また美少女たんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
UDはエリーとかヴィオとはストーリーの流れが違うわけで、
一話完結形式の連載ならオールキャラも楽だろうがあの連載でそれは酷と思われ。
それでヴィトスを掘り下げる方向になった……と。
描写方法には飛鷹ゆうきの趣味が出てると思われるがw
シナリオ担当の意向もそれでいいと思。
期待上げ
859 :
名無しさん@ピンキー:03/10/29 19:49 ID:xa2WjQI3
リリーたん(;´Д`)ハァハァ
ヘルミーナタンは自分の中で天使のような存在なのでエロとは結びつかない。
でも書いてくれたらハァハァします。
ノルエリ(;´Д`)ハァハァ
少ないのじゃよー!
ロードヴィオ投下。
ボキャ貧でアマアマでヌルエロでスマソ。
嫌いな人はスルーしてくれ。
「クラーラさん。今回もファスビンダーまで一緒についてきてもらっちゃって、ありがとうございました!」
ヴィオラートが嬉しそうな笑顔で言った。
「いいのよ、私もヴィオの村おこしに協力できるのが、うれしいから」
宿屋の一室で、ベッドに腰掛けて髪をとかしながらクラーラも微笑む。
二人の泊まっているところはファスビンダーの、ザヴィットが経営する酒場兼宿屋で、
それほど広くない部屋の左右対称にベッドがしつらえられており、
クラーラの向かい側のベッドではヴィオラートがスプリングで遊んでいる。
子供好きなクラーラは、そんな彼女が微笑ましくてたまらない。
「ヴィオ、いるかい?」
ノックの音がして、ドアの外から今回の彼女たちの護衛役であるロードフリードの声がした。
「あ、ロードフリードさん!」
ヴィオラートがベッドから飛び起きると、ドアを開けに行った。
ドアの向こうには、いつもの紳士的な笑みを浮かべた青年が立っていた。
「やあ、ヴィオ。下の酒場でザヴィットさんがいい酒をご馳走してくれるそうなんだ。
よかったら君も一緒にどうだい?あ、クラーラさんも、どうですか?ご一緒に」
「いいえ、私はあんまりお酒は好きではないし、今日は疲れましたからもう先にお休みします」
夜更けて出歩くことに慣れていないクラーラが、すまなそうに応える。
「じゃあ、いってきますね」
部屋の鍵を持ったヴィオラートがロードフリードの後ろについていったのを見届けて、
クラーラも部屋の内鍵をかけると、眠るための準備を始めた。
すっかり暗くなった部屋で、クラーラは誰かのうめくような物音に、目を覚ました。
体を起こして向こう側のヴィオラートのベッドを見ると、彼女の姿はまだなかった。
「まだ酒場にいるのかしら…」
少し心配になりながら、クラーラが寝返りを打つと、目の前の壁の方から誰かの声がするのに気づいた。
よくよく耳を澄ますと、それがよく知っている人物の声なのに気づいて、驚きをあらたにする。
ーあっ…ん、や…やだぁ…
ーどうして嫌なんだい?ヴィオ…こんなになってるのに…
ーい、いや…、恥ずかしいよ…
ー可愛いよ、ヴィオ…もっとよく見せて…
ーだ、駄目です、だめ…あ、ああああぁっ…
静まり返った夜中だからだろうか、隣室の睦言が、
まるで耳元で囁かれているかのようにはっきり響いてくる。
しかも、それがよく見知った人物たちのものだとわかって、
二人が睦みあっている光景まではっきりと脳裏に描き出された。
ーヴィオはとっても感じやすいんだね…うれしいよ…
ーや、やだ…そんなこと言わないで…あっ…あうぅ…っ
ヴィオラートの涙声が、切ない喘ぎ声に変わっていく。
いつも子供っぽい彼女の、意外すぎる一面を垣間見てしまい、クラーラの鼓動は早鐘を打っていた。
ファスビンダーまでの道のりでも、ロードフリードのヴィオラートへの愛情あふれる気配りは、
礼儀正しい自分へのものとは一線を画しており、同行しているのが、
ヴィオラートの兄バルトロメウスだったならと、ついうらやましく感じてしまっていた。
しかし、まさか二人の関係がここまで進んでいたとは、少なからず衝撃であった。
ーはぁ、はぁ、も、もう…
ーもう、どうしたいのかな?
ーもう…やめて…んっ…うぅ…
ー本当に、やめて欲しいのかい?
ーっ…あっ…う…ん…
ーヴィオは普段はあんなに素直なのに、どうしてこんなときだけ意固地になるのかな?
ーい、やぁっ…そこ、だめぇ…っ
ー体のほうは、こんなに正直なのにね…
ーあっ…んくっ…ううっ
ーほら、こんなに溢れて、気持ちいいって言ってる…
ーロ、ロードフリードさんこそ、こういうとき、どうして意地悪なんですかぁ…昼間はあんなに優しいのに…っ
ーヴィオが素直になってくれないから…
ーそんな…
ーいいのに、駄目って言ったり、欲しいのにいらないって言ったり、どうしてだい?
ーだだって、は、恥ずかしい…んっんんっ…んー…っ
会話が途切れて、断続的なヴィオラートのくぐもった呻きだけがしばらく続いた。
どうしてだろうと考えかけて、クラーラは二人が口付けをしているのだと思い当たり頬を上気させた。
時折ヴィオラートの甲高い悲鳴のような声が混ざり、
長いキスの合間にも絶え間なく愛撫を受けているのだと思われた。
ーんっ…あっああああぁーーーっ!!
ー…っ…はぁ…ヴィオ……ッ
切羽詰った二人の声がひときわ大きく響き、二人が同時に上り詰めたのだと知った。
ーはぁ、はぁ…もう、あたし…
ーまだ、だよ…
ーやっ…これ以上は、もう無理だよぅ…っ
ー久しぶりだからね、もっとヴィオが感じてるところが見たいんだ…
ーこ、これ以上されたら、あたし、どうにかなっちゃう…
ーいいんだよ、もっと乱れているところ、俺に見せて…
ーんんっ…あ、いやああぁっ…ああーーっ!
ーヴィオ…あんまり大きな声を出すと、隣の部屋のクラーラさんが起きるかもしれないよ?
ーはぁ、はぁ…ひ、ひどいです…ロードフリードさん…
ーごめん…じゃあ、こうすれば、いいかな?
ーんんっ…んーーっ…
再び言葉にならない声だけが、壁の向こう側から響いてくる。
自分の存在が意識されていると知って、クラーラは体中が熱くなり、
下腹部にじんわりした痺れが這い登ってくる感覚を覚えた。
何度も何度も、ヴィオラートの上り詰めた嬌声が聞こえる度に、
クラーラも体の中心が疼くような感覚に襲われて、毛布の中で自分の体を抱きしめた。
どのくらいの時間が経ったのか、隣室の物音が途切れてしばらくすると、
ロードフリードの声が聞こえた。
ーヴィオ…もう眠ってしまったのかい?無理をさせてしまったね…ごめんよ…
優しく恋人に語り掛けている声に、クラーラの胸も熱くなる。
自分にも、こんな恋人がいてくれたなら……
ー…クラーラさん、俺の声が聞こえていますか?
突然の語り掛けに、クラーラは大きな衝撃を受けた。
ー突然のことで驚いたでしょう?けっこう以前から、ヴィオとはこういう関係なんですよ
ロードフリードは明らかに、クラーラが起きていると知って話していた。
クラーラは衝撃のあまり声も出せずに、じっと毛布の中でうずくまる。
ーこれだけ薄い壁だと、俺も向こう側の相手の気配くらいは悟ることが出来るんです。
ロードフリードがクラーラの疑問に回答を出してくれた。
ーこれでも一応、俺たちは結婚を前提としたつきあいですから、どうかご心配なく…
たしかに、村でも品行方正で通っている彼が、自分の評判を貶めるまねをするとは考えにくかった。
ーですから本当は隠す必要は無いのですが、これがバルテルに知れると、
俺はヴィオの家に出入り禁止にされかねませんからね、仕方ないんですよ…
ロードフリードの声には苦笑が聞き取れた。
ーあいつも、自分の恋愛がうまくいかなからといって、こちらに八つ当たりするのはやめて欲しいですよ
「えっ…?」
思わず声が漏れてしまい、クラーラは自分の口を手でふさいだ。
ー可哀想に、あいつは高嶺の花とやらに恋焦がれていて、自分からは行動に移せないらしい…
ああ見えて、奥手で奥ゆかしい奴ですからね…俺とは違って…
ロードフリードの笑いを含んだ声に、クラーラの胸の鼓動は早くなる。
ーあいつにも可愛い恋人が出来てくれたら、俺もヴィオも安心できるんですが…
クラーラさん、どうですか?子供っぽい奴ですが、腕は立つし体力もある、お勧めしますよ?
