【フシギナコトナド】京極でエロパロ&SS【ナイ】

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1狸穴
女キャラがどんどん死んでいくでおなじみだけど
京極堂×千鶴子やら鳥口×敦子などなんでもござれ!!
基本的にはやおいは厳禁で・・・
22:02/12/05 14:19 ID:D5fhuPX1
2get?
3名無しさん@ピンキー:02/12/05 15:01 ID:KeBeOXxh
お潤さんなんかいいキャラだと思うけど、木場は逃げるだろうしなあ…。
4名無しさん@ピンキー:02/12/05 16:11 ID:hRL42KKW
>>3
木場は逃げるね(W
青木とお潤さんのがありそう。もちお潤さんリードで
京極堂と敦子なんて近親相姦もアリでない?
5名無しさん@ピンキー:02/12/05 16:21 ID:47JpCzFO
個人的に松宮×鈴子が好きだなぁ。
あと加菜子×頼子も好きなんだが、百合だから駄目か…(泣)
6名無しさん@ピンキー:02/12/05 19:16 ID:mKnSHwuD
榎さんと、ジョロウグモに出てきた「女子学生くん」。
無理だって…。
7名無しさん@ピンキー:02/12/05 21:30 ID:Oc8+bjUo
結構京極読む人って文書くのうまそうだからSS書いてほしいなぁ
俺は無理だけど
8名無しさん@ピンキー:02/12/05 21:43 ID:vv8SGAr2
こんなスレ立ったんですなー。
元の文章がすごいだけに、かえってエロSS書くの難しそうだが。
>>6
なんかイイ!!(w
けど行為の最中にとんでもナイもんを見ちまいそうだ。
「そいつはなんだ、そうか死んでるのか」
 と言いながら、パンパンパン……

あと釣堀やの旦那はなんとなくデカそう、イチモツが。(ぉぃ
9名無しさん@ピンキー:02/12/07 03:23 ID:EtNGXsqO
組み合わせもさることながら、当時のえっちは
どんな行為がどの程度ポピュラーだったのだろうか…。
良家の子女がフェラとかしたのだろうか、とか考え出すと
そっち方面を調べる方が面白くなっちまったりして。
10名無しさん@ピンキー:02/12/08 23:45 ID:O1s1PHyp
age
11あぼーん:あぼーん
あぼーん
12京極堂×敦子:02/12/09 01:02 ID:UdMz41Ym
やせ細った手に押し倒された敦子は見なれた顔を見上げる。
明かりを背に覆い被さってきた彼の顔は逆光で闇を纏っている。
「兄貴・・・・いったい何を・・・」
黒い男は表情が良く図れないが一寸口の端を笑わせて言った
「本当はずっと前から思っていたんだ、いつかお前をこうしてやりたいと・・幼い頃一緒にいた記憶が少ないからか僕はお前を妹だと思っていなかった。
否、思いたくなかったのか――」
言いながら覆い被さってくる男に敦子はできるかぎり抵抗した。
が、質量のなさそうに見える男は以外に力が強く、両腕を掴まれた敦子はただその場で身をよじることしかできない。
その姿は傍目にはなまめかしく、無常にも黒い男をその気にさせてしまった
「ほう、おてんばもこうやって見ると実にそそるものだな、鳥口くんにも見せてやりたいものだ。」
鳥口と言う名が出て敦子の目の色が変わった。羞恥心からだろうか。
「いやあ!やめて!千鶴子さぁん・・・・」
「おやおや、残念ながら千鶴子は京都だよ。誰を呼んでも誰も来ないさ」
男は叫ぶ敦子の唇をふさいだ。
「う・んんん・・・・」
強引に押し込まれた舌の動きでくちゅくちゅと卑猥な音が響く。
痩せた手は蛇のように敦子の腕からブラウスの前のボタンまで移動し、器用にその一つ一つをはずし始め、
最後の二つを残したところで服の中に進入を始めた。男は1枚の布に包まれた胸をレエスの上からゆっくりと揉み始めた。
「うんんんー・・」
口をふさがれた敦子は驚いて声をあげる。もちろんそれは声にならないのだが・・暫くレエスごしの感触を味わったあと、男は待ちきれないようにその中に進入し
貪るように柔らかい胸をその骨ばった手で揉みしだく、手のなかに納まりきれない胸は
敦子の普段のボーイッシュさからは想像できないくらいに卑猥だ。









13京極堂×敦子:02/12/09 01:10 ID:UdMz41Ym
カキコの弾みになればと思って書いてみました。。
うーん、どんどんss増えるといいなあ、切に願う
てことでお目汚し失礼しました!続は書くかわかりません
14名無しさん@ピンキー:02/12/09 02:20 ID:6FiwOTul
うへえ、そんな殺生な!
つ、続き続き!

敦子も相当口がたつけど兄貴にゃかなわないもんなあ
ねちっこく言葉責めキボン・・・
ところで敦子嬢は貧乳なイメージがあるんだけどどうよ?
15名無しさん@ピンキー:02/12/09 02:26 ID:mYItJ/JT
>14
うーん、たしかに巨乳というイメージは全然ないが、
着痩せして見えるのがだと思いたい。
16名無しさん@ピンキー:02/12/09 02:52 ID:zJbV1lgf
>>14
うむむ、ドウイ
千鶴子嬢のほうが艶っぽそうでありまつ…
んでも続きが読みたい(w >>12
17名無しさん@ピンキー:02/12/09 16:45 ID:UdMz41Ym
i
18あぼーん:あぼーん
あぼーん
19名無しさん@ピンキー:02/12/11 18:23 ID:2DASHiBt
age
20名無しさん@ピンキー:02/12/12 00:41 ID:hQv38hWE
考えてみれば、織作シスターズだけでもロリありフタナリあり病弱あり
清純派(外面だけだが)ありと、かなりの守備範囲をもってるんだよなぁ。
・・・・・個人的には京極と碧のからみもかなりいい感じになりそうな。
21京極堂×敦子:02/12/12 01:27 ID:yVhW6B8F
うーんいちおう続書いたけど自信なし!!
住民も少なそうだし気軽によんでけろ


男の加減のなさに敦子は顔をゆがめたが男は一向に力を緩める気配がない。
「いた!!やめてぇ・・・」
片手で掴んでいた両手首を離し、滑るように敦子を膝の上にのせ、後ろから羽交い締めにする形で脇の下から胸に両腕を差し入れ、ぐにぐにと形が変わるくらい揉みしだいた。
「やだぁぁ・・やだ・いたいよぅう!」
男の膝の上で子供がだだをこねるように足を振り乱す敦子の耳元で兄は意地悪に囁いた。
「全く、いつになってもおてんばだなぁ。もう少しおとなしくさせられたいのかい?」
男は敦子のたわわな胸の真中にある敏感な突起を探り当てるとそれをきゅっと摘んだ。
「ひゃっっ!!」
突然の快感に敦子は思わず悲鳴をあげた。
「ん?どうしたんだそんな声上げて」
男はまた意地悪に囁いて、その耳元から舌を這わせた。
「う・・・んあぁぁあぁ」
急に無抵抗になった敦子を認めて男はさらに突起を摘んだり転がしたりしてもて遊ぶ。
「ふ・ふぁぁぁ・・ひっ・んンっぁ・・やぁ」
妹の口から理解不能な喘ぎ声が上がると兄は珍しくくつくつと声を押し殺して笑いながら突起への刺激と首筋への愛撫を続けた。執拗に。
敦子は体の中が熱く滾るのを感じた『おかしい、私の体がどんどん・・』今はただ押し寄せる快感をせき止めるように切ない声を上げることしかできなかった。
「ひぁやあぁ・・う・・ん・」
「そんなにここが感じるのか?」
「いやぁ・そん・・な・・ことな・・っんああ!」
「兄の手で感じるなんぞ、なんて淫乱なんだ。いつもは気丈な顔をして働いているのになあ、もうこんなに硬くなっている」
「ちがう・ちが・・うのぉ・・」
「何が違うんだ。じゃあ何故こんなに硬くなっているんだい?」


22京極堂×敦子:02/12/12 02:10 ID:yVhW6B8F
もう自分の体が制御できなくなっていくのを感じた敦子は快楽で自分が小さくなってしまったように感じる。『私はいくつになっても兄にはかなわないのだ』その言葉が私の頭を駆け巡る。いつだって兄は自分の前いた、それが厭で、劣等感で、自分も女性記者になった。
しかし、兄にはやはり勝てないのだ。だが、そんな屈辱感も今は快楽の一つの要因になってしまっている。
男はそんな妹を尻目に音もなく右手を太腿に這わせる、そしてまるで男を寄せ付けぬように履いたズボンのボタンを器用にはずし、ファスナーを事もなげに下ろした。敦子はまだ快感に酔いしれて気付かないようだ。
男の手は布の上からでもわかるくらいびしょ濡れのそこを刺激した。
「もうこんなになっている。驚いたな・・・」
「あぁぁ!!そこは!」
さっきまでとは比べ物にならない熱さが体中にこみあげる。指は布の上からゆっくりと上下にすり始めた。
それを受けて敦子は、両太腿を閉じるような動きをしたがそれは拒否からくるものではないことは一目瞭然だった。それはむしろその刺激に絶えられない行動に見える。
「あぁ・・あぁ・ぁぁ」
敦子の口は閉じることなく喘ぎ声を漏らす、その口を男の口が塞ぐ。
「んん・・んーー」
そして頃合を見計らって男の手は布の中へ滑りこみ、一番敏感な突起を摘んだ。
「ん゛ー!!!」
とたん敦子の目は見開かれ声にならない叫びを上げた。その口を逃がすまいと覆われた兄の口からは唾液を多く含んだ舌が、敦子の舌と絡まりくちゃくちゃといやらしい声を出している。
また、舌の口も男によって大量の汁をあふれさせぐちゃぐちゃと音を立てている。
ふたつの音と敦子のくぐもった叫びが見事にアンサンブルとなって部屋に響いた。

23あぼーん:あぼーん
あぼーん
24名無しさん@ピンキー:02/12/12 08:46 ID:VunZDGRZ
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

続きを禿しくキボンヌ & 京極堂×敦子が終わったら
兄に開発されちゃった敦子たんが、鳥口くんを誘惑するシチュへ、是非(w
25名無しさん@ピンキー:02/12/12 09:24 ID:AwaiaGqJ
そして開発された鳥口君が益田君を誘wパァン!
26名無しさん@ピンキー:02/12/12 18:26 ID:vxwzH+Gp
関口と雪絵さんの夜の営みがどーゆーものか見て見たいのだが…。

雪絵さんは色々と苦労してそうな気がする。
27名無しさん@ピンキー:02/12/12 21:43 ID:DfviPug1
極甘でもキチク気味でももう何でも良いから
愛妻家っぷりを発揮している京極堂×千鶴子が読みたい…
28名無しさん@ピンキー:02/12/12 21:58 ID:l8051y1l
>27
禿しくドウイ!

