1 :
名無しさん@ピンキー:
なんでネタないんだろうなあ・・・
いくら探してもエロが見つからない。
2ひいいい!
3ひぎい!
5 :
1:03/02/14 01:25 ID:rNWt8Eg2
英字だったか・・・←馬鹿
>次スレ
そりゃあもう、お好きなようにしてください(涙)
前スレの134ですが、ここが新スレということでよろしいのでしょうか。
とりあえずアシュレー×マリナなど書いてみたのですが。
スレッドのタイトルなどありますし、あげてみてよいものかどうか……
>6
英語もスレの立て方も知らない1は無視しる
んじゃあこのスレは無かったことに?
今日は2月14日、歯医者の日〜。
歯医者の日だから歯医者に行こうとおかあさんたちはにっこり笑う。
きっとこれは陰謀に違いあるまい…
それも惑星規模の恐るべき陰謀だろう…
ハッ、わたしは気がついてしまった、ヒットマンが消しに来るかもしれない……
助けてくれーっ!そこな渡り鳥ーっ!
rest
あぼーん
素晴らしい・・・ココが新スレか・・・実に力がみなぎる・・・
と言う訳で、未だに俺はコニー物きぼーーーんと言いつづけるッ
んじゃっ。
テリィ×リルカきぼん
きぼん・・・
今日は2月15日、マヨネーズの日〜。
マヨネーズ、それは何にでも合う魔法の食材…
しかし取りすぎると、顔からマヨネーズが出てきてしまう。
そういえば、顔を油田にしているやつに、ろくなやつはおらんと、死んだひいおじいちゃんも言っておった。
16 :
1:03/02/16 00:15 ID:hISpJ8HJ
2月16日、今日はさいころの日〜。
お役目御免になったさいころは、上のさいころならば地面に埋めて、下のさいころならば屋根に放らねばならぬ…
2月17日、今日はふさふさの日。
ふさふさという言葉を、はいよるこんとんに訳して伝えねばならなかった、偉大なる飛行機乗りをたたえて作られた日だ。
わたしも考えてみたが、なかなか、難しいふぃーりんぐなのだよなあ。
19 :
6:03/02/17 23:48 ID:O96WuYu8
一応、ここが新スレということのようですので……
とりあえず、あげさせてもらおうかと。
オデッサの呪われた遺産、『核』兵器グラウスヴァイン。
世界規模での作戦と、そしてアシュレー・ウィンチェスターの身に宿った魔神の力で辛くもその暴発は抑えられた。
しかし、この一件はますます魔神の危険性を認識させる事件でもあったのだ。
ARMSが総出でかかっても退けられなかったグラウスヴァインを、たった一人で瞬時に屠ってみせたその力。
そのまま暴走していれば、核など話にもならない危機となっていたのは明白であろう。
この危機を止めたのは、強力なヘヴィアームでもなく、クレストソーサーの力でもなく、古のゴーレムの力でもなく――
アシュレーを良く知る幼馴染、マリナ・アイリントンの力――力というにはあまりに些細な、それでも強い力で、魔神の暴走は止められた。
危機はなんとか去ったとはいえ、アシュレーの裡にはまだ魔神が燻ったままである。
ひとまず大事をとって、彼は医務室へと運ばれた。
仲間のリルカやティムなどはお見舞いをしたいと、随分騒がしかったようではある。
そこは上司であるアーヴィングの計らいで、医務室には誰も残さず――看護婦の二人も残さずに、アシュレーは休むことが出来た。
もっとも身体そのものはそれほど疲労している訳でもない。
しばらく横になっていると、どうしても退屈を持て余してしまうのだが、そんな時に。
とん……と、控えめなノックの音が、アシュレーの耳に届いた。
20 :
6:03/02/17 23:48 ID:O96WuYu8
「ああ、開いてるよ」
扉はゆっくりと開かれる。
なるべく音を立てないようにと気を使っているのが見てわかるほどだ。
それから、入ってきた人物はまた同じように慎重に扉を閉める、と、ようやくアシュレーの方を向いた。
「アシュレー、眠ってた?」
ベッドから半分身体を起こしていたアシュレーに、その人物――
「いや、眠れなくって……ちょっと暇だったかな」
「そう……」
マリナは。何か考え込むように呟くと、俯いてしまった。
「マ、マリナはなんでここに?」
「お見舞い――だけど、迷惑?」
「そんなことないよッ」
慌てた様子でアシュレーは立ち上がり、マリナの手を握る。
「ほら、身体は全然平気なんだ。別に眠ってる必要もないし、話し相手が欲しかったってくらいで――」
「うん……そう思ったから」
「そ、そっか。そうだよな、みんな僕の身体は平気だってこと知ってるんだろうし」
「身体は……」
身体は。
問題なのは、身体ではないのだ。
「……心の方も、今は大丈夫だと思う。ずっと落ち着いてるから」
「アシュレー……」
はは、とやや乾いた笑いを浮かべるアシュレーに、マリナは少しだけ近寄る。
と、彼女はこほ、と小さく咳き込んだ。
首筋を押さえて、痛みに僅かながら顔をしかめる。
「マリナ?」
「ちょっと……あ、大丈夫だから……」
押さえている首筋には、妙に黒い痣が出来ているようだ。
その跡は手でつけられたような――いや。
「……まさか、あの時の――」
21 :
6:03/02/17 23:48 ID:O96WuYu8
アシュレーが魔神の力に流され、暴走しかかっていた時。つい先ほどのこと。
その場に現れたマリナにアシュレーは掴みかかり、暴走するままに首を絞めて――下手をしたら彼女の命を奪うところでさえあった。
「ごめん……謝って済むようなことじゃない、けど……ごめん」
マリナの想いを聞くことで、暴走は収まった。
その時確かに強い繋がりを感じたし、感じたからこそこうして人のままでもいられる。
とは言え、やってしまったことが消えてなくなる訳でもない。
「それは……そうだね、じゃあ……一つ、お願い聞いてもらえる?」
「え? あ、ああ」
戸惑いながら頷くアシュレーに、ようやくマリナは笑顔を向けた。
「気にしてないから。そりゃ、ちょっとは痛かったけど……私が、ちゃんとアシュレーのこと信じてあげてればよかったんだもんね」
「マリナ……」
一度、彼女の目の前で変貌したことがある。
その時のマリナは、ひどく怯えて――アシュレーのことをはっきり拒絶していた。
積もり積もった感情が、先ほどの暴走を招いたのだとすれば、マリナの言うことも一理ある、が。
「僕にもっと勇気があって、本当のことを言えていればよかったんだから……」
アシュレーの返答に、マリナはまた顔を伏せた。
どうしたものかと、しばらく戸惑っていると――彼女の指がふっと伸ばされて、額を小突かれる。
「えッ?」
顔をあげた彼女は、毎日見慣れた笑顔をしていた。
「もう、二人で謝りあってても仕方ないよ、アシュレー。お互い様ってことで……いいじゃない」
「あ、ああ……」
ぽりぽりと頭を掻きつつ、アシュレーはベッドの淵に腰掛ける。
「何て言うのかな……マリナにそういう顔してもらってると、なんだか気が楽になるよ」
「そんなにおかしな顔してる?」
「そういう訳じゃなくて……いや、やめよう。こういう話」
「私は是非とも聞きたいんだけど?」
どうにか話を軌道に乗せて、ぎこちないながらも二人ともしばらく笑いあっていた。
22 :
6:03/02/17 23:49 ID:O96WuYu8
だが、やはりぎこちなさが会話を邪魔する。
とにかく、今日一日で色々なことが多すぎたのだし――
アナスタシアの世界から帰ってきた時に一歩前進した関係も、今日でまた一歩どころでなく進んだような気もする。
今までの関係はもう二人の間にはなくなっていて、それはどうしても不自然な間を招くことになる。
「それで――」
「うん、私も……あ」
二人同時に口を開いたことが、その不自然な間を生み出した。
お互いに相手を意識すると、ふっと言葉は出なくなる。
なんとも気まずい時間が流れている――と、マリナの方が口を開く。
「あの……アシュレー」
「……ん?」
「さっきの……一つお願い聞いてくれるって」
「ああ、そう言ったっけ」
きゅっと唇をかみ締めてから、彼女はじっとアシュレーを見据えた。
「……今日思ったの。ちょっと前、アシュレーが……狭間の世界、だったっけ。そこから帰ってきた時にね……
あの時、アシュレーが帰ってきてくれて、これでまたずっと一緒にいられるんだ、って思ってた。
気持ちは繋がってるって……帰ってきてくれたから、アシュレーは私のこと……って。
でもそうじゃなかった。それだけじゃ、駄目だったんだよね。私もアシュレーのこと信じ切れてなかった……
今だって、信じてるつもりだけど……ね、アシュレー。繋がってるって証拠、作ってもいい?」
じっと黙って聞いていたアシュレーは、最後の言葉に目を丸くさせる。
証拠、と来たものである。
「証拠……って、そんなものなくても、僕とマリナはちゃんと……」
「私もそう信じてる。だけど……それだから、きちんと二人で繋がってるようにしたいの」
微妙に鼓動が早くなってきた。
「マリナ……まさか、それは――」
「二人とも……昔から一緒で、こんなこと考えたこともなかったよね……でも」
ごくんと息を呑む。
思えば、あまりにも一緒なのが当たり前過ぎて、男と女という関係さえも忘れかける程だったのかもしれない。
けれどこうして想いが表に出てきた以上――嫌でも、それは意識せざるを得ないことだ。
23 :
6:03/02/17 23:50 ID:O96WuYu8
「お願い聞いてくれるんだよね。だったら、アシュレー……私と貴方の繋がり……欲しいな……」
予想していなかった訳でもない。
彼女を意識し始めたのは最近――案外、つい先ほどなのかもしれないけれど。
一度意識してしまえば、アシュレーとて若い男なのだ。
異性として見てしまうのは、むしろまったく自然な話である。
「マリナッ……だ、けど、そのッ……」
もっとも実際こういうことになると、どうしていいのか頭が真っ白になる。
「……こういうの、あんまり女の子に言わせないで欲しいのに……」
かえってマリナの方が冷静になっているようだが。
「で、でも、えっとッ……やり方とかッ……く、詳しくないから」
「そんなこと言ってたら、ずっと出来ないままだよ? アシュレー、お願い聞いてくれるって言ったでしょ?」
「そりゃ、そうだけど、でも、そのッ」
「アシュレー……」
まだ優柔不断なアシュレーに、痺れを切らしたのかマリナがにこにこと、妙に優しげな顔を浮かべる。
「わッ……わかったッ……や、やらせてもらいますッ」
やけになってそう叫ぶと、ようやくマリナも表情を戻した。
この妙なやり取りで彼女の緊張も少しはほぐれたらしく、やれやれといった顔をする。
「せっかく勇気出して言ったのに……」
「し、仕方ないだろ。僕だってこんなの経験ないんだからッ」
もう本当に仕方のない相手だ。
いつも世話を焼いていたアシュレーは、こんな時まで世話を焼いてもらいたい――らしい。
「じゃあ、こういうのから始めましょう――」
座っているアシュレーに、マリナはゆっくりと顔を近づけて。
す、と、その唇を重ねた。
24 :
6:03/02/17 23:51 ID:O96WuYu8
「ん……」
一瞬戸惑ったアシュレーだが、すぐに落ち着いてその手をマリナの背中に回す。
しばらくその暖かい感触を二人とも味わって、そっと離れる。
「なんていうか……いつもと大分違うな……」
「キスするだけなら初めてじゃないのにね……私もそんな気分……」
少しだけ笑うと、再び唇を合わせる。
熱さを増した感触が身体中の血の流れを早くして、ドキドキとした鼓動が相手からも伝わってくるようだ。
そうやって暖かさと柔らかさを堪能してから、マリナの舌が軽くアシュレーの唇を突付く。
「ッ……」
困惑していると、強引に彼女の舌が口内に割り入ってきた。
探るように口の中を舌が動いて、すぐに固まっていたアシュレーの舌に絡みつく。
「んッ!?」
応えることも思いつかずに、とろっとしたマリナの唾液の味が口に広がる。
柔らかいものが自分の舌先に絡みつく、なんともいえない感触はアシュレーの中へと落ちていくようだ。
それでもどうにか気をしっかり持って、ようやくこちらも舌を絡めてマリナに応える――と。
彼女の腕もアシュレーの背中へと回された、お互いに抱きしめあうことになった。
「ん、んッ……」
くちゅ、と小さな音が二人の絡み合う舌から発せられる。
妙にいやらしく聞こえる音が、また余計に印象強く残って、迷いながらも絡み合う舌の確かさへと繋がっていく。
アシュレーの抱きしめる力は段々強くなって、ぎゅっと細いマリナの身体を離さないようにする。
まるで今二人の繋がっている口の中の熱さと比例するように、あくまで優しくだが抱きしめる。
けれど、マリナの方は段々と力が弱くなって、立っている足も少し覚束なくなってきた。
「ん、ふ、んッ……」
と――彼女の身体から力が抜けて、不意に唇は離れた。離れた舌先からは煌く糸が引いて、すぐに切れる。
マリナは崩れ落ちるようにアシュレーの身体にもたれかかると、熱い目で彼を見上げた。
「なんだか……力が入らなくなっちゃう」
「あ……だ、大丈夫かい? ちょっと強くしすぎたかな……」
「ううん、そういうんじゃなくて……気持ちよくって、なんだか、ね……アシュレーはどうだった?」
「……僕も同感、だな」
25 :
6:03/02/17 23:52 ID:O96WuYu8
「少し待っててくれる? ちょっと、身体が熱くって……」
「う、ん……」
身体をこちらへと預けてくれるマリナを、またそっと抱きしめる。
昔から一緒だったと言っても、これだけ密着したのはそんなに多くは無い。
ましてこれほどお互いの身体が熱くなっていることなど、初めての経験である。
彼女の身体は柔らかく――また自分と同じくらい熱くて、かすかに髪から漂う香りもまとめてアシュレーの中に刻み込まれていく。
「……はぁ……もう、大丈夫……」
なんとも言えず、じっと固まっていたアシュレーはともかく、マリナは身体を起こして彼の横に座る。
そのまま今度は肩にもたれかかって、まだ落ち着かないアシュレーを見上げた。
毎日毎日見慣れた顔ではあるけれど、潤んだ瞳と上気した頬が違いを感じさせる。
「……マリナ」
名前だけを呼ぶと、またきゅうっと抱きしめた。
彼女も身体を預けて、じっとアシュレーの力強さを味わう。
段々とアシュレーもたまらなくなってきた頃に、マリナは耳を彼の胸にあてた。
「凄いドキドキしてるね、アシュレー……」
「あ、うん……」
「……ほら」
そっと抱きしめている彼の右手を取ると、ゆっくりと導いて――自らの胸に押し当てた。
「マリナ……ッ?」
「私も同じくらいドキドキしてるんだよ……」
確かに――手の先から伝わってくる鼓動は、爆発するかと思えるくらいに高まっている自分のそれと同じようだ。
が、そんなことよりももっと戸惑うことがアシュレーにはある。
「い、いや、そのッ……マリナ、そこは……」
布越しに伝わってくる感触は、抱きしめていた時よりも柔らかいもの。
左胸の膨らみが、鼓動と共に柔らかさをもたらしている。
思わずより強くそこを知りたくなるが、どうにかこらえて腕を引こうとする――が。
「もっと、よく確かめて……」
マリナの方から、アシュレーの腕をより強く引っ張ってきた。
26 :
6:03/02/17 23:53 ID:O96WuYu8
(こういう時に迷ってるなら……そっちの方が、よっぽど格好悪いよな……)
やっと覚悟を決めると、思い切ってその手は服の上から膨らみを包むように広がる。
「んッ」
同時にマリナから吐息が漏れる。
一瞬手を止めようかとも思ったが、彼女から否定するような態度も出てこないので気を取り直す。
「……確かに、凄いドキドキしてるんだな……」
はっきりと彼女の鼓動は伝わってくる。
けれど、そう言いながらもアシュレーの手は恐る恐る膨らみを揉み始めていた。
「そッ……そうでしょ……? 私もね、アシュレーがこんなに近くで、すっごく……ん……」
布越しの上に、ゆっくりと、それもそれほどの力も込めずに揉んでいるから、刺激はまだ少ない。
それでも、僅かでも身体を走るぴりっとしたものが、マリナの身をよじらせた。
「ふぅッ……もっと、強くしてもいいよ……」
もどかしくなってきたのか、小声で懇願する。
言葉では応えず、アシュレーは少しずつ手に込める力を強くしてみた。
「あッ……」
身体に走るものは、それに応じて強くなる。
まだまだ小さな刺激でも、マリナの吐息は熱さを増していく。
同時にアシュレーも、伝わってくる柔らかさに戸惑いながらものめりこむ。
「ぅ、ん……ふぅッ……」
そうやって、もどかしい刺激が続くうちに、二人の頭には似たようなことが浮かび始める。
この柔らかさは、服の上からではなく直接触った時にはどれほど増えるのだろう。
揉みしだかれる刺激は、直にされたらどれほど増えるのだろう。
共に考えが同じになった時に――
「あ、あの、アシュレー、私ッ……」
「その、マリナッ……」
ほとんど同時に声を出した。
27 :
6:03/02/17 23:53 ID:O96WuYu8
「あ……アシュレーの方から……言ってみて……」
固まりかけたが、マリナはなんとか声を振り絞る。
「えッ? あ、いや、そのッ……」
なんとも間が悪くて、せっかく出そうとした言葉も途切れてしまうが。
「……アシュレー」
「あの……マリナ、次は……直接ッ……」
それでもなんとか言葉にする。
「服、脱げ……ってこと?」
「まッ……まあ、そうだけど……」
「エッチ」
「うッ……」
マリナはふっと笑った。
「うん……私も、直にして欲しいって言おうと思ってたから……でも、私が脱ぐなら、アシュレーも脱いで欲しいな。
……やっぱり、恥ずかしいし」
ばつの悪い顔をしながら、その言葉にアシュレーも素直に頷いた。
衣擦れの音をするするとさせながら、なんとなしに二人とも顔を合わせずに服を脱ぐ。
シャツとパンツくらいになったところで、ふっとマリナが声をあげた。
「あ、アシュレー……」
「ん?」
勢いよく振り向く。と。
「うわッ!?」
下着だけになった彼女が、迷った顔でそれに手をかけている。
「こういうの、自分で脱いじゃうのってあんまりよくない? やっぱり、アシュレーの手で外した方がいいかな?」
「なッ……いや、別に、僕はッ、し、知らない、からッ!」
「じゃあ、私で脱いじゃうけど……いいの?」
「あ、ああッ! それで全然問題ないッ!」
思い切り手を振って、慌ててまたアシュレーは後ろを向いた。
28 :
6:03/02/17 23:53 ID:O96WuYu8
ちらりと見えたその肌は、働き者の彼女を象徴しているように適度に日に焼けていた。
小さい頃に見た時よりも、ずっと大きくなって――肩のなだらかな曲線も、随分と昔とは違う。
ごくりと息を呑んで、一呼吸ついてから。アシュレーは自分の下着も脱いで、裸になった。
ゆっくりと振り向く――と、マリナの方もこちらに向いている。
彼女もまた。その肌を晒して、ちらちらとあちこちに視線を飛ばしているようだ。
「あ……そのッ……」
腕でどこかを隠そうにも、全てがあらわになっている以上は隠す場所を決めかねる。
とりあえず胸を隠してはいるが、そっと陰る部分は足を閉じてもちらちら見える。
「……なんだか、アシュレー……昔と全然変わっちゃったね」
「昔って……」
「一緒にお風呂に入ったりしてたでしょ。もうそんなことしなくなってから何年も経つけど……」
小さい頃の話だ。
その時に比べれば、よほど背も伸びたし、筋肉もついたのだし。それに。
「……あちこち、傷だらけ……だね」
「ん……」
ARMSの一員として、モンスターやテロリストと激しい戦いを繰り広げてきたのだ。
その上一度は爆発するヘイムダル・ガッツォーに巻き込まれて、本当に死に掛けたこともある。
傷を見るうちに、胸を隠すのも忘れてそこにマリナの手が動いた。
ぺた、と肌に触れる。
「やっぱり危険な仕事、ってことだよね……」
「あ、ああ……でも――」
「うん、今はもうわかってるから。アシュレーを困らせるようなこと、言うつもりないし……」
傷をいたわるように、その指は身体の上で躍る。
「あ、マリナッ……」
「クレストソーサーとか使えれば、私も手当てできるんだけど……
やっぱり普段はリルカちゃんやティム君に治してもらってるの?」
「あ、ああ。ベリーも使うけど……あの子達には、助けてもらってるのは確かかな……」
「そういうの……結構、羨ましい……」
じっと見るように顔を近づけると、マリナは一際大きい傷の一つをぺろりと舐めた。
29 :
6:03/02/17 23:55 ID:O96WuYu8
ひとまずこの辺で。
せっかく立ったスレですし、丁度前スレも容量が厳しかったので、利用すべきかな、とは思うのですが……
キタァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
>6
神です。
マリナやっとキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
恐らく数少ないマリナ派な私としては続きに期待大です
ネット上でマリナのエロSS一度も見たことなかったので感動
32 :
6:03/02/18 23:43 ID:Wf7o2+el
「……あ、ごめんなさい。その……私のここ、触りたいんだったよね」
身体を見るのに夢中になっていたマリナは、体勢を戻してアシュレーに告げる。
「い、いいのか? って、聞くようなことでもない、か……」
「今更だもんね……」
遠慮がちに、アシュレーの右手は曝け出されたマリナの乳房に伸びた。
「んッ」
服の上から触った時よりも、遥かに手触りは心地よい。
そして、肌から伝わってくる熱さは桁違いだ。
「マリナッ……」
もっと彼女の手触りを確かめたくて、力がこもる。
やわやわと揉むと、マリナもたまらないように、
「ん、あ、ふぁッ……ん……あ……」
身もだえしてアシュレーの手に応える。
「気持ちいい……?」
「うんッ……んん、ぁッ」
その姿を見るのがいとおしくて、揉みしだく力もますます強まっていく。
右手だけでなく、左手も動かして。両の乳房を刺激すると、マリナは身をよじって悶えた。
「はぁ、あッ……アシュレーッ……」
身体を支えるのが辛くなってきたのか、彼女は手を脇についてアシュレーの手に翻弄されるままになっている。
だが、夢中になった彼の手によって縦横に嬲られると、たまらなくなって腕から力も抜けてきた。
「ふあ、あ、アシュレー、強ッ、んッ、ふぁぁッ……」
「……柔らかいよ、ここ」
調子にのったのか、アシュレーは好きなようにもみ続ける。
やがて――蓄積された刺激に耐えかねて、マリナの腕はがくんと崩れた。
「あッ……」
そのままベッドに仰向けとなって倒れこむ。
逃さないように、上にのしかかるような格好でアシュレーは身体を動かした。
「アシュレー……なんか、こういう時は積極的なんだ……」
「い、いや、別にッ……」
何故だか妙に焦った声を出しつつ、まだその柔らかい膨らみを堪能する。
33 :
6:03/02/18 23:44 ID:Wf7o2+el
ただ、熱を入れて揉みしだくうちに、つい力が入りすぎてしまったようだ。
ぎゅ、っとするくらい握ってしまうと、流石にマリナも
「つぁッ!」
小さく悲鳴をあげる。
アシュレーは慌てて手を止めると、申し訳なさそうに彼女の方を向く。
「あ、ご、ごめんッ」
「う……ん、アシュレー力強いんだから、加減してくれないと……」
「そんなに筋肉つけた覚えないんだけど……」
「でも、実際痛かったから……ね、優しくしてね?」
「ああ……そりゃ、そのつもりなんだけどな……」
反省しながら、またやわやわと手を動かし始める。
「ん……ふぅッ……」
再び熱い息を漏らし始めたマリナを見てから、少しずつ力を強くする。
先ほどのような、痛いほどの強さではなく、あくまで彼女をたまらなくさせる力で。
「んん、ひ、あッ……アシュレー……ッ」
「ああッ……」
自在にこねまわすうちに、ふとその先端にあるぴんと立った赤い突起が目に付いた。
「……これも……いいかな……?」
一旦手を止めると、顔をそこに近づける。
「え? アシュレー、どうしたの……んッ!?」
ぺろ、と舌を伸ばして舐めてみる。
ぴくんと身体を震わして、マリナはそれに応えた。
感じている様子を見て取って、今度は少しだけでなくぺろぺろと何度も舐める。
「あ、ひ、あぁッ……んんッ……ふぅッ……」
送られてくる刺激が今までと違うためか、彼女は拳をぎゅっと握って何か耐えるような顔になった。
ちら、と上目でそれを見てから、ますますアシュレーは舌の動きに集中する。
経験もないのだから、とにかくマリナを悦ばせる場所を探して舌を動かしていくと、彼女はますます身をよじらせた。
「やッ……アシュレー、そんなッ……ひぅッ……」
幼馴染の悶える声が耳に響く。それだけで、こちらの身体もひどく熱くなってきた。
34 :
6:03/02/18 23:45 ID:Wf7o2+el
思い切って、乳房ごと口に含んでみる。
「アシュレーッ……ん、ふッ……」
口の中に入れたことで、舌の動きもますます早さと熱さが増す。
歯を立てないように注意しながら、全体を圧迫するように口の中で弄んでみる。
「そんなッ……いたずらみたいなことッ……あ、んぅッ……!」
更に、乳首の先だけを口にすると、ちゅうちゅうと吸い込むようなことをしてみせた。
「あ、ふぁぁぁぁッ!」
吸われることがもたらす刺激は、今までになく強い。
マリナの握っていた拳はほどかれて、そのまま自分の乳房に寄せているアシュレーの頭を抱きしめた。
「アシュレー、な、なんかッ……す、凄くッ……あ、ふああッ」
軽く歯が当たると敏感な場所だけに、ぴりっと電気が走ったような気持ちにもなる。
懸命に自分の胸に吸い付くアシュレーの姿と、伝わってくるぴりぴりとした快感が、マリナの身体をも焼くかのようだ。
「んぁ、あ、あああッ……」
抱きしめている腕にも力がこもり、彼の頭を自分の胸に押し付けるように強くなった。
「も、もうッ……アシュレー、ちょっとッ……やめッ……んッ……ひぅッ……」
「……え……?」
ひとまず、口を離してみる。
「……はあ、はあ……」
マリナも手を胸にあてて、息を整えているようだ。
「ど、どうかした?」
「はぁ……気持ちよすぎて……おかしくなっちゃいそうだったから……」
ぽうっとしたままそんなことを言うマリナに、アシュレーはたまらなくなる。
ほとんど意識しないまま、気づいた時には彼女に口付けていた。
「ん……あ」
唇が離れると、マリナは指でその跡をなぞる。
「……アシュレー、なんだか赤ちゃんみたいに私のおっぱい……」
「夢中だったんだよ……あんまり言わないでくれ」
文句を言われた訳でもないが、アシュレーはなんだか気恥ずかしそうに呟いた。
35 :
6:03/02/18 23:45 ID:Wf7o2+el
息を整えてから、アシュレーの身体はマリナの下半身へと移る。
閉じられてはいるものの、繁みはやや湿った様子が見えた。
「足、開いてみて」
「えッ……う、うんッ……」
少しだけ眉を顰めたまま、マリナはそっと足を開く。
角度は小さく、あくまで必要最低限といったところだが。
それでも見えてきた秘所は、とろっと濡れて赤く開いている。
「……これが……」
「んッ……」
見入っていると、そこはまた僅かに開きを増して愛液を零す。
「触ってみて、ね……」
「ああ……」
加減が分からないから、ここでも注意深く入り口のあたりをなぞってみる。
「くッ……んッ……」
マリナは――恥ずかしくて、目を閉じようとする。けれど、どうしても時折少しだけ開いてアシュレーの方を見てしまう。
そのアシュレーはまだゆっくりと入り口付近を擦って、中には指は入っていない。
しかし、露出している場所だけでも、マリナの感じる刺激はまた格別だ。
「ふぁ、あッ……ん、はぁ……」
ちゅく……と、零れるマリナの液と指が絡んで音を立てる。
身をかすかに反らせて、彼女は幼馴染の指がくれるものを受け止める。
「はあぁ……んんッ……」
そこで、アシュレーはマリナの肉を掻き分け、少しだけ指を入れてみた。
「あ、アシュレーッ!?」
慌てたような彼女の声に、入り口から少し入ったところで止まった。
「私、初めてだから……そんな、指でっていうの……」
「ちょっと入れただけなら、大丈夫だと思うけど」
「でも、ちょっと怖くって……あんまり、奥には入れないで、ね?」
苦笑して頷くと、アシュレーは膣口のあたりで指をくにくにと動かしてみた。途端、
「ふあぁああッ!」
思い切り背筋を反らせて、マリナはあえぐ。
36 :
6:03/02/18 23:47 ID:Wf7o2+el
あまり奥には入れないように。彼女の言葉をよく噛み締めて、じっくりと指を動かす。
肉の壁を押し分けるようにして指を動かすと、マリナの声と零れる愛液は量を増す。
「ふああ、あ……ん、アシュレー、すごッ……んぁ、ぁッ」
「マリナの中、熱くなってる」
「うんッ……私も、熱いくらいッ……あぅあッ」
くちゅりくちゅりと、濡れた彼女を弄ぶ音は響く。
指の先から伝わる締め付けや、耳に聞こえるマリナが立てるいやらしい音。
そして何より、彼女の熱っぽい顔が、アシュレーにもそろそろ一つの限界を招いてきた。
「くぁぁ、あッ……!」
「……マリナ……」
はぁ、はぁ、と――少し気を抜けば何か暴発してしまいそうな、そんな気分になりながら。
アシュレーは、ちゅ……と指を抜き取った。
「ん……アシュレー?」
「そろそろ……いいかな……?」
既にアシュレーのペニスは、直接の刺激は感じなくてもがちがちに固くなっている。
彼の声を聞いて、ちら、とそこを見たマリナは丸く目を見開いた。
「いい、けど……やっぱり、昔より凄くおっきくなってる……」
「だ、だから昔はやめてくれ……」
なんとか気を取り直し、滾っているものをマリナの秘所に近づける。
少しでも早く入りたくて、溢れている肉の入り口を求め先端はさまよう――が。
「くッ……な、なかなか難しいッ……なッ……」
場所取りがわからなく、マリナの繁みや膣口の近くを擦るばかりだ。
それはそれで妙に心地よいものがあるにしろ、まさかそれで終わる訳にもいかない。
「……アシュレー、早く……恥ずかしいんだからッ……」
「そ、そういわれても……」
戦闘ではバイアネットを駆使して精密な戦いを行えるアシュレーでも、こういう時にはなかなかうまく出来ないらしい。
マリナの肌や陰毛の感触をペニスの先で感じるだけでも、下手をしたら暴発しかねない程に昂ぶっている、のに。
「うッ……なんか、情けない気がッ……」
意地になったように、先でマリナを擦ってしまう。
37 :
6:03/02/18 23:48 ID:Wf7o2+el
「アシュレー……ッ」
「い、今ッ……あッ」
ずにゅ……と。
不意に――本当に、意識しなかったかのように、さ迷っていたペニスはマリナの膣肉を分け入った。
「あ……ッ!」
「入っ……た、のか……?」
まだ入り口を少し進んだだけのようだが。
「んッ……」
「よし……」
安心したのか、思い切った勢いでアシュレーは腰を進める。
――が。
「えッ……? あ……アシュレッ……あ、うぁぁぁッ!」
「マリナ……ッ?」
ずぶずぶ、とペニスは突きこまれた。
それは、遠慮とは程遠いような、まったく勢いよいもので。
「いッ……痛……痛いッ……」
「え、あッ」
処女肉を突き破るほどの勢いは、マリナにずんっと響いてしまう。
「アシュレーッ……つ、強すぎッ……い、痛ッ……痛いよッ……!」
「ごめッ……くッ」
マリナの表情によって忘れかけていたが、もぐりこんだ彼女の膣内はひどく熱く――
そして痛みを拒むかのように、手荒く出迎えている。
吐き出そうとするような肉の動きは、かえって締め付けを強くしてアシュレーのペニスを歓待することになるのだが。
「ぬ、抜いた方が……いい、よな……」
「う、うん、もっと、ゆっくりして……痛いよッ……今のままだと……」
「あ、ああ……すぐッ……!?」
抜こうとして、少し腰を引いた瞬間のこと。
わずかにマリナの肉壁に引っかかったペニスの先から、ひどく暗い快感が流れ込んでくる。
それは、どくん、と身体の裡の何かに当たった。
「なッ……」
38 :
6:03/02/18 23:49 ID:Wf7o2+el
マリナの痛みを堪える顔や、肉壁を裂くようなこの感触――
それは、アシュレーの中の昏いものを呼び覚ますきっかけとして、ぞくりと身体を走る。
「ぐッ……こんな時にッ……」
「え、アシュレー……?」
まだ身体を貫かれた痛みは十分過ぎるほどに走っている、が。
腰を引きかけたアシュレーの顔は、自分以上に何かを耐える――ひどく辛そうな顔になっているのだ。
「まさか……」
「だいッ……じょうぶ、だから……」
「……こんなことでも……そう……」
「ごめんッ……本当、にッ……」
まだ突き刺さったままのアシュレーは、身体を中から飲み込むような痛みをくれる。
――けれど。
「……ん、アシュレー。私、我慢するから……好きなだけ、突いてみて」
「……なッ」
「無理に我慢するとかえってよくない……そう思う、のッ……ん……ッ。
痛みなら、大丈夫……アシュレーのくれるものだから、我慢する……ッ」
「そんなッ。そんなひどいことしたら、かえってッ……」
目じりには涙も零れているのだが、それでもマリナは笑ってみせた。
「いいから……いいえ、もっと痛くしてみて。アシュレーと一緒に戦えない私だけど……
少しでも、その痛みを感じられれば、私も……アシュレーと同じになれる……」
「で、でもッ……」
「いいから、ね? 私に任せて、アシュレー。昔から、色々教えてあげたでしょ……」
顔は青くなっているほどに、マリナの痛みは大きいのだろう。
十分に濡れていたと言っても、初めてにしてはあまりに急に入れすぎたのだし。
それなのに、彼女はむしろ微笑んで、アシュレーから痛みを貰うことを望んでいる。
「……僕の負け……だな。ごめん、マリナ。多分加減とか……できないと思う」
「そっちの方が……嬉しいよ」
それでもなお、マリナは微笑んだ。
39 :
6:03/02/18 23:49 ID:Wf7o2+el
「……いくよ」
「……うん」
ごく、と息を呑んだマリナは、なるべく力を抜いて備える。
――それでも。
ずッ……と、先ほどよりもなお強く、一気に奥まで突き刺さる勢いは――
「痛ッ……んッ……」
「……ふぅッ」
身体がばらばらになるような、そんな錯覚まで呼び起こす。
「ん、アシュレー……もっと……強くしてもいいからッ……」
「マリナッ……」
かすれかけているアシュレーの声を聞いて、涙をぽろぽろと流しながらも彼女は微笑んでみせる。
むしろ腕を彼の背中で組んで、より自分に近く密着させようと抱きしめるのだ。
「マリナッ……ごめん、マリナッ」
「謝らなくてもいいからッ……つぅッ……」
マリナの膣内を強引に分け入り、引き裂いて、奥を突く。
それでも出来れば痛まないようにと頭の片隅では思っているのだが、狭く震えるような膣肉にそれを忘れかけてしまうのだ。
彼女の顔を見るのが辛くて、それでもペニスを締め上げる感触は恐ろしいほどに気持ちよくて――
何かから逃げるように、腰を動かすのが早くなっていく。
「マリ、ナッ……く、うぅッ!」
「はぁ……つ、うッ……うん、アシュレーッ」
奥に入れようとすると、肉壁は拒むように抵抗してくる。
ざらざらとした感触が、ペニス全体に広がって――こんな状況なのに、気持ちいい。
「ごめッ……ホントにッ……」
「だから、アシュレーが謝らなくてもッ……んッ……いいからッ……つッ……」
そうして抜こうとすると、今までとは逆に捕まえておくかのようにぎゅっと締め付ける。
彼女の痛みとはまるで正反対の、そして何もかも感じたことのない気持ちが。
アシュレーの裡で燃える昏い焔をはやらせ――また、鎮めていくようだ。
「……マリナッ」
「うん、アシュレーッ……アシュレー、もっとしていいよッ……!」
彼女の言葉も、もう素直に受け止められる。
40 :
6:03/02/18 23:51 ID:Wf7o2+el
破壊の衝動と、たまらない愛おしさが一緒になってマリナの中へ中へと進みたがる。
こつんと最奥を叩くと、きゅっと全体が締め付けられもする。
肉壁を思うさまに蹂躙――そう、好き放題にいたぶるような、そんな突き込みをしても、なお。
「もっとッ……痛いけど、嬉しいからッ……もっと、してッ……!」
マリナは微笑んで――痛みを享受している。
「ああ……マリナ……ッ!」
幼馴染の処女の肉を、アシュレーは存分に引き裂き、愛する。
膣肉はそんなアシュレーのペニスを包み込み、きゅっと締め付けてくる。
じゅち、じゅち、と激しく音を立てる二人の間からは、僅かずつ赤いものが流れ出ているが――誰も気にはしない。
ずん、と強く突くたびに、マリナは息を吐きながらアシュレーを強く抱きしめている。
「んッ……!」
爪を立てたりするようなこともなく――あくまで、マリナは痛みを受け止めているのだ。
それがアシュレーの全ての意識を膣内のペニスに集中させて、震えるような快感を生み出す。
背筋に何かたまっていくような、ペニスの先にも何かどろっとしたものが溜まっていくかのような。
「ぁ……つ……ん、アシュレーッ……」
自分の名前を呼んでくれる人を、こんな風にひどい目に合わせている。それなのに。
「……マリナッ……気持ち、いいんだッ……そのッ……」
「そうッ……ん、私、平気ッ……だから、気持ちいいなら……アシュレーの好きに、してッ……」
まだ彼女が感じている様子はない。痛みばかりしか感じていないのだろう。
そんな彼女の肉を味わうのは後ろめたく、それでも気持ちよくて。
とろけるような肉壁を味わううちに――ようやく、溜まったものが出ようとして自己主張を始めた。
「あッ……マリナ、そろそろッ……」
「え……」
「もう、僕もッ……出るッ……」
「あッ……んッ」
それを聞いた瞬間、マリナはぎゅっとアシュレーを抱きしめた。
「……中にして、ね」
「で、もッ……」
「お願い……」
41 :
6:03/02/18 23:52 ID:Wf7o2+el
「けど、そんなことしたらッ」
「大丈夫だよ……今日は大丈夫だから、それに……ッ」
下腹に力を込めたのか、急に締め付けが強くなった。
「マ、マリナッ!?」
「ね、抜けないよね……だから、お願い、アシュレー……ッ」
「くッ……わ、かッ……たッ……」
彼女の意図はいまいちよくわからないけれど、思い切ってペニスをずんっと強く打ち込んだ。
一番奥――彼女の子宮口を小突くほどに、奥深く突き刺さる。
そして。
びゅるッ……びゅ、びゅるるるるるるッ!
「あ……あッ……」
「ん、アシュレー……わかるよ、出てるッ……!」
自分で慰めた時など話にならないような、凄まじいまでの解放感と共に。
白い粘液は、だくだくとマリナの中に流れ込んでいく。
「マリ……ナッ……」
「もっと、もっと出して……私が、アシュレーで溺れちゃうくらい……」
言葉に促されるようにして、どろどろとしたものはペニスから流れていく。
同時に、ゆっくりと裡で燃えていた昏い焔もくすぶり、眠りについていくのが――直感ではあるが、理解できた。
「くッ……」
二人のペニスとヴァギナの間から、とろっと精液は零れ出す。
それほどに多量を注ぎ込んで、まだアシュレーは止まらない。
「こんなに……ぐッ……」
「はぁ……あ……」
彼女の中に、少しでも多く注ぐように――ぐっと深く押し込んだまま、射精は続いた。
「……んッ……」
「……あ……」
ふっと全身の力が抜けて、マリナの上に崩れ落ちると。
何もかもが流れ出たような、心地よい虚脱感と共に――
ようやく、アシュレーの精の勢いはおさまる。
「……お、終わった……」
「うん……」
42 :
6:03/02/18 23:54 ID:Wf7o2+el
衝動も収まり、アシュレーはやっと冷静になってきた。
が、そう考えると今やったことは。
「……マリナ、本当に……その、よかったのか?」
「え? 中で……出したこと?」
「あ……う、うん」
少しだけ彼女は考え込むような顔をする。
「うーん……あ、そういえば、今日は安全な日じゃなかったかも」
「ええッ!?」
「……ねえ、アシュレー?」
驚く幼馴染に、マリナはにっこりと屈託のない笑顔を向ける。
「赤ちゃんできたら、嫌なの?」
「それはッ……でも、その……」
「私はすっごく嬉しいな。でもアシュレーが嫌なら、仕方ないけど……」
にこにこしているが――目は。
「い、いや、嫌じゃないよッ。そうだな、マリナと赤ちゃんできたら僕もッ……」
笑っていないのだ。マリナの、その目が。
「そうだよね、うん。ふふ……」
「う……」
どうも――なんとなしに、ひどく嫌な予感がして、アシュレーは冷や汗を流した。
「と、とにかく……」
やっと身体を起こすと、そっとペニスを引き抜く。
「んッ……」
こぷこぷと、膣内に収まりきらなかった精液が零れ出てきた。
シーツに溜まりが出来て、それでもとろとろと流れている。
「本当……沢山出たよね、アシュレー」
「僕もびっくりするくらい……あ」
シーツの一部に、じわりと赤い染みが広がっているのが見える。
「……初めて――だったんだよな……」
「……アシュレーにあげるって決めてたから……昔から。だから、私、凄く幸せ……」
43 :
6:03/02/18 23:54 ID:Wf7o2+el
また更にしばらくして、流れ出る精液も底をついたようだ。
そんな光景を見ていたアシュレーにとっては、またいつの間にかペニスが力を滾らせているのだが。
「……じゃ、じゃあ、これで……」
「……待って、アシュレー」
ぎゅ、と。彼女は腕を握っていた。
「な、何?」
「……元気だよね、そこ」
「うぇッ……そ、そりゃあ……ご、ごめん」
目ざとくアシュレーのペニスを見つけていたマリナは、またにっこりと笑う。
「なんだか、沢山零れちゃったし。また、精液もらっておきたいな」
「マリナ……って、なッ……」
さりげなく凄いことを言う彼女に、アシュレーは絶句する。
「ねえ、収まらないでしょ?」
「それは……でも、そのッ……」
マリナは下腹部に手をあてて、なんだかうっとりとした様子で、言う。
「……ほら、ここにはまだ沢山アシュレーが入るよ……それに、痛みも結構なくなってきたし……
してくれるよね、アシュレー?」
「……はい」
これは多分、長い間の一緒の生活が身に染み込ませた習性なのだろう。
マリナに強く出られると――アシュレーは、もう何も言えなくなっていた。
「……じゃあ……」
再び仰向けになって、待っている彼女の上に覆いかぶさっていく。
そして、精液でとろとろに汚れているペニスを、そのまま彼女の秘所に押し当てる。
二度目で、今度はスムーズに――入った。
「んッ」
マリナの方も、先ほどよりは遥かに楽な顔で受け入れる。
「……本当に大丈夫かい?」
「ちょっと、まだ痛みはあるけど……大丈夫」
44 :
6:03/02/18 23:58 ID:Wf7o2+el
今日はひとまずここまでです。
では。
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
アシュレーくん随分溜まってますな。何年モノなんだろう。
46 :
6:03/02/19 22:56 ID:Aug1Q781
ぐっちゅ、ぐっちゅ……と、今度はゆっくりとストロークをとる。
「あぁ……う、あ……ん……あぅ……」
じっくりと、なるべく彼女も感じてくれるように動く。
今さっき破瓜したばかりで、それも手ひどく痛めつけられた膣肉はそう簡単には感じないのだが。
だとしても、アシュレーは今度は優しく動いていた。
「はあ……あ……ん、アシュレー……」
「ん……」
「……さっきは、痛くても嬉しかったけど……今は、あんまり痛くないし、それに……」
ちゅぷ……と、精液だけでない湿り気が膣内に少しずつ現れている。
「……やっぱり、優しいアシュレーが……一番好き」
「……ああ」
アシュレーにとっても、彼女を傷つけるよりはいたわりたい。
丁寧に、傷を癒すように中を突く――いや、突くというよりは撫でるように動く。
「はぁ……ん……」
吐息を漏らす唇に、アシュレーはそっと自分のそれを近づけた。
「……ん、アシュレー」
少し顔を上げて、求めてきたマリナに応える。
また舌を絡み合わせて、唾液を共に交換しあって――
同時に、膣内も擦りあげる。
「ふぁッ」
ふ、と口を離す。
そうして、また少し動きを早くした。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅッ。
「あ、あ、アシュレー……ん、くッ……」
感じているのは確かなのだ。
が、まだ痛みを完全に打ち消すほどには感じてもいないのだろうし、絶頂も恐らく程遠い。
それでも、今度こそはマリナにも快感を与えたいと、アシュレーは腰を動かすとともにまた乳首を口に含む。
「あッ……そこ……」
47 :
6:03/02/19 22:56 ID:Aug1Q781
ちゅうちゅうと甘えるように吸い込むと、マリナも
「ふあぁぁぁッ……」
これに関しては心から気持ち良さそうにあえぐ。
「アシュレー……ん、そこ、好きなの……?」
「……ッ」
こくんと頷いてから、また吸い上げる。
「はあ、あ……仕方ないね……じゃあ、アシュレーと私の赤ちゃんも……こんな風に、お乳を吸うのかな……ッ」
「ッ!?」
びくっとアシュレーは震える。
――ともかく、胸を刺激することで膣内の痛みから少しは目を逸らすことも出来たようだ。
ちゅ、と口を離すと、マリナもうっとりとした目つきになっていた。
「ん……アシュレー、気持ちよかった……」
「そっか……なら、よかった……」
もう一回キスをしてから、突き込みをする。
ぐちゅぐちゅぐちゅッ。
愛液がとろとろと膣内には満ちてきている。
先ほどの異常な締め付けとはまったく違うが、今度のは柔らかく包み込むようにペニスを締めているようだ。
「はんッ……ふう、アシュレー……ん、ふぁ……」
「マリナ……」
「アシュレー、好き……好きだよ、アシュレー……」
「僕もッ……」
ぴちゅぴちゅと、優しくアシュレーのペニスはマリナの膣内を行き来する。
愛液のぬめりは増して、なめらかに中を動ける。
それがじっくりと彼女の肉を感じさせ、一度出して収まっていたものも段々と高まってくる。
「くッ……」
再び、背筋に溜まるものを感じる。
「あ……アシュレー、そろそろ……?」
「……わかる?」
こくんと頷くと、またきゅっとマリナはアシュレーを抱きしめた。
48 :
6:03/02/19 22:57 ID:Aug1Q781
「マリナ……やっぱり……」
「中で、ね……」
「……ああ……まあ、もう仕方ないかな……」
達観したように呟くと、一気に限界を超えないように、コントロールしながらペニスを動かす。
「ん、んッ……」
なるべく奥へ奥へとものは動いて、彼女の期待に応えるように一番奥を目指していく。
「くッ、う」
ざらっとした感触と、ぷりぷりとした肉の弾力がペニスに響く。
そうして、我慢しながら抜き差しを続けるうちに――
「は、ぁ……アシュレー、ねッ……」
「んッ!」
限界がやってくることに気づいて――思い切り、深く打ち込む。
「ふぁぁぁぁッ!」
痛みなのか、快感なのか――境界線のような声をあげて、マリナが喘いだと同時に。
「ぐ、出ッ……!」
「ん、出して、出してッ!」
びゅ、びゅる、びゅるるるるるッ!
白濁が――また。
熱い液体が、マリナの膣内を――染める。
「あ、ああ……また来てる、アシュレーの熱いのまた沢山出てるッ」
「う……ぐ……」
二度目でも、その勢いは変わらないようだ。
マリナを打ち抜くように、彼女の奥の奥までそれこそ侵食するかのように、白い液は彼女を犯す。
「熱いよ、アシュレー……こんなに、沢山ッ……あ、中で、溜まってるッ……」
「うんッ……」
愛液も混じったことで、溢れる精液の勢いは強くなったようだ。
膣内はすぐに染められ、またとろっと零れ落ちていく。
49 :
6:03/02/19 22:58 ID:Aug1Q781
「あふ……あ……」
二度目の終わりを迎えて――今度こそぐったりとして、アシュレーはマリナと重なるように倒れた。
「……アシュレー……お疲れ様……ん、気持ちよかったよ……」
「……ああ、僕も……疲れた……」
そういう彼を、マリナはぎゅうっと抱きしめる。
「ねえ、アシュレー。カイバーベルトとか、ロードブレイザーとか……全部、終わったら……」
「……マリナ」
言いかけた彼女の唇を、そっとついばんでから――アシュレーが言う。
「その先、僕に……言わせてもらえないかな」
「え……」
「その……えっと……」
思い切り深呼吸して、声を出そうと――して。
「……あ、やっぱり……やめた」
「えッ?」
やや不満そうに声を出すマリナに、アシュレーは少し苦笑する。
「いや、こういうこと言ってから戦いに出ちゃうと、なんだか不吉な気がしてね」
「……でも」
「……大丈夫。僕は必ず帰ってくるよ。大体さ……」
ちら、とマリナと自分が繋がっている部分を見る。
「……責任、取らなきゃならないからな。おばさんにも申し訳ないし」
大真面目にそう言った彼に、マリナは――
「……ふふッ」
毎朝アシュレーを起こした時のような笑みを浮かべる。そして、アシュレーにしても。
「……ははッ……」
笑って、そうして――
「……ちょっと、休もうか」
「そうだね……」
抱き合ったまま、二人は瞳を閉じた。
50 :
6:03/02/19 22:58 ID:Aug1Q781
「で、どうするんです先輩?」
「どうするたって、どうしよう?」
いい加減に仕事が滞っては困るからと、医務室勤めのモモとリンダはこっそりと部屋に入ってきた。
そこで見つけたのが、抱き合って眠る二人である。
「……これ、アーヴィング様に報告すべきなんでしょうかね?」
「いやあ……流石にそれはねえ……」
二人とも、顔を赤くしながら困っている。
「起こします?」
「……それもアレだし……えーっと……」
なんとなしに、ヴァレリアシャトー内の人員のカルテを取り出す。
「アシュレー君もマリナさんも病気とかないし、多分問題はないわ」
「そういう問題ですか?」
「そういう問題じゃないわよね……」
「……私、助産婦の仕事したことないです」
「いや、そこまで話を飛躍……って、ありうるけど……」
――看護婦は、心底困っているというのに。
ベッドの二人は――
「……マリナ」
「……アシュレー」
お互いの名前を呼んで――実に、まったく。幸せそうに眠っていた。
51 :
6:03/02/19 23:02 ID:Aug1Q781
ここまでです。
どうも予定がいい加減になってしまって、次が以前書くといったものになるかどうかアレで申し訳ないんですが。
ともあれ、出来上がったらまた伺おうかと。
それにしても、どなたか私の他にも書いてくださる方などいらっしゃらないでしょうか……
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
(;´Д`)ハァハァ させていただきました。最後ワラタ
>>6 確かに6さん以外誰も書く人いませんねえ・・
ゲーム自体があんまり有名じゃないからかな?
タイトルが、前スレと違って内容を限定してるみたいに見えるからじゃないのかな。
自分も最初「ここは2nd限定なのかな?」って思ったし(w
おお!何だ、このスレは・・・中出し物最高です!!
>>6氏に敬礼ッ
お? 中田氏のほうがいいの?
てっきり顔射のほうが男性は好きなのかとオモタ
同じカップリングを連投するとうざいだろうからやめてるてのがありますが……
中田氏は5年連続1位です
ティム×コレットものキボン
画像は顔射
文章なら中田氏
という男は少なからずいると思う
俺とか
奇遇だな、俺もだ。
神は再臨しないのかッ
他神降臨ならともかく、再臨は気を長く持て。
ほしゅ
65 :
6:03/03/07 01:39 ID:mq8FCbwr
またお久しぶりになってしまいましたが。
今度も、どうも予定とはまったく違う話になってしまいまして……
なんと言いますか、スレタイ通りの話と言いましょうか、
トニー×マリアベルなど……あげてみてよろしいでしょうか。
少年ARMSキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!
