聖闘士星矢の女性キャラ新生その6

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1名無しさん@ピンキー
ひとにぎりのネタさえあればスレはまた羽ばたくのだ・・・

前スレ
聖闘士星矢の女性キャラその6´(エロパロ板)―現在dat落ちHTML化待ち
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1040137334/

「聖闘士星矢の女性キャラ」過去ログ置き場
http://www008.upp.so-net.ne.jp/saori/ss/

ガイドは>>2-5あたりで。
2名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:11 ID:lRm9lx2S
あい、ご苦労さん。
3名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:11 ID:oIZF8YNF
★このスレのガイドライン
・女性キャラ話限定です
・男×男は801板へどうぞ
・小説への感想は名無しで
・自分の小説へのレスに返す時はコテハン可
・たまにはギャグや小ネタもキボン

★聖闘士星矢の女性キャラ一覧
-原作-
沙織、シャイナ、魔鈴、春麗、美穂、星華、エスメラルダ、ジュネ、テティス、
パンドラ、ナターシャ(マーマ)、ナターシャ(ブルーグラード)、ユリティース

-アニメ-
ガイスト、エリス、絵梨衣、フレア(映画2)、フレア(TVアスガルド)、ヒルダ、
エレーネ
4名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:11 ID:oIZF8YNF
★関連スレ・リンク
2ch掲示板「聖闘士星矢」関連スレッド・ログ保存庫
http://nagi.vis.ne.jp/ss/
主な関連スレはここからたどれます。

懐かし漫画板
聖闘士星矢ver.97(カペラ@ソーサー操作は世界一ィィィィ)
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1039270932/l50

画像見たい人はこっちもどうぞ
半角二次元板(21禁)
聖闘士星矢のエロ画像で逝く Part3
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1039005812/l50

男×男話はこちらへ
801板(21禁)
むかしなつかし聖闘士星矢 その4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1038850657/l50
5名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:12 ID:oIZF8YNF
★過去スレ
聖闘士星矢の女性キャラ(少年漫画板)
http://salad.2ch.net/ymag/kako/984/984496722.html
聖闘士星矢の女性キャラαその2(少年漫画板)
http://salad.2ch.net/ymag/kako/993/993314432.html
聖闘士星矢の女性キャラ+αその3(少年漫画板)
http://salad.2ch.net/ymag/kako/998/998105022.html
聖闘士星矢の女性キャラその4(エロパロ板)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1000/10008/1000897870.html
聖闘士星矢の女性キャラその5(エロパロ板)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1014/10146/1014638135.html
聖闘士星矢の女性キャラその6(エロパロ板)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1039/10392/1039247060.html
6名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:14 ID:oIZF8YNF
また落ちてたんで仕切り直し。
現在スレが1Kb未満で1日レスが無いと即死らしい。
7名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:18 ID:bqE603qU
い、一日かぁ。きつ…。
8名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:19 ID:znYkxniY
1Kbよりもさらに判定きびしい気がする。
9名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:20 ID:Tl/qeBhQ
落ちてしまったスレを行き帰らせようと願った僕が間違っていたのだ…


なんてことにはなりませんように
10名無しさん@ピンキー:02/12/25 21:50 ID:bqE603qU
あれ、半虹板の星矢スレってまた立ってたんだね。
11名無しさん@ピンキー:02/12/25 23:11 ID:fLkZttWq
今度こそ保守
沙織陵辱小説が読みたいです
12名無しさん@ピンキー:02/12/26 11:14 ID:WBF6/ULG
保全
13名無しさん@ピンキー:02/12/26 18:24 ID:0YABg0xK
(´-`).。oO(漫画・ゲームで名前に「織」のつく娘はなぜか陵辱が似合うことが多い・・・)
14名無しさん@ピンキー:02/12/26 21:10 ID:oJwJPaEB
負けずに保守。
そういやこのスレ的にはエピGってどうよ? やっぱり無かった事に?
15名無しさん@ピンキー:02/12/26 23:24 ID:zxxSljnA
漏れも保守
ところで熱き血潮の兄弟たちよ
ネットで読めるサガ(orカノン)沙織小説とかないもんかね?
16名無しさん@ピンキー:02/12/27 00:30 ID:oVIztyS8
今のところ興味はないんだが>エピG
マリンさんとシャイナさんの修行時代が出てきたら読んでみたい気もする。
17名無しさん@ピンキー:02/12/27 00:48 ID:Zkfs3/k+
>>15
前スレのどこかにあったけど、その他は知らないなあ・・・
18名無しさん@ピンキー:02/12/27 12:23 ID:j5Kwq0Et
ムウ×沙織なら知ってるが・・・
19名無しさん@ピンキー:02/12/27 14:02 ID:Tp+sbpvl
SaintSeiya☆ 男女カップリンク
ttp://koshi-ak.hp.infoseek.co.jp/

とかで探したまい。ここのcgiは腐っていて、リンクに変な文字列が
くっついているのでちとメンドクサイが。
20名無しさん@ピンキー:02/12/27 23:00 ID:obC+4WsN
エピGは、自分は完全に別物として考えている。
たとえ誰が出てこようとそれは岡田のキャラであって、俺の萌える
「聖闘士星矢の女性キャラ」とは嘆きの壁を挟んで違うんだ・・・
21名無しさん@ピンキー:02/12/28 17:47 ID:iC2Z8YGU
保守
>19にはまともなサイトは登録しないよ
22名無しさん@ピンキー:02/12/28 22:17 ID:Mne3xrjU
それいけ保守。
即死判定はいつごろまで続くんだ?
23名無しさん@ピンキー:02/12/28 22:22 ID:sDDxkaLf
>>21
確かにそこは個人のリンク集にうすい毛の生えた感じだし放置プレイっぽいしアレだけど。
漏れの巡回先サイトさんも登録してるんで、カドの立つ言い方するなよと言ってみるテスト。

しかし非エロはともかくとして18禁ネタの場合、星矢サイトでエロを求めるよりも
エロサイトで星矢ネタを求めた方が多少は効率的な気がする。
いや、どっちにしろ滅多に無いんだけどさ・・・
24名無しさん@ピンキー:02/12/29 10:31 ID:pP6RUfnh
結束を高めるためにみずから皆に身を捧げるさおりん。

熱き血潮の 穴 兄 弟 たちよ!!
25名無しさん@ピンキー:02/12/29 20:59 ID:x6shq5kR
星矢かアイオリアをはさんで棒姉妹となるシャイナさんと魔鈴さんをキボン
26名無しさん@ピンキー:02/12/29 21:02 ID:p7TW/znI
コミケに参加した兄弟たちよ! いい戦果はあったかな?
27名無しさん@ピンキー:02/12/30 19:36 ID:6FjBzydd
半角板落ちたね・・・
28名無しさん@ピンキー:02/12/30 20:46 ID:Tp/mqkgB
>27
車田総合で立ってたよ。

【星矢】車田女性キャラのエロ画像【風小次etc】
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1041244407
29名無しさん@ピンキー:02/12/30 23:31 ID:3uBxQgvk
そうか、世の中コミケだったのか・・・
で、沙織たんの恥ずかしいお姿満載の本とかって存在するのか?
30名無しさん@ピンキー:02/12/31 08:34 ID:TgCRBOO8
どうかこのスレが無事年を越せますように・・・
31名無しさん@ピンキー:02/12/31 21:00 ID:ly2n4N2t
どっちかというとシャイナさんにほだされた星矢が文字通り尻に引かれる
同人誌が欲しい。
32名無しさん@ピンキー:03/01/01 10:30 ID:smFW7xjv
あけましておめでとう。
どうにか年は越せたようだな。
この程度の大きさだと即死判定はまだまぬがれられないのかな・・・
33名無しさん@ピンキー:03/01/01 21:05 ID:oxM0hoEa
あけおめ保守
34名無しさん@ピンキー:03/01/01 21:09 ID:4xgjIhGD
おめでとう〜。

今年こそSS書くぞ〜!<新年の抱負
35名無しさん@ピンキー:03/01/02 12:14 ID:op7b0emi
新年の抱負…氷河×絵梨衣本を作ること。だな…
36名無しさん@ピンキー:03/01/02 21:52 ID:HtlYcBZM
新年の抱負
職人さん降臨まで保守
37名無しさん@ピンキー:03/01/02 22:36 ID:tvryb6kc
同じく保守
38名無しさん@ピンキー:03/01/03 19:02 ID:Q0JYBjCG
魔鈴さんの聖衣の腰パーツの模様に(;´Д`)ハァハァ
39星沙派:03/01/03 19:02 ID:lybAgx/V
SS書きと過去ログまとめを正月休みにやろうと思ってたのに、そんな休みはナクナターヨ・・・
「正月はエロSSでも堪能すっか!」とか思ってた人がいたらスマソ。
松飾りがとれる頃には休みがとれるんで作業が進むかと。
せめて、過去ログの小説索引だけでも作りたい・・・
40名無しさん@ピンキー:03/01/03 19:51 ID:637JTBn0
>>39
ガンガレ!
41名無しさん@ピンキー:03/01/04 00:30 ID:nBNiYuPh
>35
ぜ、是非とも読ませてくだちぃ神様!!!ハァハァ
42名無しさん@ピンキー:03/01/04 02:42 ID:BB7sRiwJ
>39
絵掲とか設置して下さらんかのう…
43名無しさん@ピンキー:03/01/04 02:47 ID:IEAciWRX
あー やっと見つけた心のオアシス(W
過去スレも見れるといいのう…
44名無しさん@ピンキー:03/01/04 21:30 ID:ZzC6+lgn
>>43
>>1に書いてある過去ログ置き場に全部あるぜよ。
45星沙派:03/01/04 23:11 ID:JxaWzOlc
>>42
絵掲ですか。
今のところ画像方面の管理をする気はないので、ちょっと予定はないです・・・すみません。
特に21禁画像も可とか言い出すと、サーバー管理が大変そうで。
46名無しさん@ピンキー:03/01/05 17:09 ID:Nd4k7iwk
さおりんの下着はどんなだろうかと真剣に考えて正月すごしてしまった・・・
やはりお嬢様らしく、ペチコートとかガードルとかガーターストッキングとかフル装備なんだろうか。
はたまたシンプルにスキャンティ一枚ノーブラなんだろうか。
47名無しさん@ピンキー:03/01/05 22:03 ID:VgjOpUq8
さおりん時→フル装備
女神時→下着レス
でどうか?
48名無しさん@ピンキー:03/01/06 19:35 ID:vHRzlrCj
もうすぐ前書き込みから1日経過…
保守保守
49名無しさん@ピンキー:03/01/06 22:22 ID:ggLNq8Jn
>46
女の視点でマジレスさせて頂くと、仕事できっちりした服を着る時は
ガードルやストッキング使用。
家でくつろぐときは、ブラジャー、パンツ、キャミソール程度。
女神ワンピの時はノーブラぽいが、パンツは流石にはいてるでしょう。
13歳であんだけスタイルいいから、ガードルなんか苦しいもの
わざわざつけんでもなあ。
自分は年相応に、適度に楽チンで可愛い下着着けてるさおりんキボン。 
50名無しさん@ピンキー:03/01/07 01:56 ID:Te42NEJb
>>49
お前の事なんかこれっぽっちも聞いてない

最後の一行だけでいいだろーが
51名無しさん@ピンキー:03/01/07 13:17 ID:SoN7HNSB
確かにわざわざ女と名乗る必要がどこにあったのか小一時間(藁
52名無しさん@ピンキー:03/01/07 21:42 ID:GK5K6M+C
保守
53名無しさん@ピンキー:03/01/07 21:57 ID:G7eHiQ4f
>49
上3行も予想なんじゃない?

他の女の子はどんな下着だろう(;´Д`)ハァハァ
パンドラ様は黒のレースに1票(;´Д`)ハァハァ
54名無しさん@ピンキー:03/01/07 21:58 ID:MeU1aO4j
>50-51
まーまー、良いではないか

女装趣味の視点でマジレスさせて頂くと、仕事できっちりした服を着る時は
ガードルやストッキング使用。
家でくつろぐときは、ブラジャー、パンツ、キャミソール程度。
女神ワンピの時はノーブラぽいが、パンツは流石にはいてるでしょう。
13歳であんだけスタイルいいから、ガードルなんか苦しいもの
わざわざつけんでもなあ。
自分は年相応に、適度に楽チンで可愛い下着着けてるさおりんキボン。 
55名無しさん@ピンキー:03/01/07 22:06 ID:WD4Dscn1
今、サラシを巻いた魔鈴さんを想像して萌えてしまた。
描いてみるか……
56名無しさん@ピンキー:03/01/07 22:25 ID:GK5K6M+C
ギリシャ&下着&歴史でちと検索してみたが、下着なんかなかった説と
ブラジャーやコルセットの原型が生まれていた説があってよくわかんない。
57名無しさん@ピンキー:03/01/07 22:30 ID:bvGqwBTo
空気読まない女のマジレスって見ると一気に萎えるんだよな

漏れは>47に禿同
58名無しさん@ピンキー:03/01/07 22:41 ID:LGlQQNo1
>>55
それだ!(*´Д`)
59名無しさん@ピンキー:03/01/07 22:42 ID:LGlQQNo1
ムウゥ!IDがナンバーワンだ!
60名無しさん@ピンキー :03/01/08 04:23 ID:VBwGU2mD
まんがとアニメでは、白のパンツとレースのペチコートで確定らしいが上はわからん。

個人的には、コルセットやガーターストッキングしててほしいが、
13がそんなのつけてるのもアレな気もする。

>>49ラスト一行の、最低限の可愛いシンプル系で素材だけはシルク、とかかね。

>サラシを巻いた魔鈴さん
いい! ついでにシャイナの、レザーレオタードの胸元の紐ほどいて脱がすシチュとかもどうスか。
鋼の仮面やごつい革のライダースーツはがすとじかに素肌、っていいと思うんだが。
61名無しさん@ピンキー:03/01/08 16:03 ID:KSojnP2S
>>60
いいね〜
魔鈴さんってセクシーでも健康的なイメージがある。

しかし神が降臨しないこのスレは一体…
62名無しさん@ピンキー:03/01/08 22:32 ID:v5lPJ+Oi
えっと、「その5」の>713-716でエスメ書きました。
あの時にレスして下さった方、本当に感謝。…という事で、またエスメを書いてしまいます。
一年以上前に書いた(「その4」のアタマの)エスメを「なかった事」とするため(笑)
勝手にチマチマとやっていきたいと思ってます。その5の>716からの続き。


苔の茂る石畳に跪いたまま、エスメラルダはゆっくりと華奢な右の腕を伸ばしていった。
「…ゴメンなさい、一輝…」
吐息を僅かに揺らしただけのような呟きとともに、何も知らずに眠り続ける少年を撫でる。
―張り詰めきったズボンの上を、ほんの少しだけ、さすった。

「あ…っ」
介抱の際に触れた水で微かに湿りを帯びた手のひらに、明らかな熱と硬度が伝わってきた。
(…やっぱり、固く…なってる…)
わかってはいたのに、こうやって確かめてみるとやっぱり気恥ずかしくて仕方がなくなる。
だけどもそこから手を離す事ができない。小さな手では形をとらえきれもしないその天幕に、
まるで引き寄せられているかのよう。

(一輝…)
ずっと感じていたい、布越しの温もり。果たそうとしていたはずの事さえ忘れそうになるのを
どうにか堪えて、エスメラルダはいよいよ一輝のズボンに両手をかけようとする。―が、
一気に引き下ろす事はできなかった。それどころか暴き立てるその寸前で、動きを止めてしまう。

何度も何度も―心は無くとも―幾多の夜を越えて、このような動作は繰り返してきたはずなのに。
初めて(主人に対し)こうした時と同様、否、それ以上の緊張が胸を焦がすのは何故なのか。
―もう、処女(おとめ)なんかじゃないのに。

「……」
内なる声に告げられたその一言が、エスメラルダの逡巡に悲しいピリオドを打つ。
そして―今度こそ押さえつけているものから少年を自由にする為、指先に僅かな力を込めた。
63名無しさん@ピンキー:03/01/08 22:33 ID:v5lPJ+Oi
―弾けるかのように、跳ね上がるかのように。
薄倖の少女の手によって布の束縛から放たれたペニスは、まさにそのような勢いを持ってそそり立った。
仰向けになって眠り続ける一輝の股間から、そこだけが力強く直立して―天を狙っている。

「あ…っ…」
それに目を奪われたエスメラルダの美貌は羞恥に犯され、みるみる内に真っ赤に染まった。
微かな記憶の中の父親、そして主以外のものを知らない彼女に何も分かる由などないけれど、
一輝のペニスは、15歳の少年のそれが持つべき多少のあどけなさもなく―圧倒的な迫力に満ちていた。
それが眼の前にある事―それが一輝である事に対し、なおも、顔だけでなく全身が火照り出してしまう。

「……」
同時に覚える、胸の高鳴り。無垢なる愛しさ。
(…一輝…)
エスメラルダは無自覚に唾をコクリと飲み込む。―息を呑んだ。

慕う者の象徴を―情熱的な屹立を間近で見つめているうちに、想いが溢れ出す。
いつも奪われ続けてきた―欲しいものを「欲しい」と言う事など忘れていた少女のその心に、
ぽつん…と、幼き日に無邪気に感じたものと何ら変わらない物欲しさが蘇ってくる。

「……」
熱を外気にさらされていながら、なおも一輝が目覚める様子はない。今なら、今ならば―
本当に欲しいものを求める事ができるかもしれない。漁る事ができるかもしれない。

主に幾度となく抱かれ続け、強制的に目覚めさせられた女としての性。
そんな―とても直視できなかった、恥じるべき己の性に突き動かされて。

―エスメラルダの微かに荒れた指先が、一輝の男性自身を優しくとらえた―。
64名無しさん@ピンキー:03/01/08 23:28 ID:la6l6qUj
神キタ─(゚∀゚)─!!

文章の上手さがグレードうpしてるね。
65名無しさん@ピンキー:03/01/09 12:29 ID:AydzxxQf
しかし罫線が多いな
情緒がありすぎて内容が薄く感じてしまうよ

藻前さまのエスメ小説とても好きなので
がんばってくだちい
66名無しさん@ピンキー:03/01/10 17:05 ID:kJPJOuDZ
>65に禿同

67名無しさん@ピンキー:03/01/10 22:44 ID:saK1MOGJ
うおおお!エスメラルダが、エスメラルダがけなげだ!かつエロい!
いや、エロいなんてハンパな言葉はふさわしくない。まさにエロティック!
続き楽しみにしております。
68名無しさん@ピンキー:03/01/11 21:21 ID:GC2Jrv6t
エスメラルダは哀しいのう・・・
せめて、パロディの中だけでも一輝と添わせてやりたくなるよな。
69山崎渉:03/01/12 07:38 ID:raT+5FLI
(^^)
70名無しさん@ピンキー:03/01/12 22:31 ID:9q2dxpOX
生前ユリティースとオルフェはどこまでいっていたのであろうか。
聖闘士ってあまり公然と恋人とラブラブ〜とかしなさそうだし。

そういや、作中できっぱりと恋人同士で出てきたのはこいつらだけか?
他はみんな、まだそこまで行ってないよな。
71名無しさん@ピンキー:03/01/13 20:51 ID:Ydo+OL3q
いちおう保守
72名無しさん@ピンキー:03/01/13 21:23 ID:6Vd/+Yzc
女の子の方から告白したけど、以後うやむやというパターンが多いような。
73名無しさん@ピンキー:03/01/14 23:15 ID:6TuWfWXP
ほしゅしゅ
74名無しさん@ピンキー:03/01/15 22:38 ID:5VcjWCzT
即死判定はそろそろ大丈夫なのかな。
75名無しさん@ピンキー:03/01/16 20:50 ID:2eUbQF+W
まあ、油断禁物ってことで。
76山崎渉:03/01/17 07:30 ID:65SL66iV
(^^;
77名無しさん@ピンキー:03/01/18 18:15 ID:UH8jNftw
少なくとも1日以上たっても平気なみたいね。
山崎荒らしに保守されたかと思うとなんか悲しいが(W
78名無しさん@ピンキー:03/01/19 02:26 ID:mU9zhbbh
ヒルダ×トール希望。

聖闘士との戦いに赴く前に。
つかのま正気を取り戻したヒルダが‥

って感じでお願いできませんか?
79名無しさん@ピンキー:03/01/19 20:58 ID:WdRFN4ZG
個人的にトール×ヒルダは好きなんだが、エロ妄想となるとイマイチ不調だ。
でも、崇高な魂のまま優しく体を分け与える善ヒルダという路線・・・(;´Д`)ハァハァかも。

しかしあの体格差の場合、どういう体位がいちばんラクなのだろう。騎乗位?
80名無しさん@ピンキー:03/01/20 04:38 ID:1FwiTKLd
ヒルダを通してしか民衆のことを考えなさそうなジークフリート
より、ヒルダの手が届かない人たちを自分の意思で助けていた
トールのほうがヒルダにはふさわしいような気が。
81名無しさん@ピンキー:03/01/20 21:21 ID:IUGFbY7L
仕事のためにはこの相手の方がふさわしいとかはあるかもしれんし、
お似合いかどうかってのはあると思うけど、要は愛だよ、愛。
それぞれに良さがあるし、ふさわしいふさわしくないなんて他人が判断することでもないさ。
・・・と、ケツの青いことを言ってみる(W

少なくともこのスレの場合、萌え燃えなエロ魂がかきたてられるかどうかだな。
個人的には、激しそうなジークフリートとのエロも良いが、ヒルダの身を案じつつも
巨体でのしかかるトールというのも捨てがたい、うん。
8280:03/01/20 23:36 ID:SKROrGzZ
>>81
いやむしろ漏れのほうが青いと思われ。

>ヒルダの身を案じつつも
>巨体でのしかかるトールというのも捨てがたい、うん。
禿同。
83名無しさん@ピンキー:03/01/22 21:07 ID:LNOg1Wov
さすがに、1日で即死状態からは脱したみたいね。
でも気になるのでなんとなく保守。
84名無しさん@ピンキー:03/01/23 00:36 ID:Q7C9s2mf
>81
萌え
85名無しさん@ピンキー:03/01/24 01:15 ID:9o2sTjxJ
エレーネネタって今まであったっけ?
悪い男に襲われる村娘という実に王道がいけそうだが・・・
問題は、ゲストキャラでイマイチ印象が薄いということか。
86名無しさん@ピンキー:03/01/27 12:13 ID:UHFu4nb/
一応保守
87名無しさん@ピンキー:03/02/01 00:09 ID:sr+il5T0
age
88名無しさん@ピンキー:03/02/01 11:25 ID:wAjMyhV0
age
89名無しさん@ピンキー:03/02/04 21:53 ID:TmU95OUc
保守age

このスレのコスモはまだ燃え尽きていないはず。
90名無しさん@ピンキー:03/02/05 12:29 ID:Jv9Mlxo4
若き聖闘士の懊悩

 星矢は、今年で16歳になった。ハーデスとの戦いのあとも敵がでたり生き返っ
たり死んだりで忙しい日々が続いていたが、聖闘士としてアテナのもとで戦う日
々になんの不満があろうはずもない。
 いや、正確には、不満というよりは悩みが一つだけある。
 ここのところ、苦手なものが一つ増えてしまったのだ。「それ」が苦手になっ
てしまうなんてことは想像したこともなかっただけに、どうしていいか解らない。
今こうして自分の部屋でマンガなんか読んでいても、「それ」についてふと考え
てしまい、気が重くなる。
 一体、俺はどうなっちまったんだろう?
 どっか、おかしくなってしまったんだろうか?
91名無しさん@ピンキー:03/02/05 13:03 ID:Jv9Mlxo4
「星矢ちゃん、入っていい?」
 ノックの音とともに、明るい声が飛びこんでくる。声だけで、誰かはすぐわかった。星矢の幼馴染、美穂である。
「……ん、いいぜ」
 ……来たか。
 星矢はなんだか下腹がむず痒くなるような感覚を味わいながらも、表面上は気軽に答えてみせた。そう。このごろ増えた苦手なものってのは、美穂の事なのだ。
「ごめんね、急に来ちゃって」
 そんな星矢の気持なんか知らずに、美穂はとびきりの笑顔を浮べて扉を開いた。
「学園で誕生会があって、散らし寿司作ったの。星矢ちゃん、散らし寿司食べるかなって思って」
「……ああ、好きだよ、散らし寿司」
 片手に下げたお重を掲げてみせる美穂に、曖昧に笑顔を返す。16になり、美穂はちょっと雰囲気が変わっていた。明るくなったし、泣き虫も治った。星矢をひどく心配することもなくなった。
そのかわり、美穂はできる範囲で星矢を助けようとしているようだった。どういう心境の変化があったのか星矢にはちっともわからなかったが、食事や健康管理、様々な気遣いには、正直助けられている。
 それに……
 楽しげに重箱を広げる美穂をしみじみと眺めて、星矢は思う。
 美穂ちゃん、きれいになったよなあ。
 もともと整った顔立ちの子だったのだけど、その顔立ちは繊細さが増し、健康的な色の頬はあくまでも滑らかで、なんだか触れてみたくなるような衝動を抱かせた。それに……
 星矢は無意識に、美穂の体の線を追っていた。ちょっと痩せ気味だけどキレイな線を描く脚から、腰、背中、華奢なうなじに続く線は、服ごしにも驚くほど優美で……
「星矢ちゃん?」
 じっと見つめていたのを不審に思ったのか、美穂が不意に振りかえる。ブラウスの胸元から、か細い首と陶器みたいになめらかな鎖骨の線が見えて……
 ぞっ。
「ごめん、散らし寿司はいいや。あの、俺、修行に行かないと」
 星矢は、逃げるように部屋を駆け出した。 
92あぼーん:あぼーん
あぼーん
93名無しさん@ピンキー:03/02/05 13:27 ID:Jv9Mlxo4

3時間後、聖域には、星矢の姿があった。なんたってセブンセンシズに目覚めた彼のこと。東京⇒アテネ間なんか1時間コースである。
「むあああああああ、沈まれっ!!沈まれ俺のコスモよおおっ!!!」
 頭突き。頭突き。頭突き。
 罪もない岩盤に亜高速の頭突きを叩きこみながら、衝動のままに叫ぶしかない星矢。
自分の中で、力がたけり狂っているのがわかる。腰のあたりから背中にかけて、居ても立ってももいられないようなウズウズした感覚がある。
 原因はわかっていた。美穂だ。
 このごろ、美穂ちゃんを見ると、体がおかしくなる。振り向いた美穂ちゃんの鎖骨の線が、目の中に焼きついているみたいだった。
美穂の体が描いていた曲線を思い出すと、背筋に寒気が走って、体が熱くなって、自分の中に意味不明の衝動があふれて、突き動かされてしまいそうになる。
 星矢は恐ろしかった。その衝動にしたがってしまったら、どうなるんだろう?
修行しても、様々なものを破壊しても、自分の体をどんなに痛めつけても、その衝動は簡単には収まらない。
むしろ、燃えさかっていくようにすら感じる。 もしもその衝動を好き勝手に解き放ったら、自分は美穂をコナゴナにしてしまうのではないかと思えて、恐ろしいのだ。
「……くそ、沈まれっ、沈まれッ……」
 何度目になるか解らない叫びを吐いて、星矢は頭突きを繰り返した。

(つづく)

というわけで、変なのはじめました。ごめん。
エロシーンに到達するのはしばらく先・・・ってのはマズイよなあ
94名無しさん@ピンキー:03/02/05 21:04 ID:4PYh26vW
お、久しぶりのSS(゚∀゚)キター!
苦しむ星矢が何だかいい感じです。
美穂ちゃんもきっと癒し系ほんのり色気のイイ女に育ったんだろうな。
ラブラブワカーンになるのか、勢いでやっちまったぜゴルァとなるのか、
エロっちいのを期待してます。
エロシーンは早めキボンと言いたいとこですが、だれない程度にマイペースでどうぞ。

・・・・・・個人的に、この勢いで四冠王(美・沙・シャ・魔)な星矢が見たくなった。
いや、漏れの本性は沙織タン(;´Д`)ハァハァなんですが。
95名無しさん@ピンキー:03/02/06 01:39 ID:mA4Dh+QI
美穂ちゃんと沙織さんは予定しているのですが……
96あぼーん:あぼーん
あぼーん
97名無しさん@ピンキー:03/02/07 02:22 ID:QCrVJF+r
あの―、過去スレが見れなくて検索できないので、
教えてチャンで申し訳ないのだけど、
カノン×テティスってガイシュツ?
9897:03/02/07 03:03 ID:QCrVJF+r
あ、すいません、みれました過去スレ。
99名無しさん@ピンキー:03/02/08 21:02 ID:OMXG+zeX
>>95
星矢のセリフがすごく「らしくて」良い感じです。
この調子で美穂ちゃんや沙織さんとからんでいってくれると、すごく楽しみです。
エロは別に無理しなくても良いと思いますよ。
ただ、なかなかHが無いとメリハリがつけ辛いとかあるかもしれませんが、
作者さんのお好きなように書かれるのがいちばんだと思います。
100名無しさん@ピンキー:03/02/09 02:07 ID:4jR1zDWa
100
101vv:03/02/09 04:50 ID:KLk+v3Lt
http://bbs.1oku.com/bbs/bbs.phtml?id=yasuko
★もうすぐ春ですね★
102あぼーん:あぼーん
あぼーん
10390:03/02/10 22:06 ID:Wkqdjc+E
感想ありがとうございます。明日には続きを書きこみますね。
まあ、数日おきにぼちぼちと。
104名無しさん@ピンキー:03/02/11 00:08 ID:QoYvt2Uz
期待してます。
ところで星矢、紫龍、瞬、氷河、一輝達に正しい性教育をできるキャラは作品中に
いましたっけ? 黄金は全員ダメそうだし。
お姉さまに押し倒されて、、いや彼らが押し倒されるとは思えない。。
ホントどうするんだろ。
真面目で春麗がいつも側にいる紫龍なんて死ぬほど悩むんじゃ?
105名無しさん@ピンキー:03/02/11 00:32 ID:EfuyfQbi
>104
紫龍には、スレその5の150-162で描かれた様に老師が
「老師のフォルダから>>>>>>紫龍の「老師からお聞きしたことがある」フォルダへ 」
方式で性教育をするんだよ(w

106名無しさん@ピンキー:03/02/11 23:55 ID:bNfyevZr
90さん、(・∀・)イイ!
久々に来てみたらSSがあって、なんだが嬉しくなっちまうね。
続き楽しみにしてまつ。

>104
星矢の世界で一番マトモと噂のダイダロス先生はどうだろう?
まあ、知識だけならムウはイケるだろうが…エグくなりそうだ。
年長組は『清く正しい青少年の性教育』ではないだろうしな。
>105の言う通り、「老師のフォルダから〜 」が一番無難だとは思うが。
107名無しさん@ピンキー:03/02/12 01:25 ID:BTCks/Xg
本能のみとか。

いやいや、意外と何とかなるもんなんだよ。
108名無しさん@ピンキー:03/02/12 10:04 ID:0LcTo6AS
ここってショタはまずい?いや、3pネタがあるんだけど、最初、ワード1p分くらいショタなんだが。
10990:03/02/12 15:56 ID:ix+7glHb
「それで」
白羊宮を守護する黄金聖闘士・ムウは、目の前で激しく心情を吐露した少年に、しみじみと問い返した。場所は聖域、白羊宮。
「君はなんだって、そんなことをわたしに相談しようと思ったのです、星矢」
 言っていることは解る。ワケの解らない激情と、それに対する少年の不安。だが、そういうことについて自分が相談を持ち掛けられたりするのははなはだ心外である、とムウは思うのである。
世の中には、適材適所という言葉があるだろうに。
「……最初は、沙織さんに相談しに行ったんだ」
「ほほう。ミホという少女を見ると、自分でもワケがわからなくなって、体が熱くなる。どうしたらいいでしょう……と、アテナに相談しに行ったわけですか。寄りにも寄って」
「だって、沙織さんならわかるかと思ったんだ」
 星矢たち5人の青銅聖闘士とアテナ・沙織の絆は深く、強い。最初は紆余曲折あったものの、聖闘士たちは沙織の気高い人格、知略、慈愛の心に深く感銘し、今では命を賭けた忠誠を誓っている。
ある意味では仕方がないか、とムウは内心ため息をついた。

ほとんどの聖闘士は、人攫い同然に幼少期に修行地に放りこまれ、死亡率90%強という過酷というのも生易しい境遇に叩きこまれ、外界と隔絶されて修行を積み、女神に仕える戦士、
いわば僧兵としての清廉な生き方を叩きこまれる。自分の中の性や衝動を自覚するヒマもなしに、だ。
11090:03/02/12 16:21 ID:WpD2paRa

「それで、アテナは何と仰いました?」
ムウが常の無表情でそう問うと、星矢は傷ついたような、恥じ入ったような表情で右頬を抑えた。その下には、まだ新しい平手打ちの後が残っている。
「そういうことになるのは、美穂ちゃんだけかって言われたから、そうですって答えたんだ。そしたら……引っぱたかれて、黄金聖闘士にでも聞けばいいでしょうって……沙織さん、泣いてた」
「君は本当に馬鹿ですね、聖矢」
アテナの気持が理解できたら、そういう相談は決してできなかっただろう。彼女が普段、どれほどの思いを押し殺して星矢を見ているかを。
「解ってるよ、馬鹿なのは」
なんで泣かせてしまったのかは解らないが、自分が愚かだったことだけは、痛いほど解る。だけど。
「だけど、どうしていいか、わかんねえんだ……なあムウ、俺はどうしたらいいんだっ。俺の中でなにかこう……黒いものがうずうずしてるんだ。俺は恐い。このままじゃ、俺はきっと、美穂ちゃんを傷つけちまう」
「……解りました、星矢」
これは、相手の女性に話をつけたほうが早い。ムウはあっさりとそう結論して、立ちあがった。
「星矢、貴方は五老峰に向い、紫龍に相談を持ち掛けなさい。わたしは、アテナにお伺いを立ててきます」
「ムウ、一体……」
「言われたとおりにしなさい」
 いぶかしげな星矢にきっぱりと命じて、ムウは黄金聖衣をまとい、聖闘士としての正装を整えた。アテナ・沙織に目通りするために。
11190:03/02/12 16:41 ID:L5UJ2i3G

「日本にゆく許可を出せ、と?」
「左様でございます、アテナ」
沙織の目元は、まだ少し赤い。それに気付かぬふりをして、ムウは慇懃に頭を垂れた。
「日本に行き、用事を済ませて戻るのに、おそらく二時間とはかかりませんが、まずはアテナにご許可を、と思いまして」
「……理由も聞かずに、行かせるわけには参りません。今は敵の姿はないとは言え、いつまた敵の存在が現われるか、わからないのですから」
先ほどの星矢との会話が、まだ胸のところに突き刺さっているみたいだった。沙織はムウの用件を漠然と察しながらも、あえて物分りの悪い言い方をしてしまう。
「星矢を、一般人殺しにしたくはないでしょう」
ムウの言い方は、沙織の心情を知ってか知らずか、ごく冷たいものだった。
「このさいですから、アテナにも知っておいてもらったほうが良いでしょうね。聖闘士や、その候補は、自分の中の性や衝動を教えられずに育ちます。
神の魂を持つ貴方に仕える以上、それは必然なのですが……彼等は生身の人間ですからね。完全にそれを消し去って生きることなど、できるわけがない」
無論、わたしだってそうです。涼しい顔で言い切って、ムウは平然と言葉を続けた。
「女性の肌に焦がれることは、男性にとってはいわば必然。しかし、聖闘士は常人ではありません。自らの中から涌きあがる獣欲に突き動かされて愛しい女性に襲いかかり……
気づいた時にはいとしい女性をコナゴナの肉片に変えてしまっていた。そんな話もないわけではない。だから、聖闘士には必要なのですよ。聖闘士を理解し、導く相手が」

11290:03/02/12 17:06 ID:Cp41PlLd

相手、というのが誰を指しているのか、沙織にも解る。
それは、美穂のことだ。星矢の横で、優しい顔で笑う少女。自分とは違う。地に足のついた、本当に女の子らしい少女。女神としてあってはならないことだが、沙織は美穂にどうしようもない嫉妬を感じる。
 だって……だって、この気持は、決して美穂に負けはしない、と思うのに。
「アテナ、ご許可を」
「なりません」
ムウのあくまで冷静な声を反射的に拒否して、沙織は苦しげに玉座の肘掛に顔を伏せた。長い長い髪が、さらさらと音をたてて滑り落ちる。
ムウを行かせたら、きっと星矢は、あの子のものになってしまう。美穂の献身的な好意は星矢を揺り動かすだろうし、星矢だって、あの人のことが嫌いではないに違いない。きっと、二人は似合うだろう……嫌だ。嫌だ。嫌だ。行かせたくない。
「アテナ、あなたにはできないことですから」
苦しむ沙織に、ムウは冷然と言い放つ。
「城戸沙織の恋は、アテナの持つべき愛とはあい入れないもの。もし両方を持ち合わせようとすれば、いつか必ず、選ばなくてはならないときが来ます。世界を救うか、星矢を取るかをね。そうならないために、貴方は普通の少女であることを捨てたのだ。違いますか?」
「……」
そうだ。十二宮の戦いが終わった時。まだほんの子供だったあの時、沙織は知った。自分が決して普通の少女としては生きられないことを。そして、決心した。倒れたものの意思を引き継いで、アテナとして戦い続けることを。
 だから、星矢への淡い気持も押し殺した。すぐに忘れられると思っていた。
 だけど、そうではなかった。思いはどんどん大きくなって、苦しくてたまらなかった。自分の思いをこらえるのがこんなに苦しいなんて、思いもしなかった。
だけど、わたしはアテナ。アテナなのだ。
「……行きなさい、ムウ。許可いたします」
「ご配慮感謝いたします、女神よ」
 ムウが姿を消した後、誰もいない女神の間に、沙織の嗚咽が迸った…。
 
11390:03/02/12 17:07 ID:Cp41PlLd
というわけで、また続く。これだとムウが人でなしみたいだけど、まあいいや(爆)
114790:03/02/12 17:25 ID:xvMczRdl
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115名無しさん@ピンキー:03/02/12 19:27 ID:KMS2wZeF
90さん、キタ─(゚∀゚)─!! 続きが楽しみです。

「君は本当に馬鹿ですね、星矢」 がツボに入りました(w
116106:03/02/12 23:35 ID:zhtsnvSj
>90
うおぉぉぉ〜!!キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!
イイ!!激しく続き気になる!
星矢もそうだけど、沙織さんの心情とかムウの性格とか、いろいろイイ!
漏れは激しく楽しみにしてまつが、90さん、焦らずゆっくり、でも安全的確に
ことを進めてくだちい。
117名無しさん@ピンキー:03/02/12 23:40 ID:JrF9rJey
>>109-113
続きキタ━(∀゚ )━!
さ・・・沙織さんが可哀相だ・・・。
勿論そこがイイ感じですから(W、この先も期待してます。

聖闘士はひょっとして、マッハの腰振りで相手を昇天(文字通り)させてしまったりするのだろうか。

>>108
ショタっていうと、貴鬼?それとも修行開始時の話とかですか?
女性キャラとのからみなら良いんじゃないかと思います。801はマズいと思いますが。
ただ苦手な方もいらっしゃると思うので、地雷警報など出した方が良さそうかも。
118108:03/02/13 00:24 ID:x+gDVEnR
>>117
えっと…酒池肉林…。
男(少年)も女も好きそうだな―とか思って…。
>>109-113
すかしたムウがイカす!
ここまでですっかり各キャラが立っているので
内容の濃い良質なお話になりそうですね。
119名無しさん@ピンキー:03/02/13 22:55 ID:+CgAlz/u
今までのSS作者が敢えて触れなかった部分が明らかに!?
ほっといたら光速ピストンとかやりかねないし。
消去法でムゥか、、しかし一抹の不安が。。
120名無しさん@ピンキー:03/02/15 01:38 ID:vuiisV2a
いっそ悲しむ沙織をムウが慰めるという話を誰か書いてくれません?
121名無しさん@ピンキー:03/02/15 11:08 ID:OABSMjGG
アホ
122名無しさん@ピンキー:03/02/15 20:00 ID:V2mW0Vxx
>120
109-113がそういう展開になるのかと思ってたが違うのか
123名無しさん@ピンキー:03/02/16 00:53 ID:fCo5DpS+
この話きっとハーデス編のちょっと前なんでしょうね。
だから青銅にアテナは聖域への禁足を命じたのか。
124名無しさん@ピンキー:03/02/16 11:44 ID:PsebOtdK
まあ、子供の作り方は知らなくてもオナーニは何となく覚えるだろうからさ。
光速でシゴいたらアソコが大惨事やんけ!くらいは気づくだろう。
・・・バカでなければ(W

でも、昔はウブな少年のために悪い兄貴や先輩がオナーニを教えたという話も聞くなー。
やっぱりアイオリアあたりか・・・?
125名無しさん@ピンキー:03/02/16 11:49 ID:PsebOtdK
師匠で想像してみる。

「フ・・・カッコ悪いね、星矢」
「マ、魔鈴さん!?」
「まだヒヨコのくせして一丁前に盛りをつけて。
 こういうときは自力で何とかしな。仕方ない、教えてやるよ」
「な、何を・・・うわああ!!」
「好きな女のハダカでも想像してな」
「う・・・あ・・・・・・・・・・ううっ!」
12690:03/02/18 20:46 ID:wk3Vdgbl

 美穂がムウを見たのは、初めてではなかった。
沙織お嬢様が日本で職務をとりおこなうときは、黄金聖闘士が必ず一人か二人か傍につき、警護にあたる。時折その中にムウの姿があったからだ。
驚くほど優雅で、女性なら誰もがぼうっとしてしまうような美しい男性だったが、黄金の鎧を凛としてまとい、長く髪を伸ばした姿はあまりに浮世離れしていて、憧れや、何かの感情を抱く対象にすらなり得ずにいた。
だが今日、美穂はムウに対して初めて決定的な感情を抱いた。それは一言で言えば、「この人、大嫌い」ということになるだろう。

 夜半、学園の業務の後始末と夜勤者への申し送りを終え、自室に戻った美穂のもとに、ムウは唐突に現われた。
そして、値踏みするように美穂の肢体を眺めた後、こともなげにこう行ったのだ。
「単刀直入に言います。今夜、星矢に抱かれてやってください」
「なっ」
あまりに非常識なムウの言葉に、美穂は驚くより先に呆然としてしまった。
「一体、どういう……」
「どうもこうも、その通りの意味です」
言葉が足りなかったでしょうか、と検討外れなことを呟いてから、ムウは説明を追加した。
「星矢に抱かれてやってください。貴方の身体はそれに足るだけは成熟しているようですし、貴方も星矢のことが嫌いではないでしょう。今夜、ここに星矢を寄越しますので、後はよろしく」
「ふざけないでくださいっ!!」
12790:03/02/18 20:56 ID:wk3Vdgbl
 メチャクチャな言いぐさに、美穂は思わず声を荒げてしまう。それは、星矢ちゃんのことが……好き、なのは、ホントだ。でも、でも。
「いいえ、わたしはいたって真面目ですよ」
だが、目の前の黄金聖闘士は、年端もいかない少女の怒りなんかに、これっぽっちも怯んだ様子は無かった。驚くほど真摯な瞳に、美穂は怒りを納めるしかなかい。
「星矢は、恐がっていますから」
「恐がっている?」
あの、星矢ちゃんが?誰よりも強くて、誰よりも元気な……
「貴方への感情と肉欲を、どうしていいか解らないのですよ。聖闘士は、そういうことを教わらずに育ちますし……肉欲にしたがって、貴方を傷つけるのが恐い、というのもあるでしょうがね」
聖闘士がどんな修行をさせられるか。以前、美穂は星矢から聞いたことがあった。幾千の戦術と武術を叩きこまれ、血反吐を吐くような特訓を課せられ……それは、言語を絶する地獄の光景だ。
「だから、聖闘士には、その愛を受けとめ、導いてくれる女性が必要なのですよ。自分で処理させることもできますが、やはり、生身の受け手を持たない肉欲は、あらぬ方向に暴走してしまうものですからね。事実、そうやって暗黒に堕した聖闘士も、多い」
ムウの表情は、このような内容を語るときですら涼やかに澄み渡っている。しかし、美穂はその言葉の中に、真実の気配を感じた。星矢に自分が必要だと、この人は本当にそう言っているのだ。でも……
12890:03/02/18 20:57 ID:wk3Vdgbl
「……でも」
うつむいて、頬を染めて、美穂はようやくそれだけを口にした。現代日本に生きる少女として、美穂は星矢よりは性に関する知識を持ってはいる。ムウの言葉に潜む真実の気配を感じもした。そして……
星矢のことを考えると、胸が熱くなる。
最初は、ただの幼馴染だった。
聖闘士として日本に戻ってきた彼を見て、たくましく成長した姿に驚いた。
逞しく育った体の中に、昔と同じ優しさを無くさずに持っていてくれたことが、うれしかった。
次々と死闘に飛びこんで行く星矢が心配でたまらなかった。
いつ、星矢のことが好きになっていたのか、判然としない。
だけど、ハラハラしながら星矢の無事を祈るうちに、星矢の屈託無い笑顔を見ているうちに、気持は大きくなっていったのだと思う。
星矢の笑顔が。いつでも自分を燃やし切って生きる星矢の笑顔が、大好きだ。その笑顔は、美穂にも勇気をくれた。
だから、美穂は泣くのはやめた。
少しでも星矢を支えるのだと決めた。
だけど、だけど……

だけど、やっぱり、そういうことに至るのは、早い気がする。まだ、お互いの気持を確かめてすらいない。まだ、まだ……そうだ。
まだ、わたしも、恐い。
「すみませんが、決めるのは、今夜中に願いたいですね」
そんな美穂の心情をまるきり無視して、ムウはそんなことを言う。
「どうしても、今夜中に相手を決めてしまいたいのですよ。でないと、アテナが苦しむ時間が延びますから」
「アテナ……沙織お嬢様が?」
12990:03/02/18 21:18 ID:wk3Vdgbl
そう。アテナが星矢に寄せている思いには、気付いておいででしょう?」
わずかな逡巡ののち、美穂は小さく頷いた。沙織お嬢様。すこし前まで、美穂は沙織のことが大嫌いだった。星矢たちを死地に赴かせる人。戦いの道具としか思っていない人。
幼少のころの、自分や星矢を含めた学園の子供達を同じ人間とも思わないような高慢さは、思い出すだけで美穂の心に暗い影を落す。
それに、かなわない。
輝くような衣装に身を包み、たくさんの使用人を使い、なに不自由なく暮らして。
しかも、成長した沙織は、富や権力がなくても輝いていけるだけの知性と実力、それに侵し難いほどの美を持つに至っている。
何年か前まで、美穂は自分と沙織を比べると、惨めな気分にならざるを得なかった。不公平だとも、思った。正直に言って、妬ましかった。
だけど、沙織は変わった。
知性だけじゃない。富だけじゃない。沙織は成長するにしたがって人格に深みを増していく。人をまとめる厳しさと、人を癒す優しさ。沙織はもう、かつの高慢な少女ではない。沙織の変化を受けて、美穂の沙織への評価も変わった。
いまの城戸沙織は、尊敬に値する人物だ。.
13090:03/02/18 21:26 ID:wk3Vdgbl
あんなふうに、人に優しくできたら。
そう思わせる力が、今の沙織にはあった。泣き虫をやめて、星矢ちゃんを支えよう。
そう思えるようになった一因は、沙織にもあるかもしれないとすら、思う。
だけど。
その沙織を見ていると、美穂はふと、危うさを覚えることがある。自分自身におそろしく高いハードルを課して、休まることもなく努力しつづけているような、沙織。その姿は、限界に向ってきりきりと引き伸ばされて行く一本の弦のようでもある。
だけど、星矢といるときの沙織は、やすらいでいる。
別に、甘い言葉を交わしたり、触れ合ったりするわけじゃない。星矢ちゃんは、いつもどおりにしているだけ。
でも、その星矢ちゃんの傍にいるだけで、沙織は安らぎ、癒されている。
わたしと、同じだ。
この人も、星矢ちゃんが好きなのだ。
そう気付くのに、さして時間はいらなかった。
13190:03/02/18 22:00 ID:wk3Vdgbl

「本当は、星矢との関係は、あと何年かは曖昧なままの方が良かったのです。誰のためにもね。だが、こうなった以上は、アテナには星矢を諦めて、自覚していただくほかはない」
ムウの言葉は、熟達した碁打ちが碁について語るようだった。まるで、人間関係全てを遠く高いところから達観しているような口調。
「結局のところ、聖闘士という集団はアテナという神を中心にまとまっている。その神が、自分の都合で神としての自分、人間としての自分を使い分けるようなことがあっては、
聖域は遠からず崩壊するでしょうからね。考え様によってはいい機会です。貴方と星矢が深い仲になれば、アテナも諦めるしかありません」
「……ひどい事、考えるんですね」
俯いたまま、美穂は低い声を漏らした。
「どう思っていただいても結構ですよ」
美穂の言葉に優雅に頷いてから、ムウは静かに言葉を継いだ。
「彼女は、成長して行かなくてはならない。人間では手が出せない領域からの悪意に対しては、アテナ以外に対対抗できるものはないのだから。そのためには、捨ててもらうべきものもたくさんあります」
恋も?
美穂は、その想像に、胸がずきんと痛むのを感じた。
星矢への思いを捨てる。
それが、自分に強制されたことなら、自分は耐えられるだろうか?
きっと、それは無理だ。
沙織さんは?
沙織さんは……
「貴方が気にすることではありませんよ」
 素っ気無く貴ってすててから、ムウは話題を転じてみせた。
「貴方、ギリシャ神話を読んだことがありますか?」
「……本に書いてある程度なら」
「神話の恋は、ほとんどが悲恋に終わっています。神と人の恋なら、なおさらね。わたしは、あの悲恋ばかりの神話にも、真実があると思うのですよ……では。夜分、失礼しましたね」
ムウは美穂に一礼すると、音もなく立ちあがる。
「星矢のことは、よろしくお願いしますよ。」
「あの」
そのまま立ち去ろうとするムウを、美穂は思わず呼びとめる。疑問が、あった。
「何故、沙織さんのことを、わたしに?」
「さて。何故でしょうね」
ゆっくりと肩をすくめて、ムウはその場を歩み去る。
残された美穂は、俯いて思いをめぐらせた。星矢のこと。自分のこと。そして……
沙織のことに。
13290:03/02/18 22:02 ID:wk3Vdgbl
長くなりすぎたので、ちょっとお休み。
このあと五老峰の話があってから、ようやく18禁シーンの予定。
133名無しさん@ピンキー:03/02/18 22:08 ID:O4FDdbRw
>90さんリアルタイムキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!
ムウの嫌味さもらしいくていいね。
続き楽しみにしてマッス!
13490:03/02/18 22:15 ID:wk3Vdgbl
ありがとうございます。まあ、来週までには。
135名無しさん@ピンキー:03/02/18 22:18 ID:+JfTI2DH
面白いっす。マジで。
続き楽しみですが、ご無理なさらず
136名無しさん@ピンキー:03/02/21 16:29 ID:N+/4zaxF
アスガルドのヒルダたんにニーベリングの指輪をはめさせたのもカノン?
んでもって、ソレントへ。ジークフリードへ詫びの一言もないんですか
137名無しさん@ピンキー:03/02/21 16:30 ID:N+/4zaxF
Σ(゚Д゚; 誤爆りますた!スマソ!!!
スターライトエクスティンクションで星屑になってきまつ・・・
13890:03/02/24 10:37 ID:w38qRqEw
失敬。ちょっと遅れます。
139あぼーん:あぼーん
あぼーん
140名無しさん@ピンキー:03/02/25 12:32 ID:WMpTJpZP
>>138
90タンのペースで進めて下さい。
マターリ待ってます。
141名無しさん@ピンキー:03/02/27 22:25 ID:9CnNpMv8
一応保守
142名無しさん@ピンキー:03/03/02 23:40 ID:TUYd1bRV
アニメのパンドラはちょっと雰囲気が違うらしいね。
原作どおりだとヒルダとかぶっちゃうからかな?

