ローザの服は、露出がデカい。おまけに、乳もデカい。
嫌でも気になる。目が行く。
まあ、オトコとしては、ある種当たり前のようなものなのだけど。
「スケベ!」
……なんて言われると、(例え事実でも)ムカついたりする。
今日の槍玉は、カルノだった。
「みっ、見てねェよっ!!つかオマエ、自意識過剰だろっ!?」
「何言ってんのよ!鼻の下伸ばしてたの、ちゃんと見たんだからっ!」
「な………だ、大体、そんな服着てるのが悪いんだろっ!?」
「あー!認めた!やっぱり!」
「ち、違うーーーーー!!」
口喧嘩では、カルノがローザに適うはずもない。
あっさり言い負かされ(また、墓穴を掘って)、がっくりとテーブルに突っ伏す。
コッペリアはそんなカルノの様子を見てくすくす笑い、興味深さげに顔を覗き込もうとまでする。
「ねぇねぇ、カルノ。お顔真っ赤だよぉ?ねぇねぇ、カルノってばー」
「コ、コッペリア……」
「ローザはおっぱい大きいもんねぇ。カルノ、大きいおっぱい好き?ねぇ、好き??」
イーノが止めに入るが、コッペリアは構わずにカルノを構う。
我関せず、と言わんばかりのポーズで紅茶を啜っていたアリューシャだったが、ちらりと薄目を開け、流石に気の毒そうな表情を浮かべた。
しかし、絶対に言葉は掛けない。掛けたが最後、コッペリアの無邪気で悪意のない質問が
自分に向ってくるであろう事が、簡単に予測出来るからだ。全く、いつの時代も子供は残酷だ。
カルノを言い負かし満足したらしく、ローザは悠々とカップを傾ける。しかしそこでまたふと視線を感じ、カップはそのままにちらりと視線だけを上げた。
斜上から感じる視線の先を追う。想像していた通り、隣に座ったシズマが無遠慮にローザの胸を眺め降ろしていた。
「シズマ、あんたもなの?……スケベ。見ないでよ」
まじまじと見られた事に恥ずかしくなったのか、軽く腕で胸元を隠しながらローザはシズマを睨む。
声を掛けられ初めて気付いたように、シズマは小さくああ、とだけ言う。しかし、視点は依然ローザの胸の上だ。
「ちょ、ちょっ……」
カルノの物とは違う視線。魅了されたようにぼんやりしたものではなく、しっかりとしたそれ。
動揺しはじめたローザに構わず、シズマはつい、とローザの胸元に手を伸ばした。
飄々とした動きに何故か抵抗できず、胸元を覆っていた手はシズマの指先で除けられてしまう。
「15の乳じゃねぇよなあ、確かに」
触れるか触れないかの位置に、無骨な男の指先。その悪戯な指が。胸の谷間、張りつめた部分の布に。引っ掛けられて。
「きっつそー……」
呟かれた言葉に羞恥心が煽られて、ローザの頬が一気に紅潮する。
視線をさけるようにいやいやをして、顔を背けて。
「!!」
……ようやく、皆がいる事を思い出した。
(当たり前と言えば当たり前だが、)興味深そうにこちらを見つめる、四対の瞳。
「ちょ、見ないでよ!バカっ!!」
「あ」
一気に恥ずかしくなって、ローザは怒鳴った。………立ち上がって。
シズマの指に引っ掛かり、ズレる服。零れ落ちる、豊満な……。
「いっ、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ローザが叫ぶ。カルノが鼻を押さえる。イーノが目を丸くする。
コッペリアが笑う。アリューシャが盛大に茶を吹き出す。シズマが殴られる。
それから姑くの間修行場には、アーミーアントを大量増殖させた、鬼神のようなローザの姿があったと言う。
めでたくなし、めでたくなし。
エロくなくてスマソ
自サイトは丸っきり健全だから、こんなの置いたら浮きまくっちまうんだよ……
吐き出して(・∀・)スキーリ!サンクスコ!!
ちなみにジャンルは「アヴァロンの鍵」ですた。
良かったッス!
中々良。面白く読ませてもらいました。
ありがとう。
また近いうちお邪魔するんで、その時また是非読んで下さい。
お名残惜しゅう御座いますが壮健なれ
>364え、いや、ごめん。
名残惜しむ間もなくすぐ来る気でいるんだ。多分。いや絶対。
そういや9月中にはUPすると言ってたクイズマジックアカデミーSSの人はどうしてるんだろう
女神候補生の人も、ここで続きを書いて欲しい
ちょっと忙しいですが、時間とって頑張りますー
ちゅんちゅんちゅん・・・
窓の外では小鳥が鳴いている・・・
う〜ん、いい朝だわ!
私がこの飛空都市に来てから、もうけっこう経つ。
私が育成しているエリューシオンもだいぶ成長してきた。
この分だとロザリアよりも先に中央の島までたどり着けるかも♪
よし、今日もがんばるぞっ!
私が窓を開けると、途端に青い小鳥さんが入り込んできた。
「まあ、かわいい♪」
すると、窓の外で声がした。
「だめだよチュピ!アンジェリークのお休みの邪魔しちゃ!」
あら?この声は・・・マルセル様だわ!
私は窓の下を覗きこんだ。
「おはようございます、マルセル様!気持ちのいい朝ですね♪」
マルセル様は私の方を見つめている・・・
「おはよう、アンジェリーク。ごめんね、こんなに早く起こしちゃって。」
「いいえ、もう起きてましたから。それより、こんな所で話をするのもなんですから、
私の部屋に来ませんか?」
「うん!今から行くね!」
マルセル様って、かわいい・・・v
こんこん。
ドアを叩く音がしたので開けると、マルセル様がいた。
「マルセル様、さあ、おあがりになって♪」
「おじゃましま〜す!」
マルセル様は、いすにちょこんと腰かけている・・・。
「お、女の子のお部屋って、何だかドキドキするよ・・・v」
マルセル様ったら・・・v
「今、お茶をお持ちしますね・・・v」
私は、ティーカップに熱いお湯を注ぐと、ココアのビンを開けて、スプーンで3杯すくって
カップに入れてかき混ぜた。
「さあ、マルセル様、どうぞ♪」
「うわあ!ココアだ!いただきまーす!・・・あれ、アンジェリークは飲まないの?」
「あ、あはは・・・自分のを忘れてました・・・(w」
私は、自分のティーカップにココアを入れてお湯を注いだ。
「じゃあ、あらためて、いただきま〜す♪」
私はマルセル様をじっと見つめている・・・
「あれ?アンジェリーク、僕の顔に何かついてる?」
私は何もしゃべらずにずっと見つめている・・・
「えっ?どうしたの?」
マルセル様は不思議そうな顔をした。
そして、マルセル様も、私をじっと見つめている。
「・・・こうやって見つめあってると、何だか照れるね・・・」
マルセル様がほほを赤く染めると同時に、私もにっこり微笑んだ。
「は、はずかしいなあ・・・もう・・・」
マルセル様はもじもじしている・・・
かわいい・・・v
「ねえマルセル様、ちょっと目をつぶっててくれますか?」
「えっ?う、うん・・・こう?」
私はマルセル様の顔に自分の顔を近づけると、唇を重ねてみた・・・。
マルセル様は、ぱちくりと目を開いた。
「ア・・・、アンジェリーク・・・?」
マルセル様はびっくりしている・・・。
「マ・ル・セ・ル・さ・ま・♪」
私は顔を近づけたまま、少しずつ服の胸元を開いていく・・・。
「あ、アンジェリーク!ぼ、僕たちまだ・・・」
マルセル様は顔を真っ赤にして慌てている。
その様子も、とてもかわいいわ・・・v
「マルセル様、私のこと、嫌いですか?」
「そ、そんなことないよ!で、でも・・・はずかしいし・・・」
「ねえ、マルセル様、立って♪」
マルセル様が立つと、私は両手をマルセル様の首の後ろに回した。
「マルセル様・・・」
私は再び唇を重ねた・・・
マルセル様は、全身を硬直させて、動かない。
「やだもう、マルセル様ったらvそんなに緊張しなくても・・・うふふ・・・v」
私は、マルセル様の視線が私の胸元に注がれているのを感じている・・・
もう少し開けてみよう・・・v
ごくり。
マルセル様が息を呑む音が、私にも聞こえた。
私はマルセル様を再び座らせると、マルセル様の顔を自分の胸に近づける・・・
そして、私はそこで胸を露出させた。
「ア、アンジェリーク・・・!」
「うふふ、マルセル様ったら、何固まってるんですかあ?」
私の胸が、マルセル様の顔を挟みこんだ・・・。
「マルセル様、気持ちいいですか?」
「うん・・・v」
私はマルセル様の口元に乳首を持っていった・・・。
「はい、マルセル様、あ〜ん♪」
マルセル様の口が、私の乳首を吸いこんでいく・・・
「あ・・・」
ちゅぱちゅぱ・・・
マルセル様はまるで赤ん坊のように、私の乳首を吸いつづけた・・・
私の体が、次第に赤く染まっていく・・・
気持ちいい・・・
「マルセル様、私もあなたをもっと気持ちよくして差しあげますね♪」
私はマルセル様から胸を離すと、今度はマルセル様の股間に手を伸ばした・・・。
「あ・・・」
マルセル様のズボンからおちんちんを引っ張り出す・・・
そのおちんちんは、厚い皮に包まれていた・・・。
「マルセル様・・・剥いて差し上げます・・・」
私はマルセル様のおちんちんをつかむと、勢いよく根元の方に引っ張った。
「ぎゃっ!」
マルセル様の悲鳴と共に、厚い皮がめくれて、亀頭が剥き出しになった。
「う・・・くう・・・」
慣れていないせいか、マルセル様は痛がっている・・・
私はその亀頭を口の中に含んだ・・・
マルセル様のおちんちん、すごく固い・・・v
「ふう・・・ふぬう・・・」
マルセル様の口から喘ぎ声が漏れる・・・
突如、マルセル様のおちんちんが緊張した。そして、私の口の中に大量のスペルマを放出した。
「きゃっ!」
私の口の中が、熱くて苦いものに満たされていく・・・
私はそれを飲み込むと、再び亀頭を口に含んだ・・・
すると、マルセル様は再び元気になる・・・
若いわね・・・(w
マルセル様が元気になったのを確認すると、私はすべての衣服を脱いだ。
「マルセル様・・・v」
私はベッドに横になった・・・
そしてマルセル様に向かって股を広げる・・・
「マルセル様・・・、来て・・・v」
マルセル様は立ちあがると、ゆっくりと私の方に近づいてきた。
「アンジェリーク・・・、ぼ、僕、初めてだけど、いい・・・?」
私が返事を言う前に、マルセル様は♂を私の♀に当てる。そしてゆっくりと腰を沈めた・・・
「はあうっ!」
痛みと共に、私の体に電流が走る。
「マ、マルセル様、気持ちいいです・・・v」
「アンジェリークの中って、やわらかくて、暖かい・・・」
マルセル様は少しずつ腰を動かし始めた・・・
その一振り一振りに、私の体が反応する・・・
「あっ、あっ、あっ・・・」
マルセル様の腰の動きが、次第に速くなっていく・・・
「アンジェリーク!気持ちいいよ〜!」
「わ、私もです〜!あああ、あああ、あああんv」
ぐちゅ、くちゅ、にちゅ、すちゅ・・・
マルセル様の♂は、的確に私のスポットを突いてくる・・・
「んああっ!んあっ!あああっ!」
私の♀が愛液であふれ始めた・・・
「ア、アンジェリーク!僕もう・・・あああああああああああああああああっっっ!!!」
「私も・・・あああああああああああああああああああああああっっっ!!!」
私のお腹が熱いもので満たされた・・・
「ねえアンジェリーク、またこうして遊んでくれる?」
「はい、もちろんです、マルセル様v」
おしまい
アンジェリーク乙でした。
そうかスレは無かったんだ
ウマゴヤシがおいしそうに茂っている北海道の初夏・・・
僕が現役を引退して初めてのシーズン・・・
「はあ〜、退屈なのね〜・・・」
僕は自分の部屋で寝転がっていた。
大観衆の前でライバル達としのぎを削っていたあのころは、よかったのね・・・
それにくらべると今は、ほんとに退屈だ・・・
「んあっ!」
車のエンジンの音で、僕は目が覚めた。
「さあ、着いたぞ。」
外で何人かがわいわい騒いでる・・・
一体なんだろう・・・?
僕は外に出て、様子を見ることにした。
外には、一台の馬運車が止まっている・・・。
そして、中から一頭の牝馬が出てきた。そして僕と目が合った。
「おお、たれ蔵くんも待ちきれなくて出てきたぞ。はははっ!」
横で若ぞうの兄ちゃんが言った。
「アンカルジア・・・」
「お久しぶりね、ミドリマキバオー。」
ミドリマキバオーとは、僕の競走名だ。そして、彼女はアンカルジア。
かつて僕たちとしのぎを削っていたライバルの一頭。
でも、その彼女が、うちに何の用だろう・・・?
僕は彼女を伴って、うちの牧草地に入った。
「なかなかいいところね。」
彼女はにっこり微笑んだ。
そして、僕はこの牧場を説明した。
しかし、彼女の目はずっと僕を見つめている・・・
いったいどうしたんだろう・・・?
「んあ?僕の顔に何か付いてるのね?」
「うん、目と口と大きな鼻の穴が。」
「そ、それは当たり前なのね〜」
「うふふ。」
しかし、彼女は僕から目を離そうとしない・・・
「そ、そんなに見つめられると、何だか恥ずかしいのね・・・」
彼女は立ちあがると、僕の横に体を並べて腰を下ろした。
現役時代にはなかった甘酸っぱい香りが、周囲に漂っている・・・。
その匂いを嗅ぐと、僕も何だか・・・ふらふらしてくる・・・
「懐かしいわね・・・こうやって体を並べて勝負を競っていたあのころ・・・。結局あなたには
一勝もできなかったけど・・・」
「でも、君はあのころとは随分変わったのね・・・。今は何か体中から、クラクラさせるような
香りがする・・・」
「そう?・・・うふふ、ありがと・・・v」
そして、彼女は僕に体をくっつけてきた・・・。
こうやって体を密着させていると、次第に僕の♂が痛くなってきた・・・。
わわっ!僕の♂が、ビンビンに固くなっている・・・
彼女はそれを見ると、かすかに微笑んだ。
「たれ蔵くんも、私を感じてくれてるの?・・・嬉しいな・・・」
そう言って彼女は立ちあがると、僕にお尻を向けた。
そして、尻尾を持ち上げると、彼女の♀が剥き出しになる・・・。
「は、初めて見たのね・・・」
♀からは、おびただしい量の汁が滴り落ちていた。
「私もこんなに興奮しているの・・・。」
そして、彼女はそのまま、再び腰を下ろした・・・。
「ねえ、たれ蔵くん、ちょうだい・・・v」
僕はしばらく立ち止まっていた・・・
「どうしたの?早くいらっしゃいよ。」
「ど、どうすればいいのね・・・?」
「そのあなたの股に付いてる固いものを私のこの穴に入れればいいのよ♪」
彼女は尻尾を再び持ち上げた。また彼女の♀が剥き出しになった・・・。
あ、あの形を見ると、何だか興奮するのね・・・
「さあ、早くっ!」
僕は彼女のお尻にしがみつくと、おそるおそる彼女の♀に僕の♂を近づけていく。
「んんっ!」
僕の♂が、彼女の♀に入り込むと、彼女の喘ぎ声が漏れた。
「んあっ!・・・き・・・気持ちいいのね・・・」
「た、たれ蔵くん、もっと、もっと激しく突いて〜っ!」
僕は彼女に言われるまま、腰を振り始めた・・・
「んっ、んっ、んっ・・・!」
「んあっ!んあっ!んあっ!」
僕の♂と彼女の♀がこすれ合うたびに彼女の♀から潮吹きがほとばしる・・・
「ああっ!ああっ!ああ〜っ!」
彼女はおたけびをあげ続けている・・・
僕ももう・・・
「うっ!!!」
僕の♂が不思議な感触に包まれると、何かが僕の♂から出てきた。
そしてそれは、彼女の♀に大量に注ぎこまれた・・・。
「それじゃあ、たれ蔵くん、またね・・・」
彼女は僕の顔にキスをすると、再び馬運車に乗っていった。
そして馬運車は走り去っていった・・・。
「んあっ!」
車のエンジンの音で、僕は再び目覚めた。
今度は何・・・?
僕が外に出ると、若ぞうの兄ちゃんが、僕を見て一言。
「さあ、たれ蔵くん、次の相手だよ!」
おしまい
すげえものを見た気がするw
獣姦・・・じゃねえよな・・・
何なんだ・・・ でもGJ
時刻は私たちで言う午前2:00ぐらい、場所は魔道アカデミーの学生寮・・・の一室。
「ああっ!ああっ!はぁ!はああぁ! カ・・・カルノ! もっと!もっとぉ!」
「ロ・・・ローザ!お・・・俺、も、もう」
「だ・・だめぇ!まだ・・・まだ出さないで!一緒に・・!一緒にぃ!」
「そ・・・そんなこと・・・言ったって・・・・・・・・うっ!」
どくっ!どくっ・・!どくっ・・・・・・・・
「アンタさぁ、これで何回目?」 ローザは明らかに不機嫌だ
「えっと・・・多分4回目」 申し訳ないとう表情でカルノは答える
「そういう問題じゃないでしょ!? あれほど先にイかないでって何回言ったら分かるの!?」
「い・・・いや、最初よりは随分マシだろ?それに俺だって何もしてないわけじゃ・・・」
「言い訳するな!」
「はい・・・・・・・。」
「今度うまくいかなかったら!別れることも覚悟しときなさいよ」
「マジかよ!」
この二人、順調というわけではないようだ
翌日
(どうすりゃいいんだか・・・)
彼に課せられた「ノルマ」はかなり厳しいものだった。打開策が見つからないまま自室でぼんやりとしていた
(にしてもアイツも無茶苦茶な事言うよなぁ・・・。かといって口喧嘩じゃどうあがいても勝てっこないし・・・)
あれこれと思い巡らすうち手持ちぶたさのせいか、彼はカードの山に手を伸ばし、一枚一枚をぼんやりと眺めていた
何気なくカードを見ているうちに、あるカードのところで手が止まった。
(もしかしたら・・・)
三日後
「・・・本当に大丈夫なの?」
「ああ もちろん!今日の俺には『切り札』がある!こいつだ」
「何これ? ・・・これ!『威圧のオーラ』じゃない!こんなのでどうしようっていうの!?」
「こうするんだよ! ハッ!」
そう言ってカルノは『威圧のオーラ』を「自分に対して」使用した その直後・・・
「ううっ!」
うずくまってしまった
「カ・・・カルノ!? 大丈夫!?」
「ううっ!ううううう・・・お・・・オオオオオ・・・」
(ど・・・どうしよう・・・)
「カルノ!今先生呼ん・・・」
今先生呼んでくるから待ってて! と言いたかったのだが・・・その声は
「オオオオオオオ!!!!力が湧いてくるゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」
という絶叫にかき消された・・・
「カ・・・カルノ?」 呆然とするローザ
「ウ・・ウオオォォォォ!」 そんな彼女を絶叫しつつ力づくでベッドに押さえ込み、服を脱がすカルノ
「ちょ・・・ちょっと何するのよ!放しなさいよ!」ローザは必死にもがくが抵抗できない。すぐに胸と下半身があらわになった
「いい加減にしなさ・・・」
いい加減止めなさいよアンタ!! と言いたかったがある物を見てしまったために声が出なくなった・・・
いつもしている時よりも大きく、そして太くなったカルノの性器を・・・
「そ・・・そんなの・・・入らないよ・・・止めてよ・・・」
彼女の声はもうカルノには届いていなかった。彼はその巨大なものをローザの秘所に無理やりねじ込んだ
「ひぐっ!ああああああああ!」
ローザは悲鳴を上げた が、カルノはそれを無視してピストン運動を開始した
「やだ!止めて!裂けちゃうよぉ!」
彼女が叫べば叫ぶほど、ピストン運動は激しくなり、中に挿入されている物も大きくなっていく・・・
しばらくの間は悲鳴が聞こえていたが・・・
「ひあ・・・あ、あぁ?」(あれ・・・?何・・・? 気持ちいい・・・?)
ローザはその感情を頭では否定した・・が、
「はぁ・・・はぁん!あっ!あっ!・・・」
口から漏れる声は快感を感じているものであった 徐々に頭のほうも素直になっていく・・・
「カ・・・カルノ!もっと・・・もっと激しく突いてぇ!あっ!はああぁ!」
「ウウウ・・・ウウウウウウウウ・・・」
「駄目ぇ!まだイっちゃダメェ!イく時は、一緒にぃ!」
「ウウウ・・ウオオオオオオオオオオオ!」
「カ・・・カルノォォォォ!はぁ! ああああああああああああああああっっっっ!!!」
二人は初めて一緒に絶頂に達し、そのまま意識を失った・・・
翌朝
「朝・・・? 寝ちゃったんだ・・・」
「う〜〜〜ん・・・あ、ローザ おはよう」
寝ぼけたカルノが声をかける どうやら元の彼に戻ったようだ。
「カルノ!」
「うわ!何だよ!」
「アンタねぇ!昨日のはセックスじゃなかったわよ!あれは私をレイプしてるっていうのよ!」
「そんな事言ったって俺でもどうしようもなかったんだぜ!?」
「言い訳は止めなさい!」
「・・・・・・」
終わった・・・そう思ってがっくりと肩を落とすカルノ・・・お先真っ暗とはこのことだろう。
「でもさあ」
ローザは少し顔を赤くしつつ言う
「とっても・・・気持ち良かったよ それに、ワイルドなカルノも、悪くはないし・・・」
「え・・・?そ・・・それって?」
カルノの目に光が戻る
「これからもよろしくね、カルノ・・・・・・大好きだよ!」
終わり
後書き
俺の実力ではこれが限界でした _| ̄|○
カルノがとことん情けないし、レイプ物(一応俺の中では)なのに最後はまるく収まってるし、
力が湧いて(ry)ってところはもう論外だし
すでにアヴァロンネタあるし 良い所ねえ・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あとタイトルも考えたのですが何かみんな(他の板見てた)タイトルつけてないみたいなので付けなかったんですが
タイトルの有無は作者の自由ですよね?(ヘタレ丸出し)
用語解説
「力が湧いてくるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」
新三国無双3の序盤で出てくる敵武将、張宝(チョウホウ)の名台詞
俺のサークルで一時期この台詞が大流行いたしました。面白すぎ。
機会があればぜひ一度現物を見てください。爆笑できます。
UPしといてミス発見
最初の
×私たちでいう午前2:00くらい
○私たちの世界で言う午前2:00くらい
死んでくる
アヴァキタ━━━━Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。) ━━━━ッ!!
萌えますた。ありがとうありがとうありがとう。
すみません、仕事とかが忙しくてあまり進んでないのが現状です。
もっとも、元ネタにかまけてたというのも理由の一つにありますが。現在大賢者。
お詫びと言ってはなんですが、とあるスレにSSを投下します。 あまりエロくはないですが。
えつこは、一人自分の部屋の椅子に座っていた・・・
「まことくん・・・」
彼女が手に持っている写真には、学校のピクニックのときの様子が写っていた。
みんなで仲良くわいわい騒いでいる。今まではそんな関係だった。
一時期、みつぐくんと急接近したこともあった。でも彼女の本心は・・・
そして、思い切ってまことくんに昨日、告白した。
「まことくん、好きなの!」
だが、まことくんの答えは・・・
「ごめんなさい。」
そう、まことくんにはさなえちゃんがいたのだ。
そして、二人は両想いだったのだ・・・
えつこはふと、自分の胸をさわってみた。
私の胸は、さなえちゃんより大きいのに・・・
私のお腹は、こんなにくびれているのに・・・
そして、私のお♀んこは、こんなに濡れているのに・・・
いつのまにか、えつこは手のひらで体中を撫で回していた・・・。
えつこのシャツがめくれて、その豊満な胸が剥き出しになる・・・
えつこはそれを自分でつかむと、人差し指で乳首をなでる・・・
「はあ・・・はあ・・・」
次第にえつこの体が赤く火照り始めた・・・
そして、えつこの人差し指が、お♀んこをくすぐる・・・
「あん・・・あん・・・」
えつこの口から、喘ぎ声が漏れた・・・
お♀んこからは、甘酸っぱい液がにじんできていた・・・
ふと、えつこは、いじくっていた人差し指を口元に持ってきて、舌でなめてみた。
何だかとても恥ずかしい。
こんなところを誰かに見られたらどうしよう・・・。
そのころ・・・
「まあ、みつぐくん、わざわざ来てくれてありがとう。」
えつこの母さんが、玄関口でみつぐくんを出迎えていた。
「いえ、それよりも、昨日、えつこさんが何だか元気がなかったんで・・・。」
「そうなのよ。いったいどうしたのかしら?とにかく、さあ、お上がりくださいな。」
「おじゃまします。」
そして、みつぐとえつこの母さんはえつこの部屋に向かった。
しかし、えつこはオナニーに夢中でみつぐが来た事に気がついていない・・・
「えっちゃん、入るわよ。」
「ん・・・んん・・・」
「変ね、どうしたのかしら?返事がないなんて・・・」
母さんはドアを開けた。
ふと、えつことみつぐの目が合った。
「のわわわわわっっ!!!」
思わずみつぐはのけぞってひっくり返った。
「えっちゃん!何やってるのっ!」
「き・・・きゃああああああああああっっ!!!」
えつこはドアに向かって手当たり次第手の届く範囲にあるものを投げつけた。
「勝手にドアを開けないでよっ!この変態!」
みつぐはえつこの部屋の椅子に座った。
「で、何しに来たのよ?」
えつこはみつぐを睨んでいる。
「俺は、お前が元気なさそうだったから、様子を見に来ただけだ。」
みつぐがほほを赤く染めながら顔をそむけた。
先ほどのえつこの痴態が目に焼きついて離れない。
みつぐの♂はズボンの中で元気になっていた・・。
えつこはやがて、ポツリポツリと話しはじめた。
「あたし、ほんとは、まことくんが好きだったの。」
「!!!」
みつぐは驚いた。俺は、えつこが好きだ。そして、えつこも俺のことを好きだと思っていたのに、
えつこは・・・
「それで、昨日思いきって告白したんだ。・・・でも・・・やっぱり・・・」
えつこの目から、涙が流れ落ちた。
「・・・ふられちゃった・・・やっぱり、さなえちゃんがいたから・・・」
みつぐは泣きたくなった。自分の好きな女の子から、こんな話を聞かされるなんて・・・
そして、みつぐは声を荒げた。
「な、何で、俺じゃダメなんだよっ!そりゃ、まことのほうがカッコよくて、いい奴だけど、でも、
えつこを想う気持ちは、絶対に負けないのに!」
みつぐの真剣な眼差しが、えつこを捕らえた。
えつこはみつぐの両肩をつかむと、みつぐの胸に顔をうずめた・・・
「・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
えつこは声をあげて泣き始めた・・・
いつのまにか、みつぐの目からも涙があふれる・・・
「えつこ・・・えつこ・・・!」
「私、バカだった・・・すぐ近くに、こんなに想ってくれる人がいるのに・・・本当に・・・
ごめんなさい・・・」
ふと顔をあげたえつこを見て、みつぐは胸がドキリとした。
えつこ、こんなにキレイになったんだ・・・
気がつくと、みつぐのたらこ唇は、えつこの唇に重なっていた・・・
「んん・・・んんん・・・・・・」
えつこの口から、吐息が漏れる。
みつぐはその息さえも全部吸い取ってしまうかのように唇に吸いつく・・・
「えつこ、お前の気持ちがどうであっても、俺の気持ちは・・・お前を愛してる!」
えつこの豊満な体が、ベッドに転がる・・・
そして、その上から、みつぐが覆い被さった。
みつぐは何度も何度もえつこのみずみずしい唇に自分のたらこ唇を重ねた・・・
そして、みつぐはえつこのシャツに手をかけると、一気に上に引っ張りあげた。
えつこの胸があらわになると、みつぐは両手でえつこの胸を揉みしだく。
「ふう・・・ふああ・・・ん・・・」
えつこはみつぐの手のひらの動きに合わせて喘ぎ声をあげ続けた・・・
そして、えつこの胸の赤いポッチが、みつぐを誘う・・・
みつぐの口がえつこの胸の赤いポッチに吸いついた・・・
「はああん!ああん!」
そして、みつぐはえつこの腰に腕をまわし、そっと抱き寄せる・・・
胸からお腹へと、みつぐの舌が這いずりまわる・・・
やがて、みつぐの口に長い毛が入り込んできた・・・
これがえつこの陰毛か・・・
みつぐは入念に毛の生え際を舌でマッサージする。
やがて、みつぐの視界に見たこともないものが飛びこんできた。
ごくり。
みつぐは思わず息を飲んだ。
それは、えつこの割れ目の下から妖しく光っていた・・・。
これが、これが・・・えつこの・・・お♀んこ・・・
みつぐが舌で舐めると、甘酸っぱい香りが口の中いっぱいに広がる・・・
突然、えつこが体をひくひくさせた。
次の瞬間、えつこのお♀んこから、大量の液体があふれ出た。
「えつこ、俺を感じてくれているんだ・・・」
えつこは顔を真っ赤にした・・・
みつぐが、えつこの体に覆い被さった。
そして、次の瞬間、えつこの体に緊張が走る・・・
ずぶずぶずぶ・・・
何か大きくて固いものがえつこのお♀んこの中に入り込んできた・・・
「くっ!」
えつこは思わず歯をくいしばる。
それはえつこの膣の奥に届くと、そこで止まった。
えつこのお♀んこに、痛みが走る・・・
下を向くと、みつぐの♂がえつこのお♀んこに侵入しているのが見えた。
これが、これが・・・私の・・・初めての・・・セックスなんだ・・・そっか・・・
えつこは両足をあげると、みつぐの腰の後ろにまわす・・・
「みつぐくん、突いて・・・」
「わかった・・・」
みつぐの腰が、勢いよく動き出した。
くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・
みつぐとえつこがこすれるたんびに、いやらしい音が聞こえてくる・・・
「えつこ、気持ちいいか?」
みつぐの問いかけに、えつこは答えない。いや、正確に言うと、答えられない。
みつぐの一突き一突きが、えつこのGスポットを刺激する・・・
それに合わせて、えつこのお♀んこから、愛液がとめどもなく溢れ出す・・・
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、すちゅ、すちゅ、すちゅ、すちゅ・・・
二人が奏でるハーモニーは、二人を快楽の絶頂へと導く・・・
「んあっ!んんあっ!んあああああああっっ!!!」
そして、とどめの一撃が振り下ろされた・・・
「ああああああああああああああああああああああっ!!!」
途端に、えつこの中に熱いものが満たされた・・・
二人は力尽きたように寝っ転がった。
えつこの瞳は、おだやかにみつぐの顔を見つめている・・・
「幸せって、こんなに近くにあったんだね・・・v」
「そうだぜ。」
みつぐは再びえつこに優しくキスをした。
おしまい
ふう・・・、クッキングパパのSS,いかがだったでしょうか?
次は何を題材にしようかなあ・・・?
>>394 もしかして階下に母親がいるのにやっちゃってるんだろうか…
しかしすごいですね。まさかこの作品をって感じですが。
個人的に「死刑囚042」のゆめ×良平で書いて欲しいなあ。
396 :
名無しさん@ピンキー:03/10/08 08:53 ID:BsecssVW
保守
「せ、千兵衛博士、今日は、お願いがあって参りました!」
「どうしたんだ、そんな急に改まって?」
千兵衛はオボッチャマンを自分の研究室に招きいれると、椅子に落ち着かせた。
「で、今日はどうした?」
千兵衛がいつものくわえタバコでオボッチャマンに質問する。
オボッチャマンは顔を赤く染めてうつむいている・・・
「そ、その・・・実は・・・」
そのもじもじした様子に、千兵衛は考え込んだ。
(よほど話しにくいことなんだろうか?)
やがて、オボッチャマンは決心したように話し始めた。
「じ、実は、アラレさんの体に、おま○こを作っていただきたいのです!」
へっ?
「ど、どういうことかな、オボッチャマンくん?」
「あ、あの、僕、一度でいいから、セックスというのをやってみたくて・・・」
「それなら、何もアラレでなくても、人間の女の子で・・・」
千兵衛の言葉にオボッチャマンが反論する。
「ぼ、僕は、アラレさんじゃないと嫌なんです!アラレさんに、僕の童貞を捧げたいのですっ!」
「しかし、お前、勃起できるのか・・・?」
千兵衛の言葉に、オボッチャマンは言葉を詰まらせた。
「えっ・・・?それは、その・・・。」
「仕方ないな・・・。では、まずお前に勃起の機能を付けるか・・・。」
千兵衛はオボッチャマンを作業台に寝かせると、早速改造に取りかかる・・・。
ちゅい〜ん♪
「さあ、終わったぞ。お前には特別に、わしのチンポと同じサイズにしてやったからな。」
「あ、ありがとうございますっ!」
「では、アラレとお前が激しく絡みあってるとこを想像してみろ。」
「は、はい!う〜ん・・・」
オボッチャマンが想像を始めると、彼の物は勢いよくそそり立つ。
「オボッチャマン、そのチンポを軽く握って、前後に揺すってみろ。」
「は、はい・・・あ・・・何だか・・・変な気持ちに・・・」
オボッチャマンの体が、次第に赤みを帯びてきた・・・
「ああっ!!!」
その先端から、がまん汁が出てきている。そして・・・
「ああっ!ああっ!」
どぴゅどぴゅ!
