にげっと?
sage進行でお願いします。
3 :
名無しさん@ピンキー:02/12/22 13:03 ID:RCODm7e2
この中にあった魂が、神の国にたどりつくことはないだろう。
その向こうには知的生命体が住む惑星があり
人々はここで子を産み育てることを、当たり前のこととしすぎていた。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第28回
履歴:
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1007655458/ 362-366 368-373 376-379 384-387 396-400 406-411 413-418 438-444
451-456 464-468 488-492 500-504 513-519 526-531 541-546 576-582
608-614 628-635 650-655 672-678 712-718 740-745 770-777 799-806
834-841 870-877 909-916
レコア・ロンドの荒い息の間から漏れる声が、常夜灯だけの室内に散りばめられる。
「・・・だ、だめ・・・イ、イキそうっ」
レコアの首筋から唇を離したクワトロ・バジーナは、その喘ぎ声を心地良く聞く。
──エゥーゴ旗艦アーガマの生活ブロック、レコア・ロンド少尉の私室である。
半舷休息の待機状態を、クルーはそれぞれの過ごし方で享受していた。
薄暗い部屋の中で、クワトロの意外に白い肌とレコアの滑らかな肌が溶け合う。
クワトロは薄く笑うと、更に腰の動きを激しくして、レコアに快感を与える。
「・・・あ、あ、大尉ぃっ」
レコアは何も考えられないように、彼にしがみつき廻した足に力を込める。
「せめて名前を呼んで欲しいものだ」
息を整えながら、クワトロは苦笑混じりにレコアの髪を掻き上げてやった。
「か、感じますぅ、シ、シャアっ・・・!」
何故か、レコアは彼を『シャア』という名前で呼んだ。
そして、クワトロも幾分か苦笑しただけでそれを訂正する事はしなかった。
宇宙世紀史上、シャアと呼ばれる人間は多くはないから奇妙な事であった。
カミーユ・ビダンは、アーガマの艦内食堂で周囲を見回した。
しばらく視線を泳がせた後、カミーユは探していた人物を見付ける。
カウンターでトレーを受け取った後、カミーユは目当ての席へと歩き出した。
昼時から少し時間がズレている為、空席が目立つ食堂内に相手は一人で座っている。
カミーユは、相手の前で緊張した表情で口を開いた。
「ジュナス大尉、こちらに座ってもよろしいですか?」
立ち止まったカミーユの前のテーブルには、ジュナス・フレイブ大尉が座っていた。
パスタを口にしていたジュナスが、無造作に頷いてくれる。
カミーユは身体を硬くしながら、ハンバーグの乗ったトレーをテーブルに置く。
「お、お邪魔でしたか?」
下から見上げるようなカミーユの視線に、ジュナスは小さく首を振った。
「いや・・・大丈夫だ」
だが、空席が目立つ状況で自分のそばにカミーユが来た理由が判らないらしい。
しかしそれを問い質す事はせず、ジュナスはカミーユに席を勧める。
カミーユは席に座ると、フォークを持ち上げてハンバーグを切った。
カミーユがエゥーゴ旗艦アーガマに収容されてから一週間が経過していた。
それは、即ち彼の両親が殺されてから一週間経ったという事でもある。
──この一週間は、カミーユの人生を大きく変えた一週間だった。
つい一週間前まではグリーン・ノア1のハイスクールに通うごく普通の高校生だった。
女のような自分の名前にコンプレックスを持ち、その反動から、空手、ホモアビス、
ジュニアモビルスーツに熱中していた事以外は本当にどこにでもいる少年だった。
だが、名前のコンプレックスをティターンズのジェリド・メサ中尉に刺激された事から
発作的に殴打に及び、更には自分に暴行をしたMPに仕返しをするためにティターンズの
新型MS・ガンダムMk-Uを強奪するという犯罪行為をしてしまったのだ。
結果的に、カミーユは反地球連邦政府運動=エゥーゴに加わらざるを得なくなった。
そして、その暴走が招いた結果として両親を射殺されてしまったのである。
あの時、後悔に泣く自分を責めたジュナス大尉にカミーユは反感を覚えた。
なんと思いやりのない人なのだろうと、憎らしく思ったものなのだ。
だが、自分を慰めてくれたレコア・ロンドを差し向けてくれたのも大尉だという。
レコアからそれを聞いたカミーユは、ジュナスと話してみたくなったのだ。
クワトロはレコアの背中に腕を廻し、小振りな胸を胸板で押し潰すように強く抱く。
クワトロに強く抱き締められ、レコアはなんとも言えない充足感を覚えた。
「き、来て、来てくださいっ・・・」
せっぱつまった息を吐きながら、レコアはクワトロに熱い視線を送る。
普段はサングラスの下のクワトロの瞳が、優しげに細められた。
クワトロの鍛えられたしなやかな腰が、大きくレコアに打ち付けられる。
「・・・っく!」
「あっ、う・・・あああああ・・・っ」
レコアは、自分の中で彼のペニスから熱い液体が注ぎ込まれるのを感じた。
「・・・はあぁ・・・ああああああっ!!!」
レコアの口からは、無意識に快感を告げる声が上がり、全身が小刻みに痙攣する。
レコアは、夢中で自分からクワトロの唇に吸い付いていた。
唇を離すと、荒い息を吐きながらレコアはうっとりと彼の瞳に見入る。
「・・・はあぁ・・・」
それから二人は、暫くの間余韻を楽しむようにお互いの身体を抱いていた。
ハンバーグを口に入れつつ、カミーユはぼそっと呟いた。
「・・・こ、この間は・・・その・・・」
先日、ジュナスに反抗した事を話題にしようとしてみるカミーユだ。
しかし、カミーユは他人に謝った経験が殆どないから何と言っていいのか判らない。
だが、口篭もるカミーユをジュナスは意外にも優しくいたわってくれる。
「ご両親は、気の毒な事をした。気分は落ち着いたか?」
カミーユは、ジュナスの深い瞳に見つめられ胸をときめかせた。
「は、はい・・・っ」
現金なもので、カミーユはジュナスに対する反感を綺麗さっぱり忘れてしまう。
そんなカミーユに向かって、ジュナスはいたわるように言った。
「クワトロ・バジーナ大尉から、君のパイロット訓練の様子は聞いている」
ジュナスはフォークを置くと、カミーユを澄んだ瞳で見つめた。
カミーユは、両親が殺された翌々日からガンダムMk-Uの操縦訓練をしている。
元よりジュニアモビルスーツの経験もあるカミーユは、急激に操作に慣れていた。
「とても適正値が高いと聞いた。君はいいパイロットになるかもしれない」
ジュナスに誉められて、カミーユは少女のように頬を赤くする。
「ぼ、僕なんてまだまだです・・・」
不意に、カミーユのセリフを遮るように大きな音を立ててトレーが置かれた。
カミーユが顔を上げると、フランセス・エラワーが無表情に立っている。
以前からパイロット候補生だったフランセスは、カミーユと一緒に訓練を受けていた。
カミーユも彼女とは何回も逢った事があるが、いつも無視されている。
フランセスは、無表情のままジュナスの一つ置いた隣に腰掛けて食事を始めた。
そのトレーに乗っているのは、ジュナスが注文したものと同じパスタだ
とても空いている食堂で、何故かジュナスの周囲だけが人口密度が上がる。
「フランセス君・・・よく食事の時間が重なるね?」
無言でパスタを口にしているフランセスに、ジュナスは不思議そうに問い掛けた。
フランセスはびくっとすると、パスタを口にしたままたどたどしい口調で呟く。
「・・・偶然です・・・本当に偶然です・・・」
カミーユは何度か話し掛けた事があるが、フランセスはいつも無言である。
そのフランセスが言葉を発した事に、驚いてしまうカミーユだ。
食事を終えたカミーユは、なんとなく居心地が悪くなって立ち上がる。
「それじゃあ、僕は行きます」
ジュナスは軽く頷いてくれるが、フランセスは相変わらず無表情のままだ。
自分が拒絶されていると感じ、カミーユは寂しさに包まれる。
意地っ張りの癖に寂しがり屋のカミーユは、人の温もりを欲していた。
だからこそ、食堂から出たカミーユはレコア・ロンド少尉の顔を見たいと思う。
あの日、両親を失って泣くカミーユの肩を優しく抱いてくれた素敵な女性だ。
レコアの周囲に漂っていた香りを思い出すだけで、カミーユの胸は高まる。
何か相談したい事があればいつでもいらっしゃい、と部屋のナンバーも聞いてあった。
アーガマの艦内通路を移動しながら、カミーユはレコアの笑顔を嬉しく思い起こす。
だが、カミーユがレコアの部屋の前で見たのは、親密そうに話す二人の人間だった。
──それは、クワトロ・バジーナとレコア・ロンドである・・・。
「クワトロ大尉・・・っ!?」
傍から見て入り込めない雰囲気を持つ二人を見て、カミーユは衝撃を受けた。
カミーユは唇を噛み締めると、急いで踵を返してその場から立ち去った。
──次回、12月29日。
新スレお疲れ様です。
それにしても、この連続投稿規制はどうにかして欲しい今日この頃。
15 :
名無しさん@ピンキー:02/12/22 17:42 ID:S4NWkoZR
ISAQさん乙です。
28回というのはすごいYO!
これからもがんばってください。
(初カキコっす)
キタ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!
クワトロ×レコアとは予想外!
なんかちゃっかり青春しているカミーユ君もいい感じです(w
乙です。
この路線で行くと、レコア関係の話はかなりドロッドロしたものになりそうですね。
乙です!。
いやー、カミーユ君青春してますねー。青いなあ。でも、良い味出してます。
次回貴方が読みたい組み合わせは?
◎可能性大
○可能性有り
△こんなのも有り?
×まさか!?
☆大穴
ヘンケン×エマ[△]
ジェリド×マウアー[◎]
ブライト×エマリー[○]
ハヤト×フラウ[☆]
フラン×ベル[×]
一応宣言してたパターンは外してみましたが、どうでしょう?また、他にも有れば意見下さい。
シロッコ・サラ・レコア
いやいや、よかった。来週は年の瀬だけどどうなるのかな?
>>15 広告張られるから、下げれ。
>>19 ID違うけどISAQ氏でしょうか?
本人なら構わないのですが、違うなら、予想とかは止めたほうがいいと思う。
書き手さんの負担になっちゃうから。
クワトロ×レコアでこういうの読むのは新鮮(;´Д`)ハァハァ
>>21 次回、12月29日って書かれてるから
ISAQ氏は約束を守られると思われ。
ところでレコアって原作でもクワトロ=シャアって知ってたっけ?
>>23 ああ、いや、ISAQ氏がお休みするとかの心配じゃなくて。
何か新年ネタが入るのかな?って意味です、ちょっと展開的に無理そうですが。
>>23 クワトロ=シャアってのは、アーガマ内では公然の秘密だったんじゃないかと
俺は思ってる。誰も知らないと思ってるのは本人だけ。
で、レコアに言われた瞬間、
(゚Д゚;)ナンデシッテルノ・・・?
と思ってたりして・・・。
ところで前スレ埋め立てた人、おつかれだけど
20分あまりで40レス以上書き込んでよく規制にひっかからなかったね?
乙です!シャアがエロい事してるの想像するとおもしろいですね。
次回も、がばってくさい!
ブレックスがヘンケンに赤い彗星をしっとるかね?
とか言うシーンあったしな
そもそもリックディアスもノーマルスーツも赤く染めてれば
なんとなくわかるよねぇ(w
>>15 声援より感想書いた方がISAQさんも喜ぶと思われ。
今日の保守
それにしても日曜日以外、住民のいないスレだ(w
ISAQさんもどこぞのスレの職人みたく
チャットと間違えてるんじゃないかというくらい
レスとかつけたら面白いのに。
そういう厨房臭いのはちょっと……
今日の保守
本日最初の保守
ベルの事を忘れてるっぽいジュナス
実はヒロインをフランに変更するつもりなんじゃないかと小一時間(略
ワクワク保守
トレーを持って立ち上がったカミーユ・ビダンが、肩を落として遠ざかって行った。
その背中を見つめながら、ジュナス・フレイブは少し口篭もる。
それから、黙々とパスタを口に運んでいるフランセスにジュナスはそっと問い掛けた。
「その後・・・ベルナデッタ君の容態はどうかな・・・?」
フランセスの手が止まり、表情がそれまで以上に硬いものとなる。
フォークをテーブルに置いたフランセスは、一言一言押し出すように言った。
「・・・まだ・・・絶対安静とのことです・・・」
ティターンズに凌辱されたベルナデッタ・ソロンを救出してから、一週間が経っている。
あの時、ティターンズに囚われたベルナデッタは全身を残酷に痛め付けられていた。
手や足も散々に暴行を加えられ、実は生命の危険すらあったと後で判ったのだ。
ジュナスは、テーブルの上に全裸で縛り付けられたベルナデッタを痛ましく思い出す。
そして、それを救う事の出来なかった自分を不甲斐なく感じるジュナスだ。
──そうそう、たっぷりと歓迎はさせて戴きましたので・・・
今も脳裏から離れない嬉しそうな声は、トリノ・カーナヴォン中尉のものだ。
ざわめく心を落ち着かせながら、ジュナスは辛そうに息を吐く。
「そうか・・・まだ逢う事は出来ないか・・・」
アーガマの女医からは、身体の治療と強姦に対しての精神の治療も行うと聞いている。
親友であり同性である事もあって、フランセスは毎日ベルナデッタを見舞っていた。
ジュナスはフランセスと顔を合わせる度に、ベルナデッタの状況を聞いている。
何も出来ずにこうやって身を案じるしかない自分が、ジュナスは悔しかった。
彼が無言で黙っていると、一つ隣に座るフランセスは静かに口を開く。
「・・・ベルのこと・・・とても心配されるのですね・・・」
フランセスの唐突な言葉に、ジュナスは不思議そうな表情になった。
彼としては、現状でベルナデッタ・ソロンを心配する事は当然の事であると思う。
「君は・・・ベルナデッタ君が心配ではないのかね?」
つい、言葉の端に責めるような口調を交えてそう尋ねてしまうジュナスである。
「・・・もちろん・・・とても心配、です・・・」
そう語るフランセスの言葉に偽りはなく、彼女も親友の身を案じているのだ。
だが、それだけではない──それだけではない感情を、フランセスは持ってしまった。
それは今まで知らなかった感情であるからこそ、彼女はその感情を持て余すのだ。
──そんなフランセスの肩に、不意に後ろから手が掛けられた。
「よう、フランセス・・・」
次の瞬間フランセスの上半身が大きく撓り、鋭い手刀が背後の人物の眉間を狙う。
それは余りにも素早い動きで、予め構えてなければ避ける事は不可能だったろう。
「ちょ、ちょい待ち! フランっ!!」
慌てて飛び退きながら、アーガマ整備主任アストナージ・メドッソが怒鳴る。
危うくフランセスに殴打されるのを避けたアストナージは、冷や汗混じりに言った。
「大尉と親しげに話しているから、治ったのかと思ったんだよ・・・やれやれ」
愕然としているジュナスに向かって、アストナージは苦笑して見せる。
間延びした顔のアストナージだが、その腕前が確かなのをジュナスは知っていた。
例え訓練といえども、MSを一回出撃させる毎に念入りな整備が必要である。
特に、ジュナスとカミーユが使っているガンダムMk-Uは元々が敵のMSなのだ。
整備掛かる手間で七転八倒するアーガマ整備士を、アストナージはよくまとめている。
「大尉もお気を付け下さいよ? うかつにフランに触ると殴られますよ」
アストナージのセリフを聞いて、フランセスの美しい横顔が強張った。
「フランはね、男に触られるのが死ぬより嫌いなんですよ」
過去彼女に惹かれて手を出したエゥーゴの男達は、その場で殴り倒されたという。
彼は、ベルナデッタ救出時に敵兵士を射殺したフランセスの見事な手際を思い出した。
黙り込んだフランセスを横目で見ながら、アストナージはジュナスに語りかける。
「そうそう、トーレスから伝言です。ルオ商会から通信が入っているとか」
“ルオ商会からの通信”──それこそ、ジュナスが待っていた物の一つだ。
「そうか、ありがとう」
ジュナスの礼に手を上げて答え、アストナージはカウンターに食事を取りに向かう。
ブリッジに向かうべく立ち上がったジュナスは、そっとフランセスに言った。
「──そういえば、一回、君の肩を触ってしまったね。本当にすまなかった」
ジュナスはようやく自分が嫌われていた理由に気付き、フランセスに頭を下げて謝る。
フランセスは小さく首を振って上目遣いで彼を見つめるが、上手く言葉が出ない。
「・・・・・・嫌では・・・なかったです・・・」
エレカの中で、ベルを愛しげに抱き締めていた大尉の姿が頭にこびり付いて離れない。
やっと小さく言った言葉が、彼に上手く伝わったかどうか自信がなかった。
エマ・シーン中尉は、今年24歳の元ティターンズのエリートパイロットである。
彼女は、いつも自分が周囲に必要とされる人材だという自尊心を持っていた。
地球産まれであったからこそ選抜されたティターンズの地位にも、不満はない。
ティターンズとは、一年戦争後のジオンの残党を掃討する組織のはずだった。
そう聞かされ、そう信じて新型MSのテストパイロットまでやったエマなのだ。
エマにとって、ティターンズ上層部の野望など知った事ではない。
ただひたすら、ティターンズの唱える正義に邁進していたのが先日までのエマだ。
だが、今回のグリーン・ノア1からのガンダムMk-U強奪騒動で判った事があったのだ。
自分が所属するティターンズという組織は、17歳の少年の両親を人質にする組織だと。
そして、例え少年がMS強奪犯人だとしてもその両親を見せしめに殺す組織だと。
──結果的に、前回の戦闘中にエマはティターンズからの離脱を決心した。
戦場で自分が行った判断について、エマは後悔するつもりはなかった。
一年戦争で死んだ父も、地球で寡婦年金で暮らす母も、この選択を認めてくれるはずだ。
あの時の私の決心と決断は間違っていない・・・とエマは小さく呟く。
どこか自分に言い聞かせるように、あてがわれた私室のベッドに横たわるエマだった。
エマがこのエゥーゴ旗艦アーガマに収容されてから一週間が経過していた。
当初考えていたのと比べて、あっけない程に信用されてしまったエマである。
暫くは続けられていた自室の監視カメラも、昨日電源を切られたとの報告も受けた。
結局、エマは毎日の簡単なヒアリング以外不自由を感じない生活を送っていた。
ゆくゆくはパイロットとして受け入れるという打診さえも、エマは了承している。
それは、クワトロ・バジーナ大尉とジュナス・フレイブ大尉の力が大きかったのだろう。
二人がエマを信用する素振りを見せれば、文句を言える人間はいないようだ。
それぞれに違った意味で好感度の高いクワトロとジュナスを、エマは思い浮かべる。
自分はきっと、彼等にパイロットとして期待されているのだろうと感じるのだ。
──不意に、エマの自室のドアがノックされた。
自分の部屋を訪ねてくるような人物に心当たりのないエマは、少し身構える。
ベッドから身体を起こして、ゆっくりと歩いてからドアを開けた。
「・・・なんでしょう? カミーユ」
そう口にしながらも、エマは予想外の人物に驚いている。
エマの自室の前に立っていたのは──あのカミーユ・ビダンだった。
──次回、12月30日。
年末特別企画、連続掲載(ただしサーバー負荷等で書き込み不能な場合は中止です)
年末特別企画キター―――――――――――――――!!!
や、やばい・・・フランに萌えて来た・・・
大尉にはベルがいるのに・・・、フランにも幸せになってほすぃ。
明日も期待してます。
フラン・ヒロイン化計画進行中(w
ところでアストナージ好きなんですよ
時代的にケーラとのからみは入りそうにないけど
活躍してくれるといいなあ。
ZZ時代のアストナージって割りと渋かったしね。
49 :
名無しさん@ピンキー:02/12/29 21:33 ID:EpmmsP+t
乙です!ヤタ!明日も読める♪
親友と同じ人に恋心を抱いてしまったフランとベル…。
親友だからこそ嘘が付けず、親友だからこそ譲れない…。
そして、フランが初めて強い意思表示を表したのは嫌われる事で…敵となる事で忘れようとする悲しい姿だった…。
みたいな妄想してしまう嫌な俺。
しまった!すまん!あげてしまった…。
ゴメンナサイ、
51 :
vv:02/12/29 23:30 ID:fN3yTi1Y
明日も!ヤター!年末マンセー!!
特別企画最高!我特嬉!
貴様等餅ツケ
・・・餅つき?
エマにとってカミーユといえば、ガンダムMk-U3号機を強奪した少年だ。
そして一週間前に、エマも加わっていた戦闘で両親を惨殺された17歳の少年だった。
その後は、エゥーゴのパイロット候補生として訓練を受けていると聞いている。
エマ・シーンとしては、アーガマ乗艦以降カミーユと向き合うのは初めてだった。
こうやって向き合ってみると確かに美しい少年だが、しかしどこか脆そうだ。
カミーユ・ビダンは、エマの素っ気無いセリフに膨れっ面になって答える。
「用がないと来ちゃいけないんですか? ただ話をしたかっただけです」
そうして、カミーユは拗ねたように整った顔を横に背けた。
──嘘を吐いている、とエマには判った。
カミーユは嘘を吐いていると、直感的にエマには感じられる。
この少年は、決してエマを選んでエマに逢いたいから来た訳ではない。
カミーユは誰かに拒絶され、その憂さを晴らす為に此処に来たのだと判った。
実は、カミーユはレコアの部屋を立ち去ったその足でエマに逢いに来たのだ。
その事情は知らないが、自分を特別に思っていない男の態度など女には簡単に判る。
それは、エマの女としてのプライドを酷く傷付けることだった。
この時、エマはカミーユを簡単に拒絶出来たのにそれをしない自分を訝しく思う。
エマはドアの前で身体をずらし、カミーユが部屋に入り易くしてやったのだ。
「──・・・お入りなさいよ。ただ、慰めてもらいたいだけならムダよ。
貴方と私は恋人でもなんでもないんだから」
エマは、いくらか高圧的なセリフと共に肩を竦める仕草をして見せた。
それはエマが無意識に仕掛けた罠だったが、幼いカミーユは単純に引っかかる。
「もういいですっ!」
簡単に挑発に引っかかるカミーユに苦笑しながら、しかしエマは自分にも呆れた。
このセリフでは、却ってカミーユと会話したいと言っているようなものである。
カミーユは、子供のように頬を膨らましてその場を立ち去ろうとした。
どこか心を揺らしたまま、エマはカミーユの腕を取る。
「・・・でも、恋人じゃなくても出来る事はあるわね・・・」
エマの態度に、カミーユはどう反応したらいいのか判らないようだ。
エマは、自分の行動を理解出来ないままカミーユの胸に頬を寄せた。
カミーユの汗臭い匂いが鼻につくが、悪い感覚ではない。
17歳のカミーユは自分より7歳も年下なのだ、とエマは複雑な気持ちになった。
自分が初等学部に入学した年に産まれた少年なのだ──年の差は激しい。
だが、思っていたよりがっしりとしたカミーユの胸板にエマはどきどきする。
空手等のスポーツで鍛えたカミーユは、とても逞しい身体をしているのだ。
「そ、そんなつもりで来た訳じゃ・・・っ」
カミーユはどもりながら、エマの身体を支えて部屋の中へ2,3歩歩み出した。
小さな音を立ててドアがスライドして閉じ、二人はエマの私室で抱き合う格好になる。
──そして唐突に、エマは自分がこういった経験がないと気付くのだ。
幼い頃からエリートたるべく頑張って来たエマは、恋人を持った事がない。
むしろそういった浮ついた気持ちは、不必要な物と自分に言い聞かせていたのだ。
つまり、エマが異性とこういう位置関係に立ったのはこれが初めてだ。
自分の心臓がとても鼓動を早めている事に驚きつつ、エマは小さく言った。
「・・・私では・・・不足?」
そしてそのセリフを言った瞬間、エマは自分がカミーユに抱き付いた理由に気付く。
情けないかもしれないが、エマは現在の状況が不安だったのだ。
ティターンズを裏切り一人で敵に投降した事は、思ったより彼女を苦しめていた。
ずっとエマの中で燻っていた寂しさが、カミーユの孤独な瞳に揺れてしまったのだ。
こんな少年相手でさえも、自分が必要とされていると確認したかったのである。
エマは遥か年下の少年の胸板に身体を預けつつ、しかし困ったように囁く。
「・・・カミーユ・・・?」
エマの、普段は凛とした声が少しばかり不安そうに擦れる。
ティターンズの士官としてではなく、人間として自分を誰かに必要として欲しかった。
次の瞬間、カミーユがエマを抱き締めてその唇を無神経に近付けて来る。
エマの視界一杯にカミーユの顔が広がり、荒い鼻息が頬に当たった。
「・・・嫌っ!」
ほとんど反射的に顔を背けて、カミーユの腕の中で身を捩るエマである。
それは脊髄反射のような行為だったのだが、カミーユは酷く傷付いた表情になった。
「ぼ、僕をからかったんですかっ!」
そう言われてしまうと、エマとしても罪悪感で後ろめたい気持ちになる。
「違うわよ! ちょっと驚いただけじゃない・・・」
エマは少し深呼吸をすると、カミーユを上目遣いに見上げて言う。
「・・・こ、今度は・・・大丈夫だから・・・」
彼女にとって幸運だったのは、カミーユがアップに耐えうる美少年だという事か。
エマはゆっくりと目を瞑ると、閉じた唇をそっとカミーユに向かって差し出した。
その可憐な口元が、どれだけカミーユの劣情を刺激するかなど想像出来ないエマだ。
「エマさん・・・っ」
大きく唾を飲み込む音が聞こえた後、カミーユが唇を重ねて来た。
「んんっ」
レモンの味でもなければ相手が王子様でもない、なんともロマンチックでないキスだ。
しかし、これがエマにとってのファーストキスなのである。
カミーユの強い腕に抱かれたエマは、ぼんやりと頭の一部を痺れさせる。
そして、17歳の性急な少年は、激情そのままに更に強く唇を押し付けて来た。
「・・・んくっ!」
エマとカミーユの前歯が激しくぶつかって、口の中でガチッと嫌な硬質音を立てる。
エマは顔を顰めると、慌ててカミーユから身体を離して口元を押さえた。
「い、痛いじゃないのっ!」
エマは目元に涙を浮かべながら、ムッとした表情でカミーユを睨みつける。
「貴方は男なんだから、もっと気を遣わないとダメでしょ!?」
「お、男だからとか女だからとかいうのは、ナンセンスですよっ!!」
それはそうだが、しかしこういう場で言うセリフではあるまい。
エマとしてはカミーユにリードして欲しいくらいなのだが、正直には言えなかった。
更に、未熟なカミーユは意味のない意地っ張りと反抗心だけは一人前だ。
しばらくそうして睨み合っていた二人だが、エマが折れてぷいっと横を向いて言う。
「──・・・服・・・脱ぎなさいよ・・・」
そのセリフを言われたカミーユは一瞬呆然とするが、エマは容赦がない。
「こ、子供じゃないんだから、一人で脱げるでしょうっ?」
「ぬっ・・・脱ぎますよ! 脱げばいいんでしょうっ!?」
つまらないプライドしか持ち合わせていないカミーユは、大きな声で言った。
エマとカミーユは素早く互いに背を向けると、怒ったような顔でボタンを外し始める。
傍から見ていると、まるでこれから決闘でも始めるかのような二人だった。
──次回、2003年1月12日。
次回 カミーユ×エマ初体験。
それでは、皆様良いお年を。
65 :
名無しさん@ピンキー:02/12/30 19:16 ID:cfA3QjNo
乙です!
まず最初に、あれは「落ち着け」です。たぶん…。
いや〜エマたん可愛いぃぃぃ!エマたんがバージンとは…
あたしゃあてっきりトリノに肉便器にされていたものと脳内補完してました。
66 :
名無しさん@ピンキー:02/12/30 19:23 ID:3OZ7d7OO
エマさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
フランセスたんで萌えさせておいて
すかさずエマさんエッチシーンとはっ!
さすがISAQ先生! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!
そこにしびれるッ! あこがれるゥー!!
是非とも今後は和姦をきぼん。
このままだと、ジェリドとマウアーもあるのかな・・・?
>>65 広告はられるからとりあえず、さげれ。
>>67 貴様ジョジョを読み込んでいるなッ!?
>ISAQさん
>エマとカミーユの前歯が激しくぶつかって、口の中でガチッと嫌な硬質音を立てる
がディ・モールト(非常に) ディ・モールト(非常に)(・∀・)イイ!!
>「お、男だからとか女だからとかいうのは、ナンセンスですよっ!!」
>それはそうだが、しかしこういう場で言うセリフではあるまい。
カミーユ君、若いねぇヽ(´ー`)ノ
オレもビックリした(w
あけおめ保守。
もっかい保守。
さらなる保守。
これで3連投。
>72
ちょっと、ジュナスってイメージじゃないねぇ。
ISAQさんの公式見解が聞きたいところ。
80 :
名無しさん@ピンキー:03/01/05 08:02 ID:XX39yWbp
age
今週はお休み〜
でも、かるく二週間休んじゃう余裕は一体…
雑談ていどでも書き込みしてくれればいいのに。
>>81 30分番組が年末一時間スペシャル=年明け一回休みの定義
保守。
保守
毎日保守しなくても大丈夫なんじゃない?
じゃあ、保守協力でガイシュツネタを。
「君はどんなパイロット?第2次スパロボα診断テスト」
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Toys/6364/srwsindan.html ちなみに、漏れの場合。
<パラメータ>
レベル:2
格闘:135 命中:110 防御:104 直感:130
射撃:112 回避:117 技量:107 精神:134
<精神コマンド>
努力 友情 熱血 足かせ 突撃 祈り
<特殊技能>
精神力+5 底力 ベテラン 起死回生
<艦長の評価>
可もなく不可もない平均的な能力。戦力としては考えにくいな。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
リーダーシップのかけらもない。せめて協力してくれれば・・・
運のなさには、こちらも心配している・・・
いい意味でも悪い意味でも、うちのペースメーカーだな。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「量産型グルンガスト弐式」です。
<あだ名>
あなたは「バニシング・テクニシャン」と呼ばれることになるでしょう。
ISAQさんはどんな感じなのかな〜?(w
87 :
86:03/01/07 22:47 ID:yFUdMwIG
おっと、85さんとカブった(汗
ISAQさんじゃあないけどやってみた。
<初期パラメータ>
レベル:38
格闘:126 命中:124 防御:89 直感:115
射撃:138 回避:152 技量:114 精神:133
<精神コマンド>
激怒 奇跡 幸運 激闘 戦慄 期待
<特殊技能>
回避率+10 回避率+15 防御 ラッキー
<艦長の評価>
水準よりもわずかに上回っている程度の能力。作戦次第だな。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
みんなをまとめる力はないようだ。協力はしてくれているがな。
強運の持ち主で、いざという時に発揮するのは頼もしい。
一匹狼なところがある。どう接するか、みんな困っているな。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「グフカスタム」です。
<あだ名>
あなたは「熱血ヒーロー(ヒロイン)」と呼ばれることになるでしょう。
っしゃ! グスカス好きなので非常に嬉しい。
<初期パラメータ>
レベル:11
格闘:137 命中:102 防御:87 直感:141
射撃:132 回避:130 技量:127 精神:144
<精神コマンド>
熱血 期待 熱血 隠れ身 加速 補給
<特殊技能>
防御 リベンジ 回避率+10
<艦長の評価>
水準よりもわずかに上回っている程度の能力。作戦次第だな。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
リーダーシップのかけらもない。せめて協力してくれれば・・・
悪運の強さでは、我が軍最強かもしれないな。
一匹狼なところがある。どう接するか、みんな困っているな。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「ドラグーン」です。
<あだ名>
あなたは「驚きブーメラン」と呼ばれることになるでしょう。
驚きブーメランって・・・
レベル:9
格闘:146 命中:141 防御:116 直感:123
射撃:141 回避:125 技量:126 精神:143
<精神コマンド>
威圧 気迫 幸運 みがわり 信頼 ひらめき
<特殊技能>
防御 2回行動 回避率+15 命中率+20
<艦長の評価>
重要な作戦には欠かすことはできない素晴らしい実力の持ち主。
性格は「弱気」だ。もう少し自信を持ってくれるといいのだが・・・
みんなをまとめる力はないようだ。協力はしてくれているがな。
普段はそれほどでもないが、時々直撃を食らう運のなさがある。
どうも協調性に欠ける面があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「カプル(コレン機)」です。
<あだ名>
あなたは「驚きマスター」と呼ばれることになるでしょう。
微妙だなw
<初期パラメータ>
レベル:8
格闘:135 命中:135 防御:111 直感:126
射撃:161 回避:134 技量:122 精神:184
<精神コマンド>
大激励 気迫 夢 鼓舞 努力 足かせ
<特殊技能>
ニュータイプ 回避率+10 反骨心 ラッキー
<艦長の評価>
重要な作戦には欠かすことはできない素晴らしい実力の持ち主。
性格は「弱気」だ。もう少し自信を持ってくれるといいのだが・・・
みんなをまとめる力はないようだ。協力はしてくれているがな。
強運の持ち主で、いざという時に発揮するのは頼もしい。
どうも協調性に欠ける面があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「ガンダム」です。
<あだ名>
あなたは「なんちゃって貴公子」と呼ばれることになるでしょう。
ガンダムはうれしいが・・・ナンチャッテ貴公子は微妙だなw
92 :
名無しさん@ピンキー:03/01/08 04:41 ID:zD4cawwS
名前:pon
<初期パラメータ>
レベル:42
格闘:128 命中:144 防御:98 直感:119
射撃:133 回避:137 技量:110 精神:185
<精神コマンド>
捨て身 期待 奇襲 見極め 感応
<特殊技能>
ニュータイプ 指揮官 クリティカル+15
<艦長の評価>
重要な作戦には欠かすことはできない素晴らしい実力の持ち主。
性格は「弱気」だ。もう少し自信を持ってくれるといいのだが・・・
リーダーシップ能力はそこそこ。サブリーダーとして、期待している。
あまりの不運が我々に影響しないかが、実は不安なんだ・・・
一匹狼なところがある。どう接するか、みんな困っているな。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「νガンダム」です。
<あだ名>
あなたは「アクティブ商人」と呼ばれることになるでしょう。
これまでのまとめ。
バニシング・テクニシャン レベル:2 量産型グルンガスト弐式
熱血ヒーロー(ヒロイン) レベル:38 グフカスタム
驚きブーメラン レベル:11 ドラグーン
驚きマスター レベル:9 カプル(コレン機)
なんちゃって貴公子 レベル:8 ガンダム
アクティブ商人 レベル:42 νガンダム
なんか多士済済なロンド・ベルだねぇ。
系統:モビルスーツ系(1st.〜Vガンダム)
レベル:11
格闘:127 命中:111 防御:85 直感:130
射撃:138 回避:114 技量:110 精神:135
<精神コマンド>
戦慄 隠れ身 偵察 足かせ 自爆 威圧
<特殊技能>
ニュータイプ ラッキー がんばり屋
<艦長の評価>
水準よりもわずかに上回っている程度の能力。作戦次第だな。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
リーダーシップのかけらもない。せめて協力してくれれば・・・
強運の持ち主で、いざという時に発揮するのは頼もしい。
どうも協調性に欠ける面があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「ジム」です。
<あだ名>
あなたは「グリーンストレンジャー」と呼ばれることになるでしょう。
ジムなんてヤダ。・゚・(ノД`)・゚・。
レベル:4
格闘:151 命中:105 防御:108 直感:101
射撃:124 回避:116 技量:114 精神:137
<精神コマンド>
愛 献身 偵察 狙撃 夢 応援
<特殊技能>
スーパーモード 回避率+10 2回行動
<艦長の評価>
水準よりもわずかに上回っている程度の能力。作戦次第だな。
性格は「弱気」だ。もう少し自信を持ってくれるといいのだが・・・
みんなをまとめる力はないようだ。協力はしてくれているがな。
運のなさには、こちらも心配している・・・
どうも協調性に欠ける面があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「ライジングガンダム」です。
<あだ名>
あなたは「蒼き吸血鬼」と呼ばれることになるでしょう。
艦長の評価グダグダだなw
レベル:17
格闘:158 命中:128 防御:174 直感:130
射撃:127 回避:104 技量:124 精神:189
<精神コマンド>
捨て身 狙撃 戦慄 加速 自爆 感応
<特殊技能>
カウンター ベテラン 予知 逆切れ
<艦長の評価>
重要な作戦には欠かすことはできない素晴らしい実力の持ち主。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
リーダーシップのかけらもない。せめて協力してくれれば・・・
あまりの不運が我々に影響しないかが、実は不安なんだ・・・
協調性があって、集団に溶け込む能力があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「ライジングガンダム」です。
<あだ名>
あなたは「愛と悲しみの4天王の一人」と呼ばれることになるでしょう。
協調性があるのに、せめて協力してくれればなんて・・・
レベル:3
格闘:154 命中:137 防御:126 直感:117
射撃:134 回避:110 技量:121 精神:155
<精神コマンド>
友情 信頼 ひらめき 誘爆 努力
<特殊技能>
クリティカル+25 2回行動 逆切れ 精神力+5
<艦長の評価>
水準よりもわずかに上回っている程度の能力。作戦次第だな。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
みんなをまとめる力はないようだ。協力はしてくれているがな。
悪運の強さでは、我が軍最強かもしれないな。
どうも協調性に欠ける面があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「旧ザク」です。
<あだ名>
あなたは「異星からの旋風」と呼ばれることになるでしょう。
戦力に…なるのか? せめてギャバン専用ボルジャーノンなら良かったのに…。
自分で楽しむぶんにはいいけど、
わざわざここに結果を貼り付けるのはやめろ。
100get
>>99 漏れは貼ってないが、ひとのを見てると楽しくないかい?
センセは日曜日まで来ないんだから保守にもなるし。
でも、君の意見もわからないでもないけどね。
個人的には
このスレの住民がたくさんいることが分かって面白かったけど?
日曜日にISAQさんがちゃんと来れば無問題。
系統:モビルスーツ系(1st.〜Vガンダム)
レベル:12
格闘:151 命中:133 防御:114 直感:122
射撃:150 回避:149 技量:116 精神:85
<精神コマンド>
狙撃 信頼 加速 鼓舞 大激励 魂
<特殊技能>
ベテラン 逆恨み
<艦長の評価>
可もなく不可もない平均的な能力。戦力としては考えにくいな。
まあまあの精神コマンドを持っているな。
性格は「弱気」だ。もう少し自信を持ってくれるといいのだが・・・
みんなをまとめる力はないようだ。協力はしてくれているがな。
あまりの不運が我々に影響しないかが、実は不安なんだ・・・
協調性があって、集団に溶け込む能力があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「Vガンダム」です。
<あだ名>
あなたは「バトルインパクト」と呼ばれることになるでしょう。
みんなの評価面白いよ。
つまらん・・・
明日は更新だヽ(´ー`)ノマターリ
<パラメータ>
レベル:20
格闘:151 命中:129 防御:116 直感:139
射撃:149 回避:108 技量:152 精神:154
<精神コマンド>
気迫 祈り 突撃 献身 魂 探索
<特殊技能>
精神力+5 闘争心 回避率+10 統率
<艦長の評価>
重要な作戦には欠かすことはできない素晴らしい実力の持ち主。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
リーダーシップ能力はそこそこ。サブリーダーとして、期待している。
運のなさには、こちらも心配している・・・
一匹狼なところがある。どう接するか、みんな困っているな。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「GP03−D」です。
<あだ名>
あなたは「グリーン剣」と呼ばれることになるでしょう。
なんとなく、運の悪い面子が多いような気が…w
系統:モビルスーツ系(1st.〜Vガンダム)
レベル:18
格闘:177 命中:148 防御:131 直感:150
射撃:157 回避:126 技量:145 精神:100
<精神コマンド>
期待 補給 偵察 捨て身 誘爆 奇襲
<特殊技能>
ニュータイプ 社長 頑固一徹
<艦長の評価>
可もなく不可もない平均的な能力。戦力としては考えにくいな。
なかなか優れた精神コマンドの持ち主。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
リーダーシップのかけらもない。せめて協力してくれれば・・・
あまりの不運が我々に影響しないかが、実は不安なんだ・・・
どうも協調性に欠ける面があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「GP01」です。
<あだ名>
あなたは「華麗なる勇者」と呼ばれることになるでしょう
レベル:28
格闘:187 命中:197 防御:155 直感:195
射撃:191 回避:187 技量:161 精神:189
<精神コマンド>
献身 戦慄 自爆 ひらめき 見切り 努力
<特殊技能>
クリティカル+15 予知 勇者 社長
<艦長の評価>
水準よりもわずかに上回っている程度の能力。作戦次第だな。
なかなか優れた精神コマンドの持ち主。
性格はいたって「普通」だ。こちらとしてはありがたいかもな。
みんなをまとめる力はないようだ。協力はしてくれているがな。
悪運の強さでは、我が軍最強かもしれないな。
どうも協調性に欠ける面があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「GP03−S」です。
<あだ名>
あなたは「鉄のワースト1」と呼ばれることになるでしょう。
……この能力値で『標準よりわずかに上』ですか。
そろそろつまらんコピペやめてほしい。
110 :
山崎渉:03/01/12 07:39 ID:TI3DKCU1
(^^)
111 :
野狐:03/01/12 14:20 ID:VbkD1mz8
コレン・ナンダーに陵辱される、ローラ・ローラとキエル・ハイム〔ディアナ・ソレル〕てゆーのは、どーかな?
サーバの負荷が高いので書きこめません。
(10.09 : 目標は 5.00 以下)
だそうです。
上着とスラックスを脱いだ後、エマ・シーンは戸惑う。
脱いだ服をどうすればいいのか見当も付かないし、下着を脱ぐべきかどうか判らない。
ふと、背後からカミーユ・ビダンの脱衣の音が聞こえてきた。
そのささやかな衣擦れの音が、エマの心臓をより大きく鼓動させる。
今日はちゃんと自分の下着を着けていて良かったと、安堵する自分が滑稽だった。
身一つでエゥーゴに投降して来たエマの替えの下着等は、支給品の安物なのだ。
今日はたまたま、元から身に着けていた質の良い下着だ。
そのブラジャーに包まれた乳房を見下ろし、エマは息を吐く。
自分がこれから男と寝ようとしているという事実が、まるで現実感を持たない。
しかも、相手はほとんど初めて会話した7歳も年下の少年なのだ。
こんな気持ちで身体を重ねてはいけないのではないか、とエマは思った。
エマがそう思うのと同時に、服を脱ぎ終わったカミーユが振り向く気配があった。
大きく息を呑む音が伝わって来て、エマはびくっと身体を震わせる。
次の瞬間、エマの細い身体は背後からカミーユに強く抱き締められていた。
エマの手から、脱ぎ終わって抱えていた服がばさりと床に落ちる。
──カミーユは、幼馴染のファ・ユイリィを想い出す。
ファ・ユイリィは、カミーユの隣の家に住む同い年の少女だった。
マツサカという名のテリアを飼っており、ハイスクールではハイジャンプの選手だ。
子供の頃から口煩い少女で、何回言ってもカミーユに纏わり付くのを止めなかった。
それを疎ましく思いながら、カミーユはファに甘えているのを判っていたのだ。
キツイ口調で文句を言っても、ファがカミーユを嫌う事は絶対にないと知っていた。
そんなファとは、ブライト・ノア艦長に逢いに行った宇宙空港で別れたきりだ。
そこでティターンズの士官に殴り掛かったカミーユは、軍基地に連行されてしまった。
後に聞いたところでは、その士官はジェリド・メサという名前だそうだ。
カミーユの両親を殺したハイザックのパイロットも、そのジェリドだという。
結局、カミーユは軍基地からガンダムMk-Uを強奪してエゥーゴに加入してしまった。
ひょっとしたら、もう一生ファと逢う事はないかもしれない。
昔、カミーユはファの裸体を思い浮かべて何度か自慰をした事があった。
このアーガマに乗艦して以降は、いつの間にか対象はレコア・ロンドに移っている。
それでも、ファはカミーユの中で特別な位置を持つ少女であった。
振り返ってエマの下着の後姿を見た時、ファの顔が思い浮かんだ理由は判らない。
そこに、先程見たレコア・ロンドとクワトロ・バジーナの親密そうな姿が重なる。
裏切られたような、取り残されたような、そんな思いがカミーユを満たした。
エマが、何を思い彼を誘ったのも今のカミーユには判らない。
ただ、その白い肌と小さい肩を見たカミーユの頭は瞬間的に沸騰した。
カミーユはエマに近寄ると、力強くその身体を抱き締める。
「・・・だ、だめ・・・っ」
エマが、吐息にしか聞こえないようなセリフを言って身体を痙攣させた。
カミーユの強い力に包まれて、エマはあるかどうかの抵抗を見せる。
もしここでエマが強硬に拒絶すれば、カミーユには無理強いは出来なかった。
だが、エマの中途半端な拒否はカミーユの劣情に火を点けるだけの事なのだ。
カミーユは腕の中でエマの身体を回転させると、正面から抱き締めた。
腰に廻した腕でエマの温かい身体を引き寄せると、胸と胸がぴったり密着する。
薄い下着越しに、エマの乳首がふくらみ硬くなっている感触が伝わってきた。
カミーユは、エマの髪の匂いを嗅ぐように鼻を寄せて息を吸う。
それから、今度は用心深くエマの唇にそっとキスをするカミーユだ。
視線を合わせないエマの腕が、遠慮がちにカミーユの身体に廻されてくる。
カミーユは何度もエマと唇を重ねながら、次第に舌を深く差し込んでいった。
恐る恐るエマの髪の毛を優しく撫でながら、耳朶の後ろを愛撫する。
我慢出来なくなったカミーユは、エマの下着に包まれた乳房に両手を当てた。
「・・・あ・・・」
壊れ物に触るように乳房を優しく揉み込み、包むようにして持ち上げる。
カミーユの手に、空気が入ったゴムマリのようなうっとりとする弾力が伝わってきた。
エマの乳房の触り心地の素晴らしさに、カミーユは夢中で触り、掴み、揉んだ。
「う・・・」
カミーユに乳房を玩具にされ、エマが小さく呻いた。
「あ、い、痛かったですか?」
慌てたカミーユは、エマの乳房を包んでいた手から力を抜いて言う。
「・・・・・・ん」
エマは、顔を真っ赤にしたまま小さく首を振った。
エマの赤面した顔を見て、かえってカミーユの方が緊張してしまう。
カミーユはエマの乳房に視線を落とすと、ブラジャーを脱がそうと手を動かした。
手をエマの背中に廻して、ブラジャーのホックを探すが見つからない。
「・・・あれ・・・?」
カミーユは焦ったようにエマの背中をまさぐり、二人の間に緊張した時間が流れた。
「──・・・カミーユ・・・」
暫くの時間の後、遠慮がちにエマは口を開いた。
「これ・・・フロントホックなんだけど」
「え?」
そんなカミーユに、エマは笑っていいやら呆れていいやら判らない。
エマは、顔を赤くして横を向いたままブラジャーのホックを自分で外した。
ぷつっという小さな音と共に、エマの乳房の前でブラジャーが垂れ下がる。
底の浅いお椀を引っくり返したような形のエマの白い乳房が、露になった。
生き生きとした張りがある乳房の頂点には、小さな乳輪と乳首が揺れている。
先端の乳首は、緊張と性的興奮から自己主張するように勃起していた。
カミーユは少し怯んだものの、そっとエマの乳首に手を伸ばした。
「う、ううん。ああ・・・」
エマの乳首が、カミーユの指の中で好き勝手に転がされる。
小さく息を吐くと、エマは頬を真っ赤にして歯を食いしばった。
ふと、慣れていないカミーユの指がエマの乳首を強く摘んでしまう。
「あんっ・・・」
自分の口からそんな甘えた声が出る事に、エマは驚いている。
エマが感じている事に安心したカミーユは、更に図に乗って指の動きを早めた。
「あ、あ、あふぅ・・・っ」
年下の少年に乳首を弄ばれながら、エマは小刻みに喘ぐ。
カミーユは、エマの乳首と乳房に取り付かれたように一心不乱に指を動かした。
「・・・あぁ・・・強いぃ」
エマは身体の中がどんどん熱くなっている事に気付いて、カミーユを見上げた。
「・・・あとは・・・ベッドで・・・」
覚悟を決めたエマのせつなそうな表情が、カミーユを一層夢中にさせた。
なるべくお互いの顔を見ないようにして、二人はベッドへ向かった。
きっと、ここで相手の目の中に戸惑いや拒絶を見つけるのが怖かったのだろう。
エマは、ベッドに入るとブランケットを口元まで引き寄せてしまう。
カミーユは部屋の電気を枕元のランプだけにすると、トランクスを脱ぎ捨てた。
人前で裸になる恥ずかしさを感じないでもなかったが、それを興奮が上回る。
とっくに勃起している自らを情けなく思いつつ、カミーユはベッドに上がった。
「エマさん・・・そちらに入っていいですか・・・?」
いちいち聞いてどうするのかと思うエマだ──断ったらどうする気なのだろうか。
エマがしばらく無言でいると、カミーユはそっとブランケットを剥がす。
まるで雪のように白いエマの乳房は、改めて見てもとても美しかった。
ベッドに横になっているから、綺麗な形がゆるやかに流れている。
赤面したエマが、片手で顔を、もう片手で乳房を覆うよう動く。
カミーユが弄っていたエマの乳房の、二つの乳首が揺れた。
指の間からカミーユを見上げるエマの瞳が、不安そうに潤む。
エマの瞳を見た時、カミーユは心臓を締め付けられたような気分になった。
その孤独で頼りなげな瞳を、つい最近どこかで見たような気がするカミーユだ。
どこで見たのだろう──あんな寂しそうな瞳なら忘れる訳はないだろうに。
あんな寂しそうな瞳なら、きっと放ってはおかないだろうに・・・と、胸を詰まらす。
もちろん、カミーユは知らない──それが自分自身の瞳にそっくりだという事に。
カミーユはブランケットを横に除けて、エマの肩に手を掛けた。
そして、エマの暖かく可憐な身体に自分の身体を重ねてゆく。
「ふ・・・ふぅ」
エマは聞こえるか聞こえないか程度の囁きをもらしたが、抵抗はしなかった。
カミーユの手がエマの身体に廻り、力強くエマを抱き締める。
「ふ・・・ぅ・・・はぁ・・・」
カミーユとエマは、少しの間抱き合ったままでいた。
カミーユの逞しい胸板が、エマの小振りな乳房を押し潰している。
その圧迫される柔らかさの中心で、小さな塊が更に硬くなっているのが感じられた。
改めて唇を重ねながら、カミーユはエマの乳房に手を添える。
まるで形状を探るかのようにそっと指を這わせ、ゆっくりと揉み始めた。
──次回、1月19日。
ISAQさん キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
>エマは、顔を真っ赤にしたまま小さく首を振った。
と
>ベッドに横になっているから、綺麗な形がゆるやかに流れている。
が非常に(・∀・)イイ!!