ところで、今日は同人誌即売会だったらしいな。
あの過去スレで話題になってた、アテナの壺イラストを越えるくらい
エッチい同人誌ってないかね?
143名無しさん@ピンキー:03/03/03 11:45 ID:ttOZvEjK
アニメのパンツィラ様は小さくか細い声で話す深窓の令嬢という印象ですた。
威厳と気位の高さを抑えた冷静沈着さではなく、病弱な静けさとでも言えばいいのかな。
ただ、幼少時の雰囲気は原作まんまっぽい(藁)。
ノーメイクで原作のような色気はないです。短めの爪に黒マニキュアしてます。
胸開きドレスは似合わないかも…でも声は可愛い。萌え。
144( ○ ´ ー ` ○ ):03/03/03 16:54 ID:Z9PlPohk
いいなぁ
14590:03/03/05 23:20 ID:r6E5/lu/
五老峰の夜は静かだ。遠く響く瀑布の音。虫の声、風が枝葉を揺らす音。それらが渾然一体となって、不思議な静けさをかもし出しているのだ。
この地で長く修行を修めた龍星座の聖闘士・紫龍は、粗末な木枠の窓からにじんでくる、それら「静けさの音」にしばし沈黙のうちに聞き入ってから、ゆっくりと来客へと視線を移した。
テーブルを挟んで神妙な顔で紫竜と向かい合うのは、過酷な戦いをともに潜り抜けた兄弟、天馬星座の星矢である。普段から生傷の耐えないその頬には、真っ赤な跡が残っている。
一時間ほど前、切羽詰った顔で突如たずねてきた星矢が春麗のいる前で、紫龍に対して、女性同伴の場で発するにはふさわしくない質問を発しようとしたため、思わずド突いてしまったのだ。
親しき仲にも礼儀あり。いかに悩んでいたとしても、周囲の人間に気を配ることを忘れてはならないと、紫龍は思うのである。
 しかし、その切羽詰りようもわからないわけではない。星矢が身を焦がすその悩みは、かつて自分ものた打ち回った難問であったからだ。


14690:03/03/05 23:53 ID:r6E5/lu/
「星矢」
 長い長い沈黙の末に、紫龍は静かに口を開いた。低い、落ち着いた声。
「残念だが、この紫龍には、お前の問いに答えてやることはできない」
「……そうか」
 うつむいて、小さくうなづく星矢。紫龍は、自分よりはるかに落ち着いているし、自制心もある。きっと自分とは違って、こんな衝動に悩むことはないのだ。そう考える。だが。
「この紫龍もかつて、お前のようにのた打ち回った。だから、それが何なのかも、どうすれば良いのかも知っている。だが……星矢、それをどうするかは、お前が決めなくてはならぬことだからだ」
 紫龍は、星矢の予想を覆し、まっすぐにそう言って見せた。
 俺が?俺が決める?
やや意外な言葉に目を見開いて、星矢は紫龍の端正な顔を見つめた。まっすぐに星矢を見据える、落ち着いた瞳。
「星矢、お前、美穂ちゃんのこと、好きか」
「い、いきなりなんだよ」
 唐突な問いにあからさまにあわてる星矢に、紫龍はさらに真剣に問いかけた。
「真面目な話だ。お前が美穂ちゃんのことを愛しているならば、俺にも言ってやれることはある」
 紫龍には、春麗がいた。それは、本当に幸運なことだったと思う。あの清楚な心根に、無償のやさしさに、可憐な笑顔に、紫龍はどれほど慰められたか知れない。
 苦しい修行も、想像を絶する戦いも、彼女がいてくれたからこそ乗り切れたのだ。
 
14790:03/03/05 23:55 ID:r6E5/lu/


 だが、それゆえに、悩みは星矢よりも早く訪れた。
 「どうすればいいか」は、解った。
彼を指導した老師は、木石じみた融通の利かぬ精神を成長させるために、
積極的に農作業や近隣村落との交流など、戦い以外の物を教えようとしていたからだ(もしかすると、老師はもかつて、同じような悩みを体験したのかもしれない)。
 だが、獣のようなその欲望を、あの清い春麗にぶつけることは、あまりにも罪深く思えた。
 そんなことを考えてしまう自分が浅ましく思えて、たまらない夜をすごした。
 だからだろうか。
 紫龍はいつのころからか、自分がいなくとも、彼女に幸せになってほしい、と願うようになっていた。
 自分は、おそらく戦いのうちに果てて死ぬ。どこまでも祈り、支えてくれる春麗に、そんな自分がいなくなっても、静かに幸せになってほしいと願った。
所詮聖闘士は戦いに散る定め。自分はこの獣欲をどこまでも押し殺して、消えてゆけばいいと。
 だが、それは、違ったのだ。
「答えろ星矢。お前は、美穂ちゃんのことを愛しているか?」
紫龍はもう一度、星矢に問いかけた。
14890:03/03/06 00:29 ID:9akuYR8w
「……わかんねえ」
 うつむいた星矢の口から出た呟きは、常の雄雄しさとは比べられぬような弱弱しい物だった。
「俺……俺、愛とか、恋とか……よく解らないんだ」
 星矢が始めて異性の告白を自覚したのは、シャイナさんが死を賭してアイオリアから星矢を守った、あのときの言葉だった。
 食らえば必死の光速拳からためらいなく自分をかばったシャイナの思いの深さに、幼い星矢は気圧されたものだった。
 恋心というものが、愛というものは、これほどまでに激しいものなのだろうかと。
 美穂といると楽しい。
 美穂の笑顔を見るだけで、癒される気がする。きちんと言葉にはできないが、美穂といると、しっくりと落ち着いた気分になる。
 だが、シャイナさんの思いと比べると、どうなのだろう。
 自分の思いは、あれほどに深いのか。思わず、星矢はそう自問してしまう。初めて触れたのが、あまりにも熱いシャイナの想いだったことが、星矢を悩ませる結果となっていた。
 だけど。
「だけど、美穂ちゃんが悲しむのはいやだ。美穂ちゃんが傷つくのはいやだ。俺は……俺は、怖いんだ。美穂ちゃんには笑っててほしいのに、俺は……俺は、美穂ちゃんに、汚いことを考えてる。それで美穂ちゃんが傷ついたりしたら、俺は……俺は、きっと、俺自身が許せない!!」


 
 
14990:03/03/06 00:50 ID:9akuYR8w
残りは明日。
150名無しさん@ピンキー:03/03/06 00:51 ID:rCFDESQm
>90さん、お疲れ様です。
続き楽しみにまってます。
151名無しさん@ピンキー:03/03/06 01:07 ID:DQDt/v6s
>90
乙です!
>150に同じく続き楽しみにしてます。
15290:03/03/06 23:36 ID:GEJN2kJb
「……星矢。それを恐れて逃げるのは、間違っている」
「間違っている?」
なんだか意外な言葉を聞いたような気がして、星矢は目をしばたかせた。こんなどす黒い想いが?
「そうだ。以前、老師にお聞きしたことがある。触れると火傷を負うからといって、火を絶やそうとするのは間違っていると」
「つまり……火には、火の使い方があるってことか?」
紫龍はわずかにうなづいて言葉を続ける。
「要は、その欲に振り回されないことだ。むやみに押し殺すな……相手を心から思いやるならば、肉欲も、愛を深める楔となるのだ」
「肉欲……」
 紫龍の口にした言葉が、自分の中でのたうつものの名であると、星矢は理解した。
 ……そうだ。肉だ。
 星矢は自分の黒い欲の欲するところを、美穂に抱いていた衝動の正体を、漠然と理解したような気がした。
 触れたい。抱きしめてみたい。きれいな肌を見たい。あのやさしい香りを胸いっぱいに……
「……駄目だっ!!」
それを振り払うように、星矢は頭を振った。それに従ったら、美穂を壊してしまうのではないか。
 そんな不安が、どうしても消えないのだ。
 
15390:03/03/06 23:51 ID:GEJN2kJb
「……かつて、冥界との戦いが始まった時のことだ」
 紫龍はあの苛烈な戦いを思い出す。生死の境すら越えた、人智の及ばぬ戦い。
 その中で、敬愛する老師が自分に語ったことを。
「何故戦ってはならないのかと問う俺に、老師はおっしゃった。お前が死んだら、春麗がどれほど悲しむと思う、と……俺には、解らなかった。聖闘士になったときから、正義のために死ぬことは覚悟している。それに、俺を心配して春麗が苦しむのは、嫌だった…」
 春麗は清い。
 その春麗に薄汚い欲を向ける俺のために、その春麗を苦しませるのは、罪深いと感じた。
 だが。
「……だが、違う。俺は、間違っていたのだ、星矢」
15490:03/03/07 00:38 ID:/Bs6vuuS
「間違っていると気づいたのは、老師のおっしゃりたかったことに気づいたのは、冥界から帰って後のことだ」
 やや鎮痛な面持ちで、紫龍は目を伏せた。
「なんとか地上に戻ったときはお前も俺も怪我だらけで、死ぬ寸前の有様だった。どうにか五老峰に戻ったとき、春麗が出迎えてくれて…俺の胸に飛び込んで、泣いた」
 胸に飛び込んできた軽い体。それを抱きとめたときに湧き上がった思い。そのときのことを思い出すと、今でも紫龍の胸は鋭く痛む。自分が馬鹿だったと、思い知ったのは、あの時ではなかっただろうか。
「……俺はな、星矢。あの時思い知ったんだ。俺が……もし、俺と春麗の立場が逆だったとしたら、俺はとても耐えられないだろう」
 
15590:03/03/07 01:44 ID:7FEL9nlb
「同じだったんだ。星矢…簡単なことだったんだ。本当に春麗が好きなら、俺は生きることを考えなくてはいけなかったんだ」
「紫龍……」
 まっすぐに心情を吐露する紫龍に、星矢は目を見開いた。紫龍はいつも静かで、落ち着いていて、自分たち五人の中でも、いつも理性を利かせる役回りだ。
 その紫龍が、自分の思いを語っている。それが今、星矢にはうらやましい。
「星矢。生身の人間には、生身の人間の愛が必要なんだ……生身の人間には、みんな肉欲がある。お前にも。俺にもだ。だが、それは決して汚いものじゃない。抱きしめたいと思うことも、相手を欲することも、相手を幸せにするために、必要なことなんだ。絶対に」
 そうなのだろうか?俺の、あの黒い思いが、美穂ちゃんを幸せにするために、役立つなんてことがあるんだろうか?
だが……ふと、星矢は自分たちの長兄のことを思い出した。冥界での戦いからこっち、杳として行方の知れない、不死鳥の聖闘士。
 海域での戦い。自分たちが苦もなく倒された幻惑使いの闘士と戦ったとき、あいつは「エスメラルダ」と叫んだ。悲しい声だった。
その名が、あいつが心を許したただ一人の少女の名だと知ったのは、ずいぶん後になってからだ。
 あいつは、今でもその少女を愛しているんだろうか?
抱きしめることもできない少女を、ずっと。
 生身の人間には、生身の人間の愛が必要。
 そうかも知れない。
 あいつがもし、その少女を今、抱きしめることができるとしたら。あいつはきっと、幸せなのではないだろうか?
もしそうなら、確かに、この感情には、意味があるのかもしれない……。
「星矢。急ぐことはない。だが、俺の言ったことを、覚えておいてくれ」
「……ああ」
 勢いよくうなづく星矢。紫龍をたずねてきたときの焦燥も少しはなりを潜めている。
「ありがとう、紫龍…考えてみるよ。今日は、帰ることにする」
「ああ。がんばれ」
 紫龍の声に軽くこたえて、星矢は日本への帰途についた。しばらくぶりに、気が軽い。
 明日は、美穂ちゃんから逃げなくてすむだろう。そう思えた。

 だが、日本に帰った星矢を待っているものを知ったら、星矢は決して平穏ではいられなかったろう。
 何故って……
 
 
 
 
  
 
15690:03/03/07 01:58 ID:7FEL9nlb
日本に帰ると、すでに真夜中を過ぎていた。
ヨットハーバーにしつらえられた星矢の部屋(以前は4人で使っていたのだが)は、窓に明かりひとつ灯っていない。
…星矢は明かりのついてない窓を見るのが嫌いだった。母親を失い、姉と二人で暗い家に帰った日々。夕日の中、次々と明かりがともる窓のなかで、自分たちが帰るところにだけは明かりがつかないのが、さびしかった。
 そんなときのことを、思い出してしまうから。
 かぎのかかってない扉を開き(中には、とられて困るようなものは何もなかった)、足早に玄関に足を踏み入れる。さっさと電気をつけて、音楽でもかけて…
 そこまで考えたところで、星矢の動きが、凍った。
 闇にまぎれて、甘い香りが漂っていた。石鹸の。それから、なにか柑橘類のような。そうだ。これは、今日美穂ちゃんがつけていた……

 どきん。
 高鳴る心臓を押さえて、明かりをともした。
 美穂がいた。
 ベッドの上で、ひざを抱えて。
 ホッとしたような、困ったような顔をして、星矢に向けて、微笑んだ。
「星矢ちゃん…」
 突然、のどがカラカラになるのを、星矢は感じた。
「星矢ちゃん、来ちゃった」
 微妙な表情とともに紡がれた言葉に、星矢は逃げ出さないでいるのがやっとだった……。
 
 
15790:03/03/07 02:12 ID:7FEL9nlb
 星矢の部屋には、椅子がなかった。
 だから、座ろうとすると、ベッドに腰掛けることになる。
 椅子を買っておけばよかったと、星矢は痛切に悔やんだ。
 ベッドに腰掛けた自分のすぐ隣に、美穂が座っている。体温。やさしい香り。そんなものが、手に取るように感じられる。
 美穂が呼吸するたびに、シンプルな白いブラウスを押し上げているやわらかな曲線が上下するのも、美穂が頬を染めて何も言えずにいるのも、全て。
 こんなとき、何をしゃべればいい?
 星矢には、ぜんぜんわからない。そもそも、美穂ちゃんは、なんでこんな時間に、俺の所に?
聞くべきだろうか?
 だが、聞けない。聞くのが怖い。
「……あのね」
 うつむいたまま、美穂は震えるように口を開いた。
「聞いたの。星矢ちゃんが、苦しんでいるって。だから…」
 だから、来た。
 ムウは、星矢を自分の部屋によこすといっていた。
 だけど、星矢のこと。自分のこと。沙織のこと・・・・
 いろいろ考えるうちに、星矢の部屋に向けて歩き始めてしまった。
 怖いのに。まだ早いと思うのに、足は止まらない。
 扉に鍵がかかっていれば、それを口実にして、かえることができたかもしれない。
 だけど、扉は開いていた。
 
 


 
15890:03/03/07 02:36 ID:7FEL9nlb
心臓の音が、星矢ちゃんに聞こえはしないだろうか?内側から胸を突き上げるような鼓動を抑えるようにそっと手を沿えながら、美穂は頬を赤くした。
今でも、何事もなかったことにして、帰ったほうがいいんじゃないかと思う。そして、明日からも、今までどおりにすれば、きっと、星矢ちゃんも今までどおりにふるまってくれるだろう。
だけど。
 なけなしの勇気を振り絞って、美穂は星矢の横顔に視線を投げた。
「……星矢ちゃんが、苦しんでるって聞いたの。だから・・・来たの」
 来た、と言った瞬間に、星矢の体がびくっと震えた。その反応は、美穂に星矢の内心を伝えるのに十分だった。
 星矢が苦しんでいる、と聞いたから……という言い様は、星矢を傷つけないために、そして、美穂自身が羞恥心に負けずに意思を伝えるために、選びに選んだ言葉だった。
 さすがに、ムウのあけすけな言い方をまねることは、美穂にはできなかったし。

 だけど、選んだ言葉のとおりだった。
 星矢ちゃんは、苦しんでいる。抑えられなくて。抑えたくて。
 ……そして、わたしも、悩んでいる。
 だって、まだ早いと思う。恥ずかしい。そして……怖い。
 だけど、星矢はずっと苦しんでいた。ずうっと抑えていてくれた。
 それに気づくこともできなかった事実が、美穂の胸に影を落とす。大好きだから、ずっと支えていきたいと、そう決めた人なのに。
 だから、だから……
 星矢が、苦しんでいるのなら。
「わたし…」 
 不安に負けそうになりながら、美穂は星矢の手を握った。
15990:03/03/07 02:59 ID:7FEL9nlb
「……やめてくれっ!!」
「あぅっ!」
 おびえたような、星矢の声と同時に、美穂の手に激痛が走った。鉄の棒でたたかれたような衝撃に、思わず声を上げる。
「……ごめん」
 美穂の苦痛の表情に、星矢は驚き、深くうなだれた。軽く払ったつもりだった。だけど、美穂にとってはそうではないのだ。
 泣きそうな声になっているのが、自分でも解った。
「…ごめんよ、美穂ちゃん」
 それ意外に、何を言っていいか、わからなかった。だけど。
「……だけど、駄目だ。俺に触っちゃ。俺は、怖い。美穂ちゃんがそばにいると、うれしいけど……自分が、抑えられなくなっちまいそうなんだ。俺は、きっと美穂ちゃんを傷つけちまう」 
「わたしも、怖いよ」
 もう一度、星矢の手を握って、美穂は精一杯の笑顔を浮かべた。
「最初はね、みんな怖いんだよ、星矢ちゃん」
「美穂ちゃん……」
「わたし、星矢ちゃんのこと、好き」
 きっぱりと言ってはにかむ美穂。
「だから。怖くても、星矢ちゃんが苦しいなら、助けたいって思うの。星矢ちゃんも…」
 かすかに震えて、うつむいてしまう。つややかな黒髪のお下げがゆれる。
「だから…星矢ちゃんも、もしわたしのこと、好きになってくれるなら……わたしの怖いの、助けてね。途中で、勇気がなくなっちゃうかもしれないから……」
「…うん」
 ぎこちなくうなづいて、星矢は美穂の手を握り返した。女神の、シャイナさんの愛に届くかどうかはわからない。だけど今、自分のことをこんなに心配してくれる美穂ちゃんが。
 こんな自分のために、勇気を出してくれている美穂ちゃんが。
「俺、も、美穂ちゃんが、好きだ」
 美穂が、微笑んで、星矢とつないだ手を離す。
 そして、ブラウスの胸元に、そっと手をやった。不安に震える手で、ひとつづつ、ボタンをはずしてゆく。
「あ・・・っ」
 星矢は思わず声を上げる。美穂のブラウスの胸元から、やわらかく息づく双丘が覗いた。ふわりと、空気に甘い香りが混じったような気がした。
 目が離せない。……もう、我慢ができなかった。
「…ごめん、ごめん、ごめん、美穂ちゃん!!」
美穂の華奢な体を抱きしめて、星矢は美穂の唇を奪った。
 
16090:03/03/07 03:00 ID:7FEL9nlb
長くなっちゃったなあ。反省して、数日は黙ってます。
161名無しさん@ピンキー:03/03/07 03:35 ID:jGx1hDZw
>>90
黙る?とんでもない!
続きが楽しみです!頑張ってください!
162名無しさん@ピンキー:03/03/07 04:20 ID:IXk6Pcns
>>160
黙ったら、蛇の生殺しだよ。一刻も早く続きキボンヌ。
でも、無理しないでね。
163あぼーん:あぼーん
あぼーん
164名無しさん@ピンキー:03/03/07 08:03 ID:szCbEwAA
>90
黙らなくていいっす!
自分のペースでうpしてくだちい。
続き楽しみです、ほんと
165名無しさん@ピンキー:03/03/07 11:56 ID:GO1xei1k
>90
感動しちゃったよ、ポルァ!
筆が進む状態ならば、無理に抑えつけることは無いYO。
勢いがある時には、いってくだちい。

続き楽しみに待ってます。
166名無しさん@ピンキー:03/03/07 19:09 ID:ch1ApmdW
むひょー、聖闘士星矢うろ覚えだけど80さんの物語には
ぐいぐい引っ張られてしまった。。。
禿しく続き気になるです。。。
167名無しさん@ピンキー:03/03/08 01:45 ID:Vmg3pIV6
続き激しくキボン
168名無しさん@ピンキー:03/03/08 16:26 ID:CHYLVwMU
>90さんの続編をまったりと待つ間の箸休めにどぞ・・・

この回答者って、デスマスクじゃねーのか?
ttp://kaributo.hp.infoseek.co.jp/kani.htm
169名無しさん@ピンキー:03/03/09 00:23 ID:Y5mjrtQk
>90さん
長くても全然構いません!
むしろ活気づいて良いくらいですよ。
続き楽しみにしてますんで、>90さんのペースでうpしてください!
170名なしボンバー:03/03/09 01:36 ID:RM6POHhw
魔鈴さんの素顔見たい。魔鈴さんは絶対美人。ジャキにベアハッグされて苦しむ魔鈴
・・・・・・ハァハァ。星矢にマスクをかぶせて歩く魔鈴・・ハァハァ。
171名無しさん@ピンキー:03/03/12 01:56 ID:Mf8YHk2Q
              __
          _,-''''~:::::::::::::::::~`ヽ、
        ;x ':::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::`;
      ,/:::;:::::;/{:::::;;{::;;;!;i:;:::::::::::::‘,
     i'::::i::::l;;;;t,  ゙ヾr・ャテミj::::::::::i::::::i,            >>90様、黙ってはなりません。
     ヾ、レィr'さ!   ‘';J,!r'1:::l::::::l:::::::i,           あなたの光臨を楽しみに待っている
       ゙i'`=ツ       l::::l::::::::l:::::::i,           住人達が大勢いるのです。
.       ,1 ヽ、     l::::|:::::::::l::::::::!
        メ::i、  '';;^     ,!:::l:::::::::::l;::::::゙l          さぁ・・・ 早く・・・・ 続きを・・・・・・
       i'::::l:::\   ,, ・'´l::::|!::::::::::|:i:::::::゙i
      i'::::{:::::l::::`1´    |::::|l:::::::::::l:::l::::::::゙i
       l:::::!::::l:::::::l     |::::|l:::::::::::|;::::l:::::::::゙i
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      |::::::l::::oゾ      |:::|l:::::::::lノ  /      \
    x'´`;ーア~じ,   ,,vァ|:::|l::::::::l   r        }
 ,,r''~  l  l   ゙'(){ソ`''゙ ヾ;|l:::::::l   |         l
17290:03/03/12 11:10 ID:yQhHG/wF
 柔らかい。
抱きしめた背中も、二の腕も、自分の脚に触れる足の感触も、美穂の体は細くて、温かくて、そして、柔らかかった。
ぞくっ。
星矢の背筋を、寒気が這い上がった。あまりに壊れやすい物を手にした時のような、雛や赤子を手にした時のような、あやうい感覚に、一瞬、さっきまでの恐れがよみがえりそうになる。
 このまま抱きしめていたら、美穂を壊してしまうのではないだろうか。
 だが、星矢には手を離すことはできなかった。
 美穂の感触が。
 乱暴に奪ってしまった唇の感触が、
 震えるように顔にかかる、暖かい息が、
 くつろげられた胸元から立ち上ってくる石鹸の香りが、星矢を酔わせていた。頭に血が上る。背筋に電流が走る。ただ抱きしめているだけなのに、美穂の体は星矢にとって心地よかった。
 このままでいたい。
 このまま唇を重ねていたい。ほんの一瞬、そんなことを、考える。
17390:03/03/12 11:20 ID:yQhHG/wF
美穂の唇を寄り深くむさぼろうとするかのように、星矢は美穂に迫る。
無意識だが、その動きはまるで、美穂にのしかかろうとするかのようだった。
 美穂は、その動きに耐えられなかった。
ぎしっ。
二人の下で、ベッドが軋んだ。バランスが崩れる。美穂を抱いた姿勢のまま、ベッドに倒れこんでいた。
その音にはっとして、星矢は唇を離した。すぐ下に、美穂の顔があった。
 何かをこらえるように目を閉じて、震えている。胸元の辺りできゅっと握り締めた手の甲で、さっき星矢が払った辺りが、青くなりはじめていた。
 その美穂を、組み敷いている。星矢は、頭に上がっていた血が、音を立てて引いて行くのを感じた。
「……ごめんっ」
 
17490:03/03/12 11:48 ID:yQhHG/wF
悔しかった。情けなかった。耐えようとしていたものに、あっという間に飲み込まれる自分が、星矢には、情けなくてたまらない。
青アザになりはじめた美穂の手が、焼きつくように映る。
 傷つけたくない。大事にしたい。
 そう思うのに。そう思うのに!!
 悔しさに、星矢の体は震える。
 だけど。
「……だいじょうぶ」
 そっと、美穂の手が星矢の頬をなでた。
 押し倒された姿勢のまま、微笑んでいた。
「わたし、大丈夫だから」
「……でもっ」
 何をしてしまうかわからない自分自身に戸惑いを隠せず、星矢は苦しげな声を吐いた。だめだ。堪えられない。
 美穂に、やさしくしてやれない。
 青アザ。
 そうだ。自分が何の気なしにしたことでも、美穂ちゃんを大きく傷つけてしまうことはある。
 美穂ちゃんは、自分とは違う。普通の少女なんだから。
17590:03/03/12 11:48 ID:yQhHG/wF
「……あのね」
 震える声で、美穂はそっとささやいた。
「星矢ちゃん、強いから……乱暴にしたら、わたし、我慢できないかもしれない」
 そうだ。自分は、聖闘士なんだから。
 この手も、花を手折るより簡単に、大地を割る。
 さっきみたいに頭に血が上って、もし、力を入れすぎてしまったら、美穂を引き裂いてしまうかもしれない。
 だが、美穂の声は、優しかった。
「……星矢ちゃんも、初めてなんだよね」
 星矢ちゃん。わたしもだよ。
 初めてで。怖くて。どうしていいか、わからないんだよ。
「……好きにして、星矢ちゃん」
 やさしく。だが、決意を込めて、美穂は言う。
「好きなように、してみていいよ。痛かったり、だめだったりしたときは、わたしが教えてあげるから…だから、好きに、して」
 それだけ言って、美穂は再び目を閉じる。星矢は覚悟を決めたような美穂の表情を、しばし見つめる。
 情けない。何が?
 自分がだ。
 美穂の言葉が、自分を気遣ってのことだ、なんてことは、考えなくてもわかった。
 たまらなかった。俺が、血の気を抑えることすらできないのに、美穂ちゃんは。
 それが、うれしくて、悔しくて、どうしようもない。
 だけど、だめだ。それじゃ、だめだ。
 星矢の中で、僅かづつ、強い決意が生まれつつあった。
 美穂ちゃんを、安心させてあげなくては。俺を気遣ってくれる。こんなときでもやさしくしてくれる少女を。
 美穂ちゃんを、何よりも、大事にしてあげたい。
 星矢は、美穂の胸元にそっと手を伸ばした。落ち着け。自分にそう命じながら。

17690:03/03/12 11:49 ID:yQhHG/wF
次は明後日。
177名無しさん@ピンキー:03/03/12 22:13 ID:x7EQEtFr
>90さん
(゚∀゚)イイ!
楽しみに待って松
178名無しさん@ピンキー:03/03/12 23:09 ID:1sU4oGa8
>90
待ってました〜
明後日まで続き楽しみにして松。
17990:03/03/14 20:43 ID:qFYQ7k16
 美穂は痛みをこらえるように目を閉じて、星矢の眼下に横たわっていた。
 シンプルな白いブラウスに紺色のスカートという地味な姿は、いつも星矢の前でやさしく笑う少女のものと変わらなかった。
 だけど、はだけられた胸元と、押し倒されたときに乱れてしまったスカートの裾からは、いつもは決して見せることのない、美穂の素肌が覗いている。
 たよりなげに上下する胸元。驚くほど滑らかな、細い太腿。美穂の服装が普段と同じであることが、逆に星矢を興奮させる。
 まだ控えめに覗いただけの素肌が、まるで光を発しているみたいで、目が離せない。
 落ち着け、落ち着け。自分に必死でそう命じながら、星矢は震える指を美穂の胸元に伸ばす。
 視線も指も、まるであの息づく肌に引き寄せられているみたいだった。
 白い小さなボタンに指をかけた瞬間、非穂の体がきゅっとこわばった。思わず手を引いて……しかし、星矢はもう一度、ボタンに手をかける。
 そっと。
 美穂を怖がらせないようにそっと胸元を開こうとするが、うまくいかない。他人のボタンを外すのは、慣れないと難しいものだ。女物の、小さくて薄いボタンなら、なおさらのこと。
 何百の敵を文字通り粉砕できる星矢の手は、こういう作業にはとことん不器用にできていた。
 それでも必死に集中して、小さなボタンを外してゆくが、二つ目を外したあたりでだんだん胸の辺りが苦しくなってくる。

 緊張しちまってるんだろうか?
 一瞬そう考えた星矢だが、すぐに苦しさの理由に行き当たった。

 いつの間にか、息を止めてしまっていたのだ。
 切羽詰まって、息を吐く。星矢は、今までのどの戦いよりも緊張している自分を、ようやく自覚した。

 
 
18090:03/03/14 20:59 ID:qFYQ7k16
 ぞくっ。
 ぞくっ。
 胸元がはだけられ、素肌に涼しい空気が触れる。
 硬くて傷だらけの指が、胸のすぐ上を不器用に動き回る。
 そのたびに、美穂は胸元から全身に走る、ぞくりとした何かを感じる。きゅっと目を閉じて、星矢のすることに身を任せて。
 だけど、その感覚が体を走るたびごとに、美穂は思わず逃げ出してしまいそうになる。
 だって、怖い。
 怖い。怖い。怖い。
 星矢ちゃんの指が、わたしの胸元を開いてゆく。星矢ちゃんに見られている。恥ずかしい、怖い、怖い、怖い。
 
 星矢のために。
 そう決心してはいたけれど、まだ未知の体験に対するおびえは、どうしても消えない。
 たとえ星矢とはいえ、異性に素肌をさらすことが、どうしようもなく怖くて、恥ずかしい。できればこのまま、消えてしまいたい。
 だけど、自分が嫌がったり、泣いたりしたら、星矢は深く傷つくだろう。
 悩んでいたんだもの。押し殺してくれていたんだもの。わたしも、わたしも、星矢ちゃんのために。
 それだけを考えて、美穂は恥ずかしさに耐えた。ボタンがひとつ外れるごとに、鼓動が早くなってゆく。
 そして、ついに全てのボタンが外された。
 素肌があらわになる頼りなさと恥ずかしさに、美穂は自分の頬が火照ってゆくのを止められなかった……。 



 
 
181あぼーん:あぼーん
あぼーん
182あぼーん:あぼーん
あぼーん
183あぼーん:あぼーん
あぼーん
184あぼーん:あぼーん
あぼーん
185あぼーん:あぼーん
あぼーん
186あぼーん:あぼーん
あぼーん
18790:03/03/14 21:53 ID:qFYQ7k16
 ブラウスの下に、美穂は飾り気のないブラジャーだけを身に着けていた。
 純白の生地にそっと包まれて、美穂の乳房がそっと上下している。
 壊れ物のように繊細な線を描く胸元の、白と艶かしい肌の色のコントラストに、星矢は目が灼かれたような錯覚すら覚える。
 綺麗だった。
 か細いウエストから脇へ、陶器みたいに滑らかなお腹から胸へ向かう、華奢なライン。
 陽にあたったことがないかのような、青白いような肌の色。
 そのどれもが、触れただけで崩れてしまいそうなか弱さとやわらかさに満ちて、星矢の目を奪っていた。
 星矢とて、女性の体の線を見るのは初めてではない。
 女性聖闘士はみな、仮面で顔を隠すのとは逆に、その美しい曲線を誇示するような水着同然の服装で平時を過ごす。
 それは、女性としての素顔の美を封じられたことから来る、無意識の反発だったかもしれない。
 だが、星矢の師、魔鈴を始めとする女性聖闘士の肉体美は、細く、かつ強靭に鍛え上げられた筋肉の上に乗った、いわばギリシャ彫刻的な美だ。
 それを見慣れた星矢の目に、美穂の体は繊細な工芸品のように儚いものに映る。
 抱きしめたら砕けてしまいそうな。そっと優しくしてやりたいと、願うような。
 
 呆然としてしばらく美穂の素肌に見惚れてから、星矢はついに美穂の胸へと手を伸ばした。なんだか、手が息づく乳房に向けて引き寄せられているみたいだった。
 ブラジャーごしに、両手で、そっと押すように触れる。
「っ……」
 押し殺したような、美穂の声。意外に固いブラジャーの生地の手触りとともに、柔らかでやさしい弾力が、星矢の手の平にあふれた。
 ぞくっ。
 ただ触れただけで、手のひらからぞくぞくと心地よい痺れが腕全体に走ったような気さえした。
 もっと触れていたい。手を、離せない。
 心地よい手触りを求めて、星矢は美穂の乳房をそっと揉み初めていた。
 

 
 
18890:03/03/14 21:56 ID:qFYQ7k16
広告さんが来始めたので、一時中止。ばらばらだと、読みづらくなってしまいますしね。
一応エロパロ板であることだし、こういう書き方で実用に耐えるかどうか気になるところ。
一応エロパートは、星矢、美穂、星矢、美穂、と主観を切り替えながら書く予定。
189名無しさん@ピンキー:03/03/14 22:10 ID:kNmoVEey
http://travel.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1047317632/
1の動画にゾクゾクきた。
190あぼーん:あぼーん
あぼーん
191名無しさん@ピンキー:03/03/14 22:25 ID:dL2sxlEG
広告ウザー。
続き待ってます。
192名無しさん@ピンキー:03/03/15 00:53 ID:De+cApow
              __
          _,-''''~:::::::::::::::::~`ヽ、
        ;x ':::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::`;
      ,/:::;:::::;/{:::::;;{::;;;!;i:;:::::::::::::‘,
     i'::::i::::l;;;;t,  ゙ヾr・ャテミj::::::::::i::::::i,            90様、お疲れ様です。
     ヾ、レィr'さ!   ‘';J,!r'1:::l::::::l:::::::i,           続きを楽しみにしております。
       ゙i'`=ツ       l::::l::::::::l:::::::i,
.       ,1 ヽ、     l::::|:::::::::l::::::::!
        メ::i、  '';;^     ,!:::l:::::::::::l;::::::゙l
       i'::::l:::\   ,, ・'´l::::|!::::::::::|:i:::::::゙i
      i'::::{:::::l::::`1´    |::::|l:::::::::::l:::l::::::::゙i
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    x'´`;ーア~じ,   ,,vァ|:::|l::::::::l   r        }
 ,,r''~  l  l   ゙'(){ソ`''゙ ヾ;|l:::::::l   |         l
19390:03/03/17 15:08 ID:oiujNTgK
「ぁ」
 星矢の指が自分の乳房の上で動き始めた瞬間、美穂は、ちいさな声を上げた。
 硬く、荒れた感触の指が敏感な肌をなぞる感触。ぎこちない指がうごめくたびに、胸から全身に電流が走るみたいで、声を抑えることができなかったのだ。
 今まで誰にも触れられたことのない胸。
 美穂の年頃としては少し大きめで……それが不恰好な気がして、恥ずかしく思っている、胸。
 生まれて初めて、男性にその胸を触られる感触は、いままで想像もしなかったような刺激だった。
 
 星矢の手は、まだ、胸の上を動きまわっている。
 そのたびに、かすかに甘い刺激が胸から滲み出すのを感じて、美穂はとっさに口元を押さえた。
 そうしないと、また、声が出てしまいそうだった。
 きもちいいから?
違う、違う。
 美穂は自分にそう言い聞かせる。
 実際、美穂の肢体も星矢の指も、こういった行為にはまったく未熟で、美穂の体が快楽を覚えるには至っていない。
 だけど。
 ぞくっ。
 だめ、だめっ。
 星矢の指がすこしづつ、すこしづつ大胆に動き出すたびに、自分の中の性感が目覚めて行くような気がして。
 それが美穂は、不安だった。声を出したら……
 何の確証があるわけでもなかったが、刺激にまかせて声を出してしまったら、抑えられなくなってしまうのではないか。
 そんな不安がどうしてもぬぐえなくて、美穂は必死に声をこらえる。
 だけど。
「や、ぁっ」
 下着の胸元から、星矢の手がもぐりこんで、美穂は切羽詰った声を上げてしまう。
 ざらりとした素肌の感触が、やわらかい肌をすり上げる。ブラと柔らかな肉に挟まれて不自由に動き回る指が、美穂の胸に痺れを呼び起こす。甘い、甘い、痺れ。
 だ、めっ。
 きゅっ。
 なにが駄目なのかもわからぬままに、美穂はその感覚を追い出すように肩を縮めた。
 
19490:03/03/17 15:09 ID:oiujNTgK
ほんのすこし。
 星矢が、ほんのすこしの間触っていただけなのに、胸からの刺激が、どんどん心地よくなってゆく。
 こらえようと力を入れても、こらえられなくて。
 息が荒くなって、洗ったばかりの体が汗ばんで。
 ほんのすこしの事だったのに、美穂の体は、熱くなってゆくのだ。
 だめっ、だめっ。
 美穂は星矢の指の動きに過敏に反応し始めた体をもてあまして、呪文のように脳裏でそう繰り返した。
 だって、変だ。
 初めて。はじめてなのに。
 学園の同僚や夜学の級友の中にはもう、この「経験」を済ませていたものもいるし、そういった遊びをいっそ誇らしげに語るものもいないわけではなかった。
 だが、美穂はそうではない。年頃の少女としてはやや潔癖に、そういう経験や刺激を避けて、慎ましく日々をすごしてきたのだ。
 なのに、どうして?
「ふぁっ」
 汗ばんだ下着の中で、星矢の指が小さな乳首に触れた。震えるような声とともに、美穂の細い首がが反り返る。背筋に電流が流れている。
 わたしが・・・・・・。
 美穂は、だんだん霞かかかったようになってくる脳裏で考える。
 わたしが、いやらしい女の子だったんだろうか?
 怖くて、怖くて…
 それなのにすぐ気持ちよくなってしまうような、いやらしい女の子だったんだろうか?
 だから、初めてなのに、こんな。
 それとも、星矢ちゃんだから?
 触れてくれるのが、大好きな星矢ちゃんだから。
 だから・・・わたしは、こんなになってしまうのだろうか?
「ん、ん」
 鼻にかかった、甘い声が聞こえる。自分の声。いやらしい声。
 乳首ごと美穂の乳房を弄ぶ星矢の手は、どんどん大胆さを増していく。
 星矢の指と、自分の声。両方にさいなまれるようにして、美穂の体はどんどん熱を帯びてゆく・・・。
19590:03/03/17 15:39 ID:oiujNTgK
ぴくん、ぴくんっ。
美穂の体が、跳ねる。
心地よい感触を求めで星矢が指を動かすたびに、美穂の体は楽器のように過敏に反応した。
痛みをこらえるように目を閉じて、口元を抑えて、必死に声を押し殺す美穂。
だけど。
「くぅっ、ん」
 声。美穂の声は、どんどん甘い調子を帯びていた。いつもの優しい声が湿ったような甘さを帯びてゆくさまに、星矢もまたひきつけられて、離れられない。美穂の声を求めて、暖かいふくらみを揉む手に力を入れる。
「ーーーーーーーっ!!!」
言葉にならない声を上げて、美穂の体が弓のように反り返る。
 いやいやをするように、細い首をふる美穂。清楚な曲線を描くうなじが、桜色に染まってあえいでいた。
 それが、いつも自分の目をひきつけてやまない線だと唐突に気付いて、星矢は思わず桜色のうなじにキスをした。柔らかな産毛に覆われた細い首筋の鯵を確かめるように、舌を触れさせる。
「ふ、ふぁ、ぁぁぁぁぁっ! 」
 美穂の喉から、解けるような声がほとばしった。首筋がぶるぶると震えている。
 美穂の全身のわななきを感じながら、星矢はさらに首筋に舌を這わせた。
 聞きたい。甘い、甘い声を、もっと。美穂の声が、星矢の行為を加速させる。
「や、やぁあぁっ」
 どんどん高ぶってゆく美穂の声を聞きながら、星矢は自分の獣性を押さえつけるのがやっとだった。

 
19690:03/03/17 16:27 ID:0Y44vhdD
今日はここまで。
197名無しさん@ピンキー:03/03/17 20:39 ID:ftESDOlx
良いです。上質のエロですな。
198名無しさん@ピンキー:03/03/18 00:15 ID:TOx330dv
ですな。
199名無しさん@ピンキー:03/03/18 01:59 ID:aXYjjrJ5
ですな。。
200名無しさん@ピンキー:03/03/20 07:14 ID:TmV9FYHG
90さん、上手いなあ
201名無しさん@ピンキー:03/03/21 03:01 ID:TDZa/sW9
星矢の相手候補といったら一に沙織さん、二に美穂、好みでシャイナ、と
いうところが大筋のようだが、考えてみたら魔鈴がかなり上位に食い込んで
きやしないか、と思ってみる
202名無しさん@ピンキー:03/03/21 20:40 ID:hZrli6QZ
>>201
残りのキャラを考えると

紫龍=春麗
瞬=ジュネ(カメレオン座の聖闘士)
一輝=エスメラルダ、パンドラ
となるが、氷河はマーマになってしまうのか・・・・

((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
203名無しさん@ピンキー:03/03/21 22:01 ID:CRQUp+Je
>>202
氷河は、アニメなら絵梨衣やフレア、原作ならブルーグラードのナターシャがいるではないか。

漏れ的には、ナターシャ好みだなー。
204名無しさん@ピンキー:03/03/22 00:20 ID:DY2KLQ3a
氷河は最終的にはシベリアに帰るだろうし、
ナターシャはお似合いだね。
205名無しさん@ピンキー:03/03/22 12:42 ID:AVj1Gl8I
>>202
 >一輝=エスメラルダ、パンドラ
 つか、ふたりとも死んでる……妄想で抜けというのか(w)

 ハーデス編後のようだが、黄金も全滅しているので、新たなる聖闘士を育成する
ために、生き残り組にはがんばって子作りしてもらわんと(w) そういうワケで、
星矢×シャイナをプッシュ。
206名無しさん@ピンキー:03/03/22 19:40 ID:EszGBLEt
星矢も死んでいるんじゃないの?
ハーデスの剣、心臓ブチ抜きだったような……
20790:03/03/23 00:29 ID:ce7ioyAe
こっちの話では星矢はおろは、ムウたちもアテナの奇跡でしれっと生き延びたことにしてあるんですが、
普通に考えれば死んでますよねえ。
 

続き、あと二日ほどかかりそうです。お待たせして失敬。
208名無しさん@ピンキー:03/03/23 00:52 ID:nYqhOtv+
車田作品ですから、
普通に考えれば、何事も無かったように生き返っていると思いますよ

90さん、のんびりガンガレ!待って松!
209名無しさん@ピンキー:03/03/23 01:07 ID:yyAf6vcF
>90さん、頑張ってください!
漏れも待って松。
210名無しさん@ピンキー:03/03/23 01:16 ID:2yA1ejzf
懐かしの漫画板の星矢スレでたまに話題になるけど、
ハーデス編の後日談のCDドラマでは星矢は生きてます。

ところで星矢×シャイナのSSって、どっかにない?
211名無しさん@ピンキー:03/03/23 10:30 ID:TLrt36ai
>>210
星矢×シャイナはここの過去ログで見たよ。
どこらへんだかは忘れたが、スマソ。かなり最初の方だったと思う。
212名無しさん@ピンキー:03/03/24 21:28 ID:HpE9HM6j
今すごく光政×沙織が書きたいんだが
ょぅι゙ょ*門性交とかって不可?
213名無しさん@ピンキー:03/03/24 22:05 ID:D/1OA5hy
>>212
書いてみたら?是か非かは読んでみないと解んないし

まあ・・・でも難しそうだな
214名無しさん@ピンキー:03/03/25 02:12 ID:XOfF1YSW
 じゃ、ためしに書いてみようか?
 嫌いな人はスルーしてくれな。
215名無しさん@ピンキー:03/03/25 02:14 ID:XOfF1YSW
 光政は舌を尖らせて、無毛の秘裂を縦一直線に舐めあげた。
「ひゃうん!」
 沙織は高い声をあげて、足をばたつかせた。
「これこれ。おとなしくしなさい」
「……ごめんなさい。おじい様」
「危ないから、こうしてしまおう」
 片手が回る程度の細さしかない沙織の腿をゆっくりと持ち上げ、柔軟体操でもするように、腹へつけてしまう。
「おじい様あ……くるしい」
「我慢おし」
 腕を張って沙織の腿を、半ば吊り上げるように支えておいて、薄紅色のひとすじを繰り返し繰り返し舐めつづける。
 すると、幼いとはいえこうした行為に慣れたその場所からは、湯のようにさらりとした愛液がにじみだし、やがてしずくとなって小さな窄まりへと滴り落ちてゆくのだ。
 光政の舌は、蜜に濡れた窄まりへと向かってゆく。
216試し書き:03/03/25 02:17 ID:XOfF1YSW
 ……なんか、エロ小説テンプレートみたいな文章だなあ。
 つか、212は自分で書くのか。ごめんなちい。
 カラスに吊られて逝って来ます。
 90さんの続きが出るころに戻ってきます。
217名無しさん@ピンキー:03/03/25 22:31 ID:SCvSzSn8
http://www28.cds.ne.jp/~noran/library/seiya/saint_seiya09.html
甚だスレ違いとは分かっているが、あまりに笑ったので貼る
218名無しさん@ピンキー:03/03/26 00:09 ID:LnfhPWdc
>>217
吹いたよ
219名無しさん@ピンキー:03/03/26 07:06 ID:4GY4yf8p
劣化コピーだな
22090:03/03/26 22:52 ID:0y/BL0Rs

「あ、あぁ、ああぁああ」
星矢の舌が、首筋を這う。甘美な痺れが、首筋からあふれる。
美穂は、我慢していたはずの声を上げて、震えることしかできなかった。
だって、だって、しびれてしまう。
熱くなった体が、首筋をなめる動きにあわせて、勝手に震えてしまう。胸からの、じわじわと燃え上がるような熱さとはまた違った刺激が、星矢の舌の動きとともに背筋を駆け抜ける。
ぞくんっ。
だめええええっ。
耳に向かって星矢の舌が動いた瞬間、美穂の体は熱病のように震えた。首筋が、反り返る。必死で口元を押さえて、声が出るのを我慢する。
だって・・・・
だめ、だめ、だめ、だめ。
美穂はもう、その呪文を繰り返すことしかできなかった。
だって、だって・・・・
だって、きもちいい。
星矢ちゃんの舌が、わたしを滅茶苦茶にしてしまう。
いままで、そこが感じるだなんて、想像したこともなかったのに。
星矢ちゃんの舌が少し動くだけで、私の体、熱くなってしまう。
だから、声を出しちゃだめ。
今、声を出したら。出したら、声を出したらきっと、すごく・・・
すごく、いやらしい声を出してしまう。

221あぼーん:あぼーん
あぼーん
22290:03/03/26 23:01 ID:0y/BL0Rs


またかい(汗)
22390:03/03/26 23:01 ID:0y/BL0Rs
休暇の日の昼にでも書かないとダメかなあ
22490:03/03/26 23:18 ID:0y/BL0Rs

「やめっ、ああぁぁっ」
やめて、って、だめなのって言おうとして、できなかった。美穂の喉から、勝手に声が出てしまう。甘い声。いやらしい声。首筋と胸から送り込まれる刺激に、美穂の意識が溶けてゆく。体が甘い刺激に痺れてゆくのに、胸と首筋の感覚だけはいつもより敏感に感じ取れた。
「だめ、だめなのおっ」
そして、声。何を言おうとしても、もう、声は甘く湿った調子にしかなってくれなかった。快楽によっているような、浅ましい声。
聞かれちゃう。
星矢ちゃんに、わたしのいやらしい声が、聞かれちゃう。
そんな声、出したくないの。星矢ちゃん、こんな声出すのを聞いて、どう思うだろう。
いやらしい、いやらしい、私の声・・・・ううん。
いやらしいのは、わたしだ。
だって、溶けちゃう。
星矢ちゃんに触られたところが、熱くなってゆく。
身体の芯がうずいている。胸。首筋。星矢ちゃんが動くたびに、わたしの心、溶けていきそうになる。
はずかしいって。我慢したいって思うのと同じぐらい、きもちいいって。
きもちいいって、もっとしてって、叫んでいるわたしがいる。

225名無しさん@ピンキー:03/03/26 23:27 ID:gFBhCsqX
90さん、お仕事中すまんがsageで書いたらどうじゃろうかのう・・・
がんばってくれ。

22690:03/03/26 23:47 ID:0y/BL0Rs
その声が、強くなってゆく。
星矢ちゃんが動くたびに、強くなってゆく。
星矢ちゃんの手が、舌が、いやらしいわたしを掘り起こしていく。いやらしいわたしに、支配されてゆく。
息が、荒くなってゆく。吐息とも喘ぎとも突かない声が、美穂の喉からひっきりなしに出入りする。
どうなるんだろう。
わたし、どうなってしまうんだろう。
なにかとても不安で、美穂は必死で閉じていた目を開けた。潤んだ視界に、星矢の顔がうつる。
その瞳が、美穂を見ていた。美穂を求めていた。
「せ、いや、ちゃん」
 喘ぎにまぎれて、必死に言葉を紡ぐ。不安だった。我慢していたけど、どうしても。
「わたし、で、いいの?」
わたしでいいの?
こんな、いやらしい声を出しちゃうわたしでいいの?
……沙織さんじゃ、なくて?
一瞬、工芸品のような沙織の横顔を思い出す。きれいな人。自分と同じ、星矢ちゃんに恋している人。星矢ちゃんを、選べない人・・・
星矢は、なんにも言わなかった。ただ、ひとつだけ、頷いて。
そして、美穂の唇を奪った。
かあっと、美穂の体が燃え上がる。美穂を抑えていた何かが、美穂の中ではじけとんだ。
ぎゅっと、星矢の首を抱きしめる。硬い髪の毛の感触が、ほてった腕に触れる。それすらも、美穂の体に甘い刺激を注ぎ込む。
あつい。
美穂は、その熱が自分の恥ずかしい場所に集まってうずきはじめるのを感じた。




 
22790:03/03/26 23:49 ID:0y/BL0Rs
失礼。今後はsageで行きます。広告に負けるのも悔しいので、予定したとこまでは書きました。次回はフィニッシュまでいけるかな。
それと、ちょっとみなさんに聞きたいのですが・・・
こういう文章でオッケー?
実は、エロいの書くのって久々なので、はたしてこれで抜ける文章になってるかどうか、すごく不安なのです。
228名無しさん@ピンキー:03/03/28 00:25 ID:ept66vtp
えーと、忌憚なく言わせて貰うと、
基本的なコンセプトはいいと思うのですが、
ちょっと美穂が実況過ぎるかと。集中できないかも。
22990:03/03/28 01:42 ID:5oC1woL1
なるほど。
今後考慮します。
ご意見ありがとうございました。
23090:03/03/31 22:11 ID:u2M0PEwk
祖父死去。

ごめん。しばらく書けない
231名無しさん@ピンキー:03/04/01 00:40 ID:LAiy/FTe
>>230
なんと言っていいか・・・
ご冥福をお祈りします。

気持ちの整理ついたらまた戻ってきてくださいね。
232名無しさん@ピンキー:03/04/01 01:24 ID:q55rkCpS
。・゚・(´Д⊂)・゚・。
ご冥福お祈りいたします。

落ち着くまで、休暇取られて下さい。
ゆっくりお待ちしています。
233名無しさん@ピンキー:03/04/03 02:16 ID:R9Y6sYi6
しかし・・・星矢で男女エロはむずかしいだろうね、正直。
801話はたんとあるのになあ・・・
234名無しさん@ピンキー:03/04/03 23:16 ID:oNtfSEf7
>>233
どういう意味でむずかしいと言ってるのか知らんが、
書く人は書いてるしネタも割とあるし、需要もニッチとは言えそれなりあるし。
別に星矢男女エロを売りさばいて大儲けしよう!とかいう訳ではないんだろ?
SSや同人誌を見つけるのがむずかしいというならそれはあるけど、
ここの過去スレにゃキラ星のようなSSがあるし。
235名無しさん@ピンキー:03/04/04 18:30 ID:PhmHZ1Kw
>>230

誰も待ってないから帰ってこなくていいよ(w

236名無しさん@ピンキー:03/04/04 23:34 ID:5R9N24El
>235
こら!90たんに謝れ!
237名無しさん@ピンキー:03/04/05 00:00 ID:SoC5V0hu
                    ┏┓    ┏━━┓
                    ┃┃    ┃━┏┃
      二二二三三三  ┃┃    ┃  ┛┃      ___
      二二二三三三  ┃┃    ┣━┳┛      ────
      二二三三三三  ┃┗━━┻━┻━━━━━━━━┓
      二二三三三三  ┗━━┓      ┏━━━━━━━┛
      二二三三三三三三三  ┃      ┃   ______    人 从      ↓ID:PhmHZ1Kw
      二二三三三三三三三  ┃      ┃  ──────── .'从   人 ./∧ /∧
      二三三三三三┏━━━┻      ┻━━━━━━━━━┓.∴'      ((    ))
      二三三三三三┃  ━━━━┓                      ┃', ・,‘r⌒>  _/ /
      二三三三三三┃          ┣━━━━━━━━━━━┛.  ’’;| y'⌒   ⌒i
      三三三三三三┗━━━━━┛     ______         |  /  ノ |
          ──────────────────        , ー'   /´ヾ_ノ
                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         / ,  ノ
                                          / / /
                                        / / ノ
                                       / /|  |
                                      !、_/ /   〉
                                            ̄
238名無しさん@ピンキー:03/04/05 13:11 ID:asr159dh
>>236
かまうな、かまうな・・・と書こうとしたら、237に激しくワラて呼吸困難に(W

いろんな人がいるんでマイペースをつらぬいてくださいな>90さん
いろいろと大変でしょうが、落ち着いたらいつでも戻ってきてください。お待ちしております。
御祖父様のご冥福をお祈りします。
239名無しさん@ピンキー:03/04/06 12:54 ID:cvL1O+fd
虹スレ落ちてるな。それにしてもhtml化早い
http://pink.bbspink.com/ascii2d/kako/1041/10412/1041244407.html
240名無しさん@ピンキー:03/04/08 13:44 ID:L1EBingU
>>239
そこは荒れに荒れたからなあ・・・釣りにも反応しちゃってたし。
住人だったんだけど、なんとも残念。是非こちらにはガンガッてホスィ。

いや、マジで。
241名無しさん@ピンキー:03/04/10 07:24 ID:B7kJVjpt
保全
90さん落ち着いたら続きヨロシコ
242あぼーん:あぼーん
あぼーん
243名無しさん@ピンキー:03/04/11 20:54 ID:nHYxIMM9
保全でつ
244名無しさん@ピンキー:03/04/12 10:13 ID:UnoyvgGR
90さん、しばらくこないのかな。
じゃあ、どなたか若童虎×春麗とか書いては下さらないものか。

とか言ってみるテスト。
245名無しさん@ピンキー:03/04/13 11:45 ID:Qjl0J+Uh
王虎×春麗も読んでみたいな・・。
ちなみにリョジョークもオケです。

クレクレ厨でスマソ。
246あぼーん:あぼーん
あぼーん
247名無しさん@ピンキー:03/04/14 01:15 ID:h5Pj8ILo
248名無しさん@ピンキー:03/04/14 01:59 ID:tCH1sY6k
sein to って時点で終わってるな(w
249名無しさん@ピンキー:03/04/14 21:15 ID:npi4RYad
>>247
うーん・・・文章の感じは好きだけど、エロ的にもストーリー的にも
ボリューム少な目で個人的には物足りなかった。
でも教えてくれてありがとう。

seintoは激しく気になるが(W
250名無しさん@ピンキー:03/04/15 22:02 ID:ZnFCkWBw
おい!おまいら!!
これを見れ!
ttp://www.japaniporn.com/mgp/109/109a.htm

漏れはハァハァするよりニセモノっぷりにワラタyo!!
251名無しさん@ピンキー:03/04/15 22:31 ID:ZnFCkWBw
っと続き

ttp://www.japaniporn.com/mgp/110/110a.htm

漏れ的にはニセ紫龍マスクのカニ足がキタのだが
252名無しさん@ピンキー:03/04/16 20:11 ID:by6QyZy9
http://www.media-0.com/www/dvd01/index2.htm
インディーズクイーンの長瀬 愛がファンタドリームの
人気シリーズであるスーパーアイドルシリーズに遂に抜擢されて
今まで温存されてきた未収録分もふんだんに収録していて
他の作品になかった愛ちゃんのファックシーンも見せてくれる
愛くるしい笑顔が過激なファックで激しくゆがむ.
http://www.media-0.com/www/dvd01/index2.htm







210.196.104.142 , zz2000070217007.userreverse.dion.ne.jp , ?
253山崎渉:03/04/17 12:20 ID:Ac1CXwMS
(^^)
25490:03/04/18 05:12 ID:sdnz8C7D
いろいろと家族も立て込んでいましたが、どうやら数日中に落ち着くことができそうです。
そしたらまた書きますので、もしよければ読んでやってください。
255名無しさん@ピンキー:03/04/18 11:35 ID:oNTdkf64
あげ
256きたー:03/04/18 11:38 ID:DdCiepCd
ここのドラッグ屋で俺は前に相談に乗ってもらって買ったんだが、ここの店員は親切で本当にいいぞ。

俺はすごく小心者で疑り深いんだけど、本当、真心で安心できるよ。

http://www.blackcat.cc/
257あぼーん:あぼーん
あぼーん
258名無しさん@ピンキー:03/04/18 21:12 ID:MWvVa/Lb
>>250
音だけなんだか・・・
動画はどこにあるんだ?
259名無しさん@ピンキー:03/04/19 02:08 ID:4zKo2c8m
コーデック入れな。
260258:03/04/19 19:58 ID:knOhBm1Z
>>259
激しく感謝
261名無しさん@ピンキー:03/04/19 23:36 ID:ZYdWy2PN
>254
おお、お疲れさまです!この度は大変でしたね。
落ち着いたらまたいらしてくださいな。
お待ちしております。
262名無しさん@ピンキー:03/04/20 00:43 ID:0Au4+Q5i
>250
これ続きというかフルサイズのは無いのですか?
263動画直リン:03/04/20 00:48 ID:ucTeUn7w
http://www.agemasukudasai.com/movie/
202.247.106.52 , eAc9Aaa052.tky.mesh.ad.jp , ?
264山崎 渉:03/04/20 04:08 ID:sTzjkZgc
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
265名無しさん@ピンキー:03/04/20 05:21 ID:inX206JF
90さんのシチュで、もし星矢がムウでなくデス様のところに言っていたら・・・。

蟹「クッククク、なんだなんだそのツラはぁ。小娘ひとりものにもできない挙句
  アテナにビンタまでもらうとはマンモス哀れなヤツ!」
星「ア・・・アテナ・・・どうして・・・沙織さぁぁぁん」
蟹「やかましーい! いきなり訪ねてきたと思ったら今度は泣き言かぁーッ!
  いいかげんにしろっぴ、このクソガキャあ! 二兎を追うものは一兎をも得ずとは
  このことだあーッ! お前はフラレ男! もはや用済みということなのだウワーッハハハ」
星「お・・・女っ気なしのお前なんかにそんなことをいわれる筋合いはねえーッ!
  今オレはものすごくムラムラしてるんだ! ヤってヤってヤりまくってやるぜーッ!」

かくして日本に舞い戻った星矢は(ry
266名無しさん@ピンキー:03/04/20 05:44 ID:fNLtdNBF
>>265
無茶苦茶ワロタ
ところで、虹スレの新スレはどうするよ?
需要はまだまだあると思うのだが・・・

267名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:19 ID:kutFZZ4L
>265
超ワロタ

春麗タンお誕生日おめでとう。
聖闘士星矢で最もエロい回は、彼女が溺れる話だと思う。
268名無しさん@ピンキー:03/04/21 00:17 ID:lWA9fWoM
トビウオのように泳いでいたのに溺れたよね
269名無しさん@ピンキー:03/04/21 11:06 ID:A6NvEQAc
>>266
虹の車田総合スレの1です。

今までちょっとスレ立ては様子見してたんですが、やっぱ需要ありますよね。
ここで語っちゃってもスレ違いで迷惑かけちゃうので、
意見は虹の難民スレの方に書き込んでみました。良かったら見てやって下さい。
270名無しさん@ピンキー:03/04/23 07:57 ID:dTmNnqJt
>>268
子供心にドキドキした当時。
そういえば沙織さんが真っ白なドレスをいつも着ていたけど、
『生理のときってこれやばいよなあ』なんて心配してた(w

