――――ただ願う事は、お前のしあわせだと。
ずっと、忘れないから。ずっと忘れはしない。
俺がただひとりの『男』でそして。そして俺が。
俺が唯一手に入れた、夢のような優しい時間を。
お前の髪の匂い、お前の肌のぬくもり。決して、忘れはしない。
指に刻む。永遠に残るように。全てが消え去っても、全てが夢になっても。
この指が覚えているように。
この肌の感触を、柔らかい髪の匂いを、その全てを。
「…ああっ!……」
白い肌に唇を落とし、柔らかい胸に指を這わす。
弾力と貼りのある乳房は、強く揉んでも俺の指に極上の抵抗感を示した。
「…あなた…もっと…あぁんっ……」
「…レメディ……」
唾液でねっとりと濡れるほどにその乳首を吸い上げ、何度も胸を鷲掴みにした。
このままこの身体の全てを、奪えるならば奪いたかった。このまま。このままずっと…。
「…あぁ…はぁ…んっ!……」
俺の髪に指を絡め、刺激を求め引き寄せる仕草も。俺の顔に掛かる金色の髪も、その全てが。
その全てが何よりも愛しいもの。何よりも代え難いもの。何よりも俺にとっては…。
「…愛している…レメディ…お前だけを…」
「…私も…私も…あなただけを…はぁ…んっ!」
胸から唇を離し、そのまま唇を塞いだ。濡れて紅い艶やかなその唇に。
激しく吸い上げ、舌を絡め取る。
震える睫毛すら、俺には何よりもかけがえのないものだった。
―――お前と言う存在が…俺にとって……
願いはただひとつ。想いはただひとつ。
ずっと一緒にいてくれ、と。夢なら覚めないで欲しい、と。
何もいらない。何も望まない。俺は俺すら要らない。
だからどうか。どうかこの愛する女を、ただひとりの女を。
少しずつ取り戻された記憶が。少しずつ戻ってきた記憶が。
俺を在るべき場所へと引き戻してゆく。その場所にお前を。
お前を決して連れてはゆけない。連れては、いけない。
どんなに愛しても、どんなにお前だけを望んでも。
願うものはただ一つ、ただひとつだけだから。
記憶のない俺に、何もない俺にお前は与えてくれた。
ただひとつの優しいものを。ただひとつのかけがえのないものを。
それは俺が生きてきた中で、俺の失われていた記憶の中で。
永遠に手に入れることが、赦されないものだった。
――――ただひとつ俺のこころに咲く、綺麗な華
ちっぽけな俺の人生にお前と言うただひとつの綺麗な華が。
そっと。そっと咲き続けるようにと。どんなになろうとも、お前が。
お前がこの地上で生き、そして咲き続けるようにと。
「…あなた…もう私…私……」
目尻から快楽の涙を零し、震える指が俺自身に絡みつく。既に充分な存在感を示し、息づくそれに。
「…あなたのコレが…欲しい……」
震える唇が俺の先端にひとつキスをして、そのまま生暖かい口中へと含まれた。
ぬめるような舌の感触に自身は激しく脈を打ち始めた。巧みな舌遣いが俺を追い上げ、熱を擡げさせた。
「…んっ…んん…ふぅっ…んっ……」
「―――レメディ……」
「…あなたのコレ…欲しい…はぁっ…ふっ……」
金色の髪が俺の脚の合間で揺れる。それはまるで波のようだった。
その髪を撫で、奉仕する姿を眺めながら、俺は下半身に集中する熱を感じていた。
「…このままだと…口に出すぞ……」
「…いいです…このまま…このまま私の中に……」
もう一度生暖かい口が俺自身を全て包み込む。尖らせた舌が先端の割れ目を舐め、
窪みに歯を軽く立てられた。
その刺激に、俺は―――。
「―――――っ!」
「はああああっ!!!」
イク瞬間に顔が離れ、俺はお前の白い肌に白い液体をぶちまけた。
綺麗な女だ。優しい女だ。強い、女だ。
俺には眩しすぎるほどの、綺麗な華。
そんなお前を、どうして俺は。俺は。
――――哀しませることしか…出来ないのか……
愛しただけだ。ただ、愛しただけだ。
記憶のない俺が、記憶を戻した俺が。
それでも変わらないものが、変えられないものが。
俺の中にある限り。俺が俺である限り。
お前を俺の手で、しあわせにする事だけが、出来ない。
顔から首筋に、そして鎖骨から胸の膨らみへと、ぽたりぽたりと白い液体が流れてゆく。
お前の白い肌に、俺の白い液体が零れてゆく。
それがまるで俺が犯した罪のようで、ひどく胸が痛んだ。
「…レメディ……」
「ああんっ!」
脚を開かせ茂みを掻き分け蕾へと指を突き入れた。とろりと指先に感じる蜜を掬い上げながら、蠢く膣に指を埋めてゆく。
「…あぁんっ…あんっ…ああん……」
何度も何度も指を掻き乱し、乱れゆくお前を見下ろした。このまま、意識すらも奪って溺れてくれ。
最後の瞬間にお前の哀しい顔を見たくないからと。
―――せめて最後の瞬間くらい…お前を微笑わせて…やりたいから。
俺に出来る事が。俺に今出来る事が。
それしか。それしか、ないのならば。
「…愛している…レメディ……」
嘘じゃない。嘘じゃない。俺か本気で愛した女はお前だけだ。今までもこれからも、ずっと。
ずっと俺の命がある限り、お前だけを俺は。
「―――ああああんっ!!!」
指を引き抜き再び拡張した俺自身をお前の濡れぼそった蕾へと埋めた。熱い媚肉がねっとりと俺自身に絡みつく。
その熱さに溶けたいと願った。このまま溶かされ、俺という存在がこの世から全ての記憶から消えてくれと願った。
そうしたらお前が哀しむ事も、お前が危険な目に合う事も、何もないのだから。
「…あああっ…あああんっ…あなた…あなたっ!……」
「…愛している…お前だけを…お前だけを…」
「…私も…私も…あなただけを…あなた、だけを……」
「―――ずっと…愛している……」
「あああああっ!!」
限界まで貫き、その子宮に届くようにと俺は想いの丈を吐き出した。
これが最後ならば、せめて何かをお前に残してやりたかった。
二度と、逢う事がなくても。
もう二度と、逢えなくても。
俺の妻はお前だけだ。お前だけが。
お前だけが、俺の永遠の妻だ。
忘れてくれ、俺を。俺を忘れてくれ。
お前の事は俺が覚えているから。
俺の全てでお前を刻んであるから。だから。
だから、忘れてくれ何もかも。
これが夢だと。これが、夢だと。
そう思って、全てを忘れてくれ。
「…しあわせです…私…あなたの妻で……」
その笑顔を俺はどんな瞬間も、忘れない。
だから俺が死ぬその瞬間、その笑顔を俺の中に浮かばせてくれ…
END
あなたは私にとって、何よりも大切な宝物。
だからずっと、ね。ずっとこうしていてね。
本当は呆れるくらいに、一緒にいたい。嫌になるくらいに、こうしてひっついていたい。
「こら、重いぞ。カロリーヌ」
背後から抱き付いて全体重を掛けてきたカロリーヌにエメットは溜め息混じりに言った。
けれどもカロリーヌは気にする事なく、エメットにぎゅっと抱き付く。
そのせいで背中に二つの膨らみが押し付けられて、少し変な気持ちになった。
「いいじゃない。ここ寒いんだもの。ひっついても。」
「ひっつくなよ。ほらっ」
「きゃあ!」
圧し掛かってきた身体を引き剥がすと、そのままエメットはカロリーヌに向き合って自らの膝の上にその身体を乗せた。
ヴィエラ族だけあってカロリーヌの身体は一般の人間族の女性よりも軽い。
けれどもエメットの腕力を以ってすれば、カロリーヌでなくても軽々と持ち上げられるのだが。
「…この方が…いいだろ?……」
照れ隠しのためかぶっきらぼうに言うエメットにカロリーヌは嬉しそうに笑った。
こんな所が、大好きだった。凄く、大好きだから。
「…エメット…んんっ……」
くちゅくちゅと音を立てながら舌を絡め合う。決して上手いキスとは言えなかった。
けれども気持ちがこもっているキスだったから。それだけでカロリーヌは溺れた。
「…んっ…はぁっ…んっ……」
舌を絡ませながら、大きな手がカロリーヌの胸の膨らみに触れる。丁度エメットの手のひらに収まる小ぶりな胸だった。
けれども柔らかく張りのある胸は、布越しからでも弾力を手のひらに伝えた。
「…はぁっ…あぁんっ……」
口許を零れる唾液をエメットは舐めながら、その胸を鷲掴みにする。
ぎゅっと強く揉んでやれば、膝の上のカロリーヌの身体が小刻みに揺れた。
それを確かめながら、エメットはカロリーヌの服を脱がしてゆく。
それと同時にの手が伸びてきて、同じようにエメットの服を脱がし始める。
一緒じゃないと嫌だった。こうして脱ぐ時も一緒じゃないと、嫌だから。
「あなたの筋肉、好き」
カロリーヌの手がエメットの胸襟に触れる。鍛え上げられた逞しい筋肉を、つつつと指で辿った。
そのたびにくすぐったそうにするエメットが可笑しくて、カロリーヌは何度も指を行き来させる。
「こら止めろって」
「あんっ!」
そんなカロリーヌに反撃とばかりに、エメットは直にその胸に触れた。
既に乳首は痛い程に張り詰めていて、身体が感じている事を告げている。
その胸の果実を指で摘んでやれば、エメットの胸に触れていた手が彼の背中に廻った。逞しいその背中に。
「…あぁんっ…エメット…やぁんっ……」
「嫌って言いながら胸を押しつけてくるのはどこのどいつだ?」
「う、うるさいわね…いいじゃない気持ちイイんだもの……」
「だったら素直になれよ、ほら」
「ああんっ!」
両の胸の乳首をぎゅっと摘まれ、カロリーヌは耐えきれずに嬌声を上げた。それと同時に腰がぴくんっと蠢く。
それがひどくエメットの目には淫らに映った。
「…バカ…素直じゃないのは…どっちよ……」
カロリーヌの指が悔しげにエメットの背中をぎゅっと抓った。その痛みに一瞬エメットの表情が歪む。
それで少しだけ彼女は満足をした。けれども。
「…少しは素直になんなさいよ…そして私に言ってよ」
けれども。でももっと自分を喜ばせる言葉を言ってくれなければ。言ってくれなければ、許せないから。だから。
「―――何をだよ?」
「…好きって…言ってよ…バカ……」
だから、ちゃんと。ちゃんと言葉で言って、欲しい。
少し照れたような顔をして。
「…あー…そ、その……」
相変わらず舌噛みそうになって。
「…す、好き…だからな……」
でも言ってくれた。言ってくれた、から。
「私も大好き。あなたが、一番大好き」
「ひゃんっ!」
大きな指がカロリーヌの秘所に忍び込んで来る。くちゅりと音ともに指が中を掻き乱した。
その動きに合わせるようにカロリーヌの腰がエメットの膝の上で蠢く。
「…ひゃぁ…あぁんっ…あんっ……」
大きな指がカロリーヌの割れ目を広げ、内壁に指の腹を擦り合わせる。
その摩擦にカロリーヌは耐えきれずにぎゅっとエメットの背中にしがみ付いた。
ちゅぷちゅぷと濡れた音がリアルにカロリーヌの耳に届いて、それだけで身体が火照った。
「…あぁんっ…エメット…エメット……」
「―――っ」
カロリーヌは必死になって背中から手を離すと、そのままエメット自身に触れた。
それは既に硬くなっていて、触れただけで熱かった。それでもカロリーヌは指を這わして、エメットを追いたてた。
その間にもエメットの指はカロリーヌの花びらを犯し、攻めたてる。
「…あぁっ…エメットっ…ソコが…ソコがイイ……」
エメットの指がカロリーヌの一番感じる個所に当たるたびに、彼女は腰を押し付け刺激を求めた。
その間カロリーヌの手の動きが止まったが、構わなかった。乱れるカロリーヌの姿があれば、手など必要なかったから。
「―――カロリーヌ、もういいか?」
指がずぷりと音ともに引き抜かれる。中を乱すモノがなくなってもどかしげにカロリーヌは腰を振った。
そのたびに当たるエメット自身の外側の熱さに瞼を震わせながら。
「…いいよ…いいから…早く…早くあたしの中に…ね……」
「ああ、俺も限界だ」
そう言うとエメットはカロリーヌの細い腰を掴み、その身体を持ち上げ、一気に自らの上に落とした。
「ああああんっ!!!」
ずぶずぶと音ともにエメットの逞しい肉棒がカロリーヌの中に埋め込まれてゆく。
媚肉を押し広げられる感触に、内壁を抉られる感覚に、エメットは悲鳴染みた声を上げる。
けれどもそれは、すぐに甘い喘ぎへと摩り替わった。
「…ああんっ!…あああんっ…あんあんっ!!」
腰を上下に揺すられるたびにカロリーヌの小ぶりの胸が揺れる。桜色の乳首が痛いほど尖って、敏感になっていた。
「イイか?カロリーヌ?」
「…イイっ…イイわよぉ…エメットっ…ああんっ」
耳元で囁かれる言葉にカロリーヌは素直に頷いた。
こくこくと何度も頷きながら、突き上げられる刺激に身体を悶えさせる。
「俺もすげー気持ちイイ」
「…あぁっんっ…あぁぁっ…もっと…奥まで…あたしをぐちゃぐちゃにっ……」
「ああ、もっと。もっと感じろ」
ズンっ!と音とともに深い場所までエメットの凶器がカロリーヌの中を抉った。
その痛みすら激しい快楽にしかならなかった。カロリーヌはエメットの腰の動きに合わせ、自分からも積極的に動いた。
がくがくと揺さぶられる振動すら、堪らなかった。
「あああっ…ああぁっ…熱い…熱い…よぉ…ああっ……」
目尻からはひさきりなしに涙が零れ、唇からは唾液がぽたりと滴る。
それでも構わずに二人は夢中になって腰を振り、激しいリズムを作った。
室内は肉の擦れ合う濡れた音と、カロリーヌの喘ぎだけが響いた。そして。
「…もぉっ…もぉっ…エメット…あたし…あた…あああああっ!!!」
「―――くっ!」
子宮にまで届きそうなほど貫かれ、熱い液体がカロリーヌの中に注がれる。
それを感じながら、カロリーヌは意識を真っ白にした。
「駄目だ…お前…可愛すぎるぜ……」
エメットの膝の上に乗ったまま意識を失ったカロリーヌにぽつりと、告げた。
それは彼女が起きている時には、絶対に言えない言葉だった。
「…畜生…何でこんなに可愛いんだよ……」
華奢な身体を抱き寄せながら、髪を梳いてやった。柔らかいふわふわのその髪を。
そして。そして額にひとつキスをして。
「…悔しいくらい…好き…だぜ……」
普段滅多に言えない好きを、そっと。そっとカロリーヌに告げる……。
「…私も、好きよ……」
「わっ、お、お前、お、起きて……」
「ウフフ、聴いちゃった」
「………」
「また舌噛んでる、エメット」
「う、うるせーっ!!」
「でも、嬉しいわ。」
「大好き、エメット」
ぎゅっと抱き付いてくるカロリーヌに溜め息混じりにエメットはその身体を抱き止めながら、心の中で呟いた。
――――惚れた方が、負けだと……
大好きだから。一番大好きだから。
大事な大事な、宝物なの。私の。
大切な宝物なの。あなたは、私の。
――――世界で一番、暖かくて大きな…宝物なのよ。
END
いい仕事したクポ〜
エメットって女だと思ってたよ
16 :
名無しさん@ピンキー:03/02/22 15:30 ID:5Ly3vMsC
リッツきぼん
幼い頃眠れない夜に、ずっと星を数えていた。空に散らばる一面の星を。
そんな僕に決まって母親は微笑って。白いその手で、僕の髪を撫でてくれた。
そっと髪を、撫でてくれた。白く細いその指先で。
『母さんが望む強さはただひとつだけよ…力でも権力でもない…
愛する者を護れる強さを持てる人になってくれればそれだけでいいの』
胸に顔を埋め、そこから聴こえる命の音が、ただ優しくて。
まるで子宮の中にいる赤子のように、僕は。僕は身体を丸めて眠っていた。
「赤ちゃんみたいね、マーシュ」
そんな僕に無邪気とも思える笑みを向けながら、君の指がそっと僕の髪を撫でる。
驚くほどに白い指先。透明とも思える白い指。けれども触れればそれは暖かい人のぬくもりを感じる事が出来る。こうして指を伸ばして、触れれば。
「―――赤ちゃんはこんな事は、しないよ」
「…あっ……」
指を絡めて、引き寄せてそのまま唇を重ねる。
背中に腕を廻して自分へと引き寄せれば、素肌が重なり合い裸の胸が触れた。
柔らかい乳房が胸板に押し付けられ、その感触に再び快楽に火が付いた。
さっきまで抱いていた身体なのに。さっきまで深く貪っていた身体なのに。
キスと言うには長すぎる口付けから唇を解放すると、僕はその胸の膨らみに指を這わした。
柔らかい乳房を揉めば、胸の果実はすぐにぷくりと立ち上がる。
僕の身体の中にまだ快楽の火種が残っていたように、君の身体にもそれはまだ残っていて…。
「…はぁっ…あ…ダメよ…っ…もう今日はっ……」
頬を赤らめながら、必死に沸き上がる快楽を堪える姿が愛しかった。
イヤイヤと首を振れば綺麗なピンクの髪がふわりと揺れる。そこから零れた汗が僕の頬にひとつ、当たった。
「―――嫌?」
胸に柔らかい愛撫を与えながら、耳元で囁いた。その言葉に君の緑色の瞳が僕の前に現れる。微かに潤んだその瞳が。
「…そんな風に言われたら…私は……」
「リッツ?」
「…言われたら…イヤだとは…言えないわよ…もうっ!……」
目尻を紅らめながら、君は言った。最後には怒ったような口調になって、そして。
そしてぎゅっと僕に抱き付いてきて。抱き付いて。
「…もう…責任取って…よね……」
最後の方は消え入りそうな小さな声で告げる。それが。それが僕にとってどうしようもない程に愛しかった。
君の指が僕の髪を撫でる。君の胸の鼓動が、僕のこころをそっと包み込む。
君の腕の中で見る夢は、とても暖かい。とても、優しい。
君の胸の鼓動に包まれて眠るのは、ただひたすらに。
ただひたすらに僕にとっては、安らげるものだった。
君という光が、僕の疲れた心を浄化し。そして君の愛だけが、僕を包み込む。
キスをした。顔中に、身体中に、キスをした。髪に頬に、胸に臍に、余すところなくキスをする。
「…あぁんっ…あんっ……」
胸の谷間のラインに舌を這わせれば、その白い身体がさっと朱に染まってゆく。
感じる個所に唇を落とせば、二つの胸の膨らみがぷるんっと揺れた。
「…マーシュ…ああんっ…はぁっんっ!……」
指では触れずに唇だけで触れた。それだけでもお前の身体は素直に反応を寄越す。
睫毛を震わせ、体を小刻みに痙攣させて。ぴくぴくと震える白い肢体がひどく魅惑的に僕の瞳に映った。
「…あぁっ…マーシュ…ソコはっ…あっ!」
がくがくと震える両足を開かせ、膝を折り曲げた。薄い茂みを掻き分け、しっとりと濡れる花びらに舌を這わす。
入り口を何度か舐めて、そのまま奥へと舌を侵入させた。ぴちゃぴちゃとわざと音を立てながら、内壁を舐めてやる。
そのたびに、びくびくとお前の身体が痙攣をした。
「…はぁんっ…ああんっ…やぁんっ……」
鼻に掛かる甘い声が、僕の欲望を増殖させる。柔らかく熱い媚肉を舐めながら、指先で脚の付け根を撫でた。
ソコがお前の性感帯だった。僕だけが知っているお前の秘密だった。
「ひゃあんっあんっああんっ!」
唾液と蜜で濡れぼそる君のソコを見つめて、ぷくりと膨らんだクリトリスに舌で触れた。
その瞬間、びくんっと君の身体が弓なりにしなる。突き出した胸が揺れ、長い髪がシーツの海に散らばった。
「…あっ…あぁっ…ダメ…ダメぇ…ソコは…あぁぁんっ……」
耐えきれずに君の手がシーツを掴み、何度もイヤイヤと首を振った。
それでも僕の舌は止まる事無く、ソコを嬲り続ける。
ちゅぷりと零れる愛液を吸ってやれば、がくがくと折り曲げられた脚が震えた。
「…やぁんっ…あんっあんっ…私…私っ……」
「――――イク?」
顔を上げて君の乱れる姿を見つめた。
片手でシーツを握り締め、もう一方の手を口に持ってゆき、堪えるように咥えている。
その指は唾液でねっとりと濡れて、お前の目尻からはぽたぽたと快楽の涙が零れ落ちていた。
唾液と涙が白いシーツに染みを作り、乱れた髪が金の波を作っている。それがひどく、目に焼きついて離れなかった。
「…い、いや…このままじゃ…私……」
そんな状態でも僕の言葉に緑色の瞳は睨むように、僕を見つめてくる。
濡れて視界は滲んでいるはずなのに。それでも挑むように僕を見つめて。
「…私だけが…その…イヤよ…一緒に……」
「…リッツ……」
「…どんな時でも…一緒よっ……」
君の言葉に僕は口許が自然に綻ぶのを、抑えきれなかった。
自然に口許に幸福な笑みが浮かぶのを…止められなかった。
「うん、そうだね。僕達は…ずっと一緒だ……」
くるくると表情のよく変わる瞳が。
思った事がすぐに出る表情が。その全てが。好きだ。
「ひゃっ!あああああっ!!!」
細い腰を掴むと、そのまま僕は自身を一気に侵入させた。熱く絡みつく媚肉を引き裂き、最奥まで侵入を果たす。
その途端僕をぎゅっと内壁が締め付けてきた。
「リッツ」
名前を呼びながら腰をパンパンと打ちつける。中の肉が擦れ合ってぐちゅぐちゅと濡れた音を室内に響かせた。
「…あぁぁんっ…ああんっ…あぁぁっ……」
身体を仰け反らせながら君は喘ぐ。そんな君の胸に唇を這わせながら、僕は君の中を味わった。
何度も抜き差しを繰り返し、そのたびにきつく締め付ける内壁を。
「…リッツっ…リッツ…あぁぁぁっ!……」
震える手が伸ばされ僕の背中にきつくしがみ付いた。それでいい。
この背中は君だけのものだ。お前だけのもの、だから。
「―――リッツ…僕の……」
「…ああんっ…あんっ…マーシュ…マー…んっ!」
唇を重ね、舌を吸った。ちゅぷちゅぷと生き物のように舌が絡み合い、互いを追い詰めた。
その間も僕は何度もお前に腰を打ちつけ、激しく中を抉る。そうして上も下も絡み合って、僕達はひとつになった。
「…んんんんっ…んんんんっ!」
蕩けるほどの熱と締め付けに溺れながら、僕はその体内に自らの欲望を吐き出した。
髪を、撫でる指。髪をそっと、撫でる指。
「きつかった?」
まだ微かに残る荒い息と、汗ばむ身体で。
「…誰のせいだと思ってるの?」
それでも僕の髪を撫でてくれる指先。白い指先。
「僕のせいだね、リッツ。だから」
優しく、そして暖かい、君の指先。
「――――だから僕が…一生責任を取ってあげるから……」
星を数えて見る夢。それは優しい夢。
お前の鼓動を聴いて、ぬくもりを感じて。
そして見る夢は、何よりも。何、よりも。
暖かく、そして。そして優しいもの。ただひたすらに…安らぎを与えてくれるものだった。
END
今日もいい仕事したクポ〜
あ、題を名前に入れるのを忘れたクポ
「マーシュ×リッツ」クポ〜
あぼーん
24 :
名無しさん@ピンキー:03/02/22 21:52 ID:b/dtL+aQ
25 :
名無しさん:03/02/23 00:07 ID:t4p8DOsm
(-○-) ◆M2TLe2H2No 様大好き!(はぁと)
女性向もきぼんぬ。
モンブラン×マーシュでも可
マーシュ受
あぼーん
モンブランたん乙ー
>>18の下から二行目の「君」が「お前」になってるのは少し気になったが
しかし一気に三つとは・・・モンブランたん(;´Д`)ハァハァ
28 :
名無しさん@ピンキー:03/02/23 00:50 ID:pC7hFWtk
最初の森でマーシュ達が駆け付ける前に負けて犯されるリッツきぼん
エメットリフ。どっちが攻かな?わかった人は小説きぼんぬ
朝っぱらからエロパロに来るモグって一体。
>>25 >>28 きぼんぬだクポ。
職人さん頑張って欲しいクポ
>>27 それは単なるミスだクポ〜すまないクポ
元々この小説マーシュ×リッツじゃなかったクポ
それで「リッツきぼん」という要望によって
文中の「お前」を「君」に変えたものだから
ミスが残ってしまったクポ
モンブランは受けだろ。
つかモーグリと人間て・・・獣姦?!
マーシュ×リッツキタ━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━!!!!!
かなりイイ(・∀・)!乙ですた。
エメット×カロリーヌキタ━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━!!!!!
かなりイイ(・∀・)!乙ですた。
あぼーん
「んんっ…止め…」
突然、圧し掛かられたと思うと唇を奪われた。
「なにすんだよっ…リフっ…」
「お前がカロリーヌを見ていたから――――」
「なんだよそれっ!カロリーヌは仲間だか・・んんっ」
俺が何も言う間もなく唇をふさぐ。
「お前は俺のモノだから。エメット」
「はぁ…止め…」
TO BE CONTINUE
エメット×カロリーヌ激萌えです。
輪姦モノきぼんぬ
あぼーん
ミュート=勇
リッツ=千晶
シド=氷川だと思っていた
それが何だこのザマは
43 :
名無しさん@ピンキー:03/02/25 00:12 ID:gmrdf9U7
糞スレあげ
44 :
名無しさん@ピンキー:03/02/25 18:19 ID:S2JhUWHM
シャアラ×リッツもキボン
シャアラ×リッツ俺も激しく読みたい
pakunnna
シャアラ×リッツイイ(・∀・)!
ぜひキボン
ボルモル×レドナ
>>40 まんまロウヒーローとカオスヒーローで萎えたけどな
50 :
名無しさん@ピンキー:03/02/27 20:00 ID:MEQpPqaN
―――そばにいることの、しあわせ。
一緒にいられることのしあわせ。
見つめていられることのしあわせ。
言葉を交し合えるしあわせ。
…こうして、指を絡められることの…しあわせ……
「…バカ者っ…もう、いい加減にしないかっ…こらっ……」
ベッドサイドのランプだけが映し出す室内に、掠れた甘い声が零れる。その声に答えるような柔らかい笑い声が、零れて。
「つれない事言わないでよ、久々なんだから」
「…って久々だからって…こ、こんな何回も…っわっ、まだするのか…あっ…」
何度も快楽に煽られて敏感になった肌にマーシュは唇を落とした。それだけで腕の中の、バブズの身体が、ぴくんっと震える。
「…止めっ…もぉ…ダメだと言っているだろうが…あ……」
「それだけ憎まれ口が叩ければまだ平気だよね」
「…何が平気なのだっ…こらっ…」
マーシュの指がバブズの胸に伸びてそのままぷくりと立ち上がっている胸の果実に触れた。
そのままぎゅっと指で摘めば、その唇から零れる吐息はひどく甘いものになる。濡れて紅く染まった、その唇からは。
「…あっ…やだ…やめろ…貴様……」
「僕にこうされるのは、嫌?」
うっすらと微笑みながら、マーシュの指先が淫らにソレに絡みつく。
バブズの身体を知り尽くした指先が、いとも簡単に彼を追い詰めて。追い詰めて、そして意識を思考を、溶かしてゆく。
「…あぁ…あ…貴…様…はぁっ……」
胸の果実を弄りながら、開いたほうの手が何時しか、バブズ自身を包み込んでいた。
それは既に何度も果てたはずなのに、微妙に形を変化させ感じていることを指先に伝えた。
そんな事ですら…マーシュには愛しかった。
「嫌じゃないよね?こんなにしてるのに」
51 :
マーシュ×バブズ ◆M2TLe2H2No :03/02/27 20:03 ID:MEQpPqaN
耳元に囁かれた言葉に、バブズの頬がさぁぁと朱に染まる。それと同時に手の中の彼自身もどくんどくんと熱く脈打った。
羞恥と同時に快楽が襲い、堪えようとして閉じた唇は…けれども叶わずに吐息を零すだけだった。
甘く、蕩けるような喘ぎを。
「…あぁ…ああん……」
「熱いよ、バブズ。感じているんだろう?」
息を吹きかけられるように囁かれ、身体の芯がぞくぞくと震えた。
耐えきれずに身体が小刻みに揺れ、先端からは先走りの雫が零れて来る。
幾ら首を左右に振って否定しても、とろりとした透明な蜜が何よりもの証拠だった。
「…もっと乱れていいよ。僕が見たいから……」
熱く囁かれる言葉に、自らの限界をバブズは感じる。
けれども自身を愛撫するマーシュの手の動きは柔らかく、イク事が出来なかった。
否、イカせないようにわざと、緩い愛撫しか与えられなかった。
「…やっ…やめろ…もう…止め…ふっ…くっ……」
じれたバブズの腰が、淫らに揺らめく。もっと強い刺激を求めて、無意識にマーシュの手に自身を押しつけながら。
けれどもそんなバブズをただ。ただマーシュは見下ろすだけで。
「―――イイよ、バブズ…もっと乱れて」
「…う…く…ダメ…こんな…やめろ……」
耐えきれずに目尻から涙が零れて来る。それが快楽のためなのか苦痛のためなのかは、マーシュには判断出来なかった。
けれども涙を零しながら腰を揺らして、自分を求める恋人に愛しさを感じずにはいられなくて。
「…あっ…き…貴様…」
ゆっくりと唇が降りてきて、零れ落ちる涙を舌で拭った。その思いがけない優しさに、バブズの濡れた瞳が開かれる。
その瞳をただひたすらにマーシュは綺麗だと思った。
「…んっ…ふぅ…ん……」
涙の痕を辿っていた唇が、何時しかバブズの唇を塞ぐとそのまま舌を侵入させた。
逃げ惑うバブズの舌を強引に絡め取り、顎を捕らえて固定させるとそのまま口中を弄った。
舌裏を舐め、根元を吸い上げる。角度を変えながら何度も貪り尽くして、唇が痺れるまでキスを繰り返した。
52 :
マーシュ×バブズ ◆M2TLe2H2No :03/02/27 20:26 ID:MEQpPqaN
「…はぁ…あ……」
長い溜め息がバブズの口から零れる。その吐息をもう一度だけ奪って、マーシュは口許を伝う唾液を、その舌で舐め取った。
そのたびに、腕の中の身体がぴくんっと揺れる。
「…あっ…ん…はぁん……」
口許から顎、そして首筋のラインへと舌を這わせると、そのまま鎖骨にひとつキスマークを落とす。
彼が自分だけのものだと言うシルシを付ける為に。
「…貴様…」
バブズの指がマーシュの髪をくしゃりと乱す。それを感じながら、マーシュは自らの指をバブズの最奥へと忍ばせた。
ソコは先ほど自らが吐き出した精液のせいで濡れていた。
「…あぁ…はふっ……」
あれほど肉を受け入れたはずなのに、バブズのソコは侵入するマーシュの指をきつく締め付けた。
何度貫いても、それはずっと変わらなかった。何時も初めてのようにその媚肉は彼の指を締め付ける。千切れてしまいそうになるほどに。
「…あぁ…あ……」
柔らかく中を掻き回しながら、残る精液を媚肉に擦りつけた。そのたびに蕾は淫らに蠢き、奥へとマーシュの指を誘う。
「…ああんっ…あんっ……」
指の数が二本へと増やされ中で勝手気ままに動き回られて、バブズは耐えきれずにマーシュの背中に爪を立てた。
ぎゅっと爪を立てて、襲ってくる刺激に耐えた。分かっていたから。身体は、心は、分かっていたから。
指よりももっと。もっと激しく熱い刺激が、自分に与えられることを。
「―――いい?バブズ…」
指引き抜かれ耳元で囁かれたマーシュの言葉に。バブズは微かに頷いた。
抱き合えることの、しあわせ。
ぬくもりを感じられることの、しあわせ。
ひとつになれることの、しあわせ。
―――全部、全部、ふたりで、感じたいから。
53 :
マーシュ×バブズ ◆M2TLe2H2No :03/02/27 20:45 ID:MEQpPqaN
「―――あああっ!!」
指とは比べ物にならない異物が最奥に侵入して、バブズの眉が歪む。
しかしその表情は次第に快楽の色を、滲ませていって。甘く溶けていって。
「…ああっ…ああ……」
あれほど身体を繋ぎあったのに貪欲なバブズの蕾は、マーシュの雄を激しく求めた。
きつく締めつけ、楔を全て飲み込もうとでも言うように。
「バブズ、きついよ。このまま僕を引き千切るつもりかい?」
「…違っ…そんな…あぁぁ……」
ばりりっと音を立てて、バブズの爪がマーシュの背中に食い込んだ。そこからは鮮血が滴る。
しかしマーシュは別段気にした風でも無く、ゆっくりと腰を動かし始めた。バブズにそっと、微笑いながら。
「バブズ、好きだよ」
力強い腕をバブズの細い腰に当てながら、激しく揺さぶった。繋がった個所からくちゃくちゃと淫らな音がする。
それがひどくバブズの耳に響き、彼の羞恥心と性欲を煽った。
「…あああっ…ああんっ……」
抜き差しを繰り返すたびに、楔が硬く熱くなる。
媚肉を押し広げられる痛みが、激しい快楽となり眩暈のような感覚がバブズを支配して。
「君だけが好きだよ。ずっと、好きだよ」
「…あああ……」
54 :
マーシュ×バブズ ◆M2TLe2H2No :03/02/27 20:46 ID:MEQpPqaN
ぐいっとマーシュがバブズの腰を引き寄せる。そのまま最奥まで貫いて、マーシュはその肢体の中に熱い欲望を注ぎ込んだ……。
しあわせ。たくさんのしあわせ。
それは小さな日常にたくさん転がっていて。
いっぱい、ふたりの間に落ちていて。
溢れるほどのしあわせが。いっぱい、いっぱい。
――――いっぱい、零れているから………
「……この…節操無しが………」
恨めしそうに自分を見上げる彼に、マーシュはひどく優しく微笑って。
「君を前にすると、我慢が効かなくなるんだよ」
「…だからって…貴様…限度ってものがあるだろうがっ!」
怒りの収まらないその唇に一つキスをして。そして。
「―――君の前では限度なんてないよ」
「…限度ないくらい…好きだからね……」
End
こんなスレがあったとは・・・記念パピコ
フォモキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
出来れば、人間族×マーシュ・誰でも×モンブランキボーヌ
こんなスレがあったなんて…
感激でつ…
つか…
(゚Д゚)ウマー
神達…次作品も期待しております
皆、ありがとうクポ
モグ一人じゃエロのネタが尽きるから
職人キボンヌクポ〜
お兄ちゃん、頑張るクポ!!
↓スマイルクポ
ーニニニ三三三(-●-)
時々、無性に…滅茶苦茶になりたい衝動に駆られる。
「マーシュ」
窓を見ていた視線を自分へと向き直し、ミュートは僕の名前を呼んだ。
その双眸が、夜の匂いを含ませている。時々、彼はこんな瞳を僕に見せる。
「何?ミュート」
多分僕には彼の言いたいことは分かっている。
それでもあえて君に言わせるのは、その唇から聴きたいから。
普段は内向的な君が、本当はどうしようもなく淫らな生き物だという事を、確認したかったから。
「……しよう、セックス」
迷う事無く君は言った。その瞳は明らかに夜に濡れている。そう時々君は、こんな風になる。
普段は僕のほうが強引に君を抱くのに、今君は。
「夢見たの?悪夢」
ソファーに座る君の前に立つと、そのまま見上げてくる瞳を瞼に焼き付けて口付けをした。
僕の問いに君が答えないのを分かっているから、唇で聴くことにした。
「…んっ……」
舌で君の上唇を舐める。先程まで自分自身が舐めていたのでそれは、微かに濡れていた。
その湿り気を僕は舌で舐め取ると、そのまま下唇へと移動させた。
「…マーシュ…んん……」
君の舌が伸ばされて僕のそれに絡みつく。積極的に僕の舌に自らのソレを絡めて、淫らに誘う。
性急とも思える口付けが、君の身体に快楽の種を植えた。
「…ん…ふぅ……」
僕の唇に夢中になっている君には、口許を伝う唾液すら気にはならないようだった。
ただひたすらに僕の味を求め、そして酔い痴れる。今の君が欲しいのは、それだけだ。
「…ん…はぁっ……」
唇が離れ、耐えきれずに君は僕の胸に身体を預けてきた。
その身体を抱きとめて、そのままソファーへと押し倒す。
そんな君を見下ろせば、怖いほどに綺麗だった。
「無茶苦茶になりたいの?」
僕の問いに君は小さく頷いた。そう、君は。君は怖い夢を見た後に必ずと言うほど、僕の腕を求める。
それが。それが僕に抱かれるようになってから知った、君の唯一の悪夢から逃れる方法だった。
指先で鎖骨のラインを撫で上げて、そのまま指先を辿るように舌を這わせた。その軽い愛撫にすら、君の睫毛が震える。
「…んっ…やぁ……」
鎖骨のラインを辿った指が、そのまま桜色の小さな突起へと辿り着く。
それを人指し指と親指で摘み上げ、指の腹で擦り合せた。
その刺激に突起がぷくりと立ち上がり、敏感な身体が反応を寄越す。
「…あぁ…ん…はぁっ……」
声を堪える事無く上げて、無意識に指に胸を押しつけてきた。
それに答えるように指の動きを強くしながら、もう一方の突起を舌先で突ついた。
「…はふっ…んっ…くふっ……」
君の指先が自分の口許へと持ってゆくと、そのまま噛んだ。たちまちその指は君の零す唾液でねっとりと光る。
そんな指を口から外させて、僕はそのまま君の胸の果実へと擦り付けた。
「…んっ…あぁっ……」
君の指を上から抑えつけ、そのまま胸に唾液を擦り付ける。
ぎゅっと手を握ってやれば胸に激しい刺激が伝わり、君の口からあられもない声が零れた。
「…やぁっ…マーシュ…はぁっ……」
まるで自分がシテいるような感覚に君は首を左右に振って、拒否をした。
けれども僕は許さずに君の手を握ったまま、指を下腹部へと滑らせる。
「―――ああっ!!」
君自身に辿りつくと、そのまま握り締めた。微かに形を変化させているソレに、君の手が触れる。僕の手を通して。
「…ああっ…やだっ…止め…あっ!」
君の手の上から強く握って、激しい刺激を加えた。それだけで君の両脚はがくがくと震えて、喉が仰け反る。
その様子を眺めながら、僕は握っている手に力を何度も込めた。
「あぁっ…あぁ…ダメ…止め…でちゃっ……」
「出してもいいよ。出しなよ、君の手のひらに」
「あああんっ!!!」
ぐいっと痛いほどに握り締めた瞬間、ドクンっと音ともに君は自らの手のひらに精液をぶちまけた。
「君のモノだよ、ちゃんとしゃぶるんだ」
君の手を自らの口許に持ってゆかせると、その精液まみれの指を口に含ませた。
観念したように君はちろちろと自らの指を舌でしゃぶる。そこにこびり付いた精液を、紅い舌が掬い上げる。それはひどく淫乱で、綺麗だった。
「…んっ…ふぅ……」
「たっぷりと、濡らした?」
「…えっ?……」
君の問いに答える前にその唇を塞いで、再び君の手を取った。
そしてそのまま君の最奥へと導くと、その指を中へと突っ込ませる。
「ちゃんと解さないと、君が辛いからね」
「…くっ…ふっ……」
一瞬君の手が引かれたが、僕はしっかりと抑えて離さなかった。
やがて諦めたのか…それとも自身が刺激を欲したのか、君は自らの指で蕾を掻き乱した。
くちゅくちゅと濡れた音とともに、君の口から細い悲鳴のような声が零れる。
「…ふぅっ…ん…はぁ……」
何時しか僕は君に添えていた手を離した。それでも君の指は止まらなかった。
脚を立て腰を浮かせ、ひくひくと蠢く花びらを何度も指で抉る。
そのたびに果てたはずの自身も再び勃ち上がり、切なげに震えていた。
「…はぁっ…あ…マーシュ…もうっ……」
指をずぷりと引き抜き、君の手が僕の背中に廻る。そして腰を密着させて、限界まで膨らんだ自身を僕に押し付けてきた。
「…もう…僕はっ……」
腰が淫らに蠢く。自身が熱く脈打っている。潤んだ瞳で僕を見上げ、濡れた唇から紅い舌が覗く。
自分の全てで僕を誘う淫らな生き物。君がこんな風になることを知っているのは僕だけ。僕だけ、なんだ。
「もう?どうして欲しいの?」
僕だけが、知っている。君の秘密を知っている。ストイックな君の本当の姿を。
本当はこんなにも淫らな生き物だという事を。雄を求め腰を振り、女のように声を上げる生き物だと。
「…ほ…しい……」
「―――何が欲しいの?ちゃんと口で言わないと分からないよ」
僕だけのものだ。淫らな君は、本当の君は。僕だけのもの。誰にも、誰にも渡さない。誰にも君を、渡しはしない。
「…君が…欲しい…僕の中に―――」
「いいよ、ミュート…いっぱい上げるよ…君の中に、ね……」
「あああああっ!!!」
君の細い腰を掴むと、僕は一気に侵入した。ずぶずぶと媚肉を掻き分けながら、奥へ奥へと挿ってゆく。
「…あああっ…!……」
背中にしがみ付く手の力が強くなる。それでも僕は君を貫くのを止めなかった。
腰を掴むと、がくがくとその身体を揺さぶる。その刺激に胸の突起が痛いほど張り詰めているのが分かった。
それをそのままカプリと歯で、噛んだ。
「…あっ…あっあっ……」
「ちゃんと挿っているよね、君の中に…ほら」
「あああんっ!」
ぐちゃんっと繋がった個所から濡れた音がする。君の内部が僕をぎゅっと締め付ける。
このままイキそうになるのを必死で堪えて、僕は腰を動かした。激しいリズムを刻んで君を追い詰める。
深く、逃れられない場所へと。
「…なるほ…どうっ…はぁぁっ…あぁぁ……」
「―――出すよ、ミュート。君の中に」
「…あっ…あぁ……ああああっ!!!」
君の返答を待つ前に僕は一番深い場所まで抉ると、そのまま大量の精液を君の中へと注ぎ込んだ。
誰にも渡さない。誰にも君を、渡しはしない。
ずっと捜していた。ずっと求めていた。ずっとずっと。
君だけを捜し、君だけを求め。そして。
そしてやっとこの手に入れたもの。誰にも、誰にも渡さない。
―――ずっと君だけを思っていたんだよ…ミュート……
「…マーシュ……」
荒い息のまま僕に抱きつく君。
「ああ、まだ足りないの?」
濡れた瞳のまま、火照った身体のまま。
「…僕…は……」
僕に身体を押し付けてくる君が。
「いいよ分かっている…僕の前では隠さなくていいよ」
愛しくて、愛しくて、愛しているんだ。
君のこの衝動を、知っているのは僕だけで。そして満たしてやれるのも…僕だけだ。
end
調子にのってもう一つうpクポ
リクエストに応えられなくて申し訳ないクポ
今日はやおいに挑戦してみたから、
次はまた男×女に戻るとするクポ
凄いクポっ!!
吐きそうなほどのユートピアですね
普通のスレでは嫌というほど出るのに
こういうスレではバンガネタが出ないことの不思議
もちろん
ノノ×パッケージのジャッジ3人、キボン
マーシュ受きぼんぬ
あぼーん
>>77 ナイス。
人間族×マーシュ?????????
monburannshaara
80 :
sage:03/03/01 01:50 ID:6K66OgjB
>81
私も見たいです…
なるほど君グッジョブなスレはここですか?
天に(・∀・)カエレ!
>77 >80 >81
死ぬほど笑ったんですけど。
86 :
名無しさん@ピンキー:03/03/02 00:19 ID:exZ+V+Zm
あぼーん
あぼーん
モンブラン×シャアラ
あぼーん
誰かさんがageたお陰で業者の嵐…
も う だ め ぽ
で。
モーニはまだか?
>>92 ふざけないでYO。
あのね、ミュートの部下でバブズとシドのほかに美男子がいたでしょ?名前なんて言ったっけ?
シャアラとリッツのクラン名って分かる??
まんまリッツクランだった気が
>93
レメディが連れてきたミュートのボディーガード…
ミュートの分身で激しい所だけを集めた…
名前は…
「レドナ・トェム」…だった気が…
97 :
94:03/03/05 21:10 ID:d1gxLKiW
>95
有難う〜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
6月にシャアラ×リッツのエロパロ出すので、
名前が必要だったのです。
確認してきた。
クエストアイテム、トパーズの腕輪の説明に
「リッツクランのメンバーの証」
とあるので合ってるかな。
>97
6月と言わず何か投下してくださいおながいします
レドナってマーシュの影だとおもてたよ
予想が見事に外れて鬱
そして100ゲット
>97
期待してます。
>98
マターリ待ちましょう…
>99
2連カキコは…
シド・レメディにグッときてしまったのは自分だけ?
良かったよー。良いもの読ませて頂きました。
後は頑張ってクリアするだけか……
ン・モウなエゼル氏が好きです。
ムーミンでなら無理なら擬人化してもよいのでお頼みしたいです。
だれかいませんかぁ?
かろちゃん、さみしですよぉ。
ぐすん。
さみしいよぅ。
108 :
名無しさん@ピンキー:03/03/08 15:53 ID:VW1WBg1K
氏ね
>>108 ・・・・ひどいよ・・
おんなこといわなくてもいいのに・・・
しぬよ。
しぬよ。
しぬよ。
かろちゃん、しぬよ。
しんじゃうよ。
あなたもしんで。
しんで。
しんで。
しね
しね
しね
しね
ころす
ころす
ころす
ころす
きえろ
どうでもいいが荒らしはヤメレ…
ここはチャットスレではないのですから…
嫌われるのは目に見えているのでは?
いい加減訴えますよ。
113 :
名無しさん@ピンキー:03/03/08 23:17 ID:GkeifS/r
ID:UWEmkQpI
真性*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
エメット×カロリーヌ
あいつは頭がおかしい。
だから俺が色々教えてやらなくちゃいけない。
見ろ。今も、俺が渡してやった知恵の輪をしゃぶったり回したり、まるで知恵遅れだ。
モンブランからは許可を取った。マーシュ? ガキには刺激が強すぎる。
「おいカロリーヌ」
「はぁ〜い。なんですかぁ?」
元気のいい返事だ。笑顔がかわいい。ぶちこわしたくなる。
「おもしろい物手に入れたんだ。あっちで遊ぼうぜ」
「わぁい!」
モーニが哀れんだ目でカロリーヌを見た。
ふん。哀れむだけなら、誰にでもできるんだぜ?
エメット×カロリーヌ
「ここはどこですかぁ? くらいですよぉ?」
ここは廃屋の地下室だ。昔、変わった趣味の金持ちが使っていたらしい。
その跡が、ランプに火をつけると――
「わあぁ。これ、なんですかぁ?」
三角木馬を見て、カロリーヌが目を丸くした。
はは。明日にでも、お前に使ってやるよ。
「それはどうでもいいんだ。それより、これを見てくれ」
俺が首輪と足かせを渡すと、カロリーヌは首をかしげた。
「動物使いごっこだよ」
「わぁ!」
カロリーヌが喜んだ。
かわいい。可愛いぞ。
カロリーヌは俺の指示に従って、首輪と足かせを付けた。
服は脱がさない。赤魔道士のコスチューム、萌えるだろ?
「カロちゃんがどうぶつさんのやくですねぇ。にゃんにゃん!」
俺、今どんな顔してるんだろう。感じからすると、そうとう凶悪に笑ってる。
まあいい。カリリーヌが悪いんだ。
「エメットがどうぶつつかいですねぇ」
「ああ。そうだよ」
俺はSMプレイ用の鞭を握り締めた。
こいつは優秀で、肌を傷つけずに、はっきりした痛みを与えることが出来る。
「さあ〜て。じゃあ、はじめようか」
「はぁ〜い!」
パシィィン!
俺が頬を鞭でなぞると、カロリーヌは知障らしからぬ表情を見せた。
「・・・・・エメット?」
「畜生が喋るな。立つな。這い蹲れ」
カロリーヌは戸惑っている。
当然だな。俺のことを慕ってたみたいだし。
モンブランの知り合いだって言うから、クラン結成の時から親切にしてやった。
よく遊んでもやった。
そして夜に、この日を夢見てオナニーした。
「あ・・・うう・・・」
ピシィィッ!
「きゃぅっ!」
手首に鞭を受けて、カロリーヌが身をかがめた。
痛みと恐怖に歪む顔が、たまらない。
「早くしろ。お前は畜生なんだよ」
ヴィエラはウサギそっくりだ。今この様子を目の当たりにして、強くそう思う。
体を小刻みに震わせながら、俺の様子を伺う。そしておずおずと這い蹲る。
動物だな。
人権も知性も何も無い、ただの動物だ。
「え、エメットぉ。こわいよぉ・・・」
俺はしゃがんで、カロリーヌの頭をつかんだ。
「い、いたいよぉ・・・」
「あのなぁ。喋るなって言ってんだろ? 分かれよ」
はい。
そう言おうとしたんだろうが、カロリーヌは唇を固く結んで小さくうなづいた。
さて皆。
どうやって遊んでやったらいい?
本スレから誘導されて来てみたら
ここは糞スレの墓場じゃねーかYO!
もうこねーよんヌ!
なりきりチャットじゃないんで、バイバイ。
ところで知○はマズくないですか?
>>119 やっぱりマズイですかね。
あのカロリーヌを形容するのに一番の言葉だから、ぜひ言わせたいんですが・・・
明日、伏字にします。
ご忠告に深く感謝します。
って、できねぇよ!w
「あの」カロリーヌって、104?w
ところで
>>105 意外な所で同志ハケーン!
エゼルって、他のどの女の子より萌える。そんな奴いたら挙手!
ムー民仕様、激しく需要なさそうだけど、
シド×エゼル(実は女、フォモ、両性体…)
で3種類のシチュ考えてた自分はアフォですか。
簡単に言う事聞かなそうなところが(・∀・)イイ!
>>92 モーニじゃなくて、敵のバンガなんだけどそれでもOK?
なんか人間じゃない方ばかりで気がひけるが。
>>117 個人的にはエロ知○カロリーヌと純情マーシュのほのぼのエロも読みたかったり…
暇があればお願いしたいかも…
クレクレ厨スマソ
>>122さん
105です。両手と両足そろえて4本挙手します!
同意してくださる方がいらっしゃってうれしいです。
おとなしいン☆モウ族の中では珍しく元気いっぱいなキャラがツボにはまりました。
しかし、いろいろな案考えられていたのですね…>フォモ、女、両生体
両生体ネタは新鮮でイイ!(AA略)
126 :
あ:03/03/10 06:21 ID:iA2hlWQZ
ラジオ版の声がえらいことになっているそうですね。エゼル…
レドナ・”緑川”・トェムよりはましだとのもっぱらの評判ですが。
バブズにいたっては女だし(笑
127 :
117:03/03/10 07:02 ID:3wpMHppe
>>122 あのカロリーヌですw
ところで、自分もシド×エゼルの三シチュ、賛成します!
それを影で見ながらマーシュが嫉妬しちゃったり。いいなぁ〜。
>>123 草おっしゃっていただけて、嬉しい限りです。
機会があったら書いてみたいです。頑張ります。
128 :
117:03/03/10 09:41 ID:3wpMHppe
あまりエロくもないし、無駄に長くなりそうなので、こちらに書き込むのはやめることにしました。
お目汚し、失礼しました。
>>117 いや、すげぇイイですよ。得魯杉
ハァハァ
130 :
117:03/03/10 19:31 ID:5HrqokTB
>>129 ありがとうございます。
ご期待にこたえられるように、頑張りたいです。
キレて飛び出したはいいが
マーシュたんにアルテマショット一撃で葬られるエメットさんキボンヌ
132 :
名無しさん@ピンキー:03/03/10 21:39 ID:LeP9c8oi
お願いします。もっと書いてください。
>>117 のトップページお願いします。
133 :
117:03/03/10 23:34 ID:5HrqokTB
ありがとうございます。もっと書きますよ〜。
でも、どんどんエロから遠のいていく気がします(笑)。
トップページは紹介してもいいですけど、FFT−Aとは無関係のページですよ?
>>117 マジがんばってください( ^ー^)b
応援してます。
なんか凄まじいキャラ設定になってて笑った
136 :
117:03/03/12 12:41 ID:wKvNa/3a
一応終わりました。
これから、ずっと書きたかった
>>131さんのおっしゃるシチュなどを書き足していきたいです(笑)。
>>134 応援ありがとうございました。
これからもちょくちょくと書き足していきたいと思います。
もしよろしかったら、目を通してやってください。
>>135 自分でも笑いました(笑)。
笑っていただけて幸いです。
あぼーん
誰か書かないの?
誰か小説書いてー
141 :
山崎渉:03/03/13 17:08 ID:30NJMGzf
(^^)
小説の後日談キター!!
>>117 なら・・・別のシチュエーションの後日談に期待!
146 :
117:03/03/15 09:40 ID:TCHZOrgA
モンブランさん、お疲れ様です。
モンブランさんの作品がまとめて読めるというのは、嬉しい限りです。
これからも、頑張ってくださいね。
>>144 応援していただけて嬉しいです。
エルデナは普通の人なようですので、マーシュでやり直してます。
エルデナ編も、いつか完成させたいです。
頑張ります。
バトルレイパーモーニはまだかなあ・・・
開設やら移転やらで本当にすまないけど、
いろんな事情でモグのページを一旦消したクポ。すまないクポ。
何気に晒されてますよ…
何かやっちゃったんですか?
それともHPの紹介ばかりで荒らしと間違われたり…
皆で置き場作ろうとかならともかく、
あまりHPへの誘導は好ましくないかと。
シド×レメディも、最初はFFDQ板へ貼ったんだっけ?
色々と気をつけた方がいいですよ。
153 :
名無しさん@ピンキー:03/03/15 23:21 ID:ekLYhyKa
再開設楽しみにしてるよ>モー繰り
>>117のエメットはカロリーヌの数倍知○だと思う
155 :
122:03/03/16 05:15 ID:OL74e8Ik
「…っ」
短く息をついて、様子を窺う。
左右と正面、シーフばかり3人。最近この辺りを騒がせている小悪党だ。
す、と半身になり身構えると、背に岩の角が触れる。
囲まれた…
一緒に来た新入りは逃げ足だけは速いから、自分だけならなんとかするだろう。
今日は白魔道士としてエンゲージに来たのに、ついてない。
救援が来るまでなんとかしのげれば。でもこの状況ではいつまで持つか…
カロリーヌの背を汗の粒が伝い落ちた。
「あぁっ…!」
一瞬、考え込んでいた隙をつかれハッとしたが後の祭りだった。
ニヤニヤ笑いながら横手のシーフが手に持った布をひらひらさせている。
「お堅い白魔道士さまが、派ッ手なローブ。これはもらっとくぜ」
「その服の下に着けてるのも、派手なのかなぁ?お嬢さん?」
「いやいや、白魔道士ならやっぱり白だろ、白!」
下卑た冗談を言い合って、ゲラゲラ笑うシーフ共。
怒りが込み上げる。
火群の衣は盗られたけど、やるしかない…!
瞬間、カロリーヌを中心に上がる紅蓮の火柱。
ダメージにしゃがみ込むのは4人ほぼ同時だった。
「ぐぁぁっ…!こいつ、ただの白魔道士じゃねェ!」
「クソッ、マジかよ…ッ、キてんなァウサギさんよォ」
「ぐっ…こんな事をしておいて、ただですむと思うなよ?」
敵シーフの声が遠くで聞こえるようだ。頭がくらくらする。
道連れを狙ったのに、結局一人も仕留めることができなかった。
自分のダメージもかなりのものだ。
救援は、まだ……?
156 :
122:03/03/16 05:20 ID:OL74e8Ik
閃光の速さで胸元に手が伸びる。
咄嗟にかばうが、タマムシ守りを掴む手の方が先だった。
「くっ…ちょっ…と…?やだっ…!」
掴んだ手のまま、ふくらみをゆっくりと揉みしだかれる。
アミュレットのごつごつする感触と対照的にやわやわと周りから責めたてられ、
先端が敏感に尖ってしまうのを止めることができない。
「何だよ、すぐ感じてきてやがる。スキモノかぁ?」
「ち…がっ…きゃ!」
今度はしゃがんだ足を払われ、膝を開いて尻餅をついてしまう。
扇情的な眺めに敵シーフがごくりと喉を鳴らした。
無言のまま足を割って入り、下着に手をかける。
「いやっ、あっ…?!っやぁ…っ」
羞恥に思わず顔に血がのぼる。
腿まで下げられた白の下着が細く銀の糸を引いていた。
「もうこんなにしてやがる。エロウサギが。すぐにでも大丈夫そうだな」
「まあ待てよ。この帽子を使って…へへっ、と」
いつの間にか、羽根つき帽子も盗られていたのに今気づいた。どうかしてる。
157 :
122:03/03/16 05:22 ID:OL74e8Ik
「ひゃんっ!」
すうっと羽根で裂け目を撫でられ、思わず声をあげてしまう。
「ひゅう。イカスぜ。もっといい声で鳴いてくれよ」
抵抗しようにもさっきの魔法のダメージで力が入らない。
いや、それだけではなく…。
「何を…っ、んんっ、んうっ…っ……あ…っ」
羽根はまるで生き物のように裂け目を上下する。
息を詰めてもビクンと体が跳ね上がってしまう。
反応が鋭い部分をまた、嬲られる。
撫でられ、突つかれ、花弁を押し開き内側まで蹂躙される。
花芯の回りを執拗に撫でつけられ、擦りあげられると意識が飛びそうになる。
「こ…んなっ……いや…ぁ…っ、あっ、んんっ…ぁんっ…」
「おいおいすげぇな、もう羽根がビショビショだぜ」
「そろそろ羽根よりもっとイイものくれてやるから、覚悟しな」
ヘラヘラとシーフたちが喋っているみたいだ。
どうして、こんなことになったんだっけ…?