榎さんと女学生くんの調教物キボンヌ。
何たって「ぼくは神だ!」(w 

29名無しさん@ピンキー:02/12/12 23:15 ID:PmfZPaoz
榎さんと敦子希望…
個人的にマターリが好き
30関×雪:02/12/15 05:23 ID:V+JZ2UAh
 安普請の天井が雪の重みで軋んでいた。何か、ぱきぱきと枝を踏むような音がする。火鉢で温もった部屋を囲む木材が膨張する音だろうか。関口はインクの切れかかった万年筆を置いて、指先に染みついたインクを花紙で拭った。
 木の伸縮する音がやけに耳障りだ。他の物音もしない。雪絵は買い物に出てしまっている。静寂は、関口の粘膜質の精神にとっては至極不愉快に感じられる。
 窓を開けると、猫の額ほどの庭はすっかり雪で埋もれていた。
 常緑の櫟の濃い緑の枝の上にも、笹竹の細い葉にも、雪は花のように積っている。
 緑──白──。その見覚えのある色のコントラストに、とある夏がフラッシュバックする。
 白い足に血の筋を這わせながら歩み寄る、淫靡な表情の少女──。
 「姑獲鳥だ──」
 自分の声に、はっと我に返る。
 気付けば部屋は冷え切っている。あまりの寒さに、関口は乱暴に窓を閉めた。
 肚の底の方に、何かが蟠っている。赤い唇。陶酔した表情──関口はそれから無理に目を逸らした。
 書き散らかした原稿用紙を、端から握りつぶして部屋の隅の屑籠に投げつける。そのほとんどは屑籠の周りに散らばることになった。
 苛々した。何よりも、関口は雪絵の不在に苛々とした。
31関×雪:02/12/15 05:24 ID:V+JZ2UAh
 散々自分が苦労を掛けたせいで幾分窶れはしているが、雪絵はまだまだ若くて美しい。主婦の香りがし始めた肌は、指さえもはねつける若い頃の張りを失った分、どこまでも柔らかで温かい。
 久方ぶりに関口の中に欲情が湧いた。
 甘い香りのする雪絵の柔らかい肌に包まれて、安堵の息を吐きたいと思った。
 性行為の賤しさには反吐が出る。自分も所詮矮小な俗物なのだということを、愛する妻に見せつける行為だ。貧相な体を晒さねばならぬことも、関口のような劣等感の塊には苦痛でしかない。雪絵が他の男を知らぬ事だけが、関口の唯一の救いだった。
 関口という男は、過剰なほどに自分と他人を比較して、自虐に陥る性質を有している。
 万が一にも雪絵と通じた男が居ようものなら、不貞を怒るより先に、自分の肉体が如何に劣っているか比べられた事を嘆くだろう。
 必要以上におどおどとした態度は自己愛の具現。全く自分の事しか考えない男だ──と、彼の友人なら評するに違いない。
 関口が雪絵に求めているのは、柔らかな「甘やかし」と許容と言う名の「庇護」だ。いわば、母のような存在──関口はそれにこそ欲情するのだ。
 子供などは要らぬ。子供など居れば雪絵の愛情はよそに行ってしまう。
 卑怯な男は、苛々としながら妻の帰りを、待った。
32関×雪:02/12/15 05:46 ID:V+JZ2UAh
 玄関口でカラカラと硝子戸の鳴る音がする。びくりと背を震わせて、関口は開いてもいない襖をふり返った。
 柔らかい足音がする。帰宅すれば雪絵は必ず夫の狭い書斎を窺う。
 床が延べられているのはいつものことだ。書けねば関口は寝てしまう。
 妻を少々早く床に誘うだけのことに、関口は手に汗をかいた。万年筆がぬるりと汗で滑る。黒々とした筆記用具が、やけに淫らに艶めいて見える。
 するりと襖が開いて、廊下に膝をついた妻が顔を見せる。
「タツさん、只今帰りました」
「ああ……お、お帰り」
 雪絵は夫と目が合ったことに──夫が待っていたかのようにふり返った事に、ふと微笑を見せた。
「どうしました、なにかありましたか? タツさん」
 続けて言葉を掛けられると思っても居なかった関口は突如狼狽し、混乱した。
 まだ日も暮れぬ内から欲情していたとは言えず、かといって、いつものように素っ気なく追い払うのも本意ではない。
 手の中で、万年筆が気持ち悪い程滑る。
「あ、あ……う」
 混乱は失語の発作を誘発し、そのまま強い目眩に襲われる。
 雪絵は、いつも怯えたように見上げてくる夫の目が、ゆらりと濁ったのを見た。
「タツさん?」
 雪絵の膝の方に、何か黒いものが転がってきた。
 汗に濡れた、万年筆だ。
 拾い上げて夫に渡そうと、それに手を伸ばした雪絵に、ふと、影が掛かる。
33関×雪:02/12/15 05:55 ID:V+JZ2UAh
京極風を意識してみたけど難しい…
しかも関口だし…別な奴にしとけばよかった…
しかも雪絵だって関口なのに関×雪って…巽×雪ジャン!

一眠りして、出直してきます…(´・ω・`)ショボーン
34名無しさん@ピンキー:02/12/15 06:11 ID:jYDa1IfC
>>33
すげーよ。
プレッシャーかけるつもりは無いけど(かけてるか?)ぜひ続きも書いてくれ。
35名無しさん@ピンキー:02/12/15 08:40 ID:lA/ndfPR
>>34
かけてるよ!w
いや同じく続きが読みたいっす…京極の世界だー。
36名無しさん@ピンキー:02/12/16 01:32 ID:1ftv0OBl
ブラボーです!
描写が綺麗で胸がどきどきします。続きが読みたい〜。
37関×雪:02/12/16 05:19 ID:RDx+0oPp
 短い、不器用そうな指が伸びてきて、万年筆に触れた。
 背を屈めて黒い古びた万年筆を拾い上げる関口を、雪絵は見上げた。
「雪絵……」
 常にどんよりとしてつかみどころのない夫が、何か、切羽詰まっているのを感じる。
 締め切りはまだまだ先の筈で、家計は苦しいけれど危ういという程ではない。持病の鬱ならば症状が違う。
 そう考える間に、汗ばんだ手が、雪絵の荒れた指を包んだ。
 触れる手がやけに熱い。生々しい脈動に気付いて、雪絵は顔を上げた。
「タツさん?」
 関口は雪絵の肩に縋り付いた。肌に感じる鼓動が早い。
 関口の緊張を、雪絵も感じる。
 少し、笑ってしまった。妻を寝床に誘うだけのことに、これほど構える夫もいるまい。
「……いいかい?」
「ええ」
 いつまでたっても、初心な少年のようだ。そんな夫を、可愛らしいと思う。
38関×雪:02/12/16 05:43 ID:RDx+0oPp
 肩に回っていた手が、雪絵の乳房に触れた。袖を通したばかりの割烹着の上から、柔らかく掴まれる。
 自信がないのだろうか。掴むか掴まないかの強さで、躊躇しながら揉んでくる。
 おどおどとした夫の手は、慎ましさを雪絵が自ら捨て去ることを要求していた。揉むのか揉まないのかもはっきりしないような触れ方に女の本能が焦れる。
 雪絵は、夫に協力するように体を寄せた。自然、関口の手のひらに、雪絵の丸みが強く押しつけられる。
 技巧も芸もない揉み方だが、たどたどしさが、かえって刺激になるということもあるものだ。滅多に関心を向けてこない夫が雪絵を求めいるという実感こそが、なによりも甘い。夫に揉まれている乳房に、痺れるような官能が走る。
「ああ…タツさん…」
 自然と、色めいた声が口をついて出た。
 関口がそれに怯えたようにびくりと戦慄く。粘膜質の──ひどく感じやすい精神を持った夫は、常人なら気にならないような些細なことにも、怯えたり、傷ついたりする。安心して情事に没頭させる為にも、雪絵が気を配らねばならないのだ。
「タツさん、下着の骨が、指で押されて痛むんです」
「あ、ああ、ごめんよ……す、すぐに外すから」
 割烹着の紐にようやく関口の手が掛かる。
 雪絵は一緒にセーターも脱いだ。ふっくらとした女の曲線を僅かに腕で隠す。
「タツさん…あちらで良いですか」
 雪絵は布団を見た。畳の上では後が辛い。
 慌てたように移動する関口は、やはり、未経験の少年のようだった。妻の体への気配りも出来ない自分を恥じるように、胡乱な視線をあちこちに向けていた。
39名無しさん@ピンキー:02/12/16 07:01 ID:8e9Qcm8J
(・∀・)イイ!!
巧いなぁ、是非ともガンガッテください。
40名無しさん@ピンキー:02/12/16 10:18 ID:PfTrKmDg
おまけに何だか微笑ましい関口、雪絵タンもイイ!
41上の作者にあらず 京×敦:02/12/16 23:04 ID:X83Vpvke
「いや―――お願い、やめて兄さん」
 ひどく苦労して―――そう、やっとのことで、敦子は言った。
「兄妹で―――血の繋がった実の兄妹で、こんなこと―――こんな怖いこと―――」
 荒い息の下、掠れ掠れに漏らした言葉で、本当に止まる等とは思っていなかったが―――予想に反して、
兄は妹を嬲る手を止めた。
 妹は、振り返って兄の顔を見る。やっと正気に戻ってくれたか、と。何時も不機嫌そうで、言葉は刃物の
ようで、死神のような貌をして、けれど細君や友人や―――そして妹には、表にこそ出さないが、優しい兄に。