ISAQさん 乙です。
カミーユ君とエマさんの手探り状態のエッチシーンが
なかなか萌えますなw
……しかし、SSが投下されたのに
どうしてこんなに静かなんだろう
坊やだからさ
エマさん(;´Д`)ハァハァ
カミーユタンも(;´Д`)ハァハァ
それじゃあ俺はISAQタンに(;´Д`)ハァハァ・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,  ̄ ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< 早くも第31回、全何回になるのかモナー。
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/
31回まで来て、まだフォウもアムロもシロッコも出てない罠。
シャア板の金プリが潰れたからSS投下が増えるかもね
132 :
山崎渉:03/01/17 07:28 ID:65SL66iV
(^^;
あさってー
楽しみなことだ。
いよいよロボットアニメらしく合体ですな。
>135
ちょっと笑った(w
Zで合体っていうとスーパーガンダム……あ、エマさん。
137 :
名無しさん@ピンキー:03/01/18 21:30 ID:akHuPhdx
エマさんと合体したい。
138 :
名無しさん@ピンキー:03/01/18 21:32 ID:zuvfwM/9
ビデオ見てないけど
種も合体祭りみたいだなw
カミーユは、硬くなっているエマの乳首をもう一度摘んだ。
「あっ・・・あっ・・・」
エマの口からは、言葉にならないため息が漏れだしてくる。
カミーユは両手を駆使して、柔らかく手触りの良いエマの乳房を愛撫していった。
「ああ・・・だ、だめ・・・くぅ・・・」
それが正しいやり方なのかどうかは判らないが、エマが感じているらしいのは判る。
「ふぁぁああっ・・・はぅ」
顔どころか首筋まで真っ赤にしているエマの息は、荒くせつなく響く。
だからこそ、カミーユは無我夢中でエマの乳房を揉みしだいていく。
「エマさんっ・・・エマさん・・・っ!」
それはあるいは焦れったくなる程に優しく、時折、強く・・・
「くぅ・・・っ、ああぁぁ」
初めてにしては上手なやり方で、リズミカルにエマの乳房は揉みしだかれた。
カミーユは、我慢出来なくなったようにエマの乳首を口に含む。
「あっ」
エマの可憐な唇から、悲鳴のような声が漏れた。
同時に、唇から幾筋かの涎が頬を伝わって落ちる。
無意識に胸を隠そうとする手を跳ね除けて、カミーユはエマの乳首を吸い上げた。
「あううぅぅっ」
エマの全身がびくんと大きく震え、脚がシーツを押し出すように暴れる。
カミーユはエマの乳首を舌先で転がすようにしたり、乳輪を舐めまわしたりした。
特に味がある訳ではないが、カミーユは夢中でエマの乳首を味わう。
「あん、あん、あぁぁ・・・」
カミーユに乳首を舐めしゃぶられ、エマの吐息は甘く啜り泣くようなものになる。
空いた手で乳房を揉みしだきながら、カミーユはエマの乳首に歯を立てた。
「ふわぁ!」
緊張していたエマの全身から力が抜け、腰が微かにくねり始める。
カミーユは頭の中が爆発しそうになりながら、エマの下半身へと手を伸ばした。
エマの可愛い臍から更に下へ、ふっくらとショーツが盛り上がっている部分へと動く。
カミーユの指がショーツの中心に届くと、エマは全身を痙攣させた。
「や・・・んっ!」
まるで拗ねたような口調で、エマは太腿をぴったりと閉じる。
しかし、薄くて柔らかい布越しにカミーユの指はエマの熱い湿り気を感じていた。
「濡れてる・・・!!」
エマが濡れているという事実は、カミーユを更に有頂天にさせる。
「・・・口に出して、言うことないじゃない・・っ」
カミーユの無神経な指摘に、エマは真っ赤な顔で恨めしそうに呟いた。
「す、すみません・・・」
謝りつつエマの股間に指を当てると、微妙な振動で頂点を擦り始めるカミーユだ。
「・・・あ、あ、あううぅ」
エマの上気した顔が左右に揺れ、美しい黒髪がばさばさと広がった。
カミーユの指先は、エマのショーツ越しに陰毛のしゃりしゃりした感触も味わう。
毅然としたエマでも、股間には恥毛が生えているというのがどこか淫靡だ。
強くエマの腿に挟み込まれた自分の指を、カミーユは動かし続けた。
「ひいっ!」
カミーユの指が微妙に動いて、エマは更に快感を与えられる。
「気持ちいいんですか・・・?」
カミーユは問い掛けながら、布地ごと割れ目を擦り上げた。
「・・・う・・・ん・・・」
小さく答えるエマが可愛くて、カミーユはそっと横顔にキスをする。
エマの顔はまるで病人であるかのように熱を持っており、息はそれ以上に荒い。
カミーユは、これまでより強くエマの割れ目をショーツ越しに撫でた。
「やあぁぁぁっ」
エマの口から喘ぎ声が上がり、カミーユは更に股間を勃起させる。
カミーユはエマの腰から下着を脱がそうと、そっと手を掛けた。
しかし、どうやっても上手く脱がす事が出来ずカミーユはまたも戸惑う。
エマの尻とベッドの間に隙間が無いので、ショーツが動かないのだ。
「・・・・・・もうっ・・・」
それに気付いたエマが、一層顔を赤らめながらそっと腰を浮かした。
女性の下着を脱がす時には、相手の協力が不可欠だとカミーユは知る。
腰から下着が取り去られ、エマの股間がカミーユの視界に飛び込んでくる。
カミーユは、ゆっくりとエマを促すと彼女の脚を開かせた。
両脚をMの字のように開脚されながら、エマは思わず股間を手で隠している。
カミーユは、生まれて初めて目にする女性の股間に唾を飲み込んだ。
エマの指の間から、頭髪と同じ黒い恥毛がはみ出して部屋の明かりに晒される。
濡れそぼっている足の付け根が、きらきらと光った。
手で隠された下には、エマの性器があるのだとカミーユは息を呑む。
ふと気付くと、エマの瞳は涙を貯めて大きく揺れていた。
「あ、あの、エマさん・・・大丈夫ですか?」
カミーユは躊躇いと共にそう問い掛けるが、しかし意味のないセリフではある。
大丈夫じゃなかったらどうにかしてくれるのだろうかと、ふと思うエマだ。
しかし、エマは涙をこぼしそうになりながらもそっと首を横に振った。
「・・・ん・・・大丈夫・・・」
エマはそんな事を小さく呟き、カミーユもそれ以上問い質す事はしない。
カミーユは、震える指でエマが股間を隠している指に手を掛ける。
そして、エマの指の1本1本をゆっくりと持ち上げてその割れ目を露にさせた。
恥ずかしがったエマは、今度は顔を手で覆っている。
生まれて初めて見る女性器が、緊張したカミーユの視界に飛び込んできた。
カミーユは恐る恐る指先を伸ばして、エマの割れ目に差し入れて動かす。
「あああああっ!」
ぬぷっとした感触と共にカミーユの指先が銜え込まれ、包まれた。
カミーユは敏感な粘膜を触りながら、愛液が溢れてくる源を指先で刺激し続ける。
「あ、うっ」
しばらく肉襞を指で転がすように刺激しつつ、指先を奥へと進めた。
「あ、・・・痺れて・・・きた・・・」
エマの喘ぎ声を聞いたカミーユは、顔を近付けてエマの割れ目にキスをする。
「はぁぁぁ・・・!!」
予想していなかった感触に、エマはびくっと太腿でカミーユの頭を挟んだ。
カミーユは神聖な場所に向かうが如く、秘裂に幾度もキスを繰り返した。
エマ、は強すぎる刺激にその唇から何度も吐息を漏らす。
しばらく愛撫を繰り返した後、カミーユは身体を滑らせてエマと重なった。
薄暗い部屋のベッドの中で、カミーユとエマは至近距離で見つめ合う。
自然にエマの腕がカミーユの身体に廻って、抱き付いた姿勢になった。
汗で濡れた肌がくっつくように触れるのが、どこか淫靡だ。
そうして見つめ合ってしまうと、なんだか気まずい雰囲気になる二人だった。
どちらからも口を開かない、緊張した空気が部屋の中に流れる。
だが、少しの時間の後で──エマの方が先に口を開いた。
「・・・初めて・・・なのよ・・・」
エマはそう言うと、怒ったような表情でぷいっと顔を背ける。
「え?」
一瞬、何を言われたのか判らなかったカミーユは目を丸くした。
──恋人同士のように抱き合ったまま、赤の他人のように話す二人が滑稽である。
勘の鈍いカミーユに苛立ちながら、エマは更に顔を赤くした。
「初めてだって言ってるのっ! ・・・優しく・・・しなさいよ」
拗ねたように口を尖らし、顔を背けたままカミーユに命令するエマである。
──次回、1月26日。
次回、“合体”(笑)
>・・・優しく・・・しなさいよ
イイ、イイヨ!
ISAQさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
(・∀・)イイ!! とにかく(・∀・)イイ!!
エマさんモエ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!
は、早く来週にならないかな(;´Д`)
153 :
135:03/01/20 05:00 ID:wn5iJhhY
次回、”合体”!
・・・の寸前で”敵襲”の予定です。
次回、”合体”! の寸前で”敵襲”の予定!
・・・だけども一週間お休みの予定です。 w
155 :
152:03/01/20 19:35 ID:vdSNFs+x
>>153-154 コラコラコラーー!(w
それにしても、今の住民って漏れ入れて5人?
なんかずいぶんいた気がするんだが、どこいったんだ?
156 :
名無しさん@ピンキー:03/01/20 22:10 ID:UW5bFVIY
エマさんキタ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!
ISAQ氏お疲れです。
エロも期待してますが、何気に、戦闘とか、フランの純情とかエロ以外をもっと期待してたりします。
・・・おまいは、エロパロ板に何しにきてんだという説もありますが。
これからもガンガッテくださいな。
>>155 いますよ。ただ、感想は、人の書き込まない日に保守変わりに書こうかと思って。
・・・そんなこと考える俺は、part2のスレを立てました(MARK2じゃなくて5レスで落ちた方)
158 :
まい♪:03/01/21 02:44 ID:xjfaJS/S
コソーリROMで応援してますやぅ( ´Д`)ノシ
あっ、ROMじゃなくなっちゃった。
ほしゅ。
ROMもいいけど、一言でも書き込んだ方がいい感じ。
ここの職人さんは週一でしか来ないから
スレの存続は漏れら住民にかかってるし。
上井湯美談
桑吐露罵自慰茄
絵馬屍淫
餌魔手淫
いくらなんでも屍淫や手淫はないんじゃないかと言っておく(w
保守
正直わりと最初のほうから読んでたりする。
けど逆に最初からいるというイジみたいなのもあって
書き込むのはちょっとばかり構えてしまうところがある。
でもスレの住民が少ないと思われるのもシャクなんで。
ちなみに自分も157のようにエロ以外の展開が楽しみだったり。
まったく何しにエロパロ板にきているんだというカンジだが。
168 :
名無しさん@ピンキー:03/01/25 23:09 ID:J22JWcXP
俺も最初から読んでるけど、やっぱりエロが楽しみだな。
「お前……こんなのを舐めろって言うのか!?」
カガリは威きり立つキラのイチモツを眼前で見せられ赤面した。
「君が僕とフレイの夜の事を聞きたいって言ったんだろ?」
「し、しかし…。」
セックスというものがどういうものなのか、ある程度は知っていても、
男性器を口に入れるなどという行為がある事は、カガリは全く知らなかった。
「お前、私が何も知らないと思ってホントはからかってるんじゃないのか?」
性格上、素直になれず…、というよりも未知の体験への恐怖で
ついつい強気な態度でカガリはキラに食ってかかってしまう。
「フレイは…フレイは優しく僕のを口で包んでくれたんだ…。」
キラが俯き加減で、フレイとの行為を思い出している事はカガリにも容易に見抜けた。
「わ、分かった!! やればいいんだろ? やれば…。」
「君から頼んで来たんだから…。"させて下さい、お願いします"でしょ?」
「何でそんな事!!」
「じゃあ、もういいよ。今からフレイと…。」
「わ、分かった!! 言うよ、言えばいいんだろ…?」
ついにカガリはキラのペースに流されてしまい…。
「お願いします…させて下さい…。」
キラの顔にフレイと同じ笑みが浮かんだ。
だがカガリはキラのを凝視していたため、キラの表情に気付く事はなかった。
キラのくせにナマイキだぞーw
172 :
名無しさん@ピンキー:03/01/26 00:39 ID:sUEMUJtv
俺の大好きなセシリー・フェアチャイルドのエロって少ないですよね。てか無いにひとしい。
くやしいんでいずれ自分で書こうとおもいます。
俺は断然ラミアス大尉がいいな。
バジルール少尉と並んで歩いてるところを横から撮った
シーンがあったけど、乳のデカさが段違い。
魔乳って最初に読んだヤツは天才だ。
カミーユは、エマがとても可愛くて自分より7歳も年上の女性とは見えないと思う。
「はい・・・優しく、します・・・」
自分も初めてだと告白すべきかと考えるカミーユだが、なんとなく言いにくい。
ただ、真剣な顔をしたまま──間抜けな質問をしてしまうのである。
「・・・でも・・・本当にいいんですか・・・?」
こういう場で行為の最終選択を女に任せるのは、非常に間抜けだ。
だが、こういう子供な問い掛けをしてしまうのが今のカミーユでもあった。
エマは少しげんなりしながら、視線を逸らしたまま静かに頷く。
「・・・い、行きます」
自分自身も初体験だが、一応の知識としてセックスを知っているカミーユだ。
少し前までは、頭の何処かでその相手をファ・ユイリィだと思っていた初体験だった。
カミーユは、そんな想いを打ち消すようにそっとペニスをエマの割れ目に当てる。
「・・・あ・・・」
エマは鼓動を早めながら、自分の処女を捧げる相手の動きを待った。
せつなく熱い吐息が、エマの口からゆるやかに漏れ出す。
カミーユのペニスの先端が、エマの膣口へ少し侵入した。
その瞬間、自分のペニスを包みかけた柔らかな感触にカミーユは有頂天になる。
「エマさんっ! ・・・エマさぁぁんっ!」
頭の中を痺れさせたまま、カミーユは強く腰を前に動かして挿入を始めた。
「・・・くっ 、うぅ・・・痛い・・・」
いくらも侵入していない位置で、エマの口から苦痛の声が上がる。
「痛いぃぃ! や、やっぱりだめぇ!」
だが、カミーユはエマの両脚を掴んだままペニスを一層奥に入れて行く。
「エマさんっ! 気持ちっ・・・良いです・・・!」
初めて味わう快感が、カミーユの身体を駆り立てている。
「だめぇっ! ぬ、抜いてぇぇっ!!」
目に涙を一杯に貯めながらエマは絶叫したが、カミーユには届かない。
もう既に、カミーユは自分の腰の動きを止められる状態ではなかった。
「入れちゃ、ダメぇぇぇっ・・・・!」
叫びを無視して打ち付けられたカミーユのペニスが、エマの処女を貫通する。
「ひぃぃぃっ・・・!!!」
エマはたまらずに悲鳴を上げて、身体を弓なりに反らせた。
カミーユの熱いペニスは、すっぽりとエマの濡れた粘膜の奥に収まる。
エマのカミーユの陰毛が絡まり合い、べとべとの肌がぴったり密着した。
透明な愛液に混じって、紅色の鮮血が一筋二筋エマの秘裂から流れ落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
まるで酸素不足の金魚のように、エマは息も絶え絶えに涙を流した。
もっとも、処女喪失の痛みは一瞬のものである。
実は膣にかかる圧力の方が苦痛なのだが、カミーユはそんな事を知るはずもない。
挿入を終えたカミーユは、呼吸を整えるようにエマとしっかりと抱き合った。
「くぅぅ・・・はぁぁぁ・・・」
カミーユの胸板に押し付けられたエマの乳房が、何回も上下する。
真っ赤になったエマの目を見つめ、カミーユはすまなそうに言った。
「あ、あの・・・大丈夫ですか? エマさん・・・」
エマは言葉を発する余裕もなく、怒ったような目で首を横に振った。
「すみません・・・あんまり気持ち良かったもので・・・」
結果的にちっとも優しくしなかったカミーユは、ペニスを挿入したまま謝る。
ようやく口を開けるようになると、エマはカミーユに鼻声で怒鳴った。
「・・・大丈夫な訳ないでしょう・・・!!」
あんなに何度も入れないでくれと頼んだのに、とエマは恨めしげな顔になる。
「・・・本当に・・・もうっ!・・・」
これまで大切にしてきた処女でも、失う時はあっけないものだった。
自分で誘ったようなものだが、少しばかり軽率だったかもしれない、と感じる。
それにしても、女というのは男に組み敷かれてしまえば所詮こんなものなのだろうか。
それは、男に負けまいとエリートとして肩肘を張ってきたエマには新鮮だった。
今までの価値観を容易に壊されてしまったようで、ある意味痛快でさえある。
──ぼんやりとしているエマの髪に、カミーユが手を伸ばしてきた。
その手で労るように撫でられながら、エマはそっと目を閉じて股間の感触を確かめる。
「私・・・女に、なったのね・・・」
エマは目を開けると、カミーユの瞳の中の自分に向かって小さく言った。
カミーユは、エマの呼吸が落ち着いたのを見計らって徐々に腰を前後に動かす。
汗で濡れた肌と結合した部分から上がる摩擦音が、淫靡なリズムを刻む。
「あ、痛い、痛い・・・」
少し顔を顰めたエマだが、しばらくするとそれ程には痛みを感じなくなった。
かえって、自分の身体を自由に扱われる事に快感さえ覚えるようになる。
「あっ、あっ、あああっ」
エマの処女を奪ったばかりのペニスが、どこか乱暴に動き出した。
「あああああっ」
エマの瞳からは涙が飛び散り、バラけていた黒髪が更に乱れてゆく。
余り身体を動かしていないのに、カミーユの快感は急速に高まっていった。
「エ、エマさんっ」
息を荒げつつ、カミーユはエマの裸体に自分自身を書き込むように動く。
少しずつエマの身体を不思議な感覚が支配するようになり、高まってゆく。
「くっ! エマさんエマさんエマさんっ!!」
カミーユの腰の動きがどんどん激しくなり、遂に臨界点を突破した。
「ああぁぁーーーっ!!」
絶叫と共に、カミーユの全身に痙攣が走った。
慌てて引き抜かれたカミーユのペニスから、精液がエマの腹に向かって飛び散る。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
力が抜けてしまったカミーユは、そのままエマの横にうつ伏せで倒れ込んだ。
「ふぅー・・・ふぅーっ・・・・」
エマも息絶え絶えになりながら、自分を飾り立てた白い液体をぼんやりと見た。
どろどろしていて変な感触だが、これが精液というものか。
エマの腹から乳房の間まで飛び散っているそれは、どこか生臭い気がする。
荒い息を押さえるようにしながら、エマは枕元のウェットティッシュでそれを拭った。
カミーユはうつ伏せの状態のまま、惚けた表情でエマを見つめてくる。
「・・・エマさん・・・」
そうして、汗まみれの身体をエマの方へそっと近付けて来た。
エマは、いつの間にか床に落ちてしまっていたブランケットを拾い上げる。
そして、自分とカミーユの身体を包むように布を掛けた。
しばらくの無言の時間の後──、カミーユがそっと口を開いた。
「エマさんを・・・大事にしたいと思います」
7歳年下の少年に、エマの心を読み取るだけの余裕は無いだろう。
だが、一回身体を許したくらいで大人びた口をきかれてしまうのは癪なものだ。
そんなカミーユに当て付けてみたくなって、エマはそっと目を細めた。
「大事に?・・・そうね、私の処女──“最初”をあげたんだから」
少し考えるような素振りをしたエマは、悪戯っぽく微笑む。
「もし私がこの戦争で死ぬような事があったら、最期を看取ってくれるかしら?」
軍人のエマにとって死は日常の事だったから、ちょっと意地悪をしたつもりだった。
しかし、両親の死を思い出したカミーユの顔が、さっと紅潮する。
「縁起でもないことを言わないで下さいよっっ!!」
激昂して身体を起こしたカミーユは、いきなりベッドから飛び出した。
その剣幕に驚いたエマが裸の上半身を起こすと、カミーユは服を取りつつ叫ぶ。
「僕がエマさんを、死なせやしませんよっ!!」
なんともまあ強気な誓いをする少年だこと──エマは目を丸くする。
着替え終わったカミーユは、背中を向けたまま一言だけ言ってドアから出て行く。
「──失礼・・・しますっ」
カミーユが去って行ってしまうと、部屋が急に静かになった。
閉まってしまったドアを見つめつつ、エマの顔がゆっくりと苦笑の表情になる。
「・・・・・・カミーユ・・・」
ああ、まだまだあの子は少年なんだなあと微笑ましく思うエマだった。
少年というのは、いつでも大人になりたくて背伸びしているものなのだ。
大人に見て欲しくて虚勢を張ってしまう──本当はその姿勢こそが子供っぽいのだが。
無邪気にも思える背伸びを、けれども好ましく感じてしまうのは何故なのだろう。
そんなカミーユに捧げた処女の痛みを、どこか甘く感じるエマであった。
──後の話になるが・・・
エマ・シーンの最期は、言葉通りカミーユ・ビダンの腕の中で迎える事になる。
グリプス戦役の戦火の中で、エマはカミーユと一機のMSに未来を託すのだ。
・・・残念ながら、神ならぬ今の二人がそれを知る事はない。
今のエマは、シーツに付いた破瓜の血を困った顔で見つめるだけだった。
──次回、2月2日。
リアルタイムで読んじまったよ。
処女とのセクースってしたことないので、興味深く読ませていただきました。
次回、シェリー・パーカー再登場
&カミーユ・ビダンvsライラ・ミラ・ライラ。
おいらもリアルタイム。
エマさん、もう出てこないのかなぁ?再登場きぼんぬ。
リアルタイムでヨンダ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
そしてISAQさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
>──後の話になるが・・・
のくだりを読んだら、なんとなくカミーユとエマの話は
ココで終わりな気がしましたが、どうでしょう?
なんにしろ(・∀・)イイ!!
みんな待ち構えていたな?(w +漏れ含む。
それにしても
エマたんモエ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ちなみに次回はひさびさの戦闘シーンですね。
そっちも楽しみ。
レベル:54
格闘:264 命中:227 防御:222 直感:210
射撃:235 回避:235 技量:231 精神:182
<精神コマンド>
奇跡 応援 威圧 誘爆 幸運
<特殊技能>
回避率+10 SP回復 回避率+15 強運
<艦長の評価>
水準よりもわずかに上回っている程度の能力。作戦次第だな。
なかなか優れた精神コマンドの持ち主。
性格は「弱気」だ。もう少し自信を持ってくれるといいのだが・・・
リーダーシップ能力はそこそこ。サブリーダーとして、期待している。
それなりに運は強いので、安心して機体を任せられるな。
協調性があって、集団に溶け込む能力があるようだ。
<搭乗機体>
搭乗する機体は・・・「GP01-Fb」です。
<あだ名>
あなたは「ウイニング追跡者」と呼ばれることになるでしょう。
W系のような工作者になれと・・・?
やっぱエマたん氏ぬんか…
ヘンケン&エマはあるのかな?
ヘンケンとやる頃にはすっかり熟れて積極的なエマたん・・・
いきなりショタの味を覚えたらヘンケンには魅力を感じないのではないか。
むしろカツのほうがありそ(PANG
カツのファンには悪いが、カツはSSに出して欲しくないなあ。
Gディフェンサーにはフランが乗るとかすればいいと思う。
>>194 >カツのファン
い る の か !?
個人的には、登場無しor登場後秒殺が(・∀・)イイ!!
カツは秒殺でケテ〜イ(w
せっかくオリキャラ出してるんだから、
ストーリーも脚色してエマさん死なないとかすればいいのに。
フォウも死なない、ロザミアも死なないとか…
これじゃスパロボになっちゃうか(;´Д`)
>>196 ネタバレ(・∀・)イクナイ!
ガンダムのこと全然知らないでこのスレ見てるひともいるかもしれないだろ!?
いるわけねーか・・・
198 :
196:03/01/29 20:08 ID:+Vlsfoso
スマソ。
たしか、Z知らないっていう香具師もいたもんな。
(今も来てるのかどうか知らんが)
>>183 よかったっす。あまりエマは印象になかったキャラクターだけど。
楽しませてもらいました。
ただ、やっぱりオリキャラの活躍キボンヌ。個人的な意見だけど
エッチシーン書くために原作キャラを挟んだように最初感じますた。
読み終わってみるとそんないい加減なクオリティーではなかった
ですが‥(スマソ)
ジュナス & ベルたんガンガレ。
今だ!200ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ドッコイショ・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧∧ (´;;
(゚Д゚ ,)⌒ヽ (´⌒(´
U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒(´⌒;;
さて今週の更新が待ち遠しいな
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
ポ ∧∧ ポ
ン (゚Д゚ ,) . ン
(´;) U,U )〜 (;;).
(´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
>>200 えらく余裕たっぷりの200げとだな、おいw
エマハァハァ
”合体”のあとはやっぱり”変形”ですよね?
203 :
名無しさん@ピンキー:03/02/01 14:26 ID:F9NWg0tX
期待age
>202
”巨大化”というのもあるぞ(w
週刊朝日 2003年2/7号 P.69 「まるごとエンターテイメント・エトセトラ」より
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(1)」
種類 コミック/著 安彦良和/角川書店 角川コミックス・エースから発売中/560円(税別)
・1979〜80年に放映された「機動戦士ガンダム」第1シリーズのコミック版。
2002年6月から現在までに1〜3巻が発売中。
<現シリーズのロリコン化に憂えるファーストガンダム世代に捧げる>
「機動戦士ガンダム」といえば、言わずと知れたSFアニメーションの傑作。
特に1979〜80年放映の「第1シリーズ」を体験した30〜40代ファンの思いは熱い。
が、しかし。現在放映中のシリーズ最新作「機動戦士ガンダムSEED」は、
エラいことになってる。全編「おめめパッチリ&ナイスバディの美少女・美少年キャラの
オンパレード」。オリジナルの持つ硬質なリアリティーはどこへやら、
すっかりロリコンアニメに成り下がっている。われらファーストガンダム世代の憂いは増す一方だ。
そこで「第1シリーズ」の世界を、当時総作画監督を務めた安彦良和が改めて書き下ろした
コミック版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。こちらは絶品だ。
原作アニメの持っていた奥行きある物語世界にキャラクターやメカが、ちゃんと息づいている。
ガンダムファンならずとも、一読をオススメする。(中村正則)
前スレ+前レス全部呼んできたぜーー! 明日が楽しみだ
>>206 てことは、今日だけでもう2回もオナーニしたってことですよね?
わかるよ
漏れも初めてこのスレを見つけた時夢中で読んだ。
そのうち、更新ペースが週一だということが待ちきれなくなるんだよな…
モウスグダネ。ドキドキ、ワクワク
・・・”変形”や”巨大化”はちょっと・・・・
展開の都合上、しばらくHシーンが入らないのです。
ごめんなさい。
半舷休息状態のアーガマのブリッジに、ジュナス・フレイブは足を踏み入れる。
キャプテン・シートにヘンケン・ベッケナー艦長の姿もなく、閑散とした雰囲気だ。
ジュナスを見つけた航行担当のトーレスが、声を掛けてくる。
「あ、大尉・・・通信ブースへどうぞ」
ジュナスは軽く手を上げてトーレスに謝意を示すと、個人用通信ブースに座った。
先程、食堂でアストナージ・メドッソから伝言された通信を受け取りに来たジュナスだ。
ほどなくして切り替わった通信画面に、金髪の美しい女性が映し出される。
ジュナスの7年前の同僚にして、現在はルオ商会の社員のシェリー・パーカーだった。
シェリーと向かい合う時、ジュナスは複雑な思いを感じずに入られない。
『御多忙中、申し訳ありません』
ただ、シェリーの方もジュナスと落ち着いて話が出来る程には鉄面皮ではなかった。
「いや、こちらこそ面倒を掛けた」
ジュナスが軽く頭を下げると、シェリーはモニターの中で恐縮して見せる。
『い、いえ・・・大尉のお役に立てるのなら光栄です』
一回息を吐くと、シェリーはジュナスに依頼されていた調査結果を読み上げた。
ジュナスは、アーガマに乗艦後、艦長経由でルオ商会と連絡を取っていた。
ベルナデッタ・ソロンの救出作戦の時に世話になったクリスチーナ・マッケンジー少佐
に頼まれた事を調べる為に、ルオ商会の力を借りようと考えたのだ。
──ジュナス? もしエゥーゴにいたら、教えて欲しい人がいるんだけど
エレカを見送りながら敬礼してきたクリスの瞳が、はっきりと思い出される。
あの時のクリスの友情に応えるのは、最優先事項だと考えるジュナスだ。
──バーニィ・・・、 バーナード・ワイズマンって人なの・・・!
『当商会の調査機関に於いて“バーナード・ワイズマン”氏の詳細が判明しました』
シェリーは静かな口調で、傍らのサブモニターを横目で見つつ口を開く。
『バーナード・ワイズマン伍長、ジオン公国軍所属で一年戦争に従軍しています』
ジオン公国軍所属と聞いた瞬間、さすがにジュナスは驚いたように目を見開いた。
『一年戦争時の最終所属部隊はシュタイナー・ハーディー大尉のサイクロプス隊です。
当時の年齢は19歳で、終戦間際の0079年にサイド6で戦死との記録があります』
バーナード・ワイズマン伍長が戦死、と聞いてジュナスは表情を曇らせた。
ふと、ジュナスは“終戦間際のサイド6”という言葉に聞き覚えがあったと思う。
考え込むような表情になったジュナスに、シェリーはそっと言い添えた。
『当時、サイド6では軍の新型MS、RX−78NT1 アレックスの試験稼動中でした』
ジュナスの同僚だったシェリーが「軍」というのは地球連邦軍の事だ。
そして、連邦軍で試験稼動中だったアレックスのテストパイロットと言えば──
G-4実験部隊の女性士官、クリスチーナ・マッケンジー中尉に他ならない。
黙りこくってしまったジュナスに向かって、シェリーは言葉を続ける。
『バーナード・ワイズマン伍長の最終任務はアレックスの撃破だった模様です』
「ひょっとして、ワイズマン君はNT1と交戦して亡くなった・・・?」
ジュナスの静かな問い掛けに、シェリーはモニターの中で無言で頷いた。
──実際は役立たずのテストパイロットだったけどね・・・
クリスは知らないのだろうか・・・自分が探している相手を殺したのが誰かという事を。
だが次の瞬間、シェリーの口から驚くべきセリフが流れ出した。
『もう一つルオ商会の検索に引っかかった“バーナード・ワイズマン”があります。
・・・新興反戦組織《ユニバーサルピース》のリーダーの名前が同じでした』
反戦組織とジオン軍人という事実が容易には結びつかずに、ジュナスは呆然とする。
「しかし・・・彼は、一年戦争の時に死んだはずでは?」
そう言うジュナスに、シェリーも困ったように頭を下げた。
『・・残念ながらこれ以上の情報は掴めませんでした、すみません』
「いや、こちらこそ迷惑を掛けた。本当に有り難う」
無理を言ったのは自分の方だから、ジュナスはそれを止めて礼を言う。
しかし、シェリーは下げた頭を上げないままそっとセリフを付け加えた。
『ベルナデッタさんの事、聞きました・・・私が彼女の容姿を利用したばっかりに』
そのセリフは、ジュナスの心臓を鋭いナイフのように抉った。
まるで、ジュナスが7年前の少女に心奪われてさえいなければというセリフに響く。
『私が大尉の勧誘に、彼女を利用しようとさえしなければ・・・』
そうだ──自分が未練を断ち切っていれば、こんな事にはならなかったかもしれない。
ベルナデッタが彼と同行する事もなく──ティターンズに暴行される事もなかった。
愕然としたジュナスの脳裏に、ベルナデッタの哀しい泣き顔が浮かぶ。
口篭もるジュナスに、シェリーは泣きそうな顔で謝罪の言葉を重ねた。
それはまるで、7年前のあの日のモニター越しの会話のようで皮肉だった。
グリーン・ノア1を出帆してから14日後、エゥーゴ旗艦アーガマは地球圏近くにいた。
現在アーガマは月に向かって航海中だが、地球圏での任務が一つ残っている。
地球南米の連邦軍基地、ティターンズの拠点となっているジャブローの偵察だ。
アーガマは、偵察員を地球に降ろす為に護衛のMSを発進させつつある。
そんな喧騒に包まれているアーガマの格納庫を、カミーユ・ビダンは飛んでいた。
低重力の艦内で整備兵がカミーユとすれ違い、多くの怒声が聞こえてくる。
カミーユは、格納庫の片隅の大気圏突入カプセルの近くに探していた人物を見つけた。
「レコア少尉!」
カプセルに入ろうとしていたレコア・ロンド少尉が、ゆっくりと振り返る。
出撃前のブリーフィングで、偵察にはレコアが降りると聞いて慌てたカミーユだ。
それを教えてくれたのがクワトロ・バジーナ大尉だったという事が、胸を騒がせる。
「少尉、お一人でいらしゃるのですか」
そんなカミーユの問い掛けに、ノーマルスーツのバイザー越しに笑うレコアだ。
「一人しか乗れないでしょ」
そういって軽くかわされてしまうと、カミーユとしても口篭もるしかない。
レコアの微笑みに、先日見かけたクワトロ大尉との親しげな様子が重なる。
そこに、更にエマ・シーン中尉の白く柔らかい肌が重なった。
ちなみに、カミーユがエマと肌を重ねてから一週間が経っている。
運悪くというか、エマとはその後ゆっくりとした時間を持てずにいるカミーユだった。
カミーユは、エマともう一度寝たいと思う自分が破廉恥だと感じる。
「第2戦闘配置中でしょ? そんなとこにボッと立っていられるのですか?」
そんなカミーユに、レコアが少々咎めるような口調で言った。
訓練を通じMS操縦技術を向上させ、ガンダムMk-Uを任せられているカミーユである。
そう言われたカミーユは、はっと表情を改めてレコアに敬礼をした。
「ぜ、全力でレコア少尉を援護させて頂きます!」
「お願いします」
レコアが薄く微笑むと、カミーユは方向転換をしてガンダムMk-U3号機へと向かう。
既に、クワトロやジュナスはノーマルスーツに着替えてMSデッキにいた。
「しょうがない子・・・」
カミーユの背中を見ながら、レコアはそっと呟く。
レコアの大気圏突入カプセルを援護すべく、アーガマから4機のMSが発進した。
クワトロ・バジーナ大尉とロベルト中尉の2機のRMS-099 リック・ディアス、
ジュナス・フレイブ大尉とカミーユの2機のRX-178 ガンダムMk-U(改装済)だ。
アーガマのMS展開と共に、追跡して来ていた敵戦艦からもMSが展開される。
戦艦はルナツー部隊のサラミス改級ボスニア、リーダー機はRMS-117 ガルバルディβ、
そのダークレッドのMSを操るは、地球連邦軍ライラ・ミラ・ライラ大尉である。
彼女の指揮の下、RMS-106 ハイザック3機、RGM-179 ジムU2機が続く。
前回エゥーゴに後れを取ったライラを、援軍扱いのハイザック3機が更に苛つかせる。
「今度こそ、エゥーゴにもティターンズにも大きな顔はさせない・・・」
彼女に戦いを学びたいというティターンズのジェリド・メサ中尉は、まだ認めよう。
しかし、一人のティターンズの士官が得体の知れない不快感を彼女に与えていた。
ライラはそんな感覚を振り切るように、アーガマから射出された物体に急接近する。
それを大気圏突入カプセルと確認したライラに、エゥーゴからの火線が集中した。
「ちいっ! そう何度も!」
コックピットで叫んだライラは、機体を更にレコアの乗るカプセルに近付ける。
「この獲物はもらったっ!!」
前回の仲間の仇とばかりに、ライラはレコアの乗るカプセルに狙いを付けた。
“──レコアさんっ!!”
頭の中に響いたその声は、まるで話に聞くニュータイプの感応のようだ。
「!? 少年の声だと!?」
動きを止めたガルバルディβを、鮮やかな一条のビームが貫いた。
腰から強く折れ曲がった姿勢で、ガルバルディβが機体を爆散させていく。
ライラを撃墜したのは、カミーユのガンダムMk-U3号機だった。
──ジェリド、気を付けろ! 奴は只者じゃない・・・っ!
そうか! 私は今あの子のことを只者じゃないと言った。この判り方が無意識のうちに
反感に繋がる・・・これが、オールドタイプと言うことなのかっ!!・・・
ライラ・ミラ・ライラの機体が──彼女の思考と共に、宇宙に四散していく。
「・・・出てこなければ、やられなかったのに・・・」
初めて人を殺してしまったカミーユは、コックピットの中で呆然と呟く。
カミーユの視界の中で、レコアの乗るカプセルが地球に降下して行った。
──次回、2月9日。
次回、カミーユ・ビダンvsジェリド・メサ。そして、あのパイロットが登場。
>>199 御存知の通り、レコアは原作で「ある選択」をして「ある結末」を迎えます。
今回のカミーユ×エマは、その結末に意味を持たせたかったというのが理由です。
ある意味合わせ鏡のようだったレコアとエマを、更に際立たせられればと考えました。
更に、連載第34回でカミーユがライラを撃墜するという展開にするつもりでしたので
「初体験→初撃墜」という流れを作りたかったという作劇上の理由もあります。
(原作でのカミーユの初戦果は、ライラではなくただの一般兵士でした)
いつも熱心な感想を有り難う御座います。引き続きツッコミ等もお待ちしています。
週一の更新もキツめなのですが、読んでくれている皆様の為に頑張っています。
ISAQさん、今週も乙彼です。
あいかわらず戦闘シーンもいい感じですね。
>あのパイロットが登場。
つ、遂にユウ・カジマ登場ですか!?(w
ISAQ様!マンセー!マンセー!これからもがんばってください。
あのパイロット・・・ダレダーーーーー!
いつも楽しく読ませていただいてます。
すべての著作物には著作権が認められるってことらしいけど、
ここの投稿は「俺が書いたんだよ!」ってのを証明するのが難しいよね。
いまのうちにちゃんとしたホームページに移動しておいたほうが、
あとあとよいのかもしれない、なんてのは余計な心配?
そういえば、ISAQ氏はHPって持ってるんだろうか…
226 :
222:03/02/03 21:42 ID:JN0X0/5w
確かにこのスレって人少ないし
>>224さんの言うとおり別のところで続けた方がいいかも・・・・
もったいないと思うことも多いし。
>>226 そうか?
ROMしてる香具師結構多いと思うが・・・
まーそこら辺は漏れらの考えるコトでは無い罠。
保守
もったいないという気持ちわかる。
漏れもそう感じたことがアル。
でもこのスレのマッタリ加減がかなり好き。
まあ基本的には
>>228の言ったとうりなんだが。
hoshu
このスレがマタ〜リしてるのは職人さんが確実すぎるからだと思われ
約束は守るし定期更新するし、で住民に危機感がない
こんな安定してるスレは希少価値だ
いっそ連載中断とかやってみるというのはどうか
当日保守
生まれて初めての敵MSの撃墜は、カミーユ・ビダンに奇妙な衝撃を与える。
カミーユは、単にレコア・ロンド少尉を守りたくて必死で攻撃しただけだ。
結果として一人の人間の生命を奪ったという事は、理解出来るのだが実感出来ない。
MSでの戦闘は、まるでTVゲームの延長線上にしか思えなかった。
デジタル処理された全天周モニターの表示が、更にその思いを強調する。
ガンダムMk-U3号機のモニターの中で、ガルバルディβの爆炎が小さくなっていった。
しかし、カミーユ・ビダンが息を吐けたのは少しの間だけだ。
ガルバルディβの爆炎を乗り越えて、敵ティターンズのMS ハイザックが迫る。
『よくもライラをっ!!』
カミーユの目の前の通信機が、ティターンズのパイロットの声を拾った。
元々、ティターンズの開発していたガンダムMk-Uシリーズである。
回線にはティターンズの周波数も入っており、ある程度敵との交信が可能だった。
そして、カミーユはその声に聞き覚えがある。
──女の名前なのに・・・、なんだ男か。
ブライト・ノア艦長に会う為に足を運んだ宇宙空港で、自分を侮辱したセリフだった。
それは、名前にコンプレックスを感じていたカミーユの神経を逆撫でするセリフだ。
──カミーユが男の名前で何が悪いんだ! 俺は男だよっ!!
結局、カミーユはそう叫んで相手に殴り掛かってしまい、軍に連行される事となる。
その挙げ句にガンダムMk-Uを強奪して、エゥーゴに参加してしまったカミーユだ。
通信機が拾った声は、あの時聞いたものと同じ声だった。
ジェリド・メサ中尉という名前だと、投降した後のエマに聞いた事がある。
エマと同期だそうだから、ジェリドはカミーユの7歳年上の24歳だ。
──ここに捕らえてあるカミーユ・ビダンの両親を! 抵抗すれば射殺する!!