真っ白い液体が吹き出た。
「うむ、大成功のようだ。はっはっは!」
「千兵衛博士、き、気持ちよかったです・・・!」
オボッチャマンが帰ると、千兵衛は考え込んだ・・・
「オボッチャマンはこれでよし。あとは・・・アラレか・・・」
実は千兵衛博士は、女性のおま○こというものをじっくり見たことがないのだ。
千兵衛博士には、みどりさんという奥さんがいる。そして、ターボという息子までいるのだが・・・。
みどりさんとの夫婦生活はいつも電気を消して行われるからなあ・・・
よし、ではさっそく今夜・・・
千兵衛博士は、決意を固めた。
そして夜・・・
「千兵衛さん・・・v」
いつものように、みどりさんが抱きついてくる・・・
「んんん・・・」
千兵衛が右手でみどりさんの♀をさわると、みどりさんは思わず喘ぎ声をもらした。
すかさず千兵衛は明かりをつけた。
「!!!・・・千兵衛さん、何を!?」
「みどりさん、僕はあなたの・・・すべてが見たい!」
「いやっ!」
みどりは顔を真っ赤にして叫んだ。
みどりは体を見られるのが恥ずかしいのではなく、快楽によがり狂う自分を見られるのが恥ずかしいのだ・・・。
「おねがい、千兵衛さん。明かりを消して・・・。」
みどりが涙目で懇願した。実は千兵衛はこの涙に弱いのだ。
「みどりさん・・・僕は・・・」
では、明かりを消すまでの間、このみどりさんの♀をしっかりと目に焼き付けておこう・・・
そして千兵衛はスイッチの紐に手をかけた。
その間、みどりさんの♀をしっかりと目に焼き付けておこう・・・
明かりが消えた。
千兵衛の指が再びみどりの♀に入り込む・・・
「ああん・・・」
この感触もよく覚えておかないと・・・
千兵衛は念入りに指で形を確認した・・・
そのたびに、みどりさんがかわいい声でさえずる・・・
「あん・・・あん・・・」
やがて、千兵衛の♂が、みどりの♀に包まれる・・・
「あああああっ!ああああっ!」
みどりのさえずりが途端に激しくなる・・・
千兵衛の腰は容赦なくみどりを襲った・・・
「ああああああああああああああああああっっっ!!!」
みどりが絶頂に達した瞬間、千兵衛の♂から熱いものが流れ出た。
次の日・・・
みどりが出かけると、千兵衛はいつものように研究室に閉じこもる・・・
アラレの新しい体は、昨日のうちに作っておいた。
後はここに『おま♀こ』を作るだけ・・・
千兵衛は昨日見たみどりのおま♀こを思い浮かべた。
あれが、こうなって・・・この位置には・・・
よし、思い出せたぞ!
そして、アラレのおま♀こ製作が今、始まった・・・
「できたっ!」
時刻はもう夕方だ。
ごくり。
千兵衛は目の前にあるアラレのおま♀こを見て、思わず生唾を飲み込んだ。
みどりさんがモデルなのだが、正直言って、リアルに作りすぎたかも・・・
千兵衛の♂が、たちまち元気になった・・・
ぷっくりとふくらんだその恥丘に、うっそうと茂る陰毛・・・
その下から男を吸い寄せるかのようなワレメが覗いている・・・
千兵衛は自分で頭を殴った。
「い、いかん!アラレの初物は、オボッチャマンにやらないとかわいそうだろうがっ!」
そのとき、ちょうどアラレが帰ってきた。
「たっだいま〜♪あれ?博士、何やってんの?」
「おお、アラレ。今ちょうどお前の新しい体ができたところだ。こっちに来なさい。」
「ほ〜い♪」
かちゃり。
新しい体に、アラレの首を装着すると、アラレはじっと自分の股間を見つめている・・・
「かっくい〜!」
そう言ってアラレは指でつんつんした。
「あ・・・何か変・・・」
「アッ、アラレ!そういうことをするんじゃありません!」
「どして?」
「そういうことは、好きな男の子の前でするものなのっ!」
「ふ〜ん・・・」
アラレはしばらく考え込むと、千兵衛に言った。
「じゃあ、おぼっちまんくんの前でやればいいんだね?」
「そう!そういうことで〜す♪」
「じゃあ、行ってきま〜す!きーん!」
アラレが家を飛び出すと、千兵衛はふと、ため息を漏らした。
「何か、どっと疲れた・・・」
きーん・・・
アラレがいつものように猛スピードで走りぬける・・・
「ひっ!!」
ちょうどパトカーで走っていたガラとパゴスは、その姿を見つけると恐怖した。
だが・・・
今日のアラレはパトカーに見向きもしない。
「ほえ?いったいどうしたんだ?」
そして、アラレはオボッチャマンの家の前に来た。
「おぼっちまんく〜ん!」
その声にオボッチャマンが素早く反応した。
「アラレさんっ!来てくださったんですねっ!」
オボッチャマンはアラレを家の中に招きいれた・・・
つづく
割り込んで申し訳ないけど、スレ借りまつ。
前回と同じく、ジャンルは「アヴァロンの鍵」。鬼畜注意。
-------------------------------------------------------
何故か、逆らえなかった。
きっとあの瞳のせいだ。ローザは思う。
あの冷たい目が、きっと魔法をかけたのだ。
二人の関係は、誰にも言えない。
「も……許して……」
聞き入れて貰えない事は判り切っていたが、ローザはそんな事を言った。
思った通り、アリューシャの返答は素っ気無い。と言うか、声すら出さない。ただ僅かに、首を横に振るだけだ。
足元に跪いたローザにちらりと視線を落し、その首に繋がれた鎖を乱暴に引き寄せる。
「まだ、口の聞き方がなっていないようだな」
「ご、ごめんなさいっ、ごめんなさい……っ!」
怯えた様子を見せるローザに、アリューシャはサディスティックな笑みを浮かべた。
じゃらり、彼の手に握られた鎖が音をたてる。
きつめの革製首輪に繋がれたそれに引き摺られるようにして、ローザはアリューシャの股間に顔を埋めた。
「許して欲しければどうすればいいのか……判っているな?」
「……は、い……」
じゃらり、手首にも巻き付けられた鎖が音をたてる。
不自由な手を必死に動かし、ローザはアリューシャの服を丁寧に緩めていった。
コートの前を完全にはだけさせてから、口を使ってズボンのジッパーを降ろす。
教え込まれた通りに喉の奥まで一気に飲み込むと、アリューシャは満足げに息を吐いた。
「こっちの覚えはいいんだな、淫乱な女だ」
アリューシャが、喉の奥で笑う。ローザはかぁっと頬を赤らめた。
それでも、奉仕を止める事はない。歯を立てないように注意を払いながら幹に舌を絡め、雁首や鈴口を刺激する。
「………」
ちらり、とアリューシャを見上げる。彼はいつもの通り、どこかつまらなそうな表情のまま、遠くを見ている。
しかし、それが彼なりの肉欲の堪え方だと知っているローザは、特に気にもしなかった。
口の中で徐々に体積を増していく男根が、彼の表情よりも雄弁に、快楽を感じている事を物語っている。
いつものように奉仕を続けて、やがて排泄される彼の精液を飲み干して。
そしてそれから、たくさん苛めてもらうんだ。
「……………気に入らんな」
しかし、ふいに浴びせられたアリューシャの言葉に、ローザの思考は中断される。
慌てて上を見上げると、アリューシャが険しい顔でローザを見下ろしていた。
「何を考えている?」
乱暴にローザの頭を上に向かせると、アリューシャは言った。
無理矢理引き離されたローザの唇と肉棒の間に、つぅっと唾液が糸になって橋を作る。
「何、も……」
「嘘をつくな」
冷たく言い放ち、アリューシャはローザを突き飛ばした。
バランスを崩したローザを押し倒すと、アリューシャはローザの髪を掴み、頬を一度叩く。
痛みに目を閉じたローザの耳元に顔を寄せ、アリューシャは言う。
「まだ、奴隷の心がわかっていないようだな。調教の仕直しだ」
びくりと背を震わせたローザを見て、アリューシャの瞳が嬉しそうに歪む。
ローザの服を乱暴に剥ぎ取りながら、アリューシャは楽し気に続けた。
「縛るか?それとも、蝋を垂らしてやろうか。いや、甘いな……便器にでもなるか?」
言いながらローザを丸裸にしたアリューシャは、ちっと一度舌打ちをする。
どうやら、ローザの秘所が既に湿っていた事が気に食わないらしい。
前戯なしで突っ込んでやろうと思ったのに、とアリューシャは不機嫌そうにローザの身体をひっくり返す。
獣のように四つん這いにされ、足を大きく開かされて、ローザは羞恥心に唇を噛んだ。
「そうだな、尻穴でも犯してやるか」
言い放ち、アリューシャはローザの尻にぐっと性器を押し当てた。
ローザの絡めた唾液に助けられ、強引なアリューシャがずぶずぶとローザの中に沈んでいく。
声にならない声で悲鳴を上げ、ローザは大きく背をしならせた。
無意識のうちに苦痛から逃げようとした身体は、アリューシャの意外な程強い腕に押さえ込まれてしまう。
「暴れるな!」
アリューシャの強い声が、ローザの抵抗を一瞬で封じる。
強い痛みと、ぬめる感触。血の匂い。
およそ甘いとは言えないそれらを五感で感じながら、ローザは激しい衝動を感じていた。
マイナスなそれらの感覚を上回る程の激情。いや寧ろ、マイナスの感覚すらもプラスに感じてしまうような。
「ああ……いいぞ、ローザ。御褒美に、中に出してやるからな」
満足したようなアリューシャの声を聞き、ローザもそれだけで軽い絶頂を迎えてしまう。
これは愛だ。そう確信しながら、ローザは身を震わせてアリューシャの熱を受け止める。
これは愛なのだ。誰に何と言われても、これは間違いなく、愛の形なのだ。
「……あ……、時間……」
碌に余韻を味わう事も身を浄める余裕もなく、気怠い身体を起こすとローザはのろのろと服を身に着け始めた。
今日の修行の開始時間が間近に迫っている。遅れれば順番を抜かされるので、待ち時間が増えてしまう。
鎖の跡を隠すように服に袖を通すと、今まで黙ってローザを見ていたアリューシャの目が腹立たし気に歪む。
咎められるような視線に、ローザは思わず目を伏せた。
「何で、こんな服を着るんだ?」
「でもこれは……いつもの、服……」
「言い訳をしても無駄だ」
ローザの服の袖口を掴み、アリューシャが冷たく言う。
ローザは、ちらりとアリューシャの瞳を覗いた。
熱く感じてしまう程、冷たい瞳。
「鎖……の、跡が……見えちゃう、から……」
「ほぅ、私の付けた跡を隠すというのか?」
アリューシャの手に力が篭り、ローザの両袖が乱暴に引き千切られた。
首に付けていた装飾品も無理矢理外され、赤いラインがくっきりと晒されてしまう。
ローザの白い肌にはあまりに目立つ、いくつもの赤い跡。
アリューシャは小さく笑うと、千切った袖を無造作に床に放った。
「お仕置きだ。今日はその姿で修行を受けるんだな」
冷たく言い放つアリューシャの言葉に、ローザは頷く。
本当は跡など気にしていないのだが、ローザはわざとそんな事を言ったのだ。
そうすれば、もっとお仕置きしてもらえる。恥ずかしい目に合わせてもらえる。
自分がアリューシャのものだと、実感させてもらえる。
「おまえは、私の奴隷なのだからな」
アリューシャの言葉に笑顔を噛殺して、ローザはわざと怯えた表情で頷いてみせた。
冷たくされて、嬲られて。虐げられて、毒づかれて。身も心も、全て彼のものになって。
その奥にあるアリューシャの真意を感じ、ローザの身体は熱くなる。
自分は恋の奴隷だ。そんな事を考えて、ローザはほんの少しだけ笑った。
おそまつさまですた。鍵はエロパロ板にスレがないので勘弁して下さい。
んで、またココ貸して下さい。最後に、鬼畜+暗い話コンボで正直スマンカッタ
完成まであと何日かかるかわからないのでどんどん割り込んじゃってください・・・(汗
アラレちゃんのエロパロとはまた、すごいものを……。
しかし千兵衛博士、毛を生やしてはいかんだろう、毛は。
ここはやはり、つるつるにタテスジとするべきでは……いや、単なる炉利の戯言です。
410 :
名無しB:03/10/11 17:22 ID:clIy17ww
初投稿です。
「ボボボーボ・ボーボボ」のビュティ×へっくんです。
-------------------------------------------
都会。
ホテル。
奇妙な七人組が店内に入っていく。
「寝るぜ!」
「ウォァィゥェィヤァッ!」
「こうも都合よく宿が見つかるとはな」
「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」
「で〜・ん〜・が〜・く〜ファイッ!」
アフロ。
トゲ玉。
ウン●。
ところてん。
田楽。
「あの・・・ボーボボさん部屋の割り当てを・・・」
「えーと・・・三人部屋一つと二人部屋二つだって」
ドクロ服。首輪。
桃髪。ヘソ出し。
日々一般市民を脅かしている「毛狩り隊」を日々倒しに旅をしている一行。
411 :
名無しB:03/10/11 17:22 ID:clIy17ww
「ボーボボ、今後の戦いについて話があるのだが」
「そうか、じゃあ俺はソフトンと一緒の部屋に入る」
「ボーボボとソフトンさん・・・っと」
「スメラシカ!」
「ホメストーニ!」
「カルマンドーレ!」
「フォーメーションエルパスク!(理解不能)」
「首領パッチ君に天の助君に田楽君ね・・・」
となると。
自動的に、残りの一部屋はビュティとヘッポコ丸が入ることに決まった。
「じゃ、おまえら朝八時にチェックアウトだぞ。遅れたら殺す」
「わかった〜」
「奥さん良い化粧品入ってますよ」
「あらヤダそれじゃ見せていただこうかしら」
「バカx3はギロチンの刑」
「えええっ!」
412 :
名無しB:03/10/11 17:27 ID:clIy17ww
「(・・・・・・・)」
「へっくんと一緒の部屋って始めてだね〜」
「ああ・・・・」
部屋は広くもなく。
「いっつもボーボボかソフトンさんと一緒だったから」
女の子と二人っきり。
少年・ヘッポコ丸が一番苦手としてる状況だった。
いくらあの3バカ+αにとんでもないことされたってここまで困らない。
「じゃ、先にお風呂入ってくるね」
「ああ」
「・・・・・どうしよう・・・・・」
一方。
「やっくん!?やっくんなのね!?」
「宇宙のオトモダチ〜」
「ケンカ一本5000円なのら」
「よし買った!」
「えー!?」
「いっちょやったりますか(ボキボキ)」
「ちょっとー!」
「やってやりますか(プルプル)」
「二人ともー!?」
「おりゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ぎゃあああああああ!!!」
413 :
名無しB:03/10/11 17:33 ID:clIy17ww
そして夜十二時。
「ふぁ〜・・・ そろそろ寝よっか、へっくん」
「ああ・・・・」
ヘッポコ丸は心に秘めてることがあった。
でも、本人の前となると、いくら回りに誰もいなくたって
あがってしまう性分だったから。
今まで言えなかった。
「どうしたの?へっくん、今日暗いね」
「えっ、あっ、いや・・・・」
「まぁいっか。じゃあ寝ようよ」
言ってしまえば。でも失敗したら。
失敗したら・・・?
そんなこと・・・・日常茶飯事なんだ・・・
迷っていても・・・何もおこらない・・・
次の瞬間。ヘッポコ丸の中で何かが変わった。
「・・・ビュティ!」
「え?何?へっく・・・」
ヘッポコ丸の唇が、ビュティの唇に重なる。
確実に、彼の中で何かが変わっていた。
414 :
名無しB:03/10/11 17:34 ID:clIy17ww
レンゾクトウコウキセイウザイヨーヽ(`Д´)ノウワァァン!!
続きは後程・・・。
む、むずい・・・。
アラレのHシーンがこんなに難しいとは・・・(汗
もうしばらくかかりそうでつ・・・
416 :
名無しB:03/10/13 20:21 ID:15inTfiM
二日も置いてしまってスミマセンスミマセン
では続きでつ。進め方強引ですが・・・・
---------------------------------------------
「へっ・・・・・くん・・・?」
少し顔を赤くしてビュティが尋ねる
「・・・・いっ、いっしょに来て・・・くれ・・・」
少し脳内パニックしながらもビュティの手を引き、
フロントまでヘッポコ丸が進む。
このホテルには、"ああいう"ことをするための部屋が設けられており、別に年齢規制はなかった。
ホテルにやる気がないのか、はたまたそういう考慮をしているのかは不明だが。
「あの・・・・あの部屋に・・・ちょっと」
「はい、ではこの用紙に名前と性別をご記入下さい」
渡された紙には二人ずつのカップルの名前が記入されていた。
そこにヘッポコ丸が二人の名前を入れる。
この時点で、ホテルのことを下調べをしたビュティには何をするのかが分かっていた。
ヘッポコ丸が、何故あんな行動に出たのかも理解していた。
ビュティはただ顔を赤らめ、黙ってヘッポコ丸についていくだけだった。
従業員の案内で奥の「Sグループ専用エレベーター」と書かれたエレベーターを上がり、
近くの一室についた。
「どうぞ、ごゆっくり」
鍵を渡され、二人は室内に入る。
室内には少し広い部屋にタオルケットしかない二人用ベッドがあった。
その隣の棚には雑巾、消臭剤、部屋案内の冊子、そして
小さい器具が入っている箱。
ビュティは黙ってその箱から、薬を取り出す。
そう、避妊薬だった。
417 :
名無しB:03/10/13 20:33 ID:15inTfiM
「もう・・・わかってるんだ」
「うん」
ビュティはそのまま薬を飲み、上着を脱いでベッドの上に座った。
「さあ、へっくん」
「ああ」
ヘッポコ丸も上着を脱ぐとビュティの隣に座った。
そして、もくもくとビュティの服を脱がし始めた。
(以外に大きいな・・・胸。)
ブラジャーのホックに少し悪戦苦闘しながらも、ビュティの上半身の下着は
全て脱がされた。
そして胸を軽く愛撫する。
「んっ・・・・ん・・・・」
ビュティの小さい喘ぎ声がヘッポコ丸の股間を刺激する。
そしてそのままビュティを押し倒し、唇を重ね舌を絡ませる。
既にビュティのショーツはびしょ濡れになっていた。
ディープキスを止め、愛撫していた手を一旦止めると
今度は乳首を右手の指でつまんでみた。
「んぁっ・・・や・・・へっくん・・・っ・・・」
そして左手はショーツを脱がし、そっちを見る。
「もう・・・濡れてる」
「やっ・・・・」
乳首から手を離すと今度はクリトリスを軽く手で摘んだ。
「あぅっ・・・!」
体に走る刺激にビュティが声をあげる。
「・・・もう・・・いいよな・・・?」
418 :
名無しB:03/10/13 20:41 ID:15inTfiM
「ん・・・・うん・・」
ヘッポコ丸がズボンとパンツを脱ぎながらビュティに話しかける。
「ビュティ・・・」
「ん・・・なに・・?」
既にヘッポコ丸の男根は大きさと固さを増していた。
その男根を、ビュティのまだ誰も受け入れたことのない秘部へとあてがう。
「大好きだよ」
「・・・私も・・・」
「大好き・・・・へっくん」
ヘッポコ丸の男根がビュティの膣内に入る。
「んっ、あああっ!」
例えようのない激痛と快感が一気にビュティを襲う。
ヘッポコ丸はビュティを抱きしめ、腰を激しく動かす。
「あっ、んっ、ああっ・・・!」
「ビュティ・・・・!」
激しいピストン運動を繰り返す。
「ああっ、へっ、へっくんッ!」
「大好きだ、大好きだよ・・・!」
そしてビュティは早くも快感の絶頂に到達していた。
「あああああっ!・・イっ、イっ、ちゃうよぉ!」
どぴゅっ! どくん、どくん・・・・
419 :
名無しB:03/10/13 20:48 ID:15inTfiM
同じころ、天の助&首領パッチ&田楽マンはこっそり部屋を抜け出していた。
二人が部屋を抜けるのに気づいていたのだ。
「あのヤロウ・・・俺のところてんギフトセットを受け取らなかった恨みを(覗いて)返す!」
「キィィィ!ヒロインの座は私だけの物よ!」
「で〜ん〜が〜くぅ〜・・(想像はついているが少しパニックしている)」
さっきの二人の関係者と受付を(半強引に)納得させ
エレベーターを上がり、二人の入った部屋へと向かう。
鍵はあいていた。
「そ〜らご開帳〜(パニック)」
「キィムキィ〜!(パニ(ry」
「のらぁぁぁぁ・・・(パ(ry」
「あああっ、・・イっちゃう・・・・キて、キてぇっ・・へっくんっ!」
「うっ・・・ビュティ・・・ビュティ!」
「・・・・・・・・・アヒャヒャヒャヒャヒャアーヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
「・・・・・・・・・(死亡)」
「あッ!天の助!首領パッチがぁ〜!」
「マーヒャヒャヒャヒャヒャデビャビャビャビャビャ!!!」
てんのすけ は こんらんしている
「死ぬなどんぱっちぃぃぃ〜〜〜〜〜!!!!」
でんがくまん は こんらんしている
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
へんじがないただのしかばねのようだ
GAMEOVER。(終
420 :
名無しB:03/10/13 20:50 ID:15inTfiM
微妙に変なとこがあってスイマセンスイマセン逝ってきマス
にしてもビュティ×ヘッポコのSS見つからないなァ、ホントに。
また借りに来ました。今回も「アヴァロンの鍵」で。
-----------------------------------
「緊張して眠れなかったなぁ……ちゃんと戦えるかなあ……」
目を擦りながら、パンは小さく溜息を吐いた。
彼女は、今日初めて実戦に投入されることになったばかりの新米カードだ。
目覚めの座に急ぐ。デッキのモンスターは、もうとっくに集まっているはずだった。
「……お、遅れてごめんなさい」
見知った顔よりも見知らぬ顔の方が多い、初めての目覚めの座。
キラーレディーやバルキリーの間を縫うようにして、フロアの中寄りに進む。
女神とアマゾーネの向こうに 見知った顔を見つけ、パンは進む足を早めた。
「ピックル先生!」
「あら、パン。あなたも今日からなの?」
パンに声をかけられ、ピックルは少し驚きながらも優しく微笑んだ。
何となく安心して、パンの顔にも笑みが浮かぶ。
戦闘支援の精霊たちをちらちらと横目で見ながら、パンはピックルを見上げた。
「ねえ先生?デッキっていつもこんな感じなの?」
「どうしてかしら?」
「……私、デッキってもっと怖いと思ってたの。攻撃力とか、私達よりずっと高いモンスターばっかりがいると思ってた」
「あらあら……」
ピックルはくすくすと笑うと、パンの小さな手を取った。
「そうね、パンはまだウッデン様に面識がなかったのね」
「ウッデンさま?」
「ええ、私達に力を与えて下さる……素晴らしい方よ」
導かれるまま、パンはピックルに手を引かれて進む。
消滅の精霊の隣にいる、大樹のようなモンスター。彼がウッデンだった。
「……よ、よろしくお願いします……」
ぺこりと、パンが頭を下げる。ウッデンはそれを見て、僅かに笑ったようだった。
パンが何かを言おうと口を開いたが、それは戦闘開始の合図によって掻き消されてしまった。
「これがフィールドかあ……」
初めて訪れたフィールドに、パンの頬が緩む。
配置された緑のマスは、なんだかふかふかした草原の匂いがした。
ちらりと見ただけだけど、いかにも熱そうなマスや、寒そうなマスもあったっけ。
そんな事を考えていると、ふいに妙な感触に襲われてパンは小さく悲鳴を上げた。
足元から妙な触手がうねうねと這い上がり、ズボンの裾から侵入してきている。
「やっ、やだ、何コレ!?」
泣き声を上げるパンの耳に、見知らぬ声が聞こえてきた。低い。低い声。
「恐れるな……儂は、力を与える者……」
「だ、誰!?」
「我が名はウッデン。さあ、怯えなくともよい、じきに済むからな」
「力……?済む……?」
問答を繰り返している間にも、触手はじわじわと伸び、パンの身体に何本も纏わりついた。
素肌を擦る感覚に、パンが悲鳴を上げる。ウッデンの笑い声が、どこからともなく聞こえた。
「っあ……ひぁぁっ!」
服の中、妙な動きをする触手。パンの幼い胸板に絡み、薄く色が付いた程度の乳首を刺激する。
勿論それだけではない。触手はパンの身体全体を覆うように伸び、下肢にも刺激を与えはじめていた。
強弱を付け割れ目を擦る触手の動きに、パンは感じた事のない感覚に幼い喘ぎ声を上げた。
「あ……あああ……や、やだ……怖い、よぉっ……」
ガクガクと身体を震わせ、パンは軽い絶頂に達した。
巧みな愛撫で染み出した蜜液が、じっとりとズボンを変色させている。
濡れた場所を突く感覚と共に、パンはウッデンの笑い声を聞いたような気がした。
「さあ、これが力だ……受け取れ……!」
言葉と共に、パンの秘所へ一本の触手が侵入して来る。痛みに身体を仰け反らせ、パンは大きく声を上げた。
「痛……痛い、よぅっ………!」
いやいやと身体を捩る。すると、動きを止めていた他の触手達がまた活動を再開した。
乳首やクリトリスだけでなく、首筋や指先、口の中にまで伸びてパンを愛撫する。
痛みと快感がごっちゃになって、パンはもう喘ぐことしかできなくなった。
「っあああ、ヘン……だよ、気持ちイイ……よ、どうしよ、こんなっ………!」
刺激が与えられる度に身体を痙攣させるパン。
そのパンの最奥に、大量の熱液が流し込まれた。今までとは違った感覚に、パンの背がきれいに撓る。
「っ……お腹……何か、入って………?」
「……それが力だ」
はぁはぁと荒く息を吐きながら、パンはそっと自分の下腹部に触れる。……確かに、何だか身体が軽い気がする。今なら、自分よりも耐久値の高いモンスターだって倒せそうな気すらした。
「あ!」
ふいに、何かに気付いたようにパンがきょろきょろと辺りを見回す。ウッデンの触手は何時の間にかパンの身体から離れ、じわじわと後退を始めていた。
「ウッデンさま!」
地面の中に戻って行く触手に向い、パンは慌てて声をかけた。
「い、痛いとか怖いとか言ってごめんなさい!」
ぺこり、頭を下げる。後退して行く触手から、またウッデンの声が聞こえた。
「……頑張れ、期待しているからな」
「は、はい!」
もう一度頭を下げ、パンはぐっと気合いを入れる。
痛くて、それ以上に気持ちいいウッデンさまのお力。また頂くためには、頑張って成果を出さなくちゃ。
きっと前を見据え、対立相手がやってくるのを待つ。またどこからか、ウッデンの笑い声が聞こえたような気がした。
以上でつ。お目汚し失礼しますた。
>>424 お疲れさん!
ひとつ注文を付けるなら、各作品にタイトルを付けて欲しいな。
同じ元ネタで何本も書かれると印象が薄れるから、タイトルで印象を深めた方がいいかと。
息抜きに書いたメルティランサーもの置いて行きます。
息抜きなんで情景描写なしのセリフのみです。
-----------------------------------
メルビナ
「補佐官殿、今日も残業か?」
補佐官
「ええ、まあ」
メ「勤労なのはいいが根をつめるのは感心しないな。明日にしてはどうだ?」
補「いやあ、家に帰っても彼女がいるわけでもないから……」
メ「ん、そうか」
補「たまっちゃって大変なんですよね」
メ「え…!?」(頬を赤らめ
補「?」
メ「あ、その…そ、そうか」
補「ええ、でも自分で処理しないと…」
メ「な、なんなら…私でよければ手を貸そうか?」
補「え? 長官が手伝ってくれるんですか?」
メ「貴公には日頃世話になっている。これは、ほんの感謝の気持ちだ」
(補佐官に近付き足元に膝まづく)
補「え? あ、あの…」
メ「あまり上手ではないかも知れないが、我慢してくれ…」
(ズボンのファスナーをおろし、取り出して口に含む)
補「あっ! え!? あ、うわっ」(真っ赤な顔で慌てふためく
メ「ん…くぷっ」
補「あっ…う、ちょうか…くぅ…っ」
427 :
426:03/10/24 16:37 ID:nf0RH1HD
メ「んぐ…、ちゅ、んっ、ど、どうだ?」(上目遣いで
補「あ、その、すごくいいです…う!」(けどなんで?
メ「んむっ、はむ、ぴちゃぴちゃ」
補「ちょ、ちょうかんっ、そんなにするとっ、あ、ちょっ」
(思わずメルビナの頭を押さえ付ける
メ「んぐっ!」
補「うあっ、っ、だ、ダメですっもう…で、でるっっ」
メ「んふっ、ふぅ…」(目をつぶったまま素直に奉仕
補「くっ、ちょうかんっ!」
メ「!!」
補「………っっ」
メ「…んっ」(こくこくと飲み干す」
補「はぁ、…あ、」(放心したように
メ「ん……ふぅ」
補「あ…その、し、失礼しました…」
メ「ふふ、詫びる必要はない。どうだ? これで帰れるか」
補「あ、はい。その…ありがとうございました…」
補『仕事の話だったんだけどなぁ。まあ、いいかv』
-----------------------------------
お粗末様でした。
メルビナキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
429 :
426:03/10/25 12:43 ID:iHI/ModO
まさか反応があるとは…
少なくともこのスレにメルビナ好きがお1人はいらっしゃるようなので
ちゃんとしたやつ書いたらまた投下に来ます。
保守
出典 戯言遣いシリーズ
「お前、あれだっけ?憎んでたんだっけ?…いや、憎んでなかったんだっけか?」
久しぶりに会った哀川さんは、突然そんなことを言いだした。
「…は?何をですか?」
「ほら、葵井巫女子って名前のさ…」
「巫女子ちゃん…ですか?」
葵井巫女子、それはぼくが今年の春の終わり頃に出会った女の子の名前だった。ぼくのために人を殺し、僕のせいで自分を殺した…。
「どちらでも大差ありませんよ。もう彼女は死んでるんですから。死んだ人間に愛情を抱くのはまだしも、憎しみを抱くなんて無駄でしかないでしょう」
「ああ、まあ、確かにその通りだ。死んだ人間を恨んでもしかたないよな?確かにそうだ。だが、問題が一つある」
哀川さんは指を一本立て、まるで生徒に回答を促す教師の様に言った。
「何です?」
ぼくの問いに、哀川潤は、ゆっくりと、答えた。
「
葵井巫女子は生きている
」
「いっくんお帰りーっ!」
「………………やあ」
「なんかねっ!今日道ばた歩いてたら、赤い女の人が来て『自宅には帰らない方がいい』って言われちゃったんだよっ!」
…そりゃそうだ。巫女子ちゃんの家はもう無いんだし。
「うん、知ってる。て言うかその赤い女の人から聞いた」
ぼくが告げると、巫女子ちゃんはおおげさに驚いてみせた。
「わわっ!?すごいねっ!まさかとか思ったけど、いっくん、あんなかっこいい女の人とも知り合いなんだ!
《スーパーカップアイスクリーム、ただし中身はハーゲンダッツ》みたいなっ!」
嬉しそうに笑う巫女子ちゃん。
何だろう?何なのだろう?ぼくは罰を受けているのだろうか?それにしたってこれはあまりにも理不尽だ。
どうやら巫女子ちゃんには殺人の記憶も、自殺の記憶も無いようだ。
「い、いっくん?」
ぼくは葵井巫女子の右手の手首をつかみ、床に押し倒した。
「ど、どうしたのいっくん!?巫女子ちゃんが押し倒したいほど可愛いのは分かるけどっ!」
葵井巫女子は困惑した恐怖の、それでいて少し嬉しそうな表情でぼくを見上げた。
「……黙れよ」
「い、いっ…くん?」
葵井巫女子の顔から喜びの表情が消えていくのが分かる。
誰だったかな?人にとって一番辛いのは好きな人が変わる事だって言ったのは。
でもぼくに責任は無い。きみが勝手に勘違いしていただけの話だ。
残念賞。
「や、やめてっ!」
ぼくは葵井巫女子の言葉を無視して、その白い首筋に舌を這わせた。頸動脈の鼓動が分かる。そこに、そっと犬歯を触れさせる。
「や…こ、怖いよ…いっくん…」
舌は首筋から鎖骨へ…手で服を破りながら進んでいく。
きみの手を押さえていた手はもう放しているんだ。逃げればいいだろ?抵抗してみろよ。
「や…あ…」
葵井巫女子は抵抗しない。
ぼくはシンプルなデザインのブラジャーを押し上げた。
小ぶりな胸が、不安気に上下に揺れている。
「は、恥ずかしい…よ…いっくん…」
ぼくは胸にかぶせるように手を置き、ゆっくりと愛撫し始めた。
「ん…んぅ…」
葵井巫女子の口から、切なげな吐息が漏れる。
「へえ…ずいぶんと敏感なんだね。普通はそんなに感じるものじゃないと思っていたけど」
「ち、違うよっ!」葵井巫女子は、慌てた様子で言った。「感じてる訳じゃ…ひゃっ!?」
葵井巫女子の桜色の乳頭をつまみあげる。
分かってないなあ…。ぼくは馴れ合うつもりは無いんだ。
「あっ!?…やっ…やあ!?そ、それっ…やめてっ!!」
乳首を摘む度に、葵井巫女子の体が面白いほど跳ねる。
「こんなに反応するなんて…どうせ毎日オナニーでもしてるんだろ?
