藤田和日郎作品のSS

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1
俺には才能が無いので書けません・・・
だから誰か書いて下さい。お願いします。
2名無しさん@ピンキー:03/04/15 19:58 ID:6NKYC5uj
魚肉ソーセージ喰いたい
3あぼーん:03/04/15 20:07 ID:JUfvTXcv
      へヘ
     /〃⌒⌒ヽ
     〈〈 ノノノハ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      |ヽ|| ´∀`||< 先生!こんなのがありました!
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4あぼーん:03/04/15 20:10 ID:JUfvTXcv
  ∋8ノノハ.∩
   川o・-・)ノ <先生!こんなのがありました!
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\(_ノ ̄ ̄ ̄\
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5あぼーん:あぼーん
あぼーん
6:03/04/15 23:17 ID:ns0H3QXf
広告しか貼ってないよ…シクシク…
7名無しさん@ピンキー:03/04/15 23:21 ID:xf4tMG0X
携帯でH気分
http://uraban.com
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8名無しさん@ピンキー:03/04/16 06:06 ID:JhYs96ag
やはり藤田和日郎作品では劣情を抱きにくいのでは無いか?
パンモロ、乳丸出しとサービス要素には事欠かない作風ではあるのだが…

とりあえず>1はどんなカップリングや展開を望むのよ。
シチュだけでもあげていけばその内SSもあがるかもよ?
9:03/04/16 20:14 ID:9nvMK8qF
>>7
純愛なら潮×麻子、陵辱なら日輪タンが妖どもに…ってのかなぁ。

この人、話の構成が上手いからサービスショットも「燃え」に
転化されるんだよなぁ…
だからSSをあんまり見かけないんだよねぇ…

あっ、あと真由子ととらw
10名無しさん@ピンキー:03/04/17 02:27 ID:T0BjMu+f
真由子とキリオとか、ところで真由子って髪は何色なんだろ。

桃源郷とかもよさげな。
11山崎渉:03/04/17 12:19 ID:Ac1CXwMS
(^^)
12名無しさん@ピンキー:03/04/17 21:01 ID:V8GDWLr4
エレオノールvsミンシア
13名無しさん@ピンキー:03/04/17 22:28 ID:8l5rWIDR
ho
14名無しさん@ピンキー:03/04/18 02:29 ID:oc/ieykq
藤田作品は大好きだけど、こんなにエロ萌えしづらいものもないという感じするよ。
書こうと思っても手が止まる。

潮×麻子もとら×真由も鳴海×エレも大好きなんだけどな。
15名無しさん@ピンキー:03/04/18 10:38 ID:2RTUaCVy
涙ありきだから、穢しているような気になって
16名無しさん@ピンキー:03/04/18 14:43 ID:102USpa0
ヴィルマ×エレをキボン
17名無しさん@ピンキー:03/04/18 23:10 ID:sSsc6MIZ
かがり と 妖鳥 と とら で3P

萌えんなぁ・・・
18名無しさん@ピンキー:03/04/19 01:56 ID:ktYhqH/j
えっとね・・・
凶羅×真由子+麻子 キボン



(*´д`)レイプモノ・・・
19名無しさん@ピンキー:03/04/19 02:17 ID:0PliZLqu
>>18
……お前はそこで乾いてゆけ。
20名無しさん@ピンキー:03/04/19 02:58 ID:escdWzya
あさこ、ボンバイエ!
21名無しさん@ピンキー:03/04/19 03:00 ID:slIF38WD
22名無しさん@ピンキー:03/04/19 23:31 ID:v08o6BRa
日輪たんハァハァ(*´д`*)…
23山崎 渉:03/04/20 04:09 ID:IxIHzNin
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
241:03/04/20 22:04 ID:2Rfq3m3b
藤田作品でエロSS求めるのは無茶だったのかなぁ・・・
25名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:10 ID:XvD1kj16
前にあったからくりスレもすぐにdatいったさ。
26名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:30 ID:mntut7Pj
>>24
やっぱり一番いいのはまず君が書いてみることだね。
27名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:54 ID:gx5jeh3n
26に同意。どんなにひどくてもいいから、書いてみてくれ
28名無しさん@ピンキー:03/04/21 05:03 ID:cawyJ3KA
>>15
だからラブラブなのがほしいんだい!
291:03/04/21 22:29 ID:6SSIUn3d
>>26-27
最初に書いたんだけど、才能がない。
そして時間もない。
それでもいいって言うなら考えてみる。
だが、いつになるかはわかりません。
30名無しさん@ピンキー:03/04/21 22:39 ID:aZEmXhh7
「からくり〜」のss(リーゼ)はどっかにありますた。
31名無しさん@ピンキー:03/04/21 22:43 ID:waXpD6Xf
藤田氏は意外だがエロ肯定派なんだよな。
自作品のエロパロをどう思うかは判らんが。
32名無しさん@ピンキー:03/04/22 01:26 ID:gx4+IRn+
>31
意外かな? エロは生の延長線上にある部分だから、
生燃焼型の藤田氏がエロ肯定派だってのはすごく納得できる。

ただ自作のエロパロはやっぱり複雑だろーな…
33名無しさん@ピンキー:03/04/22 16:19 ID:+FtIaIkN
目の前に愛する男がいる。だがエレオノールの心は絶望に凍り付いていた。
カトウナルミ。彼は死んだはずだった。
しかし生きていて、今こうして彼女の前に立っている。
喜び、その胸に飛び込もうとしたエレオノールを抱きとめるどころか
左の腕から伸びるブレードを彼女ののど元に突きつけ、こう言い放ったのだ。
「探したぜ、フランシーヌ人形!」
彼の漆黒の髪と瞳が半分銀色に変わり、四肢が人形のパーツという変わり果てた姿になり
自分と同じ「しろがね」となっていたことより何より
その言葉がエレオノールを打ちのめした。
「ナルミ、何故・・・」
何故、自分を敵の首魁の名で呼ぶのか、いやそれより自分のことを
「お前は人形じゃない」と言ってくれた彼が、その口で人形と呼んだ。
絶望のあまり、エレオノールの頬を涙が伝う。
「フランシーヌ、なんでお前が俺の記憶の中に残っていたのか知りたかった。
だが、お前のために大勢の仲間が死んで、今もゾナハ病で苦しんでる人たちがいる。
許すわけにはいかない!」
「違う・・・違う!私はフランシーヌじゃない!人形じゃない!」
3433:03/04/22 16:44 ID:l6TYstcS
優しかった瞳が、怒りと憎悪をこめて自分を見ている。
何故?何故こんなことに?
あれほど恋焦がれた男が、自分を敵として刃を突きつけている。
エレオノールは必死に哀願した。
「ナルミ、あなたは私を抱きしめてくれた。おれの女だって言ったのに。どうして・・・」
「なっ、おれの女?」
エレオノールの予想外の言葉に、鳴海の腕の力が少しゆるんだ。
押さえつけられていた状態から、エレオノールはするりと抜け出る。
そして鳴海の前に向き直ると洋服のボタンをはずし始めた。
「な、何するつもりだ!」
エレオノールの突拍子も無い行動を、鳴海は呆気に取られて見ていることしかできなかった。
彼女は下着をも全て脱ぎ去ると白い裸身を鳴海の前にさらした。
「私はフランシーヌ人形じゃない。・・・たしかめて、ナルミ。」

えーと、こんなへタレな鳴海×エレですが、よろしかったら少しずつでも続けますが。
いつ、どこでというシチュエーションはまったく考えてないのでツッコミ無しでお願いします。
35名無しさん@ピンキー:03/04/22 21:16 ID:iS1uy6eN
33さん、どんどん頼むよ♪
36名無しさん@ピンキー:03/04/23 17:42 ID:f6q9D7aA
神キター!是非続けて欲しい
3733:03/04/23 20:21 ID:PauZ4uxt
カエレ!とは言われないようなので、お言葉に甘えて。


初めはまだ、冷静に対応するつもりだった。
記憶の中の女。自動人形のリーダー、フランシーヌ人形。
それがどう結びつくのか。記憶の中の女はフランシーヌなのか?
サハラで出会った阿紫花という男が、才賀という姓の家もフランシーヌに似た女も知っていると言い
どうこうすることになった。
日本に着き、単独行動をとっていた鳴海は偶然にも女と出会った。
その瞬間、死んでいったしろがね達の姿が浮かび、冷静さを失ってしまったのだ。
名前も自分との関係も問いかけることを忘れ、女の腕を押さえつけ、聖ジョルジュの剣を突きつけていた。
「探したぜ、フランシーヌ人形!」
女は驚愕に目を見開き必死に懇願したが、何故か反撃しようとするそぶりは見せなかった。
そして鳴海の思いもよらぬ行動にでたのだ。
女は着ていたものを全て脱ぎ捨て、鳴海の前に生まれたままの姿を晒したのだ。
呆気にとられ鳴海は立ち尽くした。頭に上った血が冷えるのを感じた。
「私はフランシーヌ人形じゃない。たしかめて、ナルミ。」
女は訴えるような瞳で静かに言った。
3833:03/04/23 20:44 ID:8rXiMauX
しみひとつ無いぬけるような白い肌。なだらかな肩。ふくよかな胸。
キュッと引き締まったウエスト。まろやかな腰からふとももにかけてのライン。
均整のとれた体は成熟した女のそれではなく、瑞々しい若さに溢れている。
どんな名工でも、これほどの美を生み出すことは不可能に思えた。
だが鳴海はまだ疑いを捨てる事ができなかった。
自動人形の中には外見だけでは人間と見分けがつかない奴らもいるのだ。
ましてフランシーヌは天才錬金術師に生命の水を与えられた、特別な人形なのだ。
その迷いを察したのか、女は手をさし伸ばし鳴海の左腕、
ギイによってつけられたマリオネットの手を取った。
そしてその手を自分の頬に押し当てた。
(柔らかい・・・)
生命の水によって体の一部となり、触感を備えた人工の手に皮膚の弾力と体温の温かさが伝わる。
女は鳴海の手のひらに愛しげに頬ずりをした。
「お前は・・・人間なのか?」
3933:03/04/23 21:14 ID:eRntXN7C
たしかに感触は生きた人間のものである。
だがアプ・チャーのように触っても分からないほど、精巧にできた人形もいた。
この女もそうかもしれないのだ。 しかし・・・。
鳴海はいつしか自分から手のひらを、女の顔の上に滑らせていた。
頬から目元へ、柔らかな耳たぶへ、しなやかな銀の髪へ、
そして唇に下りていった。
女は目を閉じ、うっとりとした表情でされるがままになっている。
指先が艶やかな唇を、そっとたどった。
鳴海は憑かれたように肌の感触をたしかめた。
いや、たしかめるなどという目的などすでに消し飛んでいた。
この柔らかく白い肌の感触から手を放したくなかったのだ。
「エレオノール。」
女の唇が動き、指先に吐息がかかる。
「?」
「私の本当の名前。あなたにはその名で呼んでほしい。」
エレオノールは吸い込まれそうな銀の瞳で鳴海を見上げている。
「エレオノール・・・。」
たしかめるようにつぶやくと、鳴海は引き寄せられるように身をかがめ
彼女の唇に自分の唇を重ね合わせた。
もはやフランシーヌ人形のことも何もかも、頭の中から消えていた。
40名無しさん@ピンキー:03/04/23 21:48 ID:oGYVadae
ハァハァ……神降臨だ
41名無しさん@ピンキー:03/04/24 02:54 ID:tRQfB1+K
保守してみる。
42名無しさん@ピンキー:03/04/24 16:39 ID:8q2zlKaW
続きを!
4333:03/04/24 20:53 ID:k9p4eA3m
はじめはおずおずと触れ合わせるだけだった唇が激しく重ね合わされる。
歯列を割り、舌と舌を絡ませ、2人は我を忘れて互いの唇を求め合った。
「・・・ん、あ、あん・・・」
エレオノールの口から甘い吐息が漏れた。
やがて鳴海はエレオノールの唇を解放すると、両手で彼女の頬を挟み
顔中に口づけをふらせる。
頬、額、瞼の上。その存在を確かめるように優しく唇をたどらせる。
「あっ!」
耳元に熱い吐息を吹きかけられ、エレオノールの肩がピクンと揺れた。
敏感な耳たぶを舌で舐め上げられ、軽く甘噛みされる。
「う・・・ん、あぁ、ナルミ・・・」
両膝が震え、エレオノールは体から力が抜けていくのを感じた。
ナルミ、ナルミ・・・」
立っていられなくなり、エレオノールは助けを求めるように、鳴海の体にすがりついた。
鳴海は唇を離すと、崩れ落ちそうな彼女の体を両腕に抱え上げた。
そして適当な場所を見つけ、床にそっと彼女を下ろし、静かに横たわらせた。
4433:03/04/24 21:15 ID:nRZBJ4F1
鳴海は服を脱ぎ捨て、細い体を押し潰さぬよう、エレオノールの上にゆっくりと覆いかぶさった。
エレオノールは鳴海の筋肉の隆起した、たくましい胸板を見上げた。
マリオネットのパーツのつながった部分を見つめる瞳が、痛ましげに歪む。
エレオノールはそっとその部分に手を伸ばすと、いたわるように撫で擦った。
鳴海は黙ってその行為を受け入れていたが、やがて彼女の背に両腕を回し、しっかりと抱きしめた。
2人は再び口づけを交し合う。
鳴海は彼女の唇を離すと、次に白い喉元へ唇を落としていった。
エレオノールは大きく顎をそらせ、首筋への愛撫を受け止める。
「ナルミ・・・、あっ、あぁ・・・」
彼女の口から甘やかな吐息がこぼれる。
それに煽られ、鳴海は貪るように彼女の肌を求めた。
首筋から鎖骨のラインへ。肌理の細かい滑らかな肌に舌を這わせ、なだらかな肩に
優しく歯を立てる。
「ん、ふぅ・・・ん・・・」
輝くように白い肌を桜色に染め、与えられる快感にエレオノールは喘ぎ続けた。
4533:03/04/24 21:44 ID:TMCSk+Di
鳴海の左手が彼女の右の乳房をつかみ、ゆっくりと揉みしだく。
「あ・・・、ああ・・・ん、ナルミ・・・」
鳴海は両胸の谷間に顔を埋め、激しく口付けた後、もう片方の乳房に唇を落とした。
「あんっ!!」
すでに硬くなり始めていた頂を口に捕えられ、エレオノールの体は電流が走ったように
跳ね上がった。
ピンク色の突起を傷つけないよう、鳴海は優しく歯を立て舌で転がし、吸い上げた。
「あっ、ああ、あん・・・、ふぅ・・・ん、ん」
エレオノールは身を捩じらせ、艶かしい声を上げる。
「い、いや・・・ナルミ、・・・あん!」
左の突起を舌で攻め立てられ、もう片方を指の腹で撫で上げられ、摘まれる。
自分自身の上げる声に羞恥を覚え、エレオノールは何とか声を抑えようとした。
彼女は自分の右手を口元に持っていき、人差し指に噛み付いた。
それに気付いた鳴海は、彼女の手首を掴んで引き剥がす。
「なんだよ、恥ずかしがることないだろ?もっとお前の声、聞かせろよ。」
もう片方の手首も掴み、鳴海は床に彼女の両手を押さえつけた。
そして唇と舌で、両胸の頂をさらになぶる。
「あ、ああ、・・・あん、ナルミ、・・・ナルミ!」
力強い腕に押さえつけられ、抗うこともできず、エレオノールは喘ぎ続けた。
46名無しさん@ピンキー:03/04/24 22:21 ID:W4HW/4Dc
ももも萌えーーーーー!!!!(;*´д`)ハァハァ(´д`*;)ハァハァ(;*´д`)ハァハァ
47名無しさん@ピンキー:03/04/25 21:59 ID:LXwoJL+h
4833:03/04/25 23:04 ID:YsMuVLF0
乳房を弄っていた手が脇腹をたどり、太股を撫で、
ふくよかな双丘をやんわりと揉みしだく。
「あ、ふん・・・、あぁん・・・」
敏感な場所を触れられる度、エレオノールは鼻にかかった甘やかな声を漏らす。
柔らかな肌の感触を楽しんだ後、鳴海は両足の付け根、
銀色の茂みの中へ、手を伸ばした。
「やっ! いやっ・・・あんっ!」
誰にも触れさせたことのない場所を指で弄られ、エレオノールは思わず身を竦めた。
反射的に膝を閉じ、逃れようとする。
だが鳴海は彼女の膝頭を掴むと、容易く両足を押し広げさせた。
太股を大きく開かされ、その中心が曝け出される。
そこはすでに熱い蜜を溢れさせ、濡れそぼっていた。
「いや・・・ナルミ、見ないで・・・」
紅潮した顔を両手で覆い隠し、エレオノールは弱々しく懇願した。
4933:03/04/25 23:19 ID:3dcJO977
もともとエレオノールは他人に裸を見られることに無頓着だった。
人の視線など意に介することもなく、
男達が自分に抱く劣情も理解する事ができなかった。
その美しさを賞賛されても、ショーケースの中のアンティーク・ドールに対するものと
同じだとしか思わなかった。
だが鳴海との出会いが彼女の中にそれまで知らなかった感情を芽生えさせた。
偶然フロ場で鉢合わせ、裸を見られた時、エレオノールは思わず体を隠した。
その時、生まれて初めて「男」という性を意識し、
自分が「女」という性であることに気付いたのだ。
サーカスの演目でコンビを組んだ男達に体を触れられても
何の感覚も覚えなかったが、
鳴海に肩を優しく抱かれただけで、心臓の鼓動が早鐘のように打った。
そして今、鳴海の視線に晒されることで、
エレオノールは体の奥が熱くなるのを感じていた。
50名無しさん@ピンキー:03/04/25 23:24 ID:VFvaiEds
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
51 :03/04/26 00:33 ID:FZPO3BFy
ウオ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
神!!紙!!髪!!カミ━━━━━━━━━━!!!!
52あぼーん:あぼーん
あぼーん
53名無しさん@ピンキー:03/04/26 00:44 ID:bifvfNne
造ったところまでは神さまのお役目らしいですね。
54名無しさん@ピンキー:03/04/26 00:59 ID:qMkKtdUj
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
5533:03/04/26 19:52 ID:QLMowqZo
ネタバレスレが気になって、一日中何も手につかなかったよ、ママン。

・・・というわけで今日はお休みです。
明日はがんばって書くからゴメンね。(てゆーか、真面目に働け自分。)
56名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:31 ID:MsPP83+0
>>55
ファイト
57あぼーん:あぼーん
あぼーん
5833:03/04/27 20:52 ID:E48qarZa
熱く潤った柔らかい襞を掻き分け、鳴海は左手の人差し指を差し入れたいった。
溢れ出した蜜が指に絡みつき、動きに合わせて湿った音を立てる。
「あ・・・あっ・・・あん。」
体の奥で蠢く指の感触に溺れ、エレオノールは声を上げる。
艶かしいその声が、鳴海の動きをさらに大胆にした。
中指も差し込み、一緒に掻きまわし、親指で入り口の敏感な突起を弄ってやる。
「あぁ、あふっ、・・・ぅん。」
中と外を同時に攻め立てられ、快感のあまりエレオノールの体が
ビクンビクンと痙攣を繰り返す。
自分の意思とは関係なく、触れられている場所が蠢き、
鳴海の指をさらに奥まで飲み込もうとする。
腰の奥から熱い波が押し寄せ、背筋を駆け抜けた。
エレオノールは足の指を突っ張らせ、大きく背中をのけぞらせた。
「あっ、あっ、あぁ〜〜〜。」
5933:03/04/27 21:11 ID:7iePPRhc
エレオノールは胸を弾ませ、酸素を求める魚のように唇をパクパクと動かしている。
熱く熱を持ち、とろけそうな肉の襞の中から、鳴海はそっと指を引き抜いた。
「んっ!」
エレオノールの口から、思わず名残惜しげな甘えた声が漏れる。
ぐったりとなった彼女の様子をしばらくうかがっていた鳴海は、再びその上に覆いかぶさった。
力なく投げ出された両足の間に体を差し入れ、硬くなった自分のものを中心にあてがった。
放心したように横たわっていたエレオノールは、その動きに気付き
潤んだ瞳を鳴海に向ける。
「いいか?」
その問い掛けの意味を悟って、エレオノールははにかみながらコクンと頷いた。
指の愛撫で十分潤っている入り口に、鳴海は自分のものを含ませた。
柔らかい肉の襞が優しくまとわりつき、彼を押し包む。
だが、まだ男を知らないその場所は、容易に侵入を許そうとはしなかった。
処女の未熟な体は、男の侵略を拒み、押し返そうとする。
それでも鳴海は体を進め、彼女の中に突き入れていった。
「くっ、くぅ・・・。」
エレオノールの顔が苦痛に歪む。
6033:03/04/27 21:24 ID:BwAa+jje
「大丈夫か?」
「え、ええ、平気・・・。」
脂汗を流し、痛みに顔を歪ませながらも、エレオノールはそう答えた。
彼女の苦痛を慮って、鳴海は動きを一旦止めた。
「や、やめないで。来て、ナルミ。」
エレオノールは鳴海の背に回していた腕に力を込め、ギュッと縋り付いた。
「けどよ、お前、辛いんだろ?」
「いいの、もっとあなたを感じさせて。あなたが今ここにいるのが夢じゃないって
信じさせて。」
彼女の瞳から、堰を切ったように涙が溢れ出した。
そして鳴海の胸に顔をすりつけ、しゃくりあげる。
「もうどこにも行かないで! 私を置いてどこにも行かないで!!」
エレオノールの悲痛な叫びが、鳴海の胸に突き刺さる。
彼女がどれほど自分を愛しているのか、初めて気付いたのだ。
そして失われた記憶の中で、自分が彼女をどう思っていたのかを。
愛おしさが込み上げ、鳴海は彼女を抱く腕にさらに力を込めた。
6133:03/04/27 22:05 ID:y04kuPN2
2人の吐息だけが暗闇の中に響いている。
鳴海は衝動のままに、彼女の中でひたすら動き続けた。
背中に回したエレオノールの指が、鳴海の肌に爪を立てる。
「あっ・・・、ああ、ナルミ、ナルミィ・・・。」
その口から漏れる甘い声が、彼女が感じているのがもはや苦痛ばかりでないと
教えていた。
しろがねとしての回復力のせいか、愛する男をその身に受け入れている歓喜のためか、
引き裂かれるような痛みも今は薄れ、内壁を擦り上げる男の存在感が
彼女の中で痺れるような歓びを生み出していた。
「あぁん・・・、ふぅん、ナルミ・・・、ナルミ・・・。」
エレオノールは髪を振り乱し、夢中で彼の名を呼び続ける。
自分を求める女の声に突き動かされ、鳴海はさらに動きを速めた。
滝のように流れる汗が、彼女の体に滴り落ちる。
やがてエレオノールは全身をがくがくと震わせると、背中をのけぞらせ
一際高く悲鳴を上げた。
「ナ・・ルミ・・・、あっ、あ〜〜〜〜〜!!」
鳴海を包み込んだ肉の壁が激しく収縮し、彼のものを締め付ける。
「くっ、う・・・。」
堪えきれず、鳴海は彼女の中に熱を解放した。
6233:03/04/27 22:17 ID:QrYQA0JB
激情の去った後、2人は静かに寄り添って、横たわっていた。
エレオノールの白い太股に、一筋の赤い線が流れ、床に散っていた。
人間である証。鮮やかな血の赤。
彼女はうっとりとした表情を浮かべ、鳴海の胸に頭をもたれ掛からせている。
鳴海は手を伸ばし、そっと彼女の髪を優しくすいてやる。
それが気持ちいいのか、エレオノールはいつしか静かな寝息を立てていた。
鳴海に何もかも委ねきった、安らかな寝顔だった。
彼女の肩に腕を回し、しっかりと抱き寄せる。
そういえば、と鳴海は思った。
暗闇の中、彼女の肩を抱き、互いのぬくもりを感じていた事があったような気がする。
あれはいつの事だったのだろう。
考えているうちに鳴海もまた、眠りの中に引き込まれていった。
6333:03/04/27 22:22 ID:raiM2vQo
ネタバレスレ見たらへこみそうになったけど、本編見たらなおさら書けなくなりそうなので
なんとか当初の予定通りの話で進めて終わらせました。
また何か思いついたら書きにきます。
後に続く方、よろしく。
64名無しさん@ピンキー:03/04/27 23:26 ID:h80GaK/Z
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  * ※キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!※ *
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(´Д`)ハァハァ
651:03/04/28 00:06 ID:Zf1z2NXp
おおっ!いつのまにやらSSが・・・
感動した…(つД`)
66名無しさん@ピンキー:03/04/28 23:12 ID:CFmsv9mX
保守
67名無しさん@ピンキー:03/04/29 11:01 ID:XTGZXrun
>>33
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(` )━(Д` )━(´Д` )━(*´Д`)━!!!!!!!!!
このふたりはじれったくなっておまいらいい加減にくっつけや!と
言いたくなるようなストイックな純愛キボンでしたがエロも…エロもまたイイ!
アリガトーマリガト-

>>1もよかったな。立てたかいがあったな。
68名無しさん@ピンキー:03/04/30 05:11 ID:4mdKqMIF
hoshu.
69名無しさん@ピンキー:03/04/30 06:44 ID:/o4wO22D
今週号…>>33-62になればいいのだが…

色男が隣にいるからなあ…・
70名無しさん@ピンキー:03/04/30 19:39 ID:S2L46fjf
新たな神の降臨待ち保守。
ネタはあっても文章に起こせないからなぁ…
71名無しさん@ピンキー:03/04/30 21:47 ID:e1ZQij0m
削夜×沙夜子とか今度落としに来てもいいっすか。
需要ある?
72名無しさん@ピンキー:03/04/30 22:59 ID:7xUOyD5N
>71
需要あり!!
73名無しさん@ピンキー:03/04/30 23:07 ID:jrpLfa1f
>>71
沙夜子って誰だっけ?
74名無しさん@ピンキー:03/04/30 23:15 ID:4mdKqMIF
>>73
短編集「夜の歌」参照。

それにしても、たった1カットで(無論、膨大な伏線があってこそだが)
少年漫画板のスレを沸騰させるとは
奴はバケモノですか?
75名無しさん@ピンキー:03/04/30 23:18 ID:Ew4PA42I
>>71
あり!!
お待ちしてます!

>>74
デモンです。
76名無しさん@ピンキー:03/05/01 00:28 ID:dMvv/F6R
「うしおととら」のかまいたち3兄妹の末妹かがりはどないでしょう(*´Д`)
俺かがりすげーすきなんだけどこれといった相手がいない罠。
77名無しさん@ピンキー:03/05/01 20:15 ID:ocoGKfCv
>>76
シャガクシャ
78名無しさん@ピンキー:03/05/01 21:25 ID:8jE/cC/V
とらでいいんでは?
79名無しさん@ピンキー:03/05/01 21:54 ID:yBLZIBos
とら×かがりか……


獣姦になるのか?
8076:03/05/01 23:03 ID:dMvv/F6R
とらかなとも思ってはいるんだが
>>79の言ってるようになんか獣姦みたくになるのがなぁ…
どっちかっていうと普通の人間同士の方が好きなもんでw
というかとらっつーか字伏に性別はあるのか?と疑問に思っている。
81名無しさん@ピンキー:03/05/01 23:05 ID:8jE/cC/V
あとは西か東の長か兄しか・・・
82名無しさん@ピンキー:03/05/02 00:09 ID:CryssczO
かがりの中の人も獣やん
83名無しさん@ピンキー:03/05/02 03:21 ID:JE0UzGCY
とらの中の人は人間の♂ダターヨ。
8477:03/05/02 18:27 ID:F06m6tBS
>>80
だからシャガクシャでいいだろ!
85名無しさん@ピンキー:03/05/02 20:39 ID:Wh3KREpz
ラーマ姉で。
86再び33:03/05/02 20:56 ID:+yX0OKcF
性懲りも無くまた来ました。鳴エレ専門の33です。
しょーもないネタですが、どぞ。

ある日、珍しくエレオノールがワインを買ってきた。
有名メーカーの新商品だとかいう、淡い薔薇色のロゼ・ワインだ。
「ほら、キャンペーン中で、こんな綺麗なデザイングラスが付いてたの。」
そう言って鳴海にペアのワイングラスを見せた。
「ふーん、そりゃいいけどよ。前から言ってるように俺は酒飲めねぇからな。」
「いいじゃない、試しに飲んでみれば。あまり苦くなくて口当たりがいいから
お酒が苦手な人でも飲みやすいんだって。」
エレオノールはグラスにワインを注いで、鳴海の鼻先に差し出す。
ツンとアルコールの臭いが鼻について、鳴海はプイと顔を背けた。
「いらねーっての。俺はギイの野郎と違って酒なんかでぇーきれぇーなんだよ。」
「もう!」
彼女とて、それほど飲める方ではない。
レストランなどでアペリティフをたしなむ程度で、買ってくるのは料理に使う時ぐらいだ。
それでもたまには2人でロマンティックなムードに浸ってみたいと思って買ってきたのに。
不貞腐れながらグラスに口を付けていたエレオノールは、ふとイタズラ心を起こした。
87再び33:03/05/02 21:12 ID:wxz8/3Cp
「ねえ、ナルミ。」「なんだよ。」
ぼんやりテレビを眺めていた鳴海が呼ばれて振り返ると、突然エレオノールが抱きついてきた。
「うわっ!いきなり何・・・。」
抗う間も無く、鳴海は強引に唇を塞がれていた。
無理矢理合わせられた彼女の唇から、苦味を持った液体が送り込まれる。
思わずゴクンと飲み込んでしまい、鳴海は大きく咳き込んだ。
「ゴホッ、ゲホッ!・・・お前な―――!!」
「ふふっ、おいしい?」
唇についた滴を赤い舌でペロリとなめながら、エレオノールは小悪魔の微笑を浮かべる。
「ねぇ、全然苦くないでしょう?一緒に飲も。」
だがすっかりヘソを曲げてしまった鳴海は、ソッポを向いてしまっている。
「いらねーったら、いらねーんだよ!」
「これでも?」
そう言ってエレオノールは鳴海に見せつけるように、シャツのボタンを
ひとつ、ふたつと外し始めた。
「お、おい、何する気だ?」
肩をはだけさせ胸の谷間が露わになる位置までシャツを滑り下ろしたエレオノールは
白い胸元にグラスのワインを一滴落とした。
88再び33:03/05/02 21:29 ID:HTAEWSLu
エレオノールの胸の谷間から、甘いフルーツの香りが立ちのぼる。
ワインの香りをパルファムのように身にまとわせ、彼女は妖艶に微笑んだ。
しなやかな猫のようににじり寄り、細い指で鳴海の唇をそっと突付く。
「ここで、なめて・・・。」
熱愛中の恋人にここまでされて、何も感じなければ嘘である。
「・・・ちっ、しょうがねぇなぁ。」
照れくさ気に言いながら、鳴海は膝の上にエレオノールの体を抱きこんだ。
はだけられた胸元に口を付け、肌を濡らす液体を舌でスッとなめ上げる。
「くすっ。」
エレオノールはくすぐったげに体を捩った。
「・・・結構いけるな。」
アルコールの苦味は肌の甘さに打ち消され、フルーツの香りと彼女の香りが混ざり合い
えもいわれぬ芳香を醸し出す。
その香りを味わいながら、彼女の肌の舌触りを楽しんだ。
89再び33:03/05/02 21:53 ID:4zoerzcN
鳴海は彼女の服を全て剥ぎ取り、床の上に押し倒した。
張りのある豊かな乳房は、横になっても形が崩れることはなく、
ピンク色の乳首はツンと上を向いている。
鳴海はグラスを取って、そのふくらみの上にワインを垂らした。
「・・・んっ。」
ヒヤッとした感触に、エレオノールはピクンと体を揺らす。
ワインで濡れた先端を、鳴海はそっと口に含んだ。
「あん・・・。」
硬く尖り始めた敏感な突起を、舌でねっとりと転がされ吸い上げられる。
鳴海の体の下で、エレオノールは悩ましげな声を上げ始めた。
気を高ぶらせた今の鳴海は、苦手なアルコールも気にならなくなっていた。
エレオノールは自分から触れて欲しい場所を鳴海に示す。
「・・・次はここ。・・・ここも。」
白魚のような手の指から足の先へ。背中のくぼみから腰のくびれへ。
彼女の求めに応じてワインを注ぎかけ、全身くまなく愛してやった。
「まるでアクア・ウイタエだな・・・。」
白い肌を染める薔薇色の液体は、
まるで彼女自身の中から湧き出しているように見えた。
「次はここ・・・。ここも。」
90再び33:03/05/02 21:56 ID:cUkSQoib
最後の一行消し忘れスマソ。
91再び33:03/05/02 22:30 ID:4Nj8bNOA
鳴海は彼女の両足を広げさせた。
中央の花弁はすでに透明な液体で満ち溢れ、男の愛撫を待ちわびている。
彼はグラスを傾け、その花芯にワインを注ぎ込んでやった。
「あ・・・あ・・・はぁ。」
薔薇色の液体の一部は、開きかけた花弁の中へ吸い込まれていったが
ほとんどは流れ出し、肌の上を伝い落ちていった。
彼女の白い足の間に顔を埋め、流れ落ちたワインを舌ですくう。
ふとももの内側を丹念になめ上げ、足の付け根に唇を這わせる。
「ん・・・あっ、あっ・・・。」
熱く息づく中心部にはワザと触れず、その周辺を念入りに攻め立ててやる。
「ナルミ・・・、お願・・・い、もう・・・。」
エレオノールは甘えた声で懇願するが、それでもすぐには叶えてやらない。
焦らすだけ焦らしてやってから、ようやく彼女の望む場所へと到達した。
「あぁん!!」
エレオノールの体がビクンと跳ね上がった。
92再び33:03/05/02 22:51 ID:u+SZF9TM
尖らせた舌先を、濡れた柔らかい襞の中へと差し込んでいく。
「あふぅ・・・ああ・・・ん。」
甘い蜜の味と共に、ピリッとしたアルコールの刺激が舌を刺した。
それでも鳴海は花弁をかき分け、彼女の中へと進んでいく。
執拗な舌の愛撫に堪え切れず、エレオノールは激しく体を震えさせた。
鳴海は彼女の両足を押さえつけ、動けないようにしてなおも攻め続けた。
甘い液体は内側から止めどなく溢れ続け、内腿を濡らす。
エレオノールは涙を滲ませながら、必死に訴えかけた。
「あ、あ・・・来て、お願い、ナルミ・・・早く・・・。」
彼女の求めに、ようやく鳴海は顔を上げた。
そして彼女の上に覆いかぶさり、体を重ね合わせた。

「あ〜あ、何だかんだで一本空けちまったなぁ。」
「また明日買ってくる?」
鳴海の腕枕に頭を預けながら、エレオノールはクスッと笑う。
「・・・毎日晩酌じゃ身が持たねーぞ。」
93名無しさん@ピンキー:03/05/02 23:09 ID:PmFDY9Ff
リアルタイムでリロードかけまくってしまいました!神!
94名無しさん@ピンキー:03/05/03 01:40 ID:Y4N6pyNC
33さんすばらしい…ハアハア
95名無しさん@ピンキー:03/05/03 22:07 ID:wqqzm45h
「まるでアクア・ウイタエだな・・・。」
96名無しさん@ピンキー:03/05/04 20:44 ID:67ZZejhO
いつになったら少年漫画板復旧するんだよう。
二週間待ちきれないからせめてスレでからくりの話して気をまぎらわしてたのに〜。
97名無しさん@ピンキー:03/05/04 23:53 ID:rb3fdK0e
(´-`).oO(まんまんちゃんってなんだろう……?)
98名無しさん@ピンキー:03/05/06 17:55 ID:Pcu7OTR5
71さんはまだかな…削夜×沙夜子読みたい。
99イイァム:03/05/06 21:08 ID:t3+Co0vT
1の願いに動かされ、日輪話を書いたが、
転居で携帯から覗くしかない。
待ってて
100名無しさん@ピンキー:03/05/06 21:10 ID:RMZmQYZQ
100!
101名無しさん@ピンキー:03/05/06 22:46 ID:wL/i0826
日輪読みたいっす・・・。
待ってるよー。
102名無しさん@ピンキー:03/05/08 19:18 ID:59ej2JJS
71さんと99さんとまだ見ぬ神をを待ちつつsage
103名無しさん@ピンキー:03/05/08 22:46 ID:FuNAL4+3
マドロスバーガー×ジェットサンダーラーメン
104名無しさん@ピンキー:03/05/08 23:16 ID:F3Za2TED
>103
それがありなら
ヒーローババーン×陰陽人形
105イイァム:03/05/09 07:54 ID:3LQueRtW
スマソ、エロパロとはかけはなれたものにナッチャターヨ
ネット開通を願いながら吊ります・・・
106名無しさん@ピンキー:03/05/09 07:55 ID:/vV/ZcXC
m
107名無しさん@ピンキー:03/05/09 07:56 ID:EGyYfPAE
>>105
俺なら小夜さんを開通する!
108名無しさん@ピンキー:03/05/09 12:41 ID:gIQlu8Fy
普通にとらX真由子のラブラブなやつが読みたいなぁ
109あぼーん:あぼーん
あぼーん
110名無しさん@ピンキー:03/05/09 20:19 ID:EGyYfPAE
>>109
じゃあ無修正ロリDVDは何処にあるんだ?
111名無しさん@ピンキー:03/05/10 01:13 ID:rf2/HzAa
あー…「からくりの君」の加当と蘭菊の小話投下してみます。
エロに持っていけなかったので神待ちの間の場繋ぎにでもドゾー
112111:03/05/10 01:19 ID:rf2/HzAa
うら寂しい山道から仰ぐ太陽が傾きを緩やかに下げていく刻になって、
のどか、としか言えないようなぽかぽかとした陽気もゆったりと色を薄めはじめていた。
木々の影法師が少しずつ伸びてゆくそんな山の中を、二人のおかしな道連れが行く。
行李を背負った一見物売り風にも見える妙な男が前に立ち、
後ろから素直な顔立ちの少女がとてとてと小走りにそれに追いつこうとしているのである。

「加当様!加当様、どうしていつもそう仰るんですか?」

落ちついた高めの声が、熱を帯びて夕暮れの冷え込みに響き渡る。
黒い髪の少女は息を弾ませて男に追いつくと、今度は横に並ぼうとしながら一生懸命呼びかけた。
「加当様っ」
縋るように袖を掴まれかけたのを、無礼は承知で男はかわした。
少女の手が空を掴み、バランスを崩した彼女はそのまま足をもつれさせて
転びかけ・・・たが、奇跡的につま先で数歩土をつっかけてから持ちなおした。
が、今度は細くて軽い身体が後ろへ引っくり返りそうになる。
その背中を、加当と呼ばれた男がひょいと抱えるようにして支えた。
「っと…」
「ああ!す、すみませぬ」
「上様、お怪我は」
主君のしなやかな肢体が着物越しに掌に伝わり、内心は非常に非常に非常に動揺しながらも
そこは流石に一流の忍び、加当段蔵・別名睚 弥三郎はあくまで冷静な顔で答えた。
(・・・実は少しは顔に出ているのだが、彼の「上様」はそういうことにはからっきしなので
 たいした問題ではない・・いや今はまさにそれこそが問題なのかもしれなかったが)
113111:03/05/10 01:22 ID:rf2/HzAa
恐縮しながら立たせてもらった蘭菊姫は、たった一人の忍にしきりに頭を下げてから、
はっと顔を引き締めて弥三郎の袖を今度こそ握り締めた。
「加当様、あの、私頑張りますから、今度こそ約束を!」
「あ〜〜〜〜ありゃぁもう、いいんですって言ってるでしょうが!」
忠実な部下とは思えぬ口調で焦りまくる弥三郎とは正反対の
真剣そのものの顔で、蘭菊は激しく首を左右に振る。
「いけません!」
(いけません、じゃねぇ〜〜)
脱力している男をふと心配そうに見上げて、蘭菊は小首を傾げた。
「ではせめて、何をなさりたいのかだけでも教えていただきたいのですが・・・」
「・・・・・・」
それを言えというのは、命を懸けて仕えようとしている忍に対しての最大の拷問であった。
「滝での約束」というのは(これを思うたび弥三郎は羞恥心で死にそうになるのだが)、
簡潔に言えば「戦いが終わったら蘭菊にしたいことをする」ということなのである。
しかし蘭菊は約束をした時弥三郎がしたかったことを分かっていない。
明らかに分かっていない。
したくない、と言えば嘘になるが、だからといって主君に手を出せるわけもない。
114111:03/05/10 01:23 ID:rf2/HzAa
そして滝での約束を思い出すことは、蘭菊への忠義を改めて思い出すことにもなるのだった。

すらりとした白い肢体。
清浄な水面に浸かった足首から腰への線へと視線を上げていけば、
そこには痛々しい細く長い凄惨な傷跡。

「上様。」
「はい?」
期待に目を輝かせて顔を覗きこまれると、途端に決心が緩むのが分かる。
「あー・・日が暮れまする。先を急ぐとしましょうや。」
「まなじら様!!」
「ま・な・じ・り・じゃ!」
ぶっきらぼうに訂正してすたこらさっさと先をゆく。
小さき姫は、また小走りに男の後を追いかけた。
数ヶ月ひたすら側にいて手を出さずにいたのは自分でも驚嘆するが、
あと数日持つ自信すら今の男には欠片もなかった。

山の上空を雁が渡り、日はもうゆるゆると暮れはじめておったそうな。
さァて、いつまで下忍の忍耐とやらは、持つのであろうかね。
115111:03/05/10 01:27 ID:rf2/HzAa
板違いすみませんでした。
削夜×沙夜子話と日輪話、待ってます(;*´д`)ハァハァ
新たな神も33さんの新作も待ってます(;*´д`)ハァハァ(;*´д`)ハァハァ
116名無しさん@ピンキー:03/05/10 08:31 ID:SHGkqXkg
>111
ほのぼのイイね。
ハァハァもいいけど、こんなのも又読みたいな。
11771:03/05/10 20:24 ID:eg/g2fAD
すんません、お待たせしてます、71す。
なんか、エロっていうよりは、エロがなくもないだけのパロって感じで
申し訳なし。しかも今回前置きのみです。





 黒い男が闇の中に立っていた。黒い帽子、黒い手袋。長い外套に至るまで、
身に付けたものは全て黒一色。
 男の周りには、たくさんの身体が折り重なり、倒れていた。立ち上がる力
どころか、指一本動かす事も出来ない相手をつま先でひっくり返しては、い
まだ死にきれていない者の頭部を踏み拉き、あるいは刃物よりも鋭い指先を
喉に突き立てる。
 黒い手袋と見えたのは、濡れては乾き、またその上から染められた赤い色
だった。
 彼は、今手にかけた男がただの物体になったのを無感動な目で確かめると
立ち上がった。
 男は振り返った。この凄惨な光景にあまりにも場違いな表情。
 男は笑っていた。この上も無く優しげな微笑み。
「沙夜子さん」
 名を呼ばれた少女は、その笑みから目を離すことが出来なかった。身動き
ひとつ出来ずに、立ちすくんでいる。
「…ぃ」
「どうしたんですか?」
11871:03/05/10 20:24 ID:eg/g2fAD
 男は、少女の方にゆっくりと歩み寄った。触れようと伸ばした手は直前で
止められた。
「すみません。沙夜子さんが汚れてしまいますね」
 男はごしごしと両手を服に擦りつける。しかし、いくら拭いても余計に赤
く染まるだけだ。
「おかしいなあ、少しも綺麗になりませんね」
 男は訝しげな顔をして、自分の両手を眺めた。まるで見せつけるように差
し上げられた両手は赤黒く染まり、ぼたぼたと雫を滴らせていた。
「いやです…いや…」
 少女は掠れた声をあげ、小さな子供がするように首を横に振る。艶やかな
黒い髪がさらさらと流れた。同じ黒であるのに、男のものとは如何に違うこ
とか。
「どうしたんですか?」
 男は不思議そうに首をかしげた。そこだけ切り取れば、ごく普通の地味な
青年の仕草だった。それが余計に少女の恐怖を煽る。
「さ、さくやさん…」
 小さな声で少女は男の名を呼んだ。男は嬉しそうに目を細めて笑った。
「なんでしょう?」 
 男は近づくと少女の頬を撫ぜた。
「ひぃ…っ」
 少女の喉から、引き攣れた音が漏れる。男はそれに構わずに、何度も頬を
拭った。
「どうして泣いてらっしゃるんです?」
 少女の滑らかな白い頬に、赤い筋が幾本も描かれる。男はそれを綺麗にし
ようとしては余計に汚していく。少女の顔は血の気が失せ、大きく見開かれ
た瞳からぽろぽろと涙がこぼれる。
11971:03/05/10 20:25 ID:eg/g2fAD
「…ぃ…や、来、ないで…」
「大丈夫、もう安全ですよ」
 少女は細い悲鳴を上げて、男から遠ざかろうとあとずさった。
「来ないで…」
「どうしたんです?」 
 男は苛立ったように言うと、少女を引き寄せようと細い手首を握った。血の
べとりとした感触が、少女の恐怖と嫌悪感を一気に煽った。
「いや、いや、いやぁ!」 
 咽喉も裂けよと叫ぶ声に男は眉をしかめた。手を振り回し、髪を乱して暴
れる少女の体を片手で軽々と抱き寄せると、男はその顔を少女に近づけて囁
いた。
「何が、いやなんです、沙夜子さん?」
「……嫌っ!」
 血の匂いと感触に少女は目を閉じ、必死で顔をそむける。黒髪の間から、
白いうなじが顕になった。
「ああ、沙夜子さんは綺麗だなあ」
 男は感に堪えかねたように呟いた。自分とはまるで違う滑らかな肌。それは
人形が持つ陶器の肌のように白かったが、人形などとはまったく違った脆さを
秘めている。
「離してぇっ、いやあ!」
 少女が叫ぶたびに、血が戦慄き脈動するのが肌を透かして見える。男はうっ
とりとした顔で、少女の頬に指を滑らせ、首筋に触れた。
「ああ、汚してしまった…」
 男は自分の手と、白い肌にのった赤い色を見比べると、首筋に顔を近づけた。
舌を伸ばして血を舐めとる。
「いゃぁぁぁぁっっ!!」
 少女は閉じた目を見開き、先ほどまでとは比べ物にならない力で、身を振りほ
どこうとする。
 しかし、どんなに少女が暴れようとも、男の腕はぴくりともしなかった。
 一見するとただの文士にしか見えないこの細い身体の、どこにそのような力が
蓄えられているのか。
12071:03/05/10 20:25 ID:eg/g2fAD
 ちゅ…れろ…
「今、綺麗にしてあげますからね」
 男は嬉しそうに言いながら、少女の抗いを意に介さずに、その咽についた赤い
色を舐めとっていく。
「…ひっ…ぃ・・・ぁ」
 少女は既に逆らう気力もなく、さりとて意識を手放すことすらできずに、ただ
男のなすがままにされていた。時折悲鳴とも嗚咽ともつかない声が漏れる。
「さあ、綺麗になった」
 男は言うと満足げに顔を離した。少女の身体を開放すると、少女はその場にへ
たり込んだ。
「…どうしてっ、どうして、削夜さんっ…!」
 少女はしゃがみこんだままで言葉にならない言葉を投げつけた。男はその目の
前に膝まづくと、笑って答えた。
「貴女のためですよ、沙夜子さん。僕は貴女を守らなければ。誰も貴女に触れな
いように…」

「いや…っ、違う、こんなのは違うわっ…!」
 男は少女の言葉を聞くと泣きそうな顔をした。途方にくれた、少年のような顔。
「どうしてですか、沙夜子さん…」
「…寄らないで、化け物…!」
「…化け物?」
 少女の投げつけた言葉に、男の顔が強張る。少女はそれを知らずに叫ぶ。
「来ないで、二度と目の前に現れないで、化け物、怪物!」
 男の纏う風が変わった。ゆらりと立ち上がり、泣き伏せる少女を見下ろして呟く。
12171:03/05/10 20:25 ID:eg/g2fAD
「ばけもの」

「…っ、きゃぁぁぁぁっっ?!」
 少女は悲鳴を上げた。男は片手一本で少女の身体を持ち上げ、後ろから抱くよう
にして彼女の顔を覗き込んだ。
「そんなことを言う子は悪い子ですよ、沙夜子さん」
「…ぁ、ぁ…っ」
「悪い子はどうなるか知っていますか?」
 ぐいと胸元に手を差し入れる。柔らかい乳房を握り、わざとゆっくりとこねるよ
うに揉んだ。蒼白になった沙夜子がうろたえたように、首を振る。歯の根が合わず
にカタカタと音を立てるのを聞いて、男は唇の端を吊り上げた。
「お仕置きされてしまうんですよ?」
 言うと、親指と人差し指に力を入れる。
「きゃああっっ!!」
 飛び出した乳首に爪を立てた。ぷつりとした感触がして、鼻に甘い匂いを感じる。
この血臭の中でわかるはずもないのに、それが少女の血の臭いだということを、男
は知っていた。
 着物の袷に手をかけて左右に引っぱる。誰の目にも触れたことが無いだろう双乳が
まろび出た。小ぶりだが、形良く前に突き出した乳房の乳首が飛び出し、その先か
らは血が滲んでいた。男は背後から手を伸ばし、その乳房を軟らかく包み込んだ。
 じんわりと爪を立てる。ねっとりと指を包み込むようなその感覚に男の脳は沸騰
した。
12271:03/05/10 20:25 ID:eg/g2fAD
 ――どんどんどんどんどん!

 突如脳裏に割り込んできたその音に、削夜秋平は目を開いた。
 目に入るのは、安さだけが取り柄の共同住宅の薄汚れた天井。自分の体と同じ形に
へこんだ寝床の中、削夜は両手を目の高さに上げて、眺めた。裏、表、と確かめるよ
うにひっくり返してから、鼻に近づけて匂いをかぐ。
「……あー……」
 夢でよかったと小さく呟いてから、手探りで枕もとを探す。
「削夜君!今何時だと思っておるんだ!」
 業を煮やしたのか、はた迷惑なだみ声が薄い扉の向こうから聞こえてきた。
「待ってくださいよぅ、今眼鏡を探して…」
 削夜がもごもごと言い訳する間にも、まるで破ろうとする勢いで扉が叩かれる。
 これで壊れたら、修理代は出してもらわなきゃなあ。削夜はぼんやりと思いながら、
なんとか探し当てた眼鏡のレンズを寝巻きの裾で拭いた。
「ええい!女性を待たせるなぞ言語道断だぞ削夜君!」
「あの、わたしなら大丈夫ですから」
 控えめな女性の声が聞こえた。聞き覚えのあるその声に、削夜は寝床から飛び出した。
「え、あ、うわ、ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい、なんでまた一体――」

 パキッ

「うわあああああああ!!」 
 
 その朝彼が見たものは、ヒビ割れた眼鏡と、壊れた蝶番と、桜色の娘。
12371:03/05/10 20:29 ID:eg/g2fAD
来週いっぱい身動き取れないんで、ちっとお待たせしたらスンマソン。

そんでスレ的には鬼畜エロと、純愛エチーとどっちがいいもんですかね。
割と後者な路線で書いてますが、修正効くんで。
124名無しさん@ピンキー:03/05/10 20:43 ID:UcnpDRAV
読み易い文章でいい感じです。自分的には純愛路線がいいなぁ。エロ描写は鬼畜でも可だけど、最後に救われるようなのキボン。
125名無しさん@ピンキー:03/05/10 22:32 ID:YYXy0/VZ
人間フランシーヌだけは救われないのがいいなぁ・・・。
126名無しさん@ピンキー:03/05/13 08:19 ID:9TfrNAOk
とらX真由子描きたいな……誰も来てないみたいだし、コソーリうぷして大丈夫かな?
127名無しさん@ピンキー:03/05/13 08:54 ID:ZSDndPeR
とらX真由子、ぜひお願いしますっ!
128名無しさん@ピンキー:03/05/13 09:48 ID:99P6tQi7
おお、ぜひ!
129名無しさん@ピンキー:03/05/13 20:10 ID:SCbR80v4
ぜひぜひぜひぜひ
130名無しさん@ピンキー:03/05/13 21:19 ID:7U4TnCEK
そんな脳みそはいらんわなぁ。
131名無しさん@ピンキー:03/05/13 21:44 ID:EQS+IX33
>>130
おまえはそこでかわいてゆけ。
132名無しさん@ピンキー:03/05/13 21:56 ID:FgpRQ4W/
 どんな話かなぁ。
 獣骨格とらかな、人型(シャガクシャ)とらかな、大穴で真由子とらと真由子のレズプレイとかっ!
133126:03/05/14 01:38 ID:fzauEIHQ
うしとら全巻読みかえしてネタ出ししていました。明日か明後日あたりから少しずつうぷしていきたいと思いますんで、長い目でお待ち下さいませませ。
134111:03/05/14 09:07 ID:hqfp4Ai9
>>132
一番最後のが個人的に萌えました(;´Д`)ハァハァ カキタイカモ…

とら真由子楽しみだー。
沙夜子さんも楽しみだし、良スレの予感。
135名無しさん@ピンキー:03/05/14 22:09 ID:zlnG59RL
33さんのようなラブラブな展開にはならんのかのう。本編
今のままだともう一回や二回はしろかね可哀想な目にあいそうで(´・ω・`)
13633:03/05/15 21:22 ID:DnHtWrbQ
自分は原作設定から外れられない性質で、描かれてない部分は色々想像できるけど
はっきりこうだと描かれちゃうと、そこから逸脱できません。
鳴海とエレも当分再会しないだろうなーと思って、好き勝手書いてたら
ネタバレスレ見て「ぎょえー!次号で再会かよ!」
実物見ちゃったら、もう妄想ネタ書けんと思って、本当はもっとのんびりするつもりだったのに
あわてて書き上げました。
今後の2人の成り行きが決まってくれないと、次の萌えネタが考えられないので
しばらくは書けそうにないです。
137名無しさん@ピンキー:03/05/15 23:19 ID:nQOLYJst
忙しくて続きがかけん・・・
138あぼーん:あぼーん
あぼーん
139名無しさん@ピンキー:03/05/18 11:50 ID:r5ig4PUh
さあ休日だ・・・
書き手の諸君、頑張ってみまっか
漏れもなにかと頑張ってみる
140あぼーん:あぼーん
あぼーん
141111:03/05/18 15:51 ID:ADJ1N3li
では非常にヌルいですが鳴エレのコネタでも。
パラレルみたいなものなんで時系列は気にしないでください(;´д`)
142111:03/05/18 15:53 ID:ADJ1N3li
ぼうっとしている美しい銀髪の横顔を見つめて、作業の終った鳴海が声をかけた。
「どした、しろがね。ぼーっとしてよ」
「え?」
はっと顔をあげたしろがね―本名はエレオノールという―が、鳴海をきょとんと見返す。
買い出し・学校・アルバイト等々で仲町サーカスはほとんど全員が出払っており、
皿洗いをしているしろがねと、器具の片づけをしている鳴海だけが
車の側でせっせと動き回っていた。
ギイがまだ車内で寝こけているが、毎晩どなりんじじいのいびきで眠れない夜を
過ごしているのでこれはしょうがないといえばしょうがない。

「あ、その・・・・」
身体を重ねたこともあるとは言え、彼女にとってはすべてが初めての恋だ。
想い人にじっと見つめられるという経験は未だに彼女にとって
慣れないものであるらしく、しろがねは白い頬をかすかに染める。
「なんでもないから、気にしないで。」
しかし鳴海は疑わしい目つきのまま、視線を外さなかった。
「おいしろがね、指」
「・・は?」
「指、血ぃ出てるだろーが」
「えっ?あ、あぁ、気付かなかった。」
143111:03/05/18 15:53 ID:ADJ1N3li
細い指先は、どこで切ったのか、割と派手に血が流れて手首まで赤が滴っていた。
そういえば、先ほど皿を皿を一枚割ったような気もする。
「おまえ、本当になんでもねぇのかよ。」
鳴海がやれやれと近くにやって来て怪我をしていた方の手を取ったので、
しろがねは慌てて手を引こうとしたが、鳴海の力強い手で抑えられて身動きが取れなくなった。。
心は無心から動揺へと急激に変化し、どうしていいのか分からない。
思わず黙っていようと思ったのに心より先に声を出してしまった。
「カトウ、」
「あのなーおまえ、"しろがね"だから、って無茶して良いってもんじゃねえんだぞ?」
傷を診ている鳴海を見上げて、しろがねは首を振った。
「あの、カトウ、聞きたいことがあるの」

いまさらこんなことを言っては、叱られるだろうか。

鳴海が手を診るのをやめて、しろがねの顔を見返した。
黙って続きを促す黒い瞳から思わず視線を逸らして、しろがねは下を向いた。
144111:03/05/18 15:54 ID:ADJ1N3li
「皿を」が重複・・・スマソ・・・
145111:03/05/18 15:55 ID:ADJ1N3li


「私は、まだ、人形のようだろうか・・・」

とても発端は些細なことだったのだが、彼女はここ数日そのことばかりが
気になって、他にもコップ一個、茶碗を一個割ってしまっているのだ。
加藤鳴海という、初めて恋心を抱いた男に言われた大事な言葉を忘れた日はない。
目の前の男は、ほとんど事情も知らない状態だったにも関わらず、
彼女を見下ろしてはっきりと『おまえは人形なんかじゃねえよ』と言ってくれたのだ。
それでも、気になってしまう。
ほんの些細な一言を聞いただけなのに。

鳴海が、溜め息をついた。
びくりと肩を震わせたしろがねの左手を柔らかく掴んだまま、男は声を漏らした。
「ったく、おまえはまた・・・」
「カ・・!」
静止する前に、赤い血を流し続けるしろがねの指先を、鳴海が口に含み、
ゆっくりと、なぞるように傷跡を舐めあげた。
「んっ・・・ぁ」
突然、ぞくりと背筋を快感が這いあがり、しろがねは小さく喘いだ。
血のついた唇を舐めると、鳴海はしろがねの耳元にその唇をゆっくりと寄せた。
熱い息がかかって、急な事態に対処しきれないでいる彼女の呼吸は、
驚きと快感に蕩けて急速に乱れを生じはじめる。
―たった、これだけで。
指を舐められて、耳元で囁かれるだけで。
146111:03/05/18 15:55 ID:ADJ1N3li
「ちゃぁんと人間の、血の味がするぜ・・?」
耳元に叩き込まれる愛する男の一言一言が、心臓をあっけなく震わせて、
至高の快感を与える代わりに、彼女の体から力を抜き取っていく。
「カト、も・・、・・だから、放して・・・!」
意識とは無関係に涙が溢れ、溢れる何かからから逃れようとふるふると首を振る。
だがその細腕はすでに彼女の支配下にはなかった。
「あっ・・・ああ、や、」
ちゅ・・ともう一度鳴海は指先に唇を落として、今度は手首の方まで流れた血を
すべて拭き取ろうとするかのように、左手のそこかしこに唇を落としては、
彼の唾液と彼女の血を音をたてて混ぜ合わせていった。
「あ、あぁ・・ふ、だめ、カト、もぉ・・んぁあ」
ガクガクと膝の力が抜け、しろがねは必死で鳴海の左腕にしがみつく。
かつては彼女の操る人形のものだった腕に顔を押し付け、右手で握りしめた。
だがそれすらも、すっかり勃ってしまった胸の先端を服越しに刺激する。
彼女の身体が、もどかしい刺激を受けるたびに大きく痙攣した。
「ふあぁ、ん!ナルミ、・・っナルミ、も、もうやぁああっ・・・あ、あ、、!」
屋外で、午前中から、たったこれだけのことでこんなにも身体の熱くなる
自分自身に激しい罪悪感を感じながらも、それがまた快感に変わってしまう。
涙の滲んだ顔を腕に押しつけて声を殺そうとするが、
片腕だけでしがみついているので身体が震えるのを止められない。
147111:03/05/18 15:56 ID:ADJ1N3li

と、鳴海の舌が、不意に彼女の指を開放した。
「・・う・・・」
息も荒く肩を上下させ、しろがねがしがみついていた腕は彼女の
背中にゆっくりと回され崩れかかる身体を抱きとめた。
鳴海が血をすっかり舐め取った腕から手を離す。
手の甲で唇を拭うと、彼はしろがねを見下ろして大事な女の名前を呼んだ。
「・・しろがね」
「あ・・・え?」
身体中を上気させて見上げてくるしろがねに、意地悪そうに笑みを向ける。

「で、おまえがなんだって?」

正直、今となっては恥ずかしくて、それもこんな風に見下ろされてしまっては絶対に言えない。
・・・買い出し先で「人形みたいにキレイだ」と言われただけのことだ。
心身ともに脱力した彼女は、気にすることすらあまりにばかばかしく思われて、
抱きつきがてら鳴海の胸に顔を埋めて黙秘権を行使した。
148111:03/05/18 15:57 ID:ADJ1N3li
終りです。
なんだか・・・いや、一人で海に逝ってきます…
149あぼーん:あぼーん
あぼーん
150名無しさん@ピンキー:03/05/18 19:44 ID:ecpILkLI
>>111さん。一緒に連れてってください。
名古屋の海を見ながら共に鳴エレに萌えませう。
15133:03/05/18 19:45 ID:ecpILkLI
あ、書き忘れたけど>>150は33です。
152111:03/05/18 22:18 ID:zNFgfUXi
>>150
鳴エレ萌えの握手は、名古屋の海で星を見ながらだ…
ロマンチックな111だろう、>33さん…(´∀`)
153名無しさん@ピンキー:03/05/18 23:14 ID:J3aEtXkN
111「なぁ…>>33……
いつだったか…
こんな星…見たっけなァ。
『ねえ』なんて
おまえは
いってたけど…
ケンカ以外の
想い出だって………
…あるじゃねえか。」

33「わかったよ、>>111……おかえり。」
154名無しさん@ピンキー:03/05/18 23:36 ID:C99p1Hvv
新たなカプリングハケーンw
155名無しさん@ピンキー:03/05/19 23:52 ID:tEjqrwwk
明朝爆弾投下
156名無しさん@ピンキー:03/05/20 14:37 ID:ZVsEE/87
うしとらネタ、マダ―
157名無しさん@ピンキー:03/05/21 19:03 ID:6dPzDH5D
今週のからくり、なんかエロかった
158飯安室:03/05/21 23:55 ID:21nXuT6H
いや、得ろからちと逸脱した話ならあるんだが、
まだ家にネット繋がんねーし、
会社からじゃログ取られててヤフ億さえ見らんないし、
ネトカヘお高いし・・・
159名無しさん@ピンキー:03/05/22 00:07 ID:5D4Xlx1b
>158
のんびり待ってるから、落ち着いてから投下して。