あと、聖闘士の「素顔を見られたら素顔を見た相手を殺すか愛するしかない」というのは、
相手を愛する=相手のところにお嫁に行く(聖闘士を寿退職。聖衣返上)
相手を殺す=聖闘士を続ける場合
ということだと想ってたんでつが、・・・OK?
271名無しさん@ピンキー:03/04/23 08:02 ID:dTmNnqJt
>>270
ごめん。打ち間違え!
あと、聖闘士の「素顔を見られたら素顔を見た相手を殺すか愛するしかない」というのは
  ↓  ↓   ↓   ↓
あと、女聖闘士の「素顔を見られたら素顔を見た相手を殺すか(ry」
女が抜けてた
272名無しさん@ピンキー:03/04/25 02:37 ID:INtACVRD
>>270
漏れもドキドキして見てた。
アニメはこの調子で沙織さんも脱がせてくれないかと
水浴びやシャワーシーンを期待したなぁ(w
273名無しさん@ピンキー:03/04/25 17:37 ID:t9oLSx80
>>270
アニメのあれはサービス?
瞬のシャワーシーン(藁)もあったねえ。

関係ないけど原作(コミックス)のミスティーの水浴びシーン(見開き)
の股間にシール貼ったら友人が腹痛になるまで笑ってた・・・。
274名無しさん@ピンキー:03/04/25 22:38 ID:DK97Y8f5
>>273
リアル消防の頃連れからコミックスを借りたら、そのシーンで
股間にピースマーク(にこちゃんマーク)のシールが貼ってあった。
呼吸が出来ないほど笑い転げた。
27590:03/04/26 02:21 ID:sTIC2G7F

 静かな部屋に、ただ息の音が響く。美穂の、甘い吐息。
 そして、星矢自身の吐息。
 星矢が日常としてきた修行や戦いにくらべればなんてことはないはずなのに、星矢の心臓はどんどん強くうち、息は荒くなる。
 そして、それは美穂も同じことだった。
 細い体を抱きすくめると、その体はかあっと熱を帯びていた。切なげな吐息も熱を帯びて、星矢の耳を、肌をくすぐっている。
 熱い肌と吐息。両方から立ち上る美穂の香りを吸い込むと、くらくらと眩暈のような感覚が星矢を襲う。なんだか我慢できなくて、星矢は夢中で美穂の胸に顔をうずめた。
「はう・・・っ」
 美穂の身体がぴくんと跳ねた。甘えるような小さな吐息は、星矢の理性を蕩けさせるような魅力に満ちていた。
 傷ひとつ無く滑らかな乳房のすべやかな感触と、濃密な美穂の香りのなか、星矢は目の前の白い肌に口を触れ、飢えたように柔らかな感触をむさぼった。
「あぁっ……。や…ぁ…っ。……そんなに…しちゃ…ぁっ。」
 美穂はいやいやをすように首をふる。星矢の愛撫によって身体の芯からにじみ出る甘いうずきに、美穂はもう為す術を持たなかった。
 
 
27690:03/04/26 02:55 ID:sTIC2G7F
美穂はそのうずきを抑えるように、きゅっと太腿を寄り合わせた。
もう、「そこ」が熱いもので満ち始めているのが判る。
脳をとろかすようなうずうずした感覚に飲み込まれそうになりつつも、それを抑えようとしてしまうのは、まだ男性を知らない少女の本能だったろうか。
 だが、その動きは、星矢の注意を下半身にひきつける結果となった。
 下半身から伝わる動きに星矢は乳房から顔を上げる。
 清楚なスカートから覗く美穂の太腿が、もじもじとこすりあわされているその光景。星矢はごくりとツバを飲んだ。華奢な脚のラインを舐めるように目で追うと、艶かしい肌は半ば異常めくれあがったスカートの奥に吸い込まれている。
 その奥に、星矢の視線は釘つげになる。かろうじてスカートに隠れ、視線に晒されることのない「そこ」。
 それを、見たい。暴きたい。
 ぞくり。星矢の背筋を欲望が走り抜ける。もういちど唾を飲み込んで、星矢は美穂の太腿へ、スカートの中へとそっと手を伸ばした。まるで美穂の目をしのぶように、そっと。
 星矢の手が、スカートの中の熱い肌に触れた・・・
「ぁ」
 美穂の短い声に、星矢は思わず手を引いた。美穂の声がはっきりと怯えの色を帯びていたから。
「ご、ごめん」
「……ううん、ううん」
 戸惑いと罪悪感を含んだ星矢の声。美穂は不安を隠して微笑んだ。
「……いいの。ちょっとびっくりした、だけ…いいの」
 自分の言葉に、美穂の頬がさらに赤く染まる。だれにも触れさせたことのないその場所に言及することは、美穂には恥しすぎたのだ。
「…本当に?」
「聞き直さないで、お願い」
 ほてった顔を両手で隠して、美穂は小さく頷いた。
 しばしのためらいのあと、星矢の手が再び「そこ」に伸びた。
「・・・!」
きゅんっ。
 あまりにも峻烈な刺激に、美穂の全身が弓のようにのけぞった・・・。





以下後日。
277273:03/04/26 05:00 ID:93rT48Ha
>>274
あのコミックス、どうしたっけな・・・。
シール貼ったままブックオフに出したような・・・(w

いまならモザイク柄のトーンでも貼るんだが(こら)
278名無しさん@ピンキー:03/04/26 13:47 ID:Q7PBgtBc
>>273
あのシャワーシーン、最初沙織さんかと思って(無駄に)スゲードキドキした(w
279名無しさん@ピンキー:03/04/26 18:39 ID:GmVhNn8L
>>275-276
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
美穂の反応が可愛くて萌えです。続き楽しみにしてます
280名無しさん@ピンキー:03/04/28 21:58 ID:ngvR1VYU
期待sage
281名無しさん@ピンキー:03/04/28 21:59 ID:zT/f6Gkx
sage
282名無しさん@ピンキー:03/04/30 21:44 ID:GxpDudsd
美穂ちゃんがかわいいな。
283名無しさん@ピンキー:03/05/02 17:36 ID:E89zeT23
>>270
生理の心配とは凄いな(w
漏れは乳首が透けるんじゃないかな〜程度だったよ(特にメイン・ブレド・ウィナ
13歳で胸元見せまくりの白ドレス・・・流石アテナ
284名無しさん@ピンキー:03/05/02 20:53 ID:ZN3qh74M
そういや私、なんとなく沙織さんは生理が無いんじゃないかなあ・・・と思ってた。
子供ができないとかそういうハンデを背負いそうな気がしてさ。
285名無しさん@ピンキー:03/05/03 13:03 ID:n1oBygpQ
あの頃の少年漫画のヒロインなのに沙織さんはガードが堅かったな。
風魔の小次郎の姫子を見習ってオッパイ見せてくれよ、とオモタね。
286名無しさん@ピンキー:03/05/03 13:49 ID:fbQuKm6G
>285
そんなキミと自分のために別の場所に画像スレ立てたよ(w

聖闘士星矢エロ画像
http://moe.homelinux.net/cache/res176889c0s1.html
他の人達も出来れば協力してホスィ
287名無しさん@ピンキー:03/05/03 13:52 ID:fbQuKm6G
うげ!すまん!!直リンしてしまった…(欝
288名無しさん@ピンキー:03/05/03 20:48 ID:6wda9CEW
>287
気にするな。
今から支援に逝くからさ。
289名無しさん@ピンキー:03/05/03 21:24 ID:g1Me/BTo
一枚支援しといたよ
ガンガレ!
290名無しさん@ピンキー:03/05/04 12:19 ID:qPsHKarE
>>286
もう無いな。
悪いがここの住人に応援頼んでも戦力にはならんだろ
291286:03/05/04 21:09 ID:R5IGaIna
うわ!本当だ!もう消えているよ…
もう一度今度は消えにくい場所に立てたよ
これでダメだったらもう諦めよう…

【燃やせ】聖闘士星矢女性キャラ【小宇宙】
ttp://moe.homelinux.net/cache/res181124c5s1.html
292名無しさん@ピンキー:03/05/08 17:03 ID:miUgigFF
                  ,..,,,._    /
            /" ̄ヽ/ヾ  ヽ //
           /    ミ.::     //
          ./  /   ヾ   / /ヽ
        ./ /  ,-/‐‐‐‐--ヽX,/ )
        / l   /-l/^―^--^ノノノノヽ
       l l /./i /-‐-  -‐- ヽノノヾノ
       l/l .l .lノ丶l'i⌒i   'i⌒i リ)ノノ
        lハ.l .li i.) ̄ 、   ̄ ノノ リヾ
         ヽ'ヽi.` ヘ  ー  イ ハ /| ,.
       /::::iゝ:::ハヽ `i‐-‐ ´ l ノ::ハ⌒/l丶,.
      | l:::::ハ::::::::::iゞ ハ _ ._ ノl |:::::/|::::::/|::ヽn
      ヽ ヽ--‐‐‐´ハ () ノ l ゝ‐‐---‐‐´ノ
       /  ̄ ̄l_i l  j  l i__l ̄ ̄ ヽゝ
      /__ __  ハ ./ヽヽ__ノ.,ノヽ /ヽ    ヽ.       _|_
     /:::::/:::l/:/‐○‐-)‐--(-‐○‐‐-)ヽ _ /ヽ      |
   /::::l/::::::|ノヽ/_ヽノ‐---.丶/__ヽ_ノ /::::::人:::l
  O○○○人   ,_________________________i○ ○ O O_
  l .l . l . l . lニ凶ニ---‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐-l  |  | : l : I--ニニ丶、
  `‐`‐.‐`-´               `-^.-.^‐^‐´     `丶ヽ
293名無しさん@ピンキー:03/05/08 23:15 ID:vHlLTufw
>>292
ジュネさーん!!
294名無しさん@ピンキー:03/05/14 20:56 ID:RxJzx/00
hosyu
29590:03/05/16 23:15 ID:suxeYT5y
 

ちゅっ。
「そこ」に触れて、星矢はぎくりとする。まるで真新しい傷口のように初々しい美穂の「そこ」は、美穂の身体のどこよりも熱く、どこよりも柔らかかった。
その柔らかな場所が、まるで指に吸い付くように動いた。
「んっ」
 軽く意表を突かれた星矢が僅かに指を動かすと同時に、美穂の身体が再び跳ねる。
 切羽詰った声は、乳房や首筋に触れたときとは、明らかに様子が違っていた。甘い、しかし切羽詰った声。
 抑えきれない何かに追い立てられる戸惑いや怯えが、その声には含まれていた。美穂の口元が震えるように開いて、苦しげにあえいでいる。
 星矢の身体も、かあっと熱くなった。遠慮がちに、少しづつ、熱くぬめるそこを指で押し開いてゆく。
「ひっぁっ……あああああっ」
 ぴくん、ぴくんっ。桜色に染まった細い体が、星矢の指の動きにあわせて跳ねる。まるで、星矢の指一本に体中を支配されているかのように。
その様子がたまらなくて、星矢は次第に指の動きを早めていく。
ちゅっ。ちゅっ。ちゅっ。
 その動きに合わせて、音が少しづつ大きくなった。星矢の指にまといつくぬめりが、しだいに量を増してゆく。
それと同時に美穂の香りがどんどん濃密になっていくように星矢は感じる。そして、それと同時に、そこから目が、意識が離せなくなってゆく。
 
29690:03/05/16 23:17 ID:suxeYT5y
星矢の指が、美穂の芯をかきまわすように動いた。
「いっ、やっあっ、あ、あ、あああっ!」
 耐え切れず、美穂は細切れの声を上げる。恥じらいも、理性も、もはやその声を抑えることはできなかった。
彼女の中で暴れる星矢の指が、美穂の恥じらいと理性を滅茶苦茶にかきまわす。
体中を性の感覚に支配されているかのように、星矢の指を全身が感じていた。
 そして、それは星矢も同じだった。
「……美穂ちゃんっ」
 何かが抑え切れなくて、星矢は美穂の名を呼んだ。ズボンの中で、星矢自身が痛いほど硬く硬く昂ぶっていた。
 自分の中の衝動が、そこに集中しているのがわかる。小宇宙が爆発する寸前のようだった。
「美穂ちゃんっ、美穂ちゃん、美穂ちゃん、みほちゃんっ!」
 迸るような声で星矢は美穂の名を呼んだ。呼びながら、自分の身体を覆うすべての衣服を力任せに引きちぎり、脱ぎ捨てる。
そうせずにはいられなかった。そうしなければ、自分自身が、身体が、全てが、美穂を求める気持ちで服をはちきれさせてしまうに違いないとすら思った。
 切羽詰った気持ちが、指の動きを止めていた。美穂のあえぎが止まり、ほんの数秒、二人の間に荒い吐息だけが行き来した。
 その数秒、何も言えずに二人は見詰め合った。お互いの熱が、瞳の中で踊っているのが解る。お互いが、お互いを求めているのが。
 そして、美穂は目を閉じた。
「せいや、ちゃん」
「うん」
 最後の沈黙。美穂は恥じらいと恐怖を押し切って、そっと星矢の身体を引き寄せた。彼自身が、自分の一番恥しい芯に触れるように。
「ぐぅっ!」
 熱い滴りを自分自身に感じて、星矢はうめきを上げた。ぶつりと音を立てて、星矢の中で線が切れる。
 本能に導かれるように、星矢の剛直は美穂の中に一気に押し入った。
「……ぃ、っ!」
 美穂の手が、シーツを握り締め、微かに震えていた……

29790:03/05/16 23:32 ID:suxeYT5y
「うぁ、あっ」
 星矢は声を上げた。身体のすべてを蕩かすような快楽が、美穂に押し入った部分から全身を振るわせる。
 僅かに動くだけでも、自分が暴発してしまいそうになるのがわかる。それは星矢が生まれて初めて感じる、性の快楽だった。
 引き入れられる。叫んでいる。
 星矢地震が叫んでいた。もっと、もっと。
 星矢はその叫びに従って、自分をさらに深く美穂の中に突き入れた。押しても、引いても、すべての動きが滅茶苦茶な快楽に直結する。
「あ、がっ、い、いっ、いっ、ひっ、ひっ……!!」
 美穂の声が変わっていた。今までの、快楽の声ではなかった。星矢がよく知っている声。それは、苦痛の声だ。
 だが、星矢は止まれなかった。
 もっと、もっと、もっと!!!
 強く、早く、もっと、もっと、もっと!!! 
 快楽が、自分が組み敷いた美穂の姿が、星矢を駆り立てる。自分でも抑えようのない衝動が、絶頂に向かって暴走してゆく。
 美穂が必死に耐える表情すら、快楽の源泉となっていた。星矢の動きが荒々しくなり、どんどん早くなってゆく。
 星矢が本気で動けば、美穂は抵抗することすらできない。ただ必死に耐えるだけだ。
痛みの声を抑えようと片手で口元を押さえるしぐさが、さらに星矢の中の獣に火をつけた。
 だが、その手に、何かが見えた。ほんの一瞬、星矢の注意がそこに向く。
 それは、青いあざだった。あのときの痣だった。美穂の白い手の甲が、醜く青くはれ上がっていた。
 冷水をぶっかけられたような気分で、星矢は動きを止めた。
 
 

 
 

 
29890:03/05/16 23:45 ID:suxeYT5y
「美穂ちゃん…」
 震えるように、声を絞り出す。必死にに耐える美穂の痛々しい表情が、星矢の目に焼きついた。
 はっとして、美穂の身体を見る。美穂のか細い腕に、おさえこんだ自分の指が食い込んでいるのに気が付いて、慌てて手を離す。
 そして。
「う、うわあああっ!!」
 「そこ」から滲む血を見て、星矢は飛びのく。それは、破瓜の血だ。だが、星矢にはそれが自分の罪のようにすら見える。いっぺんに剛直が萎える。
「…ごめんっ!!」
 自分のふがいなさと耐える表情に、星矢は必死で言葉を搾り出した。恥しい。
 一生のうちで最高に、自分が情けなかった。鼻の奥が、つんとするのが解る……。
「ごめんっ!!ごめんっ!!俺は、俺は……!!」
 そっと、美穂の手が星矢の頬に触れた。
 涙に滲んだ視界をあげると、笑っていた。
 美穂が、微笑んでいた。
「……いいの」
「でも、美穂ちゃん」
「…いいの」
 もう一度微笑んで、美穂はそっと上体をもたげた。そして、唇に触れるような、軽い接吻。
「はじめて、だもの。わたしも、星矢ちゃんも。だから…」
 だから、うまくいかないところもある。
 そうは口にせずに、美穂はとびきりの笑顔を星矢にむけた。
「だから、最後まで、していいよ。わたしも、頑張る。頑張るから」
 何もいえなくて、どうしていいかわからなくて、星矢はそっと、そっと、美穂の身体を抱きしめた。 

 
29990:03/05/16 23:46 ID:suxeYT5y
以下後日
300名無しさん@ピンキー:03/05/17 00:17 ID:6QCsMkm5
キタ━(゚∀゚)━ !!!!!

星矢ちゃんの一心一途なバカっぽさ(若さ)が出てて(゚∀゚)イイネ!
301名無しさん@ピンキー:03/05/17 08:44 ID://rN0jiy
美穂たんの健気さ萌えぇ
下手したら本当に壊されるかもしれんのに・・・星矢って絶倫っぽいし
302名無しさん@ピンキー:03/05/18 09:21 ID:Q2tg6Ya3
はふぅ。
90さんは本当にイイものを書きなさる…
ごっつぁんでした(*´Д`)=3 ハァハァ
303山崎 渉:03/05/22 02:47 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
304名無しさん@ピンキー:03/05/26 16:28 ID:/1VZdMLX
ほしゅ
305山崎 渉:03/05/28 13:35 ID:1p/RwMnS
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
306名無しさん@ピンキー:03/05/31 21:22 ID:q3BjX+Ld
画像板の神々よ、ありがとう!
307名無しさん@ピンキー:03/06/02 15:16 ID:FSndgmXA
90さん、また来ないかな
美穂ちゃんもいいけど、沙織さんも書いてほしい
このままじゃあんまりにも不憫すぎる
ほしゅage
30890:03/06/03 01:01 ID:EggWq8kN
ごめんなさい。現在忙しくて、ちょっと書き込みできない状況が続いています。
何日かのうちには美穂ちゃん編を最後まで終わらせて、みなさんさえかまわないなら、
ゆっくり沙織さん編にとりかかりたいと思っています。
お待たせしてばっかでごめんなさい。
309名無しさん@ピンキー:03/06/04 19:07 ID:p/wdT+wk
>90
あんまり無理しないでくださいね。
御自分のペースで仕上げてくだされ。
漏れは待ってますんで。
310名無しさん@ピンキー:03/06/08 00:14 ID:3Z3uhr0J
>>308
大丈夫。ここの住人の多くは10年以上萌えを保ち続ける
のんびり屋だと思うので。
いつまでも待ってます。
311名無しさん@ピンキー:03/06/08 17:19 ID:O1a5Bg1D
沙織さんのオッパイへの愛は永遠に不滅でつ!
312名無しさん@ピンキー:03/06/10 00:34 ID:u/l2pbEh
>>311
おお!熱き血潮の( ・∀・)人(・∀・ )♪ナカーマ♪よ!
313名無しさん@ピンキー:03/06/10 01:35 ID:ZMx44BGK
あの薄布に包まれた豊かな乳房を想い、何度股間の小宇宙を燃焼した事か
沙織さん・・・一度でいいからその美しい裸体を拝みたかった・・・
31490:03/06/10 20:48 ID:lnttuGCH

 再び抱きしめた星矢の腕の中で、美穂の細い体がかすかに震えていた。
 その震えが自分の暴力的な行為から来ているのだと悟って、星矢は胸の奥に鈍い痛みを感じる。
 自分自身があれほど危惧していたことなのに、自分はケダモノのような欲を抑えられなかった。
 いや、ほんのみじかい間とはいえ、美穂の痛みすら気にせずに、あの快楽をむさぼろうとすらした。
 もしも、あのとき、手のアザを見なかったなら。その想像は、星矢をぞっとさせる。
 もしもそうなっていたならば、自分は欲望の果てに、美穂を失ってしまったかもしれない。
 なのに、こんな自分の腕の中で、美穂は笑っている。
 大丈夫。そう、星矢に言い聞かせるように。

 不意に、星矢はシャイナの美穂を気持ちを理解した。
致死の光速拳から、神の矢から、ためらいもなく自分を守ってくれたシャイナの気持ちを。
 今なら自分にも、出来る。きっと出来ると、星矢は信じることができた。
 
 
31590:03/06/10 21:02 ID:lnttuGCH
「せいや、ちゃん?」
 痛みの残滓を押し殺したような口調で、美穂が星矢に問う。
 星矢が、泣いていた。
 自分をじっと見つめて、ただ静かに涙を流している。
 その表情があまりに幸福そうで、涙にそぐわなくて。
「美穂ちゃん」
 星矢が呟く。
「今なら、俺、何も怖くないよ」
「……」
 唐突な告白。だけど、美穂は星矢の腕の中でじっと耳を傾ける。
「絶対に、怖くない。美穂ちゃんがいれば、できる。きっと、なんだってできると思う……ヘンかい?」
「ううん」
 美穂は星矢の首に手を回した。目を閉じる。星矢の言葉は、美穂の言葉だった。
 星矢がそういってくれるなら、美穂も、何も怖くはない。何でもできると、信じられた。
「ううん、星矢ちゃん、ううん」
 下腹部の、手の甲の、星矢に掴まれた肩の、押しつぶされそうになった背骨の痛み。身体の芯から響くようなそれらの痛みを感じつつも、美穂はしあわせだった。
 そのしあわせをどう言葉にしていいかわからなくて、星矢と美穂は、もう一度接吻をかわした。
 
31690:03/06/10 21:53 ID:OPGp5kCe

 美穂をそっとベッド横たえて、星矢はもういちど美穂を見つめた。白い胸を隠すようにして目を閉じた美穂の表情を、星矢は今までで一番綺麗だと思った。
「……いくよ」
 自分でも驚くほど優しい声が出た。美穂がかすかに頷くのを確認してから、星矢は再び美穂の中に剛直を差し入れた。
「ぐうっ」
 呻く。ほんの少しの動くだけで、あの見も心も蕩かすような快楽が身体の芯から湧き上がってくる。
美穂の中に突き入れて、好きなだけむさぼれと、星矢の中で獣がささやいた。
それは何よりも根源的な欲求だ。
 ゆっくりだ。
 すぐにはじけて飛びそうになる自分の理性にそう言い聞かせて、星矢はゆっくりと、ゆっくりと美穂の中に押し入る。
「くぅっ…」
 ぴくん、ぴくんっ。みじかい呻きとともに、美穂の身体が引きつった。
必死で痛みに耐える表情が震えている。つい先ほど破瓜の時を迎えたばかりの美穂の身体は、星矢の侵入に感じている余裕などない。
美穂にできるのは、痛みの声をこらえることだけだ。
 美穂ちゃん。
 美穂ちゃん、美穂ちゃん、美穂ちゃんっ!!
 理性をはじけさせようとする妖しい快楽と戦いながら、星矢は脳裏でその名を呼んだ。
ゆっくりとした動きを繰り返すたびに、星矢の中にたぎるものが溢れ、出口を求め始めている。それが自分のまだ経験したことのない快楽の塊なのだと、星矢は本能的に理解した。
 だけど、美穂は、ただ痛みをこらえている。
 ごめん。ごめん、美穂ちゃん。
 すまなさと快楽の板ばさみになって、星矢は美穂にもう一度接吻する。
 他に美穂にしてやれることを思いつかない。何度も何度も、触れるようなキスを繰り返す。美穂の吐息をすぐそばで感じる。切羽詰ったような、ちいさな声が、美穂の痛みを教えていた。
31790:03/06/10 22:36 ID:OPGp5kCe
「んっ、んっ、きゅ……っ」
 辛そうな声とともに、美穂の手が星矢の肩を押さえた。その手がかすかに震えている。
 痛いのかい?
 そう問おうとして、星矢はやめた。そう聞けば、美穂が笑って「大丈夫」と答えるのは、解りきっていたからだ。
 破瓜の血の意味を、無論星矢は知らない。だが、美穂の身体が痛みに襲われていることは、痛いほど理解できた。
 だが、いとしい少女の痛みとは裏腹に、星矢の中でたぎり始めたものは、限界に向かいつつあった。まぎれもない快楽が、星矢の剛直を締めあげる。
 ごめん。ごめん、美穂ちゃん。
 美穂の痛みと引き換えに快楽をむさぼっている事実が、星矢にずきりとした痛みを自覚させた。だけど、止まれない。
 だけど、美穂は、自分のために耐えている。耐えてくれている。その事実が、星矢に中断をためらわせる。
 だから、せめて、痛みが少ないように。
「あ、ぁ、あ」
 美穂の声が、上ずった。限界直前の身を焦がす快楽が、星矢の動きをわずかに変えていた。
 それまで刺激されなかった部分がこすられて、声が押さえられなかったのだ。
 ぞくっ。その声が、星矢を限界に近づけた。だめだ。だめだ。思わず、叫んでいた。
「美穂ちゃんっ・・・!!」
「せ、いや、ちゃんっ」
 星矢の限界が近いのが、美穂にもはっきりと感じられた。星矢の身体が熱くなる。なにかをこらえるように、星矢の身体が震え始めていた。
 痛みの中、美穂はきゅっと星矢の肩にしがみついて、その瞬間に備える。熱い肉がぶつかりあうはしたない音が、二人の吐息が、熱く、熱く、熱くたかまっていく。
「くっ……!!」
 どくんっ!
 目もくらむ快楽とともに、星矢は限界を迎えた。
「せいやちゃん、せい・・・・っ」
 熱い迸りが、胎内を灼く。あまりにも鮮烈なその感覚に震えて、美穂はか細い背をのけぞらした・・・・。


 



  
31890:03/06/10 22:50 ID:+Z9JyNMF
はあ、はあっ。
はあ、はあ、はあっ。

抱き合ったままの姿勢で、二人は熱い吐息をつく。
このまま。
永遠にこのままでいい。星矢は刹那、そんなことを考えた。美穂との不思議な一体感。それは、なにものにも変えがたかった。この感覚を、美穂も今、感じているのだろうか?
だが、余韻に浸っていることは、できない。星矢は美穂の肌への名残を断ち切って、身体を離した。ぐったりと力の抜けた美穂の身体を、そっと抱き上げる。
「……ごめんな、美穂ちゃん」
「…うう、ん」
 頼りなく首をふって、それでも美穂は微笑んだ。それは、何かを成し遂げたような、いっそ誇らしげと言っていい微笑みだった。
「……ありがとう」
 星矢には、それしかいえなかった。
「ねぇ、せいやちゃん」
 ふと、その微笑を不安に翳らせて、美穂は問うた。
「わたし、ちゃんと出来た?ちゃんと……」
 もう何もいえなくて、星矢は美穂を抱きしめた。ただ、強く、強く……。
31990:03/06/10 22:53 ID:+Z9JyNMF


・・・というわけで、いちおう美穂編終わりです。待たせてごめんなさい。
このあと、ちょっと間幕をはさんで、沙織さん編に向かう予定です。
320名無しさん@ピンキー:03/06/11 00:01 ID:hso4DxfT
90神様乙!!
素晴らしい長期連載作品をありがとう!!
321名無しさん@ピンキー:03/06/11 23:01 ID:3wq9BMJt
90さん。
あんた神や。神様や。
おらぁ、あと思い残すことはねぇよ…と思ったけど、
沙織さん編が是非見たいので生きます。
素敵な萌えをありがとう〜!
322名無しさん@ピンキー:03/06/12 20:26 ID:7fDvpHwp
90さん乙ー!
美穂ちゃんけなげだなあ・・・。
沙織編が楽しみですが、お相手は誰なのでしょう。
最初の方の星矢スキーなさおりん描写にウルウルしてしまった自分は
「星矢、一回でいいから抱いてやれよおお・・・」という気分で、ちょっとドキドキ。
323名無しさん@ピンキー:03/06/12 20:50 ID:dXATkREY
乙でしたー。

>>322
この話には未登場だが、一回でいいから抱いてやれ度ではシャイナさんも
相当だと思うので是非シャイナ編も書いて欲しい……
324名無しさん@ピンキー:03/06/16 20:18 ID:JuHzZEbf
hosyu
325あぼーん:あぼーん
あぼーん
326名無しさん@ピンキー:03/06/17 00:43 ID:wokbwYdT
327あぼーん:あぼーん
あぼーん
328名無しさん@ピンキー:03/06/18 22:26 ID:M2jtzj3n
画像板飛んだ?
329香取犬:03/06/19 17:28 ID:vqTHfCOJ
           ____________
  ☆☆☆   /
  (・(エ)・) < HPみてね〜!(・∀・)!ムン
  ⊂  ⊃   \____________
  /  /
 U⌒U
330名無しさん@ピンキー:03/06/19 20:47 ID:ZoMyLuqX
沙織編楽しみ。あの冷ややかな目が好きなので。
331あぼーん:あぼーん
あぼーん
332名無しさん@ピンキー:03/06/23 12:48 ID:aEkMdhU0
333あぼーん:あぼーん
あぼーん
334名無しさん@ピンキー:03/06/23 17:51 ID:adGbAkYm
90たん、よかったですわ〜

さおりんの相手はムウ様ですかね?
この流れからいくとそうなるような気がするけど。
つか、そうなってくれ!!
335名無しさん@ピンキー:03/06/23 18:12 ID:LBDzFpXs
昨日のイベントにムウ×沙織本がありました
買ってみたけどエロは薄めだったけど良い買い物をした
336名無しさん@ピンキー:03/06/23 23:40 ID:fQyuLllV
>>325
何て言うサークル?
33790:03/06/24 00:44 ID:pzMm/Y5Z
明日の夜から、順次さおりん編を書き込んでいきます。相手は・・・ムウでもいいなあ。星矢でもいいなあ(笑)
でも、多分星矢で。
338sage:03/06/24 01:02 ID:BYCPkEI1
ムウのって読んで見たい気が・・
339あぼーん:あぼーん
あぼーん
340名無しさん@ピンキー:03/06/24 01:07 ID:Amw3RcYk
ムウ人気だな。
でも90さん、書きたいものを書いてくだちい
期待して松

昨日のイベント・・・同人スレによると、一輝×沙織がハードだったらしい。買えば良かった。
34190:03/06/24 03:08 ID:pzMm/Y5Z
いや、ムウでちくちく言葉攻めしながら、というのも考えたのですが・・・ちょっとかわいそうかなと(笑)
342名無しさん@ピンキー:03/06/24 09:50 ID:Q3vouSCz
>90=341
それ、萌えそう
言葉攻めにもだえるさおりん・・・(*´Д`)=3 ハァハァ

いつか気が向いたら書いてくだされ
343名無しさん@ピンキー:03/06/24 20:24 ID:j7daYAR/
>90さん
わーい!星矢と沙織、期待してお待ちしております。
34490:03/06/24 22:18 ID:Ds4FfMhX
 星矢と美穂がすごした一夜から、すでに二月ほどが経過し、聖域にも、日本にも、冬が訪れていた。
 温暖なギリシアにとって、冬は雨の季節である。何日も何日も、細い雨が降り続く。
 はるか古代より人々から隠され、人智を超えた力で守り抜かれてきた聖域も、等しく雨にけぶっている。
 聖域を警備、巡回する雑兵や青銅聖闘士たちは、この季節になるといつも、うんざりしたような顔で空を見上げる。
年間300日ちかくは晴天という太陽の国、ギリシアに住む彼らにとって、雨の中の警備はひどく憂鬱なものなのだ。
 だが、この冬、空を見上げる彼らの目には、いちように憂鬱という以上の沈んだ気配が宿っていた。

 女神が病臥したのである。

34590:03/06/24 22:40 ID:Ds4FfMhX
「どうなるのだろうな、ムウよ」
 雨の白羊宮。野武士のような豪胆さと聖闘士随一の物理攻撃力を誇る男、牡牛座のアルデバラン。彼は似つかわしくないほど心配そうな口調でそう呟き、巨石組みの屋根から滴り落ちる雨粒を見上げた。
「女神がこれほど長く伏せられるのは、海皇との戦い以来の事だ。女神の身にもしものことがあるようならば…」
「大丈夫ですよ、アルデバラン」
 豪胆なくせに考え込む性質の友人に、ムウはいつもの涼しい声でそう答える。
「今はまだ、女神の没せられるときではない。今はね」
「なんだと?」
「それに、今回のは、正確に病臥とは言いがたいですからね」
 まるで女神の没するべきときが決定されているかのようなムウの口ぶりに、アルデバランは眉をしかめる。しかし、ムウはそんな様子にお構いなく、言葉を継いだ。
「不定愁訴というのですかね。仮病とまでは言いませんが、突き詰めれば女神の心の問題です」
「心だと?」
 あの気高く、毅然とした女神が?アルデバランには、にわかに信じがたいことであった。
 サガの乱の後、女神の座に着いた少女沙織は、たしかにアテナとしての力と神聖を備えていたが、いまだに人間の少女だった。
 だが沙織は幾多の戦いを乗り越えて成長した。力だけでなく、知恵だけでなく、真実聖域を統括する女神としてふさわしいほどに。
 その成長を、重ねた努力を知るがゆえに、アルデバランはアテナの心の強さを信じていた。しかし・・・
「アテナが心をいためるほどの事件があったと?」
「さあ、心当たりはありませんね」
 ムウはしゃあしゃあと答えて、肩をすくめた。
「ぬう…」
 強面に憂いを滲ませて、アルデバランは十二宮の頂点、女神の間を見上げた・・・。

34690:03/06/24 22:41 ID:Ds4FfMhX
というわけで、開始です。エロまでの導入は、美穂ちゃんのときよりちっとみじかい予定。
347名無しさん@ピンキー:03/06/25 00:01 ID:a7BqLr6m
90さん乙!&待ってましたー!!
期待してますよっ。
348名無しさん@ピンキー:03/06/25 00:05 ID:FDf0VLbn
90さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
この話って前の続きになるんですよね。
星矢タンが美穂を裏切っちゃうんですねドキドキ
349名無しさん@ピンキー:03/06/25 01:54 ID:vA0yXBs6
ムウ×さおりん本、ひとりはウマーなのだが、
ひとりはヘターで萎え。
お買い得感半減。
350名無しさん@ピンキー:03/06/25 19:33 ID:9RYLkeV2
画像板また見れない…?
351名無しさん@ピンキー:03/06/25 21:58 ID:THfCCQc/
90さん(*´Д`)=3 ムハァー!
また新たな萌えがっ…!
352名無しさん@ピンキー:03/06/25 22:45 ID:Oi9SIwbI
>90さん
お待ちしておりました、ユーアーマイゴッデス!
恋わずらいで伏せっちゃうさおりんがとってもツボです。
ぜひ背徳感を漂わせつつも星矢と〜(;´Д`)ハァハァ
353名無しさん@ピンキー:03/06/26 00:23 ID:JFuVSd65
90さんの書いたムウをみるとアニメスペシャルの…
たしか「アテナの大いなる愛」だけ?
を思い出すな。特にその人非人までの冷静さが
もっとねちねちと沙織さんをいじめて欲しい(;´Д`)ハァハァ
次も期待します

354名無しさん@ピンキー:03/06/26 20:51 ID:z/bP5D6u
この展開でムウに持っていくのは至難の技だろーな
(和姦なら)
どちらが相手でも楽しみでつ
90さんガンガレ
355名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:23 ID:WRP/wK99
アルデ×沙織!?と思ってしまった漏れは逝く…
356名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:31 ID:P0LqDIej
>355
逝くな!
場合によっちゃ、それもアリかもだ。
それに今逝ったら90さんのステキ話が読めなくなるぞ!
357名無しさん@ピンキー:03/06/27 01:52 ID:L/Ckq/iz
和姦なら断然星矢×沙織
許されない、結ばれない恋の背徳感ならやはり星矢かな
でも考えてみれば、沙織はもしかして2が月の間ずっと鬱状態?
90さん、さおりさんにもハッピーエンドをください


358名無しさん@ピンキー:03/06/27 02:30 ID:pb/WJK8B
藻前たちすこし行儀が悪いな
359名無しさん@ピンキー:03/06/27 12:32 ID:Yz5eDiZ+
tu-ka
90さんイコール
ムウさおりん本の片方だと思ってたよ
360名無しさん@ピンキー:03/06/27 23:03 ID:vgnm5al3
ちがうよ
361あぼーん:あぼーん
あぼーん
362名無しさん@ピンキー:03/06/30 10:31 ID:8exTchsZ
沙織×ムウて割と需要あるんだろうか。
チョト挑戦してみたいけど、90さんのウマーな文章のあとには
うpしにくいなぁ(w
363名無しさん@ピンキー:03/06/30 12:46 ID:8dCXw27Z
書いてくだちい
364名無しさん@ピンキー:03/06/30 17:20 ID:+WJmpyqc
見たい見たい
90さんの素晴らしいお話も勿論ですが
自分的には60あたりにあったエスメ話も
気になるところ。作者様降臨キボンヌ
362さんの挑戦も待っております…!
366362:03/07/03 15:17 ID:DCuyOrdS
チョト挑戦中。
えらい長くなりそうなんで推敲中です。

ていうか、90さん、待ってまつ〜。
367名無しさん@ピンキー:03/07/03 22:38 ID:6YVTWoUY
>362
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!!

お待ちしております。ハァハァ
36890:03/07/04 00:39 ID:jOxwc7Kc
5日か6日には続き書けそうです。ていうか、362さんの作品、期待しています!!
お互い熱いコスモでいきましょう。
369362:03/07/04 09:33 ID:aQtWqLhj
――星矢も美穂さんも、もう寝たかしら。
  ・・・きっと、寝ているわね、一緒に。
一緒に、という自分の頭に浮かんだフレーズに、チクリと胸の痛みを感じながら
沙織はバルコニーに出た。空には満点の星。ギリシャの夏の夜風が心地よい。
久しぶりに仲間たちに会った。
共に大いなる敵と戦った青銅聖闘士、白銀聖闘士、黄金聖闘士たち。
今日はみな、ただの同世代の若者として、まるで同窓会のように再会を楽しんだ。
厳しい長い長い闘いの日々はすでに思い出となり、それぞれが新しい人生を歩んでいた。それぞれが、ふさわしい相手と共に。もちろんそのパートナーたちも沙織の配慮でここに来ている。
紫龍は春麗と。
瞬はジュネと。
そして、星矢は美穂と。
かつて、お互いがお互いを「大切な人」と想っていたのは事実だ。
だが、激しい戦いが終わり、日々の暮らしを営むには、幼馴染であたたかい安らぎ
を与えてくれる美穂を、星矢は選んだ。
その選択は、とても自然で納得のいくものだった。だと思っていた。
自分には得られないその幸福を祝福しようと思った。

でも。

チクチクと痛む、胸。
美穂と、美穂と一緒に笑う星矢の顔を見るのが辛かった。

どうして?
星矢も美穂さんのことも好きなのに、なぜこんなに苦しいの?

370362:03/07/04 09:38 ID:aQtWqLhj
グラード財団の総帥としての帝王学を幼い頃から叩き込まれ、さらに少女らしい
憧れをはぐくむ時期には、女神として闘った。そんな沙織にとって、恋愛は別世
界のものであり、自分の思いにも、他人の恋愛沙汰にもひどく鈍感だった。
ただ、そんな沙織が見ても、星矢と美穂はしっかりと愛を育んでいるのが見てとれた。
愛する人に愛されている。その幸福と自信からか内側から輝くような美しさを放つ
美穂を沙織はうらやましく思った。

しかたないわ。美穂さんはやさしいし、かわいいし、なによりも暖かい家庭を
作ってくれそうな安らぎに満ちている・・・
そう、自分を納得させようとしたが、思いに反して、その瞳からは涙がこぼれる。
激しい戦いの中で、誰よりも近いと思っていた存在。それが今は、もう手の届かない、
別世界の人のように感じる。私だって・・・私だって普通の女の子なら。
そんな、考えても仕方のないことを考える。
だが、例えそうでも、結果は同じだったかもしれない。ただの、「沙織」という存在
に、星矢は魅力を感じただろうか?
答えは、否、のような気がする。

「どうして、私じゃないの・・・?」
誰にともなくつぶやいた声に涼しい声が答えた。
「アテナ、風邪をひきますよ」
「ムウ! どうして!?」
371362:03/07/04 09:40 ID:aQtWqLhj
一人きりだと油断していたところにふいに声をかけられて驚いた沙織のすぐそばに
牡羊座の黄金聖闘士・ムウが立っていた。「いくらギリシャが温暖だからといって、
そんな格好で夜風に吹かれていたら風邪をひくと言ってるんです」
いつものように優雅な微笑みを浮かべ、自分が肩にかけていたショールを沙織の
肩にかける。
「・・・そうじゃなくて・・・」
常日頃、女神と聖闘士としていわば上下関係にあり、人類を守るという同じ目的
を持った、いわば同士としていつもそばにいた相手に、普段とは違う気弱な姿を
見られてしまったことに少しばかりの羞恥心を覚える。
 それに、この格好――
女神としての姿と、露出度ではそうたいして変わるわけではない。グラード財団の
総帥としてパーティーなどに出席する時も、美しい胸元が映えるローブデコルテに
身を包む。何よりも太陽が輝くこのギリシャでは、腕や脚を隠している方が不自然
なくらいだ。
ただ、同年代の女の子たちと比べると少し遅いとはいえ、ほのかな思いに苦しむ
ことを覚えた少女にとって、シルクのキャミソールドレス一枚を身にまとっただけ
という姿はあまり男性に見せたくないものだろう。肩にかけられたムウのショールを
無意識に胸元に引き寄せ、ぎゅっと前を合わせる。
ショールには香が焚き染めてあるのか、ほのかにしっとりとした甘い香りがして、
沙織の緊張が少しほぐれる。

372362:03/07/04 09:45 ID:aQtWqLhj
すいません、調子にのって書いてしまいました。
なにぶん、こういうの書くの初めてなんで、
書き込みがうまくいかなくて大変ですた(藁
イパーイエラー出しちゃったよママン・・・
373名無しさん@ピンキー:03/07/04 12:23 ID:10ChxO+S
綺麗な文章ですね!続きが楽しみでつ!
374362:03/07/04 18:49 ID:GBUIhB8O
しかし、「苦しい思いに、夜も眠れぬといった風情ですね」と、いつもと同じ涼しい声で
ズバリと確信をつくムウに、沙織は再びその表情をこわばらせた。
彼が、女神として覚醒した自分を見守り、影ながら支えてくれていたのは知っている。
そして、ただの少女でありたかった自分の気持ちを唯一、理解してくれていたと思っていた。
それなのに。
今のムウは意地悪っぽく薄く微笑を浮かべながら沙織の胸の奥の一番触れてほしくないところ
を小さな針でチクチクとつついてくる。
「相手は、星矢ですね」
「あなたには関係ありません」
できるだけ平静を装いながらぷいと身を翻し、ムウに背を向け「もう休みますからあなたも
お部屋に戻ってください」と沙織はバルコニーから自室に歩を進め、窓を閉めようとした。
「では、私も部屋に戻りましょう」という声とともに、それまでバルコニーにいたムウが
自分より先に部屋に入ってきた。光の速さで動くことができる彼にとって、これくらいは朝飯前だ。
「あなたにはちゃんとお部屋を用意してあるでしょう。それに、女性の寝室に断りもなく入って
くるなんて、紳士のすることではありませんよ」
「紳士でなくて結構ですよ」
内心の動揺を悟られまいと毅然とした態度の沙織にひるむことなく、しゃあしゃあとムウは答える。
言いながら、ショールを胸元に引き寄せたままの沙織をふわりと抱き上げると、そのままベッドへ
運び、すとんと座らせる。
375362:03/07/04 18:52 ID:GBUIhB8O
「な、なにを・・・!」するのです・・・と言おうとした沙織の唇にひんやりとした感触が包む。
ショールと同じ、甘い香り。
唇が重ねられた、と理解するのに、一瞬の間があった。思いもかけない出来事に、本能的に恐れを
感じた沙織は思わずベッドの上で後ずさった。だが、その体は、彼の腕に捕らえられ引き戻される。

「あなたがいけないんですよ。そんな切なげな顔をして悩んでいるから」
「わたくしのせい?」
「そう、思わず、慰めてさしあげたくなる」
耳元でささやく低い声。そこに少しばかりの含み笑いを感じて、沙織は不愉快だった。
思わず振り上げた腕は、当然ムウの手に捕らえられる。
「慰めなど、必要ありません。帰ってください」
内心の動揺をさとられまいと精一杯気丈に言ったものの、その声も再び唇でふさがれる。
「ぶたれるほど悪いことはしていませんよ」
唇を開放するかわりに、その体を引き寄せながら意地悪く笑う。
沙織が全身で抵抗を試みても、ムウは相変わらず涼しい顔のままだ。力を入れているようには
見えないのに、沙織はその腕に捕らえられたまま、動けない。
いや、逃れようと思えば、逃れられたのだろう。
だけど。
「沙織・・・」低く耳元でささやく声。自分の名を呼ぶ声――。
「女神アテナ」として「グラード財団の城戸沙織」としての存在。
敬愛を込めて呼ばれる自分の名前、「アテナ」「沙織さん」ではなく、ただの少女としての
自分を呼ぶ声を、沙織は初めて聞いたような気がした。
それはなんと甘い響きだろう。まるで別の名をよばれているような、くすぐったさ。

その予想外の心地よさを味わいたいために、沙織は無意識のうちに女神としての自分の
力を抑えていた。
男の腕に捕らえられる恐怖と心地よさ。自分が「女」として求められているという喜び。
376362:03/07/04 18:55 ID:GBUIhB8O
自分でもどうしたいのか、どうすべきなのか、わからなくなっていた。
ただ、最初のように無駄に抵抗しようという気持ちはもうなくなっていた。

その微妙な変化を感じ取ったのか、押さえつけるようなムウの腕は幾分緩み、沙織をやさしく包み込んだ。
片方の手で少し乱れた沙織の髪を撫で付け、そのまま少し上気した頬をたどる。ついさっき流した涙と、
抵抗を試みたための少しばかりの汗でしっとりとした頬をたどった手は、頤にかけられ、沙織の顔を
くいと上に向けさせる。
「沙織・・・」いとおしげに自分の名を呼んだ唇が、自分の唇に触れる。

こんな風に星矢に自分の名を呼んでほしかった・・・ような気がする。
それはもうかなわない夢だけれど。
どんどん、頭がぼんやりとしてくる。かわりに、先ほどまでの胸の痛みが和らいでくるような気が、した。

いいわ。あの痛みを味わわなくてすむのなら。
どうせ、星矢は私のことをこんな風に呼んではくれないのだから。

頭のすみでそんなことを考えながら、沙織は自分自身に驚いていた。
どんなに強大な相手でも、最初から勝負を投げ出すようなことをしなかった自分が、こんなにもあっけなく、
なにもかもを諦め、委ねてしまうとは。
でも――もう、かまわない。どうなっても。

沙織の変化を感じ取ったのか、先ほどまでのやさしく触れるような口づけが徐々に熱っぽいものに変わってきた。
沙織のさくらんぼのような唇をついばみ、舌は唇の形をなぞり、その中に侵入する。ねっとりと歯の間を押し広げ、
沙織の舌を求める。ぎこちなく応える舌をからめとり、もてあそぶ。
「ん・・・」
初めて味わう甘い苦しみに、思わず全身の力が抜けた沙織の唇がようやく開放された。
377362@休憩:03/07/04 18:56 ID:GBUIhB8O
すいません、長いですね。ごめんなさい。
90さんを待ちながら、しばらく休憩です。
378名無しさん@ピンキー:03/07/05 00:41 ID:EAKSaQft
362さんすばらしい!!
続き楽しみです〜!!
379名無しさん@ピンキー:03/07/06 00:08 ID:NP50qe1C
いつになく強引なムウ様マンセー!!
萌える小宇宙をありがとう…!
楽しみにしていた甲斐がありました(´Д`;)ハアハア
380名無しさん@ピンキー:03/07/06 06:26 ID:JmTbZpii
とても落ち込んでたんですが、362さんの素敵なムウ沙織読んだら元気がでました(単純
続き待って松。
38190:03/07/06 20:56 ID:e7TcqtiC
眠れない。

ベッドの中から天井を見上げて、美穂は何度目かの吐息を落とした。
眠れない。
今日も、眠れない。
学園の子供たちを相手にする仕事は決して楽ではない。
さらに看護婦資格取得のため夜学にも通う美穂の体は、連日くたくたに疲れきっている。
それなのに、眠れない。
不安がある?
それも、違う。そうだ。今、美穂の生活に不安の影は、少しもない。
それどころか、以前に比べて、美穂の暮らしは良くなってすらいる。

 まず、金銭的な不安がずいぶんと軽くなった。
 沙織の手配りで、美穂はグラード財団の奨学金制度を利用できる手はずとなり、夜学に通うために学園での仕事を増やしたり、少ない余暇にアルバイトを詰め込んだりする必要もなくなった。

 そして、星矢がいつも、彼女の傍らにいてくれる。不器用で、強くて、とても優しい。大好きな少年が。
 星矢がかつての不安を払拭し、美穂を避けなくなったということもあるが、大きな要因は、星矢が聖域に赴くことが無くなったからだ。
「日本の警戒に専念してくださいって言うんだ……沙織さんが」
 腑に落ちないような、嬉しそうな。彼に似合わぬ微妙な表情で、星矢は美穂にそう語ったものだった。

 勿論、嬉しい。
 生活が楽になり、いとしい少年が自分のそばにいてくれる。星矢の特訓を見守ったり、ほんのたわいもない話をしたり、黙って二人で寄り添っていたり、いつかのように二人で夜を過ごしたり。二人の時間は楽しくて、楽しすぎて、めまぐるしく過ぎてゆく。

 だから、不安なんかない。無いはずだ。美穂は、自分にそう言い聞かせた。
38290:03/07/06 21:05 ID:e7TcqtiC
そうだ。不安なんか、ない。
自分にそう言い聞かせて、美穂は寝返りをうつ。
口元にまで布団をひきよせて、眠りの中に入っていこうとする。
だけど、眠れない。何度寝返りをうっても、どんなに楽しい事を考えても。
不安がないのだと、何度言い聞かせても、眠れない。

 だって、美穂は知っていた。
 自分に言い聞かせている言葉が、ウソなのだと。

 奨学金。星矢が、傍らにいてくれる時間が増えたこと。それは嬉しい。本当に嬉しい。
 だけど、それは沙織さんの手配りなのだ。星矢に恋しているはずの、沙織さんの。

 あの日、星矢と結ばれてから、何度も何度も、美穂の心に疑問が浮かび上がる。
 小さくて、みじかくて、棘のようにするどく美穂の心に刺さる疑問が。
 
 ……沙織さんは、今、どんな気持ちなのだろう。

 
 
38390:03/07/06 21:17 ID:e7TcqtiC
 星矢のことを考えると、美穂は心があたたかくなる。
 星矢のことを考えるだけで、勇気をもらえると思う。
 じっと胸の中で暖めいてた想い。それは、なにものにも変えがたくて。
 だから、星矢といられる。ただそれだけで、美穂の心の中には幸福な想いがあふれる。
 そして、それが不安でもある。いつか、星矢を失うことがあったとしたら、そのとき、自分は耐えられるだろうか?
 ……きっとそれは、無理だ。
 ただそれを想像するだけで、胸の奥が冷たくなってしまうのに。
 もしもそれが現実になったら、自分は死ねるかもしれない。そう思う。
 悲しみだけで死ねるかもしれない。
 それはきっと、恋する少女皆がそうなのだ。美穂は星矢と結ばれて、そう確信するようになっていた。
 
 なら、沙織さんは?

