『あなたたちは闇や光を降ろす器なんかじゃない、皆私の大切な子よ。
 愛してるわ。愛してるわ、私の子供たち。ユリウス、ユリア、そして――』
380 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:00 ID:8k/n1j4Z
ふっと腕の力をゆるめ、ティニーの体を前へ押しやる。突き放されるのかと
不安な瞳を向ける彼女に、ユリウスはそっと呟いた。
「……抱いてもよいか」
ティニーは目をしばたかせる。これまでに、そのように聞かれたことなどなかった。
ただ思うまま抱かれ流されて、喘ぐだけの人形と扱われてきたから。
どう答えたものか、迷った瞳が揺れる。
「どうぞ…お好きに……」
「お前の意思は」
沈黙ののち、やっとの思いで吐き出した言葉を遮り、ユリウスはティニーの頬へ触れる。
「どうなのだ?」
意思。持つならば示せと、仰ってくださるのか。弄ばれるだけの、玩具ではないと。
「好きです、ユリウス様」
何度でも。何度でも言える。

「触れて……抱いて、くださいますか?」
肯定を返すように、ユリウスはティニーを抱き寄せた。わずかに震える手で、
流れるように優しく肌をたどる。
響くティニーの声は甘く、そして幸せな響きを帯びていた。ユリウスの手は傷を、痣を、
ゆっくりと癒していく。なぞられるたび痛みが消え、浄化されるような感覚に陥る。
381 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:01 ID:8k/n1j4Z
耳元をくすぐっていた指がうなじへ回り、唇が近づく。陶然と瞳を閉じかけて、
ティニーは思い当たったようにそれから逃れた。
「だ……めです、私……さっ…き」
「かまわぬ」
「でも、…っ……」
背けようとした顔は顎をつかんで戻され、そのままやわらかな感触が唇へおりる。
ふるっ、と背筋を何かが抜けた。
「んっ…、や……」
しかし陰部を含んだ口をまさぐられるのにはやはり抵抗があり、ティニーは首を振る。
「かまわぬと言うのに」
ユリウスはあやすように彼女の髪を撫でながら、手近にあったグラスの液体を口に含んだ。
再び寄せられる唇。
「ふ……ぁ、ぅん……ん」
舌でこじ開けられた口内に、じわりと甘味が広がった。ふっと撫でられた舌先へと
意識が飛ぶ。誘うような動きに、全身が熱く燃え立つ。
触れられもせずに、胸の先端がしこったのがわかった。そこを髪がかすめるだけで、
甘い刺激が全身を駆けめぐる。
拠りどころを求めたティニーの手が、そっとユリウスの背を包む。深くなる
口付けとともに、胸の鼓動が速さを増した。
382 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:01 ID:8k/n1j4Z
「痛む、か」
「いいえ…、いいえ……っ…」
首を支え直す手の動きにすら敏感に反応し、股の間に何かがにじむ感覚がした。
中心は明らかに快感を求めて蠢き、身悶える腰は欲情を誘う。
身をゆだねるように強く抱きつけば、下腹のあたりに熱く硬い感触があった。
ずくん、と、奥の襞が騒ぐ。
その繊細な部分を護るように、ぬるぬるとした淫液が入り口を覆っていた。
ユリウスの指が、ゆっくりと周りを押し広げる。
「あっ……」
ぴくん、と腿をふるわせ、ティニーは腰を引く。溢れた液が、つうっ、と
透明な糸を引いて床へ伝った。
「…っや……ぁ、……私…っ」
薄桃色に肌を染め、ユリウスの胸に顔を押し付ける。恥らった様子は何ともいえず
可愛らしく、先ほど見せた淫蕩さのかけらもない。

「気になどするな。いくらでも乱れろ」
言い聞かせるように背を撫でると、ティニーは泣きそうな声を発してうつむいた――
頷いた、ようにも見えた。
腰へ手をすべらせて抱き上げる。その、あまりに軽く細い肢体にぎくりとした。
今さらながらに、よくもこれまで壊れなかったものだと思う。急に触れるのが
怖くなって、寝台の上へそっと横たえた。
ティニーの息は既に乱れ、なだらかな曲線が規則正しく揺れている。
「どうか…なさいました……?」
自らを見下ろしたまま動かないユリウスに、ティニーは微笑みかける。
383 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:02 ID:8k/n1j4Z
この顔が苦痛に歪むたび、この身が、血がたまらなく騒いだ。単なる欲情か、
それとも受け止められることへの昂揚だったか。理解などできぬ、したくもない。
ただ、今は。
愛しいと思う。その笑顔を、失いたくないと。浅ましい咎人と、謗られてもいい。
両腕をつき、ティニーの上に覆い被さる。けれどためらって触れようとしない
ユリウスの頬を、ティニーの両手がやんわりと包み込んだ。
「愛して、くださるのでしょう?」
すっ、と首を伝った片手を、思わず握り締めた。からめられる指先に導かれて、
ユリウスはティニーの胸元に触れる。切なげに動いた眉に――理性が、飛んだ。

昂ぶりの先端を深いところへ這わせ、中心を割る。とろりとからみつく蜜は
温かく、内部は熱くうねっていた。
「ん……、あ……入…って、入って来……! あぁっ、あ……!」
入りこむ熱塊の感触に、ティニーの腰が浮き上がった。伸びあがった体を
強く抱き締められて、心地よい衝動が波のように広がる。
それだけで、ティニーは軽く達してしまった。
ユリウスの『栓』がなければ飛び散ったであろうほどの量の愛液を溢れさせ、
ティニーの体が沈みこむ。
384 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:02 ID:8k/n1j4Z
「あ……はぁっ、も、申し訳…ありませ……、っふぁ」
「なぜ謝る」
呆れたような呟きを漏らしながら、ユリウスはティニーの首筋を吸った。
優しい吸着に、ティニーの肌が期待を帯びて桜色に染まる。たまらない様子で
身をよじらせ、ユリウスの頭部を腕に抱いた。
「わ、私……いやらしく……なって…っ…」
「なればいい」
「……ぁ、っん……そ…こ、んぁあっ…」
もはやどこを吸われても、どこに触れられても感じてしまう。官能に研ぎ澄まされた
体はあらゆる快楽を堪能し、同時に相手にも与えられただけのものを返した。
双方とも、穏やかな性交など経験がない。ゆったりとした律動は、物足りない
ようでいてひたすらに暖かく心地よかった。

「はぁ、はっ……ユリウス様…、はぁ…っあ」
潤みきった秘所は乱れた呼気とともにうねり、ひくひくと収れんを繰り返す。
腰を動かすまでもなく、ユリウスはけだるい感覚が下半身から這いのぼるのを感じていた。
肌を吸い上げる水音は途絶えずに続き、彼女の白い胸元に色づきを散らしていく。
「ん……ぅ…っ、動か…れないの、ですか……?」
しかし一方的に愛撫を受けることを申し訳なく思ったのか、ティニーはぼんやりと
そう口にした。
385 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:03 ID:8k/n1j4Z
「動いて欲しいか?」
「ひぁうっ…、そっ、あ……んんっ」
少々意地悪な答えとともに、ユリウスはぷっくりと隆起した桜色の乳首をきつく
吸い上げた。嬌声をあげて仰け反った体を顎で押し戻し、周りごと甘噛みして口中に含む。
こにこにと弾力を返す先端を舌で転がすと、紫銀の髪がシーツの上で振り乱れた。

「だめ…ぇっ、あ……ぁっ、そんな……に…されたら、私……!」
快感に波打った体が艶めかしく動く。自らをそそりあげる甘い声に誘われて、
ユリウスはずっ、と腰を入れた。
背を抱き寄せ、ひたすらに顕著な反応を返す胸先を責める。
密着した状態で腰をゆらめかせば、突けはしないもののゆるい摩擦が生まれる。
肉壺は欠けたるものを得たとばかりにぴったりと吸いついて離さない。
「っく、お前こそ、そんなに締めたら…っ……」
「あ……いつでも、ふ…あぁ……っ、いらしてくださ……、っあん、あぁ…んっ」
まとわりつく襞の動きが速まると同時に、ユリウスの陰茎が脈動した。
沈むような感覚とともに精を注ぎ込み、腕の中のやわらかな温度を抱き締める。

「あ、熱ぅ……っふ、熱……くて、とろと…ろ……してぇ…」
「熱い、か。そうだな、ティニー…お前の……なか、も」
ゆっくりと、力の抜けた彼女の上体を抱え起こした。
「っふぁ……あ、ユリウス様…っ、ユリウス様……ぁあ」
必死に抱きついてくる細い腕、肩にうずまる小さな顎。儚げな吐息を耳元で
漏らされれば、果てた陰茎はみるみるうちに蘇生した。
射精後の嫌悪感などみじんも起こらず、抜かぬまま貪るように口付ける。
下から、横から、何度も吸い上げては切なげにびくつく腰を引き寄せた。
386 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:04 ID:8k/n1j4Z
「んっ…ん、っは……ぅんん……っ」
激しい吸引に苦しげに喘ぎながらも、唇は重なり合ったまま離れない。
からめられるお互いの舌を求め、深く口付けては口内をなぞる。吸われるたびに
ティニーの身体はぞくぞくと震え、いつまでも慣れることはなかった。
言葉を発せない喉を仰け反らせ、しがみつく腕に力を込める。
柔軟に肉茎を呑み込む秘腔は悦びにうち震えて自ら快感を得、奥から更なる
悦楽の証を溢れさせた。

上と、下。熱くつながったその二点のみが、彼女の意識をつなぎ止める。
伝わってくるぬくもりは、そのままとろけてしまいそうなほどに甘い。
忘れたと思ってた。お母様のぬくもり、お姉様の優しさ。
もう二度とこの身におりることはないと。
あの日出会った少年に恋焦がれた、闇と生まれた彼の孤独を愛した。
分かたれて生を受け、消えるために生まれたと笑った、その存在を。
387 ◆lYAOAPHASE :03/06/13 23:04 ID:8k/n1j4Z
「忘れません……もう二度と、忘れませんから……!」
頬を伝った涙は汗と入り混じって胸下へと流れ落ち、突き上げられるたび
肌から弾かれて散った。脳天まで突き抜けて昇華する悦びに、全身は震えあがり
膣内は強く収縮する。
その奥に何が待つのかと、探求のごとく穿たれる陰茎を誘い入れる。
「いいのか……お前は…、お前はそれで…っ…」
亀頭で内襞をえぐられて、ティニーの腰はびくんと震えてさらに奥までとそれを欲した。
「いや……抜か…ないで、ずっと、ずっとこのまま……!」
抱えられた脚を大きく痙攣させ、きゅうっ、と秘腔をすぼませた。
達しながら注ぎ込まれる液体を吸い尽くし、蜜壺は収縮ののち再びユリウスを
求めて蠢く。もはや幾度目の絶頂かなどわからずに、目の前のぬくもりへとただ
すがりついていた。

もっと奥でつながって、もっと深く感じさせて。離れない、もう離さない。
このままで、ずっとこのまま――

求めるものは互いのみ。欲されるのもただ互いのみ。
ふたりにとって心も体も、生涯最も満ち足りた瞬間だった。
その幸福の絶頂の中で、ティニーは光に消える闇の姿を見た。
それは彼が……ユリウスが闇から解放されたためであると、そう信じて疑いもしなかった。
388988%マシン:03/06/14 01:01 ID:fWbWWp+P
La Femme Mareeta 〜第1章

「ナンナー、リーフ様もう行っちゃった?!」
フィアナの村に元気な声が響き渡る。
村の入り口にいたナンナが声の方へ目を向けると、そこから
溌剌とした少女が駆けて来た。
「マリータ!遅いじゃない、もうみんな出掛けちゃったわよ。」
「ごめん。準備に時間がかかっちゃって。それより今から行っても
 みんなに追いつくかな?」
息を切らせながらマリータは尋ねた。
「もう無理よ。迷子になるのが関の山だから止めといたら。」
「そっか。あ〜あ、またお留守番か。」
ナンナはそんなマリータの様子に苦笑して話を続けた。
「いいんじゃない?あなた向こう見ずなところがあるから
 めったに敵の来ない村で待ってたほうが安全よ。」
「ひどいなぁ、これでも私剣士なのに。
 まあいいわ、リフィス団が来ても追っ払ってあげるから。」
「そうね、じゃああなたがケガした時は治してあげるわ…」
少女たちの他愛もない会話はそこで途切れた。
よそ者の一団が村に姿を現したのである。しかも旅人や盗賊とは風体が違う。
よく手入れされた武器、統率のとれた彼らの動きは
一団が軍隊であることを如実に表していた。帝国軍だ!
その中で首領と思しき大柄な人物が口を開いた。
「フン、どうやら情報は確かだったようだな。しかもあの女狐は留守ときている。」
「しかし、肝心のリーフ王子も留守のようですが…」副官が口をはさんだ。
「バカ者!そこに居るのはノディオンの若き姫君だぞ!人質にはもってこいではないか。
 リーフの方から捕えられてくれるだろうよ。」
「では、彼女を捕らえる事に致します。」先頭の小隊長はすぐさま部隊を展開し、
ナンナを捕らえようとした。
389988%マシン:03/06/14 01:01 ID:fWbWWp+P
頼りになるリーフもフィンもおらず、怯えて立ち竦むナンナ。
兵士の一人が彼女を掴もうと手を伸ばした瞬間、彼の肘から先が消え失せた。
思わず叫び声を上げるナンナ。マリータが戦っているのだ。
「ナンナ、逃げて!ここは私が!」兵士に隙を見せず、
構えたままでマリータが呼びかける。
「早く!捕まったらリーフ様に何て言うつもり?!」
その言葉で我に返ったナンナは、村の中央に向かって走っていった。
それを追わんとする兵士たち。彼らをさえぎり一人ずつ倒すマリータ。
やや非力な女性ながら、頑丈な鎧さえ切り裂く必殺剣「月光剣」のもとに
一撃で兵士を倒していく。
怯える兵士、将士を尻目に、一団の首領である黒衣の男が前に出てきた。
「もういい、時間の無駄だ。俺がやろう。」
彼が抜刀した瞬間、辺りに異様な気配が漂ったことにマリータは気付いた。
軍人とはいえ、男は恐れるほどの凄腕ではない。それは構えからすぐわかった。
だが−
体が動かない。気力が萎えているのが自分でもわかる。
彼女の眼から闘志が消え、力が抜けていき、その場に膝を突く。
気力を奪われたマリータは、嘘のように簡単に捕らえられた。
邪魔者が無くなった兵士たちがナンナをも捕らえるのにそう時間は掛からなかった。

二人を捕らえた黒衣の男、レイドリックは居城へ帰ることにした。
「閣下、お帰りですか?」駐留部隊の隊長が尋ねる。
「うむ、お前達は引き続きここに残れ。反逆者をかくまった見せしめを行うのだ。」
「了解しました。ところで情報元に渡す報酬の事ですが…」
「リフィスとかいう小僧か、捨て置けい!
 あとで何とでも理由をつけて討伐してくれるわ。」
ナンナとマリータは、レイドリックの軍勢とともにマンスターへ移送された。
390988%マシン:03/06/14 01:03 ID:fWbWWp+P
マンスターへと移された二人は、それぞれ別室に入れられた。
ナンナは亡国とはいえ王女の身分であり、それなりに居心地の良い部屋を
与えられたが、マリータが入れられたのは粗末なベッドに悪趣味な装飾品のそろった
薄暗い部屋だった。
「フフ、さぞ口惜しかろう。何もできず捕らえられ、人質にされるというのは。」
彼女の目の前に立っているレイドリックは言った。
「人質?アンタの軍勢をもってすれば王子を捕まえるのは簡単でしょう?
 なんでこんな面倒くさいことをするの?」マリータが返す。
「判らんか?物事につきまとう苦労は少ない方がよい。
 例えばあの村、女剣士とまともに戦えばこちらにも相当の被害が出る。
 留守にしているという情報があったからこそ、あの村に攻め込んだのだ。
 今にしても、ナンナ王女を盾にとればリーフはのこのことやって来る。
 そして女狐めは村を留守にはできないだろうよ。」
「つまりアンタは、私の母様を怖れているのね。」マリータは勝ち誇った。
「でもアンタの思惑と違って、母様はここまでやってくるわ!
 アンタなんかあっという間にあの世行きなんだから!」
「ほう、お前はエーヴェルの娘か。」
−しまった−  マリータに狼狽が走る。
「クックック…、ではお前にも人質になってもらうか。だがその前に…」
マリータはレイドリックの眼に、何か危険な光を見た。
レイドリックは彼女の体をねっとりとした目つきで眺め廻し、口元を歪めた。
「…楽しませてもらおうではないか。」
その一言が帯びるただならぬ予感に、マリータは身を硬くした。
レイドリックはそんな彼女をも楽しむかのように、ゆっくりと近づいていった。
「いや!来ないで!」
「そう固くなるな。お前にも楽しんでもらうのだから。」
「アンタと居るだけで不愉快よ!こっちに来ないで!」
「ほう、ではナンナがどうなってもいいと言うわけか。友を守れなかった上に
 見捨てるというのだな。いかにも虫ケラの考えそうな事だ。」
「!」
391988%マシン:03/06/14 01:05 ID:fWbWWp+P
マリータは観念した。この男は小物だ。今のやりとりでそれは判る。だがそれだけに彼女が拒めば
逆上して本当にナンナを殺すかもしれない。
不思議な力に守られていて、戦ってもとうてい勝ち目はない。
せめてみんなが助けに来るまでは、言う通りになっておこう…。
力の抜けたマリータを、レイドリックは部屋のベッドに押し倒した。
そして彼女の衣服をむしり取っていく。マリータの弾力ある乳房が露わになる。
レイドリックはその可憐な先端を口に含む。
敏感な部分をナメクジが這うような感触に襲われる。
「嫌っ!」マリータは僅かな抵抗を試みた。が、次の一言に力を失った。
「少しでも俺に逆らったら王女の命は無いぞ。それと、舌を噛んで果てようとしても
 また然りだ。お前を縛り付けていない理由を考えるんだな。」
堪えようとしても、悲しみと恐怖で視界が滲む。
レイドリックはそう言うと、反対の乳房を右手で掴んだ。
同時に、口に含んだ蕾を一気に吸い上げる。
「ううっ…うっ…ふああっ…」
しばらくするとレイドリックは、口に含んでいた方の乳房を左手に持ち替え、
マリータの首筋、耳の後ろと舐め回す。
思わず逃げたくなるようなザラッとした感覚が、神経を駆け上る。
マリータはいやいやと首を振り、逃れようとした。
途端に両胸を強く揉まれる。男の指に挟まれた乳首も力を受ける。
「痛いっ!」
「嫌がるなと言った筈だ。」
そう言うとレイドリックは僅かに残った彼女の衣服を破り去り
マリータを一糸纏わぬ姿へと変えた。
「きゃああぁっ!」
健康的に日焼けした腕に対し、服の下に隠された肌は滑らかな色合いをしており
その体には若干の幼さが残るものの、大変均整のとれた肢体だった。
野山を元気に駆け回っていたおかげで、女を思わせる箇所以外の無駄な贅肉は
全く見当たらない。
そして、まだ誰にも蹂躙されていない桜の色を思わせるあの部分。
数々の娘を嬲り者にしてきたレイドリックでさえ、彼女の姿に思わず息を呑んだ。
392988%マシン:03/06/14 01:06 ID:fWbWWp+P
だがそれも刹那のこと。
すぐさま足を閉じたマリータの内腿に、レイドリックは自分の指を滑り込ませた。
「あひぃっ!」
そして指が秘裂をなぞる。その指は最初マリータに苦痛しか与えなかったが
彼女自身がローションを分泌して蹂躙に耐える。
「ううっ…、くっ…、あぁん…」
「ククク…もう俺を欲しているか。」レイドリックは表情に皮肉を湛えた。
黙れ、誰がお前なんかに…
言いたくとも言えない。言えばナンナも私も殺される。
自分を弄ぶ男を睨み付けるだけで精一杯だった。だがレイドリックにとっては
そんな態度すら気に触ったようだ。
マリータをこじ開け、太い指を二本強引に侵入させる。
「あうぅ、あぁあああ…!」
何とか指を侵入させるとレイドリックは指を一本追加し、
痛がる娘に遠慮することなく指を出し入れさせた。
抵抗が少し弱まったところで娘から指を引き抜くと、
天然のローションに鮮血が少し混じっていた。
続けざまに怒張した彼の一物を晒し、苦しそうに肩で息をするマリータの顔に近づける。
「口に含め。そして舐めろ。」
耐えがたい苦痛と、屈辱と、そして未知の感覚にマリータの判断力は麻痺していた。
彼女は言われるまま男根を口に含み、その先端をチロチロと舐め回す。
「んっ…、ふぅん…、ちゅう…、んぐ…」
「タマも舐めろ。手も使え。」レイドリックが注文をつける。
だが所詮は無理な注文だった。男性経験のない娘が、どうやって相手のポイントに
想像が及ぶというのか。レイドリックはその事に気付き、舌打ちした。
「もういい、後は俺がやる。歯は立てるなよ…」
男根を咥えているマリータの顔を両手で掴むと、レイドリックは思い切り腰を動かした。
393988%マシン:03/06/14 01:07 ID:fWbWWp+P
予想外の動きに、マリータはパニックを起こした。
「んんっんー、んーん、んっ、んっんーん!」
男根が喉の奥まで突いて来る。息が出来ない。
鼻で呼吸をする。否応無くレイドリックの体臭を嗅ぐ。嫌悪感が増す。
髪が引き千切られんばかりにレイドリックが動いたと思うと、咥内に侵入している
男根から、熱を持った濃厚なゲルが発射された。
−汚い。
「飲み干せ。」
−不味い。
「全部だ。飲み終わったら俺の物もきれいに舐め取れ。」
−気持ち悪い。
「なかなか良かったぞ。さて、今度は四つん這いになれ。」
吐き気を催しつつも、マリータは男の言う通りに従った。
レイドリックはその様子を満足そうに眺めた。
真っ直ぐ伸びた背筋。女性らしいボディライン。白い肌に浮き上がった痣…?!
明らかに怪我や火傷の痕ではない。しかも同じ痣をどこかで…。
−あの男か!この娘は、思った以上に利用価値がある。
−俺の後宮に預けることにして、そのためにも先ず仕込んでおくか。
内心を悟られまいとして、レイドリックは冷たい声で言い放った。
「脚を開け。そして自分の望みを言え。」
「…これで、許して…。」秘所がレイドリックから丸見えになるポーズを取らされ、
マリータが呟いた。
「違う、お前の望みは俺の一物だ。でないとナンナもお前も死ぬぞ。」
静かな怒りを込めてマリータは言った。「アンタの…」
「貴男の、だ。それと普段自分が使っている言葉で言え。俺の一物と…」
言うなりレイドリックはマリータの秘所に指を突っ込んだ。「ここをな…。」
そんな下卑た言葉、言いたくない。でもこいつはその言葉を知っている。
知らないって言っても許してくれそうもない。
「わ、私の…オ…マ○コに…うっ、貴男のおチン○ンを…入れて下さいっ!」
不本意で屈辱的な願いに、マリータの瞳は溢れ返っていた。
394988%マシン:03/06/14 01:07 ID:fWbWWp+P
先程の傷からレイドリックが入ってくる。その痛みにマリータは必死で耐えていた。
侵入そのものは、彼女の分泌物とレイドリックの拡張工事のおかげで
それほどの苦も無く果たされた。
男の熱がマリータの胎内に伝わる。
「ああ…奥に当たってる…。」
レイドリックは後ろからマリータの乳房を掴み、揉みし抱きながら腰を振る。
痛みがかなり和らいだ分、先程から感じていた未知の感覚が
胎内からじんわりと滲んでくる。
「あっ…、ふっ…、ああん…、あん…」
在り得る可からざる感覚は、その大きさを増してくる。怖い…。
レイドリックの動きとその感覚は互いに比例しつつ増大し、ついにマリータの
脳髄を犯した。
「あああああぁぁっ…!!」
レイドリックが先程よりも多量の精をマリータに注ぐ。
その感触までもが、彼女を弄ぶ。

−キタナイモノガワタシニナガレコンデクル…。

全身が痺れて動けない。これは…恍惚感?
結局、レイドリックが満足するには、あと一回の射精が必要だった…。

マリータが泣き終わるまで、レイドリックはその場にいた。
なんとか落ち着いた彼女は、ある疑問を問い質した。
「…なんで、私なの?なんで私を嬲ったの?」
「趣味だ。」レイドリックはあっさり答えた。
「だが勝手にナンナ王女で遊んだりしたらブルーム王にお叱りを受けるからな。
 小娘には分からんだろうが、宮使えもなかなか大変なのだ。
 まあお前は後でもっとゆっくり可愛がってやるから…。」
小心者。外道。そんな事を考えながら女の子を弄んだって言うの?
こんな、こんな卑怯者に私は汚されたっていうこと?!
許せない。許せない。許せない。殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すっ…!
395988%マシン:03/06/14 01:09 ID:fWbWWp+P
殺気を帯びたマリータの瞳に、一本の剣が映る。
悪趣味な装飾品の一つらしいが、剣士の直感で本物だとわかった。
全裸のままその剣に跳び付き、抜刀。
そして天井近くからレイドリックに向かって剣を振り下ろす。「何を…」
一刀は不幸にも外れた。だが横に撫でるような次の一刀が
常識を超えた速さで繰り出される。
その斬撃に対し、レイドリックは頭と胴が断たれないようにするのが精一杯だった。首の皮が切れ、血が滲む。
「何をする気だ!本当にナンナを殺すぞ!」
そう叫んだレイドリックはマリータを見た。彼女は剣を構えてはいるが、
俯いて何か呟いているだけで、もう襲ってくる素振りはない。
−殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。コロス。コロス…
しばらくすると、マリータはその場に倒れこんだ。だがレイドリックが剣を
取り上げようとしても、握った柄を放すことはなかった。
何時の間にか、レイドリックの傍らには黒いローブを羽織った不気味な男が立っていた。
「また小娘の摘まみ食いか、レイドリック。相変わらず良い趣味の持ち主だの。」
「…。誰にも使えない剣を土産だと称して送りつける事の方が
 余程良い趣味だと思いますがね。」レイドリックは相手を見ず、迷惑そうな顔をした。
「だが今は感謝しておりますよ、ベルド様。お陰で楽しみが増えました。」
「ほう、如何するのだ。」
「なかなか締まりの良い娘だったので、後宮送りも考えたのですが…。
 それよりも面白い事を思いつきました。」
「どうせまた、悪趣味なものに変わりあるまい。」
半ば呆れた口調でベルドはレイドリックの顔を見た。
「ケルベスの網にリーフ王子と女狐めが掛かったようです。女狐とこの小娘は
 母娘のようですから、奴を始末してもらいましょう。
 幸い暗黒剣によって、人斬りを望んでおりますからな…。」
「フン、好きにするがいい。」
二人は部屋に体液が付着したままのマリータを残し、去っていった。
−殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。コロス。コロス…
396988%マシン:03/06/14 01:09 ID:fWbWWp+P
−私は、強くなりたい。母様のように
−私は、強くなりたい。母様よりも
−私は、強くなりたい。踏みにじられないために
−私は、強くなりたい。汚されないために
−戦って強くなりたい。目の前の敵を倒す
−戦って強くなりたい。目の前の敵は強い
−お前は誰だ?目の前の敵が私の名を呼ぶ
−お前は誰だ?目の前の敵は私を知っている
−あなたは誰?私は知っている
−あなたは…エーヴェル母様!
−私は。母様を殺そうとした
−私を。母様が守ってくれた
−…石になってまで

「!」
マリータが目覚めた所は暖かいベッドの上だった。傍らに目をやると、
暖炉の火が暖かく彼女を照らしていた。
自分の姿を確認してみると、忌々しい体液に汚された全裸ではなくて
今まで見たことも無い高価な女物の寝着を身に付けている。
ようやく部屋全体を見渡すと、質素だが生活感溢れた内装が目に付き
人の良さそうな中年の女性と、高い身分を思わせる品の良さそうな青年司祭がいる。
髪の赤いその青年司祭は、マリータの混乱を悟っているかのように口を開いた。
「ここはダキアの民家。貴女はマンスターから脱出した後、ずっと眠っていたのです。」
ダキアだって?マンスター…そうだ!
私はレイドリックに襲われて、逆上して斬りつけて、ずっと怒りに突き動かされて、
気が付けば母様を手に掛けようとしていた。あれは夢じゃなかった!
司祭は顎をマリータの持っていた剣に向けて、マリータに見るよう促した。
「その剣は、持ち主に取り付いて怒りや憎しみを増大させる呪われた剣です。
 長く持っていると人格崩壊の危険があるので、人間には扱えません。」
−じゃあ、私が母様を殺そうとしたのは、この剣に操られて?
−酷い目にあったとは言え、この剣さえ手に取らなければ…
マリータは起き上がると素早く剣を取って厨房に向かい、石釜に剣を叩き付けた。
397988%マシン:03/06/14 01:12 ID:fWbWWp+P
「止めなさい!」司祭の叫びには威厳がこもっていた。先刻の穏やかで優しい態度からは今の叫びはとても想像できない。
マリータは驚いて司祭を見た。司祭はマリータへと歩を進め、あっけに取られた彼女の手から剣を奪い鞘に収めると、再び慈愛を湛えた表情に戻った。
マリータの胸に熱いものがせり上がってくる。司祭は今にも泣きそうなマリータの顔を優しく胸に抱え、こう囁いた。
「何があったのか話して貰えませんか。辛い事も、打ち明ければ少しは楽になりますよ。」
既に司祭の胸で幾筋かの涙を流していたマリータだったが、この言葉で涙腺が決壊した。
「ううっ、うわあああああぁぁん!」

「…それは剣士であれば誰でも陥りがちな罠です。でも結局あなたは母親を
 殺しはしなかった。何故だと思いますか?」
「どうして?司祭様。」司祭の腕に抱かれたまま、上目遣いでマリータが尋ねる。
「本当に大切なものが何であるかを知っていたからです。貴女は自分で思っている
 よりも、ずっと強い人間です。」
司祭はマリータから離れ、鞘に収まった剣を両手で彼女に差し出した。
「この剣の呪いも、私が解いておきました。いいですか、剣が悪いのではなく
 使い手の問題です。剣の力を正しく使い、剣を愛してやることで
 正しく強い剣士になれるのです。」
「でも、私は…。」
「もっと自信を持って。母親を取り戻したいんでしょう?」
司祭がそこまで言った時、婦人が二人の居る厨房へと駆け寄ってきた。
「ちょっとあんた達、大変だよ。村で盗賊が暴れ回っているみたいだ。お嬢ちゃんは早く安全な場所へ…。」
「そうなんですか。じゃあ私戦わないと!」
司祭の持つ剣を取り、外へ駆け出そうとするマリータを、司祭は呼び止めた。
「あの、その格好で戦うつもりですか?」
マリータは我に帰った。確かに寝着のままで戦場に向かう訳には行くまい。
「…着替え、見ないで下さいね。」
場違いな返答に司祭は思わず吹き出した。
398988%マシン:03/06/14 01:12 ID:fWbWWp+P
「忘れないで下さい。何故戦い、何故強くなるのかを。」
「はい。色々有難う御座います。せめて司祭様のお名前を教えて頂けませんか?」
「サイアスと申します。帝国に何か要のある時は私の名を使ってみて下さい。
 そうそう、貴女のお名前は?」
「私は…誇り高きフィアナの剣士、マリータです!」
「マリータ…。いつかまたお目に掛かりましょう。
 ではご武運を!」
399988%マシン:03/06/14 01:19 ID:fWbWWp+P
とりあえず、書けた第一章だけうpしました。
エロが少なくてごめんなさい。
「エロSSなのにエロくない」という指摘はあるでしょうが、仰るとおりです。
どちらかと言うとエロよりキャラ萌えですね(w
こんな作品ですが、お楽しみ頂けたら幸いです。
第二章、第三章は筆者の脳内補完の要素が強くなる予定です。
ご希望があれば、絶対に続きを書きますので…
400名無しさん@ピンキー:03/06/14 01:22 ID:qw3ednqY
400ゲッツ
401名無しさん@ピンキー:03/06/14 02:40 ID:Ngiv4ZyL
>>377-387
続きキタ━━━━━(゚∀(゚∀(゚∀(゚∀゚)∀゚)∀゚)∀゚)━━━━━!!!

◆lYAOAPHASE氏、グッジョブ!エロくて(;´Д`)ハァハァ
そしてまた続きが気になる罠。がんがってくだちい。
402名無しさん@ピンキー:03/06/14 08:42 ID:ykVM3VYS
>>388-398
トラナナだー!!!
是非是非続きキボン。
403名無しさん@ピンキー:03/06/14 20:09 ID:FjyzbkWH
988%マシン氏

いえ、十分エロイっす。そして萌えました!
続きキボン!!!
404321 ◆KeiMBDKdGw :03/06/14 21:30 ID:rHJaXSIe
お待たせしました〜予告していた321です。
聖戦ものうぷります。

内容はゲーム2章冒頭あたりに舞台を設定して、
自サイト創作の外伝として書いてみようかと。

聖戦わからない方にざっと状況説明しますと、
「とある城が国王のえん罪の影響で粛正をうけようとしています。
国王の妹となるプリンセスがわずかな手勢で城を守っていますが、
攻撃者の手はいよいよ城に延びて…」
というところからはじまります。

前置きはそれとして始めたいと思います。
終わりまでお気長にお付き合いくださいませ〜
405321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 21:39 ID:rHJaXSIe
残酷な女神


 「ったく、篭城とは…てこずらせてくれる」
陣幕の中で、エリオットはいかにも無聊そうに呟き、携行食の干し肉をぶちっと噛み切っ
た。
「エリオット様、斥候が現況の報告を」
脇に控えた武官が、エリオットの行動がひと段落着いたのを確認したように言う。口の
中を音が聞こえるほど大仰に飲み込んだエリオットは、武官の顔を見ることもなく
「報告なんぞいらん、どうせ異状なし、だろう」
と、あっさり、興味なさそうに言った。

 ハイラインが、ノディオン攻略に関わってもう何日にもなる。ハイライン王子エリオ
ットは、その先陣の総指揮に自ら名乗りを上げたのを、そろそろ後悔し始めていた。
 強さが半端ではないのである。クロスナイツもアグスティに足止めされる中、残るの
はわずかな留守部隊のみというが、その留守部隊までが強い。断続的に送られた兵
が、ことごとく撃破され、向こうに与えたであろう損害の数倍の損害で帰還してくる様
は、はじめこそエリオットと同じように事態を楽観視していた陣営の中にも、
「…この総大将ではたしてノディオンは粛清できるのか?」
という、猜疑心のようなものをうんでいた。
406321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 21:43 ID:rHJaXSIe
(ID変わったけど同じ人)

 「ええい、どいつもこいつも」
しかし、陣幕の中で行き当たりばったりに指揮を執るエリオットには、部隊が撃破される
報告しか入らない。
「景気のいい報告は何もないのか」
「恐れながら殿下、ノディオンといえばかの獅子王の元に、魔剣の加護もあらたかな武勇
の国、生半可なお気持ちで攻略は…」
「俺の指揮が生半可だというのかお前は」
「いえ、あの」
疲労ゆえか憔悴ゆえか、ぽろりと本音をこぼした武官を、
「出てけ、お前らに俺の崇高な騎士道がわかってたまるか!」
エリオットは文字どおり陣幕からけりだし、
「そんなに俺の指揮がヘボだというのなら、お前ら、何かいい案考えろ! 俺以上の指揮
を上回る名案が出たとおもったら起こせ」
と、声を張り上げた。
 ため息交じりに、騎士達が集まり何事か話し始める気配を陣幕の中で聞きながら、エリ
オットは、一つ二つと数を数えるまもなく眠りに落ちていった。この数日の彼の頭脳労働
といえば、おそらくそれまでの人生で動かした量ぐらいには匹敵するであろう。
 要するに彼は疲れていた。だから再び起こされたときも、
「うるさい、俺はまだ寝るんだ」
と、起こした騎士にもぐもぐと口の中で悪態をついた。
「殿下、ノディオンが投降したとお聞きになっても、まだ悠然とお休みになりますか」
と言われて、やっと起き上がる。
407321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 21:45 ID:rHJaXSIe
「ノディオンが投降?」
「はい、ノディオンは抵抗をあきらめて開城しました」
「本当か、ラケシスは?」
「姫ご自身が白旗をあげて来られました、軍議の大天幕にて身柄を」
騎士が委細を述べる暇もあらばこそ、エリオットは大股に、ほど近い大天幕を揺らすよう
な勢いではいっていく。その後を騎士が
「エ、エリオット王子のおでましです」
と追いかける。
 薄暗い天幕の中に、光り輝くような姿がそこにあった。両手諸膝をついて恭順の意志を
表す姿勢それだけでも、におうような美しさにあふれている。罵詈雑言などあびせられよ
うはずがない。アグストリアが世界に誇る至高の宝が、目の前にあるのだ。
「ぐ」
へその下がぞくりと動きそうになるのを力んで押さえつつ、エリオットはラケシスに正対し、
顔を上げさせた。
 思えば何年か前、初めて出会う機会を得て一目ぼれして以来、陰ひなたに求婚をしては
えげつなく拒否されることたびたびの相手である。
 いい加減愛想も尽きようかとも思うのだが、こうして直に会ってしまうと、それまでの
つれなさもどこへやら、また恋々としてしまう。
 しかも今のラケシスは、数日の抵抗の指揮をとってきたのか、象牙を刻んだような肌に
疲労が残り、晴れやかな美しさというよりは、影を含むしっとりとした色気がにじんでいた。
408321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 21:47 ID:rHJaXSIe
「よく投降を決意したな」
エリオットが、すこしく震える声で言うと、ラケシスは毅然と返す。
「あなたの為に投降したのではありません」
「何?」
「ノディオンの留守部隊は、この攻撃に疲弊しています。もうこれ以上、私は兄から預かっ
たすべてにつらい思いをさせるわけにはいきません。
 いわば戦略的撤退です。真実はアグスティの大広間で、剣によらず明かせばいいことです」
「ははは、戦略的撤退だろうがなんだろうが、投降したのはかわらん」
エリオットはすっくりと立ち上がり、左右に
「ノデイオンの城はどうなった」
と問う。すぐさま、控えていた騎士が答えた。
「は、武装は解除させ、別途指示あるまで待機を命じました」
「イーヴたちは、城のみんなには、手を出さないで」
ラケシスが後を追うように訴える。
「わかっている。シャガール陛下は寛大なお方だ、おとなしくしていれば、何もしやしない」
エリオットはそのラケシスを見下ろしてグリンした。そもそもこんな抵抗などしなければ
よかったのだという揶揄も多少は混じっている。
「まあ立て」
差し出した手を、ラケシスは数瞬ためらってからとり、立ち上がる。肩に流す二十四金色
の髪がさらりと動いて、その香りがエリオットにぶわりと襲いかかる。無意識に出せる
その媚に狂わされているということを、彼はまだ知らない。
 騎士が近づく。手に縄を持っている。
「その縄をどうする」
「は、恐れながらラケシス姫は、アグスティに反逆…」
「馬鹿野郎、変に縄をかけてラケシスの手に傷でもついたらどうする」
恐る恐る言い出した騎士を一喝し、ラケシスに向き直る。
「お前は城に戻るんだ。護衛は付けさせてもらうが、部屋でおとなしくしてもらえればいい」
「…ありがとう、そうするわ」
手を引かれながらラケシスが言った。伏せがちの瞳が、エリオットの不敵な表情を確認で
きるはずもない。
409321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 21:51 ID:rHJaXSIe
 その夜。
 エリオットは、接収した形になったノディオン城の王の居室にいた。
「いてて」
と、かきむしられたほほを押さえる。王妃グラーニェは、エリオットの襲撃に敢然と抵抗
し、最後には失神するという大層な烈女ぶりで、侍女に抱えられて目の前から消えていっ
た。
「まあいい…どうせあんな女、ものにしたところで旨味もない」
最初から自分のものだったように、寝台の真ん中にいながら、エリオットはぶつぶつと呟い
た。
「それよりも…」
彼は、別に呼びつけたラケシスを待っていた。あれぐらいの扱いで恩を売られたとは、流
石に彼女もおもっていないだろう。しかし、だ。今の状況下でなければできないこともある。
「うひひ」
へその下がむらむらと熱を持ってくるのを楽しみながら、彼は扉が開くのを待っている。

 そして入ってきたラケシスは、音もなく寝台の前に止まり、
「私をここに呼び出すなんて、たいした王様気取りなのね。そこにいつもは誰が眠ってい
るか、考えたことがある?」
ゆらゆらと、怒りの気迫を漂わせている。
「当たり前だ、接収したからには、この城と、城の中のすべては俺のものだ」
「それで義姉上を?」
「まあ、未遂だったがな」
「…卑怯だわ」
「なんとでも言え。
 城は無傷にしておくんだ、それだけでも有り難いと思うんだな。お前はアグスティに送
られて、しかるべく処遇が決定されるだろう。
 シャガール陛下に反旗を翻したのだ、何らかの処罰は免れぬだろう。だが、俺が間に入っ
て、命だけはたすけてやってもいいぞ」
410321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 21:55 ID:rHJaXSIe
「誰があなたに命乞いなどしますか」
ラケシスはふいときびすを返そうとする。
「強がるのも今のうちだぞ。シャガール陛下の前でその気丈さが見せられるものか、見も
のだな。
 いいのか? お前が陛下の神経を逆なでするようなことがあれば、その大切な兄上の首
が危ないのだ」
部屋を出ようとしたラケシスの足が止まる。
「そうされたくなければ、俺の機嫌をとっておくべきだな」
エリオットが合図をする。控えの間からばらばらと兵士がなだれ込んできて、ラケシスの
周りをかこんだ。
「…最っ低」
兵士たちの体の影から、ラケシスは歯を食いしばるような声で言った。エリオットはそれ
をあえて聞き流し、兵士たちに
「その姫君を寝台の上まで移してさしあげろ」
といった。兵士たちの手がいっせいに伸びる。最初の数本は払って逃れようとすることも
できたが、やがて、四肢のひとつひとつをつかまれ、まるで何かの袋のように、ラケシス
は寝台に投げ上げられた。
「なっ」
声を荒げようとしたラケシスだが、エリオットはそののどをつかみ、ぐいいっと親指を、
やわらかい肉に食い込ませた。開放されて、彼女は咳き込む。
「かはっ …かはっ」
「おとなしくしたほうが、いたい思いをしなくていいぞ」
ラケシスの目が、くっとエリオットを見据えた。
「服が邪魔だ、取ってしまえ」
エリオットの言葉が兵士たちに届く。兵士たちが、ラケシスの衣装に手をかけた。
411321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 21:58 ID:rHJaXSIe
「あ、ああっ あーっ」
のどを痛めつけられ、叫びでしか抵抗できないラケシスの体から、乱暴に衣装がはがされ
る。ボタンが飛び散り、縫い目ははじける。服の用をなさなくなった布地は、ご丁寧に後
ろ手に彼女を戒めている。
「はは、いい格好だ」
身についているものといえば、その戒めと、ガーターに薄い靴下、そして下着ばかりだ。
大ぶりの枕に体を預ける格好になるラケシスは、寝台の周りを兵士で囲まれているのを、
一度ぐるりと見回した。
「大丈夫だ、こんなやつらの相手はさせん。
 お前は今から俺が相手してやる」
「いやよ…そんなの」
痛むのどを絞るようにラケシスはいい、にじってくるエリオットから逃れようとする。し
かし、手を拘束されて均衡を保てない体は、すぐにべったりと寝台につっぷした。エリオッ
トは彼女の足首をつかみ、面前で大きく広げる。
「!」
「どうせアグスティに送られれば、シャガール陛下がほっときゃせんだろうさ、その前に
俺がもらうんだ。
 俺が総大将の軍の前にお前が投降したんだぞ、当然の権利だ」
ぐるぐると重く響く声が、のしかかってくるからだから聞こえる。その手は、下着に手を
かけていた。脱がすのももどかしいのか、必要な部分を横にずらしただけで、そこに硬い
ものが押し当てられる。
「い、いや、ああっ」
ラケシスが身をそらせてエリオットを跳ね飛ばそうとする。
「わっ」
一度はエリオットもそれに圧倒されかけたが、すぐに
「ああ、悪いことをしたな」
と笑った。
「恐れ多くも姫君の処女だ、ありがたくいただかんとな」
412321 ◆z3RbELqBu. :03/06/14 22:01 ID:rHJaXSIe
誤字脱字あるかもしれませんがご容赦を。
トリップ変わった原因は、端末変えたときに元の単語をタイプミスしたものと判明。