信じていればきっと夢はかなうもん。
160山崎 渉:03/05/22 02:13 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
161名無しさん@ピンキー:03/05/22 11:38 ID:vVs/0aQ3
今日こそサンデーを買いに行くぞage
162名無しさん@ピンキー:03/05/23 00:02 ID:vSHCYu9i
とら真由子マダー?
期待してるんだが・・・
163名無しさん@ピンキー:03/05/23 11:24 ID:P0ej03ga
まあ、そう急かすなよ。
のんびり待つのも楽しいもんさ。
俺も何か書こうかな…
164名無しさん@ピンキー:03/05/23 12:10 ID:PvUgYrxL
>>163
うむ、その意気や良し!
と言うか、お願い致します。ペコペコ。m( _ _ )m
165あぼーん:あぼーん
あぼーん
166飯安室:03/05/25 02:54 ID:AMpxVXwp
<1>
 今日の戦いはことさら疲れた。
 自分の部屋に入って、日輪は一息ついた。目に映るのは簡素な炊事場。小振りな箪笥がひとつ。整頓された小物入れがひとつ。壁に掛けられた飾り気の無い鏡がひとつ。
 あとは白い壁。壁。壁。
 ここは日輪の実家にある離れの一つだ。今はやや改築を加えて、日輪の個室になっている。
 関守の家は貧しさとはほど遠い。それどころか有数の法力僧を輩出する関守は、光覇明宗の後ろ盾もあり、宗教界でも屈指の名家である。部屋数など気にする事が誤りなほどだ。
 何故わざわざ離れを改装してまで部屋にこだわったのかは、ひとえに日輪の気性にある。彼女が若干排他的な面を持っていることも理由のひとつだが、それ以上に屋敷の者が日輪から距離を置きたがったのだ。
 常日頃から他人の倍、自らに厳しい日輪だったが、己の半分でさえ整然とせぬ者に対する日輪の目は冷たかった。自分がそういう意味で孤立していることを感じていた日輪は一層自身を律し、法力僧の修行に入魂していった。
 結果、家人との溝は埋め難い深さになっていたのだが、それでも良かったと彼女は思う。自分の存在意義の大きな範疇を、光覇明衆の法力僧としての大義が占めている証であった。
 日輪の父もけして無能な法力僧ではなかった。たしかに法力は他の者に劣るところはあったものの、術法の技術においては、蒼月時雨に及ばぬまでも確実に群を抜いていた。
 にも関わらず、日輪の父は堕落した。なまじ己が秀でていることを知っていただけに、獣の槍伝承候補者の席にこだわり、こだわり過ぎ、超えられぬ壁を思い知った時、彼の心は酒に逃げ込んだのだ。
 父の代でやや光彩を欠きはしたが、関守の家の隆盛は未だ衰えることは無かった。次期頭首の日輪が、歴代の誰よりも強い法力を見せたためである。
 関守家は以後も強力な柱として宗教界に鎮座するに違いなかった。
167飯安室:03/05/25 03:02 ID:AMpxVXwp
<2>
 殺風景な部屋だと自分でも感じている。およそ女らしさというものが欠けている。身だしなみに関する物品にしたところで最低限のものしかあるまい。同じ光覇明宗の尼僧たちでも、ここまで徹底しているのは尼僧頭の老婆くらいのものだ。
 日の輪と同じ年頃の者たちなら、一般の同世代とは比べるべくも無いが、プライベートな自室などでは娘らしい一面もあるに違いない。
 それが、日輪にはほとんど欠落している。髪を整える櫛にしたところで、彼女にとっては必殺の法具だ。
 同じ槍の伝承候補者の秋葉流が「槍を継承したら、ありゃあ槍で髪を梳いちまうぞ。」と口走り、継承候補者の筆頭である杜綱悟が真顔で「日輪ならやりかねん」心配したという話は、若い僧の間では有名な笑い種となっている。
 杜綱は法力においても体術においても自分に匹敵する逸材だが、やや真面目過ぎて融通が利かぬ点がある、と日輪は評している。
168飯安室:03/05/25 03:05 ID:AMpxVXwp
「光彩を欠」いてどうするよ・・・・精彩じゃろう、俺。

・・・吊ってきまつ
169名無しさん@ピンキー:03/05/25 04:31 ID:Mk6cX/ba
吊らないで!お願いですからその先を!
170名無しさん@ピンキー:03/05/25 10:23 ID:QYZOTh8r
キ、キタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!???
171名無しさん@ピンキー:03/05/25 11:31 ID:VNKKrEhW
女性のファッションや生活に造詣が一切無いので、不自然な部分がありまくりでつが・・・
172あぼーん:あぼーん
あぼーん
173飯安室:03/05/25 18:52 ID:c0XoPXkX
以降、ちょっと漏れの脳内日輪が怒ってるだけで、ほとんど得ろにはならないんですが・・・
174飯安室:03/05/26 21:39 ID:DkSABhdp
 勝手な言い草だと思う。
 確かに自分は女であることを忘れ、戦いに身を研ぎ澄ませている。「女だから・・・」という理由で低いレベルで見られたり、ましてや憐れまれたりするのはまっぴらごめんだ。性別の差があらかじめの評価の差であることなど耐えられない。
 しかしそれは女として低く見られたいということではない。戦いの場において女性というハンデを負いたくないのであって、美しくてはいけないという法もないだろう。
 無論、自分はそれを二の次にしている。自分は人生をかけて仏の道を歩み、力を蓄え、白面の者を打ち倒す剣の一振りなのだ。
 ただ、その剣が、敵を討つという目的の武具であるにも関わらず戦いの場とは別で人を引きつけるように、魅力あふれる自分でいてもいいとは思う。
 日輪は自分が充分に魅力的な娘だと知っていた。特に、西洋かぶれで化粧やファッションに気合を入れる杜綱の妹ごときには負けぬ器だと思っている。
 誰にも話したことは無いが、白馬の王子様が来てもまあ良いか、ぐらいの娘心は持っているのだ。
 ぼんやりとした考えを頭から追い出し、日輪はさっさと部屋に足を踏み入れ、上着とスカートをハンガーにかけた。その際の動作も実にてきぱきとしている。
 下着だけの姿になるが、尊敬する先達である蒼月時雨の家に滞在していた折でも、一日中ジャージでうろついていた彼女だ。誰もいない部屋の中で衣服に気をつけても仕方なかろう。
 こういった考え方が、日輪から魅力はともかく色気というものを奪っているのだが、その点にはまったく気づいていない。
175名無しさん@ピンキー:03/05/27 12:24 ID:SC2sRI4j
すごい日輪っぽくていいですね。続き楽しみにしてます!
176名無しさん@ピンキー:03/05/27 14:48 ID:l74Teniw
これ、いいかぁ?
177名無しさん@ピンキー :03/05/27 15:02 ID:Z9ySLrZn
俺はいいと思うけど?
178名無しさん@ピンキー:03/05/27 16:15 ID:jHxE0QJc
微妙
179名無しさん@ピンキー:03/05/27 17:09 ID:uKN/Gl5V
このスレ職人様に優しくないな…
文句を言うなら自分が書く、これ鉄則だぞ

日輪話がんがってください
180名無しさん@ピンキー:03/05/27 17:30 ID:hOouzJmJ
しまいまでやれば、何とかなるもんです。
181名無しさん@ピンキー:03/05/27 18:45 ID:x3W7vj66
仮にも職人を名乗るなら、もちっとマシな文章書けるっしょ。
あ、書くなっつってるわけじゃないよ。
ちぃと早めの批評ね。
俺は書けないけど、評価さえしちゃダメってこたないだろ。
182あぼーん:あぼーん
あぼーん
183名無しさん@ピンキー:03/05/27 20:19 ID:WWeqSJHN
>>182
( ´_ゝ`)アッソ
184名無しさん@ピンキー:03/05/27 20:40 ID:UfDpXWFW
>181
そういうこと言ってると下手すると他の職人さんもこなくなるって分かんないか?
とりあえずエロパロ板の空気嫁。
185名無しさん@ピンキー:03/05/27 22:26 ID:xPQpJ1hj
まあ、とりあえずsage進行で行こうや
続き待ってまつ。
186名無しさん@ピンキー:03/05/28 07:54 ID:2nNkSLlf
>181
少なくとも読めない文章じゃないじゃん。何がそんなに不満なんだ?
しかもまだ始まったばかりでその言い草か?
187名無しさん@ピンキー:03/05/28 12:51 ID:MycGWQ4o
>184
メル欄ちょっとワロタ。

とりあえず職人さんカモーン!
188山崎 渉:03/05/28 13:16 ID:3MGJJ1xD
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
189名無しさん@ピンキー:03/05/28 21:43 ID:XBG61yby
保守しといたほうがいいかな。
190飯安室:03/05/28 22:13 ID:x1VbMXeT
最近忙しくて続きがのせらんない
金曜まで待って
191名無しさん@ピンキー:03/05/28 22:57 ID:wdj2oVeR
待ってまーす。
192名無しさん@ピンキー:03/05/30 20:44 ID:Yb1T5VdE
ほぉ〜しゅぅ〜し〜と〜き〜ま〜すぅ。
193名無しさん@ピンキー:03/05/31 00:05 ID:Nma/gE+M
>>188
おまえはそこでかわいてゆけ
194名無しさん@ピンキー:03/05/31 00:08 ID:+ZIToX2c
からかうと面白いスレみつけたにゃ!
http://human.2ch.net/test/read.cgi/sfe/1051971730/l50
出会い系でチヤホヤされて「私はモテる」
「ベッカムなみの男しか相手にしない」
とか真剣に話してる痛い基地外女がいるにゃ!やっちゃってくらはい
195飯安室:03/05/31 01:04 ID:lLPu96YB
<4>
「・・・喉が渇いたな」
 思えば今日はハードな日だった。法力を暴走させて自爆しようとまでしたのだから、これまでで最も危うい戦いだったといってもいい。
 最終的には日輪も流も死なずに済み、白面の使い・斗和子は倒され、光覇明宗の汚点とされてきた「囁く者達の家」は破壊された。
 若い法力僧が幾人か犠牲にはなったが、騙されていたとはいえ今回のキリオによる獣の槍破壊計画に積極的に加担してしまった結果のことだ。不本意ながら光覇明宗内部の引き締まりも度合いが違ってくるに違いない。
 全部をひっくるめて見れば大変な戦果を上げた言っても良かろう。
 だが、日輪は事件の前後もずっと張り詰めた己を崩しておらず、一度も休憩を取っていない。もちろん、給水も最小限に抑えていたので、緊張を解いた今、急激に渇きを覚えたのだ。
 殺風景なキッチンに立ち、色気どころか若さすら失われそうな黒い湯呑みに水を注ぎ、一気にあおる。
 飲み干して一息つく。
 が、全然足らない。
 もう一杯飲む。やはり足りない。三杯目を注ぐ前に、持ち前の気の短さも手伝い、蛇口にかぶりつくように水を飲み始めた。
 喉を鳴らしてそのまま数秒、日輪は異変に気づいた。渇きが癒されるどころか、ますます水が飲みたくなるのだ。
196飯安室:03/05/31 09:58 ID:lLPu96YB
<5>
(これは一体!)
 舌も動かぬまま心の中だけで叫んだ日輪の言葉に、答える声があろうとは。
<そうでしたわね。あなた、この状態でも意識がハッキリしてるんでしたわ。>
 聞いた声だった。敵として対峙し、戦った時間こそ短かったが、いつも小馬鹿にしている獣の槍正統後継者に助けられるという非常に後味の良くない戦果を与えてくれた人造の怪物だ。
(貴様!!)
<キサマ、じゃありませんわ。私はメイ・ホー。もっと正確に言いますと、メイ・ホーの一部ですわ。本体はあなたに吹き飛ばされてしまったんですもの。本当の私は半分の、半分の、そのまた半分くらいになって引狭さまの書斎を掃除しているわ・・・あなたのせいでね>
 語尾に明確な殺気のこもったメイ・ホーの言葉に、日輪は身構えることもできず、とっさに乗っ取られた右手に注意を払った。すでに魔物に乗っ取られた右腕はゆっくりと空手でいう抜き手のような構えを取った。
<たしか、こう・・・でしたわね>
 しかし日輪には、それが決して抜き手そのものでないことは分かっていた。それは印だ。法力を扱う際に集中する型のひとつである。
(しまった。こいつは・・・)
 日輪は思い出した。この怪物は、愛用の櫛に法力を込め、自分の首を落とそうとしたではないか。
<そう。あなたはもうお忘れかも知れないけれど、私は入った人の能力なら、全て扱わせていただけるのよ。>
 抜き手に似た型の右手は、ゆっくりと持ち上がり、それに伴って日の輪の全身も持ち上がる。その動きは意図につられた人形のようにギクシャクしていた。
 日輪は自分のあごが勝手に動くのを、触感によらずして感じた。そこまで簡単に操られていること怒りで気が遠くなりそうだった。
<そして、こう、ね。>
 右手は、ある一点を指し、次いで日輪の口が開閉する。
「・・・土剋水」
197飯安室:03/05/31 20:28 ID:dNDLiFyK
<6>
−ボッ−
 普段の日輪ならばありえないほど弱い法力が微光を放つ。しかしいくら弱いとはいえ伝承候補者の一撃である。無防備な人間ごときひとたまりも無い威力を秘めていた。
だが、その一撃は日輪の予想とは外れ、彼女自身には及んでいなかった。
 光は、全開になっていた蛇口に命中したのである。蛇口は耳障りな音を一瞬だけ響かせ、自らの存在意義に嫌気がさしたように千切れとんだ。
 水量を調節するという機能に。
 留め金を失った水が噴出し、半裸の日の輪の全身をぬらしてなお広がった。さして強くも無い水圧に押され、日輪の体は人形のように仰向けに倒れた。
 身体と床に広がる水が下着に染み込み、内側の色をわずかに透かせる。肌に張りつく冷たい布の感触は、決して心地よいものではない。
(何のつもりだ、貴様!)
<キサマ、じゃありませんわ。私はメイ・ホー。・・・でもそう、今でも一所懸命おそうじしてる本体に悪いから、私はメイ・ホーUということでいいですわ。どっちがどっちか分からなくなってしまいますものね。>
 話がまるで噛み合わない。もしくは、最初からこちらを無視しているのか。
 くやしさとまどろこしさに歯噛みしたくてもすでにあごの自由さえ奪われている日輪には怒りをぶつける場が無く、暗い炎は内側にたまっていくのみだ。
 そこでふと気が付いた。昼間は確かに体を操られながらも、抵抗はできた。このような屈辱を味わう前に自分の首を飛ばすくらいのことはできたはずだ。
 それにこいつは怪物の、そのまた一部に過ぎない。
 体内に何らかの形で潜んでいたとしても、身近にいながら妖気も感じないほどの小妖に、なぜこうも簡単に自分が捕らわれているのか。いくら疲労しているとはいえ・・・
(・・・おかしい。)
<あら、ちっともおかしくありませんわ。だって私たち「囁く者達の家」の住人は、あなたたちの言う妖怪とは違いますから。>
(何!)
<引狭さまに教えていただきました。気が溜まって自我を持った妖と違って、私たちは半分以上科学力で造られた存在だから、妖気に左右されにくいんですの。>
 そういえばこの娘の姿をした怪物は、日輪の身体を介してとはいえ、陰の気の集合体である妖怪にとって正反対の力、法力を使いこなしていたではないか。
198あぼーん:あぼーん
あぼーん
199あぼーん:あぼーん
あぼーん
200飯安室:03/05/31 20:50 ID:dNDLiFyK
<4>、<5>の間の分が抜けてました。ので補填します。

<4.5>
(・・・・何!?)
 異変に気づいた瞬間、右手の感覚が消失した。
 驚きを抑えて己の右手に目をやれば、更なる驚愕が日の輪を襲った。
 右手が勝手に動きだしているではないか。
 自分の意志にそむいて動く右手は、水道のまわしをつかみ、蛇口を全開にした。
201飯安室:03/05/31 20:53 ID:dNDLiFyK
まただ・・・日「の」輪って・・・・
202名無しさん@ピンキー:03/05/31 22:18 ID:/25kFqWm
>>199
良いと思いません!
203名無しさん@ピンキー:03/05/31 23:00 ID:KAuvTVL1
飯安室のこと?
204名無しさん@ピンキー:03/06/01 00:03 ID:1i+zMYX2
>>203
違うだろ(w

日輪もの、ストーリーがあって(・∀・)イイ!!と思います。
ただ、長めの文は改行した方が
読みやすくていいんじゃないでしょうか?


そういえばこの娘の姿をした怪物は、日輪の身体を介してとはいえ、陰の気の集合体である妖怪にとって正反対の力、法力を使いこなしていたではないか。



そういえばこの娘の姿をした怪物は、日輪の身体を介してとはいえ、
陰の気の集合体である妖怪にとって正反対の力、法力を使いこなしていたではないか。


こんな感じに。
マターリと続き待ってまつ
20533:03/06/03 22:41 ID:Vj2d5sip
仲町サーカスの一行は名古屋市内を北上し、国道22号線から一宮インターチェンジに入り
名神高速道路に乗った。
次の興行が決まった和歌山県に向かうためである。

「なんかよぉ、暗いやつだよなあ。」
トレーラーハウスの中、ノリ・ヒロ・ナオタが声を潜めながら話している。
3人の視線の先には、新しく加わったメンバー、加藤鳴海がいた。
鳴海は誰とも言葉を交わそうとはせず、1人静かに座っている。
エレオノールは、そんな鳴海を切ない目で見守っていた。
彼に声をかけたい。隣に座って寄り添っていたい。
だが鳴海は、そんなエレオノールの想いを拒絶するかのように、背を向けている。
「ちょっと、しろがね。あんたのいい人、ずいぶんつれないじゃないさ。」
ヴィルマが、エレオノールにだけ聞こえる声で囁きかけてきた。
「久方ぶりにあった恋人をほったらかしにしてさ。あんたら、どーなってんの?」
「そんな、恋人だなんて。私が勝手に想ってるだけで、あの人は私のことなんて・・・。」
「おーやおや、あんたに惚れられて何とも思わない男がいるなんてねぇ。
まあ、只者じゃないってことだけは分かるけどね。
あれは地獄をくぐり抜けてきた奴の目さ。」
20633:03/06/03 23:00 ID:z3RPpSIQ
「地獄を・・・?」
あの別離から約8ヶ月の間、彼はどれほどの過酷な日々を過ごしてきたのだろう。
その時間が彼から笑顔を奪ってしまったのだろうか?
喜怒哀楽が激しく、子供のように開けっぴろげで、
自分の感情を何一つ隠しておけない男だった。
それが今は暗い闇を瞳に宿し、周りの者を一切近づけぬ壁を作り上げている。
何故、彼は「しろがね」と自動人形の戦いに関わってしまったのか?
エレオノールは鳴海に問いかけたかったが、
ここでは仲町サーカスの人々の耳にも入ってしまう。
「ヴィルマ、あなたにはいずれ話すかもしれない。でも今はあの人のことそっとしておいて。」
「まあ、あんたが訳ありなのは知ってるからね。けど相談したい事があったら
いつでもかまわないよ。言いにおいで。」
「ありがとう。」
かつては殺し合いをした相手だが、「不死人」である自分の秘密を知られている分
誰にも言えない事まで話せる唯一の人間だ。
もしかしたら自分は生まれて初めて、親友というものを得たのかもしれないと
エレオノールは思った。

一行は途中、両脇を山に挟まれた養老サービスエリアで休憩を取ることにした。
これからの長い道中のために弁当や飲み物を買い込まなければならない。
車から降りた彼らは、トイレや売店へ思い思いに散っていった。
エレオノールは鳴海に目を向けたが、彼は降りる気配も見せず、
押し黙ったまま座っている。
仕方なく1人で車外に出た。
20733:03/06/03 23:12 ID:Vlv1mBoN
自販機でジュースを買い、エレオノールはトレーラーに戻った。
「ナルミ、飲み物を買ってきたわ。」
だが車内に人の気配がしない。
「ナルミ?」
車内にも、トレーラーのまわりにも鳴海の姿はなかった。
「ナルミ!」
エレオノールは缶を取り落とし、駆け出していた。
「お、おい、しろがね。どうしたんだよ。」
戻ってきたノリたちが、エレオノールの只ならぬ様子に驚き声をかけたが、
彼女に耳には入っていない。
「ナルミ!ナルミ!」
鳴海の姿を求め、エレオノールはサービスエリア中を走り回った。
(どこへ行ったの!また・・・また私を置いて行ってしまうの?ナルミ!)
だが鳴海はすぐに見つかった。
彼は北西の方向に一際高くそびえ立つ、雪を被った伊吹山を見上げていたのだ。
「ナルミ!」
呼ばれて鳴海は振り返ったが、息を切らせ、目に涙を滲ませたエレオノールの姿に
少し戸惑ったような表情を見せた。
20833:03/06/03 23:33 ID:LUt5nyZ0
「何を慌てている?」
「・・・いなくなったから。あなたがいなかったから・・・またどこかに行ってしまったかと思って・・・。」
エレオノールはそれを伝えるだけで精一杯だった。
これ以上、口にすると嗚咽が漏れてしまう。
「俺はゾナハ病の治療法を聞きだすまでは、おまえから離れない。」
「・・・そうね、それまではあなたがどこへも行くわけがないのに。バカだわ、私。」
この人は私を殺すために来たのだから・・・。
「山を見ていたんだ。砂漠から帰ってきて、久しぶりにこんな景色を見て・・・、
ああ、きれいだなと思ったんだ。」
そう言って鳴海は再び雪山を見上げた。
心なしか彼の表情がやわらいで見える。
再会してから初めて見る、穏やかな表情だった。
「ええ、きれいね。本当に。」
エレオノールは鳴海の隣に並んで、澄んだ空に浮かび上がる霊峰を見上げた。

今はこれだけでいい。
たとえ彼が私を愛してくれなくても、こうして彼の声を聞き、かたわらに寄り添っていられれば。
明日はこの身に刃を突き立てるかもしれない男。
それでも、この幸せな時間のために、私は喜んでその刃を受けるだろう。
仲間達が出発を知らせに来るまで、2人はじっと並んでたたずんでいた。


すいません。今回はエロ無いです。
209名無しさん@ピンキー:03/06/03 23:41 ID:kgvN3j4B
せつないっす。・゚・(ノД`)・゚・。
210名無しさん@ピンキー:03/06/04 00:52 ID:+Tc/WHuT
イイ!
211名無しさん@ピンキー:03/06/04 03:41 ID:V4UyrGlR
エレ・・・、泣かすぜ・゚・(ノД`)・゚・。



余談ですが、名古屋近辺にすんでいるので、「一宮インター」だとか地名がとてもローカルでうれしいっす(^^)。
212111:03/06/04 11:37 ID:iQK/G/oA
萌えました(;´Д`)ハアハア
続きは書かれないのでしょうか…
21333:03/06/04 23:36 ID:EmI78+Aj
>>211
同じく、そのローカル地域の住人です。
養老方面とか、ちょくちょく遊びに行ってる場所は書きやすいです。
でも自分はあまり高速使わず、下ばっか走ってるんで
「SAの位置から伊吹山見えたかな〜?ま、いっか」と勢いで書いちゃいました。

>>212
それはジュビロ次第ということで。
やっと鳴海登場かと思ったら、あれだけでお終いかー!
214名無しさん@ピンキー:03/06/06 20:30 ID:ZQQi2a02
保守
215名無しさん@ピンキー:03/06/07 22:42 ID:HjqDcqW/
日輪続きマダー?
216名無しさん@ピンキー:03/06/08 21:16 ID:9KEu3btO
急に人いなくなったな
217名無しさん@ピンキー:03/06/09 02:14 ID:MgSaQTTG
続き期待age
218名無しさん@ピンキー:03/06/09 15:13 ID:qzh4aBU/
阿紫花シスターズハァハァ
219あぼーん:あぼーん
あぼーん
220名無しさん@ピンキー:03/06/11 01:52 ID:eQxcBBle
保守させてもらおう。
221名無しさん@ピンキー:03/06/12 01:42 ID:Lv6RM1yH
本誌で脱がれると萎える人が多いのは何故だろう.....
三姉妹萌えとかいないのか?
義理の兄に強姦された事がアルから他の二人より激怒してた菊とかのSSは無理だろうか.....
222名無しさん@ピンキー:03/06/12 16:26 ID:TWDWeBPO
>>221
あの風呂シーンで抜けますが何か?
223111:03/06/13 12:04 ID:mfRJwlK5
暗い影の落ちた部屋の中に、障子の隙間から月影が一筋、
仄かに畳を淡く染めて蠢く透き通ったからだを浮かび上がらせている。
何かから逃げるように、上気させた白い腰を時折くねらせては、
ちゅくちゅくと音を響かせて押し殺した悲鳴を漏らす。

白い髪が桜色に染まった背中にしどけなく広がり、汗で張り付いていた。
いやいやをするように首を振りながら、それでも少女は腰を動かし続ける。
顔の下に座布団を敷いて、顔を埋めて声を押し殺しているので
座布団は少女の涎でじっとりと湿っていた。
それでも声が漏れて、恥ずかしさのあまり白い頬がますます紅を濃くした。

―こんな、こんな、はしたないこと、だめ。

からだは、まだやわらかく幼さも残っているというのにそれに似合わぬ匂いを纏う。
声は、甘く酔っているのに、どこかおびえてあどけなさを感じさせる。

事実少女はおびえていた。
自分の行為に、そのことが与える背徳的な感覚に。
224111:03/06/13 12:05 ID:mfRJwlK5

「…んっ…んぅ・はぁ…ん…ッ」

それでも秘所に埋めた白い指は彼女のおびえも無視して
ただただ本能のままに溢れる蜜をかき回し続けていた。
うつ伏せのままさらに高く腰を上げ、銀の糸を指に絡め、
大事な部分のすぐ上にある充血した赤い実にぬるぬると擦りつける。

「あああぁああ!!」

待ち望んだ刺激に思わず歓喜の声が零れた。

「ああ、んぅ、うふぅ、ん、ん、ん!んん!」

―だめ…。こんなはしたないこと、いけないのに…でもいい、いいのぉっ!

ぎゅっと目をつぶってひたすらにその瞬間が来るのを待ち望む。
真っ赤に膨らんだ突起を擦る仕草はますます激しくなり、
体全体ががくがくと意思とは無関係に大きく震えだした。

―だめ、だめ、もう、いく…!


「さや……」


鈴のようにか細く空気を裂いた声が、不意に少女の名を呼ばった。
冷水を浴びせられたかのように、あられもない姿で先刻まで快楽を追い求めていた
白い髪のその少女は、瞬間、心まで凍りつく気がしていた。
225名無しさん@ピンキー:03/06/13 21:42 ID:SOD4s1rL
新作ですか? 新作ですかー? (;´Д`)ハァハァ…
226名無しさん@ピンキー:03/06/13 22:10 ID:Rtovbkr1
お待ちしてました。111タン。
227111:03/06/14 00:03 ID:Xk9UiO8f
か細い悲鳴を上げて、小夜は涎まみれの座布団に顔を強く押し付けた。
柔らかな尻からももにかけての白いラインは透明な蜜に濡れそぼり、
先ほどまでじっとりと汗を滲ませていた体は今では小刻みに震えている。

―見られた、見られた、見られてしまった。

自分の一番いけない姿を晒してしまった。
自分にとっては母たちの生きた証、自分の生きる意味そのものであった
神聖な存在が、一人自慰に耽る恥ずかしい様子を見てしまった。
羞恥と恐怖と後悔とがせめぎあってどうしようもなくなり、
小夜は顔を座布団に埋めたまま、うつ伏して力なく啜り泣きをはじめる。

「ぅっ…ごめんなさい、ごめんなさい…っ」

私は悪い娘です。
でもどうしようもないくらいに、気持ちがよかったのです。
気持ちよくなりたくて、おかしくなりそうだったのです。

心の中でひたすらに自分を責めながら、小夜はなだらかな肩を震わせて
ただごめんなさい、ごめんなさい、と繰り返し呟きながら泣き続けた。
228111:03/06/14 00:06 ID:Xk9UiO8f

それまで黙って月光を背にぽつんとそこにいたオマモリサマが
小夜を見下ろしたまま数度瞬きをした。

「やさしいさや。おらのかわいいさや。なにをあやまる。」

しゃらん、と鳴るような手つきで袖をゆったりと振り、
オマモリサマは小夜の傍らへとしゃがみこんだ。
小さなこどもの手のひらを真っ白な頭に伸ばして、さわさわとやさしくなでる。
あやすようなその仕草に緊張と恐怖感が薄らいだのか、
小夜の肩のこわばりも緩やかに、次第にほぐれていく。
白く美しい長い髪をそっとすくって、オマモリサマは薄く開いた障子の隙間から
部屋をうっすらと照らしている月光に目を細め、薄い唇を開いた。
229111:03/06/14 00:07 ID:Xk9UiO8f
「さや」

おずおずと顔を上げて、小夜が着物姿のあやかしを仰いだ。

「ご…ごめんなさ…」
「おらはなぜおぬしがあやまるのかわからぬ。」

涙と涎に濡れて、ぐしょぐしょの頬に指先を当てて、オマモリサマはまた瞬きをした。

「おらのしっているおなごにも おなじことをするものはおおくいた。
 どのものも あのようにしているときはうつくしく いのちをもやしておった。
 さやのしていたことはわるいことではないと おらはおもう。」
「…で…でも、私は、こんな…」

また嗚咽を漏らして、白いからだをふるふると震わせ小夜は首を振る。
雪のようにすべてがただ白いからだの表面に、
紅の唇、桜色に隆起した胸の先端、
そして絶頂の間際のまま充血している花芯、と
みっつの微妙に違う「赤」が艶やかに映え、
少女の年齢に全く似つかわしくない"色"を匂わせている。
涙にぬれた小夜の瞳は官能の残り香をほんの微かに漂わせ、
その色にますます扇情的な空気を添えているのだった。
230111:03/06/14 21:20 ID:vnTbXCvC
畳の上に、直にぺたんと座り込んで小夜は弱弱しくしゃくりあげていた。
哀しげな泣き声だけが夜に滲んで、梢を揺らす風が時折それを掻き消す。
満月を少し過ぎた月の上を雲が這い、静かな和室を照らす光は次第に消え始めた。

「もうなくでねえ。さやはなにもわるいことをしておらぬ、」

小夜の頬をなでてオマモリサマが言った。

「さやはきもちよくなりたかったのだな。なら おらもてつだう。」
「・・・。え?え!?」

小夜の涙が一気に乾いた。
オマモリサマは、困惑に瞳の揺れる彼女の濡れた目元に小さな顔を寄せる。
自分の白い前髪に、切り揃えられた黒髪が触れて、小夜は思わず目を瞑った。

ちゅ…

231111:03/06/14 21:21 ID:vnTbXCvC
紅く小さな舌が、涙の跡をつたい、目元まであがったところで唇を押し付ける。
その仕草のひとつひとつに小夜がびくりと反応を返すのに、オマモリサマは丁寧に応えた。
頬に、耳元に、そっと接吻を繰り返してから口元に顔を近づけ―

―ふ、と中途でとめて目を細める。
こどものそれである指先を唇に当てて、淡々と囁く。

「・・・ここはすいたおとこにとっておくがよいぞ」

訳が分からないという態でぼんやりしていた小夜の頬が、
その言葉を理解した瞬間たちまち血の色に染まった。

「…!」
「ふふ」

傍目には分からない程度に淡く笑みを浮かべ、
オマモリサマは白くなだらかなうなじへと黒髪を埋めた。
232111:03/06/14 21:44 ID:vnTbXCvC
(・Д・)ノマタネ、ツヅキマタコンドネ
233名無しさん@ピンキー:03/06/15 00:34 ID:x3w1200J
>>232
(・Д・)人(´∀` )
234名無しさん@ピンキー:03/06/17 21:39 ID:kuxrn34e
あげ
235名無しさん@ピンキー:03/06/20 21:01 ID:u4qLW30I
保守します
236あぼーん:あぼーん
あぼーん
237あぼーん:あぼーん
あぼーん
238名無しさん@ピンキー:03/06/20 21:42 ID:yLifmLkg
すんばらしーところだ・・・(*´Д`)ハァハァ
職人さんたちガンガレ!応援してまつ!!
239111:03/06/21 15:28 ID:8Th4aZh4
「っ!」

全身にぞくぞくと不思議な感覚が走り、小夜の身体が震えた。
湿った吐息がうなじを這う。
紅く小さい舌が吸い付き、からだに熱を灯していく。
唇の位置は緩やかに白い肌をくだっていき、
ついにやわらかな胸の上にまで到達した。

発達途中の小ぶりだがやわらかく形のいい乳房の先端で、
桃色の突起が自己主張を始めている。
座敷童の息がかかるだけで、そこはどんどん堅さを増していった。

「あ…んっ、あぁん!!」

胸のまわりにについばむようなキスを落としたあと、
オマモリサマは童の顔に似合わぬ動きで
小夜の右の乳首を軽く噛んだ。
小夜の身体が激しく震える。
逃げようとするからだを人ならぬ力を添えて押さえ、
先端を含んだまま、畳の上に仰向けにゆっくりと押し倒す。

「ああ!ああ、やっ、…ぁあ、んぁうっ!あぁ!は!や、ぁ、いやァ…!」

嘗め回すたびに小夜があられもない声をあげてからだをくねらせる。
声を抑えようと手を口に持っていこうとするが、
はじめての"与えられる"快感にそれすらままならない。
左の乳房が空いた小さな指先で捏ね回されると、小夜の喘ぎはますます大きくなった。
240111:03/06/21 15:28 ID:8Th4aZh4

―いや、変、胸だけなのに、どうしてこんな…!

口の端から涎がつうと垂れ、下の蜜壷からは熱い液体が溢れる。
下を触ってもらえないもどかしさにからだを捩ると、玉の汗が月明かりに散った。

「オ、…ァッ、オマ…モリサ…ああ、いやぁ!も、もぅ、私…!!」

悲しくないのに涙が溢れ、顔に張り付いた白い髪をしっとりと濡らす。
オマモリサマは胸から顔を離して、微笑した。

「わかっておる」

小夜の上でからだの位置をずらし、放り出された白い太股の間に手を近づける。
小夜の顔を窺う。
怖がっているのか、期待しているのか、
不安におののいているのか、歓喜の瞬間を待ち望んでいるのか。
涙を溜めて震える真っ白な少女から伝わるのはしかし、恥じらいだけではなかった。

青白い指先が触れた。
241111:03/06/21 15:35 ID:8Th4aZh4
「ぁ!」

小夜のからだが大きく跳ねた。
しかし、すぐにそれは敏感な場所から遠ざかる。

―…どうして?

たったそれだけのことに泣き出しそうな気持ちになる。
涙が溢れて、ひくひくと余韻に身体が震えた。
オマモリサマの涼やかな声がその上に降りかかる。

「さや…」

小夜はぎゅっと目を閉じて顔を背けた。
オマモリサマは、目を細め、重ねてそっと問いかけた。

「さや、どうしてほしい」
「…!」

潤んだ瞳が開かれ、肩が震えた。
その質問の意味するところを悟り、小夜は羞恥に顔を真っ赤にした。
242111:03/06/21 15:35 ID:8Th4aZh4
「………」
「ん?」

―だめ、言えない。

けれどからだが熱い。熱い。


「……、」
「さや」

促されるが、その先を言うことが出来ない。

「…さ、……っ」

―やっぱりだめ。こんなことば、恥ずかしいもの…!

両手で顔を覆い、小夜は口をつぐむ。
こんなことを言えるわけがない。
言ってはいけない。
でも。

言わなければ、触ってもらえない―

「さ、…触って、ください…」
「さやはいいこだ」

濡れそぼった秘所に、座敷童の手が、水音を立てて埋まった。
243111:03/06/22 00:24 ID:Mt2S/kGW
私物化してるみたいですい ません。
正直いつ書き終わるか分からないので
職人様方気になさらず他作品投下してくだちい(;´д`)
244111:03/06/22 00:25 ID:Mt2S/kGW
↑すい ません、てなんだよう・゚・(ノД`)・゚・
245名無しさん@ピンキー:03/06/22 00:53 ID:EUuxIVX3
>>243
小夜タソキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
って感じで喜んでますので気にせず続けてください。
246名無しさん@ピンキー:03/06/23 16:00 ID:gig7y5An
24733:03/06/25 21:33 ID:+YETeuWH
興行地に到着した仲町サーカスの団員達は、テントの設営作業に追われていた。
「みなサーン、そろそろ一休みしませんカー?」
リーゼとエレオノールがコーヒーを運んできた。
「よーし、みんな、休憩するぞー!」 
仲町の声に、団員達はそれぞれトレイからカップを受け取った。
エレオノールは鳴海にそっとカップを差し出す。
「はい、どうぞ。」
鳴海は無言でそれを受け取ると、彼女に背を向け、人の輪から外れた場所に腰を下ろした。
取りつく島も無いその態度に、エレオノールはしゅんとうなだれる。
「相変わらずだねぇ、彼氏。」
タバコをふかしながら、ヴィルマが話しかけてきた。
団員達は円になって雑談に興じているので、2人の会話を聞かれる心配は無い。
「ええ、必要な時以外は何も喋ってはくれないわ・・・。」
入団以来、数日経っても鳴海はろくに彼女と会話をしようとせず
素っ気無い態度をとり続けていた。
かといってエレオノールの存在を無視しているわけではない。
顔を向けずとも、鳴海は常に神経を研ぎ澄ませ、彼女の行動を監視していた。
こうしている間にも、自分に向けられた獲物を狙う野生の獣の殺気を
ヒシヒシと感じている。
「どうしたら前みたいに、優しく笑ってくれるようになるのかしら・・・。」
24833:03/06/25 21:56 ID:nOB1yWCP
「は〜〜〜やれやれ。あんたってこういう事に関しちゃ、本当に奥手なんだからねえ。」
ヴィルマは大袈裟に肩をすくめてみせた。
「だって私は・・・、ずっと人形のようだったから。こんな時どうしたらいいのかわからない。」
今では他人との付き合いにもかなり慣れてきたが、それでも相手から話しかけられ
答える、受身の会話がほとんどだ。
ましてや男性に自分の思いの丈を伝えたいと思ったのも、生まれて初めてなのだ。
「バッカだねえ。男と女に会話なんて必要ないの。彼氏の前で服脱いで
一言『抱いて』って言えばいいのさ。」
ヴィルマは悪戯っぽい目で笑いながら言った。
「ヴィ、ヴィルマ!そ、そ、そんなこと・・・。」
エレオノールは顔を赤らめ、あたふたとうろたえる。
「真っ赤になっちゃって、まぁ。可愛いね〜〜〜。」
「で、でも、そんなこと言っても、あの人が受け入れてくれるはずない・・・。」
それどころかエレオノールを付け狙う自分を
色仕掛けで篭絡しようとしていると怒り出すかもしれないのだ。
むろんヴィルマは、そんな事情を知らない。
鳴海を只の堅物だと思っているようだ。
男の事で右往左往するエレオノールが面白くて仕方ないらしく
無責任に焚きつける。
24933:03/06/25 22:18 ID:bRQLC6rk
「男の生理ってもんを分かってないね。ゲイでもなけりゃ、女に迫られて
若い男が何もしないわけないっての。あんただったらイチコロさ。」
普通なら「おいおい」と突っ込むところだが、そこは世間知らずなエレオノールである。
「ほんとに?」と、ヴィルマの暴論にも素直に耳を傾ける。
「ほんと、ほんと。男と女なんてのはね、100回のお喋りより1回抱き合ったほうが
互いの事が分かるもんなの。男なんて単純なんだから、コロッと態度も変わっちまうさ。」
自分と違い、経験豊富なヴィルマの言うことなら間違いはないのだろうと
エレオノールは真に受けて、おずおずと尋ねる。
「本当にナルミは私に優しくなってくれる?」
「もち。あの兄さん、明日っからもう、あんたにメロメロよ。」
「わ、私に上手く出来るかしら・・・。」
じれったいとばかりにヴィルマはエレオノールの背中を叩いた。
「黙って待ってたって何も進展しないよ。いい?女だったら勝負しな!」
勢いに乗せられ、エレオノールは夜這い決行の約束をさせられてしまった。

みんなが寝静まった頃、エレオノールはそっとトレーラーを脱け出した。
ヴィルマだけは狸寝入りで、(がんばりな)と目くばせで合図を送ってきた。
トレーラーの運転席は団長の仲町と三牛が、カーテンで仕切られた荷台の中は
それぞれ男女に分かれて眠っている。
鳴海は三輪トラックの運転席をあてがわれていた。
エレオノールは足音を忍ばせ、トラックにそっと近づいた。
250名無しさん@ピンキー:03/06/25 23:11 ID:jQViYcZz
おお、新作ですな
25133:03/06/26 21:39 ID:b9ec2YCr
エレオノールは運転席の窓から、中を覗き込んだ。
鳴海はシートにもたれ掛かり、腕を組んで眠っている。
だが安眠中とは言い難い様子だ。
悪夢にうなされているのか、油汗を浮かべ苦悶に顔を歪ませている。
「・・・ッケンフィー・・・さん、駄目だ・・・。」
あまりに苦しそうな様子に、エレオノールは車内に入り、
揺り起こしてやろうと手を伸ばした。
が、その気配に目を覚ました鳴海は、彼女の手を荒々しく払いのけた。
「何しやがる!」
「あの・・・、うなされていたから。それで・・・。」
鋭い眼光に射竦められ、エレオノールは思わず体を震わせた。
「何しに来た?」
彼女に敵意がないことを悟って、鳴海は多少警戒をゆるめながら言った。
「あ、あなたと話がしたくて・・・。」
声を震わせながら、エレオノールは何とかそれだけは答えた。
「俺がお前から聞きたいのはゾナハ病の治療法だけだ。それ以外に話すことなどない。」
鳴海はきっぱりと拒絶した。
しかし彼女もそれなりの覚悟でここに来たのだから、簡単には引き下がらない。
25233:03/06/26 21:59 ID:BrhO1X73
「でも・・・、でも私はあなたの事が知りたい。あんな風にうなされるほど辛い目に遭ったのでしょう?
あなたの身に何が起こったのか知りたいの。」
エレオノールは必死に訴えかけた。
「うるせぇ!それがおまえに何の関係がある!」
鳴海は声を荒げ、彼女を睨み付ける。
「今更そんなことを知ってどうするつもりだ?俺に何があったのか、しろがねや自動人形がどうなったのか、
手下どもを見捨てて、こんな所でのうのうと暮らしてやがったおまえにはどうでもいい事だろう!」
「ち、違います!私はフランシーヌ人形では・・・。」
「いいか!俺は絶対におまえを逃がさねぇ。いつでもおまえを見張っているからな。逃げられると思うなよ。
例え逃げたとしても追い詰めて、何処までも追い詰めて必ず捕まえてやる。」
反論の隙を与えず、それだけ言うと、鳴海は彼女から顔を背け、
再びシートに体を沈めた。
エレオノールは、彼のフランシーヌ人形に対する憎悪の深さを、改めて思い知らされた。
彼を苦しめているのは過去の悪夢ばかりではない。
フランシーヌ人形への火のような怒りに縛られ、一時も心が安らぐことはないのだ。
彼の心の傷が癒えるよう、安らぎを与えてやりたいと、エレオノールは思った。
せめて眠っている間だけでも、何もかも忘れてほしい。
苦しみ、うなされる姿は見たくなかった。
25333:03/06/26 22:16 ID:UfOlz48W
エレオノールは両腕を伸ばし、鳴海の頭を引き寄せる。
そしてそのまま、自分の胸に掻き抱いた。
「な、何しやがる!」
彼女の柔らかな胸のふくらみに顔を埋める形となり、鳴海は慌てて振り解こうとする。
だがエレオノールはさらに力を込め、鳴海を胸に抱きしめた。
「ほら、私はこうして此処にいます。何処にも逃げたりしません。」
エレオノールは優しく諭すように囁いた。
「私はずっと此処にいるから、一晩中こうしているから。
だから安心して眠ってください。」
この人の心を救いたい。その為なら殺されてもかまわない。
さっきまではそう思っていた。
だが死んでみせたところで、ゾナハ病が無くなるわけではない。
彼の苦しみを救うことなどできないのだ。
それならば自分がすべき事は只ひとつ、彼と共にゾナハ病の治療法を探すことだ。
どんなに拒絶されても、必要とされなくても、この人の傍を離れない。
何処までも付いていって、苦しみを共に分かち合いたい。
鳴海の為に死ぬのではなく、鳴海の為に生きる道を選ぼう。
彼女はそう決意した。
25433:03/06/26 22:37 ID:jLCP1ii9
鳴海はいつしか抗うのを止め、彼女の胸に静かに体を預けている。
エレオノールは胸の中の愛しい存在を、さらに強く抱きしめた。
 「かわいいぼうや 愛するぼうや
 風に葉っぱが舞うように 坊やのベッドはひいらひらり
 天にまします神様よ この子にひとつ みんなにひとつ
 いつかは恵みをくださいますよう・・・」
彼女は囁くように子守唄を口ずさんだ。

「やれやれ。全然帰ってこないから、さぞよろしくやってるかと思いきや
健康的に肩を並べておねんねとはね。」
呆れたようにヴィルマは言った。
明け方、他の者に気付かれないうちに呼び戻しに来たヴィルマが見たのは
互いの体にもたれ掛かり、シートで寝息をたてている2人の姿だった。
「でも、まんざらでもない雰囲気だったようだし、まあよしとするか。」
「ええ、もう焦らない事にしたわ。私たちはまだこれからなんだから。」
エレオノールは久しぶりに晴々とした表情をしている。
彼のいない日々を思えば、今の心の傷みなど、どれ程のものだろう。
永遠に会えないと思っていた人と、再び巡り逢った。
夢見ていた事が現実に叶ったのだ。
だからいつか、鳴海と心を通わせる日も訪れるのかもしれない。
自分はその日を待つことが出来る。 
エレオノールはそう思った。
25533:03/06/26 22:39 ID:A5A5xK0u
えーと・・・自己満足な萌えに走ってごめんなさい。
修行し直してきます・・・。
256名無しさん@ピンキー:03/06/26 22:51 ID:sD+OVKlF
ここの場所的には浮くかもしれんが(w、漏れは好きだ。
33さんSSサイト作ってはどうだろうか
257あぼーん:あぼーん
あぼーん
258名無しさん@ピンキー:03/06/26 23:44 ID:lN3/hzNN
正直、エロ無しのほうが萌えてイイ!
259名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:50 ID:HPqTR7vG
正直今勝の方に傾いてるからくりよりも33さんのSSのほうが楽しみだ
260名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:56 ID:uzFNPoFh
>>259
正直、余計な火種をこっちに持ち込まないで欲しい。
261名無しさん@ピンキー:03/06/27 18:31 ID:Ky1qtilT
 例えば潮が白面を倒し損ねて、真由子がお役目を引き継ぎ、とらが側で守りにつくことになったと仮定しよう。

「とらちゃん、わたし、夢を見たの。とらちゃんとわたしの子供が獣の槍をふるって、白面を倒す夢」
「けっ、ばっかばかしい。妖怪と人間の間にガキなんかできるかよ」
「でも、ハマー機関の人が言うには、とらちゃんは姿は獣だけど遺伝子は人間のままだから、子供ができてもおかしくないんだって」
「へっ?」

 なんか間。

「あっ、ああっ!、とらちゃん!、わたし妊娠しちゃうよぉぉ!!」
26233:03/06/27 19:41 ID:fhMFzQJt
エロネタも書きたいけど、どれもまだ上手くまとまらないので
よかったら気長に待っててね。


263名無しさん@ピンキー:03/06/27 19:46 ID:iYZXCLXN
マツヨ!!(゚∀゚)/
264111:03/06/27 20:54 ID:TPMY3qbY
>>261
イイ!!

33さん次回作楽しみに待ってます。
沙夜子さんや日輪のお話の続きも待ってるんですが、まだなのかな。

 人 の こ と い え な い が な (゚∀゚)アヒャ

…すんません>>242の続きは期待なさらずお待ちくだされ。
265あぼーん:あぼーん
あぼーん
266間違ったしゃ学者:03/06/28 23:46 ID:0R5Xcd7p
 静かな夜の住宅街、丑三つ時ともなれば住人の多くは夢の中にいるのだろう。
 この少女、井上真由子も普段はそうなのだが、今夜はようすが違うようだ。

「んっ、あっ、はぁ、とらちゃっ、んあっ」

 毛布がずれ落ちシーツが乱れたベッドの上、一人の少女が息を荒げて身をよじらせている。
 パジャマの下とショーツは床に落ちて、常夜灯が薄く照らす部屋に小さくあえぎが響く。
 不規則にもがく脚がシーツを引っ張り、しわの模様を変えさせる。
 脚のあいだ、おへそのすぐ下、少女のてのひらが女陰を隠すが、うごめく指は秘蜜に濡れて、性的に興奮していることを隠せない。
 上に行けばパジャマは乱れてまくり上げられ、小ぶりだが柔らかそうな胸が姿を見せる。
 そのささやかな双丘の先端、ぷくっとふくらむ小さなつぼみが、ずれたブラの下から見えかくれする。
 やがて少女は股にまくらをはさみこんで、パジャマと下着をまくり上げると、あらわになった胸のふくらみを両てのひらでつつみこんだ。

「あっ、ひっ、ひあっ、はあっ」

 左手は乳房全体をつつみこんで、上下に、左右に、きれいな乳房を大きくゆがませる。
 対して右手は指先だけで肌に触れる。
 細い指先がぷくっと充血した胸のつぼみをつまんで、指の腹でしごいたりすりあげたり。
 時には先端をつっついたりと、楽器を奏でるかのように目まぐるしく動く。

「ぁあっ、はあっ、んぁあっ!」

 ひときわ大きくあえぐと少女の体は大きく反らされ、眉を寄せるその顔がシーツに押しつけられる。
 弓なりに硬直した身体はびくびく震えて、つま先が不規則に宙を泳ぐ。

「んあっ!、あっ……ぁ……ぅ……」
267間違ったしゃ学者:03/06/28 23:47 ID:0R5Xcd7p
 呼吸が浅く、細くなる。
 全身を駆け巡る快感が、手足のみならず横隔膜まで痙攣させて、口をぱくぱくさせるが呼吸もままならない。
 それが何十秒続いたか、苦悶と至福にゆがんだ顔にひとすじ、涙が滴る。
 同時にやっと硬直が解けた身体、荒い呼吸に肩が大きく上下した。

「はあっ、はあっ、けほっ、はあ、はぁ、はぁ」

 けだるげに呼吸を整え、あおむけに寝転がった少女の視線が何もない空間のある一点に合わせられる。
 と、そのうつろな目に生気が戻った。
 上半身が跳ね上がり、さらけ出していた秘所を隠すように足を閉じ、両手が乱れたパジャマをつかんで胸をおおった。

「やだっ!、とらちゃん、見てたの?」

 声に応えるように金の毛並みの獣が姿を見せる。
 虎のような模様と人に似た骨格の強靭そうな手足を持つその獣は、うんざりしたような顔でそっぽを向いて口を開いた。

「見てたも何も、おめえ、最初っから気づいてたろ。わざとらしくわしの名まで呼びやがって」
「えへへ、わかっちゃった?」

 獣と向き合うようにベッドに腰掛けると、少女は上目使いに笑って舌を出した。
 だがそんな笑みを前にしても獣のしかめっ面は変わらない。

「最近のおめえ、わしの気配に気づくと一人遊びをおっぱじめやがって、わしゃあ気まずかったんだぜ」
「あ、とらちゃん、ごめんね。でも私の裸が見れて、ちょっとはうれしかった?」
「そんなわけねえだろ。わしが好きなのは怯え恐怖する人の顔よ。なのにおめえはちっともわしを恐がらねえ」
「私ね、きっと、とらちゃんに食べられてもそんなに困らないよ」
「あーあ、そうかい」(まったく、調子狂う女だぜ。……んっ、待てよ)
268間違ったしゃ学者:03/06/28 23:47 ID:0R5Xcd7p
 何かを思いついた獣はにやりと笑うと自然体の姿勢をとる。
 その姿がつむじ風のように歪んで数瞬の後、真由子の目の前に立っていたのは獣ではなく、彼女とうりふたつの姿をもつ少女だった。
 ただし以前化けた時とは違い、一切の衣服をまとっていない。

「うわあっ、とらちゃん!?、私の顔だあ」
「おう、おまえの姿よ。これでも困らねえかな?」

 体を慣らすように首を鳴らすとにやりと笑って、次に見せたのは思春期の悩みを抱えた少女の顔。
 両手を胸に当てて、誰が聞いても真由子と認識するであろう声音を出す。

『あーあ、私の胸、麻子よりずいぶんちっちゃいなあ。こうしたら少しは大きくなるかなあ』

 言うと同時に乳房を持ち上げるように数回もんで、眉を寄せると鼻にかかった声を出す。

『あっ、ああっ!、なんだか、変な感じ、んっ』

 自分自身の痴態を見せつけられて、真由子は耳まで真っ赤に染めて硬直する。
 潤んだ目から涙がこぼれ落ちるより先に、少女はとらに跳びかかった。

「やっ、やだあっ、とらちゃん!、やめてぇ!」

 少女は泣きべそをかいて、妖の化けた自分の鏡像をぽかぽか叩く。
 そんな少女を軽くあしらい、真由子の姿を借りたとらは愉快そうに笑った。

『わははははっ!、おめえも真似されるのはきついみたいだな』
「あんっ、とらちゃんの意地悪!」
269間違ったしゃ学者:03/06/28 23:48 ID:0R5Xcd7p
 ひとしきり笑って満足すると、さすがに鬱陶しかったか、とらは真由子の手をつかむ。
 もともととろくさい真由子、人の姿で動くことに慣れていないとら。
 揉み合う二つの身体は足をもつれさせて、そのままベッドに倒れ込んだ。

「きゃあっ!」、『うおっ?』

 弾力のあるマットレスに背中を受け止められた真由子が荒い息のまま目を開けば、見えるのは息ひとつ乱していない、自分の顔。
 うりふたつの姿の少女に組み敷かれた真由子は、息を整えながら口を開く。

「とらちゃんて、けっこう意地悪なんだね」
「おうよ、わしゃあ意地が悪いのよ」
「じゃあ、もっと意地悪する?」

 そう言って恐れと期待の入り交じった顔を見せる真由子が、とらの嗜虐心をあおった。
 ベッドの上で大の字で手首をつかまれ身動きできない真由子の顔に、のしかかるこれも真由子の顔が、ゆっくり近づく。
 押し倒された少女は何が起こるかと、期待と不安に鼓動を高鳴らせながら、観念したように目を閉じた。

続くかも
270あぼーん:あぼーん
あぼーん
271111:03/06/29 02:44 ID:aaJtQRln
間違ったしゃ学者さんの真由子に禿萌え。
ぜひ続きを書いてください。

>>242の続き投下します。
今回で終わりです。
272111:03/06/29 02:46 ID:aaJtQRln
と思ったら間違って消しちゃった…
ごめん、もう少し、待っ…・゚・(ノД`)・゚・
273名無しさん@ピンキー:03/06/29 02:51 ID:D/adSxxA
ドジっ娘な>111たん(;´Д`)ハァハァ
274111:03/06/29 05:11 ID:aaJtQRln
では今度こそ>>242の続きです。
275111:03/06/29 05:12 ID:aaJtQRln
「んぁあ!」

指の埋まった蜜壷から、熱い蜜が溢れ出す。
小夜の腰が高く浮き、脚がつま先までぴんと張った。
まだ指が入っただけだというのに、腰は自然にくねって快感を求めようとする。

指先が、膣壁を小さく引っ掻いた。

「ん!」

小夜が大きく反応すると、指が次第に動き始めた。
溢れる蜜を掻き出すように、出し入れが始まる。

「は…ひぁあ…。ああ、あ、あふ…動いて…るっ」

指が秘所を掻き回すたびに小夜が小さく声を上げ、びくびくと震える。
花弁が誘うようにひくひく蠢き、その奥から熱い液が湧き出てくる。
濡れそぼった秘所のすぐ上では可愛らしい花芯が蜜に濡れ、自己主張を始めていた。
276111:03/06/29 05:13 ID:aaJtQRln

「ああ、くっ、ぅ…あ?あ…あっも、もっと、もっとぉ」

小夜は欲望を声で晒しているのに自分でも気付いていないのか、
ひたすら腰を動かしては更なる刺激を求めてくる。
無意識に反らされた白くやわらかい胸は小夜の動きに合わせて上下し
硬くしこった乳首は涎に濡れて、てらてらと光っていた。
指先を膣がきゅんきゅんと締めて、そのたびに熱い透明な水が溢れてくる。
オマモリサマは目を伏せて、切り揃えた黒髪を揺らした。

「さや」

出し入れする指の動きは止めず、顔を秘所に近づけていく。
小夜が震え、一段と大きな声をあげた。
息がかかるだけで感じるのだろう。
277111:03/06/29 05:13 ID:aaJtQRln

「…さや、きもちいいか」

オマモリサマはそう言うと、敏感な突起をぺろりと舐めた。

「ひぃあ!!!」

これ以上ないくらいに反り返っていた腰が、さらに大きく痙攣する。
小夜の瞳からは涙がこぼれ、汗ばんだ透き通る肌は桃色に色づいていた。
もう一度、唾液を舌にのせて、赤い舌がぺろりと陰核を舐める。
蜜がごぼっと溢れ、小夜のからだがまた激しく震えた。
被所を激しく指で掻き回しながら、オマモリサマは口で充血した花芯を攻めた。
ねぶり、甘噛みし、濡れた舌先で転がし、軽く歯を立てる。
そのたびに小夜の頭の中が真っ白になり、腰が跳ねる。

「ふああん!ああ、あ、い、気持ちい、いっあ、あ、ひぃ、いいの、いいの!!」

オマモリサマが黙って頷き、大きく開かれた小夜の脚を優しくなでる。
それだけでもひどく感じてしまうのか、小夜のつま先はびくびくと震えた。
278111:03/06/29 05:14 ID:aaJtQRln

涙を浮かべて首を振るたび、白い髪が乱れる。
いつの間にか、小夜の両手は無意識に自分の白い胸を激しく揉みしだいていた。
白い指先は一心に乳首を捏ね回している。
下の方では、オマモリサマの指の動きがますます激しくなり、
滴る蜜は手の甲から手首までも濡らしていく。
オマモリサマは、舌でその蜜をすくって、陰核に擦りつけた。

「あんっ!」

涎が顎を伝ってうなじまで流れ落ちた。
手の動きと口の攻めはますます激しくなり、二箇所を同時に攻められて
小夜は高みへと急速に追い立てられていった。

「あう、あは、はひぃ、ひんっ、いく、イクイク、いっちゃうぅ、あ、いくのぉ!」

大きく跳ねていた腰ががくがくと痙攣しはじめ、
すぐ先の絶頂が与えられるのを歓喜と共に待ち受ける。
次の瞬間、オマモリサマの唇が花芯に甘く吸い付いた。

「あ、あっっ、はああぁぁあー…!!」

白い光が頭の中で爆ぜ、全身を急速に快楽で支配していく。
生まれて初めて他者から与えられた大きな絶頂の波に、
小夜は涙を流し長い間打ち震えていた。
279111:03/06/29 05:14 ID:aaJtQRln

オマモリサマは、熱い余韻に浸っている少女の顔の傍に黙って腰を下ろした。
汗で額に張り付いた白い前髪をなでて、数度瞬きをする。
小夜は、ぼんやり小さな手の先を仰いだ。

「さや、きもちよかったか」
「…え、」

散々乱れて声を上げてしまった自分が急にフラッシュバックして、
小夜は真っ赤になって両手で口元を覆った。

「…!」

オマモリサマは、そんな小夜を優しく見下ろして、口の端を上げた。
少女の白い額に添えられた小さな和服の袂が、月の光で淡く浮かんでいた。

「おらは、ずっとしろいかみのおんなにせわになっていきてきた。
 どのおんなたちも、さやがされていたように、しいたげられ、さけられておった。
 どのおんなも、おぬしくらいのとしをすぎると、いなくなった。
 おらは、にひゃくねんものあいだ、それをみていた。
 おらは、ただなぐさめられていただけだった…」

座敷童がぽつぽつと話す言葉を、小夜は黙って聞いていた。

「だから、さやがうれしいのなら、おらもうれしい。でも…」

静かな夜が熱を帯びた空間をゆっくりと冷やしていく。
小さな声が、静寂の中で、まっすぐに小夜の耳に届いた。

「でも、おらがさやをよろこばせてやれたのなら、もっとうれしい」

そう言って薄く笑ったオマモリサマを見上げて、小夜も、静かにそっと微笑んだ。
280111:03/06/29 05:15 ID:aaJtQRln
終わりー。
長々と失礼いたしました。では寝ます(w
281名無しさん@ピンキー:03/06/29 15:48 ID:B60USAij
間違った学者さんイイ!
続き期待してまつ(・▽・)
282名無しさん@ピンキー:03/06/29 15:57 ID:CgUjU7FX
(・∀・)イイ!
283あぼーん:あぼーん
あぼーん
284名無しさん@ピンキー:03/07/02 22:50 ID:rqTnDb7U
保守
285111:03/07/04 01:11 ID:n1fxAqoB
スレ維持がてらエロなしコネタでも。
職人様来ないかなぁ