是非おながいします(;´Д`)ハァハァ
67 :
6:03/03/07 02:30 ID:mq8FCbwr
悠久の時を生きるノーブルレッド、その唯一の生き残りがマリアベル・アーミティッジ。
ファルガイアを襲った二度に渡る危機を退け、今はひとまず悠々とした生活を送っているようだ。
その日も己の居城にてゆったりと午後の紅茶などを楽しんでいたのだが、静寂の時間を破る者が現れた。
たんたんと、床を駆ける音が居間にまで響いてくる。
「むう?」
カップをテーブルに置いて、怪訝そうにしている――と、扉を騒々しく開け放って一人の少年が現れた。
「少年アームズ参上ッ! って、俺一人なんだけどな」
「なんじゃ、トニーか」
ほう、とマリアベルはため息をついた。
彼はトニー・スターク。先だっての戦いで知り合った、友人の一人だ。
少年時代の真っ盛りを生きているような、言ってみれば子供であり、幾千年の時を生きるマリアベルからすると赤ん坊もいいところではある。
そのはずなのだが、何故だかトニーからは妙に懐かれているようで、こうしてたまに遊びに来たりする。
「お主、わらわの城に入ってくる時は玄関のインターホンを鳴らせと言うたじゃろうが。
賊でも入ったのかと思ってちと不安になってしまったわい」
「あ、忘れてた」
「忘れてたって……ほんの一ヶ月ほど前に言ったばかりであろうがッ」
「一ヶ月もすりゃ忘れるのには十分なんだよッ!」
「胸を張っていうことか、このバカチンがッ!」
しばらく、ノーブルレッドに蓄積された表現技法の粋を凝らした叱責が続く。
相手が相手なら深く心の底まで抉るような叱責になっているのだが、いかんせんトニーはまだ少年である。
ついでに、彼はあまり難しいことを考えるのは好きではない。
延々続いた説教も、平気で欠伸を見せるトニーの前にはやがて力を失い、停止してしまう。
「まあ、ともかく。今度からは気をつけるんじゃぞ」
「ん、多分な」
「多分ではないわい。まったく……とにかくじゃ。お主、今日は何用でここへ来た?」
「マリアベルが暇してるとかわいそーかな、って思って」
「思いっきり余計なお世話じゃ。むしろ優雅な午後が台無しになったわ」
などと言いながらも、マリアベルは満更でもない。
顔をしかめてはいるものの、言葉の端には弾むような響きがある。
「いや、ホントは別のことなんだけど」
68 :
6:03/03/07 02:30 ID:mq8FCbwr
トニーの言葉に、少しだけノーブルレッドは目を細める。
「ほほう。まあどうせお主のこと、遊ぶだのなんだのという下らぬ用件であろうが」
「マリアベル、俺のことバカだって思ってるだろ?」
「当然」
「ひっでー。俺だって、色々と考えてるんだってのにッ。
そんなんじゃなくて、教えてもらいたいことがあるから来たんだよッ」
「ほう?」
豪勢な椅子に深く腰掛けていたマリアベルは、それを聞いて少し身を乗り出す。
「ほら、前に知りたいことがあったらなんでも教えてやるって言っただろ」
「うむ。わらわの知識はファルガイア一じゃからの」
「だからさ、わかんないことが出来たんで、それを聞きに来たんだ」
ふふ、と彼女は微笑む。
向学心のあるニンゲンは嫌いではない。遥か昔、焔の災厄の以前にもそんな連中と友人になったことがある。
トニーなどは一見すると腕白盛りで技術だのには興味がなさそうなのだが、素質はあるとマリアベルは踏んでいた。
「なかなか殊勝な心がけじゃのう。うむ、何でも聞くがよいぞ?」
「ああ、悪りぃな……」
再びマリアベルは紅茶のカップを手に取った。
ゆっくりと薫り高い液体を口に注ぎ、トニーの言葉を待つ――と。
「あのさ、子供ってどうやれば作れるんだ?」
「ぶッ!」
口の中の液体は、思い切り外の世界へと飛んでいく。
しぶきとなって城の床を濡らしつつ、その一部は対面のトニーにも浴びせられた。
「うわ、きったねッ! 何すんだよッ!」
「な、何するもなにもッ……お、お主な」
取り繕うように布で口元を拭いながら、マリアベルはごほんと咳きをする。
「子供の作り方って、なんでまたそんなことを、唐突に」
「その前に、俺も顔拭かせてほしいんだけどさ」
「むう」
上質な絹の布を渡されると、トニーはごしごしと顔を拭いた。
69 :
6:03/03/07 02:32 ID:mq8FCbwr
「うわー……なんだ、こりゃ。すっげえ柔らかいんだな、これ」
「ふふん、ノーブルレッドともなればそれくらい当然じゃ。
感激したなら、なんでそんなことが知りたいのかさっさと言うがよい」
「あ、うん……あのさ、アシュレーの兄ちゃんとマリナ姉ちゃん、子供二人も作ってただろ?」
「うむう。そうじゃったのう……」
少しだけ、マリアベルは過去に思いをはせた。
と言っても、そんなに昔という訳でもない。ほんの数ヶ月前のことだ。
ロードブレイザーを駆逐してから一年、アガートラームの元にかつての仲間が集まった時。
リーダーとして皆をまとめていた青年アシュレー・ウィンチェスターは、なんと子供を二人も連れてきていたのである。
(計算すると戦いの終わった直後じゃろ……若いからというて、まったくお盛んじゃのう)
妙に年寄りじみた思考をしてしまったことは覚えている。
「……で、それがどうかしたのか?」
「それでさ、兄ちゃんどうやって子供作ったんだ? って聞いてみたんだよ。そしたら、いきなり一発殴られた」
「そりゃ……まあ、当然じゃの」
「なんでだよッ!?」
トニーは――なんとも、憤まんやるかたないといった様子ではある。
今年で14になるはずの少年だが、まだそんなことも知らないのだろうか。
「教育の問題かのう……いや、お主ももうちょっとすれば確実に分かるじゃろ。
っていうか、まだ知らんかったのか、お主は」
「そんなの、わかる訳ないだろッ」
「なんじゃな……ティムあたりは知ってそうなんじゃが、聞いておらんのか?」
「絶対知ってると思うんだけど……その手の話題になるとあいつ逃げるんだよ」
「……まあ、言えないじゃろな」
「なんでだよ? そうやって、みんなして俺をのけ者にしてるのか?」
「そういう訳でもないんじゃろうが……」
「だったら、マリアベル教えてくれよ。なんでも知ってるんだろ?」
「う……む……」
70 :
6:03/03/07 02:32 ID:mq8FCbwr
当然、マリアベルだってニンゲンの性交くらいは知っている。
いや、過去の悪友のせいで下手をしたら知識だけは人並み以上かもしれない。
だとしても、こういう無邪気な少年にはっきり教えてよいものか。
「あ、あのな。そういうのは、やっぱり自分で努力して、じゃな……
人に聞くようなもんではないと、わらわはそう思うぞ?」
「なんだよッ。お前までそんなこと言って」
「だから……その、なんというかじゃな……というか、お前呼ばわりはやめい」
「わかった。やっぱり、マリアベルも知らないんだろ? 子供の作り方ッ。
だから、えらそうなこと言って教えないつもりなんだッ」
「……お主、よくもそんなことを言えたもんじゃな……」
段々、トニーの言葉も滅茶苦茶になってきた。
どうも意地になったらしい。
「知ってるんなら、教えてくれたっていいだろッ! なんでも教えてやるって偉そうに言ったくせにッ!」
「そ、それとこれとは……」
「嘘つき」
「ぐ……むう」
トニーの純粋な視線が妙に痛い。
「わ……わかったわい」
仕方なさそうに、がっくりと肩を落として。マリアベルは嫌そうに頷いた。
「お、ホントかッ!?」
対照的にトニーの顔はぱっと輝く。
「まあ、あくまで学術的、生理学的に教えるんであって、変な意味なぞはないからの」
「なんかよくわからんけど、教えてくれるなら早くしてくれよッ」
なんとも無邪気なその言葉に、ますますマリアベルの気力は抜ける。
「ああ、教えるから。……アナスタシアがこういう時にいてくれたら楽なんじゃがのう……」
「穴?」
「なんでもないわい」
71 :
6:03/03/07 02:32 ID:mq8FCbwr
そうして、やってきたのは生物学などの書物が置かれている部屋であった。
「さて、確かニンゲンの生理学はこの辺じゃったか……ん?」
ずらりと並べられた本を眺めているうちに、ふと気を引くタイトルを見つける。
いわく、『楽しく学ぼう、子供のできる仕組み』。
「……こんな本入手した記憶ないんじゃが。まあよい……」
棚の上の方にあるので、そのままでは手が届かない。
軽く舌打ちしてから、自分に付き従う二つのデバイスに指令を送る。
精神感応型デバイス、アカとアオは主の思う通りにすいすいと動き、すぐにその本を持ってきた。
「タイトルからして、これには載ってるはずじゃが」
「へえ……んじゃ、読もうぜッ」
うむ、と軽く返事をしてからテーブルの上に本を広げ、まず1ページ目からゆっくりとめくっていく。
前書きや目次が並んでいるが、とりあえずその辺はざっと飛ばして。
ぱらりとめくった次のページには――ほとんど唐突に。
『男の子がでっかくなったペニスを女の子の……』
「ぶッ!」
本日二度目の吹き出しである。
今飛んだのは、マリアベルの唾液で――それは、また不運なトニーに飛んできた。
「またかよッ!?」
「す、すまぬ……」
なんというか、表現があんまりである。
「……ペニスってなんのことなんだ?」
「それは、その、あのじゃな……」
しどろもどろになるマリアベルは置いておき、トニーはまたページをめくった。
そこには。
「うわッ!? なんだ、これッ!?」
「ぶふッ!」
またしても唐突に、そのページには一つのイラストが描かれていた。
内容は――男女の交わりの図、である。しかも、学術的とは程遠い、官能的なそれが。
「な、なんだ、こりゃ……」
「……どーもおかしいのう」
72 :
6:03/03/07 02:33 ID:mq8FCbwr
しばらく読み進めていったが、やはり学術的とはとても言いがたい内容のオンパレードである。
体位の説明などまであるし、特殊な嗜好にまで言及されている始末だ。
下手をしたら、これは官能コミックの部類にさえ入るかもしれない。
おかげで何も知らなかったはずのトニーでさえ、妙に詳しくなってしまう。
「……なんか、妙にドキドキするッ……」
「ううむ……」
それなのに何故だか読み進める目とページをめくる手を止められず――最後のページ一つ手前にまで来てしまった。
「えーと、精子と卵子が……へえ」
ここに来て、ようやく受精の仕組みが説明されているようだ。
「……なんで最後だけなんじゃ、これは」
頭を抱えつつ、そのページも読み終える。
「なるほど……つまり、兄ちゃんとマリナの姉ちゃんが二人でこーゆーことをして、それで作ったってんだな」
「……そーゆーことじゃ」
随分遠回りして、おまけに妙な知識を沢山トニーに仕込んでしまったものの、どうにか子供を作ることの仕組みは伝えられたらしい。
「はあ……変な本じゃったのう」
「いや、バリバリ為になったな、俺」
「むむう……」
若干の頭痛を感じながら、マリアベルは最後のページをめくった。
と、そこには一枚の紙が挟まっている。
「なんだ、これ」
「ふむ」
なんとも古びていて、少し衝撃を与えると崩れてしまいそうな印象さえある。
注意深く取り出して、その表面を眺める――と、かすれかけているが文字が書き込まれているようだ。
「なんだ? なんて書いてる?」
「まあちょっと待っておれ……どれどれ」
73 :
6:03/03/07 02:33 ID:mq8FCbwr
『お姉さんからのプレゼント、楽しんでもらえたでしょうか。
マリアベルって奥手だし、そういうことするのに知らなかったら困るかな、と思って。
だから、私のコレクションを色々抜粋して、こんな本作ってみました。
じっくり読んで、沢山勉強して。いざって時に役立ててね。
貴方の友人より』
「……あ奴か」
「え? 誰のことなんだ?」
どうも、『彼女』が自分で編纂した本だったらしい。
「お節介にも程があるっちゅうか、勝手にこんなことしおって。
わらわの蔵書を汚すでないわい、まったくたわけめが……」
ぶつぶつと呟きつつも、マリアベルは感慨深そうに目を閉じる。
困ったものだが、わざわざそこまでして――
「あれ、もう一枚あるぞ」
「何じゃと?」
確かに、もう一枚同じように古びた紙が挟んであった。
やはり文字が書き込まれているので、また慎重にその紙を取る。
「今度はなんだ?」
「うむ、今読むからの」
『PS ついでに、ちょっと研究中の技術ってのも試してみたり。
サブリミナル効果とか、クレストソーサーを応用して、
一度開いたら最後まで確実に読ませるようにマインドコントロールする仕組みになってるはず。
ついでに、そーゆーいやらしい気分になるような細工もしておいたから、楽しんでね』
74 :
6:03/03/07 02:33 ID:mq8FCbwr
「……何じゃとッ!?」
読み終えて、慌ててマリアベルは自分の胸に手をおいた。
「む……普通じゃの」
取り立ててドキドキしている様子はない。
本を止められなかったので、読ませるという機能は効いていたようだが。
「ま、本読んだだけで変な気分になってはたまらんからの。アナスタシアめも、そこまでの……」
言いかけて、ふと隣のトニーを見た。
少しばかり口数が少なくなったような気が、しないでもない。
「……トニー?」
「あ、ああ。なんだ?」
「今、どんな気分じゃ?」
「どんなって……なんか、ドキドキする」
「……そ、それで……他には?」
「えっと……」
少年は、じいっとマリアベルを見つめている。
「……な、なんじゃ」
「その……」
妙にとろんとした目つきで、トニーはじっと彼女を見る。
と、不意に少年はその手をマリアベルの頬に伸ばした。
「むッ!?」
「……マリアベル……」
「あ、あのな、トニー、その、まさか――」
「……好きだッ!」
がばッと。覆いかぶさるように。
トニーは、その腕でノーブルレッドを抱きしめて――冷やりとした唇に、自分のそれを重ねた。
「ッ!? な、何をッ……ふぅッ」
そのまま、少年の舌が侵略してくる。
こういうキスの仕方は、確かあの本にも載せられていたはず。不自然さは残るにしても、学習の成果と見るべきか。
75 :
6:03/03/07 02:34 ID:mq8FCbwr
だが、それを許しておくのは誇りや様々の観点からいってとてもできるものではない。
「え、ええいッ!」
強引にトニーを引っぺがすと、ぴしゃりとマリアベルは叱り付ける。
「突然に無礼な真似をするでないわッ! 暗示だかなんだか知らんが、高貴なるわらわにそのようなことが許されると」
「そう言われても……なんか、おかしいんだよ、色々……」
「いいから正気に戻らんかッ。まったく、わらわの唇を奪うなぞ、本来万死をもって償うべ……」
「マリアベルッ」
話を聞くのもそこそこに、またトニーは抱きついてくる。
「た、たわけがッ!」
「なんかドキドキして、熱くって……マリアベル見てると、変な気になる……」
「い……いい加減にせんかッ」
どうも完全にやられてしまったらしい。
「ええい……しばらく、眠っておれッ!」
なんとか正気に戻してやろうと、レッドパワーの一つ、スリープを使おうと意識を集中する。
その赤い瞳がとろんとしたトニーの瞳に映されて、異界の力が弾けようとする――寸前に。
「え……あ……」
どくん、と、マリアベルの中で何かが動いた。
「な、なん……じゃ……?」
ノーブルレッドの体温は低い。人間のそれと比べると明らかに冷たく、永きを生きる為の緩やかな生命活動に他ならない。
だというのに、今のマリアベルの身体はどくんどくんと恐ろしいほどに脈打っていた。
身体を駆ける血流は早く、今までにない熱さを生み出している。
「ま、まさか……これは――」
アナスタシア・ルン・ヴァレリアは、剣の聖女として名を残した。が、それだけではない。
彼女はまた、優秀な技術者でもあったのだ。アカとアオは彼女の手になるものである。
更に、マリアベルとの交友の中でノーブルレッドの技術を吸収する機会もあった。
つまりは、
「遅効性……という、こと……かッ……」
トニーをおかしくしてしまった暗示は、彼女に通用しなかった訳ではないのだ。
「何百年ぶりに……たばかられた、わいッ……く、ふうッ……」
――漏れた吐息は、自分のものとも思えないほどに熱かった。
76 :
6:03/03/07 02:37 ID:mq8FCbwr
ひとまずこの辺です。
と、遅レスですが、
>>55 私としては、同じカップリングでも見てみたいのですが……
よろしければ、ぜひ。
77 :
:03/03/07 12:40 ID:DUDleSUh
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
78 :
6:03/03/07 18:58 ID:mq8FCbwr
トニーはぎこちないながらもその唇を寄せてくる。
少年の熱を口付けを、今度はマリアベルは容易に受け入れていった。
「む……んんッ……」
本で学んだ通りにやろうとしても、やはり繊細などとはまるでかけ離れたようなやり方だ。
かつて、アナスタシアが戯れにキスしてきたこともある。それを思うと、あまりに単純というしかない。
ある種微笑ましくもあるのだが、身体の中で膨れあがる何かが、マリアベルを急かそうとする。
「……もうよいわ」
低い声を出して、マリアベルは唇を離した。
「え?」
「……ふん。こうなったら、アレじゃな。これから実地訓練といくぞ、トニー」
「く、訓練?」
「お主はあまりに未熟すぎる。ゆえに、わらわが直々に子作りについて教えてやろうというのじゃ」
「あ、えーっと?」
「行くぞ。このような書庫では出来るものでもないわッ」
ぱちんと指を打ち鳴らすと、アカとアオがすいすいと動いてトニーを捕獲する。
二つの機械は小さな見た目には似合わない力を発揮して、少年の身体をぐいっと持ち上げてしまう。
「ま、マリアベル?」
「では……急ぐぞ」
79 :
6:03/03/07 18:58 ID:mq8FCbwr
育ち盛りのトニーである。体重も段々と増加しつつあるところだ。
それでもアカとアオにとっては軽いもので、気づけば豪奢なベッドの前に運ばれてしまった。
隣には、変わらず火照った顔のマリアベルがついてきている。
「この部屋にはなまじのことでは入れるものではない。感謝するんじゃな、トニー」
「あ、え、え?」
きょとんとしたままの少年を、アカとアオはひょいっとベッドの上に放り投げた。
「うわッ!?」
どさりとシーツの上に落ちる。ベッドのスプリングは、少年の体重を簡単に受け止めてくれた。
「すっげー……ふかふかだ……」
上質も上質、メリアブール王でもこれだけよい寝具は使っていないであろう。
豊かな暮らしなどとは限りなく離れた生活をしていたトニーにとっては、最早別世界の心地でさえある。
――と、カルチャーショックを受けている彼を尻目に、マリアベルもベッドの上にのぼってくる。
「そんなことはどうでもよかろう。ほれ、抵抗するでないぞ」
「……え?」
瞳を赤く輝かせると、戸惑うトニーに彼女はがばっと覆いかぶさった。
「血、血かッ!? 血吸うのかッ?」
「気が早いわッ!」
少年の上にのしかかって、威圧するように見下ろす。
「お、おい……」
「ふふん。アカとアオッ!」
また、例のデバイス二つが飛んでくる。今度はトニーの腕を押さえて、動けないようにした。
例の暗示はまだ続いているのだろう、彼の身体も火照っている。
それには構わず、ゆっくりと手を動かしていき――
ところどころ汚れて、生地も痛んでいるズボンに手をかけると。
ぐい、と。一気に、下着ごとそれを奪い取った。
「う、うわッ! 何するッ……」
「だまらっしゃいッ。実地訓練と言うておろうがッ!」
年季の入った威圧で黙らせると、改めてマリアベルは視線をトニーの下半身に向けた。
80 :
6:03/03/07 18:58 ID:mq8FCbwr
貧弱というには程遠いが、鍛えている様子もない。
とりあえず日々遊びまわっているだけに、健康そうなのは確実だ。
「うむ。若いうちは健康第一じゃからの、ここは合格じゃ」
「う……」
トニーとしては、腕はともかく足は自由なので暴れようと思えば暴れられるはずである。
が、マリアベルがじっと自分を眺めているのを見ていると、どうもそんな気が薄れてきてしまう。
「さて、問題はここじゃが……」
一方の彼女は何か躊躇するでもなく、視線を動かしてトニーの下腹部、その下に位置する場所を眺めた。
少年の血液が今、一番に集まっている場所――要するには性器である。
「ほほう……お主、なかなか早熟ではないか」
「へ、変なこと言うなよッ……」
そっと手を伸ばして、ぴくぴくと小さく波打つそれを掴む。
一応は陰毛も生え揃っており、またペニス自体もそこそこに大きい。あくまで年齢に比して、ではあるが。
「ふむ。きっちり成長していけば、それなりには誇れるかもしれんの」
「……へ?」
そのまま、しばらくそれをくいくいと弄ぶ。
包皮はまだ被さったままで、臨戦態勢とはやや遠いのだが――
それでも、冷たいノーブルレッドの手が与える刺激が、トニーの脳髄を駆け巡る。
「う、うわッ……な、んだ、これッ」
「む。また大きくなってきたか?」
少しではあるが、少年の昂ぶりにともなってペニスは更に充血しようとしているようだ。
「お主、そういえば精通はしておるのか?」
「せ、せいつう?」
「……ふうむ。まあ、それならそれで……こうすれば早い話、か」
完全な状態にするために。マリアベルは、また瞳を赤く輝かせてトニーのそれを見つめる。
「行くぞ……グレートブースターッ」
これもまたレッドパワーの一つ。ヒーローを呼び出すという奇怪なモンスターが操る技で、大変な力を得られるというものだ。
力は一つの場所に集中して、一気に膨れ上がる。
結果は極めて単純――トニーのペニスは、たちまち容積を増やして完全に覚醒した。
81 :
6:03/03/07 18:59 ID:mq8FCbwr
「これでよし、と」
「な……なんか、熱ッ……」
「一応、実際に使えるかどうかは確認させてもらおうかの」
もう立派にトニーのものはピンクの姿を晒しているが、ところどころに白い垢が残っている。
少しばかり眉をしかめると、またマリアベルは力を振るった。
今度は、彼女の指先から光線のようなものが飛び出てくる。
瞬間、ペニスの周りをかすめると、その光はすぐに消えていった。
「除去は完了じゃ。やむを得ないとは言うても、少々汚かったからのう」
「……?」
光とともに、ペニスの汚れも消えている。
つまりは、その力で恥垢を焼いて消滅させた、ということらしい。
「……なんか、物凄くヤバいことされたような気が……うぁッ」
きょとんとして呟いたトニーに対して、マリアベルはしゅっと軽くペニスをしごく。
「手元が狂えばその性器ごと焼ききってしまうところじゃったからな。
わらわに限ってそんな失敗はありえんのじゃから、別にそれは構わんがの……さて」
小さなノーブルレッドの手は、ぴくぴくと滾るそれを緩やかに嬲り始める。
「な、なんだよ、それッ……う、あ、わッ……」
「まあちょっと待っておれ。どうせこの状態じゃ、それほど時間はかかるまいて」
指先で擦るように、熱くなっているペニスを刺激する。
生まれて初めてそんな場所をいじられ、しかも冷たい指がもたらす感覚はどこか上へと押し上げるような印象を与えてきて。
途方に暮れながら自分のものをしごくマリアベルを見るうちに、トニーは背中のあたりがむずむずとするのを感じた。
「あ、あれ? これ……」
「もう少し……かの?」
少しばかり強さを増したペニスの脈動を指先から感じ取り、マリアベルは与える力を同じように少し強めた。
段々と入り口の先からとろりとした液体が零れ始め、指先の動きを滑らかにしていく。
「な……うぁ、こ、これ、な、何がッ……」
「もうちょっとじゃからの……」
くちゃくちゃと湿った音が、指とペニスの間から流れる。
82 :
6:03/03/07 18:59 ID:mq8FCbwr
身体の底から、何かどろっとしたものが飛び出そうと蠢いている。
トニーは、ペニスの先から伝わる感覚が呼び覚ますそれに、なんとも言えず戸惑っていた。
普段、そこから出るものと言えば小便だけで、今漏れている妙なものの正体さえも見当がつかない。
先ほど読んだ本の中に何か記述はあったような気がする――が、もう何もかもがぼんやりとしていた。
「ま、マリアベル……俺、なんか……ッ」
「自然なことじゃ。これはな」
「そ、そうなのか?」
「わらわの言うことに間違いなぞはないわい」
はっきりと言い切ると、よりくちゅくちゅと指の動きを速める。
それだけでなく、手のひら全体で包み込むように刺激する。
ますますひんやりとした感触が熱いペニスを包んで――
その瞬間、トニーの奥底から、更に熱い何かが飛び出してくるのが伝わってきた。
「う、うわッ!? な、なんか漏れるッ」
「よし……出してよいぞッ」
くびれの部分を、マリアベルの小さな指がそっと撫でたと同時に。
ぴゅッ……びゅる、るッ。
控えめな勢いながら、白い液体が先端から飛び出てくる。
「うあ……くぁ、こ、これッ……な、なんかッ……」
「ふむ……」
アナスタシアの暗示に加え、グレートブースターによる強制的な精力の増加。
強引にも程があるのだが、ともかくトニーは精を導かれた。
「うむ、これでお主も立派な男の一員……いや、ちと早いか」
「く……うぅ……」
戸惑いながらの射精で、勢いはすぐに収まってくる。
それでも、身体に刻み込まれた初めての快感は、トニーの顔をわずかに変えた。
「い、今のが……」
「これが精液、じゃ。さっきも学んだじゃろうが、今のを女性の胎内に注ぎ、そして卵子と結びつくことで子供が生まれる」
「注ぐ……?」
「今みたいに外に出すのは本来はイレギュラーなことでな。通常はこの……」
うなだれつつあるペニスを、くっと掴む。
83 :
6:03/03/07 18:59 ID:mq8FCbwr
「……ふん。生殖器をじゃ。女性の生殖器に挿入し、そして中で精を放つのじゃな」
「な、中、って。どこから入るんだよ?」
「女性と男性では身体の造りが違うからの。具体的にはじゃが」
スカートをめくりあげて、マリアベルは器用に下着を脱いでいく。
随分豪華なものなので、少々時間はかかるが――トニーはじっと待っていた。
やがて下着を脱ぎ終えると、足をそっと開いてみせた。
「わ……わらわのここなぞ、本来ニンゲン如きが見ることさえ恐れおおいことじゃからな。
有難がって……それから見るんじゃぞ」
「あ、ああ」
マリアベルに握られたことで、妙にペニスは力を取り戻しつつあったのだが。
ともあれ、彼女の言葉に逆らうのもやや怖いものがあるので、素直に言葉に従う。が。
「あのさ」
「ん?」
「あんまりよく見えない」
下着は脱いだにしても、スカートはまだそのままである。
多少足を開いたくらいでは、どうしたって影になるのだ。
「いちいち注文が多いのう。ならば、こう……すれば、見える……じゃろ」
思い切った様子で、マリアベルはスカートをたくしあげた。
それによって、ようやく彼女の秘所が表に出てくる。
――数千年の時を過ごしてきたと言っても、ノーブルレッドの時間は人間のそれとは大幅に異なる。
薄く繁みはあるものの、まだまだその場所は未熟で、僅かに見える肉の色も初々しい。
それでも少しは湿っているのだが、やはり準備万端という訳ではなさそうだ。
「……み、見えたか?」
「一応。やっぱ、違うんだな……ついてないし」
「……当たり前じゃッ」
トニーは興味津々の様子でそこをじっと眺める。
男性には有り得ない肉の穴と、そこから僅かに染み出てくる液体は、ややグロテスクながらも少年の好奇心を刺激する。
「で、見えたのならば……とりあえず、トニー。ちと触ってみい。許してやる」
「さ、触る? どこを?」
「お主がそうやってじっと穴の開くほど眺めてる場所じゃッ。まったく、物分りが悪いのうッ」
84 :
6:03/03/07 18:59 ID:mq8FCbwr
「穴の開くほどって、もう開いてるんじゃ」
「……バカチンがッ!」
トニーの顎に、軽くアカが体当たりする。
「ぐえッ」
「ともかく……丁寧にするんじゃぞ。繊細な場所なんじゃからな」
「いっつー……あ、うん」
今度は素直にその言葉に従い、マリアベルの入り口近くに指を持っていく。
恐る恐る、触るか触らないかというくらいに、繁みのあたりを指はさ迷う。
「どうも……じれったいのう」
「丁寧に、ってマリアベルが」
「加減っちゅうもんがあるじゃろが。ええい、ならばッ」
トニーの右手をぐいっと掴むと、そのまま自身の秘所に持っていく。
「あ、うわッ?」
「余計な力は入れるでないぞ」
指先を伸ばさせたまま、そっと入り口付近の少しだけ湿った肉壁に這わせる。
「ん……」
ぴく、とそこから小さな刺激が生まれたが、構わずマリアベルはトニーの手を動かす。
「こういった具合に、じゃな……ん、女性の生殖器っちゅうのは……ふぅッ……大変に繊細なものなの……じゃ。
よって、男性はそれを大変……はぁ……丁寧に扱わねばなら……ぬ。わかったか?」
ところどころで小さく身体をよじらせつつも、そう言って少年を教育してみる。
トニーの方は、
「……なんかよくわかんないけど、柔らかいってのはわかった」
「むう……」
などといった具合で、あまり身が入っていなかったようではあるが。
「では、次は実際に丁寧に扱ってもらうからの」
言いながら、マリアベルはトニーの顔に指を添えた。
「え、な、なんだ?」
小さな指は、そのまま彼の口に置かれる。
「ここで、じゃ。わらわの大事な場所を、丁寧に扱ってもらうぞ」
85 :
6:03/03/07 19:00 ID:mq8FCbwr
「口……って、どうすんだ? 食べるのか」
「……お主は学習せんな。食べてどうする」
「他には……え。まさか、その……な、舐めたり?」
「うむ」
こくんとノーブルレッドは頷いた。しかし、トニーはどうもげんなりした表情になる。
「でもそこって、汚いんじゃないかって……」
「わらわに限ってそんなことがあるものか」
「……でも、やっぱりしょんべんとか……」
「いいからさっさとせいッ!」
「は、はいッ」
急かされて、慌ててトニーは顔をマリアベルの陰りに近づける。
「間近で見るとまたなんか変だな……」
「気にするでない。ほれ、さっさとせんか」
「……俺、なんでこんなことやらされてるんだ?」
無責任にぼやきつつ、少年は密着するように秘所に口を持っていく。
それから――言葉どおりに、そっと舌を伸ばしてぺろりと舐めた。
「ふッ……く」
「え、えっと……」
「……とりあえず、続けてよい」
「あ、う、うん」
怒られたくないので、今度は集中して舐めてみる。
とろっとした液体が染み出てきて、なんだか妙な味がする。
どうも気持ち悪いというか、あまり続けたいようなことでもなかった、のだが。
「ん……はぁ、くぅ……」
マリアベルは特に何も言わず――いや、呻くような声を漏らして、トニーを見下ろしている。
その声を聞くうちに、何かたまらなくなってきて。
舌に少し力を込めて、秘肉をかき回すようにしてみた。すると、
「ふぅッ……ん、なかなか……ぁ、上手じゃな……」
などと言われる。
86 :
6:03/03/07 19:01 ID:mq8FCbwr
気をよくして、トニーはますます舌を動かすのを早く、複雑にしていった。
「はぁ、ん、ふうッ……く、んんッ……」
そうなるとマリアベルもたまらない様子で、身をよじらせて声を漏らしていく。
それに秘所から染み出てくる液体も心なしか量を増やしているようで、口の中にとろとろと入ってくる。
突き動かされるものを感じ、トニーはふっと舌先を入り口から奥へと入れてみた。
「んッ!? そ、そこはッ……ふぁッ」
びくっ、と、マリアベルは一瞬震えたが。
ほとんど同時に、中からとろりと流れるものが量を増した。
これでいいのだろうかと、トニーは舌先を突き刺すようにして肉壁をいじる。
「あ、ふ、うッ……く、んぁ、はッ……うぅッ……」
マリアベルも、膣肉から伝わる刺激に手をぎゅっと握り締めて受け止めていた。
トニーは一心不乱に中を舐め、つつき――震えるように悶える彼女を自由にする。
「ふぁぁッ……く、あ、あんまりッ……そ、そこはッ……ひぁ、うッ」
耐えかねたのか、彼女の手は必死で舌を動かす少年の頭を掴むように動く。
が、秘所からぴりぴりと伝わる刺激で、外そうにも外せない。
「ちょ、ちょっと待たぬかッ……あぅ、くぁあッ……や、やめッ……」
構わず、トニーは舌をくっと奥へ入れる――が。
「いッ……いい加減にせんかッ」
アカとアオが動いて、トニーを強引に引き剥がす。
「あ……」
「……あんまり調子に乗るでないわい。たわけめ」
「えーっと……ま、まずかった?」
「……いや、その、一応は及第じゃが……ええいッ。それはまあよい」
前以上に顔を赤く、そして息も荒くしながら、マリアベルはこほんと一息ついた。
「こうやって丁寧に扱うのが基本じゃぞ。あ、それから」
また、自分のそこをそっと指で示す。
秘所の少し上にある、小さな突起。
「ここも女性にとっては大事な場所でな。丁寧に接すれば、気持ちよくなったりするぞ」
「へ、へえ。そこも訓練……」
「……い、今はよい。次じゃ、次」
87 :
6:03/03/07 19:06 ID:mq8FCbwr
またこの辺でひとまず。
今夜中にもう一回あげられるかどうかといったところでしょうか。
>87
神、乙!
89 :
6:03/03/08 00:34 ID:ubEV5yzW
ばったりと、トニーは仰向けで寝かされる。
「次って……俺が何かしたりするんじゃ……」
「わらわが導いてやるゆえに、お主は別に何もせんでよい。こうして、じゃ……」
マリアベルは、少年の上に身体を動かした。
「あ、え?」
「ふむ……」
何時の間にやら、また力を完全に取り戻しているペニスを掴む。
「うわッ」
「さて、最終訓練じゃ。子供を作るというのは、このようにして生殖器と生殖器を繋げねばならぬ」
「な、何が……」
「……実際にやってみるに限るの。では、行くぞ」
腰を動かして、硬くなっているものと自分の秘所を合わせる。
そして――ゆっくりと、まだ幼い入り口に、トニーを呑み込んでいく――
「う……ぁッ……な、にがッ――」
「ふぅッ……」
数回、入り口を逸らしたが。補正すると、膣口は包み込むようにペニスを呑む。
つぷ――と小さな音がした後、くちゅりくちゅりと水音を立てて、マリアベルはトニーを迎え入れる。
「な、これ、うわ、くッ……あ、熱ッ……」
「んッ……くうッ!?」
だが、ある一点を超えた時に。
「いッ……い、痛ッ!」
胎内で、引き裂かれるような痛みが走る。
「痛……う、あ、わらわ、何が……」
途端、マリアベルの様子が一変した。火照っているのは今までと同じだが、赤く輝いていた瞳に冷たさが戻る。
「うぐぐぐッ……そ、そうか、アナスタシアのアレで――い、痛たたたたッ!?」
「え、マリアベル……?」
急に動きが止まったマリアベルに対し、トニーは熱い肉に包まれたペニスの感触に、ただぽうっとするばかりであった。
一応は不自然に思って上を見たものの、意識のほとんどは生まれて初めての快感に向けられている。
「ぐぐッ……わらわの純潔がッ……え、ええいッ。一旦、ぬ、抜くぞ、トニーッ……痛ッ……」
90 :
6:03/03/08 00:34 ID:ubEV5yzW
「……抜く、って……」
不満そうに、トニーはマリアベルの腰のあたりを掴む。
「な、何をするッ」
「すっげえ気持ちよくって……俺、続けたいんだけど……」
何しろ、マリアベルはまだ小さい。トニーにしてもそうなのだが、しかし締め付ける肉の動きは凄まじいものがある。
特に数千年に渡って守られてきた処女が破られた今、ぎゅうぎゅうと下手をしたら痛みすら感じかねないほどの締め付けとなっているのだ。
「わ、わらわは気持ちよくなどないッ。お主も正気に戻らぬかッ」
「……えー」
軽く、トニーは腰を揺らす。
「ひぅッ!? や、やめぬかッ」
「うぁ……また、気持ちいッ……」
マリアベルには痛みが走り、トニーには大変な快感が走る。
なんともちぐはぐな状態で、マリアベルは必死で抜こうと腰を上げようとする――のだが。
「やめぬと、後で本当に――くぅッ!?」
「んッ……」
トニーが、ぐっと突き上げてきた。ほとんど無意識の行動らしいが、快感を求めるものだ。
それで、一気に奥まで破られた肉のショックが――マリアベルの意識を飛ばす。
「うぁ……」
「……マリアベルッ……」
飛んだ意識はすぐに戻ったが、下のトニーはぐいぐいと突き上げてきた。
「お、お主ッ! や、やめッ……うあ、あ、ああッ!」
身体の中に深く突き刺さったもののせいで、動こうにも動けなくなっている。
アカとアオを使おうにも、こうも精神が乱されてしまってはどうともできないのだ。
「トニー、お主、いいかげッ……くはぁッ」
抵抗するにも状況が状況で、力の入れ方さえもわからない。
91 :
6:03/03/08 00:34 ID:ubEV5yzW
トニーにとっては、何しろ味わっている快感が大きすぎた。
そもそもこのような体験からして初めてなのに、マリアベルはまた余計なことにグレートブースターなど使っている。
あらゆる力を増加する秘法を施され、それは感覚の鋭敏化さえも引き起こしていた。
一時的に愛液の分泌は止まっているようだが、既に絡み付いている液は狭く未熟なマリアベルの膣肉を抉るのに手助けをしてくれる。
腰に力を入れて、上へ上へと自身のペニスを突き上げる――と、異物を排除するために彼女はきゅうきゅうと締め付ける。
くちゅくちゅと、まだ小さな接合の音は、膣内での大変な摩擦の発生を隠すように流れる。
「すげ……マリアベル、物凄く、そのッ……」
「じゃから、わらわはちっともッ……ふ、くぅぅッ」
上の彼女はやや戸惑ってもいるようだが――まあ、些細な話ではある。
そのうち、突き上げるだけでは物足りなくなって、上体を起こしてマリアベルの顔を見る。
「……うぐ……や、やめる気になったか……?」
目の端に涙まで浮かべている。いつも傲岸不遜な顔をしている彼女にしては、実に珍しい。
「……え、マリアベル、気持ちよくない……のか?」
「当たり前じゃッ……い、いいからもう終わりに……」
「でも、まだ訓練とか終わってないだろうし」
「それは、じゃから、関係ないと……」
会話している間にも、きゅうきゅうとマリアベルの膣肉はペニスに食い込んでくる。
もともと理性も飛びかけていたようなものなのだから――トニーはもう限界だった。
「とりあえず、一回くらいは訓練終わらせるってことで」
「ま、待たぬかッ」
今度はマリアベルを仰向けに押し倒し、自身が上になる。
そうして、ぐっと腰を押し出す――と、また彼女は痛いほどに締め付けてきた。
「くあああッ!?」
「ふぅッ……」
痛みに耐える彼女を、トニーはほとんど無意識に責め立てていく。
92 :
6:03/03/08 00:34 ID:ubEV5yzW
「わ、わらわを怒らせると、子々孫々までその身に祟りをッ……くううッ」
小柄なトニーとやはり小柄なマリアベルは、広いベッドの上でぐちゅぐちゅと絡み合っていた。
もっとも普段とはまるで違い、ファルガイアの中でも貴種と呼べるほどの存在、ノーブルレッドが受け手に回っているのだ。
痛みに戸惑って何も反撃が出来ないせいでもあるのだが、それにしてもここまで追い込まれるのは珍しい。
「そう言われても、その、止まらなくてッ……」
「ええい、意志の力でなんとかせ……くぁッ……」
トニーは全身の力でもって突き込んでいる。
いまや彼女の上となって、何か耐えているような表情で自分を責める少年の姿は、マリアベルの瞳にも映っていた。
「に、ニンゲンがこのようにわらわを……最早死をもって償うどころの話では……」
息も絶え絶えに呟く。まったく、ある意味焔の災厄どころの話ではない状態だ。
「それはその、とりあえず後にしておいてくれよッ……ふぅッ、はぁ……」
相変わらず、トニーは自分を抑えきれないらしい。
ぐっちゅ、ぐっちゅとストロークも大きくなって、マリアベルはますます強く、奥へと貫かれてしまう。
「あ、ひッ……ぐ、ううッ……」
「……ん、なんか、またッ……」
再び、背筋に走るものを感じる。
先ほどマリアベルの手によって導かれた感触を思い出して、トニーはより熱いものを得ようと腰を早めた。
「と、トニー、そ、それはッ……う、あ、ああッ!」
「マリアベルッ……こ、子供ってッ……くッ!」
くちゅくちゅくちゅと、動きは速さを増し続ける。
むずむずとこみ上げてくる感覚に全てを任せて、ただ無意識に。
「あ、もう一回、アレッ……」
「だ、出すのは待たぬか、それは――」
「……ふぅッ」
奥の奥――と言っても、マリアベルの膣内は狭く、強引に押し分けて。
強く締める肉に囲まれながら――トニーは、二度目の精を。
びゅるッ……びゅるるるッ!
一度目よりもなお多く、どろりとしたものを、ノーブルレッドの中に注いだ。
93 :
6:03/03/08 00:35 ID:ubEV5yzW
「はぁ……これが、子供の作り方……」
「……な、中で……出しよった……のかッ……」
ようやくトニーは止まって、マリアベルも一息つく。
しかし――既に彼女の中には、少年の遺伝子が注ぎ込まれているのだ。
「……ニンゲン如きが、高貴なわらわの中に……じゃと……」
「……あれ?」
と、不意にトニーはきょとんとした声をあげる。
「なあ、マリアベル……」
半ば涙目になっている彼女は、きっと上の少年をにらみつけた。
「なんじゃッ!」
「あ、その、子供の作り方ってことは、こんなことしたら俺とマリアベルも子供作っちゃったんじゃ……」
「…………」
唇の端をわなわなと震わせて、マリアベルは言葉を紡ごうとする。
そのままでは、言葉にもならなそうで――少し深呼吸して、気持ちを整えてから口を開けた。
「出来る訳がなかろうがッ! ノーブルレッドとニンゲンでは、遺伝子構造そのものが別物じゃッ!」
「そ、そうなのか……」
少しばかり、トニーは残念そうな顔をする。
「ふん、当たり前じゃ。とにかく、こんな馬鹿げたことはお終いじゃからな……」
手を伸ばして、まだ身体の上にのしかかっている彼をどかそうと――して。
「……あの、もう一回訓練していいか?」
「は?」
彼の呟いた声に、きょとんとした声をあげる。
「もう一回って、お主、何が――」
「その……マリアベル見てたら、またドキドキしてきてッ」
「え、ちょ、何の話……」
再び。
トニーは、その元気さだけは有り余っている体を生かして、ぐっとマリアベルの中に突き込んだ
94 :
6:03/03/08 00:35 ID:ubEV5yzW
「ふあぁッ!?」
電撃のようなショックが彼女の身体を駆け巡る。
「お、お主どこまでわらわを……くあ、ああッ!」
ぐっちゅぐっちゅと。ゆっくりとだが、力強くトニーは突く。
精液によって少しだけ滑らかになったせいか、前よりもスムーズに動ける。
「アシュレーの兄ちゃんも、こういうことしてたから隠してたんだな……ッ」
気持ちよいことである。ついでにやたらとドキドキする。
あの真面目ばかりのようなアシュレーも、陰ではマリナとこんなことをしていた訳だ。
なんとも、意外というかそんな気持ちではある。
――ともあれ。二度目に味わうマリアベルの膣内は、少々固さが取れて締め付けるだけではなくなっていた。
「な、なんで、わらわ、こんなッ……」
一度目は、あれほどに痛いだけだったというのに。
トニーの精を注がれて、身体を汚された――そんなことを思っていた時に、再びペニスで貫かれて。
もう一度、この少年に自分の身体が、誇り高きノーブルレッドの身体が汚される。
そう考えた途端、痛みが薄れてきてしまったのだ。
「変な趣味なぞ、わらわにはなッ……あ、い、ふぁぁッ!」
食いしばっていた歯もほどかれて、口からはよだれさえも零れてしまう。
「マリアベルッ……また、気持ちいいッ」
率直にトニーはそう叫ぶ。
乾いていたような膣内が、言葉と中に感じる熱い肉の塊に刺激され、とろりとしたものを分泌しはじめる。
「あ、ふあ……な、わらわが、まさかッ……ん、あ、いッ」
はっきりと認めるのは、ノーブルレッドの誇りを汚すこと。
それでも。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅッ。
トニーはしっかりと彼女の身体を掴み、そして貫いている。
「そんな……はずッ……く、気持ちいい、はずがッ……」
「マリアベルも、気持ちいいんだろッ!?」
「……それはッ……ち、違――」
95 :
6:03/03/08 00:36 ID:ubEV5yzW
違わないのだ。
何故かはわからない。初めてだというのに。
アナスタシアから聞いた話では、そういう女性もいるにはいるというが――
今さっきまで痛みしかなかったはずなのに、急に気持ちよくなるのは納得のいかないこと。
しかし、事実こうしてトニーに貫かれることを悦びとする自分がいる。
「ば、馬鹿なッ……あ、んぁッ……こんなことはッ……あ、有り得ぬッ……」
「俺はすっげえ気持ちいいからッ……マリアベルもッ……」
「だ、黙ッ……ふああああッ!」
最早、膣肉は歓迎するような動きさえしている。
ぎゅうぎゅうと締め付けるだけではなく、迎え入れ、離れることを拒むかのようにペニスに絡みつく。
それが少年にも、そしてマリアベル自身にも快感を与え――
「やッ……わ、わらわが、こんなッ……な、う、ああッ……」
戸惑いながらも、お互いを高みへと導こうとする。
「マリアベル……もう一回、出すけどッ……いいよなッ」
「だ、駄目ッ……ぐ、ふ、あ、ひぅッ……」
ぐちゅり、ぐちゅりとトニーの動きはますます確かになっていく。
「や、やめぬと、本当に、もうッ……も、もうッ……」
「ぐッ……く、来るッ……」
「もうッ……ぁ……ひ、ぁぁぁぁああッ!」
ずん、と少年のものが再び奥深くに届いた、その瞬間に。
背筋をぴんと逸らし、足の指に至るまでぴくぴくと痙攣させて――
「あ……うぁ……ああ……」
ノーブルレッドは、その頂点へと登りつめた。
そして、同時に。
「だッ……ま、また、子供のもとッ……」
びゅるッ……びゅるるる、びゅるッ。
もう一度、彼女の胎内を白く染め抜き、汚していった。
96 :
6:03/03/08 00:36 ID:ubEV5yzW
――そうして。全てが白く染まってから、少しの後。
「……うぐぐ……い、一生の不覚じゃッ……」
一足先に息を整えたマリアベルは、ぎりぎりと歯噛みをしている。
「よもやこのような形でわらわの純潔がッ……アナスタシアめッ! ものには限度があるじゃろうがッ!
こんな呪いを残すなどと、友人にしても過ぎるわッ!」
吼えてみても、生憎その相手はいまやどことも知れぬ次元の住人である。
聞こえてはいるかもしれないが、返事が返ってきたりすることは確実にない。
「ぐぐう……ひとまず問題は、じゃ……」
少しだけ頭が冷えて、その目はぼけっとしたままのトニーに向かう。
「起きんか、たわけがッ!」
わりと遠慮なしに、レッドパワーの一つバスターコレダーを少年に向かって解き放ってみる。
走り抜ける電撃は、トニーの意識を一撃で呼び戻すことに成功した。
「びゃびゃびゃッ!?」
「……ナイスミドルとも程遠いこのような小童に……まったく、もう……」
ともあれ、いまだに身体の中に刺さったままのペニスを抜く。
とろ、と僅かに白い液が胎内から漏れでるのを見て、マリアベルは少し泣きたい気分になったが。
「な、な、な、あ、あれ? 俺……」
今度こそ、例の暗示の効果も解けて、はっきりとしたらしいトニーの方を見る。
「……お主。自分がやったことを覚えておるな?」
「えーっと……その……」
思い出すまでもない。何しろ、今の今まで自分はマリアベルの中に入り、そして思うがままに貫いたのだから。
「……あ、あは、は。お互い貴重な体験だったよなッ」
「……わかっておるな?」
「……ご、ごめんなさい」
マリアベルの瞳が、それはもう爛々と赤く輝いている。
「……ふん。まあ、過ぎた時は戻らぬ。かくなる上はお主には罰を与えねばならぬが……」
「ば、罰……」
97 :
6:03/03/08 00:40 ID:ubEV5yzW
なんとも言えず、怯えた顔になるトニーに対し、マリアベルはふうとため息を吐いた。
「……なんじゃ。お主も悪いがな。一番悪いのはやっぱりあやつ……アナスタシアじゃろうしな。
あやつの姦計にひっかかったわらわも迂闊じゃったし……とりあえず処刑するのは勘弁してくれる」
「そ、それはどうも。悪いなッ」
一応、喜ぶべきことらしい。
「となれば。わらわの純潔を奪った男が、お主のような未熟者というのはわらわの誇りに関わる。
よって……これより、お主をわらわに相応しい、完璧な男性にするぞ」
「……はあ。え?」
「まずは勉学じゃ。よいな……これより、毎日10時間の修練を申し付けるッ」
「……えええッ!?」
びしりと、まだ汚れたままの肌を晒しながら――マリアベルはトニーを睨み付ける。
「反論は一切許さぬッ! お主が世界一の知恵者となるまで、安息の日はないと思えッ」
「な、なんでッ……お、俺、そんなに悪いこと」
「したんじゃッ! このバカチンめがッ!」
――かくして、経過はともあれ、トニーはノーブルレッドの秘術のほとんどをその身に叩き込まれることとなった。
そして後。工業都市ギルドグラードにて。
驚くべき知識と発想を兼ね備え、天下の奇才と呼ばれる一人の工学博士が注目を浴びることとなるのだが。
その背後にあったものについては――彼はあまり語ろうとはしなかった、そうである。
「結果オーライかな? うん……」
もっとも、全ての黒幕はというと。
「あれ、気づかれなかったらどうしようかって思ってたけど……トニー君には感謝しないとね。
ふふ、マリアベル可愛かったわ……」
実に嬉しげに、にやにやと笑っていた。
「さて、次は誰と誰を覗いちゃおうかな? こればっかりが楽しみだもんね……」
結局のところ、一番利益を得たのは、彼女――らしい。
98 :
6:03/03/08 00:41 ID:ubEV5yzW
ここまでです。
次の予定もまだなんとも言えないのですが。
出来れば早いうちに書き上げたいと……
では。
99 :
:03/03/08 01:06 ID:mbSxwdX3
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
超おもしれぇぇぇぇええ!!!
おお!久々に来てみたら・・・ッ
どれ、熟読タイムに入るとするかッ
>>6 はるか昔のザプレだったかなぁ・・・?
確かにどっかで、マリアベルの紹介文に
「生活のサイクルは人間と同じで、人間との間に子供を作ることも可能なようである」
と書いてあった記憶がありマウス。
最高におもしろかったのですがちと気になって。
揚げ足取りみたいになってしまってごめんなさい。
ハァハァ…ゥッ
お世話になりました。
103 :
山崎渉:03/03/13 18:10 ID:OxWLo+tw
(^^)
今日は3rd発売一周年なわけだが
105 :
名無しさん@ピンキー:03/03/15 20:35 ID:VlYaGA3E
>>101 生まれるまでに何百年かかるのやら・・・。
妊娠期間どうなるんだろう。
人間と同じになるのかなあ・・・?
さすがにずっと身重なのはきつい。
107 :
名無しさん@ピンキー:03/03/16 20:33 ID:x/B9QpTQ
>>106 ノーブルレットは人間の上位に立つと言っていたから遺伝子は優勢だろうな・・・。
ってことはやっぱし妊娠期間数百年・・・・・・。
こりゃあなんとしてでもトニーの血を吸っておかねば!!!
108 :
名無しさん@ピンキー:03/03/18 11:49 ID:srucHBEY
新作期待age
あぼーん
110 :
名無しさん@ピンキー:03/03/18 14:47 ID:0elvHJRW
仮にすぐ生まれたとして
その子が物心つくころには人間ほうの親はボケているわけで
111 :
名無しさん@ピンキー:03/03/18 21:02 ID:hpEyNcnM
ところでこういう成長が遅い種族って精神はどうなるんだろう?
生まれてすぐの赤ん坊の状態も長いわけだよね?
赤ん坊の姿のうちに精神数百歳とか行っちゃうのかなぁ?
>>112 身体は赤ん坊と同じくらいでも普通に立ったり走ったりするんじゃない?
人間と同じように成長するけど、
サイヤ人みたいに若い時代が長いんでない?
2にこだわる必要は無いと思うが、タイトル道理2で行くならまだ無傷のキャラは・・・
リルカ カノン アルテイシア オペレーターの二人 アンテノーラって所ですか。
どうにもこうにも6さんだけに負担を掛けているような気がするのでもう一人くらい神光臨を望む。
傷って言うな(w
117 :
名無しさん@ピンキー:03/03/22 20:12 ID:21cv6DZw
アーメンガードたんキボン
119 :
名無しさん@ピンキー:03/03/23 01:11 ID:/QEk7fsW
ほしゅ
ほすついでに。
やっぱり貴方(貴女)は何が好き?
視
青
強
屍
合意
122 :
名無しさん@ピンキー:03/03/26 20:37 ID:vVRLLxMu
強!!!
あぼーん
青+合意
尿がいいでふ。
放ではなく我慢。
強→強+合意→合意
hoshu
ほっときゃ落ちる恐れあったな・・
hoshu
この板って、保守の頻度はどれぐらいでいいの?
三日ぐらいでも大丈夫なのかな?
133 :
名無しさん@ピンキー:03/04/07 22:10 ID:sdZpv0gz
まだ2でやってないのは
リルカ×テリィ
ヴィンスのおっさん×アンテノーラ
ヴァレリア兄妹
マイナーカップリング(ブラッド×カノンなど)は無視の方向で。
あぼーん
カップリングでやってないのを挙げるってのも珍しいな
あぼーん
あぼーん
138 :
名無しさん@ピンキー:03/04/12 11:49 ID:RvXaqET+
hosyu
保守
140 :
名無しさん@ピンキー:03/04/15 21:10 ID:gX4LXU2u
神よ・…
141 :
山崎渉:03/04/17 12:27 ID:TKWjnpQP
(^^)
春はまだでしょうか・・・
143 :
山崎 渉:03/04/20 04:27 ID:IxIHzNin
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
144 :
6:03/04/20 23:33 ID:LXiXuzDU
二ヶ月も空けてしまって、本当に申し訳ないです。
しかも、新作が出来たという訳でもないですし……
で、ようやく書けたのが、前スレにあげたマヤ×アルのエロシーンおよそ二倍増な改訂作なんですが。
そんなのでもよろしければ……あげてみようか、と。
145 :
sage:03/04/21 01:40 ID:fohO+d3I
>>6様
ついに来て下さいましたね!!お待ちしておりました!
前スレから貴方様の小説のファンで、新作を今か今かと待ち望んでいました。
是非ともあげてください!!
それとカップリングで、ベアトリーチェ×シェ―ン
もし宜しければ考慮お願いしますm(_ _)m
146 :
sage:03/04/21 01:43 ID:fohO+d3I
ねぼけて名前のとこにsage入力してしまいました。
すいませんm(_ _)m
>>6様
自分も期待してます
>マヤ×アルのエロシーンおよそ二倍増な改訂作
コスプレH追加を激しく期待ッ!
148 :
6:03/04/21 08:07 ID:AAMxvZ91
とある町の宿屋。その一室にて、色々な意味で有名な渡り鳥、マヤ・シュレディンガーがうろうろとしていた。
今日はちょうど新刊小説の発売日なので、弟のアルフレッドに買いに行かせたらしい。
「に、しても遅いわね……あの子、どこで道草食ってるんだか」
退屈を持て余しているようで、少しいらいらとした表情である。
「今月は大作揃いだから、早く読みたいのに。帰ってきたらきつく言わないと……ん?」
と、ふと足元に目をやる。そこには、アルフレッドがいつも背負っているリュックが落ちていた。
なんだか気になって、中身を色々と出してみる。
出てくるものというと、まず様々な火薬類。それから、細かな機械。実用的なものばかりである。
一家の工作担当な訳で、それも当然なのだが。
「……ふん」
もうちょっと奥も見てみるが、おおむねそんなものばかりだ。あまり面白いものはない。
仕方なく、中身を戻していく……と、火薬類の間に紛れて一冊の文庫本が出てきた。
微妙に、見つかりにくい位置にあえて置いてあったような感触があるが、マヤは特に気にせず本を取る。
「あの子の読む本って言ったら、どうせ発破関係だと思うけど……どれ」
ぱらぱらとページをめくる……うちに、マヤの顔が少しずつ赤く染まってきた。
「って、この本……」
部屋の扉がそっと開けられたのは、その直後のことである。
「ほら姉さん、ちゃんと頼まれてたの買ってきたよ。なんか一番近くの本屋さんだと売ってなかったから、
遠くのとこまで行かなくちゃならなくって、それで遅れちゃって――姉さん?」
買い物袋をぶらさげたまま、今しがた入ってきたアルフレッドはきょとんとして呟いた。
姉は何しろ文学好きなので、毎月の新刊に飛びつかない訳がないのだが。
肝心の姉は、部屋の隅で何かの文庫本らしきものを読んでいるようだ。呼びかけても返事がない。
「また何かになりきってんの?駄目だよ、室内でそういうの……」
いつも通りの愚痴をこぼしつつ、姉が持っている本のタイトルを確認しようと近づいてみる。
どこか、見たような気がするカバーだ。もちろん、姉の読んでいる小説のほとんどは見たことがあるのだが、
これに限ってはどうも違うような気がする。
なんだか嫌な予感がして、慌てて本を確かめる、と。
「……ああああああッ!?」
149 :
6:03/04/21 08:07 ID:AAMxvZ91
よりによって、それはアルフレッドがこっそり隠し持っていた18禁ものの小説、
気弱な少年が近所のお姉さんに色々もてあそばれてしまうという、一部の趣味全開の代物であった。
実際、姉にその手の感情を抱いたことは無い訳ではなく、だからこそそんな小説も読んでいたのだが。
「あ、ああああ、ぼ、僕は、その、あの、そ、そういう訳じゃなくって、えっと……」
半ばパニックを起こしつつ、言葉にもならない弁解を重ねようとするアルフレッド。
しかし、その言葉は唇に押し付けられた暖かい感触によって遮られた。
「むぐッ!?」
「……ふふ」
目の前には、見慣れたはずの、しかし見たことのない姉の顔がある。
顔全体が赤らんで、目も潤んで。
「ホントに仕方の無い子よね、アンタって。こんなの持ってるのも困ったものだけど、
それをアタシが読んじゃったらどうなるか考えてなかったの?
だから、仕方ないわよね。こうなっちゃったら、アタシとしては内容を再現するしかない訳だし」
強引な理屈を一方的に言うと、そのまま舌を弟の口の中に入れてくる。
「んッ、んんん……」
はじめはアルフレッドも少しだけ抵抗するそぶりを見せていたが、すぐにおとなしくなった。
そのまま、姉の舌が口内を蹂躙するに任せる。
生暖かい舌先の感触と、流し込まれる姉の唾液。
「……ん……」
ぴちゃ……ぴちゃ……と、唇を触れ合わせている二人にしか聞こえないほどの、小さな水音がする。
しばらくはアルフレッドも完全に受身だったものの、やがて姉の舌に応えてこちらのそれも絡ませる。
そうして、お互いがお互いの唾液を飲み込んだ後に、ようやくマヤは唇を離す。
舌先と舌先が離れる時に、小さく糸を引いた。
150 :
6:03/04/21 08:08 ID:AAMxvZ91
「……はぁっ……なんだ、結構アンタも乗り気じゃない?」
「ち、違うよ……」
「そんなこと言ったってね……」
マヤの手が、そっと下へと降りていく。
「な、に……うぁッ」
ぎゅっ、と。その手がアルフレッドの股間を、服の上から握り締めた。
「これは何? おちんちん、随分固くしてるじゃない? こんなので、違うって言ってもねぇ……」
「そ、れ、は……う……」
「ふふふ……」
いつもの人を食った笑みを見せながら、マヤはその手をゆっくりとほどいた。
そして改めて布越しに弟のペニスをなぞりあげる。
「ッッ!!?」
「いつもは頼りないわりに、こういう時だけ自己主張が激しいわね……
こんなに固くしちゃって……ふふ……」
「……生理的反応だよ……僕だって男なんだから、刺激を受けたらどうしたってそうなるん……」
「いちいち反論しないッ」
手は変わらずアルフレッドの股間をなぞりながら、再び唇で彼の言葉をふさぐ。
二度目のせいか、反抗もほとんどない。布越しとは言え、敏感な性器を責められる感触と、
口の中を蹂躙される感触で、アルフレッドの全身からずるりと力が抜ける。
「んあ……」
ぐったりとしたのを見て、マヤはそっと唇を離した。そのまま、耳元に囁きかける。
「アタシの弟ながら、ホントに可愛い子。いつもいつもアタシの為に働いてくれる、自慢の弟。
だから、今日はたっぷりそのお礼をしてあげるわ。幸い……」
足元に落ちている、アルフレッド所有の小説をちらりと見る。
「……あれのお陰で、何をどうすればいいかはきちんと習熟できたから。
きちんと、最後まで面倒見てあげるわ……」
151 :
6:03/04/21 08:08 ID:AAMxvZ91
「僕が……自慢の?」
とろんとした目のまま、アルフレッドがぼんやりと聞き返す。
「……ええ、もちろん」
視線と視線が絡みあう。ふっ、と、マヤが微笑んだその時。
「……う、うぁっ……」
びくん、と。アルフレッドの体が震えた。同時に、じんわりとマヤが撫でていたあたりが暖かくなる。
「え? アンタ、ひょっとして……」
「う、あ、う……」
顔を真っ赤にして、ぐったりとしたままの弟。そのズボンの中に、マヤはさっと手を入れた。
にちゃり。
ねっとりとしたものが、そこに溜まっているようだ。
指を取り出して、それをぺろりと舐めてみる。
「青臭いわね……そう。アル、あなた、触られただけで出しちゃったのね?」
「あ、あ、あ、う……それは……その……」
「別に責めてる訳じゃないわ。……感じてくれたってことでしょ?
だったら、アタシとしても嬉しいわ……それにしても」
情けなさと放出直後の虚脱感で、ぺたりと座り込んでしまった弟に、マヤはそっと近づく。
そして、そのズボンに向かって手を伸ばすと、ゆっくりとそれを剥いでいった。
すぐに、アルフレッドの下半身がむき出しになる。
そこには、白い粘液がこびりついたペニスが力を失った様子でしなだれていた。
「汚れちゃってるみたいね……なら、綺麗にしてあげるわ」
「な、何……う……」
マヤの唇が、そっとアルフレッドのペニスに触れる。
にちゃ……と、小さな音が立ったが、マヤは気にせず舌を出してそれを舐めとり始めた。
「う、う、うあああッ……そ、それぇッ!」
「ふふっ……感じちゃう? でも、汚れたままだと困っちゃうからね……」
ぺろぺろと、マヤは弟の男性自身を舐め回す。
みるみるうちに白い粘液は彼女の口の中に納まっていき、
代わりにマヤの口から零れた唾液が塗されていく。
152 :
6:03/04/21 08:08 ID:AAMxvZ91
その間、アルフレッドは必死で姉の唇から送られてくる感覚に耐え続けていた。
あの姉が、自分のペニスを舐めてくれているのだ。その事実だけで、気を抜けばすぐに出してしまいそうになる。
それでも快感をうながすのでなく、あくまでこびりついた精液を舐め取るだけの動きだから、
再び暴発することもなく耐えることもできた。
「ん、綺麗になったわ……」
「はぁ、はぁ……ね、姉さん……」
責め苦から解放されて、ほっと一息つく。相変わらず姉は軽い笑いを含んだままだ。
「さて、綺麗になった訳だし。これで、改めてアルの精液飲んであげられるわね」
「……えぇッ!?」
さらりと言うや否や、マヤはすっと弟のペニスを口に含んだ。
「ね、姉さんッ!?」
うろたえるアルフレッドに対し、片目でにっと笑うと、ちゅばちゅばと吸い込み始める。
「う、うあッ! な、あ、えッ!?」
舌が敏感な先端を舐めて、口腔全体はやんわりとペニスを締め付ける。
もともと、精液を舐めとられていた時点で限界近かった快感が、それによってあっさりと針を振り切った。
「だ、だ、駄目だよぉッ……う、うあああッ!」
びくっ……びくっ、と、アルフレッドの体全体が震える。
その中心であるペニスは一番の跳ね上がりを見せた。
「んんッ」
飛び出してくる精液が、マヤの喉奥に流れ込む。青臭い匂いが口いっぱいに広がった。
こくこくと、その様子が弟によく見えるようにそれを飲み干す。
「さっきより、勢いあったような気がするけど……やっぱり、直接やる方が感じる?」
もう意識が朦朧としているのだろう、アルフレッドはただぼんやりと頷いた。
「ふふっ……正直ね。……って」
そう言って微笑んで見せたとたん、手の中にあった弟のペニスがむくりと起き上がった。
「二回も出しておいて……見た目頼りないわりに、ホントこういう時ばっかりは元気なんだから」
仕方の無い子、とでも言いたげにそれを若干あきれた目で見る。
だが、すぐにその目は淫蕩そうな妖しい光をたたえたものに変わった。
「……これなら、インターバルはいらないわね……」
153 :
6:03/04/21 08:09 ID:AAMxvZ91
ぼんやりとしたままの弟をベッドの上に導くと、マヤはそっと自分の秘所に指を滑らした。
それだけで、ぐちゅりと湿った音がする。
弟を責めていただけだったが、それで十分彼女自身も興奮していたらしい。
「ふ……んんッ」
そのまま、指を二本中へと入れる。ぐちゅぐちゅと音を立てて、そこを刺激する。
そうやって自分を高めながら、弟の上に覆いかぶさっていく。
「ほら……起きなさい、アル」
「……う、ん……」
ぺしぺしと軽く頬を撫でる。それで、アルフレッドの目に意識が戻ってきた。
「……ねえ、さん……」
「じゃ……いくわよ。きちんと最後までやってあげないと、ね……」
するすると衣擦れの音がする。それは、マヤが自身の服を脱いでいく音。
いつもの変身のように、一瞬という訳にはいかないようだが、それでもすぐにその裸身があらわになった。
元々、美しいという部類に入る彼女だ。欲情し、潤んだ瞳と、あくまで白いままの肌が対照的に映えている。
「姉さん……」
「なぁに?」
「……その。綺麗……だと、思う……」
「ありがと、アル」
素直に受け取って、マヤは優しく笑う。そして、弟のペニスをそっと摘んだ。
「ほら、これがアタシの中に入ってくるの。アルのいやらしいのが、アタシの中にね……」
「……あ……う……」
「それじゃあ……」
言い終わる前に、マヤは自分の入り口に弟をあてがい、そして――一気に飲み込んだ。
「う、うあああああッ!」
「……つっ……」
154 :
6:03/04/21 08:09 ID:AAMxvZ91
それだけで、もうアルフレッドは衝撃に踊らされる。
ついさっきの、口の中とはまったく違う感触だ。
まるでぎりぎりと締め上げられるような、それでいて優しく包まれるような。
「姉さん、姉さんッ……え?」
少しでも気を抜くと弾けてしまいそうな意識の中、ふっと姉の方を見る。
しかし、マヤは少しだけ辛そうな表情をしていた。快感に流されそうなアルフレッドとは違って。
「つぅっ……話には聞いてたけど……結構、クるもんね……」
「え? ……え? 姉さん、何が……」
「ん……気にしないで。なんでも、最初ってのはなかなかうまくいかないもんだから……」
「最初……って、姉さん、まさか!?」
その言葉で、アルフレッドは肝心なことを思い出した。
何しろ、姉はこの性格である。今まで恋人などという存在など、作ったこともない。
自分自身に釣り合う男がいないと、常々広言していたくらいだ。
しかも、ここ数年、渡り鳥として姉と一緒に旅をしてきて、一度だって姉と離れ離れになることはなかった。
つまり。
よりにもよって。
アルフレッドは、姉の処女を奪った……というよりは奪わされた、のだ。
155 :
6:03/04/21 08:09 ID:AAMxvZ91
「あ、あ、あ、あああああああッ……な、なんてことを……」
快感も忘れて、アルフレッドは半ばパニックを起こす。
「ちょ、ちょっと、アル……」
「ぼ、僕が姉さんのッ!? な、姉弟だし僕はどうしたらどうしよう――」
「……んッ」
混乱している弟を見かね、痛みをこらえたままマヤは自分の中にいるアルフレッド自身を締め上げる。
「う、うわッ!?」
「ほら……いくわよ」
そのまま、少しずつ腰を動かす。じゅちっ、じゅちっと接合部から水音が流れ出てくる。
「ね、姉さんッ……」
「気にしなくていいわよ……アンタがアタシのはじめてを貰ったんなら、
アタシはアンタのはじめてを貰ったんだから……これで、おあいこ……でしょ?」
「そういう問題じゃあ……う、うぁあッ!」
「ほらほら……余計なこと、考えてる暇はないでしょ……」
姉のなすがままに、アルフレッドは翻弄される。
流されるような円を描いたかと思えば、激しく出し入れする動きになる。
ぐちゃぐちゃとどんどん音を立てて、姉弟は一つに結びついていく。
「す、凄いよぉ、姉さんッ、姉さんッ……!」
「ん……そう、でしょ……?」
しかし流されるままの弟とは違い、マヤはまだ少しだけ顔をゆがめていた。
(ま、仕方ないわね……こればっかりは、すぐには気持ちよくなるってもんでもないし……)
できるなら、愛しい弟と一緒に昇りつめたい。だが、破られた肉の膜は痛みを訴えている。
幸いなのは、アルフレッドのペニスは年齢相応の大きさで、えぐるほどの痛みは無かったことだ。
そのお陰で、なんとか自分の秘所を突く弟を感じることができる。
156 :
6:03/04/21 08:10 ID:AAMxvZ91
「はぁッ……アルのおちんちん、アタシの中で踊ってるみたい……」
「僕は何も……う、うあああッ!」
ようやく、じわじわとした快楽がマヤにも広がってくる。しかし。
「……う、あ……姉さん、なんか、来るッ、来ちゃうよッ……」
「限界なの? ……そ。なら、いいわ。アタシの中に、アルのお汁を受け止めてあげる……
精液、たっぷり中で受け取ってあげるから……」
「な、中、に……」
その言葉で、飛びかけていたアルフレッドの理性に警告が走った。
「そんなこと、したら……だ、駄目だよ、姉さんッ! 僕と姉さんの……」
「子供、出来ちゃうかもね? いいじゃない……
アルとアタシの子なら、きっとアタシみたいに強くて美しくて、アルみたいに可愛くて賢い子供ができるから……」
「そ、そんなのぉッ!」
「……大丈夫、今日は安全だから……ね。安心して、出していいわ……
ま、もし危険な日でも、アタシは構わないんだけど……」
ずちゅずちゅずちゅずちゅッ。
二人が話している間にも、マヤの腰つきは止まらない。それはアルフレッドに絶え間のない快楽を送り込んで、
そして。
「だ、駄目だよ、姉さん、姉さん、姉さッ……」
「……ッ!」
「ああああああッ!」
今までになく、アルフレッドの体が跳ね上がる。
びゅるっ!
