「ねぇコータ」
「ん、なに?アリサちゃん」
アリサはインフィの前でたそがれていたコータに声をかけた。
「いきなりで悪いんだけどさ」
「?」
「しーぽんのことどう思ってるの?」
「…どうって?」
「だからほら、好きとか嫌いとか」
アリサは一気にまくし立てる。
全然アプローチをかけようともしないしーぽんに、
アリサもイライラしていたのだ。
「んー」
首を傾げるコータ。
仕草とは裏腹に、真剣に考えてはいないようにアリサには思えた。
「ひょっとして他に好きな娘、いるの?」
「いるよ」
即答だった。
「ええ! コータの裏切りもの!」
このままではしーぽんは失恋してしまう。アリサは焦った。
「裏切りものって…」
「しーぽんの敵! 悪魔!」
「いや、あの」
「問答無用! …で、誰がすきなの?」
気になるアリサだった。
「…知りたい?」
「知りたい」
「耳貸して」
「ん」
コータの口元に耳を寄せるアリサ。
「あ」
突然コータが声を発する。アリサは至近距離でコータの顔を見た。
するとその瞬間。
「んん!」
アリサはコータに唇を奪われた。
コータは口付けたまま舌を伸ばし、アリサの口内を蹂躙する。
「んん、はぅ、うんん!」
アリサが息苦しそうにしたので、コータは唇を離した。二人の唇には光る唾液の橋が出来て、すぐに消えた。
しばらく見詰め合う二人。
アリサの方は顔を紅に染めて、コータの顔を呆然とみる。紅い髪の毛と合わさって、アリサの首から上は全部赤色に見えた。
「な…」
アリサはやっとのことで声を絞り出す。
「なにすんのよ!」
「君が好きなんだ」
「は…!」
突然の告白。
「好きって、え、だって、しーぽん、え、私は、え?」
「君が好きなんだ」
「でも、しーぽんが…」
「志摩ちゃんは関係ない」
「…」
「僕のこと、嫌いかい?」
しばらく戸惑ったが、意を決したように首をブンブンと横にふるアリサ。
「じゃあ、好き?」
今度は俯いて答えないアリサ。
「なにも答えないってことは、いいってことだよね」
「……へ?」
顔を上げるアリサ。コータは有無を言わさずアリサを抱きしめた。
「ぁ…」
さらに顔を紅くするアリサ。
「好きだよ。好きだ」
確認するように言うコータ。アリサはそれを聞くと、言った。
「でも、しーぽんが…」
「それは志摩ちゃんがいなければOKしてくれるってこと?」
「ちが…!」
「志摩ちゃんのことが、大好きなんだね」
やさしく自分を包み込んでくるコータの声。
そういえば、自分はコータをどう思ってるんだろう。
「本当に嫌なら抵抗して。じゃなかったらこのまま…」
コータはそう言うと、アリサを床に寝かせた。
「え、え、ええ!?」
「君を、もっと知りたい。抱きしめたい。…したい」
「えええ!?」
「本当に、抵抗して。僕は、本気だから」
「う、うう、あ、ああ…」
もう大混乱なアリサ。抵抗しようとするが、力が入らない。まるで、自分がこの先を望んでいるかのように。
それを感じ取ったコータは、アリサの髪においていた右手を、アリサの胸においた。
「ひゃあ!」
「心臓がどきどきしてるね。僕もだよ」
そう言って、コータはアリサの服に手をかけた。
「待って…待って…」
ぶつぶつと呟くアリサだが、コータはわざと無視する。
そのうちに、アリサの上半身は下着のみとなった。意外と膨らんだ乳房が、コータの目を刺激する。
「綺麗だ、とか言えばいいのかな、この状況では」
コータも少し顔が赤い。アリサはそんなコータの反応を見て、「嬉しい」と感じている自分に驚いた。
「コー…あん!」
アリサの声をさえぎるようにコータはアリサの胸元に口付けをした。