眠りの前の心地よい気だるさの中で、
須摩子はうつぶせの状態から上半身だけを起こした。
丸いなで肩から布団が滑り落ち、頬杖をつく彼女の頬に黒髪が触れる。
隣に眠る紫暮を幸せそうに見つめて、須摩子はそっと微笑んだ。
「……、」
それに気付いたのか、眠そうな目を半分開けて、若い法力僧が新妻の名を口にする。
「はい、紫暮さま?」
枕の傍についていた肘を崩すようにして頬の下に敷き、彼女は答えた。
そして、すぐに思い直したらしかった。
一旦口をつぐんで、大きな目を楽しそうに見開いてから、
小さく付け足す。
「ではなくて…"あなた"。」
「…」
紫暮の生来の仏頂面が、面食らって崩れる。
(主語としては「あなた」を使われていたのは確かだが、
 呼びかけとしてこの言葉を使われたことはなかったので)
須磨子はくすくすと笑って、首をかしげた。
「だって、私達は夫婦なのでしょう。私、ずうっとそれらしい呼び方をしてみたかったんです。
 …気に入りません?」
「…己は、別にお前の呼び方を変える気はないぞ」
「はい、構いませんよ。あ・な・た。」
須磨子はまた嬉しそうにくすくす笑って、照れくさそうに寝返りを打った夫にそっと寄り添った。
286111:03/07/04 01:13 ID:n1fxAqoB
てかほんとすみません、そろそろ逝きます(;´д`)ノレッツサハラ!
287名無しさん@ピンキー:03/07/05 02:02 ID:mW8iWi7D
>>285
(・∀・)イイ 雰囲気出ててほのぼのSSすごいなー
こんな感じありそうだもんね。
すっと話が入ってくる。
ぐっと引き込まれる
あっという間に読んでしまう
ああっらぶらぶ サイッコーでつ
どんどん書いて下さい。ありがとう。
288名無しさん@ピンキー:03/07/05 11:52 ID:Ru0K6uJZ
阿紫花ネタが読みたかったりする…(ボソッ
289名無しさん@ピンキー:03/07/06 09:17 ID:FmNbbPbi
>>288
三姉妹か? 兄貴か? それとも平馬か?
290あぼーん:あぼーん
あぼーん
291あぼーん:あぼーん
あぼーん
292名無しさん@ピンキー:03/07/07 20:41 ID:re6Bqxbz
おお、こんなとこあったのか。

昔 凶羅でSS書こうと思ったことがあったよ。エロじゃないけどな。
293名無しさん@ピンキー:03/07/07 21:34 ID:re6Bqxbz
藤田のエロパロといえば、

サンデーの夏の特集で当時連載中の人気作家が自作のキャラで
水着運動会(笑)をやるってのがあった。「うしとら」からは麻子、
「GS美神」からは令子、あと一人、当時連載中の誰かがでていた。
おっぱいポロリは令子だったように思う。当然描いてるのは作者
本人たちな。

画面の隅でかがりが歌っているのがえらく面白かったよ。
29433:03/07/07 22:32 ID:Nghah6AI
灯りを落とした部屋の中、鳴海とエレオノールは唇を重ね合わせていた。
2人は一糸纏わぬ姿のまま、無言でただ互いの唇を貪り合う。
聞こえるのは吐息と、唾液の混ざり合う湿った音だけ。
唇を合わせながら、鳴海は膝の上に抱き込んだエレオノールの肌に
優しく手を滑らせる。
エレオノールも鳴海の首に腕をまわし、火照った体を摺り寄せた。
今日の彼女は、何時になく積極的だった。
自分から体を預け、差し入れた舌を激しく絡ませてくる。
いつもなら鳴海の求めに応じて体を開き、恥じらいながら身を任せていた。
だが今夜、誘いをかけてきたのは彼女からだった。
いくら求め合ってもまだ足りないというように、ひたすら縋りついてくる。
鳴海は彼女の太腿の付け根に片手を差し入れ、銀色の茂みの奥に
指を潜り込ませようとした。
「だめ!」
エレオノールは鳴海のその手をパチンとはたいた。
「おい、何でだよ?」
鳴海が不満気な声を出すと、彼女は膝の上から下りて、正面に向き直った。
「今日は私がしてあげるの。」
そう言うと、エレオノールは太くがっしりとした首筋に口づけた。
29533:03/07/07 22:53 ID:SY35yziL
赤く艶やかな唇が、浅黒い皮膚の上をゆっくりとたどっていく。
濡れた舌がチロチロと、逞しく鍛えぬかれた男の肉体を這い回る。
エレオノールは筋肉の感触を確かめるように、しなやかな指を滑らせ
柔らかな唇でキスの雨を降らせた。
歯を食いしばり、鳴海は甘い責め苦に耐える。
エレオノールの唇が、胸の突起を捕らえた。
「うっ・・・。」
鳴海は思わず声を漏らした。
彼女は口に含んだものを、優しく甘噛みし、滑らかな舌で弄ぶ。
それからさらに唇を下にたどらせ、くっきりと割れた腹筋の硬さを味わった。
それが終わると、エレオノールは鳴海の両足の間にひざまずいて
前屈みになった。
目の前にあるものは、快感の証しに半ば立ち上がり始めている。
しばしの間、エレオノールはじっと見入っていたが、
やがて両手の指を優しく添えると、そっとそれを口に含んだ。
「くっ!」
鳴海はビクッと肩を揺らした。
29633:03/07/07 23:16 ID:Q75N/omJ
初めはおずおずと、だが徐々に大胆に、何度も何度も口づけをする。
繊細な指と、ふっくらとした唇で、エレオノールはそれを愛おしげに愛撫した。
ベルベットのような舌で丹念に舐めまわし、
柔らかな唇で押し包んで、吸い上げる。
動きは拙いが、彼女の一途な奉仕は鳴海を昂ぶらせた。
「く・・・、あ・・・。」
堪えようとしても、意思に反して口からは絶えず喘ぎが漏れる。
鳴海のものは完全に立ち上がり、硬く張り詰めていた。
「おい・・・、もういいだろ?」
息を荒げながら鳴海が言うと、ようやくエレオノールは顔を上げた。
鳴海は彼女の体をシーツの上に横たえさせようとした。
だがエレオノールはそれに抗う。
「だめよ。今日は私がするって言ったでしょう?」
そう言うと全体重をかけ、鳴海の上にのしかかってきた。
「うわっ!お、おい・・・。」
彼女の愛撫のせいで、すっかり力の抜けてしまった体は
安々と押したされてしまった。
仰向けに倒された鳴海の体の上に、エレオノールはそっと覆いかぶさった。
297あぼーん:あぼーん
あぼーん
298名無しさん@ピンキー:03/07/08 19:35 ID:oFAkcpZ3
エロキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
29933:03/07/08 22:20 ID:m3yVuFQT
「お、お前、何を・・・。」
「しっ・・・、黙って。」
エレオノールは人差し指で鳴海の口を塞ぐ。
そして両足を大きく開き、鳴海の上にまたがった。
白く細い指を自分の中に差し入れ、肉の襞を掻き分ける。
そこはもう、すっかりと濡れそぼり、透明な蜜を溢れさせていた。
熱い塊をそこにあてがい、エレオノールはゆっくりと腰を下ろしていった。
「あっ・・・、はぁ・・・。」
彼女の口から甘い吐息がこぼれる。
濡れた花弁が、張り詰めた太い肉塊を飲み込んでいく。
自ら体の奥にそれを埋めていきながら、エレオノールは堪らなげに喘いだ。
「ふぅ・・・ん、あふ・・・。」
鳴海の胸に両手をつき、銀色の髪を振り乱して、
エレオノールは夢中で体を上下させた。
深々と貫かれた肉の襞は、滴る蜜でクチュクチュと淫靡な音を立てる。
桜色に染まった肌は、真珠の粒のような汗で光り輝いている。
紅潮した顔に陶然とした表情を浮かべ、
半開きにされた唇からは唾液が伝い落ちた。
快楽に乱れる彼女の美しさに、鳴海は思わず見惚れていた。
30033:03/07/08 22:43 ID:YRBN/867
体の動きに伴い、エレオノールの豊かな乳房も激しく揺れる。
鳴海は腕を伸ばし、大きな手のひらで、それを包んだ。
2つのふくらみをやんわりと揉みしだき、硬く尖った乳首を摘まんでやると
彼女は弾かれたように背中をそらせた。
「はっ、あぁん・・・、あっ・・・。」
最早、声を押さえようともせず、エレオノールは我を忘れて動き続けた。
絶頂が近いのか、時折電流が走ったかのように体を震わせる。
絡み付く肉壁にきつく締め付けられ、鳴海も限界が近いのを感じた。
乳房を弄んでいた手を離し、彼女の腰を掴んで思い切り揺さぶってやる。
「いやっ・・・、あん・・・、だ、だめ・・・、もう・・・、あっ、あぁ!!」
激しい突き上げに耐え切れず、エレオノールは絶頂に達した。
一際高い歓喜の声をあげ、全身をがくがくと痙攣させる。
鳴海もまた、彼女の中に解き放った。
エレオノールは息を弾ませながら、鳴海の胸に倒れ込んできた。
その重みを受け止め、鳴海は彼女の体をしっかりと抱きしめてやる。
しばらくの間、2人は言葉も交わさず、汗ばんだ肌を重ね合わせていた。
30133:03/07/08 23:06 ID:plbT+rws
「ところで、お前。あんなこと・・・その、口で・・・いつのまに覚えたんだ?」
激情が去った後、鳴海はボソッと切り出した。
「ヴぃルマに言われたの。女の人は、みんな、こうするんだって。」


「しろがね、あんた、そんな事も知らないのぉ?マグロじゃ男に嫌われるよ。」
「そんなことないわ。ナルミはお刺し身大好きだもの。」
「いや、そーじゃなくて・・・。とにかくねぇ、それぐらいやんなきゃ飽きられるよ。
あんた、あいつに嫌われてもいいのかい?」
「き、嫌われる?そ、そんな・・・どうしたらいいの、ヴィルマ!」
「まっかせなさーい。私がばっちりと、男を歓ばせるテクを教えてやるからね。」


「またか、あの女〜。」
無知なエレオノールに、面白がって色々入れ知恵をするヴィルマに
一度言ってやらねばと思っていたのだが・・・。
「ナルミ、良くなかった?」
「いや、まあ、その・・・。」
しっかり楽しんでしまった手前、今更文句は言えない。
「ごめんなさい。私、上手にできなくて。もっともっと上手くなるように
一生懸命努力するから。」
熱血漫画のヒロインの如く、瞳を燃やして誓うエレオノールに
どう返事をしてよいものやら、悩む鳴海だった。
302名無しさん@ピンキー:03/07/09 10:37 ID:OWNgVVYT
ヴィルマから手ほどきを受けるしろがねタンハァハァ。
バナナとかで練習したのかなー(w
303名無しさん@ピンキー:03/07/09 12:22 ID:KnhtVCRO
ハァハァ
304名無しさん@ピンキー:03/07/10 00:52 ID:y98yGgGp
エロエロやー!!とオモタラ
最後ほのぼのでワラタ。
乙!
305あぼーん:あぼーん
あぼーん
306名無しさん@ピンキー:03/07/11 18:22 ID:cm/4f6Bq
ホシュ
307あぼーん:あぼーん
あぼーん
308あぼーん:あぼーん
あぼーん
309111:03/07/13 23:13 ID:FRvSxfmW
|
|Д゚) ダレモイナイ??
|⊂

何か書きたいんですがリクエストありますか…?
へたっぴいなのであまりいいエロじゃなくても宜しければですが。
310名無しさん@ピンキー:03/07/14 00:14 ID:iDYnHyha
リーゼたんの萌えSSなどおながいしたい所存です。
311名無しさん@ピンキー:03/07/14 00:17 ID:zGpyANlH
|
|∀・) じゃ、阿紫花と百合の兄妹ほのぼのみたいのでリクしてもいい?
|⊂   キガススマナカッタラベツニイイヨ…
312名無しさん@ピンキー:03/07/14 00:18 ID:zGpyANlH
てか兄妹直接話す場面もまだでてないよね。スマソ
313111:03/07/14 00:29 ID:xdzKR23/
>>310
相手は誰希望でしょうか。

>>311
エロなし?あり?(エロだったら犯罪なのだろうかw)
314名無しさん@ピンキー:03/07/14 00:31 ID:K5WuvDcU
SSなんだから兄貴が行方不明になる前の話もいいんじゃない?

俺、兄貴のファンだから読みたいよ。
315名無しさん@ピンキー:03/07/14 00:32 ID:zGpyANlH
エロなしでお願いします。
316111:03/07/14 00:33 ID:xdzKR23/
>>315
うぃ。ちょっと待っててくださいな。
317310:03/07/14 01:04 ID:iDYnHyha
ヴィルマにイタズラされるというか、おちょくられるようなのがいいです。
318111:03/07/14 03:01 ID:xdzKR23/
出来ました、遅くなってごめんなさい。
エロないわりにやけに長いです。
319111:03/07/14 03:02 ID:xdzKR23/
阿紫花百合は、黒賀村の畦道を駆けていた。
中学から帰ってすぐに知らせを聞いて、鞄を投げ捨てるようにして家を飛び出して、
制服姿のまま、村長の屋敷への近道を走っている。
冬至前の空はまだ五時頃だというのにもう暗くて足元が見えなかった。

―英良兄さんが、帰ってきてる!?

姉から聞いたニュースがまだ信じられなくて、百合は唇をかんだ。
ひとつ上の姉の無関心な声が蘇る。

―平馬が嬉しそうに出てったわよぉ。

イヤだ、どうしよう、と百合は走りながら涙ぐんだ。
暗いので人とすれ違っても見つからないのが救いだった。
でも、平馬とはまだ、すれ違っていない。

本当は平馬が自分の部屋にも裏の人形工房にもいないことくらい良くある。
でもきっと、今は自分の勘が正しい。
絶対、平馬は英良に会いに行っているのだ。

平馬は大事な弟だ。
本当に大事な弟だ。
乱暴もので、ぶっきらぼうで、村の皆から嫌われているけれど、
百合にとっては阿紫花家に来たときから、平馬は家族だった。
どんなに嫌われていても、本当は優しい子なのだ。
無愛想に自分を気遣ってくれていることだって分かっている。
喧嘩ばかりしているけれど、弱い人や小さい子を泣かせたりはしていないことも知っている。
320111:03/07/14 03:02 ID:xdzKR23/

(だけど、それでも!)

殺し屋である英良に憧れている平馬が、いつか人を殺すようになってしまったら。

(あの子が、そんなことをするなんて、させられるなんて、絶対ダメ!)

細い裏道を駆け抜けて、百合は立ち止まった。
冬の風が容赦なく彼女の頬を冷やしていく。
あまりに急いでいたので、コートを着てくるのも忘れてしまった。
ふとそのことに気付いて悔しくなる。
全部、殺し屋のあの兄のせいだ。
今度は平馬に何を吹き込むつもりだろう。
どうして、今更帰ってきたりするのだろう。
勝手に人殺しになって村を出たくせに、どうして。


見慣れない黒い車が遠くの屋敷に止まっているのを見つけて、
百合は涙を拭うと目を細めた。
良く見えないが、細長い男性のシルエットの隣に、小学生くらいの人影らしきものがある。
寒い風に目をぎゅっと閉じて、深呼吸をする。

深く深く息を吐くと、百合は再び土を蹴った。


321111:03/07/14 03:03 ID:xdzKR23/
「平馬!!」
張り詰めた声が薄闇に響いて、阿紫花と平馬が同時に顔を上げた。
平馬が、駆け寄ってくる姿を認めて、ぎくりと顔を強張らせる。
「おやおや」
肩を竦めた兄を不安げに見上げて、平馬は姉に視線を戻す。
膝下のスカートを翻して息を弾ませた彼女は、今にも泣き出しそうな目をしていた。
平馬はいつも彼女のこういう顔に、とても気まずい思いになる。
「平馬、ここにいたのね?」
「百合姉…オレ、」
「ずっとここにいたの?」
「……」
平馬は無言で、二人を愉快そうに眺めていた阿紫花を振り返った。
百合がその視線を追って、くたびれたスーツの男を睨みつける。
阿紫花は無言で眉を上げて、吸っていた煙草を指でぽいと捨てて踵で揉み消した。
「ちょっと、平馬の前でポイ捨てするの止めて!」
百合が目を吊り上げる。
阿紫花は、時間をかけてゆっくりと煙草の先端を磨り潰してから、
お手上げジェスチャーで百合を見返した。
「そりゃぁ、ごめんなすって。じゃあ平馬の前じゃなきゃいいんですかい?」
「そういうことを言ってるんじゃないわ!!」
すぐに必死の反応が返ってきて、阿紫花が一瞬言葉に詰まる。
322111:03/07/14 03:03 ID:xdzKR23/
百合はそれを無視して、平馬に向き直った。
腰を落として、平馬と同じ目線で話しかける。
「ねえ、もうすぐご飯よ。家に帰って。」
「…けど兄キが久しぶりに」
「もう十分話したでしょ!?ほら、こんなに身体も冷えてるじゃない…」
百合の手が頬に当てられて、平馬はその冷たさにはっとした。
今更気付いたのがおかしいくらいだ。
姉はコートを着ていない。
もう年末で、雪が遅いとはいえ風は凍るように冷たいというのに、
こんな格好で走ってきてまで、自分の心配をしている。
寒さで赤く染まった頬が白い息に薄れて、平馬はどれだけ
彼女が自分を心配していたのかを悟った。
「ね…もう帰って。」
平馬は肩を落として、兄を振り返った。
「…分かった。じゃ…英良兄キ、元気でな」
「平馬も、喧嘩はほどほどにしなせえよ」
平馬は黙って頷くと、二、三度振り返った後、百合が今来た道に駆け足で消えた。
323111:03/07/14 03:04 ID:xdzKR23/

*****

「まぁた、百合は過保護ですねえ。ま、変わらないッちゃあ変わってないんだから、
好いことなのかもしれませんがね」
不意に、背中越しに投げられた言葉が百合の意識を弟から兄に引き戻した。
冷たい夜風に小さく肩を震わせて、百合はぽつりと声を漏らす。
「でも…平馬は変わっちゃったわ。」
「平馬が?平馬も大して変わっちゃいねえと思いますがね。」
百合は眉を顰めたが、兄の方を見ようとはしなかった。
阿紫花は、車に寄りかかったままポケットから新しい煙草を取り出すと火をつけた。
薄暗い電灯だけがぼんやりと照る村の風景を眺めて、
ゆっくりとした動作で煙を吐き出す。
雪が降る頃かと思っていたが、今年はどうやらまだのようだ。
「英良兄さんは、分かってないわ。」
気付くと百合に睨まれていて、阿紫花は顔だけで義妹を見返した。
「は?」
間の抜けた返事に百合が唇を噛み、声のボリュームを上げる。
「兄さんは分かってないって言ったの!」
「はァ、何が」
「あなたのせいで私達、どんな目で見られたか知ってる!?
 どんなこと言われたか分かる!?何が喧嘩もほどほどに、よ。バッカじゃないの。
 全部英良兄さんのせいじゃない。平馬が喧嘩するのも兄さんのせいじゃない。
 平馬が…平馬が人殺しになったらどうするのよ!私あなた大嫌い!!」
324111:03/07/14 03:05 ID:xdzKR23/

そこまで一気に叫ぶと、百合は酷く悔しそうな瞳で阿紫花を睨みつけた。
息が切れたのか肩が上下していて、頬の赤さも寒さのためだけではなさそうだった。
阿紫花はほう、とかへえ、とかよく分からない声を上げて、
空を見上げながら、煙と溜息を同時に吐き出した。
「いやぁ。そんな、うら若いお嬢ちゃんに泣きそうな顔されると、困りやす」
「そういうセクハラみたいなこというのも止めてよっ!」
「はいはい」
「もう…!!」
もう少し幼ければ地団駄でも踏んでいそうな声だ。
阿紫花は、車から背を離すと、携帯灰皿を取り出して煙草を揉み消した。
ちら、と百合を窺うと呆れと怒りの入り混じった顔でじとっと睨まれる。
「持ってるんなら最初からそうして。」
「はいはい…お、ちょっと待ってなせえ」
ジョージが村長と歩いてくるのに手を上げて、携帯灰皿をスーツに仕舞う。
「誰?」
「知らない世界への案内人でさ」
片目を瞑ると物凄くバカにした目をされたので、ひょいと肩を竦める。
ジョージの元へ行き、二言三言交わしてから阿紫花は戻ってきた。
百合が眉をひそめて兄を見る。
「まさか、もう行くの?」
「ええ、まあ。用があって寄っただけですから。ま、百合もその方がいいでしょう」
「そうね。」
あっさり頷かれて阿紫花は口を曲げた。
「へいへい、じゃあ百合も元気で…」
「別に兄さんに心配してもらわなくてもいいわよ。」
「…そうですかい」
百合が、溜息をつく阿紫花を困ったように見上げて首を傾けた。
阿紫花が腕時計を眺めやると、午後六時前だった。
遠くから家路を急ぐ子供達の声と夕餉前の喧騒が聞こえる。
黒賀村は、彼が出て行ってからも、今でも変わらずに此処にあった。
325111:03/07/14 03:05 ID:xdzKR23/

百合の手が突然彼の胸元に伸びて、ネクタイをぐいと掴んだ。
すっかりよれよれになったネクタイの型を整えて、ばしんと上から叩くと、
彼女はひとつ息をついて、阿紫花を見上げた。
「…でも、英良兄さんは元気でね。平馬が心配するから」
目を見開いて一瞬呆けた。
妹は3人もいるが、皆それぞれ個性的でエネルギーに溢れていて、
女はいやというほど抱いてきた彼でさえも予測できない反応ばかり返ってくる。
326111:03/07/14 03:06 ID:xdzKR23/

「じゃあ、夕飯の支度があるから帰るわね。」

百合の声にはっと目を瞬いて、阿紫花は顔を上げた。
「へ?」
「へ、じゃないわよ、もう。じゃあね!」
「こら百合、待ちなせえって」
阿紫花はコートを脱いで、踵を返した百合の背中にばさっと投げかけた。
「きゃ!え、何?何!?」
急に頭上にかぶさったコートと格闘する百合ににやりと笑って、阿紫花は目を細めた。
「女の子が腰冷やすもんじゃねえですよ。着て帰んな」
百合はぴたりと動きを止めると、真っ赤な顔でばっと振り返った。


「もう、それもセクハラ!最低!!」



*****



「ありがとうくらい、言えないんですかね…折角寒いの我慢したのに、若い子は分かりやせんね…」

はあぁ、と肩を落としてぶつぶつぶつぶつと呟き続ける日本人に、
運転を押し付けられた「しろがね-O」は、その後随分鬱陶しい思いをしたとかしないとか。
327111:03/07/14 03:09 ID:xdzKR23/
終わりです。壮大なスレ違い失礼しましたー。

>>310>>317
(・∀・)ヽラジャ!!
近いうちに書きますのでお待ちください。
328310:03/07/14 08:47 ID:ZPbmMPNs
乙&おはようございます。
リーゼたんも何とぞ宜しくおながいいたします。
329名無しさん@ピンキー:03/07/14 13:21 ID:uFFn9Mzu
>111
ありがとう、神タマ!!!
阿紫花SS、初めて読んだけどカナリ好きでつ。
ニヤニヤしながら読ませていただきました。まっこと 御馳走様で御座いますた。
次回作も心底期待しておりまつ。
330名無しさん@ピンキー:03/07/14 15:28 ID:zGpyANlH
嬉しいです、ありがとう!
兄貴、カッコイイ。後から携帯灰皿とりだす兄貴イイ!
331111:03/07/14 19:54 ID:jn+FrVct
>>310
てことは軽い感じのエロありで桶?
今日はこれから諸事情により眠るので、出来れば明日明後日には上げます。
おやすみなさい(・∀・)ノ
332310:03/07/15 02:31 ID:Co3K8TO1
バリ桶です。
今日のところは英気を養い、後日溜めた英気をブッ放してくださいませ。
333名無しさん@ピンキー:03/07/15 20:25 ID:AqTSc/As
あげ
334あぼーん:あぼーん
あぼーん
335111:03/07/16 01:16 ID:cOVB9VzQ
できればsage進行でお願いします…;
資料用に5巻読みなおしたら泣いてしまいました・゚・(ノД`)・゚・
ではリクエストに応えられていることを祈って。
336111:03/07/16 01:17 ID:cOVB9VzQ
リーゼロッテは困っていた。
少しだけ、困っていた。

自分の布団と枕を占領して、ヴィルマが熟睡していたからである。
しかもリーゼロッテの分だけではなく、彼女自身の毛布と布団もほぼ占領し、
二人分のスペースを一人でぐちゃぐちゃにしていた。

座り込んで覗いてみると、酒の匂いがぷんと鼻をつく。
なにやらむにゃむにゃと英語で寝言を呟いては寝返りを打ち、
突然怪しい仕草をしてへらへらと笑ったりするので、
リーゼは起こそうとして出した手を何度も引っ込める羽目になっていた。
「……」
リーゼは途方にくれてきょろきょろとトラック内を見回した。
彼女が密かに想いを寄せる才賀勝は今、ここにいない。
彼を探すため、しろがねもずっとサーカスを空けていた。
唯一トラック内に残るリョーコは、ずっと端の方で健康的な寝息を立てている。
彼女は一旦寝るとちょっとやそっとでは起きないタイプだし、
三歳も年下の女の子をわざわざ起こしてまで手伝ってもらうのも、なんだか悪い。
リーゼは小さく溜息をついて、もう一度そろそろと手を伸ばしてヴィルマの肩を揺すろうとした。
337111:03/07/16 01:18 ID:cOVB9VzQ

突然ヴィルマが大きく寝返りを打った。

「!」

ばっとパジャマの袖を引いて、高鳴る心臓を押える。
布団の端から豊かな乳房がこぼれて、ぎりぎり見えるか見えないかというところで下着が申し訳程度に
引っかかっているのが著しく目を引いた。
耳まで真っ赤になっているのが分かったが、視線がどうしても逸らせなかった。
(うああ、ど、どうシヨウッ)
冬だというのに下着同然の姿で寝ているヴィルマの姿は、まだ少女のリーゼには刺激が強すぎる。
顔を両手で覆ってどぎまぎしながらも、視線は指の間を縫って無意識に胸のあたりを彷徨ってしまう。
しろがねと同様、ヴィルマも締まるところは締まっていて、出るところは出て、
惚れ惚れするほどスタイルがいい。
ただ、しろがねがやわらかで優しい白さを秘めているのに対して、目の前のヴィルマの身体からは
熱と張りを持った「大人の女性」の自信が溢れ出ているように感じた。
どちらにしても、発達途中のリーゼロッテが持っていないものだった。

(お二人とモ、本当に素敵…。)

銭湯で見た二人の身体を思い出して、リーゼはほうと息をつく。
では、自分はどうだろう。
ヴィルマの身体から目を離さないまま、彼女はおそるおそる自分の心臓の周辺を軽く撫で回してみた。
338111:03/07/16 01:18 ID:cOVB9VzQ

落ち込んだ。

知ってはいたが、あまりの差にちょっとショックだ。
小さい。
むしろ、ない。
多少脂肪が厚い部分が胸の辺りにふたつある、そんな感じしかしない。
目の前にちらつくはちきれそうなボリュームと同じ名称のものだなんて思えない。
扁平だ。
まっさらだ。
日本では"センタクイタ"(彼女にはよく意味が分からなかったが)などとも言うらしい。
次々と連想が働いて、彼女はずーん、と肩を落とした。

「…ウウ…」

いや、まだ成長するかもしれない。
これからだと、前にヴィルマさんも言ってくれたではないか。
気を取り直して、リーゼは首を振った。
ともかくヴィルマを起こさなければ明日を迎えられない。
眠れない。
当面の問題に集中して、意を決してヴィルマの肩を掴み、ゆさゆさと動かす。
「ヴィ…ヴィルマさん、アノ、起きてくだサイ。ヴィル―」
「ん〜〜?あぁらリーゼちゅわんじゃな〜い、今日もかーわいいわねえ…むにゃ」
どさくさに紛れて変なことを言われ、どうにも恥ずかしい。
しかしこのまま眠られては困る。
リーゼは酒の匂いに思わず目を瞑りながらも、もう一度健気に肩を揺すった。
「ヴィルマさん、お願いデス…」
「なーにさぁ…ん、」
339111:03/07/16 01:20 ID:cOVB9VzQ
もぞもぞと腕を毛布から出して、ヴィルマが薄目を開けた。
その身体の上で、リーゼがほっと息をつく。
リーゼロッテの影で薄暗い真上をぼんやりと見つめて、ヴィルマは二三度瞬きをした。
「ア、ヴィルマさん。良かっタ。あの、お布団なんですケド…」
「うふふふふふ」
「あ…あの」
「ん〜〜〜〜。なぁにぃ?」
「え?え、ええと、おふと…」
「んっふっふっふっふ〜〜、リーゼちゃぁん、ほんっとうにアナタ可愛らしいわぁ。ねえ?」
「イエあの、そういうことでは…キャァ!?」
突然両腕が伸びて、パジャマ姿のまま布団の中に引き込まれた。
「あああっ!ヴィ、ヴィルマさーん!起きてくだサーイ!」
混乱してきゃぁきゃぁと暴れるリーゼロッテを強い力で抱き込み、
ヴィルマはいつの間にか鮮やかに彼女を押し倒している。
「やだリーゼったら、あたしゃバッチリ起きてるじゃないさ〜。」
鼻と鼻とがかち合うくらい近い距離で言うヴィルマの口から酒の匂いが漂ってくる。
リーゼの背筋が寒くなった。
お、襲われる。
「起きてません〜寝惚けてマス〜〜!ヴィルマさ…ひゃン!」
突然淡いピンクのパジャマをたくし上げられて、冷たい手の感触に思わず声が上がる。
きめ細かい肌を、長い爪がつうっと辿るくすぐったさにリーゼは身をよじった。
340111:03/07/16 01:20 ID:cOVB9VzQ
満足そうに笑い声を立てて、ヴィルマは更にパジャマを胸が見えるくらいまで引き上げた。
「キレーな肌してるわねえ。んん、もう食べちゃいたいわぁ…」
はっと我に返って、リーゼは今度は本気で身をよじる。
今のヴィルマにどうやら説得は通じない。
「ヴィルマさ…やめっ、」
「だーめ」
気付くとパジャマの上着はボタンがすべて綺麗に外されており、彼女の控えめな上半身が
まるごとヴィルマの視線に晒されていた。
「キャー!!キャー!キャー!!!」
「も〜、静かにしなさいよぉ」
暴れるリーゼロッテの額を右手でぐっと押さえ込み、ヴィルマはまだ口紅を拭き取っていない
真っ赤な唇を押し付けて少女の叫びを封じ込めた。
「ん〜〜!?ん!ん、ん、ん〜〜っ!」
爆発でもしそうなくらい顔に血をのぼらせてリーゼが顔を動かすが、ちょっとやそっとで
ヴィルマの頭はどきそうにない。
それでも懸命に逃れようともがいたが、酒の匂いが頭に回って、彼女にも
どうしていいのかだんだん分からなくなってくる。
喉から出す声がすべて口元で封じられ、酸欠で苦しい。
ヴィルマはそんなリーゼにはお構い無しに、くちづけを続けながらすべすべした肌に手を這わせていた。
341111:03/07/16 01:21 ID:cOVB9VzQ
「〜〜っ、っ、んぁ!ぷはっ!や…ふぅ!」
解放されたと思った瞬間また口をふさがれ、なす術もなく下のパジャマまでもが脱がされにかかる。
(アア!だ、ダメ!!)
抵抗しようとはしたのだが、もう体力をほとんど使い切ってしまっている。
頭がだんだんぼんやりとしてきて、今どこにいるのかも朦朧として分からなくなりかけている。
そうこうしている間に、あっさりとパジャマのズボンは抜き取られてしまった。
手際のよさに感心する暇もなく、突然何かぬめった熱いものが口内に侵入してくる。
「…っ!」
ヴィルマの舌は、どう対処していいか考えることすら不可能なほど混乱しているリーゼをよそに、
小さな口の中を容赦なく犯していった。
リーゼが酸欠になる手前で口を離し、彼女が息を継ぐ直後にまたむしゃぶりつく。
そうこうするうちにリーゼの身体からは力が抜け、僅かにぴく、ぴく、と
反応することしか出来なくなっていった。







ごめん、続く _| ̄|○
342310:03/07/16 02:48 ID:L7dRRaTV
乙です。
なんかもう、モニタの前で悶絶して萌え死にそうです。
落ち込むリーゼたんが可愛い…続きに期待!
343111:03/07/17 04:34 ID:te9zwsuS
小さな赤い唇からすべてのエネルギーを吸い尽くそうとでもするかのように、
ヴィルマは長い長い時間、彼女の口内を蹂躙し続けていた。
合わさった唇からは受け止めきれずに溢れ出した唾液が溢れ出し、リーゼの喉元まで伝い落ちている。
リーゼは、何も分からなくなりかけていたが、それでもほんのかすかな抵抗を見せており、
時折思い出したように肩をよじってはヴィルマに押さえつけられていた。

「んっ…ふ…」
水音がして、ヴィルマの唇がゆっくりと離れた。
口の周りを濡らす唾液が透明な糸を引き、すぐにぷつりと切れる。
酸欠と体力の急激な消耗で完全にぐったりした頃合を見計らったらしく、
今度はリーゼに逃げようとするそぶりは見られなかった。
その意志があっても、少女の身体は動かなかっただろうけれども。
344111:03/07/17 04:34 ID:te9zwsuS
「はァ…ハァ、ハァ…ッ」
リーゼロッテは完全に息が上がっていた。
苦しくて、酸素を肺にいっぱいに入れること意外が頭になかった。
呼吸するたび、薄い肩が大きく上下する。
汗ばんで紅潮した身体全体で酸素を求め、リーゼは胸をそらして足を広げた。
なだらかな胸が、息をするのに合わせて不規則に動いている。
「ハ…ふぅ、ふ…ふぅ、ふ…」
「落ち着いた?」
「ア…」
ヴィルマが妖しい笑みを満面に浮かべて、顔を覗き込んできた。
次第に落ち着いてきた呼吸に伴って、リーゼのぼんやりした意識もうっすらと蘇ってくる。
それでも、身体がなんだかじんじんとして、その記憶は遠くなったり近くなったりと酷く安定しなかった。
「あ…ヴィル…マ…さ、私…」
「ふふふ、いい子だ。じゃあもっと楽しませてね〜♪」
「はぁ…、…ぇ…?」

突如、リーゼの思考の霧がさあっと晴れた。
目の前の女性の視線と、自分の姿と、状況が、一瞬のうちにフラッシュバックする。
「う?あ!あああー!!ダ、ダ、ダメです、ダメ…、」
さっきほど勢いよくは動けなかったが、リーゼは渾身の力と知恵を使って上半身を起こした。
抜け出せはしないものの、寝返りの要領でくるんと転がって、伸びた指先をかわす。
しかし、うつ伏せ状態から両手を使って布団を抜けようとしたところで、肩からかくんと力が抜ける。
支えようとした肘が何度頑張っても崩れて、もう起き上がれなかった。
(ヤ、ヤダ、身体に力が入らナイ…!)
「こぉら、逃げないの〜。」
うつ伏せのまま動けずにいるリーゼの上に薄い影がかかった。
まだ酔っている。
ヴィルマに圧し掛かられそうになるのを間一髪で避け、リーゼは必死で横に這った。
(あああ、ダメダメダメ、捕まっちゃウ…!!)
345111:03/07/17 04:35 ID:te9zwsuS

がしっ。

「アアー!」
後ろから抱きつかれて、必死の抵抗も空しく、少女はまたもや酔ったナイフ使いの手に
あっさり堕ちてしまった。
「ダメぇ!うああ、もお、放してくだサイー!」
「つ・か・ま・え・た〜〜!ふふふぅ…もぉお逃がさないからね〜」
耳元でふっと息を吹きかけられて、リーゼがびくんと反応する。
「ふぁ!」
「ん〜、カワイイ反応♪リーゼ、もう最高。」
「やぁあッ、ダメー、あ、あっ」
背後からこうも完全に抱きすくめられていては、少女の残り少ない体力でのもがきは
完全に意味を成さなかった。
(ひーん、ドウシヨウドウシヨウ〜助けてマサルさーん!)
涙目になって腕の中でもがいていると、ヴィルマが今度は耳たぶを甘噛みした。
「ア…!?」
背中に形容しがたい感覚が走って、目をぎゅっと瞑る。
346111:03/07/17 04:35 ID:te9zwsuS
(やー、もう、誰かー……誰カ?)
「アーッ!!」
「ん、どうしたのォ」
ヴィルマには答えず、リーゼはトラックの隅の、寝息の聞こえる方に顔をばっと向けた。
肝心なことを思い出した。
なんで今まで忘れていたのだろう。
こんな姿を見られるのは恥ずかしいがこのまま好きにされてしまうより多分、ましだ。
すうっと大きく息を吸って、肺に力を込める。
「すぅ〜〜〜っ、リョーコさぁ…ンャァ!」
助けを求める声は、終わらぬうちに甲高い悲鳴に変わった。
リーゼは言葉を続けられずに、ヴィルマの指先に合わせてまた小さく悲鳴を上げる。
「ァア!ふァ…、はァッ、はぁ」
「ん〜、助けは来ないわぁ。残念ね〜」
ヴィルマは、三度目の正直とばかりに、いっそう強く胸の突起を弾いた。
「…ッ!!!」
びくんとリーゼの顎が上がる。
「あらあら、本当に感度がいいじゃない。気持ちイイ?」
耳元で囁かれると、リーゼの背中が、また微電流を流されたようにじゅん、と痺れる。
もう一度リョーコの名を呼ぼうとするが、たった数回胸を弄られただけなのに
不思議なほど息が上がっている。
身体も、変だ。
何か魔法にでもかかったように、ふわふわして、じんじんして、勝手に動く。
リーゼは何とか逃れようとしたが、ヴィルマの長い腕にすっぽりと収まっていて、
逃げようとすればするほど彼女に背を押し付けてしまう形になった。
「ア…あァ…、」
幼い声で喘いで、それでもどうにか逃げようと腕が回されている下を見た。
347111:03/07/17 04:36 ID:te9zwsuS

ショーツを除いてすっかり裸にさせられてしまっている自分が、下着姿のヴィルマに抱きしめられている。

「やァ…」
弱弱しく鳴いて、リーゼは目を細めた。
瑞々しいピンクの先端が、小さな乳房の上でぴんと勃ちあがっていた。
普段はやわらかいのに、なぜこんなに硬くなっているのだろう。
寒いから?
でも今は、あんなに動いてもがいて、こんなに熱いのに…。
荒く息をついて、赤くなった頬を傾けてリーゼは首をそっと振った。
もう、おかしくなりそうだ。
やっぱり、もう一度助けを…
「んっ」
乳首をぎゅっと摘まれて、リーゼの思考はまた真っ白になった。
そこにヴィルマの長い爪で触れられると、何かのスイッチが入ったかのように身体が反応してしまう。
ヴィルマは、その部分を親指で捏ね回しながら、やんわりとほのかな膨らみをなでさすりはじめる。
それもまたおかしな感覚を彼女に与える。
ふと、リーゼは背中にヴィルマの乳房があるのに気づいた。
(ア、ヴィルマさんの、やっぱり大き…)
ぼうっと虚空を見つめ、リーゼは与えられる不思議な感覚をしばらくそのまま受け取っていた。
何か、とても、気だるいような、でもやっぱりじんじんと強いような…

ああ、なんだか、とても…
348111:03/07/17 04:36 ID:te9zwsuS
抵抗を止めたリーゼロッテを見て、ヴィルマは口の両端をあげて睫毛を伏せた。
「どうしたの?気持ちよくなってきた?」
「んっ、あ……はぁ、はぁ……わかりマセ…ヘンなの…」
「んん、正直ね。大丈夫だよ、ちゃあんと調べる方法はあるからね」
目を閉じて熱い吐息を漏らすリーゼの首に啄ばむようなキスをひとつ落とす。
「んっ」
「可愛い可愛い♪」
肩を竦ませるリーゼの後ろで艶しく笑んで、ヴィルマは高い鼻先を柔らかな黒髪に埋めた。
ふわりと少女特有のにおいが漂い、酒に曇った彼女の頭に、程よい酔いを戻してくれる。
左手で乳房をやわやわと揉みしだきながら、しなやかな右手をゆっくりと腰から下半身にかけて
静かに移動させていく。

腰の辺りをさすると、何かたまらないかのように少女の腰が断続的に震えた。









ごめん、さらに続く _| ̄|○
349111:03/07/17 04:43 ID:te9zwsuS
てーかこんなに声上げてたら呼ばなくても涼子ちゃん起きるな(w
350111:03/07/17 23:39 ID:EW5HHKmw
「は…ぁん、ア…」
太股を焦らすようになでられながら、リーゼは息を荒げた。
胸を触られているのとはまた違った不思議な予感が、体中を包む。
先程から、なぜか触られてもいないのに下半身が妙に熱かったのだけれど、
今、直に触られそうになると熱いどころの感覚ではなかった。
もっと、何か、意識が飛びそうなほどの未知の感覚が訪れそうな気持ちになる。
指先ですうっと腰のラインをなぞられると、そうしようと思っていないのに、勝手に足が
びくびくっと何度か跳ねる。
何故かそれだけで、切なくて堪らなくなる。
351111:03/07/17 23:39 ID:EW5HHKmw
ヴィルマの甘い声が、朦朧とした頭の芯に響いて、リーゼは目を薄く開いた。
「フフ…随分感度がいいみたいだけど、もしかして…自分で触ったことある?」
質問と同時に、太股の間を彷徨っていた長い指が、くに、と秘所をなぞった。
「ひァ!?え、ア、ダメ、…汚…ッ!ッァ!」
急にはっとして指を押えようとしたが遅かった。
初めての刺激に言葉を続けられず、リーゼの身体がぶるっと震える。
恍惚、そうとしか言えない感覚が、物凄い速度で瞬間、彼女の背筋を駆け上がった。
すぐにたち消えたその残滓を追う暇もなく、新たな刺激が同じ場所に加えられる。
「ふぁあ!!」
またもリーゼの身体が震えて、じわりと愛液が溢れ出てきた。
「あらら…初めてかい?うふふ、これは開発し甲斐があるわぁ〜。ほら、」
「あンッ…あ、はぁっ、…ッ、」
少女はもう少し何か言おうとしたが、ヴィルマが指でソコを撫で回すたびに、
押えられない吐息だけが口から漏れて、意味のある言葉にはならなかった。
時々声が漏れて、真っ赤になりながらぎゅっと唇を噛んでは、我慢できずに小さく喘ぎ声を
あげる、その繰り返しを見ながら、ヴィルマは愉快そうに声に笑みを含ませる。
「ふぁあっ!?も…ヤメ…!」
次々襲い掛かる初めての感覚に対処できずに、リーゼは必死で声を絞り出した。
「やめないわよぉ」
ヴィルマはにやにやと笑って、襞の割れ目に沿って、ゆっくりと指を動かしはじめた。
元からしっとりと濡れていたそこは、指が往復するたびに熱い蜜が溢れ、どんどん指の滑りを
よくしていく。
352111:03/07/17 23:40 ID:EW5HHKmw
「…ぁ、はぁ、はぁ…ッん」
「濡れてるの、分かる?音がするでしょう?」
そう言うと、ヴィルマはわざと音をたてるように指を大げさに動かした。

くちゃ、にちゅ、ぐちゅ…

卑猥な水音がリーゼの耳に飛び込んでくる。
耳を塞ぎたくても、両手も自由にならなかった。
自分の痴態が急に意識されて、リーゼは悲痛な悲鳴を上げる。
「…!!イヤ…!イヤ、イヤァ!」
逃げたい、と後ろに腰を退いても、ますますヴィルマに密着してしまうだけだった。
もうだめ、変になってしまう。
「あのね、気持ちいいと、女の子はみんなこうなるんだよ?」
艶のある声が耳元で囁かれ、リーゼはかぁっと耳まで赤くなった。
気持ちイイなんて、こんな、こんな…!
指先が、蜜の溢れる部分を中心に攻め始める。
しばらく休んでいた左胸の上の手も、それに合わせてまた動き始める。
違った場所を同時に触られる刺激の強さに声が追いつかず、リーゼの口から涎が伝い落ちる。
腰が自然にくねりはじめ、そのせいで耳に届く水音も激しくなった。
「あ、あ、はァ…は、ふ…ぅン、あ」
353111:03/07/17 23:40 ID:EW5HHKmw

自分がこんな声を出すなんて、知らなかった。
変な声が意志とは無関係に喉から出てしまう。
洗うときだってあまり意識して触らない場所に、他の人の指があって、しかもそれに
自分の身体が勝手に反応してしまう−自分の身体ではないみたいに。
おかしくなりそうで、怖い。
(デモ、今やめられたら、多分もっとおかしくなってシマウ…。)
あくまで激しくない、じわじわとした触られ方に、リーゼロッテの頭が次第に麻痺しだしていた。
354111:03/07/17 23:41 ID:EW5HHKmw
そのまま十分ほどじっくりと攻められていると、リーゼの吐息がだんだんと艶を帯びてきた。
喘ぐ声も次第に色を増し、表情も段々と恍惚に蕩けはじめる。
何も考えられず、ただ、リーゼは感じるままに途切れ途切れの声を漏らしていた。
「ふ…ぁ、い…」
「イイ?」
くすくすと頭の上で笑い声がする。
身体を、今は逃げるためではなくもどかしげによじりながら、リーゼはほんのかすかに頷いた。
恥ずかしそうに目を瞑ったままの表情にヴィルマが目を細め、唇の端を上げる。
指の動きは止めず、リーゼを肩だけ振り向かせて、顔を近づける。
「あ」
「ふ・・・」
不自然な体勢の深いキスに、リーゼがとろんとした瞳を半開きにして、おずおずと応えた。
濡れた唇のやわらかい感触が心地いい。
しばらくそれに浸っていると、ヴィルマがそっと唇を離した。
「ァ…」
惚けているリーゼの目蓋に小さくキスを落として、右手の指で彼女の愛液をすくいとり、
胸を愛撫していた左手でクリトリスの包皮を剥いた。
「んぁ、くふッ」
敏感な突起が冷たい空気に晒され、リーゼが喉にかかった鳴き声を漏らす。
「ふふ、もっと気持ちよくしてあげる…」
「ぇ…?」
「女の子の、一番気持ちのイイところをね…」
355111:03/07/17 23:42 ID:EW5HHKmw
不安そうなリーゼの目蓋にもう一度キスをして、ヴィルマは笑みを浮かべた。
愛液の伝う指を、今まで触れていた場所から少しずつ上へと移動させていく。
指の位置が段々上がっていき、充血した花芯に指がぬる、と触れた。
瞬間、リーゼの頭が真っ白に爆発する。
「ひアアァァ!!!」
背中がぐんと反り、今までにないほど激しく腰がびくんびくんと跳ねる。
そのままぬるぬると敏感な豆を擦ると、リーゼは腰を激しく痙攣させて、甲高い悲鳴を上げた。
止めようとしても止まらないらしく、声を抑える様子がまったくない。
聞こえるかもしれない、という不安や心配はすべて頭から吹っ飛んでしまったようだった。
「アァ!や、やぁーッ!あはァ…、くぁ、あ、ヤ!!アア!」
356111:03/07/17 23:42 ID:EW5HHKmw
明らかに声の質が変わったのに気付き、ヴィルマは暴れるリーゼの腰を押さえつけて、
いっそう強く花芯を押しつぶすようにして擦り、もう一方の腕で蜜の溢れる場所を掻き回した。
リーゼの身体がその快感に震え、弾ける。
リーゼロッテは、クリトリスへの攻めが始まった瞬間から、最早自分がどんな気持ちなのかも
分からないほどただひたすら圧倒的な快感の波に巻き込まれ、ただただ声を上げては
びくびくと反応し続けることしかできなくなっていた。
「アァ!!イ、あ、あ、あ!!!」
声がいよいよ追い詰められてきたのを感じ、ヴィルマが攻めを激しくする。
首を振って叫ぶ少女の黒髪が首筋に張り付く。
可愛らしい少女が、ただ叫ぶことしか出来ず翻弄されている様は、ヴィルマの嗜虐芯を
十分すぎるほどに満足させていた。
「リーゼ、ほら、イキな!」
「あ!ア!!アぁーーー!!?」
愉快そうに命令すると同時に、熟れきった赤い実をぎゅうっと押しつぶすと、
リーゼは瞬時に初めての高みまで昇り詰める。
つま先をぴんと伸ばし、弓なりになった体を震わせて、少女はヴィルマの腕の中で
長い長い絶頂をしばらく味わっていた。

357111:03/07/17 23:43 ID:EW5HHKmw


「…」
ぼんやりと目を開けると、薄暗いトラックの中にいた。
朦朧とした頭をひねり、目をこすりながら起き上がる。
妙に体中が疲れて力が入らなかった。
昨日体育でマラソンをした疲れだろうか…。

「!!!」

そこで急に記憶が蘇って、リーゼロッテは自分の姿を急いで確認した。
(は、ははは裸…夢ジャナイ…ウアアア!)
耳まで真っ赤になって、慌てて布団から抜け出ると散乱していた寝巻きを引き摺り集める。
あれからしばらく眠ってしまったらしい。
胸元でパジャマを抱いて、膝元で眠っているヴィルマを見下ろす。
「〜〜〜〜〜っ」
ぼんと頭が爆発するような気がした。
何をしてしまったのだろう。
何かいろいろ、声も上げてしまった気が…。
(アア、リョーコさんに聞かれてたカモ、起きてたカモ…!ハッ!!)
ぐるぐると悩んで、そこでリーゼは目を見開いた。
(そ、そそそそしてマサルさんにこのコトが伝わってしまったらー!!)
絶望的な連想がさらにリーゼロッテを打ちのめす。
そんなことになったら生きていけない。
地の底まで落ちこんで、リーゼはすっかり寝入っているヴィルマを恨めしげに睨み付けた。
(ヴィルマさん、ヒドイ…)



…本当にひどいのは、起きた時にヴィルマが昨夜のことを全部忘れていたことだったという話。

ちょん。
358111:03/07/17 23:45 ID:EW5HHKmw
というわけでリクエストに応えられていればこれ幸い。
リクしてくださったお二人、ありがとう。
感想くれた人もありがとう、嬉しくて書く気力が湧きました。
では皆様の新作を待ちつつサヨナラー(・∀・)ノ
359310:03/07/18 01:45 ID:mFUW/qBH
乙でした!
新作が出来たらまた来て下さい。
心よりお待ちしております。
360名無しさん@ピンキー:03/07/18 13:53 ID:LDd+yR3Y
111さんぐっじょぶー。
萌えさせてもらったので、勝手に補完してみたり。
>>336-357の頃の涼子タンとゆー事で。
361名無しさん@ピンキー:03/07/18 13:54 ID:LDd+yR3Y
〜涼子の目覚め〜

(ううん……何よぉ、こんな夜中に……)
間近で聞こえてくる人の声に、涼子は夢の世界から引き戻された。
トレーラーの中は薄暗く、頭に残る気だるさからも、今がかなりの深夜である事が判る。
一言文句を言ってやろうと、涼子は声のする方向に顔を向け、重い瞼をゆっくりと開いた。
(……えっ!? な、なにっ!?)
しかし、視界に飛び込んで来た光景に、涼子は声を出す事すら出来ずに硬直する。
すぐ傍の布団の上で、リーゼとヴィルマが半裸で絡み合っていたのだ。
(なななっ、ふ、二人とも、何をしてんのよっ!?)
涼子の視線にも気付かず、二人は見た事もない表情を浮かべながら、甘い吐息を洩らす。
リーゼの細い肢体を這い回るヴィルマの手が、白い蛇のように淫らに揺れ動く。
直感的に見てはいけないものだと悟り、涼子は慌てて寝返りを打ち、二人に背を向けた。
(あ……、あれは、なに? あたし、あんなの、知らない……)
激しく高鳴る胸を両手で押さえて、涼子は朱に染まった耳を隠すように、布団に深く潜り込んだ。
行為の意味は判らないが、自分が起きている事を二人に知られたら、とてもマズい事態になるような気がする。
幸い、二人はその行為に夢中になっているようで、涼子の目覚めに気付いた様子は無い。
しばらく息を潜めていた涼子は、どうやらバレずに済んだと知り、そっと安堵の溜息をついた。
362名無しさん@ピンキー:03/07/18 13:55 ID:LDd+yR3Y
「フフ……。随分感度がいいみたいだけど、もしかして……自分で触ったことある?」
「ひァ!? え、ア、ダメ、……汚……ッ! ッァ!」
(……リーゼさん、気持ち良さそう……)
背後から聞こえてくる、リーゼの快楽に震える声を聞き、涼子の下腹部がズクン、と疼いた。
脳裏に焼き付いた二人の痴態が、涼子の未成熟な女の部分を刺激する。
涼子はぎゅっと目を瞑ったまま、自分でも気付かないうちに、太股をもじもじと擦り合わせていた。
(何だろう……。あそこが、じんじんして……)
むず痒さに耐え切れなくなった涼子は、おずおずと片手をパジャマの中に差し入れた。
無毛の丘を伝い、奇妙な罪悪感に一瞬指を止めた後、思い切って熱を孕んだ亀裂に触れてみる。
幼いスリットは微かに湿っており、そこに触れた途端、涼子の背筋に甘美な痺れが走った。
(な……に、これっ……! おしっこ……じゃ、ないよね……?)
湿り気の原因は少しぬめっとしていて、涼子にはそこにある雫の正体が分からなかった。
小水ではない証拠に、それは陰核からではなく、その下の割れ目から滲み出てくる。
指先でそっと拭ってみると、ゾクゾクする快感が強さを増し、新たな蜜が股間を濡らした。
「濡れてるの、分かる? 音がするでしょう?」
「……!! イヤ……! イヤ、イヤァ!」
(リーゼさんも……、濡れてる、の?)
ヴィルマの声と共に、涼子の背後から音高い水音が響いてきた。
363名無しさん@ピンキー:03/07/18 13:56 ID:LDd+yR3Y
風邪を引いた時のようにはっきりとしない頭で、涼子はゆるゆると指を動かしながら、リーゼの悲鳴を聞く。
「あのね、気持ちいいと、女の子はみんなこうなるんだよ?」
(そう、なんだ……。みんな、こんな風に……)
ヴィルマの言葉に安心を覚え、涼子の指は陰裂の表面を何度もなぞるように蠢く。
溢れた快楽の証が指先に絡み、ショーツの中央に染みを広げていった。
「アァ! や、やぁーッ! あはァ…、くぁ、あ、ヤ!! アア!」
(あっ……だ、め……。こえ、でちゃいそ……)
リーゼのように叫びたい気持ちを懸命に抑え、涼子は枕に顔を強く押し付け、自分の口を塞いだ。
二人に気付かれたらと思うだけで、涼子の胸に熱い高まりが込み上げる。
「アァ!! イ、あ、あ、あ!!!」
(なんか……くるっ……! どうしよう……ゆび……とまんないよぉ……!)
絶頂の予感に慄きながらも、涼子の手は独自の意識を持ったかのように、幼い秘唇を弄り続けた。
割れ目からは絶え間なく粘液が零れ、布団の中でぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる。
リーゼの喘ぎに同調して、ビクビクと身体が震え、意識が白く染まってゆく。
「リーゼ、ほら、イキな!」
「あ! ア!! アぁーーー!!?」
(だめ……。だ、めっ……、────っ!!)
リーゼが達するのと殆ど同時に、涼子は初めての絶頂に襲われ、そのまま意識を失った。

364名無しさん@ピンキー:03/07/18 13:58 ID:LDd+yR3Y

                  ◇  ◇  ◇

「誰も……いないよ、ね?」
翌朝早く、涼子は辺りをキョロキョロ窺ってから、小さく丸めたパジャマを抱え、トレーラーを降りた。
最寄りの水道は、少し先の公園にしかない。
涼子は足音を忍ばせて、見るからに挙動不審な様子で公園へと向かった。
「……あれ、涼子ちゃん、おはよう。今朝は早いんだね」
「ひゃんっ!?」
いきなり背後から声を掛けられて、涼子はその場で30センチほど飛び上がった。
いつの間に現れたのか、勝は寝ぼけまなこを擦りながら、朗らかに笑いかけてくる。
勝の無邪気な笑顔に、涼子は訳も無く頬が紅潮するのを感じた。
「いっ、いきなり声を掛けないでよっ! びっくりするじゃない!」
「あ、うん、ごめん。……どうしたの、パジャマなんて抱えて」
「な、な、なんでもないわよっ! トレーラーの中は暑かったから、汗で湿っちゃったの!」
本当は、もっと恥ずかしい染みが出来てしまったのだが、勝に言える筈もない。
「昨日の夜は、寒かったと思うけど……?」
「どうでもいいでしょ、そんな事っ! ……ちょっと、何でついて来るのよ!?」
「え? 僕は、顔を洗いに行きたいんだけど……」
怪訝な顔をする勝の返答に、涼子の頭は呆気なくパニックを起こした。
勝のいる所で、染みの付いたショーツを洗うなど、涼子にとっては論外だ。
「後にしてよっ! いい、あたしが戻って来るまで、ここで待ってんのよ! 絶対だからねっ!?」
「あ、ちょっと……」
勝を怒鳴りつけると、涼子はパジャマとその中に隠したショーツを抱え、ダッシュで公園に向かう。
「えーっと……。何なんだろう、あの態度……?」
後には、目を点にして立ち尽くす勝が、一人ポツンと取り残されていた。

〜END〜
365名無しさん@ピンキー:03/07/18 14:00 ID:LDd+yR3Y
111さん、無断で書いてすんません。
会社で仕事も放り出して、何をやってんだか、私は……。
366名無しさん@ピンキー:03/07/18 15:16 ID:s2Q25P0T
>364様
勝は黒賀村に居るのでは…?
367111:03/07/18 19:49 ID:QudgzoNQ
うわわわ、驚いたー!!
ありがとうありがとう物凄い萌えました。
何を隠そう涼子タン萌え人間なのでもう万歳。万々歳。ごちそうさまです。
無断全然構いませんいつでも書いてくだちい(;´Д`)

>>366さん、キニシナイ!!
よーしパパそんなこと気にならないようにパラレル書いちゃうぞー
時間軸分からないけど、いろいろ変だけど、何故かいるはずのない人もいるけど、
激しく微妙なネタだけど、健全じゃないがエロでもないけど、キニシナイキニシナイ!!!
368111:03/07/18 19:50 ID:QudgzoNQ

キーンコーンカーンコーン…

小学校特有の終業ベルに重なって、クラス委員長の声が教室に響く。
「きりーつ、れーい。」
皆がばらばらに小さな頭を下げると、担任の先生がぱんぱんと手を叩いた。
「はーい皆さん、ちょっと待ってねー。今日は、お知らせがありまあす。」
三十代後半くらいの女教師が、ざわめいた児童達をぐるっと見回す。
才賀勝は、目をぱちぱちしながら窓際の一番後ろの席に座っていた。
この席はある意味、転校生の指定席とも言える。
同じ転校生である涼子や平馬も、違うクラスで同じ席だろう。
ここは外の風景が見える上に一番後ろなので、先生の顔が良く見えない。
「女の子は、大事なお話があるので今日は残ってくださあい。
 そんなに時間はとりませんから、全員残ること。男子は帰ってよろしい!」
最後の言葉に、男子達がわあっと歓声を上げて席を立った。
だが、皆どこかいつもより浮ついた雰囲気で、勝はそれが気になった。
女子はといえば、不安そうな子やすっかり分かってますというように澄ましている子、
興奮して友達とひそひそ話を始める子など、反応が様々だ。
369111:03/07/18 19:51 ID:QudgzoNQ
「一体、なんなんだろう?」
首を傾げて、勝もとりあえず下校しようと上着を羽織る。
よれよれのランドセルを背負って廊下に出ると、隣のクラスの女子が先生に連れられて、
どこかへ行くところだった。
隣を通る男子が囃し立てては、女子に叩かれたりしている。
囃し立てたりからかったりしている人達は、女子がどうして残るのか知っているのだろうか。
転向してきたばかりだから、自分が知らないだけなんだろうか?
まったく訳が分からない勝は、ふと見知った顔が列に混じって歩いてくるのに目を留めて、
事情を聞こうと声をかけた。
「あ、リョーコさん!」
「あれ、才賀?今日遅くなるから、皆に言っておいてよ」
「う、うん。」
いつものように喧嘩を売られなかったのでほっとして、勝が頷く。
ついでに、そわそわした女子達やにやにやした男子達をちらりと見て、
勝は小さな声で聞いてみた。
「…ねえリョーコさん、あのさ…女の子達、何しに行くの?」
それを聞いた瞬間、突然機嫌が良かったはずのリョーコの瞳に、激しい怒りが閃いた。
形のよい眉を吊り上げて口を引き結び、睨みながら勝をどんと突き飛ばす。
「わっ!」
「それくらい自分で考えたら!?サイッテー!!」
「・・??」
目を白黒させる勝を睨んでそれだけ言い捨てると、涼子は頬を赤く染めてぷいと背を向け、
だかだかと列に戻っていった。
勝が、呆然と突っ立ってそれを見送る。
…一体何がなんだか分からない。
370111:03/07/18 19:51 ID:QudgzoNQ

「…それにしても、いきなり突き飛ばすこと、ないじゃないか。」
遅まきながらむっとして、勝は階段を下りていた。
「本当に知らないのにさ…あっ!」
頬を膨らませていた勝の目の端に、ぼさぼさの髪の毛が飛び込んできた。
妙につつき合って騒がしい同級生達の間を、独り無表情で歩いている平馬を見つけて
勝は慌てて階段の手すりから身を乗り出す。
「平馬、平馬!」
見失わないように名前を呼んで、手すりを掴んで階段を二段飛ばしで駆け下りる。
面倒くさそうに振り返った平馬に急いで追いつくと、相手は小さく溜息をついた。
「…なんだよ、マサル」
「なんだよって、そういう言い方はないだろ!」
いつものように言い返すと、そのまま平馬の隣に並ぶ。
平馬も特に厭そうな顔は見せずに、勝をちらりと見てまた前を向いた。
隣を、同じクラスの男子達が大声で笑いながら駆け抜けていく。
ふと勝は、なんてことないといった目をしている平馬に気付いて、不思議そうに顔を覗き込んだ。
「ねえ、女子達がなんで残ったか知ってるの?涼子さんに聞いたら、怒られたんだけどさ。」
勝の質問に平馬は眉を上げて、しばしの沈黙の後、大きく溜息をついた。
その溜息のつき方があまりにも呆れた風だったので、勝が眉をひそめる。
「なんだよ。」
「アレだろ、…生理の説明だからじゃねーの。」
ぼそぼそと小さい声で言われて、今度は勝が眉をひそめた。
371111:03/07/18 19:52 ID:QudgzoNQ
「え…?何、それ?」
「…なんだよ、頭いいくせにそんなことも知らねーのかよ。……自分で調べろ」
「なんだよ、分からないよ。大体なんで平馬はその…?セイリっていうの、知ってるのさ?」
平馬が物凄く厭そうな顔ですたすたと先に歩き出した。
勝が慌ててそれに追いつこうとすると、平馬が何度目かの溜息をつく。
「オレんとこは姉キがいたからな。なんつったらいーのか、オンナがコドモ……」
「うん?」
百パーセント健全な知識欲だけで自分を見てくる勝から、平馬はうざったそうに顔を逸らした。
「…ああ、もう、聞くなよ!あとはオトナにでも適当に聞け!」
「ええ!?それじゃ分からないだろ、知ってるなら教えてくれたっていいじゃないか!」
「やだね!」
「オトナって、女の人に聞けばいいの?しろがねに聞いたら教えてくれる?」
「…あのねーちゃんは、まぁ…でも女には聞かねえ方がいいんじゃないか?…あ」
うっかりまともに答えてしまい、平馬はぎくりと口をつぐむ。
「やっぱり平馬知ってるんじゃないか!」
そのまま帰り着くまで口論を続けたせいで、終いには二人とも最初の議題を忘れていたらしい。