まるで音でも聞こえたかのように、そのペニスの先から熱い粘液がマヤの子宮目掛けて勢いよく飛び出してきた。
「あああ……あ……」
放心した表情のまま、アルフレッドは注ぎ続ける。
その熱さは、マヤにも快感を与えてくる。
「な、これッ……熱くて……あ、入ってきてるッ……」
絶頂には程遠い、けれど温かく満たされるような快感。
「ふうッ……アルのお汁、あったかいわ……」
「ねえ……さ……ん……」
157 :
6:03/04/21 08:10 ID:AAMxvZ91
ようやく、勢いが止まった。
アルフレッドのペニスは力を失ったようだが、しかしいまだ姉と繋がったままだ。
ぼんやりとした表情のまま、アルフレッドは姉の顔を見る。
目を閉じて、静かに満足そうな微笑を浮かべている。
「……姉さん」
「沢山出したわね……あーあ、これじゃあ安全日なのに子供ができちゃうかもしれないわ……」
「えええッ!?」
「冗談よ。……ふふ」
いつもの人を食った笑みだ。なんだか気が抜けたアルフレッドに、マヤはそっと口付ける。
それから、ゆっくりとペニスを引き抜いた。
こぽっ……と、少しずつ粘液が零れ落ちてくる。そこには、少しの赤色も混じっていた。
「はぁ……詳しくはわかんないけど、濃いわね……さすがはアタシの弟ってとこか」
「…………」
起き上がると、ふっと窓の外を眺める。
今気づいたが、もう日は暮れてしまいそうだ。随分闇が濃くなってきている。
「やぁね、これじゃ新刊読めないじゃない」
「……って、今から読むのッ!?」
「ええ、そうだけど? ま、その前に体洗う必要があるけど……」
元々、今日の外出は姉の頼みの新刊小説だったが、こんなことになってしまっていたのですっかり忘れていた。
マヤの方はまだ覚えていたらしいが、そんな姉にアルフレッドはため息をつきつつ、
(……いつもの、姉さん……だよね)
少しだけ安心をする。
158 :
6:03/04/21 08:10 ID:AAMxvZ91
だが。異変は直後に起こった。
「こう暗くちゃ、どうもアレだし……っと、ランプは……と」
明かりを灯した時のことである。灯された炎が、まだぼんやりとしていたアルフレッドの目にうつる。
「…………」
「じゃ、アタシはお風呂行ってくるから……アル?」
(さっき、姉さんははじめてだった。で、僕はそれなのに姉さんにばかり動いてもらってた……)
「……また、火見てどうにかなっちゃったの?」
火を眺めながら、だんだんとアルフレッドの頭の中に何かが浮かんできている。
(こうして、こんなときにまで僕は姉さんのお世話になってばかりだ。
これじゃあ、姉さんに負担かけてばっかりだし、第一情けないし……)
「この子、いっつもこうだからね……アル?」
「…………」
火を見たことが、アルフレッドの中の何かに触れた。
「……姉さん」
「ん?」
くるりと振り向く。と、突然アルフレッドがその唇を姉に押し付けた。
「んッ!?」
「…………」
そのまま、片手が姉の乳房に伸ばされる。
「んんッ!?」
そっと、膨らみ全体をやわやわと撫で付けてくる。唇の方では、その舌が姉の口内へと侵入していた。
「……ん、んんッ……」
さっきの頼りない動きとはまるで違う、口内を蹂躙し中へ入り込んでくる舌の動き。
手の方も、そっと乳首をつまんだり確実に姉の快楽を引き出している。
不意をつかれたこと、そしていまだ昂奮したままの体だったことで、抵抗する気もなくマヤは弟のなすがままにされた。
そして、姉が完全に弛緩したことで、ようやくアルフレッドは唇を離す。
もっとも、まだ手の方は乳房を刺激したままだが。
159 :
6:03/04/21 08:11 ID:AAMxvZ91
「ん、あ……ど、どうしたの……」
「僕ばっかり、気持ちよくしてもらってたら悪いから……」
「で、でも……あうッ……」
空いていた片手が、姉の秘所へと伸びていく。
まだ精液と愛液が残っているそこに、アルフレッドの指が中へと侵入していった。
「ホントだ……自分じゃわかんないけど、濃いね……」
「あ、アルッ……!?」
「へえ、こうなってるんだ。さっきは全然わかんなかったけど」
くちゅりくちゅりと、その指が中を露骨に掻き回す。
「ちょ、ちょっと……あ……それぇ……」
「うわ……凄いね、姉さん。僕、かなり出しちゃったんだな……」
指が中を掻き回すごとに、白く濁った粘液がとろとろと流れ出てくる。
が、それ以上にマヤの体から新しく分泌された液が零れ落ちてくるのだ。
「洪水だね……姉さん、感じてくれてるんだ。嬉しいな、僕」
「あ、アンタさっきと変わりす……ひゃうッ!」
乳房を責めていた手が、マヤの尻の方に回ってきている。
ゆっくりと撫で回した後、そっと窄みに指が伸ばされた。
「そ、そんなとこッ!」
「不自然だって言うよね、ここって。でも、どうせ近親相姦だって十分不自然だと思うし」
「だからって……」
「実体験ないからわかんないけど、こっちでも感じるのかな?」
その指が、つぷっ……と、尻穴に入れられた。
「うあッ!」
「あ、前の方がきゅってなった……」
ヴァギナの感触も確かめつつ、アルフレッドはにこりと笑う。
その顔は先ほどまで姉にいいように弄ばれていたとは思えないほどの無邪気さだが、
なんとなくマヤは納得していた。
(ああ、この子もシュレディンガーの家系だしね……)
潜在的にそういう性格の持ち主、ということだろうか。
160 :
6:03/04/21 08:12 ID:AAMxvZ91
などと、分析している余裕はすぐになくなった。
控えめとはいえ、後ろの穴と前の両方から責め立てられているのである。
すぐに、考える余裕もなくなってくる。
「う、うあ、あッ……」
「うん、こんなくらいでいいかな……」
ようやく、アルフレッドは姉を解放した。
絶頂には及ばなかったが、かなりの量の快感を送られてくたりとしている。
そんな姉の髪に、そっと口付けた後、アルフレッドはその姉の手を取る。
「じゃあ……姉さん、もう一回、しようか」
「もう一回……?」
「うん、今度は、姉さんにも気持ちよくなってもらいたいから」
「……でも、アルの方は大丈夫なの? もう三回も……」
「……あは、それがね……」
姉の白い手を、自分自身の下半身へと導く。そこには。
「……嘘」
あれだけ出したにもかかわらず、まだ力を保っているアルフレッド自身、があった。
姉の愛液や、自身の精液、先走りなどでぬめっているものの、硬度は十分なようである。
「昔っからやる時はやる子だとは思ってたけど……こういう意味のやるってのはちょっと予測しなかったわ」
「僕も結構驚いてるんだけどね。ほら、やっぱり姉さんだから……かな」
「アタシだから?」
炎によって、いつもの気弱な状態とは違っているアルフレッドは妙に冷静に話す。
語っている内容は明らかに危険というか、問題も多いのだが。
「もう正直に言っちゃうけど……うん。僕、昔っから姉さん好きだったから」
「まあ、ねえ……」
161 :
6:03/04/21 08:12 ID:AAMxvZ91
弟が自分を意識していること。完全に気が付かなかったという訳でもないのだが。
「だからかな。なんか、出しても出しても収まらないから」
「普段からそれだけ逞しければアタシも嬉しいけど、ま、いいわ。それなら……」
「うん、多分大丈夫だよ。今度は、今度こそ、僕ばっかりじゃなくて姉さんにも。
それじゃ、やっぱりベッドの上、がいいよね?」
「え、ええ」
照れたようにはにかむ弟に、マヤは若干微妙な顔をしつつも、とりあえず従う。
と、アルフレッドは姉に囁いた。
「あの……さ、お願いなんだけど……」
「……なに?」
「えっと……手をついて、四つんばいになってくれる?」
「四つんばい、って、アンタ……」
「後ろからの方が、あんまり痛くないって話があるし。もう一度入れちゃったけど、
やっぱりできるなら姉さんが痛まない方がいいかなって」
「……はあ。わかったわよ。任せるから……気持ちよくさせてね?」
162 :
6:03/04/21 08:16 ID:AAMxvZ91
基本的に前半部は変わってませんが、後半部を加筆してあります。
こういうリライトでお茶を濁すのもなんですので、なるべくちゃんとした新作を書き上げられればいいんですが。
>>145氏
わりとそのネタは美味しそうですので、あるいは……と。
ただやはり確実とは言えないのですが。
>>147氏
コスプレはいれられなかったので、また別の機会にでも……申し訳ないです。
では、ひとまずはここまでです。
163 :
6:03/04/21 18:46 ID:AAMxvZ91
素直に弟の指示に従って、マヤは尻を彼に向ける。
「えっと……」
アルフレッドは指を姉の秘所に伸ばす。
ぐちゅ、と湿った音を立てて、少年の指は熱い肉のうねりに包まれた。
「まだ、姉さん興奮したままみたいだね?」
「んッ……そりゃね、アンタがあれだけ色々したから……」
「じゃ、これからも色々しちゃうから……」
ゆっくりと指を引き抜くと、先ほど以上に固く、熱くなっているペニスを姉の秘所に添える。
そうして、再び――
「姉さん……んッ」
愛しい姉の、肉の中へとアルフレッドは埋没した。
「ア、アルッ……すごく熱くてッ……」
マヤも、胎内に入ってくる弟の感触に呻く。
そのまま、アルフレッドはぐいっと奥へ突き入れた。
「んッ……くッ」
「姉さん、痛くない?」
「ちょっと……ね」
「うん……じゃあ、僕も気をつけるから」
そう言うと、今度はゆっくりと抜いていく。
くちゅ、と湿った音を立てながら、姉弟の繋がった部分が少しずつ離れる。
「はぁ……」
軽くマヤは息を吐く、と、アルフレッドは再びゆっくりと奥へ進む。
姉の肉を確かめるように、じっくりと――自らが出した精液と姉の愛液の混ざった膣内を、熱く滾る自分のペニスで進んでいく。
「……なんか、姉さんって凄いね。すっごく気持ちよくって……」
「んッ……そ、そう……?」
「うん……ざらざらってして、なんか、僕、姉さんに溺れちゃいそうでッ……」
「……凄くてッ……当たり前、でしょッ……ん、ふぅッ」
弟の賞賛に、少し苦しそうに、それでも誇らしげに笑いながら――マヤは胎内のペニスの感触を確かめる。
164 :
6:03/04/21 18:49 ID:AAMxvZ91
くちゅ……くちゅ、と。もう一度奥まで入って、また引き抜かれる。
ゆっくりとした繰り返しが行われるたびに、段々とマヤの痛みも中和されてきた。
「ふぁ、んッ……アル、上手いわよ……」
「ありがと……姉さんッ」
こらえきれなくなってきたのか、アルフレッドの腰の動きも早くなる。
ずっちゅ、ぐっちゅ。とろとろと、姉から零れ落ちる愛液は、より量を増して弟を迎えようとするのだ。
それにつれて、胎内に溜まっていた精液も零れる。粘つくほどに濃かったのに、再びかき回されることでとろりと落ちていく。
「あ、んッ……アル、ホント凄いわッ……!」
「姉さんッ……好き、好きだよ、姉さんッ」
姉の腰を強く掴んで、アルフレッドは普段の頼りなさとまるで違う激しさで突き入れる。
後ろからで、マヤの顔は見えないが――その顔は普段では見えない悦びに満ちていると確信できる。
アルフレッド自身も、今まで感じたことの無い一体感と幸福感が、快感とともに身体に駆け巡っていた。
「きもちいッ……姉さん、ホント凄いよッ」
ぶちゅッ、ぐちゅッと無様にも聞こえる音が、姉弟を繋ぐ場所から流れ出る。
そんな音も姉弟にとっては心地よい音楽に聞こえて、ますます姉の肉壁を抉ろうと弟のペニスは暴れるのだ。
マヤの中は、アルフレッドをざわめくように迎え入れ、優しく包み込んでそしてきゅうっと締める。
あくまで優しく、弟のものに絡んで包み――精を引きずり出そうと誘い込む。
「ん、アルッ……もっと、強くしていいからッ……アタシが全部受け止めてあげるからッ」
「……うんッ」
そして弟の熱いペニスをしっかりと胎内に感じることで、マヤもたまらない快感を受け止める。
指示をしなくても、アルフレッドは確実に気持ちのよい場所にペニスを届かせ、突き上げてくる。
火を見て集中した時の弟は誰よりも頼りになるのだから、安心して受け入れられるものだ。
165 :
6:03/04/21 18:49 ID:AAMxvZ91
「はぁッ……い、そこッ……んぅッ」
受身になっていた時よりも、今のアルフレッドのペニスは硬く大きくなっているようで。
ぐっ、と深く貫かれた時は、子宮全体を揺さぶられるかのように激しい衝撃が走った。
「うぁぁッ!」
「姉さん……あ、痛かった……?」
動きを止めて、心配そうに尋ねてくる。
完全に我を忘れて攻め立てていたようでも、やはりアルフレッドはアルフレッドらしい。
「ううん……そろそろ、気持ちよくなってきたってことだからね。安心してもいいわ。
いい感じよ、アル」
「……そ、そう?」
照れくさそうに笑って、アルフレッドは動きを再開した。
ぐちゅッ、ぐちゅ、ぐちゅッ。
「ん、くッ……アル、その調子でッ……」
不規則な動きで、姉の膣肉を抉り、奥を突き、アルフレッドは存分に姉を味わう。
マヤもまた、痛みの薄れた自身の中で弟を受け入れ、擦れあう性器が生み出す快感に翻弄されていく。
166 :
6:03/04/21 18:50 ID:AAMxvZ91
そして、彼女の昂ぶりが限界へと達する、その寸前に――
「――あ、姉さんッ……」
「え……ん、あッ!?」
アルフレッドの膨張したペニスが、一足先に弾けてしまう。
びゅッ……びゅる、びゅるッ……
何度も吐き出したのに、相変わらず量と粘度の高い精液を姉の膣内、そして子宮へと注ぎ込む。
「んッ……ふぅッ……」
「くッ……ねえさッ……んッ……」
度重なる交合で、処女を失ったばかりのマヤの秘所は腫れてきているほどだ。
そこから、ぽたぽたと愛液、そして今流し込んでいる弟の精液が零れ落ちていく。
「う……ご、ごめッ……また、僕だけ……」
「はぁッ……ん、はぁッ……」
――不意に、マヤの力が抜けて。
同時にアルフレッドも崩れて、二人とも重なるようにベッドに沈む。
うつ伏せになった姉の上に、のしかかるようにしてアルフレッドは被さり――
その白い肌に、ほとんど無意識のうちに口付けていた。
167 :
6:03/04/21 18:50 ID:AAMxvZ91
「……ん……ふぅ」
しばらくして、先に覚醒したのはやはりマヤであった。
「……あ、姉さん……」
続いて気づいたアルフレッドは、そっとペニスを引き抜く。
にゅ……と微妙な音がして、どろどろになったものが外気に触れる。
同時にこぽこぽと白濁した液も零れ落ちるが、ともあれマヤの上から降りて、その隣に横たわる。
そんなアルフレッドに、まだ息を荒くしたままのマヤは顔を向けて微笑む。
「うん……もうちょっとでイけそうだったんだけど、惜しかったわね」
少し残念そうに、彼女はそんなことを呟いた。
アルフレッドは、その言葉に顔を赤くして縮こまってしまう。
「あ、別に責めてる訳じゃないわよ。まあ一回目に比べればよっぽど気持ちよかったから。
こればっかりはそう簡単にいくもんじゃないんだし……アルだって初めてなんだから、それを考えれば上出来でしょ」
「……ご、ごめんなさい」
「だから、気にしなくていいから……」
よしよしと頭を撫でてやる。
「あ……」
「積極的になってくれてアタシも嬉しかったわ。これだけ出来るアルなら、もっと自信を持ってもいいでしょ」
「それは……その」
「なぁに、もう火の効果は切れちゃったの?」
火を見ている時のアルフレッドは、確かに冷静である意味強い性格になる。
つい先ほど豹変し、マヤを翻弄するほどに責め立てたのも、その火の効果と言っていいだろう。
「う、うん……」
けれど、その効果もあまり長続きするものでもない。
射精にまで至ったことで、また普段の気弱な少年に戻ってしまったようなのだ。
「……ふう。とにかく、誉めてあげるわ、アル――」
「あ、え?」
そう言って、マヤは目の前の弟に口付ける。
軽く、唇と唇が触れ合うだけの、挨拶のようなキス――だが。
「ご褒美よ。こういうの、アンタ好きだったわよね?」
「え……あ、う、うんッ……」
168 :
6:03/04/21 18:50 ID:AAMxvZ91
と、そのキスの直後に、アルフレッドは顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「あれ? どうしたの?」
「あ、あの、なんか、そのッ……凄く照れちゃうっていうかッ……」
「……今の今まで散々出し入れしてたのに。なんでキスくらいで?」
「わ、わかんないよッ。わかんないけど……」
動悸も早くなってきているのか、アルフレッドは顔だけではなく身体までかあっと赤くなる。
それどころか。
「ん……? アル、アンタ……」
ぴく、と、マヤの下腹部に触れるものがあった。
今やどろどろに汚れ、二人の体液で塗れているそれ――
「……って、また固くなっちゃったの?」
「そ、そうみたい……」
もう今日一日で相当な数の射精をしたはずだというのに。
姉に軽く口付けを受けた、それだけで――
「……ちょっと……」
手を伸ばして、弟のペニスに触れてみたマヤは驚いたように――いや、呆れるような声をあげる。
「アンタ……どれだけ溜まってたのよ? 今までで一番おっきいじゃない……」
「わ、わかんないよぉッ! そんなのッ! 姉さんがキスしてくれたら、なんか突然ッ」
「……つくづく、こういう時ばっかり逞しいのね、アルって。でも、これはこれで……」
そっと、軽く扱いてみる。今まで以上に熱く固くなって、ぴくぴくと震えてさえいるようだ。
「あッ……ね、姉さんッ」
「どう? 痛いとか、そういうことはない?」
指先で、細かに弟のペニスを撫で、そして扱いてやる。
途端に、アルフレッドの顔がどこか苦しそうなものに変わってしまう。
「い、痛くはないけどッ……な、なんかッ……すぐ、出ちゃいそうッ……」
「……敏感になってるのね。なら……」
もう一度アルフレッドに口付けると、マヤは仰向けになった。
169 :
6:03/04/21 18:50 ID:AAMxvZ91
そして、弟に手をひらひらと振る。
「え?」
「もう一回いけるでしょ? 今度こそ、ちゃんとアタシを完全に気持ちよくしてもらうからね?」
「え、え?」
一瞬きょとんとしてから、またアルフレッドは顔を伏せて赤くなる。
「そ、そんなのって……」
「いいでしょ? それにアンタだって、収まりつかないでしょうに」
出し切ったはずなのに、今やアルフレッドのペニスは最初に射精した時よりも膨れているようにすら感じる。
そんな昂ぶりを起こしている彼自身も、目の前で汗や色々な体液で汚れて、それでも美しく輝いている姉の肌を見れば我慢もきかない。
「じゃあ……頑張るから、今度こそ」
「ホントに頼むわよ」
そして――正面から、正常位のかたちで。
滾るペニスを、ひくひくと精液と愛液を零す姉のヴァギナに押し付ける。
「……これで三回目だっけ」
「挿れる前にも何回か出したはずなのに……もう、ホントいい子なんだから、アルってば」
「……それじゃッ」
一度目を閉じて、深呼吸すると――
ずちゅ、と濁った音を立てて。
「うッ……ふぅッ」
三度、姉の膣肉の中へと埋没していった。
膣内には溢れるほどに二人の液が満たされて、少し動くだけでもぷちゅ、と押し出す音が流れ出る。
今度の体位では正面からお互いの顔が見られるから、ひとまず中ほどまで進めて見詰め合った。
「……んッ。どうしたの、アル?」
「……あの、姉さん……」
呟くと、アルフレッドはマヤの豊かな乳房に顔を寄せていく。
「え、アル?」
「……ここ、吸ってみてもいい……?」
「……ええ」
にっこりと笑って、頷いてみせる。
――と、その答えを聞くや否や、アルフレッドは右の乳首をくわえて急激に吸い込んだ。
170 :
6:03/04/21 18:51 ID:AAMxvZ91
「んぁッ!?」
更に、アルフレッドはぐ、ぐッとペニスを突き入れる動きも早くする。
むしゃぶるように乳首を吸いながら、ペニスは膣壁を擦り子宮口まで抉り、姉を昂ぶらせようと懸命になる。
「あ、ん、アルッ、な、急にッ……ふぁッ!」
ぐっち、ぐっちと肉の交わる音は響き、そして姉の乳房を食べてしまうかのようにアルフレッドは動く。
時に軽く歯を立てて、マヤの乳房を吸い上げる――と、
「あはぁッ!」
膣奥を責めるのとは一味違う、特別な快感が彼女を襲う。
その声を聞いて、アルフレッドは軽く微笑みつつ更に激しく突きこんでいく。
ペニスの先端が姉の膣壁を擦り、天井を抉り、絡みつく肉の熱さを味わいながら奥へと進む。
「ん、アル、な、なんか、さっきよりもすごッ……あはぁッ!?」
また乳首を噛まれて、悲鳴をあげるマヤ。
ぎゅっと目を閉じて苦しそうな顔で自分を責め立てている弟の顔を見ると、胸の奥からこみ上げてくる何かを感じた。
そのこみ上げるものを、アルフレッドは胸の先から吸い上げているようで――
シュレディンガーの姉弟は、まるで一つになるように絡んでいく。
「……ふぅッ」
何度も噛んで、歯の跡までついた乳首からアルフレッドは口を離す。
「……姉さんッ」
「あ……え、もっとッ……おっぱい、吸ってもいいのッ……んッ!」
離した口は、そのまま上へ動いて姉の唇に辿り着く。
更にそれをこじ開けて、舌を暖かい姉の口中へと侵入させる。
「……ふふッ」
夢中になって、今までの経験から学んだことで気持ちよくさせようとしている弟のそんな姿に。
マヤは愉快そうに微笑んで、弟の舌と自分の舌とを絡め合わせた。
「んッ!」
その瞬間、アルフレッドのペニスが再び膨れ上がる。
一番奥まで来ていたために、それは子宮口を突き、マヤは身体全体を揺さぶられるように感じた。
と、膨れ上がったペニスは、また呆気なく破裂する。
びゅッ……びゅるるるるッ。
一瞬二人の動きは止まり、身体は弛緩していく。
171 :
6:03/04/21 18:51 ID:AAMxvZ91
――が。
少しの失望とともに弟を見やったマヤは、自分の思い違いに気づいた。
彼の瞳には、まだ強い光が宿っている。
「……んッ!」
姉の舌を舐めると、再びアルフレッドは動き始めた。
まだ射精は続いているのに、ペニスの硬さは衰えていない。
「ッ!」
胎内に熱い精液の飛沫を感じながら、更につきこまれる感触に。
マヤの快感も、今度は途方もないほどに高まりつつある。
「……はぁッ」
力が抜けて、舌と舌の絡まりが解け、唇は離れる。
「あ、アルぅッ……」
「姉さんッ……く、姉さん、姉さんッ!」
同時に弟の口から、思いの丈が溢れ出てくる。
たまらなく愛しい姉に、精を注ぎながら更にペニスを奥へ奥へと押し込むのだ。
「かッ……はぁ、あ、アル、アタシッ……」
「姉さんッ……ねえ、さんッ」
もう、アルフレッドの全てがからっぽになって、姉の中へと流し込まれていって――
「アル……ぅ、あ、ん、はぁッ……あ、あッ……」
ずんッ、と。
吐き出される精が、子宮までも汚しきった、その瞬間に――
「あッ……ん、あぁぁぁッ!」
全身で、ぎゅうっと身体の上の弟を抱きしめながら――
マヤは、ようやく初めての絶頂へと辿り着いていた。
172 :
6:03/04/21 18:51 ID:AAMxvZ91
「ね……え、さん……」
体力と精力全てを使い果たしたのだろう、アルフレッドはぐったりとして崩れ落ちる。
「……あ……ん……」
それを抱きしめて、マヤもうっとりとしながら吐息を漏らす。
一つになって抱き合う姉弟は、仲がいいという言葉も空々しいほどにくっついている。
それでもしばらくして――すうすうと、静かな寝息を漏らし始めたアルフレッドを。
まだ気だるそうな顔をしながら、マヤはゆっくりと身体の上から下ろした。
ベッドに寝かせて、そのまま布を取りお互いの後始末を始める。
「ん……ふぅ……」
体液でどろどろに汚れきった自分とアルフレッドの姿は、16年一緒だった生活の中でもはじめて見る光景だが。
「……ふぁ。ホント、こんな時だけたくましいんだからね……」
激しい交わりは、マヤをして消耗が激しかったのであろう。
眠っている弟から離れると、彼女は眼鏡をかけた。
「……ん」
瞬間、彼女は地味な外見の少女に変わっていく。
「ふう……コスプレする気力もなくなっちゃった。さっさとシャワー浴びて、アタシも寝るかな」
よろよろとしながらも、マヤは歩き始める。
と、眠っている弟の方を見て。
「……頑張ったわね。偉いわよ、アル」
声をかけると、アルフレッドも微笑んだ――ように見えた。
173 :
6:03/04/21 18:51 ID:AAMxvZ91
翌日のこと。
シュレディンガー一家、今日は新しく見つかった遺跡の探検に向かっている。
いつもと変わらない光景だが、少し先を歩くマヤとアルフレッドの二人の様子に、
シェイディはやや怪訝そうな顔をした。
「姐さんと坊ちゃん、なんか今日は妙にくっついてないか?」
確かに。手を繋いでいるあたりも、微妙におかしい。
「……なんか、あったのか?」
「ふむ……あずかり知らぬことですが……」
話しかけられたトッドも首を傾げるが、
「ま……姉弟仲がよいのは結構なこと。先代も草葉の陰で喜んでらっしゃるでしょうとも」
「そういうもんかね? ……まー、変なこと言って姐さんの機嫌損ねるのもアレだしな」
「まったく」
そう言って、二人は少しの苦笑を浮かべた。
一方の姉弟はというと――妙に愉快そうに笑っているマヤはともかく。
「……はあ」
「どうしたの?」
思い切り頭を抱えながら、アルフレッドは呻いている。
「……僕らは姉弟な訳で。で、昨日はあんなことやっちゃった訳で。
割り切ろうたって割り切れるもんじゃないよ……」
「何言ってるんだか。二回目からはあんなに積極的にやっちゃったくせに。
最後はもう、アタシがやられっぱなしで……アルもねぇ。凄かったわ」
「それはッ……その。僕、どっかおかしいのかなぁ」
「何しろシュレディンガーの家の出だからね。むしろおかしいところがあるくらいで普通なのよ、アンタもアタシも」
気楽そうに言う姉に、アルフレッドはがっくりとうなだれた。
「そう言っても……姉さんの顔、見られないよ……」
「アル?」
「え?」
ふっと顔を上げる。と、目の前にマヤの顔が迫っていた。
174 :
6:03/04/21 18:52 ID:AAMxvZ91
「うえッ!?」
「んー」
そのまま、軽くキスをされてしまう。
「姉さ……ん」
ぱちぱちと瞬いて、アルフレッドは目の前の姉の顔を見つめる。
「ほら、見れたじゃない」
言われて、アルフレッドはかあっと顔を赤くした。
「や、やめてよ……そういう問題じゃないんだよ」
「そういう問題なのよ。あんまり気にするんじゃないわ。だいたい、アタシとアルがやったからって不都合何かある?」
「……近親相姦なんて世間一般で思いっきり不自然な行為だし」
「世間なんて知ったことじゃないわ。だいたい、そんなの黙ってりゃわからないわよ」
「それにしたって……い、遺伝学的にもよくないってことは立証されてるんだから」
「遺伝子くらい、気合でねじ伏せてみせるッ!」
思い切り断言されてしまった。拳まで握り締めて、なんとも勇ましく。
「だから、別に大丈夫よ」
「で、でも――」
まだぱくぱくと口を開いて、反論しようとする弟に――
「でも、気持ちよかったでしょ?」
にっ、と。マヤは不敵に笑う。それを見て、不意にアルフレッドはどきりとした。
結局、僕はこの姉が大好きなんだろうなあ、と。
こうなったことも、そりゃあ色々な意味で大問題だし、まったく褒められるべき事態でもないのだが。
最終的には、こうやって流されてしまうのだろう。でも、
(それはそれで、嬉しい……のかな)
そう感じる自分がいる。まったく、情けないやら何やらで、かくんとアルフレッドは肩を落として。
「……うん。すっごく気持ちよかった」
そんなふうに応えるしかない訳である。
「なら、いいじゃない。そうね……じゃあ、今度は魔女っ子の姿でやってあげようか?」
「ね、姉さんッッッ!」
そうして、いつもどおりにシュレディンガー一家の一日は過ぎていく、のだった。
175 :
6:03/04/21 18:55 ID:AAMxvZ91
ここまでです。
ちゃんとした新作もあげるべきなんでしょうが、どうも……
とはいえこういうのばかりもなんですから、なるべく早く新作をあげられるように出来れば。
と、
>>101氏
貴重なご指摘、有難うございます。
ワイルドアームズシリーズは設定が細かいわりに文献が散逸していて、
なかなか資料集めにも困るところがありますから……
176 :
名無しさん@ピンキー:03/04/21 22:09 ID:tU2UxTlL
神、フッカツです。
しかしこれは一つの教訓ですな。
確かに神は素晴らしい。しかし神に依存しすぎると何らかの理由で神が来れなくなった場合何も出来なくなる・・・。
やっぱり新戦力の発掘をした方がいいと思われ。
教訓も何も、いまさら言うまでもないことだと思うが…
178 :
名無しさん@ピンキー:03/04/24 00:23 ID:XHePmUPa
>>6 おまいすげよ
愛してるぜ
今度はカノンたんでも作ってくれよな
あぼーん
今日は最悪の日だ。それだけは確実に言える。
だけど最初から悪かったわけじゃない。記憶の遺跡に冒険に出かけるというところまでは順調だった。
出会う魔物も少なかったし、出会ったとしても殆どノーダメージで撃退できたし、落とすアイテムも心なしか多かったと思う。……今私の目の前に居る青い髪の男と行動を共にするまでは。
「信じてみよう」
そう皆に言って行動を共にする事にしたのだけど、ジェイナス率いるカスケード興産のチームは一向に戦闘を手伝うという事はせず、ただ私たちの後をついてくるだけだった。
一緒に行動する事になった途端、魔物と着弾ミス数は格段に多くなるし、簡単なトラップに時間と体力をかけてしまって本来よりも随分と早くジョリーロジャーに補給に戻る事になってしまった。
ジェイナスには集中して事にあたらないからだと言われてしまう羽目になった。そりゃあね。たしかにそうですとも。
でも、戦闘中に鼻歌混じりでニヤニヤ笑いながら眺めてるあなたを見ていると気が散ってしょうがなかった。戦闘に加わらないならせめて遺跡の中の仕掛けをはずす手伝いぐらいしなさいよ。
ジョリーロジャーに帰ってきたときはどちらかと言うと精神的に疲れていたような覚えがある。正直このままベッドにもぐって寝てしまいたかったのだけど、今日中に買出しを済ませないと明日の行動に響くから宿で部屋を取ったら各自、自由行動をする事にした。
弾丸や食料などの必要最低限なものを買いそろえて宿に戻ろうとした時に、そういえば明日はどういう行動をとるかジェイナス達と相談していなかったのを思い出した。もう日は落ちているし、早く決めないと明日は朝から一騒動起こりそうで嫌だったから急いで宿に戻った。
ジェイナスがいる筈の二階の部屋のドアの前に立ちノックしようを腕をあげた。
……はぁ……。あ、いやここでね、分かれば良かったのよ。ジェイナスは「男」だったと。
叩く寸前、部屋の中から何かうめき声のようなものが聞こえた。なんだかとても苦しそうな声のようなものが。ジェイナス怪我をしていたのかと慌ててドアを開けてしまった。
「大じょ……ぅ」
確かに苦しそうなうめき声に似た声をあげていたわ。ただし、ジェイナスではなくジェイナスの下で全裸になっている赤毛の女の人が。
一瞬で凍りついた私にベッドの上で仲良く組み体操をしていた二人が気づいたようで、女の人は慌ててシーツで豊かな胸を隠そうとした。ジェイナスは顔だけこちらをむけるといつもよりも卑猥さを増した笑みと「混ざるか?」という言葉を向けてきた。
「結構ですッ!!」
ありったけの力でドアを閉じて部屋から逃げ出すように駆け出した。逃げ出す「ように」というか、実際に逃げたのだけど。
全速力で宿から飛び出した私を、カウンターで飲んでいたジェイナスの仲間達は不思議そうに眺めていた。
砂海に面した波止場の階段をかけおり宿の形が見えなくなる所までくると、足を止める。飛び出しそうな心臓を押さえ込むように右手で鷲づかんだ。息を整えようを大きく息を吸うがなぜだか一向に元に戻らない。左手で顔を抑えると火がついているように熱い。
静まれ。静まれ。そう一心に考えても心と体は同期が取れない。なぜだか先ほど見た光景が頭の中で何度も再生される。女の人の白い肌、生まれて初めて見た苦しそうだけど別の感情も混じっているような表情、発せられていた声。それと、
……たくましい体つきだったな。ジェイナス。
「俺がどうかしたのか? お嬢ちゃん」
「なッ! どうしてここに……」
「そりゃぁ、あんな間抜け面見せられたら追いかけるさ。で、俺がなんだって?」
最後の一言だけ声に出していたみたいで、それを耳ざといジェイナスが聞いていたらしい。
「なんでもないわ」
「なんでもないで済む訳無いだろ。人がよろしくやってたときにわざわざ乱入してきて何事も無いじゃ問題ありすぎじゃないか?」
「……別にお邪魔したくて入ったわけじゃなくって……その……苦しそうな声が聞こえたからどうかしたのかと思って……」
「声漏れていたのか。にしても、あの声を聞いて分からないってのはなぁ……」
お嬢ちゃん鈍すぎだぜ。断言されても言い返せなかった。
「まさか、えー、あー、……ってるとは思わないじゃない」
ジェイナスとは目線を合わせる事がどうしてもできなくてうつむき加減に答えた。
様子を眺めてから顎に手を添えて少しの間を置いたジェイナスは唐突にとんでもない事を言い出した。
「お嬢ちゃん。ヤったこと無いだろ」
「はぁ!? なんで急にそんな事いうのよ!!」
怒りを目線にこめて言い返す。睨み返した先のジェイナスは相変わらずにやけている。
「普通、あの声聞けば分かるってのにお嬢ちゃんは分からなかった。自分が出した事がない声聞いてもそりゃ、分からないよなぁ」
「失礼な事言わないでよ。こう見えても恋愛の一つや二つ……」
「どうせ本の中の登場人物がオチだろ」
あっさり見抜かれたので次の言葉が出ない。ぐぅの音もでないってこういうことかなと、どうでもいい事が浮かんだ。
「図星だな……」
鼻で笑いながら言われて腹が立ったけど言い返せないのがめちゃくちゃ悔しい。
「うるさいわね。別になくってもジェイナスに関係ないじゃない」
苦し紛れに出てきた言葉がこれだった。普通だったらもっとマシな事を言えるとおもうんだけど、ジェイナスと話しているとペースが乱される。それも腹立たしい。
「大ありだ。さっきの事を繰り返されちゃたまらないからな」
「それは……今度から気をつけるから」
「は、どうだか。また同じ事を繰り返すだけだろうぜ」
「じゃ、どうすればいいのよ!」
吐き捨てるように言うとジェイナスはこともなげに
「そりゃ、ヤった事がないならヤればいいだけだろ。今ここで」
「はぁ?」
我ながらよくここまで間抜けな声が出たなと別の意味で感心した。
「ま、さっきの埋め合わせもこれでチャラにしてやるから」
いきなり抱きすくめられ唇をあわせられた。逃れようを両腕でジェイナスの胸を押すが、ジェイナスの腕の力の方が強かった。
エロ突入前をとりあえず。
こう言うノリOKかどうか判断つかず書き上げたのだけあげてみた。
少女漫画風ですまぬな。
強姦じゃなくってすまぬな。
こういうノリOKかどうか読み手の人の意見求む。
それ如何によって続きを考えるので。
ダメな人は黒歴史と言う事でスルーよろしく
185 :
6:03/04/24 12:48 ID:o4mWfawp
>>184氏
おお、ジェイナス×ヴァージニアですね。
こういうノリもいいと思いますんで、私は見てみたいです。
ってか、是非ともお願いします……私だけってのはなんですし……
で、私の方もベアトリーチェ×シェーンなんか書いてみたんですが、
よろしければあげてみようか、と。
ジェイナス×ヴァージニアキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!!
こういうノリ好きですyo!ていうか理想のジェイヴァニで激しく萌え(´Д`)ハァハァ
それに女性側の視点で書かれてるのも新鮮でイイなぁと思いマスタ。
ジェイヴァニは個人的にワカーンの方が好きなんで続き期待してます。
hoshu
唇を固く結んでそれ以上ジェイナスからの被害を受けないようにした。意外にもジェイナスは無理に唇をひらこうとはせず、すぐに口を放すと軽く私の下唇をはさんだり、舌で舐めたりした。
「やわらかいな……頭は固いくせに」
数度繰り返したあとにそう呟かれた。
「やっ……もうッ! やめなさいよ」
頭は固いなんて大きなお世話だと思ったが、それよりも、ジェイナスに抱きすくめられている状況をどうにかしないといけない。必死になってジェイナスの腕が緩まないかと上半身を揺り動かす。
「……やれやれ、ムードがないお嬢ちゃんだなぁ。せっかくいい男の腕の中にいるってのに暴れるだなんてな」
「あんたねぇ。いきなり抱きすくめられてキスされて嬉しいと思う?」
当然。なんて言葉が帰ってきた。自意識過剰すぎじゃない?
あんまりな言動にあきれて気が緩んだのが悪かった。
軽々と抱きしめられた状態の私を足がちょうど届かないぐらいの高さに持ち上げ、そのまま岸壁の方まで連れて行かれた。足をばたつかせて反抗を試みるが失敗に終わった。
「もうっ降ろしなさい!」
「お嬢ちゃんが逃げないと言うまで降ろさない」
ジェイナスなら本当に降ろさないだろう。渋々ながら承知すると私の足はようやく地面との再開を果たすことができた。同時に両脇のガンベルトから愛用の銃を取り出し、ジェイナスに標準を定める。
「さっきの……でチャラにしてくれるのでしょう? で、これ以上私をどうする気?」
「おいおい、キスぐらいでチャラになるなんて考え違いもいいところだぜ。最後まできっちり済ませて初めてチャラになるぐらいだってのに」
「……」
嫌という意思表示に銃を少し前に突き出す。怯むかと思ったジェイナスは右手を私の方にあげた。
その手はまた体に触れるかと思ったのだけど、少し違った。
銃身をがっちりと掴むと己の胸に銃口を密着させ挑戦的な視線を返した。
「いいのか? 今ここで俺を撃つと情報が手に入らなくなるぜ」
そういうのはお嬢ちゃんとしても困るじゃないのか?
確かに、ジェイナスが持っているという情報は欲しい。無言でいると薄ら笑いをたたえた唇は尚も言葉をぶつけてくる。
「それにだ。仮にも『信じる』なんていった人間をそうそう撃ち殺すのがお嬢ちゃんの正義って奴かい? そらまたご大層な『正義』だぜ」
「それは……」
「俺は単にお嬢ちゃんがしでかした事の責任を取れって言ってるだけだ。お嬢ちゃんはその年で責任の取り方もしらないガキって事だな」
「そっそんな事ないもの」
「じゃ、決定」
さっさと始めるんだな。持っていた私の銃を取り上げられ遠くへ投げ捨てられた。
慌てて取りに行きかけるが、腕を掴まれ先に俺の方を、と催促された。終わってからだと。
……いらない返事をしなきゃ良かった……後悔ってのは本当に先に立たないなぁ。
ああっもう。これは覚悟を決めなきゃいけないんだね。
……頑張る。
何を頑張るのか良く分からないけど。
とにかくジェイナスをさっさと満足させればいいのよね。……さっきの……キスじゃダメだったってことはちゃんとキスすればいいのかな。
ジェイナスの胸に手をおき背伸びをしてジェイナスの顔に近づく。
「……何の真似だ」
「キスに決まってるでしょ」
「眉間に皺がよってるぜ……」
悪いわね。笑顔じゃなくって。
背伸びをしても顔に届かないので少しかがんでもらう事にした。唇に自分のそれを押し当てる。
しばらくそのままでいるとジェイナスの頭が離れた。
「……だから何の真似だ」
「……キスに決まってるでしょ」
今度はジェイナスの眉間に皺がうつった。はぁというため息をつかれると
「もうキスはいい」
と早々に切り上げられた。
「そうだよな。まあ、お嬢ちゃんだからな。仕方ないな」
なんだか大仰に悲しまれた。理由が分からないが非常に腹が立つ。
「わかった。お嬢ちゃんに任せたのがまずかった。俺にまかせろ」
「なに? なにが……っ! きゃ」
言われると同時に耳たぶに柔らかい感触があった。絹ごしから伝わる感触は首筋にから少しずつ下に移動する。同時に悪寒に良く似たものが背中に走る。
胸のあたりまできた感触はそこで行進をやめた。
「お嬢ちゃん。押し当てるだけじゃダメだって分かったろ?」
そういうと今度はスカートに手が伸びた。
一つ今日はこの編で勘弁してくれ。
すまんのう。お嬢ちゃん天然で。というかアホぅ・・・・・・・・
6さん、こっちはうっちゃってできたもの張ってください。
そのほうが嬉しい人覆いと思うので
192 :
sage:03/05/01 01:16 ID:AjTvQGjn
ジェイナスとヴァージニアいいっすね!!
続き期待です!
6様>待っていました!ベアトリーチェ×シェーン!!!!!!!!!
いぞやかの拙い要望を聞いてくれて激感謝!!!
是非上げてください!!!!
193 :
6:03/05/01 12:39 ID:5lp/4YOr
古来から、ファルガイアの住人に稀に見られる力がある。
『夢見』の力――夢の中で啓示を受け、未来に起こることを知るという驚くべきもの。
与えられる啓示は曖昧で、詳しいことは分からないのだが、それでも使い方によっては大変な役に立つ。
過去、ファルガイアを襲った幾つもの危機があった。その時も、『夢見』の力はおおいに働いたと伝えられているのだ。
そして現在。世界は至る場所が荒野と化し、海さえも枯れ果てて、緩慢なる滅びが訪れようとしている。
この状況にあって、ガーディアンと語らう者の土地、パスカーの里に『夢見』の力を持つ一人の少年がいた。
名前をシェーン・キャラダイン。若き神官候補である。
「前々から気にはなってたんだが――あ、福神漬け取ってくれ」
「あ、はい。兄上」
もりもりとカレーライスを食べている巨漢の男と、それに比べて随分儚げな印象の少年がいる。
少年の方もカレーを食べてはいるが、巨漢に比べると明らかに食が細く見えてしまう。
これは巨漢の方が勢いが良すぎるほどに食べているからで、少年が食べていない訳でもないのだが。
ともあれ――巨漢は、その名前をギャロウズ・キャラダインと言い、少年――シェーンの兄である。
やはり彼も神官候補ではあるが、外見同様豪快な性格なのであまりそうは見えない。
「お、すまねえな。で、なんだ――お前の、その『夢見』なんだがな」
ギャロウズは、シェーンが渡してくれた福神漬けを美味しそうに貪りながら、ふっと呟いた。
「夢見?」
「ああ……具体的にだ、どんなもんが見えるんだ? 予知って言うが」
「そう、ですね……」
カレーを食べるスプーンを置いて、少し考え込む。
「確か……黒い服を着た、一人の……女の子、だったはずですが」
「女の子だとッ!」
だん、と。ギャロウズはテーブルを叩いて立ち上がる。
「あ、兄上?」
「お……す、すまん。思わず反応しちまってな。で、どんな子だ?」
身を乗り出して、彼は弟に聞く。少し前とは気合の入り方が明らかに違うようだ。
「そ、それは、その……どこか寂しそうな顔をした、わりと……綺麗な人、で……」
「おおッ!」
更にぐいっとギャロウズは身を乗り出す。
194 :
6:03/05/01 12:40 ID:5lp/4YOr
「で、で、その子はどんなこと喋るんだッ!?」
「で、ですから、それが……夢見の内容なんです」
「――あ、そうか」
ようやく落ち着いて、ギャロウズはカレーに手を戻した。
「俺にも夢見の力がありゃあなあ……そんな綺麗な子とお近づきになれるってんなら、喜んで夢を見るんだが」
「お近づきって……どんなことするつもりなんですか」
呆れた様子で、シェーンは呟く。
「そりゃあしっぽりとくんずほぐれつ……ううむ、夢でだけ会える愛しい人ッ!
くう、こりゃロマンだぜ、おいッ!」
「はあ……そんなもんですか……」
どうもぴんと来ない顔で、シェーンは首を傾げていた。
夢の中の女性が、見た目は10代前半程度でしかないと知れば、ギャロウズもそこまで期待することはなかったのだろうが――
生憎、シェーンはそんなことまでは言わなかったし、シェーン自身も兄が妙な誤解をしているとは思っていなかった。
「で、お前はどうしてんだ、その子相手に」
「どうって……ですから、夢見の言葉を聞いて、それだけですけど」
「勿体無い……よし、シェーン。兄として俺が一ついいことを教えてやろう」
にやっと笑いつつ、ギャロウズはカレーのついたスプーンで弟を指し示す。
「次にその子が夢に出たら、お前の魅力を発揮してだな、うまい具合にその子とラブラブになるんだよッ」
「……兄上、その、なんでそんなことする必要があるんですか?」
「決まってるだろッ。夢の中とは言え、キレイな女の子と二人っきりッ。
しかもわざわざお告げをするってことは、お前に好意を持ってるってことだろッ」
195 :
6:03/05/01 12:40 ID:5lp/4YOr
「そ、そうなんでしょうか」
「そうなんだよ。お前を選んでお告げをしてくれるってことはだ、お前が好きなんだな。
ってことは、ちゃんとその想いに応えてやるのが立派な男の態度だぞ?」
「……でも、夢の中の君……その子がそんな理由でお告げを下さるとは……」
「そこがわかってないんだなぁ、お前の場合は。だいたい神官ってのは、ガーディアンに好かれてなんぼの仕事だろ。
つまり、お告げのをくれるのがガーディアンだかなんだか知らないが、相手に好かれてこそ完璧になるってな訳だ。
大体お前もう17だろ? ババアのせいで、外に出る機会がないからなあ……
そろそろ、男になってもいい時期なんじゃないかってな。兄としては色々と心配してるんだ、これが」
「……兄上の仰っていることがどうもよく理解できないんですが。男になるって、もうとっくに……」
きょとんとしているシェーンに対し、ギャロウズは大仰に天を仰いで嘆いてみせる。
「かー、わかってねえな。俺だったら、そんな夢でもなんでもキレイな子と一緒なら遠慮なんてしなぐおッ!?」
熱弁を振るっていたギャロウズは、後ろから頭をしたたかに殴られた。
「何をシェーンに吹き込んでおるか、この馬鹿者が」
彼を殴った得物は杖で、その持ち主はハル。二人の祖母であり、神官としての師匠でもある。
「い、いやあ、ちょっとしたお茶目ってヤツで……だ、だから殴るなババアッ!」
「ふん……下らぬことを並べ立ておって。よりによってシェーンの夢見を汚すようなことを……今日は特に念入りに修行するからの」
「ちょ、ちょっとしたユーモアだろ、おい、俺はだから悪気があった訳じゃなくってだな――い、痛いって言ってるだろババアッ!」
年のわりに勢いよく、ハルの杖はギャロウズをぽかぽかと殴る。
どうにも滑稽な様子に、少しぽかんとしていたシェーンもやがて少し笑い――
とりあえず、神官候補達とかつての神官は普段どおりに修行の場へ向かった。
196 :
6:03/05/01 12:41 ID:5lp/4YOr
その夜。
修練を終えて、眠りについたシェーンは――どことも知れない場所で、一人の少女と出会う。
「……夢の中の君……」
「また会えたわね……シェーン」
名前も知らないその少女こそ、昼に兄に話した『夢見』の少女だ。
彼女の言葉は意味深で、一度聞いただけではその真の意味まで理解するのは難しいものがある。
しかし、正しく解釈できたなら、未来に起こりうる災厄を避けることも可能なのだ。
「今日は、あなたに少し悲しい話があるの。間も無く、貴方の大切な人が貴方の傍から離れていくことになるわ」
「大切な人、ですか……」
「けれど心配しないで。それは一時の別れに過ぎないから。時が来れば、再びその人とも語り合うことだって出来る」
「……それは、兄上のことなんでしょうか」
問いかけても、夢の中の君は小さな笑みを浮かべるだけだ。
謎めいた微笑みからは、その言葉の真意を伺うことは出来ない――が。
「……はい。例え誰であっても、再会する時があるのなら、その時を待とうと思います」
今まで、彼女の言葉が不利益をもたらすことはなかった。
ならば、疑いなく信じても、彼女が不利益をもたらすことは有り得ないのだろう。
「そう。貴方にとっては辛いことになるかもしれないけれど、それが賢明よ、シェーン」
「……はい」
じっと目の前の少女を見つめて、熱にでも浮かされるようにシェーンはこくりと頷いた。
その瞳には、全幅の信頼がある。尊敬する兄上と同じように、少年にとって夢の中の少女の言葉は絶対だった。
197 :
6:03/05/01 12:42 ID:5lp/4YOr
もっとも『夢の中の君』にとっては、こうも慕うシェーンにしても都合のよい手駒にしか過ぎないのだが。
『夢の中の君』――夢魔ベアトリーチェ。
電気信号によってその身を形作られ、そしてそれゆえに電気信号の世界である夢を自在に操れる。
ガーディアンの神官候補のシェーンは、彼女にとっては実に都合のよい手駒となるのだ。
(……容易いものね。あのギャロウズ・キャラダインが里から出たがっているのは、簡単に読み取れるところ。
そんな事実を教えるだけで、シェーンにとってわたしは神のようにでも思えるはず……)
こうやって、些細な、しかし正確な事柄を教え込むことで、シェーンの信頼を得る。
いずれ訪れる計画遂行の時には、彼に役に立ってもらわなければいけない。
だから、その時までに自分を妄信するところまで導いておかなければ。
そのような思索は完全に表に出さず、あくまで未来を教える『夢の中の君』としてベアトリーチェはシェーンに向かって微笑んだ。
198 :
6:03/05/01 12:44 ID:5lp/4YOr
――いつもなら、この辺りで夢を打ち切り、自らの居城へと引き上げるのが慣習となっている。
しかし、今日に限ってシェーンが不意に口を開いた。
「あの……一つ、お聞きしてよろしいでしょうか」
「……何かしら」
彼が能動的に質問をしてくることは珍しい。少々警戒しつつ、ベアトリーチェはじっと少年を見つめる。
「実は、その……兄上が言っていたんですが……」
シェーンの口調は控えめで、問いただすというようには見えない。
「貴方が、僕にこうしてお告げをしてくれるのは、一体どうして……なんでしょうか」
「わたし、が?」
質問の意図を測りかねて、ベアトリーチェはシェーンの様子を詳しく解析しようとする。
「貴方がこの言葉を聞いて、そして未来を掴んでくれる。そう思っているからこそ、
こうして貴方の手助けをしたい……だから、なのだけれどね」
「僕に期待して下さっていると?」
「そう……そういうことよ。満足してもらえたかしら?」
「なら、やっぱり……」
しばらく彼は考え込んでいたようだが、不意に顔を上げる。
「あの、じゃあ、僕に好意を持っている……って、そう解釈してもよろしいので……」
「……ええ」
なんとも話が掴めない。こういうことを気にする少年ではなかったはずなのに。
「なら、兄上の言う通りにした方がいいってことに……?」
「今日は一体どうしたの? 悩みがあるなら……わたしが助けてあげることも出来るのだけど……」
「それは……その」
言いづらそうにしているシェーンに、ベアトリーチェは優しく微笑んでみせる。
「貴方のような人が好きだから――ファルガイアを助けてくれると信じているから、わたしはここにいる。
その貴方が困っているのなら、何に代えても助けてあげたいわ……」
表面では、まさに『聖女』のように微笑んで、言葉も優しく包み込むように発して。
しかし、ベアトリーチェの内心では実に冷たいものが流れていた。
(……茶番ね。まったく下らないわ。余計な手間を掛けさせてくれる)
199 :
6:03/05/01 12:45 ID:5lp/4YOr
「い、いえッ、兄上が言っていたんですが、好かれているならそれに応えるのが礼儀だと」
「応える?」
「くんずほぐれつでしっぽりって……あ、いえ、意味はちょっとわからないんですが、
それが自分を好いてくれる人物に対する礼儀だそうで……」
「……くんずほぐれつ? しっぽり?」
「で、ですから、僕もそうすべきなのかって……あ、それをご本人に聞くのはかえって失礼かもッ?」
「……そう」
シェーンの兄の性格は知っている。多分何かの勘違いか何かで、そんなことを弟に吹き込んだのだろうが。
(つくづく迷惑な話ね……わたしをどういう存在だと考えているのかしら……)
相変わらず、表面では穏やかな微笑みを浮かべているが、内心は随分苛立ちが起きている。
下手な人間ならいくら笑顔を浮かべていても青筋の一つくらいは立っていそうなものだが、流石に夢魔である。
少なくとも、外見にはまったく変化は表れていないのだ。
「要するに――性交でもしたいと言いたいの?」
「え? あ、って、せ、性交ッ!?」
「……そういうことでしょう?」
「え……な、そ、それはッ……」
はっきり返答してやったら、シェーンは途端に真っ赤になった。
性交の意味くらいは知っていても、自分の言ったことがそういう意味になるとは考えていなかったようだ。
世間知らずというか、なんというか――ああいう兄を持つわりには困ったことである。
(――とはいえ……)
そこで、ベアトリーチェはふと考え込んだ。
これまでニンゲンを騙して利用する際、言葉巧みに誑かすことはあってもそういう類の手段で篭絡したことはあまり無い。
完全に無い、とは言わないが、特にここ十年来騙してきた相手――
デュランやラミアムといった連中に対しては、言葉と態度だけで篭絡も出来た。
彼らは孤独で、他者との繋がりを求めていたから、そういう心の隙間を狙うことであっさりと陥落せしめたのだが。
(シェーンは……家族のこともあるのよね……)
目の前の少年は、祖母や兄といった家族と強い信頼関係を築いている。
こういう相手は、状況によっては目覚めてしまうこともありうる――と、夢魔はデータから推測した。
200 :
6:03/05/01 12:46 ID:5lp/4YOr
(なら……)
いっそのこと。シェーンは17歳で、普通ならば性欲などもっとも盛んになる時だ。
その性格や神官の血筋という事情から、世間の若者よりも疎いとは言え、本能としては求めているのは間違いない。
そういったもので縛るなんて、下らないとは思うのだが。
(……所詮夢魔だもの。何を気にする必要もないわ)
自嘲気味に思うと、殊更優しそうな笑顔をシェーンに向ける。
「わたしとそういうことがしたかったのね。いいわ……してあげる」
「……えッ!?」
「気にしないで。貴方ともっと深く繋がりあえるのなら、わたしとしても嬉しいところ。
ただね、シェーン?」
「は……はい」
「わたしの、この外見なのだけれど――」
黒い髪に黒いワンピース。黒尽くめの格好に、そして何より。
「わたしは、まだ幼いように見えるはずよね。こういう年齢の女性とは、普通は性交できないのよ?」
「え……あ、その……」
「だけど。わたしは普通のニンゲンではないわ……」
「あ……そ、そう……です、か」
「だから、貴方のその望みも叶えてあげられる。嬉しいことね。貴方はどう? 嬉しいかしら?」
「……はい」
まさに魅入られたように、シェーンはこくりと頷く。
「それは何より。――くすくす」
思わず、いつもの冷笑がこぼれる。このような笑い方は聖女らしくないから、意識して抑えてきたのだが。
幸いシェーンは気づかなかったようなので、すぐに優しい笑顔に戻す。
「……ともあれ、シェーン。朝まで時間もないのだから、早く始めるとしましょう」
「は、はい……」
まだ夢見心地のように――実際夢の中ではあるが――、シェーンは頷いた。
201 :
6:03/05/01 12:47 ID:5lp/4YOr
しかし、シェーン自身は何をしようとする様子もない。
ぼうっとしているのもあるし、それに彼は経験も知識もほとんどないのだから。
そんな、戸惑った様子で立っている少年に対し、ベアトリーチェはふっと軽く口元に笑みを浮かべる。
それから、彼の傍へとそっと動く。
兄に比べれば小さいと言っても、17歳としては平均的な身長のシェーンである。
少女のベアトリーチェが前に立っても、その頭は並ぶほどには高くない。
「さて……まず、貴方のペニスを見せてくれるかしら?」
「……は、はいッ!?」
「わたしが取り出してあげてもいいのだけれど、そんなのは情けないと思うでしょう?」
「あ……はい」
「だから、こうして見ていてあげるから――自分で、さらけ出してくれるわよね?」
「…………」
無言でこくりと頷くと、シェーンはパスカーの民族服をたくし上げ――更に、下着に手をかける。
――が、言われるままになっているとは言え、考えてみるとこれは――
「み、見ているん……です、か?」
「そうだけれど」
「そんな、じっくり見なくても……」
「恥ずかしいの?」
「それは……やっぱり、その……」
下着に手をかけたまま逡巡する少年に、夢魔はまた笑みを与える。
「何を恥ずかしがっているの? わたしは貴方のことは全て知っている。
だから、取り出すだけならただの作業とも同じ――恥ずかしがる理由はないわ」
「……う……」
そんな言葉で恥ずかしさが消えるものでもないのだが、信頼する夢の中の君の言葉は絶対である。
シェーンは――極めて恐る恐るではあるが、自身の下着を下ろしていった。
202 :
6:03/05/01 12:48 ID:5lp/4YOr
「……へえ」
ゆっくりと表に出てきたシェーンのペニスは。
「成る程。貴方の兄は巨漢だからこうだとしても分かるけれど、貴方も……なかなかのものなのね」
「う、ぅ……」
その華奢な外見に似合わず、かなりの大きさとなっていた。
ややグロテスクにも見える肉の棒は、それでもまだ完全な大きさではないらしく少々垂れ下がっている。
「……くす。では、手始めに……」
そっと、ベアトリーチェはその白く小さな手を萎えているペニスに添える。
「ぁぅッ……」
ひんやりとした感触が走り、シェーンは小さく悲鳴をあげた。
しかし、夢魔は気にせず――まず、優しく亀頭を撫でる。
その途端、びくりとペニスが動いた。
「……随分と元気ね?」
「ぼ、僕は……その……」
「結構なことよ。もっともまだ始まったばかりなのだから、そんなに緊張しないでもいいわ」
言いながら、ゆっくりと刺激を続けていく。
包み込むようにベアトリーチェの手は動き、くびれの部分をそっと撫でたりして、じわじわと快感を送り込む。
「くッ……うッ……」
愛撫されているシェーンは、どこか辛そうな呻きを漏らした。
表情もぎゅっと歯を食い縛り、耐え忍んでいる様子である。
ちらりと彼の表情を見て、ベアトリーチェはまたくすりと笑う。
「どう? 気持ちいい?」
「な、なんだか、凄く……」
「それなら、安心して続けられるわね」
苦しそうな顔とは裏腹に、シェーンの吐息は段々と熱くなっている。
その小さな手と小さな指で、彼のペニスを翻弄しながら――ベアトリーチェは、くすくすと笑った。
203 :
6:03/05/01 12:49 ID:5lp/4YOr
刺激を続けるうちに、夢魔の手の中のものはどんどん熱く、固く、そして大きくなってくる。
それと同時に敏感にもなっていき、シェーンもはぁはぁと息をつく。
「う、うぁッ……くッ……」
優しく擦るたびに、ぴくりと彼のペニスは震え――とろりとした先走りも、少しずつ零れ出した。
「くすくす……ねえ、シェーン。わたしの手に、こんなものを出してくれて……」
「す、すみま、せ……」
「違うわ。嬉しいのよ……だって、気持ちいいんでしょう。なら、わたしももう少し頑張らないとね?」
「……ぇッ……あ、うッ!」
優しさだけのようだった手の動きに、速さと激しさが加えられる。
撫でるだけでなく、扱く動きも増えて、流れ出る先走りをペニス全体へとまぶす。
「ひッ……く、ぁッ……!」
ベアトリーチェが手を動かすたびに、湿ったペニスは先走りと混ざってにちゃにちゃと音を立てて。
そっと、指先で先端の発射口を刺激する――と。
「あッ……な、何か、来るッ……な、あ、うぁッ……」
シェーンは――悲鳴をあげて、限界を叫んだ。
「……そう。なら……出してもいいから」
ちらりと上目遣いで少年の顔を見てから、夢魔はぐっと強くペニスを扱いた。
――瞬間。
「ひぅッ……あ、来るッ……き、来まッ……くぁぁッ!」
びくっと大きく跳ねてから、少年のものはびゅるっと白い粘液を吐き出す。
びゅっ、びゅるッ……
断続的に射精は続き、白く熱い液体は周囲に飛び散っていく。
「んッ……」
自然と、それは今までペニスを扱いていたベアトリーチェにも降りかかって、黒いワンピースのところどころに白い斑点を作った。
「あ……あッ……」
か細い声で呻くと、シェーンの射精もにわかに止まる。
それから、急に力が抜けたようにぺたりと座り込んでしまう。
「はぁ、はぁッ……こ、こんなのって……」
初めて味わった射精に、少年は戸惑いながら息を吐いた。
204 :
6:03/05/01 12:53 ID:5lp/4YOr
ひとますはここまでです。
>>188-190 いや、素晴らしいです。わりと王道みたいなところがあるにはありますが、
このカップリングで和姦というのもなかなかに。
前スレ>1にあったヴァージニア攻めっていうのもそのうちみてみたいとこですが、
何にしても楽しみに待ってます。
205 :
名無しさん@ピンキー:03/05/01 17:52 ID:QSZjsubY
津軽下北三八神キターーーーーーーーーーー!!!
206 :
6:03/05/01 22:03 ID:ecL6d0HC
「……シェーン」
「あ……は、はい……」
精を出して虚脱していたシェーンだったが、『夢の中の君』に名前を呼ばれると慌てて顔をあげる。
「ほら……こんなに出して。随分と汚れてしまったわ」
「す、すみませッ……ん……」
彼女の服には、あちこちに白い染みが出来ている。
今、自分が放った液体が彼女を汚したのがわかり、急に頭が冷静になる。
「こ、こんなつもりじゃなかったんです……あの、汚そうなんて……」
「……くすくす」
しかし、彼女は面白そうに笑っているだけだ。
「何を謝っているの? 汚れたことなんて問題じゃないわ……
貴方が出してくれた、わたしへの信頼の証――それがこんなに多いから、わたしも嬉しいの。
だから、次は……わたしの中へ、それを頂かせてもらうわね」
「な、中……?」
座り込んだシェーンに、ベアトリーチェはそっと抱きつく。
「……ゆ、夢の中の君……」
「そういう呼び方も少々煩わしいわね……わたしのことは、ベアトリーチェと呼んでくれていいから」
「……ベアトリーチェ」
聞かない名前だ。パスカーに伝わるガーディアンの言い伝えにも、そんな名前はなかったはず。
彼女は超常の存在であるはずだから、ガーディアンの眷属か何かと思っていたのだが。
「さて……サイズとしては入るかどうか微妙なところだけど……」
シェーンの思考は、そんな彼女の声で止められた。
「入る、って」
「貴方のペニスをわたしの胎内へと迎え入れる。それが最終的な目標だから。
ただ、やはりわたしはこのような姿だからね。
貴方を迎え入れるのに、少々手間取るかもしれないけれど……」
207 :
6:03/05/01 22:04 ID:ecL6d0HC
「――ま、それはやってみてから考えましょう。それと」
戸惑うシェーンに、ベアトリーチェは唇を寄せる。
「なッ……えッ!?」
そのまま、少年の唇と夢魔の唇が、小さく音を立ててくっついた。
更に、ベアトリーチェは舌をシェーンの口内へと伸ばす。
「ッ!」
夢魔の舌はシェーンのそれに絡みつき、同時に彼女の唾液を喉へと流し込む。
暖かいはずのキスなのに、何故かベアトリーチェから伝わる感触は冷えたものがあって――
彼女の唾液も、どこか冷たいものを感じるようなのだ。
けれども、艶かしく自分の舌に絡みつく動きは、シェーンの理性に大きなダメージを与えてしまう。
「……くす」
くちゅくちゅと二人の舌は絡み合い、やがてベアトリーチェが離れると、シェーンは何もいえずに彼女を見つめた。
更に、夢魔は射精したことで萎えていたペニスに手を伸ばすと、
「……予定通りね。ちゃんと大きくなっているわ」
今まで以上に肥大化したそれを、愛しそうに軽く扱く。
「ぁッ……」
またびくんと震えて、シェーンは衝撃に耐える。
「ほら、この程度では出さないようにね? 何しろ、ここからが本番なんだもの。
わたしの方の準備は――もう、出来ているから……」
ベアトリーチェは、そのまま腰を落としていく。
シェーンの敏感になったペニスは、すぐに熱く潤った何かに触れた。
「こ、これ……は?」
「ここに、貴方を迎えるの。よく濡らしてあるから、貴方のペニスも滑らかに入るはずよ。
多少刺激は強いかもしれないけれど……あまり、慌てないようにね?」
もうほとんどまともな判断も出来なくなってきて、シェーンはその言葉にただ頷くだけだ。
眼前のベアトリーチェは、微笑みながらこちらを見つめていて――
その黒い瞳を見つめ返しているうちに、ず、と。
一瞬の抵抗の直後、ひどく熱くて柔らかいものに、ペニスが包まれているのを感じた。
208 :
6:03/05/01 22:05 ID:ecL6d0HC
「う、うぁッ!」
「……ふぅッ……」
『夢の中の君』の胎内に呑み込まれている――頭ではそう理解していても、身体の方は完全にパニックを起こしている。
先ほどまで手で弄られていた時も快感を覚えたが、今と比べれば話にさえならない。
とてつもなく熱くて、その上に柔らかい肉壁が搾り取るかのように締め付けてくる。
更に彼女の膣内そのものが狭すぎて、入り込んだペニスを押し返そうとする力まである。
「あッ、あぁッ……こ、こんなッ……ぼ、僕、はッ……」
ぽろ、と、シェーンの目の端から涙が零れた。
いつも予言を与えてくれる彼女の中が、こんなにも熱く、そして気持ちのよいものだったなんて。
何もかもをも忘れてしまいそうになるほどに、夢の中の君の胎内は心地よかった。
快感が強すぎて、シェーンの表情はいっそ激痛を味わっているかのようにさえ見えるのだが――
ベアトリーチェは、彼の耳元にそっと囁く。
「随分と感激してもらっているようだけど――まだ、少ししか入っていないのよ?」
「え……?」
「ほら……」
そう言って、彼女はワンピースをたくしあげた。
――そこには。
まばらに生えている黒い繁みが少しと、そして――
固く大きくなっているペニスが、彼女の小さな身体の中に先端だけが入り込んでいるのが見える。
「ま、まだ、これだけ……?」
本当に、亀頭の先だけが入っているに過ぎないのだ。
「いくらわたしの身体がこうだと言っても、もう少しくらいは余裕があるもの。
ちゃんと奥まで貰うのだから……きちんと耐えていて欲しいわね」
「耐える、って、何……ふぁッ!」
シェーンの肩に手を置いて、ベアトリーチェはぐっと腰を沈める。
ずぶずぶと少年のペニスが肉を割り、夢魔の膣内を埋めていく。
209 :
6:03/05/01 22:06 ID:ecL6d0HC
中を半分以上埋めると、流石にベアトリーチェの息も荒くなる。
「ふぅッ……ん、抵抗が大きいわね……はぁッ……」
「あ……ぁ、あ……ッ……」
シェーンは味わっている快感の激しさのせいで、ほとんど何も考えられないようだ。
「くすくす……」
その顔を眺めて、夢魔は薄く笑うと――
ずッ、と。
一気に、ペニスを奥まで飲み込んだ。
「……うあああッ!?」
「……んッ」
その瞬間に加えられた激しすぎる抵抗と肉壁の絡みつきに、シェーンは。
「ま、またッ……ひ、来ッ……うぁッ!」
びゅるるるるるッ。
ベアトリーチェの膣奥めがけて、精液を打ちはなってしまう。
「くす……もう出したのね、シェーン……ん、熱い……」
彼女も、膣内での射精を感じ取り、それなりには満足そうに頷いている。
「う……あ、あの、また、出ちゃって……」
まだ朦朧とはしているようなのだが、シェーンは咄嗟にそんなことを言う。
しかし、夢魔はくすくすと微笑んでみせる。
「……大丈夫よ。わたしの中なのだもの、すぐにでも再開できるわ」
「え……あ、くッ!?」
きょとんとしかけたシェーンだったが、彼女の言葉はすぐに理解できた。
射精したばかりのペニスに、ベアトリーチェの膣壁がきゅうきゅうと絡み付いてきたのだ。
狭すぎる彼女の膣内だから、ただでさえ快感は大きいというのに――
絡みつく肉壁は、恐ろしいほどの快楽をシェーンに与える。
「こんなッ……ぼ、僕ッ……!」
ペニスの先から身体の中の何もかもを吸われていくように感じる。
あまりの心地よさに、少年のペニスは――すぐに力を取り戻していた。
210 :
6:03/05/01 22:07 ID:ecL6d0HC
「ほら。言った通りでしょう?」
「は、は……い……」
挿れられているベアトリーチェの方がまだ余裕がある。
シェーンは――動かないでいても絡みついてくる、彼女の肉の襞が与える快感によって身体を悶えさせていた。
「こ、これじゃ……す、すぐ、出てしまいま……ひッ……うッ」
「そう? そんなにわたしの中は、気持ちいい?」
「はいッ……あ、うッ!」
少年の答えにくすりと笑うと、夢魔はゆっくりと腰を持ち上げた。
つぷっ……と、小さな音と共にやはりゆっくりと繋がっている部分が見えてくる。
「ほら、見える? わたしと貴方が、こうして一つになっているところが」
「あ……」
自分のもの――それこそ、毎日見慣れているものなのに、こうして夢の中の君の胎内に打ち込まれている。
根元までどろりとした液体で濡れ、白く汚れてさえいるペニスに――シェーンは目を背けたくなる気分だった。
気分はそうでも、実際に目を逸らすことは出来ないままで。
ゆっくりと彼女の中から抜けていく様を、じっと凝視している――と。
「……くすくす」
一瞬彼女と目があって、薄い笑いを向けられた――直後に。
「……んッ!」
ベアトリーチェは、一気に――もう少しで抜けるというところで、また自らの奥までシェーンを呑み込む。
ずちゅッ!
シェーンの精液と、ベアトリーチェの愛液の混ざったものが、勢いによって押し出される。
同時に彼女の一番奥までペニスは届いて、子宮口を突き上げる形になった。
「はぁッ……ん、くッ」
「あッ……う、うあッ!」
今度は、ベアトリーチェ自身もかなりの刺激を受けたらしい。
軽く目を閉じて、しばしの余韻にひたっている。
とはいえ、やはりシェーンの味わう快楽は凄まじいものだ。
「……はぁ、はぁッ……く、はぁッ……」
どうにか射精はこらえたものの、意識が飛びかけてしまっている。
211 :
6:03/05/01 22:09 ID:ecL6d0HC
「我慢できたのね。それでいいわ、シェーン。
もっとも、ここからは更に激しくしていくのだから、この程度で達してしまっては貴方の理性も危ういのだけどね。
――大丈夫だとは思うけれど、気をしっかりと持っているのよ」
「そ、そんなに……?」
なんとも恐ろしいことを言ってから、ベアトリーチェは再び腰を動かし始める。
ストロークは大きく取らず、狭い範囲での上下動になるのだが――
くちゅ、くちゅ、くちゅッ。
接合部から流れる音もそれほど大きくはない。控えめとも言えるような小さな動きである。
――しかし。
「う、うわ、あッ、くぁッ!」
「……気持ち良さそうね。くすくす……」
それだけの動きでも、狭すぎるベアトリーチェの膣内では激しい抵抗が生まれる。
更に襞の絡みつきもますます複雑さを増して、シェーンは自分自身が彼女の中に呑み込まれていく錯覚を覚えた。
「んッ……はぁッ……」
一方のベアトリーチェもまた、胎内を貫く少年の熱く固いペニスの感触に、たまらない吐息を漏らしている。
抵抗が大きいということは、彼女が受ける衝撃もまた大きいということ。
シェーンを嬲りながら、彼女自身も大きな快感を受けているのだ。
「くすくす……ん、立派よ、シェーンッ……は、んッ……」
くちゅ、くちゅ――と、小さな音は流れ続ける。
「う……く、あッ……!」
シェーンはー―必死になって、射精をこらえている。
ほんの少しでも気を抜けば、たちまち弾けてしまいそうで。
夢の中の君に言われたから、そんな無様な姿を晒すのは避けたいのだ。
もう少し、もう少し――もう少し我慢しなければ。
「んッ……ふぅッ。今度は、なかなか頑張るわね……」
「え……あ、はいッ……」
誉められた――のだろう。そう思うと、シェーンも嬉しくなってくる。
自分の腰の上で揺れるベアトリーチェを、しっかりと抱きしめてみた。
212 :
6:03/05/01 22:11 ID:ecL6d0HC
「はぁッ……ん、シェーン……?」
少し戸惑ったような彼女の声が聞こえる。
けれど、ほとんど自分でも無意識の行動だったから――答えられず、ただ彼女が与える快感に耐えることしかできない。
「……くす。そう、そんなに……ん、ぁッ……」
少しだけ寂しそうな声に聞こえたが、それでも何も言えなくて。
伝えられる快感は、ささやかな我慢さえも吹き飛ばそうとしている。
「ん、く、ぁッ……ね、シェーン?」
「……ひぅッ、あッ……え……」
「……わたしもね――気持ち、いいの」
「ッ……!」
耳元に、囁かれたその言葉――
それと同時に、再びぐいっとベアトリーチェの奥にまでペニスが届くと。
「あ……くぅッ!」
びゅッ……びゅるるるるるッ。
「はぁッ……! ん、出してるわねッ……」
二度目の膣内射精を、シェーンは撃ち放った。
「あ……あッ……」
我慢するつもりだったのに、もうちょっとこらえるつもりだったのに――
そんな後悔が、頭の中を駆け巡る。
ベアトリーチェに――夢の中の君に気持ちよくなってもらえて、それは恩返しのような気持ちで。
それなのに、自分はまたあっさりと――出してしまった。
「ご、ごめんなさッ……は、ぅぁッ……」
だくだくと夢魔の膣内に少年の精液は流れ込む。
その熱さに、動きを止めてシェーンの肩にもたれ掛かっていたベアトリーチェは。
「……くすくす」
満足そうに薄く笑ってから、再び彼の耳元に唇を寄せた。
「謝らなくてもいいわ。わたしを味わっているのに、こんなに我慢してくれたのだから……
普通のニンゲンならば、こうも耐えるのは難しいのよ?
