101 :
PJrF3aMc:
動けない七海に歩み寄るコピーの手には、ハリケンブルー専用のハリケンガジェット・ソニックメガホンが握られている。
(!!――――)
それを霞む眼で確認した七海は、朦朧としかける意識の中に、強烈な電気刺激を喰らったような思いを味わった。
(に・逃げないと…!!)
手の内を最も知り尽くした相手。他ならぬ自分自身を相手にしている以上、必然といえる恐怖。七海は、まだ衝撃の余韻に痺れる身体を必死で立て直そうと努めるが、焦れば焦るほど、身体は言う事を聞いてはくれない。
そのうちにコピーは、ソニックメガホンの照準を七海=ハリケンブル―に合わせた。
102 :
PJrF3aMc:03/06/02 00:47 ID:IRq3Ax4D
『ぐるぐる回れ♪ぐ〜るぐる回れ!』
無邪気な、お遊戯でもしているかのような少年の声が、拡声器を伝わって強力な音波の奔流を作り、七海の身体を中に舞い上げた。
初めはゆっくりと、次第に加速をつけて七海=ハリケンブルーの身体が回転する。
『ぐ〜〜る、ぐるぐるぐるぐるぐる、回れぇ♪』
反撃する事も出来ずに、風に煽られた凧の様にただブンブンと、空気を裂く音を響かせ、ハリケンブルーの身体は宙を舞う。
少年は攻撃の手を緩めるどころか、言葉の語気を強め、早い口調で七海の身体に回転を要求した。
しかも、それは右回り10回。左回り20回と、法則性のない回転を七海に強制する。
執拗に行なわれる責めは、七海から平衡感覚を奪い、意識を真っ白に塗りつぶさんとする。
影響は端から見る以上に深刻だった。
さしもの、強化スーツも、外からの衝撃には対応できても、“遠心力”という力には逆らう事は出来ない。
立て続けに立ちの悪いジェットコースターに乗っているようなものだ。
信じられない事に、この様な特殊な状況下に置かれた場合の訓練を受けているはずの七海でさえ、強化服の内部にあって、高速で回転する今の浮遊状態に酔っていた。
いや、既に意識を失いかけているといった方がいいだろう。
瞼はぴくぴくと痙攣し、口からは泡が吹き出しかけている。
脳の血液は沸騰し、すでに思考力は十分に働いていない。
(も・もう…やめて――!!)
そういった意味の言葉を必死で発しようとする七海の意思に反応して、舌の筋肉が言語を形作ろうとするが、意識の恐慌した今の状態では、口元の泡をぶくぶく言わせるのが関の山だ。
何とか、今の状態から抜け出そうとする七海に出来る唯一の抵抗は、ただ、陸に打ち上げられた魚のように手足をバタバタといわせる事ぐらいだった。
それもしばらくすると止み、ぐったりとして、頭を項垂れたまま、言いなりに回転を続けた。
103 :
PJrF3aMc:03/06/02 00:49 ID:IRq3Ax4D
『もう、いいかなぁ〜?』
一瞬、空中回転が止み、静止がかかる。
『はいっ!オマケのあと、10回転!!』
ぎゅん、と加速を付けて、七海=ハリケンブルーの身体が最後の回転をはじめた……
規定の十回を終えた所で、ドサリと音を立てて七海は地面に転がった。
それでも鍛えられた精神は七海に気絶を許さなかった。
七海が回転の地獄から解き放たれ、一番最初にしたことは、喉からこみ上げる汚物をマスクいっぱいにぶちまける事だった。
「げぇぇぇ―――!!」
ハリケンブル―、というよりは女性にあるまじき嗚咽の叫びをあげて悶絶する。
マスクの中は、ある種の閉鎖空間だ。狭いその空間に充満する、何ともいえない嫌な味と匂いだけでも、七海の戦意を奪うのには十分すぎた、といえるだろう。
もはや、七海は戦える状態ではない。
しかし―――…
意識を失わない事=自分への抵抗の印、と、解釈する少年にとって七海はまだ戦意を喪失してはいない。
104 :
PJrF3aMc:03/06/02 00:50 ID:IRq3Ax4D
『往生際が悪いなぁ〜、それじゃあそろそろ追い込みにかかろうかな……』
少年の声に当てられた様に、コピーのハリケンブル―が剣をきつく握りなおし、
一気に七海=ハリケンブルーとの間合いを詰める――――
柄の『斬』の文字がひときわ輝く…!
「疾風流剣技・激流斬!!」
斬モードのハヤテ丸にエネルギーを込めて逆袈裟に斬りつける。水忍最強の技。
かつて、邪悪なる意思の力で蘇ったフラビ―ジョを一刀の元に両断した最終奥義がボロボロの七海の身体を激しく打ち据えた。
「ああああぁぁぁぁああああああああぁぁぁああああ――――――っっっっ!!」
ハリケンブル―=七海の身体が、再度強く地面に叩きつけられるのと同時に、
スーツは光の粒子となって消滅した。
完全粉砕。
その瞬間、七海の意識をかろうじて?ぎ止めていた、最後の糸が、切れた――――…
105 :
PJrF3aMc:03/06/02 00:50 ID:IRq3Ax4D
『勝負あったね。七海の負けだよ…』
少年の傀儡[くぐつ]たるコピーのハリケンブルーが、七海の意識の消滅を確認する。
七海は白目をむき、泡を吹いて気絶していた。その身体はぴくりともしない。
だが、少年は、コピーは、そんな七海を見下ろしながら喋り始めた。
『お姉ちゃん…さっき言っただろ……この街はハリケンジャーを倒すためのものだって…
街の内部には侵入者の動きを鈍らせる特殊物質(プロポリス)が漂ってるんだ。
七海とすぐには闘わず、街中を迷わせて歩かせたのはそのためだよ……』
「―――ってもう、聞こえてないか? まぁ、いいけど…」
いつの間にか、倒れ伏す七海の傍らには少年が存在していた。
少年はおもむろに、手に持つ紅[あか]い首輪を七海の首に嵌めた。
「さぁ、これで準備は完了だ……七海、“責任”は取って貰うよ。死んじゃった犬の代わりに七海が僕のペットになるんだ…」
そう、言いかけて少年は言葉を詰まらせた。
「僕だけじゃないか…あの人も七海の飼い主になるんだから―――」
いつの間にか流れる雲の影から、[髑髏]の満月が顔を出し、
一人の、いや、一匹の哀れな“牝犬”を見下ろしていた…………
106 :
PJrF3aMc:03/06/02 00:58 ID:IRq3Ax4D
すみません...夜中にやってる成果ミスが二箇所ほど...