 あの日、牡羊座の黄金聖闘士、ムウから聞いた言葉が思い出される。
 女神としての使命のために、沙織はすべてを棄てるのだろうか。人間としての幸福も。安らいだり、泣いたりする権利も。
 そして、星矢への想いも。

 
 
  
38490:03/07/06 21:28 ID:e7TcqtiC
 沙織が聖域で病臥したとの報は、当然美穂の耳にも届いていた。
 医療設備の整わぬ聖域よりも、グラード財団配下の大病院が揃っている日本戻らせて精密検査を行うべきではないかと、連日辰巳さんが聖域の沙織さんに直訴を続けている。
 だけど、沙織は頑として日本に戻ろうとはしない。他の誰にわからなくても、美穂には沙織がそうする訳が理解できた。
 日本に来れば、会ってしまう。星矢に。自分に。きっとそれが沙織は耐えられないのだ。 
 奨学金制度のこと。星矢を日本に留めおいたこと。それは自分と星矢への手向けであると同時に、自分が決別すべきものへのけじめでもあったろう。
 
 だけど、解ってしまう。
 その気持ちも、星矢を思う心も、病臥している今の沙織の心のうちも、美穂には痛いほどわかってしまう。
 そして、いま沙織に必要なものが何であるかも。
 
 いま、沙織にそうしてやれるのは、自分だけだ。
 だけど、苦しかった。それは美穂にとって、決してしたくはない決断だった。
 だけど。
 だけど。
 だけど……。

 美穂は、一生のうちでもっとも苦しい決断を迫られていた。 
38590:03/07/06 21:43 ID:hqT5/blL
私の決断は、間違っていなかったはずだ。

聖域のいと高き場所、女神の間。

寝所の窓からぼんやりと雨を見上げて、沙織は小さくつぶやいた。

だって、私は女神なのだから。

だから、棄てなくてはならない。だから、棄てると決めた。普通の少女としての人生は、棄てたのだ。

……だから、今度も、棄てなくてはならない。
真っ白な手をきゅっと握り締めて、沙織は雨から視線をそらした。

だから、私の決断は、間違っていなかったはずだ。
星矢は、あの少女と結ばれたのだから。自分にできることは、二人が幸福になれる手伝いをすることだけだ。
……もちろん、選択は他にもあった。一番自分につらくないのは、二人が結ばれたことを知らぬふりをして、今までどおりに過ごすことだ。
星矢は裏表のない少年だ。きっと、自分が今までどおりに振舞えば、いままでどおりの優しさを、勇気を、笑顔を……見せてくれるだろう。
そして、そうであれば、沙織は都合の良い空想に浸っていることができた。
もしかしたら、自分に星矢が振り向く日が来るかもしれない。
そうでなくても、いつまでもそうして気付かぬふりをして、星矢のそばにいることができるかもしれない。
少なくとも、星矢を想い続けることが、できるかもしれない。魅力的で、惨めで、残酷な選択。


38690:03/07/06 22:04 ID:MpQFWhaO
「……できませんっ」
だんっ。

握った手で、沙織は寝所の壁をたたく。甘い想いをふりすてるかのように、激しく首をふりたてる。その動きにあわせて、滑らかな長い髪が踊る。
 絶対ダメだ。どうしても、そうはできないのだ。
 血が出るほど歯をかみ締めて、何度も何度も壁をたたく。痛みも何も感じない。ただ、自分の中の思いで身体が捩れてしまいそうだった。
 そうだ。どんなにそうしたくても、できないんだ。
 自分の身体をはじけさせてしまいそうな星矢への想いに必死で蓋をして、沙織は嗚咽を漏らした。

 だって、こんなに恋しいのに。
 離れても、美穂さんと結ばれたと知ってしまっても、星矢のことがこんなに恋しいのに。
 それなのに今までどおり、そばにいたりしたら、どうすればよいのだろう。
 今でさえこれほど苦しいのに、これ以上星矢のことを好きになってしまったら……
 きっと私は、放り投げてしまう。星矢意外のすべてを。

 だから、できない。
 甘い選択を選ぶことはできないんだ……。
38790:03/07/06 22:06 ID:MpQFWhaO
「……できませんっ」
だんっ。

握った手で、沙織は寝所の壁をたたく。甘い想いをふりすてるかのように、激しく首をふりたてる。その動きにあわせて、滑らかな長い髪が踊る。
 絶対ダメだ。どうしても、そうはできないのだ。
 血が出るほど歯をかみ締めて、何度も何度も壁をたたく。痛みも何も感じない。ただ、自分の中の思いで身体が捩れてしまいそうだった。
 そうだ。どんなにそうしたくても、できないんだ。自分の身体をはじけさせてしまいそうな星矢への想いに必死で蓋をして、沙織は嗚咽を漏らした。
 だって、こんなに恋しいのに。離れても、美穂さんと結ばれたと知ってしまっても、星矢のことがこんなに恋しいのに。
 それなのに今までどおり、そばにいたりしたら、どうすればよいのだろう。
 今でさえこれほど苦しいのに、これ以上星矢のことを好きになってしまったら……きっと私は、放り投げてしまう。星矢意外のすべてを。
 だから、できない。甘い選択を選ぶことはできないんだ……。

「女神」
 寝所の外からの控えめな声が、女神沙織の心を現実に引き戻した。女神の間付きの女性性闘士の声である。
「何事ですか」
 涙を拭き、毅然といい放つ。いかに体調が悪くとも、女神として弱さを見せることはできない。
 絶対にできない。
「ご面会の方が」
「……謁見の間に、通しなさい」
 生神たる沙織は、気が向かないのであれば面会を蹴る程度の我侭は許される立場であった。
 しかし、病臥してよりこちら、黄金聖闘士たちは沙織の負担を減らすべく、肩代わりできる職務、謁見を手分けして負担している。
 その上での面会とあれば、棄て置けぬ事態も予測される。ならば、傷心に沈む沙織ではなく、使命に生きる女神として、それに応じなくてはならない。
 夜着の上からショールをまとい、謁見の間に向かう。心の中から動揺をふり棄て、女神として。

「……!!」
 だが、沙織は謁見の間に立つ人物を見て、息を呑んだ。それは、ここに居てはならぬ少年。
「……星矢……!!」
「やあ、沙織さん」
 気軽に笑いかける星矢の笑顔が、太陽のように輝いていた……。
38890:03/07/06 22:22 ID:MpQFWhaO
「……せい、や……?」
「なんだよ、オバケでも見たみたいに」
 沙織の心情には気付かず、星矢は笑ってみせる。
 ああ。
 沙織は、自分が泣いてしまうのではないかと思った。ずーっと見たかった笑顔が目の前にある。そのことが、震えるほど嬉しい。だけど。
「どうして来たのです、星矢。日本から動くなと、申し付けたはず」
 冷たい声で、詰問する。そうだ。自分は誓ったのに。二度と星矢には会わないと。
「病気だって聞いたから。それに……」
 それに?
 ほんのかすかな希望が、沙織の胸に浮かぶ。だが、それは砕ける定めだ。
「それに、美穂ちゃんが、来るなと言われても行ってやんなきゃいけない、って言ってくれてさ。俺も、そう思ったから……さ、沙織さん!?」
 笑顔とともに沙織を見て、星矢は硬直するしかない。
 泣いていた。
 声も出さず、沙織は涙を流していた。静かな微笑みの表情を浮かべて、静かに、静かに……。
「さ、沙織さん!?」
「なんでもないのです、星矢」
 俯いて、沙織はそっと涙をぬぐった。熱い涙。きっとこれは、たったいまひび割れた自分の心が流した、血の熱さに違いない。だけど、微笑んで、顔を上げる。
「なんでもないのです。星矢。ただ、勝てないと知っただけ」
 そうだ。どうやっても勝てないと。
「……星矢、きてくれてありがとう」
 不思議なぐらい、明るい声を出すことができた。沙織は飛び切りの笑顔を向けて、星矢に歩み寄る。
「今日一日だけ、私といてくれませんか、星矢。そして……」
 声が震えそうになるのを必死で抑えて、沙織は星矢の手を取った。何度となく自分を救った、傷だらけの拳を。
 そして、まっすぐに星矢の瞳を見上げる。
「そして、一日だけ。一日だけ、私の言うことを聞くって、約束して欲しいのです」
 沙織のあまりにも真剣なまなざしに、星矢はゆっくりと頷くのだった・・・。
38990:03/07/06 22:23 ID:MpQFWhaO
今日はここまで。沙織×ムウもいい感じなので、負けてられません(笑)
390名無しさん@ピンキー:03/07/06 23:06 ID:i8yo9v6k
うおおおおお!!!長編力作でつね。
90神様楽しみにしておりまつよ。
391名無しさん@ピンキー:03/07/06 23:54 ID:jU4HNVDg
90さんは、私の好みを読みとってるんじゃないだろうかってくらい、ツボです!
美穂ちゃんも沙織さんも、心底星矢が好きでけなげで・・・胸が痛い。
そしてすみません、ちょっと叫ばせてください。

抱けえっ!抱け!!抱けえええーーーっっ!!!
392362@休憩中:03/07/07 09:46 ID:ruAF/M4F
ウホッ!90様、おさすがですわ。
なんか割り込むのはばかられますが、とりあえず
できたとこまでうpしてみます。
お目汚しすみません(ペコリ
393362@休憩おわり:03/07/07 09:48 ID:ruAF/M4F
「自由におなりなさい、沙織。もう、耐えなくていいんですよ」
先ほどまでの少しからかうような口調が消えていた。自分を見つめる緑の瞳。
しかし、その言葉の意味を考える隙は与えられなかった。再び耳元でささやくよう
に名を呼びながら、その唇は沙織の普段、長い髪で隠れていることの多い小さな貝
のような耳をさぐりあて、その形を舌でなぞる。
ぴくん、と体が小さく反応する。
汗で髪の毛が張り付いたうなじ、首筋、鎖骨・・・ムウの唇と舌がゆっくりとその
肌を這い回る。
「あぁ・・・っ」
思わず漏れた声に、沙織は驚いた。
なんて声を出すのだろう、私は。
だが、それを恥らう隙を与えられることなく、彼の唇は沙織が敏感に反応する場所を
探り当て、強く吸い上げる。沙織の白い肌に紅色の所有印が次々と刻印されてゆく。

「や・・・ぃやぁっ・・・」
ぞくぞくと背筋を走る悪寒に肌は粟立ち、首筋はよりいっそう男の唇を招くかの
ように反り返る。
「いやじゃないでしょう、沙織?」
いつもの、少し意地悪い、涼しい声。
耳元でささやく声は愛しいと思った人の声ではない、のに・・・。
それでもこの声で自分の名をささやかれると、もう、逃れられない。
394362@休憩おわり:03/07/07 09:50 ID:ruAF/M4F
いつのまにか堅く閉じられた睫に涙がにじんでいた。
その睫に口づけしながら、ムウは沙織から自分がかけてやったショールを外し、
ベッドに横たえる。思わず沙織は自らの腕で自身をぎゅっと抱いた。
しかしその腕はすぐにムウの両腕で左右に開かれ、押さえつけられる。
間近に迫る見慣れたはずの美しい顔に、初めて沙織は恐怖を感じた。

再び沙織の唇がふさがれ、舌がからまる。抵抗する力のない腕を開放したムウの手は、
頬から首筋、肩をたどる。
そして、薄い布に包まれ、大きく上下しているふくらみに。
そこにそっと手が触れられた瞬間、羞恥心と恐怖から、思わず叫びそうになった。
いや、叫んだと思った。だが、その口はふさがれ、変わりに出たのは、鼻から抜けるような
くぐもったあえぎ声だけだった。
「んんっ・・ん・・・!」
ムウの手はゆっくりと沙織の胸のふくらみを捕らえ、やさしくやさしく揉みしだく。
薄い布の上から、その頂上を探り当て、指ではさむ。
「いやぁっ・・・!!」
唇を外し、小さく叫ぶ沙織の声はすでに甘さを伴っていた。
苦しげに上下する胸元は上気し、頬と同じ桜色に染まっていた。
そして、シルクで包まれた胸のふくらみの頂点には、小さな二つの隆起がはっきりと見て取れる。
「いつまでもいやがってばかりのお嬢さんですね」
そう言うなり、ムウの手は先ほどまでのやさしい動きをやめ、半ば強引にドレスの肩紐をするり
と外し、沙織の胸元を露わにしてしまう。
「きゃ・・・」
初めて男の目にさらされ、恥らう間も与えられない。露わになったと感じた次の瞬間にはその豊かな
乳房は男の手のひらに包まれ、持ち上げられ、その頂点は唇に吸い寄せられる。
すでに堅く立ち上がったそれを舌で転がされ吸い上げられ、やさしく噛まれる。
395362@休憩おわり:03/07/07 09:53 ID:ruAF/M4F
横たえられても十分な高さを誇る豊かな乳房――
それはそのものだけを見るならば若々しさと崇高さを兼ね備えた、芸術的な美しさであっただろう。
しかし、そこに男の手が添えられただけで、それはなんと淫猥な眺めになるのだろう。
すでにその手の動きに沿うように柔らかさを持ち始めた乳房が薄暗い部屋の中に白くぼぅ、と浮かび上がる。
「嫌・・嫌・・・嫌ぁ・・っ・・・」
今更ながら全身を使って抵抗しようと試みるが、ムウの体にしっかりとのしかかられていてはそれすらも
かなわない。言葉とは裏腹に手と舌でなぶられた胸の頂点からじんじんと電気が走り、全身を駆け巡る。
剥き出しになった肌にさらさらと触れる長い髪ですら、肌をくすぐる触手のように感じられる。
まるで体全体の皮膚を一枚はがれたような――全神経が剥き出しにされたような感覚。
どこに触れられても、その刺激は電流となってからだの隅々まで痺れさせる。
そして、体の一番奥に。
全ての刺激が、電流が、その、一番柔らかい部分に集まっていく。
その、熱い疼きに対して、ただ首を横に振ることだけが沙織にできる唯一の抵抗だった。
豊満な胸を十分に味わった手の片方は、やがてドレスの裾がめくりあがり、露わになっている太ももにかけられた。

396362@ふたたび休憩:03/07/07 09:55 ID:ruAF/M4F
今日はこのあたりにしておきとうございます。
失礼いたしました。

90様、続きまって松。
397名無しさん@ピンキー:03/07/07 12:20 ID:A5VPxft2
ムウ沙織だあ!
涙がでるほどうれちいでつ!

星沙の90さんとの競作楽しみでつ
お二方の続きお待ちしておりまつ
398名無しさん@ピンキー:03/07/07 13:51 ID:YUKzv+9U
さおりんてなんか幸せになれなさそうなところがそそるよな〜
不幸じゃないけど、幸福でもない、というか。
意外と、美穂ちゃんとかシャイナさんとかの方が、地味ながらも
幸せに暮らしそうな感じ。
399名無しさん@ピンキー:03/07/08 00:10 ID:kMI08bJ2
>>病気だって聞いたから。それに……」
>それに?
>ほんのかすかな希望が、沙織の胸に浮かぶ。だが、それは砕ける定めだ。
あぁ…沙織さん…
400名無しさん@ピンキー:03/07/08 22:56 ID:5Mta//NA
>>391
ノスタル爺?

90氏と362氏の書く沙織さんが艶を競うさまを
どきどきしながら見守らせて頂いております。
401名無しさん@ピンキー:03/07/08 23:56 ID:SjWptoF/
沙織さんのオッパイ(;´Д`) ハァハァ…
402名無しさん@ピンキー:03/07/09 00:49 ID:F0Kw6Sw7
362さんマジできれいな文章ですね、先が楽しみです。
組み合わせも美男美女で絵になるなあ。
403名無しさん@ピンキー:03/07/09 09:46 ID:HXyFXC/H
ずっとsage進行で大丈夫なのかな?
あげると広告嵐がくる?
404名無しさん@ピンキー:03/07/09 13:38 ID:siAv4wah
90様、続き楽しみです。
どっちかというと、星矢×美穂ちゃん派ですが。
美穂ちゃん、エライな〜

しかし、星矢ばかりがナゼもてる
405391:03/07/09 20:25 ID:eIWNm5p0
>>400
おおお!分かる人が居たとは!
406名無しさん@ピンキー:03/07/10 00:50 ID:JuN9rySq
>391
牢の中から叫んでるんでつか?

90さんと326さんのお話の今後の展開を楽しみにしてます。
407名無しさん@ピンキー:03/07/10 00:52 ID:JuN9rySq
362さんでした。スンマソ
408名無しさん@ピンキー:03/07/10 01:13 ID:vM+eIdRi
結構下がっているな。
油断禁物。いまのうちに上げておこう。

妍を競う90さんと326さんの沙織さん話、楽しみでつ!
409名無しさん@ピンキー:03/07/10 01:13 ID:vM+eIdRi
といいつつsageてちゃなんにもならんぞ漏れ
410あぼーん:あぼーん
あぼーん
411名無しさん@ピンキー:03/07/10 09:42 ID:XSXHE5A0
上げたとたんに広告か。
チョトワラタ
412名無しさん@ピンキー:03/07/11 15:25 ID:0yTmGA3f
進まないね

気長に待つしかないか。
413名無しさん@ピンキー:03/07/12 14:04 ID:1+yEhJiT
行儀が悪いな
じっと待つか藻前が新たな小宇宙を提供汁
414あぼーん:あぼーん
あぼーん
415名無しさん@ピンキー:03/07/14 00:05 ID:h/z/e6AY
どこかいいサイトは無いもんかね?
416362:03/07/14 09:44 ID:nXEfTzZF
すいません、ここんとこちょっと忙しくてあんまり進んでないんですけど、
ちょっとずつあげていきます。
417362:03/07/14 09:45 ID:nXEfTzZF
小さな薄い布に包まれた、一番柔らかい部分。
そこに全ての感覚が神経が集まるかのような、熱い、疼き。
その疼きがこれ以上昂ぶらないように、閉じていた、脚。
しかし、その両膝もムウの手が掛けられだけで、力を失い、震えながら少しずつ開かれ
てゆく。ムウのしなやかな指がしっとりと熱い太股をまさぐる。ひんやりとしたその指は
腿を伝い、豊かな肉の感触を楽しんでいる。
「はう・・・んっ・・・!んぁぁ・・・」
びくびくと体が震え、苦しげな吐息が漏れる。酸素を求めて大きく口を開けたいという
衝動に駆られながらも、これ以上男の愛撫に負けて声を漏らすまいと唇を噛む。
しかし、確実に「そこ」に近づこうと肌の上を這いまわる細く長い指から全身を駆け巡る
甘い痺れは、こらえきれずに口の端から、鼻腔から、苦しげなあえぎとなって吐き出される。
「ん・・・くっ、んんん・・ふあっ、ああっ・・・!!」

ジンジンと熱く疼く「そこ」に、触れてほしい――?
触れてほしくない――? 
ただ、この痺れを、疼きを、治めてほしい。
418362:03/07/14 09:48 ID:nXEfTzZF
「やめて・・・おねがい・・・」
声は、喘ぎにまみれて、やっと聞き取れるほど弱々しい。
だが、その声は、どんな男が聞いても沙織の懇願と反対の行為を誘うだろう。
「やめてほしくは、ないでしょう?」
その、何もかも見透かしたような言葉に全身がカッと熱くなる。
さらに、そう言うなり、つい、と布の上からその窪みに沿って撫で上げた指の感触によって、
「そこ」はさらに熱くなる。
「あ、、嫌・・・!!」
必死に腰をよじり、その指から逃れようとするが、それはまるで誘っているかのようにも
見える。事実、ドレスの裾はさらにめくれ上がり、沙織の下着は丸見えになり、肩紐が外され、
上半身を覆っていた部分もウエストのあたりでとどまっているだけになってしまっていた。
ムウはその抵抗すら楽しむかのように微笑を浮かべながら、沙織を押さえつけ、乳房に吸い付く。
片方の手は再び内腿を開き、繊細なレースで飾られた華奢な下着の脇からするりと指を滑り込ませた。
ついさっき、布の上からしたように、脚の間の唇に沿って今度は指を撫でおろし、長い中指をが潤んだ
柔らかい部分の奥へと差し入れられた。
「っ!!あぁあっ・・!」

419362:03/07/14 09:51 ID:nXEfTzZF
指は、そのまま押し開くように中をうごめく。それまで慎ましやかに閉じられた花びらの中で
せき止められていた蜜が、トロリと溢れ出す。
ぐちゅぐちゅと派手な音を立てながら、泉の奥をかき回す指に導かれて、蜜がどんどん溢れ出る。
唇と舌は乳房を這い、ときおりその頂点は強く吸い上げられ、歯が立てられる。
「嫌ぁっ!・・・あああ・・んんふ・・ふぁぁ・・んっ!!」
吐息と喘ぎを必死に抑えようとすればするほど、沙織の体は熱くなる。
ビクビクと身体はわななき、理性はなすすべもなく溶けてゆく。
「そう・・・もっと声をおあげなさい。あなたは、こうされたかったのでしょう?」
どこかにいってしまいそうな意識の中に冷たく突き刺さる言葉。
 わたしが、望んだ?
「あなたは、望んでいたんですよ・・・女神ではなく“女”として扱われることをね」
言いながら、しなやかな3本の指を沙織の奥へと滑り込ませる。
一瞬冷たくなった胸のうちは、すぐに熱に覆われ、ふたたびとろけそうになる。
悲鳴を抑えようとして、喘ぎはどんどん苦しげなものになってゆく。
420362:03/07/14 09:56 ID:nXEfTzZF
今日はここまでです。

最初の頃の勢いが(自分の中で)ちょっとなくなってきたな・・・
小宇宙を萌やさねば。

そういえば、昨日初めてエピソードGというのを見ました。
全然知らなかったので、かなりビクーリしました。ていうか、気付かなかった。
なんだかしらないうちに年をとったのねぇ・・・とちょっと感慨にふけったり
したにちようびでした(藁
421名無しさん@ピンキー:03/07/14 12:22 ID:FzRO2Eq3
362さん素晴らしいです!
ちょっとづつでもいいので
是非最後まで!
422名無しさん@ピンキー:03/07/14 16:50 ID:+/TLg3yB
90様も待っており松!
423山崎 渉:03/07/15 11:10 ID:vhmwz+RP

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
424名無しさん@ピンキー:03/07/16 06:06 ID:+M5+4ZM9
カノン(28)「なにやらムウが頑張ってるようだーが、
      まあ百戦錬磨のオレ様から言わせれば、ヤツなんぞまだまだヒヨッコッ
      何てったって攻めが単調、クリトリスオールじゃあ飽きられるわ!
      まあきっと『舌ぁ出すとレボリューションですよウフフ』とか言って
      テクの無さを舌先三寸で誤魔化してる可能性アリ得スぎだがな!
      ま、オレ様なら舌先だけじゃあすまないぞ?
      口八丁手八丁、出前一丁もう絶頂ってなもんだ!
      はぁーっはっはっはぁ!」

出前一丁ってなんだオヤジ
425名無しさん@ピンキー:03/07/16 07:30 ID:qoU2bQlN
おお!オヤジカノン!
久しぶりでうれしいぞ!!
426名無しさん@ピンキー:03/07/16 09:36 ID:6GEtbHPa
オオオオオヤジカノン(28)だあ!
オヤジカノンに笑われないようにがんがります。
             
              by.362@オヤジファン
427名無しさん@ピンキー:03/07/17 02:35 ID:HHrj3CMS
シャイナのあの尻をバックから突きまくるような話希望。
尻描写に力を入れて。
相手は…やっぱポセイドンになるのかなぁ。
星矢だとつまんないよな。
428名無しさん@ピンキー:03/07/17 14:19 ID:UHe4KOYH
出たーーーーーっ!!
オヤジカノンーーーーーー!!
ホントにお久しぶりネ(w
429あぼーん:あぼーん
あぼーん
430あぼーん:あぼーん
あぼーん
431362:03/07/18 09:36 ID:OQyRUr4F
えと、なんか私ばっかり申し訳ないですが、ちょこちょこ続けていいでしょうか。
とか言いながら、返事も待たずにうpしてしまうわけですが(w
432362:03/07/18 09:42 ID:OQyRUr4F
「ど・・うして・・・そんな、そんなこと・・・!」

そんなこと、を、望んだわけじゃ、ない。
いいえ、私は。
押し寄せる熱いうねりに身を委ね、浸りきりたいと望んでいる、のかもしれない。

「おやおや、身体と違って、心はなかなか頑固なんですね」
くすくすと笑いながら、トロリと熱い液体でくるまれた指で、堅く尖った蕾をそっと触れる。
咽喉の奥で「ひっ!」と小さく悲鳴をあげる沙織をいたぶるように親指の腹はゆっくりと蕾を
なぞり、中指はさらに激しく中をかき回す。
「フフ・・・もう耐えなくてもいいと言ったでしょう?」

プライドが傷つけられる痛みと、自制心から開放される恍惚が錯綜する。

あふれる涙は、失いかけている自身の清らかさに対する惜別なのか、それとも絶望にも似た、
歓喜のためなのか・・・あるいは、懐かしい、もう手の届かない「彼」への想いのためなのか・・・
そのどれもが絡み合い、心とは裏腹に、はしたなく溢れ出す蜜とともに流れ落ちる。
押し寄せてくる大きな波にのまれ、沙織はついに、悲鳴を上げた――
433362:03/07/18 09:46 ID:OQyRUr4F
涙のあとを唇でなぞりながら、ムウは器用に沙織の身体から着ているものを引き剥がす。
ぐったりした沙織はもう抵抗することをやめ、その輝くばかりの裸体を横たえている。

見つめられている。

そう感じて、白い肌が、さっと筆で刷いたように桜色に染まる。
ついさっき、全身に走った甘い痺れは、今も身体の奥でくすぶっている。
肩、首筋、手首、脚、踵・・・そして、身体と心の最も秘密の部分に至るまで髪の毛よ
りももっと細くて目に見えない、鋼よりももっと強力な何かで、がんじがらめにされて
いる。それはなんと魅惑的な戒めだろう。
抗うことのかなわない体がゆっくりと開かれ、ムウの身体が沙織にのしかかる。
いつのまにか衣はその身体から離れ、剥き出しにされたお互いの肌が触れ合う。
重なり合い、愛撫される肌から、塞がれた唇のすき間から漂う、しっとりとした甘い香り。
体温に温められて立ち上るその香りに酔うように沙織の目はうっとりと潤んでいる。
右足の膝が折られ、胸のあたりまで持ち上げられた。
さらけ出されたその部分は、桜色に染まった肌より一段と紅く、自らの蜜で濡れて光を
たたえている。外気と、視線にさらされたことを感じて、そこはさらに熱くなり、泉が
沸き立つ。
恥ずかしさと恐怖ととともに、相反する甘く疼く期待とを自らの胸のうちに同時に感じて、
それを否定するかのように、沙織はぎゅっと瞳を閉じる。
434362:03/07/18 09:49 ID:OQyRUr4F
「沙織、少し我慢なさい」
耳元でささやく声とともに、開かれた部分に杭が打ち込まれようとしている。
瞳を閉じる前にちらりと見えたそれは、思っていたよりも大きく、沙織に少しばかりの
恐怖心を与えた。
しかし、潤んだその部分を押し開かれる感触が、畏れと羞恥心さえもとろけさせてゆく。
湿った水音を響かせながら脚の間の唇は大きく開かされ、支配されるのを待つかのように
ひくつかせながら口をあけている。
無礼な侵入者は浅瀬で遊ぶ船のように何度か行き来し、さらに深い部分を求めようとする。
「あっ・・・ああ・・!!」
ゆっくりと、しかし確実に侵入してくるその感触は、先ほどの指とは全く違っていた。
熱くて、堅い。
十分に潤っているとはいえ、侵略を拒否するかのように開こうとしないその部分が、軋んで
悲鳴をあげているようだった。

そして、身体の全てがはじけてしまうかと思われるような、痛み。
「ひっ・・・んぁあっ・・・っっ!!」
声すら上げられないほどの衝撃にお構いなく、ムウは奥まで突き進んでくる。
無理やり開かれた壁から、痛みと共に覚えたばかりの甘い疼きが身体に走る。
「んん・・はあぁ・・・っ! 」

痛みは恍惚のうちにその鋭さを和らげ、肉体はすぐにその軋みを取り込んでゆく。
悲鳴は熱で溶かされ、切ない溜息に変化する。
435362:03/07/18 09:50 ID:OQyRUr4F
今日はここまでです。
なんか、長いわりに色気が少なくてすんません。
436名無しさん@ピンキー:03/07/18 12:27 ID:XgQJzV7b
素晴らすい!
362さんはまさしく神でつ
437名無しさん@ピンキー:03/07/18 19:37 ID:GPBcA7u2
ムウさおキター!神!!!
神認定。
文章、マジうまいですね。もう一度読み直してきまつ(藁
438名無しさん@ピンキー:03/07/18 23:56 ID:S5kW7dlb
362さんブラボー!!
グッジョブ!
439名無しさん@ピンキー:03/07/20 06:44 ID:hIq5bxDM
キタキタキタキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
362さんグッジョブ!

あと、亀だがオヤジカノン久しぶり!
440名無しさん@ピンキー:03/07/20 23:38 ID:ZSn+tBNF
画像板復活〜
44190:03/07/21 23:27 ID:ee4BUE4q
「星矢、ほら、早くおいでなさい!!」
「ち、ちょっと待ってくれよ、沙織さん!!」
 聖域にほど近いロドリオ村。聖域から街中に向かって下ってゆくその細い道を、栗色の髪を翻して少女が駆けてゆく。
星矢を振り返って笑う顔は、降り続く細い雨も、足元の悪さも気にならないように輝いている。
 だから、星矢は戸惑っていた。
 だって、沙織さんは病臥していたはずなのに。それにさっき、確かに泣いたのに。
 それなのに、沙織は笑っていた。子供のように無邪気な笑顔を浮かべ、頬を上気させ、何度も星矢を振り返りながら駆けてゆく。
 沙織さんのあんな顔見たの、どのぐらいぶりだろう。沙織の後姿を追いながら、星矢は考える。
一年?二年?・・・いや、違う。たしか、俺が聖衣を得て日本に帰ったころは、すでに凛として唇を結び、無表情といえるほど堂々としたあの表情が板についていた。
当時、初めてその顔を見たとき、星矢は高慢ちきな顔をしてやがる、と思ったものである。
 たしか、俺たちが修行に送り出される前、俺たちを動物か所有物だとしか思っていなかったころの沙織は、よく笑ってた。でも、今の笑顔は、そのころの笑顔とは全然違った。
全然角がなくて、自然で……
 それに、何故だろう。沙織の笑顔を見ていると、何故だか胸が痛かった。楽しげに笑い声を上げて走る沙織の尾顔が、星矢にはどこか儚く見えるのだった。
44290:03/07/22 00:08 ID:f8fIBQ2b
ロドリオ村からは、一日に1往復だけ、首都アテネに向かうバスが出ている。
物好きな観光客が鄙びたロドリオ村を見物しにくることもあったが、本来は村で賄えない物資を調達したりするための生活路線だ。
「今日は一日遊びましょう、星矢」
 バスを待ちながら、沙織は、そういって星矢に笑いかける。輝くような笑顔。
「私、まだアテネを観光したこと、無いのです。色々ところを見て、たくさん遊んで、夜は美味しい…どうしたのです、星矢」
「いや……」
 戸惑いを隠せない顔で、星矢は行儀悪く頭を掻いた。
「なんか、沙織さんが遊ぼうなんて言うの、初めて聞いたから」
「そうですね。普段は難しい顔ばかりしているでしょう、私」
「い、いや、そんなことはない。そんなことはないけど……ちょっと、意外だったから」
 意外といえば、沙織の服装にも星矢は驚かされていた。聖域での沙織は、いつもあの薄絹のドレスを纏っている。グラード財団総帥として執務に当たるときは、セリーヌやディオールの目の玉が飛び出るような値段のかっちりしたスーツを纏っている。
だが今日の沙織はざっくりとしたデニムにニット、みじかい丈のコートといった、ごく活動的なスタイルだ。そんな服装をしていても優美に感じられるのが沙織のすごいところかもしれないが、普段の彼女を知る星矢としては、驚くしかないのである。
「意外。そうでしょうね」
 星矢の言葉に、沙織は小さく微笑んだ。
「でも、してみたいとは思っていたのです。こんな服を着て、友達と他愛も無い話をして、いろんな遊びをして、それから……」
「できるって」
 雨の空を見上げる沙織の瞳の遠さに、星矢は思わずそう言い返した。
「沙織さんには俺たち聖闘士がついてる。地上を狙う邪悪な神を全部ぶっとばしたら、これまでの分を取り返して、いろんなことができるって」
「あっ、バスが来ましたよ、星矢」
 星矢の言葉には答えずに、沙織は近づいてくるバスに視線を向けて、立ち上がった。
 沙織さん?
 星矢は沙織のその様子に、戸惑わずにはいられなかった・・・。 
44390:03/07/22 00:10 ID:f8fIBQ2b
次回はデート本番。さて、うまく書けるかどうか。

しかし、ムウ×沙織、最高です!!やられた、って感じ。私にはどうも、ああいうのは書けないんですよー。
444名無しさん@ピンキー:03/07/22 00:25 ID:MiM+lTk6
相変わらず、90さんの作品にはツボを突かれまくってしまいます。
このままぜひ、突き進んでください!
沙織の描写が絶妙です。すごくキャラを押さえていて、心の動きに説得力があります。
そして、ほんのりと切なさが伝わってきます・・・
445名無しさん@ピンキー:03/07/22 01:56 ID:zax+/LnB
漏れは362さんのムウ沙織の続きが楽しみで仕方ないんだが、
90さんの星矢沙織の切なさにもどかんとやられた。

お二方の作品を楽しみにしてまつ
446362:03/07/22 09:36 ID:DNnrRedK
おほめの言葉をかけてくださった方々、ありがとうございます。

「もう来るな!」といわれたらどうしようかとビクビクしておりましたので
とても嬉しいです。
そして、90様、ご降臨〜〜!!
さおりんがかわいらしくっていいですねぇ!続きが楽しみです。
447362:03/07/22 09:48 ID:DNnrRedK
「ああ・・・ああ・・・ああ・・・っ・・・!」
体の一番奥にまで杭が打ち込まれ、全身を縛り付ける。
しなる背筋と首筋は引き寄せられ、逃れることが出来ない。
荒い息とともに切なげな喘ぎ声が漏れる。
もう、その声を抑えることすらできない。

「痛いですか?」
とささやく声に、小さく首を横に振る。

痛みは感じている。
言葉もなくしてしまうほど。このまま壊れてしまうのではないかと思うほど。
だけど。
心の痛みが、消えてなくなっている。
かわりに、泣きたいくらいに切なくて心地よい、それは甘い絶望感。

男と女の剥き出しになった肌は、しっとりと吸い合うのだということを、沙織は生まれ
て初めて知った。
星矢の腕に、幾度となく守られた。そして、星矢の体を、幾度となく包んだ。
そのときに感じたのは、あたたかい安心感。そして、熟しきらない果物を食べたときの
ような、胸がきゅんと窪むような、くすぐったさ。
それとは、違う。

激しくて、熱くて、甘い。
戦慄のように駆け巡る、悦び。

ムウはゆっくりと沙織の中で動きはじめる。
動きに合わせて、せき止められた蜜が出口を見つけて溢れ出す。流れ出した蜜は沙織の
窪みを伝い、シーツに紅い花を咲かせた。
再び襲いかかる痛みに、沙織は小さく悲鳴をあげたが、それはすぐに、幸福な溜息の尾
を引きはじめる。
448362:03/07/22 09:51 ID:DNnrRedK
ムウは、酸素を求めて震えながら反り返る沙織の首筋に、音を立てて吸い付き、貫いた状態の
ままゆっくりとその体を抱き起こす。シーツの上に花のように広がっていた長い髪がさらさら
と体を覆う。力なくムウの体にもたれかかる沙織は、その乱れを直す余裕すらない。頬にかか
る髪をかきあげようとしたムウの動きにさえ沙織の体は敏感に反応し、乳房が小さく揺れる。

下からゆっくりと突き上げられ、喘ぎとも溜息ともつかぬ苦しげな息を吐きながら、沙織は
いつしかムウの首にしがみついていた。
ついさっきまでひんやりしていたその肌は、今は沙織の肌と同じくらい熱い。

体温が混じり合って、溶けてしまいそうだわ

そんな風にぼんやりと考えながら、ムウの体を熱くし、呼吸を乱しているのは自分の体なのだ
と気づき、言いようのない喜びを感じる。
つながれた部分から、はしたない音と獣じみた匂いが立ち上る。お互いの体から溢れ出す香り
が混じり合い、沙織を朦朧とさせる。
捕らえられた腕の中で、お互いの体がこすれ合い、大きく開かれた両脚の間の谷間は、無礼な
侵入者を受け入れ、あたたかく包み込んでいる。谷のあわいから顔を出した小石はその硬さを
主張したばかりに、なで上げられ、剥き出しにされ、沙織に悲鳴を上げさせる。
ムウの熱い吐息がうなじにかかり、舌が首筋を這い、耳たぶが噛まれる度に、
そして、手が胸をまさぐり、その頂上を指でなぶられる度に、沙織は、自分の体がどんどん熱
くなり、打ち込まれた杭を逃すまいと締め付けてゆくのを感じた。
そして、その呪縛によって、ムウの体が熱を持ち、同じように昂ぶっていることも。
沙織の両脚はムウの体に絡みつき、両手は白い背中に紅い傷跡を刻み込む。
自分の体をしっかりと捕らえる腕や、動きに合わせて思わず爪を食い込ませてしまった背中に、
繊細な外見とは不釣合いとも思える筋肉を感じ、沙織は、自分がどうしようもなく「女」で
あることを改めて感じていた。
「ああ、沙織・・・」
甘い吐息とともに自分の名を呼ぶ声が耳をくすぐる。
449362:03/07/22 09:56 ID:DNnrRedK
今日はここまでっす。

短くてスイマセン。
90さんの本番デート・・・もとい、デート本番!
普段着さおりんに萌え〜ですな。
450名無しさん@ピンキー:03/07/22 12:19 ID:Rk4wqclv
362さん神!
美しくエロい文章に惚れ惚れしました
451362:03/07/22 17:26 ID:SZdd7Rzs
ピキィィン
黄金の光に包まれた美しい人影が沙織の前に突然現れた。
「あなたは・・・アリエス?」
「いかにも。私はアリエスのムウ。あなたがアテナですね?」
「そうです。ムウ、あなたは聖域の教皇ではなく、わたくしを信じて、
共に闘ってくれますか?」
「エエ。ですが、あなたが女神として真に覚醒し、邪悪と闘えるほどに
ご成長なさったかを見せていただかなくては」
「いいでしょう、ムウ。あなたの拳で私を貫きなさい」
「フッ、このムウ、あの筋肉男と違って、あなたに拳を向けるなど・・・」
「で、では・・・?」
「見せていただきましょう、あなたの真の姿を!スターライトエクスティンクション!!
シュウウウゥゥ
「な・・・これは・・・!私の服が、跡形もなく消えてゆく!!キャァァァー!! 
(ディオールの新作なのにぃ!てゆうか、拳は向けないとか言いながら、思いっきり
技しかけてるし!)わ・・・私の服と下着(おフランス製・高い)をどこへ・・・!?」
「どことおっしゃられても・・・スターライトエクスティンクションにかかったものの行く先は・・・ハァハァ」
「ど、どうしたのです・・?」
「イエ・・・ハァハァ・・あなたは女神アテナとしてごりっぱに成長あそばされた。
このムウ、あなたに忠誠を誓いますよ・・・ハァハァ」
ピキィィン
なんとなく前かがみになりながら、光に包まれたムウは消えていった。
「・・・なんだったの・・・?」

数日後。中国・五老峰。
ムウ「アテナもこの十三年間でみごとに成長され・・・フッ、特にあの胸など、ほんとに
見事な成長ぶりでしたよ・・・ハァハァ」
紫龍「!!」
老師「ホッホ、ワシはあのむっちりした太股の育ち具合が・・・」
紫龍「!!!」
蟹「・・・コイツら・・・」
452362@ごめんなさい:03/07/22 17:28 ID:SZdd7Rzs
つい出来心で・・・
453名無しさん@ピンキー:03/07/22 19:05 ID:L0ZajwJr
見事な成長…ワラタ
454名無しさん@ピンキー:03/07/22 22:39 ID:TilAUD+k
>>451
小ネタ歓迎、ワラタ。

むろんランヂェリィは消滅させたとみせかけて、スターヒルのエログッヅ隠し場に
とばしたのだろうな(w
455名無しさん@ピンキー:03/07/23 00:12 ID:gjQ8rDbE
仕事中に携帯でこっそり読んで、フキ出しちゃったじゃんかよ!
362さん素敵です!
456名無しさん@ピンキー:03/07/24 01:04 ID:0DRyVrCD
362さんマンセー!
マンガ読んでる気分だったよ!
457名無しさん@ピンキー:03/07/25 11:28 ID:pGHbpyrx
ほしゅ
458あぼーん:あぼーん
あぼーん
459あぼーん:あぼーん
あぼーん
460あぼーん:あぼーん
あぼーん
461あぼーん:あぼーん
あぼーん
462名無しさん@ピンキー:03/07/28 16:41 ID:ddlZYJkK
最近、昔のような勢いがなくなってきたなぁ。
463名無しさん@ピンキー:03/07/28 16:56 ID:L9gWyi04
今の時期の職人さんは忙しそうだからねぇ。
いやよく知らないけど。
464362:03/07/28 17:04 ID:VMymOs1m
すいません、なんかスレの勢い止めちゃった?

他の職人さんたちは、夏コミとかでお忙しいのかな?
いやよくしらないけど。

とりあえずやりだしたので最後までいっときます。
465362:03/07/28 17:13 ID:VMymOs1m
 そう。こんな風に、呼ばれたかった。
 こんな風に・・・何も考えられなくなるくらい、支配してほしかった・・・

瞳を覆う熱い膜で視界が霞む。
苦しげな呼吸と悲鳴が絡まり、濡れた肌がぶつかり合う音は沙織の心と体をとろけさせる。

 このまま。
 このまま、何もかも・・・忘れてしまいたい

そんな沙織の心を見透かしたかのように、一段と深い部分を突き上げられる。
そして、不意に投げかけられる、問い。
「・・・心は、まだ痛みますか?」

 ビクリと、体が撥ねる。
崩れそうになっていた体が、小さく震える。
「・・・もう、耐えなくていいと言ったでしょう? 辛いときには、甘えていいのですよ」
ムウの掌は、こわばった体をほぐすように、まるで子供をあやすように、ゆっくりと髪を
撫で付け、頬に触れる。
あたたかい、手。

甘える――それは、沙織にとって長らく許されないことだった。
自らに、そして周囲に甘えることは、すなわち「敗北」であり、それはすぐ「死」、
それも、多くの人々の死にすらつながる・・・
それが、普通。それが、日常。だから。
いつしか、感情を素直に表すこともなくなった。
いや、感情があることすら、許されない。そんな立場に立たされていた。
そう、淡い、恋心さえも。
自らの想いに流されることは許されない、筈だった。
だけど。
いくら鎧をまとっても、心はいつもチクチクと痛んでいた。
466362:03/07/28 17:16 ID:VMymOs1m
どうして知っているの。
ずっと、隠してきたのに。

見開かれた瞳から溢れ出す涙をぬぐうことすらできない。
「・・・痛みに、耐えなくてもいいのですよ」
そのままやさしく押し倒され、そのはずみに沙織の指はムウの長い髪を無造作にまとめて
いた紐を見つけ、もどかしげにそれを解く。金の髪は薄く闇を溶かし、星明りを映して銀色
の雫のように零れ落ちる。降りかかる銀の雫は冷たくて、沙織は熱い肌が恋しくなる。

今日まで・・・痛みをなくす方法など考えたことがなかった。
耐える以外の方法があるなんて、思いつきもしなかった。
でも。
痛みに気づかされたら、気づかれたら、もう、一人では耐えられない。

熱い肌に包まれていれば、心の痛みは溶けてゆく。だから。
「いい・・・え・・・痛くなんか、ない・・・!・・だから・・・」
「だから?」
ムウの掌の中でやわらかくうねる胸の頂の果実は硬く実を結び、乱暴に食べられることを
望んでいる。

「・・・だから?」
笑みを含んだ、意地悪な問い。
答えはわかっているくせに。
沙織の口から答えを聞き出そうと、焦らすように浅い部分で杭が蠢く。

 どうしてほしいの? なにがほしいの? 沙織・・・
467362:03/07/28 17:22 ID:VMymOs1m
「・・・やめ・・ないで・・・! もっと、わたしを、抱きしめて・・・! 」
 やっとの思いで口にしたその言葉が終わるのを待ちきれないように、その唇は荒々しくふさがれ、
舌は口腔内を舐め上げる。お互いの唾液は喘ぎとともに混ざりあい、唇の端から零れ落ちる。
 脚は高く持ち上げられてムウの肩にかけられ、一番奥の部分まで突き立てられた杭を逃すまいと、
腰は無意識にうねり出す。
 もっと、深く。もっと、強く。もっと・・・!

そう――こんな瞬間を待っていた
はずみでも、なりゆきでも、かまわない
このまま死んでもかまわないと思えるくらい激しく求め合う、こんな、瞬間を――

 灼けつくような熱い塊が、体の芯まで突き破り、その衝撃が指の先にまで駆け巡る。
 体中の全ての細胞が、その痺れを受け止めるのに精一杯だった。それでも、内臓をえぐるような
衝撃を柔らかな襞は必死で受け止め、さらに媚びるように絡みつき、自らの内へ内へと誘い込む。
「んっ、んんっ・・んあぁ・・っ!!!」
鳴き声が、動きに合わせて高くなる。
468362:03/07/28 17:30 ID:VMymOs1m
お互いの体がねっとりと絡み合う。
突き立てられる杭に破られ、掻き回され、しどけなく溶けた肉が、音を立てる。
受け止めたと思った痺れは、すぐに弾けて、流れ出す。細胞のひとつひとつに、足りな
かった何かが満たされ、溢れてゆくような――悪寒にも似た、昂ぶり。

「んっ、はぁッ・・ム・・ウ、わた・・・し・・も・・う・・・ああぁっっ・・!!!」
 つながれた部分から、体中の血が沸き立ち、駆け巡る。
「・・ああ・・・沙織・・っ・・・!」
 苦しげな吐息とともに、沙織の中で大きく昂ぶり、弾け、狂おしく駆け抜ける熱い衝撃。
ビリビリと全身を支配する甘い痺れが、沙織を侵し、征服してゆく。
 体はビクビクと小さく撥ねながら弓のようにしなり、投げ出された足の指先は小さくきゅっと丸くなる。
 
堰を切ったように溢れ出す何かに、意識を奪われながら、快楽が眉をひそめさせ、
悦びが悲痛な声を上げさせることを、沙織は知った―――

469362:03/07/28 17:31 ID:VMymOs1m
「・・・・・たわ」
「・・なんですか?」
「わたし、ほしいものを、ほしいと言ったわ」
ぐったりとした体をムウに預けながら、沙織は熱にうかされるようにつぶやく。
ふっと笑い、応える声。「そう・・・簡単なことでしょう?」
「だって、知らなかったんだもの・・・これからは、私、ほしいものを、ほしいと言うわ」そう呟いて、少し拗ねたように尖らせた唇に、ムウの唇が一瞬重なる。すぐに離れた口元に、薄い微笑を浮かべていつものように涼しい声が応える。
「それでいいのですよ、私の欲張りなお嬢さん」
くすくすと、笑う声。暖かい腕と甘い香りが沙織を包む。

そう
こんなあったかさが 大好きなの ほんとは

もう大丈夫。
きっと、明日になったら。
星矢にも美穂さんにも、心からの笑顔で、「おはよう」って言えるわ・・・

――愛しすぎないことは人をやすらかな気持ちにする。

いつしか沙織は眠りの中へと吸い込まれていった――
470362:03/07/28 17:37 ID:VMymOs1m
――部屋にしつらえられた内線電話が、遠慮がちに沙織をまどろみのふちから呼び戻す。
聞きなれた辰巳の声。
「お嬢様、おはようございます。朝食の用意が整いましたが・・・」
「おはよう・・・ああ、少し、寝過ごしてしまったのね」
「いえ、ただ、星矢たちも朝食を一緒にとのことでしたので」
星矢・・・その響きに、昨夜の胸の痛みを思い出す。と、同時に、おなかをすかせて待ち
ぼうけをくらっている星矢の不満そうな顔が浮かび、思わずくすり、と笑みがこぼれる。
「星矢たちには先に食事をすすめておいて。あまり待たせると後が怖いから。私もすぐに
参ります」
 明るく答えて、受話器を置く。すでに輝く太陽が部屋の中を明るく照らしている。

・・・ああ、そうだ。今日はみんなでアテネ観光でも、という話になっていたんだっけ・・・

体を起こしながら、沙織はぼんやりと昨夜のことを思い返す。

あれは、夢?
体の芯に痛みの余韻と全身を包むけだるさを感じてはいるが、ベッドにも沙織の夜着にも、
乱れた後は少しもない。もちろん、部屋には沙織のほかに誰もいない。
 
 
471362:03/07/28 17:37 ID:VMymOs1m
夢、だったのかしら。
 着替えようと立ち上がった瞬間、太股の内側を何かが流れた。熱い感触に沙織は驚き、
思わずドレスの裾を持ち上げる。
「あ・・・!」
 下着で覆われているべきはずの唇からトロリと白い雫が溢れ出し、しっとりと甘く、
そしてほんのり苦い香りが沙織の鼻腔をくすぐる。

自分の体を包んだ、あの、香り。
同時に、思い出してしまう。自分の体に押し入ってきた侵入者の無礼な仕打ちを。
「・・・もう!」
 表面はいつも優雅に微笑をたたえているくせに、ほんとうのところは慇懃無礼で、
意地悪で・・・まるでムウそのもののような昨夜の「余韻」は、沙織の口元に笑みを
浮かばせる。
 そして、シャワーを浴びようと髪をまとめ、剥き出しになった首筋に見つけてしまう。
一つだけ残された、それは、紅い所有印。

「も・・・う!!」
 くすくすと笑いながら身支度を整え、朝食の席へ向かう。
 皆と共に、涼しい顔をして、何事もなかったように沙織を迎えるであろうムウに、
どんな嫌味を言ってやろうかと考えながら。
 そして、あのしっとり甘い香りに、また包まれたいのだと伝えるために。
―――そう。
   わたし、ほしいものを、ほしいと言うわ――
472362:03/07/28 17:40 ID:VMymOs1m
というわけでおわりです。

なんか、とちゅうからぬるくなってしまって申し訳ないです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

ていうか、途中からムウが暴走しそうになって抑えるのに苦労しますた。
意地悪ムウ様編ができそうな勢い・・・
473名無しさん@ピンキー:03/07/28 17:49 ID:rwido+w6
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

362さん、素敵小説をありがとう!
生きてて良かった…
意地悪ムウ様編も、気が向いたら是非おながいちまつ
474名無しさん@ピンキー:03/07/29 09:54 ID:9q+XEypv
362さん、グッジョブ!
沙織にぐっときたよ。
ちょっと切なさを残しつつのハッピーエンドだね。
475名無しさん@ピンキー:03/07/29 09:55 ID:9q+XEypv
あわわわ・・・上げてしまった
スマソ
476あぼーん:あぼーん
あぼーん
47790:03/07/30 02:10 ID:7n7V5QEv
本職の原稿が忙しくてかけておりません。ごめんね。
すばらしいムウ沙織が終了を見たので、負けじと・・・とは思うのですが。
あと一週間はかけないと思う・・・
478名無しさん@ピンキー:03/07/30 09:35 ID:WfV+ViOI
あ、90さんだ。
本職って??

マターリ待ってますので、ご自分のペースでがんがってください。
479名無しさん@ピンキー:03/07/30 21:53 ID:Ck1LoAnY
90さん夏コミかと思ったんですが?
本職って?
いつでもいいので、書きたくなったら書いてくだちい

362さん、すごいです。素晴らしいです。グッジョブ!
意地悪ムウ様編読みたいです
480名無しさん@ピンキー:03/08/01 11:08 ID:vuTYUgfz
ここは、女性が多いのかな?
481名無しさん@ピンキー:03/08/01 15:20 ID:6eW96+5Y
ちょっと前にシャイナ×ポセイドンきぼんしてたのって
次の奴が〜スレにいたサガと同じ?

ま、たしかにここんこと女性向っぽい感じはするが、
シャイナとポセイドンだって婦女子向きっぽいと
言えば婦女子向きっぽいぞ
要は藻前さんはシャイナが陵辱されるっぽいのが読
みたいだけちゃうんかと(ry
482名無しさん@ピンキー:03/08/01 18:25 ID:AQJIrgal
>>481
それ、俺。
も前の言う通りだな。否定はしない。
俺的にはこれ系キャラはシャイナしかありえないんだよ。沙織には興味が持てない。

別に陵辱されるのではなく、逆にシャイナが積極的に…というのでもいい。
とにかくシャイナだ。星矢の女性キャラといえば、何をおいてもまずシャイナなんだ。
シャイナ至上主義者といってもいい。
シャイナこそすべて。シャイナこそ真理。シャイナこそ女神。
(ここまで書いて思ったが……なんか俺、カシオスとか言われそうだな。
しかしシャイナ×カシオスって、あんま読みたい気がしないな。なぜか)

まあ、好みの問題だし。沙織×ムウが好きな人、気を悪くしないでくれ。
ついでに>>362氏の文才には敬意を表しておきたい。
(その才で、いつかシャイナさんを書いてね。)
483名無しさん@ピンキー:03/08/01 21:48 ID:xH1rdv18
…481は何故そこまで480の一言に絡むの?
別に480が腐女子批判とかスレ批判をしたわけ
でもないのに、過剰反応だと思う。
480の身元にまで言及して、なんかへんだよ。
484482:03/08/01 22:05 ID:r/YaQ0yE
>>483
いや、481は480にからんでるわけじゃなく、俺にからんでるんだろう。
俺が
「次の奴が聖闘士の物語を続けるPART2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1058285938/l50
の497で
「個人的にはシャイナ×ポセイドンを読みたいと思うサガであった。
サガ(沙織×ムウなんて、俺の好みじゃないんだよな…。
   なんか婦女子向けっぽいんだよ)」
とか書いちゃったから。
沙織×ムウが気に入ってる481としては、ちょっと不愉快だったのだろう。
485名無しさん@ピンキー:03/08/01 23:13 ID:RLeDKmuV
483だけど、誤読してた。ごめんなさい>481
スレ読んできたけど482もカプ叩きはよくなかったね。
ちなみにあっちのエロネタみたいなお馬鹿ノリは結構好き。
あと、普通の板に21禁板のスレを貼るのはマナー違反だよ。
486名無しさん@ピンキー:03/08/01 23:29 ID:ImpZFzdY
マターリ行こうぜ!兄弟!
487名無しさん@ピンキー:03/08/01 23:34 ID:JjmKkAfO
この重い空気を打開するには、瞬×ジュネの筆降ろししかないんじゃないかな?
488名無しさん@ピンキー:03/08/02 00:47 ID:cC0uKW+s
>483=485
482のってカプ叩きとは違うと思う。
原作にないカプって妄想度高いから、
そのカプ萌えじゃない人(特に同人じゃない人・男性とか)が
拒絶反応を起こしても仕方ない気がする。
今回は、それを他板で吐き捨てたからカドが立っただけの話。
489名無しさん@ピンキー:03/08/02 01:10 ID:B7YL9/wx
漏れの股間のメインブレドウィナはいきり立ってるぜ!兄弟!
490名無しさん@ピンキー:03/08/02 01:37 ID:jJwAiiJj
>>489
素晴らしいオヤジギャグをありがとう。
今日はくそ暑い夜だが、君のおかげで室温が−273.15℃まで下がったよ。
491名無しさん@ピンキー:03/08/02 01:56 ID:MUKmZWv2
>>490
黄金聖衣も凍る温度だな
492ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 05:07 ID:JhYl1NY6
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
493名無しさん@ピンキー:03/08/02 17:18 ID:xEMbsL8J
アテナも13年間で見事な成長ぶりで…
ttp://moe2.homelinux.net/src/200307/20030730282437.jpg
494362:03/08/02 18:21 ID:9JjFSiOQ
沙織×ムウで気分を害された方、ごめんなさい。

482のカシオス(仮)さんの熱い小宇宙に応えるために
ポセイドン×シャイナに挑戦してみます。

・・・しかし、過去スレ見てきたのですが、すごい力作イパーイで
なんだか自分のつたない文章が恥ずかしくなってしまった。
創作って難しいね。

>488さん
でもね、それ言っちゃうと星矢で「ちゃんとしたカップル」って
めちゃ限られちゃうんですよねぇ・・・
495482:03/08/02 20:22 ID:Zl61pFlM
>>362
いやいや、あなたは何も謝る必要はありません。
俺が悪いのです。
シャイナ至上主義に走るあまり、他の人にまで自分の価値観を押し付けようと
してしまいました。
反省してます。
どうか気を悪くしないで、これからも創作にチャレンジし続けてほしいです。

別に今すぐポセイドン×シャイナでなくてもいいですよ。
362さん自身の書きたいと思うものこそが、一番大事なのです。
それに>>487の瞬×ジュネの筆降ろしみたいに、他の人のリクエストも
いろいろあるだろうし。

まあ、そういうわけで、これからもよろしくお願いします。
496名無しさん@ピンキー:03/08/02 20:57 ID:SzP9jjYT
>>487
光政ゆずりの才能と精力を持つ瞬にいいだけ弄ばれてしまうジュネ、と
いうのも萌えると言うだけは言ってみる。
497名無しさん@ピンキー:03/08/02 21:00 ID:z/kVElbe
age
498名無しさん@ピンキー:03/08/02 21:08 ID:t+prfm6f
沙織×邪武というのはどうよ?
プレイ中、あくまでも命令口調で通す沙織だが感じまくり…みたいな。

尻を高くかかげ、バックから突かれる沙織。
沙織「…あんっ!…んっ!…そう、その調子!いいですよ、邪武」
邪武もあくまで邪武らしく、沙織の尻を抱えながら、
「ハァ…ハァ…いかがですかお嬢様?」
みたいな。

ありがちかな。既に誰か書いてそうだ。
499名無しさん@ピンキー:03/08/02 23:20 ID:xEMbsL8J
>>498
それはぜひともこっちでやってホスイ

http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1037102712/l50
500名無しさん@ピンキー:03/08/03 00:55 ID:rDiqk/Y8
>>499
それ、21禁じゃないし。
表現抑えればできないこともないけどさぁ…。
501名無しさん@ピンキー:03/08/03 22:46 ID:BsyAOB53
何気に>>493はいい仕事をしているんだが、これって例の「アテナの壺」の所かな?
502名無しさん@ピンキー:03/08/04 09:29 ID:oJ+nqkng
なんか妙な方向とはいえ、チョト盛り上がってたのね。

・・・以下素朴な疑問・・・・
たまに見かける表現なのだが、婦女子向けとか同人くさいとかって
いうのはイマイチどういうのをさすのかわからん(801は別)。
カプというより、内容とか表現とかそういうのによるんじゃない
かなぁ?と個人的には思うのだが。
あと、女性でも鬼畜っぽいの(陵辱モノ)とかが好きな人もいれば
男性でもらぶらぶほのぼの和姦が好みの人もいるだろうし。
万人に受けるなんてことは無理だろうし、結局は個人の好みって
ことになるんだろうねぇ・・・
503名無しさん@ピンキー:03/08/04 13:27 ID:TxARuYkt
星矢で原作に出てきたカップルってどんだけあっただろうと
思って数えてみたが・・・

・両思い
紫龍×春麗
瞬×ジュネ(微妙?)
一輝×エスメラルダ(死んでる)
オルフェ×ユリティース(上半身だけ)

・片思い
美穂→星矢
シャイナ→星矢
邪武→沙織
沙織→星矢(?)
星矢→沙織(?)
アイオリア→魔鈴(?)
パンドラ→一輝(?・死んでる)
ジュリアン→沙織
氷河→マーマ

これじゃもたねーよ
504名無しさん@ピンキー:03/08/04 14:39 ID:sd+MWBWp
亀ですが、362さん、乙です。
自分は沙織もムウもさほど思い入れなかったんだけど、362さんのを読んでると、なんとなく
この二人お似合いかも・・・と思ってきたよ。アニメだと髪の色が似てるし、兄妹っぽい感じもするし。
エロパロというより、官能小説っぽい作品ですね。
音とか、そのものずばりの表現が少ないから、どちらかというとやはり女性向けなのかな。
505ポセイドン×シャイナ:03/08/04 16:16 ID:3ekUi+Nr
暗闇の中に白くぼんやりと浮き上がる美しい肢体。
その身に纏っていた聖衣は既に焼き尽くされ、灰が身体に纏いついている。
壁に張り付けられ頭をたらし、瞳は虚ろで光はない。
今日?明日?時間の無いこの果てなき闇に身を置き、ひたすらシャイナは待った。
希望の光をその身に纏う彼が現われるのを…。
海皇の力は想像以上に強く意識の中は真っ黒に塗り潰された。
「強情な女だ。」
漆黒の瞳がまばゆい光を放つ。
シャイナを襲う電流が走ったような衝撃。
シャイナは悲鳴を堪えその激痛をひたすら耐える。
ひた向きに耐えるその姿へ注がれる皮肉に満ちた視線。
「ほぅ…」
ポセイドンがシャイナへの攻撃の手を緩めた。
「現であればとうに死ねよう…。しかし此処に安楽の死は無い。」
肩で荒く息をし、顔を伏せるシャイナへポセイドンの平手が飛んだ。
シャイナは顔を上げポセイドンを睨み付けた。
空気が弾ける音と共に身体を襲う激痛。
「きゃああああ…。」
叫びは闇に吸い込まれてゆく。
506あぼーん:あぼーん
あぼーん
507ポセイドン×シャイナ:03/08/04 16:16 ID:3ekUi+Nr
倒れる事も許されぬまま、ぐったりと動けない。
張り付けられた腕に自らの重みが架かり引き契れそうに痛い。
ひたひたと迫る影が目の前で立ち止まる。
シャイナの顎を掴みうなだれた頭を引き上げた。
「まだ、気持ちは変わらぬのか?」
闇に身を浸してから、ずっとこうして苦痛を与えられ降服する事を要求される。
どんなに身体を痛めつけられようとも答えは一つだった。
「こ…この大雨…を今すぐ……止…めな……。」
弱々しい言葉にこもる強い意志にポセイドンは一瞬たじろいだ。
「その身体を…いやその精神の上辺を傷つけようとも無駄か…?」
ポセイドンはおもむろにシャイナの胸の谷間に指を這わせる。
そしてそのまま身体を下り淡い茂みを掻き分け指先を押しつける。
「余の手で堕ちよ、女よ…。」
「…っ。」
押し退けようにも腕が動かない。
シャイナは必死で身体を左右に振るが、ポセイドンをかわす事もままならない。
無駄な抵抗への不快感を顕にしたポセイドンに、髪を掴まれ壁に頭を叩きつけられた。
激しい目眩に襲われ動きを止めると、ポセイドンの唇が首筋を這う。
目の前の光景が歪む中、全身に寒気が走った。
瞳を固く閉じ、身体を強ばらせ拒絶する。
「何処に触れたらよいかな?女よ。」
耳元をくすぐる甘い口調に見え隠れする蔑み。
女は唇を噛み締めその屈辱に耐える。
その様子を嘲る様に唇は肢体を貪り指は秘裂を侵す。
秘裂の渇きを確かめるとポセイドンは冷ややかな笑みを浮かべ豊かな乳房へ唇を寄せ、
その先端を口に含んだ。
508あぼーん:あぼーん
あぼーん
509ポセイドン×シャイナ:03/08/04 16:17 ID:3ekUi+Nr
「…くっ…」
その態度と全く異なる柔らかな触れ方に、怯む。
舌が桃色の先端を縁取るようにゆるやかな円を描きながら責め、
その刺激に反応し隆起するそれを時折唇が吸う。
身体が小刻みに震えるのを悟られぬよう更に身体を固め
漏れそうになる吐息を抑える。
他へ意識を飛ばそうにも秘裂を撫でる指がそれを許さない。
指は外壁をゆっくりと擦り蜜が零れるのを待ちわびるかのように
行き来を繰り返す。
繊細な指先が女の身体と心の意志を分離させる。
触れられる嫌悪感、与えられる快楽。
相反する二つの感覚が入り交じる中ポセイドンの舌先が更に淫らに絡み付く。
蜜を待ち切れず指先が秘裂の端へと移る。
その指が恥肉に埋もれる一際敏感な肉芽を求め秘部を彷徨う。
何度もそこをかすめてゆく指。
拒みながらもその指先に意識が集中している。
もどかしい、そう思ってしまいそうなるのを抑えシャイナは唇を噛み締めた。
「や…やめろ…ポセイドン…」
シャイナは眉間に深い皺を寄せ、やっとの思いで拒絶の言葉を吐き出した。
気を抜けば零れ落ちそうになる甘い吐息を飲み込みながら。
ポセイドンは顔を上げ、探る指を止め耳元で囁く。
「魂の器が余の指を求めて焦がれているではないか?もっと…とな。」
鼻先に突き出された指がうっすらと湿っていた。
「堪えずに喘ぐといい…。」
身体の求めている証拠を突き付けられ、シャイナの抵抗する意思が若干弱る。
510ポセイドン×シャイナ:03/08/04 16:17 ID:3ekUi+Nr
ポセイドンは再びうっすらと湿気を帯びた秘部へ再び手を伸ばす。
「いやっ…あ…。」
ポセイドンは一気に核心へ触れ、押し潰さんばかりの力でなぶる。
「…あ……あっ……」
焦らされ、興奮を含んだ肉芽が更に硬度を増した。
シャイナは抗う術もなく堪えていた声を吐き出した。
「…はぁ……う…」
再び、指が秘裂を這い湿った音が耳に届く。
「人間とは愚かなものだな、女よ。」
そこから漏れる卑猥な音をわざとシャイナに聞こえるように指を操る。
討ち倒すべき相手に例え現では無いにしても弄ばれる屈辱。
触れられ、悦びを現わすこの身体をかなぐり捨ててしまいたい、はずなのに…。
「はぁ…っ…。」
緩急をつけた指の動きにシャイナの頂上が近付く。
脚の痙攣が激しくなり、その力では立っていられないほどになる。
歯止めの効かぬ自責の念は秘部の潤みが立てる音に否定されてゆく。
再びきつく肉芽を責められ絶頂に達しかけた瞬間、ポセイドンの指が
ピタリと動きを止めた。
511ポセイドン×シャイナ:03/08/04 16:18 ID:3ekUi+Nr
「まだ、だ。」
寸での所で止められ、身体が疼く。
「何故拒まぬ?脚が開いているぞ。」
抑揚の無い淡々とした口調。
拒んでいた、嫌だったはずだった。
なのに待ち切れず唾液を垂らすかのように濡れる秘部。
深く迎え入れるように開く脚。
愚かにも相手も選ばす肉欲を貪る哀れな身体。
その身体の反応に押し流される意識。
「続けるか?」
明らかに蔑む態度を知りながらシャイナは首を縦に振った。
「ずいぶんと卑猥な身体を持っているものだ…。女聖闘士もそこらで遊ぶニンフと同じ。敵である余の愛撫を求めるとは、只の慰みものと大して変わらぬ。」
ポセイドンはシャイナを一瞥すると、充分に潤んだ秘裂へ指を差し入れた。
「……ん……はっ……。」
内部に入りこんでなお、肉芽への刺激を続ける。
「背徳は至高の媚薬……か。」
掻き回されているのが耳でも分かるほど、既に蜜は溢れかえっていた。
512ポセイドン×シャイナ:03/08/04 16:20 ID:3ekUi+Nr
一度止められた余韻が頂点へ速く辿りつかせようとする。
ポセイドンはシャイナの顔を無表情に見下ろした。
指を締め上げる力を感じ、肉壁へ擦り付ける指に更に力を込めた。
「ああ…あああっ……。」
果てる寸前を見極め、ポセイドンは再び指を引き抜く。
快楽の余韻が身体に残るものの、足りない。
二度も身体を寸前まで導かれせき止められる状況にシャイナは気が狂いそうになっていた。
「…もっと……下さい…。」
虚ろな視線を宙に放ち、感情のこもらぬ声でシャイナは言った。
「欲望の泥沼に浸かり、利口になったか…。案外心地良いものであろう?」
ポセイドンはおもむろにシャイナの脚を開き、一気に突き上げた。
513ポセイドン×シャイナ:03/08/04 16:21 ID:3ekUi+Nr
「……く…ッ…。」
求めていたのとは全く異質の感覚が、シャイナを襲った。
快楽が一気に苦痛へ化す。
苦悶の声にもポセイドンは容赦無く突き上げる。
「……い…やぁ…!!」
涙を流しても、身体をよじっても逃れられない苦痛。
必死の嘆願もポセイドンには届かない。
シャイナの苦痛など、ポセイドンには関係無かった。
この苦痛は裁きの鉄槌。
己の弱さ、欲望に屈した愚かさ、使命を忘れこの男を欲した罰。
悟っても拭いきれない悲しみが押し寄せる。
(せ…星矢……許して…。助けて……。)
願いは誰にも届かない。当然の報いだった。
身体へ注ぎ込まれるものは苦痛と悲しみだけだった。
途方に暮れされるままに身体を放り出していると、
ポセイドンの動きが止まった。
「くっ!止めぬか!!お前達。それに触れるな!!」
突如ポセイドンは身をもぎ離し、そう叫ぶと姿を消した。
遠くから感じる小宇宙は紛れも無く待ちわびた彼だった。
『女よ…。快楽を欲したお前に最早聖闘士の資格はない。
その暗闇の中で、己の愚かさを悔いながら永遠に苦しむがよい。』
頭に直接響く声に涙を流しながらシャイナはその場に崩れ落ちた。

                      <終>
514名無しさん@ピンキー:03/08/04 18:06 ID:B7zkbkSR
あ、ポセイドン×シャイナだ。
よかったね、カシオス(仮)さん!
515あぼーん:あぼーん
あぼーん
516名無しさん@ピンキー:03/08/04 21:57 ID:EcyKBbcU
>>505-513
乙です。362さん…ではないのかな?