なんか、もう、よくわかんない……
「イイざまだな、淫乱白魔道士さんよぉ……っげぇ?!」
妙な声をあげて前のめりに倒れるシーフ。
その向こうに背の高いヴィエラと人間の少女が弓を構えていた。
158 :
122:03/03/16 05:23 ID:OL74e8Ik
どこかで見た事がある二人だ。
「次からは気をつけた方が身の為ね」
ヴィエラは素っ気ない。
「大丈夫?」
少女のほうは一歩離れて、何だか少し緊張しているようだ。
無理もない。こんなあられもない同性の姿は見た事がないだろう。
思いだした。最近急に台頭してきたと噂の…確か、リッツクラン。
いい気になってると痛い目みるぜ、なぁ?少しばかり「お仕置き」が必要だな。
酒場で耳にした、柄の悪い男たちの会話を思い出す。
「助けてもらったのは礼を言うわ、ありがとう。これ、礼金代わり。
でも、あなた達、自分の心配もした方がいいかもね。
またどこかで会う機会があったら、今度は私が助けるわ」
ローブとタマムシ守りを置き、振り向かずに歩き出す。
我ながら感じ悪いなと思ったが、この状況でにこやかに会話するのも変というものだ。
先程の最後の言葉が現実のものになることを、カロリーヌはまだ知らない。
159 :
122:03/03/16 05:39 ID:OL74e8Ik
敵シーフとカロリーヌ(未遂)です。
良く考えたら、ちゃんと前後の状況含め書いたの初でした。
稚拙でスマソ。精進します…
>>147 次があれば、敵バンガがでる予定です。
モーニ出すならワカーン系ですが苦手なので時間あれば書いてみます。
161 :
117:03/03/17 11:19 ID:5gitwpXd
これだけ良作がそろってくると、自分の駄作が恥ずかしくなりますね〜。
いつでも削除できる所にアップしといてよかった(笑)。
>>122 いやぁ〜。
「カロちゃん」じゃないカロリーヌって、ステキだなぁ。
これからも、頑張ってくださいね!
アドレスがNGワードに入ってたから機械的にホスト晒されたんだよ
163 :
122:03/03/19 02:29 ID:2X94m7D7
>>161 いや、なんかfftaのプレイ層とそぐわない内容を書いてしまいました。
カロリーヌは男らしい性格だし、エロもぉゃι゛趣味入ってるし。
こちらの駄文にひきかえ、モグ氏のラブっぷり、117氏のキチクっぷり、
それぞれに文章力も素晴らしい…また、凄いのを期待しております。
すんげぇ亀レスですが
>>8-13のエメットxカロリーヌに 激 萌 え ですた(;´Д`)ハァハァ
165 :
117:03/03/20 18:32 ID:i0RrPDKD
モンブランさんのHPにリンク張りたいです…
張っても大丈夫ですか?
>>165 まだ張らないでほしいクポ〜
工事中がたくさんあるから
167 :
117:03/03/20 21:07 ID:i0RrPDKD
気が付いたらそこは荒野だった。
一向に状況が理解できず、ただ渇いた地面にペタンと力なく座りこんでしまった。
「夢…?でも目の前のこの景色、地面の感触、あまりにリアルだわ…」
学級委員だからか、冷静に状況を把握しようとする。しかし、この場にいても仕方ないと踏んだのか、建物のようなものの方へ目指し歩いた。
「この格好…何だかゲームみたいね」
建物に大分近付いてきた。どうやら街の様だ。
「ゲームみたいね、本当に… 夢なのかしら、これは」
街は様々な種族でにぎわっていた。
「ゲームは、酒場で情報集めるのよね」
>>8-13のエメ×カロ、マジで萌えますなあ…。
あまり二次創作エロ小説読まないんだけど、すごくいいモノ
読ませて頂きました。
つーか、エメ×カロ者が自分だけじゃないと知ってうれすい。
170 :
名無しさん@ピンキー:03/03/25 12:29 ID:W3aZh0bR
モーグリさん、頑張ってください!
シャアラ×リッツでも
マーシュ×レドナでもいいですから!
171 :
名無しさん@ピンキー:03/03/25 17:37 ID:gIeLIOIF
172 :
名無しさん@ピンキー:03/03/25 18:21 ID:0r/fZ+9E
>>172 リッツにハァハァ(;´д`)
117氏の小説好きだ
さりげなくセーム皮ネタが入ってるのがワラタ
>>99 漏れもそう思ってた。
その方が良かったと思うんだが。
この早さなら言える
122タンのカロリーヌハァハァ
もっと読みたいですハァハァ
青魔道士タソにハァハァした漏れは
罪 で す か ?
青?いたっけ?
>>178 白魔法と黒魔法を1つずつ覚えたら青魔道士になれる。
エンディング見たら10人ぐらい作りたい気分。
180 :
117:03/04/02 11:58 ID:gsyzBw9Z
カロ「青魔ちゃんってぇ〜、女の子みたいですよねぇ」
青魔「そうですか?」
カロ「ちゃんとついてるんでかぁ? カロちゃんが確かめてあげますぅ」
青魔「わ、わ! カロリーヌさん、やめて!」
カロ「あらあららぁ。可愛いおちんちんですねぇ。ソーセージみたいですよぉ」
青魔「うう……」
カロ「あれれぇ? おっきくなってきましたよぉ? もしかしてぇ、興奮してるんですかぁ?」
青魔「だって、僕……っ」
カロ「小さいくせに、中身だけは一人前なんですねぇ。分かりました。カロちゃんが、男にしてあげましょぉ」
青魔「え……?」
カロ「あ。今、エッチな子と考えましたねぇ?」
青魔「そ、そんな……(顔真っ赤)」
カロ「うふふふぅ〜。カロちゃんはお見通しなんですよぉ。ヘンタイさぁん」
青魔「お、お願い……」
カロ「んん?」
青魔「○○君には、言わないで……」
カロ「君しだいですねぇ」
脳内補完よろしくです(笑)。
>>179サンクス
青いたね。
ここひと月程忙しくて遊んでないし、EDまだ見てないからなあ。
しかしどうしても人間は女にしか思えん。
死に声は男だがw
>>180様
もっと青魔道士タソの小説を書いてください。
お願いします。
最初にいるキャラの名前皆一緒ッだったんだ…
あぼーん
184は伝説オウガファン
あぼーん
190 :
竜蛾:03/04/04 18:45 ID:OMHGejxr
画像のやつは
直リンしてくれ
191 :
竜蛾:03/04/04 19:13 ID:OMHGejxr
エメットってシーフにしたら女っぽく見えるよ
いやーやっぱりパラディンだろう
193 :
117:03/04/04 21:04 ID:6NqurAAv
>>189 マーシュネタと被りそうなので、正直書こうかどうか迷ってました(笑)。
でも、
>>189さんがそう仰ってくださるので、なんとか頑張りたいと思います。
一応こっちで書こうとは思いますけど、長くなりそうだったら自分のほうにアップします。
ある程度完成してから、連絡します。
どうもありがとうございました。
194 :
117:03/04/05 00:10 ID:xXzHRtcl
>>189 なんだかんだで自分のところにアップしました。
お口に合えば幸いです。
近いうちにカロX青魔も描いてアップしておきます。
毎度の事ながら、お目汚し失礼します。
マーシュ×リッツのSS書いたんですが、 ここにうpしてもいいですか? 拙い文章で、結構長いんですけど…。
>196
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
ぜひお願いします。
198 :
名無しさん@ピンキー:03/04/07 08:48 ID:jAnC5VK0
>196
OK
大歓迎
199 :
117:03/04/07 09:12 ID:jE/GtcaO
>>196 あなたを待っていましたー!!
さあ、どうぞ!
test
あのシエンナ峡谷での出来事の日の夜。
マーシュはリッツに、隠れ里ミュスカデの酒場へと呼び出された。
マーシュは約束の時間より15分ほど早めに酒場に着いたのだが、
リッツの方が先に来ていた。マーシュはカウンターに座っている
ピンクの髪の隣に腰掛ける。リッツはもう飲み始めていたらしく、
頬がほのかに染まっていた。この世界では、未成年の飲酒が許されて
いるため、メニューには子供向けの甘口カクテルが並んでいる。
それでもマーシュは普段、殆ど酒を口にしないのだが、この日は
リッツが一緒である手前、いつものようにミルクを頼むのは
恥ずかしかった。注文を取りに来たウェイトレスに、マーシュは
チラリとリッツの方を横目で見てから、
「彼女と同じ物を」
と頼んだ。それはスウィートレモンとウォッカをクディクスの水で
割ったものであったが、酒の種類に疎いマーシュは、当然そんなこと
知る由もなかった。リッツはマーシュが隣に座ったことなど気付きも
しないかの様に、ただ黙ってグラスを傾けていた。マーシュもそれに
合わせて、リッツが口を開くのを静かに待っていた。やがてグラスが
空になると、ようやくリッツはマーシュの方を見て、話し始めた。
「あたし、後悔していないわ。やれることは、精一杯やったもの」
真っ直ぐマーシュを見つめる碧色の瞳の奥には、いくつかの
ためらいが隠されていた。マーシュは小さな頃から人の顔色ばかり
伺って生きてきたので、それを見逃さなかった。リッツに対して、
申し訳ない気持ちが込み上げて来た。
203 :
196:03/04/07 13:41 ID:0g04CGGY
>>202 タイトル入れ忘れた…。
「M×R=S×M」です。
「…ごめん」
マーシュは自分まで辛い気持ちになってしまいそうで、リッツから
目を逸らしたかったが、何とか視線を合わせてそう言った。マーシュ
の表情が、リッツは気に食わなかった。
「謝らないでよ!こっちが辛くなるじゃない。こんな日が来ること、
あたしは最初からわかっていたのよ!別にマーシュが悪い訳じゃない
んだから。そういう気遣い…嫌いよ!」
リッツに怒鳴りつけられて、マーシュは黙り込むしかなかった。
しばし沈黙が流れた。リッツは、マーシュのグラスに残っていた
半量の酒を、ぐいっと一気に飲み干すと、また口を開き始めた。
「ごめんなさい。今日は、喧嘩するつもりで呼び出した訳じゃないの」
「いや、僕こそ無神経だったよ」
リッツの声色は、さっきより穏やかなものになっていた。
マーシュはさっきからずっと緊張しっぱなしだった自分の心が
ほんの少し解れて、それを心地よく感じた。
「やれることはやってきたけど、やり残したこともあるの。
もう、この世界にいられる時間は少ないわ。だから、この世界で
しかできないこと、したいの…協力してくれる?」
「もちろん。僕に出来ることならなんだってするよ!」
「あの…あのね、マーシュ……」
そう言ったきり、リッツは俯いてしまった。心なしか、さっき
よりも頬の色がさらに赤くなっているようだった。
「リッツ、どうしたのさ?」
マーシュは心配そうにリッツの顔を覗き込む。聞こえるか聞こえ
ないか、というほどの小さな声でリッツが訊ねた。
「…あたしのこと……どう思う…?」
「どう思うって、リッツは大切な友達だよ」
マーシュは即座に、当然のことの様にそう答えた。
「そうじゃなくて、友達としてとかじゃなくて…好きかどうかを
訊いているのよ、鈍いなぁ……もう」
リッツの様子に、ようやくマーシュはその質問の意味を理解した。
「…えっと、あぁ…その……うん、好きだよ」
顔に血が上っていくのがわかる。正直、マーシュはリッツに対して、
特に恋愛感情を抱いていた訳ではなかったのだが、生まれて
初めての愛の告白で、雰囲気に流されてしまったのである。
「ふふ…良かった。あたしもよ」
リッツの口元は少し笑みを浮かべていた。
酒場を出て、リッツはマーシュの手を握り締めたまま、無言で
歩いていった。マーシュは導かれるままに任せていたが、リッツが
入ろうとした建物の前で、驚いて立ち止まってしまった。
「リ、リッツ!ここって…!!」
「しっ!いいから」
リッツはむくれた様な照れた様な表情で、握り締めた手を強く
引っ張り、マーシュを中へと引き込んだ。リッツはポケットから
数枚の紙幣と金貨を取り出して、カウンターのバンガ族の男に渡した。
「その角を曲がって、奥から3番目の部屋ね。毎度!」
男の説明を受け、二人はその部屋へ向かった。マーシュが男の方を
振り返ると、男はニヤニヤしながら親指を立てて見せた。
「ねぇ、リッツ。ここ…その…」
「そうよ」
リッツが一生懸命何でもないような顔を作っているのが
マーシュにはわかった。
「マーシュは私が好きなんでしょう?私もマーシュのこと好きよ。
だったらいいじゃない」
開き直ったかのようにリッツは言い放った。
「それとも、こういうのは嫌いなの?」
「そうじゃないけど…」
「あたし、シャワーを浴びてくる」
そう言ってリッツは浴室へ行ってしまった。マーシュはなんだか
狐に抓まれたような気分で、ベッドに腰掛けていた。もちろん、
こういうことに興味がない訳ではない。しかし、何故自分がこうして
ここにいるのかさえわからなかった。頭がボーっとするのは、さっき
半分だけ飲んだ酒のせいなのだろうか。胸がドキドキして、
苦しい。すごく悪いことをしているかの様な気分になってきた。
もう股間が怒張しすぎて、痛いほどだ。
(落ち着け、落ち着くんだ…)
深呼吸をして、乱れた心を治めていると、バスタオルだけを体に
巻いたリッツが上ってきた。
「いいわよ、入ってきて」
マーシュは思わずリッツを見つめたまま、固まってしまった。
「ちょ、ちょっと!あ…あんまり、見ないでよ…」
「ご、ごめんっ!」
マーシュはいきり立つ己を悟られないように、中腰の姿勢で
浴室へ駆け込んだ。湯を使っている間、マーシュの頭の中はさっきの
リッツの姿のことでいっぱいだった。バスタオル越しからでもわかる、
成長期のバスト。華奢な白い手足。あんなものを生で見るのは、
当然初めてである。浴室から出ると、リッツはシーツに包まっていて、
潤んだ瞳でマーシュを見つめていた。マーシュがリッツの隣に入ると、
リッツがマーシュの首に腕を回してきたので、マーシュも同様にした。
石鹸の香りが鼻腔を擽った。唇を重ね合わせ、舌を滑り込ませる。
「んっ…」
お互いの胸が合わさり、鼓動が伝わってくる。マーシュはリッツが
自分以上にドキドキしていることに気付き、少し安心した。
リッツは微かに震えていた。唇を離し、マーシュの腕はさらに
しっかりとリッツを抱き寄せた。
「あの…一つ、訊いてもいいかな」
マーシュは自分が緊張しているにも拘らず、リッツの緊張を
解すべく、なるべく穏やかに話し掛けた。
「なぁに?」
「その…どうして、こんなことしようと思ったの?」
リッツの頬の温度が高くなっていくのが、合わせた頬から伝わってきた。
「あの……。ここは、望みが叶う世界だから。だってこんなこと、
あっちの世界じゃできないわ」
「え…じゃあ、リッツは以前からこういうことするの、望んでいた
ってこと?」
リッツは黙ってしまった。マーシュがリッツの顔を覗き込むと、
今にも泣き出しそうな顔になっていた。リッツのことは嫌いじゃ
なかったけど、いつも勝気で、自分とは正反対で…。リッツが
こんな表情をしているのを見たことがなかったマーシュは、
戸惑った。まるで、立場が逆転してしまったかのようだった。
マーシュは、リッツに対して、今までとは違う感情が湧き上がってくる
のを感じた。
「…おかしいよね、女の子の方からこんなことしたがるなんて……」
そう言って俯くリッツが堪らなくいとおしくて、その額にマーシュは
軽く口づけた。
「おかしくないよ。ちっともおかしくない。僕だって、リッツと
したいよ。そんなの、男も女も関係ないよ」
リッツはその言葉に一瞬耳を疑ったが、マーシュの唇が下方に動き、
リッツの唇を塞ぎ、リッツはようやくマーシュの気持ちを理解した。
「…ありがとう」
リッツは涙を零していた。マーシュはその涙を舐め取り、リッツの
頭を優しく撫でた。
「おかしくはないけど、リッツはちょっとエッチな子だね」
悪戯っぽくマーシュが囁く。リッツは恥ずかしそうに下を向いた。
恥ずかしがっているリッツが一番可愛い、とマーシュは思った。
もっともっとリッツが恥ずかしがる姿を見たくなった。マーシュの
手がリッツ胸の膨らみに触れた。
「あっ!」
リッツが声を上げる。柔らかな中に小さなしこりを持つその胸は、
思春期の証そのものだった。そして少年の指は桃色の突起を
優しく摘んだ。
「あぁ…っ!ん……はぁっ…」
リッツの吐息は急に荒くなり、声が混じった。
「どうしたの、リッツ?どうしてそんな声出すの?」
「だってぇ…マーシュが……」
「僕がどうしたの?」
「マーシュが、そんなとこ触るから…」
「そんなとこってどこ?」
「……」
マーシュは指先に少し力を入れて、引っ張ったり離したりを
繰り返してみた。
「あんっ!はぁ…ああぁっ…」
リッツの体が仰け反った。リッツの切なそうな表情を見て、マーシュは
どんどん意地悪をしてみたくなった。
「…気持ちいい?」
「うん…」
「へぇ。乳首いじられるの、好きなんだね」
「……」
「『乳首いじられて感じてる』って言ってみてよ」
「ばっ、馬鹿!なんでそんな…あんっ!」
指先の力がさらに強くなる。
「ちゃんとそう言わなきゃ、やめちゃうよ」
「あぁっ、ああん!やめないでぇ!」
「じゃあ、ちゃんと言ってよ」
「…ち……乳首を…あぁ…いじられて、感じて…」
「もっとはっきり、大きい声で」
「……乳首を!いじられて感じてるのぉっ!」
「ちゃんと言えたね。偉いよ」
そう言ってマーシュは、先端に唇を付け、吸い付いたり、舌で
転がしたりし始めた。意地悪な物言いとは裏腹に、愛撫の優しさは
いつも通りのマーシュのものだった。
「う…うあっ、あぁんっ!き、気持ちいいよぉ……」
「気持ちいいの?リッツ、可愛いよ」
マーシュの右手は、徐々に下方をまさぐり始める。
「や、だめぇっ!!」
その手をリッツが掴み、行動を遮ろうとする。それでも強引に
マーシュの手は蕾を探り、ついにそこに触れた。
「あ…ああぁ…」
リッツは涙を流したが、その理由を、マーシュは即座に悟った。
(こんなに濡れて…)
濡れそぼった蕾を指の腹で撫でると、ヌルヌルしていて、指が
吸い込まれそうになった。マーシュは乳首から唇を離し、リッツの
唇に重ねた。
「リッツ、泣かないで」
「だって…うっ、うぅ…恥ずかしくて…」
「でも、気持ちいいんでしょ?」
「うん…」
「やめたくないんでしょ?」
「…やめたくない…」
「だったら、それでいいじゃない。僕はリッツのこと好きだよ。
本当に可愛いって思ってる。感じてるリッツ、すっごく可愛い。
もっと気持ちよくしてあげたくなるよ」
マーシュは蜜で濡れた指で、蕾の少し上にある、敏感な部分に触れた。
「あぁぁぁっ!!そ、そこは!」
リッツの目の色が変わった。
「ここ、気持ちいいんだ」
マーシュは集中的に桃色の小粒を攻め立てた。
「あっ、あぁん!!そこはぁ…はぁん……一番敏感なのぉっ…!」
「そうなんだ。でも、どうして一番敏感だって知ってるの?」
「!!そ、それは……」
マーシュの鋭い質問に、リッツは返す言葉が思いつかなかった。
快楽に溺れるあまり頭が真っ白で、誘導尋問に正直に答えざるを
得ない状態になっていた。
「リッツ、触ったことあるんだね?自分でいじってたんだね?」
「……うん…」
「あっちの世界にいたときから?」
「あっ…ん…!そう、そうなのぉ…ん!」
「リッツは勉強出来て運動神経も良くて、隙のない優等生って
感じの子だったのに、本当は自分でこんなところ触っちゃう様な、
いやらしい子だったんだね。学校のみんなが知ったらどう思うかな?」
マーシュはリッツを攻め立てながら、自分にこんな意地悪な一面が
あったことに驚いていた。
「あぁん!そ、そんなぁ…はぁっ、あう…!!そんなこと、
言わないでぇ…」
そう言いつつもリッツは、辱めの言葉を受けるほどに、蜜を溢れ
させていた。指を蕾の入り口に宛がうと、蕾はそれをすんなりと
受け入れた。中はとても熱くて、思ったよりザラザラしていた。
指をゆっくり出し入れすると、その度にピチャ、ピチャという
卑猥な音が響いた。腰をくねらせ、涎を垂らしながら喘ぎ声を
上げるリッツの耳元でマーシュが囁いた。
「ねぇ…そろそろ入れてもいい?」
リッツはただ黙って首を大きく縦に振った。マーシュは自分自身の
先端が先走った汁で覆われているのに気付き、リッツにばれないように
焦って手でさっと拭い取り、シーツに練り付けた。仰向けになった
リッツの上に、マーシュが被さる。リッツの蕾はまだあまり開かれて
いない上、大量の蜜でツルツル滑ってしまい、なかなか上手く挿入
出来ない。リッツはそっと手を差し出し、マーシュ自身を握ると、
自ら秘部に導いた。先端が入ってしまうと、呆気なく奥に到達した。
はちきれんばかりの欲望に支配されたマーシュには、初挿入の感覚を
じっくりと味わうことなど到底できなかった。
「い、痛い!痛いよ!!」
初めて男根を迎え入れる苦痛に顔を歪めるリッツを無視するかの様に、
マーシュは腰を前後に動かし始めた。
「うぁ、あぁぁ!!!」
先ほどの甘美な快感とは程遠い痛みがリッツを襲う。
「ごめんっ…リッツ、ちょっと我慢して…僕だって気持ちよく
なりたい、もう我慢できないんだ!ごめん!!」
マーシュの動きに合わせて、安い連れ込み宿のベッドが軋む。
その音は、リッツがマーシュを締め付けている音のようでもあった。
マーシュはリッツの手をしっかりと握り締めて、何度も唇を啄ばんだ。
「リッツ…好きだよ、大好きだよ……!」
「あぁっ!…あたしも、マーシュが好きっ!」
痛みは少しずつ和らぎ、再び快感がリッツを覆い始めていた。
「く…駄目だ、僕、もうイっちゃう…」
「あんっ!いいのよ、マーシュ!来てっ!!あっ、ああぁ!!!」
…気が付くと、窓から朝の光が差し込んでいた。暖かくて、いいにおいの
する朝だった。いつもは寝起きの悪いマーシュだが、その朝は妙な
くらいすっきりとした気分で目が覚めた。隣にはリッツの、まだ
あどけなさが残る寝顔があった。ゆうべ、性の快楽に悶えていた
少女と同一人物とは思えなくて、マーシュは不思議な感じがした。
マーシュは、ゆうべのことを色々と思い出していた。
(えーと、それであの後どうしたんだっけ…あぁ、そっか。
あのまま寝ちゃったんだっけ)
そうしているうちに、リッツも目が覚めた。
「あ…」
即座に赤面するリッツに、マーシュは朝の挨拶をした。
「おはよ」
「お、おはよう……!!」
マーシュの顔が不意にリッツの顔に近づく。ライトなキスだったが、
リッツは顔をさらに真っ赤にし、照れくさそうに
「もう…朝から、何するのよ」
と、眉をしかめた。身支度を整えると、二人はベッドに腰掛けた。
意を決した様に、リッツが口を開いた。
「ねぇ、マーシュはこの世界に来て本当に変わったね」
「そうかな?リッツだって変わったと思うよ」
「そんなことないわ。マーシュは、本当の自分を手に入れた
って感じ」
悲しそうにリッツが俯いた。
「そんな…本当の僕なんて、どこにもいやしないよ。リッツだってそうさ」
「そうかしら?でも、ここで手に入れた物はあっちでは手に入らないわ」
「それはそうかも知れないけど…」
「そろそろ行きましょ」
宿を出ると、すごく天気が良くて、眩暈がしそうになった。
マーシュとリッツは逆方向に仲間が待っているので、宿の前で
お別れをすることになった。
「送って行かなくていい?」
マーシュは少し気を遣ってみた。
「だって、すぐ近くだもの。一人で行けるわ」
「そっか。それじゃ」
「またね」
(次会うときは、あっちの世界かな…)
と、二人は全く同じことを考えながら、別の道を歩いていった。
216 :
196:03/04/07 13:50 ID:0g04CGGY
以上で終わりです。
表現力が非常に乏しい上、エロは初挑戦だったのですが、
読んで下さった方はありがとうございます。
217 :
竜蛾:03/04/07 15:39 ID:841bM1Vh
>202〜>215
最高っす
218 :
117:03/04/07 16:46 ID:FdHQGpFK
>>196 これが世に言う、キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!
ってやつッスね!!!
キタ―――! ありがとう! この板はHP誘導ではなく、ここにアプするのが基本なので、 これからも長くてもここにアプして下さい!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
196さん乙ですた。
ヤパリマーシュ×リッツはウマーですな・・・。
222 :
名無しさん@ピンキー:03/04/10 16:33 ID:C40zFvtK
あげ
あぼーん
保守
ほす
hosu
227 :
山崎渉:03/04/17 12:23 ID:TKWjnpQP
(^^)
良スレ保守
229 :
山崎 渉:03/04/20 04:28 ID:IxIHzNin
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
230 :
名無しさん@ピンキー:03/04/21 15:46 ID:c59NSy+L
age
hosu
232 :
名無しさん@ピンキー:03/04/24 23:19 ID:UOvLfWNk
age
あぼーん
234 :
名無しさん@ピンキー:03/04/27 22:23 ID:BfWFhRHk
age
レドナとマーシュハァハァ
236 :
117:03/05/01 20:36 ID:IlscggTR
カロちゃんがキスしてあげるとねぇ。
マーシュのほっぺは真っ赤になるの。
おもしろいから、毎朝してあげるんだぁ。夜もしてあげるんだよぉ。
寝る前にちゅっ。
でも今日は様子がおかしいの。
ちゅっってしたら、マーシュ、急に無口になっちゃった。
「……」
私、怒らせちゃったかなぁ?
顔が真っ赤です。
ああ! そっかぁ。なるほどねぇ〜。
カロちゃんは大人の女ですから、ちゃんと分かるんですよぉ。
マーシュは、こっちにもキスして欲しいんですねぇ。
「か、カロリーヌ、そこはだめだよ!」
ダメじゃありませんよぉ〜。
カロちゃんは、ちゃんとマーシュのして欲しい事が分かる大人の女なんですからねぇ。
「う、うあ!」
マーシュ、すごくすごぉ〜くカタイですよぉ。
かちんこちんです。
よぉ〜くほぐしてあげますね。
「あ、ああ、あは・・・・」
ほぉ〜ら。とろとろになってきたでしょぉ〜?
「き、気持ちいいよ・・・」
でしょぉ?
カロちゃんてば、
マッサージの天才なんですからぁ。
保守ついでに(笑)。
名前消えてないし!!!
忘れてください。消えます。
久々に素で欝だ・・・
↑これからもガンバテ!
保守
>>236 _、_
( ,_ノ` ) n
 ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
保守
最近のマーシュ先輩、おかしいよ。前は夜になると一緒にご飯食べて、歯を磨いて、おんなじ部屋で寝てたのに、
今じゃ夜になるなり、僕をおいてどこかに行っちゃうんだもん……さみしいよぉ。
あ、先輩だ。今夜こそ……
「カロリーヌ、今日もお願いするね」
「はいはぁ〜い。オッケェですよぉ〜」
今日もカロリーヌ先輩と一緒なんだ……
ぼくはこんなに先輩が好きなのに、なんとも思ってないカロリーヌ先輩ばっかり得してるよ・・・
夜になって、ぼくはマーシュ先輩の後をこっそりつけた。
カロリーヌ先輩の部屋に入っていった。
「じゃあ、今日もいっぱい気持ちよくしましょうねぇ〜」
?!?!?!?!?!
耳をそばだてると、聞いてはいけない会話が聞こえてしまった……
「ほらぁ。またこんなに硬くなっちゃってるぅ。少しは自分でもしないとだめですよぉ」
「分かってるんだけどさ、忙しいから、つい、ね。それにカロリーヌにしてもらうと気持ちいいし」
「照れますねぇ〜。お礼に、ここもやってあげましょう〜」
「ぅあっ、そ、そこはっ……」
うわわわわわわわわわわわわ。
せ、先輩たち、二人でなんてみだらな事を!!!!!
「おい、どうした?」
エメット先輩だ!
「え、えと、その、今ちょっと……」
何で僕が恥ずかしがらなくちゃいけないんだろう……
「まあいいや。お前もしてもらうんだろ? 中に入ってればいいじゃん」
お前「も」?!
なんてふしだらなんだ!
「……行かないのか。ま、好きにしろよ」
エメット先輩までが部屋に入った。
「あ、エメットぉ。遅かったねぇ」
「ああ、ちょっと用があってな。なるべく早く頼むぜ。お前のは、最高なんだから」
「だめですよぉ〜。今はマーシュとしてるんですからぁ」
「二人同時にってのはだめなのか?」
「そんなことしたら、気持ちよさも半減ですよぉ?」
先輩の荒い息が聞こえてくる……
きっと中では、凄い事になってるんだろう。
カロリーヌ先輩がおっぱいでマーシュ先輩のおチンチンをはさんで、先っぽのほうをちろちろなめたり……
「ふふっ、ここが感じるんですねぇ?」
「か、カロリーヌ、そんなにしたら、ぼく、でちゃうよぉ!」
「まだだめですよぉ。もっと気持ちよくならないとぉ」
カロリーヌ先輩は、おチンチンの先っぽを軽く噛む。
「んあっ、いじわるぅ!」
マーシュ先輩はちょっと射精して、余計に興奮してしまう。
おちんちんがドクドクうなる……
カロリーヌ先輩は、おチンチンを喉の奥まで銜え込む。
全体を舌でなめて、喉で先っぽを吸って……
「か、カロリーヌ、ぼくもう……」
マーシュ先輩の腰が腰がへこへこ動く。カロリーヌ先輩は口を離す。
「んんぅ? もうおしまいですかぁ?」
「こ、これ以上は……」
「可愛いですねぇ〜。じゃあ、これでおしまいにしましょう」
カロリーヌ先輩がマーシュ先輩の上に覆いかぶさって、マーシュ先輩のおちんちんを女の人のアソコに挿れて、腰をひねらせて絞って……
「ぁあっ!!」
マーシュ先輩はほてった顔で出て行った。とっても気持ちよかったみたいだ……
ぼくは、物陰に身を潜めてエメット先輩二人が出て行くのを待った。
10数分して、エメット先輩も出て行った。
「やっぱり、お前が一番だよ」
「エメットは硬すぎるから、カロちゃんも疲れちゃいますぅ」
カロリーヌ先輩がエメット先輩を見送ってから部屋に戻った。
ぼくは意を決して、カロリーヌ先輩の部屋に足を踏み入れた。
「あらぁ? 青魔君、こんばんは〜」
「せ、先輩……」
ぼくは思い切って思いのたけをぶちまけた。
「ぼ、僕もマーシュ先輩みたいにしてください!!」
言ってしまった。
ぼくは腰に更に血が集まるのを感じた……
「いいですよぉ〜」
鼻血が出そう……
「ベッドにうつぶせになってくださいねぇ〜」
「は、はい!」
カロリーヌ先輩が僕の上にまたがった!!!
「そんなに緊張しないでぇ〜」
ベッドにうつぶせになると、それだけで射精してしまいそうになった。
「じゃあ、いきますよぉ〜」
始まる……!!!
「まずは方のマッサージからいきますからねぇ。ゆっくり意気を抜いてくださぁ〜い」
「え?」
僕が振り向くと、カロリーヌ先輩は困ったような顔をした。
「うつぶせになってくれないとぉ、マッサージできませんよぉ」
「マッサージ?」
「してほしくないんですかぁ?」
ま、マッサージ……
ぼくは一つ大人になった。
(・ω・)
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
乙です。
こういうのもイイ!!。
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!
おつかれさまです(*´Д`)
∩
( ⌒) ∩_ _
/,. ノ i .,,E)
./ /" / /" .
_n ./ /_、_ / ノ'
( l _、_ / / ,_ノ` )/ /_、_
\ \ ( <_,` )( /( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽフ / ヽ ヽ_//
ハァハァ(;´д`)
エメットたんは女の子ですよッ!
だってあんなに可愛いんだもん!ほら青魔道士とか
ね、女の子ですよねッ?ねッ?スクウぇアさん。ねッ?
250 :
精霊使いに萌:03/05/20 23:23 ID:7vVfbAxM
でも、なんか女の子っぽく見えますよね?特に青魔が。
あぼーん
それはつまり、そのシチュで書いてくれと
>>242とかにリクしてるわけだね?
激しく漏れもきぼんn(ry
253 :
山崎 渉:03/05/22 02:19 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
254 :
名無しさん@ピンキー:03/05/22 23:21 ID:hbLOGw73
白魔(ウ゛ィエラ)×黒魔(人間)とかないかなぁ・・かなりキボウ
>254
書いてみました
あんまし白魔×黒魔って感じでも無いですけど・・・
それでもOKですか?
256 :
名無しさん@ピンキー:03/05/26 21:29 ID:mp2pfsga
>255
オッケーです!
かなり楽しみっす!
257 :
白×黒:03/05/27 22:20 ID:an0s2Siv
黒魔道士のアクセルは魔法の修行に余念の無い努力家だ。
今日もアイセン平原での仕事の合間に魔道書を開いている。
「アクセル君、読書してるの?」
そこにふわりと柔らかい声で話しかける者がいた。
「ソ、ソニアさん・・・」
258 :
白×黒:03/05/27 22:21 ID:an0s2Siv
ヴィエラ族の白魔道士ソニアは少し震えた声で
自分を呼んだアクセルをにこにこと微笑みながら見つめている。
「あ、この本なら私も読んだわ・・・初心者向けの教本って感じよね?」
「・・・・・・」
初心者向けの教本、と彼女は言ったがアクセルにとって
それはかなり難解なシロモノだった。
ソニアがそう感じるのは彼女が自分より遥かにレベルの高い魔道士だからで・・・。
どうにも格の違いを見せつけられているような感じがする。
「でもアクセル君にはちょうどいいのかな?フフ・・・」
「・・・・・・」
そしてこれもきっと「わざと」なのだ。
アクセルは自分に対し何かと意地悪な彼女が苦手だった。
259 :
白×黒:03/05/27 22:22 ID:an0s2Siv
「あの・・・ソニアさん・・・その・・・何か・・・御用ですか・・・」
なんともいえない敗北感から逃れたくてアクセルは口を開く。
「ええ、ちょっと手伝ってほしいことがあるの。一緒に来てくれる?」
相変わらずにこにこと食えない笑みを浮かべながらソニアが答える。
「いいですけど・・・」
「そう?それじゃ行きましょう」
そう言うなりソニアはアクセルの手をとってスタスタと歩き出す。
アクセルは急に引っ張られて少しよろけたが、ぐっと踏ん張ってなんとか転ばずにすんだ。
ここで転んだりでもしたらまた何を言われるかわからない、という必死さがあった。
そんな二人の様子をクランのメンバー達は「相変わらず・・・」といった風情で見ていた。
260 :
白×黒:03/05/27 22:23 ID:an0s2Siv
「あ、あのソニアさん・・・どこまで行くんですか・・・?」
ぐいぐいと引っ張られているアクセルが不安げに訊いた。
もうクランがキャンプを張っている場所からだいぶ離れたところまで来ている。
「そうね・・・この辺りまで来れば・・・」
ぼそり、と呟くとくるりと身を翻してアクセルの方に向き直る。
振り返ったソニアの顔にはいつものライトな微笑とは違う・・・妖艶な笑みが浮かんでいた。
「・・・・・・っ!」
アクセルは本能的な危険を感じて思わず後ずさる。
しかし掴まれた手を思い切り引かれて前のめりになった瞬間、アクセルはソニアに唇を奪われていた。
261 :
白×黒:03/05/27 22:23 ID:an0s2Siv
「ふっ・・・んむぅ・・・むぐっ・・・!?」
咥内を擦り、舌を絡ませる深い、深いキス。
未体験のその感触にアクセルはじたばたもがいて逃れようとする。
その振動でトレードマークのとんがり帽子がはらりと地面に落ちるが
アクセル本人はソニアの腕にがっちりと抱きしめられて身動きが取れない。
「ふぐ・・・んん・・・むぅ・・・うぅ・・・」
じゅっ、じゅっ、と唾液を啜る音がする。
(・・・こんな・・・でも・・・きもち・・・い・・・)
アクセルの全身から力が抜けていく。
その様子を見て取ったソニアは唇を開放すると、ふぅ、と吐息をついた。
262 :
白×黒:03/05/27 22:25 ID:an0s2Siv
「やっぱり素顔の方が素敵・・・フフ・・・」
目深にかぶった帽子で隠れて見えなかったアクセルの素顔を見てソニアは楽しそうに囁く。
「・・・な・・・んで・・・?」
どうして、こんなことを、とアクセルはたどたどしく訊く。
「たまにはアクセル君も魔法だけじゃなくて他のお勉強もしないと、ね?」
ソニアは妖艶に微笑みながら、ちゅ、と軽くアクセルの額に口付ける。
「・・・でもホントは私が退屈だから・・・かな?」
「・・・・・・っ!」
そんな、と訴えようとしたアクセルの口は再びソニアの唇と舌に絡めとられる。
「むぐ!・・・ふぅ・・・ん・・・」
ぐっ、とソニアが体重をかけてくる。このままでは押し倒される。
(だ・・・めだ・・・ちから・・・はいらな・・・い・・・)
呼吸ができず、何も考えられなくなる。
ようやく息を吐けたのはもうソニアに組み敷かれてしまった後だった。
263 :
白×黒:03/05/27 22:27 ID:an0s2Siv
「・・・っソニアさ・・・やめっ・・・」
「ダメよ。これからが本番なんだから・・・」
アクセルの訴えをあっさりと却下してソニアは彼のローブのボタンに手を掛ける。
ぷつっ、ぷつっ、と次々とボタンは外され、アクセルの魔道士らしい華奢な裸体が露になる。
「汗びっしょり・・・厚着してるから蒸れちゃうのかな?」
「ちがっ・・・ソニア・・・さんが・・・こんなこと・・・」
アクセルの顔は羞恥で真っ赤になっている。
その表情がソニアの可虐心を刺激した。
「私にされて?・・・興奮しちゃったの?いやらしい・・・」
「そ、そんな・・・」
「乳首も・・・こんなに硬くして・・・」
きゅっ、とソニアはアクセルの乳首を摘む。
「っああ!う、ああ!」
ばしっ、と雷に打たれたようにアクセルが身を震わせる。
「こう・・・されるのが・・・イイの?」
くすくすと笑いながら乳首を弄ぶ。
「ひあ・・・ああ・・・あうう・・・」
264 :
白×黒:03/05/27 22:28 ID:an0s2Siv
強烈な刺激にアクセルの肉体も反応を示し始める。
「・・・あら?どうしたの?」
「え・・・?」
「ここ・・・大きくなってきてるわよ?」
「あっ・・・!」
アクセルの股間がズボン越しでもはっきりわかるほど・・・はちきれんばかりに膨らんでいた。
「ほら・・・やっぱり興奮してる・・・フフ・・・」
「これ・・・は・・・その・・・」
「なぁに?」
ぐいっ、とソニアはアクセルのズボンの中に手を差し入れ、膨らみを擦りあげる。
「あうっ!」
「こっちもすごく硬い・・・」
つつつ・・・とソニアは膨らみに沿って指を走らせる。
「あ・・・ああ・・・くあ・・・」
「・・・見せて・・・私に・・・アクセル君の・・・」
ソニアはアクセルの耳元で呟くと一気にズボンを引き下ろした。
「ああっ!」
見られることの羞恥と外気にさらされた自身の開放感からアクセルは一際大きな嬌声をあげた。
265 :
白×黒:03/05/27 22:29 ID:an0s2Siv
「これが・・・アクセル君の・・・」
ソニアはびくびくと脈打っているアクセルの自身をうっとりと見つめている。
見られているアクセルの方は羞恥で何も言えない状態だ。
「気持ち良くしてあげる・・・」
すっ、とソニアはアクセルのモノに口を近づけていく。
「え!?・・・ソ、ソニアさん!そんな・・・うああ!」
自身を口に含まれ、アクセルは驚きと快感の入り混じった声をあげる。
「ん・・・ふむ・・・んう・・・はあん・・・んむぅ・・・」
ちゅぷ、ちゅぷ、と卑猥な音が響く。
「う・・・ああ・・・こんな・・・あ・・・くあ・・・ああ・・・」
甘く激しい口での愛撫にアクセルは仰け反りながら呻いた。
「はあ・・・ふぅん・・・ちゅ・・・はむぅ・・・うん・・・はぁぁ・・・」
「あ・・・だめ・・・!ソニアさ・・・で・・・でちゃうぅ!」
びくん、とアクセルの腰が浮いて、同時に自身の先端から大量の精液が吐き出された。
266 :
白×黒:03/05/27 22:30 ID:an0s2Siv
どくっ、どくっ、と勢いよく吹き出る精液をソニアは顔中で受け止めると、
舌を使って器用に拭き取っていく。
その様がたまらなく卑猥でアクセルのモノは再び硬く屹立し始める。
「フフ・・・まだ元気ね・・・素敵よ・・・」
「あ・・・」
ぺろり、とソニアは射精の余韻に震えるそれを舐め上げた。
「でも・・・今度は私を気持ち良くして・・・」
ソニアはするり、とローブを脱ぎ捨て、美しい裸身を露にする。
細い体とそれに見合わぬ大きめの乳房が揺れる。
そして秘所はもうすでに濡れて、太腿に透明の液がつたっていた。
美しく、淫靡な女神がそこにいた。
「ソニア・・・さん・・・」
ごくり、とアクセルは唾を飲んだ。
もう逆らわない。逆らいたく、ない。
267 :
白×黒:03/05/27 22:31 ID:an0s2Siv
「胸・・・触って・・・」
アクセルはおずおずとソニアの豊かな胸に手を伸ばす。
ふにゅ、と柔らかな感触が手のひらいっぱいに広がる。
「あ・・・」
ふにゅ、ふにゅ、とアクセルは指でソニアの乳房を転がす。
「はあ・・・ん・・・あ・・・いい・・・乳首も弄って・・・」
ソニアに言われるがまま指を乳首へと運ぶ。
「あん!・・・そ、そう・・・あは・・・ふあぁ・・・」
ぶるぶるとソニアは快感に身を震わせる。
「吸ってぇ・・・舌で・・・転がして・・・」
「は、はい・・・」
「んあ・・・はあん!あはっ!・・・はああ・・・」
経験の無いアクセルの愛撫は必死なだけの稚拙なものだったが、
その必死さが逆にソニアの快感に火を付けていた。
「あん・・・アクセル君・・・そろそろ・・・こっちも・・・」
268 :
白×黒:03/05/27 22:32 ID:an0s2Siv
「こ、こっち・・・?」
「そう・・・こっち・・・」
ソニアはアクセルの手を自らの秘所に導いて、
ぐいぐいと擦りつけながら色っぽく求めた。
「えっと・・・ここ・・・ですか・・・」
アクセルはそっとソニアの秘所に指を伸ばした。
「ああ・・・ん!はぁ・・・あん・・・そこ・・・そこぉ・・・」
「うわ・・・すごい・・・こんなに・・・」
アクセルの指にソニアの愛液がねっとりと絡み付いてくる。
「はぁ・・・アクセル君の・・・せいだよ・・・ああん・・・」
「ぼ、僕の・・・?」
「そうだよ・・・だから・・・もっと気持ち良くなろ?」
ソニアは艶然と微笑んだ。
269 :
白×黒:03/05/27 22:33 ID:an0s2Siv
仰向けに寝ているアクセルの上にソニアが腰を下ろしている。
いわゆる騎上位の形で二人は向かい合っていた。
「ソ、ソニアさん・・・」
「なぁに?」
「あ、あの・・・僕・・・こういうの・・・初めて・・・で・・・」
アクセルは恥ずかしそうに頬を染める。
「大丈夫・・・私に任せて・・・」
ソニアはくすっ、と微笑むとアクセルの額にちゅ、とキスを降らせた。
「力抜いて・・・アクセル君・・・」
そしてアクセルのモノを自身の秘所の入り口へと導くと、一気に腰を沈める。
「んはぁっ!」
「ああっ!」
甲高い嬌声をあげて二人は一つに繋がった。
270 :
白×黒:03/05/27 22:34 ID:an0s2Siv
「ん・・・入った・・・よ・・・」
「うあ・・・すごい・・・あったかくて・・・からみ・・・ついて・・・」
全身がぞくぞくとした快感とふわふわとした浮遊感に包まれていた。
「動くよ・・・アクセル君・・・」
「え・・・?あ・・・うああ!」
ソニアはぐっ、と腰に力を入れると激しく上下させる。
「ふあ・・・!あ・・・あん・・・はあ・・・ああ・・・!アクセル・・・君・・・」
「くあ・・・うう・・・!はっ・・・うあ・・・!ソニアさ・・・んん・・・」
ぐちゅ、ぐちゅ、と激しい挿抜の音が繰り返し響く。
「あん・・・!あはん!あふ・・・!はん!あぁん!」
全身を上下させるたびにソニアの乳房がぶるぶると跳ね上がる。
271 :
白×黒:03/05/27 22:36 ID:an0s2Siv
「はぁ・・・アクセル君・・・胸も・・・一緒に・・・弄って・・・」
「あ・・・は・・・い・・・!ん・・・くう・・・!」
必死に手を伸ばしてソニアの胸を愛撫する。
「はあ・・・いい・・・!もっと・・・もっとぉ・・・!」
「あ・・・うあ・・・!ソニアさ・・・僕・・・もう・・・!」
アクセルの限界が近づく。
凄まじい快感で今にも達してしまいそうになる。
「あん!はあ!私も・・・私も・・・イッちゃう・・・!」
「ああ・・・うああ!もう・・・もう・・・!」
「んあ!はあっ・・・!あはぁ!ああん!」
「くあ・・・で・・・るっ・・・!」
絶頂に達したアクセルはソニアの膣内に射精した。
「はあ・・・ん・・・あつ・・・い・・・!ああ・・・!」
アクセルの精を最奥で受けて、ソニアは全身を仰け反らせて悶えた。
二人の思考が激流に飲まれるように溶け合っていった・・・。
272 :
白×黒:03/05/27 22:37 ID:an0s2Siv
「ふう・・・」
満足げなため息をついて、ソニアはローブを羽織る。
ちらっ、とアクセルの方を見遣ると彼も身支度を整えてぐっ、と帽子を深くかぶり直している。
帽子の下の顔はまだ真っ赤だろう。
ソニアはくすっ、と微笑むと、アクセルをぎゅっと抱きしめる。
「ひゃっ!ソ、ソニアさん!?」
「気持ち良かった?」
「・・・うっ・・・は、はい・・・。」
「アクセル君でもできる簡単な仕事だったでしょ?」
「・・・・・・はい」
やっぱりこの人は意地悪だから苦手だ。
そう思いつつまんざらでもないアクセルだった。
273 :
あとがき:03/05/27 22:47 ID:an0s2Siv
おそまつさまでした
あんましジョブ設定を生かしきれませんでしたね・・・反省
脳内補完よろしくです
白魔はやっぱり巨乳だと思うのです
黒魔の素顔はカワイイと思うのです・・・
274 :
名無しさん@ピンキー:03/05/27 23:12 ID:tAQywAfy
うきゃ〜〜〜〜〜! お見事でした! もうかなりOK牧場!
あぼーん
277 :
山崎 渉:03/05/28 13:13 ID:3MGJJ1xD
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
278 :
名無しさん@ピンキー:03/05/28 20:58 ID:fGLJ1mn8
age
>>257です。
ラジオドラマをちょこっと改造してレドナ×リッツを書いてみました。
ダークで鬼畜な感じです。
投下してもよろしいでしょうか?
280 :
名無しさん@ピンキー:03/05/29 22:55 ID:9dqL6Y4i
是非ォ願いしまっす!期待大です!
↑全然おけーい(w
キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
おながいします。
283 :
狂気の闇:03/05/30 19:54 ID:fhBbWAfX
王宮ベルベニアの謁見の間。
マーシュ、モンブラン、ノノ、リッツ、シャアラ、ドネッド、シド、バブズが輪になって話している。
「僕達は必ず・・・ミュートを連れて帰ってくる!」
「大丈夫・・・ミュートだってわかってるはずよ」
「すまない・・・王子を・・・頼む・・・」
「・・・ミュートとレメディは今、琥珀の谷にある王家の離宮にいるようだ」
「琥珀の谷?」
「ドネッド、知ってるの?」
「話で聞いただけだけど・・・このイヴァリースで一番きれいな所なんだって」
「よーし!さっそく出発だクポ!」
「飛空艇、発進クポー!」
掛け声と共に飛空艇のエンジンが唸りをあげる。
しかしそこに何者かの声が響いた。
「行かせないよ」
「・・・・・・っ!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
「きゃああああああ!」
「リッツ!」
「き、消えちゃったよ!」
「リッツー!」
284 :
狂気の闇:03/05/30 19:55 ID:fhBbWAfX
漆黒の空間にきらきらと何かが煌いている。
リッツはゆっくりと立ち上がり、周囲を見渡す。
「・・・・・・ここは?」
「夢のひずみ・・・イヴァリースを作り出した夢の力が集まる掃き溜めさ」
「レドナ・・・」
「本当はお前じゃなくてマーシュを引きこむはずだったのに・・・予定が狂ったな・・・」
レドナは肩をすくめて、ため息混じりに呟き、
「まあ、いいか・・・面白い余興だ・・・」
にやり、と邪悪な笑みを浮かべる。
「・・・っ!なめないでよね!簡単にやられるほど私は弱くないわよ!」
リッツはレイピアを構え、レドナに相対する。
「白き精霊よ!我が腕に集い閃光となれ!・・・ハードインパルス!」
突剣の衝撃波がレドナに襲い掛かる。
そして白い刃が疾風のように走り抜けた。
「どう!?」
完全に直撃した・・・リッツは確かな手応えを感じ拳を握る。
「・・・・・・今、何かしたのか?」
そこにはレドナが何事も無かったかのように無傷で立っていた。
「そ、そんな・・・」
「所詮はこの程度か・・・オメガを使うまでもないな・・・」
レドナは剣を抜くと軽く一振りする。
「烈衝波」
ごうっ、と気の塊がリッツめがけて向かってきた。
285 :
狂気の闇:03/05/30 19:56 ID:fhBbWAfX
「きゃああああ!」
凄まじい衝撃がリッツの体を吹き飛ばす。
レドナがゆっくりと自分の方に向かってくるのが見える。
「うぅ・・・く・・・」
「・・・もう終わり?つまらないよ・・・」
レドナはぐいっ、とリッツを引き起こすと片腕で襟首を掴んで持ち上げる。
「かはっ・・・う・・・うぅ・・・」
「このまま消しちゃうのも・・・つまらないな・・・どうするか・・・」
「・・・あ、あんたは・・・一体・・・何者・・・なの・・・?」
「僕はお前だよ、リッツ・マルール。」
レドナは静かに続ける。
「お前だけじゃない。このイヴァリースに集った者全てが抱く本当の夢・・・。
自らを偽り続け・・・胸の内に殺し続けた真実の望み・・・。
心の底でこうありたいと望んでいた姿が・・・この僕なんだよ。」
そして受け入れがたい事実を告げる。
「あんたが・・・私の望み・・・?そんな・・・こと・・・」
「信じられない、か?・・・まあ、信じようと信じまいと関係ない・・・どうせすぐに消える・・・」
そこまで言うとレドナは口を閉ざし、何かを思考しているような表情になった。
「ククク・・・そうか・・・なるほど・・・お前の望みは・・・」
「・・・・・・?」
「面白い・・・面白いよ、お前・・・その望み・・・僕が叶えてやるよ・・・」
レドナは妖しく微笑むとリッツを抱き寄せ・・・噛み付くようにその唇を奪った。
286 :
狂気の闇:03/05/30 19:57 ID:fhBbWAfX
「んぐ・・・!?」
ぬるり、と生温いものが口の中を冒す感覚。
それがレドナの舌だと認識するとリッツは必死に離れようともがく。
しかし物凄い力で抱きすくめられ、思うように動けない。
「・・・・・・っ!」
がむしゃらに抵抗し、がりっ、と歯を立てる。
ぶちり、とレドナの舌先が切れ、リッツの口の中にも血の味が広がる。
しかし舌を噛み切られたレドナの方はまったく意に介さず、リッツの口の中を捏ね回し続ける。
「ふぐ・・・!ふぐ・・・ふぐぅぅ・・・!」
息苦しさでリッツの動きは次第に小さくなっていく。
その動きがほとんど無くなったことを確認すると、レドナはようやくリッツの唇を開放した。
「ククク・・・」
唇の横を血が伝って、赤い滴が零れ落ちる。
レドナはぺろり、と自分の口の周りについた血を舐め取ると、にいっ、と唇の端を吊り上げる。
「ひっ・・・!」
その狂気の笑顔にリッツは戦慄し、金縛りにあったように硬直する。
「ようやく・・・おとなしくなったな・・・僕の血の味はどうだった?」
「・・・・・・」
「クク・・・恐怖で声も出ないか?」
「・・・・・・っなんで・・・こんな・・・」
リッツは消え入りそうな声で呟いた。
目には涙が浮かんで、全身はぶるぶると震えている。
287 :
狂気の闇:03/05/30 19:59 ID:fhBbWAfX
「お前がこれを望んでいるからさ・・・」
「・・・私・・・が・・・?」
「そうさ・・・お前の中にある黒い欲望が僕に呼びかけてくる・・・『めちゃくちゃに壊されたい』ってね・・・」
「私は・・・そんなこと・・・望んでなんか・・・いないわ・・・!」
耳元で囁くレドナを振り払うかのようにリッツは首を振る。
「聞こえるだろう?自分の内側から響く声が・・・」
「違う・・・私は・・・」
「認めろよ。お前が望めば僕は全て叶えてやる・・・」
「わたし・・・わたし・・・は・・・」
「他人とは違う白い髪。自分のために悲しむママ。自分が憎くて仕方が無い。
こんな自分ならいっそ壊れてしまえ・・・それがお前の本当の望みだ!」
「・・・いや・・・いやぁぁぁぁぁぁぁ・・・!」
リッツは絶叫し、その場に崩れ落ちる。
(ククク・・・堕ちたか・・・)
レドナは自分の思い通りに事が運んだことに満足気な笑みを浮かべた。
「・・・さぁ・・・望みを叶えてやる・・・めちゃくちゃに壊してやるよ、リッツ・マルール・・・」
288 :
狂気の闇:03/05/30 20:00 ID:fhBbWAfX
びりり、と布を裂く音が響く。
「あっ・・・」
リッツの体を包んでいた服がばらばらに破け、白い肌があらわになる。
レドナはリッツの上に馬乗りになるとその細い首に口づける。
「っ・・・!」
湿った唇の感触にリッツはびくん、と反応する。
レドナはちろちろと舌先を使ってリッツの首筋を舐めあげていく。
「・・・ひっ・・・ふぁ・・・はぁ・・・ぁ・・・」
か細い喘ぎをあげるリッツ。
頬は紅潮し、じわり、と汗ばんできているのがわかる。
レドナは少しずつ舌の動きを下方へとずらす。
「あ・・・はぁ・・・んん・・・!」
レドナの舌が小さな膨らみをとらえる。
舌だけではなく手も使って激しく揉みしだいていく。
「ん・・・ふぁ・・・あああ!」
桜色の突起を摘みあげると一際大きな嬌声があがり、リッツは首を仰け反らせる。
瞬間、リッツの喉元にがり、と喰らいつく。
「ひぎっ・・・!」
ぎりぎりと歯を立てられリッツは痛みに悲鳴を上げる。
「い・・・痛い・・・よぉ・・・やめ・・・て・・・」
「さっきのお返しさ・・・それにこれぐらい激しくないと壊れがいが無いだろう?」
レドナはリッツの首筋についた己の歯形をつっ、と指でなぞると嗜虐的な笑みを浮かべ楽しげな声で囁く。
「まだまだお楽しみはこれからだ」
289 :
狂気の闇:03/05/30 20:00 ID:fhBbWAfX
「な・・・な、に・・・?」
ぐいっ、とリッツの足を持ち上げ、まだ誰にも見せたことの無いであろう秘部に指で触れる。
「っあ!・・・そ・・・そこは・・・はぁん・・・やぁ・・・!」
「なんだ・・・もう溢れてきてるぞ・・・この淫乱が・・・」
「い・・・いや・・・ぁ・・・ふぁぁ・・・」
ぐちゅっぐちゅっとレドナの指がリッツの蜜壷をかきまわす。
「このまま手首まで突っ込んでやろうか?んん?」
「あ・・・は・・・はぁ・・・んん・・・ん・・・くぅ・・・あはぁ・・・」
「ここがいいんだろ・・・腫れ上がってきてるぞ?」
「ひゃふ!ひああ!あ!ああああん!」
レドナが指でリッツの秘芯を刺激するとリッツは甲高い喘ぎを漏らす。
「まったく・・・だらしない穴だな・・・僕の指をどんどん飲み込んでいくぞ・・・?」
「ひぐ・・・あぁ・・・!く・・・っはああ・・・」
「指じゃ物足りないか?『コレ』が欲しいか?」
レドナは自らのモノを取り出し、リッツの秘所に擦りつける。
「ひ・・・あぁ・・・いやぁ・・・こすれ・・・こすれてぇ・・・はぁぁ・・・」
「欲しいなら欲しいと言え・・・」
レドナはぐりぐりと自身の先端を押し付けながら誘うように囁く。
「は・・・あぁ・・・欲しい・・・欲しい・・・よぉ・・・」
そして押し寄せる快楽がリッツの理性を断ち切っていった。
290 :
狂気の闇:03/05/30 20:02 ID:fhBbWAfX
「いくぞ・・・」
ぐっ、とレドナは腰を突き出す。
入り口は狭く、かなり抵抗があったがレドナは構わず捻じこんでいく。
「あぐ・・・かは・・・ぁ・・・いたい・・・いたいよぉ・・・あぁ・・・!」
経験したことの無い異物感と激痛にリッツが悲鳴をあげた。
「我慢しろ。それにこれだけ濡れていれば問題ない。すぐに慣れてくる」
「・・・っあ・・・そんな・・・あぅ・・・!」
レドナは自身が完全にリッツの膣内に飲み込まれたのを確認すると腰を使い始める。
「あ・・・ひゃあ・・・はぁ・・・!ふああ・・・はぁ・・・あぁん!はぁん!」
レドナの動きは容赦の無い激しいものでリッツの細い体はがくがくと上下に揺れ動かされる。
「ひぃ・・・あぁぁ・・・!はぁ・・・あん・・・!んん・・・もっと・・・やさし・・・く・・・」
「・・・優しさなんて求めても無駄ってことはわかってるだろう?」
嘲るように笑うとさらに激しく腰を突き上げる。
「ひぁ!はぁぁ!あは!くぁぁ!あぁ・・・!」
「そろそろ限界か?ククク・・・」
「あぁっ・・・くる・・・なにか・・・きちゃう・・・!」
「・・・さぁ、泣き叫べ!そして・・・壊れろ!」
ずん、とレドナはリッツの最奥を穿つ。
「はああ!ひゃあああああああああん!」
リッツは背中を大きく仰け反らせ、嬌声と共に絶頂へと昇りつめていった・・・。
「なかなか・・・面白かったよ・・・リッツ・マルール・・・」
レドナは絶頂の余韻にびくびくと痙攣するリッツを見下ろしながら呟く。
「楽しませてもらった見返りだ・・・特別にお前だけは消さないでおいてやるよ・・・
この夢のひずみで・・・欲望と共に存在し続けるがいい・・・」
その言葉を最後にレドナの姿は消え去る。
後には希望も絶望も何もかもを壊された一人の少女だけが残った。
291 :
あとがき:03/05/30 20:10 ID:fhBbWAfX
おわりです。
前フリ長いくせにあんまりえろくない・・・未熟だ、自分・・・
懲りずにまたちょこちょこ書いてきたいと思います。
お目汚し失礼でした。
292 :
名無しさん@ピンキー:03/05/30 23:42 ID:l9bOz0GY
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
素晴らしいでつ。リッツたん(;´Д`)ハァハァハァハァ・・
あぼーん
しまった・・・ageてしまった・・。スマソ・・・(泣)
氷のような悲しみは溶けてしまって
「白は精霊が与える最も美しい、一番の色なんですって」
でも君の髪はとけ残った雪のよう
「私は精霊に愛されてるの」
そう 精霊のようにきれいだね
「あなたも今の私を愛してくれる?」
いつまでも 愛し続けるよ
「マーシュ」
早春の木漏れ日の下
「愛してるわ」
微笑んだ君に そっと口づけた
>>296 エロくないのに、イイ!!