…ちなみに子供の出来方や男女の身体の仕組みについての詳しいことは、あとで仲町が
正座をさせて小さな声で、数時間にわたる糞真面目な講義でもって教えてやったそうである。



ちょん。

心の底から申し訳ない。もうしません。
もし苦手な方がいたら夢だと思って忘れてつかあさいすんません!
…そして涼子タンネタのつもりだったのに読み直したらほとんど出せてないよ・゚・(ノД`)・゚・
372111:03/07/18 20:05 ID:QudgzoNQ
すいません、細かいことなんですが訂正させてください。
>ここは外の風景が見える上に一番後ろなので、先生の顔が良く見えない。
この文意味不明です、ごめんなさい。なかったことにしてください。

上の話、赤くなって怒る涼子ちゃんが書きたかっただけなんですが失敗してますね。
ああまだまだ修行不足でだめだ…出直します。
373名無しさん@ピンキー:03/07/18 20:29 ID:+e2xsLng
正二の記憶にある医学の知識は古すぎてわからなかったんだね。
374名無しさん@ピンキー:03/07/18 20:44 ID:sW3jclf7
>>373
月経と言わねばならぬのかも知れぬ。
37533:03/07/18 22:13 ID:N0G+7m4Z
111さんの萌え萌えで盛り上がっているところに、
ユルイ話ですいませんが、短編を1本。
エロ無いでーす。しかも思いっきりシーズン無視でーす。
37633:03/07/18 22:39 ID:oTvLUj5z
「はい、ナルミ。」
はにかみながら、あいつは小さな包みを差し出した。
綺麗な包装紙を剥がして開けてみると、ハート型のチョコレートが入っていた。
そういえば今日はバレンタインだったっけ。
昨日、リーゼと2人でいそいそと出掛けていったのは、これを買う為だったのか。
照れくさそうに俺が礼を言うと、エレオノールもポッと頬を赤らめた。
「本当は手作りの方がいいって聞いたから、チョコレートケーキを焼いてあげたかったけど
でも、ここにはオーブンレンジが無いから。」
そうだよなぁ。旅から旅へのトラック生活で、仲町サーカスにはアウトドア用コンロしかない。
その気になればフルコースだってできる、こいつの腕もろくにふるえない状態だ。
「お前の料理の腕前って大したもんだけど、ケーキも作れるのかよ?」
「ええ、ルシール先生に習ったから。」
「ルシールに?」
エレオノールは珍しくキュベロンでの事を語り出した。
修行時代に、家事の一切を仕込んでくれたのはルシールだったそうだ。
「いずれ、ここを出て1人で生きていかなければならないのだから
何でも自分で出来なくてはいけないって。」
「そうか、お前の料理はルシールの味だったのか・・・。」
「人形繰りの練習は、とても厳しくて怖かったけど。
でもお料理を教えてくれる時の先生は嫌いじゃなかった・・・。」
そう言って俯いたエレオノールの表情が、あまりにも寂しそうだったんで
俺は思わず引き寄せて、肩を抱きしめてやった。
「なぁ、俺コロッケ食いたいな。今度作ってくれよ、ルシール直伝のやつ。」
「ええ、まかせて。とっても美味しいのよ、ナルミ。」
俺の腕の中で、エレオノールはにっこりと微笑んだ。
37733:03/07/18 22:44 ID:DmdzL94+
ぬ、ぬるい・・・。
こんなんでお終いです。
後日、ホワイトデーお返し編もアップしますんで、よろしく。
378名無しさん@ピンキー:03/07/18 22:52 ID:6IvtRABT
コロッケキターーー
379365:03/07/19 00:54 ID:1vh13I1Q
どがぐごげげぐがっ!
なんちゅう事だ、>>336の記述を見過ごしてしまっていたぁ!
バカバカ、自分のバカッ! 無礼にも程があるわっ!
久しぶりの大チョンボ……鬱だ吊ってこよう。サラバ。
380名無しさん@ピンキー:03/07/19 02:05 ID:N42Qu6IL
「うしをととら」の結末にどうしても納得できない部分があったので
こらえきれずに書いたSSです。エロなし。でも甘い結末かも。

タイトル「雨上がり」
381名無しさん@ピンキー:03/07/19 02:06 ID:N42Qu6IL
-1-

「だからぁ、婆ちゃん90超えてるんだからぁ。何もこんな足元悪いときに行くことねえってよ」
ヒロシは下平の婆さんに今日三回目になるセリフを繰り返した。じりじりと太陽が照りつけるなか、二人は向き合って立っている。

林道にはヒロシが婆さんを連れてきた軽トラがとめてあり、それを背に婆さんが立っている。腰は曲がり、杖を突いて。目は開いているのか閉じているのかもわからない。

「…」

下平の婆さんが口のなかでもごもごとつぶやいた。通してくれ、といっている。ヒロシはまだ24歳の若者だが、この村の生まれだから言っていることはわかる。同じ歳の都会の若者にはまったく聞き取れないだろう。

ヒロシは小さな登り口を背に立って必死に婆さんを説得している。下平の婆さんは肉親ではない。だが同じ村の年寄りをみすみす危険にさらすわけにも行かない。

あの事件以来、ヒロシの村では…日本中そうだったが…古い伝承や迷信が復権した。同時に年寄りの地位が次第に高くなっている。まして下平の婆さんはこの村一番の年寄りなのだ。ヒロシとしては放ってはおけなかった。

その一方で、ヒロシは自分が重大な危機に直面しているのもわかっていた。彼は理由はどうあれ、村の年寄り衆に背いているのだ。下手をすると村八分ですまないかもしれない。なにより、今立っている場所そのものが彼の胸を重苦しく締め上げ、嫌な脂汗を流させる。

382380:03/07/19 02:07 ID:N42Qu6IL
彼はその場所にいてはならない。禁忌なのだ。

下平の婆さんと呼ばれるこの老女は毎日この登り口を通って山に登る。それは最年長者である婆さんが村に対してもつ権利であり、また義務でもある。

そして村の年寄り衆が承認した正式な政(まつりごと)でもあった。無論90歳を超える老女に無理のできようはずもなく、天候の悪い日や体調の悪い日は代役…これも80を超える年寄り…が上ることになっている。

だが、基本的に第一権利者は下平の婆さんであり、彼女が上るといえば誰も止めることはできない。これがしきたりだった。5日降った雨が漸くやんだ今日、彼女は自らの義務を果たすためにここに来ていた。

ヒロシは村が交代でつけている運転手の一人であり、ここまでは黙ってつれてきた。だが、雨をたっぷりと吸い込んだ森や、石の表面の苔を見るにつけて婆さんでは危ないと思ったのだ。

滑って転びでもしたらえらいことだ。無論、彼が登れはこの100m上の滝までは造作もない。だが、それは重大な破戒行為であり、字義どおり神仏をも恐れぬ悪行だった。許されない。

ヒロシは10分ほどして説得をあきらめた。この日差しの下に老女を立たせておくのもひどい話だ。なにより今では村の宗教となった滝参りを阻止することなどできるはずもない。

「じゃぁ婆さん。俺ここで耳を澄ましてるから、何かあったら大声だせよ。」

老女は何も言わず、しわだらけの顔の奥にかすかに笑みを浮かべると、意外なほどしっかりした足取りで登山道…参道を登り始めた。

その背中が見えなくなると、ヒロシはその場を離れて大きなため息をついた。説得できなかったことを愁うより、禁忌の場から離れることができたことにほっとしていた。軽トラの荷台に上ると小さな日陰に身を隠すように腰を下ろした。
383380:03/07/19 02:08 ID:N42Qu6IL
-2-

その滝は参道を登ること500m、垂直距離にして100mほどのところにある。落差30mほどだがそこそこの水量があるこの滝は、残念ながら交通の便がわるいため観光資源にはなりえなかった。

ひっそりとした山奥のその場所は登山コースにもなっていない。だが山林の手入れのコースになっており、週に1度、人が歩く程度の行き来はあった。

滝に男がいるのが見つかったのは「あの事」から半年ほど経った年の瀬近い頃だった。山林の手入れに入った村人が滝に打たれる巨漢を発見したのだ。

その巨漢は目を閉じて胃のあたりで掌を合わせ、仁王立ちで滝に打たれながらこの国の者なら子供でも知っている光覇明宗の経文を唱えていた。

滝の水音が轟々と鳴り響いていたにもかかわらず、そのとき発見者である村人…吉田んとこの俊三…は経文があたりを圧するかごときに覚え、その場から動くことができなくなってしまった。

漸く体が動くようになってほうほう体でその場を離れたのは15分ほどしてからのこと。慌てて家に逃げ帰ったのは言うまでもない。

黙っていようとは思っていた。だがあまりに様子がおかしいことを心配した嫁の口から話が漏れ、やがて近所の年寄りが事情を聞きにやってきた。

そのとき話された内容は村人達には明らかにされていない。吉田の俊三も話そうとしない。その日、村中の年寄りが集まって相談事を行い、このときが村に年寄衆とよばれる半公式の共同体ができたときであった。

384380:03/07/19 02:09 ID:N42Qu6IL
年寄衆の結論は単純だった。その巨漢は立派なお坊さんに違いない。吉田は滝壷の横にぼろぼろの黒い衣服がきれいにたたんであるのを覚えていた。法衣だろう。

そしてぐにゃりと曲がった棒が突き出た、大人の胴体ほどもある鉄の塊。これはきっと武法具であろう。

年寄りたちは吉田の話を聞いてこう結論付けた。かの巨漢は光覇明宗の僧であろう。あの事があったときにこの国に住む生き物どもの為に戦ってくれた僧に違いない。その偉いお方が何の理由があってかこの村の滝の水に体を打たせている。

ありがたい話だ。すぐにご挨拶をせねば。年寄りたちの動きは速かった。戸惑う村人たちをせっつき、準備を整えた。白米が炊きだされ、握り飯が握られ、殺生はまずかろうということで山菜料理が用意された。

翌日80歳以上の年寄だけで滝まで登った。残りの村人たちは同行を申し出たが激しい口調で退けられた。

その日、僧と年寄衆の間にどのような話があったか。やはり村人は知らない。ただ、山菜料理はすべて年寄りたちが持って降り、握り飯だけを置いてきたようだった。それから毎日、年寄りたちは握り飯を届けに登山口から登った。

登山口は参道となり、村人たちは入り込むことを禁止された。これが1年前なら年寄りが何を馬鹿なことをと一笑にふされただろう。だが、村人たちは恐る恐る従っただけだった。皆、覚えていた。白面のものの恐ろしい眼を。

以来、僧を目にしたのは五本の指で足る程度の老人だけである。彼らは自分が見たものを決して口にしない。ただ、胸の中にしまっている。
385380:03/07/19 02:10 ID:N42Qu6IL
-3-

下平の婆さんは汗をかきかき、漸く滝にたどり着いた。木々に囲まれた滝壷は夏とはいえひんやりしていた。参道を登って来たのは重労働だったはずだが、老婆の顔には苦痛の色はなく、ひたすらに厳粛な表情で足を運ぶ。

年寄衆はすでにこの巨漢の僧を生き神のように敬い、老婆は紛れもなくその神に仕える巫女だった。

僧はたいてい滝に打たれているか、大岩の上に座って経文を唱えているかのどちらかだった。まれに瞑想していることもある。

今日はあたりに響き渡る声で経文を唱えていた。僧は法衣を脱ぎ、ふんどしひとつで東に向かって胡座をかいており、老婆はやや斜め前からその姿を目にする。

この角度からだと頭の半分ほどを覆う禍禍しい染みもよく見えない。だが、腹部に残るまるで何かで穿ったような大きな傷跡ははっきり見えた。

いつのまにか供え物を置く場所になった大石の前に座り、背嚢から取り出した握り飯をおく。握り飯は大きなものが必ず四個。竹の皮を開いてその場に恭しく置くと、下平の婆さんと呼ばれる老婆は経文の邪魔にならぬよう口の中でもごもとと僧に話し掛けた。

386380:03/07/19 02:10 ID:N42Qu6IL
曰く、五日の間雨で来ることができず申し訳なかったこと、この雨で今年は日照りの心配はなさそうであること、上の畑の三次の嫁が臨月であること、明日は替えの法衣を持ってくること、僧のおかげで村は平穏であること。

大きく低い声で唱えられる経文の下で一通りの報告と感謝をすますと、老婆は深々と一礼した。その場を辞するために立ち上がると、驚いたことに僧が口を利いた。

「婆さん無理をするな。年寄りの冷や水はよくないぞ。代わりを遣わすことだ。」

低く、よく響く声だった。相変わらず眼は閉じたまま。こちらを振り向きもしない。何事もなかったように中断した経文を唱えはじめた。しばし呆然とした後もう一度深々と礼をすると、老婆はその場を去った。
僧が村人と言葉を交わしたのは1年半で実にたった二回。一回目は「握り飯だけおいていけ。あとはいらん」。年寄衆がはじめて挨拶に登ってきたときのことである。滝壷のそばに庵を建てる申し出は黙殺された。なんにせよこの僧、口を利いたのは1年半ぶりである。
387380:03/07/19 02:11 ID:N42Qu6IL
-4-

老婆が参道を降りてから30分ほどして、滝壷の脇の木の枝の上に小さな影が現れた。じっと様子をうかがうことさらに30分。影が用心深く、しかしながらすばやい動きで日の下に進み出る。

イタチ、と知らぬ人なら言うだろう。だが、切れ長の目や這うような走りは動物の専門家なら即座に首を振るに違いない。実のところ、この生き物は世界中のどの動物図鑑にも記載されていない。

イズナとよばれるその生き物…あやかし…は、握り飯の前で立ち止まると、じっと僧を見つめた。そうして決して僧から目を離さないよう用心深く握り飯に近づくと、ひとつを抱えて電光のような動きで藪に戻り、身を隠した。

藪の中からそっと僧を見る。僧は動いていない。それどころか経が途切れることすらなかった。

ほっと一息ついた瞬間、予想もしなかった出来事にイズナは思わずかかえていた握り飯を取り落とした。

「ひとつでいいのか?遠慮するな」

怪異なことである。1年半ぶりに口を利いた男が、同じ日に今度はあやかし相手に飯を持って行けといっている。返事を待つでもなく、何事もなかったように経を読んでいる。目も開かなかったに違いない。



滝は再び僧一人になった。轟々と唸る滝の音と、かつては凶羅と呼ばれた僧が唱える経だけが滝壷の周囲の空間に満ち溢れる。

が、再度藪がざわめくと、イズナが飛び出した。頭である。握り飯を抱え、走り出ると用心を怠らない目つきで僧を見つつ握り飯を竹皮の上に置く。そして一声も発することなく藪の中に消えた。

雨上がりの滝。強い日差しの下、僧が目を閉じたまま口の端に笑みを浮かべた。
388380:03/07/19 02:12 ID:N42Qu6IL
(食ってもいいのか?)

イズナは腹が減っていた。彼は一族を連れて新たな住処を捜し歩いているのだが、ここ数日の雨であまり食い物を取れずにいた。食い物はガキ共にまっさきにくれてやるので彼のような頭(かしら)ともなると飯抜きのことも多い。それが嫌なら一族を率いたりしないことである。

腹を減らしているのは彼だけではない。食い物は多いほどいい。この山も人間の手がかなり入っており、彼らの口に合いそうなものはあまりない。すぐに立ち去るとはいえ、当座に何か腹の足しになるものが必要だった。

じっと僧を見る。禍禍しい頭の染み、太くつりあがった眉、意志の強そうな口元、盛り上がった肩の筋肉、ごつごつした腕、よく見ると法衣から覗く肌はどこも傷だらけである。そして巨大な武法具。

考えるまでもなく、これまで数多の妖怪を調伏してきたのであろうことがわかる。だからこそ握り飯を一個だけ奪って走って帰ってきたのだ。欲をかいて殺されてはたまらない。

しかし、イズナには僧の殺気を感じ取ることができなかった。無論、殺気など発する奴はたいした事はない。なんの殺気もなく殺されていった仲間の話は何度も聞いた。それでも、この僧がイズナを罠にかけているとは見えない。

再び藪から出ると、イズナは握り飯のところまで走っていく。そしてじっと僧を見つめた後、空に向かって一声あげた。すると、周囲の藪から4匹ほどのイズナが用心深く駆け寄ってきた。

一族の若者のうち、特に目をかけている連中だ。いずれはこの中の誰かが彼を追い落として一族の長になろう。しかし、今は有望な跡取として育てなければならない。

短く声を交わすと、若者がさっと握り飯を奪い、藪の中へと去っていく。頭であるイズナはその間僧と握り飯の間に立ち、何かあれば時間を稼ぐ準備を怠らなかった。だが、それも杞憂だった。結局イズナどもが神経をすり減らしただけで僧は経をよどませることもなかった。

やがて配下のものどもが首尾よく藪の奥に消えると、頭のイズナも後ろを気にしながら藪に駆け込んだ。
389380:03/07/19 02:14 ID:N42Qu6IL
滝は再び僧一人になった。轟々と唸る滝の音と、かつては凶羅と呼ばれた僧が唱える経だけが滝壷の周囲の空間に満ち溢れる。

が、再度藪がざわめくと、イズナが飛び出した。頭である。握り飯を抱え、走り出ると用心を怠らない目つきで僧を見つつ握り飯を竹皮の上に置く。そして一声も発することなく藪の中に消えた。

雨上がりの滝。強い日差しの下、僧が目を閉じたまま口の端に笑みを浮かべた。

--
「雨上がり」 了
>>380
390380:03/07/19 02:22 ID:N42Qu6IL
あああっ

387にこぴぺのミスが。よりによってオチを先に披露するとは。
死んできます。
391あぼーん:あぼーん
あぼーん
392111:03/07/20 00:39 ID:Tw3fAxRF
>380さん、大変面白かったです。
文章カッコ(・∀・)イイ!!!
393あぼーん:あぼーん
あぼーん
394あぼーん:あぼーん
あぼーん
395名無しさん@ピンキー:03/07/24 23:20 ID:j06jrs7T
保守…で、人いる?
396名無しさん@ピンキー:03/07/24 23:59 ID:dNesMxyA
いるよ。

とりあえず富士鷹ジュビロ sage
397あぼーん:あぼーん
あぼーん
398111:03/07/26 02:20 ID:+N8v1SOo
|
| .) ヒトナンニンクライイルンダロウ…ダレカイル??
|⊂
399名無しさん@ピンキー:03/07/26 02:24 ID:kLTiJJEz
ノシ
400111:03/07/26 02:25 ID:+N8v1SOo
|
|Д゚) !!イタ!!
|⊂
401名無しさん@ピンキー:03/07/26 05:23 ID:4OJPS+or
も一人居るよ…ぜひぜひ。
402名無しさん@ピンキー:03/07/26 09:35 ID:b2zJSSlo
| ノ
403名無しさん@ピンキー:03/07/26 11:11 ID:o84Itfgc
点呼会場はここですか?
404名無しさん@ピンキー:03/07/26 14:54 ID:IMOjUZrb
ノシ イルヨー
405あぼーん:あぼーん
あぼーん
406111:03/07/26 21:40 ID:IIGEUf1Y
結構人居るのですね。
そういえば遅レスですが>>379(365)さん吊らないでください
戻ってきてくださいおねがいします

ええと、また久しぶりに何か書きたくなってきたので
リクエストある方ございましたらお願いします。
いつものようにぬるいので宜しければなのですが…(´д`)
40733:03/07/26 22:34 ID:1o1w2/mo
ノ ハイ!イマス
書くと言っといて何ですが、今はちょっと忙しくて書けません。ゴメンナサイ・・・
111さん、その他の職人さん、がんばってください。
408名無しさん@ピンキー:03/07/26 22:48 ID:o84Itfgc
>406
リクします! 「夜、トラックの中で寝てる勝さんに悪戯するリーゼ」でひとつ!


・・・エレはトラックの外でヴィルマと宜しくやってるという事で(w
409111:03/07/27 00:36 ID:fTVywbbj
>>408
オーケー。ちょっと待っててください〜
すぐに話の組み立てが思いつかないので少しかかるかもしれないけど
来週くらいまでにはあげる方向で頑張ります(・∀・)ノ

他の書き手様が現れるのも待ちつつ期待sage。
410名無しさん@ピンキー:03/07/27 01:03 ID:GFnxSAtM
勝にいたずらするリーゼか。

「勝にいたずらする」ことを想像して、罪悪感からくる苦悩と
高揚にゆれながら自らを慰めるリーゼってどう?
411名無しさん@ピンキー:03/07/27 11:06 ID:Mx/wozxL
夜中にうなされて飛び起きた勝を落ち着かせようと頑張るリーゼとか、
イケナイ事してるリーゼの声で起きちゃった勝が勘違いの末心配して声掛けちゃうとか。
エレに「たまにはワタシがマサルさんと一緒に寝ます!」と宣言しちゃうのも面白いかも。
412名無しさん@ピンキー:03/07/28 00:46 ID:weZNjzGk
リーゼは湯気をださんばかりの赤い顔で宣言して欲しいよね。
「きょ、今日は私が勝さんと一緒に寝ます!」

で、ノリとヒロが突っ込む。エロなしでも萌えるSSにならないかな。
413名無しさん@ピンキー:03/07/30 21:35 ID:DJNdYXbA
414あぼーん:あぼーん
あぼーん
415あぼーん:あぼーん
あぼーん
416名無しさん@ピンキー:03/07/30 21:49 ID:W+Zus7r1
今日発売のサンデー。

ネタばれは避けるが、御大の読者サービスは下手なSSの比じゃないな。
鬱だ。つか、うれしい(笑)
417SS保管庫の素人”管理”人:03/07/30 22:48 ID:el/nuZW7
http://www5f.biglobe.ne.jp/~database/library.html
当方の保管庫にこのスレのSSを収蔵しました。
自分の作品を転載して欲しくない方は仰って下さい。削除します。
正式に作品名、作者名を付けたいという場合も仰って下さい。
418111:03/07/31 01:01 ID:Vto/q7bE
>>417
お疲れさまです。
ただ改めて読みなおすと激しくいたたまれない作品もあるので、
「うしとら」もの両方と「からくり」ものの04だけ
お手数ですが削除お願いいたします、本当に申し訳ありません。


あ、あとリーゼ勝、もうちょっとかかりそうです申し訳なし。
今週の展開は確かに凄かったですな(w
419SS保管庫の素人”管理”人:03/07/31 01:28 ID:83Oq+imL
>>418
了解しました。
基本的に作者の意向を優先しますので削除します。

しかし、作者本人と読者では評価が異なるのですね。
個人的には小夜のSSはかなりツボだったんですが。
420380:03/07/31 19:36 ID:bTOLHWsX
>>417

お疲れ様。

お疲れついでにお願いがあります。

>>387 の下から3行目「滝は再び僧一人になった」から、387の最後の行
「笑みを浮かべた。」までを消してください。

こぴぺのミスで残ってしまいました。よろしくお願いします。
421SS保管庫の素人”管理”人:03/07/31 19:51 ID:DXZW/pyr
>>420
収蔵の段階で既に訂正済み、だったり。
422380:03/07/31 20:34 ID:bTOLHWsX
あ、ほんとだ。

「現行スレ」って保管されている現行スレのことだとおもって
みてました。
42333:03/07/31 22:14 ID:uMAPIEfu
>>417
私も >>89のラスト一行を消し忘れたので削除お願いします。
他にもかなり誤字脱字、漢字変換忘れなど
恥ずかしいミスが多いので、修正よろしくお願いします。
424SS保管庫の素人”管理”人:03/07/31 22:41 ID:DXZW/pyr
>>423
その部分も収蔵する際に修正していあります。

基本的に、ご自身で指摘されているミスは修正してから収蔵しています。
誤字脱字なども気が付けば修正しますが気付かない方が多いです。(スンマセン
425あぼーん:あぼーん
あぼーん
426ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 04:48 ID:JhYl1NY6
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
427あぼーん:あぼーん
あぼーん
428あぼーん:あぼーん
あぼーん
429あぼーん:あぼーん
あぼーん
430あぼーん:あぼーん
あぼーん
431あぼーん:あぼーん
あぼーん
432あぼーん:あぼーん
あぼーん
433あぼーん:あぼーん
あぼーん
434あぼーん:あぼーん
あぼーん
435あぼーん:あぼーん
あぼーん
436あぼーん:あぼーん
あぼーん
437SS保管庫の素人”管理”人:03/08/04 18:32 ID:tZGeXy9t
http://adult.csx.jp/~database/index.html
保管庫を引っ越ししました。
エロ禁止・容量制限有りのbiglobeから、容量無制限のアダルト専用のサイトへ移動です。
これで削除に怯えることもなくなりました。
438あぼーん:あぼーん
あぼーん
439あぼーん:あぼーん
あぼーん
440あぼーん:あぼーん
あぼーん
441あぼーん:あぼーん
あぼーん
442名無しさん@ピンキー:03/08/05 19:47 ID:ZrnL/zoY
ほっしゅ
443あぼーん:あぼーん
あぼーん
444名無しさん@ピンキー:03/08/05 22:20 ID:OOcXPfJF
>>443
氏ねヴォケ!
445あぼーん:あぼーん
あぼーん
446あぼーん:あぼーん
あぼーん
447あぼーん:あぼーん
あぼーん
448名無しさん@ピンキー:03/08/06 19:21 ID:1i5dvHfy
捕手
449あぼーん:あぼーん
あぼーん
450こくえん:03/08/06 20:33 ID:URvpw0ne
このスレは今、地獄の機械が動かしているのでしょうか?
451あぼーん:あぼーん
あぼーん
452名無しさん@ピンキー:03/08/06 21:20 ID:H/KExpR1
ママン、業者ゴリラが僕らの萌えスレを埋め立てるんだ……。
あっ、血が……。
453あぼーん:あぼーん
あぼーん
454あぼーん:あぼーん
あぼーん
455あぼーん:あぼーん
あぼーん
456名無しさん@ピンキー:03/08/07 19:08 ID:8cHNonRa
ほしゅ
457名無しさん@ピンキー:03/08/07 20:19 ID:B0kVm87f
保守AGE
458名無しさん@ピンキー:03/08/07 22:44 ID:OETX0k5X
何で広告爆撃の激しい時にageるんだ?このスレを潰す気か?
459名無しさん@ピンキー:03/08/07 23:39 ID:kdVJKzwi
エロパロ板のほかの常駐スレでも同じなんだけど
この異常な連続広告貼り付けはなんなんだYO!
460あぼーん:あぼーん
あぼーん
461あぼーん:あぼーん
あぼーん
462あぼーん:あぼーん
あぼーん
463あぼーん:あぼーん
あぼーん
464あぼーん:あぼーん
あぼーん
465あぼーん:あぼーん
あぼーん
46633:03/08/08 22:20 ID:mv/ZdeXD
お返しだと、ホワイトデーにナルミがくれたのは、可愛いリボンの付いた一袋のキャンディ。
そしてブランドの口紅がひとつ。
どんな顔して売り場に行ったのかしら?
女性客ばかりの中で、さぞかし居心地の悪い思いをしたに違いない。
「ふふ・・・。」
真っ赤になりながら、店員さんに話しかけるナルミの姿を想像すると
思わず笑ってしまった。
以前は声を出して笑うどころか、努力しなければ笑顔を作ることさえ出来なかったのに。
ナルミと一緒にいるようになってからは、私は笑ってばかりいる。
お坊ちゃまも、「しろがねがいつも楽しそうで、僕は嬉しいんだ。」と言ってくれる。
ケースから出してみた口紅は、淡いパールピンク。
「綺麗な色・・・。」
鏡に向かい、そっと唇にひいてみると、艶やかに輝いて見える。
こんな色を付けたのは、生まれて初めてだった。
メイク道具なら持っているけど、その中にはこんな可愛い色は無い。
ステージのためのドーラン、真っ赤な口紅、青や紫のアイシャドウ。
全て派手で毒々しい色ばかり。
それにステージでお客様の前に出る時以外に、お化粧をした事など一度も無かった。
仕事の為でなく、たった一人の男性に見てほしいと思ったことも・・・。

口紅をつけたままナルミの前に行くと、彼は照れくさそうにポツリと、
「・・・似合うぜ。」と言ってくれた。
その言葉が嬉しくて、私はまた自然に笑顔を浮かべていた。
46733:03/08/08 22:23 ID:/3JtoOrU
こんなのばっかりでごめんなさい。
次こそは頑張ってエロ書きます。
468名無しさん@ピンキー:03/08/09 00:24 ID:G/WqrfZN
最近広告ばっかだったんで
33タンが書いてくれてなごんだよ
469名無しさん@ピンキー:03/08/09 00:28 ID:Oyj0hgYq
やばい、萌える、萌えつきそうだ・・・
470あぼーん:あぼーん
あぼーん
471あぼーん:あぼーん
あぼーん
472あぼーん:あぼーん
あぼーん
473あぼーん:あぼーん
あぼーん
474名無しさん@ピンキー:03/08/09 22:30 ID:+CtbCFpC
>>466
エロナシでもほのぼのしてて、良かったっす。

何か このスレ見てたら、
うしとら以降 ご無沙汰だった藤田作品
読みたくなっちゃったよ。(・∀・)

>>33 さんのSSは からくりが
ほんとに好きだってのが、読んでて伝わってくるよ。
これからも いろいろ 描いてくだちぃ。
475あぼーん:あぼーん
あぼーん
476あぼーん:あぼーん
あぼーん
477あぼーん:あぼーん
あぼーん
478あぼーん:あぼーん
あぼーん
479380:03/08/10 21:29 ID:85PyplId
>>447
いや、エロなしもいいです。

私のテキストなんか色気すらなかったし(ワラ
480あぼーん:あぼーん
あぼーん
481あぼーん:あぼーん
あぼーん
482あぼーん:あぼーん
あぼーん
483あぼーん:あぼーん
あぼーん
484あぼーん:あぼーん
あぼーん
485名無しさん@ピンキー:03/08/11 22:04 ID:SnMXCgEu
>111神のご降臨はまだでしょうか?急かすつもりはありませんが、便りがないと心配です。
486あぼーん:あぼーん
あぼーん
487あぼーん:あぼーん
あぼーん
488あぼーん:あぼーん
あぼーん
489あぼーん:あぼーん
あぼーん
490名無しさん@ピンキー:03/08/12 18:06 ID:CMJ5GT0V
http://virgins.sexlola.com/cgi-bin/top.cgi?in=1051
220.144.187.170 , Air1Aaw170.ngn.mesh.ad.jp?
491名無しさん@ピンキー:03/08/12 23:28 ID:RukBVCaL
連日の異常な広告貼り付け攻撃に、2ch運用情報板で対策が話し合われてるんですけど
このスレもそこへ救助を願い出た方がいいんじゃないでしょうか?
専門用語が理解できなくて、そのスレにどう書き込めばいいのか
自分ではわからないので、くわしい方お願いします。
492名無しさん@ピンキー:03/08/13 20:03 ID:XZufbJHE
おお!今日は広告がない
管理人が業者撃退してくれたんか
493名無しさん@ピンキー:03/08/13 22:56 ID:dgKwZ+pu
広告対策のため、いくつかのプロバイダが規制されたとの事。
よって今のところ、このスレで対策をする必要は無いかと。>>491

    _, ._
  ( ゚ Д゚) まさか>111殿まで巻き添え食らったのでは……
49433:03/08/13 23:32 ID:1fVyJQAb
> まさか>111殿まで巻き添え食らったのでは……

・゚・(ノД`)・゚・ 楽しみにしてるのに。
495111:03/08/15 02:38 ID:7p72sUeN
お久しぶりです。
遅くなってすみません、まだ冒頭しか出来てません。
そんなわけでまだエロに少しも入ってないのですがあまりにもお待たせしているので
書けたところまでとりあえず投下します、申し訳ない。
あ、>>485、493-494さんありがとー(・∀・)ウヘ

ではでは>408さん遅れてすみません、
「夜、トラックの中で寝てる勝さんに悪戯するリーゼ」の最初の方だけ。↓
496111:03/08/15 02:45 ID:7p72sUeN

可愛らしい…というか、毒々しいというか。

手のひらにちょこんと乗っている深紅の小瓶をじっと見つめて、
リーゼはぱちぱちと瞬きをした。
少しだけ視線を上に移動させると、小瓶の持ち主がにやにやと笑っている。
トラックの隙間から夜の風が吹いて、二人の女性の黒髪がほんのかすかに揺れた。
リーゼはもう一度手の中の小瓶に目を落として、またすぐに顔を上げた。
「ヴィルマさん、コレ…?」
トラックの隅に引っ張ってこられて、突然こんな妙な小瓶を渡されただけでは、
何がなんだか分からない。
まあ、結構女の子らしいデザインの瓶なので、単純なプレゼントだと思えないこともないが…。
「アノ…」
「ストップ!」
開きかけたリーゼの唇に、ヴィルマがぴたりと指を押し当てる。
リーゼは、目を丸くして口をつぐんだ。
紅が塗られた唇の両端が上がるのを見つめて、その大人っぽさに思わず息を呑む。
少女の唇は薄いピンクで、ヴィルマのようには赤くない。
ヴィルマはそのまま顔を近づけて、耳元で甘やかに声を落とした。
「ねぇリーゼ…。あんた、あのボーヤが好きなんだろ?」
497111:03/08/15 02:46 ID:7p72sUeN
「エ……!?」
リーゼロッテの顔が首から耳までかあぁっと染まる。
ヴィルマは口の奥で満足そうに笑って、少し顔の距離を離した。
隠していたつもりの気持ちを突然指摘されてうつむいたリーゼの真っ赤な顔からは、
熱い湯気がしゅうしゅうと立ち昇っている。
あまりに分かりやすい反応に心底愉快な目になって、ヴィルマはぽんぽんと
リーゼロッテの薄い肩を叩いた。
「隠すことないじゃなーい。うんうん、可愛いねえ。」
「イエ…そそそんな、私……ッ」
小瓶を胸元で握り締めて、おろおろとリーゼは言葉を紡ごうとしたが、
まともな言葉はひとつも出てこなかった。

才賀勝は、リーゼロッテの初めての観客であり、世話になっている仲町サーカスの少年であり、
大金を相続して狙われている才賀家の妾腹であり…そして、彼女の想い人である。
ただ彼は年下でまだまだ子供な上に、恋愛事に関しては鈍感極まりないので、
リーゼのあまりに分かりやすい想いにも当人だけはどうにも気付いていない。
リーゼにとってはある意味安心なのだが、一面少しもどかしくもある。

(ア、もしかしてヴィルマさんは…)
そんな自分を見兼ねて何かアドバイスしてくれるのかもしれない―
ふとそれに思い当たって、リーゼはおそるおそる顔を上げた。
「そ、ソレデ…コレは?」
大人の雰囲気滲み出るこの人なら、と期待を込めて手を握り締めたリーゼを
ヴィルマは軽く手を上げて諫めた。
498111:03/08/15 02:47 ID:7p72sUeN
「ま・だ。話には順番ってモノがあるんだよ。リーゼ、マサルのことが好きなんだろ?」
「ああッ、!!こ、こここ声が大きいデスーッ!!」
勢い良く辺りを見回しながら、リーゼは慌ててヴィルマの口を塞いだ。
勝はどうやら外にいるようだ。
なら大丈夫、聞こえていない。
ほっと息をついて手を放すと、少し驚いていたヴィルマもまた、何かを試すような表情にじわりと戻った。
「ああ、悪い悪い…で、どうなのさ。」
「え」
「ほらほら〜、誰も聞いてないんだしさ、言っちゃいなよォ。」
「えええ、いえ、アノ私、あのッ」
「ん?」
にじり寄られるままに壁際まで追い詰められて、リーゼは真っ赤な顔で目を閉じた。
「ほぅら、答えないとあたしも質問に答えたげないよ〜?どうなのどうなの?ほれほれ」
「うう…。〜〜〜〜〜、」

こくん。

猛獣使いの少女は、長い長い沈黙の末に、小瓶を握り締めたままようやく小さく頷いた。
「ほおぉ。よしよし」
ヴィルマが、してやったりとばかりに指を鳴らして、ニタァとイイ笑顔を顔中に広げる。
「そうかいそうかい、じゃあヴィルマお姉さんがとっておきを伝授してあ・げ・る…」
耳元でひそひそと教授された大量のあんな情報やこんな情報に、リーゼロッテは
興味を持ちながらも、同時に頭が爆発しそうな羞恥心に駆られた。
499111:03/08/15 02:48 ID:7p72sUeN

*****


「リーゼさん、ヴィルマさん!」
元気な少年の声がトラックの中に響いたので、少女と女性が顔を上げた。
いつものように屈託のない笑顔でトラックに上がりこむ勝の後ろからは、
スーツケースを持ったしろがねが繊細な銀髪を揺らしてそっと滑り込んでくる。
「ア…、マ、マサルさ…」
ヴィルマの視線に気付き、リーゼは急に真っ赤になって勝からばっと目を逸らした。
顔を見てしまうと先程までの会話が思い出されて、物凄く後ろめたいのだ。
(ヴィルマさぁん、やっぱりダメですよぉ…)
(こら!)
ぼそぼそとヴィルマの袖を引っ張って囁くと、ヴィルマが眉を上げて囁き返す。
(弱気になってどうするのさ!女は度胸だよっ)
(えええ〜〜、デモ…)
「リーゼさん、どうかした?」
「あああ!!な、なななななんでもありまセン、なんでも、ね、なんでもないんデスヨ!」
急に勝の顔が視界に飛び込み、リーゼは文字通り飛び上がって大げさに手を振った。
隣で含み笑いをするヴィルマから離れて勝に駆け寄る。
おろおろとトラック中を見回していると、しろがねと目が合った。
(しろがねサン…ハッ!)
リーゼは目を見開くと、パン!と両手を合わせて勝に向き直った。
「エエト、そ、そう!マサルさん、人形繰りのレンシューはどうデシタか!?」
怪しい挙動で慌てて誤魔化すリーゼを、勝は少しの間心配そうに見ていたが、
彼女の真剣な顔をしばらく見上げ……不意に、ふわりと顔を和らげた。
「ありがとう、リーゼさん。」

(…ウワ…!)

その顔に、リーゼは別の意味で頬を紅潮させた。
500111:03/08/15 02:49 ID:7p72sUeN
時々勝が見せるこんな笑顔に、彼女は滅法弱い。
勝はそれから弱り顔で苦笑して、照れ隠しに頭を掻いた。
「うん…でもまだダメなんだ、ぼく。今日も糸ごちゃごちゃにしちゃったし」
「そうなんデスカ。」
目を丸くして、真剣に驚くリーゼに勝が小さく笑う。
リーゼもそれにつられて、くすくすと肩を震わせた。
「デモ、しろがねサンが仰ってまシタ。マサルさんはとっても覚えルのが早いッテ。」
「えぇー、そうかなぁ?」
勝がしろがねのいた方を振り返ると、しろがねがほんの僅かに顔を緩めて頷いた。
リーゼから見ても、しろがねは本当に本当に、美人だ。
「お坊ちゃまが毎日上達されていくのを見るのは、しろがねの喜びです。」
ほんのりと夜の空気がトラックに吹き込んで、トラックの中が爽やかなムードに包まれる。
リーゼは目を細めて、ヴィルマに聞いた事も半分忘れかけていた。
と、リーゼの後ろでヴィルマがすっと立ち上がってしろがねを手招きした。
「しろがね、ちょっとちょっと」
「…?」
しろがねも腰を上げると、トラックを出ようとするヴィルマの方へ数歩歩み寄る。
「ヴィルマ、どうかしたのか?」
ヴィルマは振り返るとしろがねが十分に近寄るのを待って、ぐいと腕を掴んだ。
「ヴィルマ、一体!?」
「飲みに行くから付き合いなさいな、ほら。あんたもたまには休んだ方がいいって。」
「ちょっちょっと、いきなり何を…ヴィルマ!」
501111:03/08/15 02:49 ID:7p72sUeN
抗議に身体を離そうとする白い腕をぐいぐいと引っ張って、ヴィルマは
トラックの縁からしろがねを引き摺り下ろす。
「ヴィルマ!」
「あんたも気が利かないねー。ちょっとは二人きりにしてやりなさいな。」
「それは…。しかし、やはりお坊ちゃまを置いていくのは、」
「ヴィ、ヴィルマさん、しろがねサン!」
二人としては声を落としたつもりなのだろうが、場所が近かったリーゼには丸聴こえである。
焦って勝の様子を伺うリーゼに無関心に手を払って、ヴィルマはしろがねに顔を近づけると
更に声を落として耳元で一言二言、囁いた。
「!!」
何故だかしろがねが、急に顔を赤らめて声を上げる。
「だ、だから私は、そんなことは分からないと言って…!」
「はいはい、惚気話はゆっくりワインでも飲みながら聞くからね〜〜」
「ヴィルマ、でも」
不思議なことに、しろがねは急に抵抗する余裕がなくなったようで、必死で弁解しながらも
ヴィルマにずるずるとトラックの外まで引きずられていった。
「それに…それに、彼は…」
「あーもぉ、思い出だろうとなんだろうとたまには吐き出しちまいな!
ほらほら、今夜は絶対返さないわよ〜!」
「あの、だからそれは本当に…っ」

「…?」
「……」
次第に遠くなっていく声を呆然と見送って、残されたリーゼと勝は成す術もなく座り込んでいた。
502111:03/08/15 02:51 ID:7p72sUeN
ここまでです。エロなくて申し訳ない。
続きも出来るだけ早く書けるよう頑張りますので見捨てないでママン(;´д`)
503名無しさん@ピンキー:03/08/15 14:38 ID:+OSMOstk
504山崎 渉:03/08/15 15:58 ID:7WSqfyM8
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
505名無しさん@ピンキー:03/08/15 17:51 ID:l/HPEULz
age
506名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:50 ID:1xEGuL5d
>>502
(・∀・)マッテマツ

エレやリーゼにイケナイことばかり教えるヴィルマは悪いオネーサンでつね。テヘッ
507名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:50 ID:+OSMOstk
508名無しさん@ピンキー:03/08/17 21:19 ID:1bIO1whY
保守
509あぼーん:あぼーん
あぼーん
510名無しさん@ピンキー:03/08/18 12:04 ID:aPshZgfn
>111氏、GJです!続き、マターリと待ってます。
511名無しさん@ピンキー:03/08/18 21:31 ID:Q4XXklDy
無腸AV写真!!!
http://66.7.65.90/sou/FreePICS/
218.41.123.78 , p297b4e.t128ah00.ap.so-net.ne.jp ?
512111:03/08/19 04:20 ID:5iQ8zSjb
続き投下したかったんですが、なぜか書き込めない…
(今は携帯からです)
まさか広告対策に巻き込まれたのだろうか。
まあパソコンのせいかもしれないので、暫くしたらまた試してみますね。
513111:03/08/19 18:42 ID:WflIfzjl
ああ…案の定プロバ規制に巻き込まれてますた。
他の職人様ご降臨を期待しつつ解除待ちします…ショボーン
514名無しさん@ピンキー:03/08/20 19:45 ID:LIR8F+4d
エロエロ
http://z.peps.jp/tknb7
515111:03/08/20 22:03 ID:Z/qWCRvf
解除キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!!
というわけで続き投下。でもエロまでまだかかりそう、ごめん。
前置き長いのどうにかしないとですね。
516111:03/08/20 22:04 ID:Z/qWCRvf


*****


リーゼは、二つ仲良く並んだマグカップを前に、ごくりと唾を飲んだ。
お盆の上で湯気をくゆらすコーヒーの香りが夜に消えていく。
…片方には、先程ヴィルマに貰った強力な眠り薬が溶けている。

しろがねは、ヴィルマの「二人きりにしてあげなさいよ」を、
本当に単純に、言葉の通りに取ったのだろう。
リーゼがこれから何をしようとしているのかが分かったら、確実に
彼女と勝を二人だけにしておくはずがないのだから…。
それを思うと少しだけ罪悪感で心が痛む。
でも、でも、やっぱりこんなチャンスは滅多にない。
少しでも勝に近づけるものなら近づきたい、それは本当に切実な願いなのだ。

(しろがねサン、ゴメンナサイッ!)

リーゼは勢い良く立ち上がり、丸いお盆を持ち上げるとぱたぱたとその場を去った。

517111:03/08/20 22:05 ID:Z/qWCRvf
「マサルさーん!コーヒーが入りマシタよー。」
「うわあ、ありがとう!ごめんねリーゼさん、いつもやらせちゃって。」
「い、いいんデス。私、これくらいしかマサルさん手伝うコトデキマセンから…」
いつもと同じ言葉だが、今日のそれは、少しだけ嘘が混じっている。
緊張と不安と罪悪感で、コーヒーを渡すリーゼの指先は震えていた。
(アア、気付かれませんヨウニ―)
「ありがとう。」
何も知らない勝は、あっさり笑顔で受け取ってしまう。
リーゼは思わずさっと手を引っ込めて、勝から顔を逸らした。
心臓が痛いほど胸を殴りつけている。
ドキドキして、苦しくて、死にそうだった。
勝のカップには、勿論、ヴィルマに貰った瓶の中身が入っている。
きっと勝は、何も知らずにそれを飲んでしまうだろう。

(でも…ヤッパリ…)

リーゼは顔を勝に向けないままで俯いた。
こんな風に騙すようなことをして、それで自分だけが満足するなんて。
518111:03/08/20 22:05 ID:Z/qWCRvf
ヴィルマに教えてもらったことがどうとかいうよりも、それをこんな正直でない
やり方でやろうとすることに、何より気がひける。
コーヒーを入れる前から何度も何度も自問自答していたのだが、
改めてやっぱりやめようかという思いがどんどんと沸いて来た。
あまりのいたたまれなさに、彼女は思わず勝の方を振り返った。

「マサルさん、あの…!」

リーゼは、続きを言う前に目を瞬いた。
…同じくらいの高さにあった勝の頭が見えない。
そろぅりと視線を下げていくと、飲みかけで転がったマグカップとこぼれたコーヒー、
そして……寝息すら聞こえないほどに、ぐっすりと熟睡した少年が、見えた。
519111:03/08/20 22:06 ID:Z/qWCRvf
布団を敷いて、どうにかこうにか引きずってきた勝をそっと横たわらせる。
それからこぼれたコーヒーを拭いて、カップを片付けて、一通りの後始末を終えると、
リーゼはぐっすり眠っている勝の傍に腰を下ろして、しばらくその寝顔を見つめていた。
本当に寝ている。
ちょっとやそっとでは目が覚めないだろう、本格的な熟睡っぷりだ。
「ふふ。」
後ろめたさがあるとはいえ、好きな少年の寝顔には、思わず彼女も頬が緩む。
「…マサルさん。」
小声で呼んで、そっと頬をつついてみる。
ほっそりした人差し指で何度か頬をふにふにしてみたが、寝息しか返ってこない。
寝返りも、僅かの身じろぎすらもない。
「このままでも、いいかナ…ナンテ…」
くすくすと笑って、リーゼは勝の寝顔を見つめながら膝に顔を埋めた。
二人でいるだけでも幸せなのに、これ以上、変なことをする必要なんてないかもしれない。
(あ、でも、折角だカラ、せめて隣で寝ようカナァ。)
リーゼは膝から頭を上げて、その思いつきにうふふと一人で笑った。
それはとてもいい思い付きだった。
立ち上がって、自分の荷物からパジャマを取り出して勝の傍に持ってくる。
寝ている勝の傍で着替えてみようというのは、本当にちょっとした冒険心だった。
ヴィルマに教えてもらったことまでしなくても、それくらいの悪戯はしてみたい。
抱えたパジャマを下に置くと、勝の寝顔をちらちらと見て高鳴る鼓動を抑える。
深呼吸、深呼吸。
520111:03/08/20 22:06 ID:Z/qWCRvf

(起きないですヨネ…起きないですヨネ、マサルさん…)
起きないと分かっていても、やはり緊張する。
心のどこかで起きてほしいと思っているのかもしれない。
震えながらもなんとか下着を残して上着とスカートを脱ぐと、リーゼはほうっと息をついた。
「エッ、ト…、」
控えめなフリルの付いた白いブラに手を掛けて、そこでリーゼは固まってしまった。

いくらなんでも好きな男の子の前でそこまでしては、しては…

ちらりと勝の方を見て、胸に手を当てる。
(アア、起きないデね、マサルさん!)
521111:03/08/20 22:06 ID:Z/qWCRvf
思い切ってフロントホックを外そうとするが、手が震えて上手くいかない。
紐が肩から滑り落ちて、薄くてなだらかな曲線が露になる。
何度も失敗しているうちに、リーゼはいつしかぺたんと腰を落としていた。
「―ん、もぅ!」
あまりに上手くいかないので、リーゼロッテは膝に手をついて、一旦降参の意図を示した。
隣に勝がいるというだけで、全てがいつもと違う。
指がまともに動いてくれないのだ。
「……」
ちらりとまた勝を盗み見て、リーゼは息をついた。

落ち着け、落ち着け。

…しかし、勝が寝ていて、その隣で自分が下着姿で座り込んでいるという状況で
落ち着けというのは、はっきりいって無理である。
深呼吸をしようとすればするほど心臓がどくどくと音を立てて胸を打ち、
リーゼの呼吸は浅くなった。
いつの頃からか、勝の方に向かう彼女の視線は顔ではなく、だんだんと
そのずっと下の方ばかりを彷徨いだしている。
(マサルさん、マサルさん…)
止めようと思うのに、先程聞いたヴィルマの言葉が次々と頭の中で鮮明に蘇り、
リーゼの未成熟な頭と身体は、好奇心と未知の感覚に、次第に熱く脈打ち始めていた。
522111:03/08/20 22:08 ID:Z/qWCRvf
リーゼは思い切って首を振ると、勝の方へ下着だけになった肢体を屈めた。
そっと傍ににじり寄りながら、勝の半ズボンに熱い視線が注がれる。
まだ少年のそれであるしなやかな両脚の付け根部分に不自然に寄る皺を、じっくりと眺める。
ごくり、と唾を飲み込んで、リーゼはその部分におそるおそる手を伸ばした。
「……ぁ、」
思わぬ感触にすぐに指を離したが、一度触れてしまうと布越しにその感触が指に残り、
名残惜しさで胸がいっぱいになる。
リーゼはさらに身体を傾けて、手のひら全体で勝の股間を撫でてみた。
(ナ、ナンダカ変な感触…。)
面白くて、いろいろな方向から擦ったり、撫でたり、つついたりしてみる。
(でも…コレが、マサルさんの)
そう意識すると、心臓の音が外に聞こえそうほど大きくなってくる。
リーゼは、熱いのは顔だけでないことに気付いていた。
こうしていると、何かどこか、身体の芯まで熱くなってくる―
そうするうちにだんだんと好奇心が自制心に勝り始め、
リーゼの手の動きは積極さを増した。
勝は時折苦しそうに眉をひそめ、また時折不連続な荒い寝息を立てるようになったが、
目覚める様子だけは一向に見られない。
523111:03/08/20 22:13 ID:Z/qWCRvf
中途半端だけどとりあえずここまで。
なんとか悪戯にこぎつけた…長くてすいません。
続きはまた少し待ってください。

ついでにもうひとつ、こっち完結してないのになんですが
アホ話書いたので、そちらも続けて投下します。
「ええか、126階のそのビルの、俺の社長室にな…」
「おおおー」

ガチャ

扉を開けると、バニー姿の阿紫花百合が待っている。

そして…


阿  紫  花  百  合  と  、 フ  ル  ー  チ  ェ  。




―ビッグ サクセス。

満面の笑みを浮かべる比良吹を、取り巻きの三人は呆然と見詰める。

「お…」
「そ、それは…」
「……」

黙り込んだ三人に更に胸を張り、比良吹は怒気を上げた。


「だがそれだけやない(#゚Д゚)!!」


「!!!」
「!!!」
「!!!ま、まだ先があるんスか!?」
「そうや、比良吹サンのことや、もっと偉大な野望があるに違いないんや!」
「オレら聞きたいッス、比良吹サン!!」


「聞くか!?」

「オス!!」
「聞かせてくださいっス!」
「社長室にはほかに何があるんスか!?」


「おまえら、まさか俺が阿紫花百合に、ただフルーチェ作らせとるだけと思ったんやないやろな!?
ええか!ええか!?阿紫花百合と、フルーチェを食っている最中になァ…
わざとフルーチェをこぼすんや!」

比良吹は涙を流し、拳を握り締め天を仰いだ。
雪が睫毛を濡らし、わなわなと拳が震える。

「ガキの頃、あんなに恋焦がれていたフルーチェ…それをこぼすんや!
あえてぶちまけるんや!ガキの頃なら、絶対に出来なかったことをしたるんや!!
床に落ちたのを舐めるようなあの屈辱的な生活じゃ、わざとそんなことはできんかった。
それをやるんや!!」

(取り巻き)「「「…(゚Д゚)ポカーン」」」


「けど無駄にこぼすんやないで(#゚Д゚)!!!」


「!!!」
「!!!」
「!!!何か深い考えが…あるんスか!?」
「オ、オレらには考えつかないッス…。」
「比良吹サン、じゃあアンタなんのためにそんなことをするんスか…!?」

「おまえら分からんのか!!?」

「分からんねッス!!」
「聞かせてくださいッス!」
「一体どういうことなんスか!!」

「おまえらも子供やなァ…よし、教えたる。バニー姿の阿紫花百合の上に、な…」

イイ笑顔の比良吹に、取り巻きの三人ははっと顔を赤らめた。

「!そ、それは…」
「イヤ、まさか…」
「そそそそそーーー」

「そ の ま さ か や (゚∀゚) !」

「でも、そんなことしたら、」
「比良吹サン…あんた大人やー」
「す、すげえ!スゲエよ、比良吹サン!!」

「聞きたいか!?俺のドリームを!」


(取り巻き)「「「おおおー!」」」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ごめんなさい逝ってきます_| ̄|●

続きはあるかもしれないしないかもしれない。
52933:03/08/20 22:57 ID:iroPLY52
>>528
つ、続きを・・・聞きたいッス。 ビッグ・サクセス。
530名無しさん@ピンキー:03/08/22 22:49 ID:uK/ebfD3
保守
531111:03/08/24 12:30 ID:4jv+nlHQ
規制解除された…かな?
ではリーゼ×勝の続き投下します〜。今回で終わりです。
前回中途半端に終わっちゃったので、ちょっとかぶるけどキリのいいところから。
532111:03/08/24 12:30 ID:4jv+nlHQ
リーゼは思い切って首を振ると、勝の方へ下着だけになった肢体を屈めた。
そっと傍ににじり寄りながら、勝の半ズボンに熱い視線が注がれる。
まだ少年のそれであるしなやかな両脚の付け根部分に不自然に寄る皺を、
じっくりと眺める。
ごくり、と唾を飲み込んで、リーゼはその部分におそるおそる手を伸ばした。
「……ぁ、」
思わぬ感触にすぐに指を離したが、一度触れてしまうと布越しにその感触が指に残り、
名残惜しさで胸がいっぱいになる。
リーゼはさらに身体を傾けて、手のひら全体で勝の股間を撫でてみた。
(ナ、ナンダカ変な感触…。)
面白くて、いろいろな方向から擦ったり、撫でたり、つついたりしてみる。
(でも…コレが、マサルさんの)
そう意識すると、心臓の音が外に聞こえそうほど大きくなってくる。
リーゼは、熱いのは顔だけでないことに気付いていた。
こうしていると、何かどこか、身体の芯まで熱くなってくる―
そうするうちにだんだんと好奇心が自制心に勝り始め、
リーゼの手の動きは積極さを増した。
勝は時折苦しそうに眉をひそめ、また時折不連続な荒い寝息を立てるようになったが、
目覚める様子だけは一向に見られない。
しかし、身体がリーゼの与える柔らかな刺激に目に見える反応を返していた。
533111:03/08/24 12:31 ID:4jv+nlHQ
(ア!大きくなってきタ。ヴィルマさんの言った通り…。)
きつそうな半ズボンのボタンを外し、チャックを下ろすと、大人一歩手前のモノが
パンツ越しに、いよいよはっきりとリーゼの目の前に出現する。
ごくりと息を飲んで、彼女はパンツの端に手を掛けた。
「……」
現れたあまり大きくはないそれを、リーゼはまじまじと見つめた。
父親のものをずっと昔に見たかもしれないが、そんなことは記憶の彼方なので、
実質的に見るのは初めてだ。
手を伸ばして、触れてみる。
ぴくッと震えたので、リーゼもびくっとして手を引っ込めた。
取り出してみたはいいものの、どうしていいか分からず眺めることしか出来ない。
こうしている間に勝が起きないという保証はなく、リーゼは焦って記憶を掘り返した。
(エ…エット、ヴィルマさんは確か、)
534111:03/08/24 12:32 ID:4jv+nlHQ
「触って、みようカナ…」
そっと握って、何度か上下にこすってみる。
明らかに大きくなってくるその反応を確かめながら、リーゼは、勝の寝顔を盗み見た。
とても、イケナイコトをしている気分だ。
でもどこか、夜、誰もいないサーカスのテントに忍び込むような、昂揚した気分でもある。
唾を飲み込んで、リーゼはヴィルマに言われた通り、
幼いペニスの先端を包む皮を剥いてそっと顔を近づけた。
「……」
妙に照れてしまい、一旦は顔を遠ざける。
誰もいないのは分かっていたが、思わずトラック内をきょろきょろと見渡して、
耳を澄ます。
トラックは海沿いに停めている。
遠くから、打ちて寄せる海のざわめきが耳に届いた。
しんとした夜を不意に意識して、リーゼは思わず勝を見下ろす。
サーカスの人々もちゃんと他の車で寝ているのは知っているが、
まるで本当にこの夜には二人しかいないようで、ときめきに顔が朱に染まる。
535111:03/08/24 12:34 ID:4jv+nlHQ
「マサルさん…。」
リーゼは、今度こそ心を決め、口元を先端に近づけた。
先を舐めると、それはぴくんと跳ねた。
その反応にますます胸を高鳴らせ、リーゼはもう一度先端を舌ですくうようにして舐める。
恥垢と汗の混じった、鼻を突くような変なにおいがする。
でも勝の一部だと思うと、それも嫌悪感だけでは終わらない。
リーゼは、ヴィルマに教わったとおり、ゆっくりと幼いペニスを口に含んだ。
「…ん、むぅ、ん…」
生温かい粘膜に包まれて、勝の肉棒がむくむくと口の中で大きくなる。
リーゼは、汗ばんだ肌を勝に押し付けるようにして屈みこみ、熱心にしゃぶり続けた。
舌使いも口の動きも稚拙なものではあったが、吸うたび、
舐めあげるたび反応を返す勝のペニスを味わいながら
リーゼは切なさに身体がじんじんするのを感じていた。
(マサルさん、私がこうスルの、気持ちいいんダ。)
そう思うと何故か下半身が熱くなり、不思議な感覚が四肢にじわりと行き渡っていく。
口元も、灼けつくように熱い。
咥えているのが、誰でもなく勝のものだからだろう―
「はむ…ちゅ、ふぁ」
濡れ始めた勝の先端から一旦口を離して、ぺろりと舐める。
また、さっきよりも躊躇なく口に含んでは、一生懸命吸い上げる。
小さな口では愛撫しきれない下の部分を両手で握り、たどたどしい手つきで
擦り出すと、口の中のモノがびくびくと脈を打って膨らんだ。
動かすたびに手の中と口の中の熱がどんどん上がって、その熱にリーゼは
ますます溺れていく。
536111:03/08/24 12:35 ID:4jv+nlHQ
「マ…マハルは…!」
感極まって名前を呼び、リーゼは腰をくねらせた。
じゅぶじゅぷと涎と先走り汁が上下する口から滴り、
それに感じた舌の口からは熱い水が溢れ出す。
切なげに太股を擦り合わせながら、リーゼは今までよりいっそう強く
勝を口で犯し始めた。
(ああ―マサルさん、マサルさん、マサルさん!!)
しなやかな黒髪が頬に張り付き、潤んだ瞳の横を透明な汗が伝う。
ひたすらに舌を動かし、手を動かし、リーゼは勝のそれだけに集中して
ただただ攻めを続ける。
そしてその激しい口の動きに、勝のペニスは急激に膨らみをまし―限界を超えた。
537111:03/08/24 12:36 ID:4jv+nlHQ
「ん!?ん、ふぁあ!?」
勢い良く口内で弾けた白濁液に驚いて、リーゼが顔を離す。
それでも勝の勢いは止まらず、どうしていいのか分からないまま
リーゼは残りを全て浴びてしまった。
「うぇ……苦イ…」
口に発射された分を思わず飲み込んでしまい、リーゼは渋面を作った。
それに、話に聞いたりはしていたけれども、思っていたよりずっと、
ヘンなにおいがする。
ぺろんと手についたのをなめてみたけれど、やっぱり変な味だった。
舐めとった指先をまじまじと見ているとしかし、直前までの行為の
卑猥さが意識されて息が弾む。
すっかり出し切って萎えたモノを見つめ、勝が薬のせいで
ちっとも起きていないことに安堵と僅かの落胆を覚える。
538111:03/08/24 12:36 ID:4jv+nlHQ
…すごいことをしてしまった。
ちょっと、なんというか、してはいけないことをしてしまったというか。
「……」
かあ、と顔を染めて、リーゼは傍に放り出されていたタオルを拾って、汚れた身体を拭き始めた。
じっとりと濡れているショーツの辺りも、丁寧に…
「ア!?」
タオルがそこに触れると、火照りの収まらない体がびくんと跳ねた。
(ヤダ、私…!)
理性が止める間もなく、タオルをそこに押し付けて擦り始める。
濡れて張り付いていたショーツがぐちゅぐちゅと音を立て、また蜜が溢れ始めた。
539111:03/08/24 12:37 ID:4jv+nlHQ
収まりきらない蜜がこぼれて、タオルに染みていく。
先程の痴態を思い出しながら、リーゼは一心不乱に手を動かし続けた。
寝ている勝の剥き出しになったままのペニスを見つめると、いっそう快感が強くなる。
(私、マサルさんにあんなことシテ、その傍でまたこんなコトしてル…!!)
声を抑えようと、顔を勝の寝ている布団の上に押し付ける。
リーゼの腕はその間もタオルでショーツ越しに刺激を与え続け、
その奥はもどかしい愛撫にひくひくと反応していた。
「ん!んん、あう!」
じれったくなり、タオルを捨てて下着の中に手を差し入れる。
すっかり濡れそぼっている秘裂に指を差し入れ、掻きだし、
大きくなってきた肉芽をこねくりまわす。
もともと感じていた体が昇り詰めるには、そう時間はかからなかった。
(ああ、も…ダメェ…!!)
リーゼは大好きな少年の傍で、愛液を溢れさせ、身体を激しく震わせて達した。