どうやら、コータは本気のようだ。それを確信してしまったアリサは、恐怖感と期待感を感じてしまう。
(私、なんでこんな気持ち…)
次に、コータは容赦なくアリサのたわわな乳房を包む下着に手をかけた。
「あ…あ…」
慣れないのか、コータはうまくブラをとれない。しかし、ついに小さな音をたててホックが外れた。
ゆっくりと、露になっていくアリサの乳房。
「駄目だよ…駄目だよ…駄目だよぉ」
アリサの訴えは、ドッグに響いて、消えた。
そしてアリサの乳房は、冷えた空気に晒された。
大きめの双房に、小さめの乳首がちょこんと乗っている。
紅い髪とは反したそのかわいらしい薄ピンクの頂は、コータをどうしようもなく興奮させた。
アリサの顔は真っ赤になっていて、目はきつく閉じられ、両手はぎゅっと握り締められていた。
「かわいいよ」
コータはそう呟くと、そのたわわな果実に右掌を乗せる。
アリサの体がビクンと震えたが、コータはお構いなしに少し握力を込めた。
ふに、と形を変える乳房。アリサの口から息が漏れた。
さらに掌に力を込めると、さらに形が変わる。
本当にマシュマロみたいなんだな。コータは感心しながら、今度は両手でアリサの乳房を弄んだ。
「ぁ…ん、ぅぅ」
アリサは狂ってしまいそうなほどの羞恥心と、ほんの少しの、まだそうとは気づけないほどの快感を感じて困り果てていた。
コータの手の動きは止まらない。先ほどから乳房を触り続けているが、少し長すぎるだろうか。
昔から何でも出来たコータであったが、さすがに経験のない事までは上手にはできない。
コータは本などの知識をフル騒動させて、標的を桜色の乳首に移した。
「ぁ」
突然の感覚に閉じていた目を薄く開けてしまうアリサ。視点をずらすと、自分の乳首がコータに指で捏ねられていた。
「コータ…」
アリサは息だけでそう呟くと、少しずつ自分の体を支配し始めている感覚に身をゆだねた。
「気持ちいい?」
全然ロマンチックじゃないな。コータは自分でもそう思ったが、ずっと聞きたかったことを聞いた。
アリサが自分のことを好きだということを、確認していないのだ。
問われたアリサは答えない。体を震わせながらじっと何かに耐えていた。
「ア…」
コータは不安に駆られて、もう一度問いかけたが、アリサの言葉にさえぎられた。
「わかんない…」
こんな所でなければ聞き取れないような声。
「なんか、触られてる、トコが変な感じ、なの。これ、が、気持ちいいってこと、か、な?」
アリサはたどたどしく呟いた。
コータは妙な興奮を覚え、アリサの乳首に唇を寄せた。そして含み、舐めた。
「はぅ」
アリサが声を漏らす。喘ぎ声。コータは理性を失いそうになった。
しかし、アリサが不意に自分の手を握ってきたことで、留まる。
コータは目の前で震えている赤い髪の女の子を、もっと好きになった。
今度は乳首だけでなく、その周り、乳輪、そして乳房そのものを口に含むようにして味わった。
逆側の乳房は最初よりも少し強く、捏ねるようにして揉む。
「ふぅ、ぅぅ、ぅあ」
だんだんと大きな声で喘ぐアリサ。コータは調子に乗ってさらに胸にしゃぶりつく。すると。
「…気持ちいい…」
決定的な一言。コータはアリサの顔を見る。
そこには、言ってはいけない言葉を言ってしまったことを悔やみ、恥ずかしがる女の子がいた。
コータはじっとアリサの顔を見詰めて、きっと自分の顔も赤くなっていることを確信した。
とても嬉しくなったコータは、乳房を触るのをやめた。
「…? コータ…? え、あ、ちょちょっと!」
急に離れてしまった快感を不思議に思ったアリサが目線をずらすと、そこには自分のズボンを脱がせようとしている男の子がいた。