カミーユの両親を射殺したハイザックのパイロットも、同じジェリドだった。
いわば、ジェリドはカミーユとは因縁浅からぬ関係なのである。
迫ってくるハイザックのモスグリーンの機体を、カミーユは睨み付けた。
ミノフスキー粒子で感度の悪い通信機が、再度ジェリドの声を拾う。
『キサマはライラを知らんだろうが、オレにとっちゃ師匠なんだっ!』
ライラというのが、自分が先程撃墜したダークレッドのMSのパイロットなのだろう。
自分の両親を殺しておいて好きな事を言う、とカミーユは激昂した。
「自分だけが特別だと思うな! その人が喜ぶもんか、その人が生き返るのかよ!」
カミーユはそう叫ぶと、ガンダムMk-Uを急速旋回させる。
『その声! カミーユ・ビダンとかいうガキか!!』
ライラの仇が少年だと知ったジェリドの声が、驚きと怒りで大きくなった。
『子供が知った風なことをっ!!』
カクリコン・カクーラー中尉のハイザックが、そのジェリドの援護に入った。
出撃して来ているティターンズハイザックの、残りの1機はまだ動かない。
ジェリドのハイザックへ向けて、ガンダムMk-Uはビームライフルを撃つ。
「その子供の親を殺しておいて、言うかよっ!!」
ビームライフルがハイザックの左腕を焼き、ジェリドに衝撃を与える。
『くぅっ、・・・オレは軍人だ! 命令に従ったまでだ!』
ジェリドのセリフは、余りにも安易な逃げ口上に聞こえてカミーユは呆れる。
「そうだな、軍人の宿命だものな! 軍人は,事態の善悪など判らずに上官の命令に
従うんだものな、許してやるよ! だけどそういう組織を僕は憎む!!」
絶叫したカミーユは、ガンダムMk-Uのビームライフルを連射した。
通信機から流れてくるカミーユの声は、落ち着きを欠いているように聞こえた。
クワトロ・バジーナは、舌打ちしながらリック・ディアスを旋回させる。
カミーユのガルバルディβの撃墜は、見事だったと評価するクワトロだ。
更に、攻撃前のカミーユの精神奔流はニュータイプの素質を期待させた。
移動を始めたリック・ディアスに、連邦軍のRGM-179 ジムUが張り付いてきた。
ジムUは、一年戦争半ばに量産体制が整えられたRGM-79 ジムの発展型MSである。
基本機体の汎用性の高さから様々なバリエーションを産むに至ったが、性能は標準だ。
それに対してクワトロの操るRMS-099 リック・ディアスは、エゥーゴとアナハイム・
エレクトロニクス社が共同で打ち出した、ガンダム開発計画で生まれた新型機だ。
元はコードネーム“γガンダム”として開発されていたのだが、ジオン系技術者が多数
参加した為に、ガンダムの名前とは程遠いものが出来上がってしまったという。
ちなみに、γとはクワトロが提供した装甲材質のガンダリウムγに由来した。
一年戦争時のMS-09 ドムのような外見を持つ新型MSを、“ガンダム”と呼ぶ事に抵抗を
感じたクワトロにより、機体はリック・ディアスと名付けられたのだ。
ディアスとは、喜望峰の発見者バーソロミュー・ディアスにちなんだものだった。
リック・ディアスの総合的戦闘能力は、連邦軍・ティターンズのMSを大きく上回る。
クワトロはリック・ディアスを巧みに操り、機体を敵のジムUの左方へ流した。
モニターの中でジムUは慌てたように戦闘態勢に入るが、いかにも動きが遅い。
とっくにその動きを察知していたクワトロは、落ち着いてクレイバズーカを構える。
「戦いとは、常に二手三手先を考えてするものだ・・・」
小さく呟いたクワトロは、ジムUを正確に撃ち抜いた。
リック・ディアスの正面モニターが、爆発の光芒で瞬間だけ白くなる。
カミーユのライラ撃墜に続き、これで敵2個小隊6機の内の2機を撃破した計算だ。
クワトロは、更に残るもう1機のジムUを落とすべくクレイバズーカを持ち直す。
攻撃態勢に入ったリック・ディアスに、新たにRGM-79C ジム改が近寄って来る。
ジム改は初期出撃していなかったから、味方の劣勢に慌てて出してきたのだろう。
既に生産済の旧型MSであるジム改に、クワトロは苦笑した。
クワトロは蔑んだ視線でジム改を見て、バズーカの照準を合わせる。
ふと、近寄って来たジム改の右腕が優雅に動いたのでクワトロは眉を顰めた。
次の瞬間、リック・ディアスのコックピットに激しい衝撃が来る。
驚いた事に、リック・ディアスの右腕がジム改に吹き飛ばされていた。
クワトロの眼前のモニターは警告音を怒鳴り立て、注意表示を繰り返す。
「やるなっ!?」
旧式だと侮ったジム改が、無造作な射撃でリック・ディアスの戦力を奪ったのだ。
クワトロが愕然としながら体勢を立て直した瞬間、ジム改が下方へ流れる。
虚空に目映い閃光が走ったのと同時に、リック・ディアスの両脚が切り落とされた。
「ええいっ!!」
振動を吸収するリニアシートの上で、クワトロは焦燥と恥辱で舌打ちをする
両脚を失ってはAMBACも使えず、リック・ディアスの機体は殺されたようなものなのだ。
呆然としたクワトロは、目を見開いたままスクリーンの中の旧型MSを凝視した。
意識的に核融合炉を避けて攻撃しているのは、力量の差を見せつけているのだろうか。
ビームサーベルを格納したジム改が、リック・ディアスの機体の胸元を掴んで来た。
その振動を感じながら、相手の行動を予測しかねてクワトロは緊張する。
『悪く思わないでくれ』
くぐもった声が“お肌の触れ合い会話”で聞こえて来た。
宇宙ではミノフスキー粒子の為、通常通信などの交信状況が著しく低下してしまう。
従って、MSの装甲やノーマルスーツのヘルメット同士を接触させ音の振動を利用して
会話を成立させる手段が、ミノフスキー粒子下では一般的に行われている。
この交信手段を、通称“お肌の触れ合い会話”と呼んでいた。
今は、リック・ディアスの胸元を掴んだジム改のパイロットの声が伝わって来たのだ。
コックピットに響いた意外に甘い声に、クワトロは唖然とする。
ジム改は、そのままリック・ディアスをアーガマの方角へ向けて突き飛ばした。
リック・ディアスの機体は、慣性運動のままゆっくりとアーガマへと流れ出す。
クワトロはアーガマに救難信号を出し終えて、呆然とシートに身を沈めた。
「連邦に、この私を手玉に取るパイロットがいるとは・・・?」
──クワトロを翻弄したジム改のコックピットには、若い青年が搭乗していた。
彼の前のモニターに、ジム改に救われたジムUのパイロットから通信が入る。
「本当に助かりました、少佐」
少佐と呼ばれたジム改のパイロットは、バイザーの下の眉を軽く顰めた。
「回避運動が雑過ぎる・・・あれではいつ死んでもおかしくない」
バイザーの下には、綺麗な黒髪をオールバックにした精悍な青年の顔がある。
目を細めた鋭い表情には、どこか陰があり色っぽさまで感じさせた。
見た目26,7歳くらいだが、年齢に似合わない程の渋みと異様な凄みを持つ青年だ。
「すみません・・・しかし、さすが少佐です」
モニターの中の緊張した部下の顔を一瞥して、少佐は冷静に口を開いた。
「エゥーゴの相手は、ティターンズに任せておけばよい」
少佐は、ハイザック3機とエゥーゴのMS残り3機の戦闘を冷めた視線で見る。
本来、少佐の言う通り地球連邦軍である彼等がアーガマにここまで構う必要はない。
ライラ・ミラ・ライラ大尉など、いわばティターンズに上手く乗せられたのだ。
「お、お手間を掛けて申し訳ありませんでした・・・ウラキ少佐」
敬礼する部下に撤退命令を出し、コウ・ウラキ少佐はジム改を母艦へ向ける。
──かってRX-78GP-03D デンドロビウムを操って宇宙を駆け抜けたコウ・ウラキ元中尉。
「ソロモンの悪夢」アナベル・ガトーを相手にして、怯まなかった戦士だ。
デラーズ紛争後、連邦軍に復帰したコウはそのMS操縦技術で少佐に昇格している。
コウ・ウラキ少佐の操るジム改は、すぐに星の海に紛れて見えなくなった。
──次回、2月16日。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次回、トリノ・カーナヴォン再登場。
キタ━━━━━━━( ' ∀ ' )━━━━━━!!!!!
ウラキキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
0083当時とは正反対の、バニング大尉のよーな姿で登場とは全くの予想外ッ!
これだからISAQさんの小説を読むのはやめられないッ!
あと、紫豚をISAQさんがどう書かれるか楽しみ。
なにしろ、仮に次回トリノたんやバスクたんに
ズタボロに陵辱されて、あぼーんされても
皆、ポテチ片手にニコニコしながら読みそうなキャラなので。
コウ来た、やろうと思ったけど、既にやられてる・・・
しかし、ニナよりもバーニィの行方が気になって気になってしょうがない俺は、
何か間違っているのかな?
>>249 間 違 っ ち ゃ あ い な い さ 。
あと、あんたのIDがダブルエックスで、しかもバスクだ。
>ニナよりもバーニィの行方が気になって気になってしょうがない
間違ってないYO! と、いうことで漏れも
コウキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
シャアを手玉に取っちゃうコウに萌え━━━━━━ !!!!!
たしかに「成長率ならガンダムキャラ一」だって
もっぱらの評判だからねえ。
ガンダムは最初のとZとZZしか見てないからわかんないんだけど、
ウラキって誰?
保守
>>252 0080も見といたほうが、クリス&バーニィの話がわかって面白いかと。
それにしても
>>197は意外と冗談ごとじゃなかったかもな。
258 :
名無しさん@ピンキー:03/02/12 21:51 ID:xK37xOrN
a
ウラキがチターンズってぇ事は、α任務隊の方々が登場したら…
>>260が正解。
ティターンズ=連邦軍の一部だが連邦軍=ティターンズじゃないから。
(この小説じゃコウやクリスは連邦軍ってことになってるようだ)
エゥーゴも後で=連邦軍になる。
ここらへんがZをわかりにくくしてるんだよな。
ただ、リョウVSコウってのも読んでみたくはあるなw
>>261 アーアーのヘタレ具合じゃ瞬殺されるのがオチだが…。
俺は0083の最終回見て
奴等がティターンズの制服来てたから
コウもティターンズになったんだと思ってたよ…
それは漏れも少し思ったかも。
ちなみに最初見た時、ウラキがニナを許したっぽいのが信じられなかった。
それでも僕は連邦の士官だ!っていうくらいだから軍に残るのはまあ許せたけど。
吉本新喜劇の如く、にっこり笑って駆け寄る紫豚に、カウンターキックとか。
カウンターキックくらいで許してやる君は優しいなヽ(´ー`)ノ
とにかくSSには絶対に出さないでください。
おねがいしまつ。
>266
そうやって作者の手を縛らない。
自由に書いておくれ。
27紫豚
4472
保守
今日は更新かな?
楽しみだなあ(*´∀`)
(ちなみにペンネームを微妙に変更しました)
宇宙[そら]という名の海には、星屑という粉雪が降る
刻[とき]の魔法使いたちが、凍てつく海に船を出し
地球という小さな星の住人を、遠望鏡で眺めては
その運命の悲しさとその行いの愚かさに
身を震わせて涙を流す、静かな氷の涙を流す
・・・どこにあるのか神の国
この幼い生き物たちが、いつか高みにのぼる時
せめてひとつの道しるべ、闇夜にかかげてお守りください
きっと小さなもののふが、宇宙[そら]の荒波乗越えて
真の高みにたどりつく きっと高みにたどりつく・・・
ジュナス・フレイブ大尉は、ガンダムMk-U2号機を操りながら戦場を見回した。
左舷モニターには、2機のハイザックとガンダムMk-U3号機の戦闘が映し出されている。
初期出撃していた地球連邦軍&ティターンズの混成軍は、MS2個小隊・計6機だ。
内、カミーユがガルバルディβをクワトロ・バジーナ大尉がジムU1機を撃墜している。
だがクワトロは敵増援のジム改に討たれ、当のジム改はジムU1機と共に撤退していた。
従って現在戦場に残っているエゥーゴ側の戦力は、ジュナスとカミーユのガンダムMk-U
2機と、ロベルト中尉のリック・ディアスの合計3機である。
一方ティターンズ側の戦力もハイザックが3機だったから、戦力的には均衡していた。
「大尉! カミーユの奴を援護してやろうと思うんですが・・・」
ジュナスの前の通信モニターに、ロベルト中尉の口髭を蓄えた顔が映った。
ジュナスは、ジェリド・メサ中尉とカクリコン・カクーラー中尉の2機のハイザックと
戦闘を繰り広げているカミーユのガンダムMk-U3号機を再確認する。
「頼みます」
ジュナスはロベルトに指示を出し、自分は残るもう1機のハイザックへと向かう。
本来なら、レコア・ロンド少尉を地球に無事降下させた時点で本作戦は終了のはずだ。
従って、ティターンズのハイザックは適当にあしらってお引取り願えばいい。
ふと、ジュナスはクワトロを討ち取った見知らぬ連邦のパイロットに思いを馳せた。
上層部が腐っていたとしても、地球連邦軍の全てが骨抜きになっている訳ではない。
むしろ、自分やクリスのように一年戦争を生き抜いた人材は残っているのだ。
油断という感情の余りの有害さを、今回のクワトロ大尉の撃破が示していた。
エゥーゴは今回のグリーン・ノア1でのガンダムMk-U強奪行為により、これまで以上に
ティターンズからの追撃を受ける事になるのだろう。
今後の戦いは、今までのような簡単な物ではないと考えるべきだった。
ジュナスがガンダムMk-Uをハイザックに向けた時、通信機が一人の声を拾う。
『いやいや、エゥーゴさんも御苦労様ですねぇ』
その声を聞いた瞬間、ジュナスは目を見開いて操縦レバーを握り締めた。
──そうそう、たっぷりと歓迎はさせて戴きましたので。
ティターンズ回線で聞こえて来たその声に、ジュナスは確かに聞き覚えがあったのだ。
ジュナスは、心臓を締め付けられたような思いで口を開く。
「トリノ・カーナヴォン中尉か」
ジュナスは、シャトルの中で出会ったティターンズの士官の顔を思い出した。
彼より2,3歳年下に見える、金髪の長い髪を後ろで結んだ美しい若者である。
期せずして、ジュナスとカミーユは因縁深い敵パイロットと再会してしまったようだ。
相手も、ジュナスの声を聞いた途端に心から嬉しそうな口調になった。
『おやおや・・・これは中尉殿ではありませんか』
楽しそうな声で言うトリノ・カーナヴォンは、ハイザックを近づけて来る。
『いずれお会い出来るとは思っていましたが、こんなに早くお目にかかれるとは』
そういえば、ジュナスが大尉になったのはエゥーゴ参加以降だからトリノは知らない。
「訂正しておくが、今は大尉だ」
ジュナスは冷静に言うと、即座にガンダムMk-Uのビームライフルを撃った。
素早い攻撃に、トリノのハイザックは危うい処で回避行動を行う。
『これはこれは、ご昇格のお祝いが遅れて申し訳有りませんね』
画像のない通信モニターの中で、トリノは少々口調を改めている。
ライラの報告では聞いていたのだろうが、実際のジュナスの戦闘能力に驚いたようだ。
戦場で敵と戯れ合う趣味はジュナスにない──ガンダムMk-Uは攻撃を続けた。
さすがにエリートのティターンズというべきか、トリノも動きは悪くない。
だがジュナスの動きの方が数段早く、ガンダムMk-Uはビームライフルを正確に撃った。
ハイザックは右肩のシールドを吹き飛ばされ、大きく姿勢を崩す。
次の瞬間、唐突にトリノ・カーナヴォンが通信機越しに話し掛けて来た。
『そ、そうそう! そういえばあの淫乱女はお元気ですか?』
ジュナスはトリノの意図が掴み切れず、ふとその手を止めてしまう。
“淫乱女”というフレーズが、戦場の乾いた空気に馴染まず異様な雰囲気になった。
「・・・何の・・・事だ?」
ジュナスが自分のセリフに関心を示したので、トリノは安心したように笑う。
『ほら、あの淫売の事ですよ? ベルナデッタとか言いましたか』
ジュナスの脳裏で、ベルナデッタ救出の時の尋問室の光景が弾けた。
──・・・中尉が無事で・・・あたし・・・本当に嬉しいです
ジュナスの攻撃が止んだのを好機と見て、トリノは調子に乗って笑う。
『いや本当に困りましたよ・・・、ベルナデッタの変態ぶりにはね』
テーブルの上に縛り付けられた全裸のベルナデッタが、フラッシュバックした。
白い乳房や脚の付け根も晒されていて、その可憐さが目に痛かった。
『基地に来た途端、誰でもいいから犯してくれと勝手に裸になるんですから』
全身が痣だらけで、ボロ雑巾のように痛め付けらたベルナデッタが哀しく映る。
──だって・・・中尉は私に似た人と昔お知り合いだったんじゃないんですか?
「何を・・・言っている」
ジュナスの頭の中が真っ白になり、トリノのセリフが遠い場所の音のように聞こえる。
言葉を失っているジュナスに構わず、通信機の中のトリノは更に嬉しそうな口調だ。
『大尉はもう遊んでやったんですかぁ? あの売春婦と』
ベルナデッタの痣と血だらけの顔が、潤んだ瞳が、ジュナスの脳裏に映った。
記憶の中のベルナデッタが、せつなそうな瞳で囁く。
──それでも、私に似た方の“外見”は、嫌いではなかったんですよね?・・・
そして、そこに7年前のあのオペレータ嬢の可憐な笑顔が薄っすらと重なった。
ベルナデッタへの罪悪感と7年前の喪失感が、一気に濁流のように迸る。
『もっとも、あんなブスじゃ抱いてやる気も起きませんよねぇ』
一呼吸置いたトリノは、さも同情したような口振りで言った。
「貴様あああぁぁぁーーーーーっっっ!!!」
コックピットの中で、ジュナスは悪鬼のような形相で咆えた。
ガンダムMk-U2号機は、狙いも付けずにビームライフルを構える。
そして、ジュナスの叫び声に合わせるようにビームが激しく連射された。
一発、二発、三発とビームが凄まじい勢いで虚空を切り裂いて消えて行く。
「彼女に謝れぇぇぇーーーーぇぇっ!!」
もとより照準など覗いていないから、ビームは闇雲に撃たれるだけで当たりはしない。
『はいはい、鬼さんこちら♪ くすくす』
トリノは、ハイザックでいとも簡単にビームを避けつつ笑う。
強烈な怒りで自分自身を失ったまま、ジュナスはただトリガーを引き続けた。
「うおおおおおおーーーーーっ!!!」
ジュナスは更にトリガーを引き絞るが、トリノの機体には全く当たらない。
通信機がアーガマからの指示を怒鳴り立てるのも、ジュナスの耳には入らなかった。
トリノは巧みにハイザックを操りながら、少しずつガンダムMk-Uに迫る。
『どうしたんですかぁ大尉? まさかあんな淫乱女に愛着でもぉ?』
トリノが嘲笑った瞬間、ガンダムMk-Uのビームライフルのエネルギーが切れた。
ジュナスが何度トリガーを引いても、カチカチと乾いた音が鳴るだけだ。
必死にレバーを引くジュナスの視界で、モニターのハイザックが急速に大きくなった。
『はいはい、ゲームセットですねー』
素早く近付いて来たトリノのハイザックが、余裕たっぷりにマシンガンを構える。
ガンダムMk-Uに向けられた銃口が、どこか現実感を伴わずに見えた。
──私の名前ですか・・・・。・・・教えてあげません
そう言って笑った、通信モニターの中のオペレータ嬢の顔が過ぎ去る。
次の瞬間、ジュナスの視界を目映い閃光が切り裂いた。
ハイザックのマシンガンを破壊し、ガンダムMk-U1号機が強引に援護に入ったのだ。
新たに現れたガンダムMk-U1号機は、間髪を置かずビームライフルを撃つ。
虚を突かれた格好のトリノのハイザックは、右腕から肩までを破壊された。
ジュナスの2号機を後ろに庇うようにして、ガンダムMk-U1号機は連続射撃を行う。
ハイザックは、慌てて2機のガンダムMk-Uから距離を取った。
ガンダムMk-U1号機のパイロットはエマ・シーン中尉らしく、狙いは正確である。
敵の動きを読んでの射撃は、やはりエマはエリートなのだと如実に示した。
ハイザックの左足の爪先を削り取られ、トリノは攻撃の意志を失ったようだ。
それでも余裕の態度を崩さないまま、笑って口を開くトリノである。
『ヤボな邪魔が入ったようですね、続きはまた今度ゆっ──』
「ゲスがっ・・・それ以上喋るな・・・」
フランセス・エラワー准尉の冷たい声が、トリノとジュナスの通信に割り込んで来た。
驚いた事に、ガンダムMk-U1号機のパイロットはフランセスだったのだ。
口を閉じたトリノは、そのまま何も言わずにハイザックを撤退させた。
ふと見ると、カミーユ・ビダン&ロベルトと戦っていたジェリド・メサとカクリコン・
カクーラーの2機のハイザックも、不利を悟ってか撤退行動済である。
ジュナスがリニアシートに沈み込むと、フランセスから通信が入った。
「・・・大尉らしく・・・ありません・・・」
小さな通信モニターの中で、フランセスは瞳を潤ませながら言う。
「・・・あんな大尉・・・、・・・嫌い・・・です・・・」
暗い表情でシートに身を沈めたまま、ジュナスは何も言わなかった。
ガンダムMk-U2号機をハンガーに入れ、ジュナスはコックピットから這い出した。
ジム改に右腕と両脚を破壊されたリック・ディアスが、隣のハンガーに入っている。
格納庫の床に降りて来たジュナスに、整備工が労いのセリフを掛けて来た。
いつもなら笑顔でそれに応えるジュナスだが、今日は無言で頷くだけだ。
ふと、クワトロがアーガマ整備主任アストナージ・メドッソと話す声が聞こえて来た。
「月で、アナハイムの新しいMSの補給を受ける事が可能かな」
「確かZ計画のデルタガンダムとかいうMSが、ロールアウトしてるはずです」
ジュナスは、少し離れた場所に立っている白いノーマルスーツのフランセスに気付く。
物言いたげなフランセスから無理に視線を逸らし、ジュナスは艦内通路に入った。
──そこで、ベルナデッタ・ソロンが彼を待っていた。
二週間ぶりに逢うベルナデッタは、右目に眼帯、左手にギプスとまさに満身創痍だ。
ベルナデッタの余りの痛々しさに、ジュナスは心臓を鷲掴みにされたように感じた。
絆創膏だらけの酷い顔で、ベルナデッタは健気に微笑む。
「お帰りなさい・・・大尉」
可憐な声はそのままだったから、より一層哀しく響いた。
──大尉はもう遊んでやったんですかぁ? あの売春婦と
ジュナスは、ベルナデッタの名誉を守れなかった事が死ぬより辛かった。
7年前の少女を愚弄されたと感じた瞬間、激昂してしまった自分が情けなかった。
その挙げ句に軽率な行動をした自分では、彼女に合わせる顔がないと思う。
「すまない・・・」
視線を逸らしたジュナスは、ベルナデッタの横を静かに歩き去った。
・・・取り残されたベルナデッタは、呆然として床に座り込む。
ティターンズから受けた性的・肉体的な暴虐を治療していた間、ベルナデッタを支えて
いたのは、ただ恋するジュナスの優しい笑顔それだけだった。
エレカの中で彼に抱き締められた暖かさを思い出す度に、生きていく希望が湧いた。
だから、大尉にまるで汚物のように見られて彼女の心は張り裂ける。
ジュナスが罪悪感で逸らした視線を、ベルナデッタはそう受け取ってしまった。
汚れた自分など好きになってもらえる訳がなかったんだ・・・ベルナデッタは泣いた。
・・・あたしなんて・・・死んじゃった方がよかったんだ・・・
冷たい通路の床に座り込んだまま、ベルナデッタはぽろぽろと涙を流した。
──次回、3月2日。
次回、パプティマス・シロッコ登場!
>>284 キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
主人公に感情移入できる嫌な敵を描けるISAPさんに脱帽。
シロッコ登場するってことは、今度はサラのHシーンですかね?
(あと、
>>271見た時、騙りかと思ったのは秘密)
うぅ…ベルタン…(⊃Д`)
うぅ…ベルタン…(⊃Д`)
うぅ…フランセスタン…(⊃Д`)
うぅ…ベルタン…(⊃Д`)
うぅ…フランセスタン…(⊃Д`)
うぅ…ジュナスタン…(⊃Д`)
うおおおおおお!!
やべえええええ!!
おもしれえええ!!
そして早くもクワトロはデルタガンダム(=百式)に乗り換える訳ですかッ!
来週が待ちきれませんヨ、ホントに〜〜
百式ってガンダムだったのか。
知らんかった。
言われてみれば顔似てるな。
メタスと百式とΖは一応全部ガンダムのはず
計画ではね
292 :
名無しさん@ピンキー:03/02/17 07:32 ID:3Cv7Lqw+
その割りにはメタス雑魚すぎ!スパ厨にとってはかろうじて使えるが。
293 :
296:03/02/17 08:03 ID:T00ybfXB
メタスは本当の意味での試作機だからしかたない。
295 :
vv:03/02/17 14:59 ID:UvN5O7cE
296 :
bloom:03/02/17 15:04 ID:r5F7Vi4Z
>>291,294
百式の外装に予算使いすぎまスタ。
うぅ…ベルタン…(⊃Д`)
うぅ…フランセスタン…(⊃Д`)
うぅ…ジュナスタン…(⊃Д`)
うぅ…リック・ディアスタン…(⊃Д`)
・・・な、なんてマターリしたスレだ
とてもエロパロのスレとは思えない
しかも小説面白いし・・・
>>291 メタスがガンダムというのは聞いたことがないが。
もうちょっと静かな怒りを燃やすタイプだと思ってたジュナス
でもそういう人物がこんなに取り乱して‥
>>そして、ジュナスの叫び声に合わせるようにビームが激しく連射された。
ベルタンへのこだわり、でもまだ自分の気持ちが恋愛感情にはまだなってない。
>>ジュナスは、ベルナデッタの"名誉"を守れなかった事が死ぬより辛かった。
ってかんじが書かれていると思った。
で後者は非常に上手にかかれてたと思うんだが、前者の取り乱し方が普段との
ギャップありすぎで今回書かれている状況に対するジュナスの反応としては少し
違和感を感じました。
勝手な感想スマン。
次回も期待してます。
しかし、このスレすごいな。
次週更新されないことに対して騒ぐヤシ誰もいない。当たり前なんだが
その当たり前が当たり前に守られてる。
>>300 メタス、百式、Ζの元機体の名称を考えるべ
全部プロトZガンダムだべ
間違えてたらすまそねw
ガンダムやなんか見てるとみんなわりと軽いノリで戦闘にでてますが、
優秀なパイロットでも撃たれて死亡する確率がかなりあるわけだから、
実際のところそのストレスな相当なものでしょう。
極限状態でいまにもキレそうな自分を、鍛え上げた精神力でなんとか抑えて戦っているわけなので、
そういう状態で過去のトラウマを刺激されればさすがのジュナスもああならざるを得なかった
ということではないでしょうか。
やっぱりちょっと強引な解釈かな・・・。
>>303 だからコウなんかは精神安定剤(?)を打ってたりする・・・
(アルビオンでオーキスの補給を行なっている時)
メタスもですが、リックディアスも開発コードガンマガンダムですよ。
クワトロの意見を取り入れすぎてジオンっぽくなっちゃったので、
アフリカの喜望峰の発見者、バーソロミュー・ディアスの名前から、
リックディアスと名づけたんですと。
メタスはZのMA形態、百式はMS形態の試作機です。
保守
保守がてら
フランってさ、ずっとナデシコのルリのイメージだったんだけど
今回の戦闘シーン(「ゲスがっ・・・それ以上喋るな・・・」 )読んで
なんか魔法少女アイっていうエロゲのアイのイメージになった。
個人的にはフラン萌えになったなあ。
ちなみに、ベルはやっぱガンダム戦記のノエルだと思う。
他の人ってどういうイメージなんだろ。
ベタだけどエヴァのレイとか >フラン
今週休載っつーのをすっかり忘れていた。
フランのイメージは、特にないけど、なんとなく立て巻きロールと
冷たい目が似合いそうな感じがする…
休載とわかっていても未練で来ちゃったよ・・・・
漏れも、フランは冷たい、じと〜とした目つきが似合うと思う。
ただ大尉を見る時だけぼ〜っっとしてる、とかだとイイ!
妄想スマソ。
休載サミスィ…(´_`)
∧_∧ ∧_∧
( ´Д`) ∧_∧ ( ´Д`) ∧_∧
/ \ (´Д` ) / \ (´Д` )
__| |
>>2 | |_ / ヽ、 .__| |
>>8 | |_ / ヽ、
||\  ̄ ̄ ̄ ̄ / .|
>>3| | ||\  ̄ ̄ ̄ ̄ / .|
>>9| |
||\..∧_∧ (⌒\|__./ ./ .||\..∧_∧ (⌒\|__./ ./
||. . ( ) ~\_____ノ| ∧_∧. ||. .( ) ~\_____ノ| ∧_∧
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>>4 ヽ \ / ヽ. |
>>10 ヽ \ / ヽ、
. | |ヽ、二⌒) / .|
>>5 | | . | |ヽ、二⌒) / .|
>>11| |
314 :
サラ:03/02/27 23:00 ID:XkJ0e2/c
ようやくパプテマス様が活躍なされるのね!
干す
あしたー
長かった…本当に長かった(つд`)
当日保守
月、という衛星は古来から地球にとって特別な星であった。
地球からおよそ384,000kmの距離に位置するこの衛星は、人々を魅了してやまない。
宇宙開発が始まって以降、絶えず目標になり通過点になってきた星である。
更に宇宙世紀に入ってからは、様々な戦略上の拠点ともなってきた場所だ。
宇宙世紀0027年のフォン・ブラウン市完成後、月には様々な施設が建設されている。
月の表側のフォン・ブラウン市に継ぐ第二の都市が、月の裏側にあるグラナダだ。
サイド3に一番近かったグラナダは、かつてジオン公国に制圧されていた時期もあった。
その時代には、連邦軍は月を重要拠点として様々な援助と戦略補給を行っていたのだ。
ところが一年戦争後はジオン共和国が弱体化した事から、月は経済支援を圧縮された。
宇宙軍の支援も最小限度にされ、軍人の給与までも遅配が続く体たらくとなった。
宇宙移民者にとって、物や金の不足に対する危機感は地球上に暮らす者の比ではない。
この地球連邦軍の上層部の愚鈍さにつけ込み、エゥーゴは勢力を伸ばしたのだ。
つまり、エゥーゴは潤沢な資金を元に連邦軍人の給与補填を行ったのである。
スペースノイド達は、現実に自分達の懐を潤してくれる組織の方へ好感を覚えた。
いわば、エゥーゴはスペースノイドを“買収”する形で組織を作ったのだ。
グラナダの近くに本社を置く企業が、アナハイム・エレクトロニクスである。
ジオン公国でさえ接収を控えたこの企業が、戦後の宇宙経済の復興の立役者だった。
軍需産業であるアナハイム・エレクトロニクスは、エゥーゴの後ろ盾でもある。
エゥーゴがスペースノイドを買収した資金は、このアナハイムから出ていたのだ。
無論、反ティターンズ組織としてのエゥーゴには確固たる理想と信念がある。
一年戦争後、地球連邦政府は地球の復興に奔走し宇宙に住む人々を蔑ろにした。
更にティターンズを結成し、宇宙移民を強制管理しようとする。
エゥーゴはスペースノイドの権利の為に集まり、連邦軍に対立する勢力となった。
だが、その活動資金はアナハイム・エレクトロニクスという死の商人から出ている。
アナハイム社は、ただ戦乱の拡大と自社の利益を求めてエゥーゴを支援しているのだ。
これが、クワトロがジュナスに説明したエゥーゴの内情である。
クワトロは、彼にはそういった実状を知っておいて欲しいと言った。
理想だけでは弾丸一発さえ撃てない現実を、ジュナスなら判ると思ったのだろう。
──現在、エゥーゴ旗艦アーガマは月面都市グラナダ近くのアンマンに入港している。
既に、グリーン・ノア1を出帆して1ヶ月余りが経過していた。
アンマンはコロニー開発時代に鉱物資源を掘り出した鉱山街で、現在は斜陽の都市だ。
従って、利益を求めるアンマンの企業家達には戦争待望論が根強く残っている。
アーガマがアンマンの地下宇宙港に入港後、そういった企業家が大挙して押し寄せた。
ブレックス・フォーラ准将やヘンケン・ベッケナー艦長と共に、クワトロ・バジーナや
ジュナス・フレイブも対応を余儀なくされ、笑顔を振り撒く事となる。
投資家等はアーガマやMSを視察しては、満足気に頷いた。
エゥーゴは、企業家の期待を一身に背負ってこれからも戦乱を拡大させるのだろう。
「付き合わせてしまい、申し訳ありません・・・」
夕刻になって“客人”達が引いたあたりで、クワトロがジュナスに言う。
「スポンサーの受けが良くなくては、補給さえもままならないもので」
二人はMSでも見て気分転換をしようと、応接からアーガマの格納庫まで歩いて来ていた。
格納庫に入ったジュナスは、そこに光り輝くMSを見つけて絶句する。
そのMSは、シルエット自体はすらりとしており高性能の機体に見えた。
だが、機体を成型する超強化プラスチックがなんと全身金色なのである。
本来の金色はもっと渋くくすんだ色だが、そのMSの塗装は異常に華やかな色だった。
ジュナスの視線に気づいたクワトロが、肩を竦めて言う。
「“百式”というMSだそうです。私の新しい機体です」
前回の出撃でクワトロのリック・ディアスは破壊されたので、その代わりだ。
MSN-100 百式はZ計画によってアナハイム・エレクトロニクスにより試作された機体だ。
基本的にはRMS-099 リック・ディアスの性能に、ムーバブルフレームの技術を導入して
試作されたMSであり、開発コードから社内では“デルタガンダム”とも呼ばれた。
設計主任ナガノ博士の「100年持つMSに」との願いから、形式名が付けられたという。
開発当初はZ計画の試験として可変試作を盛り込んでいたが、設計段階で変形機構に欠陥
が見つかり、機体自体のポテンシャルの高さを生かすべく変形機構は省略された。
ちなみに、最大の特徴ともいえる金色のエマルジョン塗装は耐ビーム機能を持つ。
クワトロは微笑を絶やさないまま、ふと真剣な瞳になって呟く。
「あれだけ目立つ機体なら、彼との再戦もありえるかもしれませんね」
前回クワトロを撃墜した、連邦のジム改のパイロットの事を言っているのだろう。
もっとも、クワトロ自身は前回の失態をそれほど気にはしていないようだ。
生き残ってさえいれば、いくらでも失地からの回復は可能と思っているようだった。
「どうです! クワトロ大尉、いいMSでしょう」
二人を見つけたアーガマ整備主任アストナージ・メドッソが、近付いて来て笑う。
「少し派手だな・・・それに金色では赤い彗星の真似事が出来ない」
リック・ディアスを赤く塗装してしたクワトロは、冗談めかして言った。
「そうですね、今度はナイト・オブ・ゴールド[黄金の騎士]ってのはどうですか?」
アストナージのセリフに苦笑しつつ、クワトロは百式を見上げた。
「ナイト・オブ・ゴールドか・・・運命の三姉妹でも守護しそうな名前だな」
三人が雑談をしていると、程なくして新たにMSがもう1機納入されて来た。
今度の機体はダークグレーに塗装されたMSで、どこか百式に似たシルエットだ。
ジュナスの視線を追ったアストナージが、手元の端末を操作して解説を行う。
「あれは、MSZ-006-X-1 プロトタイプZのX-1タイプですね」
カミーユ・ビダンも設計に加わっているアナハイム・エレクトロニクスの《Z計画》は
捕獲したガンダムMk-Uとこの試作機の実戦データを元に更に改良を重ねるらしい。
「あれには、フランセス・エラワー准尉に乗って貰おうと思うのですが・・・」
プロトタイプZX-1を見やり、クワトロはジュナスの意見を求めるように言う。
「あの戦闘能力・・・彼女はニュータイプかもしれません」
ジュナスは、先日フランセスのガンダムMk-U1号機に助けられた事を思い出していた。
確かに、初めての実戦にしては予想以上の戦果だったと言える。
実はこの一週間、ジュナスはフランセスやベルナデッタ・ソロンと会話をしていない。
アンマン入港の忙しさが、二人を避ける消極的な理由になってしまっていた。
ベルナデッタは、昨日アーガマからアンマンの病院に運び込まれて治療中である。
ジュナスは病室の前に花束だけ置いて、結局顔を合わせずに帰ってきてしまう。
フランセスとは何回か食堂で顔を合わせたが、ジュナスは意識的に距離をとった。
そんなジュナスの背中を、フランセスが健気に見つめていた事を彼は知らない。
「ニュータイプかどうかは知らないが、フランセス君は才能がある」
クワトロの問い掛けに静かに答えてから、ジュナスは感心したように言った。
「しかし、Z計画というのは意外に進んでいるんだな」
エゥーゴが、アナハイムと共同で行っている次期主力MS開発計画が通称《Z計画》だ。
航続距離の延長や大気圏突入などを実現するMA形態への変形を行う“可変MS”の開発が
その条件の1つとなっており、様々なMSが設計・製作されていた。
《Z計画》の話題は、アーガマでの航海中に自然にジュナスの耳に入ってきた。
「アナハイムは、Z計画以外にも変わり種のMSを考案しているそうです」
クワトロが、サングラスの位置を直しながら説明を続けた。
「噂では、MSにコロニーをも撃ち抜ける大出力のキャノン砲を持たせるとか」
本来、局地戦仕様のMSにそんな武器を持たせる事自体がナンセンスな話だ。
「この月からマイクロウェーブを照射して運用するので、その名をサテライト[衛星]・
キャノンと呼称するらしいですが・・・どこまで本気なのやら」
目を丸くしたジュナスに代わって、アストナージが大笑いをする。
「まさか、月は出ているのか?って気にしながら戦うんですか?」
その場面を想像して三人が苦笑すると、不意に格納庫に甲高い警報が鳴り響いた。
『連邦のシャトルから救難信号! 申告船名、テンプテーションっ!!』
格納庫の整備兵達にさっと緊張が走った後、誰かが大きな声で叫んだ。
「テンプテーション! ブライト艦長の船じゃないですかっ!!」
その甲高くも綺麗な声は、カミーユ・ビダンだった。
何時の間にか格納庫に来ていたカミーユが、叫びながら近付いて来た。
ふと見ると、カミーユは顔中が痣だらけで口の回りには血まで付いている。
「どうした? ケンカか?」
ジュナスの不思議そうなセリフに、カミーユは口を尖らしてそっぽを向いた。
「カミーユ、ケンカ、ケンカ・・・!」
その足元には、ジュナスもよく知る“ハロ”がぴょんぴょん飛び跳ねている。
一年戦争の英雄アムロ・レイ少尉の造った電子ペットで、一世を風靡した玩具だ。
まん丸の顔兼胴体につぶらな瞳が二つ付いている、なかなか愛嬌のある風貌である。
ジュナスの家の隣に住んでいた子供も、一つ持っていてよく遊んでいた。
「カミーユ、キョウモゲンキ、カミーユ、キョウモゲンキ」
アーガマの格納庫の床を、ハロはごろごろ転がっては跳ね回る。
カミーユは、そんなハロに目も呉れずに拗ねた表情だった。
一緒に歩いて来たアポリー中尉が、苦笑しつつジュナスに解説を加えた。
「カミーユはウォンさんに“修正”されたんですよ」
修正とは殴って気合いを入れる事で、古い軍隊の悪しき慣習だ。
連邦軍人時代からジュナスは否定していたが、好んでいた士官も多かった。
ウォン・リーはアナハイム・エレクトロニクスの要人で、武道の達人と聞く。
ジュナスも挨拶をしたが、東洋系の骨張った顔立ちで軍紀に厳しそうな人間だった。
カミーユは、拾ったハロの修理をしていてミーティングに遅れたのだという。
「ちょっとミーティングに遅刻をしたからって・・・!」
修正の名目で殴られたカミーユは憤った口調で言い、クワトロは肩を竦めた。
「殴られたくなければ、自分のミスを無くすのだな」
相手はエゥーゴのスポンサーの幹部だから、クワトロもカミーユの肩は持たない。
カミーユは、どこか慰めて欲しそうな視線をジュナスに向けて来た。
ジュナスは仕方なく肩を竦め、災難だったなという表情をしてやる。
アストナージの携帯端末が、ブリッジのヘンケン艦長からの出撃命令を伝えて来た。
本来なら、アーガマがアンマンに入港しているのは秘密にしておくべきだ。
しかし救難信号は無視出来ないし、アンマンから近日中に出航予定という事情もある。
「ガンダムMk-U2号機、3号機いつでも出撃出来ますっ!!」
部下の報告を聞いて、アストナージが勢い良く報告して来た。
ジュナスとカミーユは、急いでガンダムMk-Uのコックピットへと向かう。
星空を背に、1機の戦闘機に追い立てられるようにシャトルがアンマンに接近した。
ジュナスとカミーユの2機のガンダムMk-Uが、素早く月面へ飛び出す。
2機が月面に着地する度に、脚のバーニアのせいで砂塵が上がって視界を悪くする。
敵戦闘機は出撃して来たジュナス達に気付き、進路を変えメガ粒子砲を撃った。
二人は左右に素早く散開すると、戦闘機目掛けタイミングを合わせて射撃を行う。
虚空を鮮やかな閃光が切り裂くが、戦闘機は身軽に回避しながらくるりと旋回した。
次の瞬間、戦闘機は積み木を組み直すかのように変形してMSになる。
「モビルアーマーに変形するっていうのか!?」
敵が機動性のある機体だと気付き、カミーユは目を見開いた。
カミーユは慌ててガンダムMk-Uを回避させつつ、ビームライフルを連射する。
それを避けた敵MS──PMX-000 メッサーラのコックピットで一人の男が眉を顰めた。
長い髪を肩まで伸ばし、多少吊り上がった瞳に妖しい光を宿す若者である。
「・・・ん?・・・なんだこの不快感は・・・」
男の名は、パプティマス・シロッコ──ティターンズの若き士官で、階級は大尉だ。
後々まで死闘を繰り広げる二人の、これが初めての出逢いであった。
──次回、3月9日。
次回、ブライト・ノア登場!!
2週間振りにISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
(”あの部分”は誰もがニヤリとしただろうから敢えて書かず)
フランセス、段々と本編に関わりが深くなりつつあるのが気になったり。
そして
>「あれだけ目立つ機体なら、彼との再戦もありえるかもしれませんね」
コウvsシャアが楽しみです。
コウはガトーを(と言っても、クワトロの正体を知った場合だけど)、
シャアはアムロを意識した、一種の因縁の対決が見れそうな予感がするので。
ISAPさん悪ノリしすぎ(w
ガンダム繋がりのアレはまだしもKOGは(w
ヤラレタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
メカデザの永野繋がりでKOGとは!!
あと、
>後々まで死闘を繰り広げる二人の、これが初めての出逢いであった。
(・∀・)カッコイイ!
一つツッコムとするならシロッコの所属はライラと同じ連邦なんだな。
ティターンズの所属ではない。
正しくは連邦の木星船団の所属になってるから。
あと一年戦争のときはハロはアムロの自作だから一台しかない。
だから近所の子はハロでは遊べないな。
それだけ
>>335 ハロ
・・・戦後に流行ったンじゃん?
リアル現在ですらですらハロは発売されてるんだし。
シロッコって連邦側だったんだ? やっぱわかりにくいな、実際。
ハロは>336のいうとおり戦後発売されたっていう描写かと。
原作でも一年戦争後に発売されて人気があったって言ってたはず。
シロッコは連邦所属だったはず。
あとの方でジャミトフに忠誠を誓うとか言って血判を差し出してるし
ロイヤルスカ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ッシュ!!!!!
追悼企画とか
追悼って、 … 井上 瑤さん?
そういえばISAP氏の一年戦争モノも読んでみたいな
連載を1回休んで特別編とかいうのはどうだろうか
ISAP氏の書くセイラさんも萌えそうだw
保守
343 :
名無しさん@ピンキー:03/03/06 23:42 ID:poz9L+rD
age
うぅ…セイラタン…(⊃Д`)
うぅ…セイラタン…(⊃Д`)
うぅ…ハロタン…(⊃Д`)
なんでハロタン?
たぶん、ファーストではセイラの他にハロの声もやってたからじゃないの?
>>347 Σ(゚Д゚;)マジデスカ!!