まったく…最低だよね」
「ひ、ひどいよっ!あたしそんなこと…っ…あっ…ぅ…」
乳首をコリコリと摘んでやる。
「週何回してる?」
「んっ…な、何?」
「週に何回しているのか、と聞いてるんだよ。その最低な行為をさ」
「……しっ…して…ない…よ…っ!?ああああっ!?痛っ!?痛いっ!?」
人間の体はよく伸びる。
「一日二回だよっ!朝と夜!」
「一日二回…やっぱり淫乱じゃないか」
「…ひっく…ひどい…ひどいよ…」
「ひどい?ひどいだって?…じゃあ確かめてみようじゃないか」
ぼくはそう言って、葵井巫女子の下腹部に手を進めた。
「あ…」
くちゅ…
静かな部屋に粘液質の音が響く。
「ち、違うの!いっくん!」
「何が違うのさ」
縦スジにそって、中指でなぞる。
「あっ…や…んっ…」
「くちゅくちゅ言ってるよ。これで証明されたじゃないか。巫女子ちゃんは最低な淫乱の変態だって」
「違うよっ!違う、違うっ!」
「違わない」
「違うよっ!いっくんのいじわる!」
「違わない」
「ちが…うっ…!?」
「どうしたの?反論しないの?」
「だ、だっ…て…いっくんの…指がっ…」
ぼくの中指はほとんど根本まで、葵井巫女子に飲み込まれている。
「反論しないって事は認めるって事だよね?」
「み、みとめ…んぅっ!?ダメっ…動かさないで…やっ…ぁぁ…」
「ま、こんなにぐちょぐちょにしてたら認めたようなものだけどね」
「くぅ…んっ…や、いっくんの…指が…中でっ…動いてる…っ…あっ…」
指をかぎ型に曲げて、ひっかくようにこする。
「あっ…あ…ダメっ!?もうダメだよっ!!」
「うんっ…んっ…んぅ…い、いっくんの…いっくんの指が…っ!!」
葵井巫女子の体が小さく跳ね続ける。
「あっ…いっくん…んんんっ!!」
考えてみれば、このアパートは壁が薄い訳で。
それなのに誰も止めに入らなかったという事は。みんなが公認していたという事。
どうやら、ぼくの部屋は巫女子ちゃんを監禁する場所と位置づけされていたらしく、巫女子ちゃんはみんなにいじめられることになるのだけど。
それはまた別の話。
どこか軸がずれてしまった、歪んだ世界の物語。
だとしたら、ぼくは全てを知っていて、その上で何も知らない巫女子ちゃんといなければならない訳だ。事態が解決するまでは…。
解決なんてあるのかは分からないけれど…。
「どうしたの?いっくん?」
葵井巫女子が、小首を傾げてぼくの顔をのぞき込む。
ああ、きみはここにいるはずじゃないんだよ。きみがいるのはおかしいんだ。きみは殺人者なのに。なぜそんなに平静でいられるんだよ。おかしい。変だ。妙だ。異常だ。狂ってる。
だからぼくは──
「いっくん?」
──そんな『現実』壊してやる──
戯言キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
いーくん独自の雰囲気が壊れていなくて(;´Д`)ハァハァ
最強の赤い人や死線の青もキボンヌ
某所用に急造、ONIVより。
毒を受けて倒れた吉祥媛子へと、しばがきの右腕が伸びた。
矢をつがえた弓の弦のように細く、長く。
それを見た吉祥媛子のまだ幼い目が驚きと緊張に開く。そしてなんとか体勢を立て直そうとした。
だが間に合わない。
しばがきの細くなった腕が、細く、やや肉付き始めた足と並走し、
そして腰を覆う飾り布の中へと入った。
ONIといえど、その中の構造は人間と変わらない。そう、変わらない。
吉祥媛子の脳裏に、先ほどしばがきに陵辱された、頭の悪そうな少年と金の髪の天狗のコトがよぎる。
そして、しばがきの腕が動き始めた。そのうねうねとした動きに顔に血が伸びる。
布の上からでも十分感じられるほどにその動きは、力強い。
徐々に布が湿り始めた。その異変に、いやいやをするように首をふる吉祥媛子。
だが、しばがきは動きを休めない。左腕を、吉祥媛子の顔に伸ばしたが、
穴がない事に気づくと、腹立ちまぎれに胸へと手をいれた。こちらの手も柔らかい。
その柔らかい腕が、布の上からでも胸を這うのが目に入り、吉祥媛子の目は、
次に何が起こるか本能で察し、目が恐怖におののいた。そして。
まるでヘビのような形になった左腕が、飾り布を裂き、露になった
吉祥媛子のまだ淡く小さい右胸の頂を、ちゅうちゅうと吸い始めた。
その刺激に目を閉じて必死に首を横にふり、吉祥媛子は耐えた。
人間の状態なら、口で指を噛んでいただろう。だがそれは出来ない。
そしてまだ終わらない。しばがきの右腕が硬くなったと思った瞬間、
股間の布とともに、吉祥媛子の清らかな部分を一気に貫いた。
声が出せないまま、瞳孔が見開き、そこから涙があふれた。
それを無視して、しばがきの右腕が出し入れされる。
その度に、閉じた吉祥媛子の目がとろけて行く。真っ白な顔にも朱がさした。
そうしてそのまま、しばがきが一気に放出したものを受けると、
開いた吉祥媛子の目は、湯をあびたかのごとくぼぅっとしていた…
「『リリコ、そっちは元気でやってるか。俺は相変わらずだ。
メールにナオが風邪引いたって書いてたけど、もう治ったかな。
またメールくれ。浩樹』だってさリリコ」
「それだけ?」
「それだけ」
「むーっ! 他に何か書いてないのジョーズ?」
「そんなに言うなら、リリコが自分で使えるようになればいいじゃないか、メール」
「アタシはパソコン全然ダメなのー!」
ベッドの上にへちょっと寝転がって、盛大にブーたれている彼女は僕の飼い主。湯上リリコ。
元小学校教師で、今はわけ有って湯上家で専業主婦をやっている。
もう三十路なのに、そうは思えないほど外見も性格も子供っぽい。
その上短気でケンカっぱやくて乱暴で理不尽で……
「? あんた何一人でブツブツ言ってるの?」
「な、何でもない、何でもない!」
えー、コホン。自己紹介が遅れたけど、僕はジョーズ。湯上家にご厄介になってる飼い猫だ。
え、何で日本語喋ってるのかって? 気にしない気にしない。どうして喋れるのかなんて
僕にもわかんないんだから。
機械オンチなリリコの為に、今は北極海にいる彼女の旦那からのメールを取り持っているところ。
「それにしても相変わらず、淡白だねー旦那」
「うう……ヒロちゃんが、あーゆー性格なのは今に始まった事じゃないけどさ」
呟いて、ぼふっと枕に顔をうずめる。そういう仕草は可愛いと言えなくもない。
というか、黙って立ってりゃそこそこ見れるはずなのになー。人間の美的感覚はわかんないけど。
大体人間のオスって、どうしてつがいを一人で放って置けるんだろう。
こんなんじゃ、誰かに取られたって文句は言えないぞ。
そんな事をぼんやり考えていた僕だったが、ふとメールの文章に続きがある事に気づいた。
「リリコ、追伸だって!」
「え! なになに?」
現金だなー。ぱぁっと表情を輝かせて端末に飛び寄ったリリコの様子に、
なんとなくカチンとくるものを感じながら、僕はメールの文面をスクロールさせた。
続きは本文のかなり下の方にあった。っていうか、追伸の方が本文より長い。
「『追伸:リリコ、会いたい……』って、えーと」
うわ、凄いコト書いてるよ。そこから続く文章に、僕は柄にもなく口篭もって言った。
「……続き、僕が読んじゃっていいの?」
大きな目を輝かせて、真っ赤な頬でコクコク頷くリリコは、年甲斐も無くまるで少女みたいに見える。
彼女をそうさせているのが、海の向こうに彼女を置き去りにしてる男だと思うと、
ふっと、ちょっとした意地悪心が僕の中に芽生えた。
「オーケー。んじゃ、続き読むね。
『リリコ、会いたい。会って抱きたい……』」
効果覿面。ただでさえ赤いリリコの顔が、ボン!」とでも効果音のつきそうな勢いで、一瞬の内に真っ赤茹で上がった。
僕はそ知らぬ振りで、その続きを読み始めた。
「『リリコ、おまえは覚えてるか? 俺が船に乗る前の晩のこと、』」
「うわー!? ちょ、ちょっと待った! タンマ!! 読むのやめてー!」
予想通り慌てて止めに入ったリリコに、僕は言ってやった。
「そんなこと言っていいの? 大体リリコ自分でメーラー使えないじゃん。
何慌ててるのか知らないけど、僕は猫なんだから人間のアレコレに興味なんてないし」
「うぅ……わかった」
リリコはそう言って、ベッドの上に大人しくかしこまった。
僕に読まれるのは恥ずかしいけど、愛しの亭主の言葉は聞きたいんだろう。
「『離れるのやだ、って泣きながら俺のことを求めてきた時のおまえって、今までで一番積極的だったな。
それまでは結婚してもセックスのたびに恥ずかしがって、自分からは服も脱いでくれないおまえが、
素っ裸になって俺に跨ってきた時には、本当に驚いたよ』だって。ふーん」
「う……るさい! 続きは!?」
パジャマから覗く肌の全部を上気させて、リリコは羞恥に身を縮めてる。
その表情を楽しみながら、僕は続けた。
「『俺のこと口でしてくれたのも、あの時が初めてだったよな。
俺と付き合うまで男知らなかったんだから仕方ないけど、ヘタクソでさ。
始めのうちは歯とか当たって痛かったけど一生懸命で、俺、嬉しかったんだぞ』」
恥ずかしさだけじゃなく、薄っすらと汗ばんだリリコが、微かにもじもじと体をよじらせ始めるのに、
僕は視界の隅で気付いていた。
リリコ、発情してるんだ。
そういう僕も、発情期でもないのにドキドキしてる。
「ジョーズ」
リリコが脚をもぞもぞと摺り寄せる度に、汗の匂いが甘ったるく変化してくる。
「お願い……続き、読んで……」
欲情に掠れたメスの声が、僕の背中を押した。
「ヒロちゃん……」
リリコが小さく呟いた名前が、チクリと僕の胸を刺した。でも止まらない。
「『最後の方では、俺の方が歯止め利かなくなって、おまえのこと苛めまくちゃったな。
何度イかされても、泣き出して気絶しても、
必死で俺にしがみついてくるおまえがあんまり可愛くてさ』」
ほとんど無意識なんだろう、リリコの手が両足の間に潜り込んでいた。
パジャマ越しに、湿った布地を指がまさぐる音が、猫の発達した聴覚に響く。
もう片方の手は、やっぱりパジャマの上から、柔らかそうな胸を押さえて微かにうごめいてた。
「『泣きながら、ヒロちゃん、ヒロちゃんって縋りついてくるから、
俺も何度出しても止まんなかった。離したくなくって』」
僕は冷静な声を出そうとしてえらい苦労してたけど、もしかしたら失敗していたかもしれない。
尤もリリコはそんな事、気付いてなかっただろうけど。
不規則に早まっていた呼吸音が、「くぅんッ!」と一瞬途切れた。
息を殺して押さえた声も、僕の聴覚は聞き逃さない。
部屋の空気が、甘ったるい匂いを一際強めて、ドサっとリリコの体がベッドに沈む音が聞こえた。
「『リリコ、待っていてくれ。いつになるか分からないけど、出来るだけ早く必ず帰る。
戻ったら、すぐにでも抱きたい。滅茶苦茶にしたい。待っていてくれ。』以上! あれ、リリコ?」
「……ふにゃ?」
ボーっと上気した顔でベッドに横たわっていたリリコだったけど、
僕と目が合った瞬間、サーッと真っ青になって、次に真っ赤になった。
「うわああああああぁぁっ!!」
「ちょ、ちょっと!? リリコどうしたんだよ!?」
「出てけーっ! もう出てってええええッ!!」
正気に返って暴れだしたリリコに、枕から縫いぐるみから片っ端に投げつけられて、
僕はたまらず部屋から退散した。
これは明日まで部屋には入れないかも。自業自得かも知れないけどと、肩を竦めて溜息をつく。
「リリ、どうしたの!? キャァッ!!」
何事かと心配したのだろう、駆けつけたお姉さんが、飛んできた目覚まし時計の直撃を食らっていた。
南無……。
あう。直リンスマソ…
>>444-448 ぐはあっ、まさかこのネタでくるとは(笑)
うむ、夫と離ればなれになって身体を持て余しているであろうリリコたんマンセーでつ。
452 :
名無しさん@ピンキー:03/11/04 12:23 ID:G9a3VbYL
ほす
「まほろまてぃっく」のスレが無いのは何で?
やはりえっちなのはいけないのか・・・_| ̄|○
454 :
444:03/11/06 12:36 ID:JwrVlFsq
保管庫管理人様、拙作の収蔵ありがとうございますた。
&いつもお疲れ様です。
で、つかぬ事をお聞きしますが今回のSS、
手直しして自分のサイトにもうpしたいんですが、構わないでしょうか?
あと、よろしければ保管庫の方にも修正した版を送りたいんですが、
如何でしょうか。もしOKならあぷろだ探してきます。
>>454 もちろんOKです。
こちらは、職人さんの作品を預からせて貰っている立場ですから。
UPローダーに上げてもらえれば保管庫側も修正させていただきます。
また、お望みならサイトへのリンクも貼らせて貰います。
456 :
444:03/11/06 21:49 ID:JwrVlFsq
>>456 修正しました。
リンクもひっそりと貼っておきましたが、問題があるようなら消しますね。
そういやエルツもスレは無いよなあw
458 :
625+1:03/11/08 22:32 ID:4Tk/LW2d
hosyu
誰か「今日の5の2」で書いてくれ。
『放浪息子』でだったら…
知らなかった。
あんな表情をするなんて。
あんな声を出すなんて。
あんなに一緒だったのに。
「……!」
カードの中、ワルキューレゼロは自分の肩を抱いて身を縮こめた。
それでも、消えない。消えてはくれない。
知らなかった、姫の表情と声が。
「……姫……」
ぽつり、呟く。思えば、そんな気はしていたのかも知れない。
魔導アカデミーに入学するため城を出たときの姫と、自分が魔導アカデミーに来たときに久し振りに会った姫。
華奢な身体も甘い髪の匂いもそのままだったけれど、格段に綺麗になっていた。
城を出た時にはまだなかった艶やかな「女」の匂いが、色香が。姫に、身に付いていた。
「………」
「……、………!」
カードに隠れても耳を塞いでも、声は容赦なくワルキューレの元に届く。
きつく閉じた自分の目から涙が零れている事に、ワルキューレはまだ気付かなかった。
呼ばないで。そんな悩まし気な声で、そんな男の名前を呼ばないで。
「私は………私、は………!」
最初は、曲者かと思った。くぐもったローザの声に、足音を忍ばせてカードから出た。
長刀を構えなおして目にしたのは、月光に輝く白い肢体。それを組み敷く、男の身体。
叩き斬ってくれようと踏み出しかけた足を止めたのは、ローザの声と表情だった。
「……好き。好きよ」
喘ぎの合間に、甘い声で男の名を呼ぶローザ。
あんな声は、聞いた事がなかった。
とろりと蕩けてしまいそうな視線は薄く開いた唇と相まって、より一層淫らに映って。
あんな表情は、見た事がなかった。
踵を返し、ワルキューレはカードに舞い戻った。
見てはいけないものを見てしまった。そんな気がした。
肩を抱いて、きつく目を閉じた。違う、あれは姫じゃない。姫じゃないんだ。
「姫………!」
薄く目を開くと、暗闇がぼんやり滲んで見えた。
目を閉じても開いても、抱かれて喘ぐローザの幻影は消えてくれない。
悔しくて、悲しくて。それ以上に、切なかった。
あの表情を見た瞬間、気付いてしまった。自分でも気付いていなかった想いに。
「………お慕い、しております………」
口に出さないと、心が潰れてしまいそうだった。
連れていかないで。置いていかないで。その娘は、私の大事なお姫様だったのに。
綺麗にならないで。私の知らない所で、そんな男の為に綺麗になんかならないで。
声が震えて、涙がまた一筋零れ落ちた。
スレお借りしました。毎度お目汚し失礼いたします。
ジャンルはまたしても「アヴァロンの鍵」。こればっかで申し訳ない。
なりきりスレのワルキューレたんが可愛すぎて、思わず書いてしまいますた。
相手の男は、各自お好みで御想像下さいw
>SS保管人さま
先日、初めて貴サイトの存在を知りました。保管ありがとうございます。
保管していただいて気付きましたが、タイトルが無いと本当に見難いですね、申し訳ない。
よろしければ、お暇な時にでも訂正していただけませんでしょうか?
訂正先:スレがない作品のエロSSを書くスレ 358
01 → 15の乳じゃねぇ。
02 → 奉仕の白薔薇
03 → 緑の守神
ついでに今回のタイトルは「あんなに一緒だったのに」。そのまんまです。
>463
ごめんなりきり板から来たんだけど、そういうこと言うとなりきり職人さんが嫌がって逃げることがあるよ。
SSを書く分にはいいと思うけど、それがなりきりのせいとか書かないほうが良いと思う。
激しく自己嫌悪中。_| ̄|○
>464の言う通りになったらどうしよう(つД`)
……当分、2ちゃんから足を洗います。
なりきりスレから来て読んじゃった人、本当申し訳ない。本当ごめん。
いろいろ触発されて、現在クロクルネタ執筆中。
でも折れ、ssって程のもの書いた事無いんだよね。
男が使えるくらいエロいのと、女性ファンにも納得できる結果を欲張ったせいで、
なんつーか、かなり長編になりそうな……。
そうすると自分の表現のバリエーションって奴が、こんなに少ない事に愕然とするのであった
まる
>>467 クロクル読みたい。
くじけずがんがってくらはい。
>>469 まだ一文も投稿してないのに、励ましの言葉、ありがとうございます。
現在20kbってとこですが、書きたいとこから書きなぐってるせいで、繋がりが唐突すぎて……。
こんな愚痴はスレ違いですね。
次からはss書きの控え室に逝ってきます。
えっと、一応なんとか話が繋がりましたんで書き込みます。
最初は『ロゼット無惨』
題名の通り鬼畜+ややグロですので、ちょっと、いやかなり覚悟していてください。
一応今月号のシーンから分岐した感じで、ではいきます。
『ロゼット無惨』
「姉さん……じゃない?」
幻の姉しか見えないヨシュアと、目醒めさせようとするロゼットの戦いは、ヨシュアの優勢で進んでいた
。
「もう、終わりかい?」
振り向いて発砲するロゼット、しかし直前で払いのけられたその先で、右腕が固まる。
「ハハッ! その腕はもう動かないよ!」
時間凍結……!! クロノのホーンがヨシュアに与えた、絶大な能力。
―――――しまった!!―――――
力任せに押そうとも、渾身の力で引こうとも、右腕はまるで空間の一転に結い止められたみたいに動きは
しない。
ドン! ドン! ドン!
止む無くその場から発砲するロゼット、しかし気づくと今度は左足が地面に縫い付けられていた。
ドン! ドン!
モーゼルの弾丸が切れた。
すかさず駆け寄ったヨシュアが銃を叩き落とすと、左腕までが大きく広げられたまま凍りつく。
「くっ!!」
残された右脚で蹴りを放つロゼット。
それは確実にヨシュアの頭を捕らえ、その身体ごと大きく弾き飛ばした。
―――――やった―――――!?
しかしその右脚もまた地面に落ちる事は無く、ロゼットの身体はあられもない姿で中空に吊るされた。
「やってくれるね…… 全身のバネで蹴られてたら、しばらく動けなかったかも知れないな」
両腕、片脚を固定された状態の蹴りでは、ヨシュアの自由を奪う事はできなかったのだ。
「さて、どうしてあげようか……?」
怒りに我を忘れたヨシュアが、乱暴にロゼットの襟首を掴んで、吊り上げると、
悪魔の力で増幅された腕は彼女の修道衣を容易く引き裂いていた。
破れたロゼットの修道衣から、真っ白な乳房が零れ落ちる。
その先端の紅い蕾が、ヨシュアの網膜に焼き付けられた。
「そう……か 簡単な事だったんだ。
姉さんが変わっちゃったのなら、もう一度姉さんを作ればいいんだ。」
「な……!?」
その意味を理解して、ロゼットが戦慄する。
四肢の時間を止められ、身動きの取れないロゼットにヨシュアが迫る。
「駄目よヨシュア、 目を覚まして!」
身をくねらせながら逃れようとするロゼット、その身体に容赦なくヨシュアの手が触れる。
「見た目だけは、姉さんのままなんだね。
でも中身は変わっちゃったんだ、もう優しい姉さんじゃ無いんだ。」
修道衣が引き裂かれ、次々とロゼットの白い肌が露になってゆく。
「一緒に、もう一度姉さんを作ろうよ、あの頃の優しい姉さんを」
「バカッ! アンタ何言ってるのよ、目を醒ましなさいっ!」
「五月蝿い!!」
ヨシュアの拳が無慈悲にロゼットの頬を打った。
「……アンタ、自分が何しようとしてるか、判って無いっ!」
涙するロゼットを無視して僅かに残った下着を剥いでゆくヨシュア。
清潔な白い肌着が乱暴に押し上げられ、たわわな二つの乳房を隠す物は無くなった。
「わあ……柔らかいんだ、僕が知らないうちに、こんなところも変わっちゃったね」
「けど、ここは前よりも好きかな?」
勝手な事を言いながら無遠慮に胸を揉みしだき、頂を吸い上げる。
「やめて ……やめなさいってばっ、ヨシュア!」
「おいしそうだな…… このまま食いちぎっちゃおうか?」
いきなり先端に歯を立てる。
「イッ……」
思わず出た悲鳴をかみ殺すロゼット。
「へえ……頑張るね、じゃあこっちはどうかな?」
下履きの腰紐に指を掛け、力任せに引き上げる。
ロゼットの股間に布が食い込んで、ギチギチ音を立てていたが、限界を超えた瞬間
ブツッと引き裂けてずれ落ち、金色の靄に包まれたロゼットの秘所が露になる。
普段の戦闘中は衣服が乱れても気にしない彼女だが、今回ばかりは羞恥に頬を染めた。
「やめて! 見ないでよ、駄目だって言ってるでしょ!」
「何故? まだこれからだよ…… そう、本番はこれからなんだから」
下半身を剥き出しにするヨシュア、その男性器は普通の人間の物では無かった。
悪魔の性器、それは根元こそ人の物に酷似していたが、赤黒く大きく膨らんだ楔状の先端から、
更に先に細長く伸びた肉茎がずるりと飛び出しテラテラとぬめって光を反射した。
「何?、ヨシュア…… それ、そんなの……」
異様な物を目にして震えるロゼットの声。
「僕も最初は驚いたんだ、けど結構便利なんだって、聞いたよ」
見えない十字架に吊るされた、まだ準備も整っていないロゼットの秘裂に悪魔のペニスが添えられる。
怯えるロゼットの表情を楽しむ様に、ヨシュアはそれを見せつけながら突き立てた。
「ひぎぃいいい!!」
機械の様に無慈悲に、獣の様に激しく、ロゼットの初めてが引き裂かれていく。
「やめてぇ! イタッ イタイッ ヨシュアッ、ヨシュアァァァァ!!」
泣き叫ぶロゼットの声も、今のヨシュアの心には届きはしない。
今目の前に有るのはヨシュアにとって、姉の姿をした女の肉でしか無かった。
異様な逸物がギリギリと処女膜を切り開くと、滴り落ちる鮮血が白磁の内股を伝う。
程無くヨシュアの先端は、ズルリとロゼットの子宮口へと到達した。
「……ぁ、ぐうぅ……ぁ」
「まだだよ…… 僕のはね、普通の男にはできない事ができるんだ」
薄笑いを浮かべたままヨシュアは、腰を回転させながら更にねじ込んだ。
「うあ……? あがあぁぁ!?」
飛び出した細い先端が子宮口を抉じ開け、女の肉を貫いていく様は、まるで中世の串刺し刑の様だ。
ズブズブと進入した触手が、複雑に淫らにうごめいて子宮の内側をまさぐり始める。
「かはっ、があああぁぁ!!」
気を失いそうな痛みと快感の中で、ロゼットの秘所は血とは違う潤滑液を分泌している。
愛情など皆無でも女を狂わせる、それは悪魔の持つ力。
ヨシュアが狂ったように強引な挿入を繰り返すと、血と愛液が交じり合って泡立ち、ニチャニチャと嫌ら
しい音を立て始めた。
巨大なものが肉壷を引っ掻き回す刺激と、子宮の中を異物が這い回る感触。
成す術も無くロゼットは性感の高みへと追いやられ、ついにしなやかな身体を弓なりに反らせると
ガクガクと打ち震えて絶頂に到達した。
「はう、はうぅ………」
「あはは、可愛いよ姉さん。
僕がちょっと弄っただけで、すぐにこんなになっちゃうなんて、すごく淫乱なんだね」
「面白いからもう少し、可愛がってあげるよ」
荒い息に胸を上下させるロゼット。 その華奢な体に挿入したまま後ろに回ると、
たっぷり肉のついた大きくて白い尻に手を添えて、乱暴にパンパンと腰を打ち付け始める。
ロゼットの腹の奥深くで牡の剛直が縦横無尽に暴れまわると、酸素を求めるように開いた口から
あられもない、牝の喘ぎ声が溢れ出した。
「はあぁ! ああぁ!! あはぁ!!!」
本能が腹の奥から鳴き声をあげさせる、そのトーンがどんどん上がってゆく。
意思に反して秘所はトロトロと歓喜の涙を滴らせ、柔肉は咥えた剛直を貪るように絡みつく。
そして時々息を詰まらせたかと思うと、全身をぶるぶる震えさせて何度も達するのだった。
「うっ……くううぅぅ」
「ハハハ…… ずるいなあ、姉さんは ……一人で楽しんじゃって。
少し、虐めちゃっても構わないかな?」
姉の身体の正面に向き直ると、ヨシュアの右手がロゼットの広い腹の上を探るようになでる。
それはふいにある場所で止まると、凶悪な爪と化して純白の肌に突き入れられた。
「ぎあぁぁぁ!!」
血に濡れたヨシュアの指が腹をまさぐり、中から男根に陵辱される姉の子宮を探し当てると、
外からはあやす様にゾロリと妖しく愛撫する。
思わぬ挟撃にあった肉の器官は、まるで別の生き物の様に打ち震え、快楽にわなないた。
「がっ……かっはあぁっ!!」
激痛と、有り得ない快感に苛まれ、ロゼットもまた一気に絶頂まで追い詰められようとしていた。
数分前まで処女だったロゼットの膣が、びくびくと淫らに蠕動して悪魔のペニスを締め上げる。
ヨシュアも遂に、その快美な感覚に息を乱した。
「ああっ、いぃ……いくよ…… ん、姉さん、 いっぱい、受け止めて……」
「?!……あっ、だめ! だめぇ!!」
ロゼットの腹の奥深く、ヨシュアのモノが一層大きく膨張しビクビクと痙攣を始める。
「だめえぇ!!」
直後大きく跳ねたと思うとドクンッ! と熱い粘液が子宮の底に叩きつけられた。
ビクン、ビクンと跳ねる度、ロゼットの胎内に、煮えたぎる牡の欲望が撒き散らされる。
「ひあああぁぁぁ!!!」
「んっ……うぅっ!」
絶望と絶頂が交錯したロゼットの悲鳴が響き渡る。
ヨシュアもまた姉の肉体を汚し、支配する快感に、うめき声を漏らす。
粘ついた男の体液を受け止めながら、ロゼットの意思を裏切って、女の柔肉が犯される歓喜に震える。
そんな姉の股間にガクガクと腰を打ちつけながら、弟はおびただしい量の精液を、最後までドクドクと注
ぎ込んだ。
「ひっ、ひいっ……ひいぃ……」
凶悪な絶頂感で息も絶え絶えなロゼットの身体が仰け反り、断末魔のように痙攣を続ける。
その子宮を満たした白濁は、巨大な男根に塞がれて行き場を無くし卵管を遡ると、びゅるびゅると
腹腔にまで溢れ出して、ロゼットの女性は腹の中で、ドロドロの精液にまみれて犯しつくされた。
「あぁぁ……」
ヨシュアが姉の膣から男根をずるりと引き抜き抜くと、ようやく開放された精液と、愛液と、破瓜の血液が
交じり合い、ぽっかり無残に花開いた入り口からドロリと零れ落ちる。
「ハハ…… こんなに涎をたらしちゃって…… よっぽど気持ちよかったんだね、姉さん」
確かめる様に姉の瞳を覗き込むヨシュア。
そのとおりだった、初めて何度も絶頂に押し上げられて、体中の力が抜けて身動きもできない。
けれど、その瞳から涙が溢れたそのせいでは無い……
――――― もう…… 駄目かも知れない ―――――
何度もクロノに分け与え、磨り減らしてきた自分の命。
それがとうとう燃え尽きようとしている事を、ロゼットは感じていたのだ。
「ヨシュア ……目を醒ましてよ、ヨシュア……」
普通の少女ならばとっくに正気を失っていただろう。
そんなロゼットの心を繋ぎとめていたのは、現実と戦いつづけてきた彼女の強さと、ヨシュアへの想い。
震えながら彼女は最後の力を振り絞り、目の前に居る弟に、やさしく、そっと口づけた。
驚きに見開かれたヨシュアの瞳。
それを見てロゼットは微笑むと、そのまま力尽きて動かなくなった。
「姉、さん……? どうしたの…… なぜ動かないの?」
「うぐっ……あ頭が、痛いどうしてこんなっ……。 うあ、うおおぉぉ……」
床に膝をつき、頭を抱えて悶え苦しむ。
「姉さん、痛いよ…… 助けてよ、姉…さん…… ね…え……」
「うがあっ! がああぁぁっ!!」
ヨシュアは床に転がり、のたうち回る。
「はあっ、はあっ、はあっ、姉さんっ」
「まだ夢から醒めないのか?」
戦いでボロボロなりながら、やっとの思い出たどり着いたクロノが、そこに居た。
「だれ……?」
体中に刀傷を負い、片腕を失い、残った片腕で剣を杖にして辛うじて身体を支えるクロノ。
ヨロヨロと歩み寄りながらもその闘気は衰えず、無傷のヨシュアを圧倒する。
その双眸を支えるものは……怒り。
「ロゼットは、アンタを救う為、命を賭けてここまで来たんだ。
戦いに勝つため、自分の命を僕に分け与えてまで、アンタを探し、追いかけて来たんだっ!」
呆然と見つめるヨシュア、振り返るとそこには、血と白濁にまみれて横たわる、姉の姿。
「なのにっ! お前はまだ姉さんに助けを求めるのか!?
こんなにロゼットを苦しめて、愛されて、それでもまだ足りないっていうのか!!」
ヨシュアは姉にとぼとぼと歩み寄ると、その傍らに膝をついて、絶望に泣き崩れた。
『禁断の姉弟愛』
「うっ……うん」
ふわ、なんだろう、見覚えのない景色…… 光に満ちた世界。
にゃあ…… もう少し、こうやってたいな……。
「ん? ……って私、ここって……?」
一糸も纏わない裸の姿、憶えが有る、これって他人の意識にダイブした時と同じ……。
そっか、きっとここは私の意識の世界なんだ。
寿命は使い果たしちゃったけど、本来私の身体そのものには死ぬ程の原因が無いから死にきれずに、中途
半端にこの世に残っちゃってるんだろう。
けど、魂が燃え尽きた肉体はすぐに弱って、あっけなく完全な死に至る。
そういうものなんだって、聞いたことが有る。
「ヨシュア…… 目覚めてくれたよね」
神様は意地悪だ。
折角、ヨシュアが目覚めてくれたかも知れないのに、少しの間も一緒に居られないなんて……。
「姉さん……」
ん? ……空耳?
きょろきょろ辺りを見回す。
ある訳無いか……
ここは私の意識の中、ダイブの機械でも有れば、もしかしたら来れるかも知れないけど。
「ごめんね、姉さん」
無茶苦茶驚いた、私の目の前にヨシュアが現われた。
「アンタ、一体どうして?」
「クロノのホーンと、姉さんの懐中時計の力だよ。
元々あれは、クロノと契約者を結ぶ物だし、このホーンはクロノの一部だから……」
「でも安心して。 終わったらこれは、必ず彼に返すから」
ヨシュア…… ヨシュアだ、ヨシュアが居る。
とっても優しい、一番大切な、私の弟……。
「ヨシュア、よかった…… 本当に。 ヨシュア」
じわっ、て…… 涙が滲んだ。
一度零れ始めたら、どんどん溢れて止まらなくなった。
ぐすっ……一緒に零れそうになった鼻水をすする。
やっぱり神様は意地悪だ、どうしてこんな所までリアルなの?
「姉さん、逢いたかったよほんとうに」
優しく抱きしめられると胸がぐっと熱くなって……。
え……? 嘘……私、じゅんってなっちゃう。
変だ、ヨシュアは弟の筈なのに、やっぱり無理矢理にでもされちゃったから?
「けれどもう……あんまり時間が……」
また涙が込み上げてきた。
そう、出会えたら出会えたで、また別れが辛くなる。
「もうこれが最後なら…… もう姉さんとは会えなくなっちゃうなら……」
「僕は姉さんを、思い切り愛したい」
心を見透かされたみたいで顔がかあっと熱くなる、きっと私ユデダコみたいに真っ赤になってる。
「なあっ、何言ってるのよこのエロガキわあ!? まだ夢見てんの? アンタと私は姉弟!」
ヨシュアを突き放して叫ぶ。
けどどこかで私、ヨシュアも同じ気持ちだったんだって、安心してる。
「でも、もう一回しちゃったし……」
「う…… それは、そうだけど……」
こっ……この子わぁ……。
でも確かにもう私、弟としちゃったんだ……。
「しかも生身でナマ中出し、そう言えばシスターの禁忌も破っちゃったんだよね」
「だぁれのせいだと思ってるのよ!!」
すかさず私の鉄拳がヨシュアの顔面にめり込んだ。
うーん、クリーンヒット。
でも…… これが最後なのかあ……う〜ん。
どうせ乙女じゃ無くなっちゃったし、今の私は幽霊みたいなもんだし、
やりたいことやって心残りが消えたら私、成仏できるかな?