しばらくの沈黙の後、またロードフリードの声がした。
ーヴィオは朝になったらそちらの部屋に帰ると思いますが、
どうか気づかない振りをしてあげてください…お願いします。
ロードフリードの声がしなくなってからもしばらくの間、クラーラは眠ることができずにいたが、
いつの間にか意識がなくなっていたらしく、外が明るくなって、ヴィオラートのベッドに動く影を見つけた。
「あ…起こしちゃいましたか?」
クラーラが体を起こすと、身支度を整えているヴィオラートと目が合った。
「こんなに朝早く、どこかへ出かけていたのかしら?」
クラーラが尋ねると、ヴィオラートは照れ恥ずかしそうに笑って答えた。
「あはは…ええと、その、早く目が覚めてしまったので、ちょっと散歩してきたんです…」
「そう…まだ朝早いみたいだから、もう少し眠るといいわよ?」
ヴィオラートの言い訳めいた言葉を疑いもせずに、クラーラは微笑んで見せた。
ヴィオラートはよほど疲れているのか、再びベッドに入るとすぐに眠ってしまう。
クラーラはヴィオラートの寝顔を眺めながら、何かを考え込んでいた……
ファスビンダーからカロッテ村へ帰る道中に、クラーラがヴィオラートにこう言った。
「ねぇ、ヴィオ。今度の冒険では私、バルトロメウスさんと一緒に行ってみたいわ」
「いいですよ、クラーラさんと一緒なら、お兄ちゃんはりきっちゃうから、あたしも助かりますし!」
嬉しそうなヴィオラートの笑顔に、クラーラも微笑んだ。
彼女たちの後ろにいるロードフリードも、うっすらとその口元に笑みを浮かべていた……
869 :
862:03/10/31 14:27 ID:oXcTcIX+
おそまつ。
壁越しってところがイイ!!
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
ありがとうございましたーーーっっ!!(ティッシュをとりにダッシュ!!)
ルイ盗まだ〜?
>862たん
むちゃむちゃ萌えますた。ヴィオ可愛いなあ。
>869
乙です(´Д`*)
この続きで兄×倉をちょっぴり期待してみたり…
hosyu
漏れも兄×倉読みたい。
875 :
名無しさん@ピンキー:03/11/10 18:10 ID:SUCG8LoJ
倉×兄でもイイ
以前UDたんとメガネのSSかいてた人ここでかいてた人とおなじかな?
サイト閉じちゃったみたいだけど
冬のドジーン祭には来るんだろうか。
誰か知ってる人いる?
板違いだったらゴメソ
「チッ、顔を見られたか?」
男は自分の迂闊さを呪いながら床下に横たわる若い女を見下ろした。
普段ならこの時間には、アカデミーのショップに人など居る訳が無かった。
かつて自分が通っていた母校である。勝手はよく知っているし、余裕をもって物色出来る筈であった。
盗む物も(希少品とはいえ)一見して高価な物は避け、原材料に留めておくつもりだったから
ちょっとした細工を施すだけで、後は月末の棚卸まで盗難が発覚しないようにすることも可能だった。
男はこう見えても将来を嘱望される錬金術師だったこともあるのだ。
ところがいざ目的を果たして脱出しようとしたその時になって、この女があわただしく駆け込んで来たのだった。
とっさに当身をして眠らせはしたが、目を覚まされたら厄介なことになるのは間違いない。
それにこの女の顔には見覚えがあった。確か・・・名前はルイーゼ・ローレンシウムといったか?
直接の面識は無いから、自分の事を知っているかは分からないが、だからといって楽観できる気にはならない。
どうしたものか・・・男は途方にくれてルイーゼの姿を眺めていたが、その視線がある一点で止まった。
グリーンのスリップドレスの大きく開いた胸元から、こぼれんばかりの豊かな乳房。その深い谷間からムッとした色香が匂い立つ。
「・・・そうか。女の口を封じる一番いい方法があったじゃないか」
男は口元に悪魔の微笑を湛え、彼女の胸の膨らみに手を伸ばした。むにっとした、充分過ぎるほどの手ごたえが返ってくる。
「これはこれは・・・凄いモノをお持ちでいらっしゃる」
とろけそうな柔らかさと、若々しい張り。その絶妙のブレンドに男の股間が熱く首をもたげてきた。
「せっかくこのお嬢さんの方から来たんだ、ちょうどいい。新しい薬の実験台になってもらおうか」
キタワァー
おお、来ている。
エンデルク×ルイーゼに挑戦してみたが、エロどころかただのピクニックで終わってしまったので封印して盗ルイに期待。
>876
1スレからの転載もあるサイトなら復活してるよ。
4コマやイラストは無いけど。
「・・・あ・・・ン・・・」
墨を流したような暗闇の中で目覚めたとき、ルイーゼは自分がどこにいるのかわからなかった。
彼女は普段、眠るときにはちいさな灯りをつけている。だが今はまるで物質化したかのような重苦しい暗黒の中だ。
いや、重苦しいのは部屋が暗いせいだけではない。なにかこう、言葉にしがたい、えもいえぬ違和感が、彼女を包んでいた・
腹部には鈍痛がかすかに残っている。身体中が熱く、けだるく力が入らない。
何か・・・変・・・だわ・・・。上体を起こそうとしてルイーゼは決定的な異変に気が付いた。
自分が横たわっているのは、暖かい自室のベッドなどではなく硬い木の床であり、その上で両手を後ろで縛られている。
そして手首に纏わりつくこのおぞましい感触は・・・『生きている縄』!
「・・・ひ・・・何?これ!」
自由の効かない身体をよじってルイーゼはうろたえた。そこへ氷のように冷たい、男の声が聞こえてきた。
「クククッ、お目覚めですか?美しいお嬢さん」
わざとらしいまでに慇懃無礼な口調の底に、ぞっとするような悪意が感じられた。
「!?誰?・・・ですか?ここは・・・何処?どうして真っ暗なんですか?灯りを・・・灯りをつけてください!」
「ここですか?貴女のお仕事場ですよ、正確に言うならば控え室ですね。フフフ
ちなみに灯りはさっきからついていますよ。その証拠に貴女の素晴らしいスタイルがよく見える。ククッ」
ねちっこい声が蛇のようにルイーゼの全身をいやらしく這い回る。
そうだ。確かわたしは忘れ物をとりにショップまでやってきて、そこで見知らぬ人影に出くわして・・・
ルイーゼはやっと自分の置かれた状況を飲み込んだ。この人、泥棒だ!わたし・・・どうなるの?
「ね、ねえあなた、助けてください。この縄をほどいてください!」
かつて体験したことのない恐怖にルイーゼは小鳥のように身を震わせた。
882 :
名無しさん@ピンキー:03/11/12 11:00 ID:aEEzz6ty
>>881 ルイーゼタソの処女は、ボクきゅんのものなのに・・・(´・ω・`)ショボーン
「心配はいりません、すぐにほどいてあげましょう。別に危害を加えるつもりもありませんし。
それに辺りが暗いのも、もう5〜6時間の辛抱です。貴方に飲ませた薬の効き目はそれくらいですからね」
「・・・『ぬばたまの帳』?」
思わずルイーゼはある薬の名を口にした。それを服用すると一時的に視力を失うという。
「ほほう?よくご存知でいらっしゃる。正解です、まあべつにたいした副作用もありませんから安心していいですよ?」
そこまで言ってから、男の声が一段と底意地の悪い響きを帯びる。
「『ぬばたまの帳』だけならね、クククッ」
「どういう意味ですか?ほ、他になにか・・・」
「お嬢さん、貴女は美しいだけでなく、なかなか聡明でいらっしゃる。当ててごらんなさい。
ヒントを差し上げましょうか?先程からあなたのそのセクシーな身体が、どこか変じゃありませんか?」
そういえば・・・目覚めたときに感じた熱っぽさが強くなっている。それも単純に体温が高くなっているのとは違う。
何だろう?身体の奥底から湧き上がってくるこの熱い火照りは・・・?
「なに・・・これ、身体が、あつい・・・ねえ、なにをしたんですか?」
「フフ、分かりませんか?思い当たらないのも無理はありません。よろしい、正解を教えてあげましょう。
これは禁じられた錬金術の秘薬『夢魔の誘惑』またの名を『インキュバス(淫魔)』!