超忍法・水流波は、指先からではなく掌からです。
それと、104の、
≫をかろうじて?ぎ止めていた、
の?の部分は“つなぎ”の漢字表記だったのですが、何故か変換されませんでした。
本当にすみません。読んでくれている最中、他にも間違いを見つけたら
責めずに優しく脳内補完して下さい。
それでも分からない場合は聞いてください。
その際には、感想や、要望も添えて頂けると嬉しいです。
107 :
PJrF3aMc:03/06/02 01:08 ID:IRq3Ax4D
言ってる側からやっちゃってますね...
もうグダグダです...
それはともかく、七海に対する要望。
皆さん、アイディア提供ありがとうございます。
これからもがんがん出してください!
繰り返して言いますが、どんなひどい事でも結構です!!
≫90さん、
それ採用です!いっそ、その姿でライヴの告知をして回らせましょうか?
≫93さん、
ねちっこいのはどっちかって言うと”彼女”の出番になると思います。
≫23さん、22さん
きしくもお二人とも形は多少違えど、七海にオ○ニー希望ですか...
それについては、現段階でははっきりといえませんが、あるプランがあります。
期待しないでお楽しみに。
108 :
PJrF3aMc:03/06/02 01:19 ID:IRq3Ax4D
いよいよ、エピーソード1の終了です。
次回より、本格的に七海への責めが様々なシチュエーションで始まる...予定です。
それでは、エピソード3でお会いしましょう。
いつもの様に、このスレの一層の繁栄と俺の気力(精力?)が続くことを切に願って、
Say,bye-bye!
ドキドキ
素晴らしいっす。
あの女性にもただいたぶるのではなく、
正義の味方としての自覚をもたせながら
ネチネチと拷問などもしていただけると嬉しいっす。
いつも楽しみに読ませて頂いております。ありがちですが、媚薬入りの溶解液でシノビスーツをジワジワと溶かして逝きつつ強情な七海が堕ちていく様、なんて如何でしょう?
112 :
22:03/06/02 20:51 ID:bWKG/BVW
>>PJrF3aMcさん乙です
激しく良いです(;´Д⊂)
現時点で大興奮です。
これからどうなるのかと想像すると、もう・・・(;゚∀゚)=3
さて、PJrF3aMcさんばっかりがんがっているのもアレなんで、
僕も何らかの形で支援しようと思いまつ(小説は書けませんが・・・)
気長におまちください。
あぼーん
114 :
23:03/06/03 08:46 ID:DC8CQtQC
PJrF3aMcさん、御苦労様です。
「ペット」「牝犬」「紅い首輪」。いい響きですねぇ。
これから繰り広げられる、想像を絶するような陵辱が楽しみです。
22さんと同様、お手伝いできることがあったらさせていただきます。
115 :
22:03/06/04 00:27 ID:LScgoqRS
116 :
PJrF3aMc:03/06/04 00:47 ID:2jrS7lpx
≫22さん、支援ありがとうございます。
お上手ですね。これからも無理せず気長に貼ってください。
ストーリー性を待たせるといいかもですね。
≫23さん、そうですね...コラージュ画像なんか欲しいですね。
贅沢な話ですが。
いえ、別に強制してる訳じゃなくて、イメージが沸き易いんですよ。画像は。
それ以外でも、要望に軽い台詞なんか付けて頂けると受けるイマジネーションも違いますね。
それと、コピーへの七海の負け方。
実はコピーが縄を使うのは劇中でもあったので、使えるかな?と検討はしたんですが、
ソニックメガホンという美味しい武器に流れてしまいました。
すいません。
118 :
22:03/06/04 20:50 ID:5ZxC+Jg9
119 :
22:03/06/05 02:53 ID:7qlt5BNN
120 :
名無しさん@ピンキー:03/06/05 03:23 ID:Ti3/XUca
素晴らしい、22は神!スーツ萌え〜
これからも期待してマス
PJrF3aMcさん、変身後責め激しくきぼんぬ!
イイ!
汁まみれスーツ見たい!
122 :
名無しさん@ピンキー:03/06/07 01:13 ID:ip1s29hg
age
123 :
PJrF3aMc:03/06/07 11:13 ID:OfELwD/8
晴れ渡る青空が、天を支える支柱の如くそびえ立つビル群の合間から、眩しい光を地上に届けている。コンクリートの地面を行き交う人々の中に混じり、彼女は居た。
「ねぇ、ねぇ!ちょっと、あれ見て」
「うわぁ〜、なにあれぇぇ〜!!」
制服をだらしなく着こなした、二人の女子高生が突然、声を上げた。
彼女達の視線の先。
交差点を渡ろうとする一人の少年。その手には赤い手綱が握られている。
地面に四肢を突っ伏して項垂れたまま、信号を待つ一匹の飼い犬…否、野乃七海の姿があった。
124 :
PJrF3aMc:03/06/07 11:14 ID:OfELwD/8
信号の表示が赤から青に変わり、人々が慌しく動き始める。
擦れ違う人々は、美しい裸女に好奇の視線を向ける者。蔑むような目で見る者。
皆、一様に驚きの眼差しを彼女へと向けていた。
一歩、前進する毎に大きく左右に揺れる胸。
両端の果実に取り付けられた、小さな分銅をあしらったクリップ。
その重みに、さすがのバスト85センチも耐えられないのか、先端はほんのりと赤色に鬱血している。
125 :
PJrF3aMc:03/06/07 11:15 ID:OfELwD/8
「ほら、暗い顔してないで笑って!笑顔が七海のトレードマークでしょ?