だから、貴方はもっと自信を持っても……構わないの」
213 :
6:03/05/01 22:13 ID:ecL6d0HC
「え……そ、そうなのです……か……」
「そうなのよ、だからね、シェーン」
精を吐きつくして、ベアトリーチェの胎内にありながらも萎えかけていたペニスに。
「……んッ」
彼女が何か気を入れると、再び中できゅうきゅうと肉の襞が絡みついてきた。
「う、うぁッ!?」
「……ん、ふぅッ……」
そんな部分さえも自由に出来るのか、夢魔は胎内のシェーンを翻弄する。
萎えることも許されずに、終わることのない快楽が少年を襲い――
「ほら、もう大丈夫。一緒に愉しまないと……ね?」
「あ……ああ、あ……!」
もう、シェーンの身体や意志とは無関係に。
中に入ったままのペニスは、変わらぬ硬度を取り戻していた。
「さあ――まだ、舞踏会は終わらないわ。今度は、もうちょっと激しくしてあげましょうか……」
言いながら、また彼女は腰を動かす。
ぐっちゅ、ぐっちゅッ……と、先ほどよりも大きめの間隔で、上下動をしているのだ。
「ん、く、はぁッ……」
二度も出された精液と、分泌される愛液の助けで、随分と肉の抵抗もスムーズになった。
もっともあくまで前と比較してであって、やはり異様なまでの締め付けというのはある。
「ベアトリーチェさ……んッ……く、あぁッ!」
外見のような、まるで少女の如き高い悲鳴をあげて、シェーンは身悶える。
「くすくすくす……」
その声を薄く笑いながら聞き流し、ベアトリーチェは腰の動きと膣内での責めを更に激しくしていく。
「あ、う、ひッ……う、ああッ……」
シェーンの悲鳴も高く、細くなっていくのだが。
「……くす、ふぅッ……はぁ、ん……」
やはり、ベアトリーチェ自らも快感が高まっているようだ。
214 :
6:03/05/01 22:13 ID:ecL6d0HC
そうやってシェーンのペニスを味わいながら、耳元へ囁きかける。
「気持ちいいわ……貴方のペニスは、随分と美味しいから……くす……」
「ッ……!」
「シェーン、貴方は立派よ……んッ。これなら、あの兄上にも劣らないのかも……ね?」
「あ、兄上……にッ……」
シェーンの兄への憧れと、そして――
「貴方は立派なオトコだから……一人でもやっていけるわ……」
「ぼ、僕、がッ……ひ、一人、でッ……」
反発。いや、そう呼ぶのとも違う、なんとも哀れな感情だ。
兄のような力があれば、兄のように立派であれば――
シェーンがそんなことを思っているのは、今までの接触で理解している。
「だからわたしの言うことを聞いて、そうすれば……兄上を、助けてあげることさえ……出来るのよ」
「僕が、助けるッ……!」
「そう……くすくすくす……」
心の間隙に忍び込む、夢魔の言葉は――シェーンの理性を、呆気なく吹き飛ばした。
「僕が……立派なッ……」
ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ。
ベアトリーチェだけが動いて、シェーンは受身になっているこの音に。
ぐっ、っと――少年は、不意に彼女の腰を掴んだ。
「……シェーン?」
「僕が、頑張れば……兄上を、助けられ……るん、ですよね……?」
「……くすくす……」
勝利を確信して、ベアトリーチェは微笑む。
「……その通り。貴方が立派になれば、それでいいの。
ならば、ほら――わかっているでしょう?」
「……はいッ!」
シェーンは、掴んだ手に力を込めて――
思い切って、自らも腰を突き上げた。
215 :
6:03/05/01 22:15 ID:ecL6d0HC
「あぅあッ!」
大きなペニスが、自らの膣内を思いもよらない力強さで貫く。
これにはベアトリーチェもたまらない声をあげたが、更に。
「ん、ふあ、あッ! くッ……んんッ!」
無我夢中になって、シェーンは突き上げてくる。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅッ――流れ出る水音も変わり、激しく大きくなっていく。
「ベアトリーチェさ、んッ……あ、うッ……くぅッ!」
狭く熱い肉の中を、少年のペニスは力強く貫き、抉る。
自分だけで動いていた時よりも、圧倒的に大きな快感がベアトリーチェにも響いて――
「シェーン、ん、いいわッ……はぁ、んぁッ!」
顔を上気させて、その突き上げを受け止める。
ぐちゃぐちゃと水音は響き渡り、シェーンはもう暴走と言ってもいいくらいに滅茶苦茶に突き上げている。
「ああッ……ん、くぁッ! 本当に、立派になったわッ……あ、うぁッ……んッ」
夢魔の声色からも、余裕が薄れてきている。
「……ぼ、僕ッ……う、くッ……」
まだ見た目は幼い少女でも、ベアトリーチェの膣内は甘美に過ぎるから。
経験がないから、他と比較はできないシェーンにしても、この動きを止められそうにはなかった。
「あ……ぁ、んッ……シェーン、凄くッ……んぁぁッ! 上手にッ……あ、んッ……」
今度はベアトリーチェの方からシェーンに抱きついている。
彼の動きが激しくなったので、好きなようには出来なくなってきたようだ。
けれど、そんな状況だからといって焦っている様子はない。
「もう……わたしの中を味わったのなら、普通のニンゲンではね……満足できなくなるはずよ。
だからシェーン、貴方は――ずっと、わたしの言うことを聞いてくれれば、それで……
ん、はぁッ!」
「言葉を聞けば……ぼ、僕は……」
「夢見と共に、貴方には快楽を与えてあげるから……くす……ん、ふぁッ……
そう、わたしだけを信じて……わたしを……」
「……も、もうッ!」
216 :
6:03/05/01 22:15 ID:ecL6d0HC
心の底にまでしみこんでくるような囁きに、シェーンの限界も近づいてきた。
そして、突き上げを受けている夢魔もまた、その時が近づいたのを感じ取る。
「もう……出ちゃいそうなの?」
「は、いッ……う、あ、ああッ」
「なら……一緒に……」
抱きついていた手を動かして、ベアトリーチェは少年の肩に手を置く。そして。
「わたしも、動かすから……あわせてくれるわね?」
「……はいッ!」
それを合図に――シェーンは突き上げて、そしてベアトリーチェは腰を落とす。
「……ん、くぅッ」
動きがあわさったことで、もっと奥まで届く。
子宮口を持ち上げて、更に身体全体を揺さぶるほどに突き込んで――
「あ……出ッ……出るッ……」
「出していいわッ……ん、くぁぁぁぁッ!」
肩に置いていた手が崩れ、ベアトリーチェは痙攣しながらシェーンの胸に倒れこむ。
それと同時に、膣内にも搾り取ろうとする大きな衝撃が走って。
「出ますッ……く、中、にッ……ぃッ……あ、うああッ!」
びゅるッ……びゅるる、びゅッ!
三度目の射精は、どくどくと流れ、夢魔の子宮の中へと入っていく。
今までに出された精液を押しのけるほどの勢いで、それは膣内から逆流し、ぽたぽたと地面に落ちた。
「……熱い……ん……あ……」
シェーンの胸に顔を埋めながら、ベアトリーチェはうっとりとした声を漏らす。
それを聞きながら、少年も――
「出てッ……出てる、凄くッ……」
自分の身体から、快感の液体が流れ出る感触に、声にならない声を漏らして――それから、ぎゅ、と。
身体を預けてくる夢魔を、力強く抱きしめた。
217 :
6:03/05/01 22:17 ID:ecL6d0HC
「……はぁ、ん……沢山……出したわね……」
シェーンの胸に抱かれたまま、ベアトリーチェは顔をあげる。
「ぼ、僕……僕……」
「……くすくす」
呆然としている彼の腕を外すと、そっと夢魔は腰をあげる。
こぽ……と小さな音がして、接合部からはまた逆流した精液が零れ落ちた。
「んッ……」
更に抜いていくと、どろっとしたものが零れ、溜まっていく。
「ん、ふぅッ……」
やがて完全に抜けると――ベアトリーチェの膣口からは、絶え間ないほどに白い粘液が流れ出る。
「本当に沢山。貴方も随分と立派だったわ、シェーン」
「は……はい……」
「これで――」
薄く笑ってから、ベアトリーチェはシェーンに口付けをする。
「んッ」
「……これで貴方ともより深く繋がることが出来た。わたしも嬉しいわ。
これからも、ファルガイアの為に――そして」
くすくすと薄ら笑いを浮かべる彼女の姿は、普段の『夢の中の君』としては明らかに違和感を覚える姿なのに。
今のシェーンは、ただぼんやりと彼女を眺めているだけで。
「わたしの為に。尽くしてくれるわね、シェーン?」
「……はい」
「……くすくすくす……」
酷薄なその笑い方からは、今まで感じていた優しさはほとんど見えないというのに――
「僕は……頑張ります……きっと」
何故かは知らないが、シェーンは強く決心をしていた。
218 :
6:03/05/01 22:19 ID:ecL6d0HC
「兄上ッ!」
「な、なんだ、シェーンッ!?」
翌日の早朝。パスカーの神官見習いの朝は早い――が。
「さあ、今日も頑張って修行していきましょうッ!
僕も立派な神官になって、ファルガイアを救ってみせますからッ!」
「……熱いなー。お前らしくないぞ、ちょっと」
シェーンは、また妙に張り切っていた。
それを見て、兄のギャロウズは戸惑いながら頭を掻くばかりである。
「ほう……ようやく、シェーンも神官たる自覚が出来たようじゃの。
ギャロウズ……お前も兄を見習わんか」
「そう言われてもなぁ……まあ、ぼちぼち頑張ろうや、シェーン」
「ぼちぼちじゃありませんッ! もう、徹底的に頑張っていかないとッ」
「……やる気あるなぁ」
「う、うむ……こんな子だったか?」
戸惑っている祖母と兄とを尻目に、シェーンの調子は実に絶好調のようであった。
「くすくす。……今は、ね。そうやって実力を高めてくれないと」
その様子を、崖の上――誰からも見えない高所から、ベアトリーチェは見下ろしている。
「貴方の力が必要になるのは、もう少し先のこと。
今のうちに力をつけて――柱にもなれるほどに強くなってね、シェーン。
その時にこそ、わたしの夢も叶うのだから……くすくす」
くすくすと笑いながら、ベアトリーチェはその身をノイズと変えて――
彼女の目的の為に、何処かへと消えていった。
219 :
6:03/05/01 22:22 ID:ecL6d0HC
ここまでです。
これとはまた別に、今度はシェーン×ベアトリーチェな純愛ものも考えてはいるんですが、
それはそれでアレかなあと。
ともあれ、次もなるべく期間を空けずにあげたいところです。
では。
攻めのベアたんは久々ですな
いつもは受けだったので新鮮です(;´Д`)ハァハァ
>>219 うお!ベアたんの純愛読んでみたいです!
神降臨中申し訳無いのですが…
随分昔の奴の続きをば。
コツコツとシャトーの廊下を進んでいけば、当然のように、
ここに昨晩から居る者とも会うわけだ。
いつもなら当然のことだが、今回ばかりはちがったようだ
「おはよう、カノン」
「…アシュレー」
嫌にけだるかった。あの夢のせいだ。
この男が己の身に宿す災厄に自らが辱められる夢。
気分のいいものではない。ただ、確かに夢の中の己は悦んでいたという事実。
とたんに激しい頭痛が走る。
「…大丈夫かッ?!」
ゆらりと視界が揺らいだと思えば、床に倒れ伏す前に抱きかかえられていた。
「あぁ…だから、離せ」
心配そうに眼をしずめたアシュレーは、立ち上がるカノンを見ると己も体を起こす。
マフラーにうずまった口からは、いつものように鋭い調子で言葉が続けられた。
「お前の部屋は逆の棟のはずだが…」
いつもなら、会うのはリルカかマリアベルだ。
そのはず、この青年に会うのはおかしい。それに時間が時間だ。
何をするにせよこんな時間にこの男が女性棟に来るとは思えない。
「少し散歩でも、と思ったんだ」
そんな言葉だった。
しかし断る理由もない。丁度頭のもやを振り払いたいところだった。
この青年自体に害はない。いつか取り払う禍とは言え、今は仲間だ。
妙にうたがうのも気がひける。ついていってやることにした。
どこの街にも近くない、人気のない荒野だった。
アーヴィングは普通に外出を許可し、適当な場所におろしてくれた。
見渡しても緑などない、荒野だけだ。
砂嵐が起こるほど風はつよくなく、渇いた風が妙に懐かしい。
「…それで、何か話したいことでも」
「ないんだ」
「…は?」
聞こうとした言葉を短い言葉で返されて、思わず面食らう。
「何か、わからない。ただここに来て欲しくなった…」
「……意味がわからんな。疲れているのはお前のほうじゃないのか」
くっと眼を見ると、どことなく虚ろげな瞳をしているアシュレーが居る。
肩をすくめて、すぐにでもシャトーに戻ることを切り出そうとした。
次の瞬間だった。
「……ぅっ!」
強い力が首に働いたと思うと足が地面から離れ、空中にとどまる。
目の前の青年の、鍛えられた腕が自分の首を掴み挙げていた。
どうってことはない、あの銃剣を自らの腕同然に扱うのだから、これだけの力はあって当然だ。
「…こうしろ、って。僕の中の奴が言っている…」
そう云った青年の瞳はいつもと違う。
甲冑の中で光る真紅の光。それが青年の瞳にうつっていた。
血の気が失せる。呼吸が難しくなり、力が入らない。
「カノン…すまない…あまり抵抗はしないでくれ」
あいた手を振るうと、その腕の先だけが黒い甲冑に包まれる。
自分が払うべき禍が目の前にあるのに、体に力がはいってくれない。
その指先から、五つの光の輪があらわれる。ガーディアンのものとは別の力。
それがカノンの四肢を拘束し、もう一つは眼前に浮いていた。
首から手がはなれると、一気に酸素が流れ込み、軽くむせる。
「…き、さま…っ、操られて…ッ」
「違うよ…そんなことはない。奴のせいで少し…」
ぐっ、とその手が今度は胸の膨らみを掴んだ。
カノンの体が震える。抵抗しようにも四肢がまるでなくなったかのように動かない。
「…体が…熱いだけなんだよ」
…そう云うと、普段の優しい笑顔を湛えていた顔が、邪悪に、歪んだ。
226 :
名無しさん@ピンキー:03/05/04 09:36 ID:HHTkZpP9
覚えてます!覚えてます!
津軽下北三八神キター!
227 :
sage:03/05/06 00:24 ID:ur0U3BuD
>6様 キター!キタキタ―!!!!! ベア様×シェーン!!激アツでした!!
やっぱ最高です・・貴方様は。純愛バージョンも大いに興味アリです!!
宜しくおねがします!!
コニー物も!
229 :
名無しさん@ピンキー:03/05/11 01:11 ID:GP8sTLpe
前スレで>6さまに散々書いてもらって何だけど、
やはり人の欲望に限りはないもので――
ロディ×セシリアの“数度目”モノをお願いできません?
>>229 おい!お前にルシエドが寄ってきたぞ!!!
231 :
ルシエド:03/05/11 16:55 ID:vv00MaXo
>229
ワンワンワン
あぼーん
あぼーん
あぼーん
ベア×ジェットもイイのぅ
死んだ恋人がいるアーム屋の姉ちゃんもなかなか萌えた
アーム改造する時はわざわざあの姉ちゃんの所で(ジェットを先頭にしてw)やってた
236 :
6:03/05/11 21:27 ID:9voSWZrc
>>222 勿論覚えています。カノンとアシュレーに本格的になりそうで、期待してます。
で、私の方もくだんのシェーン×ベアトリーチェの純愛ものを書いてみたんですが、
よろしければあげてみようかと。
237 :
名無しさん@ピンキー:03/05/11 22:15 ID:exsVn2qe
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
242 :
名無しさん@ピンキー:03/05/12 01:50 ID:/ckhSBVN
宣伝ばっかウゼー
244 :
6:03/05/12 10:59 ID:eGUJ8Zt3
ネガ・ファルガイアの脅威から、ファルガイアが救われて数日が経過した。
一度は滅びを迎えた世界も、ヴァージニア・マックスウェルらの働きにより免れ、今はこうして平穏を保っている。
人々の多くはそんなことがあったとさえ気づかず、変わらない毎日を送っている。
中には少々変わった体験をする者もいたようだが――希少なのは確かであろう。
パスカーの民の生活は規則正しく、就寝時間も早い。
神官候補ともなれば、日々の修行とも兼ねあって早寝早起きが原則となる。
渡り鳥として世界を旅しているギャロウズはともかく、パスカーにあって修行を続けるシェーンはそれを忠実に実行していた。
世界が救われようと変わらない営みだが、かえってそれこそが平和を示しているのかもしれない。
ともあれその日も規則正しく眠りについて、夢の中へと入った矢先に――それは起こった。
「この、感触……」
夢の中にいるという自覚がある。
明晰夢などとも呼ばれる現象なのだが、シェーンにとって今の事態はそれとも違うと確信できた。
「……これは、やっぱり……」
なんとも言えない、ふわふわとしたようなこの感覚は、少し前までは慣れ親しんでいたもの。
『夢見』。夢の中で神秘の存在と接触し、未来のビジョンを授けてもらう。
もっとも、シェーンが信頼していた相手は実は夢魔で、都合のよいように利用されていただけだったのだが。
その夢魔も、彼の兄と仲間達によって滅ぼされた、はずである。
だが、今の感覚は。
「まさか――」
慌てて、周りを見渡す。『夢見』ならば、すぐにでも『夢の中の君』――夢魔ベアトリーチェが出現するはずだ。
――果たして、すぐ近くに彼女はいた。もっとも、
「……えッ!?」
その姿にシェーンが驚いたのも無理はない。
いつもの黒いワンピースではなく、ドレス姿だ。いや、服装どころか、身体そのものまで構成を変えている。
紫の肌に、グロテスクな爪。右目の眼窩は虚ろに落ち窪んでいて、中にはぼんやりと黄色く輝く光が見える。
夢の中の君どころか、まさしく『夢魔』そのものといった姿なのだ。
そして。
245 :
6:03/05/12 10:59 ID:eGUJ8Zt3
「傷だらけじゃないですか……」
一番シェーンが驚いたのは、そんな彼女がぼろぼろに傷ついていたことだった。
身につけたドレスも、薔薇の飾りは剥がれ落ちて、布地もあちこちが擦り切れてしまっている。
肌のあちこちも傷つき、血まで流れ出しているようなのだ。
「……くッ。シェーン……貴方の夢の中だったなんて、ね……」
苦しそうに身体を抑えながら、彼女はシェーンをにらむ。
「な、なんで、貴方が……」
「辛うじて消滅は免れたけれど……逃げ延びた先がここだなんて。
……くす。最後まで、本当についてないわね……」
自嘲の笑みを浮かべて、ベアトリーチェは立ち上がった。
「……さあ、とどめをさしなさいな。もう逃げる余力さえもない。
貴方にとってわたしは憎い敵でしょう? くすくす……」
そう言って、また薄く笑う彼女の姿に――シェーンは、ひどく虚しさを感じていた。
「確かに、貴方は僕を利用して……大変なことをしたんです、よね……」
「そう……夢の中の君なんて嘘っぱち。もうとっくに気づいていると思ったのだけどね?
生かしておくつもりなど無いのでしょう? なら、一思いに消滅させて欲しいものね」
「貴方は……」
悩みながらも、シェーンはきっとした顔で彼女を見つめる。
「貴方は、死にたいんですか?」
「……そうね。どうせ、わたしの夢が叶えられることなどないのだから……こんな世界にもう、未練はないわ」
ベアトリーチェは自嘲気味に笑う。
「だったら――」
「……ええ。好きにしなさい」
夢魔は目を閉じると、ふうと息をついた。
(そう。虜の手にかかって消滅するのも一興……か)
散々利用してきた相手に消される。いかにも、魔族には――自分には、相応しい末路だ。
シェーンとて神官としての修行を積み、瀕死の夢魔一人を葬る力くらいは身につけているはずである。
246 :
6:03/05/12 11:01 ID:eGUJ8Zt3
少年が両手を前にかざし、意識を集中するのを薄目を開けて見ると、ベアトリーチェはくすりと笑った。
さて、どんな力で消されるものだろうか。ガーディアンはあらゆる存在に宿り、神官はその力を行使できる。
消滅の寸前まで苦しめられるかもしれないし、一瞬で消滅するかもしれない。それはシェーンの思うがままだ。
そうして、覚悟を決めて、その時を待っていたベアトリーチェに。
「……ファーストエイド」
シェーンの両の手から、解き放たれた力は――
「え……?」
暖かく身体を包み込み、あちこち壊れていた彼女の身体を、実にゆっくりと癒していく。
生命のガーディアン、オードリュークの手になる技。ファーストエイド――文字通りの応急処置、だ。
「これは……どういうこと?」
「そんなに回復した訳ではありませんけど、すぐに消滅してしまうことはないはずです」
「そうじゃない……貴方、わたしを回復させたのよ? それが、どういうことなのか――」
「分かってます。貴方が世界を破滅に追いやった張本人だってことも。でも」
生真面目な表情で、シェーンは夢魔を見つめる。
「蒼の脅威にしても――僕に助言を下さり、そして彼らの野望を阻止できたのは、紛れもなく貴方の助けによるものです」
「……それは、彼らがわたしにとっても邪魔だっただけのこと。感謝される謂れなどないはず――」
「それでも貴方のお陰でファルガイアは助かったと言ってもいいはずです。ヴァージニアさんや兄上を一つにまとめたんですから」
「貴方は……」
彼女にとって、預言者、そしてジークフリードは極めて厄介な存在であった。
彼らを野放しにしていては、彼女の夢も阻害されてしまう。だから、それを打倒する為にヴァージニアらを利用したのだ。
その点を考えれば、確かに『ファルガイアを救った』と言えなくもないが。
「それにッ。貴方自身の野望を打ち砕いたのもヴァージニアさん達なら、
全ての危機は貴方の手によって救われたと考えてもいいはずですッ」
「……それは――皮肉かしら?」
面白くもなさそうに、ベアトリーチェは呟く。
これもまた事実ではある。利用する為の存在だったヴァージニアらは、彼女に挑んできて――
利用するどころか、こうして全てを打ち砕かれてしまったのだから。
247 :
6:03/05/12 11:02 ID:eGUJ8Zt3
「わたしにしてみれば笑えもしない悪夢よ。そんなことを言われてもね……」
シェーンの言葉に対して、呆れながらベアトリーチェは返した。
「少なくとも、僕はそう思っていますから……貴方には、そんなに簡単に死んでほしくはありません」
対するシェーンもよく言うものである。以前の彼と違って、兄やその仲間の影響を受けているのかもしれない。
「……なら、いいわ。わたしを生かしておいて、それでどうするの?
わたしを捕らえ、従えさせるつもり? 馬鹿げた話ね。ニンゲン如きがわたしを使役しようなどと、思いあがりもはなはだしい……
そんなことをされるくらいなら、わたしは自分で自分を消去させてもらうから」
「そうではなくて……生きて、罪滅ぼしをすることだって出来るでしょう?」
「――罪滅ぼし?」
この言葉には、ベアトリーチェも少しだけきょとんとする。
「ファルガイアはこれからまだまだ大変な時期を迎えるはずです。
そんな時に、僕や兄上のようなガーディアンの神官は大事な役目を背負っていくでしょう。
だから、その助けを……貴方にしてほしいんです。
ファルガイアを滅ぼそうとした罪があるのなら、ファルガイアを救うことで罪滅ぼしになるはずですッ!」
一瞬、夢魔は理解できなかったらしい。彼女にはあるまじきことだが、ぽかんと口を開けてしまう。
248 :
6:03/05/12 11:02 ID:eGUJ8Zt3
それでもデジタルな彼女の思考はすぐに理性を取り戻し、シェーンの言葉を理解して――かえって、言葉を失った。
「……ば……馬鹿、な……」
魔族に助けを求めるニンゲンなど、聞いたこともない。――いや、預言者はニンゲンだったが。彼らは例外として。
しかもシェーンは彼女が騙してきた相手――どう考えても、こんな無茶な話はない。
「……そんな下らないことをわたしが信じると、本気で思ってるの?」
「はいッ」
「……どこまでもお人よしね。シェーン……所詮ニンゲンも魔族も、他人を利用することしか考えていないのよ?
例えば、そう――仮に貴方の言うことが本当だとして。わたしが貴方に従ったとするわ。
そこで、わたしが貴方を裏切って、またファルガイアの想い出を奪ったら――貴方はどうするのかしら」
「……それは」
「信じられるはずがない。だから、わたしだってそうよ。
貴方がわたしを騙して、利用しようとしていると――そう思うのが自然でしょう?
だからね、シェーン。本気でも嘘でも、わたしはそんなことに従うはずが――」
249 :
6:03/05/12 11:04 ID:eGUJ8Zt3
「……僕は貴方を信じたいです」
「――え?」
「確かに、僕は貴方に騙されて、夢見をやっていたのかもしれません。
だけど、最後の一つを除けば、その結果は何時だって正しかったはずですッ。
それなら、確率から考えても信じて問題ないはず――」
「それは……」
何故だろうか。ベアトリーチェは、半ば意地になってでもシェーンの言葉を否定しようとしている。
素直に従ったふりをして、自分の言葉通り後で裏切ってもよさそうなものなのに。
「……それは、わたしと貴方達ニンゲンの利害がたまたま一致していただけのこと。
信じるなんて、そんなこと……下らない感傷に過ぎないじゃない……」
「僕は信じたいんです……あの夢の中の君――いえ、ベアトリーチェさん……貴方を。
いつも夢に出てくる貴方はどこか寂しそうで、僕は助けてもらうばかりでは嫌でしたから……」
「……演技よ。そう思わせて、貴方を騙す為の」
「だったら、僕は喜んで騙されますッ!」
シェーンの言葉を聞くうちに、彼女は。
本当に何故だろうか――自分の思考ルーチンに強い負荷がかかっていることを感じていた。
信頼などという言葉は、はるか昔に削除した部分だというのに。
夢魔という存在は、魔族の中でも一段低級であったから。削除されない為に、他人を利用するしかなかったのだ。
「……シェーン、貴方は……」
素直に彼の言葉に乗って、この場を切り抜けてしまえばいいのだ。後でなんとでも誤魔化せる。
今まで散々に人を利用し、欺いてきた彼女の思考は、はっきりとそう告げている。
それなのに、廃棄したデータの奥深くから想定外のエラーがもたらされているようで。
「ですから、ベアトリーチェさんも……僕を信じて、助けてください……ッ」
「……でも、それは……わたしは、だけど……」
発生した自己矛盾に、ベアトリーチェの言葉が迷う。
250 :
6:03/05/12 11:05 ID:eGUJ8Zt3
「――その傷」
「……え?」
ファーストエイドで少しは回復したものの、まだベアトリーチェの身体にはひどい傷が残っている。
「まだ、痛むはずですよね。なら、僕がせめて……」
「何を……シェーン、貴方……」
そっと彼女の元に近づくと、シェーンはまず夢魔の右の手を取る。
そのまま顔を近づけて――親指の先を、口に含んだ。
「ッ!?」
今の彼女は、戦う為の姿。夢魔として、人とかけ離れた姿をしている。
肌の色や落ち窪んだ右目もそうだが、何よりおぞましく見えるのはその両の手。
全体としては小柄な少女なのに、手だけはグロテスクに大きく爪も尖っている。
そんな怪物そのものの手だというのに、シェーンはこうして爪の付け根あたりを口にしているのだ。
「あ、貴方ッ……な、何をしてッ……!?」
狼狽するベアトリーチェをよそに、神官候補の少年は舌先を彼女の指に這わせる。
ぺろぺろと、飴でも舐めるかのように。夢魔の指は彼の唾液で濡れていく。
「や、やめなさいッ。何のつもりか知らないけれど、こんな馬鹿げたことをして……」
唐突に指を舐められる。意味が理解できなくて、彼女らしくもない困った声をあげた。
すると、シェーンはふっと口を離し、にっこりとした顔を向ける。
「傷がついたら、舐めておけば治るって。兄上から教わりました」
「それは――そういう意味じゃなくて……あ」
一方的に言うだけ言って、彼はまたベアトリーチェの指を口に含んだ。
ぺろぺろと舌を動かして、親指全体に唾液をまぶす。
「んッ……それは確かに唾液には消毒成分もあるけれど、こういう時にすることでは……くッ……」
無理やり振り払えないこともないのだが、それをするのはどうも躊躇われる。
困惑したまま、シェーンの舌が指を濡らすのを眺めている――と。
「やッ……シェーン、貴方ッ……」
触れるもの全てを引き裂くような今の彼女の手でも、指先は鋭敏なのは普通の人間と変わりない。
そんな場所を舐められると、なんとも言えない気分になってしまう。
251 :
6:03/05/12 11:05 ID:eGUJ8Zt3
親指全体を舐めると、ようやくシェーンは口を離した――が。
「ふぅッ……」
「じゃあ、続いていきますね」
「……なッ……い、いや、そんなことはしなくても――ん……」
すぐに、人差し指を口にしてしまう。
「だ、だから……シェーン、舐めても傷が癒される訳ではないの……」
厳しく咎めることも出来ず、やんわりとした注意になってしまって――やはり、シェーンはやめようとはしない。
結局、ベアトリーチェは戸惑ったままで、自身の指を咥える少年を見つめるしかない。
親指、人差し指。それだけではなく、右手全ての指を舐められて、ようやくシェーンの舌から解放された。
ずっと困惑したまま見つめていたベアトリーチェは、少しだけ呼吸が荒くなっている。
「……どう、ですか?」
小指から口を離した少年が、そんな彼女を見つめて言う。
「ん、ふぅ……ん。何度も言ったのに……」
「はい?」
「……そもそも」
紫色の肌だけに、あまり目立たないのだが――少しだけ、ベアトリーチェの顔は赤くなっているようだ。
「手の先なんて、そんなに傷ついてはいない。舐めたって、わたしが癒されるはずがないじゃない……」
「あ……ごめんなさい」
「……それ以前に、舐めたから治るというものでもないと、何度言えば――」
「だったら、この辺を舐めます」
言葉を途中で遮って、シェーンは彼女の首筋に顔を寄せた。
「え……?」
夢魔は目を見開いて――咄嗟にどうすることとも出来ず、彼の行動を許してしまう。
「ん……」
固まってしまったベアトリーチェの首筋に。少年は、そっと舌を這わせた。
252 :
6:03/05/12 11:06 ID:eGUJ8Zt3
前置きがまたえらく長くなってしまってますが、ひとまずこの辺までです。
シェーンがちょっとアレかもしれませんね……
253 :
名無しさん@ピンキー:03/05/12 13:08 ID:/ckhSBVN
キターーーーーーーーー!!
待った甲斐がありました!!
254 :
6:03/05/12 22:54 ID:eGUJ8Zt3
「――ひぅッ」
びくりと身体が震える。首筋は、なんといっても敏感な場所だ。
それに構わず、シェーンは舌を動かし、首の周りから肩にまで舐めていく。
「や、シェーン、貴方ッ……んぁッ……」
これには流石に夢魔も動揺して、慌てて手をシェーンに近づける。
鈍く光る爪が伸びて、これを振るえば傷ついた今の自分でも少年一人を切り裂くのは可能なはず。
――だが、爪を突き立てようとしても。何故だかその手は寸前で止まり。
「……あ、んッ」
首筋から、肩の近くまで舐められる感触に、力がずるずると抜けていく。
「シェーン……ん……」
代わって、両手を彼の背中に回し。
ぎゅ、と――
すがりつくように、強く抱きしめる。
「あ、え……は、はいッ……」
それに応えるように、シェーンも舌に力を込める。
肩にかかる髪を払って、その傷ついた肌を舐め――
舌は首筋に戻ると、更に上って夢魔の顔に辿り着く。そして。
「……んッ」
シェーンの舌――そして唇とベアトリーチェの唇が、不意に重なる。
暖かい少年の唇に、少しだけ彼女の目もとろんとする。
「む……んッ」
肌を舐めていた時と同様、シェーンの舌はベアトリーチェの唇をも舐める。
しっとりとした舌を感じて、更に夢魔の瞳から険しさが消えていく――直前に。
「……ッ!」
ひどく慌てた様子で、身体ごと相手を振りほどき、背中に回した手もほどいて後ろに下がってしまう。
「わ、わたしは何をッ……く……」
一方のシェーンは、残念そうな瞳でベアトリーチェを見つめた。
255 :
6:03/05/12 22:56 ID:eGUJ8Zt3
「シェーンッ……あ、貴方、自分が何をしたのかわかっているの?」
「ですから、その傷を少しでも癒せたら、と」
「……だったら」
片手でシェーンを制すると、ベアトリーチェは軽く指を鳴らす。
――と、その身に纏うドレスが消えて、紫色の裸体が曝け出された。
「あ……」
一瞬少年は目を背けようとしたが、しかしなんとか踏みとどまる。
そんなシェーンにくすりと笑うと、また薄く笑いながらベアトリーチェは口を開いた。
「ほら、わたしのこの姿――魔族の姿。ニンゲンなどとは程遠いでしょう?
肌の色も何もかも……これを見て、それでも癒すなんて下らないことを言うつもり?」
「……それは……」
確かに、シェーンの視線はさ迷って、ベアトリーチェの身体を見られなくなっている。
「見たくもないでしょう? こんなバケモノの姿はね。
事実貴方はそうやって、わたしを見ようともしていない……」
「ち、違いますッ」
「違わないでしょう。魔族とニンゲンは相容れないのだから、そんなこと――」
「ぼ、僕はッ!」
その言葉には、少年も強く言葉を返した。
「あ、貴方の……そんな、裸なんて、その……き、綺麗で……その……」
「……綺麗」
「い、いやらしい目で見てしまいそうで、だから……」
「……シェーン、貴方……本気で言っているの?」
「は、はい」
しばらく、ベアトリーチェは考え込む。
シェーンが純情なのは分かっているのだが、それにしても今の自分はどう見ても怪物の姿だ。
悪夢を見せる為の姿なのに、綺麗と言われても――対処に困る。
いやらしい目で見るも何も、怖がってもらうのが本来なのだが。
――と、そこで。ふと彼女はある『嫌がらせ』を思いついた。
256 :
6:03/05/12 22:57 ID:eGUJ8Zt3
「それなら、シェーン――わたしを癒すと言ったわね?」
「……ええ」
「……わたしはね、データによって形作られた存在。言ってみれば想い出によって生きているの。
つまりわたしのダメージとは、データの欠損に他ならない……
さて、それならどうやればデータ欠損を補えると思う?」
「す、すみません……あの、僕、あまりロストテクノロジーは詳しくなくって……」
くす、と夢魔は笑う。
「……ニンゲンのデータを貰って、それを改変して……そうすれば、わたしを修復できるかもしれない。
だからね、貴方が本気でわたしを癒したいのならば……貴方のデータを、わたしにくれるかしら」
「データ……って、どうやって――」
「簡単な話よ。……わたしを、抱いて御覧なさい」
「抱いて……ええッ!?」
案の定、うろたえるシェーンに――ベアトリーチェはまたくすくすと笑いかける。
「本来子作りの行為だけど、あれは多大なデータのやりとりにもなる。
今のわたしはとにかくデータが壊れているから、修繕するにはそういうのが必要でね……
やってくれるかしら? シェーン?」
「そ、それは、その……」
「出来るはずがないわよね。わたしは魔族。綺麗などと言ったところで、本質的には違うわ。
こんな外見のバケモノを抱くことなど、とてもじゃないけど無理――でしょう?」
「……僕は……」
「ニンゲンと魔族が分かり合うことなんて出来ないの。……もう、だから諦めなさい。
わたしはね、別に滅んでも構わないんだから、こんな茶番はもうやめて――」
「……きます」
「――素直にわたしを滅ぼ……し……」
「抱きますッ……それで、貴方を助けられるのならッ」
「て――って、シェーン……」
257 :
6:03/05/12 23:00 ID:eGUJ8Zt3
「生贄の祭壇で、僕は兄上に助けられて……それで、決めたんです。僕も誰かを助けたい、って。
それで今、貴方を――僕が沢山お世話になった貴方を助けられるんなら、やりますッ……なんでもッ」
「え……な、ちょッ……」
「……行きますッ」
そう言って、シェーンは強く――裸のベアトリーチェを、抱きしめた。
「ま、待ちなさい、何も本当にする必要は……んッ」
先ほどと同じように、少年はその舌を彼女の肌につける。
まず肩から。そしてゆっくりと下りていき――
控えめに膨らむ、ベアトリーチェの乳房に。その湿った舌は辿り着く。
「んぅッ! あ……シェーン……本当に、わたしを……」
膨らみの先端、色づいた赤い突起に口付けてから、シェーンはベアトリーチェに顔を向け――はっきりと頷いた。
「それで貴方を癒せるのなら――僕は、何でもしますッ」
「……なら、一つ……注文があるの」
彼女の瞳は、今ではひどく戸惑って、シェーンを見るにも伏目がちになってしまっている。
「わたしの本性を知って――貴方を利用していたことも知って。
それでも……わたしを本当に信頼して、助けてくれるというのなら……
ニンゲンの恋人にでもするように、わたしに想い出を与えてくれるかしら……?」
「……約束します」
「なら――貴方に任せてあげる」
呟いて、ベアトリーチェは両手でシェーンを抱き寄せた。
すぐに、彼も先ほどの続きとばかりに右の乳房に舌を這わせる。
いつもの黒衣の時よりも、この夢魔の姿の時はそれなりに年齢が上とは言え、控えめな大きさであることは変わりない。
そんな弾力のある夢魔の膨らみを、シェーンはゆっくりと濡らしていく。
瞳を閉じて、ベアトリーチェはその行為をじっと受け止める――
「……ん……」
258 :
6:03/05/12 23:01 ID:eGUJ8Zt3
シェーンの舌使いは、何も技巧を凝らしたものではない。
それでも、そのざらりとした感触が肌の上を走り、乳房にぐっと押し付けられるたびに。
「くぅんッ……」
ぴりぴりと――全身に走る軽いものが、ベアトリーチェに言い知れない昂揚感を与える。
一方のシェーンは、はっきりと言い切ったもののまだ少しだけ不安そうな顔をして、それでも必死に舌を動かしている。
そうして膨らみを舐めていくうちに、再びその先端へと少年は口をすすめた。
――そして。ぺろ、と、軽く突起を舐める――瞬間。
「うぁぅッ!」
びく、と、大きく夢魔は身を震わせた。
「あ……だ、大丈夫ですか?」
心配そうに問いかけてくるシェーンに、ベアトリーチェは息をついてから、視線を返す。
「……問題ないわ。続けて」
それならばと、また一心不乱に舌を動かす。
「んんッ……く、はぁッ……」
少し舐めただけでも、彼女はたまらなそうに声を漏らす。
まだ不安なところはあったが、シェーンはぺろぺろと右の乳首から乳房、そしてまた舌を動かして左の膨らみを舐める。
同じように舐め続け、再び先端を刺激して――
「……んぁッ!」
小さく震える彼女の反応に、必死になって舐め続ける。
「あ……ん、うッ……」
ベアトリーチェの両の手は、シェーンの背中でかたかたと震えている。
切り裂くだけでなく叩き潰すことも可能なその手は、今は目の前の少年へとしがみつくだけの支えでしかない。
胸の膨らみと先端を舐められていると、身体中がぴりぴりと震えてしまうのだ。
「やッ……あ、んッ……ふぅッ」
――そうして、ベアトリーチェの吐息が荒く、不規則になってきた頃に。
「はぁ、んッ……え?」
「……ベアトリーチェ、さん……」
シェーンは――乳房から、ゆっくりと舌を下げていった。
259 :
6:03/05/12 23:02 ID:eGUJ8Zt3
胸から下りて、その舌はお腹のあたりを舐めていく。
そんなに敏感な場所ではないが、濡れた感触が肌を走るのはやはり身に染みる。
「あ……はぁ、ん……シェーン……」
あまり強く抱きしめてしまうと、その手で彼を潰しかねないから――
快感の行き場に困って、ベアトリーチェは吐息を漏らした。
「……あの」
「……え?」
そうやっているうちに、シェーンの頭は随分低い位置に来ている。
お腹を通り過ぎて、更に下――ベアトリーチェの、隠された場所に。
「ここを……その、舐めて……」
「……ん、任せるって……言ったはずよ……」
「じゃ、じゃあ……失礼、します……」
恐る恐るといった様子で、シェーンはその薄い繁みと、奥の肉の襞に舌を這わせる。
――瞬間。
「ひッ……うぁッ!?」
びくッ、と、今までより大きく彼女の身体が跳ねた。
「あ、ご、ごめんなさッ……」
「……ち、違うわ……大丈夫、だから……」
慌てた様子で、ベアトリーチェはそう言う。
「い、いいんです……ね?」
「何度も……言わせないで」
ともあれ、再びシェーンは舌を動かす。
もう一度、赤い肉壁を舐めてみる――
「うぁッ!」
――と、また彼女はびくんと全身を震わせた。
260 :
6:03/05/12 23:02 ID:eGUJ8Zt3
「ほ……本当に、大丈夫なんですか?」
「……ちょっと、待って」
はぁはぁと、ひどく荒く息をつきながら、ベアトリーチェはその身を横たえた。
仰向けになって、息を整える。
「……少し、立っているのが辛くなってきたから。続けて、シェーン」
「え、ええ……」
体勢が変わって、シェーンはその顔を彼女の股に差し込むようにして、また舌を伸ばす。
今度も、彼女の中を軽く舐めた途端、
「ふぁぁッ!」
ぴく、ぴく、と大げさな反応が返ってくる。
「……あの……」
「い、いいから続けなさい……」
「……はあ」
困惑しながらも、シェーンは舌を動かす。
「ひぁッ! う、んぁッ!」
あまり奥まで舐めるのは躊躇われて、入り口の近くだけを刺激する。
それでも、
「あぅッ……くぁ、んうううッ!」
実に大仰に、ベアトリーチェは喘ぎを漏らしているのだが。
「……こんなに……こんな、おかしい……」
時折、そんな呟きも聞こえてくる。
ともあれ、彼女の秘所から流れ出る液体を舐め、そして肉壁も舐めていく――
「ああぁッ! や、ん、ふぅあッ! こんなにッ……や、ん、くッ……!」
――なんとも、大きな反応ばかりが返ってくるのだが。
なるべく気にしないようにして、ぺろぺろと舌を動かし、膣口を刺激する。
声だけでなく、彼女はびくびくと震えて、シェーンの舌を耐え続ける。
「うぁッ……あ、ひッ……」
とろとろと、流れ出る愛液はどんどん量を増していっているようだ。
261 :
6:03/05/12 23:03 ID:eGUJ8Zt3
――ベアトリーチェの反応の大きさも、続けていくうちに慣れてきた。
「あぅあッ! ふぅッ……んあッ!」
「……ええと」
もう気にしてもしょうがないと悟って、シェーンは――突然、一気に舌を突き刺し。奥を舐める。
「――ぁ……え、ああああぁッ!?」
その瞬間。
ベアトリーチェは、今までになく背筋を反らせて――
ぐ、ぐ、と、差し込んだ舌にも、彼女の中の痙攣が伝わり――
「あぁ……や……ん、あ……」
大きく身体を震わせた後、夢魔はぐったりと倒れこんだ。
「あ、だ、大丈夫ですかッ!?」
慌てて、シェーンは舌を抜いて、彼女に問いかける。
と、身を起こしたベアトリーチェは、気だるそうな瞳でこちらを見た。
「……おかしいわ……」
「お、おかしい?」
「……こんなに敏感になっているはずはないのに。少し舐められただけで達するはずが……」
「え……」
まだ息は荒いままで、夢魔はシェーンをじっと見つめる。
「……もう、いいわ。どうも、準備は完全に整ったみたい……」
「あ……え?」
「……貴方の想い出を。わたしに……頂戴」
そう言って、彼女は再び仰向けになり――くい、と手招きした。
「それはッ……つまり……」
「……来て」
言われて、シェーンはごくんと息を呑んだ。
262 :
6:03/05/12 23:04 ID:eGUJ8Zt3
正面から、覆いかぶさるようにシェーンは身体を重ねる。
丁度お互いの性器が重なる位置に動くと、小柄な彼女の頭はシェーンの首筋あたりに位置してしまう。
「ほら、早く……」
「は、はいッ!」
慌てながら、少年は自らのペニスを調整していく。
慣れている行為ではないし、どうも見えづらくて、なかなか入り口に届かない。
「……まだ?」
「ごめんなさい、そのッ……」
「……なら、いいわ」
呟くと、ベアトリーチェはその手をシェーンの股間へと伸ばした。
ごつごつとした手ではあるが、それは優しくペニスを包み込む。
「……う」
「ちゃんと動かしてあげるから――」
言いながら、夢魔の手によって潤んだ秘所へとシェーンは導かれる。
くちゅ、と軽くくっついたあたりで――彼女は手を離した。そして、じっとシェーンを見つめる。
「さあ――入れて」
「……ッ」
言われるままに、ずちゅ――と水音を立てながら、シェーンのペニスはベアトリーチェの秘肉に包まれていく――
「――あ……」
彼女の中は。
少し潜っただけでも、激しく収縮し、奥へと誘ってくるようだ。
その上肉襞は包み込むように動き、まだ入り口から少しだというのに精を絞ろうとする。
「……くッ」
一瞬、出してしまいそうになったが――なんとかシェーンは耐えた。
「じゃ、じゃあ……進みますね……」
声に出して言わないと、すぐ暴発してしまいそうだったから。
返事が返ってくることも期待せず、そう告げた――のだが。
263 :
6:03/05/12 23:06 ID:eGUJ8Zt3
「あ……な、なんッ……でッ……」
その相手は、またひどく狼狽しているようなのだ。
「あ、あの?」
「こんなッ……くッ……」
「……と、とにかく……」
ひとまずは気にせずに、ゆっくりと突き入れていく。
「……うくッ」
肉を押し分ける抵抗が激しい。
しかし、一度通った場所はざわめき、包み込んで、もっと奥へと誘ってくる。
相反する反応を受けながら、シェーンはどうにか腰を進めていった。
――それに同調するように、
「あぁッ……や、うぁぁぁッ!? な、こんなッ……ひぁぁッ!」
「……くッ……」
ベアトリーチェも、また激しい反応をしている。
「すごッ……こんな、大きッ……ぐ、くふぁッ!」
「……あ、あの……」
半ばまで彼女の膣内を貫いたが、なんだか彼女が心配になってくる。
入れているだけでも、ペニスに与えられる刺激は大きいから、シェーンもあまり無事ではないのだが。
「……つ、続けてッ……ん、んぁぁッ!」
動きを止めたら、そんな風に言われてしまった。
「……あ、はいッ」
慌てて、また、ぐッ、と奥へと突き入れる。
その肉の抵抗も激しいが、ペニスを包む肉壁はもっともっとと要求してくる。
元々小柄な彼女の膣内なので、要求されるままに貫くと――
「あ……そ、そこがッ……や、ひぁッ!」
奥の奥――進んでいたシェーンのものが、はっきりと遮られる。
子宮口にまで届いたことが、その感触によって確かめられた。
264 :
6:03/05/12 23:07 ID:eGUJ8Zt3
「ここが……限界ッ……」
「や、う、くッ……シェーンッ……ん、あ……はぁッ……」
ベアトリーチェの息はひどく荒い。
右の目は落ち窪んで、その輝きを見ることは出来ないが、左の目はとろんとしている。。
「こんなに……感じるなん、て……」
上にあるシェーンを、その瞳がぼんやりと見つめた。
「……続けます」
「え、ええ……ん、くぅッ……」
短く言葉を交わすと、またシェーンはペニスを抜いていく。
今度は、ぎゅっと捕まえているように肉襞が動き、引き抜こうとするシェーンを捕まえるようだ。
「う……くッ……す、凄いですッ……」
「ん……あ、貴方のもッ……や、ひぅッ……」
紫色の肌は赤みを増して、全身が熱くなっている。
吐き出す息も熱く、悩ましいものになって、胎内の熱さを少しでも外へ吐き出そうとしている。
それでも、抜かれていくペニスと、膣内の摩擦は熱さを次々と生み出して、吐き出しても吐き出しても熱は収まらない。
「んくッ!」
そうして、ようやく入り口にまで戻ると、少しの解放感からベアトリーチェは息をついた。
「……それじゃ、一気に……」
「……ええ」
二人ともに息を整えると、シェーンはぐっと腰に力を込めて――
ず、と。今度は、一息に奥まで貫く。
「うぁぁぁぁッ!」
やはり、ベアトリーチェの反応は激しい。が、今度は躊躇わず、またシェーンは一息に抜いていく。
「んぅッ……あ、シェーン……もっと……んッ……」
「……はいッ!」
その言葉を皮切りに。
今までの勢いとは桁違いに、シェーンは強く――激しく、抜き差しを行う。
シェーンのペニスと、ベアトリーチェのヴァギナは噛みあい、擦れて――ぐちゃぐちゃと音を立てていく。
265 :
6:03/05/12 23:07 ID:eGUJ8Zt3
奥まで貫いてから、再び引き抜く。
それだけの行為の繰り返しで、細かな技も何もあったものではない。
未熟なシェーンはともかく、ベアトリーチェはそのあたりも細かく出来るはずなのだが、彼女も何かしようとはしない。
いや、出来ないでいるのだ。
「うぁぁあッ、……な、すごくッ……う、ふぅあッ!」
膣内で暴れるシェーンがもたらす快感が大きくて、彼女自身が対応できていない。
「ぼ、僕もッ……ッ!」
肉壁はこなれて、激しく抜き差しを繰り返されることで分泌される愛液が掻き出される。
多量の愛液によって、段々と抵抗は緩やかになるものの、それでもやはりお互いが感じる抵抗は大きい。
入っていく時には引きつるほどに締め付けて、抜いていく時も離さないように強くペニスを絞る。
「あッ……はぁ、くッ……あ、うッ……! わ、わたしッ……もうッ……」
――二人とも、限界は早いうちに訪れた。
それ程に、お互いが相手から受ける快感は強いのだろう。
「僕もッ……で、出ちゃいそうでッ……」
「んッ……く、な、中にッ……」
そう言いながらも、ぐちゅぐちゅと動きは止まらない。
ベアトリーチェの胎内を、シェーンはぐいぐいと貫き続ける。
「あ、貴方の想い出ッ……ひぁッ! わ、わたしにッ――」
「うッ……あ、くッ!」
その動きが、ずッと奥まで届いて、二人が密着した時に。
びゅるッ……びゅッ。
言葉通り、夢魔の膣奥――子宮口を通って、彼女の胎内へ。
びゅるるッ……と、白く熱い『想い出』が、注ぎ込まれていく。
「あぅッ……ん……はぁ、出てる……ッ」
ベアトリーチェの手はゆらりと揺れて、全身から力が抜ける。
「はぁッ……はぁ、はぁ……」
出したシェーンも、あまり体重をかけないように気をつけながら、彼女の上に覆いかぶさった。
266 :
6:03/05/12 23:11 ID:eGUJ8Zt3
また一旦切ります。
>>229 同じカップリングというのが鬱陶しくなければ、書いてみたいとは思っています。
例によって、確実とは言い切れないのですが。
では、ひとまずこの辺で。
>180-183 >188-190
タイツ越しに伝わる手の感触は思ったよりも優しかった。
「やぁっ! ちょっとそんなところに手つっこまないでよ」
いまさら何だと言われても……やっぱり心の準備はあってもね。止めたくなるわけで。
「信じるんじゃなかったのか?」
「いやでもそれとこれとは別でし」
人の話を聞かないジェイナスは足の付け根にまで手を滑らせてきた。下着の上から敏感な所を刺激してくる。
ジェイナスが触れるたびに小さな吐息をしてしまう。
ジェイナスはしゃがみこみ私の腰の位置まで目線を下げる。はしたなく、たくし上げられたスカートは下着を金色の視線の前に晒す事になっている。
「白か……」
そうしみじみ言われても。いいじゃない、好きなんだから。
「もうちょっと色気のあってもいいんじ」
う、うるさいわね。反射で拳骨で頭を殴ってしまった。縞模様の大型果物を叩いたような胸のすく音が聞こえた。かなり痛そうな表情を一瞬したけれど同情はしないわよ。
「……そうか、優しくしてやろうかと思ったが……そんなに痛いのがお望みか」
え? 私はそんな事一言も言ってない。
利き腕をスカートの中に突っ込むと下着を一気に下にずり下ろそうとした。勢いが強すぎて布の破ける音が聞こえてきた。
「っ……何するのよ!」
「俺は単にお嬢ちゃんのお好みに合わせただけだ」
下着だった布切れを投げ捨てると強引に私の敏感な所をまさぐり始める。指が誰も見せた事の無い所に分け入る。急な侵入者に激しい痛みを感じ、抗議を言ってもジェイナスは聞き入れてくれなかった。
乱暴に指を動かしてくるジェイナスは指を二本、三本と増やしていった。指を出し入れする度にだんだん強くなる粘度の強い液体の音を響かせてくる。
「嫌がってる割に濡れてきてんじゃねぇか。お嬢ちゃんにも聞こえるだろ? 案外本当にこう言うのが好きなのかもな」
「好きなわけないじゃない!……こんなっ……痛いのなんて」
痛みの原因だった指を私の中から引き抜くと見せ付けるように指を私の鼻先へ突き出してきた。指についた粘液が良く見えるように親指と他の指を擦り合わせ糸を伸ばす。
「じゃあこの粘ついた液体は何かなあ。どんどん溢れといて嫌いだっていうつもりか?」
「それは……」
痛みと言い返せないせいで涙がにじんできた。立っている足もどんどん力が抜けて来る。せめてもの抗議でジェイナスをにらみつける。
「おやまあ一丁前に睨みつけるか……上等。どんだけ元気ならそろそろいくか」
にらみに怯んだ様子は無い所か逆にすこし嬉しそうに顔をゆがめる。
立ちあがったジェイナスは殆ど力の入らない私の左足に片手をかけると軽々と持ち上げる。体制の崩れた私は後ろの岸壁に体を預けた。
ジェイナスは私に寄り添うように近寄ると同時に下腹部から激しい痛みがやってきた。
中へ中へ。深く深く。私の事などお構い無しに。一番深い所まで私を攻め立てるとジェイナスの動きが止まった。
すぐに気持ちよくなるからと言われてもそう感じない。
ジェイナスを体から離そうと赤いジャケットをめいっぱい掴みあげるが、ジェイナスは離れてくれなかった。あまり暴れるからなのか、ジェイナスが左手で私の頭を幼い子を慰めるように撫ではじめた。
すがるように右手をジェイナスの左手の甲に重ね、頭にあった左手を頬に擦り寄せる。
撫でられた事とジェイナスの手の暖かさを頬に感じた事で、ほんの少しだけ今体を支配する痛みから逃れられた気がした。それでも痛みすべてが無くなったわけではない。
「お願い……早く」
続きをどういおうとしたのか私にも分からない。それでもジェイナスは一言頷くと、動きを再開し始めた。
一番最初のように抉るような動きではなく、少しずつゆっくりと私を犯していく。
痛みはまだずっと続いていたのだけど最初よりは幾分か耐えられるようになった。だんだんピッチの速くなっていくジェイナスの首に両手をまわし、しがみつく。体の前面全体からジェイナスの熱を感じる。
残りの足も持ち上げられ、体のすべてをジェイナスに預ける格好になった。
更に深く抉られ痛みもぶり返していたが、すべてジェイナスに任せる事にした。体ごと突き上げられるたび、振り落とされないように両腕に力を込める。
あいかわらず、擬音もエロもないものでアレなですが。
和姦でもないようなきもしますし。
申し訳ないんですがもうちょっと続くような気がしますが今日は勘弁してください。
271 :
6:03/05/13 20:27 ID:oX3vltJN
「んッ……くぅ……」
膣奥に吐き出された精液を感じて、ベアトリーチェは息を吐く。
「……これで、その……傷は、治ったんですか?」
「ああ……そうね。貴方の想い出を元にして、破損したデータの修復を行う……ある程度は、上手くいったけれど」
言いながら、その手を自分の口元にあてる。
「……まだ」
「え?」
「まだ足りないわ……もっと、貴方の想い出を貰わないと」
「た、足りない……って、その」
口ごもるシェーンに、ベアトリーチェはくすりと笑った。
「……いいでしょう?」
「は……い」
ああ言った手前、断るのは考えられない。
それに、シェーンにしても――
(……こ、これであまり気持ちよくなるのは、失礼なような気もしないでもないけど……)
――そんなところである。とりあえず問題はないようだ。
「それで、その……」
ようやく呼吸を整えてから、シェーンはふっと声をかける。
「何かしら?」
「今度は、もっとよく貴方の顔を見たいんです、けど……」
「……顔を?」
今の体勢でも、そんなに見えなかったという訳でもないのだが。
「まあ、いいわ……貴方に任せると言ったのだから」
272 :
6:03/05/13 20:28 ID:oX3vltJN
身体を起こして、座り込んだシェーンの上にベアトリーチェがまたがる形になる。
これなら確かにお互いの顔が近づいて、よく見えると言えば見える体勢だ。
「ふぅッ……」
体勢を変えるだけでも、膣内でペニスが擦れて緩やかな快感を生む。
ため息に似た喘ぎを吐いて、ベアトリーチェはシェーンの胸に体重を預けた。
「じゃ、じゃあ――もう一度、僕の想い出を」
「……そう。わたしに、頂戴――」
呟くと、そっと夢魔は腰を動かす。
「うッ……く」
気を抜いていたせいか、シェーンはその摩擦が招く快感に魂を持っていかれる気分になる――が、
「ぼ、僕もッ……が、頑張ります」
どうにか誤魔化して、こちらもゆっくりと突き上げる。
「んッ……」
先ほどの勢いに任せた動きとは違うが、それでも濡れた膣肉の中で固く滾ったペニスは暴れ、擦れあう。
ぐちゅ……ぐちゅ。接合部の音も、ゆっくりだが響き始めた。
「はぁ……ん……」
勢いよく突き上げることは出来ない。それでも、小柄なベアトリーチェの奥まで届いて、子宮口を軽く突く。
更に、ベアトリーチェ本人は腰をゆるやかに回し、円運動で互いを高めようとする――
「やッ……ぁ、んッ……」
「き……気持ちいい、です……」
「わたしも……ね……はぁッ……ふぁ……」
掠れるように囁く夢魔の声が、神官候補の耳に響く。
それと同じくらい、二人の繋がっている部分からは、ずちゅッ、ずちゅ、と水音が聞こえてくる。
二つの音は絡み合い、それとともに彼女の胎内のペニスも膨れて――更に、固くなっていく。
「くぁッ! ……ん、また大きくなったわね……んぅッ……」
「あ……は、はぃッ……つッ」
その固いものは、ますます夢魔を突き上げて――少年の上で、彼女の身体全体をゆらゆらと揺らす。
273 :
6:03/05/13 20:28 ID:oX3vltJN
――そんな時に、ベアトリーチェがそっとシェーンの耳元に唇を寄せた。
「ねえ、シェーン」
「……え?」
まだ、二人の腰の動きは止まらない。ぐちゅぐちゅと動いて、たまらない快感をもたらしている。
「……貴方は、本当にわたしのことを信じてくれているの?」
「……ええ」
「だったら、わたしは――」
ずんッ、と、シェーンは強く突き上げた。
「ふぁッ! ……ん、わたしも……貴方のこと、信じて……いいの?」
「……ええッ」
くちゅ、ぐちゅ、とベアトリーチェの腰が複雑な軌道を描く。
接合部からはぽたぽたと愛液、そして精液が零れて、夢の中の地を汚す。
「本当に、ん、くッ……あ、い、いいのね? 貴方のこと、信じても……」
「僕は……」
シェーンは、そっとベアトリーチェの首筋を舐めた。
「ひぅッ」
「……僕は、絶対に裏切りませんから……ずっと貴方にッ……」
「……わたしは、それなら……」
それと共に、ベアトリーチェは耳元から顔を離し――
そのまま、シェーンの唇に。自分自身のそれを重ねた。
「んッ!」
「……ふぅッ」
夢魔の唇から、少年の唇に。そっと舌を伸ばす。
「ぁぅッ……」
それに応えて、シェーンもまた舌を差し出した。
お互いの舌が絡み合って、唾液も交換されていく。
ずちゅッ、ずちゅッ、と、一方では繋がっている場所から大きな音が流れ出る。
突き上げるシェーンに、横の動きを加えて膣内を刺激するベアトリーチェ。
舌と舌が絡み合うと同時に、ペニスとヴァギナの絡み合いもまた激しさを増す。
274 :
6:03/05/13 20:29 ID:oX3vltJN
ベアトリーチェの唾液が、舌を伝わってシェーンの喉へと流し込まれる。
そして、彼女の膣内もまた震えて、きゅうきゅうとシェーンのペニスを強く締め付けていく。
「……ふはッ」
「あ……」
流石に息が辛くなってきたのか、シェーンがふっと舌を離した。
「ごめんなさッ……い、くッ……ふ、ぼ、僕、そのッ……」
「ん、いいわッ……それは、もう完了したからッ……」
「完了……って、くぅッ!」
また、膣内での蠢動が激しくなった。
柔らかく、熱く、それに狭い彼女の膣壁が、シェーンを捕らえて搾り取ろうとする。
「う……ぼ、僕、またッ……」
「え、ええッ……わ、わたしも合わせるからッ……!」
言葉を交わすと、ずんッと強く突き上げた。
「ッああッ!」
ベアトリーチェの身体が、その衝撃で跳ねる。
それだけでは止まらず、ずんッ、ぐッ、と何度も強く下から貫いて――
「……うぁッ! ん、はぅんッ! や、ひぅッ――」
「な、中が熱くてッ……」
「シェーンッ……強くてッ……凄くッ……あ、うぁぁッ!」
そうして、何度も何度も身体の奥――子宮を持ち上げるほどに強く突いて。
ぐっちゅッ、ぐっちゅと音は激しくなり――
「あ、あ、ひぁ、あッ……や、うぁッ!」
再び、ベアトリーチェの一番奥を貫いた、その瞬間。
「あぅッ……ん、シェーンッ……わたしッ……や、ああああッ!」
ぎゅ、と、両手をシェーンの背中に回し、強く抱きついて――
同時に、膣内では絡みつく肉壁が激しく収縮し、ペニスをちぎらんばかりに締め付ける――
275 :
6:03/05/13 20:30 ID:oX3vltJN
「またッ……で、出ますッ……中に、僕のッ……!」
「来てッ……あ、ふぁうッ!」
びゅるッ! びゅるるるるッ!
二度目で、ますます濃さを増した、熱い粘液――精液が、下から上へと流れ出す。
奥にだくだくと注ぎ込まれ、それは少しずつ溢れ出る。
「く……うッ……」
ぐったりとした様子で、ベアトリーチェはシェーンに身体を預ける。
「う……」
そんな彼女を抱きとめて、シェーンの方も虚脱する。
体重を支えているのはシェーンで、自分自身も力が抜けながらもなんとか彼女を支えているが。
「……んッ」
不意に。
ベアトリーチェは、そんなシェーンを――軽く押して、仰向けに横たわらせた。
「え、あの?」
「……もっと。もっと、貴方の想い出が欲しいの」
そう言って、腰を上下させ始める。
「な、もっとってッ――」
「二回じゃまだ……もうちょっと、頂戴……」
まるで伝承の中の『夢魔』のように、ベアトリーチェはひどく貪欲になっている。
「……はい。僕の想い出でよろしければ、いくらでも」
覚悟は決まっているのだから――シェーンも、そう応えて。
そっと、両手で彼女の腰を掴むと――ず、と下から突き上げた。
「ふぅんッ! ん、嬉しいわ……ね、もっとッ……」
「は、いッ……僕も、貴方にッ……!」
二度も出して、しかも今は出したばかりなのに。
いつしか、シェーンのペニスは前よりますます熱く滾って、ベアトリーチェの膣内へ鋭く刺さる。
276 :
6:03/05/13 20:30 ID:oX3vltJN
ずちゅッ……ずちゅッ……ずちゅッ。
その交わりは、それこそずっと――長い長い夢として、続いた。
「はぁッ……ん、シェーン、もっと頂戴ッ……や、ひぅッ……くッ」
びゅッ……びゅるるッ。
精液――想い出はどれだけ注がれても、尽きることもなく。
「……シェーン……ん、ふぁ……」
ベアトリーチェも実に嬉しそうに、彼の精を受け続ける。
繋がるやりとりは、一晩続いて――
何時の間にか、シェーンは深い眠りについていた。
――夢の中での眠りと同時に、現実での目覚めが訪れる。
「……うん……」
まだ外はほの暗い。早朝からの修行が日課なのだから、シェーンにとってはいつもの風景だ。
「なんだか、いい気分だなぁ……」
と、そこで夢の中のことに思いが至る。
夢の中の君――夢魔ベアトリーチェに、ああいった約束をして、そして――
「ぼ、僕は……う……」
慌てて、下着を確かめてみる。
とりあえず夢精しているという事態はないようなのだが。
「……どうなったんだろう? ベアトリーチェさんは、僕と……」
一緒にいるという約束はしたのだが、さてそれを確かめるとなると。
「呼んだかしら?」
「……えッ!?」
――と。ほとんど突然に、シェーンの傍に黒衣の少女が姿を現した。
「あ……え?」
「……くす。何を驚いているの、シェーン?」
「あ、貴方は……でも……」
「貴方が、わたしが必要だと言ってくれたんでしょう? だから、こうやって傍にいてあげることにしたの」
277 :
6:03/05/13 20:31 ID:oX3vltJN
「そ、そうなん……ですか?」
「ええ」
彼女はくすくすと笑っている。が、前と違って少し明るい、ような気がしないでもない。
「だからね、シェーン。ほら、途中で一度貴方に口付けたでしょう?」
「あ……はい」
「あの時……貴方の脳内に、ちょっとわたしの端末をインストールさせてもらったから。
貴方が望めば、いつでも現れてあげるわ」
「は……はぁ……」
くすくすと、実に愉快げに彼女は笑っている。
「まあ、恩返しはしないといけないだろうし、それに……今夜から、毎晩夢の中で色々と相談もしたいところだしね?」
「そ、それって……」
「……わたし、貴方のことを信じることにしてみたの。ニンゲンと共存するのはまだ考えられないけれど、
とりあえずは……ね。だから――」
ベアトリーチェはそっと唇をシェーンによせる。
けれど、その唇は実物と触れ合うことは出来ずに、すり抜けてしまう。
「……ね。続きは夢の中でまたしましょう。これから、ずっと貴方の中に常駐してあげるから」
「……つ、つまり……僕を、そしてファルガイアを助けてくれる、んですよね?」
「そのつもりよ……くす――世界を作らなくても、こうやって触れ合うという手段はあったのよね」
「そう……です、よね……」
なんだかむしょうに嬉しくなって、シェーンもふっと笑顔を浮かべた。
「ん……じゃあ、また……用事があったらすぐに呼んで。くすくす――」
ひとまず、彼女はノイズと化して消えた。見送って、シェーンも満面の笑みを浮かべていた、が。ふとその顔が曇る。
「……あ。そういえば……兄上や、他のみんなにはどう説明しよう」
考えてみれば、また凄まじい難題ではある。
ファルガイアを救うのとも同じくらい難しい話ではあるだろうが、それでも――
彼女の力を借りれたら、多分上手く解決できるような気がして、シェーンは実に気持ちよく――朝の目覚めをした。
278 :
6:03/05/13 20:44 ID:oX3vltJN
ここまでです。
次に何を書くかはまだはっきり決めてないんですが、
あまり間を空けずに書き上げられればよいな……と。
>>267-270 続きですね。やはり、雰囲気がいいです。
もう少しとのことで、最後まで期待して待っています。
では。
相変わらずの神ッぷりに心底惚れ惚れします。
グッジョブ!!
乙!
次も楽しみにしています!!
ベアたんかーいーよー!
ほっしゅ?
リクエスト、ザック×セシリアか、エルミナ……とかだめだろか。
1がなくってさみしい。自分1しか知らないので
2と3をプレイしてから来い
そうしないと数々の萌えを逃がすことになる
マリアベルすげ。
ティム×コレット・ジェット×花園の少女を読んでみたい。
趣味が丸わかりだな・・・
≫285
1のマリエルを加えると完璧だな。
ロディ×マリエルは前スレにあったような気がする。
288 :
山崎 渉:03/05/22 02:41 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>6タン
前スレのロディ×三人娘の続ききぼん。
あれからどうしたのか非常に気になる。
290 :
名無しさん@ピンキー:03/05/24 21:01 ID:XK58F5M7
人が居ないねえ
あぼーん
神 超傑作 傑作 良作 佳作 凡作 惜作 不作 駄作 超駄作 あぼ〜ん
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
▲
あぼーん
>>6殿
素晴らしい!まさに神だ!!