『夢魔の誘惑』・・・確か『魅了の粉』を主成分とした、強力な催淫薬の名前である。
これを飲むと、どんな貞淑な女性でも性欲が高まり、最も淫らな娼婦のように男を求めてよがり狂うという。
古に禁じられた秘薬中の秘薬であり、製法はおろか、その名を知るものすら稀なのだ。
このおぞましい薬を使いこなすような男が只者であろうはずがなく、それを自分に飲ませたとなると、目的はひとつしかない。
「い・・・いやぁああああああああああっ!」
犯される!!これまでたいせつに守ってきた純潔が、このような卑劣極まりない男に、最悪のかたちで汚される。
「何をそんなに嫌がってるんですか?これから私は貴女を天国へと導いてあげるのですよ、フフ」
「わ・・・わたしは負けません。あなたのような卑怯な人を、求めたりなんかはしませんっ!」
見えない瞳に涙をいっぱいに溜めて、ルイーゼは声のするほうをきっと睨みつけた・
「そうかも知れませんね、私もこの薬を使うのは初めてなものですから。どれだけの効果があるのかは存じませんのでね。
しかしお嬢さん。ひとつお尋ね致しますが、先程からあなたの魅力的なふとももがモジモジと動いてるのは、いったいどういう事でしょう?」
男の言葉にルイーゼは、自分が両脚を落ち着き無くこすりあわせている事に気がついた。
「・・・ぁ・・・こんな・・・これは、これは違うんですう!そんなんじゃありませんっ」
嫌だ・・・わたし、もよおしちゃってる・・・。見知らぬ男の前で淫らに腰を動かしている自分が信じられない。
しかし、誰も見ていなくて両手が自由であれば、熱く潤った蜜壺に指を入れて、狂ったように掻き廻してしまいたい。その衝動に耐え切れるだろうか?
「あぁぁぁ・・・駄目ぇ・・・こんな、こんなのわたしじゃない・・・」
懸命に否定しても淫靡な情欲は昂ぶるばかりだ。
「わた、わたし負けません・・・たとえ身体は奪えても、心までは自由にできませんよっ!」
「結構結構、ごりっぱです。しかしどうやら『女』としての貴女はそうじゃないらしい」
男がパチン、と指を鳴らすと、彼女の両手首を縛っていた忌々しい毒蛇のような『生きている縄』がゾクリとする甘い感触を残してほどけた。
「さあ、遠慮はいりませんよ?出口は貴女の右側です。勝手知ったるご自分の仕事場、眼が見えなくたって帰る方向くらいはわかるでしょう?
どうぞ、わたしはお邪魔しませんのでお逃げなさい。逃げられるものなら、ね?」
不意に与えられた逃亡のチャンス。男の真意は判りかねるが、こうしている間にも恐るべき性感は高まっていくばかりだ。
あれほどまでに嫌悪感を抱いていた男の声が、ややもすると美しい悪魔の、危険で甘美な囁きに思えてくるのだ。
だが、ルイーゼは残された僅かな理性と勇気を振り絞り身体を起こそうとして・・・バランスを崩した
両脚に力が入らない。やむなく膝を立て両手をついて出口とおぼしき方角へ這い出していった。
それは、ちょっとした見ものだった。アカデミーの男子学生の憧れを一身に集めるルイーゼ・ローレンシウムが、犬のように四つんばいにして床を這っているのだ。
エメラルド・グリーンのスリップドレスを汗でびっしょりと濡らして全身貼り付かせ、優美な曲線を描くボディラインを際立たせている。
彼女がゆっくりと歩を進める度、大きく開いた胸元から、たわわに実った豊かな乳房がゆさっ、と揺れる。
あまりにエロチックな光景に、男はごくり、と喉を鳴らした。
「・・・ああっ!」
汗に濡れた掌が滑るのか、狂おしいまでの性の昂ぶりに力尽きたか、ルイーゼは不意に転倒した。
「ハア・・・うっ、く・・・」
懸命に起きようとするのだが、どうしても腕に力が入らない。上半身を持ち上げたところで、そのまま横向きの姿勢で崩れ落ちてしまった。
澄んだ宝石のような瞳から大粒の涙が溢れ出し、頬をつたい、床に流れ落ちた。
「・・・フフフ、どうやらここまでのようですね?」
興奮を隠す為か、つとめて丁寧な口調を崩さないが、眼下に横たわるルイーゼの艶めかしい姿にさすがに声がうわずっている。
「そろそろ楽になっては如何ですか?怖がることはありません。女性に生まれた悦びを教えて差し上げるのですから」
ルイーゼの傍らに歩みより、剥き出しの肩に手をかける。と、ぐったりとしていた彼女の肢体が、電流に触れたようにビクン、とはねた。
「ふぁ・・・!」
「おやおや、肩に触れただけですよ?そんなんじゃその素敵なバストに触ったらどうなるんですかね?」
ピタリと貼り付いたドレスの胸元の、ぷっくりと浮き出たその頂を指でツン、と突く。
「や、やめ、あうううううンっ!!」
誰にも触らせた事の無い乳首を突かれたとき、ルイーゼは両腿のあいだ、秘密の場所に電撃のような快感が疾った。
期待保守
保守〜
捕手
889 :
名無しさん@ピンキー:03/11/18 19:37 ID:OpDkHtoT
ワタシ
>>790ですが
誰も書いてくれないので(;´Д`)
とうとう自分でなにやら書いてしまいました。
エロシーンがどうしても上手くいかなくて、誰かに引き継いでいただきたいのですが
ここにアプしてよろしいでつか?
「フム、胸の大きな女は感じにくいと言うのは俗説に過ぎないようですね。それともこう見えて意外とセックスが大好きでいらっしゃるとか?」
男性経験のないルイ−ゼにはこの程度の揶揄が酷く屈辱的に響く。
「ち、ちがいます、わたし男の方なんて・・・」
平常心を失っているためか、言わずもがなのことを口走りそうになり、あわてて赤面する。
「ホ〜ウ?すると自分は処女だとおっしゃる?こんなりっぱなバストをお持ちで、しかも半分オッパイが見えそうな服で男を挑発しといてですか?」
だが、事実ルイーゼは処女であった。露出の多い服にしても、引っ込み思案な性格を直す為と、友人がコーディネイトしてくれたものだ。
「そんな!本当ですゥ、わたしそんなつもりで・・・」
「まあまあ、貴女がどうおっしゃっても真実はじきにわかりますからね。そろそろその素敵な胸の膨らみを拝見させていただきましょうか?」
男は笑うと、ルイーゼのドレスのストラップに手を掛けた。汗ばんだ丸っこい肩をゆっくりとなぞり、美女の上半身が次第に露になっていく。
「い、いやあああっ、やめてえ・・・」
力なく抵抗を試みるが、所詮男の力には敵わない。薄い布切れに隠された豊かな半球型の膨らみが徐々に姿をあらわしていき・・・ついに
プルン、と想像以上に大きな乳房がこぼれ出た。
「・・・これは・・・なんと素晴しい・・・」
男は一瞬我を忘れた。透き通るような白い肌がそこだけ急な曲線を描いてはちきれそうに隆起している。
スイカのような豊かな柔肉の頂には、意外に小さな薄桃色の輪があり、中心に小粒のサクランボを思わせる可憐な乳首が儚げに震えている。
「驚きましたよ・・・大きさもさることながら、これだけ美しいかたちをしていらっしゃるとは・・・」
「あ、あううう・・・見ないでぇ・・・」
誰にも見られたことのない乳房を見知らぬ卑劣漢の眼前に晒す屈辱。それは「ぬばたまの帳」で目隠しをされていることとあいまって、死ぬほどに恥ずかしい。
「ど〜れ、感触のほどは、と」
剥き出しの美巨乳に男の指先がムニュッと喰い込む。
「ヒ、ひイィィィ・・・!」
「おお!これはなんと・・・柔らかい。まるでとろけるようだ」
ウヒョー
>889 アプしてヨシ。 ていうか待ってまつ(・∀・)
893 :
889:03/11/21 18:33 ID:obVkRfcr
じゃあお言葉に甘えて。
燭台の炎が揺らめきながら。
アトリエには重苦しい空気が流れていた。
ドルニエは長くかすれたため息を吐いた。
これで何度目だろうか、とリリーは思った。
「だめだ、どうやってもこれ以上は無理だ。」
リリーは黙って聞いていた。大きな瞳が今は憂いに暗く翳っている。
「来月までに資金を用意できなければ、アカデミー建設は中止だ。」
ザールブルグに錬金術のアカデミーを建設するため。
海の向こうのケントニスからはるばるとやってきた一行。
しかし、現実はリリーが思っていたよりずっと厳しかった。
一生懸命働いたものの、資金繰りは日に日に悪化。
二年目を迎えたいま支払い遅延のためにアカデミー建設工事の中止を勧告されたのだ。
894 :
889:03/11/21 18:34 ID:obVkRfcr
「ああ、もうお終いだ…」
うなだれて泣き言を繰り返すドルニエを前にして、リリーは重大な責任を感じていた。
元はといえば自分のいたらなさが原因である。
依頼は失敗の連続であるし、たまに上手くいっても、
出来上がった物の品質は最低で評判は下がる一方だった。
いまやリリーに仕事を頼むアホはいない。