続きは、なるべく早くうぷします。
ラケシスが好きな方しばらくご辛抱ください。

続きうぷるまで、私は名無しになります。
413名無しさん@ピンキー:03/06/14 22:12 ID:+bfU5n3C
>>377-387
ものごっつ描写が(゚Д゚)ウマー
今までで一番ハァハァしたかも知れませぬ!!
貴方はやっぱり神であります!!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
414名無しさん@ピンキー:03/06/14 22:17 ID:9vTvzcMg
焦らしたあげくエロなしってどうなのよ?
前置き長すぎ(゚听)イラネ
415名無しさん@ピンキー:03/06/14 23:01 ID:U7Q24iZY
いや、何かどんでん返しの予感。>321様
416名無しさん@ピンキー:03/06/15 09:06 ID:4nLvaCgm
エロまで書き上げてからうp汁
417名無しさん@ピンキー:03/06/15 09:56 ID:Hrz12j0g
つかそろそろ男の書き手さんキボンヌ
418名無しさん@ピンキー:03/06/15 11:21 ID:O0C0z8Vp
男の書き手は全体に、意外に少ないんじゃないかな…
419名無しさん@ピンキー:03/06/15 16:23 ID:uRt8fY7B
>>414
俺としては無理やりモノの真骨頂は前置きにあると思うのだが。
420988%マシン:03/06/15 16:52 ID:IlqwCijW
>>398 からの続きっす。何とか第2章書けました。
あ、私野郎ですけど。関係ないか…
421988%マシン:03/06/15 16:52 ID:IlqwCijW
La Femme Mareeta 〜第2章

それから、一年以上の月日が経った。
リーフたちと合流し、解放軍に参加したマリータは
マンスターを越え、トラキアを渡り、ミレトス地方を経てシアルフィに居た。
存在自体が彼女を苦しめたレイドリックは滅び、母親も奇跡的に助かった。
彼女が戦う理由はもう無くなっていた筈だが、解放軍に剣の腕を見込まれたこと、
彼女自身がもっと世界を見たいと望んだことが、その後の従軍を決定した。
解放軍の勢力同様、マリータは以前より逞しく成長していた。

一方、かつてマンフロイに疎まれながら帝国軍参謀総長まで勤めたサイアスもまた
解放軍に従軍していた。彼自身は積極的な戦う動機を持っていなかったが、
彼の向かうべきブラギの塔には広範なロプトの勢力圏を潜って行かなければならなかった。
幸いにして解放軍の進路はトラキア半島から西へ向かっており、解放軍に参加すれば
身の安全と旅の距離を同時に確保できるメリットがあったので、
サイアスは目的地へ急ぐ為に、その智謀を解放軍に惜しみなく提供した。
智将セティ王子との議論の様子は今でもサーガの一節に残る程である。

シアルフィ城の御前会議で、シレジアとアグストリアの攻略が決定した。
議長のレヴィンは時間を取るこの決定に最初反対したが、ロプト勢力の完全駆逐、
その後民衆の支持が得られ易いこと、グランベル全軍に包囲されている
現在の勢力図を一変し、来る決戦を有利に進められることが分かるとついに黙認した。
セティ王子はトーヴェのシレジア軍と合流し、アグストリアの民衆蜂起は
アレス王子が指導することとなった。
もっともこの決定が、後にドズルのグラオリッター相手に解放軍が苦戦する
きっかけとなったのだが、この話は別の機会に譲る。
422988%マシン:03/06/15 16:53 ID:IlqwCijW
「あ、司祭様。」
城の中庭で、日課となっている稽古の手を止めてマリータは呼びかけた。
イザークの王子シャナンの直弟子、スカサハやラクチェといった面々がいた。
師匠は今日、会議に出ているが、後から来る予定だ。
大陸一の剣豪に指導を受けられるだけでも、マリータが解放軍に従軍を続けた意義は
十分あったろう。今ではラクチェと並び、剣姫アイラの再来と呼ばれる程だった。
「会議、もう終わったんですか?」
「はい、今そちらに参ります。」サイアスは中庭に下りて来た。
「シレジアとアグストリアに援軍を送ることになりました。私はアレス王子に同行します。」
「そうですか…。また会えなくなるんですね。でも私、大丈夫ですから。
 そうだ、何かお土産期待してますね。」
そう言ったマリータの顔はどこか寂しそうだった。サイアスは続けた。
「いえ、また一緒ですよ。貴女もアグストリア組ですから。」
マリータは目を丸くした。「…えっ!?どうしてですか?」
サイアスは微笑んで答えた。
「私の指名です。」

翌日、アレス王子を筆頭に、騎士デルムッド、踊り娘リーン、サイアス司祭、
そして剣士マリータはアグストリアに向けて出発した。
ユングヴィを経由できないので、一行はラドスからヴェルダン廻りで
アグストリアに侵入することとなった。
ラドスはともかく、ヴェルダンでは盗賊に遭遇することが多かったが
(もっともこれは帝国やロプトの勢力圏外である証であり、吉兆だった)、
一騎当千の騎士二人に、剣豪を加えた一行にとってはものの数にも入らなかった。
ただひたすら森が深く、その点で一同の進行はやや予定より遅れた。
423988%マシン:03/06/15 16:54 ID:IlqwCijW
そこは風景の豊かな、森と湖に囲まれた典型的なヴェルダン地方の田舎だったが
為政者に見捨てられたこの村は、土地も人々も荒んでいた。
「どう見たって俺達盗賊じゃないぞ。何でみんな無視するんだ。」アレスが言った。
彼は先程リーンに促されて、慣れない挨拶を村人に送った所だった。その結果を思い出し
彼はふくれていた。
「この付近の盗賊は大抵退治したと説明したのですが…。」デルムッドも村人に無視されたらしい。
「駄目よ。村の安全も大事だけど、この人達はそれだけを望んでないわ。」
リーンだった。彼女は普段男連中の話には加わらず、どちらかと言うと男を立てる役割が
多かったが、男達が今夜の宿もろくに取れない様子を見かねて口を出したのだ。
「ここの人達、何だかしょぼくれていて元気ないもの。元気をあげなくちゃ。」
「いい所に目をつけましたね。」いつもの表情でサイアスが頷く。「では、リーン。貴女が踊りますか?」
「構いませんけど、私一人だけじゃ足りないと思いますよ。みんなで宿賃を稼ぐつもりにならないと。」
「でも私、芸とか何にもできないよ。」マリータが困った様子で皆を見渡す。
「大丈夫。何か歌えればそれで十分だから。歌ってみ?」
渋っていたマリータだったが、サイアスがリュートを取り出すと
幼い頃母が歌ってくれた民謡を愛らしい声で歌った。
曲が終わった時、一同は彼女の意外な才能に驚いていた。
「凄いじゃない。じゃあサイアス様がリュートでアレスとデルムッド様が剣舞ね。」
リーンが引き続き、一同に役を割り振る。
「ちょっと待て!俺も何かするのか?」アレスが慌てる。「俺は嫌だぞ、なぁ…」
リーンはアレスに近付くと、耳元で対アレス最強の呪文を唱えた。
「…ヒモのくせに。」

即席旅芸人達の興行は予想以上の大成功に終わり、一行はそれぞれ個室に眠ることになった。
424988%マシン:03/06/15 16:54 ID:IlqwCijW
−深夜。
隣室の扉が開閉する音でマリータは目覚めた。賊?
ここ数日の野宿で、彼女は僅かな物音にも機敏に反応するようになっていた。
確か隣室はリーンの筈だ。一番弱そうな踊り娘を狙ったのか?
マリータは剣を取り、音を立てずに部屋を出て、隣室のドアを気付かれないよう
僅かに開けて中を覗いた…。

−アレスとリーンが半裸でじゃれ合っている!?
見た瞬間、後悔の念がマリータを襲った。だがその場から離れられない。
半裸の男女はじゃれ合っている内、互いに全裸となって相手の身体を撫で回していた。
「もう、せっかちなんだから。もっと私の事好きだとか、愛してるとか言ってよ。」
「恥ずかしいじゃねえか。そんな事言えるかよ。」アレスは照れていた。
「言って。私だってこんな格好にされて恥ずかしいんだから。」
「お前の事好きじゃなかったらこんな事するかよ!」開き直ったアレスがリーンに抱きつく。
「きゃっ…!」−

互いの肌に舌を這わせ、やがて互いの唇に辿り着く。
男が女の果実に手を伸ばし、思い通りに形を変える。その刺激に耐えつつ、女は男の首筋に口づける。
男は女を後ろから抱え、臍の下と腿の裏をさする。女は男にもう少し直接的な行為をねだり、
首を後ろに廻してもう一度口づける。
男は女の脚の付け根に手を伸ばし、秘唇を開き指を侵入させる。女の口から溜め息が漏れる。
男の手の動きから、女の膣で指が動いている様子が想像できる。しばらくして女が眉を寄せ
肩を小刻みに震わせる。
男が女に労りの言葉をかけ、女は嬉しそうに微笑む。
男は女の秘所を指で開き、女は目を閉じ吐息とともに男を迎え入れる。
男は激しく身体を揺らし、女はそれに合わせて嬌声を上げる。
互いに相手に快楽を与え、自らもそれを貪る。
やがて―二人は忘我の境地に達した。
425988%マシン:03/06/15 16:55 ID:IlqwCijW
「あっ…」
リーンが声を漏らした。アレスがそれに気づき呼びかける。
「どうした?」
アレスを迎え入れたままのリーンの膣から、彼の放った精が流れ出てきたのだ。
「貴方が…零れちゃった。ちょっと切ないな…。」
アレスはそんな彼女を交わっていた時よりしっかりと抱きしめた。
「大丈夫だ。俺はここにいるから。」
「うん。ご免ねアレス、さっきはひどい事言って。」
「俺こそ…愛してるのに、素直になれなくて御免な。」
「ううん、分かってる。貴方の事だから…。」
そう言って、リーンはアレスにもう一度口づけた。
部屋のそとで覗っていたマリータは罪悪感とともにその場を離れた。

「はぁ、はぁ、はぁ…」
マリータはさっきの光景を思い出しながら、部屋で自らの身体を撫で回していた。
衣服ははだけ、皮膚は汗ばみ、息も乱れている。
自分にとっての男女の交わいと言えば、あの忌まわしい記憶でしかない。
そんな汚らわしい行為は、自分にとって最早無縁のものだった筈だ。
それなのに―
二人のやっている事から目が離せなかった。あの営みを最後まで見てしまった。
しかも自分の中に生まれた疼きを抑えきれなかった。
露出した愛らしい乳房を自分で掴み、下着の上から秘裂をなぞる。
「はぁ、はぁ…んんっ!」
我慢できなくなり、下着の中に指を侵ませる。敏感になった突起に手が当たる。
「ああっ!」
マリータは掌で突起を弄りながら、指を一本膣に挿入した。
426988%マシン:03/06/15 16:55 ID:IlqwCijW
何かがマリータの背中を駆け登っていった。
「…もっと太かったっけ。」
そう言って自分に挿入する指を追加する。本当はレイドリックの事など思い出したくも無かったが
彼女の参考になる出来事は不本意ながらこれしかなかった。
「駄目っ!あいつじゃ駄目よ。もっと優しくて、もっと私の事を知っている…」
彼女はとっさに、身近な男性で優しそうな人物を選んだ。
「そう、例えば司祭様…。そう、司祭様だったらあいつよりずっとマシなんだから!」
まだ肌も合わせていない相手だったが、彼女の痛ましい記憶を和らげるには適切だった。
再び手を動かしてみる。下着が邪魔に思え、脱ぎ去る。
マリータは疼きを抑える為、必死で手を動かした。
やがて訪れる―肉体と精神の疲労。
絶頂の余韻まで味わって、指を抜く。仰向けに倒れこむ。
身体の満足とともに染み渡る切なさと罪悪感。思わず涙ぐむ。
「私、こんなえっちな女の子だったんだ…。」
司祭様の事大切に思っているのに、自分がこれほど汚れていては合わせる顔がない…。
マリータは枕に顔を伏し、人知れず泣いた。

翌日。
アレスとデルムッドは偵察を兼ねて先行し、女二人に男一人が後から進んだ。
サイアスは何か考え事をしているらしく、歩みが遅かった。
マリータはサイアスと完全にはぐれないように注意しながら、リーンと二人だけでで話ができそうな
距離をはかると、彼女に話し掛けた。
「…どうして男の人とあんな事ができるの?」
リーンは狼狽した。昨夜の営みを見られていたのだ!
「見てたの?あなたいやらしい娘ね。」
その言葉が、マリータを苛んだ。
427988%マシン:03/06/15 16:56 ID:IlqwCijW
「ご免なさい、でも教えて。私にはよく分からないから…」
マリータはそう言うと頭を垂れた。
「ぶっちゃけて言うと、あたしはアレスが好きで、彼もあたしの事が好きだからかな。」
リーンは前を向いたまま答えた。
「それだけじゃ分かんないよ。好きだからってだけで出来る訳じゃないでしょ。」
「分かってるんじゃない。」リーンは明快な返事を送った。
「人間には、そういうエッチな部分が誰にでもあるの。例えば、そうね。
 あなた昨日一人でしてたんじゃない?」
マリータは驚いてリーンの方を見た。顔は紅潮している。
リーンは続けた。
「人間のエッチな部分は、神様が私達に下さったものだとあたし思うの。
 だからあたし、それから逃げない。大切に思う相手を確かめるために、
 相手の気持ちを分かってあげるために、そしていつかその人との子供を授かるために
 あたしエッチしてるんだ。」
マリータの瞳に、いつしか相手への敬意が宿っていた。リーンは微笑む。
「でもね、世の中には神様の下さったものを間違って使う人もいるの。
 エッチには相手の気持ちが大事なのにその事に気付かない可哀想な人、
 あるいは踊らされて、望まない相手ともエッチをする人もいるわ。」
マリータはレイドリックとの事、魔剣に支配された事を思い出していた。
「強いのね、リーン。」本心から出た言葉だった。
「誰でも強いわよ。元々人間が持っている力だから。あなたも一度人を好きになるといいわ。」
「もう、いるよ…」マリータはリーンに聞こえない程小さく呟いた。
その時、後ろからサイアスが間抜けに声をかけた。
「もしもーし、一体何を話しているんですかぁ!」
「ヒ・ミ・ツ!」二人の声が揃った事に、女の子達は顔を合わせて笑った。
もうすぐアグストリアだ―。
428988%マシン:03/06/15 17:08 ID:IlqwCijW
予告通り、ここから先の状況は完全に筆者の脳内補完となります。
ただし、初期設定を大きく逸脱する事はありません。
次回は完結編、意外な人物が登場する予定です。
429名無しさん@ピンキー:03/06/15 18:27 ID:3q8fvZAZ
437 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:03/06/15 13:43 ID:GmF4+pjN
>430、>434
たぶん同じ人だと思うが、自分はその人の話は読み飛ばしてる。
うまいとは思うが、原作の設定内でエロパロするのが好きなので、
あそこまでオリジナル設定つけられるとすでに別人。
あのスレで言うと、粘着がまた元気になりそうだから言わないけど。
あと、あの人に対するレスは信者っぽいのが多くて、気持ち悪くて
いつも引いてしまう。
これに関しては、ご本人に罪はないんだけどさ。
あなた方がどういうレスをつけているかはしれないけど、こういう風に
考えているヤシもいるってこと、頭に入れておいてください。

440 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:03/06/15 17:36 ID:J0R7LNPL
437にチョト同意かな……
正直なんであそこまでマンセーされるのかわからない…
特に挿絵に関しては、もっと上手い人はいくらでもいるのになあと(ニガワラ
あの人絡みではネンチャクが憑いてるので
437みたいに気を使ってるヤシもいるんだろうな。
最初は素直に楽しんでいたが、この頃いささか鼻についてきた。
ss書いて挿絵描いてマンセーレスにまたレスつけて……
自サイト立ち上げて、そこでやるべきことではないだろうか。
こんなこと向こうじゃ書く気はないけどね。
430名無しさん@ピンキー:03/06/15 18:32 ID:K0EWQYuA
■ティティブロ■螺旋刺激(男性用オナホール)

挟んでくわえる!男の夢!肌触りは最高の究極のホール。
しかもホールの形状は、螺旋の刺激プラス、イボイボの刺激とダブルの快感です。
手でシコるだけのオナニーなんて、サルでもできます!
この快感を覚えたら、もう普通のオナニーには戻れません。
お値段もお手頃ですよ。この機会に是非!↓で購入できます。
http://www.adultshoping.com/index.cgi?id=1055514088
他にもオナグッズがいっぱいあります。
どうせオナニーするなら、気持ちいい方がいいよね?
431988%マシン:03/06/15 22:28 ID:1lZ44cCr
くそ!最終章テキスト5つ分書き上げて、まだエロシーンにも辿り着いてない!
一服して寝るか。
432名無しさん@ピンキー:03/06/15 23:19 ID:d5DP7u6Q
>>429
>特に挿絵に関しては、もっと上手い人はいくらでもいるのになあと(ニガワラ

裏で吐き出したことらしいのはわかってるが、これにどうしても引っかかったので言わせてほしい。
このスレで挿絵を描いてくれる人が他にいるか?もっと上手い人とやらがここで描いてくれんのかよ?
誰と比べてんのか知らんが、エロ絵描けるFEサイトでそんなに上手い香具師がいた覚えないぞ。
頼むから職人特定できるような書き方で叩くの止めてくれ。楽しみにしてる奴だっているんだ。

あー釣られちまった。信者ウザイとか言われそうだな・・・。
433名無しさん@ピンキー:03/06/15 23:26 ID:hzqiYivG
バカだね。
429はアラシで440(と437)もまた被害者だってのに…
あなたが彼(彼女かな)のファンなら、黙ってスルーすべきだ。
434名無しさん@ピンキー:03/06/16 01:29 ID:ZCeyBFua
>>429
リンク貼れや意気地なし。
435名無しさん@ピンキー:03/06/16 01:50 ID:8anfVWyV
リンクなんかしたらせっかくアンチ部分だけ抜き出して
叩きに見せかけてるってのに、実は叩きでもナンデもなく
ファンコールばっかだってことばれちゃうもんな>429
436893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 01:57 ID:r+5CvSFb
「ねえねえ、カアラ! ちょっと水浴びしていかない?」
ペガサスの背から、少し大きめの湖を発見すると、ファリナは叫んだ。
「しかし、ここで道草を食っていいのか? 街までまだ結構あるぞ?」
しかし、相棒の方は、そんな彼女の誘いにも消極的だった。

戦いを終え、二人でぶらぶらと気ままなたびを始めたファリナとカアラ。
二人は、リキアやエトルリアなど様々な場所へ赴いては、
旅の路銀(ファリナのお小遣い)を稼いで他の町に移動を繰り返していた。
今、二人はリキアを超え、西のエトルリア王国へと歩を進めていた。

「何固いこと言ってんの! いざとなれば、マーフィーに二人乗ればいいんだし」
「ヒ、ヒヒーン!?」
ファリナの愛馬、マーフィーが自分の主の顔を見る。
そのつぶらな瞳は、これ以上乗らないでくれ、と主張していたのだが…。
「ほら、マーフィーもいいってさ!」
「ふむ…。たしかに、ペガサスなら早いかもしれないが、
 だが、しかし……」
マーフィーの訴えなぞ気にせず、話を進める二人だが、
どうもカアラの顔は乗り気ではなかった。
437893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 01:57 ID:r+5CvSFb
「だがしかし…何?」
「い、いや…私は……その…高いところにいても大丈夫なのか、
 よくわからんのだ……」
カアラはうつむいてしまった。その顔は、真っ赤に染まっている。
「ぷ…あははははは!!」
「わ、笑うでない! ペガサスナイトのお主ならどうということはないのだろうが、
 私は初めてだぞ!? これが平気でいられると思うか?」
「ははは…ごめん、ごめん。だって、カアラらしくなくって…」
「…悪かったな」
カアラがそっぽを向く。
ファリナは笑いたいのを堪え、思わず出てきてしまった涙を拭うと、
そんな彼女の肩を掴んだ。
「だから謝ってるじゃない。さ、さっさと行きましょ?」
すると、カアラの肩がぐいっとものすごい力で引っ張られた。
慌てて彼女が振り返ると、ファリナが自分の肩を掴んだまま、
ペガサスを走らせようとしている。
「お、おい!ちょっと待て――――」
「さあ、マーフィー、行くわよーーー!!」
「こ、こら、やめろーーーー!!」
マーフィーがいななき、ものすごいスピードで湖に飛んでいく。
ファリナは心地よい風を受け、流れる髪を押さえながら、気持ちよさそうに目をつむる。
だが、その下で、味わったことのないようなスピードを感じ、
絶叫している相棒の姿には気づいていなかった。


「さ、ついたわよ!」
「………」
目の前にはキラキラと光り輝くような湖。
空には、さんさんと輝く太陽。
「うーん…絶好の水浴び日和ね!」
ファリナは少し背伸びをすると、自分の甲冑を取り外した。
そして、その下に来ている白い服も脱ごうとしたが、
438893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 01:58 ID:r+5CvSFb
「………」
「カアラ、どうしたのよ?」
湖に着てから微動だもしない相棒を見て、
その目の前で手を振ったり、顔を覗き込んだりした。
「………」
だが、カアラはぴくりともしない。
ファリナはむぅ…っと少し不機嫌そうな顔をすると、
「カーアーラーーーーッ!!!」
彼女の耳元で大きな声で叫ぶ。
そのあまりの声の大きさに、周辺の木々で羽を休めていた鳥たちも、
あわただしくどこかへと飛び去ってしまった。
「―――はっ!! ここは!」
カアラが我に返る。
「カアラ、なにボーっとしてんのよ。 早く水浴びしましょうよ?」
カアラの目の前では、服を脱いでいる最中のファリナの姿があった。
そして、ようやく、なぜ自分がここにいるかを思い出した。
「すまぬ…。未知の速さを経験し、自分を見失った」
「未知の速さって……さっきのペガサスの?」
ファリナの問いかけに、こくりと頷くカアラ。
ファリナはまた噴出しそうになったが、またカアラがうるさいので堪えた。
「いや…しかし、おぬしも大した者だ。
 あのような速さの中を平然としていられるとは…。
 私の修行も、まだまだ甘いな……」
今度は、ファリナを尊敬するような眼差しで見るカアラ。
ここまで言われると、ファリナは彼女を笑うどころか、
自分が褒められてうれしくなる。
「そ、そうでしょ! 私はなにせ、20000Gの女よ!
 そこらの女と一緒にしないでね!」
そして、服を脱いで外気にさらした胸を誇らしげに張る。
彼女の自慢の形の良い胸がぷるんと震えた。
439893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 01:58 ID:r+5CvSFb
「っと、そんなことより、水浴び水浴び〜♪」
同性しかいないことをいいことに、大事な部分を惜しげなくさらしながら、
湖をじゃぶじゃぶとかき分けていくファリナ。
一方のカアラは、そんなファリナとは対照的に、靴だけ脱ぐと、ゆっくりとゆっくりと、
湖の冷たさを素足で感じながら、サカ独特の服を濡らさぬよう、慎重に湖に入っていく。
「カアラ」
「なんだ?」
「服、脱がないの?」
当然のごとく、カアラに問うファリナ。
一応、湖の真ん中辺りは結構深く、潜って遊べる程度まである。
それに、服を脱がなかったら、身を清めることが出来ない。
「いや…私はこのままでいい」
しかし、ファリナは陸の近くでばしゃばしゃと足で水を弾くだけで、
それ以上何もしないようだった。
ファリナはそんなカアラに痺れを切らし、
彼女の方に近づいていった。
「カアラ」
なんだ?と言いたげな顔のカアラに構うことなく、その服に手をかける。
「よ、よせ! やめろ!!」
「なに言ってるの! それ、脱がすわよ〜!!」
腰布をしゅるしゅると音を立てて取り去り、
抑えの利かなくなったその服を取り外していくファリナ。
カアラも抵抗するが、いかんせん、こういうときはファリナのほうが上手だった。
「あっ!」
全てを取り去り、現れたカアラの裸を見て、ファリナが驚きの声をあげて、
その顔を赤く染めた。
440893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:00 ID:r+5CvSFb
「み、見るな…」
相手が同性とはいえ、生まれたままの姿を晒し、カアラは恥ずかしさのあまり、
その裸を手で覆い隠す。
(小さい…)
カアラの裸を見るのは初めてだった。
宿に止まる際も、さっさと風呂に入るファリナと違い、
カアラは皆寝静まった夜中に、一人でゆったりと入っていたので、
今まで一緒にこうした裸を見せ合うことはなかった。
しかし、はじめて見た彼女の胸は、
イリアの美人3姉妹でも洗濯板の名を持つ妹のそれよりも、
小さかったが、美しかった。
「ちょっと、もっと見せてよ!」
嫌がるカアラの手を押しのけ、もう一度カアラの胸を見つめるファリナ。
「よ、よせ……。あまり自分の裸は他人に見せたくないのだ……」
「もしかして、夜中に一人で風呂に入っていたのも?」
カアラが黙って頷く。
「ふうん……なるほどね………」
自分の手を押さえつけるファリナの手を除けようと、
懸命に身体を動かすたびにかすかに揺れる胸を見て、ファリナはにんやりと笑みを浮かべた。

「あ……あくぅ……」
突如、カアラの身体に電気が流れるように全身に痺れるような刺激が走る。
下を見ると、ファリナがカアラの胸を両手で周りの肉を集めるようにして掴んでいた。
「な、なにをしている……」
「なにって…カアラの胸を触らせてもらってるだけじゃない?」
そう言うと、ファリナはさらに指に力を入れる。
「あはぁ!! や…やめろ…こんなこと……」
「何言ってるの、これも女同士のスキンシップよ?」
「そ、そうなのか?」
「そうなの。女はみんなおんなじことしてるわよ?」
「う、ううむ……」
441893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:00 ID:r+5CvSFb
世間に疎いカアラは黙り込んでしまった。
うまくやり込めたファリナは気をよくして、
掴むだけでなく、ゆっくりと円を描くようにもみ始めた。
「あ…あふ……う……」
小さいながらも、ファリナの手の中でカアラの胸が形を変え、
そこからくる刺激にカアラがやや戸惑いの表情を見せている。
「もしかして、カアラって、『した』ことないの?」
ふと、突如そんな疑問が生まれ、思わずファリナは口にしてしまった。
「したって…あ…ん…何をだ?」
ファリナの予想通り、返ってきた答えはボケなしの世間知らずの回答。
しかし、逆にそれがファリナのいたずら心に火をつけてしまった。
「やっぱり…」
「やっぱりって…ひゃん!!」
カアラが普段からは想像もつかないようなかわいらしい悲鳴をあげる。
「うふふ。ちゅ……カアラって…ん…可愛い……」
今度は、ファリナがカアラの綺麗なピンクの先端を口に含んだ。
ファリナの口の生暖かさと、甘噛みする歯の固い感触が、
カアラの身体を熱くさせる。
「ファリナ…あん……こんなこと、さすがに…女同士でもしないのでは…?」
未知の、身体の芯が火照り、無性にあちこちが敏感になってきているような感じを体験し、
さすがのカアラも不審に思ってきた。
442893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:01 ID:r+5CvSFb
「だめよ。オナニーもしらない世間知らずのカアラちゃんは、
 このファリナさまがたっぷりと仕込んであげるんだから!」
「お、おなにー?」
「こういうこと、よ!」
ファリナは無意識の尖り始めたカアラの乳首を舌で弄びながら、
手をわき腹から太ももへと滑らして、足の付け根へと運ぶ。
そして、彼女の美しい黒髪と同じ陰毛を掻き分けて、
ファリナからついた湖の水滴とは明らかに違う暖かい汁が出ている割れ目に、
指を割り込めせた。
「あうあ、あぁぁぁぁ……」
胸をしゃぶられたときよりもさらに辺りに『剣姫』とは予想もつかないような、
甘い声を響かせて、カアラの身体が穢れを知らない花弁に激しい刺激を受けて縮こまる。
「どう? 気持ちいいでしょう? もっと気持ちよくしてあげる」
ファリナは舌をぺろりとやると、
指の関節を動かし始め、カアラを責め始めた。
「くあ……ファ…ファリ…ナ……おかしい…体がどんどん熱く…ああ……」
「これがオナニーというものよ。
 女性が自らの性欲を満たすため、自ら快楽を求める行動。
 それがオナニーよ」
「そ、そうか…これが……あはぁん!!」
徐々に刺激に対して警戒心が解かれてきたのか、
徐々にカアラの瞳に潤みが現れ、
肩を上下に震わせて呼吸を乱し、体中が汗ばんできた。
その生暖かい吐息を耳に感じ、
ファリナのほうもだんだんと抑えてきた性欲がわきあがるのを感じた。
そして、カアラの花弁から指を引き抜く。
443893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:02 ID:r+5CvSFb
「あ…」
突如、快楽の嵐から開放され、逆に物足りなさそうな表情をカアラはしていた。
指にはカアラの大量の愛液が絡みついており、
ファリナはそれをマジマジと見つめると、もはや自分を抑えることができなくなった。
「ごめんね、カアラ…」
そして、そのまま湖の浅瀬にカアラを押し倒す。
「ファリナ…?」
「私もさ、カアラが感じている姿を見ていたら我慢できなくなったのよ…」
そのままカアラの手を取り、自分のアソコへと導く。
カアラの手に、生暖かい液他の感触が広がった。
「濡れているな…」
「そう、それが感じてる証拠なのよ…。あなたのココも、こんな風になってるのよ?」
ファリナはカアラの目の前に、先ほど彼女を責めていた指をカアラの眼前に見せる。
そして、指の間を開き、そのねちゃねちゃした様子を彼女に見せびらかした。
「わ、私のそこも……そのような状態になっているのか?」
「そうよ。そして、気持ちよさが登りつめると、女はイクのよ」
「イク?」
「やればわかるわ…」
ファリナはそう言うと、腰を持ち上げ、カアラの秘所と自分のそこを重ねた。
「ファ、ファリナ!」
重なった瞬間、カアラは思わず大きな声を出した。
「なによ、今更?」
「いや……そこは女性にとって大事な部分であろう?
 性的な知識はそんなにないが、それぐらいはわかる。
 だから、そこを重ねてもいいのか、よくわからないのだ……」
カアラの顔が、とまどいと、そして重なった瞬間のぬちゅっとした感触で赤くなる。
彼女にとって、女性の秘部は非常に神秘的なものらしい。
「馬鹿ね。大事な部分だからこそ、こうして重ねあうのよ。
 …それとも、気持ちよくなりたくない?」
「そ、それは……」
444893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:02 ID:r+5CvSFb
カアラは黙り込んでしまった。
嘘などつけない彼女は、むりやりされたとはいえ、一度湧き上がってきたこの感触、
否定するなど、とても出来なかった。
「なりたいでしょ? それじゃ、始めるわよ…」
反論がないのを肯定と受け止めると、
ファリナが腰をゆっくりと動かし始めた。
「うぅん…あぁ…んふぅ……」
再びカアラの身体に快楽が訪れる。
「どう…あん…気持ちいい?」
「よくわからぬが……身体が熱くて、気持ちいいのだ……」
「そうでしょう? 私もカアラのと擦れて気持ちいいわ……」
カアラの顔を見つめるファリナの顔も、すっかり性欲に取り付かれたメスと化していた。
ただ、今感じている性的な快感を得るために、意識を保ちながらも腰を振り続ける。
「あぁ…気持ちいい……一人でオナニーするよりずっと気持ちいい…」
さらなる快楽を求めて、ファリナは腰の動きを早める。
「んん…あああああ!! さ、さきほどよりもさらに……あはぁぁ!!」
「わかるわ! 私も…私もものすごく気持ちいいもの…!!」
二人の陰部が淫らな音を立てて擦れる。
腰が動くたびに水が飛び跳ね、二人にかかる。
その冷たさが火照った二人にとって、とても気持ちよく感じられた。
「ああ…はぁぁ…あはぁん…」
「あうん…あん…ああ…いい…」
やがて、ファリナに一方的に責められ続けていたカアラだが、
自らも快楽に対して貪欲になり、腰を動かし始めた。
ファリナはそれを確認すると、擦れている部分のやや上にある、皮に被さった豆を、
その皮を剥ぎ取ると、指できゅっと摘む。
445893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:03 ID:r+5CvSFb
「あはぁぁぁ!だ、だめだ! な、なにかが…私の中に湧き上がっているようだ!!」
口からだらしなく涎を垂らしながらも、快楽が昇りつめ、
首を激しく振り、長い黒髪を乱しながら悶えるカアラ。
「それが…あん…イクということよ…」
「そうか…これが……イク、ということか……」
「さあ、一緒にイキましょ?」
ファリナの動きがさらに速くなり、それに合わせる様に、カアラの動きも速くなった。
名もない道外れにある湖。
今は二人しかいないが、ここに男たちが、
しかもそれが荒くれモノで、この状況を見たらどうなるだろうか?
そんな心配すらも吹き飛び、二人はお互いの身体を求め続けた。
そして、
「あ、あああああああ!!」
「う、うあああああああ!!」
二人の身体が計ったかのように、同時に反り返る。
そして、その反動から感じる虚脱感が二人を襲い、
そのまましばらく動けずにいた。


「んーーーっ! 気持ちよかった〜!!」
日が少し傾き始めたころ、出発するため服を着たファリナは来たときよりも、
大きく背伸びをした。
「………」
そして、こちらも来たとき同様、服は着たものの、
腰を押さえて無口のカアラ。
「カアラ、どうしたのよ、じいさんみたいに腰押さえて…」
「…なぜお前は元気でいられるのだ?」
「なぜって…もしかして、あの程度のことで腰を痛めたの?」
「う……わ、悪いか?」
あの後、二人は(というより、ファリナが強引に)何度も互いの身体を重ねた。
そして、自らも快楽のあまり腰を振り続けたカアラは、
行為を終えた後、激しい腰痛に見舞われたのだ。
446893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:03 ID:r+5CvSFb
「まったく…カアラって意外とだらしないわね」
「…今回はなれてなかっただけだ」
カアラは言い訳したが、だらしないと言われ、その顔は少し悔しさがにじみ出ていた。
「ファリナ」
「なに、カアラ?」
「今晩はおぬしと同じ布団の上で寝ていいか?」
「な…!?」
今度はファリナの顔が赤くなる。
「ちょ、ちょっと! まさか…!」
返事の変わりに笑顔で頷くカアラ。
あまりにもその笑顔に悪意を感じられず、かえって不気味な者をファリナは感じた。
「何、腰のトレーニング代わりと考えてくれればいい」
「そ、そんなの無理に決まってるじゃない!
 今日のはたまたまで、私はノーマルよ!
 抱かれるなら、強くてたくましくてハンサムで金持ちの腕に抱かれたいわ!」
「…といっても、私にこんなことを教えたのはそなただが?」
「うぐ!?」
たじろぐファリナ。
もはや、立場は逆転していた。
「今晩の相手、よろしく頼むぞ」
ぽんとカアラはファリナの肩を叩いた。
その際に、自らの獲物『倭刀』が日に反射し、
ファリナはその切れ味の鋭さが知りたくなくともわかってしまい、
思わずつばを飲み込んだ。
「さてと、今晩は楽しみだ」
満足そうなカアラと対照的に、ファリナの顔は落ち込むばかりだった。
(こ、こんなことならやめとけばよかった…)
『後悔先立たず』。
旅の途中、カアラに聞かされたこの言葉が頭の中をよぎった。

おしまい。
447名無しさん@ピンキー:03/06/16 02:05 ID:+A7W5mjt
リアルタイムキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!
お疲れさまです。最近レズものに飢えていたのでハァハァでした。
開発マンセー!!!!
448893 ◆pRlYgV5GEA :03/06/16 02:12 ID:r+5CvSFb
ちょっと荒れ気味ですね、うpして大丈夫だったかな?
バイト中、ファリナのような女子高生がやってきて、
女友達とべったりとしている様子を見てしまい、
ふと、このスレのファリナ×カアラキボンヌというレスを思い出し、
そこで妄想が膨らみ、気づいたら家に帰ってきたあと、
一気に書き上げてしまいました…。


個人的な意見としては、アンチ部分だけ貼っていく人に、
大人うんぬんより人間性を問いたくなるけど、
おそらく荒らし目的だろうから、無視するのが一番だと思います。
ちなみに、自分はそのひとの作品好きで、
彼(彼女)のおかげで、あの女キャラが好きになれました。
449名無しさん@ピンキー:03/06/16 02:14 ID:9cByGs7I
イイ!
リンフロリーナものもキボンヌ
450名無しさん@ピンキー:03/06/16 10:27 ID:eq1pXfa7
ファリナ×カアラリクした者ですがマジでキタ━━━!!! 感激・゚・(ノД`)・゚・。
流れを変えるためにもむしろうpしておkだと思います
萌えますた!
レズッてるのが荒くれにいつ見つかるかと思うとたまらんですたい
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ ウッ
で、ではこの辺にて失礼(;´Д`)ハァハァ
451名無しさん@ピンキー:03/06/16 10:39 ID:fzk1N6Fu
しっかしカアラみたいな無骨な女がレズるのてエロいな
バアトルはファリナ以上にカアラを満足させてやれるのか?
452名無しさん@ピンキー:03/06/16 12:01 ID:mHKkj54W
あけっぴろげなファリナたん(;´Д`)ハァハァ
んでもって手馴れてるファリナたん(;´Д`)ハァハァ
完遂したはいいけど形勢逆転されるファリナたん(;´Д`)ハァハァ

なんかやりとりが自然で非常に可愛らすぃYO!
本当他にも書いて欲しい。
453名無しさん@ピンキー:03/06/16 20:32 ID:c2/bHdWu
がっは…
グッジョブ・・・ぐはっ
454名無しさん@ピンキー:03/06/16 21:56 ID:PlsHxj6C
>>451
テクニックはともかく体力的には相当強いと思われ
鼻大きいからティムポも大きそうだ
455名無しさん@ピンキー:03/06/16 23:25 ID:R9iHaRFa
久々に来たら…神が(゚∀゚≡゚∀゚)イパーイ
嬉しすぎ(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
読みきれない…いや!いやいや!いくらでも投下おながいしまつ。
456名無しさん@ピンキー:03/06/17 00:49 ID:mhvhW3bI
和む氏くらい甘くてしっかりしたのでバアトル×カアラが読んでみたい(w
ヴェガ×ジュリアもいつまでもお待ちしてまつ。
457名無しさん@ピンキー:03/06/17 03:04 ID:71aGQhO3
バアトルは性行為を知っているのか?
カアラもだけど
458名無しさん@ピンキー:03/06/17 10:20 ID:D3bfSkyV
知っているからこそフィルたんがいる
459名無しさん@ピンキー:03/06/17 17:00 ID:yUOPBKbl
本能でやったと思われ。
460名無しさん@ピンキー:03/06/17 17:41 ID:JKXbOUAe
http://moe.homelinux.net/cache/res274053c3s1.html

>ティアリングサーガ【限定】画像スレ 粘着デブヲタ厨 No.274053 [18禁]
>エンターブレインのティアリングサーガだけでお願いします。
>FE画像は絶対にNGでお願いしますにょ。
>50レスまでいくか微妙だけど・・(・∀・)

>50発目 厨房モナー3世 - 2003/06/17(火)13:04 ID
>記念するべき50発目なのでお気に入りを…。
>3連続でエロ絵じゃなくてスマソ

>>粘着デブヲタ厨さん
>50レス案外早く行きますたな、おめでdです


↑コイツ等アホやな
461名無しさん@ピンキー:03/06/17 21:16 ID:sCBfi0kq
>>460
頼みもしないのに報告に来る君には負ける
462名無しさん@ピンキー:03/06/18 00:36 ID:4Zctf+Dh
>>460
暇なんだな(プ
463名無しさん@ピンキー:03/06/18 00:37 ID:0OUJx4UH

美少女のつるつるタテスジ
http://sexyurls.com/shoojo
禁断ガゾー?