しかし…読んでてちょっと痛々しいっす。
シチュエーションはいいのだが、シャイナさんをキチンと感じさせて
イカせてあげて欲しかったなぁ…。
517あぼーん:あぼーん
あぼーん
518名無しさん@ピンキー:03/08/04 22:06 ID:Gg9vxAk7
ポセイドン×シャイナ、久しぶりに陵辱ってカンジの作品で、これはこれで燃えました。
>>516さんみたいにちょっと引いちゃう人の気持ちも分かりますが、
痛々しいからこそ、胸にグっとくるものがありました。
(いちおう、当方♀でございます)

ただ、広告がうるさいのでsage進行の方が良いと思われます。
519名無しさん@ピンキー:03/08/04 22:11 ID:WyhEuHC9
なんか過去スレの沙織×ハーデスの文章をいじっただけのような気が…
520名無しさん@ピンキー:03/08/04 22:12 ID:NKHlPeDp
>519
ドイウー
>求めていたのとは全く異質の感覚が、シャイナを襲った。
とかね。
521516:03/08/05 00:30 ID:ilden/Mw
騙された……。
おかしいとは思ったんだよ。
362さんとは作風があきらかに違うしさ。
リクエストに対する反応としては完成が早すぎるしさ。
522名無しさん@ピンキー:03/08/05 15:34 ID:SQlEnesL
>521
騙された・・・つーか、誰も>>505が362とは言ってねーべ(w

まー、いきなり何の前ふりもあとがきもなくSS投下って変だよね。
何を思って書いたんだか・・・。
ここんとこ、90さんと362さんくらいしか職人さんが来なかったから
なあ・・・あらたな職人さんカモン!もちろん90さんと362さんも再登場
お待ちしてまつ!
523名無しさん@ピンキー:03/08/05 16:45 ID:eLv4o996
過去スレ5見てきた。
名前置き換えただけじゃん・・・
ハーデス→ポセイドン
沙織→シャイナ

ほんとに、何がしたかったんだろう?
524名無しさん@ピンキー:03/08/05 19:54 ID:XpxZjlcu
ほんとに沙織×ハーデスの
名前と用語を置換しただけだねー。
過去スレ読んでる人にはすぐわかっちゃうのに
なんでこんなことするんだろう。
そんなにマンセーされたかったの?>ポセイドン×シャイナ貼った人
耐えるシャイナさん萌えだったのに、鬱・・・・・
525名無しさん@ピンキー:03/08/06 00:37 ID:O825NA6H
しかし、名前を入れ替えただけで通用してしまう話など
結局、キャラの立ってないステロタイプな駄文だという事じゃねー?
526名無しさん@ピンキー:03/08/06 01:13 ID:bdS51ImU
ハーデス×沙織の原文はまだしも
置換した方は全然通用してないと思う。
シャイナさんのキャラじゃない。

安心しる、ハーデス×沙織作者さん。
527名無しさん@ピンキー:03/08/06 03:07 ID:y1KaoY23
アサーリ屈服してる時点で
どっちもキャラじゃない。
まあ、エロパロなんてそんなもんだ。
528名無しさん@ピンキー:03/08/06 13:47 ID:0i9s4iW4
なんかすさんできたな・・・
529名無しさん@ピンキー:03/08/06 17:04 ID:0QtbAxMb
ガイストは……?
やっぱ星矢か?
530名無しさん@ピンキー:03/08/06 17:50 ID:giFSLw0g
ガイストは過去スレで鬼畜瞬たんとジュネさんとの3Pがあったよ。

もううろ覚えだよ、ガイスト・・・。
531名無しさん@ピンキー:03/08/06 18:11 ID:rnKNHenp
>525&527
過去スレその5・503-527にハーデス×沙織作者さんが
書いたカノン×シャイナがあるよ。
駄文云々のイチャモンは、その実力を見た後につけるべし!
532名無しさん@ピンキー:03/08/06 18:21 ID:giFSLw0g
500以上きてるけど、
エスメ陵辱
星矢×美穂
星矢×沙織(進行中)
ムウ×沙織
くらいしか出てないんだね。昔に比べると、1本のネタが長いからかな。
いやべつにだからどうというわけではないが。
他のキャラスキーな人が欲求不満になるのもちょっとわかるかも。
533名無しさん@ピンキー:03/08/06 20:37 ID:c04NF5hM
女性キャラにエウロペ(OVAでアルデバランに花あげてた少女)追加!!
出番がエレーネよりも無かったから、その分いろいろ妄想できそう。

ついでに、天魔降伏でシャカがしょってる乙女(オホホホホ!)とか…
534名無しさん@ピンキー:03/08/06 22:32 ID:LGL54a9a
>533
>ついでに、天魔降伏でシャカがしょってる乙女(オホホホホ!)とか…

それだっ!(w
535名無しさん@ピンキー:03/08/07 01:07 ID:j05VOJ4e
>>531
その5のカノンシャイナ、こんなレスついてるんだが…


510 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 02/06/03 01:06 ID:ILLvoAU4

うーん、言葉遣い等いまいちシャイナさんぽく無いような気がする。
たとえば、シャイナさんが「ごめんなさい」というのがなんだかしっくり来なくて。
「フッ、ごめんね・・・」とかの方がピンとくる。

この言葉遣いだと、思わず脳内で沙織に変換してハァハァしてシマタ・・・逝ってきます。
536名無しさん@ピンキー:03/08/07 01:48 ID:ddM0vNEd
531は本人か信者?
読んだがそれほど( ゚Д゚)ウマーな作には思えないが。
537名無しさん@ピンキー:03/08/07 08:55 ID:TBuP7pv1
私はすごくウマーだと思って読んでたよー。
選択肢モノとかすごく萌えたし。
女性向けっぽい表現が多いから好き嫌いはあると思うけど。
538名無しさん@ピンキー:03/08/07 09:28 ID:jT3qgrx0
もうそんな昔のことほじくりかえしてケチつけなくても・・・
万人受けするものなんてないんだし、気に入らないと思う気持ちもわかるけどさ。

あんまり引きずってると職人さんが来にくくなるし、ね。
せっかく>>533が新たな萌えネタを提供してくれたことだし(w
539名無しさん@ピンキー:03/08/07 11:54 ID:3u7JFx3f
シャイナさんネタやるならマスクを割るシーンを強調して( ゚д゚)ホスィ・・・
ポセイドンにマスク割られるシーンで昔よく抜いたよ。
540名無しさん@ピンキー:03/08/07 15:24 ID:u+tCEiXG
>539
想像力豊かすぎるぞ、兄弟!
マスク割りか・・・文章にするとなると一瞬じゃないか(w
541名無しさん@ピンキー:03/08/07 16:39 ID:3u7JFx3f
>>540
仮面の下は実は美少女、素顔を見られるのは裸を見られるのよりも恥ずかしい、って設定がツボだった。
ま、ポセイドンのとこだけじゃなくて、シャイナさんが素顔をさらすシーンではどこでも興奮してたけどなー。
ポセイドンのシーンってサイコキネシス(?)で金縛りにしたり結構エロティックだった。漏れの妄想では
いきなり仮面を割らないでシャイナに性的快感を感じさせる超能力(?)をかけてさんざん悶えさせておいて
さいごに仮面を割り感じちゃってる素顔をさらさせるってシチュを妄想してた。
542名無しさん@ピンキー:03/08/07 17:20 ID:9JMIScA+
>541
書きたまえ!
543 ◆NXaLwWweIs :03/08/07 23:35 ID:3QMJaUha
>>533氏にインスピレーションを受けて書いてみました。
>>534氏のように需要もあるみたいなので。

初作品です。感想きぼんぬ。
ここは処女宮────。
従者たちを前に、シャカが今度編み出した新しい技について説明をしていた。
シャカ「いいかね。今度の私の天魔降伏という技は、ひとつの芸術作品なのだ。
    私が敵を葬る瞬間、君たちがすかさずそこの柱の陰から飛び出して来て、
    絵画のように私の背景を美しく彩らねばならない。
    単に私が敵を倒せばいいという話ではないのだよ。
    たった見開き2頁のうちに、天国・地獄・絶望・神の救い・嘆き・エクスタシー…などなど、
    あらゆるテーマを表現し、神にもっとも近いといわれる私にふさわしく、
    華麗に荘厳にバッチリ決めるのだ。分かったかね」
乙女&馬&天使&骸骨たち「は〜い」
シャカ「うむ。では本番に備えて練習をしておきたまえ。
    だいたいの映像イメージは先ほど配ったプリントに描いてある。
    それを見て何度も練習するのだ。頼んだぞ」

そして本番当日───。
シャカ「青銅聖闘士の餓鬼たちよ、今から引導を渡してくれる!
    おとなしく餓鬼界へおちたまえ!オーム!」
乙女&馬&天使&骸骨たち(今だ!)
シャカ「天魔降伏!」(←10巻20頁)
ドォォォォォォォォォォォォォン!
乙女(…やったわ!)
天使(完璧だ!)
骸骨(よっしゃー!)
馬(ヒヒヒーン!)

───その後、なんだかんだあって12宮編が終わった後、
あのときに取っておいたビデオを皆で見て、出来具合を検証することになった。

乙女「素晴らしいわ!なんて美しい技なのかしらっ!」
天使「うん、すごいよ!頑張った甲斐があったね!」
骸骨「おお…ここ、ここ!このアップに写ってるの俺だよ、俺!」
はしゃぐ従者たち。だがシャカはひとり、浮かない顔をしていた。
乙女「…どうしたんですか?シャカ様?」
シャカ「う〜ん……駄目だなこれは。失敗だ」
乙女「ええ!?いったいどうして?」
シャカ「原因は君だ、乙女。よく見たまえ。なんか君って、ただ単に馬に乗って、
    よく分からない表情で、首をこっちに向けてるだけじゃないか。
    これでいったい何を表現してるつもりなんだね」
乙女「は…はぁ…」
シャカ「いいかね。前にも言ったように、この技には様々なテーマが詰め込まれている。
    だが最も肝心なのは、天国に行く……つまりは昇天、エクスタシーということなのだ。
    なのに、君はそれを表現していない。それどころか逆にぶち壊しにしている」
乙女「す…すみません……」
シャカ「もうちょっと何とかならないのかね。こう、もっと恍惚の顔を浮かべながら、
    腰をこう、悩ましそうにひねったり…とか」
乙女「そ、そんなこと言われても……わたし、よく分かりません」
シャカ「ふうっ……仕方がない。君だけマンツーマンで特訓だな。他の者は帰ってよし!」

────そして数分後、シャカの寝室。
まだ明るい昼間だというのにカーテンを閉め切った室内では、仰向けに寝たシャカの上で
汗だくになった乙女が淫らに腰を動かし、騎上位で交じり合っていた。
次第に激しくなる動きに合わせ、軋むベッド。高まる乙女の喘ぎ声。

乙女「あんっ!…んっ…んんっ!……ああんっ!」
シャカ「はぁはぁ……そうだ、その調子だ」
動きにあわせて、下から腰を突き上げるシャカ。乙女は一層激しく腰をくねらせる。
乙女「ああっいいっ!……奥にあたるぅぅ……あんっ!」
首を左右に振り、髪を激しく振り乱しながら快楽に溺れる。
そんな乙女の様子にシャカは天魔降伏の理想形を見いだしながらも、乙女の腰をしっかりと掴んで
さらなる快感を乙女の体に刻み込んでいく。
すでに乙女はこれが天魔降伏のための特訓であることを忘れ、主人の一物がもたらす
悦楽の奔流に身を任せきっていた。
乙女「ああっ…すごいっ…とろけそう……あぁぁぁんっ!」
妖しくその身をうねらせながら尻を上下する。下からの突き上げに負けまいとするかのように、
乙女もまたその美尻を主人の腰に激しく打ちつけていた。
形のいい尻が押しつけられる度に淫らに変形し、主人に凄まじい快感を送り込む。
シャカ「くっ……ううっ……。やるな…だが…!」
襲いくる快楽に耐えるため、シャカは小宇宙を集中させる。
黄金聖闘士である主人の黄金の小宇宙を集中させた突き上げに、たまらず乙女は追い上げられる。
乙女「だめぇっ……もう…いくぅぅ……い、イッちゃうぅぅっ……!」
シャカ「い、いきたまえ……わたしも、そろそろ……!」
強烈な快感が乙女の全身を駆け巡る。
汗だくになった尻を震わせ、大きく背中をそらしながら乙女は絶頂に達した。
乙女「い、イクぅぅぅぅぅぅぅっ!」
最後の瞬間、奥まで突き入れられ、迸った主人の欲望を子宮に感じながら、
乙女は喜悦の渦の中で悶絶していた。

───数分後。
シャカ「気がついたかね」
乙女「ああ…シャカ様、わたしったら気を失ってしまって…」
シャカ「素晴らしい昇天だったぞ、乙女。これで君も分かっただろう。
    天魔降伏の完成に必要なものが」
乙女「は、はい……。わたし、次こそは上手くできそうな気がします」
シャカ「うむ。期待しているぞ。」
乙女「だけどシャカ様……。本番のときにわたしが乗るのは馬であって、
   シャカ様ではありませんわね…」
シャカ「もちろん、そうだが……それがなにか?」
乙女「馬に乗ったときに、今日のこの感覚を忘れていてはいけないと思うんです…。
   わたし物覚えがあまりよくないので、今日のこの一回だけでは忘れてしまいますわ。
   だから、ね…シャカ様……」
シャカ「フッ…よかろう。2度と忘れないよう、君の体にしっかり覚えさせる必要があるな……」
乙女「あん……」

唇をよせあう二人。お互いの舌を絡ませる濃厚なキス。
数分後、薄暗い寝室に再び乙女の喘ぎ声が響き始めた。


これ以降、シャカが天魔降伏を使うとき(20巻38頁・21巻78頁)には
うっとりと目を閉じて、恍惚の表情を浮かべる乙女を見られるようになったという……。



【完】


548 ◆NXaLwWweIs :03/08/07 23:44 ID:3QMJaUha
いかがでしたでしょうか。
短編とは言え、けっこうエネルギー使いますね…。
なかなか上手い言い回しとか出てこなくて、自分のボキャブラリの無さに
イライラしたり。
誰でも、そういうもんなんだろうけど。

まあ、面白い発想が出てきたら、また書いてみたいと思います。
549名無しさん@ピンキー:03/08/07 23:56 ID:HqjzAw4h
天魔幸福の乙女って何か元ネタあるの?
550名無しさん@ピンキー:03/08/08 01:46 ID:EyUjk2+7
548さん乙ッス!
ハーデス編の「オッホホホ・・・」の乙女はこーゆー演技指導の末、
ああなったんですね。
笑かしていただきました。
551名無しさん@ピンキー:03/08/08 08:46 ID:LxUc+y4v
このスレでシャカが登場することになろうとは…。
あまりに普通のセクースで拍子抜けしちゃったのは
自分が本スレの電波様に毒された証拠なのか(w
552名無しさん@ピンキー:03/08/08 08:57 ID:4h8BwZWQ
> 548
乙です! 最高です!
御釈迦の馬鹿具合(失礼)もさることながら
背景の乙女でここまでお書きになられるとは…
もはやアナタは漏れの中で神認定です。
553名無しさん@ピンキー:03/08/08 09:33 ID:V9d111vZ
>551
そんなあなたに過去スレ1の後半から2の前半を読むことをおすすめする(w
554548 ◆M4LZbB4TnE :03/08/08 20:05 ID:1D5vFVvb
おおむね好評みたいで、良かったです。ホッ。

>>550
>ハーデス編の「オッホホホ・・・」の乙女はこーゆー演技指導の末、
>>552
>背景の乙女でここまでお書きになられるとは…

自分も>>533氏が背景の乙女とか言い出したときは、なにをアホな…とか思ったのですが
コミックスの絵を見ているうち、シャカと背景のキャラ達の関係に思い当たり、
さらに12宮編とハーデス編の絵を比べると、ハーデス編のがいい感じに見えるので、
今回の話を思いついた次第です。
もともと文章力がないので、普通のカプ話とかは書けそうにないですが、
また変わったネタを思いついたら、書いてみたいです。

>>551
>あまりに普通のセクースで拍子抜けしちゃったのは

それ自分もちょっと気にしてた所です。一話・二話はスラスラ書けたのですが、
一番苦労したのが三話です。エロはムズイ…。言葉が出てこない…。
しょうがないのでオンライン官能小説をいくつか参考に、
好きな表現を抜き出しつつ書いてみたものの、あんまシャカらしいセクースとは言えず、
凡庸なものになってしまったかなぁ…と。
しかしシャカらしい電波系セクースてどんなんだろ。ちょっと怖いかもな。
まあ、シャカも基本的には真面目タイプだと思うので、今回みたいのでも良しとしといてください。
555548 ◆M4LZbB4TnE :03/08/08 20:08 ID:+IIz+OnV
あれ?トリップ変わってしまった。
まあいいか。
556名無しさん@ピンキー:03/08/08 20:32 ID:Pp9WEa0X
なんなんだこの人は・・・
557名無しさん@ピンキー:03/08/08 23:01 ID:DO5sofLR
>>548
自分も、背景の人&電波様というシチュエーションからギャグと期待して読んでいったら、
あまりに普通のプレイだったので肩すかしをくらった気分に・・・
いやスマソ。変わり種シチュはむずかしいですね。
でも、文章のセンスはイイと思うので、これからも期待してます。

しかし、背景の人もオッケーとなると、ぐっと女が増えますな。
スキュラや水瓶の人も良いが、やはりデッドエンドシンフォニーの妖精が(;´Д`)ハァハァ
作中唯一の女のハダカとして、その昔お世話になりました。
558名無しさん@ピンキー:03/08/09 00:38 ID:YPE5pjMY
>デッドエンドシンフォニーの妖精

それはやはり、ソレントとのプレイになるんだろうか?
あんなちっこい奴らと……?
ちょっと想像してみたが、なんかイヤだ。
559 :03/08/09 03:08 ID:cXsE6+gw
シャイナさん、好きだ愛している。
いくよ、イクヨ、行くよ、逝くよ。
ウッ、ウッ、ウッー
ドグドグドッピュンドッピュンビュウビュウ。
俺の遺伝子を含んだ精子をシャイナさんの卵子のある子宮めがけて大量放出。
10ヵ月後、俺とシャイナさんの間に可愛い女の赤ちゃんが産まれた。
560 :03/08/09 03:12 ID:cXsE6+gw
シャイナさん好きだ。愛している。
俺の濃くて臭くて活きのいい精子を含んだ精液を
シャイナさんのグラマーな体に包まれた子宮に放出したくなったぜ。
孕ませてやる。
ウッーウッーウッードグドグドッピュンドッピュンビュビュウ
シャイナさんの子宮に俺のザーメンを大量中出し。
10ヵ月後、俺とシャイナさんの間に可愛い女の赤ちゃんが産まれた。
561名無しさん@ピンキー:03/08/09 10:27 ID:R1mfNiU/
>548
>しょうがないのでオンライン官能小説をいくつか参考に、
>好きな表現を抜き出しつつ書いてみたものの

「美尻」とか文中で浮いてると思ったら、そういうことだったのか。
562名無しさん@ピンキー:03/08/11 17:25 ID:wszlTw6s
なんかヘンな人が・・・(w
563名無しさん@ピンキー:03/08/12 09:34 ID:bT3HnJfY
90タンとか362タンとかまた書いてほしーな。
嫌いな人もいるかもしれないけど、漏れは好きだったんだが。
564名無しさん@ピンキー:03/08/12 15:45 ID:U78EFLVf
362さんのムウ×沙織、何度か読み返してるけどやっぱいいねぇ。
565名無しさん@ピンキー:03/08/12 23:49 ID:U9WI8zaj
あの、その5のカノンとシャイナのお話の続きはどうなったのでしょうか?
566名無しさん@ピンキー:03/08/13 09:55 ID:mAt3u3VP
>565
あれは一応あれで終わりだろ?
てゆうか、なんで今更そんな前のことを・・・
せっかく落ち着いたのに。
567名無しさん@ピンキー:03/08/13 12:59 ID:xVxppBR4
>563&564

同意。戻ってきてほしい。書きにくいかもしれんが。
568名無しさん@ピンキー:03/08/13 13:02 ID:qxljZA5+
>566
ごめんね。来たばかりのもので。
最後に選択肢残してあったからまだ続いてるんじゃないのかと思ったのです。
レスありがとう。
569名無しさん@ピンキー:03/08/15 05:31 ID:chl0tf1d
つうか、みんなも頑張って作品を書いてみたらどうなの。
570山崎 渉:03/08/15 17:08 ID:7WSqfyM8
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
571名無しさん@ピンキー:03/08/15 21:10 ID:kj7/lkwi
夏祭、明日は沙織サクールはあるのだろうか
572名無しさん@ピンキー:03/08/17 22:16 ID:gvY63S4c
16日に紫髪沙織さんコスプレ見たsage
573名無しさん@ピンキー:03/08/18 00:33 ID:Hp3tZnv9
>>572
それはDQNというものだsage
574名無しさん@ピンキー:03/08/18 09:32 ID:uWCjSe9M
コミケはどうだったんですかsage
575名無しさん@ピンキー:03/08/18 17:30 ID:vVOFYW4p
停滞気味なので、ちょっと皆様と雑談でもしましょうか。
過去スレ含めて、どのSSが好きですか?
576名無しさん@ピンキー:03/08/18 17:45 ID:S4idIdQH
>575
はーい、ムウ×沙織です!!
それからリア×魔鈴と、ポセイドン編の選択肢物。
古いのではタナトス×クィーンも好き。
577名無しさん@ピンキー:03/08/18 19:47 ID:bs6Ewe34
その5の「デスマスク大好き」が最強でしょ。
めちゃ笑えた。
578名無しさん@ピンキー:03/08/18 20:48 ID:zxKo0Zqs
>>573
いや本物(?)。ドレス着てた。

沙織さんが非道い目に遭うのが好きです。デスマスク×春麗はどちらも
大好き。嬲り者にされるエスメラルダの話も好き。描写に密度があって。
今は美穂×星矢前提の沙織さんと星矢の話の続きが気になります。
579名無しさん@ピンキー:03/08/18 22:47 ID:lFfh2K2y
美穂がらみのカップリングだけは勘弁して欲しい。
あんな田舎くさい娘のエッチはどうも燃えないヨー。
580聖闘士☆星華:03/08/18 23:41 ID:WsRKs9TK
魔鈴「星華 おまえも見たはずさ カシオスの残忍さを… 今日の戦いまで九人の相手の首をすべて一撃でとばしている…
あいつは聖域で身につけた自分の破壊力をたのしんでいるのさ だけど明日は一撃じゃ勝負はつかないね…」
星華「ど… どうして?」
魔鈴「おまえが女だからさ あいつはゆっくりとたのしみながら猫がネズミをいたぶるようにおまえを犯すだろう
前を犯し後ろを犯し… そして最後に自分の精液を… おまえのなかにたっぷりとそそぎこむだろう!」
星華「お… おどかさないでよ魔鈴さん…! わたしはまだ処女なんか取られたくないよ!」
魔鈴「だからせめて相討ちにまでもちこめるようにシミュレーションをあと百回っていってるのよ!!」
星華「い… いやよ! これ以上シゴかれたらカシオスと戦う前に魔鈴さんに殺されちゃう!
もう特訓なんかしなくたってカシオスなんかに負けやしないわ!」
魔鈴「証拠をみせてよ!」
星華「しょ… 証拠?」
魔鈴「今までおまえが一度も勝てたことのないカシオスに勝てるという証拠よ! それがわかればわたしも安心して眠れるわ
おまえが氏ぬのは勝手だけど わたしがおまえにつきあったこの数年間がムダになるのはシャクだからね…」
星華「よぉ〜し!! よく見てて魔鈴さん! その証拠をこの地面に刻み込んでやる! これがわたしの力のすべて…」
魔鈴「!」
星華「これがわたしの中の小宇宙だぁ〜〜!!」

 裂!!

魔鈴(セ…星華… おまえいつのまに… これはまぐれか…!?
いやちがう 今のはたしかに… たしかに星華のうしろにペガサスがみえた…)


〜翌日〜
カシオス「ハァハァ、たまらんばい…」
星華「い、いやぁ! おしり、おしりはだめぇっ!」
魔鈴(やっぱり駄目じゃねーか)
581あぼーん:あぼーん
あぼーん
582名無しさん@ピンキー:03/08/19 01:53 ID:BXZnCoXe
>580
イカス!
583名無しさん@ピンキー:03/08/19 10:09 ID:l/gq4sS5
「デスマスクだいすき」はよかったねぇ。ワロタよ。
最初の頃(少年漫画板にいたころ)にあったほのぼの系も好きだった。
印象に残ってるのは・・・
・光政×ナターシャ
・蟹×春(2本とも)
・ムウと沙織のアテナの壺
・中華キャノン
・紫×春(老師フォルダネタ)
・ラダマン×クィーン
・エスメラルダもの
・ムウ×沙織

・・・このあたりでしょうか。
このスレの90さんの話の続きは漏れも気になってる。
584名無しさん@ピンキー:03/08/19 10:53 ID:oTDAUiNE
>>580
タコス!
585名無しさん@ピンキー:03/08/19 23:21 ID:wEoVAhXo
>>90さんの
エロパロで不覚にも泣いた…。こんなこと初めてだよ。
いわゆるダブルヒロインものって苦手なんだけど、キャラの心理描写が巧みで説得力ありました。
ああ沙織さーん。

>>362さんのムウ×沙織も良かった。
今まで気にもとめてなかった組み合わせだったけど開眼しました。
586名無しさん@ピンキー :03/08/21 02:33 ID:KvmvTfG2
>>575
テティスや魔鈴のほのぼのギャグ系と、沙織やナターシャや春麗やエスメの悲恋系シリアスハードが好きでした。
マイベストは少年漫画板時代のスレ一号だな。シャイナがらみの作品は、あの頃のが一番好きです。
カシオスネタも星矢ネタも切なくてよかった。
前スレのカノンシャイナもなかなか捨てがたいけどね。
実は自分も続きを楽しみにしてたので、終わってしまったのが今でも残念です。
同人誌っぽいって話もあるけど、それはそれで面白かったし。
587名無しさん@ピンキー:03/08/24 00:02 ID:m2/Optra
今日インテで黄金×沙織総受け本を見つけた。
満足した。
588名無しさん@ピンキー:03/08/24 00:55 ID:qlANI3Ey
うpきぼん!!
589名無しさん@ピンキー:03/08/24 11:48 ID:mYVQnpP+
>>588
おやめなさい。
590名無しさん@ピンキー:03/08/24 23:21 ID:RUQxhzc/
サイトで通販も受け付けているけど、
どっちかっつーとフォモメインぽいので要注意だ!!!

本は物珍しさもあってナカナカ面白かったyo。
フォモ真っ盛りの中で異彩を放ってたナー
591名無しさん@ピンキー:03/08/26 01:02 ID:1Yi/x4lj
90さんはどこいったんダー?
続き激しくキボン。
592名無しさん@ピンキー:03/08/26 03:21 ID:do1owE9S
>590
おかげさまでサイトをハケーン出来たよ。ついでに通販の申し込みも。
マジでサンクス!!!!!

夏コミで以前ここでも話題になってた一輝×沙織本も購入できたし、
今年の夏は充実しそーだ。
593名無しさん@ピンキー:03/08/27 00:08 ID:NhqReF9N
>592
うpはいいけどもちっと詳細キボンヌ<一輝さおりん
エロい?夏祭りは雨で断念したが
抜けそうなら冬祭で漏れも探す。
594名無しさん@ピンキー:03/08/27 00:18 ID:cjqksQ2Y
>592
お役に立てたなら幸いでつが、
ヒントにすらなっていないのに特定できたのですか!?
す、すごひ・・・・
595名無しさん@ピンキー:03/08/28 12:26 ID:tlrrDMKV
ムウ沙本がとっくに完売していたことを知らずに
インテに逝って禿しくショックを受けた
うpキボン
59690:03/08/28 22:56 ID:h+bb/8un

遺跡の中に町がある、といった風情のギリシアの首都・アテネ。
世界的な人気観光地でもあるこの地は、同時にはるか太古から聖域を様々な面で支えてきた、いわば、悪しき神々と戦うものたちにとっての要衝といえる土地だ。
 ガタピシと音を立てて、ロドリオ村からのバスはゆっくりとそのアテネに向かっている。
日本のバスと違って快適な暖房などないが、女神・沙織はそんなことも気にはならない様子で窓の外を流れる景色に目を輝かせていた。
ロドリオ村からアテネに向かう道筋は、かつて聖域の一部であった崩れた遺跡や灰色の岩場が続く荒涼たる景色である。
「貴方も、この道を通って聖域に来たのですね、星矢」
「・・・まあね」
59790:03/08/28 22:59 ID:h+bb/8un
沙織の瞳の輝きに虚を疲れたような気分になりながら、星矢は頷いた。もう10年以上前、星矢は身一つでアテネに放り出された。
不気味な外套で身を包んだ聖域の使いに連れられ、誇張抜きで何度となく死ぬような目にあいながら、一日かけてこの道を歩いて登ったものだった。
「あのころバスがあったら、もうちょっとラクに来れたかもな」
「ふふ、どうでしょう」
 率直な星矢の感慨に、沙織は鈴のような声を上げて笑う。
その笑顔は、何か人をハッとさせるような輝きに満ちて、男性の目を奪わずにはおかない。
だがこのとき、星矢はその笑顔を見て、やや憂鬱な気分を感じずにはいられなかった。
 美穂のことが、どうしても引っかかる。
 美穂と深い仲になってから、もうしばらくの月日が流れている。
それなのに、こうやって…たとえ女神が相手とはいえ、女の子連れで遊びに出かける。そう考えると、良心の呵責のようなものを感じずにはいられない。
 それに、沙織さんは、何故あんなことを言い出したのだろう?
 
59890:03/08/28 23:00 ID:h+bb/8un
今日一日だけ。
 その願いが何を意図していたのか、星矢にはわからなかった。
 ただ、そのときの沙織のまなざしに浮かんだ真剣な色が、今でも目に焼きついているような気がした。
だから、沙織の言うとおりに、今日一日は沙織とアテネを見て回ろう、と決めたのだが・・・そう、アテネだ。
 星矢はこの後のデートのことを考えて、またもや憂鬱な気分にとらわれた。
 沙織は執務が忙しくて、お膝元であるアテネを今まで観光したことも無いという。
だが、それは星矢だって、似たようなものだった。陸の孤島とも言うべき難攻不落の聖域で幼少を特訓の日々で過ごしていたかつての星矢にとって、アテネは近くて遠い場所だった。
 無論、支障である魔鈴の目を盗んで、おなじ聖闘士を目指す子供たち(今は、一人も生き残っていない)と一緒にアテネに遊びにでかけたことは、何度もある。

だが、普段から娯楽と美味しいものに飢えている子供たちにとって、アテネの偉大で貴重な遺跡なんかは、猫に小判だ。
そんなものより裏町や路地の屋台、市場、そんな場所のほうがよっぽど魅力的だったのだ。
 沙織さんを連れて、アテネで遊ぶ。
 だけど、どこに連れて行ってやったらいいんだろう。
 かつて自分が遊びまわったような場所に沙織さんを連れて行くわけには、まさか、いかないし。
 目前に迫るアテネに思いをはせ、星矢は重たいため息をついた。
59990:03/08/28 23:01 ID:h+bb/8un

「ここが、パルテノン神殿だよ、沙織さん」
 目の前に聳え立つ白い遺跡を手で示しながら、星矢は「しまった」と思った。
パルテノン神殿はかつて女神アテナを祭った、アテネでももっとも有名な遺跡の一つだ。
 だが、その遺跡は、星矢の目にはすこしも魅力的なものには見えなかった。
十二宮という世界最大のギリシャ遺跡を知る星矢にしてみれば、パルテノン神殿も大した物とは見えないのだ。
無論、その聖域を住まいとしている沙織にしたって同じ事だろう。もう少し気の利いた・・・
「…星矢?」
 沙織が、気遣わしげに星矢の横顔を見上げた。
「な、なんでもないよ」
 しまった、という思いが顔に出たのだろうか。星矢はぎこちなく笑う。沙織につまらない思いはさせたくなかった。
そうだ、別の、もっと沙織が喜びそうな場所を考えて・・・。
「そうだ、沙織さん、古学博物館に行こうぜ。ここよりは少しは面白いよ、きっと」
 沙織の答えを待たず、星矢は沙織の手を引いて走り出した。
60090:03/08/28 23:12 ID:h+bb/8un
考古学博物館。ミトロポレオス大聖堂。アタロスの柱廊博物館。ヘパイトス神殿。
星矢は沙織の手を引いて、自分が知る限りのアテネの観光名所を歩き回った。
正直に言って、星矢は別に遺跡なんか好きでもなんでもない。
古代遺跡や美術品を見て回る行程は星矢にとってはつまらないことこのうえもない。
だが、沙織を楽しませようと、知る限りを歩き回ったのだ。
 だが、その星矢の努力は成果を上げなかった。
 いつも、いつも。
 沙織が楽しんでいるだろうか、と沙織の方に目線をやると、沙織は必ず星矢の方を見ていた。つまらなそうな・・・・
 いや、違う。気遣わしげな、寂しげな。そんな表情で、じいっと自分を見つめる瞳と、目が合ってしまうのだ。
 その瞳を見ると、ずきんと胸が痛むような気がした。星矢は必死で様々な場所をつれ歩く。
 だが、沙織の表情はずっと、悲しげなまま。
 強い徒労の中、時計の針はもう、午後三時を指していた。
60190:03/08/28 23:23 ID:h+bb/8un
三時半。
ニキ通り沿いのベンチに、星矢と沙織は黙って座っていた。
二人とも、一言も口をきかない。
長い時間を歩いた疲れと、からまわりの徒労感が、二人を強く苛んでいるのだ。

 どうすればいいっていうんだ?
 イライラと、星矢は考えをめぐらせた。
 どうすれば、楽しいっていうんだ?どこに行っても、何をしても、沙織を楽しませることはできない。
 ちょっとでも、ちょっとでも。そう思って、歩き回ったのに・・・。
「へっ、ざまあねえな、星矢」
 不意に、聞き覚えのある、棘のある言葉が飛んできた。むっとして顔を挙げ、星矢はじろりと声の主を睨んだ。
「なにしに来たんだよ、邪武」
 毅然たる表情を野性的な面差しに浮かべ、星矢を睨み返したのは、一角獣星座の聖闘士にして星矢の兄弟の一人、邪武であった。
 
 
 
60290:03/08/28 23:34 ID:h+bb/8un
「あたしもいるザンスよ、星矢」
 邪武の後ろから、ひょうきんに姿を現すのは、同じくヒドラ星座の聖闘士、市である。
「お前ら、何しに来たんだ」
 舌打ちするような言葉を二人に投げつけて、星矢はあからさまに不機嫌な顔をする。男にとって、女性と一緒にいる場面を見知った人間に目撃されるのは、きまりが悪いものだ。
それがうまく行っていないデートの時であれば、なおさらだ。
「まさか、ジャマしに来たんじゃないだろうな」
「フッ、そんなにヒマじゃねえよ」
 邪武は華で笑って、アテナ沙織の前にびしりと膝を付いた。
「アテナにおかれましては、市中へのお運び、お疲れでございました」
「・・・そぅ、今日の市中見回りは、貴方達二人だったのですね」
 アテネは、神々と戦うものたちにとっては要衝の地だ。
いつ邪悪な勢力に襲われぬとも限らぬこの地を、聖闘士は常に、ひそかに巡回し、見守っているのだ。沙織はアテナの顔に戻って、二人に毅然たる声をかけた。
「ご苦労様です。任務、抜かりなくお願いいたします」
「・・・御意」
 邪武は膝を付いたまま、静かな答えを返した。
 
60390:03/08/28 23:43 ID:h+bb/8un
 居心地悪「見れば、アテナもお疲れの様子」
 星矢を眼中にも入れず、邪武は言葉を続けた。もしも星矢が冷静であれば、邪武の言葉のうちに、感情を押し殺そうと気を張る胸のうちを感じることができたかもしれない。
「あちらのタヴェルナ(ギリシャのカフェみたいなもの)の主人が、是非アテナに茶の一杯も飲んでいただきたいとのこと。もしよろしければ、御身お運びいただきたく・・・」
「・・・そうですね」
 微かな逡巡の末、沙織は頷いた。そういえば、アテネに下りてきてから、まだなにも口にしていない。
「星矢、少し待っていてくれますか」
「・・・ああ」
 アテナに心ばかりの供物を、と考える人間はアテネにも多い。この場合、その従者である聖闘士が同席するのはよいことではない。星矢は軽く頷いて、アテナを見送った。
 沙織がタヴェルナの中に消える。
 それをアイズにするかのように、星矢と邪武は、じろりとにらみ合った・・・。
60490:03/08/28 23:45 ID:h+bb/8un


【訂正・「見ればアテナも・・・」の前の居心地悪は、無視してください(汗)】
60590:03/08/29 00:02 ID:yXeTnfcT
「ふん、イライラしやがって。みっともねえったらないぜ」
 邪武はベンチに座ったままの星矢にじろりと一瞥をくれる。
「お前、喧嘩を売ってるのか」
「フッ、慌てるな」
 挑発的な言葉に、星矢はゆらりと立ち上がる。だが、その怒りと攻撃的小宇宙の気配を受け流して、邪武は涼しい顔である。
「お前がお嬢様を傷つけるようなことがあれば、そのときは勝負してやるさ。だが、今はそれよりも・・・」
 電光石火。邪武は星矢の眼前に拳を突きつける。不覚にも、星矢はその拳を見切ることができなかった。
「俺なんぞの拳も見切れないほどイライラしやがって。星矢、てめぇ、何してるんだ」
「……」
「いいか星矢。カッコつけてんじゃねえ。お前が楽しいと思う場所に、お嬢様を連れてってやれよ」
「邪武……」
「お前がつまんねえ顔してて、お嬢様が楽しいわけがねえだろう。違うか…行けよ。行っちまえ」
 邪武は、戸惑う星矢をタヴェルナの方に突き飛ばした。
「・・・さて、行こうぜ、市。見回り続行だ」
 タヴェルナのそばまで走っていく星矢を複雑な表情で見送って、邪武はその光景に背を向けて、歩き出した。
それまで事の成り行きにオロオロしていた市もそれに続き、やはりこちらも複雑な顔で、邪武を見やる。
「いいんざんすか?邪武」
「何がだよ」
「何がって、その、このまんまじゃあ・・・アンタ、お嬢様のことが」
「フッ、そんな安っぽいんじゃねえよ」
 邪武は笑う。
 いい笑顔だった。
 
 
60690:03/08/29 00:02 ID:yXeTnfcT
というわけで、今回はここまで。おまたせしましたー(汗)
607名無しさん@ピンキー:03/08/29 00:10 ID:a9hYT02P
90タソキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
心情描写がとても好きです。マターリ続きをお待ちしておりまつ。
608名無しさん@ピンキー:03/08/29 11:31 ID:gZ4Xyl+w
邪武、カコイイ!
これでおわり・・・って言われてもいいくらい、きれいにまとまってるね。
609名無しさん@ピンキー:03/08/29 13:53 ID:BhwmD6iK
90タン、いいんだけど、ものすごくうまいんだけど・・・
この場所を考えると、エロ以外のとこがちょっと冗長&間隔があきすぎな気が・・・・
せめてエロにとっかかるくらいまではもうちょっとさくさくやってホスィ
楽しみにしてるだけに、あんまり放置されると辛いんで。
610名無しさん@ピンキー:03/08/29 20:51 ID:RleDopLg
冗長っていうか、90さんは最初から長編を書くつもりなのでは?
星矢美穂の話もムウや紫龍との対話があったからこそ深みの
ある話になったんだし。
それにエロシーンもすごく丁寧に書いてくれたし。
これは90さんのスタイルなんだから私は支持します。
続きが楽しみです。がんがれ90さん!!
611名無しさん@ピンキー:03/08/29 21:20 ID:BkiBD2Lp
作者さんご自身のテンションの低下が見えるんですよ、小説から。
星矢美穂のときは面白かった…
612名無しさん@ピンキー:03/08/29 21:23 ID:9s7vT0eX
609の気持ちはよく分かる。
漏れもエロ渇望状態で、メインブレドウィナ大放出のときを待ちくたびれてる。
でも、90タンがひとつひとつ大切に書いてるのも分かる。
最近SSに飢えてたもんだから、エロじゃなく叙情的な作品でも何でも良いやって気もしつつある・・・

しかしやっぱり、このイイ話からイイエロシーンへうつるのを楽しみにしてます。
613名無しさん@ピンキー:03/08/29 22:15 ID:bjM2kDC1
90タンが長編の恋愛パロを『ここ』に投稿する意味って何?
いや悪いとは言わないけど素朴な疑問。
自サイトなり星矢のノーマルカプサイトにアップしても
おかしくない話だと思うのだけど。
61490:03/08/29 22:32 ID:wxSCPn0z
>609さん

いろいろご意見ありがとうございます。いや、テンションが下がっているわけじゃないのですけどね(汗)。
原稿と仕事でものすごく忙しくて、ここしばらく正直パソコンに触るヒマもない状態だったのです。言い訳になってしまいますが。

 お待たせしてしまったことについては、正直すみません。今後はできる限り、3、4日に一度は書けるように努力します。が、どうしてもかけないときはご勘弁くださいね。


>613さん

 最初にこの話の、正確には美穂ちゃんの話を思いついたのは、男の性衝動と破壊衝動は似てる部分があるなあ、という思いつきからでした。
 そういう発想が元になっていたので、ここがふさわしいのではないかと考えたのです。あと、実は初めてカキコするしばらく前からここを拝見していて、
 何か自分も書いてみたいなあ、と思っていたものですから。

 とりあえず、多分次は三日後ぐらいに続きを書き込むことになると思います。予定としては、デート編書き込み後二回ぐらいでエロシーンに突入する予定。
 ベッドシーンの前に邪武と星矢の殴り合いを延々書きたいという気もするのですが、さすがにそれは問題ありそうな気がするし。  
615名無しさん@ピンキー:03/08/30 23:52 ID:CB9vGVRv
そういや、「原作に沿ってキャラをたてて書いてると、なかなかエロに入らん!」ってのは、
結構エロパロに共通した悩みかも。
少年マンガの主人公なんざたいてい、根はマジメでオクテだからな。
616名無しさん@ピンキー:03/09/01 09:12 ID:R2un3xcn
沙織さん誕生日オメ!!
617名無しさん@ピンキー:03/09/02 11:42 ID:b/6/+1Mm
パンドラのエロ土人は持ってるから、
シャイナさんのエロ土人本キボンヌ
618名無しさん@ピンキー:03/09/02 20:00 ID:wsTqS9u6
>>617
君が創造神となるのだ。
61990:03/09/02 23:11 ID:Hbdfy9jI
 タヴェルナの外で、沙織を待つ。その間に、星矢は邪武の言葉の意味を考えた。
 俺が、つまんねえ顔をしていて、沙織さんが楽しいわけがない。
 それはそうかもしれない。俺だって、美穂ちゃんが憂鬱な顔してたら、楽しくしていられるはずがない。
 確かにそのとおりなんだけどなあ。でも、俺と沙織さんじゃ、育ちも違うし、すこしぐらい背伸びをしてでも・・・

 そこまで考えて、星矢は不意に気恥ずかしそうに笑った。いつの間にか、ガラにも無いことを考えていた。
「そうだよな。どうせ、わからないんだもんな」
 言葉に出して、ぐっと背伸びをする。なんだか、肩が軽くなったような気がした。
 そうだ。どうせわからないんだから。俺が楽しいって思うところに、連れてってやればいいんだ。
 ヘタに考えたって、いい考えが浮かぶわけじゃないんだし、このまんまじゃ、沙織さんだって、後味が悪い。
「星矢」
「ごめんな、沙織さん」
 タヴェルナから出てきた沙織に、星矢は屈託の無い顔で笑いかけた。何故謝られるのかわからなくて目を丸くする沙織の手を掴んで、走り出す。
「行こうぜ!!いっぱい、面白いところ連れてってやるから!!」
 
62090:03/09/02 23:39 ID:Hbdfy9jI
沙織は比肩すべきもののない小宇宙を持つ女神ではあるが、肉体的には生身の少女と変わりがない。
星矢が走れば……たとえ彼が加減しているにしても……ついてゆくのは難しい。
手を引かれて、石畳の町並みをかけてゆく。僅かの間に、沙織の息はすっかりあがってしまっていた。星矢が手を引いていなければ、あっという間に地面にへたりこんでしまったろう。
だけど、それでも、このまま走っていたい。沙織は荒く息をつきながら、そう願わずにはいられなかった。
ただ手をつないでいる。ただそれだけのことが、沙織の胸を熱くした。心臓の鼓動が早くなるのは、なにも走って息が上がっているからだけではない。
 走って。
 自分の細い手の先の、節くれだった手を見つめて、沙織は小さく呟いた。
 もっと早く。どこまでも、走っていって欲しい。そうしたら、どんなに苦しくても、どこまでも・・・・
「ここだ、ここだ!!」
 沙織の夢想を断ち切って、星矢は立ち止まる。振り返った顔が、笑ってていた。
ぜいぜいと息をつきながら沙織が周囲を見回すと、そこはずいぶんと細い路地。両脇に露天まがいのちいさな店が並んで、思い思いの品物を扱っている。
「オモニアの奥の方なんだけどな。昔、俺が始めて魔鈴さんのところ脱走したとき、先輩にここに連れてきてもらったんだ」
 雑然とした風景。町をゆく人は年齢も背格好もさまざまだけど、一人だって気取った姿をしている人はしない。
 沙織はその光景の中で笑う星矢が、とてもこの場所に似合う、と思った。
「……脱走して、ですか」
「魔鈴さん……ってか、聖闘士の師匠って、鬼みたいに厳しいからさ」
 いまだに頭の上がらない師匠の顔を思い出して、星矢は嘆息する。
「だから、たまに逃げ出すんだ、みんなで。もちろん、その後で死ぬほど殴られるんだけどさ。楽しかったなあ」

 

 

62190:03/09/02 23:55 ID:Hbdfy9jI
「そうなのですか・・・」
 星矢の話しを聞きながら、沙織は周囲を眺めやる。その光景は、蝶よ華よと育てられた沙織にとって、いかなる遺跡よりも珍しかった。
沙織が知るどんな場所とも違う生々しい活気は、沙織を圧倒する。
「それでな、その先輩が、この町だったらなんでも安いし、駄賃かせぎもできるし、なんでもうまいんだぜって・・・ほら」
 くずれたギリシャ語でパン屋の店員と言葉を投げあい、星矢は目が丸くなるほど大きいサンドイッチを二つ、ちいさな貨幣と引き換えに手に取った。
「ハムもチーズも野菜もいっぱい入っててさ、うまいんだぜ」
 満面の笑みと一緒に際出されたサンドイッチを受け取ると、それは沙織の顔ほどもある。一瞬食べきれるかどうか心配になるほどだ。星矢がばくりと噛み付くのを見て、おそるおそるる、一口食べてみる。そっけないけど、どこかホッとさせるような味。
「・・・美味しいです」
 素直な感想を口にして、沙織は口元をほころばせた。デートが始まってから初めて見る笑顔のように、星矢には見えた。
 

62290:03/09/03 00:39 ID:9GoQIv5c

星矢は沙織の手を引いて、路地裏を駆け回る。行く先々の露天には、驚くほど安い果物や、安物だけど綺麗な装飾品、安い生地の服。お菓子。
そんな、ありふれているけどなぜか心をわくわくさせるたくさんのものが並んでいる。
星矢が笑う。
沙織も、笑う。
だけど、さまざまな店や、様々な景色に向けて自分を引っ張ってゆく星矢を見ながら、沙織は微かな寂しさを感じ始めていた。
……最初は、それが何故なのか、自分でも不思議だった。
だって、楽しいのに。
星矢と一緒に、走り回って、他愛の無い話をして、笑いあって。
それは、まるで夢の中の景色だ。何度も夢に見た景色。実現しないと知りつつも、夢見ずにはいられなかった景色。
62390:03/09/03 00:39 ID:9GoQIv5c

だけど。
沙織はやがて、気付いてしまった。
あのそっけない味のサンドイッチを差し出して、笑う星矢。
自分にむけて優しい顔で笑ってくれる星矢。
様々な苦境で自分に勇気をくれた笑顔が、決して自分のものにならない理由に。