みんなに、生まれ変わった野乃七海をアピールするんだ。あ、そうそう。
オシッコがしたくなったら教えたとおりにするんだよ、いいね?」
嬉々として手綱を引く少年に対し、七海はやはり項垂れたままだ。
「そろそろ、この辺にしようか…」
少年は十字の交差点、人込みの真ん中で急に立ち止まった。
(!!―――)
七海は驚き、何かを哀願する様な目で小年を見つめるが、七海に哀れな気持ちを抱き、
場所を変える気など少年にはさらさらない事は分かりきった事だった。
「駄目だよ…大勢の人に七海の決意を知ってもらわなくちゃ……お客さんは一人でも多い方が七海だって嬉しいだろ?」
少年は手綱を持つ右手とは反対の手から鈴を取り出すと、天高く掲げ、大きく振った。
雑踏の中にあっても、美しい旋律を失わない清涼な音色に人々は立ち止まり、その視線を集中させた。
「ほら!ご挨拶は――?」
126 :
PJrF3aMc:03/06/07 11:15 ID:OfELwD/8
少年に促され、七海は地面に四つん這いになったまま、おずおずと喋り出した。
「ご・ご通行中の皆様。聞いて下さい。わ・わたしは、の・野乃…七海は、これまで忍風戦隊ハリケンジャーの、ハリケンブル―として、ち・ち…地球の平和を守ってきました!!!」
突然、声を上げた七海に、周囲の人々の間にどよめきが起こる。
「はぁ?地球を守った??いかれてんじゃないのぉ――!」
先程の女子高生の一人が、呆れたように叫んだ。
「忍風戦隊じゃなくて、忍風変態じゃな――い!キャハハハ…!!」
もう一人が嘲りの気持ちを込めて、七海に言葉を浴びせ掛けた。
彼女達に即発された様に周りの人々も蔑んだ声を上げて七海を笑った。
「“忍風変態”だって…今の七海にぴったりな言葉だね」
少年が七海の首輪と直結した手綱を引っ張る。
尚も、七海の演説は続いた。
「お・ 落ちこぼれの分際で、運だけで勝ったにもかかわらず……え・偉そうな態度を取ったわたしは、フラビ―ジョ様に、人間としての権利を全て剥奪され、い・犬にされてしまいました…!!」
「見りゃあ、分かるっつ―の! だからどうしたのさ―――?」
「ねぇー、あいつどっかで見たことねぇ?」
「わ・わたしは“落ちこぼれ”なので、ま・まだろくに芸も出来ません…ですが、皆様に奴隷犬としての私の成長を見ていただくため、6月29日に中央広場で、野外でのラ・ライヴを開催する事になりました!み・皆様、お忙しいとは思いますが、ど・どうぞ来てくださいっっ!!」
127 :
PJrF3aMc:03/06/07 11:33 ID:OfELwD/8
〜野乃七海 路上ライヴ開催大決定!!〜
日時:6月29日
場所:中央広場
内容:全裸ライヴと、芸の披露。トークショーほか(予定)
入場方法:フリースペースになるので、どなたでもご自由にご参加いただけます。
特典:まだ、秘密(笑)
※ライヴ告知の際、七海、もとい、芸名の野乃ナナが自らのバストを本来86センチにもかかわらず、
“85”と偽りの情報を流したことについて関係者一堂、深くお詫び申し上げます。
この件につきましては然るべき処置を当日、野乃ナナに施した様子を皆様にお見せできると思います。
大変、ご迷惑をおかけいたしました。
奈央…じゃなかった尚、当日は写真撮影や録音自由です。
なんだ、もうこんな展開か……
↑胴衣。
ここに至るまで、あの廃墟の街で七海にどんな陵辱が加えられたかを書いて欲しい。
欲求不満たまりまくり!
130 :
PJrF3aMc:03/06/07 13:54 ID:iMsad2AF
ご心配なく。首輪の力で言ってるだけですから。
時間軸的には、泡吹いて、フラビと再会して三回まわってワンの次の日です。
期限を設けたのは、これから奴隷犬となっていく七海を日記方式で調教を描くためです。
あしからず。
それにしてもちょっと分かりにくかったかな?
反省。
131 :
PJrF3aMc:03/06/07 14:03 ID:iMsad2AF
それと、皆さん誤解されてるのかな?七海が捕まったのは廃墟じゃないですよ。
話の都合上、ゴーストタウンに書きましたけど。
街の連中は普通に生活してます。これから劇中の人物が言う台詞ですが、
いわばこの街は七海を収容する巨大な“檻”です。
皆さんの要望が高かったスーツ姿での汗まみれ責め。
色々検討したのですが、ちょっと面白い趣向を凝らしてます(個人的にですが)。
えー、なんか言い訳&愚痴っぽくなってしまいましたが
引き続き七海にさせたい事大募集!芸、なにさせたいですか?
ライヴの内容も要望をどしどしお寄せください。
皆さん、見捨てないでくださいネ!ほんと。
このスレの一層の繁栄と俺の気力(精力?)が続くことを切に願って、
Say,bye-bye!
132 :
22:03/06/07 15:35 ID:KiXRJesw
PJrF3aMc さんお疲れ様です!
いきなりな展開だったので、ちょとびっくりしましたけど
そういうことだったんですね。安心しました。
今後の展開、期待してます!
あと、PJrF3aMc さんに刺激されまして
僕もちょと書いてみようかなと思っております。僕のほうは駄文の羅列になりそうですが。(w
展開としては、PJrF3aMc さん文>>52から分岐の平行世界で、
赤い人と黄色い人に責めてもらおうと思っています。
設定拝借しちゃってもよろしいですか?
133 :
名無しさん@ピンキー:03/06/07 15:55 ID:AUJZmth7
>>38遅ればせながら、あなたの意見に禿同
PJrF3aMc さんへ あえて苦言を
もっと直接的に、七海の身体をどう責めて、どういう反応をしたのか読ませて下さい、
まだ、七海の身体を直接Hに責めたシーンがないじゃないですか・・・
前書きや、そこに行き着くまでの流れも大事ですが、興奮するのは、やっぱりHなシーンです、
とりあえず一度Hなシーンを書いてみましょうよ!!
おかしな部分は後で修正すればいいんだから、勢いで書きましょう!!
彼女がいないと、Hの時の女性の反応がわからないかもしれないですが、
そこはHなビデオでカバーです!
このスレはPJrF3aMcさんで持っている様なもので、
みんな君に期待しています、頑張って!!
何気に同意。
>彼女がいないと、Hの時の女性の反応がわからないかもしれないですが、
なめてんのかコイツ。何様だっーの。
(゚Д゚;≡;゚д゚)
138 :
22:03/06/08 11:12 ID:ODnEEV/B
皆さん、マターリいきましょうヽ(´ー`)ノ
これからの日記形式に期待しましょう。
さて、僕のほうも書いてみたので投下しまつ。
無駄に長いですが、よろしくおながいします。
○巻之一 地下室(1)
外界の光さえ届かない、薄暗く蒸し暑い地下室。
ぼんやりと光る蝋燭の光に、うっすらと浮かび上がる肢体。
時折聞こえる、悩ましいため息。
七海は、両手が頭の上、足は大きく割かれた状態でベッドに拘束されいていた。
「ん・・・はぁ、・・・ふぅぅ」
スーツに滲む汗と愛液。
まだ少女の面影を残すその顔にも、流れ落ちるほどの汗が浮かんでいる。
股間には、ランダムに振動するバイブが入れられている。
動いては止まり、止まっては動くそれは、七海の肉体を蝕み続けている。
スーツの中に入れられているため、バイブが抜け落ちることはない。
七海がいくら暴れても、その快感からは逃げられないようになっているのだ。
しかもそのスーツはもともと七海の身体に完璧にフィットしていたもの。
それゆえ、バイブを押さえつける力も強いものになってしまっている。
そして、この1週間の調教の成果か、七海はこの機械に与えられる無慈悲な快感に耐え切れずにいた。
ヴィ、ヴィィィィイィン
「うぁっ!うはぁあぁうぅ」
七海の腰がビクッと震える。バイブがまた動きだしたのだ。
○巻之一 地下室(2)
ヴィ、ヴィン、ヴィン、ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴィ・ヴィン
「うンッ!あはッ!あうッ!あぁ・あ・あ・あっ・あ・あ・あぁッ!」
七海の下半身が耐え切れず、くねり始める。
このバイブは動きまでもがランダムなのだ。
振動・くねり・回転を自由自在に変えられてしまうので、七海はバイブに慣れることが出来ない。
いつも新しい快感が、七海を襲っていた。
ヴッヴッヴッヴッヴッヴィッ!