464988%マシン:03/06/18 08:45 ID:53O66Q4L
お待たせ。完結編です。
これ書くの時間との戦いでしたわ。
465988%マシン:03/06/18 08:45 ID:53O66Q4L
La Femme Mareeta 〜第3章・完結編

アレスら一行が支援対象に選んだ地はノディオンだった。
ここなら、アレスが王位継承者という事もあり、住民に受け入れられる上、レジスタンスの
士気向上も期待できる。
アレスは住民の期待を一身に背負う立場となりそれなりに苦労したが、リーンは甲斐甲斐しく
アレスを助け、暇を見ては兵士や住民の慰労を行うという健気さを見せた。
この娘は踊り娘ながら、王妃としての才覚も行動力も一級品だったに違いない。
この時の働きを見て、アレスは来るべき王位継承の暁には彼女を王妃として迎え入れることを
決断した。その時の彼女の喜びは如何ほどのものであったか。

ところで、もっと多忙を極めた人物がここにいる。サイアス司令そのひとである。
いくらレジスタンスの士気が高いと言っても、装備も練度も劣悪な軍隊で戦に勝つのは難しい。
しかもアグストリアの解放作業には、さほどの時間を掛けるわけにはいかない。
サイアスは有効な戦法を幾つも考案しつつ、絶えずベターな武器の調達、兵の訓練に心を砕いた。
少ない資金で強力な武器を調達するため、時には盗賊に金を渡すような危ない橋も渡った。
そんな苦労を知ってか、マリータは絶えず前線で活躍した。
サイアスの考案した戦術、ミストルティンを敵陣突破の槍として使う戦法では、弓兵がアレスの
相対的な弱点となっていたが、その対策として彼女は伏兵となり弓部隊を撹乱する役目を負った。
敵にはロプトの軍勢もいたが、魔剣ミストルティンを食い止める役割としてはさほど役には立たなかった。
瞬く間にアレスの軍勢はハイライン、エバンス、マッキリーと陥とし、かつての王都アグスティをも
勢力下に置いた。続けてマディノも。
当然勝利の度に、軍勢も幾何級数的に強大となった。
後はアンフォニー、シルベールを残すのみとなったが、地理的に敵勢力を挟撃する型となり、
アグストリア全土の掌握はもはや時間の問題であった…。
466988%マシン:03/06/18 08:46 ID:53O66Q4L
マディノ城の一室で、サイアスは旅支度を整えていた。
アレス王子の参謀としての自分の役目は終わった。残存勢力の攻略も、名将オイフェの直弟子
デルムッドがいれば100%大丈夫だ。彼と綿密な作戦謀議を詰め合わせ、作戦の骨子はしっかりと
理解してもらった。後はかねてからの自分の課題、ブラギの塔へ向かい、神託を得る。
どのようなお告げが託されようと、自分はそれを全うするのみ。
「…これで良し。」
部屋を出ようとすると、見慣れた顔が出口に立っていた。
「マリータ。どうしたのですか?」
「何で勝手に出て行こうとするんですか?」マリータはサイアスに詰め寄った。
「私の目的地です。私は神託を得なければならない。分かりますね?」
サイアスは諭すようにマリータに呼びかけた。
「…私は邪魔ですか?」
「は?」
「私は司祭様のお側にいてはいけませんか?」問い掛ける声が荒々しくなる。マリータが続ける。
「ここでの私の役目ももう終わりです。後の城攻めでも、野戦みたいに活躍できません!」
言われてみればそうだった。確かに城の内部に伏兵を送り込むことは難しい。
マリータの兵士としての役割も、もう終わっていたのだ。
「私を…連れて行って下さい!」強い決意とともに彼女は言い切る。
サイアスは少し驚いた様子だったが、やがていつもの穏やかな表情に戻って、
「それが貴女の存在理由なのですね。」
「!…はい。私の剣士として、人としての理由です。」
「分かりました、では貴女とともに参りましょう。ブラギの塔へ。」
マリータの旅支度で少し出発が遅れたが、二人は海を経てブラギの塔へ向かった。

ブラギの塔への道のりはやや遠かったが、マリータ達は敵に遭遇することはなかった。
サイアスの足は思い詰めていた分早く、マリータの方がついて行くのに苦労した。
467988%マシン:03/06/18 08:47 ID:53O66Q4L
「司祭様、待ってよー。」
普段聞かないマリータの根を上げた声でサイアスは我に返る。
「済みませんマリータ。つい急いでしまって。」サイアスはしばし足を止め、マリータを待った。
「もう、そんなに急いだらブラギの塔に着く前に疲れてしまいますよ。」
肩で息をしながら、マリータは怒ったような顔でサイアスを見る。
「有難う。でも私はこう見えて頑丈ですから。」サイアスが微笑む。
「私が持ちませんよ。二人一緒に歩いているのに!」可憐な剣士が頬を膨らませる。
健脚の司祭は思わず吹き出して、
「そうですね、一緒に歩きましょうか。少し話でもしましょう。」

サイアスは途上、彼のパートナーに身の上話をした。
自分がヴェルトマー公爵家の人間であること、幼くして母をマンフロイに殺されたこと、
軍師を志した契機、父親である今は亡き皇帝への複雑な思いなど。
どれもマリータが、いや彼以外の人間が初めて聞く内容であり、その一つ一つが聞き手を驚かせた。
「そんな凄い人生を送ってきたんですか…。」この人は本当に世界と繋がっている、そうマリータは感じた。
と同時に何故、今、この私にそんな話をするかという疑問も頭をもたげてきた。
だが何となく分かった。
−この人は恐怖と闘っている。おそらく想像を絶するような事がこの先待っている。
−何か出来ないかな、私が苦しんでいた時に、この人が励ましてくれたように…。
「司祭様。」
そう言うとマリータは緊張したパートナーの腕を、自分の懐に抱えるように組んだ。
「やっぱり私、来るべきでしたよね。」
サイアスは驚いて少女の表情を覗う。いつの間にこんな大人びた顔を?
もう子供ではない。傍らのパートナーは既に一人前の女性だ…。

「はぁはぁ、…司祭様、負んぶして。」披露困憊のマリータが上目遣いで言う。
やっぱりまだ幼いかな、とサイアスは呟いた。
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司祭の背中は広くて大きかった。子供の頃、こうやって父親に負ぶわれたような気がする。
マリータ自身、あの頃より随分身体が大きくなったものだが、やはり男の背丈には敵わなかった。
サイアスの背中から熱が伝わってくる。身体をくっ付けているので、サイアスの匂いが
鼻をくすぐる。
−全然嫌じゃない。何だか落ち着くな。
安心しきった表情で、マリータは可愛らしい寝息を立てた。

マリータが目を覚ますと、そこはちょっとした林だった。既に日沈であり、周囲を見渡すと
夕寝をしているサイアスの姿がすぐに見つかった。程なくサイアスも目を覚ます。
「おや、目が覚めましたか?」自分自身が起きたばかりのサイアスが言うと可笑しかった。
「フフッ。それよりここは?」
「もう少しで目的地なのですが、今日はもう疲れました。今夜はここで休みましょう。」
「ええ、司祭様ご免なさい。私、足手纏いになっちゃって…」
「そんな事はありませんよ。どうせ私一人でも今日中の到着は無理でした。
 それに貴女といて、少し勇気付けられたような気がします。今夜はどうか一緒に居て下さい。」
あらぬ事を想像してか、マリータの頬が紅潮した。

野外の夜は寒い。ケットは人数分あったが、どちらともなく寄り添って眠る事にした。
この辺りはヴェルダンと違い、野生動物の数も極めて少ないので火を焚く必要が無かった。
互いの肩に首を寄せる。それ自体は以前から野宿の際あった状況だが、一つだけ違いがあった。
二人きりは初めてだ。それも活力に溢れた男女が夜を供にする。
マリータにとっては、緊張して眠る所の話ではなかった。胸が高鳴る。
−考えてみれば、司祭様だって男の人だよね。やっぱり、その、
したいのかな。
自分にも人並みに性欲はある。そのことはもう否定しない。
だが、あのおぞましい記憶も蘇る。もし司祭様があいつのようなケダモノだったら…。
マリータは身を強張らせた。
469988%マシン:03/06/18 08:48 ID:53O66Q4L
「眠れませんか?」サイアスが起きていた事にマリータは驚いた。
「司祭様!起きていたのですか?」
「ええ。やはり中々寝付けないものですね。」サイアスはそう言って溜め息をついた。
−司祭様が溜め息?やっぱり、らしくない。
「明日の事、考えているのですか?」マリータが問う。
「まぁそれもありますが、今夜のこの状況は一寸。」サイアスは困惑した表情である。
意外だった。自分より年上で人生経験の豊富な筈の司祭が、これから初体験を迎える
少年のような狼狽ぶりを見せたのである。マリータは心の何所かで安堵した。
「司祭様は…女(ヒト)を好きになった事、ありますか?」軽い気持ちで悪戯っぽく訊ねてみた。
サイアスの表情が曇る。好きだって?好きになった事?

大好きだった母親は殺された。大好きな筈の父親は彼を無視した。
まだあどけなかった頃好きになった少女は既に皇太子妃と決まっていた。
祖父であるコーエン伯も、最後まで肉親としては振舞ってくれなかった。
私に好きなヒトなど居ないはず。そう思って今まで生きてきた。
そんなモノは手に入らないと思い、他人との接触は出来るだけ避けてきた。
だから滅多に表情を崩さない、その事が将士を安堵させるらしい。
軍師としての知力と才に恵まれ、それだけを武器に黙々と義務を果たしてきた。
だが。
今目の前にいる女性は、本来の気弱な自分を見透かしているように励ましてくれる。
自分が抑えて来た感情を解き放ち、勇気を与えようとしている。
私は彼女を見守っていたつもりでいたが、守られていたのは…私の方だ!
「あの…司祭様、なんだか辛そう。」マリータが心配そうにサイアスの顔色を窺う。
―逃げてはいけない。自分と向き合え。私は彼女の辛そうな顔は見たくない筈だ。
―何故か?私はもう答えを知っている。それは―

「ありますとも。貴女の事です。」サイアスは澄み渡った声で答えを返した。
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「…えっ?」マリータの反応は間の抜けたものだった。
彼女にとっては望外の返答である筈だった。だがこれほど早く司祭が告白してくるとは、
しかもその告白には何か重大な決意がこもっている。彼女が首を預けた司祭の肩から
無駄な力が抜けたような気がする。
マリータは逸る心を抑え、冷静を装いながら聞いた。
「その話、続きを聞かせて下さい。」
「私は、今まで心を抑えて生きて来ました。他人の心と深く関わることを避け、
 ずっと一般論でのみ人に語っていたのです。初めて貴女と会った時もそうでした。」
サイアスはここまで言い切ると、傍らの少女の顔を見つめて続けた―
「あの時の言葉も一般論です。多くの剣士が迷いを断ち切った言葉です。」
「そんな、あれは私が立ち直るのに必要な言葉でした!」マリータは叫んだ。
「そう、結果貴女は困難を克服し、何か大切なものを見つけた。その事が今度は私を苛んだのです。」
「どういう事ですか?」マリータは困惑しながらも続きを促した。
「私には義務感以外に戦う理由などありませんでした。自分自身が何を望んでいるのかすら
 分からなかった。しかし人間は義務感だけで心を支えられるほど強くは無い。」
「…。」マリータはこの間沈黙を保った。
「私にとっての心の支え、それは貴女です。剣の腕も立ち、一緒にいて心も和む。
 だがそれだけではありません。私が挫けそうな時、自分に負けそうな時は
 貴女そのものが私を叱咤激励してくれる。私には貴女が必要なんです。」
何時の間にかマリータは俯いていた。見ると肩が震えている。
「マリータ?」今度はサイアスが慌てる番だった。
「…嬉しい、私、こんなにも求められていたなんて…。」涙を流している。
サイアスは彼女の顔を胸に抱え込み、もう一度はっきりと言った。
「マリータ。私は貴女を、愛しています。」

しばらくして泣き止んだマリータは、目を腫らしながらも清んだ表情になっていた。
「司祭様、私の告白も聞いて下さいますか…?」
471988%マシン:03/06/18 08:49 ID:53O66Q4L
「ご存知だと思いますけど、私はリーフ王子と一つ屋根に暮らしていました。」
マリータが口を開いた。
「実は私、司祭様の前に好きになった男の人がいたんです。それがリーフ王子でした。
 でもその思いは実らなかった…。」
「何故です?」
「私よりもリーフ様を一番大切にしている女の子がいたから…それに彼女、私の親友だったんです。
 私は今でもリーフ様が大事ですけど、好きという気持ちでは…」
「それではどうして私を?」
「最初の契機(きっかけ)は、私が立ち直ったダキアの事でした。それからマンスターで
 ずっと行方不明だった父と再会した時も、ガルザスが私の父親ではないかと
 司祭様がリーフ様に助言下さったでしょう?その後母様まで帰って来てくれた。
 マンスターで司祭様が私達に関わって下さらなければ、どれ一つ私の元に戻って来なかった…」
告白を聞きながら、サイアスは如何に自分の言動が少女の人生を左右して来たかと思うと
空恐ろしくなった。なるほどある意味、自分は彼女の運命の人には違いない。
これでは自分が生きているだけで、この可憐な乙女に対する責任を負わねばならぬ。
「私を憎しみから救い、生きる意味、戦う意味を教えてくれた人、それは司祭様なの。
 司祭様は今、とてつもなく大きなものと闘おうとしてる。
 だから私は司祭様を助けたい。もっと司祭様の力になりたい。」
マリータは凛した様子で一言ずつ丁寧に伝えた。
司祭の表情が柔和になっていく。それは今までの内心を隠すためのものではなく、
正直な本心の表れだった。
「では、貴女に力を授けて頂きます。怖いですか?」司祭の言葉の意味をマリータは察した。
「…怖いですよ。乱暴にしないで下さいね。」
サイアスは返事をせず、マリータの肩を優しく引き寄せた。
少女は司祭に体を預けるように寄り掛かった。
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互いに口付けたところで、サイアスの舌先がマリータの唇をノックする。
マリータが応じると、サイアスはわずかな隙間から彼女の口内へと侵入した。
「んっ!…」二人の舌がわずかに触れ合う。
最初は躊躇っていたマリータだったが、おずおずと侵入者の舌を探る。
「ン…、んふぅ…、ちゅうぅっ…」
目を閉じて触覚を頼りに相手を確かめる。湧き出る唾液を喉へと流し込む。
相手との距離を縮めようと吸引する。
さすがに息が持たなくなったらしく、マリータはサイアスの拘束から脱出した。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」肩で息をする。
「すみません。息が続けばもっと口付けていたかったのですが…。」
「…そうね。」そう言ったマリータの瞳に熱が篭る。
サイアスはそんなマリータを手繰り寄せ、再び唇を重ねると彼女の上着に手をかけた。
そしてマリータが反応するより早く、上半身から服を剥ぎ取る。
「!」マリータは唇をサイアスから離し、驚いた目でサイアスを見る。
「何するんですか司祭様!」
サイアスは頼むような顔でマリータに言った。
「自分で、脱いで見せてくれませんか?」
「そんな、恥ずかしい…」マリータは困惑した。
「もっと貴女の、わたしが好きな人の裸を見たい!」
日常生活でのこんな台詞は、気の触れた人間しか発することはないだろう。
だが司祭の目は、先程愛を誓った時と全く同じ真剣な調子だった。
司祭の眼差しに押され、マリータは衣服を脱ぎ捨てた。彼女の瑞々しい肌は
満月の光をも反射してうっすらと輝いており、均整のとれた肉体は女神の降臨をも思わせた。
今度はサイアスが気圧されていた。
「どうしたの?司祭様。」
「…綺麗だ。」間の抜けた表情でサイアスが言った。
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「ダメ、やっぱり恥ずかしい!」マリータはその場に座り込み、胸を手で蔽う。
―可愛い。可愛くて眩暈がする。
サイアスはそんなマリータを思わず抱きかかえる。
「ちょっと司祭様、ダメよ。そんな…」マリータの抗議も、語尾は弱々しくなっている。
「やっぱり貴女は罪深い。」マリータを抱えたサイアスが言う。
「えっ?」
「これほどまでに私を、虜にして放さない…もう貴女を離したくない。」
マリータの胸に熱いものが込み上げる。冷たくなった肌へ、自分を抱え込んだ司祭の
掌の温度が伝わる。暖かい。もっと欲しい。
―二人とも裸になれば、司祭様の暖かさがもっと伝わるのかな。
「…やっぱり司祭様も服を脱いでくれますか?司祭様ばっかり、ずるい。」
「ええ、そうですね。それともう一つお願いがあるのですが。」
―何だろう?キスかな、それとも私の事もっと触りたいの?
「私の事、司祭様と呼ぶのは止めてくれませんか。できれば名前で呼んで欲しい。」
「!司祭様。」
「ほらまた。サイアス、と言ってみて下さい。」
マリータは恐る恐る口を動かした。「サイアス…様?」
「まあそれで良いか。マリータ、私も服を脱ぐことにしましょう。」
「はい、サイアス様。」
心の距離が縮まったような気がした。

サイアスはマリータを仰向けに寝かせ、自らの裸身を彼女に覆い被せると
マリータの全身を愛撫し始めた。
弾力のある若い肌は、サイアスの手に合わせて沈み、手を押し返した。
その刺激がマリータの脳にも届く。
「あっ、ああ…」
くすぐったい、暖かいもの。全身を余すことなく撫でてくれる。
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その愛撫も、攻略点を絞り込むようになった。
臍の下、背骨の両脇、脹脛、そして乳房と臀部。
マリータの体奥で火が点る。動作の一つひとつに声を上げる。
「サイアス様、もっと…」
手の動きが形の良い乳房に集中する。掌いっぱいに双丘を掴み、先端を摘み上げる。
マリータは自分を支配しようとしている感覚から、ともすれば逃げたい思いに駆られていた。
だが目の前のこの人は、サイアス様は真剣に私を愛そうとしている。
サイアスは我慢できなくなったのか、掴んでいる乳房に吸い付いた。
手を弾性体だとすれば、口の動きは流体に例えられよう。
先端が暖かい流体に弄ばれ、その刺激にマリータは叫んだ。
「ひゃうんっ!」
音を立てて胸が吸われる。その音さえ、二人の気持ちを昂ぶらせる。
「サイアス様ったら、赤ちゃんみたい。」
サイアスは大きな音を立て、思い切り乳首から口を離した。
「赤ん坊はこんな事をしませんよ…」
そう言ってマリータの股間に初めて指を触れる。一瞬マリータは強張った。
―あの時と同じだ!
サイアスはマリータの過去を思い出し、しまったと小さく呟いた。
「…優しくしますから。」
「…うん」―今の一言で、少し安心した。
サイアスはできるだけ優しく、労るように彼女の秘裂をなぞった。
マリータから沸いてくる粘性の熱い液体は、すぐにサイアスの指を湿らせた。
ほんの指先だけを入り口に出入りさせ、上部の突起を柔らかく刺激する。
たちまちマリータの脳髄に、熱い電気が昇った。
「あううぅん!」
サイアスは、叫び声を上げるマリータの唇を封じた。
475988%マシン:03/06/18 08:51 ID:53O66Q4L
ついで残った手で、彼女の背中に廻した手を胸に伸ばす。
「んぅっ…、ちゅう、んぐっ・・・」
マリータは彼女が受ける全ての刺激に酔う。同時に切なさや物足りなさが込み上げる。
―ダメ、もっと私を…
無意識に自分の手をサイアスの手に添える。サイアスに、もっと直接的な行為を促す。
サイアスの指が彼女の奥まで侵入する。駆け上る刺激と満足感に、彼女の膣は指を締め上げた。
指を抜こうとしたサイアスの動きが膣壁を擦り、新たな刺激が加わった。
「んっ!」マリータは顔をしかめる。
―嫌だ、抜かないで
指が再び奥に差し込まれ、安心する。抜かれそうになると切なくなる。
愛液が湧いてくる。それがサイアスの動きとあいまって、卑猥な水音を立てる。
軽い絶頂がマリータを捕らえた。気だるい感覚と身体の痺れが少し心地よい。
サイアスがマリータと性器を接触させようとした時、マリータは再び固まった。
彼はマリータの手をそっと取り、自らの分身に彼女の手を添える。
「やだ…サイアス様…」
少し怯えたマリータに、サイアスは優しく微笑みかけた。
「触ってみて下さい。脈打っているはずです。」
恐る恐る手を回す。大きい、固い、熱い、そして―
―脈打ってる?
「私の心と繋がっているのです。確かめて下さい。」そう言ってサイアスは
マリータの頭を抱え込み、胸板を耳に押し付けた。
―確かに、サイアス様ドキドキしてる…これも、サイアス様の気持ち…
安心した、この人はやっぱりただの獣とは違う。マリータは内部にサイアスを導く決心がついた。
「サイアス様、来て。私の…中まで」
サイアスは分身をマリータの性器に宛がう。性器同士が擦れ合う。
―熱い。指より熱い。私も変になりそう…
分身を愛液で十分に濡らした後、愛する人の中へとサイアスは侵入した。
476988%マシン:03/06/18 08:52 ID:53O66Q4L
「ううっ、あああぁぁ…」指よりも太く熱い物が内部に入ってくる刺激にマリータは声を上げた。
幸か不幸か処女ではなかった彼女は素直に、サイアスを体奥まで迎え入れた。痛みもない。
愛する人を初めて迎え入れ、快楽のみを享受できる彼女は幸せだったのかもしれない。
根元まで侵入したサイアスの分身は、丁度マリータの奥にある壁に触れて止まった。
サイアスの身体は、マリータと肌同士が軽く密着していた。
「マリータ、貴女の中まで入りましたよ。」サイアスが囁く。
「はぁはぁ…うん。どう、サイアス様。」
「気持ちいいですよ。貴女がうねって、私を包み込んでいる…。
 私が貴女を抱いている筈なのに、逆に貴女が私を抱いているようにも思えます…」
「私も…好きな人が私の中にいる…そんな感覚が…嬉しい。」
互いの背中に腕を伸ばし、もっと密着しようと試みる。その弾みに、マリータの中で動きが生じた。
「あ…ぞわぞわする…」その様子から、サイアスは動いても大丈夫だと判断した。
最初は優しく、ゆっくりと。
「ん…、んむっ…、ああ…」
彼にとっても正解だった。運動量の激しいマリータの中はよく締まり、ともすれば
サイアスは一気に射精しかねないほどである。
一方のマリータも、身体を支配する快感がサイアスの与えるものである事に喜びを覚えていた。
恥ずかしい喘ぎ声も、素直に口から漏れる。
「はぁっ…はぁっ…サイアス…さま…あんっ!」
自分に刺激を与えているサイアスに向かって微笑みかける。
―もっと動いてもいいよ
その笑顔を合図に、サイアスの動きが激しくなった。マリータに点った火が燃え広がる。
「ああっ…!私…変に…なっちゃう!」
マリータも無意識に腰を動かす。達するために―
二人は同時に痙攣し、マリータはサイアスの白い欲望を全て胎内に受け止めた。
「あ…膣で…ドクドク…いってる…」サイアスを愛しそうに見つめるマリータ。
だがサイアスは欲望を吐いた後も、彼女から抜こうとしなかった。
477988%マシン:03/06/18 08:52 ID:53O66Q4L
サイアスはマリータと繋がったまま、彼女を自分の膝の上に座らせた。
「きゃっ!」マリータ自身の体重が結合部にかかり、膣奥にサイアスが届く。
「サイアス様、何を…」サイアスは言いかけた彼女の口を塞ぎ、再び舌を入れる。
手をマリータの胸に伸ばし、指先で先端を摘まみながら揉みしだく。
「ん〜っ、ん、んっ、んーん!」叫びたくても、喘ぎたくても声にならない。
ようやくサイアスが口を離すと、振動と快楽に息を乱されつつ、マリータが聞いた。
「はぁ…、ど、どうしたの…はぁ、はぁ、サイアス…はぁ、さ、ま、ああっ!」
「放したくない、離れたくない!事が終わっても、またしたくなる。
 貴女とこうしていたい!」
「うんっ、うんっ…何度でも…私に…出して!」
サイアスが彼女の乳房を咥える。そのまま強く吸う。
「んあっ…ひっ…あああ!」
一度達した身体は、どこも敏感になっていた。何所に触れられても満足の行く快楽になる。
胎内から愛液が止め処なく溢れ、先程の精液と混じって泡だっている。
サイアスは乳房を放すと、マリータの一番敏感な突起を刺激する。
余った手でマリータを胸に抱え込んで密着し、彼女の名を叫ぶ。
「マリータ!マリータ!愛してます!」
マリータもサイアスの後頭部に手を回し、少しでも強く結びつこうとする。
「サイアス…様…私も…あい…してる」
その途端、サイアスが大きくなった。大きすぎる刺激にマリータが目を見開く。
「ああああああああぁぁぁぁっ!」
マリータは快感に意識を破壊され、ぐったりとなった。ほぼ同時に、サイアスはマリータの中へ
彼女を孕まさんばかりに炎の遺伝子を注ぎ込む。
サイアスはしばらく、二人が愛し合って出来た海の中を漂った…。
478988%マシン:03/06/18 08:57 ID:53O66Q4L
「サイアス様、私ね…」
うっとりした目でマリータがサイアスを見る。二人とも寝そべっており、着衣はない。
「人がどうして強くなるのか、分かった気がするの。」
「どうしてですか?」サイアスがマリータを見つめて言った。
「守りたいものがあるから、強くなれるの。私の母は強かったわ。」
「貴女は母親より強いですよ。力も技も。」
「剣だけの話じゃないの。人間の強さのことよ。母は私を、そしてリーフ様達を
 本当に大切に思ってたの。それを守りたいと思ったから、強かったのよ。」
「じゃあ、貴女はもっと強くなれますね。」
「そうね。私サイアス様を大事に思ってる。もう強くなる事に拘らない。
 大切に思う人がいるから、私強くなれるよ。サイアス様、私が守ってあげる!」
サイアスは微笑んでいた。健気過ぎるこの少女に、涙さえ流しそうな内心を悟られたくなかった。
代わりに出た言葉は少しおどけた、だが重大な問題を含んでいた。
「今ので、守るべき人がもう一人増えたかもしれませんよ。」
「その子も守るわ。エッチって、好きな相手の赤ちゃんを授かることも大事だから。」
キッパリとした返事だった。
「そうですか、やっぱり貴女は最高のパートナーですね。本当に、大人になりました。
 できればもう一度、あなたと、その…」
「やだ、サイアス様のエッチ!」
その言葉を無視するようにサイアスはマリータに覆い被さった。
だがマリータは向き合ったサイアスの目に異常を読み取っていた。
「このまま第三ラウンドに突入できるかと思ったのですが…」
「どうしたの?」
サイアスはマリータの耳元で囁いた。
「…そうも行かなくなりました。敵です。」
479988%マシン:03/06/18 08:58 ID:53O66Q4L
「敵?」マリータは淫蕩に呆けた顔から、緊張した表情に戻った。
「松明です。こんな夜更けに人里はなれたここで見かける事はあり得ません。
 今夜は月も明るく、獣もほとんどいないこの場所で松明を使う理由はただ一つ、哨戒です。
 しかもすぐそこまで来ています。」
「わかった。すぐ攻撃します。」
そう言って周囲を見渡したマリータだが、灯明は本当に近かった。
剣を取っても、服を着込む時間はない。マリータは止む無く、裸で戦うしかなかった。

松明の元には4,5人の男がいた。その男達がいきなり閃光に包まれる。
サイアスの放ったライトニングだった。
「ぐおっ!」「ぐはっ!」「げえっ!」
男達は吹き飛ばされ、潅木に吸い込まれる。2人が茂みから起き上がったが、残りは
なんの反応も見せなかった。
「敵だぞ!」
「何所からだ!」
「魔法だったぞ!多分あいつだ!」
声から残り人数は三人と判る。場所も特定できる。
三人の男がフォーメーションを組もうとした時、一人の頭上に白い人影が舞った。
空を裂く音とともに男が倒れる。残された二人がその方向を見る。
全裸の美少女が剣を構えていた。月光に照らされた女体に、男達は息を呑む。
彼らがかつて抱いたどの娼婦よりも、生命力に溢れた少女は魅力的に見えた。
だが少女は―死神だった。
男達が慌てて剣を構えた時少女の姿はすでになく、一人は脇腹を抉られていた。
最後の男が少女めがけて横一文字に剣を払う。上空に跳んだ少女は、男の頭上から剣を振り下ろす。
男は最期の瞬間を迎える時、少女が自分の魂を天上へと運ぶ女神ワルキューレに見えた。
480988%マシン:03/06/18 08:58 ID:53O66Q4L
「何人居ましたか?」サイアスがやって来た。
「三人です。皆倒しました。」マリータはサイアスの方を見て言った。
「そうですか。こちらでも三人、事切れてました。もう敵はいません。」
マリータはなぜサイアスがそう云い切れるのかが疑問だった。
「どうして分かるんですか?」
「武装からロプトの傭兵団だと判ります。ロプト傭兵団は6人一組で行動しますから。」
なるほど、倒した傭兵の武装は良く見るとマスターソード・マスターアクスといった高価なもので
資金豊富な帝国兵かロプト教団しか持ち得ない。
そして6人ならフォーメーションも二人一組、三人一組とバリエーションに富む。
マリータは今更ながらサイアスの観察眼と軍人としての判断力に舌を巻いた。
「もしかしてその戦術も…」
「私の考案です。」さも当然のようにサイアスが言った。
「それより急ぎましょう。兵糧も持たない傭兵がこの辺りにいるという事は…」
「ブラギの塔は敵陣のど真中ね。」司祭の言葉を待たずにマリータは言った。
サイアスは西に傾いた満月を確認した。
「今から急げば夜明けには到着します。奇襲をかけて敵陣を正面突破しましょう。
 その前に…。」
そう言ってサイアスは愛し合った時のままの姿でいたマリータを見た。
「服、着ませんか?」

「敵襲だーっ!」
塔の前に陣取った傭兵団の野営地は騒然となった。
陣地の東側が閃光に包まれたのだ。魔法によるものとしか考えられなかった。
傭兵達が現場へ向かう。すると突然、兵士の周囲に爆炎が上がる。
「敵はどこだ!」「人数は!」「武装はどうだ!」「何人やられた?」
どうやら指揮系統も分断されたらしい。傭兵達に動揺が走る。
手薄となった塔の入り口に、司祭と剣士は走っていった。
481988%マシン:03/06/18 08:59 ID:53O66Q4L
「いいですか、私が魔法で突破口を開きます。接近する敵だけに集中して下さい!」
ライトニングの魔法が塔の出入り口に炸裂する。そこへ向かって走るマリータとサイアスに
剣士が跳びかかる。だがマリータの一太刀に、全て吹き飛ばされた。
イザーク流剣術奥義、流星剣だ。マリータは自力で会得した王家の秘技に磨きをかけ
強敵や一対多数戦の切り札としていた。
「流石ですマリータ!」
「すぐ次が来る!魔法、急いで!」
マリータ達は塔に進入する際、固まっている敵の一団にもう一発ライトニングを放ち吹き飛ばした。
この頃になると、漸く敵の状況を把握した傭兵団が彼らを追って塔の入り口へと殺到する。
だが塔内の通路は狭く、一人づつ攻撃を仕掛ける傭兵はマリータの剣の前に倒れていった。
塔内は完全な迷宮だったが、サイアスは勘と知力、それに何者か導く声にしたがって目的地へと進んだ。
途中彼らの通って来た通路が崩れ、退路が塞がれた。
心配そうにその様子を眺めていたマリータに、サイアスが声をかけた。
「むしろ好都合です。追っ手はもうやって来ませんから。」
「でもどうやって帰るの?」不安そうなマリータにサイアスが微笑みかける。
「帰りはリワープが使えます。行きは駄目ですが。」
「どうして行きはリワープで行かないんですか?」マリータがもっともな問いを発した。
サイアスが真面目な表情になる。
「私がこのブラギの塔を登る条件ですから。」

ブラギの塔は屋上に礼拝堂があり、その中はブラギの直系の者か神託を受けた人間しか入れない。
礼拝堂の入り口には結界が張られ、ロプトウスが直接やって来ない限りいかなる侵入者をも
受け付けないようになっていた。
「つまり貴女は入り口で私を待っていなければならない訳です。」
「大事な神託だから?」
「はい。場合によっては世界をも大きく動かしかねないものです。」
やっと屋上に辿り着いた時、二人は予想外の事態に出くわした。
482988%マシン:03/06/18 09:00 ID:53O66Q4L
やっと辿り着いた屋上には、妨害者が立っていた。その容姿はマリータが知っている誰かに似ている。
「ラクチェ…?」すぐ人違いだと判ったが、それにしてもラクチェが髪を伸ばした姿はおそらく
この女剣士にそっくりだろう。
障害は黒髪の女剣士の他、もう一人いた。それはボリュームのある銀髪をリボンで留めている、
肩にトードの聖痕を持つ女魔導士だった。魔導士が口を開く。
「我、第六の魔将、ゼクス…」
「同じく第九の魔将、ノイン。神託など聞かせはせぬ…」
黒髪の剣士はそう言うと、素早くマリータとサイアスに斬りかかった。
マリータは剣を抜き、ノインの太刀を受け止める。そこにゼクスが電撃魔法を放ってきた。
マリータとノイン、それにサイアスはその場を離れた。すかさずゼクスが雷撃魔法を撃つ。
これも外れた。が、次の雷撃は呪文詠唱なしで再びマリータ達を襲った、避け切れない。
サイアスが瞬間張った魔法防御で、何とかダメージを食い止めた。
「トロンにダイムサンダまで使うか…。マリータ、この者達はやはり魔戦士です。」
「そうね。二人とも強いし、連携も巧い。勝てるかどうか分からないわ。」
マリータの表情がいつになく固くなっている。剣を構えたままマリータが言った。
「サイアス様、何とかして礼拝堂に入って。後は私が何とかするから。」
「無茶です!ただでさえ強敵なのに、二対一では勝ち目がありませんよ!」
信じられないといったサイアスの台詞だった。
「サイアス様は神託を受けるためにここに来たのでしょう?!その前に二人とも殺されたら
 世界を救えないじゃない!」
正論だった。だがそれではマリータが殺されてしまう。
「心配しないで。私を信じて、あなた…」サイアスが見たマリータの瞳には自信と決意があった。
「分かりました。でもこのまま戦う訳にも行かないでしょう。少し魔導師士の注意を
 引き付けてもらえませんか?」
「…はい。」
マリータはゼクスめがけて突撃して行った。
483988%マシン:03/06/18 09:00 ID:53O66Q4L
ゼクスが再び電撃魔法をマリータめがけて放った。直線状の軌道を、マリータは難なく避した。
そのままゼクスの側面に回り込む。複数の雷撃がマリータの頭上に降る。これも予測通りだ。
―殺った。
と思った瞬間、マリータの剣をノインが防いでいた。ノインの剣は重く速い。
ノインの間合いから瞬時に離れたマリータに電撃が来る。今度はノインがマリータに接近する。
激しく火花を散らす太刀合いがしばらく交わされたが、その内ノインが異変に気付いた。
―相方の電撃が来ない…
その隙を狙って、マリータが必殺の一撃をノインに繰り出した。
「月光剣!」
不幸にしてその一刀は外された。ノインはマリータの間合いから脱出し、様子を窺う。
「どうした、ゼクス…」相棒は一言も発さず、サーベルを抜いていた。司祭がいない。
―やられた…
小娘一人に掛かりきりになっていた間に、司祭が魔封じを発動させたのだ。そしてゼクスが
もたついている間に、礼拝堂に潜り込んだのだろう。
神託はもはや防げない。だが予言によれば、この小娘はいずれ忌まわしい炎の血筋を
その身に宿す事となろう。
暗黒神の妨げとなる者を排除するに越した事はない。今、ここで抹殺する。
マリータも同じだった。これで神託は下るだろう。だが祈りが終わったサイアスを、
礼拝堂を出た処でむざむざ殺させる訳にいかない。ここで決着をつける。
マリータの方が一歩速かった。イザーク流最速奥義、
「流星剣!」

サイアスはひたすら祈った。世界を、マリータをお救い下さい、と。
エーギルは承知しない。人間に干渉するつもりはない、と言い切る。
人間が己の力で未来を切り開かなければ、事態の好転はあり得ないのだと。
「私にはそれ程の力はありません!どうか、力を世界にお貸し下さいませ!」
愚か者め、とエーギルは言った。自分の力に目を向けない者が世界を救えるとでも思うのか。
484988%マシン:03/06/18 09:01 ID:53O66Q4L
―自分の力?
そうだ、聖戦士の末裔たる汝がなぜその力を使わぬ?
「あれは危険過ぎます!それに私は生涯使わぬと決めたのです!」
力の問題ではない、心の問題だ。見よ!
サイアスの心に、礼拝堂外部の情景が流れ込んできた。

なんとノインはマリータの流星剣を悉く受け止めたのである。
マリータが驚きつつも何とか次の一手を繰り出そうとした処へ、魔導士が剣を繰り出してきた。
マリータから見れば怖れるほどの腕ではなかったが、自分以上の剣豪をサポートするには十分な速さだった。
二対一では厄介だ。
そう判断したマリータが二人の間合いを出ると、今度はノインが突撃して流星剣を撃ってきた。
―まさか!私より速いなんて!
太刀筋を避け、数発をなんとか凌ぐだけで精一杯だった。
その間、ゼクスのサーベルがマリータを翳めた。

自分の力を信じ己と向き合わぬ限り、汝にはこの娘を救う事すら能わざらん。
ましてや世界など、そのような汝に救われる事は断じてない!
「…それしか方法はないのですね。」
ほう、どうやら覚悟を決めたか。では、受け取るがいい!
エーギルは幽体となり、人を形取る。それが発した声にサイアスは聞き覚えがあった。
「サイアス…私には…もう…時間がない…」
シアルフィの決戦で天に召された彼の父親だった。
「だから…この力を…お前に…託す…。お前の…聖戦を…全うせよ!」
人型の幽体は、一度は失われた真紅の聖書となり、実体化した。
―もう迷わない。己を知り、人を知り、戦う意味を知る。
今こそ、賢者に―
485988%マシン:03/06/18 09:01 ID:53O66Q4L
マリータは尻餅をついた。腕が痺れて剣を手に取る事すら出来ない。
彼女は明らかに疲労していたが、それだけで剣さえ持てなくなる事はない。全身が痺れていた。
―毒か…。
先程のゼクスの剣はマリータに致命傷を負わせるには至らなかったが、どうやら刀身に毒物を
塗っていたらしかった。
敵二人はマリータの戦闘能力がもはや失われている事を確認すると、彼女に剣を向けて
ゆっくりと歩を進めてきた。マリータは観念した。
「ここまで、か…。サイアス様、ちゃんとお祈りは届いたのかな…。」
死を恐れてはいないはずなのに、涙が零れる。今私が死んだら、サイアス様もすぐに殺される。
「何とか逃げてね…。」
ノインがマリータの眼前に立ち、首を刎ねんとしたその瞬間。
巨大な赤い蛇のような物がノインの真横からもの凄い速さで飛んできて、その元聖戦士を
呑み込み、一瞬で消し炭すら残さず焼き尽くした。
残されたゼクスが魔力の波動を目指し、駆けて行った。サーベルを振りかざす。
だがそれより速く魔導士は焼けた鋼のような熱い棒で胸を貫かれ、ぐったりとなった。
やがて全身に棒の熱が伝わり、引火する。そのまま燃え尽きた。
「サイアス…様?」
紅い闘気を身に纏ったサイアスは、塔に向かって進軍するロプト魔道軍の一軍を見つけた。
―マリータの治療が先か、いや塔の内部ではワープが使える。
 彼女の回復を待ち、ここで戦うには数が多すぎる。
「ならば今、消滅させる!」
再び、彼が天から与えられた呪文を詠唱する。
「ファラフレイム!」
サイアスの闘気から竜が出現し、天に昇っていった。
上空が裂け、天から巨大な光の帯が降り注ぐ。焼けた鋼より熱くて眩しい光が
塔の下に進軍していた魔導士達を包みこみ、消していく。
とっさに魔法防御を張った者もいたが、全く無力だった。
486988%マシン:03/06/18 09:02 ID:53O66Q4L
―…リータ…マリータ…
聞き覚えのある声でマリータは目覚めた。まだ疲労感は残っているが、身体の痺れは消えていた。
「よかった、貴女が無事に生きていて。」サイアスに膝枕をしてもらっていた。
「サイアス様、もしかして神託と言うのは…」そのままの体勢で問う。
「自分で闘え、とだけ下りました。後は私の聖戦士たるこの力…」
「サイアス様って、凄く強いのね。確かにこの世を救う力ですね。」
「いや、これはただの力に過ぎません。この力ですら、暗黒神には通じなかった…」
「じゃあ、どうしてその力を使ったんですか?」
「貴女を救いたかったからです。」そう言ってサイアスはマリータを起こすと、胸に抱きしめた。
「サイアス様…」
「貴女が死んだら、私は残りの人生をずっと一人寝で過ごす羽目になるのですよ。」
「ちょ、ちょっとサイアス様?」マリータが赤面する。
「死ぬまで一人で悶々とした日々を送るのは絶対に嫌です!」
「やだ、サイアス様のエッチ!」
そう叫んだマリータだったが、ふとある事に気付いた。
―という事はもしかして、一生私以外に女を抱かないって言ってるのと同じよね。
サイアスが心配そうな目でマリータを見る。
「駄目ですか?」
「ううん、でも私達一生ずっと一緒ですからね!」
自分の言葉に隠された意味が通じ、サイアスは安堵した。
「では、解放軍に合流しましょうか。グランベルではそろそろ各公国がシアルフィに
 攻め込む頃でしょう。これからまた忙しくなりますよ。」
「大丈夫、私がいるじゃない!」マリータが値千金の笑顔で返した。
二人は手を取り、サイアスの呪文とともにブラギの塔から姿を消した。

(了)
487988%マシン:03/06/18 09:07 ID:53O66Q4L
あーしんどかった。今書いとかないと当分下書きすら出来ない日々になる。
今日が最期のチャンスでした。
しかしこのエロ度じゃ、20禁どころかR−15指定も微妙だな。
まあこれでも皆さんと同じ位プライドを持って書いてますので、
それではまたの機会に。書けたら、書きます。
有難う御座いました。
488名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:31 ID:qtfa2kVU
リーフの浮気 ティニーとナンナ編その2 ナンナと・・・、

先月にあげると言っといて、こんな時期になってすいません。
今回はいつもより長くなってしまいました。
原因は前置きが長くなったからです。
連続投稿規制にならなければ良いが・・・。
489名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:32 ID:qtfa2kVU
一般人の間の認識ではレンスター軍はイザーク解放軍の麾下に入ったと思われており、
纏めて解放軍といわれてるが、実際にはその認識は間違っている。
レンスター軍とイザーク軍との関係は対等な同盟関係であり、
戦略方針も戦術会議も両方の合意に拠って決定されている。
今日はペルルークに着いてからの休暇日の二日目だが、彼らはいつもの通りに会議中である。
双方の出席者は、レンスター側が指導者のリーフ、軍師としてアウグスト、戦闘部隊総指揮官であるフィン。
イザーク側は指導者のセリス、軍師としてレヴィンとオイフェ、戦闘部隊総指揮官であるシャナン。
この七名が机を挟んで向かい合って座り、話し合いの末に軍の戦略方針を決定している。
尚、戦術会議の時はイザーク軍魔法部隊指揮官としてセティやアーサー等も参列する。

「現状の敵戦力はレヴィンの情報でほぼ把握できたね。
 次の議題は・・・」
セリスが言い終える前にアウグストが話し始める。
「兵糧の確保、義勇兵の確保とその錬兵、武器の確保、解放後の都市の治安維持と復興支援、
 敵捕虜の処分、傭兵に対する報酬の支払い、これらを賄う為の資金の確保、・・・」
リーフはこの発言に呆れてしまい、自らの手を上げてアウグストに発言を止めるように促した。
「問題が山積みですな。」
オイフェの発言に皆、苦笑しながら同意していた。
気を取り直してセリスが話を進める。
「とりあえず、一番の問題である兵糧の確保から解決していこう。」