いっそここをエロ・ノーマル小説スレにしてぇ。
先は長いけど、次スレはその方向にすっかあw
300 :
485:03/06/02 19:29 ID:4Yo+GohX
ども、書いた奴です。
エロ無しだからどうしようかなと思いましたが他にやり場がなかったのでこちらに。
前にダークなもの投下したんでお口直しって感じで。
「んなもんいいからエロよこさんかい!」な方にはごめんなさい。
あ、あと300
↑名前ミス
私の心はいつも空っぽ。
戦場であなたが煌くそのたびに満たされる。
けれどすぐに空っぽ。
戦いが終わり、あなたが私に声をかける。
「おつかれ」
あなたの声を聞くたびに私の心が満たされる。
なのにすぐに空っぽ。
一人ベッドにもぐり、私は自分を慰める。
あなたの事を思いながら。
秘所を撫でさするこの指は、夢の中であなたの指になる。
「もうぬれてるね」
うん。
あなたの声を聞くたびに、あなたのきらめきを感じるたびに
私の女が熱くうずく。
ねえ、知ってる?
この前のエンゲージ、私途中で居なくなったよね。
一人でキャンプに戻って、あなたの下着を使ってオナニーしてたの。
「どうやって?」
匂いをかいで。アソコに押し付けて。
私のよだれと愛液でべとべとになったから、もらってしまったの。
「もうそんな事はしなくていいよ」
ええ、そうね。
私の膣に、あなたが入ってくるのだもの……
シーツにシミを作るほどに濡れそぼった私のアソコ。
燃える石炭のように熱く硬いあなたのペニスがあてがわれる。
きて……
「いくよ」
あなたが入ってくる。
私の肉を掻き分けながら、ひだを押しのけながら、子宮を目指して入ってくる。
ずっちゅぅぅ。
ぐぢゅぅっ。
「Hな音だ」
私の声よ。
唇をむさぼる。
ペニスが私の膣を満たし、私はこれを逃したくないと思う。
なのにあなたはするりと抜けて、私が寂しくなったところで突き入れてくる。
キスもそう。
まるで舌もペニスのよう。
なら、私の口腔も膣?
そうかも知れない。
こんなに気持ちいいんだもの。
ベッドがきしんでる。
下に居る誰かに聞かれてたらどうしよう。
「かまわなさいさ」
そうね。
あなたのペニスが私の子宮工を打つ。
そんなことされたら、イっちゃう……
「いいよ。一緒にイこう」
うん。
私は膣に力が入るのに任せるままに、あなたのペニスから精子をむさぼる。
びゅるるっ、どくん、びゅるっ……
熱いのがでてる。
私の膣を、子宮を、愛しい熱が駆け巡る。
このまま永遠に抱かれていたい。
あなたの子を孕みたい。
なのに運命は過酷なもの。
目が覚めれば、あなたの姿はない。
目が覚めれば、膣にあなたのぬくもりはない。
あるのは寂しい張子だけ。
せっかく満たされたのに、今日も空っぽ。
あなたに満たして欲しいのに……
人間ユニット(男)X人間ユニット(本当は女)のつもりで書きました!
盛り上がり便乗と言う事で、駄作をお許しください。
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
切なくてイイです!
なるほど、無理にヴィエラ使わんでも人間族女体化で・・・。
妄想が膨らむ・・・ハァハァ・・・。
あぼーん
309 :
恋歌:03/06/06 23:04 ID:OxmXH1DY
ポロン・・・と弦が弾かれ、澄んだ歌声が響き渡る。
隠れ里ミュスカデの酒場の名物、歌姫レアナンの三弦琴。
その流麗な音色には荒ぶる魔獣すら聞き惚れる。
今彼女の口から紡がれているのは太陽と月を讃える歌。
その最後の一節を歌い終えると酒場には喝采の拍手が巻き起こる。
「いやぁ、さすがはイヴァリースの歌姫だ!」
「わざわざバクーバから来たかいがあったクポ〜!」
「まったくだ!旅の疲れが一気に吹き飛んだよ!」
口々に賞賛の声を上げる酒場の客達。
レアナンは彼らににっこり微笑んで会釈すると舞台の袖から退場する。
「ふぅ・・・」
舞台裏でレアナンは安堵と達成感の混じった溜め息をつく。
自分の歌が人々に受け入れられているのはとても嬉しいことだ。
わざわざ遠くから聞きに来てくれる人もいる。
(けど・・・)
今日も舞台の上からあの人がいないか探した。
そして今日もあの人はいなかった。
自分が本当に心から歌を捧げたいあの人は・・・。
とりあえずここまで。
相手は誰にしよう・・・。
誰がいいですかね?(聞くんか)
311 :
名無しさん@ピンキー:03/06/06 23:44 ID:ZdSmoBTS
バランザ(バンガ族グラディエーター)とか?
313 :
名無しさん@ピンキー:03/06/08 23:38 ID:XBzoYLpl
保守
あぼーん
315 :
恋歌:03/06/09 21:29 ID:gh6aqa2p
『彼』に憧れを抱くようになったのは『彼』がクランの仕事でこのミュスカデを訪れた時。
ショップで偶然すれ違った『彼』にレアナンは一目惚れした。
それからずっと自分の歌を聞きに来てくれないか、と密かに期待しているが未だにその時は訪れない。
「レアナンさん、お疲れさま!明日もよろしくね!」
ふと想いを馳せていたところに声を掛けられた。
この酒場のマスターだ。
レアナンの気持ちを知っている数少ない人物の一人だ。
気を使って客の中に『彼』がいないかをいつもチェックしてくれている。
自分の恋を応援してくれる人がいるのがレアナンには嬉しかった。
「はい。それじゃおやすみなさい・・・」
レアナンは踵を返して酒場の出口に向かう。
マスターは彼女の背中を見送ると、小さく微笑んだ。
「・・・ふふ・・・あの子もようやく・・・」
マスターの呟きはレアナンには聞こえなかった。
316 :
恋歌:03/06/09 21:30 ID:gh6aqa2p
酒場を後にして少し歩いた坂の上にある自宅へと向かう。
歌い手として成功した記念に買った小さな家だ。
ドアの前まで辿り着くと鍵を取り出して、鍵穴に差し込む・・・が。
(・・・鍵が開いてる?)
そうっ、とドアを開けると真っ暗な部屋の中に人影が見えた。
「だ、誰・・・?」
恐る恐る声をかける。
「お帰り、僕の歌姫」
耳を疑った。
返ってきたその声は紛れも無いあの人のもので。
「ずっと逢いたかったんだ」
影が一歩踏み出した。
窓から差し込む月光が闇を消し去る。
目を疑った。
現れたその姿は紛れも無くあの人。
『自分が本当に心から歌を捧げたい人』だった。
317 :
恋歌:03/06/09 21:31 ID:gh6aqa2p
レアナンは呆然と立ち尽くしている。
『彼』はそんな彼女を見ると薄く微笑んで、
「君の想いは知っている。だから逢いに来たよ・・・」
甘く囁くとその腕の中に目の前の少女を閉じ込める。
びくっ、とレアナンは身を震わせたがその腕の心地良さに抵抗することができない。
想い人に抱き締められているという幸福感もまたレアナンに考えることをやめさせていた。
「愛してる・・・」
紡がれるその言葉に心が壊れそうになるのをレアナンは感じていた。
(ああ・・・これは・・・夢なの・・・?)
この至福の瞬間は全て幻かもしれない、という思いがよぎる。
しかし幻だとしてもレアナンはこの甘美な時を手放したくは無かった。
「・・・私も・・・私も愛してる・・・」
レアナンは掠れた声で『彼』の名を呼び、その胸に身を預けた。
318 :
恋歌:03/06/09 21:32 ID:gh6aqa2p
二人の唇が重なる。
静かで浅いキス。
少しして『彼』の舌がレアナンの舌を捉えた。
「ん・・・あふ・・・は・・・ふっ・・・」
ぴちゃぴちゃと熱い唾液が混ざり合う。
深く甘くなっていくキス。
『彼』はレアナンのローブに手を掛けると、帯の結び目を解いていく。
その意図を悟った彼女が羞恥に頬を染める。
するり、と衣擦れの音がしてレアナンの裸身が月光に晒される。
「ぁ・・・」
「綺麗だよ、とても・・・」
白い肌に指を這わせ、膨らみを手のひらで優しく揉み込む。
膨らみの先端を転がすように愛撫する。
「はぁん・・・!あ・・・ふぅ・・・ん・・・!」
『彼』は指だけでなく舌も使って桃色の突起を優しく刺激していく。
「あぁ・・・そんな・・・はぁ・・・あぁ・・・ふぁぁ・・・」
電流のような快感がレアナンの身体を駆け上がる。
まるで別の生き物のように『彼』の舌が蠢き、指は依然優しく乳房を揉みしだいてくる。
「あん・・・あぁん・・・んん・・・はぁ・・・」
全身が蕩けるような感覚がレアナンを包み込む。
それを見て取り『彼』は次の段階に移行する。
319 :
恋歌:03/06/09 21:33 ID:gh6aqa2p
「あぁっ!」
くちゅ、とすでに濡れそぼった最も敏感な場所に指で触れる。
指の動きが速く滑らかになるにつれてレアナンはびくびくと身体を震わせながら喘ぐ。
「ひぁ!んぁぁ!はんん・・・あっ、あっ、あぁっ!」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と湿った音が大きくなる。
『彼』の指はレアナンの秘裂の中に入り込んで小刻みに動かされている。
その指を抜き出すと今度はぷっくりと腫れ上がった秘芯をくりくりと弄ぶ。
「あ、あぁん・・・!そ、そこはぁ・・・!はぁ・・・あはぁ!」
「素敵だよ・・・もっと可愛い声を聞かせてくれ・・・」
『彼』はぐいっ、とレアナンの足を持ち上げるとぱっくりと開いた秘裂に顔を埋め、舌を這わす。
「はぁっ!くはぁ!ひぃん!」
秘所に走る柔らかで生温かい刺激に突き抜けるような強烈な快感がレアナンを襲った。
ぴちゃぴちゃと愛液を啜る音と彼女の甲高い喘ぎ声が響く。
「ひ、ひぁぁ!あはっ、はぁっ、はぁぁ!」
舌の動きが激しくなる。
快感の波が一つのところへ集束していく。
「ひゃ!はぁぁ!ああ!だめぇ!いく!いくぅぅぅ!」
絶頂に達したレアナンの秘所からぶしゅっ、と勢いよく蜜が溢れ出した。
320 :
恋歌:03/06/09 21:34 ID:gh6aqa2p
びくびくと痙攣し、余韻に浸っていたレアナンは秘所に熱いものが押し当てられているのを感じた。
「ぁ・・・」
わずかに顔を起こすと『彼』が張り詰めた自身を入り口に押し当てているのが見える。
「そろそろ・・・良いかな?」
『彼』が耳元で優しく囁く。
レアナンは恥ずかしげにぎゅっと目を瞑る。
それは『彼』を受け入れる肯定の意を示すものだった。
「いくよ・・・」
『彼』はレアナンのその姿を見て取るとぐっ、と腰を沈める。
「・・・っ!あ、はぁっ!ひ、ふぁぁぁぁ!」
ずぶずぶと熱い塊が自分の中に入ってくるのを感じてレアナンは悲鳴にも近い喘ぎ声を上げた。
根元まで一気に挿入すると『彼』はゆっくりと腰を動かし始める。
「ひぁ!あ、あ、あはっ、んん!くぅ!はひぃん!」
自らの最奥で『彼』のモノが暴れる感覚に堪え切れずあられもない声を上げてしまう。
「あっ、ああん!ひっ・・・あぁ・・・!くはぁっ!あぁぁ・・・!」
レアナンは快楽に翻弄される自分自身を保とうともがくように『彼』の唇を求める。
『彼』もそれに応じ、二人は唇を重ね舌を絡め合う。
「ふむ・・・んはぁ・・・あぅ・・・んんっ・・・!」
唇を離れた『彼』の舌は首筋や胸を容赦無く責め立てた。
「ひあぁ・・・あぁっ・・・そんな・・・だめっ・・・もう・・・」
レアナンの中で何かが弾けようとしている。
321 :
恋歌:03/06/09 21:35 ID:gh6aqa2p
「イキそうなのかい・・・?」
『彼』は耳元で囁きながら耳たぶに軽く歯を立てる。
「ひっ!はひぃ・・・んん・・・もうイク・・・イッちゃうのぉ・・・!」
「ん・・・僕も・・・もう・・・」
「はぁぁ・・・このままっ・・・このまま中にぃ・・・!」
レアナンは『彼』の腰に両足を絡めて狂ったように求めた。
「ああ・・・このまま・・・全部注ぎ込んであげるよ・・・」
『彼』は答えるとなおも激しく腰を突き上げる。
「ふぁっ!あはっ!はうっ!あん!あっ、あぁぁ!」
電流のような快感が立て続けにレアナンの全身を走っていく。
「あっ、あぁぁ!ひぃっ!くぁ!あっ・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
そして収束された刺激が一気にスパークした。
『彼』のモノから全ての欲望が最奥に吐き出されているのを感じる。
熱い奔流が意識も思考も一気に飲み込んでいった。
322 :
恋歌:03/06/09 21:35 ID:gh6aqa2p
「あの・・・そういえば・・どうして・・・私のこと・・・?」
レアナンは隣で寝ている『彼』に問う。
「酒場のマスターに聞いたんだ。嬉しかったよ・・・僕も君のことがずっと気になってたから・・・」
『彼』が少し照れたように答える。
「え?でも私・・・ステージの上から見てたけど・・・いつもあなたはどこにもいなくて・・・」
「いや、実はその・・・恥ずかしくて・・・いつも変装して隅の方から見てたんだ・・・」
今日とうとうマスターにばれちゃったけどね、と彼は恥ずかしそうに続けた。
「そうだったんだ・・・」
マスターは今日知っていて黙っていた。
彼なりの『ドッキリ』のつもりだったのだろう。
「フフ・・・」
レアナンは急に可笑しくなって小さく笑った。
「どうしたんだい?」
「ううん・・・幸せだな、って・・・」
そう言って『彼』に甘えるように抱きついて小さく口づけた。
隠れ里ミュスカデの歌姫の三弦琴。
最近はそのレパートリーの中に甘い恋人達の歌が加わったとか・・・。
323 :
あとがき:03/06/09 21:39 ID:gh6aqa2p
ども、お粗末さまです。
なんとも強引な展開・・・まだまだ未熟・・・。
エロ度は上がったと思うんですけど・・・。
324 :
蛇足:03/06/09 21:42 ID:gh6aqa2p
今回書くに当たって
>>312さんの意見を使わしていただきました。
どうもありがとうございました。
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し(_) し'し' (__) (__) .し'`J (__)(__)
326 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 18:22 ID:GDlc/o3J
忍者×アサシンとかあります?
327 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 21:15 ID:Jpq8o1C9
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328 :
書き逃げマン:03/06/13 23:19 ID:GDlc/o3J
―――――ナッツクランから脱退し、この名もない小さなクランに入ってどれくらいになっただろうか・・。 白魔道士テレマは、白い髪をとかしながらそんなことを考えていた。
329 :
書き逃げマン:03/06/13 23:25 ID:GDlc/o3J
メンバーも自分を入れてわずかに6人、縄張りもほとんどない出来立てのクラン。メンバーにも打ち解けて、楽しい日々を送っている。 やはり女性メンバーが自分だけということもあり、メンバーと体を重ねることもしばしばある。
330 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 23:28 ID:O/7ahJWL
331 :
書き逃げマン:03/06/13 23:31 ID:GDlc/o3J
メンバーの大半が人間族であり、ソルジャーやシーフで構成されている。 ・・お世辞にも強いとは言えないクランだが、テレマはこのクランが好きだった。
332 :
書き逃げマン:03/06/13 23:32 ID:GDlc/o3J
どなたかこの続きお願いできませんかね?
あぼーん
あぼーん
「……ちょっといいか?」
ノックの音と、聞きなれた声。髪を梳く手を止めて振り向くと同時に、ドアが開く。
エトワールという名のシーフ ――この名も無いクランのリーダーが、そこに立っていた。
「あ、おかえりなさい」
先程まで他のクランと戦ってきたのだろうか、あちこち傷だらけの身体が痛々しい。
まだレベルも低いから仕方の無いことだろうけれど、やはり、見るに耐えない。
テレマが近付いて、ケアルの詠唱を始める。
詠唱が終わり、辺りが白い光に包まれる。その光が消えると、すっかり傷の癒えたエトワールが、
照れくさそうに頬を指で掻いていた。
「いつも悪いな。……そうだ、今日はちょっとした土産があるぜ」
そう言って、エトワールは背後から魔道士用のローブを取り出した。
「これ……。まさか、白のローブ?」
少々古いが、紛れもなくそれは白のローブだった。
「バトルの報酬として入手したんだよ。お前、最近やけ酒だとかの派遣ばっかりで
苦労させちまったからさ、……まあ日頃の感謝ってことで。その辺はあまり気にすんな」
折角梳いたテレマの髪を、わしわしと乱雑に掻き乱すように頭を撫でる。
そっぽを向いているが、頬が紅潮しているのはテレマからもわかるくらいだ。
そこまで苦労してこのローブを手に入れてくれたのだろうか、思わず、胸の辺りが熱くなるような感じがした。
「―― 有難う」
「……あーもう、気にすんなって言っただろ!それはあくまで「ついで」だからな、「ついで」!」
エトワールの顔がますます真っ赤になる。その様子がおかしいやら嬉しいやらで、
テレマも思わず声を出して笑った。
本当に、このクランに加入してよかった、心からそう思った。
「ところで、お前最近ずっと派遣クエストばかりだったからな……。久々に、いいかな?」
エトワールがそっとテレマの頬に触れる。そしてその首筋に口づけてゆく。
「ん……、はあっ」
思わず甘ったるい声を漏らす。幾度となく身体を合わせている筈なのに、やはり何となく緊張する。
エトワールの舌が、首筋から鎖骨、胸の辺りまで這ってくる。それに合わせるように、
お互いの服が床へ落ちていった。
ベッドに身を投げ出し、どちらからともなく裸身のまま絡み合う。正体のつかめない、
言いようの無い寂しさを埋め合わせるように、互いの身体を貪る。
「はあっ……、あっ!」
エトワールがテレマの乳房を愛撫しはじめる。優しくしようとは思っていても、衝動を抑えきれない。
控えめに隆起した膨らみを掌中で揉みしだき、薄く色づいた頂上の突起に吸い付く。吸う力を強める程に、
テレマがその身をよじらせるが、抵抗しているわけでもない。ただもどかしいのだ。
それを察するように、空いているエトワールの左手が、テレマの秘所へと伸びる。
指先に触れたそこは既に熱を帯び、多量の愛液を溢れさせていた。
指を這わせると、湿りのある淫猥な音をたてる。
「きゃ!あ、……はぁんっ!」
ぴっちりと閉じた秘裂をその指でこじ開け、固く膨らんだ小さな花芯を擦ると、テレマが一際高い声をあげた。
膝を閉じてもエトワールの力に敵うはずもなく、その羞恥するさまが一層情欲を駆り立てるだけだった。
「……だいぶ慣れてきたみたいだな。加入した時はまだ処女だったくせに」
「そんな……、あぁっ!」
挑発するようなエトワールの言葉に、テレマは頬を赤らめて反論しようとしたが、
止まる事の無い愛撫の中ではどうあがこうと無意味だ。
その時だった。
「あのー、ちょっといいか……って、うわぁ!」
ドアの開く音で二人が振り向くと、驚きと困惑を同時に顔に出した青魔道士がつっ立っていた。
「きゃあっ!」
テレマが吃驚してシーツで身を隠す。エトワールの方はといえば、少々驚きはしたが別にどうということもない、
といった涼しい表情でその青魔道士を見た。
「あー……、すまん」
エトワールがテレマへもう一枚余計にシーツを被せる。そのシーツの隙間から、テレマは青魔道士の顔を見た。
どこかで見たことのある顔。
「え……、エメット!?」
突然大声を出したテレマを、エトワールと青魔道士が何事かという表情で見つめる。
はたとそれに気付いて、顔を真っ赤にしたテレマが再びシーツに埋もれる。
少々暑苦しいシーツの中で、テレマは自分の考えを必死に整理しようとしていた。
――あの顔は、たしかにエメットに似ている。でも、今そこにいた彼の方が、若干幼く見えたような気が
しないでもないような、でもそれにしては、あまりに似すぎていて……。
「おい、大丈夫か?」
エトワールがテレマの顔だけをシーツから覗かせる。
羞恥と困惑が入り混じった表情に加えて、シーツにこもった熱のせいで顔どころか首のあたりまで紅潮していた。
「そういや紹介してなかったな。今度からクランのメンバーに加わった、スターリングだ」
「あ、よろしく……」
「あ、はい。こちらこそ」
何だか妙な顔合わせになってしまった。
似てはいるが、別人だ。テレマがほっと胸を撫で下ろす。
それと同時に、何故か一抹の寂しさがその胸を去来した。
(そんなわけ、ないか……)
テレマが溜息をつく。
「それより、何か用だったのか?」
エトワールがスターリングと名のった青魔道士に声をかける。それに驚いたかのように、
スターリングが俯いていた顔をあげた。
「あ、いや、その……」
「??」
手を組み親指をぐるぐると回しながら、目線をそらす。
「えっと……、何を言おうとしてたのか忘れた」
その言葉にエトワールがふき出した。スターリングは一層赤くなって下を向く。
「あはははは!まあいいか。……それより、折角だからお前もどうだ?
こういうのも一興かもしれないしな」
テレマとスターリングが疑問をあらわにした表情でエトワールを見つめる。
しかしエトワール自身はそんな事は何処吹く風といった具合に、さらりとこう言ってのけた。
「たまには3Pも悪くないと思うが、どうよ?」
「「……えー!?」」
テレマとスターリング、二人の声が重なった。
あまりに突拍子もないエトワールの発言に、二人とも唖然としていた。3P?何を言っているのだろうか。
放心した二人を見て大笑いしながら、エトワールがスターリングに近寄り、その背後にまわる。
「男の服なんか脱がすのは趣味じゃないんだけどな。でもこれはもう我慢の限界だろ?」
スターリングの背中に手を伸ばし、慣れた手つきであっさりと衣服をひん剥いた。
裸に剥かれたスターリングが腕で身体を隠そうとするが、既に屹立した淫茎までは覆いきれず、
雁首が手の間から顔を覗かせている。幼い顔つきには不似合いなその怒張に、テレマは思わず息を呑んだ。
(すご……、大きい)
「いきなり何すんだよ!」
スターリングがその場にへたり込む。余程その様子が面白いのか、エトワールはケラケラ笑っている。
テレマを横目で見て、こう言い放った。
「折角ここまで大きくしてくれたんだから、それなりの礼はしなきゃ、なぁ?」
「……え?」
エトワールの言葉がいまいち飲み込めず呆然としているテレマを見て、じれったそうに言う。
「礼といったらあれしかないだろう、口唇奉仕だよこ・う・し・ん・ほ・う・し。
……別にフェラチオくらい初めてじゃないだろうが」
ああ、そうか。シーツを払い、テレマはふらつく足取りでスターリング達に近寄った。跪き、後ろから羽交い絞めにされ
て今にも泣きそうな表情のスターリングを見上げると、
「……御免ね」
それだけ呟いて、スターリングの一物に舌を這わせ始めた。
「ん……。んむっ、はぁ……っ」
雁首を口中に含みながら、舌を絡みつかせる。多少苦しさはあるが、テレマもそのくらいは既に慣れたもので、
時々鈴口を舌先で刺激したりと、開き直りもあるのだろうが、スターリングで遊ぶほどの余裕を見せていた。
「あっ!あぁっ、駄目……っ!」
絶妙なテレマの舌技にすっかり参った様態のスターリングは、言葉では抵抗しながらも、
しっかりとテレマの頭に手を当て、少しでも与えられる快楽を貪ろうとしていた。
「ははっ、なんか女みたいな声だなスターリング。まさかお前童貞とか言わないだろうなぁ」
エトワールが揶揄するが、スターリングはそれに抗議するでもなく、ただ俯いて顔を真っ赤にした。
「……図星かよ」
呆れたと言わんばかりの表情でスターリングを見るが、何か思いついたようで、
一瞬にして意地悪を考えついた子供の様に、にんまりと笑みを浮かべた。
「折角の童貞喪失だし、記念にちょっと面白い事やってみようか。……取り敢えずベッドに戻れよ」
「こっ、これ以上何する気だよ!放せっていうかこれ解け!」
ベッドの鉄パイプに両手首をロープで縛られたスターリングがじたばたともがく。
それを見下ろすテレマとエトワールだが、テレマの方は不安そうに、
エトワールの方は楽しい事この上ないといった表情でスターリングの困惑ぶりを眺めていた。
「まあ落ち着けよ。……テレマが上になれ。その様子なら前戯はもう必要無いだろ」
困った表情でちらりとエトワールを見るが、それ以上何も答えてくれない。
言われたとおりテレマがスターリングの上に跨る。
先程の奉仕で硬さを増したスターリングの棹を手にし、自らの秘裂にあてがう。
「ふ……っ、あぁっ!」
粘膜同士を擦り付ける。テレマの愛液とスターリングの先走りが混ざり、
卑猥な音が一層部屋中に響き渡った。
しばしそれを繰り返すかと思いきや、何の予告も無くテレマはその内奥へと
一気にスターリングの淫茎を飲み込んだ。
「んっ……あああぁぁぁんっ!」
根元まで咥え込み、少し円を描くように腰をくねらせる。そして、ゆっくりと抽送を始めた。
「あっ……!テレマっ、駄目ぇっ!」
「はぁ……。い、良いんでしょ本当は?折角だから……、悦しみましょうよ」
既にテレマの理性の糸は切れてしまっているようだ。スターリングはぎゅっと目を瞑り、
与えられる快楽に何とか耐えようとしている。その姿が何故か、いとおしいものに思えた。
「お楽しみのところ悪いけど、俺はこっちを頂くかな」
エトワールが自分の指を舐め、テレマのもう一つの窄まりにあてがう。驚いてテレマがエトワールのほうを向いた。
「や……!ちょっと、エトワール!?」
テレマの制止も気に留めず、二人が繋がっている部分から零れた愛液も指で掬い、塗りつけてゆく。
挿入する指を一本から二本、二本から三本と言った具合に増やし、じっくりとそこを解していった。
その間にもスターリングは爆発寸前といわんばかりに、息も絶え絶えになりながらテレマの下で喘いでいる。
そこへ、エトワールが自分の怒張で、テレマを一気に貫いた。
「うあああああっっ!!」
あまりに刺激が強すぎた所為か、嬌声と共にテレマの全身が大きく痙攣する。
「くっ、さすがにキツいか。……でも悪くないぜ」
お構い無しにエトワールがピストンを繰り返す。薄い壁に隔てられたテレマの内部で、せめぎ合うように
二本の肉塊が破裂しそうな程に膨張する。
耐え切れずにテレマの上半身が、スターリングの胸に倒れこんだ。
ぴったりと身体を寄せ合い、熱に浮かされたように互いの口唇を貪りあう。
涎で顔が汚れてしまうのも気にせず、舌を絡める。
「はあ……、ああ……」
「テレマ、テレマ……っ!」
三者ともに、思うまま腰を振る。絶頂を迎えるのはほぼ同時だっただろうか、
甘く切ない声、押し殺した呻き、今にも泣きそうな悲鳴にも似た声。
それらが混ざり合って、部屋を満たす。
スターリングとエトワールが同時に放った熱いスペルマを内部で感じながら、
テレマの意識は遠のいていった。
(……テレマ、テレマってば!)
何故だろう、遠くから、懐かしい声が聞こえる。あれは、たしかマーシュの声だ。金色の髪をなびかせた、素直で純朴
な少年の声。
(まったく、だから白魔道士はトロくさくてなぁ……)
口調は乱雑だけれど、笑いながらいつもホワイトウィンドをかけてくれた青魔道士の姿が、
ぼんやりと見える。
そこでテレマは目を覚ました。横ではすっかり疲れきったエトワールとスターリングが、
安らかな寝息を立てている。
まだぼんやりする頭で、テレマは色々と感慨に耽っていた。
……懐かしい、エメットの声。ソルジャーのままだとマーシュとかぶっちまうと言って、
ぶつくさ文句を言いながらも魔道士系ジョブに転身して、
そのまま青魔道士になり前線でサーベルを振り回しながら嬉々としていた、あのエメット。
何もかもが懐かしくて、優しい記憶。
クランに余裕が無くなって、一番成長の遅かった自分から脱退を申し出たはいいけれど、
最後まで、悔やむばかりだったあの頃の自分。
しばらくして、何とか志願したクランで快く受け入れてもらい、
結構楽しい日々を送っている、今の自分。
あの頃にはもう戻れないけれど、今は、何も後悔していない。
軽く笑って、テレマは再びまどろみの中に落ちていった。
Das Ende
長い上にスレ汚しスマソ
モウコネエヨヽ(`Д´)ノ ウワァァン
おお、すげぇ。文章上手いっす。
もっと他にもきぼんぬ。クレクレ厨スマソ。
おをっ、ウマーです!
モウコネエヨなんて言わずに・・・ハァハァ・・・
348 :
書き逃げマン:03/06/15 22:29 ID:DS40yIae
いや〜、乙でした!まさか3Pでくるとわ・・すみませんでした。なにぶん途中でネタに詰まってしまったので。
調子こいて再び燃料投下。
>>326の忍者×アサシンで。
薄暗い廃墟が建ち並ぶ中を、ヴィエラ族の少女が必死の形相で走っている。
―― 本当に、今日はついてない。アサシンに転職したばかりの少女が、心の中で呟いた。
喧嘩をふっかけてきたクランとエンゲージするはめになるのは良くある事、
しかし相手は予想以上に強く、エンゲージに出撃したメンバーは、
彼女以外全員が戦闘不能に陥るという、惨憺たる有様だった。
運の悪い事に、彼女は回復魔法も使えなければ、「アイテム」すらアビリティから外している。
かと言ってエンゲージから逃亡することも出来ず、兎に角逃げまわるしかなかった。
そこへ、彼女を遥かに上回るスピードで、相手クランの忍者が背後から近付いていた。
「……しまった!」
気配を察して振り向いた時には、忍者は既に木遁の術を唱え終えていた。
少女の足元に、禍々しさを漂わせた木々が絡みつく。それらは彼女の細い足を容赦なく締め付けた。
「いいザマだぜ、ヴィエラのお嬢さん」
身動きがとれなくなった少女に相手の忍者が近付き、凶悪な笑みを浮かべながら少女の頬に短刀をそっと当てた。
しかしその目だけは笑っていない。慄然とした少女が震えながら命乞いをする。
「お願い。……殺さないで」
少女の懇願を、忍者は鼻で嘲笑った。
「はっ、何を言ってやがる。お前らのせいでうちのクランも壊滅寸前だよ。
ここまできて今更、「殺さないで」だと? そんなムシの良い話があると思ってんのか!」
「!!」
忍者が一気に短刀で少女の頬を切りつける。
口元を覆う布だけが裂け、少女の恐怖に満ちた表情が露わになった。
「へぇ……、思ったより可愛い顔してるじゃねえか。
気が変わった。すぐには殺さないでやるよ、……今はな」
「あ……っ、嫌ぁっ」
衣服を全てズタズタにされた少女が、忍者に組み敷かれる。
術は既に解けているが、体力も限界に近付いているため抗うこともできず、
ただ羞恥に身を捩らせるだけだった。
忍者の舌が少女の柔らかな胸やしみ一つ無い腹部を這う度に、身体が小さく跳ねる。
吐息は甘さを増し、淫靡な喘ぎ声が自然と漏れた。
「……んっ! はぁ……っ、あぁん!」
「敵に犯されてるっていうのに、随分と感じちまって。冷徹なアサシンがこんな淫乱だとはね」
笑いながら少女を揶揄する。その屈辱に耐えきれず、少女の双眸から大粒の涙が零れる。
その表情が忍者の嗜虐心を一層煽った。臍下から薄らとした茂みへ指を滑らせ、
そのまま秘裂をこじ開ける。
既に愛液でしとどに濡れたそこは、何の抵抗も無く忍者の指を受け入れた。
湿りを帯びた淫猥な音が少女にも聞こえる。
「あぁっ!」
少女の肢体が大きく仰け反る。先刻まで感じていた死の恐怖すらも、
眩暈を覚える程の快楽にかき消されていた。
その脚を割り開き、忍者が少女の濡れた花弁に口をつける。内側に隠れた柔らかな襞を甘噛みし、
慎ましいながらも赤く膨らんだ肉芽を強く吸う。
「嫌っ……、あぁっ! やめてぇっ!」
哀願する少女をちらりと見て、忍者が意地の悪そうな笑みを浮かべる。
「こんなにしといて、やめるも何もないだろ。……意外と好きなんじゃないのか? こういうのが」
そう言って、少女の内部に自分の舌を挿し入れる。舌先を動かして内壁を刺激すると、
少女が一際高い嬌声をあげた。
「やっ!あ……、あはぁんっ! もう……、駄目ぇ……っ!」
内部が一気に収縮する。それと同時に蜜壷からは大量の愛液が溢れ出した。
一気に達した少女は自失茫然としている。忍者が涙で濡れた少女の頬を軽く撫で擦り、
慰めるように口付けた。
「あ……」
安堵の溜息を漏らす少女を見て、その唇を貪る。暫しの間互いの舌を絡め合わせる。
しかしその表情は、一瞬にして凶悪な笑みに変わった。少女の内腿に、硬い物が押し付けられる。
少女の瞳が、驚きと恐怖で大きく見開かれる。それを愉しむように、忍者が囁きかけた。
「これで終わり……、とでも思ったか? 随分騙されやすいんだな。
本番はここからだろ?」
ゆっくりと先端を襞に沈ませると、そのまま少女の内奥へ根元まで一気に侵入した。
「あ……、あぁぁっ! うああああああんっ!」
堪らず忍者の背に腕をまわし、少女がきつくしがみついた。口元からだらしなく涎が出る。
少女の奥に怒張を食い込ませたまま、円を描くようにかき回す。数回抜き挿しを繰り返すと、
それをあっさりと引き抜いた。
「あぁっ! ……え?」
困惑する少女の細い腰を抱え、忍者が胡坐をかいて座り直す。
持ち上げたその腰を自らの肉茎の上へ落とし、再び根元までその鞘に収めた。
「ひっ! 嫌ぁ……。 あ……」
少女が力なく首を横に振りながら落涙する。忍者がその涙を舌で掬うように舐め取りながら、
腰を打ちつける。救いを求めるように忍者の首に左腕を絡ませ、耳元で喘ぐ。
「はぁっ、ああ……。い、いいのぉ……っ!」
堕ちたな、と忍者がほくそ笑む。今度は自分が快楽を貪るためだけに、
しなだれかかるヴィエラの少女を弄んだ。
絶頂が近付き、腰の動きがスピードを上げる。
「あぁっ! あんっ、壊れちゃうよぉっ!」
両腕をしっかりと忍者の首にまわした少女が、自分も絶頂の近いことを訴える。
「……くっ! 中に、出すからな……っ」
「あっ……! あはぁぁぁぁぁんっ!!」
内奥へ突き入れた次の瞬間、内襞が一気に収縮する。それと同時に白濁した欲望を奥へと放った。
脱力した忍者が、少女の肩へ頭を預ける。しかしその瞬間、首筋に走る激痛で息が詰まった。
「これで、満足した?」
いつの間に拾ったのか、徒桜を忍者の首へ渾身の力を込めて突き刺した少女が、
妖艶で冷酷な笑みを浮かべる。その表情はもはや先刻までの淫蕩なものから、
美しく冷徹なアサシンのそれへと変わっていた。
「あ……」
アサシンへ戻った少女が、首から徒桜を引き抜くと、傷口から鮮血が迸る。
信じられない、と言うように目を見開いたまま、忍者はそのまま地面に倒れた。
動かなくなった忍者を一瞥して、アサシンが呟く。
「ヤクトでエンゲージなんか仕掛けた事を、精々あの世で後悔するといいわ。
……さよなら」
閉幕
……なんかもう、ほんとスンマセン。書き方がおっさんくさい。
逝ってきます
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神々の皆様、乙です。
保守
保守ついでに、バンガネタを投下してみます。
……モーニ×カロリーヌという、ありえない組み合わせで。
「はぁ……っ、くっ!」
槍を杖代わりにした神殿騎士モーニが、息も絶え絶えになりながら敵に近付こうとしている。
守護騎士のアビリティ『瀕死バーサク』をセットしているため、自ら回復する事も出来ず、
目の前に居る敵を倒す事だけに集中していた。
―― これはまずい。瀕死状態のモーニを見て、慌てたマーシュがカロリーヌに指示を出す。
「カロリーヌ! モーニにケアルを!」
赤魔道士のカロリーヌが、逡巡しながらモーニの方へ近付く。
ケアル如きでは焼け石に水だろうが、それでも、回復しないよりはマシだろう。
魔法の射程内まで近付き、カロリーヌがいざケアルの詠唱を始めようとした時、
「ンなものいらねぇよ! 下がってろ!」
「はっ、はいぃ!」
きつく怒鳴られ、カロリーヌがすくみ上がる。そのまま敵クランの闘士へとモーニが突っ込んでいく。
「!? ぐああっ!」
しかし非常に運悪く、相手の闘士は『肉斬骨断』をセットしていた。
倍のダメージを食らったモーニは倒れ、敵の闘士にJPが付与される。
「モーニっ! ……誰かフェニックスの尾をー!」
「はぁ……」
戦い終わって日が暮れて。古金貨亭の奥テーブルで、マーシュがジュース片手に大きく溜息をつく。
―― どうしてモーニとカロリーヌは、ああも上手くいかないんだろうか、
バンガ族特有の荒っぽさがヴィエラには受け入れられないものなのだろうか。
グラスを傾けながら色々と考えを巡らせ、頭がショートしかかった矢先、
背後から勢いよく酒瓶がテーブルに置かれた。
「全くあいつらは、どうしてこうも不器用なんだろうなあ」
「しょうがないクポ〜」
驚いてマーシュが振り向くと、そこにはエメットとモンブランが頬を上気させ、いいだけ出来上がっていた。
二人とも足取りがおぼつかない。そこまで酔っているのにまだ呑む気なのかと、
マーシュは呆れた表情で二人を見た。
ふらつきながら二人がマーシュと同じテーブルにつく。
グラスに蒸留酒を注ぎながらエメットがこぼす。
「モーニもモーニだぜ。カロリーヌが好きなら好きで、さっさとやる事やっちまえば良いのに」
その言葉にモンブランが頷くが、テーブルに頬杖をついて溜息をつく。
「でもバンガはあの通りの性格クポ。そう簡単にはいかない……クポ」
「え……? 二人とも、何の話をしてるの?」
今一つその会話を咀嚼できず、マーシュが目を丸くしてエメットとモンブランを見るが、
二人はお構い無しにああだこうだと言いたい放題、
モーニ本人がこの場に居ないのが何よりだ、とだけマーシュは思った。
「何かいい方法は無いか?」
エメットの問いかけに、モンブランが暫し腕組みして考え込む。
そして何か思いついたようで、グラスに満たされた酒を一気に呷ると、
おもむろに懐からピースメーカーを取り出し手中でクルクルと回した後、
叩きつけるようにそれをテーブルに置いた。
「よ〜し、こうなったらモグの『チャーム弾』で二人を……」
「「それだけはやめて」」
マーシュとエメット、二人の声が重なった。モンブランがつまらなそうに
ピースメーカーを懐に収めた。
そして、三人が同時に溜息をついた時、
「マッケンローです。『究極の野望』、うまくいきましたよ」
丁度、派遣クエストに行っていた錬金術師マッケンローが帰ってきた。
「あ、おかえりー。どうだった?」
マーシュが訊くと、マッケンローが小さな可愛らしい小瓶を、そっとテーブルに置いた。
「これが、報酬の『ラブ・ポーション』です」
その言葉に、エメットとモンブランが反応する。顔を見合わせて頷き合うと、
「「それだー!!」」
二人の歓声が古金貨亭に響く。マーシュは呆気にとられたまま、雰囲気で全てを悟ったマッケンローは
苦笑してエメットとモンブランのはしゃぐ姿を眺めていた。
そして、日は変わってまたも古金貨亭。
今日も今日とてエンゲージ続きでくたくたのナッツクラン一行が、
それぞれ酒や談笑を楽しんでいる。
(……やるなら、今しかねえな)
(エメット、頑張るクポ!)
カウンター席では、モーニとマッケンローが杯を重ねている。
エンゲージの話に花を咲かせている二人の背後に、ラブ・ポーションの小瓶を持ったエメットが
ゆっくりと近付く。
その様子を、マーシュとモンブランが離れた席から見守っている。
(大丈夫かなあ……)
(さー、どうするクポ?)
「あーっと、手と足が滑ったあ!」
エメットの大声にモーニが振り向くとほぼ同時に、
エメットがラブ・ポーションを一気にモーニへぶちまけた。
香水独特の甘ったるい匂いがパブの中にたちこめる。
隣に座っていたマッケンローは、予めセットしておいた『見切り』で難を逃れていた。
(……エメットぉー……)
(何てワザとらしい……)
その光景を眺めながら、マーシュとモンブランは愕然としていた。
暫し呆然としていたモーニだったが、肩をわなわなと震わせ、
もの凄い形相でエメットに食ってかかった。
「何すンだエメット! 酔っ払ってふざけンのも大概にしやがれ!!」
怒り狂ったモーニがエメットの胸ぐらを掴む。吃驚したエメットが
背中に冷や汗を滝のようにかきながら謝ろうとする。
「すまん、……わざとじゃないぞ。わざとじゃないから放してー!」
「うるせぇよこの野郎! なンだこの変な匂いは!」
慌ててマーシュ、モンブラン、マッケンローが二人を引き剥がした。
怒りのおさまらないモーニを何とかマーシュが宥める。
「ごめんねモーニ。とりあえずシャワーでも浴びてきた方がいいと思うよ」
「そうするといいクポ〜。このままじゃ装備に匂いが染み付いてとれなくなるクポ」
モンブランも一緒にモーニを説得する。
「……ちっ、仕方ねぇな。今日のところは勘弁してやるよ」
何か腑に落ちないとは思いながらも、モーニはパブをあとにした。
「……はー! 危なかった」
腰が抜けたエメットが床にへたり込む。呆れた表情でマッケンローが溜息をついた。
「あんなヘタな芝居は、見ているこちらがヒヤヒヤしますよ。
……まあこの後は、彼女に任せるとしましょうか」
モーニが宿へ着き、自室へ戻ろうとすると、丁度右隣の部屋からエルデナが顔を出した。
「あ、丁度良いところに!」
「あン? どうした」
エルデナがバツの悪そうな顔でモーニを上目遣いに見上げる。
「実は……、カロリーヌと二人で飲んでたんだけどね。彼女、思ったよりお酒に弱かったみたいで……。
酔い覚ましにお水とか持ってくるから、しばらく彼女看ててくれない?」
「……仕方ねぇな。早くしろよ」
「御免ねー、助かるわ。じゃあちょっと待ってて!」
そう言ってエルデナは宿の廊下を走って行った。途中で振り向きざまに、ちらりと舌を見せたのは
モーニには見えなかったようだった。
狭い部屋の中は、酒精の匂いで充満していた。
備え付けられた小さなテーブルの上には、色とりどりの酒瓶が所狭しと並べられている。
モーニがベッドの方へ視線を移すと、そこには既に酔い潰れたカロリーヌが、
頬を赤く染めて横になっていた。膝を曲げたままで横たわっているので、
赤魔道士の衣装から伸びた扇情的な脚が覗く。
思わずモーニが目を背けた。
「……全く。限度を考えずに呑むからこンなになっちまうンだよ」
その辺にあったシーツをカロリーヌの脚に掛けると、目を覚ましたカロリーヌが
熱を帯びたような潤んだ目でモーニをぼんやりと見た。
「うーん……。暑いよぉ……」
気だるげにカロリーヌがシーツを剥がす。
衣擦れの音と同時に、服の裾が腿の付け根まで捲れ上がった。
―― 無防備過ぎる。
それだけで、モーニは自分の鼓動が早くなっていくのを感じていた。
カロリーヌの頬は上気し、濡れた唇から熱のこもった吐息が漏れる。
「……カロリーヌ」
ベッドに膝をつき、そっとカロリーヌに触れようとした瞬間、
何かに気付いたようにカロリーヌが言った。
「あれ? 何かモーニ、いい匂いがするー」
思わず、自分の匂いを嗅ぐ。
―― そういや、パブで妙な香水みたいなものを
エメットにひっかけられたんだったか、……あの野郎。
突然、カロリーヌがモーニの首に腕をまわしてきた。酔いが廻っているせいか、
大胆な行動に出る。ふと、耳元で悪戯っぽく囁きかけてきた。
「甘くて、いい匂い。 ―― 似合わないね」
「うるせぇな」
二人で顔を見合わせると、自然と笑いが漏れた。
酔っている所為とはいえ、いつもこんな風に笑って居られるならばどれだけ良いか、
などと考えてしまう。
無言のまま、二人の身体が重なっていった。
「―― ん、は……っ」
爪を立てて傷つけないように、恐る恐る柔らかな胸に触れる。少しでも乱暴に扱えば、壊れてしまいそうな錯覚に陥る。
ただでさえ体格差がありすぎるので、慎重に触れるが、それがかえってもどかしいようで、身を捩らせながらカロリーヌが囁く。
「あ……っ。もっと、酷くしても……良いよ」
「しかし……」
吐息まじりにカロリーヌが笑う。
「大丈夫。だから……」
そう言って捩らせる姿態が一層情欲をかきたてる。
「あっ! あぁっ……!」
胸の頂上にある小さな突起を少しだけ強く捻ると、カロリーヌが腕の中で喘ぐ。細い肢体を抱く力を強めたくなるが、
本当に壊してしまいそうで躊躇してしまう。それを察したカロリーヌが、するりとモーニの腕から抜け出した。
「じゃあ、あたしがするから……」
「あ? いやちょっと待て! ……カロリーヌ!」
カロリーヌが危なっかしい手つきでモーニの下半身を露出させる。
しかしそこは、カロリーヌの想像以上の大きさだった。
あまりに大きすぎる怒張を目の前にして、カロリーヌが息を呑んだ。
「すごい……。入るかしらこんなの」
ゆっくりと、舌を這わせる。口中へ全て収めるのは多分、無理だろう。
鎌首を集中的に舌で刺激し、裏筋をなぞるように口付ける。
小さな舌が這い回る度に、剛直がその硬さを増していった。
「―― っ! も、もういい」
モーニの肉塊からカロリーヌが唇を離し、上目遣いで見上げてくる。熱を帯びた双眸が、酷く艶かしい。
思わずその細い身体を抱きしめた。
ベッドに膝で立たせたまま、そのまま臍下に指を滑らせ、カロリーヌの秘裂に触れる。
既に愛液が零れるほど滲み出ていたそこを押し広げ、指の腹で花芯を擦ると、
カロリーヌが吐息まじりに甘い喘ぎ声を漏らす。
「はぁ……っ、あんっ!」
愛撫を加えるごとに、カロリーヌの脚が震える。鼻にかかったような喘ぎが
一層劣情をかきたてた。曲げた指の節で内襞へ侵入し、入り口を解す。
「ひっ! あ、あぁ……っ!!」
絶頂を迎えたカロリーヌがモーニに倒れ込んだ。それを抱き止め、
暫し休ませる。
シーツの上にカロリーヌを寝かせ、その脚を開く。羞恥に頬を紅潮させ力なく頭を振るが、抵抗する気は全く無いようだった。
先端を襞へと沈ませ、ゆっくりと侵入する。
「は……っ! あああんっ!」
媚肉を内部から押し拡げられる感覚に、カロリーヌが可愛らしい顔を歪める。
愛液が挿入を何とか可能にしているが、思った以上にきつい。
「―― 苦しいか?」
薄らと涙を滲ませたカロリーヌにモーニが囁きかける。カロリーヌは頭を振り、モーニの首に腕をまわして微笑んだ。
「大丈夫……。そのまま、続けて……?」
躊躇しながらも棹を埋めてゆく。さすがに全部は入りきらず、
つるりとした感触の部分に当たり、それ以上進めなくなった。
「はぁっ、はぁ……」
どうにかモーニの怒張を呑み込んだカロリーヌが荒い息を吐く。抽送がままならないほどに、内襞が蠢いて締め付けてきた。
「くっ、……あンま締めるな」
「だってぇ……っ。あぁっ!」
刀身を引き抜く感触に、カロリーヌが嬌声をあげる。
繋がったままカロリーヌの裸身を引き起こし、座位の体勢をとると一気に細い腰を落とし、最深部まで貫いた。
「ああああああっ!」
痛みこそ無いものの、あまりに刺激が強すぎる。モーニの背中に爪をたててしがみついたカロリーヌが、苦しげに喘いだ。
柔らかな双丘を掴み、突き上げるように揺さぶる。
「あぁ……っ、はぁん! いいの、おかしくなっちゃいそう」
行為は激しさを増し、繋がった部分からは淫靡な音が漏れる。
絶頂が近付くにつれ、締めつけはよりきつくなっていった。
「はぁっ、あぁ……。駄目、いきそう……っ!」
「……っ!」
腰を揺さぶるスピードを上げる。頭の中が真っ白になりそうな快楽に飲み込まれるようだった。
「あっ! もう……駄目えっ! ああああああんっ!!」
先に絶頂へと達したカロリーヌの媚肉がモーニの怒張を一気に締め上げる。
その強烈な刺激に耐えきれず、刀身を引き抜けぬまま、モーニがカロリーヌの奥深くへとスペルマを噴き上げた。
そのままベッドに倒れこんだ二人は、絡み合ったまま深い眠りにおちていった。
「……すげぇ」
微妙に開いたドアの向こうで、エメットが呟いた。
「これは……。ちょっとやりすぎだったんじゃないかな?」
首の辺りまで真っ赤になったマーシュが言う。
その肩をモンブランが軽く叩き、悟ったようにマーシュに説いた。しかし、どことなくその視線があらぬ方向へ彷徨っている。
「まあこれはこれで一件落着クポ〜。まだ夜は長いし、モグ達はパブに戻って飲みなおすクポ」
「……そうだね」
あははは、と乾いた笑いを漏らしながら、三人はパブへと戻っていった。
その頃、パブでは奥の席で、エルデナとマッケンローが杯を交わしていた。
「しかし、あの人たちも色恋沙汰に首を突っ込むのが好きですねえ」
マッケンローが溜息をつきながらグラスを傾ける。その言葉にエルデナは軽く笑い、
自分もグラスに口をつける。
「まあいいじゃない。……それより、あの香水ってそんなに強い効果があるものなの?」
「いえ、あれはただの香水ですよ。
……ヴィエラ族にとっては、「ただの」香水でもないでしょうけど」
マッケンローが頬杖をついて答える。言葉尻に反応したエルデナが、
にんまりと笑みを浮かべて囁いた。
「ねぇ、お願いがあるんだけど」
「何です」
なんとなく嫌な予感がして、マッケンローは投げやりに訊き返してエルデナから視線を逸らした。
「面白そうだから、あたしにもひとつ……」
「お断りしますよ、クエストアイテムは玩具じゃないんですから」
言い終わらないうちにマッケンローがにべもなくエルデナの頼みを却下した。ちぇっ、と舌を出してエルデナが笑う。
お互い苦笑してから、二人はエンゲージや武器などについての他愛ない話を再開した。
終劇
長いくせに、エロが……薄い。
色々すみません。
369 :
名無しさん@ピンキー:03/06/20 20:49 ID:f9THE+9I
さっきの話の流れで行くと次はマッケンロー×エルデナかな?
あぼーん
>359-366
グッジョォォォォォブ!! ありがとうございました!!
まさかこの組み合わせでくるなんて夢にも思わなかったんで嬉しいです。
エメットが非常に好みです。
マーシュとエメットの
「「それだけはやめて」」
はラジオのCMのオマージュですか? 偶然でも嬉し&可笑しかったです。
レスがついててちょと嬉しかったり。拙作お読みいただきありがとうございます。
エメットさん萌えなので書いてて楽しかったのですが
オバカに書きすぎたような……。
あとラジオは聴けませんでした・゚・(ノД`)・゚・
>>369 その組み合わせは……努力だけはしてみるです。
このスレ好きなので、調子こいて3つもうpしてすんませんでした。
暫く「潜伏」します。
いつも間にかキテル━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
374 :
名無しさん@ピンキー:03/06/22 00:13 ID:Z+l5meiQ
ああ・またアサシンのナナが派遣クエスト失敗した・・連続三回だよ・・
あぼーん
>374
お仕置きしる!
377 :
花咲く時を夢見て・・:03/06/22 21:03 ID:Z+l5meiQ
うちのメンバーのアサシンのナナが最近派遣クエストの失敗続きで落ち込んでいます。どなたかナナを励ましてあげてください。 クランリーダーシオン
>>377 こういうクエストにぴったりのクランがあるんだ。紹介してやろう。
今は亡きスレ主にして最初の小説下記、M2TLe2H2No。
純愛が得意分野だ。
鬼畜が欲しけりゃこいつに任せな。
>>117 エロより鬼畜がモットーか?
ショタ? お姉さま? 両方まとめって持っていけ!
>>257-272 笑顔のこぼれる作家だぜ。
ナッツクランから離れてみるのもありかな?
>>336-344 じんわり心にしみいるぜ。
>>350-354、アサシンと忍者が組み合わさると、こうなるのさ。
奥深い構成が持ち味だ。
カロXモーニは見つからない? ここを探しな。
>>359-366 探し物は何ですか? 見つけて見せますよ。
忘れちゃならない、ゆめゆめ@ものかき。このエロパロクランのリーダーだ。
作品は多彩の一言に尽きる。
ここにはまだまだすごいやつが居るんだぜ。
こいつらに任せれば、バッチリさ。
379 :
クエスト概要:03/06/22 23:08 ID:Z+l5meiQ
成功報酬・35000ギル 必要ジョブ・セージ 備考・・・ナナはとても傷付きやすく繊細なので接する際には注意が必要。
380 :
クエスト概要・続き:03/06/22 23:21 ID:Z+l5meiQ
励ます方法は問わない。ナナが自信を持てるようにしてもらいたい。尚、ナナは性行経験あり。
冗談でかいたら、面白い具合になってきたw
今まで投稿してきた作家さんたち全員に、共通のお題で書いて欲しいねw
>>377の依頼で書いてみました。
まだ途中ですが投下します。
こういうのもなかなかオツなもんですね。
「ナナ・・・」
クランリーダー・シオンは厳しい表情で派遣クエストから帰還した彼女に声を掛けた。
「・・・ごめんなさい・・・また・・・失敗しちゃいました・・・」
ヴィエラ族のアサシン・ナナは申し訳無さそうに涙目で答えた。
「そうか・・・」
シオンは苦笑して軽く首を振った。
ここ最近ナナは立て続けに派遣クエストを失敗していた。
(クエストが合わないのかそれともスランプか・・・?)
シオンはどうしたものかと頭を捻っている。
「リーダー・・・ごめんなさい・・・私・・・みんなの足引っ張っちゃって・・・」
じわり、と目に涙を浮かべながらナナが頭を下げる。
「気にすることはない。誰にだってこんなことはあるさ」
シオンはナナの頭を撫でながら優しくフォローする。
とは言うもののこのままではクラン競争にも差し支える問題になりかねない。
(なんとかしなければ・・・)
涙をこらえて震えているナナを見ながらシオンは思いを巡らせた。
その夜シオンはクランの古株であるセージのグスタフのテントを訪ねた。
自分よりも人生経験、知識共に豊富な彼に意見を仰ごうと思っての事だった。
「ふむ・・・そうか・・・ナナが・・・」
事のいきさつを聞いたグスタフ老は何度も頷きながらシオンの話に耳を傾けていた。
「本人も随分気を落としています。どうしたものでしょうか・・・」
シオンは昼間のナナの様子を思い出して嘆息した。
「・・・む・・・方法が無いわけでもないが・・・」
グスタフ老が顎に手をやりながら静かに呟く。
「本当ですか!?」
「うむ・・・だがちと荒療治だぞ・・・それでもやるか・・・?」
グスタフの言葉にシオンが頷く。
「・・・彼女を・・・ナナを信じます・・・」
「そうか・・・では準備を始めよう・・・エレインを呼んできてくれ・・・」
そして夜は更けていった・・・。
翌日の朝、ナナは先輩である赤魔道士のエレインに声を掛けられた。
「は、派遣クエスト・・・ですか・・・」
既にそれに対して苦手意識を持ちかけていたナナはエレインの話にびくっ、と反応する。
「そ。でも今回は私も一緒に行くから心配しなくてもいいわよ」
そう言うと軽くウインクしてみせる。
(で、でも・・・ど、どうしよう・・・また失敗しちゃったら・・・)
早くも不安感で頭がくらくらしてくるナナ。
そんなナナを見ながらエレインは、
(グスタフ老の計画・・・大丈夫かしら・・・私がしっかりフォローしたげないとね・・・)
と、このクエストの『もう一つの目的』に気を巡らせる。
「はい、これが今回の仕事の内容」
そんな素振りは見せず、エレインがナナに差し出した依頼書の内容は次の通りである。
<外の世界を>
病弱で外に出られない息子に外の世界の話をしてあげてほしいの。
私達が親としてできることはそれぐらい。
どうかあの子に夢をみさせてあげてください・・・。
(洋館の女主人・フィアンナ)
「・・・簡単そうな仕事じゃない?気楽にやりましょ?」
「はい・・・がんばります・・・」
明るく笑うエレインに精一杯の笑顔で応えるナナだった。
こんな感じで良いのかな?
387 :
377依頼主:03/06/23 21:17 ID:b/LlAK9M
いやいや、お見事であります。また依頼がありましたら出させていただきます。
>>387 どうもです。
続き急いで書きますんで期待せずお待ちください。
あぼーん
あぼーん
391 :
依頼主:03/06/24 20:04 ID:C32zE4wt
次の依頼書はクエスト・花咲く時を夢見て・の終了後に書かせていただきます。
あぼーん
>>391 それいい! リクエスト・要望は、依頼の形で書き込む!
394 :
名無しさん@ピンキー:03/06/25 00:37 ID:ADF4dT+b
ツヅキハマダカナ・
395 :
名無しさん@ピンキー:03/06/25 19:58 ID:ADF4dT+b
ほっしゅ
396 :
名無しさん@ピンキー:03/06/25 22:41 ID:ADF4dT+b
期待age
あぼーん
400 :
名無しさん@ピンキー:03/06/26 23:34 ID:pZgOeZSq
ツヅキハマダカナァ
>>399 わざわざありがとうございます。
気づかないまま保管するところでした……
これでゆめゆめさんの現行作品は保管完了です。
今後も頑張ってください!