全てはリリーのへっぽこぶりのお蔭である。
「――あたしが…」
うなだれていたドルニエはわざとらしく、急に口を開いたリリーに驚いたように面を上げる。
(みんなの夢を壊してはならない。自分がいたらないばかりに先生を苦しめてはならない。)
「あたしが何とかします。」
瞳に悲壮な決意を秘めてリリーはそう宣言した。
895 :
889:03/11/21 18:36 ID:obVkRfcr
リリーはどうにかしようと思い詰めていた。
しかし、とってつけたように纏まった金がつくれるはずもない。
今までうまくいかなかったのだ。
まっとうなやり口でそれだけの大金を手にする術はなかった。
いまのリリーの取り柄と言えば若い肉体くらいのものである。
必然的に女の武器を使って金を稼ぐしかないという結論にいきつく。
ただ一つ気になるのは…ヴェルナーのこと。
誰からも見放されたリリーだが、ヴェルナーだけはぶつくさと文句を言いながらもよく依頼に来てくれていた。
しかし、今はそれを気にすることができる状況ではなかった。
これは自分の夢でもあるのだから、と何度も自分に納得させようとした。
リリーは夜の街に立つようになった。
896 :
889:03/11/21 18:37 ID:obVkRfcr
大金は確かにみんなの夢を救っただろう。
ドルニエは最初こそはわざとらしく驚いていたが、今ではそしらぬ顔でお金を受け取るだけである。
たぶん、最初から何をして稼いだお金かは分かっているのだろうけど、何も言わない。
こうして欲望やストレスのはけ口を求める男たちが何人もリリーの体の上を通り過ぎていった。
綺麗なピンク色だったリリーの花びらも、いまや爛れたように黒ずんで、だらしなく口を開けている。
少しずつ、戻れなくなっていくのを感じた。
今まで関わっていた人々とも、少しずつ離れていった。
たまに思い出したように泣いた。
897 :
889:03/11/21 18:39 ID:obVkRfcr
ある夜のこと。
リリーはいつものように街角に立った。
ザールブルグ中心部からやや外れたところにある繁華街である。
喧騒と通りを行き交う人ごみとはもはや見慣れた光景でしかなかった。
いつものように、リリーは過ぎいく人の背中に声をかける。
「私を…一晩買ってください。」
その後ろ姿がゆっくりと振り向いた。
その瞬間、リリーは凍りついた。
どうしてよく確かめなかったのだろう。
一番、こんなところで会いたくなかった人――
「お前…!」
――ヴェルナー=グレーテンタール。
「この…馬鹿が!」
甲高い音が夜の街に響いた。
898 :
889:03/11/21 18:41 ID:obVkRfcr
リリーは驚いたように大きく目を見開いて、ぶたれた頬に手を当てた。
「最近見かけねえと思ったら……お前は、こんなところで何をやってやがるんだ!」
凄まじい剣幕にリリーは身を竦ませた。
頬の痛みがじんわりと心に染み入ってきた。
「ごめんなさい…」
おさえきれなくて涙がこぼれる。
「ごめん…なさい…っ」
リリーは、ヴェルナーの胸にしがみついて泣きじゃくった。
ヴェルナーは憮然とした顔つきだったが、やがて幼い子供を慰めるように、嗚咽する彼女の背中を擦ってやった。
899 :
889:03/11/21 18:42 ID:obVkRfcr
「なあ…本当にいいのか?」
リリーは黙ってコクン、と頷いた。
ここは繁華街にある逢い引き宿の一室。
休ませるのもかねて連れ立って入ったが、いざとなるとどうも気が引ける。
「リリー、やっぱり止そう。今からお前を送り返すから」
「どうして?」
「なんか、弱みに付け込んでものにしてるみたいじゃねえか。今夜はもう…。」
ヴェルナーは絶句した。
リリーは身にまとっていたものを次々に脱ぎ捨てていく。
止めるまでもなく、リリーはいまや全てをさらけだしていた。
「お、おい!」
スカーフを解き、髪を下ろしたリリーは幼げにみえて、
夜の煌きに映えた成熟した裸体にアンバランスな危うさを添えていた。
「抱いて。」
リリーは一糸まとわぬ姿でヴェルナーにもたれかかる。
濡れた瞳がヴェルナーを見上げた。
「お願い抱いて!あたしをヴェルナーで清めて!」
「リリー…」
900 :
889:03/11/21 18:43 ID:obVkRfcr
ヴェルナーは、もう何も言わない。
リリーの瞳がそっと閉じられる。
少しの間をおいて、二人は始めての口付けを交わした。
はじめは優しく、やがて濃厚に互いの舌を絡め合う。
「んぅ……んっ……」
ヴェルナーの節くれだった手がリリーの胸に伸びた。
指先が豊かなふくらみに触れ、やさしくもみしだくと、ビクン、と震えてヴェルナーに応える。
閉じていたリリーの目から一筋の涙がこぼれていく…。
「あぁ…っ、ヴェルナー…っ」
指が触れるたびに、リリーの体の奥深くから熱が生まれる。
長い口付けから開放されると、リリーはせつなく身をよじった。
ヴェルナーは潤んだ瞳で見上げるリリーの前髪をサラリと撫で、瞼にキスをした。
「もう泣くなよ……うんと愛してやるから。」
「……うん」
服の上からの愛撫は、安らぎとともに心地よい刺激を与え、リリーの体は急速に熱くなっていった。
901 :
889:03/11/21 18:45 ID:obVkRfcr
ここまでです。じゃ、奇特な人がいたら後はよろしく( ̄。 ̄)/
902 :
続編:03/11/22 21:51 ID:wpG0lsG+
ヴェルナーの肉の棒がリリーの蜜壷を狂ったように掻き回す度
精液の混じった愛液がほとばしり、淫靡な匂いが宿にたちこめる
「ンあああああああああああああああっ!」
「もっと・・・もっと奥まで突いてえぇぇぇっ!!」
めくるめく官能の嵐にヴェルナーは翻弄され、飲み込まれていった
何回果てたのかわからない
明け方、獣の交わりを思わせる匂いのついたベッドの上でヴェルナーは目覚めた
いつしかリリーの姿は消え、残されたものはヒリヒリと痛む己の一物と
「りっぱなお説教を聞かせてくれてありがとう。口先ばっかりじゃないことを信じてるわね」
というメッセージとともに一枚の請求書だけだった
ヴェルナーは呆然とつぶやいた
「・・・・・ローンは利くのかな?」
そこはもう、一生大切にするから、とか(w
でもちょっと高すぎる気がするなあ、それだと。
(1/9)
続編書いてみますた。
純愛路線で行きます。チトハズカチイ(*´∀`*)
エロは(5)までです。790=889たん、気に入らなかったらスマヌ。
「リリー、これを」
ヴェルナーはリリーの胸元を隠している服を引っ張った。
「う、うん」
先ほど、服を脱いだ後に、このブラウスだけはもう一度手に取ってしまっていた。
彼と、直接抱き合うのが怖い。汚れてしまった自分を見られるのが怖くて、
一度彼の前に裸を晒した後、無意識に胸元を服で覆ってしまっていたのだった。
しかし、ヴェルナーはリリーの気持ちを知ってか知らずか、そのブラウスを
彼女の手から奪い去り、床に落とした。
「や……っ!」
ぷるん、とこぼれた胸にヴェルナーが口付ける。
「ヴェル、ナ……、んんっ」
くちびるで乳房を柔らかく愛撫され、舌で乳首をなめ回される。だんだんと
胸の頂点が硬くなっていくのを感じ、それと共に甘い声が漏れそうになる。
リリーは思わず口元を手で覆った。
「いいから、声聞かせろよ」
しかし、ヴェルナーはそれを許さずに彼女の手をどけさせる。
「我慢しなくていいから」
その一言を聞いて、今までリリーが抱えてきた辛い思いが一気に弾けた。
(2/9)
「ヴェルナー、ヴェルナー」
胸を吸っている彼の頭を抱き、泣きながら何度も名前を繰り返す。
「あたし……、ずっと、ヴェルナーの事を」
それから先の言葉を彼に告げる資格は、今の自分には、もう無い。
そう思ってリリーは口を閉ざす。
「俺、を?」
「……」
言葉の代わりに、ただ涙だけがこぼれて行った。
ヴェルナーは小さく舌打ちをすると、リリーの股間にいきなり指を滑らせる。
「やっ、やあっ」
先ほどの胸への刺激だけで、そこはすでにしっとりと濡れてきている。
何人もの男に抱かれ、快楽を憶えてしまった身体。
「あ、ん」
割れ目に沿ってヴェルナーが指を動かすだけで、いやらしい声が出てしまう。
「やっ、ヴェルナー、やめ……」
「我慢するな、そう言ったろう?」
指が動くたび、くちゅくちゅ、と濡れた音が響く。
「だって、私、もうこんな事言えな……、私、汚れ……て」
涙はあふれ続けているのに、ヴェルナーの指に応えて腰が勝手にくねってしまう。
(3/9)
「いいか、お前は」
真っ直ぐリリーの目を見つめると、たまらずに視線を外す。そんなリリーを
