宇宙のステルヴィア

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313名無しさん@ピンキー
>>311
それにきょとんとする彼女。彼は急に頬を赤くして呟いた。
「あの知ってる?」「なにを…」勢を削がれた彼女はちょっと不満顔に答える。
「あのさ…これって伝説みたいなもんなんだけど」「…ん…なんなの?」
「鼻の頭を軽く押して間に割れ目みたいな感じがしたら」「…あーしってる…あはは」
彼女は吹きだした、まるで今までの気まずい雰囲気を払拭する様に。そして笑いながら言った。

「鼻の先の頭を指で押してみてアレって事でしょ?……うふふ」「えー知ってたの?」
彼女は、そんな風に驚いた感じを魅せる彼の表情を伺う様にして、急に彼に近づいた。

「……ごめん…でっ?!」彼の言い訳は、彼女の唇で塞がれ、後にはただお互いを求め合う音が聞こえるだけであった。