シリルの街外れにその洋館はあった。
「ひゃ〜・・・大きなお屋敷ね〜・・・」
エレインがびっくりね〜、と屋敷を見上げながら言う。
「・・・・・・」
ナナの方はすでに緊張で声も出ない様子である。
(あぅぅ・・・こんな凄そうな家からの依頼・・・もし失敗したら・・・あぅぅぅぅ・・・)
心臓の音が一気に高鳴っていくのをナナは感じた。
「さ、行きましょナナ」
「は、はぃぃぃぃ・・・」
エレインがぎくしゃくと落ち着かない様子のナナを支えながら屋敷の中に入っていった。
「こんにちはー、依頼を受けて来た者ですけどー!」
玄関先でエレインが声を掛ける。
「クランの方ですね。お待ちしていました」
出てきたのは妙齢の貴婦人。
「私が依頼を出したフィアンナです。息子のところへご案内します・・・こちらへどうぞ」
促されてナナとエレインは女主人の後について行く。
階段を上がって廊下を少し進むと一つの部屋の前に着いた。
「こちらです・・・よろしくお願いします・・・」
後はお二人にお任せいたしますので、とフィアンナは去っていく。
二人はそれを見送ってから小さく頷き合うと、ドアを開けて部屋の中に入った。
子供部屋にしては地味で質素、というのが第一印象。
少し暗い部屋の奥、ベッドの上に男の子が一人座っている。
「・・・だれ?」
男の子が二人の姿を見て小さく訊いた。
「あ、あ、あの、私達は・・・」
「・・・お姉さん達はね。お母さんに頼まれて、あなたに外のお話をしに来たの」
緊張でいきなりどもるナナをエレインがフォローして答える。
「外の・・・お話・・・?」
「そう、いろーんなお話よ。遠い国のこととか凄い冒険のこととか・・・」
エレインがそう続けると男の子はきらきらと目を輝かせ始める。
やっぱりそういう話には目の無い年頃なのだ。
病気だということも外の世界への憧れをいっそう強めているだろう。
「聞きたい!お話して!」
「よし。それじゃ始めましょうか、ナナ」
「は、はい・・・」
エレインとナナは男の子の両隣に腰掛ける。
「あ、そういえばあなたのお名前聞いてなかったわね?」
「えっと、ボクの名前はティルス、です」
「ティルス君ね。それじゃ最初のお話は・・・」
エレインは軽く微笑んで、それからゆっくりと語り始めた。
「それであなたがびっくりして腰抜かしちゃったのよねぇ、ナナ」
「わ、私、腰抜かしてなんてないですよぉ!そういうエレインさんの方こそ・・・」
「あははははは!」
部屋には楽しそうな笑い声が響いていた。
エレインがナナをからかうように話を振り、ナナが顔を真っ赤にして言い返す。
それを見てティルスが笑う。
和やかな雰囲気が三人を包んでいた。
ナナは安心してほっと息を吐く。
病気だと聞いていたティルスも本当に素直な子で自分達の話をよく聞いている。
エレインが今度はイルート砂漠で砂嵐に見舞われた時の話を始めた。
ナナは隣に座っているティルスの顔をちらり、と見る。
ティルスは大きな目をきらきらと輝かせてエレインの話に聞き入っている。
(・・・ティルス君・・・楽しそう・・・良かった・・・)
ナナはそんな彼の様子を見て小さく微笑む。
「もうあの時ったら目にいっぱい砂が入って大変でね・・・」
(・・・主に話してるのはエレインさんだけど・・・)
「それにものすごい風で何度も吹き飛ばされそうになって・・・」
(・・・うん・・・大丈夫・・・これならこの仕事は・・・)
そうナナが思った時だった。
「そしたらナナの服がこんな風にぶわっ、て捲れてね!」
(・・・へ?)
エレインがいきなりナナのスカートを背後からぶわっ、と捲り上げた。
「ひゃああっ!?え、エレインさん!何するんですかぁ!」
これでは下着が丸見えである。
ナナが慌ててスカートの裾を押さえようとする。
しかしエレインはしっかりと布地を持ち上げたまま離さない。
「ほら、暴れないのナナ!ティルス君がわかりやすいように実演してあげてるんだから!」
「で、でも・・・こんなの恥ずかしいですよぉ!」
「ここまでメインに仕事してんのは私でしょ?あなたももっと役立ちなさい!」
「そ、そんなぁ・・・」
ひそひそと言い合う二人。
「あ、あの・・・」
いきなりのエレインの奇行に呆然としていたティルスがそっと声を掛ける。
「ん?」
「そ、それで・・・続き・・・は・・・?」
ナナの姿に少し顔を赤くしてティルスがぽつぽつと続ける。
「ティ、ティルス君・・・?」
その言葉にナナは顔を引きつらせ、逆にエレインは食いついたわね、と小さく笑う。
「ティルス君もこう言ってるし大人しくしなさい、ナナ」
「ふ、ふぇぇぇぇぇ・・・」
仕方ない、これも仕事だ、とナナは抵抗を止める。
(・・・・え、えっとイルートでの砂嵐・・・あの時は確か・・・)
それから今からエレインが話そうとする『続き』を回想してみる。
(・・・・・・はっ!)
『あの時のこと』を思い出してびしり、と固まる。
そういえば、確か、あの時は。
「・・・そしたらムラムラ来ちゃったクランの男共がこんな風にナナを押し倒しちゃって、ね!」
(やっぱり〜!)
心の中で叫んだ時にはすでにエレインはナナを押し倒し済みで。
「で、こんな風にハァハァしながら首筋を・・・」
「ひゃっ!」
つっ、とエレインがナナの首筋に舌を這わせる。
「次にこうやって胸を両手で・・・」
「きゃうっ!」
今度はぎゅっ、と胸を掴んでそのまま揉みしだく。
「エレインさん、こんなのダメですっ・・・あっ、やぁっ、はっ・・・!」
ナナは必死に逃れようともがいたがエレインの滑らかな指の動きに抵抗する力を奪われる。
「それから指先を使ってナナのココを苛めるの・・・」
するり、と手をスカートの中に滑り込ませ、下着越しに愛撫する。
「あっ・・・だめっ、そこはっ、ひゃんっ、あぅぅっ!」
敏感な部分に触れられてナナは大きく喘いだ。
子供用の小さめのベッドの上で二人の身体が絡み合う。
「あ、あの・・・お姉ちゃん達・・・」
二人の様子をじっと見ていたティルスが震えた声を上げる。
「なぁに?どうしたの?」
頬を赤くして俯くティルスにエレインが優しく訊く。
「ボ、ボク・・・なんか変・・・ココが・・・急に熱くなって・・・」
ティルスが自分の下腹部の少し下を手で押さえながら答える。
「ふぅん・・・ちょっとお姉さんに見せてごらんなさい」
「う、うん・・・」
そっと手をどけるティルス。
彼の年相応の『それ』が寝間着の上からでも分かるほど大きく膨らんでいた。
「あら・・・ティルス君ったら・・・ナナを見てて興奮しちゃったのね・・・」
エレインがくすくすと小さく笑う。
「あっ・・・」
自分の痴態がこんな無垢な男の子を欲情させてしまっている。
ナナは強烈な羞恥を感じて顔を真っ赤にする。
「お、お姉ちゃん・・・ボク・・・どうしちゃったの・・・?」
ティルスが不安げにエレインを見上げる。
「大丈夫。男のコだったら当たり前のことよ・・・そのままじゃ窮屈でしょう?それ、脱いじゃいなさい」
エレインはティルスの寝間着のズボンを指差しながら言った。
「えっ・・・でも・・・恥ずかしいよ・・・」
「ナナお姉ちゃんだって脱いでるでしょ?ティルス君もナナお姉ちゃんに見せてあげないと」
諭すようにエレインがゆっくり語りかける。
「う、うん・・・わかった・・・」
ティルスは小さく頷き、おずおずとズボンを下ろす。
ぷるん、とティルスの少し小さめのモノが勢い良く飛び出す。
赤く腫れ上がったそれが窮屈な布地から解放されて、ひくひくと小さく震えている。
(あ、あれが・・・ティルス君の・・・)
ナナは卑猥に震える彼のモノを見てごくり、と無意識に喉を鳴らしていた。
「あら、可愛い・・・ふふっ・・・」
「エレインお姉ちゃん・・・ボクのココ・・・すごく・・・熱くて・・・苦しいよ・・・どうしたらいいの・・・?」
小さく笑うエレインにティルスがふるふると震えながら訊く。
「うーん、そうね・・・ナナお姉ちゃんになんとかしてもらおうか?」
「ふえっ!?」
エレインがにっこり笑って、とんでもないことを言い出した。
とりあえずここまで。
次で終わらせたいと思います。
>>398 おお、保管お疲れ様です。
>>402-408もキタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
「そ、そんなのダメです!わ、私に何をしろって言うんですっ!」
ぶんぶんと頭を振りながら必死に叫ぶナナ。
「あなたさっきティルス君のおちんちん見て唾飲んだでしょ〜?」
「・・・・・・っ!」
痛いところをついてくるエレイン。
先程のあれをしっかりと聞かれていたのだ。
「・・・ここで投げ出したらクエスト失敗よ?それでもいいの?」
「そ、それは・・・」
強い口調で言われて黙り込むナナ。
表情から心の中で激しく葛藤しているのが見て取れる。
そして、少しの間があって、
「・・・わ、わかりました・・・やります・・・」
小さな、しかしはっきりとした声で答えた。
「よし!それじゃナナ、さっきの話の『続き』よ!・・・わかってるわよね?」
「は、はい・・・」
ナナは頷くとエレインと入れ替わりにティルスの前にぺたん、と座り込む。
「・・・ティルス君、あ、あのね・・・びっくりしないでね?」
「え・・・?」
もじもじと恥ずかしそうに呟くナナにティルスが首を傾げる。
「さ、さっきの話の続き・・・」
「あ・・・うん・・・」
ティルスが小さく頷く。
「・・・わ、私・・・クランの男の人に触られて・・・なんだか・・・変な気分になっちゃって・・・」
ナナがティルスの屹立したモノをちらっ、と見る。
「・・・そ、それで・・・その男の人のこれを・・・こ、こんな風に・・・」
そこまで言うとナナはそっとティルス自身に指先を這わせた。
「あっ・・・」
突然そこに触れられてティルスが小さく喘ぐ。
「・・・こう・・・して・・・手で・・・揉んだり・・・擦ったり・・・」
ナナがぽつぽつと呟きながら言葉通りに手を動かしていく。
「あぅっ・・・お・・・お姉ちゃん・・・ぁ・・・」
滑らかな手指の動きにティルスがぶるるっ、と身体を震わせた。
「・・・それで・・・大きくなったこれを・・・今度は・・・こうやって・・・く、口で・・・」
そう言ってナナはティルスのモノをそっと口に含む。
「ひゃっ!?」
自身がぬるり、と湿ったナナの唇に包まれる感触にティルスが甲高い声を上げた。。
「んっ・・・ふっ・・・はむっ・・・あふっ・・・ぴちゃ・・・」
舌を絡ませながらゆっくりと口を上下させるナナ。
「あっ・・・ひゃうっ・・・んっ・・・うぅっ・・・」
そのリズムに合わせてティルスの腰がびくびくと跳ね上がる。
「ふぅっ・・・んむっ・・・んっ、んふっ・・・はふっ・・・」
「あっ・・・おねえちゃっ・・・だめっ・・・なにか・・・でちゃうぅっ!」
切迫した声を上げると同時にティルスはナナの口内にどくん、と射精した。
「んぅっ!・・・んぐっ・・・ふっ・・・んんっ・・・」
ナナはごくっごくっと喉を鳴らしながらティルスの濃厚な精液をゆっくりと嚥下する。
「うぁっ・・・あぅっ・・・」
ティルスは射精の余韻に全身を戦慄かせている。
「はぁっ・・・」
荒く息を吐いたナナの唇の端からとろり、と飲み切れなかった精液が垂れる。
「ふふ、いっぱい出たわね・・・ティルス君、気持ち良かった?」
二人の様子を見てエレインが茶化すように声を掛ける。
「は、はい・・・」
照れたように俯いて答えるティルス。
「・・・それじゃ次はナナを気持ち良くしてあげないとねっ」
そう言うとエレインはがばっ、とナナの足を開かせる。
「きゃぁっ!そっ、そんなのいいですよぉ!」
必死でナナが足を閉じようとする。
しかしエレインの手は素早く動いてするり、とナナの下着を引き下ろす。
「だーめ、大人しくしなさい。・・・ティルス君」
「え?」
「ナナのココをさっきあなたがされたみたいに苛めるの。できるわよね?」
「あ、は、はい・・・」
すっ、とティルスは身を屈めてナナの秘所を覗き込む。
「やっ・・・ティルス君・・・だめっ・・・」
ナナが涙目になって怯えた様な声を上げる。
「・・・ナナお姉ちゃん・・・」
そっとティルスはナナの秘所に手を伸ばす。
「ふぁっ・・・」
「うわ・・・熱くて・・・ぬるぬるしてる・・・」
ティルスは先程のナナの見よう見まねで指を動かしてみる。
秘裂の外側を優しく撫でたり、中心を軽く擦り上げる。
「ひっ・・・あっ・・・ああっ・・・はっ・・・んんっ・・・!」
「すごい・・・どんどん・・・あふれてくる・・・」
ぬちゅぬちゅと卑猥な水音が響く。
「ひゃっ・・・あふっ・・・ふぁっ・・・んぁぁ・・・!」
ナナの愛液が潤滑油となってティルスの指の動きが滑らかになっていく。
ぐちゅり、とティルスの指が深々とナナの中に入り込んだ。
そのまま指を曲げ伸ばししてかき回す。
「あっ、あぁっ、ひゃっ、だめっ、あはっ、はぁぁっ!」
「わぁ・・・絡み付いてくる・・・」
ナナの秘裂が指を柔らかく締め付けてくる。
ティルスはどこか心地よいその感触をさらに味わおうとナナの中を指で探る。
さらに深く差し入れるとこつり、と奥まった所に指先が当たった。
「はひっ!ひぁっ、やっ!そこっ、そこはぁっ!」
「ここ?ここがいいの?」
ティルスはそこを集中的に責め立てる。
「あっ、はっ、やぁっ!ち、ちがっ、いいとか、そういうのじゃ、なくて!あぁん!」
ぞくぞくとした快感がナナの背中を駆け上がる。
「ひぁっ、あっ、あっ、ああーっ!」
一気に絶頂へと達したナナの秘裂からぶしゅ、と愛液が滴った。
「はぁっ、はっ、あぁっ、あっ・・・」
絶頂の余韻でびくびくと全身を痙攣させるナナ。
「イッちゃったのね、ナナ・・・ティルス君が思ったより上手だったから仕方ないかな?」
くすくすと笑うエレイン。
「エレインお姉ちゃん・・・」
「ん?どうしたの?」
ティルスがおずおずとエレインに声を掛ける。
「あの・・・ボク・・・また・・・」
顔を赤くして俯くティルス。
エレインは一瞬首を傾げたがすぐに理由を悟って小さく笑う。
ティルスのモノがナナの痴態を見たことでまた硬く勃起していた。
「あらあら・・・困ったわねぇ、どうするナナ?」
エレインがナナの方をちらり、と見て悪戯っぽく笑う。
「ふぁ・・・エレインさん・・・わたし・・・もう・・・」
ナナが切なげに息を吐く。
その視線はティルスの大きく屹立したモノに注がれている。
「もう、何なの?はっきり言わないとわからないわよ?」
「いやぁ・・・わかってるくせにぃ・・・いじわるしないで・・・」
ナナはもじもじと身を捩じらせて縋るような目でエレインを見る。
「だめよ。はっきり言わないとティルス君にもわからないじゃない・・・」
「・・・い、入れてください・・・」
ぽつり、と言う。
そしてすぐに火がついたように顔を赤くする。
「入れる?何を何に入れるの?もっとはっきり言わないと、ねぇ?」
エレインが言葉でナナを弄ぶ。
「・・・ティ、ティルス君のおちんちんが欲しいです・・・わ、私のおまんこに・・・入れて、欲しいです・・・」
ナナは顔をこれ以上無いという程に真っ赤して、はっきりと卑猥な言葉で懇願した。
「・・・どうするティルス君?ナナったらあんないやらしいこと言ってるけど・・・?」
エレインが小悪魔のように笑いながらティルスに囁きかける。
「・・・あ、あの・・・ボクも・・・入れたい・・・です・・・」
ティルスはナナと同じくらい顔を真っ赤にして小さく呟いた。
「ふふ・・・良かったわねナナ・・・ティルス君もあなたとしたいって・・・」
エレインはそう言うとティルスの背中をとん、と押す。
ナナとティルスの距離が一気に近くなる。
向き合った二人の視線が絡まり合う。
「ティルス君・・・」
「ナナお姉ちゃん・・・」
そっとティルスがナナの上に覆いかぶさる。
「えっと・・・どこに入れればいいの・・・?」
「ん・・・ここの・・・もう少し下・・・」
ナナはティルスの自身に手を添えて、入り口まで誘導する。
「ここ・・・?」
「そう・・・あぁ・・・お願い・・・早く・・・」
ナナが必死にせがむ。
「いくよ、ナナお姉ちゃん・・・」
ティルスはそっと呟くと一気に腰を沈めてナナの中に自身を挿入した。
「あぁっ、ん!」
深々と貫かれてナナは甲高い喘ぎ声を上げる。
「あはっ、ひゃっ、あんっ、はっ、はぁぁっ!」
「うぁっ・・・すごい・・・熱くて・・・柔らかくて・・・気持ちいい・・・」
ナナだけでなく挿入したティルスの方も快感に身体を仰け反らせる。
「はひっ、ひぃん、あっ、深っ、深いぃ!いい!いいのぉ!」
ナナは完全に快楽の虜になってしまっていた。
それはティルスも同様でぎこちないながらも必死で腰を突き出してナナの奥を抉る。
「んぁっ、ああっ、ひゃふっ、ふぅっ、んんっ、あっ、あっ、あはぁん!」
「ナナお姉ちゃん!気持ちいいよ!ずっとこうしてたい!」
ティルスはナナの胸を揉みしだきながら尚も激しく腰を振りたてる。
「あぁん!わ、私も!気持ちいい!気持ち良すぎて!変に、変になっちゃう!あっ、あぁぁっ!」
高まる快感にきゅうぅ、とナナの膣が急激に収縮する、
「うぁっ・・・ナナお姉ちゃん・・・そんなに締めたら・・・だめっ・・・ボク・・・もうっ・・・!」
「ああっ、私も!私もイクっ!一緒に・・・一緒にイッてぇ!」
そして限界を迎えたティルスがナナの中に全てを解き放つ。
「あっ、ああっ、あはぁぁぁぁぁー!」
がくがくと全身を痙攣させながらナナは絶頂へと駆け上がっていった。
「ふふっ・・・二人ともスゴイ可愛くて・・・私も見てて濡れちゃった・・・」
エレインが力尽きてぐったりとしている二人を見て微笑む。
「ナナもティルス君も満足そうな顔して・・・なんだか妬けちゃうわ・・・」
そう言って二人の頭を軽く撫でる。
「ナナもこれで自信を取り戻せると思うし・・・」
自分も少しは手を貸したがナナ一人の力でティルスを満足させることができた。
これでこのクエストの『もう一つの目的』も果たされたということだ。
シオンとグスタフ老の喜ぶ顔が目に浮かんで思わず笑いを漏らす。
ふとベッドの上の二人を見ると仲良く寝息を立てていた。
さて、二人が起きるまでどうしようかしら、とエレインは苦笑しながら小さく嘆息するのだった。
(了)
ふぃにっしゅ・・・ってまたショタに走ってしまった・・・。
依頼主さん、こんなのでもよろしいでしょうか?
419 :
依頼主:03/06/29 00:36 ID:0sIrKyaB
いや〜、いいものみしてもろた!さすがですな。では、さっそく次の依頼書書かせていただきます!
420 :
バトルクエスト・いざないの奥地:03/06/29 00:45 ID:0sIrKyaB
家の娘がマテリアの森に入ったきり帰ってきません。森の奥地には死者が徘回していると聞いています。どなたか娘を探してきてください。 宿屋の女主人ジェシカ
>ゆめゆめ@ものかき氏
乙カレーでした!
登場人物が非常に魅力的。かわゆい……。
422 :
バトルクエスト・いざないの奥地:03/06/29 00:50 ID:0sIrKyaB
備考・娘の名はマリオン、精霊魔法をマスターした精霊使い。男勝りな性格。性体験無し。 マテリアの森の奥地には強力なアンデットが多数徘回しているので注意。
依頼に応えてみるテスト。しかし途中です。
お気に召さなければ謝ります・゚・(ノД`)・゚・
昼尚暗いマテリアの森。木々が鬱蒼と茂る中で、
マーシュ達は周囲の様子を窺っていた。
「ゾンビ三体にヴァンパイア二体、その奥にモルボルが一体……か。
どいつもこいつもレベルは低いみたいだし、楽勝じゃねえの?」
余裕に満ちた不適な笑みを浮かべて、エメットが呟く。しかしその横では、
いつになく覇気の無いマーシュが眉を顰めていた。
「とにかく、このモンスター達を倒さなきゃ先に進めないクポ〜。
早いとこ片付けて、依頼人の娘を捜すクポ。……マーシュ?」
モンブランが訝しげにマーシュの顔を覗き込む。すると、
マーシュは今にも泣きそうな、苦渋に満ちた表情で項垂れる。
「あのね、今日のロウなんだけど」
「クポ? ロウだったらさっき確認したけど、『ストップ禁止』と
『バーサク禁止』。どうって事ないクポ」
そう言ってモンブランが首を傾げた。
「そうなんだけど、もうひとつ。
……『聖属性禁止』があったのすっかり忘れてて、
アンチロウカード用意してなかった……、みんなごめん」
その言葉に唖然とする一同。ああやっぱりみんな怒ってる、と言って
その場に蹲ってしまったマーシュの肩を、
後ろからひとりの狩人が優しく叩く。
「大丈夫だ、心配するなマーシュ。ここは俺が何とかするぜ」
「……チェイニー」
振り向いたマーシュに、チェイニーが微笑みかける。
しかし次の瞬間には遠くを見つめ、独り言を呟きはじめた。
「……モンスター相手だしな。「サイドワインダー」に
「生け捕る」……は今回使えないとして、
止めはやっぱり「アルテマショット」だなー……」
口元は歪めたままだが、その目が既に笑っていない。
その場に居たメンバー全員が先程以上に慄然とし、
口々に囁きあう。
(チェイニー最近、派遣ばっかりだったからなあ)
(まあ狩人はこんな時くらいしか出番がありませんから……)
(どうでもいいけど、チェイニー怖い……)
「……とっ、とりあえず出撃メンバーは、マーシュとモグ、エメット、モーニ、
カロリーヌ、そしてチェイニー! これで問題ないクポ?」
「そ、そうだね! じゃあ各自準備して!」
慌ててモンブランが話をまとめようとする。
項垂れていたマーシュも気を取り直して
その意見を採用し、出撃の準備にとりかかった。
「あーもう! 倒しても倒してもすーぐ復活しやがってからに……。
いいからとっとと死ねー!」
「いやアンデッドだし。もう死んでるって」
半泣きで喚くチェイニーに、エメットがすかさず突っ込みを入れる。
戦闘不能に追いやっても、アンデッド系モンスターは時間が経てば復活する。
そのせいで予想以上に戦闘が長引き、おまけに自分達のHPが削られていくため、
誰一人として倒れてはいないものの、出撃したメンバーは発狂寸前まできていた。
「そんなところで漫才やってる場合じゃないよ! お願いだから
バトルに集中してよー!」
「ほっとけよそンな馬鹿ども! ……マーシュ後ろ!」
マーシュの背後にヴァンパイアが一瞬にして接近する。
モーニに注意を喚起されたマーシュは『ハメどる』で難を逃れたが、
反撃に力が入らずあっさりとそれをかわされる。
「大丈夫かマーシュ?」
「うん……、何とか」
マーシュ自身も既に限界が近付いていた。
取り敢えず此処までです……。
異存が無いようでしたら今日中に完結させますので
暫くお待ち下さい。
予想以上に難しいよ。゚゚つД`゚)゚。ウワァァァァァン
428 :
名無しさん@ピンキー:03/06/30 00:19 ID:Ioe9hU90
いいっすねぇ!さすがっす!続きキボンヌです!
おぉ、早くもキター、ですね!
続き楽しみにしてます!
424-426
禿げ藁
431 :
名無しさん@ピンキー:03/06/30 23:26 ID:Ioe9hU90
ツヅキハマダカナァ
432 :
グツコー:03/07/01 01:51 ID:bV9U7RHL
ツヅキハマダナノカ!
日付変わっちゃったよ。スマソ
後半うpします。
「……ねえ、何か聞こえない?」
「クポ?」
マルデゥークに矢を番えたカロリーヌが、遠くを見つめる。
「気のせいだと思ってたんだけど、あそこに居るモルボル、
……あれ本物のモルボルじゃないわ」
視線の先には、おぞましい姿のモルボルが背を向けている。
そこへ番えた矢を渾身の力を込めて放った。
「きゃあっ!」
モルボルへ矢が刺さったと同時に、小さな悲鳴と何かが地面に落ちる音がした。
それに反応した全員が、驚きに満ちた表情で一斉に振り向いた。
「……なに今の」
「今、「きゃあっ」って聞こえたよな」
最悪の想像が全員の脳裏をよぎった、ただ一人を除いて。
「喋った! 今モルボル喋ったぞ気色悪い!
―― 『サイドワインダー』っ!」
「うるせえ」
パニックに陥り矢をむやみに放つチェイニーの横から、モーニがブリッツを繰り出す。
その光景から目を背け、マーシュが悲鳴のした方へ駆けていった。
「まさか……、マリオンさん!」
マーシュの声にモルボルが振り向く。気味の悪い濃緑の触手に、
精霊使いの少女が絡まれていた。
服は襤褸切れ同然に引き裂かれ、張りのある褐色の肌には
何ともとり難い体液が付着している。
「これは……、依頼人に顔向けできねぇな」
苦虫を銀紙に包んで奥歯で噛み潰したような表情で、モーニが呟く。
「マリオンさんを放せ……って、うわぁ!」
マーシュが剣を持ち直し、モルボルに切りかかろうとしたが
モルボルの吐き出した『ねとねと液』で身動きが取れなくなった。
「 ―― ひとがお楽しみのところを邪魔するのは
感心できませんねぇ」
モルボルがにじり寄りながら、マーシュに話しかけた。
「なっ……、あぁっ!」
「マーシュ!」
振りかざした触手に打ちのめされたマーシュが、後方へ弾き飛ばされる。
そこへモンブラン達が駆け寄り、絆創膏でドンムブ状態を解除するが
かなり深手を負ったらしく、HPは残り少なくなっていた。
「モンスターになりすまして遊んでるつもり?
正体を見せなさいよ!」
怒りを露にしたカロリーヌが、モルボルへ向けて再び矢を番える。
するとモルボルは笑いをかみ殺しながら、その姿を変えた。
「気の強いお嬢さんだ、この娘といい勝負かもしれませんね」
術を解いためたもる士が、カロリーヌを睨みつけた。
「う……、あぁ」
背後では、触手から解放されたマリオンが目を覚ましていた。
体液に塗れ、滑りを帯びたような姿態が艶かしいが、
その双眸は屈辱と怒りで鋭く輝いていた。
「おや、まだ意識が戻るだけの力が残っていましたか」
「ふざけんな……っ。誰が、あんたなんかに……」
歯軋りしてめたもる士を睨むが、それを一瞥しためたもる士は
マリオンに有らん限りの屈辱的な言葉を投げかける。
「随分と強気ですね。先刻まで触手で後ろから犯されて
善がっていた女の言葉とは思えませんよ」
「! や、やめてっ!」
マリオンは羞恥でその場に蹲り耳を塞ぐが、めたもる士は一向に構わず話を続ける。
「今更恥ずかしがられてもねぇ……。全身を体液まみれにして
何度も気をやっておいてそれですか。本当に処女なのかと疑ったくらいですよ」
「嫌、嫌ぁ……」
「あなたが泣いて懇願するから、前を犯すのは止めてあげたのに、
もしかして後ろが好きなのですか?怪物の触手でアヌスをかき回されるのが
そんなにお気に召しましたか」
目を固く瞑り、小さく震えながら首を横に振り続けるマリオンを愉しそうに眺めながら、
口の端を歪めて、意地悪くめたもる士が詰問する。
「それとも、もうアヌスだけでは満足できませんかねぇ?」
「 ―― いい加減にしろよ、おっさん」
めたもる士の背後にまわったエメットが、マンガニーズをその背中に突きつける。
「女の子いたぶって喜んでンじゃねぇよ変態が!」
モーニがヴィナスブレードを固く握りしめ、近付いてきた。
すぐ後ろでは、チェイニーとカロリーヌがそれぞれ弦を引く。
そして、モンブランとドンムブの解けたマーシュが、武器を構えた。
「こんなの、こんなの絶対に許さない!」
全員が目配せして、頷きあう。そして渾身の力を込めて、
一斉にめたもる士へ攻撃を繰り出した。
「お前はとっとと地獄に堕ちろー!!(×6)」
「ひっ……! うわぁぁぁっ!!」
全員のコンボアビリティが炸裂し、攻撃をまともに喰らっためたもる士は
あっけなくその身を地に伏すことになった。
(こっ、怖い……)
先刻まで自分を陵辱していためたもる士が袋叩きにされて屠られる様子を、
マリオンは呆然としながら眺めていた。
「 ―― さ、やっと綺麗になったわー」
カロリーヌがマリオンの手を引いて、メンバーの輪の中へ戻ってきた。
近くの川で身を清めてきたのか、汚らしい体液はすっかり落ち、
マリオンの表情にも心なしか明るさが滲んでいた。
「ああ、よかった綺麗になって。
お母さんが心配してますよ、早く戻りましょう」
満身創痍のマーシュが、少々照れくさそうにマリオンに話しかける。
その様子が可笑しかったのか、マリオンがふき出し、
マーシュ達に精霊魔法『ホワイトフレイム』をかける。
暖かい炎の様な空気が、マーシュ達を包んだ。
一瞬にして、その傷が癒えてゆく。
「助けてくれてありがと。これはほんのお礼よ。
……それと」
「?」
マリオンが頬を赤らめて、後ろを向きながら言う。
「 ―― 今日の事は、ママには内緒だからね」
(……そりゃ、言えるはずないっての)
心の中で全員が同時に突っ込みを入れたのは、言うまでも無い。
クエスト終了……かな?
なんかもう、色々とすみませんでした。
ていうか、エロはどったの?>自分
……ごめんなさーい!
あぼーん
441 :
依頼主:03/07/01 03:22 ID:bV9U7RHL
なんかいいなぁ。まさかめたもる士でくるとは・・。
442 :
闇夜の訪問者:03/07/01 03:29 ID:bV9U7RHL
クディクスの山中に家が一軒だけ建っているのですが、最近になってその家の回りでバンパイアを見たと言う人が絶えません。そこにはウ゛ィエラ族の女性が一人で住んでいる筈。誰か調べてきてください。 神父レニオス
443 :
闇夜の訪問者・クエスト概要:03/07/01 03:35 ID:bV9U7RHL
女性の名は白魔道士フィービー。無口だが優しい性格。召喚術も扱える。性行の経験なし
444 :
27339:03/07/01 05:46 ID:hPXsLnFO
o
クディクスの山間にぽつん、と一つの家があった。
小さな明かりがそこに住む者がいるということを物語っている。
そこから少し離れた切り立った崖の上。
一つの影がその明かりを見下ろしている。
「彼女は・・・今宵も待ってくれているだろうか・・・」
影は小さく呟くと身を翻し、崖の先端から高く飛ぶ。
そして次の瞬間、影の姿はそこから忽然と消えていた。
「本当にヴァンパイアなんだな?」
クディクスに居を構える狩人チェイニーが目の前に座している老人に訊く。
「さよう。目撃者も多数おりますゆえ・・・早急にフィービー殿の安全を確保せねばなりませぬ」
老人、神父レオニスがチェイニーの質問に答える。
「ヴァンパイアがいくら奥地とはいえ人の住む所に現れるとは・・・」
チェイニーはうーん、と首を傾げた。
闇の者の中でも高等種にあたるヴァンパイアは自ら人間に接しようとはしない。
影のように闇から闇へ、が彼らのライフスタイルなのだ。
ましてや目撃される危険を犯して人家の回りに現れるなど、考えられない話である。
「・・・わかった。今回の事件、俺にとっても興味深い。調査の依頼を引き受けるよ」
「おぉ、助かります・・・神よ、この勇敢な狩人にどうか御加護を・・・」
力強く頷くチェイニーにレオニス神父が感謝の意を込めて十字を切る。
そんな神父によしてくれよ、と苦笑するチェイニー。
「さぁて・・・それじゃさっそく仕事にかかるとしますか・・・」
そしてチェイニーは準備を済ませるとすぐに山の上のフィービーの家へと出発した。
448 :
依頼主:03/07/01 19:59 ID:bV9U7RHL
チョーシにのってまた依頼書書きました。何とかなりませんかね?
「ふぅ・・・」
フィービーは読み終えた本を閉じると一つ溜め息を吐いた。
町の喧騒を離れてこの地に移り住んでもう3年が経とうとしている。
ここの生活にもすっかり慣れて、充実した日々を送っている。
(それに・・・)
最近では『密かな想い人』もできた。
「はぁ・・・」
『彼』に思いを馳せてフィービーはどこか熱っぽい吐息を漏らす。
「あぁ・・・早く来て・・・ウィザーク・・・」
「・・・呼んだかい?」
何とは無しに呟いた言葉に答えが返ってきてフィービーはぎくり、とする。
いつの間にやら隣に黒いマントを羽織った青年が立っていた。
「ウィ、ウィザーク!来てたんなら早く言ってよ!」
「はは、ごめんごめん・・・読書してる君の顔につい見とれちゃって、ね・・・」
ウィザークと呼ばれた黒マントの青年はぽりぽりと頭を掻きながら弁解する。
「も、もう・・・なに言ってるの・・・」
恋をするとこんなお世辞のような言葉すら心に深く響いてしまうのだ。
フィービーは顔を赤くして俯きながら思った。
「・・・フィービー・・・今夜も一緒にいてくれるかい・・・?」
「ええ・・・もちろん・・・ずっと一緒に・・・」
ウィザークの言葉に小さく頷くフィービー。
そして甘く囁き合う二人の影がカーテンの向こうで一つになった。
「ん・・・ふぅっ・・・ふっ・・・」
重なり合った唇から熱い吐息が漏れる。
フィービーはウィザークの腕の中に身を任せて、その唇で愛を確かめ合っていた。
「ん・・・フィービー・・・」
ウィザークはそっとフィービーの寝間着のローブに手を掛ける。
「あっ・・・」
フィービーがびくり、と身体を震わせる。
「やっぱり・・・まだ・・・駄目かい・・・?」
ウィザークが動きを止め、気遣うように呟く。
「・・・ううん・・・平気・・・今日は・・・大丈夫・・・」
そう言ってフィービーは身体の力を抜く。
「フィービー・・・」
ウィザークは小さく頷いてローブをゆっくりと脱がしていく。
するり、と衣擦れの音がしてフィービーのスレンダーな裸身が露になる。
「んっ・・・」
「綺麗だよ・・・とても・・・」
ウィザークが恥ずかしそうに顔を赤くするフィービーの首筋につっ、と舌を這わせる。
「あんっ・・・」
「フィービー・・・手・・・どけて・・・」
胸を覆う彼女の手をそっと外させ、自らの手で彼女の乳房に触れる。
「はっ・・・あっ・・・はぁぁ・・・」
柔らかな双丘を両手で揉みほぐし、先端の小さな蕾を指で捏ねる。
「あぁっ!ひゃっ!あっ、あぁん!」
敏感なそこを刺激するとフィービーの身体が大きく躍った。
「あんっ・・・はふっ・・・ひゃぅぅ・・・!」
稲妻のような快感にフィービーが全身をぶるぶると震わせる。
ウィザークは右手を彼女の足の間に滑り込ませると最も敏感な部分を指先で愛撫し始める。
「きゃうっ!あ、あぁっ、ひゃぁぁぁ!」
ちゅく、と少し湿った感触がウィザークの指先を包んだ。
「フィービー・・・僕の手で・・・感じてくれてるんだね・・・嬉しいよ・・・」
ウィザークは呟きながら手の動きを速めていく。
「あんっ、はぅっ、きゃふっ、ひっ、あぁんっ!」
ぐちゅ、ぐちゅ、とはっきりとした水音が響いて、フィービーの快感の深さを示す。
尚もウィザークの指がフィービーの秘裂を激しく刺激する。
「ああっ、だめっ!わたしっ!いく!いくぅぅぅ!」
びくん、とフィービーの身体が大きく跳ねる。
「ひっ・・・はっ・・・はぁっ、はぁぁ・・・」
そしてぐったりとベッドに突っ伏し、荒い息を吐く。
ウィザークがそんなフィービーを愛おしそうに眺める。
「フィービー・・・」
そっと彼女を抱き抱えると、首筋に唇を寄せる。
フィービーが何かを悟ったように彼の背中に手を回す。
そして次の瞬間ウィザークが牙を剥き出しにして彼女の首筋にがぶり、と噛み付いた。
「あっ、あぁぁっ、あぁー!」
白い首筋を赤い鮮血が滴り落ちる。
フィービーが甲高い悲鳴を上げて、がくがくと全身を震わせる。
「ごめんっ・・・フィービー・・・ごめんっ・・・」
狂ったように呟きながらウィザークはフィービーの血を啜り続ける。
その瞳から大粒の涙が零れ落ちる。
と、その時、
「そこまでだっ!ヴァンパイアめっ!」
何者かの声が響き、続けて放たれた矢がウィザークの肩を貫いていた。
おっと凄いタイミングでしたね
>>448 毎度ながら続きます。
もうちょっとお待ちくださいませ。
453 :
名無しさん@ピンキー:03/07/01 23:11 ID:bV9U7RHL
乙っす!
あぼーん
進行はえええーーー!!!!!!!!!!!!
これは生半可な気持ちで保管するなという事ですか?
あえて作品への感想は書きません。
喪前らは 素 晴 ら し 過 ぎ で す か ら ね ! ! !
いやもう、マジ最高ですわ〜……
なんでこんなにきれいな文章が書けますのん?
そしてこのエロ。実用的ですなぁ〜w
依頼も、すごいですよ。
まさにFFTAの雰囲気そのまま。
依頼システム導入が、このスレを成功に導いたのですね。
「ぐあっ、あぁっ!」
ウィザークが突然肩を突き抜けた激痛にのたうちまわる。
「ウィザーク!?」
「フィービーさんっ!大丈夫かっ!?」
声と共に部屋の中に駆け込んできた人物が叫ぶ。
「あ、あなたは狩人の・・・」
「チェイニーです!さぁ、早くそいつから離れて!」
チェイニーは次の矢を構えながらフィービーに退くように呼びかける。
「ま、待って、チェイニーさん!違うの・・・彼は・・・彼は・・・!」
「何が違うんだ!たった今も君を誘惑して血を啜ってただろう!」
ぎりり、と弦を引き絞りながらチェイニーが再び叫ぶ。
「待って・・・違うの・・・」
「くっ・・・!」
ウィザークはなんとか矢を引き抜くと、近くにあった窓から素早く飛び出す。
「逃がすか!」
チェイニーがすぐにウィザークの後を追う。
「チェイニーさん!だめっ!彼を殺さないで!」
フィービーは必死にチェイニーにしがみついて止めようとする。
「君は奴に騙されてるんだ!正気に戻れ!」
ばしっ、とチェイニーはフィービーを払いのけると、ウィザークを追って外に出る。
そして駆けていく彼の背中に向けて照準を合わせる。
「・・・喰らえっ、不死昇て」
「出でよ!イフリート!」
チェイニーが矢を放つ直前、彼の前に巨大な火柱が上がった。
「何っ・・・!」
チェイニーは慌てて弓を構え直すがもうウィザークの姿は見えなくなっていた。
「良かった・・・間に合った・・・」
フィービーがほっとしたように呟く。
先程の火柱はどうやら彼女の召喚魔法らしい。
「・・・フィービーさん・・・説明してもらいますよ・・・」
チェイニーは矢から手を放して嘆息すると、低い声でフィービーに詰め寄った。
「ウィザークと出会ったのは今から一月ほど前になります・・・」
フィービーは小さな声で語り始めた。
「彼は全身ぼろぼろになって山中に倒れていました」
一目見て彼がヴァンパイアであることはわかった。
しかしそのまま放っておくこともできず、家に連れ帰って介抱した。
「彼は一族間の争いに巻き込まれて刺客に襲われたのだと私に語りました・・・」
そして傷を癒した彼はフィービーに深く感謝し、無二の友人になって欲しいと申し出た。
一瞬迷ったフィービーだったが例え相手が闇の者でも心が通じ合えば、と信じて承諾した。
それから彼がこの家を訪れるたび二人の関係は徐々に発展し、今のような恋人同士の仲になったのだ。
「しかしウィザークと一緒にいるうちに彼の抱える苦悩を知りました・・・」
彼らヴァンパイアの一族は人間との接触を極力避ける。
しかし例外として『食事』の際だけはどうしても直接的な接触が必要になるのである。
彼らの『食事』とはすなわち他種族の生き血を啜る、という行為だ。
「彼はいつも隣にいる私の血を吸いたいという欲望と闘っていたんです・・・」
フィービーは自分の首筋に残る彼の牙跡をそっとさする。
「それで今日ついにその欲望が爆発したってことか?」
チェイニーがここで初めて口を挟んだ。
「いいえ、前々から私は彼に血を与えていました・・・」
ウィザークの葛藤を知ったフィービーは彼に少量ながら血を分けることにした。
彼が他の人間を襲ってしまうことがないように、との配慮だった。
「でも結局それが皆さんに不安を与えてしまったんですね・・・」
「そうだったのか・・・」
涙を流しながら語るフィービーにチェイニーは頷くしか無かった。
「だが・・・それでは君の命が危ないのではないのか?」
チェイニーが頭の中で彼女の話を整理しながら訊いた。
このまま血を吸われ続ければいずれ彼女は衰弱してしまうのではないか、という不安が頭をよぎったのだ。
「いえ、それは大丈夫です・・・彼が私に求める血は本当に少量でしたから・・・」
「・・・じゃあ、俺はとんでもない誤解をしてたってことか・・・」
ゆっくりとフィービーが頭を振ると、チェイニーは苦い表情で俯く。
「チェイニーさんは悪くありません。私がちゃんと説明しなかったのがいけないんですから・・・」
「いや、話も聞かずに撃った俺が浅はかだった・・・本当にすまなかった・・・」
チェイニーはそれだけ言い残すと踵を返して山を下りていった。
あとにはフィービーだけが一人残される。
「ウィザーク・・・また・・・来てくれるわよね・・・お願い・・・私を一人にしないで・・・」
堰を切ったように漏れる呟き。
フィービーはその場に崩れ落ちて涙を流す。
そんな彼女を満月だけが煌々と照らしていた。
山を下りたチェイニーはレオニス神父に事の顛末を説明し、同時にウィザークとフィービーの仲を認めて欲しい、と嘆願した。
神父は相手がヴァンパイアという事に若干難色を示したが、結局は二人の問題、と納得して承諾した。
こうしてクディクスのヴァンパイア騒動は一応の解決を見ることになった。
「ふぅ・・・」
フィービーは読み終えた本を閉じると一つ溜め息を吐く。
彼女の『密かな想い人』が姿を消してもう一ヶ月近くが経った。
フィービーは今も彼のことを思い続けている。
たとえ種族が違っても、たとえ彼が闇の者でも、愛する人であることには変わりが無い。
今もフィービーの胸にあるのは一人の寂しさと彼への愛しさだけだ。
「あぁ・・・ウィザーク・・・あなたは今どこにいるの・・・?」
あの時と同じように何とは無しに呟いた言葉。
そして、
「・・・呼んだかい?」
あの時と同じ声。
「・・・え・・・?」
二人の時が、また動き始める。
数ヵ月後チェイニーの元に一通の手紙が届いた。
チェイニーさん。
その節は御迷惑をおかけしました。
つい先日、ウィザークが戻ってきてくれました。
あの時のことはもう気にしていないそうです。
今は二人で静かに日々を過ごしています。
彼はヴァンパイアで、私はヴィエラですが・・・私は今とても幸せです。
いずれ彼を連れて麓まで下りれる時が来ることを願っています。
その時まで・・・どうかごきげんよう・・・。
吸血鬼の花嫁・フィービーより
この文面から察するに二人は幸せに暮らしているようである・・・。
(了)
ふぃにっしゅ、と。
・・・全然エロが薄いですね。
どうも内容にこだわるとえろくならない・・・。
両立ってのはなかなか難しいですね。
461 :
依頼主:03/07/02 23:28 ID:0rKf0IxS
乙カレーでした!相変わらず素晴らしい!
ゆめゆめ氏乙ですー。
スレの流れ早くてついていけない……(´・ω・` )ショボーン
463 :
一つ目の武人:03/07/03 01:04 ID:jiszj30w
大変だ!サリカ樹林の古砦を散策中に他のクランの奴等に襲われて砦の中に仲間が一人取り残されてしまった!メンバーの負傷も酷く、我等が向かうことができない。どうか仲間を助けてやってくれ! 戦士カルアス
464 :
一つ目の武人:03/07/03 01:09 ID:jiszj30w
仲間の名はリカルド。竜技だけでなく僧技も使いこなす竜騎士。バンガ族には珍しく冷静な性格。左眼を失っている。
あぼーん
バンガをエロに・・・?なんつう難問だよ・・・
ところで、すでに解決された依頼でも
違うの書いちゃったらうpってもOK?
>>466 同じクエストが何度も出てくること、あるじゃん?
だからOKじゃないかな。
>>466 むしろそんな風に職人さんの競演を狙ってるんじゃないかな?
依頼主さんは。
願ったり叶ったりでしょう!
469 :
466:03/07/03 18:51 ID:iw+WH7aB
そ、そうか、許されるかな。
じゃあ書いてみようかな。レスサンクス。
470 :
依頼主:03/07/03 19:16 ID:jiszj30w
>464の依頼、ちょっと駄目でしたね(反省) 別なのにしたほうがいいっすか?
あぼーん
あぼーん
とりあえず、sageましょう、依頼主さん。
>>470 ずっと依頼出してるから意図的にageてるのかと思ってましたが、違ったんスかw
「闇夜の訪問者」の後日談を書いてみました。
・・・というか追加ラブシーンというか・・・そのようなものです。
少しの恐怖と大きな誤解が招いた悲劇。
ウィザークは狩人の矢を受け、フィービーの元を去らざるを得なくなった。
フィービーはウィザークを待ち続け、ウィザークもまたフィービーを思い続けた。
そして、再会。
二人の新しい日々の始まりは奇しくもそれまでの日々が終わった時と全く同じ状況だった。
「あぁ・・・ウィザーク・・・あなたは今どこにいるの・・・?」
何とは無しに呟いた言葉。
「・・・呼んだかい?」
それに返される声。
「ウィ・・・ザーク・・・?」
「ごめん・・・フィービー・・・遅くなった・・・」
「ウィザーク!」
フィービーは読み終えた本を投げ捨てて、思い切り彼を抱きしめた。
「怖かったんだ・・・君がもう・・・下の世界に帰ってしまうんじゃないかって・・・」
「ばか・・・あなたを置いて行くわけないじゃない・・・」
フィービーはぽろぽろと大粒の涙を零しながら、ウィザークの胸を叩いた。
「また・・・愛してくれるかい・・・?」
「もちろんよ・・・ううん・・・今も・・・ずっと愛してる・・・」
不安げに呟くウィザークにフィービーは優しく微笑む。
そしてカーテンの向こうで甘く囁き合う二人の影があの日のようにゆっくりと重なった。
「フィービー・・・愛してる・・・」
「ん・・・ウィザーク・・・」
唇を重ね、舌を絡み合わせる濃厚な口付け。
久しぶりの恋人の味に互いに酔いしれる。
「ふむ・・・んぁ・・・はふ・・・ん・・・」
名残惜しげに離れた唇が再び重なる。
それを何度も繰り返して、ひたすらに愛を確かめ合う。
「はっ・・・ぁ・・・」
ようやく離れた時には二人の心は完全に蕩け切っていた。
互いに何のためらいも無く抱きしめ合った。
ウィザークはフィービーのローブに手を掛けると一つ一つボタンを外していく。
「フィービー・・・もう・・・我慢できそうに無い・・・それでも・・・いいかい・・・?」
「・・・うん・・・お願い・・・私を・・・愛して・・・」
ウィザークは露になったフィービーの胸にそっと手を這わせる。
柔らかな膨らみをゆっくりと指で揉み込む。
「っあ・・・」
フィービーがぴくん、と身体をわずかに震わせる。
愛しい男の手がまるで別の生き物のようにフィービーの双丘を這い回る。
「ふぁっ・・・あっ・・・んんっ・・・」
切なくも心地よいその感覚にフィービーが小さく喘ぎを漏らす。
「きゃふっ!そ、そこぉ・・・」
そっと先端の蕾に口付けると、甲高い声を上げて背を仰け反らせる。
ウィザークはそっとフィービーの秘所に手を伸ばす。
すでにそこは湿り気を帯びていて、無意識の内に彼を求めていた。
「あんっ・・・ウィザークぅ・・・」
フィービーがもじもじと恥ずかしそうに身を捩る。
ウィザークは閉じかけた彼女の足をゆっくりと開かせて秘裂に指先で優しく触れる。
「あっ・・・はぁっ・・・ふぅっ・・・」
くちゅり、と濡れた感触と共にそこが彼の指を受け入れる。
指先で軽く刺激し、段々と速く、複雑に手を動かす。
「あふっ・・・ひゃっ・・・あんっ・・・はぅっ・・・!」
それに従ってフィービーの反応も大きくなっていく。
すでにウィザークの指先は溢れた蜜でぐっしょりと湿っている。
体勢を変えて、フィービーの秘所に自分の顔を近付ける。
「あっ・・・だめっ・・・」
「綺麗だよ・・・フィービー・・・」
微かに抵抗する彼女を制してそこに口付ける。
「ひゃぁっ!あぁぁ!」
秘所を襲った柔らかく湿った舌の感覚にフィービーがびくっ、と全身を戦慄かせる。
「あんっ!だめっ、そんなっ、ひゃっ、あぁん!」
ウィザークは秘裂から溢れる蜜を舌で舐め取り、唇で啜っていく。
淫靡で甘い愛しい女の香りを十分に満喫する。
その香りに触発されたかのようにウィザークの自身は大きく屹立していた。
「フィービー・・・いいかい・・・?」
「う、うん・・・初めてだから・・・ちょっと・・・怖いけど・・・」
あなたとなら、とフィービーがはにかむように微笑む。
その表情にウィザークの我慢は瞬時に限界に達する。
「・・・フィービー!」
「あぁんっ!」
少し荒々しい挿入だったが十分に濡れていたフィービーの秘所は比較的あっさりとウィザークを受け入れる。
「・・・っ・・・大丈夫・・・かい・・・?」
「・・・ん・・・平気・・・嬉しい・・・ウィザークと一つになれて・・・」
フィービーは涙に目を潤ませながら、小さく微笑んでみせる。
「動いても・・・いいかな・・・?」
「ん・・・優しく・・・してね・・・」
その言葉を合図にウィザークはゆっくりと腰を動かし始める。
「ふぁっ・・・あっ・・・あはっ・・・んぁぁっ・・・!」
身体の奥が貫かれる感覚にフィービーが不安混じりの喘ぎを上げる。
それを安心させるかのようにウィザークが彼女の唇を塞ぐ。
「んっ・・・ウィザーク・・・ウィザークぅ・・・!」
「フィービー・・・愛してる・・・フィービー・・・!
段々と激しくなるウィザークの律動。
一定のリズムで突き入れられる度にフィービーの口から甲高い喘ぎが漏れる。
「んぁっ!あはっ!ひゃうっ!あっ、あぁ!ひっ、ふぁっ、はぁん!」
それと同時にウィザーク自身も熱い襞に包まれて、強烈な快感がもたらされる。
「くぁっ・・・フィービー・・・もうっ・・・!」
「あぁっ・・・私もっ・・・いくっ・・・いっちゃうっ・・・!」
そしてウィザークはフィービーの最奥に灼熱の精を放った。
「あはっ、はっ、はぁあぁああぁー!」
びくびくと痙攣しながら二人は同時に絶頂を駆け上がっていった。
夜明け前の最も暗い時間、ベッドの上の二人は幸せに包まれていた。
「ねぇ、ウィザーク・・・」
「なんだい、フィービー?」
「もし麓の街の人達が・・・私達のこと・・・認めてくれたら・・・」
「・・・うん・・・その時は・・・結婚しよう・・・」
そう言ってウィザークはそっとフィービーの頬に口付ける。
「・・・それで・・・二人で一生懸命働いて・・・」
「子供は・・・何人欲しい・・・?」
二人で囁き合う、尽きない未来への希望。
そして、それはもう、すぐ近くにある。
(了)
蛇足でしたかね?
まぁ、適当に流してやって下さい・・・。
482 :
一つ目の武人・概要その二:03/07/05 15:21 ID:iyNYMW2d
仲間の名前はシーク。[肉斬骨断][精神統一]を使う人間族(女)のパラディン。片眼を失っている。
483 :
依頼主:03/07/05 15:23 ID:iyNYMW2d
とりあえずその二を書いてみました。書きやすい方を使ってください!ちなみにその二の方は人間族の女という設定。
484 :
466:03/07/05 17:22 ID:b9tAaHp4
〔闇の訪問者〕1/4
クディクス山脈は、緑滴る青山とはほど遠いところだ。荒れた山肌に貧弱な雑草が
わずかに生えているだけで、木の実やハーブなど山の恵みは期待するべくもない。
夜の一族と戦うために夕暮れに登っているとなっては、寂しさも倍増する。
「なんでこんなところに一人暮らししてるんだろうな。」
独り言のようなエメットのつぶやきに、律儀にマーシュが答える。
「どんな事情があるんだろうね。モーニ、知り合いだって言ってたよね。」
不意に矛先が自分に向けられ、モーニは普段から重い口がますます鈍るのを感じた。
「以前、同じクランにいたことがあるだけだ。個人的な事情なんかは知らんさ。」
ナッツクランにうつる前、メンバーのほとんどがバンガ族で構成された戦闘主体のクランのなかで、
モーニは稼ぎ頭だった。ある日のエンゲージで、モーニは敵の竜騎士の槍に突かれ深手を負った。
カウンターで斬り返して仕留めたものの、出血がひどい。膝をつきそうになったとき、
こちらへ駆け寄ろうとする白魔導士と、その背後で矢を番える敵のスナイパーが見えた。
「バカ野郎!伏せろ!」
叫びざま腕を伸ばして白魔導士を地面に引き倒し、その上に覆いかぶさった。
一瞬後、背中に突き立つ矢の痛み。急所は外れた、下手な弓だと思いつつ、モーニは意識を失っていた。
強靭な肉体がバンガ族の自慢であり誇りだ。多少の傷で後遺症など残りはしない。そう言っても、
白魔導士フィービーは謝り続けた。童顔を涙で濡らしながら。
「ごめんなさい、私のせいで、ごめんなさい!」
485 :
466:03/07/05 17:23 ID:b9tAaHp4
2/4
「……聞いてる?モーニってば!」
マーシュに腕を軽くたたかれて、モーニはわれに返った。
「すまん、何だ?」
「だからね、先行して、様子を見てきてくれないかな。ヴァンパイアがうろついてることを
フィービーさんが知らなければ、わざわざ教えておどかすこともないし。」
モーニは無言でうなづいた。
「念のため、ヴィエラ愛護のロウカード使っとくね。フィービーさんに危害が加えられないように。
もしヴァンパイアとかち合っちゃったら、すぐ戻ってきて!」
遠くにみえる一軒家まで、石の転がる荒地を踏みしめてモーニは歩いていった。
こじんまりとした、ログハウスのような家だった。大きな窓はヴィエラ族の好みだと聞いたことがある。
太陽がほとんど沈んだあとの暗がりに、その窓から明かりが漏れている。明かりとともに、凄まじい妖気も。
モーニは気配を殺しながら、そっと窓から室内をのぞきこんだ。小ぶりなキッチン、丸テーブルと椅子2脚、
本棚とタンス、一番手前つまり窓際にあるベッドの上では、汗ばんだ肉体がからみあっていた。
四つんばいになって頬をシーツにつけ、尻だけ高く掲げたスタイルで、フィービーはヴァンパイアを受けいれていた。
ぐちゅっ、ぐちゅっと音まで聞こえてきそうな勢いで、魔物のペニスがフィービーをえぐっている。
顔と不釣合いなほどに大きな乳房はもみしだかれ、乳首はぷっくりとふくれていた。
「あんっ、あ、あう」
モーニの位置からでは見えないが、太ももの間に差し込まれた手はクリトリスをいたぶっているらしい。
「ふぁんっ!あああんっ」
うつろな目で涎をたらして腰を振るヴィエラの女を、フィービーだと認めたくはなかった。
思わず窓枠をつかんだ手に力が入り、ピシッと窓が鳴る。快感を貪るのに夢中のフィービーは気づかなかったようだが、
ヴァンパイアはすばやく顔をこちらに向け、窓越しにモーニの視線を捕らえていた。
「ククッ、ふもとの神父か?のぞきとはいい趣味だ。」
生気のない肌にやたらと端正な顔をした魔物は、フィービーの太ももを背後から抱え上げた。
まるで子供にオシッコをさせるときのような恰好で窓に向ける。
モーニの目に、フィービーと魔物の接合部がもろに飛び込んできた。
486 :
466:03/07/05 17:24 ID:b9tAaHp4
3/4
薄ピンク色のひだは体液に濡れてめくれあがり、太い魔物の肉棒を根元までくわえこんでいる。
とがったクリトリスを青白い指でつままれ、フィービーは嬌声をあげて身をよじらせた。
「よくしまる具合のいい女だ。ほら、絶頂を見せてやれ」
「やぁっ、あん、御主人様ぁ……くぅぅ」
フィービーの足の親指が、ギュッと内側に曲がってぷるぷる震えている。味わっている快感の深さを物語っていた。
「あああっ!くぁぁんッ!はひっ……ひぃっああんっ」
弓なりに背をそらしたフィービーのなめらかな褐色の肌に、魔物の体液がぶちまけられた。
「あ……あふっ……もっと……もっと私を犯してくださいぃ……今度はおしりがいいのぉ……」
ヴァンパイアの高笑いを背に、モーニは早足で道を下り、待っていた仲間にヴァンパイアは
たしかにあの家にいるとだけ告げた。何か聞きたそうなマーシュからはわざと目をそらした。
いざエンゲージが始まってみると、それなりに戦闘経験を積んだナッツクランにとって
ヴァンパイア一匹は敵ではなかった。
たった今まで交わっていた魔物が、モーニに止めを刺されて塵に還るのを、
フィービーは全裸のまま戸口に立って見ていた。カロリーヌが自分のマントをはずし、
その体を覆ってやろうと近づくと、フィービーは急に駆け出した。すれ違いざまカロリーヌの腰からレイピアを抜き、
「あああああああ!」
腹のそこから振り絞るような叫び声をあげながら、フィービーは体ごとモーニにぶつかっていった。
487 :
466:03/07/05 17:25 ID:b9tAaHp4
4/4
「モーニ!」
マーシュが叫ぶのと、モーニの腕が殺気を感じて反射的に動いたのは同時だった。
鈍い音がしてフィービーは弾き飛ばされ、ジャッジのホイッスルが鳴った。
「レッドカード!ヴィエラ愛護違反でプリズン送り!」
プリズンの面会室はいつも薄暗く、陰気くさい。
「わがままを言って悪いな、マーシュ。」
モーニは保釈を断り、規定の収容期間を牢で過ごすことに決めていた。
「気にしないでよ。……神父さんから手紙が来たんだ。」
「……」
「彼女、元気になったって。でも記憶がないんだって。ちょうど1年分くらい。」
太い息をついて、モーニはおそらく二度とは会わないフィービーの顔を思い描いた。
それはやはり大粒の涙にいろどられた泣き顔だった。
end
488 :
466:03/07/05 17:26 ID:b9tAaHp4
すいません、ゆめゆめ@ものかきさんのリリカルな作品のあとに
ベタネタで(;´д`)
もうしません(;´д`)
乙です。
あぁ・・・切ない・・・ツボだ・・・。
素晴らしいっす、感動っす。
また是非書いて下さい!