感じさせている指は止めずに、反対の手で優しくリリーの頬を包んで
正面を向かせた。
「お前は、汚れちゃいない。お前が清めて欲しい、と言うなら、それでお前の
気が済むならいくらでもそうしてやる。でも、お前は汚れちゃいないんだ」
「ヴェルナー……」
消えそうなリリーの声を飲み込むように深く口付ける。
「んくっ……、ん、ん」
リリーの手がゆっくりと持ち上がる。ためらいがちにヴェルナーの肩に触れ、
そして彼にしっかりとしがみつく。
「ヴェルナー、私」
長いキスの後、今度はリリーの方からしっかりと彼の目を見据えて。
「ヴェルナーが」
ヴェルナーは優しくリリーの脚を広げさせた。充分に濡れた秘所に
自分の硬くなった肉棒の先端を当てる。
「ヴェルナーが、……好き」
「ああ、俺もお前が好きだぜ、リリー」
一番聞きたかった言葉と共に、一番愛している男が身体の中に入ってくる。
「ん……っ!」
がくがく、とリリーの身体が震える。熱い気持ちが喉に詰まって、声が出せない。
「はあ……、っ」
「すげ……、気持ち、い」
腰を揺らしながら、ヴェルナーが奥へ、奥へと侵入してくる。
(4/9)
見知らぬ男に抱かれる時、固く、固く目をつぶって考えていたのは、いつでも
彼の事だった。
自分は、今ヴェルナーに抱かれている。ヴェルナーに身体を任せている、
無理矢理にそう考え、そんな妄想にすがって辛い夜を何度もやり過ごしてきた。
快楽を感じると、彼の名を呼びそうになる。もちろんそんな事をしては
いけないのは分かり切っていたので、くちびるを噛んでこらえていた。
熟れた肉体を持った清楚な少女が、抱かれる時にはまるで処女のように
儚く身体を震わせ、嗚咽をこらえて涙を流す。その姿はひとときの欲望を満足させる為に
目をぎらつかせている男達の情欲をそそった。
経験も、テクニックも持ち合わせていない彼女が夜の街で客に不自由しなかったのは
そんな理由からだった。
「ううっ、あ」
それでも、今は目を開ける事ができる。
「ヴェルナー……」
思い続けていた彼の姿を見ながら、彼の名を呼ぶ事ができる。
「リリー、リリー」
そして、彼のくちびるから何度もこぼれるのは、リリーの耳に聞こえてくるのは
愛おしそうに彼女を呼ぶ声。
(5/9)
「ヴェルナー、私、私、っ」
ゆっくりと、探るようだったヴェルナーの動きが、徐々に大胆に、大きいものへと
変わっていく。
「気持ち、いいか?リリー」
こくこく、と何度も頷く。
絶頂、へと導かれた事はある。それでも、今彼に全身で与えられている快楽とは
全然違ったものだった。
「こんな……、の、初めて、私」
自分から首をあげ、キスをねだるとヴェルナーはすぐにそれに応えてくれる。
ヴェルナーの動きに合わせて、自分からも腰を振る。お尻がほんの少し浮き上がり、
そして落ちるとシーツにたっぷりと染みこんだ自分の愛液の存在を改めて感じてしまい
身体が熱くなる。
「気持ち、いい……好き、ヴェルナー、私、いくっ!い、っちゃう」
「いいぜ、来い、俺の所へ来い、リリー」
「キス……」
くちびるを合わせる、ほんの一瞬前。
「愛してるぜ、リリー」
ヴェルナーがそうつぶやき、それを聞いたリリーが登り詰める。
「く、っ」
びくびく、ときつく締め付けてくる粘膜に搾り取られるように、その後すぐにヴェルナーも精を放った。
(6/9)
数日後、アトリエでもう一度最初から錬金術のレシピを見直しているリリーに、
「あの〜、先生、これ」
イングリドとヘルミーナの二人がずっしりと中身の入った袋を差し出した。
「何?えっ、こ、これは」
中にはかなりの額の銀貨が入っていた。
「あなた達、これ」
「イングリドがランドージャムの調合する時、配合を間違えたんです。本当にガサツなんだから」
「うるさいわね。それで、すごく甘く濃くなっちゃったから、あのいつも甘いもの欲しがる
冒険者の人いるじゃないですか、あの人の所に持って行ったら高く買ってもらえて」
同時にぺこり、と頭を下げる。
「先生、ごめんなさい!それで、バッチ依頼、って言うんですか?それ、受けちゃって」
「勝手にレシピ書き換えて、先生に内緒で依頼受けてごめんなさい!」
「あなた……達」
驚いているリリーの前で、二人はぼろぼろ、と涙を流した。
「でも、せんせ、お金無くて、元気も無い……から、元気になって欲しくて」
「私達、なんでも先生の言う事聞きます。お手伝いももっと一生懸命するから!」
二人はリリーに抱きつき、わあわあ、と大声で泣き出した。
「うん……、ありがとう、ごめんね、ごめんね。私、頑張るから。もう大丈夫だから」
イングリドとヘルミーナをしっかりと抱きしめ、にっこりと笑って見せた。
「良かった……、せんせぇ、笑って……る」
(7/9)
「リリー、いる?」
アトリエのドアを開け、入って来たのはイルマだった。
「ねえリリー、あなた病気だったんだって?」
リリーの顔を見るなり、心配そうな顔で駆け寄ってくる。
「はあ?」
「ヴェルナーさんに聞いたのよ。体調が悪くて、錬金術も失敗……、あ、ごめんなさい。
錬金術も上手くいってなかったって」
「あ、ええ」
もごもご、とごまかすように口の中でつぶやく。
「でも、もう良くなったんでしょ?それで早速だけど、依頼をお願いしたいの。
オニワライタケと、マッシュルーム、三十個ずつ。期限は早い程いいわ」
「ね、ねえイルマ、いつも思うんだけど、キノコなら雑貨屋さんで売って……」
イルマはリリーに歩み寄ると、彼女をしっかりと抱きしめた。
「あたしは、リリーの用意してくれたアイテムが欲しいの。どうしてもリリーじゃなきゃ、
イヤなのよ。分かる?」
そう言っていたずらっぽくウィンクする。
「イルマ……、ありがとう」
少しずつ、自分の方から距離を置くようになってしまった人々。
それでも、相手の方から自分の元へと戻って来てくれる。
「本当にありがとう、イルマ」
(8/9)
「お邪魔するわよ」
レシピの書き換えも大分進んだ頃。シスカがアトリエを訪れた。
「リリー、ルージュの制作を依頼したいんだけど、いいかしら?」
「は、はい、でも」
以前作ったルージュを渡した時、シスカは不満そうな顔をしていた。
それを思い出してリリーは口ごもってしまう。
「それで、差し出がましいようなんだけど、調合をしている所を見せて欲しいの」
「えっ?……は、はぁ」
突然どうしたのだろう、と思ったが、言われるままに材料、機材を準備する。
「はっきり言わせてもらうけど、あなたの作るルージュは、色と伸びが悪いの」
「は、はぁ」
いきなり品質の悪さを指摘されたリリーは肩を落とした。
そんなリリーを安心させるようにシスカが微笑む。
「ごめんなさい、差し出がましいとは思ったんだけど。錬金術は分からないけど、
化粧品の事なら少しお手伝いができるかもしれないと思って」
テーブルの上に用意された材料を指さす。
「多分、宝石草のタネの砕き方が足りないんだと思うわ。使用感がザラついているから。
肌に乗せるものは粒子が細かければ細かい程いいのよ」
言われた通りに、いつもより丁寧にタネをすり潰すと、いつものくすんだ赤ではなく
深みのある紅色へと変化していく。
「そうね……、この色なら合格」
シスカはまだ水分を飛ばしていないルージュの元を薬指に取った。
「これくらい薄付きだったら、あなたにも似合うわね」
その指でリリーのくちびるをそっと撫でた。
(9/9)
自分用に作ってみた、薄付きのルージュ。それを塗って、ドキドキしながら
ヴェルナーの店へと向かう。
「よう」
階段を上がると、いつものぶっきらぼうな挨拶。
「ありがとう」
「あん?」
「いろんな人に、私の工房の宣伝してくれてるから」
「ああ」
少し照れたような表情を隠すように、ぽりぽり、と頬をかく。
「まあ、宣伝するだけはしてやったけど、品質の悪いモン作って泣きを見るのはお前だ。
せいぜい頑張るんだな」
「そんな事言われなくても、頑張ってるわよ」
ふっ、とヴェルナーがリリーの顔を見る。
「……ちょっと、こっちへ来い」
「何よ」
ちょいちょい、と手招きをされ、誘われるままにカウンターへ向かう。
「……何よ」
まじまじ、と顔を見つめられ、照れ隠しに怒ったような声でつぶやく。
「何だか、いつもと感じが違うか?まあ、同じ、って言えば同じだが」
「だから、何だって言うのよ……!」
ヴェルナーは椅子から立ち上がり、カウンター越しにリリーの肩に手をかけた。
「いつも、いつでも。ずっと、お前はお前だ」
そう言って、カウンターに身を乗り出してリリーに甘いキスをした。
913 :
889:03/11/23 17:02 ID:JWeXoeqr
>>904 うおおっ、スゲエ!マジ感動しますた!