それに少しは……ううん、正直言ってすっごく気持ち良かった。
痛いのは嫌だったけど。
チラリと覗くとヨシュアは頬をさすりながら、やっぱり姉さんだ、とか嬉しそうにほざいてる。
アンタそんなに私にぶたれたかった訳? マゾっ気でも有るのかしら…… 先行きがちょっと心配。
ムムム…… でもこの世の最後の思い出に、我慢なんかしても意味無いわよね。
そもそも私には我慢なんて似合わないのよ!
「痛く、しない?」
「しないしない」
速攻で返事が返ってきた、大げさに首を横になんか振っちゃって、調子いいなあまったくもう。
わっ、ヨシュアが正面から迫ってきたっ…… うわっ、うわわっ。
二人とも全裸で、硬直したままヨシュアの腕に抱かれた。
「ちょ……ちょっと」
「じっとしてて……」
あったかい胸を全身で感じていると、ガチガチに凍りついた身体が解けるみたいで。
広い胸に頬を寄せると、なんだか安心して溜息が出た。
「こんなに逞しくなっちゃって、弟のクセに生意気だぞ」
「姉さんは、姉さんのくせに可愛いすぎるよ」
普段しらふじゃ絶対に言えないような、聞くほうが恥ずかしくなるセリフ……。
それが今だけは無性に嬉しく胸に響いた、きっとヨシュアだってそうなんだろう。
大きな手が添えるように私の顎をうながすと、穏やかな瞳がそこに有った。
「あ…………」
その瞳に吸い込まれそうになって、声を出そうとした唇が塞がれた。
「は、む……」
中に入ってきたヨシュアの舌が、私の舌と絡み合う。
柔らかな舌が口の中を舐めまわして、歯や唇の裏側まで優しく愛撫してくれる。
この感触だけで、私……とんでしまいそう。
抱きしめられたままヨシュアの唇が離れて、顎から首筋にキスされる。
後ろからそっと抱きとめられたまま、私の乳房を壊れ物を扱うみたいにそっと揉んでくれる。
「ヨシュア…… さっきと、全然違う……」
「さっきの事は……その」
そうだった、きっとさっきのあれはヨシュアじゃ無かったんだ。
私は今、初めてヨシュアと、愛し合おうとしてるんだって……。
「うん…… 忘れたわ」
ヨシュアのキスはもう、胸まで下りて来て、私の蕾を舌で転がして可愛がってくれる。
つんって立った先端からジンジンする感じが伝わってきて、私の胸の奥まで切なくさせる。
私はもう我慢できなくなってた。
ヨシュアの前でペタリと座り込んで、私は自分から両脚を開いて見せる。
これから起こる事への期待で、私の恥ずかしいところはもう、ぐっしょり溢れてる。
そんな自分をヨシュアに見せるのが、死ぬほど恥ずかしいのに、すごく気持ちいい。
「姉さん……これが、姉さんの」
初めて見る訳じゃ無い筈なのに…… そうだね、あれはやっぱりヨシュアじゃ無かったから。
私のあそこにゆっくり手が差し伸べられて、入り口を指が開くと、私の肉がゾロリと花開いて、奥から蜜が零れ落ちてしまう。
「姉さん……とっても綺麗だ」
少し鼻をひくつかせた後、ペロッて舐め上げられた。
口で息をしながらペロペロッて…… ヨシュア、なんだか子犬みたい。
ヨシュアの指が花弁をなで回して、そしてゆっくり私の中に入ってくる。
まだ少し怖いけど痛くは無い、私やっぱりもう処女じゃ無いから?
中を探るみたいに、ヨシュアの指が内側を愛撫してくれると、私の腰がピクピクッて震えてしまう。
「上に来て」
ヨシュアが仰向けに寝て、私を誘う。
「……うん」
ヨシュアの頭に跨るみたいにすると、何度も何度も丁寧に舐め上げてくれる。
急に花弁をむしゃぶるみたいに激しく啜られると、切ない気持ちで一杯になって声が零れてしまう。
「あっ……ああっ、ヨシュア……」
目の前にそそり立つ、ヨシュアのもの。
さっきと違って普通の男の子の…… ううん、本当の、ヨシュアのだ。
これ…… これが欲しい……。
私はヨシュアの上に倒れこんで、おずおずとそれに触れる。
「ヨシュア、こんなにおっきいの……」
ああっ、ヨシュアが私に舌を差し込んで舐めまわしてる。
お腹の奥がきゅんと切なくなって、我慢できずに私もヨシュアのを口で頬張ってた。
「は、む……んっ、は、ん……」
愛しい人のをしゃぶるのが、こんなに気持ちいいなんて知らなかった。
夢中になってヨシュアの茎をしごき、先っぽを舐めまわし、吸い上げると男の子は
もっと大きくなって、ピクンピクンって動き始めた。
「ああっ…… 姉さん、駄目だ」
ヨシュアがうめいて私から逃げる。 そのままイッてくれても良かったのに……。
そんな私を押し倒して脚を広げると、裂け目にヨシュアのがゆっくり当てられる。
つい緊張して身体を固くする私、それを察したみたいにヨシュアは先で私の裂け目を擦りなで上げた。
「あ……」
だめ、裂け目の先にある、一番感じるとこを弄られると声がもれちゃう。
「ああっ、ああっ、ああっ!」
何回も擦られるうち、気が付くと入り口の所まで先が入り込んでピチャピチャ音を立ててた。
あれ? って思う暇も無かった、ヨシュアのが急に向きを変えてぬるんって私の中に入って来た。
「あっあぁぁっ!?」
痛かった訳じゃ無いけど、ゾクリと走った感触に驚いて声を上げてた。
ヨシュア、ずるい…… 何か騙されたみたい。
お腹の奥までいっぱいになる。
熱いのがゆっくり中で、ずるっ、ずるって擦れるのがとっても気持ちいい。
「あぁ……はぁ……」
ヨシュアの動きに合わせて私が声を上げる。
そう、私は楽器だ。
ヨシュアが上手に演奏すると、私の喉は信じられないくらい甘い声を奏ではじめた。
いつのまにか私は、物足りなくなって腰を揺っている。
クチュクチュ音を立てながら、私のあそこはヨシュアのものにしゃぶりついてた。
そんな私に気づいたヨシュアが、突き入れる動きを速くしてくれる。
私の脚を抱えるみたいにして、上から何度も強く突き入れられる。
力強く何度も何度もかき回してくれた後、ずんって一番奥まで突き上げられた。
「あぁはああぁぁぁ!!」
私の一番感じるトコに、そんなにグイッて押し付けられたら、私……イクッ!
「くうぅぅ……」
ひきつるみたいに身体がびくびくって震えて、背筋を駆け抜ける快感で息が止まる。
クリトリスからゾクゾクする感じが全身に広がって、空を飛んでるみたいな気分。
「はあっ、はあっ、はあっ」
大きく口を開けて、快楽の海で溺れた私は、やっと息継ぎができた。
キモチイィ――――― キモチイィ―――――
お腹の中が熱くて、トロトロに蕩けちゃいそう。
だって…… だってヨシュアが、こんなに私を愛してくれてるんだもの。
汝姦淫する事無かれだなんて言われても、こんなの知っちゃったらやめられない。
ヨシュアが身体を傾けて、私の上へ覆い被さってくる。
私に体重を掛けないように肘で身体を支えたまま、優しく背中に腕が回って、
そのままゆさゆさ揺られると、それに合わせて私の固くなった乳首が逞しい胸板で擦れてしまう。
わざとやってるのかな…… それとも偶然?
先っぽから刺激がゾクゾク伝わってきて、またひとつ私の気持ち良さを後押しした。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ」
自分以外の荒い息遣いに気づいてそっと薄目で覗くと、ヨシュアの真直ぐな眼差しにぶつかった。
ヨシュア、私の事を ……こんなに一生懸命に。
胸の奥から嬉しさがこみ上げてくる、きっとこれを幸せって言うんだ……。
私の体中が熱くて、熱くて、信じられない浮遊感が加速する。
「はぁ、はぁ、ヨシュアッ、ヨシュアあぁ……私、また……イッちゃう!」
「うあっ、あぁ、姉さん…… もっと、もっと一緒に…… 一緒に居たいのに……」
辛いの……? 苦しいの……? 大丈夫、私は今、ここに居るよ。
「姉さんっ!!」
痛いくらいに強く抱きしめられると、私もぎゅうっと抱きしめあって、ふたりはひとつになった。
「うあぁ!!!」
「はぁっ!!!」
ヨシュアが熱い命を迸しらせた瞬間、稲妻みたいな絶頂に撃たれて私の意識はトンだ。
薄っすらと目を開く…… あれ? ここって……。
「うっ……く……」
体中が軋むみたいに痛い、特に腰から下は感覚が無くて、なのにただ強く鈍い痛みだけを感じる。
「気が付いた ……かい?」
クロノ……?
いつのまにか横合いから覗き込んだクロノの、心配そうな瞳。
「私……ヨシュアは? あ……」
下に視線を向けると、そこにはヨシュアの顔が有った。
安らかに、眠るみたいな……。
何……? 何か、おかしい、なんか変だ……。
「どうして私、生きてるの? ヨシュアは」
クロノを問い詰めるみたいに身体を捩った瞬間、ヨシュアの頭からポトリとホーンが取れて
―――――落ちた―――――。
「ヨシュア……」
その顔に伸ばした掌の中で、ヨシュアが…… 砂みたいに……。
「人間の身体に、悪魔の力は強大すぎた…… 身体が……もたなかったんだ……」
どんどんヨシュアが崩れてく…… 何も出来ない私の上で、ヨシュアが……
「最後に気づいた彼は、ホーンと懐中時計の能力を反転させて、自分の命をキミに注ぎ込んだんだよ」
「どうして…… どうして止めてくれなかったのよ。 ヨシュア……ヨシュアがぁ!」
私は……こんな事がしたかったんじゃないっ! 私は、ヨシュアを!!
「彼も同じ気持ちだったんだ、止める事なんて、できやしないよ。
だって僕が彼の立場だったら…… きっと僕だって、そうするから……。」
その瞬間私はクロノの胸に飛び込むと、大きな声を上げてただ泣き叫んだ。
・
・
・
・
ふわり…… 肩から布に覆われた。
これ、ヨシュアの上着だ。
時間が止まってた手足以外は今まで私、裸同然の格好でクロノに抱きついてたんだ。
普段だったら恥ずかしくて死にそうなんだろうけど、今は感情を沈めてるせいか全然気にならない。
私の手の中に、二つのホーンが…… 有る。
ヨシュアを狂わせた、クロノのホーン。
「クロノ…… これ」
私は傷だらけのクロノに、ホーンを差し出す。
ヨシュアの姉として、弟の代わりに、私はクロノにホーンを手渡した。
「ありがとう…… これで僕は、これ以上キミを苦しめずに自由に動ける」
そう言いながらクロノはホーンを頭に戻す。
ピキピキ音を立てながら、ホーンの根がクロノに植わっていって、やがて自然に一つになると、
大気からアストラルを吸収して、見る見るクロノの傷が癒えていく。
しばらくすると傷は消えて、逞しい青年の姿に成長するクロノ、その頭には二つのホーン……。
くすっ……うん、カッコイイぞ、クロノ。
「そろそろ行こう、ここは人が長く居て良い場所じゃない」
「で……でも私、まだ立てな……」
言い終わるより速く、クロノは私を軽々と抱き上げて、疾風のように駆け出した。
とりあえずここまで、
改行ミスで鬱。
ロゼットキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
次はクロノとロゼットのラヴを!
近親相姦(*´Д`)ハァハァ
>>464>>465>>467 ありがとうございます。
内容が内容だったから引かれたかとおもた。
ちょっと詰まり気味ですが、まだ少しは続くと思います。
ただこの先エチが有るかは見えなかったり……。
早まった。
夕暮れの教室で一人机を持ち上げて運びながら、佐藤リョータは今更ながらに己の迂闊さを呪って
いた。
「じゃんけんで負けた奴が一人で教室掃除ってことにしないか?」
言い出しっぺはリョータ。
ついでに負けたのもリョータだった。
「まさか本当にみんな帰りやがるとは……」
笑顔で去っていったコウジ達の顔を思い浮かべ、思わず毒づく。とはいえ完全な自業自得なので、
彼らを恨むのも筋違いというものだ。それはリョータ自身、よくわかっていた。
別段掃除が嫌だったわけではない。いつもと同じような流れに、ちょっとしたアクセントをつけて
みようと思っただけなのだ。そんなほんの軽い気持ちで持ちかけた勝負だったが、いざ負けてみると
自分がいかにとんでもない提案をしたのかよくわかった。掃除当番全員でやれば15分くらいで終わ
る掃除が、それの倍の時間をかけてもまだ半分しか終わっていないのだ。恐らく帰ってしまったコウ
ジ達も、こんなに時間がかかるとは思っていなかったろう。
「仲間って偉大だな……」
やや現実逃避気味に窓の外の夕暮れを眺めていると、突然教室のドアが開いた。
「いた」
短い声に振り向くと、そこには無表情なクラスメートが立っていた。黒いタートルネックのセータ
ーに、ジーパン。背中には赤いランドセルを背負っている。
「相原……まだ帰ってなかったのか?」
リョータは少し驚いた。まだ5の2の生徒が残っているとは思っていなかったのだ。相原カズミは
今週掃除当番ではないし、ランドセルを背負ってるということは一度教室を出たのだろう。
「図書室にいたの」
いつもと同じような淡々とした口調でカズミが答える。
「へえ。でも、なんでわざわざ教室まで戻って……」
「佐藤君を待ってたの」
「は?」
リョータが最後まで言い切る前に、カズミが言葉をかぶせた。その目は真っ直ぐにリョータを見つ
めている。リョータは思わずポカンとした表情を浮かべ、次の瞬間顔をボッと赤く染めた。
「な、なな何言ってんだ……!?」
しかし慌てふためくリョータとは対照的に、カズミは無表情に自分の口を指差す。
「そう、歯」
「……へ?」
その意味を掴みかねて、リョータの口から間抜けな言葉が漏れる。
「だから、歯」
「……は?」
「歯」
「……」
リョータはしばらくの沈黙の後、ようやくカズミの言わんとしていることを理解した。
「……つまり、またおまえの歯が抜けそうなんだな」
こくりとカズミは頷いた。
「……それで、またオレの指をかみたいと」
こくり。
「……そのためにわざわざ図書室で時間を潰しながらオレを待っていたと」
こくり。
「断る」
男らしく有無を言わせぬ口調できっぱりと断言。
「なぜ?」
……したつもりだったが、カズミは小さく首を傾げて聞き返してきた。
「い、いや、なぜって言われても……」
それはやっぱり恥ずかしいからなのだが、自分でもわからないうちになぜか語尾をにごらせてしま
う。
「佐藤君の指が一番落ち着くの。この前わかった」
「だ、だからって……」
じっと自分を見つめてくるその視線にリョータが口篭もっていると、カズミは首だけ動かして教室
を見渡した。
「掃除、まだ終わってないんだね」
「ん? あ、ああ……」
「手伝ってあげようか」
「え……!」
その言葉にリョータは一瞬喜びの表情を浮かべるが、しかしそれはすぐにしかめっ面へと変わった。
そしてしばらくしてから、大きくため息をつく。
「……わかったよ。好きなだけかめ」
単純計算で労働力が倍になった為か、掃除はあっという間に終わった。
リョータとカズミは以前のように机に合い向かいになって座っている。
「……ほら」
リョータは不機嫌そうな顔で、人差し指をカズミの前に差し出した。
カズミは何も言わずに、それを口にくわえる。
「ん……」
カズミの舌の温かさと微妙な圧迫感、それから堅い歯の感触。リョータはドクンと自分の心臓が大
きく脈打つのを感じた。
「ほこ」
カズミがもごもごと口を動かす。
「……なに?」
「ははら、ほこ」
「わからないって」
カズミが何かしゃべろうとする度に、指に違った感触が走る。それがまたリョータの中にある不可
解な感情を昂ぶらせた。
「そこ。さっき触ってたとこ」
一度指を離して、カズミは取れそうだという歯の場所を教えた。
「これか」
「ひがう。もうひっほほはり」
「これ?」
「ほう」
リョータはぐりぐりとその歯を弄ってみた。確かに少しグラついている。
「んっ……」
「あ、ご、ごめん。痛かったか?」
「んーん……らいひょうぶ。ふふへて」
指をくわえたままでもなんとか意思の疎通ができるようになってきたらしい。リョータは言われる
ままに、グラついている歯を弄り始めた。しばらくすると、カズミの方も顎に少し力を入れて、指を
柔らかくかんでくる。
「あぅ……ふぅ……」
鼻で息をするカズミの顔が思いのほか近くにあって、リョータは顔を赤らめた。夕日に照らされて
いるせいだろうか、よく見ればカズミの頬も少し赤くなっているように見える。
「ふぅ……ふぅ……ん……」
二人以外誰もいない教室に、カズミの息遣いだけが響いている。リョータは自分の中で膨らんでく
る何ともいえないもやもやしたものを感じつつ、ゆっくりゆっくり指を動かす。いつのまにかカズミ
は目を閉じていた。
指を動かす。
「ん……んんん……んん……」
指を動かす。
「んふぅ……んんんんっ……んく……」
指を動かす。
「ふぅ……ぁぁ……んんっ……んぁ……んんんっ……ん……」
どれくらいの時間そうしていたのだろう。
ふと、リョータは机の下でカズミの片手が小さく動いているのに気が付いた。
(何をしてるんだ……?)
指はそのままで少し身を乗り出し、様子を伺う。
「なっ!?」
思わず声を上げてしまった。カズミの手はジーパンの中に差し込まれていて、しかも股間のあたり
でもぞもぞと動いていたのた。
「な、なにやってんだよ、相原!」
「ん……ん……んんん……んあ……」
驚いて指を引いたリョータに、カズミは目を開いて上気した顔を向けた。
「抜いたら……ダメ……」
そして空いてる方の手でリョータの腕を取ると、再びその一指しを口にくわえる。その顔はいつも
の無表情さの名残を残してはいたが、浮かび上がる快楽の色は隠せなかった。
「や、やめ……」
「んっ、んんっ、ふぅん……っんん」
カズミはその指を歯にあてるのではなく、ゆっくりと丁寧に舐め始めた。
「うあっ!」
その未知の感覚にリョータの口から声が漏れる。
「んん……んんっ、んくっ、はぁ……ん、んんっ、んふぅ…………」
いつの間にか、くちり、くちりといういやらしい水音がカズミの股間から響きはじめていた。
「うあ……あ、相原……」
カズミは一心にリョータの指を舐め上げ、股間の指を動かしている。
リョータはリョータで自分の股間がこれ以上ないくらいに熱く硬くなっているのを感じていた。た
だ、リョータはそれをどうすればいいのかまではわからない。
「はぁ……はぁはぁ……」
それでも次第にリョータの息遣いも荒くなる。
「んっ、ふぁっ! んんっ、んっ、くぅん……っ!」
時折耐えられないほどの快感の波に襲われるのか、カズミはふるふると顔をふりながら小さな喘ぎ
声を上げる。
リョータはそんなカズミの顔を見ながら、いつしか自分から指を動かしていた。頬の内側をなぞり、
舌を押しのけ、口の中を優しく、それでいて強くかき回す。
「はぁはぁ……相原……相原……!」
「んっ! んぐぅっ、んんっ! んんんんっ……んくぅんっ!」
カズミの腰が股間を弄り回す指の動きに合わせるように、より大きな快感を得ようと少しずつ、そ
れでいて淫らに動きはじめる。
「あああっ! くふぅんんんっ、んぐぅんんっ、んんんんんっ! あうぅん……!」
リョータも人差し指の動きを早める。もう自分が今何をやっているのかもよくわからない。
ただひたすらに指を動かしてカズミの口内を陵辱する。
「んっ! んんっ! ん、んん、ん、ふぅんんんっ! くぅんっ!」
カズミの息遣いが、だんだん荒くなる。
腰の動きが大きくなる。
指が動く。
指がかき回す。
そして。
「んあっ! ふああああっ! んああああああああああああああああああああああっ!」
カズミはビクンビクンとニ、三度仰け反ると、力なく机の突っ伏した。
てらてらと濡れたその唇から、リョータはゆっくりと指を引き抜く。唾液がいやらしく糸を引いて、
夕焼けを跳ねた。
それから二人は無言で後始末をすると、教室を出た。外にはもう夕闇が下りてきている。
カズミはもういつも通りの顔に戻り、リョータの前を歩いている。リョータは何度もそんなカズミの
後姿に声を掛けようとしては、言葉を紡げずにうつむくという動作を繰り返していた。
すると、カズミが突然振り返る。
「歯、取れなかった」
「……え?」
「歯」
「あ、ああ……そうだな」
困ったような怒ったような、なんとも微妙な表情でリョータが答える。
「また……お願いするから」
カズミはいつもと同じ無表情な顔で、真っ直ぐにリョータの目を見ながらそう言った。
505 :
498:03/12/01 17:40 ID:36/fxHNq
ども。つーわけで「今日の5の2」です。
昨日買ってきたらあまりにえっちぃ漫画だったので感動してしまい、ちょこっと書かせてもらいました。
459さん、素敵な漫画を教えてくれてありがとう。
リアルタイムでキター(AA略
喋り方とか行動がカズミらしくて最高です。
掃除当番選抜大会なんて○学生らしい舞台設定もイイ。
また気が向いたらチカやユウキでも書いて下さい。
>498
すげぇ! 5の2! (・∀・)イイヨイイヨ!!
原作の持つほんのりエロを生かしつつしっかりエロいという凄さ。
508 :
459:03/12/02 00:17 ID:9GRzXaD0
まさか本気で書く人がいるとは…
アリガトー!
5−2の真髄はほんのりHにあると思う。
だから思い切りエロエロにしたら、らしさが失われるんじゃ無かろうか。
その点じゃこのSSは素晴らしい!
境界線をきっかり見極めている。
カズミの方が早熟でリョータが押されっぱなしってのもポイント高い。
また別のキャラでもお願いします。
510 :
名無しさん@ピンキー:03/12/02 03:45 ID:sJSuF7IJ
原作の空気を失ってないのがすごいな。
気が向いたら別のキャラもよろしくお願いします。
511 :
510:03/12/02 03:50 ID:sJSuF7IJ
すまん、ageてしまった・・・。_| ̄|○
512 :
498:03/12/02 05:53 ID:eO7RR+Q5
うわー、思った以上に反響が。
皆さん、感想ありがとうございます。感激です。
他にも幾つかお話は浮かんでいるので(それだけ原作が素晴らしいってことですが)、また近々何か書かせてもらおうとは思ってます。
今日の5の2買ってきた。(・∀・)イイ!!
次回作も期待
498さんのSSに触発されて、私も5の2買ってしまった。
確かにこれは単純にエロい漫画より、妄想を刺激される。もえー。
次回をオーバーヘッド期待sage。
その夜、浅野ユウキはベッドに腰掛け、鏡を見つめながら首をひねっていた。
「う〜ん」
ユウキの背丈程もある大きなその鏡の中には、頭からタオルを被ったパジャマ姿の可愛らしい女の
子がちょこんとベッドに腰掛けている。風呂上りのためタオルの下の髪はまだしとどに濡れていて、
パジャマから覗く肌はほんのりとした桜色に染まっていた。
「わかんないなあ……」
ユウキはそうつぶやくと大きく腕を上げてベッドに倒れこみ、そのままの格好でワシャワシャと髪
を拭く。そしてしばらくの間じっと天上を見つめていたが、やがてキョロキョロとあたりを伺うよう
に視線を動かし始めた。ここはユウキの自室なので、今はユウキ以外は誰もいない。強いてあげるな
ら、昔誕生日に買ってもらった大きなクマのぬいぐるみが枕もとにおいてあるくらいだ。ユウキはゆ
っくりと身体を起こすと、カーテンがしっかり閉まっているのを確認し、少し考え込んでからつぶら
な瞳でじっとこちらを見ていたクマのぬいぐるみをうつ伏せに倒した。
「ん〜」
ユウキはそれからも落ち着かない様子で回りを見渡していたが、意を決したようにパジャマのボタ
ンに手をかけると、おもむろに上着を脱ぎ始めた。わずかにふくらんだだけの小さな胸には、まだブ
ラジャーをつけていない。もっとも、これでも5の2女子の中では結構大きいほうである……と、ユ
ウキ自身は思っているのだが。
「……むう」
そう。実際のところ、ユウキは自分の(そして級友の)バストサイズには以前から興味を持ってい
た。やはりないよりはあったほうがいいし、どうにもならないこととはいえ同年代に負けるのはそれ
なりに悔しいものだ。
しかし、今日のユウキが見ているのは胸ではなかった。
「やっぱり……よくわかんないなあ」
ユウキはまじまじと鏡に映ったその部分を見つめた後、小さく首を振りながらため息をついた。
「……鎖骨……ねえ」
『女ってのはその……鎖骨……じゃないかな』
発端は、級友佐藤リョータの一言だった。
Hな本(とユウキは思っている)を見ていた男子をユウキが見つけ、ささいな口論となったのだが、
その際にあくまで「女性は胸」と主張する男子達に話を振られたリョータはそう答えたのだ。
他の男子達が言っていたように胸を基準とするのは、認めるわけではないとはいえわからないでも
ない。それを女性の価値の中心に持ってくるような考え方は最低だとは思うが、ユウキだって同性の
胸の大きさは気になるものだ。
しかし、鎖骨というのはわからない。大きさや形で判断できるようなものではないと思うし、第一
見てもどうこうというような感じはないだろう。
……ないだろう、と思うのだが。
「この窪みとかが……いいのかな?」
鏡を見ながら自分でふにふにと触ってみる。が、やはりユウキにはよくわからない。
『なんにせよ……』
ふと、公園での友人の言葉を思い出すした。
『見えてるにこしたことはないんじゃない? ほら、今日のユウキちゃん……チラチラ見えてる。佐
藤君大興奮』
確かに今日のユウキはキャミソールタイプの上に上着を羽織っただけの格好だったので、鎖骨は普
通に見えていただろう。ユウキの顔が少し赤くなる。今まで気にもしていなかったことが、意識した
途端急に恥ずかしいことに思えてきた。
ひょっとして……本当に佐藤君は私の鎖骨を見て興奮していたのだろうか?
「そういえば佐藤君、水飲み場でも……」
ユウキは公園の水飲み場でリョータがじっと自分を見ていたことを思い出して、さらに顔を赤く染
めた。
あの時、彼は私をどんな目で見ていたのだろう?
「ん……」
心なしか、身体の奥が熱くなってきたような気がする。
(や、やだ……)
なにかモヤモヤした変な気持ちが、お腹の下の方から湧き上がってくるのを感じる。それはユウキ
にとって未知の感覚だった。
「あ……!」
自分でも気がつかないうちに、ユウキの指はゆっくりとパジャマの上から股間をなぞりはじめてい
た。
ユウキも、それなりに性知識は持っている。とはいえ「女子だけの秘密の話」や雑誌などで見聞き
したそれは、あくまで他人の話であって、ユウキ自身にとってはまだまだ想像だけの世界だった。ひ
とりHをしたこともないわけではないが、あくまでそれは「試してみた」程度の経験でしかない。今
日のように、自分から「したく」なったことは今までになかった。
「や……な、なんか変……」
ユウキは左手で口元を押さえ、声を押し殺した。
一方の右手は、まるでそれだけが別の意思を持っているのかのようにユウキの股間を何度も何度も
こすり上げている。
「ん……ふぅ……んんっ……」
ユウキは身体を震わせながら小さく首を何度も振り、倒れこむようにベッドに寝転んだ。
そしてもどかしげにパジャマのズボンと下着を脱ぎ去り、ベッドの脇に放り投げる。
瞳を閉じると、公園でのリョータの顔が浮かんできた。その目。その視線。
身体の奥底で、熱く大きな何かがうねる。
右手の指が、再びユウキの秘部をなぞりはじめた。わずかに湿っている、まだいたいけなそこを、
人差し指は執拗になぞりあげる。
「あっ、ん……んんっ……ふぅん……」
口に当てていた左手は、いつの間にか小さな胸の突起を転がしていた。
肌は先ほどよりも上気し、両手の指の動きに合わせるように時たま身体がビクンと震える。
そのうちに、ほんの微かではあるが水っぽい音が部屋に響き始めた。
「やだ……んふ……あ、ああ……き、気持ち……いいよぅ……」
秘部をこすりあげる指に、ねっとりとしたものがからみついてくる。
ユウキは恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかったが、その指は一層早さを増してユウキの秘部を
責め上げた。
「んっ、んんっ、んんっ、ふぁあっ」
そういえば放課後……あの公園で男子達が何やら集まっていたような……。
ふいに、未知の感覚にぼんやりとしているユウキの頭にそんな光景が浮かんできた。
そうだ。それで……佐藤君が、何かをしゃべっていて……。
「ああ……ん、くぅ……ふぁ、んんっ……あぁ、あああぁ……」
ユウキの中で、妄想が膨らむ。最初のうちは右手を押さえるように硬く閉じていた足も、今は大き
く開いている。
指が秘裂をなぞり上げ、そのを上にある小さな突起を引っ掛ける度に、ユウキの身体が跳ねる。
もしかしたら、佐藤君は鎖骨について他の男子達に話していたのかもしれない。
それで他の男子達も鎖骨をじろじろ見るようになって……ひょっとしたらあの公園でも私を見てい
たのかもしれない……私の鎖骨を……私を……みんなが……。
「あっ! あっ! んっ、んんん……んぁっ! だ、だめっ……!」
妄想が、ユウキを押し上げていく。
それまで秘裂をなぞっていた指が、それに応じるように小さな突起をひねり上げた。
「やっ、あぁっ! な、なんかっ! ん、ん、んんっ! あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
それと同時にユウキの背中が大きく仰け反り、何度か身体を震わせたかと思うとやがてクタクタと
崩れ落ちた。
その瞳はどこか虚ろで、半分開いた口から一筋唾液が垂れる。
ユウキはしばらくの間、そのまま初めての絶頂の余韻に浸っていた。
翌朝。
「おはよー」
「おっはよー」
いつもと変わらない挨拶が交わされる通学路を、首回りのきっちり閉まったトレーナーとジーパン
といった格好のユウキが赤い目をして歩いていた。あの後、我に帰ったユウキは恥ずかしさにのたう
ちまわり、深夜まで寝付けなかったのだ。
「おう、ユウキ。おはよー」
そんな足取りも重いユウキの肩を、突然誰かが叩いた。
びくっと一瞬身体を硬直させた後、恐る恐る振り向くと、そこには屈託のない笑顔を浮かべたリョ
ータが立っている。
「いやー、今日の給食楽しみだよなー。フルーツポンチだぜ、フルーツポンチ」
どうやら朝っぱらからリョータの思考はお昼の給食に飛んでいるようだ。その視線はユウキではな
く、数時間後のデザートを向けられていた。
まったくいつも通りの様子のリョータにほっとした反面、だんだんと言いようもない怒りが湧き上
がってくる。
「佐藤君……」
「ん?」
そう振り向いたリョータの顔面に。
ゴッ。
「バカ」
ユウキは鉄拳をくらって吹っ飛んだリョータに捨て台詞を残すと、振り向きもせずにスタスタと歩
いていった。
一方、リョータはなにがおこったのか今一理解できていないのか、しばらくの間キョトンとした顔
でその場に立ち尽くす。
「……オレが一体何をしたというのだ……」
522 :
498:03/12/11 17:35 ID:8SaSxAIP
ども。そんなわけで「今日の5の2」の2時間目です。
ほとんどユウキ一人しか出てこないので、ちょっと短めになってしまいました。すみません。
ユウキは別段リョータが好きってわけじゃなくて、ただ意識してしまっただけって設定です。
コウジを出してもよかったのですが、2時間目の時点ではまだ出てきてなかったし、やっぱ
リョータの方が動かしやすいので(笑)
よかったらまた次の話を書かせてもらいたいと思います。
一応原作の話数に合わせているので、次はナツミの予定。
もう最高!
なにも気付いてないリョータがまたなんともw
3時間目も期待しています。
524 :
498:03/12/11 22:28 ID:8SaSxAIP
あー、なんかメッチャ改行ミスってますね……。
読みづらくてすみません。気をつけます。
>523
早速、感想ありがとうございます。
うわーい、買って来たその日に498さん降臨だー!
描写うまっ! フルーツポンチとか、通常会話もそれらしくてイイ!
同じく3時間目も期待ったら期待!