「しかし、それでは兵糧の備蓄が足りませぬぞ!」
「ですが、これ以上は用意できません。どこから調達しろとおっしゃるのですか?」
「帝国軍から奪えばいいんじゃないか?、ついでに武器も奪えばいい。」
「その様な行き当たりばったりでは、いずれ破綻します。恒久的な補給政策が重要です。」
490名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:32 ID:qtfa2kVU
侃々諤々の議論は長時間続き、いつの間にか窓から入ってくる光の色が赤く変わっていた。
「そろそろ食事にしようよ。
 残された議題は明日に回していいかな?
 解決策は各々が考えといてね。」
「リーフの言うとおり、今日はこの位で御開きにしよう。
 明日も今日と同じ時間に始める事にする。」
「解散!」
―ガタ、ガタタッ―
セリスの合図で皆が一斉に席を立ち、部屋を出て行った。

リーフは部屋を出た後、食事を取る為に城内の食堂に向かった。
だが、食堂は大勢の兵士で混んでおり席を見つけるだけでも困難な事だった。
それもそのはず、帝国軍に比べたら解放軍の規模は大きいとは言え無いが、それでも約五万名の兵士らがいるのだ。
内訳としてイザーク軍が四万名、レンスター軍が一万名程度である。
もちろんそれだけの数の兵士を城内に収容する事は出来ない。
城内で寝泊りしてる兵士の数は双方の軍を併せて五千名程度、主に泊まっているのは指揮官等の幹部であった。
その他の兵士については街の宿屋や資産家の大邸宅を接収し宿泊所とすることによって休ませていた。
それらにも泊まれなかった兵士は行軍中と同じくテントでの野宿だった。
491名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:32 ID:qtfa2kVU
リーフは配給の食事を受け取ると席を見つけようと部屋中を見回していた。
が、不意に右腕を掴まれ、振り返るとツインテールにした銀髪が視界に入った。
「リーフ様、お待ちしてたんですよ。
 お席を取っといたんですよ、こちらです。」
ティニーはリーフの腕を掴んだまま引っ張っていった。
「ちょっ・・・、待って・・・」
慌ててリーフも歩き出した。
「わざわざ、迎えに来なくてもその場で呼んでくれたら良かったのに・・・」
その問いかけにティニーは立ち止まりキョトンとした顔でリーフの顔を見上げた。
「今日のお昼頃、目立たないようにして欲しいって仰ったのはリーフ様ですよ。」
「ああ・・・そういえば・・・、そうだったね。
 他に考える事があって忘れてたよ。ごめんね。」
「いえ・・・、リーフ様はお忙しい方ですから、仕方ないです。」
「それに・・・、その後の川でした事の方が印象に残ってるからね。」
リーフは周りに聞こえないように耳元でボソリと呟いた。
その途端、ティニーの足が急に止まり、顔が俯いてしまった。
急に立ち止まってどうしたのかと思って、隣に立っていたリーフは腰を屈めティニーの顔を覗き込んだ。
その顔が赤らんでいた事で理由を察すると、再び耳元で囁いた。
「昼間の事で顔を赤らめるなんて、何十回としてるのに初々しいね。
 頬が真っ赤になってる顔はとても可愛いよ。
 外でしたのがそんなに気持ちよかった?」
リーフの言葉で昼間の事がより鮮明に思い出され、ティニーの頭の中では、もう他の事は考えられなくなっていた。
「さてと・・・、席はどこかな?」
今度はティニーがリーフに引っ張られて歩いていた。
492名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:33 ID:qtfa2kVU
少し歩いたら、リーフは声を掛けられた。
「リーフ様、こっちです。」
エメラルド色の髪を持った少年が話しかけてきた。
その隣にはセティも座っていた。
「セティ王子も御一緒だったんですね。」
「さっきアスベルに会ったら、強引に食事に誘われてね。」
「向かいの席は空いてますか?」
「もちろん、空いてますよ。ティニーさんがリーフ様の為に空けてたそうですよ。」
リーフはセティに尋ねたのだが、アスベルが先に答えた。
「ティニー、おかえり。
 ん?、顔が赤いが体調でも悪いのか?」
「あっ・・・、いえ・・・、大丈夫です。」
セティに顔が赤い理由を言えるはずも無く、慌てて適当に誤魔化した。
「そうか、なんでもないならそれでいいんだ。
 体調には気をつけてね。」
「はい。ご心配してくださってありがとうございます。」
返事をした後、ティニーはリーフの隣に座った。
493名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:33 ID:qtfa2kVU
質素な食事が終わった後も少しの間、四人で歓談していた。
「そういえば、アスベルとはそう言う事もあったね。」
「懐かしいですね。」
「うん。生活は厳しかったけど、皆が居たから楽しかったね。」
リーフはそう言いながら、ふとセティの後方の席を見ると一組の男女が目に入った。
アレスとナンナだった。
その瞬間、一気に頭の中が二人の事で一杯になる。
(何故、また一緒に居るんだ?)
(昼間からずっと一緒だったのか?)
(だとしたらその間、二人で何をしてたんだ?)
(二人の関係はどこまでいってるんだ?)
(それに、なんでアレスなんだ?)
これらの疑問がリーフの頭の中でグルグルと回っていた。
「リーフ様、どうしたんですか?」
リーフの異変に気付いたティニーが話しかけるが、
「・・・大丈夫。」
と、遠くを見たまま聞いてるのか聞いてないのか分からない返事の仕方だった。
そうこうしてる間にアレスとナンナは食堂を出て行ってしまった。
(出て行ってしまったぞ、どうする?)
(追いかけるか?)
(だが、追いかけてどうするんだ?)
(でも、このままでも・・・、)
リーフは一・二分悩んだ後、二人の後を追いかける事にした。
「食事が終わったのにここに居たら邪魔だろうから、部屋へ帰るよ。」
「そうだな。」
出来るだけ平静に解散を促した後、席を立ち食堂を出た。
食堂を出た所でティニーは再びリーフに話しかけ、
「分かった。」
と言う返事を貰ったが、リーフには話しかけられた・答えたという意識は既に無かった。
494名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:34 ID:qtfa2kVU
リーフは早足でナンナの部屋の前まで駆けていった。
指揮官長と王族クラスは個室を与えられており、ナンナも個室を割り当てられていた。
だが、扉をノックしようとした瞬間に再び嫌な思考が浮かび上がる。
(勢いで部屋の前まで来たけど、どうやって話を切り出したらいいんだ?)
(第一、二人で部屋に居たらどうするんだ?)
(しかも、してる最中だったら最悪の状況だぞ。)
(とりあえず一人かどうかだけでも確認しよう。)
そう思ったリーフは、扉に耳をそっと当てて中の様子を探ろうとした。
そして、カチャカチャと金属音はするが話し声は聞こえないのを確認すると胸を撫で下ろした。
(ス〜、ハァ〜、ス〜、ハァ〜。)
深呼吸し平常心を取り戻そうとした後、今度はしっかりとノックした。
コンッ、コンッ
「僕だけど中に入っていいかな?」
「あっ・・・、はい、入っても大丈夫ですよ。」
どうやら先ほどの金属音は鎧を外す音だったようで、頭の羽飾りと薄緑色のワンピースを着ているだけだった。
「リーフ様、どうしたのですか?、このような時間に・・・」
「久しぶりにナンナとジックリ話がしたくなってね。
 もしかして、もう寝る所だった?」
リーフはソファに座ると努めて冷静に話し始めた。
ナンナも対面に座り返事をした。
「いえ、もう少し起きてるつもりですが・・・」
リーフの視線が机に置かれていた鎧を見ていたので、質問の理由をナンナも察した。
「あっ・・・、鎧は窮屈だったから、外したんです。」
「確かに窮屈だからね。
 僕も部屋の中では外してるからね。」
495名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:35 ID:qtfa2kVU
「それで、話ってなんなのですか?」
「大した理由ではないんだ、この頃はナンナと話す事が減ったからね。
 最近、アレスと一緒に居る所を良く見かけるけど、仲が良いんだね。」
「彼とはイトコ同士ですからね。」
(そういう答えが欲しいんじゃないんだ。)
「二人の関係を知らない人から見たら恋人同士だと勘違いしてると思うよ。」
「そうなんですか?
 私たちは、まだその様な関係じゃないですよ。
 どちらかと言えば、リーフ様とティニーのお二人の方が恋人同士に見えますよ。」
リーフは軽い探りを入れてみるも、逆に自分とティニーの関係に話を逸らされてしまった。
(やぶ蛇だったか・・・。)
本当のことは言えるはずも無く適当に誤魔化そうとした。
「フリージ軍に縁のある少女だからね。
 解放軍に中では肩身が狭そうだから良く声を掛けてるだけだよ。」
「リーフ様はお優しいですね。」
この時点のリーフでは誤魔化せたかどうかの判別は付かなかったが、後にそのような事はどうでも良い事態になる。
496名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:35 ID:qtfa2kVU
「じゃあ、今は恋人は居ないんだね。作る気は無いの?」
「・・・、まだ・・・、そのような気にはなれないです・・・」
その口調から、未だあの事件から立ち直ってないのが見て取れた。
「その・・・、僕じゃあ恋人になれなかったのかな?」
「何を仰るんですか。リーフ様にはミランダがいらっしゃるじゃないですか。」
「そうじゃない!ミランダと付き合い始めたのはナンナが僕から離れてからじゃないか!」
リーフは語気を強めて話した。膝の上で握っていた両手にも自然と力が入った。
「何故なんだ?!
 僕はナンナを好きだったんだよ。
 手元から離したくなかった。」
「わ・・・わたしだって、離れたくなかった・・・、だけど・・・」
瞳を潤ませ今にも泣き出しそうになりながらも言葉を続けた。
「リーフ様に私の事で負担を掛けたくなかった・・・。
 リーフ様はレンスターの国と国民の未来を背負って行かれる方・・・、
 あの事で負い目を持って欲しくなかったんです。」
「それは違うよ!」
大きく顔を振った後、ナンナの瞳を真直ぐ見つめた。
「僕は・・・、ナンナの悩みも辛い事も受け入れる覚悟があったよ!」
ナンナはリーフの瞳を見続ける事が出来ず、堪らず顔を背けた。
「さっき言った事は少し訂正するよ。」
一呼吸置いた後、冷静に話した。
「今も好きだ。受け入れる覚悟も変わっていない。」
そう言った後、リーフは身を乗り出し片膝をソファの前の机に乗せ、片手をナンナの座ってるソファの背凭れに置き、
もう片方の手でナンナの頤を掴み強引に自分の方に向けると、口づけを交わした。
497名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:35 ID:qtfa2kVU
ドスンッ!
リーフはナンナにさっき座っていたソファに押し飛ばされた。
そして、ナンナは両手を胸の前で組みながら、体を小刻みに震わしていた。
「すみません、リーフ様。
 私の体は・・・もう・・・穢れてます。
 それに乗り越えたと思ってたのに・・・、
 あの時・・・レイドリックに攫われてからも、大分経つのに・・・。
 アレスのお陰で男の人とは普通に話せるようになったから大丈夫だと思ってたのに・・・」
今の口づけで思い出したのだろう、ナンナの頬を一筋の雫が垂れる。
「ごめん、思い出させてしまったみたいだね。」
リーフはナンナの横に座ると優しく抱き締めた。
「いえ・・・、リーフ様は悪くありません。私が・・・」
「慰めにはならないけど、体は穢れていても、ナンナの心は綺麗なままだよ。
 僕の心なんて汚れてるよ。
 いくら敵兵を殺しても、敵兵から略奪をしても心が痛まなくなってきたんだ。」
「・・・」
「ははっ、本当に慰めでもなんでもないね。」
(言葉は下手だけど、私を気遣ってくれてるのが分かる・・・、この優しさに甘えてみたい。それにこのままじゃ・・・)
リーフの胸に顔を埋めていたのを、顔を上げリーフの瞳を見つめながら言った。
「リーフ様・・・、私、乗り越えたい。
 リーフ様としたら立ち直れそう。」
498名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:36 ID:qtfa2kVU
ナンナはソファから立ち上がってベッドの上まで移動すると服を脱ぎ始めた。
そして、身に着けてるものは羽飾りと下着だけになった。
リーフはナンナの前に座り、確認を取った。
「本当に大丈夫?」
「・・・、大丈夫です。」
「止めて欲しかったら言ってね。」
「はい。」
本気なのが分かると、リーフはナンナの頭の後ろに手を回し引き寄せると口付けを交わした。
今回は押し飛ばされる事は無かった。
だが、肩の震えが残ってる事から未だ恐怖が拭えてない事はあからさまだった。
「まだ、怖いみたいだね。
 僕が相手だから安心して。」
「ブラジャーを取るよ。」
「はい。」
背中に手を回して下着を外すと、リーフはナンナを押し倒し胸を揉み始める。
その胸は手の平で覆えるほど小さかった。
499名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:36 ID:qtfa2kVU
胸を揉まれる感覚が記憶の奥底に封じ込めようとしてたものを浮き上がらせる。


私はフィアナ村から一緒に連れ去られたマリータとは別々の牢屋に入れられてた。
ジメッとした牢の中では不安と恐怖を抱きながら、膝を抱えて助けが来るのを待つしかなかった。
そして、何時間経ったか分からなかったけど見張りの交代で来た二人の兵士は、
いきなり牢に入ってくると私に近づいて服を破ったわ。
私は声を張り上げて叫ぶしか出来なかった。
でも、兵士達はいつもの事のように淡々と話し合っていたわ。
「牢屋の見張りなんて退屈な仕事、これぐらいの役得が無いとやってられないぜ。」
「でも、今日のはガキだぜ、しかも、貧乳ときてる。」
「おいおい、これがいいんじゃないか。」
そう言って、ゴツゴツとした手で私の胸を強く鷲掴みしてきた。
私は痛みと嫌悪感しか感じなかった。


「ひゃっ・・・、ぁ・・・、ぁあ・・・」
リーフがナンナの乳首を舐め上げるとナンナは声を上げてビクッと体を震わせた。
ナンナは両手と胸でリーフを強く抱き締めながら言った。
「も・・・もっと、舐めてください、揉んで・・・ください。」
(でも、リーフ様にされるのは嫌じゃない、リーフ様となら・・・。)
500名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:36 ID:qtfa2kVU
リーフはナンナの胸を舐めながら、右手をそっと動かし白いショーツに軽く宛がった。
そのまま優しく秘裂を擦り上げると、指先に心地良い弾力感が伝わってきた。
「んふ・・・、ぁあ・・・、」
再びリーフは頭を胸に強く押し付けられた。
そして、胸に当たっている耳に入ってくる心臓の鼓動音は、
秘裂を擦る速度を上げるのに比例するかのように高まっていった。
そうこうしてるうちに愛液がショーツからも染み出し、クチュッ、クチュッと淫らな音を立て始めた。
「はぁ・・・はぁ・・・、き・・・もちいいです、リーフさま・・・」
だが、ナンナの気持ちとは裏腹にリーフは指を動かすのを止めた。
「いや、止めないで下さい・・・」
「まだ、はじめたばかりだよ。
 ゆっくり楽しんでいこう。」
「は・・・はい。」
ナンナのトラウマを考えた上でのリーフなりの優しさだった。
お腹、腰、背中、太腿、脹脛と順に手で優しく愛撫し、口付けをしながら舌で舐めていく。
馬に乗り戦場を駈けずり回って兵士の傷を癒し、時には前線に立ち敵と戦って来た為だろう、
薄っすらと筋肉の上に脂肪がある感じで、所々に古い裂傷はあるものの肌自体は乙女らしく瑞々しいものだった。
足先まで到達すると、足の親指を口に含み舌で舐め回した。
「ひゃっ・・・、きゃっ・・・、ぁあ・・・、」
「あっ・・・、ダメです・・・、くすぐったい。」
シーツを握り締め腰を捻り足を動かしなんとか抜け出そうとするが足首を捕まえられていて抜け出せない。
「ひぁ・・・、本当にダメなんです・・・」
なんとか抜け出すと勢い余ってうつ伏せになってしまった。
501名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:37 ID:qtfa2kVU
一息ついてると、腰を持ち上げられ下着を脱がした後、リーフはしゃがみ込んでナンナの秘所を覗き込んでいた。
「きゃあ・・・、汚いからそんなに見ないで下さい。」
だが、あのような事が在った割には言うほど汚れては居なかった。
「大丈夫、綺麗なピンク色をしてるよ。」
「そうで・・・んふぅっ・・・」
返事をしてる途中でリーフが秘所に舌で触れたため吐息が漏れてしまった。
「ぺちょ、ぺちょ、ぺちゃ・・・」
「ぁっ・・・、はぁ・・・、んぅ・・・」
嬌声をあげてはいるが、過去の事が思い出され完全に快楽に溺れる事が出来なかったので、
ナンナは目を閉じ枕に頭を埋め、下半身に加えられている刺激に集中しようとしていた。
「もっと強く激しく・・・、忘れさせてください。」
リーフもそれに応えようとし陰核に指の腹を当て振動を与える。
「んぁ・・・、気持ちいいです・・・、もっと激しく・・・」
リーフは一旦秘所から離れて愛液の量を確認して服を脱ぐと、自らの陰茎を替わりに秘所に宛がった。
「そろそろ入れるよ」
「ズブッ、ズブズブ・・・」
だが、その瞬間、
「!」
「いやぁ〜、止めてぇ〜!」
外に聞こえるほどの叫び声が発せられた。
502名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:37 ID:qtfa2kVU
私はあの時泣き叫んでいた。
助けが来るとは思えなかったけど、まだ非力だったからそれしかする事が出来なかった。
でも、思ったとおり無駄な足掻きだった。
「ピーピー、五月蝿いガキだなぁ〜。
 静かにしやがれ!」
「一旦中に入れちまえば静かになるよっと・・・」
男は私をうつ伏せにさせて腰を掴むと、躊躇う事も無く挿入してきた。
「――――――――」
私の中に強引に侵入してきたものが膣の中で膜を破くのが認識できた。
痛みと初めてをこんな男に奪われた事に対する悲しみと怒りが超えにならない声を発せさせた。
「ほらっ、静かになった。」
そして、男は意気揚々と激しく突き動かしていた。


「ごめん。大丈夫?、止めようか?」
「大丈夫です、リーフ様。続けてください。
 でも、後ろからじゃなく前からしてください。
 リーフ様の顔を見ながらなら大丈夫です。」
(前とは違う、今は好きなリーフ様とだから怖くない、怖くない!)
ナンナは自分に必死に言い聞かせていた。
503名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:38 ID:qtfa2kVU
リーフはナンナを仰向けにさせると、咄嗟に抜いてしまった自らの陰茎を再び挿入した。
「んふぅっ・・・、はぁ・・・、ぁあ・・・」
顔を見たい、そうは言ったものの反射的に目を瞑ってしまっていた。
「うっ、すごい締め付けてくるよ。きつい・・・」
自らの中に他者を受け入れる事にはまだ精神的な抵抗感があるのだろう、
他者が侵入して来るのを少しでも阻止しようとして膣の締め付けがきつくなっていた。
「動かすよ。」
ナンナに返事をする余裕など無く、ただシーツを強く握り締め耐えているだけだった。
「ヌチャッ、ヌチャ、ズチャ、・・・」
(大丈夫、私の中に入ってるのはリーフ様のなのだから平気、大丈夫・・・)
だが、本当に目の前に居るのがリーフなのか不安になり、やっと目を開いた。
当然、ナンナの視界に入ってきたのは必死に腰を動かしているリーフの顔と体、自分の顔の両脇に置かれたリーフの腕。
リーフの姿を見て、ナンナは自然とリーフの手を握り締めた。
(リーフ様の手・・・、私を助けようとして剣を握り締めた手・・・、私を癒そうとして優しく撫でてくれた手・・・、)
(あたたかい・・・)
「くちゃっ、くちゃっ、くちょっ、・・・」
「ひゃっ・・・ぁあ・・・はぁ・・・ぁはぁ・・・、き・・・もちいい・・・です・・・」
(やっぱり離れたくない、リーフ様と一緒にいたい・・・。だけど、リーフ様にはミランダが・・・)
「んはぁっ・・・だめ・・・、リーフ・・・様・・・愛してます・・・」
「僕も好きだよ・・・、ナンナ・・・」
そう言うと、リーフはナンナに優しく、チュッと口付けをした。
504名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:38 ID:qtfa2kVU
「そろそろ出すよ、いい?」
「はい、大丈夫です。」
更に腰の動きが早まり、愛液で湿っている肉襞と陰茎が摩擦を繰り返される毎に発生する淫猥な音と、
ナンナの臀部とリーフと股間が衝突して発生する乾いた音とが部屋中に鳴り響いていた。
「イクよ。」
ナンナの中でリーフの陰茎が大きく脈打った。
「ドクン、ドクンッ、ドクドク、・・・」
「あっ、あああぁぁ!」
再び外にも聞こえそうなほどの声を出したが、今度は絶頂に達した事を示す喘ぎ声だった。
(リーフ様のが私の中に溢れてくる。もう、何も考えられない・・・)
ナンナは今まで味わった事の無い快感を得ると気を失ってしまった。
リーフは最後の残滓を搾り出すと、気を失いかけるが、コンコンッとドアをノックする音が意識を保たせた。
「大丈夫ですか?」
(今の声は、まさか・・・)
だが、この疑いは、
「すいません、失礼します。」
と言って入って来た者の姿を見た事によって確信に変わった。


            =その2、終=

リーフの浮気 ティニーとナンナ編その3に続く
505名無しさん@ピンキー:03/06/18 15:40 ID:qtfa2kVU
誰が入って来たかは皆さんお分かりだと思います(藁
修羅場に突入決定?!
出来るだけ早く続きをあげたいと思います。
今回、四ヶ月くらい間隔が開いてましたからね^^;
多分、その3で終わりです。

エロの道は奥深い、日々精進あるのみです(`・ω・´)
506お兄ちゃんといっしょ:03/06/18 23:19 ID:494E3/zw
ある日、ライナスは兄のロイドに用事を思い出し、アジト内で彼を探していた・・・
曲がり角でロイドの姿を見かけ、追いかけて声を掛けようとする。
「あに・・・」
「きゃぁっ」
突然耳に入る甲高い悲鳴。ライナスは無意識に壁に身を潜め、息を殺した。
「やだっ。こんなとこで・・・ダメだよッ」
ライナスは泣き出しそうなその声に聞き覚えがあった。そっと壁から声の聞こえる方向を覗く・・・
「!?」
一瞬自分の眼を疑った。ライナスが見たものは、頬を紅潮させながら抵抗する義妹のニノと・・・
「・・・ならどこならいいんだ?」
「あっ・・・」
それを抑えつけているロイドの姿だった・・・
「に、にいちゃん・・・誰か・・・来ちゃう・・・」
「恥ずかしいか?・・・こんな姿を見られるのは・・・」
羞恥に堪えかねているニノとは対照的に、ロイドは楽しそうに笑っている。
ロイドはニノが反論しようと口を開く前にその細いうなじに唇を落とした・・・
「あ・・・やめ・・・てっ・・・おねがいだから・・・っ」
生温かい吐息にぞくりと背筋を震わせながら、必死に懇願する。
開いた瞳が遠目にも判るほど潤んでいた。・・・ライナスは動揺しながらもその光景をしっかりと見ていた・・・
「ああ、分かってる・・・続きは部屋でな・・・」
ロイドはニノの小さな身体を抱え、廊下を歩き始めた・・・
ロイドの姿が視界から消える・・・ライナスは呆然とその場に立ち尽くしていた

―夜・・・
日が沈み、暗くなった壁を松明の灯が赤々と照らしている。
ライナスは落ち着かない様子で廊下をうろついていた。
「・・・・・・クソッ!」
(ダンッ)
行き場の無い苛立ちから、拳を壁に打ちつける。
意味の無い事だと分かってはいたが、どうしても落ち着かない。
忘れて見なかった事にすれば良いのかもしれない。
507名無しさん@ピンキー:03/06/18 23:47 ID:YaQ6H2fY
>>489
レンスター軍の司令官はフィンじゃなくてグレイドでしょ。

何だかリーフの性格が良く分からないな。
優柔不断で、嫉妬深くて、受動的で、内向的だけど口はうまくて
冷静沈着だけど考え無しに行動してしまう人間・・・?
508名無しさん@ピンキー:03/06/18 23:54 ID:B+hpbtbM
さすがに解放軍の指揮官が戦争中に手当たり次第に女喰いまくるっていうのは、軍内での反感買うだろうから自重すると思うんだが・・・
鬼畜物ならともかく。
509名無しさん@ピンキー:03/06/19 00:02 ID:/mC8w6Ev
>506神のニノたんの続き、今日中は無理かな?
お待ちしてまつ・・・。
510お兄ちゃんといっしょ:03/06/19 00:06 ID:3/GiJZl5
だがどんなに忘れ様としても、目に焼き付いて離れない。
・・・あの時のロイドの“眼”・・・まるで飢えた獣の様に・・・明かな欲望を持った、“眼”・・・
「(なんで!なんで頭から離れねーんだ!)」
気が狂いそうだった・・・兄が・・・義理とはいえ妹を・・・あんな年端のいかない子供を・・・
そう思うと湧き上がってくる嫌悪・・・がライナスにはそれ以上になにか引っかかる物があった。
『あ・・・やめ・・・てっ・・・』
今でも耳に生々しく残っている吐息。潤んだ瞳、紅潮した頬・・・
嬌声を上げたときのニノは・・・女の顔をしていた・・・
自分には決して見せない、女の顔・・・何故こうも腹立たしくてならないのか・・・

―自分、には・・・?

これは・・・嫉妬?・・・どうして、そんな事を考えた・・・
―まさか・・・自分は・・・ニノに・・・
「(違う・・・違うッ!オレは・・・オレ、は・・・)」
「・・・・・・」
明るく灯る松明。柔らかく燃える炎を見つめるうち・・・
・・・ライナスの中の何かが、切れた―・・・
511名無しさん@ピンキー:03/06/19 00:35 ID:tpI9DDTs
>988%マシンさん
・・・サイマリ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
マイナーだと思ってたのでうれしい・・・。
途中で割り込みスマソ。
512お兄ちゃんといっしょ:03/06/19 00:40 ID:3/GiJZl5
―ニノの部屋・・・
風呂から上がったばかりのニノは着替えようと、用意していた寝衣を手に取った・・・
「・・・!」
不意に何者かの視線を感じとり、咄嗟に振り向く・・・
・・・振り返った先にはニノの見知った人物がいた・・・
「ラ、ライナスにいちゃん?・・・」

「・・・・・・」
ライナスは無言でニノを見ていた・・・
ニノが尋常で無いその目つきに、身を硬くする・・・
「ねぇ・・・どうしたの、ライナスにいちゃ―」
「黙れ!!」
(ビクッ・・・)
怒鳴るような声。ニノはそのあまりの剣幕に驚き弾かれる様に転ぶ・・・
・・・ライナスの影が動く・・・怯えるニノに少しずつ距離を詰める・・・
ニノは逃れようと反射的に後ずさった・・・
513お兄ちゃんといっしょ:03/06/19 01:20 ID:3/GiJZl5
「あ・・・あ・・・」
(がしっ)
一瞬、身体が浮いたかと思うと、あっという間にベッドに組み伏せられる。
ライナスはニノの体を覆っているバスタオルを引き剥がそうとした・・・
「きゃぁぁっ!」
跳ね除けようと身を動かすも、強い力で抑えられているために抵抗らしい抵抗にならない。
あっけなく抑えこまれ、身を覆っている布一枚を剥がされる・・・
「やっ・・・いやぁっ!」
「・・・嫌だ?ハッ兄貴には喜んで見せてんだろ?」
「!?」
「こうやって、毎晩触られてんだろうが!!」
ライナスは左腕でニノの両手首を抑え、右手を幼い乳房に這わせた・・・
膨らみを揉み先端を摘む。もう片方の乳房にも顔を寄せ、乳首を舌で転がす。
「あ・・・や―・・・んんっ」
「一丁前に勃ってきてるぞ・・・嫌がってる割に感じてんじゃねーかよ・・・」
「ち、ちが―あぁっ!」
尖ってきた先端を甘噛みすると抵抗しながらも、快楽に喘ぐ。
(ちゅちゅ・・・)
「んぅ・・・んっ」
わざと音を立て吸い上げる。涙眼になりながら漏らす吐息。
上気してくる頬。どんなに拒んでも仕込まれた身体は忠実に反応する。
514お兄ちゃんといっしょ:03/06/19 01:59 ID:3/GiJZl5
胸に当てていた右手が頑なに閉じている股間に伸びる・・・
「やっやめて!そこはっ・・・」
(くちゅ)
「あはぁっ」
艶めいて聞こえる水音。指に絡み付く蜜・・・
ライナスは粘性のあるそれを指で引き伸ばしながら、可笑しそうに笑った。
「濡れてんぞ?ほらこんなに・・・」
見せ付ける様に顔に近づける・・・
(とろ・・・)
「やぁぁ・・・」
妖しく光るその液体に、認めたくなくて顔を逸らす。
恥ずかしがるその仕草はライナスの征服欲をそそるには十分過ぎるほどであった。
このまま感じさせて甚振ろうか・・・とも思ったが、はやく自分の物にしたいという欲望が先に立つ。
ライナスは衣服を脱ぎ捨て、硬くなった自分自身を取り出した・・・

剥き出しになった一物はやはりと言うべきか、ライナスの体格に見合う大きさだった。
ニノが既に血液が溜まり、そそり立ったそれに恐怖の表情を浮かべる。
「ダ、ダメッ・・・そんなの入らないよぉ・・・」
「よく言うぜ。毎日ぶち込まれてガバガバなんじゃねーか?」
ニノの小さな花弁にライナスのそれがぶつかる。
「ほらお前の大好きなチ〇ポだぞ!たっぷり吸いな!」
「!あああぁーッ」
(ずずずずっ!)
一物がニノの狭い媚肉を押し広げ強引に侵入する。
抱えきれない大きさの異物が侵入る激痛に、悲鳴を上げてもライナスの侵入は止まない。
515お兄ちゃんといっしょ:03/06/19 02:01 ID:3/GiJZl5
兄弟揃ってサディスト&ロリコン。漏れの文章力ではちと無理があるので、
・・・今日はおやすみなさい・・・
516名無しさん@ピンキー:03/06/19 03:08 ID:0X7jXuhe
>>507-508
長文ですが一つ一つ反論していきたいと思います。

グレイドはレンスターで守護に当たってます。
リーフの浮気、ティニー編で明記してるのですが、
まぁ2002年の12月27日にあげた物ですし、覚えてる人は居ないんでしょうな・・・_| ̄|●
もう少し詳しく書くべきだったかもしれないですね。
よってフィンはレンスター遠征軍総戦闘部隊指揮官長、グレイドはレンスター防衛軍総戦闘部隊指揮官長となります。
レンスター軍が全軍国内に居れば、指揮権限はリーフ>グレイド>フィンとなります。

嫉妬深い、口が上手い
この部分は意識してそうしてますね。
嫉妬と言っても物に執着する事は無く、人に対してですね。
幼少時に自分を護ってくれていた人が次々死んでいったことから自分の傍から人が離れる事をひどく恐れてるんですよ。
だから、親しい人が離れそうになると精神的に不安定になります。
乱世は多少口が上手くないと生きていけません。

受動的、内向的
その様に書いてるつもりは一切無いです。
自分の意見ははっきりと言ってますし、受動的でも内向的でも無いと思ってます。

優柔不断、冷静沈着、考えも無しに行動
これは誰しもそういう時があると思うのですが・・・。
常に冷静沈着な人など在りえないと思うんですよね。

私見ですが、
幼少時に逃亡生活、少年時に隠れ住む生活でゲリラ戦をしながらの戦闘生活。
このような生活をして育った少年が竹を割ったような性格だったら嫌です。
「性格が掴めない」、この様な事を言われると言う事は筆者の力不足なのでしょうね。
517名無しさん@ピンキー:03/06/19 03:08 ID:0X7jXuhe
女を食いまくる
ティニーとは酒で酔っ払って勢いでしてしまった後ズルズルと続いてるんですが、
リーフは一応、周囲の目を気にしてます。余り良い事ではないと自覚してます。
ナンナとしたのは雰囲気と言うか話の流れですね。
この時点でのリーフは(自分の設定上は)17歳なんですよね。
女を知っている少年が、生きるか死ぬかと言う戦場で何ヶ月、何年も禁欲生活が出来るとは思えません。
軍の指導者なら理性で抑えろ!と言われれば少年だから仕方ないじゃないか
と言い返すしか出来ません。(´・ω・`)ショボーン


その3・・・、どうしようかな・・・。
もっと話を練れば満足してもらえるかな?(´・ω・`)
‖机‖  λ...
518名無しさん@ピンキー:03/06/19 04:32 ID:U3qdvqZs
988%マシン氏のサイアスが、
フルチンでライトニング唱えたかと思うと物凄く笑える
519名無しさん@ピンキー:03/06/19 06:00 ID:9fwpSdf8
>>487
いやまぁあれだ、長すぎで読む気がなくなりました
嫌味でも何でもなく素直な感想ですスイマセン
520名無しさん@ピンキー:03/06/19 12:57 ID:VUyD70Ch
>>515
・多いのがちょいと気になったけど、
ハッキリ言って問題無いッスね。
ライナス最高(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
521名無しさん@ピンキー:03/06/19 14:32 ID:XAT0i+uq
>>519
書いてくれている神を叩くなアホ。
522名無しさん@ピンキー:03/06/19 19:30 ID:UKKqwHLK
SS大漁ゲッツ(σ゚д゚)σ
523名無しさん@ピンキー:03/06/19 19:55 ID:k84sbtOH
あ〜〜〜〜萌え.jpがヴァカのせいで死んで暇だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜
やることないのぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
524名無しさん@ピンキー:03/06/19 20:16 ID:OqZr32xu
荒らしってどうやって対処すればいいのかね?
神の気を損ねるから殺虫剤でも振りまきたいのだが…
525名無しさん@ピンキー:03/06/19 20:49 ID:Z+fUDBUB

               ∴∴∴∴ ∞ ブ-ン
            ∴∴∴∴∴∴ 
       | ̄P∴∴∴∴∴∴∴∴
        /  \
      | ̄ ̄ ̄|
      |フマキラー|
      |  (,,゚Д゚)  < どっか逝け。ゴラァ!
      | (ノ   |つ
      |      |
      |___|
       U"U
526名無しさん@ピンキー:03/06/19 22:09 ID:zcRyNqgd
ルイーズの寝取られものキボンヌ
527488:03/06/19 22:17 ID:0X7jXuhe
>>521
こちら宛ではないのだがレスを

他の方々と比べたら至らぬ点も多いので批判はありがたく受け止めますし、
マンセーしてくれとは言いませんが、
個人的にはただ一言、”乙”ぐらい言ってくれるだけで嬉しいです。
528507:03/06/20 02:10 ID:ZAcrMTcB
>>516
丁寧なレスどうも。
グレイドがレンスターに残っていたこと忘れてました。
私のイメージではフィンは軍隊の司令官ってガラじゃないと思うんですよね。
騎士としては一流でもね。(エンディングでの行動とか)
フィンが得意なのは100人くらいの小部隊を率いてのゲリラ戦や奇襲というイメージ。
グレイドは騎士としてはフィンに劣るが、万単位の人間の上に立てる人物というイメージです。
企業に例えれば、取締役として官僚組織を束ねるグレイドと、顧問スタッフのフィンかな。

まあ、これは私見ですので聞き流して頂いて結構です、ハイ。
529507:03/06/20 02:10 ID:ZAcrMTcB
以下、私が描写のどこにあなたにとっては心外な印象を抱いたか説明します。
>受動的
ティニーに引っ張られてズルズル着いて行くところ。
ミランダ・ティニー・ナンナと状況に流されるままに関係(と、見える)

>内向的
堂々巡りの自問自答が短い間に3回
本音を隠す。

>優柔不断
自問自答の内容、迷って結局行動できないところ
行動を起こす都度迷うところ

>冷静沈着
ナンナとの会話。さっきまで動揺しまくってたのに完璧に冷静。

>考えも無しに行動
勢いで訪問、キス、セク―ス
何だか一時の熱狂が醒めた後で後悔ばかりしてそう

私は別にリーフが女食いまくっても、敵兵殺しまくっても、掠奪しまくっても全然構わないんですけど、
このリーフは青年貴族らしい清々しさ、凛々しさ、気概が全然感じられなくて嫌です。
女の前だけカッコつけて、まるでヒモみたい。
パート3では是非リーフの男らしい側面を表現して下さい。
530お兄ちゃんといっしょ:03/06/20 02:38 ID:MjSMeiH0
「こうやって挿れられたのか?」
(ずぶっ)
「いっ―痛・・・」
「いつもこうやって兄貴に犯されてんのかよ!?」
「!ぁああッ」
ライナスが乱暴に腰を埋める度に、ニノの身体が激痛にぴくぴくと震える。
一方的な行為はニノの身体に痛みしか与えていなかった。
表情は苦痛に歪み、頬にはまだらに涙の筋がついている。
ニノは激痛から逃れようと、泣きながら腰をよじった。
「いっ痛いよぉっ!こんなのやだ―」
「我慢しろ!動くと余計、痛ぇぞ。」
「うっうぅ・・・」
仕方なく、小さな我が身をライナスに預ける。
ニノの秘所は侵入するライナスを受け入れようと、蜜を分泌し始めていた。
たとえ感じていなくても、自然の摂理の様に蜜が溢れてくる―
「すげぇ・・・絡み付いてくるみてぇだ。」
「あ・・・」
蜜を潤滑油にして、次第に動きが滑らかになりはじめた。
苦痛が和らぎ、痛みとは違った感覚が湧き上がってくる。
531お兄ちゃんといっしょ:03/06/20 03:27 ID:MjSMeiH0
「ん、ぅ・・・」
溢れ帰る蜜がじわりとシーツをぬらす。秘所から出る無職透明の液体を
眺めつつ、ライナスは冷淡に笑みを浮かべていた。
「やらしーな、お前のココは。こんなにヨダレ垂らしてるぜ?」
「いや・・・も、ゆるしてぇ」
泣きながら、首を横に振りながら、懸命に許しを請う。
しかしその行動は返って逆効果となり、ライナスの欲情を高めるだけだった。
「ダメだ。これからそのやらしー体を、もっといたぶってやるんだからな。」
「や、やめ―」
「どうせこの程度じゃ満足してねーんだろ!?」
(ずちゅっ)
「!ひあぁぁ!!」
跳ね上がる腰をしっかりと抑えつけ、ライナスは腰を動かしはじめた。
きちきちになっている媚肉と包まれているライナスが擦れ合い、蜜が妖しい音を立てる―
(ずっずちゅっ)
「や、やぁっ―あぁあ」
「嫌がってるわりに体は反応してるぜ?」
律動の規則正しい動きと同時に、媚肉が内に包むライナスを頻りに締め付ける。
それは強い圧迫を加えられ、ニノの中で脈打っていた。

(ずちゅ、ずちゅぅっ)
「は、あっ―んんっ」
「くっ・・・」
何時の間にか、ニノは自分から快感を得ようと腰を振り始めていた。
ライナスの動きに合わせ、自らも腰を上下させる。
532488:03/06/20 04:14 ID:8xdf/QFd
時間が経ってるし書き込んで良いのかな?
あげるなら纏めてあげた方が良いですよ

>>507
更に長文で言い訳

>受動的
確かにズルズル行っている点で受動的だと言われれば否定できません

>内向的
自問自答する程度で内向的なんですか?
全ての本音をさらして生きてる人はいないのに、隠した事をどうこう言われても困ります

>優柔不断
この程度の判断の逡巡ぐらいは勘弁して欲しいです
即決ではないですが割と早く決断を下してると思うのですが・・・
これ以上、迷っていたら優柔不断で内向的と判断されるかもしれないですが、まだその手前だと思ってます

>冷静沈着
これでも彼は数限りなく修羅場を経験して無事に切り抜けてきました
だから、一旦深呼吸をしてこれから戦闘だと思えば肝が据わるんですよ
冷静沈着すぎると思われるでしょうが、そういう事にしといてください

>考えも無しに行動
感情が昂った故です。
533名無しさん@ピンキー:03/06/20 04:15 ID:8xdf/QFd
ここまで嫉妬心が強いながらも割と普通の少年を描いてきたつもりなんですよね
だから、残念ながらこのリーフに青年貴族らしい清清しさ、凛々しさ、気概を持たせる気はあまり無いです
持たせるにしてももう少し先の精神的に成長してからでしょうね

まぁ、男は女の前では格好をつけたがるものです

男らしいってのが男気・侠気を指すのでしたら無理です
既にリーフは筆者の思ってる漢(おとこ)の道から外れております
出来るだけ漢の道に戻すよう努力はしてみます

それとグレイドの件ですが
彼は人を率いることが出来るからこそレンスターの防衛と復興を任されたわけなんですよ
彼ならばアウグストが居なくても山積みの問題を差し障り無く解決できるでしょう

余談ですが、レンスター軍で指揮能力の在りそうな残り二人のコノモールとゼーベイアですが、
コノモールはミランダの護衛とグレイドの補佐、ゼーベイアは遠征に従軍してフィンの補佐をしてます
534名無しさん@ピンキー:03/06/20 11:52 ID:xvPJBCXi
>>532
507では無いが、んな事言われても納得出来かねるな。
それを個人的好みの問題で片付けるならそれでも良いが。

スレの平和の為ならスルーは致し方無い。
しかし、これからはうp前にそれらしき表示きぼん。

>>531
どうしようも無く感じちゃって心中助けを求めたり、
逝く時にロイドの名前叫んじゃったりしたら特萌+卵
いっその事3PでGOだ!(;´Д`)ハァハァ
535名無しさん@ピンキー:03/06/20 13:36 ID:cCcSEl4U
やれやれ・・・
536488:03/06/20 15:18 ID:z9Qg+HfL
要するに、
ヘタレな文書いといて下手な言い訳してんじゃねぇ
てめぇの文なんか誰も読みたきゃねぇんだよ
って事なんですね

前回あげた時はここまで言われなかったのにな・・・
今回はそんなに悪かったのかな_| ̄|●

もう、帰ります

‖ROM‖  λ......
537名無しさん@ピンキー:03/06/20 16:24 ID:MieCD8n6
>536
誰もそんな事言ってないよ。ただ単に指摘しただでしょ。
前回はここまで言われなかっただの、もう帰るだの、嫌みったらしくシツコク書かないでよ。
帰りたければ、帰ったらいいよ。
538_:03/06/20 16:24 ID:SEZx/il8
539名無しさん@ピンキー:03/06/20 16:26 ID:MieCD8n6
!?クッキー切れてた・・・スマソ
540名無しさん@ピンキー:03/06/20 16:43 ID:Z0xYzvYX
自分の持つキャラのイメージと違うってだけのことを、いかにも批評
がましく書く読み手も、いちいちそれに反応して、言い訳を書き連ねる
描き手も痛い。