今の今まで知らんかった・・・。
キッカもな
いや、常識の範疇だと思っていたが。
じゃあISAP氏の濃い系のネタもわからない香具師がいるんだろうなあ。
Vも種も違う役の人間があててるしな
逆シャアはしらんが
TV版ガンダム第1作目ということなら
キッカ=セイラ=ハロ
カツ=ミライ
レツ=フラウ
マ・クベ=ジョブ・ジョン=クランプ=マリガン
ジーン=ワッケイン
パオロ艦長=ガイア=トクワン
イセリナ=ララァ
>キッカ=セイラ=ハロ
>マ・クベ=ジョブ・ジョン=クランプ=マリガン
(´・ω・`)
>>351 ガンダムは最初のからZZまでしか見てないし、
声優が誰かってことを気にしたこともない。
なのでISAP氏の濃い系のネタもわからない。
みんなが盛り上がってても、俺だけ(゚Д゚)ポカーン・・・
>>355 大丈夫、例えそうでも
君は立派なこのスレの仲間だヽ(´ー`)ノ
>>332 実はフランセスはベルナデッタ救出作戦の時にジュナスを庇って死ぬ予定でした。
それがここまで存在感が大きくなってしまったので、私が一番驚いています。
従って、今後フランセスがどこまで活躍するのか私にもわかりません。
>>335 × ティターンズの若き士官
○ 地球連邦軍の若き士官
ご指摘有り難う御座います。今後共ツッコミ等をお待ちしております。
なお、ハロ市販の件は(あたりまえですが)一年戦争終戦後の事を指しています。
「ジュナスの家の隣に住んでいた子供」というのは
「退役後のジュナスの家の隣に住んでいた子供」という意味です。
>>355 申し訳ないです。
パプティマス・シロッコにとって、地球圏は久しぶりである。
巨大輸送船ジュピトリスの艦長であるシロッコは、つい先日木星から帰還していた。
木星は、一年戦争当時からアースノイドを魅惑しあるいは恐れさせた惑星だ。
ある報告には、木星で赤い巨神を目撃したという奇妙なものまである。
木星帰り、という経歴はシロッコに大小様々な権威を付していた。
悟りを開いたとも噂されるのも、自らは世捨て人と自称するシロッコには好都合だ。
もっとも、世俗を捨て去ると口にする割にその瞳に宿る意志は隠せない。
むしろ、彼はティターンズにすり寄りつつ何かを求めているようだった。
彼は自他ともに認める天性の才能を持っており、独自に可変MSの開発も行っている。
今回の出撃は、自らの新型MSのテスト飛行も兼ねていたのだ。
ちなみに、バスク・オム大佐よりの伝達はテンプテーションの撃破である。
新型MSメッサーラの性能試験を兼ねている内に、エゥーゴを誘き出せるとは僥倖だ。
そう笑うシロッコを不快にさせたのが、エゥーゴのパイロットだった。
敵のパイロットの意志は、今まで感じた事のない癇に障る感触である。
奇妙な感覚を打ち払うべく、シロッコはモニターの中の白いMSを睨め付けた。
データによると、エゥーゴに強奪されたガンダムMk-Uのようである。
「一年戦争のガンダム神話に頼ろうなどとは・・・所詮老人の浅知恵か」
シロッコは、薄い唇を静かに舐めてせせら笑った。
メッサーラを再び飛行形態に変形させたシロッコは、不快なパイロットへと向かう。
自らが仕立て自らが操るメッサーラは、シロッコの手足のように動いた。
「名前を聞いておいてやろうか! エゥーゴのパイロットっ!!」
シロッコは機体を加速させながら、通信機に向かって叫んだ。
ガンダムMk-Uがティターンズ回線を開いていれば、相手には聞こえたはずだ。
そうは言っても返事なぞ期待しなかったシロッコは、次の瞬間唖然とする。
『オレの名前なんてどうだっていいっ!!』
ミノフスキー粒子で雑音の酷い通信機は、少年の甲高い声でそう叫んだのだ。
この少年は自分の名前にコンプレックスでもあるのかと、シロッコは苦笑する。
そう感じさせる程、『名前』というフレーズに過敏な反応だった。
「そうか! ならば落とさせてもらうぞ、少年っ!!」
メッサーラのテールノズルから長い光の帯が吐き出されて虚空を切り裂く。
シロッコの目には、カミーユのガンダムMk-Uの動きはいかにも緩慢に見えた。
メッサーラは、ガンダムMk-Uに照準を合わせて攻撃体勢に入る。
その時、シロッコの視界の片隅をきらきらとした光がよぎった。
戦場には似合わない金色の物体に、シロッコは一瞬唖然として気を取られる。
目映い色のMSは、アンマンの地下ドックから直接飛び出して来た。
月の砂塵を吹き上げながら、エゥーゴの派手なMSがメッサーラに迫る。
「ん! まだ戦力を隠していたか!!」
金色のMSは慣性運動を殺さないまま、ビームライフルを撃ってきた。
その閃光は、強いプレッシャーと共にシロッコに迫る。
隙を突かれたシロッコは、スタビライザーの一部に被弾を許す。
「虚仮威しだけではないか・・・面白いっ!!」
新たに現れたMSにプレッシャーを感じながらも、シロッコは不敵に笑った。
メッサーラは素早く変形して、MS形態でグレネードランチャーを撃つ。
その火線を辛くも回避した金色のMS──百式は、自由落下状態で月面に降りた。
百式の足元から、月面の砂塵が猛烈な勢いで吹き上がって放物線の軌道を描く。
「このプレッシャーはっ!?」
クワトロ・バジーナ大尉は、百式のコックピットで舌打ちをする。
「明らかに違う。あれはアムロでもない、違うタイプだ!」
まるで、クワトロは一年戦争の英雄アムロ・レイ少尉を知っているかのようだ。
いや、それどころか顔見知り以上の関係があるかのような不思議な口振りだった。
エゥーゴ側のMSが3機となった事から、シロッコは一旦距離を取る。
メッサーラに襲われてたテンプテーションは、すかさずアンマンの山影に入った。
その隙のない判断は、艦長を務める人間の経験の深さを示すようだ。
シャトルの撃破は無理と見て、シロッコはコックピットの中で肩を竦めた。
「まあ良い・・・このメッサーラのテストには十分だった」
バスク・オム大佐に命じられた任務になぞ、大して重要視していない口調だ。
シロッコは、被弾したスタビライザーの損傷をチェックしてからバーニアを噴かす。
「エゥーゴのパイロット・・・ふふふ・・・面白い」
メッサーラの機体は、まるで流星のように素早く退却して行った。
ジュナス達は、テンプテーションの保護を優先してそれを追わなかった。
アンマンのドックに入港したテンプテーションから、一人の男が降りて来た。
豊かな髪を軽く後ろに撫でつけた、細い瞳の連邦軍士官──ブライト・ノア中佐である。
ブライト・ノアといえば、後世の歴史家の評価も高い名艦長だ。
彼は7年前の一年戦争時、連邦軍新型強襲型揚陸艦ホワイトベースに配属された。
そのホワイトベースが、新型MS受領のためサイド7へ入港した際に彼の運命は変わる。
ホワイトベースは、ジオン軍のシャア・アズナブル麾下のザクの攻撃を受け、パオロ・
カシアス艦長以下正規兵の殆どが戦闘不能となってしまったのだ。
その際、暫定でブライトが艦長を民間人ミライ・ヤシマが操舵手を勤める事となった。
結果から言えば、彼はそのまま正式に地球連邦軍第13独立部隊の艦長となる。
そして素人集団のはずのホワイトベースは、何故か一年戦争を生き延びてしまった。
終戦後はミライ・ヤシマを妻に迎え、連絡シャトルの艦長に配属されたブライトだ。
27歳というから、クワトロより1歳、ジュナスより2歳年下だが外見は落ち着いていた。
ブライトは、エゥーゴ側から歩み出たブレックス・フォーラ准将の手を取る。
「助かりました・・・正直、月まで着けるか不安でしたから」
ブライトは頭を下げた後、表情を曇らせて口を開いた。
「バスク・オム大佐の粛清が始まりました。エゥーゴの協力者と見られる人々は、軒並み
逮捕されたのです。グリーン・オアシスはティターンズの軍事基地として、民間人も軍需
工場に強制的に放り込まれてしまい、この人たちを助けるだけで精一杯でした」
ブライトは、難民を乗せたテンプテーションを仰ぎ見てため息を吐く。
ブライトの報告を聞いて、ヘンケン・ベッケナー中佐はブレックスに耳打ちをした。
「・・・あの作戦を急ぐべきでは? この事実は衆目に知らしめなくては」
ブレックスはヘンケンに無言で頷くと、ブライトに難民を降ろす許可を与える。
シャトルの扉が開いて、難民達が疲れたような表情でシャトルから降りて来た。
アンマンのドックは、アーガマとテンプテーション以外にも多くの船が停泊している。
その中を、ジュナスはガンダムMk-Uから降りてブライトの元に歩み寄った。
先に到着していたクワトロが、ブライトと握手を交わしているのが見える。
「また船を失う艦長をやってしまいました・・・クワトロ大佐」
そう言って苦笑するブライトに、クワトロは不思議そうに言う。
「私は・・・大尉ですが。ブライト中佐」
ブライト自身も虚を突かれたような表情で、自分のセリフに驚いているようだ。
ジュナスはそんな二人に近付くと、そっと手を差し出した。
「ジュナス・フレイブ大尉です。一年戦争の活躍は伺っております」
通称“ニュータイプ部隊”を指揮した艦長である──ジュナスも興味はあった。
「お恥ずかしい限りです」
ジュナスの手を握り返して、ブライトは幾分親しげな表情で問い掛けてくる。
「当時、大尉はどちらに?」
「クライスト艦長のサラミスでGMに乗っていました」
一年戦争の時はどの部隊にいたのか、という質問にジュナスは答えた。
年齢はジュナスの方が上だが、階級はブライトの方が上だから当然敬語を使う。
更にブライトが何か言おうとした時、横から無遠慮に声が掛けられた。
「ブライト艦長! 一度サインを頂きました!!」
そう言って頭を下げる少年に、ブライトは見覚えがあるような気がした。
だが、彼が自分をカミーユ・ビダンだと自己紹介をしたので合点が行く。
ブライトは、カミーユがガンダムMk-Uを強奪する際に居合わせているのだ。
「君があのカミーユ・ビダン君か・・・」
要するに、軍の新型MSを衝動的に奪った挙げ句に反連邦運動に参加して、両親の生命を
宇宙に散らせてしまい、尚かつバスク・オムの戒厳令に拍車を掛けた少年だ。
ブライトがため息を吐いた時、カミーユの身体に誰かが勢い良く抱き付いた。
月の低重力の中で、カミーユの身体がその相手ごと大きく吹き飛ぶ。
カミーユに抱き付いた人間は、テンプテーションから走り出て来たようだった。
不意を付かれて目を白黒させるカミーユに、相手は大声で呼び掛ける。
「カミーユっ! カミーユっ! 貴方にここで逢えるなんてっっ!!」
そう叫びつつ、まるで子供のようにカミーユの身体にしがみついてきた。
カミーユは相手の顔を覗き込んで、余りの驚きに声を失う。
──腕の中に居たのは、グリーン・ノア1の幼馴染のファ・ユイリィだった。
ブライト・ノア艦長に逢いに行った宇宙空港で、別れたきりのファ・ユイリィだった。
「ガンダムを盗んだカミーユの友達だからって、ティターンズに徹底的にマークされた
のよ! お父さんもお母さんも捕まって強制労働送りで・・・!!」
一人ブライトに助けられたファは、カミーユの胸の中で泣きじゃくる。
ファの抱き付いて来た衝撃で吹き飛んだ二人は、壁にぶつかってようやく止まった。
カミーユは、なんとかファをなだめつつ優しく頭を撫でてやる。
たった1ヶ月程の別れでしかなかったのに、とても懐かしく思える再会だ。
何しろ、ファは幼い頃からずっとカミーユの側にいた少女なのだから。
そうやって愛しげにファを抱き締めていたカミーユは、ふと不気味な圧力を感じた。
カミーユが顔を上げると、そこにエマ・シーンが微笑んで立っている。
どうやら、テンプテーションが入港したのを聞いて手伝いに来たようだった。
「エ、エマさん・・・っ」
カミーユは、エマから放たれてくる波動に全身を硬直させる。
「・・・随分とぉ・・・仲が良いのねぇえ?」
こめかみをぴくぴくと痙攣させながらも、エマは穏やかに微笑んでいた。
顔は笑っているのに目が全然笑っていないのが、ひそかに不気味だ。
「エ、エマさん・・・な、なんか怒っていませんか?」
恐る恐る問い掛けるカミーユに、エマは極上の微笑みで答えた。
「ううん、ちぃぃぃっとも怒ってなんてないわよぉぉ」
こ、これはもの凄く怒ってる口調だ──そのプレッシャーにカミーユは戦慄する。
──次回、3月16日。
次回、らぶこめ風味(今回、題名を入れ忘れかけました)
・・・
・・・
嫉妬するエマさんも良いなあ・・・
ISAP様オツカレードゾー(=゚ω゚)ノ●です。
ISAPさんキテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
遊びが多くなってきましたね(w
今週もキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
>ある報告には、木星で赤い巨神を目撃したという奇妙なものまである。
これって、アレですよね? ね?(w
おお、エマさんいいねー。
来週もエマさん登場かな・・・ワクワク。
>>375私はあんまりヲタなレヴェルの話は詳しくないんですが、確かサイドストーリーかアナザーストーリーみたいなのでそんなお話ありませんでした?
木星船団と井手さんが遭遇するお話。
あーあったかも、なんかZZ後の話が漫画で
>>376 コミックの「逆襲のギガンティス」だと思われ。
井手vsジュドーとアムロの共同戦線ってお話。
クロスボーンガンダムの長谷川裕一さんが描いたやつだな。
それにしても、マニアックだ(w
でも、それがわからなくてもISAPさんのSSは面白いが。
おまいら、全然ついていけませんよ(´・ω・`)
木星圏に赤い巨人など居ない!
メガゼータの中に人など居ない!
エマハァハァ
>>380 でも、濃い系のネタなんて結局枝葉末節だから。
ベルやフラン、エマたんに萌えることこそ一番重要。
保守
題名を入れ忘れかけたISAPタン萌え〜(*´Д`*)
386 :
名無しさん@ピンキー:03/03/13 23:46 ID:Ue2mDWeg
age
実はファ萌え(*´Д`*) だったり
いや、ZZの最終回見ちゃうとさあ
388 :
vv:03/03/14 06:27 ID:4ygptO2z
389 :
名無しさん@ピンキー:03/03/14 08:18 ID:IXtEFKgP
保 守 〜 ♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___ ______ ───────────…‥
/日 「 日\_.\ ━━━━━━━━━━━━…‥
|. │/ \ ┃ ..|しぃ | ───────────…‥
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()_____|_日 (゜ー゜* )(@)_二〉 ̄,ー' ゞ ⌒ヾ∠_────────…‥
\|乙/∪∪=/__/__二二, =- 三ニ=−──…‥
<_,<、二ニ_/ ̄ ̄ //_ く ̄ ━━━━━━━━━━…‥
l/ l/^ー' / / ∨.N \ ────────…‥
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────────────…‥
無人島であんな下着姿の女と二人っきりになったら、普通犯すよな。
そうしてまた投書される、っと(w
すれ違いだが行っておく
子供が見る時間帯の番組、しかも15才の女子が
裸で男と寝てる等言語道断!!
とか言うデムパ投書があったらしいw
その前に阿呆なことを言いまくるワイドショーや糞ドラマに以下略
このスレの住民っていいやつが揃ってるよなあヽ(´ー`)ノ
少なくとも「教えて君逝ってよし」なんて言う香具師いないし。
いいスレだ(´ー`)y-~~・・
恐々
一昔前ならガンダムや北斗の拳、マクロスなどでも普通に裸のシーンはあったし
少しマイナーなアニメなら寝てるシーン(それの描写も)もあったけどな・・・
富野ガンダムで言えば入浴シーンが無いのは逆シャアだけだし
フレイがサイに「私、昨日はキラの部屋にいたんだからっ!」って言ってたけど、
部屋でなにやってたのかな。
きっと囲碁とか将棋とかトランプとか・・・
んなわけねー
「囲碁とか将棋とかトランプ」・・・・せめてTVゲームとか。
どこから現れたのか、ハロがカミーユ・ビダンの足元で飛び跳ねる。
「カミーユ、ラブラブ! カミーユ、ラブラブ!」
こいつ分解してやろうかと思いつつ、カミーユはハロを横に蹴り飛ばした。
微妙に空気を読み取り、カミーユの腕の中からファ・ユイリィが抜け出す。
カミーユの傍らに立ったファは、緊張で身体を硬くした。
エマ・シーンはにこにこと微笑みながら、カミーユを威圧する。
「そちらは・・・どちら様なのかしら?」
──初めてだって言ってるのっ! ・・・優しく・・・しなさいよ・・・
カミーユの脳裏に、エマと過ごした甘い時間が浮かび上がった。
「あ、あの、こいつはファといって、そ、そのただの幼馴染で」
カミーユのぞんざいな紹介の仕方に、ファは少々むっとする。
それを聞いたエマは、何気ない視線でファの頭のてっぺんから爪先まで値踏みした。
「仲が良いのは構わないけど、今がどういう時か判っているのかしらぁ?」
にこやかに笑いながらも、どんどん言葉がトゲトゲしくなっていくエマだ。
カミーユは、先程の戦闘以上の緊張感に包まれて唾を飲み込む。
「だいたい、貴方は軍人としての意識が足りな過ぎるのよ──そんな事だから」
エマは肩を竦めると、当て付けるようにカミーユを指導し始める。
それはまるでファに、カミーユの事は自分の方が詳しいと見せつけるようだ。
しばらくそれを聞いていたファは、カミーユに寄り添いつつ口を開いた。
「あ、あの! カミーユの幼馴染のファ・ユイリィです!」
「・・・そのファさんが何かご用?」
その些か挑戦的な口調に、エマは眉を顰める。
「悪いのは、あたしですから! 文句ならあたしに言って下さいっ!!」
カミーユを庇うファのセリフは、エマの神経を逆撫でした。
だいたい、エマのこの感情は八つ当たり以外の何物でもない。
自分を抱いたその腕で他の女を抱く男なぞ、到底許せるものではなかった。
エマは、自分の中にそんな得体の知れない感情があると初めて気付いたのだ。
「ふうぅぅぅん・・・いい幼馴染をお持ちねぇえ、カミーユ?」
カミーユ達が馬鹿げた騒動を起こしている間にも、難民達は下船して来た。
アンマンの地下ドックは次第に雑音で満たされ、混乱を極めていく。
エマは口元だけで微笑むと、さっと二人に背を向けて遠ざかって行った。
カミーユはファの手を振り切ると、エマを追い掛けて走り出そうとする。
「カミーユっ!!」
ファは必死に縋り付いて、カミーユの腕をぎゅっと抱き締めた。
カミーユの右腕が、ファの小振りだが柔らかい乳房に押し付けられる。
事情は全く判らないが、ファの女としての本能がカミーユを独占しようと動いた。
「ごめん、ファ。ちょっと用事を思い出した・・・っ!」
力を込めてファの手を振り解くと、カミーユは振り返りもせずに走り去る。
一人難民の群に取り残されたファは、目の端に涙を浮かべて口を開いた。
「・・・カミーユのバカっ!!!」
そのバカのカミーユは、アーガマ居住区へ入るハッチ近くでエマに追い付いた。
「待って下さいよ、エマさん!」
カミーユのセリフは聞こえているはずのエマは、歩みを緩めもしない。
エマと並んで歩きながら、カミーユは必死に話し掛けるが全て無視された。
「エマさんっ! なんでそんなに怒るのか説明して下さいよ!」
本来なら女がヘソを曲げた時は、ひたすら謝って嵐の通り過ぎるのを待つべきだ。
ところが未熟なカミーユはそんな事も知らず、ただ自分の正当性を主張した。
「僕が何か悪い事でもしましたか!?」
これではエマも折れるに折れられず、より一層表情を硬くするしかない。
「怒ってなんていないわ! 私はいつもこういう顔よっ!!」
あからさまに怒った表情で言いつつ、エマはカミーユに視線を向けもしなかった。
「どうせ、私はむくれた顔よっ! いつまでもついてこないでっ!」
顔を真っ赤にしたまま、声を荒げて歩き続けるエマである。
そんな不器用な会話を繰り返している内に、二人はエマの部屋の前に着いてしまった。
エマが無言で部屋に入ろうとしてしまうので、カミーユは慌ててその腕を掴む。
「話を聞いて下さいよ、エマさん!」
カミーユはエマの手に触れた瞬間、エマの白い肌を思い浮かべて鼓動を高める。
その感情を微妙に感じ取ったエマも赤面し、一瞬その場の空気が変わった。
慌てたエマはその手を振り払い、カミーユを睨み付ける。
「離して! これ以上私に指一本でも触れたら舌を噛んで自殺するわよ!!」
ジュナス・フレイブは、クワトロ・バジーナと共にアーガマのブリッジに入った。
難民の受け入れ作業中に、ヘンケン・ベッケナー艦長から呼び付けられたのだ。
同時にエマも呼ばれていたのだが、残念ながら見付けられなかったジュナスである。
キャプテンシートにはヘンケン、その横のシートにはブレックス・フォーラ准将がおり
少し離れたオペレーターシートにはウォン・リーが横座りしている。
ジュナスとクワトロを確認したブレックスが、すぐに口を開いた。
「実は、例の作戦をそろそろ発動すべきだと思うのだが」
「『ジャブロー侵攻作戦』の件・・・ですか?」
クワトロがそう問い掛けると、ブレックスは真剣な顔で頷く。
“ジャブロー”といえば言わずと知れた地球連邦軍の難攻不落の拠点だった。
地球連邦軍本拠地への侵攻作戦は、以前からエゥーゴ内部で予定されていたものだ。
その為に、二週間前レコア・ロンド少尉を地球に偵察に降下させていた。
グリーン・オアシスへの訪問も、本当はこの作戦の情報収集だけが目的だったのだ。
カミーユの参加とガンダムMk-U3機の強奪は、全くの偶然の産物である。
そもそも、グリプスは所詮地球連邦軍とティターンズの末端に過ぎなかった。
連邦政府の喉元であるジャブローへの侵攻作戦で連邦軍に脅威を与えて、ティターンズ
への予算を遮断するべきだというのがブレックス・フォーラの主張だ。
ブレックスのこの説明を聞いたクワトロが、苦々しそうに口を開く。
「ティターンズは人間の闘争心の現れです。その根を絶たない限り、ティターンズを解体
する事は出来ません。ジャブロー侵攻作戦は、重力に魂を引かれている人々の目を宇宙に
向けさせる為には有効でしょうが、それでは解決策にはなりません。宇宙での戦いは続く
でしょうし、闘争心を解消させるまでには至りません」
そこまで言ったクワトロは、視線をウォン・リーの方へ向いてセリフを続けた。
「それに、地球での戦いは地球を汚染します。それではエゥーゴの本旨に反します」
「宇宙の戦いが続くなら、地球に住むしかないと考える人々の根を絶つ必要がある」
ウォンが大げさに肩を竦めて言うので、クワトロは更に強硬に言い募る。
「ならばティターンズの黒幕と目されるジャミトフ・ハイマンを暗殺した方が良い」
──実は、この時点で先行している偵察員レコア・ロンド少尉とは全く連絡不能だった。
緊急事態が発生した事も想定され、それを知っているクワトロは尚更慎重である。
それまで黙って聞いていたジュナスは、目を細めて重々しく口を開いた。
「作戦を急ごうとされているのは、ブライト・ノア中佐の報告を聞いたからですか」
そのセリフにブレックスが頷いたので、ジュナスは更に質問を続ける。
「侵攻後は・・・ジャブローをエゥーゴの拠点にしようとでも?」
宇宙から降下したMSのみでそれを行おうとしているなら、相当に大味な作戦だ。
ジュナスの冷静な指摘に、ウォンが気分を害したように答えた。
「いずれにしろ、ジャブロー侵攻作戦は実施してもらいたいのだよ・・・」
──気まずい静寂に包まれたブリッジに、アーガマ航行担当のトーレスが入って来た。
それを見つけたヘンケンが、何気ない風を装って声を掛ける。
「そ、そういえば、エマ中尉を見掛けなかったかな・・・?」
「見掛けませんでしたが・・・、こないだから随分とエマ中尉にご執心ですね?」
視線を中に浮かせるヘンケンに、トーレスは笑い顔で言った。
ヘンケン艦長がそれとなくエマを追っているというのは、ブリッジでは常識だ。
「その、なんだな・・・中尉を気に入っているとかそういうんじゃないんだが」
トーレスの揶揄に慌てたヘンケンは、空咳をして小さな声で呟いた。
「・・・あの免疫のない・・・男と手も握った事のないような処が興味深くてなあ」
カミーユのペニスが、エマ・シーンの媚肉をかき分けて挿入される。
「くぅぅ・・・はぁぁぁ・・・」
エマの眉がぎゅっと顰められ、美しい額に汗が滲んだ。
カミーユもきつく目を閉じながら、エマ目掛けて強く腰を打ち付けた。
「ああ・・・っ! ひ、卑怯よカミー・・・ユっ」
くちゅっとエマの粘膜が擦れ、カミーユのペニスを緩やかにくわえ込む。
結局、カミーユと揉み合っている内に抱き寄せられて抵抗力を失ってしまったエマだ。
そして、エマは舌を噛むより先にカミーユに押し倒された。
なし崩し的に自分の身体を求めるカミーユを、拒絶出来ない性がエマは信じられない。
エマは、カミーユの服を着たままの胸元にしがみついて匂いを嗅ぐ。
「あふぅううっ・・・んんっ」
汗で濡れたカミーユの服の匂いがエマを包んで、目の前が軽くフラッシュする。
スラックスを脱いだだけだから、エマもカミーユも上半身は服を着たままだ。
エマの白い腿が小刻みに痙攣し、カミーユの肉付きの良い脚と好対照を見せる。
二人にとって二週間ぶりのセックスであり、久方ぶりの触れ合いだった。
先刻までのカミーユへのマイナス感情が、快感で無理矢理押さえられてしまう。
エマの身体を気遣いながらも、カミーユは挿入したペニスを動かし始めた。
「ああっ・・・あっ・・・あぁっ」
カミーユの腰の動きに合わせて、エマが湿った喘ぎ声を上げる。
カミーユの荒い息がエマの耳元を擽り、微妙な快感を与えてきた。
エマは、カミーユに組み敷かれる自分をどこか不思議な思いで捉える。
17歳の少年が、二人の感情のすれ違いを身体で誤魔化そうとたのは狡猾だ。
しかも、それを計算尽くでなく劣情の赴くままに行っているのが始末に負えなかった。
「エマさんっ、いい・・・いいですっ」
カミーユが性欲に潤んだ瞳で見つめているのに気付き、エマは顔を火照らせる。
「だめぇ・・・だめぇぇ・・・」
カミーユの手が、制服越しにエマの乳房を強く揉み込み刺激し始めた。
胸を刺激されると、もっと触って欲しくて、エマは自然にカミーユに甘える。
7歳年下の少年に自分を委ねる感覚は、エマの快感を否応なしに増幅させた。
「だ、だめだってばあぁぁっ・・・」
カミーユの身体の動きに合わせて、エマの身体が大きく動く。
ペニスがエマの秘裂を出入りする度に、ぐちゅぐちゅと湿った音が漏れ出た。
「あんっ、・・・ああぁぁっ!!」
カミーユのペニスが、一旦引き抜かれてからもう一度差し入れられる。
「ん、あぁんんっ」
エマは、鼻の奥を鳴らすような声を上げた。
無意識に腕に力が入り、エマの腰がカミーユを追いかけるように動く。
「んんっ・・・あああああっ」
次の瞬間、エマは全身をびくびくと痙攣させ軽く昇りつめてしまった。
「ああんっ・・・! だめぇぇえええっ」
同時にカミーユのペニスから大量の液体が吐き出され、エマの腰から脚を汚す。
二人は荒い息を吐きながら、涙を貯めた瞳で見つめ合った。
カミーユは小さな声で、「すみません」だの「大丈夫ですか」などと今更に呟くのだ。
「・・・こんなことなんかで・・・ごまかされないわよ」
すっかりごまかされてしまったエマは、拗ねたようにカミーユを睨み付けた。
──次回、3月23日。
次回、連載40回。
ちなみに、あと2ヶ月で連載一周年・・・・・
リアルタイムでミタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
リロードする度、文章が来るこの感覚(・∀・)イイ!!
そして構成が良い感じ。ヘンケン艦長の
>「・・・あの免疫のない・・・男と手も握った事のないような処が興味深くてなあ」
から行為描写に行くとは。不意を突かれて(;´Д`)ハァハァしました。
…ただヘンケン艦長の無骨な感じとはちょっと違うような気も。
そしてカミーユに出し抜かれてる姿にワロタ。
リアルタイムでミタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
リロードする度、文章が来るこの感覚(・∀・)イイ!!
そして構成が良い感じ。ヘンケン艦長の
>「・・・あの免疫のない・・・男と手も握った事のないような処が興味深くてなあ」
から行為描写に行くとは。不意を突かれて(;´Д`)ハァハァしました。
…ただヘンケン艦長の無骨な感じとはちょっと違うような気も。
そしてカミーユに出し抜かれてる姿にワロタ。
二重カキコスマソ。
…確認したのになんでだよ、チクショー。
417 :
名無しさん@ピンキー:03/03/16 19:59 ID:zEBFdM3I
スマソageちゃった
エマさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
>本来なら女がヘソを曲げた時は、ひたすら謝って嵐の通り過ぎるのを待つべきだ。
経験談ですか?(w
それにしてもジャブロー侵攻作戦ですか
ジュナス&フランは地球組か、アーガマ残り組か
エマさん、かわいい…。
いいな、カミーユ。
キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━━!!!!
へ ) ( へ
> <
エマしゃんが萌えキャラだったとは…
エマさん(・∀・)イイ!
俺のツボかも。
ところで、もしかしてレコアの陵辱シーンもあり?
カミーユは声がウリピーだから萌えれん。
折れもカミーユには萌えん
だが、ISAPさんの書くエマたんには萌え萌え(;´Д`)ハァハァ
保守
保守
保守協力。
ちなみにこのスレ的ガンダムで一番の風呂シーンってどれよ?
やっぱ映画めぐりあい宇宙のセイラたんのやつか?
個人的にはセイラはTV版の入浴シーンの方が好き
でも一番はフォウだな
理由としては
セイラはZに出てきた時(声は無いが)のは好きだがファーストのはそれほど好きじゃない
ってことで
フォウも好きだが、やっぱプルかな。
プルプルプル〜〜♪
(プルツーもそれはそれで!)
ファーストのミライさんの入浴シーンに1票。
431 :
名無しさん@ピンキー:03/03/21 22:34 ID:nWJKZ6YI
AGE
なにげに08小隊のアイナの雪山温泉が
ああ〜、風呂シーンはほとんど記憶に無いなあ。
・・・もっぺん1stから見なおすか。
>風呂シーンはほとんど記憶に無い
そんな硬派な香具師がこのスレに!(((;゚д゚)))ガクガクブルブル
小学生だった当時、フラウの乳まるだしの入浴シーン見ても全然興奮しなかったな。
既に好みが確立されていたみたい。
関係ない話かもしれないけど…
セイラさんの声優さん、死んじゃったんだよね
あの声、好きだったのにな…(´・ω・`)ショボーン
437 :
436:03/03/23 03:55 ID:cI8ajrUB
追伸?
マ・クベの声優(塩沢兼人さん)が逝き…
哀・戦士などを歌ってた井上大輔さんも逝き…
そして、ついにセイラさん(井上遥さん)も…
今度はブライト役の鈴置さんだったら…?
これから発売されるであろう ガンダムのゲームも辛くなるね(鬱
きょー
>>427 最近だと、Vガンダムのシャクティの水浴びシーンとか。
ジュナス・フレイブは、幾分か暗い表情でアーガマのブリッジを出る。
ブリッジでの打ち合わせは、結局エゥーゴ上層部の意向確認だけだった。
『ジャブロー侵攻作戦』は、予定通り行われるという結論が徹底されたのみである。
ただ、ジュナスも軍人として決められた作戦ならば全力を尽くすつもりだ。
ふと顔を上げた彼は、視界の端に誰かが立っているのに気付く。
顔をそちらに向けたジュナスは、そこにフランセス・エラワーを見付けて息を呑む。
フランセスは、口を閉ざしたまま静かに立っていた。
「・・・・・・」
ジュナスが見つめると、フランセスはそっと視線を逸らす。
──・・・大尉らしく・・・ありません・・・
前回の出撃時の、通信モニターの中の哀しそうなフランセスの顔が思い出された。
──・・・あんな大尉・・・、・・・嫌い・・・です・・・
気まずい雰囲気ながら、気を遣ってジュナスが口を開く。
「ブリッジに何か用だったのかい」
そういえば、彼がフランセスと会話を交わすのも随分久しぶりだ。
声を掛けられたフランセスは、一瞬頬を染めて小さく首を横に振った。
「・・・偶然・・・です・・・」
「そう、か」
ジュナスがさりげなく立ち去ろうとすると、フランセスが小さい声で囁く。
「・・・花・・・ありがとう・・・だそうです・・・」
フランセスのセリフを聞いて、ジュナスは目を見開いた。
ベルナデッタ・ソロンは、アンマンの病院で本格的な治療中を受けているはずだ。
──お帰りなさい・・・大尉
二週間前に出逢ったベルナデッタは、右目に眼帯、左手にギプスと満身創痍だった。
ベルナデッタの余りの痛々しさに、ジュナスは心臓を締め付けられたのだ。
しかも、直前の戦闘で彼女の仇さえ取れなかった罪悪感が彼女を避けさせてしまう。
結局、ジュナスはベルナデッタから逃げるようにその場を去った。
その後、ジュナスは彼女の病室の前に花束だけ置いて帰ってきてしまったのだ。
もっとも──正直に言うと彼はベルナデッタへの感情を把握しかねていた。
彼女をどう思っているのかという問いに、的確な回答を持ち合わせていない。
ベルナデッタを救出したエレカの中で、自分を一途に庇ってくれた彼女を思わず
抱き締めてしまったのは、ジュナスにとって無意識の行動だったと言ってよい。
そもそも、彼はベルナデッタという19歳の少女の事をどれだけ知っているのか。
自分をエゥーゴに誘った連絡員であり、そして7年前に死んだ少女に生き写しの少女。
それくらいの事実しか思い浮かばない自分に、愕然としたジュナスだった。
そして、彼女はただの義務感で自分を護ろうとしただけかもしれないと思う。
ベルナデッタはあのオペレータ嬢と同じ顔──とても可憐な容姿なのだ。
そんな10歳年下のベルナデッタに特定の相手がいても、全く不思議ではないのである。
・・・自分は、あの少女とベルナデッタを混同しているだけなのではないのか──
最後に行き着いてしまう結論は、実はその一点に集約されていた。
「どうして、私からだと判ったんだい」
ジュナスは、病室の前に何も書かずに花束だけを置いて来たはずだった。
そんな彼のセリフを聞いて、フランセスは静かに目を伏せる。
「・・・やっぱり・・・、大尉だったのですね・・・」
彼は、いわばカマを掛けられた事に気付きため息混じりに口を開いた。
「ベルナデッタ君の具合は?」
フランセスの表情が、何故かそれまで以上に硬いものとなった。
「・・・昨夜・・・アーガマに・・・帰って来ています・・・」
どうやら、ジャブロー侵攻作戦に合わせてアンマンの治療は急がれたようだ。
ベルナデッタが回復しつつあると聞き、理屈抜きで嬉しく思うジュナスだった。
「そうか・・早い回復を願っていると、伝えてくれないか」
ジュナスは一言一言を押し出すように言って、フランセスに背を向けた。
そのジュナスに向かって、フランセスは辛そうな口調で言う。
「・・・それだけで、 ・・・いいんですか・・・」
ジュナスは、フランセスに背を向けたまま立ち尽した。
一体、自分に何が言えるというのだろうか──彼女の仇さえ取れなかったというのに。
ジュナスが肩を震わせたのを見て、フランセスは哀しそうな顔になる。
「・・・嫌い・・・です・・・」
フランセスは小さく呟くと、ジュナスをその場に残したまま走り去った。
また彼女に嫌われてしまったようだ・・・ジュナスは自嘲気味にため息を吐いた。
19歳のベルナデッタとフランセスは、エゥーゴでは同期で親友だ。
二人共に父親が一年戦争で戦死しており、余り裕福とは言えない少女時代を送った。
そんな経験から社会に対して疑問を持つようになり、エゥーゴに参加したのだ。
後世の歴史家に言わせれば、所詮、グリプス戦役はただの連邦軍の内乱である。
しかしながら、一年戦争の難民に対しての連邦政府の対応の稚拙さは事実だった。
明日の食料さえ不確定な生活の中で、衣食住足りるエゥーゴは魅力的だ。
それが例え戦争を望む死の商人の懐から出た金でも、金は金だった。
戦争孤児という同じ背景から二人は仲良くなったが、違っている事もある。
ベルナデッタは親戚方に引き取られてせいぜい孤独な少女時代を過ごしてきただけだが
フランセスは場末の酒場に出されて酔客に体を触られる日々が続いた。
身体を売らされはしなかったが、フランセスは他人との接触を極端に嫌うようになる。
荒んだ日々の中で無表情になり、更に自分の身を守る為に戦う事も覚えた。
何時の間にか、近寄ってくる男を強制的に排除するようになったフランセスだ。
心を閉ざして生きてきたフランセスだったが、あの時ベルナデッタを助けたいと自分に
触れて来たジュナスの手を、払いのける事が出来なかったのは不思議だった。
ジュナスとブリッジの前で別れたフランセスは、ベルナデッタの部屋に来ていた。
ノックしても返事のない部屋に、フランセスは足を踏み入れる。
ベルナデッタは、いつものように虚ろな表情でベッドに横になっていた。
顔は相変わらず絆創膏だらけだが、眼帯とギプスは外されている。
あの日、ジュナスに見捨てられたと感じてからベルナデッタは生気を失っていた。
アンマンでの治療中も、生きようという意志が認められず医師を慌てさせたのだ。
そんなベルナデッタの元に、フランセスは甲斐甲斐しく通っている。
「・・・調子はどう?・・・ベル・・・」
優しく微笑み掛けるフランセスに、ベルナデッタは弱々しい顔を向けて来た。
ベルナデッタに向かって、フランセスはそっと言う。
「・・・大尉が・・・とても心配してたわ・・・」
そのセリフを聞いた瞬間、ベルナデッタはハッとしたように目を逸らした。
「う、嘘よ・・・っ!!」
「・・・ううん・・本当・・・」
静かに首を横に振るフランセスに、ベルナデッタは恐る恐る口を開く。
「だ、だって・・・! あたしなんて大尉に心配してもらえる訳が!」
ベルナデッタが泣きそうになったので、フランセスはそっと手を伸ばした。
フランセスは、白い指でベルナデッタの頬を撫でて口を開く。
「・・・大尉は・・・本当に・・・ベルの事を大切に考えてくれてる・・・」
それは本当は嘘かもしれないが、フランセスはそう言う事を正しい事だと思った。
ベルナデッタの顔がくしゃっと歪んで、瞳に涙が浮かぶ。
──こんな目に合わされて、随分と感じているようじゃないですか
ティターンズに拉致され強姦された記憶は、ベルナデッタの精神を蝕んでいた。
──それでは、貴方の恥ずかしい処をみんなに見て貰いましょうね
「あ、あたしなんて、汚いって思われてっ! ・・・軽蔑されて!!」
「・・・大尉は・・・そんな人じゃないっ・・・!!」
フランセスは不意に強い口調で言ってしまい、自分自身驚いた表情になる。
まるで、フランセスがそう信じているというような口振りにしか聞こえなかった。
ベルナデッタは、目を見開いてフランセスを見つめる。
すぐに冷静な表情に戻ったフランセスが、セリフを付け加えた。
「・・・あの花も・・・ベルの為に一生懸命選んだって・・・」
アンマンの病室の前に置かれていた花束の事だと、すぐに判る。
それを聞いたベルナデッタの瞳が、安堵と嬉しさで潤んだ。
本当は、花の事など知らないジュナスが選んだ物だったが、それは些細な事だ。
親友の慰めのセリフは、ベルナデッタの心に染み入り気分を和らげた。
「・・・ありがとう、フラン」
少しだけ柔らかい表情になったベルナデッタは、微かに口元を緩ませた。
ベルナデッタの顔を見つめ、フランセスは優しく彼女の頬を撫でる。
フランセスの指は、まるで母親のように慈しみ癒すように動いた。
しばらくそうしていた後、ベルナデッタはそっとフランセスを見つめる。
ベルナデッタの知る限り、フランセスが誰かを誉めたのは初めてだった。
心を寄せる相手を、親友も評価してくれているのはとても幸せな事だ。
「フランも大尉の事は悪く言わないのね・・・男嫌いは──治ったの?」
そのセリフを聞いた瞬間、フランセスの身体が大きく揺らいだ。
エレカの中でベルを抱き締めていた大尉の姿が、フランセスの脳裏を横切る。
ベルナデッタは、それに気付かないままゆっくりと微笑んだ。
「フランが誰かを好きになったら、きっと相談してよね・・・」
それは、二人の約束だった──いつか好きな人が出来たらお互いに応援しよう、と。
ベルナデッタは、そっと囁いた。
「あたし達、親友だもんね」
ぎこちなくベルナデッタの頬から手を離すと、フランセスは静かに立ち上がった。
「・・・また・・・来るから・・・」
ベルナデッタはこくんと頷いて、フランセスに感謝の視線を向けた。
部屋を出た瞬間、フランセスは力を無くしたように壁にもたれかかる。
エレカの中でベルを抱き締める大尉は・・・ベルナデッタだけを見つめ続けていた。
「・・・嫌い・・・」
誰もいない廊下に、フランセスの小さな呟きが消えてゆく。
親友のベルナデッタを傷付けた、ティターンズが嫌いだった。
任務優先の自分の心を乱す、ジュナス・フレイブの存在が嫌いだった。
でも、きっと・・・本当に嫌いなのは、親友を裏切ってしまいそうな自分自身だった。
──次回、3月30日。
次回、ジャブロー侵攻作戦インターミッション。
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
メインの3人の心理がそれぞれ動く、言わば節目の回。
…ベルナデッタが少し救われたのは非常に嬉しいッ!
ああ、今回は読まされる・・・
かなり沁みました。次回も頑張ってくだちぃ!
また次回更新まで、長い一週間が始まるな〜( ´Д`)
ISAPさん、キタキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ジュナスの内情が聞けてよかった。
そこが1番、気になってたんだよー。
この3人の関係も、この後どうなるんだろう。
・・・ベル、がんがれっ!!!
もちろん、ISAPさんもがんがって下さい!
さぁ、1週間待つぞ〜。
455 :
454:03/03/23 21:22 ID:PKoukAg/
あれ? 日本語変だ。
× 内情
○ 気持ち
だね。
間違えました。スマソ。
今週もキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
>フランが誰かを好きになったら、きっと相談してよね・・・
>あたし達、親友だもんね
ああもうベルとフランがせつないったらもう!!!!!
(君望みたいにならないといいな、いいな、いいな)
やっぱり、オリジナルキャラの話は萌えるな
フランのがよいな、漏れは。
っていうか、最近の展開はフランがヒロインっぽいよなあ…
こうして読者の関心をひいておいて、
次回「フラン散る!」
とかだったらヽ(`д´)ノ
ヽ(`Д´)ノ
次回「陵辱、レコア・ロンド」、乞御期待!!
次回、調子に乗ったカミーユがエマたんに羞恥プレイを!
464 :
名無しさん@ピンキー:03/03/26 23:50 ID:KgdWyxuc
age
保守
微妙にスレ違いだが
>第2次スパロボα
もちろん、このスレの住民はエマたんを育てるよな
&カミーユと同じ小隊に入れるよな(w
#いや、折れも今までエマは育てたことなかったんだけど
ここのSSに影響されて
468 :
名無しさん@ピンキー:03/03/30 00:59 ID:SPcX++sh
ニュータイフ゜の
修羅場が見れるゼ!
>>467 テレビでCMやってるやつだよね。
あれっておもしろいの?
ってゲーム機もってないから聞いてもしゃあないか。
あと2,3時間かな?
>>470 いつも気にしてくれて、どうもです。
ゲームというと、最近はプレステ2の「XIゴ」ばっかりやってます。
突貫工事という言葉がこれ程似合う格納庫はないと、ジュナス・フレイブには思う。
エゥーゴ上層部の指示によりジャブロー侵攻作戦の指示が出て3日経っていた。
既に、アンマンの地下ドックにはアーガマ以外に2隻の宇宙戦艦が入港している。
作戦には、この他にグラナダから5隻の戦艦が出撃する手はずだった。
動員されたパイロットが補欠を含めて約100人、MSが80機以上とかなりの規模だ。
地下ドックでは、MS隊を大気圏に突入させる準備を総掛かりで行っていた。
通常のMSには、腹部と脚の補助バーニア及びバリュートカプセルの追加。
ジュナスとカミーユ・ビダンのガンダムMk-Uには、フライング・アーマーの取付だ。
コックピットハッチを開けっ放しにして、ジュナスは整備工達とチェックを繰り返した。
「フライング・アーマー接続チェックです! 大尉、聞こえますか!」
ガンダムMk-U2号機の足元から、整備工が騒音に負けまいと大声で叫んでくる。
「接続チェック・・・問題ない!」
ジュナスは、ガンダムMk-Uの腹部コックピットから身を乗り出してOKサインを出した。
7年前の一年戦争時には、ジュナスは大気圏突入を行った事はない。
当時単独で大気圏突入可能なMSは、例のRX-78-2 ガンダムくらいだったからだ。
ジュナスがふと顔を上げると、カミーユのガンダムMk-U3号機が目に入った。
3号機の足元には整備主任アストナージ・メドッソが陣取って、大声を上げている。
「フライング・アーマーチェック!! 聞こえるか! カミーユ!」
「怒鳴らなくても聞こえていますよ!」
相変わらず一言多いカミーユが、コックピットから顔を出して怒鳴り返していた。
その横には、エマ・シーン中尉に配給されたMSA-009 リック・ディアスが立っている。
元ティターンズのエマは、先日正式にエゥーゴの中尉に任命されていた。
ちなみに、アンマンで新たに配属されたリック・ディアスは全て赤色系の塗装だ。
元々は黒色系のカラーリングなのだが、クワトロ・バジーナの乗機にあやかったらしい。
クワトロは苦笑を押さえきれないようだったが、スポンサーには逆らえないものだ。
リック・ディアスの左耳のハッチからは、エマが上半身を覗かせた。
「カミーユ! きちんとチェックしておくのよ!!」
頭上から降ってきたエマのセリフに、カミーユは片手を上げて答えている。
随分と仲が良く見えるが、いつの間にそうなったのかとジュナスは首を傾げた。
24歳の元ティターンズのパイロットと、17歳の少年に接点があるのは不思議である。
フライング・アーマーのチェックを終了したジュナスは、格納庫の床に下りた。
改めて見回してみると、大量のMSで埋め尽くされたドックは壮観である。
全長20メートル余りの巨体に囲まれていると、まるで自分が小人のようだ。
「ごめんなさい! 悪気はなかったんです!」
凄まじい騒音の中で、不意に透き通った少女の声が聞こえて来た。
ジュナスがそちらを見ると、整備工が見知らぬ少女を捕まえて何かを注意している。
「民間人が、こんなとこまで入って来ちゃ駄目だろ!」
どうやら、その少女は勝手にドックの中に入ってきて作業を見物していたようだった。
見た目はベルナデッタと同じくらいの年齢に見える──女学生だろうか。
髪の毛を後ろで軽くポニーテールに縛り、よく動く瞳が愛らしい。
「本当にごめんなさい! 一回本物のガンダムを見てみたかったんです」
整備工に、少女は礼儀正しくぺこりとお辞儀をした。
アンマンへ入ったグリーン・ノア1の難民の噂で、アーガマの事を聞いたのだろうか。
それにしても、こうも簡単に民間人が入れる地下ドックというのも困りものだ。
ジュナスはため息を吐きながら二人のそばに近付き、少女に声を掛けた。
「女性でMSに興味があるとは珍しいな」
「あ、ジュナス大尉」
整備工が少し緊張した表情になるが、ジュナスは気にするなと手を振った。
少女は頬を染めながら、それでも嬉しそうに口を開く。
「子供の頃から、アムロさんとガンダムに憧れているんです」
ジュナスは、ガンダムMk-Uに顎をしゃくりながら肩を竦めて見せる。
「確かにアレはガンダムだが・・・残念だがアムロ君はここにはいない」
そのセリフを聞いてがっかりしたらしい少女は、それでも目を輝かした。
「いつか、あたしもガンダムを整備してみたいんです! いつかきっと・・・!」
きらきらとした瞳でそう語る少女に、ジュナスは出口を指差しながら微笑む。
「願いが叶う事を祈っているよ・・・気を付けて帰りなさい」
「はいっ、軍人さんも応援して下さいね!」
出口に向かって歩きながら、少女は立ち止まってジュナスににっこりと笑い掛けた。
「あたしはチェーン・アギといいます。ご親切にありがとうございました!」
彼女がアムロ・レイと共にνガンダムを手掛けるのは、これより6年後の事だった。
ジュナスがチェーンと名乗った少女を見送っていると、誰かが近付いて来た。
「──以前のホワイトベースとは、発進の感覚が違うはずだ」
「はい、気を付けます・・・」
ヘンケン・ベッケナー艦長のセリフに応えているのは、ブライト・ノアだ。
二人ともに大尉であるジュナスより階級は上だから、ジュナスは敬礼をする。
ヘンケンはジュナスに返礼をした後、傍らの整備工から携帯通信機を借りて叫んだ。
『クワトロ大尉! 第3ハッチ前まで来てもらえるか』
戦争中のように騒がしい格納庫の中に、ヘンケンの無骨な声が響く。
現在、クワトロも他パイロット同様に百式の降下準備に追われているはずであった。
「ジュナス大尉もいいかな?」
ヘンケンは、クワトロを呼び付けた後、ジュナスにも同席を求めてくる。
ジュナスが頷いて少し経つと、サングラスを掛けたクワトロが歩いて来た。
「何でしょう、ヘンケン艦長」
「アーガマの新任の艦長を紹介する。本日決定された、ブライト・ノア大佐だ」
ヘンケンは、大佐に昇格したブライト・ノアの背を微笑みながら押す。
クワトロは、ほうっ、という感心したような表情で笑った。
「一年戦争の名高い艦長のお手並みを、拝見出来るかと思うと嬉しい」
そのセリフにどこか戸惑いが感じられたのは、ジュナスの耳の錯覚だろうか。
「それで艦長は、どちらに?」
ジュナスは、何故か周囲をきょろきょろ見回しているヘンケンに問い掛けた。
「あ? ああ、新しく出来た《ラーディッシュ》の配属となった」
誰かを捜していたらしいヘンケンが、苦笑いをしつつ顔を向けてくる。
ブライトはクワトロのセリフを聞き、サングラスの中の瞳を見つめて言った。
「自分などに、上手く出来ますかどうか」
「ブライト艦長なら絶対に大丈夫ですっ!!」
いきなり声を張り上げたのは、呼ばれても居ないのに来たカミーユである。
ジュナスが顔を向けると、カミーユの横に恋人のようにエマまで連れ添っている。
エマを見付けたヘンケンの表情が、ぱっと明るい物となった。
「ブライト、ゲンキカ! ブライト、ゲンキカ!」
カミーユの足元では、ハロまでぴょんぴょんと飛び跳ねて場を和ませる。
カミーユの方へ視線を向けたブライトが、ふと懐かしそうな表情になった。
「おや・・・ハロじゃないか」
電子ペットハロの制作者の一人アムロ・レイは、ブライトの元部下である。
市販されたハロには、ホワイトベース・クルーの名前がデフォルトで入力されていた。
「大佐は、アムロ・レイの消息は御存知なのですか?」
先程のチェーンという少女を思い出してジュナスが聞くと、ブライトは首を横に振る。
「終戦後、クルー相互間の連絡はさりげなく規制されていましてね」
ニュータイプ部隊とも呼ばれ、異常な戦果を遺した乗組員達に連邦軍は冷淡だった。
「アムロ・レイがエゥーゴに加わってくれれば、大変助かるんだがな」
カミーユに寄り添うエマの方をちらちら見ながら、ヘンケンが言う。
「・・・──何か?」
ヘンケンの視線を感じたエマが、眉を顰めて口を開いた。
「い、いや、別に用という程のものじゃないんだが、うむ」
急にどもってしまったヘンケンを尻目に、エマが緊張した態度でジュナスに近付く。
「──ジュナス大尉、少し・・・よろしいでしょうか?」
ジュナスが気さくに頷くと、エマが周囲を気にした表情になった。
それを見て、ジュナスはエマをヘンケン達から少し離れた場所に誘導する。
「バスク大佐を・・・御存知ですよね?」
声を潜めたエマが、じっとジュナスの瞳を見つめて来た。
バスク・オムといえば、今年37歳になるティターンズの大佐である。
一年戦争の負傷による視覚障害を補う為のゴーグルと、赤い帽子がトレードマークだ。
ティターンズ提唱者ジャミトフ・ハイマン大将の忠実な部下とされる男だった。
ジュナスは2,3回ジャブローですれ違った事がある程度で、面識はない。
「“彼”は、バスク大佐の腹違いの弟だとティターンズ時代に聞いた事があります」
ジュナスの気分を害するのを恐れるように、エマの肩が気弱に揺れた。
「感情の起伏が強く、特に女性に対しては少々異常だと噂されていました」
ジュナスが表情を硬くしたのを見て、エマは深く頭を下げる。
「先日、戦闘通信ログを拝見しました。彼──トリノ・カーナヴォン中尉と関わるのは
危険だと思います。大尉ほどの方ならお判りのはずです」
ベルナデッタ・ソロンの哀しげな顔を思い浮かべ、ジュナスは無言だった。
ジュナスと何やら話し込んでいるエマを、ヘンケンは落ち着かない表情で盗み見る。
クワトロはヘンケンから視線を外し、ブライトに話し掛けた。
「ブライト艦長の参加は光栄ですが、ご家族は地球にいらっしゃるのでは?」
辛そうな表情になったブライトは、それでも不安を振り切るように言う。
「女房はニュータイプのようなものですから、きっと危険は察知してくれます」
ルオ商会の調査により、ブライトの家族はジャブローに半人質状態だと判っていた。
もっとも、グリーン・ノア1の難民を匿った時点でブライトに他の選択肢はない。
「なんとかブライト艦長のご家族を見付けるようやってみますっ!」
相変わらず何も考えてないカミーユが、出来もしない約束をした。
曲がりなりにも軍人のブライトは、侵攻作戦中にそんな事が可能だなどとは考えない。
それでも少し気が楽になったのか、クワトロに自宅の住所を教えた。
「写真でもあれば、見せてもらえればと思います」
クワトロの求めに応じて、ブライトは懐から手帳に挟んだ写真を取り出す。
「女房のミライと、息子のハサウェイ、娘のチェーミンです」
写真の中では、優しそうな母親と二人の小さな子供が幸せそうに微笑んでいた。
「綺麗な奥様に、可愛いお子さんですね」
クワトロがどこか羨ましそうに言うと、ブライトは手帳をカミーユに渡す。
「子供たちは、素直で優しい子に育ってくれればと思います」
ブライトはそう言って、細い目を一層細くして笑うのだ。
そんなブライトの返答を、クワトロは微笑ましく受け取ったようだ。
「きっと、助けられるよう努力してみます」
カミーユも、ブライトの家族の顔を覚えようと写真をじっと見つめた。
──後の歴史家は、言う・・・。
ブライトの息子であるハサウェイは、確かに優しい男だった。
だが、その優しさの方向が少しだけ父親と異なっていたのだ、と。
誰もが知るように、ハサウェイ・ノアは宇宙世紀史上数奇な運命を生きる事となる。
ハサウェイが、クェス・パラヤという少女と出逢うまではあと6年。
そして、マフティー・ナビーユ・エリンと名乗り反連邦政府テロを行ったハサウェイが
ギギ・アンダルシアという少女と出逢うまで、この時より18年の歳月が必要となる。
写真の中で微笑む幼子は、その身を待つ過酷な運命など知る由もなかった。
──次回、4月6日。
ようやく、ジャブロー侵攻作戦開始、の予定。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ISAQさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
本編のキャラが、1st(カイ)→0080(クリス、バーニィ)→0083(ウラキ)→
逆シャア(チェーン)→閃ハサ(ハサウェイ)
と年代順に出てきてますね。ZZが無いのは、本編に絡むからでしょうか?