星矢の笑顔はきっと、こういう活気に満ちた光景や、素朴な人々の中でこそ、生き生きと輝くものなのだ。
もし、星矢が自分と暮らしたとして。あの豪奢だけど息が詰まる生活の中では、星矢の笑顔はきっと今のようには輝かないだろう。
それは、野の花を室内の鉢植えに植えるような行為に違いない。
星矢。
大好きな、星矢。
彼の笑顔を、心を、大事にするなら。それでもなお、星矢を射止めたいと願うなら、沙織は星矢とともに、この景色の中に住む覚悟が必要だった。
そうしてしまいたい、と思う。すべての責任を棄てて、星矢の元に走っていく。それはあまりに甘美な誘惑だ。
だけど、沙織はそれが不可能であることも、知っていた。責任や使命。そういうことではなく・・・・

 すべてを棄てて星矢の元に走ったら、自分が自分でなくなってしまう、ということに。女神であることを選んだ自分。グラード財団の長として、祖父の後を告ぐと誓った自分。
どの自分も、今の自分と決して切り離せないのだ。


 いつの間にか、夕陽が町を照らしていた。
 夕陽の中で自分を呼ぶ星矢を見ながら、沙織はようやく、本当に決心がついたような気がした。

 明日、夜が明けたら、あきらめよう。
 その代わり、いつまでも覚えていよう。
 夕陽の中で笑う、あの少年の、あの笑顔を・・・・。
 
62490:03/09/03 00:42 ID:9GoQIv5c
本日はここまで。
あと一回カキコしたら、そこからエロシーンの予定です。
しかし、マウスの調子がわるい。
3年は使ったからなあ。いい加減買い替え時でしょうか・・・・
625名無しさん@ピンキー:03/09/03 06:24 ID:edOWOVZj
>90さん
乙です。
あいかわらず文章が美しいですね。
エロにたどりつかんでも読むのが楽しいです。
626名無しさん@ピンキー:03/09/03 07:15 ID:ohcLCQH5
何もエロにしなくても普通に終わって良いんでは?
ここで読む意味があまり無いような。
エロ板に純文は期待してない。星沙サイトで普通に投稿すれば。
627名無しさん@ピンキー:03/09/03 09:29 ID:8tGQ1MWI
うーん、そうかも。
なんかエロじゃないほうがいいような気がしてきた。
でもまあ、ほかの職人さんもいなくなったみたいだし、
がんがってください。
628名無しさん@ピンキー:03/09/03 13:55 ID:4HbphTOh
性闘士(セックス)性矢〜ペニス刺す幻想(ファンタジー)
抱き締めた 股間の息子
熱く燃やせ 奇跡を勃起せ
傷モノの ママじゃ嫌だと
誓いアナル遥かなリンガ
ペニス刺す幻想 そうさ夢だけは
誰も奪えない心の翼だから…
性闘士性矢(セックスセイヤ)
少年はみんな
性闘士性矢 刺したらマン射
Oh Yeah
性闘士性矢 ペニス刺すように
性闘士性矢 今こそ はばたけ
629名無しさん@ピンキー:03/09/03 14:22 ID:22+CWi8x
確かにエロ板的にどうよという気はするが、続きがものすごい
気になるので、ここにアップしてほすぃ・・・
630名無しさん@ピンキー:03/09/03 16:52 ID:hxKyULX1
90さん、ずっと楽しみにしてたから、最後までおながいします。
生殺しは嫌だぁぁ。
631名無しさん@ピンキー:03/09/03 19:28 ID:gDloZIWF
美穂編の開始が2月5日だから、
もう7ヶ月近くになるんですね。
90さん本当に乙です。

美穂編もシチュだけで20レス近く費やしたけど、
エロシーンはそれ以上の分量があったし、
内容も濃かった。
沙織編でも導入に見合った濃いエロに期待してます。
マイペースで頑張ってください。
632名無しさん@ピンキー:03/09/04 20:12 ID:nO+25uLj
90さん乙。
漏れも大多数と同じく、話が気になるし、そのうち21禁にふさわしい濃厚なヤツも期待しつつ、
好きなように書いてくださいというカンジです。

しかし、ギリシャの描写のリアリティに感心しました。
と同時に、リアリティがあると逆に、星矢ワールド的にはリアルでなく感じるのが面白いでつ。
星矢ワールド的なリアルさだときっと、ギリシャは観光地には新婚バカップルしかいなくて、
奥に行くとドオオオン!という感じの殺伐したガケばっかりで、たまにお花畑&美少女
というカンジなんでしょうな。ギリシャに限らないか・・・
633名無しさん@ピンキー:03/09/04 21:22 ID:fIlbbcyJ
星沙好きじゃねーから早く終わって欲しい。糞。
634名無しさん@ピンキー:03/09/04 22:10 ID:MQ4wkWMw
嫌いカプが見たくないというなら
好きなものを自分で書きなされ
書く能力が無ければ黙ってROMるか
ヲチ板で吐き捨ててこいやヴォケ
635名無しさん@ピンキー:03/09/04 23:13 ID:p1+YErvo
ヲチ板見ればわかると思うけど
星矢沙織派・星矢美穂派・ムウ沙織派の
対立を煽ってる輩がいるんだよね
沙織の話になって急に叩きっぽい
レスが入ったのはそのせいだと思う
90さん、気にしないで作品書いてね
636名無しさん@ピンキー:03/09/05 09:40 ID:YOgEVTas
ヲチ板ってどこにあるの?
そこ見てないからわかんないけど、そこであおってる人がいるだけが
原因じゃないと思われ。間隔が長すぎるのと、エロ以外の部分が
長いのと、他の職人さんがめっきり減ってしまったことなんかも
関係してると思う。
昔はもっと短い作品が多かったし、比較的長い作品でも、こんなに
何日も間をあけてってことはあんまりなかったし。
それに、いろんなタイプの作品がどんどんうpされてたからね。
良くも悪くも、今の90さんって目立つんだよ。
637名無しさん@ピンキー:03/09/05 21:31 ID:bkWu42MW
ネットウォッチ板を「矢」で検索すれ。
他の職人さんが消えたのは別に90さんの
せいじゃないと思う。
美穂編の頃は90さんのやり方を許してたのに
今頃になって叩くのおかしいよ。
638名無しさん@ピンキー:03/09/05 23:45 ID:BmaBsMBw
>>637
まあまあ。
叩く叩かないとかおかしいなんて言い方すると、周囲で観ている煽り厨を煽り合うばかりと思われ。
636は別に90さんを批判してるわけではないし。
633みたいないかにもって感じの捨てゼリフ系は、スルーが賢明。
639名無しさん@ピンキー:03/09/06 00:39 ID:4gNWvy93
まぁ、でも、さっさと終わって欲しいのは漏れも本音。
640名無しさん@ピンキー:03/09/06 03:04 ID:5opfPOWt
ただ脈絡もなしにやるだけのものより90さんのようなちゃんと
ストーリーのあるもののほうが好きなんだけど。90さん、頑張ってください
641名無しさん@ピンキー:03/09/06 06:26 ID:2ZhnJ9cp
サイト持ってそっちでやって欲しい。
他の職人が消えたのは90さんの責任ではないが、影響はしてると思う。
こんだけ続くと、正直書きづらいんでは。割り込むような感覚になるでしょ。
結果として独占状態を招き、それを快く思わないヤシが煽る、と。
しかし7ヶ月連載?ここ掲示板だろ?
(掲示板の)本旨から外れているように思うし、
同じように感じてるヤシらのレスが、
その言い方のまずさゆえに煽りっぽくなるんだろうな。
ひとりの書き込みを待ちつづけるって言うなら
やっぱりその本人のサイトでやるほうが適ってると思うけど。
ストーリーがしっかりしてる話が好きなヤシらにとっても
ぶつ切りにされるより、まとめて読めるほうが良いんじゃないか?
ああ、カノン親父に会いたいな…。あの軽いノリ…。
642名無しさん@ピンキー:03/09/06 08:41 ID:LtCjfGNR
エロまでが長い上に、間3日とか4日とか平気で空くしね。
その間は自演じみた「待ってます」なマンセーカキコが続くだろ。
確かに他の職人の出る幕はねーよな(w
643名無しさん@ピンキー:03/09/06 10:24 ID:Fa6TYezG
>>641少々きつめの部分もあると思うが、その意見にほぼ同意。

まさしく現在その状態にこの板の某スレは、一人の職人以外のSS書きの
侵入を許さずに追い出す。その上、似た趣旨の別スレの職人まで叩く始末。
職人のSS良いかもしれんが、その信者によって最低なスレになってる。
なのに住人は良スレと信じて疑っていない。イタタ

ここは、そうなって欲しくないと思うし、そう思うが故の苦言なのだが、これを
万が一荒らしと決めつける奴が出るなら、もう駄目かも…
644名無しさん@ピンキー:03/09/06 10:26 ID:Fa6TYezG
>>643
スマソ訂正
×まさしく現在その状態にこの板の某スレ
○まさしく現在その状態にある、この板の某スレ
645名無しさん@ピンキー:03/09/06 17:00 ID:JAcMKRAa
どういう経緯でこういう流れになってるのかわからんけど、
少なくとも他の職人さんが現れないのは>90のせいでも何でもないぞ。・・・多分。
646名無しさん@ピンキー:03/09/06 17:58 ID:XTgrBbMb
ていうか、一時職人さんが絶滅しかけてたこのスレを
また持ち越させてくれた人のような気もする90さん。
本当になすて90さんの責任が問われているのかサパーリ。
647名無しさん@ピンキー:03/09/06 18:02 ID:xoxASAQC
長期連載してるからでしょ。
648名無しさん@ピンキー:03/09/06 22:11 ID:RwAjlVTO
まぁスレが容認の方向に傾いている以上
口は出しても叩くのは間違いだと思われ。

漏れの通っていた某スレがそうなんだけどさ…( ´Д⊂
649休眠職人:03/09/06 23:19 ID:E1MHWERp
書きかけ放置組です・・・スマソ。
書けないのは単に、個人的な問題でつ。言い訳すると、多忙とエロパワーの不足。
むしろ90さんに刺激されて、漏れも書けたらうpしたい!と思ってるのですが・・・
ひとりが長期連載してるから他の人間は書きにくいという考えは、書き手側にはあまり無いですよ。
upの時間さえかぶらなきゃいいんだし、名前欄で区別できるし。
逆に、90さんは間があきやすいの分かってるし、現状ではエロ薄だし、他キャラファンは焦らされてるだろうし、
他人のSSが載って住人の目もアツイときこそむしろ、自作upのチャンスととらえます。

が、ごめん、ちょっと枯れてまつ・・・
90さんのSSがエロエロシーンに突入したら、エロ力を補給させてください・・・
650同、休眠職人:03/09/06 23:36 ID:VwCWZ+VT
自分はどちらかというと、他人のSSの合間をぶった切ってうpするのは
気が引ける方。
うp途中の作品への期待カキコばかりの中だと余計に。
90さんに希望するのは、長編ならそれで構わないが
間を何日も空けずに、完成してから一気にうpして欲しいでつ。
651同々休眠職人:03/09/06 23:40 ID:gbvoNrw4
書き手も読み手もいろんな意見があるってことでFA
個人的には、90さんにはともかく完結させてくれればいいと思う
この状況では登場しづらいでしょうが頑張ってほすィ
652名無しさん@ピンキー:03/09/07 22:36 ID:GniLCUDx
今までのペースだと沙織編完結まであと30〜40レス位か?
一気にアップするにしても、それはそれで辛い気もする。
頑張って欲しいけど掲示板で長篇連載は難しい面があるよね。
653名無しさん@ピンキー:03/09/07 22:56 ID:lRVOa3nY
でも昔はいろんな人たちが入り乱れつつも、長い話が成り立ってた。
待つくらいなら書くほうがよかったに違いない。
654名無しさん@ピンキー:03/09/08 09:27 ID:Rk66XP8R
長いといっても、ここまで長いのは初めてじゃない?
655名無しさん@ピンキー:03/09/08 16:13 ID:WtewU5hD
>635
ヲチ板、初めて見てみた。でも、わけわからん(w
635タンのいうような、カプ支持同士の対立とか、そういうのって
なんかよくわかんないなぁ。
多分過去ログに色々あるんだろうけど、見る気力ない(w
なんか、どういうカプかで作家さんや作品を嫌うってのは、
このスレ住民では少数派なんじゃないかなぁ?
特定のカプに思い入れのある人はどうかしらんが、漏れ自身は
誰と誰がなにやってようが、かまわんわけよ。もちろん趣味嗜好は
あるけど、美穂ちゃんだろうが沙織さんだろうが、天魔降伏の乙女
だろうが、その作品がエロくておもしろければソレでよい。
特定のカプだからではなく、やり方というか、このスレの現状を
見ていて、ちょっとどうか?と思う人が出てきたってことじゃないかな。

たしかに今回、90タンは間隔長かったし、エロ以外の部分が(ほかのSSと
比べて)かなり長いから、どうしても目立ってしまったんだろうね。
656名無しさん@ピンキー:03/09/08 23:33 ID:RvzaySeV
急に皆がたたき出したのは、ヤパーリオチ版にあるとおり異常な美穂ファンが増えてるためだと思われる罠。
657名無しさん@ピンキー :03/09/09 04:13 ID:sFE/9KlZ
>天魔降伏の乙女
なんか読みたいなぁソレ。
OVAみたいに高笑いするキャラで。
658名無しさん@ピンキー:03/09/09 09:26 ID:dbpYPWhK
>657
ちゃんと嫁
そういうネタが最近あったんだよ。
659名無しさん@ピンキー:03/09/09 10:17 ID:xfhjQVl3
続きまだ?さっさとうpしてはよ終われ。
660名無しさん@ピンキー:03/09/09 11:30 ID:s2FOk93o
あと2ヶ月はかかるんじゃない?
50レスくらい使わないといけないだろうし。
話は面白いし、文章もきれいなので楽しみにはしてるけど、
やっぱちょっとこの場には不向きかもしれないなぁ。
デートのシーンとかあそこまで細かく書かなくてもいいと思う。
前の美穂編でも、紫龍との会話とか特に必要ないと思ったし。
そりゃ、話に深みは出るだろうけど、この板ではあまり意味ない
と思われ。
661名無しさん@ピンキー:03/09/09 13:07 ID:UAL/vL5m
>そりゃ、話に深みは出るだろうけど、この板ではあまり意味ない
と思われ。

それを言ったら板全体でそういった深みのある話が無くなるぞ(゚Д゚)ゴルァ
662名無しさん@ピンキー:03/09/09 13:28 ID:suUE/SXR
>661
ただヤってるだけの話は面白くないけどね。
コトに至る過程に面白みがあるのはいいんだが、別になくてもいいような部分を長々とやるのもどうかと。
エロパロ板なんだし、エロ以外の部分をうまくはしょって(でも説明不足にならない程度に)まとめるのも力量かと。
だって、過去ログ見てたら、短くても濃度の濃い、質の高いSSってあったから、長い=深みがある話ってわけでもないと思うよ。
あ、90さんはうまいと思ってるよ、漏れも。でもさすがに投下の間隔が長すぎる気はしる。
663名無しさん@ピンキー:03/09/09 18:25 ID:7yh7UtFT
どっちにしてもあと少しなんだし、これ以上原因を話し合っても仕方ないと思われ。
この状況じゃ他の職人さんだって降臨し辛いよ。

>>656
そういう煽りはやめてくれ…。そんな話じゃないのはヲチスレ見たってわかるでしょ。
ただでさえ最近肩身狭いのに、同じサオリストとして恥ずかしいよ。
664名無しさん@ピンキー:03/09/09 19:23 ID:LRR6qSQE
90さん降臨にはまだ間がありそうなので
間つなぎに投下してみようかな…
とジュリアン×沙織を書いてます。
他の職人様のような文才は無いんだけど
0時頃うぷしようかと思います。
665名無しさん@ピンキー:03/09/09 19:31 ID:ax4fFhWY
>>664
おお、大歓迎。

666名無しさん@ピンキー:03/09/09 19:36 ID:SbRD5Deh
>662
>エロパロ板なんだし、エロ以外の部分をうまくはしょって(でも説明不足にならない程度に)まとめるのも力量かと。

本当これに尽きるよ・・・・ここエロ板なんだもんな。
美穂編でムウが登場した時なんとなく違和感を感じたのはそれだと思う。
614のレスとか見ると、90さんはあまりそのことを意識してないんだな。
それはそれで1つの作風だとは思うけど。

沙織編になって文句が出たのは、沙織編冒頭で
「今回は導入を短くする予定」と前置きしたのに、
実際は美穂編より導入が長くなっているせいだと思う。
667名無しさん@ピンキー:03/09/09 19:41 ID:SbRD5Deh
ごめん、リロードし忘れた。664さん頑張ってください。
668名無しさん@ピンキー :03/09/09 20:14 ID:mlIX4JUt
>664
ガンガレ!待ってます!

>663
そんな他キャラファンを貶めるような煽りは「*同じ*サオリスト」と認定してやるのすら
恥じゃないか?(私はサオリストでも美穂派でもないがナー)
669664もといスピカ:03/09/09 21:20 ID:LRR6qSQE
とりあえず少し書けたのでうpします。
ポセイドン編の設定をチト忘れてしまったんですけど

沙織ってポセイドン=ジュリアンなのって知ってましたっけ?
海闘士に女性っていましたっけ?

もしお分かりになる方いらっしゃいましたら教えてください。
今後の加筆か修正に使わせていただきます。
670スピカ:03/09/09 21:21 ID:LRR6qSQE
それは普段のこの時期にしては珍しく海鳴りがやけに響く夜更けのことだった。
広く豪華な寝室で一人の男が苦しそうに何度も寝返りをうつ。
やがてその苦しみから逃れるように自らの意思で目を開けると
そこが見慣れた自室なのを確かめ安堵の息を漏らす。
天井を見上げて思い出す様に頭をめぐらすとうわ言の様に呟いた。

「アテナヲテニイレロ」
671スピカ:03/09/09 21:23 ID:LRR6qSQE
彼の名はジュリアン・ソロ。
若干16歳にして海運王であり、更に年齢にそぐわぬ類まれな才能を持ってして
グループ最高経営責任者でもあった。
ジュリアンはつい先頃までわずかの期間ではあったがその間の全ての記憶を無くしており、
そのもどかしさに苛立ちと、不安とを抱えてはいたが徐々に立ち直りつつあった。

ある日、とある国でのビジネスが思わしくないとの報告を受け、
現状を把握と解決策模索のために彼は空港に向かった。
チャーター便フライト時間までの時間つぶしに空港のVIPルームに入ると
ソファーに座り談笑している城戸沙織の姿を見つけ、はやる気持ちを抑えながら近付き声をかけた。

城戸沙織。
彼女も13歳という若さながら世界屈指の財団、グラード財団を束ねる総帥である。
比類なき美しさと気品を備えた沙織にジュリアンは恋し、プロポーズしたのだったが丁重に断られた。
それでもまだ彼は彼女に対する募る思いを捨て切れずにいた。

当たり障りのない話を5分程するとアナウンスが入り、
「それではジュリアン、お先に失礼します。行きましょう。辰巳、星矢」
沙織は二人を促し席を立った。それだけのことなのだがジュリアンは気付いてしまった。
沙織の星矢という少年にかけた言葉、向けた笑顔が何やら特別なものであったことに。
決して自分には向けらることがなかった甘やかさを含んでいたことに…。
ジュリアンは痛む心を必死でこらえた。
672スピカ:03/09/09 21:24 ID:LRR6qSQE
やがて自分のチャーター便のシートに身を委ねるとジュリアンは考えた。
あの星矢という少年は一体何者なんだ!
沙織にとっての何なのだ!
彼女はあの少年を愛しているのか!?
握り締めた拳が震え、その拳を見つめるとふいにあの声が聞こえた。

「アテナヲテニイレロ」

「アテナをテニイレロ」

「アテナヲテニイレロ、ワガナハ ポセイドン」

その声が自分の体内から聞こえてくるのに気付くと彼は意識を失った。
673スピカ:03/09/09 21:28 ID:LRR6qSQE
それから数日後、沙織のもとに大きな赤いバラの花束とともに
招待状がジュリアンから届けられた。
沙織はメイドに花束を花瓶にいけるように命じるとおもむろに招待状の封を切った。
「まぁ、何の香りかしら。とても良い匂い…」
開封されて漂う香りにうっとりとしながら文面を読むと
それは2週間後にソロ邸で行われるパーティーの招待状だった。
674スピカ:03/09/09 21:29 ID:LRR6qSQE
「沙織さん、ちょっと良いかい?」
ドアの外から星矢の声がする。どうぞ、と声をかけると星矢が入ってきて
「沙織さん、俺のところにジュリアン・ソロって人からパーティーの招待状が届いたんだけど、
この人ってあのいつか空港で会った人だよな。何で俺のところにも届いたんだろう…」
「この間会ったからこそ招待してくださったんじゃないかしら。
私は出席するつもりだけれど、星矢はどうしますか?」
「沙織さんが行くなら俺も行くよ」
「そう、良かった。実は私の招待状に『是非お二人で出席していただきたい』とあったのです。
返事は電話で欲しいとあるので私から連絡しておきます」
「パーティーの間あんまり俺から離れないでいてくれよ。
俺は聖闘士でアテナを守るのが役目なんだから。それに俺その場に知ってる人なんていないから
沙織さんがいなくなったら…」
淋しいという言葉を星矢は飲み込んだ。そんな星矢の気持ちを知ってか知らずか沙織は微笑みながら
「ジュリアンのお抱えコックはとても腕が良いのだそうです。
きっと星矢が今まで食べたことの無いような美味しいお料理が出ると思うわ」
「本当か!?…それは楽しみだな〜」
先程の言葉と気持ちを隠すように星矢は沙織に向かって無邪気に喜んで見せるのだった。
675スピカ:03/09/09 21:30 ID:LRR6qSQE
星矢が部屋から出て行った後、沙織は招待状に書かれていた電話番号に電話した。
余程の香水なのだろうか。招待状からはまだ良い芳香が放たれ続けていた。
「もしもし、私城戸沙織と申しますが、ジュリアン・ソロにお取次ぎ願います」
「少々お待ちくださいませ」
何とも耳心地の良い保留音が流れてきて沙織はそれに聞き入った。
「…………………………………沙織?もしもし、沙織?聞こえますか?」
「あ、ごめんなさいジュリアン。私ぼんやりとしてしまっていたみたいです。
あの、パーティーのご招待と花束どうもありがとう。星矢と二人で伺わせていただきます」
「招待を受けていただけてとても光栄です、沙織。あまり大きなパーティーではないので
硬くならずにいらっしゃいと星矢くんに伝えてください」
「お心遣いありがとう。星矢にそのように伝えます。それでは当日を楽しみにしています」
「それではパーティーでお目にかかりましょう」
ジュリアンは電話を切ると笑いを噛み締めるような顔をしていたが、
やがて見る人の目を引かずにはいられないような笑みを漏らした。
676スピカ:03/09/09 21:37 ID:LRR6qSQE
今日はここまで。スマソ、まだエロじゃなくて。
筆が乗ったらまた少しうpするかもしれないけど
エロ突入はモチット先です。

677名無しさん@ピンキー:03/09/09 22:37 ID:lW9dBLfh
>ポセイドン編の設定をチト忘れてしまったんですけど

>沙織ってポセイドン=ジュリアンなのって知ってましたっけ?
>海闘士に女性っていましたっけ?

>もしお分かりになる方いらっしゃいましたら教えてください。
>今後の加筆か修正に使わせていただきます。

……これはちょっとあんまりじゃないか?
自分で原作見たりぐぐったりすればわかると思うのだが。
ていうか調べてから書いても遅くないのでは……。
678名無しさん@ピンキー:03/09/09 22:40 ID:5N80GBbA
ポセイドン編冒頭では
ブロンズ4人は意識不明ほーたいぐるぐるまきの重体でつ
679名無しさん@ピンキー:03/09/10 00:09 ID:uwUtVYAc
>>678
もしくは、北国でボロぞーきんにされた直後に寒中水泳大会とかな。
ただその点は、SS内の時点が分からないから何とも言えないんじゃ。
求婚後フラレ済みとはあるけど。
まあ、黄金聖闘士が出てくるSSなんかでも、よく考えると原作の時系列には
どうやっても入らないってのもあるしな。

ただ、
>沙織ってポセイドン=ジュリアンなのって知ってましたっけ?
>海闘士に女性っていましたっけ?
はさすがに・・・あの・・・あのテティスを忘れるって事は無いでしょー(泣
だいたい対面時からお互い「サオリ」「ジュリアン」と認識してるし。
星矢がポセイドン攻撃しようとすると、「ジュリアンは3歳のときにポセイドンの魂がのりうつった」とか
いつの間に知ったのかってセリフでかばってるし。

と、イチャモンぽいこと書いてすまんけど、でもSS投下自体は嬉しいです。
スピカさんて前に星矢と沙織のワカーン書いた人?
あれのワカーン描写は結構好みだったので、早めのエロシーンを期待してます。
「デッド・エンドシンフォニー!!」
「うう……これは何というキモチ(゚∀゚)イイ!フ○ラだ!」

セイレーンの背後より現れた無数の妖精が、アルデバランの黄金聖衣の裾より進入し、
ズボンの前立てを開き、その巨体にふさわしく野太い男根にとりつく!
妖精たちは背中に蝶のような羽を持ち、愛らしい顔だちと、可憐な少女のような姿に
似合わず、小さな体からすれば大きく艶やかな乳房と豊かな腰つきをしている。
巨大な肉茎に抱きつき乳房をこすりつけながらよじのぼる者、
自らの陰部をすりつけながら楽しそうにまたがる者、
密林のように濃く茂った陰毛を引っぱったりもぐったりする者、
何羽もの妖精が無邪気な顔で、アルデバランを追い立てていく。
さらに驚いたことに、楽しげに遊びに興じているかのような妖精たちの陰門から
次第に蜜があふれてきたのだ!
童女のような笑顔のまま、頬を染め、「あ……」「はぁ……はぁ……」などと
切ない声をあげる姿を目にすると、何とも言えず背徳的な快楽が襲う。
潤滑液で滑りがよくなったためか、ますます彼女たちの動きはさかんになった。
時に心地よさそうに目を閉じ、時にはきゅっと抱きつき、入れ替わり立ち替わり、
その小さな体の柔らかく敏感な部分を使って、激しくしごきたてる。
肉茎はむろんとうに限界まで隆起し、先端からは透明な汁がにじみでている。
妖精たちは、顔や髪がドロドロになるのもかまわず、その奇妙なキノコのような
先端部に唇をよせ、先を争ってその液を口にした。
背中の羽をふるわせながら、甘い花の蜜でも吸うように、かわるがわるすする。
小さな舌を出し、鈴口の中までおいしそうに舐めあげ、にっこりと笑う。

「うう!……まだイクわけにはいかん!」

………………ブツッ!!!

「フッおろかな、自らチ○ポを切り落としても、この快楽は君の頭脳に直接ひびくのだ!」


・・・ごめん、小ネタのつもりがイタい話になっちゃった(;´Д`)
681名無しさん@ピンキー:03/09/10 01:27 ID:VqXM0t4D
折角書いてくれたのに悪いけど、669のレスが激しく不愉快

>沙織ってポセイドン=ジュリアンなのって知ってましたっけ?

こんなこと、そのカプのSS書く前に調べなよ・・・
しかもそれを投下するスレの人間に教えてチャンするなんてなぁ
後で加筆修正するから、とりあえず書けた分アップするって
読んでくれてる人に失礼すぎるんじゃない?
682名無しさん@ピンキー:03/09/10 01:31 ID:2dz87Oc9
まーまー。
何気に680がイイ仕事してるぞ!
オチが痛いが、エロくておもろい。ウマー
683名無しさん@ピンキー:03/09/10 01:45 ID:05sZ4MWo
このスレでえらい久しぶりに男根とか汁とかの字をみた気がする。
684スピカ:03/09/10 02:59 ID:F+lMzcbR
教えてチャンで本当に申し訳ありませんでした。
また親切に教えてくださった方どうもありがとうございました。
原作がどうだったかを考えるなら
自分が書いたこの時期はすでに彼は慰問に回ってなくてはいけないし
その時点でおかしいんだから割り切って書いて
あんな質問はすべきではありませんでした。
反省と共に続きガンガリます。
685スピカ:03/09/10 09:00 ID:F+lMzcbR
パーティー当夜、ソロ邸の車寄せに巨大なリムジンが止まり運転手が恭しく後部ドアを開けた。
するとタキシードに身を包んだ星矢がまず降り、振り返って手を差し伸べると続いて
その手をとった沙織が降りて星矢の腕に腕を絡めた。
「みんなが沙織さんのこと口々に褒めてるぜ」
「あら、星矢もそのタキシードとても似合っていて素敵ですよ。
それに猛特訓した甲斐がありましたね」
「それを言わないでくれよ〜。ある意味魔鈴さんの特訓より地獄を見たぜ」
このパーティーに星矢が出席すると知った辰巳はすぐさま星矢の体に合わせたタキシードを作らせ
「大切なお嬢様に恥をかかせるわけにはいかない!」
と連日連夜マンツーマンでマナー特訓だったことを沙織は知っていたのでクスクスと笑った。

パーティー会場の大広間に入るとジュリアンが沙織たちに気付き、
話していた相手に失礼、と言って沙織たちに歩を進めた。
「ようこそ、沙織。君は本当に白が似合うね。そのドレスとても素敵だよ」
星矢くんも存分に楽しんでいってくれ。申し訳ない、人を待たせているのでまた後で」
と言うと慌しく先程の人の輪に戻っていった。
この夜の星矢は辰巳が見たら泣いて喜ぶ程、辰巳の教えを忠実に守り
甲斐甲斐しく沙織の世話を焼いた。
そんな聖闘士としてではなく、ただの少年として自分に接してくれる今夜の星矢を
沙織は素直に嬉しく感じていた。
686スピカ:03/09/10 09:01 ID:F+lMzcbR
しばらくして「ノンアルコールが欲しい」という沙織のリクエストに応えるべく
星矢が沙織のもとを離ると、一人になった沙織にジュリアンが歩み寄った。
「沙織、実はあなたに是非見ていただきたいものがあるのです。
この部屋ではなく、別の部屋に置いてあるのですがいらっしゃいませんか」
「でも、星矢が…」
「星矢くんには家のものから私と一緒にいることを伝えておいてもらいます。
それにさしてお時間は取らせませんよ」
「そうですか?それでは…」
ジュリアンは沙織を促して上の階にある自分の執務室に通した。
「素敵なお部屋ですね。あら、この曲はあなたのお宅の電話の保留音と同じですね」
その部屋は絨毯張りで大きな書き物用のデスクセットとソファーセットが置かれ、
マントルピースとその天板には何十本もの赤いバラの花が飾られていた。
奇妙なのはマントルピースと逆の壁でこちらは全面ガラス張りなことだった。
ジュリアンはデスクの引き出しからリボンのかかった小さな箱を取り出すと沙織に手渡した。
「開けて見てください」
リボンを解いて箱を開けると小さな香水のビンが入っていた。
「これは先日お送りした招待状につけた香りと同じ香水です。あの香りはお気に召しましたか?」
「ええ、とても良い香りだと思いました。一体何なのかジュリアンに伺おうと思っていたのです」
「気に入っていただけて嬉しいですよ、沙織。これは私からのプレゼントです。
是非受け取っていただきたい」
「ありがとう、ジュリアン。それでは遠慮なく……あの、付けてみてもよろしいかしら?」
「どうぞ、どうぞ」
沙織はビンのふたを取ると手首に数滴その香水を足らした。
687スピカ:03/09/10 09:03 ID:F+lMzcbR
「あれ?沙織さん??」
飲み物を持って戻ってきた星矢は沙織の姿が無いことに気付いた。
何処に行ったのかとキョロキョロしていると
「星矢様でいらっしゃいますね。沙織様よりご案内するように申し付かっております。
どうぞこちらへ…」
星矢はメイドに案内され、上の階のある部屋に通された。
そこは絨毯張りでソファーが一つ置かれている他には窓もなく、
壁の一面だけが鏡張りになっている不思議な部屋だった。
「こちらでしばらくお待ちください」
とドアを閉めて行ってしまったメイドに従い、
仕方なく星矢はソファーに座って沙織を待つことにした。

すると突然今まで自分が映っていた鏡が違うものを映し出した。
星矢は我が目を疑った。鏡にはジュリアンと沙織が映っているのだ。
沙織はジュリアンと向かい合って立っていたが
今まで星矢が一度も見た事のない、とろける様な微笑をジュリアンに向けると
「ジュリアン……好きなの。お願い、抱いて」
双腕をジュリアンの首に回していきなりジュリアンの唇にキスしたのだ。
ジュリアンは驚いて目を見開き戸惑いこそしていたがやがて沙織の腰に手を回して抱き締め
沙織の口を開かせると舌を絡め始めた。
「…沙織さん…沙織さん!沙織さんっ!!」
何が何だか分からない星矢は声の限り叫び、拳で力一杯鏡を叩くが
鏡はビクともせず、また二人には星矢の声も、鏡を叩く音も聞こえていないのか
そのままねっとりとした濃厚なキスを続けている。
688スピカ:03/09/10 09:03 ID:F+lMzcbR
やがてジュリアンは沙織の耳や首筋に唇を這わすと沙織の甘い吐息が漏れ出す。
ジュリアンの右手は沙織の胸に触れると強弱を付けて揉みしだく。
大きく柔らかな沙織の胸はジュリアンの手から、指の間からはみ出さんばかりだ。
「…ん、あっ ……あン………っあぁ」
沙織は目を閉じ唇と指の愛撫に感じているのかうっとりとした顔をしていた。
沙織のドレスの肩紐を落とされるとストラップレスの白いレースのブラジャーが見え、
ジュリアンが片手で器用にブラジャーのホックを外すと、
ぷるんと真っ白で綺麗な胸がこぼれ、胸の割には小さな色の薄い乳首が見えた。

俺はアテナを守る聖闘士で、そのアテナが沙織さんで…
好きになっちゃいけないと思ってたけど、分かってたつもりだったけど、
でもやっぱり好きで、どうしようもなくて……
どれ程見たいと思ったか、どれ程触れてみたいと思ったか…
ようやくその願いが叶ったって言うのにその相手が俺じゃないなんて!
よその男に脱がされた沙織さんの肌を見ることになるだなんてっ!!
「沙織さん!頼むよ、俺にこんなの見せないでくれよ…もうやめてくれーっ!!!」

ジュリアンは両手で直に胸を揉み、その大きさとタプタプとした重みを十分に楽しむと
乳首を口に含んだ。もう片方の乳首は指で転がされたり、指の間に挟まれたりしている。
「あっ、イイ…そ…そんな 感じ…そのまま…アン」
沙織の息がどんどん荒くなり、短く叫ぶと顎が上を向いてのけぞった。
ジュリアンはそんな沙織を支えると横抱きにし、沙織を絨毯の上に横たえた。
だがそこは星矢の願いも虚しく彼の目前であった。星矢は絶句した。
689スピカ:03/09/10 09:05 ID:F+lMzcbR
長い髪が絨毯に広がり、息を弾ませ、うっすらと肌が赤く染まった沙織は
普段の沙織に増してより美しかった。
星矢は見たくないと思っていたが、どうしても目をそむけることが出来ない。
それ程今の沙織は美しかった。
二人の行為を食い入るように見つめてしまう自分に星矢は戸惑っていた。

ジュリアンは指先で沙織の足に触れながら、ゆるゆるをドレスの裾をたくし上げた。
ストッキングの下にちいさなパンティが見えた。
ジュリアンはストッキングも、靴も、ドレスもすべて剥ぎ取り
沙織の身に付けているものは白いレースのパンティだけとなった。
「もうパンティがこんなに濡れてるよ。感じてくれたんだね」
沙織の膝を立てさせ、内股をさすり、舌を這わせながら言うジュリアンに
沙織は恥ずかしそうにうなづいて言った。
「ねぇお願い、もう一度キスして…」
二人はもう一度むさぼるようにキスすると、パンティの下の秘所へとジュリアンの手が伸びた。
「んっ、あ、ソコ…気持ちイイ…もっと…触って…あ、あっ、あン!」
おそらく最も敏感な部分に触れたのだろう。沙織の声はどんどん高くなる。

星矢は半ば祈るような気持ちだった。
これ以上進まないでくれ!最後の一線はだけは越えないでくれ!!
だが男としてあんな声を聞いたらもう止まらないのも分かっていた。
奇跡が起きない限りこの状況が覆らないことも分かっていた。
この部屋を立ち去ってしまえば…確か閉じ込められたわけではない。
それなのに金縛りにあったように体が動かない。何故だ、何故なんだ!
星矢は心と体の相反する欲求に苦悩した。
690スピカ:03/09/10 09:06 ID:F+lMzcbR
もう我慢できない!といった感じにジュリアンが自分の服を
むしり取る様に脱ぎ捨てると、沙織の最後の一枚を脱がせて秘所にあてがった。
「沙織……」
「……ジュリアン」
二人は固く抱き合った。しばらくするとジュリアンは一定のリズムを刻み始めた。
それに合わせて沙織の体も揺れ、沙織の大きな胸も上下に大きく揺れた。
ジュリアンは沙織の唇に、首筋に、胸に、肩に…とキスの雨を降らせた。
「あぁっ、イイ…もっと…突いて…奥まで…もっと かき…回して……もっと!ああっ、もっと!!」
ジュリアンはそれに応える様に激しく、早くリズムを刻む。
やがて沙織の声がこれまで聞いたどの声よりも高くなると、
ジュリアンは身を震わせ、沙織の上に倒れこんだ。
と同時に鏡がただの鏡に戻り、星矢の姿を映し出した。
彼は自分が勃起していることを知ると自らを嫌悪した。

沙織は自分の上に裸のジュリアンが乗っていることに気付いて短く悲鳴を上げた。
そして自分が裸であり、秘所が鈍く痛むのを感じると
信じられないような状況を否が応でも理解せざるを得なかった。
慌ててドレスを手繰り寄せると体を隠した。
すると嗚咽が聞こえてきてそちらを向くと何と星矢が居た。
「何だよ沙織さん、何もこんなの見せ付けなくったって良いじゃないか。
沙織さんがジュリアンって奴を好きなら、そう言えば済む事じゃないか。
それとも俺の気持ちが邪魔だって言うのか?
知らなかったよ。そんなに迷惑だったんだ……
ならこれを最後に男らしく捨ててやるよ!
沙織さん!好きだったんだ! 好きだったんだっ!! 大好きだったんだ!!!
なのに…なのに……ちっくしょーーーっ!!ちくしょーーーーっ!!!」
691スピカ:03/09/10 09:06 ID:F+lMzcbR
「星矢!私の話を聞いてください!!これは何かの間違いですっ!星矢!!」
沙織は大声で叫んで鏡を叩いたが、星矢はうずくまったままピクリとも動かなかった。
「無駄ですよ、沙織。このガラスは特殊に出来ていて、鏡側はただの鏡ですが
その反対側は鏡側が見えて音も聞こえるのです。今の彼は鏡側にいますから何も聞こえませんよ
先程までは私たちのセックスが見えていたんですがね」
「では、やはり…私は……あなたと…」
「そう、あなたは私に抱かれたんですよ。とても可愛らしかった」
「何故?私には何も覚えがないのに…どうして…こんな…」
「私が沙織に暗示をかけたからですよ。今日の出席を私に電話で知らせてくれましたよね。
あの時ですよ。ある一定の条件が整うとあなたは私を愛し、私に抱かれたいと思い、
私に抱かれることを喜びと感じ、私以外の人間では決して満たされない、とね。
そしてこの暗示は私が沙織の中で果てない限り解けない」
「どうしてそんな酷いことをするのです!」
「それは私があなたをとても愛しているからですよ、沙織。いや、アテナ」

「何故私がアテナだと?まさかあなたはポセイドン??…いえ、そんな筈はない…
だってポセイドンは私が壺に封印したんですもの」
「ポセイドンはまだ壺に封印されたままですよ、アテナ。
だから私にはもう天変地異を起こせるような力はありません。だがポセイドンという男
随分とアテナにご執心だったようだ。彼は私の体にアテナへの執着心を刻み込んでいったのです。
それが私の沙織への気持ちと重なり、私はポセイドンだった時の記憶を取り戻したのです。
あなたを手に入れることが私の望みですが、それにはあの星矢という男の存在が
どうしても邪魔で目障りでした。あなたと彼の間にある愛情と信頼は厄介ですからね。
だから今回彼には消えてもらったのです」
692スピカ:03/09/10 09:08 ID:F+lMzcbR
星矢のことが好きだった。多分もうずっと前から。
たくましくて、どこか子供っぽくて、でも時々大人びて。
一緒にいるだけで楽しくて、嬉しくて…
もうあの頃には戻れないと言うの?
もう好きだといっても星矢には届かないと言うの?
沙織の目からとめどなく涙があふれ出た。
星矢…ごめんなさい、つらい思いをさせて。
もうあなたにこんな思いをさせない。
「分かりました。ジュリアンの望み通り、あなたのものになりましょう」
涙をぬぐうと毅然とした態度でそう答えた。
「ただし、この地上の平和をや、私の聖闘士たちに危害を加えたりしたら、私はあなたを殺しますよ」
「そんなこと本当に出来るんですか?」
「簡単なことです」

「…………………………………沙織?もしもし、沙織?聞こえますか?」
「あ、ごめんなさいジュリアン。私ぼんやりとしてしまっていたみたいです。
あの、パーティーのご招待と花束どうもありがとう。星矢と二人で伺わせていただきます」
「招待を受けていただけてとても光栄です、沙織。あまり大きなパーティーではないので
硬くならずにいらっしゃいと星矢くんに伝えてください」
「お心遣いありがとう。星矢にそのように伝えます。それでは当日を楽しみにしています」
「それではパーティーでお目にかかりましょう」
ジュリアンは電話を切ると笑いを噛み締めるような顔をしていたが、
やがて見る人の目を引かずにはいられないような笑みを漏らした。

「さぁ、本番はこれからだ。君たちならどう出るかな」
693スピカ:03/09/10 09:10 ID:F+lMzcbR
これで終わりです。
お粗末でした。
694名無しさん@ピンキー:03/09/10 09:52 ID:ptVATxLm
680タン、イイ!
695名無しさん@ピンキー:03/09/10 10:39 ID:lKFaKM3+
素朴な疑問

スピカタンって、星矢好きなの?
あんまりな質問内容もそうだけど、なんかこのSSって、すごい不自然なんだよー。
シチュもキャラもストーリーも・・・。
過去の星矢と沙織のワカーンは結構よかったのに。

696663:03/09/10 11:31 ID:JxpH99ik
>同じサオリスト
藻前らみたいな異常な人種と一緒にすんな!
697名無しさん@ピンキー:03/09/10 20:46 ID:7hKVoSrB
680ワロタ。そしてかなり萌えた。

スピカタン、乙です。
感想は695と同じ・・・パラレルということもあってややわかりにくい。
特にオチ。できたら解説を希望します。
あなたの星矢はちょっと好きだ。
698名無しさん@ピンキー:03/09/10 23:39 ID:Q8FmFfhS
>696
なんで、異常だって決めつけるの?
699●のテストカキコ中:03/09/10 23:40 ID:fsD7y4fu
http://ula2ch.muvc.net (このカキコは削除しても良いです)
700名無しさん@ピンキー:03/09/11 01:32 ID:VKDj2Hhf
701名無しさん@ピンキー:03/09/11 01:44 ID:93O6Gpcw
>698
サオリストだからジャネーノ
702名無しさん@ピンキー:03/09/11 07:48 ID:5JJ3hFFV
↑そんな事ないよ、それは偏見。
703●のテストカキコ中:03/09/11 08:05 ID:3sPtq8k8
http://ula2ch.muvc.net/ (このカキコは削除しても良いです)
70490:03/09/11 09:51 ID:xplsxmxY
しばらく、話しの成り行きを拝見させていただいていました。いろいろと考えさせられます。
まずは、不快に思われていた皆さんに謝罪します。長いというのも、間が開くのも、確かに問題あるかもしれません。
それと、応援してくださった皆さん、ありがとう。正直、応援してくださる方がいると、ホッとします。
とりあえず、明日中に導入を終わらせることにします。待たせてしまって申し訳ない。

705名無しさん@ピンキー:03/09/11 20:42 ID:YnVl9iaD
>>680
勃った。そして、のたうった。グッジョブ!

>>670-675,685-692
これはジュリ-の脳内妄想オチということでOKなのかな?
作者さんはこういうのが書きたいんだろうなというのは伝わってくるけど、
こなれてないというか、正直読みづらい面があった。
でも、寝取られ萌え属性の漏れとしてはシチュ自体はすごく萌えたよ。

>>90
主に発表方法&場が適当かって話だったし、作品自体は評価してる人が多いと思う。
漏れも実は、いわゆるエロパロSSとは違う方にふくらましてて面白いと思うから、
もっと別の形で一気に読みたいと思ったクチでつ。
でも、これでエロシーンをうpしないまま消えられてしまったらそれこそ罪つくりでつ。
ラストまでがんばってください。
706名無しさん@ピンキー:03/09/11 21:41 ID:JOE+2IL9
>>680
最初に切り飛ばしたのは皮一枚ですか?
707スピカ:03/09/12 09:22 ID:iiOjD3fZ
>>697
オチにつきましては>>705さんのおっしゃる通りです。
まだ自分の腕では書き切れないシチュだったようです。猛反省。
70890:03/09/12 21:34 ID:NorGGOcJ
台風接近。夜からひどい雷雨です。
停電が心配なので、ちょっと今日は書き込みできません。
重ね重ね失敬。
709名無しさん@ピンキー:03/09/12 22:55 ID:p0NGsCvy
聖闘士A 「エクスカリバーで着衣引き裂きプレイは(・∀・)イイヨーイイヨー」
聖闘士B 「カリツォーで緊縛プレイも(・∀・)イイヨーイイヨー」
聖闘士C 「もっとハードにネビュラチェーン亀甲プレイも(・∀・)イイヨーイイヨー」
聖闘士D 「フッ幻魔拳で相手のエチー欲刺激悶絶プレイには敵うまい(・∀・)!!」

聖闘士E 「魔鈴さん……どうして俺に潰しが効く技を教えてくれなかったんだ……(;∀;)」
710名無しさん@ピンキー:03/09/12 23:05 ID:47FD8h8k
>709
グジョーブ!ワロタ
711名無しさん@ピンキー :03/09/13 00:12 ID:2faCoE21
>90
九州以西の人?お大事にー
71290:03/09/13 22:53 ID:srEg8R91
アテネに夕陽が落ちる。
 完全に陽が落ちればアテネの夜景はライトアップされた白亜の遺跡に彩られ、昼間とはまた別の華やかさを見せることになるが、それにはまだしばらくの時間がある。
冬の夕暮れ時は、アテネという歳がもっとも寂しげに見える時間帯かもしれない。
「冷えてきたな」
 紫色に暮れ行く空を一瞥して、星矢は小さく息をつく。南国とはいえ、冬。
石造りの町並みは、夜が近づくにつれ、じわりと底冷えする。
「……まだ、ほんの少ししか遊んでいないような気がするのに」
 沙織の唇からも、自然に溜息が落ちた。
日暮れとともににじり寄る寒さが、遊びまわる時間はもう終わりだ、と沙織に意地悪く呟いているようにも感じられる。
「星矢、今日は一日付き合ってくれる約束ですよね?」
 なにか不安になって、沙織はいとしい少年に確認した。寒さは、人の心を不安にさせるのかもしれない。
71390:03/09/13 23:22 ID:srEg8R91
「うん。でもなあ」
 頷くものの、星矢の言葉は歯切れが悪かった。周囲を見渡す目が、どことなく険しい。
「夜は、あまりお勧めできないんだ」
 何故?と目で問う沙織に、星矢は困ったように言葉を続ける。
「観光客目当ての、タチの悪いのも出てくるからね」
 ボッタクリタクシーなんかは可愛いほうで、強盗、スリ、ひったくりはおろか、レイプ目当てのゲスまで、観光都市とは切り離せないチンピラが、アテネにも少なく無い。周囲が暗くなり始める今頃からが、そいつらの仕事時間なのだ。
 無論、自分がいる限り、沙織をそういった危害から守る自信はある。だが、実害はないにせよ、そうした連中に当たってしまえば、今日のデートは随分と後味の悪いものになるだろう。
 ありふれたデニムやニットを身に着けていても、沙織の美貌はひどく人目を引く。そういう連中を引き寄せてしまうおそれは少なくなかった。
「今日はもう、メシでも食べて、聖域に……」
「聖域には、戻りません」
 そう宣言して、沙織は子供っぽく唇を尖らせた。自分の身を案じてのことだろうとはいえ、この期に及んでこんなことを言い出す星矢に『鈍感!!』とでも言ってやりたかった。
「約束を守ってください、星矢」
「いいけど……」
 かすかに棘のある言い様に、星矢は戸惑う。今朝の泣き笑いの顔。今の不機嫌な言葉。今日の沙織の表情は、星矢を惑わせる。
「じゃあ、どこかにメシでも食べに行くかい?」
 せっかくの一日だ。星矢はこれ以上沙織の機嫌を損ねないように、話題を変えた。だが、それに対する沙織の答えは、星矢の予想の範疇から大きくはみ出していた。くるりと星矢に背をむけて、宣言する。
「ホテルの部屋が、予約してあります。星矢、食事は、そこで」 
 ホテルの部屋。
 その言葉の意味を予想できないほど、星矢はバカではなかった。もっとも、ほんの数ヶ月前なら、予想すらできなかっただろうが。
 理解したから、星矢のアタマは驚きで真っ白になる。
 だから、星矢は気付かなかった。その言葉を口にした佐織本人が、これ以上ないほど緊張しているということに。
71490:03/09/13 23:59 ID:srEg8R91

 アテネ市外の中心地、シンタグマ広場のすぐそばに、『グランドブルターニュ』という名のホテルがある。140年を越す歴史と格式を誇る、アテネでも随一の老舗ホテルである。
星矢はいま、いままで見たこともないような広々とした部屋に通されていた。サーヴァント・ルームまで付属している本物のロイヤル・スイートだ。
サーヴァントの手配そのほかの手続きのために沙織がロビーに残ったため、いま、このただっ広い部屋には、星矢がただ一人ぽつねんと座っている。正直に言って、落ち着かなかった。
沙織と二人のディナーも、まるっきり味を思い出せない。なにを話していたのかも、上の空だった。
ただ、脳裏に、まずいことになった……という感慨がある。
どうする?
どうする?
何か考えようとすると、頭がかあっと熱くなる。美穂と沙織の顔がちらつく。室温は快適なはずなのに、冷や汗が背中を伝う。
今になって考えれば、『一日』という言葉には、こういう意味が含まれていたのかもしれない。
だが、何故?
いや、何故、と問わなくても、解る。見るのも嫌な男と同じ部屋に泊まろうなどと、沙織はまさか考えはしないだろう。つまり、そういうことだ。
「…不意打ちだぜ、これは…」
いや、本当に、不意打ちだったろうか?星矢の脳裏を、様々な思考がぐるぐる回る。どうする。どうする。わけのわからぬまま、自問する。
だが、いつまでもうろうろと自問していることはできなかった。鋭敏に鍛えられた星矢の耳が、廊下を歩く微かな足音を察知した。沙織だ。
かーっと、アタマに血が上る。どうしていいか、わからない。沙織の足音は、どんどん近づいてくる。
「……っ!!」
 星矢はやおらシャワー室の扉を開けて、飛び込んだ。とにかく、沙織の顔を見る前に、少し落ち着いておきたかった。





71590:03/09/14 00:11 ID:Jm5ARlo9
すべての手続きを終えて沙織がスイートに脚を踏み入れると、そこには星矢の姿はなかった。
かわりに、浴室の方から強い水音がする。シャワーだ。
星矢が、あの中にいる。自分と顔をあわせづらいのだろう。ディナーの時の、星矢の紙のような顔色を思い出して、沙織は溜息をつく。
「…わかっています」
 確認するように、呟く。そうだ。解っている。自分がしようとしていることが、どれだけ無茶か。どれだけ星矢の気持ちを無視しているか。
 でも、決心したのだ。
 今日だけ。今夜だけ。
 
 沙織は勇気を振り絞るように、ぎゅっと両手を握り締めた。


 
 
 
716うんざり:03/09/14 00:35 ID:mWqzy4e3
長けりゃ良いって物じゃ……
717名無しさん@ピンキー:03/09/14 00:38 ID:V5JvoDP6
このスレの流れで、
それでも完結させようとしてるんだから、
今更茶々を入れるのは、野暮ってもんでしょ

批判意見はもう出揃ってるんだから、終わるまで待ちなされ。な?
71890:03/09/14 00:40 ID:Jm5ARlo9
頭上のシャワーからの冷水が、勢いよく星矢の全身を叩く。その感触を感じて、星矢はようやく息をついた。水が全身の熱を奪うと同時に、頭も冷えてきたように感じる。
そうだ。冷静にならなけりゃ。唇を結んで、無言で頷く。冷静になって、考えないといけない。自分がどうするべきかを。
ホテル。そう聞いたときから、星矢は度を失っていた。それがどういうことを意味するのか、わかってしまったからだ。
だから、すこしだけ、わかるような気がした。沙織が自分に、どういう感情を寄せているのか。
……だから、相談に行ったとき、沙織は自分をひっぱたいたのだろうか?
あのときの沙織の、傷ついた表情が、いまさらながらに思い出される。
沙織が自分に好意を寄せていてくれるのであれば、あのときの表情も、見舞いに行ったときの泣き笑いも、約束を守れと言ったときの棘のある声も、理解できるような気がした。
なら、どうする?
美穂の顔を、思い出す。あの笑顔。自分を穏やかな気持ちにしてくれる、あの笑顔。抱きしめるだけで勇気が湧くような、華奢な体。温かな心配り。
それを裏切ることはできない。星矢は、強くそう思う。
なら、どうする?
そうだ。沙織の思いに、答えることは、できない。それはきっと、美穂をひどく傷つける。自分がもし逆の立場だったら、と想像するだけでぐっと胸が詰まるような気がする。
逃げよう。シャワーを浴びながら、星矢は頷く。おそらくは、それが一番いい。沙織を傷つけることになってしまうのは心苦しいが、そうするしか無いように思えた。

『お前がお嬢様を傷つけるようなことがあれば、勝負してやるさ』

 ふと邪武の言葉を思い出して、苦笑する。どうも自分は、邪武と勝負するはめになりそうだ。気の済むまで殴られてやろうか。そんなことを、考える。早々にこの場を後にすべく、脱衣所に続く扉に手を伸ばす・・・・

 きぃっ。

 手を伸ばそうとしたそのとき、星矢の目の前で、ひとりでに脱衣所への扉が開いた。息を呑む。扉を開けた華奢な姿に、目が釘つげになる。
「星矢」
「沙織さんっ…!」
 沙織は、真っ直ぐに星矢を見つめていた。


 




719名無しさん@ピンキー:03/09/14 00:43 ID:DPpDnjbM
わーん!90さんがんがれ!
72090:03/09/14 01:27 ID:Jm5ARlo9
「沙織さん…」
「このまま、いなくなってしまうつもりの気がしましたから」
 冷たいシャワーの中の星矢に、沙織は少し悲しげに笑いかけた。
「…ごめん」
 星矢は率直に頭を下げるしかなかった。沙織の横をすり抜けて、濡れたままの体にズボンをはく。
「俺は、沙織さん、その」
「解っています」
 沙織は笑っていた。その顔が、あのときの泣き笑いの顔と同じに見える。
「あなたが誰を愛しているのかも。決して、あなたが私の想いに答えられないことも…」
 顔を伏せる。
「自分がどれだけバカなことをしているかも、解っているのです」
 沙織は何かをこらえるような顔で、星矢に歩み寄った。
「沙織さんっ!」
 沙織のたおやかな腕が、星矢を抱きすくめた。服ごしに、沙織のやわらかさと体温が伝わる。冷え切った肌に、それは熱いほどだ。
「沙織さん…っ」
「…星矢」
 震える声。いや、声だけでなく、沙織の体もまた、震えている。
「ダメだ、沙織さん」
「解っています」
 さっきと同じ言葉。だが、今度は沙織の顔は笑っていない。見上げる瞳が、ひたむきに星矢の瞳を射る。
「解っています。バカだって。星矢、貴方を困らせているって。だけど、どうしても、どうしても」
 星矢に寄り添う体の震えが、強くなった。
「どうしても、こうせずにはいられなかった。ごめんなさい。星矢、ごめんなさい」
 最後の言葉は、涙声だった。震えながら涙する姿は、普段の沙織を知るものなら想像もできない。
 惨めだ。
 バカで、惨めで、どうしようもない。沙織は泣きながら、自分をなじるしかない。どうしようもないことは、解っていたのに。それでも、こうしてしまった。困らせるのも、解っていたのに。それなのに。
 それなのに、好きで。
 星矢が好きで好きで、狂ってしまいそうだった。
72190:03/09/14 01:28 ID:Jm5ARlo9

 沙織の震えと押し殺した泣き声を感じながら、星矢は天を仰いだ。涙とともに、沙織の気持ちが伝わってくるような気がする。痛いほどの感情。どうしてやるのが正しいのか、星矢にはわからない。
 だが、今何ができるかは、わかった。道は二つ。一度しか選べない。
 数秒の逡巡の後、星矢は震える沙織の姿を見下ろした。
 
 …ごめん、美穂ちゃん。心の中で、詫びる。 
 
「…一日の約束、だったよな、沙織さん」
「…ええ。一日だけ」
 そう。今日だけ。そして、忘れる。星矢を、忘れなくてはいけない。
「約束、守るよ」
 今日一番優しい声とともに、星矢は沙織の唇を奪った。
 沙織は目を閉じて、その唇を受け入れた。惨めで、悲しくて。それでも、沙織にはその瞬間が幸福でたまらなかった。
72290:03/09/14 01:31 ID:Jm5ARlo9

 沙織の震えと押し殺した泣き声を感じながら、星矢は天を仰いだ。涙とともに、沙織の気持ちが伝わってくるような気がする。痛いほどの感情。どうしてやるのが正しいのか、星矢にはわからない。
 だが、今何ができるかは、わかった。道は二つ。一度しか選べない。
 数秒の逡巡の後、星矢は震える沙織の姿を見下ろした。
 
 …ごめん、美穂ちゃん。心の中で、詫びる。 
 
「…一日の約束、だったよな、沙織さん」
「…ええ。一日だけ」
 そう。今日だけ。そして、忘れる。星矢を、忘れなくてはいけない。
「約束、守るよ」
 今日一番優しい声とともに、星矢は沙織の唇を奪った。
 沙織は目を閉じて、その唇を受け入れた。惨めで、悲しくて。それでも、沙織にはその瞬間が幸福でたまらなかった。
72390:03/09/14 01:33 ID:Jm5ARlo9
今日はここまで。いや、長くて失礼。
次回からはエロに入ります。
724名無しさん@ピンキー:03/09/14 02:29 ID:OLg40Evx
がんがれ、90さん!
725名無しさん@ピンキー:03/09/14 02:51 ID:zqL0wghd
今さら90さんに罵声を浴びせる人って、やっぱり煽りか電波としか思えない・・・。
そもそも何で叩かれたのかすら理解できない人間がここに一人いるわけで(汗)
・・・とにかく変なのは相手にしないでがんがってくださいね、90さん。
エロが長くて文句言う人はいないと思うし、切なくて感動的なベッドシーンを
期待してます。
726名無しさん@ピンキー:03/09/14 03:06 ID:Ii9d+Xnk
煽りか電波だと思うなら相手をしてはいけない…

沙織さん…セツネェ。こうなることがわかって送り出したであろう美穂ちゃんもセツネェ
90さんの書く女の子は切なくて綺麗だ。沙織さ〜〜〜ん!!
727名無しさん@ピンキー:03/09/14 08:40 ID:/6+h2F+5
星沙も星美穂も反吐がでるほど嫌いなだけだよ。
もう専用ブラウザでこの人の話だけアボーン設定したから平気( ´_ゝ`)。
728名無しさん@ピンキー:03/09/14 08:44 ID:56t0FBfK
http://web.quipo.it/monika2001/xxx/


218.41.123.14 , p297b0e.t128ah00.ap.so-net.ne.jp ?
729名無しさん@ピンキー:03/09/14 11:26 ID:qgv+auXE
よっしゃあ!
やっとここまで(゚∀゚)キター!90さん乙ー!
しかし、あそこで逃げてたら星矢は邪武より前にここの住民に八つ裂きにされてたことでしょう(w
もう途中、「これは、読者に対する高度なSMプレイでは・・・?」と、90さんはSの人かと
思ったくらいおあずけ状態でかなり限界に近かったんですが、待った甲斐がありそうでつ。
本番シーンがんがってください!