490 :
深き絆:03/07/05 22:50 ID:iyNYMW2d
メンバーの一人が帰ってこないの・・・こんなこと他のクランに頼みたくないけど・・一緒に探して欲しいの。 ブラウンラビッツリーダー・ヴィリ
491 :
深き絆:03/07/05 22:52 ID:iyNYMW2d
メンバーの名前はフェリシア。精霊魔法を扱えるスナイパー。明るい性格。性体験無し。
492 :
名無しさん@ピンキー:03/07/06 21:14 ID:tKZZlrqB
age
あぼーん
あぼーん
あぼーん
age
498 :
名無しさん@ピンキー:03/07/07 22:29 ID:sJZsuQIQ
ageage
499 :
名無しさん@ピンキー:03/07/08 00:39 ID:C9lo1DiL
age
500ゲッツ。
501 :
カミハマダカ:03/07/08 08:05 ID:C9lo1DiL
マダカ!マダナノカ!
あぼーん
503 :
カミハマダカ!:03/07/08 21:46 ID:C9lo1DiL
マダカ!マダナノカ!
504 :
名無しさん@ピンキー:03/07/08 21:46 ID:z1eCeLyt
神待ち
神降臨待ち
神待ち
神がいない
あぼーん
神復活待ち
>>511 暫定保管庫おつっす、
あなた様の作品も非常に楽しみにしていますんで
気が向いたときに書いて投下して下さいな。
(´-`).。oO(某催眠スレ住人としては非常にツボに……、勿論それ以外の作品もとてもイイ(・∀・)!!
513 :
深き絆:03/07/15 06:59 ID:AGqa4l4w
どうしてこう言う事になったのか、やっと思い出せた。クエストの途中で皆とはぐれて、道を教えてくれるって言う親切な人についてきて、夕方になったから一晩とめてもらう事になったんだ。
考えてみたら、おかしな話じゃん……何でこの人は自分のお屋敷に私を連れてきたの? 何で夕食後に姿を消して、お屋敷から人気がなくなっちゃうの?
「勘弁してよぉ〜」
私は愚痴をこぼすまいとしたけれど、すっかり滅入ってしまっていた。
入り口であるはずの玄関の扉は、硬く閉ざされていて開きそうにない。
屋敷の中に目を向けてみれば、明かりも消えていて、うっそうとした雰囲気……
「あ〜もう、こんなのやだぁ〜!」
ずるっ。
息を呑んだ。
右手側、食堂に通じる通路。真っ暗で何も見えないその奥底から、何かが這って来る。
危険?。
精霊の声を感じて、耳がざわざわする。
逃げろ。
私は唇だけでつぶやくと、反対側に向かって走り出した。
アレが何なのか分からない。この先に何があるのか分からない。でも、あっちに行くわけには行かない。アレは危険。
どこに通じる通路なのかは分からないけれど、大きな窓ガラスから満月の明かりが差し込んでくる。緋色の絨毯がよく見える。
ここでアレに立ち向かおうか。
一瞬よぎった考えに、好奇心が賛同した。
そして私は、好奇心に負けた。
「かかってきなさい!」
腰につるしたフルーレは飾りじゃないのよ!
514 :
深き絆:03/07/15 07:00 ID:AGqa4l4w
ずるっ、ずるっ。
明かりの届く範囲に、青いブーツのつま先が見えた。
人間?
「逃げなくてもいいだろうよ」
人間だ。
明かりの元に出てきたのは、人間の青魔導師だった。
私は気が抜けて、座り込んでしまった……
「驚かさないでよぉ〜」
人間は申し訳なさそうに笑った。
「足が悪くて退屈でさ、からかったんだよ」
「んもぉ〜」
「だめですよエメットぉ〜。この子はカロちゃんのなんですよぉ〜」
いつの間にか、背後にカロリーヌさんが忍び込んでいた。私をここまでつれてきてくれた赤魔導師さん。
全部冗談だったのね。
私は笑おうとしたけど、体が動かなくなった。
「思い切り怖がらせてから遊ぶつもりだったのにぃ。まあ、もういいですぅ」
「え……?」
私は気を失った。
「電気ショックか? 穏やかじゃないな」
「こんなの序の口ですよぉ。うふふっ」
515 :
深き絆:03/07/15 07:00 ID:AGqa4l4w
よだれがたれてる。
顎を伝う情けない感触に、私は目を覚ました。
「おはよぅございまぁ〜す」
カロリーヌさんが私の頭をなでた。
どういうことだか、私は十字架に貼り付けにされるような格好で、食堂の真ん中につるされていた。足がぎりぎり床に着く。
口には変なボールがはめられてて、閉じられない。これのせいでよだれが……
「なあ、まずは俺からやっていいか? 足痛めてからロクに運動も出来ねぇから、スカっとしたいんだよ」
「しょうがないですねぇ。まあカロちゃんもエメットがやった後のほうがやり易いですから、特別ですよぉ」
エメットがへへっと笑って、ずる、ずる、と右足を引きずりながら寄ってきた。
耳がざわつく。
「たっぷり楽しませてもらうぜ」
口のボールがはずされて、顎が楽になった。
私はごくりとよだれを飲み込んで、二人を睨む。
「こんな事、やめてください!」
結構勢い良く、凄みを利かせて言ったつもりなのに……
二人は無反応。
シカト?
「ほ、ほどいてください!」
「なあカロリーヌ、お前犬の言葉分かるか?」
「カロちゃん、分かりませ〜ん」
にやにや。
516 :
深き絆:03/07/15 07:00 ID:AGqa4l4w
二人のふざけた表情が、私の怒りに火をつけた。
「ふざけないでください! 私、怒ってるんですよ!」
「なに言ってんだか分かんねぇけど、吠えグセは早いうちに治さないとな」
「私は犬じゃない……いたい、いたいやめて!!」
エメットが私の両耳を束ねるて右手でつかみ、引きちぎろうとばかりに下向きに引っ張った!
瞬間に、つま先に視点が移った。
「だまれ」
「いたいいたいいたい!!!」
ちぎれちゃうよぉ……
「だまれ」
押し殺した声。
「うぐ……ひっ……」
耳が熱い。付け根がぎりぎり音を立ててる。
どうしてこんな事をされなきゃいけないの?
涙が溢れてきて、華の置くから喉に伝ってきて、余計に悲しくなった。
こんなのやだよ。
「よぉ〜し、それでいい」
手が離された。
解放された耳は、じんじんと熱を増す。
私は顔を上げる事が出来ずに、涙をこらえてつま先を見詰めた。
「無駄吠えはやめろよ。近所に迷惑だからな」
517 :
深き絆:03/07/15 07:01 ID:AGqa4l4w
まだ痛いよ……
間をおいて、耳に激痛が走った。
「ひぎゃぅぅ!!」
「人の話を聞くときは顔を上げろ!」
エメットが又私の耳をつかんでる! 上へ上へ引っ張ってる! 左右に振ってる!!
ちぎれるぅぅ!!
「ぎゃうう!! や、やめて! やめてぇぇ!! ちぎれちゃう!」
「返事!」
ぎりぎりぎり……
「いやぁ!! ああ! いたい、いたいよぉぉ!!!」
耳をひねられた。
もう痛すぎで、むしろ耳がどんな状態なのか分かってしまう。血管の一本一本が悲鳴を上げる。神経がはじけ飛ぶ。肉の繊維が千切れる……
涙が頬を伝うのが分かった。でも多分、顔中がぐちゃぐちゃなんだろう。
「ぅぎぎぎ……」
視界が反転した。白目を剥いてるのかもしれない。
「返事!」
機械的な繰り返し。
もういや。早くやめて。
何でもするから。
私は痛みから逃れるために、定まらない目をエメットに向けて、小刻みに顎を頷かせた。
「ひゃひぃぃ……ひゃいぃ……」
518 :
深き絆:03/07/15 07:01 ID:AGqa4l4w
解放された。
がしゃんっ。
倒れようとした私を、鎖が支える。十字に棒立ちは変われない。
でもそんな事より、耳が。痛いよ。耳鳴りするよ……
「次からはちゃんと返事しろよ」
耳、耳。みみぃ……
「だめみたいだな」
エメットの手が伸びてくる。私は恐怖に突き動かされて、跳ね上がるように姿勢を正した。
「は、はい!」
「……分かればいいんだよ」
エメットはつまらなそうに手を引いた。
助かった。
しかし私が安堵する暇もなく、エメットの手は洋服の襟にかけられた。
「犬が服を着てるってのも、妙だよなぁ?」
そんな!
私が悲鳴を上げようとすると、カロリーヌが反応を見せた。
「エメット知らないのぉ? 最近はねぇ、そういうのが流行りなんだよぉ〜」
「おお、そうかそうか」
安堵して、力が抜けた。
がくん、と体が四つんばいの姿勢になる。上半身を支える鎖がたるんで、おなかに巻きつけられた鎖だけが私を支えているからだ。
それにあわせて、エメットが私の背後に回りこむ。
519 :
深き絆:03/07/15 07:01 ID:AGqa4l4w
「んじゃ、このままヤるわ」
腰をつかまれた。
「いやああぁぁ?!」
私は恐怖と不安で一杯になって振り返ろうとしたけれど、エメットに頭を押さえつけられて阻まれた。
「痛いのが気持ちいいんだから、黙ってろって」
「いや、いやああ!!! やめて、それだけはやめてぇぇ!!!」
「っつーかさ」
? 何?
私は騒ぐのをやめて、言葉の続きを待った。
「犬が喋るなって」
「んぐぅ!?」
口に何か押し込まれた。
パンだ。ぎゅっと押し固めたパンだ。
下半身がむき出しになるのがわかった。
「んんん!!!!」
そこからは、あっという間だった。
性知識のない私にも、自分のセックスに男性器があてがわれているのが分かった。
自慰ぐらいならした事はある。数える程度だけど、恋をすると、たまらなくなって。そのたびに夢見ていた、愛する人との契り。
それが今――
ぐつっ。
肉が割れる音。
520 :
深き絆:03/07/15 07:02 ID:AGqa4l4w
入ってくる。熱いのが入ってくる。
拒んでるのに、入ってくる。
ぐづづづづっっ。ぐぐっ。
ああ、処女幕にあたってるんだ。
ぐっ、ぐっ。
破れる。
ぷちっっぃ。
激痛が走ってきた。
「んぁぁあああああ!!!!!!!!!」
私が身体をゆすると、エメットはそれにあわせて男性器を押し込んだり引き抜いたり。
私の血が潤滑液となって、エメットの男性器と私のセックスを契りを助ける。
ところで、どうして私はこんなに冷静なんだろう?
気がついた瞬間、冷静さは失われた。
「んぐぅふぅぅ!! んぐぐぐ!!」
いたい! いたいぃぃ!!!
抜かないで、ぬいちゃいや! いたいの!!
押さないでぇぇ!!!!!!!!
ぐああ!! 入ってくるぅぅ!! いたいよぉぉ!!!!!!
裂けちゃう! 裂けちゃうぅ!!! もうだめ!
死ぬぅ!!
「いい感じだな」
521 :
深き絆:03/07/15 07:02 ID:AGqa4l4w
よくない! よくないよぉぉ!!!
うああ!! 苦しいぃぃ!!
息が出来ない……
おなかの中身が飛び出るぅ……
「エメットぉ。気絶しちゃってるみたいだよぉ?」
「あ? かまうもんかよ。こっちはまだ終わってないんだぜ?」
がくん、がくん。
私の身体は人形のように、エメットの動きにあわせて揺れる。
前、後ろ、押し、引き。
動きが激しくなってきた。
かくかくかくかくかくかくかく。
ぐっぢゅ、ぐしゅぅ、ぐぢゅぢゅっ。
「よし、たっぷり射精してやるぞ!」
ドクっ、ぐぴゅぷっっ、びゅるるっっ……
まるで傷口をふさぐかのように、エメットの熱が私の胎内を満たす。
気を失ってるのか、保っているのか。私にも分からない……
522 :
深き絆:03/07/15 07:14 ID:AGqa4l4w
連続投稿規制にひっかかりましたw
保守ついでに、少しずつアップします。
523 :
深き絆:03/07/15 07:27 ID:AGqa4l4w
心地よいマッサージで目覚めた。
全身を癒す、心地よい指先の流れ。胎内の毒を全て洗い流してくれそう。
「お目覚めですかぁ〜」
カロリーヌだ。
私は身構えようとしたけれど、うつ伏せの状態ではどうにもならないし、この心地よさに身を任せたかった。
「ごめんねぇ〜。エメットはおバカさんだから、加減を知らないの」
カロリーヌの指が、セックスに触れる。けれどそれより先には進まないで、私に男性器の感触を思い出させたまま、上半身に移った。
ごぷっ。
ねばっこいものが、セックスから溢れた。
私は恥ずかしくなって逃げ出したくなったけれど、カロリーヌは気にしていないようだった。
「実はね、あなたにして欲しいことがあるのぉ」
「私に?」
私は警戒を解いていた。
警戒していても、裸にされているこの状況では手のうち用がないもの。
「ある競技に参加して欲しいのよぉ〜」
マッサージの手が止まった。
「集中力を必要とする、美しい競技。乗馬レース、って呼ばれてるねぇ〜」
乗馬?
「チョコボに乗るの?」
「うん、まあ、チョコボも使うの」
私が渋っていると、カロリーヌがマッサージを再開した。
524 :
深き絆:03/07/15 07:28 ID:AGqa4l4w
「試しにやってみてぇ。やってみれば、すぐ分かると思うの」
「うん」
マッサージが終わると、私は元の服を返された。
何も変わったところはない。
「ついてきてぇ〜」
もしかしたら、悪いのはエメットだけなのかもしれない。
クランのみんなのことは気になるけど、今はこっちに集中して、状況を打破しよう。
中庭に出て、もう朝なのだと知った。日差しが暖かくて、このまま一眠りしたいかも……
「乗馬レースを教えるねぇ〜。とりあえず、いいって言うまでぐるぐる走ってね」
中庭の広さは、ちょっとした運動スペースって感じ。一周が50mぐらい。
「任せて」
こういうことか。
早い話が、乗馬レースと言うのはマラソンなんだ。
集中力がどう必要なのかはわからないけど、これは得意分野。
でも、走ると腰が痛い……
「ちょっと休んでからで……」
「走れぇ〜」
パン!
「ぷぎゃ!?」
お尻痛い!!
私は何が起きたのか理解できずに、転んでしまった。
525 :
深き絆:03/07/15 07:28 ID:AGqa4l4w
「な、なに?」
カロリーヌが持っているのは、革の板? しゃもじみたい。
「ほぉらぁ、走ってぇ!」
「な、何でそんなものを」
「走れ!」
パン!
「あう!」
お尻を叩かれて、私は痛みで拍子を付けて立ち上がった。
また叩かれそうになり、走った。
「どうしてこんな事をするの?」
カロリーヌは答えてくれない。黙々と、不思議な笑みをたたえながら私の後を付いて走ってくる。
不安がマッサージの心地よさを覆いつぶす……
「もっとはやくぅ」
ぱん!
「いやっ!」
追いつかれるなり叩かれた。
私は足を速めて、距離をとった。
「やめて!」
「やめたら競技にならないもぉ〜ん」
何? 何なの、乗馬レースって。
気の迷いが足に出て、追いつかれてしまった。カロリーヌ自身も早いんだ。
526 :
深き絆:03/07/15 07:28 ID:AGqa4l4w
「足をもっと高くしないとだめぇ〜!」
ぱん! ぱん!
一度叩かれると、銚子がずれて逃げられない。
パん! パパン! ぱんっ!!
「うきゃぁ! ぅぅ! やめ、やめてぇ!」
「ほら、しっかりぃ!」
拷問だ。
ぱん!
「ひぎっ!」
呼吸が乱れてしまって、もう走るどころではなくなってしまった。
なのに、カロリーヌの手は止まらない。
「歩かない〜!」
「む、無理。少し休ませて、あうぅ!」
激痛ではないけれど、骨身に染みる痛さ。
「フェリちゃんがもっと上手に走ったら叩かないんだよぉ」
そんなの無理よ……
「フェリちゃんなら出来るって、信じてるよぉ」
ぱん!
「くふぅ!」
「ほぉら、がんばって!」
私は走った。
527 :
深き絆:03/07/15 07:28 ID:AGqa4l4w
逃げなきゃ。そう思っているのに、なぜか身体は乗馬レースを続けてしまう。
カロリーヌのパドル捌きにいいようにあしらわれて、辞められない。
「ちょっと休憩しようかぁ?」
「は、はい」
私はその場に仰向けに倒れこんだ。
荒い呼吸を整えないと。
カロリーヌはぜんぜん疲れた様子を見せない。
多分、大した距離は走っていないのだろう。叩かれると言う不慣れな現象に、体が参っているんだ。
そんな事を考えている隙を突いて、カロリーヌが私の服の胸部を切り抜いた。
「いやぁ!」
胸があらわになってしまい、私はあわてて起き上がって手で胸を隠した。
「こらぁ、まだ終わってないんですよぉ」
「な、なにをするの!」
「大丈夫、痛くないよぉ」
「いや!」
私はカロリーヌの手を振り払った。
とたんに、カロリーヌの表情が険しくなった。
「エメット呼ぶよ?」
それが何を意味するのか、考えるまでもなかった。
私は唇をかんで、カロリーヌを受け入れた。
「それでいいんですぅ〜」
528 :
深き絆:03/07/15 07:29 ID:AGqa4l4w
にっこり。
真意のつかめない人だ。
自分のされたことを見て、顔が真っ赤になった。
「良く似合ってますよぉ〜」
拍手をされて、もう死んでしまいたくなった。
乳首に鈴を付けるなんて、正気の沙汰じゃない!
金具が乳首を締め付けて、鈴の重みが乳首を引っ張る。少し動いただけでも、淡い電流が全身に響く。
「こんなのいや!」
私がはずそうとすると、カロリーヌがその手を制した。
「全部終わったら、はずしてあげから。無理にはずそうとすると、痛いだけなんですよぉ」
たしかに、見たことのない金具だった。
でも、でも……
私は泣きたくなった。
こんな格好で競技に参加するなんて、出来ない。
「無理に出なくてもいいから。カロちゃんね、フェリちゃんの可愛いところをみたいだけだから……」
涙を浮かべている。
私の可愛いところ? 見たい?
「ごめんね。終わったら、すぐに戻してあげるから」
許してしまった。
529 :
深き絆:03/07/15 07:45 ID:AGqa4l4w
走ると、乳首に想像以上の刺激が走った。
それだけで声を挙げてしまいそうで、恥ずかしい。
「がんばって! 足が下がってるぅ!」
ぱん! ちりんっ。
「んぁっ!」
声が漏れてしまった。羞恥心が掻き立てられる。
呼吸が乱れ、歩調が乱れる。
「しっかりしてぇ〜」
ぱぁん!! りりりんっ。
「ふぐぅぅ!!」
足を、足を上げれば。
足を高く上げて走ると、振動が増した。
りん、ちりん、りりん、ちりん。
音が心を乱す。そればかりではなく、私のセックスをほてらせる……
「もっと早くぅ〜!」
ぱしん! りんっ。
走らないと。
「ほら、また足が!」
ぱん! りりりん。
もっと早く。
「胸を張ると、きれいに見えるよぉ〜」
530 :
深き絆:03/07/15 07:45 ID:AGqa4l4w
パァン! ちり、りん。
乳首が、乳首が……
「ほら、胸を張ってぇ!」
ぱん! りり。ぱん! ちりん。
「ふはぁぁ……」
足が重い。
でも、走らないと。胸を張って、足を高くして。
りり、りん、ちりり、ちりん。
びくん、びくん。乳首が気持ちよくて、頬が上気してる。
カロリーヌに気づかれないようにしないと。
「もしかしてフェリちゃん、感じてるんですかぁ?」
「そ、そんあこと」
「神聖な練習場で、何をしてるんですかぁ〜!」
パァァァン!!! ちりん!
「くひゃぁ!」
私は余りの快楽とお民に、転倒した。
意図的に、カロリーヌにお尻を向けるようにして。
「たってぇ〜」
ぱん!
「ぅひっ」
「ほぉらぁ」
531 :
深き絆:03/07/15 07:46 ID:AGqa4l4w
ぱしん!
「んぁぁっ」
気持ちいい。乳首とお尻がいいのぉ。
カロリーヌのため息が聞こえた。
「どうしようもないヘンタイさんですねぇ〜。リッツ並みですよぉ? そういう子にはぁ〜、こうです!」
ひゅぅっ、ぱぁぁぁんんん!!!!!!!!!!
「ふぎゃぁぁ!!!」
お尻の皮がはがれるような激痛に、私は身をのけぞらせた。
りりんっ。
乳首が、乳首いいのぉ!
ぷしっ、しゃぁぁぁ……
桃の内側を、熱いものが伝う。
「あららららぁ。おもらしまでするんですかぁ? ますますリッツ並みですねぇ・・・」
リッツでもヘンタイでもどうでもいい。
私はただ、目の前の快楽に浸っていたい……
「ところで、何のために走って居たんですっけねぇ?」
分からない……覚えてない……
「ほら、気をしっかりぃ」
ぱん。
「くひゅっ」
くすぐったさが気持ちいい。
532 :
深き絆:03/07/15 07:46 ID:AGqa4l4w
「たしか、乗馬レースをやってるはずですよぉ」
そうだっけ?
「わすれないで!」
そうだった……
走らないと。
私はカロリーヌに何回も叩いてもらいながら立ち上がって、のろのろと走り出した。
「ちゃんと走って〜」
いやよ。
こうすると、たくさん叩いてもらえるもの。
「もぉ〜」
パン! りんっ。
ああ……もっと叩いて……
あれから何日たったのだろう。一ヶ月は経ったと思う。
今では私はすっかり乗馬レースの「名馬」だ。
カロリーヌの側で四つんばいになって生活すると言う誇りにも目覚めた。
人生はばら色。
「おいカロリーヌ。そいつ、帰してやらなくていいのか?」
エメットが藪から棒に聞いた。
そのせいで、私の走りが乱れてしまった。
「ちゃんと走る!」
533 :
深き絆:03/07/15 07:47 ID:AGqa4l4w
ぱん!
「はい!」
もう、快楽に負けておざなりな走りはしない。
足を高く。胸を張って。美しく。
りりん、りりん、りりん、りりん。
「帰さないよぉ〜。だってカロちゃんとフェリちゃんは、深いふかぁ〜い絆で結ばれてるんだものぉ」
エメットが呆れ顔で出て行った。
「ねぇ?」
「はい」
私が立ち止まっても、カロリーヌは叩かなかった。
私たちは濃厚なキスを楽しんだ。
そしてまた、走る。
今日も幸せです。
END
534 :
深き絆:03/07/15 07:47 ID:AGqa4l4w
117だ。クエストは失敗に終わってしまったw
すまない。
535 :
山崎 渉:03/07/15 11:10 ID:vhmwz+RP
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
>>512の直後にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
相変わらず飴と鞭の上手なカロタンイイ(・∀・)!!
537 :
いにしえの秘薬:03/07/15 23:45 ID:ryvtEkj4
もう少しだ・後一歩で究極の薬が完成する・・研究を手伝ってもらいたい。 錬金術士エンリケ
538 :
いにしえの秘薬:03/07/15 23:48 ID:ryvtEkj4
必要ジョブ・召喚士。 エンリケが研究している薬は、噂では究極の媚薬らしい。
あぼーん
540 :
依頼主:03/07/15 23:54 ID:ryvtEkj4
初の失敗報告?!ううむ、そっちの絆もありか・・。とにかく乙でした!
541 :
名無しさん@ピンキー:03/07/16 21:36 ID:SewQG2X0
ダレモコナイナ!
あぼーん
あぼーん
544 :
依頼主:03/07/17 18:00 ID:N+tWEnj1
期待sage
過去の作品への感想でも何でもいいから、普通の書き込みでスレを守るんだ!
これは、言うなれば防衛クエスト!
シンサクハマダカ!
「助かったよ、エルデナ君。君のおかげで、秘薬を完成させる事が出来た!」
エンリケの、学者でありながら子供めいた瞳の輝きに、エルデナは微笑した。
「お力になれて何よりですわ。またいつでも、私たちナッツクランにお任せください」
「うむ、ありがとう! これはお礼だ。持って行ってくれ」
物を手に押し込められて、エルデナはあわてて押し返した。
「こういうものは、受け取らない事にしてるんですよ」
「いいじゃないか。今回の成功は、大大大成功なんだ!
ただ報酬を渡しただけでは、わしの気がすまんのだ。さあ、いいから、もって行け!」
はぁ……
エルデナは観念して、それを受け取った。
「皆には黙っておいたほうがいいわね」
酒場に戻ったエルデナは、大成功の報告を済まして報酬の品とギルを渡すと、そそくさと部屋に戻った。
派遣クエストが激しい疲労を伴うことはみな承知しているので、誰も気に留めなかった。
ベッドに腰を下ろして指先に見詰めるものは、エンリケにもらった試験管。
その透明な液体が何であるのか、怖いほどに知っている。
媚薬。それも、とてつもなく強力な。
エルデナ自身も手伝った動物実験では、被験動物たちが性器を擦り切れさせてまで性交を続けていた。
ごくり。つばを飲む。
愚かなのは分かっている。それでも……
エルデナは覚悟を決めて、杯を空けた。
「んはぁっ!!」
軽く身体を動かしただけで、乳首と服がこすれてしびれた。
赤魔導師の服は、布地が粗い。
「はぁっ……かっ、くひっ」
ベッドに倒れこんでしまい、全身を布の荒々しさにもてあそばれ、呼吸すらままならない。
「うぁぁ!! ひぃっ、い、いいっっ!」
汗が全身から吹き出て止まらない。
服の上から荒々しく胸をもみしだくと、胸元がじんわりとぬれる。
母乳が出ている。
体液の分泌が活発になるとかどうとか、聞いた様な気がした。
通常ならありえない痴態が、興奮を誘う。
「あ、ああ……えろいぃぃ、えろいよぉぉ!! 私のおっぱい、えろいのぉ!!」
ぐちゅっ、ぐちゅっ。
揉むほどに溢れる母乳で、服がびしょびしょになる。
ぬるるっ、にゅるっ。
母乳が潤滑剤となって、新しい刺激が胸を包む。
「んはぁぁ!!!! おっぱい、おっぱいイイのぉ! えろいおっぱい気持ちいいのぉ!!」
下半身には指一本触れて居ないというのに、既に大洪水だった。
ぬちゅっ、ぬちゅっ。
「んはぁぁ……えろいおっぱい、気持ちいい。おいしいのぉぉぉ」
絞って染み出させては手のひらで受け、口に運ぶ。
媚薬が余りにも高濃度であったために、その成分はエルデナの母乳にも分泌されていた。
その結果、エルデナはちょうど薬物の依存と同じ状態に陥っていた。
ぺちゃ、ぴちゃ、くちゅちゅ。
「おいしぃぃ……えろいおっぱい美味しいよぉぉ。もっとぉ〜」
母乳が潤滑剤になっているとはいえ、力強く絞られる乳首は限界に達していた。
ひりひりと激痛が走る。
「はぅぅん!! それ、それイイいぃぃぃ!!!!」
ぐぐぐぐ……
痛みを求めて、更に絞る。
ぶぴゅぴゅっ、ぴゅっ。
激しく母乳が噴出し、服を通ってベッドのシーツをぬらした。
「んむぅぅ!!」
一滴でも逃すまいと言わんばかりに、エルデナはそのシミにしゃぶりつき、自分の乳をすすった。
麻薬が脳を溶かす。
すすりながらも、搾乳は止まらない。
ぎゅ〜、ぎゅぎゅ〜。
「うんぅぁぁああ!!!! いい、イイの! もっと絞ってぇ〜! えろいおっぱい絞ってぇ!」
ぴゅぴゅ〜〜〜。
壊れた噴水のように母乳が噴出し、シミを作るどころか、ミルクだまりを作った。
「ああぁぁ! んはっ、んぃぃ! おいひぃぃ!! んみゅうううぅぅ!」
ぴちゃぴちゃ、ずずず。
エルデナは壊れた脳で何も考える事も出来ずに、搾乳しては飲み、飲んでは搾乳を続けた。
乳首の痛みは増し、乳房全体が痛みを訴える。
「いいのぉ! えろいおっぱいよすぎて、壊れちゃうぅぅ!!」
本来真っ赤であるべきの赤魔導師のローブは、今やその胸部だけ母乳の乳白色を帯びて白魔導師のそれに似ていた。
「くはぁぁ! きもちいいぃぃぃ!!! 乳首に、乳首ににゅるにゅるきてるぅー!」
脱ぎにくいからこそ始まってしまった羞恥自慰。
エルデナは僅かな脳で自らの痴態を創造しては、更に興奮していた。
「にゅるにゅるぅぅ! おっぱいとまんないよぉぉ!! おっぱいまみれになっちゃう! えろくなっちゃうぅ!」
むんむんと、母乳の匂いが部屋に立ち込める。
その母乳をすすりながら、エルデナの脳はとろける。
「もっとぉ! もっとばかにしてぇぇ!!」
搾乳の力が強まる。
ぴゅるるるるっ!
母乳が噴出すと言うよりは、もう射精のそれに近かった。
水分が薄くなり、乳の成分が色濃くなったのだ。
その感触は更にエルデナを興奮させた。
「きゃはっ、ぐちょぐちょぉ!! グチョグチョきもちいいいいい!!!!!!!」
更に力がこもり、ついに。
ピッ。
神経に亀裂が入った音。
「かはぁっ……」
エルデナの乳房の組織が限界を超えて、壊れた。
エルデナが意識を失うと、膀胱が緩み、今まで溜まっていた小水がこぼれた。
しゃああぁぁぁぁ……
仰向けになって、尻を高く突き上げて胸を絞っているその姿は、見られたものではなかった。
溶けきった脳の中で、失われた意識の中で、エルデナは自慰を続ける。
部屋には異臭とも呼べる、媚薬の香りが満ちていた……
END
保守です。
キタ━━━━ヽミ´ー` 彡ノ━━━━!!!!
最近夜になると沢山のモルボルが現れるらしいのです。被害が出る前に一緒に退治しに行ってもらえませんか? オズモーネのスナイパーレイナ
レイナはオズモーネ平原に住む腕利きのスナイパー。強気な性格。
FFT物は駄目なのかのう。
ラムザ×アグリアス萌え。
あせる余りに、クエスト条件満たしてない事に気がつかなかった!
エルデナを召喚士に脳内補完するか、なかったことにしてください……
558 :
名無しさん@ピンキー:03/07/22 01:16 ID:BnO0AvJh
神の降臨待ちage
あぼーん
あぼーん
511氏の自作SS消えとる……
個人的には好きだったのに……
>>561 そんなのあったっけ? 最初の頃から見てるけど、記憶にない・・
>>563 インフォシークって、エロ駄目だからかな?
>>563 復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
全ての種族出たかな?
モルボル討伐に派遣されたのは、同い年ぐらいの赤魔導師のカロリーヌだった。
そのモルボルの知識の豊富さに、レイナはただ驚嘆した。
「あんた、詳しいのねぇ」
「カロちゃんは、勉強家なんですよぉ」
この人となら上手くやれる。
レイナはそう確信すると、出発を告げた。
満月の夜にモルボルを倒すのには訳がある。
満月の明かりの元で、モルボルは著しく弱体化する。
「本当! 臭い息を吐いてこないわ!」
8体居たモルボルの最後の一体をねじ伏せて死亡を確認すると、レイナは喜びをあらわにした。
「カロちゃんは何でも知ってるんですよぉ」
えっへん、と胸を張るカロリーヌ。
「どうして満月の夜には弱くなるの?」
レイナが問うと、カロリーヌはうっすらと笑った。
月明かりに照らされるそのほほ笑みは、暗い地底のように思えた。
「なんでかなぁ〜」
うぞぞぞぞっ。
触手がうごめいて、レイナの足を取った。
「きゃああぁぁ!!? な、なにこれぇ!!!」
触手に引っ張られて、レイナは触手の海に倒れこんだ。
触手がうぞうぞとうごめいて、レイナの身体をまさぐる。
「いやー! 助けて、カロリーヌ!!」
返事がない。
見えるのは触手と満月だけ。
きっとカロリーヌも襲われてるんだ。
ふっとそう思うと、絶望を感じた。
モルボルの触手に力はなく、服を破かれる事はなかった。だが、そのせいで服の中で触手がうごめき、嫌な粘液で胸を下腹部を塗らされ、スナイパーとしてのプライドが一つ一つはがされていく。
こういうときに口をあけてはいけない。口に触手が入ってきたら、呼吸がままならない。
レイナは冷静に判断すると、恥辱に耐えようと緊張した。
「ぐぅぅぅ……!!」
ついに触手が膣の入り口を捉えた。
この後に何が起こるのかは予想が付く。長いスナイパー生活、色々な体験をしている。世に獣姦と呼ばれる行いもしてきた。
触手の表面がざらついているのが、膣のひだを通じて分かった。
耐えるしかない。
レイナは涙を流しながら、膣がモルボルの精で満たされるまで耐え忍んだ。
朝日が顔を見せるころに成って、モルボルの死体は力尽きた。
「おわった・・・」
レイナが呆然と立ち上がると、膣からぼとぼとと音を立てて精液が溢れた。
むっとする臭気に鼻をしかめて辺りを見渡すと、赤魔導師の服を精に濡らすカロリーヌが逆行を浴びてたたずんでいた。「無事だったの、カロリーヌ?」
レイナがカロリーヌの無事に安堵すると、カロリーヌはレイピアを振り払ってレイナに歩み寄った。「カロちゃんをなめるなぁ!」
「よかった。家に戻りましょう。臭くてかなわないわ」
二人は軽く笑い合いながら、何事もなかったかのように家路に着いた。
「裏の泉で水浴びしましょ」
「大賛成でぇ〜す!」
「あ、こら! こんなところで脱がないの!」
「えへへぇ〜」
裏に出てカロリーヌの服を脱がせてやりながら、レイナはにんまりとした。
妹が出来たみたい。
いつまでもこうして一緒に……
ううん。それはできない。彼女はクランの人。ここにとどまっていてはいけない。
カロリーヌが泉に飛び込み、しぶきが頬にかかった。
「あたしもっ」
負けじとレイナも飛び込み、胸の内を忘れ去ろうと勤めた。
しかし、姉妹のように楽しむ水浴びを続けるにつれて、忘れがたくなった。
このまま抱きしめて繋ぎとめておければ。
レイナがそう思った瞬間に、カロリーヌがレイナの足にしがみついた。
「こら、何するの!」
「こっちもキレイキレイしましょうねぇ〜」
「え? や、やだ! やめなさい!」
押さえつけて防ごうとするレイナを押しのけて、カロリーヌはレイナの膣に口付けをした。
ぢゅぢゅぅぅぅ……
「んはぁん!」
膣に溜まっていたぬめりを吸い取られ、レイナは心地よさの余り一瞬我を失った。
カロリーヌは目を閉じて膣に口をあてがったまま、ゴクゴクと喉を鳴らす。細い喉が上下して、モルボルの精液が食道を流れる。
精液が零れる度に思い出す、モルボルの触手。無数のイボが肉ひだを絡めながら突き入って、Gスポットをなでながら抜けて行く。
いつしか触手を求めて口腔を開けたが、触手は口には目もくれず、膣だけを狙った。
アナルにも欲しい。
左手でアナルをまさぐったが、触手は触れてくれない。仕方なく、いつしか自分でアナルを慰めていた。
触手は子宮の入り口を強く押して、身体を持ち上げた。
空いた右手で身体を押さえながら、乳首をもてあそんだ。
いやらしい音にかき消されて、自分のあえぎ声も聞こえない。
気がつくと、カロリーヌの頭を自分の秘部に押しつけていた。
レイナの理性は辞めろと告げる。レイナの性欲が、筋肉に指示を出し続ける。
「ぅぁ……カロリーヌ、やだ、あたし……ごめんなさい」
カロリーヌが魅惑的に笑った。
「いいんですよぉ」
いいんだ。
レイナの理性は吹き飛んだ。
「ぁああ! カロリーヌ、あたしのおまんこ、もっと吸って! 気持ちいいの!」
がくがくがく。
レイナの腰は、男性がフェラチオを強要するときのように激しく前後に揺れた。
カロリーヌは従順に従って、肉ひだの一つ一つを丁寧になめとりながら、精液の一滴も残さないようにすすった。
舌の動きにあわせて溢れ出る愛液が、カロリーヌの顔を濡らす。
レイナはそれを見て、不思議な高揚感を覚えた。
私はカロリーヌを犯しているんだ。
「カロリーヌ! カロリーヌ、いいわよぉ!!」
カロリーヌの鼻がクリトリスに触れると、レイナは人生で一番のオーガズムを味わいながら堕ちた。
モルボルの危機は去り、平和な日常が戻ってきた。
一つ違うのは、カロリーヌが居る事。期限の日にちが来るまで後何日か、一緒に居たといってくれた。
姉妹愛とも、同性愛ともつかない感情に、底冷えする夜だというのに血が熱くなった。
体が熱い。
お腹が熱い……
レイナはベッドにもぐりこむと、お腹を抱えるようにして眠りについた。
切りのいいところで小休止。まだ続きます。
一日目
「おはようございまぁ〜すぅ」
レイナが香ばしい香りに目を覚ますと、カロリーヌがベーコンエッグを乗せた皿を片手に元気良く朝を告げた。
「か、カロリーヌ。朝食作ってくれたの?」
「これぐらい、朝飯前ですよぉ」
胸がきゅんとなった。
レイナは香りに誘われるように食事の席に着くと、テーブルに並べられた料理の山に驚いた。
「……どう見ても4人分はあるんだけど」
「作りすぎちゃいましたぁ」
憎めない笑顔。
レイナはくすっと笑って、食事に手をつけた。
何故だか今朝は異様に空腹だ。
食べても食べても、お腹が満足しない。
もっと、もっと。栄養が必要なんだ。
一人分じゃ足りない。
もっと食べないと。
空腹感は収まった。でも、栄養が足りない。
もう一皿。
「たくさん食べてくださいねぇ」
カロリーヌの笑顔も、何よりのご馳走。
美味しい。もっと食べよう。
むさぼるように食べて、いつの間にか料理の山がなくなっていることに気がついた。
「やだ、あたしったら」
気恥ずかしくなって頬が染まる。
カロリーヌは嬉しそうに皿を片付けた。
「カロちゃん嬉しいですよぉ〜。お昼もたくさん作りますね!」
満腹になると、眠気が襲ってくる。
レイナはうつろに眠い事を告げると、カロリーヌの肩を借りてベッドに横たわり、ぐっすりと眠った。
お腹が重い。少し食べ過ぎたのかもしれない。
昼ごろになって起きると、朝と同じように大量の食事を食べて、眠り、夕食を待った。
夕食も限界まで食べた。お腹がどんどん重くなる。
お腹が熱いのは、消化のため?
まだまだ続きます。
二日目
昨日と一転して、食欲がなかった。
カロリーヌはそれを察知していたかのように、野菜中心の料理を少し並べるばかりだった。
「よくあたしの食欲無いの分かってくれたわね」
「昨日は食べすぎでしたからねぇ〜」
そっか。
レイナはお腹の重みを押さえつつ、食事を取った。
食事を終えて屈伸すると、お腹が重いだけではないことに気がついた。
胸が痛い。鈍痛。
「どうしたのぉ?」
カロリーヌが心配するので、レイナは服をたくし上げて胸を見せた。
何もおかしいところはない。
「う〜ん。大丈夫みたい」
「本当にぃ?」
カロリーヌの冷たい指が乳房をまさぐる。
「ぁっ!」
鋭い痛みとともに、途方もない気持ちよさが脊髄を駆け巡った。
「きゃぁ!」
ぷちゅっ。
カロリーヌの顔に、レイナの乳首から噴出したミルクがかかった。
「え?」
レイナは驚きの余り、痛みを忘れた。
「レイナちゃん、おっぱい出るんですかぁ?」
「そんな事ないわよ」
でも、出てる。
カロリーヌにもまれた左の乳房は、たらたらと母乳を垂れ流している。
甘い香りが部屋に満ちた。
「あららら。汚れちゃいますねぇ」
カロリーヌが乳首に吸い付いた。
レイナはそれを防ごうとしなかった。
辞めさせなきゃ、と理性が叫ぶ。でも理性に何の意味があるの?
「んぁぁ……」
レイナが力を失ってへたり込むのにあわせて、カロリーヌも乳首を吸ったまま姿勢を下げる。
ちゅちゅぅぅぅ……
時折甘くかんで、母乳の出を促す。
それは同時に、駆け巡る性感を倍化させた。
吸われても吸われても、とどまる事を知らない。いつのまにか弄られている右の乳房も、激しく母乳を噴出していた。
「ぅぅん、イイ、のぉ……」
焦点の定まらない目で天井を見れば、触手が見える気がして、触手に責められる快楽が呼び起こされる。
自慰にためらいはなかった。
自分から下半身に手を突っ込み、よだれを垂れ流しながら、荒い息をして、膣を乱暴にかきむしる。
蜜が止まらない。母乳も密も、壊れてしまったかのように溢れ続ける。
どんなにいじっても、絶頂には至らない。
理性が邪魔をする。
「イってもいいんですよぉ」
それを見透かしたかのように、カロリーヌが甘くささやく。
いや、幻聴だったのかもしれない。
でもそんな元はどうでもいい事で、レイナはクリトリスをこすりながら膣の奥に指を突っ込み、熱い肉ひだを乱雑にかき回した。
かりっ。
カロリーヌが乳首を噛んだ。甘く噛む、というレベルではない。噛んだ。
「ふぁぁぁ!!!」
脊髄がのけぞり、体が弓なりに沿った。
カロリーヌの口が乳首から離れ、母乳が放物線を描いて飛び散った。
下半身は、お漏らしでもしたかのように水溜りを作っていた。
快楽の緊張が解けると、レイナはカロリーヌに覆いかぶさった。
「気持ちよかったですねぇ〜」
カロリーヌは優しくレイナをベッドに運び、寝かしつけた。
「ゆっくり眠ってくださいねぇ〜。大事な身体なんですからぁ」
うん。
レイナはうつろに応えた。
昼頃に目を覚ましたような気がする。定かではないけれど。
酷く乳房が張っていて痛いと言うと、裏庭で四つんばいにされて、乳絞りをされた。
カロリーヌが絞るたびに、びゅびゅっと噴出すミルクがバケツに溜まる。
気持ちよくて腰を振っていると、カロリーヌが笑った。
腰を振っても何もしてもらえないと分かると、自分で慰めるしかない。
レイナは恥も外聞もなく、パンツの上からクリトリスをしごいた。
あえぎ声が牛みたい、とカロリーヌが言った。その一言がとどめになって、あさりイってしまった。
全部「そんな気がする」ばかりで、夢だったのではないかと思える。
夢であって欲しい。
モルボルの恥辱に耐えたスナイパー服が自らの愛液で乱れるなど、想像もしたくない。
夕飯に出てきた大量のミルクと乳製品に、レイナのスナイパー精神は砕かれた。
「レイナちゃんのおっぱいだよぉ」
カロリーヌが辱めるように言うと、もう何もいえなくなった。
黙ってうつむいていると、カロリーヌはおもむろにミルクの入った浅皿を床に置いた。
「猫ちゃんみたいに飲んだら、きもちよぉ〜くしてあげる」
トクン。
心臓の強い鼓動が、身体を突き動かした。
レイナは快楽に負けて、カロリーヌの言うとおりに従い、四つんばいになり、お尻を高く突き上げてミルクをなめた。
カロリーヌは小さく笑い、ニンジンでレイナの秘部とアナルを犯した。
膣と腸を走る刺激に、自然と母乳が噴出し、床を濡らす。
カロリーヌが綺麗にしてと指示すれば、レイナは従順に舐めてふき取った。
ニンジンを子宮にねじ込まれるほどに押されて、絶頂を迎える瞬間、お腹が張っていて苦しい事に気がついた。
気持ちいいから、どうでも良かったけれど。
もうちょっと続きます。
三日目
レイナは異常に気がついた。
お腹が重い。それに大きくなっている。
これが何を意味するのかわかって、顔が青くなった。
「モルボルの卵を妊娠したんですねぇ」
カロリーヌが追い討ちをかける。
「モルボルはその為に満月の夜に頑張るわけですから、モルボル的には大成功だったんですねぇ〜」
「笑い事じゃないわ!」
もう身体を動かすのも苦しい。
「分かってますよぉ。カロちゃんが何とかしてあげます。町に戻って、お薬を買ってきますね」
よかった。
カロリーヌに信頼を置くレイナは、安堵の息を零してカロリーヌの出立を見送った。
だが、独りになって恐怖と不安が増す。
このままどうなってしまうんだろう。
お腹の大きさは、妊娠8ヶ月といったところだろうか。
卵の熟成にどれだけの時間がかかるのかは分からないけれど、もう余り時間が残されていないように思える。
取り出そう。
無理だと分かっていても、やらずには居られなかった。
「ひゃはっ」
昨日のあれは夢ではなかったんだ。
どろりと、濃厚な愛液が下着を濡らした。
下着をかいくぐって膣に触れれば、血が熱くたぎる。
「んんぁぁ……」
右手で乳房をまさぐると、鈍痛が走る。でもそれが気持ちいい。
ミルクの香りが広がるのに合わせて、膣の奥へと指を走らせる。
固いものに触れた。
これが卵?
一瞬理性を取り戻し、レイナは力強くそれを引き抜いた。
ぢゅるるんっ。
「んひゃっは!!」
ごつごつしたものが肉ひだを刺激して、軽く絶頂に達した。
「はっ、ひぃっ……ニンジン?」
昨日のニンジンだ。
おかしくなると同時に、こんなものを銜えたまま眠っていた自分が恥ずかしくなる。
レイナはニンジンの愛液を舐め取って自身のいやらしさを味わうと、躊躇うことなくニンジンで膣を慰めた。
「まずは、潤滑を、よくしない、とぉ」
自分を言い聞かせる。
何のためによくするのか。
正直、もう既に分からない。
でも、とにかくオナニーしないと。
右手とニンンジンで膣。左手でアナル。
鏡に映る、仰向けになって自慰にふけるスナイパーの姿。
ぼて腹、ミルクの染み出る乳房、とろんとした目、上気した頬、床に広がる液だまり。
これはだれ?
快楽を求める動きにあわせて、鏡の中のスナイパーの指が動く。
ニンジンを深くツイ入れて、それだけでは足りずにかき回し、更に手ごと奥に押し入る。2本の指でアナルを広げて、ありもしないペニスを求めてあえぐ。
快楽の波にあわせて服越しに噴出す母乳。
「あああぁん、おまんこ、おまんこイイのぉっ。あなるにぃぃもぉ、おちんちんほしいよぉぉ!!」
なんてヘンタイなの。
レイナの理性があざけ笑う。
ニンジンが子宮口を突いた。
「んんんぅ!」
押し込もう。
スナイパーは愚かにも、子宮の中にニンジンを押し入れようとしている。
そんな事が出来るわけないのに。
アナルを3本の指で拡張して、直腸をひくひくさせながら、膣に腕まで突っ込み、ニンジンを子宮押し付ける。
「うぐぐぐぐぐ……」
子宮の口は押されて少し後退するばかりで、その入り口を開かない。
「ぎひぃぃ!!?」
力を込めた瞬間、ニンジンが折れて、その断面がGスポットを圧迫した。
ぶしゅっと音を立てて、尿と愛液が噴出す。
キチガイね。
レイナは鏡の中のスナイパーをあざけりながら眠りについた。
「あらあらぁ〜。これじゃあ今日はもう無理ですねぇ。せっかくいいおクスリを買って来たのにぃ」
夜半に帰ってきたカロリーヌは、レイナを放置して一人床に就いた。
四日目(最終日)
ベッドに寝かされていた。
そんな記憶はないのにとレイナが見回すと、カロリーヌが横に座っていた。
「おはよぉ。堕ろしてあげるね」
体がだるくて返事をする気になれない。
お腹が更に大きくなっているようだ。
「まずは、このおクスリからですよぉ〜」
カロリーヌは看護帽を被って注射器を取り出すと、消毒もせずにレイナの左手に針を刺した。
「ちゅぅぅ〜〜〜〜」
ぎゅぎゅぎゅ。
子宮が収縮した。
「うはぁっ!! か、カロリーヌ、いたいぃ!」
「ガマンしてくださぁ〜い。大きな卵が生まれるためですよぉ〜」
「そんな、堕ろすんでしょう」
「もう手遅れだよぉ〜」
からからと笑うカロリーヌ。
レイナは壊れた。
「あははははははは」
「そんなに嬉しいんですかぁ? よかったです〜。モルボル襲われるように仕込んだ甲斐がありますよぉ!」
レイナのお腹が、ぼこっと音を立ててうごめいた。
「ふぎゃぁ!」
「はいはぁ〜い。産まれますよぉ〜。力を抜いてくださ〜い」
カロリーヌはレイナの右手を取ってベッドの縁につかませた。
レイナは涙を流しながら、薄ら笑いを浮かべた。
「あはぁっ。わたひの、赤ちゃん産まれゆの?」
「産まれますよぉ〜。ほら、ひっ、ひっ、ふぅ〜」
めりめりめりっ。
明らかに許容のサイズを超えた卵が、子宮から張り出してくる。
呼吸を整える事もままならずに、.レイナはカロリーヌにうがった。
「でてくゆぅぅ! でてくゆのぉ!!! レイナのお腹から、卵でてくゆのぉ! くはぁぁんん!! しきゅう、しきゅーパンパンなの! 開いてるぅぅぅぅぅ!! 卵でてくゆぅぅ!!!」
卵の先端が子宮を通り抜けたが、やはりサイズに問題がある。卵はそれ以上ぴくりとも動かなかった。「んぎぁぁん! つまっちゃうぅぅ!!」
「だめだめですねぇ、もう。じゃあ、カロちゃんがお手伝いしてあげましょう〜」
カロリーヌはおもむろに、レイナの膣に腕を突っ込んだ。
「ぷぎゃはん!!?」
「おおー、あっさり入りますねぇ〜。流石は淫売ですねぇ、このメス豚がぁ」
ぐちゅ、ぐっちゅ、ぢゅるぅ。
膣の中でこぶしを作り、抜き、挿し、ひねり。
その擬似的な肉棒の感触が、甘い快楽となってレイナの脊髄をしびれさせる。
「きゃひぃぃぃ!!! それ、せ、それいいのぉぉ!!!」
「この状況で感じるなんて、ヴィエラって本当にすごいですぅ。格別、メス豚レイナちゃんはすごいですよ」
更にもてあそぼうと、カロリーヌはレイナの服の胸元を破ると、ミルクが溢れる乳首にしゃぶりついた。
ちゅちゅぅ、ぢゅっ。
ミルクを吸うためではなく、性感を刺激するための吸い方に、レイナは白目を剥いた。
「がはぁぁ……!! いひ、いぃひぃぃいぃのぉぉおおお……」
ぎゅぎゅっと膣が締まった。
「力を抜かないとダメだってばぁ」
カロリーヌは空いた手だけで新しい注射器を取り出すと、無造作にレイナのぼて腹に突き刺し、薬を注入した。
ぎゅるるるるるっ。
子宮が激しく反応を示す。
「きひぃ! ああああああ、あかちゃ、あかちゃんが、赤ちゃんでてくゆぅぅ!!!!!」
子宮から膣にかけての緊張が0になり、卵がずるるんと膣になだれ込んだ。
「闇市で買ったおクスリは効きますねぇ〜。もう半分ぐらいですかぁ? お、ほとんど出てますねlr」 カロリーヌは噛み千切らんばかりに強く噛んでから乳首を解放して、例なの下半身に回り込んだ。そしてレイナの緊張がないのをいい事に、両腕を膣に突っ込んだ。
「ひぴぃぃぃ!??!!!!!!」
「おおー、どんどん出てきますよぉ。だらしのないおまんこですねぇ。カロちゃんが男の子なら、見たくもないですよぉ? こんな淫乱ヴィエラは、こうです!」
「ぁぁ!!!!」
卵の4分の3ほどが出たところで、カロリーヌが押さえつけて卵の進出がとめられた。
カロリーヌは少しの間卵の感触を楽しむと、人形遊びのような具合で卵を子宮に押し込んだ。「うぎゃあぁぁ?! たまご、もどってきたぁぁ!! もどってくゆのぉぉ!!?? れいなのしきゅーにもどってくゆぅぅ!!」
「あははっ。簡単に入っちゃいますねぇ」
手を離すと、ずるずると卵が落ちてくる。そこをまた、可能な限り押し込む。
その動きにあわせて、レイナの腹が上下する。膨らんで、縮んで。
30往復もすると、子宮口から血が滴った。本来なら一方の方向にだけ流れるべきものが逆流を繰り返す事によって、肉体が削れてしまったのだ。
血を見て、カロリーヌはアンニュイな目をして腕を引き抜き、レイナの服で手を拭いた。
「くひゃはっぁ!」
「カロちゃん飽きちゃった。もう帰るね」
「んぁぁぁ!!!! でゆ、でゆぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!」
ごろん。
カロリーヌが立ち上がるのと同時に、レイナの膣から巨大な卵が零れ落ちた。
カロリーヌはそれに興味を示す事はなく、レイナの顔を覗き込んだ。
「ばいば〜い」
「ぁぁ……あかちゃん……あたひの、赤ちゃん、かわいい? かわいい赤ちゃん、らいしゅきぃぃ……」
もうこっちには戻って来れない。
カロリーヌは鼻歌を歌いながら出て行った。
ぴし、ぴし、ぴし、ぴし。
残された卵にひびが入り、異形がこの世に生を受ける。
レイナの悪夢は終わらない。
「あたひの、赤ちゃん……ままはここよぉ」
END
いい加減カロちゃんも飽きました? そうですか。吊って来ます。
うおー・・・相変わらず濃くてウマーですな・・・。
私もそろそろ何か投下しようと思います。
また犠牲者追加キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
もうこのままどこまでも突っ走っちゃってください、着いていきますっ。
587 :
決戦の日:03/07/24 22:39 ID:g4szXBre
とうとう彼奴と琥箔の谷で決着を付ける時が来た。審判を頼む。 グラディエイターバジル
588 :
決戦の日:03/07/24 22:43 ID:g4szXBre
対戦相手はアサシンのダナ。ちなみにダナはバジルに負けた場合、体を捧げる約束をしている。
>>585 ゆめゆめさん、お帰りなさい!
や〜、ゆめゆめさんが戻ってくるまでは保守しようと頑張ってきましたが、
これでもう安心ですな!
お褒めのお言葉、有難うございます。
ゆめゆめさんの作品、心待ちにしております!
>>586 イエッサー! 行けるところまで行って見ます!
ゆめゆめさんが戻られたので、暫く書かないと思いますがw
小説の主体が 人間 ヴィエラ だけのようが気がすると言ってみるテスト
まぁ、他のには無理があるか
ヴィエラ主体になるのはしょうがない
人間女ならまだしも、バンガだとなぁ。
バンガは実は気ぐるみで、その中には可愛いおにゃのこが!