526 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 15:52 ID:r/cba5VU
半角板にカキコしていたのですがやはりスレ違いなのでこちらに書かせていただくことにしました。お目汚しすみません。元ネタは「天才料理人味の助」です。
(あちこち誤爆しまくって落ち込み気味)
527 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 15:53 ID:r/cba5VU
「さぁ、じゃあもう一本行きましょう。気分を楽にして。気持ちを
切り替えればきっといいタイムが出るわ。」
プールサイドで肩にタオルをかけて休んでいた少女に、肩幅
のあるしまった体つきの女性が声をかける。有名ブランドの競
泳水着に包んだ体には一片の無駄肉もない。オリンピック・メ
ダリスト。頂点に立ったものだけが持つことのできる余裕の笑み。
(私はあんな風には笑えない)
2ヶ月前に特別コーチとしてそのメダリストがやってきたとき、
少女は羨望のまなざしでその笑みを見ていた。今はその笑み
を見るたびに足元が崩れ去るような喪失感を感じる。
「かおりちゃんどうしたの?」
コーチが手をたたきながら微笑む。
「はいっ」
(がんばらなきゃ)
萎えそうになる足を懸命に動かして飛び込み台に上る。みんな
が自分に期待している。
「On your mark!」
オリンピックのため号令。
「Get set!」
オリンピックのための水着。
「Go!」
オリンピックのためのプール。まとわりつく水。まるで少女をお
ぼれさせようとするように。懸命に掻けど掻けど体は前に進ま
ない。ついこの間まであんなに泳ぐのが楽しかったのに。プール
に入ればいくらでも泳げると思っていた。練習が楽しくてしかた
なかった。なにが悪かったのだろう。手も、足も、思うように動い
てくれない。懸命に体を動かし、息継ぎを繰り返す。水中眼鏡の
中に涙がこぼれるのを止められない。
(私…もうだめだよ。助けてよ…味の助君…)
528 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 15:54 ID:r/cba5VU
「ねぇ、萌乃香。なにかあったの?変だよ。」
「え?何?ううん。なんでもないよ。」
声をかけられた少女は慌てて一緒に歩いている少年に首を
振った。中学生らしい、ほんの少し幼児体型を残したかわい
らしい少女である。今時の中学生にしては珍しく、ピンと背を
伸ばして歩く姿が清清しい。本人は気づいていないが、友達
と立ち止まって談笑しているときなど両手で体の前にかばん
をさげた姿が同級生の男の子の視線をぐいぐいひきつけて
いる。幼い顔立ちにくりくりとした眼の愛らしいその少女は、
ここ二日ほど胸をいためていた。
「ね、ひょっとして、あれ?」
「え?あれって??」
いきなり意味深な言葉で聞かれて萌乃香は声が裏返った。
顔が真っ赤になる。年頃の女の子にとって様子が変になるア
レとはひとつしかない。月のものだ。白昼堂々天下の往来で
この幼馴染の男の子はいったい何を言い出すのだ。
童顔の愛らしい少女がパニックに陥っているとも知らず、その
筋では天才少年で知られる男の子は声を潜めて少女に話し
掛けた。話しにくい内容を、彼なりに勇気を込めて。
「萌乃香。あのさ、恥ずかしがらなくていいから。お通じの良く
なる食べ物作ってあげるよ。」
529 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 15:57 ID:r/cba5VU
一瞬、二人の歩く通りが静寂に包まれた。萌乃香の耳の奥が
キーンと鳴り、顔面が炎に包まれたように熱くなる。
「なによ!あたし便秘なんかじゃないわよっ!」
顔を真っ赤にして町内に響き渡るほどの声を上げる少女。猛
烈な剣幕にぎょっとして思わずあとずさる少年。
「あ、え、萌乃香、そんな大声で…」
「あ……、もう、味の助君のバカァ!」
我に返った少女は赤い顔を一層赤くすると、幼馴染をその場に
残して半泣きで走り去った。
「…お通じじゃなかったのかな。」
いまいちピントの合わないままの天才料理人、徳川味の助は
一人残されてきょとんとしている。
530 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 15:58 ID:r/cba5VU
----------
その晩、味の助が幼馴染である萌乃香のことで悩んだか
と言うとそんなことは無かった。まだ中学生である彼は母
親の洋食屋の唯一の料理人である。味に関してはからっ
きし頼りにならない母親を助けて、中学生ながら彼はこの
店を支えている。では母親がてんでだめかというとそんな
ことはなく、ついこの間までは常連の半分は母親めあてだ
ったという立派な看板娘(?)ぶりである。親一人子一人、
つらい日もあったが最近では料理雑誌で紹介されるほど
の人気で、夕刻に調理場に立つとあとは閉店までそれこ
そ汗をぬぐう暇もないほど忙しいのが彼の日常だ。
そういうわけで、午後10時に電話が鳴るまで幼馴染のこと
などすっぱりとこの天才料理少年の頭から消え去っていた。
「味の助、萌乃香ちゃんよぉ」
階下で風呂の準備をしている母親が電話を取らずに呼ぶ。
「はーい」
母親が電話を取らずに萌乃香だと呼ぶことに微塵の疑問
ももたずに階段を降りてくる味の助。この二人にとって午後
10時の電話は「萌乃香に決まっている」話だ。幼馴染の萌
乃香は顔つきこそふっくらとしてまだ幼さが残るものの、き
ちんと躾られたいい子である。本来こんな時間に他人の家
に電話をしてはいけないことはわかっている。ところが味の
助の店は夜までやっているから早く電話をすると仕事の邪
魔なのだ。だから店の片付けと翌日の下ごしらえが終わっ
た頃の10時きっかりに電話をかけてきては手短に話をして
電話を切る、ということが週に1,2度ある。
「萌乃香ったら、大した用事でもないんだから学校で話せば
いいのに」
531 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 16:00 ID:r/cba5VU
と、この手の話に関しては女子より開花が遅い男子らしく、
味の助は電話の意味がよくわかっていない。それを横目で
見ながら味の助の母親はこぼれる微笑みを抑えきれない。
萌乃香が電話をかけるようになったのは中学生になってか
らだった。どこまで気持ちが進んでいるかはわからないが、
淡い気持ちが芽生えはじめているのだろう。(躾の厳しいお
宅なのに電話をかけて大丈夫かしら)と心配したこともあった
が、萌乃香が携帯電話を持っていると聞いて安心した。きっ
と自室で小さな声で話しているのだ。そう思うといっそう可笑し
い。二人ともやさしい子だ。きっと似合いのカップルになる。そ
う思って、味の助の母親は二人のことを温かい目で見守って
いる。
532 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 16:02 ID:r/cba5VU
-----
受話器を置いたあと、萌乃香は深いため息をついた。今
日は話そうと思ったのにそれもできなかった。
友達のかおりがスランプに陥ったのを聞いたのは2日前
のことだ。最近なんとなく声をかけずらかったのだが、知
らない間にそんなことになっていたとは。かおりは将来を
期待される水泳選手で、次期オリンピックに押す声もあ
る。萌乃香とかおりは仲良しだった。だが、それが最近
ギクシャクしている。原因は味の助だ。
味の助をかおりに紹介したのは萌乃香だった。食欲不振
のせいで記録が伸び悩んでいたかおりに何か食欲の出る
ものを作ってほしいと味の助に頼んだのだ。味の助は運動
も勉強もすがすがしいほどだめな少年だが、料理に関して
は突出した才能をもっている。その腕前は口うるさい料理
評論家をうならせるほどだ。かおりの食欲不振も紆余曲折
はあったものの、味の助の料理のおかげですっかり治すこ
とができた。そこまではよかった。問題はその後だ。
食欲不振が治ったかおりが無事記録を出したあとに味の
助にお礼のキスをしたのだ。キスといってもほっぺたに
ちゅっとやっただけなのだが、こともあろうに大勢が見てい
る前でやってしまった。
533 :
風の汁フィード ◆QiAwkeP1ks :03/12/12 16:03 ID:r/cba5VU
中学にあがってちょっとだけ味の助を意識するようになって
いた萌乃香にとっては晴天の霹靂だった。味の助が水着の
美少女にでれでれしているのにも無性に腹が立ったが、キス
という既成事実を大勢の前で作られたのがなによりこたえた。
自分に隙があったといえばそれまでだ。まさかこの勉強も運
動もあわれなほど不自由な少年に心引かれる少女がほか
にいようとは思っていなかったのだ。いや、正確に言えば、自
分が味の助を好きかどうかもかおりのキスを目の当たりにす
るまでよくわかってなかった。今はわかる。
(私は味の助君が好き)
そうでなければこんなに胸が痛むわけがない。味の助をか
おりに取られたくない。自分がそう思っていることははっきり
とわかる。でもかおりに対する気持ちも今でも変わらない。
彼女は大事な友達だ。スランプに落ち込んでいるなら助けて
あげたい。では自分に何ができるのだろう。何もできない。自
分にできることと言えば、味の助にまたあのときのようにおい
しい料理をかおりのために作ってくれるよう頼むことだけだ。
(そうしたら、どうなるの?)
また二人は親密になるのだろうか。それは…思い浮かべるだ
けでとても胸の痛くなる事だった。
期待!
でも次回からはsageで書き込んだ方が余計なトラブルを招き入れなくて良いですよ。
あうう。すみません。sageますね。
>>535 このスレにはage/sageを煩く言うような住人はいないと思うけどね。
(常駐してる住人がいないとも言うがw)
続きを待っております。
幼馴染みと学校のアイドルの三角関係
ラブコメの王道ですね
アリスSOSきぼぬ
-----
(今日もダメだった)
とぼとぼと歩きながら今日の練習を思い出す。何一つ思
うようにいかなかった。飛び込みも、ターンも、ばた足も、
息継ぎも、水を手で掻くことすら思い描いたようにいかな
かった。
(私、どうしちゃったんだろう)
スランプが始まってもう二週間がたつ。コーチはよくある
ことだから、と気にしないよう助言してくれたが、まだ中学
生のかおりはこれを気にせずにいるにはあまりにも若す
ぎた。そもそもスランプの経験すらなかったのだ。本当
に出口があるのか、もしこのままだめになってしまったら
どうしよう。そう思うだけで胸が痛くなった。
気が付くと、いつのまにか雨が降っている。あわててか
ばんの中の折り畳み傘を取り出そうとして可笑しくなった。
(私馬鹿みたい。いつもプールでぬれっぱなしのくせに)
笑いながら、涙がまたあふれてきた。
(誰か助けて…)
誰か、と心の中でつぶやきながら、思い浮かべるのは一
人の少年。かつて、食事がのどをとおらなくなったときに
夢のようなスパゲッティを食べさせてくれた徳川味の助だ。
友達の萌乃香が紹介してくれたのだが、はじめは普通に
話せていたのにいつのまにか、少しずつ味の助のことを
考える時間が増えた。いまでは彼のことを考えると胸が
小さく痛むことすらある。
(味の助君…)
そうだ、と思いついた。味の助君の店にいってみよう。そし
て何か食べさせてもらうのだ。何でもいい。彼の作ったも
のなら。そうすればきっと元気がでる。スランプなんか吹
飛ばせる。そう考えると、急に気持ちが軽くなった。ぎりぎ
りと眠れないほどのしかかってくるスランプを、きっと彼の
作る料理が吹き飛ばしてくれる。それは嵐の中の灯台の
ように少女の心の中に灯ったあかりだった。びしょぬれで
店に入ってはまずいということに考えが及ばないほど、彼
女はその小さなアイデアに浮かれた。
-----
彼の店なら知っている。以前萌乃香に連れて行っても
らったことがある。最初のころは仲良く二人で行っていた
のに、最近は萌乃香にいっしょに行こうと誘ってもなかな
かうんといってくれなくなった。理由はわかっている。萌
乃香はきっと彼のことが好きなのだ。
(だから、私が彼の店にいくのがいやなんだ)
それも彼女の心を痛めた。萌乃香は大好きな友達だ。
その友達と男の子の奪い合いなんてしたくない。だから
自分の気持ちにうそをついても店に寄らないようにして
いた。でも、もう限界だ。もう何にすがったらいいかわか
らないのだ。きっと萌乃香だって許してくれる
(たしかこのあたり…あっ)
店の前で思わず小さな声をあげてしまった。シャッター
が下りている。シャッターの前には小さな札が。
店休日。
なんてついてないんだろう。いつもこうだ。きっともう何
もかもうまくいかないのだ。そう思うとまた涙があふれ
てきた。小さな店の前で雨に打たれながら一人で立ち
尽くした。声をださずに泣いた。
「あれ?かおりちゃんなの?わっ、どうしたのびしょぬ
れじゃない!」
はっと振り向く。そこにはたった今まで想い焦がれてい
た男の子がいた。
「味の助君…私、私…」
さっきからずっと泣いているのに、また涙があふれてき
た。抱きついて、泣いた。
今なら言える
あばれはっちゃく、あまいぞ男吾で誰か書いて!
小○生のエッチがほすい
-----
その日、店休日にしたのは偶然だった。味の助の家は小
さな洋食屋だ。定休日を作ることができるほどの余裕はな
い。商店街のイベントのための話し合いとかで母親が引っ
張り出されて店を閉めざるを得なかったのだ。
(商店会の会長さんもひどいよ。話し合いなら午前中にやっ
ちゃえばいいのに。)
味の助は不満だったが、商店街には魚屋のように早朝か
ら忙しい店もある。定職屋は昼忙しいし、不況で夜遅くま
で開けている店もある。厨房と中学校しか知らない彼には
思いの及ばない事情だってあるのだ。
(それにしたって母さんも母さんだよ。今度は断ってもらわ
なきゃ。)
これは彼が正しい。いくら頼まれたら断れないといっても、
母一人子一人でやっている店だ。一人抜けたら開けられる
わけがないではないか。母親はそういって膨れる味の助に
「あのね、いつもお世話になっているんだから」
と笑いながら言って聞かせる。しかしこればっかりは何とか
しないとそのうち店がつぶれてしまいかねない。
中学生にしては夢のない問題にぶつぶつ言いながら歩いて
いた味の助は、すぐ近くにくるまで人が店の前に立っている
のに気づかなかった。
(あ、いけない。お客さん来てたんだ、謝らなきゃ。あれ?)
それは知っている人だった。平山かおり。萌乃香の友達。
日本水泳界のホープ。そのものすごい泳ぎっぷりは彼も見
たことがある。運動音痴の彼には人魚とかそういうのを通り
越して目の前で泳いでるかおりがイルカか何かじゃないかと
思えたくらいだ。ついでながら、間近で見た彼女の競泳水着
姿は年頃の男の子には刺激が強すぎた。思い出して悶々と
する夜も多い。萌乃香が知ったらぐーで殴るかもしれない。
「あれ?かおりちゃんじゃない?わっ、どうしたのびしょぬれ
じゃない!」
驚いたように振り向いた彼女は目を真っ赤に腫らしていた。
「味の助君…私、私…」
いきなり抱きつかれた。頭に血が上った。
-----
生まれて初めて女の子に抱きつかれておまけに泣かれた
味の助はパニックになったが、なんとか彼女をなだめて家
に入れた。抱きついてきた彼女はびっくりするほど冷たかった。
「とにかく、シャワー浴びて温まってよ!風邪引いちゃうよっ」
脱衣所でかおりを待たせて家中どたどたと走り回る。とにか
くバスタオルと着替えが必要だろう。
(下着がない)
さーっと頭の血が引いて、そのあともう一度血が上った。
母親の下着をもっていくわけにもいかない。いわんや自分の
ものなど。とにかくバスタオルに自分のTシャツと学校の
ジャージの上下を用意して脱衣所に駆け戻る。少女はうな
だれて立ちすくんだままだ。びしょびしょに濡れた夏服が
ぴったりと肌に張り付き、下着をあらわに見せている。どぎ
まぎしながら話し掛けた。
「あの、かおりちゃん。これ、着替えもってきたからさ。濡れ
た服は脱水機にかけて紐にかけときなよ。お湯は栓をひね
ればいいから、早く浴びてあったまってね」
早口で言ってその場を立ち去ろうとしたが、立ちすくむ少女
の姿に引き止められた。
「あの、かおりちゃん」
「うん。」
弱々しい泣きそうな声。
「えっと、何があったのか知らないけど。体冷やしちゃダメだよ。」
「うん。」
「僕、暖かいもの作るから、シャワー浴びてきてね。キッチンは
散らかってるから浴び終わったら二階の僕の部屋で待ってて。」
「うん。」
「…」
困ったな、とその場を立ち去るときにかおりが声をかけた。
「味の助君」
「何?」
「ありがとね」
弱々しかったが、その日かおりが見せた最初の笑顔だった。
-----
冷たく濡れた服と下着を脱ぐと、言われたとおり洗濯機に入
れて脱水ボタンを押す。風呂場に入ってシャワーの栓をひね
るとやがてお湯が出てきた。
(あたたかい)
何日かぶりに気持ちが楽になった。降り注ぐお湯が冷え切った
体を少しずつ暖めてくれる。頭からかぶると気持ちが良かった。
ようやく人心地も取り戻すことができた。お礼をいわなければ。
お湯を止め、脱衣所からバスタオルを取る。やわらかい清潔
なタオルだ。体を拭いてさっぱりするとようやく周りの様子を見
る余裕も出てきた。
きれいな風呂場だった。脱衣所もきちんとしている。母親がき
れい好きなんだろう。二人暮しだと聞いていたが幸せな家庭な
のだろうと感じた。
ちょっと躊躇して裸の上からTシャツを着、重ねて味の助の
ジャージの上下を着る。なんだかスースーして落ち着かないが、
自分の立場を考えれば文句などいえるはずが無い。。
彼はダイニングキッチンに居た。
「味の助君」
「あ、かおりちゃん。温まった?」
味の助が振り向く。
「うん、ありがとう」
「ごめんね、ちらかってて。部屋で待っててくれる?」
本当に申し訳なさそうに味の助が言う。ダイニングキッチンは
店の仕込みにもつかっているのか、所狭しと料理道具や調味
料が並んでいる。しかし汚いという風でもない。
-----
小さいがこの部屋もきちんと片付いていた。
「ごめんね、そんなものしかなくて」
すまなそうに言う彼をさえぎって、
「ううん、ありがとう」
と礼をいう。
「二階の僕の部屋で待っててよ。暖かいもの出すからさ」
「うん」
味の助に促されてキッチンを出る。先ほどからいい香りが漂っ
ている。
(ホワイトシチューね)
自然と笑みがもれた。味の助の料理と考えるだけで気持ちが
明るくなる。階段を上って二階に行くと、すぐ彼の部屋がわ
かった。そっとドアを開けて中を恐る恐る覗き込む。男の子の
部屋に入るなんて初めてだ。
中は案外きちんとしているのでほっとした。味の助というやさし
い男の子の考えれば部屋がきちんとしていてそうな気もする
が、さりとて男の子と言う生き物はどうもわからないものだ。料
理一徹部屋のことなどお構い無しかもしれないではないか。
(よかった)
意味もなく安心しながら中に入った。勉強机がひとつ。ベッドが
ひとつ。本棚がひとつ。それだけの部屋だ。安心すると今度は
急に居心地の悪さを感じる。主のいない部屋をじろじろと見る
のはばつが悪いし、勝手にいすに腰掛けるのもどうかとおもう。
所在なげにたっていると足音がして扉がノックされた。こういうと
き、なんと返事をすればいいのだろう。
「はい」
結局普通に返事をした。
「かおりちゃんおまたせ。あれ?座ってればいいのに。遠慮しな
いで座ってよ」
見慣れたやさしい笑顔でそういわれると思わず微笑みがこぼ
れた。彼のそばにいればいつだって笑っていられる気がする。
それはともかく椅子はひとつしかない。当然のようにそこに座
るのは気が引ける。だからといってベッドに腰掛けるのもどうか
と思う。迷っていると
「椅子はぎーぎーうるさいから、ベッドのほうがいいかな」
と、照れくさそうに言われた。自分で決めずに済んでほっとした。
ベッドカバーも清潔な手触りだ。
(素敵なお母さんなんだろうな)
「さ、あたたまるからさ」
シチュー皿を想像していたのだが、意外なことに彼が持ってき
たのはマグカップだった。
「うん、ありがとう」
スープ仕立てらしい。確かにこの方が飲みやすい。こまやかな
気遣いがしみる。味の助は机の椅子に座ってこちらを見ている。
「おいしい」
本当においしかった。熱すぎないスープを口に含むと舌を包み
込むようにおいしさがひろがる。一口のんだだけで喜びがあふ
れてきた。体が温まる。
胸がいっぱいになった。
NOIRキボン
汁の助まだかなあ。
純愛っぽい雰囲気が大好き。
5の2の新作も楽しみ。
>>213 BAROQUEキテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
反応遅すぎですねはい。上級と天導とかこないだろうか・・・・・・無理か。
>>217 それの原作。
米光一成監修のSS隠れた名作ダンジョンRPGッとか言っても知らない人は知らないのだろーなぁ。
-----
「…かおりちゃん?」
目の前でシチューを飲んだ少女の眼からぽろぽろ
と涙がこぼれたので味の助はあわてて歩み寄った。
快活なかおりがいまは見る影も無い。
「かおりちゃん、大丈夫?」
「うん、だいじょうぶ。これは悲しい涙じゃないから」
「?」
「おいしくて。なんだか幸せな気持ち。不思議だよね。
どうして幸せな気持ちで泣いちゃうんだろう」
涙で顔をくしゃくしゃにしながら少女が微笑む。味の
助は言葉が継げない。
「あのね。私スランプなんだ」
「スランプ?」
「うん。とてもつらいの。ねぇ味の助君、傍で聞いてく
れる?」
「う、うん」
横に並んでベッドに腰掛ける。ちょっとドキドキする。
かおりのほうは涙こそ流したが、落ち着いたのだろう、
とつとつとこの二週間におきたことを視線を落とした
まま話し始めた。
いつのまにかタイムが落ちたこと。思ったより長引い
ていること。どう泳げばいいのかわからなくなってき
たこと。先生に声をかけられるのもつらくなったこと。
「そうなんだ。僕は運動がぜんぜんだめだからわか
らないけど、かおりちゃんみたいに上手な子も大変
なんだね」
「しかたないよね。私のためにあんなにいいプールや
コーチまで用意してもらってるんだもの」
しかたがないといいつつ、少女の顔には悲しげな色が
浮かんだ。本当なら逃げ出したって仕方がない年な
のだ。
「よし、じゃぁ僕がなにか元気のでる食べ物を考えて
あげるよ!」
「本当?味の助君!」
ぱっと頭を上げてこちらを向くかおり。ようやくいつも
の健康的な笑顔をみせた。ひまわりのような笑顔が
余りに間近に迫ってきて味の助はたじろいだ。
「う、うん。放蕩さ!」
どぎまぎしてめちゃめちゃなことを口走る。だが、喜び
にあふれる少女は天才少年をさらなるパニックに突き
落とした。
「うれしい!」
そう声を上げると、首に手を回して横から抱きついてき
たのだ。
「か、かおりちゃん!」
味の助はぐいと引き寄せられて、体をかおりのほうに
ねじった姿勢になっている。横っ面にかおりの顔が押
し付けられ、腕にノーブラの胸が押し付けられた。それ
だけで意識が飛びそうになる味の助。
「…味の助君」
「え、うん」
今度は小さな声で話し掛けれられてわれに帰る。かお
りはだきついたままだ。
「好き」
「!」
少年が息をのむ。
「味の助君が、好きなの」
ちいさな声でささやく。すこし、しがみつく力が弱くなって
肩に顔を押し当てる少女。
「スランプになってね、何もすがるものがなくておちてい
くみたいな気持ちだったの。でもね、味の助君に食べ
させてもらったスパゲッティのことを思い出してがんばっ
たんだよ。」
「う、うん。あんなのお安い御用だよ。」
「でもね…」
「…うん」
「ほんとは、スパゲッティより味の助君のことを考えてた。」」
「どうして僕なんか…」
こういうことを聞くのは男女の間では最低ランクの野暮だ。
少女が少年に恋するのに理由もクソもない。だが料理以
外は勉強もスポーツもだめ、人生経験も女性経験もない
に等しい中坊に気の利いた言葉を求めるのも酷だろう。
とにかく、問いに対して答えは返ってきた。かおりはゆっく
りと顔をあげた。顔が真っ赤に上気している。少年が押さ
れているように見えるものの、少女にしても精一杯の告白
なのだ。味の助をみつめて恥ずかしげに微笑む。
「なぜって、味の助君は輝いてるもん。」
そう言って首に回していた手を解くと、こんどは味の助の
腕を掻き抱くようにして体を寄せてきた。もう一度肩に顔を
寄せる。味の助の心臓はさっきからエイトビートを刻んで
いる。
>>552 ありがとうございます。今日は書き込まないつもりでしたが、
うれしいのでサービスしました(w
本当は汁まみれドタバタコメディーになるはずだったのですが、
純愛路線を迷走中です。と、いうわけでそろそろ純愛からはず
れますが見捨てないで〜。
-----
(好きッていわれちゃった)
毎日毎日おいしいものを作っているくせに、これ
まで一度としておいしい目になどあったことのな
い少年は頭に血が上りっぱなしになっていた。覗
き込めば自分の肩のあたり、心臓が破裂する
ほどの至近距離でかおりが目を閉じたまま幸せ
そうな表情をしている。そうして絡め取られた腕
には彼女の胸の狂おしいやわらかさが感じられ
る。
(どうしよう)
と、困っているのはさっきから下半身がぎんぎん
に硬くなっているからだ。時々かおりの水着姿で
淫靡な妄想に浸っていたのが股間に荒れ狂う炎
の鎮火を一層難しくしている。
「ごめんね」
肩に顔を寄せたまま、かおりが目を開いてつぶや
く。味の助のほうではなく、どこか遠くを見ている
ような眼だ。
「わたし、悪い子だ」
小さな声。
「そんなことないよ、かおりちゃんはいい子だよ」
真顔できっぱりと否定する味の助。ムードもへった
くれもない。
「ありがとう」
味の助の顔を見上げてにこりと微笑んだ後、
かおりが礼を言う。
「でもね。いけない子の。だって、萌乃香の好き
な人に甘えてるんだもの」
「え?そうなの?」
(そうだったのか、仲良く見えていたけど女の
子ってわからないな。それに萌乃香に好きな
男の子がいたのか)
問題の核心からずれた所で軽く嫉妬する味の
助を今日何発かのハンマーが襲う。
「味の助君のことだよぉ」
じれったそうにかおりがぎゅっと腕を抱きしめる。
頭が白くなった。
「えええ?萌乃香とはそんなんじゃないよ」
「萌乃香は味の助君の事、好きなのよ」
頭がくらくらした。何がなんだかわからなく
なってきた。
-----
(ああ、私めちゃめちゃな事してる)
味の助の腕に強くしがみつきながら少女は呆
とした頭で思った。
(一度にいろんなことがおきすぎちゃった)
雨の中一人で立ち尽くして泣いた。思いを寄せ
ていた少年に声をかけられて抱きつき、また泣
いた。二人だけの家の中でシャワーを浴びて
少年の服を着せてもらった。暖かいシチューを
作ってもらい、スランプのことを話した。
(好きっていっちゃった)
信じられない。胸をいためていた昨日までは、
まさか味の助に告白する日が来るなど思いも
しなかった。
(好きっていっちゃった)
考えるだけで熱いため息が出てくる。
(ああ、好き)
今、両腕ですがっているのは紛れも無い彼の
腕なのだ。
(味の助君)
ベッドに二人っきりで腰掛けていた。心臓が早
鐘のようになって顔に血を送り込んでくる。くら
くらする。でも、そんな状態でも小さく胸が痛み
つづけている。
(萌乃香、ごめんね)
自分が大切な友人を裏切ろうとしていることが
とてもつらかった。少年はこんな自分をきっと
嫌うだろう。
(でも、いい)
今日、このときだけ、彼にすがっていたかった。
明日になって彼にあきれられて疎まれること
になっても、今、好きな人に想いを告げて寄り
添うという生まれて初めての甘美な時間を与え
られたを後悔したりしないだろう。
(恋って、夢みたいだ)
甘い気持ちにとろけてしまいそうだった。
「わたし、悪い子だ」
「そんなことないよ、かおりちゃんはいい子だよ」
ふともらしたつぶやきを、彼が即座に否定してく
れた。くらくらするような幸福感に包まれる。
「ありがとう」
彼の顔を見上げる。真顔でこちらを見つめている。
(うれしい)
その視線だけで十分だと思った。
「でもね。いけない子なの。だって、萌乃香の好き
な人に甘えてるんだもの」
「え?そうなの?」
彼の視線が混乱したようにふらつく。何だかわか
らないけど、きちんと伝わっていないようだ。
(こんなにしがみついているのに)
甘いじれったさが沸き起こる。
「味の助君のことだよぉ」
ぎゅっと腕にしがみつく。
(味の助君が好きなの)
「えええ?萌乃香とはそんなんじゃないよ」
(萌乃香、ごめんね。まだ告白していなかったのね)
「萌乃香は味の助君の事、好きなのよ」
-----
頭に血が上りっぱなしのせいか、少年の思考はほ
とんど停止してしまっている。
(かおりちゃんが僕のことを好き)
(萌乃香が僕のことを好き)
二つのことが頭の中をぐるぐる回るだけでそれを結
び付けるとか、どんな意味があるか考えるといった
ことがまったくできない。
(何の関係があるんだろう)
このウスラトンカチが。と突っ込みを入れたくなるほ
ど少年の思考は鈍っている。もっとも少女にしたと
ころで言わなくてもいい余計なことを言ったもので
ある。人生相談をしているわけでは無いのだ。ここ
まで来て友達に遠慮してどうする。惚れたんなら恋
敵を踏み倒してでも自分のものにせんかい。
が、少女はそれを言わずにいられないほど純真だった
し、少年は器用にこの場を乗り切ることができない
ほどうぶだった。
-----
「味の助君は、私のこと嫌いになっちゃうね」
「え…」
「だって、私…萌乃香を裏切ってる」
「…」
「私、萌乃香が知ったら泣くような事してる」
「…」
「味の助君に嫌われても仕方ないよね」
「それは違うよ」
「…」
「僕はかおりちゃんが一人で一生懸命がんばっているのを知ってるよ。」
「…」
「練習でつらいことがあっても一人でなんとかしないといけないのも知ってる」
「…」
「かおりちゃんはすごくがんばってるよ」
「…」
「だから、かおりちゃんを嫌いになったりしないよ。みんなが違っても僕だけはかおりちゃんの味方でいてあげるよ」
「ああ…」
「泣いちゃだめだよ」
「いいの?好きでいても…」
「いいんだよ。ひとりでつらいこと我慢することなんかないよ」
「うれしい…」
「泣いちゃダメだってば」
「うれしいの。味の助君が好きなの」
涙をとめられなかった。しがみついてわあわあ声を上げて泣いた。幸せだった。
素晴らしすぎるわ!
心情描写がしっかりしてるから青臭い恋愛遊戯が読み応えのあるものに。
萌乃香の逆襲編も読みたいなあ。
ありがとうございます!
萌乃香編も考えてはいるのですが、時間的に厳しいです。とにかくがんばります。
-----
少女はたっぷり5分は泣いていた。心の中に一人で
溜め込んでいたつらさをすべて吐き出すように泣い
た。ようやく泣き止んだころには、胸のつかえがすっか
りとれていた。
「もう、大丈夫?」
泣き声がとまり、嗚咽がほとんど無くなったところで、
少年が少女の肩をやさしくつかんでささえてあげた。
「うん…ごめんなさい」
「謝らなくていいんだよ。つらかったんだね」
「うふふ…変だね。安心したら急に涙がとまらなく
なっちゃって」
笑いながらぽろぽろと涙をあふれさせる。
「一人で我慢しすぎたんだよ。もう、だいじょうぶだか
らね」
やさしく見つめられてまた少女の顔に紅がさす。
「ああ…夢だったらどうしよう。本当に…本当に好きに
なってもいいのね」
「うん、いいよ」
「うれしい」
ささやくような声でつぶやいた。
「味の助君、好き」
少年が微笑む。少女の顔に幸せな笑みがあふれる。
見つめあい、真顔になる二人。ゆっくりと少年が少女を
引き寄せる。見を硬くして、ぎごちなく体を預ける少女。
近づく顔と顔。少女がそっと目を閉じる。
唇が触れ合った。軽く、ほんの軽く触れ合うだけのキス。
それでも少女にとってはそこだけ時間が止まった
ように感じる。やがて少年が唇を離す。薄く眼を開け
て見詰め合う二人。もう一度唇を寄せ合う。触れるだ
けのキスを繰り返す。何度も何度も二人で唇をつい
ばみあううちに少しずつキスに熱がこもってくる。いつ
のまにか二人ともちゅっちゅっと音を立てて相手の
唇を吸っていた。
-----
(夢みたい…)
毎日練習に明け暮れる日々。同年代の少女たちが
恋の話をしているときにもかおりは黙々と練習を重
ね、タイムだけを見つめてきた。恋にあこれがれが
無かったといえば嘘になる。彼氏がほしいな、と思った
こともある。しかし、実際問題としてそれは無理だと
思っていた。そして、いざ本当に好きな男の子の腕
の中で唇を奪われてみると、それは思っても見な
かったほど甘美だった。
(キスって、ほんとに甘いんだ)
キスなら私だって知ってる。と、友達に威張って
言ったこともある。ドラマで見た。男と女が唇をぶ
ちゅっとやるあれだ。内心なんだか汚いな、とも思って
いた。それがいざ自分が交わしてみると、世の中に
これほど甘いものがあったかと気が遠くなっていく。
(味の助君…)
長いキスを何度も交わして再び二人は離れた。いと
おしい少年の顔が目の前にある。幸せでくらくらする。
(好きよ)
身を伸ばして少年の頬にキスをする。プールで一度
彼の頬にキスしたことがある。あの時はあとからず
いぶん冷やかされたが、彼女は単なるサービスの
つもりだった。今は違う。本当に好きだ。
頬にキスされた少年がちょっと呆然とした眼をしたが、
照れくさそうに笑うとかおりの頬にお返しのキスをして
くれた。甘い痺れが頬から広がり、力が抜ける。
(ああ、融けちゃいそう…)
ため息が漏れ、からだがぐにゃりとなる。
「あ、」
少年が小さな声をあげる。支えきれなくなって二人とも
ベッドの上に倒れこんだ。
もういいかな?
激しく萌え!