>>725
たとえば、エロ雑誌に非エロ作品が載ったら、たとえどんなに素晴らしい作品だろうが
多少の濡れ場はあろうが、文句を言う人が出るのもある程度仕方ないことかなと・・・
730名無しさん@ピンキー:03/09/14 11:28 ID:qgv+auXE
おお、そうだ。
>>709
激ワロた!深く納得しちまったよ(w
731名無しさん@ピンキー:03/09/15 03:22 ID:rG+mPZj6
>>727
もともと女気の少ない星矢で2人もへとが出るほど嫌いとは
煽りじゃなく、本当にどのキャラがすきなのか知りたくなったよ
…シャイナ?
732名無しさん@ピンキー:03/09/15 03:42 ID:rG+mPZj6
待ってました、90さん
自分は沙織さんが好きなんで星矢と結ばれてほしいですか
こう言う酸っぱい悲恋ものも大好き。
切ない沙織さんがより一層キレイに感じます(OVA11話のように)
でも、あえて言うと最初のキスはもうちょっと力入れで書いてほしいな
733名無しさん@ピンキー:03/09/15 10:21 ID:F63NcHn2
>>731
あれじゃん?
俺はとにかくエロがみたいんだ、セツネエorアマアマのラヴいストーリーなんざ虫酸が走るぜ!
女は好きだがカップルは嫌いだ!!ってタイプ。
734名無しさん@ピンキー:03/09/15 17:29 ID:85ENVFsK
> 女は好きだがカップルは嫌いだ
あー、なんかこれ分かるな。
735名無しさん@ピンキー:03/09/15 17:50 ID:9EXW7Ulz
しかしこのスレに、男が何人いるんだ?
今居る職人さんは全員女性だと思うんだが…
736名無しさん@ピンキー:03/09/16 00:01 ID:ej4/rfUH
(゚ω゚)ノはい、男です
エロも好きだか、筋の立てるものが好きです
カップルと言うより、必然性を求めていたかな
737名無しさん@ピンキー:03/09/16 22:22 ID:F6FydznG
(゚ω゚)ノ男です

……だって、沙織さんとかシャイナさんとかジュネさんとかエロいじゃん
738名無しさん@ピンキー:03/09/16 22:45 ID:Q9hxTIKu
ナターシャ(ブルーグラード)の二の腕、
すべすべぷにぷにしてそう。揉みたい。
739名無しさん@ピンキー:03/09/17 03:27 ID:Lg+A9son
沙織さんの13歳とは思えないあのオッパイ大好き
740名無しさん@ピンキー:03/09/17 19:38 ID:T6GluBjk
みんなグラマーだよね
741名無しさん@ピンキー:03/09/17 19:46 ID:Ne00A9W0
頼む!誰かこれにセリフを入れるかエロ話を作ってくれ!もう辛抱たまらん!
ttp://www.marimo.sakura.ne.jp/~muchi7/saori.jpg


742名無しさん@ピンキー:03/09/18 00:40 ID:ncSs/oQ0
画像板落ちた?
743名無しさん@ピンキー:03/09/18 20:10 ID:rqZvXE/C
>>741
おおお!すばらしい!!
セリフ・・・?って思ったけど、よく見たらアテナの壺サークルさんじゃないか。
同人誌で出るんだったら、我々が勝手にセリフ入れてもかえってつまらんだろ。
しかし、この沙織と邪武本なかなか使えそうだな。。期待
744名無しさん@ピンキー:03/09/18 20:44 ID:Ch1b/1Vq
>>743
いや!それはそれで期待してるのだ!
ここで妄想を広げれば一粒で2度おいしいじゃないか!
745名無しさん@ピンキー:03/09/19 23:32 ID:xjzJZWJN
>>741
こんな感じか?

邪武 お嬢様!何するんですか!
沙織 邪武・・・昔やったお医者さんゴッコの続きを
   やりましょうよ
   具合が悪いのはどこかしら?
746名無しさん@ピンキー :03/09/20 23:26 ID:YCqKedEL
ここの新刊がお嬢様攻めなのか…邪武なのか…
欲しい!!!
74790:03/09/21 16:16 ID:Cz9q+yGI
狭い空間に響くシャワーの音を聞きながら、沙織は星矢とのキスに酔った。唇を閉じたままの、子供のようなキス。
 そのキスに無我夢中で答えているうちに、陶然とした熱さが唇から全身に伝わっていく。
冷水に冷やされてなお内側から熾火のように熱を伝える星矢の腕の硬さが、まるで星矢に体中を守られているような心地にさせた。
今までずっと閉じ込めていたものが、星矢の体温で溶けて、あふれかえっていく。
「……ごめん、濡れちまうね」
「いいのです。濡れたって」
 唇を離してすまなさそうに言う星矢に、沙織は微かに俯いて答えた。そして、今度は沙織から星矢の唇を求める。
沙織からキスするためには少し背伸びをしなくてはならなかったが、それすらも、嬉しい。伸び上がるように星矢の首に手を回して、ただ唇を重ねる。
それだけで、沙織は自分の体が解けてしまいそうな錯覚に襲われるのだった。沙織の体から力が抜けるのを感じて、星矢のたくましい腕が、軽々と沙織の体を横抱きに抱え上げる。
「あ……」
 喜びと恥じらいの吐息を漏らしながら、沙織は星矢の首筋にまわした両手でしっかりと星矢にしがみついた。
 …まるで、花嫁のよう…
 シャワー室から連れ出されながら、沙織は幸福な想像に微笑むのだった。
74890:03/09/21 16:37 ID:3jeR+KTU
 沙織の体は、羽のように軽い。初めて美穂を抱いたとき、星矢はこれほど軽いものか、と驚いたものだったが、今の沙織の肢体は、美穂よりもさらに軽いように、星矢には思えた。
 それは普段から肉体労働(孤児院で働くのは、正直相当な肉体労働だ)に十字する美穂と沙織の差なのかもしれない。
 その軽い体を、そっとベッドに横たえてやる。キスしていたときにほどけたのだろうか。長い長い栗色の髪が、白いシーツの上に横たえられた沙織の体を飾るように、扇のように広がった。
 質素な普段着に包まれて、沙織は自分の肩を抱くようにして眼を閉じている。その体がかすかに震えているように見えるのは、決して星矢の錯覚ではないだろう。
 それはそうだ。沙織さんだって、怖いに違いない。美穂ちゃんも、怖いって言っていた……
 美穂のことを思い出すと、星矢の胸は罪悪感に鋭く痛む。だが、目の前で震える沙織の姿は、あまりにも頼りなげで……
「大丈夫。楽にして…」
 優しく、優しく。
 星矢は自分に戒めつつ、もう一度沙織と唇を重ねた。
 ぴくんっ。
 その瞬間、沙織の体がかすかに跳ねた。

 

74990:03/09/21 16:49 ID:3jeR+KTU
ん、んっ……」
 三度目のキスは、初めの二回に比べて少し大胆だった。舌を入れることこそしないまでも、星矢の唇がゆっくりと沙織の小さな唇を吸いたてた。
ぞくぞくと粟立つような間隔が、沙織の体に広がってゆく。息苦しさに身をよじると、沙織に体重をかけぬように覆いかぶさっていた星矢の体が、動揺したようにおののいた。
 沙織はすぐに、原因に気付いて赤面した。身をよじると、自分の乳房が、覆っている星矢の胸板をゆるゆるとなでるような形になってしまうのだ。
 意識している。星矢が、わたしの身体を……
 自分でも顔の熱さが自覚できるほどの羞恥の中で、しかし、沙織はそれが嬉しかった。
「せいや……」
 甘い声で星矢を呼んで、沙織も星矢をまねるように、星矢の唇を吸いたてた。
 
75090:03/09/21 17:01 ID:3jeR+KTU
 自分の胸板に二度、三度と触れる乳房の感触は、年頃の男なら誰でも意識せずにはおれないような感触だった。溶けるようにやわらかい感触が沙織の乳房によるものだと気付いたとき、星矢は一瞬、そのまま沙織にのしかかってしまいそうになった。
もし美穂との三ヶ月がなかったら、きっとその衝動をこらえることはできなかっただろう。
「沙織さん…」
 三度目の熱いキスを終えて、星矢は沙織の瞳を覗き込んだ。無言で、本当にいいのか、と問いかける。キスの熱さ。沙織の身体の柔らかさ、温かさ。これ以上続けていれば、途中で止めるこができなくなるのは、明白だった。
「……」
 沙織は頷くかわりに、すっと身体の力を抜く。縮こまっていた白い首がたおやかに伸びる。
「っひっ……!」
 その首筋に、星矢のキスが降った。ぞくんっ。沙織の身体が、星矢のキスに震えた。二度、三度。
 沙織の身体は、ただキスだけで、またたくまに追い上げられていきつつあった。
75190:03/09/21 17:21 ID:3jeR+KTU
 沙織が初めてであることは、明白だった。首筋に、耳朶に触れるようなキスを降らせるたびに、甘い香りを放つ身体が悩ましく震える。
そのたびに見せる、自分の感覚に戸惑うような表情は、いつもの冷静な沙織とはまったく違っていて、星矢の脳裏になにかぞくりとした愉悦を感じさせた。
 沙織の首筋は、あくまでもなめらかに白い。毎日長い時間をかけ、丹念に手入れをされた肌は、美穂のそれとも違う、透き通るような白さと滑らかさを帯びている。
「あ、だ、だめぇっ…っ!」
 その感触を味わうように舌を這わせると、沙織の声が艶を帯びる。
 感じている……星矢は確信して、さらに鎖骨に向けて下を這わせようとする。
「だめ、だめっ!!」
 沙織の手が、切羽詰った声とともに、必死になって星矢の頭を押しとどめた。
 戸惑ったように顔を上げて、星矢は沙織が息も絶え絶えの様子で荒く息をついているのに気付いた。初めて男に触れられる沙織には、愛撫の刺激が強すぎたのかもしれない。
「ごめん、沙織さん…」
「ち、がう、の、です」
 謝る星矢に、沙織は弱々しく首を横に振って見せた。
「このままだと、私は、きっと…」
 熱く震える体を落ち着かせながら、沙織はゆっくりとベッドサイドに立ち上がった。
「きっと、すぐ、わけがわからなくなってしまう。だから、今、言っておかないと…」
 かあっと頭を燃やすような感覚を思い出す。理性を押し流してしまう、怒涛のような感覚。だから、今のうちに、言っておかなくてはならないことがあった。
 まだ、口に出していない言葉。その言葉を、快楽にに酔った口で言うのは、嫌だったから。
「星矢。あなたが好きでした。ずっと傍にいたかった。ずっと、ずっと、ずっと」
「沙織さん……」
 星矢の瞳に、沙織はそっと笑いかけた。それは、慈愛の瞳だった。
75290:03/09/21 17:23 ID:3jeR+KTU
今日はここまでです。みなさん、台風にはお気をつけて。
753名無しさん@ピンキー:03/09/21 18:02 ID:NPB3EeT1
キタ━━(|゚|∀|゚|)━━!

90さん乙ー!
もう涙で前が見えません。でももっと見たい。がんがってください!
754名無しさん@ピンキー :03/09/21 20:46 ID:i1OqXVe+
エロ好きだけどこういう切ない描写にも悶えちゃうよ…
90さん頑張れ!
755名無しさん@ピンキー:03/09/21 20:58 ID:hrJW+eBZ
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!!!

(´Д`)=3満足〜!!やっぱ90さんはいいな。頑張ってください。
756名無しさん@ピンキー:03/09/21 21:15 ID:dVqznhpZ
なんかね、90さん、
昔、どっかの同人誌でそっくりな文章を見かけたよ。
当の本人なら良いけどさ。
757名無しさん@ピンキー:03/09/21 21:51 ID:Tx7+pb7m
90様ムードがあってとても良い!!早く続きが読みたいです。
758名無しさん@ピンキー:03/09/21 22:43 ID:mo2wTcXQ
説得力ある文章やね。
やっぱ90氏萌え
そこは冷たい城の中
全てが死に包まれた静かな夜 静かな城

そこだけが命ある熱いたぎりに満ち溢れ、したたる蜜は
甘美に匂う。

つややかな黒い髪は命あるもののようにのたうち、からみ、
やがて全てを諦めて地に落ちる。
その持ち主の心のように。

「・・・あぁ・・」
「そのように悩ましげな声を出すときも、おまえの瞳は冷たいままだ」
「・・・あなたのことを、恋するように、私に見つめろとおっしゃるのですか?」
つながれた部分からは、いつもと同じ蜜の味。
いともたやすく悦楽の味を引き出したその身体は熱く、貫かれた柔らかい肉は
ぬるぬると音を立てて溶けてゆく。
「ああ・・・」
白い指が銀の髪をまさぐり、人ならぬ背中に赤い爪あとを残す。
「私は、おまえの瞳がどうであろうとかまわない」

「死」がゆっくりと支配するこの城で、おまえのここだけが、生きている。
生きて、滴る熱い雫を
燃えるような底なし沼を
冥府のニンフは持ち合わせない。
愚かしい人間の女だが、「そこ」だけは神に捧げるにふさわしい。

たとえばおまえが私以外の男にその泉を捧げたいと思うなら。
私はおまえを、私の本来のやり方で支配してやろう。
すなわち「死」。

肉の悦びが頂点に達するとき、おまえはこの世ならぬ存在となる。
だからおまえは何度も死んでいるのだ。
たった一度の「死」など、わけもないだろう。
761名無しさん@ピンキー:03/09/22 23:48 ID:P6qgHapo
おお、パンドラのエロ、イイ!
ダークでカコイイです。
続きあるのですか?
早く早く。
>761
759です。ありがとうございます。そしてすいません。
パッと頭に浮かんだ小ネタだったので、特に続きとかは考えてませんでした。
エロくもないし、ストーリーもないのにレスいただけて嬉しかったです。
せっかくなので、ちょっと膨らませられるか挑戦してみます(できるかは不明)。

私が彼とふたりきりになったのはこれで二度目。

一度目は、彼が肉体上の死を迎え、死の世界へ旅立ったとき。
私は彼の後を追い、時も場所も特定しえない、ある時空に共に漂っていた。
いつのまにか彼が私の後からやってきて、私の剥き出しの肩をまるでこわれ
ものを扱うように、そっと触れた。ためらいがちに。
それまで何者にも迷わず、何者をも恐れなかった神に近い男が、初めて畏れを
知った。私に――女神に触れることに。
人でありながら神に近いと呼ばれる男は、人の身に神を宿した私の、神ならぬ
肉体に触れることを畏れ、それ以上に溺れてしまいたいと望んでいたのだった。
「私があなたを動かした――その事実だけで、この生命が砕け散った価値
があったと思うのです」
深い深い蒼の瞳が私を見つめ、金の髪がさらさらと私の肩に降りかかる。
彼の細い指は私の肩から首筋を這い、やがて私の唇をたどる。
「わが愛しき女神・・・」
何かに憑かれたようにそう呟いた彼の唇は私の顔のすぐ側にあり、私は彼が
唇を合わせようとしていることに驚いていた。
ただ、その一瞬。
次の瞬間には、ゆがんだ時空が像を結び、私と彼は冥府に流れ落ちた。
その後は――
私は自らの使命を果たし、私の戦士達の幾人かは――彼も――光あふれるこの世界
へと戻ることはなかった。
764シャカ×沙織(エロくない):03/09/24 17:56 ID:W9J2ikVz
しかし、彼は今、再び私の肩に触れた。
神でありながら人の肉体を持つ私に、人ならぬ身となった神に近い男が触れる。
人の身を離れた彼は、あの時よりもより近く私に寄り添い、あの時よりも確実に、私と共にある。
「女神よ、私がどれほどあなたに焦がれていたか、あなたは少しもご存知ない」
その彼の言葉を――いや、そう私の精神に直接響く彼の意思を感じながら、私は、
この部屋に私以外の人間がいなくて良かったのか悪かったのか、それすらもわから
なくなった。
なぜなら実体のない彼の瞳に私は射抜かれ、実体のない彼の手に弄られて、人の
肉体を持つ私は、人の女の最も愚かしい反応を自らの内から引き出していたから。
あのとき、指が触れただけの唇はこじ開けられ、弄ばれる舌に踊らされ、だらし
なく唾液を垂らしている。
「人の身体は時に不自由だ。あなたはこんなにも清らかな魂をお持ちなのに」
私の首すじや、肩や、背中や、足や、胸。体中のあちこちを、彼の手が、舌が、這う。
いや、這っているように感じたのは、私の錯覚なのかもしれない。
這っているのではなく、私の中に彼が入り込み、私の神経を彼が弄んでいるのかも
しれない。
765シャカ×沙織(エロくない):03/09/24 17:58 ID:W9J2ikVz
熱を持った私の身体は、しどけなく蜜を滴らせている。
どこよりも敏感でどこよりも壊れやすいその部分を、私はどこよりも乱暴に弄って
ほしいと願っているようだった。
「女神であるあなたが、このように淫らな肉体を持ってお生まれになるとは」
侮蔑とも羨望ともつかない彼の微笑を感じながら、私はこの男に貫かれたいと願っていた。
願わくば、熱い肉をもって。

「ああ――神であるあなたとひとつになれたなら――!」

私の中を、彼が突き抜ける。
それは、私の体が望んだ熱い肉の塊ではなかったけれど、彼は私を手に入れた。
その証拠に、白と赤の混じった蜜が私の太腿を流れ落ちる。

私は、穢れてしまったのだろうか。
神に近い男と、神として生まれた女。
どちらがより、人なのだろうと、私はぼんやりと考えていた。

いつのまにか彼は消え、私はこの部屋にひとりきり。
みたび、彼とふたりきりになることはあるのだろうか。
766763:03/09/24 18:00 ID:W9J2ikVz
すいません、763はタナトス×パンドラではなく、シャカ×沙織の間違いです。

ていうか、タナ×パン書こうと思ってたのに、なぜかシャカに・・・!
何故だ。何故なんだ。
767名無しさん@ピンキー:03/09/24 20:20 ID:q1ZTelwD
いい!
いいっすよ!
短く切り取られた情景でありながら、
広がりと温度を感じます。
エチーの描写も淫靡でイイ。
上品かつエロ。イイ。

どなたかラダマンティスとパンドラの幸せなエチーを書いてくれませんか。
色々辛かったパンドラが幸せになる話が読みたいヅラ。
768名無しさん@ピンキー:03/09/25 09:41 ID:p1XlBGB8
なんか新しいタイプのSSだね。
このスレ的にはこういうのどうなんだろう。
短く濃縮されてるから、エロ描写に物足りなさは感じるような。
しかしそこは各自の想像力をかきたてる感じでイイのかもしれん。
でも、シャカ×沙織って珍しいよね?
769sage:03/09/25 15:05 ID:a5XsDKpX
パンツィラ様のエロ、漏れもキボンヌ。
タナトスとの続きもいいし、ラダマンでもいいな。
770名無しさん@ピンキー:03/09/25 15:50 ID:w9uTm5Ej
90タンももちろんいいのだが、違うタイプの職人さんもどんどん投下してホスィ。
デッドエンドシンフォニーの妖精は萌えたぜ。ああいうのをまた書いてくれ!
771名無しさん@ピンキー:03/09/25 18:56 ID:2ZquZdLD
エッチなイラストを背景にした「ポエム」って感じだね。
それも、裸の男女の上半身が絡み合ってるようなイラストに
付いてるやつ。
オカズ系ではないが、エロはエロだからスレ違いではないでしょ。
772名無しさん@ピンキー:03/09/26 09:40 ID:dASq8+Oa
90さん以外の職人さんが投下した後も、いいとか悪いとか感想なり批評なりが
たくさんあると、新しい職人さんも投下しやすいかもと言ってみるテスト。

いや、マンセーカキコが続くと投下しにくいという意見もあったので。

>771
「ポエム」か・・・そんな感じだね。
これはこれで結構好きだ。すぐ読めるし(w
77390:03/09/28 02:29 ID:Mu93lFRn
あと2日待ってください。ごめんなさい(汗)
774名無しさん@ピンキー:03/09/28 03:17 ID:SSHCPdEF
誰もが自分を待ってると思ってるのな。90よ。
図  に  乗  る  な  。



いっそ1ヶ月くらい書き溜めてからさっさとうpして終わらせろや。
775名無しさん@ピンキー:03/09/28 05:02 ID:EuL6CMjj
>>774
わざわざ上げてまで呆れるような事を言うなよ。
776名無しさん@ピンキー:03/09/28 07:25 ID:S+WYBFjv
90氏はよく「ごめんなさい、しばらく書けません」とか、
「お待たせしてすみません(汗)」だけのレスをするよね。
真面目な人みたいだから、ウプの間隔が長いのを悪いと思ってる
んだろうな。
でも、度々コテハンでスレに登場して「書けないこと」「遅れること」
をアピールするのは、ある意味ウザい。

さらに、その度「気にしないで!いつまでも続き待ってます」という
返事が返ってくる。
最初の頃の90氏は「長くなっちゃったなあ。反省して、数日は黙ってます。」
とか言ってたよな。
そうしたら「黙らないで!長くてもいいからもっと書いて!」レスの嵐。

もしかして、最初からこの反応を期待して謝ってるんじゃないの?
…と穿った見方もできる罠。
悪意に解釈しだすとキリがないってことで。
777名無しさん@ピンキー:03/09/28 11:07 ID:XxqbR+Wj
禿同。90は2chに向いてねーよ。
エロ板なのにエロ少ねーし、切ないのが書きたいなら
この程度のエロ普通のサイトでも充分うpできるんじゃね?
つか普通のサイトでやってほしい。
こっちは普通のサイトで読めないエロ求めてわざわざエロ板見に来てるんだし。
コテハンで交流やいちいちuzee言い訳したいならなおさらだ。

だれか90専用のうp掲示板とかつくってやれば?
ファソ多いみたいだから(藁
778名無しさん@ピンキー:03/09/28 11:32 ID:yTSEVIe+
普通のエロじゃダメなのか…。
サイト作るほどじゃないからこういうスレはありがたいんだけどな。

沙織×カノンってどうですか。
779名無しさん@ピンキー:03/09/28 15:28 ID:Grz0WBE2
腕のいいコテが定着して信者じみた読者が増えてくるとこういう問題は
よく起きるみたいだな。90さんには

・一度にまとまった分量を(できれば完結してから)投下する
・SS本文以外の地の書き込み(謝るとか)を控える

ことを推奨したい。
780名無しさん@ピンキー:03/09/28 15:48 ID:w13vLs0j
個人的には、待っていたので、遅れるとの書き込みはありがたかったんだけど、
配慮が裏目で、俗に言う「誘い受け」っぽくも見えてしまってるからな・・・
いや、親切で書いてくれたのは分かるから、90氏にはこれくらいでヘコたれないで欲しいけど、
「まだあ〜?」とか言われたら返事するくらいで調度良いかと。
このスレ住人の大半は、待つのには慣れてると思われるし。
待って待って待ち続けて、あのSSもこのSSも、ついに続きは書かれなかった・・゚・(ノД`)・゚・

いろいろ欠点(というかこのスレと合ってない)ところもあるけど、やっぱり期待させてくれるし。
人物描写上手いしな。切なエロ、泣きエロを望んでいる住人多いみたいだし。
沙織編導入はウケなかったのは、人物描写より舞台描写に力が入っちまって
ギリシアの店なんか説明されても星矢パロ的には萎えちまうという面もあったと思われ。
美穂編導入は、エロシーン前でもムウとか紫龍のキャラが立ってて、ほどよいユーモアもあって
すごく見事だと思った。
781名無しさん@ピンキー:03/09/28 16:34 ID:tT6LBfys
いるよな、90みたいに真面目だけど空気の嫁内香具師。
マジ、自サイト作ってうpすればぁ?
その方がマンセーカキコばかりになって気分良いよ?
90さんリアルの友達いないっしょ。

もっとエロらしいエロ щ(゚д゚щ)カモーン
782名無しさん@ピンキー :03/09/28 17:01 ID:JdKdLVYQ
塚、待てない人や90さん以外のエロが読みたい人は
みんな普通のサイトの裏に行ってみればいいと思われ。
最近じゃ男女のハードなやつも増えたしね。
こう言っちゃなんだけど、90さんレベルの作品は腐るほどあるよ。
人物描写は深いしエロの内容も濃い。
そういうのが好きで別カプが読みたい人にはこっちの方がお勧めかも。

>777
ここでしか読めない・・・と言ったら初期の頃よく投稿してくれてた
星矢視点のアイオリア×魔鈴は最高だったな(w
エロじゃなくギャグだけど。あの職人さん、どこ行ったんだろう。
783名無しさん@ピンキー:03/09/28 17:33 ID:ygCh11Hl
>782
「別カプ」・・・ねえ。
別にセクース場面のある男女カプの話が読みたいわけじゃないのよ。

星矢の女性キャラを欲望の対象にした、劣情を喚起するような
エロSSが読みたい。いわゆる男性向け。
これはカプ主体のファンサイトじゃなく、実質ここでしか
期待できないでしょ。最近そういうのが少なくてさ。ちょっと不満。
680の妖精SSが絶賛されたのは、自分みたいな劣情SSを求める層の
心をつかんだからだと思う。
784名無しさん@ピンキー:03/09/28 19:48 ID:BCxDJuAZ
>>782
ごめん、それだけじゃ全然足りないんだ!
星矢ファンサイトも、二次創作エロ投稿サイトも読み尽くした上で、
このスレをよりどころにして、レディース向けエロマンセー!雄向けエロエロマンセー!
エロはALLマンセー!と(;´Д`)ハァハァしたいんだ。
90タンも680タンもそのほか今まで書いてきた職人さんも、みんな感謝している!

・・・いや、自分も結構キツい感想も言ってきたけどな。
それも期待の裏返しよ。
785名無しさん@ピンキー:03/09/28 21:49 ID:fzRHQc/Q
敵のサイコキネシスで動きを封じられ、剥かれてしまったシャイナ。
「な、何をする、やめ……っ!!」

ttp://kicky.dyndns.org/phpup/files/1064753077174.jpg

(あ、ああ…。星矢……っ)
786名無しさん@ピンキー:03/09/28 23:38 ID:kVfEZYDM
>779
その意見は何度もガイシュツだが、90氏は一向に改める気配もないし
弁解も謝罪もない。
つまり、どんな意見も聞く耳持たないということ。
あるいは「アテクシが人気あるからやっかんでるのね、2チャンの人って可哀想、ミャハ☆」
とでも思っているのか。90よ。
787名無しさん@ピンキー:03/09/29 00:04 ID:GrP19FFd
もういいじゃん。
擁護する理由も叩く理由もない。
職人が降臨するのを待ちゃいいんだよ。読み専は
788名無しさん@ピンキー:03/09/29 00:14 ID:4blOGf5H
いや、704で一応謝罪はしてるよ。
それに、90さん的には改めてるつもりなんだろう。
謝罪のあとが毎週日曜に5レス程投下するようになってるから。
(本人は「これからこう改善します」と宣言してないが、
 今朝「あと2日待って下さい」って書き込んでるからね。)

悪い意味で2chずれしてないレスが気になるだけで、
基本的には聞く耳もった人だと思うけどなあ。
789名無しさん@ピンキー:03/09/29 00:29 ID:zKGMqr60
どーでもいーからさっさと終わって欲しい。
漏れも☆×沙でえっきれいなんだ。
790名無しさん@ピンキー:03/09/29 01:16 ID:nJDbUx4O
ぶっちゃけ追い出し厨だろ、ここで90叩いてる香具師等は。
裏なんていちいち探してられっか!ふざけるなヽ(`Д´)ノ

だきゃら!エロ無し作品なんてこの板では死ぬ程沢山うpされてる訳よ。
それら全てを叩いている訳でも無い辺り、寧ろ藻前等
     贅     沢     杉

信者とかどうでも良い。
職人様あってこそのエロパロ。>>787にだけ賛同させて頂きます。
791名無しさん@ピンキー:03/09/29 23:30 ID:EeRPhpTX
スルーか
792名無しさん@ピンキー:03/09/30 09:31 ID:7kmGf0C8
ポセイドン×シャイナです。

神の目に射抜かれ、シャイナは体中の力が抜けてゆくのを感じた。
それは、「人」の力ではどう抗うこともできない、神の力。
まるで、命そのものが引き抜かれ、その肉体から離れてしまいそうな・・・
そして、その力に対抗する術を、「人」は持たない。

あ・・・ああ・・・こ・・・これが・・・これが神の力か・・・

女神を守る聖闘士として、黄金の位にははるか及ばないとはいえ、その実力は高く、
幾多の闘いをくぐりぬけてきた。
神が宿る肉体とはいえ、もとは海商王の御曹司・・・戦士である自分が倒すなど容易
いこと――その予測はあまりにもあっけなく裏切られた。
すでに神となったジュリアンに対しては「倒す」などという言葉はあまりにも思い
上がった行為だと思い知らされる。いまやシャイナは動くことすら、いや、立って
いることすらできない。
その顔を常に覆っていた仮面はもろくも砕かれ、シャイナの足元に投げ出されている。
女聖闘士にとって最も恥ずべき部分――女の部分――を無防備に晒され、羞恥ととも
に絶望がシャイナの心を侵してゆく。

同じ神とはいえ、生命の根源から湧き上がってくるような暖かさと、傷ついた体と
心を癒す安らぎとを与えてくれる女神アテナとは、違う。
何もかもを奪い、飲み込んでゆく、海の神。
793名無しさん@ピンキー:03/09/30 09:33 ID:7kmGf0C8
女よ――なぜ闘う?

ポセイドンの声が響く。
――お前ほどの女、自ら闘わずとも、いくらでも守ってくれる男がいるだろうに
「・・・フッ、あいにくあたしは・・男に守られるなんてガラじゃ・・・ないのさ」
倒れこもうとする体を必死で支えながら、薄れていく意識をやっとの思いで奮い立
たせながら、うめくようにシャイナは応える。

・・・そうだ。まだ、負けるわけにはいかない。

――おもしろい。
ならば人の女よ。お前に自分があくまでも女であることを思い知らせてやろう。

今までどうやっても動くことのなかったシャイナの体がふらふらと立ち上がる。
自らの意思に反し、自らの手で聖衣を脱ぎ捨てながらポセイドンの元へと向かう。
さながら操り人形のように。
聖衣をまとわない華奢な体を抱きとめた手は、少しくせのある黒髪をぐいと引っ張
り、シャイナの、つい先ほどまで仮面で隠されていた顔を舐めるように眺める。
「くっ・・・!!」
体の自由を奪われながら、それでもなおポセイドンの手に堕ちまいと、両の瞳に
力を込める。長年の習慣で身にしみた羞恥心と戦いながら。

――・・・いい目をしている。おまえは美しい――

聖闘士として鍛え上げられた、無駄のない体。しなやかな筋肉に対してアンバランス
なほどの華奢な肩、柔らかな胸と腰の曲線。
そして闘うものだけが持つ、野生の獣の香り。

――余は、熱い肌がほしい
海の女はゆるゆると余を包んでくれるが・・・少しばかり物足りない
目覚めには、熱いくらいの肌がちょうどよい――
794名無しさん@ピンキー:03/09/30 09:37 ID:7kmGf0C8
鱗衣をまとった手がシャイナの体を這う。男の手に弄られながらもそれに屈しまいと、
その形を主張していた胸は、次第に柔らかくなり、手の動きに合わせて形を変えてゆく。
――女よ、楽しませてくれような

アンダーウェアが引き裂かれ、すべてが露わになる。訓練と戦闘の中で無防備に晒され、
小麦色に輝く肌とは対照的に、隠されていた部分はあくまでも白く、頼りなげな女の体
だった。髪を引っ張られ、反り返った首筋に唇と舌が這い、やがてその頂点を吸い上げる。
背中から腰にかけての曲線を楽しんでいたポセイドンの右手が震える丘をたどる。
豊かな肉の感触に満足した手は、窪みにそって差し入れられ、指が亀裂をまさぐろうとする。
「や・・やめ・・ろ・・!」
動かない体を必死に奮い立たせ、その手から逃れようとする。
しかしそれは、神の力の前にはかなわぬことだ。

――ほう、女、初めてではないのだな?

探るようなポセイドンの瞳。その視線は、心の奥底に閉じ込めた、忌まわしい記憶ですら
見透かしている。
ふいに、蘇る・・・黄色い肌 欲望にゆがんだ醜い顔――
まだ幼く、何の力もない少女が味わわされた屈辱。

795名無しさん@ピンキー:03/09/30 09:37 ID:7kmGf0C8
いや、かえって好都合だ。処女(おとめ)の純潔を奪うのも楽しいものだが・・・な。
言ったであろう、余は、熱い肌がほしいのだ
体を奪われる屈辱よりももっと大きな・・・そうだな、もう一度「あの時」と同じようにしてやろうか。
そうすればお前の肌は恥辱でもっと熱くなるだろう

背中を向けさせ、背後から手を伸ばす。逃れようと前のめりになった体から両の乳房が
重そうにぶら下がる。ウエストのあたりからすくいあげるようにそのふくらみを捕らえ、
壊れ物を扱うように、柔らかいものを包むように持ち上げられた。
すでに体は愛撫に慣らされ、より強い刺激を求めるようにその頂上は隆起している。
焦らすような手の動きはやがて徐々に強くなり、時折その頂を弄ぶようにこすり上げ、
ひねりつぶす。

息が苦しくなる――咽喉の奥から、喘ぎが漏れそうになる。
ポセイドンの手が触れた部分から、何かが流れ込むような・・・皮膚を突き破り、血液
に直接何かが流し込まれるような感覚。
やがてそれは、両脚の間の亀裂から熱い蜜となって溢れ出す。
796名無しさん@ピンキー:03/09/30 09:38 ID:7kmGf0C8
どうですか?
ヌルイっすかね?
797名無しさん@ピンキー:03/09/30 18:48 ID:Sp1sHZfP
ぬるーい。
でも話は面白そう!
シャイナの東洋人嫌いはレイープのせいだったのか。
798名無しさん@ピンキー:03/09/30 20:16 ID:6emvIcLM
どうも淡々としててエロさが足りないような・・・
でもまだ導入部だし、このあとネチネチと描写しちゃってください。
期待です。乙!
799名無しさん@ピンキー:03/10/01 15:25 ID:VyN7uMPi
女性の職人さん(と思われる)が書いているからか、直接的な表現が少ないよね。
だからエロさがあまり感じられないのかもしれん。過去のレイプがトラウマに・・・って
設定は密かに萌えかも(w
まぁ、もともと
ズプッ・・・グチョグチョ・・・「アアンッ!イク・・・イクゥッ!!」
・・・みたいなやつは、どうも『星矢』ワールド的にはなんとなくそぐわないような気も
するし、なかなかむつかしいな。
漏れはあんまりグチョグチョとかアンアンとか擬音や喘ぎ声が多すぎるとどうも白けてしまうんで
女性的な、オブラートに包んだような表現の方が、想像力を刺激されてイイ!と思うタイプ
なのだが。
遅レスだが、タナ×パンとかシャカ×沙織、リズムがいいのかとても読みやすかった。
確かにポエムチックだけど、淫靡な感じでいい。オカズにはならんが冷感症っぽい沙織に萌え(w
80090:03/10/03 00:00 ID:YOiSPDiy
不思議だ。
星矢は、搾り出すような告白のあとの沙織の微笑を、不思議なものを見るように見つめた。好きだった。そういったあと、沙織の表情は、ふっと軽くなったように見えた。なにか、肩の荷が下りたような表情。
 自分は、その思いに答えられない。そのことは沙織にもわかっているはずなのに、沙織は慈愛を含んだ微笑を、星矢に向けているのだ。
 叶わないと解っていても、伝えるだけで心が軽くなるなんてことがあるのだろうか?それは、星矢には解らないことだった。
「星矢」
 そんな星矢に、沙織は声を投げた。微笑みを浮かべる頬に、かすかな恥じらいの色が浮かんでいる。
「見ていてください、ね」
 見る?
 何を?
 星矢の疑問は、すぐに氷解した。
 沙織が、ブラウスのボタンに手をかけた。
80190:03/10/03 00:02 ID:YOiSPDiy

「さ、沙織さん?」
「……」
 少し思いつめたような表情で、沙織は星矢から目をそらすように顔を伏せていた。自分の胸元を開いてゆく手の動きを確認するかのように。真っ白いブラウスの間から、桜色に染まった肌が、少しづつ露になってゆく光景に、星矢は唾を飲む。
「…見ていてくださいね」
 もう一度繰り返す、沙織の言葉が震えている。
「私のワガママです。でも……」
 自ら肌を露にしていくことが、どれほど恥しいか。
 でも、星矢の記憶に残る自分の裸身が、彼に組み敷かれて喘いでいるものだけになってしまうのは、寂しい気がした。
 だから。
 一瞬のためらいの後に、沙織はなよやかな肩からブラウスを落とした。薄暗い照明を照り返して、淡雪のような肌。フレンチカップのブラジャーに包まれて、豊かな乳房が誇らしげにつんと尖っている。
 ついさっき、あの丘が自分の胸に触れたのだ。その事実に思い至り、星矢は背筋にぞくりとしたものが走るのを感じた。このまま沙織のもとに行き、自分の手であの乳房を露にしたい。したい。したい。
全身に乙女らしい恥じらいを浮かべて、ブラジャーをはずすことを躊躇する沙織。
その姿を見ながら、星矢は正直な欲求をこらえるのに精一杯だった。
80290:03/10/03 00:18 ID:YOiSPDiy
震えながら、ゆっくりと、沙織の華奢な指先がフロントホックに添えられる。
自分で、と決めはしたものの、男性経験すらない沙織のこと。刺さるような星矢の視線を感じながらその先に進んでゆくのは、ひどく勇気を必要とした。
かなり長い逡巡の後、意を決してホックをはずす。ぱちん。金具の立てる小さな音とともに、淡い色の乳房がはじけるように露になる。
華奢、という表現が似合う細い肢体に不似合いなほどの、成熟した女性を思わせる豊かな乳房。それが深呼吸とともにゆったりと上下する様は、星矢の眼を釘付けにする。
「……っ」
 ぞく、ぞくっ。
 見られている。星矢に、私の…胸を。
 不躾な星矢の視線が乳房に突き刺さると同時に、沙織は乳房が甘く疼いたような感覚にとらわれた。まるで視線に愛撫さているように、星矢の視線を受けた場所が甘く、はしたなく疼く。それが恥しくてたまらなくて、沙織はかあっと首まで赤くなった。


 



80390:03/10/03 00:30 ID:YOiSPDiy
星矢の視線が、突き刺さる。露になった乳房に。滑らかな肌に。そして、まだジーンズと下着に包まれた『そこ』に。
そのたびに本当に手で触れられ、弄ばれているような感覚が、沙織の身体を襲う。かあっと身体が熱くなる。
頬が、肌が、みっともないほど赤くなっているのではないだろうか?
できるだけ星矢と視線を合わせないようにしながら、沙織はそれでも、最初の決心に従ってジーンズに手をかけた。
ぞくっ。
再び星矢の視線を感じて、沙織はぶるっと震えた。それは、明らかに性的な感覚だ。見られることよりも、自分の肉体の反応に、沙織は消えてしまいたいほどの恥じらいを覚える。
心臓がパニックに陥ったように鼓動を早くする。許されるなら、沙織は今すぐこの場から逃げ出してしまっただろう。
・・・だけど、もう、二度とない。今夜は、二度と来ないのだ。沙織は深呼吸を何度も繰り返し、ジーンズを下げ・・・・




 
80490:03/10/03 00:37 ID:YOiSPDiy
「・・・だ、め!」
 さっと血の気を引かせて、沙織は慌ててジーンズを引き上げた。度を失ったように、身体が震える。
「沙織さん?」
「ちがうのです、星矢、違うの」
 動転したような言い訳。何かに深く打ちのめされたような顔で、沙織はしっかりとジーンズを抑えたまま、星矢に言い訳する。
「どうしたんだよ、沙織さん」
「こないで!」
 あまりに度を失った沙織の姿に歩みよろうとする星矢を叫ぶように押しとどめて、沙織は羞恥にがくがくと震えた。
ジーンズを下げようとした瞬間、沙織は自分の身体の変化に気付いてしまった。
唇を交わし、ただ見られていただけなのに。ただそれだけなのに。
 沙織の『そこ』は、そのとき確かに、わずかに濡れていたのだ・・・。



 
 
80590:03/10/03 00:39 ID:YOiSPDiy
今日はここまでです。
806名無しさん@ピンキー:03/10/03 14:23 ID:kyvBixZ/
90タンが書き込んだのに、めずらしく今回は反応ナシだね。
807名無しさん@ピンキー:03/10/03 14:55 ID:1RGWsWn6
だってつまんねーんだもん。
あれだけ纏めろ言われてるのにまだ(また)続くの?
┐(´д`)┌ ウンザリ
808名無しさん@ピンキー:03/10/03 15:02 ID:G0PaC9oE
いや、いつもはエロなしでもマンセー待って松カキコが連続してあったじゃん。
ついこないだも擁護派が頑張ってたのに、いざ投下されてもこんなに無反応って
初めてだなぁと。いやべつに今までのがジエンとか言うつもりはないけどさ。

シャイナたんの続きは?
809名無しさん@ピンキー:03/10/03 15:53 ID:Ra/sG2J6
確かに早く最後までエッチしてほしいとは思うけど、内容は描写が丁寧で
とても良かったです。完結したら素晴らしいものになるでしょう。
ですので90様絶対最後まで書いてください!
810名無しさん@ピンキー:03/10/03 19:42 ID:jTGq3ovp
まー丁寧なのはいいんだけどさ。
正直、ここまでくるのに長すぎだよ。

星矢のことを思うあまり、体調まで崩していた沙織。
その沙織の気持ちを思いやり、美穂は星矢を聖域へと送り出した。自分の心の痛みに
蓋をして。美穂の言うことにいまいち納得がいかない星矢だったが、沙織の身体を心配し、
聖域を訪れた。その姿を見て、ずっと抑えていた恋心に気付き、涙する沙織。
「一日だけ」という約束でアテネをデートするふたり。
どことなくぎこちなく、少し気まずいデートに、星矢は正直早く帰ってしまいたいとも
思ったが、思いつめたように「今日一日だけ」と訴える沙織にほだされ、ホテルに
チェックインしてしまう。
日本で待つ美穂のことを思い、悩む星矢。
しかし、自分に対してまっすぐに向かってくる沙織と「一日だけ」と誓い、沙織を
抱く決心をする星矢・・・日本にいる美穂に詫びながら、それでも目の前にいる
つらそうな沙織を放っておくわけにもいかず、また、年頃の少年にとってあまりに
も魅力的な沙織に正直、欲望も感じていた。
美しい沙織を組み敷いて自分のものにしてみたいと思い始めた星矢だったが、沙織は
星矢を制して自らの想いを告白し、そして自らの手で、衣服を脱ぎ始めた・・・羞恥
に身を震わせながら・・・以下次号!

てな感じでしょ。あらすじとしては。
まぁここまで短くしろとはいわないけど、半分くらいでまとめられたような気がするよ。
服脱ぐまででこれだから、このスレ中で終わるか心配になってきたよ。もう800超えたし。
811名無しさん@ピンキー:03/10/03 21:50 ID:0Adp5Le8
おお90さんだ!乙ー。
あー早く「ぁ」とか「ぞくっ。」とか「きゅんっ。」とか
「ぴくん、ぴくんっ。」とか「ちゅっ。ちゅっ。ちゅっ。」とか
「どくんっ!」な展開にならないかなー。
期待してまつ。「はあ、はあっ。」
812名無しさん@ピンキー:03/10/03 22:24 ID:dmQXHBh7
追い出し厨よ、ほざく前にせめて一日くらいは待ってほしいものだ
毎日ここにくるわけじゃないから
あと贅沢言うなよ、大体あんた達には合わないか、
それを見たい人はちゃんといるんだよ
不満があるなら自分の妄想を書け、ここでぶち撒けろ!
>>807=789=727
腐女子は帰れ
まぁ、ともかく90さんお疲れ様、毎回わくわくしながら読んでいました
沙織さんが好きですからこのまま結ばれて欲しいんですか
次はいよいよ本番、期待してます。
813名無しさん@ピンキー:03/10/03 23:23 ID:Ai6vfgXB
807じゃないが、
漏れはエロが読みてぇよ、糞みてーな純愛は他の板でやれ。
ここはエロ板だ。
90や812は飴でも舐めて和塩でサイトでマターリサイトでもやってろ。

そう思ってるのも一人ではないって事だ。
814名無しさん@ピンキー:03/10/03 23:50 ID:4D90zRi4
>>813
やれるのか?純愛。
一人では無いってのも若干嘘臭い…

そういえば某サイトでエロまで長い事を
いちいちウザがってた香具師がいたなぁ?
確か、サイバーエクスタシーだっけ?(藁
815名無しさん@ピンキー:03/10/04 00:06 ID:OqXGSy9J
まあ、切ないエロが読みたい、感情移入してチンコ握りしめながらボロ泣きしてみたい
って思ってるのもひとりじゃないってことで。マターリいきましょ。

好みは人それぞれなんだから、苦手な作品は専用ブラウザであぼーんしてスルーすると便利よ。
ちょっと前までこのスレ死に体だったのを思えば、ギャグでもラブラブでも
一定レベルの作品を投下し続けてくれるのはありがたいと思う。
816名無しさん@ピンキー:03/10/04 00:34 ID:7q1nenXA
おお、羞恥!恥じらう乙女!!処女なのに視線だけでもォヌレヌレ!!!
これだ、これを待っていた!90さん、GOファイト!!