これだと、結局人間女と変わらないワナ。
では予告通り投下したいと思います。
とりあえずクエスト依頼でまだ誰も書いてないやつを。
「・・・カルアス・・・うまく逃げてくれたか・・・」
森の外で上がった救援要請の狼煙を確認すると、シークは一つ息を吐く。
その一瞬の隙を突き、ナイフの切先が襲い掛かってきた。
「むっ!」
騎士剣を盾にしてその一撃を防ぐ。
「・・・はぁっ!」
『肉斬骨断』が発動し、すかさず切り返す。
しかしその渾身の一刀はぎりぎりで避けられてしまう。
「うぉっ・・・危ねぇ危ねぇ・・・とんでもねぇ女だな・・・」
反撃を辛うじてかわした敵のシーフが冷や汗を流す。
シークは騎士剣を構え直し、蒼の隻眼をすっと細める。
(・・・後は・・・この状況を脱するのみか・・・)
『精神統一』で気を落ち着かせながらシークはここに至るまでの過程を整理する。
砦を探索していたシーク達はこの地を根城としていたならず者クランの襲撃を受けた。
敵の素早い攻撃に仲間達は次々と倒され、残ったのは二人。
シークとこのクランのリーダー、ソルジャーのカルアスだけだった。
完全に囲まれ窮地に追いやられた二人は最後の賭けを仕掛けた。
シークが囮となり、その隙にカルアスが全力で離脱する。
カルアスの方は自分を囮にシークを逃がすつもりだったがそれをシークが許さなかった。
素早さではお前が上なのだから確実なのは私が残ることだ、と強引に役割を入れ替わったのだ。
結果的に賭けは成功し、カルアスは砦からの離脱に成功した。
そしてたった今サリカ樹林を脱出して、救援要請の狼煙を上げた、ということだ。
一方、砦に残されたシークは三人のシーフを相手に奮戦していた。
つい先程までは五対一、という圧倒的不利な状況だった。
しかしそのため相手も油断して付け入る隙を幾つか見付けられた。
そこを突いて敵の戦士系二人を仕留めることができたがもう同じ手は通用しないだろう。
こうなると下手に多人数を相手にするより厄介である。
事実、残った三人のシーフは間合いやタイミングをうまく計りながら徐々に攻め込んでくる。
その狡猾な戦法にシークの体力、精神力はみるみるうちに削られていった。
「へへ・・・ようやく底が見えたな、女騎士さんよ・・・」
「くっ・・・」
敵シーフがナイフを操りながら邪悪な笑みを浮かべる。
シークは残った気力を振り絞って敵シーフを鋭く睨み付ける。
「ひゅー・・・怖ぇ怖ぇ・・・」
「油断するなよ・・・まだ何か隠してるかもしれねぇ・・・」
「わかってるさ・・・くれぐれも慎重にいくぜ・・・」
そして三人の敵は再び一つ切り付けては離れ、の戦法でシークに襲い掛かる。
シークは騎士剣を盾に、必死に凌いでいたが流石に全ての攻撃を避けることはできない。
「ぐ・・・うっ・・・」
小さく、しかし確実に蓄積したダメージにシークは遂に膝を突いた。
「はっ、さすがにこの数を相手にするのは無謀だったな!」
「いやいやよくやった方さ・・・それも終わりだがな・・・」
「さぁて・・・遺言を聞かせてもらおうか・・・?」
三人三様の勝利宣言。
屈辱と傷の痛みでシークの顔が歪む。
そのシークの表情を見て敵の一人が何かを思い付いたような顔になる。
そして満足気に何度も何度も頷いて、軽く唇の端を吊り上げた。
「・・・いや待て・・・この女・・・このまま殺っちまうのも勿体無くねぇか?」
「・・・・・・!?」
その言葉にシークの全身が総毛立った。
「・・・へへ・・・なるほど・・・そういうことか・・・」
「・・・そうだな・・・最近は女に御無沙汰だったしな・・・」
一人の言葉に残りの二人が頷き合う。
そして三人はじり、とシークとの間合いを詰める。
「・・・っ・・・貴様ら・・・近づくなっ・・・!」
シークが嫌悪を露にして騎士剣を振り回す。
しかし疲れと焦りからか握りが甘くなり、剣を取り落としてしまった。
「しまっ・・・!」
その隙を見逃さず、男達が一斉に襲い掛かる。
「ぐぅっ!」
思い切り体当たりされ、シークは仰向けに倒れる。
そこに一人が馬乗りになると、がっちりと地面に磔にされる。
そして残った二人が両腕を押さえ、シークの動きを封じる。
「くっ・・・離せっ!このっ・・・!」
「へっ、離せって言われて離すヤツがいるかよ!」
馬乗りになった男はシークの身体をがっちりと押さえながら鎧に手を掛ける。
盗賊特有の手先の器用さで素早く鎧を剥ぎ取ると、簡素な下着に包まれた豊かな胸が露になった。
「・・・・・・っ!」
「はっ、なかなか立派な乳付けてんじゃねぇか!楽しみ甲斐があるってもんだぜ!」
そう言って力任せに下着を引き裂くと零れ出た乳房を荒々しく揉みしだく。
「あっ・・・うぅっ・・・」
ぐいぐいと胸を捏ね回されて、シークが小さく喘ぎを漏らす。
「へへっ、久しぶりだぜ、この感触もよぉ!」
男は息を荒げながらシークの胸を揉み込んでいく。
さらに指先を使って、先端の桃色の突起を刺激する。
「はあっ・・・うあっ・・・あぁぁっ・・・」
シークは胸の中心に電流が走リ出すような感覚を覚えていた。
胸の先端はじんじんと痺れるように疼いている。
「何だぁ?・・・乳首尖らせやがって・・・もう感じてやがんのか?」
「・・・っ・・・ち、違う・・・そんなこと・・・ひゃぁうぅ!?」
ぎゅっ、と敏感な突起を捻られて、シークはびくっ、と身体を震わせる。
「おら、今度はてめぇのやらしい乳で俺を楽しませなっ!」
男はそう叫ぶとズボンを下ろして、自らのモノを取り出す。
「ひっ・・・」
濃厚な牡の匂いを放つそれを目の前に突き付けられてシークが上ずった声を上げる。
男は取り出したモノをシークの豊かな乳房の谷間に挟み込むと、勢い良く擦り上げ始める。
弾力性に富んだシークの胸が男のモノをぴったりと包み込む。
圧倒的に柔らかな感触が蕩けるような快感を生み、男の全身を襲った。
「おぉっ・・・いいじゃねぇか・・・」
男はこの強烈な快楽をさらに味わおうと自らの腰を振り立て、シークの胸を手で捏ね回す。
「うっ・・・うぅ・・・」
胸の上を熱い剛直が行き来している。
シークはその卑猥な感触に泣き出しそうになるのを必死に堪える。
しかし男の手はさらにモノを強く扱こうとシークの乳房を圧迫してくる。
息苦しさに胸が詰まる。
それでも男の動きは止まるどころか、さらに激しさを増す一方だ。
「うぉっ、おっ、出る、出すぞぉっ!」
そして男は腰を突き上げながら溜まりに溜まった欲望を吐き出した。
びゅくっ、びゅるっ、びゅるるっ・・・。
放たれた精液の塊はシークの胸の上で弾けて、白い花を作る。
跳ねた精液がシークの顔に降りかかり、どろりと糸を引く。
「あ・・・あぁぁ・・・」
シークはむせ返るような精液の匂いに包まれて、呆然とした声を上げた。
「ふぅぅ・・・こいつは上物だぜ。極上の女だ」
男は射精の余韻に浸りながら感心したように呟く。
「おいおい、一人だけで楽しむなよな・・・」
シークの手を封じていた男が不満げな声を漏らす。
「あぁ、悪い悪い・・・ほら、代わるぜ・・・」
馬乗りになっていた男は小さく笑って残った二人の男と入れ替わる。
「へへ・・・今度は俺達の番だぜ・・・」
そう言って右腕を押さえていた男がシークに覆い被さる。
「・・・っあ・・・もう・・・やめ・・・」
シークは必死に抵抗しようとするが羽交い絞めにされた状態で身動きが取れない。
男はシークの胸にたっぷりと塗された液体を手で塗り広げながら愛撫を加えていく。
精液をローションのようにシークの身体に塗りたくっているのだ。
「・・・ふぅっ・・・うっ・・・うぅっ・・・」
ぬるぬるとした指先が這い回る感触にシークがくぐもった喘ぎを漏らす。
精液に塗れたシークの乳房はてらてらと妖しく濡れ光っている。
たまらなく卑猥で淫靡な光景だった。
「ひゅー・・・たまんねぇぜ・・・乳だけじゃ我慢できねぇや!」
男は獣のように息を荒げながらシークの下半身に手を伸ばす。
「なっ・・・何を・・・やめっ・・・」
シークは足をバタつかせて振り払おうとするがそれも無駄な抵抗だった。
男はシークの下半身を包む腰布の間から手を滑り込ませると内側から一気にそれを剥ぎ取る。
「あぅっ・・・!」
同時に下着もびりびりに引き裂かれ、シークの秘所が露になる。
必死に足を閉じようとするが太ももをがっちりと掴まれてそれも許されない。
「へへ・・・綺麗なもんだ・・・あまり使い込んじゃいねぇようだな・・・」
男はシークの秘所をまじまじと見つめながら舌なめずりをする。
「どれ・・・感度はどんなもんだ・・・」
呟きながらぐちゅり、と秘所に指を挿し入れる。
「いっ・・・!」
シークは痛みの混じった強烈な刺激にびくん、と全身を跳ねさせる。
男はそんなシークの様子などお構い無しに膣内をかき回していく。
「あうっ、うっ、あっ、あっ、はぁっ、あぁぁっ!」
ぐちゅぐちゅと身体の中を弄くられてシークは甲高く喘ぐ。
「おっ・・・濡れてきたぜ・・・感度も良好なようだな・・・」
男は低く笑いながらさらに指の動きを速める。
「あっ、ああっ、やめっ、ひっ、ひゃぁぁっ、はっ、あぁっ、あっ!」
遠慮の無い強引な愛撫にシークはびくびくと全身を震わせる。
少ししてシークの秘所からぬちゅぬちゅと湿った音が響き始めた。
「はぁっ・・・はっ・・・ああっ・・・あはぁっ・・・」
「へへっ、感じてきてるようだな・・・」
「ふぁっ・・・ち、違う・・・私は・・・そんな・・・こと・・・」
「違うもんかよ!後から後から溢れ出てくるぜ!」
男はそう言うとシークの秘所に挿し込んだ指を激しく動かす。
「はひぃっ、あっ、やぁっ、はっ、あぁぁん!」
シークはがくがくと全身を戦慄かせる。
零れた涎が顎をだらしなく伝った。
「くくく・・・プライドの高い女騎士様もこうなっちゃただのメス犬だなぁ?」
愛撫を加えながら男が下卑た笑いを浮かべる
「全くだ・・・それじゃ今度はメス犬らしくこいつを咥えな!」
触発されたもう一人の男は自らのモノを取り出すとシークの口に一息に捻じ込む。
「ふぐっ、うぐぅっ、うぅっ!」
喉の手前まで入り込んできた牡の塊にシークの口内が埋め尽くされる。
その間も愛撫の手は休まることなく秘所を刺激し続ける。
「ふぐっ・・・っぷぁっ・・・あはっ・・・むぐっ・・・うぅん・・・!」
口の中には牡のエグ味が広がり、秘所には間断無く強烈な刺激が送り込まれる。
「ひぅっ・・・ふぅっ・・・ちゅぷっ・・・んむぅっ・・・」
「へへ・・・そろそろ下の口にも御馳走してやるとするか!」
男は愛撫の手を止めるとズボンを下ろし自らのモノを取り出す。
そして身を屈めてシークの秘所に屹立したそれをあてがう。
「ひっ・・・だめっ・・・それだけはっ・・・」
最後の一線を越える恐怖にシークが身体を強張らせる。
「何だ初めてか?・・・だったらせいぜい楽しむんだな!」
男は冷たく言い放つと思い切り腰を沈める。
シークの中に熱い鉄のようなモノが入り込んでくる。
「ぐぅっ・・・うっ・・・あぅぅぅ・・・!」
結合部から破瓜を示す鮮血が滴った。
「あっ・・・あぁっ・・・あぅっ・・・うぅっ・・・!」
シークが痛みに顔を歪めるが男は容赦無く腰を突き入れていく。
愛液と血が混じり合うように、シークの中で快楽と苦痛がせめぎ合いを始めた。
「ああっ・・・はぅっ・・・うんっ・・・んんっ・・・!」
シークの意思とは別に彼女の膣は男を歓ばせようと締め付けを強くする。
そしてそれは彼女自身にも強烈な刺激を与えた。
「はっ・・・あはっ・・・はぁんっ・・・あぅんっ・・・!」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と体液が絡み合う音が響く。
「うぅっ・・・もう・・・出るっ・・・!」
限界が近づいた男は一層激しく腰を振り立てシークの膣を抉り、掻き、捏ね回す。
その非情なまでの責め立てにシークの全身を走る電流が弾け始める。
「いやぁっ!あぁっ!なにかっ!なにかくるっ!はぁっ!あぁあぁああぁぁ!」
スパークした電流がシークの頭を真っ白に染める。
そして同時に果てた男達の吐き出す欲望がシークの身体をも白く染めた。
白濁した精液を全身に浴びながらシークは絶頂への階段を駆け上がっていった。
「ふぐ・・・んむ・・・ちゅぷ・・・う、うぅ・・・」
シークは屈辱と苦痛に涙を流しながら男達に奉仕していた。
一度目の絶頂の後、代わる代わる男達に犯され、菊座の処女さえ奪われた。
「へへ・・・まだまだお前には楽しませてもらうぜ・・・」
男は腰を振り立てて、シークの口内を犯す。
「ふぐっ・・・んぅっ・・・ふぅっ・・・あむぅっ・・・!」
容赦無い男達の責めにシークの理性は崩壊寸前だった。
しかしそれでも最後に残ったプライドがシークを再び奮い立たせる。
強い意志をもって開かれたその眼に取り落とした騎士剣が映る。
(・・・私は・・・私は屈さない・・・!)
残った僅かな力でもできる抵抗。
シークは男のモノに思い切り歯を立てた。
「ぐあっ、あぁぁっ!」
男が悶絶して地面を転げ回る。その隙を突いてシークは剣に手を伸ばす。
「・・・させるかよっ!」
しかし手の届く寸前、残った二人に取り押さえられてしまった。
「ぐ・・・ぅっ・・・」
地面に組み伏せられながらシークが男達を睨み付ける。
男達は一様に驚愕の表情を浮かべていた。
「恐れ入ったぜ・・・まだそんな元気が残ってたとはな・・・」
「このアマァ・・・ナメた真似してくれるぜ・・・」
「だが・・・もう終わりだ・・・そんなに死にてぇなら一思いに殺ってやるよ!」
そう叫んで男達がナイフを振り上げる。切先がぎらり、と光った。
(・・・ここまでか・・・)
シークは死を覚悟し、静かに目を閉じる。
しかし次に訪れたのはナイフの切先が背中を抉る感触、では無かった。
シークは恐る恐る目を開けてみる。
「が・・・はっ・・・」
ナイフを振り上げた男がその姿勢のまま硬直している。
何処からか放たれた矢が男の胸を貫いていた。
「なっ・・・!?」
もう二人の男達は突然の出来事に呆然と立ち尽くしている。
そこへまた矢が飛んでくる。
「ぐあぁっ!」
「ぎゃっ!」
矢は正確に男達を捉え、その動きを止める。
シークは矢の飛んできた方向を目で辿る。
少し離れた木の上にヴィエラ族の弓使いが立っていた。
「ナッツクランよ!そのお嬢さんから離れなさい!」
弓使いが良く通る声で叫ぶ。
「ナイスだ、カロリーヌ!」
「いくぜ、エメット!遅れンなよ!」
その声を合図に屈強な戦士達が現れ、男達をあっという間に切り伏せる。
「これは・・・」
シークは突然の事態の展開に呆然としている。
気が付くとカロリーヌと呼ばれた弓使いが傍まで歩み寄って来ていた。
「大丈夫・・・とは言えないわね・・・ごめんなさい、遅くなって・・・」
カロリーヌはぼろぼろになったシークを見て悲しげに顔を歪めた。
「遅く・・・なって・・・?」
「救援要請。確かに受け取ったわ、カルアスってソルジャーから」
「・・・そう、か・・・ありがとう・・・」
どこかぼんやりとした様子で頷くシーク。
戦いの中で救援要請を確認したことが遠い昔のように感じられる。
とにかく助かった、とシークはそれだけを思うことにした。
カロリーヌに支えられてシークはそっと立ち上がる。
先程までは裸同然だったが今はカロリーヌに渡されたローブを羽織っている。
ふらつく足取りがシークの心中を如実に物語っていた。
それを見たカロリーヌは何も言わずそっとシークの手を握る。
暖かいその感触にシークは少し救われた気分になった。
「あの男達、今頃ウチのメンバーにたっぷりと痛い目にあわされてるわ」
「・・・ああ・・・そうだろうな・・・」
「元気出して・・・とか言うのは酷かもしれないけど・・・その・・・ね?」
「・・・ん・・・大丈夫・・・ありがとう・・・」
必死で自分を勇気付けようとするカロリーヌの存在が今のシークには何よりも嬉しかった。
二人はそっと寄り添いながら歩いていく。
森の入り口の所に一人の青年が立っているのが見えた。
「シーク!」
二人の姿を確認すると慌てた様子で駆け寄って来る。
ソルジャーのカルアスだった。
「シーク・・・すまない・・・僕のせいで・・・やっぱり僕が残るべきだったんだ・・・」
「カルアス・・・私は・・・大丈夫だ・・・お前が・・・無事で良かった・・・」
カルアスはシークに僕のせいだ、と頭を下げ続けた。
シークはカルアスに気にするな、と首を振り続けた。
二人はそれを何度も何度も繰り返した。
「・・・えっと・・・あたし・・・お邪魔かな・・・?」
二人の間に立ってカロリーヌは困惑していた。
「よう、カロリーヌ。あの二人はどうした?」
エメットが砦の方に戻って来たカロリーヌに訊ねる。
「・・・んー・・・多分大丈夫・・・・だと思う・・・」
カロリーヌが苦笑しながら答える。
「・・・あのならず者達は?」
「モーニに任せてるよ。アイツ、あーいうのシメるのが趣味みたいだから」
逆にカロリーヌが訊いてエメットは肩を竦めながら答える。
「そっか・・・」
カロリーヌは溜め息を吐いて空を見上げる。
あのシークという女パラディン。
一見して強い心を持っているのが感じられた。
しかしそれも今はすっかり弱まってしまっている。
それを支え、修復するのはきっとあのソルジャーの役目だろう。
そして彼女は自分を取り戻すのだ。
この苦い経験も新たな糧の一つとしてさらに強く。
「彼女と彼の未来に精霊の加護がありますように・・・」
カロリーヌはそう祈るばかりだった。
(了)
以上・・・なのですが・・・。
うあー・・・ダラダラと長くグダグダとややこしい・・・。
しかも117さんの素晴らしい作品群の後だから余計にダメさ加減が・・・。
吊ってきます・・・。
やっぱり美味いっす。
極上の葉巻、それもチャーチルサイズみたいにぶっといのを吹かしてるみたいな、
まろやかなコクがあります。
いつもながら美しい文章。見ていて惚れ惚れします。
もちろん、今夜のおかずはこれにしますw
キタ━━━━ヽミ´ー` 彡ノ━━━━!!!!
手配中の人物がミュスカデに潜伏している。各クランの協力を求む! 兵士長ロンド
おたずね者・妖術士ノイン。人間族女幻術士。強力な魔術を操る。過去にたった一人で一つのクランを壊滅させた事がある。
610 :
名無しさん@ピンキー:03/07/28 23:25 ID:AgETZNYK
AGE
地下にある酒場には、やばい人間が集まる。
そういうことはよく言うものだが、今夜は一際にやばい雰囲気が漂っている。
「へぇ〜。王宮が私を見つけたって? 大したものじゃない」
紫煙を吐き出し、ノインが妖艶に微笑んだ。
カウンターの片隅で葉巻をくゆらす彼女に、誰も近づこうとしない。影を含んだ男たちが、一定の距離を保っている。
ミュスカデは隠れ里。怪しいものが行き着く数少ない町。
ノインは額に巻かれた紫のリボンに触れた。
「誰も私には近づけないよ。あんた以外はね」
それを受けて驚くのは、カロリーヌ。
「逃げなくていいのぉ?」
「逃げる? ははははっ。そんなのは、並みのやつの考える事よ。邪魔なやつは全部倒す。そうすればいいのよ」
ノインの細い指にもたれる葉巻の灰が、ポロリと落ちた。
「で、あんたはそれを伝えに来ただけなの? それとも、私を捕まえに?」
カロリーヌは灰を吹き飛ばして首を横に振った。
「逃げ切れるか心配だから心配しただけだよぉ。あと、今度の乗馬レースに出ることになったの〜」
葉巻を口に銜えて口腔に紫煙を吸い込む途中で、ノインは眉を持ち上げた。
「へぇ……あんたが? コーチは誰なのよ」
甘い香りは、紫煙からかノインからか。
それだけで酔ってしまいそうな独特の香りが漂う。
「カロちゃんがコーチ役なんですよぉ」
「おやまぁ。なかなかおもしろそうね。ちょっと見に行こうかしら」
ノインが立ち上がると、酒場にたむろしていた男たちが緊張した。
「絶対見に来てねぇ」
「そうと決まれば、静かに逃げ切らないとねぇ。少し遊びすぎたわ。じゃあ、またね」
「ばいばぁ〜い」
ノインが出て行くと、酒場がリラックスした。
「カロちゃんもがんばりますよぉ〜!」
カロリーヌはノインの残した杯をぐっと飲み干した。
袋小路に追い詰められたクランが壊滅するのに、1時間とかからなかった。
ノインを見つけたぞ。追い詰めろ。捕まえた。
そのような歓喜を楽しみ間もなく、クランリーダーは命を落とした。
ノインにとってこれは、一つのゲームでしかなかった。
命乞いをさせ、気に入ったものを生かしてやる。
「殺さないで!! どうか命だけは! 俺には妻と子供が居るんです!」
忍者は好きじゃない。よって、鳩尾蹴り連発。ゲーゲーはきながらのた打ち回る姿は醜い。こういうのはファイガで跡形を残さないに限る。
次。
「死にたくない! 死にたくないのぉ!」
基本的に泣くヴィエラは嫌い。よって死刑。サンダガ。
次は?
「あ、あわわわ……我輩にはまだ研究すべきテーマが残されておりまして」
わけの分からないン・モウ族は論外。ブリザガ。
残ったのは、青魔導師。
「あらぁ。かわいいのね」
恐怖の余りへたり込むその姿は、少女のようですらあった。
「こ、ころさないでぇぇ……」
まだ声変わりも迎えていないようだ。
ノインの唇が歪んだ。
「そんなに生きたいのぉ?」
「は、はい……ぼく、何でも言う事聞きます。だから、どうか……」
ノインが顎を優しくなでると、青魔導師は顔まで青くした。
「ボクは可愛いから、特別に生かしてあげちゃおうかしらねぇ」
青魔導師は声も出せずに震えた。
「お名前は?」
「アンリです」
「アンリ君ねぇ。いいお名前ねぇ。でもアンタにはもったいないわ。今日からアンタはオナニー導師よ」
「そん、そんなの」
ノインの指がアンリの喉を捉えた。
「くすっ、さよならぁ」
「わ、わかりました!」
ノインはからからと笑った。
この人、どこかで見たことがある。
アンリはそんな勘違いに襲われ、ノインの真っ青な瞳を見詰めた。
自分がこのクランに入る前。まだモンブランやマーシュと一緒だったころ……
「さぁて。なんでも言う事を聞くって行ったわよねぇ」
「は、はい……」
思わず目をそらすと、ノインは無理やり目を合わさせた。
「脱ぎなさい。マントを残して、脱ぎなさい」
逆らったらいけない。
そういう思いと同時に、どこか逆らえない空気と言うか力に押されて、アンリはのろのろと立ち上がり、仲間の遺体に背を向けて服を脱いだ。
「ひっ」
脱ぎ終えると同時に、セナからノインがからみつき、柔肌の胸を優しくなでた。
「綺麗な肌なのねぇ。舐めちゃいたいわ。でも、これを塗るだけ」
にゅる。
ノインは蜂蜜をたっぷりと、アンリの胸に刷り込むようになさうりつけた。
「ひゅぁっ……んんっ」
特に乳首は重点的に攻められ、アンリは姿勢を保つのがやっとだった。
「あらやだぁ。乳首勃ってるわよ? 感じてるの?」
聞かなくても、ペニスの状態で分かっているはずだ。
アンリは唇を噛み、羞恥に耐えた。
「あらあらまあまあ。おちんちんもこんなにビンビン。皮かむりのくせに、こんなに張っちゃって。オナニーして見せなさい。私が乳首をいじめてあげるから」
そんな事出来ない。
そう思ったとき、ノインが首筋に触れた。
アンリは大きく息を吐き、両手でペニスを握り締めた。
熱い。
自分のものではないような熱さにうたれて、アンリは朦朧となった。
「ほぉら、気持ちよくなりなさいなぁ。オナニー導師さま」
ふっ。
耳に息を吹きかけられた。
「ぁぁぁぁああ!!」 アンリは夢中でペニスに力を込めると、腰を突き出してしごいた。
先走りの汁が、ぽとぽとと飛び散る。
「かわいいわぁ」
きゅきゅっ。
乳首を転がされ、つままれて、アンリは口を半開きにしてよがった。
「ふぁぁぁああ!! いい、いいですぅ!」
しゅっしゅっしゅ。
かりっ。
ノインが乳首をひっかいた。
「んんんぁぁ!!!!!!!!!!!」
びゅるるるるっ。
アンリは射精した。
濃厚な白濁液が飛び出すが、亀頭の皮に阻まれて遠くまで飛ばず、足元にぼとぼとと零れ落ちて、臭い液だまりを作った。
崩れ落ちようとするアンリを支え、ノインは笑った。
「ずいぶん溜まってたのねぇ。もっとださせてあげるわ」
ノインは身をかがめて精液をすくい取ると、指先に絡めてアンリの菊穴にねじりこんだ。
「うああぁ!!」
アンリのペニスが大きく跳ねて、ビュっと残っている精を噴出した。
「すごいわねぇ。3本も入っちゃったわよ。あんた、経験者ね?」
アンリは応えられずに、右手で乳首を弄り、左手でペニスをしごいた。
「ぁぁぁ……いい、いいですぅぅ……」
ノインは大きく笑った。
「本当にオナニー狂! このヘンタイ! 包茎のクセに勃起してるだけでも罪なのにね! 男として、ううん、人間として終わっちゃってるわ!」
「ぎゃぁ!」
ノインの手首がアンリの胎内に収まった。
「ここが前立腺。わかるぅ? 男の感じるところ」
内臓を圧迫される苦しみに、アンリは呼吸をするのがやっとだった。
それでも、身体は止まらない。左手はペニスをしごいて脊髄に快楽を伝え、右手は乳首をつまんで快楽を増幅させる。
ノインの唇が歪んだ。
「救いようがないわねぇ。いっそ本当に狂っておしまい」
ノインはアンリの胎内でこぶしを作り、ひねった。
「ひぎゃああ!!!!??」
アンリは弓なりにそると、びゅびゅっと精液を噴出した。
「ほらほらほらほら!!!」
「ぅぁぁぁ!!!!!!!!」
びゅびゅびゅ、びゅーーーー。
こぶしを回転され、快楽を通り越した、正に電流が全身をかける。
アンリはペニスから手を離したが、射精は止まる事を知らず、噴水のように噴出し続けた。
前立腺、射精感……性にかかわる全てのスポットを圧迫され、マッサージされ、アンリの体はその意思とは無関係に腰を振り、身体を痙攣させ、射精を続ける。
ぐりぐりぐりぐり。
びゅびゅびゅ……
「きもちいいでしょう〜? ほらほら、もっとかんじていいのよぉ〜」
とどめだとばかりに、ノインがペニスを握り、しごく。
びゅびゅ!
勢いが強まり、あちこちに精液が飛び散った。
「ふぐいぃぃぃぃぃ……」
アンリは白目を剥いて天を仰いだ。
アナルが気持ちいい。前立腺が気持ちいい。乳首、乳首弄らなきゃ。射精気持ちいいイイイイイ。
活動を停止した脳に変わり、性欲が指を動かす。
もはや痛みを感じる事もなく、乳首を弄るのにも遠慮はない。弄ると言うよりも、ひっかく。
通常なら痛みに耐えられないほどでなければ、今は気持ちよくない。
「あははははは! オナニー導師さま、気持ちいいの?! 信じられないわね! そうやってとち狂ったオナニーばっかりやってるから皮がむけないのよ! 臭いチンコねぇ! こんなの、ついてないほうがいいでしょう!」
ノインが引きちぎろうとペニスを握り締めて引っ張るが、それすらも気持ちいい。
射精が止まらない。
ノインは手を引き抜くと、アンリを押し倒した。
アンリの菊穴は、ひくひくとよだれをたらした。
「私にもちょうだいなぁ、その小汚いザーメンを」
下半身をむき出し、馬乗りになるノインに対し、アンリは抵抗する事はおろか、射精をとめる事も出来なかった。
秘部に精液が噴きかかり、既に滴っている愛液と絡み合う。
「ふふっ、この状態で入れたら、妊娠確実ねぇ。責任取れるのかしら?」
ノインは舌なめずりした。
じゅぷぅっ。
アンリのペニスがノインの膣に納まった。
「はぁぅぅ!!」
アンリがうごめく。
射精と言うよりも、搾精だ。
「うぅん! いいわよぉ!
小さなチンコでぜんぜん気持ちよくないけど、ザーメンがビュービュー噴出してて、新鮮な感じっ。ほらほら、もっと出しなさい!」
腰を振られると、膣の肉ひだが皮越しに亀頭を刺激し、ペニスの収縮を強める。
噴出す精液の全てが、ノインの胎内に溶けて消える。
「ぅぁぁ……」
気持ちいいのかも分からない。
苦しむアンリの上で、ノインは乳房をむき出しにして、自分で乳首を舐め始めた。
「んはぁっ。燃えるわぁ、その表情! バカみたいに気持ちよがって、射精の事しか考えられない! 最低ね! 最低のくずやろうよ! このチンコは射精のためにしか付いてないの?!
っていうかアンタ、射精するためだけに生きてるんじゃないの?! 生きてて恥ずかしいわねぇ、オナニー導師!」
腰の骨が砕けて、溶けてしまったようだ。ノインはそれを搾り取っているんだろう……
「出が悪いわよ! もっと出しなさい!」
ぎゅぅぅっ。膣が締まる。
更に、ノインが空いた手で乳首に爪を立てる。
「ふぅああっ・・・」
どぴゅぴゅぴゅっ……ぴゅっ……
僅かな痛覚に目覚めた理性が目を凝らすと、仲間の遺体が精液にまみれているのが見えた。
ヴィエラ族のツェツィーリア……
ヴィエラ。そうだ、あの人に似てるんだ。
「あら、射精が弱まってるわよ。ギブアップなの?」
この女は、カロリーヌさんにそっくりなんだ……
アンリは気を失った。
「ああ〜あ〜。止まっちゃったわ。つまらないわねぇ。でもアンタ可愛いから、使ってあげるわ。頑張って働きなさい」
ノインは退屈そうに立ち上がって身なりを整えると、周囲の死体を蹴り飛ばした。
「ひさしぶりに、私も乗馬レースに参加しようかしら」
妖術を詠唱し、自身とアンリをヒミツの隠れ家へといざなう。
遅れて別のクランが救援に来たときには、生きているものの姿はなかった。
END
オナニー作品ですみません。依頼を見て、ピピっと来てしまったのですよ……
私が一番のオナニー導師ですね……
る…類は友を呼ぶ…?
何はともあれ……キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
やっぱりいじめられちゃうのは青魔ちゃんですかね。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
純情ヴィエラ(馬鹿っぽくない)とヘタレ攻めバンガの
可愛らしいエロが読んでみたひ……
こんな感じですかね。
バンガ「い、挿れるぞ?」
ヴィエラ「う、うん。痛くしないでね」
バンガ「ここか?」
ヴィエラ「いたたっ! そこじゃないよぉ!」
バンガ「む、むむ? じゃあ、どこだ?」
ヴィエラ「(顔真っ赤)し、知らないよぉ! ばかぁ!」
バンガ「ま、まってくれ〜! ハダカでどこに行くんだぁ〜!」
……自分が書くとギャグにしかならなさそうです。すんません。
624 :
622:03/08/04 23:39 ID:WF0gUogS
>623たんゴチ。スルー覚悟で言ってみたんで嬉しいでつ…
だいたいそんな感じかもです。想像して藁いつつ萌え。かわええのー。
「可愛らしく」なんて書いちまったけど、あんましキティクにならなきゃ
フツーにやってもいけそうでつ……生ヌルイ&微妙萌えですまんです。。
ひといないクポォ〜
落ちるな
いらっしゃいませ! ヴィエラ屋にようこそ!
今日はどのような品をご所望でいらっしゃいますか?
あ、お客様は初めてでございましたね。では、商品の案内をさせていただきます。
こちらの棚に並んでいる商品は、当店の主力商品にして一番の売れ筋! ヴィエラ乳でございます。よびかたは「ヴィエラちち」ですね。
このようにたくさんの乳が並んでいますが、どれも混じりけ無しのヴィエラ100%です。
たとえばこれは、養殖ものです。スナイパーにある薬物を投与して母乳を出させて、機械で搾り取りました。
この養殖シリーズは全職業をカバーし、さらに量も豊富でお値段も50Gとお手ごろとなっております。お試しに一本いかがですか?
こちらも養殖ものなのですが、こちらは投薬ではなく妊娠による母乳でございます。更に種類を分けますと、量産用と純正に分かれます。
純正では人間または雄ヴィエラの精液を薄めたものを用いて受精させますが、量産型ではチョコボの精液を使用します。
チョコボからは人間の50倍の精液がとれ、30倍に薄めても受精能力があります。
そしてこれが貴重な天然ものでございます。生まれつき自然に母乳が出るヴィエラを、特別な施設で飼育して人間の手で搾乳していますので、非常に濃厚な味が楽しめます。
量と種類が少なく個体差が激しいのは、天然物として仕方のないことでした。ご了承ください。
搾乳の方法に興味がおありですか? いいでしょう。
それは、セックスによる搾乳です。もちろんこれは天然ものに限られます。養殖ものの一部にも人間をあてがっていますが、流石に全部とは行きません。
多くのヴィエラはバイブやモルボルの触手によって性感を刺激され、母乳を噴出すのです。
ヴィエラの性欲が高まれば高まるほどに、快楽が大きいほどに母乳のでは良くなります。研究の結果では、味も良くなります。
その為我々は日夜研究を続けています。
ご覧になりますか? こちらが資料です。
14ページをご覧ください。これは通常のセックスによる搾乳です。後背位によって男性の動きを激しくして、乳房には搾乳機を取り付けて搾乳します。
ええ、このお腹の具合からも分かるように、このヴィエラは妊娠しています。このように妊娠中にセックスを続ける事で、わざわざ手間をかけることなく堕胎させる事が可能です。
搾乳機は毎分30mlの母乳を搾乳します。瓶詰めにするには最低でも300mlが必要で、こうした量産用のヴィエラの場合は3リットル以上が望ましいとされています。
もちろん、起きている間はずっと搾乳されます。つまり、セックスも受けます。
次のページをご覧になれば分かるでしょうが、たとえばこのヴィエラは精神が崩壊しています。
モルボルの責めを一ヶ月受け続けたために、もうセックスの事しか考えられなくなってしまいました。こうなると消耗も激しいので、通常のヴィエラよりも早く引退します。こういうことは良くある事です。
なお、引退したヴィエラは性奴隷として販売されていますので、興味がありましたらぜひ一度資料をご請求ください。
26ページのものは、天然ものですね。これは貴重ですから、大事にしなければいけません。セックスの時間は一日8時間。搾乳する量は一日に1リットルと定められています。心身ともに健康である必要がありますから、必要なものは何でも与えます。
多くのヴィエラは家畜小屋で飼われますが、彼女たちだけは特別の個室で育てられます。
ページを戻しましょう。これは一番ランクが低いものです。媚薬の原材料である特殊な香木を削って作ったバイブを、ヴァギナとアナルに挿入しています。ヴィエラはオナニーし続けながら、機械が指定の量を搾乳するまで搾り取られ続けます。
総じて搾乳はヴィエラの性感を刺激するので、中には搾乳によって絶頂に達する希少なヴィエラも居ます。こうしたヴィエラは搾乳機に結ばれ、肉体の限界が来るまで搾乳を続けます。残念ながらこれは王宮に納める品ですので、一般のお客様には販売しておりません。
あら、もうこんなお時間ですね。パンフレットは差し上げますので、またのご来店をお待ちしております。
こんなお店、あったらいいのになぁ。
632 :
山崎 渉:03/08/15 17:20 ID:4fmQeeOf
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
落ちそうなのでage
ほしゅ
捕手
636 :
名無しさん@ピンキー:03/08/29 12:05 ID:xunPxWaI
いらっしゃいませ! あ、今日も来て下さったんですか? ありがとうございます。
昨日は確か、ヴィエラ乳の説明だけで終わってしまいましたね。本日はヴィエラ責め用の商品を紹介させていただきます。
こちらは耳用ローションです。ヴィエラ族の9割が性感帯である耳の付け根を中心に、耳全体をマッサージするためのものです。
揮発性の媚薬も含んでいますので、責め具と合わせて用いてもいいでしょう。
サラっとしていて塗りやすいんですよ。
……試されますか?
手にとって、両手全体に広げてください。うん、いい香りですね。それで、耳の付け根を軽く握るようにして……アっ! そ、そうです、そこですぅっ。
んんっ。指の腹でくにくにって揉み解してください。あはぁぁ……あ、これはあくまで私の好みなんですけどね。ぅんっ……イイ、きてますよぉ……。
ローションを、んぅ、耳全体に伸ばしてぇ、そ、そうなのぉ! す、すみません。伸ばしてくくださいぃ。刷り込むように、優しくぅ……
あん、そこは触らないでください。耳だけですよ。耳だけです。
はぁはぁ。いかがですか? 一便で40回は使えますよ。濡れ具合は……こんな感じです。
そんなに激しく見詰めないでください……こんなにグチャグチャのアソコを見られてるなんて、想像しただけでもイっちゃいそうなのに……。ぁぁ…オナニーしたい……
と、ヴィエラがオナニーに走らないようにするにはこれです。この手錠を、手を背中で組ませてつければバッチリです。ただの手錠ではありません。
この鎖の先についているイヤリングを耳につけると、ヴィエラは耳を傷つけないように動きを取れなくなって、自分から自分を拘束します。もじもじした動きが、実にいやらしいですよ。
もちろん、興奮していないヴィエラにも有効です。お知り合いのヴィエラに使ってください。あなたの言う事に何でも従う事でしょう。
そして合わせ技に、このオイルです。これを口に含ませます。飲ませる必要はありません。
主成分はモルボルの粘液なのですが、これを口に含むと口の中が以上に熱くなります。その熱さが、フェラチオの時に気持ちいいんですよ。
でもそれだけではありません。これは、男性の精液に触れない限り熱さが収まらないのです。ヴィエラは熱さを抑えるために、必死になってあなたのオチンチンにしゃぶりつくでしょう。
さらに、精液を口に含んだ瞬間に口の中に清涼感が広がり、これがクセになります。半月も繰り返せば、そのヴィエラは立派なフェラ奴隷になっている事でしょう。
私ですか? もちろん使った事があります。こちらに並んでいる商品を一度は使ってみる事を、店員は義務付けられています。
そんな目で見ないでください……これも仕事なんです。
あ、もう時間ですね。私としたいのでしたら、また来てくださいね。
CHU♪
ageてしまった……
無茶苦茶イイ
キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
凄くイイ(・∀・)っす
保守。
私の脳内では、ヴィエラ屋がミュスカデに存在して、酒場で↑↑↓↓→→←←と入力すると出現するようになっています。
保守
保守
保守
テレビを見てたらさ、突然
「ヴィエラ、発売開始」とか言い出すの。
え? ヴィエラ? 売ってくれるの?
おいおいおいおいおい、ヴィエラ屋ってリアルに実在したのかよ!
って言うか、お昼時にそんなCMしていいのかよ!
どこで売ってるのさ、どこで!
え! 松下電器!!!???
うわ、幾らでもイイから欲しいわぁ!
お、CMだ。
「新世代のテレビ、ヴィエラ。発売開始」
ほ、ほしゅ・・・・・
>>646 ワラタ。
終わってるな。も前。
でもいいやつだw
ほしゅ
初めてお邪魔します。
>>464のクエストSSを書いてみました。
「さて、参ったな……」
眼下に見える砦門の向こう、仲間達の姿が視界から消えたのを確かめてから、竜騎士
リカルドは軽いため息をついた。
カルアスの健脚はカドアン随一だ。たとえ鎧を着けたままの仲間を背負っていても、
もう追い付かれる心配はないだろう。問題は、逃げ場のない見張り台の上に追いつめられた
自分の方である。
閂をかった木の扉を、重いものが向こうから叩いている。もう長くはもつまい。
敵をうまく自分一人に引きつけられただけでも上出来としなければならない。生きるも
死ぬも、すべてはロウの定めの中だ。リカルドは一つしかない目をまばたかせ、傍らに
置いた槍をとった。構えると同時に、虹色に輝く鱗に覆われた長大な尾が、ぶあつい
扉を叩き割った。
現れたのは、三匹のリリスだった。
「魔物を使うクランかと思ったら、頭まで魔物とはな。時代も変わったものだ」
「まだ減らず口が叩けるなんて、いさましいねェ」
衆寡敵せず。自慢の槍をふるって奮戦したものの、リリス達は手練れであった。慣れた
連携に翻弄され、デルタ何とかいう必殺技をかまされて、こうして縛り上げられている
現状である。ちなみに縛っているのは縄ではなく、リリスのうちの一匹の長い尻尾だ。
「ナーガス三姉妹のシマを荒らしておいて、ただで済むと思うんじゃないよ………と、
言いたいところだけどね」
ぬるん、と、見えない顔の左側を何かが撫でた。リリスの舌だ。
「赤い翼が潰れてからこっち、うちらも男日照りでね?」
そういえば、ラミア属は他種族の雄をとらえて繁殖をするのだった。どこかで
聞きかじった知識が脳裏をかすめたと思うと、口の先端をぬめった生あたたかい粘膜に
覆われた。リリスの唇だ。
たちまち全身の力が抜け、頭の奥に霞がかかったようになる。縛り上げていた
尻尾がほどかれたが、逃げようなどとは少しも考えられなかった。眼前でうごめいている、
妖しく輝く蛇の肌が、たとえようもなく魅惑的なものに思えてくる。
長い爪をもつ六本の腕が伸びてきて、愛撫を加えつつリカルドの鎧と服とを次々に
脱がせていく。誰かがズボンを脱がせた。その下からむくむくと立ち上がったものを見て、
歓声が上がる。
「凄…………」
「こりゃ、掘り出し物かもね」
「がっつくんじゃないよ、一本しかないんだからね。大事に愉しまなくちゃ。まずは、あたし……」
ズボンを脱がせたリリス……長女ドグが長い胴体をリカルドの体に巻きつかせ、
股間へ顔を寄せる。ぬらぬらと光る口の中に己を呑み込まれて、リカルドは鼻の奥で
うめいた。おそろしく長い舌がリカルドに巻き付き、絞り、こすり上げている。人間の女の
結い上げた髪に似た青い頭部が揺れるのを眼下に見ながら、リカルドはたまらず
射精した。のどが鳴る音が股間からきこえる。
「ん……いい味」
口元をぬぐってドグは立ち上がり、上半身をおおう粗末な短衣を脱ぎ捨てた。人間で
いえば股間にあたる部分の鱗が持ち上がり、牡の精を受け入れるための小さな
生殖孔が現れる。そこはすでにたっぷりと濡れていた。
「それじゃ、本番といこうか」
三匹のみだらな大蛇が、一斉にリカルドに絡みついてきた。
「ん……ふうっ……ふ………」
「ン……はん……」
「あっ……あっ……あっ……」
それから数時間が過ぎた。三匹のリリスはまだリカルドに絡みついたまま離れない。
見張り台の木の床には三匹と一人の垂れ流した液がぐっしょりと染みとおり、豪雨が
通り過ぎた後のようになっている。
「こ、こんな……こんな……」
「なんで……アンタ……っ」
「すごっ……凄いよぉ…………」
リリス達はすでに幾度もの絶頂を迎え、蛇体をヒクヒクと痙攣させてリカルドにすがり
ついている。肌の青みが濃くなっているのは血が青いからで、人間であれば真っ赤に
紅潮しているところだろう。
一方のリカルドは悠々とあぐらをかき、力強く腰を突き上げつつ、両手と尾も使って
リリス達を愛撫している。戦いによる傷を除けば、取り立てて消耗した様子もない。
「ひっ、あ……また、またッ……!」
貫かれながらリカルドの全身を巻き締めていた次女メグが大きく震えて硬直したと
思うと、一本の縄のようになってくずれ落ちた。その勢いで生殖孔から抜けたリカルド
自身へ、うっとりとした目つきで末妹ラグがのしかかってくる。
「これ……これ、すっごぉい……なんで、なんでこんなに、いつまでもぉ、おお……っ」
乳房を揉みしだかれ、尻尾の先で生殖孔をくすぐられて喘いでいたドグが弱々しく
顎を上げた。
「あ、あ、あたし達三姉妹相手に、ここ、ここまでヤッた奴なんて、…………あ、あんた、
一体、あ、そこ、そんなとこは……っ!」
ふるえるドグを片方しかない目で見下ろし、息一つ乱さずリカルドは答えた。
「俺をただの竜騎士と思ったのが間違いだ」
言うなり、ラグを貫いていたペニスが一回り大きく膨れ上がった。甲高い声を上げて
ラグがのけぞり、力無くリカルドの肩にもたれかかる。同時に固いイボのついたバンガの
尾が生殖孔の奥深くをえぐり、ドグは声もなく蛇身をうねらせた。
ラグの体をどかせたリカルドが胡座をかいたまま、奇妙なリズムで呼吸すると、
精を放って萎えていたペニスがたちまち隆々と立ち上がる。リカルドは竜騎士であると
同時にホワイトモンクであり、僧技を使いこなす。チャクラで自分の体力を回復させつつ、
三姉妹の相手をしていたのだった。
(見誤った……)
そう考えるドグを力強い腕が抱き寄せ、後悔はふたたび悦楽の泥の中へ溶けていった。
半日後、完全装備でサリカ砦へ乗り込んできたマーシュ達とカルアスの見たものは、
恍惚の表情を浮かべて半死半生の体でぐったりと横たわる三匹のリリスと、その傍らに
悠然と半裸で煙草をふかしている一人の竜騎士の姿だった。
数日後、カルアスクランに三匹の魔物が加わったという。
。oO(リカルド、大好きっ)
。oO(リカルド、大好きっ)
。oO(リカルド、大好きっ)
End
エエではないか!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
イイヨイイヨー、凄くイイっす、
そういやここってモグ萌えはいないのか?
>>656 保管サイト見る限りでは、モグ萌えなエロパロは書かれてないな。
依頼を出してみたらどうだw
age
保守保守っと
保守
…最近人着てる?
カロリーヌがフェリシアのお尻を叩くと、フェリシアは笑顔を花開かせて跳躍した。
二人の衣装は、カロリーヌの赤魔導師とフェリシアの白魔導師。フェリシアの衣装にだけ、
局部があらわになるように切れ込みが入れられている。
フェリシアの豊かな乳房が走りのリズムに合わせて上下し、乳首の鈴が小気味いい音を立てた。
「んぁぁっ……カロリーヌさまぁぁ」
フェリシアがキスを求めてあえぐ。
パドルを片手に併走していたカロリーヌは僅かに顔を差し出し、唇を与えてやった。
フェリシアはそれにむさぼるように飛びつき、歩みを止めそうになる。
ぱん!
「はしらないとだめぇ」
「は、はい!」
お尻を叩かれたフェリシアはキスをあきらめ、太ももかに透明な液体を滴らせながら走った。
カロリーヌはフェリシアのやや前方に躍り出て、
鞭を取り出してフェリシアの乳首の鈴を叩いた。
ちりりん!
「あひゃぁぁ!」
フェリシアは頬を上気させ、あられもない声を挙げた。
股の間から滴る物が量を増し、足元がおぼつかない。
「ちゃんとはしってぇ。カロちゃんのキスがいらないのぉ?」
「ぁぅぅぅ……ほ、ほしいですぅ!」
りりん! りん!
何度もの鞭を受けるたびに、フェリシアの乳首は全身に電気を走らせた。
電気は子宮に達し、蜜を溢れさせ、同時に脳をしびれさせた。
目の前にカロリーヌがいるから、カロリーヌのキスが欲しいから。
ただそれだけで走った。
「おしまぁ〜い」
カロリーヌは立ち止まり、フェリシアの身体を受け止めた。
フェリシアは付かれきった身体を預け、息をついた。
「よく頑張りましたねぇ」
ちゅっ。
やっとカロリーヌのキスがもらえた。
フェリシアは満面の笑みを浮かべ、カロリーヌの唇をむさぼった。
「ん……んふっ」
「んんんぅ……んんっ。んぅ」
二人きりの時間が流れる。
カロリーヌはフェリシアの股の手を伸ばすと、熱くほてった性器を優しく責めた。
「ん!」
はなさない。
反射的に離れようとするフェリシアを空いた手で抱き寄せると、
カロリーヌは濃厚なキスでとろけさせながら手戯を続けた。
くちゅ。
膣の奥から溢れてくる愛液を止めるすべはない。
カロリーヌは人差し指と薬指で花びらを広げると、中指を進入させた。
「んはっ、んぁ! んむぅぅ!!」
フェリシアの目がカロリーヌを捕らえようともがく。だが映るのは真っ白な世界ばかり。
フェリシアの熱い吐息が心地よい。カロリーヌはうっとりとフェリシアの体臭を楽しんだ。
付け根まで進入した中指は、へそを内側から圧迫するかのように曲げられた。
「んはぁぁん!!!」
フェリシアの体が全ての力を振り絞り、弓なりに沿った。
ピュピュっ。
激しく吹き出す愛液を服で受け止め、カロリーヌはクスリと笑った。
「ほんと、フェリちゃんはかわいいですねぇ」
フェリシアは力を失い、カロリーヌにもたれかかった。
おお!神は私達を見捨ててはいなかった!
保守しなければいけないのか…
668 :
名無しさん@ピンキー:03/10/08 15:33 ID:c4+YuasX
ああ…
誰も居ないな…
ageてはいかんかもしれんがage
保守りますぞ〜
クエストリスト出してえな…
保守りー
671 :
名無しさん@ピンキー:03/10/17 20:17 ID:PontBBjd
保守
保守
保守。
そしてハロウィンにあわせて1つ書きました。
猟奇・鬼畜系なのでここには載せません。
お好きな方だけ保管庫からどうぞ。
>>658 見てきたよ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
これこれレス番号間違えてるぞ
>>658にレス着てるので一瞬ナニかと思ったがw
>>673 乙です。見ました(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>675すんまそ
にしてもjaneよなぜずれる。
あぼーん設定だろ、きっと
モンブランキボーヌのところにレス着てたからなぁ・・・
モーグリフェチの俺は速攻で保管庫見に行きましたよ
janeもモンブランをキボンしていたんだろうな。
マジ見かけないもん。
てなわけでモンブランを改めてキボンヌw
>>673 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>673 皆、ガクガクブルブルしか言えないのか?! 俺が本当の感想を教えてやる!
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
肢体引き裂くことこそが本当の愛ということだな
黒いことを言えば次は眼ky(ry 抉り出しだな
>>683 愛じゃないって! 愛じゃないって、絶対!
その発想にも ((((゚Д゚; )))ガクガクブルブル だよ!
>>684 自分だけの人形にしたいとか思ったこと無い?
…ないよな、あほなこといってスマソ
>>685 全く無いといったらうそになるけどさぁ、血が出るのはいやだよー。
チミは
>>673と感性が合うんだね・・
自分としては拷問的なものより一気にずばっと…
最近血の気が無くなって来たがたまにそんなことを思う日々
な、なんだ
なんで過疎化してんのさ!?
誰も書いてくれないからさ!
えと、ちょい質問。
このスレ的に、モンブランは♂?♀?
誰か×モンブランて、♂×♂でもおけ?
>>692 なんでもおっけー
801でもなんでも好きだよ
このスレでモンブランと言うと、どうしても
>>1を思い出してしまう軟弱者な漏れ・・・
今の流れで行くと、モンブランにも(((( ;゚Д゚)))ガクブルな展開が!?
モンブラーン大好きですがなにか?
>>693 レスありがトン。というわけで・・・
>>691 >690とモンブラン きぼんぬ
マジで投下します。
「く・・・っ、クポぉ・・・」
「へへ・・・ナッツクランが重度の金欠ってぇのはホントらしいな・・・
まさかこんな『お仕事』にまで手をだすとはよォ」
「そ・・・そんなつもりで来たんじゃ無いクポ!やめるクポぉ!」
「じゃあどんなつもりで来たんだよ・・・おらっ」
「クポォッ!」
縛られて大股開きになった姿勢で、露わになっている股間のものを男が指ではじき、モンブランは悲鳴を上げた。
・・・妙なクエストだとは思ったのだ。
依頼人は「名無しの690番」なんてふざけた名前だし、具体的な依頼内容が示されて無いくせに報酬額は5桁と破格だし。
その時点で何かイヤな予感はしてたものの、結局、新しい装備を買う資金欲しさに請け負ってしまった軽率さをモンブランは悔やんだ。
・・・だが、真の問題は・・・
イヴァリース最有力のクランの一つでありながら、
「報酬分カラダを好きに使わせてもらう」
というクエスト依頼文の文面を「ただの肉体労働」としか考えられなかった年齢層の低さだろう、ナッツクランよ。
モンブランも、そういう風にまだガキ・・・もとい、まだ純粋だった。
早熟なモーグリ族ゆえ、多少の知識はあるけれど、その知識が活かせるほど、人を疑うことをまだ知らないのだ。
だから、当然、自分でするならともかく「そこ」を他人に弄られるなど、はじめての経験なわけで・・・
「ひ・・ぅっ・・・んぁ・・・っ、く、クポ・・・ぉ・・・」
待ち合わせ場所の洞窟の奥で出会い頭にスリプルをかけられ、気付いたときにはあられもない姿で縛り上げられていたモンブランは、
屈辱から目に涙を浮かべながらも、断続的な愛撫に甘い声を漏らしてしまうのだった。
「へへへ・・・ガキを、しかも野郎を送りつけてきたときはどうしようかと思ったが・・・
モーグリのオスってのはほとんどメスと変わらねぇ鳴き声をあげるんだな」
「ん・・・ぅう・・・や、やめて・・・やめてクポ・・・」
逃れようともがくと縄が毛皮に食い込む。揺れるたいまつの明かりに、汗で湿った毛皮が艶やかに光る。
全身が体毛に覆われているため、服を脱いだだけなら人間族ほど恥とは感じないが、姿勢と行為がこうでは・・・
「へっ、しかも感じ方、よがり方までメスに似てやがる。こいつぁ意外な掘り出し物だったかもなぁ。
新しい趣味に目覚めちまいそうだぜ、へへへ」
摘み、抓り、引っ張り、揉み、掴み、扱き、刺激に慣れてきたと思ったら手を離してしばらく放置する。
与えられる感覚に平静でいることも出来ないのに、絶頂へと上り詰めることも出来ない。
そんな繰り返しの中で、いつもは下腹部の体毛に埋もれて隠れているほど小さなモンブランのそれは、
それを包む毛皮のさやからも剥き出しになって充血し、はちきれんばかりに膨張していた。
自分の意に反して、体がそういう反応を見せてしまったことに、モンブランは耐えがたい羞恥心を感じた。
良く見れば体毛越しにも頬の紅さが透けてわかるほどだ。
顔を見なくても、体毛が薄く血管の多い耳の内側が真っ赤に染まっているのを見て、男はにやりと笑った。
(もう・・・気が、狂いそう・・・クポ・・・)
いっそ「もう・・・好きにしてぇ・・・クポ」とか
あるいは「なんでも、するクポ・・・だから、だからぁ・・・許して、クポぉ」とか、
逆に「め・・・めちゃくちゃに・・・して・・・クポ」とか言えば、ラクになれるかもしれない。
でも、それだけは。それだけは自分で許すわけにはいかなかった。
朦朧とする意識の中で、助けを呼ぶように、あるいは祈りのように、その名を呼ぶ。
「・・・ま・・・マぁ・・・シュ・・・ぅ・・・」
男はその声を聴いて、ぴくりと眉を動かした。
「ふぁ・・・ん・・・マーシュ・・・マーシュぅ・・・」
「マーシュ・・・ナッツクランのリーダーのガキか。
コイツ、さんざ焦らしながらやってるってぇのにオちねぇと思ったら・・・」
怒り半分、さげずみ半分の表情で、男がモンブランの顔を覗き込んだ。
「おまえ、マーシュに惚れてるんだろ」
「・・・・・・ッ!!」
モンブランは、泥のようにまとわりつく快楽と苦痛の悪夢から、一気に現実に引き戻された。
「ち、違っ、違うクポ!」
「どう違うって言うんだ?ああン?」
男はモンブランのそこを強く握った。今までのような前戯ではなく、強く乱暴に。悲鳴を通り越して息が一瞬止まるモンブラン。
「ここをこんなに勃たせてる時に呼ぶなんざ、ホントに惚れてるヤツの名前くらいだろ」
「い、痛いクポ!違うクポ!ただ、助けを・・・」
「フツーはジャッジを呼ぶぜ?
大体おかしいと思ったんだ・・・ナッツクラン、名前が無かった頃はモーグリがリーダーだったのに、
拾った行きずりの人間族のガキをクランに入れて、しかもリーダーの座をあっさり明け渡しやがった。
世間的には『マーシュの才能を見抜いた英断』ってことになってるらしいが・・・そういうことだったわけか」
「違う!違うクポ!そんなこと全然・・・ッ!」
「じゃあなんで!」
冷たい目がモンブランを刺す。
「・・・なんで、マーシュの名が出たとたん、『ココ』の具合が良くなってるんだ?えぇ?」
そう、男の手は確かに、モンブランがうわごとのように「マーシュ」と呟いたときから、そこの固さが増したことに気付いていた。
「そ、そんな・・・ッ、そんなこと・・・無いクポ!」
「・・・へへへ、笑っちまうよなぁ?あのナッツクランのナンバー2は、人間族の男が好きな変態でした、と」
「やめろクポ!黙れクポ!その口を閉じ・・・っひぁう!」
男はモンブランの股間を強めに弄って黙らせた。
「おらおら、いっつもマーシュのこと考えてオナニーしてたんだろ?
おまえ、挿れたいのか?マーシュのケツに突っ込みたいのか?」
「う・・・クポ、ぅ・・・」
「それとも・・・挿れられたいのか?」
「う・・・うぅ・・・」
「おっ?反応からするとこっちかよ。マジか?掘られたいのかよ?」
「く・・・クポぉ・・・クポぉ・・・!」
いや、いやっ、と言うように泣きながら首を横にぶんぶん振るモンブラン。しかし男は嘲笑いながら
「くはははは!ホントに変態だなオイ。欲しいんだろ?マーシュのが、尻に欲しいんだろ?
ひー、はは、自分の片腕がこんな変態なモーグリだって知ったらマーシュはどう思うのかねぇ」
「や・・・やめて・・・クポぉ・・・お願いクポ、やめて、やめてクポぉ・・・!」
ずっ
「ひ、ひぁああっ!!く、クポぉ!クポぉぉっ!!」
「指一本挿れたくらいでわめくんじゃねぇよ。
しかしこの尻・・・おまえ、尻でオナニーしてんのか?一体何の本でそんなの知ったんだよ、クク」
「く、クポ・・・もう、やめ・・・クポ・・・」
身体より先に、心が犯されてしまったかのようなモンブラン。
そんな彼から指を抜き、男は自らのいきり立つモノをモンブランの尻にあてがった。
「へへ・・・おかげで具合良さそうだぜ?
・・・おっと、こっちの処女を捧げる相手はマーシュに決めてたか?残念だったな」
「・・・やっ、やだ、やだクポぉっ!やめて、助けてクポぉっ!助けて、助けてぇッ!!」
「いい加減に観念しろってんだよ。誰も助けになんか来やしねぇよ。・・・んじゃ、いただきますっと」
嫌悪とか、羞恥とか、そんなもの以前の感覚で、モンブランの心はもう壊れそうだった。
こんなヤツに汚されるなんて、それだけは、それだけはッ!
誰か助けて神さま仏さまジャッジさま王子さま女王さまアドラメレクさまアルテマさまファムフリートさまマティウスさまっ!
・・・・・・
いや・・・そんなもの達より、もっと尊く、大切な人が・・・
助けになんか来るわけが無い。それは自分でもわかってる。
でも、その名を、一番大切なその名を、叫ばずには居られなかった。
「助けて、マーシュ――ッ!!!」
「モンブラン!!」
・・・・・・?モグの、なまえ?よぶのは・・・だれ?
このこえ・・・うそ、くるはずが・・・あのひとがくるはずが・・・
「・・・ま・・・マーシュ・・・クポ・・・?」
「な・・・!?」
愕然とする男と、夢か現か区別のつかないモンブランの前に、
暗い夜を割り燦然と輝く朝日の如き光を背にして、その少年は立っていた。
「名無しの690!貴様をプリズンへ連行する!罪状は・・・言わずともわかるであろう?」
洞窟内を照らす朝日のように見えたのは、カンテラの光。それを手にしているのは・・・
「ジャッジ!?馬鹿な、何故バレた!?偽名まで使って・・・」
「その偽名、以前の3件の事件の容疑者が名乗っていたのと同じものだが」
「・・・・・しまったぁああ!!?変えるの忘れてた!!?」
「・・・こんなバカにモグは・・・されそうになったクポか・・・」
半眼で睨みつつうめく。頭が痛い。
「プリズンに転送する!」
「うわあああぁぁぁ・・・・!」
ジャッジがカードを掲げると、男の姿は光に包まれて消えていった。
「転送完了。情報提供に感謝する!では、我は再び街道の警備に戻る!」
「はい、どうもありがとうございました」
マーシュは自分の帰りの分のカンテラを受け取ると、洞窟の出口へ走り去っていくチョコボに乗った騎士の姿を見送った。
「大丈夫?モンブラン・・・」
「うん、なんとか平気クポ。・・・ギリギリ、奪われずに済んだみたいだしクポ」
マーシュの手で縄を解かれ、モンブランは頬を赤らめ顔を背けつつ、服を着ながら呟いた。
「奪われずに・・・?何か、とられそうになったの?