「あ、あ、いやぁ…」
拒絶の言葉。コータの心臓は高く鳴った。調子に乗りすぎただろうか。
しかし、コータはアリサの顔をじっと見詰めた。
「本当に嫌かい? もしそうなら…」
そこで言葉を止めるコータ。アリサはコータの顔を見る。
少し泣きそうな顔をしていた。困るアリサ。
志摩の顔が一瞬浮かんで、今まで考えないようにしていたコータへの思いを、よく考えてみる。
(そうだ、わたしは、コータのことが)
そこまで思って、そして志摩の顔を思い浮かべる。
「ごめんね…」
アリサの呟きが、コータは自分へ向けてのものだと思った。しかしその考えは、アリサが自分に唇を重ねてきたことで吹き飛んだ。
アリサは夢中になってコータに口付ける。ディープキスをしてみたいのだが、うまく舌が入らない。
「ふぅ、んん」
アリサは泣き出しそうになりながら、さらにコータの唇を求める。もはや何を考えていいのか分からない。
そんなアリサをたまらなく愛しく思ったコータは、ぎゅっとアリサを抱きしめた。
「あ…」
少し落ち着きを取り戻すアリサ。
「口、開けて」
優しい声でそう言われたアリサは、遠慮がちに口を少し開けた。
コータはそこへ唇を重ね、舌を差し入れていく。
「ん、ん…」
自分の口内に入り込んでくる、他人の舌。
歯の裏側や、頬肉を舐められる。とても妙な感覚で、とても心地いい。
アリサ自身も舌を動かして、コータと舌を重ねあった。
唾液が溢れる。混ざり合う二人の唾液を、互いに飲みあう。
息苦しい。でも、とても気持ちがいい。
ひとしきり自分以外の体液を味わいあった二人は、どちらともなく口を離した。
お互い、口の周りが唾液にまみれて光っている。
コータはアリサの口の周りの唾液を舐め取った。すると、アリサも逆の事をする。
アリサはゆっくりと横たわった。さっきは慌てて気づかなかったが、裸の自分にはここの床はとても冷たい。
けれど、もうどうしようもなく熱くなってしまった自分の頭の中を考えれば、丁度よかった。
さっき脱がしかけたアリサのズボンを脱がすコータ。かわいらしい下着が見えた。下着に手をかける。アリサが唇を噛んだ。
「いい?」
コータはアリサに問いかける。ここまでしておいて。自分でもそう思った。
アリサも一瞬そう考えたが、すこし考える。再び浮かぶ志摩の顔。
そして、アリサは深く頷いた。
それを確認したコータは、下着をゆっくりとおろす。
そこには生い茂る赤色の茂みがあった。一気に動悸が早くなるコータ。
それを感じ取ったのか、アリサもまた、赤い顔をさらに赤く染める。
太ももまで下着を下ろすと、下着と茂みにかけて、透明の糸の橋が数本架かっていることに気づく。
それがアリサの愛液だと気づくのに、コータはしばらくかかった。そして、つい声を漏らす。
「濡れてる…」
「!!!!」
目を見開いてコータの顔と自分の股間を交互にみるアリサ。
「い、言わなくてもいいじゃん…」
アリサはもう死にそうだった。
「ご、ごめん!」
コータは慌てて下着を脱がす作業を再開する。
太ももから膝を経て、ふくらはぎへ、足首へ。
気がつくと、アリサは完全に真っ裸になっていた。
コータのことだから、誰も来ないのが分かっていてこういう事をしているのだと思う、というより願っている。
だが、やはりこの格好は恥ずかしすぎた。
アリサはコータにも脱いで欲しかったが、そんなことは言えない。それこそ今更だが。
するとそれを感じ取ったのか、コータはTシャツを脱いだ。思ったよりも逞しく、均整のとれた体。
そして、コータはアリサが閉じた足に手をかけ、開いた。
指を近づける。アリサが震えているのが、見なくても伝わってくる。