このままラブラブなシェーン×ベアの続きが読みたいたいっす。
激しく無理そうだが・・・
>>285 ティム×コレットは漏れも読みたいぞ
花盗人編ってあったっけ?
>>295 無い。
そもそも花盗人ってどうなったんだ?
どういう経緯で休止になって、再開の目処はあるのか・・・?
297 :
山崎 渉:03/05/28 13:27 ID:1p/RwMnS
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
渉で保守って寂れすぎだろ…_| ̄|○
放任主義なのです
基本はマターリっスよ。
ここ、あんま落ちないし。
書き込み絶無なわけでもないからさ。
保守
ぽきゅ
-=、-、
\\
__ ヽ ヽ___
`ヽ、\rヘ | `゙''- 、
「lヽヽl |__ `゙ヽ、
/二二ヽヽ| ト、`ヽ─‐、 |\
// _」rミ ヽ| レヽ ヽー、 \ | ヽ
,ィ'/ァ7フ彡ヘ/ヘヽ! ∧ヽ ヽ ヽ \_/ ヽ
/// // /´| | | | ヽ! ヽ/ ̄\ ヽ このスレは、きっと、力強く育ってくれます…
|/ .! ,ィ' / | | | , ┼-- ! i__「L... ヽ / …いいえ、『きっと』ではなく、
ノ l/ .l | レ'´\ヽ ッ==、| | l ├, r‐'/ 『必ず』、強く育ってくれるでしょう。
| | | | ∧ |rテミ ` |::;;`|| | | /`ーy'ヽ、
| | | ト「 ヽ人;;:j `ー'| / / // / |-- 、`゙ヽ、
| |ヽ、Vr‐メ{___j :::: ' ::: l// / | ̄ヽ ヽミミヽ、 `ヽ、
ヽ y'-/ 人 \ ヽr〜‐、 彡イ/个、! ヽ\ヽヽ \ \
/ /,イゝ-ヘ `ヽ二ソ_,.ィ´`ニ V ヽ ∠∠ィl ||ヽ \
,.イ / ,. -|/ヽ! >-─┴‐、__ノ ̄ ̄| ∨ /ト-┼リヽ! ヽ ヽ
// レ'´ // ニニ}─‐'´∧ ∧! く ! ヽ ヽ
/ // / / r‐ァ __/| ∨ /| \ ヽ !
./ // / _」 /,r‐'´ ∧ ∧| ヽ \ |
/__/ / ,ィフ /| / 二二二ノ| ∨ | ,. -┬─、 ヽ \ |
つーか。野郎の書き手はおらんのかね。
いたほうが需要と供給があっていいとは思うが。
ほしゅage
前スレ最後の冬の時代は、毎日アーメンガードが頑張ってくれたんだよな
さすがに発売後大分たつから、今度も期待するのは良くないか…
6月8日、なまこの日〜。
巨大なまこをなますぎりにした勇者と、輪切ったなまこを、なまのままぱくりと食べた、食いしん坊のどちらが勇気があるか?
この戦いが行われた年から、今日はこの命題についてのディスカッションを行う日と定められているのだ。
あめんがーどたんいらっしゃーい
>180-183 >188-190 >267-269
二人とも無言だった。でも完全な無言ではなく私は大きく揺さぶられるたびに言葉とも言えない声を漏らしていたし、ジェイナスも激しい呼吸を繰り返していた。首にしがみついているためジェイナスの吐息が余計に大きく聞こえる。
一番繋がっている場所も濁音が混じった水音を大きく響かせている。
目を瞑り他の事は何も考えず、ただジェイナスの動きに体を任せているとジェイナスの動きが更に激しい物となった。つられて声をあげてしまったけれど、それはまるで犬の媚びた鳴き声のようだった。
「はっ……ぁ……うんぅ……く……ぅん」
「なんだ……そんなに……いいのかい?」
少し意外そうに耳元でささやかれて、そうだ、ともちがう、とも答えなかった。答えられなかった。相変わらず下腹部は悲鳴をあげているし、つられて全身も痛みの輪唱を繰り返している。ただ、ジェイナスに触れているとほんの少しだけ暖かいと感じる。その暖かさが心地よい。
その全く異なる二通りの感覚が同時に湧き起こっている状態で答えを出すことができなかった。
「そろそろ……」
ジェイナスが小さなうめき声をあげると共に熱いものがこみ上げてくるように感じた。
二人ともその熱の余韻を確かめるように動きを止める。
荒い息遣いがしばらくの間その場を支配した。
二人とも呼吸が元に戻る頃、先ほどまで私を支配していた物を引き抜いた。
ゆっくりと地面に降ろされ、地面に座るように促され、特に抵抗もせず大人しく従った。
ジェイナスの目の前に座った時点で気づいたけれど、今ちょうど目線にあるのがえーと、そのジェイナスの腰の位置なわけね。……つまりはまあ、今まで……な物がそこにあるわけで。
やっぱりね。こういう時って見たくなくても目線にあれば見てしまうもので……
……あらかじめ言っておくわよ。私は比較対象物なんて目にした事なんてないからね。
でも……やっぱり……おおきくない?
よっぽど変な目線で見ていたんだろうな。ジェイナスは私に要らない軽口を叩いてきた。
「お、俺の奴に見とれているのか? 俺ほどのものだ。そうなるのも仕方ないな」
「誰が……ですって」
「まぁまぁ。じゃ、見とれついでに綺麗にしてもらおうかな」
「人の話は聞きなさ……綺麗にって……何を」
悪漢にしては珍しいぐらいの爽やかな笑顔を向けつつ己の下半身を指差す。
途端に顔をしかめると、これはまあ、基本的な礼儀だからと言われた。
ねえ。本当かしら? なんだかとてつもなくうそ臭いわよ。普段見せない爽やかな笑顔が余計に気になる。
かなり疑惑が残ったけれど、渋々ながら従う事にした。スカートのポケットから薔薇の刺繍をあしらった白いハンカチを取り出すと先端から優しく拭い始めようとした。
途端にジェイナスの顔がしかめっ面になる。そうじゃねぇ、と制止されたのでじゃあどうするのかと問いかける。
「そりゃぁ、口でに決まっているだろう」
……それ絶対に違うんじゃない? 普通と。
ジェイナスは問い詰めても頑として口でするのだと言い張った。
「それに……まだ俺は満足してねぇしなぁ。やってもらえりゃ満足するんだがなぁ」
「ちょっ……あれだけやっておいてまだ満足してないの? 嘘でしょ!?」
「いや本当」
まだまだ元気だからと言われ目線を腰にやると、本当に今さっきより大きくなってる。
しかもなんだか角度が上向きに……ッ。今、今なんだかびくッって……なったわよ。
「……こんな大きなの……できるわけないじゃない!!」
「じゃ、またヤらせてもらおうか」
そういって抱きかかえようとしてきた。
もう、さっきの痛いのはご免だわ。かなり嫌だけれど……
「一つ約束して……今日はこれで終わりだって」
承諾の言葉を聞いてから、私は顔を上向きになった先端に近づけた。
鼻先まで近づけると具体的にどうすればいいのかを尋ねた。
「舌を使って……丁寧に舐めとってみたらどうだ」
前にもうちょっとと書きましたが……力量不足でまだ続いてしましました。
すいません。
書き込みがウザイのであれば言ってもらえれば漏れなりの対処はします。
じゃあ率直に言わせてもらう。
愛してるぜ。
続き楽しみにしています〜。
6月13日、今日は悪の日〜。
悪はエビル。
悪なことをするのはエビります。
悪なことをしようかなあというのはエビれば。
…エビが食べたくなってきたな。
>180-183 >188-190 >267-269 >309-310
……舌……ねぇ……
頭が痛くなるような要求だったが、どうせ抵抗しても意味がないと思ったので覚悟を決めて少し口を開けて舌を出し先端に触れてみる。
思ったよりも柔らかな感触と苦味を含んだ今までに感じた事のない味が舌から伝わった。
すぐに頭を離してジェイナスに嫌悪感を前面に出した目線を投げつける。
「一度やるって言ったんだから最後までやれよ。それがお嬢ちゃんの流儀なんだろ?」
そりゃぁ、まあそうなんだけど……でもこれは違うと……
半ばあきらめて舌を再び動かし始めた。
先端をゆっくりと綺麗にするとまわりも舐めるようにと声がした。顔を少し傾けて作業がしやすいようにしてから続けた。
少しづつ汚れを舐めとっては口を離し「やめてもいいか」と問いかけるが、なかなか許してはもらえなかった。
それどころか、筋はもっと丁寧に舐めろだの、優しくやれだの要求をつけてくる。
やっとの事で全体を舐めとりがおわった。これで開放してもらえるのかと信じていたのに
「じゃ、仕上げついでに咥えて」
……仕上げって……ついでにって……まだ……
「いやぁ。お嬢ちゃんの舌があんまり心地いいんで最後までやってもらおうかなってな」
「い、いいかげんに……」
「顔面にぶちまけられるのとどっちがいい?」
「この悪漢がッ……」
こう言う問答は勢いがあったもの勝ちだと身をもって知った瞬間だった。
口元に先端を近づける。
これ……そうとう大きく口を開けないと無理なのではないかな……
躊躇していると唇に先端を押し付けて早く咥えるように催促された。
触れられた瞬間、反射で口を硬く閉ざしてしまったが、促されるままにゆっくりと口を開けようとした。途端に無理やりこじ開けるように押し付けてきた。
口内がジェイナスのそれに満たされた私は喉の奥にまで進入されたこともあって、むせこんでしまった。
頭を後ろに下げてジェイナスから離れようとしたけれど、いつの間にか頭を抑えられて殆ど動けなかった。喉の奥から何か吐きそうだという感覚があったが必死に飲み込んで抑える。
あまりに苦しくて、涙がにじむのがわかった。
「歯は立てんなよ。舌は……さっきみたいにな」
私の苦しい状況を知っていてなお、己の要求を告げてくる。もしかしたらわかっていたからこそ告げてきたのかも知れない。
よっぽど噛み切ってやろうかと思ったがそれだけは抑えて、少しづつではあるが舌を動かしはじめた。
それがわかるとジェイナスは少しずつ私の頭を前後に揺らし始める。
一応は気を使っているようで、最初の時のように喉の奥深くまで深く挿入すると言う事はなかったけれど、大きいだけに出し入れされるだけでかなりつらい。
ゆっくりだった揺れはすぐに激しいものとなった。
つらくて声を出そうとした。だけどそれは口に含んでいる状態では言葉ではないうなり声のようなものにしかならなかった。
「ま、頑張ってるお嬢ちゃんにご褒美だ」
そういってから私の頭をしっかりと掴み今私が口に含んでいる物を喉の奥に向かって突いてきた。
同時にまた口中に苦味が広がった。
喉の奥にまた入れられたため、吐き気が再び起こる、抑えるために飲み込む動作を繰り返した。
なし崩しに、それは苦味も一緒に飲み込む事となった。
結局吐き気がおさまるまで喉を鳴らし続けた。
ようやくおさまったころ、ジェイナスは私の口から口内の感触を惜しむようにゆっくりと抜き出した。
ジェイナスからの物から開放された私は手を地面につき大きく息をする。
息を整えるのもそこそこにジェイナスに最終確認をする。
「……ねぇ、これで終わりよね」
「まあな」
「本当に?」
「ああ、俺は嘘はいわねぇよ」
「そう、それなら良かった……」
ジェイナスの言葉を聞いて、少し力が戻ってきた。
立ちあがろうとすると、ジェイナスが脇の間に腕を通し、立ちあがらせてくれた。
手早く衣装を整える。無理やり破かれた下着はあきらめて一応人前に出られる格好に戻した。
近くに投げ捨てられた拳銃を拾いながらふと思った事を口にする。
「……で、さっき言ってたご褒美って……」
ジェイナスも同じように服を整えて、今は側の岩に座りこんで煙草に火をつけていた。
私の問いに下品な笑みをうかべる。
「ああ、あれ。お嬢ちゃん咥えている時すっげえエロい顔してたんでな。2回目ってのもあるから早めに終わらせたってことで」
「……」
顔が引きつるっていうのかしら。
煙をくゆらせるジェイナスの側に近づいて、正面に立つ。
「なんだ、キスでもして欲しいのか?」
「馬鹿ッ!!」
記憶の遺跡で裏切られたときなんであんなに怒るのだろう->
その前にいろいろちょっかい出されていたからだよ。多分。
という会話から。
尻切れトンボスマヌ
>312さん
(´-`).。oO(うれしいこといってくれるじゃないの……
それじゃ、ところんよろこばせてやろうじゃないの
だったらよかったのにm(_ _)m
レスくれた人ありがd
それでは失礼します。
今日は6月23日、ロープの日〜。
一流の船乗りになるには、大変なことが多いらしい。
砂の流れを読んだり、ロープの結び目を覚えたり。
そういえば【荒野の災厄娘】シリーズ3巻は、船乗りにしかほどけないロープの結び目がうまく伏線に使われてたっけ…
321 :
6:03/06/25 02:55 ID:utVLIqsX
また物凄くお久しぶりになってしまいました。
今度は、例のシリーズの続きのような形でロディ×セシリアなのですが、あげてもよろしいものでしょうか。
と、
>>319 お疲れ様です。雰囲気出てて、いい感じですね。
>321
激しくカモーン!!
323 :
6:03/06/25 23:35 ID:utVLIqsX
ロディ、ザック、セシリアの一行は、最近はミラーマに宿を取ることが多い。
その理由というのは、主にザックにあるのだが。
ロディもセシリアも、わざわざそれを冷やかすような人物ではないから、差し当たって問題になっている訳でもない。
というより。その二人にとっても――特にセシリアにとって、ザックのそういった事柄に関わっている余裕がなかったりする。
色々あって、セシリアはロディと結ばれている。
それはいいのだが、ジェーンやマリエルといった面々もやはりロディと結ばれたりしているのが、悩みどころである。
セシリアとしては、やはり独占したいという気持ちがある。が、他の二人から強引に奪うというのは、やりたくもない。
そうなると、ロディの方から自分を選んでくれるように仕向けたい訳で――
二人に比べて、一緒に旅をしている分有利ではあるのだから。
こうなると、他人の色恋沙汰には一々構っている時間的余裕も、そして精神的余裕もないのである。
「……で、だ。俺はちょっと外で飲んでくるから」
そんなこんなで、一行は今日も水の都ミラーマにて羽を休めている。
夕食のしばらく後、ザックがそう言い出したのも半ば恒例となっていることではあったが、ともあれロディとセシリアは素直に頷いた。
「今日もエルミナさんのところですか?」
「……まあ、な。口説き落とすのも最初からやり直しだからなあ……それも悪くはないけどよ」
「頑張って下さいね、ザックも」
「ん、ああ。……で、お前らはどうするんだ?」
どうする、と聞かれて、ロディはきょとんとする。
「……?」
どうするも何も、やるべきことは特に無いから後は休むだけなのだが。
「それは……部屋で、その……」
しかし、そのはずだというのにセシリアはもじもじとしている。
「ふむ……俺と違って、お前らはな。何しろ若い盛りでもあるんだし……ま、せいぜい明日には疲れは残すなよ」
「は、はいッ……」
ますますセシリアは赤くなり、ロディは取り残されてぽかんとする。
二人とも何を言っているのだろう――と、少年は首を傾げた。
324 :
6:03/06/25 23:36 ID:utVLIqsX
なんだか無理やり事を運ばれているようだが、別にロディだってセシリアを嫌っている訳ではない。
というより、はっきり言えば好意だって持っている。
何より大切な仲間でもあるし、色恋沙汰に関心の薄かったロディでも彼女が美しいということくらいはよく分かっているのだ。
彼女を抱くことだって、正直を言えば――気持ちのいいこと、なのだし。
だが、問題なのはそうやって状況に流されるまま、他の子とまで関係を持ってしまったこと。
誰かを選ぶのが一番手っ取り早いのだろうし、誠実でもあると頭では分かっている。
そうは言っても、いざ選ぶとなると――三人とも、本当に大切な『仲間』なのだ。選べる訳がない。
――この時点で、ロディと三人の間には決定的に認識の相違があるのだが。それはともかく。
そんなこんなで、非常に立場の弱いロディとしては、あまりセシリア一人と仲良くするのは良くないのではないか。
後ろ向きな考え方だが、彼はそんな風に考えていた。
「それじゃ、私は身体を清めてきますね……今日はちょっと埃っぽかったですから。
……なんなら、一緒に」
ぶんぶんと激しくロディが首を振ると、セシリアは少し残念そうにため息をついた。
それでも、気を取り直すと彼女は浴室へ向かう。
「…………」
一人取り残されたロディは、ここでじっくりと考え込んだ。
このまま彼女が戻ってきたら、まず確実に――そんな事態にもなる。
「ッ……」
ならば。
せめてもの望みをかけて、ロディはベッドに横たわった。
眠り込んでいれば、とりあえずは凌げるはず――と。
セシリアが言ったように、今日の旅はどうも埃っぽくて、身体を洗う前に眠るのは少々難しかったのだが――
ここが最後のチャンスでもある。意地でも眠ろうと、ロディは意識を集中―ーもとい、穏やかにしようとした。
あまり意気込んでは眠れるものも眠れないはずだが、幸い長年の旅で眠ろうという意志が生体反応を抑えつける。
325 :
6:03/06/25 23:37 ID:utVLIqsX
すみません、コピペミスです。>323と>324の間にこれが入ります。
「……お前な。本気で気づいてないのか?」
と、そんなロディにザックは呆れたような声を出す。
「?」
「はぁ……なんだ。お前も大概鈍いっていうか、初めてでもあるまいに。
わざわざ気を利かせてやってるんだから、少しはセシリアのことも考えてやれよ」
「……? ……ッ!」
ここで、ようやくロディも気づいたらしい。
セシリアと二人きりになって、しかも彼女は何やら赤くなっていて――
それは、つまり。
「……わざわざ二人部屋と一人部屋で分けた理由も察しろよ? ロディ。
まったく、こんなんでよくもまあジェーンやマリエルちゃんにまで……だよなあ」
かあ、とロディも赤くなる。
何度繰り返そうがこういうのは慣れるものではない。少なくとも彼にとっては。
それに、そんなことを言ったザックはどうも面白がっているようなのだ。
「で、今日はセシリアでいいとして、ちゃんと後の二人にもフォローしとけよ。俺から助言できるのはそれくらいだ」
「よ、余計なことを言わないでくださいッ!」
セシリアからも突っ込みが入ったが、相変わらずザックはにやにやとしている。
「んじゃ、俺は行ってくるから。ああ、出来れば帰ってくるまでに終わっとけよ」
「ッ!?」
「い、一々そんなことを言わなくてもいいですッ!」
楽しそうに、ザックは出かけていった。
取り残されたロディとセシリアは――顔を見合わせる、と。
「……と、とにかく……私達は……もう、休みましょうか」
それ自体に異論はないので、ロディもこくんと頷いた。
326 :
6:03/06/25 23:37 ID:utVLIqsX
なんとか、うとうととし始めた瞬間。
ジリリリリリリリリッ!
――唐突に。驚くほど、大きな音で。
けたたましいベルの音が、ロディの耳元で鳴り響いた。
「ッッ!?」
慌てて飛び起きると、そこには何時の間にか大きな目覚まし時計が置いてある。
今の今までそんなものは無かったというのに――しかも、眠りかけた瞬間に鳴り響くはずもないのに。
たたき起こされたショックで、時計を止めようとも思わずに呆然としていると。
「あ……やっぱり、眠ってしまうところだったみたいですね」
素肌にタオルを巻いただけの、随分大胆な格好でセシリアが出てきた。
「ッ……!」
ロディにとっては二重にショックである。
いい加減に見慣れそうなものだが、それでも慣れないのがロディのロディたる所以だろうか。
「念のためにと思って、モーニングコールを使っておいたのは正解でしたね。
ちゃんと身体を清めてからじゃないと、明日になってから大変だと思います」
「…………」
本当にそれが目的だったのかと疑いたくもなったが、とりあえずロディはぺこりと頭を下げた。
そうして、浴室へ向かおうとする彼に。不意に、小さな声でセシリアは声をかける。
「……あの」
「?」
「……ロディ。私のこういうの……本当に、迷惑……ですか?」
「ッ……」
迷惑か――と聞かれると、これがまた答え辛い。
嬉しいと言えば嬉しいのだが、先ほども思ったように他への遠慮というのがある。
それに、そう簡単に誘いに乗ってしまうというのも、男としては情けないことでもあろう。
「……ッ……」
結局、答えに詰まってしまい――ロディは固まってしまう。
327 :
6:03/06/25 23:37 ID:utVLIqsX
それでも、まっすぐにこちらを見つめるセシリアの視線と、そして。
「……ッ!」
タオルに包まれただけの、彼女の肌を見るうちに。
ホムンクルスとはいえ、男性としての本能は実に正常に反応してしまう。
「………ッ」
「……ロディ」
――ついには、少年の理性は押しやられて。
ふるふる、と。小さく首を横に振ってセシリアの問いを否定する。
「……そう、ですか……良かった」
彼女は素直に微笑んだ。ロディの心中では、また後悔やら期待やら、様々な感情が交錯していたのだが。
そんな迷いを、ロディは頭をぶんぶんと振って無理に追い出す。
更に、せめて身体の埃を落とそうと今しがたセシリアが使っていた浴室へ向かおうとする――と。
「あ、待ってください、ロディ。あの……身体を、清めるんですよね?」
「……」
こくこくとロディは頷いた。すると彼女は少しだけ考え込んでから、
「……わ、私が、その……き、綺麗にして差し上げますッ」
「……?」
言っていることが咄嗟に理解できず、少年は首を傾げた。
何も言わず、セシリアは近づいてきて――彼の衣服に手をかける。
「ッ?」
「失礼、します……」
僅かに手を震わせながら、彼女はゆっくりと――服を脱がそうとしてきた。
「……ッ!」
驚いて、ロディはそんなセシリアの肩に手をかける。
と、また彼女は微笑みを向けてきた。
「任せて……くれますよね?」
「ッ……」
今更否定する理由もない上に、否定する気力もない。
今度も頷くと、それに応えてセシリアはするするとロディを裸にする。
328 :
6:03/06/25 23:38 ID:utVLIqsX
そのままロディをベッドの上に導くと、すぐにセシリアは唇を寄せてきた。
「……!」
「んッ……」
二人の唇が触れ合って、暖かい感触が伝わる。
更にセシリアは両手をロディの背中に回し、きゅっと抱きしめてくる。
小柄なロディは、すっぽりと彼女に包まれるようになって、柔らかさが全身に伝わってきた。
「…………ッ……!」
彼の鼓動も高まって、ますます唇と唇の間に熱がこもる。
受身になってばかりいるのも何だから、不意にロディは舌を動かした。
「ん……ッ?」
セシリアも少しだけ戸惑ったようだが、すぐに応えて同じように舌を動かし、絡ませる。
生暖かい唾液がお互いの舌を伝わって行き来し、相手の喉へと送り込まれる。
その味にも少しずつ慣れ始めて、味わうようにセシリアは舌を動かした。
「……はぁッ……」
唇を離すと、彼女は潤んだ瞳で目の前のロディを見つめる。
少しでも近づけば再び唇が重なる距離で、ロディの方も自然と見つめ返すこととなった。
「あ……あの、じゃあ……」
「……?」
きょとんとした少年の右肩に、そっとセシリアは顔を寄せて――
ぺろ、と、今まで絡めていた舌を、今度はロディの肌に這わせた。
「ッ!」
「浴室で身体を清める……その代わりに、私が綺麗にします……」
そう言いながら、右肩から首へ向かって舐めていく。
「ッ……」
むずがゆいような、奇妙な感触がセシリアの舌によってもたらされる。
首筋を舐められると、ぞくっと背筋が震えたが――それでも、彼女はやめる素振りは見せない。
「……ッ!」
慌ててロディは彼女を止めようとする。
が、荒っぽい方法で止めることは出来ないのだし、言葉で止めようにも――彼は無口だ。
329 :
6:03/06/25 23:38 ID:utVLIqsX
「……少し、塩っぽいですね」
汗をかいたのだから、それは当然のことでもある。
それにしても、埃にまみれたままのロディの身体は汚れているのもいいところなのだが――
どこかセシリアは嬉しそうに、その身体を味わいながら舐めているようなのだ。
「…………」
不思議な気持ちで首筋に絡み付いているセシリアを見ていると、彼女の方も視線を返してきた。
「私、ロディを全部知っておきたくて……ジェーンやマリエルよりも、ずっと……
こうやって私だけでロディといられるのが嬉しくって……それで。
……私、はしたない女ですね……」
うつむいてしまった彼女にかける言葉も見つからず、またロディは戸惑ってしまう。
なんとか必死で考えて、辛うじて出来たことは――そっと、セシリアを抱きしめてやるくらいだった。
「あ……ロディ」
その力強さと優しさに、彼女もまた微笑みを浮かべる。
しばらくはそのままお互いのぬくもりを感じていたが、またセシリアはロディの身体を味わい始めた。
「ッ」
「やっぱり、全部清めておきたいですから……」
言いながら、優しく舌を這わせていく。
首筋から左肩へ。更に、腕から手、指の先へと。
よく鍛えられて、しなやかなその場所を、セシリアは愛しそうに舐める。
「……ッ…」
そこで留まらず、また別の場所へと移っていく。
次には、程よく鍛えられた少年の胸板へと彼女は舌を動かしてきた。
「ッ!」
「ここ、男の人でも敏感なんですよね……?」
女性とは違い、膨らむことのない胸の先を、セシリアはぺろりと舐める。
「ッ……!」
びくりと身体が震えたロディを見て、彼女はふふ、と笑った。
「……ロディ、ちょっと可愛い……」
330 :
6:03/06/25 23:40 ID:utVLIqsX
可愛いという言葉には、少年も少しむっとする。
そんな様子もセシリアには愛しいらしく、軽く笑ってから舌を別の場所へと動かした。
胸から下に降りて、下腹部――そして。
「……あ……」
今まで散々に身体を舐められて、ロディも随分興奮していたのだろう。
すでに、彼のペニスは膨張し、弾けんばかりに膨れ上がっている。
「凄い……オードリュークの加護もないのに、あの時と同じくらい……」
「ッ……」
照れくさそうにロディは顔を背けた。
けれど、セシリアは魂を奪われたように、その滾ったものから目を離そうとしない。
「………ッ」
じっと凝視されているのは、彼女の顔を見なくても自分のペニスの先端から伝わってくる。
それが余計に身体を熱くさせて、人のものと違う水銀の血さえも沸騰してしまうかのようだ。
「……こ、ここも……綺麗にしないと、いけませんよね」
「……!?」
消え入りそうな声で、セシリアはそう呟いて――何かロディが行動する前に、彼女は舌をペニスの先端へと這わせた。
「ッ!」
亀頭の先、小さな穴の開いている部分を軽く舐めると、セシリアの舌はゆっくりと膨らんだ部分へと動く。
先ほどからの言葉どおりに、味わうように舐めて――ペニスの全体を、優しく舌で包み込む。
「……ッ……!」
声にならない、か細い悲鳴をロディはあげた。
なまじ咥えられるよりも、この刺激はたまらないものがある。
それに、こうして舐めているセシリアは、本当に美味しそうな顔でペニスを味わっているのだ。
「んッ……ふう……」
その仕草がたまらず、ロディはますますもって滾っていく。
「……ここが一番美味しいです、ロディの身体……」
セシリアも、舌だけでなく言葉をもって彼を味わおうとするのだ。
331 :
6:03/06/25 23:40 ID:utVLIqsX
膨らみの部分から、少し下へと降りてくびれの部分を舐める。
伝わってくる快感に、ロディは軽く身をよじらせ――その手を、セシリアの頭へと置いた。
「んッ……? ロディ?」
「………ッ」
こうして支えてもらわないと、身体が崩れてしまいそうで――
不安そうな視線でセシリアを見つめていると、彼女も理解したのか、ふふっ、と微笑んだ。
それから、更に気を入れてペニスを舐める。
ちろちろと動く舌が、ひどく艶かしくて――ロディは、下半身に甘い痺れが走るのを感じていた。
「ふぅ……んッ」
舐め続けているうちに、セシリアはそのペニスが小さく震えるのを悟る。
より丁寧に舌を動かすと、その震えはびくッ、びくッと大きくなっていくようだ。
「ひょっとして、ロディ。そろそろ……ですか?」
一旦舌を止めて、セシリアはそっと伺ってみた。
「……ッ」
と、ロディは素直にこくんと頷く。我慢できる状態でもないのだろう。
「それじゃッ……ロディの、身体の中も綺麗にしないといけませんからッ」
意気込んで、セシリアはペニスの全体を舐め回す。
今まで以上に丁寧に、好物のヤキソバ以上に美味しそうに――
「ッ……!」
その仕草は、ロディに快感とそれ以上の何かを与えてきて。
びくびくとペニスは震え、セシリアの舌から伝わる暖かさを受け止めて。
「んッ……んッ!?」
その舌先が、筋の部分を這った、その瞬間。
びゅッ……びゅるッ。
膨れ上がったペニスの先から、白いものが飛び出した。
332 :
6:03/06/25 23:41 ID:utVLIqsX
「あッ……」
慌てて、彼女は舌だけではなく、口全体でペニスを包んで精液を飲み込もうとする。
少し遅れたせいで、最初に飛び出たものは彼女の身体に降りかかったが――
それでも、ほとんどの精はセシリアの喉へと納まった。
「ん、くッ……んッ」
これもまた美味しそうに、幸せな顔で彼女は飲み干す。
「…………」
射精したせいで、呆然としていたロディも。そんな彼女の顔を見て、ぞくっとするものを感じていた。
ただ、それでも、びく……びく、と、精を吐き出しながら震えていたペニスは、ゆっくりと動きをおさめていく。
完全に射精を終えるまでには、随分な量の精液がセシリアによって吸いだされていた。
「あ……はぁ……」
彼女が唇を離す。と、精の残滓が、僅かにペニスの先から漏れ出る。
「んッ……あ、勿体ないです……」
そんなものにまで、セシリアは舌を這わせた。
ぺろりと舐めて、ロディのものはまた綺麗になる。
「……!」
こんな彼女の仕草が、出したばかりだというのにペニスに熱いものを集めていく。
また、すぐに射精する前の大きさへとロディは戻った。が、セシリアはふう、と息をついた。
「ん……あ、まだ、下半身の方は清めていませんでしたね……じゃあ、これから……」
今度は足のつけね、太もものあたりに舌を動かした彼女に。
ロディは、そっと手をおいて――
「…………」
「え?」
じっと、彼女の目を見つめた。
「あの、ロディ?」
「………ッ……」
こういう時にまで無口なのは、流石に問題もあるはずなのだが。
333 :
6:03/06/25 23:41 ID:utVLIqsX
ロディとしては、身体を舐められたことで今までになく興奮していたのは確かだった。
その上に、舌で一度射精にまで導かれ――精を出したとはいえ、その興奮は収まりそうもない。
こうなった以上は、セシリアの胎内に早く入って行きたいのであろう。
そんなだから、また足を舐めるなどと言われては――我慢しようにも、出来るものではない。
「ッ……!」
そんな必死な想いが、彼の目にも現れたのか。
セシリアは、少し戸惑って――そっと微笑んで見せた。
「もう我慢できないんですね?」
「ッ」
我が意を得たりと、ロディはこくこくと大きく頷いた。
そんなことを聞かれるのも普段なら恥ずかしくて堪らないのに、今はもう収まりがつかないのだ。
「ふふ……そういうロディも、私は好きです。それじゃ……」
セシリアもまたベッドに動き、その身体を横たえた。
仰向けになって、ロディに小さく声をかける。
「……前から、来て下さい」
「……ッ!」
かあ、とロディの顔は紅くなる。
それでも、彼女の言葉通りに少年の身体も動き――
覆いかぶさるように、上に来る、と。
「んッ……」
「……!」
何度かの交わりで、覚えた彼女の膣口へ。
まず、ゆっくりと――自らの、膨れ上がったペニスを近づけ、そして。
「くッ……う、ふぅッ」
ずちゅッ……と音を立てながら、セシリアの肉の中へとロディは入っていった。
その中は、最初に貫いた時と比べてもほとんど変わらず、熱く、そしてきゅうきゅうと締め付けてくる。
「あ、うぁッ……!」
何度も迎え入れたことで、最初の時のような痛みもなく、セシリアは満足そうな吐息でそれを迎えた。
334 :
6:03/06/25 23:43 ID:utVLIqsX
ひとまずここで切ります。最近はどうも筆の進みが遅く、結果またひと月も空けて申し訳ない限りです。
335 :
:03/06/26 00:04 ID:R7/EdAIc
ロディセシキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
336 :
6:03/06/26 12:34 ID:8917UNeh
ずッ……ずッ、と、ひとまず奥までロディは突き入れる。
肉を掻き分け、貫いて――ぐ、と。奥の奥、セシリアの胎内に存分に埋まったのを感じた。
「あ……はぁ……はぁ」
「……ッ……」
とろっとした液体が、繋がっている部分から流れ出てくる。
そうやってお互いが確実に繋がったのを確かめて、二人ともに荒く息を吐いた。
「ん……やっぱり、ロディの……凄いです……」
「ッ……」
今ロディが入っている、下腹部のあたりにセシリアはそっと右手を置く。
「ロディの……しっかり、入ってますね……ふぅッ」
胎内にある愛しいものの硬さを確かめて、僅かに微笑む。
その笑顔が、ひどく艶かしいものに見えて――ロディは、そのまま彼女に口づけた。
「あ……ん、くッ」
ロディも幾分積極的になってきたのだろう、自分から舌を入れる。
それに応えて、セシリアも激しく自らの舌を絡ませる。
そうやってお互いの唾液を味わっていると、不意にセシリアの膣内のペニスがびく、と跳ねた。
「んッ!?」
「……ッ!」
硬く滾ったままのそれは、彼女の敏感な肉壁を擦りたてる。
軽い快感が身体を走り抜けて、セシリアは僅かに身をよじった。
ロディもまた何かを堪えるような、少しだけ辛そうな表情をしていて――くちゅ、と軽い音を立ててから、そっとセシリアは唇を離す。
「はぁッ……ん、ロディ……今の……」
「…………」
照れくさそうにロディは俯いた。
絡み合う舌の感触がたまらなくて、一瞬達しかけたとは――口にするには、少し恥ずかしいことである。
それでもセシリアには分かってしまったのか、彼女はまた優しく微笑む。
「……じゃあ、ロディ。そろそろ、動いて下さい」
その言葉に、ロディは少し困ったような顔をしたものの――すぐに、こくんと頷いた。
337 :
6:03/06/26 12:34 ID:8917UNeh
まずはゆっくり、優しくロディは腰を動かす。
奥まで入っているペニスを、そっと抜いていき――
また、ゆっくりと押し込んでいく。
「んッ……く、ふ……ぁ」
何度か交わって、初めての時よりも随分こなれた肉壁は――それでも弾力を失うことなどなく。
入ってくるロディに絡みつくように動いて、奥へと誘う。
「ッ……!」
もう一度奥まで辿り着いて、軽く子宮口を小突く――と、セシリアはびく、と身体を震わせた。
そうして、ゆっくりとした動きを繰り返していく。
「あぅッ……ふく、んッ……」
くちゅ……くちゅ、と、繋がっている場所から流れる音もあくまで控えめで。
彼女の漏らす喘ぎ声も、その緩やかな動きから噛み締めるような声だ。
ロディのペニスも、彼女の肉を味わううちにますます大きく、硬くなって、ゆっくりとした動きでも快感は大きくなる。
それはセシリアも同じようで――抉られている肉がもたらす快感に、呻くように吐息を漏らしてじっと受け止めている。
――それでも、繰り返されるうちにその刺激にも慣れてきて。
もっと早く、強く彼女を貫きたい――そんな思いが、ロディに宿る。
「…………」
それでも、彼女のことを気遣うと、急に強くするのも躊躇われる――と。
その迷いを感じたのか、セシリアの方からそっと囁きかけてきた。
「はぁッ……ん、ロディッ……もうちょっと、早く動いても……構いませんから……」
「……ッ」
見透かされたような気がして、またロディは少々顔を赤くする。
とは言え、その提案を断る理由はないから、今度ははっきりと頷いて――ぐい、と一息に奥を突いた。
「うあッ!」
急に力強い一撃を加えられて、セシリアもたまらず叫ぶ。
「……?」
突いたのはいいが、不安になったのか、ロディは彼女の様子を伺う。しかし。
「……あ、あの、痛くはないです……いいえ、むしろこれくらいの方が……き、気持ち……いいです、から……」
はぁはぁと息を荒くしながら、そう返したセシリアに――少年の理性は、どこかが沸騰した。
338 :
6:03/06/26 12:35 ID:8917UNeh
「ッ……ッ!」
吹っ切れたように、ロディは一気にペニスを引き抜き――それと同じか、より早くセシリアの中へと突き刺す。
「うくぅッ! あ、ろ、ロディ、つ、強ッ……んぅッ!」
今までのゆっくりとした動きとはかけ離れた、力強い動きで。
ぐちゅッ、ぐちゅッ、と、音も大きくなりながら、セシリアの中でロディは暴れる。
「……ッ!!」
「はぁッ……あ、んッ! い、いいです、凄くッ……つ、強くてッ……ひぁッ!」
彼女も痛みを感じる様子はない。全身で愛しいロディのペニスを感じ取って、受け入れようと熱い吐息を漏らす。
そんな思いに呼応してか、彼女の膣壁もざわめいて受け入れている硬いものを包み、締め付ける。
「ふぅ、っくッ……んッ! も、もっと、奥にッ……うぁッ、あッ……」
痛がっている様子はない。それどころか、こんな激しい動きでも悦んでさえいるようだ。
ロディも心置きなくセシリアの膣肉を抉り、貫き――
お互いの肌が打ち付けあう乾いた音と、繋がっている場所からの湿った音が和音を奏でる。
「……ッ……!」
ロディの息もひどく荒くなっている。
この動きそのものも激しい上に、セシリアの声が前にも増して耳に響くのだ。
「うぁ、あ、あぅあッ! ロ、ディッ……い、凄、いですッ……あうッ!」
もっとその声を引き出したくて、彼女の膣内で暴れるペニスは滾り、ますます硬くなる。
セシリアの胎内を出入りするたびに、ぴちゃぴちゃと愛液は飛沫となって、二人の繋がる部分を濡らす。
「あ……う、うぁあぁッ……あ、やッ……ん、ロディ、ロディッ……い、ひ、うッ」
もう、ロディの名前を呼ぶくらいしかセシリアの言葉は紡がれず、そしてロディもただ奥を貫き、それに応える。
ひたすら限界へと向かってお互いがお互いを高め、そうして、ついには――
「あ、あ、あぅ、く、うッ……ロディ、も、もう、私、私、んッ……!」
ぎゅうっとロディを抱きしめて、セシリアは叫ぶ。
「ッ……!」
ロディもまた、彼女の身体を抱きしめて――そのペニスを、一番奥へと突き刺す。
「んッ……だ、出してッ……くだ、さッ……ひあああッ!」
その衝撃が身体を揺らして――セシリアは、びく、びくッと震えながら。
強く、ロディを身体の中へと引きずり込むほどに――締め付けた。
339 :
6:03/06/26 12:35 ID:8917UNeh
「――ッ!」
そして、ロディもまた限界を突破する。
折れんばかりに彼女の身体を抱きしめながら、全ての感覚がペニスの先へと集中し、まるで身体全てが彼女に包まれる気分になり。
びゅッ……びゅる、びゅるるるッ……
熱く、粘度のある液体を、セシリアの中へと注ぎ込んでいく。
「あ、うッ……ぅ、んッ……お、奥でッ……出て、ますッ……あ、ロディのッ……んッ……」
半ば朦朧となりながら、それでも嬉しそうにセシリアは喘ぐ。
確かに、ロディが自分の中へ入って、身体の奥の奥までも彼に染められている――
それを実感できるから、噛み締めるようにロディを抱く腕に力がこもる。
「…ッ……」
ロディもまた、確実にセシリアの中へ中へと注ぎ込み、自分の存在を確かめていく。
彼の放つ精液は、内部に納まりきらずに溢れ出て、愛液と混ざったものがベッドに零れ落ちた。
「…………ッ」
段々と射精の勢いも収まっていく。それとともにロディの身体の力も抜けて、ぐったりとセシリアにもたれ掛かった。
「はぁ……あ……ん……くッ」
少年の体重が自分にかかってきたのを感じて、そっと瞼を開く。
切なそうな表情のロディが自分の上にいる――それを確認して、セシリアは僅かに抱きしめる腕の力を抜いた。
「……ッ」
そこで、ようやく射精は止まる。
まだ繋がっている場所からはこぽこぽと混ざったものが零れているが、それでも二人の身体は激しい快感から解放されたのだ。
やっとまともに動けるから、セシリアは優しくロディに微笑みかける。
「ん……。ロディ、いっぱい、出ました……ね……」
「ッ……!」
その言葉に、少年は急に赤くなってしまう。
「有難うございます。……ロディの、確かに受け取りました」
「…………」
礼を言われても、なんとも気恥ずかしいのは変わらないままで。
繋がったままで、ロディは小さくため息をついた。
340 :
6:03/06/26 12:35 ID:8917UNeh
それから、少しの間息を整える。
セシリアの腕に抱かれて、彼女の暖かさを全身で感じられるこの体勢――
恥ずかしくはあったが、それでも好きでいられる瞬間だ。
「……ふふ。なんだか、こうしている時のロディ、凄く……可愛いです」
「……ッ」
また可愛いと言われて、どうも複雑な顔になってロディは小さく頷いた。
これがジェーンやマリエルなら、そうそう可愛いなどとは言われないのだが。
「もうしばらく、こうしていて下さい……」
彼女の方でもそう言ってくれたから、安心してそのまま二人で抱き合っていた。
――と、セシリアがふっと口を開く。
「……あの、そういえばロディ?」
「?」
「考えてみたら、結局こうして二人とも汗だくですよね……その、他のも……混ざってますけど」
「………ッ!」
激しい行為の後である。二人ともに、それこそどろどろになってしまっている。
「もう一度、身体を清めないと……眠れませんよね」
ロディはこくんと率直に頷いた。現実的に考えて、その通りなのだから。
それ以前にセシリアはともかく、彼は行為の前にも身体は外に出てそのままだったりもするのだし。
「ッ……」
少し慌てた様子で、ロディは彼女と繋がったままのペニスを引き抜く。
また、こぽこぽと精液が溢れるが、気にしている余裕はない。
「……んッ……」
抜かれる衝撃で、またセシリアは小さく喘いだ。少しだけ名残惜しそうな顔にもなる。
――が、直後にまた何か思いついたように、小さな声を出した。
「あの。提案なんですが……」
「……?」
戸惑うロディに、セシリアは――幸せそうな微笑で。そっと囁く。
「一緒にお風呂に入りませんか?」
341 :
6:03/06/26 12:36 ID:8917UNeh
このまま眠る訳にもいかないのだから、汗みずくになった体を清めるのに異論はない。
しかし、それが何故二人一緒に入浴しなければいけないのか。
「…………」
考え込んでしまうロディだったが――その背中に、セシリアはそっと寄りかかってきた。
「もうちょっと強くした方がいいですか?」
「……ッ」
――結局。
彼女の勢いに流されて、こうして背中まで流されている以上は――その疑問も意味のないところだ。
とりあえず、今の言葉には頷いたものの。ロディはまた、とため息をついた。
「ロディの背中って、普段は凄く頼りがいがあるんですけど……こうしていると、なんだか小さく見えますね」
「…………」
なんとも言えずに、そのまま彼女に身を任せる。
こうやって、自分以外の人間と一緒に風呂に入るのは、考えてみればゼペットと一緒にいた時以来だ。
あの頃はまだ自分も幼くて、もっぱら背中を流すだけだったのだが――
それが、こうして流される立場になっている。
時間の流れを確認すると同時に、その流している相手が女性であることに改めて自分の境遇を考えてみた。
「……ッ……」
やはり、考えれば考えるほど問題があるような気がしてならない。
疲れた身体を擦られるのは、また気持ちのいい行為ではあったが――そろそろ十分だと、ロディは後ろを振り向こうとする。
と、その刹那。
にゅ、と。柔らかい感触が、その背中に押し付けられた。
「ッ!?」
「一度やってみたかったんですよね、こういうの」
セシリアの声が耳元で聞こえる。随分密着されている――というより、この柔らかさ、そして暖かさは――
「……ッ!」
慌てて振り向こうとすると、案外強い力で首を固定された。
こういう時に限って、セシリアは――いや、女性は妙に力強くなる。ような気がする。
「私もそんなにスタイルに自信はありませんけど……ロディが気持ちよくなってくれれば……ッ」
自分にも言い聞かせるようにしながら、セシリアはゆっくりとロディに自らの乳房、そして身体全体を擦りつけ始めた。
342 :
6:03/06/26 12:36 ID:8917UNeh
「んッ……どう……です、か……?」
セシリアは、自分の身体に石鹸をまぶしているらしい。
ぬるぬるとした感触が、その柔らかい肌から伝わってくる。
特に膨らみの先――僅かに固くなった乳首が擦れて、彼女にも快感を与えているようだ。
「ッ……!」
それはロディとて例外ではない。その刺激が、形容しがたい心地よさとなって身体に纏わりつくのだ。
なんとも大胆な行為だが、セシリアは半分面白がりながらそんなことをしているようで――
やがて、身体を洗うという目的の以前に、ロディには熱いものがこみ上げてきた。
「……ッ」
元々、ロディの体力は極めて高い部類に入る。
二度もセシリアの口や胎内に放ったとは言え――この柔らかさを感じる内に、再びペニスに血が漲るのがはっきりわかった。
「ロディ……? どうか、しましたか?」
一緒に風呂場に入った時から、恥ずかしそうに顔を俯かせていたロディである。
背中を流してあげて、更に身体で洗ってみたところ、ますます彼は縮こまってしまっていた。
だが、今のロディは。妙に呼吸を荒くして、そして――身体に、熱が篭ってきているように感じるのだ。
「ッ……」
その吐息を感じたセシリアは、思い切って両の手をそっと伸ばした。
向かう先は、ロディの身体で今もっとも熱くなっている場所――
「やっぱり……凄く、硬くしてますね……」
「ッ!?」
急に敏感なそれを握られて、ロディはびくりと身を震わせた。
セシリアの白い手が、泡にまみれて自分のペニスを包み込んでいる――
その光景を目にした瞬間、更にどくんと血が流れ込んだようにも感じる。
「ここも、よく洗わないと……」
そう言いながら、ゆっくりとセシリアはペニスを包む手を上下させていく。
343 :
6:03/06/26 12:37 ID:8917UNeh
「ッ……! ……ッ」
びく、びく、と小さく身体を震わせて、ロディはその刺激を耐える。
石鹸の泡のせいでぬるぬるとして、それが余計に快感を高めるようだ。
「どうです……か? あの……気持ち、いいでしょうか?」
「…………ッ」
ロディは、あくまで控えめに――こくん、と。小さく頷く。
それを見て、安心したようにセシリアは指先の動きを早くし始めた。
「私も、色々と勉強しましたから……何も知らないままじゃ、勝てません、から」
「……?」
誰に、と問いかけたくなったが。思い返して、すぐにそれを理解した。
流石に、こういう状況なのだから。そこまで鈍感でいられるものでもない。
――そもそも、こうもセシリアの対抗心を燃やさせてしまったのは、自分の態度にも一因があるのだ。
どうしたものかと、また考え込みそうになって――柔らかい快感がペニスから伝わって、中断する。
「ロディは、あまり気にしなくていいです。私達の間での話ですから――」
何か察したのか、セシリアはますます丁寧に指を動かし、ペニスを優しくしごきたててきた。
その感触は、確かに思考を停止させられるほどに甘美で。
絡みつく白い指と泡が、いつしか身体そのものに染み込んで来るような錯覚を覚える。
「ッ……!」
けれど、あまりに柔らかい感触は、その身体の奥から逆に引きずり出されるようなものにも繋がった。
びく、びく、とロディのペニスは震え、中から飛び出ようとする熱いものを呼び覚ます。
「あ、ロディ……出ちゃいそう……ですか?」
これには、はっきりと頷いて返す。
セシリアが全身で伝えてくる柔らかさと暖かさ、そして快感は――指先からペニスへと伝わり、そして。
びゅく、と僅かに震えて、とろりとした先走りを吐き出し始めた。
「……凄い……こんなに硬くて、熱くなっているなんて……」
指先でそれを感じているセシリアも、直接触れているだけに感覚を共有できる。
「……ッ!」
いよいよ、体内から精を吐き出そうとした、その瞬間――
「……んッ」
不意に、セシリアはその手を止めた。
344 :
6:03/06/26 12:37 ID:8917UNeh
「……?」
快感を中断させられて、ロディは不審そうな顔で振り返る。
今までは振り向こうとしてもセシリアに遮られていたのだが、この時はその妨害がない。
振り向いた先の、セシリアは――
「んッ……ふぅッ……」
風呂の湯気で上気しているというだけではなく、その顔は紅く火照り、そして瞳もじっと潤んでいる。
「……すみません。私も……欲しくなってきて」
文字通り、身体を張ってロディの背中を洗い、そして指でペニスを弄んでいたせいだろう。
セシリアも、その秘所にはじっとりと潤いをたたえている。
「出来れば、私の中に……ロディのを、下さいッ……」
「………ッ」
もう、ロディとしても我慢の出来ないところまで来ていたから――
今までに無く、はっきりと頷いて。
そのまま、セシリアを抱きしめると。そっと、彼女を抱きしめた。
胡坐をかいた姿勢のロディに、セシリアは上からまたがるようにして重なる。
「んッ……」
軽く息を吐いて、その手で再び硬く滾ったままのペニスを掴み。
「じゃあ……また、貰います、ねッ……」
「……ッ!」
そのまま、位置を確かめて、彼女はゆっくりと腰を下ろしていく。
お互いの陰毛が触れ合って、どこかくすぐったいような感触がした直後――
「……はぁッ」
「ッ……」
ぐちゅ……と、小さく音を立てて、膣口にペニスの先端があたり、そして。
「ん……ん、ぁッ……」
小さく喘ぎながらも、セシリアは自然落下に任せて、一気に――
「う……うぁあッ!」
ずちゅずちゅッ……と。奥まで、ロディを呑みこむことが出来た。
345 :
6:03/06/26 12:38 ID:8917UNeh
また切ります。今夜中にもう一度あげて、それで終わらせられるかと。
上北
うをーキター!!
やっぱ>6さん神!
キシャーッ!
無印好きだから、ロディ好きだから、セシリア好きだから。
6様もスキだ〜!!
349 :
6:03/06/27 00:02 ID:3bP87OR9
「あ……う、ロディッ……さっきよりも、大きいッ……」
「……ッ……」
ベッドの上で交わってから、それほど時間が過ぎたものでもないのだが。
ロディのペニスは、セシリアによって弄られたせいかその時よりも大きく、そして硬くなってしまっている。
「う、動きますねッ……ん、我慢、できなッ……!」
自分で言いながら焦れてしまったのか、言葉も半ばにセシリアは腰を上下させ始めた。
ぐちゅッ、ぐちゅッと湿った音が響く。
「ッ……!」
ロディも、先ほどの交わりより熱く締め付けてくるセシリアの膣肉に、軽い感動さえも覚える。
泡にまみれた戯れは、どうも二人ともに余計な興奮を呼んでしまったようだ。
「……ッ」
だからこそ、ロディもセシリアにつられて円を描くように腰を動かし、突き上げる。
「んッ! あ、ロディも……やってくれるんです、ねッ……う、くふぅッ……」
お互いが相手の快感を呼び覚まそうと腰を動かし、より相手を感じようと身体を合わせていく。
一度達したせいか、セシリアから零れる愛液の量もまた多い。
ここが風呂場でなければ、びしょぬれになってしまう程接合部からはぴちゃぴちゃと流れ出ているのだ。
「あ、ひ、うッ……ん、ロディ、深いですッ……う、あッ!」
体勢が体勢だ。上からのしかかっているために、セシリアは奥の奥にまでペニスを呑みこんでしまっている。
それが自らの膣壁を震わせ、ロディを歓待し――
「ッ……!」
ロディのペニスも、それに応えるように硬くなってセシリアをかき回す。
ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ……と。はじめはややちぐはぐだった腰の動きも、段々と合わさっていって――
「やぁッ……あ、こ、こんなのッ……んッ……く、ろ、ロディッ……わ、私ッ……」
「…………ッ…!」
ぽろ、とセシリアから涙が零れる。
かつて、自らのはじめてをロディに捧げた時も涙は流れたけれど、今の涙はその時とは違う。
あまりに深く、そして強くロディを受け入れて、そして自らもまた気持ちよくなっている――
その事実が嬉しくて、快感よりも心が涙を流すことを欲したのだ。
350 :
6:03/06/27 00:02 ID:3bP87OR9
ロディは一心不乱に腰を回し、突き上げ、セシリアを悦ばせようと試みる。
たまらない快感が身体を駆け抜け、もっと深く、もっと強く――彼女の中を抉る。
「あああ、う、ひああッ! ロディッ……ぃ、ね、私ッ……凄く、ロディが、んッ……!」
ぎゅう、とセシリアはロディを抱きしめた。
小柄なロディにまたがっている格好なので、顔が同じ位置に来たりはしない。
キスするのが少々難しい体勢だが、それでもセシリアは身体をかがめ、そして――
「あッ……ん、ロディ……ッ」
「……ッ」
唇を重ねて、すぐに舌を絡み合わせる。
それとともに、繋がっている部分からも激しい音が流れて、ますます二人を高めていく。
「んーッ……んッ……」
艶かしく舌を絡めて、ロディの上でセシリアは躍る。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅッ……響いている音も、小刻みに早くなっていくようだ。
――と、不意にロディはぐッ、と一際強く突き上げた。
「んんッ!」
びくん、とセシリアは身をよじらせる。
急な強い快感が、彼女の神経を焼いたかのように敏感にさせたのだ。
「んッ……ん……!」
びくッ、びくッとその膣肉も激しく震え、ロディのペニスをきゅっと強く締め上げる。
昂ぶりはもう止まらないところまで来て、二人とも半ば理性を飛ばして腰を揺らす――
「……ッ!」
ずんッ……と。激しく、深くロディは突き上げる。
ことによれば、身体の上のセシリアを跳ね飛ばしてしまいかねない程の勢いで。
それでも、きゅうっと締めてくる膣壁と、そして抱きしめ唇をかわしているセシリア自身が何よりの鎖となって――
「ん……ッ! ん、うぅぅッ!」
その突き上げに応えるように、ペニスを食いちぎるように締め付けた。
351 :
6:03/06/27 00:03 ID:3bP87OR9
「ッ!!」
その衝撃は、ロディに一線を越えさせる。
びゅるッ……と、最初は僅かに熱い液が飛び出た。
「……んッ!?」
それを確認する間も無く、ロディは一気に子宮口に届くほどに突き上げる、と――
びゅるるるる、びゅるッ!
中で、激しく飛沫をあげて――
セシリアの胎内へ、本日三度目の射精を行う。
「んんッ! ん、んッ……!」
まだ唇と唇で繋がったままだから、セシリアが声をあげることは出来ない。
が、胎内で震えながら精を吐き出すペニスを感じて、彼女もまたぴくぴくと震えながら――
「ッ……!」
もっと出せと言わんばかりに、そのペニスをきゅうきゅうに締め付けて、セシリアも達している。
びゅるッ……るッ……
考えてみれば、ベッドの上で二度も精を出してから、風呂場で身体を洗って――
合計してみても、大した時間ではない。
だというのに、今が一番多く、そして熱い液を吐き出している。
胎内で、ロディがそれを自分に注ぎ込んでいる――その事実を、セシリアは何より嬉しく受け止めた。
「……ふぁッ……」
唇を離しても、また射精は収まっていないようだ。
時折ぴくぴくと震えるロディを、改めて抱きしめて――
「……今日は、ゆっくり休めそうですね、ロディ……」
――今日は、抱き合いながら眠れるかも、と。
そんなことを想像して、セシリアは顔を赤らめつつ。
やっと射精が止まりかけて、虚脱しているロディを強く抱きしめた。
352 :
6:03/06/27 00:04 ID:3bP87OR9
「――とまあ、そんな感じでな。まったく、俺は一人身だってのに、あいつらも遠慮なくてよ」
「へえ……」
そんなこととは露知らず――いや、全て承知の上、とした方が正しいのだろうが。
ザックは、相変わらず酒場でくだを巻いていた。
相手をしているのは、看板娘のエルミナ――記憶を失った女性である。
「んで、お前はこういう話を聞いてなんとも思わないか?」
「なんとも、って?」
「ほら、自分もそんな恋がしたい……とか、さ」
「…………」
エルミナ。ザックにとっては、言葉では言い表せないほどの想い出のある、女性。
けれど、生まれ変わった彼女は別の人生を歩んでいる。かつての想い出をそのまま受け継ぐことは出来ない。
それでも――
「……あはははッ。あんたねえ、口説くならもうちょっとマシな台詞を考えなよ」
「ちッ……あ、いや。はは、まあ、な。俺もあいつら見習って、もうちょっと頑張らなきゃなあ……」
新しく想い出を作れるのなら、それでいいのだ。
――もっとも。
(……ったく、ガードが固いよなあ……それがいいんだけどよ。ええい、鬱憤晴らしに帰ったらまたロディでもいじめてやるかな……)
こんなことを思っているのだから、ザックもまたある種のろくでもない人物かもしれない。
どちらにしろ、当事者以外にはまったく笑い話なのだろうが。
ファルガイアという世界――特に欲望を司るルシエドの部分は、今日も元気なのであった。
353 :
6:03/06/27 00:06 ID:3bP87OR9
ここまでです。
間を空けないように、とは思うのですがどうも難しく。
ともあれ、次こそはなるべく早くあげたい、と。
では。
最高。
ていうか自分のリクエストに応えてくれてうれスィ――――!!
しかもイチ萌えのセッシーだし!
>348
同意。
6さん愛してる。
(コソーリ) エンリョナク ナカダシ シテルケド ジツハロディ コドモツクレマシタ トカデ セシリア ニンシンシタラ コレ ドウナルンダロ(w
とか不埒なこと考えてますすみません。
355 :
sage:03/06/28 03:31 ID:qh1lD4B1
>6様
お久しぶりです!!まさか小説がアップされているとは!!数ヶ月ぶりに来たかい
ありました!!!!ベアさまの小説とともに拝見させてもらいましたが、サイコー
です!!!!!貴方様はこの板の救世主です!これからもお願いしますね!!
ほしゅ
イイ!…けどマリアベルはどうした!?
>>6さんを始め様々な人が小説を書いたこのスレであるが、意外なことにリルカが手付かずで残っている。
というわけで次はリルカだと勝手に予想してみる。
じゃあリルカで…
そういえばリルカないな。
リルカキボンヌ
ボンヌ
リルカ不憫現象・・・か
キ(((((゚∀゚)))))ボボボボボボンヌ
あぼーん
ゲームでは、ニレミアムパズルでは失敗し、魔力の低さから万年補欠。
しまいにゃ恋にも破れると救いようが無かったからな・・・。
―――さて、そろそろコニー物が見たくなってきた時期だが。(´ー`)y-~~
マリナが好きな俺としては
リルカモノならテリィ×リルカがいいなァ
エロに限らずテリィの出てくる小説なんてどこにも置いてねぇし
テリィ好きなのに
そこ、「誰だっけ?」とか言わない
ティムならありだがテリィは(゚听)イラネ
テリィ脇役の中ではベッキーの次辺りに好きだ。
>>367 同意。
秀才とドジっ子、というカップリングのパターンだと真の才能は後者の方が上だったり
するものだが、テリィ×リルカの場合才能でもテリィの方が上だったりしそうだ
ワイルドアームズTVネタが無いぞ。
ミラベルキボンヌ。
あぼーん
花盗人は話題にすらならない・・・。
374 :
山崎 渉:03/07/15 11:10 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・)
リルカってパーソナルスキルの魔法攻撃力アップ(?)を
付けてやればそこそこ使えないか?
クレストグラフS+ゼーバーにはかなりお世話になったが…
>>376 所詮残りの二人以下・・・。
ブラッドのコンバインよりはマシという程度。
うそだろ…Lv54時点でタウンメリア周辺の敵に
6000近く与えられるぞ。他の二人じゃそうは
いかないからボス戦で重宝してるんだが…
>>378 でも魔力なら二人の方が上だし。
・・・漏れは力押し三人衆で行ったけどね。
ほしゅ
かみさま...
あぼーん
あぼーん
あぼーん
ブラッドに力負けして唯の「おにゃのこ」になっちゃうマリアベルタンきぼん!
やはりブラッドはロリコンがデフォですか?
387 :
名無しさん@ピンキー:03/07/23 03:33 ID:5JXWlhoa
>386
そうです。
388 :
名無しさん@ピンキー:03/07/23 03:36 ID:5JXWlhoa
しかもあの野郎は年下の少女(村の女の子)に慕われるという恵まれた環境に気付いていない模様。
やら内科?
>>388 そのため同人界ではやたらカノンとくっついている。
恐らく
「ブラッドのロリは認めん!」
という考えからでしょうか。
「ブラッド…!ば、馬鹿者!そんな無理矢理…あっあんっあんっひゃああんっ」おにゃのこマリアベルタン
(;´Д`)ハァハァ…イイ!
神が来るまで保守するのが我らの氏名。
393 :
名無しさん@ピンキー:03/07/29 16:39 ID:azZtMqhB
神はまだ再臨しないのか!
あの〜この所のレスの流れに逆らっちゃうんですが
「ブラカノ+少年アームズ+エロほんの少し」な話なんて読みたい人います?
初投稿なんで拙いものなんですが、次の神降臨までの場繋ぎとでも
思っていただけるなら、あげてみたいと思います。
新作出るらしいね
ゲー×マリナ キボンヌ
399 :
394:03/07/30 03:26 ID:3eLn58hL
>>395>>397 それではお言葉に甘えてあげさせていただきまつ。
楽しんでもらえれば嬉しいですが…
(1/6)
アームズの仕事にも様々な種類がある。
細々とした魔物退治など、普通ならそれ専門の渡り鳥でもこなせそうな任務でも
依頼されればその現場に赴く。それが「善良なる市民の番犬」の勤めだからだ。
その日の任務もそのような類の物だった。
アシュレーとリルカはメリアブール城でのオデッサ対策会議に出席、
マリアベルはゴーレムの調整に多忙…ということで
モンスターが出没するという辺境の森の中に位置する町に派遣されたのは
ブラッド、カノン、そしてティムの三人のみだった。
元々の生業が「凶祓い」であるカノンの能力もあって、誰も掠り傷ひとつ負わずに魔物は簡単に片付いた。
アームズの面々にとっては拍子抜けするような仕事だったが、町の人々にとっては久々の喜びだった。
テレポートオーブですぐにでも帰還することもできたのだが、住人に引き止められ
宿屋の主人の心づくしの夕食をとり、勧められるままに泊まっていくこととなった。
ワインを少し舐めただけで、ティムが睡魔に勝てなくなったのが大きな理由だったが…
ブラッドに担がれ宿屋の一室に運ばれたティムは、ベッドに横たえられてすぐに寝息を立て始めた。
深夜、ふと目を覚ましたティムは、ここがどこなのかぼんやりと考えた。
(あ、そうだった…僕、酔っ払ったんだっけ…)
はっきりしない頭で、部屋の中を見渡す。ベッドが二つ並んだ小さな客室だ。
片方には自分が、もう片方のベッドの真ん中には…プーカが丸くなっていた。
立ち上がってプーカをつついて、ティムは囁いた。
「ねえ、プーカ…そこブラッドさんのベッドだよね?どこに行っちゃったんだろ?」
「知らないのダ…ティムを寝かして、出て行ったのダ」
小さな目を擦りながらプーカは答え、そしてまた丸くなった。
その時、ティムは何かが軋む音を聞いたような気がした。
400 :
394:03/07/30 03:30 ID:3eLn58hL
(2/6)
「プーカ!今の音は何?」
「聞こえない…プーカは眠いのダ。寝かして欲しいのダ。」
「しょうがないなあ、もう…」
常々ティムは、ブラッドの言動を「一人前の男」として手本にするようにしている。
(物音を聞き分けるんだ。どんな小さな音でも聞き慣れない音や場にそぐわない音には気をつけろ)
こんな彼の言葉にティムは心底感心したものだ。ティムは今全身に緊張をみなぎらせ聞こえる音に集中した。
微かではあるがプーカの眠るベッド側の壁の向こうから、木だろうか…何かの軋む音がする。
ベッドに上がりひやりと冷たい土壁に耳を当てた。木の軋む音はある程度規則的に聞こえてくる。
音の正体を掴もうと更に強く耳を押し当てたティムは、飛び込んできた声に愕然とした。
「…だめ…そ、そんな…」
カノンの声…苦しげな、か細い声だが、間違いない。隣の部屋から聞こえてくる。
「…もう…もう、だめ…!…あぁ…」
弾かれたように、ティムは壁から離れた。
(昼間の魔物だ!まだ仲間がいたんだ!あんなに簡単に片付いたのは、おかしいと思ってたんだ…
カノンさんが苦しそうなのは、きっと魔物に襲われて酷い目に遭ってるからなんだ!)