両成敗ってことで。
541名無しさん@ピンキー:03/06/20 17:24 ID:z9Qg+HfL
ごめんなさい
こちら側の思慮が足りませんでしたね
スレを荒らしてすみませんでした
542名無しさん@ピンキー:03/06/20 18:46 ID:nX8YVgmU
>>537
あんた何様?
SSというのは書き手が趣味で書いたものをうpるんだろ?
うpされた物を「好みに合わない」だとかいちいち細かいところを根掘り葉掘り指摘する…
お前は国会の野党(特に共産党代表)か?、帰っていいのは貴様だアホ。
543名無しさん@ピンキー:03/06/20 18:54 ID:uyc29F7K
いろいろFEの2次創作系のサイト回ってみたけどナンナの相手ってアレスのほうが多いのな・・・
漏れは聖戦の頃からリーフ×ナンナだったの(´・ω・`)ショボーン
544名無しさん@ピンキー:03/06/20 19:18 ID:YXRGo8DF
一方的につまらんだの言われた訳じゃなく、今回はちゃんとした意見のやり取りでしょ?
書き手の人がただ書いたもんうpりたいのか、読んで貰いたいのかで読み手の態度も変わるだろうし。
前者なら感想イラネで済むけど、後者なら疑問に思った事は質問してもいいでしょ。
まぁ、>>537は煽りかもしれんけど、後のは正当な意見の交換なんだから、作者も次は文句を言わせないくらいに思ってればいいんじゃない?
545名無しさん@ピンキー:03/06/20 20:10 ID:s1qZYd8A
>>543
同志〜<リーフ×ナンナ

10章の会話が出なくなるほどさっさとくっついてしまう〜
カップリングが云々って言うより先に、ただ漫然とプレイしているから
だけかもしれないけど(^^;

あのふたりはほのぼのしくて好きだ。
イメージとしていかにも童貞×処女でやり方もわからないなんて
いうシチュなんか萌え〜(;´Д`)

「リーフさま、痛い、痛いですぅ」
「ん、あれ…入らないなぁ。
やっぱり、フィンにやり方聞いておけばよかったかなぁ」

とかいうギャグも、二人ならでは出るものだと思うし。


そして頭の別の部分で「親子にしないでフィン×ナンナ」とか
考えるヨコシマな自分がいたりする。
光の剣に斬られて逝ってきまつ。
546名無しさん@ピンキー:03/06/20 20:33 ID:0ILiHlZw
>>543
ナンナ好きで色んなとこをめぐっているけど、
リーフ>>アレスだよ。
アレス×ナンナはサイト同士が結束が強いというかなんというかなので、
見つけやすいし目に入りやすいだけかも。

寧ろ、フィンやセリスモノを読みたい自分は寂しい思いをしているよ。
547名無しさん@ピンキー:03/06/20 21:58 ID:muX7HIta
リーフとナンナはお子様同士乳繰り合うのが似合ってる
童貞処女のセックス萌え
その時のナンナは当然トラ776バージョンで
548名無しさん@ピンキー:03/06/20 22:34 ID:orAwEJyD
リーフナンナは乳飲み子の頃から一緒で、逃亡生活中の子供の頃は当然一緒に風呂に入ったわけですよ

そういうところはフィンが(ナンナというよりリーフに)厳しそうだが・・・
549名無しさん@ピンキー:03/06/20 22:39 ID:s1qZYd8A
一緒に風呂に入ったり、一緒に寝たりした間柄が
あるとき突然違う意味になるというのは、なかなか
創作のネタとしては琴線に触れるところがある。

アレス×ナンナの場合は、親の因果が子に報いな
ところがまた琴線に触れたりして捨てがたい。

結局節操ナシなんだな、自分(自嘲
550名無しさん@ピンキー:03/06/20 23:28 ID:GLhZwNGg
>>545
漏れも考えたけどくっつかなかった…(´・ω・`)ショボンヌ
リーフもアレスもさっさと片付けたんだけど、
やっぱ無理みたいだ。

>>544に禿しく同意也。
551名無しさん@ピンキー:03/06/20 23:34 ID:vT9u6PD2
基本的に自分の書いたものをしつこく解説する書き手は
私は好きじゃないな…
その解説つきで本文一人前ってことだから、
本文のみじゃ完成作とはいえないじゃないか。
誰もが解説付きで読むとも限らないんだし。
552名無しさん@ピンキー:03/06/21 00:27 ID:Kdt3WEI+
遅レスですがサイマリ良かったでつ!
553名無しさん@ピンキー:03/06/21 00:34 ID:npsBqy4T
自分は男のせいか、女性程(偏見スマソ)カップリングは気にしない。
ただ、アレスがナンナとくっつくのだけは、アレスが情けなく感じられて
嫌だ。トラ7好きだし、リーフもまあ、ナンナが自然かと。

だから、ミランダ正妻と称している >>536 氏のシリーズは読んでいない。
そんな香具師がかばうのもなんだけど、もうちょっと労ってもいいんじゃ
ないか?楽しんだ人だっているんだろ?職人が消えて逝くのは嫌だな。
さーっと見て、自分とあわなさそうだったら読まなきゃいいだけ。
536 氏の違う話がいつか降りて来たら、読むと思うし。だからガンガレ!
554名無しさん@ピンキー:03/06/21 00:39 ID:6QQrfbl7
最近きたので過去ログ読み切ってないけど、
カップリングは十人十色、気にすることはないでつ。

536さん、英気を養って、何かでき上がったらまた来てください。
がんがれ〜
555名無しさん@ピンキー:03/06/21 00:40 ID:npsBqy4T
大事な感想忘れた。
>988%マシン氏のマリータにハアハアな訳だが。
思わぬ所でリーンまで出て来て、最高な。
556名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:16 ID:d4K/huMU
>>536
読んでほしかったらもう少しまともな文を書いてくれ。
読書感想文じゃないんだから。
他の書き手もそこのところよろしく。
557名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:19 ID:TrTrwO5j
>>556さんがこれから“まともな文”でSSを書いて下さるそうです。
558名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:24 ID:mnkP5135
ロイド×ニノの部分、挿絵きぼん
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

あと、ルイーズたん陵辱の方、いなくなったのか?
ずーーーーっと待ってるんだが。
559名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:28 ID:j70Cti0a
まぁマターリいくべ
肌に合わなかったらスルーすればいいだろ

あとカップリング云々言ったら現状6スレあっても一度も好きなカップリングは
ヒットしてない奴も居るわけで。・゚・(ノД`)・゚・。ナゼオレハマイナートイウイバラノミチヲ・・・
560名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:32 ID:lmlbuxhD
ニノレベ時代到来
561お兄ちゃんといっしょ:03/06/21 01:33 ID:/gx2iqUL
ニノの口からは否定や拒否の言葉ではなく、ただ快楽の喘ぎが漏れていた。
あんなに拒んでいたと言うのに、今は全身を快感を得ることだけに集中させている。
望まずとも味を占めた身体が、女としての本能がニノを突き動かす―
「んっ、んぅ」
(ずちゅ、ずちゅ)
「そんなに欲しいのかよ?え?」
返答が如何あれ、こうなってしまった以上は中止するつもりは無い。
だがライナスは敢えて、この無意味な質問を掛けた。
「はぁ―んっ・・・」
(ずちゅっ、ずずっ)
ニノは何も言わず、腰を振りつづけていた。
言葉を口に出すのも煩わしくなる程に、与えられる快感に浸っている。
何かを求め頻りに上下する腰は、ライナスに対する無言の合図となった。

(ずちゅっ)
「は、あふっ・・・」
「ならぶちまけてやるよ、このメス犬が!!」
(ドクドク・・・)
睾丸から精子が昇り、ライナスの陰茎が大きく脈打った。
瞬間、その鼓動を感じ取り、媚肉がきつくライナスを包み込んだ―
「!ああああぁあぁぁぁああーッ!ロイドにいちゃぁあぁん!!―」
「・・・・・・」
(ビュクク!)
「あ、あぁ―・・・」
吐き出された大量の白濁液は、暫くニノの膣内に注がれ、
狭いその中に入りきらずに秘所からこぽこぽと溢れ出た。
562名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:36 ID:wZ+Gvx3X
マリータはロプトの子を産んで、リボー狩りで殺される
563お兄ちゃんといっしょ:03/06/21 02:28 ID:/gx2iqUL
(じゅぼ・・・)
行為が終り、萎えた自身をニノの体内から抜き出す。
ニノは空ろな表情でシーツの上に横たわっていたが、疲れたのかやがて眠りに落ちていた。
ライナスは汗と白濁液に塗れた身体をふいてやり、床に転がっていた寝衣を着せて汚さない様にベッドに寝かせた。
シーツには所々、白と透明の液体でシミが出来ていた。

「・・・けっ―結局最後は兄貴かよ・・・」
絶頂の叫びとともに吐き出されたロイドの名。
ライナスは叫びを聞いた途端、急に罪悪感に苛まれるのを感じていた。
絶頂の瞬間に求められ、ニノの頭を支配していたのは―ロイドだ・・・
実際に繋がっていた自分ではなく、ロイドだ。
そう思うと何と無く、越えられない壁のような物を感じてしまう。

ライナスは少し疲労の色が浮かぶニノの寝顔を覗きこんだ―
「・・・・・・」
汗ばんで貼りついている新緑の髪をそっと退けてやる。
傍で耳を澄ませて見ると、規則正しく健やかな寝息が聞こえた。
少し疲労の色も見える寝顔は、先ほどの媚態からは想像もつかない程に穏やかであどけない・・・
ライナスは柔らかな髪を梳り、白い頬にそっと口付けた。
「惚れた方が負け、なんだけどな・・・」
ふと漏らした独り言。それは静かな夜の闇に酷く空虚に響き渡った・・・

出来る事ならば、この小さな体を奪い去ってしまいたい。
出来る事ならば、ずっとこうしていたい。
押し殺した小さな願い。
叶う事無き、見果てぬ夢―・・・

                            Fin
564お兄ちゃんといっしょ:03/06/21 02:34 ID:/gx2iqUL
や・・・やっと終った・・・ゲフン、ガフン。
鬼畜物なんて始めてやったよ・・・
奴は・・・兄貴よりは大人しいはずだ・・・うん。
てか効果音が痛すぎる・・・痛い。痛いぞ自分・・・
叩かれる前に、おやすみなさ〜―・・・
565名無しさん@ピンキー:03/06/21 02:55 ID:EIY0rNmV
>>564
乙。鬼畜ながらも切ねえな…
566名無しさん@ピンキー:03/06/21 03:16 ID:zBwwsZdL
ずちゅ、ずちゅ

ずちゅっ、ずずっ

ドクドク・・・

ビュクク!

じゅぼ・・・
567名無しさん@ピンキー:03/06/21 03:32 ID:C2JSZdNO
>>564
乙!
568893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:22 ID:qsq2VjfZ
(エリウッド×フィオーラ後編) 「幸せ」  (前編>>331-354

エリウッドは嘆いていた。
オスティア城の客間の一室で、彼は自らの行いを悔いた。
ネルガルを倒すために、試練を乗り越え、手に入れた烈火の剣。
それで最初に手にかけたのが、自分もよく知る少女、ニニアンだった。
あのとき、ニニアンを抱えたときに感じた血のぬくもりと匂い。
そして、ネルガルの嘲笑と、姉を失ったニルスの悲痛な叫びはいまだに頭に響く。
「くそ! くそ! くそ! 僕は…なんてことを!!」
拳を壁に打ちつけ、ひたすら自分を責めるエリウッド。
「僕はニルスにこれからどの顔下げて会えばいい?
 自分に思いを寄せていた唯一の姉を殺した男を、
 彼は許してくれるだろうか?」
そして、そのまま何度も打ちつけ、拳からは血が流れてきた。
「僕は……なんて愚かなんだ………」
エリウッドの目から、涙がとどまることなく、あふれ出てきていた。

コンコン…
「失礼します」
そこへ、一人の女性がノックをすると部屋に入ってきた。
「…フィオーラか」
声を聞けば、その女性がだれだかわかる。
この女性こそ、自分が最も愛する人であり、お互いの愛を確認しあったこともある。
いつもの彼であれば、この時間の彼女の訪問は照れくさいかもしれないが、
うれしいはずであった。だが…
569893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:24 ID:qsq2VjfZ
「愛するものの手にかかって死ぬことになるとは、な」
ネルガルの憎たらしい声が蘇る。
ニニアンは彼を愛していた。そして、最期も彼が無事だとわかると、
優しく微笑を浮かべ、そして深い眠りについた。

「僕は…」
エリウッドの肩が振るえ、こぶしにさらに力が入る。
爪が肌に食い込み、先ほどの壁に打ち付けたときの傷もあることで、
彼の手は血で染まり、高級そうな絨毯にその赤い液体を零していた。
「僕は……ニニアンに何もしてやれなかった……」
「エリウッド…さま…」
「だって、そうじゃないか! 僕は…彼女が自分に想いを寄せているなんて気づかずに、
 しかも、この手でその命を奪った!
 こんな僕が許されるわけがないんだ!!!」
エリウッドが自分への怒りをこめた厳しい口調で、
フィオーラに怒鳴るようにそう言うと、彼女の方に振り返る。
そして、怒りの表情を浮かべたまま、ヅカヅカと彼女の方に早足で近寄る。
「エリウッドさま?」
フィオーラはそんな彼に少し恐怖を感じてしまったが、
逃げたい気持ちを堪え、彼の目を見続ける。
エリウッドはそんな彼女の胸倉を掴むと、底を力任せに引っ張った。
「―――――っ!!!」
彼女の白い寝巻きが音を立てて裂け、そこから彼女の形の良い乳房が震えながら現れた。
声無き悲鳴をあげて、フィオーラはむき出しになったそこを手で隠した。
570893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:25 ID:qsq2VjfZ
「もとより、こういうつもりで来たんだろ? 下着をつけていなかったということは?」
「そ、それは――――きゃっ!!」
図星だった。フィオーラは図星を突かれ、慌てて言い逃れ使用とするが、
フィオーラが反論する前に、エリウッドは彼女をそのまま乱暴にベッドに突き倒した。
そして、困惑の表情を浮かべたままの彼女の両腕を血まみれの手で掴むと、
空いている手で服をさらに引き裂いていった。
エリウッドのベッドに白い布が散乱していく。
フィオーラの大事な部分はそれにより、すべてさらけ出され、
肩や腰といったところに、かすかに彼女の寝巻きが残る程度であった。
「エリウッドさま……」
フィオーラが愛する男の名を呼ぶが、当の本人はそれに対し、キスしてやることも、
応えることもせず、服を裂いた手で彼女の乳房を鷲づかみにした。
「!! ああああ!!」
爪が柔肉に食い込んできて、その痛みでフィオーラが悲鳴をあげる。
しかし、エリウッドはそれに構わず、あいている胸に口をつけ、舌でその先端を舐め始めた。
片方からは痛みを、もう片方からは快楽を与えられ、
フィオーラの表情はやや複雑に見えた。
「あぁ……はぁん…エリウッド……さまぁ……」
しかし、彼女から漏れてくる声は甘さが含まれていて、
それがエリウッドをさらに燃え上がらせる。
舌で舐めていた乳首を、歯をたてて少し強く噛む。
「あくぅぅぅぅぅ!!!」
さすがにそこが敏感なのだからだろうか?
フィオーラは苦悶の表情で、うめきにも似た喘ぎ声を出した。
それでも、エリウッドはやめようとしなかった。
571893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:25 ID:qsq2VjfZ
乳房から手を離すと、人差し指を身体のラインをつーっとなぞりながら、
彼女の下半身へと滑らせていく。
やがて、陰毛のさわさわした感触を得、そのあたりを手のひらで撫で回すと、
太ももの辺りが生暖かい粘膜のような粘り気のある液体で濡れていた。
「痛がっている割には、感じてるじゃないか…」
エリウッドは意地悪くフィオーラに耳に囁く。
フィオーラの顔が真っ赤に染まる。
エリウッドはそんなフィオーラの可愛らしい反応を見ると、
その割れ目に指をどんどん押し入れていった。
「ふ…ぅん……んあ!?」
異物が、大事な場所をこじ開けていく感触。
何度も彼と愛し合うことはしてきたが、この瞬間のなんともいえない気持ちよさは、
いつまでたっても変わらなく、指が奥に入るたびに、
フィオーラはうれしそうな声を彼に聞かせた。
そして、エリウッドは根元まで指が入ると、関節を動かす。
愛液が絡みつき、くちゅくちゅと卑猥な音を立てて、フィオーラの膣内がかき回される。
「ふあ…ああん……あはぁ……」
フィオーラの目がとろんとなり、彼に抱かれるときの一人の女になる。
しかし、はしたなく垂らしている涎などから、
彼女がいつも以上に興奮しているのが見て伺えた。
「フィオーラ。気持ちいいのか?」
「あふぅ……んん…ああ…はぁぁ……」
エリウッドの問いかけにもフィオーラは答えない。
いや、正しくは答えられないのだろう。
やや虐めるような彼のいつもと違った愛撫に、戸惑いながらも新鮮な快楽を得、
フィオーラはそれに溺れてしまっていたのだ。
エリウッドは、そんな彼女の顔から目が逸らせない。
気持ちよさそうな彼女の顔を見て、エリウッドは堪えていた性欲が、
限界を超えていくのに気づいた。
「いくぞ!!」
気づけば、彼は愛する人に確認も取らず、
いきり立った己を一気に奥まで貫くように挿入していた。
572893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:26 ID:qsq2VjfZ
「んんん…ああああ!!!」
指よりもはるかに太いものが、いきなり自分の中を押し開くように入ってきたので、
フィオーラの顔がそれに伴う痛みで歪んだ。
「そんな顔したって、気持ちがいいのだろう?」
エリウッドは彼女の腰を掴み、持ち上げて抱えるような体勢で激しく突く。
「あぁ!!…はぁ…ああん…エリウッドさまぁ………」
自分を抱いている最愛の人の名前を呼びながら、
フィオーラは身体をくねらせる。
その際に、性行為になれた彼女の膣が、エリウッドの性器を締め付けた。
反復運動の速さとそれにより、エリウッドは徐々に昂ぶっていく。
腰の動きをさらに早め、貪欲に性的な快感を求め続ける。
フィオーラの身体が大きく揺れる。
形の良い胸がぷるんぷるんと官能的に震えているのが印象的だった。
パンパンパンパンパン…
お互いの身体が勢いよくぶつかり、
気持ちのいい音を部屋中に響かせていた。
「フィオーラ……出すぞ…君が欲しがっていた、僕の精子を……」
「ああ! お願いします! 私の中に…あああああああ!!!」
フィオーラの身体は大きく反り返り、膣内が一段ときつくなる。
「く…あ!!」
エリウッドは思いっきり奥まで押し込むと、彼女の中にそのまま精を解き放った。


「はぁはぁはぁ…」
「はぁ…はぁ…」
いつもするときよりも激しかったために、絶頂を迎えた後、
二人はあまりの疲労感に、動けなくなってしまっていた。
「はぁはぁ………」
しかし、エリウッドの心はなぜかすっきりしていた。
絶頂を迎えた際、精子と一緒に、心のわだかまりも外に吐き出してしまったのだろうか?
ふとそんなことを考えていたが、目の前で肩を上下に動かして呼吸している恋人を見て、
先ほどの自分勝手な自分を思い出し、彼女に対して申し訳なくなった。
573893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:27 ID:qsq2VjfZ
「ごめん…フィオーラ……」
心の奥底から、ただ一言。謝罪の言葉が出る。
やはり、自分はダメな男だ。彼はそう思った。
「そんなに謝らなくても、私は怒っていません」
しかし、フィオーラの返事は予想に反したものだった。
意外そうな表情で見つけるエリウッドに、彼女は優しい笑顔を見せた。
「はじめから、そういうつもりでしたから…」
たしかに、下着をまったくつけてなかったし、自分達の関係を考えて、
彼女が最初からそのつもりだったのはわかる。だが…
「でも、君を酷い目に合わせてしまった…」
彼女の乳房に視線を移すと、手で握っていた方の胸には、
まだ爪の後がくっきりと残っていて、痛々しかった。
エリウッドは思わずそこを手で優しく撫でた。
別にそういうつもりではなかったのだが、乳首が手のひらに当たり、
フィオーラの顔が少しまた色っぽくなってしまい、エリウッドは少し焦ってしまう。
「ア…」
しかも、撫でていたのは先ほど血まみれになった手だったことに気づいた。
血がほとんど止まっているとはいえ、
こんな醜い手で触られたら、さすがに気分がいいものではないだろう。
エリウッドは慌てて胸から手を離すが、それをフィオーラ自身に掴まれた。
「待ってください」
彼女はそう言うと、頭に巻いている白のバンダナ外すと、その手に巻きつけた。
「…これで大丈夫。
 汗をかいたので少し濡れてしまいましたけど……」
エリウッドはその白い布に包まれた手を見た。
まだ血が流れているところがやはりあり、彼女の純白のそれが赤く染まっていく。
「気にしないでください」
エリウッドの心を見透かしたかのように、恋人にそう言われ、
エリウッドはそれ以上何もいえなくなり、黙ってその行為を受け取ることにした。
「それよりも、落ち着いたようですね。よかった…」
エリウッドの様子がいつもと同じ優しい青年に戻ったのがわかり、
フィオーラはこの日一番の笑顔を見せた。
574893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:28 ID:qsq2VjfZ
「ニニアンさん…のことで、胸を痛めていたんですよね?」
「…ああ、そうだ」
エリウッドが答える。
フィオーラはそれを聞き、一息をついて、話しはじめた。
「私、そんなエリウッド様だから好きなのです。
 初めてお会いしたときからも思っていましたが、
 あなたは他人に対して泣く事が出来る綺麗な心の持ち主です」
「………」
「だから、私、あなたが悲しんでいるのが忍びなかったんです。
 だって、あなたはその分、自分の悲しみは一人で抱え込んでしまう人だから…」
エリウッドはそれを聞くと、彼女の額にキスをした。
「ありがとう…」
晴れ晴れとした笑顔だった。
空に舞う美しい天馬騎士の心の奥から感じる悲しみに興味を引かれ、
彼女と話しているうちに、彼女の優しさとその強さに心を惹かれた。
そしてその後彼女と結ばれたが、彼女と結ばれて心の底から良かったと思えた。
彼女とならやっていける。
ニニアンの悲しみと悔しさを乗り越えて、ネルガルを倒して彼女の敵を討てる。
彼はそして、ある決意をした
「フィオーラ…」
「はい?」
「この戦いが終わったら、フェレに来ないか?」
フィオーラの顔が驚きのものに変わる。
突然の彼からの誘い。つまりそれは……
575893改めまごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:28 ID:qsq2VjfZ
「結婚しよう。フィオーラ…」
フィオーラの目から涙が溢れる。
「僕には君が必要なんだ…。来て…くれるかい?」
フィオーラの返事は決まっていた。
「はい…。エリウッド…さま」
幸せすぎて、フィオーラの涙は止まらない。
エリウッドがそんな彼女の唇を求め、彼女もそれに答える。
深いキスは長い時間続き、二人は永遠の愛をここに誓ったのである。
フィオーラを逃がすために、その命を散らした彼女の第5部隊。
そして、最期までエリウッドを慕ってくれたニニアン。
そんな彼女達の分まで幸せになろうと、二人は心に固く決め、
お互いの手をぎゅっと握り締めた。
576まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/21 04:29 ID:qsq2VjfZ
これで終わりです。
襟フィオの後半部分になります。
コウメイ書く前に、こちらの話が出来上がってしまったので、
先にこちらを書き上げました。
577名無しさん@ピンキー:03/06/21 05:03 ID:rrRGjzgd
ハチマキだと思ってた。フィオーラの頭のアレ。
578名無しさん@ピンキー:03/06/21 05:46 ID:Uqg1K5oZ
乙!
579名無しさん@ピンキー:03/06/21 11:42 ID:P18qjUse
>>545

> そして頭の別の部分で「親子にしないでフィン×ナンナ」とか
> 考えるヨコシマな自分がいたりする。

いっそ親子d(略
580名無しさん@ピンキー:03/06/21 13:21 ID:/b4YTmQh
エロウッド…(;´Д`)


> 何度も彼と愛し合うことはしてきたが

すごいな、あれだけ人がいる中で。
一体どれくらいの人間が彼らの情事にうんざりしていることやら。
絶対声漏れるよ。
581名無しさん@ピンキー:03/06/21 16:44 ID:tXhvxmrB
>>579
実親子でフィン×ナンナは?
還ってきたラケを交えて一家肉欲の毎日…

582名無しさん@ピンキー:03/06/21 21:07 ID:+fwHSqGg
>>558
このスレが立ってしばらくは待ってたけど
言われて思い出したよ(つまりあまりに音沙汰が無いので忘れてた)
期待させといて結局うp無しはイヤン。
読み手のわがままかもしれないが、近いうちに書き上げられる見込みが無いなら予告しないでほしい・・・。
583お兄ちゃんといっしょ改:03/06/21 21:17 ID:/gx2iqUL
―一番大切なもの・・・大事な大事なもの・・・
―守りたい。ずっと傍にいたい。・・・だから・・・

「にいちゃん!」
不意に呼びかけれたロイドは、俯かせていた顔を少し持ち上げた。
ロイドが声の聞こえた方向を見遣る・・・と同時に
声を掛けてきた当人が駆け寄ってくる。
「にいちゃん、どうしたの?・・・ぼーっとするなんて珍しいね。」
顔を見上げながら、不思議そうに問い掛けてくる少女。義妹のニノ・・・
微笑みながら、知りたがりの子供のような顔で訊ねてくる。
ロイドは自然に頬を緩ませながら、ニノの問いかけに答えてやった。
「ああ・・・少し考え事をしてた。」
わざとはぐらかすような答え。何を考えていたかは・・・今は秘密にしておきたいのだ。
それでも素直なこの少女は、すぐに追求してくるだろうが。

「・・・ふ〜ん。それで何考えてたの?」
やはり返ってくる不躾な質問・・・ロイドは予想通りの展開に、苦笑を漏らしていた。
ニノはそうやって笑っているロイドを、じっと見つめていた。
ロイドがますます苦笑を浮かべる。
いつもそうやって自分の顔を覗き込んで来る。
真っ直ぐに見つめてくる青い瞳に・・・何か見透かされている様な気がしてならない。

ロイドは二度目の追求が来る前に、なんとか逃げ場を作った。
「それより・・・今日は休みだからたくさん遊んでやれるぞ。」
「え!?ほんと?」
「ああ。」
「わぁーい!やったぁ!」
ニノは嬉しそうに笑いながら、何をして遊ぶか考えていた。
心からの喜びを示す笑顔・・・こういう所はまだまだ子供だ・・・
だが自分と遊ぶのを本当に楽しみにしているのを見ると、そう悪い気はしない。
ロイドは勢い良く外に飛び出した小さな身体の後を追った・・・
584お兄ちゃんといっしょ改:03/06/21 22:36 ID:/gx2iqUL
砦の外は昨晩降った雪が積もり、一面白銀に覆われていた。
外に出たニノは刺すような冷たい空気にも構わず、活発に走りまわっている。
「にいちゃーん!はやくおいでよぉ!」
「わかった、わかった・・・お前は本当に元気だな・・・」
「だって兄ちゃんが遊んでくれるんだもーん!」
ロイドは笑いながら答え、また駆け出して行く背を見つめながら
先ほどのニノの問いかけを思い出していた・・・

『何考えてたの?』
一瞬、口に出してしまいそうになった答え。

―・・・"お前の事だ"と。
―"ずっとお前の事を想っていた"と・・・

・・・喉まで出かかっていた言葉をすぐに押し戻した。
相手はまだ子供で、しかも妹だ。あちらから見れば所詮は兄だろう。
今までの関係を壊したくないし、いきなり話して困らせるのは嫌だった。
けれども、こうしている間もどんどん思いは募るばかりで・・・
(ずぼ・・・)
「わ・・・」
鈍い音とともに、雪に足を取られたニノがぐらついて倒れかける。
「!ニノ・・・」
(ボスッ)
すぐにロイドが駆け寄ろうとするが、既に遅くニノの身体は前のめりに雪に埋もれた・・・
ニノの身体の周りの雪が勢い良く盛り上がる。
585お兄ちゃんといっしょ改:03/06/21 22:37 ID:/gx2iqUL
「いたたた・・・」
「大丈夫か?」
身体についた雪を払い、立ち上がろうとするニノに手を貸してやる。
「冷たーい・・・やだ濡れちゃった・・・」
ニノが雪の水分で湿った服を見ながら、困った様に笑う。
ロイドはつられて笑いかけ、不意にニノの下半身に眼を奪われた―

スカートが身体に貼りついてニノの腰のラインを象っていたのだ。
しかも薄手の生地が濡れて、白い太ももが透けて見えている・・・
ロイドは口の中に独りでに唾が溢れてくるのを感じていた。

「にいちゃん?」
黙りこんでいるロイドを不審に思い、ニノが問い掛けてくる。
「・・・・・・ニノ」
「どうし―・・きゃっ・・・」
突然身体が中に浮いたかと思うと、ニノはロイドに抱き上げられていた。
軽々と持ち上げられ、そのまま腕に抱えられる。
「に、にいちゃん・・・」
ニノは恥ずかしそうに顔を赤らめながら、ロイドにしがみ付いていた。
ロイドがニノの頭についた雪を払ってやり、紅潮した顔を覗きこむ。
「濡れた服のままだと風邪をひく・・・着替えに一度部屋に戻るぞ?」
「う、うん・・・」
ロイドはニノの小さな身体を抱え、再び砦の中に入った・・・
586名無しさん@ピンキー:03/06/21 23:23 ID:R0kqqWPi
>>582
確かに読み手の我が儘だな。
予告した後、突然忙しくなったとか色々事情もあるだろう。
前みたいにスレが荒れれば投下する気もなくなるだろうしナー。
マターリ待ってあげるのがいいんじゃないの?
587お兄ちゃんといっしょ改:03/06/22 00:22 ID:wD3b/cL5
ロイドは部屋に戻るまでの間、何も話さなかった。
ニノは服が濡れて冷たいはずなのに、身体が焼ける様に熱くなっているのを感じていた。
部屋に入るなり、すとんとベッドの上に身体を下ろされる。
少々戸惑っているニノにロイドは優しく話しかけた。
「手伝ってやるよ・・・ほら」
ニノはロイドの言葉に素直に両手を広げた。
上に着ている服の紐を解き、薄いブラウスのボタンを器用に外していく。
ニノはまた体が熱くなるのを意識しながら、ロイドの手が自分の服を脱がすのを手伝っていた。
端から見たら異様な光景だろう。兄が歳の離れた妹の服を丁寧に脱がしている。
軽く衣擦れの音がして、濡れたブラウスが剥がされた。
(しゅる・・・)
身につけているものが下着だけになる。露になる白い肌・・・
ニノは自分の身体をじっと見つめるロイドに頬を赤らめた・・・
「にいちゃん・・そ、そんなに見ないで・・・恥ずかしいよぉ・・・」
「恥ずかしがる事はない・・・」
ロイドの手が幼い膨らみを隠そうとするニノの腕を抑える。
「・・・綺麗だよ、ニノ・・・」
「あ・・・」
ロイドの片腕がニノの肩を抱き寄せる。ニノは少しだけ身体を引きつらせたが、
心地良い腕の温もりを感じ、そのまま抵抗せずに固まっていた・・・

「にい・・・ちゃん・・・」
腕に収めた体が小さく震えている。ロイドは両腕をニノの背中に回し、耳元で囁いた。
「ニノ・・・好きだ、ニノ・・・」
「?に・・・ちゃ・・・」
「愛してる。愛してる、ニノ・・・だから・・・」
ニノの小さな身体が寝台に押し倒される―・・・

―俺はお前をこんなにも愛している。
―愛しくて、可愛くて堪らない。・・・だから時々・・・

―お前をぐちゃぐちゃに壊してみたくなるんだ・・・
588お兄ちゃんといっしょ改:03/06/22 00:36 ID:wD3b/cL5
あぁ憑かれた・・・続きは明日・・・
589まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:08 ID:9FOZjgiT
>>588さん お疲れです。

コウメイの話の続編、今回も長いのでとりあえず前半うpします。


第4章 「生業の影で」

「ここでいいんじゃないですか? 今夜の寝床!」
ウィルが仲間たちの顔を見ながらそう言った。

リンたち一行は、さらに西に進んでいた。
しかし、夜を向かえてしまい、野宿することとなり、その場所を探していた。
そして、一軒の古びた砦を見つけたのだった。

「そうね。特に文句はないわ」
「リンがそういうなら、私も…」
砦のあちこちは、ボロボロになっていて、蜘蛛の巣が張っているところもある。
しかし、以外にも女性陣はそれに全く動じていなかった。
セインだけはぼろいのなんのと文句を零したが、
皆が賛成するので、しぶしぶ了承した。
しかし、女性たちの添い寝をしたいと言う意見を、
相棒のケントに一蹴され、寝ずの番をするはめになり、
かなり不機嫌であった。
590まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:10 ID:9FOZjgiT
一行は砦の中に足を踏み入れる。
やはり人が離れて随分と立つのだろう。
絨毯はまるでぼろきれの様になっており、
扉も立て付けが悪くなっており、嫌な音を立てるどころか、空かない部屋もいくつかあった。
ランプも盗賊たちが持って行ったのか、それがついてた後だけしかなかったのだが、
天井に空いたいくつかの穴から、夕焼けの日の光が差し込んでいたので、
暗くはなかった。
「これなら、星空も満喫できるわね」
リンがそう呟いた。

一行は中央の広間と思われる部屋に腰を下ろした。
腰を落ち着けると、どっと疲れが出てくるのがわかる。
皆、思わずため息を零していた。
と、そのとき、部屋の奥から物音が聞こえ、一行はその方向を振り向いた。
「あの…」
柱の後ろから女性が姿を現した。
その女性は体格から戦う力を持っていなさそうだった上に、
旅人とも思えないほど、軽装であった。
リンやフロリーナと比べれば、彼女達には劣る者の、
その顔立ちやスタイルは普通の女性と比べれば、上である。
コウメイはその女性をまじまじと観察し、なかなかの上玉であると判断し、
思わず舌をなめずった。
「あ…ごめんなさい。脅かすつもりはなかったんです。
 私、ナタリーっていいます。この近くの村の…」
そんなコウメイの視線に気づかず、
女性は中央に座っているリンたちの元へいこうと、足を前に出すが、
「きゃっ!」
バランスが崩れたように足がガクンとなり、その場に倒れてしまう。
591まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:11 ID:9FOZjgiT
「大丈夫!?」
リンが彼女に駆け寄り、自分の肩に腕を乗せ、彼女の体を支えた。
「! あなた、足が…」
しかし、女性の足はガクガクとまるで怯えるように震え、
まともな状態だとはとても言い切れなかった。
「あ、平気です。小さいころからの病ですから。
 あまり遠くまでは行けないんですけど…」
女性は申し訳なさそうに、リンに頭を下げた。
しかし、不思議であった。
なぜ、遠くまでいけない彼女が、こんな辺境の砦にいるのか?
その疑問は次の彼女の言葉で解決した。
「私の夫が…この近くにいると聞いたんです。
 夫は、私の足を直すためにお金を稼ぐといって…。
 村を出たきり戻りません…。お人よしなあの人のこと、
 何か厄介ごとに巻き込まれたんじゃないかって、心配で…」
ナタリーと言う女性はそう言うと、自分の懐から小さな布キレを取り出す。
そして、それを広げてリンに見せた。
そこには、墨で書かれた屈強そうな男の顔が上手に描かれていた。
「これ、夫の似顔絵です。…あんまり上手くないですけど。
 夫の名前はドルカスって言います。ご存知ありませんか?」
残念ながら、リンにその似顔絵のような男に見覚えはなかった。
念のため、リンはナタリーからそれを拝借すると、
中央にいる仲間にも見せた。
しかし、リンを追うためにわき目も振らずにきたフロリーナはもちろんのこと、
キアランから来た二人の騎士も、
各地を放浪していたと言うウィルもそれに見覚えがなかった。
ナタリーは悲しそうな表情を浮かべた。
「そうですか…。もし夫にあったら、伝えてください。
 ナタリーがさがしていたと……」
「わかった、必ず伝えるわ」
リンは彼女に励ますようにそう答えると、
少し疲れて見える彼女をゆっくりと地面に座らせた。
592まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:12 ID:9FOZjgiT
ガタン!!
そのとき、大きな音が砦内に響いた。
その直後に男たちのときの声が聞こえてくる。
「敵襲!?」
リンの一行は立ち上がり、それぞれ戦闘体勢を取る。
「しかし、なぜこんな時間に? 夜の方が奇襲はむいているというのに…」
ケントが首をかしげていたが、軍師コウメイには理解できた。
おそらく、相手はあのガヌロン山賊団で、先ほどの村で倒した敵の敵討ちだろう。
そして、夜襲をかけないのは、やつらが荒くれモノの集団であるから。
女がいることを生き残りから聞かされたのだろう。
そして、ここにいるリンやフロリーネを捕らえて、犯すのが目的だろう。
(だが、生憎様。兵法なしで敵う相手ではないのですよ…)
キアランの騎士に、腕の立つ傭兵と剣士。見習いながらもなかなかの腕の天馬騎士。
そして、コウメイ自身の卓越した知略。
それに加え、先ほど彼が見回した限り、この砦は古びているとはいえ、
守勢に徹するには絶好の建物であることから、敗北など全く感じなかった。
「敵は正面から進入した模様です。
 ケント、セインの両騎士は、即座に正面玄関で防戦。敵を食い止めよ!」
「はっ!!」
「任せてください!!」
セインとケントが馬を走らせ、しばらくしないうちに武器がぶつかる音が聞こえてきた。
「よし、次はウィルですね。西の壁がややもろくなっており、
 おそらく別働隊がそこを破壊して進入してくるでしょう。
 あなたは屋根に上り、壁に意識を集中している彼らに矢の雨を浴びせてあげなさい」
「西からね…。任されましたよ!」
ウィルは元気よく答えると、中央の部屋を出て、脇にある階段を上っていく。
「さて、次はフロリーナか…。
 あなたは東の敵を引き付け、進入させないように。
 引き付けるだけで、無理して倒そうとはしないこと」
「…逃げればいいんですね……。了解しました」
フロリーナが天馬を走らせ、東の勝手口に向かう。
593まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:12 ID:9FOZjgiT
「いたぞ! 女だ!」
「とっ捕まえろ! 決して殺すな!」
コウメイの予想通り、そちらにも一隊がいたらしいが、
フロリーナの姿を見て、欲求不満気味の彼らは逃げる彼女のあとを追いかけ始めた。
「コウメイ、私は?」
まだ指示を受けていないリンが軍師に尋ねる。
「この部屋を出て、そこで待機。
 指示にあわせて、各方面の救援をお願いします」
「わかった…」
リンはそう言うと、部屋の外に歩き出すが、一旦足を止め、彼のほうに振り返る。
「………」
その瞳は彼にこう訴えているようだった。
『ナタリーさんに手を出すな』と。
リンは少しの間、コウメイを睨むと部屋の扉を閉めた。
「あの…」
ナタリーが申し訳なさそうにコウメイに声をかける。
「私は…どうすれば?」
「ここで大人しくしていればいいですよ。
 …大丈夫、こう見えて、私も少しは剣には覚えがありますので」
不安そうな彼女を落ち着かせるように、この男らしくない優しい口調で言うと、
ナタリーの肩を優しく叩いた。
「落ち着いて。私があなたを楽にさせてあげますよ」
(心の底からね…)
コウメイは彼女に見えないように、不敵な笑みを浮かべた。
山賊の襲撃も実は予想済みである。
そして、これからの展開も、ナタリーという新たな要素が加わることで、
さらに充実したものになることも…。
594まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:13 ID:9FOZjgiT
「あ…はぁ……あふぅ…」
戦闘開始から少しして、廊下からこの緊迫した空気に似合わないような、
甘い息遣いが部屋に聞こえてきた。
「っと、また始まりましたか。仕方ないですね…」
予想通りだが、彼はあくまで平然を装い、ナタリーにすぐ戻るというと、
部屋を出て行った。
部屋に一人残されたナタリーだったが、廊下からかすかに声が聞こえてきて、
それが気になり、扉のほうまでよたよたと不安定な足どりで歩くと、
耳を済ませた。
「まったく、あなたという人はこんな非常時でも欲情するんですか…」
「なにを人事のように! これも、あなたのせいでしょ?」
コウメイの声とリンの声が聞こえる。
話の内容がいまいちわからないが、
コウメイからリンが欲情していると聞かされ、ナタリーは顔を赤くしたものの、
さらに注意深く彼女は聞き始めた。
「ふふふ、そんなこと言って・・・。これが欲しくてたまらないんでしょう?」
腰巻きがほどける音と、洋服が地面にばさりと落ちる音が聞こえた。
「あ…」
そして、リンが切ない声を出した。
「ほら…。どうしたんです? 欲しいなら欲しいと言って御覧なさい?」
(二人は何をしているの…!!)
ナタリーの頭の中にいやらしい妄想が浮かぶ。
夫とはぐれ、長らく『ご無沙汰』のせいなのか、その妄想があまりにもはっきりしすぐていて、
ナタリーはそんなエッチな自分を否定するためなのか、
扉をそっと空け、隙間から声のする方向を見ていた。
595まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:14 ID:9FOZjgiT
「!!!」
ナタリーが息を呑む。
彼女の妄想どおりのことがそこでは行われていたからだ。
リンは中腰で息を荒げながら股間を抑えており、
スリットから見える太ももに、透明な液体が垂れているのが見える。
そして、コウメイは…。
そんな彼女の前に裸で立ちはだかり、その立派な男根を彼女に見せびらかせていた。
「こんどばかりは……その誘いには乗らないわよ……」
リンが自らの欲望に堪えながら、その大きいペニスから目を逸らしながら答える。
しかし、圧倒的に立場が有利なコウメイは、
彼女が両手を股間を押さえるのに使っているために、無防備な胸に手を伸ばした。
「あ…はぅん……」
リンの顔が色っぽく歪む。
彼女の胸が形を変えていくのが服の上からでもわかる。
コウメイの指が服に食い込み、リンがなかなか大きな胸なのがわかる。
「あはん……おねがい…コウメイ……こんなことやめて…」
「ふふふ、急にしおらしくなってしまっちゃて…。
 いつもの強気なあなたはどこに行ったのやら」
リンはコウメイをどかそうと、股間から彼の肩に手を移すが、
力が全く入らず、彼を引き剥がせない。
急に弱弱しくなったリンと肩を掴む手に透明な液体が絡みついているのを見て、
コウメイはますます得意げになり、
彼はそのまま服の上から乳首を探り、口をつけて吸い上げる。
じゅーっと、服と一緒に胸が吸われる音がナタリーにも聞こえた。
596まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:15 ID:9FOZjgiT
「はぁん!…そんなに強く吸わないで……聞こえちゃう……」
「聞かれるって、だれに?」
胸を吸いながら、コウメイは答えを知っていながら、わざと彼女に尋ねる。
「…セインやケント」
「あの二人なら、大丈夫ですよ…」
さらに壁を隔てた先から、
武器と武器がぶつかり合う音がいまだにひっきりなしに鳴っている。
時折それに合わせて男の悲鳴が聞こえるが、
キアランの騎士二人のものではないことはわかった。
「ね? これなら彼らには聞こえませんよ。
 それよりも、ナタリーさんのほうがやばいんじゃないですかな?」
「!!」
リンもそうだが、扉から覗いているナタリーも思わず驚いてしまう。
「この砦ってやはり古いですから…。あまり大声出してしまうと、
 丸ぎこえかもしれませんよ?」
まるで、ナタリーがこの様子を覗いているのがわかっているようにコウメイは話す。
リンの顔が羞恥でさらに赤くなった。
「ほら、早く素直になりなさい。でないと、このまま焦らして、
 ナタリーさんにあなたの恥ずかしい声を聞かせちゃいますよ?」
「ひ、卑怯よ……」
「ふふふ、計算高い、と言って欲しいところですね」
コウメイが愛撫を受けて、服の上からでもわかるくらい尖った、
口をつけていない方の乳首を指で摘む。
「あはぁぁ!!」
「ほら、どうしました? もう何度も言わされたから、何を言えばいいかわかるでしょう?」
「く……!!」
リンは悔しそうな顔をしながら、一応の抵抗をしていた手を下ろし、
自らのスリットを捲った。
597まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:16 ID:9FOZjgiT
ナタリーは再び驚いた。
リンはその下に何も穿いていなかったのだ。
あの、イヤらしいとも言えるスリットのある服を着ながら、
下着を身に着けていないということは、彼女にとって信じられなかった。
「ココに…入れて…」
リンが重々しく口を開くが、
「ココってどこですか? それに、なにを入れるんですか?」
コウメイはおどけて、彼女をさらに羞恥においこむ。
「………」
歯を食いしばり、コウメイを睨むリンだが、コウメイは全く動じない。
「…本当にものわかりが悪い娘ですね」
コウメイは肩を落とすと、丸見えのリンの花弁に指を突っ込んだ。
とたんにリンに膣内に異物が入り込んだ気持ちよさが広がるが、
指程度の太さではそれにとても満足できなかった。
「ほら、これですか?」
「あうん!! ち、違う……」
「違う? じゃあ、何をどうすればいいいんですか?
 すみませんね、私、頭悪いから…」
膣内をゆっくりとかき回しながら、
コウメイはにやにやと彼女の答えを待ち望んでいた。
「あ、あなたの……その…こ、股間に…あぁん! ある…その…」
「あれとかそれとか言われても、わからないですよ。
 ほら、モノにはきちんと名前があるのですから、きちんと名前で言って!」
「くぅ〜…。オ、オチ○チン……を、わ、私の……オ、オマ○コに…」
仕方なく、卑猥な単語を口にするリンだったが、
その目からはその悔しさが現れるかのように、涙が零れていた。
598まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:17 ID:9FOZjgiT
「ふふふ、最初からきちんと素直になれば、私も人間です、ここまで酷くはしないのに…」
コウメイはそんなリンをあざ笑うと、指を花弁から引き抜き、
代わりにそれよりも太い、成熟した男性の生殖器をそこに思いっきり挿入した。
「あああああああ!!」
とたんにリンがややうれしそうな声で喘ぎ声を響かせる。
コウメイはゆっくりとリンを突き上げながら彼女の服を脱がし、
そのまま四つんばいにさせる。
そしてバックから彼女を攻め始めた。
「あああん!! いい!! あぁ…とても…気持ち…いい!!」