「あッあっあッあゥッうぅッうはッ!」
どぷり、と
新たな愛液が七海の股間から湧き出て、滴り落ちる。
もうスーツでは抑えきれないほど、溢れ出てしまっていた。
ヴィッ、ヴィンヴィン、ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴヴヴヴッ!
「あァッ!もッ!もうい・やッ!とッ!止めてぇ!!うはぁぁあッ!!」
○巻之一 地下室(3)
10分ほど責められただろうか。
七海の腰が浮き、視界が白く覆われはじめる。
もう何度も向えた絶頂が、また訪れようとしているのだ。
精神が赤信号を訴えても、身体が言うことをきかない。
七海は快感の濁流に完全に飲み込まれていた。
ヴヴヴヴヴヴヴ!!!ヴヴヴヴヴヴ!!ヴィィィィン!!
「アアアァッ!アゥゥッ!!もッ!かはッッ!とめッ!あっッ!そこッだめぇぇッ!!」
意味不明な言葉を発する七海。
もはや自分の言っていることも理解できないくらい混乱している。
その可愛い口から零れ落ちる涎ととめどない汗で、顔はぐちゃぐちゃになっていた。
ヴイィヴィィィヴイィイゥヴィイイゥヴイィィ
「あぅッ!もうッい!い!いきたッ!く、ないっ!はァッ!おかしくなるゥゥウッ!!」
と、そこで
バイブがラストスパートを駆ける。
○巻之一 地下室(4)
ヴィイィッ!!!ヴゥイイイィィィイッィイイィイィイイィイイィイイ!!!!
「がッ!うぉわああぁあぁぁああぁぁあぁああぁあッッッッ!!!」
女性にはあるまじき、獣のような叫びを上げる七海。
全身がベッドから浮き、弓のような美しい曲線を描いて反り返る。
ヴァァァァァァィィィイィィィイイィイイイィィィィインッ!
「あがァアアッッ!もうッ!だッ!!いアァッ!!たえッ!アはッ!だめえぇえぇぇぇぇえぇ!!!!」
ヴアアアアアアアアアアアィィッッッッッ!!!!
「っッッ!!!」
プッ!プシャアァァァァァァッ
びくんッ!びくんッッ!!
七海は、絶頂を迎えてしまった。
それもここ一晩で一番の大波だった。
強烈な快感に耐え切れず、股間からは大量の愛液とそれ以外のモノも吹き出してしまっていた。
○巻之一 地下室(5)
「っッ!!ッ!っっッッッ!!」
びく!びくッ!!びくくッッ!!!
全身反り返ったまま、痙攣が止まらない七海。
絶頂を向えたにもかかわらず、バイブはまだ非情にも動き続けているのだ。
「っ!ッッっ!!っっ!!ッッッ!!」
プシャッ!プシャッ!プシャァッ!!
ぶるぶると、太腿が筋を立てて震え続ける。
スーツから汗が滴る。
股間からは愛液が飛び散る。
七海にはもう、叫び声を上げることもできなかった。
「ッッッッっっッッッっっッ!!・・・・・・」
どちゃりと、自分が出した液体にまみれたベッドに、腰が落ちる。
極度の快感に、七海は意識を失ってしまったのだ。
そして、バイブは止まった・・・
○巻之一 地下室(終)
七海以外誰もいない、薄暗く蒸し暑い地下室。
ぼんやりと光る蝋燭の光に、うっすらと浮かび上がる、七海の目から零れ落ちたしずくは、
汗か、飛び散った愛液か
それとも涙なのか。
それは、だれにもわからない・・・
○巻之二 予告編
七海がなぜ、このような陵辱にあっているのか。
それは、一週間前の、
ごく日常の、穏やかな時間の
何気ない三人の会話から始まったのだった。
146 :
22:03/06/08 11:27 ID:Y6flGPtS
おそまつさまでした(-人-)
147 :
PJrF3aMc:03/06/08 15:28 ID:mcyBy7Xv
≫22さん、激しくいいです!頑張って続けてください!!
さぁ、競作と行きたいのですが、ちょっと疲れも出始めてるんで僕は
モチベーションを高める為にちょっとお休みします。
130〜131に続いて言い訳がましいのですが、
僕も別に商売でやっているわけではないので展開は自分勝手に進んでいきます。
こういう事を言うと語弊があるのは分かっていますが、元々そう言う約束ではじめたので...
前に言ってる日記形式も本当のところどうなるか分かりませんし......
それでも、22さんや23さんを初めとする皆さんに支えられせめてもの恩返しとして
要望の高かったスーツ侮辱はやるつもりです。
とりあえず、エピソード3の序章。
目新しさを出すために、七海が完全に隷属された状態からはじめた試みは失敗だったのは認めます。
理由付けは今度乗せるSSで示すつもりです。
ですが、評価はもう少し気を長くして、せめて、
ひとエピソードが完了した時点で下して頂けると幸いです。
148 :
名無しさん@ピンキー:03/06/09 15:35 ID:mmzv+lsI
>>PJrF3aMcさん>>22さん いいですね^^ では私から自作小説より抜粋した文章を
『ま、待って!ヤメテ!お願い・・・』次に何が起こるか悟った、七海の口から思わず弱気な言葉が出る!
オクト坊主の口元がニヤリと一瞬笑ったかに見えた次の瞬間!!
『ビリィ!ビリィ!ビリィ!ビリィ!ビリリリィィィィー!』スーツの破ける音が部屋の中に響きわたる!!
『いやあぁぁぁぁぁー!!!』今までにない絶叫が七海の口からこだまする!!
その瞬間、七海の形の良い曲線で形成された、美しい乳房が露出してしまった!!
『ハハハハハハッー!!』一気にスーツの前面の真ん中を破り、七海の両方の乳房を露出させて笑うオクト坊主!!
スーツの上から触ったり、舐めたりして、その大きさは分かっていたが、
こうして目の当たりにした膨らみは、形といい大きさといい、乳首とのバランスといい、想像以上に素晴らしいものだった!!
『ふふふふっ・・・なかなかキレイで、大きな胸じゃないか?ああ?』いやらしく乳房を眺めながら言うオクト坊主!!
『ふぅん。乳首はキレイなピンク色だな!ずいぶん大きな胸だが、何か入っているのか、ブルー?』
『あぁ、いやぁ見ないで、お願い・・・』初めて見せる男性は、好きな人と決めていた、七海の夢が崩壊した瞬間だった・・・!
『まだ誰にも見せた事がないのに・・・』顔が下にうつむき、自然に涙がこぼれ落ちる!!
だが今の七海には、干渉に浸るヒマなどなかった!!