でも描写があっさりで色気がやや不足な気が。
できればもう少しさおりんの心を、そして美乳をネットリと書いて欲しかった。
今回はちょっと股間が盛り上がりきらなかった・・・
とは言え、いろいろな意見があるのでペースが狂う面もあるでしょうが、美穂編を読む限り、
ベッドシーン突入後はあとは90さんのマイペースで大丈夫と思います。
自分もいろいろ勝手な要望言ってるし、どう書いたって気にくわないという人もいるでしょうが、
めげずにがんばってください。
817名無しさん@ピンキー:03/10/04 21:08 ID:M6VrXYFO
期待しています!90さん。
頑張って下さい!!!
818名無しさん@ピンキー:03/10/05 11:07 ID:npWhQmyR
もともと少年漫画板にあったスレなんだから純愛でもイージャン
819名無しさん@ピンキー:03/10/05 18:49 ID:oOoCB9pc
全くだ。
過去ログ見たら4の辺りから既にいるんじゃん、成年厨。

我慢出来ないならおまいが書け
820名無しさん@ピンキー:03/10/05 19:20 ID:cuUOJuif
むしろ4からエロ板に移ったせいで、
成年向けクレクレ状態になったんだろう。
ともあれ「おまえが書け」には同意。
821名無しさん@ピンキー:03/10/06 13:56 ID:moi3MOUI
エロか純愛か以前に長すぎるのと投下の間隔があきすぎるってのが
そもそもの発端だったんでは?
どうでもいいけど、早く書いてくれないと、2スレにわたっての
書き込みになってしまうよ。せめてそれだけは避けてほしいと思う
のだが。
822名無しさん@ピンキー:03/10/06 18:04 ID:E+GtHX/V
前スレ落ちるとなにがなんやら分からなくなるしな。
823名無しさん@ピンキー:03/10/07 18:35 ID:3CmSah/D
90相変わらずしょーもねーのな。
沙織はどーでも良いのではよ終わってヽ(´ー`)ノオクレヨ

シャイナとかのエロエロ読みてー。
824名無しさん@ピンキー:03/10/07 18:46 ID:K1kqcpI0
藻前は本当にシャイナさんのファソかと小一時間
825名無しさん@ピンキー:03/10/07 20:04 ID:HP39OAz6
826名無しさん@ピンキー:03/10/08 23:07 ID:Ib488n4I
そういう言い方されると、沙織の男性向けハードコアエロを書こうとしてた人やら
シャイナものを書こうとしてた人がいたとしても、微妙に萎えちまうと思うんだけど・・・
827名無しさん@ピンキー:03/10/08 23:07 ID:Ib488n4I
上は823へのレスね
828名無しさん@ピンキー:03/10/09 13:34 ID:EQL4qPCk
というか特定のキャラに固執しても、職人方にそれを強要したら
どこのどんなスレであろうと生暖かい眼で見られるぞ。
829名無しさん@ピンキー:03/10/09 20:18 ID:k0F8DF4D
さて、SJ誌にて劇場版の情報が解禁なわけですが。
藻前ら、ついにフレッシュな新メスキャラ登場みたいですよ?
83090:03/10/10 23:51 ID:u6nKE57l
 なぜ?
 なぜ?
 沙織には、自分の肉体の反応が信じられなかった。
 性の経験をまるで持たぬ沙織ではあるが、勿論男女の行為について知らぬわけでもない。だからもちろん、自分の唇に、乳房に、そして沙織の秘めやかな場所に……星矢の手が、唇が触れることは心得ていたし、自分がどうなってしまうかも、知識としては知っていた。
 だけど、自分のそこは今、確かに熱く潤んでいる。ただ星矢の視線を受けただけなのに、今このときも、かすかに甘く、背筋を蕩かすように疼いているのだ。
 なぜ?
 沙織は初めて感じる感覚に深くうちのめされて、俯いた。人には女神として凛とした姿を見せておきながら、いざとなればこのようにいやらしく反応してしまう。自分がたとえようもなくみだらな存在に思えてならない。
 こんな自分を、星矢はどう思うのだろう?もし今、自分のそこが濡れていることを知ったら、星矢は一体どう思うのだろう。沙織は怯えたまなざしでそっと星矢の顔色を伺った。
83190:03/10/10 23:52 ID:u6nKE57l

 不意に度を失った沙織。しかし、星矢はその理由を考えるヒマもなしに、沙織に眼をひきつけられてしまった。
ジッパーを降ろしてしまったジーンズが落ちないようにかたく太腿を閉じ合わせ、星矢の視線から守るように、自ら露にしたはずの乳房を両腕でかき抱いているものの、その豊かな乳房は沙織の華奢な腕で隠しおおせるものではない。
桜色の頂点こそ守りぬいてはいるものの、絹のように滑らかな乳房は、羞恥から守ろうとしているはずの腕によってやわらかく押しつぶされ、腕の間からはみ出そうとするかのように形を変えている。
その姿は、見ようによっては、窮屈な腕から自由になろうとしているようでもある。乳房の弾力と薄皮に包まれたような柔らかさを強調するようなポーズは、沙織の意図に反して星矢の肉欲を刺激せずにはおかなかった。
 しかし、それよりも、いっそう星矢の肉欲に火をつけようとするのは、沙織の瞳、その表情だ。
今までこらえていた羞恥が一度に吹き上がってきたような風情で身体を震わせ、蒼白になった顔を星矢から隠すように伏せながらも、その瞳は涙をためて星矢に注がれている。
羞恥と、怯えにも近い色を浮かべたその瞳には、常の沙織のような毅然たる輝きのかわりに、何かに怯えたような傷つきやすい色が浮かび、その落差何か見てはいけないものを見てしまったかのような背徳感とともに、星矢の情欲をあおらずにはおかなかった。
もし星矢が三ヶ月前の星矢であったなら、おそらくは今すぐ押し倒してしまいたいという情動を押さえ込むことはできなかっただろう。
 美穂と睦まじくすごした三ヶ月が自分に(僅かとはいえ)肉欲を抑える力を与えていることに星矢は安堵し、ほんの僅かだけ悔しく思った。

 今すぐ沙織を蹂躙し、肉欲と羞恥の声を上げさせたい。

 ……聖闘士として、いや、男として恥ずべきことだと知りつつも、その欲望は確かに星矢の胸の内にあったからだ。
 だが、もしそうしたら、自分が一生後悔するだろうことも、星矢は知っていた。

83290:03/10/10 23:53 ID:u6nKE57l
「ぁ」
 しばらく逡巡する様子を見せたあと、ゆっくりと自分の方へ歩み寄る星矢の姿に、沙織は怯えたような声を上げてしまう。羞恥のせいか、その声は自分で思っていたよりもずっと小さくて、弱々しかった。
 逃げたい。星矢に、見られたくない。
 ここに来るときの決意も忘れて後じさろうとして、沙織は腰のあたりに心もとなさを覚えた。反射的に見下ろして、ゆったりしたジーンズが、太腿を閉じることだけで落ちずにいたことを思い出す。
そして、自分が半裸であることも。
 どうしよう、どうしよう。
 普段の明晰な頭脳は、こんなときなんの役にもたってはくれなかった。逃げ出してしまいたい衝動と、自分の姿への羞恥がせめぎあって、脚がすくんだように動かない。
「だめ、だめですっ……!」
 耐えかねて、沙織は星矢に背を向けた。丸めた白い背中が、恥じらいで熱く火照る。それが何の解決にもならないとは知りつつも、恥ずべき自分の姿を隠さずにはいられなかったのだ。
このまま消えてなくなれたら、どんなにいいだろう。沙織はきゅっと目を閉じて、震える。すぐ背後に星矢の足音が迫って、心臓が爆発しそうだった。
83390:03/10/11 00:09 ID:HwrH/Gj4
次の瞬間、沙織は背後から逞しい腕に抱きすくめられていた。
「ぁ、何を…っ」
「大丈夫だよ」
 怯えた声を上げようとする沙織の首筋にやさしく、自分に言い聞かせるようにやさしくキスをして、星矢はできるだけ穏やかに沙織に言った。
たやすく手折ってしまえそうな細い首は、小さく、頼りなく震えている。かすかな産毛の感触と、豊かな髪から香る、美穂とはまた違った甘い香りが星矢を駆り立てる。
 沙織の怯えに対してどうすればいいのか。星矢には、正解はわからない。
 できるのは、思いついたのは、大丈夫といってやることだけだ。
「大丈夫だよ。怖いことはないんだから」
「いけま、せんッ…!」
 拒絶の言葉の後半は、鼻にかかったように甘い。首筋にふるキスに、さおりはわなわなと振るえ、喘ぐように首をのけぞらした。
「…大丈夫」
 キスの合間の星矢の言葉は、あまりにも優しい。
 気付いている?ううん、そうじゃない。多分・・・
「あ、あぁぁぁあっ…!」
 上ずった声が、喉から勝手に上がってしまった。ぞくぞくと甘い寒気が広がって、沙織の思考を寸断する。
恥じらいも、怯えもないまぜになったまま、沙織は星矢の優しい声と甘い感覚に翻弄されるしかないのだった。

 
83490:03/10/11 00:11 ID:HwrH/Gj4
明日また。
835名無しさん@ピンキー:03/10/11 00:21 ID:qbh7SOGN
もうたくさんだ。
いいかげんにしてくれ。
自分のサイト作ってそこで吐き出せ。
頼むから。
836名無しさん@ピンキー:03/10/11 00:54 ID:j7L3WkHT
90さん。
素晴らしいです。
ドキドキします。
頑張って下さい。
自分は美穂編の時から楽しく見させてもらってます。
もちろんペースが遅くてやきもきさせられて
いますけれど、誰でも日常の生活を背負って
いる中でのことなので、
自分のペースで、できる範囲で・・。
よろしくお願いします。
837名無しさん@ピンキー:03/10/11 11:39 ID:qwczfBxe
腕で隠しきれないオッパイマンセー!
マジでオパイ描写が強化されてるあたり、さすがです姐さん。
次はぜひ、さわり心地、もみ心地、顔埋め心地をキボンヌ!
おめめ潤ませて羞恥でふるふるしてる沙織(;´Д`)ハァハァ
可愛い彼女と3ヶ月なんざ無い一読者としては、星矢に代わってオラオラァと
突き回したくなりましたぜ。グッジョブ!
838名無しさん@ピンキー:03/10/11 21:26 ID:2T1+33CO
>90様
沙織が超かわいい!続き楽しみにしてます。頑張ってください!
83990:03/10/12 00:54 ID:qIYHNfif

 首筋にキスが降るたびに、星矢の熱い息が沙織の肌をくすぐる。
「ああ、だめッ…」
 だめ。
 流されては駄目。
 半ば自分に言い聞かせるようにつぶやいて、沙織はいやいやをするように首を振った。
自分でも信じられないほど敏感になった首筋にキスと吐息を感じるたび、頭の中に甘い霞がかかってゆくようで、へなへなと力が抜けてしまいそうになる。
 自分に言い聞かせていなければ、このままこの感覚に押し流されてしまうのではないだろうか?そんな不安が、混乱した沙織の意識をさらに追い詰めていた。
84090:03/10/12 00:56 ID:qIYHNfif
 そんな沙織の震えは、背後から彼女を抱く星矢にもつぶさに見てとれた。
堅い腹筋に触れるすべやかな背中は熱く火照り、震えていたし、怯えを締め出すように閉じたまぶたの端には、涙の粒が光っていた。
駄目、駄目というか細い呟きとともにいやいやをする姿はあまりにもはかなげで、勝利の錫杖を手に堂々と胸を張った姿からは信じられないほど小さく見える。
 だが、同時に、甘い香りのする首筋にキスをするたびに沙織の身体が震え、熱を帯びてゆくさまも、星矢にははっきりと見て取れた。沙織の肢体が官能に過敏に反応しているのだということは、うたがう余地もない。
はあはあと辛そうに息をついて官能に耐える沙織の横顔の艶かしさに、星矢はごくりと唾を飲んだ。
 ……ごめん、沙織さん。
 もう、我慢が出来なかった。星矢は心の中で謝罪してから、動きを変えた。
 つうっ。
「あ、はあぁぁあっ……!」
 沙織の喉がそりかえり、普段は毅然として結ばれている口元が切羽詰った喘ぎとともに開かれる。星矢の舌が、不意に沙織の首筋を舐め上げたのだ。
幾多のキスで高ぶった首筋は、不意の刺激にあられもなく反応してしまう。わなわなと口元が喘ぎ、沙織の四肢がへなへなと力を失い始める。
かたくなに乳房を押し込めていた細い腕が緩み、深く息を吸おうと上下する胸元で、束縛から開放された豊かなふくらみが吐息をつくように揺れた。
成熟した女性を思わせる豊かな乳房の先に、どこか幼さを残した小さな頂点が息づく様がどことなくあやうげで、星矢の眼をひきつけずにはおかない。
本当に沙織のことを思うなら、ゆっくりゆっくり時間をかけて不安を解きほぐしいってやるべきだったかもしれないが、その方法を選ぶには、星矢は若すぎた。眼下で息づく魅惑的なふくらみを下からすくうように持ち上げる。
いつもあの白絹のドレスを誇らしげに突き上げている乳房ははちきれんばかりに張っているように見えながらも、手に触れれば溶けるように柔らかい。思わず星矢の手にかすかに力がこもる。
「い、いけませんっ……!」
 沙織の身体が、電撃に触れたように反り返った。

84190:03/10/12 01:06 ID:qIYHNfif

「駄目です、駄目っ、星矢っ…!」
 乳房を掌に触れられたとたん、沙織の声はふたたび度を失ったように跳ね上がった。
星矢の手から逃れようと身をよじるたびに、星矢の手の中で乳房ははねるように動きまわる。その反応がますます星矢を興奮させることに、沙織は気付いていない。
「駄目なのかい?」
「ぁ……」
 星矢の問いかけに、沙織は硬直したように動きを止める。
自分が何のためにここにいるのかを、一瞬思い出す。星矢にわがままを言って、美穂に辛い思いをさせて、自分がここに来たのだということを。
 …いい、んだ。
 沈黙をそうとって、星矢はやんわりと乳房を包む手をうごめかせた。
「ぁ、ぁぅ…っ」
 ぴくんっ。びくんっ。
 手の動きにあわせて踊るように、沙織の身体がすくむ。心地よい弾力とともに動く乳房の感触が、星矢の手を楽しませる。
その肌の感触は、全身透き通るような沙織の肌の中でも、他にたとえようのないすべやかさだ。
年頃を迎えふくらみはじめたその日から、壊れ物のように大事に隠され、高価な下着に守られてきた肌は、赤子のように薄く、敏感で…星矢の手の動きに、過敏に反応した。
「あ、あぁっ!」
 星矢の手の中で敏感な肌が形を変えるたびに、沙織の白い肢体は為す術もなくくねり、跳ねる。星矢の愛撫は決して上手くないが、経験のない沙織を追い上げるには十分過ぎたし、沙織の乳房は愛撫に耐えるには敏感すぎた。

 私の、私の身体。
 私の身体、おかしくなってしまったの?
 星矢にどこを愛撫されても、いや、愛撫されずとも官能を滲ませてしまう自分自身に、沙織は戸惑わずにはいられなかった。
84290:03/10/12 01:06 ID:qIYHNfif
続きは明後日に。
843名無しさん@ピンキー:03/10/12 01:56 ID:cO+VIezA
美乳(;´Д`)ハァハァ
今夜待っておりました甲斐がありました。
沙織さんのおっぱいにくぎ付けになってから早幾年・・・夢は叶うものだと知りました。
>年頃を迎えふくらみはじめたその日から
個人的には、この一文でもう小宇宙がビッグバンでございます。
さらに、キャラがきちんとしているのがまた素晴らしい、萌えをあおります。
844名無しさん@ピンキー:03/10/12 02:03 ID:klhSTW+X
このスレは90様々がありがたいSSで埋め尽くしてくださるスレになりました。
皆々90様々のご降臨をありがたく伏し拝んで待つように。
そして90様々がご降臨なすったら、直ちにマンセーカキコで
次のご降臨までの間をつないでください。
絶対だよ。守れない人はこのスレに来ないでください。
845名無しさん@ピンキー:03/10/12 11:07 ID:KOVW5J57
>>830-833
>>839-841
ここに来て、一気に花開いたという感じですな。90さん乙。
行為としてはソフトというかまだ大したことしてなくて物足りない面もありますが、
品のあるエロで、沙織の丁寧な描写が良いです。細かいんだけど艶もある。
今後エスカレートしていくとどうなるのか・・・と期待させてくれます。
自分としては、沙織はスカートと思いこんでいたのでジーンズに
やや萎えるものがありましたが、半裸っぷりに再び萌え・・・

しかし、こういう一夜限り、もしくは陵辱などの、絶対ハッピーエンドには
ならない展開で、優しく扱われてしまうってのは好きです。
逆SMとでも言うべき趣がある。
星矢がつい我慢ができなくなってしまうところも含めて、燃えました。
846名無しさん@ピンキー:03/10/12 13:58 ID:AXZ0Y7Yu
沙織たんハァハァ・・・
涙目で後ずさる沙織たんをつかまえて、あの巨乳をサワサワ・・・
ビクッとしたところでわしづかみにして痣つけちゃって、ますます泣いちゃう。
で、無理矢理お口にですよ。
お口なんてこと夢にも知らなかったから、思わず歯をたてちゃう。
そこでお仕置き。
オーソドックスにビンタ。ハーデスにも殴られたことないのに。二度もぶっちゃう。
そして、髪の毛をひっぱる。
少年マンガのヒロインはめったにこの仕打ちは受けない。だから萌え。
そしてバック。ひたすらバック。いわゆる牝としての扱い、これね。
84790:03/10/13 18:24 ID:99Rl6dAn
続きは今夜うpできればと思います。
あと少しなのでもうちょっとお待ち下さい。
848名無しさん@ピンキー:03/10/14 10:05 ID:E1ecHRAb
>>847
あせらなくて良いよ。
マイペースでどうぞ。

そういえば、休眠中のSSがいろいろあるけど、再開の可能性は無いのかな。
漏れは1年や2年待ったからって全然気にしない、続きが読みたいのがいくつもあるんだけど。
やっぱり難しいのかな。エスメラルダの話が好きだよ。
849名無しさん@ピンキー:03/10/16 03:22 ID:LoMn9RKN
>848
私も実はエスメラルダの話が好き・・。
誰か(笑)。
85090:03/10/17 00:40 ID:ujw/qud8
>848
ありがとうございます。
もう少しかかりそうです、ごめんなさい。
851名無しさん@ピンキー:03/10/18 02:31 ID:jEWnL++W
>90氏
貴方のだったら出来がどんなんでも漏れの目は誤魔化せそうな気がして来た…
(そういう問題では無いのだが)
ここまできたら最後まで見届けます。
がんがって下さいね。
85290:03/10/18 23:13 ID:w1w/+pdo

だが、沙織の心の戸惑いなぞしらぬげに、沙織の身体は淫らに高ぶってゆく。
星矢の手がうごめくたびに白い乳房は桃色に染まり、熱を帯びる。全身を蕩かすような刺激が乳房から全身に染み渡って、沙織の身体からはすっかり力が抜けてしまっていた。
性の快感に免疫を持たぬ少女の身体は、星矢の指がもたらす快楽に翻弄されるしかなかった。もしも星矢が背後にいなければ、沙織はもう、立っていることすらできなかっただろう。
沙織に出来ることは、もはや荒く吐息をつきながら、魚のように快楽に跳ねることだけだった。
官能に霞む瞳で呆然と俯くと、弄ばれ、好き勝手に形を変えらる乳房が間近にうつる。
「ぁぁああぁ、ああ、ああ……」
……いやらしい。
……いやらしいっ。

 沙織の胸の上で、星矢の手は次第に大胆に蠢きはじめていた。
普段はひっそりと下着の中で息づいているふくらみは、今や星矢の手に包まれて、彼の手がうごめくたびに、指の間からこぼれるように形を変えていた。
「んぅっ、あ、はあぁっ…」
 星矢の手がうごめくたびに、沙織の喉から声があふれ出す。甘えたような声。もっとして、とねだっているような声。
その声の淫らがましさにたとえようもない羞恥を覚えながらも、沙織の瞳は弄ばれる自分の乳房を陶然としたまなざしで見つめていた。
 真っ白だったはずの乳房が、桃色に染まっているのが見える。
 うすい汗に包まれて、艶かしい艶を帯びているのが見える。
 その先端で、小さかったはずの頂点が、ゆっくりと堅くなっていくのが、手にとるようにわかった。
まるですべての神経がそこに集中しはじめているように、桜色の頂は痛いほどに尖り、じんじんと痺れているのだった。
85390:03/10/18 23:14 ID:w1w/+pdo

 あぁ、私の胸、なんて、はしたないのっ……!

 沙織は、自分の乳房の淫らな反応に、羞恥を抑えることができなかった。
だが、その羞恥も、官能の奔流を抑えることはできない。
 そして。
「あ、あぁああああああああああああっ……!!」
 つんと尖った頂が、星矢の指で捻られたとたん、沙織の脳裏で桃色の電流がはじけた。身体が小刻みにふるえる。刺激に見開いた瞳からは涙が、開いた口元からは一筋の涎が喉をつたう。両足から、力が抜けてゆく。
太腿を閉じて必死で押さえていたジーンズが、するりと肌をすべりおちる。

「あ、だめぇっ…!」
 しかし、もう遅かった。再び閉じ合わせようとする動作も間に合わず、ジーンズは沙織の足元にすとんと落ちた。

 滑らかな肌に輝く太腿と、豪奢なレースをあしらった下着一枚で隠されたその場所は、いまや星矢の視線の元に露にさらけ出されたのだった・・・。 

85490:03/10/18 23:15 ID:w1w/+pdo

「綺麗だ……」
 怯えたように小さく震える沙織の身体を抱きすくめながら、星矢はそういうのがせいいっぱいだった。
 大理石から削りだしたように華奢なラインを描くふくらはぎの線から、ふっくらと脂の乗った太腿に続く曲線は、上から眺めても疵ひとつない優美さだ。
常に長いスカートに隠されているために、沙織の脚は陽光を知らぬげに白い。
だが今は、その白い肌は全身を支配する官能の色に染まって、熱く息づいている。星矢はその太腿に手を這わせ、しっとりとした手触りとぬくもりを楽しんだ。
星矢の手が肌をすべるたびに、沙織の内股がぴくん、ぴくんと引きつるのが解る。処女神としての貞淑な掟と乙女の恥じらいに守られてきた沙織の身体は、どこも驚くほどに敏感に星矢の指に答えた。

 ……もうすぐ、かな……

 美穂との経験から、星矢は沙織の身体が上り詰めつつあることを悟っていた。快感に耐えるように震える沙織の横顔をちらりと見やってから、星矢はすっと下着の中に指をすべりこませた。
 ちゅっ。音がした。
 
「ああ、ダメ、ダメぇっっ!!」
 星矢の指が「そこ」に触れた瞬間、沙織の声が悲痛なものに変わった。驚きに、星矢の指が止まる。指先に感じる熱い蜜の感触……
「違うの」
 ぐすっ、と、すすり上げるような音。虚を突かれたような気分で再び沙織を見やる。
「違うの、違うの、星矢、違うの……」
 沙織は涙を流していた。快楽に潤んでいた瞳が、今は羞恥と罪の意識に震えて、ついさっき、不意に度を失ったときの表情に戻ってしまっている。
「違うの。星矢。私、こんな」
 何も知らない少女のように泣きじゃくり、否定を繰り返す沙織を呆然と見つめる星矢。まるで秘所に触れられるのを畏れていたような反応。美穂と夜を供にしたときには、決してなかった反応に、星矢は戸惑う。
85590:03/10/18 23:17 ID:w1w/+pdo
だが。
「ひぁっ!?」
 びくんっ!!
 沙織の背が、電流を流されたように反り返った。下着の中で止まっていた星矢の指が、不意に秘所にもぐりこんだのだ。電流のような感触。
「せい、や、な……ふぁああぁっ」
 星矢の唇が、沙織の首筋を吸いたてた。開いた片手が、乳首を、乳房を弄ぶ。無論その間も、秘所にもぐ込んだ指は動くことをやめない。
「せい、やっ、んんっ、せいっ」
 三箇所同時に注ぎ込まれる快感が、沙織の言葉を寸断する。不意打ち同然に襲ってきた官能は、沙織の傷心すらしらぬげに、暴力的に沙織を蹂躙した。息が苦しい。

「だ、め、だめぇっ……!!」
「沙織さん、俺にまかせて」
 がくがくと膝を震わせながらの沙織の言葉に、星矢はみじかく答えた。
「ダメなことは何もないんだ。だから」
「そん・・・んぁんっ!!」
 乳首が押しつぶされ、丹念に愛される。沙織は言葉を続けることすらできない。
「ずるい、星矢、そんなぁっ…!」
「大丈夫」
 星矢はそれ以上は答えず、沙織の芯に深く指を差し入れた・・・。
 
85690:03/10/18 23:19 ID:w1w/+pdo
お待たせ。また数日中に。
857名無しさん@ピンキー:03/10/19 20:07 ID:lF+8aVoG
三点責め・・・(;´Д`)萌え萌え
858名無しさん@ピンキー:03/10/20 21:45 ID:RmRjmd/5
規制くらってた・・・

沙織は冷ややかなのも良いが、やはり崩れてこそと思う秋の夕べ。
乙です。
859名無しさん@ピンキー:03/10/21 23:06 ID:fmzAGAeA
はあ・・はあ・・。
はああ・・。
860名無しさん@ピンキー:03/10/22 23:31 ID:CSGLGuKX
今週のSJの映画あらすじを見ると妄想がとまらんのだよ
敵になったシャイナさんの葛藤とか、星矢のために地上と渡す沙織さんとか
90さん、ここを見ている神よ!
どうか、俺のこの溢れ出すばかりの妄想をどエロいSSしてくれ
861名無しさん@ピンキー:03/10/24 21:40 ID:URZ2H/T4
860を読んで、スーパージャンプを読みに走ってしまった。
あの女性はアルテミスだったのか。
そしてシャイナさん映画初出演(゚∀゚)キター!
魔鈴さんとかも出ないかな。
そもそも、今まで聖闘士側で映画に出たことあるのは
いつもの青銅5+慟哭の黄金3人だけだっけ?
862名無しさん@ピンキー:03/10/25 01:10 ID:PqMIfP79
女性キャラなら真紅で春麗が出ているぞな。
真紅で12宮戦で死んだ黄金全員と老師、
最終で12宮戦で生き残った黄金全員な。
863名無しさん@ピンキー:03/10/25 01:29 ID:nUjuWi1v
女性キャラなら第一作で美穂タン、
第四作でマーマが出とるぞなもし。
864名無しさん@ピンキー:03/10/25 01:38 ID:7po1U94x
マーマなら真紅にも出とるよ。
神の作画だからめちゃめちゃ美人。
セピア色だけど。
865名無しさん@ピンキー:03/10/26 01:22 ID:vEGWxzMe
映画かぁ・・・
沙織さん、いい加減脱いでくれないかな・・・
866名無しさん@ピンキー:03/10/26 03:43 ID:XmFMT9Yz
リンゴで喘ぎ
神々で船の先端に放置プレイ(スカートめくりあり)
真紅では穴に落下(かすかにパンチラ)
最終聖戦ではイバラ攻め

次の映画ではどんなプレイなのかな?
867名無しさん@ピンキー:03/10/26 21:42 ID:XAfxwmeu
>>865
いやいや、あのチラリズムがスバラシイのではないですか。
真紅は「ふくらはぎ」だけでも結構たまらんものが・・・
恒例の映画での新衣装はあるのかな。
868名無しさん@ピンキー:03/10/27 00:59 ID:6SpmMNkz
>>867
少年時代に沙織さんの胸の谷間で悶々とした者にとって
沙織さんのサービスシーンは叶わない夢だったのですよ
復活した今を逃せばオフィシャルで裸が見れる望みが絶たれる訳で
これが最後のチャーンス!
869名無しさん@ピンキー:03/10/27 01:53 ID:Jx5RvuUU
映画「最終」の作画は最悪だけどイバラ攻めで服が破れるところが
すけぇハァハァしたよ
870名無しさん@ピンキー:03/10/27 14:58 ID:GR9178ka
90さんの続きがまだかな。沙織さんが貫ぬかれてイってしまう場面が早く見たいよ
87190:03/10/28 13:23 ID:P3MeynXm
続きはもう少しかかりそうです。
待って下さっている方々ごめんなさい。
872名無しさん@ピンキー:03/10/31 07:58 ID:5KbkxQXk
873名無しさん@ピンキー:03/11/01 01:34 ID:hdA2eOqF
>>872
このドレス下の裸を想像しただけでビンビンになっちまう
ヒロインなんだから春麗見習って一糸纏わぬ姿を披露してくれ
874名無しさん@ピンキー:03/11/06 02:11 ID:ddvGAWUw
シャイナさんのマスク越しに顔射したい。で、媚薬でメロメロ(死語)になったシャイナさんに自らマスクを
はずさせ素顔に顔射。
87590:03/11/06 20:46 ID:3XYwcy+x
「…はぁぁっ…!」

 星矢の手が沙織の熱い裸身を攻め上げると、沙織は欲情に喘ぐ声を止めることはできなかった。
重たげに揺れる乳房に、細い腰に、快楽に震える首筋に、そしていまや隠しようもなく熱く潤んだ沙織の芯に、星矢の指が、手が、唇が触れるたび、沙織は自分自身生まれて初めて聞くような淫らな声を可憐な唇からもらさずにはおれない。
特に、恥ずべき蜜に濡れた芯に分け入ろうとする指は、自分のそこがどれほどに溢れているのかを意識させずにおかず、肉欲に潔癖な慎ましい生活を送ってきた沙織をたとえようもない羞恥で震えさせる。それは、沙織にとって甘美な拷問だ。
あれほど抱きしめられたいと思っていた星矢の腕に抱きすくめられ……それがただ一度の逢瀬だとしても……彼と一夜をともにしている。
 だが、それ以上に、自分の身体の淫らな反応が、ただ星矢の熱い視線を受けるだけで花芯を濡らしてしまったことが、沙織を羞恥に身構えさせてしまっていた。
過敏なまでに星矢の愛撫を感じ、高まってしまうのは、星矢に……大好きな少年に触れられているからなのだろうか?それとも、それとも……
「んはぁあぁっ…!」
 背筋を舐め上げる星矢の舌に身体をくねらせながら、沙織は朦朧と考える。
それとも、自分の身体が淫らだからなのだろうか、と。だから、見られるだけで。だから、初めてなのに……怖かったのに、どうしようもなく感じてしまうのだろうか、と。
 瞼の裏にまざまざと映る、淫らな自分の姿を否定したいと思うのは、乙女らしい潔癖の故だったろうか。
87690:03/11/06 20:48 ID:3XYwcy+x

「だめ…だめ、だめ、だめっ……」
 半ば無意識の拒絶の言葉を発しながら、沙織は星矢の腕、甘美な戒めから逃れようと身をよじった。

 このまま、もしも、星矢の腕の中にいたら、自分はどうなってしまうのだろう?
 この腰を疼かせるような快楽に飲まれたら、自分の中の何かが、変わってしまうのではないか。そんな形も根拠もない不安が、沙織の胸中に薄雲のように湧き上がった。
 
「…沙織さん」
「だめ、だめ、せいや、ぁっ……!」
 泣きべそをかくような声を上げる沙織。そんな沙織を、星矢は逃がさない、とでも言うように強く抱きとめた。
すべやかな、熱く火照った沙織の背が、絹のような髪をはさんで星矢の胸板に密着した。
さらさらと皮膚をすべる髪の感触が、星矢をぞくりとさせる。それと同時に沙織の背から伝わってくる、怯えた子猫のような震えは、星矢自身をもはやこれ以上ないというほど高ぶらせていた。
今。まさに今、沙織の中に押し入ることができれば、と願わずにはいられない。
 その気持ちを抑えて、星矢はじらすように愛撫を続けた。手入れの行き届いた髪からの狂おしいほどの甘い香りを鼻腔いっぱいに吸い込みながら、首筋に、そして乳房に、さらなる愛撫をくわえる。
「……っ!?ひっ、あっ……っ」
 儚いまでに白い乳房に、やんわりと指を食い込ませると、沙織の上ずった声とともに、掌に心地よい弾力がはじけた。
星矢の手にもやや余るほどのたっぷりしたふくらみは、溶けるようにやわらかく、星矢の指をどこまでも受け入れるようでありながら、確かな弾力で星矢の手の中で踊る。
87790:03/11/06 20:49 ID:3XYwcy+x

んくぅっ……!」
 そして、星矢の手の中で乳房が踊るたび、沙織の身体もまた、快楽に踊るかのように跳ね、くねり、震える。
生まれてはじめての、しかも女を知る男の手による愛撫を受けて、いつも女神としての正装を誇らしく突き上げていた乳房は、いまや沙織にもどうしようもないほど敏感になり、あらゆる愛撫に過敏に反応してしまうのだった。
全身が沙織の意思を無視して快楽に蕩け、無意識のうちに、細い腰がもじもじと蠢かせる。その中心から、いまや桜色に染まった内股に、つっと一筋蜜が溢れた。
星矢はそれに気付くと、人差し指で内股を攻めた。
「ひぁぁぁ、ああぁぁぁぁあああっ!」
 熱いしずくを撫で取るようにすうっと内股をなで上げると、沙織は電撃に撃たれたようにわななき、普段の慎みを忘れたかのように切迫した声を上げた。
星矢の愛撫によって追い上げられた処女の肉体は、いまや絶頂の一歩手前まで追い詰められている。苦痛一歩手前の官能と、身体の芯から突き上げ、更なる官能を求めて貪欲に溢れようとする衝動は沙織の必死の理性でかろうじてせき止められているにすぎなかった。
 ひくひくと震え、絶え絶えに喘ぐ。普段は明晰に澄み通った瞳からも、毅然と結ばれているはずの唇からもだらしなく雫が落ち、紅潮した顔を汗とともに濡らし、長い髪を数本、その頬に張り付かせていた。
苦しげに息をつく表情は、沙織の理性が糸一本のところで快楽と羞恥に耐えていることをうかがわせた。
87890:03/11/06 20:51 ID:3XYwcy+x

このまま愛撫を続ければ、沙織は苦もなく羞恥と快楽の中で絶頂を迎えただろうが、星矢はそうははしなかった。
「沙織さん」
 気持ちを落ち着けるように一つ息をついてから、残酷な質問を投げた。残酷だが、今、必要な質問。
「気持ちいいかい?」
 聞かれたとたん、沙織の身体がぎくんと硬直したのがわかった。
快楽の淵にありながら、間違えようもない羞恥と屈辱に身体が震える。かすれるような吐息とともに、沙織の瞳から再び涙が溢れた。
「……いじわるです、いじわるです、せいやっ……!」
 泣き崩れなかったのは、沙織のさいごの矜持だったかもしれない。それは、愛撫される間中、自分の肉体に戸惑いと羞恥を禁じえなかった沙織にとって、もっとも聞かれたくなかったことだったに違いなかった。
快楽をこらえ、必死で声を抑えようとし、しかし、はしたなく感じ、高ぶってしまう自分の身体。
「……いじわるです。わたし、わたしっ…!」
 くしゃくしゃに顔をゆがめて、沙織はぽろぽろと涙をこぼした。
その表情にはもはや女神としての、グラード財閥総帥としての毅然とした様子はかけらもなく、歳相応の恥じらいと悲しみに震える少女のそれに過ぎなかった。
87990:03/11/06 20:52 ID:3XYwcy+x
自分が泣かせてしまった少女の横顔……その横顔でさえ、綺麗だと、星矢は思った……をしばし眺めてから、星矢はみたび、今度はそっと沙織をだきすくめた。必死で、言葉を選ぶ。
「沙織さんが気持ちよかったら、俺は、嬉しい」
 突然の言葉。沙織は不意をつかれたような気持ちで、言葉を聴いた。
「うまく言えないけど……二人で、気持ちよくなるものなんだ。そうでなきゃ、二人でいる意味なんか無いんだ、きっと……俺は、沙織さんに、気持ちよくなって欲しい。感じて欲しい」
 星矢の眼が、真っ直ぐに沙織を見た。
「沙織さんにとって、初めてのことなんだから。だから……俺は、本当に、そう思う」
 感じて欲しい。
 星矢が、そう思っている。
 二人で、気持ちよくなる。星矢は、そう言った。
 
 ……美穂さんと抱き合ったから、そういえるようになったの?
 
 自分にも、星矢にも意地悪なその質問を飲み込んで、沙織はこくんと頷いた。
いまは、星矢がかけてくれる言葉を、素直にうけとめる。
 沙織はひとみを開いて、背中ごしに星矢を見つめた。微笑む。精一杯の笑顔。
 その笑顔を見て、星矢は沙織を軽々と抱き上げた……。
88090:03/11/06 20:53 ID:3XYwcy+x
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お久しぶりです。
しばらく前にケーブルテレビと契約しまして、インターネット回線も今までの会社から買えたのですが、それ以来プロクシがどうのこうの、という表示が出て書き込めない状況が続いていました。
原因がよくわからないので、今日は夜勤の休み時間を利用して書き込みしています。
次回以降は何とかネットカフェででも書き込めればと思います。
お待たせして申し訳ありませんでした。終わりまで、あと2、3回程度の予定です。
881名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:06 ID:r1ZRHZbb
(・∀・)イイ!!

いよいよ佳境に来ましたね!楽しみにしてます。がんがって下さい!
882名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:09 ID:TGDOEUt1
【ノートン入れたら2chに書きこめない】人へ12
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/qa/1066410406/
883名無しさん@ピンキー:03/11/07 12:30 ID:7Ie8m7Qn
この星矢サイテー・・・
884名無しさん@ピンキー:03/11/07 18:37 ID:trrq6xyb
星矢より沙織の方がなんだかなぁ・・・って感じ。
沙織さんってもっと毅然とした強い人だと思うけど。
下手すると前書いた美穂ちゃんより女々しくない?
恥らうなら恥らうで、もうちょっとうまい描写があるのでは。
しかも自分から誘っといて「いじわる」だの「やめて」だの・・・。
育ちがいいから性の予備知識なんてないだろうし驚きや恐怖は当然あるでしょう。
でも、あの沙織がこんなうざったいうじうじした反応はしないと思うなぁ。
885名無しさん@ピンキー:03/11/07 21:11 ID:3w8YNRuF
気の強いねーちゃんが性体験にパニック→ちょっと幼児退行シチュは好きなんだけど、
確かに沙織らしさは欠けてきたな。個人的には悪くないと思ったけど。
崩れるお嬢も、一夜の過ちな星矢も、この展開でキャラ立てて書くのは大変そうだ。
なまじこれまでのキャラ描写が見事だっただけになー。
原作に沿ったキャラだとハメずに終わりそうだし。

とは言え、やっぱりこれだけのボリュームの作品は楽しめる。けっこう興奮したし。
乙。ラストまでがんがれ!
886名無しさん@ピンキー:03/11/07 22:11 ID:S6UmrV3P
漏れは自己抑制の強い沙織さんを解き放ってあげる星矢って感じで萌えた。
美穂篇に比べて手馴れた様子にあれから何回やったんだとは思った(w
美穂ちゃん体がもたないんじゃあ(ww
887名無しさん@ピンキー:03/11/08 04:21 ID:fMKcXwt9
ようやく前戯がおわり、これからネチッこい本番
突入ですか?こうまで本腰入った星矢沙織は初めて
みますんでv完結、楽しみにしてますよんvv >90氏
888名無しさん@ピンキー:03/11/08 05:12 ID:VeSY7D7G
889名無しさん@ピンキー:03/11/08 22:26 ID:gupHKbN7
段々ボロが出てきたね、90(プ
このまま次スレまで持ち込む前にさっさと終わらせろよ。
890名無しさん@ピンキー:03/11/08 23:59 ID:TsZgqg3z
最初は885と同じように思ってたけど、
さすがに沙織さんにはもう少しシャッキリして
もらいたくなった。
あと、なんか不倫チャンぽい陶酔に嫌悪感を感じる
891名無しさん@ピンキー:03/11/09 03:36 ID:X9eklnYe
さおりんと致した時点で人の道は外れてるがな
892名無しさん@ピンキー:03/11/09 14:38 ID:8eqZ8LvU
美穂編とは別の話にすれば良かったのにね
書くなら、このスレが終わるまでに完結させて欲しい
893名無しさん@ピンキー:03/11/09 22:59 ID:qLQJTYPS
正直もう秋田。
894名無しさん@ピンキー:03/11/09 23:12 ID:PFRq2M/G
漏れも正直もう秋田。
だけど、とりあえずこのスレ内で終わらせてほすぃので
どんどんやってしまってくれって感じ。
もう残り少ないし、新しい職人さんが投下したくても
できない状態だね・・・
895名無しさん@ピンキー:03/11/11 02:11 ID:7/+KvZ2t
このスレは90のおかげで死にスレ化したね。
もう次スレ立てなくて良いよ。
896名無しさん@ピンキー:03/11/11 07:37 ID:fDxlZeNW
895は何が言いたいの?
新たな神がいつまた降臨されるかも知れんし、次スレきぼん

もういっそ90さんの話がこのスレで終わらなくても良いと思われ。
次スレの瞬殺防止に今スレ分ログをまとめて投下という手もあるのでは?
897名無しさん@ピンキー:03/11/11 14:58 ID:jHg7cBCv
調子に乗るなよ。
いつから90専用スレになった。
さんざん全部出来上がってから投下しろと言われているのを無視して
ぶつ切り投下、他の職人が割り込みにくい環境作って
あまつさえ現スレ内で終了させられそうにない気配。
作品の出来うんぬんの前に
その無神経さが我慢ならねー。
90は今すぐ自サイト作って、マンセー者と一緒にそっちに移動して。
文字サイトなら簡単なタグ打ちだけで出来るんだからさ。
898名無しさん@ピンキー:03/11/11 18:19 ID:iBcLJc+c
>>897
藻前のような我侭なお客様も他の客に迷惑なんだよな…
899名無しさん@ピンキー:03/11/11 18:27 ID:3+MQ11Hd
漏れも90にはうんざりしてる。
マンセー意見よりいやだという意見の方が多いのに耳は貸さないし
自分の言い訳ばかりだし。

897にドウイ。無神経だよ。
自サイト作ってここに告知出すなりしてそっちにウプってくれ…
900名無しさん@ピンキー:03/11/11 18:27 ID:3+MQ11Hd
あと必死で擁護してる香具師もウザ。
901名無しさん@ピンキー:03/11/11 21:56 ID:ndC7IFqt
itatata
902名無しさん@ピンキー:03/11/12 00:56 ID:T/oAFUoR
漏れは正直「長すぎで飽きたが、ここでケツは拭いて行け」派。
今さら出て行けってのも無理があるだろ。
さらに言えば、無理してこのスレ内に納めなくても良いと思う。
ダラダラ続くのは勘弁だがな。あと2、3回で終わらせてくれよ。

「今スレ内で終わらせろ」という声は、90よりもむしろ別の作品を投下したい
他の職人さんにプレッシャーだろ。
スレ消費を遠慮して90のUP待ちになっちまったらつまらん。
死にスレになっちまうのは、90批判がむしろ他の職人へのプレッシャーだというのも
大きいんじゃないか。マターリしてないと新規参入しづらいだろ。
他の職人さんも書きたい物があったら好きに投下して次スレに移行しちまって良いと思う。
無理して完結させようとして90にスレ引っ越し前後にバタバタされても正直邪魔だしな。
903名無しさん@ピンキー:03/11/12 01:39 ID:wdy7GU3+
その、他の職人さんが投下できない無言の空気を作ったのが90だと思うわけだが。

90に今スレで書き上げてもらって次スレには持ち込まないでほしい。
このスレdat落ちしたらhtml化まで時間かかるから、
今から新職人が投下っていうのも無理あると思うぞ?

だから90、頼むよ。早くしてくれ。残り100切ってんだ。
過去ログ置き場放置中でスマソ。メルアドも使えなくなってるし。
ここのログは毎日とってるんで、次スレが勃った時点でいちどアップしておきます。
とりあえず90さんの完結はこの際、即死回避効果も期待して次スレ頭でも
いいんじゃないかに一票。自分も楽しみにしてますんで。
スレ移行は950あたり?
次のテンプレにはエウロペ(アルデバランに花少女)とアルテミス(新作映画に登場予定)追加キボン。

ところで、1スレ目から沙織の上を通り過ぎていった男達をカウントしてみた。
・性器への進入アリ(指か舌入れ以上)
・ヤラシーン直接描写なしでも確かにしたようなら(沙織妊娠・壺逝き等)OK
を基準として、小ネタも適当に数えて
 星矢:6
 ジュリアン:4
 ムウ:3
 シャカ:3
 ジャミアン:2
 邪武:2
 その他一般男:2
 アベル
 一輝
 サガ
 ジャガー
 ハーデス
 シオン
 触手 in 大甕

他カウントしなかったが沙織ネタとしては、爺にお風呂でキレイキレイ・
リンゴ責め・ニードル責め・カラス数羽にロープ緊縛・言葉責め多数・お馬さんなど。
他に相手のバリエーションが多い女キャラといえばテティスかな?
キャラやシチュから引ける過去ログ索引も作りたいが、なかなかできずスマソ。
905名無しさん@ピンキー:03/11/12 02:59 ID:wdy7GU3+
乙!

ひさびさに過去ログ読み返して、ムウ×沙織の壺SSにかなりワロタ。
あの職人は神だ。
906名無しさん@ピンキー:03/11/12 09:35 ID:W5P0zfbI
星矢がエロオヤジみたいで萎えた。
妻子あるエロオヤジが何にも知らないおじょーちゃんの肉体を
弄んでいるような、そんな雰囲気。
なんか沙織もエロゲーに出てくる妹キャラみたいな感じだし。
907名無しさん@ピンキー:03/11/12 10:03 ID:c2Q0w7MI
age
908名無しさん@ピンキー:03/11/13 22:57 ID:1OVPEGLC
>905
ワラタ!
909名無しさん@ピンキー:03/11/13 23:21 ID:JudKAXZE
90ってバジーンだろ。
910名無しさん@ピンキー:03/11/13 23:56 ID:BXK0KKHR
叩きもマンセーもウザイ。
ここはヲチスレじゃないんだから、もっとこう、バボーンとした沙織さんの美乳について
あますところなくマターリと執拗に語らないか
911名無しさん@ピンキー:03/11/14 00:30 ID:5G1RaZjj
沙織さんの乳ですかい。
アウターゾーンのミザリーの乳首と同じくらい拝みとーて堪らんかった。
ミザリーのは小説だか何かの挿絵らしいものを拝めたが。
912名無しさん@ピンキー:03/11/14 01:47 ID:GkBg+4ny
いや〜
沙織さん程オッパイ拝みたいを思ったキャラはいないね
何度沙織さんの裸を妄想し抜いた事か
復活したこの際に、なんとかオフィシャルで拝めんものかのぅ・・・
913名無しさん@ピンキー:03/11/14 20:36 ID:ZGt0X3tT
劇場版でホリ出してくれるに違いないと信じている<乳
914名無しさん@ピンキー:03/11/14 23:03 ID:9Yj5kC7x
見たいのはヤマヤマだが、永遠に神秘のヴェールに包まれていてくれとも思うのだよ。
新作で万一にもポロリと来たら、きっと俺は喜ぶよりも先に「裏切られた」と感じるだろう・・・
とりあえず(;´Д`)ハァハァはするけどな。
915名無しさん@ピンキー:03/11/15 01:11 ID:K3VLGwVg
沙織さんは乳だけでなくきっと尻も絶品なのさ。

邪武は背中越しにあのケツの感触を味わいたくて
馬を志願したのに違いない。絶対そうだ。
916名無しさん@ピンキー:03/11/15 01:34 ID:YIXUckud
>>914
漏れはこの期に及んで脱いでくれなかったら「裏切られた」と感じるだろう・・・w
だいたい神秘のヴェールなんて言われたら、余計に見たくて見たくて堪らなくなる罠
もしガードの堅い沙織さんの裸が拝めたら
細かいこと考える前にティムポが即反応してビンビンに勃起すると思われ
917名無しさん@ピンキー:03/11/16 02:53 ID:YoQHrdhN
沙織さんのオパーイは水に濡れても透けないガードを誇るからなぁ。
918名無しさん@ピンキー:03/11/16 07:42 ID:0XWF22jb
>>917
正に「嘆きの壁」w

お嬢様育ちなんだから綺麗好きだろうし、頻繁にお風呂に入ってる筈なんだよな
だから入浴シーン等がまるでないのは不自然!
どうせ聖域いたってする事ないんだからサガ見習って
暇さえあれば視聴者サービスで沐浴して裸体を晒せってんだ!!
919名無しさん@ピンキー:03/11/16 09:17 ID:2wUxl3m0
>918
水戸黄門のお銀を思い出した・・・スレ違いスマソ
920名無しさん@ピンキー:03/11/16 11:27 ID:QIQRUmFh
>>918
真の美少女キャラは、垢もフケも出ないしトイレにだって行かないんだZE!
個人的には「なーんにもお手入れしてないのにいつでもツヤツヤピカピッカーンイイ匂い(;´Д`)ハァハァ」な
お肌という方が萌えるな。アニメ・漫画ならではってヤツだ。
921名無しさん@ピンキー:03/11/16 21:09 ID:0t07+abz
沙織さんのバストのサイズが知りたかったな・・・
922名無しさん@ピンキー:03/11/16 22:04 ID:QKyJmJ1o
65のFくらいじゃないかなあ。
体重軽いから、骨格自体は細いはず。
923名無しさん@ピンキー:03/11/16 22:11 ID:/n2LR1tZ
某同人サイトの設定では
85-54-81/60のGだそうだ
924名無しさん@ピンキー:03/11/16 22:16 ID:+nJk5B21
まだ10代前半でGカップ…
13歳なんてやっと整理が来て乳がふくらみだす頃だろう当時は特に。
925名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:06 ID:mrOEUi8a
そーでもない。
当時ひとつかふたつ上程度だったが、すでにCかDカップくらい
あったよ。生理なんて10歳くらいである子なんてざらにいたしさ。
926名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:25 ID:3FiyIpKk
確かにGカップ位はありそうだ(w

ttp://moe2.homelinux.net/src/200311/20031116145626.jpg
927名無しさん@ピンキー:03/11/17 02:36 ID:pkpvO3wK
>>920
愚か者め!
そういう事じゃないだろ、ヒロインの入浴シーンってのは
その「ツヤツヤピカピッカーンイイ匂い(;´Д`)ハァハァ」な美しい肌を堪能してハァハァする為じゃないか

想像してみろ
「あの」沙織さんが沐浴の為、一糸纏わぬ
その汚れき美しい裸体を我々の前に惜しげもなく晒し
水を浴びて濡れ輝き、美しさが増す姿を(;´Д`) ハァハァ…
928名無しさん@ピンキー:03/11/17 22:08 ID:nP+j3z3V
しかし、これだけヌードもお色気シーンもなし(カラス誘拐の微妙なパンチラのみか?)のくせに
あれだけエロいオーラを発しているところがすごいな。
漏れは昔、矢がぶっ刺さったときのお嬢の表情に(;゚∀゚)=3して以来、
人生の曲がり角を大きく曲がってしまった気がするよ・・・
929名無しさん@ピンキー:03/11/18 00:32 ID:f+K0CAoC
でも春麗の水浴びシーンも萌えたよなー
むっちりした尻のアップ、水中での開脚大回転、
両胸丸出しで水面から顔を出すシーン・・・(;´Д`)ハァハァ
上着一枚で王虎に抱かれ、紫龍に抱きつき・・・(;´Д`)ハァハァハァハァ
当時消防だったけど、観ててむっちゃ興奮したよー
930名無しさん@ピンキー:03/11/18 00:47 ID:B6S5+WiV
さあ股間の辺りにストレッチp… じゃなかった。
小宇宙が萌えてきたぜぇ!!
931名無しさん@ピンキー:03/11/18 15:12 ID:VrHl765p
>>928
まぁ健全な男子なら沙織さん見てムラムラするのは当然の反応だな
13歳という年齢で、しかも処女神でありながら男をここまで欲情させるとは
とんだ女神様だよ(;´Д`) ハァハァ…
932名無しさん@ピンキー:03/11/19 22:29 ID:/Uz/9ed6
>>929
野郎向けお色気サービスが無くて冷遇されてたからねぇ
そういうシーン期待して無かったし
脱いだのが春麗という意外性もあって良かったよ
水面から飛び出すシーンはコマ送りでオッパイを堪能したね(;´Д`) ハァハァ…
933名無しさん@ピンキー:03/11/21 02:29 ID:r0mGYwXQ
ttp://www.toei.co.jp/movie/seiya/index.htm

沙織さん・・・す、透けてる?
934名無しさん@ピンキー:03/11/21 19:59 ID:ojInLugK
>>933
あれはアテナの美乳!おお、このオレにもはっきりとわかる!!

「贖罪の泉で自らの血を流して」のあたり、また美しくもエロい苦しみっぷりと
ボディラインを見せつけてくれるのではないかと読んだぜ、兄弟!
935名無しさん@ピンキー:03/11/21 23:11 ID:EUkMYh24
ttp://www.toei-anim.co.jp/movie/2004_seiya/
マジで透けてるかも・・・・・・
936名無しさん@ピンキー:03/11/22 01:55 ID:zjl830/a
沙織さんの乳透け>>>>>>>>>>>>>>>>>>春麗の全裸開脚

ヒロインとサブの格の差だよな・・・悪いけど。
937名無しさん@ピンキー:03/11/22 08:21 ID:nnJD8pHR
ポセイドン編で鉄壁を誇った白ドレスが遂に陥落!
さ、沙織さんの透け乳・・・これだけでもうビンビンでガマン汁が(;´Д`) ハァハァ…
こんなサービスされちゃ映画本編はこれ以上のサービスを期待してしまうな
頼む!
大スクリーンで沙織さんを全裸に引ん剥いてくれ!!
938名無しさん@ピンキー:03/11/22 16:15 ID:ySiP9MJR
透け乳させながら悶え苦しむ沙織タン(;´Д`)ハァハァ…

あと望むならば禁断のパンチラも拝みたいもんだが、例によってあの
ロングドレスではなかなかチャンスは無いか・・。
せめてカラスの時みたいに太ももを露出してくれれば更に(;´Д`)ハァハァ…
939名無しさん@ピンキー:03/11/22 20:12 ID:FYnRsO6z
映画のストーリー読んで、沙織がアテナの地位を譲って力を失うにあたって
アルテミスとその子分に処女を奪われ放題に奪われちゃう話を想像して
(;´Д`)ハァハァしまくった漏れは逝ってよしですか?
A.ニケの柄でぐりぐり
B.アルテミスふたなり
両バージョン想像して朝昼晩とおやつの時間にオカズにさせていただきました。
これから夜食もいきます(;´Д`)ハァハァ
940名無しさん@ピンキー:03/11/23 02:35 ID:uxurMA7o
今気付いたんだけど、マリリンモンローのドレスとスカートの長さこそ違うけど
同じデザインだったんだな。
つーことはめくれることだって・・・
941名無しさん@ピンキー:03/11/23 02:57 ID:2GfrRcUJ
7年目の浮気
942名無しさん@ピンキー:03/11/23 09:04 ID:RpN67NjG
透け乳ドレスを見た時、これ着て抜け殻になった星矢に迫り、生気を戻らせようとしたのでは…
と思ってしまった。
透け乳見せたり、自慰したり、星矢の手を持って自分の乳やアソコ触らせたり…
そんな沙織タンも(;´Д`) ハァハァ
943名無しさん@ピンキー:03/11/23 09:35 ID:20z3vbfj
冷たい泉に浸かっている内に
乳首が勃起して、透けたドレス越しに見えたら最高なんだがナー
944名無しさん@ピンキー:03/11/26 18:02 ID:hwwvvHEz
90はどうした?
94590:03/11/26 22:24 ID:dmOus7lY
ごめんなさい、もう来ません。
今までありがとうございました。
946名無しさん@ピンキー:03/11/26 22:50 ID:hOBsZQeJ
藻前、90じゃないだろ。なにやつ!?
947名無しさん@ピンキー:03/11/26 23:37 ID:/sUxYoj8
なにやつ!?

…ダァ――――――――――――ッ!!
948名無しさん@ピンキー:03/11/26 23:59 ID:EBIl4h1s
某控え室で愚痴ってたのって90?

277 :名無しさん@ピンキー :03/11/22 15:42 ID:MElU2iLv
 こういうスレもあった事を、最近知りました。
 2chの知識が壊滅的に無いのが問題なのかな、やっぱり。

>273
この前、ハッキリと「貴方が書き込むから人が来ない」と言われましたよ。
「そういう自分勝手なところが嫌われてるんだ」と。

 好きだと言ってくれる人がそこそこいてくれるので、調子に乗ってた部
分もあったかもって凹みましたが、けど書きたいんだからしかたないじゃ
ない…と割り切ってしまいました。
 他の書き手さんに悪いかもしれないってのは、いつも思ってるんですけ
ど…。
 結局、自分を通すしかないかな、と。
949名無しさん@ピンキー:03/11/27 00:35 ID:vVf2oeEv
あんまり追い詰めるなって
いままでどおり書きたい香具師が書く
それでいいじゃない

ところでもうすぐ950ですが、すぐに新スレ立てまつか?
どなたか神がネタ投下準備できるまで待ったほうがよくない?
瞬殺防止に
950名無しさん@ピンキー:03/11/27 04:55 ID:OkR0bo5e
追い出し厨も手段を選ばなくになってきたな
951名無しさん@ピンキー:03/11/27 07:16 ID:qvuxvnWD
自分勝手なんじゃなくて、人の話きかねーし
空気読めないところが嫌われてるんだって。
果てしなく文章読めない勘違いチャンなのな、90。

本物でもなんでも、もう来なくて良いよ。
952950:03/11/27 07:34 ID:OkR0bo5e
ほらなー、言った通り
953名無しさん@ピンキー:03/11/27 14:07 ID:E0oIqVpT
空気読めないがいいSSを投下する90>空気は読むが吠えてるだけの951
954名無しさん@ピンキー:03/11/27 16:35 ID:By6TtkKm
945のカキコはニセモノの仕業であってホスィよ・・(涙
90姐さん、がんがって最後まで書いてください!
あと美穂タンの話の時一緒に盛り上がってた姐さん方も援護してホスィ・・;;
みんなどこに逝ってしまわれますたか?
955名無しさん@ピンキー:03/11/27 19:20 ID:MREyFfq4
(・∀・)シ
いや、あんまり援護してもスレが荒れるばっかりだからさ・・・
90さんに限らず書き手さんみんな応援してるよ。。
956名無しさん@ピンキー:03/11/27 20:55 ID:R1O5cyPU
次スレはたてちゃって良いんじゃないかな。
ネタ投下待ちといっても難しいと思うし。
映画ポスターの透け乳についてでもマターリと続きを語るとか。
とりあえず950が無理なら自分がたてても良いけど。
明日の夜あたり、次スレたってなかったら準備しようか?

しかし、自分の批判が反映されないと文句たれるのもいるし。
逆にひとつおぼえですばらしい!神!と叫びまくり、荒れを呼ぶマンセー厨もいたり。
叩き厨とマンセー厨が、お互いの極端なとこだけを見て煽り合うし。
批判派も擁護派も、一枚岩じゃないってのにな。
まあいろいろ大変だけど、適当にいつでも好きなときに書いてください>90さん他職人さん
ここの大半の住人は、作品への批判はするどくて容赦なくてぶっ刺さるけど、
基本的にはいつでも誰でも歓迎のスタンスだと思う。
957名無しさん@ピンキー:03/11/27 20:59 ID:TZAkgaEl
>いつでも誰でも歓迎

ん な こ た ぁ な い 。
ヘタレも抜けないエロ無しもイラネ。
958名無しさん@ピンキー:03/11/27 21:08 ID:BUfc/B08
>>957
>ヘタレも抜けないエロ無しもイラネ。
ん な こ た ぁ な い 。
むろんレディース向けやエロ以外が続けば、男性向けщ(゚Д゚щ) カモーン、
モアエロ、ヌレヌレプリーズの書き込みはするが、イラネとは言わん。
あいまあいまのギャグと小ネタで命をつないでるスレじゃないか。
イラネと言ってしまったらとっくにこのスレ地獄逝き・・・
笑えればイイ、ホロリとくればイイ、ホノボノとすればイイ。
959名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:12 ID:TCm7Odne
そうスよね。
ベースは「楽しく穏やかに」という雰囲気を
持ちたいですよ、いくら2chったって・・。

90さんの投稿はすごく楽しみです。
間が空いているので、苦しい日々ですが(笑)。

ここで自分のお気に入りの美穂ちゃんのイイHも読めたし
沙織さんに私はそれほど入れ込んでいないケド、綺麗な
雰囲気の話で泣けるし。

>623

 明日、夜が明けたら、あきらめよう。

 その代わり、いつまでも覚えていよう。

 夕陽の中で笑う、あの少年の、あの笑顔を・・・・。
 


俺はここを読んだ時、泣いたよ。




960名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:55 ID:TINmhX/9
別に泣ける話は普通にサイトでやればいい。
ここはエロ板でエロスレだ。
ソコントコ忘れないでもらおうか。
961名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:34 ID:p0GPbkdb
まー漏れも正直エロオヤジな星矢とか
誰だかわかんねーような腐ったさおりんはもうオナカイパーイ。
エロオヤジなカノソは好きだが(w
962名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:36 ID:bcgVPxi1
エロエロうるせーなぁ。次スレは漫画サロンあたりで委員ジャネーノ?
963名無しさん@ピンキー:03/11/28 02:09 ID:UbV0ZzZ8
夜になると変なの出るね‥。
ID違ってても自作自演なんじゃない?
964チョコレート:03/11/28 02:26 ID:/k5VNnnm
 全裸にされた、シャイナ。オオー、ワンダフル
965名無しさん@ピンキー:03/11/28 03:19 ID:EKpwWVwL
>>960
まだいたのか成人厨
「泣ける話」と書くだけでヒスってるの、お前だけだぞ。

966名無しさん@ピンキー:03/11/28 07:02 ID:8lerz/Op
>965
泣ける話がそんなに好きなら
料理板でタマネギでも切ってもらってこい。
967名無しさん@ピンキー:03/11/28 09:00 ID:0pKyCkD7
俺、石川県のイケメン代表 長峰久よろしくな!
968名無しさん@ピンキー:03/11/28 16:16 ID:0xiN+g40
>>966
このスレはもともと少漫板でやってたのがエロネタのせいで
削除されて移動してきた経緯がある。
移動のときもエロ以外のネタやssが読めなくなるんじゃ?と
心配するヤシがいたのを大丈夫だろっつって建てたんだけどな。

もしかしなくても釣られてる?
969名無しさん@ピンキー:03/11/28 19:03 ID:SGC6OuD9
映画前売り券についてきたポスターの、沙織さんの乳あたりを思わずナデナデしたのはここだけの話だ。
970名無しさん@ピンキー:03/11/28 20:37 ID:qC7ZiDnI
それじゃ、次スレたててみます。
971名無しさん@ピンキー:03/11/28 20:47 ID:qC7ZiDnI
次スレ
聖闘士星矢の女性キャラその7
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070019781/l50
972名無しさん@ピンキー:03/12/04 07:23 ID:FsJ1tt6e
973名無しさん@ピンキー:03/12/06 14:44 ID:UGWt9zXc
アテナもうんこするのかね。
固くてなかなか出ない時は、コスモを燃やして排便するとか。
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