先ほど、あれほど抵抗していた女性とは思えないほど、
今のリンの狂ったかのように喘ぐ様は覗いているナタリーにも衝撃的だった。
だが、そのギャップの激しさのせいもあり、
彼女は旦那としばらくしていないという欲求不満を思い出し、
体の底から熱くなり、気づけばショーツを下ろしていた。
「あのリンという人が……あんなに気持ちよさそうに……」
コウメイが腰を大きく動かし始め、
リンの形のいい尻と彼の腰がぶつかり、肉の弾ける音が聞こえてくる。
「コ、コウメイ…いい…よぉ……気持ちいいのぉ……」
ナタリーは自分の股間に手を持ってくる。
太ももは汗でぐっしょりとなっており、自分の大事な場所も別の液がかすかに漏れていた。
599まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:17 ID:9FOZjgiT
「こんな感じ……本当にひさしぶり………」
ナタリーはそのまま自分のそこへ指を入り込ませ、関節をうごかした。
リンの喘ぎ声と、二人の性器が擦れる音に合わせて、
自分のそこが卑猥な音を立てているのも聞こえてくる。
しかし、リンがあまりにもうれしそうに喘ぐため、
ナタリーは1本の指では満足できなくなり、
コウメイの大きさを想像して、指をさらに2本追加した。
音がさらにいやらしく、大きくなる。
それに伴い、快楽が増し、リンと同じ気分を味わえ、ナタリーも自慰に没頭する。
服を飾り気のないブラと一緒にたくし上げ、空いている手で刺激する。
すでに乳首が勃起しており、指で摘むと快楽の電流が体に流れる。
そのまま、ナタリーは目の前の性行為のリズムに自分の指の動きも合わせていた。

コウメイはバックから、リンをそのまま体を反転させて自分と向き合うようにすると、
彼女を抱きかかえて腰を突き上げる。
「いいよぉ…気持ちいい…あああ! 私なんでこんなに気持ちいいのぉ!!」
コウメイに何度も陵辱されることで、
リンは嫌々ながらも、これがものすごく気持ちいいものだと認識してしまっていた。
ただ、それを自らも止めるようになることは人間として終わりだと思い、
それだけはしなかったが、彼女がそんな事を考えなくなってしまうのも、
時間の問題ようにも見えた。
しかし、今はそんなことも深く考えず、与えられる快楽に酔いしれていた。
肉棒が膣内を押し広げ、擦れる気持ちよさ…。
これに女として極上の悦びを見出し、自らも腰を降り始めた。
600まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:19 ID:9FOZjgiT
一方のナタリーはそんなうれしそうなリンの顔を見て、ますます昂ぶる。
親指でクリトリスをまさぐり、指の腹で軽く撫でる。
「ふああ……」
久しぶりに体から湧き上がる快感…。
なぜ忘れてしまっていたのか悔やんでしまうほど、
この緊張感と覗きをしているという背徳の中、
彼女もまた、快楽に酔いしれていた。
頭の中で、いなくなった主人に激しく突かれている様子を思い浮かべ、
主人の名前を二人に聞こえないようにつぶやきながら指を動かす。
しかし、さらに刺激が欲しくなり、彼女は指の関節では飽き足らず、
手首を動かして、まるで挿入されているかのような刺激を求めはじめた。
愛液が手の動きに合わせて汗と共に飛びちり、地面を濡らす。
二人に聞こえてしまいそうな音が秘所から聞こえるが、
幸いなことに、リンの大きな喘ぎ声でそれは掻き消されていた。
「ああ…だめ!! コウメイ…わたし…!!」
リンの体が少しずつ震えてきている。
絶頂が訪れようとしているのだ。
「わたしも…そろそろのようです……一緒にイキましょう…」
コウメイは向きを変えずに、そのまま彼女を地面に寝かせると、
腰を抱え上げ、フィニッシュに向けて腰を激しく動かす。
ナタリーの手の動きも、彼に合わせて早くなる。
「ん…あなた…はぁ…わたし……わたし…!!」
そして、ナタリーも絶頂が近づき、声を堪えられないと悟ると、
彼女は扉から離れ、慰めながら部屋の中央に体を這わせる。
「はあ…イク…イク…ああ…イックゥゥゥゥゥ!!!」
リンが今まで言わなかった「イク」という言葉を叫び、
体を仰け反らせた。その瞬間、リンの膣内がぎゅっとしまり、
コウメイのペニスが絞られる。
「うっ!」
コウメイも堪えきれず、何度目かの彼女の膣への射精を行った。
601まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:20 ID:9FOZjgiT
「………」
服を着たリンの顔は赤かった。
あそこまで狂うように感じていた自分が恥ずかしかったからだ。
コウメイにあそこまで文句を言った以上、彼に文句も言うことも出来ない。
「わたし、フロリーナの様子を見てくる!!」
彼に何か話しかけられると自分の心が揺らぎそうで、
リンは慌ててその場を後にした。
(ふふふ、まんざらでもなかったようですね…)
コウメイは先ほどのリンの締め付けのよさを思い出した。
今日の彼女との性行為は、彼女の処女のときのような気持ちよさを感じた。
それというのも、今日は彼女は積極的に自分のモノを受け入れたからである。
コウメイは思わず身震いをすると、かすかに空いた中央の部屋の扉に目を移した。
「さて、こちらも予想通りですね…。今日のわたしは大いにツイてますね…。
 くくくくく…」
コウメイはリンが絶頂を迎えた際に、
別の場所から女性が歓喜の声をあげたのを聞き逃さなかった。
その声と空いた扉…。意味することはひとつである。
「相手は人妻。旦那も立派なモノをもっていそうだし、
 さて、いかにして攻めるべきか…」
彼はあごに手を乗せながら、
まるでゲームを楽しむかのように、これからの展開を考え始めていた。
その顔には、まるで悪魔のような笑みが浮かんでいた。
602まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 02:24 ID:9FOZjgiT
前半部分終了です。
後半部分は、ナタリーの陵辱となります。
うーん、ナタリーさんも普通の村娘のグラフィックでなく、
専用のやつがあればよかったなぁ…と思ってみたり。
603アーマーキラー 1:03/06/22 05:33 ID:7cKj3WSI
こめかみに指を押し当てる。
政務補佐の仕事には終わりがなく、オズインは気力体力ともに疲れ果てていた。
少し休もう、とペンを置いたときだ。
部屋のドアが開きセーラがひょこっと顔を出した。
「オズイン様……まだお仕事ですか?」
無邪気に言う彼女に対し、オズインは咳払いをしてみせる。
「セーラ……何度言えばわかるのだ」
「え? 夜遅くに男の部屋に来るな、ってことですか?」
「いや……ドアを開ける前にはノックをしなさい、ということだ」
「なーんだ、そんなことですか。以後気をつけまーす」
本当は彼女が言った理由もあるのだが、と思いながらオズインは書類を整えた。
「それで、用事は」
「あ、いつにもまして不機嫌そうですね」
「不機嫌にもなる……まだ今日の仕事が終わっていない」
すごい書類の山、と言いながら、セーラは机の上の書類をぱらぱらとめくる。と、何枚かか床に滑り落ちた。
「……順番通りにしてあったのだが」
「ご、ごめんなさい!」あわてて紙を拾い集めるセーラ。
机の上に戻すと、ふう、と息をついてすとんと腰をおろした――オズインの膝の上に。
604アーマーキラー 2:03/06/22 05:34 ID:7cKj3WSI
一瞬の沈黙ののち、オズインが「……セーラ」とあきれたように言う。
「す、すいません……」
「いや、いい」
別に気にしない、という意味で言ったのだが、セーラはその言葉を「座っていてもいい」と受け取ったらしい。
オズインの膝の上で書類を読み始めてしまう。
「なになに……エリウッド様が今度いらっしゃるのね」
セーラのきゃしゃな身体を感じて、オズインは身動きできなかった。
机に置いた自らの手を握りしめる――そうしなければ肩を抱く誘惑に負けてしまいそうだった。
「大変ですねー、こんなに処理するなんて……」
セーラが言ったとき、机から右手は離れていた。一瞬ためらいを見せてセーラの肩にそっと置かれる。
セーラはそれに気づかぬように、「ヘクトル様ももうちょっとやればいいのに」と続ける。
オズインは、置く手に力を込めた。さすがにセーラも黙り込んでしまう。

「……セーラ」
「べ、べつに邪魔しようとか思って来たわけじゃないし。最近、オズイン様忙しそうだなって」
早口でしゃべるのを黙らせるように、オズインはセーラを抱き寄せた。
「オズイン様……」
「会いにきた、と思っていいのか」
セーラが顔を赤らめてこくんと頷く。
またしばらく沈黙があり、セーラはようやく振り向いてオズインを見上げた。
「オズイン様……すき、です」言って目を閉じた彼女に、オズインは口づけた。
二度、三度と繰り返すうちにセーラの身体から力が抜ける。
だが、オズインは表情も変えずに「もう遅い。部屋に戻りなさい」と言った。
「……嫌」
「でないと……」言外に、どうなってもしらない、と匂わせる。セーラが怯えるように。
だが、オズインに寄り添うとセーラは
「連れていって、ください」と呟いて部屋の一角を指差す――オズインの寝室へと続くドアだった。
605アーマーキラー 3:03/06/22 05:35 ID:7cKj3WSI
オズインはセーラに続いてベッドに潜りこんだ。
寄り添ってきたセーラの肩を抱き、そのままうやむやにしてしまうつもりだった。
だが、セーラはぎこちなく服を脱ぎ出す。
「セーラ、君は」
セーラはオズインの声に手を止めると、唇を引き締めて「だって、オズイン様……ずるいんだもの」言い、うつむいた。
「したいようにさせれば、それでいい、っていう態度。ずっとそう。すきって私が言っても、オズイン様がどう思ってるのかぜんぜん、わかんない」
「それは……」
「わたしが子供だから? 対象としてないなら、そう言ってもらわないとあきらめれない」
セーラの瞳から溢れた涙が、ぽつんとシーツに落ちる。

オズインは考え込んでいたが、ややあって話し出した。
「それは……ちがう。子供だから、ではなく――もっと年齢がつりあう相手が周囲にいる、と言いたかったんだ」
「はぐらかしてる。オズイン様の本心はどうなんですか」
「いや……」
「言って」
セーラは、じっとオズインの目を見た。それに急かされるようにして、オズインは話出していた。
「魅力的だと思う。好意を示してくれるのは嬉しい。私も……応えたいと思う」
無骨なオズインらしい言葉に、セーラは泣き笑いの表情になる。
「もうシスターじゃないもの、応えて」
「いつも言っているが、人を急かす癖はやめたほうがいい」
「何言ってるんですか。オズイン様、気が変わっちゃうかもしれないし」
言って、セーラはオズインに身体を預けた。
606アーマーキラー 4:03/06/22 05:36 ID:7cKj3WSI
胸の下着を取られるときに、セーラは息をつめていた。
オズインは見まいとしながらも、小ぶりだが形のよい胸を眺めてしまう。
「わ、わたしの胸、小さくて……」
その言葉につられて手のひらをあて、オズインはセーラの胸の感触を確かめるようにしていた。
「どうしたら大きくなるのか知りたいって思って……」揉むように触るとセーラが焦り出した。
「や……」
まだやわらかい先端にそっと親指を押し当てると、セーラの体が強張った。
「あっ」
押されるたびに蕾が固くなり、快感が生じるのがセーラにも分かる。
そのまま指で弄んでさんざんセーラを震わせると、オズインは荒い息をついて胸に顔を伏せた。
可憐なそこに舌を付けて舐めあげる。

「あ、あぁ……ん」
ぞくぞくと背すじを這い上がってくる快感に耐えかねて、セーラは喘いだ。
快感に戸惑うようなその喘ぎで、オズインの欲望に拍車がかかった。
恥ずかしさでセーラが目をそむけてしまうくらい、舌先で可愛がる。
「ふあ、ぁっ、オズインさま……!」
泣きそうなセーラの声に、オズインは動きを止めた。
「やめ……っ……」
「……セーラ、もうやめられないんだ」
言って、熱のこもった眼でセーラの色づいた裸体を物欲しげに見た。
セーラがはっとしてオズインを見上げると、今まで一度も見せなかったオスの表情になっている。
荒い息が胸に感じられ、またセーラは身をよじって喘いでしまった。
「っ」
「……欲しい」
言って、オズインはセーラの膝を開かせた。
607アーマーキラー 5:03/06/22 05:37 ID:7cKj3WSI
中指が芽をそっと確かめるように撫でる。
触ったか触らないかのその感触に、セーラはびくりと身体を震わせてしまう。
「く、ぅっ……」
途端に、秘所からは蜜があふれだす。オズインの無骨な指先にじわりと液が滲んだ。
セーラの身体がかっと熱くなった。
つややかな芽を、オズインが慈しむように撫で上げているのだ。
恥ずかしさに目を閉じると、指の感触が余計にはっきり分かってしまう。

「は……あぁ、っん……」
触れた指が徐々に奥へ動き出すのを感じたとき、セーラは焦りを隠せなかった。そんなことをされたら……! 
中指は少し抵抗を受けたのち、セーラの膣へもぐりこんだ。
「あ……」
内部から擦られるようにされて、セーラはびくん、と背を反らした。
いままでは焦らされていたのだ、と分かるくらい強烈な気持ちよさがセーラの腰を震わせる。
オズインはセーラの内部を探るように指を動かし続けた。
「いやっ……!」
逃れようとするが、右腕を掴まれているため叶わない。
オズインの息は明らかに荒くなっていた。
それを怖いと思う余裕もなく、セーラはごつごつした指の感触を夢中で味わっていた。
608アーマーキラー 6:03/06/22 05:37 ID:7cKj3WSI
芽が充血し、ぷくりと勃ちあがったのを確かめてから、オズインはセーラの太腿に手を添えた。
汗ばんだ白い腿に指がくいこむ。オズイン自身の手もじっとり汗をかいていた。
「こんなことをして許されるのだろうか」という迷いはまだ消えない。
だが、自分の半分の年齢である少女が快感に耐える姿は欲望を煽り、ここまで来て止められるはずはない。
硬く脈うつものを抑え切れなくなり、オズインは身を乗り出した。
先端をやわらかく押し当て、徐々に奥へ、奥へと進めていく。
液でなめらかになってはいるものの、大きさを受け止めきれずにセーラは小さく悲鳴をあげた。

「オズイン様……痛……っ!」
罪悪感から腰を引こうとしたが、セーラが止める。
いまさら後にも引けず、セーラに心の中で詫びながらオズインは沈めていった。
「なんでこんなに――いたい、の」
目に涙を浮かべて、オズインを恨めしそうに見るセーラ。
「痛くないように、できないんですかー……」
腕をぎゅうっと掴まれて、オズインは黙り込んでしまった。
しばらくして、
「セーラ。――上にきなさい」
照れを隠すように、オズインは咳払いをしてから言った。
609アーマーキラー 7:03/06/22 05:38 ID:7cKj3WSI
戸惑うセーラを腰の上に座らせる。そして、セーラがそっと覆いかぶさるのに任せた。
腰を落としていくと、熱く脈打つものが、徐々に自分の秘所に侵入してくるのがわかる。
セーラは、気持ちよさそうに目を閉じるオズインの顔を直視できなかった。
怖がって奥になかなか入れようとしないセーラを見て、オズインは手を伸ばした。
指で、可愛らしく覗く花芽を撫でてやる。
「ふぁ、あっ……」
痛みに勝る快感が内部に生じて、途端に、セーラはオズインにしがみついてしまう。
はっ、と荒く息をつくセーラを見て、オズインは腰を少しずらした。
「きゃ……っ、や、あっ」
蜜がどっとあふれ出し、オズインの腰まで伝い落ちる。

感じていると確信したオズインは、セーラの細い腰を両手で支えて動かしてやった。
同時に、自分のものも擦られて強烈な快感が生じ、オズインは息をのんだ。
「ぁ……オ、オズインさま、ぁっ……はあっ」
ひりつく痛みに上回る強さで腰から伝わってくる気持ちよさに、セーラは翻弄されていた。
「痛くはないか、セーラ」
「痛い……けど、あんっ……」
苦しげに息をすると、セーラはぞくりとするほど色っぽい目でオズインを見下ろした。
「あ……気持ちい……です」
右手の爪で切なそうにオズインの胸を掻く。
610アーマーキラー 8:03/06/22 05:39 ID:7cKj3WSI
それを見て耐え切れなくなり、オズインは積極的に、より深く腰を擦り付けるようにする。
とろりとした粘液が混じりあい、水音が部屋に響き出す。
気持ちよさが限界に近づいていくのを感じ、セーラは震えが止まらなくなった。
「い、いやぁっ」
腰をオズインにがっちりつかまれて逃げられない。
上下に揺さぶり続けられるうちに、何とも言えない、内側からの強烈な快感がせり上がってくる。
それはオズインも同じだった。
先端が内側を擦るたびに、もどかしげに腰を動かしてしまう。
硬く張り詰めて、いまにも勢いよくあふれ出しそうな状態だった。

さらに激しく腰を使うとしこる花芽に当たり、セーラがひときわ大きく震えた。
「や……あっ、ふぁ……オズイン、様ぁっ……!」
射精の間際、強く突きたてられたものをぎゅ、と強く締めつけて、セーラは果てた。
オズインもほぼ同時に、腰を大きく震わせて精を吐き出した。
どくん、と音が聞こえるほど注ぎ込まれた大量の精は、セーラの小さな身体からあふれ出してシーツに染みこんで行った。
611アーマーキラー 9:03/06/22 05:40 ID:7cKj3WSI
――翌朝。オズインが状況を把握するまでに、しばらく時間がかかった。

目を閉じて自分にしがみつく少女を見て、改めて年齢差――そして、なによりも体格差を意識する。
これほど軽い、小さな身体でよく受け入れられものだと思う。
乱れたセーラの髪を整えてやり、毛布をかけ直してやる。
皆が起き出すまでまだ時間がある。しばらく、安心しきったセーラの寝顔を見ていた。

と――
「オズイン様ー」
「若さまがいないんですけど――と、そんな場合じゃないみたいですね……。
いえ、いいんです、おれひとりで探しに行きますから……」
声はすれども姿は見えず、マシューはそのまま去っていってしまった。
「ま、待て、マシュー!」
後を追おうとするオズインの腕を寝ぼけたセーラが掴む。
「行っちゃ……いや」

結局、オズインはその日一日上の空で過ごした。
夜、城に戻ってきたヘクトルにも小言を言わない。

その日からオズインの執務室の扉に貼られることになった、
「無断で部屋に入るべからず(特にマシュー)」  「必ずノックをすること(特にマシュー)」
という二枚の貼り紙に、どうやら秘密が隠されているらしい……


612名無しさん@ピンキー:03/06/22 06:03 ID:5MiJ8A8v
オズセラが読めるなんてー!! 感激ー

あのセーラが彼の前では妙にしおらしくなっちゃう所なんかが
可愛いですよね。でも14差……セーラの許容範囲広すぎ。

マシューってヘクトルとその奥方との場面にも遭遇してそ
一人身なのに(つд`)
613名無しさん@ピンキー:03/06/22 11:22 ID:dlhFt8ej
オズセラ━━━━━(゚∀(゚∀(゚∀(゚∀゚)∀゚)∀゚)∀゚)━━━━━!!!
614まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:07 ID:9FOZjgiT
>>589-601の続き

「はぁはぁ…はぁ〜………」
ナタリーはうつろな瞳で天井を見上げていた。
ぽっかりと開いた穴から見える空は茜色から青に変わりつつあった。
今、自分が闘いのさなかに巻き込まれていることすら忘れるほど、
その夜になる瞬間の色の移り変わりは絵画のように美しくかった。
だが、
くちゅ…くちゅ…
「あはん……んふぅ……」
ナタリーの指は止まらない。
一度絶頂を向かえ、力が抜けていったが、
思い出した体の疼きは一度や二度それを迎えても、収まることを知らなかった。
「はぁん……あ、あなた……」
ひたすら主人のことを思い浮かべ、自分を慰める。
自分の大事な場所からは、考えられないほどいやらしい音が鳴っているが、
それがますます彼女に自慰を熱中させる要因となった。
体を縮こませ、片手で胸をまさぐる。
だが、足りない。
先ほど、あのリンが感じていたような気持ちよさが彼女にも欲しかった。
615まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:08 ID:9FOZjgiT
バタン!
部屋の扉が勢いよく開く。
ナタリーは自らの醜態を隠すこともなく、そのまま指を動かしながらそちらを向いた。
扉の奥には、あの男、コウメイがおり、そのままナタリーの様子を見ると、
扉をゆっくりと閉め、一度纏った服をゆっくりと脱ぎながら彼女に近づいてくる。
「…ぁ」
思わず声が漏れる。
目の前に、コウメイの立派な、しばらく見れなかった男の性器が現れ、
ナタリーは喉が渇いていくのを感じた。
(欲しい…)
つばを飲み込む。
だが、夫以外に抱かれるという背徳が頭の中に残り、
それが彼女の欲望の邪魔をした。
「欲しいのでしょう?」
コウメイがナタリーの心を読みきったようにそう言った。
ナタリーの心が揺らぐ。
欲しい。だが、しかし…。
「…まあ、強要はしませんがね」
コウメイは悩むナタリーの様子を見ると、肩をすかし、手に持った自分の服を着ようとする。
「ま、待って!!」
ナタリーは慌ててそれを静止した。
「やはり、欲しいですか?」
「あ……」
ナタリーは恥ずかしかった。
なぜ、彼を呼び止めてしまったのだろうかと自分でもそう思ってしまった。
だが、もはやどうしようもない。
「お願いします…。その立派なモノで……わたしを慰めてください…」
ナタリーは、消え去りそうなほどの小さい声でそう言うと、
両手で花弁を開く。
欲情した彼女のそこはひくひくと動いており、
コウメイのモノを今や遅しと待ち受けているようにも見えた。
コウメイは頷くと、そのまま地面に手をつき、ゆっくりと腰をそこへ推し進めて行った。
616まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:08 ID:9FOZjgiT
「ん――――あはぁう!!!」
すでに濡れきっていた花弁はコウメイのモノを容易に受け入れる。
亀頭が飲み込まれるこの瞬間。
太い先端が自分の膣内を押し広げ、快楽をもたらすこの瞬間。
全身にそれが伝わり、ナタリーはこの感じがとても懐かしく思えた。
コウメイの腰がゆっくりと動く。
「はぁ…!! あ、気持ちいい……。はぁ…大きいのが…動いてる…」
奥まで入るたびに、身体に痺れるような気持ちよさが襲い掛かる。
あまりの気持ちよさに、気を緩めるとすぐにでもイキそうになってしまう。
コウメイは片足を肩に乗せ、ナタリーの身体を傾かせる。
そして、突きながらも片手を背中の方に回し、
そのまま結構形の良い尻まで持ってくると、その割れ目に食い込ませる。
そして、そこにある小さな穴を見つけると一度唾液をつけてから、指を押し入れた。
「んっ…!!」
ナタリーの顔が歪む。
唇をかみ締め、痛みを堪えるように目をぎゅっと閉じていた。
「おやおや? もしかしてこちらは処女のままですか。
 …まあ、太すぎるとここが壊れてしまうからかもしれませんね」
コウメイは苦笑すると、そのまま指を根元まで食い込ませ、
膣にするように関節を動かす。
「ん…あはぅ!! あはぁぁぁ!!!」
アヌスが弄ばれ、ナタリーは大きな声で喘ぐ。
コウメイの言うとおり、そこに挿入されるのは初めてで慣れていないため痛いが、
その代わり、味わったことのないような気持ちよさが後ろから伝わってくる。
前後からの異なった快楽の波が押し寄せ、ナタリーは身体をくねらせる。
汗が飛び散り、唾液が垂れる。
うつろになっている目からは涙がかすかに溢れ、
何も考えられなくなってきていた。
617まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:09 ID:9FOZjgiT
「ふふふ。こちらも指だけでは物足りないでしょう?」
コウメイはアヌスから指を引き抜く。
そして、そのまま脱ぎ捨てた衣服から一本の棒を取り出した。
彼が手にしたもの。
それは、かつてリンを陵辱するのにも用いた、男の性器を模したものである。
コウメイはかすかにリンの残り香のするそれでナタリーの後ろの穴を貫く。
「ぐ…かはっ!!!」
ナタリーの目が大きく見開かれた。
自分の肛門がめりめりと裂けるような感触。
指とは比べ物にならないほどの痛みと、そして快感がナタリーを襲った。
「さて、初めての前後2本差し…。十分に楽しんでくださいね」
腰の動きに合わせて、彼の手に握られている棒も動く。
「ああう!! あん! あひぃぃぃ!!!!」
声を大にして、ナタリーは悲鳴と喘ぎの混ざり合ったものをコウメイに聞かせる。
自分の体内で、二本の太い棒が擦れているのがよくわかる。
ナタリーは思わずつめを地面に立て、カリカリとそこを掴むように引っかいていた。
「人妻とはいえ……締りがいいですね……本当にご無沙汰のようだ……」
ナタリーの締め付けは非常に気持ちが良かった。
彼女は無意識のうちに入り込んできているコウメイのペニスを締め上げ、
ここから出さないといわんばかりだった。

コウメイは大いに満足して、ひたすらナタリーを突いた。
「ああ…だ、だめぇぇぇ!! お、おかしく…なってしまい…あはあああ!!」
ナタリーが自らも腰を動かし始める。
やや小振りな彼女の胸がふるふると震えているのが官能的だった。
「さあ、イキましょう…。わたしが女の悦びを思い出させてあげますよ」
「ああ…イカせて!! あああ!! わたしに…女を思い出させてぇぇ!!」
「ぐっ!!」
コウメイがペニスを奥まで差込み、ナタリーの膣内に精を放つ。
618まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:09 ID:9FOZjgiT
「あ…あ…ああああああああ!!」
精子が子宮に昇ってくる熱さと気持ちよさ…。
久しぶりにそれを感じ、ナタリーの身体ががくがくと痙攣し始め、
彼女も絶頂を迎えた。
「あ…あなた…ご、ごめん……なさい……」
最後に、他の男に抱かれてしまった自分の許しを請うように、
彼女はそう呟き、そのまま崩れるように地面に倒れこみ、意識を失った。


闘いは終わった。
結局、短期突撃を果敢したリンが彼らのリーダーらしき男を一太刀で切り倒し、
それに恐れをなした山賊たちは一斉に四散した。
各人が戦闘の終わりを悟ると、また中央の部屋に戻ってくる。
リンを初め、セイン、ケント、ウィル、フロリーナ。
一行は全員無事であったが、その中に最初にはいなかった男の影があった。
「ナタリー!!!」
屈強なその男は、大声を出してその部屋を見回す。
ナタリーは驚いた。
忘れるはずもないこの野太い声。
何度も抱かれたあのたくましい太い腕…。
「あ…なた…」
うれしいはずの再会だったが、今のナタリーにはそれが怖かった。
今は服を着て、後始末も済ませたものの、彼女はついさきほど、
この同じ部屋にいる亭主以外の男に抱かれ、
狂うように燃え、女としての悦びを満喫してしまっていた。
だから、彼女のことを見つけ、駆け寄ってきたその彼の顔を見つめることができなかった。
619まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:10 ID:9FOZjgiT
「よかった…無事だったんだな! 心配かけて悪かった…」
ぎゅっとまたあの懐かしい腕に抱き寄せられるが、
彼女の心はやはり複雑だった。
コウメイのほうをちらりと目をやると、しかし、当の彼はまるで何事もなかったかのように、
二人に暖かい目で見守っていた。
(そうか…何事のなかった。そういうこと…ね)
つまり、あれは一時の事。気づかれなければいいし、すぐに忘れてしまえばいいのだ。
「あなた!!」
迷いを断ち切ると、ナタリーはもっとも愛する男に腕を回した。

「感動的な…再会です……」
フロリーナは思わず泣いてしまっていた。
「ほんと、よかったわ…。
 まさか、フロリーナの救援に向かって、彼に会うだなんて…」
全ては偶然だった。
あの後、逃げるようにその場を後にしたリンだったが、
勝手口に続く角を曲がるときに誰かとぶつかった。
思わず剣に手をかけ、身構えたが、その男の顔が似顔絵そっくりだったのを思い出し、
意を決して尋ねると、やはりそうだった。
彼はナタリーの夫、ドルカスだった。
妻の病気を治すため、資金を得るために山賊団に入っていたが、
この砦にその愛する妻がいることを知らされ、自らの行いを恥じ、
そのままリンたちと共に山賊と戦ったのである。
620まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:10 ID:9FOZjgiT
(ふぅ…まさか、旦那が山賊団にいたとは…)
こっそりと部屋を抜け出したコウメイは、途端に湧き出した額の冷や汗を拭った。
あの場面では平然を装っていたものの、危ういところだった。
ナタリーがあそこで気を失わなければ、そのまま3戦目をしていた。
計算上、3戦目をやっていても、敵を倒すまでの時間を考えれば、
十分に何事もなかったように片付けられたのだが、
それはドルカスという不確定要素によって、大幅に短縮されてしまった。
しかも、あのドルカスという男は随分と強そうであった。
(本当に…危なかった…)
珍しく胸を撫で下ろすコウメイ。
(しかし、これでナタリーさんを連れて行くことは出来なくなりましたか…)
本当なら、このまま主人も一緒に探すというのを建前に、
彼女を自分の満足のために連れて行きたかった。
人妻という背徳のする甘い味はとても惜しいが、命には代えられない。
悔しがるコウメイだったが、
翌日、彼は別の素材を見つけて大いに喜ぶことになるのだが、
彼はまだこのときそれに気づいていなかった。
621まごのて ◆oFwsbA/taA :03/06/22 13:12 ID:9FOZjgiT
お終いです。
次は5章。
セーラの話になります。
…しかし、セーラ大人気ですね。
でも、セーラも好きな自分としてはうれしい限りです。
622603:03/06/22 13:24 ID:4WhccH2s
>まごのて氏
いつも乙です。自分の投稿が割り込んだ形になってすまんです。
ドルカス自分は二軍扱いだったんですが、使ってみたいと思いますた

軍師、腎虚(江戸時代、殿様はみなこれで死んでたらしい。ヤリスギ)
で死ぬんではないかとマジ心配になるほどの
モテっぷりですな。
セーラ萌えとしては楽しみ

この長編では、最終的に誰と誰がくっつくのか気になる。
623名無しさん@ピンキー:03/06/22 14:10 ID:/woyTLFD
オズイン×セーラ キター!
支援会話が大好きだったので,うれしいです.
堅物のオズインを振り回す奔放なセーラ萌え.
624603:03/06/22 18:03 ID:4WhccH2s
>>前スレ最後のヘクトルフロリーナ
むちゃくちゃエガッタ……!
気づくのが遅れたのが悔やまれるほど惚れた。
すごい完成度の高いSS。
挿入までの描写が特に凄い。

あのレベルまで到達したいもの……
(´・ω・`)ショボン
625名無しさん@ピンキー:03/06/22 19:21 ID:xjxhJOF2
ヴァイダ

身長192cm、体重97kg、握力63kg、背筋力270kg
626名無しさん@ピンキー:03/06/22 20:57 ID:bN4/Yawy
コウメイキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
これからも鬼畜軍師がんがってください。
627名無しさん@ピンキー:03/06/22 22:25 ID:pEru4EOe
リンフロの続きを読むまでは死ねない
628名無しさん@ピンキー:03/06/22 22:46 ID:sbwZL9qx
生きがいがあるってことは素晴らしいね
629名無しさん@ピンキー:03/06/23 00:27 ID:VIwMHHQl
しまったあああああ!ゲームするまで読むまいと思っていた
烈火モノ、ついアーマーキラー氏のやつ読んでしもうた!!
ログとばしていたら、綺麗な女体表現の文章がぱっと目に入って
フラフラ惹き込まれてしまい、結局読破…スバラシイ(;´Д`)ハァハァ…
多少ゲームの攻略の時に、影響が出るかもしれん位、(・∀・)イイ!です。
オズインの姿を知らんので、これからクグってきます。味のあるオサーンかな?
姿を知らなくても関係ない位、萌えますた!ごちそうさまっす!
630名無しさん@ピンキー:03/06/23 02:12 ID:bNFsTFxt
>629
御図院も背ー羅も本家にイラストがありまつよ。
ttp://www.nintendo.co.jp/n08/ae7j/chara/index.html
631名無しさん@ピンキー:03/06/23 02:17 ID:WOtNEkqQ
コウメイ・オズセー乙ー!!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!って感じで(;´Д`)ハァハァでした。
コウメイにセーラ登場が今から楽しみです。頑張ってくだされ
632名無しさん@ピンキー:03/06/23 02:29 ID:l/TAkfms
>>579
>>581

実の親子というのもなかなかデカダンでいいが、
ラケシスとは彼女がレンスターに来てからの間柄で
ナンナは赤ん坊のころから自分好みに育て上げて
程々に熟れたらおいしくいただくというような
(人それを光源氏計画という)
時間差親子丼もまたよきかなとかおもってしまう。


年齢差があるカップルも、結構悪くないね〜


終章で会話のあるオイフェ×フィーなんかも、
ツボが押さえられたら「おじさまにねちこく性技を
たたきこまれて開花するおにゃのこ」という
境地が開けそうなんだが…
633名無しさん@ピンキー:03/06/23 03:12 ID:aJm/GVhJ
>>632
「おにゃのこ」に萌えですよ
634お兄ちゃんといっしょ改:03/06/23 04:11 ID:/ASay/nF
「!?に、にい・・・んっ!」
驚いて上ずった声を上げる口をキスで塞がれる。
そのままニノの薄く柔らかい唇を割り、口腔にロイドの舌が入る。
「んふっ・・・ぅ・・」
ロイドは小刻みに震える身体に覆い被さり、更に奥まで舌を潜らせた。
舌を滑らせて、白い歯列をなぞる。
ニノの舌に自分のそれを絡ませ、甘い唾液の味を楽しむ。
「んん・・・んむ」
ニノは兄に唇を・・・それもファーストキスを奪われた事に動揺していたが、
自然と動き回る舌を自分のそれで追っていた。
「っ・・・ぷはぁっ」
ロイドの舌が引きぬかれ、漸くニノの口が解放される。
ニノは息苦しそうに、荒く肺の中に空気を吸いこんだ。
「はぁは・・・っ!?」
呼吸を整える暇も無くロイドの手が胸の膨らみに宛がわれた。
薄い下着越しに手にすっぽり収まる大きさの双丘を揉まれる。
「や、やだよ・・・そんなとこ・・・あっ・・・触らない・・・で」
途切れ途切れに聞こえる拒否の声は、あまりに弱々しく後半は殆ど吐息に摩り替わっている。
触られる感覚と羞恥に堪えていると、不意にロイドの片手が肌着に掛けられた。
「!い、いやっ」
抗おうと身を捩らせるも、脱力した身体で、ましてや非力な少女ではロイドの力には到底敵わない。
身動きが取れず結局なすがままになってしまい、薄い布はあっさりと脱がされてしまうのだった。
恥ずかしくて涙眼になっているニノとは対照的に、ロイドは軽く笑いながら、その幼い膨らみに頬をうずめた。
635お兄ちゃんといっしょ改:03/06/23 04:11 ID:/ASay/nF
「は・・・」
肌に直接掛かる吐息に思わず声を漏らす。ニノは自分でもどうすれば出るのか分からない、
得体の知れない声にますます頬を紅潮させた。
「1年前より大きくなったな・・・」
(きゅっ・・・)
「やぁ・・・っ」
桃色の先端を愛しそうに摘む・・・周囲をさする様に愛撫しながら膨らみを揉んでやると
ニノは少女とは思えないほど、甘い声を漏らした・・・
「ひゃ・・・あ、はぁ・・・だめぇ・・・」
「ん?」
「こ、こんなの・・・だ、め・・・っ」
堪える様に眼を閉じながら、いやいやと首を横に振る。
ロイドはクスクス笑い声を漏らしながら逆に聞き返してきた。
「何がだ?」
笑いながら、蕾の先端を口に含む。
(ちゅ・・・)
「ひゃぁっ」
見知らぬ感覚に大きく跳ね上がる身体を抑え、ロイドは硬くなり始めている先端を優しく吸い上げた。
(ちゅぅ)
「あはぁぁっ!」
「何がダメなんだ?」
舌で先を転がしながら、意地悪く訊ねる。
ニノは声を上げてしまいそうになるのを必死に抑えながら、何とか言葉を紡いだ。
「だっ、て・・・・・・あたしたち・・・兄妹で・・・」
「ああ。こんな事は本当なら許されない、・・・そうだな?」
途切れ途切れに聞こえるつたない言葉をロイドが補う。
(こくん―)
ニノは頬を上気させながらもしっかりと頷いた。
636名無しさん@ピンキー:03/06/23 16:11 ID:gig7y5An
637名無しさん@ピンキー:03/06/23 20:04 ID:Alvp/jWx
結構いい所見つけたよ!
http://www,ff-xyz.net/
638名無しさん@ピンキー:03/06/23 20:29 ID:otyeh7NT
フロリーナ×リンきぼんぬ
639名無しさん@ピンキー:03/06/23 20:51 ID:Xhk5mOoB
いまさらでつがエリフィオ良かったです
乙!
640名無しさん@ピンキー:03/06/23 20:59 ID:T5mSd46p
ファイアーエムブレムのエロ画像第二章
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1052113690/l50

萌え.jpに見きりつけたから↑を盛り上げてやる事にした。
喪前らさっさとこっち来いや。
641名無しさん@ピンキー:03/06/23 22:49 ID:NBCqrlDt
>>640
イエス、コマンダー
642名無しさん@ピンキー:03/06/24 09:16 ID:nNfL1bSa
>>621
今のところセーラは純愛モノが続いてるので、
リョジョークモノきぼん、といってみる。
643名無しさん@ピンキー:03/06/24 12:12 ID:gvjKIsNr
セーラリョジョークモノなら、いつもの逆がいいな。
セーラが男(エルクでも軍師でもセインでも誰でも)をリョジョークしてる方が新鮮。

もちろん純愛も好きだし、読ませてくれるならそれだけで嬉しいけどね(w
644名無しさん@ピンキー:03/06/24 14:00 ID:E7whjYHz
>お兄ちゃんといっしょの方
しばらく来れなかったうちに
大漁キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
しかもリク通りだヽ(・ω・)ノ オーイェー
本当ありがd。
ライナス禿萌(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ


…しかし、当方の感想が一番イタい…逃
645名無しさん@ピンキー:03/06/24 14:55 ID:xOlV8TnL
セーラはリョジョークで処女喪失ものでも
ヤリマンで男キャラを逆レイープものでも
どっちでもおいしそうだな。
646名無しさん@ピンキー:03/06/24 22:14 ID:QhcB4+zZ
陵辱ならやっぱプリシラでしょ
支援相手全員に輪姦されるといいね
本人むしろ喜びそうだが
647629:03/06/24 23:44 ID:K9+vDlxk
>>630
亀レススマソ。教えてくれてサンクス!