コンセプトを引き継ぎながら、ここまで絶妙に表現するとは。
格の違いを感じました。即コピペ・永久保存です。
いやぁ、神さまありがd(´∀`*)
なんといい話…・゚・(ノД`)・゚・
最後のヘルミーナ&イングリドも凄くかわいいッス!
神様に感謝(*´Д`)
915 :
940:03/11/23 23:56 ID:yGKRkyc4
>913=889=790
そう言って頂けると嬉しいです!書いてヨカッタ(*´Д`)
私、実は>795なんですが(w
なんか無責任な事言っちゃったかなあ、と気にしてたんですが
本当に889さんが文章書いてくれたので、
こっちも頑張らねば、とか思ってしまいまして。
文章分かりやすいし、なんかすごくイマジネーションがわきました。
今度、気が向いたら是非!エロエロにも挑戦してみて下さい〜。
916 :
904:03/11/23 23:57 ID:yGKRkyc4
ごめん、940ではなく904ね。
ところで新スレは950くらいでいいのかな?
917 :
889:03/11/24 19:56 ID:WZPOhJbE
いいんじゃない。
っていうか、
>>904=
>>915たんありがとう。っていうか褒めすぎw
そんなに文章褒められたのはじめてだ( ノД`)
実はまた妄想考えててな。メロドラマ好きだけどどうもエロは苦手みたいなので
もし投下できたら是非続き書いてもらいたいと。
何より、あなたのリリーネタをどうしてもまた読んでみたい。
馴れ合いするのもなんだが、君ほどのネ申ならみんな満足だろう。
もし甘えさせていただければ、次スレでよろしくお願いしたいな。
ルイ盗マダ〜?(・∀・)
>>918 確かにルイ盗は待ち遠しいがw
今は、新たなる神
>>904の光臨を祝うべきではないだろうか?
ここって百合書いていいんだっけ? 良かったら、ロード×ヴィオ×鰤とか書きたいんだが。
薔薇は駄目で百合はいいのか・・・
>>922 801板はあるが百合板は無いからいいんでないの
>923 超納得。
なんという甘やかな手触りだろう。そっと力を込めるだけで、フワリとしたマシュマロのような感触が指先を包み込み、
力を抜くとみずみずしい弾力が掌をはじきかえす。
これだけ豊かで柔らかな乳房は、横になったらだらしなく形を崩しそうなものだが、
内部から何かはちきれそうなくらい膨らんでいる為、仰向けになっても、まるでボールのような半球形を保っている。
男は我を忘れて、鷲掴みみしたルイーゼの双乳を揉みしだき、その都度、甘美な柔肉がその美しい形を変える。
「あ・・・ふァ・・・」
視力を奪われた大きな瞳に涙をいっぱいに溜め、ルイーゼは息を荒くする。
「ああ・・・いい、いいですよ、あなたのオッパイ。最高だ」
掌からたっぷりはみ出す膨らみの、その頂点にあるごく薄いピンクの乳首を口に含み、軽く吸う。
「んっ、ンン!」
「どうです?なかなか感じてらっしゃるじゃないですか」
小粒の果実のような乳首をそっと噛み、舌で転がす度、ルイーゼの肢体はビクン、と跳ね
愛らしい唇から愉悦と恥辱の入り混じった喘ぎ声が漏れる。
「そんなァ・・・あァン!」
「おや、どうしました?そんなにお尻をモジモジさせて?」
緩急つけた男の愛撫を受け、身体の奥底から湧き上がってくる疼きを、ルイーゼはどうにも抑えきれないでいた。
それは彼女自身想像だにしなかった、たまらなく暗く危険な欲望を一瞬ごとに呼び覚ましていく。
たぷたぷオパーイがたまらん(;´Д`ハァハァ
927 :
920:03/11/30 01:01 ID:8hDaC0ZL
んでは書かせていただきます。
ロードフリード×ヴィオ×鰤(という表記でいいのかな?)