萌乃香編もマターリと待ってます。幼馴染みが大好きです。
風の汁フィードです。
>>573 さんどうもありがとう。がんばって萌乃香にも挑戦します。ほんとはマターリやりたいところですが、原作が全速力で打ち切りに突っ走っているようで、あまりのんきにできません (w
-----
突然腕の中のかおりが重たくなって支えきれなくなった。
「あ、」
声をかける暇も無く二人してもつれるようにベッドの中に倒れこむ。あわてて上体を起こしたが、かおりのほうはすこしとろんとした目でこちらを見上げてにっこりと微笑んだだけだった。
(キスしちゃった)
少年にもおくてなりにその辺の知識はあるし当のかおりが登場する恥ずかしい妄想をしたこともあるのだが、その妄想の中でさえたった一日で全国区の美少女とキスまで進むなどというご都合主義はなかった。
どくどくと胸の中で鳴る心臓が頭の働きを鈍くし、そのかわりに唇にのこる夢のようなやわらかい感触がすっかり少年の心をつかみとっている。
「ご、ごめん」
「え?」
「あの、いや、変なことして」
少し間が開く。
「キスのこと?」
「うん。…ごめん」
「味の助君のバカ」
「え、」
謝っておきながら、間近でバカとよばれるとショックが大きかった。店に閑古鳥が鳴いたときとは違う喪失感が胸に広がる。
「ファーストキスなのにぃ。『変なこと』だなんて言っちゃ嫌だ」
そういいながら顔をそむけたかおりは、頬を赤らめて眼を閉じ、甘い笑みを浮かべている。事態についていけないながらも漸く嫌われているわけではないとだけ理解できた味の助に、ベッドに身を沈めて横を向いたままのかおりが話し掛ける。
「私のファーストキスだよ」
「う、うん」
「味の助君にあげられてうれしいの」
横顔が微笑んでいる。
「う、うん」
「変だった?」
「う?ううん」
慌てて顔をぶるんぶるんと振る天才少年。
「どうだった?」
眼を開き、横を向いたまま恥ずかしげに微笑んで問い掛ける少女。
「あ、えと、あの」
くすくすと笑うと少女が少年のほうを向く。
「私は、夢みたいな気持ちだったよ。ふわふわして、すごく素敵だった」
恥ずかしげに微笑む少女に思わず微笑み返して少年も答える。
「僕は、まだちょっと信じられないかな」
「ひどい」
泣きそうな声で横を向く少女。
「あ、かおりちゃん」
あわてて身を寄せて覗き込むと、さっと少女が振り向いた。笑顔が間近にある。
「うふふ。ごめんね。怒ってないよ」
「なんだ、びっくりしちゃった」
笑顔に戻る少年。
-----
寄り添って覗き込む少年を下から見上げながら恥ずかしげに少女が問う。
「味の助君、お願い聞いてくれる?」
「うん。何?さっきの料理の話?」
少女はぽかんとした表情になった後、くすくすと笑った。
「味の助君は料理のことで頭がいっぱいだね」
「ごめん」
テレ笑いする味の助。
「味の助君に聞いてほしいお願いがあります」
すこし、おすまし口調で頬を赤らめながら微笑む少女。
「何?」
ゆっくりと目を閉じる少女。
「もう一度、キスして」
少年は少しだけあっけに取られたようだったが、微笑んでゆっくりと覆い被さるともう一度唇をかさねた。ついばむようなキスを繰り返し、やがてお互いの唇を吸い合う。
抱き合ったまま何度もキスを繰り返し、味の助がおずおずと舌を差し延ばす。少女はその舌を拒まずに受け入れると、奥のほうでおずおずと舌を絡める。かおりが味の助の首に腕をまわす。
味の助が誘い出すように舌を動かすと、かおりの方もぎごちなく舌を伸ばす。やがて二人とも重ねた唇の中でお互いの舌を戯れさせる。これまでよりさらに何十倍も甘い陶酔感に二人ともとろけるように身をゆだねる。
キスしては舌を絡め、離れては見つめあい、微笑を交わす。たわいもない行為を何度も何度も繰り返した。
「味の助君」
「うん?」
キスの間に、小さな声で言葉を交わす。激しいキスが終わり、今は唇と舌を軽く触れ合わせる小鳥の戯れのようなキスが続く。
「私、夢みたいよ」
「うん」
「こんなに、キスが素敵だなんて知らなかった」
「僕もだよ」
また何度もキスを交わす。
「あのね。今まで片思いだったから…んん…私だけ夢心地だけど…」
「うん」
「もうちょっとしたら…ん…味の助君もこんな風になってほしいな…」
「僕も?」
「うん…だって、私ばっかりじゃずるい」
くすくすと二人で笑う。
-----
キスしては微笑みと短い言葉を交わす。そういう他愛も無いことを30分ほど繰り返した。そのうちに二人とも無口になり、交わす視線が熱くなってくる。
どちらかというと、味の助のほうが切実だった。ずっと股間のものが痛いほど硬くなっているのだ。ちょっとあこがれていた少女に告白されてキスまで交わした上、その子といまベッドに倒れこんで抱き合っているのだ。
健康な男子にはそれだけで十分なほど刺激的だった。その上、オリンピック日本代表に押すの声さえあがる水泳少女の体は、圧倒的な肉感で迫ってきていた。
少年は運動音痴とはいえ、毎日業務用のフライパンを振り回したり重い食材を運んだりしている。決してもやしなどではなく、むしろ同年代の平均よりすこし筋肉がついているほうかもしれない。
しかし、その彼でも抱きしめた少女の体には気圧されてしまう。肩幅が張っていかにも鍛えた体をしている。そのくせごつごつした感じがないのだから女の子は不思議だ。
とにかく、味の助は下半身から突き上げてくる衝動と戦っていた。いちおう良い子の彼としては、なんとはなしにこの先に進むことをためらわずにいられなかった。
そうして逡巡しているうちに、少女が口を開いた。
「味の助君」
「なに?」
「私、味の助君だったら、いいよ」
ちいさな声でそうつぶやいたあと、目をとじる。
「か、かおりちゃん」
強烈な喉の渇きを感じながらその後の言葉を飲み込む。どういう意味かははっきりしている。
意を決して、もう一度やさしく頬にキスをする。目を閉じたかおりが、あっ、と小さな声を漏らすのを聞きながらジャージのファスナーを指にした。
あまあまで読んでて恥ずかしくなりますねえ。
個人的に、脱がて水着の跡があった方が萌えるんだけど、室内だったら白いままかな。
原作がどうであれ、このままマターリと続けてください。
-----
ファスナーをおろされながら少女は心臓が口から飛び出すほどドキドキしている。
(ああ、私)
味の助に抱かれるのだ、と思った。好きな少年に処女を捧げることに迷いはなかったが、これから踏み込んでいく世界に対する怯えも大きかった。息苦しいほど恐ろしい。
(味の助君)
少年がファスナーをおろし終わり、ジャージの前を開く。冷たい空気が入ってきて自分が脱がされているということを強烈に実感した。少年の動きが止まる。
目を瞑っていてもいまやTシャツ一枚に覆われているだけの体を熱く見つめられていることがわかる。片腕ずつ袖を抜かれて本当にTシャツだけになってしまった。
これを脱がされると、下着はない。
少し間を置いた後、少年がTシャツに手を書ける。少女が身を固くする。羞恥と、彼に身を任せるのだという決意の狭間で揺れるように、腕が胸を掻き抱いては解き、解いては掻き抱きを繰り返す。
ゆっくりとTシャツが捲くられる。
-----
Tシャツの下にはびっくりするほど白い肌が隠れていた。
正確に言えばそれほど白いわけではないのだろうが、普段見慣れている健康的に焼けた少女の肌と強烈なコントラストをなしていて、女性経験のない少年ですら息を飲む。
少女が戸惑うように腕で胸を隠そうとする。そのまままTシャツを捲り上げて頭を抜き、次に腕を抜いた。
「あ、」
声を上げて胸を隠す少女。少年も心臓が破裂するのではないかと思うほど激しい興奮に包まれていた。そのまま、ジャージのズボンに手をかける。
「ああ」
上ずった声があがった。下着ははいていないはずである。引きおろすと片手が降りてきて前を隠した。
-----
少女は燃えるような羞恥と苦しいほどの興奮に包まれていた。生まれてはじめて全裸で男の前に体を横たえているのだ。しかも夕刻とはいえ明るい時間だ。
カーテンを閉めた部屋の中も十分すぎるほど明るかった。このまま恥ずかしさで死んでしまうのではないかと思うほどだ。
「かおりちゃん、腕をどけてくれる?」
「あ、味の助君。私恥ずかしい…」
搾り出すように応える。この恥ずかしさを汲み取ってほしかった。
「かおりちゃんを、見たいんだ」
心の中で絶望の声をあげた。
(恋が魔法って本当だったんだ)
こんなに恥ずかしいのに、恋しい少年に一言かけられただけで、体を隠す手をどけなければという気持ちになった。懸命の努力で胸と前を隠していた手をずらした。少年がじっと待っている。
(ああ、気絶しそう)
彼女の年頃には残酷なほどの決意で両手を体の横に動かした。見られているという強い羞恥心と、彼にだけ初めて見せるという喜びが頭の中でない交ぜになってこころがばらばらに壊れてしまいそうだった。
その気が狂うほどの努力は少年のたった一言で報われた。
「きれいだよ」
-----
目の前で少女が震えながら腕をどけ、体を見せるのを見ているとこちらにまで彼女の恥ずかしさが伝わってくるようだった。今、彼の前には生まれてはじめて見る異性の全裸が横たわっている。
美しい体だった。
まだ幾分幼さを残すものの、水泳選手に特有の広い肩幅と引き締まった体ははじけるような命を感じさせる。そうしてまぶしいほど白い水着の跡がそれだけでいやがおうにも少年の興奮をかきたてる。
彼自身はまだフェチなどという言葉がわかるほどすれていなかったが、普段見える健康的なかおりの水着の下に隠されていた白い肌は、直接的に彼の脳髄に働きかけてきた。
そして白いふたつのふくらみ。まだ小ぶりで成長しきっていないものの、神秘的なふくらみだった。その上には桜色の小さな乳首が精一杯の自己主張をしている。
「きれいだよ」
自然に言葉が漏れた。美しいと思った。
「ああ」
少女が声を漏らす。目に見えて体の力が抜ける。よほど嬉しかったらしい。
「嘘じゃない?」
顔を赤らめて微笑みながら聞き返す少女。
「本当だよ。すごくきれいだ」
「ああ、私、変な体でしょ?」
水泳で鍛えたため肩幅が広いのを気にしているのだろう。
「どうしてそんなこと言うの?かっこいいのに」
「水着の跡が変だし」
少年がくすくすと笑う。
「何?」
不安そうに聞く少女。
「だって、おかしいよ。かおりちゃん、こんなにきれいなのに」
「もう」
恥ずかしげに笑って軽く体をゆする少女。まだ膨らみきってない乳房が心持揺れて少年をどきりとさせる。少女を安心させようとしていたのが、急に少年のほうが切羽詰った気持ちになる。覆い被さって、もう一度キスした。
-----
少年に唇を奪われながら、少女は体を強張らせた。胸に少年の手が伸びてきたからだ。覚悟していたとはいえ、大切に守ってきて物をとうとう捧げると言うことに怯えを感じる。
(味の助君だから、いいの)
そう言って逃げ腰になる自分自身に言い聞かせる。
少年は彼女の胸の手触りを確かめるように手を動かし、それが一層羞恥心を煽り立てる。
だが、それにもまして少年の手の動きから今まで知らなかった感覚が送り込まれてくることに戸惑いを隠せない。
(これが感じるってこと)
くすぐったいのとは違う、しびれるのとも違う、なんとも言いがたい感覚が胸から広がる。
そして彼が乳首に触れるたびに電気が走るように体がひくつくのをとめられない。
そして何より戸惑ったのは自分の一番大切なところが熱く火照って潤んできたことだ。こんな感覚は初めてだった。セックスのときに膣が濡れることは頭で知っていても、いま好きな少年の体の下で自分におきていることに戸惑ってしまう。
胸がドキドキして翻弄されるような眩暈感に覆われる。
少年が体をずらした。目をやると、乳首に唇を寄せるところだった。
「あっ」
流れ込んできた感覚に思わずのけぞった。
-----
キスしながら触れた胸は思っていたよりずっとやわらかかった。成長途中の胸は彼くらいの少年が思い描く「ボイン」とは程遠く、乳房というにはもう少し足りない。
だが、内側から肌を押し上げてくるような弾力に満ちていて、そのくせには夢のように柔らかい。なんど手のひらで感触を確かめても飽きなかった。
(かおりちゃん、感じてるんだ)
少年の手のひらが肌を走るたびに彼女は体を震わせ、唇を奪われたまま鼻で小さく声を上げる。その声は柔らかい乳首に指が触れる時に少しだけ大きくなる。
(もっと感じさせてあげたい)
少女の初々しい反応は少年を喜ばせ、次の行動に映らせた。体をずらして幼さの残る白い胸をみる。そして乳首に吸い付いた。
「あっ」
少女が体を跳ね上げるように小さくのけぞった。だが、上からかぶさっている少年はかまわず幼い乳首を愛撫する。やさしく吸っては舌でくすぐり、一方の胸を手のひらで揉みたてる。
技巧などなくともやさしい愛撫に少女は何度も体を震わせ、声をあげる。その声も少しずつ熱を帯びてきた。
(もう、いいかな)
そう考えると彼は次の行動に出た。すでに自分のものはずっと痛いほどの硬さになっている。体を起こして下半身に目をやる。
叢はようやく産毛を脱して伸び始めたばかりで生え揃っていない。その先に幼い割れ目が透けて見える。震える彼女の足元に陣取り、健康的に日焼けした脚に手をあててゆっくりと膝を割った。
(これが女の子の)
よく見ようと手を持ち替え、膝の裏に差し込む。赤ん坊のオシメ換えるような姿勢にした。
「ああ」
少女が悲鳴とも羞恥ともとれない声を小さくあげる。目の前にぱっくりと割れ目が現れた。
-----
好きな少年から与えられる胸への愛撫は少女の体を何度もはねさせた。舌が乳首の上を遊ぶたびに体が若鮎のようにはねるのを止められない。生まれて初めて与えられる感覚に何も考えられず、ただかすかに羞恥を覚えながら体を震えさせた。
やがて少年が身を起こすと脚に手をやって膝を割り始めた。それまで胸に与えられる性愛を受け止めるのに精一杯だった少女は、そうされる心の準備ができていなかった。
薄ぼんやりとした頭で何をされているのか気づいたのは、恥ずかしい部分に冷たい空気が触れるのを感じたときだった。
「ああ!」
思わず声を上げてその部分に目をやる。膝は大きく割り開かれ、生え揃っていない叢の向こうがまともに彼の視線にさらされている。
脚は高く上げられて赤ん坊のように恥ずかしい格好だった。そしてまさにその部分に迫ろうとする彼の男のものが直立していた。
「いやっ!」
恐怖に駆られて思わずそうさけんだ。
(あんなの無理)
恥ずかしい姿勢や初めて目にする男のものが少女を軽いショック状態にした。
「怖い!あたし駄目だよ」
怯えた彼女は少年から逃れようとずり上がって逃げた。
-----
「かおりちゃん」
驚いた少年が声をかける。
「怖いよ、あたしできないよぉ」
少女が同じ事を何度も繰り返す。目には怯えの光があった。
(あ、僕…)
突然、少年は自分が独り善がりだったと気づいた。彼女から告白されたことをいいことに、性急に事を急ぎすぎたのだ。
(かおりちゃんがはじめてだって事を考えないで、自分ばかり先走って)
激しい後悔が胸を締め上げる。頭が真っ白になる。
「う、うわあああああ!」
少年はいきなり声を上げて泣き出し、突っ伏すと、いきなりかおりの膝を割って少女の一番大事なところに顔を突っ込んだ。
「きゃぁ!味の助君やめてぇ!」
いきなり豹変して荒々しく迫ってきた少年に、彼女はなすすべも無く膝を割られ、一番恥ずかしいところを許してしまう。
声を上げて体をゆすり逃れようとするが、ががっしりと太ももを肩にかつがれてはどうしようもない。荒々しくその部分を蹂躙する舌に鳥肌が立つような悪寒を感じながら、一方で胸のときとは違う腰を揺さぶるような性感に流されそうになる。。
「おねがい!あ!あ!おねがい、味の助君止めて!許してぇ、あうっ」
嘆願の声は少年の舌が小さな肉の芽を捕らえたために中断した。これまでとはまったく違う鋭い感覚が体を突き抜けて少女の体をはねさせる。
少女の哀願もむなしく、頭が白くなったままの少年はその部分をむさぼった。あふれる愛液をしゃにむに舐めとり、肉の芽をくすぐり、肉の奥に舌を差し込んでまだ膣内にとどまっている愛液を掬い取る。だが、突然彼は凍りついたように動きを止めた。
(う、舌が痺れる。なんだろう、この感覚…、こ、これは…あのときと同じ…)
舌から広がる愛液のかすかな味が脳髄を直撃し、電気のように脊髄を走り抜ける。全身に鳥肌が立ち、味覚が刃物のように鋭くなった。愛液の舌ざわり、味わい、こく、まろやかさ、温度、手にとるようにわかる。天才が発動した瞬間だった。
(まんこの声が聞こえる)
水着の跡を恥じらう乙女いい!
おとぎ奉りの妖介といろりでお願いします!
って知ってる人いるのかな?
>>590 触手スレでリクした者ですが何か?
つうか今月号の妖介に涙
いろりたんは小学生なのに、いいのか?
今月があれだから、真相が明らかになる前に妖介といろりなのですよ。
-----
突然、あらあらしい少年の動きがとまった。ショックで
震え、声のでなくなった少女はやったのことで何が起
きたのかと覗き込む。恥ずかしく割られた太ももの間
で、思いを寄せる少年が大人のような顔をしている。
額に手をあて何かを考えるような表情。眼は少女のま
だ淡い叢を凝視している。
(いやぁ!)
練習漬けではかなうまいと思いつつも、大事に育てて
いたロマンチックな夢ががらがらと崩れ去る。もうわけ
がわからず考えることも言葉を出すこともできなくなっ
た少女の股間で少年がすっくと立ち上がった。
「わかったよ、かおりちゃん。わかったんだ。すぐ戻っ
てくるから、待っててね!」
そういうと、股間を腹につかんばかりに勃起させたま
ま全裸で部屋から飛び出していく。少年はどたどたと
いう足音を残して階下に消えた。
少女は一人残された。言葉も、涙も出なかった。何も
まとわない姿のまま少女はベッドの上に横たわったま
まだった。膝を抱え丸くなって眼を瞑った。外の世界を
拒絶するように。嗚咽だけがとまらなかった。やがて、
涙が流れてきた。
-----
どたどたと階段を駆け上がってくる音が遠くに感じられ
る。ドアが勢いよくあいて少年が入ってくる音が背中で
聞こえる。
「かおりちゃん、できたよ!」
丸まっていた体を伸ばし、振り返って後ろを見た。少年
が手に皿を持っている。
(また料理…)
悲しい笑いが頬に浮かんだ。どうして今、ここで料理な
んだろう。わけがわからない。体を起こして体育座りを
する。胸が気になって、腕で隠す。自分の足先を見つめ
た。少年はベッド横に立っている。
「かおりちゃん、ごめん。僕、舞い上がっちゃってかおり
ちゃんのこと見失ってた」
「…」
「もっと大事に扱わなきゃいけないのに、ひどいことし
ちゃった。ごめん」
「いいの。わがまま言ったの私だし。ごめんね。途中でこ
わくなっちゃって」
「ちがうよ。それは違うよ」
しばらく間があった。
「で、味の助君、その料理は?」
まだショックの後遺症か、少女は少年の詫びをそのまま受
け入れることができないでいる。足先を見つめながら問い
掛けた。
「考えたんだけど、僕、どうやって気持ちを表したらいいか
思いつかなかったんだよ。だから、自分ができることを考え
たんだ。そうしたら、料理しかないって思って」
再び間。
ぷっと、少女が噴き出した。顔が困ったように笑っている。よ
うやく少年のほうを向く。
「味の助君は、いつも料理のことばかり考えてるんだね」
「え、いや、そういうわけじゃないけど」
「まいったなぁ。もう」
「ごめん」
「そうじゃなくて」
顔を赤らめながら笑いをこらえている。
「前隠してくれなきゃやだ」
「あっ」
少年は全裸のままだった。さすがに股間のものは力を失っ
て萎えているが、およそまじめな顔で詫びを入れるにふさわ
しくない格好だ。あわてて右手で股間を抑える。
「ね、横に来て」
「う、うん」
右手で股間を隠し、左手で皿を持ちながらベッドに上がる少
年。二人で、裸のまま体育座りで並ぶ。
「これはトマト?」
「うん。すぐに作れる暖かいものがいいと思って。クラッカーの
上にトマトとチーズを載せてオーブンで焼いたんだ」
当然それだけではないが、全裸で細かい話をしても仕方ない。
「食べていい?」
「もちろんさ、かおりちゃんのために作ったんだ」
少女がちらりと少年を見て頬を赤らめる。一枚手にとってかじっ
てみた。噛み切られたトマトが口の中でぴゅっと汁を吹く。とろ
りとした暖かいチーズが口の中で広がった。
「おいしい」
目を瞑って微笑む。じっと横で見ている少年。
「味の助君はきっと、料理が一番すきなんだね」
「そ、そんなことないよ」
言外の意味を察して否定する少年。
「いいの。そうでなきゃ嫌。私は一所懸命料理を作っている味の
助君が好きだから」
「…」
「でもね、覚えていて。私が一番好きなのは、味の助君だよ」
「あ、だめだよ!」
急に大きな声を出す少年に少女が体を硬くした。
「僕だって、水泳を一所懸命しているかおりちゃんが好きだよ」
びっくりして大きく見開いた少女の目から、やがてじわりと涙が
あふれてきた。
「あ、かおりちゃん…」
心配そうに覗き込む少年。
「味の助君、初めて『好き』っていってくれた…」
「…」
「嬉しいよぉ、味の助君……ああ、私今日泣いてばっかり」
涙で頬をぬらしながら少女が少年の方を向く。恐ろしくて、これ
まで口にできなかった問いがある。今日、彼に想いを告白した。
くちづけを交わした。最後まで行ってはいないものの肌まで重ね
た。だが、ひとつだけ聞いてないことがあった。
それを聞けば何もかも壊れてしまうかもしれない。でも、今聞こ
うと思った。
「味の助君、私を彼女にしてくれる?」
「え? う、うん。ぼくなんかでよかったら」
少年は真顔で答えた。
「ああ、うれしい」
腕を少年の腕に絡めてよりそった。
「夢みたい」
「夢じゃないよ」
「夢じゃないのね」
「夢じゃない」
ああ、ともう一度ため息を漏らして少女が少年の肩に頭
をあずけた。ふと、少年の手にある皿にまだトマトチーズ
クラッカーが残っているのが眼に入る。左手を延ばして
つまむと少年のほうに微笑む。小さな声で言う。
「はい、あーん」
不意をつかれて驚いた少年の顔が見る見る赤くなる。小さ
な声で応える。
「あーん」
クラッカーをやさしく食べさせてやった。クラッカーを食べ
る少年の顔を見ながら微笑みあふれてくるのをとめられ
なかった。
(やっぱり恋って楽しい)
-----
クラッカーを食べ終わったあと、二人とも無口になった。自然と見つめ合い、キスをする。次第に情熱的なキスになり、やがてベッドに倒れこんだ。
「ん…味の助君」
「かおりちゃん、やさしくするからね」
「うん」
ささやかれて頬を赤める少女。言葉どおり、少年は彼女のほほにやさしくキスしたあと、うなじへと唇を這わす。
「ん」
くすぐったそうに少女が首をすくめるのを見て、うなじから首筋、鎖骨のあたりえとキスを移していく。
やがて再び柔らかい胸に到達すると、裾野からいただきに向けて軽いキスを何度も与える。右手は反対側の胸をやさしくもみしだく。
「あ、あん、ん」
少女はもれてくる声を抑えようとするが、どうにもならず少年の唇が肌に触れるたびに体を震わせ、声を漏らしてしまう。
じらすように頂のあたりを遊んでいた舌が、とうとう乳首をちろりとなめ上げた。
「あふっ」
体をのけぞらす少女。それまでシーツをつかんでいた手が少年の首に回される。
いつもは水着の下に隠されている真っ白なふくらみの上に、まだ色づきの薄い乳首がふたつかわいらしく乗っている。
その部分に少年はしゃぶりついては舌を絡め、吸っては唇でつつきを繰り返した。そのたびに少女が声を上げ、体を跳ねさせた。
-----
やがて胸を離れると、少しずつ少年が体をずらしてキスの雨を降らせていく。
へそからわき腹、脚の付け根へと唇をはわせて、とうとう恥ずかしい茂みを目の前にした。
「かおりちゃん、恥ずかしかったらいいんだよ」
「う、ううん。味の助君だったら、いいよ」
少女の言葉をうけて、ゆっくりと膝を割る。羞恥と緊張で横を向いた少女が体を震わせる。目の前に彼女の一番大事なところが開いた。
健康的に焼けた太ももは鍛えられて内側からはじけそうだ。その小麦色の肌は腰骨のあたりまで続いている。
水着のあとは腰骨のあたりから逆三角に狭まって、彼女のその部分まで導くようだった。茂みが薄いため割れ目の部分があらわになっている。
(こんな風なんだ)
さっきはパニック状態だったためあまり見ることができなかった。こうしてはじめてみてみると、淫靡というよりは不思議な形をしている。
見やすいように脚を広げさせ顔を近づける。見つめられているのがわかるのか、目を閉じて顔をそむけている彼女が声を漏らす。
(ぬれてる)
ちょうど女として花開き始めたその部分はつぼみがほころぶように割れ目からすこし中のひだが顔を覗かせている。
その部分がぬれていた。その部分に引き寄せられるように吸い付いた。
「ああ!」
少女が声を上げる。彼の頭に当てた手に力が入る。彼の動きは先ほどのような荒々しさは無い。その代わりにちろちろと繊細に動く舌があちこちを這い回る。
やがて肉の合わせ目の中に舌がもぐりこんできた。
彼の舌はほんの入り口を這いまわっているだけだが、少女はまるで体の奥まで舌で探られているような気持ちになる。
「あうん」
舌が動くたびにばねのように体を跳ね上げさせる。恥ずかしい部分から送り込まれる性感になんども何度も体をゆすられる。
やがて彼が肉の芽に舌を遣ると、いっそう鋭い性感が体を突き抜けた。
-----
一通り舌を這わせると、少年は今度こそ我慢できなくなってきた。ゆっくり体を起こし、彼女の体を開いたまま這い上がる。少女が手を離した。顔をそむけて眼を瞑り、性感に耐えて大きく息をする彼女にささやく。
「かおりちゃん、はじめるからね」
眼を瞑ったまま少女はうなずいた。
股間で起立するものをつかむと、少女の入り口あたりに当てる。その感触で彼女が体を固くする。一二度入り口がわからずにもたついたが、やがてここだと思われる柔らかい部分があった。
ゆっくりと押し込むと少年の肉棒が柔らかい肉に包まれた
「んん!」
少女が耐えるような声を漏らす。少年のほうもはじめて感じる肉の柔らかさにかっと熱くなった。まだ入っているのは頭の部分だけだ。ゆっくりと進めると、きつい抵抗があった。ここが処女膜なのだろう。
「かおりちゃん、痛かったら言ってね。止めるから」
「ううん、止めないで。我慢するから。最後までお願い」
やはり横を向いたまま少女が応える。
「わかった。じゃ、いくね」
そう言って息を吸い込むと少年はゆっくりと腰を推し進めた。少年のものが少女の体の奥に進む。抵抗が強くなる。
少女が身を硬くし、シーツを握り締める。そしてついに裂けるような感触があって急に肉棒が少女の体に入りきった。
「あ!!!」
少女が痛みに体を硬くし、横に向けていた顔をたまらず前に戻した。眼を大きく見開いて少年を見ている
「かおりちゃん、大丈夫?」
「あ、あ」
少年に貫かれた少女は少し声を失っていた。その部分が痛みでじんじんする。
「味の助君」
「痛くない?」
「痛いけど、大丈夫」
シーツを握り締めていた手を少年の首に回し、引き寄せる。おずおずと、日焼けした脚を彼の脚に絡めつける。
(味の助君と、ひとつになった)
そう思っただけでくらくらした。痛みもあるが、今、ひとつになっているということが信じられなくもある。しかし、間違いなく自分は彼の腕のなかで貫かれている。
「うれしい」
「?」
「私、味の助君に抱かれてる」
顔を赤らめてつぶやく少女。少年が唇を吸うと、舌をあそばせるように絡めてきた。
----
唇を吸いながら、少年は自分の下半身に与えられる初めての感覚に頭を焼かれそうだった。
(すごい)
彼の肉棒は彼女の膣肉に入り込んでいるが、その部分がぎゅっと締め上げられていた。
(これが女の子)
水着の跡もまぶしいかわいい女の子が自分に日に焼けた四肢を絡め、口付けを交わしながら男の部分を締め付けている。そう考えるだけでくらくらした。
腕の中の女の子はびっくりするくらい肩幅が広く、抱きしめた感触はこちらが萎縮するほどたくましい。それなのに、赤らめた顔はかわいくて食べてしまいたいほどだ。そのギャップも少年の胸をゆさぶる。
「かおりちゃん、動くよ」
上体を少し起こしてささやく。こくりとうなずく彼女。
なれない体勢で何とか腰を一振りした。
「つっ!」
思わず顔をしかめて声を漏らす彼女。
「痛い?」
「うん。でも、大丈夫。続けて」
目の端に涙をにじませてそう微笑む彼女。
-----
大丈夫、といわれてもう一度腰を動かす。自分のものが彼女の熱い肉の中を出入りする。息が詰まるほど生々しい感触だった。
彼女の肉は彼のものをしっかり咥えている。入るときには嫌がるように抵抗し、出て行くときには離すまいとするかのように強くつかむ。
初めて与えられる感触に少年は舞い上がった。自分の体の下では痛みに顔をしかめた少女が突き上げるたびに声を漏らしている。時折眼を見開くと、困ったように微笑み、唇を重ねる。
次第に肉棒から与えられる感覚が腰を包み始めた。彼女の小さく揺れる胸が一層興奮をかきたてた。
(外に出さなきゃ)
甘い痺れに支配される直前、彼は少女から自分のものを抜き去った。ほとんど同時に射精が始まる。
びゅるっぴゅっぴゅっと痙攣的に精液が飛び出した。
腹の上に出すつもりだったが、勢いあまった精液は、胸の白いふくらみや日焼けした愛らしい顔までとんだ。
「あふ、あっ」
いきなり抜き取られて声をあげた少女が、今度は生暖かい液体をかけられて戸惑った声を上げた。
-----
「ごめん、よごしちゃった」
慌てて体を伸ばしてベッドサイドのティッシュをとる少年に、上気した顔で少女が微笑む
「いいの、味の助君赤ちゃんの心配してくれたのね、ありがとう」
「う、うん」
いきなり赤ちゃんなどと言われて少年がどぎまぎする。
「男の子ってこんなのが出てくるんだ」
頬にかかった精液を人差し指で軽くぬぐって見つめる少女。ティッシュをつかんで戻ってきた少年が慌ててその指をぬぐう。
「汚いよ」
「そんなことないよ。それに…味の助君も口でしてくれたし」
言って真っ赤になる。
「う、うん」
決まり悪そうに返事をして、少年が顔にかかった精液をやさしくぬぐってやる。顔から首筋、胸へとぬぐう。ティッシュが乳首に触れて、彼女がピクリと動いた。
元旦から乙です!
風の汁フィードさんは他のスレでも書かれてるのですか?
あなたの文に惚れたので他の作品も読んでみたいのですが。
ありがとうございます。こんなつたない文でも応援してもらえると、嬉しくてやる気がでてきます。
今後すこしスローダウンしますがちょろちょろ続けますのでよろしく。さて、私のテキストですが、このコテハンで書いているのはこれだけです。
名無しで書いた奴を自分のだと言うともめそうですが、とりあえず紹介だけ。2chでは:
「藤田和日郎作品のSS」スレに書いた「雨上がり」(エロ無し)
どこかのアイドルエロ小説スレに書いた吹○一恵の裸エプロンもの
エロ漫画小説板の「小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ」に投稿した「糸」
です。
2ch以外での活動は…ないしょってことで。
>>609 雨上がりは読ませて貰ってましたよ。
情景描写がしっかりしていて、その後の世界をしっかり書けていましたね。
うしとらがOKなら、潮×湧・小夜なんてのも書いて欲しかったり。
でも萌乃香はもっと読みたかったり。
ハァハァ
612 :
のーぶら:04/01/07 13:41 ID:PiyuGGV0
――心がざわめく、この気持ちなかなかにして言い表せない。男が男を好きになる?