>>632
オイフィーの終章会話禿しく好きだ。
オイフェにこだわらないけど、髭キャラ相手で、アレの時おにゃのこが
「お髭が痛いです…」つー台詞を言ってくれるSSが読みたいっす。

648名無しさん@ピンキー:03/06/25 00:43 ID:aH+mJ+eQ
リンというと輪姦やフロリーナとの百合モノな
イメージが強いんで、ラス×リンの
純愛モノを読んでみたいと思ってみるテスト。



鬼畜軍師コウメイシリーズも楽しく読ませて頂いております。
649名無しさん@ピンキー:03/06/25 00:56 ID:WA7ZDZZZ
>>648
じゃ、書いていいですか?
650648:03/06/25 01:45 ID:aH+mJ+eQ
>>649
マヂですか!?
またとなさそうな機会ですしぜひ。
おながいしまつm(__)m
651名無しさん@ピンキー:03/06/25 02:02 ID:WA7ZDZZZ
>>650
先にヘクトル×フロリーナとか書くかも知れませんが……
気長にお待ち頂ければ
652名無しさん@ピンキー:03/06/25 02:09 ID:th2R+YbW
>>649
確かにそれは盲点だな、禿しくきぼんぬ!
何年でも待たせて頂くぞ、正直w
653648:03/06/25 02:25 ID:aH+mJ+eQ
>>651
ヘクフロも楽しみにしておりますよー
大好きカプですし。
652の人と被りますが何年でもお待ちしております。
絵か文が書ければお礼もしたいところですが。・゚・(ノД`)・゚・。
654@ピンキー:03/06/25 02:36 ID:1nFM8XsB
えーとホリン+アイラを書いたんですけど、お気に召さなかったらごめんなさい。
655@ピンキー:03/06/25 02:38 ID:6Wa3xuZx
クラスや実力の関係上、アイラとホリンは一緒に訓練することが多い。シレジアに入ってからは特に機会が増えた。
 アイラに剣術を教わっていたラケシスが出産を控えて剣をとらなくなり、
同じく稽古をつけてもらっていたブリギッドも、最近はジャムカと仲が良いようで、
弓術にばかり専念している。エスリンもレンスターに帰ってしまった。
 もともとアイラは男勝りな性格で、王女とはいえ男の中で育ってきたから
相手が男ばかりでも一向構わなかったのだが、もう1ヶ月近くも毎日のようにホリンと
顔をつき合わせているので、いかなアイラもさすがに少し参っていた。
 ホリンが嫌だというわけではない。ホリンは軍内でシグルド、アイラに次ぐ実力者である。
シグルドは馬術と合わせればこそ強いのであって、剣術そのものはホリンに下る。
アイラも特技抜きにしたら、腕力の差で負けているかもしれない。いや、きっと負けているのだろう。
 イザークとは正反対のシレジアの気候にやられたのか、ホリンが急に力を伸ばしたのか、
近頃では流星剣なしに勝ったためしがない。それも相手が月光剣を出さないままで。
しかも、その流星剣も自分で分かるくらい切れ味が落ちた。
(きっとスランプだ)
 と無理やり思うようにしているのだが、スランプがこれ以上続かれてはたまったものではない。
主戦力格の自分がこの状態では、必ずや戦線に影響を及ぼすだろう。
 ホリン以外の相手ではどうかというと、斧のレックスやアーダンは言わずもがな、
アレクやノイッシュにはほとんど危険を感じたことはない。だが彼らの本領は馬術である。
自分は徒歩での攻撃が身上だ。立場が違う。
656@ピンキー:03/06/25 02:41 ID:WJg1zKF5
今までこれほどまでに自信喪失へ追い込まれるような経験を味わったことがなかったから、
悩みに悩んで、朝目を覚ましても日課の早朝訓練に出るのも嫌になって、結局投げやってしまうことが多くなった。
 嫌だからといって怠惰に甘んじるようなアイラではない。だが、早朝訓練を日課としていたわけでもないホリンが、
寒いから目が冴えるなど言って毎日訓練場に顔を出すようになったので、たまらなくなってしまったのである。
個人訓練であっても近くに苦悩の大原因がいると思うと集中できず、たといこんな心情を言った所で何の解決にもならないばかりか、
相手をいたずらに傷つけるだけだから口にも出せず、それがまた悪循環で更に自分を追い込んでいるのだった。
 
 今朝も薄暗いなか目を覚まして、毛布を被ったまま訓練場に行こうか、行かないかとぐずぐず迷っていた。
さすがに3日連続はまずいと思って、服を着替え始めたのだが、それでも優に半時は経った後だった。
 朝の冷たい風に頬を叩かれる思いで訓練場に着くと、そこには既にホリンがいた。
他に人影はない。この時間なら大抵誰かいるはずなのに、今日はどうも運が悪すぎたようだった。
 引き返そうかと思った時、ホリンに目ざとく気づかれたので挨拶しないわけにはいかなくなった。
「朝から精が出るな」
 ホリンは訓練用の剣を置いて片手で額の汗を拭った。頬が蒸気していて、少し赤らんでいる。
「しばらくだな」
 嫌味で言ったわけではないは分かるが、開口一番に痛い所を突かれた気がして、アイラはムッとした。
「……まあな」 
「体調でも悪いのか?無理はするなよ」
 こういう時、このような言葉をかけられて素直にいたわれられていると思える人間と、
思えない人間とに分かれる。そしてアイラは後者だった。
657@ピンキー:03/06/25 02:45 ID:6Wa3xuZx
「よし分かった。久しぶりに勝負しよう。無理かどうか分からせてやる」
「準備運動もなしにか」
「お前相手に準備はいらん。行くぞ!」
 剣を振りかざして斬りかかると、剣を掴むのに一瞬遅れたホリンの耳を掠めた。
続いて下から斬り上げるとホリンが剣の腹でそれを受け止める。つばを競り合いながら、お互いふと気がつくと目が合っている。
アイラは二、三歩さっと後退すると、ホリンが体勢を整えるまに素早く懐に入って剣の応酬を見せた。
ホリンは慌てたそぶりもなく冷静に受け止める。らちがあかないと見えて今一度後ろに退くと、
アイラは急に皮膚の温度と反対して体内の血が冷たく凍るのを感じてよろめいた。
「起き抜けに動き回るからだ」
 ホリンが剣を下ろして近寄るのに抵抗はしなかった。自分も剣を下ろして、額を片手でおさえる。
「お前らしくもない。少し休め」
 アイラは何か言おうとしてやめた。ひどい虚脱感を覚えて、手に持った剣を今にも落としそうになる。
ホリンは黙ってアイラの手から剣を取ろうとした。手が伸びるのを感じて、アイラがすっと歩き出す。反射的に、まるで拒むように。
常にはないことだった。ホリンが敏感に気づいて足早に後を追う。
「おい」
 アイラは答えない。ホリンが強引に前に回ると、目を逸らして足を止めた。
「……俺が嫌か」
「そういうわけじゃない」 
「なら顔を向けろ」
 少ししぶったあと、アイラはホリンに目を合わせた。
 いささか表情が強ばってはいるものの、戦場で鬼神の働きをする女とは思えないほど美しかった。
黒い瞳は星夜の闇空、黒い髪は絹の流れ、肌はなめらかさにかけては陶器のよう、唇は露の降りた花びらのように赤く瑞々しい。
 ホリンは覚えずアイラの唇に唇を重ねた。驚いたアイラが突き離す。怒りで言葉にならない抗議の声を上げ、剣を半身抜きかけた所で、
ホリンの顔が近づいて口を塞いだ。剣の柄を持った方の上腕を掴み、強く唇に吸いつく。アイラが、腕が痺れて力を失って剣を落としてしまうと、
ようやく唇が離れた。
658@ピンキー:03/06/25 02:49 ID:5JYhjcw3
その時、遠く羽音がして頭上を見上げると、ペガサスが空を駆けているのが見えた。
朝の巡回だろう。気がつくと空は既に白んでいる。
 アイラは我に返って、この場から逃がれようと身じろぎしたが、上腕をしっかり押さえられてかなわなかった。
「手を離せ!さもないと……」
 ホリンはすぐに手を離したが、それも束の間、両腕でがっちりとアイラの体を抱きしめる。
「さもないと、なんだ」
「くっ……人が来たらどうするつもりだ!」
「俺は構わん」
 アイラは頬を紅潮させて、どうにか逃れようともがいている。そこら辺の女ではないから、ホリンはいっそう腕に力を込めた。
だが、予想していたよりも、このまま抱きしめ続けるのが困難なほどの抵抗ではなかった。女にしては相当な腕力の持ち主で、
しかも潔癖な傾向にあると思っていたから、もし本気の抵抗にあえば腕の一本くらいは折られるかもしれないと思っていた。
が、今のアイラの顔を見ると、潔癖からの拒絶というよりは男を知らない少女の困惑のように見える。
 ホリンは女性経験の少ない方ではない。彼はたちまち看破した。アイラは処女か、
あるいは男女の付き合いをほとんど経験していないことと、
ホリン個人と、この乱暴に近い行為をさほど嫌がっていないということを。ここまで乱暴なことをされて我慢できない相手だったら、
最初に口づけた時点でとっくに拳の二、三発腹に食らっているだろう。
 ホリンはわざと力をゆるめて、アイラを逃がした。 
「今度こんなことをしたら、ただではすまないと思え」
 動揺を隠せないままの顔で凄むと、アイラは足早に去ろうとした。ホリンが後を追うのに気づいて、さらに足を速める。
まっすぐ向かう先は、訓練場の出口とは反対の休憩所である。動揺しきった頭で自分の進んでいる方角をよく分かっていなかった。
 カウチがいくつかあるだけの所で、すぐ裏に一叢大きな木立が生えていて、全体に翳りを落としている。
昼間でも少し暗がりになっている所である。アイラはカウチに足を止められてやっと気がつき、焦って方向転換しようとしたが遅かった。
待ち構えていたホリンに、カウチの上に押し倒され、あっという間に組み敷かれる。
659@ピンキー:03/06/25 02:52 ID:wjzIDCx9
ホリンの影が覆いかぶさったと思うと、開きかけた唇に唇が重なった。
舌が侵入し、歯をなぞられ、舌を絡めとられる。片手が服の上を這い、胸を撫で回す。慣れない感覚にアイラが呻いた。
 ホリンは唇を離してアイラを見ると、少し目が潤み、動揺と恐れが見てとれるような表情をしていた。
それがホリンをいつにない加虐的な気分に走らせた。
「お前……お前どういうつもりだ」
「こういうつもりだ」 
 動こうとした両足を膝で押さえつけると、防寒用の上着の留め金を手馴れた様子で外して前を開け、勢いよくシャツを上に引っ張った。
露になった白い肌が、外気にあたって鳥肌立つ。胸当てを上にずらして、乳房に手を添えると、その途端アイラの上体がびくっと震えた。
女らしくぽってりした乳房をやさしく手で揉み回しながら、乳首を舌先でなぶる。
「ちょっ……やめ……」
 ホリンは答えずにアイラのズボンをつかみ、暴れようとする足を固定して膝まで引き下ろす。下着に手をかけると、
アイラの手がホリンの手首をはっしと掴み、力を込める。ホリンは容赦なくアイラの左手を引き離し、その細い手首を掴んだまま、
恋人がするようにアイラの頬をさっと口づけてやさしく言った。 
「すぐ済む」
 口調とは裏腹に、荒々しくズボンと下着を剥ぎ取った。むきみの足を撫でさすり、内腿を舐めるように口づけながら、アイラの股の間に
顔をうずめていく。局部に近づくにつれて、アイラはひどい恥辱感に襲われて顔を真っ赤にした。刺激に反射的に手を引こうとするが、
ホリンが手首を痛いほど掴んで離さない。
660@ピンキー:03/06/25 02:56 ID:fYbh4YDt
「やめろ、やめろ、この変態!」 
 ホリンが上体を起こし、アイラの右腿を前に押し上げながら、あくまで冷静に言った。
「大きい声を出すな。人を呼びたいのか」
「お前などに気を許すんじゃなかった、そんなに女が欲しいなら、街に行けばいくらでもいるだろうが!」 
「生憎だが、女が欲しいわけじゃないんだ」 
 ホリンは再びアイラの股の間に顔をうずめ、黒い繁みに覆われた桃色の割れ目に、吸いつくように口づけた。
アイラは生まれて初めて味わう感覚に恐れをなした。全身が総毛立ち、にわかに脈拍が荒れる。
ホリンが舌先で陰核をつつくと、アイラの喉から小さな鋭い悲鳴が上がった。
唾液で濡れた固い蕾を指先でこすりながら、軽く歯を立てる。
アイラの背中がのけぞり、掴まれたままの左手で覚えず握り拳をつくる。
 秘口の入り口をちろちろと舌先で刺激し、ホリンの唾液ではない液体の溢れ出したその内側に舌を入れた。
ぴちゃぴちゃという音がアイラの耳にも聞こえ、これ以上ない恥辱と被虐感を味あわせられる。
ホリンが顔を上げて上体を起こし、節くれだった自分の指を差し込む。
湿った襞の内側は軟らかく融け、唾液と愛液が混ざってすっかり濡れそぼっている。 
 頬を紅潮させたアイラは、胸を上気しながら、人差し指の付け根で薄く開いた口の歯列の間を押さえて、目を強く瞑っている。
ホリンはその手をどけてやさしく口づけた。アイラが潤んだ目を開く。
 ホリンはズボンの前を開け、アイラの腰を引き寄ると、硬くなった陰茎で肉壷を一気に貫いた。
一瞬鋭い痛みにアイラが声を上げて呻く。ホリンはゆっくりと腰を動かした。
アイラの内部はきつく、奥へ進むほど締めつけられ、気を緩めると達してしまうのではないかと思えるほどだった。
 
661@ピンキー:03/06/25 02:57 ID:648E11r7
アイラは、自分の中でホリンの熱い肉棒が動くたびに背骨を走る、電流のような感覚に支配されつつあった。
痛みと快楽の混在する感覚に、意識が濁っていく。アイラは艶めかしく身をよじり、
いつか波のように突き上げる快楽に身を任せ、喘いでいた。
「あっ、あっ、ああ、あ……」
 相手を達かせるつもりが、自分の方が先に達ってしまいそうになるので、ホリンは腰を打ちつける動きを早めた。
アイラはホリンの肩に額を押しつけてさらに色っぽく悶え、嬌声を上げる。
「う、う、ああ、ああっ、……」 
 ホリンは堪えきれず、さらに激しく腰を打ちつけて絶頂に達した。
熱い飛沫がアイラの内部を迸り、それと同時に、アイラも小さく叫びながら、びくびくっと痙攣して果てた。



「もうすっかり朝だな……」 
 ホリンはアイラの胸に頭を乗せたまま呟いた。
 太陽こそ上っていないが、空は青み、鳥の声が聞こえる。
 強く握られ続けたせいで赤く痕がついた手でホリンの金髪をいじっていたアイラは、ふと気づいたように言った。
「そういえば、どうして今日は誰も訓練に来なかったんだろう」
「シグルド殿が昨日からシレジア城に行っているからじゃないか」
 ホリンはそうけだるそうに答えたものの、別に心当たりがあった。
 昨日たまたま相手をしたアレクの顔を思い出して、ふっと笑みがこぼれた。
662@ピンキー:03/06/25 03:02 ID:648E11r7
なんか長くて読みづらい上所々失敗しててごめんなさい…。
読む気なくした人いっぱいいるだろうな。
それにしてもエロって難しいですね。
書いてて自分が壊れるような気さえしました。

ともあれお目汚し・板汚し本当に失礼しました。
一人でも楽しんで下さる方がいらっしゃれば幸いです。
663名無しさん@ピンキー:03/06/25 09:57 ID:kWCAVwL1
烈火以外は全部やったんで大体目を通しました。
皆さん(゚д゚)ウマーですね。
これからも楽しみにしてます。
664名無しさん@ピンキー:03/06/25 14:32 ID:MsgoLTJA
>>662
上手い事は上手いが、アイラがそれなりの抵抗すらしないというのは?
アイラにMっ気があろうと、まだ本人がそれを自覚していない段階で
それはいくらなんでもおかしいと思うぞ。

それと、
>読む気なくした人いっぱいいるだろうな。
こういう事は書かないのがお約束。
弁解より先に己の萌えを表現するのがエロパロ板だと思っているが。
665@ピンキー:03/06/25 15:38 ID:+ZJ9JMGl
>>663
それなりの抵抗をしたことは書いたつもりだったのですが、
力不足でうまく伝わらなかったようです。
Mっ気というより、無自覚にホリンが好き(ホリンに弱い)なので
本気で抵抗しなかった、無意識にできなかったというような感じです。
666988%マシン:03/06/25 17:11 ID:/yS1Zpp/
>@ピンキー様
私は長すぎるモン書いて読み手を引かせたことがあります。
長くなったのはそれなりの理由があっての事ですが、反省してます。
あなたが長い?全然大丈夫、気にするな。
書けるものなら書ける内に書いてしまおう。

その内聖戦ネタで一本行きます。忙しいのですぐという訳にはいきませんが。
前回を反省し、内容も以前よりは簡潔にまとめますので。
667名無しさん@ピンキー:03/06/25 18:22 ID:9iTQ04aa
>>646
同意
漏れもプリシラタンのリンカーンもの読みたい
668名無しさん@ピンキー:03/06/25 19:09 ID:MsgoLTJA
>>665
その弱々しい抵抗にまたハァハァするんだって。
がんがれ。

>>666
「長い」といったレスが付くのは、言い方を替えるとアレだ、
「読ませる構成で無い」といった処だと思う。
少なくとも988%マシン氏のサイマリ、結構気に入ってるぞ、漏れは。

簡潔にまとめるというか、
書きたい萌えポインツが書けているかどうかが大事なんではなかろうか。
669名無しさん@ピンキー:03/06/25 19:41 ID:kYZvldew
ルイーズの浮気ものキボンヌです
670名無しさん@ピンキー:03/06/25 19:52 ID:BhfEKdiq
>>669
しつこい
自分で書け
671名無しさん@ピンキー:03/06/25 19:58 ID:qDAeVpzh
>>668
> >>665
> その弱々しい抵抗にまたハァハァするんだって。

面識あるからこそできない抵抗ってやつですね。
アイラらしくていいなぁ(;´Д`)




戦い以外の場所ではいじましいほど控えめで
あえぎ声なんか恥ずかしいから出せなくて
夜を過ごしたはずの恋人も夜明けには自分の部屋に帰そうとする
そんなアイラがいたらすんごい萌えだ(;´Д`)ハァハァ


( ゚Д゚)ピュ
672@ピンキー:03/06/25 21:49 ID:O4kO7nj6
>988%マシン様 >>668
そう言っていただけると、助かります。

>>671
あ〜いいですね。今度書いてみようかな(笑)
673 ◆MAUSERviJM :03/06/26 18:07 ID:5sU14dCj
そういえば、倉庫の人はどうしてしまったのだろう。
674お兄ちゃんといっしょ改:03/06/26 19:28 ID:AyoHnKCE
「・・・確かに、な・・・」
「?にいちゃ―!」
ロイドは息を落ち着け様としていたニノの両脚を掴み強引に押し広げた。
「!?やっ・・・いやっ」
ニノがそのまま脚の間に顔を近づけてくるロイドに、抵抗と羞恥の悲鳴を上げる。
ロイドは暴れるニノの足をがっちり抑え付け、眼下に震える水色の下着に軽く息を吹きかけた。
(ふぅっ)
「は・・・やぁぁ・・・」
ニノが吹きつける生温かい吐息に身をくねらせる。
ロイドは清潔感のある水色の下着にじわりと染みが浮き上がるのを楽しそうに見つめている。
ニノは耐えがたい恥辱に、瞳一杯に涙を溜めていた。
「確かに俺達は兄妹だ・・・でもな・・・」
ロイドの琥珀の瞳がニノの顔を見上げる。今にも泣き出しそうに潤んだ蒼い瞳が、
ロイドの胸の中で罪悪感と共に、更なる欲情を掻き立てた。
「俺は、もう我慢できない」
言葉の全てを口から押し出す頃には、手は既に下着に掛けられていた。
675名無しさん@ピンキー:03/06/26 19:28 ID:AyoHnKCE
ニノの純潔を守る薄く小さな布が取り除かれる。
露になった秘所は薄い若草に覆われ、湿ったピンクの肉がひくひくと震えていた。
ロイドがその淡い茂みに、そっと唇を寄せる。
「!や、やめ―」
(くちゅ)
「ひゃぁぁっ」
ニノは電撃の様に走る快感に、艶めいた甘い声を上げた。
思わず漏れた嬌声に、戸惑う余裕もなく自分でも入浴の時ぐらいしか触ったことの無い、敏感な部分を舌が滑っていく。
突起を舌で転がされ、擦り付けるように舌を動かされる。
(ちゅぷ・・・ちゅ)
「はぁぁ・・ひゃ―あふぅっ」
「気持ち良いか?」
艶めかしく身をくねらせるニノにわざと息を吹き付けるようにして問いかける。
「ふぁ・・・やだ・・・そんなところ汚い、よぉ・・・」
「そうか?俺は可愛いと思うんだがな。」
(ちゅる)
「ふぁあぁっ」
「可愛いな、お前のココは・・・」
ニノが自分自身の上げた声に、可愛いという表現に恥ずかしさのあまり涙を零す。
そんなニノの様子を知ってか知らずか、ロイドは羞恥を消し去る様にニノの秘所を愛撫し新たに快感を与えた。
突起を吸い上げ舌先で撫でる。壁に舌を押し入れ、音を立ててなぞる。
(くちゅ・・・ぬちゅ)
「はぁん・・・ひゃぅ・・・」
ロイドが舌を動かすたび、ニノはびくびくと身体を痙攣させ、秘所からは滑らかに蜜が漏れた。
676名無しさん@ピンキー:03/06/27 03:01 ID:GXd8P5fX
つるつるオマ○コも見れました。(*´Д`*)ハァハァ
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/idolnowareme/
ここまで美少女だと興奮しちゃう(*´∀`*)ハァハァ
677お兄ちゃんといっしょ改:03/06/27 07:58 ID:pqQ+rO6N
ロイドは身を起こし、蜜で濡れた入り口に指を当てた。
(つぷ・・・)
「ぁ・・・」
指が蜜で滑り、膣内に容易く収まる。ロイドは暫く指を抜き差しして、
十分に濡れている事を確認すると、自分の衣服を脱ぎ捨てた。
「に、にいちゃん・・・何してるの・・・」
ニノが困惑して訊ねてくる。母親を中心とした狭い世界で育ってきた彼女は、
ロクに性知識を持っておらず、これから何をされるかも分からない様だった。
ロイドは深く溜息を吐くと、戸惑うニノをベッドに横たえ、上気した頬に手を添えた。
「ニノ・・・ ・・・いくぞ」
ロイドは頬に口付け、小さな身体の上に己の身を重ねた。

(ず・・・)
「っ・・・ぅあぁああぁっ!」
ニノが侵入の痛みに鋭い悲鳴を上げる。ロイドはゆっくりと腰を進めながら、苦痛に歪むニノの顔を覗きこんだ。
「大丈夫か?・・・辛かったら背中に爪を立ててもいいぞ・・・」
かけられる労りの言葉は、されている事とは対照的なまでに優しく、穏やかである。
ニノはロイドの背にしがみ付き、悲鳴の様に甲高い声で問い掛けた。
「にい、ちゃん・・・どうして・・・こんなこと・・・する、の?・・・痛い、よぉ!・・・」
荒く呼吸しながら、目尻からぽろぽろと涙をこぼす。
ロイドは痛みにわななく唇に口付け、汗ばんだ額を優しく撫でた。
「好きだからだ。愛してるんだ、ニノ・・・だから、お前のすべて・・・俺にくれ」
(ずぷぷ・・・)
「あ―ぁああぁあぁ・・・い、痛ぁ―・・・」
ロイドは苦痛を訴える悲鳴に一瞬腰を引きかけたが、思い止まり、また腰を進めた。
中途半端にやめて痛みだけ与えるくらいなら、このまま侵入して快楽に摩り替えた方がいい。
ロイドは激痛から逃れようと動き回る身体をしっかり抑えこみ、出来るだけ痛みを感じさせない様、慎重に腰を進めた。
678お兄ちゃんといっしょ改:03/06/27 07:58 ID:pqQ+rO6N
(ず、ず・・・)
「あ・・・ぁあぁっ!・・・」
短く甲高い悲鳴と共にロイドがニノの最奥を貫く。
結合部からは純潔の証だったモノが鮮血となり、紅くシーツを染め上げている。
ロイドは繋がったまま一旦動きを止め、未だ苦痛に顔を歪めるニノを気遣った。
「ニノ・・・大丈夫か?」
「に・・・ちゃん?・・・」
「・・・とりあえず全部入った・・・よく頑張ったな。」
頭を撫で、痛みに堪えた事を誉めてやる。
ニノはあんなに酷い事をされたのに、嬉しそうに笑った。
そう嫌がっている訳でもないのか。ロイドは何所と無く安堵感を覚えていた。

「あ―はあぁっ」
ニノが艶の戻った声を上げ、身を捩る。
「・・・く・・・」
きつく締め上げられたロイドは微かなうめきを漏らし、ニノの腰を抑え込んだ。
最初は痛みで感覚が麻痺していたが、痛みが引くにつれ、快感が強くなっていく。
「はぁあぁっ・・・」
「・・・ニノ・・・すまん」
本当ならもう少し痛みが引けてからにしたかったが・・・初めて雄を迎えるニノの中はあまりにきつく、
気を抜くとこちらが達してしまいそうだった。
ロイドはニノの腰を抱え、ゆっくりと腰を揺らし始めた。
679名無しさん@ピンキー:03/06/27 08:03 ID:aAg4cOAP
 
680名無しさん@ピンキー:03/06/27 19:52 ID:M/mtm8Qu
ワレス「ビューティフル」
681名無しさん@ピンキー:03/06/27 21:11 ID:mp1YIV4e
エロに入った所でぶつ切りにしてはイカンよщ(゚Д゚щ)カモーン


レナートが誰か犯っちゃう話が禿しく読みたい今日この頃。
682名無しさん@ピンキー:03/06/27 21:13 ID:cRBrqj6F
いいっすねぇ、レナート。
683お兄ちゃんといっしょ改:03/06/27 21:21 ID:GiRUUcNF
「あ、は――ん・・・にい・・・ちゃんっ」
ニノは時折痛みに堪えるような表情を浮かべながらも、突き上げられる感覚に小刻みに喘ぐ。
ロイドは最初はニノを気遣い、緩く腰を揺らしていたが、
狭い肉壁に包まれるのに堪え切れず、徐々に激しく腰を打ちつけ始めていた。
「っ・・あ、はぁっ・・・」
(ギッ・・・ミシ・・・)
結合部から血の混じった大量の蜜が流れ、赤くなったシーツの上に滴り落ちる。
ロイドが腰を動かし、肉壁と陰茎が摩擦する度、蜜は量を増して止めど無く溢れ出した。
「ああぁっ!」
(ギシッ、ギシ・・・)
秘所から出るその液体を潤滑油に、腰の動きが更に激しさを増す。ベッドが音を立てて軋む。

「ぁあ―ひあぁぁあぁああぁッ!」
波の様に押し寄せてくる快感に限界まで達したニノが、
甲高い叫びと共に、内に含むロイドをきつく締め上げ、合図を送る。
「く・・・!・・・ニノッ・・・」
(ビュク、ビュク!)
ロイドは絡み付いてくる肉に呼応し、ニノの中に己の欲望の全てを吐き出した―
684お兄ちゃんといっしょ改:03/06/27 23:22 ID:pqQ+rO6N
「・・・大丈夫か?」
ロイドが痛みに顔を歪めるニノを気遣い、汗ばんだ額を撫でる。
ニノは気持ち良さそうに眼を閉じ、乱れた息を整えた。
額から伝わってくる手の温もりが、痛みを和らげていくのを感じる・・・
「・・・ ・・・うん・・・もう大丈夫・・・」
ロイドは全裸になったニノが寒くない様、布団を掛けてやった。
ゆっくり頭を撫で、眠る様に促す。
「もう少し休め。暫くしたら起こしてやるから・・・無理はするな」
「あ・・・うん」
ロイドの言葉に、ニノは素直に眼を閉じた。
心地良く頭を撫でる手に、次第に眠りに落ちていく・・・

「・・・にいちゃん・・・」
次第に薄れて行く意識の中で、ニノは自分の頭を撫でているロイドの手をしっかりと握った。
「ん?」
「あの、ね・・・あたしも・・・好き・・・・・・にいちゃんが好きだよ・・・」
「ニノ・・・」
「だからこれからは、ずっと傍に居てね・・・一人にしないでね・・・」
ロイドが小さいながらも、離すまいと懸命にしがみ付いてくる手を優しく握り返す。
「・・・ああ・・・一人にしたりしない・・・だから、お前も俺の傍に居てくれ・・・」
「うん・・・約束だよ、にいちゃん・・・」

ニノは伝えたい事を全て話し終えると、眠気に身を任せて意識を手放した。

―彼女が最後に感じていたのは、迷いや背徳感ではなく、
―自分の事を好きだといってくれたロイドに対しての、素直な嬉しさだった。

                           
                           〜Fin〜
685お兄ちゃんといっしょ改:03/06/27 23:51 ID:pqQ+rO6N
ネタは尽きるほどある。ただロイドさんがエロくなりすぎてキャラが歪むので、
怖くて、怖くて・・・否、言い訳はいいとして・・・

嫌がるニノたんをいっそ優しいくらいの言葉で嬲っていぢめるロイドにいちゃんの画像をきぼんぬ。
探してきたものは勿論、わざわざ描いてくれる慈悲深い方が居たら・・・是非。
でもかなりマイナーだから、結局は後者に頼るしかないという罠。
686名無しさん@ピンキー:03/06/27 23:58 ID:ja/wznDP
>>685
乙です!
ロイニノ超本命カポなので嬉しかったです。
ハァハァハァハァ
687何となく:03/06/28 02:36 ID:ivQ6ZzWs
クロード×シルヴィア、カップル成立後です。お目汚し失礼。
688何となく:03/06/28 02:37 ID:ivQ6ZzWs
 最近、あの人は随分と忙しそうだ。
 シレジアに落ち延びて暫く後、城の一室を教会として使わせて欲しいとシグルドに申し入れて
快く許可を受けて以来、彼は時間のある時はいつもその場所にいる。
 時折軍の仲間がひっそりと(時には賑やかに)その場所を訪れ、心の内に秘めた苦悩を神父に
打ち明け、晴れ晴れとした顔をして出て行く。予想以上に、皆はそういう場所を必要としていた
らしい。
 これも私の務めですからと微笑んで、彼はその役目をせっせと果たしていた。本来ならエーデ
ィンと分け合うはずだったが、彼女が身重になった今、一人で神の使徒としての役目を担ってい
る。
 シルヴィアは何となく、面白くなかった。
 勿論、彼の職業がそういうものであることは重々承知している。けれど。
 あの優しい笑顔と声を皆に振り撒く姿を想像するのは、やはり面白くなかった。
689何となく:03/06/28 02:38 ID:ivQ6ZzWs
 少し時間が出来たので教会に行くことにした。
 あたしにだって、使う権利はあるはず、うん。
 入口の扉へ辿り着いた途端、やって来たことを猛烈に後悔することになったけれど。
 クロードは、フュリーと二人で出て来るところだった。
「ありがとうございました、クロード様」
 深々とお辞儀する彼女に、彼はいつもの優しい笑顔で答える。
「いいのですよ。貴女にブラギの光がありますように」
 そこで二人はシルヴィアに気付いた。フュリーは少し気まずそうな顔をした後、シルヴィアに
軽く会釈してそのまま去って行った。
「シルヴィア」
 シルヴィアの顔を見て、クロードは嬉しそうに微笑む。
「来てくださったのですね。ありがとうございます」
 何の躊躇いもなく、シルヴィアを部屋の中へと案内する。その微笑を見て自分の抱いていた感
情がみっともなく、けれど何か考える前に言葉が口を突いて出てしまっていた。
「神父様、フュリーと何話してたの?」
「……何、とは? 彼女の相談にのっていただけですよ」
 問われた意味が分からず、彼は不思議そうな顔をした。その顔に何となく苛付いて、言うつも
りのなかった言葉をシルヴィアは続けてしまった。
「神父様、いつもそう。何でそんなにいっつも優しいの?」
「シルヴィア……?」
 驚いたのか、クロードは戸惑うように彼女の名を呼んだ。
「そんなんじゃ、あたし、わかんなくなっちゃうよ。神父様、あたしのこと好きなんでしょう?」
 その胸にこぶしをぶつける。
「そんなにみんなに優しくしないで。あたしにだけ……」
 そこまで言いかけたところで、ふいに口を噤んだ。
 この人は神父なんだ。みんなに優しくするのが、役目なんだ。
 そんな所を好きになったのに。優しい優しいこの人が、大好きなのに。
 急に自己嫌悪に駆られて、シルヴィアは背を翻し、そのまま部屋を出て行こうとした。
690何となく:03/06/28 02:38 ID:ivQ6ZzWs
 その瞬間。
 後ろから急に抱きすくめられた。
「シルヴィア」
 耳元で名を呼ばれた。とくんと胸がなる。低く通りの良い声で囁くように名を呼ばれると、今
でもうろたえる。
「すみません。あなたを不安にさせてしまって」
 静かな声で続ける。
「私は、こういう性格なのです。決して、優しい訳ではない。ただ、このようにしか、人と接せ
ない人間なのです。だから……」
 その声を聞いて、瞬時にシルヴィアは自分の言葉を後悔した。
「……ごめんなさい、神父様。気にしないで」
 腕に回された手に自分のそれを重ねる。ああ、何て自分はバカなんだろう。
「ちょっと、やきもち焼いただけだから。ほんとに」
 首をひねり、彼に向けて微笑んでみせる。
 その笑顔を見て少し哀しそうな顔をした後、クロードはシルヴィアに口付けた。
691何となく:03/06/28 02:39 ID:ivQ6ZzWs
「し、神父様……?」
 うっとりとその口付けを味わっていたシルヴィアは、けれど薄い衣装越しにその手が胸を這い
回り出したのを感じて、焦った声を出した。
「ちょっと、ここじゃ、まずいんじゃ……」
「別に、構わないでしょう?」
 大きな掌が後ろからシルヴィアの乳房を包む。そのまま首筋に舌を這わされて、抵抗しかけた
腕の力があっさりと抜けていく。
「でも、誰か、来たら……」
「私は、気にしません」
 シルヴィアの感じる場所を知り尽くした指が、ひとつひとつその場所をなぞっていく。首から
胸、胸から脇腹、そうして更にその下へと蠢く度に、シルヴィアは大きく喘いだ。
「それに、ほら、あなたのその声を聞いたら、きっと遠慮して誰も入って来ませんよ」
 左手で優しく乳房を揉み解す内に、右手はシルヴィアの中心に辿り着いた。
「そ、んな……ああ」
 ぞろりと、長い指が差し込まれる。たまらなくなってシルヴィアはクロードの胸にしな垂れか
かる。
「神父様の、いじわる……」
「私は、いつも、優しいのでしょう?」
 白い僧衣を纏ったまま、やはりいつものように優しくそう囁くクロードの声を聞いて、シルヴ
ィアは眩暈のようなものを感じる。ああ、確かにこの人はいつも優しいけれど。
 時々、強烈に意地悪になる。
「……やっぱり、いじわる……」
 その言葉を聞いて、クロードは今度は嬉しそうに笑った。
「あなたにだけ、ですよ。私がこうなるのは、あなたにだけです」
 その指でシルヴィアを蕩かしながら、そんなことを言う。
「それでは、いけませんか」
 その声は神の言葉を語る時と同じく、優しく温かい。
「それなら……許して、あげます」
692何となく:03/06/28 02:40 ID:ivQ6ZzWs
 後ろからシルヴィアを抱き締めたまま愛撫を続けていたクロードは、そっと手を離すと、力の
入らないその体を支えて部屋の中心に備えられた聖壇に手を付かせた。
 されるがままになりながらも、やはり後ろめたさは拭えない。
「し、神父様、ほんとにここでするの?」
「じゃあ、部屋まで戻りますか、この状態のまま? それでも私は構いませんが」
「神父様……ひどい」
 潤んだ声でシルヴィアが言う。クロードはそのまま、背後から覆い被さるような形でその体を
重ねた。
「……そうかも、しれません。私はあなたの前だと、おかしくなってしまう……」
 露わに見えるうなじに口付け、そのまま耳へ舌を差し込むとびくりと大きくシルヴィアの体が
震える。
「こういうのは、嫌ですか?」
「……神父様なら、いいです」
 クロードは苦笑する。
「こういう時くらい、クロードと呼んでください。ここで、神父と呼ばれると、何だかとてつもない
罪を犯している気持ちになります」
「だって、とんでもないですよ、こんなこと……クロード、さま……あ」
 一気にシルヴィアの中にクロードが入って来る。無理な姿勢でシルヴィアは大きく背を仰け反
らせる。
 そのまま彼の動きに合わせて踊る。腰に触れた僧衣が揺れるのを感じた。
「クロード様の服、汚れちゃう……」
「構いませんよ」
 耳から首を舌でなぞり、胸や脇腹を指で撫で上げて、踊り子の体にリズムを刻む。
「ああ……わたしは、あなたの踊りの中で、一番これが、好きですよ」
 何か答えようとして、けれどもう意味のある言葉は出て来ない。
「クロードさ、ま、もっと、来て、もっと、中に、あ、あ」
 その声に返る言葉は既になく、ただその動きだけが答えになる。
「……っ!!」
 真っ白な光が弾けるのを感じて、くったりとシルヴィアは倒れ込んだ。
693何となく:03/06/28 02:42 ID:ivQ6ZzWs
「神父さまぁ、聞いてよぉ、アゼルったらひどいのよ!」
 いつものようにティルテュが教会へと飛び込んで来た。聖壇で神への祈りを捧げていたクロー
ドは、そんなティルテュを見てやはりいつものように微笑んだ。
「またですか、ティルテュ。あまり、アゼルを困らせてはいけませんよ」
「だってぇ……あ、あれ?」
 いつもティルテュが座っている長椅子に、ぐったりと倒れ込んでいる人影がある。驚いてよく
見ると、緑髪の踊り子だった。
「シルヴィア、どうしたの?!」
 思わずそう叫ぶと、クロードは唇に指を当てた。
「それが、どうも具合が悪いようで……ここで休んでいるのですよ。だから、ティルテュもおとなし
くしていてくださいね?」
「はぁい」
 ティルテュは恐る恐る声を掛けてみた。
「シルヴィア、だいじょぶ? 杖かけてあげよっか」
 シルヴィアはぐったりとした声で答える。
「……ん、いい。ありがと、ティルテュ」
 その言葉を聞いてクロードが微笑する。
「先程私がかけておきましたから、暫く休めば大丈夫だと思いますよ」
「あ、そうか。神父様がいるなら必要ないわね。よかったね、シルヴィア、神父様がいてくれて」
 無邪気にそんなことを言うティルテュにクロードは神妙な顔で頷いてみせる。
「早くよくなると良いのですけれど……心配で私も仕事が手に付きません」
 それを聞いてティルテュはにっこりと笑う。
「神父様は優しいわね、やっぱり!」
 そのやり取りを聞いて、シルヴィアも思わず笑った。
694何となく:03/06/28 02:43 ID:ivQ6ZzWs
おしまい。あんまりエロくなくてスマソ
695名無しさん@ピンキー:03/06/28 04:05 ID:u9jGgfeR
>お兄ちゃんといっしょ改の方
乙です!
何だかんだいって、ニノたんのカップリングは殆どが(゚Д゚)ウマー
ロイドは寧ろ歪んじゃってくれる事を木盆であります!