挿入無しのヌルぽSSです。
百合苦手な方は、「百合」をNGワードに指定しておくといいと思います。
(1-11)
「ぱんぱかぱ〜ん、おめでとうございます!ヴィオラーデンのお買い物スタンプが
十個たまりました〜!」
カウンターのヴィオが、ぱちぱちと手を叩いた。
「そんなに騒がなくてもいいわよ。どうせ、もともとあなたに押し付けられたものだし」
スタンプ帳の持ち主、ブリギットはヴィオの隣で店番をしているロードフリードが
気になるらしく、ちらちら、とそちらばかりを伺っている。
『お得意様だけにこっそり配ってるんだよ』、そう言われてもらったスタンプ帳。
お買い物一回につき、にんじんの絵のハンコが一個押される仕組みになっている。
「で、これがたまると何かあるのかしら。別に何か品物が欲しい、って訳じゃないのよ。
ただ単に少し興味があるだけで……」
そう言いつつも、ブリギットは嬉しそうな顔でそわそわしている。
「えっとねえ、ヴィオラーデンからの感謝の気持ちとして、スペシャルワンダホーな
サービスが受けられるの。ねっ、ロードフリードさん」
「そうだよ。店もそろそろ閉店の時間だし、丁度良かったね。お店を閉めるまで、
少し待っててくれるかな、ブリギット?」
サービス、とやらの内容はわからないが、ロードフリードに笑いかけられたので、
ブリギットはこくん、と頷いた。自らも閉店作業を手伝い、ヴィオラーデンの
ドアの鍵はすぐにきちんと閉められた。
(2-11)
「ブリギット、こちらへどうぞ!」
ヴィオはとんとん、と軽快に足音を立て、二階の兄妹の部屋へと向かっていく。
「え?」
「ほらほら、遠慮せずに」
どうしてそんな場所に連れて行かれるのか疑問に思ったが、
「さあ、どうぞ」
紳士然としたロードフリードにうやうやしく手を取ってもらうと、ぽーっとなってしまう。
ヴィオがドアを開け、ブリギットを押し込むようにしてロードフリードも部屋に入る。
「それで、あなたのお部屋とスタンプ帳のサービス、どんな関係が……」
突然ロードフリードに抱きすくめられ、ブリギットの呼吸が止まった。
「ロ、ロードフリード、さ、ま……」
弱々しい声はロードフリードのくちびるにふさがれてしまう。
「でも、良かったね。ブリギット、ロードフリードさん大好きだもんね」
驚きのあまり、抵抗も忘れているブリギットのドレスをヴィオはどんどん脱がせてしまう。
「あ、あなた、何してるの」
愛しい人に突然与えられたキスのせいで火照った身体が空気にさらされ、
少し身震いしてからブリギットはヴィオを振り返った。
「何、って。サービス、サービス」
「サービス、って、あなた」
落ちそうになっているドレスを両手で押さえようとするが、その手は
ロードフリードにつかまれてしまう。
(3-11)
「あ、っ」
きめの細かい白い肌から、真っ青なドレスがするり、と滑り落ちる。
「きゃ……あっ!」
手を押さえられて、乳房を隠す事もできずにブリギットは小さな悲鳴を上げた。
「ブリギット、きれい」
ヴィオがうっとりとため息をつく。
「本当だ。とってもきれいだよ、ブリギット」
「あ……、あ、あ」
かたかた、とブリギットの脚が震えている。頬は赤く染まり、固く閉じられた
目の端には涙が滲んでいる。ロードフリードは少し背をかがめると、首を傾けて
ブリギットの薄桃色の乳首にくちびるを近づけた。
「く、んっ!」
乳首をくちびるに含まれ、ブリギットの細い身体が緊張する。
「ロードフリードさん、ブリギットが倒れちゃう〜」
脚に力が入らず、へなへな、と今にも崩れ落ちそうなブリギットを後ろから
支えているヴィオが困ったような声を出した。
「ああ、それじゃあベッドへ行こうか?」
返事もできないブリギットを抱き上げ、ロードフリードはヴィオのベッドへ向かう。
すぐその後をヴィオがちょこちょこ、と追いかけた。
(4-11)
「あ、あの、私に、何をするつもりなんですの……?」
服を全て脱がされ、ベッドの中心に座らされたブリギットは、おびえて自分の身体を
抱きしめている。
「何、って。だから、ヴィオラーデン特製のサービスですよね、ロードフリードさん」
自分から服を脱いだヴィオは、いたずらっぽく笑っている。
「そう。たっぷり楽しませてあげるからね、ブリギット」
ロードフリードがブリギットの前で服を脱いでいく。男の裸を初めて目にして、
思わずブリギットは目線をそらせた。
「ブリギット、緊張してるなあ。はい、リラックス、リラックス」
ブリギットの背中にヴィオがぴったりと貼り付いた。後ろからいきなりブリギットの
胸を押さえ、たぷたぷ、と揺らす。
「きゃっ!」
「ヴィオ、ダメだよ。そんなにいきなりじゃ、ブリギットが驚くだろう」
今更驚くも何もあったものではないが、
「怖くないからね、ブリギット。身体の力を抜いて、俺達に任せていればいいから」
優しい声で語りかけられると、ほんの少しだけ安心できるような気がした。
(5-11)
「ん……、っ」
顎に指をかけられ、ロードフリードに甘いキスをされる。
「はあ、っ」
ちゅっ、ちゅっと何度も軽いキスを繰り返しながら、ロードフリードの手が
ブリギットの胸に伸びた。肌の表面だけをゆっくり指でたどっていくと、
そのかすかな刺激にブリギットのくちびるからは物欲しそうな吐息が漏れる。
「ブリギットの髪、いい、にぉい……」
ヴィオはブリギットの首筋や敏感な耳元に熱い吐息を吐きかけながら、手の届く限りに
だんだんと汗ばんでくる彼女の身体をそっとなで回す。肩のラインを手のひらで
なぞり、ロードフリードが口を付けている乳首のすぐそばをくすぐり、くびれた
ウエストから太ももまで伝って下りていく。
「う……、あっ!」
ヴィオとロードフリードの手が、同時にブリギットの脚の付け根に伸びていく。
「あ、あぁ」
身体全体、特に胸を念入りに攻められ、ブリギットのそこはじんじん、と熱くうずいていた。
(は、早く……、早く)
ぼんやりと心地よく痺れていく頭の中で、ブリギットはそこに触れてもらう事を望んでいた。
それなのに、どちらの手も決して肝心な場所には訪れようとしない。
「や……、あぁ」
ブリギットの腰が、より一層強い快楽を求めてくねり始める。
「もう、私、私」
(6-11)
ブリギットの中心からは、シーツを濡らす程の愛液がこぼれていた。
「どうしたんだい?ブリギット」
じっと、ロードフリードに目を見つめられる。
(憧れのロードフリード様に、こんな淫蕩な私を見られてしまうなんて、でも)
今まで、身体の中にこんな淫らな刺激を求める自分が住んでいたなんて、知らなかった。
「もっ……」
もっと、と言ってしまいそうになり、ブリギットは、ぐっ、とくちびるを噛んだ。
「ブリギット、我慢しなくていいんだよ。どうして欲しいの?」
いつもは無邪気なヴィオの声。普段と同じ可愛らしい声なのに、今日はなんだか、
少しだけ意地悪に聞こえてしまう。
「今日は、大切なお客様であるブリギットへのサービスだからね。して欲しい事は
なんでもしてあげるから、言ってごらん」
ロードフリードの指が、愛液をあふれさせている中心、ブリギットの膣口にそっと触れる。
「あ……っ」
ぬるぬるしている愛液をたっぷりと指先に絡め、くるくる、と小さく円を描くように
指を動かすが、ブリギットが一番触れて欲しい場所、一番感じる場所だけは避けている。
「ロードフリード、様」
紅潮したブリギットの頬に涙がこぼれた。
(7-11)
「どうしたんだい?ブリギット。君は今日の主役なんだから、なんでも望むまま、
希望を言ってくれていいんだよ」
とろとろに濡れたロードフリードの中指が、ブリギットの中に少しだけ入ってくる。
そして、すぐに出て行ってしまう。
「そう。素直になって、ブリギット。欲しいでしょ?」
ロードフリードが弄っている場所のすぐ上、ブリギットが刺激して欲しい場所を、
ヴィオが触れるか触れないかくらい、かすかに指先でつついた。
「あっ!」
がくがく、とブリギットの身体が震え出す。
「うあ……っ、あぁっ」
しかし、快楽を与えられたのはほんの一瞬。またロードフリードとヴィオは
ゆるやかに、間接的な愛撫を続ける。
「ロ、ロードフリード様、ヴィオ……」
涙で喉が詰まりそうになりながら、ブリギットはかすれた声を出す。
(今日の主役、なんて言って……、希望を言え、だなんて。まるで私の方から
恥ずかしい事を言い出すのを待ってるみたいじゃないの)
ふっ、と気づく。
みたい、ではなくて、二人はブリギットにねだらせようと、もったいぶって、焦らしている。
(8-11)
(そんな事、私の口から言える訳……)
心の中では葛藤しているが、身体はどんどんと高められていく。
(そんなはしたない事……、でも、でも)
閉じようと思っているのにだらしなく開いてしまうくちびるからは、自分のものとは
信じたくないようないやらしい声がこぼれている。
(でも……、もう、だめ!)