今度こそ身体を拭いて、勝に元通り服を着させる。
ミネラルウォーターで別のタオルを濡らしてもう一度身体を拭いて下着を取替え、
ちゃんとパジャマを身に着ける。
一通りどうにか後始末をすると、リーゼは勝の隣に腰掛けた。
「マサルさん…大好きデスよ。」
微笑んで頬に手を当てて、そっと屈む。
頬に小さなキスをすると、リーゼは満足げに立ち上がって
服を洗いにトラックの外へ去っていった。
540111:03/08/24 12:41 ID:4jv+nlHQ
無駄に長かったのですがリクエストに応えられていればこれ幸い。
>>408さんありがとうございました。

で、ビッグサクセスの続きもあるんですが、そちらは夜にでもまた。
そいでは、少しかぶるけどキリのいいところから。



「聞きたいか!?俺のドリームを!」

(取り巻き)「「「おおおー!」」」

「おっと…言われる前に言うたるがな。
 フルーチェ言うたら、もっとぷるぷるして弾力があるもんやないか?と
 おまえら思ったかもしれん。
 けどな、いいか!?牛乳を多めに入れたものをぶっかけるんやで!!
 普通のイチゴ味のより白くて、もう少しこう…液体っぽく、
 どろどろしてるやつや!」

「比良吹さん…」
「そ、それじゃあホントにヤバイじゃないスか…!」
「やっていいんスか!?社長だからいいんスか!?」
「おおお、社長スゲー!!社長になりてー!」
「比良吹さん、ほんまにすげえッス!!尊敬するッス!!」

「そうやろそうやろ!俺、すごいやろ!?
 ん?…何!?>>33さんも聞きたいんか。
 よし、こうなったら聞かせてやるわい…俺のビッグなドリームをな(゚∀゚)!!」

〜〜〜〜〜


(以下、比良吹のイメージ)

きらびやかな机。
全てが最高級のインテリア。
そして美しい阿紫花百合が、フルーチェを引っ掛けられて、
白桃色のべちょべちょしたものまみれで寝そべっている(多分いやらしいポーズ)

(比良吹脳内百合タン)「比良吹社長…フルーチェが…ぁ、フルーチェが、こんなに…勿体無いですぅ」
(比良吹脳内比良吹)「ふ…そうやな、俺は社長になっても、貧しかった昔のことは忘れんで生きようと思っとる。
               食べ物を無駄にするほど、俺は偉い人間になったつもりはないで。」
(比良吹脳内ry)「社長ぅ…なんて奥ゆかしい方…(うっとり)」
(比良ry)     「特に好物のフルーチェは、皿の隅から隅まで、
           こぼれた分までも、一滴残らず嘗め尽くしていたもんや。
            俺は、その志を忘れとうない…」

比良吹の白い歯が光る。
目を潤ませているバニー百合のウサギ耳の端から、
フルーチェがとろりとシーツに落ちる。

「比良吹社長…あッ!?」
頬から首筋にかけてのフルーチェをぺろぺろと舐めだす比良吹。
顔を赤くして、百合が羞恥に震える。

「ああ、美味しい、美味しいで百合…!」
「あはぁ、嬉し…あんっ!」

胸の谷間を舐め上げられ、百合はシーツを掴んで震える。
バニー服の上からでもはっきりと分かるくらいビンビンに乳首が勃っている。

「おっと、ここも…」
「ああ!社長、そ、そこはぁ!」
「流れて、上手く舐められん…しっかり抑えとかんと。」
「ダメ、あ、揉んじゃダメです!はぁう!」

百合が身を捩るので、半分ほど服がずれてキレイなおっぱいが
ぽろんと見えてしまう。
「やぁ、社長…」

涙目で感じている百合のウサギ耳がふるふると震えて、
もっとしてほしがっていることを伝える。
比良吹は誠意のある顔で頷くと、自分の服を脱いだ。

「比良吹社長のカラダ、鍛えられていてしなやかで、
 ああ…それに、こちらもお元気でいらっしゃるのね…。」

百合が、しんなりと上半身を起こして、裸になった比良吹のモノに手を添える。
うっとりとしばらく見つめてから、彼女はそれをいとおしそうにしゃぶりだす。

「ゆ、百合…あかん…」
「じゅぷっ、じゅぼ…んむぅ、おいひいでふ、んぁ、社長の…ぺろ」

先走り汁とフルーチェにまみれた顔で微笑んで、
また百合は比良吹のペニスを咥える。
突き出された尻は頭を動かすたびに揺れ、
白いウサギの尻尾が可愛く左右に動く。
網タイツに包まれたスレンダーな太股に透明な蜜が伝っているのが目に入り、
比良吹は耐え切れずに百合の頭をモノから引き剥がした。

「ぷはっ、あぁっ、しゃちょ…」
「百合、可愛いで…」

名残惜しげに口を半開きにした百合にくちづけ、舌を絡め取る。
空いた手で百合の下の部分に手を伸ばした。
百合が、びくっと跳ねる。

「んう!んん〜〜、ん!んぁ!」

口を塞がれたままで喘ぎ、バニーの制服越しに与えられる
もどかしい快感に百合が悶える。
比良吹はあくまで紳士に愛撫をこなし、愛液まみれの手で
百合の弱い場所を的確に攻め続けた。
口を離して百合を横たわらせて愛撫しながら、
舐め残したフルーチェを舌ですくいとっていく。

「あ、あん!比良吹社長…も、もう、私…ぃ」
「百合…。社長は、やめてほしい。俺達は、昔同じ村で兄妹のように育った仲やないか。」
「(少し泣く)社ちょ…比良吹さん…。」
「…欲しいか?」
「そんな…い、言えません。」
「百合の中はいつもイチゴの中みたいにキレーなピンク色をしとるのぉ…」

水着の端から手を入れてぐちょぐちょと掻き回すと、百合が悲鳴を上げる。

「ひあぁ!も、もう、比良吹社長…!」

〜〜〜〜〜〜〜


「そんでな、シーツを握り締めて、大事なところをぐしょぐしょに濡らして叫ぶ
 百合を見下ろして、俺はバニーの水着の脇から突っ込…」

「ひ、ひひひ比良吹さん、オレ、勃ってきちまった」
「スゴイっす!もう最高ッス!」
「でも…あの……よく分からないんスけど、バニーの水着って
 網タイツとセットになってるんでしょうかね?
 なってなくても、下に網タイツ履いてるんでしょう?
 股の部分の脇からって、あそこ突っ込む隙間って開いてないんじゃ…ぶほおぉ!!(蹴られる)」
「ダボがァ、コルアァ!!」
「そうや、細かいこと突っ込むやつは一生童貞だってことが分からんのか、(゚Д゚)ゴルァ!!」
(↑現実的にならないとずっと童貞だと思ry)
「ス、スンマセーン!」
「比良吹さん、(オレらが萎えないうちに)続きを聞きたいッス!」
「是非とも聞きたいッス!!」
「聞かせてくれッス!!!」

「よし、聞け!!!」

(取り巻き)「「「オス!!」」」


〜〜〜〜〜〜〜

(以下、比良吹のイメージ・続き)


水着の端から手を入れてぐちょぐちょと掻き回すと、百合が悲鳴を上げる。

「ひあぁ!も、もう、比良吹社長…!」
「比良吹さん、やろ」
「比良吹さん、だめぇ、も…欲しいの、突いてえ!!」

シーツを握り締めて、ぐしょぐしょに濡らして叫ぶバニー姿の美女を
見下ろして、比良吹はたくましい一物をしごく。
そして、バニーの水着の脇からそれをあてがうと、百合の奥まで一気に貫く。

「はああ!!」

百合が歓喜の声を上げて、涎を垂らす。
比良吹は百合の身体を優しく気遣いながら、
ゆっくりと抜き差しを繰り返していく。

「百合…お前の中、気持ちイイで…蕩けそうや。」
「あ、あっ、あ…、嬉し、ぃ、比良吹さ…もっと、もっとぉ…!」

百合が求めるのに応じて、比良吹は少しずつ動かし方を速くしていった。
百合は、手を頭上にかざすようにしてなすがままに快楽に身を任せている。
抜かれるたびに背を仰け反らせ、突かれる度に
ふうッと押し殺した吐息でぴくぴくと震える。
比良吹は、具合を見計らってより百合を抱え込むようにし、
より深くねじ込んで激しく突いた。

「ふぁ!激し、ぃ!比良吹さん、比良吹さ…あ!きゃふぅ!
 も…はッ、はァ、ふぅあん!」

あまりの激しさに、ベッドサイドのフルーチェが倒れ、枕の上に飛び散る。
百合はもう限界だとばかりにきつく比良吹を締め付け、
髪を振り乱して悦んでいる。

「ゆ、百合…出すで、もう出すで…!!」
「あァ…比良吹さんのミルク、私の中にいっぱい出してぇ!!」
「百合、百合、うおおおお!!」

比良吹は、耐え切れず百合の中に精を放った。
「〜〜〜〜〜ッ…ァ!!!ぁ…熱…」

同時に達した百合が、ひくひくと比良吹を受け止めながら痙攣する。
その顔には至福の喜びが刻まれていた。

そして事後の余韻の中で、百合はうっとりと言う筈だ。

「イチゴのフルーチェ…たくさん出来ましたね、社長…」




  ビ  ッ  グ   サ  ク  セ  ス  。




〜〜〜〜〜〜〜〜


「はっけよい、のこった!」「勝負あった、勝者才賀勝!!」

「何だったのかな?あのヒト、ぼくを見てなかったような気がする。」
「知らねー。アイツラ最初から○○○勃ちっぱなしじゃねーか。
 ココ(頭)がイカれてんじゃねーの?」



<完!>
550111:03/08/24 23:53 ID:0Nudg7Ec
ごめん。_| ̄|●
551名無しさん@ピンキー:03/08/25 14:19 ID:7q6KFVo7
とりあえず、このスレの中で一番オモロかった。
ネタ的にw
お疲れさんでした。
55233:03/08/25 22:51 ID:Ts480pP0
>>550  
111さん、サイコーです。爆笑しました。

次は勝を挟んで、リーゼVS百合の対決を読みたいと思ってみたり・・・。
553名無しさん@ピンキー:03/08/27 00:07 ID:2j6uBxVo
hosyu
554名無しさん@ピンキー:03/08/27 14:24 ID:p0Jz3eP0
勝は酔うとセクハラオヤジになると判明しました。
555名無しさん@ピンキー:03/08/27 14:32 ID:w7jBowTZ
正二が出てくるんだね。
556名無しさん@ピンキー:03/08/28 00:07 ID:tVqFEeE6
age
557名無しさん@ピンキー:03/08/28 21:09 ID:LZ7ZzD7E
酒が入ってセクハラオヤジと化した勝がリーゼにイタズラってのもありかも…
558名無しさん@ピンキー:03/08/29 21:46 ID:Ob6xZBDd
ヤバイ。ミンシアヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
ミンシアヤバイ。
まず偉そう。もう偉そうなんてもんじゃない。超偉そう。
偉そうとかっても
「デ○ィ夫人20人ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ師父の娘。スゲェ!なんか奥ゆかしさとか無いの。
病弱な一人娘とか憧れのお嬢さん?とかを超越してる。我侭だし超偉そう。
しかも香港だかで女優してるらしい。ヤバイよ、女優だよ。
だって普通は古武術道場の娘とかハリウッドに進出しないじゃん。
だって弟子皆でビデオ見てて師父のお嬢さんのHシーンとか出てきちゃったら困るっしょ。
お嬢さんが里帰りしてきた時に、思い出して勃っちゃったりしたら困るっしょ。
師父にAVでもない普通の映画ビデオ見つかった時、たまたまお嬢さんのベッドシーンが
あったってだけで道場破門されたら泣くっしょ。
だから王アニキとか絶対ミンシアの映画見ない。話のわかる人だ。
けどミンシアはヤバイ。そんなの気にしない。威張りまくり。
オレがゾナハ病になったのはてめえの親父のせいだった(かもしれない)くせに全然気にしてない。ヤバすぎ。
偉そうっていたけど、もしかしたら偉そうじゃないかもしんない。でも偉そうじゃないって事にすると
「じゃあ、人中(急所)殴る行為って奥ゆかしいのかよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと超短気。超自分勝手。あと実は胸でかい。ヤバイ。これは言えねえ。
車で逃げ出す間もなくバイクで突っ込まれて死ぬ。怖い。
それに超姉貴風吹かす。超ビュービュー。それに超日本馬鹿にしてる。
ウッソー、日本っておっくれってるー!とか平気で言ってくる。
おっくれってるーて。小学生でも言わねぇよ、最近。
なんつってもミンシアは気が強い。心配すると怒られるし。
オレなんて無理やり付いてって怪我して足手まといになっちまったら絶対謝っちまいそうなのに、
ミンシアは全然平気。足手まといなら足手まといなりにやる気出してる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、ミンシアのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイミンシアに拳法教わってたオレ超偉かった。よくがんばった。超がんばった。
55933:03/08/30 20:48 ID:+YcTOUxf
今、書いてる最中のSSに、ミンシアがちょっと登場して
しかも「姉貴風吹かせて云々」て文まであるのでΣ(゚Д゚;) ドキッ としてしまった。
560111:03/08/30 23:58 ID:r/rS2tf3
>>559
33さんクル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
藤田作品の女人中ではミンシア姐さんが最萌え。
姐さんに叱られたい殴られたい下克上したい(;´Д`)ハァハァハアハア!!

どなたかミンシア姐さん話も書いてくれないだろうか。
56133:03/08/31 21:53 ID:b45f3F4w
>>560
(((( ;゚Д゚))) そ、そんな期待してもらえるような代物じゃないです。
ほんとーにちょこっと出るだけで、セリフすらありません。
それに今回、鳴海に奴らしからぬ行動を取らせようと目論んでるので
どうやれば無理なく自然な流れで、その方向に持っていけるかと
もがいてるので、当分時間がかかりそうです。

最初の部分だけ、とりあえず書いておきますね。
続きはもうしばらく。
56233:03/08/31 21:55 ID:ztE+UMwO
今日は朝から、エレオノールの機嫌がすこぶる悪い。
昨日突然、鳴海の師匠の娘で女優のミンシアが、仲町サーカスに遊びに来たからだ。
新作映画のキャンペーンで来日し、一日だけオフが取れたということだった。
鳴海は一日中、観光だ、ショッピングだと、有無を言わさず引っ張りまわされ
エレオノールはひとり、置いてきぼりを食らっていた。
ミンシアは上機嫌で帰って行ったが、エレオノールはすっかり御冠だ。
何しろ、この2人は仲が悪い。
フランシーヌ人形の一件で、ミンシアはエレオノールに敵意を剥き出しにし
エレオノールもまた、自分達の問題に介入しようとするミンシアに反感を持った。
出会いからして最悪だった上に、色々あって何とか収まった今も、
鳴海を挟む2人の女の対抗心は相変わらずだった。
ミンシアにとっては、よりにもよってフランシーヌ人形の生まれ変わりといえる女が
鳴海と恋仲になった事が、今でも気に入らないのだ。
エレオノールも、姉貴風を吹かせ鳴海との仲に口出してくるミンシアが癪に触る。
顔を合わせる度に喧嘩をする2人に、鳴海は頭の痛い思いをさせられていた。
傍から見れば、妻と小姑の諍いに手を焼く情けない亭主のようだった。
56333:03/08/31 21:59 ID:q2LLM4fn
「もういい加減、機嫌直せよ。いつまでも不貞腐れてたら見っともねぇだろが。」
その夜、2人きりになってから、鳴海はエレオノールの御機嫌取りに努めた。
昨夜も何とか宥めようとしたが、彼女は口も利かず、布団を被って寝てしまっていた。
「だって、あなたが悪いんじゃない。いつもいつもあの人の言いなりで。」
「仕方ねぇじゃねーか。昔っから姐さんには頭が上がんねぇんだからよぉ。
なんつっても尊敬する師父のお嬢さんだし・・・。」
鳴海はもごもごと言い訳をする。
「それにだな、勝が俺達に気ィ使って可哀相だろ?」
確かに、若い男どもはザマーミロ、親父達はやれやれと言う顔で傍観している中
ひとり勝だけがエレオノールの顔色を窺い、オロオロしていた。
だが、勝の事を持ち出しても効き目は無く、彼女はますます突っ掛かってくる
挙句の果てには「私とあの人と、どっちが大事なの!」と言い出す始末。
最初はひたすら平身低頭していた鳴海も、ついにぶち切れた。
「あーもう、うるせーな! いつまでもつまんねー事をごちゃごちゃ言いやがって!
これだから女は・・・ブッ!!」
鳴海の顔面に枕が直撃する。
564名無しさん@ピンキー:03/09/03 23:52 ID:/oJYNQtP
33タン続き待ってますホシュ
565名無しさん@ピンキー:03/09/04 08:09 ID:cK9be8QC
続き期待age
56633:03/09/05 23:52 ID:I04vnw1Y
「て、てめー!! 何しやがる!」
怒鳴りつける鳴海に、エレオノールは尚も枕を叩き付ける。
「なによ! 自分が悪いんでしょ! ナルミの馬鹿!」
「って、おい!こら!・・・ったく、いーかげんにしろ!!」
鳴海はエレオノールの両手をつかんで、床に押し倒した。
「痛っ・・・。は、放して。」
手首を強く押さえつけられ、エレオノールは身を捩って逃れようとする。
だが鳴海は力を緩めず、そのまま彼女の上に覆いかぶさり、強引に唇を重ね合わせた。
「・・・ん、んん・・・。」
最初は抗っていたが、舌を絡め取られ、口内を弄られる内に力が抜けていく。
解放されて、しばらくはボーっとなっていたが、エレオノールはやがて我に返り
頬を上気させながらも、キッと睨みつけてきた。
「こ、こんな事ぐらいで誤魔化されたりしないから・・・。」
「あー、そうかよ? だったら、これならどうだ?」
一向に折れようとしないエレオノールに、鳴海もつい向きになる。
左手で彼女の両手首を頭の上で一纏めにつかみ、右手でパンツのファスナーを下ろすと
下着の中に指を潜り込ませた。
「んっ・・・!」
エレオノールの体がピクンと揺れる。
56733:03/09/06 00:12 ID:VL4RArcj
節くれだった指が、柔らかな花弁を掻き分け、敏感な芽を捉える。
指先で摘まれ弄ばれると、忽ちのうちに襞の奥から蜜が溢れ出してきた。
「ん・・・、くぅ・・・。」
快感に体を震わせながらも、エレオノールは声を上げまいと必死で耐える。
それが鳴海の嗜虐心を刺激した。
更に指を深く突き入れ、わざと淫靡な音をぴちゃぴちゃと大きく立てさせてやる。
「いいんだろ?声出せよ。」
エレオノールは唇を噛みしめ、首を左右に振る。
「し、知らない・・・。」
絹糸のような銀の髪が、汗で濡れた頬に張り付く。
苛立った鳴海は、彼女をもっと苛めてやりたい衝動に駆られた。
彼女のTシャツを捲り上げ、伸ばされた両の手首に巻きつける。
さらにブラを剥ぎ取り、下着ごとパンツを一気に引きずり下ろした。
「い、いや・・・。」
彼女の白く輝く裸身が、余すところ無く晒される。
両手を縛られ、強い腕に押さえつけられ、体を隠すことも出来ない。
「いや、放して・・・。」
エレオノールが羞恥に身を捩らせると、豊かな胸がふるふると揺れる。
鳴海は意地悪く微笑むと、その白いふくらみに手を伸ばした。
56833:03/09/06 23:30 ID:OELhtE/b
大きな掌が乳房を押し包み、ゆっくりと揉みしだく。
「んっ!!」
硬く尖った乳首をきゅっと摘まれ、エレオノールの体が跳ね上がった。
太い指で敏感な突起をこりこりと弄られ、思わず声を上げそうになる。
それでもエレオノールは硬く目を閉じ、甘い責め苦に耐えようとした。
「おっ? まだ強情を張る気か? じゃあ、これならどうだ?」
鳴海はピンク色の乳首を口に含み、舌先で転がす。
「ん・・・ふ・・・、ぅん・・・。」
丹念な愛撫に艶めかしく体を揺らしながらも、彼女は必死に声を噛み殺した。
口で乳房を愛撫しつつ、鳴海は右手を彼女の両足の付け根に差し入れた。
柔らかな銀色の茂みの奥は、十分に潤っている。
しっとりと濡れそぼった花芯の中へ、鳴海は指を埋めていった。
「・・・ん・・・あぁっ!!」
もっとも感じる場所を探り当てられ、エレオノールは耐え切れず声を上げた。
彼女の反応に気を良くして、鳴海はさらに執拗に責め立てる。
「あっ、あぁん! あ、ふぅ!」
髪を振り乱し、身を捩らせて、エレオノールは喘いだ。
頭上で縛られた両手の指が、空しく宙を掻く。
「あっ、あっ・・・、いやぁ・・・あん・・・。」
知らず知らず、彼女は自ら両足を大きく広げていた。
56933:03/09/06 23:35 ID:vPemmJCj
先ほどまでの強がりも何もかも、彼女の頭から消し飛んでいた。
体の奥で蠢く指に与えられる快感を、ただひたすら夢中で追った。
「うふぅ・・・ん、あぁ・・・、ナ・・・ルミ、・・・い、いい・・・。」
絶頂を間近に迎え、彼女の体が小刻みに震える。
だが、急に鳴海は手の動きを止めた。
「え・・・?」
エレオノールは潤んだ瞳で、彼の顔を見上げる。
「ナ、ナルミ・・・、なぜ・・・?」
鳴海は不敵な顔で、戸惑う彼女に言い放った。
「どうして欲しいんだ? 言ってみろよ。」
エレオノールは最初、きょとんとしていたが、やがて彼の言っている意味が分かった。
「いや・・・、そんな・・・そんなこと言えない・・・。」
彼女は真っ赤になって、顔を横に背けた。
「言わなけりゃ、ずっとこのままだぜ。いいのか?」
確かに、途中で放置された彼女の体は、熱く火照ったままだ。
蜜を滴らせた花弁の中は、彼を求めて激しく疼いている。
「ねえ・・・、意地悪しないで・・・、お願い・・・。」
「駄目だ。どうして欲しいのか、自分で言うんだ。」
「いや・・・いや・・・。」
「言えよ。」
懇願しても無駄だと分かり、エレオノールは消え入りそうな声で言った。
「わ、私の中に・・・あなたの硬くて熱いものを・・・入れて・・・。」
57033:03/09/09 00:58 ID:GQVDDlc7
鳴海はエレオノールの中に、自分の猛ったものを突き入れた。
彼女のそこは、しっとりと彼を包み込み、難無く受け入れていく。
「あぅ・・・ん・・・。」
エレオノールは甘やかな吐息を漏らし、体を大きく仰け反らせた。
肉の襞が生き物のように絡みつき、彼を奥へ奥へと誘い込む。
その温もりを味わいながら、鳴海は奥まで刺し貫いた。
「ふ・・・ぅん・・・あっ、あん・・・。」
自分の中を満たす圧迫感に、エレオノールは歓喜の声を上げる。
鳴海は彼女の両足を抱え、動き始めた。
「あっ、あっ・・・あぁん! はぁっ・・・あん!」
彼女の声に煽られ、鳴海は次第に動きを速めていく。
肌が擦れ合う音と、止めどなく溢れ出る愛液の濡れた音が淫らに響く。
「ああ、ナ・・・ルミ・・・、ナルミ・・・、い・・・い、もっと・・・。」
エレオノールは狂ったように彼を求め、ひたすら嬌声を上げ続けた。
時折、電流が走ったようにびくびくと震え、彼を飲み込んだ花弁が激しく収縮する。
顎を仰のかせ、エレオノールは一際大きな声を上げた。
「くぅっ! んんっ! あっ、ああぁん!!」
全身を突っ張らせ、彼女はエクスタシーに達した。
57133:03/09/09 01:01 ID:OzzypGCK
息を荒く弾ませ、エレオノールはぐったりと力無く横たわった。
その顔には陶然とした表情が浮かんでいる。
だが鳴海はタフであることを証明するように、すぐ二回目の行為に取り掛かった。
彼女の背中に腕を回して抱き起こし、うつぶせに寝かせる。
「まだ、これからだぜ。」
「・・・あっ!!」
エレオノールは顔を床に伏せられたまま、下半身だけを高く持ち上げさせられた。
円やかなラインを描く双丘と、その奥の秘所が剥き出しになる。
透明な液体が、太ももの内側を伝い落ちてゆく。
恥ずかしさに身悶える姿はエロティックで、なおさら鳴海の扇情をかきたてた。
「い、いやぁ・・・あん!!」
鳴海は太ももを押し広げ、濡れた花弁の中に舌を差し入れた。
ぴちゃぴちゃと音を立てて、舌が蠢く。
「く、ふっ・・・、ん・・・、あっ、あん・・・。」
溢れ出した彼女の蜜が、シーツを濡らす。
自由にならぬ手が、シーツをギュッとつかむ。
エレオノールはいつしか自分から腰を揺さぶっていた。
彼女の中を舌で十分に味わい、鳴海は顔を上げた。
そして彼女の腰に手を当て、背後から一気に貫いた。
57233:03/09/09 01:04 ID:guXyKM5i
「ああぁ・・・あん!!」
エレオノールの艶めかしい声が部屋の中に響く。
「あぁんっ、・・・ふぅ・・・ん・・・、ナルミィ・・・。」
鳴海はいっそう強く彼女を攻め立てる。
高々と持ち上げられた尻を淫らに揺らし、エレオノールはよがり狂った。
やがて絶頂を迎え、彼女の体が激しく震える。
鳴海もまた彼女の中に解き放った。

嵐のような時間が過ぎ去り、鳴海はようやく彼女の手の戒めを解いてやった。
「ごめんな。ちょっときつかったか?」
「ううん、大丈夫・・・。」
鳴海は優しく彼女の体を抱きしめてやる。
エレオノールは甘えるように、厚い胸板にそっと頭を預けた。
「でもな、お前があんまりわけわかんねーこと言うからだぞ。苛めちまったのは。」
「だって・・・、あなたはいつも人の為に一生懸命になるから。
私のことなんか忘れてしまうんじゃないかって・・・。」
「ばーか。忘れるわけねぇだろ? 俺には誰よりもお前が大事なんだからな。」
「分かってるわ。あなたはただ困っている人を放っておけないだけなんだって。
でも、綺麗な女の人に優しくするあなたを見ると不安になる。
信じてないわけじゃない。でも、あなたが私以外の女の人を見るのは嫌・・・。」
57333:03/09/09 01:06 ID:JjD2gd5p
鳴海はあやす様に彼女の髪の毛を撫でてやる。
「俺の女はお前だけだ。一生、離さない。だから安心しろ。」
「ええ、愛してる、ナルミ・・・。」
2人は固く抱きしめ合い、口づけを交わした。

翌朝、周囲が呆気に取られるほどに、エレオノールは上機嫌だった。
昨日までの仏頂面が嘘のような晴れ晴れとした表情で、朝食の仕度をしている。
「鳴海兄ちゃん、しろがねと仲直りしたんだね。よかったぁ。」
「ま、まあな。」
無邪気な勝の言葉に、鳴海は気恥ずかしそうな顔をする。
「昨日、あんなにつんつんしてたくせに、人間ってよく分かんないっすよ、まったく。」
勝の肩に止まり、呆れたようにグリュポンが言った。
テレビからは、朝のニュースを伝える声が聞こえてくる。
『・・・いよいよ明日、ローエンシュタイン公国のエリ大公女が初来日します。
ヨーロッパ中の男性を魅了する、若く美しいエリ大公女は大の親日家で、
以前、大変お世話になった御友人が日本にいるので、滞在中に是非会いたいと・・・。』
「うひゃー、こりゃまたすごい別嬪さんですねぇ、マスター。」
「ほんとだ。綺麗なお姫様だねぇ。 ・・・あれ? 鳴海兄ちゃん、どうしたの?
顔が引きつってるよ? ねぇねぇ、お兄ちゃんてば・・・。」
57433:03/09/09 01:09 ID:3hxD2KIT
今回、緊縛プレイに挑戦してみました。
あー、なんか疲れた。
575名無しさん@ピンキー:03/09/09 18:49 ID:d80iohVd
乙でつ。鬼鳴海ハアハア
576111:03/09/09 21:56 ID:nHl9c800
エロかった、実にエロかったです(;´Д`)ハァハァ
ミンシア姐さん少しだけでも登場させてくれてありがとう。
買い物に引っ張りまわされたい…(´∀`)
577111:03/09/11 01:21 ID:YnPt4IeE
加当と蘭菊の小ネタを投下。
エロ無しですが、職人様降臨の場繋ぎにでもどぞ(´∀`)



「加当様、加当様。」
「は?」
ちょんちょんと袖を突付かれ、加当段蔵は長い眉を大きく下げ、斜め下に目を向けた。
「如何なされました、上様。」
「お願いがあるのです。」
「お聞きしましょう。お願いによりますがね。」
例によって約束がどうのこうのと言われるのを予感して、
下忍はまともに蘭菊の方を視もせずに適当に相槌を打つ。
午前中の山道はまだ比較的涼しく、木々を渡る風が二人をなでては
真っ青な空に溶けていく。
箒で掃いたように広がる薄い雲が高く、それを見上げて加当は溜息をついた。
不毛な押し問答は、そろそろ止めにしてもらいたい。
「加当様、聞いてらっしゃいます?加当様!」
「聞いております」
すたすたと逃げるように歩きながら、平然とそう言う加当の背後から、
追いかけるように姫の透き通った声が追いかけてくる。
「え?え?あの、何故突然早足になるのですか?
 待って、待ってくださいまなじれ様!!」
「俺は眦じゃ!!」
578111:03/09/11 01:22 ID:YnPt4IeE
(ええい…誰が好き好んで君主との約束を破るか考えてもらいたいわ!)
行李の紐を掴んで土を蹴って歩く忍者の袖が、突然ぐいと掴まれた。
バランスを崩しそうになった加当は、慌てて行李を支えて前へ体重を掛ける。
黒髪の姫は、そのまま肘の辺りの布を握り締めて思い切り背伸びをした。
「加当様!お話を聞いてください!!」
「−−−−!!」
耳元で甲高い大声が炸裂し、加当が溜まらず目を瞑る。
「どうしてお逃げになるのですか?まだ私、何も言ってはおりませぬ!」
「逃げちゃ…いませ…ぜ…」
まだくわんくわん言っている額を覆い、加当はとりあえず嘘をつく。
「あ…そうですか?それはすみませぬ…」
不意に袖を握る力を弱め、蘭菊は行李にそっと頭を預けた。
背中越しにかかる力の僅かな変化に、加当が振り向く。
頭上の木では鳥が啼き、緩い風にざわめく葉の擦れ合う音が何故かよく耳に響いた。
「…めなじれ様……私、やはりその言葉遣い、やめて頂きたいのです…」
蘭菊の顔が肩に隠されて良く見えず、加当が口をひん曲げる。
579111:03/09/11 01:23 ID:YnPt4IeE
「…私を君主と仰いでくださるのが、迷惑というのではありませぬ。
 私もいずれ自分の里に戻りたく思うておりますれば…いえ、でも…」
ふう、と息を吐いて、蘭菊が袖をもう一度握りなおした。
「今は領地は在りてなきようなもので、さすれば今、私の国には
 蘭菊とまなじる様しかおりませなんだ。
 私にはまなじら様しかいないのです。」
(エライこと言いよるな、この上様は…。)
顔を赤らめ、加当は顔をしかめた。
…そういうつもりで言っていないのは分かるが、傍から聞いたら口説き文句だ。
後ろにある柔らかな気配が落ち着かず、加当がは空いた方の手で顔を覆う。
「はァ、しかしですな、」
「あの、だから私、もう少しお気軽にお話を…その、私が加当様の君主でも
 構いませんから、お、お、」
「…お?」


「お……お友達になってください!!」


加当はがくりと膝ごとその場に崩れた。
―更に行李の重さでぐしゃりと潰れた。
580111:03/09/11 01:25 ID:YnPt4IeE
終わり。
581名無しさん@ピンキー:03/09/11 19:47 ID:X5UzjI4K
age
582名無しさん@ピンキー:03/09/15 20:42 ID:XaX6dpNV
ほしゅ
583名無しさん@ピンキー:03/09/15 23:01 ID:QI0fWtEo
111殿
グッジョブ。こういうノリも大好きだ。
584名無しさん@ピンキー:03/09/17 02:34 ID:eQuqn/OG
>>111
良い人だ。とても良い人だ。
585名無しさん@ピンキー:03/09/19 22:09 ID:i89zqUej
保守りま〜す
586名無しさん@ピンキー:03/09/19 23:05 ID:DDZx4Dgu
アシハナ三姉妹をキボンヌしまつ
587名無しさん@ピンキー:03/09/21 21:15 ID:MhyoM5CR
ageまする
588名無しさん@ピンキー:03/09/23 17:16 ID:eoFV/qRo
保守。
589名無しさん@ピンキー:03/09/23 21:58 ID:BULRZPjX
先日モナコの王女様がサーカス団員と結婚というニュースをやってた
590111:03/09/24 02:56 ID:oGAHH4jq
「からくり」っぽくていいね(*´∀`)
ついでにミンシア姐さんキボンとか言ってみる
591名無しさん@ピンキー:03/09/26 19:52 ID:D0xAleuj
age
59233:03/09/26 23:58 ID:z+V0E5dU
現在、挑戦してます。 >ミンシア姐さん
来週中にはUPできるといいなあ・・・。
593111:03/09/30 20:29 ID:csYQqLGK
>>592
アヒャヒャヒャイッテミールモーンダワーヽ(∀゚(=(゚∀゚)=)゚∀)ノ !!!!!!!

待ってる間にコネタとか落としてみる(エロでなくてすまんね)




ちりーん。

澄んだ音を響かせながら、風鈴がそよかに揺れる。
畳に正座して向き合った父と子は実に真剣な顔で睨みあっていた。

「うしお。父が、今までお前に無理な頼みをしたことがあるか」
「そんなんばっかだったじゃねーか」
「……。」

ちりりーん。

また、風鈴が揺れた。
初夏の香りが、庭のあちこちに訪れている。
修復されたばかりの彼らの家は日光がよく入り、明るかった。
うしおの分厚い眉がぴくりと動き、紫暮の神妙な顔が歪んだ。
次の一瞬張り詰めた空気が爆発した。

「なんでオレが出て行かなきゃなんねーんだよっ!!」
「出て行けとは言っておらぬ、この馬鹿息子が!
 一晩だけ麻子ちゃんのおうちに御厄介になって」
「小学生じゃねーんだ、そんなことできるかよっ!!」
594111:03/09/30 20:30 ID:csYQqLGK

紫暮ははっと黙った。
真っ赤になって反論する息子を、穴が開くほど真剣に見つめる。

「な…なんだよ」
「…ははーん、この愚息が色気づきやがったな。なら構わん。
 そんっっなに麻子ちゃんの家で劣情を抑える自信がないのであれば
 別に麻子ちゃんのお宅でなくとも構わん。要は一晩この家を明けてくれればよいのだ」
「てめぇ、劣情たぁ言ってくれるじゃねーか!!このスケベ親父が!」

うしおはすぐ脇にあった変な形の壷を投げつける。
紫暮はさっとそれを受け止め、投げ返した。

「夫婦が親交を深めて何が悪い!」
「息子にいちいち伝えて厄介払いする親なんて親じゃねー!!」
「ええい、須磨子と二人きりの熱い夜を一晩貰いたいと頼んでいるだけではないか!
 父がこうして頭を下げて頼んでいるというのに、それがどーして分からんか!」
「熱い夜、じゃねえー!!いちいちそこまで言わんでもいいわっ!」
595111:03/09/30 20:31 ID:csYQqLGK
すでに互いの唾が顔にかかるくらいの距離である。
白熱した二人の間を、炎が飛び交う。

うしおとて長い間離れ離れだった両親を二人きりにしてやりたいと思わぬはずがない。
むしろ一晩といわず、長いこと旅行にでもじっくり行ってくればいいと思っている。
そもそも紫暮は以前からうしおを一人家に置き去りにしては
全国を飛び回っていたのだから、それで困ることもないのだ。
照道さんも来てくれるだろうし、それは全く構わない。
だがしかし。
しかし直接的な表現であまりにも露骨に、その上堂々としかも挑発的に、
美しい母と二人きりの夜を過ごしたいのでお前はどこぞで一晩潰して来い、
ということを言われると、うしおとしてはひどくカチンとくるのである。
596111:03/09/30 20:32 ID:csYQqLGK

だいたい頭も下げてねえ!

「この愚息がー!!」
「じゃあかしい!だいたいオヤジ―」

あわや殴りあい勃発というその瞬間、須磨子が顔を覗かせた。

「あの…二人とも、家は壊さないでくださいね。」

ほんやりと微笑をたたえてそれだけ言うと、
料理の途中で来たのであろう、菜箸片手に前掛け姿で、
須磨子はいそいそと台所へと戻っていった。

ちりーん。

沈黙の上から、涼やかな鈴の音がしみる。
二人は仕方無しにごほごほと咳払いをし、顔を背けたままで一時休戦した。

「あー…とりあえず、そこに座れ。話せば分かる」
「…おうよ」

父と子は再び正座し、真剣に向かい合った。

冒頭に続く。
597名無しさん@ピンキー:03/09/30 22:33 ID:ZBAS2K6S
598名無しさん@ピンキー:03/10/01 02:51 ID:bxx2MCUK
紫暮×須磨子(・∀・)イイ!!
この二人の若い時でも現在でもいいから
話あったら読んでみて―。

111さんも33さんもがんばれ。
599名無しさん@ピンキー:03/10/01 09:23 ID:GC/6IM3C
翌朝潮が帰ってくるとカサカサになった紫暮とツヤツヤになった
須磨子が迎えるの希望。希望ったら希望。
600名無しさん@ピンキー:03/10/01 13:25 ID:dM0AEnR9
王女様きぼんぬ
601111:03/10/01 19:32 ID:I8qufhOF
・゚・(ノД`)・゚・
602111:03/10/01 22:30 ID:zOeOQ+E8
↑間違いなので気にしないでくださひ

>>559
「ただいまー!あれ、かあちゃん、オヤジは?」
「うふふ…実は、ぎっくり腰なんですって」
「そ、そうかあ〜あははオヤジも間抜けだなあ!(イイトシシテムリスルナヨバカオヤジ…・゚・(ノД`)・゚・ )」
603111:03/10/01 22:33 ID:zOeOQ+E8
>>599の間違い。
604名無しさん@ピンキー:03/10/02 02:10 ID:Gm4vnwPw
まちがいなんてみんなするもん!
60533:03/10/03 23:43 ID:yXED/XIb
えーと、まだ完成してないんですが
出来た分からちょこちょこと投下していきます。
60633:03/10/03 23:45 ID:qLDDYvNz
「なんで私があんた達と顔つき合わせて、酒なんか飲まなきゃなんないのよ!」
「ほ〜らほら、イライラしてるとお肌が荒れちゃうよ〜。『女優は顔が命』でしょ?」
「余計なお世話よっ!」
「わ、私もお酒はあまり・・・。」
「いいじゃないさ、しろがね。たまには酒飲んで羽目を外すのもさ。日本語で、えーと
・・・無礼講ってやつ?」
お座敷トラックの中、エレオノール、ミンシア、ヴィルマの3人が向かい合っていた。
何故、この3人の女が顔を揃えているのかというと、こういう経緯だった。

フランシーヌ人形を倒すために、鳴海はたったひとりで戦いに行ってしまった。
ミンシアはサハラで受けた傷の為に動くこともままならず、療養を余儀なくされた。
自分も戦わねばと意気込む彼女は、傷が癒えるとすぐに鳴海の後を追い、日本に来た。
ところがなんと、その鳴海はフランシーヌ人形と共に小さなサーカスで暮らしていた。
「鳴海(ミンハイ)! どうしてフランシーヌ人形なんかと一緒にいるのよ!
こいつはみんなの仇なのよ!」
「私はフランシーヌ人形でも自動人形でもないわ! それに仇なんて言われるような
悪いことなんかしていない!」
突然訪ねて来た中国人美女が、鳴海を挟んでエレオノールと揉めているのを
事情の分からぬ団員達は遠巻きに見ていることしかできない。
「何言ってるのよ! 私のお父さんはあんたのせいで・・・。」
「ちょっとお待ちよ、あんた。」
60733:03/10/03 23:47 ID:9Uy5bcmq
火花を散らす2人の間に割って入ったのはヴィルマだった。
ヴィルマはエレオノールを庇うように、ミンシアの前に立ち塞がった。
「何よ、あんた誰? フランシーヌ人形の味方をするつもりなの?」
ミンシアは挑みかかるような目で、キッと睨みつける。
「人に尋ねる前にまず自分が名乗るのが礼儀ってもんだろう? お嬢ちゃん。」
「・・・私はミンシア。香港で女優をしてるわ。父は武術家でミンハイはその弟子よ。」
「そうかい、私はヴィルマ。ナイフ使いの芸人さ。フランシーヌ人形がどうとかって、
何のことだか全然分かんないけどね。この娘はあんたの言うような悪い奴じゃないよ。
妙な言い掛かりをつける気なら、私が代わりにお相手しようじゃないか。」
「望むところよ。そっちがナイフ使いなら、こっちは拳法使いよ。
フランシーヌ人形の味方をする奴は誰だって容赦はしないわ。」
「お、おい、よせよ、姐さん。」
「ヴィルマ、そんな・・・。私のことで迷惑は・・・。」
「OK。じゃあ邪魔の入らない所へ行くよ。しろがね、あんたもおいで。」
慌てる鳴海とエレオノールの言葉を遮り、ヴィルマはトラックの方を指し示した。
「悪いけど今夜は貸切にさせてもらうよ。女同士、大事な話があるんでね。」
通り際に、団員達にそう告げて、ヴィルマは2人を連れトラックの中に入っていった。
「おいおい、ヴィルマの奴、あの2人を連れてっちまって、どうするつもりだ?」
「何だか分かんねーけど、ヴィルマのことだから上手くやるだろ? それにしても・・・
おっかなそうだけど、いい女だなぁ。なんで加藤のヤローばっかり、あんな美人が・・・。」
「あのぅ、私達、今日どこで寝たらいいんでショウ?」
60833:03/10/03 23:51 ID:HtovR8rs
「この中でやろうってわけ? さあ、いいわよ。勝負をつけようじゃない。」
ミンシアは身構えたが、それに構わず買い置きのビールやウイスキーを並べて
ヴィルマは畳の上に座り込んだ。
「ちょっと! どういうつもりよ!」
「あ〜ら、私は決闘するなんて一言も言ってないよ。相手をしてやるって言っただけ。
どうやらあんたたち、それぞれ深ぁーい事情があるみたいだからねぇ。
酒でも酌み交わしながら、じっくり話を聞いてやるって言ってんのよ。」
「ふざけないでよっ!!」
「それとも世間知らずのお嬢ちゃんには、お酒はまだ早かったかしらねぇ?」
「バッ・・・バカにしないでよね。これっぽっちの酒なんてなんともないわよ。
こうなりゃ飲み比べでも何でもかまわないわ。決着をつけようじゃない。」
「そうこなくっちゃ。」
ヴィルマはにんまりと笑った。

「にゃははははは。そんれねー、ミンハイの奴ったらねー、もうバカれ・・・。」
ミンシアはすっかり出来あがっていた。
ヴィルマの思惑に乗せられ、挑発されるままに飲まされてしまったからだ。
エレオノールはといえば、ほんの2,3杯のビールでダウンし、畳の上に横になって
すやすやと平和な寝息を立てている。
「ふんふん、それで?」
2人には飲ませるだけ飲ませておきながら、ヴィルマ自身はほとんど素面のままだった。
60933:03/10/03 23:53 ID:v37aHzdA
いつの間にか、抜け目なくミンシアの横に移動し、その肩に腕を回していた。
最初の警戒心は何処へやら、ミンシアはふらふらと体を揺らし、
隣のヴィルマにしなだれかかっていく。
その体を支えながら、ヴィルマは妖しく目を光らせた。
「それにしても本当に綺麗な肌してるねぇ。肌理が細かくって、すべすべして・・・。
やっぱり東洋人の肌は最高だね。」
綺麗にマニキュアを塗った指で、無遠慮に頬に触る。
「あったりまえれしょぉ〜。私、じょゆーよ、じ・ょ・ゆ・う。毎日ちゃーんと
手入れしてるんらからね〜。」
ミンシアは呂律の回らない舌で得意気に言う。
「それに髪もつやつやしてて・・・。しろがねの銀髪も気に入ってるけどね、
昔っから黒い髪が一番好きなのよね。自分でも染めちゃったくらいでさ。」
ヴィルマは髪に鼻先を近付け、香りを嗅いだ。
「ふふ、い〜い匂い。良いシャンプー使ってるのねぇ。」
ミンシアは嫌がりもせず、とろんとした目でされるがままになっている。
ヴィルマは益々調子に乗り、吐息を吹きかけながら耳元でそっと囁いた。
「私ねぇ、あんたみたいに気の強い娘だ〜い好きなんだぁ。ね〜え、子猫ちゃん。」
「ん〜〜〜、やぁん、くすぐった〜い。」
顎の下を撫でられて、ミンシアはクスクスと笑いながら首をすくめた。
610111:03/10/04 00:58 ID:jJbcyyW/
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
続きも期待しております。
にゃんにゃんする姐さん可愛いくてやあらかそうで萌えー(*´∀`)
61133:03/10/04 23:08 ID:7uCgSIS4
「ふふふ・・・。ねぇ、もっといい事しない?」
「ふにゃぁ? いいことぉ〜?」
「そ、いい事。」
ヴィルマは妖艶に笑うと、ミンシアの体を引き寄せた。
そして顎を上向かせ、その唇に自分の唇を重ね合わせた。
「むぅ・・・。」
突然、唇を塞がれて、ミンシアは息苦しげにもがいた。
ヴィルマはミンシアの唇をこじ開け、歯列を割り、舌を侵入させる。
ミンシアの舌を絡め取り、ねっとりと吸い上げる。
最初は体を強張らせていたミンシアも、巧みな舌の動きに次第に蕩かされていく。
「ふぅ・・・、ぅうん・・・。」
ヴィルマの舌の動きに答え、自分も舌を動かし始める。
ヴィルマはミンシアの唇を味わい尽くしてから、ようやく解放してやった。
ミンシアは「ぷはぁー」と大きな息を吐く。
酔いの為だけではない火照りで、顔が朱色に染まっている。
「なんか、熱い・・・。」
ヴィルマは満足気な笑みを浮かべる。
「キスの仕方も知らないんだ、あんた。まだヴァージンなんだね。ふふ、可愛い。」
そう言って、真紅のルージュがひかれた唇をぺろりと舐めた。
61233:03/10/04 23:10 ID:7G5TynJc
「それじゃあ、ミンシアちゃん。お洋服脱ぎましょうね〜。」
「おようふく〜? ぬぐの〜? ろぉ〜して?」
「だって体が熱いんでしょ? 脱いだら気持ち良くなるからね。ほら、脱いで脱いで。」
「ふぁ〜〜〜い。」
ミンシアは子供のように元気な返事をして、プチプチとボタンを外し始める。
が、指先がもつれて上手く外すことができない。
「あ〜ん、もぉ〜、外れないよぉ〜。」
「はーいはい。私が取ってあげる。」
ヴィルマは楽しげに、ミンシアの服を脱がせていく。
シャツを剥ぎ、ジーンズを下ろし、下着だけの姿にする。
ブラもショーツも、色気より動きやすさを重視したものだった。
そういうところはエレオノールと同じだ。
豊かに張り出した胸は寄せて上げる必要などなく、均整のとれた細身の肉体は
ランジェリーで飾らずとも、十分にセクシーである。
それもエレオノールと同じだった。
もっとも、軟体芸人であるエレオノールの身体は、肉体の重みが無いかのように
筋肉や関節の存在をあまり感じさせない。
対して、武術で鍛えられたミンシアの身体は、幾分硬質な感じがした。
同じ猫科でも、エレオノールはしなやかなシャムネコで
ミンシアは溌剌とした野生のチーターといったところだ。
61333:03/10/04 23:14 ID:fEPLo+kM
>>610
姐さん体硬そうなんて書いてごめんなさい _| ̄|○
614111:03/10/05 00:26 ID:LLtaC2Ii
硬くてもハァハァ(;´Д`)
615名無しさん@ピンキー:03/10/05 13:08 ID:iQx+CsE9
グッジョブ!

でも姐さんてフラン人形は壊れたっておもってるんj(ry
61633:03/10/06 00:10 ID:R8q0QRcu
すいません、今日は間に合いませんでした。_| ̄|○
61733:03/10/06 23:44 ID:/6CfFPah
「思った通り、綺麗な体ねぇ。胸もこんなに大きくて、ほら・・・。」
ヴィルマは形を確かめるように、ブラの上からミンシアの乳房に触れた。
最初は指で軽く、次第に手のひら全体でやんわりと揉み始める。
ミンシアは胸元をまさぐる手を、不思議そうに見つめている。
「ねえ、ミンシア。ラブシーンやったことある?」
やわやわと乳房を揉みほぐしながら、ヴィルマは尋ねた。
「んーとねぇ。私ってアクション派らからねー、そーゆーのぜ〜んぜんなのぉ。」
「う〜ん、確かに色気が足りないもんね、あんた。」
「れもねぇ、いつかぜ〜たい素敵な恋愛映画のヒロインやってやるもんね〜。」
「だったら、その時の為にもちゃんとラブシーンが出来るようにしとかなくっちゃ。
いい? 教えてあげるからね。私の言う通りにするんだよ。」
「うん、わかった。」
ミンシアは素直にうなずいた。
「まずはね、ブラジャー脱いでごらん。」
ミンシアはストレッチ素材のブラに手をかけ、一気に頭から引き抜こうとした。
「だぁめだめ! もっとねえ、こう色っぽく・・・。」
「・・・こう?」
「ゆっくりと手をかけてね、背中を向けて・・・肩から静かに下ろしていくの、そう。
目線はこっちへ・・・、胸は少し隠すようにして、谷間を強調するように・・・。」
61833:03/10/06 23:49 ID:l7CsrOB2
ミンシアは唇を塞がれたまま、身を捩らせた。ミンシアは言われた通りに、一生懸命しなを作る。
「次はショーツ。足を上げて、太ももを見せつけるように・・・、焦らしながら・・・
ほらほら、ポイって捨てちゃダメでしょ。そっと床に落とさなきゃ。」
指示されるまま下着を脱ぎ、ミンシアは一糸纏わぬ姿になった。
薄明かりの中、豊かな白い胸も、両足の間の黒い茂みも露わになる。
だが酔いで羞恥心が麻痺したミンシアは、それを隠そうとはしなかった。
「それから〜? なにするの〜?」
「今度はね、キスの仕方。ほら、口を開けて。」
ヴィルマはミンシアの腰を抱き寄せ、口づけた。
生暖かい舌が侵入し、口内を探りまわる。
ぴちゃぴちゃと唾液の混ざり合う生々しい音が響く。
「ふぅ・・・、ん・・・、ん・・・。」
ミンシアは懸命に舌を動かした。
「もっと舌を使って・・・そうそう、だいぶ上手くなってきたよ、ミンシア。」
柔らかな舌を吸いながら、ヴィルマはミンシアの乳房に手を伸ばす。
「んっ!!」
長く尖った爪で胸の先端を摘まれ、ミンシアはビクンと体を揺らした。
ヴィルマは羽根で触れるように優しく、さわさわと敏感な突起を撫で擦る。
619名無しさん@ピンキー:03/10/08 22:54 ID:Rl0cnOCg
ヴィルマ女キャラ喰い放題でつねハァハァ
ヴィ×エレも見てみたいage
62033:03/10/10 00:06 ID:aCzpkkrX
ただいま停滞中です。もうしばらくお待ちを・・・。
621名無しさん@ピンキー:03/10/10 00:28 ID:FV0172V0
がんがれーヽ(゚∀゚)ノ
622名無しさん@ピンキー :03/10/11 10:15 ID:V8hBht8y
キリオX真由子キボンヌ、いえ、お願いしますっ!
62333:03/10/11 23:49 ID:+3BB28kG
「・・・やぁ・・・ん、あぁ・・・。」
男の無骨な手とは違う繊細な指の動きに、ミンシアはたまらず喘いだ。
ヴィルマは唇を離し、今度は耳朶を甘く噛み始める。
ミンシアはもう座っていられず、ヴィルマの体に縋りついた。
「ふふ、気持ちいい?」
「うん・・・、きもちいい・・・。」
「そう、もっともっと気持ちよくしてあげるからね、」
「・・・どうかしたの? ヴィルマ。」
突然の声に、ヴィルマは後ろを振り向いた。
エレオノールが上半身を起こし、きょとんとした顔でこちらを見ている。
「あ、あらぁ〜、しろがね。お目覚め?」
「2人ともまだ起きてたんですか・・・?」
まだ酔いが抜けきっていない寝ぼけまなこで、エレオノールは尋ねた。
「そう、私達すっかり意気投合しちゃってさ。ずぅーっと映画のお話してたの。
それで演技について、お勉強してたとこなのよぉ。」
「そう、お勉強してたの。大変ですね。頑張って・・・。」
それだけ言って、エレオノールはコトンと横になった。
そして、すぐにまた寝息を立て始めた。
「あらら、この様子じゃ何も分かってないみたいねぇ。今、正気に戻られたら
さすがにやばいわ。」
62433:03/10/11 23:52 ID:TcJ7VSkm
生真面目なエレオノールにばれたら、せっかくの楽しみが邪魔されてしまう。
ヴィルマはエレオノールが今度はしっかり寝入ったのを確かめた。
「お・待・た・せ。さあ続きを始めるわよ、ミンシアちゃん。」
嫣然と笑いながら、放心したように座っていたミンシアに向き直る。
ヴィルマは人差し指を、つぅーと首筋にたどらせた。
「きゃんっ!」
ミンシアの体がビクンと跳ねる。
「うふ、感じやすいんだ。じゃあ、これはどう?」
髪をかき上げ、首筋を下から上まで、ねっとりと舐め上げた。
耳たぶを唇に含み、歯で軽く噛んでやる。
「やぁ・・・、あぁん・・・。」
ミンシアはぞくぞくと体を震わせた。
「いい感じよ、その声。色っぽいわぁ。」
首筋に舌を這わせている間も、手は休み無く動き続ける。
ふくよかな乳房を揉みしだき、つんと尖った乳首を擦る。
「う・・・あ、・・・やっ、あん・・・。」
ミンシアは体を弓なりに仰け反らせる。
ヴィルマはその背中を支えながら、畳の上に寝かせてやった。
62533:03/10/11 23:54 ID:dUZlIy2c
「ねえ、ここは? 感じる? こっちは?」
「あふぅ・・・ん、あっ・・・いい、そこ・・・。」
ミンシアの滑らかな肌の上を、ヴィルマの手が這い回る。
細く締まった脇腹を擦り、白い腹部を撫でる。
女同士ゆえに分かる感じる場所を、ヴィルマは指先で的確に探り当て
ひとつひとつ念入りに引き出していった。
湧き上がる快楽に、ミンシアは我を忘れて喘いだ。
「ふふ・・・、ここはどうかな?」
ヴィルマは太ももの付け根に指を忍び込ませた。
そこはすでに、しっとりと潤っていた。
ヴィルマはそっと尖った花芽を撫でてやる。
「やっ、あんっ!」
「ほら、もうこんなに濡れちゃってる。分かる? 体が気持ちいいって言ってるの。」
花弁の中に指を埋め、くちゅくちゅと蠢かせる。
「あっ、あっ、いやっ、あっ・・・。」
ヴィルマは指を引き抜いた。
愛液でとろりと濡れた指を、目の前で見せつける。
「ほぉら、こんなになってるよ。自分で触って確かめてごらん。」
62633:03/10/11 23:56 ID:etV2fhQ4
ヴィルマはミンシアの手に自分の手を重ね、導いてやる。
たっぷりと潤った襞は、するりと指を飲み込んだ。
「どう? 自分の大事なところは。」
「・・・とろとろして、・・・すっごく・・・熱い。」
ヴィルマに重ねられた手の指が花芽を擦る。
「く・・・、ふん・・・。」
「こうすると・・・、ね、どんな感じ?」
「ん・・・、なんだか・・・体が・・・じんじんして、あっ・・・、くぅ・・・ん。」
ヴィルマに押し付けられた指を、ミンシアは夢中で動かした。
溢れ出した蜜が、ちゅくちゅくと淫らな音を立てる。
「あっ・・・、はぁ・・・はぁ・・・ぁん・・・。」
身悶えるミンシアに、ヴィルマはそっと囁く。
「いい子ね。ちゃんと言うこと聞いたから、ご褒美をあげる。」
ヴィルマは押さえていた手を離してやった。
ミンシアは息を弾ませ、力無く手足を投げ出している。
その足元に移動し、両膝に手をかけ押し広げた。
「ふふ、ぱっくりと開いちゃって可愛い。それにとっても綺麗な色してるわよ。」
「・・・きゃあぁっ!」
花弁をねっとりと舐められ、ミンシアの体が跳ねた。
62733:03/10/11 23:58 ID:0M+RUTZG
ヴィルマは揺れる体を押さえつけ、舌で丹念に愛撫をする。
肉の襞をやわやわと解きほぐし、充血した芽をつんつんと舌先でつつく。
「んっ! はっ、はぁ! あっ、あっ、きもち・・・いいっ・・・、もっと・・・。」
「そう、いいわよ。素直に、感じるままに声を出しなさい。」
ヴィルマは止めどなく蜜を溢れさせる花弁に、さらに深く舌を差し入れた。
ミンシアは髪を振り乱し、嬌声を上げる。
汗で濡れた頬に髪が張り付き、しどけなく開かれた唇から唾液が漏れる。
「はぁ・・・、い、いいっ! あっ、あんっ! あんっ! ああぁぁぁ!!」
ヴィルマの絶妙な舌技に狂わされ、ミンシアは全身を震わせ絶頂に達した。

「・・・くしゅんっ!!」
自分のくしゃみの音で目を覚まし、ミンシアは身を起こした。
「・・・なんで私、素っ裸で寝てんの・・・?」
ミンシアは素肌の上に掛けられていた上着を見つめ、しばらくボーっと座っていた。
が、徐々に頭が冴えてくるに従い、昨夜の嬌態の記憶が蘇って来た。
「・・・あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「あ〜ら、おっはよ〜、ミンシアちゃん。早起きねえ。」
背後からヴィルマがしれっとした顔で、声をかける。
62833:03/10/12 00:05 ID:421ocQvp
「あ、あ、あんたぁぁぁ!! よくもよくもよくも―――――!!」
ミンシアは怒りに震えながらも手早く服を着込んだ。
「やぁねぇ、朝っぱらから御機嫌斜め? 夕べはあんなに可愛かったのに。」
ヴィルマはくすくすと笑う。
「な、な、何言ってんのよ! 人が酔っ払ってるとこにつけ込んでぇ!」
「何事も女優としての経験よ、経験。お陰でかなり艶っぽくなったんじゃな〜い?」
「ふ、ふざけんじゃないわよ!!」
「おはようございます。」
そこへ、エレオノールが目を覚まし、起き上がってきた。
「昨夜はずいぶん遅くまで起きてたんですね。練習ははかどりました?」
「ええもう、ばっ〜ちり。この娘ったら本当に練習熱心でねえ。将来が楽しみだわ。」
ミンシアは言い返そうとしたが、下手に騒げばヴィルマにまんまと弄ばれたことが
エレオノールにばれてしまう。
「二人とも仲良くなってくれてよかった。ナルミも安心するわね。」
「そう、私達もうすっかりお友達なのぉ。ねえ、ミンシアちゃ〜ん。」
「くぅ〜〜〜〜〜。」

「い、いつか絶対リベンジしてやる―――――!!」
ミンシアは心の中で空しく叫んだ。
62933:03/10/12 00:08 ID:KzEb5AuN
中断してばかりですいませんでした。
これからは見切り発車はやめます。_| ̄|○
630名無しさん@ピンキー:03/10/12 20:40 ID:bZGSkQoc
乙ですた。
待ちますのでどんどん見切り発車してくだされ。
631名無しさん@ピンキー:03/10/13 00:11 ID:r5Eq2mhB
乙カレ!
632111:03/10/13 01:20 ID:h+XshrCI
うおおうあ姐さ(゚∀゚)あろhがrじぇどい濡れ;あえlha(´Д`;)(;´Д`)ハァハァ!!!!
633名無しさん@ピンキー:03/10/16 19:34 ID:fvb/ZR9i
age
634名無しさん@ピンキー:03/10/17 02:30 ID:etG6mC9H
ヤバイ、ミンシア激萌え(;´Д`)ハァハァ
635名無しさん@ピンキー:03/10/19 22:14 ID:XKVV0sqx
age
63633:03/10/21 20:22 ID:t8QOLb/t
保守代わりに、ちょっと独り言。

やっと原作で鳴エレ話が再開です。
「さすが原作の本物鳴エレは格が違う」と、ひれ伏すくらいに萌えさせて下さい。
以前書いた入団直後話の鳴海と団員達との空気や態度が
原作から離れ過ぎてなかったので、ちょっとホッ・・・。
また新たな萌えネタ拾えるといいなあ。
637111:03/10/22 13:16 ID:ACe7GDqE
33さんに習って、保守代わりな独り言。


黒賀村編終わっちゃった…_| ̄|○(好きだったのよ)

でも鳴エレはやっぱ楽しみだわ。
そして涼子たんは相変わらず普通っぽさがめんげー(;´Д`)
638名無しさん@ピンキー:03/10/22 21:37 ID:Q0LY1LTc
>>33.111.
ご謙遜、ご謙遜、なんか両大家の作品読んだ後ですと、「作者読んでんとちゃうか?」
思っちゃうぐらいです。