・・・そういえば、アイツ、モンブランも自分も裸にして、一体何をしようとしてたのさ?」
「・・・・・・」
(・・・『そういう知識』がゼロクポか・・・純過ぎるクポよ・・・)
モンブランも経験ナシとは言え、知識は得て妄想にふけり、一人遊びするのにこの少年は・・・
ひょっとしてジャッジが罪状を告げなかったのも、マーシュを考慮して、だろうか?
(・・・まぁ、だから・・・好きなんだけど・・・クポ)
純粋であるがゆえに、間違いを許すことが出来ず、弱いものを見捨てられず、
絶えず正義のためか誰かのために、戦って、悩んで、傷ついて・・・
そのうち壊れそうなほど儚く弱そうなのに、誰かが本当に苦しんでいるときはすぐ現れて手を差し伸べるのだ。今日のように。
そんな彼の姿に、モンブランは、惹かれたのだ。
「そ、そういえば・・・どうしてモグが危ないとわかったクポ?」
「ああ、うん。モンブランが出かけた後、やっぱり依頼内容が気になって、酒場で問い合わせたら、偽名だったって分かって・・・」
「・・・って、それまで偽名だとわからなかったクポか!?」
「うん・・・イヴァリースには、ひょっとしたらそういう名前もあるのかもしれない、と思って・・・」
呆れるモンブランだが・・・やがて、くすっと笑った。
そうだ、まだまだ彼は頼りない異邦人、自分が守っていかなくちゃならない。
・・・守っていこう。彼が、いつまでも純粋で居られるように。
彼の笑顔に自分が助けられたくらい・・・それ以上に、自分が彼を守ろう。
「・・・まあいいクポ。それより、はやく帰るクポ。マーシュ♪」
「うん!」
彼を守っていく。これまでも。これからも、ずっと。
(・・・でも知識ゼロって・・・マーシュがオトナになるまで、本番はお預けクポね・・・
・・・ううぅ、生殺しクポ!)
終わる。
うぁー、エロ薄いし無駄に文長いし展開が強引だし
最後までレイープで行こうかと思ったけど漏れには鬼畜は無理だったよママン・・・
このスレの方々は鬼畜好き多そうなのにスマソ。
さらに
>>691のカキコの直後に書き始めたネタ文のつもりが気がつくとこんな時間になってる罠。
>>690 ネタにしてスミマセン。いえこの物語はフィクションであり実在の人物とは(略)
自分の文才の無さに呆れつつもう寝ます。
>>704 ハァハァ(;´Д`)ハァハァ 起きてて良かった…
リアルで読みますた。こんな時間に乙です!
706 :
690:03/11/15 11:30 ID:1IDDEDUO
>>704 マヂでハァハァしました
別にネタはおkですよ、寧ろ嬉しいw
モンブランヽ(´ー`)ノマンセー!
コレで文才無しは無いでしょう
マンセー――
でも、普通のエロも欲しいとキボン
スマソ
いや、マジで上手いっす
やっとグロくないエロきたー!
保守
ホッシュホッシュ!
このスレとか関連の保管庫って生きてるの?
きっちり生きてますよー
……と
>>711に言うために覗いてみると新作があるじゃないですか、
保管庫の中の人、お疲れさまー&GJ!!
……ちょっと怖いけどハロウィーンを最後まで読んでみようかな
>>712 あのテの小説は好きじゃなかったら止めたほうがいいと思う・・
「終わらない夏休み」なんかに比べれば遥かに軽いけど、そもそもエロとは分野が違う。
なんていうか、方向性が違うよね。このスレが目指すものと。
そうか、
>>712は途中までは読んでたのか。途中で止めたんなら、新しい世界に足を踏み入れないうちに止めたほうが・・w
憶測:
みんな何かの事情で保管されるとまずいので書き込まない。
俺は普通に読んでしまった。
そういうので興奮するわけではないが、何故かグロ耐性が強いので。
>>716 グロ系耐性アリ ノシ
てかグロいのを普通に見れるのって・・・
おれはやばいのか(;´Д`)
>>716 「ぶっちゃけあの程度グロいとも思わねぇよプw」
とか言える兵も現れそうだなぁ。ちなみにオイラは苦手ぽ。
まあ見る人が萌えられればグロだろうと何だろうと構わない、
というのも正論ではあるがなあ。
ちなみに俺もカロちゃんでさえきついぽ。
「FFTAのグロパロ小説を書こう」?w
FF12はイヴァリースだね〜。
ヴぃえら出るね〜。ってなワケでヴィエラ族きぼんぬ。
>>720 一瞬「ヴィエラ焼ききぼんぬ」に見えてビクッとした
>>721 カロちゃんならやりかねん・・
ガクガク
今日もマーシュ君はモンブランとしゃべってばっかり。
私とはちっとも遊んでくれない。
おしゃべりが終わったと思ったら、剣のお稽古。
またまたモンブランが出てきて、二人で仲良くお稽古。
ずるいよモンブラン。私もマーシュ君とおしゃべりしたいのに。
マーシュ君もどうしてモンブランとばっかりおしゃべりするの?
私だってマーシュ君のこと大好きなのに・・
あ、今度はエメットと・・・
んもう、ちょっとは私のことも振り向いてよね!
ヴィエラ「焼き(もち)」w
724 :
名無しさん@ピンキー:03/11/28 23:00 ID:MtNBIKKS
保守AGE
久々の
職人
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
ヴィエラ焼き(もち)→ヴィエラ萌え(*´∀`)
あ、マーシュ君ったらまたモンブランとおしゃべりしてる・・・・
こうなったら、毎晩マーシュ君のことを考えてオナって溜めておいた特性の「汁」茶でマーシュ君のハートをゲッツ!
マーシュくん〜、これ飲んでぇ〜
モーニ「ちょうどノドが乾いてたンだよな。もらうゼ」
ああー!
また1週間ためなおしだよぉ・・・・
ヴィエラの恋は実らない・・
おまんじるは新鮮なのをその都度飲ませてくだちい
本気の保守クエスト!
保管庫ってどこ?
ありがとうモンブラン!
保管庫の中の人、更新乙カレー。
スレが停滞しているもんだからチェックしてなかたよ(´・ω・`)
734 :
中の人:03/12/16 21:49 ID:kNnz8VBg
>>733 ネットを徘徊してやっとこさ見つけたSSなので、報告しようかどうか悩みましたよー。
結局エロSSではないと言う事で、報告は止めました。
今後は何か見つかったり目立つ変更があった場合に報告したほうが好いですかね?
>>734 中の人、更新お疲れさまっ
カロタンの謎に迫って行くんですか、
エロがある限りはどこまでもお供しますよー
バンガ族、トカゲに似た形態ってことは逸物も二又なんだろうか…
気になって仕方がない
737 :
中の人:03/12/24 01:24 ID:+PGrE/QO
>>735 どうもありがとうございます。
しかしこのスレが目指しているものとカロちゃんが向かう先は、ちょっと違うものだと気がつきました。
近いうちにカロちゃんにケリを付けて、エロパロの線に戻してがんばりたいです。
>>736 そう言えばバンガの性器描写に凝った小説はなかったですね……
気になってしまった。夜も眠れないこと間違いなしw
今日はクリスマス。
マーシュもサンタさんを楽しみに待っています!
マーシュ「(うふふ。寝たふりをして、サンタさんの顔を見ちゃうんだ!)」
おやおや、マーシュ君。悪い子です。
あ、でもサンタさんがやってきましたよ!
マーシュ「(き、きたー!)」
なんだか体の大きなサンタさんです。
サンタ「……寝ない子は、いねが〜」
マーシュ「(え?)」
サンタさんの息が荒いです。
サンタ?「寝ない子は、いねが〜! 取って食っちまうゾォォ!!!!!」
マーシュ「うわあぁぁ?!」
マーシュ君は気絶してしまいました……
モンブラン「く、クポポ〜! モーニ、何をしているクポー!」
モーニ「俺がサンタクロースになってやろうと思ったンだよ!」
モンブラン「か、勘違いしまくりだクポー!」
こんな天然モーニ萌え。
ナマハゲー!ガビーン
もしかして、今文神様は居ないのか?
ルクレチアは魅力的なヴイエラだった。
きらきら光るひとみと、柔らかな物腰と、おっとりとした雰囲気、
そしてイヴァリース中を探してもそうはいないであろうと思われる、希有な美貌の持ち主だった。
白魔導師である彼女に一度で良いからケアルをかけてもらいたい、と進んで前線に立ちたがるメンバーは大勢いたし、
他クランからのトレードの申し込みも多かった。
だが、どんな男に誘われても、彼女は首を縦に振ることはなかった。彼女には他に想いを寄せる相手がいたのだ。
同じクランに所属するバンガ族の騎士、チェーザレ。
元王宮の騎士の一人であったというチェーザレは、剣の腕は確かで、立ち居振る舞いは優雅だった。
そのうえ気性の荒いバンガ族とは思えないほど冷静で、いつも醒めていた。
誰に対しても変わらない彼のそういった態度が、逆にルクレチアの心を射止めたのかもしれない。
とにかく、ルクレチアはチェーザレに対して、仲間としての信頼感に加えてほのかな愛情を抱いていた。
そんなルクレチアの心を知ってか知らずか、チェーザレが彼女の方に振り向くことは一向になかった。
時折街に寄れば、彼が数人かのクランメンバーと共に女を買いに行くことは知っている。
しかしそれをどうして引き止めることが出来るだろうか?
抱いて欲しいと懇願するという選択肢は、ルクレチアの頭の中にはなかった。
仲間と連れだって宿から出ていく思い人の後ろ姿を、恋する乙女はいつも複雑な表情で見送っていた。
「チェーザレ?」
だから、こんな状況にあって、泣けばいいのか喜べばいいのか分からない。
ルクレチアの細い身体は、チェーザレの逞しい四肢に押さえつけられている。
また、彼の眼には、情欲の炎がありありと見て取れる。だが、それは彼自身の意思ではなかった。
事の始まりは、ある魔獣使いの、ヤクトの錬金術師に盗まれた研究を取り戻して欲しいという依頼だった。
さほど難しい仕事でもなさそうだと判断したリーダーは、チェーザレとルクレチアの二人を派遣した。
だが、盗まれた研究とは、モンスターを自由に操るように、ヒトやその他の種族をも操れるアビリティの研究だったのだ。
「一度、本当に効果があるかどうか、試してみたかったのだよ」
やって来た二人に対して、老いたン=モウ族の錬金術師はそう言って、笑った。
そして今に至る。
仲間に仲間を襲わせる、など悪趣味極まりない、とルクレチアは思う。
だが、どれだけ声を掛けてもチェーザレが正気に返る様子はない。どうやらアビリティの効果は本物のようだ。
なんとか逃れようともがいたが無駄だった。力のない白魔導師が、騎士に力で対抗できるはずがない。
これがフェンサーなどの前線に立つジョブであったとしても、結果は同じだっただろう。
バンガ族の腕力は、他のどの種族よりも抜きん出ている。
彼女は抵抗を諦め、されるがままに任せることにした。あまり抗うと、殺されるかもしれない。
ふと見上げると、焦点の定まらない彼の眼がルクレチアを映していた。
次の瞬間、ざらついた舌が首筋を這い回る感触に、彼女は眉を顰め、体を固くした。
おぞましい、と思い、必死でそれを否定する。
仮にも、好意を持っている相手なのだ。それなのに快感よりも嫌悪感が先立つのは何故なのか。
ルクレチアの腕を押さえつけていた手が襟元に掛かり、彼女のローブを一気に引き裂いた。
滑らかな肌を覆う下着も、すぐに同じ運命を辿った。
「い……いやっ」
咄嗟に、乳房と秘所を両の手で覆う。ささやかな足掻きも虚しく、その手はすぐに除かれた。
豊かな乳房と美しい腰のラインが露わになり、老錬金術師が、「ほうっ」と溜息を漏らすのが聞こえた。
チェーザレは、何のためらいもなく片方の乳房にかぶりついた。
片方を鋭い歯で甘噛みされ、もう片方は手でこねくり回されて、だが彼女はそれを気持ちいい、とは感じていなかった。
身体は、確かに感じていたのだろう。その証拠に、秘所は徐々に湿り気を帯び始めていた。
だが、頭は、それを快感というシグナルに変換して心に伝えることをしなかった。
反射的に洩れる声を抑えようともせず、ルクレチアは喘いだ。呼吸が荒くなっていく。
しかし反対に表情は虚ろで、ぼんやりとした視線を天井に向けたまま床に寝転がっているだけだ。
堅い木の床が痛い。思うことといえばそれくらいだった。
その間にも、チェーザレの手は腹を過ぎ、下肢へと伸びていく。
節くれ立った太い指の先が器用に淫核を刺激し、彼女の身体は魚のように跳ねる。
慣れたその手つきに、ルクレチアの心には少しだけ切なさとやり切れなさがない交ぜになったような思いが湧き上がった。
チェーザレは、何度か摘み弄んだ後、指を更に奥へ、濡れた秘所へと侵入させた。
初めて異物を受け入れる痛みは、想像を遙かに超えていた。
「ああっ!や……やめてっ」
声にならない悲鳴を上げ、ルクレチアはもがき、なんとか指から逃れようとしたが、その度にチェーザレは彼女の足を引き、彼の側に寄せた。
やがて存分にそこを掻き回し蹂躙し尽くすと、今度は鎧の下から高ぶった性器を取り出す。
初めて見る男性のそれを、ルクレチアは凝視した。
グロテスクな形状をした、大きなもの。あんなものが体内に入るなんて、信じられない、と思った。
チェーザレは、ルクレチアに覆い被さるようにして、いつもの醒めた眼で彼女を見下ろすと、ゆっくりと侵入を始めた。
指でいくらか慣らされていたが、それでも彼の性器は彼女が受け入れるには大きすぎた。
それを無理矢理進めようとする彼の強引さに、バンガ族の荒々しい気性の片鱗を見た。
全身を裂かれるようだった。
中心に入り込もうとする熱は、逃れる場所を知らない。
拷問にも近い痛みの中で、次第にその部分を押し広げ入り込んでくる熱に、焼き尽くされる。
ひっきりなしに首を振る。その瞳からは涙。ルクレチアは、受け入れがたい質量と熱に苦悶の声を上げた。
何も見えない。何も聞こえない。濡れた音も、自分の声さえも。
心臓の鼓動だけが、不気味に響いている。上体を抱え上げられ、より深く繋がる。白く長い髪が、重たげに揺れた。
やがて幾度か奥を突かれたのち、ルクレチアの胎内に、熱い液体が注ぎ込まれ、彼女は放心したように床に倒れ込んだ。
声も出なかった。やっと、終わった。張り詰めていた神経が緩み、彼女は大きく息を吐き出した。
身体の中心に溜まった液体と共に、チェーザレが抜け出していくのを、ルクレチアは意識の隅で感じていた。
先程まで繋がっていた部分からは、白と赤が混ざり合ってこぼれ落ち、床を濡らしている。
ルクレチアは、声を荒げて泣きたかった。好きだった。こんな風に一つになりたくはなかった。
それなのに。
「……そこを、どきなさい。私も愉しませていただきましょうか」
興奮しきった風な老錬金術師が、息を荒げ、ゆっくりと二人に近付いてくる。
見ているだけでは我慢が出来なくなったのか、はたまた最初から自分も加わるつもりだったのか。
ローブから、ようやく立ち上がったのであろうものを取り出そうとした時、チェーザレが振り返りざまに抜き身の騎士剣を突き立てた。
「私を、あまり甘く見ないことだ」
焦点違わず、剣は錬金術師の腹に深々と穿たれ、引き抜いた傷口からは赤い液体が吹き出した。
ルクレチアは反射的に顔を背けたが、飛び散った液体は彼女の腹を、胸を、そして頬と長い耳を濡らす。
今し方行為が終わったばかりの火照った褐色の肌に、鮮血の毒々しい赤が、淫らで生々しい。
だがチェーザレは、それには興味なさそうに立ち上がり、側にあったベッドからシーツをはぎ取ってルクレチアに投げた。
ごわごわとした麻のシーツで全身をくるむと、ルクレチアはチェーザレの方に曇った視線を向けた。
どうして。そんな言葉が、口をついて出そうになり、慌てて呑み込む。
どうして。あなたはいつから、意識を取り戻していたの?
意識を取り戻していたのなら、その場であの老人に斬りつけなかったのはどうして?
自尊心の人一倍高いこのバンガの騎士が、自己弁護をしたことは一度もない。
だから聞いても無駄だろう。頬にかかった血を拭うと、ルクレチアも緩慢な動作で立ち上がった。
クランに合流すれば、元通りの生活が待っている。
変わるとすれば、もう二度と彼女はチェーザレに恋心を抱くことはないということだけだ。
「帰るぞ」
騎士剣にこびり付いた血を丁寧にふき取って、チェーザレは言った。
ルクレチアは頷いた。非難めいた視線を投げかける余裕もないほど疲れていた。
ともかく、依頼は済ませたのだ。
依頼内容は、かの錬金術師を殺すこと。
他人を容易に操るアビリティなどがイヴァリースに広まれば、ただ事では済まなくなる。
最後にチェーザレが、天井から吊られていたランプの紐を斬った。
木の机、木の床を、見る見るうちに火が舐め尽くしていく。
そんな光景を後にして、二人は外に出た。
ヤクトの石畳を、雨が濡らしていた。
746 :
741:03/12/29 22:18 ID:wPlsWxJm
一般キャラの名前見てたら書きたくなったでつ。
エロ薄めでスマソ。
747 :
名無しさん@ピンキー:03/12/30 07:20 ID:5SWQedLe
イイヨイイヨー
モンブラン♂×モーニきぼん
知識が無いモンブランたんにモーニたんが教えると・・・
748 :
名無しさん@ピンキー :03/12/30 11:30 ID:3/EwqrrM
久々に神キテター(;´Д`)ハァハァ 741さん乙!そしてゴチですた!!
749 :
名無しさん@ピンキー :03/12/30 11:31 ID:3/EwqrrM
久々に神キテター(;´Д`)ハァハァ 741さん乙!そしてゴチですた!!
750 :
名無しさん@ピンキー:03/12/30 11:33 ID:3/EwqrrM
↑二重カキコスマソ…
元旦保守
ところでみんな、FF12のヴィエラを見てくれ、こいつをどう思う?
微妙に……カワイくないです
754 :
名無しさん@ピンキー:04/01/09 13:05 ID:YPpSgbhE
落ちないようにあげ
おちますわよ
おちますわよ
ほっしゅほっしゅ
758 :
704:04/02/03 00:40 ID:KAoC7quE
女は自らの肢体をベッドの上に広げ、男を誘っていた。
自らの秘所を隠すことなく、むしろ自ら露わにして、扇情的なポーズをとる。
そして自分の指で自らを慰め始める女。羞恥と興奮で頬が淡く染まり、
潤んだ目でこちらを見つめる様子はとても魅惑的だ。
やがてこらえきれなくなったかのように、男もその遊戯に加わる。
絡み合う体と体は、荒ぶりながらも美しさを感じさせる熱を放ち、
互いが互いの魂まで味わうかのような濃厚な口付けが交わされ、
そしてついに、男が女の秘所を貫き・・・
「・・・ね!?凄いクポ?凄いクポ!?この『ふぉとぐらふ』!!」
「クポポ〜・・・ほ、ホントに、凄いクポねぇ・・・」
「・・・っへぇ・・・こいつぁなかなか・・・」
「わ・・・私はこういう物の印刷技術に興味があるだけでして、
決してそのような内容に興味があるわけではないのですよ?」
本の形にまとめられた「写真」というものをやや興奮混じりの声で見せるノノに、
感嘆の声を上げるモンブランとエメット、そしてマッケンロー。
最近ヤクトから出てきて他の街でも悪さをするようになった過激派クランとのエンゲージに勝利し、
得た戦利品の整理をしているところ、ノノがこれを見付けたのだ。
759 :
704:04/02/03 00:42 ID:KAoC7quE
「おうお前ら、ずいぶン楽しそうじゃないか、何見てンだ?」
そばを通りかかったモーニが4人に声をかける。
「モーニも見るクポか?凄いクポよ〜」
「お、ひょっとして春画か?・・・いや、それは「ふぉと」か!?凄ぇもン持ってンな・・・ッ!?」
ニヤニヤしながら、自分も見ようと本を広げる4人の後ろに回りこむモーニは、だがしかしその内容を見て硬直した。
「・・・・・・」
「・・・ん?どうしたクポか?モーニ」
「いや、お前ら・・・あのなぁ・・・ッ!」
本の中で、肉感も豊かに性の悦びを表現する男女。だが、それは・・・
「・・・モーグリ同士の絡みなンざ使えるかッ!馬鹿ッ!!」
「あー!酷いクポ!それは差別発言クポー!」
・・・そう、その本を埋め尽くす淫猥な写真の登場人物は、どのページもみんなモーグリだけなのだった。
「うるせェ!お前らは自分たちの種族だから良いかも知れねぇが、
他の種族にとっちゃお前らみたいなちっこいのがくんずほぐれつしてても全然嬉しか・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
760 :
704:04/02/03 00:43 ID:KAoC7quE
そこまで言ってモーニは、写真を見ていた面々を見渡した。
衣服の下腹部に、不自然な膨らみが見てとれる・・・モーニを除いた4人全員に。
つまり、エメットとマッケンローにも。
「・・・お前ら・・・」
「いや・・・えーと、なんつーか・・・その・・・まあ、ねぇ?」
「ここここここれは純粋に生理的な反応でありわわわ私の何らかの意思にもとづくものではななな」
気まずそうに目を背けながら頭をかくエメットと、慌てふためきながら言い訳をしようとするマッケンロー。
と、そこへ場違いな声が響く。
「あれ?みんなもう戦利品整理終わったんだ。早いね」
ぎくり、と硬直する4人。
「・・・あー、マーシュ聞いてくれよー、俺いやンなっちまうよー、コイツらってばさー」
『わー!わー!わー!』
4人がかりでバンガの大きい口を塞ごうとする4人の胸中は、純真なマーシュにこんなものは見せられんという気持ちが半分と、
そして、自分たちの痴態を知られるわけにはいかないという気持ちが半分であった。
ナッツクランは今日もおおむね平和である。
後日談:数日後、どこから手に入れたのか、
モーニが「見ろ、これこそが『せくしぃ』ってことなンだ!」と
全ページバンガ族の「そういう本」を見せつけてきて、
ナッツクランの男性陣はげんなりした気分になったという。
761 :
704:04/02/03 00:47 ID:KAoC7quE
以前に投下させてもらったときに暖かいコメントを頂いたので、
調子にのって保守ついでに書いて見ました。
エロじゃねぇ _| ̄|○
ほほえましい(*´д`)
エメット、そういう趣味だったのか?!w
エロイぜ兄さんよw
落ちとるのでage
保管庫の中の人頑張ってるねぇ
モンブラン×リネ×モグミの三角関係
きぼん
リネってダレダッケ
モンブランの弟、だよな
>>769 >モンブランの弟
それはノノでは・・・。
リネは「英雄ガオルの歌」というクエストアイテムを持たせてクエストをクリアすると加入してくる事がある特殊固定ユニット。
マーシュやモンブランのように台詞は無く、物語上の扱いはエメットやモーニと同じ汎用だけど、
最初からジョブがモーグリナイトで、しかもアルテマチャージという強力なアビリティを持ってる。
そんな事を語りつつ、漏れは「モグミって誰だっけ?」と思っているわけだが。
>>770 確かクリア後クエスト「モンブランの花嫁」に出てくるモーグリナイトのボスだったと思う
772 :
771:04/02/10 13:01 ID:QzhrAW9D
スマソ、違った。モンブランの憧れてる♀モーグリだ。
お久しぶりです。
マーシュ×リッツでED後の学園ラヴコメ風味をひとつ。
「はぁ、ストーブ当番も楽じゃないわね・・・っと・・・」
リッツは灯油が一杯に詰まったポリ缶を持ち上げる。
「う〜・・・重い・・・」
倉庫からこの教室に運んで来た時より中身の量は減っている。
それでもリッツの細腕には少々きつい重量である。
その重みにふらふらと左右に振られながら廊下を歩く。
白い髪もそれに合わせてゆらゆらと流れる。
「・・・ったく・・・誰か手伝ってくれても良いでしょうに・・・!」
放課後の旧校舎にはもう誰も残ってはいないようだ。
「みんな、とっとと帰っちゃって・・・あー、もう・・・!」
リッツは苛立ちを隠せずに床を強く踏み鳴らす。
と、その拍子に大きくバランスを崩した。
「あわわっ・・・とっ・・・!」
ぐらり、と身体が傾く。
「ちょっ・・・ととっ・・・とっ・・・!」
気が付くと目の前に壁があった。
「・・・っ!」
反射的に重心を後ろにかける。
壁に激突するのは免れたが今度は灯油缶を抱えるような形になる。
こうなると今度はその重みをまともに受けてしまう。
足がもつれて絡まる。
がっ、と踵が床に引っかかった。
(やばっ・・・!)
リッツの身体がひっくり返って地面に落ちる・・・寸前。
「危ないっ!」
がしっ、と後ろから誰かに抱きとめられる。
「・・・・・・っ・・・マーシュ・・・?」
見慣れたクラスメートの顔がそこにあった。
「リッツ、大丈夫?」
マーシュは腕の中のリッツに心配そうに訊く。
「う、うん・・・平気よ・・・ありがとう・・・」
「ホントに?頭とか打ってない?」
念を押すように言うマーシュにリッツはこくこくと頷く。
「はぁ・・・良かったぁ・・・」
「あの・・・マーシュ・・・」
安堵の溜め息をつくマーシュにリッツが困ったような笑顔を浮かべる。
「あ、ご、ごめん!」
リッツを思い切り抱き締めている状態に気付いてマーシュは慌てて離れる。
相変わらずウブなマーシュにリッツはくすり、と小さく笑う。
「でもホント助かった・・・危うく潰されるとこだったわ・・・」
床に転がった灯油缶を一瞥してリッツが呟く。
「驚いたよ、忘れ物しちゃって取りに来たらリッツが今にも転びそうになってて・・・」
「・・・見苦しいとこ見せちゃったわね」
「そ、そんなことないよ。こんな重いもの、一人で運ぼうとしてたんだから・・・」
マーシュがポリ缶をぽんぽんと叩く。
「あー、それ早く持ってかなきゃ・・・倉庫閉められちゃう・・・」
リッツがよっ、と再び灯油缶を持ち上げる。
「あ、ボクも手伝うよ。一人じゃ大変でしょ?」
マーシュが手を添えながらにっこりと屈託の無い笑顔を浮かべる。
「・・・・・・ありがと」
リッツも少し照れながら微笑み返した。
「これ、ホントに重いね・・・よく一人で倉庫から運べたよね?」
マーシュが感心したように呟く。
「・・・んー、実は教室までは通りかかった先生に手伝ってもらったのよ」
その後すぐ先生放送で呼び出されていなくなっちゃったけど、とリッツは補足する。
「ああ、なるほど・・・」
「だからマーシュが来てくれて助かったわ。やっぱりか弱い女の子にはこれはキツイわ・・・」
「か弱い・・・?」
「・・・・・・何よ、その疑問系の間は?」
「え?い、いや、そ、そうだよね!リッツはか弱い女の子だしね!」
ジト目で睨むリッツにマーシュが慌てて弁解する。
わたわたと焦るマーシュに合わせてぴこぴことくせっ毛が触角のように揺れた。
「・・・ぷ・・・くっくくっ・・・」
そんなマーシュの仕草が可笑しくてリッツは思わず吹き出してしまう。
「な、何?どうしたの?」
「ううん、何でもないの。ただマーシュって可愛いなーって」
「え?」
そんな会話をしながら誰もいない廊下を二人は歩いていく。
ポリ缶を置く倉庫は校舎の奥まったところにあり、この時期にはストーブ当番ぐらいしか立ち寄らない。
「ふぅ、やっと着いた・・・鍵もまだ閉まってないわね」
「それじゃ元の場所に持って行こうか・・・」
二人は扉を開けて中に入ると灯油缶の置き場所まで入っていった。
二人が倉庫の奥まで進んでいったのと同時に。
この学校の用務員であるジェラルド・マロー氏(65)が倉庫の戸締りにやってきた。
そしてお約束のように・・・。
バタン!カチッカチャカチャッ!
「「へ?」」
倉庫の奥にいた二人の声が見事にハモった。
「「・・・・・・・・・・・・」」
数瞬の沈黙の後。
「い、今の音って!?」
「やばっ、まさか閉められちゃった!?」
二人は慌てて扉に向かって走ると即座にノブに手を掛けた。
ガチンッ、ガチッ、ガチッ!
「・・・さ、最悪だわっ!」
「用務員さーん!ジェラルドさーん!開けてー!」
二人は必死で叫ぶ。
しかしその叫びが耳の遠い老用務員に届くことは無かった。
まさにお約束のように・・・。
連投規制に引っかかってしまった・・・。
とりあえずここまで。
続きはまた明晩に・・・。
キタ―――――!楽しみにしてまつ。とりあえずGJ!
「はぁ、参ったわね…まさかこんなことになるなんて…」
「どうしよう…出口はあそこしかないし…」
二人は大きな角材に腰掛けて途方に暮れていた。
「あの頑丈なドアを破るのは無理…助けを呼ぼうにもこんな時間にこんな所に来る人も無し…」
下校時間はとっくに過ぎてている。
日も傾き、ただでさえ薄暗い倉庫はさらに薄暗さを増していく。
「窓もあることはあるけど…あんな所に…それにあんな小ささじゃとても…」
日光を入れるための申し訳程度の窓。
しかし天井近くにあり、加えてまさに「申し訳程度」の大きさしかない。
「「はぁ…」」
同時に絶望の溜め息を吐く。
「このまま明日になって誰か来るまで頑張るしかなさそうだね…」
「そうね…お母さんとか今頃心配してるかしら…」
二人は肩を落として再び角材に腰掛けた。
「……あ、そうだ、今日の小テストどうだった?」
「うーん、結構難しかったわね。それよりあの……」
何気無い会話を繰り返す。
襲い来る不安を必死に和らげようとして。
そして、もう一つ。
『狭い場所で憎からず思っている人間と二人きり』
という何とも言えない気恥ずかしさをなんとか思考から追い出そうとして。
(…リッツと…二人きり…他に誰も…いない…?)
(…二人きり…マーシュと…こんな暗い場所で…?)
知らず知らずのうちに二人の胸は高鳴っていた。
何とも言えない沈黙が二人を包む。
「ね、ねえ…リッツ…」
そんな中、先に動いたのはマーシュの方だった。
「…な、なに?」
びくっ、とリッツが大きく反応する。
「……寒く…ない…?」
「ん…?」
確かにこの季節この時間はかなり冷え込む。
改めて言われてみると・・・大分寒い。
「……うん…ちょっと……」
リッツはすりすりと手を擦り合せながら小さな声で答える。
「…そ、そう…えーと…それじゃ…その…もうちょっと…こっちに来ない…?」
「え…?」
マーシュの言葉にリッツの心臓がどくっ、と大きく跳ねる。
「ほ、ほら…このままじゃ風邪ひいちゃうかもしれないし…そ、その…」
少し俯き加減で言うマーシュの表情は暗くて確認できない。
しかし振り絞るような声の調子から「照れ」がありありと感じられた。
それはつまり…寄り添ってお互いに暖め合う…ということだろうか?
(こ、これは…ね、願ってもないというか…ってそうじゃなくて……)
ぐるぐると思考が巡る。
(……マーシュったら…結構大胆…)
しかしリッツの心はその言葉にはっきりと「嬉しさ」を感じていた。
その結果出た答えは・・・。
「…あ、あー…うん…そう…しようかな…」
リッツは小さく頷くと、すすすっ…とマーシュとの距離を詰める。
それを見てマーシュの方も少しづつリッツの方に動く。
やがて二人の影は薄闇の中ぴったりと寄り添った。
「「…………」」
先程は暗くて見えなかった互いの表情も確認できる。
それだけでなく体温や息遣いもはっきりと感じる距離である。
(リッツ…なんだか…いい匂いがする……髪も肌も…白…ホントに雪みたい…)
(マーシュ…睫毛長い…目…綺麗な青…でも…近くで見るとやっぱり男の子…だなぁ…)
互いを観察し合う。視線がぶつかる。
「「…っ!」」
目の前の人の火照って赤くなった顔。それはおそらく自分も。
「あ…」
「う…」
逸らしてしまえば互いに見なくて済むのに。
目を、逸らせない。
ドラムロールのように高鳴り続ける鼓動。
そして、熱に浮かされたように。
二人はどちらともなく唇を重ねていた。
支援
「んっ…」
熱い吐息が漏れる。
柔らかで心地良い感触がリッツの身体を包んだ。
「はぁっ…」
ゆっくりと唇と唇が離れる。
くたり、とリッツはマーシュの肩に頭を預ける。
「…ごめん…我慢できなくて…」
マーシュがぽつり、と呟く。
「…謝らないでよ…それなら…私だって…」
きゅっ、とマーシュの袖口を掴みながらリッツが答える。
「……ねぇ…私のこと…好き…?」
「え?」
「……マーシュにとって私は…我慢できないくらい…み、魅力的かしら…?」
言い終わってリッツはかーっと湯気が出そうなほどに赤くなる。
マーシュの方はぽーっと呆けたようになりながらその言葉を脳内で解析する。
数秒後。
こくこくこく!
解析完了したマーシュが全力で頷く。
「ホントに…?」
念を押すように問いかけるリッツ。
その表情には不安と、僅かな期待が見える。
「……ホントだよ……我慢…できないくらい…リッツのことが好きだ…」
マーシュが細い身体を強く抱き締めながら耳元で囁く。
「嬉しい…」
そう言ってリッツもマーシュの背中に手を回す。
「……リッツ…」
「ん…?」
「……キス…したい…」
「……また…我慢…できない…?」
リッツはくすっ、と小さく笑うと静かに目を閉じる。
肯定のサインを見て取ったマーシュは再びリッツと唇を重ねる。
「…んぅっ…ふっ……んっ…」
先程よりも激しいキス。
上唇を強く吸われ、下唇を甘噛みされる。
そして柔らかく湿ったものが歯茎をなぞっている。
(舌……口の中で暴れてる…)
リッツもおずおずと自分の舌を差し出してみる。
「…はむっ…ふぅっ…ちゅ……ふぁっ…あっ…」
舌先が触れ合い、絡み合う。
「…んくっ…ぴちゃ…くふっ…ふぅん…」
唾液が分泌され潤滑油のようにとろりと溢れる。
「……はぁ…ぁっ……」
一際大きく、名残惜しげな吐息を残して絡み合った舌が離れる。
透明な唾液がそれぞれをつなぐ糸のように薄く残った。
「…もぉ…マーシュ…ったらぁ……変な気分に…なっちゃう…じゃない…」
リッツがとろん、とした目でマーシュを見上げながら抗議の声を上げる。
普段凛とした少女の見せる崩れた表情が逆にマーシュの征服欲を強く刺激する。
(…っ……そんな顔されちゃ…もっと我慢できないよ…!)
噛み付くようにまた口付ける。
「んぅっ…!……ふぐっ…はっ…はふっ…ふうっ…!」
貪るようなマーシュのキスにリッツは首から上を大きく仰け反らせる。
透けるように白い首筋が覗いた。
「……!」
マーシュは吸い寄せられるようにそこに唇をスライドさせた。
「ひゃうっ!?」
びくん、とリッツの身体が跳ね上がる。
「はっ…やっ…マー…シュ…そんな…だめぇ…」
首筋にゆっくりと舌を這わす。
じんわりとにじんできた汗を舐め取る。
「うあっ…んんっ…くす…ぐったい…の…あぁっ…」
マーシュの唇から逃れるようにリッツが身を捩らせる。
「…リッツ…もっとリッツに触れたい…リッツの全部…知りたい…」
リッツの耳元でマーシュが囁く。
「…マーシュ…」
その言葉の意味に震えながらリッツは声を絞り出す。
一線を越える恐怖と不安を、
「……いいよ…もっと…さわって…わたしの全部…マーシュにあげる…」
歓びと愛しさが塗り潰していった。
(;´Д`)ハァハァ GJ!
「リッツ…」
「ん…」
マーシュはリッツの額に軽くキスをする。
少し下がって今度は鼻先を掠めるようなキス。
そして頬、唇と次々にキスの雨を降らす。
「あっ…んっ…ふっ…」
心地よいようなむず痒いような不思議な感覚がリッツの身体を包む。
マーシュは空いた手で服越しにリッツの胸に触れる。
僅かな膨らみながら柔らかな弾力が指先に跳ね返ってくる。
「ひうっ…んくぅっ…はぁぁ…」
しゅるり、と制服の中に手を滑り込ませる。
すべすべとした肌をマーシュの指先が撫でる。
「ふぁっ…そこ…おな…か…」
リッツがぴくっ、と身を震わせる。
「やっ…なんか…手の動き…やらし…」
マーシュの手は更にその上に這い登っていく。
柔らかな膨らみを手のひらが捉える。
「ひゃぁっ…あんっ…はっ…あっ…あぁぁっ…!」
マーシュが更に愛撫を加えようと指を伸ばす。
下着が引っ掛かって少々動き難かったが強引にずらす。
その弾みにつん、と指先が突起に当たった。
「ひんっ…!」
敏感な先端に触れられてリッツの身体が大きな反応を見せる。
「リッツ…ここ…感じるの…?」
その反応を見て取ってマーシュが突起を指で摘む。
「あんっ…んんっ…くっ…うぅっ…」
「ここ…気持ち良いの…?」
くりくりと指で弄ぶ。
「ひゃうっ…うっ…そうなのぉ…そこが…乳首が…感じるのぉ…」
ぴくぴくと小さく震えながらリッツが頷く。
「それじゃ…もっと気持ち良くしてあげなきゃね…」
マーシュは制服を大きく捲り上げる。
白い双丘とその中心の小さな桃色の突起が露になる。
間髪を入れずマーシュはその先端にしゃぶりつく。
「あぁぅっ!ふぁっ…あっ、あぁっ…!」
僅かに硬くなった乳首を唇で吸い上げ、舌で転がす。
「ひゃひっ…ひぅぅ…あはっ…ん…!」
軽く歯を立てて甘噛みすると一際大きな声が上がった。
「はぅぅ…や、ぁっ…胸…ばっかり…」
「…胸だけじゃ…満足できない…?」
リッツの呟きに応えるようにマーシュはスカートの中に手を差し入れる。
既に『そこ』は下着越しにもわかるほどに濡れそぼっていた。
「んぁぁっ…ちがうのぉ…そうじゃないのぉ…」
『そこ』から電流のように走る未知の感覚に怯えるようにリッツが顔を背ける。
「何が違うの?…こんなに濡れてるのに…そうじゃない、なんて…嘘だ…」
マーシュにも性の知識はそれなりにある。
女性の『そこ』が『濡れている』のは『感じている』ということ。
それくらいのことは知っているのだ。
「…いやぁ…マーシュの…いじわるぅ…はぁ…あぅっ…!」
下着越しに秘所を指先で擦り上げる。
ぬるりとしたリッツの愛液が手のひらまでつたってくる。
「…リッツ…もっと感じて…」
マーシュは下着をずらして、その間から指先を滑り込ませた。
更に大きな快感を与えるために秘所に直接触れる。
「ひゃあぁっ…あっ…うあっ…あぁぁ…!」
熱く濡れたそこを指で愛撫する。
始めはゆっくりと単純に、次第に激しく複雑に指を動かす。
「あっ…はっ…ひっ…きゃぅっ…うぅっ…!」
指の動きに合わせて細い身体が躍る。
そんなリッツの嬌声と痴態にマーシュもまた昂ぶっていた。
じんじんと熱くなる一方のモノを持て余すようにリッツの腰に押し付ける。
「…あぁっ…マーシュの…硬くなってるっ…ズボン越しでも…はっきり…わかるのぉっ…!」
容赦無い愛撫に喘ぎながらリッツはマーシュの自身を認識する。
「く、うっ…リッ…ツ…」
「…マーシュ…いいよ…我慢しないで…私に…マーシュの…全部…!」
リッツの言葉を合図にマーシュはズボンを脱ぎ捨てる。
大きく勃起したモノがぶるんっ、と勢い良く顔を出した。
「リッツ…入れる…よ…」
「来て…マーシュ…私を奪って…」
マーシュは秘所の入り口に自身をあてがうと一気にリッツの中に進入した。
791 :
名無しさん@ピンキー:04/02/20 02:57 ID:onDRYX2D
アゲます
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
∩
( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
/,. ノ i .,,E)
/ /" / /"
_n グッジョブ!! / / _、_ ,/ ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ / _、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( / ( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽ フ / ヽ ヽ_//
じゅぷっ、と濡れた音が響く。
勢い良く突き込まれたマーシュのモノはずぶずぶとリッツの秘裂に沈んでいく。
「ふぁっ…あっ…くぁぁ…!」
「く…リッツの中…すごく…熱い…!」
「ひぁぁっ…マーシュ…マーシュが入ってくる…よぉ…!」
マーシュが半分ほど挿入したところでぴたっ、と壁のような感触に当たる。
「あ…」
ぴたり、とマーシュの動きが止まる。
「ん…しょ、処女膜に…当たった…のね…」
リッツが荒い息を吐きながら呟く。
「…これ以上進んだら…痛いんだよね…すごく…」
マーシュが心配そうにリッツを見る。
「…へ、平気よ…大丈夫…きて…マーシュ…」
「リッツ…」
小さく震える身体を強く抱き締める。
そしてゆっくりと挿入を再開する。
「くっ…ぅんっ…!」
マーシュは力を込めて腰を突き出していく。
そして、ぶつり、と膜の裂ける感触。
「うぁっ…あぁぁっ!」
リッツが痛みに顔を歪ませる。
瞳からは涙が零れ、秘裂からは破瓜の証である血が滴る。
「ん…全部…入った…リッツ…平気…?」
「ふぅぅっ…はぁっ…はぁっ…だ、大丈夫…嬉しい…マーシュと…一つになれて…」
溢れた涙を指で軽く拭いながらリッツが答える。
「…リッツ…動いてもいいかな…?」
「ん…いいよ…やさしく…してね…?」
マーシュはゆっくりと腰を動かし始める。
ゆっくりと引き、
「んっ…くっ…!」
再びゆっくりと挿入する。
「あぁっ…ふぅんっ…!」
マーシュが動く度にリッツの口から切なげな喘ぎが漏れる。
「…っ…リッツの中…締め付けて…くるよ…」
「はっ…やぁっ…言わないっ…でぇ…」
「…どうしてさ…感じてるんでしょ…もっと…気持ち良くなりたいんでしょ…?」
「あぁっ…はずか…しいよぉ…そんな…」
マーシュは少しづつ腰の動きを速める。
「ひゃっ…!……あくぅっ…あっ…は、んっ…はぁ…!」
じゅぷっ、ちゅぷっ、くちゅっ、ぬぷっ・・・
動きに合わせて湿った音が響く。
その卑猥さが互いの性感を更に刺激し、一気に高みへと運んでいく。
「あっ、やっ、はっ・・・はげし・・・いのっ・・・だめぇっ・・・こえっ・・・でちゃう・・・!」
「・・・んっ・・・可愛いよ・・・リッツの声・・・もっと聞かせて・・・」
「ふぁっ、あはっ・・・いやぁ・・・はずかし・・・すぎて・・・ヘンに・・・なるぅ・・・!」
「・・・しょうがない…なぁ・・・」
呟くとマーシュはリッツの口の中に舌をねじこむ。
「んむっ・・・ふぐぅっ・・・ちゅっ・・・んむぅっ・・・ふぅぅ・・・!」
リッツの舌を絡め取り、吸い上げる。
「あむっ・・・これなら・・・んぷっ・・・声・・・出ないでしょ・・・ふむっ・・・」
「はぷっ・・・うむぅ・・・れもぉ・・・まーひゅのひたで・・・はふ・・・かんじひゃうよぉ・・・」
「・・・えっちだなぁ、リッツは・・・口の中でまで感じるなんて・・・」
「やぁっ・・・んぅっ・・・そんあ・・・ひろいよぉ・・・ちゅっ・・・まーひゅの・・・いひわるぅ・・・」
「・・・っ・・・もう・・・そんな顔したら我慢できないって・・・何度言えばっ・・・!」
マーシュがぐいっ、と挿入の角度を変える。
「きゃぁっ、あぁっ、はっ、あひっ、ひぃんっ!」
一気に最奥を突き上げられリッツが一際大きな嬌声を上げる。
「・・・くぅっ・・・リッツの中・・・奥まで熱くて・・・どろどろだよ・・・」
「あんっ、やぁっ、はげしっ、すぎるっ、だめっ、わたしっ、もうっ、もうっ!」
リッツの喘ぎが切迫したものになる。
きゅううっ、と膣が収縮しマーシュのモノを締め上げる。
「・・・あぅっ・・・ボクも・・・もう・・・!」
「はぁっ、いいよぉっ・・・マーシュの、全部・・・受け止めるっ・・・からぁっ!」
「・・・くぅっ・・・リッツ・・・いくよっ!」
「あぁっ、わたしも、わたしもぉっ、いっしょに・・・いっしょにぃ・・・!」
最後の一突きと同時にマーシュは勢い良く射精した。
どくっ、びゅるるっ、どくんっ・・・!
「ふぁぁぁぁぁぁ!・・・・・・あ…つい・・・のぉ・・・おなかのなか・・・やけちゃうぅぅぅ・・・!」
びくびくと全身を痙攣させながらリッツも絶頂に達した。
「ふぅっ・・・うっ・・・」
全てを出し尽くしたマーシュはそのままリッツの上に倒れ込む。
「好き・・・マーシュ・・・」
「ボクもだよ・・・リッツ・・・」
『愛してる・・・』
互いに呟いて唇を重ねる。
繋がったままの二人の結合部から溢れた精液がごぷっ、と流れ出た。
「「…………」」
行為の後、二人は無言で向き合っていた。
「…しちゃった…ね…」
リッツが恥ずかしそうに呟く。
「うん…」
マーシュも同じように赤面しながら答える。
「・・・マーシュって…ホント…結構…大胆よね…」
「り、リッツだって…その…結構…積極的っていうか…」
「しょ、しょうがないじゃない…だって…」
「だって…?」
「……あ、愛してるん…だから…」
「……ボクも…だよ・・・」
見つめ合う二人。
どちらともなくそっと唇が近づいて…。
がん、がん、がん!
びくっ、と寸前で固まる。
「お〜い、誰か、おるかの〜?」
どこか抜けた声が扉の向こうから聞こえてくる。
「あの声…ジェラルドさんだ!」
「戻って来てくれたのね!」
程無くしてマーシュとリッツは暗く冷たい倉庫から開放される。
外では帰ってこない二人に大騒ぎになっていた。
二人は両親や先生達に心配をかけたことを謝罪し、またジェラルド老を責めないように懇願した。
そして翌日の朝。
マーシュとリッツはミュートを交えて三人で登校している。
「大変だったね、二人とも…あんな所に閉じ込められるなんて…風邪とかひいてない?」
ミュートが心配そうに二人に訊く。
「うん、大丈夫。平気だよ」
「心配してくれてありがと、ミュート」
力強く頷く二人にミュートは満足気に微笑む。
「……でもなんだか・・・いつもと雰囲気違うよね、二人とも」
歩きながら唐突にミュートが呟く。
「え?」
「そ、そうかしら」
マーシュとリッツは内心どきりとしたが平静を装って答える。
「……うん、なんだか…並んでて絵になる、というか…」
「な、なにそれ!?」
「も、もー、変なこと言わないでよ、ミュート!」
ミュートの言葉に赤くなる二人。
なんだか心当たりがありありだったからである。
「……やっぱり昨日何か…」
「わ、わー、ミュート!そろそろ急がないと!」
「そ、そうそう遅刻しちゃうわよ!」
何とか誤魔化すように二人はミュートを押していく。
そんな二人の態度にミュートはますます首を傾げるのだった。
(了)
うまくオチてませんがとりあえずここまで。
しかし三点リーダのミスが多い・・・否、多過ぎる・・・。
もっと推敲しろや自分。・・・吊ってきます。
いや、とてもようござんした!
乙!
イイ!!。初々しい二人に萌えますた(*´Д`)
ほしゅ
まーしゅ
保守っておこう。
ネ申達、
期待してますので
頑張ってください。
お前ら、なしてエメットを男と認識しているのか。
怒りを通り越して脱力。
何故?!
プレイしながらエメットタンに萌えてた俺の身にもなれ!!
エメットタンは女!!ちゃんとよく見てプレイしてくれよ!!
カロちゃんにちょん切られておにゃのこになっちゃうエメットなら妄想したなぁ。
おまいらなんでこんな良スレ今まで教えてくれなかったんだ!(w
保守
おお、最近来てなかったぜ
保守
カロちゃんは死んでそれでおしまいなんだろうか・・・
漏れは
そして誰もいなくなった説に1カロット
保守
干す
エイプリルフールだからね
カロちゃんは嘘吐きまくるに違いない
えーと、今
エルデナ×モーニ書いてるんですが、エメットが完全に悪者になってしまった。
文章も厨房並でつ。
うpしてもいいでつか?
ぜひぜひカマーン!!Щ(゚д゚)Щ
別に問題ないさ
>>816 誘い受けはあんまり良くないぞ、と言っておく。つーわけで投下キボン。
自分で厨房並と分かってるなら、もう少しマシなのに直してから投下したら?
他の住人は知らんが俺は誘い受けはキライ。
でも前触れも無く投下されてもあれだよね。
>>816 3日経ってるのですが
ま、投下する気なんてもう無いんだろうよ。
>>816みたいな香具師ってこうなる事が多いしな。
書くのには時間がかかるんだから、待とうよ(・ω・)
つーか書いてる途中なのか
「飲みすぎたな 二日酔いだ……」
モーニは、ガンガンと響く頭でそう考えた。
今はナッツクランをやめて山岳都市スプロムで、のんびり暮らしている。
「なンだ?ありゃ」
人が倒れている。
モーニが近寄って見てみるとその顔はナッツクランにいたエルデナだった。
「エルデナ?おいっ、起きろよ」
しかし起きる気配は無い。
「しかたねえなぁ 」
モーニはエルデナを抱えあげると家路を辿った。
「やっ、やめて、お願い、いやあぁぁぁっ」
ドカッ!ミシッ!
嫌な音が響いた。
「・・・・・・」
「すっ、すみません。」
そこには水の入った盥を顔面にぶつけられたン・モゥ族の医者がいた。
盥が床に落ちて水音と金属音を立てる。医者から鼻血が出ている。
「これだけ元気なら問題ないでしょう。とりあえず薬を渡しておきますね。モーニさん」
「ンで、大丈夫ですか?」
「えぇ、別にたいした事は……それじゃあお大事に」
そう言うと医者は出て行った。
とりあえずこれだけ
二回目の一言目で期待した人は居ましたか?
いたら教えてください。
悪いが、冒頭過ぎて全然分からん。感想の言いようが無い。
つーか、あんまりこういう事ばっかやってるとスレから追い出されると思うが。
>>827 少々失礼かも知れんがツッコませてもらうと
書き込みの問題点
・投下予告すると住人が神待ちモードに入って雑談しなくなり、スレが廃れます。投下するなら予告は無い方が良いです。
作品に問題があって住人に投下の是非を聞く場合でも、書く前に聞くのではなく書き上げてから、
OKが出たらすぐ投下できる準備をしてから聞きましょう。
・「書きながら様子を見つつ投下」はスレの停滞にも繋がりますし嫌われます。
ある程度書き上げてから一気に投下しましょう。
なお、合計数十レスを超える長編なら、投稿規制避けのためにも連載方式をとっても良いと思われます。
830 :
829:04/04/09 23:37 ID:Jq6ZgWk2
続き
作品に関してはまだ始まったばかりでなんとも言えませんが、
エルデナが医者の前で何故暴れているのか(注射か?)とか、少し説明不足気味かと。
あと、
>二回目の一言目で期待した人は居ましたか?
とか、ヘタにウケ狙ったり、レス求めたりしない方がいいと思う。
他人の目を(いい意味で)気にせずに、自分の内から湧きあがってくる自分が読みたいと思う作品を書いてください。
大抵、そういう作品の方が、逆にウケも良いものです。
まぁ始まったばっかりだし、「クランをやめた後での恋愛」というのも新しくて面白そう。
頑張って書きあげてみてください。期待してます。
作品よりも注意事項投下のほうが感謝されてるしw
まぁまぁ、マターリいこうや。
保守
>>833 >829で指摘されてることはかなり大事なことだと思いますよw
>>827 続きマダー?
>829は注意点を述べてるだけで、作品をけなしてるわけじゃ無いよー。
がんばって書いてー。
移転したし、貶されたと勘違いしてそうだし、あんまり期待しない方が言いような気がする。
勿論今書いていると言うのなら、頑張って書き上げて投下して欲しい。
んで、上の書き書けとも言えない所で終わってるSSの職人さんは諦めて、他の職人さん待ちでFA?
ほs
ゆめゆめさんとかカロちゃんの人に戻ってきてほしいなぁ。
神待ち
モンブラン氏待ち
キボンヌだけじゃなくて自分でも書いてみようぜ。
俺も一応挑戦してはいるが。
ナカーマ(・∀・)人(´Д`)←
>>844 ついでに保守
ヤバイ!保守!
ここで保守!
849 :
名無しさん@ピンキー:04/05/03 23:34 ID:wvxTT/ON
保守ッ!
850 :
名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:06 ID:rXFekkg5
まあ上げても駄目なときは駄目なわけだが。
あはははっ
みんなエロ分が足りないよぉ?
カロちゃんが注入してあげるね♪
そぉ〜れ!
A:おちんちんから注入(おいおい、俺が注入しちゃうよw)
B:お尻の穴から注入(気分はウォシュレット)
C:お目目をくりぬいてそk(省略)
エロ分足りたぁ?
みんな引いちゃったよカロちゃん・・・w
ここで、エゼルたん(;´Д`)ハァハァ と言ってみるテスト。
…漏れだけ?
>>853 んなこたぁーない。
むしろン・モゥそのものに萌え
ちょっと特殊になってくるとアーリマンがとてもよろしい
>>855 …それはどのようによろしいのか…
いや、答えなくていい。
説明しなくていいからアーリマンエロのSSを描いてそれがいかなるモノなのか示してください。
>>856 855じゃないが、
「魔獣使いかめたもる士がアーリマンの視線を使って誰かの体の自由を奪い、
動けないところをアーリマンと一緒に言葉責めしながら嬲る」とかか?
ってコレじゃアーリマン萌えじゃないな。
イイ(・∀・)!!
>>857 で、被害者はン・モウ♂なわけだ。
……駄目ですか?
逆レイープされるン・モウ♂(;´Д`)ハァハァ
漏れもン・モウに(;´Д`)ハァハァしつつ保守。バブズ(;´Д`)ハァハァ。
ン・モウ♀やバンガ♀はいないのか想像しつつ保守。
>>863 むしろ脳内マッケンローはおにゃにょこですが何かsage
保守
868 :
名無しさん@ピンキー:04/06/11 00:50 ID:lgRMGpYF
あげる
「保守って待ってればその内に神が来る」なんて思ってる奴は素人。
保守カキコだけのスレなんて、「過疎スレです」と自分で宣言してるようなモノで、
神が作品投下する意欲も失せる。
雑談でもなんでも、スレを活性化させることこそが、神召喚の第一歩である。
つーわけで、ラジオドラマ聞いてみると、モンブランが一番の萌えキャラだと思うがどうよ?
やはりそう思われますか
あの声も魅力的だねぇ
>>869-870 ラジオCMでの
「きっと終わりはないんだクポ。夢に果てがないように…。モグはいつでもココでマーシュを待っているクポ!」
とか、ドラマ最終回ラストの台詞とか聞くと、もうモンブランがヒロインとしか思えない(;´Д`)ハァハァ
元々ヒロイン候補だったリッツは「私、あなたの敵になるわ。いいわねマーシュ」だし…。
ラジオドラマネタなら、バブズも中の人が女性なショタ声で結構萌える。
というかキャラの年齢からしてメインキャラのほとんどは女性声優なのだが。
……しかし、レドナは……(;´Д`)
873 :
ゴーヤ:04/06/19 23:31 ID:ul8XhUHj
つーか神降臨以前に誰か話さないとスレの存亡に関わるって!
>>873 「戻れ、マーシュ。 戻れ。 ・・・・・・お前は好きだ」などというレドナを想像してしまった。
実際には緑川光氏。ショタと言うには太めの声で正直ちょっとキモい。
ゲームでは淡々とした口調だったが、ドラマではマーシュを言葉責めするなどイヤラシ電波ヤロウと化していた。
保管庫の人も別のSS書き始めちゃってるよ。
しょぼーん。
人も居ないし、もう落ちてもしょうがないスレなのかもな。
とりあえず1000までは持たせたい。
次スレはないだろうなあ…(つД`)
878 :
876:04/07/08 23:15 ID:JJQywhDV
……ちょっと反感を買いそうな煽りカキコでスレの活性化を目論んだのに、この有様…?_| ̄|○
軽い煽りでも荒しに見られる感があるので。。。
最近の良スレは馴れ合いが高い感じがある
馴れ合ってやろうじゃないか、なぁ?
881 :
トリップテスト ◆3MktsuWd0Q :04/07/12 17:18 ID:3W6AILSF
(;´д`)ハァハァ
馴れ合うなら馴れ合うなりに保守くらい誰かしてくださいよ…
FF12が出ればイヴァリースや種族つながりで活発化するだろうか…?
それはそれで12スレが立つんだろうな
ヴィエラとまんこしたい
モンブラン(;´Д`)ハァハァ保守
886 :
704:04/07/20 21:17 ID:rJYWtiVz
「新型…アンチロウ…クポか!?」
エゼルの報告を聞いて、モンブランは歓声を上げた。
制限項目も罰則も厳しい高レベルのロウを、
複数同時に無効化する強力なアンチロウカードが出来る…
いや、それどころか量産も可能かもしれないというのだ。
「まぁ、まだあくまで理論段階だけどな。計算上は問題無いはずだ」
「クポポー! 凄いクポ! コレで毎日ロウ表と睨めっこしたり、
プリズン通いしたりする生活からオサラバできるクポね!」
「ああ、ただ、魔道触媒や儀式材料の確保に多少手間がかかりそうなんだが…」
「そのためにモグを呼んだクポね! だーいじょうぶクポ!