かなり苦労して書いた小説なので、もったいなくてこれ以上は掲載できませんがm(。。)m 少しでも皆さんの刺激になれば
皆さんも楽しみながら書きましょう^^脳内妄想垂れ流しで ( ^ー゚)b
149 :
名無しさん@ピンキー:03/06/09 19:01 ID:jsBuqvPP
どうでもいいがオクト坊主ではなくオクト入道ではないか?
150 :
名無しさん@ピンキー:03/06/09 19:45 ID:mmzv+lsI
>>149
オクト入道の弟の、オクト坊主という設定なんです。
テンションの!高さに!!ワラタ!!!
152 :
22:03/06/09 23:04 ID:Sy6NkIw1
導入編です。
今回はエチシーン無しです。
えろえろブルーだけ見たい方はスルーして下さいませ。
○巻之二 日常の崩壊−前編(1)
それは、
ごく日常の、穏やかな夕食後の
何気ない三人の会話−
ふと、七海は何かに違和感を感じた。
七海「あれ?二人とも、それどうしたの?」
七海が指差したのは、二人の右手首。
そこには、見慣れないブレスレッドがついていた。
鷹介「あぁ、これ?貰ったんだよ」
七海「だれに?」
吼太「女の子」
七海「ふ〜ん・・・」
七海が『ジトリ』と二人を見る。
吼「ばっ!ばかちげーよ」
鷹「そうそう。おまえ、また変なこと考えてるだろ」
鷹介は右手をプラプラさせながら、呆れた顔をする。
もちろん、七海をからかうためにわざとやっているのだ。
○巻之二 日常の崩壊−前編(2)
七「む、それじゃあどういうことなのよ」
吼「いや、今日鷹介と町で遊んでたらさ、四・五歳位の子が泣いてるわけよ」
鷹「そう、それでどうしたのか聞いてみると、『風船が・・・』って」
吼「そんで、上見てみると木に風船がひっかってて。たぶん手を離しちゃったんだろうな。
それで取ってあげたんだ」
鷹「そのお礼にって、これ貰ったんだよ」
七「ふ〜ん・・・」
七海の視線にかまわず、二人は会話を続ける。
吼「取ってあげたらさ、もう満面の笑顔で『お兄ちゃんたち、ありがとう!』だって」
鷹「そう!も〜可愛かったよな、笑顔が! ギュって抱きしめたいくらい!」
吼「そうそう!ジト目が得意な誰かさんにも見習ってほしいくらいだよな・・・」
吼太が七海に目線を移す。
今度は吼太が七海をからかい始めたのだ。
七「なっ!なによ!文句があるならはっきり言いなさいよ!」
○巻之二 日常の崩壊−前編(3)
鷹「・・・」
吼「・・・」
沈黙する二人。
そして。
二人の表情が真剣になる。
七「な、なに?」
二人の表情の急変に、動揺する七海
吼「あるぜ、七海。」
鷹「あぁ。俺たち、いつも感じてたんだ。おまえは忍、いや、
『くノ一として何かが欠けている』ってな」
七「 !! 」
目を見開く七海
仲間であり、戦友でもある二人に、こんなことを言われるとは思わなかったのだ。
吼「何かに引っかかってた。」
鷹「あぁ。確かに俺たちはいろいろな敵に打ち勝ってきた。七海もがんばっていた。
それは自信を持つべきだと思う」
吼「でもな、やっぱり『何か』が足りないんだ。」
七「そ、そんな・・・」
○巻之二 日常の崩壊−前編(4)
急な宣告に、七海は完全に冷静な心を失っていた。
平常心の七海なら気がついたかもしれない。二人の瞳に光が宿っていないことに。
なおも続ける二人。
鷹「そのことを、俺たちはずっと考えてきた。」
吼「そして、今日やっと気がついたんだ。七海になにが欠けてるのかって」
鷹「そう、それを克服するために・・・」
鷹介が七海の肩に手を伸ばす。
そのとき。鷹介の腕についているブレスレッドが鈍く光った。
ゾクッ
戦士の勘だろうか、七海は背筋に悪寒を感じた。
「い、いや!」
鷹介の手を振り払う七海。しかし・・・
七「うぐっ!」
(いつの間に!?)
後ろから伸びてきた手に、口を覆われる。吼太だった。
背後に回った吼太に、七海はまったく気がつかなかった。
気配を感じなかったのだ。
気配どころか、生気までも・・・
○巻之二 日常の崩壊−前編(5)
七「うぐぐっ」
(こ、これは!?)
七海の口を覆う手には、ガーゼのようなものが。
急に、七海に強烈な睡魔が襲い掛かる。
七「うぅぅ・・・」
鷹「これから・・・」
吼「俺達二人で・・・」
鷹・吼『トックンシテヤル』
七「・・・・・・」
どさり、と。七海の体が床に沈む・・・。
意識を失う刹那、七海は思った。
最初に感じたあの違和感は
ブレスレッドが二人の手首にあったことではなく、
それが発する怪しい光だったのではないか、と・・・
158 :
22:03/06/09 23:15 ID:IggzFTB6
後半へ続きます(-人-)
あぼーん
あぼーん
あぼーん
おつかれー。
がんがってください
レスが広告だけはあんまりなような。
163 :
名無しさん@ピンキー:03/06/11 12:38 ID:DMi9IZ/o
御前様とのレズプレイ希望
あとフラビとウェンデイとのレズ3P希望
>>157 仲間に犯されるなんて、最高のシチュエーションじゃないですか!
しかも二人でしょ。七海の処女マンが壊れちゃわないか心配です(笑。
後半の早期うぷ、禿しくきぼんぬ!