最近のエレの顔から受けるイメージは特にダブっちゃう。
639名無しさん@ピンキー:03/10/26 13:40 ID:r7Z+Lpku
age
640111:03/10/27 00:35 ID:z3dq3MSZ
久々に何か書こうかな…リクエストある方、よろしければ。
(組み合わせによって書けなかったらごめん)
641名無しさん@ピンキー:03/10/27 14:18 ID:5EGS4m/O
仲町団長と奥さん。
夢落ちも可。
642名無しさん@ピンキー:03/10/27 21:04 ID:NrXJ8cIF
阿紫花百合と勝。

決勝で勝がトンズラせず、ちゃんと優勝して一晩夫婦のまねごとをしたりしてハァハァ
643名無しさん@ピンキー:03/10/27 21:12 ID:WQ0IrAch
うしとらを書いて欲しかったり。

潮を獣から人に戻すため、固い決意で集まった少女たちを
次々と陵辱していく潮…

もしくは、潮を救うために進んで実を捧げる少女たちで(礼子は除外)
644111:03/10/28 00:29 ID:qF8sA+eX
ネタ提供ありがとう。
ちなみに原作のコマの隙間を妄想で埋めて書くのが
個人的には好き、かつ書き易いのであります。

というわけで先着順でも書き易さでもよさげな
仲町団長と奥さん(ふさえサンだっけ)で書かせてもらいます。
百合たんとうしとらはまたの機会に(;´д`)ノゴメソ
ちょいと私生活が忙しいので、気長に待っててもらえると嬉しい。
645名無しさん@ピンキー:03/10/31 22:35 ID:hIF9hPqP
hosyu
646名無しさん@ピンキー:03/11/01 00:40 ID:R0OMrmUU
age
647名無しさん@ピンキー:03/11/01 08:43 ID:lWH4WFTK
うしとらリアルタイム時は麻子で1ヶ月は抜いた
64833:03/11/03 20:46 ID:r78NdH4a
111さんがまだ、お時間かかりそうなので、それまでの繋ぎに・・・。
原作対応物なので、例によってエロ無しでエレが一人で悶々としてます。
64933:03/11/03 20:49 ID:fvLUjG1p
師走の喧騒の中、和歌山に到着した仲町サーカスの一行は興行の準備に追われ、
慌ただしい日々を過ごしていた。
急な公演依頼の為、少ない時間の中でテントの設営、チラシの作成、地元の自治体との
打ち合わせ等、細々とした雑事をこなさねばならなかった。
全てが準備万端整った時には、すでに年が明けていた。

「なあ、明日っからの公演成功の祈願もかけてよ。みんなで初詣行かねーか?」
元日の朝、そう言い出したのはノリだ。
「そういや今年は正月らしい事、何にもしてねーよなあ。せめてそれぐらい行っとくか。」
他の連中も賛同する。
「ハツモーデって何ですカ?」
アメリカ生まれのリーゼは何の事だか分からず質問すると、エレオノールが答える。
「何でも日本の風習で、新しい年になってから初めて神社仏閣に行く事なんだそうです。
日本では1月1日に一斉に集まり、神に祈りを捧げるのが決まりだとか・・・。」
エレオノールは例の怪しげな「日本マナー集」で得た知識を披露した。
「う〜ん、決まりっつーか、正月に御参りすると縁起が良いから、みんな行くんだよ。」
「オマイリは、いつの季節でもするのに、何故お正月だけエンギが良いのデスカ?」
「そりゃあ、初詣には御利益があるっていうからさ。」
「ゴリヤク?」
「神様が願い事を叶えてくれるって事だよ。」
「マァ!ハツモーデすると神様が御願い聞いてくれるデスカ!?」
リーゼは大きな瞳を輝かせた。
65033:03/11/03 20:51 ID:L6BRIPdc
「ステキ!是非行きまショウ。私、神様に御願いしたい事いっぱいありマス。」
それで話は決定したが、
「あたしゃ、人込み歩くのは御免だね。」
「若い奴ぁ、元気でいいなあ。こちとら舞台の仕度でクタクタだってのに・・・。
お前らだけで行ってこい。」
と、ヴィルマや年寄り達は辞退し、若い連中だけで行く事になった。
「あの、それではナルミを呼んできます。」
エレオノールはテントの外に駆け出していった。
「え〜〜〜、あんな奴、どーでもいいじゃんかよぉ。」
背後で男達が不平の声を上げていたが、彼女の耳には入らなかった。
鳴海は表でひとり、木箱の上に腰掛けていた。
エレオノールが近づいていくと、キッと冷たい視線を向ける。
「何か用か?」
「あ、あの・・・、これからみなさんと初詣に行く事になったんですけど、
あなたも一緒に・・・。」
「行かねえ。」
予想通りの素っ気無い返事だ。
だが、それでもエレオノールは食い下がった。
「で、でも、みなさんと全然お話をしてないし、これを機会に親しくなれれば・・・。」
自分への冷ややかな態度はともかく、団員達と少しは打ち解けてほしいのだが、
まったく取り付く島が無い。
「うるせぇな。余計なお世話だ。さっさと消えろ。」
仕方なくエレオノールは切り札を出す。
「・・・私、あなたが見張っていないと、逃げてしまうかもしれませんよ。」
65133:03/11/03 20:54 ID:cnPMzgby
すぐ近くに大きな神社があると聞き、徒歩で行くことになった。
わいわい騒ぎながら歩く涼子やリーゼ、男達3人の後を少し遅れながら
エレオノールと鳴海がついて行く。
鳴海はにこりともせず、嫌々連れてこられたという態度を隠さない。
無理矢理連れ出してはきたものの、気不味い雰囲気にエレオノールは居た堪れない。
時折、ちらちらと鳴海の横顔を窺い見るが、こちらには目を向けてもくれない。
前を行く5人は、後ろに聞こえないよう、ひそひそと小声で話す。
「なあ・・・、しろがね、加藤の奴のこと、やけに気にしてばっかりいるんじゃねえか?
なんかいつも落ち着きが無くってよ。あいつの顔色窺って、ため息ついたりして。」
「あんなしろがねサン、初めてデスネ。」
「いきなり連れてきて、仕事探してるから入団させてやってくれって・・・。
本当にただの顔見知りなのかよ?」
「勝の場合はしょうがないけどよぉ。男に気ィ使ってオロオロするしろがねなんて
見たくねえよ。あー、面白くねー。」
「もしかしてもしかすると〜、あれは恋する乙女の目だったりしてぇ。」
「ば、馬鹿! 涼子! ガキのくせにませた事言ってるんじゃねえ!」
「そ、そうだぞ!! 勝ベッタリのしろがねが、男になんか興味持つわけねえだろ。
ただ、あいつが新入りのくせに、すっげー感じ悪いから気ィ使ってるんだ。
そーだ、そーだ、そうに決まってる!」
そうこうしている内に、市街地の中にある神社に辿り着いた。
65233:03/11/03 20:56 ID:YJyee5fC
そこは地元でも有名な所らしく、大勢の参拝客が詰め掛け、かなり混雑していた。
「あっ!」
人込みに押され、よろめいたエレオノールの体が鳴海にぶつかる。
「あ、あの、ご、ごめんなさい。」
慌てて離れようとしたが、前に進むほどに人の数は増え、満足に身動きが取れない。
エレオノールの左肩は、鳴海の右半身に押し付けられる形になった。
この状況では仕方ないと割り切っているのか、鳴海は特に押し退けようとはしない。
2人は体を密着させたまま、人の流れに乗って歩いていった。
エレオノールの胸が激しく高鳴り、ドキドキと大きな音を立てる。
(ナルミに聞こえてしまわないかしら・・・。)
彼女は頬を染めながら、自分より遥かに高い位置にある顔を仰ぎ見た。
だが鳴海はまったく素知らぬ顔をしている。
(あの時は優しく肩を抱いてくれたのに・・・。)
たくましい胸板も体の温もりも、あの時と何も変わらない。
勝が誘拐され、救出に向かった軽井沢の別荘。
鳴海は力強い腕で肩を抱き、暗闇に怯える彼女に安らぎを与えてくれた。
真夏の太陽のように、凍てついた心を温めてくれた。
(私の心の氷を粉々に砕いて、生まれて初めて陽の光を見せてくれた人。)
今の鳴海はまるで、あの頃の自分と入れ替わってしまったかのようだ。
もう一度、あの屈託のない笑顔を見せてほしい。
エレオノールは切に、そう思った。
65333:03/11/03 20:57 ID:NaRqrUJJ
ようやく拝殿に辿り着いた彼らは、それぞれに賽銭を投げ、御参りした。
「どーか、しろがねが俺の彼女になりますように。」
「あっ、ヒロ!このヤロ!しろがねは俺のもんだ。」
「何言ってやがる、お前ら。しろがねは俺のもんなんだよ!」
「あんた達、ちょっとは公演のこと御願いしたら?」
「勝サンが早く帰ってきますように。勝サンが病気などしませんように。勝サンが、
勝サンが、勝サンが・・・。」
「あ、あのねぇ、リーゼさん。3馬鹿みたいに声を出さなくてもいいんだよ。」
リーゼと涼子の会話を聞きながら、エレオノールも手を合わせる。
(お坊ちゃまが風邪などひかないように。・・・そういえば昨夜、テントで練習していて
つい、うたた寝してしまった時、お坊ちゃまの声が聞こえたような気がしたけれど。)
どうやら、勝が気になって夢にまで見てしまったらしい。
エレオノールはそう考えた。
(それから、今度の公演をたくさんの人が見に来てくれますように。そして・・・、
ナルミが笑えるようになりますように。)

参道にはたくさんの出店が並んでいて、それを眺めながら帰路に着く。
「あっ! あれ、何だろ?」
涼子が指を指した先に人だかりができていて、大きな歓声が上がっていた。
65433:03/11/03 20:59 ID:E19cTpLK
覗いてみると、法被を着た中年男性が猿回しの芸を披露していた。
「カワイイ! お猿サンが芸をしていマス!」
「へえ〜、猿回しか。ちょっと見てこうぜ。」
そう言って、みんな、人の輪に加わる。
だが鳴海だけは足を止めず、そのままスタスタと行ってしまった。
「あっ、待っ・・・。」
エレオノールは引き止めようとしたが、鳴海は振り返りもしない。
先に行くと一言断っておこうとしたが、みんな夢中になっていて声が届きそうもない。
後でリーゼの携帯に連絡を入れておけばいいと思い、鳴海の後を追った。
上着のポケットに両手を突っ込み、鳴海は大股で歩いていく。
何もかも拒絶するかのような、暗く寂しいその背中を見つめながら、
エレオノールは黙って、その後を付いていった。
門前町の商店街を抜けると、ひと気がほとんど無く閑散としている。
キキィ〜〜〜ッ・・・ガシャンッ!!
静まり返った町の中に、突如自動車のブレーキ音と衝突音が鳴り響いた。
「何だ!」
「あっちの方向だわ!」
家の中からも、物音を聞きつけた人達が何人か飛び出してくる。
音がした路地に駆けつけてみると、2台の乗用車が衝突していた。
「だ、誰か・・・、ひゃ、110番! きゅ、救急車も!!」
集まった人達が慌てて叫ぶ。
65533:03/11/03 21:01 ID:CPp8BFWa
車は両方ともフロント部分がかなり潰れていたが、片方の車に乗っていた若い男達は
自力でフラフラと降りてきた。
どうやら酒が少し入ってるらしい。
もう一方は家族連れで、後部座席に5歳ぐらいの女の子が座っていた。
「こりゃ、ひどい。ドアが潰れちまって開かねぇよ。」
対向車線をはみ出した車に、斜め前方から突っ込まれたらしくドアが歪んでしまっていた。
その上、ハンドルで胸を強打したようで、運転席の父親は苦しげにうめいている。
子供と助手席の母親は、見物人達が助け出してやったが、父親の方は座席に挟まって
外に運び出す事が出来なかった。
「レスキュー隊は、まだか?」
「家の中から何か道具持ってきて、ドアをこじ開けた方がいいんじゃないか?」
見物人達は口々に話している。
不安そうな顔の母親の横で、子供が火がついたように泣いていた。
その様子を、エレオノールも心配げに見守る。
(あるるかんを持ってきていたら、すぐに助けてあげられるのに。)
そこに、スッと鳴海が進み出た。
「ナルミ・・・?」
「あんた達、ちょっとどいていてくれ。」
「あ、ああ・・・。」
長身の若者の異様な迫力に気圧されて、見物人達は思わず道を空ける。
65633:03/11/03 21:03 ID:cnPMzgby
鳴海は左肩に手をやり、何かを摘む仕草をした。
ザシュッ!
上着の袖を突き破り、左腕の肘の先から鋼鉄のブレードが飛び出す。
見物人達がどよめいた。
鳴海は運転席に近づくと、そのブレード、聖ジョルジュの剣を一閃させた。
切り裂かれたドアが、ガタンと音を立てて地面に落ちる。
それから車内に身を乗り入れ、運転手の体を押さえつけていたハンドルをつかみ
根元からへし折った。
鳴海は運転手の体を支えて車外へ運び出し、そっと路上に横たわらせた。
見物人達はその様子を、ぽかんと見つめている。
彼らが鳴海に向ける視線の意味に、エレオノールは気づいていた。
それは決して尊敬や称賛などではない。
普通とは違う者、異質な存在に対する恐れを含んだ視線だった。
マリオネットの義手が、一般の人々にとって異様に映るのは当然かもしれない。
だが、鳴海の心中を思いやると、エレオノールの胸も痛んだ。
「ナルミ・・・。」
人々の間に、事故によるものとは別の重い空気が漂う。
鳴海はその場を、無言で立ち去ろうとした。
65733:03/11/03 21:05 ID:g9MX30B2
その時、女の子がトコトコと鳴海の元に近寄って来た。
そして無邪気な笑顔で言った。
「おにいちゃん、パパをたすけてくれてありがとう。」
鳴海は一瞬、驚いたような顔をする。
それから女の子の頭にそっと手を置いて、ほんの微かに微笑みを浮かべた。

その場を離れた後、エレオノールは途中の公園で鳴海の服を繕ってやった。
当然、鳴海は突っぱねたのだが、その腕を他の人に見られたくはないでしょうと
説き伏せ、強引に奪い取ったのだった。
エレオノールは携帯用の裁縫道具を取り出し、袖を縫った。
鳴海はその横で、相変わらず不機嫌な表情をして座っている。
それでもエレオノールは嬉しかった。
わずかばかりでも、鳴海が笑顔を見せてくれたのだから。
「初詣のゴリヤクって、とっても効き目があるんですね。」
「・・・?」
鳴海は怪訝そうな顔でエレオノールを見る。
いつかは自分にも、あの笑顔を向けてくれたら・・・。
彼女はそう願った。
65833:03/11/03 21:07 ID:cnPMzgby
以上です。
111さんや他の職人さんの投下、お待ちしてます。
659名無しさん@ピンキー:03/11/03 23:21 ID:nvrAILtk
萌えますた(;´Д`)ハァハァ

本編ではいきなり1ヶ月経過してたからなぁ…
33さんのSSで補完させていただいてまふ
660111:03/11/04 01:27 ID:z93fSXTi
33さん、萌えをありがとうございました(;´Д`)
さりげに声を出してお願いしているリーゼさんなんかにもハァハァ。

団長×奥さんのために単行本読み返していたら、この夫婦に激しく萌えてしまった。
なんていい感じの夫婦なんだ。
悲しい運命に翻弄されている感じもまた萌え。
まったり書いてますのでお待ちください。

33さんはじめ他の職人さんのSSも待ってます。
661名無しさん@ピンキー:03/11/04 12:23 ID:Z3cytOJL
リーゼの父さんが日本人で、母さんがドイツ人・・・
一体どんな出会いだったんだろ。
父親はいま生きてるんだろうか?
662名無しさん@ピンキー:03/11/05 17:27 ID:AwPp8GH1
職人さん多くてイイスレですね・・・


663名無しさん@ピンキー:03/11/05 19:33 ID:m8SblfD5
age
664名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:16 ID:qiyk0DpV
ハァハァ、お姉ちゃん、お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん・・・うっ

そこに、ちょうど真由子が
「キリオ君」
とドアを開けた…

きゃっ、き・・キリオ君、何してるの?

あ・・あ・・うう・・お姉ちゃん・・

・・・ふふ、ん〜そっかあ、キリオ君もそういう年頃かあ




誰かこれの続きキボンヌ
665名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:22 ID:5+jayLiD
>>664
似たようなの創作中
シチュは違うけど
666きりおとまゆこ:03/11/06 21:31 ID:5+jayLiD
「キリオちゃん、先にお風呂入っておいで。」
 真由子の母親がキリオに言う。
「あ・・・はい。」
 キリオは母親として育てられきた女の正体が、全ての人間と妖の敵である白面、その分身であった
ことを知り、失望の中で各地を放浪していた。
 そんな時、静岡の祖父の家へと遊びに来ていた真由子と再会し、妖怪による猟奇事件を解決
その中で2人は絆を深め、キリオの境遇を知った真由子は、自分の家で彼を引き取る事を申し出たのだ。

 キリオは湯船に浸かりながらぼんやりと考えていた。
(おじさんも、おばさんもいい人だ・・・・・・・もちろんお姉ちゃんも・・・・・・。)
 そこでキリオがふぅっとため息をつく。
(でも、僕は上手に接することができない・・・・・・悪いなぁ・・・・・・・。)
 突然、浴室の戸をガラガラッと開き、キリオはぎょっとする。
「キリオくんはいるよぉ〜。」
 さらにその姿と声でひっくり返って湯船に沈むくらい驚く。
「お・・・お・・・お姉ちゃん・・・・・な・・・なな・・・・・なんで・・・・・・・・・?」
 キリオが恥ずかしさにお湯の中に顔を半分ほど沈めて聞く。
「うん、キリオくんの背中を流してあげようかなと思ってね〜。」
 ろくに前も隠さずに、さもなんでもない事のように真由子が言う。
「い・・・・・い・・・・いいよっ!ぼ・・・僕もう子供じゃないし・・・・・・・・・自分でやるから!」
 そう言いつつもキリオは真由子の裸身から目をそらすことができない。
「なまいき言わないの、わたしから見たらまだまだ子供よぉ。」
 真由子の小さい胸の先端にあるピンクの乳頭が目に入り、キリオはますます顔を赤くした。
「い・・・・・いやっ・・・・僕もう出るし・・・・・・・・あっ・・・・・・?」
 湯船から立ち上がろうとしたところを止められて、キリオが声をあげる。
「駄目よ、まだ入ったばっかりでしょう?ちゃんと暖まらないと風邪ひくんだから。」
 目の前にまで乳首が迫り、キリオが固まる。
「う・・・・うん・・・・・。」
 再び肩までお湯に沈み込ませたキリオは、今立つわけにはいかないことを自覚する。
その股間の、まだ子供のものが勃起していたからだ。
667きりおとまゆこ2:03/11/06 23:10 ID:5+jayLiD
「ふん♪ふん♪ふ〜ん♪」
 キリオは身体を洗っている真由子から目がそらせないでいた。
顔を横に向けようと思っても身体が言うことを利かないし、目をそらしても気が付くと真由子の
裸身の方を向いてしまっているのだ。

「わたしの心はふん♪ふん♪ふ〜ん♪」
 キリオの心情など知らぬ真由子は相変わらず能天気な歌を歌っている。
(・・・・・はぁ・・・・お姉ちゃん・・・・・・綺麗だなぁ・・・・・・・・・。)
 艶やかな長髪を滑り落ちてゆく水滴の輝き、形の良い微乳に残る湯の軌跡が
真由子の裸体の美しさをより一層引き立てている。
 真由子が立つと、可愛いヘソ、白い下腹部のさらに下には、生い茂る薄い恥毛が濡れて
美しさと同時に淫靡な青い性の魅力をも醸し出している。
 少女が湯船に身を浸そうとキリオの方へ歩み、左足を上げ・・・・・。

「♯×Ψ§♀※〆∞・・・・・・!!???」
 キリオの視界が真っ暗になると、ブッと鼻血を噴出し卒倒してしまった。
その拍子に湯船のカドに頭をぶつけその身体が湯船に情けなくぷか〜っと浮かぶ。
「きゃああああっ・・・・!キリオくんっ!大丈夫!?」
 気絶したキリオの身体を抱き起こそうとした真由子の手が何か硬いものを握った。
「Ψ∈※♂≠∀∞×・・・・・・!!!!!!」
 それがキリオの歳の割りには大きく、勃起した男性器だとわかり真由子は赤面する。

 キリコはあまりにもはっきり目にしてしまった。
真由子が瞬間、シャワーのお湯の濡れ水滴を滴らせる恥毛のさらに下の秘所
 それは綺麗な薄桃色をしていて、割目に入り込んだお湯が一層それを厭らしく魅せていた。
純情な少年にはあまりにも過ぎた刺激だった。
 それがあまりに鮮明に目に映り、キリオの興奮は限界を超えてしまったのだ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 まだ上せたような表情のキリオに九印が言う。
『キリオ、どうしたのだ?やけに興奮しているようだが・・・・。』
 キリオが風呂から救出された後、2人がまともに目を合わせられなかったのは言うまでもない。
668111:03/11/06 23:42 ID:Fkjvem2u
職人さんキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
微乳と薄い繁み…(;´Д`)
出来ることなら続きも是非。切に。
669名無しさん@ピンキー:03/11/06 23:45 ID:5+jayLiD
>>668
ソフト編は完なんです・・・。
触手スレの方で九印が絡んだこれのダーク編の予定なんですが・・・。
670111:03/11/07 00:01 ID:K/34r6xh
>>669
うぬぅ残念。
でも気になって触手スレ行ってみたら
うしとら石喰いネタがキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ !!!!!
おおお楽しみだー九印話も読みに行くのでがんがってください。
また気が向かれましたらこちらでも書いてくださいな。
671名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:09 ID:yhh0tfoa
>666様
ソフトもハードも自由自在ですね。
いつの日にか、とら×真由子で美女と野獣、とらが愛の力でシャガクシャに戻るハピエンドものを書いて欲しい。


あと、獣の数字の襲名、おめでとう御座います。w
672名無しさん@ピンキー:03/11/08 21:04 ID:kwLQXLth
このスレ初めて来たけどレベル高いなあ・・・
ところでどなたか、鳴海×ファティマを書いてくれる神はおりませんか?
からくり編最終章読み返してたら、切なくなってきたよ・・・・
673名無しさん@ピンキー:03/11/08 23:22 ID:acr1BBqV
>>266->>269
激遅レスだけど、間違ったしゃ学者さん、続き書いてくれないかなぁ・・・・。
恐ろしくうまいYO!
ところで、真由子の髪の毛の色ってカラーイラストで表現するとしたら茶系なんだろうけど
実際は脱色してるとも思えないので、少し色素の薄い黒髪だと思ってるんですけど。
674間違ったしゃ学者:03/11/09 22:15 ID:BwPBl8vC
>>266-269の続き

 少女の姿をとりながらも、真由子を見下ろすその目は獣。
 並の妖怪などかるく引き裂くとらの腕に拘束されて、それでも真由子の心に恐怖は無い。
 一見、おびえたように眉をしかめても、緩むくちびるから漏れる吐息は熱く、内なる期待と不安を覗かせる。
 その内面を解放させる刺激が、真由子に声を上げさせた。

「あ、あっ!、ひゃあっ」

 しっとり汗ばむ真由子の肌に、熱く湿った何かが触れて、すうっとなめあげた。
 味見とばかりに口を近づけ、白く柔らかい胸に舌をはわせたのは、とら。
 うっすらにじむ汗、ただよう少女の淡い体臭。
 そのすべてを余さず堪能しようと、とらの舌が少女を縦横に探る。
 鼻先が少女のわき腹をつっつき、上に向かうとわきの下をくすぐる。
 くちびるを横にスライドさせると、淡い桃色の乳輪をなぞって、興奮し膨らんだ先端をくわえては軽く引っ張る。
 左右の乳を均等になぶった後、とらのくちびるは乳房のラインに沿って上に滑る。
 鎖骨をなぞり、首筋をこすり、そのたび嬌声を上げる真由子の口に吸いついた。

「はあっ、あっ、んぷっ!」

 とらの舌が真由子の口腔に侵入する。
 初めて体内に他者を受け入れ萎縮し、いやいやと首をふって逃れる真由子。
 だがやがて、熱烈に求めるとらに応じてこわばる身体は弛緩し、喉を鳴らすと潤んだ瞳で口を開く。

「とらちゃん、いいよ」
675間違ったしゃ学者:03/11/09 22:16 ID:BwPBl8vC
 今度こそ二つの影は一つにつながった。
 彼女の姿を借りたとらと向きあう様は鏡像のようで、しかし鏡像にはありえない深さで触れあう。
 互いの舌を絡めあい、唾液をすする。
 しばらくの間、少女の寝室には粘性の水音のみが響く。
 やがてとらに解放された時には、真由子の息は荒く胸が上下し、上気した顔は艶やかな笑みを浮かべていた。

「とらちゃん、まだ食べ足りないよね?」

 言うと、自由になる脚を開いてとらの腰に絡め、濃密な蜜がしたたる秘陰をすりつける。
 その真由子の行動が何を求めているか、とらにも理解できたようだ。
 少女の手首を解放すると今度は足首を捕まえ、あおむけの真由子の脚を開かせた。
 たとえ同性の親友であろうと見せられない姿。
 だが、とらに自分のすべてを見られるということは、真由子にとって喜びであり、望むところであった。
 薄い茂みも発達途上のヒダも、少女の秘陰を隠せない。
 充血した粘膜は濡れて光り、呼吸するたび湧き出す蜜が、割れ目に沿ってお尻にしたたる。

「こっちもいただくぜ」
「うん、来て」

 興奮して息の荒いとらに対して、冷静そうな声を出すが、心臓をばくばくさせている真由子。
(来て、早く、そこに、とらちゃん)
 そんな少女の心の内を知らずとも、同じことを望むとら。
 真由子の女陰からあふれて背中にひとすじ流れる蜜を、いっきになめあげた。

「ひゃううっ!」

 背中、腰、お尻、秘所と、続けてツボを刺激された真由子は、声をあげて腰をふるわせる。
 つかまれたままの脚がびくびくけいれんして、きゅっとすぼまる少女の胎内からは大量の蜜があふれ出す。
 その一滴も無駄にすまいと、とらの口が吸いつき、泉の中まで舌先を侵入させた。
676間違ったしゃ学者:03/11/09 22:18 ID:BwPBl8vC
「あうっ、やっ、あっ、ひいっ!」

 これまでにない刺激が背筋を通って、真由子の思考を真っ白に染める。
 もはや自分が何をしているのか、されているのか、理解の外にいってしまう。
 手はシーツを握りしめ、熱く上気した肢体を激しくふるわせ、嬌声を張りあげる姿は、まるで獣。
 ただそこだけ、人間であることを主張するかのように、目からは熱い涙がこぼれ落ちていた。


 続く




 だいぶ遅くなりましたが、つい昨日、言霊が降りてきて、これまでの書きかけを消去して書き直しました。
 そしたらミスで消してしまい、今日書き直したのがこれです。

 このスレでは>>132>>261と発言しているのですが、111さんに丁寧にレスをもらって、恐縮です。
 これが終れたら、登校中に校門でとらと出会って、とらの結界の中で道行く同級生を眺めながら貪られちゃう話でも書いてみたいですね。
677名無しさん@ピンキー:03/11/10 00:40 ID:E13PXRxM
仲町の母親の小説きぼんぬ
678名無しさん@ピンキー:03/11/10 02:20 ID:RD3MegGz
>>674->>676
素晴らしい!乙です!
品のある描写が堪らなくそそりますYO!
もし気が向いたら続きもお願いします。
67933:03/11/11 19:41 ID:DAX0hAti
職人さん、いっぱい来てるー、にぎわってるー。
嬉しーヽ(゚∀゚)ノ
680名無しさん@ピンキー:03/11/11 19:52 ID:fo7v3TwS
からくりではリーゼが可愛いなぁ・・・
681名無しさん@ピンキー:03/11/11 21:33 ID:dOTsvXzC
age
682名無しさん@ピンキー:03/11/12 15:44 ID:zESWufZu
あまりにも酷いSSを書いてしまったので、
リーゼ×ヴィルマのほのぼのレズでも考えてみようかしら?
683獣のように…1:03/11/12 22:55 ID:zESWufZu
「ん〜っ、タマにはいいですネ!こういうのも!」
リーゼが子供らしくはしゃいで言う。
「そうねえ、あいつらに遠慮しないですむしねえ…。」
ヴィルマがやる気がなさそうに相槌を打つ。

仲町サーカス団一世一代の大芝居、というわけでもないけれど
ある街での興行は予想を遥かに越える大繁盛であった。
その祝い、そして息抜きとして団員揃って少々の贅沢、
それなりに立派な旅館に泊まることになったのだ。
勝はもちろんしろがねと、仲町団長は三牛パパと、生方のジイさんと孫の涼子
ノリ、ヒロ、ナオタの3バカ、そしてリーゼロッテとヴィルマが相部屋である。

「ロテンブロっていうんデスカ、アレ?いいお湯デシタネ〜♪」
ぽかぽかと温まった身体のまま布団の中に入り、リーゼはご機嫌そうだ。
「そうねえ、そこらの公衆浴場とは違うねえ…。」
対し、相変わらずの問答を返すヴィルマ。
いつまでも嬉しそうにはしゃぎつづけるリーゼに
いい加減呆れたヴィルマがもう寝るように促すが、その時にはもう
少女はくうくうと可愛らしい寝息を立てていた。

「まったく…この娘は、いつもは大人しいくせに…。」
ヴィルマが呆れながらその無邪気な寝顔を覗き込む。
「か、可愛い……。」
ごくっ…、ヴィルマがそのあまりにも趣味的にそそる可憐な寝顔に喉を鳴らした。
「ふふ…すこ〜し、イタズラしちゃおうかねえ…?」
目の前で眠る無垢な子羊に今、邪悪な欲望の手が伸びる。
684獣のように…2:03/11/13 01:21 ID:H1yCDnBU
「ふぁ…。」
ヴィルマが耳元にふうっと軽く息を吹きかけると
リーゼがくすぐったそうに声を洩らす。
「可愛いよ、アンタ…。」
頬から首筋にかけて指先で撫で、耳たぶをくむっと唇で噛む。
「んんっ、んふぅ、はぅ…。」
また、くすぐったそうな声が出る。
「……………。」
ヴィルマが肌に指を這わせるたびに身を縮ませて
びくびくと反応する少女。
「あ〜、あたし、駄目かもしんない。」
そういうとヴィルマはリーゼへの本格的な責めに移った。

シャツの上からその小ぶりで可愛い微乳を揉み解す。
「ふぅ…ん…。」
ヴィルマの指先が乳頭を刺激するたびに
リーゼのその柔らかそうな唇から小さな喘ぎ声が洩れる。
「このお豆ちゃんおいしそう、食べちゃいたいわ。」
薄いシャツの上から何度もくりくりと乳頭をこねくりまわすと
それに答えるように乳首の先が硬くなる。
わき腹から腰、太腿をなぞるようにすすす…と手を滑らせてゆく。
そして、清潔な下着の上から恥丘をスリットをなぞるように摩る。

「ひゃあんっ!?」
リーゼが敏感な部分に刺激を感じて目を覚ました。
それと同時にクリトリスがあると思われる部分を円を描くように指でなぞる。
「はぅ…!ナ、ナンデスカ?んくっ!」
「感じやすいのね、フフ、ますます燃えてきたわ。」
聞きなれた声にリーゼが振り返ると、そこには身体をぴったりと密着させ
自分の性感帯を刺激して弄ぶヴィルマの姿があった。
685獣のように…3:03/11/13 05:55 ID:H1yCDnBU
「ヴィルマサン、なにをするデスカ…?」
いきなりの信じられない状況に混乱してもがく
リーゼだったが、ヴィルマに完全に姿勢を掌握されているため
逃れることは不可能だった。
それどころか、動くたびに器用にあちこちを弄られ
余計に刺激を強くされる。
「あふぅ…んぅ!ソ、ソコは…。」
菊座をパンティの上から擦られ小さく悲鳴を上げる。
「どう、リーゼ気持ちいいでしょう?」
「そ、そんなコト…。」
ヴィルマの恥ずかしい問いに、初心な少女はその身をますます
硬く縮こませる。
「だったら、これから気持ちよくしてあげるわ。」
構わず乳首を弄び、下着の上からスリットを擦り続けると
リーゼの肌が徐々に火照り、はぁはぁと荒く吐息を洩らし始める。
「はぅ!アノ、アノ、んぁ!やめていただけませんカ…?くふっ…!」
その懇願にヴィルマはパンティの中に手を滑り込ませることで答えた。

「ひゃっ!や、やあっ…ヴィルマサン、そんな恥かしいデス!」
「うふふ、柔らかいのね…。好きよ。」
リーゼが下腹部に生い茂るまだ産毛のような恥毛を撫でられながら
耳元で囁かれ、ボッと顔を赤くする。
「や、や…!」
下着の中の手がどんどんと少女の秘密の花園へ進んで行くことを感じ
いやいやと首を振る。
「濡れてるわね…。やっぱり気持ちいいんでしょう?」
あまりの恥ずかしさにリーゼの顔はますます火の出るように真っ赤に染まり
頭の中は混乱して真っ白になった。
686獣のように…4:03/11/13 09:10 ID:H1yCDnBU
くぱあ……。
ヴィルマの指がリーゼの秘唇を指で広げると
中から愛液がとろとろと溢れ出す。

「やぁ…あ、なんデスこの感ジ……?」
あそこがいつもと違う感覚を感じリーゼは当惑する。
「ヴィルマサン…ワタシ、身体が、あふっ!熱いのデス……。」
「いつも、勝のことを思って自分で慰めてるの?」
「はぁぅ……え、なんですカ?」
「いつもここを弄って気持ちよくなってるんでしょう?」
濡れた秘裂の中でヴィルマが指が滑るように躍らせ
小陰唇のヒダヒダを愛液をすくうように丹念に1つ1つ擦りつけ
からかうように膣口を指先で突付く。
「はぁ…ぅんっ、わ、わたしこんなコト、知りま……あふっ!」
「お姉さんに嘘はいけないよ。」
リーゼの勃起したクリトリスをきゅっと掴む。
「きゃうっ…!」
「ね、本当のことを教えなさい。」
「んぅ…ほ、本当デス、信じてクダ……やぅんっ!」
どうやらリーゼが自慰をしたこともないらしいのを知り
ヴィルマは一瞬唖然とした表情をするが、楽しみが増したらしいことがわかり
にやりと口の端を歪ませる。

「じゃあ、お嬢さんに性の手ほどきをしてあげないとねえ…。」
そう言うと、初めての強い快感に疲れたような
表情を見せるリーゼにキスをした。
「んンっ!?ん〜!んぅ…くぅ、う……ぅん……。」
ヴィルマは口内に侵入させた舌で、逃げるように縮こまるリーゼの舌を
捕まえ絡ませると、獲物を味わうように蹂躙した。
「食べちゃいたいくらいに可愛いわ、リーゼロッテ……。」
ヴィルマの指が濡れそぼった少女の狭い膣内に滑り込んだ。
687獣のように…選択:03/11/13 09:29 ID:H1yCDnBU
この後の展開、どれがいいと思われます?

1:リーゼにオナニーの快感を教える
2:道具を使って後ろの処女を奪っちゃう
3:道具を使って前の処女も奪っちゃう

番外:変な様子に覗きにきたノリ、ヒロ、ナオタが乱入、そのまま乱交
688名無しさん@ピンキー:03/11/13 11:10 ID:RzYyw3vQ
2
689名無しさん@ピンキー:03/11/13 14:00 ID:OE40M8Yg
ここは番外で
690名無しさん@ピンキー:03/11/13 14:03 ID:H1yCDnBU
ageて統計を取るか・・・

>>689
鬼畜ですな♪
691名無しさん@ピンキー:03/11/13 16:52 ID:wKM/ECpo
1、その後に3、さらに然る後2、最後は番外でシメ。
…だめ?w
692名無しさん@ピンキー:03/11/13 23:31 ID:ds9IJ73C
693獣のように…5 :03/11/14 02:29 ID:w4fQX+Kz
ぬぷぷ……にゅるん。
「はぅ…!ひゃううぅぅ…!」
膣壁を擦られるという初めての感覚にリーゼはあられもない嬌声をあげてしまう。
「ほら、貴方のあそこに指がすっぽりと収まったわ、感想はどう?」
「やあ…し、信じられマセン……んふぁ!」
もう泣き出しそうな願で震えながらリーゼが答える。
「ふふ、震えちゃって…子猫ちゃん、動かすわよ。」

ぬっ、じゅっ、じゅぷ、ぬくっ、ぬちゅ…。
「あふっ、ン、やあ…くぅん、ふぁ……!」
リーゼはヴィルマの指がピストンして自分でも触れたことのない膣内を蹂躙される
恥ずかしさと、初めて体験する性の快感に
指の腹が膣壁を刺激するたびにぴくぴくと反応し、可愛い声をあげた。
「やぁ、ふぅあっ!ヴィルマサン、もう、許してクダ……あぅんっ!」
「リーゼ、お姉さまと呼びなさい。」
ちゅく、ちゅく、ちゅく、ちゅく、ちゅく、ちゅく……。
「んふっ、あっ、ヤン、はふぅ、きゃふっ……。」
リーゼは下着の中から聞こえる厭らしい音の恥ずかしさに顔を覆った。

「リーゼちゃん、イきそうね、気持ちいいんでしょう?」
「はああ…い、言わないで、クダ…サイ……。」
ヴィルマが意地悪にもさらに指の動きのピッチを上げると
より粘質な音が速く大きく響き、
リーゼは顔を覆いながら声にならない悲鳴をあげつづける。

「ヴィルマサ…ひゃうっ!わたし、わたし、モウ……。」
「イっちゃいなさい、ほら、遠慮しないで声出して。」
ヴィルマがリーゼの手を顔から外すと抑えていた嬌声が部屋中に響き渡る。
「はあっ!や、声が、声がでちゃ……きゃうんっ!あ、あああああぁぁぁっ……!」
リーゼが下着の中で潮を吹き、その愛液でパンティーは濡れた雑巾のようになった。
694獣のように…6:03/11/14 04:25 ID:w4fQX+Kz
ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅっ……。
リーゼが生まれて初めての絶頂に達しても、ヴィルマは構わずに
しばらくの間指をピストンさせ続ける。
そのたびに少女は声もなく全身をぴくぴくと痙攣させ
秘所からはさらに大量の蜜が溢れ出た。

「ふふ、本当に可愛い……。」
ぬちゅぅ……。
たっぷり蜜の付いた指を膣から抜き取り、強烈な体験に時々痙攣しながら
失神しているリーゼの口元へと運ぶ。
「ふぅ……ん、む……。」
ヴィルマはすくった淫液を口に含むと、意識を失った少女に
濃厚な口付けをしてそれを流し込んだ。


「う、ううん……?」
リーゼが全身を心地よい痺れに包まれて目を覚ます。
かちゃ、かちゃ、かちゃ……。
なにやらリーゼの視界の外で金属がぶつかり合って音が鳴っている。
まだ、ぼうっとしてはっきりしない頭を振りながらその音の方を見た。

「…………!!な、なな、なんですカ!?それは……!」
「あら、目が覚めたのね。これ?ペニスパンツって言うのよ。」
金具をカチリと止めながらヴィルマが答える。
「イ、イエ……そうではなくて……あの、ヴィルマサン?」
「リーゼ、お姉さまと呼びなさいと言ったでしょう?そのおしおきよ。」
ヴィルマの股間にそそり立つそれと、
その顔に張り付いた妖しい雰囲気の笑みに
何をするか理解はできずともリーゼの顔からは冷や汗が吹き出した。
695名無しさん@ピンキー:03/11/14 07:36 ID:w4fQX+Kz
まちがーたペニスバンドだった・・・。

処女は勝さんの為に〜としたいけどここは全部取り入れることに

1>2>3>番外

この順番で、これだけだと鬼畜に感じるけど悲惨な感じにならないように注意。
696獣のように…7:03/11/14 10:06 ID:w4fQX+Kz
「ちょ…ヴィルマサン、やうん!」
ヴィルマがリーゼの足をガバッと広げさせると
濡れて透けたパンティに柔らかい恥毛と秘裂の影が浮き出ていた。
それを自分でも分かって、リーゼがまた恥ずかしさに顔を隠す。
「見て分かる通り、これは男の子のおちんちんを形取ったものでね
片方を私の中へ入れて、もう片方を、ね?こうやって……。」
男性器を模したそれを下着の上からスリットに合わせグラインドさせる。
「そ、そんな……ワタシ……あんっ!」
「罰だと言ったでしょう、お嬢ちゃん?」
そう言うと、リーゼの下着をずらし膣口にあてがう。
ぬちゅっ、ずぬ、ぬぬぬっ……。
「ア、ア、、いや…いやアァ……。」
リーゼの弱弱しい哀願に答えたというわけではないのだが
ヴィルマはペニバンの先端が膣内に少しだけ侵入したところで挿入を止めた。

「初めては勝にあげたいのね?」
ヴィルマの問いにリーゼが顔を真っ赤にしてこくんと頷く。
「わかるわ、でもね……。」
先端だけを挿入したまま、腰を円を描くようにグラインドさせると、
にちゃにちゃと納豆を掻き混ぜるような音がしてリーゼの羞恥心を煽った。
「くふぅ……。」
ヴィルマがにちゃ…という音をさせて腰を引き膣から先端を抜くと
リーゼが安心した溜め息を洩らす。

「ヴィルマサン…?な、なにヲ……。」
開放されたと思ったのもつかの間、ヴィルマに背後を回られ
危険な雰囲気にリーゼが身を硬くする。
「罰よ、お姉さまと呼びなさいと言わなかった?」
ヴィルマがペニバンの先端でリーゼの菊座を突付きながら宣告を告げた。
697獣のように…8:03/11/14 11:35 ID:w4fQX+Kz
ヴィルマが器用にリーゼを逃がさないようにしながら
ペニバンにローションを塗りたくる。
「ひゃあんっ!あ、ヤァ……!」
さらに菊座の周り、入り口付近にも指を侵入させて塗りつけた。
「そ、そんなところ、きたな……くうぅ…んっ!」
恥ずかしがって悶えるリーゼを虐めるようにヴィルマは何度も念入りに
指を出入りさせた。

「や、や…お、お願いデス、ゆ、許してくだサイ……。」
ぬちゃっと音を立てて菊座にペニバンの先端が触れる。
「大丈夫、この程度の太さなら初めての場合、こっちの方が気持ちいいのよ。」
ヴィルマがリーゼの細い腰を強く掴み、ぐっと腰を押し進める。
「あ、あ……ゆ、許してくだサイ、お姉サマァー!」
「もう遅いわ。」
ず、ずぬぬぬぬぬ……。
リーゼの肛門括約筋の力を押し退けながらペニバンの先端が腸内に
その姿を埋めてゆく。

「あ、あ、あ、あ、あ、アアッ……。」
小ぶりの尻の内部に太くて硬いものが侵入してくる感覚に
リーゼは身を硬くして震える。
「力んじゃ駄目よ、ほら息を深く吸って力を抜いて…。」
「はぁぅ、ぅ……ン、ふぅ…ふぁ……ハフゥ……。」
ぬぷぷぷぷぷっ……。
「くあっ!ひゃああああぁぁぁん……!」
リーゼが力を抜いた拍子で、ローションで滑りやすくなっているペニスが
一気に腸内深く侵入した。
698獣のように…9:03/11/14 12:54 ID:w4fQX+Kz
「さあ、これでっ!」
ヴィルマが腰をずんと一突きすると、
ペニスがすっぽりとリーゼの体内に収まった。
「あ…はぁ、くぅ…ふぁ……んふっ、はふぅ……。」
異物が腸内を満たした感覚と、何時来るやも知れぬ
次なる刺激にリーゼは小さな身を震わせながら怯えた。

「はぁっ、感想はどう?さっきのアレが貴方のお尻の中に入っているのよ。」
この中に、というふうに掴んでいる腰を撫でまわしながら言葉責めをする。
「そ、そんナ……。」
リーゼはまだ信じられないと言った様子で視線を漂わせる。
「実感できない?じゃあ…。」
ヴィルマは腸内にあるペニスはそのままに膣に指を滑り込ませる。
ぬちゅるっ、じゅぷぷっ……。
「きゃふっ…!」
十分に濡れて一度開発、蹂躙されたそこはヴィルマの指をあっさりと飲み込む。
指で膣壁を擦ると、肉の壁越しに硬いものがあるのが感じられた。

「あ、あ、アァ……やぁ、私の中ニ……。」
リーゼは自分中に大きく硬い物が入ってるのを実感して
驚愕のあまり涙をぼろぼろ流した。
「ほら、泣かないの。もっと気持ちよくしてあげるから。」
ヴィルマがリーゼの頬に優しくキスをすると、少し安心したのか涙が治まった。
「いいかい、動かすから力を抜いて……。」
「は、はい……ヴィルマ、お姉サマ……。」
ヴィルマがゆっくりと腰をグラインドさせ始めた。
699獣のように…10 :03/11/14 20:40 ID:w4fQX+Kz
ぬぬ、ぬじゅっ、ずじゅ、ぬぐっ、じゅぶぶ……。
ペニバンが菊座を出入りすると、膣口の水っぽい音とはまた異質の厭らしい音色が
リーゼの羞恥心を煽り、ヴィルマのサド心をくすぐった。
自らが腰を引くとペニスに付いて少女の肛門が捲くれ上がり
押し込むとまたつられて内部へと入ってゆく現象に
ヴィルマの興奮はさらにヒートアップした。
膣内を指でぐりぐりと掻き回し、肛虐に慣れてきた様子のリーゼに
ヴィルマは腰のグラインドの速度をあげていった。

ずぬっ、ぬっ、ずちゃ、ずぐっ、ぬじゃ、じゅぐっ……。
「ひぅ、はぁ…ンッ、くぁっ、アフ…はぁあ……!」
年頃の娘としては自分の身体がこんな下品で淫らな音を
発しているとは考えたくもないだろう。
Mの気があるのか、その信じられないほどの恥ずかしさが
リーゼの性感をさらに高めていった。

「う、ううん…リーゼ、勝にバージンをあげるというお願い、聞けないわ。」
リーゼを激しく突き立て腸壁に刺激を与えながらヴィルマが冷たく言い放つ。
「んっ…な、なんデスカ……くひゃあぁん!」
「貴方のバージンは私が貰うわ……んっ!」
止めにぐっと奥まで一突きして動きを止め、リーゼの返答を待つ。
「ふぁ…そんな…さっき、マサルサンのこと…わかるッテ……。」
ヴィルマの意図することが理解できずにリーゼは困惑する。
「いいかい、男っていうのは処女の女は面倒だから嫌うんだ
それに年上なんだからする時には勝をリードしてあげなきゃね。」
もっともらしい事を言いリーゼを混乱させ悩ませる。
「で、でも…あの、ソノ……。」
「じれったいね、やりながら教えてあげるよ!」
ヴィルマはアヌスからペニバンを抜くと、リーゼの全てを
蹂躙する為の体勢に移った。
700獣のように…11:03/11/14 23:51 ID:w4fQX+Kz
ぬ、ちゅ……。
「ひッ…。」
ペニバンの先端を膣口にあてがうと先程の
恐怖が脳裏を過ぎり、リーゼが小さく悲鳴をあげる。
ぬぬぬ……。
「いや、いや、駄目デス……。」
リーゼは自分の内部に硬いものが侵入してくるのを見つめながら泣きそうな顔で哀願する。
抵抗にぶつかったところでヴィルマがリーゼに微笑みかける。
「リーゼ、こういう時はどうするんだい?」
「え?え…ち、力をヌク……?」
「ほら息を吸って、吐いて、落ち着いてごらん。」
「は、はい……お姉サマ…。すぅー、はぁー、すぅ……。」

ずんっ、ずぬぬぬぬ……!
「あぐぅ!イ、イアアアァァァッ……!」
リーゼが力を抜いた瞬間を狙ってヴィルマが一気に奥まで押し込んだ。
「全部入ったわ、これくらいの太さならそれほど痛くないはずよ。」
「い、痛いデスぅお姉サマァ……。」
ひっくひっくとしゃくりあげながらリーゼが泣きべそをかく。
「大丈夫よ、楽にして……。」
ヴィルマがリーゼを優しく抱擁し、口付けをする。
少女はもうそれに抵抗することはなく、ヴィルマが舌を入れてくると
自ら積極的に絡めていった。

ヴィルマは挿入したまま動かず、熱いキスと愛撫を繰り返し
徐々にリーゼの緊張を解していった。
柔らかく胸を揉み解し、わき腹に指を這わせる
背骨のラインをなぞり、そのまま素足を撫でてゆく。
「ぷはぁ…お、お姉サマ……。」
長く熱い口付けから開放されたリーゼが照れたような顔で
ヴィルマの顔を見上げた。
その瞳には懇願するような妖しい輝きが満ちていた。
701獣のように…12:03/11/15 01:09 ID:sdcwuXXv
「いいねリーゼ、動かすよ。」
リーゼは否定こそしないものの、黙ってうつむいた。

ずじゅっ…ぷじゅ、じゅっ、ぬくっ、ぱちゅっ……。
「ふぅ……んぁ、アッ…くぅん、アゥ…はあぁぁ……。」
リーゼを労わるようにゆっくりとピストンが開始される。
接合部から奏でられるぴちゅぴちゅという水っぽい音と
奥まで挿入された時に腰がぶつかり合うぱちゅんぱちゅんという音
そして肌が触れ合う感触が2人を幸せな気持ちにさせた。

(やっぱり若い娘はいいわねえ……この初心な表情、可愛いわ…。)
裏ではそんなことも思いながらリーゼのあそこを突き上げる。
「あっ、あっ、あっ…ハァ……んあぅ!アッ、アッ、アンッ……!」
リズムを変え、強さを変えると奏でる音色もまた変化する
素敵な楽器にヴィルマは夢中になった。
「はあっ…痛くないかい?」
ヴィルマがリーゼの耳元に息を吹きかけながら聞く。
「ふぅあ…ハ、ハイ…そんなニ…くぅん……。」
リーゼが十分に感じているらしい事が確認でき、ヴィルマは嬉しさに
弾けてしまいそうになった。
「リーゼ、本気でいくからね、気持ちよかったら大きな声を出しなさい。」
「そ、そんな恥ずかしいコト……きゃぁうんっ!」
ペニスがリーゼの膣奥深くを乱暴にえぐった。
さらに激しく突き上げられると、さして広くもない室内に少女の
甘く誘うような嬌声が響き渡った……。

その狂い咲く妖華に誘われた雄3匹が側まで来ている事に
ヴィルマだけは気が付いていた。
702獣のように…13:03/11/15 02:50 ID:sdcwuXXv
ヴィルマは突然体勢を入れ替えると
座位の形でリーゼを後ろから抱え、足を広げさせた。
正面から見るとリーゼの割れ目がペニスを模した物を咥え込み
ぱっくりと口を開けているのが見える体勢である。
「ひゃあああああぁぁあぁぁ……アアッ……。」
自分のものが硬いく太いものを咥え込み、
いびつな形に歪んでいるのを見てリーゼが悲鳴をあげた。

「そこに隠れてるの、出てきなさい!」
フイを突いたヴィルマの怒声に、まさかばれているとは思わなかった
覗き魔たちが慌てて体勢を崩し、ドアを開けドドッと雪崩れ込んで来た。
隣の部屋に泊まっているノリ、ヒロ、ナオタの3人である。
「あ…あ…あ…なな、なんデスカ……?」
リーゼは現在の自分の姿も忘れ、ただただ目を見開いて驚いている。
「とりあえず、ドアを閉めて!」
「は!はいはいはいっ!」
ノリがバッと立ち上がって素早くドアを閉め鍵をかける。
「3人ともそこに座りなさい!」
「はい!はい!はい!」
今度は3人とも息ぴったりにババッと正座をする。
「もっと、近くに!」
正座のままジリジリとリーゼ達の方へ接近する3人。
その3人の視線がある一点に注がれていることをリーゼが分かったのは
3人がもう手の届きそうなくらいの距離まで来てからである。

「や、やだああぁぁっ!見ないでクダサイ!」
リーゼが両手で、繋がっている部分を隠そうとするがヴィルマがそれを押さえる。
するとガクンとリーゼの姿勢が崩れ、少女の下半身が
目の前の3人の視線にさらにはっきりと晒される形になった。
703獣のように…14:03/11/15 07:56 ID:sdcwuXXv
「えっ、えぅ……お願いデス、許してェ……。」
リーゼは3人の男に目の前で、異物を咥え込んで広がっている
清純な乙女にとってもっとも恥ずかしい秘密の部分を視姦され涙を流しながら懇願する。
「駄目よ、目を逸らさないで。よく見てあげて!」
「そ、そんな…お姉サマ……!?」
3人が息のかかりそうなくらいの距離まで身を乗り出して凝視する。
「どう?あんた達の感想は。」
「あうん、ヤァ……!」
ヴィルマが腰を動かすと、ずじゅっという音を立てて膣をペニスが出入りする。
ペニスの動きに合わせ、吸い付くように陰唇が縮んだり伸びたりする様子に
餓えた3人の男はますます興奮した。

「こ、こんな綺麗なあそこ、見たことねえよ。」
「ひくひくと動いて……すげえ……。」
「こんな小さな娘の中に…たまんねえよぉ。」
3人が口々に恥ずかしい事を口にし、リーゼは返す言葉もなく黙りこくってしまう。
「あんた達、部屋の前で何してたの?」
ヴィルマが全て知ってるという顔で3人に聞く。

「い、いや、誰がどこで寝るかを争ってたらさ、この部屋から
変な声が聞こえたもんで……それで、気になって部屋の前まで来たら
ドアの鍵もかかってなかったもんでさ……つい。」
そい言い、ヒロが舌をぺろっと出す。
「それで覗いてた、というわけね?」
「そ、そそそそ!そうなの!事故ってわけで……。」
3人がリーゼの結合部からは目を逸らさないままで、
名残惜しそうにその場を離れようとした。
「待ちなさい!」
ビクッとしてその動きを止める3人。

「リーゼのここを触ってあげなさい。」
3匹の雄が餓えた野獣のように群がった。
704獣のように…15:03/11/15 08:02 ID:sdcwuXXv
「こんな小さなところがぱっくり咥え込んでるぜぇ…。」
「リーゼ初めてかぁ、少し血が出てるぜ。」
「あそこの毛並みもいいし、クリもピンク色で可愛いなぁ……。」
3人がかりで小陰唇を引っ張ってより中まで覗こうとしたり
クリトリスを指で転がしてみたり、恥毛を撫でてみたり
結合部のさらに下にある窄まりを弄ったりする。
リーゼは刺激を与えられるたびに泣きながら小さな悲鳴をあげた。

「も、もう辛抱たまらんぜ!」
ナオタがパンツを脱ぎ捨て、その股間の黒い肉棒を露にした。
「見ながらしごいていいか?」
「お、俺も溜まっちゃって…!」
「確かに、こいつらと一緒だとオナニーもできねえし。」
ノリとヒロもパンツを脱ぎ捨て全裸になり、自分のものをしごこうとする。
「待って、この娘に入れてあげなさい。」
その言葉にまた3人の動きが一瞬、ぴくりと止まった。

「ほ、本当にいいのかよ……?」
ノリがすでに肉棒をリーゼの膣口にあてがいながら聞く。
ヴィルマにうまく抑えられているリーゼが
首だけを否定的にぶんぶんと大きく横に振る。
「お姉サマ、お願いデス…これだけは……。」
「何言ってるのリーゼ、いざ勝とHする時に男に抱かれたこともなかったら
貴方が戸惑うかも知れないでしょう?何事も経験よ。」
(本当は貴方の可愛い泣き顔をもっとみたいだけだけどね。)

「さあ、ノリ、さっさと入れちゃって!」
ヴィルマがパチンと指を鳴らし、ショーの始まりを告げた。
705獣のように…16:03/11/15 09:57 ID:sdcwuXXv
くちゃっ…にゅるん!にゅぬぬぬぬぬ……。
ヴィルマとの行為によって開発されたそこは
狭いながらもあっさりとノリのものを全て受け入れた。

ぬっ、ちゅぱん、ぬくっ、ぱつん、じゅぷっ、ぱんっ……。
「やっ、アフゥ…きゃうっ、アッ、はぁ……くあっ……。」
「す、すげえよリーゼ…最高の締まり具合だ……。」
ノリがリーゼに腰を打ちつけるたびに起こる淫らで粘質な音と
少女の可愛い過ぎる嬌声に、あまされた2人は自らのものをしごき始める。
「どうリーゼ、男に抱かれる感想は?」
突かれるたびに揺れるリーゼの髪を撫でながらヴィルマが聞く。
「はぁふ…!あ、熱いデス…ひゃう!トテモ、あつ…んくっ……。」
ヴィルマは悩ましい声で喘ぎ淫らに身をくねらせるリーゼを満足そうに見つめると
2人が絡んでるところへヒロを手招きした。

ぬちゃあっ……。
「さあヒロ、来なさい…。」
ヴィルマがリーゼの菊座を指で広げると、
ヒロには少女の内部の腸壁まで見える格好になる。
「へへ、リーゼ…ここも可愛いぜえ!」
「ひっ…嫌、そんな両方いっぺんにナンテ……あぁっ!」
ノリがリーゼを下から突き上げ、ヒロが後ろから尻を抱えて
アヌスに挿入する形になる。

ぬくっ…ぬぬぬぬ…ぱつんっ、ぬじゅ、じゅっ、ちゅぱんっ……。
「はぅぅ…ふぁ、ハアアァァッ!うん、クゥ……あふっ!はぁん…!」
リーゼは前後の穴を剛直で満たされ、苦しいながらも同時に
湧き上がる快感に幸福感すら感じていた。
706名無しさん@ピンキー:03/11/15 10:55 ID:vXruQit+
ヴィルマ×しろがね、それが見たひ。リーゼって萌えない
707名無しさん@ピンキー:03/11/15 11:24 ID:sid0paJC
>>706
職人さんがリーゼネタで投下してる時だっつーのによくそんな事言えるな。ドタマに碑妖でもいんのか?
時と場合と場所を考えて書きこめや。
708獣のように…17:03/11/15 13:07 ID:sdcwuXXv
「リーゼ、気持ちいいでしょう?勝としてるつもりになって名前を呼んでみなさい。」
「マ、マサル…サン……?ふぁ…あんっ!」
膣と直腸の間の壁を隔てて肉棒が擦れ合う刺激に
リーゼの頭の中は気が狂いそうな程の快感でスパークしていた。

「ヴィルマ、あんたが俺の相手をしてくれよぉ……。」
あまされて我慢できなくなったナオタがヴィルマに言い寄る。
「駄目よ、今日は全部リーゼの為なんだから。そのかわり……。」
ヴィルマがパクっとナオタの2人よりも大きい剛直を口に咥える。
「おおっ…!?ヴィルマぁ…すげえうまいぜェ!ううっ……。」

ぬぐっ、ちゅぱん、じゅずっ、ぱつんっ、ぬじゅっ、ちゅぶっ、つぱんっ……。
「はぅぅ……あっ、マサルサンッ…!マサルサンッ…もう、あひゃああぁぁん……!」
「うおおっ……すげえ、駄目だっ!ノリ、先にイカせてもらうぜっ!」
絶頂を迎えたらしいリーゼの膣に締め付けられヒロも限界を迎える。
「ヒロ、中にたっぷり注いであげなさい。」
「うおっ、いいのかよぉ?」
「何事も体験だと言ったでしょう?」
「ラッキーだぜ、こんな可愛い娘とできて…しかも中だしできるなんてよ!」
そう言うとヒロはより多くの種子をリーゼの中に放つため、限界を超えて溜めこんだ。
一度迎えた絶頂の後も断続的にイカされ続け、
リーゼは2人に挟まれたまま声もなく痙攣し続けた。

「ううっ、リーゼ!中に思いっきりぶちまけるぞ……!」
「ヒロ!俺ももう駄目だ…!同時に……!」
「はぁ……マサルサン……わたひ、もぅ……。」
ヒロがリーゼの子宮に大量の精を放つと、ノリもまた少女の腸内へと
溜め込んだ白濁液を注ぎ込んだ。
709獣のように…18:03/11/15 13:08 ID:sdcwuXXv
「はあああぁぁぁぁああぁぁ……あ、熱い、ヨォ……!」
前後の穴を欲望の白濁液で満たされても、
思考能力の低下したリーゼは嫌悪感よりも女の喜びを感じていた。
全身を大きくびくびくと震わせ、ふっと力が抜けると
その小さな身体を自分の下になっているヒロに預けた。

「リーゼ……。」
ヴィルマが絶頂の余韻に浸るリーゼにキスをして
その口内に含んだものを流し込む。
フェラチオで口内発射させたナオタの精液である。
「ん、む……お姉サマ、苦イ……。」
「吐き出しちゃ駄目よ、これが男性の味なんだから。」
リーゼにはヴィルマの言葉の意味する事はいまいち理解できなかったが、
口内のそれを言われた通り素直に飲み込む。
「偉いわよ、リーゼロッテ……。」
ヴィルマがそう言うと、リーゼは少し照れくさそうに微笑んだ。

絶頂の余韻の中、繋がったまま荒い息をする3人にナオタが怒声を浴びせる。
「おい、お前ら!終わったらさっさとどけよ、俺だってリーゼとやりたいんだよ!」
その言葉にヒロがベロンと舌を出してナオタに向ける。
「やなこった!俺たちはまだまだ戦闘可能だからな、なぁ、ノリ?」
「そういうこと、終わるまでそこで見てな!」
2人がバッと起き上がり、気を失っているリーゼを抱え起こす。
そして今度はノリが花弁に、ヒロがアナルに挿入する。
「……ひゃうぅぅん!はぁ…ま、まだ続けるんデスカ……?」
挿入されて意識を取り戻したリーゼが弱弱しく言う。
「おう、リーゼが可愛いからな、何回だってできるぜ!」
ノリの言葉にリーゼが恥ずかしそうな、嬉しそうな表情で尋ねる。
「マ、マサルサン…も、こうすれば喜んでくれマスカ?」
「そうだなぁ、あいつは初心そうだから難しいかもしれないけど
俺たちをこれだけ満足させてくれるんだからいけるんじゃないか!」
リーゼはノリのその言葉を聞くと、嬉しそうに2人に身を任せた。
710獣のように…19:03/11/15 23:56 ID:sdcwuXXv
ずじゅっ!ぬじゅ!じゅぱん!ぬぐっ!ぱんっ!ぐじゅじゅっ…!
「やぁ…くうんっ!、太い、デス……はあぁっ、あふっ!くぅ…あ、ああぁっ……!」
ノリとヒロが2回目を終えて、余されたナオタにようやくリーゼの身体を貪る番が回って来た。
ナオタはまるで今までの鬱憤を晴らすがごとく少女の膣を強く突きあげる。
「お、おおっ、しろがねのここもこんなに締め付けてくるのかなぁ!」
訳の分からない絶叫をしながらナオタが激しい動きでリーゼの膣壁を蹂躙する。
「リーゼ、本当に可愛いわ、もっと困った顔を見せてちょうだい…。」
同時にヴィルマがリーゼの直腸を自由自在な腰使いで責め倒す。
「し、しろがね!しろがね〜!」
どびゅる、びゅくっ、びゅっ、びゅるっ……。
「ん、ん…!ひゃぁ……はああぁぁぁああん……!」
ナオタの取り分け濃い精子が、少女を孕ませようと子宮内に暴れ出る