いや・・・普通ならありえない。ちょっと違うのはその相手が女の子より女らしい男ということだけ。
「まーくん?どうしたの、ぼーっとしちゃって。勉強難しい?」
「い、いやなんでもないよ」
ゆうきの部屋でテスト勉強をしているが、集中できない。近頃、気がつくとゆうきの顔を見ている。
そして我に返った後、自問自答するのだ。俺は男が好きなのか、ゆうきが好きなのかと。
「ふふ、まーくん・・真剣だね?大空さんもこういうまーくん見たことあるのかなぁ?」
「まだ付き合って間もないからな。家に行ったのも一回だけだし」
「そ、そうなんだ・・大空さんのお家に行ったこと・・あるんだ?まーくん」
俺はハッとして口をつぐみ、みるみるうちに声が翳って俯くゆうきを見る。
まただ。いつも何気ない言葉で俺はゆうきを傷つける。この間、家にいる時だけは恋人になると言ったばかりなのに。
「い、いや。進級テストの時だよ?それにすぐ先生が来て何もしてないし、勉強だって出来なかったんだから」
俺はしどろもどろになりながらもゆうきに説明する。だが説明をしている自分もおかしいと思う。
俺は大空薫と付き合っている。もちろん女性だ。しかも普通ならば俺なんかが逆立ちしたって付き合えないような
才色兼備の全校生徒憧れの女の子だ。普通ならばそれで満足していればいいだけの話。
・・・だが、家には同居している幼なじみがいる。ゆうきだ。
ゆうきは俺と大空薫が付き合ってるにもかかわらず、それでもなお、俺を好きだと言う。
実際、ゆうきが男でなければ何の障害もなく付き合っていたはずだ・・俺とゆうきは。
613 :
のーぶら:04/01/07 13:42 ID:PiyuGGV0
「まーくん・・ごめんね?私が家にいる時だけは恋人なんてまーくんにお願いしたから気を使わせちゃって・・」
「そ、そんなことないよ!俺こそ・・ごめん」
「・・でも私、薫さんに負けないくらいまーくんが好き!どうしようもないくらい!ごめんね・・」
ゆうきは伏していた顔を上げ、涙を目にためながら俺の方へ近寄ってくる。
俺は手がゆうきの顔に近づく距離になったあと、そっと指でゆうきの涙を拭う。ゆうきが泣き笑いのような顔をした後、
俺は珍しく自分から唇をゆうきの唇に重ね、舌をゆうきの口の中へと這わせる。
「・・ちゅ・・ちゅ・・ぷ」
ゆうきも俺の舌に動きを合わせるかのように舌を絡ませる。
気持ちがいい・・ゆうきとのキスはゆうきが男であることや、大空薫とも付き合ってるという現実をも忘れさせる。
俺はさらに舌を激しく、ゆうきの口の中すべてを感じようと動かす。
「んん・・ちゅ・・ちゅぷ・・ちゅ・・ハァハァ。まーくん、ちょっと激しいよ?・・んん」
俺は苦しいのか唇を少し離したゆうきの髪の毛の中に手を入れ、また俺のほうへと強く寄せる。
ゆうきも観念したのか、動きを俺の激しく動き回る舌に合わせようとする。
俺とゆうきの舌が動くたび唾液が俺達の口の中を行き来する。
「ぷはぁ・・ハァハァ・・」
さすがに苦しくなってきた俺は唇を離し、ゆうきの顔をまじまじと見る。
透き通った肌、大きく綺麗な澄んだ瞳、そしてキスをして少し淫靡な雰囲気をもったゆうき・・
614 :
のーぶら:04/01/07 13:42 ID:PiyuGGV0
「・・まーくん。私この間のことね、覚えてるよ?」
「この間のことって?」
「まーくんが一人で勉強してた時のこと・・本当の恋人になっちゃおうかって私が言った時のこと・・」
俺はゆうきに言われてその時のことを思い出す。あの時は先生が入ってきて行く所まではいけなかった。
後日、やっぱりゆうきは男だから行く所までいかなくて良かった・・なんてことも考えた。
だが今も、ゆうきとキスをした後はもう何も考えられない。考えるのはゆうきのすべてが見たいということだけ。
それだけゆうきの魅力が大きく、俺を倒錯の世界にいやがおうにも引きずり込む。
「まーくん・・今日は先生・・いないけど・・」
「・・・・・」
俺は無言でゆうきを押し倒し、被さりながらゆうきの少しだけ瞼に残っていた涙を舌で拭う。手はゆうきの胸を弄りながら・・
「んん・・まーくん・・私は・・いいよ?まーくんがしたいなら・・」
「・・・・・」
ゆうきは潤んだ瞳で俺を見つめ返す。頬は高潮し、少し恥ずかしそうだ。
俺は手をゆうきのスカートの中に入れ、パンツの引っかかりを探して指を動かす。
「ま、まーくん・・私・・少し恥ずかしいよ・・電気消してベット行こ?・・ね?」
ゆうきは両手で顔を覆い、俺に懇願してくる。その仕草に興奮したが、ゆうきの提案に俺は無言で乗り
ゆうきの背に両手を入れ、体を持ち上げる。
615 :
のーぶら:04/01/07 13:43 ID:PiyuGGV0
「きゃ!?・・まーくん、私重くない?」
「うん、大丈夫だよ?ゆうきは軽いし」
「ふふ・・まーくん、これってお姫様抱っこだよね?私、夢だったんだぁ・・まーくんにこうしてもらうの」
ゆうきは顔を俺の胸に押し付け、摺り寄せてくる。その仕草がいかにも女の子な反応で、俺の下半身は反応する。
俺はゆうきをベットまで運んで、ゆっくりと下ろす。
「ごめんね?まーくん。疲れたでしょ?・・でも、ありがとう。私すごく嬉しい」
俺は部屋の電気を消しにドアへ向かう。
――ガチャ!
いきよいよく電気が消えた直後ドアが開かれる。
「こらーーーーっ!!あ、あんたたち、なにやってんの?!」
「うわっ?!せ、先生?出かけたはずじゃあ??」
「今、帰ってきたのよ!そしたらあんた達の姿が見えないし、変な声が聞こえるから!」
「も、もしかして先生?ドアで聞く耳をたてていたんですか?」
「ぐっ・・そ、そんなことはどうでもいいのよ?こ、こんなことばれたらあんた達!退学よ?私は退職じゃない!!」
「そ、そんな〜じゃ、じゃあこうしましょうよ」
俺は先生がしゃべる前に口で先生の唇をふさぐ。先生は不意をつかれたのか目を見開いている。
さらに俺は手を先生の豊満な胸にあて、ゆっくりと下から上へと揉んでゆく。
616 :
のーぶら:04/01/07 13:44 ID:PiyuGGV0
「んんん?!・・ぷはぁ・・あ、あんた?!」
俺は胸を揉んでいた手をすばやく先生の股間に滑り込ませ、指を動かす。
「ヒッ?!な、なにをするのよ?・・んんん」
「先生?俺達の会話聞いていたんでしょ?濡れていますよ・・先生のあそこ」
「バ、バカのこと言ってないで、や、やめなさいよ!」
「おい、ゆうき?先生も仲間になりたいんだって。ちょっと手伝ってくれ」
「え・・・?そ、そうなの?まーくんがそういうなら・・」
「の、野村さんまで?!・・い、いや!」
俺とゆうきが先生をゆっくりベットに連れて行く。言葉ではいやと言ってるが体はそうは言ってはいない。
偶然だが俺が男が好きなのか、ゆうきだから好きなのかがこれではっきりする。
先生と関係を持った後、俺はゆうきともするつもりだ。
それでもゆうきに特別な感情があったのなら俺は大空薫と別れるつもりだ。
男ではない野村ゆうきという個人を愛していこうと俺は思う。先生の胸を揉み、唇はゆうきに重ねながら・・・
―了―
↑は何? オリジナル?
どっちにしろ801は板違いと思うが…
>>617 月刊チャンピオン連載漫画
簡単言えば現代版ストップひばり君
性別は戸籍で男と判明しているが現在進行形でどうなるかは未定。
だからキス描写でやめている。もし男と判明したら
正直スマソかった。
>>618 マイナー作品が集まりがちなスレなんだから、
投下前に元ネタくらいは書いた方が良いと思う。
で、なんて作品なの?
キャラ名でググってみたけどわからなかった。
>>619 名前欄の「のーぶら」が元ネタのタイトルだったりw
>>620 ビンゴだな。久しぶりにググちゃったよ
スゲーマイナーな漫画だな。
622 :
名無しさん@ピンキー:04/01/08 18:10 ID:Z29VRdrc
日本は寒い。ハワイとの気温差にまだ慣れていなかったが今日は大空薫とのデート。
ハワイでのキスの後、電話でのやり取りもぎこちなさが取れ、普通にデートに誘える間柄になってきた。
ユウキには申し訳ない気持ちにはなったが、今だどちらを好きなのかわからないでいる俺。
109の入り口でそんなことを考えてながら腕時計の表示に目をやる。10時ジャスト。
辺りを見回し、大空薫を探すが見当たらない。時間にはルーズな方じゃないと思っていたが、待ち合わせの場所が悪かったか?
辺りには同じくデートの待ち合わせであろうカップルの片割れ達が待ち人を待っている…
一組、二組とカップルが成立し、この場所を離れていく。
この場所じゃなかったか?昨日の電話の会話を思い出し、合ってると思いつつも少し不安になる。
(……大空さん、なにかあったのかな?)
俺はジャケットのポケットから携帯を出し自宅に連絡をしようか、少しここから離れて探しに行くかを辺りを見回しながら考えた。
突然視界が暗闇になる。誰かが後ろから手をかざして視界を遮ったらしい。そして話し掛けてきた。
「だ〜れだ?」
一瞬の出来事で驚いたがその声を聞いて安堵する。大空薫だ。
「お、大空さんでしょ?」
「うふふ…当たり〜♪ ごめんね、遅れちゃって」
俺は視界を遮っていた手を外し、薫の方へ向く。
屈託のない笑顔と、小悪魔的に小さい舌を出している薫。そして均整の取れたプロポーションが垣間見えるミニスカにシャツ。
その魅力溢れる容姿を見るたびに、今だ俺は大空薫と付き合っているという現実を夢ではないか? とさえ疑ってしまう。
だが、唇に視線を合わせると薫の唇と重ねたときの感触が思い出され、夢ではないと言うことを教えてくれる。
「ど…どうしたの?片岡君。やっぱり怒ってる?」
「い、いや、怒ってなんていないさー。ちょっと心配してただけだから」
「ごめんね…心配かけて。あのね…今日もお弁当作ってきたんだ。それでちょっと遅れちゃったの」
薫は肩にブランド物であろう少し大きめなバッグをかけていた。少し下の方が膨らんでいる。弁当が入っているのだろう。
料理は苦手だと言っていたのにまた俺のために作ってきてくれたかと思うと俺は嬉しくなった。
「じゃあ、今日は遅れたお詫びに私が映画代出すね?」
「え? い、いいよ、いいよ〜。だってお弁当作ってきてくれたんでしょ?」
「ん〜。だけど、いつも出してもらってるから今日は私に奢らせて? いいでしょ?」
俺の返事を待たずして腕を絡ませ、映画館の方へ歩みを進める薫。
(あっ?…… む、胸があたって、気持ちいい…)
結局、いつもの通り俺はイニシアチブを薫に取られ、映画代を奢ってもらう羽目になってしまった。
―― ―― ――
映画を見終わった後、俺達は弁当をどこで食べようと話し合い、結局前に行った公園に移動することになった。
ベンチを見つけ大空薫の手料理を食べた後、映画の感想、他愛もない学校の話などをして俺達は時間を忘れるくらいに語らいあった。
「ふぅ…あれ? もうこんな時間。あっという間だね〜?片岡君といると」
「そ、そうだね? 僕も大空さんと話してると楽しくて時間がわからなくなっちゃうよ」
俺は腕の時計を見る。時間は5時ちょっと過ぎ、あたりは夕暮れにさしかかり人気もなくなっていた。
ふいに薫は俺の腕時計を手で隠し、真直ぐに見つめてくる。
「…今日はもう少し一緒にいたいな…」
――ドクンッ
心臓の鼓動が早くなる。薫の顔が近づいてくる…。唇がすぐ目の前まで来ていた。薫は唇と唇がつくかつかないぐらいで目を閉じた。
最後の距離は俺が埋め、ドキドキしながら薫の唇に顔を寄せる。
――ちゅ…
(キ、キスって本当に気持ちいい…な)
俺は頭のてっぺんから足のつま先まで痺れる感覚に酔いしれた。唇の感触を味わっているうちに不意に舌を入れたら
どうなるだろうと思い、重ねている唇を少し開け、大胆にも舌で薫の唇をなぞってみる。
「ん…?!」
薫は少し目を開き、驚いたようで唇が離れたが俺の顔を見ると顔を赤らめもう一度唇を重ねてくる。今度は少し開けながら…。
「んん…ちゅ…ちゅぷ」
舌と舌が絡み合い、唇の隙間から唾液の音がする。俺はさらに頭が痺れ、思考が鈍くなる。
考えるのは舌を動かし薫の唇、薫の舌を貪りたいと言うことだけ。薫もぎこちなくも舌を動かし、時折唾液を飲んでいるようで喉が動く。
お互いの唾液を味わうキス…このまま時間が止まってしまえばいいのに。そんなことを思いながらキスに没頭していった。
―― ―― ――
どのくらいたっただろうか。どちらともなく唇を離し俺達は見つめ合う。だが薫の顔は少し陰りがあるように見えた。
「…あのね片岡君? 一つだけ聞きたいことがあるの」
「ん? なに…大空さん」
「……先生ともこんなことしたことあるの?」
薫は今だ同居していて俺のことを好きだと思い込んでいる水谷先生のことを聞いてくる。ユウキとの同居がばれないよう、
とっさについた嘘に尾ひれがつき、変な状況になっているが薫にだけはユウキも同居しているとは喋れない。
「そ、それはないって言ったでしょ?先生が僕のこと好きなわけはないし、僕も先生を好きなわけじゃないよ〜」
「……だけど、なんか今日のキスは慣れてた感じがした。…本当にしていないよね?先生とは」
――ドキッ?!
俺は心臓が痛くなるのを感じた。そう、先生とはしていない。だけどユウキとは…。
「し、してないよ。するわけがないよ!さ、三回目だからじゃない?」
強く否定するごとに罪悪感が芽生えてくる。
「…私ね、前にも言ったけど負けず嫌いなの……恋愛も。今日ね、家…誰もいないんだ…」
「そ、それって…」
薫は無言で頷く。誰もいない薫の家…。そこに行くってことは誰だってどういうことかわかる。
「…来る?」
俯きながら薫は尋ねてくる。俺の脳裏に一瞬ユウキの姿が映ったが、ここまで言われて行かないなんて言える訳はない。
俺は薫の手を強く握り、これが返事だと言わんばかりに抱擁した。
「…片岡君。私、本当に片岡君のことが好きなの」
いつの間にか点いた街灯が薫を照らして頬が高潮している様子がわかる。瞳も少し潤んでいるようだ。
俺はもう一度、今度は軽いキスを薫にした。気がつくとすでにあたりは暗闇になっていた。光が当たっているのは街灯の周りだけ。
公園から出て、昼間よりもさらに薫は強く腕を絡ませてくる。俺の肘が薫の胸に強く食い込む。
多分、今日は帰れない。家に電話を入れたほうがいいかな? と思ったが薫に先生に電話すると思われるのも具合が悪い。
それに薫は無言だがこの腕の強い絡ませ具合から見て、連絡はして欲しくないのだろう。
結局連絡をしないで薫の家に行くことにした。時折ユウキの悲しそうな顔が頭に浮かんだがそれを振り払うかのごとく、
俺は薫の胸に神経を集中させ、これからすることに気持ちを高ぶらせた。
―つづく―
これなら板、スレ違いじゃないな。>1には感謝するよ。こんなオナニースレがあるなんてな いまさらながらGJ!
『不思議の国の千一夜』のオルティス×リゼラの需要…つーか知ってる奴、いる?
電撃文庫の「ダディフェイス」の鷲士パパと美貴ママのエロSSキボンヌ。
成人後の今でも良いし、二人の子供を作った8歳と7歳の時でも良い。
>630
電撃文庫なら「ライトノベルキャラで抜こう!」スレでリクした方が良いのでは
>631
サンクス、行ってみる。
なんだよ、続きが投下されてるのかと思ったらだべりかよ?
>>1読んでない奴多いな。オレモナー(・∀・)
>>627 元ネタ知らないんで何とも微妙なSSだけど
今度漫画喫茶行ったら読んでみるよ。
>>628 それも知らないけど読んでみたいよ。
SS読んで誰かが興味持ってくれたらいいんじゃない?
ここは基本的に職人のオナニースレだから投下することに意義があると思う。
ROM限界。ツヅキマダー?チンチン
風の汁フィードさんの続きマダかな????
今日の5−2の新作も待ってるんだけどな
このレスでROMに戻る。消費してごめんねw
いくらオナニースレでも汁フィードタンもノーブラタンも続き投下しないってことはないよね?
ROM人だけど待ってますよー
メルティランサーのSSキボンヌ、と言ってみる。
はじめまして。
現在、風の汁フィードさんは
このスレッドの書き込みができない状況にあります。
そこで、こちらへの投稿の代わりに私が管理していますサイトに
味の助の続編を掲載してもらえないかとの打診がありましたので承諾いたしました。
現在、味の助の続編が
http://novels2ch.s6.x-beat.com/ に掲載されております(関連スレ投稿状況の一番下)。
よろしければご一読下さい。
リンクの件了解しました。
wikiを使っている関係上urlが長くなりますが、
ページへ直接リンクして頂いてもかまいません。
こちらからは、スレ紹介ページとリンクページからリンクを貼らせて頂きます。
ほっしゅ
643 :
名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:49 ID:4yCTWuS3
トルコ(・∀・)
644 :
名無しさん@ピンキー:04/01/22 18:38 ID:AeXNL7Yy
灰羽連盟きぼん
今日の5−2はもう終わりなのかな?
新作を待ってるんだけどなあ
>>397-402を待ち侘びている俺はどうしたら?
アラレはやっぱり難しいのかなあ。。
>>415より
490じゃないけどさーん!次スレ逝っても待ってますよー
このスレは何とも言えないな〜
職人書き欠けでも、やっぱオナニースレだろうし
続きキボンとはなかなか言えない
知らない作品の紹介SSぐらいと思って俺は見ている。
でも…やっぱり気持ち悪いから書きかけのSSは完結キボン!!!
と、心の叫びを発してみるテスト。
でも…やむにやまれぬ事情もあるかもしれないし書かなくても良し!
と、良心の叫びも発してみるテスト。
誰か職人さん新作キボン!出来ればマイナーな奴。
それらの作品の元を探すのが好きだったりする。俺はw
これぐらいは言わせてくれ。
遅レスだけど
のーぶらさん、GJ!!
元ネタ知りませんがすごく良かったです!
>>647 別にいいんじゃねえの?
それぐらいは言っても。
だけど職人さんたちはのんびりやってくれてもいいから。
俺の「完結してから投下して!」もROM厨の戯言と思って下さいな。
>648まさか、ここにきての感想ですか。どうもです。
これで>633>636併せて3人このSSに触れてくれたのでオナーニの続きをします。
>627
―― ―― ――
――ガチャ
無言で薫は家のドアを開け、おずおずと俺はその後をついていく。
薫が玄関の電気を付け、家の中が一気に明るくなる。
「か、片岡君? お茶用意するから先に私の部屋に行っててくれる? 場所はわかってるよね」
薫はこの何とも言えない雰囲気に戸惑ったのか、取ってつけた様な声を出し、矢継ぎ早に話しかけてきた。
俺も薫の気持ちを察し頷くと、薫の部屋がある二階へと足を進め、薫はキッチンにパタパタと向かったようだった。
「ふう…」
俺は薫の部屋へ着くとドア横の電気のスイッチを点け、座る所を見回し探した。
大きなセミダブルのベットが目に付いたが、さすがにここには腰を落とせない。
結局、当たり前だが部屋の真ん中、ガラステーブルがある横へと腰を落ち着かせて薫を待つことにした。
(ドキドキが…いつの間にか収まってるな。俺)
座ったとたん不思議だが、公園を出たときのような気持ちの高ぶりは既になかった。
(まーくん…)
不意にユウキの声が聞こえた。いや、聞こえたような気がした。部屋を見渡すが誰もいない、もちろん気のせいだろう。
だが…聞こえないはずの声が聞こえたことで俺の鼓動は早くなった。
(ユウキどうしてるかな?…やっぱり心配してるだろうな)
いまさらながらユウキに連絡していないことを俺は悔いた。
――カチャ
「ごめんね、待った?」
いきなりドアが開き、薫が手にカップを持ちながら俺のガラステーブル反対側へ腰を落とす。
「い、いや…全然! あ?コーヒー…あ、ありがと、貰うね」
ユウキのことを考えていた自分を薫に悟られないよう、俺は動揺を落ち着かせるよう差し出されたコーヒーに口をつける。
「アチチッ!!」
――バチャ!
コーヒーは思いのほか熱かった。口の中からコーヒーが漏れカップからもこぼれ、俺のジーンズに滴り落ちる。
「だ、大丈夫?! 片岡君! え〜と拭くもの拭くもの…」
薫は急いで立ち上がり、タンスの上段を開けハンカチを手に持ち、俺に近づいてくる。
そして俺の体を心配して動揺したのか、その場所がどこか忘れたのであろう、
おかまいなしな強さでハンカチで叩き、ジーンズの汚れを拭き取り始める。
「ちょ、ちょっと!…大空さん。い、いいよ、自分でやるから」
「だけど、コーヒーはすぐ拭き取らないとシミが残るし、私そういうの得意だから」
「い、いやいや…そういうことじゃなくて…そ、そのポンポン叩かれると…痛いんですけど」
俺が言うと、やっと薫は自分がどこを叩いているのかに気づき、顔を真っ赤にして硬直した。
「ご、ごめんなさい!!そ、その…早く拭かなくちゃって思って…大事な部分が…気がつかなくて…」
「い、いいよいいよ〜。あ、ありがとね、うん。ズボンも綺麗になったし、そんなに謝らないでよ」
気まずい空気が部屋の中をコーヒーの匂いとともに漂い始める…。
エロ漫画やエロ小説ならこの後の展開は女が男の股間を心配してズボンを脱がし、痛かったでしょ?ごめんなさい
私がお口で癒してあげる、それからベットへ。な〜んてことになりそうだが、ここではただ気まずい時間が過ぎていくだけ…。
「あ、あの…ズボン、一応洗濯しようか?叩いたのと拭いただけじゃシミになっちゃうと思うし…」
薫は気まずい雰囲気に耐えられなかったのだろう、俺に尋ねてくる。
「い、いや 大丈夫!で、でね? 大空さん…やっぱり今日は僕、帰ろうかな?なんて…ここまで来てなんだけど」
「えっ?」
薫は伏目がちだった顔を上げ、俺の顔を見る。
「…も、もしかして、そ、その…私が…あの、叩いたから、怒った?」
「ち、ちがうよ〜! やっぱり…その…大空さんを大事にしたいんだよ、僕は!」
自分でも何を言ってるのか…ただユウキの声が頭から離れないだけなのに、取ってつけた様な言い訳を俺は言う。
薫は沈黙…。またしても重い空気が立ち込める。
「……やっぱり、先生のことが気になるの?」
薫がか細い声で問い掛ける…。気がつけばうっすらと目に涙をためている。俺はしまった! とその姿を見て思った。
「ち、ちがうって!先生は関係ないって言った…ムグッ!?」
俺が言い終わらないうちに薫は唇を重ねてきた。薫の頬から涙が流れて少し…しょっぱいキス。
薫の舌が入ってくる。一心不乱に貪るよう激しい。その舌の動きで判る、よほど俺を先生の待つ家に返したくないのだろう。
本当はユウキが待つ、先生はおまけの家なのだが…。
薫の舌は依然激しい。いつしかキスの魔力でユウキのことも頭から飛んだ。
そして俺も負けないぐらい動かし、薫の舌、唾液、歯を味わう。
――ちゅ、ちゅ…クチュ…ジュプ…
何分?いや何十分、キスをしてたのだろう。どちらともなく唇を離し、見つめ合う。お互い呼吸は荒くなっている。
薫は無言で上着を脱ぎ、ブラジャー姿になる。俺もその姿を見て、あわてて上着を脱ぎ捨てる。
そして今度は俺の方からキスを求める。手はブラジャー上から胸を触りながら。
薫は胸を触られると、ビクンと体が震えたが拒む仕草は見せない。それどころかキスが一段と激しくなる。
「んはぁ…ちゅ、ちゅ…んんん」
それに答えるかのように俺は薫の大きな胸を強く弄る。大きな薫の胸…触っているだけで俺の下半身が熱くなるのがわかる…。
薫は拒まない。直に薫の胸を触りたい! そう思った瞬間。
――ピンポーン…
この音はチャイム? 薫の動きと俺の動きが止まり、俺と視線が合う。
「…お、大空さん? もしかして、家の人が帰ってきた?」
「えっ? …今日は誰も帰ってこないはずだけど…誰だろ?」
薫は帰ってくるはずのない家族が戻ってきたのかと不思議がっていたが、そそくさと脱いだシャツをまた着込んだ。
俺もそれを見て、脱ぎ捨てたシャツを大急ぎで着込んだ。
「片岡君は待ってて。それからちょっとだけ…申し訳ないけど静かにしててね?」
涙は既に乾いていた薫は軽く俺にキスをした後、部屋から出て行った。
俺はというと薫のお父さんかそれともお母さんが帰ってきたのかと思い、一人部屋でまんじりともしない気分で
薫が帰ってくるのを待った。
―― ―― ――
・・・・なにやら階下で言い争いのような声が聞こえる。
俺は気分的に音を立てないよう立ち上がり、部屋のドアに聞き耳をそっと立てた。
「…だから!片岡君はいません!いいかげんに帰ってください、水谷先生!」
「…あ〜ら? だめよ〜大空さん。片岡君がここに来たのを見たって言う生徒がいたんだから」
「…いませんってば! それになんで野村さんもいるんですか?」
「………」
「…ま、まあ、いいじゃないの!幼なじみなんだし…。それより、お〜い!片岡君〜?いるのはわかってるんだ〜出てこ〜い!」
俺は聞き耳を立てていたドアに思い切り頭を打ちつけた。
――ゴンッ!
(な、な、なんでユウキと先生がいるんだーーー!!!?お、思いっきり修羅場じゃないか? この状況!)
俺はこれは夢だ!そもそも大空薫と付き合ってること自体夢だし、ユウキの存在も夢…あんな可愛い男が存在する方がおかしい!
と、軽い現実逃避を俺は試みたが、階下からの怒号と額の痛みが現実ということを教えてくれる。
(え〜い!ままよ!!)
俺は覚悟を決め立ち上がり、ドアをいきよいよく開け、階下へ降りるため階段へ足を踏み入れた…はずが、目の前には天井が。
――ドガガガガッ!!!
最後に聞こえたのはユウキと薫の空気を引き裂くかのような悲鳴、俺は意識をなくした……。
―― ―― ――
数ヵ月後――
「片岡君。はい、あ〜ん…」
「あ〜ん」
ここは病院の個室部屋。あの夜のあと気がつくと俺はこのベットで寝ていた。傍らには薫とユウキがいた。
どうやらあの時俺は階段を踏み外し、宙返りをしながら落ちていったのだという。
あれが夢でないことはこの頭に巻かれているご大層な包帯が物語っている。入院当初は打った場所が悪かったのか
軽い記憶障害を俺は起こしていたらしい。そのせいで薫、ユウキ、そしておまけで水谷先生もかなり責任やら、
罪悪感やらが芽生えたらしい。ユウキも薫に俺が好きということを告白したらしいし、
薫は薫でそれを受け入れ、今は仲のいい友達兼ライバルなのだという。まったく寝てる間に驚天動地の展開だ。
そして今では日替わりで看病してくれる。今日は薫の日だ。
「明日…退院だね? 片岡君」
「そうだね〜これも大空さんが一生懸命看病してくれたおかげだよ」
「私と野村さんの お・か・げ…でしょ? でも私、片岡君のこと誰にも負けたくないからね」
「う、うん」
「あのね…片岡君。退院したら…あの夜の続きをね…して欲しいな?」
「え? えっと…うん、わかった」
「ふふ、ありがと」
――チュ…
軽く薫の唇が頬に触れた。やさしいキス。こんなご都合主義が許されるのか? 目覚めてからよく思う。
ただ…デジャヴュというのか、この退院前日は何回も経験してるような気がする。
薫のやさしいキスの後、俺は眠りにつく。そして起きた後、薫の剥いてくれたリンゴをほうばる。
(あれ?確か日替わりだったよな…だったら次はユウキの番のはずだけど。ま、これが少し残った記憶障害なんだろうな)
薫とユウキいつかはどちらかを選ばなくちゃいけないが今はただ眠い。
明日になれば退院だ。またそれから考えよう、と俺はそんなことを考えながら瞼を閉じ、深い眠りに落ちていった……。
― 一章終了 ―
次は次スレだな〜と。本当はエロ含めて書き終わってるけど長さ的に次スレと判断したよ。
他の止まってる書き手もいることだし。そこまで連投してオナニー○○にはなりたくないw
これで終わっても良いけどエロがないからちょっとまた最初のSSみたいに微妙にスレ違いっぽい。
オナニースレつってもそこは押さえないといけないのだろうし…保管されると思うと申し訳ないね。
自分判断とこの「のーぶら」の知名度UP書き込みが見れたらまた次スレでお会いしませう。
ググるのも('A`)マンドクセと言う人へ補足。
タイトル「のーぶら」
月刊チャンピオン連載漫画。現在3巻まで発売中。
作者は川津健二朗。もう一つのネームは成年コミックで「らーかいらむ」この名前の方が知ってる人多いかも。
登場人物
・野村ユウキ…本作のヒロイン?の一人。正人とは幼なじみ。同居することになり女の子として暮らしている。
・大空 薫 …もう一人のヒロイン。正人の同級生。才色兼備な美少女。正人が好きで現在付き合っている。
・片岡正人 …主人公。うだつの上がらないステレオタイプな主人公。薫、ユウキとの間をふらふらしている。
・水谷麻理子…ユウキや正人の担任教師。ユウキと正人が同居してることを知り、お目付け役として強引に居候。
・立花瑞希 …ユウキとはいとこ同士。SSには登場していないが小悪魔的な態度で正人を翻弄。
この漫画の売り
・一見どこにでもあるラブコメだがキモにして特徴的なのが異色のヒロイン「ユウキ」の存在。
ちょっと間違えれば801、ホモ漫画だが、作中では一切その匂いがしない。正統派萌えのヒロインとして描かれている。
・元エロ漫画家と言うこともあり、描写がかなりエロい。
・これは独断ですが登場人物が少なく、SSにしやすい。そして「ユウキ」の存在がTS物などSS構想のネタに困らない。
唯一の欠点は、登場人物が少ないのでカプが限定される。
漫画喫茶から携帯書き込み。のーぶら見つけた!面白い。SSもGJ!!
聞いた事ない
でもいっかw
ありがとうございます。面白かったッス。
また探して見ます
のーぶらですね。フムフム。
>>650-655さん
GJ!!
ハラハラ、ドキドキで面白かったし
その漫画が目に浮かびました。
原作も良さげですね。今度さがしてみまーす。
>>650 某スレにて、あなたの書き込み拝見しました。
成る程、3人からレスが来たら続き投下と考えていたんですね。
約3週間ですか…恐ろしく忍耐強い職人さんですね。
ということは、
>>648 が、レスをしなかったら続きもなかったわけで…
ただ、完結したらレスを返す私のようなROMもいることを
わかってください。
今回は私含め4人からレスを返しているようなので
次スレで続きをお待ちしています。
あと、あなたのその忍耐強さに敬服して
私も元ネタを探してみます。
最後に…GJ!!面白かったです。
>>655 止まってる書き手、とはいうものの、アラレちゃん以外に居ないと思われるのですが。
風の汁フィード氏は別の場所で続きを投下され、
今日の5の2の人は、一応完結してるので続編が来るかは不明、
クロノクルセルドの人は単独スレに移行。
実は継続中の書き手さんって居なかったり。
えー、俺としてはこのスレの
>1に感謝の意味も込めて、次スレが即死しないよう
投下しようと思っていたのですが…。
(クロノはスレが立ったのですか…SS以外は飛ばし読みしてました。申し訳ない)
それに、今はほかのスレに投下するネタのほう優先に推敲しています。
「のーぶら」は二章、最終章と書き終えてますが、推敲にかなり時間がかかります。
やはり、次スレのタイミングぐらいで投下したいと思います。
レスを返してくれた方々
マイナーな漫画のSSに感想つけてくれてありがとう。
なんだか、別の書き込みを見た人もいて、催促したみたいになって申し訳ない。
ただ、SSの感想よりこの漫画を探してくれるという書き込みが嬉しかったり。
このスレは雑談不可なので、この辺で止めておきます。
先ほど、夜食を買いにいったわけですよ。
コンビニへ。
ふとSSのことを思い出して、チャンピオンを探しましたよ、
ええ。
で、チャンピオンを手に持って巻末の目次を…
ない!ないじゃないかー!のーぶら。
作者急病?作者取材?欄外見たけどコメントなし。
も、もしかして騙されたー?
ちょっとイライラしつつ帰宅してPC立ち上げる。
…よくみると月刊の文字が。
悔しいからもう一度コンビニへ、今度は週刊じゃなく月刊を探す…
なかった_| ̄|○
このアホのために、せめて第二章はこのスレに載せて下さい(ノД`)
>>662 ポンポン ○
ノ|)
_| ̄|○ <し
俺も興味持ったんで
今度の休みに単行本と、その作者のエロマンガを買おうと思っている。
664 :
498:04/01/30 02:47 ID:JrgPZeA/
やっと規制解除ー。
どうも、今日の5の2を書かせてもらっている498です。
有難いことに何人か続きを気に掛けてくださる方がいるようなので、
本来このスレ的にはあまりこういったカキコは望ましくないのかも
しれませんが、一応続きは書いていることをご報告。
ちょっと私事が忙しく、続きが伸び伸びになっていますが、そのうち投下
させて頂きますのでもうしばらくお待ちくださいませ。
失礼しました。
>>664 やたーーーーーッ!
待ってました、そして待ってますんでよろしく。
しかし規制食らって投下できない職人さんてけっこう居るもんだなあ。
汁フィードさんもそうだし…
>664さん。待ってましたー!