165 :
22:03/06/12 23:24 ID:XrwUfojT
前振りUzeeeeeeeeeee!!!と思った方、すいません。
無駄になげぇ!!と思った方、すいません。今回も無駄に長いです。
○巻之二 日常の崩壊−後編(1)
「……ん・・ぅ?」
七海が目を覚ます。徐々に意識が覚醒していく。
「ここ・・は?」
辺りを見回してみる。
そこはコンクリートに囲まれた部屋だった。
その真ん中に置いてあるベッド、そこに七海は寝かされていた。
「暑い・・・」
じっとしていても汗が滲んでくるほどだ。
「わたし、なんで・・・」
「目が覚めたか?七海」
「まったく、待ちくたびれたぜ」
七海の呟きをさえぎる人物。
それは、鷹介と吼太だった。
「鷹介・・・吼太・・・・・・え?」
七海は言葉を失ってしまった。
なぜなら
そこに
二人の後ろに
フラビージョが居たからだった。
○巻之二 日常の崩壊−後編(2)
「フッ!フラビージョ!?」
「こんばんわハリケンブルー。ひさしぶりー」
「な、なんで・・・あの時確かに・・・」
「ふふーん。わたしは宇宙一のくノ一なんだよ?それをわすれたのー?」
七海に近づくフラビージョ。
咄嗟に七海はベッドから立ち上がろうとする。
しかし。
『がちゃり』
「え!?」
七海は立ち上がれなかった。
両手が、手錠でベッドに繋がれていたからだ。
フラビージョは自分の顔を七海の顔に近づけ
「それにね・・・」
七海の顎を持ち、こう言った。
「おんなのこのうらみってこわいんだよ?」
一瞬。
フラビージョの表情が、変わった。
憎悪・恨み・殺意・嫉妬・嫌悪・・・。
すべての負の感情が織り交ざったその表情に、七海は恐怖を感じずにはいられなかった。
○巻之二 日常の崩壊−後編(3)
「さーてと」
くるりと、フラビージョはいつもの表情に変え、ベッドに座った。
脚をプラプラさせるフラビージョ。
七海は叫んだ。
「よ、鷹介!吼太!早くフラビージョを・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
二人は答えない。
「鷹介・・・吼太?」
そこで、七海は気がついた。鷹介と吼太の目に生気が無いことに。
「鷹介!?吼太!?」
「だめだめー。二人とも、もうわたしのけらいなんだから」
「フラビージョ!あなた、二人になにを・・・」
そこで、七海の脳裏に倒れる直前の、
ブレスレッドの怪しい光がよぎる。
「まさか!そのブレスレッド・・・」
「そうだよ。このブレスレッド、すごいでしょ?もう二人ともわたしにめろめろなんだよー」「卑怯よ!早くはずしなさい!!」
「やーだよ」
七海はフラビージョを睨みつける。だが、そんなことを気にもせず、フラビージョはこう続けた。
○巻之二 日常の崩壊−後編(4)
「せっかくふっかつしたし、ふたりともわたしのけらいになったからー、わたしのあたらしい宇宙忍軍をつくろうとおもうんだ。
もちろんブルーにも加わってもらうよ?」
「そんなこと!わたしが許すわけ無いでしょう!」
「だーめ。もうきめたんだから」
ベッドから立ち上がり、鷹介と吼太に近づくフラビージョ。
「でもね、ブルーってくノ一としてぜんぜんだめだめじゃない?だからね、きめたんだ。
3にんでブルーを特訓して、一人前のくノ一にして、わたしの役に立ってくれるようにするって」
怒りでわなわなと震える七海。フラビージョを見据え、叫んだ。
「私の・・・私のどこが駄目だって言うの!?」
「もー。ブルーはくノ一の役割ってしらないの?」
○巻之二 日常の崩壊−後編(5)
「くノ一はねー、その自分の身体をつかっておとこの人をかどわかして情報を聞きだしたり、色事におぼれさせて
ふぬけにしたりするのがしごとなんだよ?」
「なっ!?なにを言って・・・」
フラビージョはあきれた顔でこう言った。
「は〜。やっぱりブルーはだめだめだねぇ。ちゃんと一から特訓しないと赤点取っちゃうよ?」
フラビージョは鷹介と吼太に振り返り、言った。
「じゃぁ、二人とも。ブルーに教えてあげてよ」
○巻之二 日常の崩壊−後編(6)
無言で、二人は七海に近づいていく・・・。
「いや・・・やめて・・・・・・」
弱々しくかぶりを振る七海。
「鷹介・・・」
「がんばろうぜ、七海。俺も一生懸命おしえてやるからさ」
「吼太・・・」
「ちゃんと一人前になって、また俺たちと一緒に闘おうぜ」
「うそ・・・うそよ!こんなの!目を覚ましてよ!鷹介!!吼太!!」
悲痛の叫びをあげる七海。しかし、その言葉は二人の心には届かなかった。
「いやっ!」
七海の身体を弄る二人。
「ん・・・っ、いやぁ・・・」
「お?七海ってけっこう胸あるんだな」
「ほんとだ。これなら一人前のくのいちになれるぜ」
愛撫を続けながら顔を見合わせる鷹介と吼太
○巻之二 日常の崩壊−後編(7)
「やめて・・・やめてよぉ・・・」
「めんどうだから、とっとと脱がせちまうか?」
「そうだな、吼太。・・・それじゃっ!」
びりりっ!びりりりぃっっ!!!
「い・いやああぁぁあぁ!!」
二人は七海の服を破いていく。
あっというまに、ショーツだけの格好にされてしまった。
「おー、すげぇ!おまえいい身体してんなぁ」
「まったく、こんなのを今までずっと隠していたなんて許せないな。」
「そうだな、俺たちの間で隠し事をするなんてな」
「いやぁ・・・見ないで・・・見ないでよぉ・・・んっっ!」
七海はうめき声を上げた。鷹介が、七海のそのふくよかな胸の頂点を抓ったのだ。
「い・・痛い・・・っ」
「これぐらいで弱音を吐いちゃだめだぜ、七海。これからいろんな苦しい特訓が待ち受けてるんだからな」
鷹介はそう言って、今度は七海のその瑞々しい胸を優しく揉みしだく。
○巻之二 日常の崩壊−後編(8)
「いや・・やめて・・鷹介・・・」
鷹介は七海の言葉を無視して愛撫を続ける。
その手つきは、確実に七海の性感を高めていった。
「ん・・・ふっ・・うぅ」
「お、感じてるのか。感度がいいんだな、七海は」
「か・・・感じてなんか・・・いない・・・わよ」
鷹介と吼太は、二人がかりで七海の、女性の性感帯と思われる場所を愛撫していく。
「耳はどうかな?」
「ん・・・!・・うぅ・・・」
「じゃあおれは首すじだ」
「!・・う・・っ・・・・・ふぅぅ」
「それじゃ、太腿の内側なんて・・・」
「ふぅ・・・う!・・んぅ・・・・・んっ・・・・」
「お次は肘」
「ぅうっ・・・んぅ・・・・・・ん!・・」
七海は、歯を食いしばって耐えている。
だが、異性の愛撫を受けたことが無い七海は、自分の身体の反応を抑える術を知らない。
しかも、二人同時の愛撫。
そのうえ、二人は七海の身体を無作為に襲っていく。
どちらかの愛撫に耐えようとしても、もう片方から与えられる感覚に心が乱され、意識を集中することが出来ないのだ。
それでも、戦士としての精神力の強さで七海は快感の攻撃に耐えていた。
○巻之二 日常の崩壊−後編(9)
「もう・・や・・めてよ・・ぅう!・・・フラビージョ!!早く二人をもとにもどしなさい!!・・っ!」
「やーだよ〜。こんな楽しいこと、やめるわけないじゃん」
七海の痴態を二人の後ろから眺めていたフラビージョ。
「どう?すこしはカンジてきたかな?」
「こ・・・んなの、この私が感じるわけ・・っ!・・・・ないじゃない!!」
気丈にもフラビージョを睨みつける七海。
そんな七海をあざ笑うかのように、フラビージョはこう言った。
「そう?でも、ブルーのあそこ、染みできてるよ?」
「えっ!!?」
七海は耐えていた、が、それは精神だけだった。
愛撫に耐性が無い七海の身体は、正直にその快感を表していたのだ。
○巻之二 日常の崩壊−後編(10)
「うそ・・うそよ!私は感じてなんか・・・」
「ふ〜ん・・・じゃあ、これはなにかなー?」
七海のショーツに手を入れるフラビージョ。
「・・・っ!」
そして・・・ショーツから手を出し、七海の目の前でくっつけていた親指と人差し指を広げる。
『にちゃぁ』
そんな音が聞こえてくるようだった。
フラビージョの指の間で、粘性のある液体が糸をひいた。
「っ!」
「なんだ、やっぱりブルーってばカンジてるんじゃん?」
「うそ・・・そんな・・・そんな・・・・」
七海は、動揺を隠しきれなかった
「じゃあ、もう遠慮はいらないよねえ。ずばっとやっちゃってよ」
○巻之二 日常の崩壊−後編(11)
「わかった」
「おーけー」
二人は七海からいったん離れると、それぞれの『モノ』を取り出した。
「いや・・ねぇ・・・・いやだよ・・そんなの・・・・」
ついに自分が犯される。犯されてしまう。
七海には、もう、どうすることもできなかった。
二人がもう一度、七海に近づいていく・・・。
「おれ、下ね」
鷹介が言った。
「あー!ずりぃ!しょうがねーな、じゃ俺上」
そう言って吼太は七海の顔に近づく。
「いくぜ、七海」
鷹介は、七海の両足を両脇に抱えた。
七海はもう言葉も発せず、目に涙をため、弱弱しくかぶりを振るだけだった。
○巻之二 日常の崩壊−後編(12)
「ほらっ!」
ずぐっ!