08MSは皆絡ませ辛そうですが(w
ISAPさんキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!しかし個人的には意外なキャラが出てきたね。
カミーユがジュナス大尉とエマさんが話しているのを警戒しない当たり
信頼しているんだな。
保守
保守
このスレって日曜日しか住民いないよなw
r‐、 , -、
! ヽ / }
ヽ、 ,! -─‐- 、{ ノ
/´∀` r`'、´
/ ,.-─- 、 ヽ、.ヽ
!/ ヽ、._, ニ|
. { ,
ヽ /,ソ
. ヽ、.____r',/
しかたないと思われw
ISAPさんを待ちつつ
いっしょに爆弾を
食べませんか?
∧_∧ ●~*
(´ω`)丿 ッパ
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
──────────────────
∧_∧ ムシャムシャ
( ´ω`)
. / V V
ノ ̄ゝ
──────────────────
(⌒;;) (;;⌒)
ヾ (⌒;;) 〃
∧___∧ (⌒;;)
/´ `ヾ
(⌒;;)/ ヾ
| ω | =(⌒;;) ド カ ー ン
(⌒;;)=. | |
ヽ / ノ
〃 / ヽ
(⌒;;) ノ| | ヾ(⌒;;)
. ヽ________/
ノ ゝ
495 :
名無しさん@ピンキー:03/04/05 01:24 ID:KBl3u/k6
当日保守!
日曜は本当に楽しみ。
わくわく・・・
曜日がこんなに楽しみなのは小学生の頃の
ジャンプの発売日以来ですよ。
・・・・それだけの価値があればいいのですが。
野卑な笑いを顔に貼り付け、兵士の一人がレコア・ロンドの身体を持ち上げた。
全裸に汗まみれのレコアの身体が、抵抗一つ出来ずに引き摺られる。
「あ、ああ・・・」
暗く湿った部屋の床には、もう一人の男がペニスを立てて横たわっていた。
「あうぅっ」
レコアは弱々しく声を上げたが、無理矢理に床の男に跨らせられる。
「へへっ、また入れてやるからよお」
横たわったままの男は、ぐいっとレコアの尻肉を左右に割って中心にペニスを当てた。
「ひ、ひいぃ・・・」
レコアの喘ぎ声は既に唾液まみれで、男達の耳を楽しませるだけだ。
何度も貫かれたレコアの割れ目は、何の愛撫も必要なしに男のペニスを受け入れる。
「ん、ん、んんん」
薄暗い照明の下で、レコアの日焼けした浅黒い肌がびくびくと痙攣した。
レコアの傍らに立った兵士の一人が、無遠慮に手を伸ばしてその乳房を揉みしだく。
小振りなレコアの乳房が、男の手の中で無惨に形を変えた。
レコアは、エゥーゴのジャブロー侵攻作戦の偵察員として地球に降下していた。
だが、待ち構えていたように備えていたティターンズに拘束されてしまったのである。
結局、レコアはジャブローの全容も調べられずエゥーゴへの通信も出来なかった。
捕縛されたレコアは、尋問もそこそこに凌辱され続けることになる。
霞が掛かったような頭で、レコアは自分を辱めている兵士達をぼにんやりと見る。
常時いるのは5,6人だろうが、度々交代しては彼女の身体を“尋問”していた。
「お口がお留守だよなぁ」
兵士の一人が、硬いペニスをレコアの顔に尊大に押し付けて来た。
「歯ぁ立てやがったら、歯を引っこ抜くからなぁ」
レコアは無抵抗に口を開くと、男のペニスをその柔らかい口の中に導き入れる。
ペニスの先がレコアの喉元まで圧迫し、彼女の頬が内側から押し上げられて形を変えた。
「むぐぅ・・・あむ、んん」
口が塞がれているから、レコアの鼻息は荒くどこか媚びるような色を帯びる。
繰り返される輪姦に、綺麗だったレコアのショートカットの髪は乱れたままだ。
男はレコアの短い髪を掴み、自分の思うままに彼女の頭全体を前後に揺らした。
「んはぁっ・・・くぐぐ・・・」
最初の内、必死に抵抗したレコアは兵士達から散々に暴行を受けたものだ。
今では諦めて、抵抗せずに男達の欲望のままに玩具にされているレコアである。
「そらよっ!!」
レコアの性器に挿入されている男のペニスが、不意に彼女を突き上げた。
「ふぁあぁぁぁっ」
ペニスを咥えさせられたまま、レコアはせつなそうに目を細める。
男のペニスは、濡れそぼったレコアの割れ目を抉じ開けて中心部へ滑り込む。
レコアは必死に腕を伸ばして自分の身体を固定しようとするが、それは許されない。
「そらそらぁぁ!!」
「ああっ! んんああああああっ」
嵩に掛かった男の突き上げに、レコアは乳房を揺らして大きく喘いだ。
「まったく、いやらしい身体しやがってよ」
兵士の一人が忌々しそうに呟きながら、レコアの乳房を後ろから揉む。
そんな乱暴な愛撫にさえも、今のレコアは快感を感じてしまうのだ。
尋問室の戸口に立っていた兵士が、思い出したように顔を上げる。
「そういや、そろそろコイツの仲間が来るんじゃないのか」
レコアに挿入している男が、そのセリフを聞いて口元を歪めて腰を動かした。
「ジャブロー侵攻作戦とやらか・・・へへへ、そらよ!」
「いいいぃっ!! あはあぁぁぁ」
喉を見せて喘ぐレコアを、男達は馬鹿にしたように笑う。
「まったくよ、宇宙人は宇宙にいればいいんだよっ!」
レコアの双乳を揉み、乳首を捻りながら兵士は憤った口調で言った。
宇宙人──地球の人々がスペースノイドを蔑む時に使うフレーズだ。
レコアは、捕まって以降兵士達の正式な尋問に耐えて作戦の事は話していなかった。
それが、エゥーゴの作戦がここまで知られているのは・・・余りにもおかしい。
更に、この兵士達の余裕というかどこか投げ遣りな態度はなんなのだろう。
「あ、あふうぅうぅっ・・・っ」
兵士に乱暴に貫かれ、苦しそうに喘いだレコアの思考は中断された。
レコアの首元から流れ落ちた汗が、なだらかな腹を伝わって股間へと吸い込まれる。
グラナダとアンマンから、2日の間に8隻のエゥーゴ艦隊が順次発進していった。
エゥーゴ艦隊は、サイド4近くのコロニー残骸地帯に集結後に地球軌道へ向かう。
これらの艦隊が地球圏に到達後、ジャブロー侵攻作戦が始まるのだ。
航海自体は、これから行われる大規模な作戦とは裏腹に順調そのものだった。
大気圏降下準備の最終確認を行うパイロットと整備工だけが、大騒動である。
『作戦開始まで、あと10800秒。総員時間合わせ16:00・・・5,4,3,2,1 0!!』
格納庫中に、ブリッジクルーのトーレスの声で定期アナウンスが入った。
カミーユ・ビダンは、アーガマの格納庫でガンダムMk-Uのチェックしつつ愚痴を言う。
「本当に、このホバーでガンダムMk-Uの機体が支えられるのか・・・?」
「計算上は出来る! 後はお前さんの腕次第ってとこだ」
開け放っているコックピット・ハッチの前にアストナージ・メドッソが流れて来た。
「大気圏突入中はアーマーの外に手を出せば、Mk-Uの腕だって吹き飛ばされるからな」
アストナージはそう言うと、格納庫の入口を向いて誰かを呼ぶように叫んだ。
「ファ! 先にカミーユにメシを食わせちまってくれ!」
無重力状態の格納庫を、アストナージと入れ替えにファ・ユイリィが流れて来る。
食事パックを持って来たファを見って、カミーユは少し気まずそうな顔になった。
「カミーユ・・・食事よ」
6日前アンマンの地下ドックでなし崩し的に別れて以降、ろくな会話をしていない。
そもそも、ファがアーガマに乗船する事を決めたと知ったのも出港後だった。
エマ・シーンと夜を過ごしつつ、どこかファを忘れようとしていたカミーユである。
カミーユは、口ごもったままのファから食事パックを受け取った。
「いつからエゥーゴの仕事を手伝ってるんだよ」
カミーユの心のどこかに、ファにはこの戦いに関わって欲しくないという思いがある。
目を逸らしてそう言うカミーユを見つめ、ファが思い詰めたように言った。
「知らなかったの・・・ご両親が亡くなったのを知らなかったのよ」
「・・・驚いて見せなくて良いんだよ」
いつだってファのセリフは、カミーユの痛い処を的確に突いてくるから苦手だった。
「そりゃ悪いと思ってるよ! 僕のお陰でファの両親まで疑われて、ファがグリーン・
オアシスを逃げ出さなくちゃならなくなったってのはねっ! けど仕方ないだろ!
しょうがないだろ! オレだって好きでこんな事やっているんじゃないんだよっ!!」
両親の死の罪悪感を誤魔化すように、カミーユは大声を出してしまう。
カミーユに突き放されたファは、思わず目に涙を滲ませた。
ファは、カミーユの両親の死亡の事実をエマ・シーンから聞いたのである。
「で、でも! 私だってどういしたらいいのか、わからないのよ そりゃ私だって
貴方を慰めてあげたいわ! でもね私だって子供なのよ! 判ってよ!」
必死に叫んでくるファを見て、カミーユはその子供っぽさにウンザリする。
カミーユが知るもう一人の女性──エマ・シーンの大人っぽさとは大違いだった。
「オレだってそうだ! だから・・・一人にしといてくれよ!!」
自分の子供っぽさには気付かない馬鹿なカミーユに、ファは背を向けて大声を上げる。
「カミーユのバカーーっっ!!」
去って行くファの背中を見つめ、カミーユは食事パックを床に叩き付けた。
「なんだってんだよ! くそっ!!」
カミーユのガンダムMk-Uの隣では、エマがリック・ディアスの最終チェック中だ。
「・・・困ったものね」
エマは作業を続けつつ、カミーユとファの痴話喧嘩を複雑な表情で聞いていた。
ジュナス・フレイブは、ガンダムMk-Uのチェックをようやく終えていた。
──このジャブロー侵攻作戦は、エゥーゴ上層部から強硬に指示されたものだという。
だが、先行している偵察員レコア・ロンド少尉からはレーザー発信通信もなかった。
クワトロ・バジーナ大尉からそれを聞き、ジュナスはさすがに呆れたものだ。
このままパイロットをジャブローに投下しても、回収作戦が万全でなければ無意味だ。
《カラバ》という地球で活動中の、反連邦秘密組織があるそうだ。
そのカラバから、作戦のサポートは行うという連絡はあったそうだが不安は残った。
・・・ちなみに、カラバのメインスポンサーは例の香港のルオ商会であるという。
幾分か憂鬱な気分になったジュナスに、不意に元気な声が掛けられた。
「今回の作戦、よろしくお願いします、大尉っ!」
ジュナスが横を見ると、ウェーブのかかった長い髪の少女が敬礼をしている。
その隣には、柔らかそうな髪のノーマルスーツの青年が直立不動で立っていた。
二人とも、アンマンで補充されたエゥーゴの新人パイロットのようだ。
「リベカ・マレリー少尉です! 地球は初めてなんで緊張してます!」
ジュナスが微笑むと、元気な少女が自己紹介をしてきた。
きらきらと輝く瞳がまるで宝石のようで、ジュナスはどこか眩しく思う。
リベカの隣に立つ青年が、ゆっくりとした口調で言葉を繋いだ。
「テオドール・チャーチワード少尉です・・・」
二人ともエマと同い年くらいに見えるから、ジュナスよりは4,5歳年下だろう。
「大尉は一年戦争の英雄だとお伺い致しました! 凄いです凄いです!」
テオドールのセリフが終わるや否や、リベカが待ちかねたように喋り出した。
「総搭乗時間や撃墜スコアも是非お伺いしたいです、ああもう憧れますよぅ!」
思えばベルナデッタ・ソロンも賑やかな方だったが、それを上回る騒々しさである。
「英雄アムロ・レイは御存知ですか!? 蒼い稲妻ユウ・カジマはどうです!?」
圧倒的な迫力にジュナスが目を丸くしていると、テオドールが助け船を出してきた。
「リベカ・・・大尉に御迷惑だよ」
「あああごめんなさい、あたしったらいつもこう! 怒りました? 怒りました?」
慌てて詰め寄ってくるリベカに、ジュナスは首を横に振るしかない。
「わあ! 大尉ってお優しいんですね! 思ってた以上に素敵な方!!」
手をぎゅっと胸の前で握り締め、瞳には星を散りばめるリベカだった。
目を白黒させているジュナスに、テオドールがゆっくりと話し掛けてくる。
「すみません・・・リベカに悪気はまったくないんです」
この手の事態には慣れているらしいテオドールのセリフに、ジュナスは苦笑を返した。
もっとも、降下作戦まであとわずかという時にリラックス出来る神経は貴重だ。
「──戦争の思い出話は、作戦終了後に十分してあげよう」
表情を引き締めたジュナスは、リベカとテオドールに言い聞かせる。
「ジャブローは地球連邦軍、ティターンズの本拠地だ。油断はしないようにな」
「はいっ!」
揃って敬礼をする二人を、複雑な思いで見つめるジュナスだ。
「それでは大尉、地球でまたお会いしましょうね!」
にへへと笑うリベカは、テオドールのノーマルスーツの腕をくいくいと引っ張る。
「テオが助けてくれるから大丈夫だもんね!」
にっこり頷いたテオドールは、ジュナスに目礼をしてリベカを連れて行った。
ため息を吐きつつそれを見送るジュナスの傍らに、誰かがそっと静かに近寄って来る。
ジュナスが顔を向けると、コーヒーパックを持ったフランセス・エラワーだった。
──次回、4月13日。
次回、パプティマス・シロッコ強襲!!
レコアさん陵辱 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
痴話喧嘩 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
新キャラ キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
今週は盛りだくさん、ISAP様おつかれ様です。
全然関係ないけどジュナスの新機体はD型Zプラスとか
シスクードだったりするのではないかと予想中・・・
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
新キャラキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
レイプキタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━ !!
なんとなく、リベカとテオドールの二人が出てきたことで、
途中で一旦、Zのストーリーと別路線に行きそうな気がします。
ちなみにリベカのイメージは、CCさくらのカメラ持ってるキャラ(名前失念)か
オーフェンのコンスタンス(髪短いけど)で
テオドールはバーニィに近い感じ。
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
レコアさん(;´Д`)ハァハァ
エマたん(;´Д`)ハァハァ
>CCさくらのカメラ持ってるキャラ
知世ちゃんですな。
CCさくらってなに?
>>516 ありがと。
よくわかんないけど、ググッてみるよ。
>>517 っていうか、どうせならSSの感想でも書いていこうよ(w
次はいよいよカイ登場かな。
俺あのキャラ好きだったんだけど、彼は最後どうなったんだっけ?
ジャブローの後の消息だれかきぼんぬ。
ところで前から思ってたんだけど、SSってなんの略?
ショートストーリー
サイドストーリー
要は文章系二次創作のコト
カイはジャブロー救出後に「一緒に戦えない」と言って
去っていってそれっきりのような……ZZにも出てないし。
上の方で出てたイデオンも出てくる非公式ストーリーには
ちょっとだけジャーナリストとして出てたが。
522 :
名無しさん@ピンキー:03/04/08 22:51 ID:DsrLX8l7
あげ
523 :
名無しさん@ピンキー:03/04/08 22:53 ID:JIrbhANI
ISAPさん乙!
毎週楽しみにしてます。がんがって下さい!!
>522
ageるな。変な広告が入る。
保守はsageでも出来るはずだ。
こんな良スレを汚すなよ。
たしか、日中だとageてもあまり広告がつかなかった気が。
>>522 どんまい。
だが、「あげ」だけじゃ正直さびしい。
いいっすね!
527 :
名無しさん@ピンキー:03/04/10 12:26 ID:Yg/3uZsP
ISAPさんにお願い。
>>527みたいな、きちゃないのはイヤン
>>528 ワラタ
ISAPさんにお願い。
レズをよろしくと書いてみるテスト。
リクエストするときりが無いので止めようぜ
と言ってみるテスト
ん
532 :
名無しさん@ピンキー:03/04/12 19:38 ID:dn6GLlHz
あげ
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あしたー
当日〜
「もう準備は終わったのかい。フランセス君」
ジュナスが声を掛けると、フランセスはこくんと無表情に頷いた。
リベカという少女の激しさに比べると、落ち着いたフランセスの態度は好ましい。
そういえば、今回の作戦に際してカミーユとフランセスは少尉に昇格していた。
組織に組み入れられる事に不満そうなカミーユだったが、民間人に作戦は任せられない。
フランセス・エラワー新任少尉は、無言でコーヒーパックを差し出してくる。
「ありがとう」
パックを受け取る時に、グラブ越しに手が触れてフランセスの身体が震えた。
『作戦開始まで、あと7200秒。総員時間合わせ17:00・・・5,4,3,2,1 0!!』
トーレスの定期アナウンスが、格納庫中に響き渡る。
ジュナスは視線を落とし、右手の時計がきちんと合っている事を確認した。
フランセスも時計を確認しているが、当然時間合わせなど終わっている。
顔を伏せたままのフランセスに、ジュナスは恐る恐る話し掛けた。
「フランセス君・・・その、ベルナデッタ君は・・・」
ジュナスのセリフを聞いて、フランセスの小さな肩がびくっと揺れる。
5日前ブリッジの前でフランセスと別れて以降、ジュナスはずっと悩んでいた。
心と身体を傷付けられた少女に、何が出来るのか彼には判らなかったのだ。
しかし、自分をティターンズから逃がそうとして犠牲になった少女である。
ジュナスは、ベルナデッタにきちんと向き合わなくてはならないと思う。
ぎこちなく顔を背けたフランセスは、哀しそうな顔で言った。
「・・・私は・・・メッセンジャーでは・・・ありません・・・」
そう言われたジュナスは、少しバツが悪そうな顔でフランセスに頭を下げる。
「確かにそうだ。悪かったね、フランセス君」
ジュナスはさりげなく背を向けて、フランセスから離れて行ってしまった。
自分で言ったセリフなのに、フランセスの方が彼に見捨てられたような表情になる。
ジュナスの背中にせつない視線を向けて、フランセスは唇を噛み締めた。
「・・・き、嫌い・・・」
フランセスの手の中で、コーヒーパックがぎゅっと握り締められた。
『パイロット、MSに順次搭乗! 繰り返す! MSに順次搭乗っ!!』
格納庫中に、作戦開始が近い緊迫したアナウンスが響き渡った。
格納庫の片隅で、リベカ・マレリーはテオドール・チャーチワードの腕の中にいた。
周囲には巨大なコンテナが林立し、二人の姿は誰からも気づかれる事はない。
無重力用にセットしてあるリベカの長い髪が、そよそよとなびいて美しかった。
リベカの唇が、テオドールの口から唾液の糸を引いて離れる。
「・・・ジュナス大尉、かっこよかったね」
リベカはうっとりとしたように呟いて、テオドールの頬に口づけをした。
「でも、テオだって大尉くらいかっこよくなれるよね?」
子供の頃から、リベカはテオドールが英雄になる事を疑っていない。
──ボクが王子様になって、リベカちゃんをお姫様にしてあげる
夕暮れの公園でテオドールが言ってくれたセリフを、彼女は片時も忘れた事はない。
「テオ・・・しばらく出来ないからエッチしよ」
手を首に廻したまま、瞳を潤ませて甘えたように呟くリベカである。
「ダ、ダメだよ、リベカ。そろそろ作戦が始まるって」
いつもながら唐突なリベカの提案に、テオドールは困ってしまった。
次の瞬間さっと表情を硬くしたリベカは、瞳に涙を浮かべていきなり叫んだ。
「テオはあたしに飽きたのねウンザリしたのね身体を味わい尽くしたのね!!」
「そ、そんなことあるワケないじゃないか!」
「散々弄んだ挙句に壊れたオモチャのように捨てて良心の呵責もないんだわ!!」
「・・・・・・・・・リベカ」
こうなってしまうと手の付け様がない事は、幼馴染のテオは痛いくらい知っていた。
「ああもうあたしは絶望して手首を切って毒薬を飲んで──っ、あふぅ」
テオドールは声を遮るように、リベカをコンテナの壁に押し付け豊かな胸を触る。
「好きに決まってるだろ」
ノーマルスーツの上からでも目立つリベカの乳房を、やわやわと愛撫した。
「は、あぁぁ・・・」
媚びるように声を上げるリベカの胸元が、テオドールによって優しく開かれる。
下着をずらすと、ぷるんっと音が聞こえるようにリベカの巨乳が瑞々しく震えた。
テオドールはそっと顔を近づけ、ぷくっと尖りつつある乳首を吸う。
「ふあっ!」
リベカは甘い声を上げながら、恥ずかしそうに小さな身体を激しく仰け反らせた。
テオドールは柔らかな膨らみを撫で回しながら、リベカの耳たぶを軽く噛む。
「はうぅぅんっ・・・テオのいじわるぅ」
恥ずかしげに頬を赤らめ、リベカは顔を背けてしまう。
テオドールは、ふにふにとリベカの双乳を揉み込んで乳首を積極的に責めた。
「やんやんっ、んふぅっ・・・はあぁぁ」
リベカは自然に喘ぎ声を漏らしつつ、まるで子猫のように喉を鳴らす。
たっぷりとしたリベカの乳房が、自由自在に捏ね回されてしまう。
「お、おっぱいばっかりだよぅ」
顔を染めて言うリベカのリクエストに応え、テオドールの手がスーツの中へ進む。
リベカのノーマルスーツの前ジッパーが腰まで下げられて、腹とショーツが覗いた。
テオドールの手が、リベカのぷっくりとした恥丘をさらっと撫で上げる。
「ひゃんっ」
可愛い悲鳴を上げるリベカの割れ目に、テオドールは指を進めて行った。
くちゅぷっと音を立てて、テオドールの指先がリベカの秘所に咥え込まれる。
「そ、そこ、そこいいぃっ」
テオドールの指が、熱い蜜に濡れた柔らかい肉の唇の感触を味わう。
リベカは、自分の股間から聞こえるいやらしい音に真っ赤な顔になった。
「気持ち・・・いいうよぅ」
テオドールはリベカの乳房と脚の付け根を同時に責め立てて、ショーツを湿らせる。
既にリベカの割れ目は止め処なく愛液が流れ出し、白く濁った泡を生み出していた。
「ふぅぅぅ・・・・も、もうだめえ、だめだめぇ」
身体を痙攣させているリベカを優しく見つめながら、テオドールはペニスを取り出す。
テオドールは、無重力でリベカの身体が浮き上がらないように肩を左手で押さえた。
そしてリベカの身体を壁に押し付けたまま、濡れそぼった膣口にペニスを挿入する。
「んああああっ! ふっ・・・っ あああ!!」
悲鳴にも似た甘くせつない喘ぎ声を漏らし、リベカは唇をぱくぱくと動かした。
立位でペニスを咥え込んだまま、リベカは不器用に腰を動かして快感を求める。
「あはぁっ、いい、いいよぅ」
リベカが腰を使う度に肉襞がめくれ、咥え込んでいる彼のペニスが見え隠れした。
痺れるような愉悦に溺れながら、リベカは身を捩ってテオドールに抱き付く。
「テオ、テオォォっ、んあっ」
水風船のようにぷるんぷるんとリベカの巨乳が揺れ、先端の乳首は痛いほどに尖った。
愛らしく喘ぎながら、リベカは顔をテオドールの顔に近付けて泣く。
「キスぅっ、ねぇキスしてぇ! キスしようよぅ」
テオドールはリベカの艶っぽい表情に心躍らせつつ、リベカの口に唾を流し込んだ。
「ひあああぁぁっ」
体勢が変わり膣内の別の場所を刺激されたリベカは、口を吸いながら絶頂してしまう。
「んあうぅぅ・・・んんっっ」
キスをしたまま全身を痙攣させ、リベカは目をぎゅっと閉じた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
幸せそうに息を切らしつつ、リベカはテオドールにぎゅうっと抱き付く。
「・・・は、早く、英雄になって、あたしを・・・お、お嫁さんにしてね」
快感で上気した顔を更に真っ赤にしながら、リベカは愛らしく微笑んだ。
「そしたら、そしたら、・・・きっと、あたし・・・きっと可愛くなるから」
リベカは今でも十分可愛いよ、と言おうとして照れてしまうテオドールだった。
アーガマのブリッジのキャプテンシートには、ブライト・ノア大佐が座っている。
幾分か座りは悪いが、7年前のホワイトベースのシートも最初はそうだったと思う。
エゥーゴ艦隊は、ティターンズの追撃を避けて地球の低軌道に入っていた。
眼下の蒼い地球を、ブライトは複雑な思いで見つめることになった。
言うまでもなく、ブライトが生まれ育ちそして現在は妻子が暮らしている場所だ。
そして、今回の作戦の目的地は7年前は味方の基地として訪れたジャブローなのだ。
艦体が地球の低軌道上に入った時、アーガマ以下の8隻の艦隊は縦一文字に展開をする。
固定具が外されたMSがカタパルトへと移動され、次々に発進体勢に入った。
「軌道固定! 相互の艦隊位置固定!」
ブライトが叫ぶと、通信員が復唱して全艦隊へ指示が伝達される。
既に周囲はミノフスキー粒子が戦闘濃度にまで散布されていた。
ティターンズにしたところで、そう易々とエゥーゴの作戦を許したりはすまい。
もっとも、ジャブローをエゥーゴの拠点として制圧する作戦は最初から穴があった。
ジャブロー制圧には陸軍が必要だと、元地球連邦軍人のブライトには判っている。
エゥーゴは陸軍を持たないにも関わらず、上層部の人間は作戦が可能だと思っていた。
そんなブライトの憂悶を遮るように、トーレスの叫び声が上がる。
「各艦MS、発射軸固定完了しましたっ!!」
「よし! 発進用意! 全天周索敵怠るな!!」
さすがに手慣れているブライトの指示に、アーガマのクルーはよく従っていた。
ジュナスは、RX-178 ガンダムMk-Uをカタパルトに移動させつつブライトの声を聞く。
コックピットの全天周モニターの左右を、アーガマの格納庫が後ろへ流れて行った。
ジュナスの機体の後ろには、カミーユ達のMSが間隔を維持しつつ従っている。
ふと横を向いたジュナスは、格納庫の壁に並んでいる窓に人影を見付けた。
アーガマ艦内から格納庫を見ることが出来る窓だ──乗組員の誰かなのだろう。
・・・一瞬、その人影がベルナデッタ・ソロンに見えて、ジュナスは息を呑んだ。
だが、人影はすぐに隠れてしまったのでその推測を確かめる事は出来ない。
視線を前方へ戻したジュナスは、一回目を閉じてから表情を引き締めた。
いずれにしろ作戦が無事終了してアーガマに戻ってくるまで、この感情はお預けだ。
「──MS隊、順次発進!!」
ブライトの指示に従って、ジュナスはガンダムMk-Uをカタパルトに乗せた。
アーガマの左右2機のカタパルトから、次々にMSが射出されて行った。
右カタパルトから、クワトロ・バジーナ大尉のMSN-100 百式、続いて左カタパルトから
ジュナス・フレイブ大尉のガンダムMk-U2号機、カミーユ・ビダン少尉のMk-U3号機。
右列から、エマ・シーン、ロベルト、アポリー各中尉の3機のMSA-009 リック・ディアス
左列からフランセス・エラワー少尉のMSZ-006-X-1 プロトZX-1、リベカ・マレリー、
テオドール・チャーチワード両少尉のMSA-003 ネモが、それぞれ順序よく出撃を行った。
8隻のエゥーゴ戦艦から出撃したMSは総計84機──さすがに壮観な眺めが展開される。
だが、大規模なMS隊の展開が終わった瞬間、右空域で大きな爆発が起こった。
「!? ・・・何があった!」
騒然としたアーガマのブリッジを、ブライトの怒声が切り裂いた。
「て、敵襲です! 友軍、戦艦シチリア撃沈されましたっ!!」
トーレスの叫び声に、ブライトはキャプテンシートの肘掛を強く掴んだ。
シチリアの爆光を背景に、1機の戦闘機が急速にエゥーゴ艦隊へと迫って来た。
ブライトは、その機体が先日テンプテーションを襲った相手だと気付く。
・・・すなわち、パプティマス・シロッコ大尉の駆るPMX-000 メッサーラである。
──次回、4月20日。
次回、カイ・シデン再登場。
意外なところで意外なカラミ。
和姦って読んでて安心感があるね。
でもリベカが輪姦されて感じてしまう描写も期待してしまう。
あ〜俺って変態。
550 :
549:03/04/13 19:17 ID:D1UU+80a
おっと、言い忘れてた。
ISAPさんお疲れ様でした〜。
次回も期待してます。
自分はスケベなので、やっぱりエロシーンに期待してまっせ、げへへ。
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
エロパロ板にも関わらず、最近はエロシーンより
ストーリーが楽しみになりつつあります。
ベルはアーガマに来ているのかどーかも気になりますし。
そして!テオとリベカの絡み、この二人の紹介も兼ねていてお見事ッ!
堪能させて頂きます(w
SRCで邪悪な性格のブライトのシナリオをやった後これを読むと妙な違和感を覚える。
(ちなみの今更「第二次〜」です)
フラン(・∀・)イイ!
しかし主人公たるジュナスがいまだヤレないのはすこし不憫(w
ISAPさん乙です!
・・・。
なんかこの展開、テオとリベカのどっちかが死にそーな気がして
めちゃくちゃ不安なんですが!( TДT)
>555
やっぱり、そう思うよなあ(;´д⊂ヽ
なんかリベたん&テオみたいなカップルは好きなんで
すげぇ不安だ
いや、もうテオの戦死は規定路線に見えるような感じ
そうして、テオが死んだあと
ジュナスはリベカをなぐさめつつ肉体関係に…
いや、テオはトリノの肉奴隷になる予定です。
や な 予 定 だ な (w
保守。
それにしても、ホントに日曜しか稼動しないスレだな(w
この板で数少ないまともなガンダム系スレなんだから
もうすこしこう雑談でもしないもんかね。
ISAP氏が執筆に飽きたら、このスレ速攻で寂れるんじゃないかと。
563 :
山崎渉:03/04/17 12:13 ID:TKWjnpQP
(^^)
564 :
名無しさん@ピンキー:03/04/17 12:47 ID:wKDfIMhu
話題を振るってほどでもないが、
>>1で言ってるガンダム以外のトミノ作品ってブレンとキングゲイナーぐらいしか知らないんだけど、
ほかにあるの?
そりゃ、ザンボットとかダイターンとか
他にも山のようにあると思うが
折れ的に一番はイデオンかな。
コスモ「この戦いが終わったら」
カーシャ「少しは仲良くしようよね」
カーシャタン萌え!
ガーゼィの翼も忘れちゃならんなw
おまいら、ほんとにアニメよく見てますね。
俺はガンダムといえば最初のとZ、ZZくらいしか見てないけど、
そういうライトなファンってこのスレどれくらい見てるのかな。
しかし、イデオンにしろザンボット3にしろトミーノの作品はまともなハッピーエンドは先ず無いな。
と言うか悲劇すぎ!!フツー主人公皆殺しにするか!?
皆殺しなら「ダンバイン」を忘れちゃなんめぇ! オレは人は殺さない!その怨念を殺す!
>568
ライトでもディープでもいいと思うけどナー
きっとZ知らなくてもここのSSは面白く読めたと思うし
>>569 ザブングル、ブレンパワード、∀、キンゲ、全てハッピーエンドじゃん
エルガイムとZZは微妙だな
>ZZは微妙
プル2が死んだから?
個人的にはあの後ブライトさんがジュドーの拳を甘んじて受ける所が良い。
エルガイムはハッピーエンドだぜ?
ラスボスは倒すし、レギュラー誰も死なないし、ライバルは仲間になるし
ク ワ サ ン の こ と が な け り ゃ な (泣
>>571 ∀がハッピーエンド?
あのラストは各々の解釈によるって感じだから
一概にハッピーエンドと言えないんじゃ・・・。
そんな自分はソシエ〜(⊃Д`)
考えようによっては、ダンバインもハッピーエンドw
>ライバルは仲間になるし
オージ戦は全然覚えてないなあ。
MkIIが負けてMkIで勝つんだっけ?
何かギャブレーに助けられるようなんもあったような…違ったっけっか
まあ、だいたいそんなカンジ
エルガイム&ファイブスター、昔は好きだったなあ(遠い目)
ガレキとか作ったのって、ファイブスターが最初で最後だ
578 :
名無しさん@ピンキー:03/04/19 21:33 ID:v08o6BRa
あげ
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朝!朝!朝!朝!
朝から更新されるわけは無いとわかってはいても。
ジュナスが昔乗ってたMSが出たので記念カキコ。
おまいら、全然話しについていけませんよ!
583 :
山崎 渉:03/04/20 04:10 ID:sTzjkZgc
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
>>576 スレ違いだが解説
mk-1で勝ったわけでなく、ミアンがバイオリレーション止めたので
オージが停止しアマンダラも急速老化あぽーん
>>584 麻雀が全然できないときに、できる奴らの会話をきいたときの感覚を思い出した。
オレは福本伸行って漫画家の麻雀漫画を読んでるような気がした。
よくワカランがなんかスゴイって所が。
↓さてISAPさんかどうか?
ざわざわ・・・
ざわざわ・・・
・・・・えーと・・・・
>>550 エロパロ板ですので、エロは大切です。
ちょっとしばらくの間は構成上エロが入らなくてごめんなさい。
シチリアを沈めたメッサーラは、凄まじい速度でエゥーゴ部隊へ迫った。
金色に輝くMS──百式を操るクワトロ・バジーナは、素早くビームライフルを構える。
クワトロは、急速に大きくなる機影にビームライフルを放った。
ひらり、と形容出来そうな行動でそれを避けた敵機が更にクワトロに近付く。
「ちぃっ! そうそう当たるものではないか!」
体勢を立て直した百式を、敵MSから発射されたミサイルが襲った。
クワトロはバーニアを噴かすが、更に発射されたミサイルを避けきれない。
「やるな!?」
そう叫んだクワトロの目の前で、敵からのミサイルがビームで撃ち落された。
自分の攻撃がことごとく遮られた敵機は、別空域へと機首を向けて飛び去る。
クワトロが視線を向けると、百式の傍らにダークグレーのMSが飛んでいた。
どうやら、プロトZX-1を駆るフランセス・エラワーがクワトロを援護したらしい。
「すまんな、フランセス君」
クワトロが尊大に礼を言っても、フランセスはつまらなそうに敬礼するだけだ。
百式からさっさと離れつつ、フランセスは誰かを探すように戦場を見渡した。
大気圏突入を控えているMSにとって、戦闘での些細な損傷も致命的だ。
厳密に計算された降下プログラムの修正が間に合わない可能性があるのが、一つ。
もう一つは、戦闘で損傷した機体が大気圏突入に耐えられないかもしれない。
結論から言えば、今回の戦闘でエゥーゴMS隊は機体にかすり傷も負いたくないのだ。
索敵中のジュナス・フレイブのガンダムMk-Uを、マシンガンの銃弾が狙う。
機体を急速回避させたジュナスは、1機のRMS-106 ハイザックに対峙した。
初弾でジュナスを仕留め損ねたハイザックは、中間距離でマシンガンを構え直す。
ジュナスは、素早くビームライフルの銃口を向けたと同時にビームを放った。
ハイザックは、胸部を撃ち抜かれ硬直したかと思うと機体を四散させる。
まずは1機を撃ち落したジュナス、爆光の照り返しを浴びながら周囲を警戒した。
ティターンズはエゥーゴ艦隊のシチリアを撃沈した後、MS隊を送り込んでいる。
もっとも、その数は意外に少なくせいぜい20機余りというところか。
これくらいの戦力を差し向けたくらいで、エゥーゴ80余機の作戦は止められない。
どうやら精鋭のルナツー警備隊は動いていないようで、ある意味奇妙でもある。
ふと、ジュナスのガンダムMk-Uの隣にグリーンに塗装された2機のネモが流れて来た。
何か嫌な予感を持って2機のネモを見たジュナスの耳に、通信が聞こえて来る。
「テオ、テオ! ちゃんと守ってくんなきゃヤ!」
「でも、一緒にいたら危険だって」
案の定、リベカ・マレリーとテオドール・チャーチワードの二人のようだ。
どう考えても交戦中の通信ではないが、その緊張感のなさほ大物なのか馬鹿なのか。
さすがに呆れたジュナスは、電磁波で画像の乱れつつある通信機に怒鳴った。
「そこの二人っ! 散開は基本だ!!」
有視界戦闘において、固まっている味方は相手のいい標的なのは常識だ。
そのジュナスの声と同時に、ティターンズのハイザックが2機接近して来る。
3人のコックピットを、電子処理された警告音が満たした。
「すみません大尉〜 ──あ、しかも敵!?」
リベカは悲鳴のような声を上げながら、必死でネモにビームライフルを構えさせる。
近寄って来たハイザックは、マシンガンを構えてさっと左右に別れた。
さすがにティターンズは連携が取れており、リベカ達は挟み撃ちにされた格好だ。
「ちぃっ! まとまっていると的になるだけだ!」
ジュナスは焦燥しつつ、ガンダムMk-Uで新人の二人の援護をしようとする。
次の瞬間、リベカとテオドールはバーニアを噴き出してより一層2機を接近させた。
2機のネモは、そのまま互いに背中合わせの体勢になってビームライフル振りかぶる。
「右っ!!」
右側の敵に対峙したリベカが叫んだのと同時に、テオドールも叫ぶ。
「左っ!!」
中距離戦闘では、いかに相手より先に照準を固定し射撃を行うかが勝負だ。
更に、敵味方双方が複数の場合は互いに狙うべき標的を慎重に選別する必要があった。
流れるように狙いを付けた二人は、2機のハイザックを瞬時に撃破してのける。
「・・・ほぅ」
弾けるように大きくなるハイザックの爆光を見つめ、ジュナスは感心した表情になった。
だが、続いて聞こえて来た二人のセリフにジュナスは頭を抱えるしかない。
「テオ、カッコよかったよぅ〜」
「初めてでも、案外上手くいくもんだね。リベカ」
実戦で初めてのフォーメーションを試そうという度胸を、認めてやるべきだろうか。
甲高い空襲警戒警報が、ジャブロー基地内に響き渡っていた。
連続して流される品のない警報に、レコア・ロンドは、顔を顰める。
脳に直接響くその音は──レコアに、昔を思い出させた。
7年前の一年戦争時、レコアはゲリラ活動でジオン公国に抵抗したのだ。
終戦後レコアは地球連邦軍に入隊したが、そこにレコアが求める物はなかった。
結局、連邦軍に馴染めないままエゥーゴに参加しそこで偵察任務を行うようになる。
そんな日々の中、考えてみればレコアは常に自分を受け止めてくれる人を探していた。
言ってみれば、彼女を包み込んでくれる相手を捜し求めていたようなものだ。
今のレコアにとって、それは金髪の美しいクワトロ・バジーナ大尉だった。
ゆっくりと目を開けると、薄汚れたシーツとくしゃくしゃのブランケットが視界に入る。
ぼんやりとしていたレコアは、ここがジャブロー基地内の一室だと気付いた。
エゥーゴのジャブロー侵攻作戦の為に、彼女が地球に降下したのはかなり前の事だ。
宇宙戦艦アーガマの、自室の綺麗なシーツとサボテンの花が懐かしい。
偵察の為に忍び込んだジャブローで拉致されてから、どれくらい経ったのだろう。
嵩に掛かった兵士達に犯され続ける日々は、レコアから日付の感覚を奪った。
憂鬱から吐いたレコアの息は、男達の精液の匂いがして吐き気がする。
陵辱され続けるレコアは、申し訳程度にしかシャワーを使わせてもらえなかった。
「・・・まだ、地球までは降りてきてないようだな」
部屋のもう一人の住民である男の声が、レコアに気を遣って聞こえて来る。
気だるげに身を起こしたレコアは、窓際で外を覗き込んでいる男の背中を見た。
南米のジャブローには似合わない白いスーツを、小綺麗に着こなしている男である。
さすがに長い間監禁されているから薄汚れた印象があるが、だらしなさはない。
レコアが目を覚ました衣擦れの音を聞き、男はそっと振り返った。
皮肉そうに歪められていた眉が、ふとレコアを思いやるような表情になる。
「ドサクサで逃げれるかもしれない・・・食べておいた方がいいな」
ただし、口調はどこか斜に構えたようなものだった。
わざとらしくレコア慰めるような事をしないくらいには、大人な男である。
兵士達に恥辱を受けるだけの毎日の中、口先だけで慰められても鬱陶しいだけだ。
レコアは、部屋の汚い机に乗っている軽食を横目で見てから男に呼び掛ける。
「そうね、ありがとうカイ」
カイと呼ばれた男は、軽く肩を竦めてもう一度部屋の窓から外を見つめた。
彼の名は、カイ・シデン──現在26歳のジャーナリストである。
カイは、一年戦争時に伝説のホワイトベースのクルーだった男として有名だった。
現在エゥーゴのアーガマ艦長に就いているブライト・ノアは、当時のカイの上司になる。
7年前、RX-77-2 ガンキャノンC108を操った彼は、終戦後ジャーナリストになったのだ。
レコアも何回かカイの書いた一年戦争追憶記や取材記事を読んだ事があった。
今回のカイは、ジャブローへ潜入取材を行うつもりだったのである。
その途中で、森の中で地球連邦軍兵士に捕まりそうだったレコアを救った。
もっとも、ジャブローの警備はさすがに厳重で二人は捕らえられてしまったのだが。
カイは、脱走不能なくらい小さな窓から興味津々といった瞳で外を見渡した。
「・・・いよいよ“お引越し”も終わりってとこだな・・・」
ジャブローの基地からは、まるで潮が引くように兵士や兵器がどこかへ移動している。
最初それに気付いたのは、輪姦される為に基地内を引き回されたレコアだ。
そして、それはすぐに部屋に監禁されたままのカイにさえ判る変化となった。
「ジャブローを引き払って、どこへ行くのかしら」
ぱさぱさに乾いたサンドイッチを口にしながら、レコアは呟く。
一年戦争当時、ここを叩けば地球連邦軍が陥落すると言われていた本拠地である。
元々が空からの攻撃を想定した施設で、中枢部はコロニーの落下にも耐えれた。
各出入り口のカモフラージュや防御に、7年前のジオン公国軍は苦しめられたものだ。
まさか、現連邦軍がこの基地を見捨てて移転するなどとは誰も思わなかった。
「私がエゥーゴにちゃんと連絡さえ出来ていれば、作戦を中止させたのに・・・」
・・・既に発動されてしまった作戦とはいえ、これではエゥーゴの作戦は無駄足だ。
返す返すも、偵察員としての自分のミスが悔やまれてならないレコアである。
そんなレコアに、カイは軽口を叩くような口調で言った。
「こう考えればいいさ・・・“エゥーゴはアタシを助けに来てくれるんだ”ってな」
さすがにそこまで楽観的にはなれないが、しかしその思い遣りに微笑むレコアだ。
クワトロ・バジーナが、自分だけを助けに来てくれるという想像はレコアを和ませた。
「・・・優しいのね、カイ」
「ふっ・・・俺は昔っからフェミニストで通ってんだぜ?」
無精髭が薄っすらと浮き立っている顔で、ウインクして見せるカイである。
エマ・シーンの見つめるモニターの中で、次々に爆発が起こった。。
リック・ディアスを迎撃体勢に移しながら、エマは敵の機体の素早さに息を呑む。
クワトロとフランセスと交戦した後、新型機は戦場を縦横無尽に飛び回っていた。
メッサーラを操るパプティマス・シロッコの、面目躍如といったところか・・・?
変形機能を持つ今までにない行動パターンの敵に、エゥーゴは苦戦する。
「こ、これが例の新型!?」
エゥーゴMS隊の意識が、大気圏突入に廻っている間隙を狙われたミスであろう。
それでも、驚くことに訓練されているはずの突入部隊が押されているのだ。
「一方的じゃないのっ!!」
焦燥に駆られたエマが視線を戻した瞬間、敵が自分の機体に迫って来るのに気付いた。
全ての時間が止まったような感覚の中で、急速に敵が近付く。
手をレバーに伸ばすが、エマの動作は余りにも緩慢で敵の動きに着いていってない。
敵から伸びてきたビームの閃光が、リック・ディアスの右脚を吹き飛ばした。
「速い・・・っ!」
更に右肩を吹き飛ばされた衝撃で揺れながら、エマは必死にレバーを握り締める。
負ける! ──敵の砲塔が尚も自分を狙ったのに気付き、エマは負けたと感じた。
頭の中が真っ白になり、全身が硬直したまま悲鳴さえも上げられない。
突然、エマの背後からより鋭いプレッシャーが噴き出したように感じた。
プレッシャーと共にエマの後方から放たれたビームが、敵の側面を掠めて装甲を焼く。
「──!?」
敵戦闘機は、エマの後方から来た味方に攻撃されて素早くMSに変形をする。
「大丈夫ですか! エマさん!!」
大きな声と共に、エマのリック・ディアスを庇うようにガンダムMk-Uが現れた。
「カ、カミーユ・・・っ」
目を丸くしているエマに代わって、カミーユが敵MSに対峙する。
「させるかよぉぉぉーっ!」
カミーユの雄叫びと共に、ガンダムMk-Uのビームライフルが連射された。
敵MSは、軽やかにビームを避けつつガンダムMk-Uを新たなる標的にしたようだ。
そういえば、とエマはどこか浮き立つような気分でカミーユの戦闘を見つめる。
この少年は、いつぞやの約束通りキチンと助けに来たんだな・・・と。
──次回、4月27日。
次回、大気圏突入!