 しかし、兄は―――
 いつも不機嫌そうに本を読んでばかりいる、この古本屋の主は―――

 笑って、いた。
42上の作者にあらず 京×敦:02/12/16 23:14 ID:X83Vpvke

「怖いことなどないさ」

 死神の、いや、悪魔の貌をした男が。

「古来多くの国作り神話に於いて、最初に男女の交わりを行うのは」

 これ以上なく上機嫌に。

「兄と妹だ」

 兄のこんな顔は知らない。

「例えば琉球の伝承では、世界には初め、たった二人、一組のあにいもうとしか居なかった、と言う」

 こんな風に嗤う、兄など知らない。

「二人は海中で海豚が交わるのを見て、初めて性行為というものを知り」

 こんな、こんな、こんな。

「そこで二人は、海豚を真似て交わった。そうして生まれたのが、あらゆる人類の祖である、と。
 近親姦は、本来は怖いことでも、忌むべきことでもなかった。いや、その逆、聖なる婚姻であったのだ」

 怖い、怖い、怖い、怖い。

 恐怖に竦んだ敦子の体の上を、再び兄の手が動き回る。
 先程の、ほんの短い行為で見付けたのか、手は的確に、的確過ぎる程に、敦子が敏感に感じる部分をなぞ
り、擦り、摘み上げる。
43上の作者にあらず 京×敦:02/12/16 23:19 ID:X83Vpvke
 敦子はひどく不安定だ。
 兄の豹変。与えられ続ける快感。異常な状況。その中で何事も無いように語る、兄。

「敦子、お前は逃げなかった」
「―――え?」

 その言葉は、少しばかり唐突だった気もする。

「先刻、僕が琉球の伝承を話した時だ。僕は何もしていなかった。ただ、お前を膝の上に乗せていただけだ。
 なのに、お前は逃げなかった」
「それは、それは―――」

 性的な経験が皆無に等しい敦子は、ひたすら呆然とし、竦んでいただけに過ぎない。その気に乗じて逃げよ
うと考えるだけの、余裕さえなかっただけのことなのだ。
 無論、それが解らぬ中禅寺ではない。しかし、中禅寺は敢えて、それを指摘した。

 敦子は目まぐるしく考える。
 私は快楽に溺れていたのか―――
 更なる快楽を求めて逃げなかったのか―――
 それとも―――
 
 そうして、悪魔は敦子の目を見ながら、言った。

「お前は、僕と同じように、心の何処かでこうなることを望んでいたんだ、敦子。
 近親姦を―――聖なる婚姻を」

 それは違う、と気丈にも叫ぼうとしたその刹那、敦子は熱を持った痛みに貫かれ、声も無く仰け反った。

「ほら、だからこうやって、僕を受け入れることが出来る」
44上の作者にあらず 京×敦:02/12/16 23:28 ID:X83Vpvke
 兄は妹の手を取って、そっと二人の結合部に触れさせる。敦子の可憐な花弁は無残にも引き裂かれて、その
中心には、凶暴な熱を持った、兄の肉棒が半ばまで埋まっている。

「あ、あっ、いやっ、兄さ―――痛いっ、痛い―――」
「おや、初めてだったのか。それは可哀想な事をしたな。もう少し時間を掛けてやれば良かった」

 そう言いながら、兄は妹の中に、己をずぶずぶと埋めていく。その手は、変わらず敦子の桃色の乳首や、花
弁の中の控えめな真珠を、甘やかに嬲っている。

 いやだいやだいやだいやだやだいやだ。

 何でこんなことになってしまっているのだろう。ただ、いつもの様に兄貴の知恵を借りに、坂の上の古本屋
を訪ねただけなのに。何が悪かったというのだろう。理不尽だ。まるで悪い夢のように理不尽だ。
 でも、これは夢などではない。この痛みも、この堪えようがない快感も、確かに現実の感触だ。

 自分の体が変わっていくのが解る。痛みが熱に、熱が快感に―――
 女になる、という言葉がある。男を知り、処女を失うことを指す言葉だ。だとしたら、自分はまさに今、女
になる所なのだ、と敦子は思った。望むと望まざるに関わらず、自分は兄によって、女になって行くのだと。
 快感がうねりとなってやって来る。快感に―――呑まれる。

「敦子―――出すぞ」

 その言葉が、再び敦子を正気に戻した。

「やだっ、やめて兄さん! それだけはやめて! もし、もし―――」

 妊娠だけは避けたかった。実の兄妹の間に生まれた子。忌み子。
 兄は先程、人の祖は近親姦の子だといった―――しかし、多くの神話において、その最初の子は畸形で、生
まれてすぐに流された―――生まれるべきではなかった子、ヒルコではなかったか。
45上の作者にあらず 京×敦:02/12/16 23:37 ID:X83Vpvke
「良いんだ敦子」

 ほんの少し、その声は上擦っていたように思える。

「僕は、お前との間の子が欲しいんだ。お前と僕との子なら、僕は僕の役目を預けることが出来る!
 聖なる婚姻の子であれば、僕の次の陰陽師を任せられる!」

 その言葉が終わると同時に、兄は妹の中に、熱い生命の迸りを注ぎ込んだ。
 その熱も、やはり快感に変じて―――敦子は快感と絶望の狭間で、僅かばかり、気を失った。



 自分の周りにわだかまった服の塊を、裸の胸に引き寄せる気力すらなく、敦子はぼんやりと、兄を見ていた。
 兄は本を読んでいる。何時もの様に、世界の滅亡が決まったのかの如き、不機嫌な顔で。

 兄は、次の陰陽師を任せられる子が欲しいのだ、と言った。そして、それは敦子との間にしか生まれないの
だと。
 何故、兄がそう思うのかは解らない。解らないが、これから何度でも、兄は自分を抱くだろう。敦子が孕む
まで、子を産むまで、何度でも、何度でも。
46上の作者にあらず 京×敦:02/12/16 23:49 ID:X83Vpvke
 兄はつかれたのだ、と敦子は思う。
 陰陽師で、超越者である自分に疲れ―――
 疲れた末に、悪いものに憑かれてしまった。
 その結果が、この凶行なのだろう。

 憑物の落としに憑いたものは、誰が落とせると言うのだろう。
 そう思うと、敦子は何故だか酷く―――自分の身に起きたこと以上に、酷く悲しかった。

 それはもしかしたら、先程の行為で芽生えたかも知れぬ生命にのみ―――次の憑物落としになら出来ること
なのかも知れないが、敦子にはそれを思う気力もなかった。

 ただ、当分の間、探偵には会いたくないな、と思っていた。

                                                                  終
47名無しさん@ピンキー:02/12/17 00:41 ID:OZPh1Mzp
(;´Д`) ハァハァ良い感じです。
是非とも次作をキボンヌ。
48関×雪:02/12/17 05:55 ID:kNjjhIgG
 冷えた部屋で放置されていた布団は表地が冷えている。ひやっとする感触に肌を竦めながら、雪絵がその上に横になった。インクの染みついた関口の指先は、慌ただしくシャツのボタンを外していく。
 下着の間からすぐに露わになった乳房に、関口は吸い付いた。赤子のように、卑猥な水音を立てて舐る。ふくよかな乳房は、どこまでも柔らかく関口を受け止める。胸の間から香り立つ、雪絵の甘い体臭に陶然となりながら、関口は自分の妻の乳に顔を埋めた。
「ああ……」
 鼻から抜けるような、雪絵の吐息に関口は興奮する。軽く瞑った目元のほんのりとした紅、首筋から鎖骨にかけて柔らかな脂肪が薄く骨を覆っているのが分る。温かく、柔らかい雪絵の肌を指先で確かめながら、関口は妻の裸体をしげしげと眺めた。
 滑らかな肌は乙女のように清く白いのに、関口にしゃぶられた乳首が唾液に濡れて、ぬらりと光っている。それがやけに淫らで、自分の見知った妻の体ではないようで、そこばかりが気にかかる。
 乳房の半ばまでを口に含むと、雪絵がもぞりと身を捩った。舌先でなめ回すと、くっ、と顎が仰け反った。これが好いのかと何度も繰り返すと、切なそうな声が関口を煽る。
 関口は、スカートを穿いたままの雪絵の脚を、大きく開かせた。めくれ上がったスカートが、押し上げられて腰でたぐまる。思わぬ淫靡な光景に、関口は息を呑んだ。
49関×雪:02/12/17 06:11 ID:kNjjhIgG
 太股の中心で、白い下着が慎ましく秘所を覆っている。だが、その布地は、陰裂の形にじっとりと湿っている。
 思わずそこに指先で触れた。女性の匂いと、その場所の複雑な形を確かめるように、顔を近づける。
「止めてください……タツさん……」
 か細い拒絶が聞こえてくる。聞こえなかったように、関口は答えた。
「女の人はここが気持ちのいい場所なんだろう、雪絵?」
 下着の上から無遠慮にそこをさする。最も濡れている場所を強く押すと、雪絵が身を捩った。
「あぁ……押されたら、入ってしまいます……」
「さっきのは気持ち良かったかい、濡れているみたいだけど」
 布越しに繊細な場所を圧迫されて、雪絵は声もなく体を引きつらせた。
「雪絵?」
 関口は、自分の行為が雪絵の言葉を妨げている事に気付いていないのか、慈しむように雪絵の秘所を指先で撫でていた。
「ええ……タツさん、とても……んんっ……」
 雪絵の脹らんだ花芯を捕らえた関口の指は、慰みがわりにそれを弄くる。答えようとした雪絵の言葉は、その所為で、途切れた。
「……ここも好いんだね、雪絵?」
 ポイントを捉えた事に気付いた関口の指が、強く、指先で圧迫する。一つ覚えの愛撫ではあるが、その分だけそれは強烈に雪絵を悶えさせる。
「あっ……いい…、そこ……好いです! ……タツさん……イイっ……!!」
 脚を閉じようとしても、それは関口に止められる。非力で無精な夫であっても、男の腕力に雪絵が敵う訳がない。雪絵は敷布を掴んで大きく仰け反った。
 湿気を含んだ下着から蜜の香りが立ち上る。
 生々しい女の匂いに、関口は顔を近づけた。