今度はヒロとノリのコンビが、ナオタとヴィルマでリーゼを責めている間に回復し
2人がかりで少女の小柄で華奢な身体を弄ぶ。
もうすでにヒロ、ノリ、ナオタの順番で3回も膣内に射精されている
接合部からは、ピストン運動が繰り返されるたびに
ぐじゅぐじゅという音を立てて白濁液が逆流し、溢れ出してきた。
「きゃぅん!ふぁぁ…マサルサン……あふぅっ……!」
今、もうこの場に置いてはリーゼの頭の中には羞恥心という言葉は
残されていないようで、男たちがいるのにも構わず嬌声をあげ続けていた。

「ほらリーゼ、飲めよ。」
ヒロがその爆発寸前の肉棒を、嫌がるリーゼの柔らかく可憐な唇に含ませると
頭を掴み、無理矢理のどの奥まで咥えさせ発射する。
「んんっ!んぅ……ン、ン、ン〜〜〜〜!!」
直接のどの奥へと発射され、リーゼは飲み込む事もできず
苦しさに咳き込み、吐き出してしまった。

結局、甘美な肉欲の宴は、ヒロが膣内に2回、腸内に1回、口内に1回
ノリが膣内に2回、腸内に2回、ナオタが膣内に2回、ヴィルマの口内に1回
そしてヴィルマ自身が5回イクまで続けられた。
711獣のように…20:03/11/16 08:50 ID:RjSLI9ZS
路地裏の倉庫の影でリーゼがノリの股間のものを口で奉仕している。
「リーゼ、大分うまくなったなぁ…うおっ……。」
ノリは、顔を伏せて自分の一物を一心不乱にしゃぶり続けているリーゼの
頭を撫でながら、無垢な少女の唇でフェラチオをさせる喜びに浸っていた。
料理の得意なリーゼを中心として、男たちが荷物持ちとしてついて行くのだが
いつもその買出しのついでにヒロ、ノリ、ナオタの3人はこうして性欲処理…
もとい、リーゼの性教育を行っているのである。

「もういいぞリーゼ、これ以上されたら出ちまう。ほら、尻をこっちに向けな。」
リーゼが壁に手を付き、その可愛い尻をノリに向ける。
ワンピースの裾を捲り上げると下着を着けていない下腹部が露になった。
「パンツも履いてないなんてエッチな娘だなぁ。」
「だ、だって…汚れますカラ……。」
ノリはリーゼの尻に顔を埋め込むようにすると音を立てて啜りあげた。
じゅずずずず……。
「くうぅぅぅ……あ、はぅ!ンン……。」
ノリがいくら啜り続けてもそこからは淫らな蜜が止め処なく溢れてくる。
「早く戻らないとまずいからさっさと済ませるぜ。」
少女の味を一通り堪能すると、バックからリーゼの腰を掴み一気に挿入した。

ちゅぱん、ちゅぱん、ちゅぱん、ちゅぱん!
「リーゼ、勝とはどうなってるんだ、ちゃんと告白はできたのか?」
ノリがリーゼの膣の締め付けを味わいながら尋ねる。
「きゃうんっ!だ、駄目なんです……ふぁっ、マサルさんの前に出ると
緊張してしまっテ……あくぅん!」
「そうか、じゃあもっと練習して経験を積まなきゃな…!」
どうやらこれからもリーゼの青い性を蹂躙できるだろう事が分かり
安心したノリは、クラインドのペースを速め、バックから子宮内に精を放った。

(わたし、もっと上手になっテ、マサルさんに…喜んでもらえるようになりマス……。)

獣のように…これにて閉幕
712名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:20 ID:KHSZEbst
713名無しさん@ピンキー:03/11/17 00:16 ID:8kbX/yKX
乙ですた!(・∀・)
714名無しさん@ピンキー:03/11/19 23:31 ID:Mlx3e3oD
保守
715名無しさん@ピンキー:03/11/20 11:28 ID:hzvyycd+
33さん、111さんを始めとする職人さん方へ・・・
これからも頑張ってくださいね!
間違ったしゃ学者さん、続き待ち望んでますよ〜
大胆な真由子がはたしてバージンなのか興味をそそるところですな〜ヘッヘッヘ(親父笑い)。
716名無しさん@ピンキー:03/11/21 13:34 ID:VVkoQTXZ
神降臨願いage!
717名無しさん@ピンキー:03/11/22 13:46 ID:LOa5dHFe
百合タンのSSキボンヌ
718名無しさん@ピンキー:03/11/23 12:52 ID:iB9QMEA8
キリオが真由子にティムポしごかれてハァハァ してイっちゃうようなSSキボンヌ
719名無しさん@ピンキー:03/11/24 19:43 ID:of5OSOfl
>>718
真由子にハァハァしたいのか、キリオにハァハァしたいのか・・・
720718:03/11/24 20:53 ID:EvTxXRor
>>719 両方、でも比重はキリオ寄り
721名無しさん@ピンキー:03/11/24 23:42 ID:of5OSOfl
うしとら10巻に出てきた笹木君ネタでSS考えたんだが。
別に妖怪絡みじゃなくてもいいよね?
722名無しさん@ピンキー:03/11/25 00:01 ID:JPgdsfS7
>>721
誰だっけw
別にここは妖怪スレじゃないし、うしとらの雰囲気が出てるなら問題ないと思うけど、
いかんせん、笹木君って誰?
723111:03/11/26 07:02 ID:RBPKLkYq
リクエスト貰ったのに待たせてて申し訳ないです。もちょっと待って。
でも職人さん増えててものっそい嬉しい(´∀`)モエー
この調子でにぎわうといいですね。
続き・新作共に正座していい子で待ってます。


ともあれ本題

ミンシア姐さんがつ い に キ タ ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ ! ! ! ! ! !
姐さん(;´Д`)ハァハァ…
724111:03/11/26 07:05 ID:RBPKLkYq
あ、追記
>>722
単行本で確認してきた。
うしおが北へ旅行中、麻子にモーションかけてたクラスメイト。
怪しげな人形博物館に麻子を誘った。(その辺りが原因で真由子と麻子が喧嘩)
人形に襲われて逃げた。でも警察は呼んだのでえらいのかもしれない。

そしてミンシア姐さんに敬礼
725名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:51 ID:XrhS54xQ
間違ったしゃ学者さんのとらまゆを読んで
原作で幸せになれなかった二人が埋められていくようで
正直涙が出ました…
726名無しさん@ピンキー:03/11/28 10:31 ID:rA01WWO6
>725さんの感想の後で申し訳ないが・・・エロなしうしとらネタ投下します。
それもキリオなんで・・・・・・彼も頑張ってるんですよホント。
727太陽に満天の笑顔を!:03/11/28 10:32 ID:rA01WWO6
 白面の者の脅威も去りもう3年あまり経とうとしていた。
これはそんな夏のある日の出来事である。

 炎天下の日差しの中、うしおとキリオの2人が公園の雑木林の間の道を黙りこくって歩いている。
 キリオが話したいことがあるらしく、暇そうにしていたうしおを散歩に連れ出したのだが
時々にうしおがキリオに言葉をかける以外に2人の間に会話はなかった。
 不意に立ち止まったキリオが、決心したように言葉を搾り出す。
「お、お兄ちゃんは……麻子お姉ちゃんと真由子お姉ちゃん、どっちが好きなの?」
 聞かれた当人は一瞬呆けた表情を見せた後で慌てたように取り繕う。
 内容は、ただの幼馴染だとか、やれ腐れ縁だとか……どちらかというと
麻子のことを悪く言って真由子のことは良く言っているとも取れる言い方がキリオの
不安感をより一層煽り立てた。

「僕は真由子お姉ちゃんのことが好きなんだよっ!!」
 我慢が極限に達したらしいキリオが思わず本音を口にした。
 その眼差しにははっきりと、自分と同じ想いならばうしおとだって勝負して
好きな女を物にしてみせるという1人の男の強い意思と自信が表れている。

 答えを緊張で張り詰めた面持ちで待つキリオの帽子にうしおがポンと手を添え、そして……。
「真由子は俺の大切な幼馴染なんだ、泣かせたらただじゃおかねえからなっ!」
 うしおはそう言うとキリオに背を向け、かっかと早足で歩き出した。
 2人の距離が幾らか離れたところで後ろからキリオの歓喜の声が聞こえてきた。
予想だにしなかった答えに呆けていたが、その意味を理解して感極まったようである。

 うしおはキリオが真由子に告白し、それを真由子が困ったような顔を見せた後で快諾すると
また一瞬呆けた後で歓喜に跳ねまわるキリオを想像してプッと吹き出した。
 そして空を見上げると、果てしなく透き通った晴天の空に燦々と輝く
真由子の笑顔のように眩しい太陽に、自身もまた満天の笑顔を返した。
728名無しさん@ピンキー:03/11/28 13:01 ID:rA01WWO6
 白面の者が滅びたことによって、それを封印しその力を抑えるという「お役目」としての
使命を免れた真由子の運命は、もはや彼女の成長を縛り付けることはなく
その刻の歯車は他の者たちと同じように回り出していた。
 真由子にとって、うしおや麻子たちとともに成長し老いてゆけるということは
他に比類することのできない、人としての幸せであろうから……。



↑こういう文章を入れるのを忘れてた・・・。
729名無しさん@ピンキー:03/11/28 23:58 ID:rA01WWO6
職人さんたちへ乙age!
730名無しさん@ピンキー:03/11/30 22:36 ID:45KQGrzS
せっかくの土日なのに何で誰も来ないの?
シクシク・・・
731名無しさん@ピンキー:03/11/30 23:23 ID:T83//wxI
とらまゆプリーズ!。シャガクシャと真由子でもいい。

と、ねだるばっかじゃダメなんだろうけど本当に文才無いからなあ…。
732名無しさん@ピンキー:03/12/01 17:34 ID:+meuG03S
今週のサンデー、阿紫花出るかな…祈祷しておくか。
733111:03/12/03 11:18 ID:d/5t6eBS
姐さん萌え保守(;´д`)
734名無しさん@ピンキー:03/12/03 21:03 ID:ovImdCHK
姐さんのパンティは黒ですた
735名無しさん@ピンキー:03/12/03 21:29 ID:npno4Ep/
>>734
あれはブルマ
736名無しさん@ピンキー:03/12/03 21:49 ID:1UOUFpQR
今週のミンシアには萌えた
737名無しさん@ピンキー:03/12/04 01:26 ID:boz5NLXb
しかし、いつのまにあんな鳴海好き好きになったのか。ファティマで危機感を覚えたのか?
738名無しさん@ピンキー:03/12/04 10:11 ID:wZ9bbPzf
今週のミンシア姐さんはマジで(;´д`) ハァハァ
本スレが意外と冷静なので、ここで萌えを発散するよ

>>737
頼りない弟分だと思ってたが、実は・・・
という黄金パターンですな
王道こそ萌えの基本
739名無しさん@ピンキー:03/12/04 21:58 ID:s9q0xgkY
>>725
ミンシア姐さんは大人ですよ、んで女優さんで、黒ですよ。・・・黒。・・・・黒なんですよ。
740729:03/12/04 22:00 ID:s9q0xgkY
>>725  ×
>>735  ○
スイマセン。
741名無しさん@ピンキー:03/12/06 14:39 ID:PIDCtPo2
『キリオ、寝つきが悪いのか?』
 身体が火照って眠れないため夜風に当たっていたキリオに九印が聞く。
「うん・・・何かね・・・・・身体が熱くて眠れないんだ・・・・・・・。」
 そういうと、また昼間の風呂場でのことを思い出したキリオの頬が紅く染まる。
『先ほども同じような事を言っていたな、何か心配事があるのか?』
 九印の問いに一瞬躊躇しながらもキリオが語りだす。

「さっきも話したけど、お風呂場で真由子お姉ちゃんの裸を見てしまったんだ・・・・。」
『聞いた、それと何か関係があるのか?』
「・・・・寝ようと思って目蓋を閉じるんだけど、頭の中にお姉ちゃんの裸が浮かんで・・・・・。」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
「ぼ・・・僕にはまだ生えてないんだけど、その・・・・・股間の毛とか・・・・・・思い出して・・・・・。」
『・・・・・・キリオ・・・・。』
「あのおっぱいに吸い付きたいとか・・・・触りたいとか・・・・・そしたら、ここが大きくなって・・・。」

 九印の方を向き、今度はキリオが訊ねる。
「僕ってヘンタイなのかな・・・・・・何か、おかしくなっちゃたのかなぁ・・・・・・・?」
 九印の表情などは伺えないが、その人造妖怪には答えられそうもない問いにあっさりと答える。

『キリオが大人になりつつあるということだ。』
「え・・・どういうこと?」
『人間は思春期と呼ばれる時期になると強く異性を求めるようになる。』
「じゃあ・・・・僕はお姉ちゃんを?」
『そうだ、真由子の裸を見たことによりキリオの中の男性が目覚めたのだろう。』

「じゃ・・・じゃあさ・・・・・九印はこれをどうすればいいかも知ってるの?」
 キリオが先程から治まることのない、股間の脹らみを指して言う。
『その性欲の対象である異性が治めることができる。・・・・キリオの場合は真由子だ。』
「お姉ちゃんが・・・?でも、どうするの・・・・・・。」
『それを教えるためにも真由子の部屋へゆく、キリオ。』
 思いがけぬ九印の言葉に戸惑ったが、真由子の寝顔を見たいという衝動もありそれに
742名無しさん@ピンキー:03/12/07 07:08 ID:WVf/6J9c
>>741 間違ったのか? それとも、何か要求したいことがあるのか? あるいは、こんなこと聞く俺が悪いのか?
743名無しさん@ピンキー:03/12/07 09:29 ID:tWPoB3nO
 キリオと九印は真由子の寝室へと侵入していた。
『部屋の外に音が洩れぬように結界は張ったな。』
「う・・・うん。」
 窓際のベッドの上には何も知らずに真由子が眠り、スースーと寝息を立てている。
(お姉ちゃん・・・ちょっと間抜けだなぁ・・・・・。)
 真由子の寝顔を見たキリオはそんな感想を抱き苦笑いをした。
半開きの唇の端から、涎がつうーっと一筋垂れているからだ。

『キリオ、準備はいいか?』
 九印が確認するとキリオが頷いた。
「どうするの・・・・・?」
 その問いに九印は答えず、黙ってその触手を真由子のベッドへと向かわせる。
『真由子に術をかける、これは2人の為でもある。』
 掛け布団を捲くり真由子の両手両足を触手で拘束すると、半開きの口の中へと滑り込ませる。
「んんっ・・・んぅ・・・・・。」
 真由子が声を洩らしたのでキリオは心配になったが、彼女が目を覚ますことはなかった。
「こくんっ・・・。」
 その細く白い喉が何かを飲み込むような動きを見せる。
「九印・・・・・・お姉ちゃんに何か飲ませたの?」

『心配はいらない。2人の為の薬、媚薬という快楽を与える為の薬だ。』
 真由子の唇から唾液の糸を引いて触手が離れる。
『後は、真由子の身体をキリオの好きなようにすればいい・・・・。』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 キリオはひょっとするといけない事をしようとしているのではないかと思いつつも
その寝巻き姿の胸の僅かな脹らみ、流れるような美髪、カーテンの隙間から零れ入る月光に照らし出される
清純な寝顔、そして今彼が最も覗きたいと願う少女の秘密の花園・・・・・。
 真由子の全てが彼を誘惑し、その欲望に逆らうことなどできはしなかった
744名無しさん@ピンキー:03/12/07 09:38 ID:tWPoB3nO
「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・・お・・・・お姉ちゃん・・・・・・・・・・。」
 キリオは真由子の身体に身を預けそのぬくもりを味わうと、パジャマのボタンを外し始める。
一つ、また一つとボタンを外すたびに、胸からへそに向かって白い肌が曝け出されてゆく。
 全てのボタンを外し終えると純白のブラジャーを上へとずらす
その美乳とピンクの乳頭がキリオの目を捉えると、飛びつくようにむしゃぶりついた。

「お姉ちゃん・・・・真由子お姉ちゃん・・・・!僕、ずっと本当はこうしたかったんだと思う・・・・・・。」
ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅっ。くりゅ、くりっ、くりゅ、くりくりっ。
 赤子のように乳首を吸い上げ、舌の上でころころと転がす。
乳房に唾液を塗りたくり、乳頭を指で摘み、擦り上げ、捻り、弄ぶと真由子がくぐもった喘ぎ声を上げる。
 キリオはマシュマロのように柔らかな乳房の柔肉と飽きずに戯れつづけた。

「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・・・はぁ・・・・・・・綺麗だよぉ・・・・・・・・・・。」
 下半身の切なさに、キリオは勃起した股間をパジャマの上から真由子の恥丘に擦りつけた。
キリオが腰をグラインドさせるたびに真由子の身体も上下に揺れ、それに合わせて僅かな胸も揺れる。
 それを逃すまいと両の手は乳房を掌に収め、ふと切なげな表情の少女の顔に目を向ける。
柔らかな髪が揺れ、身体への刺激で僅かな喘ぎ声と吐息を洩らす、その様に少年は劣情をそそられ
真由子の唇を蹂躙すべく襲い掛かった。

「ん・・・・ちゅぱっ・・・う・・・んっ・・・・ぷはっ・・・・・んぅ・・・・・・・ぴちゅっ・・・・・・ふぅ・・・・ん・・・・・はぁ・・・。」
 キリオの唇が口を塞ぎ、舌でその柔らかな唇の表も裏側も舐めまわし、歯茎の裏側までも
蹂躙しつくすべく真由子の口内を走りまわる。
 息を封じられた真由子が苦しげに眉をひそめ、身を捩り、頬に熱い鼻息がかかる感触
少女の全ての反応が、少年をより一層張りきらせた。
745名無しさん@ピンキー:03/12/07 22:08 ID:YyruXMgB
本人さん?

それとも某スレからの無断コピペ?
746名無しさん@ピンキー:03/12/08 00:34 ID:PprdBWpw
ていうか、普通寝るときはブラジャー外します(笑)
747名無しさん@ピンキー:03/12/08 00:46 ID:uNOszqW5
>>745
後者でしょ?

>>746
原作準拠だろ、真由子だしな…
748名無しさん@ピンキー:03/12/08 15:45 ID:498SgDTB
>>742コピペ
749名無しさん@ピンキー:03/12/08 16:37 ID:PprdBWpw
>>742何からのコピペ?
750とら、真由子を喰う1:03/12/09 01:09 ID:ZGhHJM0b
 白面との最後の戦いで力を使い果たしたとらの身体が光の渦となり霧散する。
「とらあぁぁっ……!!」
 悲痛な絶叫、そしてとらと同じように字伏へとその存在を化そうとする中で、
うしおはその声を聞いたような気がした。
『ちょっくらマユコのところに行ってくらァ』
 それに対しああそうだよな、と呟く。
「俺も、とらになったら麻子のところへ行こうか、そして……」
 帯を成した光の渦はうしおから遠ざかって行った。

 ヒュゥゥゥ……カアアァァンッ……!!
「きゃっ……!」
 光の帯が目にも止まらぬ速さで真由子に衝突する。
「真由子さん!」「お姉ちゃんっ!!」
 状況を把握できない周囲のキリオや須磨子から悲鳴があがる。
「とら殿が真由子ちゃんへの別れの挨拶に来たのだな…」
 場で唯一状況を察知した紫暮の言葉に須磨子は涙し、キリオは入り込めない
2人の間の固い絆に、強くこぶしを握り締めた。
「お姉ちゃん……」
 真由子を包み込む強い輝きを見つめるキリオの心情は複雑だった。

「とらちゃん……?」
 突然の強烈な衝撃に驚き思わず目を閉じた真由子であったが、
その光の渦の中によく知った暖かさを感じてゆっくりとまぶたを開く。
 そして薄暗い周囲をきょろきょろと見回すと、暗がりの中にとらの姿を見つける。
『マユコ、お前を喰いにきたぞ』
 闇の中のとらが重々しい声で口を開く。
「うん…!全部、終わったんだね。とらちゃん……ご苦労様」
 すかさず抱きついて、頬擦りしてくる真由子にとらが苦笑する。
『相変わらず話を聞かねえ女だな、わしはおめえを喰いにきたと……』
 言いかけたとらの鼻先に軽くキスをした真由子が離れる。

「うん、おいしく食べてね」
751とら、真由子を喰う2:03/12/09 01:11 ID:ZGhHJM0b
『お、おい……』
 真由子がとらの言葉を無視してくるくると回り、ちょこんとポーズをとる。
「とらちゃん、私、おいしそう?」
『そうだな、極上のでざぁとだ』
「うれしいっ……」
 再びくるっと回転した真由子の服装が、
制服から2人が出会った時の清楚な白いブラウスとスカートに変化する。
 少女が一つ回るたびその服装が変わり、それに合わせて
周りの風景も変わっていった。
 2人の出会ったデパートの屋上、数々の思い出、そこで育った絆、その一つ一つを
刻み込むように、再び忘れることのないようにと回り続ける。
「どう、とらちゃん?」
「似合ってるかなぁ…?」
 一つ一つ聞く真由子に対し、
『うまそうだぜ』
『ああ…』
と相槌を打つとら。
 その度に真由子も嬉しそうにはしゃぎ、その動きもますます軽やかになっていく。

 最後に、2人の繋がりを決定的に深めたなゆらとたどかの一件のおりに着た、
純白のウエディングドレス姿でとらを見つめると、はにかんだ微笑をみせる。
「とらちゃん、今、あのときの誓いを……ね?」
『わかってるぜ、マユコ』
 少女の身体からフワッという風を残しドレスが離れると、
光の幻想の空間で大小の2つの影が混ざり合い、闇の中に溶け合っていった。 
752とら、真由子を喰う3:03/12/09 01:14 ID:ZGhHJM0b
「ん…ふぅ、ん……くすぐったいよ、とらちゃん」
 一糸まとわぬ姿になった真由子が、その裸身をとらの大きな舌で舐められ声を洩らす。
『味見ってやつよ』
「ふぁ…私、お、おいしい……?」
『でざぁとだからな、うめえに決まってらァ』
 舌で舐めあげながら、自由自在に動く髪の毛で全身を優しく撫でまわす。
「ひゃっ…!くぅ、あ、はぁ……」
 白く滑らかな下腹部から細くて繊細な首筋まで舐めあげられ、
まだ未熟だが形のいい乳房をこねくりまわされ、
柔らかい髪の毛で脇腹や内腿など全身の敏感な部分を撫でられ、
ほんのりとピンク色に上気した裸身にとらの熱く荒い吐息を感じるたび、真由子の裸体が
ビクビクと白魚のように跳ねあがる。

「と、とらちゃん……ぅんっ!わ、私……」
『おい、マユコ、前にうしおの嫁になりてえって言ったな?』
「え?……う、うん」
『今はどうだよ、まだうしおと……』
 真由子が強く抱きつき、とらの言葉をさえぎる。
 しばしの間続く、獣、いや妖と美少女の熱く甘い抱擁。

「もう、ずうっと前から、とらちゃんが大好きだよ…!私は、とらちゃんが……」
 抱きついて子供みたいに泣きじゃくる真由子の裸身を、
とらの髪の毛が蚕の繭のように、優しく包み込んだ。



続く
753名無しさん@ピンキー:03/12/09 02:05 ID:kAliizyP
>>750〜752
神…!(号泣)
754名無しさん@ピンキー:03/12/09 13:56 ID:GTbMlpVO
>>750-752
真由子が健気でホロリ…。
続きをお待ちしています。
755名無しさん@ピンキー:03/12/09 16:02 ID:z9prp4sk
やっぱりとら真由はいいなぁ。でも切ない…。
続き楽しみです。
756名無しさん@ピンキー:03/12/09 23:43 ID:b5Pmd9Iw
やっぱ、藤田マンガ一番の萌えキャラは真由子だらう
757名無しさん@ピンキー:03/12/10 20:33 ID:8BptHY7z
いつもいつも見られていたミンシア姐さんハァハァ

ビデオは残ってないのか?
758名無しさん@ピンキー:03/12/10 22:16 ID:gd3v3FVn
>>750-752
エロパロなのに、とらまゆだとエロ部分より切なさに涙する…

「とら殿が真由子ちゃんへの別れの挨拶に来たのだな…」

一言。たったひとことでいいから、こんなセリフが原作にも
あったなら、あの最終回での後味の悪さはなかったろうに。
759とら、真由子を喰う4:03/12/13 00:52 ID:ipOiCUOB
「暖かい……」
 自身を包み込むとらの髪の毛を指先で櫛取りながら真由子が呟く。
『おめえなぁ……あの時は寒そうにしてたじゃねえか』
「うふふっ、そうだね。あの後、私、風邪引いちゃってね……」

 真由子が嬉しそうに話続ける思い出を、とらもまた、静かに聞いている。
「それに、とらちゃんが優しいから……」
 童話や聖書の挿絵に出てくる、綿布にくるまれた赤ん坊を想起させる
天使のような柔らかな笑みを見せる。
『な、なんだとォ……?』

「え、どうしたの、とらちゃん?」
 突然顔を伏せ、わなわなと震えだしたとらに、不安げに尋ねる。
『わしが、わしが優しいだと……!?』
「うん!とらちゃんはいっつも……」
『妖のわしが、優しいわけねえだろうが!』
 裸身を包み込んでいた髪の毛を解き、その細い足を左右にガバッと広げる。
「ひゃっ…や、やぁん……!?」
 乙女の秘密の場所をとらの眼前に晒され、真由子が可愛らしく悲鳴をあげる。
「と、とらちゃん、こんな格好…恥ずかしいよぉ……!」
 羞恥心に顔を真っ赤にして首をいやいやと左右に振る。
『おめえの素肌なんて、何度見たことかよ。いまさら恥ずかしがることじゃねえだろ!』
 曝け出された部分を隠そうとして、ばたばたともがく真由子に冷たく言い放つ。

「で、でもやっぱりこんな……」
 なおも狼狽し、半泣き顔で悪あがきを続ける真由子を見て、
とらはちょっとしたイタズラを思いついた。
760とら、真由子を喰う5:03/12/13 00:55 ID:ipOiCUOB
『おめえには、いっつも振り回されっぱなしだからな……仕返しをしてやるぜ』
 そう言うと、晒されている股間を隠そうと宙を掻く腕をガッと掴む。
『へえ…こんなふうになってんのか、マユコ、おめえもわしと同じく獣だなア。
ここには、こんなに毛がびっしり生えてらァ!』
 決して濃いとはいえず、むしろその年齢にしては薄すぎるとも
いえる茂みを指してわざと大きな声で言う。
 そして真由子は、その言葉責めに対しても顔をますます朱色に染めて抵抗を続ける。

『さぁて、このでざぁとの内側ってのはどうなってんのかな?』
 少女の神秘の部分を隠そうと未だ頑なに閉じたスリットを、左右にくつろげる。
くぱぁっ……。
「いやぁ……」
 薄桃色の内面を曝けだされ、その内側に溜まっていた淫らな果汁が
とろとろと零れ出したのを感じて、真由子が小さく声を漏らした。
『うまそうだぜ、でざぁとってのはやっぱりこう汁っけがなきゃな』
 じゅるりと舌を鳴らし、ピンクのスリットの内側へとそれを滑り込ませる。
「ひゃっ…ふぁぁ……!」
 先ほどから放置されて敏感になり、愛液を滴らせている部分を刺激され、
真由子が抑えきれないで嬌声をあげる。
「と、とらちゃんの、えっちぃ……!」
 その最後の抵抗にとらが生理的反応を持って答えを示す。
「き、きゃっ……と、とらちゃん、そ、それ……!?」
『ふん、面白くねえが、わしにも人間みたいな部分が少〜し、残っていたらしいなア』

 真っ赤に火照った顔を両手で覆う真由子の視線の先には、
およそ男性器としか想像できぬ剛直が女の身体を求め、そそり立っていた。
761とら、真由子を喰う6:03/12/13 00:57 ID:ipOiCUOB
「あ、あ、あ……?」
 真由子がとらの股間のものを大きな目を驚愕でますます大きく見開いて見つめる。
(ひひ、ば〜か。こんなこと、わしの能力を使えば幾らでもできるのになぁ……)
 心の中で楽しそうにほくそえむと、さらに弄るようにスリットへと擦りつける。
ちゅくっ、ちゅくっ……。
「んくっ、ふぁあ……」
 狭い縦筋を押し開き肉棒の腹を前後させると、幼く未発達な陰唇もまた
それを求めるように絡みつき、淫らな水音を奏でる。
『どうだ、怖えかよ?』
「う、ううん、ちょっとびっくりしたけど……嬉しいよ」

『う、嬉しいだぁっ!?』
 落ち着きを取り戻したらしい真由子の答えに、とらがすっとんきょうな声をあげた。
「うんっ!だって、これでとらちゃんと1つになれるでしょう?」
 今は動きを止めて自分の秘部と触れ合っている剛直をいとおしそうに撫でる。
「わたし、とらちゃんやうしお君と──」
『おい、ちょっと待て……!』
 言いかけた口を塞がれ、何が起こったか理解できずに
目をぱちくりとさせる真由子の目尻から、溜まっていた涙がぽろぽろと零れ落ちる。
『マユコ、今、うしおとか言ったなぁ……?』
 顔をずんと近づけ、脅すように迫るとら。

「ぷはぁっ……ご、ゴメンね、やっぱり私、ちょっとだけ……」
 押さえつけていた手から開放された真由子が申し訳なさそうに誤る。
『いいさ、奴のことはわしが忘れさせてやる。マユコ、いいかよ?』
「うん、とらちゃん、お願い……」
 とらが真由子のか細い腰を引き寄せると、真由子もまた、
剛直を迎え入れるようにゆっくりと腰を落としていった。



続く
762名無しさん@ピンキー:03/12/14 10:24 ID:j8FzyKEV
age
763名無しさん@ピンキー:03/12/15 01:38 ID:Oi2d3Gyh
からぶりサービスのエロパロきぼん!
764名無しさん@ピンキー:03/12/15 09:52 ID:qP8ZH6ta
からくりサーカスのことを言ってるなら、既にこのスレ内に複数あるだろ。
それにキャラ名くらい指名しなければ職人さんも困るぞ。
765名無しさん@ピンキー:03/12/15 11:18 ID:FUEjWk41
いや、そうじゃないっしょ。
766名無しさん@ピンキー:03/12/15 13:57 ID:qP8ZH6ta
え、違うのか?
767名無しさん@ピンキー:03/12/15 22:36 ID:6WnApzxc
からぶりサービスはだなぁ
「吼えよペン」の中で島本が藤田御大をネタに漫画を書いてるんだよ。その登場人物「富士鷹ジュビロ」の人気連載が「からぶりサービス」だ。藤田ファンなら読んでみて損はないよ。
768名無しさん@ピンキー:03/12/15 22:57 ID:PGTRW4x7
ヴィルマと阿紫花なんてどーっすかね?
渋すぎて需要なしですかw?
あれば投下しますが。
769名無しさん@ピンキー:03/12/15 23:06 ID:fsRCzQVc
阿紫花は大勢居ますからねぇ。
770名無しさん@ピンキー:03/12/15 23:09 ID:o/Xuuwl8
>>768
来てくれませい
771名無しさん@ピンキー:03/12/15 23:11 ID:H8TphKVP
>>768
ゼヒ!
772 とら、真由子を喰う7:03/12/17 02:07 ID:2Z/hDcdt
ずぬぬっ…。
 真由子のか細い裸身を貫かんとするかのように、幼い割れ目を押し開いて
とらのものが少しずつ内部へと埋没してゆく。
「んっ、んっ、とらちゃん……」
 異物が自身の中へと侵入してくる感覚に真由子が身を硬くして身構える。
 その無意識の未知の体験への恐怖の反応が、それ以上の剛直の
侵入を防ごうと悪あがきをみせる。
『おいおいっ、わしたちは幻みたいなもんなんだから……と、言っても無駄みてえだな』
「はっ……ひゅうっ、はぅ、んんっ……!」
 なんとかその小さい身体でとらを受け入れようと奮戦する真由子だが、
必要以上に気張りすぎているのか、それより剛直が入っていくことはなかった。

『まったく、世話のやけるやつだぜ…』
 大きな舌で真由子の裸身をひと舐めすると、その緊張を解こうと
髪の毛で少女の全身を刺激し始める。
「は、あ…はぁぁ……んっ……!」
 脇腹や内腿などを柔らかいとらの毛で撫でられ艶かしいため息を洩らす。
「ひゃぅうん……!?あ、あ、くふぅぅっ……!」
 毛先で器用に女の子にとって最も敏感なクリトリスを刺激されると、その
華奢な身体がビクビクと跳ねる。
 小豆を覆っていた包皮も剥かれ、性感帯の塊となったそれをこねくりまわし
同時に突っつくようにして刺激を与え続ける。

「と、とらちゃん…きゃふっ……こんな、わたし、おかしくなっちゃ……」
 裸身がビクっと跳ね、真由子の陰唇が淫猥に蠢くたび、先端のみを咥え込んだ
結合部からとくとくと潤滑液が溢れ、とらのものを淫液で浸していく。
「や…は……!あ、ああああああぁぁぁぁっ……!」
 不意に後方の穴をも弄られ軽く絶頂に達する真由子。
 その身体が快感に仰け反り、幾度かの痙攣を見せたあと、ふッと全身から力が抜けた。
773 とら、真由子を喰う8:03/12/17 06:53 ID:2Z/hDcdt
ぬきゅっ!ぬくくッ……!
 締め付けの緩んだ一瞬の隙を突いて、綺麗なピンク色の花びらに肉の杭が打ち込まれる。
「んぅ、、あ、あぁ……ぐ、んんっ……!イ、痛ッ……!!」
『きたな、我慢しろよォマユコ!』
 折れそうなくらい細い腰をがしッと掴むと一気に引き寄せる。
「はんっ…!くぐ、あ、あああぁぁぁっ……!!」
 灼熱の剛直は狭い膣内を最奥まで貫くと、その動きを止めた。

「ふぁっ…はっ…んくぅ…はぁっ……」
 虚ろな瞳でで呼吸を落ち着けようと必死に努力する真由子の頬に
とらが顔を寄せ、その耳元に囁く。
『マユコ、わしとひとつになったおめえは自由だ。好きなように動いてみな』
「あ、あ……とらちゃん……?」
 落ちついて正気を取り戻した真由子が、幻の空間でのこととはいえ、
破瓜の涙を頬につたわせながら繋がったままのとらに抱きつき、強い抱擁をする。
「ごめんねえ……わ、わたし、自分のことばっかりで……」
『いいってことさ、それよりほれ!』
 とらが真由子に動けと促す。
「うん、気持ちよくしてあげるね……!」

 腰をゆっくりとグラインドさせて引き抜くと、結合部から一筋の鮮血が
つうっと肉棒を伝い落ちる。
『演出過剰なやっちゃな……』
 ここが現実ではなく、妖力と霊力が創りだす幻想の空間である以上、それが本物
の血ではないと悟ったとらが呟く。
「うふふっ、わかった? でもわたし、やっぱりとらちゃんとが初めてだし
雰囲気を出したくて……」
 真由子はイタズラっぽくチロっと舌を見せると、その尊い行為を
刻み込むようにゆっくりと動き出した。
774 とら、真由子を喰う9:03/12/17 06:55 ID:2Z/hDcdt
「う…んふっ、と、とらちゃん……はぅん!」
 真由子が腰を動かすのに合わせ、とらの髪の毛が全身をさわさわと撫でる。
ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ……。
 繋がっている2人の距離が離れ、再び零になるたび
その結合部からは少女の愛液が溢れ、淫靡な音色を奏でる。
「ん、んっ…!きゃうっ……あ、あっ!」
 刺激の強さに真由子が動きを止めるたび、とらが結合部の上にある
敏感な突起を弄んで絶え間ない行為を要求する。
 真由子のそこは始めての愛の繋がりにすっかりほころび、さきほどより大きさと
硬さを増したとらの剛直をその小さな秘処に出入りさせるのにもうなんの抵抗も
ためらいもなかった。

「はぁ……や、やぅん!? そんなところ……!」
 尻のすぼまりに刺激を受けて真由子が間の抜けた悲鳴をあげる。
『マユコ、おめえはこっちも凄く感じるみたいだなァ。まったく、助平な女よ』
「んふっ…そ、そんなこと……」
 否定したくても、現に感じている自分にそれができず、
真由子の顔は羞恥心で耳まで真っ赤に染まった。

にゅるんっ!
「ひゃあああぁぁぁっ……!?」
 とらの身体からもう一本、細い肉棒が屹立し真由子の菊の蕾に侵入する。
「や、やぁ……こ、こんなの、動け、ないよぉ……」
 さすがに敏感になりすぎた性感が、前後の穴を同時に貫かれる感覚に
限界を超えた快楽を感じストップをかける。
『じゃあ、わしが動かしてやるよ』
 とらは少女を前後から貫いたまま、それを大きくグラインドさせ始めた。
775とら、真由子を喰う10:03/12/17 08:20 ID:2Z/hDcdt
ぬっちゅ、ぬっちゅ、ぬっちゅ……。
 前後の穴を肉杭が出入りするたびに粘質な音が大きく響き渡り、
さすがの真由子もその恥ずかしさにとらの胸に顔を埋めるしかなかった。
「……ふぁ……くぅ……んくっ……」
 快感に真っ白になり擦り切れそうな意識の中で、洩れる嬌声を
抑えようと必死に歯を食いしばる。

『マユコ、なんでもっと声をださねえ?』
 動きを止めてとらが聞く。
「だ、だって……んふっ、お尻の穴まで、こんなの恥かしいよぉ……」
『ばァ〜か、お前が恥かしいってタマかよ! それに、わしが妖ならおめえはなんだ?』
「…………?」
『獣だろうが、だったらもっと鳴きな!』
 とらは真由子に覆い被さるようにして組み敷くと、より激しく剛直を膣奥へと打ちつける。

ちゅぱん!ちゅぱん!ちゅぱん!
「あっ、あっ、あっ、あっ、ああああぁぁぁぁっ……!」
 かろうじて声が洩れるのを抑えていた手が外れ、すがる場所をもなくした
真由子が大きく声をあげ、嬌声のスタッカートを奏でる。
 真由子の快感はあっという間に高まり、限界を超えて立て続けの絶頂を迎えた。

「…………? と、とら、ちゃん……!?」
 霞みが掛かったような意識の中で真由子はとらと、色濃い肌の男の影が
重なるのが見え驚きの声をあげた。
776とら、真由子を喰う11:03/12/17 08:22 ID:2Z/hDcdt
『どうした?』
 様子のおかしい真由子にとらが聞く。
「それが、あんっ…とらちゃんの人間だったときの姿なの……?」
 質問に逆に聞き返す真由子。
 もうすでにとらの姿は半分薄れ、男──シャガクシャの姿と完全に重なっていた。
『ああ、そうだ…名を、シャガクシャという』
「しゃがくしゃ? んふっ、変わった名前だね……でも、名前が2つもあったら
なんて呼んでいいか、困っちゃうね……」
『いつものとおり、とら、でいい』
 そう言うと真由子と濃厚な、一度きりの熱いキスと抱擁を交わす
シャガクシャの姿で、だ。
「とら、ちゃん…とらちゃん……!」
 真由子も口内に侵入してくる舌に積極的に自らの舌を絡ませ、
シャガクシャと幾度も唾液の交換を繰り返した。

「はんっ、あぅ…はああぁぁん! あっ、ああっ……!」
 真由子とシャガクシャ、それと重なるようにとら。
 3つの影が一体となり、まるでひとつの生き物のように光と影の幻想の中で踊りつづける。

じゅぱん!じゅぱん!じゅぱん!じゅぱん!
「ひゃうん、とらちゃん! とらちゃん!あ、ああああぁぁぁ……!!」
 真由子の膣壁が、その可愛らしい顔からは想像できない淫猥な動きをみせ
まるで別の生き物のようにシャガクシャのものをきつく締め付ける。
『う、おお……真由子、いくぞ!』
 シャガクシャは全ての精を吸い取ろうとするかのような少女の膣奥の
子宮へと、己の分身たる種子を開放した。

 全身を包み込む心地よい気だるさと体内へと放たれた精子の暖かさを
感じながら真由子は幸せな眠りの闇へと落ちていった。
777とら、真由子を喰う12:03/12/17 17:48 ID:2Z/hDcdt

「う…、ん……とら、ちゃん? おはよう……」
 目を覚ました真由子の視界に、覗き込んでいるとらの姿が映る。
『なにがおはようだ、のん気にぐうぐう寝やがって!』
「えへへ……」
 照れ笑いを浮べる真由子。
『ほれ、ほっぺたによだれの跡がついてるぜ……』

すかッ。
 伸ばした手が、触れるはずのものを素通りして通り抜ける。
「え……?」
 真由子がなにが起こったか分からずに呆けた表情を見せる。
『いよいよ、わしも時間だな…』
 そこにはもうシャガクシャの影はなく、ぼやけたとらの輪郭だけが
うっすらと弱弱しい光を放っていた。

「とらちゃん! とらちゃん! いや、いやぁ…やっと……」
 何度も何度も細い腕でとらに触れようとするが、そのたびに虚しく空を抱くだけだった。
 半狂乱で泣きじゃくる真由子の頭にポンと手を乗せるしぐさをすると、
真由子もまた頬擦りをするようにとらの半透明の手にすがってくる。
「触れることはできなくても、暖かい……やっぱり、人間には戻れなかったんだね……」
『まぁ、分かってはいたがな…マユコ………』
「なぁに…とらちゃん?」
『はんばっか、うまかったぜ…』
「わたしは、食べてくれないの?」
『うしおにも同じこと言ったが……もう…喰ったさ……真由子、またな……!』
「とらちゃ───ん!!」
 悲痛な悲鳴をあげる真由子を置き去りにして、光の渦の中にとらの存在が飲み込まれていった。
778とら、真由子を喰う終幕:03/12/17 17:50 ID:2Z/hDcdt

「お姉ちゃんっ!」
 真由子の身体が一層強い光を放つのを見たキリオがその側へ
行こうとするのを紫暮が制止する。
「どうやら真由子ちゃんが帰ってきたようだ」

「と、ら…ちゃん……」
 現実世界へと意識を戻した真由子が、失ってしまった大切な者の名前を呟く。
 自分を包み込む暖かい光が弱く、小さくなっていくのを感じ、強い喪失感が真由子を襲った。
 残った光は最後に真由子の下腹部の中に納まるようにして消えた。
「あ……」
 とらの最後の言葉を思い出して溢れた涙がポロポロと頬を伝う。

「おねえちゃん、大丈夫!?」
 駆け寄ったキリオが細い肩を震わせて涙を流しつづける真由子の手を優しくその手に抱いた。
 2度と離さないという決心をその胸に秘めて。

『真由子、またな………!』
 とらの笑顔と、その言葉の意味するところ───


 白面の破壊の爪あとを微塵とすら感じさせぬほどに復興した街中を
若い父親と母親、2、3歳の幼い男の子が仲良く手をつないで歩いている。
「なにが食べたい?」
 年若い母親が子供に優しく尋ねる。
「はんばっか! てろやけばっかが食べたいー」
 無邪気な様子で跳ねながら幼子が答える。
「テリヤキバーガーよ、いい? て・り・や・き」
「てろやけばっか、てろやけばっか!」
 その様子を見た父親がぷッと噴出すと、釣られて母親や子供にも
楽しそうな笑い声が広がった。
 その家族連れは幸せそうだった───その様子を形容する言葉はそれで十分であろう。
779名無しさん@ピンキー:03/12/17 19:09 ID:TSiB1Yms
ああ、素晴らしいっ。
こんだけエロくて、キャラもばっちりで、そんでもって「はぴえんど」とわ!
おいらもこういうの書きたいよ〜。
ありがとうございましたー。
780名無しさん@ピンキー:03/12/17 20:32 ID:uI9pkP2L
素晴らしい作品を読ませていただきました。
やっぱとらと真由子って良いですね。
どうもありがとうございます。
781名無しさん@ピンキー:03/12/17 21:27 ID:MtVj2yzD
ただ一言…


感動した。
782名無しさん@ピンキー:03/12/17 23:07 ID:9i0Y5LGp
涙しました…。もう、本当にそれしか言えません。
ありがとうございました。
783名無しさん@ピンキー:03/12/21 14:17 ID:98csKTfL
age
784とら、真由子の・・・:03/12/21 23:38 ID:VMEY8LTr
>>779-782
こんなに好意的な感想レスが・・・!
本当に感謝!多謝です!嬉しいなぁ・・・・・・。
返事遅れてすみません。
また機会があったらからくりネタも書いてみますね。
問題は、自分的に真由子に匹敵するキャラが・・・。


ちなみにタイトルは2巻の「とら街へゆく」のノリで。
これからも元気と泥なんてなんだいの心意気でいきましょう!
785名無しさん@ピンキー:03/12/23 02:30 ID:VAHi+D4L
なんか、からくりの30巻読んだら
妙にレンゲとユリに萌えますた
786名無しさん@ピンキー:03/12/24 11:57 ID:tpMNgbm6
菊姉のスカートはもっと長いほうが萌えると思います。
787名無しさん@ピンキー:03/12/24 20:46 ID:1Rzcx2bo
今週ミンシア姐さんがナルミにチューしてた
788名無しさん@ピンキー:03/12/24 20:53 ID:00Ylufwt
今更だが、雑談は本スレでやってはくれまいか?

流れ的に次はからくりネタだとありがたいのかな…。
789名無しさん@ピンキー:03/12/25 04:02 ID:N5VQU+lR
ギイ先生に色々仕込まれるエレキボンヌ。
むしろギイ先生を。
あんなキャラなのにこの手のネタは付かないよな。
790名無しさん@ピンキー:03/12/25 11:16 ID:Xz6Nf2CZ
指を折られるとこで、エロを感じた。
ギイが女ならかなりの萌えキャラだったものを・・・
791名無しさん@ピンキー:03/12/25 18:26 ID:DPylqXTO
藤田作品の男キャラは妙に雰囲気がエロいのが多いせいか、
ギイや阿紫花が女だったらと思った事が何度かある。
でも、男だからこそ良いのかも…とも思う。
792名無しさん@ピンキー:03/12/27 22:58 ID:8+SkNAlu
age
793名無しさん@ピンキー:03/12/31 01:11 ID:kZXlNepy
保守age
794名無しさん@ピンキー:03/12/31 10:29 ID:KpglyDR2
阿紫花兄とヴィルマってのは、まっとうすぎてダメですかね。
こういうワルっぽい大人のカラミ、色っぽそうだが。

例 =======
ヴィルマは、赤い色のついた指先で阿紫花の細い顎を捉えた。
阿紫花はシニカルに笑って答える。
「姐さん。やめましょうや、こういうの」
「アラ。自信ないの?」
ヴィルマの人差指が、阿紫花の唇に触れる。
「イケナイことは足を洗いまして。最近は綺麗な生活してんですから、」
わざと情けなさそうな笑みを浮かべて、彼女の気を逸らそうとする。
「じゃあ、そのイケナイこと、しましょ」
言うなり、ヴィルマは阿紫花の唇を奪った。口を開かせ、彼女の赤い舌が歯茎をなぞる。
タップリ絡み合ってから、銀糸が引かれて、離れた。
ヴィルマの眼に欲情の色が走っていた。美人にこんな表情されて、惑わない男がいるだろうか。
「これで勘弁してくだせぇ、姐さん」
サラリと返答する阿紫花に、ヴィルマのこめかみがピクリとした。
「あんたって、」
次の瞬間、阿紫花の手が彼女の喉元にかかっていた。
指先に力が入っている。それ以上入れられると、-----マズい。些か感情に気を取られていた。油断ととられても仕方ない。
「こういうメにあいたかないでしょ。今日はこのへんで、」
「は。ナメられたものね、アタシも」
阿紫花の目が眇められた。流石に気分も害されてきた。
「こんなんで引き下がると思ったら、大間違いよ」
「そこまで言うんじゃ、こっちも引き下がれませんや。覚悟、できてるんでしょうな」
「覚悟するのは、そっちよ」
ヴィルマの強い流し目を、さらりと受け流して阿紫花は目で彼女を促した。目の先は寝室のドアだ。
「結構」
ふたりの姿がその向こうに消える。
さて。
イタイ目見るのは、どっちのことやら。
795名無しさん@ピンキー:03/12/31 18:04 ID:XfrYkfPN
例じゃなくてそのまま続きでいいじゃねえですか!
本当にからくりらしい文脈に感嘆。
796名無しさん@ピンキー:04/01/02 14:40 ID:gZriJtFH
昔極道漫画なのに点描の飛び交う少女漫画絵で有名な漫画家が
アレと女のアレを糸で結んでいかせまくって
女をたらし込んでのし上がっていく極道漫画があったが
阿紫花のいつもの手も糸とか使うのかなぁ

本編でも阿紫花とヴィルマ前フリで終わって欲しくないよ
783氏続きたのしみにしてやす
797名無しさん@ピンキー:04/01/03 19:51 ID:bDy/2Xv3
ほしゅ
798名無しさん@ピンキー:04/01/03 23:35 ID:YIIZEwJR
>>794
巧いなぁ。感心。
続き書いてみたらと言ってみる。

>>796
それって何てマンガ?
教えてくれ
79933:04/01/03 23:42 ID:RhWGtEj1
>>798
その漫画は知らないけど、「点描飛び交う少女漫画絵の極道漫画家」といったら
立原あゆみではないかと。
800名無しさん@ピンキー:04/01/04 01:12 ID:hhsmGvI9
800get
801阿紫花兄×ヴィルマ:04/01/06 20:37 ID:Zwe71zxl
>794でつ。即席なんで、あんま期待しないでください。

====
ヴィルマの手が阿紫花のコートにかかった。
それをバサリと落とすと、そのまま彼の両頬を引き寄せる。
ついばむようなキスなどしない。
のっけから、舌を絡めあう。
阿紫花の左手は彼女の首を固定し、右手が服の下に入り込む。
その手に冷たいものが当たった。ついっと阿紫花は離れる。
「あン」
「姐さん。あんたぶっそうなモン持ってんじゃねーですか」
「商売道具よ。気にしないで。それより、」
阿紫花は再び唇を奪われる。
━━気にするなって言われても・・・・・
彼女のキスに応えながら、阿紫花は<商売道具>を探ってはポイポイと放り投げた。
とりあえず、今度こそヴィルマの素肌をなぞる。
吸い付くような、肌だった。
鍛えられ、女として磨き上げられた色香の肌。
━━こりゃ悲鳴あげさせられんのは、俺の方かな、
ヴィルマのキスは、阿紫花の喉に下がった。
よれたネクタイをスルリと解き、放ると、シャツを緩め、そのまま音を立てて、吸う。
それがピクンと止まった。
阿紫花がヴィルマの乳首を掴んだからだ。そのまま指の平で捏ねる。
彼女の薄く開いた唇から、吐息が洩れる。
人形遣いは指先のほんの僅かな動きでも、人形の表情を自在に操る。
黒賀の人形遣いの中でもトップクラスの腕前だった阿紫花にとって、
女を鳴らすような繊細な指遣いは朝飯前のことだった。
長い舌で耳を舐めると、言った。
「気持ち、いいですかい?」

======またそのうちに・・・・・・・
802名無しさん@ピンキー:04/01/06 23:03 ID:ekjFcK6x
阿紫花の、心中での一人称が「俺」なのが(・∀・)イイ!
803名無しさん@ピンキー:04/01/07 23:34 ID:LtPt1aJN
>>801
> ======またそのうちに・・・・・・・

この終わり方いい!
804名無しさん@ピンキー:04/01/09 23:11 ID:XAEmBNEv
age
805名無しさん@ピンキー:04/01/14 18:03 ID:A/5L0usD
保守
806名無しさん@ピンキー:04/01/15 22:37 ID:gcBs4q3S
age
807名無しさん@ピンキー:04/01/22 10:40 ID:+mmUGZrE
おさげ
808名無しさん@ピンキー:04/01/23 21:38 ID:HOC50WF0
保守
809名無しさん@ピンキー:04/01/23 21:45 ID:kve7GI3q
age
810名無しさん@ピンキー:04/01/23 23:17 ID:mY4Z4X/N
黒賀村を飛び出していったれんげ姉が都会の荒波に
いろいろなところを揉まれてドロドロにされるSSきぼん
811名無しさん@ピンキー:04/01/24 10:53 ID:Njt8WslF



812名無しさん@ピンキー:04/01/24 12:03 ID:a6fnwDn4
>>810
鬼畜派ハケーン
813名無しさん@ピンキー:04/01/25 01:34 ID:/oFI+cuw
              ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
         ☆ チン  〃 ∧_∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <神降臨まだ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \__________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
        | .愛媛みかん.|/
814名無しさん@ピンキー:04/01/26 22:24 ID:d3WCvP5O
人いないのかなぁ
815名無しさん@ピンキー:04/01/26 22:29 ID:e483qu5L
獣うしおを元に戻すために純潔を捧げる娘たちのSSを書いて欲しいです。

ちなみに礼子は経験済みと言うことで除外してくださいw
816名無しさん@ピンキー:04/01/26 22:53 ID:rPxosy+W
>>815
長くなりそうだよな・・・。
人気イマイチの勇タンはいいのか?
817名無しさん@ピンキー:04/01/26 22:55 ID:e483qu5L
>>816
え????