ざわざわ・・・
ざわざわ・・・
リアルタイムで読んでしまった。
ISAPさん、乙カレーです。
カイってやっぱりカッコイイですな。
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
テオが死ぬかどうかヒヤヒヤ物でした。
部隊の戦闘の「らしさ」(言い換えれば醍醐味)があって良いです。
ジュナスだけ相方いないのが寂しいですが(w
…クワトロもつまらなそうに敬礼されるだけの人ですが。
この点のみならず、人間模様や遊び要素、キャラの萌え度から言っても、
種の代わりに映像として見たいと思いますよ。
キャラデザはキンゲの人とか。
あと、
>>587殿。とりあえず、
,.. -─────、
/ , ', -─‐- 、.._ _,.-.\
|二l二 / i l ‐#- 、゙ヽ. ̄ ,r`ゝ-
-─- 、 |二|二 バ ( | L_ u v \`ー-‐''/ ヽ
_,ノ ハヽヽ亅 ヽ | r‐、} ヽ ̄`ヽヽ,, ,//´7;| なんだっ・・!
┌┴─ > | |ト、|l u ` ー゚イ u vl.゚ー' | このタイミングはっ・・・・・・・・!
o | 土土l カ / | ヽ_|! u'_,ノ { u' }じ v |
ノ 上 匕 ( /| /! r'',ニニ=`==='=ニヽ! ISAPさんのカキコは・・・・!
o l \__/ |. / :| | |ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー' l‖ 7分後だったじゃないかっ・・!
ニ|二 ,ゝ |/ :| l lーiーiーiーiーiーiーi‐rl ||
o ヽ_ノ / | iヽ. ヽヽニニニニニニニンノ
/ ! | ヽ ` ー-- ニ二二~-‐'\ 惜しいなっ・・・・!
o | ヽ | | ゙i ::::::::::::/ :|\. \ こんなもん(586のレス)・・!
| \| ! ! // | \
r:、 / > /\ !ヽ..__,//\ |
|/ /-、 /! / oヽ |::::::::::::::/ __ \. |
o / し' ( " |:::::::::::/ `
お粗末。
604 :
587:03/04/20 23:44 ID:Jh8jfVS1
Zの面子に大人が一人入ると
ツャアの居場所は無くなっちゃうな。
それでもやっぱり俺はシャアが一番好きだな。
特に声がいい。
シャアの魅力は何といってもあの声だろうな
>606
そもそもゼータ時代のクワトロはぱっとしないしね。
ただ、「史実」通りならこのあとクワトロはかつてのライバルと再会して
かつての恋人(w と再会して
ダカールで演説するワケだし。
クワトロの見せ場はこれから。
それをISAP氏がどう書くのか、楽しみに待とうよ。
もーすぐロザミアとアムロが出てくるんだな。
あとフラウとレツとキッカとハヤトも。
楽しみだ。うん。
ロザミアと言えばハサンももうすぐ出てくるな
ハサンって誰だっけって小一時間考えちゃったよ。
さすがに誰も彼も出演するとは思えないけど。
ハサンが出てこなければロザミアやエマその他大勢の診察シーンが・・・
ハサン「うまい! 塩味がする!!」
普通に読んだ人は一般人、カミーユの声で読んだ人は変態。
比良坂先生は最高だよな(w
>>614 個人的にはガンダムつながりって事で、ウルベ少佐で読んでみたい。
しっかし、個人的にはどうもあの人のイメージはヒロシおにいちゃんとしか(ry
「まだこんなに元気だよ、亜美」と言いながら、ビームサーベル(・∀・)を…
617 :
名無しさん@ピンキー:03/04/22 14:56 ID:06wM173D
GジェネレーションERO 触手だよ全員集合! の続きはどうなったの
>615
ロザ亜美「おにいちゃん!」
保守ついでに・・・
このスレ見てたらΖが見たくなったので
思わずバンダイチャンネルで全話見てしまった。
禿胴!
もっとも自分はビデオ借りただけだけど
ちなみにISAPタンの小説の戦闘シーンはクールでカコイイ!と思う
ヤッサンもといヤザン先生の登場が待ち遠しいな
まだまだ先だけどナー
漏れはガディとかヤザンが好きでなぁ…
粗にして野だが卑にあらず、なとことか
ダメダメなの自覚しつつ全速力なトコとか。
ヤザンたんは最強のオールドタイプですが何か?
>>624 だね
邪魔烏賊ンは粗でも野でもないが卑
バスクは粗にして野だが卑でもあるって感じだが
藻前ら、どうしましたか!!!
今日ですよ!!!
628 :
名無しさん@ピンキー:03/04/27 16:13 ID:twIv+Tva
a
>>627 さすがに、連載も長いので飽きられてしまったのかもしれません。
そうだとしたら、そろそろ潮時ということでしょうか。
敵の攻撃を受けながらも、エゥーゴMS隊は再編成を終え大気圏突入を始めた。
今回の作戦に際し、エゥーゴMSのバックパックにはバリュートが装備されている。
バリュートとは、全開するとパラシュートを逆さにした形状のようになる装置だ。
このバリュートによって大気との摩擦から守られるからこそ、MSは地球降下が出来る。
万が一、このバリュートが破損でもしたらMSは降下中に燃え尽きるしかない。
「じゃあ、大尉、お先です」
アポリー中尉のリック・ディアスが、右手を軽く挙げて挨拶をしてくる。
ジュナス・フレイブ大尉は、ガンダムMk-Uのシールドを掲げてそれに応えた。
「ジャブローで会いましょう」
同じくロベルト中尉のリック・ディアスも、同僚のアポリーに続く。
ジュナスは、なるべく宇宙に残ってティターンズの相手をしておくつもりだ。
二人のリック・ディアスの背後に、バサッと花が咲いたようにバリュートが開いた。
そのまま地球に向けて自由落下するように、リック・ディアスが小さくなってゆく。
降下プログラムでバリュートが開いたMSが、次々と2機に続いて降下して行った。
ジュナスが周囲を警戒していると、間隙を縫って赤い敵MSが接近して来る。
情報スクリーンに敵の情報──RMS-108 マラサイ、が詳細表示された。
Mk-Uの索敵システムは、先だって月面都市でバージョンアップしたばかりだ。
初見のMSの情報が表示されるという事は、敵のMSはアナハイム社製でしかありえない。
「やってくれるな、アナハイム・・・」
さすがというべきか、アナハイム社はティターンズにも売り込みをしているようだ。
恐らく、アナハイムはエゥーゴが負けた場合の保険を掛けているのだろう。
ジュナスは苦笑しながら、近寄ってきたマラサイに向け体勢を整える。
「しかし、こんな突入間際に戦闘か」
一歩間違えば自機も危ない作戦に眉を顰めたジュナスの耳に、通信が入ってきた。
『そこかっー! カミーユ!!』
テンションの高い勘違いな叫びは、例のティターンズのジェリド・メサ中尉らしい。
そのジェリド機の後ろからは、更に2機のマラサイが近付いて来る。
ジェリドの乗るマラサイが、手に持ったビームライフルを連射した。
威嚇にもならない雑な攻撃を回避しつつ、ジュナスはビームライフルを構えた。
「・・・残念だが、カミーユ君ではないがね」
ジュナスが静かにビームライフルを放つと、ジェリドは驚いたように叫ぶ。
『!? ・・・騙したな!!』
勝手に勘違いしておいて騙したもないが、ジェリドは慌てて叫んで後退をして行った。
ジェリドの後ろをついて行動しているのは、カクリコン・カクーラー中尉のはずだ。
宿敵カミーユを探す自分勝手な二人が去ると、1機のマラサイが残る。
残った敵機を見つめるジュナスの視界の端で、2機のネモが揃ってバリュートを開いた。
「あああああ〜 遂に突入よどうしようどうしよう怖いよおおお〜」
「大丈夫だよ、リベカ・・・シミュレーション通りだよ」
騒がしい二人は、例のリベカ・マレリーとテオドール・チャーチワードだ。
意外にも敵の攻撃をかいくぐった二人は、無事に地球に降下していった。
ため息を吐くジュナスに、マラサイからトリノ・カーナヴォン中尉が話し掛けてくる。
『ほう、そちらのMk-Uのパイロットは大尉殿ですか』
──ほら、あの淫売の事ですよ? ベルナデッタとか言いましたか
ベルナデッタを想うジュナスの手が、無意識にレバーを強く握り締めた。
『・・・その後、あの売春婦はお元気ですか? ふふふ』
ジュナスがトリノの笑い声を止めようとした瞬間、MSが二人の間に割り込んで来る。
フランセス・エラワーのプロトZX-1は、そのまま無言でビームライフルを撃った。
プロトZX-1のビームライフルが、虚空を切り裂いてマラサイの右肩のシールドを焼く。
『お、おやおや、意外とやりますね・・・』
冷静を装いながらも、トリノはフランセスの攻撃を回避するしかない。
バーニアを小刻みに噴かしながら、プロトZX-1の機体が俊敏に動いた。
ジュナスの周囲のMSが、戦闘を尻目にバリュートを開き次々に大気圏突入をしてゆく。
フランセスの機体も大気圏突入プログラムが起動する頃だが、気にしていないようだ。
プロトZX-1の撃ったビームライフルが、マラサイの頭部を破壊した。
『むっ、・・・こ、こんなことをして、後で、ど、どうなるか・・・』
「・・・・・・」
トリノのセリフには一切反応せず、フランセスは無言でマラサイを圧倒する。
だが──次の瞬間、プロトZX-1は射程外からの攻撃で右腕を吹き飛ばされた。
愕然としたジュナスが視線を向けると、月で交戦した新型変形MSが迫っている。
カミーユのガンダムMk-Uと戦闘していたはずのMSが、いつの間にか近付いて来ていた。
『シロッコ大尉! すみませんね・・・』
通信機からトリノの安心したような声が響き、彼のマラサイが体勢を立て直す。
どうやら、シロッコ大尉──というのが、例の変形MSのパイロットの名前らしい。
不意に、アーガマのブライト・ノア艦長の怒声が通信機から流れて来た。
「機体が破損しているエマ中尉とフランセス少尉は、大気圏突入を中止しろ!!」
「私はジャブローに降ります! この程度の損傷なら作戦に支障はありません!」
意地を張るように答えるエマは、自然にカミーユのガンダムMk-Uを視線で追う。
ジェリドとカクリコンの2機のマラサイを相手に、カミーユは奮闘していた。
2機のマラサイは、まだバリュートも開かずに戦闘を続けているのだ。
ビームライフルを失ったフランセスのプロトZX-1も、戦闘意欲は失っていない。
「フランセス君! 後退しろ!!」
ジュナスの叫びに被さるように、クワトロ・バジーナの声が通信機から響いた。
「ジュナス大尉! カミーユ君! そろそろ時間だっ!!」
少し離れた空域で戦闘していた百式のバリュートが、バサッと瞬時に開く。
金色に輝く機体が、バリュートを背負って地球へと降下する光に包まれた。
意地を張るエマとフランセスを、ブライトは苛々したような口調で怒鳴りつけた。
「艦長命令だ、2機は後退しろ! 他にも機体にダメージのある者は後退!!」
ブライトの焦燥した指示を聞き、エマは唇をかみ締めつつ退却を決意する。
フランセスも瞳を揺らしつつ、エマに従ってアーガマへ向け機体を反転させた。
敵のシロッコも地球には降下せず、トリノを連れて母艦へ退却して行ったようである。
ガンダムMk-Uのフライング・アーマーが、次第に大気圏突入の炎に彩られた。
「・・・大尉・・・っ・・・」
フランセスは、モニターの中のジュナスへ追いすがるように呼び掛ける。
地球に降下してゆくジュナスと、アーガマへ戻るフランセスは一気に離れてゆく。
「フランセス君、アーガマを頼む!!・・・」
振動の中でジュナスが叫んだセリフに、フランセスは必死で頷いた。
ザザッとノイズが走り、フランセスの前のモニターからジュナスの顔が消える。
ジュナスのガンダムMk-Uは、閃光の中を無事に大気圏突入して行った。
エマとフランセスの機体は、ぎりぎりまで降下していたアーガマの船体に取り付く。
アーガマに帰艦出来なかった3機のネモが、大気の摩擦で燃え尽きた。
機体をアーガマにしがみつかせ、エマの視線はカミーユのガンダムMk-Uを探す。
「・・・カミーユっ!」
最後に残ったカミーユ機は、大気圏突入ぎりぎりの位置で交戦中だった。
ジェリドとカクリコンの連携攻撃に苦戦しながらも、カミーユはよく耐えている。
『カクリコン!! これ以上は無理だ!』
ティターンズ周波数に合わせた通信機から、ジェリド・メサ中尉の声が聞こえて来た。
つい1ヶ月程前には同僚だった男の声を、エマは不思議な感慨を持って聞く。
ただ無心にティーンズの正義を信じ、自分をエリートだと信じられていた頃を思った。
『度胸の問題だ、ジェリド!!』
そう答えるのは、同じくエマの同僚だったカクリコン・カクーラー中尉だ。
エマが知る限り、ジェリドとカクリコンは士官学校時代からの大親友である。
敵方でも最後まで残った2機は、バリュートを開くのを寸前まで我慢していた。
一旦バリュートが開いてしまえば、MSは移動不能となってただの標的となるからだ。
『迷いがあっては、ガンダムMk-Uは討てん!!』
カクリコンのマラサイが、気迫を込めてビームライフルを撃った。
ガンダムMk-Uが反撃しようとした瞬間、マラサイのバリュートがいきなり開く。
『何ぃぃっ!? オートマチックだとぉぉぉ!!!』
驚愕したカクリコンのバリュートを、ガンダムMk-Uのビームライフルが撃ち抜いた。
カミーユは、そこで戦闘を切り上げてガンダムMk-Uを戦闘空域から離脱させる。
「・・・もっと離れていれば、撃たれなかったのにっ!!」
バリュートを失ったカクリコンのマラサイが、大気の摩擦で火を噴き始めた。
『うわあぁぁーーー!!』
殆ど同時に、ジェリドの乗るマラサイのバリュートも高度設定で自動展開する。
ジェリド機は大気圏突入可能だが、カクリコンを助ける事など出来はしない。
『カクリコォォーンーっ!!』
ジェリドの絶望した叫び声が空しく響き、カクリコンの機体が溶解していった。
『アメリアァァァァーーー・・・ァァッッッ』
カクリコンの最期の絶叫と共に、彼のマラサイが流星のように燃え尽きる。
『カミーユっ! 許さんぞっ カミー・・・──ザザッ』
ジェリドの怒声が雑音と共に断ち切られ・・・戦闘空域はようやく静寂を取り戻した。
──アメリア・・・という名前はいつだったか三人で食事をした時に聞いた。
確か、カクリコン・カクーラーの地球にいる恋人だったとエマは思い出す。
地球に降りてゆくカミーユとジェリドを、エマは見えなくなるまで目で追っていた。
アーガマは最全速で地球の重力から離れ、空域から遠ざかってゆく。
敵味方双方共に、降下する者は降下し、後退する者は後退を終えたようである。
エマのリック・ディアスとフランセスのプロトZX-1は、アーガマ甲板で立ち尽くした。
他のクルーも脱力したようで、二人の機体に取り付く整備工もいない。
「──置いてかれた・・・か」
コンソールをちらっと見たエマは、地球に降下したMSは68機だと知った。
最初に揃った84機の内、11機が撃墜され5機が降下不能となったのである。
つい先程までビームとバーニアに彩られていた宇宙を、エマはぼんやりと見た。
そうして、今の自分は随分と情けない顔をしているのだろうな──と思う。
ティターンズに所属している時の自分は、誰にも頼らずに一人で生きていられた。
たった一人でも生きていけるという、自信と誇りがあったと言い切れる。
しかし今の自分は、肌を重ねた少年との一時の別れに心を乱していた。
カミーユ・ビダンに出逢わなければ、こんな想いを抱く事はなかったはずだ。
そうだとすれば・・・誰かと心を重ねるという事は弱くなるという事なのだろうか。
誰かを好きになるという事は、本当の自分ではなくなるという事なのだろうか・・・
「・・・強く・・・ならないと・・・」
不意に、隣に立つプロトZX-1からフランセスの呟きが聞こえてきてエマは驚く。
まるで自分の心の中を読み取られでもしたかのようで、エマの心臓が波打った。
もっとも、フランセスは破壊されたプロトZX-1の右腕を見つめて言ったのだ。
敵対したシロッコの驚異的な戦闘能力を、フランセスは思い出していた。
そうして、今の自分程度の強さではまだまだ駄目だと悔しく思う。
強くならなくてはいけない・・・誰にも負けないくらいに強くならなくてはいけない。
そうでなければ、大切な親友を、愛しく思う人を護る事なぞ出来はしない・・・
「そうね・・・、──強く、なりましょうね」
静かに目を閉じたエマは、シートにもたれかかって小さく呟く。
せつなく細められたフランセスの瞳が、遙か遠くを見つめるように揺れた。
次第に離れてゆく地球は、いつもと変わらず蒼く輝きを放っていた。
──次回、5月11日予定。
次 回 よ り 、 『 地 球 編 』 開 幕
物語の舞台は、いよいよ地球へ
原作の人気キャラ達が、続々登場
オリジナル新キャラも登場予定
・・・・・・・・・・書かなかったら、ごめんなさい。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
飽きたなんてとんでもない!
1万人のISAPさんファン一同、毎週日曜日を楽しみにしています。(w
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
毎週楽しみにしてます。
潮時なんて言わずに最後まで続けて下さい。
ファンレター書き込みが無いからと言って
需要やファンが無いとは限らない
>>646 うむ。その通り。
このスレ、決して騒がしくならないのは良くもあり悪くもあり。
そして、ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!(これ習慣)
いよいよ地球編。香港ではジュナス絡みで色々ありそうな予感。
フォウとかベルトーチカとかも色々ありそうな予感ッ!
>>646 至言。
と言うわけで、ここで書くのを辞めたら・・・辞めたら・・・
泣 く ぞ ! 漏 れ は !
漏れの日曜の楽しみがひとつなくなる!?(´дヽ)
スカパーでZを観てる最中なのでとても面白いです。
辞 め な い で く だ さ い !
ユウ・カジマと共にアクシズを押し返すジュナスを見るまで―――漏れは待つ!
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
長い連載、ご苦労様です。飽きただんて、とんでもありませんよ!
日曜日の楽しみなんです。止めるだなんて言わないで下さい!!
1週止まると、待ち遠しくて仕方がないです。
ISAPさんが大変だっていうなら仕方がありませんが
書き続けてくれる間は、欠かさず読ませてもらいます。
というか、ここを読んでZがまた見たくなった。
あんまり覚えてないんで(特にストーリー)、レンタルで見直さなきゃ。
>>646 その通りだが、感想や反応が少ないと書き手さんは寂しいらしい。
変に荒れないのはこのスレのいい所だけど、感想もなるべく書いた方がいいと思う。
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
やめるなんて言わないでくださいな。
いつも見てますよ〜
毎回楽しみにしてます。
やっぱりなんといってもエロシーンが楽しみです。
>>652 最後2行に激しく同意。
オレ、AA描いたりMADやフラッシュ作ったりしたことあるんだけど、
反応ないと非常に寂しいのよ…
だから必ず感想書くようにしてる。続きがなんとしても読みたいので。
来週はISAPさん、旅行にでも行くのだろうか?それとも仕事?
いまやめられると。
ベルタンのハッピーエンドを
脳内で作成しなければならないのです。
この作品の戦闘シーンは映像が脳内に
想起される非常に上手な書き方だと思う
のですが、
>残った敵機を見つめるジュナスの視界の端で、2機のネモが揃ってバリュートを開いた。
このお話はジュナスクンとベルタン
のというISAP氏のオリキャラのお話だと
思ってるのでそちらをもっと読みたい。
あとトリノの
>『むっ、・・・こ、こんなことをして、後で、ど、どうなるか・・・』
…………
………
……
…
深読みしていいっすか!
よい連休を!!
ISAP氏&このスレの人々
657 :
656:03/04/28 03:53 ID:J1PD4m4b
三行目の脳内と五行目の脳内は関連ないです。
三行目で文章はいったん切り。
感想下手でスマン。
トリノ氏ね→(1001)
大気圏への侵入角度って、急すぎると燃え尽きてしまうし、
緩すぎると大気圏外にはじき飛ばされるらしくて、
ちょうどいい角度ってのはかなり範囲が狭いらしい。
あんな激しい戦闘をしながらちゃんとその角度で降りていくなんて、
MSってホントに高性能ですよね。
未来の兵器ですから
ちゃんと計算されてまつ。
>>669 当然でつ。今の技術では角度もきついし、時間もコンマ以下秒単位で管理しないと降下ポイントのズレやいろんな弊害が生じるが、(だからアルマゲドンみたいな2機のシャトル連続発射なんて不可能です)未来なら全て自動制御で補正されるから大丈夫!!
たぶん……
打ち上げと再突入とではぜんぜん話が違うのでは?
新素材によって材質の耐熱性や放熱能力が高まってるので無理ができるっぽい
アルマゲドンといえば、シャトルが隕石に到着したあと着陸するまでに、
機体にガッツンガッツン小さい石があたってたよね。
それでもちゃんと1機は無事地球に帰還してたけど、
あれだけダメージ受けても大気圏突入に耐えられるとすると、
コロンビアはいったいなんで・・・。
そういえば最後のほうではZガンダムはビーム跳ね返してたけど、
あれはどうやってたんだろう。
逆襲のシャアかなにかで、緑の髪の女の子が
宇宙空間でノーマルスーツも着てない生身の身体で
コクピットからコクピットへ移動してたんだけど、
あんなことあり得るのだろうか。
普通即死じゃないでしょうか。
シャア専のくだ質にでも行かれては?
即死は物理的にありえない
NASAが正式に回答してる>質問が良くあるらしい
10秒ぐらいなら生きてられる、で酸素欠乏で気を失う
実際に真空状態を体験(宇宙空間でスーツ破損かなんか)した香具師によれば
舌の唾液が沸騰するのが気絶する前に感じた事らしい
保守
アムロとジュナスのやり取りに期待
いよいよ明日...
楽しみだなぁ〜(´∀` )
今日のシード見てて思ったこと。
敵も味方もいままで散々死んでるのに、
特定のキャラが死んだときだけキレるのはなんでだろ〜。
>>675 哀しいかな、今週はお休みですよ。
>>641 に予告してあるんで。
早く続きが読みたいのは一緒です。
来週をお待ちしましょう。
保守
ISAPさんに質問です。
まだ保管庫とかはありませんでしたよね?
連載も地球編に進むわけですし、
これを期に機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth を
南極に転載依頼をしたいと思うのですがどうでしょう?
南極ってなんだ?
681 :
名無しさん@ピンキー:03/05/04 17:54 ID:EkeO0sCr
age
683 :
名無しさん@ピンキー:03/05/05 00:08 ID:0U68hj0e
684 :
名無しさん@ピンキー:03/05/05 09:35 ID:feYJbCqG
ネトゲ「ガンダム・ネットワーク・オペレーション」で「ジュナス」なるキャラを
発見したんでつが・・・もしやこのスレゆかりの方?
違うか(´・ω・`)
ネトゲ「ウルティマ・オンライン」で「フランセス」なるキャラを
発見したんですが・・・もしやこのスレゆかりの方?
違うか(´・ω・`)
保守
あと3日
エロ描写まだ〜?チンチン(AA略
でも、エロだけに特化したアダルトビデオのようなSSなら
どこにでも転がっているからわざわざこのスレには要らないと思う。
まぁエロ不要派まで居るからなw
漏れはどっちでもイイや、
エロはちゃんと和姦もリョジョークもエロいし
エロ無しでもちゃんとおもろいし。
>>690 ここが何板か知っての狼藉でツカ。
まあ
特化ってところを好意的に解釈するけどさ。
>>691 >エロはちゃんと和姦もリョジョークもエロいし
>エロ無しでもちゃんとおもろいし。
禿胴。
エロじゃない本筋がしっかりしていることによって
登場人物への思い入れが深くなり、
結果としてエロ描写に対してより一層ハァハァできるようになる。
これはちょうど、見たことがない女が出ている無修正モノよりも、
知り合いの女のブラチラに対してのほうが
ハァハァできる場合があるのと似ている。
なんてことはどうでもいいのでエロ描写きぼんぬ。
>>694 オレは
>知り合いの女のブラチラに対してのほうが ハァハァできる場合があるのと似ている。
というより、真摯に恋焦がれた相手の、何気ない仕草に萌えを感じるような感覚かな…
何にせよ! ジュナスとベルが結ばれるときは、50年寝かせたワインを飲むような
そういう高揚した心持で読めそう… と言うのはここに居る全員が一致してるよな!?
696は、やんちゃで可愛いな。
エ ロ が あ っ て も な く も い い か ら 今 週 こ そ は 更 新 し て 下 さ い
エロが待ちきれなくてエロビデオ借りてきちゃったよ。
>>700 そんなにエロが待ち遠しいの?
いや、私もエロパロ板にエロ読みたくて来て、ココにたどり着いたくちなんだが
今はエロにはこだわらなくなったよ。
ISAPさんの良質なSSが読めるんなら、エロなしでもエロありでも構わない。
っていうか、ベルのリョジョークで泣けるぐらい感情移入できたし。
あれは、単なるエロパロ板のスレじゃ出来ない罠。
さーて、明日の更新楽しみだ。
(エロなしでも全然OKなので、降臨お待ちしてますよ)
702 :
:03/05/10 10:34 ID:91M71yxM
(・∀・)エロ!
704 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 16:49 ID:Tk6IiOWE
705 :
bloom:03/05/10 16:50 ID:1LxHThXo
706 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 18:16 ID:7BrFs5ox
>700
ご本人も得ろは充実させたいようなことを書いてたから
まああせらなくてもいいんじゃないかと。
・・・
・・・・・・泣き言を書いてしまって、ごめんなさい。
>>679 お任せ致します。
自分のサイトで保管する、というような予定はありません。
アマゾンの蛇行する川の形が、雲の切れ間から少しずつ判別可能になっていった。
ジュナス・フレイブ大尉は眼下のジャングルの大森林に、少しの間見惚れる。
大気圏突入の際の障害から、スクリーンが回復したのはつい先刻の事だった。
ブラックアウトしていた画面が回復した途端に、目の前に緑色が広がったのだ。
──久し振りに・・・ジュナスは地球に還って来たのである。
地球連邦軍時代、ジュナスはジャブローには一度来た事があるだけだ。
それでも、コロニーにはない雄大な自然は作戦行動中の彼を和ませる。
ジュナスの操るRX-178 ガンダムMk-Uは、フライング・アーマーに乗ったまま滑降中だ。
ふと力を抜いたジュナスは、思った以上に自分が緊張していたのに気付いた。
知らずに脚に力が入っていたようで、安心すると筋のいくつかが痛くなってしまう。
計器チェックを終えたジュナスは、正面スクリーンに地形データを呼び出した。
ジャングルを流れるアマゾン河の上流、アンデスの山裾近くに巨大な鍾乳洞がある。
それこそが、地球連邦軍の本拠地であるジャブロー基地だった。
ジュナスの機体は、思ったよりも正確にジャブロー近くに降下している。
自機の位置を確認したジュナスは、顔を上げて周囲を見渡した。
どこまでも蒼いジャブローの空に、いくつものバリュートの花が咲いている。
エゥーゴMS隊の大部分は、意外にジャブロー近くに降下出来たようであった。
カミーユ・ビダン少尉のガンダムMk-Uが見つからないのが気掛かりだが、仕方ない。
降下ポイントを修正しようとすると、機体に空気抵抗で激しい振動が伝わって来た。
顔を顰めたジュナスの視界に、ジャブローからの対空砲火が入ってくる。
緑のジャングルの各砲台から迎撃ミサイルが発射され、空に長い尾を引いた。
しかし、降下隊の中にはティターンズの機体もあるのだからただの威嚇に過ぎない。
程なくして、迎撃戦闘機セイバーフィッシュが編隊を組んで襲来した。
その数の意外な少なさに、ジャブローの規模を知るジュナスは眉を顰める。
敵の動きに対応するように、1機のMSがバリュートを放出して蒼空に飛び出した。
金色に輝く機体──クワトロ・バジーナ大尉のMSN-100 百式である。
地球の自然光の中で見るその装甲は、まさに宝石のように煌き戦場を威圧した。
百式は流れるような動作でセイバーフィッシュを撃ち落し、閃光を弾けさせる。
「MS隊っ! 順次バリュートを切り離しジャブローに降下っ!!」
腹部と脚部に付けたバーニアで降下スピードを落としながら、クワトロが叫ぶ。
クワトロの指示を通信モニター越しに聞きながら、カミーユ・ビダンは緊張していた。
カミーユにとって初めての大規模な作戦であり、初めての重力下の戦闘である。
興味深そうにスクリーンを見回しながら、カミーユは機体の動きの鈍さに驚いた。
フライング・アーマーを仰角にするだけで、機体に大きく抵抗が来るのである。
「くっ・・・! これが地球の重力か!」
舌打ちしたカミーユは、コロニー内や月面と違う操作感覚に違和感を覚えた。
だが、慌てて見下ろせばエゥーゴのMS隊の大部分は地表に降下済みである。
最後までジェリド・メサ達のRMS-108 マラサイと戦闘をしたカミーユは、出遅れていた。
急いで集結ポイントに向かうべく、カミーユはバーニアを噴射する。
カミーユのガンダムMk-Uが地表近くへ降下する間も、周囲では戦闘が激化していた。
フライング・アーマーがジャングルの樹木まで滑空した時、前方の木が揺れる。
木々の間から、RGC-80 GMキャノンが飛び出して来て肩のキャノンを構えた。
不意を突かれながらも体勢を整え、カミーユはビームライフルを撃つ。
胸部を撃ち抜かれたGMキャノンが爆発をして、その破片と爆煙が一気に押し寄せた。
その圧迫感に呆然としつつも、カミーユは次の敵を求めて周囲を見渡す。
リベカ・マレリー少尉は、振動の激しいコックピットで混乱していた。
「テオ・・・どこ行っちゃったのよぅ」
コロニーで生まれ育った彼女にとっては、正に生まれて初めての地球である。
MSA-003 ネモが地表に着地した衝撃は、バーニアを酷使したのでさほどではなかった。
それより、MSが歩行する際の上下運動の方が大部分は吸収されているが辛い。
更に、リベカはテオドール・チャーチワード少尉のネモを見つけられずにいた。
一緒に大気圏突入したとはいえ、さすがに音速の何十倍の速度での降下だった。
すぐに二人の機体は互いを見失い、何度か呼びかけているが通信機から返答はない。
周囲で多くの爆発が起こる中を、リベカは瞳を潤ませてネモを歩かせる。
無用心な彼女の機体を見つけたMS-07H-4 グフ飛行試験型が、ネモを狙撃した。
「きゃああ!!」
グフの撃った弾は、リベカのネモのシールドを吹き飛ばして機体をよろめかせる。
リベカは、森林から出現したグフの素早さに恐怖した。
宇宙生まれの彼女にとって、地球の重力はまるで全身に重りがついたようだ。
グフがまさにネモを破壊しようとした瞬間、誰かがグフのコックピットを撃ち抜いた。
「だ、大丈夫だった!? リベカ!」
慌てた声を上げ、グフの機体を後ろから押し除けてテオドールのネモが現れる。
「テオ! ・・・なんでもっと早く助けてくんないのよぅ〜!!」
リベカは、本気で泣きじゃくりながらテオに百万語の恨み言を言おうとした。
だが、援軍で現れた3機のグフ飛行試験型が二人を邪魔するように攻撃態勢に入る。
「リベカ!」
「ん!」
テオドールの声に合わせ、リベカは先刻が嘘のような機敏な回避行動を取った。
二人は、そのまま攻撃態勢に入って3機のグフ飛行試験型をビームライフルで撃ち抜く。
その爆炎の照り返しを受ける二人の耳に、通信機からクワトロ大尉の声が聞こえて来た。
「──エゥーゴMS隊! ポイント203に集結急げ!! 繰り返す、──」
テオドールは現在地を確認の上で識別信号を出してから、リベカに向き直る。
「遅れた事は後で一杯謝るから! 今は作戦に急ごう!!」
「・・・うん・・・でも・・・、あとでいっ〜ぱい可愛がってよう」
ちゃんと自分のピンチを救ってくれたテオドールに、リベカは甘えるように囁いた。
エゥーゴMS隊は、ジャブロー洞窟の第一滑走路前格納庫周囲に終結しつつあった。
対空砲火と迎撃機を黙らせながら、ジュナスはようやく集結ポイントに着く。
散発的な射撃をかいくぐり、ジュナスはガンダムMk-Uを百式に近付けた。
その傍らにはアポリー、ロベルト両中尉の2機のMSA-009 リック・ディアスがいる。
「ジュナス大尉! 御無事で」
ほっとしたように話し掛けてくるロベルトに、ジュナスは鋭く聞いた。
「戦況は?」
クワトロが、洞窟の奥に鎮座する《ガルダ》の巨大な機体を百式で示しつつ言う。
「カミーユがまだですが・・・敵の攻撃も下火ですのでそろそろ突入します」
ガルダは、旧ジオン軍のガウの数倍の大きさを持つ地球連邦軍の超大型輸送機である。
数10機のMSを搭載可能で、中級規模のシャトルを機体から発着させる事すら出来た。
いわば飛行出来る超弩級要塞といった機体で、その価値は計り知れない。
クワトロは、この際ガルダを奪ってエゥーゴの戦力にしようと考えたようだった。
「行くぞっ!」
小さく叫んだクワトロの百式が、バーニアを噴かして薄暗い洞窟の奥へ突進する。
ガルダの側には、例によって何故か旧式MSの護衛しかいなかった。
百式は、護衛のRGM-79R GMU2機のコックピットだけを素早くビームサーベルで貫く。
ジュナスも、百式を追いかけるようにジャブロー基地奥へと機体を移動させた。
「自分達は、ここに残ってガルダを動かします!」
アポリーが、リック・ディアスの指で自分とロベルトを指差してジュナスに言う。
「判った」
作戦に於いて退却手段の確保は最重要事項だから、ジュナスは大きく頷いた。
集結したエゥーゴMS隊57機の内、40機がジュナスに続いて侵攻を開始する。
赤外線センサーに彩られる暗い岩肌が、ジュナスにどこか不穏な物を感じさせた。
そんな彼の気分を吹き飛ばすように、背後の集結ポイントに新たにMSが飛び込んで来る。
「遅れましたぁ〜」
「本当に申し訳ありません!」
「敵はどこですっ!?」
明るい声のリベカ&恐縮しているテオドール&不機嫌そうなカミーユだった。
それぞれに元気そうでなによりだと、作戦中ながらジュナスは微笑する。
ジュナスは機体を洞窟の奥に進め、向かって来たMS-06V-6 ザクタンクを撃ち抜いた。
どこか引っかかる物を感じつつ、ジュナスはガンダムMk-Uで小都市エリアに入る。
すると、その横を味方のMSがバーニアを噴かして慌てたように走り抜けて行く。
よく見ると、先程合流したばかりのカミーユのガンダムMk-U3号機だった。
「カミーユ君・・・?」
「たった今、感じました! レコアさんがいます、レコアさんがいるんです!!」
まるでエスパーのようなセリフを口にして、3号機は小都市エリアの南へと走る。
現在消息不明のジャブロー偵察員レコア・ロンド少尉がここにいるというのか・・・?
「単独行動は控えるんだっ!」
ジュナスの叱咤にも無関心で、カミーユは憑かれたように一点を目指した。
「捕まっているんです! 早く助けてあげないと!」
いくらエゥーゴ期待のニュータイプ候補生とはいえ、感知能力はないはずだ。
舌打ちしてカミーユを追いかけようとしたジュナスに、アポリーから通信が入る。
「大変です! クワトロ大尉、ジュナス大尉!」
その切羽詰った口調は、いつも陽気なアポリーらしくないから驚いた。
「捕虜の自白によると、ジャブロー地下に核爆弾が仕掛けられているそうです!」
聞いてすぐには、アポリーのセリフの意味が判らなかったジュナスである。
しかし、一瞬後ようやくジュナスにもジャブローが手薄だった理由が実感出来た。
──連邦軍&ティターンズの大部分は、核爆弾を残しジャブローから撤退したのだ。
「爆発までは40分程度しかありませんっ!! 罠に掛かったんですよっ!!」
そのアポリーの通信を傍受しつつも、カミーユはひたすらレコアを求めて走った。
カミーユはまるで、救えなかった母親の代わりにレコアを助けようとしているようだ。
しばらくすると、カミーユは何故かレコアがいると判った建物を見つけた。
カミーユがそこに近付こうとした瞬間、鍾乳洞の壁を破って赤いMSが肉薄する。
『ライラとカクリコンの仇ぃぃぃーーっ!!』
驚く事に、ジェリド・メサ中尉の操るマラサイがカミーユを見つたのだ。
宇宙から地球に降下してまで、カミーユを見つけられるのは一種の才能なのか。
手に持ったビームライフルを構えながら、マラサイがガンダムMk-Uに迫った。
「ジェリドか・・・っ!」
カミーユは構える素振りさえ見せずに、ビームライフルの一撃でマラサイを退けた。
ガンダムMk-Uに下半身を吹き飛ばされたマラサイは、仰け反って倒れる。
地球圏ならばティターンズのジェリドに分があるはずだが、カミーユは強かった。
むしろ、今のカミーユはどこを狙えば一番有効かという事が一瞬で判ったようである。
「地球ならエゥーゴよりもオレ達の方が有利なはずだ!っ!!」
悔しそうに叫ぶジェリドだが、重力下では脚のないMSなぞ何の役にも立たない。
「キサマだけが特別なんじゃない! オレだってティターンズだというのに!!」
コックピットから這い出て、ジェリドはジャブロー出口に向かって逃げ出した。
レコアに気を取られているカミーユは、ジェリドなどには目も呉れずに飛び去る。
カミーユは、すぐに目指すビルに近付いて外部マイクを入れた。
『レコアさん! そこにいるんですか!』
呼び掛けに対して、窓から伸ばされた小さな手がひらひらと振られるのが見える。
『Mk-Uで壁を壊します! 下がっていてください!』
カミーユは一呼吸置いた後で、ガンダムMk-Uの指で軽くビルの外壁を破壊した。
コンクリートの破片の間から、懐かしいレコアと見知らぬ男が顔を覗かせる。
レコアの顔を見たカミーユは、嬉しさで顔をぱっと明るくした。
カミーユは、ガンダムMk-Uの無骨な手をビルの壁の裂け目に近付ける。
『Mk-Uの手の上に乗って下さい! ここはすぐ爆発するそうです!!』
「カミーユ! ああっ 貴方が来てくれるなんて!」
ビルから這い出つつ、レコアが瞳を潤ませて感極まったように叫ぶ。
レコア達がガンダムMk-Uの手の上に乗り移った時、そこへクワトロの百式が現れた。
「どうしたカミーユ! 核爆弾の事は聞いたろう?」
百式のコックピットハッチを開け、クワトロが身を乗り出してカミーユに叫ぶ。
金色のMSに訝しげな顔を向けたレコアも、クワトロの姿を見て頬を染めた。
「クワトロ大尉! レコアさんは無事でしたよ!」
得意気に言うカミーユに、しかしクワトロは拍子抜けしたように答える。
「そうか・・・急ぐぞ」
思い出したようにレコアを一瞥しただけで、クワトロはハッチを閉じた。
そして百式をすぐに出口へと向けてしまったクワトロに、カミーユは呆然とする。
今のクワトロは、ジャブロー地下の核爆弾へ意識を回していたのだ。
更に、探索したブライト・ノア艦長の家族が行方不明だった事も案じられる。
合流したクワトロとカミーユは、ガルダのある格納庫へと向けMSを走らせた。
振動するガンダムMk-Uの手の上で、レコアは下を向いたまま黙りこくっている。
「・・・助かったことに感謝しないとな」
機体が移動する際の強風の中で、カイ・シデンが優しく言ってくれた。
レコアは、隣のカイにさえ判る程に身を硬くしていたのである。
──こう考えればいいさ・・・“エゥーゴはアタシを助けに来てくれるんだ”ってな
カイが思いやってくれたセリフが、今となっては空しく思い出されるレコアだ。
レコアは、決して抱き締めてキスして欲しかったなどと言うつもりはない。
ただ、さりげないセリフの一つでも掛けてもらえればそれで十分だったのである。
それが、ずっと男達に輪姦されて来た自分への慰めになるはずだった。
恐らく、クワトロはレコアの姿を見るまでその存在を忘れていたに違いあるまい。
「・・・私は・・・それだけの女・・・」
流れ去る鍾乳洞を焦点の合わない目で見ながら、レコアは呟いた。
レコアにとって重要なのは、彼女を包み込んでくれる相手の側にいることなのだ。
──あるいは、レコアがクワトロに抱いた失望感はこの時が最初だったかもしれない。
──次回、5月18日。
次回、マウアー・ファラオ登場!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
おつかれさまです。
リアルタイムで読みました。
エロ待望論者のひとりですが、楽しく読ませていただきました。
Z見たときはまだ子供だったので、あとあとのレコアを見て、
「なんでこうなっちゃったの(;´Д`)?」
と思いましたが、今回なるほどなと思いました。
来週も楽しみにしております。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
ひょっとして、リベカはフランセスとベルがいない時の代行ヒロインなのでしょうか?
毎回リベカとテオが死んだりしないかヒヤヒヤしながら読んでます(w
次回はマウアー登場。ジェリドとコトに及ぶのはどのあたりか、
非常に楽しみにしてます。それではッ!
リベカたんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
だんだん準ヒロイン待遇になってきたリベカたん萌え
あと、一撃で倒されちゃうジェリドたん萌え!
リベカが捕まってハァハァされるのかと思ってしまった……
とにかく
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
729 :
679:03/05/12 11:31 ID:GNrv6Cmy
>ISAPさん
ありがとうございます。
向こうに打診してみます。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
725に禿同。
漏れも当時はわからなかった。
小学生には難しすぎた?>Z
確かにZって小学生には難しすぎたと思う。
要はエゥーゴとティターンズって連邦軍の内部抗争だし。
でもISAP氏の文章は描写が適切で説明も豊富に入ってるから
非常にわかりやすい物語になっていると思う。
レコアさんのエピソードもちゃんと伏線引いてあるし。
小学生当時、クアトロの演説は、
かっこいいけど何言ってるかはワカンネ
ってかんじでした。
流すのかよw
いや、典型的なアジだが名演説だと思ったよ、
まー結局なんもしないで消えた時点で道化以下だとは思うが。
道化、か(w
クワトロってうかシャアの演説なら逆シャアのも好きだな。
これでは道化だよってやつ。
シャアは道化を楽しんでる気がする
シャア「うわぁぁ〜い。道化って楽しいなぁ〜」
メスタとアムロ、シャアのセリフからすると
シャア=小さい
アムロ=巨根
といいうことがわかるがメスタはどこでアムロとあったんだろう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ 、
/ /ヾヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____ ( (´∀)) < というお話だったのサ
/__/_/ | /"ヾヾ/ ̄ヽ \__________
|__|_| l ..| ヽ ( i ! |
|_|__|/.| ヽ( ` 、二|つ /
|__|_||.....| ||(___ヽ_/:\
|_|__||.ソ.| ||===!i\|::::::::::\
|__|_||ソ..l/ || || 人.ヽ:::::::::)~)
|_|__|| /  ̄ = 完 =
742 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 14:59 ID:ro6bHlz+
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
743 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 15:00 ID:NkwwQCvX
744 :
bloom:03/05/17 15:01 ID:Ek3A6tcT
745 :
名無しさん@ピンキー:03/05/17 15:36 ID:TjAV8cfQ
広告三連荘かよ! ( ゚ Д ゚)ゴルァ! マジで極悪非道だな、おい(藁
エロシーンまだ〜?、チンチン(AA略
略さないでもいいだろう、とぼけてみるw
ω
明日何の日か知ってる人手ェあげて〜
>>749 ノ
大事な「降臨日」です。
夜まであと少し・・・。
当日保守(する必要なさそうだけど。
・・・こ、更新まだ?マダー?(禁断症状
>>725 レコアはエマの正反対の道を行くキャラなので、その辺りにも注目下さい。
出来れば、二人の最後の対決シーンまで書きたいものですが・・・
>>726 リベカ&テオドールは、当初コメディ・リリーフの予定だったのですが・・・
ゲストキャラ扱いだったフランセスのように、レギュラーになるかな?
ジェリド・メサには、今の自分の境遇が悪い夢のように思えて仕方がない。
今年24歳になるジェリドは、地球で生まれ地球で育った生粋のアースノイドだった。
地球連邦軍特殊部隊ティターンズに所属しており、階級は中尉である。
物心付いた頃から、ジェリドは勉強にしろスポーツにしろ上昇志向が強かった。
だから、エリート部隊であるティターンズに抜擢された時は満足したものだ。
ジェリドは、ティターンズの中で着実に出世していくと夢想したのだった。
そんなジェリドの人生が狂い出したのは、グリーン・ノア1でのことである。
グリーン・ノア1は、ガンダムMk-Uの試運転の為に訪れたコロニーだった。
その宇宙空港で馬鹿な少年に因縁を付けられた事が、全ての間違いの始まりである。
馬鹿な少年の名前は──・・・カミーユ・ビダン。
反連邦組織エゥーゴのパイロットであるこの少年が、ジェリドの運命を変えた。
まるで女のような名前の少年は、あろうことか彼に暴行を加えてきたのだ。
挙げ句の果てにカミーユはガンダムMk-Uを盗んで逃げ、ジェリドの経歴に傷を付けた。
情報によると、カミーユは地球生まれでコロニー育ちだという。
地球を捨て宇宙に住んだ人間達は、ジェリドにとっては愚かだというのが持論だ。
地球在住者の選民意識から出た地球以上主義は、彼の心に添う思想だった。
カミーユの所属するエゥーゴという組織は、悪名高きジオン公国の残党とされている。
一年戦争の時は学生だったジェリドだが、ジオンの悪辣さは認識していた。
従って、ジェリドにとってカミーユは生意気な子供であり罰せられるべき犯罪者だ。
その取るに足らないガキが、しかしジェリドの大切な物を次々と奪っていった。
ジェリドが出逢い、初めて尊敬した連邦軍のエースパイロットの女性、ライラ。
カミーユは、ライラ・ミラ・ライラ大尉を殺したのだ。
そして、士官学校時代からジェリドの親友だったカクリコン・カクーラー中尉。
少々暴走しがちなジェリドに、いつだって苦笑しつつ付き合ってくれた本当の友人だ。
憎むべきカミーユは、カクリコンまでもジェリドから奪った。
しかし、ジェリドは二人の仇も取れず悪夢のようにカミーユに敗北し続けている。
──先刻も一撃で倒されたジェリドは、滑走路へ向かうエレカに乗っていた。
基地から逃げ出す兵士達に、頼み込んで同乗させてもらったのだ。
ジャブロー基地の地上部には、原生林を切り開いて滑走路が広がっている。
薄暗かった鍾乳洞から陽光眩い地上に出ると、周囲が現実感を失ったように見えた。
ジェリドが乗せて貰ったエレカは、滑走路脇の脱出用シャトルへ急速に近寄る。
ふと見ると、滑走路の反対側には巨大な2機のガルダが脱出準備中だった。
その近辺には、エゥーゴのMSが集結して続々と積み込み作業を行っている。
「ちぃっ・・・エゥーゴめ、ガルダを奪いやがった」
ジェリドは、その中にガンダムMk-Uを見つけて忌々しげに舌打ちをした。
2機のガルダ──《スードリ》と《アウドムラ》は、本来は連邦軍の物だ。
それらは、本来ならジャブローに最後まで残ったティターンズの脱出用の機体である。
それがエゥーゴに奪われてしまった事から、ティターンズの脱出用機体がない。
ジェリドの乗ったエレカは、1機だけ残った脱出用シャトルの横で止まった。
既に定員をオーバーしているシャトルに、ティターンズ将校が殺到している。
このシャトルを逃せば脱出は出来ず、20分後の核爆発に巻き込まれて死ぬしかない。
ジェリドも顔色を変えてタラップに走り寄るが、そこでは醜い争いが行われていた。
誰もが自分だけが生き残ろうと、他人を突き飛ばし蹴り落としている。
浅ましい光景だと思いながらも、ジェリドにしてもこんな処で死ぬ訳にはいかない。
「力のない者は死あるのみ・・・力がない者はっ・・・!!」
まるで呪文のように唱えながら、ジェリドは鬼の表情で周囲の人間を突き落とした。
一人蹴り落せば一人を殺したのと同じだ──二人殴り倒せば二人を殺したのと同じだ。
惨めだった・・・ジェリドは血を吐く思いで唇を噛み締める。
何人もの将校を踏み台にして、ようやくジェリドはシャトルのハッチに手を掛ける。
突然シャトルのエンジンが掛かり、人間を振り落としつつ機体が動き出した。
風圧でハッチから転げ落ちそうになったジェリドは、絶望に顔を歪める。
──こんな処で死ぬ訳にはいかない! ジェリドは必死で手を伸ばした。
ライラとカクリコンの仇を討つまで・・・カミーユを殺すまでオレは生き抜くっ!!