ロイドは焦らしプレイ、ライナスはとことん羞恥プレイが順当か?
696名無しさん@ピンキー:03/06/28 04:15 ID:Y0VDkyGm
ロイニノ、ナイスです!
クロシルもナイスです!
ハァハァしますた
697321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:50 ID:+yz9Ms1A
>>405-411の続きです。
予告した責任、果たします(土下座

書きあがった後は、再び速やかにななしに戻らせていただきますっ
698321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:51 ID:+yz9Ms1A
陣中で、エリオットは眠りこけている。一度眠ってしまえば、目の前で魔法が炸裂しても起きないだろう、えてしてそういう人物である。
こういう場合の例に漏れぬ大いびきに集中を乱された護衛の兵士が、天幕の中を見て
「あーあ、戦場の真ん中で高いびきかよ…たいしたご身分だ」
とつぶやいた。おおよそ王子とは思えない御しがたい性格とそこそこ十人並みの容姿でも王子は王子、エリオットが正気でないから言えることである。そこに
「報告、報告!」
と、別の兵士がかけてくる。護衛の兵士は、その前を槍で遮って
「あいにく、エリオット様はお休みだ」
と告げた。
「それに、そんな急いだ報告は、ほかのジェネラル方のほうが役に立つと思うぞ」
「…そういえば、そうだよな」
報告の兵士もがっくりと肩を落とした。
「ああ、あれを見ろ」
護衛の兵士が、天幕をそっとあける。時々、「うへ、うへへ」と寝笑いながら、簡易寝台から転げ落ちそうなエリオットの姿を見て、二人はふうーっとため息をついた。
「ノディオンで動きがあったから報告に来たんだが…そうする気も失せた」
「その方がいい。無理に起こして八つ当たり食らいたくなければ」
「二しても、どんな夢を見てやがるのか…」
「このバカそうな王子のことだ、絶世の美女とかいうノディオンの姫を、あれこれやってるんじゃないか?」
「そんなところだろうな」
「さあ、ジェネラル方のところに行くとするか」
699321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:51 ID:+yz9Ms1A
 エリオットが「たっぷりと処女を堪能してやる」というのを聞いて、さしものラケシスも
「そんな…」
顔色を失ったようだった。
「諦めるんだな、今ここで俺のものになってアグスティでの味方を手に入れるか、このままアグスティに乗り込んで、戦犯のレッテルを貼られたまま、贖罪の道としてシャガールの妾の一人になるか、今のお前にはそれぐらいの選択肢しかないんだ」
自分でも奇妙なほど、今のエリオットは能弁に見えた。しかし
「ノディオンはもう許されることはないんだ、だから、その」
すぐ言葉に詰まる。頭の回転が落ちてどぎまぎするエリオットの前で、ラケシスが突然
「うふふふ…」
笑い始めた。
「何がおかしい」
そういぶかしむとラケシスは、
「そんなこと、私がいちばんよくわかってるわ」
と言った。
「アグスティに行って弁明をしても、兄はどうせ処断だわ、よくて幽閉されるでしょうね。アレスが王になるといっても、あんな子供に何もできる訳もなし…アグスティのいいなりになるのが関の山だわ」
「お前、いったいどうしたんだ」
さしものエリオットも、ラケシスの変貌に腰が引き気味になっている。小憎らしいほどノディオンと兄に張り付いていた彼女が、投げやりな物言いなど信じられなかった。
「ねえ、この手をほどいてくれる?」
と頼まれるままに、後ろ手の戒めを開放してやる。ラケシスは手首の様子を確かめながら
「どうしたの、私を好きにするのでしょう?
 あなただろうがシャガールだろうが、今の私にはかわらないわ」
と言う。
700321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:54 ID:+yz9Ms1A
まともに聞けば、それは身もふたもなく、結局はエリオットをののしり飛ばしているのと同じことだったが、エリオットにはラケシスが形はどうであれ自分との情事を諒解したという事実に、我を失いかけていた。
 自分の前で、下着だけの全く無防備なラケシスの上に再び覆いかぶさり、とるものもとりあえずコトにおよぼうとするのを
「あん」
彼女はするっとその支配から抜け出し、追おうとするエリオットの首筋に腕をからませた。
「好きにしてもいいけど、少しは大切にして」
そして、耳元でささやく。
「知ってるでしょ? 私、初めてなんだから」
その言葉に、エリオットはぷつんと理性の切れる音を重ねて聞いていた。

 魚が水面に向かって口を開けるように、エリオットはラケシスの唇に吸い付いた。想像通り、彼女の唇からは甘い香りが迫ってくる。その唇の中まで吸い出そうとするように舌を割り入れると
「あむ…」
ラケシスもそれに答えて、柔らかく小さい舌をからませてくる。唾液をからませる、ぴちゃ、くちゅとした音を聞きながら、二人は、今度は情感たっぷりに寝台に重なった。
701321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:54 ID:+yz9Ms1A
周りを武骨に囲んだ兵士は、都合よくいなくなっている。
 エリオットの手が、ラケシスの胸の辺りをまさぐり始める。その手は彼女に導かれて、ほどなく、ぷわりとみずみずしい柔らかさに触れられる。
「うふ」
ラケシスの唇から、含み笑いが漏れた。エリオットは、がっちりと両手に乳房をつかみ、こね始める。
「ふあ、ああっ あ」
ラケシスが甘い声を上げる。指が食い込むような柔らかさは、エリオットの為にあるように、その手の大きさにぴったりとなじんでいた。
「だめ、だめ」
あえぎながら、ラケシスがエリオットの首をひきよせる。谷間に顔がうずまった。
「わぶ」
「壊れてしまうから優しく、ね?」
ささやくように諭されて、エリオットは改めて手を動かす。胸の谷間も、唇とはまた違う心地よい香りがたち、エリオットは口と鼻いっぱいに香りを吸い込んだ。やがて、手の平がラケシスのの胸にある突起を探り当てた。指の腹でつまみあげると、ラケシスの体がぴくっと震える。
702321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:55 ID:+yz9Ms1A
「あんっ」
うっとりと艶のにじんだ声だった。そのあたりを執拗なまでに捏ね、唇で探り当て吸う。どこまでも柔らかい中に、一点だけ堅く張ったところが有り、吸いながら、舌先でそれをもてあそぶ。
「だ、だ、だめ…何にも出ないから…」
と言う声が徐々に弱くなってくる。その愛撫だけでラケシスの体はかっと熱くなり、全身がほんのりと赤らむ。
「ふぁぁ、あ、あ…」
彼女の手がシーツをさぐり、ぎゅっと握った。
「もう、もう…熱いの…」
やっと顔を上げたエリオットを見つめる、その目じりに涙がうかぶ。その上、
「ここが…変になってきて…」
再びエリオットの手を取り、まだ下着に守られている秘所に当ててくる。その大胆さにエリオットの指がびくりと動く。指先に、うっすらと湿り気が上がってるのを感じた。その湿り気が本物なのか疑っている訳ではなかったが、つい、当てられた指でその場所をまさぐる。
「あふぅっ」
ラケシスは、手足をはね上げるような反応をした。調子に乗って、下着の横から指を差し入れる。指をひだの間に潜り込ませると、くちゅ、とみだらな音をたてた。
「あくぅ…くぁ…」
ラケシスの腰が浮いた。
703321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:57 ID:+yz9Ms1A
下着を取り去ると、柔らかい金色の茂みはすっかり濡れ、愛らしい割れ目さえその下から透けて見えるほどである。その割れ目の真ん中に、エリオットの中指が付け根まで入っていた。
「あ、…何か入ってる…」
「俺の、指だ」
エリオットの息も上がり始めていた。公の場所ではつんけんとして、自分を歯牙にもかけなかったラケシスが、自分の指を下の唇にくわえ込んで身も世もなくもだえている、それがむしように誇らしく感じた。
 ラケシスがぴくりと震えるたびに、指に何かの動きが伝わる。エリオットが指を出し入れさせると、
「ん、きゃ、かはっ ああ、んくっ」
ラケシスはその指を締めつけ、指を伝って潤いがぽたりぽたりと滴る。
「あの…ね、ここ…」
あえぎながら、ラケシスが自分で下の唇を左右に開いた。充血して膨らんだひだが広げられ、その上部で興奮した陰核がさらされる。
「ここも…して…」
704321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:58 ID:+yz9Ms1A
「へぇ」
エリオットは片頬を持ち上げるような笑をして、差し出されたような陰核を ぴん、と指ではじいた。
「ひぁっ」
「初めてのわりには、そんなこと知ってんのか」
にやりと笑う。その意外さがなぜかうれしい。指をことさらに出し入れさせながら、彼女の耳に息を吹きかけるように言った。
「お前がそんなことしてるのを、あの兄貴が知ったらどんな顔をするだろうな」
ラケシスはその言葉にすっと顔をそむけた。
「そんなこと…」
「まさか、あの兄貴にこんなことして欲しいとでも、おもってんのか」
「あっ、そんな、こと…」
ぐちゅ、ぐちゅ、と、ラケシスを出入りする指はいつの間にか二本になっていた。そのまま、脚の間に顔をうずめ、陰核とひだをなぶる。
「きぁはっ」
ラケシスの腰がまた浮いた。
「あ、あ、そこ、…ふああ、あ、いや…そんな」
エリオットの頭を股間に押さえつけて、襲いかかってくる快感を持て余すようにあえぐ。
705321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 05:59 ID:+yz9Ms1A
「…あはっ はっ んくっ」
その息が徐々に早くなり、エリオットの指はぐいぐいと締めつけられる。
「もう、もうだめ…ひぅ、…うっ…」
息を引くような喘ぎが短くつづき、
「んぅ、ふ、くぅぅ…っ」
びくん。エリオットの舌先で、陰核が震えた。
「くはぁっ…はぁ…」
ぐったりと、寝台に体を預けて、ラケシスは、初めての人前での絶頂をうっとりと堪能した。エリオットが指を抜く。とろりと、白みがかったものが、ゆびにからんできた。
「ほぉ、女も本気でイけばこうなるのか」
おかしいほど冷静に言っていると、ラケシスはゆるゆるとみをもたげ、エリオットの視線に気がつくと、気まずそうに顔をそむけた。
「悪くはないだろう」
というと、ラケシスはまだ興奮の残った顔で
「今度は…あなたの番よね?」
と返した。
706321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:00 ID:+yz9Ms1A
 すでにエリオットの一物は、膨らむばかりの期待をその場に体現していた。多少まとわりつく皮に余裕が認められるほかは、いたって変哲もない持ち物である。しかしラケシスは笑うことなく、
「かえって、これぐらいのほうが敏感だったりするのよ」
といいながら、そのあまり気味の皮から亀頭をむき出し、舌で先端にしみでる粘液を塗りつけながら、やがてゆっくりとくわえる。鈴口に、口付けで堪能したあの柔らかい舌先が当たり、やさしく割って入ってくる
「はうう」
エリオットは思わず声を上げた。ラケシスはその声に対する笑いをこらえるような顔をして、飴でも舐めるようにエリオットの亀頭を舐めあげた。
「う、うおお」
腰が動きそうになるが、肝心の一物を握られたままでは、動くこともできない。しかも、その一物を握る彼女の手は、絶妙の力加減で幹を責めるのだ。自分が不如意を紛らすのとは明らかに違う。それでも
「ね、根元までくわえないのか」
と聞く。するとラケシスは
「あら、そういうのがすきなのね。
 いいわよ」
といい、薄紅の唇を丸めた中に、亀頭から後もくうっとおさめてゆく。
707321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:00 ID:+yz9Ms1A
舌と口蓋に亀頭を挟まれ、唇と手が幹を愛撫する。余った手が、その下の袋をやわやわと揉んだ。
「ぐうう」
搾り取られる感覚というのは、こういうことを言うものか。あっけないとも言うべき時間で、エリオットはラケシスの口の中に戦場で溜め込んだ分を大量に放出した。駆け巡る快感が一極に集まって、解き放たれた感じだ。
「あ、うううっ」
柄にもなく
「んむっ」
ラケシスは口の中いっぱいに精液をほおばり、まだ出そうと脈動する一物に吸い付く。全部を飲み込んで
「…うふふ」
と笑った。
「まだ、出る?」
という彼女の手は、まだエリオットから離れない。エリオットの一物は、まだ硬度を失わず、むしろ彼女の大胆さに萎えることを忘れたように見えた。
「出してあげる」
返答を待たずにそういい、ラケシスは、再びエリオットを唇の中に収めてゆく。今度は、のどの奥まで飲み込むようにくわえ、吸いながら出し入れを始める。じゅぷ、じゅぷ、と、唾液の音が立ち、彼女の唇の赤さが、下の花びらのようなひだを思わせた。
 じきに、あの場所にこれを収めることができる。そう思うと、エリオットの一物は、ラケシスの唇の中でいっそう熱さを増した。
708321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:01 ID:+yz9Ms1A
 赤い唇から、ぬるりとエリオットが立ち上がる。
「さっきよりも…大きくなったみたい」
ラケシスはそうつぶやくように言って、
「そろそろ入れたいでしょう?」
と言った。エリオットは呆然と、目前のラケシスを見入っている。彼女は、エリオットの首に手をかけ、ぐいと寝台に引き倒す。
「わ」
「入れて」
エリオットの手は秘所に誘導された。潤いは引かず、むしろあふれるほどで、充血したひだはうっすらと口をあけている。
「後悔するなよ」
「するものですか」
ラケシスの膝の間に割りいる。充血し、潤いをたたえたヒダの真ん中に、亀頭を食い込ませる。
「んっ」
流石に、ラケシスの眉根がよった。とにかく、押し込もうとする。濡れてはいたが、すぐに受け入れられる大きさではなかったらしい。それが、突然、ぬるっと吸い込まれるように入り込み、エリオットはのめりそうになる。
「はぁ…は、」
ラケシスが、手に触ったシーツをぎゅっと握った。予想以上のきつさに、エリオットの一物は要らぬ刺激に更に興奮する。気がついたら、お互いの体毛が擦れるほど密着していた。
709321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:02 ID:+yz9Ms1A
「う、動くぞ」
ラケシスの膝の裏を持ち、足を広げたまま、腰を打ち付ける。
「あ、あ、ひぁ、あっ」
のどで堪える声が、つきこまれるたびに短く漏れる。体に力が入っているのだろうか、ラケシスの中は狭くこわばっていた。それでも、エリオットは勢いを止めない。引き抜かれる一物に、鮮血がこびりつく。
「やった」
誰に聞かせるともなく声に出していた。本当にラケシスは処女だった。
「俺のものだ…シャガールにも誰にも、渡せるもんか」
愛液に、血液が混ざり、ラケシスの中は異様に滑らかだった。中の壁は絡むように、エリオットの一物を撫でる。突きこむと、奥の狭さに亀頭を締められる。こうも美しいもので自分の童貞が捨てられたとおもうと、エリオットも泣き出したい衝動に駆られていた。
 ラケシスの腰を浮くほどにひきつける。根元まで差し込んだまま、腰を回転させると、
「ひぁぁっ」
ラケシスの声が変わった。破瓜の苦痛で蒼白になった顔に、再び赤みがさす。
「そ、そこ…」
「どこだ」
「中が…奥の方が…」
はわはわと、うわごとのように言う。エリオットはゆっくりと深く突き込む。
710321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:03 ID:+yz9Ms1A
「ああっあっ…はあっ」
ラケシスは背をそらせた。痙攣のような締りは秘所のふちに集約し、絞るような動きになる。根元から融けるような快感がわきあがる。彼女の、かすれ気味の嬌声がこの趣を煽るった。
「ぐうっ」
エリオットは、射精の衝動が近いのを、一人遊びの経験則から悟った。気をそらそうと歯を食いしばり、奥底まで刻むように突く。ラケシスの表情は、いつの間にか愉悦をいっぱいにたたえていた。
「はぁっ…はぁっ…」
一度、動きを止めたエリオットを、うっすらを目を開いてみる。
「どうしたの?」
とたずねたが、エリオットはそれには返答しなかった。再び腰を動かし、絶頂のふちまで、彼女を追い詰めようとする。
「は、ああ、あーっ…ん、くっ」
ラケシスも、自分から腰をうごめかせて、感じる場所を探ろうとしている。その回転がエリオットに伝わって、一物は更にたけり狂った。

「んくぅっ」
そのラケシスの体がびくん、とはねる。
「あ、何か…くるっ あっあ、だめっ」
声といっしょに、秘所がエリオットを締め上げる。
711321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:03 ID:+yz9Ms1A
「出すぞ、出すぞっ」
言いながら、突き上げる
「ふ、あ、ああ…あああーっ」

どくん。

びくびくびくくっとラケシスが痙攣する。その刺激が引き金を引いた。
「ぐっ」
膨れ上がった一物から、熱いものが迸った。引き抜いてもなお、引きつりながら、白いものを吐き出す。息を荒げ、脚を投げ出した彼女の秘所から、血の色をまとわせた泡がどろりとこぼれた。

 ラケシスはゆっくり起き上がり、寝台の面に破瓜のしるしがのこるのを、呆然とした体でながめている。しばらくそうして、
「ふふ」
と笑った。
「何がおかしいんだ」
エリオットがいぶかしげに問う。
「終わったら、あっけないものね」
「そんなものなのか」
「こんなものが大切なんて、男の人の考えることはよくわからないわ」
そう言って、ラケシスがエリオットを手で招く。近寄る彼を自分の脇に横たわらせ
「約束よ、アグスティで味方になってくれるでしょうね」
といった。
「ああ。二言はないつもりだぞ」
と返す。ラケシスは安心したように、目を閉じた。
「ここで寝るのか?」
「あなたが望むなら」
殊勝な物言いに、エリオットはつい憎まれ口を利く。
「勝手にしろ」
そして、自分も目を閉じた。手探りで、ラケシスの体をひきよせた。上質の羽根枕のような柔らかさが、絡みつくように夢に誘った。
712321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:04 ID:+yz9Ms1A
「…エリオット様」
事後のたゆとうとした眠りが、兵士の声で現実に引き戻される。
「…んが?」
エリオットは目を覚まして、半分からだの落ちかけた簡易寝台から、本当に転げ落ちた。
「いててて…あれ?」
そして、自分のおかれた状況に呆然とする。
「どうしたここは…ノディオンじゃなかったのか…ラケシスは??」
彼女のかわりに、転げ落ちてもエリオットは、羽根枕を抱えて離していなかった。兵士は、それにあきれるより先に
「ラケシス姫はまだノディオンにおられます。
 それよりも殿下、エバンスから、グランベル勢がノディオンの援軍として到着した模様です」
「なにぃ!?」

 あとのことは、語るまでもないが…
 ノディオンはエバンスからの援軍によりエリオットの勢を退けた。おっとり刀で飛び出したエリオットも、その軍勢により捕縛され、諸将の前に引き出される。ラケシスの姿もあり、エリオットは思わず
「ラケシス、これは何かの冗談だろう、ただの仲じゃなくなった俺をまさか」
と詰め寄ろうとする。しかしエリオットは後ろ手になわをかけられ、その縄をノディオンの兵士が持っていて、自由に身動きなどできるはずもない。ラケシスは、エリオットが近づいた分だけ後ずさりし、
「ただのバカ王子だとおもっていたあなたもいよいよ地に落ちたものね。大方、城と私を無傷に手に入れようとして、変な妄想でも描いていたのでしょう?
 おあいにく様、いい気味だわ」
と言い放った。
「なんだと」
エリオットがまたラケシスに詰め寄ろうとする。兵士が縄を引いて、エリオットは大仰に背中から転んだ。
「ぐわっ」
体勢を立て直そうとするエリオットの目に、
「王女、これ以上は危険です。…こちらに」
護衛らしき騎士に連れられて、部屋を出ようとしているラケシスの後姿が目に入った。
 彼女は振り向かず部屋の向こう側に消え、もう出てこなかった。
713321 ◆z3RbELqBu. :03/06/28 06:06 ID:+yz9Ms1A
これで終わりです。
お疲れ様でした。今後は名無しになって妄想専門でいきます。
名無しになってもよろしくお付き合いくださいませ(ぺこ
714名無しさん@ピンキー:03/06/28 11:55 ID:5kjzdRCP
(´∀`)b ナイスオチ!
またなんかネタができたら書いち栗
715待っている君1:03/06/28 19:08 ID:6WQz9Q53
 仕事は山のようにある。
 そして一日は二十四時間しかない。

 オズインは終わらない仕事の量にやや辟易していた。
 自分以上にヘクトルは仕事を抱えているのも知っている。
それでも毎日それが続いてしまえば、閉口したい気持ちにも
なる。
 彼の方は自室に戻れば見目麗しい奥方が出迎えてくれるの
だが。

 ……これも一種のやっかみなのだろうか、などとオズイン
は自分らしくない感情にやはり疲れているのだと自覚した。

 とりあえず今日は早く寝よう。そう思い、寝室のドアを開
けた。がらんと静まり返った部屋に安堵したように上着を脱
ぐと、ベットに腰を降ろした。

 どうやら今日は居ないようだな、そう安心したのもつかの
間、毛布を捲ってオズインは固まった。
 見なかった事にしようと持ち上げた毛布を元の場所に戻し
た。

 それでもすぅすぅと可愛らしい寝息を立てている少女にオ
ズインは呆れたような視線を向けた。

 前回は執務室の机の下に隠れていた。こっぴどく叱ったは
ずだというのに、今度は寝室のベットの中───あれぐらい
で懲りる少女ではない事ぐらい知っていたが、本当にそうさ
れるとオズインの方は怒る前に呆れてしまっていた。
716待っている君2:03/06/28 19:47 ID:K1FSm+Hy
「オズインさまぁ……」

 自分が戻ってきた事など全く知らない少女はそう名を呼び、
嬉しそうにシーツに頬擦りをしている。
 ただ純粋に可愛いと感じ、その頬に触れた。自分とは違う
柔らかい肌触りにずっと触れたくなってしまう。

 はたとそんな自分に気付き、オズインは手を戻した。
 少女はシスターであった。その操を奪ったのは他でもない
自分で、それに後悔はない。。
 一応、少女とは婚約中の身ではあるのだが、それでも男の
部屋に一人待っているのは如何なものと思う。考えが古すぎ
る、とは少女の弁なのだが。

 オズインは考えあぐねて、やはりソファで寝ようと決心し
た。
 この状態が据え膳である事ぐらい判っているが、それで流
されるほどオズインは若くもなく、その上、彼は真面目であ
った。

 ソファに行儀悪く横になったオズインは目を瞑った。
 無意識に思い出すのは少女の温もりで、いかに自分が弱い
生き物なのだと自覚した。
 手を伸ばせばそこに届く距離に少女がいて、問題はあるに
しろ、自分を待っていてくれた事には違いない。
 それでもオズインは鉄の自制心でそれを制し、眠りについ
た。
717待っている君3:03/06/28 19:48 ID:K1FSm+Hy
「…インさま、オズインさま」
 呼ばれる声がして、目が覚めるとそこにあの少女が立って
いた。
「……セーラ?」
「どうして、ここに寝ているんですか? どうして一緒に眠
ってはくれないの?」
 寂しげにそう尋ねられ、オズインは困った様に起き上がっ
た。
「セーラ。前にも言っただろう? 私達はその……婚約はし
ているが、結婚はしていない。そんな関係で一緒の床に入る
のはやはり良くない」
「じゃあ、ここで一緒に寝たいです」
 意味が判らないオズインはその視線をセーラに向けた。
セーラは何も言わず、身体を彼に預けてきた。
 狭いソファが更に狭くなり、オズインはセーラを支えない
訳にはいかなくなった。それは当たり前の様に少女の身体の
温かさを直に感じてしまう結果になってしまった。
「だってその為にずっと待ってたんですよ、わたし……」
 身体は疲れている、そう判っている。オズインは求められ
ている事を頑なに否定したかった。だが結局、それはセーラ
の前では一枚の板にすらならない自制心に、オズインは誘わ
れるままに少女の顔を上向かせ唇を奪った。

「あふっ……」
 ぐいと服を乱暴に脱がせ、オズインは露になったセーラの
肌に口付けた。少しきつく吸い上げて、己のものだと主張す
るように跡をつける。背中に回した腕は既にセーラの柔らか
な尻を撫でおり、歯止めが利きそうになかった。
718待っている君4:03/06/28 19:49 ID:K1FSm+Hy
「今日のオズインさま…強引……」
 その言葉に酷く興奮を覚える自分がいた。オズインはます
ます行為を止める事が出来ずに、硬くしこった胸の蕾を口に
含んだ。甘噛みをしてやると、セーラの華奢な身体は弓なり
に反れていた。
 するすると手の方はセーラの秘部を侵し、スリットをじか
に撫でていた。じわりと濡れたその感触にオズインは驚いた。
「ずっと私の事を……?」
 あのベットで一人慰めていたのだろうか? そんなよから
ぬ想像をオズインはしてしまう。それにセーラは恥ずかしそ
うに俯いて、それでも小さく頷いた。

 細い理性の糸が切れてしまったように、オズインはいきり
立った自分のものを外に出した。
「あ、まだ、だめ……! オズインさま、私、まだ濡れて…
…」
 下着を一気に脱がし、オズインはそれをセーラの中につき
立てた。
「あ、くぅ…!!」
 まだ彼を受け入れてから数える程度しかないセーラには酷
な行為だった。みちみちと音がしてしまうほどに大きなオズ
インのそれは強引にセーラの膣に埋没されてしまった。
「……じきに濡れてくる」
 オズインはそう告げると、小さく震える胸に舌を這わせた。
「あ、ぅん…!」
 優しく蕾を撫でられたかと思えば、いきなりきつく噛み付
かれ、セーラは堪らず声を上げた。
719待っている君5:03/06/28 19:50 ID:K1FSm+Hy
 彼に愛撫されればされるほどに身体から力は抜け、二つに
結ばれた髪はだらんと床に付いてしまっていた。
 可愛らしく突起した花芽を見つけるとオズインはそれを指
の腹で優しく擦り上げた。ひくひくとセーラの中が痙攣する
のを感じ、意地悪くそこから手を離し、今度は恥毛を撫でる。
「あ、オズインさま……」
「もっとして欲しいのか?」
 肩に置いた手をぎゅっと握りしめて、セーラは頷いた。オズインは嬉しそうにそれを見ると、身体をソファに沈めた。
「え……?」
「今日は君が動くんだ。そうしたら、もっと気持ちよくして
あげよう」
 自分を捕らえて放さない、その視線にセーラは犯されてる
ような感覚になった。それだけでも何故か興奮を覚え、オズ
インの言葉に従った。
 おそるおそる腰を浮かせると、どろりと何かが流れ落ちる
感覚にセーラは震えた。自分達の繋がっている所を見るのは
初めてで、セーラは己の中につき立てられた彼のものの大き
さに慄いた。
 こんなものが私の中に入っているんだ、そう思うと怖いと
思うのと同時に何故か身体が熱くなる。
 先端を何度か入り口付近で押し当てていると、オズインの
方がもどかしそうに腰を動かした。
720待っている君6:03/06/28 19:51 ID:K1FSm+Hy
「オズインさま、私が欲しいの?」
 その表情は女だった。幼いながらも女の顔でセーラがそう
尋ねると、オズインはただ頷いた。そっと唇を指で触れ、そ
の中で舌を絡め取った。
「ああ、君が欲しい」
 切ないほどに真摯な瞳で求められる事にセーラは胸が締め
付けられてしまうほどに高鳴った。
 ゆっくりと焦らすように腰を沈めていくと、膣を抉られる
ように擦り上げられセーラは長い長い甘い息を吐いた。
「あ、オズインさまの凄い……」
 動く事すら出来なくて、セーラはただ射抜かれた様にその
場で耐えるしかなかった。
 オズインは花芽を探り当てると、先ほど言ったように更に
セーラを快楽の淵に追いやった。最初は優しく撫でていたの
だが、セーラがそれに反応するのを見ると、少し力を込めて
花芽を剥いてやった。
「ひっ! あ、オズインさま……痛ッ!」
 痛いほどに膨れた新芽は、オズインの下腹部に擦られ、
セーラはその痛みに涙を浮かべる。ぬるぬるとした互いの愛
液を彼が結合部分から取り出し、そこに塗りたくると痛みも
和らぎ、快楽だけがセーラを包み込んだ。
「あ、…オズインさま、わ、わたし……」
 一人では身体を支える事も出来なくなったセーラはオズイ
ンの胸に必死に手を置いて支えようとした。だが耳元で彼の
低い声を聞くと、堪らず抱きついてしまった。
721待っている君7:03/06/28 19:53 ID:K1FSm+Hy
「先にいって構わない……」
「あ、あぁ……!」
 オズインはセーラを促すように今まで抑えていた腰を激し
くつき上げた。嫌だとセーラは身体をよじらせて抗議したの
だが、彼が止めてくれる訳もなく、弱い部分を何度も攻めら
れると、身体が意識から離れて痙攣し出してしまった。
「オズインさま! も、もう、だめ……!」
 声を殺して、セーラは絶頂を迎えた。ひくひくと少女の膣
はオズインを激しく刺激したのだが、彼は最後までそれを押
さえ込んでしまった。
 ずるりと堅いままのものが引き抜かれるとセーラはそれだ
けでまた身体を震わせた。
「……セーラ」
 辛そうなオズインの声にセーラは彼が何をして欲しいのか
気付いた。
 よろよろと力の入らない身体を動かし、セーラは彼のもの
を手にした。びくりと動くそれに一瞬怖気づきながらも目を
瞑り、舌で筋を這わせてみた。
 それは稚拙で上手いとは決して言えないものだったが、そ
れでも今のオズインには気持ち良いのか、時折出しそうにな
る声を抑え、セーラの髪を撫でた。
 腹についてしまうほどにセーラに上向かされたそれは先端
から惜しげもなく粘液が溢れ出しており、セーラの口元を惜
しげもなく汚していた。
「変な、味……」
 独特の味にセーラが顔を少しだけ顰めると、オズインは意
地悪く告げた。
722待っている君8:03/06/28 19:54 ID:K1FSm+Hy
「根元の方は君のものだぞ……?」
 かぁと頬を赤くししたセーラはその言葉を忘れるように彼
のものを口に含んだ。両手で根元の幹を何度も扱き立て、先
端の括れた部分を嫌というほど舌でなぞった。その行為に最
後を迎えたいという様に自然とオズインの腰も動き出した。
 苦しさを我慢してセーラが一層きつく締め上げると、オズ
インの手はシーツを握り締めた。
 どくどくっと吐き出された白濁液に、セーラが嫌悪感を覚
え、堪らず口を離してしまう。咳き込んでいる少女をオズイ
ンは抱き上げ、そっと抱きしめる。
「セーラ。すまない……」
 判っていたとはいえ、抑えの利かなかった自分にオズイン
は嫌悪していた。それが酷く気持ちよかったせいもある。
 未だにオズインのものからはどろりと精が吐き出されたま
ま、セーラの身体を汚していた。
723待っている君9:03/06/28 19:55 ID:K1FSm+Hy
「おはよーございまーす!」
 その日、ヘクトルはオズインの代わりにセーラを見つけた。
朝から元気が良すぎるヘクトルは少しだけ呆れた様子で彼女
を見た。
「オズインはどうしたんだよ?」
「オズインさまは今日は午後からです」
「はあ?」
 あのオズインに限ってそんな事はないだろう。仕事に関し
ては人一倍厳しいのがオズインなのだ。セーラの言っている
意味が判らずにヘクトルが怪訝な顔をしていると、セーラは
鈍感だなあと言いだけに彼を見た。
「ヘクトルさま。オズインさまはずっごくお疲れなんです。
午前中ぐらい、休ませてあげてもいいでしょう?」
「……理由は聞かない方がいいんだよな」
「ヘクトルさまもお疲れでしょう? 一緒に休むといいです
よ!」
 明るいセーラの口調にヘクトルの方が恥ずかしくなってき
た。
 よくオズインはこの彼女と一緒になろうなどと決意したの
だ、夜の生活まで筒抜けではオズインの心労も絶えないばか
りかこれでは増える一方だろう。
724待っている君10:03/06/28 19:56 ID:K1FSm+Hy
 確かに自分もセーラの言う通り、昨晩は彼らと同じであっ
たのだが。

 セーラに筒抜けなのは自分も同じなのだろうか、とヘクト
ルは妻とセーラの仲を思い出した。男の自分達が知らない所
で二人はそんな話で盛り上がっているのだろうか? その想
像に背筋が寒くなるのを覚えたヘクトルは慌ててそれを振り
払った。

 知らない時がいい事もある───ヘクトルは未だ夢の中に
いるはずであろうオズインの姿に同情を覚えてしまった。
725603:03/06/28 23:40 ID:TanPUo2i
>715
ご馳走様、
いいもん読ませていただきました。
オズセー、じわじわと広がる予感。。。
自分の書いたやつの後日譚みたいでなんか嬉しかったり(激しく思い上がり)。
やはりセーラは据え膳だよなあ……

なんかほかのカプも開発しようかのう。
726名無しさん@ピンキー:03/06/29 00:55 ID:8lI+FSs5
727綺麗なお姉さんは好きですか?:03/06/29 14:10 ID:ck8XkUBN
漏れだけかい?
攻めウルスラたんで手頃な奴を苛めたいと思うのは。
728名無しさん@ピンキー:03/06/29 14:29 ID:SIM7Kvjs
>603
>715
乙です。そしてご馳走様です。
同じ作者様かと思ってしまった。両方ともすごくイイ!
オズセラ好きなんで、また是非読ませて下さい。
729名無しさん@ピンキー:03/06/29 17:32 ID:8lI+FSs5
730ニュー速:03/06/29 23:39 ID:oAJ+yGxD
烈火・封印の話題の最中ですが、ここでニュースです

萌えのTSスレでスキャナ→コラ祭りが行なわれている模様。
さぁ、あなた方もマターリと萌えの電波を見守りましょう
ttp://moe.homelinux.net/cache/res292366c3s1.html

突撃はやめましょうw
731715:03/06/30 23:50 ID:+ivGhENn
>603
あれを見てオズセラを書いてみようと思ったので
後日譚なんて言っていただけて嬉しいです。
じわじわと広がればいいですね。この2人……。
セーラに据え膳+騎乗位は外せないと思っとります。

「ええっと! …聖女エリミーヌ様。
どうか私をお助けください。
この戦いで誰も死なずにすみますように。
私の杖で、みんなを助けられますように。
それから……
オズインさまが今より沢山してくれて、
もうちょっと長く続いて
してくれる回数が増えますよーに!」

なんて事を朝のお祈りで口にしてたらオズインは
どうするんだろうか。
……狸寝入りかな、やっぱり。
732名無しさん@ピンキー:03/07/01 00:12 ID:LiJVmrHc
しばらく来ないうちに新作ドサーリ…長文ですが職人に是非感想を。
一気に読んでアタマ沸いてますが、ありがとう!オナカ(*´Д`)イパーイ 

何となく氏/クロシルキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!
普段は優しい男のSっぽいエチものは、かなり好きシュチュ。イイ!!

321 ◆z3RbELqBu.氏/ラケにはイタイ系が多いから、前の読んで
なかったけど(ゴカーンとかキンシーン苦手なんで…スンマソン)オチのおかげで
読み直し。ヘタレエリオットに共感したっす。ラケに攻められたい…

「待っている君」の職人氏/ゲーム前だから烈火物は読まないんですが
603氏のでオズセラだけは解禁にしたので、喜んで読みました。
すげ可愛っす。両人のおかげで、セーラに逢うのが楽しみになった!
733名無しさん@ピンキー:03/07/02 00:32 ID:PmYaisN7
>731
朝の祈りに藁た(w
734名無しさん@ピンキー:03/07/02 09:37 ID:Jb6r47VK
>731
エミリーヌ「おぉ、我が子セーラよ、贅沢を言ってはいけません。
私の男も早かったんですよ。」
とか。

ありがたみのない女神だなおい
735名無しさん@ピンキー:03/07/02 13:25 ID:kgv3DANZ
>734
エミリーヌは女神ちゃうやんかw
736名無しさん@ピンキー:03/07/02 13:40 ID:GQ3dB61k
その前にエリミーヌだと思われ
737名無しさん@ピンキー:03/07/02 16:06 ID:kgv3DANZ
>736
Σ(;´Д`)!
738名無しさん@ピンキー:03/07/02 17:04 ID:3f3c27WY
moremoimamadエミリーヌdatoomottetaYO!
739名無しさん@ピンキー:03/07/02 22:38 ID:F+TZeDsO
まだ見たことの無い組み合わせきぼ〜ん
740名無しさん@ピンキー:03/07/03 00:07 ID:qeU/8qZp
パントフィオーラとか。
741名無しさん@ピンキー:03/07/03 00:38 ID:DWCHW662
ラガルト×ニノとか
イサドラ×ハーケンとか
ガイツ×フィオーラとか
ダーツ×ファリナとか
ヒース×ルイーズとか
742名無しさん@ピンキー:03/07/03 01:09 ID:vGJaAoMq
いやいや、ヴァイダ×ファリナ(w
743名無しさん@ピンキー:03/07/03 01:31 ID:strJANTk
レナートがイサドラを舌先三寸丸め込む話きぼん
744名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:49 ID:4MoEsJh1
バアトル×カアラ

悟空×チチの初夜を〜に通ずる物がある(w
745名無しさん@ピンキー:03/07/03 19:07 ID:Ly4rE7hu
トラナナ以降のキャラはサパーリ分からん
ってことで、セリス×ナンナきぼん
セリスとナンナがくっついてリーフが悔しがるのをみたい
746名無しさん@ピンキー:03/07/03 19:15 ID:M52f8kxg
俺は逆にトラナナ以前のキャラを忘れつつあるな……。
紋章とかはかなり危ない
シーダたんにミネルバ、チキたんぐらいは覚えてるが。
つーか、容量ヤバくね?
747名無しさん@ピンキー:03/07/03 19:42 ID:E+WX+5Mp
Studio e.go!のゲーム画像の貼り付けは、萌え.jpの存続にとって、最も危険な行為であり、
万が一貼り付けた場合は削除要求にしたがって速やかに削除してください。削除せずに放置した場合、サブネットごと永久IP-banいたします。
748名無しさん@ピンキー:03/07/03 20:21 ID:DWCHW662
現在492 すぐにスレ立てた方がよさげ
ちなみに自分は無理でした
749名無しさん@ピンキー:03/07/03 22:30 ID:tYFQ5rCm
新スレ立ててきますた
ファイアーエムブレム&ティアサガ第7章
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1057238909/l50
750名無しさん@ピンキー:03/07/04 05:48 ID:JB7Jk1/J
次スレが立ったんでここは埋めだな

アウグストが燃え萌えなのだが、
アウグストが主役のssって見た事が無い(´・ω・`)ショボーン
誰か書いてくれないかな?
こうなったら自分で書くしか無いのかな?
751名無しさん@ピンキー:03/07/04 15:59 ID:T27hAVQf
埋め立てに何か書こうにも残り10KB超ほどじゃエロに行くまでに終わるな……
そう言えば前々から疑問だったんだが、
1つのスレ容量は512KBらしいけど埋められたスレの容量表示は500KBになってる。
きちんと512KB入ってんのかね?
752名無しさん@ピンキー:03/07/04 16:25 ID:DoLHP9KK
ていうか、
埋め立てより即死防止のために
新スレの方に書いてもらいたいですよ
753名無しさん@ピンキー:03/07/04 17:48 ID:xUu75ZDk
アウグストではエロに行かない気が…。
754名無しさん@ピンキー:03/07/05 03:25 ID:UQ7AYKIT
そういえば、リフィスはアウグストから拷問を教わったとか。
三角木馬(;´Д`)ハァハァ
755名無しさん@ピンキー:03/07/05 15:55 ID:CghxH72H
>>321
神キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!
やっぱラケシスはかわいいなぁ…。
王子のへたれっぷりに激しく笑いました。

>>732さん
>普段は優しい男のSっぽいエチものは、かなり好きシュチュ。イイ!!
ハゲ同!
756名無しさん@ピンキー:03/07/05 18:55 ID:BieGx3pu
321だったものです。

コメントくださった方、ありがとうございます。
あれはエリオットのへたれぶりを楽しむものでつ。
普段自サイトでこのへたれの真逆(だと思う)の男を
姫の相方にしているので、こういうのもいい感じ。



で。
新スレに移行した今なら言える。言えるぞ。

推敲中書き足ししようとしたところ途中で見失ったあげく
そのままうぷしてタ━━━━(;´Д`)━━━━!!
今気がつくかよ自分。
文脈が微妙につながっててよかった…

757名無しさん@ピンキー:03/07/05 20:13 ID:Mt5sb9ju
        ,, -‐''''" ̄ ̄ ̄`゛'‐、
      ,/:::::::::: ̄ニニ=-`ヽ::::::::`ヽ
   ,、‐"::::::::::ニ==:::::::ヽ:::ヽ::):::::i:}::\    /
  , ':::/::::‐''":フ:::,,‐'''::::::::::‐、:::`ー:::`\::ヽ ,,-'' ノ
 /::/:::/:::/:::::::::/::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ:::::,,-''"i/フ
...l::i::::li:::::::/::/:::::::/::::::/::∧::::i::::::ヽ:::::::/ /,,-イ
..l::i::::/::l::イ::::l::::::::l::::::::l:::/ .|:::i::l:::::::ヽ/ノ /Tエ/
.l:::i:::l:::::|,,,l:::l|::::::::l::::::,,l:/_ ノ/|::l:::::::::l::lア メニ三ニ,
ヽ:i:::l::::::| ,ニ、、::ilヽ::ノ)lフヽ、}ノ::ノ:::ノトl  フー、
 ヽ::::::::| 'i;;;。ヽ`  -t‐=、 ノレ:::::::ノ⊥/ニ‐l
   ー | 、ii:::/    {::;;;゚,ヽ 'ー''‐=、 ト、=゛:::|
    .|  ̄    ー‐‐''    )ヽ)) |:::::::::::l
    ヽ  ‐        ./‐'''"-''":::i|:::::l
     入 ヽ ̄ア     / ̄´:::::i:::::/:::::l
    /::::\      ,  /::i:::::::::/:::/i:::::/
    /:::::::::::ヽ  ,  '  /::イ::::::/::::/::i:::/
  //レl::ノ::::::´T    /:/l::::/::::/l/l:/
  ´レ V''´ヽ/:::|   ノ レイ レ
      ,----ノ      ヽ----、
    /:::::/____,,,、-‐''" ̄ \
758名無しさん@ピンキー:03/07/05 20:15 ID:Mt5sb9ju
        ,-‐''''" ̄`゛''‐-、
       /         `゛'‐、
      /           \ ヽヽ
     ./     ,,、-―‐--、_  .\li:::|
    /  ,、‐''"´iヽ  \ ヽ`‐、  ` l)
    l.// (`ヽ \____ヽ ヽ lヽ、l/yl
    .|  l l  `'ト--ヽニlヽ ト l /ル、 ヽ
    li  ヽ lゝ    'T;;:ヽ` 从〈 人ー '
    |ヽ  l |´,.、    ‐‐':::: 从 V}ヽヽ
    \ヽ ヽト;;;i     :::   /‐" // ノ
      ヽ\-ヽ':: '   ,    /lヽ /イ/
       ` フ ヽ  ´    / | l  >
         ヽ ` i ‐ , ' ,、‐ヽ ヽくヽ
         く`l´  ,ユ、-'"-‐'' >‐-、_'''‐、
         < レ‐"      /./  ,、‐.ヽ ヽ
        iii/フ/       /./  ''   lヽ
        / //       /./  /   ,l l
  |ヽi_,, 、 /ヽ/ '―-----‐''" ヽ /   。/  |
  y´  ) .V ./          y  _,,,/l; /
.勁,,,、‐"  l/           /‐''"   人 |
.|`t     〉          /     /_,,ン
ヽヽヽ    `''-、        /     /
 ` ´ヽ、__     `''‐、    /     / 
   .|  ` 、             /l
   |    |`'' 、          /ヽ
   \   ,   `  _      /  l
     `  l       ''‐--- '  人
759名無しさん@ピンキー:03/07/05 20:20 ID:Mt5sb9ju
          _, −'´ ̄`'""""''- 、
        , '´,. -  −- 、    丶、
     /                 \
    / / /     、ヽ .ヽ  \ヽ\   ヽ
.    / / / ./ ./ i  i l l i l、 l | |_l______ ',
   l l ! l l| l|  | ! .l !i.l| l j.l .! ̄ヒト、ー| l
   | l ! ト、|ヽ,ト、 ノ」,ノ廾リ‐レ'ノノ   |fヽソ、l
   '、、ヾ'、 r'゙' ̄ ´   ィf':::テ 彳i!   |ll   |l
    'ト、>ト ィf':::f      ゞ-'   !l!  l. | ll  |.|
     | l|  `、ゞ'           !l  !.| .ll  .| l
.      | l! ヾ、   ‐       |.!   ll !ll .|. i!
.     |.i  '、'、   -ー    /|l !   l! i. ll_」 ll
    rー| i.  ヽ`丶、`  ∠  」Lli  l |. | _%_ li
.   / ,'| .i    ヽ 「`−'´二二 -| l!  !l. | l  l l.!
  / / i  l!    ヽ!フ八弋フ八弋! l!   l! | ヽ ヽ
 / /  i  |!i   ヽ}、,_ ̄    ̄ _,」-l!  lリ  \. \
/ /  ノ  レヘ    !.  ̄ ̄ ̄ ̄   !  lト .,_  \. \
760名無しさん@ピンキー:03/07/05 20:23 ID:CghxH72H
>>321たんの他の話も読みたひ…(´Д⊂ヽ
叶わぬ夢…
761名無しさん@ピンキー:03/07/05 22:10 ID:CMTY0H4z
キャスチャドの続きはもう拝めないのだろうか・・・
762名無しさん@ピンキー:03/07/05 23:54 ID:VvwpHZ8K
>>760
書くかどうかは今後次第だけど、新スレの
親子丼にハァハァ(;´Д`)している自分がいる。

しかし、これやると伝家の宝刀抜く気分。
アパ〜ムな自分にお勧めできない。
763名無しさん@ピンキー:03/07/06 00:56 ID:sy8mOcl1
今なら言える。

実は昔、自分も親子丼を考えた。エロまんが描きだったんで
コマまで割った。しかし突然正気にかえって、封印した。
>762の気持ちが、なんとなくわかる鴨。


764名無しさん@ピンキー:03/07/07 02:23 ID:Cy6Oo2Ef
明日には新しいSS見れますように・・・
765名無しさん@ピンキー
キャンギャルのくっきりワレメが見るサイトがあったよ…
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/wareme_tatesuji/omanko/

ここすごい…(*´Д`)アフ〜ン