「かはっ!!」
七海は目を見開き、首に筋が浮くほどのけ反らせた。
七海の体中から汗が吹き出る。
『つう』と、七海の股間からひと筋の赤い液体が流れた。
とうとう、七海の処女膜が破られてしまったのだ。
「どうだ?七海。感想は?」
七海は答えない。のけぞったまま、ただ金魚のように口を開閉するだけだった。
あまりの痛みに、七海は失神寸前だった。
「こたえろよ」
鷹介は、七海の乳首を強く抓った。
「あうっ!」
○巻之二 日常の崩壊−後編(13)
朦朧とした意識から覚醒する。
「・・・いっ!いやあああああああぁああぁぁあ!!」
あらん限りの叫び声をあげる七海。
「うわっ、うるせーなあ。ちょっと黙らすか」
そういって吼太は、自分の『モノ』をむりやり七海の口にねじ込んだ。
「んぐっう!うぅうっ!」
「噛むなよー?噛んだら後でおしおきだぞ?」
「おーし、じゃあいくか、吼太」
「おう、鷹介」
そう言って、二人は七海の口と股間に入れた『モノ』を深く強く、そして激しく律動させた。
○巻之二 日常の崩壊−後編(14)
「ん!んぐっ!ぐぅ!うぅう!うんっ!!」
「お〜、さすが処女の締まりはちがうなあ」
腰を強く打ちつけながら、鷹介は感嘆の声を上げる。
「上の口はまだまだ特訓が必要だな、なあ、七海!」
「ぐっ!んんっんっんぐっ!うはぁっ!!」
もちろん七海は答えることが出来ない。口の周りから涎を垂らし、うめき声を上げるだけだ。
「はうぐっ!んぐっ!ううぅっ!んはっっ!!」
「おーし、最初だからこの辺にしといてやるか。」
「そうだな、いきなり飛ばしても可哀想だしな」
二人はそういってラストスパートをかける。
「んん!んんんぐ!ううっうぅうっんん!ん!ん!ん!ん!ん!うはぁぁあっ!」
「よ・・っし、いくぜ、七海!」
「しっかり受け止めろよ!」
二人は『モノ』を引き抜いた。
そして、七海の身体と顔をめがけて精液を放出させた・・・。
180 :
22:03/06/12 23:58 ID:IgYxz11a
おそまつさまでした(-人-)
もちょっとだけ続きます。
181 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 03:55 ID:1VextWXw
やべ、起ってきた。。
183 :
館長:03/06/13 10:46 ID:f6cDIQr5
>>22さん PJrF3aMcさん
個人的に画像などで支援したいので、よろしければフリーからでイイのでメールして頂けませんか?
(著作権などの問題でココには掲載できない画像なので)
あぼーん
185 :
名無しさん@ピンキー:03/06/14 00:22 ID:ekOwfFMp
very good!
あぼーん
187 :
PJrF3aMc:03/06/14 01:06 ID:l+z624lU
七海がライヴの告知をしたのとは時間的に逆行する事になるが……
約一週間前。
「はい、いぃ〜ち!にぃ〜い!さぁぁ〜ん!!」
楽しそうに手拍子を打つフラビ―ジョの傍らで、惨めに地面を這いずり回る白いインナースーツの七海の姿があった。
七海の首筋には、血の様に赤く、妖しい輝きを放つ鈴輪がガッチリと嵌められている。
隷属の証。敗北の証。
罠とも知らず、ジャカンジャの謎のプラントが残されたと思しき街にやってきた七海を待っていたのは、謎の少年に操られる夢遊病者の様な眼をした人々。
そして――…鏡から抜け出て来たかの様な、もう一人の自分だった。
戸惑いながらもシノビチェンジした七海だったが、執拗に張り巡らされた二重三重の罠の前に惨敗を喫し、捕らえられてしまった。
188 :
PJrF3aMc:03/06/14 01:06 ID:l+z624lU
「わんっ!」
そして、今。
七海は、かつての宿敵が発する屈辱的な命令に抵抗する事も叶わず、己の意思に反した行動を余儀なくされている。
「あはは!上出来だよハリケンブル―! あ、七海だったか…どっちで呼んで欲しい?