 今日はここまで…切れ切れですまんス。
 ところでチト聞いてみたいんだが、みなさん男ですか?
 物が京極だけに女性も結構いる気がする。
 12・13と、36、41の京敦の人は女性じゃないかなと思うんだが…違ったらスマソ
 25の人は?(w
50名無しさん@ピンキー:02/12/17 06:43 ID:G24C+Wqs
>上の作者にあらずさん

グッジョブっす〜、スタンディングオベーションの気分だわい。
最後の一行にワラタヨ。
アイツにはいつ会ってもバレバレだろー(w
気が向いたらまた次も頼んます。

>関×敦さん

ROM専女ですが、マターリでも鬼畜でも何でも可(w
相変わらずイイですなー。
保守しつつ降臨をお待ちしてますんで。

(´-`).。oO(ここも良スレになってきた…)
5141:02/12/17 09:20 ID:gnaSfyoZ
>49
ご名答です、女です。
先日「宴の〜」を読んだばかりだったので、
憑物落としの職に倦み疲れた京極堂、というイメージがこう、ふわっと。
そうしたらそのイメージに捕らわれて、離れられなくなってしまったのですよ。
その末の暴走で御座いました。殆ど一気に書き上げたものです。

前半の作者様には申し訳なく。

>50 最後の一行
脳内に神が降臨しまして、「なんだ神たる僕の出番がないじゃないか」と一喝されたのでw
52名無しさん@ピンキー:02/12/18 02:32 ID:79WErhdd
この板で男からのレスがついてないことにおびえたのは俺だけですか?
53関×雪:02/12/18 05:56 ID:zYo4nUQZ
 下着の上から、関口は其処に舌を這わせた。
「タ……タツさん、そんな……!」
 雪絵が驚いたように身を震わせる。関口も、したこともないような事をする自分に、内心驚いていた。
「ああ……、そんな、そんな事をしたら……穿いていられなくなってしまいます……」
「それなら、後で替えればいいじゃないか。大体、こんなに濡れているんだ。もう穿いてはいられないだろう?」
 呼吸の度に分泌液の生物めいた匂いが鼻をつく。関口は夢中になって舌を抉り込んだ。
「ぁあ……あ、あっ……!」
 まだ日も沈んではいないというのに、狭い書斎は息の詰まるような翳りに満ちている。すすり泣くような雪絵の喘ぎが其処を異界に変えていた。
 常になく淫らな行為を行う夫に、雪絵は本気で抗おうとはせず、羞恥に顔を染めたまま、その行為に耐えている。耐え切れぬようにくねる腰は、普段あれほど貞淑な雪絵のものとは思えない。
 遠い夏の日の、記憶すら途切れるような鮮烈な性行為にも似ているような気がした。
 関口はもう、愛撫すら碌に知らぬ青臭い若造ではない。だが、無防備に晒された雪絵の白い肌と淫らな反応が、無性に関口の獣性を駆り立てていく。
 下着の上から尻の方の窄まりまでを舐り倒すと、張り付いた布地が雪絵の陰部を露わに形取っていた。その一種グロテスクな形状は、関口の雄の本能を直撃した。
 雪絵は、衣服すら乱していなかった夫が、性急にベルトを外し、洋袴を下着もろとも降ろすのを見た。それしか知らぬ雪絵にとってみれば充分に長大なその部分は、今は一段と大きく、また硬く反り返っている。
 だが、手際悪く避妊具を付け始めた夫に、雪絵は溜息を吐いた。
54関×雪:02/12/18 06:54 ID:zYo4nUQZ
 思うさま嬲る為に、痺れるほど開かせた足を閉じさせて、濡れた下着を引き下ろす。それだけの事が、不器用な夫には難しい。
 挿入を待ち望んでいた体が多少白けていくのを感じて、雪絵はこっそりと苦笑した。燃え上がった体は不満がるが、夫の不器用さこそが愛おしい。
 汗が冷える前に、夫と体を合わせたい。
 雪絵の女としての本能が、欲情と混濁して再び淫らに脚を広げさせた。
「タツさん……来て、ください……」
 最前と同じように脚を開いて見せると、関口がごくりと唾を飲んだ。
 濃度の高い粘液で、陰裂は潤っている。指で開くと、それはとろりと溢れて尻の方へ流れた。
「あ、ああ……」
 硬く勃起したものを指で押し当て、ぎゅっと目を瞑った関口が、ゆっくりと腰を沈めてくる。待ちわびていた肉が、太い先端に押し広げられる感触に、再びの昂揚を感じる。
 まるで逆だ、と雪絵は思った。満たされ広げられる感覚に思わず目を閉じるのは、普通、女の方であろう。
 ぐい、と奥まで押されて、雪絵は目を細めた。奥の奥、最も感じるところに、関口の鈴口が当る。脈打つ熱い肉棒が性感帯を圧迫する肉の悦びに、雪絵は陶酔した。
55関×雪:02/12/18 07:20 ID:zYo4nUQZ
「……タツさん……」
 感極まって呼んだ声に応じるように、熱い塊が動き始める。
 胎の奥を肉の凶器が乱暴に抉る。反射して入り口がきゅうと縮む。雁の返しが逃げるようにその口をこじ開ける。
 粘ついた水音が立つほどに擦り上げられて、雪絵は乳房を掴んで悶えた。
「あ……はっ、あぁ! ああ!! タツさん! タツさん!!」
「好いかい? 雪絵? ……ああ……僕はイイよ……雪絵の此処は、まるでちゅうちゅう吸いついてくるみたいだ」
「ひっ……! 言わないで、ください……ああ、イイ! 佳いです!! タツさん……!!」
 夫の律動に合わせて、雪絵も淫らに腰を振った。若い娘のように夫の腰に足を絡ませ、大きく尻を揺らした。たぷりたぷりと揺れる尻を、夫が鷲掴みにして引き寄せる。
 淫水にぬめる雪絵の肉襞は、夫の肉棒を隙なく貪欲に貪っていた。
 激しくなる突き上げに総毛立つような快感を得て、雪絵は関口にしがみつく。
「タツさん! あぁ……イく! イきます!! あああぁ……!!」
 官能に大きく仰け反った雪絵の奥が、ぎゅうと関口を締め付けた。痺れるような快感に、関口も弾ける。
 胎内で感じた射精の瞬間、雪絵は自分の蜜壷が絞り上げるように収縮するのを感じた。
 だが、どれほどの精子を絞り出そうとも、それは薄いゴムに阻まれて受胎する事はない。生殖の為に蠢く身体が、ひどく虚しかった。
 慰みのように、夫の唇が雪絵の口を吸った。無精髭が当ってちくちくする。
 雪絵は、夫の背中を抱いた。
「タツさん……」
 夢見心地の妻の声で、関口はふと我に返った。
 少女のように頬を染めた妻が、腕の中で温かく自分を包んでいる。

 嗚呼、何だか夢を見ているやうだ。
 私は生温い液體に浸ってゐる。

 ──────否、私は妻に浸ってゐるのだ──。

 終

終了です。長らくのお目汚し失礼しました。
温かい声を掛けてくださった皆様、本当に有難うございます。
皆さんの応援が何よりの励みでした。 m(_ _)m
機会があったら、また、カキコしたいと思います。
56名無しさん@ピンキー:02/12/18 08:11 ID:5tX1mefD
>関×雪さん
はぅーーーーー、激ウマーなお話 有難うございますた。
京極調の文体が堪らんわい。
神!!!w
 
 >好いかい?
 >佳いです!!