なるほど、規制でしたか。待っていますよ〜。
>662-663ちょっと笑ってしまいました。笑ったお詫びにどうぞ。
>654
机の中を探る。まだ私は、彼にも伝えていない秘密がある。
そして、机の中に隠していた写真に手をかけ、やさしく微笑んだ。
(…今日ね? 彼が退院してくるって。ちょっとだけ記憶障害が残ったみたいだけど…)
私は、写真に写っている”彼女 ”に話しかけ、心配しなくていいよと伝えた。
―― ―― ――
――ピンポーン…
玄関のチャイムが鳴り響く。私と先生は顔を見合わせ、彼が帰ってきたと思い、玄関に向かった。
――ガチャ
ドアを開けるとまーくんの顔…。私は少し涙ぐみ、誰の目も気にしないでまーくんの胸にそのまま飛び込んだ。
「まーくん!…まーくん!!……お帰りなさい…グスッ」
「た、ただいま。ユウキ。…あの〜、ちょっと視線が痛いんですけど…」
私はまーくんの声で我に返り、そっと周りを見る。まーくんの横にはぎこちない笑顔をしている大空さん…。
私の後ろに視線を向けると、プルプル震えている水谷先生。
「こ、こら! 野村さん?!誰かに見られたらどうするのよ?生徒同士が同棲してるなんて…。ばれたら私はクビなのよ〜!」
「野村さん…。私がいることも忘れないでね?」
「ご、ごめんなさい!…私、つい嬉しくって…」
私は急に恥ずかしくなり、まーくんから離れ、距離をとる。
「さ〜さ〜。こんな所で立ち話もなんだから、家の中に入りなさい? あんた達」
「あっ…先生。私はこれから部活がありますので、これで失礼します。…片岡君のこと”宜しく”お願いしますね?」
「大空さん…そのとげのある言い方、やめてくれない?私は片岡君のことなんて何とも思ってないんだから」
「…ま、いいです。じゃ、またね。片岡君。お大事に…」
――チュ…薫は踵を返して去る前に、正人の頬にキスをする。
「こ、こら!教師の前で! そこ!片岡君も顔を赤らめてボーッとしない!」
「う、うん…今日は付き添いありがとう。大空さん、また学校で」
「ふふ、またね片岡君」
こういう場面を見るとまーくんと大空さんは本当に付き合ってるだと思い、私は胸が痛くなる。
だけど…。私はすでに大空さんに宣戦布告している。
(まーくんにキスした…大空さん。わ、私も負けられない! けど…)
―― ―― ――
私たちはその夜、まーくんの快気祝いをして、そのあとリビングで談笑した。
「せ、先生! また飲みすぎなんじゃないですか?今日はまーくんの退院日なのに…」
先生は気のせいかいつもより飲むピッチが早い。
(まーくん帰ってきて嬉しいのかな? 先生も…)
「だからよ! ま、片岡君が怪我をした原因は、コレくら〜〜〜い…だけど私にもあるしね…ヒックッ!」
先生はまーくんの顔の前で、親指と人差し指が付くか付かないか程度の仕草を取る。
「なにいってるんですか!先生。そもそもいきなり大空さんの家に来た先生が悪いんじゃないですか」
「グフフッ…。あ・ん・た!あの時、私が行かなかったら大空さんの貞操を奪い、野村さんを捨てるつもりだったんでしょ?…ヒック」
――ピクッ?
先生のその言葉で私は硬直する。そう…あの夜のことは未だに怖くて、まーくんに聞いていない…。
(まーくん…あの夜、いったい何があったの?)
「な、何もありませんでしたよ! そ、それにユウキのこと捨てるってどういう意味ですか?」
「何もない〜? シャツを裏返しに着てて、しかも股間には怪しいシミ…。どう考えたってね〜?ケタケタ…ヒックッ!」
まーくんは言葉が詰まり、私のほうを少し見る。
(まーくん…私をそんな目で見ないで…呼吸が苦しくなる…)
「と、とにかく! 何もありませんでした!それにユウキを捨てるもなにも…僕が付き合ってるのは大空さんなんですから!」
「またまた〜? あんたもわかってるんでしょ? 野村さんの き・も・ち♪」
「そ…それは…だけど、ユウキは…」
まーくんはまた私の方を見る…。
(先生は知らない、本当は私が”男”だってこと…。それに家の中ではまーくんは私だけの…恋人ってことを)
だけど、まーくんも知らない秘密が私にはある。それはまだ、まーくんにも言えないけど…。
私はこの話題を続けられるのが苦しくなり、立ち上がる。
「そ、そろそろお片づけしましょうか? まーくんもまだ完全に元気じゃないし、そろそろ…まーくん寝たほうが…」
まーくんもこの話題から離れたかったのか、すかさず立ち上がり、私に話し掛ける。
「そ、そうだな? じゃ、じゃあ…お先に寝かさしてもらうよ」
「こら〜!逃げるな、片岡! まだ話は済んでないぞ〜! …ヒックッ!」
まーくんは先生の言葉を聞こえない振りをして、そそくさと自分の和室部屋へ行き、戸を閉める。
――ピシャ
(ふう…。まーくんが帰ってきて、いきなり騒がしくなったな…嬉しいけど)
私がテーブルの空いたお皿を片付けようとすると、いきなり先生が背中から羽交い絞めしてきた。
「!??」
「…野村さん〜? 駄目よ〜もっと片岡君を押さなくちゃ! 本当に大空さんに取られちゃうわよ〜彼。ヒックッ!」
「だ、だけど…私は…」
「大丈夫よ〜? あなたはすごく可愛いし、大空さんにも負けてないわよ〜?ヒックッ!」
「で、でも…私じゃ…駄目なんです。私じゃ…」
「ん〜もう! だったら大空さんより早く、既成事実を作っちゃいなさい!…あなただって本当は彼にこうして貰いたいんでしょ?」
先生が後ろから私の胸を揉んでくる。
「…!? せ、先生?」
「ん〜?もしかして、胸の小さいのを気にしてるの〜?大空さん大きいもんね〜?」
「………」
「あ? ご、ごめんね〜。気にしないのよ〜そんな事は! 女はね、感度なのよ、感度!」
そう言うと先生はやさしく私の胸を撫で回す。
(やっ…?! こ、声が出ちゃう。…んんんっ)
「どう? 野村さん…気持ちいいでしょう? だけどね〜好きな男にされると、もっと気持ちいいのよ〜?」
先生は私の乳首の回りを撫で、時折乳首を軽くつまむ。
「せ、先生! や、やめて…。まーくんに…き、聞こえちゃう…んんっ?」
先生は私の言葉を遮り、私の顎を手に持ち、私にキスをしてくる。
――チュ…チュ
(あっ…ああ。ま、まーくん、ごめんなさい…。まーくん以外の人と…しちゃった。)
(な、涙が…出ちゃう…ごめんなさい、ごめんなさい…まーくん)
涙が頬を伝う…。だけど私の罪悪感までは流れない。
「ちょ、ちょっと野村さん? な、泣いてるの?わ、私、一応ノンケなんだけど、酔うとキスしちゃう癖があるのよ〜!」
先生は私が涙を流した事に気がついたのか、慌てて言葉を取り繕う。
「……グスッ」
「ご、ごめんね!も、もしかして初めてだった?」
私は首を左右に振り、先生に答える。
「そ、そう!よ、よかった〜!初めてが女だったらやっぱりショックよね? と、言うことは片岡君としたって事?」
私は答えようか答えまいか少し考えたが、結局小さく首を縦に振った。
「や、やっぱり!…ってことはアイツ〜。野村さんとキスまでしておいて、大空さんと?ゆ、ゆるせん!」
先生は酔った足取りで立ち上がり、まーくんの部屋へ向かうが、私はそれを必死に止める。
「い、いいんです! 先生。まーくんは悪くないんです…。悪いのは私なんです!」
私はこれ以上先生が進まないよう、先生にしがみつき懇願する。
「…野村さん。あなた、本当に片岡君のことが好きなのね?……わかったわ、もう片岡君には何も言わない」
「せ、先生…」
「だけど! 今日これから夜這いをかけなさい! じゃないと、さっきの続き…またするわよ?」
先生の目が怪しく光る…。
(ほ、本気みたい…。だ、だけど夜這いなんて…)
「あなたはね〜。とてもいい子なんだけど、恋愛するのには内向的過ぎるのよ。だから命令。夜這いしなさい!」
(こ、怖い…先生。やっぱり本気なんだ)
「さ、シャワーを浴びてきなさい。もちろん聞き耳なんて立てやしないから安心して。私はもう寝るから」
私の返事を待つまでもなく、先生は私をお風呂場へと追いやる。
「……先生」
「私はね? あなたの味方なの。その胸のペンダント、あなたの片岡君への10年間の思いが詰まってるんでしょ?」
「………」
「その思いを無駄にしないためにも、頑張りなさい!じゃね」
そう言うと先生はお風呂場から出て行った。
私は首にかけているペンダントを強く握る。
ペンダントの思い…。そう、このペンダントには10年間の思いが詰まってる。
彼から預かったペンダントが何だか語りかけてくるような気がした。
(そうだね…頑張るわ!。”ユウキ”……私に勇気を頂戴!)
私は決意をして服を脱ぎすて,お風呂場に入る。
そしていきよい良くシャワーの蛇口をひねった――
― 二章前半 了 ―
普通に読めるし、面白い。続きに期待。
>>671 久しぶりに、SSを読んで漫画本を買いました。
「野村ユウキ」は今現在では女装少年(確定はしていないようですが)なのですね。
バックボーンも自分で確認出来て、やっとSSに批評が出来ます。
まず、最初の投稿「のーぶら」ですが特に語るべき所はありませんでした。
しいて言うなら、三点リーダーじゃなくて、見難かった事。
次の「のーぶら正人×薫」前半ですが、最初の投稿より格段に読めました。
先に言った三点リーダーに変更したのが良かったと思います。変な改行もなくなりましたし。
ストーリーに関して言えば、雑誌月チャン今月号の後の話で完全オリジナルですか。今日雑誌も立ち読みしました。
後は、読みやすく成れば成る程に粗が見えてくるのも必然で……特に地の文と会話の呼称がちぐはぐで、かなり気になりました。
そして「のーぶら正人×薫」後半ですが、だいぶ地の文もこなれてきた印象。
前半から間が空いた投稿ですが「もう一度、前半から読み直してみるか」と感じさせるSSでした。
(このSSがこの漫画を買うきっかけでもありました)
ただ、場面展開が速く「もう少し余韻を持たせてもいいのでは?」とも感じました。
最後に「のーぶらユウキ×正人」ですが、帰ってきて読んで正直ガッカリしました。
あなた自身が言っていた「推敲にかなり時間がかかります」明らかに推敲時間が足りなかったのでは?
それにユウキ視点になったとたん、前の正人視点より地の文が減り、テンポが変わって違和感を感じました。
ストーリーも既にわかる位、少し安直ですね。まだ予測でしかありませんが。これに関して言えば言い過ぎかもしれません。
期待を良い方に裏切る物を期待します。
「のーぶら」で検索するとマイナーな漫画にも関わらず、批評が載っていますね。
そして、ほとんどに共通しているのは「性同一性障害」と言うキーワード。
このネタにチャレンジしてみては?漫画では無理でしょうから。もちろん801ではなく、この板で。少しだけ考えといてください。
普段ならこんな批評しないんですよ。それだけあなたの、この短期間でのSS上達に目を見張っているのです。
久しぶりに追いかけてみたいと思える職人さんに出会えて嬉しいからこそ辛口批評しました。
私見としては原作よりあなたのSSの方が断然面白いとハッキリ断言できます。ガンガッテください!
1・スレ空気読んでないマジレスに凹んで、断筆。
2・逆にやる気が出て、レス返さず激しく推敲している。
3・まだレスを見ていない。
2だと思いたいねぇ。
2ch川柳
「マジレスは 職人去るのと 紙一重」
>>674 まだ1日経ってないのに気に病むのが早過ぎw
``
>672さん
ありがとうございます。
>673さん
鋭い指摘、ありがとうございます。
只今、大幅にストーリー、オチ、書式を変更中。
>674
4・逆にやる気が出て、レス返して激しく執筆している。(`・ω・´) シャキーン
スレ容量460kb…今回のSS、18kb程度…投下します。
ちなみにシリアス路線に変更しました。前のSSとギャップが激しいですが破綻はしていない…と思います。
ちょっと暇が出来たら前編も書き直し、保管庫に修正を送りたいと思います。
シャワーから流れ落ちる熱い勢いを身体の隅々まで当てる。気持ちがいい。色んな雑念も私の頭の中から滴り落ちるよう……。
私はこの場所が好き。誰も来ないし、本当の自分に戻れる唯一の場所だから。
水谷先生に触られた胸のあたりを揉んでみる。自分でも判っている、自分は胸が小さいと。だけど、その代わり今まで彼にも学校の友達にも、そして大空さんにも私が”ユウキ”じゃないことを気付かれずにきた。
(乳首……勃っちゃったの気付かれたかしら)
さっきの先生の愛撫の名残で、私の乳首はまだ少しツンと上を向いている。色は風呂場の蒸気にあてられ、すこし桜色。
「ふう、夜這いか……」
頭から強く浴びても今日のシャワーは雑念を流し落としてはくれなかった。それどころか、さっきから一つの事だけを私は考えている。
秘密――彼にも言えない秘密。それは私が”ユウキ”ではない事。だけどこれは”ユウキ”との約束。彼には絶対にばれてはいけない。
ユウキと私が約束した時のことが脳裏にハッキリと浮かんだ……。
――ねえ……私の代わりにまーくんの傍にいてくれないかなあ?
――わかった。ユウキの代わりに私が彼を……。だから元気になってよ。ユウキ!
最初はユウキを元気づけるためだった。見舞いに行くたびに弱気なるユウキをどうにかしたいと言う気持ちからついた嘘だった。
元々、私はユウキが彼の所に行くと言い出した時には猛反対した。十年前の初恋とかそんな事、一時の気の迷いだとユウキに説明した。だけど、ユウキはガンとして聞き入れなかった。
――だけどね。彼の事、思い出しちゃったから……。彼ならありのままの私を受け入れてくれるかもしれないって。
ユウキは彼の父親に偶然出会い、彼の事を古い記憶から蘇らせてしまった。そして、彼が独りこの町に残ったことを聞いて彼を追いかけた。
私は顔を上げ、ユウキと同じようにしたショートカットの髪型にシャワーの勢いすべてを当て、両手で髪を掻き分ける。
(私が嘘をついた時のユウキの顔、本当に嬉しそうだったな)
病室にいるユウキの事を考えながらシャワーを止め、洗面台に取り付けてある鏡に目をやる。
「本当はユウキがしたかっただろうな」
湯気でぼやけた鏡に映っているのはユウキと瓜二つな顔。無理をして微笑んでみる。
(ぎこちない……よく今までばれなかったものだわ)
外見は似てるけど中身は違う。外見もユウキが彼のことを話している時の笑顔だけはどうしても真似が出来なかった。
髪から滴り落ちるお湯の名残りが心なしか少し辛い。気がつけば私は涙を流していた。
この涙の意味……もう自分でもわからないわけじゃない。意識の底で止めていたけど、気がつけば私も彼を好きになっていた。
ただの一時的な替え玉。ユウキが戻ってきたら交代するだけ。それだけの役割……。
「最初はそう思っていたけどね……ごめんねユウキ。だけど今は……」
私は精一杯の笑顔を鏡の中の”ユウキ”に向ける。
「ユウキ……。大空さんもそうだけど、私はあなただけには負けたくないと今は思ってる。あなたのいない時にズルいとわかっているけど」
涙を拭い、浴槽横に置いてあるボディーシャンプーをいきよい良く押して液体を手の平に出し、全身に万遍なく塗りこんでゆく。掛けてあるタオルを持ち、首、胸、そして下半身を軽くこすりながら、ゆっくりと身体を洗い流す。
(でも……ユウキ。あなたと私じゃ決定的な違いがあるの。男と女というね……)
ユウキにはない下半身の繁みを見ながら、私は更に身体を強くこすっていった。
カシュッ! 手に持ったビール缶のプルトップを上に跳ね上げ、軽く口をつける。眼鏡も外してやっと一息ついた。
(シャワーの音……やっとその気になったみたいね)
風呂場のほうに視線を送り、一気に半分までビールを飲み干す。リビングは私以外誰もいない。まだ少しテーブルに残っているつまみを口の中に放り込みながら考える。
(野村さんと大空さん。何故、彼女達が片岡君を好きになったのかわからなかったけど、今ならわかるよ)
きっかけは彼の入院。それまではごく普通なエッチな男子生徒の一人、只の家主、それだけ。だけど、いなくなって始めて気付いてしまった。彼の存在がいつの間にか私の心に場所を作っていたことを。
「わたしがねぇ〜? いくら男日照りが続いているからって……好きになるなんて、ね」
そっと口から溜め息とともに言葉が漏れる。気がつけば手に持っていたビールが空になっている。
(ふふっ。意識しないでも同じ屋根の下で暮らしてたら、こうなっちゃうのか……)
軽く頭を振り、次のビールを持ってこようと少し椅子から立ち上がるが、視界に和室部屋のふすまが目に入る。
(彼が……ふすま一枚隔てたあの先で寝ている)
私は立ち上がるのを止め、もう一度座りなおす。自然と目の前にあるビールの空き缶を振っては残りがあるかと確認する。5,6本振った所で既に入っていないことがわかった。
ふと空き缶の一つに手を伸ばし、彼女を愛撫した手で握る。強く、強く、潰れる位まで。
(痛い……だけどしょうがないわよね。ペンダントの話を聞いちゃったらねぇ)
潰れた空き缶から指を離し、そっと指を舐めて、さっきの愛撫を思い出してみる。
(乳首が立っていたわね……彼女)
両の手が自然と胸を弄っていた。彼女の胸とは違い大きめな胸。さすがに少し張りがなくなってきたけど、まだそこら辺の女子生徒には負けない自信はある。
彼女にしたように動かし触ってみる。横から中心へ、ゆっくりじらすように。一番敏感な所はガラス細工を触るように優しく。
――好きな男にされるともっと気持ちいい……
自分が彼女に言った言葉を思い出す。触りながらふすまの向こうで寝ている彼のことを思い浮かべ、そして想った。
(本当は私が触って欲しい! いじって欲しい! 強く打ちつけるかのように……挿れて欲しい……)
いつの間にか私は荒々しく胸を揉んでいた。しかも片手はパンストを潜り抜け、もっとも身体の中で敏感な場所を弄り始めている。大きい尻もその動きを歓迎するかのように上下していた。
(濡れている……いっぱい濡れている。私……)
これから彼女が彼の所に行き、するであろう行為のことを考えると更に指が動き、奥からは快感が止め処なく溢れてきた。
好きになった男が他の女に取られる。酔いもいつしか醒めて嫉妬心が湧き上がるが、それを指の動きで忘れるかのように強く弄る。
(んんんっ……はぅ)
この部屋に誰かがいればすぐわかるような匂いが漂いはじめた。
クチュ……グチュ……
椅子も軋み始め音が聞こえ始めるが、私はお構い無しに自慰行為に没頭する。快感が頭の中を突き抜ける。久しぶりの自慰行為だからか、すぐに真っ白になるその瞬間がやってきた。
(も、もう少し……すこし……んはぁ……い、いきそう……あああぁ――!!!)
体全体が軽い痙攣を起こす。特に下半身辺りはまるでバイブレーターが壊れた携帯電話のように大きく震えた。
(はぁはぁ……いっちゃった……)
しばらくすると引き潮のように快感が去り、その代わりゆっくりと自我が戻ってくる。私は連続で”いく”タイプではないので急激に身体も醒め始める。
(後に残るは罪悪感とむなしさだけ……か)
彼がいる和室部屋を見ながら少しだけ涙ぐんだ。
風呂場の方から微かに音が聞こえた。
(まずっ! 出てきちゃったかな? 寝たふりをしないと……)
咄嗟に椅子からソファーに移動して落ちているタオルケットを頭からかぶり、狸寝入りをする。
しばらくするとリビングに人の気配がした。彼女だろうか。少し動いているようだったがリビングの電気が消えると同時に隣の和室部屋へと気配も消えたようだった。
(いっちゃったか……頑張んなよ? とりあえずは応援する)
タオルケットから顔を出し、暗闇の先、和室部屋の方へと視線を向ける。下半身に少しだけ残った疼きが、別の感情を湧き出たさせると同時に口からも言葉が発せられた。
「一回は応援するわ……だけど二回はないかもよ? 野村さん」
(???)
口から出た無意識の言葉に一瞬戸惑ったが、これが私の本音とわかって軽く笑みを浮かべた。
(あ〜あ……この年になって若い教え子二人と張り合わなけりゃならないのか……茨の道を行くねぇ私は)
私は彼女との約束通り瞼を閉じて眠りにつこうとタオルケットをまた頭までかぶった。彼女達の声が聞こえないようにと思いながら。
中編 了
元ネタ知らないけど、乙です
久しぶりに来たら…ふいんき違うな。
>>673 長文乙&(・∀・)カエレ!!…と言いたいが
その後のSS見るとかなり読みやすくなってる!だが批評は控えめに。
>>のーぶら氏 GJ!イイヨイイヨー
二章頼んだ者なんですが未だのーぶら見つかりません_| ̄|○
本当に存在するでしょうか?w
いや、ググればあることは解っているんですけど周りにはまったくない(ノД`)
>>ALL
そろそろ次スレ移行だと思うが?
今日の5の2氏も創作中らしいし。
テンプレは
>>1のままでいい?
個人的には
5はキボンヌレスはOKと追加
6と7は削って職人さんがうpする時に
その漫画の補足情報を入れて欲しい。
ググるのマンドクサイので。
・ネタ元(雑誌名とかアニメならOVAかキーチャンネルなど)
・SSに登場する人物の解説
(面倒ならその元ネタの情報が載っているHP貼り付けでもいい)
・ちょっと引く設定の物なら一言(いくらオナーニとは言え、読む方は辛い)
こんな感じで。
ちなみに私はほとんど
自宅からではなくネットカフェからなので
スレ立て出来ないかも…スイマセン
キボンヌは自粛して欲しいな
他の職人さんが書き辛いかも知れないし
>>687 タイミングを読まないキボンヌはいかんと思うが(作品の投下直後とか)、
投下の端境期なら良いかと思うんだけど。
こんなのキボンとか、こんなの読みたいとかのレスがなかったらスレが廃墟状態になりそう。
誰も居なさそうなスレだと職人さんも書こうと思わないんじゃないかな。
キボンレスはOKにして欲しいなあ
それ見て職人さんが書いてくれるかもしれないし
スレ立てても即死する悪寒。
ここはスレ住民っていないんじゃない?
漏れはたまに来る巡回厨だけど。
>>688 同意
>>678 作者様、
まだ修正版は送られてないですよね?
数日前に一件、本文も件名も無し、正体不明の実行ファイル添付のメールが来てましたが、
怪しさ爆発なので即削除しましたが、これは違いますよね?
>691
いつもご苦労様です。
まだ書いてもいないし送ってもいませんよ?
次スレは即死を回避しています。
倉庫格納依頼済みです。
圧縮が近いのでこのスレは放置して下さい。
死死死死死▼死死死死死死死死▼▼▼鬱死死死死死死死死
死死死死死■■▼鬱死死死死死▼■▼鬱死死死死死死死死
死死死死▼■■鬱死死死死死死■■▼鬱死死死死死死死死
死死死▼■■▼鬱死死死死死▼■■▼▼▼▼■■▼鬱鬱死
死死死■■■鬱鬱▼▼死死死▼■■■■■■■■■▼鬱死
死▼▼■■▼鬱▼■■▼鬱▼■■▼▼▼▼▼■■■鬱鬱死
▼■■■■▼▼■■▼鬱鬱▼■■■鬱鬱鬱▼■■▼鬱死死
▼■■■■▼▼■▼鬱鬱▼■■▼■▼死▼■■■鬱鬱死死
死▼■■■■■■▼鬱▼■■▼▼■■▼■■■▼鬱死死死
死死▼■■■■▼▼鬱▼■▼鬱鬱▼■■■■▼鬱鬱死死死
死死死▼■■▼▼■▼鬱▼鬱死死鬱▼■■■鬱鬱死死死死
死死死▼■■鬱鬱■■▼鬱死死死死▼■■▼▼鬱死死死死
▼▼▼■■■▼■■■■▼死死▼▼■■■■■▼鬱鬱鬱死
■■■■■■■■▼■■▼▼■■■■▼■■■■■■▼▼
■■▼▼▼■■鬱鬱▼▼■■■■▼▼鬱鬱▼■■■■■▼
▼▼▼鬱鬱■■鬱▼▼▼■■■▼▼■▼▼▼▼■■■■▼
鬱■■■▼■■▼■■▼■■▼鬱▼■■■■▼▼▼▼▼鬱
死■■■▼■■▼■■▼▼▼鬱鬱▼■■■■■■▼鬱鬱鬱
死■■■▼■■鬱▼■■鬱鬱鬱死鬱▼▼■■■■▼鬱死死
▼■■■鬱■■鬱▼■■▼鬱死▼鬱鬱鬱▼■■▼鬱鬱死死
▼■■■鬱■■鬱死■■▼鬱▼■■▼▼▼鬱鬱鬱鬱死死死
▼■■▼鬱■■鬱死■■▼鬱▼■■■■■▼▼鬱鬱鬱鬱死
▼■■▼鬱■■鬱死▼▼鬱鬱▼■■■■■■■■▼▼鬱死
▼■■▼鬱■■鬱死鬱鬱鬱鬱鬱▼▼■■■■■■■▼鬱死
死鬱鬱鬱鬱■■鬱死死死死死鬱鬱鬱鬱▼■■■■■▼鬱死
死死死死死■■鬱死死死死死死死死鬱鬱鬱▼▼▼▼鬱鬱死
気世洗秋落覊鹽翻讎國義覇圏疆韈醒蠶躪闢觸靂觸靂
袢牡來夜鑠韈讎囮迥捗髟侠栓姙釶蜜轢鞴蠅蠶觸靂轆轆
况妙住濠醴麺卮勾才儿Ωヰ災中甸逹箪關鑼蠹闢觸轆轆靂
中佚桴殱翩奧抔Ζヒゅχで∋辷Н竏鴆暉醵韈蠅蠶轆轆觸靂
沿泊梧翻艤余ゴеスぇクqСゲΒ灯芝徽簾闇躑躪靂觸靂躪靂
古波軸躑靠泌РUСpеゎづどひ凵殳員軽黶幗韈蠅躅觸靂觸
丱鋒蟹靈茸台дらΡPΤヅ广Ьи行吽呈褄皹孅圜壘躪闢蠅靂
呼搗纒醫澹仔ξ♪N卞Э±кカ什払市良鯲崟厩賺藺闢觸蠶觸
鳫譖鹽覲投ぎす卞グウ≒Nグ‡力仕仗况戎煢薮鰓醫醒醒躪闢觸
麈矚輾陲粭叉かギサУ‖≡六ぉか匕お禾功拔寧盧圜蠹蠹靂轆靂
腰轎軅罌仙匕ΕЕネΖβやW禾佶未命功形岐販聲鹽觸靂觸靂轆
鰊鹽鞴薩恬芒浙悛衣今Еき柴頽憲卿敝種載耨麌輌羅靂觸靂觸轆
輌羅壘蠧懶篩乕郡褊珎込偐飃霾肅荼琵贓鹽鱧蟹國蠡蠅靂觸靂轆
屬醜躅韈轢躁嫖繭属狙尸綣墨鬟卓腰鱧蠡闔繩窯蜈圈蠹觸闢觸轆
團翻靂鞭聢渝鬥堽鯰狩今嚆腰培化估緋斐腎仲双宥賺躅靂蠅靂觸
釀韈觸椢炊正舮懷申谷Ξ駑胄凹并珱筏脊礼打許熾魑闢觸靂觸轆
轜鞴靂瀾冂ぁΒ⇔从мж魚秧中ひOエπ匸泱溺躾嬲蠅靂躪靂觸
譁軅觸蟯日爿Åн夲だポ峡泯沿∃ピヱКΦ向旆嫖釀蠶觸闢蠅蠶
韈闡輾躍矜工В九止Σめ捗濛夸びれн儿芥凋偶匯韈觸靂蠅蠶觸
鱧躑軅壘涙й幺め伐今土庇簓忌き父尓共液癌鰭蟶輾靂觸蠶躪靂
躑鱧靂觸楜矜文礼祉Ц似蟋濔虱ж斤庁究病嚼輌驢蠹觸靂躪靂蠅
鞴闢蠅靂蜀耗佑矛卆臥棚韈鱧墟允於咬刺鍾聲靄醴躅靂觸靂蠅蠶
軅蠅蠶觸躡繪吏毛分示蹇屬駟漲熱尿姙旁曉踝蠖圜躅觸靂觸蠶觸
蠅鹽壘闢鱧霆銃疑游芹絋菖鑠豐鷭哽粘晧錬欝顳繭躪靂觸靂觸靂
韈闡輾蠅靂畴級拷倉滂黛籍鯖襯誼赦祐硫岫弸鑒鱧闢觸靂觸靂觸
壘韈觸靂轆鹽戰有冷辺詒詭樋靼樟孤叟駒鵑擱靈躅蠅靂觸靂觸轆
蠹蠅靂觸轆轆繭狒迚茫抉酊絏熹蓼暗霆膈蠢轢躑醒靂觸靂觸靂轆
鱧蠶觸靂觸靂轆醴奥代Вざ市啾箍崕頼醋藺鹽鞴蠶轆靂轆靂觸靂
躑躪輾蠅蠶觸轆轆羈島矢注瘁髪蜿麗驢鱧鹽鱧輾觸轆觸轆轆
test
| \
|Д`) ダレモイナイ・・オドリオドルナラ イマノウチ
|⊂
♪ Å
♪ / \ ランタ タン
ヽ(´Д`;)ノ ランタ タン
( へ) ランタ ランタ
く タン
♪ Å
♪ / \ ランタ ランタ
ヽ(;´Д`)ノ ランタ タン
(へ ) ランタ タンタ
> タン
| \
|Д`) ソレデハ サヨウナラ…
|⊂
|
|)彡 サッ
|
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.: ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ` ``
,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ . ゞヾ ゞヾ .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞ;ゞゞヾゞ; `
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ___// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
ゞヾ ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ iiiiii;;;;::::: :|;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: : |:/ ヾゞ ` ` ` ,
ヾ |iiiii;;;;;::::: ::| ` ` ` ` ` `
` |iiiiiiii;;;;;;::: :| ` ` このスレは無事終了しました。
` ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :| ` ` `
` |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| ` ,
,|iiii;iiii;;;;:;_ _: :| ` ` `,
` |iiiiiii;;;;;;((,,,)::.::| ` フゥ ` ,
` |iiiiiiii;;ii;;;;;;~~~:|` ∧ ∧ ∧_∧ ♪ `
, |iiiiii;iii;;;;i;;:: :: ::| ` ` (,,゚Д゚) (゚ー゚*) ,
` |iii;;iiiii;::;:;;;;::: :::| ` /つ目 ~旦⊂|
,,.,.. ,..M|M|iMiiii;;ii:i;;:;i:i;;:;ヘヘ,.,..,...,....,...〜(,,,.,...ノ,,,.,..,..,.. ,,..,,.((.,..つ,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,
,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. .,.. ,,, ,..,,..,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,"",,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,
, -─ ‐-
/´ `ヽ、
/ / \\
./ / i、 丶\
/ / / ヽ ヽ ヽ
/ // 〃 / / / j l l ',、ヽ
l l_l」Ll」|_ ! | イ /| !| | l ! |
| ! ! ,ぇ=┬、ソl`レ' レ',_l_l_! l| ! l|
l | ,__l |´i‐:::::イ r::┬ミ / |||
| l ! l | ヾ:::と- 7::::ノ //l| l ! !
l ヽ ヽ| | |  ̄´ 、`⊂ /イ|! / j/
ヽ\ ヽ八〉 ー_- ノ`!/レ'/
\ ノ` . < 川l l/
`トイ ` i´ ぐY)
」Y゙)__ lt---┴<二77
/(人) `ー-、  ̄ヽ //
/___(人)___ \ \ //\
/二二!マ゙二二`ニニ \ } //____ヽ
〃 ゞ入 `ヽK⌒ヽ `ヽ、
// ゝ)、 `7ー个─一---、>
∠. / j ゝソ、 / | l \
/ ハ ゝン、 / 〉 l \
/ / ヽ `く_)、 ! / V´ \
./ / ヽ ゝ_)y! / ヽ }
/ _ / | `Y゙ レ' ヽ /
| ´ ``ー-、__/ l`ヽ ヽ /
ゝ `ヽ、 ヾ ) l /
、., /`、
ヽ`丶、 ,. -== =/∧ヽ.,
ヽ l>r''´-キ、─--` 、-ヽ`ヽ、
,ィ::'´:::::::/! \:::::::::::::::``ヽ、:ヽ
/:::::::::::::,' l ヽ;::::::、:::::i::::::ヽ::゙; _
/::;::::::::l!:::l l >:;;;」;:-'─‐`:::! / `ヽ
.,'::::l!:::::::l!;:」゙r 、! ,ィ! _ノ:, ',::::::::::::::::j,イ _,.. - ヽ
l:::::l!ィ:「 {! l ノ゙i ゙、::;;:::l !:::::::::::::/ {´__,. }
l/ !::l '、ヾ;:::リ `'''′l:::::::::::::l ',´.,_,. ,'
l::::| ゙ ´ _,.. - '´l l::::::l::::l!:ヽ_ヽ、.,__,.ノ
.l:::::'、 ー'7´ .,' l:::::/::/´!:.:.:.:.:.:.:.:::::::/
!:::::::`:::-...,_ ヽ /イ::::/'´l !:.:.:.:.:.:.:.:.:./
l::::::i::::::/ ``7‐r‐7´// l ├─r一 '′
',:::::l/ / {‐''7/ ! ! l、 ノl
ヾ´ / ! /´ 、._」_',_ノ:::`ー:::'´:::/
l`` ‐'-、 ',:::::::::::,. -- 、::::::/
/′ l ',;:-=──-‘、::::`ーァ
,' (__) | /- 、 `、 ヽ`ヽヽ∠-‐r─ァ
,. -=-<`Y. | <! l ,' -‐`、 } ', l | く
f '´ / 〉,! (__) | _」 、.,__,'ノ-- 、 ' l l l `ーr‐ 、
', ' / ! _,.. -r‐ ''´ l /__ /``ヽ, ヽ (⌒l ! ├‐- 、/ 7‐ 、
丶、 」r‐ 7''´ l ヾ、 l l ! /) ! ト、 `ヽ、 、<
 ゙̄/ ! l ∠ 、ヽ、_!_l_,ィニ∠- ──` `
/ l l ` ,. へ
/ l l ,. - '´ \