常日頃、凛々しく少々の事では動じないカノンがあんな弱々しい声をあげるなど、普通では考えられない。
ティムは枕元に置かれたロッドを握り締めて部屋を飛び出した。
401 :
394:03/07/30 03:33 ID:3eLn58hL
すいません、「長すぎる」エラーがでたので、これ以降は番号つけると
ややこしくなりそうなので、つけません…それでは続きをドゾー
プーカは起きそうにないし、頼りになるブラッドも姿が見えない。しかし、カノンを助けるには一刻を争う。
廊下を駆けノブを掴んで回すのももどかしく、勢い良くドアを開け放つと、
カノンを苛んでいるはずの魔物にロッドを振りかぶりティムは、勇気を振り絞って叫んだ。
「カ、カノンさんから離れろ!この魔物め…」
しかし、振りかぶられたロッドはそのまま凍り付いたように止まってしまった。
客室の窓の粗末な鎧戸の隙間から差し込む月の光に照らされていたのは
窓際に置かれたベッドの上に仰向けに投げ出されたように横たわり
乱れた前髪の間から眼帯の外された潤んだ眼を覗かせているカノンと
カノンの大きく開かれた白い両足を逞しい肩に担ぎ、その中心に己の腰を押し付けているブラッドだった。
二人とも一糸纏わぬ身体に汗を光らせたまま、呆気にとられた様子でティムを見つめている。
しばしの沈黙の後、やっと状況を彼なりに認識したティムは耳まで真っ赤に染まり
「ご、ごめんなさい!」
と、喚くが早いか踵を返してドアに突進した。が、あまりに勢い良く開かれたドアは
その反動で半ば閉まっていた。薄暗い部屋の中でそれに気付かなかったティムは
真正面からドアに激突し、その衝撃の所為かあるいは興奮の為か鼻血を出しながら昏倒してしまった。
402 :
394:03/07/30 03:34 ID:3eLn58hL
「…それで、それから?」
「それからって…」
ティムは続きを急かすトニーの言葉に、もじもじしながら答えた。
「気がついたら、元の二人部屋に寝かされてて鼻に塗らしたタオルが置いてあって…隣のベッドにはブラッドさんが寝転がってた」
「それで、それで?」
今度はスコットが口をはさんだ。トニーもスコットも眼をキラキラさせて話の続きを待つ。
「とにかく…もう一回謝ったんだけどブラッドさん凄く機嫌が悪くって…」
ゲラゲラ笑うトニーを横目に見ながら、ティムは不満そうに続けた。
「タオルを取り替えてくれた時もピシャッ!って感じでさ、『さっさと寝ろ』って…ほんとに恐かったよ」
「ティムが寝た後、ブラッドさんはまたカノンさんの部屋に行ったんでしょうか?」
真面目くさって顔でスコットが訪ねると、ティムはかぶりをふった。
「僕も全然眠れなかったから寝た振りしてたけど…ブラッドさん、出てかなかったよ…寝返りばっかりうってた」
「それで、皆して眠そうな顔して帰ってきたんだな?」
トニーはまた腹を抱えて笑い転げた。それにスコットもつられて笑い出した。
403 :
394:03/07/30 03:34 ID:3eLn58hL
ヴァレリアシャトーに帰還した三人の様子がどうもぎこちないと、不審に思ったトニーとスコットは
自分たちに割り当てられた部屋にティムを引きずり込んで、しぶる彼から昨夜の話を聞きだすことに成功した。
ちょうど性に興味を抱きはじめる年頃の少年達にとってはこの上ない話題だ。
「すげえなあ、ティム。俺なんかエロ本でしかしらないのにさ、お前は本当の大人のセックス見たんだよな!」
「しかし、驚きましたね。ブラッドさんとカノンさんがそこまで深く関係していたとは…」
「結婚するのかな?それともただ単にカラダだけの仲なのかな?カノンの姐ちゃん、おっぱいデカイもんな!」
「誰にも言わないでよ?ブラッドさんとカノンさんには、特に言わないでよ?」
「別に知られても構わないと思いますが?お二人だって大人なんだから」
「『ティムが言いふらした』って思われるのが嫌なんだよう!僕、もうこのことは忘れたいよ…」
「忘れたい?なんで?そんなに凄いもの見たのにさ!」
「声で…ううん、ベッドの軋む音で気付かないなんて、僕は本当に子供だ…嫌になるよ…もっと大人にならなきゃ…」
ふらふらと立ち上がり部屋を出るティムの後姿を見送りながら、トニーは囁いた。
「あいつ、コレットのことを考えてるんだぜ。いつかコレットとエッチな事する時の為に大人にならなきゃって」
くっくっと喉を鳴らしながらトニーは続けた。
「ティムの奴、俺達の中で一番子供なのか大人なのかわかんないよなあ」
「時に、トニー君」
スコットの真剣な声に、トニーは笑い声を引っ込めた。
「昨夜セックスの邪魔をされたお二人が今夜どんな行動をとるか、想像できます?」
「どうって…ええと…?」
「昨夜の続きをやり直す可能性が極めて高い、これが私なりの結論です」
真顔で聞いていたトニーの顔に笑みが戻ってきた。
「もしかしてもしかすると…それを覗こうって言うのか?」
スコットも笑顔を浮かべて頷いた。
「スコット、そんなこと思いつくなんてお前すげえよ!よし、これで俺達も大人のお勉強だ!」
404 :
394:03/07/30 03:36 ID:3eLn58hL
その夜…といっても夜更けにはまだ早い時間、ブラッドとカノンがまだ自室に戻らないのをそれぞれに確認して、
トニーとスコットはカノンの部屋の忍び込み、クローゼットの中に身を潜めた。
扉には湿気が篭らないように細い隙間が一面に空けてある。そこからはベッドがちょうど正面に見えた。
狭い空間で身を寄せ合いながら、二人はひたすらに数時間、待ちつづけていた。
「待ちくたびれた…本当にこっちで間違いないんだろうな?おじさんの部屋だったらとんだ待ちぼうけだよ」
窮屈そうに身をよじりながらブツブツと呟くトニーにスコットが答えた。
「カノンさんの部屋は廊下の突き当たり、ブラッドさんの部屋はその隣でしょ?
昨夜の様に声を洩らさない為には、この突き当たりの部屋を使うはずですよ」
「そうか…お前、頭いいよな!」
「それにこのクローゼット、中からはよく見えるけど外からは暗くてわからないだろうし…
私なりの結論といたしましては、ここを開けられない限り見つかる心配はありません!」
「開けられたら、どうするんだ?」
「うッ…その時は…その時…」
「おいおい、しっかりして…シッ!ドアが…」
二人が慌てて口をつぐんだ直後、部屋のドアが開いた。続いて複数の足音が部屋に入ってきた。
ドアの閉まる音が聞えた後、少々の間が空いた。と、不意に足音が一人の物になり
二人の眼の前にカノンを抱え上げたブラッドの、ベッドへと向かう背中が現れた。
405 :
394:03/07/30 03:37 ID:3eLn58hL
(ビンゴ…!)
(やっぱり、思った通りだ!大人もエッチなことは一晩だって我慢できないんだ!)
興奮を抑えつ目配せしたトニーとスコットの見守る中、ブラッドはカノンのマントを取り払い
そのままベッドへ押し倒した。カノンは何事か抗議の声を上げているがブラッドは構わずのしかかっていく。
灯りも消さずにベッドの上の二人は唇を重ねた。小声で囁き合っては、またキスを交わす。
二人の舌が水音を立てて絡み合うのを、トニーは食い入るように見つめていた。
重なる唇の間からカノンの艶めいた吐息が洩れた。何を話しているかまではわからないが
お互いの唇を殆ど離さなぬまま言葉を交わしている。声が途切れると、再び深いキス…
(キ、キスだけで…こんなにいやらしいなんて…)
トニーは体の中心が徐々に熱くなるのを感じていた。今までも経験が無いわけではないが
このままでは自分の小さなモノが信じられないほどに大きくなって暴れだすのではないかと
思うほどの強烈な昂ぶりだった。トニーはそっと鎮めるように己の股間を、服の上から握った。
その時ちら、とスコットの方を伺うと、目が合った。彼も同じようにズボンの前を握り締めていた。
二人の少年はお互いに気まずいような照れ臭そうな笑みを浮かべて、ベッドに視線を戻した。
ブラッドはカノンの襟元を寛げ、その白い首筋に丹念に口付けていた。
ブーツを脱がされたカノンの太腿は、浅黒く大きな手に撫で回されている。
(早く、早く脱がせちゃえよ!姐ちゃんだって興奮してるじゃないか!じらしてやるなよ!)
初めて目の当たりにする大人の男女の愛の営みに、二人の少年達はすっかり興奮していた。
だが彼等はまだ気がついていなかった。じらされているのは、自分達であることを…
406 :
394:03/07/30 03:42 ID:3eLn58hL
自室のドアを開けてすぐ、カノンは部屋の中に違和感を覚えていた。
後から入ってくるブラッドに目配せすると、察しのいい彼はすぐにクローゼットの方へと
顎をしゃくって見せた。カノンは頷きながらも憮然とした表情を作る。
昨夜、子供とは言えれっきとした男であるティムに恥かしい声と姿を晒してしまったのは不覚だった。
久々にブラッドに身体を委ねて、つい我を忘れてしまっていたようだ。あまりに彼の責めが激しかったのもあるが…
昇りつめることなく終わってしまった行為の続きを持ちかけてきたのはブラッドだったが、カノンも彼が欲しかった。
今度こそは邪魔されずに、と思っていたのに…カノンの頬は怒りと恥かしさで紅く染まり始めていた。
クローゼットに潜んでいるのはきっとティムだろう。もしかしたら少年アームズなどと称してつるんでいる
あの少年達も一緒かも知れない。反省している風を装って、なんてマセたガキだ…
尻の一つも引っぱたいて、追い出してやろうと部屋の中に足を踏み入れようとしたカノンを
ブラッドはいきなり後ろから抱きすくめてそのまま抱き上げてしまった。
そのまままっすぐベッドに大股に歩いてカノンを降ろし、組み伏せる。
407 :
394:03/07/30 03:42 ID:3eLn58hL
「ブラッド?クローゼットの中に誰かが…」
「わかってるさ」
短く答えて、ブラッドはカノンの唇を奪う。しばらく彼女の舌を味わってから、言った。
「ティム達は、そういう年頃なんだよ。」
「は、早すぎるだろう?!それに、昨夜はお前だって怒ってたじゃないか…」
「その通りだが…考えてみれば俺も覚えがあるんだ。ガキの微笑ましい探究心ってのは…な」
小さく笑いながら、ブラッドはまたカノンに口付ける。それを素直に受けながらもカノンは抗議した。
「だからって、実地で覗かせてやる気か?本気か?!あたしは嫌だ!」
「もしかしたら、案外燃えるかも知れないぞ?」
「ば、馬鹿!そ、そんな破廉恥な…」
「わかったよ…ちょっと言ってみただけだ。でもせっかくだから、もう少しサービスしてやろうぜ?」
囁きながらブラッドはカノンの首筋に唇を移した。敏感な場所に舌を這わされカノンは思わず身じろぎする。
「お前がそんなに悪趣味だったなんて、知らなかった…」
「くだらないと思うだろうが、男にはそういう所があるのさ」
カノンのブーツを足から抜き取り太腿を撫でていた手を止めて、ブラッドは身を起こした。
「まあ、お手柔らかにな。あんまり苛めてやるなよ?」
そう言い残して、ブラッドは寝室に隣接する浴室へと姿を消した。
408 :
394:03/07/30 03:44 ID:3eLn58hL
夢中でカノンの肢体を愛撫していたように見えたブラッドが唐突に彼女から離れ、浴室へ消えていくのを
トニーとスコットは呆然と見送っていた。カノンはベッドの上に身を起こし、気だるそうに髪を整えている。
程無くして浴室からは浴槽に湯を溜める音が聞えてきた。カノンはまったく動く気配がない。
(途中休憩?)と同じ疑問を浮かべた顔を見合わせる二人に突然凛とした声が飛んだ。
「そこにいるのはわかってる…出て来い」
カノンの声には静かな怒りが満ちている。
(見つかった…)
途端に恐慌に襲われた少年達は、振るえながらも動く事ができない。両手はもちろん股間を握ったままだ。
「出て来いと言っているんだ!」
声と共にカノンの左腕が飛んだ。腕はクローゼットの扉を全て開き主の元へ戻る。
あっという間に、トニーとスコットは情けない姿を灯りの下に晒す事になった。
「お前達だけか?ティムはどうした?」
手はそのままに、もじもじと部屋に出てきた二人に、先程よりは静かな声でカノンが尋ねた。
「ティムは知らないんだ、俺達が勝手に決めた事なんだよ…」
「そうです、確かにお二人のことはティムから聞いたんですけど、この計画は僕達が思いついたんです…」
「お願い、お姐さん。ティムを怒らないで…」
泣き出しそうな顔でかわるがわる弁明する二人を見て、カノンは怒りが徐々に和らいでいくのを感じていた。
眼の前の二人は、まだほんの子供だ。この二人はカノンの身体に仕込まれたセンサーの類のことなどよく知らずに
幼稚な好奇心に忠実に従って、こんな馬鹿げた行動に出たのだろう。ブラッドの言う通り、背伸びしたい年頃なのだ。
しかし、だからと言ってこのまま優しく放免してやるのも癪に障る。カノンはわざと恐い顔を作って、言った。
「あたしの身体に興味があったのか?裸が見たかったのか?」
409 :
394:03/07/30 03:46 ID:3eLn58hL
二人は更に縮み上がって、身を寄せ合った。カノンはベッドから立ち上がり歩み寄る。
「身体のほとんどが義体のあたしを見たいとは、光栄と言った方がいいのかな?」
「カ、カノンさんは綺麗です…あの、普通の女の人よりずっと…」
スコットの言葉は本心だった。ブーツを脱いだ足はスラリと伸び、開いた襟元から覗いた喉元は驚くほど華奢で白い。
そのくせ片目は眼帯に隠されている、その落差がカノンの姿を一層艶かしくしていた。
トニーも同感だった。異形の左腕も美しいと思えた。こんな状況ですら股間が熱くなる。トニーは必死で押さえ込んだ。
「二人とも、その手は何だ?」
意地悪くカノンが二人の顔を見比べる。
「こ、これは何でもないです!」
口々に喚く少年達を制して、カノンはとっておきの笑顔を見せ命じた。
「手を放してみろ」
「で、でも…」
「放してみろ、と言ったんだ…聞えなかったか?」
「は、はい!」
カノンの迫力ある声に弾かれて、トニーとスコットは「気をつけ」の姿勢をとった。
長い間握りしめていた所為でクシャクシャになった二人のズボンの前を見てカノンは「いかにも哀れだ」という顔を作った。
410 :
394:03/07/30 03:47 ID:3eLn58hL
「お前達、それが精一杯か?」
二人の少年達は真っ赤になって俯いた。今更隠すわけにもいかず、立ち尽くすしかない。
「やれやれ…十年経ったら考えてやらなくもない、とも思ったが…これでは、な…」
くるりと踵をかえすとカノンはベッドに腰掛けた。
「もういいぞ。ガキは帰って寝ろ。身の丈に合った遊びを考えるんだな」
厳しい言葉を浴びせられ、すごすごと部屋から出て行くトニーとスコットの背中を見送り
ようやくすっきりした気分になったカノンは、立ち上がり浴室のドアに近づくとドアを開けた。
小さいとはいえない大きさの筈の浴槽に、それでも窮屈そうに大きな身体を折り畳んで湯に浸かっている
ブラッドがカノンを振り向き、ニヤリと笑って声をかけた。
「聞えてたぞ…お前も相当、悪趣味だな?」
「おあいこさ」
艶然と笑って返したカノンは、自ら服を脱ぎだした。そして最後に残った眼帯をとると
湯が床に溢れるのも構わずに浴槽に滑らかな足を差し入れた。
お終い、です!読んでくれた人、アリガトン。
MY設定ではカノンの義体はメカっぽい物ではなく、生身をなんらかのテクノロジーで
強化している…みたいなつもりなので、性生活も普通に営める…って事でご了承ください。
それでは名無しにもどります〜
新たな神キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
神さまや〜!!スコットがむっつりっていう性格もよく出てる!!
神厨
あああブラカノだ! 一番好きなカップリングだー!
>>410 MY設定ではカノンの義体はメカっぽい物ではなく、生身をなんらかのテクノロジーで
強化している…みたいなつもりなので、性生活も普通に営める…って事でご了承ください。
それでは名無しにもどります〜
同意見。
普通に飲み食いして生きている以上、腕以外はそうだと考えるのが自然でしょう。
特に下手にいじくり回すと負担もかかるだろうし、生殖器などはそのままではないかと。
しかし、それを小説で生かすとは・・・。
化学かッ?
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
「嘘じゃないって言ってるだろ!」
高弘は教室じゅうに響き渡る声で叫んだ。
「いいかげんにしてよ高弘!そんなティムポあるわけないでしょ!!」
早苗は高弘の顔を睨みながら冷たく言い放った、普段は温厚で人当たりのいい早苗の怒り様にクラス中は騒然となった。しかし、高弘はそんな雰囲気を気にも留めずに再び言い放つ
「俺、見たんだよ!
>>1のティムポを!あれ45a以上あ…」
「
>>1のティムポがそんなに大きいわけないでしょ!いい加減にして!!」
早苗は高弘が言い終わる前に今度は学園じゅうの人間聞こえるほど大きな声で叫んだ。
「お…おいどうしたんだ!?なんの騒ぎだ!?」
さすがに教師の一人が慌てて教室に飛び込んできた
「先生、高弘が
>>1のティムポが45aもあるって言うんです!私知ってるんです!このティムポの真犯人を!!」
「なッ!?」「ど…どういうこと!?」
その瞬間、一人の男の口から笑みがこぼれる
『なるほど…ただの小娘と思っていたがなかなかやるようじゃないか…だが、私の創り上げた完全ティムポの謎を解くことができるかな…ククク』
〜続く〜
「さ、早苗君!いきなり何を言い出すんだ…
>>1のティムポが45aだとか、真犯人だとか…」
そう言ったのは学内一優秀でそのルックスから生徒の人気も高い教師の山崎である。
「第一
>>1のティムポが大きい事ぐらい学内では常識ではないか、45aぐらいはあるんじゃないか」
それに対して早苗が答える
「じゃあ先生はその事を証明できるんですか?」
「そんな事できる訳ないじゃないか!何より
>>1の許可も必要だし…」
それを聞いて早苗はキッと山崎を睨んで言った
「そんなモンなんですよね教師って、人に教える立場に居ながら大事なことは何も教えることはできない!」
「こ…、言葉が過ぎるんじゃないか早苗君!いいだろう、じゃあ今から
>>1君を連れてきて確認してやるからな!」
〜続く〜
γ⌒ヽ
./::::::|∬i丶
|::::::::|∬i:::|
|::::::::|∬i:::|
|::::::::|∫i:::|
|:::::(,,゚Д゚) < なんだかよく分からんが
|:(ノ|∬i::::|つ 記念カキコ。
|::::::.|∬i:::|
ヽ::::::ノノノ
U"U
γ⌒ヽ
./::::::|∬i丶
|::::::::|∬i:::|
|::::::::|∬i:::|
|::::::::|∫i:::|
|:::::(,,゚Д゚) < わらわかッ!?
|:(ノ|∬i::::|つ わらわがスレを止めてしまったのかッ!?
|::::::.|∬i:::|
ヽ::::::ノノノ
U"U
>>421 ときにマリアベルよ、アンタがエロ小説書けば万事解決。
「マリアベル@焼きそばパン」、焼きそばパンはリルカに食われる
つまりリルカとマリアベルのレズものを希望しているのだな!?
γ⌒ヽ
./::::::|∬i丶
|::::::::|∬i:::|
|::::::::|∬i:::|
>>422 |::::::::|∫i:::| 仕方ない。
|:::::(,,゚Д゚) < わらわの思い出話でもしてみるかの。
|:(ノ|∬i::::|つ
>>423 |::::::.|∬i:::| わらわが気を許した女はアナスタシア唯一人じゃ。
ヽ::::::ノノノ
U"U
>>424 ならマリアベル×アナスタシアのからみ?
γ⌒ヽ
./::::::|∬i丶
|::::::::|∬i:::|
|::::::::|∬i:::|
|::::::::|∫i:::|
>>426 |:::::(,,゚Д゚) < そうなのか。
|:(ノ|∬i::::|つ ならば先日盗み見した
|::::::.|∬i:::| 「アナスタシアの覗き見日記」でも
ヽ::::::ノノノ 暴露しようかの。
U"U
428 :
名無しさん@ピンキー:03/08/08 14:16 ID:LNDPcPCD
保守
429 :
65150:03/08/08 14:22 ID:CubFkWqk
保守
431 :
6:03/08/14 02:51 ID:nbXh0+QG
>>399-410 少年ARMSのアレ具合とブラッドカノンの大人具合。
いいですねー。次も期待してます。
……で、私の方はまた随分お久しぶりになってしまったのですが。
HDを整理していたところ、書きかけのものがあったのでそれを幾つか書き上げてみました。
で、
ジェット×花園の少女
アルフレッド×アーメンガード
アルフレッド×マヤ
お花ちゃん×マキシ
とあるんですが、どれから上げたものでしょうか。
>431
読みたいのはジェット×花園なものの
4番目の逆レイープも激しく気になる・・・w
神が戻られた!!!
自分もジェット×花園がイィ
おお、良スレハケーン
4番目。
花盗人はレア度特Aですから。
>逆レイプって・・・お花ちゃんって女じゃないだろう。おそらく。
性別があるのかどうかすらわからない
>>436 男にも見えるし、女にも見える。(女だったら4番なんだが)
あんたの言うようにそもそも性別が無いやも知れぬ。
とりあえず、花盗人早く再開しる!!!
・・・無理だろうな・・・・・・。
439 :
6:03/08/15 01:02 ID:Rrmi4FL0
では、ジェット×花園の少女ということで……
ジョリーロジャーの北、今のファルガイアでは珍しく緑の広がっている辺鄙な土地に、その花園はある。
だが緑があるだけで、他には朽ち果てた遺跡が一つあるようなその土地に、足を踏み入れるものなどほとんどいない。
ただ、今日はそんな場所に一頭の馬が乗り入れていた。
花園の近くに留め置かれ、馬の主は花園の隣の小屋に向かう。
小屋には、ぽつんと一人の少女が何をするでもなくたたずんでいた。
馬に乗ってきた少年、ジェットはその少女を見て、少しだけ声をかけようかどうか迷った。
ふとしたことから知り合ったこの花園の少女は、ベリーやキャロットを栽培し、それをジェットらに分けてくれている。
一言で言ったがこれは凄いことである。今のファルガイアでは、ヒールベリーでさえほとんど実らないのだから。
それなのに、この少女はミラクルベリーやフォースキャロットと言った最早幻とさえ言える植物をも栽培している。
ただの少女ではないことは明らかなのだが、その正体はまったく知れない。
勿論、ジェットも正体に興味がないことはないのだが今日来た理由はまた別の用件である。
いや、あるいは同じと言うべきか。
ともあれ、もう一歩ジェットが踏み出したところで、少女もそちらに気づいて顔を向ける。
「ジェットさん? 今日は、お一人……ですか?」
ぼんやりと花々を眺めていた少女は、ジェットの姿を認めて少し驚いたように声をあげた。
「ん、ああ……」
どうも決まりが悪そうに少年は呻く。
いつも、この少女との間にはなんとも言えない空気が流れてしまうのだ。
初めて出会った時から妙な視線で見られたこともあって、ジェットはこの少女が少し苦手であった。
「まだどの苗も収穫には至っていません、けど……」
そんなジェットの葛藤はともかく、少女は淡々といつものように報告をする。
が、ジェットは軽く首を振ってそれをとどめた。
「別に、今日はそういうので来たんじゃねえんだ」
「え? じゃあ……」
わざわざ、一人で――まるでヴァージニア達の目を盗むように来た理由は。
「いや、な。お前……なんか、俺を見る目が他と違うような気がしてな」
「あ……」
つまり、この違和感の正体が知りたい、と。ジェットはそう言ったのである。
440 :
6:03/08/15 01:02 ID:Rrmi4FL0
「それは……その……」
「妙に気になるんだよな。まあ、悪い意味じゃないとは思うんだが。ヴァージニアなんかもいるのに、なんで俺だけ……」
「あ……ごめんなさい、その……不愉快でしたら、もう……」
謝られると、慌ててジェットは首をぶんぶんと振った。
「ち、違うッ! いや、そうじゃなくてだな。別に悪くはないんだが、気になるだろッ、ほら、色々」
それを見て、あ、と小さく声を漏らすと、少女もふるふると首を振る。
「本当に、ちょっとしたことなんです……あの、ジェットさんには失礼だったかもしれませんね……」
「だ、だから俺は別にいいんだけどなッ、だッ……いや、とにかく……」
どうもお互いが譲り合うせいか、話がちっとも進まない。
しばらく押し問答は続いていたのだが、途中で少女はふっと微笑んだ。
「いや、俺が気になってるだけ……ん?」
「……あ、ごめんなさい。その、こうやっても仕方ありませんから、お茶でも……どうですか?」
「あ、ああ。くれるってんなら、まあ……貰うけどよ」
少女に促されて、質素な小屋に誘導される。
やっぱり調子狂うな――と少々頭を押さえながら、ジェットは素直に従った。
441 :
6:03/08/15 01:02 ID:Rrmi4FL0
少女が用意してくれたのは、メイプルシロップでひたひたのパンケーキと、自家製のハーブティである。
ジェットにしてみるとどうも甘すぎるようにも思えたが、味は一級品ですぐに平らげることが出来た。
特にハーブティはファルガイア中探してもないような香り高い絶品であり、これには流石にジェットもうなる。
「……凄いな、これは」
「あ、有難うございます」
はにかみつつ、少女はじっとジェットを見つめている。
やはりいつもの仕草なのだが、これを気にして今日はやってきたのだ。
「なあ、また俺のこと……」
「ご、ごめんなさいッ……」
「いや、謝るなって言ってるだッ……じゃ、なくて、だなッ……
悪いんじゃなくって、なんでそんなに俺を見るんだよ?」
問われて、少女ははっと息を呑んだ。それから、戸惑いがちに目を伏せる。
「そんなに……ジェットさんのこと、見て……ました、よね……」
「……あ、ああ。だから、悪くはないんだ、悪くは。別にそんなので怒ったりはしないから。
ただな、その理由が知りたいって、それだけなんだよッ。
別に、なんとなくとかそういう理由でもいいんだから、それだけ聞きたかっただけで……」
ジェットも慌ててているのか、言葉の脈絡が不安定である。
それでも、少女はふうっと息を吐いて、今度は真正面からジェットを見つめた。
「……い、言う気になったか?」
「はい。あの、これを聞いたら、多分……ジェットさんは怒ってしまうと思います。
私のこと、嫌いになってしまうかもしれません……から、本当はあまり言いたくないんです。
それでも……いいですか?」
今までと違って、はっきりと、まっすぐにジェットを見据えながら、少女は小さな、しかしよく通る声でそう告げる。
急に空気が張り詰めてきたような気がして、ジェットも緊張してくるが――
「……あ、ああ。どうせ聞かなきゃ嫌うかどうかなんてわかんねえし、今みたいなのよりはな……
だいたい、どんな秘密でもなんでも、俺はそういうの気にしないんだから、多分大丈夫だと思うぜ?」
「……わかりました。じゃあ、私も……本当のことを、言います……」
442 :
6:03/08/15 01:03 ID:Rrmi4FL0
どうも慣れない雰囲気に居心地の悪さを感じながら、ジェットは少女の言葉を待つ。
「昔……ずっと昔なんですけど、ジェットさんに似てる人と……お友達、だったんです。
その人も、ジェットさんと同じように、あまり表には出さないけど優しい人で……」
「……俺は別に優しくないってのに」
少女の言葉に、ふっとジェットはこぼす。独り言のつもりだったが、彼女はそれを聞いてふっと小さく笑う。
「確かに、そういうところはちょっと違います……あの人は、そう言っても何も言わずに照れてるだけ、みたいでしたから……
それでも、二人とも……誤解されやすいかもしれないけど、優しくて強い人だから……」
ぽりぽりとジェットは頬を掻く。どうも、この少女の言うことはむずがゆい。
「それに、あの人と同じように――あ、いえ……その人も、色々と辛いことを味わって、それでも頑張ってる人で……
ジェットさんと、その人は、よく似てるって……初めてジェットさんと会った時に、そう思ったんです」
「つまり……俺がそいつに似てるから、ついつい見ちまう、と。そういうことか?」
「……はい」
聞いてみれば、何のことも無い話ではある。
想い出を持たないジェットにしてみれば、昔の知り合いと言われてもあまりピンとは来ないのだが、それでも感覚としては分かる。
例えば街角で育ての親のウェルナーにでも似た男を見かけたら、つい視線で追ってしまうのは確かだから。
「なんだ……それだけか。そんなことなら、別に怒るも何もないだろ。
ああ、悪かったな。それくらいで怒鳴っちまって」
「いえ、それだけじゃ……ありませんから」
「……え?」
改めて少女を見ると、何か瞳の奥に強い輝きを感じる。
普段の彼女は、花のように儚く見えて――それでいて、何か芯の通ったような感覚を受けるのだが。
今は、それに加えて悲しみのようなものも見て取れる。
「な、なんだ?」
「その人は……昔の、友人は……私の、好きな人……でした」
「……なッ」
そうなると話は違ってくる。
好きだった相手と自分を重ねて見ている――ということは、下手をすると自分も――
「ま、さかッ……その、お前ッ……」
「ジェットさんはジェットさん……です。あの人とは、似ていても違うって……そう、分かってる――」
443 :
6:03/08/15 01:05 ID:Rrmi4FL0
「……つもりでした、けど……こうして、何度もお会いして……お話をすると、どうしても……
あの人と、ジェットさんが……一緒になってしまって……」
こうなると、その方面には弱いジェットは言葉を出すのが難しくなる。
「じゃッ……あ、いやッ……で、でも、俺はッ……」
「……ご迷惑、ですよね……ごめんなさい」
実に気まずい空気を感じても、やはりジェットは何とも言いづらい。
何度か、言葉を出そうとして出せず、口を開いたり閉じたりして――どうにか捻り出してみたが。
「……そ、れで、そいつが好きだったって……なんだ、その……別れた、のか?」
言ってから、これはまたまずいことを言ってしまったんじゃ、と思う。
しかし、意外にも少女はそれほど気にしている様子はない。
「本当に、ずっと昔のことですから。……いくら望んでも、同じ時間を過ごすことは……無理でした、から……」
「つまり、その――お前、俺よりも小さいよな。なら年上の相手ってことか?」
「いえ。多分……同じくらいの年齢だったと思います。はっきりとは分からないんですが……」
「さっぱり分からん」
考え込むジェットを、困ったような顔で少女は見つめる。それに気づいて、ジェットも見返した。
「何にしても……本当に、失礼なことだと思います……ごめんなさい」
それから、ぺこりと頭を下げる。
――こうして、改めて少女の仕草を一つ一つ見ていると、どこかジェットは自分が違和感を覚えていることに気づいた。
なんというか。どこか外見から見られる年齢とは、かけ離れたものを感じるのだ。
仲間のヴァージニアは、年齢相応にかしましいところのある少女で――ヴァージニア本人が聞いたら怒るだろうが――子供っぽいところも多い。
度々出会うマヤ・シュレディンガーも、一応年上とは言えやはりかしましい。それでもヴァージニアよりはやや大人にも感じる。
しかし、この少女に限っては、それら知り合いの女性達よりもよほど小さく見えるのに、仕草や言葉の一つ一つが達観していると思える。
大人――という言葉さえ陳腐なほどに、彼女の言葉からは重いものを感じるのだ。
「……あ、いや。驚きはしたが……そういうことなら、な……」
444 :
6:03/08/15 01:05 ID:Rrmi4FL0
ともかく、ジェットも首を振って少女に答えた。
考えようによっては、これはひどく辛い想い出なのかもしれないのだ。
少し前ならいざ知らず、最近のジェットはヴァージニアらとの付き合いで、どうにかそれくらいの配慮は出来る、つもりである。
「まあ、アレだ……その、無理やり聞いちまったようなもんだし、俺だってな……
そういうことなら、俺も文句は別にないから……」
「ジェット……さん」
「……悪かったな」
慣れないことを言っている、と自分でも思いながら、ジェットはカップを置いた。
「じゃ、またベリーが採れた頃にでも来るはずだから……今度は、このお茶とお菓子、ヴァージニアにも出してくれ。
あいつなら、俺よりよっぽど喜んで食べるだろうし」
気まずい空気から逃げたいのか、適当なことを言いながら小屋を出ようとする、と。
「……あの、待ってください」
「え?」
少女は――ジェットの袖を掴んで、じっと彼を見上げている。
「一つだけ……お願いしても、よろしいでしょうか」
「お願い?」
こくんと頷いてから、彼女は少しうつむいた。
「これも、凄くご迷惑なことだとは、思うんです……が……」
「俺に出来ることなら、別にいいけどよ……なんだ?」
「はい……あの。その、好きだった人とは、結局別れてしまった……って、言いましたよね。
あの時から、後悔していることがあるんです」
そう語る少女の目は、どこか遠いところを見ていた。
「結ばれなかった……という訳でもないんです、けど。あの人との想い出を、もっと作っておけばよかったって……」
「……結ばれた? ってことは、ああ……な、何? ど、どういう話だ、そりゃ?」
彼女の漏らした一言に、ジェットは強い違和感を覚えた。
結ばれた、と。結婚したということだろうか。が、彼女はどう見てもまだ少女のはずで。
「……あ、あの、こ、こういうことを言うのはその、なんていうかッ……
……実は、その人と、……肉体的に、その……」
聞いた途端、彼女は顔全体を真っ赤にして、いつもにも増して小さな声になってしまったが――
実際、それどころではないことを呟いた。
445 :
6:03/08/15 01:07 ID:Rrmi4FL0
「……肉体的ッ!?」
今度の言葉には、流石にジェットも戸惑いの声をあげる。
「って、ちょっと待て、お、お前ッ……そ、そりゃ、に、肉体的だとッ!?」
「……は、はい……」
どう判断してよいものか、ジェットの頭脳は完全なパニックに陥った。
肉体的とはつまりそういうことであろう。あまり恋愛などにはピンと来ない性格だが、一応知識としてはある。
だが、それにしてもこの目の前の、花園の少女――どう見ても、彼女は妙齢の女性とは言えない。
しかも彼女の語り口からして、その『ジェットに似ている』人とやらと一緒にいたのはずっと昔――
そんな時期ならば、どう考えても少女どころの話ではないはずなのだ。
「……ど、どういう世界なんだ、そりゃ……」
「で、でも、わ、私、だ、大丈夫でしたからッ……い、今とそんなに変わってもいませんしッ……」
「変わってない?」
この言葉で、ジェットの思考は完全に停止した。常識などという言葉も、何もかもが通用しない。
「……そ、それでッ……あの、ジェットさん。
私、あの人のこと、忘れた……つもりだったんです。でも、ジェットさんが現れて……
昔を思い出してしまって、そのッ……」
「ああ、ええと、その、なんだ。……俺にどうしろと?」
どうにかジェットはそれだけの言葉を絞り出した。少女も、それを聞いて深呼吸する。
「……私と、一度だけ……想い出を作ってくれませんか?
そうしたら、あの人のことも、ジェットさんのことも、私……」
「想い出、って……そりゃ、要するに……アレ、だよな……」
流石にここまでのことを言うのは彼女も大変だったのだろう。ここに来て、真っ赤になって俯き、黙り込んでしまった。
ジェットにしても黙ってしまいたかったのだが、何も言わない訳にもいくまい。
(ったく、うんざりだぜッ……)
いつもとは少々毛色の違った意味で口癖を思い浮かべてから、改めて少女を見る。
446 :
6:03/08/15 01:07 ID:Rrmi4FL0
「……悪いけど、そういうのって、ちゃんと……なんだ。あ……愛し合ってる奴とやるべきだと思うぜ」
実際のところ、これはヴァージニアの受け売りである。
ギャロウズが常日頃から女性とよろしくやりたいと言っているのに対して、彼女が
「もうッ、そういうのはちゃんと愛してる人とやるものでしょッ!
ギャロウズだって大人なんだから、美人見てすぐデレデレするのやめなさいッ!」
と怒っているのを見たことがあるから。
あまりよく理解できるものでもなかったが、とりあえず――そう言っておいて損はないだろう。
しかし。
「……ジェットさん、私のことは……?」
「え? そりゃ……べ、別に嫌いじゃねえけど……」
「それなら、私は――きっと、ジェットさんのことが好きですから……
お互い、嫌いじゃないんでよね……」
「そりゃあそうだが、けど……」
「……一度だけでいいんです。その想い出があれば、また永い時間を生きることだって……出来るはずですから」
ところどころによく分からない箇所があるが、それでも彼女の言葉はジェットの心に響いた。
想い出を持たないことは、別に辛いことでもなんでもない。そう思って生きてきたのが今までの自分だ。
しかし、ヴァージニアらと出会って、今までのほんの僅かな旅の間でも想い出を作って――
今なら、その想い出がどれだけ重要なのか自分でもよく理解できる。
想い出があれば苦しい旅も超えて行けるというのは、ようやく実感できたところなのだ。
「俺なら、想い出を作ることが出来る……んだな?」
「……はい。それに――」
447 :
6:03/08/15 01:08 ID:Rrmi4FL0
「それに?」
「ジェットさんが、ファルガイアの……だとするなら、確かめておきたいんです。これからの為に」
「……ファルガイアの、何だ?」
「……それは、私の都合……ですから。あの……どう、でしょうか?」
控えめながら、決意を見せた彼女に――ジェットも、ようやく覚悟を決めた。
「言っとくけど、俺にはあんまりそういうのわかんねえから……
ろくな想い出にはならねえと思うけど、本気でいいんだな?」
「それは……大丈夫、です。私が……みんな、してあげます……から」
そう言った彼女は、いつものように穏やかで儚い目をしていたが――
その奥には、静かで、しかし強い意志の光が宿っていた。
実際、先に動いたのは少女の方であった。
「それじゃ、こちらで……」
「あ、ああ」
テーブルの上のカップと皿はそのままに、奥の部屋へと連れて行かれる。
そこもまた実に簡素な、小物の一つも見当たらないような部屋で、片隅に少しだけ大きめのベッドが置いてある。
彼女が指し示すままに、ジェットはそのベッドに腰掛けた。すると。
「……私が、みんなやります」
そう言いながら、少女は彼のズボンに手をかける。
「え? あ、お、お前……」
戸惑っているうちに、下着までむき出しにされる。
案外積極的なものだ――などと思っていたが、そこに来て少女の手は止まった。
448 :
6:03/08/15 01:09 ID:Rrmi4FL0
「……ん?」
改めて彼女を観察してみると、また随分顔が紅くなっているのだ。
ああは言っても、やはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだろう。
「――やっぱり、俺からもした方がいいんじゃ……」
「い、いえッ……だ、大丈夫、です。……初めてじゃ、ありませんから……」
この少女からそういう言葉を聞くのはどうも違和感がある。
先ほども驚いたが、この見た目で経験済みというのは信じがたいものだ。
「けどな――っくッ!?」
ジェットが戸惑っている間に、少女は思い切って下着を脱がしたようだ。
更に、その小さな手でむき出しになったジェットのペニスを掴んでいる。
「お、おいッ」
「あまり上手には出来ないかもしれませんけど……」
小声で呟きながら、彼女の指が小さく動き始める。
一瞬ぴりぴりとしたような軽い刺激が走った、次の瞬間――
少女は、唇全体でペニスを包み込んだ。
「ッ……な、お、お前――ッ」
その大胆な行いに、ジェットは咄嗟に静止しようと手を伸ばす――
449 :
6:03/08/15 01:09 ID:Rrmi4FL0
――伸ばした手は、しかし中空で動きを止めた。
少女の舌先が、口の中のジェットを微細に刺激してきたのだ。
柔らかく、包み込むように静かに舐めたかと思えば、次には鈴口をつつく。
感じる場所を熟知しているかのように、彼女の舌は自在に動いてくる。
「う、っく、ぉッ……なッ……!」
身震いするような快感が伝わってきて、ジェットは言葉も出せない。
そんな彼を見上げて、少女は嬉しそうに微笑むと、今度は口の中できゅうきゅうと締め付ける。
ある種、膣肉以上に細かく蠕動し、ペニス全体を絞り上げ――少女の口内は、魔法のようにジェットを歓待するのだ。
「こ、こんなにッ……お前、なん、でッ……う、くぁッ……!」
戸惑いながらも、彼女の口がもたらす快感にジェットは呑み込まれていった。
小さな口の中で、ペニスは急速に硬さを増し、大きくなり――収まりきらない程にまで成長する。
くちゅくちゅと音を立ててそれを優しく迎えていた少女も、流石に苦しくなったのか一旦解放して、ジェットを見上げた。
「あの……どう、ですか?」
「ッ……い、いや……お前、こんなの一体どこで……」
今まで味わったことのない快楽。想い出を持たない身と言えども、これが尋常でないことは直感で分かる。
「あの……以前にも、少し……それから、今まで勉強していましたから……」
「以前、って……ああ。けど、それにしても……」
半ば呆然として首を振るジェットに、また少女は少し寂しげに微笑んでみせた。
「あの頃は、色々ありました、から……」
意味深なその呟きに、ジェットは問いかけようと――して、すぐにそれを中断させられる。
少女が、舌を使ってペニス全体を舐めてきたからだ。
口の中にあった時よりも、舌先は自在に動いて、敏感な部分を攻撃してくる。
その暖かく湿ったものがペニスを這う度に、股間に何かどろりとしたものが溜まってくるようで、ジェットは軽く身悶えた。
「ちょ、ちょっと待てッ……で、出ちまうッ……」
「……でしたら、私――」
もう一度、少女はペニスを呑み込む。
先走りが染み出ていた先端が、すっぽりと彼女の口に包まれて、何もかもをも吸い込まれていく。
そうして、指先が根元を軽く押さえた、その瞬間。
450 :
6:03/08/15 01:10 ID:Rrmi4FL0
びゅッ……びゅ、びゅるるるッ。
口の中で、ジェットのペニスは細かく震えると――
白く、熱い液体を、喉の奥目掛けて吐き出した。
「んッ!」
驚いた様子もなく、少女はその精液を飲み干していく。
「うッ……あッ……」
出しているジェットは、そんな状況でも口の中で細かく締め付けられるペニスの感触にただ呻くばかりで。
更に口をすぼめて、少女は少しでも多くの精を搾り取ろうとするのだ。
「んッ……ん……」
こく、こく、と喉は動き、吐き出された精を飲み込む。
目を閉じて、一心にそうしている様子がひどく艶かしく見えて、ジェットは射精しているペニスをびくんと震わせた。
「んんッ」
その時に零れた精液が、ひとまず最後のものだったらしい。
ぐったりとしたジェットと、そのペニスを少女は解放した。
「……はぁッ……ジェットさんの、凄く濃くて……」
「そ、そう……なのか?」
「はい。やっぱり……ファルガイアの……」
「……え?」
何かとてつもなく重要なことが聞こえたような気がしたが。
問いかけようとしたジェットに、少女は先に声をかける。
「では、もう一度お口で……します、から……それで、大きくなったら、私を――」
「……いや。ちょっと待て」
疑問は脇に置いて、ジェットは少女の言葉を途中で止めた。
「全部やってくれるって言った……よな」
「あ、はい……そう、ですけど……」
「……悪ぃけどよ、そういうのはやっぱり性に合わねえんだよな」
451 :
6:03/08/15 01:11 ID:Rrmi4FL0
ひとまずここまでです。
で、
>>436 名前がエスメラルダらしいですから、まず女性ではないかな、と。
そういう前提で書いてます。
>>439-451 キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━━━!!!!
ε-(゚∀゚*)/lァ/lァ 最高でした。
454 :
6:03/08/15 12:58 ID:Rrmi4FL0
不覚を取った――そんな思いが、ジェットには生まれている。
花園の少女――この、見た目にはどう考えても年下の少女が、驚くべき技巧で自分を満足させたのは事実である。
だが、元々一人で生きてきたこともある。他人のペースに乗せられるのは、どうも気分がよくない。
ヴァージニアらと付き合うことで、それも多少は悪くはないと思い始めてはいたけれど、こういう状況――
女性にばかり任せているというのは、プライドにだって関わってくる。
「だから、な……やっぱ、俺もやってやるよッ」
「え、あの……ジェットさ……」
言うが早いか、ジェットは少女を抱き上げてベッドの上に寝かせた。
体格の差からいって簡単な仕事ではある。
「ジェットさんッ?」
「……まあ、出来るだけ優しくするから、な」
自らも動いて、ジェットは少女のスカートに手をかける。
それを言葉通りゆっくりと脱がせると、下着を露出させた。
「あ、あのッ……わ、私、何かジェットさんにッ……」
「いや、だから……俺は受身ってのは好きじゃねえから、な」
「でも、あの……ッ」
「いいから……俺だって何も知らないって訳じゃねぇ――」
彼女の下着は、実にシンプルなものである。
生地そのままの素朴な柄。それにジェットは手をかけて、一気に――剥いだ。
「あぅッ……」
少女は顔を真っ赤にして、自分の秘所が目の前の男性に晒されたのを感じる。
まばらに生えている陰毛に、奥の肉はとろりとしたものを湛えて待ち焦がれている。
「よし……んじゃ、いくぜ……」
「え、あ、えッ……じぇ、ジェットさん、ちょっと、待ってくださッ……」
ジェットの指先は、その潤んでいる秘肉にかかる。
そうして、そこを広げると――彼はそっと顔を近づけて、舌を伸ばした。
くちゅ……と、まず小さな水音が響く。
「ひッ……」
それだけで少女は一瞬体を縮めた、が。
ジェットの舌が、その肉をかき混ぜるように動くと、そんなものはいとも簡単に吹き飛ばされてしまう。
455 :
6:03/08/15 12:58 ID:Rrmi4FL0
「あ、うぁぁぁッ! ま、待ってください、ジェットさんッ……わ、私、それはッ……あ、うッ」
とろとろと愛液が流れ出ている。
それもジェットは舐め取って、更に舌を細かく、激しく動かしてやる。
敏感な場所を、激しく刺激されて――背中を反らす程に、少女は身悶えてしまう。
更に、直接的な刺激だけではなく。
「やめ……あ、ジェット、さん……」
飛んで行きそうな理性をどうにか捕まえて、ジェットの方を見た彼女は――余計に顔を赤くした。
自らの性器を、彼はじっくりと舐めている。
その上に、恥ずかしい場所が完全にさらけ出され、鑑賞されてまでいるのだ。
「みッ……見ないでください、そんなところッ……」
「ん……って、言われても、な」
一度舌を止めて、彼女の方を見る。
「舐めるには、見なきゃいけないだろ」
「で、でもッ……そんなの、恥ずかしい……ですッ……」
「……今更気にするもんなのか? それは」
少し呆れたように言ってから、再びジェットは少女のヴァギナに舌を這わせた。
「やッ……あ、ああッ!」
足を閉じようとしても、すっかり股間に顔を埋めているジェットには効果はなく。
とろとろと、今や愛液は洪水のように零れ出し、彼の顔を濡らす。
と、不意に、ジェットは舌を秘肉の奥へと突き刺した。
「うああッ!? そ、そこはッ……や、んッ……ぁッ!」
とめどなく溢れる愛液と、膣肉の蠢きが舌までも奥へ引き込もうとするようだ。
しかし、刺激を受けている少女はたまらないようで、すっかり快感に顔を蕩けさせている。
「ジェット、さ、んッ……あ、ひッ……く、そ、そんなのッ……やッ……」
途切れ途切れの声に応えるように――ジェットは、秘所のすぐ上にある小さな突起に指をやった。
そうして、軽く撫でてみる――
「ふぁッ……あああッ!?」
全身に電撃が走る。誇張ではなく、少女にはそう思えた。快感のせいで緩慢になった頭でも、その衝撃は受け止めきれず――
「あ、あぅ、っく、ひッ……や、ああッ!」
ぴゅぴゅッ……と。愛液が飛ぶとともに、彼女は背中を思い切り反らせて、ぴくぴくと痙攣する。
456 :
6:03/08/15 12:58 ID:Rrmi4FL0
「あ……はぁ……あ……」
ひどく荒く呼吸を繰り返しながら、少女はぼんやりとジェットを見つめる。
「イった……んだよ、な?」
「……ジェットさん……」
急に、少女の瞳にじわりと液体が浮かんできた。
「え……お、おい?」
「……私……ジェットさんのもので……その……したかった、のに……」
「い、いや、そりゃッ……その、だなッ……」
「こういうやり方は……私、あまり……ッ……」
「――ああ、ならすぐにやるからッ」
不満を漏らしていた少女の声を遮って、ジェットはそう叫ぶ。
そして、すぐに彼女の上にのしかかっていった。
「あ、ジェットさん……」
「いいんだよな、ホントに……」
「……はい」
いざ繋がろうという時になって、やはり躊躇いが出る。
けれども、それを振り払って、ジェットはもう完全に回復したペニスを、彼女の膣口へと合わせていく。
「……んッ……」
小さな彼女の入り口は、やはり小さくてなかなかぴったりとは合わない。
そもそも、挿れてしまうだけでも彼女を壊してしまうような気もして、ジェットは少し戸惑ってしまう。
「大丈夫です……から、早く……ッ」
そんな心を見透かしたような少女の言葉に、ジェットは軽く頭を掻いた。
「……お見通しかよ……ちッ、なら俺だって……」
くちゅり、と。
その時になって、ようやくペニスは熱い肉の入り口を見つける。
「……っくッ!」
小さな入り口に、グロテスクな程の肉の剣が突き刺さっていく――
457 :
6:03/08/15 12:58 ID:Rrmi4FL0
ずぶずぶと。肉の壁を掻き分けて、奥へとペニスは進む。
やはり外見どおりにそこは狭く、進むだけでも凄まじい反動が返ってくるのだ。
「うぉッ……」
一瞬、すぐにでも精が導かれるような気分に、ジェットは陥った、が。
「……っと、マズいな……こりゃ、気が抜けねえ……って、おい、大丈夫か……?」
「はぁ、はぁッ……あ、はぁッ……んッ……」
貫かれている少女は、それどころではなく息が苦しそうだ。
「や、やっぱダメ……か……こりゃ」
「ち、違い……ます……んッ……」
息も絶え絶えに、彼女は言葉を紡ぐ。
「凄く久しぶりでッ……この感触、んッ……はぁッ……」
そう言っている間にも、膣内でペニスはきゅうきゅうと締め付けられ、ざわめいている。
「久しぶり……ってな。なら、動いても一応は大丈夫なんだな?」
「はい……でも、最初はゆっくり……」
「……ああッ」
動かないと、そのまま搾り取られてしまいそうだ。
そんな、少し情けない理由は絶対に表には出さず、ジェットはゆっくりと腰を動かす。
ひとまず奥へと突き込んで行く――と、秘肉はとろとろと愛液を流して滑りをよくしようとする。
それでも窮屈な中を、やや強引にジェットは突き入れて――すぐに、こつんと何かに突き当たった。
「あぅあッ!」
「ここが奥……だな?」
「……は、はいッ……あ、ふッ……ぅ」
身体一杯に貫かれて、少女の吐息も熱さをより増している。
繋がっている場所からも、零れ落ちる液体は増えこそすれ減る様子はまるでないのだ。
そんな中を、ジェットはゆっくりと引き抜いていく。
入っていく時は、あれだけ抵抗していたというのに――今度は、逃がさないとでも言うように捕まえておこうとする。
「くッ……うッ……」
ジェットも、その肉の締め付けが、ぞくぞくと背筋に走るような気になっていた。
458 :
6:03/08/15 12:59 ID:Rrmi4FL0
動かないでいれば、すぐにでも達してしまいそうで。
それでいて、思う様に貫きでもしたら、やはり限界を超えてしまいそうで。
実際のところ、彼女に頼まれるまでもなく、ジェットもゆっくりとしか動けないでいる。
「ジェット、さんッ……ん、入ってるんですね、貴方のッ……あ……」
夢を見るような口調で呟く少女だが、それに答える余裕がない。
半ばまで引き抜いて、再び奥へと進む。
ぐちゅ……ぐちゅ、と、音のペースはゆっくりだが、それでも肉が擦れてお互いに強い快感を生み出すのだ。
「あ……あ、あッ……う、これッ……この感じッ……んッ……!」
噛み締めながら、少女はそっと両腕をジェットの背中に回し、抱きしめた。
「ジェットさん……んッ……」
「……あ、ああッ」
――少女は想い出を求めている、と言った。
何が彼女をそうさせるか、いまだにジェットには理解できないのだけれど。
こうして、肌を合わせるうちに、何か見えてきたものがある。
「ジェットさん……ジェットさんのが、私の中に……んッ……中で、大きくッ……」
「くッ……ぁッ」
彼女は。
途方も無く、大きな何かを背負っている――
ゆっくりとペニスを動かして、ぐちゅりぐちゅりと膣内を蹂躙するごとに、そんな思いが生まれる。
今、こうして悦びに潤んでいる少女の瞳は、それでもなお――
(……誰かに似てる気がすんだよな……)
儚く、そして強い。
「……ジェット、さん?」
何時の間にか、動きが止まっていたらしい。不思議そうな顔で少女はジェットを見つめている。
「あ。……その、だな。大丈夫なのか? これだけ激しいと……」
「い、いえ……それは、少し……慣れて来ましたから……もっと強く動いても、大丈夫です……」
まったく、彼女の方が余程頼もしい。
459 :
6:03/08/15 12:59 ID:Rrmi4FL0
まだ遠慮がちだが、それでも前よりは強くジェットは腰を動かす。
ぐちゅッ、ぐちゅッ、と流れる音までも力強く響いてきた。
「はぁ、あッ! ジェットさん、凄ッ……や、ひあああッ!」
膣肉は激しく蠢き、ペニスを締め付け、撫で、ジェットを奥へと誘い込む。
それに応えて勢いよく突き、子宮口を何度も小突くと、少女はぴくぴく震えて喘ぎを漏らした。
「そ、そこはッ……そこ、凄いッ……あ、や、やあッ!」
「……ん……俺も結構ッ……こりゃッ……」
そこが彼女の弱点と悟って、ジェットは奥を小刻みに突く動きに切り替えた。
途端に、少女はぎゅっと全力でジェットを抱きしめ、身悶える。
「そ、そこは駄目ですッ……う、ああッ! な、そんなのッ……」
「くッ……」
くちゅくちゅくちゅッ……音は少し小さくなったが、快感はより大きくなっている。
与えられる快感に応じて、膣壁もまたジェットを強く歓待し――
「ジェット……さん、わ、私ッ……いッ……あッ……!」
少女が、たまらなく声を挙げた、それと同時に。
「俺もッ……出るッ……っく」
「……あ……中、に……ッ、中に出してくださいッ」
「中って――おいッ」
「大丈夫ですッ……もし出来ても、私ッ――」
それは大丈夫とは言わないのではないか――そう思っても、もう抜くことなど出来ない。
「ぐッ……で、出る、ぞッ」
「はい、たっぷりッ……ジェットさんの種で、私にッ――」
ぐん、と強く奥を突いた。
一瞬少女はぴたりと動きを止めたが――直後に、全身を痙攣させて、膣内では愛液をほとばしらせて。
「あ……あ、あッ……あ、うッ……」
「……ッ!」
そうして、ジェットもまた――
びゅ、びゅるるッ! びゅるッ!
460 :
6:03/08/15 12:59 ID:Rrmi4FL0
彼女の口の中へ吐き出したよりも多く、濃く、その胎内目掛けて精液を放つ。
「――あ……出て……ます……私の中に……」
愛液と混ざり合い、更に少女の膣奥へと精は流れ込む。
「くッ……うッ……」
射精するジェットもたまらない。こんな状況でも、なお彼女の膣肉はやわやわと蠢いているのだ。
子宮内だけには収まらず、だくだくと逆流して精液は繋がっている場所からどろっとシーツに垂れた。
それが、いくらか続いて――勢いが収まると、少女もジェットもぐったりとなる。
それでも、なるべく体重をかけないように気を使いながら、ジェットは息を整えた。
「……ん……」
まだ、接合部からは精液と愛液の混合したものが流れ出ている。
「はぁ……あ、ん……」
少女もいまだに夢見心地のようで、ジェットに抱きつく――いや、しがみついてるようだ。
「……っく」
しばらくは、ジェットも動けずに倒れ付していた。
小屋の周りは季節の花で彩られ、その香りは二人を包み込んでいる。
汗でどろどろになっていても、爽やかな香りはその意識を呼び覚ます助けとなる。
――先に気がついたのは、少女の方だった。
ひどく気だるく、指一本動かすのも困難だったが、どうにかジェットの肩をそっと揺する。
体勢が体勢だっただけに、彼女の上にのしかかる格好になってしまっていて――少しだけ重い。
「ん……あ、悪ぃ……な」
それで気づいて、ジェットもすぐに身体を動かし、少女から身体を浮かせた。
改めて彼女は深呼吸すると、俯き加減に小さく呟く。
「この感じ……あの頃みたいで、ジェットさん……あの、有難うございます……」
「……あの頃」
この言葉に、不意にジェットはむすっとした様子になった。
461 :
6:03/08/15 13:00 ID:Rrmi4FL0
つまりは、彼女はかつての想い出を、ジェットによって再現しようとしている――
そんな風にも読み取れるのだ。
勿論、少女自身も自覚しているのだろうが、それでもジェットには少し不満となった。
いや、こうして一度お互いの身体を味わって、それによって何処か通じたから――なのかもしれない。
「じゃあ……想い出は作れた、んだよな?」
「……はい。お陰で……この想い出があれば、きっとこれからも――」
「だったらッ」
ジェットは。
落ち着いてきた少女を、急に持ち上げ――胡坐をかいた自分の上に彼女がまたがる格好にする。
抱き合うような体勢で、けれど一つの場所で繋がったまま。
「ジェットさんッ……あ、あの、何を……」
「今までのは、お前の依頼……ってとこだろ。それを果たした以上は、報酬貰わないとな」
「報酬……です、か……?」
「ああ。お前とおんなじモンを貰おうか、って思ってな――」
それは、一つの想い出。少女が求めたものは、誰かとの繋がり――ならば。
「もう一回、やらせてもらって……構わないか?」
「え……」
少女はひどく戸惑っている。
戸惑っていたが、しかし――ふ、っと、柔らかな笑みを浮かべた。
「こちらからもお願いします。ジェットさんとの想い出……」
「ならッ……!」
未だ繋がったままのペニスは、少女の狭く熱い肉に包まれて硬度を取り戻しつつあった。
その上で、彼女に口付けして――ゆっくりと腰を回転させると、すぐに勃起は最大限にまで戻っていく。
「あ……ふ、ぅッ……」
中を満たしている精液を以っても、その太さは少女の中を押し広げ、強い刺激を与える。
すぐに熱さを取り戻している彼女の吐息を聞きながら、ジェットは自らも包まれて締められる快感を受け取っていた。
462 :
6:03/08/15 13:01 ID:Rrmi4FL0
またここで切ります。
WAF発表されたみたいですが、まだロゴだけですね。
463 :
山崎 渉:03/08/15 17:14 ID:7WSqfyM8
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
全く関係ないが、1・3に繋がりがある説を支持すると、
とりあえずロディとマリエルとゼットと
>>1は生きている可能性がある。
ついでにガンナーズヘヴンにブーメランフラッシュが埋まっている可能性もある。
465 :
6:03/08/16 02:56 ID:KQ4wjP9f
激しく出し入れは出来なくても、元々が狭い彼女の中である。
少し動くだけで、その身体全体にペニスの硬さが響き、少女は喘いだ。
「ん、またッ……ジェットさんの、大きくてッ……ひッ……」
耳元に囁きかけるような、細い声。
しかし、そこに含まれる熱さは本物で、事実膣肉はよりいっそう強くジェットに絡みつく。
「お前もッ……さっきより、なんかッ……凄い、なッ」
「は、はいッ」
反射的に応えながら、少女は必死でジェットにしがみつく。
せっかく抱き合う形になっているのだから、そうしなければ何か損をした気にもなる。
それに、抱きしめていなければ、繋がっている場所から響く衝撃に振り落とされてしまいそうで――
「ひぁッ!」
ジェットが腰を突き上げた。ぐ、ぐ、と奥を貫く勢いだ。
その一撃はまさに全身に響いて、少女の声は高く響く――と。
「……な、なんだ、こりゃ?」
少女の肉を味わいながら、ふっと彼女の頭を見たジェットは――そこに、ありえないものを見つける。
普段は帽子で隠れていたその場所から見えたもの。それは、ふさふさと柔らかそうな毛皮に覆われた――
「み、耳……だよな? けど、なんでこんな……」
獣のように大きな耳が、彼女についている。
「あ……ッ」
慌てた様子で、少女は頭に手をやった。けれど、これだけ激しい交わりをしていたのだ。
とっくの昔に帽子は落ちて、むしろ今まで気づかれなかったことこそ珍しい。
「み、見ないで下さいッ……こ、これはッ……そのッ」
「……えーっと……」
まだ彼女を貫いたままで、ジェットはしばし考え込んだ。
466 :
6:03/08/16 02:56 ID:KQ4wjP9f
「……お前、人間じゃ……」
「私ッ……そ、そうじゃないんです、あのッ……」
今までになくひどくうろたえながら、少女は言葉にならない弁解を紡ごうとする。
「あー……まあ、いっか」
「え」
うろたえたままなのだが、彼女は一瞬止まった。
「どうせ俺だって人間じゃないし、よくあることだろ、そんなの。
預言者みたいな連中に比べりゃ、全然可愛いもんだしな」
「あ、あの……?」
一人で納得して、ジェットはうんうんと頷いた。予想外の展開に、まだ止まったままの彼女を置き去りにして。
「まあなんだ。ちょっとしたアレっていうか……お前、魔族じゃないんだよな?」
「はい、それは確実にそう、ですけど……」
「だったら別にいい。続けるぜッ」
「ジェットさん……ん、あぅッ!」
また、腰が円運動を始めた。
中のペニスも動いて、膣肉をかき回し少女を刺激する。
「本当に、何も気にならないん、です、かッ……!? や、ひ、ふぁうッ」
「当たり前、だろッ――っく」
ぴくぴくと震えて、少女の秘肉はジェットを締め付ける。
「……やっぱり……ん、あッ――ジェットさんも……」
快感に再び溺れかけながら、彼女はきゅっと抱きしめる手を強めた。
そうやって交わりながら、ジェットも少女を抱きしめる。
――その折に、目の前で揺れる彼女の耳に目がとまった。
ふさふさと実にさわり心地の良さそうな耳である。
「ちょっと……試してみるか」
「あ、あの……?」
はむ、と耳を口に含む。
「ひぁぁッ!?」
その瞬間、びくびくと彼女の身体全体が震えた。
467 :
6:03/08/16 02:57 ID:KQ4wjP9f
「そ、そこはッ……び、敏感すぎて、だ、駄目なんですッ……や、あッ!」
「……そっか。そりゃいいこと聞いたな」
「え……あ、や、やめッ――」
歯は立てないようにして、その耳を柔らかく食む。
軽く噛むだけでも、その都度少女は
「やああッ! や、そ、そこは駄目ッ……で、ひぁッ!」
激しい程に身を震わせて、全身を痙攣させる。
秘所からは過剰なまでに愛液が零れ、シーツの上に染みまで作ってしまいかねない。
「敏感なんだな……っくッ。こっちもそんなこと言ってられねえ、かッ……」
それは同時に膣肉の締め付けも強める。
調子に乗って段々噛む力を強くすると、少女はオーバーな程に身をよじらせて応えた。
「だ、駄目、駄目ですジェットさッ……ああぁッ! も、もう、私、すぐッ……う、あッ!」
膣肉の震えはひどくなり、ペニスにも過剰な刺激が与えられる。
ぐちゅッ……ぐちゅ、と動きは小さいが、お互いが受ける快感は尋常のものではない。
「だ、駄目、でッ……や、やあ、やあッ……ッ」
少女が喋ろうにも喋られなくなった時には、ジェットもまた限界に近づいていた。
「んッ……く、悪ぃ、俺もそろそろッ……」
「あ、あうッ……あ、はぃッ……ん、もう一度、私の、中でッ……え、出してッ――」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅッ。
奥を細かく刺激して、仕上げに一番奥まで突き刺す――
「……出るッ!」
「んッ……あ、私ッ――もッ、んぁぁぁああッ!」
びゅるッ……びゅる、びゅ、びゅるッ……
もう一度、彼女の奥の奥――子宮にまで届かせるほどに、精は飛沫く。
「私のッ……中にッ……んッ。たっぷりと、種を埋めて……」
「……あ……っく」
頭の中は真っ白になって、ただ相手の全てを想い出とする為に――
ジェットと少女は、お互いを強く抱きしめあって精液をやり取りした。
468 :
6:03/08/16 02:57 ID:KQ4wjP9f
そっとペニスを抜き取ると、そこからはとろりと名残が零れ出た。
「……中に出しちまったよな、俺」
「そう……ですね」
「子供……出来ない、よな? 俺はなんたって――」
「……ふふ」
少女は、何故だか小さく微笑んだ。
「な、なんだよ」
「ファルガイア全ての生命の想い出から生まれたジェットさんなら、あるいは――」
「え? お前、何を……」
「いいえ……大丈夫です。もし生まれても、その時は――」
微笑みは変わらない。彼女の愛する花のように、柔らかく穏やかな笑み。
「私も、きっと強く生きていけると思います」
「つまり、その。責任取らなくても……いい、訳ないよな……?」
「その時はその時ですけど、あ、でも……ジェットさん。もう、着替えた方がいいですよ?」
呆然としたままのジェットに、少女は優しく忠告した。
「あ、ああ。後始末してからだけど……でも、なんでだ?」
「多分、もうすぐヴァージニアさんが迎えに来ると思いますから」
「……よく分かるな」
微妙に冷や汗をかきながら、ジェットはその言葉に従った。
彼女の予測通り、そのすぐ後にはヴァージニアが小屋に姿を見せる。
「もう、また一人で勝手な行動して……」
「いいだろ、別に」
「よくないよッ」
例によって例の如くのやりとりをしていると、少女が不意に微笑む。。
「あ……い、いや、その……ジェットが色々迷惑かけちゃった、かな……?」
口喧嘩を見られてやや気まずそうにヴァージニアが問いかけると、少女は首を振って答えた。
「いえ。こちらも沢山相談に乗ってもらいましたから。ジェットさんは、やっぱり優しい人です」
「そうかな……ま、まあ、それならわたしもいいんだけど……」
残されたジェットは、一人むすっとした顔をしている。
469 :
6:03/08/16 02:57 ID:KQ4wjP9f
「……もう、いいだろ。じゃ、今日は世話になったな」
そう言って、ジェットはさっさと帰ろうとするが。
「あッ。もう……ごめんね、ホントッ」
ヴァージニアも、慌ててその後を追う。なんだかんだで、忙しいらしい。
「はい、また出会う時をお待ちしています……あの、ジェットさん」
「……あん?」
馬に乗りかけていたジェットは、その声で少女に振り返る。
「最後に、一つだけ……いいですか?」
「別に構わねえけど」
「……あの。よろしければ、いつか、また……今日みたいに、想い出をお願いします」
「あ、ああ……」
と、そんな意味深なやりとりに、ヴァージニアが眉を顰めた。
「……ちょっと? それ、どういう意味?」
「お、お前にゃ関係ねえッ」
慌てて誤魔化そうとするジェット。また毎度毎度の口喧嘩――かと思われた、その瞬間。
「ヴァージニアさんも一緒でいいと思いますけど」
「……なッ」
「……ええッ!?」
時間が止まる。ように思える。
「大丈夫です。昔はもう一人多かったですけど、それでも十分――」
「なッ……お、お前ッ――」
「ど、どどどどどッ……どういう、それはッ――」
思い切り困惑する二人を余所に、少女はくす、と微笑んだ。
こうしてまた誰かと交わることになるとは、数百年も予想しえなかったこと。
けれどもそれ以上に、いつかのような友を作れた――それが、彼女にとっては何より嬉しくて。
「……待つのも、辛いことばかりじゃありませんよね」
混乱し始めた二人はそのままに、少女は幸せそうに微笑みを浮かべていた。
470 :
6:03/08/16 02:59 ID:KQ4wjP9f
ここまでです。
次は残りの三つからになりますが、現行ではお花ちゃん×マキシでしょうか。
では。
北ーーーーーーーーーーーー!!!!!