「あぅ」
触れた。乳房よりもさらに柔らかいその感触。人差し指と中指で、ソコを開いてみる。
水音。グロテスクと聞いていたのだが、全然そんな感じがしなかった。
確かに形自体はアレだが、それでもとても綺麗だとコータは感じる。
反対の手で中身に触れた。
「ああっ」
今までよりも全然大きな声で喘ぐアリサ。
コータはソコを弄ることに没頭する。
「あ、あ、は、あ、はぁっ」
コータは指を離し、今度は口を近づけた。
「だ、駄目、コータ、あ、あ!」
コータは調子に乗って、秘肉を舐めあげた。
「ああ!」
今までで一番大きい声。コータは差し込んだ舌を小刻みに動かした。
口の中に、なんとも言えない味が広がる。頭に血が上る。
「ん、んん、んん、んん!」
必死で声を抑えるアリサ。やはり恥ずかしい。
一方では、無心で舌を動かすコータ。
彼女が気持ちよくなってくれている。喜んでくれている。それがとても嬉しかった。だが、
「うぁ、はぁ、ひっく、あん、ひっく、うぁ、ふぇぇ…」
泣き声。コータは驚いて顔を上げた。
アリサが泣いていた。子供のように、まるで怒られた子供のように、泣いていた。
「ど、どうしたの?」
アリサは泣きながら、やっとのことで言葉を吐き出した。
「怖いよぉ、頭が変になっちゃうよぉ…」
その言葉を聞いて、コータは自分を殺してやりたくなった。
何を思い上がっていたんだ自分は…!?
「ごめん、ごめんね…」
コータはアリサを抱きしめた。強く、強く。
アリサもまた、コータを抱きしめ返した。
そしてアリサは、自分の下腹部を、何かが圧迫していることに気づいた。
「コ、コータ」
「ん?」
「当たってる、コータのが…」
自己主張を続けているコータの股間。
アリサは、それが妙に嬉しくて、コータの股間を撫でた。
「!!!???」
「へへ、お返し」
まだ涙の乾いていない顔で、いたずらっぽく笑うアリサ。
いつもの笑顔。やはり、自分はこの笑顔が大好きだ。
コータはアリサの額と自分の額をくっつけ、優しく口付けた。
ディープキスではなく、ただのキス。
そして、尋ねる。
「…いい?」
「…ん」
お互いの同意の上でのセックス。和姦。
コータは緊張しつつ、ズボンのチャックを下ろし、下着をずらし、性器を取り出した。
目をまるくするアリサ。
「おっきー…」
コータは苦笑して、アリサの足の間に体を入れた。
「あ…」
ついに。コータは自然と荒くなる呼吸を抑え、自分の性器をアリサの性器へと近づけていった。
「熱っ…!」
二人同時に言って、気恥ずかしくなった。
コータはアリサの性器に宛がった性器を、軌道修正する。
自然と擦りつける形になってしまって、アリサは喘いだ。
苦労して、コータはしっくりとくる場所を発見する。
「ここかな…」
「うん、多分そこ」
お互いに確認しあって、そして、コータは、腰を押し出した。
「ん…」
圧迫感。アリサは顔をしかめて、コータはそれを見て動きを止める。
「ごめん、痛い?」
「大丈夫。…どのくらい入ったの?」
「まだ、全然。先端がうまったくらい」
「そ、そうなんだ」
これで先端なら、自分はどうなってしまうのだろう。
コータは意を決して、さらに腰を押し出した。
しかし、どうしてもそこから先へ進めない。
先が空洞になっているのはわかるのだが、どうしても入らないのだ。
「落ち着いて、コータ」
「う、うん」
入れる前に出してしまっては、シャレにならない。
コータは息を吐き出して、再び腰を入れる。
「ん、くぅ…」
アリサは自分の指を噛んだ。
コータは心配になったが、ここで止めてしまうのはもっと可愛そうな気がした。