激萌えさせてもらいますた、乙〜!!!
日本語ってうつくすぃなあ。
うーん、眩暈……次も頼みます〜。
57名無しさん@ピンキー:02/12/18 23:10 ID:2gzRGyfN
>関×雪さん
関口のどこまでも不器用で卑屈で矮小な姿に、
そしてそれをどこまでも愛している雪絵さんに萌えました。
いいですねえ、愛があって。
次回作を激しく希望。京極堂×千鶴子とか。

>52
pink鯖全体での、女性住人の多さは結構なものではないかと。
SSの書き手にも何人かお見掛けしたことがあります。
たまたま、此処はちょっと多いのかもしれませんが。
58名無しさん@ピンキー:02/12/19 03:08 ID:5QC4hL11
目次作ってみました
もっと増えますように……

■京極堂×敦子 さん 【京極堂×敦子】
>>12>>21-22

■関×雪 さん 【関口×雪絵】
>>30-32>>37-38>>48-49>>53-55

■上の作家にあらず さん 【京極堂×敦子】
>>41-46
59名無しさん@ピンキー:02/12/19 10:00 ID:3S7XdK1Z
>>58
乙〜。
増えてほすぃ、祈りたい(素)
60京×千 1:02/12/19 17:24 ID:R/nyGdED
 「何だって!?先日猿が来たときにはいて、僕が来たときにはいないとは。どういうことだ京極堂!」
 大げさに腕を、頭を動かし、信じ難いと嘆く探偵に、え、榎さん偶然だよ。
偶然。と、猿と呼ばれた男が慌てて止めに入る。
 「いいや!偶然なんかじゃないぞ!
こいつはたまあに、僕が来たときを狙っていなくなるんだ!」
 「榎さん。そんないちゃもんを……。
偶然榎さんが来たときに居なかっただけでしょう?
連絡とかして、それで居なかったならそりゃあ、京極堂が悪いけれども……。」
 「僕がそんなことするわけないだろう。」
 自宅である古本屋。自室とも客間ともなっている、古書で囲まれた部屋で騒ぐ客人。
家の主はそれを毛の先にも気に留めない様子で、落としていた本から漸く頭を上げると大儀そうにそう言った。
61京×千 2:02/12/19 17:27 ID:R/nyGdED
 「だから榎さん。何度言えば分かるんですか。榎さんが来たときに、
僕は丁度本の買出しに行っていたんですよ。前々から約束していたのでね。
約束を破るわけにはいかないじゃあないですか。商売なんですから。」
 京極堂のその言葉に、榎木津はすうっと、眉を寄せ、目を細める。恐らく「視て」いるのだろう。
――ややあって、ふん。と不機嫌そうに鼻を鳴らし、俯に落ちないぞ。と呟いた。
 「覚えているぞ。確か先々月もそう言ったな。そして本当に居なかったみたいだな。」
 だから榎さん、さっきから京極堂が云っているじゃないですか――。そんな関口の言葉が探偵と古本屋の間に空しく響く。
 「でも、納得はしないぞ!――京極堂、お前は何か『隠して』いるだろう――?」
 え?――と驚き、関口は店の主に振り向くが、男は相も変らぬ仏頂面で、黄ばんだ古書に目を落としている。
そんな様子に榎木津は再び不機嫌そうに鼻を鳴らすと帰るぞ、猿。と声を掛けた。
 「え?ぼ、僕も――?」
 「当然だ!主が帰ると云っているのに、独り残る僕が何処にいるッツ!さァ来い猿ッ!」
 そう言い、ずんずんと榎木津は音を立てて廊下を踏みしめる。
ああとかううとか声を漏らしながら、関口は榎木津の後を追った。
その姿が見えたらしい。盆の上に茶を載せた千鶴子が慌てて「お帰りですか?」と声を掛ける。
うん。そうだ僕は帰る!千鶴ちゃんまたね!と榎木津は大きく手を振って返す。
わたわたと、不器用に辞儀をする関口の姿。せめて見送りをと千鶴子は思ったが、
どうにも歩が追いつかず、待たれもせず、がらがらと戸が開く音がしたところで諦めた。
独り居間に残る夫の元へと戻ると、こちらは先刻と変わらぬ様子で本に目を落としている。
 毎度変わらぬ光景に、千鶴子はほんのすこし苦笑しながらも隣に座し、夫のために茶を淹れる。
こぽこぽ、と言う音ともに、真っ白い湯気がゆらゆらと立ち上がった。
 「お食事をして行かれるのかと思ったのですが、帰られてしまいましたね。」
 「何時もの事だ。何、どうせまた近いうちに関口君辺りが訪ねて来るだろう。その時にでも今日の残りを出してやれば善い。」
 夫の言葉にくすり、と笑みを零しつつ、今日の食事は御裾分けをすることにしよう。と、千鶴子は思った。
62名無しさん@ピンキー:02/12/19 17:29 ID:R/nyGdED
 ヘタレですみませぬ……。
と、取りあえず書いた文を途中まででも載せてみたり……。
63名無しさん@ピンキー:02/12/19 18:24 ID:+3xCrpk1
わぁい、榎木津 キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

と思ったら 京×千 なのですな。
でも (・∀・)イイ!! 続きをぜひ。

いつか探偵もエロに参加させてやってくだせー(w
64京×千3:02/12/20 21:34 ID:XfxHkFhH
 自分が里帰りをしていたり、客人が居る時は別として。
そうでもない場合、当然食事は夫婦の会話の時間となる。
会話は大抵、御近所の他愛もない話から始まり、自分の最近楽しんでいる陶芸の話やら、
夫の読んでいる本の話に花を咲かす。相手のような経験があるわけではない。
だが、経験がなくとも楽しそうに、あるいは不満そうな表情で話をしているのを聞くのは楽しいものだ。
分からないことに関しては、解説をするし、解説される。
……もっとも、千鶴子がそれをすることは、その話題を出す最初の一回のみ位で、
それさえも滅多にないことだったが……。
 議論でもなく、とりとめもなく流れては変わり行く会話の話題は、
やがて先程の榎木津達の話となった。
 「そう言えば、今日はお二人はどういった御用でいらしたんです?」
 「ああ。何時ものことだよ。関口は貸した本を漸く返しに。榎さんは昼寝にだ。」
 「何やら随分と不機嫌そうな様子でしたけれど……。」
 「自分が来たときに、僕が居なかったのが不満だったらしい。何時もの事とは言え、迷惑な話だ。」
 騒がしいことこの上無い。たまにはゆっくり本でも読ませて貰いたいね――。
そう云いながら茶を啜る。――好いじゃあないですか、賑やかで――。
食事を終え、自分の隣で丸くなっている石榴を抱き上げ、胸に抱く。
猫はにゃあ。と一度抗議の声を上げたが喉を、頭から背へかけてを撫ぜられると、うっとりと目を閉じる。
65京×千4:02/12/20 21:36 ID:XfxHkFhH
 「淋しくなくて、好いです。私は気にしませんよ。」
 石榴を撫でる。膝の上で眠る猫の体温が、じんわりと衣ごしに伝わって来る。
その熱が、重さが存在する証となり、愛しい。――善いのかい。君は、それで――。
 何やら重い夫の声に、千鶴子は頭を上げた。え?と声を出す。だから、だ。
僅かばかり苛ついた様子で、夫は繰り返した。
 「君はそれで――善いのかい――?」
 視線は膝の上で眠る石榴に向けられている。
話は榎木津達がいると、賑やかで好いという話だった。淋しさを感じなくて良い、と――。
 「ああ」
 声が漏れる。合点がいった。微笑みながら、夫に答える。
 「善いんですよ。そりゃあ、ずっとかどうかは知れませんが。
――雪絵さんだって、淋しいでしょう――。」

 ――うちも、猫か犬か飼おうかしら――。
 外には、雨が降っていた。
66京×千5:02/12/21 21:55 ID:IqK2pVLa
 雪絵がそう云ったのは梅雨の頃。確か、活動写真の帰りに、喫茶店に寄った時のことだった。
 「あら、善いんじゃないかしら。うちに居るのは猫だけれども、可愛いものよ。何時も眠ってばかりだけれども。」
 ふふふ。と千鶴子の言葉に雪絵も笑う。でも、飼うのなら、犬が好いわ――。と雪絵は応える。どうして?と、問うと。
 「だって何だか、犬の方がこっちに構ってくれそうですもの。」
 窓硝子は曇り、雨音を奏でる。霞んで見える外の花が、寒そうに肩を寄せ合っていた。
「そうね。それでは、犬の方が善いかもしれないわね。」
 今度、タツさんにそれとなく言ってみようかしら――。ふふ、と雪絵は微かに笑い、コーヒーに口をつける。
 その会話はそれきりとなり、その後、雪絵が動物を飼う様子はなかった。
千鶴子の方からもその事に関して特に聞こうともせず、
ふとしたことから挙がった話題の中で交わされた言葉であったから、
もしかしたら、雪絵はその事を忘れてしまっているかも知れなかった。だが。
 ――ああ、雪絵さんは淋しいのかも知れないな――。と、そう思った。
 ――子供が出来るなら、関口さんお子さんと、同級生が好いですわ――。
そんな言葉で、夫に子供の事について切り出したのはそれから間もなくのことだった。
 確かに、結婚当初は忙しく、子供をつくろうとはしなかったが、別に子を厭んでいるわけではない。
ただ、きちんと産もうする機会がなく、出来なかっただけだ。機会さえあれば産んでいたことだろう。
 けれども、雪絵の言葉で思ってしまった。子供が産まれ、自分の子と、雪絵の子。共に育ち、生きて行けたら。
 ――それはどんなに、素晴らしいことだろう――。
 千鶴子の言葉に、夫は一瞬ぱちくりと目を瞬き、一つ溜め息を吐きながら、
――全く君も、随分とした好きものだな。人が善い――。
そう言って、千鶴子のいれた茶を啜った。
 茶に口付けたその時に、夫が微かに微笑んだのを見てとって、千鶴子も笑った。
67京×千6:02/12/21 22:01 ID:IqK2pVLa