いえええええええええええええええええ
いいなあ、最後わらった。
>>464 >>6さんの今回のSSの流れ的には、『全く関係のない話』と言うわけではなかったり(w
あ、前にあった4Pの続き(?)か・・・気づかなかったよ
>>464 ハンペンもだろ?
それでもって花園でハーブティーでも飲みながら昔を懐かしむ。
昔は良かった。まだ奴も生きていたし・・・と。
>>475 哀しいだろ・・・そりゃ。
特にゼットなんか、どう寛大に考えても100年もすれば孤高の魔族に逆戻り。
それどころか、ブーメランが闘技場で放置されている可能性はあるけれど他の魔族は全滅してるから真の孤独だよなあ・・・。
実際、攻略サイト行くまで闘技場にブーメランフラッシュが現われるのに気づかなかった。
最後の倒した時点で満足していたからな・・・。
478 :
6:03/08/23 01:21 ID:IPX5cbC5
万物にはガーディアンが宿り、目には見えなくとも確実に彼らは世界を守ってくれている。
それがファルガイア全土に広がっている、ガーディアン信仰の基礎である。
形なく触れられぬ存在と言えども、世界のどこかに確実にいる彼らにファルガイアの人々は祈り、加護を願ってきた。
とは言え、生きている間にガーディアンと接触できる人間などほんの一握りであり、大多数はただ祈るだけで終わるものだ。
つまりガーディアンと接触をもてる人間は選ばれし者とさえ呼べるのだが、それが幸せかどうかは判断が難しい。
パスカーの『柱』のように、自らの命を捧げることを定められた者もいる。
あるいは、ガーディアンへの接触媒体たるアークセプターを手にしたが為に、世界を巡る戦いに巻き込まれる者も。
それはそれで充実していると誇れる者もいるのだろうが、普通の感性の持ち主なら御免だと思うだろう。
普通の幸せを追求したい少年にしてみれば実にそうなる。
マキシ・レミントンは、ちょうどそんな感じの少年である。
ひょんなことから花のガーディアンをその腕に宿す羽目になってしまったが、特に大それた願いなどは持っていない。
可愛い女の子と仲良くなって、うまい飯を食って――概ねそんなものが望みだ。
「いや小市民的だねえマキシ。ルシエドあたりが聞いたら随分嘆くと思うよ?」
見渡せば一面の花畑。色とりどりの花が咲き乱れ、豊穣という言葉がこれ以上に似合う場所はないだろう。
そんな楽園の中で、マキシは苦虫を噛み潰したような顔で座り込んでいた。
「無視しても意味ないと思うがね。わざわざ君の領域にアクセスしたのはボクの用があるからで、それが終了しなければ――」
――そんな少年の傍らでは、真っ黒な服を纏った少女が得意げな顔で言葉を紡いでいる。
服は随分大きいようで、袖が随分余ってしまっているのだが、彼女が気に留める様子はない。
「ほら、何とか言ったらどうだい。黙ってても話は進まないよ?」
「……あのな、お花ちゃん。勝手に人の心をいじくるのはやめろよ」
ようやく口を開いたマキシは、また随分とむっつりとした顔で少女に答えた。
それを聞くと、彼女はにやりと笑って袖をぱたぱたと振る。
479 :
6:03/08/23 01:21 ID:IPX5cbC5
「別にいじくってなどないよ? 君の心の中には入っているが、それをどうにかする権限はボクにはない。全て、決めるのは君なんだから。
ま、とにかく――用事だよ用事。重要な用事があるんだ、マキシ」
お花ちゃん。そう呼ばれた少女は、なんともつかみ所のない調子で言葉を続ける。
「こうして君と契約を結んだ訳だが、よくよく考えてみればこれ程不安定な繋がりもないんだよねえ。
本来ガーディアンとの契約は『柱』か『巫女』か、でなければアークセプターの力が必要になる。
が、君はそのどれでもない――」
彼女の言葉は一方的で、相手が理解しているかどうかなどはまるで気になっていないようだ。
当然、マキシはさっぱり理解できていない。
「……いや、何言ってるんだか分かんねえんだけど……」
「んー、まあいいや。別にこっちも理解してもらおうとは思ってないから」
少女は軽く笑った。どうも見た目と違って素直さに欠ける少女である。
「それでももうちょっと自覚はして欲しいんだけどなあ。このボク……花のガーディアンに選ばれた存在なんだから」
――ひょんなことから右腕に花のガーディアンを宿すことになったマキシ。
その『花のガーディアン』というのが、今こうして語りかけてきている少女、その人なのである。
見た目はただの少女なのだが、ガーディアンとしての力は確かなもので、今マキシが花の世界にいるのも彼女の力の一つだ。
なんでも、マキシの精神世界に広がる願望――花一杯の世界。それを同じく彼の精神空間上に再現してみせた、と言う。
実際のところ何がどうなっているのか、マキシ本人もまるで理解できていないのではあるが――とりあえず、現実世界ではないらしい。
480 :
6:03/08/23 01:22 ID:IPX5cbC5
「それはそれとしてだけど」
「……な、なんだよ」
ふと気づくと、花のガーディアン――マキシ命名、『お花ちゃん』が彼の顔を上から覗き込んでいた。
「どうせ君に説明しても理解できないだろうから、率直に言うよ。
――今からボクを受粉させてもらう」
「……は?」
「っと、そういう言い方はニンゲンじゃしないんだったっけ――っと、そうそう。
君のおしべでボクのめしべを……じゃなくって。君の精液をボクに注いでくれ」
「……あの、お花ちゃん?」
自分でも間抜けな顔になっているのだろうと思いつつ、マキシはそれこそ間の抜けた声を出した。
「だから、ボクを犯せと。そう言っているんだけど」
「えーっと……ちょ、ちょっと待ってくれ。今、考えてるから……」
「じゃ、待ってるよ」
彼女はそっとマキシの横に腰を下ろした。
481 :
6:03/08/23 01:22 ID:IPX5cbC5
「つまり、俺が……えーっと、あれ? 犯すって、その、そういう意味であって、だっ――」
あまり直接的過ぎる言葉は、かえって理解に手間取ることもある。
マキシも十代後半の男なのだから、興味がない事柄ではない。むしろ興味津々と言ってもいい。
が。今の、目の前の少女――ガーディアンである以上、年齢までは分からないが。彼女の言葉は。
「ちょ、ちょっと待てよ!? お、俺が……つまり、その、え、エッチ……」
「だから犯せとそう言っているんだが。わざわざ遠まわしに表現してもらわなくても」
「……おおおお花ちゃん!? じ、自分が何言ってるか分かってるのか!?」
マキシはひっくり返った。
仕方ないことではある。女性――お花ちゃんの見た目は随分と若いが、とにかく女性から『犯せ』などと言われる。
場合によっては喜んで引き受ける可能性も無くは無いのだが、こういう状況下では普通は考えられない。
「失敬だな。君よりも確実に事態を把握しているつもりだよ、ボクは」
「じゃ、じゃあなんで……!? お、犯せ、って、そんな、とんでもない……」
「要するに君の花粉がボクのめしべの柱頭につくという、それだけのことだろう?」
例えがあんまりだ。いや、性教育としておしべとめしべの例えを出すのはオーソドックスとも言えるのだが。
「……俺は花じゃないっつーの」
「ボクは花のガーディアンだがね」
「……ああ、なんかその辺語り合っても納得できなさそうだからやめとく。
それでその……なんで、犯……こ、交尾しろって」
これはこれであんまりな表現ではある。
「君の語彙のいい加減さにはちょっと呆れたが、まあいい――
君と契約したのはいいんだがね、さっきも言った通りこれは不安定な契りなんだ。
神官も巫女も柱もない、アークセプターもない。ここまでいい加減な契約もちょっとない。
その辺どうにかしないといけないから、手っ取り早い方法として君の遺伝情報を取り込むことにしてみたんだけどさあ」
やっぱり聞いても理解できなかったが、それでもなんとかマキシは呻く。
「……よくわかんねえけど、お前とのあの約束に関係してる……ってことだよな?」
「平たく言えばそうなるね。だから、まあ一発頼むよ」
482 :
6:03/08/23 01:22 ID:IPX5cbC5
「……他に方法は無いのかよ?」
「無いことはないが手間なんだ。この先どんな危険が待っているとも限らないし、こういうのは早い方がいいだろう」
こういう話をしている時、お花ちゃんの表情はどうにも底意地が悪そうに見える。
ガーディアンと言う割りには随分えげつない性格をしているものだ。
「けど……俺としては、その……初めてだし、そういうの……」
「だろうねえ。積極性に欠けてるからね、君は」
「う、うるせえ。ちゃんとそーゆーのは結婚を前提としてだなっ!」
「ふうん?」
にやにやと笑っている彼女に気づいて、マキシは一瞬口をつぐんだが――それでも小さく、ぼそぼそと続けた。
「……で、出来れば、初めてはちゃんとした人としたいっつーか」
「心当たりでもあるのかい? ……ん、ああ、彼女か。ボクの封印を解き放った――」
名前も知らない、民族衣装の少女。マキシが花のガーディアンと契約するきっかけを作った女性。
一言でまとめると、マキシは彼女に惚れ込んでいるのだ。
「そ、そういう……ことだよ。だから、出来れば、俺としては――」
「彼女を犯したいという訳だね」
「……そーゆー言い方はやめてくれ……マジで」
少年の告白を聞き終えると、お花ちゃんはむう、と頬を膨らませた。
「なんだってニンゲンというのは、そういう些細なことにこだわるかな。
大して機能に違いが出る訳じゃあるまいし、別にどうでもいいだろう?」
「どうでもよくないっ!」
「まったく困った男だね、君も。どうしても嫌かい」
マキシは少しだけ口ごもったが――今度ははっきりと答える。
「ああ……うん。そればっかりは遠慮したいんだけど……な」
「……じゃ、仕方ないや」
その呟きとほぼ同時に、彼女の身体からしゅるしゅると音を立てて何かが飛び出す。
よく見れば、それは木の枝で。まるで軟体動物の足か何かのように自在に蠢き、あっという間にマキシを絡め取ってしまった。
「お、おい! どういうつもりだよ、これは!?」
「こっちにも事情があるんだよ、マキシ。君の我がままばかりを聞いてもいられない」
「だからってこんなの……!」
必死の抗議も虚しく、枝に包まれたマキシは無理やり仰向けに倒されてしまう。
483 :
6:03/08/23 01:23 ID:IPX5cbC5
「――さて、気分はどうだい」
「最悪……」
身体を包む枝は固く、仰向けに寝かされていてもあちこちに当たってちくちくとする。
その上、もがけばもがく程きつく絡み付いてくるので、マキシとしては最悪としか答えようのない気分である。
「なら結構。じゃ、ちょっと失礼するよ」
言いながら、少女はマキシの顔をまたいでしゃがみこんだ。
丁度股間の部分が彼の顔の上に来る体勢である。
「……お前、恥じらいとかそーゆーの……」
「だ・か・ら、これはただの作業なんだってば。ついでにガーディアンにそういうニンゲンっぽい感情の発露を求められても困るんだよ。
とにかく、ほら――」
彼女は服のスカートをたくしあげた。そっと陰る部分には、薄く色づいた花びら――文字通り花びらがある。
「……お、おい」
「……あ、いけないいけない。ニンゲンの形はこうだったね」
と、その花びらはたちまち姿を変えて、閉じられた細い割れ目になった。
「こういう光景見せられたら、できるもんもできないと思うんだけどな……」
「細かいことは気にするもんじゃないよ。じゃあ、とりあえず舐めてくれるかな」
膝をついて、腰を下ろす。それによって、マキシは少し頭を持ち上げれば彼女の秘所に舌を這わせることも可能になった。
けれど、彼は。
「……ふんっ」
拗ねたように、顔を背けてしまう。
「強制されてそんなことやるもんか。俺はあの子と出来るまで純潔を守るんだ」
「変なところで律儀だねえ。そりゃラフティーナは喜びそうだけど……ボクは困る。困るから……」
マキシを縛る枝の一本が、蠢きながら彼のズボンへと潜りこんでいく。
その先端が身体の一部分に触れた時――マキシの顔は一瞬で青ざめた。
「ど、どこ触ってるんだよ!?」
「排泄器官……お尻、ってやつだね。なかなかどうして、君のは綺麗な形してるな」
「な、ななな、何言ってるんだ……って、お、お前まさか――」
「抵抗するならこっちが入れさせてもらうよ?」
枝の先端は反応をうかがうように、マキシの窄まりを軽くつついてくる。
484 :
6:03/08/23 01:23 ID:IPX5cbC5
「わわわかったっ、ちゃんとやる、やるからそれだけは本気で勘弁してくれっ!」
「……はじめっからそう言えばいいんだよ。君も強情だな」
やれやれといった表情で、少女はため息をついた。
一方のマキシも、最悪の事態を回避できて安堵の吐息を漏らす。
「やっぱ、お前って悪魔の使いか何かだろ」
それでも、悪態をつくだけの余裕はあるらしい。
「さて、どうだろうね? ボクにしてみればそんなことはどうでもいいんだが」
彼女も大して取り合わず、そのままマキシの顔の上にしゃがみ込む。
「じゃ、改めて……舐めてごらん」
「う……」
目の前には、まだ幼い秘所がさらされている。
とは言っても、マキシとしてはそもそも女性のそういう場所を見たこともないのではあるが。
幼い頃に姉のそれを見た可能性もあるにはあるけれど、そんなものを覚えている訳もなく。
「……結構、ドキドキするもんなんだな……」
こうなる。
そういう幼女趣味など自分にはまるで無かったはずなのに――自分ではっきり理解しているとも言えないが。
「綺麗な花を愛でるのは人の性って奴だからね」
「自分で言うなよな……いいや、もうどうにでもなれだ」
ほとんど自棄になって、マキシはその割れ目に顔を近づけ、舌を伸ばす。
中ほどのあたりを、軽く舐める――と、ぴくりと彼女は身をよじった。
「ん……よし。さ、ちゃんと舐めるんだよ?」
わざわざ繰り返さなくても。少年はそう思ったが、黙って舌を動かし始める。
ぴちゃりぴちゃりと唾液が塗されていくうちに、不意にその舐めている秘所からとろりとしたものが零れてきた。
「ふぅ……っ」
少女の吐息も僅かに零れた。
段々と奇妙な気持ちになっていくのを自覚しながらも、マキシはその液体を舐め取ってみる――
「……え、甘い……?」
485 :
6:03/08/23 01:23 ID:IPX5cbC5
彼女から零れてきたものは、何故だかひどく甘かった。
比喩的な表現ではなく、味として甘さを感じる――
「これ、ひょっとして……蜜か」
「そう。なんたってボクは花のガーディアン。美味しいだろう?」
「……ま、まあそりゃ」
口あたりも爽やかで、これは極上のものだ。
少女の秘所を舐めることで、こんなものを味わう――予想もしていない、というより出来ない体験。
「もっと出るから……さ、続けてくれよ」
「……あ、ああ。うん」
今度は素直に従う。
ぺろぺろと舌を這わすと、それに応えて愛液――愛蜜、とすべきか。
それが彼女のそこから染み出てきて、喉を潤してくれる。
「んっ……いいよ、マキシ……その調子……」
少女は、僅かに腰を揺らし始めた。
マキシの舌の動きに合わせるように、ゆらゆらと動く。
「……マジで美味い」
蜜を飲まされている彼もまた、段々と夢中になって求め始める。
より細かく舌を動かせば、それに応えて蜜は量を増していくのだ。
入り口から少しだけ奥に舌を刺して、更に強く少女の入り口を刺激していく。
「う……ん……」
軽くあえぎながら、彼女は秘所をマキシの顔に押し付けるようにした。
そうすることで、彼の舌はより強く舐めることとなり、ますます高まっていく。
「……ん、んっ」
マキシは――いつしか、溢れ出る蜜を味わうことだけに夢中になっていた。
こんな少女にいいように弄ばれているという状況も忘れて、ただひたすら舐め続ける。
「あ……う、いいよ、そこっ……ん、ふぅ……っ」
その声も、マキシには聞こえていたのかどうか。
ただ舐めるだけでは物足りなくなってきていた少年は――それこそ、呑み込むように、
少女の秘所にかぶりついて、口全体で蜜をすすり始めた。
486 :
6:03/08/23 01:24 ID:IPX5cbC5
「はぁっ、んっ。そうだよ、そこ……ふぁ、なかなか上手じゃないか……」
少女の幼い秘所から、音をたててマキシは蜜を啜る。
舌も入り口から奥へと突き刺して、肉璧から直接蜜を吸い込む。
「んくっ、んっ……うめっ……」
ガーディアンのもたらす最上の蜜だからこそ、マキシも完全に虜にされてしまっているのだろう。
相変わらず縛られたままの身体も、完全に抵抗をやめて為すがままになっていた。
「いい、いいよ、マキシっ……ひぁっ! んっ……はぁ……」
少女の頬も、色づく花びらのようにうっすらと紅く染まっている。
腰の動きも妖しくくねり、その秘所はマキシに吸われてとろとろと蜜を零し続けているのだ。
「ひぅっ、うんっ……あ、ふぅっ……くっ」
その言葉からは、意地の悪い響きも消えて――彼女もまた、快感を素直に受け止めているらしい。
「あ、ん、はぁあっ……あ、マキシ、もう、ボクっ……ん、もっと激しくっ……うぁっ! 吸って、んっ――」
そうやって蜜を零し続けている内に、不意に少女の声が甲高くなった。
刺激されてか、マキシはもっと勢いよく蜜を啜り、舌を動かす――
「あっ……ああ、あぅっ……ボク、ん、来ちゃうよっ……あ、うああっ!」
――その瞬間、彼女は腰を止めて、僅かに身体を痙攣させた。
同時にその秘所からは、ぴゅ、ぴゅっと勢いよく蜜が飛ぶ。
「ん、んっ!」
それを飲んでいるマキシにも、少女の快感は伝わったようだ。
一旦舌を止めて、零れてくる蜜をこくこくと飲み干していった。
487 :
6:03/08/23 01:24 ID:IPX5cbC5
「あ……ふぅ。なんだ、初めてって割りに上手じゃないか……」
なんとも言えない表情で、『お花ちゃん』はそっと腰を上げる。
名残惜しそうにマキシはそれを追おうとしたが、まだ枝に縛られたままだったことを思い出して頭を元に戻した。
「……そう言うなら、これいい加減外せよ。このままだと、その……出来ないだろ」
「あー、ごめん忘れてた。で、そう言うってことは……やる気になったんだね?」
「まあ、そりゃ……仕方ないだろ。お前の我がままに付き合わされるのも結構慣れてきたし」
これには軽く笑って答えず、少女はす、とマキシから身体を離す。
そして、袖をぱたぱたと振る――と、少年に絡み付いている枝がするすると地面に潜り、消えていく。
「さて。いよいよ本番なんだが、一つ君に決めてもらうことがある」
やっと解放されて一息ついていたマキシは、そんな言葉に眉を潜める。
「まだ変なことさせるつもりじゃ……」
「いや、そうじゃない。ボクとしてはどうでもいいんだが、先ほどからの君の言動から判断して結構重要に思えたことなんだがね。
君が上になるのと、ボクが上になるの……どっちがいい?」
「う、上?」
「体位ってやつだが。ボクが上になって、君に色々指導してやるって方がいいかな?」
悪気は無いのだろうが、そう言われるとマキシも意地になる。
「お、俺が上っ! 上になって、お前なんかもう、その、思いっきり気持ちよくさせてやってっ!」
「……ふむ。ま、結構。なら君に任せるよ」
その表情は、見透かしたような笑顔だったが。とにかく、マキシは自分が上になると宣言した。
それを受けて、少女はごろんと地面に横たわる。
「ほらほら、早くしないとこっちが乾いちゃうよ。ボクは準備できてるんだからさぁ」
服の裾を持ち上げて、ちょいちょいと挑発をしてみせる。
そこからはまだ開いたままの秘肉がちらちらと見える。
「初体験がこういう滅茶苦茶な状況ってのは思ってなかったな……っていうか、もうちょっと恥ずかしがれよ……」
「そーゆーのがやりたいならせいぜいラフティーナの加護を祈るんだね。
ボクはどっちかっていうとルシエドの方が好きだな、手っ取り早くて」
「……減らず口ばっかり言いやがって」
愚痴を零しながらも、マキシは彼女にのしかかっていく。
488 :
6:03/08/23 01:26 ID:IPX5cbC5
と、お花ちゃん×マキシです。
今日明日で全てあげられるかと。
萌え・・正直、お花タソ萌え・・・
禿同>489
花盗人は読んだことなかったけど
かなり本気で探してみる気になりますた
491 :
6:03/08/23 11:04 ID:IPX5cbC5
「えっと……入るのか、これ?」
蜜を呑むうちにすっかり硬く、そして熱く滾ったペニスを取り出し、いざ挿れようかという時になってマキシは呟いた。
少女のそこは見た目からしてひどく狭く、逆に自分のそれは随分大きく見えてしまう。
「ちょっとくらい乱暴にしてくれても大丈夫だよ。調節は効くからね」
「そう言われても……俺だって、あんまり経験ないんだし……」
「ガーディアンなんだよ、ボクは。むしろ常識で判断される方が迷惑だね」
「……そうかよ」
もやもやとしたものを抱えながら、マキシはどうにか彼女のそこへペニスをあてがった。
そうして、少しずつ力を込めて、突き出していく――が。
「あ、あれっ!?」
くちゅりくちゅりと、蜜は絡み付いてくるのに。
「……マキシ?」
やはり狭い入り口に大きくなったそれは合わないのか、なかなか奥に入れない。
「くそっ……」
意地になればなるほど、滑ってペニスは無様に彼女の入り口をさ迷う。
段々必死になってきて、秘唇を擦りたてるようにペニスを押し付ける――
「あふっ……こら、そういうのは違うだろ。ちゃんと挿れてって!」
「わ、わかってるけどっ!」
これ以上無様な姿を晒せば、男としてのプライドそのものが危険だ。
なんとか入れようと、ますます強くペニスを押し付ける、のだが。
肝心の彼女の中、膣口には入らずに、周りを強く刺激するだけとなってしまう。
「あぅっ……って、マキシ! いい加減にしないと怒るよ、ボクも!」
「こ、こっちだって一生懸命やってんだよっ!」
情けない言い訳をしながらも、マキシは腰まで動かしてペニスを押し付ける。
力が入りすぎて、それは膣口から激しくぶれてきて――その上の、小さな突起まで擦るようになった。
「うぁっ!? ど、どこに動かしてるんだよ君はぁっ!」
「知らねえよ、もうっ……っく、な、なんだ、これ……」
入っていないとは言っても、先端は少女の暖かい秘肉に触れている。
この感触はそれだけでもたまらないものがあって、マキシも目的がぼやけてくる――
492 :
6:03/08/23 11:05 ID:IPX5cbC5
「……案外、これはこれで……」
いいのかもしれない。そんな思いが少年の頭に浮かび始める。
「ふぁ、んっ……何やってるんだよ、もう……ひぁっ。これじゃ、意味がない……マキシ?」
「……お花ちゃん……」
見れば、彼女もこの擦りあいに快感を得ている様子がある。
ならば、躊躇うことなど無いのではないか――
「……ボクの中にちゃんと入れないと……って、えっ!?」
「よ、よし……ならっ」
当初の目的も忘れて、マキシは勢いよく腰を振り始めた。
それによって秘肉とペニスの先端が擦れ、奇妙な心地よさが芽生えてくる。
「君は……それは目的が違うだろ……あ、ひゃぅっ!」
クリトリスも刺激されると、少女の不満は喘ぎに変わってしまった。
調子に乗ってマキシはそのままペニスを擦り付けて行く。
「あうっ……ま、マキシっ……いい加減にしないと本当に怒るよ、ボクもっ……ひゃ、ふあんっ!」
「……お前だって気持ちいいんだろ?」
「そ、そうだけど……でも、これはだねっ……ふぅっ!」
あまり抵抗がないのをいいことに、マキシはそのまま擦りたてた。
自分の指で慰めるよりはるかに気持ちのいいもので、少年は蜜を啜った時と同じくらい夢中になる。
「あぅ、ああっ……ん、だ、だからっ……意味のないことを続けっ……ひゃあっ! あ……続けてもっ……」
くちゅくちゅくちゅっ、と擦れる音は小さく響く。
そうやって、肉の感触を確かめるうちに、マキシのペニスはまた一段と膨らんで――不意に。
「……あっ」
「あ、ってなんだよ……だからいい加減にしろって……ふぁっ!?」
擦りたてていたペニスが、再び少女のクリトリスを弾いた瞬間。
びゅるっ! びゅるる、びゅるっ!
「うわっ……あ、あっ……!」
マキシは――そのまま、少女の身体全体に、精液を吐き散らした。
493 :
6:03/08/23 11:05 ID:IPX5cbC5
真っ黒い衣服に、点々と白いものが飛び散っている。
特にペニスから近かった下腹部のあたりは、べっとりと汚れてしまっているようだ。
「くっ……」
射精しているマキシは、そんなことも気にせずに恍惚としている、のだが。
「……こんの……」
中途半端に高められて、しかも汚された少女の方は。
「あ……お花、ちゃん……?」
ようやく気づいたマキシに、ぴくぴくとこめかみを震わせながら――
「ヘタッピ! バカ! ヘンタイ!」
「な、なんだよっ……って、うわっ!?」
地面から再び枝を呼び出すと、マキシをがんじがらめにしてしまう。
「本来の目的忘れてどうするんだよ君はっ! しかも自分だけ気持ちよくなって!」
「で、でも、お前だって結構あんあんって……」
「そういうことを言うのなら、いいんだねマキシ。確かさっきも言ったはずだが……」
枝は、また少年の尻に向かって蠢いていく。同時に彼の顔が一瞬で青ざめた。
「あ……いや、忘れた訳じゃないんだよ! ただ……」
「なんだい? 返答によっては……」
「た、ただ! ……その、気持ちよくって、我を忘れたっつーか……」
「……まったく」
安直な答えに、かえって少女の勘気は収まったらしい。
枝は再び地面に潜って、マキシを解放した。
「つくづく仕方がない奴だな、君は。ちゃんと挿れて、ボクの胎内に精を出して貰わないと困るのに」
「分かってるんだけど……でも、俺……」
「……もういい。やっぱりボクがしてやるべきだったか」
そう呟くと、彼女はマキシの前に腰を下ろした。
そうして、袖から指を出して萎えたペニスを掴む。
「あ……あの、え?」
「大きくしないといけないからね。この辺はまあ、サービスってところだな」
494 :
6:03/08/23 11:05 ID:IPX5cbC5
そのまま、指を巧みに動かしてしごいていく。
射精した直後ということもあって、敏感になっていたペニスは、じわじわと力を取り戻していった。
「……お前、ガーディアンなのになんでこんなこと……うくっ」
「長いことガーディアンやってればそりゃ色々あるさ。それに、花ってのはこれで結構他人を誘惑する術には長けているんだよ?」
「誘惑……?」
「香りもそうだし、蜜自体もそうだ。いや、わざわざ綺麗な色をして咲き誇るのは何の為だと思ってるんだ?」
語りながらも、少女の指は止まらない。
マキシのペニスを実に細かく刺激して、そっと根元を押さえて――小さな指が絡まる感触は、背徳感と快感を増幅する。
と、彼女は軽く爪を立てた。僅かな痛みが走るが、それはかえって指が与える刺激を引き立てる。
「全ては他者を誘惑する為。その花のガーディアンたるボクなんだから、これくらいは容易いんだよ――そろそろいいかな」
「……た、多分」
そうして、少女が両手を絡めてしごいていたペニスは、この短い時間で完全に復活していた。
ぴんと反り返り、誰かに精を植え付けたいと僅かに揺れている。
「ってゆーか、なんかこれいつもより凄いんだけど……」
マキシは、そんな己のものを掴んで、少しだけおののきながらそんなことを言う。
確かに、先ほど少女の秘所に擦り付けて達した時よりも、なんだか余計に大きくなっているように見える。
「ん、ああ。ちょっとこう、ツボをね――」
「ツボぉ?」
「君にはわかんないか。気持ちよくなるおまじない、みたいなもんだよ。
それはいいとして、さて……」
為すがままになっているマキシを、少女は地面に横たわらせた。
「えーっと……」
「君が上になったらさっきみたいな不始末だ。やっぱりボクがやってやるしかないようだからね」
「……わ、悪かったな。仕方ないだろ、初めてなんだから……」
「それにしたってあんまりだろ。銃の扱いだけがヘタクソって訳じゃなく、こっちまで……ってのはねえ」
「い、言うなよそれはぁっ!」
痛いところを突かれてか、マキシはちょっと涙ぐみながら言い返す。
495 :
6:03/08/23 11:05 ID:IPX5cbC5
「気にしてるのならもうちょっと努力しなよ。男としてもどうかって思うがね、今の君は。
その為にも、ちゃんとボクの中に注いで貰わないといけないんだが……っと」
少女は、マキシの腰の上にまたがるように移動する。
そうして、彼のペニスを掴んで自分の秘所に位置を合わせていく。
「じゃあ、もらうよ……」
しっかりと触れ合わせると、少女はそのまま腰を下ろす――が。
「ん……あれ?」
入るか入らないかと言ったところで、どうしてもつっかえてしまう。
やはり、大きさに無理があるようだ。
「……入らないねえ」
「さっきもそうだったんだから……って、じゃあ俺別に悪くないってこと……」
「それとこれとは話が別だよ。入らないならすぐボクに言えば良かったんだ。……うん」
少女が小さく声を出した、その瞬間。
ずぷずぷずぷっ、と、唐突にペニスが彼女の膣口を抜けて、胎内に入り込んでいく。
「え、ええっ!?」
「んっ……! ほら、入ってきてるっ……!」
驚くマキシを余所に、少女は一気に自らの中へ彼を呑み込んでしまった。
「な、なんでっ……あ、あんなに入らなかったのに……う、うぁっ!」
入ったはいいが、それでも彼女の小さな膣内はマキシのものを受け入れるのには不足している。
そのせいで、痛い程に締め付けられてしまうことになる。
「はぁっ……ん、ちょっと入り口を広げてあげただけ……だよ。それくらいの調整は出来るさ」
「な……なんて滅茶苦茶な……っく、あぁっ!」
「じゃ、本格的にしようか。意識はしっかりさせておいてくれよ――」
少女は手をマキシの胸に置くと、ゆっくりと腰を上下させ始めた。
「ひっ……あ、あぁっ!?」
ちゅぷ、ちゅぷ……と肉の絡み合う音がする。
――その悲鳴をあげたのは、マキシの方だった。
「な、なんだよこれっ……こ、こんなのっ……!」
想像を絶する快感が、ペニスを包み脳髄にまで届いている。
496 :
6:03/08/23 11:05 ID:IPX5cbC5
「あ……あぅ、あっ……お、お花ちゃんっ……や、やめっ……」
まだ動き始めたばかりなのに、マキシはもう音を上げている。しかし。
「駄目だよ。ちゃんとしてもらわないと困るんだからさぁ……」
そう言って、彼女は許そうとはしない。
それどころか上下動を激しくして、マキシへの責めをますます強くさせてしまう。
ずちゅっ、ずちゅっ、と音も大きくなるが、少女の膣肉の締め付けは変わらない。
「……ふぅっ……そうだね、君のも結構立派だね……あ、んっ……」
「や、やばいって、マジでっ! うわっ、あぁぁっ!」
「騒がしいなあ……ん、んぅっ」
少女も胎内で揺れるペニスの感触を噛み締めているようだが、それでも余裕はあるらしい。
一方のマキシは、挿れた時点でほとんど限界だったのだが、そんな刺激を加えられると――
「ダメだっ……俺、もうっ……出るっ」
「え? ちょっと、これ、早いってば!」
「そう言われても……う、うぁ!」
びゅくっ! びゅるる、びゅるっ!
呆気なくも、マキシのペニスは暴発してしまった。
先ほど出したものよりも濃い粘液が、少女の胎内に入っていく――
「……ほんっとに情けないなあ、君は」
「だ、だって……俺、そんなのっ……あ、あぅっ……」
びゅる、びゅる、と精液は吹き出る。
マキシはひどく虚脱すると同時に、僅かな安堵感も得ていた。
「う……くぅ……」
たまらない放出の快楽が、じわりと身体に広がる。
「ったく、ボクのことなんか全然考えてないんだからなぁ、君って奴は」
何と言われても、この快感の前では耳を通り抜けるだけである。
497 :
6:03/08/23 11:06 ID:IPX5cbC5
またここで一旦切ります。
今夜には終わらせられるはずです。
498 :
6:03/08/24 00:02 ID:GH4plZlN
びゅる……びゅっ。
やっと出し終えて、マキシはすっかり満足してしまっている。
今までの生涯でももっとも気持ちのよい体験なのだから、無理もない。
とはいえ。
「何一人で満足してるんだよ、君は!」
「……あ、お花ちゃん」
少女の方は、あまりに中途半端な快感のせいで、ぷりぷりと怒っているようだ。
外見が外見なので迫力はないのだが。
「満足たって……あ、でも、俺がお前の中で出すのが目的だったんだろ?
なら、これで終わりってことだよな」
「身勝手なことばっかり。ボクだって満足したいってのに、なんなんだよその言い草は」
「……我がままな奴だなぁ」
――この言葉がいけなかった。聞いた瞬間、少女の顔がなんとも言いがたいような笑顔に変わる。
笑顔というか、怒りというか、とにかく言葉では言い表せない表情なのだ。
「マキシ……君は前からガーディアンに選ばれた存在、というものについて覚悟が足りないと思ってたけど……」
「……え? 俺、なんかまずいことでも言った……の?」
「場合によっちゃあ命の一つや二つ捧げてもらうもんだってのに、君は……
――仕方ない。これは君が悪いんだからね、君が」
「だ、だから何言ってるんだか……」
きょとんとした様子で、マキシが呟いた、その直後。
しゅっ……と風を切る音が聞こえた。と共に、マキシの顔の脇から巨大な蔦が飛び出てくる。
「う、うわああああ!?」
先端がじゅくじゅくと湿っていて、なんとも奇怪な様子の蔦だ。
それを見た者は、誰でも驚愕してしまうはずである――マキシのように。
だが、まだ胎内に彼のペニスを納めたままの少女は、にやりと笑った。
「これもまたボクの一部。花ってのも色々種類があってねえ、毒や薬になる花もある……
恨むんなら君自身の堪え性の無さを恨むんだね」
「だから、訳わからないって――むぐっ!?」
蔦はしゅるしゅると蠢いて――その先端を、マキシの口の中へと潜りこませた。
499 :
6:03/08/24 00:02 ID:GH4plZlN
「んぐっ!? んー、んっ!」
口の中一杯に、植物特有の緑臭い匂いが広がる。
その気持ち悪さもさることながら、なんといっても太くてちくちくして、ややもすれば吐いてしまいそうになる。
「ん、んんっ!」
「……まだ序の口だよ」
「んん!?」
少女が呟いた刹那、蔦の先からどろりとした液体が喉に流れ込んできた。
「んー、んっ!」
無理やり喉奥に押し込まれて、その気色の悪い液体を飲み干してしまう。
マキシは、涙目になりながらも身体の上の少女に抗議の視線を送る――
「……あ、来たよっ」
「んっ?」
まるでその必死の視線を気にかけない彼女は、別の方向に集中していたようで。
少年がその言葉の意味を理解したのは、自らの変化に気づいてのことであった。
萎えていたペニスが、急激に力を取り戻している。
「ん……おっきいよ、さっきより……」
「ん、んっ!」
相変わらず蔦が分泌する液体は流れ込んでくるが、それを飲む程にペニスに力が漲っているのだ。
たちまち少女の狭い膣内を埋め尽くし、弾けそうなくらいに硬くなっていく。
「よし。それじゃ、ボクも愉しむからね」
「んー! ん、んっ!」
マキシが抵抗できないことをいいことに、少女は再び腰を動かす。
ぐちゅ……ぐちゅ、ぐちゅっ。
膨れ上がったマキシのそれは、彼女の胎内を圧倒的な力で蹂躙し始めた。
「う、うぁっ! ……いいよ、すごくいい。やっぱりこうじゃないと、ね」
「んっ! んんんっ!」
彼女が壊れてしまうような錯覚を覚える程に、彼のものは膨張していく。
500 :
6:03/08/24 00:02 ID:GH4plZlN
「あああ、ん、気持ちいいよっ……あ、ひぁっ!」
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅっ。
外見からは考えられない大胆な腰使いで、少女はペニスを噛み締める。
胎内を貫くそれは、身体がばらばらになりそうな程激しく、彼女を責めたてるのだ。
「ん、んくっ!」
そのペニスの持ち主は、しかし締め付ける快感の大きさとまだ飲まされている液体の気色悪さで困惑していた。
この液体が異常な昂奮をもたらしているようだが、分かっていても阻止する手段がない。
そこに来て少女は好き勝手にペニスを締め付け、歓待する――
「ん……んんっ」
最早、耐え切れるものでもなかった。
「……またかい、マキシ?」
「んっ!」
膣内で、彼のペニスはびくんと激しく震えて、そして――
びゅるるる、びゅ、びゅるっ!
三度目の精を放つ。
「あは、熱くて……元気がいいね、君の! いいよ、この感じ……」
「ん……んぅ……」
虚脱しようとしたマキシに、少女はまた腰を動かし始める。
「……んっ!?」
「まだまだ。ボクは満足してないって言っただろ?」
「ん、んくっ……」
「大丈夫。この薬液を飲む限り、君の精に終わりはないからね……感謝してよ?」
その言葉は、一つの悪夢を意味していた。
「ん……ん……」
マキシはぶんぶんと首を振る。
だが、彼女の言葉通り、ペニスはまだ射精を続け、射精しながらも勢いをすぐに取り戻していく。
「そうだねえ。あと、三十回くらいやったら……ボクもイケるかなあ」
「んーっ!!」
唯一自由になる首を振って、必死で否定するマキシだが――それは、結局何の意味も為さなかった。
501 :
6:03/08/24 00:03 ID:GH4plZlN
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ。
「あ……うぁ、あ……いい、いいよぉ……ん、奥に来てるっ……」
――少女とマキシの接合部からは、どろどろと白濁液が流れ出している。
それどころか、地面には液溜まりまで出来て、零れた精液の量が尋常でないことを示していた。
と、少女が大きく腰を下ろした瞬間。
びゅるっ! びゅるる、びゅるっ!
「あ、ひぁっ! ……ねえ、何回目、だったっけ……?」
膣奥に広がる熱い液体の感触にうっとりしながら、彼女は腰の下の少年に声をかける。
「んー……ん、んー……」
まだ口には例の蔦を咥えさせられたままの彼は、朦朧とした様子で呻くだけであった。
「……二十八回目だったね。そろそろ、ボクも……ん、あ……イケそうな気がするよ……」
「ん……ん?」
悩ましげな彼女の声に、マキシの濁った瞳が不意に輝きを取り戻した。
「だから、さ……ちょっと、君もボクにあわせ……あぁっ!」
「んーっ! んっ!」
途端、凄まじく必死な形相でマキシは腰を突き上げる。
ずんっ、と彼女の子宮口を一気に突いて、一撃の快感が少女を包んだ。
「うぁっ! やる気になったね、マキシっ……ん、いい、いいよっ……あ、あぁっ……」
「ん、んんっ!」
ずちゅっ! ずちゅっ! ずちゅっ! 本当に真剣な表情で、マキシは腰を突き上げる。
「あーっ……あ、凄いっ……ん、はぁっ……あ、かはぁっ……あっ!」
今まででももっとも力強いペニスの一撃一撃が、確実に少女を高みへと押し上げていく。
「ああっ……あ、いい、いいよマキシっ……ん、ボク、そろそろっ……あ、うぁっ」
「んっ……んっ!」
最後の一撃を、彼女の奥の奥へと突き刺して――
「ひゃっ……あ、うぁああっ!」
「ん……んんんっ!」
びゅるるるるるっ……びゅ、びゅるっ!
何度も何度も彼女の胎内へ注いだ白いものが、またしてもその幼い膣内へと侵入していった。
502 :
6:03/08/24 00:03 ID:GH4plZlN
「あ……あは……あ……」
ようやく、少女も満足したようで――そのままマキシの胸に倒れこむ。
「……ちょっと長くかかっちゃったけど、これで契約は完了だ。君の遺伝子情報は確かに記録させてもらったよ。
……っと、もう解放してあげなきゃね」
こちらもようやく、マキシの口にねじ込まれた蔦が抜かれていく。
「……ぶはっ!」
飲みきれなかった液体が、ごぼりと口から零れた。
「なんだかんだ言ってもここまでやってくれたから、まあボクとしては及第点かな。
……何か文句はあるかい。色々言いたそうだったね、やってる最中」
「…………」
少女にそう問われたが、何故だかマキシは少し顔をうつむけて――そして。
「……こ、こんな初体験って……ありか……よぅ……」
じわりと涙を浮かべる。
「うん。ありだね」
「……お、お前は……お前、は……ひっく……」
完全に反論する気力もなくなったらしい。
「あーあー、君みたいな年の子が泣くもんじゃないよ? 情けないだろう」
「だ、だって、俺、俺っ、こういうの、もっと、綺麗な、俺っ――」
堪えきれない涙が、マキシからぽろぽろと零れていく。
「……はいはい。ニンゲンのそういう下らないことへのこだわりは、ボクにはわかんないなぁ……
まあいいや。もう用は済んだし、帰っていいよ」
「お、お前、何、勝手なっ……」
少女が軽く袖を振る――と。
503 :
6:03/08/24 00:04 ID:GH4plZlN
「……あ」
次の瞬間、マキシは自分の居場所が『精神領域の花畑』から、どこかの列車の中へと移っていることに気づく。
「ん? どうかしたかい?」
目の前には、眼鏡をかけた優男――花屋のギィがいつも通りの顔でこちらを見ている。
「……俺、寝てた?」
「そうは見えなかったけれど……それが、何か」
「……いや」
――花のガーディアン。彼女によって精神領域にアクセスされている時は、ほんの一瞬でも長い時間に感じる。
最初に彼女と接触した時にも体感した、不思議な出来事だったが。
「あの時と同じ、か……」
マキシは、自分の右腕を見つめた。
ガーディアンに捧げたその腕は、今はそのよりしろとして証が刻まれている。
「だから、さっきからどうしたんだい?」
「…………」
少し沈黙してから、マキシはギィに視線を向けた。
「っ……な、何か?」
その顔は、悪霊もかくやというくらいに恨めしげで。
「……ノーカンだよな、さっきのは。現実じゃないんだから」
「はぁ?」
「俺……絶対、物凄くロマンティックで、本気で好きな子と体験するからなっ!」
「……そ、それは何より」
引いているギィを放置して、マキシはぎゅうっと拳を握り締めて決意する。
「あんなのは認めないっ! 絶対に認めないからなぁっ!」
堪えていても、涙がじわりと零れてきて。
少年にとって、あまりにあまりな思い出は――当分、深い傷跡となって残りそうであった。
504 :
6:03/08/24 00:07 ID:GH4plZlN
ここまでです。
で、残り二つのうちどちらを先にするか、またお聞きしたいのですが。
506 :
6:03/08/24 13:23 ID:GH4plZlN
>>505 では、そちらから先にあげさせてもらいますね。
アルフレッド・シュレディンガーには沢山の悩みがある。
無茶な姉と付き合うのはそれだけで大変なことだし、その傍若無人の後始末をするのも一苦労なのだ。
そんな中でも、一番の悩みというのが――
「ちょっとアル。入っていい?」
部屋の外から聞こえてきた声に、アルフレッドはその手を止めた。
16年も聞きなれた声だから、誰なのか間違えるはずもない。
マヤ・シュレディンガー。アルフレッドの姉にして、渡り鳥としての立場からするとリーダーになる。
「あ、姉さん? ちょっと待ってて、片付けるから」
それを待たせるのもなんだからと、彼は手元に広がっているものを片付け始めた。
火薬、実験器具――アルフレッドの趣味と実益を兼ねた、発破の調合。
宿で休んでいる時、自由な時間は大抵これにつぎ込んでいたりする。
「ねえ、まだ?」
「もうちょっとだから」
少し慌てながら、アルフレッドは注意深く、かつ手早くしまっていく。
迂闊に扱えば宿ごと吹き込んでしまうような火薬もあるが、慣れた様子で安全な場所へと戻した。
――それと同時に、外の姉はしびれを切らしたらしく。
「入るわよー」
そう言う前から、扉をがちゃりと開けて入ってきてしまった。
「あ、もう、姉さん……」
「あんまり待たせるんじゃないわよ、まったく」
どうも勝手な言い分だが、これもいつもの姉である。
苦笑しながらアルフレッドはマヤの方を向いて――同時に、ひどくげんなりとした顔になった。
「姉さん……また?」
そこにいたのは、確かに姉のマヤである。そのはずなのだが。
三角帽子に黒い服。肩には妙に派手な飾りをつけた、何とも言えない派手な格好。
「だから、エレニアックの魔女っ子……だけじゃなくて、コスプレはやめてよ……」
507 :
6:03/08/24 13:23 ID:GH4plZlN
――これである。
マヤの特殊な力として、読んだ本の内容になりきってしまうというものがある。
普段の彼女からして、『荒野の災厄娘』になりきっているのだから大したものだ。
他にも、『エレニアックの魔女っ子』『剣花煙雨江南』といった小説の主人公になりきり、魔法や格闘術を使いこなす。
その力のお陰で無数の危険を乗り越えて、ついでに彼女自身を蝕んでいた病気まで治してしまったから誰からも非難されるものではない。
ただ、弟のアルフレッドとしては、なりきる際にわざわざコスプレまでするのがどうしようもなく恥ずかしいのだ。
「姉さんもう21歳なんだからさ……恥ずかしくないの?」
「どこが?」
「……なんて言ったらいいんだろ」
中でも、この『エレニアックの魔女っ子』は珍妙だ。
原作では確か14歳の少女が主人公で、ついでにもうちょっと地味な格好だったはずなのに。
「――だから、それじゃ魔女っ子っていうよりは魔女だろ」
「原作に沿ってると思うんだけど……まあ、それはどうでもいいじゃない」
「どうでもよくないよッ」
「いいの。で、問題はこれなんだけど――」
弟の葛藤は気にもせず、マヤは後ろ手に持っていたものを突き出した。
バサ、と音を立てて、彼女の手の中にあったそれは広がる。
「な、何――って、傘?」
「パラソル。いや、ほら、アタシこのコスプレする時って、今まで杖使ってたでしょ?」
「う、うん。そうだったけど」
「でも原作通りならやっぱりパラソルにすべきかな、って思ってね。
なんだけど、どういう色合いのパラソルなら映えるか自分じゃ判断するのがちょっと難しくって……
それで、アルに選んでもらおうかなって思ったんだけど」
どうでもいいと言えばどうでもいい話だ。特にアルフレッドにとっては。
「僕に聞かれても、その、よくわかんないよ」
「そう? 赤っぽいのとか、青っぽいのとか、そんな感じでいいんだけどさ」
「いや……ホントわかんないから」
そう答えるしか答えようが無い。
508 :
6:03/08/24 13:23 ID:GH4plZlN
「あ、そ。じゃ、実戦で色々試してみるわ」
「そうするのが一番だと思うよ」
無難に答えると、それでマヤは納得したようにパラソルをいじりはじめた。
色々なポーズをとってみたり、コスプレを試しているようである。
そんな姉に呆れながら、それでもじっとその姿を眺めているうちに――
(……あ、ちょっとまずい……かも)
どことなく、アルフレッドは熱くなってくるような気がし始める。
スカートはミニだし、胸元も開いている――考えてみれば、実に扇情的な姿だ。
「……あ、あのさぁ、姉さん。やっぱり、それっておかしくない?」
「ん?」
ポーズを取るのをやめて、マヤは弟の方を向いた。
「おかしいって、どこが」
「エレニアックの魔女っ子って、そんな色っぽい格好はしてないと思うんだけど」
「いや、だからこれは――」
反論しようとして、彼女は不意に首を傾げる。
「……ねえ、アル? ちょっと、顔が赤いわよ?」
言われて、始めてアルフレッドは自分の頬――どころか、下半身の方まで熱くなっていることに気づいた。
「そ、そんなことないと思うけど」
「いえ……確かに赤いわ。どうしたの?」
心配そうにマヤは顔を近づけてくる。
「べ、別になんでもないよッ」
「風邪でも引いたんじゃないでしょうね」
そのまま、彼女は自分の額を弟の額にくっつけた。
「熱はないみたいだけど……」
「だ、だから大丈夫だってばッ!」
気恥ずかしくなって、アルフレッドは咄嗟に顔を下に向ける―ーが、それがいけなかった。
かがみこんでいる姉の胸元から、二つの膨らみが直接目に入ってくる。
509 :
6:03/08/24 13:23 ID:GH4plZlN
「ッッッ!!」
「ん?」
思い切りうろたえて、顔を真っ赤にしてしまったアルフレッドを見て――マヤはまた不思議そうな顔になる。
「やっぱりどこかおかし……あれ、アル?」
「な、な、な、な、何、ね、姉さんッ……」
まだ狼狽している弟に、マヤはにんまりとした笑みを浮かべた。
「ひょっとして興奮した?」
「そッ! そ、そんなこと、ないよ……」
「……なるほどなるほど。ああ、どうりで急に色っぽいだのなんだのと……そういう訳ね」
否定してみても、呼吸まで荒くなっていては説得力がない。
「確かにアタシくらいになると、こんなコスプレでも色っぽくて仕方ないのかもしれないものね。
それなら、アル――」
「ぼ、僕は別に興奮なんてしてないってば……ッ」
「誤魔化さなくてもよくってよ? ……ね、ちょっと提案なんだけど」
またマヤは顔を近づける。今度は、ますます露骨に胸元を強調して。
「て、提案……って……」
「これで……やってみるってのは、どう?」
「……なッ!」
またアルフレッドはうろたえて、今度は椅子からずり落ちてしまった。
「な、何言ってるのさ、姉さんッ……」
うろたえながらも――逃げ出せるはずのその身体は、何故だかちっとも動こうとしない。
「どうせ一回やっちゃってるんだから、またやっても全然問題ないでしょ?」
「ま、ますます問題だよぉッ!」
――先日のことである。よりにもよって、マヤとアルフレッドは肉体的に結ばれてしまった。
潜在的にそういう欲望があったのは、アルフレッドとしても認めざるを得ないのだろうが。
それにしても、やはり姉弟なのだ。一回だけなら、まだしも無かったことに出来るかもしれない――
弟の方はそんなことを考えて過ごしていたのだが、姉の方は。
510 :
6:03/08/24 13:23 ID:GH4plZlN
「だってねえ。アタシだって、性欲くらいあるんだから。
あれからアルったら全然行動に移らないし、ちょっと問題かなあとは思ってたのよね」
「な、なんてこと考えてるのさッ!?」
「あら。そもそも、アンタが変な本持ってたのが原因でしょ?
いいのいいの。そんじょそこらの男なんかより、よっぽどアルはいい男なんだから」
「そ、それは有難う……ってそういう問題じゃなくってッ!
まずいよ、やっぱりッ! 僕らは、実の姉弟なんだからぁッ!」
必死になって叫ぶアルフレッドに、またマヤはにやりと笑った。
「それなら……実際に身体に聞いてみるのが一番よね?」
その言葉に、弟は怯えながら――小さくぼやく。
「姉さん……その台詞、なんかスケベなオヤジみたいだよぅ……」
「う、うっさいわッ」
気を取り直して。
マヤは、妖艶な笑みを浮かべながら――アルフレッドの股間に右手を伸ばした。
「……ん。ほら、こんなに固くなっちゃって」
「あ……ぅッ……だ、だって……」
「本当に駄目だと思ってるのならッ。そもそも大きくならないわよね。
それなのにこんなこと――やっぱり、アルも欲しいんでしょ? アタシが、さ」
「……う……」
うんうんと姉は大きく頷く。大きく頷きすぎて、三角帽子が落ちそうになったのを慌てて手で押さえる。
「まあ、とにかく。アタシはアルが欲しくって、アルもアタシが欲しいってこと。
何も問題ないってことよね。つまりは、そう――へいき、へっちゃらッ」
「……それ、使い方間違ってると思う」
「いいのッ。いい台詞は色んな局面で使われるものなんだから。
あんまりしつこくぐだぐだ言ってると、アタシにだって考えがあるわよ……」
「えぅ……う……」
にじりよってくる姉に、アルフレッドは一つ深呼吸して――
「僕……やっぱり……」
「やっぱり、どうなの?」
511 :
6:03/08/24 13:24 ID:GH4plZlN
「……んッ」
――不意に、姉の唇を奪う。
「えッ……んぅッ!?」
今まであれだけ腰の引けていたアルフレッドの突然の行動に、マヤは目を丸くする。
そのキスは、積極的に舌まで絡めてきて――戸惑いながらも、シュレディンガーの姉弟は互いの口の中で睦みあった。
「…ふぅッ」
「あ……ん……」
唇が離れると、マヤは少し力が抜けて体をゆらりとさせる。
「いきなり、ね」
「……うん。やっぱり、僕……姉さんが……」
俯き加減に呟くアルフレッドを、マヤはそっと抱きしめてやった。
人一倍良識のある弟なのだから、こういう行為に大きな抵抗があるのは事実なのだろう。
それでも、まだまだ控えめながらも積極的になってきた。普段気弱なアルフレッドだけに、ある種の成長と言えるのかもしれない。
「ふふ。いいわよ、それで。お互いに気持ちいいのなら、問題ないんだからね」
「……物凄くあるとは思うんだけど、その……僕も、多分おかしくなっちゃってるのかな……」
「気にしない気にしない」
マヤは軽く笑いながら。アルフレッドは、まだ割り切れないものがある様子で。
今度は姉の方から唇を寄せて、互いの舌を絡めた。
姉弟の口の中は、二人とも暖かく、そして湿っていて。
唾液を混ぜ合わせて、それを呑み込むと――糸を引かせながら、舌が離れる。
ますます力が抜けて、へたりこんだアルフレッドをよそに、マヤは帽子をそっと机の上に置いた。
「じゃ、アル。貴方の好きにしなさいな」
「僕の好きに……?」
「そ、任せてあげる。気持ちよくしてくれるわよね、勿論」
「頑張ってみる……けど、いいの? その服、汚れちゃうんじゃ……」
『エレニアックの魔女っ子』の服装は、作るのに手間をかけたはずなのだが。
「そう、ね……そこはまあ、なんとでもなるから」
「脱いだ方がいいと思うけど」
「気にしない気にしない。色々試してみるのもいいでしょ」
512 :
6:03/08/24 13:24 ID:GH4plZlN
姉の言葉に促されて、アルフレッドはなんとか立ち上がった。
そのまま、そっと手を姉の身体に伸ばし――胸の膨らみを包み込む。
「ん……アル、そこ、好き?」
おずおずとした様子で、アルフレッドはその柔らかな乳房を揉む。
服の上からでも、その感触は指先にとろけるような心地を与えてくれるものだ。
「え……あ、うん。……大きいんだよね、姉さんのって」
「そう。スタイルだって完璧よ、アタシは――ふ、う……ッ」
最初は遠慮がちでも、段々アルフレッドの手は大胆になってくる。
力を込めて、膨らみを揉み、ややもすれば絞るような動きをさせると、マヤの吐息も荒くなった。
「はぁ、んッ……もっと、強くしても平気よ……」
「う、うん」
段々と強くなってきた手の動きは、しかし不意に柔らかさと少し違う感触を受けて急に止まった。
柔らかく、逆にこちらが包み込まれるような感触の他にもう一つ。
不思議に思ってそのあたりをよく確かめる――と、そこは乳房の頂点にあたる場所で。
そこだけが、ぴんと尖るように服の布を持ち上げているのが、はっきりと目でも見えた。
「ね、姉さん……まさか、下着はつけてないの……?」
「あ……ふふ、ん……そう。身体のラインが、綺麗に出るようにって、ねッ……んぁッ」
その乳首を、布の上から摘んで――アルフレッドは、軽く動かした。
「姉さん……その、いくら宿の中だからって、そんな格好で僕の部屋まで来たんだ……」
「そう……あ、ふ、くぅッ……どうせ、誰にもバレないんだからッ……」
そんなことを言う姉に半ば呆れながら、それでもアルフレッドは自分も興奮してくるのを感じていた。
ますます大きく乳首を弄んで、マヤの快感を引き出そうとする。
「でも僕にはバレちゃったよ? ……姉さん、そんなことするのは……」
「……ふふ」
「変態って……ことじゃ、ない、かなッ……」
きゅ、と、アルフレッドは乳首を捻った。
「ひぁッ!」
ぴくと小さくマヤの身体は震える。
513 :
6:03/08/24 13:24 ID:GH4plZlN
「どうせ姉弟でエッチなことしてるんだから、それ以上に変態なことなんかないわよ……
アル、ちょっと積極的になってきたわね?」
はぁはぁと息を整えながら、マヤは弟に問いかけた。
今の一撃はなかなかに響いて、軽く頂点に達しかけた程だ。
「……姉さんの期待に応えたいから……僕が、姉さんを気持ちよくするんだよね……?」
「ええ。確かに――そうお願いしたわ」
その言葉が消える前に、またアルフレッドは姉の両の胸を包む。
不規則に、激しく揉みしだくと、すぐにマヤは甘い声を漏らし始めた。
「はぁ、あ……ひ、う……んッ……ね、アル……」
「何、姉さんッ……」
「……服の上からで、いいの?」
「……ううん。それじゃ……ちょっと乱暴になるけど……」
頷いて返した姉の仕草を見て、アルフレッドの手は彼女の肩に手をかけた。
そうして、ゆっくりと剥いで行く―ーと、肩の飾りが僅かに揺れる。
あらわになった白い二つの膨らみに、少年は小さく息を呑んだ。
「凄く綺麗だよね、姉さんのここ」
「そう? ここだけじゃなくって、どこもかしこもみんな綺麗なはずだけど」
「だって、ほら……」
今度は直に乳房を包む。――先ほどの感触も、確かに柔らかく、とろけるようなものだったのに。
直接触ると、姉の体温と鼓動までもが伝わってくるようで――
「こんなに……気持ちいいのは、やっぱり凄いと思うよ」
「気持ちいいのは、綺麗とは関係ないでしょう? ほら……触ってるだけじゃなくって、ね……」
「……うんッ」
再び、勢いよく乳房を弄ぶ。
ボリュームのある感触が手を包み込んで、柔らかく姿をかえるそれにアルフレッドは夢中になった。
「うぅ、っく、んッ……はぁ、アルッ……う、んッ……!」
「姉さんッ……!」
更に、乳首を摘んで引っ張ってみる――軽く痛みさえも覚えるような勢いだが、それでも姉の声は甘い。
「や、アルッ……そこッ……あ、うぁッ」
514 :
6:03/08/24 13:24 ID:GH4plZlN
不意に手を離すと、アルフレッドはその尖った乳首を口に含んだ。
口の中で、そのピンク色の突起は唾液塗れになって、少年の舌はそれに吸い付く。
「あぅッ! アル、おっぱい吸ってッ……ん、まだ、出ないのにッ……ひ、ああッ!」
母乳が出るなら吸ってもいいのか、とアルフレッドは少し思ったりもしたが。
ともあれ、マヤにも十分過ぎる快感が走っているのだろう。戸惑うような声色と、それ以上に甘い吐息が漏れる。
軽く歯を立ててみると、びくっと身体全体が震えてそれに応える。
「ん……んぅッ」
ばさ、とマントを翻して、弟の身体全体を包み込み、マヤはきゅっと抱きしめた。
「んぁ、くッ……あ、うッ……!」
しばらくはアルフレッドも姉の味を堪能していたが。ぴくぴくとまた震えたのを見てとって、口を離した。
「ど、どうだった? 姉さん?」
「あ……ん。ふうッ」
抱きしめていた手を離し、マントもばさっと戻って、それからマヤはため息をつく。
「随分上手になったじゃない。まだ一回しか経験なかったはずなのに」
「前の時から、色々考えてみたんだ……僕なんか、頭を使うくらいしかとりえもないし……」
「うん、勉強家ね。誉めてあげる」
「ありがと……姉さん」
照れて俯いた弟に微笑みかけてから、姉はそのズボンに手をかけた。
「あ、姉さんッ?」
「あのね、アル……上手だったから、もう、アタシも……」
右手では弟の半ズボンを脱がしつつ、左手は自らのスカートの中に伸びている。
そこからは、くちゅくちゅとした音がはっきりと聞こえてきて。
「姉さん……もう、入れて欲しいんだ……」
「ええ……お願いできる? アル……」
はっきりと、彼にしては珍しいくらい力強く頷いて、アルフレッドはあらわになった自分のペニスを姉のスカートに近づけた。
「立ったまま、っていうので……大丈夫、かな」
「やってみなきゃ分かんないわよ……」
「……そうだね」
515 :
6:03/08/24 13:24 ID:GH4plZlN
マヤはゆらりと後ろに下がり、部屋の壁に身体を預ける。
そして、そんな姉のスカートをめくりあげて、アルフレッドはペニスを握り締めた。
「じゃ、じゃあ……入れる、よ……」
ごくんと息を呑み。少年は、そっと腰を動かしていく。
「ん……」
くちゅくちゅと、僅かに水音は響く。
すぐには探り当てられないのか、秘所のあたりを硬くなったアルフレッドのそれはさ迷い――
「あ……う、あんまり焦らさないでくれる……?」
「わ、わかってる、けどッ……」
不安定な体勢で、どうにも入り口に辿り着かない。
それでも、必死でペニスを動かすうちに、くちゅりと暖かく湿った場所に届いた。
「あ、姉さんッ」
「そう、そこッ……来て、アルッ」
「う……うんッ!」
しっかりと姉の腰を掴むと、一気に――自らの腰を突き上げる。
「うあああッ!」
ずちゅッ!