力を込めると、アリサは腰を浮かせた。すると、コータの性器は、にゅるん、と入ってしまった。
「うああ!」
アリサは痛みに声を荒げる。
コータは入り込んだ性器を押し込む。
「ううう…!」
アリサは目に涙を浮かべて、痛み、というよりは「熱さ」に耐えた。
コータのモノが入り込んでいる部分が、焼かれるように熱い。
そうこうしているうちに、二人の下腹部は合わさった。
「入った…の?」
アリサは辛そうな顔で、コータを見る。
見られたコータも辛くなったが、自分の下半身からの快感は、とてつもなかった。
「どう? わたしのなか」
アリサは無理に笑顔を作り、言った。
「すごいよ…。こんなにすごいと、思わなかった」
「あの、コータ」
「分かってるよ、中には出さない。ってコンドーム持ってるんだった」
「…なんでそんなもん持ち歩いてんのよ」
「いや、いつそうなっても困らないように…」
「…」
「う、とにかく、すぐつけるね」
「いいよ」
「え?」
「せっかく繋がったんだもん。このままして」
「でも」
「でも、中には出さないでね。コータ、男の見せ所!」
「見せ所って…」
自信がない。
だが、アリサの言うとおり、また入れなおすのは興ざめだ。
「分かった。がんばるよ」
「がんばれー」
さっきから明るく振舞っているが、アリサの目には依然と涙が浮かんでいる。
コータはそれを見て、少しずつ腰を動かし始めた。
「くぅ…」
アリサは痛みに声を上げる。
コータも、それほどもつとは思わなかった。
抜け出るギリギリまで抜いて、恥骨を押し付けるようにして差し入れる。
下腹部がくっついたときに、コータとアリサの陰毛が合わさって、青と赤のコントラストが出來あがる。
「もう少し、強く動いてもいいよ」
辛いが、もっとコータを感じたい。アリサはその一心でそう言った。
コータは言われたとおり、少し腰の動きを早める。
「ああ、ああ!」
アリサは大きな声で、泣く様にして叫んだ。
痛い。痛いが、それだけじゃない。
少し裂けたような痛みがあって、あとほとんどは、熱かった。焼かれるように。そして、最奥にほんの少しの快感。
初めだから、やっぱり痛い。マンガみたいに、処女なのに気持ちよくなったりならない。
アリサはそんな事を考えながら、その熱を感じていた。
コータの顔を見る。息が荒い。気持ちよくなってくれてるんだ。アリサにはそれがとても嬉しかった。
「ああ、ふぁ、は、あ!」
「ぐ…ぅ」
「コータ? 終わり? 終わっちゃうの?」
コータは顔をしかめながら、腰の動きを止めて、ゆっくりと引き抜いた。
やがて、全て抜け出たそれは、もう限界まで張り詰めて、時折ピクンと動いた。
コータは息を荒くして、座ったまま動かない。
やっぱり中で出したかったんだろうな。アリサはそう思って、コータが可愛そうになった。だから、
「アリ…サ…!」
アリサは、コータの性器を口に含んだ。変な味。これは自分の味なのか。それともコータのか。
アリサはコータの性器を深く口に入れた。
「うぁ…出…」
そして、アリサが口のなかでコータの性器をべろん、と舐め上げた瞬間。
「アリサ!」
「!」
アリサの口の中で、コータは果てた。
さっきよりももっと変な味だった。
「飲んじゃったね」
「うん、平気」
「…痛かった?」
「っていうか、すごかった」
「…ごめんね。なんか今日はいきなり…」
「なに言ってんのいまさら。ほら」
コータにキスを求めるアリサ。コータは少し微笑んで、アリサに口付けた。
(しーぽんに悪いことしちゃったな)
アリサはそんな事を思いながら、コータの唇を堪能した。
一部始終を、志摩に見られていたとも知らずに。
完