 「好いんですよ、今は。する事が沢山あって、色々な方が見えて、楽しいですもの。」
 自分で餌さえ獲れない猫もいるしな。茶をすすりながら言った、
夫の言葉に千鶴子は悪戯を思い浮かべた子供のように微笑む。
「あら、家にいる猫は一匹だけじゃあないですよ。」
 千鶴子がそう言うと、夫は怪訝な様子で眉をぴくりと上げる。
 「また暫く、実家の手伝いに行かなくてはならなくなりましたから、
その間家の方は宜しくお願いしますね。
何日分かお食事は作っておきますから、きちんとそちらを食べて下さい。
本を読むのに夢中になって、鍋を焦がしたり、店屋物ですまそうとしたりしないで下さいよ?」
 千鶴子がそう言うと、夫は不機嫌そうに音を立てて茶を啜る。
声を上げずに笑っていると、今日は僕が食器を洗うから、君は先に休んでいたまえ。
と告げられた。千鶴子は口許に寄せていた手を下ろし、夫を見つめる。
夫は、いつもと変わらぬ様子で静かに茶をすすっている。
怒らせてしまったのだろうか?そんな不安に捕られたが、それにしては空気が随分柔らかい。
どうしたのかと思いつつ、疲れてないのだから気にする事はない。
それより風呂が沸いているから、先にどうぞ。と、風呂を勧める。
返って来たのは「分かっているよ。」と言うそっけない返事だった。
 「そんな事は分かっている。――だから、先に入って、褥の準備をしていてくれ。と、言っているんだ。」
 声は幾等か苛立っており、何時もよりか幾許か早口だ。
だがそれが照れからだという事だと知れると、何だか胸がほんわりと熱くなり、嬉しさと、愛しさから、
一言「はい。」とはにかんだ笑みを浮かべながら千鶴子は応えた。

 取り合えず本日はココマデで……。
脳内設定入れててスミマセン……。
68名無しさん@ピンキー :02/12/21 22:27 ID:lfaRwlhG
禿げしく萌えますた・・・ハァハァ
69名無しさん@ピンキー:02/12/21 23:21 ID:n6O9cCxz
なんかこう……
京極堂も人の子だなって感じが……
激しくイイ!!ですな!続きキボン!
(と言いつつメール欄…)
70名無しさん@ピンキー:02/12/22 00:55 ID:p2IvVBFj
(メール欄)
71名無しさん@ピンキー:02/12/23 02:56 ID:zd9A+d8o
ああっ!今日は作者様ご降臨ならず…。・゚・(ノД`)・゚・。
これからエロですね?期待してます!>京×千様

>69、70
(メル欄)
72京×千7:02/12/23 09:31 ID:T0C2MnW6
風呂から上がると寝るための布団の支度をした。
ひんやりとした毛布が、暖まった体に心地好い。
横になりながらそっと瞼を閉じると、そのまま眠ってしまいそうなる。
 ――もしもこのまま、眠ってしまったら。一体あの人はどうするかしら――。
 そんな思いが、頭をよぎる。
 きっと夫は、それこそ自宅近隣が壊滅したかのような不機嫌な表情で溜息を吐き、
自分に毛布をかけてくれるに違いない。そして翌朝、食事の場で千鶴子は皮肉を言われるのだろう――。
 その光景が目に浮かぶようで、千鶴子はゆっくりと身を起こしながら、くすくすと笑った。
 からり、と。丁度その時襖が開き、夫が寝室に入って来た。
紺色の浴衣に、黒の帯。完全に水気の抜け切きっていない洗い髪が項に張り付いている。
笑っているところが見えたらしい。眉を顰め、訝しげな表情を浮かべている。
 「なんだ独りでくすくすと。僕のいない間にそんなに愉しい事でもあったのか?」
 貴方が来る前に、寝入ってしまったら。貴方は一体どうするだろうと、考えていたのですわ――。
 そう告げると、夫は顰めていた眉を益々顰め、この上ない不機嫌そうな表情で、千鶴子の隣にどさりと座した。
蒲団が沈む。千鶴子が触れていた蒲団の箇所が、少し上がる。
機嫌の悪いその様が、想像した中での夫と全く同じで、それが可笑しくて。
視線をずらしている、夫が何やら子供じみていて――。
必死に口を両の手で抑えるものの、収まらず、千鶴子の肩を小刻みに揺らした。
 「何だ、今日の君は――。――笑ってばかりじゃないか――。」
 若い娘でもあるまいに。そう呟かれても、それでも笑みは止まらない。
何だか目に涙さえ浮かんでくる。頬の緩みは収まらなくて、肩の震えも、止まらなくて。
とん、と肩を軽く押されただけで褥の上に倒れこんだ。
濡れないように、と肩に掛けた手拭いがはらりと落ちる。
乾き切らない濡れ髪が、少し冷たい。発作は治まり、見詰め合う。
夫の顔が近づいてくる。瞳をゆっくりと閉じる。目蓋に、柔らかな温もりが下りた。

 知り合いの葬式があり、時間的にも気分的にも少し、書く気になれませんでした。
次回漸くエロです〜。初挑戦ですが、期待に添えますよう頑張ります!
73名無しさん@ピンキー:02/12/23 10:49 ID:trr+VBAU
>京×千
乙カレー。
>次回漸くエロです〜。初挑戦ですが、
う、嘘だろ、こんなに上手くて…つか非エロ書きサンなのか…
ゆっくりでも可、楽しみに待ってますー(w
74京×千8:02/12/24 00:02 ID:VIQ9R5ox
 くちづけは、眼から頬へ、唇へと――。始めは軽く、幾度目かには強く、激しく――。
交わす間にはくぐもった声が、解放されてからは、熱い吐息が漏れる。
 交わすその間に、解いていたらしい。結わえた帯は緩められ、触れるだけのくちづけは、
首筋、鎖骨、胸部へと、ゆるりと這って移動する。
両の乳房まで来たところで、雪に開いた二つの花を舐められた。ぴくん、と身体が震える。
 抱き起こされ、夫の肩に腕を置く。ちろりと舐められ、緩急をつけては紅梅が吸われる。
丁度、夫の膝に座るような姿勢となると、浴衣の裾から手が入れられ、大腿部を撫ぜられる。
それだけで、ぞくりと震える。肩は肌蹴、腰から下の浴衣は大きく広げられ、
僅かにばかり巻かれた帯で、上下の布を支えている。
 唇は花から離れ、胸もとへ、腹部へ――。行く先々で、くちづけ、吸われる。
夫は大抵こうだ。人目に留まるようなところには跡一つとして残さないが、
そうでないところには満遍なく刻印を印す。そして事の最中は、殆ど喋らない。
普段言葉を紡ぐために使われるその唇は、千鶴子の肌に触れ、愛撫することに使われる。
態度で示される今、言葉など、要らないのだろう。きっと――。
 浴衣の中に手を入れられ、直接、尻を撫ぜられる。僅かに声が漏れる。
紅梅を再び吸われる。しゅるり、と音がする。帯が完全に解かれた。
最早留めるものは何一つ無く、肌は完全に外気に晒される。
肌寒く感じる中、夫の触れる箇所だけが暖かい。
 電撃が走る。声を上げる。くちゅり、と音がする。くちゅり、くちゅり、と。
腕が震える。身体が震える。夫の頭を掻き抱く。胸に触れる。
ちろり、と舐められる。身体が火照ってゆく。
じんじんと自分の中心が熱を帯び、切なくなって行く。
 身が離される。涙目で夫を見つめると、腕を取られ、夫の胸へ、浴衣の下へ導かれる。
 意地悪、ですわ。そう呟くと、夫は口の端だけを上げて笑った。
75京×千9:02/12/24 00:04 ID:VIQ9R5ox
 そうっと衣を掴み、震える手で夫の浴衣を脱がしていく。最奥が熱い。
触れて欲しいと身体が悲鳴を上げている。指が震える。目に涙が浮かぶ。
夫は何もしない。目を、見れない。顔を背けたままで、ぎこちなく千鶴子は夫の浴衣を脱がして行く。
身体が冷えて行く。頬と、真なるところだけが熱を持って、普段平然と結わえている夫の帯を、解いて行く。
 するり、と。解かし終わると、衣を広げ、「それ」が目に入ったところで慌てて顔を背けた。
何となく、夫が笑ったような気がして、頭を上げる。――やはり、夫は笑っていて――。
 くちづけを、与えられた。
76京×千10:02/12/24 00:06 ID:VIQ9R5ox
 厭らしい音がする。頬に集まった熱が身体中に拡散してゆく。
最奥を掻き分ける指は一本、二本と増え、千鶴子は喘ぎ声を上げる。
引き抜かれた瞬間に、とろり、と太腿に温もりが零れる。
喪失感に夫を見つめようとした瞬間に、足を掬われ、褥に倒れる。
自然、足は開いたままとなり、自分の背と頭を支えていた腕が離される。
再びくちづけを与えられると、まるで釣られた魚か何かのように、必死で夫の唇を求める。
自ら舌を重ね、絡め、吸う。ぽろぽろと、涙が熱く頬を濡らすのを感じた。
肩を抱く。細いと云われる夫の肩は、女の自分に比べると十分広く、硬い。背に、腕をまわす。
 ――行くよ――。
 準備が出来たのか、耳元でそう囁かれた声に、はい。と千鶴子は頷いた。