確かに繋がった感触がある。湿った音も、マヤ一人の音からアルフレッドの肉も加わった音へと響きを変えた。
「あ……あ、んッ……」
「入ったッ……よ、姉さんッ……」
「そ、そうねッ……くッ……」
立ったままの不安定な体勢で、ペニスに体重がかかる。
それはマヤにもかえって奇妙な感触を伝え、膣内のペニスが身体全体を貫いているような気分になった。
「ほ、ほら、止まってないで、アル……ちゃんと、動い…て、あ、ぅッ……」
「そ、そうだね……」
小柄なアルフレッドが、姉の身体を支えるのには力がいる。
戦闘は苦手とはいえ、渡り鳥としてそれなりには鍛えられた足腰が、その体勢を必死で支えるのだ。
「……行くよッ」
516 :
6:03/08/24 13:25 ID:GH4plZlN
と、またここで切ります。
どうも長くなってしまいますね。
長くなってもむしろ大歓迎でつ。
シュレディンガー姉弟萌えなものでして。
マヤ眼鏡っ娘Verでのアルとの絡みもいずれは読みたいっす。め、眼鏡ハァハァハァハァ。
518 :
6:03/08/24 22:59 ID:GH4plZlN
ずんッ、とアルフレッドは腰を突き上げた。
下から上へ、姉の胎内をペニスが貫く。
「うあッ! あ、うッ……お、奥まで、来るッ……」
「も、もっと……もっと行くからねッ」
「来て、アタシの中にッ……あうぁッ!」
ぐい、ぐい、とアルフレッドは突き上げていく。
あまり激しく腰を動かすのは、体勢の関係で出来ないのだが――
それでも、姉自身の体重がかかるせいで、ペニスは予想外に奥まで届いた。
前と同じように複雑に蠢いて、絡みついてくる肉壁に、アルフレッドのペニスはぴくぴくと震えて応える。
「姉さんッ……僕も、気持ちいいよぅッ」
「アタシもよッ、アルのが奥に入ってるッ……はっきりとわかって、ぅくぁあッ!」
マヤは弟をぎゅうっと抱きしめた。
ペニスが突き上げるたびに、彼女の身体は全体が揺れて、マントも激しく揺れ動く。
三角帽子を被ったままだったなら、とっくの昔に落ちてしまっていただろう。
「あ、あッ……アル、なんかッ……あ、うくッ……」
そうやって突き上げられながらも、マヤは弟に少し不思議そうな声をかけた。
「な、何、姉さんッ」
ぐちゅ、ぐちゅ、と繋がっている部分からの音は途絶えることを知らない。
更に、ぽたぽたと床には愛液が垂れている。
「なんか……ひぁッ! 前より、アルの……大きく、うあ……ん、なって、ないッ……?」
――彼女の身体の中にある、弟のペニス。
以前も自らを貫いたが、その時よりも、なんだか余計に胎内を圧迫しているように感じるのだ。
「そ、そうかな……?」
「年が年だから……成長してるのかしら……ねッ……」
嬉しそうにマヤは笑う。
「そういうところでも、立派になってくれれば……アタシも、すご、くッ……あ、うあああッ!」
その声を聞いて――アルフレッドは、奇妙な昂揚感を覚えた。
「僕……立派になれるのかな……」
「そうよ……貴方なら、きっとね……」
519 :
6:03/08/24 22:59 ID:GH4plZlN
その瞬間、膣肉に包まれたペニスは不意にまた容積を増した。
「うあッ!? ま、また大きくなってるッ!?」
「姉さん……僕、僕ッ!」
アルフレッドの突き上げは、一番の激しさを見せ始めた。
胎内で暴れて、奥の奥まで突いて――一番の奥、精を吸おうとしている子宮口にまで届く。
「あああッ! あ、アルッ、うッ、すご、凄いッ……!」
「ねッ……姉さんッ……」
姉の胎内は、柔らかく、とろとろで、そして熱い。
少しでも長く味わいたい気持ちと、その中へ自らの証を注ぎ込みたい欲求が同時に芽生えて、そして――
「出るッ……出るよ、姉さん……ッ、僕の、精液ッ――」
「ん、出してッ、アルッ……たっぷり、アタシの中に、ぃッ!」
大きな動きから、小刻みに子宮口を突く動きに切り替えて、限界を確かめる。
膣内全体が大きく収縮して、弟のペニスそのものまで呑み込もうと蠢いてきた。
「も、もうッ……ねえ、さん――ッ!」
その突き上げが、再び一番奥を貫いた、その瞬間。
びゅるッ……びゅるる、びゅッ、びゅッ。
愛しい姉の胎内へ、アルフレッドの白い液体は――
「あ、あう、あッ……あ、すごッ……アル、おおきッ……や、あああッ!」
抱きしめる腕までも震える姉の中へ、どろどろと、凄まじい勢いで入っていく。
けれども立っている状態では、重力に従って幾らかの精液は零れ落ちてしまう。
それでも、粘度の高い液体は、膣内を上って子宮口に迫り、そしてその中へと注ぎ込まれる。
「あ……あ、アルッ……う……」
弟の精が、自らを染め上げる。その感触に、マヤは実に嬉しそうに微笑んだ。
「姉さん……ねえ、さん……僕、僕ッ……」
びゅっ、びゅっと残滓を吹き上げ、ぐったりとしながらアルフレッドは姉に身体を預ける。
完全にそれが収まるまで、マヤは快感に震えながらも弟を抱きしめていた。
520 :
6:03/08/24 22:59 ID:GH4plZlN
「……あ、姉さん……」
気がついたアルフレッドに、まだ呼吸は荒いままで姉は微笑みかける。
「凄かったわね、アル」
「そう……だね……」
行為の最中はともかく、冷静になるとやはり気恥ずかしいのだろう。
アルフレッドは、戸惑いながら姉の顔をちらちらと見た。
「で、まだまだアタシは満足してないんだけどね」
「……え?」
「ああ、勿論ちゃんとイったわよ? だけど、まだアルだって続けられるんでしょう?」
「え……あ」
胎内のペニスは、今たっぷりと放ったばかりだというのに――半勃ちくらいの硬さはある。
「で、でも、すぐにはちょっと……」
「なら、アタシに任せなさいな。魔法はなんでも出来るチカラよ」
「……その台詞って……」
考える間もなく、マヤは瞳を閉じて腕を動かし始めた。
「……ハイパーウェポンッ」
「ええッ!?」
『エレニアックの魔女っ子』が使う、クレストソーサーの一つ。
確か、攻撃力を強化するという術だったはずだが――考える余裕は、すぐになくなった。
呪文が効果を表した瞬間、胎内のペニスがすぐさま完全に立ち上がったのである。
「んッ――」
不意を打たれた格好で、流石にマヤも小さく呻く。ただ、アルフレッドの方もその衝撃は大きいようだ。
「ダ、ダメだよ、姉さんッ……なんか、こんなのッ」
姉の膣内で再び滾ったペニスは、びくびくと震えてすぐにでも精を吐き出してしまいそうだ。
射精した直後でまだ敏感だというのに、このようなやり方で無理やり――というのは、色々と無理のあることなのだろう。
「あ。やっぱりちょっと早かったかしら」
「うん……ちょっと待ってくれる?」
「いいわよ。こうしてるだけでも、結構気持ちいいから……」
ひとまず、アルフレッドは姉の身体に顔を預けて、一息つく。
521 :
6:03/08/24 22:59 ID:GH4plZlN
じっとしているだけでも、マヤの膣肉はざわめいて、弟のペニスを適度に締め付けてくる。
その為に、気を抜けば出してしまいかねないのは仕方のないことだ。
辛うじて我慢できるレベルではあるから、それでもなんとかアルフレッドは持ちこたえているのだが。
「……はぁ、はぁッ……っく、姉さんの中、動かないでも凄いッ……よ」
「そんなの当たり前じゃない――アタシなんだから。……んッ」
僅かにアルフレッドが身をよじる。と、ペニスも僅かに動いて、マヤの膣壁を軽く擦り、柔らかな快感を伝える。
そのせいでまたお互い歯を食いしばり、達するのを我慢する羽目になってしまう。
「それにしても、姉さん――」
なんとか気を逸らそうと思ってか、アルフレッドはそっと姉に話しかける。
「ホントに、僕……姉さんとこんなことしてるんだよね」
その目線は下を向いて――自らとマヤが繋がっている、まさにその部分を指していた。
「ええ、そうね。こんないやらしいものを、アタシの中に突き刺して……16年も一緒だった、このアタシにね……」
「それはッ……今更言い訳できないんだろうけど……」
「……だから、アル」
マヤの指が、そっとアルフレッドの額に触れる。
「このアタシ、マヤ・シュレディンガーはこれから世界を掴む女よ。常識の範疇で判断されちゃ、むしろ迷惑なの。
アルとこういうことするのだって、だから別におかしなことじゃない――」
「屁理屈もいいところだけど……でも、僕は……」
そのまま、姉の胸に顔を埋める。小柄なアルフレッドだから、位置としてはそうなるのが自然だ。
「そういう姉さんだから、好きになったんだと思うよ……」
布越しでも、その声は十分に伝わった。マヤは柔らかく微笑んで――そっと弟を抱きしめる。
少しの間、姉弟の間に会話はなかったが、ただ。
「それはそれとして――じゃ、そろそろいいかしら?」
それでも、まだ繋がったままというのは事実であって、疼き始めているのも違いはない。
「あ……う、うん。僕ももう……大丈夫だと思う」
節操のないペニスに少々アルフレッドは赤くなりつつ、姉の言葉に従おうとする。
「っと。ちょっと場所移りましょうか。立ってするのも悪くないんだけど、少し疲れちゃったし」
「そ、そうだね……」
522 :
6:03/08/24 23:00 ID:GH4plZlN
そうしてベッドの上に移動して、ごく自然にアルフレッドは仰向けになった。
その上にまたがるように、マヤはのしかかる――
「……あ、あれ?」
あまりに自然に、何の打ち合わせもなくその体勢になったのだが、ここにきてアルフレッドは首を傾げた。
「ど、どうしてこうなるんだろ。姉さんが上って……」
「ま、こうやるのが一番アタシとアンタの関係にぴったりだから――じゃないかしら?」
姉が上になって主導権を握り、弟を翻弄する――
「……そうかも。我ながら情けないんだけど」
「心の底にまで染み付いてるのね。お互いに」
軽く腕を組んで、マヤはうんうんと頷いた。
「なら、ちゃんとアタシがアルを気持ちよくさせてあげる。勿論アタシも気持ちよくなるけどね。
じゃ、改めて――貰うわよ」
「……うんッ」
弟のペニスにそっと手を添えて、マヤは腰を下ろしていく。
相変わらずコスプレはそのままで、ところどころ汚れているのだが――マヤは気にする様子はない。
魔女っ子、というよりは魔女のような。
肩にやたら派手な飾りのついたそのコスプレだけに、何だか怪しげ儀式でも受けているような気分だ。
「ふぅッ……」
ちゅぷちゅぷと湿った肉の触れ合う音が響く。
先ほどの交わりのせいで、精液と愛液が混じりあい、滑りは十分過ぎる程になっている。
それに弟のペニスのサイズに膣内は広げられて、呑み込むのにほとんど苦労もなく。
「ねえさッ……んッ」
ずぷッ――と、案外呆気なく、そのペニスはマヤの胎内へと呑み込まれていった。
「んッ……んぅッ!?」
その瞬間、何故だか彼女は大げさに喘ぐ。
それなりに勢いもあったから、膣壁を擦り奥を突いたのだろうが――それにしても。
523 :
6:03/08/24 23:00 ID:GH4plZlN
「お、おかしいわ……な、なんだか……」
「どうしたの、姉さん……?」
戸惑ったような姉の声――考えてみれば実に珍しい――に、アルフレッドはやや不安げに問いかける。
「いえ……いいわ。ちょっと、動くわよ……」
軽く弟の不安を遮断すると、マヤはそっと腰を動かし始めた。
騎上位の姿勢だから、自然と奥を突くようになる――と。
じゅぷッ……と、一回抜き差ししただけなのに。
「うぁあッ!?」
マヤは、またしても大げさな声を出す。
「姉さん?」
「な、なんか……さっきより、二倍くらい凄いわよ……?」
「二倍って、そんな具体的な――あ」
「……そういや、そうだったわね」
お互い、少し忘れかけていたのだが――
「攻撃力が二倍って、なるほど……こういうことだったのね……」
「……その、もう一度出来るようになるだけじゃなかったんだ」
ハイパーウェポン。調子に乗ってマヤが使ったクレストソーサーの一種。
その結果は、どうもその魔法のかかったペニスは、女性に二倍の快感を与えてしまうというものらしい。
「これはちょっと迂闊だったかもしれないわね。アタシと言えども、二倍だなんて……」
「……だったら、その……姉さんッ」
やや不安そうに顔をしかめた姉に、アルフレッドは軽い茶目っ気を覚えた。
そっとその腰を掴むと、下からぐ、と突き上げてみる。
「ひあぁッ!? ちょ、アルッ……ま、待ちなさッ……」
「……たまには、こういうのもいいんじゃないかな……?」
「アル……言うようになったわ……や、ふぁッ!」
ずん、ずんと突き上げてみると、姉は面白いように悲鳴をあげる。
一突きごとに、胎内を揺さぶって脳髄まで焼いてしまうような快感――それが、マヤの身体に駆け巡っているのだ。
「に、二倍ってのは……ちょっときついわ、マジでッ――あ、アル、ホント待ちなさッ……あああッ!」
快感の大きさが、尋常のものではなくなって。マヤの余裕も、少々怪しくなってきた。
524 :
6:03/08/24 23:00 ID:GH4plZlN
「姉さんのそういう姿って貴重だよね……んッ」
姉の取り乱す姿など、なかなか見られないものだ。
実際のところ、アルフレッドも姉の膣肉の感触は相変わらず気持ちよく、余裕などあるはずもない、が。
ただ、自分の上で戸惑い、乱れているその姿が、新鮮な気分になってペニスを持続させている。
「だ、だからちょっとアタシまずいってばッ……や、ひッ……あぁッ!」
ずちゅッ、と思い切り突き上げてみる。
二人の接合部から、ぽたぽたと愛液が流れ出るのだが、その量が随分多い。
「アル、ホントにやめないと……あ、ひぁッ!」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅッ――響く音も、その大きさを加速度的に増していっている。
それはアルフレッドの、そしてマヤの快感と比例しているようで。
「……あ、姉さんも動いてる……」
――いつしか、責められて喘ぐ一方だったマヤも、弟の動きに合わせつつあった。
けれど。
「あ、アタシはそんなことしてない、のにッ……と、止めてって……や、ふぁんッ!」
「……じゃ、無意識?」
「知らないわよッ! それよりッ……も、こ、壊れちゃうからッ……あ、ああッ!」
快感が大きすぎて、もうマヤも自分がどうなっているか把握できていないようなのだ。
「……なんか、可愛いよ、そういう姉さん……ッ」
その姿は、アルフレッドの昂奮も煽り立てて、突き上げる動きをより早くする。
ぐちゅぐちゅぐちゅッ、と音の間隔も短くなり、激しさと速さは今までにないものとなった。
膣肉は激しく収縮し、アルフレッドのペニスを一刻も早く射精へ導こうと、必死なくらいに締め付けてくる。
それは、快感が許容量を超えてしまった為のある種の防衛本能なのかもしれない――が。
「凄いよ、姉さんッ……今までで一番凄いッ」
「アタシはそれどころじゃッ……アル、もう、アタシまずいんだってッ……あああッ!」
貫いているアルフレッドにとって、それは何よりの悦びになる。
じゅぷじゅぷと腰のぶつかり合い、愛液と先走り、精液の乱れ混じる音も高まって。
そうして、姉弟はお互いの身体を貪りあい――一番の場所へと辿り着こうとする。
525 :
6:03/08/24 23:00 ID:GH4plZlN
「……あぅッ……あ、アル、アタシ、アタシッ……ひ、あああッ!」
最早限界を突破してしまっているマヤに、アルフレッドはずちゅっと腰を突き上げた。
「……また出すよ、姉さんッ」
「早くッ……早くして、もうッ――」
じゅち、じゅちッと音を響かせながら、アルフレッドは力を込める。
「……んッ!」
そうして、突き上げたペニスが姉の子宮口を持ち上げ、同時に姉は一気に腰を落とし、その衝撃を受け止めて――
「はぁッ……あ、アルぅぅッ!」
マヤのもっとも深い場所で、アルフレッドの一番熱くなっているものが――
びゅるるるるるるッ!
――弾けた。
「出てるッ……出してるよ、姉さんッ!」
「ん……あ、あぁ……」
朦朧としているマヤの子宮口めがけて、アルフレッドは精液を吹き上げていく。
これも魔法の影響か、その熱さはいつもの倍のような気がして、マヤは息を荒くして呻くしか出来ない。
びゅッ……びゅッ、びゅるッ……
「……熱い……アルの、凄く……分かるわ、入ってきてる……」
「……ん、僕ッ……姉さんの中にッ……」
一滴残らず、白く熱い粘液は姉の膣内へと撒き散らされた。
ぽたぽたと零れ落ちるものもあるが、ほとんどは確かに姉の中へと収められている。
「アル……凄く……ん、凄かった……わ……」
それが収まるか収まらないかといったあたりで、マヤはぐったりと弟の上に倒れこむ。
完全にコスプレの衣装は汚れてしまったが、彼女の顔は実に満足そうに微笑んでいた。
「あ、姉さん……」
アルフレッドも言葉なく、かつて姉からそうしてもらったように、彼もまたそっと――
「……大好きだよ」
その姉を抱きしめた。
526 :
6:03/08/24 23:01 ID:GH4plZlN
――何時の間にか眠ってしまっていたのだろうか。
アルフレッドが気づくと、既にマヤは離れていて――いや、すぐ隣で同じように横になっていた。
もうコスプレはしていない、アルフレッドと同じ裸になっている。
「あれ?」
「……脱いだの。後で洗濯しておかないとまずいしね」
「あ、うん……そうだよね」
ふぁ……と、彼女は気だるそうに欠伸を漏らす。
「ハードだったわ……なんか、アルってこういう時だけホントに激しくなるのよねえ」
「……そ、そうかな」
「前は火を見てから、だったけど。今日は普通に激しかったじゃない」
「まあ……そうかもしれないけど」
「出来れば、普段もそれくらいの勢いでいてほしいんだけどね?」
そう言われると、またアルフレッドは身を縮ませて顔を赤くしてしまう。普段とのギャップは自覚しているらしい。
「努力してみる……」
「……頼むわよ。じゃ、そろそろ休もっか?」
「うん……」
そのまま瞳を閉じようとして、不意にアルフレッドは姉の方を向いた。
「あ、あのさ、姉さん」
「なあに?」
「……せっかくだし、姉さんにくっついていい?」
「ええ、勿論」
同じ眠るにしても、姉と一緒の方が何か嬉しいのだ。幼い頃から、アルフレッドとマヤはよく一緒に眠っていたりもする。
それだから、アルフレッドは姉に抱きついて、そうして嬉しそうに瞳を閉じる。
「じゃあお休みなさい、アル。明日も頑張りましょうね」
「うん――」
「そうそう。明日はアチョーな格好でやってみるってのもいいかもね」
――姉は姉で、コスプレでするのが癖になったようではあるが。
「そ、そっちも努力してみる……」
何にせよ、アルフレッドにはそう答えるしか道はないのであった。
527 :
6:03/08/24 23:03 ID:GH4plZlN
以上です。次のアルフレッド×アーメンガードは明日になりますね。
>>517 文学少女時というと素のマヤでしょうか。
素はどうも小説版のアレが思い浮かぶのでちょっと難しいのですが……
ともあれ、また。
神 降 臨 。
529 :
517:03/08/25 00:59 ID:6ejYQKiU
激しく乙です。
思いつき程度のコメントなんで、そんな難しく捉えないでくださいw
通常時(素ではなく)のマヤが、また違ったプレイでアルを困惑&興奮させるべく
本を読まずに、ただ眼鏡スタイルにコスプレしただけ。
てのは萌えるなーという実に頭の悪いキボンヌですいませんでした… 眼鏡ぶっかけハァハァ。
530 :
名無しさん@ピンキー:03/08/25 05:24 ID:i6n2KtiE
age
あぼーん
相変わらずの神っぷりですね
533 :
6:03/08/25 23:38 ID:o22eWqsT
アルフレッド×アーメンガードですが、前半部はちょっと方向性が違ったりします。
>>529 そういうことでしたか。
次に書くのは特に決まっていないので、機会があればそれも書いてみようかと。
534 :
6:03/08/25 23:39 ID:o22eWqsT
「姉さん、やめようよッ」
「うるさいわね。いいのッ、どうせ死んだ人間は花なんか必要としてないんだからッ」
今となってはファルガイア全土でも数少ない、緑を残す町ブーツヒル。
とある二挺拳銃を使いこなす少女の故郷でもあるが、現時点では関係ないことである。
それは別の話として、今この町の墓地には数名の男女が訪れていた。
金髪の女渡り鳥に、気弱そうな少年。静かに威圧するアフロに、そして目つきの悪い猫(?)。
知る人ぞ知る――いや、大抵の渡り鳥は知っているが。
世界でもトップクラスの腕前で知られる、シュレディンガー一家だ。
「だいたい小さな花ってのは貴重品なんだから、こんなところで萎れさせるのは限りある資源の無駄遣いよッ」
「だから、そういう問題じゃなくって……トッドさんも何か姉さんに言ってくださいよ」
一つの墓標に備えられた、白い小さな花――幸運のお守りとしても知られる、その花を。
金髪の渡り鳥ことマヤは、遠慮なしに持ち去ろうとしているようだ。
それを押しとどめているのが、気弱そうな少年であり――そしてマヤの弟でもあるアルフレッド。
更に彼が助けを求めたのがアフロの男トッドで、その騒動を愉快そうに見つめているのが目つきの悪い猫ことシェイディである。
「いや、お嬢のなさることですから、あっしからはなんとも」
「そ、そんな……」
「ほら、トッドはアタシのことをよくわかってる。じゃ、この花はアタシのものね」
必死で止める弟を脇に追いやって、マヤはその手を花へと伸ばす。
と、その時――
「もしもし、そこな渡り鳥。そこはマックスウェルさんのお墓だが、何をやっているんだい?」
ふっと。後ろの方から、若い女性――女の子の声が聞こえた。
「え?」
振り向くと、そこにはいかにも健康そうな少女がたたずんでいる。
「……アンタは?」
「ああ、わたしはこの町の住人で、アーメンガードという」
「へ、へえ。ん、マックスウェルって、ヴァージニアの」
「知っているのか。マックスウェルさんのところの娘さんで、わたしも懇意にしているな。
で、そのマックスウェルさんのお墓から、お供えものを持っていこうとしているあなたは一体」
「アタシはマヤ・シュレディンガーで……べ、別にお供え物を盗もうとしてた訳じゃないからね?」
535 :
6:03/08/25 23:40 ID:o22eWqsT
「――なるほど。ヴァージニアも、外でこんなトモダチを作っていたのか」
「そ、そういうこと。だからちょっとお参りに来たってことなの。勘違いしないようにね」
「……よく言うよ、姉さんも」
どうにか誤魔化して、マヤ達一行はアーメンガードと少々の歓談を行っていた。
「時にマヤさん。今日は何月何日か知っているかな」
「今日? そりゃ、6月10日でしょ」
「ああ。そして、今日もやはり記念日があるのだが、それも知っているか?」
「知らないけど」
「そうだろうな。今日は這い寄る混沌の日といって、記念日の一つだったりする」
また、唐突に記念日のことを口走る。
「……はあ。そんな日だったの、今日って」
「その通り。今日は、初めてはいよる混沌の……」
そこまで語った時点で、アーメンガードはふっと倒れかけた。
「ど、どうしたのよッ!?」
慌てて、マヤは彼女を抱きとめる。
不安そうに見つめる弟やトッドを目で安心させると、アーメンガードの頬をぺちぺちと軽く叩いた。
「はッ……この話を語ることは、何らかの原因で出来ないようだな」
「はいよる混沌の話?」
「ああ……どうも、そうらしい。いやはや、記念日のことを語れないとはわたしとしては痛恨なんですが」
しかし、それにしても危険な話も極まれりといった状態である。
記念日のことを語りたがる少女がいて、しかもはいよる混沌のことを話そうとすると妙な症状を起こしている。
アルフレッドなどは、小声で
「姉さん……この子、ちょっとヤバいんじゃないかな」
などと姉に言ってしまうくらいだ。が。
そう言おうとしてマヤの顔を覗き込んだ少年は、びくっと震えるようなものを見てしまった。
姉は――笑っている。楽しそうに。
「はいよる混沌の話が出来ない……ね。へえ……外宇宙の使者と伝えられる、あの混沌が……」
「ああ、まったく困ったことだ」
アーメンガードは素直に頷いているようだが。
「これは、誘拐(アブダクション)された可能性があるわッ」
緊迫した表情で――瞳の端に笑いを残して。マヤは告げた。
536 :
6:03/08/25 23:40 ID:o22eWqsT
「……そういえば」
先日、姉が読んでいた雑誌のことを、アルフレッドは思い出す。
月刊ミヨイ・タミアラ。銀河の戦いがどうしたとか、前世の光の戦士がどうしたとか――
そういう雑誌である。普通の人はあまり読まない類の代物だ。
そんなものを何故読むのか、と聞いたら、
「いや、連載してる小説が面白くて」
そう返された。姉らしいと言えば姉らしいが。
そして雑誌の中で、宇宙人による誘拐だの、実験だの、その類の話題が書いてあったことも思い出す。
「楽しそうに読んでたから、まさかとは思ったけど……本気で信じてるの? 姉さん」
「……ちょっとだけね」
アーメンガードに聞こえないやりとりを交わしてから、マヤは再び彼女に指を突きつけた。
「誘拐だって? それは一体どういうことだい?」
相手も興味津々といった様子で身を乗り出してくる。
「はいよる混沌は、世界中でアタシ達人類を誘拐し、実験し……
そして何らかのチップを埋め込み(インプラント)していると言うわ。
アンタがはいよる混沌のことを話せないのも、きっとそれが原因ね」
「な、なんだって!」
愕然とした表情で、アーメンガードは二、三歩後ろに下がった。
「混沌は、ダイレクトヴォイスによって被害者の記憶を消し、再び日常生活に戻しているそうね。
アンタも、それによって記憶を失った……そして、今みたいな事態が起きるの」
「そ、そうだったのか……」
余程ショックだったのか、少女はがっくりと肩を落とす。
「どうすればいいんだろう? もう、わたしははいよる混沌の記念日について語れないのか?」
記念日について語れないというその一つの事柄が、随分こたえるものだったようだ。
「そうね……」
口元に手をあてて、マヤは考え込む。
「一つ……方法があるわ」
「それは?」
「……逆行催眠」
537 :
6:03/08/25 23:40 ID:o22eWqsT
――催眠療法というものがある。
普段、人間は自分の心の底の底を見ることは出来ない。
だが、大抵の心の問題は、そんな奥の無意識の中にこそ潜んでいるという。
そこで、催眠状態になることで、心を無防備にし――自分でも忘れている想い出を呼び覚ますのだ。
後はその想い出を解消することで、心の問題を解決させる。それが、催眠療法である。
これを応用することで、完全に忘れていたはずの想い出を呼び覚ますことも可能になるのだ。
「……ってことで、その時の想い出から、混沌が何をアンタに仕込んだのかを知ればいいの」
「なるほど。それは凄いな」
胡散臭そうな顔をしているアルフレッド他は放って置いて、素直に感動しているアーメンガードにマヤは微笑んでみせた。
「で、どうする? あくまでアンタが望めばだけど、逆行催眠をしてあげることも可能ではあるわ」
催眠というのは、素人が手を出してよいものではないのだが――まあ、マヤである。
なりきれば、催眠くらいはお茶の子さいさいといったところだ。
「……そうだな、やっぱり記念日のことが話せないのはとても健康に悪い。
その為なら、催眠でもなんでも……やってみようと思う」
その言葉に、マヤは満足そうに頷いた。
「うん、いい覚悟ね。場合が場合ならウチの一家に招待したいくらい。
――さ、アンタの家に連れてって。流石に屋外じゃ出来ないからね」
何か特別な運命でも働いたのか、それとも単なる偶然か。
アーメンガードの家族は、まったく偶然に出かけており、丁度彼女一人で留守番をしていたところだった。
その居間で、リラックスできる体勢にすると、マヤはアーメンガードの前に手をかざす。
「……じゃあ、始めるわ。アタシの言葉に、じっくり耳を傾けなさい……」
「……はい……」
段々と、アーメンガードはとろんとした目つきになっていく――
538 :
6:03/08/25 23:41 ID:o22eWqsT
――それは、ある日の深夜。
喉が渇いて、ふと目を覚ましたアーメンガードは、窓の外を見て声にならない声をあげた。
そこには、なんとまぶしいほどに輝く物体が浮かんでいたのである。
「こ、これは! 今日は光の記念日じゃなかったはずなのに……」
驚きながらその物体を観察する。光沢のある金属で出来ていて、円状のようだが。
と、その物体は、アーメンガードに向かって一際強い光を放ってきたのだ。
「うわッ!」
あまりのまぶしさに目を閉じる。いや、その光は意識さえも持っていってしまう。
自分がどうなったのか、それを把握さえ出来ずに――彼女の意識は闇に落ちた。
次に気がついた時、彼女の身体は仰向けになって横たえられていた。
瞼を開く――と、強い光が差し込んでくる。
(朝……? 今日は何の日だったか……)
時間の感覚が掴めないまま、段々と目は慣れてくる。
あまりにまぶしいので、手をあげて顔を覆い隠そうとするが――抑え付けられているようで、動かそうにも動かない。
「こ、これはッ!?」
ぼんやりとしていた頭がはっきりとする。
光にも慣れて、周りを見渡してみる、と、彼女の周囲には。
「なッ……ば、ばけ……」
身長は3mにも及ぶだろうか。人間よりも巨大なものが、二体ほどアーメンガードを見下ろしている。
フードのようなものに包まれた、頭部らしき場所には黄色い二つの目が光り、そしてその手は三本指で細く伸びている。
魔獣の類とも思えない、まさに宇宙人と言うしかないような怪物が、こうして彼女を捕らえているのだ。
「や、やあ、君達。わたしに何か用事でも……」
恐る恐る問いかけるが、怪物はその言葉に何らの興味も示さないようだ。
怪物――この姿をしたものは、以前アーメンガードも写真で見たことがある。
その名前は這い寄る混沌。星の海より渡ってきた謎の存在である、という。
「無口な方達なのだな。ならわたしから一方的に記念日について語ってあげ……」
どうにかしてコミュニケーションを図ろうとしていたアーメンガードだが、混沌のうちの一体が手を伸ばしてきたことで遮られてしまう。
三本の指のうち、真ん中の一際長いものが彼女のスカートに触れる。と、刃物を使ってもいないのに、すぱりと切れて落ちた。
539 :
6:03/08/25 23:41 ID:o22eWqsT
「ああッ! 母さんに怒られてしまうんだが、その、君達もこういうのはやめてくれないだろうか」
そう言っても、やはり混沌は聞く耳を持たない。
更に指が滑る――と、今度は下着まで切り落とされてしまった。
「な、何をしようとしているんだ、君達?」
陰毛もそこそこに生えている場所が晒されてしまって、宇宙人相手でも少しばかり恥ずかしくなる。
更に外気に晒される感触に戸惑っていると、混沌は再び指を伸ばす。
細長い指の先端は、無造作にアーメンガードの膣口に当てられた。
「……え?」
その目的が見えず、戸惑うアーメンガード。しかし次の瞬間、
「えッ……あ、い、くぅッ!?」
つぷ――と、濡れてもいないそこに、指が押し込んできたのだ。
「や、い、痛ッ……な、何をッ」
相変わらず、混沌はアーメンガードの言葉など存在しないように振舞っている。
指をくいくいと膣内で動かすと、彼女の身体にはなんとも言えない痛みが走るのに。
「く、ふぅッ……」
しばらく入り口のあたりをかき回されてから、混沌はまたあっさりと指を引き抜いた。
「う……ん……」
どうにか解放されて、アーメンガードも一息つく。
だが、混沌は彼女を見下ろしたまま、今度は注射器のようなものを取り出してきた。
「ま……また、何か……」
抗議しようとしたアーメンガードに。
混沌は、指を期用に動かすと――注射器を、彼女の腕に突き刺した。
「痛ッ!」
ちくりとした痛みが走る。
アーメンガードも注射が好きという訳ではないから、その痛みは恐怖を思い起こさせる。
その上注射器から何か液体が身体に入ってくると、恐ろしさもますます増えるというものだ。
「や、やめてくれ、わたしは何もしていないのにッ……」
抗議する声も弱弱しい。
そして、謎の液体は注射器からアーメンガードの体内に全て注入され――針は、すっ、と抜かれた。
540 :
6:03/08/25 23:41 ID:o22eWqsT
「……あ、え?」
すぐにアーメンガードの身体に異変が起きる。
「な、なんだ?」
体中から力が抜けていくようだ。考えることも、段々億劫になってくる。
「あ……え、え……?」
とろんとした感触が身体を包み、全てがぼんやりともやに包まれていくようなのだ。
やがて表情までもとろんと弛緩したアーメンガードに、混沌は再び指を伸ばした。
また幼い秘所に指を突き入れられる――が、今度は痛みも何も無い。
「あ……れ? わたし、何、が……」
ぐいぐいと指は押し込まれ、男性を知らない秘肉は宇宙人の指によって踏み荒らされていく。
それでもなお、アーメンガード本人には痛みなど伝わってこないのだ。
「……え、え? あ……れ……」
混沌は、指をもう一本入れてきた。相変わらず痛みはない。
二本の指は膣内で好き勝手に動き始めている。
肉壁を嬲るようにぐいぐいと動かされ、膣口からはとろりと血、そして――透明な液体が流れ始めた。
「……ん、あ……」
ぼんやりとした、快感のようなものが膣内から伝えられてくる。
その反応を見て、混沌は膣内の指の動きを速めていく。
くちくちと、まだこなれていない膣肉を細長い指先が蹂躙する。
「あ、ん……ふぇ……」
今の自分の状態も忘れ、アーメンガードの顔は快感に蕩けてきた。
更に混沌は指を伸ばし、子宮口をその指でつつく。
「はんッ……ん、ひぅ……」
身をよじらせるアーメンガードだったが、不意に混沌は指を引き抜いた。
くちゅ、と。入れた時とは違って、湿った音が響く。
「あ……なんで……」
ぼんやりとした快感に侵されていた少女は、まだ足りないとでも言うように不満そうな声を漏らす。
それを埋めるというのでもないのだろうが、今度は混沌は銀色に光る謎の棒状のものを取り出した。
そうして、やはりそれをアーメンガードの入り口に押し当てる。
541 :
6:03/08/25 23:41 ID:o22eWqsT
「それは……ちょっと、大きすぎるんじゃ……」
流石に不安になるが、這い寄る混沌の思考は人間に推し量れるものでもない。
彼らは、躊躇いも無く――太いそれを、アーメンガードのヴァギナに突き刺した。
「――う、あッ」
ずん、と身体中に鈍い感触が走る。
注入された液体のせいで、ほとんど麻痺していた感覚も、この重い痛みを完全に消すことは出来なかったようだ。
「うくッ……んッ」
ぐいぐいと、棒は膣内に侵入していく。
「う、うぅッ……く、あッ……!」
そんな金属の塊でさえ、少女の膣壁はぎゅうぎゅうと締め付けてしまっている。
奥へ奥へと強引に押し込まれる、冷たい金属の感触は、アーメンガードの目覚めたての快感を別の方面から刺激した。
「ふぅッ……ん、あッ……」
一番奥まで金属棒が押し込まれると、ようやく混沌はその手を止める。
そして、棒から指を離すと、近くにあった機械をなにやら操作し始めた。
「はぁッ、んッ……ふう……」
アーメンガードは、胎内を埋める巨大なものの感触に、はぁはぁと荒く息をつくだけだが。
――しばらくして、這い寄る混沌は機械への操作を終えたらしい。
再び棒に指を戻すと、今度は一気に――
「あ……ひ、ひぁぁぁぁぁッ!」
引き抜いた。
全身に走る衝撃で、アーメンガードは脳まで突き抜けるような快感を受けてしまう。
「ん、ふぁ、あ、ひぅッ……うッ……」
ぴくぴくと身体を痙攣させる彼女を、混沌は黄色く光る瞳で見下ろしている。
その瞳からは、ファルガイア人では考えもつかない何かが見えてくるようだ。
542 :
6:03/08/25 23:42 ID:o22eWqsT
そして、混沌はまたしても奇怪なものを取り出してきた。
今度も注射器のようだが――その大きさは、血管などに注射するものとは見えない。
随分と大きく、また中に入っている液体も何かどろっとしていて薬ではないようである。
「ま、また、わたしに妙なものを……?」
怯えるアーメンガードの――膣口に。今まで、金属棒が入っていた場所に、混沌は注射器の先端を入れる。
そのまま中の液体を注入しはじめる――と、生暖かいものが少女の膣内に侵入していく。
「え、き、気持ち悪ッ……や、やめッ……う、ふぁッ」
注射器に満たされた液体は、そのままどろどろとアーメンガードの膣内を侵し――更に、子宮へと流れ込む。
ちょうど人肌ほどに暖められた生暖かな感触が、彼女の理性までも暖めていくようなのだ。
「や、な、やぁッ……え、ふぁ、くッ!」
どろっとした何かは、奥へ奥へと流れ込み――とうとう、全てが胎内へと収められた。
「う……ひ、ひっく……」
気持ち悪さが身体全体に広がって、アーメンガードは年齢相応に怯える。
と、注入を終えて、持っていた注射器を放した混沌は、その指を彼女の頭へと伸ばした。
「う……え?」
指先には、銀色に光る謎のチップらしきものがある。
それが、アーメンガードの額に触れる――と、チップは溶けるように彼女へと吸い込まれてしまった。
「あ……あッ……」
意味がわからなくても、何か恐ろしいことをされたという実感がある。
がくがくと震える少女の顔を、混沌は光る目で見つめ――
「〜〜〜〜〜!!」
「……あぁぁぁッ!」
言葉では言い表せない奇怪な音声を放つ。それは、脳の奥まで届いて、全てを揺さぶるような重低音だ。
響く声の揺さぶりで、すぐにアーメンガードは意識を失い――
543 :
6:03/08/25 23:42 ID:o22eWqsT
「で、その声のせいで全部忘れちゃってた、って訳ね」
逆行催眠の全ての過程を終えると、マヤは腕組みして考え込んだ。
「まさか、本当に誘拐されて、しかも埋め込み手術までされてたとはね。
這い寄る混沌のファルガイア侵略……ここまで進んでたとは思わなかったわ」
アーメンガード本人は、今は静かに眠っているようだ。
「さて……アル。これは一大事だわ……この子の言葉によれば、胎内に妙なものを流し込まれたってことだけど」
「ら、らしいね」
一応、傍で聞いていたアルフレッドも、そのことは覚えている。
「ミヨイ・タミアラによれば、這い寄る混沌は百魔獣の王の育成を行っているとされているわね。
そして、恐らく――この子の胎内に注がれたのは、百魔獣の王の卵細胞……
この子は、ラギュ・オ・ラギュラの母胎にされかけているのよッ!」
「……ええええぇぇッ!?」
驚いたアルフレッドの声で、アーメンガードは目を覚ます。
「ん……ふう。で、どうだったのかな、わたしの記憶というのは」
「ええ……気をしっかり持つのよ? つまりね……」
「な……なんてことだ……」
流石にショックが大きいらしく、アーメンガードは唖然としている。
「わ、わたし、この年でもう妊婦になってしまったのか……しかも百魔獣の王の。
正確な日時が分かれば、ちゃんと記念日にしてたのに……」
「……なんか、アンタ嘆く方向性が違ってるわよ?」
「気にしないでくれ。わたしのポリシーみたいなものだ。それにしても、困ったな。
ラギュ・オ・ラギュラなんか出産したら、わたしは死んだりしないだろうか?」
「……多分死ぬわね。でっかいし、アレ」
一見落ち着いてはいるが、随分深刻な話ではある。
「ああ、齢14にして儚くも散ってしまうのか、わたし……これでは記念日を広めるという夢も果たせないで……」
がっくりと肩を落として、アーメンガードは嘆く。
「……お気の毒様です」
ほとんどついていけなかったアルフレッドも、こういう時はなんとか慰めの言葉を出した。
しかし、だからといって彼女が助かる訳ではない。
544 :
6:03/08/25 23:42 ID:o22eWqsT
「……助かる方法はあるわ。アタシ、前に『百魔獣の王』って本読んだことがあるの。封印図書館で」
そんな時に、またマヤは口元に手をあてながら呟いた。――しかし、本当に何でもよく読んでいる彼女ではある。
「ほ、本当にッ!?」
「ええ……ただ、この方法はちょっと……ね。問題なんだけど……」
必死になって問いかけるアーメンガードに、マヤは少々口ごもりながら答える。
「問題って、助かるならなんでもしよう。もちろん報酬だって払うとも。運命の箱舟教団特製カレンダーだ。色々載っていて為になる」
「……そんなのはいらないけど、方法ってのは、ね……」
言いながら、ちらりとマヤは弟を見た。
「え?」
「百魔獣の王は、ファルガイア最強最大の生物。ただ、あまりに強いが為に、成長するまでは極めて不安定な存在なの。
卵細胞の時なんて、それこそ少しの異変でも崩壊する可能性があるっていうわ。
人間の体液がかかるくらいでも、あっさりと……ね。
ただ、それをガードする為に混沌は特殊な溶液も一緒に流し込んだんだろうけど……」
ほとんどアーメンガードはついていっていないが、それでも必死に聞いている。
「その溶液は、あくまでアーメンガード……アンタの体液から保護するためのもの。
外部からの刺激には弱いはず……つまりッ」
びし、とマヤはアルフレッドを指差した。
「男性の精液を注ぐことで、ラギュ・オ・ラギュラの卵細胞は崩壊してしまうのよッ!」
「……えええぇぇぇぇッ!?」
今まですっかり蚊帳の外だったアルフレッドが、また大声で驚く。
「……は、え? じゃあ、わたしが助かるには……」
「だれか、適当な男性と……一発ヤっちゃえば、それで助かるわッ!」
「……なんとまあ」
一人で納得しているマヤはともかく、アーメンガードとアルフレッドは呆然とするばかり。
「ううん……わたし、初めてなんですが」
「でも命には代えられないでしょ」
「……それはその通りだな」
もとい、アーメンガードはあっさりと納得している。
545 :
6:03/08/25 23:42 ID:o22eWqsT
「でしょ。さて、となると問題は誰とヤるかってことなんだけど、希望はある?」
「特には……いないな。いや、一応ブーツヒルの若い男というとニールなんかがいるが、彼はちょっと遠慮したいからな。
どうせ一生に一度なんだから、やっぱり想い出に残るような相手がいいし」
「想い出ねえ。なら、そう……うちのトッドってのはどう?」
「あのアフロさんか……」
「そう。想い出に残るでしょ?」
しかし、アーメンガードの顔は固い。
「確かに想い出には残りそうだが、それがいい想い出かどうかは……」
「ふうん。いい男なのに……じゃあ、どんなのがいいのよ?」
「そうだな……」
「……って僕ですかッ!?」
アーメンガードの寝室に、彼女と、それからアルフレッドの二人だけがいる。
「ああ。君はなかなかの美形だし、わたしもどうせやるなら年代が近い方が好ましいからな」
「そんな……ぼ、僕の意志は……」
「君の姉のお墨付きだぞ? やる時はやる子だって」
「……そういう問題じゃあんまりないと思うんですけど……」
「なんだ、そんなにわたしとするのは嫌なのか?」
アーメンガードは、上目遣いでアルフレッドを見つめてくる。
「え……あ、いや、そういうんじゃなくって、ですね……」
「まあ、仕方ないかな。わたしもそんなに容姿に自信がある訳じゃないですし。
ああ、君には責任はないんだ。わたしが這い寄る混沌のせいで怪物に寄生されて、挙句おなかが膨れて死んでしまっても。
君には一切の責任はないが、せめてわたしが死んだら小さな花の一つでも供えてくれ」
「あの……えっと……その」
人のよいアルフレッドだけに、そう言われると気が重くなる。
性欲などとは関係なしに、やらなければいけない――と、心に重くのしかかってくるのだ。
546 :
6:03/08/25 23:43 ID:o22eWqsT
「ああ、心残りは記念日のことだけだ。
それもきっといつかはわたしの遺志をついで、世界に広めてくれる人物が現れると思えば……
……ふぅ」
じわ、とアーメンガードの瞳の端に涙がたまる。
「う……わ、わかりましたッ! やりますッ! やらせてもらいますッ!」
耐えかねて、とうとうアルフレッドは叫んだ。
「――よし、じゃあ早速しよう。わたしも脱ぐから君も頼むぞ」
今までの態度が嘘のように、アーメンガードはさばさばとした様子でそう言う。
「……へ?」
更には、衣服に手をかけて、ボタンを外し。アルフレッドの目をまるで気にする様子もなく、あっさりと上着を脱いだ。
おまけにスカートまで脱いでいく――と、下着だけになった彼女に慌ててアルフレッドは声を出す。
「な、なんでそんな、脱いでるんですかぁッ!?」
「なんでって、脱がなきゃ出来ないだろう。それくらい知っているぞ、わたしは」
「そういう問題じゃないです……」
と、下着だけになったアーメンガードは、ふと自分の胸元に目をやり――ぽっと頬を染めた。
「あんまり見ないでくれ。恥ずかしいからな」
「あんな風に脱いでからそんなこと言っても……」
「君も男性だから、狼になりたいだろう気持ちは分からないでもないんだが」
「……そんなこと言われても、その、困ります」
どうも話が噛み合っていない。そのせいか、アーメンガードはふうとため息をつく。
「君は真面目にわたしを救ってくれるつもりはあるのか?」
「そりゃありますけど、あの……どうも変ですよ、この状況」
「変かな」
「変です」
困った顔をして立ちすくむアルフレッドに、なにやら考え込んでいるアーメンガード。
少年少女の、ある種微笑ましいと言えば微笑ましい、かもしれない状況ではある。
547 :
6:03/08/25 23:43 ID:o22eWqsT
ひとまずはここまでです。
路線がちょっとアレですが。
喋り方が凄くアーメンガードっぽくていいなぁ
確かに微笑ましい感じがしますね∩(´∀`)∩
549 :
名無しさん@ピンキー:03/08/26 15:59 ID:Ib3NfEqy
>>6様
今更ながら全スレのジェット×ベアトリーチェを読ませていただきました
凄くイイ!!
つきましてはジェット×ベアトリーチェのエンディング後の続きを・・・!
ラヴラヴな物語を・・・どうか!!
ageてしまいスマソ・・・
551 :
名無しさん@ピンキー:03/08/26 16:32 ID:DySPZ5a2
553 :
6:03/08/26 23:04 ID:tBRaeaCv
「……うん、やっぱり中途半端なのがよくないんだな。全部脱いでしまおう」
言うが早いか、またあっさりと彼女は下着まで脱いでしまった。
全体的にややぽっちゃりとした印象があるが、ただ年齢と比べると随分グラマーな方ではある。
そして。アーメンガードは、一応胸を隠すように腕を組んで、上目遣い気味にアルフレッドを見上げた。
「結構スタイルには自信があったりするんですよね、わたしって」
「……ま、まあ、そう……です、ね」
「さ、君も脱いでくれ。わたし一人ばっかりというのは恥ずかしいじゃないか」
「は、はぁ」
頭の片隅では何かおかしいと警告を発しているものの、結局アルフレッドは流されるまま服を脱ぐ。
すぐに彼も裸になって、そこに来てようやく困ったように顔をしかめた。
「あの、やっぱり僕がこんなことをしなきゃならない理由が、ですね」
「助けてくれないのかい?」
「……そうじゃないんですけど」
「まあ君の要望は追々考えていくとして、とりあえずその手をどけてくれ」
アルフレッドの手は、自らの性器を隠すようになっている。
やはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだろうが、アーメンガードは遠慮なしに言う。
「お父さんのそれは見たことはあるが、他の人のは初めてなんだ。知りたくて当たり前だろう」
「う……で、でもッ」
「わたしも胸を隠すのをやめるから。それで対等な条件になるな」
――こういう時に弱いのがアルフレッドの悲しい性だ。長年姉と共にいたせいか。
「は、はい……はぁ……」
ため息まじりにその手を離す。現れたのは、まだ完全に硬くなっている訳でもない、半勃ち程度のペニス。
アーメンガードも両手をどかして、うっすら日に焼けた乳房をアルフレッドに見せ付けた。
「ほほう、なるほど。そこそこの大きさといったところか」
「へ、変な論評しないで下さいッ」
じっくりと記念日少女はそのペニスを眺める。
美少女――というよりは可愛い、と言うべきか、とにかく少女にそこを見られると、アルフレッドも興奮しない訳でもなくて。
その上に、彼女の素肌を眺めると、急激にとは言えないがペニスが持ち上がってきた。
554 :
6:03/08/26 23:04 ID:tBRaeaCv
「……こうやって眺めていても進展しないな。よし、適当にやってくれ」
「適当……って、言われても。あんまり僕だって詳しくないんですけど」
ぎこちない手つきで、アルフレッドはそっとアーメンガードの乳房に手を伸ばす。
あまり刺激しないように、ゆっくりと揉みしだく――
「ん……なんか、変な感じだな」
「そう……ですか?」
また乳房を指先でこね、歪ませ。段々と強く揉んでいく。
まだ少女の域から抜け出す気配もないアーメンガードの年齢だから、その乳房は柔らかさよりもまだ弾力の方が大きい。
それでも、大きさ自体はなかなかのものだから、揉みしだくうちに手先から伝わる感触が心地よくなる。
「なかなか……ん、気持ちいい……みたいだ……ん、ふぅ」
「……はいッ」
優しく、けれども力強く。
手の中で乳房の形を変えながら、アルフレッドは懸命にアーメンガードを悦ばせようと努力する。
「ひゃうッ……ん、くぅんッ……」
その結果は、彼女の吐息となって返ってきた。
そうやって、乳房をこね回し、更に乳首も摘み刺激を続ける――と、アーメンガードは不意にぺたりとベッドに座り込む。
「ふうッ……なんだかこう、身体が暖かくなったというか、なんとも言えない気分だ……」
「あ、あの……こ、こんな感じで?」
「ああ。上手だな、君」
「そ、そうかな……」
「とりあえずわたしは気持ちいい。……で、その、なんというか」
段々と声が小さくなる。彼女がそういう態度を取るのは、なんだか珍しい。
「その……だな。何か、零れてきたみたいで……」
「え。……あ、もしかして――」
目をこらすと、足の付け根――その密かに陰る部分から、僅かにとろりとしたものが流れているのが伺える。
零れ出している液体。彼女が感じている証拠だ。
「こっちの方も、その……色々して欲しいな」
「……わかりました」
555 :
6:03/08/26 23:04 ID:tBRaeaCv
まず、指でそっと撫でてみる。
一瞬彼女は震えて、また視線を戻した。
その反応を確認すると、アルフレッドはやはりゆっくりと指先で秘所を撫で、入り口付近をじわじわと刺激していく。
「はぅッ……く……ん、んッ」
鼻から抜けるような喘ぎで、アーメンガードはその刺激を受け止めている。
それと共に、潤っていた秘所からはとろりと液が零れ出し、彼女の昂ぶりも見て取れる。
「少し、強くしますね」
指先に力がこもり、入り口を軽く押しながら撫でていく。
とろとろとしたものが指に絡みつき、じわりと濡れて滑りを増す。
「くぅん……ッ」
子犬のような喘ぎが漏れて、アーメンガードはその身をよじってアルフレッドの指に耐えた。
段々と愛液の量も増し、彼女の声も艶がかかり――
軽く息を呑むと、アルフレッドは入り口から少しだけ指を奥に進める。
「あぅッ」
更に激しく身をよじった、が――
「あ、あのッ、もしかして……痛……」
「ん……そんなことはないが……はふ……」
――痛がっている様子はない。
少しほっとして、アルフレッドは指をくにくにと動かしてみる。
膣口から僅かに潜っただけだが、そこはもうとろとろに濡れていた。
指を動かすと、それに伴ってぴちゃぴちゃと液が零れていく。
「ひぅッ、ふ、うんッ……」
段々とアーメンガードの声も絶え間なくなってきて、アルフレッドは自身も興奮してきているのを自覚する。
指の動きはそのままに、秘所にそっと顔を近づけて――やや上にある膨らみを、舌で舐めてみる。
「くふぁッ! あ、そこッ……は、んッ!」
「ここも、気持ちいいところ……ですよね」
段々と指は奥へ入り、かき回す動きも大きくなる。
「うぁあッ、あふッ、ひッ……」
大胆に動かしても、彼女は痛がるどころか快感に喘いで、その声がクリトリスを舐める舌に力を与えていく。
そうやって、二つの責めが頂点に達しようとした時――
「……ちょッ……う、はぅ……ん、ちょっと、待って欲しいんだが……」
556 :
6:03/08/26 23:04 ID:tBRaeaCv
アーメンガードは、アルフレッドに静止の言葉をかけた。
「あ、はい」
慌てて指と舌を止める。
「……ふう。凄いな、本当に。こんなに気持ちいいとは思ってませんでした、はい」
「それは……僕も良かったです」
「で、だ。……そろそろ、してくれないか?」
「え」
言いながら、アーメンガードは身体を起こし、四つんばいになってその尻をアルフレッドに向ける。
「は、はい?」
「こういうのが正しい交尾のやり方なんだろう?」
「いや、そんなことないですけど」
「だって、犬の交尾はこうやるって本に書いてあったぞ」
「そりゃ犬はそうでしょうけど。……ま、まあ、いいのかな、これで」
問題が無い――訳でもないが、挿れること自体には問題はない。はずである。
「それなら、早く来てくれ。わたしも、これで結構我慢できないんだ」
「じゃ、じゃあ……行きますよ?」
「うん」
戸惑いながら、アルフレッドは自分のペニスを彼女の秘所に近づけていく。
すっかりとろとろになって、開いているそこは案外あっさりと見つかり。
位置を確かめてから――アルフレッドは、ずっと腰を突き出した。
「……ふぁッ!」
くちゅッ……と、軽く触れ合った音の直後に、ずぶずぶとペニスは彼女の膣肉を割り開いて入っていく。
「う、うわッ……こ、これッ」
亀頭を包み込んだ熱い肉は、潤いによって柔らかくこなれている。
その感触がたまらず、アルフレッドは遠慮なしに突き入れてしまう。
「あ、思いっきりやっちゃったッ……」
奥の奥に入れてから、アルフレッドは自分のやったことに気づいたようだ。
そもそも男性経験のまるでないアーメンガードに、このように強く突き入れる。
「す、すみません、アーメンガードさ……ん?」
557 :
6:03/08/26 23:04 ID:tBRaeaCv
――が。
「くぅッ……ん……え? 何か……問題でも? ふぅッ」
「あ、あの、痛くない……ですか?」
「いや、ちっとも……あ、もっと奥に……ッ」
まるで痛がっていない。それどころか、明らかに快感を受けている。
「……はじめて、ですよね」
「それは、まあ、人間相手ならな」
「……え? に、人間以外、って……」
「……わたし、這い寄る混沌のお陰でその。……そういうことをされた、はずだが」
「あ」
アルフレッドは忘れていたようだが、そもそもアーメンガードへの逆行睡眠によってその辺は明らかになっているのだ。
混沌の怪しげな手術により、彼女の処女は散らされ、挙句胎内に妙なものを宿らされている。
「だから、別に激しくしてもらっても多分大丈夫」
「……い、いいんですよね、ホントに」
「ああ。わたしも、そっちの方が嬉しいからな」
なんとも複雑怪奇な事態ではある。
それでもアルフレッドはどうにか割り切って、アーメンガードの腰を掴むと――
ずちゅッ。
「ひぁああッ!」
一気に奥まで貫いた。
「ちょっと、乱暴になりますね……ッ」
声をかけると、アルフレッドはまたすぐ引き抜いていき、入り口近くまで来たところで一気に打ち込む。
「はぅッ、あッ」
それだけでは終わらず、激しい勢いで抜き差しを始めた。
アーメンガードの膣肉は、その出し入れにも順応し、愛液を垂らして応えていく。
「あう、あ、あッ、奥ッ……ん、奥まで、来てるッ……」
実に心地良さそうに、彼女は喘いだ。
アルフレッドの方は、これが彼女を助ける為と分かっていても――
いや、もうそんなことは頭から抜け落ちて、ただ激しい交わりが生み出す快感に酔いかけている。
558 :
6:03/08/26 23:05 ID:tBRaeaCv
ぱんぱんと、お互いの腰が打ちつけあって音を響かせる。
一方で繋がっている場所からはぐちょぐちょと生々しい音が響き、その激しさを物語っているようだ。
「ぼ、僕ッ……アーメンガードさん、のッ、中ッ――」
「んッ……あ、わたしもッ……ひ、くぅんッ」
二人ともに余裕はなくなっている。
アルフレッドの若いペニスが、アーメンガードのまだ熟れていない秘肉を抉り、愛液と先走りを溢れさせていく。
彼女の腰を掴む手にも力が入って、その跡が赤く残ってしまうが――そんなものは誰も気には留めない。
「あう、あ、くぁぁッ! ん、奥ッ……一番奥、突いて、くッ……ひゃうッ!」
「……ん、はいッ……ッ!」
かき回す動きから、単純な前後動――それでも、敏感になったそこはお互いを高めていく。
「あぁぁ、や、ひ、あッ――ん、そ、そこがッ……あッ」
膣肉の上部を擦ると、アーメンガードは口から涎を垂らして歓喜する。
完璧にコントロールできるものでもないが、アルフレッドもどうにか腰を動かして彼女の快感を引き出し――
やがて、ペニスの先に何か集まってくる感触が現れてきた。
「あ、僕ッ……そろそろッ……」
「な、なら……ぁ、い、一番奥にッ……だ、出してッ……」
「……そッ……そう、しまッ……すッ」
本来の目的は、一応忘れた訳ではないから。
ストロークを大きくとって、突く度に子宮口を擦り上げるようにアルフレッドは動きを整える。
それが、アーメンガードにもまた快感となり。
「くッ……で、出ますッ……」
「んッ」
ずっちゅ、ずっちゅと溢れる音も高くなり、そして――
びゅるるッ! びゅるッ……びゅッ!
「あぅううッ!」
熱く滾った白い粘液が、記念日を愛する少女の奥を汚していく。
マヤの言葉を信じるなら、この熱さこそが異星人の企みを打ち消すものとなるはず。
同時に、身体の奥を染められたアーメンガードもまた。
「はぁッ……や、あああッ!」
一つの頂きに達していた。
559 :
6:03/08/26 23:05 ID:tBRaeaCv
「くぅッ、ん……」
ぐったりとした様子で、アーメンガードはその身を横たえる。
四つんばいになっていた手足も力が抜けてしまった様子で、だらしなく彼女は崩れ落ちた。
「ふ……ぅッ」
アルフレッドもそっとペニスを抜いていく。
その先端からは、どろっとした名残がぽたぽたと垂れる。
「……はぁ……ん。時に少年」
「……え、はい」
「今は何時かな」
「え? えっと……もう0時過ぎてますね……真夜中になっちゃったみたいです」
「はぁ……そうか。なら、うん――」
まだぐったりとしたまま、彼女は顔だけをアルフレッドに向けた。
「どうだろう。今日をわたしのはじめての日、ということにするのは」
「……ご自由にどうぞ」
「よし。ならそうする。……いや、気持ちよかったぞ」
「そ、それは……何よりです、僕も」
また微妙な会話になってしまったが。ともあれアルフレッドはほう、と一息ついた。
――と、その刹那。
「……んッ!?」
アーメンガードが、不意に下腹部に手をあてた。
「な、なんだか妙な感触が……」
「え、だ、大丈夫ですか?」
きゅるきゅるきゅる、と妙な音がアルフレッドにまで聞こえてくる。
「お腹が……う、くッ……」
「あ、あのッ」
「痛くはないんだが、これは……一体……」
二人が困惑していると――また、唐突な出来事が彼らを襲う。
「それこそが百魔獣の王の最期よッ!」
いきなり。まさにそう形容するしかないタイミングで、部屋の扉が開き――
560 :
6:03/08/26 23:05 ID:tBRaeaCv
「ね、ね、姉さんッ!?」
「でかしたわ、アル。これでアーメンガード……だけじゃない。ファルガイアは救われたのッ」
入ってきたのは、マヤ・シュレディンガー。今回の件の張本人というか、そのようなものだ。
二人が裸で絡み合っていても、ちっとも気にしていないのは流石というべきか。
「あ、マヤさんか。ということは、わたしは……」
「ええ。アルの精液が、今頃胎内の百魔獣の王と打ち消しあい、そして――滅ぼしているのよ」
「……なるほど」
しかし、そこでアーメンガードはふむと考え込む。
「だが、ふと思ったんだが……孵りかけの卵を割ると、ひよこのエグいのが出てきたりしますよね」
「……ああ。アレはかなりね」
「で、ラギュ・オ・ラギュラの卵がわたしの中にあったのなら、それが滅んだとしてやっぱりエグいのが出てくるんじゃ」
ちっち、とマヤは指を振った。
「大丈夫。完璧に溶けちゃってるわ、お腹の中で。だから出てくるのは液体みたいなもののはず」
「ほほう」
「これでも勉強したのよ、アタシは。……とにかく、こうして任務は完了。アルもアーメンガードもよく頑張ったわ」
アルフレッドは、思い切り複雑そうな表情で頷いた。
「……ホントにこれでよかったのかなあ」
「当たり前じゃない」
「いや、これでわたしもまた記念日を広めることが出来る。凄く感謝しているとも」
――とりあえず、マヤとアーメンガードの二人は朗らかに笑った。
561 :
6:03/08/26 23:06 ID:tBRaeaCv
その翌日。
シュレディンガー一家はまた旅立っていって、残ったアーメンガードは例によって一人で墓地に佇んでいる。
なにやら考え込んでいるようだが―ーと、そこに三つ編みの少女が近づいてきた。
「おや、ヴァージニアじゃないか」
「ええ、久しぶりね、アーメンガード。ちょっと母さんのお墓参りに来たんだけど……」
「そうか。熱心だな」
気心の知れた幼馴染だけに、ヴァージニアもアーメンガードも特に何か尋ねたりしない。
そうして、ヴァージニアは母の墓の前でよく祈ってから、ふとアーメンガードに顔を向けた。
「そういえば、今日の記念日って何だっけ?」
「……ああ、うん。今日は……わたしのはじめての日だ。いや、アレは案外気持ちいいもんですね。癖になるかもしれない」
「へえ。……は?」
「もっとも記念日を愛するわたしにとってはそれに溺れる訳にもいかず、禁欲を貫くつもりだったりする。そんな決意をしたのが今朝方だ」
「アーメンガード……貴方、それは……」
「……ま、わたしも一歩ずつ大人に近づいているということだな」
どう反応したらいいのやらと額に指をあてて考え込んでしまうヴァージニアに――
アーメンガードは、したり顔で頷いた。
まったくもって、ブーツヒルの午後はのんびり暮れていくものである。
562 :
6:03/08/26 23:07 ID:tBRaeaCv
と、ここまでです。
書き溜めていたものはこれで全部なので、また次まで少し時間が空いてしまうかもしれません。
>>549 あれの続きを書くのはちょっと難しいですね。
次に書くものも決まっていないので、考えてはおきますが、なんとも……
では、また。
上北
今日は8月27日、船の日。それを記念して、豪華客船にでも乗りたいとこだが、
この村には船がない。しょうがないので、こっくりこっくり居眠りして、
船を漕ぐことに決めたのである。
>>564 アルフレッド×アーメンガード話の直後にアーメンガードが書き込む。
これ以上のオチがあるか〜〜〜〜〜〜ぁッ!!
WAF保守。
一応存在は知っていたものの、まさかこれ程の神が降臨されたスレッドだったとは・・・。
前スレも合わせて早速読ませて頂きました。
・・・凄過ぎです。
ところで、WAの方ですが、どうやら2つの新作同士で、メモカの交換が出来るそうです。
ttp://www.playstation.jp/scej/title/code_f/ とりあえず、WAの世界は完全にパラレルワールドだったと思いますが・・・?
でも、2でアシュレーが使用したアガートラームは希望を司るガーディアンの
失われた左腕から作られてますから、どうなんだろ・・・。
アニメ版では、ゼットとかマリアベルとか彼方此方に総出演してたそうだから、何でもありな気も。
それはソレとして、保守。
ゴメン。
メモカの交換ではなくて、メモリーカードのデータ継承だった・・。
(正確には、ALTER CODE:F から、ANOTHER CODE:Fへのデータの継承が出来るということです)
・・・この作りからして、主人公、ひょっとしてロディの子孫・・・?
>568
主人公(仮)のカラーリングすら出ていないし、
今後のデザイン変更の可能性もなきにしもあらず
ブーメランとルシエドは、PCエンジンの「天使の詩」の時から出てるはず。
>568
言われてみればそうですね。
取り敢えず、ガドのハジキ君の声で喋るロディが見られるだけでも十分買う価値はあるかと思います。
確か、ザックの声はFFXのリンの声をした方だそうですが・・。
小林早苗さんって、どんな役をやった方でしたっけ・・。
早苗さんと、沙苗さんという名前がごっちゃになってて、よく解らないです・・。
(一字違いと言うのも、紛らわしいっす・・・。)
ところで、「天使の歌」って、どの様なゲームだったんですか?
>>568 ワイルドアームズのチームがPCエンジンで作ってたRPG。
『天使の詩 ワイルドアームズ』あたりでググれば多分いろいろ出てくるよ。
漏れ的ALTER CODE:Fの、WA1からの最大の変更点=ロディが喋る!!w
6さんのALTER CODE:F SS内容予想:大穴=以前のWA1SSの、ロディの台詞ありバージョンw
戦闘時だけとか、イベントの「あっ」とかの声だけじゃないことを祈ろうか
ワイルドアームズアルターコードF&アナザーコードF発売予定記念として
WA1のSS大量投下きぼん。
このスレは純愛物多いけどたまには陵辱系も見たい。
セシリアの髪切りバージョンはアルターFでも可愛い。
1で手付かずで残っているのは、エルミナしか思いつかん。
大量投下はムリポ。
>572
情報ありがとうございます。
つい最近までブラウザ変ですよんが出てて書き込めなかったです・・・。
どうやら、スパイウェアが原因だったようです。
(何とか削除しましたが)
ファイル交換スパイウェア・・・なんでしょうね、これ。
何にしても、とにかく助かりました。
ありがとうございます。
>>568 ロディって機械なのに子供作れるのかな?とか思ってみる。
年をとるのか(寿命があるのか)も不明だし・・・
アークザラッドみたいに数年後の世界でロディ達がそのまま仲間として出てくる
(この場合だとステータスや道具を引き継げる)とかじゃないかな?
あと、個人的にはキャラクターのデザインが変わったのが残念だったり・・・・
>>578 よく誤解されるが、機械じゃなくてホモンクルスだよ。
だから水銀の血なんて流れてないんだよ(水銀だったらあの体重はありえない。きっと別の物質)
肉体だって金属といっても、おそらく人体と同じ程度の密度なんでしょう。
まぁ、戦闘用兵器だから、ある程度成長したら成長止まって、寿命は無限なんじゃないか?
で、100年もすれば2のマリアベルのような事態に・・・。
580 :
名無しさん@ピンキー:03/09/14 18:02 ID:4jIIjwLV
ワイルドアームズのSS投下きぼん。
581 :
名無しさん@ピンキー:03/09/14 19:32 ID:sjEowQHu
>579
おいおい、それじゃ、同性愛者みたいじゃないか。ホモンクルス。すれ違いになっちまうよ
ホムンクルスといっておくれ。
>>579 魔族は金属の体をもつ一族で
ロディは魔族から作られた機械って言われてなかったっけ?
アホな疑問だけど、アガートラームとロディの手刀を撃ち合ったらやっぱりロディの腕が切れる?
>>583 どないでしょうねぇ・・・?
実際、アガートラームは、未来を司るガーディアンの失われた左腕より作られた武器ですから・・・。
因みに、左腕が失われたのは、ロディが自分の腕を持っていた武器で切り落としたせいですから・・・?
加工する前と言う事で、多分ロディの腕が切られるのでは?
よく考えたら、あのシーンどうやって見せるんだろ?
頭身伸びて、逆にリアルになりすぎると思うんだけど・・・?
やっぱ15年気づかなかったところを見ると血は赤くて、ちょっとの傷なら見た目はニンゲンと同じなのだろうか。
どうでもいいが、ロディ15歳だけど厳密に言うと1000歳以上なんだよな。
ハンペンと合わせて平均年齢がとんでもないことに。
586 :
名無しさん@ピンキー:03/09/15 21:04 ID:6iIiXAA2
>>584 自分もそう思う。
いったいどうするのだろう・・・・。
成長できて少しのキズなら宿屋に泊まると回復もできるが再生はできない身体か・・・
旧式のターミネーターみたいな構造かな?
表面のキズなら自己修復可能でも内部の金属骨格は修復できないみたいだし
WA1もしくはアルターコードFのSS投下きぼん。
589 :
名無しさん@ピンキー:03/09/16 21:37 ID:FG4qnZ6L
ワイルドアームズのSS投下きぼん。
590 :
名無しさん@ピンキー:03/09/16 21:38 ID:FG4qnZ6L
ロディの左腕。
どうするつもりなんだろう・・・。
591 :
名無しさん@ピンキー:03/09/17 07:10 ID:gZfyKaKt
あそこは是非アニメーションでやっていただきたい。
それが長年の夢だった。
592 :
名無しさん@ピンキー:03/09/17 22:27 ID:OHzslIze
アナスタシア絡みのSS投下きぼん。
漏れ的イベント画像公開が楽しみなキャラランキング。
1:ジェーン&マグダレン
2:ゼット
3:ブーメラン&ルシエド
4:マリエルタン
番外w:ロディに手加減無しで殴り飛ばされる、タウンロゼッタの糞餓鬼
http://a dult.csx.jp/~database/index.html (スペースを抜いてください)
エロパロ板の各スレに投下されたSSを収蔵しています。
このスレのSSも収蔵して宜しいでしょうか?
自分の作品は収蔵して欲しくない方、
正式な作品名・作者名で収蔵して欲しい方、
誤字等のミスを修正したいという方は仰って下さい。
OP2やジークフリートがマザーに食われるとはアニメ化しないのかな・・・・
現在ログ容量は477KB
598 :
6:03/09/21 03:26 ID:K6Cs4h1L
>>594 私の作は収蔵して頂いても構いません。よろしくお願いします。
と、ロディ×ジェーンなどを書いてみたのですが、容量から言ってこのスレでは収まりそうもありません。
出来れば、どなたか新しいスレを立てて頂けないでしょうか。
余計な手間を要求して申し訳ありませんが、どうも私のホストでは難しいようで……
>594 SS保管人様へ
180-183 >188-190 >267-269 >309-310 >316-318
を書いたものですが、載せないでください。
602 :
394:03/09/23 00:11 ID:qSNG6gN9
>>594様
399〜410を書いた者です。
あんなものでよろしければどうぞ…
皆様のSSを収蔵させていただきました。
>>598 質・量共に秀逸なSSに圧倒されました。
ロディ×ジェーンが一番気に入ったので、次スレで新作がUPされていて嬉しい限りです。
ラブラブな雰囲気が大好きなので、これからも頑張って下さい。
>>601 背伸びをした感じのヴァージニアが良かったですが収蔵はしませんので。
ただ、載せる載せないに関係なく、また新作が投下されるのを楽しみにしています。
>>602 承諾ありがとうございます。
思春期の少年の暴走っぷりが楽しかったです。
新たな作品もお願いします。
>>603 まとまってるのを改めて見ると134さんの神っぷりにただ脱帽ですね。
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"i, ,,-イ‐/ヽ ___,,,,,-‐':.:.:.:.:.: \、 ノ /ヽ, ノ
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いやぁん・・・いっちゃう・・・
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