不意に、誰かがジェリドの手首を掴んで彼をシャトルの中に引き込んでくれた。
無事にシャトルに乗ったジェリドは、膝を突いたまま恩人の顔を見上げる。
「怪我はないかしら・・・?」
切れ長の瞳で整った顔立ちの女性士官が、ジェリドを見下ろして微笑んでいた。
ジャブローに残された将校達の絶望の罵声が、高速で後方へと遠ざかって行く。
・・・これが、ジェリド・メサとマウアー・ファラオの出逢いだった。
この時のマウアーの手の柔らかさを──ジェリドは生涯忘れる事はなかった。
クワトロ・バジーナの百式が、ジャブローの鍾乳洞から地上滑走路へ踊り出た。
カミーユ・ビダンの操るガンダムMk-Uが、それに続いて滑走路の地面を踏みしめる。
ガンダムMk-Uの手の中で、レコア・ロンドとカイ・シデンが身を硬くした。
カミーユが視線を上げると、滑走路のガルダ付近に集うエゥーゴMS隊が目に入る。
2機がガルダに近付く間も、戦闘は継続されており爆発が起こった。
核爆弾の事を知りながらも、任務に忠実で逃亡を行わない連邦軍人はいるものだ。
ある意味で貴重な人材である彼等だが、しかし撃墜されてやる訳にはいかない。
「クワトロ大尉! こちらです!!」
切羽詰ったような口調で、リック・ディアスのアポリーが呼び掛けて来る。
70機余りのMS隊の大部分は既にガルダに積み込み作業を終え、残っているMSは少数だ。
「・・・まずはスードリ、出します!」
ロベルトの声が通信に割り込んで来たかと思うと、1機のガルダが動き出した。
エゥーゴのMSを満載したガルダ級スードリが、ゆっくりと滑走路から離陸してゆく。
残ったガルダ級アウドムラに、カミーユのガンダムMk-Uが飛び込む。
アウドムラの腹の中の格納庫には、30機以上のMSが搭載されていたから壮観だ。
ジュナス・フレイブのガンダムMk-Uは、アウドムラのハッチで防衛を行っていた。
「カミーユ君、レコア・ロンド少尉は救出する事が出来たのか?」
警戒にビームライフルを構えたまま、ジュナスがカミーユに呼び掛ける。
ガンダムMk-Uは屈み込んで、手から二人の人間をアウドムラの床に降ろしていた。
「は、はい! レコアさんは無事でした!」
弾んだ声で言う命令違反常習犯のカミーユに、ジュナスは鋭い声で叱咤する。
「今後、命令違反の単独行動は場合によっては見捨てるぞ」
「はっ・・・・はい! すみませんでした・・・」
殊勝に言うカミーユだが、しかしきっとまた命令違反をするに違いあるまい。
顔を上げたジュナスは、クワトロの百式がジャブローを見つめているのに気付く。
まるで、百式がジャブローの景観を惜しむように見えて意外だった。
「大尉は宇宙を好んでいるものとばかり思っていたが」
ジュナスが言うと、僅かに苦笑しつつクワトロは百式をアウドムラに乗せる。
「美しい物が嫌いな人はいないでしょう・・・」
クワトロのセリフに促されるように、ジュナスもジャブローの大自然を見つめた。
ティターンズという組織は、一体何を考えているのかと思うジュナスだ。
彼も元地球連邦軍の軍人だが、今の連邦軍は彼の知っていた軍ではないようだ。
ティターンズの唱える“地球至上主義”は、賛同はしないが理解は出来る。
しかし、そのお題目を掲げた上で行うのがジャブローの核爆破だというのか。
「また・・・地球が汚染されるのか」
一年戦争のジオン公国軍によって行われたコロニー落しで、地球の自然は破壊された。
その後も長く続いた戦乱で、地球環境は荒廃する一方だと誰でも知っている。
ジュナスは、決してエゥーゴの主義主張が唯一の真実だとは思わない。
むしろ、エゥーゴは戦争商人に資金援助されているヤクザな組織だった。
だが、少なくともティターンズという狂った相手には有効と思わざるを得ないようだ。
「ジュナス大尉! そろそろ搭乗を!」
呼び掛けるアポリーのセリフに合わせるように、アウドムラのエンジンが掛かる。
壮大にして余りにも美しいアマゾンの樹木に、ジュナスは最後の一瞥を送った。
「自然を破壊するのが、地球再生を掲げた連邦軍のやる事か」
ジュナスの呟きを遮るように、アウドムラのハッチが締まった。
そのセリフを聞きつけたらしいクワトロが、静かに話し掛けて来る。
「このままでは近い将来、スペースコロニーに住む数億の人々はあのティターンズに
飲み込まれてしまうでしょう。それでは、第二のザビ家を産む事になります。
独裁政権を地球に置く事は、断じて認めてはならない事です」
通信モニターの中のクワトロの瞳が、すぅっと細くなった。
「なによりも危険な事は、ティターンズは地球を食い潰しながらスペースノイドを己の
意に従わせる政策を採る事が明白で・・・それは今回の事から簡単に推測出来ます。
その洞察力のない力の発動は、人類の存続そのものを危うくさせかねません」
クワトロが話す間も、動き出したアウドムラの機体が上下に揺れた。
ゆっくりと地面を離れた機体が浮かび上がり、速度を増して高度を上げてゆく。
ガンダムMk-Uをアウドムラ内のハンガーに入れたジュナスは、コックピットから出た。
ジュナスが格納庫の床に降り立つと、不意にそれまで以上に激しい振動が来る。
「アマゾンが・・・っ!」
格納庫側面の窓に張り付いていたカミーユが、愕然として叫んだ。
アマゾンを核の閃光が包み、緑の木々の上に巨大なキノコ雲が輪郭を現していた。
強い衝撃がスードリとアウドムラの機体を襲って、激しく揺らす。
窓の外の凄惨な光と雲の饗宴を見つめ、誰もが呆然とした表情になっていた。
「なんてことを」
痛ましい表情で言ったレコアに、カイが皮肉っぽく肩を竦めて見せる。
「7年前、オレ達はあそこを必死で守ったもんだがね」
あの壮絶な一年戦争を耐え切った連邦軍の本拠地が・・・あっけなく消滅していった。
「ティターンズは、本当に何を考えているんだろうね・・・」
テオドール・チャーチワードが、リベカ・マレリーの肩を抱いて言う。
カミーユは、近寄って来たクワトロに不意に顔を向けた。
「クワトロ大尉は・・・コロニーの30バンチ事件をご存じでしたか?」
「ああ・・・」
格納庫の窓へ歩み寄りつつ、クワトロが何を言うのかという表情で口を開く。
「ネットで30バンチ事件の資料を見た時も驚きました。でもこの核爆弾も酷すぎます。
ティターンズの軍人は、何故こんな事が出来るんですか!?」
カミーユの言う通り、核爆弾は確実に地球の生態系に及んだ事だろう。
「人間は他人を信じないからさ・・・。
信じないから疑い、疑うから他人を悪いと思い始めそして人間を間違わせるのさ」
クワトロのサングラス越しの瞳を、カミーユはムキになって仰ぎ見た。
「じゃあ、クワトロ大尉も、人間を信じないから戦うのですか?」
「いや。ティターンズが暴走を始めたから戦っている」
どこか言葉遊びのような問答を、後ろに立つジュナスは聞くとも無しに聞く。
「じゃあ、僕はどうすればいいんです?」
畳みかけるように問い掛けるカミーユに、クワトロは皮肉っぽく苦笑した。
「自分ではどう感じているのだ?」
まるで話をはぐらかすように、質問に対して質問で答えるクワトロである。
「今はこれでいいと思っています」
「なら、それでいい」
答えたカミーユから、クワトロはそっと視線を外して窓の外を見た。
少し離れた位置に立つレコアが、そっとその横顔を盗み見る。
クワトロの横顔を核爆弾の閃光が照らし、彼の顔をどこか酷薄な表情に見せていた。
──次回、5月25日。
次回、ハヤト・コバヤシ登場。
──さて、明日は連載開始から『一周年記念日』です。
361 名前: ISAQ ◆IsaqImeQ 投稿日: 02/05/19 19:41 ID:BbTDkl6p
この移り気な2chのスレの中で、一年も同じ話を書けた事は望外の幸せです。
これも全て、いつも読んでは温かい感想を書いてくれる皆様のお陰です。
本当に、本当に、ありがとうございます。
明日、5月19日は通常更新日ではありませんが書き込みします。
内容は、ファーストのアムロ×セイラの予定です(これから書きます)
よかったら、読んで感想を聞かせて下さい。
ISAPさんお疲れさまですた!
そして一年間ありがとうございます!!
明日の更新楽しみにしております!!
おつかれさまです。
連載開始当時から読ませていただいてます。
気づいてみるとエロパロ板ではこのスレしか見ていませんでした。
これからも楽しみにしています。
明日も楽しみにしてます。
二日連続。
・・・ISAP ◆ISAPgGZZNI の中の人は私を
喜び死にさせるつもりだろうか。
そうだろう、そうに違いない(滝涙
明日もかちゅーしゃすたんばってお待ちしております!
ISAPさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
もう1年ですか。本当にご苦労様ですっ!!
私はこのスレに気付いたのは、今年に入ってからで
一気に過去ログ漁って読んだことを思い出します。
いつもいつも日曜日を心待ちにし
楽しく読ませていただいております!
そして、明日の更新も楽しみですっ!
これからも頑張ってください。
ジュナス…最近出番が多くてうれしいよぉ〜♪
美しい物が…
ララアを思い出した。
遅ればせながら。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
一周年キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
二日連続特別企画キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
自分は比較的初期からいます。
当初はエロパロ板ならではの期待感で読んでましたが、
読んでるうちに引き込まれてエロなしでも良いやって姿勢で読んでます。
ベルのあの場面を読んだ瞬間なんか、ツーッと冷たい緊張感が走ったり…
どんな終り方にしろ、ISAPさんの望む形で終れる事を切に願ってます。
関係ないですが、自分もとあるスレでAA職人やってて8ヶ月目なので、
一周年を迎えた折には何かやってみようかなと思ったり。
マウアーたんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
>・・・これが、ジェリド・メサとマウアー・ファラオの出逢いだった。
>この時のマウアーの手の柔らかさを──ジェリドは生涯忘れる事はなかった。
やっぱり、この二人のハッピーエンドは無理ですかねぇ?。・゚・(ノД`)・゚・。
>>772 自分もそう思った。
たぶん、氏はそれをねらったんじゃないかと。
>>773 どこのスレかは知らないけれど
このスレの同志としてがんばってね、と言っておくよ。
ISAPさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
もう1年ですか。
思わず過去ログ読んでしまいました。
劇中のシーンが浮かんでくるので
毎回楽しく読んでます。
これからもがんばってくださいね。
何?今日もあるの!?
あるんです。
連 載 一 周 年 記 念 特 別 企 画
「 Right by Your Side 」
女性の肌が温かいのは幸せだと、アムロは思う。
セイラ伍長の・・・
いや、金髪さんのゆるやかな山がアムロの右手一杯に広がっていた。
ふっと思った。
胸に重みがあると悪い夢を見る、という話・・・。
アムロは、右手を下げて金髪さんの脇腹へと流した。
ひどく惜しいことだと思うのだが、常夜灯の中に浮かび上がる金髪さんの胸元は
なだらかにアムロの目をうつ。
“乳首って小さいのだな・・・”
アムロの個室に金髪さんがいることは、軍旗違反である。
が、日常的な慣習として罰せられることはまずなかった。
30%のウェーブがいる現在、最低限の規範さえ守れば同衾は許されている。
性に対しての考え方が、宇宙時代に入って極度に変わった事例である。
かといって無差別に相手を選び、夜毎異性のもとへ通う兵がいるかというとそれも違う。
相手を選ぶということについて不節操は、仲間の間で厳しい弾劾を受けた。
「ミライ少尉に会っちゃってね」
金髪さんは、入ってくるなり言った。
「オトシマエはつけてやって下さいね。みんなを振ってきたんだから・・・」
とも言った。
「すみません」
その後、アムロはあまり憶えていなかった。
金髪さんにあしらわれたようで、ひどく不快な気分が残っている。
「個室がもらえたら、少尉が来て下さい」
そんなことを言ったあとで、金髪さんがククッと笑ったのは10分ほど前だったろう。
今は、寝息を立てている。
驚くほどしなやかな金髪さんの肢体にのまれたアムロは、ただあしらわれた。
女って怖いんだなというのが、実感である。
フラウ・ボゥもこうなのだろうか? 再び思い起こす夢であった。
「ん・・・」
アムロが手を動かしたからだろう、金髪さんが目を覚ます。
何回か目を瞬いた後、金髪さんが視線の焦点をアムロの顔に合わせた。
「寝ちゃっていたかしら」
そう問い掛ける吐息の甘さは、少年のアムロを痺れさせる。
「いえ・・・僕も寝ていました」
嘘だった。しかしそう言って優しさを誇示したい欲望もあった。
・・・アムロは、男なのだから。
金髪さんは面白そうに笑うと、アムロの身体にその手を廻してくる。
そのやわらかさと感触の素晴らしさに、アムロは身体を震わせた。
「ん・・・」
金髪さんがそっと近づけてくる唇に、アムロは自分のそれを重ねてゆく。
“甘い・・・”
キスに味などないと判っていたとしても、金髪さんの唇は甘いとアムロは思う。
それが錯覚なら、その錯覚にさえ溺れていたいと思うアムロは若い・・・?
アムロがそっとシーツを除けると、金髪さんの下腹部が目に入る。
綺麗に刈り込まれた金色の茂みの奥に、アムロを魅了する秘密の泉が隠されていた。
ひどく薄い女の唇は、柔らかい肉襞を隠すように閉じ合わされている。
「ふふ」
金髪さんが笑うと、豊かな胸元が揺れた。
“水の入った風船のようだ・・・”
素敵な乳房だと改めて感動する。
男にはないゆるやかな稜線は、まるで触れてはいけないように見えた。
大振りの乳房は柔らかい曲面を描いており、その先端の彩りとなる乳首は小さく可憐だ。
ベッドの中で、金髪さんが身体をそっと起こした。
波打つような両の乳房に、アムロはしばし見惚れてその幸福を噛み締める。
白い身体が、腰から折れ曲がるように動いてその顔がアムロの腰に近付いた。
「あ」
アムロが小さく吐息を吐いたのは、金髪さんの手がアムロの物に手を触れたからだ。
金髪さんが、アムロの性器を手の平で調子をつけて擦る。
アムロにしても、戦闘後の高揚で自らを慰めたことは数限りない。
足腰立たなくなった訓練後の更衣室でさえ、その話題は定番であるとさえ言えた。
けれども、こうして他の誰か・・・それも
他ならぬ金髪さんのしとやかな手で触れられるのは、あまりにも勝手が違った。
たちまち、アムロの腰に血が集まり自身は限界まで硬度を増した。
ふと、金髪さんが顔をアムロの腰に近付けてその性器に口付ける。
“あ、・・・舐められて”
ちゅっ・・・と、女の唇に刺激されたアムロの物が震えた。
「ふわぁっ」
小さく喘ぐアムロを面白そうに見た金髪さんは、アムロの性器を口の中に導く。
金髪さんが、アムロ自身を口に含んでいる光景は、信じがたいほど感動的だ。
くちゅんっと柔らかい粘膜に包まれたアムロの物が、更に勃起する。
「あ・・・く・・・」
眉間に皺を寄せたアムロに構わず、全裸の金髪さんが奉仕を続けた。
アムロ自身を愛しそうに口内で舐る金髪さんが、熱い息を吐く。
口の中全体で肉棒を包み込み、舌で舐め上げ、頬を締めて頭を前後に振った。
その一心不乱の行為に、まだ若いアムロは翻弄され身体を強張らせた。
アムロは金髪さんを押し止めるように、その細い肩へ手を掛けた。
「も、もう・・・っ」
男として意地を張りたい気持ちに、快感への欲求が勝ってしまう。
そっとアムロの腰から顔を上げた金髪さんの口元から、唾液の糸が垂れて光る。
静かに垂れる糸は、きらきらと照明を反射して切れていった。
「んっ」
視線は動かさないまま、口元だけで微かに笑う金髪さんだ。
“綺麗だ・・・”
アムロは、金髪さんの女としての貪欲さに緊張するしかない。
まるで自分が子供のように思えて、アムロは唾を飲み込んだ。
そんな思いを打ち消すように、アムロは金髪さんを押し倒す。
ひどく扱ってみたくて乱暴にしたつもりだが、金髪さんの口元は微笑のままだ。
“慣れて・・・いるのか?”
アムロは、衝動に駆られて金髪さんの両脚を大きく広げて中心へ手を伸ばす。
金色の恥毛の下の、濡れそぼった割れ目と小さな芽がアムロを誘った。
アムロは、金髪さんの女性としての源泉に指を入れる。
「う・・・ぅん」
あくまでも可憐に、金髪さんの唇から吐息が漏れた。
陰毛を左右に掻き分け、アムロは金髪さんの湿った肉を自由に味わった。
女性の大事な場所を指先で扱う快感に、アムロは脳のどこかを痺れさす。
金髪さんの性器の奥底までもが常夜灯の中に晒され、愛液が光を反射していた。
「あ、あうぅぅ・・・」
小さく尖った肉芽の先端を刺激され、金髪さんがせつなそうに鳴いた。
「そ、そこ」
その声色に満足したアムロは、より一層金髪さんの大切な場所を責め続けた。
敏感なポイントを無慈悲に弄られ、金髪さんの額に汗が浮き出た。
下半身へのねっとりとした愛撫に、その身体が痙攣する。
「あうっ、ア、アムロ」
アムロの指先はとっくにびしょ濡れになり、動かす度に派手な水音を立てた。
透明な液体が指に絡みつき、きらきらと光るその光景は魅惑的だった。
金髪さんが自分の指で感じて・・・感じてくれているというのだ。
“うまく・・・やれている・・・?”
知らずに、アムロの物は触れてもいないのに自身が膨張を続けた。
アムロは、更に金髪さんに溺れるように口元を女性自身に近付けた。
ふと、涙に潤んだ瞳で金髪さんが自分を見つめているのに気づく。
「私、きれい?」
そう問い掛けられた言葉に、何の意味があったのか気づける程には大人ではない。
「はい、好きですよ」
答えたアムロは、静かに金髪さんの下の唇を舐め上げた。
こんこんと湧き出る泉の中心部は、暖かく蒸れたような匂いでアムロを誘う。
「・・・ありがとう、アムロ」
小さく呟いて、目をぎゅっと閉じてアムロの愛撫に身を委ねる。
アムロの舌が、金髪さんの女性に吸い付き、その身体を仰け反らせた。
金髪さんの腰が強く左右に振られたので、アムロは両腕でその脚を抱え込んだ。
そよそよと震える金髪さんの陰毛が、アムロの鼻先をくすぐった。
アムロは、身動きの出来ない金髪さんの肉芽を強く吸い込んだ。
「あ、あうっ、あああ」
普段に似合わず、金髪さんが快感を押さえ切れずに声を漏らした。
歯を食いしばって目を硬く閉じたまま、たおやかな身体が震える。
その腕がそっと持ち上げられ、アムロの頭を制止するようにつかむ。
アムロの癖のついた柔らかい髪が、金髪さんの手で掻き毟られた。
優しく、そして時激しく、金髪さんがアムロの髪を愛しげに掻き毟った。
喘ぎ続ける金髪さんの反応に気をよくして、アムロはそっと口を離した。
“もう一度、指を・・・”
左腕で金髪さんの太腿を抱え込み、アムロは右腕の指二本を女の肉壷へ差し入れる。
「ふぁっ」
更に熱くなった金髪さんのそこは、アムロの指を貪欲に咥えこむのだ。
「入れます」
火傷しそうな感覚に酔いながら、アムロは二本の指をゆっくりと差し込む。
「だ・・・め」
囁きのような金髪さんの喘ぎ声を味わいながら、アムロは指を止めた。
濡れそぼった唇は、アムロの指を悦ぶように震えていた。
アムロは、根本まで埋めた指をそっと動かし始めた。
「あーっ、あーっ」
金髪さんのしなやかな身体が浮き上がり、頭と尻肉でブリッジのような形状になった。
その行為の激しさに驚きながらも、アムロは指先を止めることはしなかった。
「だめぇぇ・・・」
金髪さんの透き通った身体全体に、汗が噴き出していた。
アムロは金髪さんの中で、執拗に指を動かしてはその反応と感触を楽しむ。
金髪さんの髪の毛が乱れ、シーツの海に散らばる様が愛らしかった。
アムロは、指先を金髪さんの奥底にあるはずのポイントを見つけるように動かした。
軍の先輩の艶笑話で聞いた事があった・・・女のもっとも弱いところ。
金髪さんの尿道の裏手、神経の集まった敏感な場所をアムロの指先が引っ掻いた。
「ん、くっぅぅぅーっ!」
強く左右に振られた金髪さんの瞳から、涙の雫が飛び散って消えた。
──以下、・・・未定。
参考文献:富野喜幸著『機動戦士ガンダムU』(ソノラマ文庫)
続きは、またいつか書きます。
それでは、また日曜日にお会いしましょう。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
読んでいて小説版の設定かな?と思ったら、やはりそうだったんですね。
続き楽しみにしています。
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━ !!!
やはり小説版でしたか。なんかもう、美しすぎます。
そして、ISAPさんはSS書きの鑑です。
来週もその次もそのまた次も楽しみにしてます。それではッ!
金髪さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
来週も楽しみにしてます!
読者の期待を裏切らないISAPさんマンセー
毎週楽しみにしてます!
金髪さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!
金髪さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!
金髪さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!
いつものストーリーも面白いのに、えろい時はえろい!
最高です!!!
き〜んき〜んき〜ん
金髪さんがと〜る
799 :
山崎 渉:03/05/22 02:35 ID:kEHAV9zG
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
今だ!800ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ドッコイショ・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧∧ (´;;
(゚Д゚ ,)⌒ヽ (´⌒(´
U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒(´⌒;;
それにしても人がいないな?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
ポ ∧∧ ポ
ン (゚Д゚ ,) . ン
(´;) U,U )〜 (;;).
(´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
保守
802 :
名無しさん@ピンキー:03/05/24 19:48 ID:ZRUuU1X7
a
きょー
きょー
>>793 金髪さんの続きは、またちょっと先になるかと思います。
>>794 敢えて、古式ゆかしいトミノ文体を真似て書いてみましたがどうでしょう。
カントクの文章はヘタウマなので、実は真似が結構難しいのですよ。
>>795 有り難う御座います
>>796 全ては読んでくれている皆さんのお陰です、本当に。
>>797 金髪さんは物語抜きで、Hシーンのみに重点を置いてみました。
>>798 ハイカラさんかよ!(お約束ツッコミなど)
遠ざかるジャブローを横目で見つつ、カイ・シデンがクワトロ・バジーナに近付く。
「フリーのジャーナリストをやってる、カイ・シデンという」
「ようこそ。私はエゥーゴのクワトロ・バジーナ、階級は大尉だ」
幾分挑発的に言うカイに、クワトロはサングラスを掛けたまま尊大に答えた。
「ジャブローではレコアさんとご一緒させて戴いてね・・・なかなか楽しかったよ」
当然、連絡員が通信一つ出来なかった状況が楽しかった訳があるはずがない。
わざと正反対の事を言って、クワトロにレコアを意識させようとするカイだった。
「ほぅ・・・」
クワトロの退屈な反応に、会話を聞いていたレコア・ロンドの肩が小さく震える。
軽く舌打ちをしたカイは、クワトロの赤いノーマルスーツを見て口を開いた。
「大尉は、赤い彗星と呼ばれていたパイロットを知ってるかい?」
実は後になって考えてみると、どうしてそんな事を言ったのかカイ自身にも判らない。
「・・・カイさんは赤い彗星のシャアと会った事があるんですか?」
どこにでも顔を突っ込むカミーユ・ビダンが、クワトロの代わりに言った。
そんなカミーユに苦笑しつつ、カイはそこいらの少女より綺麗な少年の顔を見る。
「まあな・・・。君は、シャア・アズナブルを知っているのか?」
カイのセリフを聞いたカミーユは、知識を自慢したいのか目を輝かせて言った。
「尊敬してますよ。両親の苦労を一身に背負って、ザビ家を倒そうとした人ですから。
・・・でも、一人で組織に対抗しようとして敗れた馬鹿な人です」
美少年の割りには、カミーユの言うセリフは辛辣そのものだ。
一年戦争のジオン公国軍のエースである、赤い彗星のシャア・アズナブル──
彼がジオン公国のジオン・ダイクンの忘れ形見だというのは、今では有名な話だ。
シャアは宇宙世紀0079年1月15、16日の通称『ルウム戦役』で5隻の戦艦を落とした事に
よって、赤いMS-06S ザクUにちなんで「赤い彗星」の名で呼ばれるようになった。
もっとも、彼のザクUが3倍の速度で動いた理由は諸説紛々なのだが。
そのシャアが、地球連邦軍の当時のエースであるアムロ・レイ少尉と繰り広げた戦いは
7年間で様々なメディアで広められ、ジュナス・フレイブも一度ならず見た事があった。
そのシャアを切って捨てるような批評をするカミーユは、ある意味大物だ。
「・・・正確な評論だな」
自分の事を言われた訳でもないのに、クワトロは気分を害したような表情になる。
奇妙に緊迫した会話にジュナスが口を挟もうとした時、無邪気な声が上がった。
「ねえ、テオ〜? この作戦って失敗だったのよねえ?」
窓の外の爆発を見ながら、あっけらかんと言うのはリベカ・マレリーである。
余りにもストレートなそのセリフに、格納庫のパイロット達が硬直した。
「・・・リベカ・・・っ!!!」
隣に立つテオドール・チャーチワードが、顔面を蒼白にしてリベカの口を塞ぐ。
リベカのセリフはある意味正直ではあるが、しかし軍隊の下士官に主張は不要だ。
休憩室での無駄話ならまだしも、二人の大尉がいる前で言っていいセリフではない。
反応に窮したジュナスとクワトロは、互いに顔を見合わせるしかない。
「えー? だってティターンズは逃げちゃったし核爆弾は置いてかれちゃったし」
続いて発せられたリベカのセリフに、思わず吹き出してしまった二人だ。
「そうだな・・・リベカ君の言う通り作戦は失敗だな」
優しく笑うジュナスにつられて、隣のクワトロも肩の力を抜く。
「リベカ少尉は手厳しいな」
二人の度量に助けられ、その場の雰囲気が少しだけ明るくなった。
ウェーブの掛かった髪を揺らしつつ、リベカは興味深そうに二人に問い掛ける。
「それで、どーやって宇宙に帰るんですか?」
元々、エゥーゴ上層部の意向はジャブロー占領だったから帰還手段は用意していない。
本当ならば、エゥーゴMS隊はジャブローで本隊を待てば良かったのだ。
この2機のガルダ級を奪った脱出行さえ、窮余の策でしかなかった。
「そろそろ、カラバから連絡の一つもあっていいはずだが・・・」
クワトロは言い訳のように呟きながら、壁の受話器を取り上げて操縦室に繋ぐ。
「格納庫、クワトロ・バジーナだが・・・ん? そうか」
操縦室のアポリーと二、三のセリフを交わしてから、クワトロは顔を上げた。
そして、リベカがこれ見よがしに聞き耳を立てているのを見て苦笑する。
「カラバの幹部ハヤト・コバヤシから迎えが来ているそうだ・・・まずは合流するさ」
クワトロのセリフを聞き、カイがひどく懐かしそうに口元を歪めた。
「ハヤト? ・・・おいおい勘弁してくれよ」
確か、ハヤト・コバヤシと言えば一年戦争のペガサス級ホワイトベースのクルーだ。
カイの照れ笑いを微笑ましく見てから、ジュナスはクワトロと操縦室へ向かった。
アウドムラが安定飛行に入れば、パイロット達は一時休息となる。
予定とは大幅に違ったものの『ジャブロー侵攻作戦』は終了したようなものだ。
格納庫の床で寝転がる者、MSの整備を行う者、食事を採る者と人それぞれに分かれる。
ちなみに、アウドムラの中には数多くのバスルーム付き個室があった。
ちゃっかりシャワー権を勝ち取ったリベカ・マレリーは、シャワーの飛沫の中にいる。
作戦時間を考えると殆ど2日ぶりのシャワーだから、とても気持ちが良い。
その全裸の身体を背後から抱き締めているのは、だ。
「本当にいいのかなあ、リベカ・・・」
リベカに強引に連れ込まれたテオドールは、仕事中の同僚に遠慮して言った。
「えー? 後で、た〜っぷり可愛がってもらうって言ったよ?」
甘えて言うリベカの巨乳が揺れ、白くすべすべとした肌が滴を弾く。
手触りも良いリベカの乳房は、見るからに柔らかそうでテオドールを惹きつけた。
「テオはあたしの身体じゃ不足なのぉ?」
白い肌は鉱石のように透き通り、乳首は桜色で肌と見分けが付かない程に淡い。
リベカの身体に向けられているシャワーが、テオドールの身体にも降り注ぐ。
おそらく、人が強くなれるのは誰かが信じて頼りにしてくれるからだろう。
テオドールにとって、リベカの期待と信頼は重荷でもあるが力の源でもあった。
リベカが一途に見つめてくれるからこそ、テオドールは真っ直ぐに歩いていける。
シャワーの湯気の中で、テオドールは背後から彼女の双乳に手を伸ばした。
この少女の期待だけは、裏切りたくないと思うテオドールだ。
出来得る事ならば、リベカの望む“英雄”や“王子様”になりたいとさえ思うのだ。
彼の指が、そっと後ろから重さを量るようにリベカの乳を持ち上げる。
リベカの巨乳は、テオドールの手にさえ包みきれない程に大きかった。
「はうぅぅんっ」
リベカの唇から悩ましげな鼻息が漏れ、スタイルのいい身体が震える。
その息を感じるだけで、結局流されてしまうテオドールだ。
テオドールは、餅でも捏ねるかのようにくにゅくにゅとリベカの乳房を揉み込む。
満々に張り詰めていたリベカの乳房は、テオドールの愛撫に反応して肌を染めていった。
「おっぱい感じるよぅ・・・」
リベカの乳房は、揉まれれば揉まれる程に柔らかさを増してゆくようだ。
中央に向かって押し付けるように、また左右に分けるように乳房が弄られる。
「はぁぁぁぁんっ」
リベカの乳房のたっぷりとした肉が、彼の指の間からはみ出た。
テオドールの指が動く度に、リベカの口からは愉悦の喘ぎ声が上がる。
「んきゅっ」
乳首をこりこりされると、リベカは目をぎゅっと閉じ快感に肩を竦める。
彼女の乳首は、急速に硬くなって次第に尖っていった。
テオドールの指先が、リベカの乳首をきゅっと引っ張り上げる。
「あっ! あっあっ」
彼女の乳房は、まるで容積が増えてしまったかのように張り詰めた。
彼の指先が乳首から離れると、リベカの乳房全体がたぷんたぷんと波打つ。
「あはぁぁぁっ」
リベカは、細い身体を陸に上がった魚のようにぴくぴくさせた。
「お、おっぱいばっかりぃ、す、するなんてぇ」
顔を真っ赤にしたリベカは、息も絶え絶えに熱い吐息を漏らし続ける。
「ち、乳首、硬くなっちゃってるよぅ」
テオドールの右手が、より一層リベカの乳首をくりっと捏ねった。
「ああああああ・・・ーーーっっ!!!」
次の瞬間、リベカは大きな声を上げてあっけなく絶頂に達してしまう。
柔らかい恥毛の繁るリベカの丘が、快感に耐えかねて閉じ合わされた。
「うくぅううううっ!!!」
リベカの股間から、多量の愛液が迸って彼女の太腿を汚す。
テオドールの手が、快感を増幅するように乳房をたぷたぷと揺らした。
「ああっ、はあぁあっ・・・」
「胸だけでイっちゃうなんて、リベカのえっち」
テオドールの悪戯っぽく言うセリフに、しかしリベカは嬉しそうに瞳を潤ませる。
「・・・あのね、テオ?」
背後のテオドールの顔を覗き込むようにして、リベカは熱く囁く。
「あたし・・・テオとだったら、キスだけでもイっちゃうんだよ?」
からかったはずが、逆に自分の方が絶頂してしまいそうなテオドールだった。
外見通り巨大なアウドムラの機体の中の移動には、実に20分近くも掛かってしまう。
ジュナスとクワトロは、ようやくアウドムラの操縦室に入った。
「クワトロ大尉! カラバからの迎えの通信を待たせています」
クワトロを見付けたアポリーが、通信コンソールの前で手招きをした。
通信機を取ったクワトロに、自信に満ちあふれた声が聞こえて来る。
『カラバのハヤト・コバヤシです。作戦お疲れ様です』
ジュナスの記憶に間違いがなければ、ハヤト・コバヤシは現在23歳のはずだ。
年齢にしては不相応な落ち着き具合は、カラバの代表としての物か父親としての物か。
確か、彼は戦後に結婚しホワイトベースの孤児3人を引き取っていたはずである。
ジュナスが外を見ると、古い三角翼の爆撃機B70がアウドムラの近くを飛んでいた。
恐らく、あのB70を操縦しているのがハヤト・コバヤシなのだろう。
『ケネディ空港へ向かって戴きたい。そこに脱出シャトルを用意してあります──』
「了解した」
クワトロが短く答えると、ハヤトの乗るB70が左右の翼を上下に振った。
ついて来い、というジェスチャーに応じて2機のガルダがB70爆撃機を追う。
しばらくB70を見ていたクワトロが、ジュナスに向き直った。
「ケネディ・スペースポートまではしばらくあります。大尉は先にご休憩を」
ジュナスが頷くと、近寄って来たアポリーが悪戯っぽく笑ってメモを渡して来る。
「先程入った通信です・・・。大尉も隅に置けませんねぇ」
手渡されたメモは、あのルオ商会のシェリー・パーカーからの伝言である。
──“おかえりなさい 大尉。香港でお逢い出来ないのが残念です・・・”
どうやら、エゥーゴへの定時連絡はルオ商会へも転送されているようだった。
「い、いや、これは、そ、そういうんじゃなくてだな」
「いいです、いいですって」
勝手に納得するアポリーに続いて、クワトロもメモを横目で見て笑う。
「おやおや・・・フランセス少尉がやきもちを妬きますね」
「私はフランセス君には嫌われている・・・彼女はやきもちなぞ妬かないさ」
不思議そうに言うジュナスに、クワトロは呆れたように目を丸くした。
不意にジュナスの脳裏に浮かんだのは、ベルナデッタ・ソロンの笑顔だ。
可憐で朗らかな笑顔が、何故かとても懐かしく──愛しく感じられて不思議だった。
──次回、6月1日。
次回、のんきなリベカさん。
エロ描写キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
・シャワールーム
・乳だけでイッちゃう
・キスだけでもイッちゃう
いずれも大好きな設定です。
こういうのはやっぱり本物のスケベじゃないと描けませんな。
来週も楽しみにしてますぜ、げへへ。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
エロパロ板ならではの展開キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
( ゚∀゚)=3 よーしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
次回までの一週間ッ!楽しみに待ってますッ!
ああしかし、テオとリベカが仲良くすればするほど
死相が見えてくるのは何故だろう…?ベースは「あの」Zだし…
822 :
名無しさん@ピンキー:03/05/25 20:48 ID:uPpSeGaW
きたあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!
ISAPさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
テオとリベカが可愛いです〜♪
ただ、私も2人が仲良くすればするほど
死亡フラグが立っているように思えてならない・・・。
そ、そんなことないですよねっ?
しかし、エロ描写に萌えながらも
ラスト2行に「ニヤリ」としてしまいました。
今後のジュナスの気持ちも、激しく気になるーー!!
リベカたんキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
きょにう属性の漏れとしては嬉しい悲鳴が上がりっぱなし。
死相? あの二人はΖΖ(ヤザンあたり)の世界から来たんですよきっと。
甘え上手な女の子ってツボなんですよー
リベカたんのおっぱい(;´Д`)ハァハァ
だんだんリベカたんが最萌キャラに(*´з`)
826 :
乙葉タン ハァハァ:03/05/25 23:23 ID:pACMIOFi
りべか・ボンバイエッ!
りべか・ボンバイエッ!
りべか・ボンバイエッ!
りべか・ボンバイエッ!
りべか・ボンバイエッ!
……でも照れジュナスも萌へ。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
いいもの(?)を拾ったんで貼っときます。
mms://dca-sp.pod.tv/showtime/special/anime/am14/vid1114000044.asf
mms://dca-sp.pod.tv/showtime/special/anime/am14/vid1114000046.asf
mms://dca-sp.pod.tv/showtime/special/anime/am14/vid1114000048.asf
1stの映画版T、U、Vです。(といってもDVD版ですが)
829 :
名無しさん@ピンキー:03/05/25 23:53 ID:Muslq3Fp
>>ISAQ氏
798だがまさか突込みがくるとは思わなんだぞw
主もそこそこの年齢と見たw
本題を忘れてたよw
グッジョブ
本編で結局カイとハヤトって再会しましたっけ?
覚えてるのはアムロのふがいなさばかりで…。
>828
DVD版は…マ・クベが…くすん
>832
再会してない。
富野氏のインタビューによると制作費の関係で
共演させられなかったとか。
SSなら制作費関係ないから、再会シーン見てみたいなw
南極条約にISAP氏の第一作が…メデタイ。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
毎度毎度楽しく拝見しております。
ISAPさんのSSを読むのがいつも楽しみで楽しみで…
これからもガンガってください。
836 :
名無しさん@ピンキー:03/05/26 17:20 ID:rZbCsC9k
>836
報告乙〜
それから>679乙彼〜
「エロではなかったですが」って……
いやいや、そこからが面白いんだって(w
それにしてもこれからこのスレを知る香具師ってうらやましいよ
ベル陵辱、エマ初体験、レコア輪姦、リベカのシャワーH
一気読みだし(w
仮に見に来る人間が増えるならば、
必ず叩くものも現れる。
杞憂に過ぎなければ良いが、覚悟は決めておいた方がいい。
もしものときは徹底して放置ということで。
>>838 無論承知。
ヲジサン的にはカミーユ×傷心のレコアにハァハァしたいのだが…
ISAPさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
毎度ご馳走様です
>839
それ、いいカモ。
>838
禿胴。
ロベルトアポリーの・・・とか言う腐女子が混ざらない事をいのるw
ロベルトアポリーの・・・
こらこら(w
個人的には腐女子でもなんでもいいと思うけど
ちゃんと節度をまもってくれる分には、という条件がつくが
845 :
山崎 渉:03/05/28 13:21 ID:1p/RwMnS
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
このスレ全部見ました。ホントISAQさんには感嘆せずにはおられんです。
これからは自分も更新を(;´Д`)ハァハァしながら待つ所存です。
847 :
名無しさん@ピンキー:03/05/29 22:48 ID:KWyunf3N
あげ
>846
決戦は日曜日。
ちゃんと毎回レスをつけるべし。
職人さんを育て、モチベーションを維持してゆくのも住民の役目( ^ ^ )
スカパーでZZ始まったよ
関係ないのでsage
...ISAP氏、ファタンに期待してまふ (^^)
前日保守
当日捕手
>>679さん、転載依頼どうもありがとうございました。
エゥーゴが奪取したガルダ級スードリ&アウドムラは、北北西へ飛んでいた。
ジャブロー基地を脱出して、2日目に入っている。
2機のガルダが目指しているのは、フロリダのケネディ空港だった。
そこに、エゥーゴの支援組織カラバの用意した帰還用シャトルがあるという。
その日の午後、レコア・ロンド少尉は呼出を受けてアウドムラのコックピットにいた。
広いコックピットには、チーフ&サブパイロットとレーダー要員がいる。
彼等はジャブローで捕虜になった連邦軍兵士だから、当然監視付きだった。
今は、クワトロ・バジーナ大尉とテオドール・チャーチワード少尉が任務中である。
しばらく目を細めてモニターに見入っていたレコアは、ゆっくりと顔を上げた。
「・・・連邦軍の暗号通信ですね。発信地はシャイアンの近くの空港です」
2時間程前、連邦軍の周波数でやり取りされた通信をアウドムラも受け取っていた。
レコアは、記録された通信の解読の為にクワトロに呼び出されたのだ。
「人物は特定出来ませんが、誰か監視を受けていた人間が逃走したようです」
いくつかキーを叩くレコアは、少しでも解読の精度を上げようとする。
「・・・プロテクトが相当きつい・・・? かなりの要注意人物?」
レコアのセリフを聞いて、クワトロとテオドールは不思議そうに首を捻った。
さすがに、連邦軍の常時監視がついている重要人物に心当たりなどない。
通信文の秘匿性から鑑みて、かつてのホワイトベース・クルー並の扱いであった。
あるいは、アーガマのブライト・ノア艦長なら知っているかもしれないが──
尚もモニターを見つめていたレコアが、眉を顰めて言った。
「その人間は、コジャック航空の輸送機を強奪したようですが・・・誰なんでしょう」
いずれにしろ、この通信はエゥーゴには直接関係のないもののようだ。
「そこまで判れば十分だ。手間を掛けたな」
クワトロは肩を竦めると、気さくにレコアの肩を叩いた。
「・・・大尉・・・」
それは再会後初めての優しいセリフだったから、レコアは少しだけ肩の力を抜く。
だが、ふとレコアの胸に去来する思いもあった。
この男の世界には──「役に立つもの」と「それ以外のもの」しかないのではないか。
役に立つ間は重用されても、不要になったら捨てられてしまうのではないか、と。
それは、クワトロの本心が見えない事と相まって真実味を帯びてしまう感慨だ。
レコアにとって重要なのは、自分を受け止めてくれる男なのである。
それでも、クワトロが身に纏う矜持と自尊心には惹かれているレコアだった。
レコアは感じている・・・クワトロはあるいは世界を手にするかもしれない男だと。
彼が身に着けているカリスマじみた雰囲気は、そうそう醸し出せるものではない。
この男の為になら闘えるという信頼には、撃墜スコアだけでは十分ではないのだ。
・・・それはレコアの勘違いかもしれなかったが、信じたい願望もある。
「・・・大尉」
クワトロに触れられた肩を撫でつつ、レコアは彼に寄り添った。
ジャブロー基地でティターンズ兵士に陵辱された身体の痛みを、今は忘れたいと思う。
「今夜・・・お部屋に」
隣に立つテオドールに聞こえないように、レコアは小さな声で囁いた。
そもそも、今のレコアにはクワトロ以外に寄り掛かる樹木はない・・・。
「・・・・・・」
クワトロはそのセリフに少し苦笑したようだが、そっと肩を抱いて来た。
今はその温もりに溺れていたいと欲する、レコア・ロンドは未熟だろうか──
アウドムラの巨大な格納庫の床に、カミーユ・ビダンは座り込んでいた。
背後には、RX-178 ガンダムMk-U3号機が整備が済んだ状態で直立している。
カミーユは、膝の上にノート型の端末を乗せて何やらキーボードを叩いていた。
そんなカミーユに近寄って来た誰かが、気さくに声を掛けて来る。
「カーくん、何やってんのお?」
「・・・カ、カーくん!?」
予想もしていなかった呼びかけに、カミーユはぎょっとして顔を上げた。
彼の横で、ノーマルスーツのリベカ・マレリー少尉がにへら〜と笑っている。
胸元のファスナーを大きく開けているので、綺麗な形をした乳房が存在感を誇った。
「へー、なんか面白そうなことしてんだねぇ。説明して説明して説明してよー」
ノートの画面を見ようと、リベカが腰を屈めると乳房がゆるやかに揺れる。
「カーくんって、僕のことですか・・・?」
それなりに憮然とした表情をしながら、カミーユはその乳房から目を逸らした。
リベカやテオドールは、月面都市アンマンで補充されたパイロットだ。
カミーユは、ジャブロー侵攻作戦のブリーフィング時に会話した事があるだけだった。
あのエマ・シーンやレコア・ロンドとは、違ったタイプの年上の女性である。
「カミーユって呼ぶと怒り出すって聞いたから、どう? 気に入った?」
リベカのウェーブの掛かった髪の毛から、シャンプーの匂いが漂って来た。
無邪気に言われてしまうと、カミーユとしても拳を振り上げる訳にもいかない。
「でもカーくんだと・・・なんだか僕はカレーばっかり食べてるみたいに聞こえます」
「じゃあ、やっぱりカミーユのままの方がいいかな」
テオドールがコックピット要員なので、退屈しているリベカなのである。
「き、嫌いなんですよこの名前・・・女みたいじゃないですか」
子供の頃からずっと、カミーユは自分の名前が大嫌いで仕方なかったのだ。
カミーユは自分の男らしさに自信があったから、名前の軟弱さが憎い。
もっとも、その感情だけでティターンズの士官に殴り掛かってしまうのは異常だが。
聞きようによっては女性蔑視のカミーユの発言を、リベカは軽く受け流した。
「ふーん・・・・、じゃあカミーユはとっても男らしいんだ」
リベカは、よいしょっとカミーユの隣に腰を下ろして足を投げ出した。
「それは・・・まあ」
カミーユは口篭もると、リベカの濡れた髪に気づいて戸惑ってしまう。
現在、飛行中のガルダでパイロット達はMSの整備と各自の裁量の予定をこなしていた。
格納庫内マラソンや、擬似データを使用したシミュレーションがそのメニューである。
どうやら、綺麗好きなリベカは午後一番で早々にシャワーを浴びたようだ。
座ったリベカは、カミーユの膝の上の端末を覗き込みつつ明るく呟いた。
「でも、男らしい人ってそんなことにこだわるのかなあ?」
「──・・・っ!!!」
その瞬間、カミーユは頭を鈍器で殴られたような衝撃を感じて身体を震わせる。
リベカのセリフは、悪意を帯びていないからこそカミーユを打ちのめした。
名前にこだわる事のガキっぽさは、薄々自分でも気づいてはいる。
ただ、それをここまでストレートに言ってのける相手がいなかっただけだった。
カミーユは、まるで全存在を否定されでもしたように顔面を蒼白にする。
身体を硬くしたカミーユを見て、リベカは不思議そうな瞳になった。
「自分の名前って、そんなに嫌い?」
しばらくの無言の状態の後、カミーユは胸から押し出すように呟く。
「・・・・・・そりゃ、嫌いですよ」
やはり、簡単には自分の名前を好きになれるはずのないカミーユである。
ふーん、っと判ったような判らないような表情で頷きながらリベカは口を開いた。
「あたしなんて、テオに名前呼んでもらうだけで嬉しいけどね」
確か、リベカといつも一緒にいる青年がテオドールという名前だったと思い出す。
二人は幼馴染らしいが、同じ幼馴染でも随分と違うものだ。
カミーユの脳裏に、アーガマでケンカ別れしたままのファ・ユイリィが浮かぶ。
何度言っても、彼をカミーユと呼ぶ事を止めなかった困った幼馴染だ。
リベカとテオドールの仲の良さに、カミーユは羨望めいた感情を持て余した。
「それより、何やってんのか教えてよ教えてよ教えてってばあ」
6歳年下の少年であるカミーユの複雑な思いに、全く興味のないリベカだ。
その無邪気さに救われつつ、カミーユは端末の画面をリベカに見せた。
「Z計画で開発中のMSですよ・・・仮に《Zガンダム》と呼ばれています」
カミーユの指し示すノートには、細身のシルエットのMSが表示されている。
およそガンダムの無骨なイメージに似合わない、鋭角的な形状のMSだ。
「アナハイム・エレクトロニクスで計画中だったプロジェクトが基礎となっています。
そこに連邦軍のガンダムMk-Uの技術を取り入れ、試作機のデータも活用してるんです」
思えば、カミーユの暴走によってガンダムMk-Uを手に入れられたエゥーゴは幸運だ。
「試作機って・・・ああ、フランセスとかいう娘が乗ってたMS」
リベカは、共に訓練した無感動&無表情&無愛想な少女を思い出しつつ言った。
「寄らば斬るぞって感じよね、あの娘。 ・・・ニュータイプかもしれないんだって?」
同じくニュータイプ候補生と呼ばれているカミーユは、無言で頷いた。
フランセス・エラワー少尉のMSZ-006-X-1 プロトZX-1は、Z計画上重要なMSである。
カミーユもフランセスと接する機会は多かったが、殆ど会話らしい会話はなかった。
時折、ジュナス大尉とだけは会話をしていたように見えたが──
「Z計画のメインは、航続距離の延長や大気圏へ突入出来るMA形態へ変形可能な可変MSの
開発です。ほら、大気圏突入の時に戦った敵にも可変MSがいたでしょう」
カミーユは、シロッコとかいう敵のMS──PMX-000 メッサーラを思い起こす。
端末のキーをカミーユが押すと、画面上の《Zガンダム》が飛行形態になった。
「戦況に応じてフレキシブルに対応出来るMS・・・このMSこそ最強のマシンです」
カミーユの得意気な説明に、男の子だなぁとリベカは微笑みながら頷く。
「Z計画のMSだからZガンダムってワケね。・・・他に名前の候補はなかったの?」
カミーユは、企画会議で出たコードネーム履歴一覧を探した。
「フリーダムガンダムとかジャスティスガンダムとかいう案も、あったらしいですが」
「兵器に“自由”とか“正義”ってすごいセンスね」
肩を竦めたリベカのセリフに苦笑した瞬間、不意にカミーユの顔が強張った。
「こ、この感覚・・・っ!」
小さな声で呟いたカミーユは、視線を中に泳がせて眉を顰める。
そのまま黙り込むと、微かな音でも聞き逃さないように神経を集中した。
いきなり殺意を秘めた雰囲気に包まれたカミーユに、リベカは目を見張る。
「ど、どうしたの?」
「危険な感触・・・だっ!!」
慌てて立ち上がったカミーユの膝から、端末が床に落ちた。
リベカも急いで周囲を見回すが、特に先刻と変化のないアウドムラの格納庫だ。
知らない人間が見れば、カミーユが発狂したとしか思わないだろう。
「何があったの、カミー──・・・」
リベカは、格納庫に突然鳴り響いた警報でセリフを続ける事が出来なかった。
綺麗な容姿の少年は、敵の襲来を感覚的に受け取ったというのだろうか。
冗談のようなニュータイプの感応能力に、普通の人間であるリベカは言葉を失った。
「この感覚を、止めなければ!!」
真剣な顔つきになったカミーユは、傍らのヘルメットを拾って走り出す。
「──・・・ちょ、ちょっと、カミーユ!」
立ち上がったリベカが外を見ると、アウドムラは郊外の住宅地の上を飛んでいた。
こんな処で戦闘を始めたら、民間人にも被害が出るかもしれない。
ティターンズは──敢えて、それを行おうという組織だっと認識せざるを得ない。
「でも、敵って言ったってこの飛行機は飛んでるじゃない・・・!」
MSは空を飛ぶ事は出来ないから、飛行中のガルダから飛び出す事は出来ない。
自分自身もMSA-003 ネモに向かって走りながら、リベカは困ったように眉を顰める。
『総員戦闘配備! 南西より敵戦闘機3機飛来中!!』
格納庫のスピーカーから流れるテオドールの声も、緊張した口調だった。
──次回、6月8日。
次回、ロザミア・バダム強襲!!
ISAPさんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
遊びが過ぎたようだな…!ってノリスのセリフを思い出しましたよ(w
リベカ×カミーユを想像したオレは逝ってよしでしょうか?
この二人の絡みは、なんかほのぼのしていて良いです。
…Σ(;゚д゚) ハッ! テオとリベカの絡みが終ってるゥ!?
あ、ノリスのセリフなら「ファーハハハハ!楽しませてくれる!!」のがしっくりくるかも。
ISAPさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
リベカが、年上なのにそうは見えないが
でも年上って感じがいいです〜♪
っていうか、風呂あがりに胸の谷間を見せてるなんて
カミーユを挑発してるのかーヽ(`Д´)ノ!!
それとも年下すぎて(本命いるし)眼中に無い
ということか……。
フリーダムとジャスティスに禿藁。
種ってどーしよーもないネーミングセンスだよなぁ。
カーくんて…
>さすがに、連邦軍の常時監視がついている重要人物に心当たりなどない。
>通信文の秘匿性から鑑みて、かつてのホワイトベース・クルー並の扱いであった。
>「その人間は、コジャック航空の輸送機を強奪したようですが・・・誰なんでしょう」
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
誰とは言わないが。
これからも神ガンガレ!
カーくんといえばいつもカレーを食っている
魔○物○とか○よぷ○とかのマスコ・・・
(飛来した謎の鈍器で昏倒)
ISAPさん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
>発信地はシャイアンの近くの空港です
遂に来ましたね(・∀・)イイ!
ところで、リベカってルー・ルカっぽいポジションになるんですかね?
カー君=カーバンクル@ぷよぷよな奴→( )
神を待ちつつほしゅ
よみ「いかん…。」
とも「ん?」
よみ「ベル分とフラン分が不足してきた。」
とも「ベル分とフラン分?」
よみ「そうだ。ベル分とフラン分だ。」
とも「それは…糖分とか塩分とかみたいなものか?」
よみ「その通りだ。地上編を連載してると減ってくる。
ベル分とフラン分が足りなくなると疲労や集中力・萌え力
の低下等の症状があらわれる。」
とも「 ベル分とフラン分は…
ベルナデッタとフランセスに含まれているのか?」
よみ「はっはっはっ 当たり前だろう」
とも「 大 変 だ ! よ み が … よ み が も う ダ メ だ !!」
ちよ「 し っ か り し て 下 さ い !!」
よみ「…ベルとフランが読みたいなぁ…
クワトロ「ですからみんなも自分の進路はしっかり考えておく様に。」
エマ「大尉はどうして軍人になったんですか?」
クワトロ「 戦 争 と か
好 き だ か ら !!」
エマ「……」
…
エマ「ねー さっきの大尉…なに?」
レコア「ああハッキリ言われてもな… 変態か?」
エゥーゴ軍人達「 ち が ー う ! ! 」
レコア「うわ」
エゥーゴ軍人達「俺達軍人一同は感動した!
あんなに本音でぶつかってくるなんて!」
あんなパイロット見たことねぇ!!」
レコア「そりゃそーだ。」
激しくツマラン
,. -−- 、
/ ∧ 、 ヽ
j 7フ ヽマ''、 ヽ
| l ┃ ┃ l i l. ホワイトベースや
! l _ | | .l.
{ .ト,‘ー’ .ィ! ト、レリ
ヽNヽ/ヾ‐|ノ´, `フミ 、
__,,F=/,F=/ノノミヽ.」
‘ー-⊂ニ.ノ´(ニ(二ロ⊃
保守
明日だよ。
わくわく・・・
もとい明後日だった。
これもまた待ち望む心が起こした愚行。(吊
気にするな、激しく禿胴だヽ(´ー`)ノ
晩ご飯の昨日のカレー
サイクロプスでチンしますた
チンするならアッザムだろー?
ビームサーベルでお湯を沸かし、そのお湯で暖めるの
接近して来た敵戦闘機からの威嚇射撃が、アウドムラを揺らした。
カミーユ・ビダンは、ハンガーを登りガンダムMk-U3号機のコックピットに滑り込む。
コンソールのスイッチを次々に入れてゆくと、スクリーンが点っていった。
アウドムラの格納庫は走り回るパイロット達で、大混雑の状態のようだ。
捕虜として軟禁中のティターンズ兵が、エゥーゴ兵に督促され部品庫を開ける。
アウドムラに搭載されていた《ドダイ改》が、格納庫に運び出されてきた。
ドダイは、一年戦争時にジオン公告軍が使用していたMS運搬を兼ねた要塞爆撃機だ。
大気圏内では歩行移動が主となるMSの、空中移動を補助する戦闘機である。
ドダイ改は戦後連邦軍によって改良され、サイドバイサイドの2機搭乗が可能だった。
カミーユは、3機のドダイ改の内の1機にガンダムMk-Uを乗らせながら叫ぶ。
「前方のハッチを開け! アウドムラの腹の中に入ったまま沈むのかよ!」
ヘルメットを被り、首のファスナーを締めながらカミーユは操縦桿を握り締めた。
操縦室に直結した通信スクリーンに、テオドール・チャーチワード少尉が映る。
「カミーユ・ビダン少尉、空中戦の経験はあるのか!?」
エゥーゴの『ジャブロー侵攻作戦』の戦力は、殆どがスペースノイドなのだ。
テオドールのいつもは穏やかで優しげな表情も、今は強張っていた。
この人があのリベカさんの恋人か、とカミーユは少しだけテオドールを見つめた。
包容力がありそうな男性で、お似合いに見えたからカミーユは好感を抱く。
「アンマンの戦闘訓練で! フライング・アーマーで少しばかり!」
重力の強さは違うものの、月面で飛行訓練を修了済のカミーユである。
カミーユのセリフを聞いて、テオドールは少しだけ迷ってから力強く頷いた。
「──わかった! ハッチを開けるぞ!」
テオドールの迷いのない決断に頷きながら、カミーユは融合炉を急速稼働させた。
自分の無茶な要望に二つ返事で応えてくれる相手を、カミーユは信頼する。
アウドムラのハッチがゆっくりと開き始め、扉の隙間から陽光が差し込んできた。
『カミーユ機、出撃準備中! 各自退避よろし!!』
格納庫にテオドールのアナウンスが入り、パイロット達が避難を始める。
次第に明るくなってゆく格納庫を、ドダイ改のエンジン音が切り裂いた。
カミーユから視線を逸らしたテオドールが、背後に向かって叫ぶ。
『カラバ機はどうなりましたか!?』
スードリとアウドムラを先導していたのは、カラバのハヤト・コバヤシの乗るB70だ。
戦闘が始まってしまえば、旧式の爆撃機は足手まといでしかない。
たまたま担当時間中に起こった敵襲来に、テオドールは大混乱である。
『スードリに収容したようだ』
画像は映らないが、操縦室にいるクワトロ・バジーナ大尉の声が聞こえて来た。
カミーユは、クワトロがMSに乗っていない事を不思議に思いつつ視線を泳がせる。
正面スクリーンの片隅に、ネモの起動チェック中のリベカ・マレリーが映った。
ふわふわと揺れるウェーブの掛かった髪の毛に、カミーユはしばし見惚れた。
『よし、進路クリア、出られるぞ』
改めて顔をカミーユに向けて来たテオドールが、出撃許可を出して来る。
ドダイ改をコックピットから操作しつつ、カミーユはテオドールへ顔を向けた。
「リベカさん、──・・・いい方ですね」
その場に似合わないセリフというものは、認識する事が困難な場合がある。
『・・・え・・・?』
そのセリフに目を丸くしたテオドールに、カミーユは軽く頭を下げた。
開ききったハッチを目掛け、カミーユはドダイ改を加速させる。
アウドムラのハッチから飛び出た途端、雄大な自然と蒼穹が目に飛び込んで来た。
樹木と山岳で構成される丘陵地帯は、アマゾンの森林地帯とはまた違った趣がある。
気を抜いたカミーユは、機体に襲い掛かった凄まじい風圧に操縦桿を握り締めた。
「くぅっ!」
ドダイ改に膝立ち状態のガンダムMk-Uは、不安定に左右に揺れる。
まだ地球での戦闘に慣れていないカミーユは、重力に脅威した。
同時に、コックピットを満たす甲高い警報音が迫る敵機の存在を気付かせる。
急いで全天周スクリーンを見回すと、左手後方にエネミーマークがあった。
機影は同型機が3機──・・・鋭角的なシルエットを持った戦闘機のようだ。
回転半径を大きく取りながら進路変更するカミーユ機に、通信が入った。
「単独行動は控えろと言ったはずだが」
通信スクリーンの中のジュナス・フレイブ大尉は、苦虫を噛み潰したような表情だ。
ジュナスは、ガンダムMk-U2号機とドダイ改の最終チェック中だった
「すいません! ですが・・・呼ばれました!」
自分でも上手く説明出来ない現象を、慌てて言い訳をするカミーユである。
「とにかく、私もすぐに出るから先走った行動は控えるんだ」
超能力など眉唾物だと思うジュナスだが、カミーユの超越した感覚は認めていた。
ジャブローの地下で、案内もなしにレコア・ロンドを見付けた少年である。
それが話に聞くニュータイプ能力というものなら、便利な物だとも思った。
・・・もっとも、ニュータイプの能力は決して便利なだけのものではない。
それをジュナスが、そしてカミーユが真の意味で知るのは随分と後の事だ──
ジュナスのセリフに頷いたカミーユは、慎重に敵機に接近してゆく。
ドダイ改の接続チェックに忙殺されるジュナスは、カミーユとの通信を切った。
カミーユは、敵戦闘機に近付きながらビームライフルを構える。
大気圏内では威力の低下するビームライフルだが、しかし依然として主武装の一つだ。
目視可能な距離に近付いた敵は、ダークグリーンに塗装された飛行機体だ。
スクリーンにCGで補正されたデータも映るが、新型機らしくデータはない。
「次から次へとっ!」
カミーユは舌打ちしつつビームライフルを威嚇射撃するが、当然避けられてしまった。
月面都市アンマンを出港して以降、敵対しているのは新型機ばかりだ。
機体データもなければ交戦データもない敵を相手に、アーガマは善戦している。
いや、むしろその異常な戦果が敵を呼び敵を惹き付けずにはおかなかいのだ。
敵戦闘機は、カミーユとすれ違い様に三方向に展開してそれぞれがガルダ2機に向かう。
「しまった! アウドムラとスードリが!」
カミーユの叫びに呼応するように、もう1機のドダイ改が蒼穹に出現した。
「大尉!」
それは、アウドムラから出撃して来たジュナスの乗るガンダムMk-U2号機である。
ガンダムMk-U2号機は、ビームサーベルを抜いて敵戦闘機に斬りかかる。
敵戦闘機は即座に変形すると、MS形態になってその攻撃を避けて見せた。
なめらかに変形する機体を見て、カミーユは悔しそうに唇を噛む。
「また可変MSかっ!!」
MSに変形した敵は、そのままビームサーベルを抜いてジュナス機に振り下ろす。
それを切り払ったジュナスがビームライフルを向けると、敵は再度飛行形態に変形した。
バーニアを噴かした敵機に、ジュナスの乗るドダイ改は追いつけない。
エゥーゴではまだまだ開発中の可変MSを、連邦軍は惜しみなく実戦投入してきていた。
改めて、アナハイム・エレクトロニクスのZ計画の重要性を認識するしかない。
「Zガンダムさえ完成していれば・・・っ」
カミーユは、もう1機の可変機に向けてドダイ改を加速させた。
残った2機の真中の機体を追うカミーユだが、しかし相手は素早かった。
カミーユがビームライフルを連射しても、まるで後ろに目がついているように避ける。
2機がそれぞれに移動をしながら、まるでカミーユを翻弄するように動いた。
これでは、アウドムラとスードリを護るどころではない。
焦燥に駆られたカミーユは尚も攻撃を繰り返すが、敵はそれを回避し続けた。
ジュナスの2号機も攻撃を続けているが、慣れない空中戦に苦戦しているようだ。
そもそも、カミーユもジュナスも地上戦は経験不足だ。
急速旋回した敵が、戸惑いから抜けきれないカミーユにメガ粒子砲を放って来る。
カミーユがそれを見事に避けたと思った瞬間、敵は視界から消えていた。
「消えた!?」
カミーユのセリフと同時に、ガンダムMk-Uを大きな衝撃が襲う。
スクリーンにMS形態に変形した相手の脚部が映り、その映像が遠ざかった。
「うわっ!」
カミーユのガンダムMk-U3号機は、敵MSに蹴り飛ばされていたのだ。
ドダイ改から蹴り落とされた3号機が、急速に落下してゆく。
仰向けに落下してゆくガンダムMk-Uに、太陽を背に2機の敵戦闘機が襲い掛かった。
「お、落ちる!!」
正確に放たれてくるメガ粒子砲が、2号機の装甲をチリチリと焦がしてゆく。
ジュナスの2号機は、残りの1機を相手にしていて援護を期待出来ない。
カミーユは狂ったようにビームライフルを連射するが、元より当たる訳もない。
自由落下中で無防備状態のカミーユは、シールドを構えるしか対抗手段はなかった。
「やられる!!」
さすがのカミーユも、相手の素早さに死を覚悟して目を閉じる。
次の瞬間、轟音と共に眩い金色の光が敵機に接触した。
「クワトロ大尉っ!!」
クワトロのMSN-100 百式が、ドダイ改から飛び出し敵機にしがみついている。
抜け目無く出撃していた百式は、そのまま敵をビームライフルで撃ち抜いた。
敵を撃破した後で、百式は急速に機体を後退させる。
コックピットを破壊された敵戦闘機は、急激に失速して錐揉み状態で落下して行った。
「まずは1機・・・!」
クワトロの押さえた声が、開けっ放しのままの通信機から聞こえて来る。
カミーユには到底真似出来ない、大胆で重力に慣れた戦法であった。
百式は、バックパックから盛大にバーニアを噴射しながら少しの間飛行した。
自動操縦で戻って来た2機のドダイ改が、カミーユとクワトロに近付いてくる。
カミーユもようやく落ち着いて、ガンダムMk-Uのバーニアを噴かして落下を止めた。
ガンダムMk-Uと百式は、それぞれドダイ改に搭乗して体勢を立て直す。
一方、仲間をあっけなく撃墜された敵機は一旦距離を取ってから素早く変形をした。
残る1機は、未だジュナスのガンダムMk-U2号機に阻まれガルダに近付けずにいる。
慣れない空中戦ながら、必死に勘を掴んで善戦しているジュナスはさすがだ。
ふと、地表に落ちた敵機が爆発して市街地に被害を与えるのがカミーユの目に映った。
「関係ない人達が・・・死んでゆく」
その爆炎を見ながら、カミーユはティターンズの形振り構わない戦術を嫌悪した。
罪も無い人間が犠牲となる戦争に、自分が関わっている事が許せなくなる。
「うおおおぉぉぉっ!」
カミーユは、憑かれたように相手に向かって全速で接近した。
いきなりの展開に驚愕したらしい敵機は、カミーユの特攻を避けきれない。
カミーユはそのまま敵機体に掴みかかり、ガンダムMk-Uで相手に殴り掛かった。
「こんなところで戦闘かよっ!!」
MSの装甲やノーマルスーツのヘルメット同士を接触させて、音の振動を利用して会話を
成立させる手段が、ミノフスキー粒子下では一般的に行われている。
この交信手段は、通称“お肌の触れ合い会話”と呼ばれていた。
カミーユが敵の機体と接触した事により、敵パイロットと交信が出来てしまう。
『場所を気にして戦闘するバカがいるのかい? どこの能天気だ』
冷静でどこか涼しげな声が、嘲笑うようにカミーユの激情に応対して来た。
『下駄履きのMSで、このギャプランに向かって来た事はほめてやろう!』
ギャプラン、というMSのパイロットの女性はカミーユを見下すように叫んだ。
──次回、6月15日。
次回、オリジナル新キャラ登場予定。
900 :
名無しさん@ピンキー:03/06/08 20:16 ID:xYztCvjw
お疲れ様です。毎回毎回楽しみにしています。
次回オリキャラァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!
敵かな?味方かな?それともそのどちらでもない謎のキャラ!?
901 :
名無しさん@ピンキー:03/06/08 20:20 ID:PwIVEqfg
ISAPさん キタ━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*━!!
毎度毎度、ご苦労様です。
緊張感のある戦闘シーンが激しくカッコいいっ!!
何気にテオいい味だしてる〜。
というか、私の中のテオの株が上がりました。
来週のオリキャラ、楽しみです♪
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
>・・・もっとも、ニュータイプの能力は決して便利なだけのものではない。
>それをジュナスが、そしてカミーユが真の意味で知るのは随分と後の事だ──
まだまだ連載が続くようなので安心しました。
来週も楽しみにしています。
904 :
883:03/06/08 21:32 ID:0RG6AqKn
ISAPさん乙カレ〜〜〜〜をサイクロプスでチン!!
お疲れ様です。
通常、二次創作での長期モノとなると、原作無視か、原作のノベライズと化してしまうことが多いのですが、
これまでかなりの長期連載にも関わらず、オリジナル設定と原作利用のバランス感覚が絶妙で、感心しています。
これからも期待してます。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
今回も面白かったです。
原作と違わないようで微妙に違う展開が最高です。
先読みすると、カミーユは一人で宇宙に戻るので
(あのシャトルブースターで打ち上げられるシーン好きです)
ジュナスはシャトルで先に戻るんでしょうね。
香港には行かないんでしょう??
でもISAPさんのことだから、どう書いてくるのやら!?
これからの展開が非常に楽しみです。
今週もキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
戦闘シーンがあいかわらず燃えます。
今回はなにげにシャアが(・∀・)カコイイ!
自分もテオの描写が気に入りました。
テオ&リベカはこれからも活躍して欲しいです。
そういえば、そろそろ『彼』が…?
何気に50回。
オメ
コ
_, ,_
( ゜Д゜) ……。
ISAPさーん
南極でMS戦の挿絵描かせて欲しいって人がいますよー。
>910
報告乙〜ヽ(´ー`)ノ
このスレが賑わうのはいいことだと思われ
最終的にはISAQ氏の判断だが
いかにもヲタっぽい絵だったら嫌だよね。
「ダカールの日」で
連邦の兵士二人とベルトーチカが絡むシーンの続きが見たい。
ティターンズの人が来ないシチュエーションで。
レイプでもいいね(;´Д`)ハァハァ
>>910 ざっと見てみたんだがわからんかった。
どこよ?
あと、ISAPさんは日曜しか来ないから返事が遅いって
教えておいた方がいいかもな。
916 :
914:03/06/12 23:03 ID:1PJot3N6
>>915 即レス、サンクス。
一応このスレに誘導の書き込みをしておいた。
それにしてもいつの間にか南極の保管分が増えてたのな(w
さしずめこのスレは本放送、南極がDVDってとこか。
0083っていうやつ見たいなーと思ってたら、
近所のレンタル屋にはいってた。
さっそく1〜5巻借りてきたよ。
>917=ガンダム&Z&ZZしか見たことないと書いてた香具師か?
0080も機会があったら観るようになw
ところでカプコンの「連邦vsジオン」の続編のロケテスト中って
あれはネタなのかね。
「エゥーゴvsティターンズ」だそうで
Z・メッサーラ・ギャプラン・ハンブラビは変形可能。
MK−2とGM2は両陣営にいるとか。
時 代 は Z か ?
>>916 更に余計かも、と思ったが
ISAPさんの降臨日を書いておいた。
住人が増えるかもしれないけど
変なのが増えないことを祈る。
さーて、日曜日まであと少しだっ!!
920 :
917:03/06/14 02:58 ID:7x/kMwR4
>>918 ご指摘のとおり、ZZまでしか見たことないと書いてた者です。
0080も隣に並んでいたんですが、
0083のほうがガンダムと同じ世界の話のようなので
とっつきやすいかもと思い、
まずはこっちを見ることにしました。
全部見終わったら0080も見るつもりです。
921 :
1:03/06/14 23:06 ID:qRH6jd1R
そろそろ、次スレ ガンダムヒロインズ MARKV が見えて来たんで一言。
前スレからの移行時、一回立った第二スレが消えたことを覚えている香具師もいるかな?
新しいスレは「24時間?以内くらいで25レス以上&容量5KB」越えないと即死らしい。
次スレを立てることになった香具師はそこらへんを忘れずに。
そういえば、即死スレ立てたの俺だ。
そんなこともあったなぁとしみじみ思ってしまったよ。
>>910 この物語が「ガンダム」の二次創作である以上、この物語の二次創作も自由です。
人名改変等の盗作は遠慮頂きたいですが、その挿絵や、外伝等もご自由にどうぞ。
大事なのは、私の物語の進行や結末ではなくスレの住民がいかに楽しむかです。
彼女は、目の前で殺し合う二人の男を泣きじゃくりながら止めようとした。
「やめなさいアムロ! やめなさい兄さん!
二人が戦うことなんてないのよ、戦争だからって二人が戦うことは・・・!」
薄暗い空間の中で、ノーマルスーツを着た二人が剣を持ち斬り結んでいる。
終わり無く続くかと思われた戦争が、今まさに幕を下ろそうとしている瞬間だった。
「い、今、ララァが言った。ニュータイプは、こ、殺しあう道具ではないって」
「戦場では強力な武器になる・・・やむを得ん事だ・・・」
「貴様だってニュータイプだろうにっ!!」
白と赤、それぞれのノーマルスーツの男達は激情だけを剣に乗せて叫び続けている。
「兄さん、やめてください。アムロに恨みがある訳ではないでしょう」
彼女は二人の戦いを止めようと、兄と呼ぶ赤いノーマルスーツの男に縋り付いた。
「兄さんの敵はザビ家ではなかったの!?」
赤いノーマルスーツの男の口調が、不意に冷たく非情なものとなった。
「ザビ家打倒なぞもうついでの事なのだ。ジオン無き後はニュータイプの時代だ。
アムロ君がこの私の言う事がわかるのなら、私の同志になれ・・・ララァも喜ぶ!」
カミーユ・ビダン少尉のガンダムMk-Uをしがみつかせたまま、敵機が宙返りする。
天地が逆になる感覚に混乱しつつ、カミーユはギャプランという機体に殴り掛かった。
「そんな考え方しか出来ないからっ!」
敵パイロットの声の冷静さと酷薄さに、カミーユ・ビダンは激昂している。
しかし、妙齢の女性らしいティターンズのパイロットはせせら笑った。
『宇宙人が、一人前の口をきく!』
地球に住む人間の一部は、スペースノイドを“宇宙人”と蔑称する。
それは、初期の宇宙移民の多くは強制的に移住させられた人間だった事に由来した。
すなわち、社会的に低い階層の人間が宇宙へ上がり特権階級は地球に残ったのだ。
その奢りから出た地球在住の特権意識が、ティターンズを産んだのである。
彼等にとって、“ニュータイプ”という概念は許せるものではない。
ニュータイプとは、ジオン共和国の創設者ジオン・ズム・ダイクンの提唱した概念だ。
人類が宇宙に生活するようになったことで、新天地に適応して新たな次元へ人は進む。
洞察力が発達してゆく為に、人はあらゆる事を理解出来るようになるだろうとされた。
極論すれば、宇宙に出た人類こそが新しい力を手に入れられると理解されたのだ。
ニュータイプは特に勘や気配察知の才能に優れており、個という存在が非常に希薄に
なる宇宙空間で、人との繋がりを敏感に感知できるようになるという。
地上に住む人間達は、超能力者のようなニュータイプの出現を恐れた。
自らが古い人種(オールドタイプ)に貶められる事は、到底許せる事ではなかった。
・・・ニュータイプが地球を支配した後は、古い人類は排除され迫害されるしかない。
三流SFモドキの妄想は、しかし相当に説得力を持って語られていた。
妄想はスペースノイドの弾圧を産み、弾圧はエゥーゴを結成させる事になる。
地球生まれのコロニー育ちのカミーユにとっては、信じられない思想だった。
「なんでそんな事を言えるんだよっ!」
操縦桿を倒して、尚もガンダムMk-UでギャプランというMSに殴り掛かる。
「カミーユ! ビームライフルを使え!!」
クワトロ・バジーナ大尉は、百式の乗ったドダイ改を大きく旋回させた。
カミーユのガンダムMk-Uが取り付いているから、敵機を撃墜する訳にはいかない。
小さな嘲笑が聞こえたと思った瞬間、ギャプランが変形をした。
ガンダムMk-U3号機は、しがみついていた支えを失って空中に放り出される。
ガルダ級スードリとアウドムラを背に、ジュナス・フレイブ大尉は敵機に向かい合う。
敵可変MS──ORX-005 ギャプランが、戦闘機に変形をした。
便宜上、カミーユと交戦中の敵をギャプランA、ジュナスと対峙中の敵をBと呼称する。
ジュナスは、ギャプランBの身軽な軌跡に焦燥を感じた。
ドダイ改を姿勢制御しながら、ジュナスはビームライフルを構え直す。
通常、大気圏内の戦闘機ならばその飛行には自ずから予測される進路があった。
MSならば、より一層次の行動の範囲を予測する事は容易だ。
だが、変形による空気抵抗を利用した戦法はその常識を打ち破った。
いわば、ギャプランという敵は航空力学を凌駕した旋回を行っているのだ。
変幻自在の行動パターンに、ジュナスは必死で追い縋るしかなかった。
ギャプランBは、メガ粒子砲を放った後で急速にジュナスに向かって来る。
ジュナスは、ドダイ改に膝立ちしているガンダムMk-Uを衝撃に備えさせた。
すると、横から伸びてきたビームが敵の装甲を焼いて退ける。
ギャプランBは新たな敵の出現を見て、進路を変更してMS形態に変形した。
「大尉! オレが来たからにはもう大丈夫ですよ!!」
威勢の良いセリフと共に、ドダイ改に乗ったネモがジュナスの元に駆けつける。
「さあ、ティターンズ共、このウォルトン少尉が相手だぁ!」
ビームライフルを振り回しながら、ウォルトン・スウィフト少尉が叫ぶ。
その無鉄砲な勇敢さに、ジュナスは複雑な思いで首を振るしかない。
──ウォルトン・スウィフトは、ジャブロー侵攻作戦に補充されたパイロットだ。
月で何回か訓練を付けただけなのに、何故かジュナスは懐かれてしまった。
どうも変わり者に好かれ易い体質なのかもしれない、と思うジュナスだ。
命令違反常習犯少年や能天気カップルや冷静沈着無口少女やらが、脳裏に浮かぶ。
中でも、訓練中も軽口の絶えないウォルトンの性格は困り物だった。
その性格の軽薄さから、女性陣には毛嫌いされているとも聞く。
噂では、あのフランセス・エラワーに気安く声を掛けて殴り飛ばされたらしい。
そういえば、ウォルトンは一時期目の下に大きな痣を作っていたが・・・
通信用の小さなモニターの中で、ウォルトンが前髪を掻き揚げた。
「さあ大尉! オレが来たからには百人力です!!」
ジュナスの憂悶も知らず、ウォルトンは自信満々に周囲を威圧して見せる。
口元の品のない笑いをどうにかすれば、良い男なんだろうがとジュナスは思う。
「百人力はいいから迎撃体勢を取れ」
冷静に言ったジュナスは、視線をギャプランBへ固定して照準を合わせた。
ウォルトンは、まずは大人しくジュナスのドダイ改に並ぶフォーメーションに就く。
「ラジャー! ジュナス大尉殿の援護に入ります!」
こちらが迎撃体勢を組んだのを見て、ギャプランBが盛大にバーニアを噴射した。
突然直角に方向転換したギャプランBは、一気に高高度へと上昇する。
その非常識な行動に、ウォルトンが驚いたように叫んだ。
「うおっ! やるな新型ぁぁ!」
喧しさに眉を顰めるジュナスだが、しかし抱く感想は同じだ。
いかに変形による空気抵抗を利用しているとはいえ、相当に無茶な操縦である。
パイロットに掛かる重力の負担は、かなり大きく辛いもののはずだった。
そんな操縦をしてのけるパイロットの身体構造が、信じられない。
ニュータイプであっても、身体能力は通常と変わらないと聞いた事があるが。
ふと視線を右後ろに送ると、ギャプランAとカミーユ&クワトロが交戦中だ。
敵機から振り落とされたカミーユは、クワトロのドダイ改に拾われて同乗している。
先程、百式がギャプランCを撃墜しているからあちらも2対1である。
相手の死角を突いたとはいえ、クワトロ・バジーナの手腕は見事だった。
だが、これで戦力は4対2になったといえども油断出来る程には有利ではない。
ジュナスは改めて正面スクリーンに向き合い、上空に消えたギャプランBを追った。
太陽を背にして、ギャプランBが急速に高度を下げてジュナス達に襲い掛かる。
「大尉! こいつはオレに任せてもらいますよ!!」
威勢の良いセリフを言った瞬間、ウォルトンのネモは右腕を吹き飛ばされた。
「うわあああ! やられた! もうダメだあああ!」
「機体が爆発するような被弾じゃない・・・スードリまで下がれ」
みっともなく喚き散らすウォルトンを叱責し、ジュナスはウォルトンを後退させた。
「す、すいません! 次の機会こそはあっ!!」
何をしに来たんのか判らないウォルトンのネモ&ドダイ改は、急いで逃走してゆく。
「お、覚えていろよ、ティターンズの腰抜け共め・・・!」
捨て台詞だけは立派なウォルトンを無視し、ギャプランBがジュナスに迫った。
不意に、クワトロの射撃を回避したギャプランAが一直線にアウドムラに向かう。
それは、敵を押さえ込めているというクワトロの油断を突いた行動だ。
くるりと変形したギャプランAの、テールノズルから伸びる光が美しい。
「ちぃっ!」
クワトロが慌ててビームライフルを連射するが、ギャプランAはそれを回避し続けた。
2機が搭乗しているドダイ改では、到底ギャプランAの飛行速度には追いつけない。
アウドムラとスードリには、可変MSを撃墜出来る程の火力はなかった。
そして、その腹の中には大勢のエゥーゴのパイロットが乗っているのである。
「アウドムラをやられる訳にはっ!!」
カミーユもビームライフルを連射するが、しかし明らかに後手だ。
ギャプランAは焦るカミーユの射撃を、後ろに目が付いているように避け続ける。
造作なくアウドムラに近付いたギャプランAは、メガ粒子砲の照準を合わせた。
「ダメだ! 間に合わない!!」
カミーユがコンソールを叩きながら、自分の無力感に歯噛みする。
ギャプランBを制しきれないジュナスも、アウドムラへ向かう事が出来ない。
ジュナスが気を抜けば、ギャプランBまでアウドムラかスードリを襲うだろう。
エゥーゴには、もはや打つ手はなかった。
次の瞬間、クワトロ達のドダイ改を追い抜いて何かがアウドムラへ飛び去った。
──それは、信じられない速度で飛ぶ民間の輸送機である。
この空域に民間機がいる事も予想外ならば、輸送機がそんな速度で飛ぶ事も予想外だ。
恐らく、乗っているのは相当に腕の良いパイロットに違いあるまい。
しかも、輸送機はギャプランAを目掛けて真っ直ぐに特攻して行った。
「──誰が乗っているんだ!?」
余りにも都合よく現れた援軍?に、ジュナスは呆然と叫んだ。
突然、開けっ放しの通信機からクワトロの叫び声が響いて来る。
「何をする気だ! アムロっっ!!」
そして、一拍置いた後で自分のセリフに驚愕したクワトロの呟きが聞こえて来た。
「・・・アムロ・・・、──アムロ・・・だと・・・?」
何故、クワトロはあの輸送機にアムロ・レイが乗っていると判ったのだろうか。
地球連邦軍所属のアムロが民間の輸送機に乗っているというのも、いかにも奇妙だ。
その想像に驚きつつも、ジュナスはギャプランBへの警戒の為に現空域に残った。
クワトロ達を追い抜いた輸送機は、ギャプランAへ高速で突っ込む。
ギャプランAは輸送機を避けようとしたようだが、しかし回避しきれない。
輸送機は、ギャプランAの行動パターンを先読みして動いているのだ。
耳障りな金属の接触音と共に、ギャプランAは輸送機に右翼をもぎ取られた。
「・・・す、すごい!」
通信機から流れて来るカミーユの感嘆した声に、ジュナスも同意する。
本来は戦闘用ではない輸送機を、可変MSに当てるとは奇跡の操縦だ。
破壊された輸送機からは、パラシュートにぶら下がった二人の人間が飛び出した。
百式を乗せたドダイ改が、形振り構わず二人の救助に向かう。
一方、破損したギャプランAを救うべくギャプランBが針路変更した。
そこに生まれた隙を見逃さない程には、ジュナスは熟練の戦争屋だ。
「仲間思いに付け込んで悪いが」
すれ違う瞬間、ジュナスはギャプランBのスラスターをビームサーベルで切り落とした。
スラスターを失ったギャプランBは、あっけなく錐揉み状態になる。
急速に落下して行くギャプランBから、脱出した人影が見えた。
一瞬だけビームライフルを敵パイロットに向けて──ジュナスは、銃口を逸らす。
「・・・・・・」
不思議な事だが、何故かそこで引き金を引いてはいけない気になったのだ。
そして、敵パイロットの捕獲よりアウドムラの警護を優先させる事にした。
──この時の戸惑いをジュナスが改めて思い出すのは、しばらく後の事である・・・
ジュナスが顔を上げると、かろうじて飛行可能なギャプランAが全速で退却して行った。
それを追うべきクワトロは、輸送機から脱出したパイロットに執心のようである。
ご丁寧にコックピットハッチまで開けて、クワトロは客人とご対面中だった。
苦笑しつつ百式に近付いたジュナスは、巨大な手の上に保護された人影を見る。
パラシュートザックを背中から下ろしている青年と、もう一人少年がいた。
「あれが・・・アムロ・レイ・・・?」
クワトロの言う通りならば、青年こそが“あの”アムロ・レイなのである。
一年戦争の連邦軍のエースにして、危険分子として軟禁されていた男のはずだった。
青年の軽くカールした髪の毛が、強風にあおられて激しく揺らいでいた。
──次回、6月29日。
次 回 、 ア ム ロ ・ レ イ 登 場 !!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
期待させていただきます!
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
アムロキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
こういう名場面が出てくるときは、本編見ている時とは
違った感じで「ニヤリ」とさせられます。
ウォルトン君はどんな役回りなんでしょうか?
カツとはものすごく仲が悪くなるか良くなるかで、
見た目と声はキングゲイナーのザッキが合いそうです(w
ジュナスもアスハムも同じ階級。「大尉い〜」は違和感無し。
ギャプランBのパイロットは、作中で既に出た人かもと思ったり。
いやなんとなく。あと、地上編では08MSの人は出るでしょうか?
すみません、私事があって数日、出張してました
今日、南極の掲示板見てあわててきました もうしわけございません
はじめまして、プルスキーZZGと申す者でございまする
えーーっと、ちょっとよくわからないのですが
ISAPさんとISAQさんは別の方なのですか?
それと、もう既に過去ログで、作者の方らしき人が
挿絵云々の事で回答が成されているようですが………
まぁ、いちお正式に、申告しておくべきなんでしょう(?)
えーっと、機動戦士ガンダム「Voice Of the Earth」の
第1話だけの挿絵を描かせていただけないでしょうか?
(どちらに頼めばいいのか、悩むところですが(苦笑)
基本的に、MSを描きたいのです 自分的には
が、作品的に描写の美しさでオペレーターとかのからみとかもあるので
人間まで描くのも今回のケースではやぶさかではありません
問題は、元の作品のイメージ感が大切なので
どういう絵の路線で構成すれば満足していただけるか、指針をいただければありがたいです
(まぁ、ガンダムセンチネルのカトキ人物画並とか言われると、こっちも、うっと息を呑むところですが)
それと、流石に自分の作品の挿絵も描きながらとかなると、
キツイはキツイのでモノクロ系の絵では駄目でしょうか?
いや、「色付けろ」と言われれば、それはそれで検討しますので
できればこれらの数々のご回答など、よろしくお願いいたします
>>940 ISAP氏とISAQ氏は同一人物ですよ。
途中でペンネーム変更したんです。
>>940 ISAPさんとISAQさんは同一人物です。
過去ログを読んでもらうとと、
途中で改名されていることが分ると思います。
挿絵に関しては、ISAPさんが
>この物語が「ガンダム」の二次創作である以上、この物語の二次創作も自由です。
>人名改変等の盗作は遠慮頂きたいですが、その挿絵や、外伝等もご自由にどうぞ。
と仰っているんで、OK。
何をどう描きたいかは、絵師さんの自由だと思う。
南極に絵を投下するなら、南極のルールを適用すればいいんだし。
(この作品は南極に保管されているわけですから)
今週もお疲れ様でした。
アムロのすごさがアニメで見るよりもよくわかりました。
エロ描写を毎週心待ちにしていた私ですが、
最近はエロ以外のほうが楽しみになってきました。
期待してます。
>>940 いろんな読み手のイメージに対応できて、
そのイメージを膨らませるのに役立つようなものを期待してます。
ですから、モノクロのスケッチのようなかんじがいいです。
作者じゃないのに勝手に回答してスマソ
944 :
943:03/06/16 00:32 ID:b09l9oJX
>>943は単なる私の好みですので、
参考にしていたくほどのものですらないです。
気になさらずお好きなように描いてくださいまし。
アニメでは圧死マーに突撃だったよな
口だけ君は大人版カツに見えるw
カツ呼ばわりは言い過ぎだろw
エゥーゴ制服のファが捕虜になって輪姦されるSSキボン
>923
あのー、しばしご猶予を…
大仕事の決着があと2〜3日で付くので
そっこから先も、忙しいっちゃ忙しいですが、
今ほどではないので、あと、2〜3日はお待ちくださいませ…
おねがいいたしまするる
>924はどこに繋がるんでしょう?
950 :
名無しさん@ピンキー:03/06/19 00:26 ID:fVih3IRo
>>949 >突然、開けっ放しの通信機からクワトロの叫び声が響いて来る。
>「何をする気だ! アムロっっ!!」
>そして、一拍置いた後で自分のセリフに驚愕したクワトロの呟きが聞こえて来た。
>「・・・アムロ・・・、──アムロ・・・だと・・・?」
>何故、クワトロはあの輸送機にアムロ・レイが乗っていると判ったのだろうか。
ここと繋がるものと思われるが。
保守
うぇっ
もしかして今週休みじゃんよ…(´・ω・`)
あ゛
ほんとだ・・・(´・ω・`)
・・・素で今日お休みって知らなかったよ。
予告はちゃんと読まなきゃダメだね。
来週までがまんがまん・・・(⊃Д`)サミシイ
957 :
名無しさん@ピンキー:03/06/22 20:52 ID:EdpUst/S
非常に微妙なタイミングだが、次スレいつ立てる?
個人的には来週の日曜の昼間に立てて、ISAP氏には新スレに投下してもらうのがいいと思うんだが。
再来週まではどう考えてももたないだろうし、次の話がここだと、次スレがまた即死する可能性があるから。
>>958 >来週の日曜の昼間に立てて
その段取でいきませう。
一日一保守でもたせるかなもたせるかな
一週間一保守でも充分。
この書きこみがISAP氏の活力になることを願いつつ保守
>>953 乙彼です。
とりあえず、あなたの描かれた戦闘シーンを見てみたいですな。
あと、この小説はあくまでもキャラ主体だと思うのだがどうか。
(作者氏でもないのにスマソ)
あー、じゃぁ、キャラも第1話だけは、デザインしてみましょうかねぇ…
まだ、第2話読んでないんで、方向性が見えないのは確かですが…
でも、第1話だけで、ガクガク震えたので、それはそれでイイです
「ああ、ガンダムだーーーー!!」って、思わず叫んだので(笑
第1話だけは、担当させてくださいまし
しかし、私の絵はあんまりエロくないので、エロシーンを求められるなら
南極条約のトコロの、絵師の南北様か助六様という超技を持たれた方に
依頼してみる方が良いかもしれません
あの方々は、かなりの達人レベルですよーーー
エロ挿絵なら私よりは、絶対にあの方々ですっ!
ただ、ちょっと最近、全体的に依頼量が多すぎて、(特に南北様は)
絵師の方はアレじゃ大変だろうにとも思いますがーーーー
でも、読者なら上手い人に挿絵描いて欲しいって思うのも事実なんですよねー(笑
困ったもんだ(w
>>965 わりと( ・∀・ )イイカンジ!
過去ログだとガンダム戦記のノエルっぽいと言われてたけど
こちらもそれなりに……
あと、別に興味なければ2話以降は読まなくてもいいのでは。
住民としてはもったいないとは思うけど、お忙しいようだしね。
>966
やはりノエルですか…
最初読んだ時に、ノエルがイメージに入ったんですが
あんまりにもそれじゃ、芸が無いなーと思って、
久しぶりに自分の絵でも使ってみるかと思ったんですが…
「ノエルでハマリだ!」、と言われる方が多いならば、
ノエルの練習でもしますが、どんなもんでしょうか?
ノエルきぼんなら、なんか、レス下さい
脳内イメージ塗り替えられそうでキャラ絵は見れんわ
すまん>965
それはそれでアリかとヽ(´ー`)ノ
ところで、連載も一年以上続いてるし
あらすじとかキャラ紹介とかつけてもいいかもな >VOE
まあ基本的にZなんだが
>>969を見て「登場人物紹介」を作ってみたが、
冷静になってみるとあまりにも恥ずかしい内容であったためファイル削除した。
HDDまでフォーマットするか真剣に悩みつつ保守
>あまりにも恥ずかしい内容
ぜ、ぜひうpキボンヌ((≡´Д`≡))
冗談はともかくそういうフットワークの軽さは素晴らしい(w
>>967 やっぱノエルたんかな(ベルVerだと特に)
974 :
958:03/06/29 00:46 ID:XLOP3TTt
提案した以上、明日(もう今日か?)の昼に自分で次スレ立てようと思ってたんだが、
明日用事が入った。
すまんが、誰か明日の昼暇な方、お願いします。
(ということで、後は神降臨を待つのみ・・・
もまいら自由に埋め立てしる。新スレの即死回避とかもGO)
埋立
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。