 嬌声を上げる。涙が零れる。望んでいたもので隙間が埋まり、一個となれたことを身体が歓ぶ。
打ち寄せ、押し寄せる波のうねりに離されまいと回した腕に、力を込める。
やがてうねりは大きくなり、夫の肩にきゅ、と爪を立て――――。
秋彦さんっ、という呼び声に応えるように、大きな波が上り詰め――。
 千鶴子、と自分の名が耳に響くのを感じながら、千鶴子は真っ白い中に吸い込まれていった。
77京×千11:02/12/24 00:16 ID:VIQ9R5ox
 ――ああ、明日からまた忙しくなるな――。
 目が覚めると、夫はそんな事を呟きながら、煙草の煙をくねらせていた。
枕辺にある明かりに照らされて、白い煙がゆらゆら揺れる。
ぱさ、ぱささと聴こえる、僅かばかりの音。外には雪が降っているようだ。
 仕事の請け負いで、関口君はどうだか知らないが、榎さんは暫く来ないだろうな。
積もりそうだ。その言葉に、夫を見上げる。
 だが、一応念の為、仕事を入れていた方が良いかもな――。
そんな言葉で何となく、昨日の榎木津の不機嫌さの原因が、解ったような気が千鶴子はした。
 大抵、仕事は特別な事情でもない限り、暇を見て執り行う。
だが、偶に三日か五日ほど、休みもなしに買い入れの注文やら何やらを入れることがある。
確か先々月も夫は仕事を五日ほど、入れてはいなかったか。
そうして確か、その仕事を入れる前の晩は自分と――――。
 「あなた。若しかして、偶に続けて仕事を入れるのは――。
 ――榎木津さんに、会わないためなんですの――?」
 まさかと思い、おそるおそる聞いた言葉に、
夫はこれ以上ないほど不機嫌に眉を顰めて
 「どこの世に、自分の妻の裸を見られて喜ぶ夫がいると云うんだ。」
 と答えた。一拍間をおいて、込み上げて来た喜びと可笑しさに、千鶴子はくすくす、と笑いながら肩を震わせ――
 ――すっ、と。夫の唇にくちづけた。

 煙草の灰が、はらりと落ちた。

 ◇終◇

 これで御終いです〜。応援して下さった皆様、有難う御座います。
本当、励みになりました〜!
 愛妻家な京極堂が書きたくて書いたのですが……、何やら物凄いヲトメ文に……。
機会がありましたらまた書かせて頂きたいです。
>73
 他ジャンルでSSを書くことは良くあるのですが、エロはこれが初挑戦なのですよ〜。
ヌルくてスミマセン……。でもコレが今のトコロの精一杯……。
78名無しさん@ピンキー:02/12/24 00:49 ID:yqC81Qly
ヌルイ?? いや、素晴らしいですよ。
和服エロ、萌え、激萌えーーーーーーッ!
(ちょっと興奮中、スマソw
>そして事の最中は、殆ど喋らない。
むむ…妙に納得しますた。
京極堂、妻以外だったら「逝け!」とか一言発して女の子イかせてしまいそうだし。
すげぇ良かったです。
是非また書いてほすぃ(はぁと
79名無しさん@ピンキー:02/12/24 17:20 ID:0x6MjEGX
おお、愛だなあ、愛。
「自分の妻の裸を見られて〜」のくだりに、愛を感じますねえ。

しかし自分には、鬼畜な兄の妄想しかやってきません(泣)
80名無しさん@ピンキー:02/12/24 19:18 ID:nbX5lOx6
素晴らしいッ!
リアル〜な夫婦生活で、萌えまつた。
特に洗い物をする古本屋に禿げ萌。
ホント、また書いて。おながいしまつ。

>79
是非、その妄想をここで暴走させてくらさい。
81名無しさん@ピンキー:02/12/24 23:50 ID:g8BB8ipa
千さんを愛する京極堂に萌え。

>71
(メール欄)
82あぼーん:あぼーん
あぼーん
83j:02/12/25 23:27 ID:X+UYHMOv
j

84名無しさん@ピンキー:02/12/26 21:39 ID:z9rOvjLj
ほしゅーり。
85名無しさん@ピンキー:02/12/27 01:08 ID:yQB/HFmF
age
86名無しさん@ピンキー:02/12/27 02:27 ID:tOaWauLK
榎×敦が以前にキボンされてたけど、榎×碧とかも良いなぁ…
織作シスターズ萌え!
87あぼーん:あぼーん
あぼーん
88名無しさん@ピンキー:02/12/28 01:44 ID:TC0HIhFz
若かりし頃の出門耕作×織作真佐子きぼん!
使用人×奥方様萌え
89名無しさん@ピンキー:02/12/29 18:31 ID:h4d90zKL
姉と父の情事を想像し、嫌悪しつつ興奮して自慰してしまう碧たんとか…
駄目か。
90名無しさん@ピンキー:02/12/31 04:37 ID:nU+V93MK
冬祭りじゃ、ホ○はあっても、ノーマルエロはなかったな…残念
91名無しさん@ピンキー:03/01/02 03:10 ID:5RnJHUpS
保守。正月ネタキボン!
92名無しさん@ピンキー:03/01/06 04:57 ID:ECBhdcFR
あげ
93名無しさん@ピンキー:03/01/07 10:37 ID:kH/3haYi
保守
94名無しさん@ピンキー:03/01/08 06:06 ID:Wt2qIoXB
職人さん待ちの間に目次投下……

■京極堂×敦子 さん 【京極堂×敦子】
>>12>>21-22

■関×雪 さん 【関口×雪絵】
>>30-32>>37-38>>48-49>>53-55

■上の作家にあらず さん 【京極堂×敦子】
>>41-46

■京×千 さん 【京極堂×千鶴子】
>>60-61>>64-67>>72>>74-77
95名無しさん@ピンキー:03/01/08 22:56 ID:DIbul0+Z
保守
96名無しさん@ピンキー:03/01/09 16:36 ID:9ChnwcGk
敦子萌えっすー!お相手は榎木津か鳥口、益田くん希望!
京極もいいけど京極とはプラトニックが好きなんだな。
97エッツイ:03/01/09 18:29 ID:UzR57Ikc
ケン月影と言う漫画家が描く熟女がもだえるシ〜ンで抜いた。
98 Uz ◆NOaFlame82 :03/01/09 18:46 ID:3aAut1Yl
保守
99 Uz ◆NOaFlame82 :03/01/09 18:47 ID:3aAut1Yl
age
100 Uz ◆NOaFlame82 :03/01/09 18:47 ID:3aAut1Yl
100げt
101名無しさん@ピンキー:03/01/10 04:11 ID:MwAAYQg3
ぴしりと 敦子は頬に弾かれたような熱い痛みを感じて目を覚ました。
「うぅ・・ん」
ぼんやりと視界が滲む
「気がつきましたか」
それは知った声だった 
声の方向に視線を泳がすと其処にはサディスッチックな笑みを浮かべた益田が立っていた。
益田の長い前髪の間から三白眼の目が哂っている。
「やっぱり着物には荒縄ですねぇ」
徐々にはっきりとする意識に敦子は体に食い込むように巻かれている荒縄を見た
そして締め付ける痛み
「な・・益田さん・・どうしてっ!?これは一体!」
敦子は見たことの無い広い和室の部屋で太く丸い柱に括り付けられているのだった。
両の手は柱の後ろへ そして胸をはさんで上下に縄は柱と敦子をつなげている。
「まさか巫女服の敦子さんに出会えるとは思いませんでしたよ、やっぱり神社なんですねえ」
益田は敦子を攫ったのだった。

102名無しさん@ピンキー:03/01/10 04:33 ID:MwAAYQg3
3日、自分は初詣をしていないと思い立った益田は興味本意で武蔵清明神社に向かった。
普段宮司らしい姿を見せない中禅寺が正月ぐらい他の神社と同じように初詣客の相手をしているのかと。
日が沈もうという時刻だった ふと鳥居から箒を持った巫女が出てきた。敦子だった。どうやら境内の掃除をしている
ようだった。
その姿を見たとき益田は体が熱くなるのを感じた。湧き上がる欲望を抑えようともしなかった。
車を徐々に近づける そして益田に気がついた敦子が首を少し傾げ、微笑んだ。
まったく警戒の色を見せずにあいさつする敦子に近づき薬品を嗅がせた。そして箒もろとも車に乗せ
ここまで運んだのだ。
 今だ状況が飲み込めず疑問を投げかけるような目で益田を見つめている敦子に益田は問うた。
「敦子さんって処女ですか?」
「えっ!?」
「巫女さんの格好してるし感じからしてそうなのかなって・・
 まぁこれから確かめますけどね」
「え・・何て・・・」
敦子は大きく目を見開き益田をみた。敦子の目からは益田への信頼の色は失われ
顔からは血が引いてゆく。
 
103名無しさん@ピンキー:03/01/10 05:06 ID:MwAAYQg3
「やっと自分の置かれた状況が判って来たようですね」
ケケケと哂いながら益田は手にした乗馬用のムチをしならせた。
「僕はねシュチュエーションフェチなんですよ。」
益田は口の端を吊り上げた
「この和室良いでしょう?梁も柱もまるで何かを吊るしてくれと云わんばかりじゃないですか
 実際首吊りがあったんですけどね。ま、其の話は後です。因みに洋間も地下室もあるんですよう」
 敦子は黙っている。この状況を理解しようと、そしてまだ底に残る益田への
信頼がいつかは安堵できる言葉を聞けるのではないかとじっと耳を傾けている。目は益田を見つめている。
そんな敦子を見下ろし益田はさらに口の端を吊り上げる。
「いろいろ 用意しましたよ貴方のために。僕はね妄想も大好きなんですよ状況を用意してそして機具も
揃えます。それに囲まれて妄想するんですよ色々と・・・・・」
益田は腰を屈め敦子に顔を近づけた。そして悦に浸ったような顔で言った
「貴方を凌辱する妄想をね・・・」
敦子は一瞬 呼吸するのを忘れた。