勇って人気無かったのか…
818名無しさん@ピンキー:04/01/26 23:13 ID:rPxosy+W
>>817
なるべく不等号は付けたくないけど・・・5人娘では

真由子>麻子>小夜>礼子>勇

こんな感じだ。
ネット上の人気投票はネタだから本気にしない方がいい。
ゲームなんかでは存在しない作品が1位になってたりするし・・・。
一応これ貼っとくけど笑えるぞ。
ttp://www11.cds.ne.jp/~nishiba/vote/votec.cgi?no=0
819名無しさん@ピンキー:04/01/27 01:12 ID:lijuE8VG
日輪と純はどうでつか?
820名無しさん@ピンキー:04/01/27 01:18 ID:bh9uauOJ
>>819
日輪「良し来い、蒼月!私が全てを受け止めてやるっ!」

準備万端で潮を迎え入れる日輪。

その横を獣化潮素通り。

日輪「こ・・・ここ、こらー!私だって女なんだぞー!!」
821名無しさん@ピンキー:04/01/27 01:24 ID:AWdQuMN4
>>820
日輪(*´Д`)ハァハァ
822名無しさん@ピンキー:04/01/27 23:20 ID:V5DVnfqA
>>354
リーゼたんハァハァ
823名無しさん@ピンキー:04/01/28 16:49 ID:dlyMXZb3
>>820
 純 「仕方ないでしょ。あんたはしょせんポロリ要員なんだし」
日輪「ポロリ要員言うなあぁっ!」
82433:04/01/28 20:37 ID:pxEeaSES
久々に投下したいんですが・・・。
時間的に3月頃の話なんですが、完全に原作無視の捏造しまくりです。
(この時点では絶対にありえないのにエッチ有り)
まずいので次の鳴エレ編が再開するまでに書き逃げしたいと思います。
82533:04/01/28 20:38 ID:pxEeaSES

仲町サーカスを巻き込んだバスジャック事件が起きたあの日、
私はナルミに自分の「正体」を明かされ、彼が私を憎む理由を知った。
彼は私が自動人形の首領フランシーヌ人形だと思っている。
人間の体を手に入れる為に、フランシーヌ人形に心を乗っ取られた娘だと。
クローグ村最後の生き残りの「しろがね」フウという男に、そう教えられたと言う。
でも、私はエレオノール。他の誰かなんかじゃない。
もしも、幼い頃フランシーヌ人形の溶けた生命の水を飲んだ事が本当だったとしても、
私の心は私の物。
私にはフランシーヌ人形の記憶なんて無いのだから。
・・・だから私はゾナハ病の治療法を、ナルミに教えてあげる事はできない。
自動人形から世界を守る為に、彼がどれほど辛い戦いを続けてきたのか。
ゾナハ病で苦しむ人々を救えない自分を、どれほど責めているのか。
分かってしまっても、私には何もしてあげられない。
彼に憎まれる事よりも、彼の為に何もできない事が、私には何より辛い。
いっそ本当に、私の心がフランシーヌ人形のものだったなら、
彼の望みを叶えてあげられるのに。
例え、それが私の命と引き換えだったとしても。
それでもその日から、ナルミは特に私に何かしようともせず、
仲町サーカスのアルバイトとして、淡々と仕事をこなしている。
命を狙う者狙われる者という私達の異常な関係を皆に覚られないよう、
私もまた、努めて平静を装った。
それから約一月、何事も無かったかのように、平穏な日々が過ぎていった。
82633:04/01/28 20:39 ID:pxEeaSES

その日も公演が終了すると、私はナルミの姿を探した。
彼は公演の合間、片付け物をしたり、テントの影で暇潰しをしたりしている。
少しでも時間が空くと、すぐに私は彼のところに行ってしまう。
そして話し掛けては煩がられたり、怒られたりするのだけれど。
それでも彼の側にいたいという気持ちは押さえられないから、
邪魔だと思われても、つい近くに行ってしまう。
彼を探してテントの裏に行くと、リーゼさんとヴィルマが談笑していた。
「あ〜ら、しろがね。またあの兄さんの後を追っかけまわしてるのかい?」
「ヴィ、ヴィルマ」
「あんたってば、本当にあいつにイカレてるねぇ」
「そ、そ、そんな・・・」
私は思わず焦ってしまい、言葉が出てこない。
「しろがねサン、可愛いデス」
リーゼさんにまで言われて、頬がカーッと火照るのを感じた。
「真っ赤になっちゃって、まあ。ほ〜んと女ってのは男で変わるもんだわ」
「しろがねサンもですけど・・・、カトウサンも随分変わったような気がしマス」
「ナルミが? ・・・変わりましたか? リーゼさん」
私は意外に思ってリーゼさんに問い返した。
「ええ、最初はとても近寄りにくい感じがしたんデスけど、今はそんなことないデス。
それに時々、しろがねサンのことをジーッと見てるんデスけど・・・」
「ナルミが私を・・・?」
「カトウサン、前みたいにあまり怖い顔しまセンネ」
82733:04/01/28 20:46 ID:pxEeaSES

「ふ〜ん、この娘ったら。とろいと思ったら、見てるところはちゃんと見てるんだ」
「とろいは余計デスぅ〜、ヴィルマサン」
リーゼさんはプゥとふくれた。
言われてみれば、この頃ナルミとよく目が合うような気がする。
サーカスを見に来てくれた子供達に取り囲まれている時。
リーゼさん達と他愛の無いおしゃべりをしている時。
ふと顔を上げると彼の視線にぶつかる。
そんな時、彼の顔に浮かんでいるのは・・・困惑?
ナルミは迷っている?
私がフランシーヌ人形だという確信が揺らいでいる?
そう信じてもいいの? ナルミ。

ナルミは大道具置き場で、生方さんと一緒に道具の手入れの事で話をしていた。
「ああ、ここんとこだ。少しぐらついとる」
「補強しといた方がいいっスね。板打っときます」
生方さんはナルミにとても目を掛けていて、自分の知識を熱心に教え込もうとしている。
孫の涼子さんを助けられた事もあるけど、どんなに叱り飛ばしても厳しくしても
ノリさん達のように怖がらず、鍛え甲斐があって気に入ってるようだった。
ナルミもこういう仕事は嫌いじゃないらしく、結構楽しそうに見える。
もっとも「なんで俺はジーさんやバーさんに、いい様にこき使われるんだ」なんて、
ぼやいているのをこの前聞いてしまったけど。
少しずつだけど、ナルミがここに馴染んできているのが嬉しかった。
82833:04/01/28 20:47 ID:pxEeaSES

あまりにも凄惨な体験で受けた彼の心の傷が、簡単に癒せるとは思わないけれど。
それでも様々な人と触れ合う日々が、彼に安らぎをもたらしているのかもしれなかった。
本当に、ずっとこうしてナルミと暮らしていけたらいい。
そうすれば、彼もまた以前のような笑顔を取り戻してくれるかも・・・。
生方さんは体を伸ばして、辛そうに腰の辺りをトントンと叩いた。
「イテテ・・・、ちょいと腰が疼いてきやがった」
「いいっスよ。後は俺がやっときますんで休んできてください」
「そうかい? じゃあ後は頼んだぞ」
生方さんが行ってしまったのを確認すると、ナルミは私の方を振り向いた。
何か重大な事を秘めているような彼の真剣な表情に、私は少し不安になる。
「エレオノール」
「・・・はい?」
彼はポケットの中から小さな歯車のような物を差し出した。
「これは・・・」
「自動人形の部品だ。おそらくな」
私はそれを手にとって、繁々と眺めた。
確かにそれは「しろがね」として戦っていた頃見慣れた、破壊された自動人形の物だ。
「何故、こんな物を?」
「さっき、向こうの倉庫の近くで見つけた」
彼の言葉に、私は激しい衝撃を受けた。
仲町サーカスの近くにまで自動人形が・・・。
829名無しさん@ピンキー:04/01/28 23:33 ID:4Yl4TpSt
おおっ、久しぶりの神が…
33さん、お待ちしてますた。
83033:04/01/29 23:47 ID:ISBybBRD

「自動人形を作れるのはフウ・クロード・ボワロー。そして造物主である白金・・・
フェイスレスだ。どうやらフェイスレスは、お前の周りを嗅ぎ回ってるらしいな。」
そう、これが現実。
あまりにも穏やかで満たされた日々が続いて、私は忘れかけていたのだった。
この世界を覆いつくそうとしている脅威を。
そして私が世界の運命を左右する鍵だということを。
「フェイスレスの野郎・・・。皆を騙しやがって。あいつは絶対に許せねぇ!」
ナルミの瞳が凶暴な光を帯びる。
それは壮絶な戦いを生き抜いてきた戦士の目だった。
仲町サーカスの人達や子供達の前では見せない、それが彼の本当の顔。
一介のアルバイトとして静かに暮らしているのは、見せ掛けに過ぎない。
全ての「しろがね」の命を背負い、彼の心は今でも戦場にあるのだ。
私は改めてそれを思い知らされたのだった。

その夜、皆が寝静まってから私とナルミはテントを抜け出し、倉庫へ向かった。
月明かりもあるけれど、高速道路の照明で倉庫の周辺は明るかった。
私達は立ち並ぶ倉庫の周りを探索し、粉々に破壊された自動人形の残骸を見つけた。
「自動人形は何かと戦ってやられたらしい。戦闘の跡がある」
倉庫の壁には無数の傷があり、地面には何かが爆発して焼け焦げた跡が残っていた。
「こんな間近で自動人形が戦っていたのに気付かなかったなんて・・・。」
上の高速道路は深夜でも車の往来が絶えず、その騒音で多少の物音は掻き消される。
気付かなかったのは、そのせいかもしれない。
83133:04/01/29 23:48 ID:ISBybBRD

「それよりも・・・誰がこいつを破壊したんだ。俺達以外の誰が自動人形を倒せる?」
「あのフウという人は? その人もフェイスレスを倒す為に動いているんでしょう?
自分でも自動人形を作る事が出来るなら、それで・・・」
「だったら俺に隠れて動く必要はないだろう。あいつを完全に信用するわけじゃないが
俺に黙ってちょっかいを掛けてくるとは思えねぇ。もっとも、あの覗き屋ジジイ。
蟲目の監視は付けてるだろうがな」
「それなら一体誰が何の為に・・・。私の知らない所で一体何が起きているの・・・」
真っ暗な闇の中からじわじわと、何かが忍び寄る気配がする。
じっと息を殺し身を潜め、私を捕えようと狙っている。
そんな感覚に襲われ、私は思わず叫び出したい衝動に駆られた。
「ナルミ・・・」
私は救いを求めるように彼の腕に縋り付き、顔を見上げる。
けれど、彼は静かに言い放った。
「本当にお前は『知らない』のか? エレオノール」
その冷ややかな声音に、私の心臓が凍りつく。
「ナ、ナルミ・・・、私を・・・疑っているの?」
「フェイスレス、フウ。この2人以外にも自動人形を作れる者がいる。
フランシーヌ人形・・・、お前だ」
「そんな・・・私は違う! ナルミ!」
「俺はこの自動人形はフェイスレスの手の者だと思った。だが・・・本当にそうなのか?
こいつがお前の手下じゃないと、どうして言える?」
83233:04/01/29 23:49 ID:ISBybBRD

「違う、違う・・・。私は自動人形なんか作れないわ。信じて・・・」
私は必死に彼に懇願した。
「お前を信用しろと言うのか? 自動人形のリーダーであるお前を」
ナルミは吐き捨てるように言った。
「私はエレオノールなんです! フランシーヌ人形に心を乗っ取られてはいません!」
「数ヶ月の間、俺はずっとお前を見てきた。確かにお前は人間の女そのものだったぜ。
ここの連中と家族のように接し、子供達を可愛がり、そして俺に・・・。
だがな、自動人形どもは人間の振りをし人間に混じって暮らしていた。
あいつらのリーダーであるお前なら、人間の振りをする事なんて雑作もないだろう!
お前が本当にフランシーヌ人形じゃないと証明できるのか!」
「御願い、私を信じて・・・。私はあなたに嘘をついたりなんかしない。
あなたを騙したりしてない。私は本当にあなたの事を・・・」
ナルミは私の両腕をつかみ、激しく揺さぶった。
「黙れ! フランシーヌ人形! どんなに上手く人間の振りをして見せたって、
俺は絶対に騙されねぇぞ!」
私は絶望感で胸が押し潰されそうだった。 
どうすれば彼は私を信じてくれるのだろう? 
あなたはあなたの敵なんかじゃないと。
あなたの為なら命さえ捧げるつもりなのだと。
どんなに訴えても、私の言葉は彼の心に届かないのだろうか?
83333:04/01/29 23:50 ID:ISBybBRD

「フランシーヌ人形。お前の為にどれだけの人が苦しんだと思ってるんだ!」
彼は容赦なく、どこまでも私を追い詰めようとする。
「ゾナハ病をばら撒いたのはお前だ!」
ああ、それは私じゃないわ。
「お前のせいで今も大勢の子供達が苦しんでいるんだ!」
助けてあげたくても、私はその方法を知らないの。
「お前を倒す為に、俺の盾になって皆死んでいったんだ! ロッケンフィールドさんも、
ダールもトーアもティンババティもドミートリィも・・・」
あなたがそんな辛い思いをして戦っていたなんて知らなかった。
彼の炎のような怒りに圧倒されて、私は金縛りにあったように動けない。
私は今、殺されるのかもしれない。彼の腕の、あるるかんの剣に切り裂かれて。
・・・それでもいいと思った。
この胸を切り開いて、本当の心を見せることが出来るのならそうしたい。
それでナルミの気が済むのなら、ここで彼の手に掛かって死んでもいい。
だけど突然、、彼の様子が一変した。
鳴海は苦しげに、今にも泣き出しそうに顔を歪めた。
「それなのに・・・、どうして・・・」
さっきまでの激情が嘘みたいに、まるで頼りない子供のように見える。
彼は両手で私を引き寄せ、その胸に強く抱きしめた。
そして悲痛な声を絞り出すようにして叫んだ。
「どうしてお前を憎む事が出来ねえんだぁぁぁ─────!!」
834名無しさん@ピンキー:04/01/30 21:50 ID:id+XEexw
な…鳴海の想いが伝わってくる…。
83533:04/01/30 22:58 ID:9ARMVLv5

「ナ、ナルミ・・・?」
「ちくしょう・・・、なんで俺はお前なんかを・・・。皆の仇の・・・、
フランシーヌ人形の生まれ変わりのお前を・・・、俺は・・・」
呆然とする私を抱きすくめ、彼は呻くようにつぶやいた。
彼の苦しみが痛いほどに伝わってくる。
憎むべく相手として見ながらも、ナルミは私のことを・・・。
けれど、死んでいった仲間達とゾナハ病の子供達への思いがそれを許さないのだ。
彼は憎悪の言葉を口にすることで、私への気持ちを否定しようとしている。
それでも言葉とは裏腹に、彼の腕は更に強く私の体を掻き抱いた。
私もまた無我夢中で彼の体に縋り付く。
嬉しさのあまり全身が震え、心臓が止まりそうだった。
私はただひたすらに彼の名を呼び続けた。
「ナルミ・・・、ナルミ・・・、愛してる・・・」
「エレオノール・・・」
あれほど望んだ腕の中に、今私はいる。
死んでもいい・・・。
さっきと同じ、けれどもまったく逆の意味を持つ言葉を私は胸の中で繰り返した。
見上げると、彼の顔が間近にある。
熱を帯びた彼の瞳が私を見つめる。
やがてナルミの唇が下りてきて、私の唇と重なった。
83633:04/01/30 22:59 ID:9ARMVLv5

私達は2人っきりになれる場所を求め、倉庫の中に忍び込んだ。
積み上げられた段ボール箱と共に、色々な物が雑然と置かれている。
それらを覆っているビニールシートの上に、ナルミは私の体を横たわらせた。
高い位置に取り付けられた窓から、月の光が静かに降り注いでいる。
その明かりに照らし出された互いの顔を見つめ合う。
がっしりとした顎のラインと肉厚な唇が厳つい印象を与えるけれど、思った以上に
彼は整った顔立ちをしていた。
高くすっきりとした鼻梁に切れ長の目。
そして眉は筆で刷いたように細く長い。
その男らしい精悍な顔が覆い被さってきて、私の唇を吸い上げる。
歯列を割って進入してきた彼の舌が、私の舌を絡め取る。
「・・・ん、ふぅ・・・」
私もおずおずと舌を動かし、彼に答えた。
彼は唇を合わせたまま、私の体に手を這わせていった。
服の上から胸のふくらみを包み込み、柔柔と揉みしだく。
スカートの裾をたくし上げ、ふとももをゆっくり撫で回す。
彼の手は、私の中に今まで知らなかった快感を生み出していった。
体の奥が甘く疼き、全身が熱く火照ってくる。
私はその感覚にうっとりと身を任せた。
83733:04/01/30 23:05 ID:9ARMVLv5
Σ(゚д゚lll)ガーン 今頃気付いた。
>832の下から3行目
>あなたはあなたの敵なんかじゃないと  ・・・は
「私はあなたの〜」の書き間違いでした。
838名無しさん@ピンキー:04/01/31 00:09 ID:UtdXgt5f
ドンマイ!大変おもしろいです。
839名無しさん@ピンキー:04/01/31 03:30 ID:5gppVw8x
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
鳴海イイ!
84033:04/01/31 23:47 ID:+WsmOc0U

ナルミは私の体を離し身を起こすと、私の衣服を脱がし始めた。
彼の手によって、私は身に着けている物を一枚ずつ剥がされていく。
ニット地のシャツが頭から引き抜かれ、スカートを下ろされる。
ホックを外されブラジャーの紐を肩からするりと落とされと、両の胸のふくらみが
零れ出す。
ショーツにも指が掛けられ、ふとももを滑らせながら、そっと引き下ろされた。
私は彼のなすがままに、一糸纏わぬ姿にされた。
春先とはいえ、夜の空気はまだ肌に冷たい。
私は思わず両手で体を隠した。
肌寒さのせいでなく、彼の視線に晒されるのが恥ずかしかったから。
しばらくの間、彼は恥ずかしげに目を伏せる私の姿を見つめていて、それから
自分も服を脱ぎ始めた。
マリオネットから移植した彼の人工の手足が、私の前にさらけ出される。
ナルミは四肢を失ったことを一切嘆いてはいなかった。
マリオネットの手足は仲間達との絆を示すもので、彼にとって誇るべきものだった。
それは彼の歩んで来た道の証しであり、私にはとても愛おしく感じられた。
私は両手を広げ、想いの丈を込めて彼の名を呼ぶ。
「ナルミ、愛しています・・・」
彼は逞しい胸板に私を抱き、私は彼の体の重みをしっかりと受け止めた。
84133:04/01/31 23:47 ID:+WsmOc0U

ナルミは私の体の隅々まで愛してくれた。
彼の熱い舌が首筋をたどり、両の手が素肌を撫でる。
「・・・ん、・・・ん、・・・ぁあん・・・」
彼の吐息がかかるたびに、甘い戦慄が背中を駆け抜ける。
私は身をよじり、すすり泣くような声で喘いだ。
「あ・・・、はぁ・・・、あん・・・、」
自分がこんな甘えた声を出すなんて信じられない。
そんな端ない声を上げる自分を、彼がどう見てるのかと思うと居たたまれなくて
私は懸命に声を抑えようとした。
「なんだよ。我慢することねえだろ?」
「だ、だって・・・、恥ずかしい・・・」
「もっとお前の声、聞かせろよ・・・」
彼は私の乳房を?んで、ゆっくりと円を描くように揉みしだく。
「・・・やっ!」 
唇に胸の先端を捕らえられ、私の体はビクンと跳ねた。
彼の口が固く尖った乳首を吸い、舌先でつんつんと弄ってから転がす。
「や・・・、だ・・・めぇ・・・、そんな・・・、ナル・・・ミ・・・」
あまりの快感に耐え切れず、私は体を大きく仰け反らせて身悶えた。
842名無しさん@ピンキー:04/02/01 15:58 ID:jv+OIVR3
33タンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
鳴海の葛藤(・∀・)イイ!
さあどうぞ続きを!(*´Д`)<ハァハァ
843名無しさん@ピンキー:04/02/01 16:50 ID:XyqkAcFu
(≧∇≦)bイイ!

本編のエレはいつになったら鳴海に抱きしめてもらえるんだろう…
84433:04/02/01 23:18 ID:sYRhzDLI
今日は1日中仕事に追われて、書く時間が取れませんでした。
しかも>841の13行目「つかんで」の漢字が文字化けしてる・・・。
マヌケすぎるよママン(´・ω・`)
845名無しさん@ピンキー:04/02/02 21:16 ID:0vvXZUlv
ドンマイ33サン…(;´Д`)<ハァハァ/\ア/\ア
ハァ━━━━(*´Д`*)━━━━ン!!!

84633:04/02/02 23:35 ID:FmJZhppo

彼はさらに手を下に滑らせていった。
お腹の上をたどり、両足の間に彼の手が忍び込む。
「・・・んっ!」
彼の指の感触に、私は思わずを身をすくめる。
今まで誰にも侵入を許した事の無い、自分ですら滅多に触れる事の無い場所。
そこを彼の手で触られている。
それを思うと、私の体の奥が妖しくうずいた。
彼は押し当てた指を、ゆっくりと上下に動かし始める。
「あ・・・、あっ、はぁ・・・、ん・・・」
彼の指の動きとともに、私のそこはくちゅくちゅと湿った音を立てた。
自分でも気が付かないうちに、そこはしっとりと濡れそぼっていた。
彼に触れられているところから熱い何かが溢れてきて、体中に広がっていく。
あまりにも甘美な感覚に、心も体もとろけてしまいそう。
そこを擦られるとこんなに気持ちがいいなんて、私は今まで知らなかった。
「あ・・・ん・・・、いい・・・、気持ちい・・・い、ナルミィ・・・」
私はもうじっとしていられず、髪を振り乱しながら必死で喘ぐ。
彼の指が私のもっとも敏感な場所を捕らえた。
「いやっ! ・・・ぁあん!」
私の背筋を電流のようなものが走る。
彼は親指と人差し指でそれを摘んで、こりこりと弄ぶ。
「・・・やっ! だ、だめぇ! そん・・・な・・・、い、いいっ! いいのぉ!
ああぁ・・・、もっ・・・とぉ」 
84733:04/02/02 23:36 ID:FmJZhppo

私は我を忘れて叫んでいた。
「ナ、ナルミ・・・、ナルミィ! おねが・・・い、や、やめないで・・・、あん!
はぁっ! もっと! もっとして・・・、ああ・・・」
自分の意思に関係なく、彼の指を含んだそこはビクビクと蠢いている。
次から次へと蜜が溢れ出し、彼の指に絡みついて淫らな音を響かせる。
その音がいっそう私を煽り立て、激しく乱れさせた。
彼は手の動きをさらに速める。
私のそこを指で弄りながら、固く尖りきった乳首を唇に含んで攻め立てた。
「はぁん! あふん! く・・・ぅん! やぁ・・・、もう・・・許・・・して・・・、
あっ、あっ! いやぁ・・・、わ、私・・・、も、も・・・う・・・、許し・・・」
あまりに強すぎる刺激に、自分が苦痛を感じているのか快感を感じているのか、
もう分からなかった。
けれど彼は愛撫の手を休めようとはしてくれない。
「いやっ! いやぁ! 許してぇ! し、死んじゃう! お・・・ねがい、ナルミ!」
気が狂いそうな快楽に、私の頭から何もかも消え去っていた。
ただ彼と、彼に触れられている場所だけが、その時の私にとって存在する全てだった。
私の体はがくがくと震え、背中が大きく反り返る。
頭の中がはじけ飛んで、真っ白になった
「・・・あっ、あああぁ─────!!」
私は歓喜の声を上げながら高みへと登りつめた。
84833:04/02/03 22:58 ID:Nsv5WtpH

「・・・はぁ・・・、はぁ・・・、はぁ・・・」
私は肩で息をしながら、必死に口を動かし空気を求めた。
凄まじいほどの快楽に翻弄された後、次にやってきたのは心地良い気だるさ。
私は放心したように横たわり、夢見心地で甘美な余韻に浸った。
ナルミはまだ私のそこを愛おしみ、撫でてくれている。
さっきまでのような攻め立てる動きではなく、優しくいたわるように。
彼の指が周りの肉をめくりながら、熱くとろけてたっぷりと潤った私の中に入ってきて、
確かめるようにゆっくりと蠢き始める。
「・・・あ・・・ん・・・」
私の奥にはまだ、埋み火のように熱が残っていて、彼の動きに合わせて体が
びくんびくんと反応した。
「いいか・・・?」
心地良さに酔い痴れ、ぼーっとなっている私に彼が囁く。
ナルミは真剣な目で私を見下ろしている。
私は彼の意図を悟り、こくんとうなずいた。
彼は力を無くし投げ出された私の両足を左右に開き、私の上に体を重ねる。
私の熱く濡れたそこに硬い物が押し当てられた。
「は・・・あ・・・」
彼はゆっくりと私の中に入ってくる。
「・・・うっ! くぅ! い、痛・・・っ!」
私は思わず悲鳴を上げた。
84933:04/02/03 22:58 ID:Nsv5WtpH

それは指などとは比べ物にならない質量を持って私の中を押し広げ、突き進んでくる。
予想もしていなかった激痛に、私の喉の奥から呻き声が漏れる。
「うぅ・・・、くっ・・・、はぁ・・・」
戦いで傷付いたりすることには慣れていたけれど、それは今まで経験したのとは
まったく異質の痛みだった。
私は彼の体にすがり付き、その背中に爪を立てる。
体内をえぐられる、引き裂かれるような痛みを必死に耐えた。
「エレオノール・・・、大丈夫か? 続けてもいいのか?」
私の苦しげな様子を気遣い、彼が尋ねてくる。
彼に心配をかけたくなくて、私は懸命に首を振った。
「へ、平気・・・。これ・・・ぐらい・・・大・・・丈夫だから・・・、だって・・・
あ、あなたと・・・ひとつになるため・・・だもの・・・」
そう、これはナルミを受け入れる為に必要な痛み。
彼と全てを分かち合って生きていく為の儀式なのだから。
彼の為なら、どんな痛みにも耐えてみせる。
その誓いを証明するものなのだから。
「あ・・・、ああ・・・、ナルミ・・・、もっと深く・・・私の中に入ってきて・・・
私の・・・中に・・・あなたを・・・刻み付けて・・・」
私は痛みよりも強い想いで、ただひたすら彼とひとつになる事を願った。
彼は私の望むままに体を押し進め、奥まで深々と貫いた。
85033:04/02/03 22:59 ID:Nsv5WtpH

私の痛みが少しでも治まるまで待とうとしているかのように、彼はしばらく動きを止めた。
けれどやがて私の両脇に手をついて、徐々に体を動かし始めた。
「うっ、くぅ・・・、ナ・・・ルミ・・・」
彼の物に突き上げられるたびに、私の体は大きく揺さ振られる。
「ふっ・・・、ぁうん! ・・・はっ! あふっ! ・・・あっ、あっ!」
彼を迎え入れた私のそこは激しく擦り上げられて、濡れた音を立てる。
私の中にナルミがいる・・・。
その歓びが私に痛みを忘れさせた。
彼は圧倒的な存在感で私を満たす。
私の体の芯に再び火が着き、熱く燃え上がり始める。
「ナルミ・・・、ナルミ・・・、ああ・・・」
「エレオノール・・・、はっ・・・、くっ・・・」
彼は荒い息をつきながら、歓喜の入り混じった声で私の名を呼ぶ。
ああ・・・、いいの? ナルミ。
あなたも私を感じてくれているの?
彼に歓びを与えているという満足感が、私をさらに高ぶらせていく。
彼が愛しくて愛しくて、泣きたいほどに感じている。
ナルミ、あなたももっと私を感じて・・・。
「あ・・・、くぅっ! エレオノール!」
彼が体を震わせて、私の中に解き放ったのを感じた。
私は幸福感に包まれながら、満ち足りた思いでそれを受け止めた。
85133:04/02/03 23:00 ID:Nsv5WtpH

私達は並んで横たわり、倉庫の天井をぼんやりと眺めていた。
「俺は・・・罰を受けるな」
私に腕枕をしながら、彼はポツリとつぶやく。
「え・・・?」
「惚れちゃいけねえ女に惚れちまったんだ。あの世に行ったら皆に殴られるな」
彼は自嘲するようにフッと笑う。
「・・・その時は私も一緒。あなたひとりでなんか行かせないんだから」
私は甘えるように彼の胸に頬をすり寄せ、彼は私の髪を静かに撫でる。
「そうだな。俺はもう引き返せねえとこまで来ちまったんだ。こうなったらお前と一緒に
どこまでも行ってやるさ」
私達がこれからどこへ行くのか、どんな運命が待ち受けているのか分からない。
朝が来れば様々な現実が待ち構えている。
ゾナハ病の事、フランシーヌ人形の記憶の事、フェイスレスという男との戦いの事。
何もかもが闇の向こうで、道を切り開く術は見つからない。
それでも私達は共に進んで行くしかなかった。
私はもう決してナルミの腕を離さない。
ナルミの手をしっかりと握って、どこまでも一緒に歩いていく。

窓の外が白んできた。もうすぐ夜が明ける。
でももう少し・・・、もう少しだけ、こうしていたい。
少しでも長く彼の腕の中でまどろんでいたい。
私は彼の厚い胸にすがり、顔を埋めた。
85233:04/02/03 23:03 ID:Nsv5WtpH
以上で終わりです。
それでは、また新たなネタを思いつくまでごきげんよう(・∀・)/^
853名無しさん@ピンキー:04/02/04 07:56 ID:C38im01U
モツカレー
力作だったね。次回作も楽しみにしてますよ。
854名無しさん@ピンキー:04/02/04 21:46 ID:j1IKWI3t
33さん乙カレー!!
早く二人がこうなるのを切に願いますなぁ(;´Д`)
855名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:42 ID:addm0npd
れんげ×勝を希望してみる。
856名無しさん@ピンキー:04/02/05 18:20 ID:YQF19Yzu
百合の百合キボンヌ
いや、マジで
857名無しさん@ピンキー:04/02/06 21:45 ID:N9/Pyzgz
age
858名無しさん@ピンキー:04/02/07 23:10 ID:euqIHL17
勝も、もう1cm深く指をかけてくれてればなあ…パンツも脱げたのに。
859名無しさん@ピンキー:04/02/08 01:12 ID:UtMTSKPQ
れんげは百合や菊を食ってそうだ。
860名無しさん@ピンキー:04/02/08 01:27 ID:vh9dINmk
この調子で勝×菊もいずれやってくれるんだろうか、本編……
861クサレ団子:04/02/08 10:21 ID:cNXlKmFC
れんげさんネタキボン!
できれば気の強いれんげさんが、実はMとかキボ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ン!!!
862エイジ:04/02/08 11:56 ID:Pw4xkbXJ
あの状況では普通に考えて、れんげを犯ってしまうのが
ただしい青少年のありかただと思うがどうか?

863エイジ:04/02/08 12:18 ID:Pw4xkbXJ
マサルの異常なもてぶりもきになるけど
やはり、ナルミをヒロインたちが輪姦するのが正しいかなぁ。

順番決会議
エレオノール:「やっぱり、私が本命ですよね?」
ミンシア:「本命じゃなくてもいいけど、初物ゲットはアタシ。姉貴分だし」
ファティマ:「私は最後でもいいですけど、皆さん全部ヌきつくさないでくださいね。」
馬麗娜:「ここはひとつ、ナルミを改造してボタンひとつで海綿体を充血できるようにするのがベストソリューションではないか?」
864名無しさん@ピンキー:04/02/08 13:52 ID:4wNaPwgN
>>863
ワロタ
865名無しさん@ピンキー:04/02/11 00:34 ID:+Ia0Et7P
>>863
エリさんとルシール先生も加えてやってくれ。
あと、からくり編の最初に出てきた先生とか、ゾナハ病院の看護婦とかも惚れてたっけ?
866名無しさん@ピンキー:04/02/11 16:56 ID:xoN+lvVX
>>863
とりあえず本命エレガンガレ!
ベスとかコロンヴィーヌとかも忘れずに

あと、「僕は君のことが好(ry」とカミングアウトしやがったアルレッキーノもぜひ…
867名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:21 ID:8D+iB36j
鳴海に抱かれたファティマを羨ましがってたコロンビーヌも
868名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:28 ID://FDHlmT
あげ
869名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:03 ID:TRxLQM1v
小夜たんきぼんぬ
870名無しさん@ピンキー:04/02/13 04:41 ID:tXTi5Ccl
>>ルシール先生

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
871名無しさん@ピンキー:04/02/13 07:56 ID:+F7JgeeV
若ルシールなら(・∀・)イイ!!
872名無しさん@ピンキー:04/02/13 18:53 ID:YaQbNFVH
若ルシール先生の官能小説ハァハァ…
873名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:46 ID:gAeobZHV
若ルシールって14歳くらい?
874名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:04 ID:m+k4MC36
軍人の愛人だったころのルシールきぼんぬ
875名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:07 ID:RNTcEJIc
33の神様には及ぶべくもないですが、へたれSS投下します。
鳴エレで。
876名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:08 ID:RNTcEJIc
左腕の刃にキスされてから、ナルミはエレオノールに対して明らかに戸惑っていた。
あの女はフランシーヌ人形の溶けた「生命の水」を飲んだ、フランシーヌ人形の生まれ変わりなのか。
それとも全く別の人格を持つ、生身の人間エレオノールなのか。

だから、その夜エレオノールが忍んできたとき、どちらなのか確かめる絶好の機会だとナルミは考えた。
ナルミはわずかな気配で目を覚ますことができる。寝ているところにエレオノールが近づいてきても、
ナルミは眠ったふりを続けた。
自分を殺そうとすれば、彼女はフランシーヌ人形の生まれ変わりだろう。自分は自動人形たちにとって
最も邪魔な人間のひとりだ。
ゾナハ病の治療法を聞き出すまではナルミが彼女を殺すわけにはいかないが、少なくとも彼女が「人形」
なのか「人間」なのか、その点ははっきりするだろう。

目を閉じていても気配と空気の流れで全てが分かる。拳法の修行と自動人形との戦いの賜物だ。顔にエレ
オノールの熱を帯びた視線を感じる。呼吸が徐々に速くなり、乱れていくのをナルミは不思議に思った。
「もうどこにも行かないで‥」
エレオノールが呟く。切ない響きだった。
877名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:10 ID:RNTcEJIc
ナルミはエレオノールのするがままにさせていた。暗い部屋の中で、隙間から差し込む月明かりだけが、
唯一の明かりだ。
エレオノールは裸だった。それはナルミに対して害意がないことを示すため。そして、ナルミに抱かれる
ためだった。そんなことがナルミに根深く巣食う自分への憎しみを軽くすることにはならないとわかって
いたが、エレオノールには込み上げてくる衝動を止められなかった。ナルミとの絆が欲しかった。たとえ
身体だけでも‥。
ナルミは途中で目を開け、それに気づいたエレオノールは驚いたが、ナルミがなにも言わず動きもしない
ので、恥ずかしさを隠しながら行為を進めていった。

「ん、ん‥」
チュプ、ジュプと音を立てながら、ナルミの性器を口に含んで唾液で濡らす。舌の動きはぎこちない。エ
レオノールにとって初めてだったが、ナルミにとっても初めてだった。稚拙な愛撫でも徐々に性器は固く
なっていった。
だが、ナルミの心は冷めていた。これも油断させるための手段か、それとも‥。
たっぷりと唾液を絡ませてから、エレオノールはナルミに跨った。指で膣口を広げ、ナルミをあてがい、
少しずつ腰を落としていく。内側から掻き分けられ、突き上げられる。痛い。でもナルミが欲しかった。
今を逃したら、ナルミは永遠にどこかに行ってしまう気がした。
騎上位の格好でナルミを全部飲み込むと、ナルミの腹に手を置き支えにして腰をゆすり始めた。
粘膜のこすれあう濡れた音が響く。
ナルミは、エレオノールに殺意がないことをようやく確認した。では、このセックスはフゥの語った、
あの目的のためのものなのか。
ナルミはエレオノールの腰をつかんで動きを止めさせた。
「なぜだ?なぜこんなことをする?」
エレオノールはナルミの目をまっすぐに見返し、言った。
「あなたが好きだから。愛しているから」
フゥはフランシーヌ人形が「生命の水」に溶ける直前、赤ん坊に興味をもっていた、と語った。フランシーヌ
人形は赤ん坊を産むために人間のエレオノールに自分の溶けた「生命の水」を飲ませ、人間として生まれ変わ
ったのではないか、と。
878名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:12 ID:RNTcEJIc
「おまえは赤ん坊が欲しいだけだろう、フランシーヌ人形」
威圧的なナルミの口調に負けじとエレオノールは反論する。
「ちがう!私は人間のエレオノール」
エレオノールは泣いた。自分の言葉はナルミに届かない。信じてもらえない。今、愛しい男がこんなに近く
にいるのに。
エレオノールは泣きながら謝った。
勝を救出するとき、ゾナハ病の発作にかかったナルミに笑いかけられず、救えなかった。
そして今、ゾナハ病の治し方を教えられなくてナルミを救えない。それがたまらなく苦しかった。
自分は何の役にも立たない。
「ごめんなさい、ごめんなさい‥」
エレは大粒の涙をこぼしながら何度も何度も謝った。
その姿がナルミの記憶を刺激する。
『笑えない。なぜだろう、笑えないの!すまない!すまない!』
必死に泣きながら‥、何度も‥。
「お前は‥、前にもこんな風に俺に謝ったことが‥」
「憶えてるの、ナルミ!?あなたと私がお坊ちゃまを助けたときのことを‥」
「お坊ちゃま‥?」
(子供‥?)
ナルミの脳裏をいい顔で笑う子供の面影がよぎる。
「あの子供!生きているのか?」
ナルミは上半身を起こし、エレオノールに肉薄した。
炎と水と崩れる壁の中で、守り切れなかったと思っていた子供。俺の腕をすり抜けていっちまった命。
死んだと思っていたのに。
879名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:14 ID:RNTcEJIc
「あなたが助けてくれたのよ、ナルミ」
エレオノールは遠い記憶を思い出すように呟く。
「爆発した建物近くの水路からお坊ちゃまが出てきて‥」
(爆発‥炎?水路‥水?)
「私が見つけたときには、お坊ちゃまはあなたの左腕を抱えて、狂ったように泣き叫んで‥」
(フランスで目を覚ましたとき、俺に左腕はなかった)
「その左腕を見て私もあなたが死んだと思った」
記憶と符合する。ならば、自分とこの女が協力して子供を助けたというのは、真実なのだろう。
エレオノールは今度は泣きながら笑っていた。零れ落ちる涙を拭いながら、嬉しくてたまらないというように。
「なぜ笑う?」
ナルミは急に笑い出したエレオノールをいぶかしんで、訊いた。
「嬉しいの。お坊ちゃまを覚えていてくれたことが‥」
エレオノールはナルミの頭を引き寄せ、互いの額をくっつけた。
「良かった‥。私のことよりお坊ちゃまのことを覚えていてくれたことがとても嬉しい‥」
ナルミはこのとき初めてエレオノールの美しさに気づいて、しばし見とれた。
「笑えない人形フランシーヌ」。その生まれ変わりである女がこんなにいい笑顔を作ることができるだろうか。
この女はフランシーヌ人形の生まれ変わりではないのか。
うそではないかもしれない。フランシーヌ人形であれば、子供を守る理由などない。世界中の人間をゾナハ病に
感染させるつもりの自動人形がそんなことをする必要があるだろうか。
880名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:15 ID:RNTcEJIc
俺は確かにあの女と約束した。俺に泣きながら「すまない!」と謝るあの女に。あの子供を‥助けるって‥。
そのときの女が目の前の女ならば、フランシーヌ人形の生まれ変わりであるわけがない。
この女はやはり生身の人間エレオノールなのか?
そして俺を愛しているというセリフも嘘ではないというのか。
「お坊ちゃまもナルミのことをいつまでも」
エレオノールが言い終わらないうちに、ナルミはさえぎった。
「あの子供はどこにいるんだ!」
「関西にある小さな村にいるわ。このサーカスも巡業でいずれそこへ行くわ」
「生きて‥いたんだな‥」
良かった。俺は守れたんだ。
ずっとずっとわだかまっていた後悔の念が消えて、ナルミの目に涙がにじんだ。
昔の眼差しに戻ったナルミに、すかさずエレオノールが口付ける。
憎悪で感じなかった、ペニスへの濃密な快感が甦る。エレオノールが動くだけでは足らない。
ナルミは上半身を起こして、エレオノールを床に寝かせ組み敷いて抽送を始めた。
「はぁっ、ん、‥ナルミ、ナルミ‥」
エレオノールは愛おしげにナルミの名を呼んだ。


881名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:16 ID:RNTcEJIc
セックス後のけだるさの中でも、ナルミは目は冴えていた。エレオノールは眠っていた。自分の
腕をナルミにしっかりと絡ませ、片足までナルミに巻きつけていた。
ナルミがわずかに身動いただけで、エレオノールの腕に力がこもる。もうどこにも行かせないというように。
ナルミは後悔していた。一時の激情に駆られて、エレオノールの中に幾度も射精した。一瞬でも、彼女がフラ
ンシーヌ人形の生まれ変わりではないと信じたからだ。だが、それこそが用意周到な計画だったかもしれない。
やはり彼女は赤ん坊が欲しいためだけに自分と交わったのかもしれない。
ナルミがそう考えたのは、彼女が人形の生まれ変わり出なければ、ゾナハ病を止める方法がなくなってしまう
からだ。マークは死に、ベスは死ねないまま永遠に苦しみ続けている。
ナルミの中で疑いは晴れない。むしろ、ゾナハ病を止めるという希望のためにこれからもエレオノールを疑い
続けるだろう。
「ちくしょう‥、わからねぇよ」
どうして、この女は自分を殺そうとしている俺の横でこんなに幸せそうに眠るんだ。
ナルミは空いているほうの腕を目の上にかざした。
「だれか教えてくれよ‥。おれはどうしたらいい‥」
フゥの語ったことは、明霞が言ったように、真実であるかどうかわからない。
師父、ルシール、ロッケンフィールドさん‥。みんな死んでしまった。
「ちくしょう‥」
ナルミは泣いた。憎むべき相手さえわからなくなった。
こんな孤独な夜はなかった。
882876-881:04/02/14 00:19 ID:RNTcEJIc
エロなくてすいません。お目汚ししてすいません。

「運命は近づき、心は遠くなる」ってすごい言葉だなぁ‥
883名無しさん@ピンキー:04/02/14 00:22 ID:m0SxOn/1
>>882
GJ!面白かったです。
やっちゃった後でも悩む鳴海がイイ
884名無しさん@ピンキー:04/02/14 20:48 ID:vmS3XkjV
鳴海タン、種ぐらい気前よくあげなさい。減るもんじゃなし。
88577:04/02/15 08:35 ID:hkG995gm
エレ(フランシーヌ人形の生まれ変わりとして)すら憎めなくなったら、
鳴海タン本当に「独り」だなー。なんて孤独だ‥。測り知れん。

勝のことを覚えていてくれたことに嬉しくて涙するエレもイイ!
886885:04/02/15 08:37 ID:hkG995gm
クッキー消し忘れ‥。ハズカスィ‥。
887名無しさん@ピンキー:04/02/15 21:15 ID:rLWFvhVS
常に「・・」が二個…。
888名無しさん@ピンキー:04/02/17 20:11 ID:aT7cnuiM
age
889名無しさん@ピンキー:04/02/17 20:34 ID:uV0SVSTJ
>883-886は>882のジサクジエン
890名無しさん@ピンキー:04/02/17 21:08 ID:1CfjiuvA
>>889
全面否定もしないし、明らかにそうだろうというところもあるけど
わざわざそんなレスする必要もない。
891名無しさん@ピンキー:04/02/17 21:16 ID:/i1/Fb5P
少なくとも884は違う。
私が書きました。
892名無しさん@ピンキー:04/02/18 12:25 ID:zcni5Bi7
けだものの槍を鎮める為の行為なら真由子の本懐も一応達成させてあげられるな。
893名無しさん@ピンキー:04/02/19 19:43 ID:RotuC82N
>863のようなヒロインたちによる鳴海輪姦話キボンヌ
894名無しさん@ピンキー:04/02/20 02:23 ID:QsgJUZRV
暁の歌発売記念にコースケ×ゲメルきぼん。

「女の最後の『武器』は・・・・・・この『身体』ってことよ、コースケ」

なんつってな。
895名無しさん@ピンキー:04/02/23 17:51 ID:HQxnen3x
age
896名無しさん@ピンキー:04/02/23 17:51 ID:HQxnen3x
sageが入ってた、スマソ
897名無しさん@ピンキー:04/02/23 22:35 ID:jDBEHFku
自分はガストキング×イーズーンをキボン
タイトルは「美食王の艶事」で。ベタか
898名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:08 ID:/RF47+8S
             / / }
           _/ノ.. /、
           /  <   }
      ry、     {k_ _/`;,  ノノ パンパン
    / / }      ;'     `i、 
   _/ノ../、   _/ 入/ /   `ヽ, ノノ
  / r;ァ  }''i" ̄.   ̄r'_ノ"'ヽ.i   ) ―☆
 {k_ _/,,.'  ;.  :.      l、  ノ  
    \ `  、  ,i.    .:, :, ' / / \
     ,;ゝr;,;_二∠r;,_ェ=-ー'" r,_,/   ☆


【ラッキーレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です   
899飯安室:04/03/07 20:44 ID:9Wsj8Y/0
ふと、続編ってみま。

<7>

<さらに言えば、私、メイホーは
 私自身を形作る「水分」さえあれば、何だって、
 どんなことだってできますのよ。九印にだって負けないんですから。>
 実に楽しそうに、誇らしげに語る怪物の言葉に、日輪は戦慄を覚えた。
 つまりこのバケモノは妖気の大小に関係なく、周囲に水がある限り、
 桁外れに強力になっていくということではないか。
 ならば、部屋が水浸しになっているこの状況は危険すぎる。

<あら?「おかしい」っていうのは、私名前の話でしたの?>
 考えに没頭して無反応な日輪に、
 メイホーは返答を誤ったのかと疑念を抱いたらしい。
<だってあなたの身体の中に染み込んだ「私達」は、
 もう小さくなりすぎて「私」とはいえませんもの。
 それにその子たち全員に名前をつけるには多すぎるわ>
 ころころと笑う、という雰囲気そのままで、メイ・ホーUが答えた。
 身体はともかく、日の輪の精神から、さぁっと血の気が引いた。
 思考が断ち切られ、一瞬にして現実に引きずり戻される。
(・・・お前・・・今、何と言った・・・?)
900名無しさん@ピンキー:04/03/07 21:30 ID:w5OdSHzD
900(σ・∀・)σゲッツ
901名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:35 ID:uqguJ+m7
おおっ! お久しぶりです、飯安室さん。ガンガレ(・∀・)
902飯安室:04/03/07 22:48 ID:9Wsj8Y/0
<8>

<はい?私の分身たちに名前を付けるには多すぎて・・・>
(違う!その前だ!)
<・・・ああ。>
 メイ・ホー2の声色に笑いが混じる。
<あなた、私がどこに隠れてたのか、
どうやってあなたの身体を意のままにしてるのか、
 気づいてらっしゃらないのね。>
 それは快い笑みではなかった。嘲笑と呼ぶにふさわしい。
<あなたが引狭さまの書斎を荒らしてから今まで、
 私、地道にずぅ〜っと働いてましたのよ。
 あなたの体の隅々まで「私達」が届くようにって。
 でも、やっぱり粘膜からだと吸収が良かったみたいですわね。
 今はもうみんな、あなたの体に馴染んでるみたい。>
 絶望的な台詞だった。
 知らぬ間に、自分は体中怪物に支配されているというのだ。
 柄にも無く、日の輪は気が遠くなった。
 気力で意識をつなぎとめると、
 今度は内に溜まっていた怒りの炎が猛然と吹き上がった。
 こんな弱小妖怪に肉体を乗っ取られるなど、
 ありえないことだったからだ。
(コソコソ隠れず堂々と出て来い!
 正面から来たなら、そうしたら・・・)
 無意味な台詞だと分かっていたが、
 それでも叫ばずにはいられなかった。
「・・・簡単に叩き潰してやれるのに!えっ!?」
 いきなり自由が戻った舌に、日の輪自身が声をあげて驚いた。
903名無しさん@ピンキー:04/03/08 21:27 ID:9zcDFs5t
またこれか
904名無しさん@ピンキー:04/03/09 05:26 ID:2wKI5BT8
801板に藤田スレが立ってるのだが・・・。
905名無しさん@ピンキー:04/03/09 07:24 ID:jvRckZF6
ギイ、ナルミ、マサルらであるか・・・

潮・・・は流石に来ねぇだろう。
906名無しさん@ピンキー:04/03/09 09:04 ID:xqwe9/bB
飯安室さん、続きを、そして日輪のエロを……。
907飯安室:04/03/09 21:37 ID:HnbagWj/
<9>
 体に自由が戻ったのかと全身に反撃の力を込めるが、
首から下は相変わらず動かなかった。
<首から上だけは返してあげます。
表情がないと面白みにかけますからね。>
余裕を持って自分を嘲っているのだ。
と日の輪の心に炎が勢いを増した。
「正々堂々と勝負しろ。
 貴様がどこに隠れているのかは知らんが、
 私が貴様ごときに遅れをとるはずが無いんだ!!」
<あなたお馬鹿さん?
 本当に私がどこにいるか分からないの?
 それとも、知ってて考えたくないの?>
「どういうことだ!」
<まぁいいわ。今、出て行ってあげますわ。>
「だからどういう・・・ひっ!」
 日の輪は言葉を続けられなかった。
原因不明の不思議な感覚に襲われたのだ。
908名無しさん@ピンキー:04/03/09 21:39 ID:HnbagWj/
<10>
感覚は腹から響いて来ている。
浜辺に押し寄せる波のように、
日の輪の知らないその感覚は
一定の間をおいて断続的に彼女を締め上げた。
「ひっ・・・・・・ひ・・・・あひっ」
 感覚が、ひと波ごとにその周期を短くしてくる。
日の輪の口から意味をなさないうめきが漏れた。
昼間、魔道仕掛けの巨大人形に鷲づかみにされた時でも
こんな声は漏らさなかったのに。
<これは・・・少々・・・手間取りますわね・・・
 きつくて・・・もうちょっと・・・>
「・・・ひぃ・・・あひっ・・・あ・・あ・ああああ・・・」
 下腹部から文字通り突きあがる未知の感覚に翻弄された。
倒れたままの日の輪の足が突っ張って、
腰を浮かしているのは彼女の自力か、
それともメイホーの命令かは分からない。
<もうすぐ・・・あ>
「あああぁあああああああああああああ!!!」
 日輪の絶叫が響いた。
---------------------------------------------

ここらへんまで書いて、エロくならないことに気がついた。
期待してた方々、申し訳ナッシン。
909名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:18 ID:5qmoqEdI
安心汁
十分エロイ
910名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:21 ID:PuLpQGsa
鳴海の手足って触感はあるのだろうか?
いくら自由に動いてもマジックハンドプレーと同じじゃ・・・。
911名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:47 ID:XKjDjFRX
>910
手術の時、教授かトーアが神経系統接続云々言ってた希ガス。
物凄いうろ覚えでスマソ。
912名無しさん@ピンキー:04/03/10 10:00 ID:9PDqSVWT
>>909
激しく同意。決して期待を裏切られてなどいませんよー。
内側から責められるというのも乙なものですな。続き待ってます。
913名無しさん@ピンキー:04/03/10 20:20 ID:95zgrLPu
飯安室さん、以前と改行の仕方が変わってて読み易いので
内容に集中できて良いです。
914名無しさん@ピンキー:04/03/11 09:24 ID:cYS82MwN
うむ、確かに読みやすいし結構エロい。
ただ、日「の」輪になってるのはちょっち悲しい。
「にちりん」で変換した方が良くないですか?
915名無しさん@ピンキー:04/03/11 23:25 ID:Ht6rJmzX
気のせいかなあ。
今週号の菊姉の水着、股間の辺りに豆っぽい膨らみが見える気がするんだが。
916飯安室:04/03/13 20:17 ID:i1nJ0gde
「ヒノワ」って打たないと、書いてる時に感じが出ないンですよぅ。
917名無しさん@ピンキー:04/03/13 21:54 ID:Sk3J0L42
「ひのわ」→「日輪」で辞書登録しる。
918名無しさん@ピンキー:04/03/13 23:30 ID:6+PPi+SV
ちなみに自分は阿紫花を辞書登録してるっす。
いちいち「あ」「むらさき」「はな」と打ってたら大変だから。
919飯安室:04/03/14 00:54 ID:J+0DUbHM
 意識を白い波が押し流し、
視界までもがホワイトアウトする。
全身から脱力した日輪は両足を力なく投げ出した。
−プシャアアアア・・・−
 水道水でずぶ濡れになっていた日輪の白い下着が、
股間を中心に見る間にかすかな黄色に染まっていく。
薄い布で覆いきれるはずも無い水量は
あっという間に下着の許容量をこえ、
浮いた腰の下、
既に水溜り化している床を下着と同じ色に染めた。
「あああ・・・・・・」
 初めは何が起こったのか分からず、
感覚の余韻に泳いでいた日輪だったが、

「!」
数秒後には目に意思の光を取り戻した。

 失禁。
 ありえない。考えられない。
こんなことがあってはならない。
顔が朱に染まり、それを通り越して青く染まる。
唇が震え、歯の根が鳴った。
「・・・うぅ」
 喉から漏れた声が
小さな呻きだけだったのは、幸か不幸か。
 この状況が信じられなかった。
目を瞑って悲鳴をあげ、
目の前の全てを否定したかった。
だが、日輪自身の強い精神力は
彼女を現実に繋ぎとめてしまう。
幾多の妖怪との戦いの中で磨き上げられた理性が
自失する彼女の心を叩き起こしてしまうのだ。
920名無しさん@ピンキー:04/03/20 22:56 ID:k01ibUlx
続きキボンヌ
921111:04/03/27 04:21 ID:xPqF84kD
||Д゚) ダレモイナイ…オモイツキトウカスルナライマノウチ
|⊂
922111:04/03/27 04:22 ID:xPqF84kD
いつまでもいつまでも、私は遠い過去を捨てられずにいる。

母のことを忘れられない自分。
ふとした瞬間に、逃げたという自責の念に無性に囚われてしまう自分。
愛する男の傍にいる幸せを、罪悪感を伴いながら感じてしまう自分。

熱い硫黄のにおいの湯につかり、銀の髪を指に絡めて暗い空を仰いだ。
「露天風呂」というらしい。
私は他に泊り客のいないのをいいことに、風呂の中でだけは銀の髪を晒していた。
生まれたときからこの髪ではなかったが、それでもこの色が今の私の自然の色。
指先から手の甲、そして手首へと伝う湯のしずくを見つめて目を伏せる。

それでも、私は正二郎と生きたい。
923111:04/03/27 04:22 ID:xPqF84kD

湯気の押し包む空間から上がり、浴衣をまとって髪を黒くする。
手ぬぐいで水気をすいとりながら部屋に戻ると、布団が中央にひとつ、敷かれていた。
その向こうの窓際では正二郎が椅子に腰掛け、人形の部品を弄っていた。
「…正二郎」
「おお、アンジェリーナ。あがったか」
笑顔で私を見るその瞳は、私のために本当は銀色になってしまっている。
今はさすがに、黒いけれど。
手ぬぐいを傍の柱にかけると、私は彼に歩み寄った。
「露天風呂は初めてじゃったか?」
「あ、ええ…」
彼の手元の蝋燭と、その灯に照らされた数個の歯車にふと目が留まる。
それはいつも見ているものでありながら、何故だか切なく懐かしかった。
私の視線に気付いたのか、正二郎は照れたように笑って頭をかく。
「いやァ、少しでもおまえの助けになりゃええと思っちょるんじゃが、
 よぉ分からんとこもまだまだ多くてな。」
「そう、ですか…」
「どうした?」
伏せた目を覗き込むようにして尋ねる正二郎の手を取り、私は彼の肩に顔を埋めた。
今の彼の言葉に、泣きそうだった。
私のせいで不死になり逃げることになり、それなのにまだ私を助けようと言ってくれる。
この人が傍にいてくれることだけで、奇跡のようだ。
私を愛しているという彼は、正二郎はどうしてこんなにも優しいのだろう。
924111:04/03/27 04:24 ID:xPqF84kD
私がそのまま彼にしがみついているので、正二郎は困ったように笑むと
私の背に力強い両手をゆったりと回して、そっと抱きしめた。
時間に感じる体温が暖かく、温泉で火照った身体が
内側から熱を持ってあたたかさを増した。
小さな希望は、私の胸の中にあって、でもずっと言い出すことが出来なかった。
「…ねえ、正二郎」
「なんじゃ?アンジェリーナ」
少し身体を離して私の顔をふたたび覗き込んだ彼の顔を見上げて、目を細める。
「一緒に考えてほしいの…私が、これから長い時の中で、"しろがね"として…
 お母さんの娘として、何か私なりに戦っていくための方法。」
925111:04/03/27 04:25 ID:xPqF84kD
お母さんが私の幸せを願ったのなら、私は幸せでいたい。
罪悪感を伴ってしまう幸せでも、手放すことが出来ないくらいのものをもう見つけてしまった。
ああ、なら、彼を手放せない私が出来ることはなんだろうか。
この人と一緒に、出来ることは。
瞳を閉じて彼の唇を感じ、身体の奥から叫ぶ熱に私は流されていった。

ひとつきり敷かれた布団の上で、私は彼と考える。
掠れた声で彼の名前を呼びながら、熱い奔流に飲まれながら、
疲れきってうとうとしながら、彼といることの喜びを感じながら。
それが終わった後、夜明けが来て障子の向こうが白むまで、
私と正二郎はこれからのことを話し合った。

過去を過去にしないで、過去を今にしていける方法を。
幸せな日々を、心から喜ぶことの出来る生き方を。

今度こそ、逃げずに、前を向いて戦っていくために。
926111:04/03/27 04:29 ID:xPqF84kD
| \  
|Д`) 失礼しますた。飯安室さん他みなさま頑張ってください。
|⊂
|
927名無しさん@ピンキー:04/03/27 06:49 ID:4l4MgW7O
ミテタヨー
928名無しさん@ピンキー:04/03/27 18:55 ID:VYITrTyl
エロではないけど正二アンジェいいっ!
でも出来たら、この後でエッチになだれ込む展開もキボン。
飯安室さんも続き待ってますぜー!
92933:04/03/27 23:39 ID:8LJOiXiV
111さん、待ってましたよーヽ(゚∀゚)ノ
930名無しさん@ピンキー:04/03/28 23:54 ID:kQbS8P2z
正二とアンジェ萌へ。エロキボン同意。

保守age
931名無しさん@ピンキー:04/04/05 17:21 ID:RzG3Cqcf
ほす
932名無しさん@ピンキー:04/04/08 02:40 ID:xDy94jse
関係ないけど正二の話ではセリフを長崎弁できちんと書いてくれてたのが
長崎人としては激しく嬉しかった。
933名無しさん@ピンキー:04/04/10 00:07 ID:LgB5mN00
保守
934名無しさん@ピンキー:04/04/11 12:02 ID:u+i7cdRl
    キリオ×真由子で、キリオが真由子に優しく手ほどきを受けるシチュでキボン
935名無しさん@ピンキー:04/04/13 22:13 ID:q6qwhyqm
ホシュage

白金×フランで陵辱ものキボン
936111:04/04/17 01:16 ID:ePlILH8B
保守

ギイに知識で完全に敗北した菊姉。
「やれやれ…キミを伸ばしきれない最たる原因が、実地経験というものを必要以上に
 軽視するキミの価値感にあるのだと、そろそろ気付くべきだな。
 例えば菊さん。キミは、性的な知識ばかりが豊富で全くの経験がない者について・・・」
「な、な、なにを言い出すんですか!」
バン!と机を叩いて菊は立ち上がった。
顔は真っ赤で、眉はこれ以上ないほどに険しくつりあがっている。
「そんな卑俗な議論で煙に巻こうというおつもりなら、馬鹿にするにも程があります!」
「ふう…卑俗とは心外だな。キミだって、知識だけでない実際の経験によって性を与えられたのだよ。
 しかし、人間本来のもっとも原始的かつ根源的な営みを卑俗と言い切るからには
 キミにだってなにか論理的根拠があるのだろう。
 ここはひとつ、聡明な貴女のご意見を」
937111:04/04/17 01:17 ID:ePlILH8B
「ふざけないで!!」
菊はぶるぶると拳を震わせて、醒めた目の外国人を睨み上げた。
こんな屈辱は、マサルにだって受けたことがない。
多少顔も綺麗であんなにも博識であるのに―
彼女は自らが学んできた行為そのものにすら侮辱を受けた気持ちになっていた。
「あなたのような人が知識と力を持つからますます学問に真剣に打ち込む私たちのような
 真面目な人間が不当にその価値を低く見られるんだわ!」
銀の瞳が、薄く細められた。
妖しげな光を湛えた切れ長の目と薄い唇の両端が僅かに持ち上がる。
「ふん…」
ギイは、細い腰を屈ませて、息の荒い少女に銀の髪が触れるくらいに近付いた。
咄嗟に距離をとろうとする菊の肩を強い力で掴み、強引に目と目を合わせる。
「キミは確かに聡明だが、残念ながら勉強を怠りすぎているな…
 勉強の仕方を教えてあげよう」
「っ!」
屈辱と嫌悪感を剥き出しにした目で身を捩る十六歳の肩をがっちりと掴んだまま、
ギイは突き飛ばすようにして菊を壁に押し付けた。
男のものとは思えないくらいに細い指先が肩に伝える痛みに、菊は歯を食いしばって耐えた。


ごめんなさい頭のいい人たちの会話を書こうとがんばりましたが力尽きました(;´д`)
保守保守。
938名無しさん@ピンキー:04/04/17 17:57 ID:UUdP6ZQ5
イイ保守っ!(゚∀゚)
続きキボンヌ (´д`*)
939名無しさん@ピンキー:04/04/21 23:19 ID:aai2UpYR
あげ
940名無しさん@ピンキー:04/05/01 20:20 ID:HPgbLd+X
hoshu
941名無しさん@ピンキー:04/05/04 13:48 ID:WALndAIj
んんー、1から全部読んじゃった。
ダンナと1年くらいしてないから欲求不満でw。
これから1人でしよっと。
942名無しさん@ピンキー:04/05/04 14:08 ID:J5fUXIm2
('A`)
943名無しさん@ピンキー:04/05/05 17:50 ID:UeLAhrXo
次スレの時期か…と思い始めて1ヶ月たってしまったな。

SS投下キボンヌ。職人さん、ガンガレ!
944名無しさん@ピンキー:04/05/06 16:02 ID:JPxcD6P9
ネカマ氏ね
945飯安室:04/05/06 23:48 ID:ydO5lbsO
『あらまあ、だらしのない。お漏らしして良いのは、2歳までですわ。』
<あの女!>
 その声を耳にした瞬間取り戻したばかりの意識が怒りに跳ね上がる。しかしそのために、今までどこか遠彦のように頭の中に響いていたそれが、実際の聴覚を通して届いたことには気がつかなかった。
 日輪の頭が跳ね上がる。
「貴様、よくもこん・・・」
 視界一杯に瞳が映っていた。
 メイホーであった。昼間「囁く者達の家」で遭遇した少女メイドの姿をした妖怪は、あの書斎で出会った時と同じ笑顔で、そこにいた。
 但し、大きさだけが違う。

<しまった、そうか・・・水!>
 破裂した水道管の水を吸い上げたのであろう液状の妖怪は、けっして狭くは無い日輪の私室いっぱいに変化していた。
 日輪の頭より大きな瞳の中に、彼女は自分の顔を見つめた。怒りと驚きが入り混じって引きつった、奇妙な表情。
946飯安室:04/05/06 23:51 ID:ydO5lbsO
同じ過ちを犯してしまいやした。こうですねぇ。
>>
『あらまあ、だらしのない。お漏らしして良いのは、2歳までですわ。』
<あの女!>
 その声を耳にした瞬間取り戻したばかりの意識が怒りに跳ね上がる。
 しかしそのために、今までどこか遠彦のように頭の中に響いていたそれが、
 実際の聴覚を通して届いたことには気がつかなかった。
 日輪の頭が跳ね上がる。
「貴様、よくもこん・・・」
 視界一杯に瞳が映っていた。
 メイホーであった。
 昼間「囁く者達の家」で遭遇した少女メイドの姿をした妖怪は、
 あの書斎で出会った時と同じ笑顔で、そこにいた。
 但し、大きさだけが違う。

<しまった、そうか・・・水!>
 破裂した水道管の水を吸い上げたのであろう液状の妖怪は、
 けっして狭くは無い日輪の私室いっぱいに変化していた。
 日輪の頭より大きな瞳の中に、彼女は自分の顔を見つめた。
 怒りと驚きが入り混じって引きつった、奇妙な表情。
>>
947111:04/05/07 01:56 ID:c79c2HKX
飯安室さんキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
流動体メイドさんに蹂躙される日輪さんハァハァで期待保守。

次スレ…容量はまだあと暫く持ちそうなので960〜970くらいで
立てるのがちょうどいい感じでしょうか?どうでしょう。
948名無しさん@ピンキー:04/05/07 20:57 ID:ZhK4fzpG
(*´Д`)ハァハァ
949飯安室:04/05/09 01:53 ID:CxpJRG2u
正直、ライトな結末にするかダークな結末にするか、
迷っています。
やはり色合いは違い、そこに至る道程も変わって来ますから。

実は、初投稿したときからここまでは書き上げていたのですが、
こっからラストまでの流れで悩んで、小出しにしてたのです。
あと、仕事がちょい忙しくて。
950白金の日記:04/05/09 02:38 ID:O+o/v1UD
○年×月10日

フランシーヌと一緒にプラハの街を出る。
フランシーヌは泣いている。
機嫌を取るためにいい宿を選んだ。
これから彼女と初めて愛し合うもりだ。
僕は歓喜に満ちている。
フランシーヌは怯えている。なんて愛しいんだろう。
951白金の日記:04/05/09 02:39 ID:O+o/v1UD
○年×月11日

昨日、フランシーヌの生まれたままの姿を見た。
彼女は泣き叫ぶ。
いくら夫との行為とはいえ、繊細で優しい彼女には不安なのだろう。
だから僕は、そんな彼女を責めたりはしなかった。
しかし僕が下着を脱いだ途端彼女は僕を見てすごく哀れんだ顔になった。
そうしてまた泣き出した。
あんまり可哀想になったので、そのまま何もせずに寝た。
大丈夫、僕らは上手くやっていける。
愛し合う機会はこれから何度でもあるだろう。
952フランシーヌの回想より:04/05/09 02:43 ID:O+o/v1UD
○年×月11日

字が書けたらいいのに、と思う。
インさんに習えば良かった。
インさんに会いたい。
会いたい。会いたい。
子供たちはどうしているだろう。
ジンさんは、以前の優しい顔のままだったり、突然怖ろしくなったりする。
帰りたい。
…それにしてもジンさんの…その、あの場所は、とても小さかったので驚いてしまった。
インさんも同じようだったらどうしよう。
インさんに会いたい。
953111:04/05/09 02:44 ID:O+o/v1UD
ごめん_| ̄|○
954名無しさん@ピンキー:04/05/09 03:44 ID:2PUUJBRW
重たい日記になってるな・・・
955名無しさん@ピンキー:04/05/09 08:44 ID:aFGk1njw
白金の日記がいい感じでサイコホラーだ。
956名無しさん@ピンキー:04/05/09 23:44 ID:cOBlE4M4
>111
サイコー
957名無しさん@ピンキー:04/05/12 15:53 ID:NG7smbHG
今の糞展開よりこっちのSSの方がかつての「からくり」の雰囲気が
出てるよ…
958名無しさん@ピンキー:04/05/12 16:23 ID:kFDhSYEo
>957
せめてこっちには本スレの雰囲気持ってこないでくれよ(;´д`)
959名無しさん@ピンキー:04/05/13 20:03 ID:iQPRiEil
金らしいな。コエェ。
960名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:43 ID:BHVbmqWL
単行本派なもんで、新刊のミンシア姐さんとれんげ姉にハァハァ。
何気に勝がフラグ立てまくりだなぁ。
961名無しさん@ピンキー:04/05/21 20:32 ID:460I82bL
新刊は激しくアンラッキー×キャプテン・ネモでしたね
962名無しさん@ピンキー:04/05/21 23:06 ID:u0NwYTpo
涼子の言葉がよかったよ。
963名無しさん@ピンキー:04/05/24 21:12 ID:QlD0zwON
age

32巻でエレが服を脱ぎだした時はちょっとビビった。ていうか期待したw
964名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:32 ID:oZ55F+2e
ミンシア姉さんageー
965111:04/05/26 00:44 ID:xc+hSRZo
みんなミンシア姐さんのヤバさをもっと知るべきだと思います(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ
966名無しさん@ピンキー:04/05/27 05:20 ID:WoUXitXV
鳴×ミンシア姐さん読みてぇ…
967名無しさん@ピンキー:04/05/30 15:09 ID:10zxJvxd
あげ
968ネームレス:04/05/31 13:07 ID:/1NDe4mL
初めて書き込むんですが、ここのスレ読んでて、
自分も書きたいと思って(途中迄)書いてみました。
潮×麻子(エロ)

31巻P168の3コマ目とP169の2コマ目の人
(恋人の仇討ちに獣の槍を手にした女性)の話(エロ無し)
を考えてみたんですが、需要在りますか?
969名無しさん@ピンキー:04/05/31 14:36 ID:dP6F0p3P
>>968
エロパロ板だからエロなしはいらん。
970名無しさん@ピンキー:04/05/31 16:38 ID:x7UYJ1ec
いや、エロなしもあっていいと思う。
というかこのスレはもともとエロなしの話多いじゃん

だが問題は、もうそろそろこのスレが埋まってしまうということだ。
というわけで新スレを立ててきてやろう。
待ってろよ>>968
971名無しさん@ピンキー:04/05/31 16:47 ID:x7UYJ1ec
続・藤田和日郎作品のSS
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085989485/

立ててきた。
今度はこっちが待っているから思う存分書くがいい。
需要など気にせず、考えたら書く、書いたら落とす。
それが一番だ。がんがれ。
972名無しさん@ピンキー:04/05/31 16:48 ID:x7UYJ1ec
いちおうあげとく。
973969:04/05/31 16:58 ID:dP6F0p3P
んじゃ埋め立て協力。
>>968
俺個人としては上記意見だけどちがう人もいるし
カキコ多いほうがスレ落ち防げるしいいんじゃない?
974名無しさん@ピンキー:04/05/31 18:12 ID:QVrsFgHm
産め

エロなしもあっていいと思う。
このスレのエロなし作品はなかなか良かったし。
975名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:26 ID:dP6F0p3P
埋め埋め
976名無しさん@ピンキー
生き埋め地獄
蟻地獄