ナッツクランに任せてもらえば、例え最高級の琥珀だろうが、ドラゴンの角だろうが、
どんなモノでも絶対手に入れて見せるクポ!」
クリスタルや王宮を巡る冒険をも経験してきたモンブランが胸を張る。
「へへ、そいつぁ頼もしいな。んじゃ、一番重要なアイテムの調達を頼もうか」
「ドンと来いクポ! モグ達の手にかかれば楽勝クポよ! どんなアイテムクポか?」
「精液」
「了解クポ!」
………………………
「……って、え? せ、精…えぇ!?」
勢い良くうなずいてしまった一呼吸後に、言葉の意味に混乱するモンブラン。
「そう、精液。……それも、モーグリ族の、な」
エゼルは、にやり、と、意地悪げな笑みを浮かべて答えた。
887 :
704:04/07/20 21:18 ID:rJYWtiVz
何故、今日に限ってリーダーのマーシュではなく、自分が呼ばれたのか…。
モンブランは今になってその理由がわかった。
「な…そ、そんな、コト……」
「駄目なのか? 『ナッツクランに任せれば、どんなモノでも手に入れてくれる』んじゃなかったっけ?」
「……!」
自分の軽率な発言を悔やむ。
自らのクランを誇って言ったその言葉の偽りを認めるのは、クランの名誉を汚す事に等しい。
「じょ…常識的な範囲内での話クポ! そ、そんなコウジョリョウゾクに反する…」
混乱した頭を必死で回転させ、あまり知らない難しい言葉も使って
自己の正当化と依頼の破棄をはかるモンブラン。
「あ、そう? いや、無理にとは言わないぜ?
…なんせ、こちとらお客様は他にもたくさん居るんで、ね」
エゼルの言葉に、モンブランは唇を噛んだ。
(天才って性格フツーじゃない人が多いって言うけど…コレは酷すぎクポ…!)
888 :
704:04/07/20 21:18 ID:rJYWtiVz
「ただでさえ王宮に目を付けられてるナッツクランは、アンチロウ無しじゃこの先キツいと思うけどねェ……。
モンブラン君にとってはくだらない一時の罪悪感や羞恥心がクランの行く末より心配なんだな」
「な…ッ!?」
『ナッツクランの名誉』を引き合いに出した後、更に『自分のクランへの想い』で揺さぶりをかける。
表に裏に世を渡ってきたエゼルは、言葉を巧みに操ってモンブランの心をいとも容易く逆撫でた。
「モンブラン君がクランの安全より自分の感情を優先させたせいで、
ナッツクランはロウに縛られたままの困難な戦いを強いられる。
やがてマーシュがプリズンに送られ一生臭いメシ、クランは崩壊・解散……」
「……ッ!」
生々しく脳裏に浮かび上がる、暗い監獄に閉じ込められたマーシュの姿。
頭を振ってそのイメージを心から追い出す暇も無く、エゼルが追い撃ちをかける。
「…いや、ソレだけならまだ良い方か…。
行動を制限され、満足な力の出せないエンゲージの連続。
十分な実力を発揮できず身動きの取れないマーシュは、
本来ならば苦戦もしないはずのモンスターに深手を負わされ、
ケアルでも痕の残る、一生消えない傷を……」
「や、やめてクポ! そ、それ以上…ッ!」
モンブランの声に、怒りではない悲痛なモノが混じり始める。
889 :
704:04/07/20 21:20 ID:rJYWtiVz
「まぁ、そういう最悪の可能性もあることを知りながら、
それでも自分の感情の方が大切なんだよなモンブラン君?
君は自分のクランに対してもっと誠実な人間…もといモーグリだと思っていたんだけどねェ。
がっかりだよ…まぁクランに対しての思いもマーシュに対する想いもその程度……」
ぷつん
「……るクポ…」
うつむいたまま肩を震わせ、呟くようにかすれた声を吐くモンブラン。
「え、なんだって? 聞こえないなぁ?」
「…………」
モンブランは顔をきっ、と上げ、涙を一杯に溜めた目でエゼルを睨み、顔を真っ赤にしながら言った。
「用意するクポ…!! モーグリの…せ、せ……精液…を…ッ!!」
その言葉を聞いて、エゼルは、口の端を勝ち誇るように露骨に歪めたのだった。
〜続く〜
890 :
704:04/07/20 21:23 ID:rJYWtiVz
誰も書かないので駄文でスミマセンが保守です。
続きモノって初めてだな、大丈夫だろうか……
エゼルが嫌なヤツになってしまった……(;´Д`)
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
やったよ!モンブランだよ!
久しぶりだよ!
続き楽しみにしてます!GJ
ウホッ!
ホモバンザ━━━━ヽ(*゚∀゚)ノ━━━━イ!!
あかん、動機が…
期待sage!
始まりから既に萌え萌えですぜ、だんな!
”速攻”で”保管”させてもらいますぜ!!
895 :
704:04/07/24 23:30 ID:+t0ukaOZ
テスト中につき、続きを書くのが少々遅れそうです……スマソ。
>>892-893 そーいえばなんかフォモくさいのしか書いてないな(;´Д`)
♀もなんか考えておくか。
おいおい、誰か何か書かないと神が再降臨する前に落ちるぜ?
>>704氏期待sage。
期待しつつ保守!
保守するぜ。モンブラン萌えだぜ。
899 :
:04/08/03 12:25 ID:KLW6o5vB
保守
900 :
704:04/08/06 01:29 ID:vJNrbHaS
口からその言葉を吐いた次の瞬間にはもう、モンブランを後悔が襲い始めていた。
「クランで用意する」とは言っても、仲間のモーグリにはとても頼めるワケがない。
いや、例え羞恥心を押し殺してなんとか事情を説明したとしても、
「そんなコト」を強いたのなら、自らクランを辞めていってしまうだろう。
ナッツクラン結成当初からいるモンブランとは違い、
クランの他のモーグリ達にとって、ナッツクランは生活上の共同体でこそあるが、
そこに身も心も捧げる義理は無いのだから。
……事実上「クランで」というより「自分一人で」用意しなければならないことに、
今になってモンブランは気付いたのだ。
901 :
704:04/08/06 01:30 ID:vJNrbHaS
(うう……、ま、毎晩やれば、なんとか…溜まるかなクポ…?)
「じ、じゃあ、しばらく待つクポ……もう数日したら、用意…してくるから、クポ…」
まだ羞恥心に震える声で、話を切り上げて背を向けて帰ろうとするモンブラン。
しかし
「おいおい。ドコに行くんだよ?
用意するって言ったんだから、さっさとココで……さぁ?」
エゼルが後ろからかけた声に、モンブランが硬直する。
「な…何言ってるクポ! こ、今度来る時、用意してくるって言ったクポ!?」
振り返って抗議の声をぶつけるモンブランに、エゼルは言った。
「あぁ、そういうやり方は無理なんだ。こいつぁちょっとデリケートな作業でね。
『絞りたて』にすぐに特殊な処理を施さないと、あっという間に使いモノにならなくなっちまうんだ」
モンブランはぐうの音も出ない。「そういう作業だ」と言い切られては、何も言い返せない。
あまりにビジネスライクに堂々としているエゼルの態度に、
むしろ、無闇に恥ずかしがっている自分の方が邪なのではないか、という錯覚にとらわれる。
902 :
704:04/08/06 01:31 ID:vJNrbHaS
「…だから、さ、ほら。……さっさと始めてくれよ。これでも結構、忙しい身なんだぜ?」
「……そ、それなら、と、隣の部屋貸してくれるとか、ついたてか何かで、隠してもらいたいクポ…」
最低限の権利だけでも、と要求するモンブランに
「『すぐに』って言ったろ? 『出して』から俺を呼ぶまでの間に駄目になったらどうしてくれるんだ?」
「……せ、せめて…せめて、後ろ、向いてて欲しい…クポ…ぉ……」
あっさりと却下するエゼルに、モンブランは泣き出しそうな声で懇願するが、
「『す・ぐ・に』って言ってるのが、わかんねぇかなぁ?
数秒遅れても駄目なんだぜ?
『出して』からじゃ遅いんだよ。『出す』タイミング見計らうくらいじゃないと、な」
愕然とする。恥ずかしいどころの話ではない。人としての尊厳のカケラも無いあつかいではないか!
「……そ…そんな…そんな話ないクポぉっ! モグは、モグはそんなコト…ッ!」
耐えられない。『見られながら』なんてそんなコト。
悲痛な声で「いやいや」をする子供のようにぶんぶんと首を振るモンブラン。
「あ、そう。じゃ、どこに売ろうかな新型アンチロウ。ナッツクラン以外で良さそうなトコはー…っと」
「…………」
本当にペラペラとクランリストらしき書類をめくり始めるエゼル。演技の色は見られない。
モンブランの脳裏に、先の会話で呼び起こされたマーシュの悲劇のイメージが再びよぎる。
「……わかった、クポ」
かちゃかちゃ、という金具の音と、ぱさり、と、布の落ちる音。
エゼルは、リストから視線を離してモンブランに向け、目を細めた。
「……モグ、やるクポ…やりますクポぉ…!」
モンブランは涙をぼろぼろ流しながら、ズボンに覆われていた下半身を露わにして、
自分のまだ小さめのソレを握りしめていたのだった。
903 :
704:04/08/06 01:32 ID:vJNrbHaS
「…はぁ…はぁ…」
か細い息を吐きながら、自らのモノを擦るモンブラン。
だが……
「……無理、クポぉ……」
勃たない。自らの意にそわず強制された、見られながらの自慰行為。
そんなモノが楽しめるわけが無い。
精液どころか、先走りがにじむ事も無く、溢れてくるのは屈辱と羞恥による瞳からの涙ばかり。
「うーん、仕方ねぇなー。俺がやってやろうか?」
「…絶対イヤ、クポ」
机から離れて歩み寄るエゼル。手にはいかにも実験器具といった風情の注ぎ口の大きい丸底フラスコ型のボトル。
底には薄桃色がかった透明の少し粘性のある液体が少量溜まっている。
どうやらコレに精液を入れるつもりらしい。
既に何か薬が入っているあたり、「すぐに処理しなくてはならない」というのも嘘では無さそうだ。
「……ふむ。そうだな、じゃあ、目をつぶってみろ」
「…え?」
「いいから、やってみろって」
戸惑いながらも、言われたとおりに目をつぶる。
まぶたを閉じると、目に溜まっていた涙がまた流れて頬の毛皮を濡らした。
904 :
704:04/08/06 01:33 ID:vJNrbHaS
「…さて、モンブラン君。君は実に誠実なモーグリだ……」
「ひっ!?」
耳に吐息が当たって、ぞくぞくっ、と体毛が逆立った。
さっきまでとは打って変わって穏やかな口調で、エゼルはモンブランの耳元に囁きかけている。
「…何もしないから、目はつぶったままで」
実際、それ以上の事をしてくる気配は無い。釈然としないながらもモンブランは目をつぶりつづけた。
「君はクランのために己を犠牲にした。誰にでも出来る事じゃぁない。
コレは君の想いの深さの証明なのさ。ナッツクランへの…そして、マーシュへの」
「…ッ!?」
その名を出したとたん、びくんとモンブランの体が一瞬震えた。
(……わっかりやすいなー。オイ)
エゼルは聞こえないように失笑を漏らした。
人を疑い、その本質を見抜くことで生き延びてきたエゼルの目には、
先の会話でマーシュを例に出した時の極端な反応から、モンブランの「友情以上の好意」は明らかだった。
905 :
704:04/08/06 01:35 ID:vJNrbHaS
「つまり今、君はナッツクランに……マーシュに、その身体を捧げているんだ」
「…マーシュ、に…クポ?」
「そうさ、君は…」
すっ、と目を細め、耳に息を吹きかけるように言葉を紡ぐ。
「…言うなれば、マーシュに、抱かれているのさ」
「……ッふぁ…っ」
勃ちもしないペニスを撫でているだけだったモンブランが、急に声を上げた。
詭弁に過ぎない。マーシュはここには居ない。それはわかっている。わかっているのに…
(や…や、やだクポ! こんな…)
目を開けなくてもわかる。普段は体毛に隠れてほとんど見えない性器が、大きさを増して行く。
「ほぉら、マーシュが見てるぞ。『モンブランのおちんちん、可愛い』って」
「や…ッ、やぁ…ン」
嘘だとわかっているのに。目を開ければそこに居るのは意地悪なン・モウだけだとわかっているのに。
握った手の中で、ペニスが明らかに固く、そして熱くなっていく。
「ほら、いつもマーシュを『使って』たんだろ? マーシュはどんな声で悶えた?
マーシュはどんな風に君を愛撫してくれた? マーシュはどんな風に…君を抱いてくれたんだ?」
「違…ッ、モグ、そんな…違うクポぉ!」
考えないようにする。何を? マーシュを汚した妄想を。へぇ、どんな妄想だったの?
思い出しちゃ駄目だ、マーシュのおちんちんが凄く温かいとかなんて。ふんふん、他には?
だから言えないって、そのマーシュのがあんまり気持ち良くてマーシュが出した瞬間にモグも一緒に……
(だ、駄目クポ! 駄目クポ! 思い出さないようにしてるのに!)
忘れようとして意識して忘れる、などということが出来るわけが無い。
それを考えないようにしようとすればするほど、どうしても考えてしまう。
日々、夜の糧としてきた淫猥なマーシュのイメージが次々と脳裏にあふれ出る。
モンブランのペニスは、普段ソレを包んでいる和毛に覆われた鞘から、もう充血した赤い先端部を覗かせていた。
906 :
704:04/08/06 01:36 ID:vJNrbHaS
「モンブラン、君のソレを扱いているのは君の手じゃない。
……ソレは、マーシュの指先なのさ!」
とどめの一言。そんなワケがない。
このそそり立った性器に触れてこんな気持ち良くしてくれて優しく抱いて微笑んでキスしてそんなマーシュなワケあぁマーシュマーシュマーシュ
「…あはぁあ…ん! マーシュ…マーシュぅう…!」
止まらない。止められない。
現実と幻想の狭間で心は悲鳴を上げているのに、肉体はもう快楽しか生み出さない。
ここにマーシュはいない。いや、それどころか、他人であるエゼルに見られているというのに。
いや……気のせいだろうか、その羞恥心すら、快感に変わっていくような……
(あぁ…マーシュ…モグは…モグは……へ、変になっちゃったクポぉ……)
涙を流しながら、しかし身体は貪欲に、手だけではもの足りず腰も激しく振る。
「あぁン……っぁ、は、ぁあ、マーシュ、マーシュ……まぁ…しゅ…ぅうう!」
限界が近いと見て、エゼルはモンブランの性器にボトルをあてがった。
「んひゃぁあぁう!?」
急に押し付けられた冷たいガラスの感触に目を見開く。
そのガラスの感触がモンブランを絶頂へと押しやるとどめの刺激になった。
「あ…っあああああー……ッ!」
びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ……
白い液体がボトルの中に放たれる。
粘性の高い精液がボトルのガラス壁に付着してだらだらとゆっくり伝い落ちる様は、
まるで淫猥さを強調されているかのようで…。
モンブランはあまりの恥ずかしさに、左手だけで顔を覆った。
…右手は、まるで快楽に張り付いてしまったかのように、性器から離れなかったから。
907 :
704:04/08/06 01:37 ID:vJNrbHaS
「……ほら、最後の一滴まで出して、もったいない」
再び無慈悲に戻ったエゼルの言葉に、モンブランは涙を流しながら、
尿道に残った精液を搾るようにペニスをもう一回だけ扱きあげた。
「ん…っ」
ぽたぽたと、数滴の白い液体がボトルの中に落ちたのを確認して、
エゼルは急いで机に戻り、専用のスタンドに立ててあった試験管の薬液を数種類、ボトルに注ぎ始めた。
モンブランは激しい虚脱感から、床の上にへたり込んだ。
肉体的には何をされたわけでもない。しかし、まるで「犯された」ような気分だった。
いや、ただ犯されたのならまだいいのかもしれない。
他者に犯されたのではなく、マーシュへの自分の邪な想いを露わにされ、
その毒酒に酔うかのように、自ら腰を振ってしまったのだ。
「……っく、えぐ…っく…うう…」
エゼルへ、そして自分へ、両方への嫌悪感に沈んでいると、
「ハイ…とりあえずは第一処理終わり、っと。これでまぁ長期保存にも耐えるだろ」
エゼルが満足げに呟いてモンブランを振り向いた。
「ご苦労様……と、言いたい所だけど」
エゼルはにっこり笑って、コルク栓をしたボトルを示した。
「これっぽっちじゃ、全然足りないんだよね?」
(ちょっと…もう、勘弁して欲しいクポーッ!)
モンブランは目の前が暗くなるのを感じたのだった。
908 :
704:04/08/06 01:43 ID:vJNrbHaS
お待たせしました。すみません。
いや、「待ってなかった」「期待してなかった」という意見もあるかもしれませんが。
やはり続きモノは向かないなー。テンションが維持しづらい(;´Д`)
なんか、
>>829が言ったみたいにスレも停滞するし。
909 :
名無しさん@ピンキー:04/08/06 02:20 ID:oVe/y3ln
ヽ(´∀`)ノ
神キてるーーーーーーーーーーーー
せせぜぜぜぜひ続編をばh
ホモンブランタン(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
バンガとヒューマのも必要だと言われ
エゼルにモーニの相手をさせて
モンブランがマーシュの初めてのうわなにをするやめr;k;sd¥¥¥
職人様キテター!!続き楽しみに待ってますた(´∀`)
素直なモンブランタソに激しくハァハァハァ…
>>912 モーニ様解禁ですかい
モーニ×マッケンローを推進する会(会員1人)としてはもう(ry
こんな別れが訪れるなんて。
顔を両手で包み込めばひんやりと吸い付く手触りが心地いい。
まっすぐ見つめ返してくる濡れた瞳に微笑み掛けてから
そっと口づけを落とした。
何度か啄んでから舌を差し入れゆっくりとねぶる。
彼女に初めてあったのは深い草むらに囲まれるようにして広がる池のそばだった。
彼女がラミアだと言うことにはすぐ気づいたが、なぜ近づいたのか
自分でもよくわからない。
近づいてはじめて、彼女がケガをしていることに気づいた。
恐いとかそういう感情は忘れていたんじゃないかと思う。
覚えているのは夢中で彼女を家に運んで手当てをしたこと。
そのときの彼女の重み。
あのときの異様な高ぶり。
キスをしたまま手をゆっくりと下ろしていく。
頬から顎へ、首筋、鎖骨と辿って乳房へ。
円を描くように撫でてから揉みしだく。
乳首をくすぐると小さな声とともに、ぎゅっと抱きしめられる。
その反応がかわいくて何度か繰り返す。
そっと目を開けると彼女の閉じた目蓋が見えた。
普段は透き通った白い肌が今は赤みが差している。
ひときわ深く唇を合わせて舌を吸い上げた。
拾った夜、自分のベッドに眠る彼女を見ながら
明日には殺されているかもしれないと考えた。
彼女の寝顔をのぞき込んで、それもいいかと思った。
朝、目が覚めて横の彼女と目があったときは、
なんだか不思議な感じがして、しばらく黙って見つめ合った。
あのときの彼女の目を今も覚えている。
透き通った綺麗な目。
なんの感情も浮かんでいなかった彼女の目が、その気になれば
いつでも自分を殺せるんだとそう確信させた。
彼女の首筋に顔をうずめた。香りを肺一杯に吸い込む。
彼女の手が俺の髪の中へ潜り込む。
そのまま頭を撫でられる感触を楽しみながら
右手をさらに下の方へと運ぶ。
くびれた腰の後にはトカゲやヘビに似た鱗が並ぶ。
その境目をまさぐれば彼女の息が一段上がった。
顔を乳房へと運ぶ。左手で乳房を顔に押しつけてみる。
噛みついてみる。そのまま食べられたらどんなにいいだろう。
しかし豊満なそれはいつもするりと逃げていく。
右に目標を変えて愛撫をはじめた。舐めてみたり、吸い上げたり。
乳首を口に含み甘噛みすると彼女の体が跳ねた。
抱くといつも、出逢った頃のことを思い出す。
はじめの頃は彼女がなにを考えているのか必死に探った。
目を見たり、仕草から推測して、なにをして欲しいのか
なにを考えているのか。
目を細めて笑うのは嬉しいとき。
口元だけで笑えば、満足の証拠。
背中に額を当てるのはもうちょっと傍にいて、というサイン。
だから、彼女がはじめて言葉を喋ったときは驚いた。
そして一段と心が近くなっていったのもあの頃からだと思う。
それまでは、言葉なんかなくても
ないからこそ深く通じ合えると感じたけど、それは嘘だった。
下肢を辿る。縦に通る鱗の継ぎ目のような所にそれは隠されていた。
ぴったりと閉じ合わされたそこを少し強引に開けると
トロリとした粘膜と入れ違いに俺の指を飲み込んだ。
中は熱い。
ひんやりとした外側との温度差にはじめは驚いたのを思い出す。
そういえばはじめての時、どこに入れたらいいのかわからず
焦ったことを思い出す。
少し上の方には人間の女と同じように花芯が隠されている。
少し乱暴にこすり上げてやる。
「あ、あんっ」
体をよじらせて上げられた声に思わず笑い声をこぼした。
「な……なに」
不安そうな声ににっこりと笑顔を見せて耳元に囁く。
「いい声だな、と思って」
彼女が顔を紅潮させてぎゅっと目をつぶるのを
視界の端で確認してまた口元がゆるんだ。
さらに花芯を弄んでみる。
彼女の腕に力がこもる。眉を寄せて
ああ、また下唇を噛んでいる。
彼女のこの表情も好きだけど、唇に噛み跡が残ってしまうのはいやだ。
そっと手を離して、さらに奥へと指を押し進めることにした。
下の指を何度か出し入れしながら唇を何度か啄むようにキスをする。
唇が開いたところで深いものに変えた。
最終的に二本の指で慣らした。
指を抜いて立ち上がった自身をあてがう。
首に腕が回されるのを合図に一気に差し入れた。
くぐもった声が漏らされる。
彼女はあまり声を上げようとしない。
だから時々思わずといったように上げられる声に煽られる。
もっと声を聞きたい。思い切り喘がせたい。
声を上げまいとする顔がかわいい。
我慢比べをするように責め立ててみたり、わざとじっくり動いてみたり。
溺れている、自覚がある。
「あ……ミ、ニチェロ……」
吐息混じりの声が誘う。
「好きだよ、すごくかわいい」
浅く出し入れしていたものを引き抜き掛けて一気に奥まで突いた。
「あああ……!」
仰け反った彼女の首筋に吸いつく。
体を起こすと彼女の腕がシーツの上に落ちた。
胸を鷲づかみにしながら腰を動かした。
揺れに合わせて、幽かな喘ぎ声が聞こえてくる気がする。
薄く開いた目の端から涙が一筋流れたのが見えた。
両方の乳首を指で挟んで揺れに合わせてこすってやる。
いやいやのように首を振る。
「は、あ、あん」
彼女の上に自分の汗が落ちる。
「や、あ……ねぇっ」
彼女が声を上げだした。腰を掴み直して動きを速める。
「いやっ……ミニチェロっ!あ、あ、あ」
彼女の手がシーツの上を泳ぎ、強く握りしめた。
「だめ、もう……ああん……ん」
彼女の中が強く締まるのに合わせて自身を深く入れる。
彼女の中が痙攣するのを感じながら、吐き出した。
そのまま彼女の横に倒れ込む。
「ミニチェロ」
彼女が俺の頬に手を伸ばす。
その手に誘われるようにもう一度口づけを交わす。
ゆっくりと、ねぶるような口づけを。
適度に疲れた感覚が心地いい。
ゆっくりと彼女の頭を撫でる。
彼女が猫が甘えるようにすり寄ってきた。
「ずっと、一緒にいよう」
彼女が嬉しそうに目を細めて笑う。
絶対に離さない。
もう一度口づけた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
呪われた花嫁
結婚して以来、息子の様子がおかしい。そして私は見た!
あの花嫁がヘビのような魔物となって息子の生気を吸いとる
ところを! どうか息子を救ってやってくれ!
隠居商人マルチェロ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ハァハァしましたが、異種間恋愛は切ないですね……
オチがまた物悲しい。
ゲーム中でラミア倒すのが辛くなりそうです…(つД`)
神降臨! GJ!
せっかく神が来たのに……スレ廃れっぱなし……
保守。
イエス!!獣姦!!イエス!!!
切ねえ…
凄く良かった
GJです!ラミアに萌えました(*´Д`)ハァハァ
オチが切なかったけど素晴らしかったです!!
みんな補完庫の方でヲチしてるから書き込みが少ないのかと思ってた。
まだ生存者は居るんだなぁ(つд`)
929 :
名無しさん@ピンキー:04/08/28 20:51 ID:Bkz6FyOu
(´ー`)
保
モンプラン!
モーニ!
でカプつくれー
モンプランなんて存在しません
ワロタw
むむっ!
そこに気がつくとは・・・やるなぁ!
>>932君
だめだ、えちシーンがどうにも書けない…OTL
>>704氏の続き物で
ヒトとバンガのを採るためにマーシュのをモンブランが
モーニのをエゼルgぅあuにをするああめr
hosyu
保守。
……もはや保守カキコすらもロクにつかんか。
潔く落としたほうが良いのか…?
モーニ×モンブランがくるまでほしゅ
941に同意し保守
>>941 工エエェ(´Д`)ェエエ工
ほしゅほしゅで埋まっちゃうのが先だと思いますけど…
つか組み合わせが特殊すぎて萌えるシチュが思いつかない…だれじゃへlp
自慰を見られて奉仕
945 :
名無しさん@ピンキー:04/10/11 15:35:23 ID:eTQ9v17i
あげげ
>>943 よし、シチュだけ考えてやるから誰か書け
もう唐突にモーニがモンブランを陵辱
大口開けたバンガに「言うこと聞かないと食べちゃうぞ」とか何とか言われて
泣きながら一心不乱にモーニのトカゲチムコをしごくモンブー
>>もう唐突にモーニがモンブランを陵辱
ここをマーシュマーシュ言いながらオナヌーしていた所をモーニに見られてに修正希望
>>946-947 クレクレもどうかと思うが、ネタ出してる分、神待ち保守だけの連中よりはよっぽどマシだな。
ところで見事に過疎スレと化したわけだが、次スレって要るか?
立てるなら970辺りで立てよう
今後はFF総合に合流の方が現実的でないの?
>>952 保管庫へのリンクを貼っておけばこれまでの作品を見るのにも不便はないしな。
ちょっと寂しいけどそうしようか。
しかしそれだと一部の「バンガ(;´Д`)ハァハァ ン・モウ(;´Д`)ハァハァ」「モンブラン萌えー。ショタばっちこーい」な住人が肩身狭いかも…
住人だけじゃなくて神作品もそういうの結構あったからなぁ。
そっち方面は人外スレとかに行く方法もあるけどな
「バンガ(;´Д`)ハァハァ ン・モウ(;´Д`)ハァハァ」
の人です
【どうすればいいですか?】
957 :
名無しさん@ピンキー:04/10/27 19:56:03 ID:0PqYoGBS
自分も密かにバンガン・モウモーグリハァハァだ…
ついでに保守っとく(´・ω・`)
TAの魅力は人外さんが使えること。
だから12は買わない。
いやいや、12のモーグリもなかなかだぞ
立体的なバンガもなかなかですよ
使えりゃ絶対買うんだがな
たとえ性能がゴミだろうとどんな時でも主力メンバーとして活躍させる
弱い弱いといわれているキマリを使いこなした漏れの(ry
はいっ
これはいい過疎っぷりですね。
すいません獣人、獣スレに移民しました
みんなー、もどってこーい。
戻ってこないなら、新しい場所に誘導してくれー。
新しい場所なんて僕らには…
資本力あるサミーによる正式運営半年の実績で内容も充実
超安定しゆとりある鯖のために同意どころかログインゲームもラグもほぼ皆無
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969 :
名無しさん@ピンキー:04/11/18 22:51:35 ID:Jg73/hHX
970 :
名無しさん@ピンキー:04/11/19 01:02:26 ID:PTMhWdE7
うめるか
>>970 まだもう少し待っていただきたい。
……誰も書かないようなら私が最後に書いてしまっても良いでしょうか?
…思い付いてるネタがマーシュ×モンブランなのですが…
これから書き始めるので少し待っていただくかもしれませんけど。
>>971 禁忌キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
超歓迎。ガンガレ
最期の最後にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
974 :
名無しさん@ピンキー:04/11/20 15:19:23 ID:FBia7k0j
やっと見つけたのに終了間近…!?
2スレ目は…2スレ目はないのですか!!
エメット最高。
976 :
名無しさん@ピンキー:04/11/21 23:53:40 ID:0WWsKEaw
来ないのかな?
スミマセン!
来月になりそうです…もう少しお待ちください
――またいつか、夢の中で――
北の山脈を、夕陽が朱色に染める。
岩石中に抱かれた宝石…特に豊富に含有される琥珀が、陽光を照り返して煌き、
遠くから見た山肌は、細かいガラスの欠片を混ぜ合わせた砂のような、不思議な輝きを放っていた。
琥珀の谷。
王族の他は立ち入る事すら許されぬ聖域を、その内に隠した山々。
その峰を照らす夕陽を、宿の窓から、モンブランは瞳に焼き付けるかのように見つめ続けていた。
…これが、恐らくは、最後の夕陽になるだろうから。
「……綺麗だね。モンブラン」
同じ夕陽を見ているその横顔をまともに見れないのは、
夕陽がまぶしいせいだと、自分に言い訳して…。
「…うん。綺麗クポ。マーシュ」
溢れ出そうになる感情をおさえ、モンブランはできる限りの笑顔でその横顔に答えた。
…これが、彼と見ることの出来る、最後の夕陽になるだろうから。
女王レメディはミュートを連れて姿を消した。
王宮ベルベニアを離れた彼女らが向かう行き先は琥珀の谷。それ以外に無い。
逃げ場はもう他には無い。しかし彼女らとて、逃げ隠れるつもりは毛頭無い。
これが、最後の戦いになる。
負ければ無論のこと、例え勝ったとしても、
その先に待つのは…彼との…
……マーシュ=ラディウユとの、別離。
「眺めのいい部屋が取れて、良かったね」
決戦を明日に控えたナッツクランは、今日は少しだけ贅沢をした。
普段ならクランの資金の節約のために、安い宿で、
しかも相部屋どころか大部屋で全員が雑魚寝、などという光景も珍しくないのに、
今日は少し高めの宿。
流石に、クランメンバー全員ロイヤルスイート…とまではいかないけれど、
ちょっと奮発したツインルーム。
こんなに広い寝室とふかふかのベッドは、本当に久しぶりで、嬉しかったんだけど…
(…やっぱり、最後…なのクポね)
その事実を更に明確に突き付けられているようで、抜けない針が刺さったような痛みが、胸に走っていた。
「……綺麗だね…」
同じ言葉を繰り返すマーシュ。その言葉に再び「うん」とうなずこうと振りかえったモンブランは、
「うん、きれ………ぇ…っ…」
夕陽を見ているとばかり思っていたマーシュの澄んだ蒼い瞳が、
哀しみの色をたたえてこちらに向いているのを目にして、言葉に詰まった。
「…綺麗だね。イヴァリースって」
(ああ、マーシュ。なんでそんな顔をするクポ? 泣きたいのはこっちの方なのに)
「…モンブラン。なんで……」
(なんで、と、問いたいのはこっちの方クポなのに。まだ聞きたいことが沢山あるのに。
そんな顔されたら、言葉になんてならないクポよ。マーシュ)
「なんで、ぼくを…助けてくれたの?」
(え…?そ、そんなこと…?何を言ってるのマーシュ。そんなの…)
「…ただの親切じゃここまで出来ないよ。…ぼくは、ぼくだけがただ元の世界に帰るだけじゃなくて、
世界を元に戻そうと……このイヴァリースを『このイヴァリース』じゃ無くそうとしてるんだよ?」
(そんなの…そんなの……)
「……ぼくは、モンブラン達から見れば、世界を壊そうとしてる悪人なのかもしれない……
そんなぼくを、どうして…モンブランはここまで、助けてくれたの?」
(……そんなの)
「……そんなの、決まってるクポ…!」
先に溢れ出たのは、言葉だっただろうか、涙だっただろうか。
「モグは……モグは、マーシュが…ッ、マーシュが、好きだからクポ…ッ!!」
迫り来る別れの予感は、痛みとなってマーシュの胸を締め付けていた。
元の世界へ帰る道を選んだとはいえ、彼もまた、「このイヴァリース」を愛していた。
両親の離婚の哀しみの影を引きずることも、弟の病を心配することも、
陰湿ないじめっ子と顔を合わせることも無い、夢の世界。
そんな現実からの逃避だけにとどまらず、この世界は魅力的だった。
死の危険を負う事無く、伝説の魔物や名立たる武人と戦い競えるエンゲージの興奮。
子供であろうとも、大人の都合に振り回される事無く、富と名誉に手を伸ばせる自由。
そして、火や雷を思うがままに操り、天空に船をも浮かばせる、魔法という名の奇跡……
…いや、それだけならば、一時の夢幻と割り切り、この世界への決別もためらいはしなかっただろう。
彼の後ろ髪を、最も強く引いていたのは……
「……綺麗だね。モンブラン」
マーシュは、外の風景を窓から<見下ろしていた>。
…彼が見ていたのは、朱色から夕闇に染まりつつある街並みだった。
「…うん。綺麗クポ。マーシュ」
遠くの山を…あるいはその向こうを見つめているかのような、その横顔が答えた。
…ぬいぐるみのような可愛らしい幼げな印象と裏腹な深く澄んだ瞳に、最後の夕陽を煌かせながら。
夕焼けから夜へと、刻々と紫色にその色を変えていく街の陰のあちこちに、一つ、また一つ、灯りが点る。
暮れゆく道を行き交う、様々な人々、様々な種族。家路だろうか、夜遊びに出かけるのだろうか、
…あるいは、これから何処かヘ旅立つ者も居るかもしれない。
母に連れられ、ウサギのような長い耳を揺らしてはしゃぐヴィエラ族の少女。
本当に眠いのか、特徴的な眠そうな目を更に細めて道を行くン・モウ族の老人。垂れ耳についた飾りも重そうだ。
知的な風貌の神殿騎士と、おおざっぱそうなモンクが大きなトカゲ口(…おっと失礼)を開けて笑いながら話している。
一般に野蛮といわれるバンガ族にも、色々な人が居るということか。
兄弟らしきモーグリ族がふたり、競争しながら路地を駆けていくのを見て、マーシュは、自分の横に居るモーグリに振り向いた。
…彼を引きとめるものとは、この旅の中で出会った人々と、そして、仲間との…
……モンブランとの、別離。
「眺めのいい部屋が取れて、良かったね」
この贅沢は、渋るモンブランにマーシュが珍しく自分の意見を押し通したものだった。
今まで共に戦ってきてくれた仲間への感謝。
明日が恐らくは自分の最後の戦いになるであろうことは、誰にも言っていない。
そんな理由があるなどと知る事も無く
高価な休息を何も知らずに喜ぶメンバー達の姿に、マーシュはほっとした。
(…やっぱり、最後くらいは…ね)
ただ、一番喜ぶだろうと思っていた相手が言葉少なく微笑むだけだったことに、
マーシュはほのかな不安と寂しさを感じていた。
「……綺麗だね…」
話す言葉を見つけられずに、同じ言葉を繰り返す。
「うん、きれ………ぇ…っ…」
振りかえったその瞳と目が合う。ぬいぐるみのような容姿のモーグリだが、その瞳はガラス珠などではなく、
意思の光に透き通っていて… その目に映った自分の姿と共に、マーシュの心も揺れた。
「…綺麗だね。イヴァリースって」
感情が言葉となって口から滑り出していた。
「…モンブラン。なんで……」
今まで怖くて聞けなかったこと。別離の痛みが、聞かずにおこうと封じていた不安の堰を切る。
「なんで、ぼくを…助けてくれたの?」
信じている。自分の選んだ道も、それに応えてくれた友も。だけど…何故?
「…ただの親切じゃここまで出来ないよ。…ぼくは、ぼくだけがただ元の世界に帰るだけじゃなくて、
世界を元に戻そうと……このイヴァリースを『このイヴァリース』じゃ無くそうとしてるんだよ?」
心の片隅でいつも感じていた不安。本来なら彼にとって自分は敵だ。何故彼はここまで…
「……ぼくは、モンブラン達から見れば、世界を壊そうとしてる悪人なのかもしれない……
そんなぼくを、どうして…モンブランはここまで、助けてくれたの?」
善意だと信じたい、が、善意としてはあまりにも大き過ぎる。
他意があったのか?利用していたのか?例えそうだとしても恨みはしない、ただ、真実が知りたい―
「……そんなの、決まってるクポ…!」
モンブランから言葉と共に流れ出た雫をみて、マーシュははっと息を飲んだ。
「モグは……モグは、マーシュが…ッ、マーシュが、好きだからクポ…ッ!!」
叫びの後、空気そのものが揺れる事を拒否したかのような静寂が、しばしの間、部屋を占めた。
涙を堪え肩を震わせるモンブランは、耳の先まで真っ赤だった。
「……好き…だから…」
その答えを聞いたマーシュの胸には喜びが湧き上がる。けれど、
「…で、でも……ぼくだって、モンブランは好きだけど、もし逆の立場だったら、ここまで…」
ただ好きだから、という答えは、マーシュにとって理想ではあったが、あまりにも信じがたい。
それだけの理由で世界を壊すことに荷担するなど、純粋なマーシュですら考えにくい事だった。
事実、元の世界での友人であるリッツやミュート、更には、実の兄弟であるドネッドさえも、
マーシュが世界を元に戻そうとする意思を示した途端、彼に剣を向けた…
元々「このイヴァリース」の住人ではない彼らですらそうだったのだ。
昔から「このイヴァリース」で生きてきた記憶を持つ者が、マーシュの為そうとしている事を知れば、
その時マーシュに向けて彼らが抱くであろう敵意は計り知れない…
そんなマーシュに、モンブランは頭をぶんぶんと振って、嗚咽混じりの声で訴えた。
「…っ、違う…!違うのクポ…ぉ…! マーシュのッ、マーシュの『好き』とモグの『好き』とは…っく…
ちが…ぁっ、違う…んだクポ…ぉッ!」
「え……?」
言っている事が理解できず戸惑っているマーシュに、モンブランは説明の言葉が見つからず、もどかしくて、もどかしくて…
「も…モグはッ…ひっく…モグはぁッ!!」
感極まったモンブランは、マーシュに駆け寄り、力の限り抱き付いた。
顔を胸に(…のつもりだったが、身長差のおかげでお腹に)ぎゅっと埋める。
「わ…っ、も、モンブラン?」
突然のことに仰向けに倒れそうになったマーシュは、かろうじてバランスを保ち、驚きと疑問の声を上げる。
抱き付いたまま、しばらくの間むせび泣きに震えていたモンブランは、そして、ぽつり、とつぶやいた。
マーシュの服に顔を隠したまま、さっきまでのヒステリックな様子と裏腹な、吐息のような小さな声で。
「………してる…クポ…」
かすかに、だけど確かに、彼の言った言葉を、マーシュは聞いて……
……数秒間固まった後、その顔が、ぼっ、と赤くなった。
「…ッ、モグ…こんな…ひっく、こんな、変なモーグリで、ごめ、ぇっ、ごめん、ごめんなさいクポ…ッ
モグ、おとこなのに…ぃっ、おとこの子の、マーシュに…えぐっ、こんな…ぁ」
嗚咽混じりのモンブランの声に、マーシュは答えない。
あぁ、やっぱり嫌われた。頭のおかしい変態モーグリだと思われた。
「どうしようも…ぉっ、なかっ、なかったんだクポぉ! じぶんでも、変だと思ったクポ…けどっ!」
もう言い訳したって無駄だ。取り返しがつかない。…けれど、それならばいっそ。
「モグは、っぐ、親切なんかじゃない、っクポ…… マーシュが、マーシュが喜んでくれると、
とてもっ、とっても、うれしくて…ぇぐ…、
…マーシュがしあわせなら…世界なんて、どうなってもいいと…おもってる、わるいっ、悪い子なんだクポ!」
それならばいっそ、自分の想いをすべてぶつけてしまえ。どうせ、嫌われてしまったのだから。
「ほんとは…ほんとはっ、帰ってほしくなんかないクポぉ!
帰らずに、ひっく、ずっと、ここで、いっしょに…無理矢理プリズンに入れてでも、いっしょにいたいクポぉッ!」
どう思われようと知るものか。これが自分だ。自分の想いだ。今まで隠してきた本当の姿だ。
嫌われてしまった方が気が楽だ。それならば、あきらめだってつく。…つく、はずだ。
「でも、マーシュは、世界を戻したいって、えうぅ、戻したいって、かなしい顔するからぁあっ
マーシュがっ、かなしい顔、すると、えぐっ…モグも、かなしいからっ、だからぁっ!」
「モンブラン」
頭上から降ってきたマーシュの静かな声に、モンブランはびくっと体を震わせた。
もう聞くにたえないのだろうか。罵声を浴びせられるだろうか。絶交の言葉を投げかけられるだろうか。
「…ありがとう」
「……え?」
予想だにしなかった言葉に、思わず顔を上げると…
…マーシュは、涙を流しながら、優しく微笑んでいた。
「そこまで…ぼくのことをそこまで想ってくれてたなんて、考えもしなかった…」
「ま、マーシュ…」
マーシュは床に片ひざをついて、自分の視線をモンブランの高さに合わせた。
「ごめんね…気付いてあげられなくて、疑ったりして、我慢させて、寂しい思いさせて」
「マーシュ…っ」
抱き寄せる。マーシュが、モンブランを。目を丸くするモンブラン。
「…そんなに想ってくれて、ありがとう。…ぼくは、嬉しい」
「マーシュ…マーシュぅ!」
ひょっとしたら、マーシュがまだ、友情と恋愛の違いを知らないから出てきた言葉なのかもしれない。
でも、たとえそうだとしても、モンブランにとっては、その言葉は救いだった。
抱き付いて再び涙を流す。悲しみや苦しみの雨露とは違う、温かい雫が頬をつたっていった。
「我慢なんてしないで、さ。もっと…ワガママ言っても、いいよ。…全部聞くのは、無理かもしれないけど」
マーシュの優しい言葉に、モンブランは、喜びとともに、ほんの少しの寂しさも感じた。
だって、ワガママを聞いてもらえるとしても、それは後一日だけなのだ。
こんなことならもっと早く告白しておけば良かったかも、と、涙ながらに苦笑する。
「…クポ…それじゃあ、ね……」
冗談混じりで、無理な注文を……叶うはずの無いワガママを、言ってみる。
「…キス、してくれるクポ?」
答えは、言葉ではなく、行動で返ってきた。
……レモンじゃなくて、涙の、しょっぱい味がした。
一番星が小さく煌く、夕陽の沈んだ、紫色の空。
モンブランが驚きに目を見開いて5秒。喜びに目を閉じて11秒。
もっと深く求めるモンブランが舌を入れてきて今度はマーシュの方が驚いた2秒。モンブランに任せてなすがままになってみた12秒。
口の中がこそばゆいようななんとも言えない感覚に、真似してマーシュが反撃を試みた4秒。
その舌にモンブランが積極的に舌を絡めた3秒。歯と歯が軽くぶつかってちょっとお互い引いたのが1秒。
段々エスカレートして、二人の唾液と吐息が混ざったものを飲み下しながら互いを味わうような濃厚な21秒が過ぎ……
ぷは、と唇を離して、互いの間に掛かる銀色の糸を見つめた1秒。
計1分の接吻。
「はぁっ、はぁ…ま、マーシュ、ほ、ホントにやる、なんて…クポ」
荒い息を吐きながら、改めて、信じられないという表情をするモンブラン。
「はふっ、はぁっ…だって…モンブランなら、してもいいかな、って、思ったんだ」
少し恥ずかしそうではあるが、あっけらかんとした言動。やはり、性というものに対する意識がまだ希薄なのかもしれない。
「……でも……」
「…? でも、何クポか?」
息を整えながら、頬を染めて呟くマーシュ。
「……キスって…あんなに気持ちいいものだなんて、知らなかった」
「………」
あまりに率直な感想に、思わずモンブランの方も赤面する。
モンブランも素人なのだが、それなりに上手く出来たようで…
…ひょっとして、度々の夜の妄想が、イメージトレーニングの効果でも果たしたのだろうか?
―――夜の、妄想―――
どくん、と、モンブランの鼓動が高鳴った。
…今なら、ひょっとして……いや、いくらなんでも……あぁ、でも……
「……ま、マーシュ…あ、あの、その、モグ……」
「? なに?モンブラン」
首を傾げるマーシュを見て、ごくり、と喉を鳴らし、しどろもどろながら、モンブランは言った。
「……モグ…も、もっと…気持ちいい、コト…知ってるんだけど、クポ」
いつしか夕焼けの余韻の紫色も薄れ、紺色へ変わりゆく空に、星が瞬く。
「もっと、気持ちいい…こと?」
マーシュの問いに、モンブランはゆっくりうなずく。
「へぇ、どんなことなの? 教えてくれる?」
「……う…」
好奇の色を浮かべてこちらを見つめる無垢な瞳に、モンブランは早くも後悔した。
「いや…でも…それは…ちょっと……クポ」
「…教えたくないの?」
「いや、その…ちょっと、えっちな…コト、なの、クポ」
「…え」
モンブランの白状に、マーシュは赤面して固まった。
「……ほ、ホントは、男の人と女の人でやるものだし…男同士クポだし…
マーシュ、嫌がるだろうから…や、やっぱりやめるクポ!」
良心の呵責に耐えかねて断念する。
マーシュの無知と素直さと場の雰囲気を利用して、なし崩し的に行く所まで…などと考えた自分に自己嫌悪。
その時、マーシュがぽつりと呟いた。
「……モンブランは」
「…え?」
聞き返すモンブランに
「モンブランは、どうなの? モンブランは、やりたいの? 『それ』を」
「……っ」
言葉に詰まる。こんな時ですら、彼の表情は真摯だ。
そんな顔をされて嘘をつくこともできず……モンブランは、赤くなりながら、こくり、とうなずく。
「…なら、いいよ」
「え…で、でも!」
「…モンブランなら。いい」
……その言葉そのものが、彼を抱ける、という事よりも、嬉しかった。
「…じゃ、ベッドに座って、ズボン脱いでクポ……パンツも」
「……やっぱり、ちょっと、恥ずかしい、かな…」
言われるままに下半身を露わにしたマーシュは、顔を赤らめて両手で前を隠す。
「……そこ隠されると、なにも出来ないクポ…」
「え、そ、そうなの?」
マーシュが「えっちなこと」に対して抱くイメージというのは、「女性の裸や下着を見てはいけない」程度である。
興味が無いと言えば嘘になるが、大人達が「それ」について触れる事を禁忌のように言うので、
真面目なマーシュは、同年代の中でも、性に対する知識に乏しい方だった。
「どんなことするのか、全然わからない…」
手をどかして、羞恥でさらに頬を染めながら呟くマーシュ。
「心配無いクポ…モグが手取り足取り教えてあげ…」
言いながら、マーシュの下腹部を見つめるモンブランは、小さく感嘆の溜息を吐いた。
男性の象徴。マーシュのそれに触れる日を、夢にまで見た(ホントに見たクポ。起きたら夢精してて隠すのが大変だったクポ)
風呂や水浴びなどで見る機会はあったが、こんなに間近で見るのは初めてだ。
人間としてはまだ幼いのかもしれないが、モーグリのサイズで見れば十分過ぎるほど立派なものである。
分泌量の増えた唾液を飲み込みながら、そっと、それに手を沿えた。
「も…モンブラン!? ちょっ…そんなとこ触っちゃ、汚いよ…!?」
「平気クポよ。チェックインしてすぐオフロ入ったクポ? 汚くなんてないクポよ」
(それに……モグは、マーシュの体を汚いなんて、絶対思わないクポ…)
まだ勃ちもせず柔らかいままのマーシュのそこを、マッサージするように優しく揉みしだく。
「…どうクポ? 気持ち良くなってきたクポか?」
「…気持ちいいって言うより…恥ずかしくて…なんか、変な感じ…」
しかしその言葉に反して、モンブランの手の中でそれはどんどん固さを増していった。
この初めての特異な状況に、興奮しているのだろうか。
(あぁ…マーシュの…マーシュのぉ…)
その感触に、自らも興奮の度合いを強めたモンブランは、鼻息も荒くそれに顔を近づけ…
接吻し、そのままそれを口に含んだ。
「え、えぇ!? モンブラン、な、なに…を!?」
思いも寄らぬ行動に、マーシュはパニックに陥った。
モンブランの衛生上の心配、このまま食べられてしまうのではないかという不安、
そして、今まで感じたことも無い、温かい口腔内の感触。
そのマーシュの混乱をよそに、モンブランは半ば恍惚とした表情でそれを頬張っていた。
「んむ…あむぅ…ん」
自分は性器どころか性感帯の一つも触っていないのに、
マーシュを味わっているという歓喜が快楽となって身体を駆け巡り、甘い声が漏れる。
「も、モンブラン……」
そのモンブランが乱れる様を目にし、マーシュの中で言いようの無い感情が膨れ上がっていき、
それに伴うかのように、モンブランの口内で、自分の一部が更に膨張していく。
「あぅっ!」
膨張に伴って皮の剥けた敏感な部分を舌が這い、痛みと同時に、今まで経験した事の無い感覚が走る。
モンブランは、その声を聞いて、舌を少し優しめの、愛撫するかのような動きに変えた。
唇で締め付け、皮を扱くかのように往復させる。しゃぶり貪るような動作ではなく、口全体を使って奉仕するように。
「うぁ…あっ、ぁあっ…もんっ、モンブラン…んっ」
最初のうちは痛みや違和感によって上げていた小さな悲鳴が、段々と、浅い呼吸と甘い声とに取って代わられていく。
先端から滲み出す液体がわずかな塩味の刺激を舌先に与え、モンブランの脳を更にしびれさせた。
「あぁっ、変、何か、何か、…んっ、で、出ちゃいそ… だ、だめ、モンブランッ!」
何か、尿とは違う何かが、奥底から湧き出し、噴出しそうになる感覚。
初めて感じるその感覚に、快楽と恐怖がないまぜになった悲鳴を上げるマーシュ。
と、その声に従ったというわけでもないだろうが、モンブランが舌の動きを止めた。
「ん…ぷぅ…」
吐息と一緒にモンブランの口から引き出されたそれは、皮が剥け、はちきれんばかりに膨張し…
マーシュは、今まで見た事も無いような姿になっているそれが、自分の体の一部だと信じられないような気分にとらわれた。
「口の中には…出してもらいたくないクポ」
「…そ、そうだよね…ごめん…」
「違うクポ」
モンブランは、自らも下半身の衣服を脱ぎ捨てて言った。
「……出すなら、ここに…出して欲しいクポ」
「ん…んんっ…」
唾液で濡らした指を自分の尻に挿し入れるモンブランの姿、切ない喘ぎ声からは、いっそ女性的な印象すら受ける。
「…んっ…うん、多分、コレくらいでいいクポ…」
「……ホントに、大丈夫? そんなところに、いれても…」
モンブランを案じて、マーシュが心配そうな声をあげる。
「…いれて、欲しいんだクポ。……最後に、マーシュと一つに、繋がりたいんだクポ」
……最後に。
別離を前にした一夜の夢。だからこそ、絆を深めたい。
一度でも一つに繋がれば、別れの後も、きっと、お互いを感じる事ができると、そう信じて……
「……わかった」
そんなモンブランの想いを感じたのか、マーシュも静かにうなずく。
「それじゃ…いくクポよ…」
ベッドの上で向かい合うように、マーシュの膝の上に腰を落とすモンブラン。
マーシュはその腰を掴んで、そして……ずっ、と、その先端を、モンブランの中に沈めた。
「ク…ポ…ぉッ」
「んく…ッ」
マーシュはまだ子供だとはいえ、人間とモーグリとの体格差はやはり大きかった。
マーシュを想い自らを慰めた夜毎に、油を塗った杖で尻を慣らしていたので裂ける事こそ無かったが、
それでも内側からの圧迫感に体が軋む。
マーシュにとっては、体格差がきついほどの締め付けを生み気持ち良いほどであったが、
その快楽からモンブランの体内で更に大きくなってしまい、モンブランの苦悶の声も高くなる。
「…っく、だ、大丈夫?モンブラン」
「へ、平気…ックポ…ぁ、はうぅんっ!」
モンブランに負担を与えないように、ゆっくりと動いていたマーシュだが、今までとは違う色の悲鳴に動きを止めた。
「……ここ、気持ちいいの?」
「う、うん…ッ、そ、そう…クポ、あっ、ひゃぁんっ!?」
マーシュは、そこを重点的に責めるかのように、そのポイントの近くを小刻みに往復しはじめた。
「あぁんっ!マーシュ、まぁしゅぅ…きもち、きもちい…クポぉ…ひぃ…っん!」
モンブランはいつしか苦痛も忘れ、快楽に嬌声を上げつづけていた。
肉体的な快感だけでなく、マーシュと繋がることができたという喜びが、そうさせたのかもしれない。
一つになる、とは、こういうことなのか。
喜びを与えるでも受けるでもなく、ただ重ね合った体と心から溢れ出す悦び。
しかしそれでも、どこか切なくて涙が流れるのは何故だろう。
この歓喜も永遠では無いと、知っているからだろうか。
「マ…ぁっ…シュ…ぅうっん!」
ずっと、こうしていたい。だけど、その願いは叶う事は無い。
願いによって生まれたこの世界でも、願いは必ずしも万能ではなかった。
だからこそ人は限られた幸せを求め、時に争い、時に傷付き……、
時に憎み合い、そして…時に愛し合うのだろう。
すべての願いが叶うのならば、人はひとりで生きていける…。
弱さを庇い合い、悲しみを慰め合うことも無く、人と人とが、触れ合う必要の無い世界。
それを理想の世界と言うのは、あまりにも哀しくないだろうか?
「モン…っブラン…んぅっ!」
「このイヴァリース」はそんな世界ではない。
しかし、魔法にすがって、願いが全て叶う幻想の世界に逃避しようとするミュートの思いを肯定してしまえば、いずれは……
魔法に頼らなくとも、人は願いを叶えられる。そう、信じたい。……でなければ……
「まぁ…しゅぅっ! す…っ、すき…っクポ! だいっ…すき、クポ…ぉん!」
…でなければ、彼との旅も、想いも、無意味だったと認める事になる。
想いのために、自分たちの力でつらい道を越え、その度に絆を深めてきた、この旅を。
「ぼくも…大好き…だよっ、モンブラン…っ!」
マーシュの服のすそをぎゅっと握りしめ、快楽に耐えるモンブランのその姿がいとおしい。
力なく垂れ下がった耳が、腰を突き上げるたびにびくんと跳ねる。
温かい体、柔らかな体毛、頬を染める血色、涙に潤んだ瞳、そして、じかに伝わる鼓動…
確かに感じる、今ここにある「モンブラン」という存在のぬくもりは、決して夢幻なんかじゃない。
モンブランだけじゃない、ノノも、エゼルも、バブズも、シャアラも、エメットも、モーニも、カロリーヌも……
みんな、血肉を備えた一個の命なんだ。
体を合わせ、心を繋げ…今、確信できた。例えこの世界が夢であっても、彼らは、消え去ったりはしない、と。
(ありがとう、モンブラン。もう、迷わない。ぼくは、この世界を…)
「う…ぐっ…!?…モ…ン…ブラ…んんッ! 出ちゃ…、もう、出ちゃうよ…ッ!」
「だ、だしてぇっ、だしてクポッ…モッ、モグ、マーシュの、欲し…ぁあっ、ふあぁ……ッ!」
マーシュが体内ではじけたのを受けてか、モンブランも熱いほとばしりを放つ。
『う…ぁあああ……ッ!』
歓喜と快楽に両者の嬌声が重なる。
白い液体がモンブラン自身の体毛を濡らし、
マーシュはまるで自分がモンブランの内側も外側も染め上げたかのような錯覚を受けた。
(……ぼくも、大好きだよ。モンブラン)
心の中でもう一度呟いて、マーシュの意識は、気だるい快楽の夢の中に沈んでいった……。
……雪が降る。
舞い散る白き花びらのような結晶は、世界へと積もり、やがては、全てを白く覆い隠していくのだろう。
人の罪や過ちや傷までは、雪も隠してはくれないけれど、
同じように、彼らと過ごした日々の記憶は、たとえ深い根雪に埋もれようとも、消えることは無い。
最後の戦いが終わり、あるべき姿へと還りはじめた世界。
旅立ちのあの日に降っていた雪が、旅の終わりのこの日に再び降り積もる。
あるいは、彼らの別れの涙が姿を変えたものなのか。
神秘の雪は、野に、街に、湖に……、果ては砂漠や、火山に至るまで、その白い花を咲かせた。
涙を浮かべながら、それでも微笑んで、皆は、別離の時を迎えた。
バブズに、今日までの感謝を伝えるミュート。ミュートの、明日からの幸せを祈るバブズ。
シャアラを、これからも絶対忘れないと誓うリッツ。リッツに、その自分の強さを忘れないでと願うシャアラ。
空を見上げ、レメディに心の中で別れを告げたシドには、答えは返ってきたのだろうか……
白く染まった琥珀の谷で、光に包まれ、輪郭を薄れさせていくマーシュ。
モンブランが、小さく呟いて……、
その言葉が届いたか届かなかったか確かめる間も無く、マーシュの姿は、雪の中に消えて……
「おやすみ、お兄ちゃん」
「…あぁ、おやすみ。ドネッド」
寝室の明かりを消し、ベッドに潜りこむドネッド。
マーシュも自分のベッドに向かおうとして……ふと、窓に歩み寄り、カーテンを開ける。
夜空の中、無数の白い欠片が舞い降りる。
……雪の日の夜には、いつも、あの別れ際の最後の言葉を思い出して、夜空に願うのだ。
―――モグ達は…いつでもここで願ってるクポ。
だから…またいつか、夢の中で、会えるといいクポ…マーシュ…―――
〜おわり〜
……さて、ここでこの物語はお終いです。
一冊の古書と一つのゲームから始まった不思議な旅……
夢物語と笑われる方も居るかもしれませんが……これが本当にあった話だと言ったら、貴方は信じますか?
この物語の登場人物は、伝説に出てくる英雄でも、おとぎばなしの魔法使いでも無い、本当はちっぽけな人々。
完璧でもなく、無敵でもない。傷付き、迷って、泣いて、怒って……
けれども、そんな、ちっぽけな、血肉を持った彼らだからこそ、人はそこに、魅力を感じるのかもしれません。
それ故に、何人もの作者が、彼らの活躍を、素朴な私生活を、……あるいは、舞台裏の情事を想像し、
数多くの小説や小話をえがいたといいます。
それらの物語も……そして、この物語も、ただの夢物語なのか本当の話なのかを知り得るのは数少ない当事者のみ。
信じるか信じないかは皆様のご判断にお任せしますが、例え夢物語と思われたにしろ、そこから何かを感じていただければ本望です。
…兎にも角にも、この長い物語にお付き合いいただき、ありがとうございました。
…え? その後の彼らはどうなったのかって?
モンブランとマーシュは夢の中で再会できたのか?
…残念ながら、彼らが、夢の中で会うことはありませんでした。
……しかし……
…おっと、いえ…やはりあまり多くを語るのは止めておきましょう。例え実話でも、物語には夢を持ってもらいたい。
……ただ、一つだけ、ヒントを出しておくならば。
「人は、誰でも、願いを叶える力を持っているのだ」……とだけ、言っておきましょう。
〜「最後の夢」 ドネッド=ラディウユ エゼル=バルビエ 共著
なんとか間に合った…書き込めるレス数が残ってないんじゃないかとヒヤヒヤでした。
……夢見過ぎなのはわかってますが、あくまでも「訳者」ということでどうかおひとつ(;´Д`)
何はともあれ…FFTAスレの皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
機会があれば、またいつか、どこかで。
キター!まだ読んで無いけどこれから読む!