「お、お願い、します」
ひっく、ひっくと泣きながら、耐えきれずに懇願の言葉が口をついてしまう。
「どうしたんだい、ブリギット?」
「このままじゃ、私、おかしく……、お願い、どうにかして」
ぶるるっ、と身体が震える。
「ねえ、ブリギット、それじゃわかんないよ。気持ちよくなりたい、とか、
……いかせて欲しい、とか、きちんと言ってくれないと」
ふふっ、とヴィオが笑う。
「そうだね、ヴィオの言う通りだ。もう一度、はっきりと君の希望を言ってみて
くれないかな、ブリギット?」
ロードフリードの手がブリギットの膝に当てられる。細く形のいい脚を
ゆっくりと開かせていく。
(9-11)
「ああっ……、お、お願いします」
大きく開かれた脚の間に、ロードフリードが顔を入れる。ひくひくしている中心に、
ふっ、と息を吹きかけると、それだけで新鮮な蜜がこぼれ落ちてくる。
「ロードフリード様、気持ちよく、して……ううっ、私をいかせて、下さいまし」
頬から火でも噴き出したかのように、まるで燃え上がってしまうかと思うくらいに
恥ずかしさが全身を駆けめぐる。
そして、羞恥が満たされている身体に確かにこみ上げる、ゾクゾクするくらいの期待感。
「ヴィオにも、お願いしないとね」
ロードフリードが両手の親指でブリギットのやわらかい肉を広げた。
「ヴィオラート……ヴィオラートにもお願いするわ、だから私を気持ちよくして……」
首だけ後ろを振り返り、はあはあ、と息を荒げながら切なそうな瞳で訴える。
「うん……可愛い、ブリギット」
ヴィオが首を伸ばし、ブリギットに口付ける。同時に、ずっと待ちわびていた場所に
ぺちょり、とロードフリードの舌が押し付けられた。
「……!」
親指でそこに被っている皮を剥き上げ、同時にその突起が一ミリも逃げないように
しっかりと押さえつけ、濡れた舌で丹念にねぶる。
(私……、ヴィオラートに、女の子にキスされて……、それなのに)
ヴィオは舌を絡めながら、やわやわ、とブリギットの乳房を揉みしだいている。
(10-11)
ロードフリードはブリギットに聞こえるように、わざとぴちゃぴちゃと大きな水音を立てる。
ぴくぴく、と痙攣しているブリギットの身体中に玉のような汗が浮かんでくる。
(気持ち、いい……、こんな、こんなの、初めて)
自分から脚を大きく開いて、片手でロードフリードの頭を押さえつけている。
もう片方の手はヴィオに取られ、ブリギットと同じようにぐしょぐしょになっている
彼女の股間を弄る事を強要されている。
(あつい……、熱くて、気持ち、い……)
びくん、とブリギットの身体が跳ねた。
「いっちゃうかな?」
ヴィオがブリギットのくちびるから口を離す。声も出せないブリギットは、ヴィオの
目を見つめ、ただこくこく、と何度も頷いている。
「いいよ。いって」
ヴィオが、ふっくらとしたブリギットの上くちびるの中心を、ぺろり、と舐めた。
「ふ……っ!」
それが引き金になったのか、途端にブリギットは頂点に到達した。
「あ……っ、あっ、あぁ」
愕然としたようなブリギットのあえぎ声。
「ああ……、ん」
それでも、すぐに満足そうなため息を漏らした。
(11-11)
「スペシャルワンダフルな、サービス……ねえ」
「ワンダホーだよ、ワンダホー」
ぐったり、とベッドに横たわっているブリギットの額に滲んでいる汗を、ヴィオは
やわらかい布で優しく拭いてやっている。
「まあ、今日はここまでだね。最初からあんまり過激な事しても疲れてしまうだろうし」
「あ、そう言えば、もうすぐロードフリードさんもスタンプたまるんですよね」
ヴィオは服を着ているロードフリードに微笑みかける。
「ああ、そうだった。今やってる店番が終わったら、ゆっくり買い物に来るよ」
「えと、あの、ヴィオラート?」
「ん?」
ブリギットは、真っ赤になった顔の熱も冷めないままに上半身を起こす。
「ロードフリード様がお店番終わったら、その……、私がお手伝いしてもよくてよ」
(そうすれば、今度は私がロードフリード様にご奉仕できるのかしら)
ドキドキ、と高鳴る胸を押さえる。
「うん、だったらお願いしようかなあ」
ヴィオもブラウスを取り、袖に腕を通している。ブリギットはそのブラウスの裾を
そっとつまんで、
「それと……、新しいスタンプ帳は、早速頂けるのかしら?」
すました声でささやいた。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
まとめ方がうまい!
焦れるブリタンと小悪魔なヴィオタンにハァハァさせて貰いました。神様アリガトウ。
禿しく続編きぼん!むしろシリーズ化きぼん!
「ああ、これは、これは・・・知りませんっ。あ、あなたが変な薬を!」
「確かに『夢魔の誘惑』は女性の性欲を強くいたしますがね、元々存在しないものを高めることはできません。
その欲望はね、お嬢さん。貴女が元々隠し持っていらっしゃったものです。フフフ」
そう言って男はルイ−ゼの硬くなった乳首をつまんで、かるく捻った。
「ひゃ!あアァン!」
意思に反して、一秒ごとに強くなってくる暗く、妖しい疼き。なんで・・・なんで自分はこうなっちゃったんだろう?
股間が疼くたびに、じわり、と身体の奥の方から得体のしれない分泌物が染み出し、蜜壺を濡らしていくのがわかる。
(ああ、あそこがこんなになっちゃってる・・・わたし・・・女なんだわ・・・」
熱く濡れはじめた秘所に男性自身を受け入れて、激しく突かれたらどんなに気持ちがいいだろう。それはおぞましくも狂おしい、危険な衝動だった。
「さあ、あまり待たせてもいけませんね。そろそろ素敵な裸を拝見させていただきましょうか」
男の手がはだけたルイーゼのドレスをゆっくりと剥ぎ獲っていき、雪のように輝く白い裸身が次第にあらわになっていく。
「い、いやァ・・・」
未だかつて他人の眼に晒したことのない裸を、こんな卑劣な男に見られてしまう!その羞恥心がルイーゼに微かな抵抗を命じた。
「やめて、やめてェ、これ以上見ないでェ・・・」
ありったけの力を振り絞って身をくねらせ、腰下までずり下げられたドレスを掴む。
「フウ、全く強情なお嬢さんだ。我慢のし過ぎは身体に毒ですよ?ま、そちらがその気なら」
男がパチン!と指を鳴らすと、シュッと床を這う音と共に、何か細長いものがルイ−ゼの手首に絡みつき、強引に頭の上の方まで引き上げる。
「ヒ・・・ヒイイイイッ!」
『生きている縄』の毒蛇のような動きに、ルイーゼは完全に動きを封じられた。
「あまり無粋な真似はしたくないのですが、仕方ありませんね。あまりに素敵なお身体を隠そうとなさるからいけないんですよ?さあ、続きです」
「あああ、やめてェ・・・」
けぶるような金髪を揺らしていやいやをすると、ルイーゼの剥き出しの巨乳がブルルン、と揺れた。
こんな形で生まれたままの姿を男性の前に晒されるのは耐え難い屈辱であったが、男の手は容赦無く彼女の曲線に富んだ肢体からつややかなスリップドレスを剥ぎ取っていった。
「・・・おお。なんて綺麗な裸なんだ!・・・」
透きとおるような白い肌のなかで、激しく揉みしだかれた乳房がほんのりと紅い。
信じられない程細くくびれたウエストが、小さな純白のショーツに包まれた腰に続き、そこから適度にむっちりとした太腿がまっすぐに伸びている。
「本当に素敵なカラダだ・・・」
きつく抱きしめたらポキンと折れてしまいそうな華奢な身体なだけに、豊かに隆起した乳房が男の劣情をそそる。
「下着も可愛らしい・・・うん?これは・・・」
細かな刺繍の施された純白のショーツのデルタ地帯が、ごく、うっすらとだが確かに湿っているではないか。
「いけませんねえ。口では嫌だとおっしゃっていますが、貴女の一番恥ずかしい部分は、もうこんなに濡れてらっしゃいますよ」
「そんな!う、うそっ」
「嘘なもんですか、ホラ」
ふっくらと盛り上がったその部分を男が撫でると、かつて感じたことの無い衝撃がルイーゼの全身を疾った。
「はうゥッ!!」
『ぬばたまの帳』に奪われたはずの暗黒の視界が、真紅の稲妻に紅く閃いた。
「・・・何ですか。はしたない。それでも処女だと言い張るんですか?」
ルイーゼのあまりに過敏な反応に一瞬呆然とした男だったが、嬉しそうに笑うと滲み出した薄い布から透けるクレヴァスを、中指でゆっくりとなぞった。
「ククククッ。その純情そうなお顔にすっかり騙されてしまうところでしたよ」
「ちがーーーんふうっ!・・・そんな・・・あンッ!やめて・・・変になっちゃーーームグンンンンッ!」
942 :
928:03/12/01 23:23 ID:aTBH0hhz
>939
どうもありがとうございます。
また何か思いついたら書かせてもらいますんで、ヨロシコー。
ほしゅ。
スレタイは「アトリエロ」を継承する形でいいと思う。
元ネタが何なのかわかりやすいというのもあるし、
……というより、「ガスト総合」にしてもアトリエシリーズ以外は、
ネタにしにくいかと。他作品では「黒い瞳〜」ぐらい?
個人的には「アトリエロ」を冠して、
テンプレに「ガストの他作品もOK」と一行付け加えるぐらいでいいように感じた。
今回のスレ埋め立てではザマスおばさんの続きは読めるだろうか・・・
【ガスト統合】アトリエロSS・part3
>947
スマートでいいな、それ
ザマスおばさんの続き読みたいザマス!
↓↓↓次スレ↓↓↓
この前もののけうpしてた人がいたら追い出されてた。
是非ガスト総合でよろしく!
952 :
名無しさん@ピンキー:03/12/07 05:04 ID:2lwsd9Cx
レス953で容量は470KB・・・。微妙・・・。
何とかなるさ。
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