昔、アイドル目指してたときは、お互い名前で呼び合ってたよねぇ〜?」
四つん這いの格好の七海を見下ろす形で、フラビ―ジョが手に持つ鈴を振る。
「“七海”。オ○ンコしてごらぁ〜ん♪」
犬のチンチンと掛けた芸を七海に強要する。
例え、操られていようが何をされていようが、普通なら絶対に出来ない様なポーズを、しかもこの女の前で。だが、七海はその命令にすら抗う事は叶わない。
189 :
PJrF3aMc:03/06/14 01:07 ID:l+z624lU
身体をごろんと冷たい床に仰向けに投げ出すと、まるでオムツを取り替える赤ん坊のように両足を膝で曲げ、大きく開いた。
「フフ…芸を二つも覚えられてよかったねぇ〜」
邪気のない笑みを浮かべ、フラビ―ジョがあられもない格好の七海を侮蔑する。
更に、インナースーツに守られているとはいえ、剥き出しとなった七海の敏感な箇所を足蹴にしてぐりぐりと踏みつける。
「っッ!…や・やめて!!」
七海の身体が左右に大きく揺れた。
「あれぇ〜?もしかして感じてんの?えっちだなぁ〜七海は…」
「そっ…そんなことないっッ!!」
「あ、そぉ〜お?」
先程よりも強く、茶色いブーツに包まれた右足を七海の秘部に押し付ける。
「あっ!あぁ〜っッ!!」
激しく悶え狂う七海。そんな彼女の様子にやれやれと、大げさな仕草でため息をつくフラビ―ジョ。
「こんな程度で感じてるんじゃ、とてもくノ一とはいえないね。やっぱり、七海にはあたしのペットになってもらわなくちゃ」
フラビ―ジョがパチン、と指を鳴らすと同時に七海の身体が光に包まれ、元の見慣れた青いシノビジャケット姿へと還元された。
190 :
PJrF3aMc:03/06/14 01:08 ID:l+z624lU
「はぁ、はぁ…そう、上手くなんかいかないわよフラビ―ジョ!私が行方不明になったらきっとみんなが助けに来てくれるはずよ!!」
頬を紅潮させ、七海は荒い息でそう言い放った。
「大丈夫だよぉ。七海の代わりに、あの娘を送り込んどいたから、安心してね♪」
にこり、と笑いながらフラビ―ジョは言った。
「本物なんかより、よっぽどス○ペイン語も上手いんじゃない?」
そう言いながら、七海へと歩み寄る。
カチリと、七海の首輪の色とおそろいの赤い紐がリングの金具に取り付けられた。
それを側の支柱に結びつける。
「じゃあね、七海」
古い蝶番がぎぎと耳障りな音を立てて閉まると、窓のない地下室は暗闇に包まれた……
191 :
PJrF3aMc:03/06/14 01:13 ID:l+z624lU
お久しぶりです。
恥ずかしながら帰って参りました。
保全してくださっていた皆様。そして、素晴らしいSSを書いて下さっている22さん。
本当にありがとうございます。
有限不実行の自分ですが、今後とも良しなにして頂けると幸いです。
192 :
22:03/06/14 02:11 ID:h9jWo70N
PJrF3aMcさん帰ってキタ━━!!( つ∀`;)人(・∀・)
貴方あっての特訓シリーズですので…(フラビ復活の場面拝借?しちゃってますし…)
これからもよろしくおながいしまつ。
>>館長さん
支援ありがとうございます。でも、大変申し訳ありませんが、僕は辞退しようと思います。
もし僕が貰ったら、このスレを見てる方々もほしいと思われるかもしれませんし、
そうなると数人しか見られないのはなんとなく不公平な気がして…。
もし希望者全員に送るとしても(何人いるかわかりませんが)大勢の人に送らなきゃいけなくなってしまい、
館長さんのお手を煩わせることになってしまうかもしれませんから。
お心遣い、ありがとうございました。お気持ちだけ頂いておきます(;´Д⊂)
193 :
名無しさん@ピンキー:03/06/14 03:42 ID:Mt/qAHy0
age
ho
196 :
22:03/06/18 01:38 ID:FoliZnSl
すいません。今ちょっと繋がらない状況なので携帯から。
とりあえず、書いた分だけ明日うpしまつ。
お待たせして申し訳ない・・・
197 :
22:03/06/18 21:26 ID:rL94Ud2T
レス数消費が激しいので今回から改行少なめにしてみました。
○巻之二 日常の崩壊−後編(15)
「んっ!い…いやぁ…」
身体と顔を精液でベタベタにされてしまった七海。
二人の仕打ち、フラビージョへの姦計にどうすることも出来なかった悔しさに、戦士としての心が崩れかけた。
そして、溢れ出る感情を抑えきれず、とうとう七海は、一筋の涙を零してしまった…
そのときだった。
「う・・・」
「ぐっ・・・」
二人が 急にうずくまり 苦しみはじめた。
「ぐっ…」
「うぅっ!」
頭を抱え、二人はその場にうずくまってしまった。
「鷹介!?吼太!?」
七海は見た。
二人が、泣いているのを。
「うぐ・・・っ・・なな・・み」
「ななみ・・・ご・・ごめん・・・っ!・・ごめんな・・・」
「鷹介!!吼太!!」
「あれれ〜?」
七海の涙に反応したのか、二人の心が心を取り戻し始めた。
フラビージョの術に完全には落ちていなかったのだろうか。
「鷹介ぇ!!吼太ぁ!!」
七海は懸命に叫んだ。強い頭痛に耐えつつ、二人はゆっくりと立ち上がり始めた。
「ななみ…ななみ…っ!」
「う…ぐっ!フラビージョっ!これを…はずすんだ…ぐっ!」
二人は必死に術から逃れようとしていた。
○巻之二 日常の崩壊−後編(16)
しかし。
「もう、二人ともすぐそうやって抵抗しようとするんだからぁ」
そう言って、フラビージョは胸の前で印を組むと
二人に放った。
「それっ!」
「ぐっ!ぐああぁっ!」
「うわあぁあっ!」
「鷹介っ!?吼太ぁっ!?」
鷹介と吼太は再びうずくまってしまった。
「うぅ!うぐあぁっ!」
「っっっ!!ああぁぁあっ!」
「あぁ…フラビージョ…もうやめて……」
七海はのたうちまわる二人を見て、耐え切れず涙を流し哀願する。
だが、そんなことはお構いなしにフラビージョは二人に術を送り続けた。
「だ〜め。二人が抵抗しようとするからだよ。」
その言葉の後、フラビージョはぽそっとつぶやいた。
「まったく、この術って掛かり悪いんだよなぁ…私も特訓しないとだめかなぁ?」
(掛かりが悪い…?)
七海はその言葉を聞き逃さなかった。
(じゃあ、もしかしたら術が切れることも…?)
七海は思った。その瞬間を狙ってフラビージョを攻撃すれば、二人の術が完全に解けるかもしれないと。
○巻之二 日常の崩壊−後編(17)
「はい、終ーわり」
はっとしてフラビージョ、そして二人を見る七海。
二人はまた、先ほどの光が無い瞳に戻ってしまっていた。
「…!」
七海はフラビージョを睨みつけた。
にやっと笑みをうかべ、フラビージョは言った。
「今日はここまでね、ブルー。明日から特訓開始だよ?がんばってね」
「…フラビージョ…っ!」
「じゃーね〜」
そう言って、フラビージョは部屋のドアを開けた。
重苦しい音が部屋中に響く。
その扉が閉まるまで、七海はフラビージョを睨み付けていた…。
(フラビージョ!あなたになんか負けない!いつか隙を見て絶対二人を…!)
七海は、固く心に誓うのだった…。