稚拙な文章でスイマセン 益田君は絶対Sで変態だと思うのです。。。
104名無しさん@ピンキー:03/01/10 10:21 ID:OJIs4iw6
早朝から、素晴らしい!
Sで変態の益田君に禿げ萌〜

このスレのおかげで、再読欲高まり中。
105名無しさん@ピンキー:03/01/10 13:13 ID:U/n1gOiG
うわははは!変態S男だ!!面白いぞ!
しかし本人に実行できる度胸はないだろうなあ。
↑そこもまた魅力。

106あぼーん:あぼーん
あぼーん
107あぼーん:あぼーん
あぼーん
108名無しさん@ピンキー:03/01/10 19:18 ID:Jxi/qiYc
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109名無しさん@ピンキー:03/01/12 04:51 ID:EZxHxNDv
誰も待っていないかもしれませんが続きを・・

「女性を辱める道具ってのはいろいろあるもんなんですよ、ソレ専用に作られる物もあれば、
医療器具や・・普段使ってる日用品だって使いようにようによっては・・ねぇ・・」
尖った顎を宙に上げ満足げに語る。
目だけを此方に向け敦子に問うた。
「どうです僕の趣味は?」
「・・・だれにでも・・・・人に言えない趣味とかは有ると・・思います・・・」
「なんですその優等生な答えは、変態とか言われたいなぁ」
益田はハサミを取り出した。じょり・・と音を立て合わされたえり元に切り込みを入れた
「まったく そんな言葉が聞きたいんじゃないんですよ そこいら女みたいにきゃあとかイヤとか
聞きたいんですよ・・もっとじっくり前ふりを楽しみたかったんですけどしかたありませんね・・」
じょりじょりと音を立て胸の前で合わされた布が切られていく。
敦子は唇をわななかせ身を竦めた。
「ま 益田さん 今なら 冗談で済みます だ だから・・・だから・・・」
「今さら冗談で済みますか。 あの人と目を合わせたら終わりじゃないですか。それとも貴方の目でも潰します?
 そんな趣味は無いなぁ。僕自身驚いてますよ自分の行動力に。もう妄想じゃないんです。
 アノ人たちがココを見つけるまで楽しむだけです。」
益田は一気に白い羽織を引きちぎった 布は激しい音をたてて裂けた。

110山崎渉:03/01/12 07:36 ID:TI3DKCU1
(^^)
111名無しさん@ピンキー:03/01/12 09:25 ID:MLpcM4P5
>>109
待ってますから つ づ け て!w
112名無しさん@ピンキー:03/01/13 01:39 ID:atnniyrQ
続き、私も待ってます〜!取り敢えずageてみる。
113名無しさん@ピンキー:03/01/13 20:58 ID:0M/umn36
ありがとうございます(つд`;)他の職人様が降臨なさるまでがんばります

羽織を引き千切っても敦子の胸は白い布で覆われていた。
益田は敦子の顔に目を移した。恐怖の色は見えるもののその大きな瞳は光を失わず
ジッと益田を擬視している。
益田は手にした布を放り投げると袴に覆われた敦子の股の間に手をの伸ばし握るように
手を動かした。
「いっ・・・やぁ・・」
唯一自由なってる足をすり合わせ敦子は必死にその手を拒んだ。
「やっとその声が聞けた・・貴方はいつもそうだ。目の前で何が起ころうと逃げもせず
理性で考え行動して、自虐的とも思える行動をする・・・
貴方はマゾですか・・・?」
「うっ・・んっ」
呻きを漏らして敦子の体が跳ねた
「ああ ここですか・・」
益田の指が陰核をとらえた。指で敦子の股間をにじる
「痛い・・・やめてください・・うう」
114名無しさん@ピンキー:03/01/13 21:03 ID:0M/umn36
益田は股間から手をはなし袴の帯に手をかけ帯をほどいた。
しかし足を閉じ合わせているため袴は敦子の腰を離れなかった。
益田は右手を振り上げ敦子の腿にムチを振りおろした。
痛みに竦み上がった体はその後緩急し袴は足を露にした。
敦子は恥ずかしげに顔を背けた
その様子を満足げに見つめながら益田は問う
「最初の問いに戻りますよ 貴方は処女ですか?貴方が条山房に攫われたとき心配したん
ですよとっても。きっと男たちに蹂躙されたんじゃないかって。」
言いながら益田は白足袋に覆われた足首に縄を巻きつけ梁からつるし上げた。
「あ・・ああ・・嫌・・」
足を持ち上げられ羽織がはだけ白い下ばきを益田の眼前にさらす。
益田は再び指を股の合わせ目に這わせる
「どうなんです?人に言えないようなことをされてしまったんですか?」
「何も・・何もされてませんっ!・・だから止めてください・・処女です・・だから」
「それは嬉しいです。貴方の初めての男になれるわけですね」
115名無しさん@ピンキー:03/01/15 14:41 ID:/Q9xmcte
>>113
あ な た が 職人なのだ、頑張るのだ(w
116名無しさん@ピンキー:03/01/15 19:00 ID:SZuUB8qC
115氏のセリフを待古庵風味で。
>>113 あなたが職人だと思うのです。頑張って欲しいのです。
117名無しさん@ピンキー:03/01/16 01:18 ID:7mkk0sfj
>>116
マチコがSSを書いたらさぞ汁気たっぷりだろうな・・・
118名無しさん@ピンキー:03/01/16 07:29 ID:sCmT5xpm
マチコさんの欲望ってどんなのかな・・?(道具系を妄想・・・

益田はムチを手放すと襦袢と下着を引き千切り敦子の胸をあらわにした。
羽織の裾を開き下穿きも千切った。
敦子の胸と局部が外気にさらされる
「きれいですね まるで少女です。」
両手を伸ばし手の平ですくいあげるように胸を握った。
敦子は顔を背け目をかたく閉じた。肌が粟立つような感覚が
理性を保とうとする敦子を苛む。
益田は指の間に乳首を挟みねぶっている。
敦子は考えをめぐらしていた。どうすれば、どうすれば良いのかと。
この後されることはただ一つ。なのだろう。
敦子はこんな時でも冷静な自分がイヤだと思った。
益田はそれを見透かしたように哂うと、胸から手をはなした。
益田はゆっくり指を下半身に這わせ下腹部に向かって行く。
ああ 触れられてしまうのだ私の・・

「うっ・・・・あっ・・・あっ・・・」
しかし敦子の予想した場所に益田の指は来なかった
指は敦子の肛門につきたてられたのだ。
「あっ・・なっ・・ああああ」
敦子は未知の感覚にのけぞった。肛門が熱い。ひりつく様に熱い。
局部をつつむ筋肉がびくびくと痙攣する。
「さすがの貴方もこれにはビックリですか?」
益田の指が肉を巻き取るように敦子の肛門を出入りした。
そのたびに敦子は情けない声をあげてのけぞった。
119名無しさん@ピンキー:03/01/16 08:50 ID:wcJUzuJ5
理知的 敦子たん カワ(・∀・)イイ!!
でもって益田はヘンタイなのだ、わははは。

ないすツッコミw >>116
120名無しさん@ピンキー:03/01/16 14:37 ID:sCmT5xpm
「いやぁ やめて・・・うう・・」
益田は指を抜き取ると一歩引いて敦子を眺めた
敦子は頭を垂れ肩で息をしている。
全身に汗がにじみ茂みの下の裂け目の肉は赤く充血し
陰核が顔を見せている。

「敦子さんって好きな人います?」
唐突な問いにうつむいたままの敦子は答えない。

「ずばり 関口さんでしょう?」
その言葉に敦子はゆっくりと益田をみた。
瞬きを忘れた敦子の目を益田は狂人じみた目で見つめ返す。
「そうなんでしょう?その顔は図星だ。
それでは関口さんも呼びましょう アノ人だったら簡単に連れ出せそうですし
あの人は私と同類です。
ただ面倒くさがりで行動力が無い。ちょっと背中を押してあげれば
それこそサルみたいに快楽に溺れてくれますよ。」
敦子は自分の胸が苦しくなり体温が下がるのを感じた。
ケケケと狂人は哂っている。
121名無しさん@ピンキー:03/01/16 14:42 ID:sCmT5xpm
「良いことを思いついた。
関口さんを連続婦女暴行魔かなんかにしてあげて2人でそれを眺めませんか?」
「なっ 止めて下さい!そんな事っ!」
「やっぱり好きなんですねえ ちょっとジェラシーってやつです。
そんなに好きだったら壊して自分のものにしてしまえば良いんですよ。
簡単じゃないですかあんな人」

好き なのか アノ人が ・・
敦子は欲しいという感覚が良く判らない。預けられていた幼少から得るものはすべて
自分の意思と関係なく他人が置いていくものだった。自分の収入を得た今でも必要なもの
以外はほとんど買わない。身の回りの全てのものに装飾品は無い。
恋という感覚も判らない。しかし
自分に初恋というものがあるならそれは関口だと思っている。
ある日兄が家に連れてきた男 関口巽。自分の存在を隠すように身を竦め
黒目がちな虚ろな視線。何も外に発しようしない男。いつしか敦子は関口に会うのを楽しみにするようになった。
敦子は現状を忘れその頃の感覚を思い浮かべた。他では感じることの出来ない淡く甘い感覚。
しかしその切ない回想は肉を裂くような痛みで現実に引き戻された。益田の肉棒が敦子の
局部にねじ込まれたのだ。
122名無しさん@ピンキー:03/01/16 14:46 ID:sCmT5xpm
「あっあああ・・・」
敦子は短く悲鳴を上げた
胸の下に覗く茂みの下へ益田の肉棒がつき立てられている
「ああ 硬い。なかなか入りませんよ敦子さん・・」
それでもじわじわと肉をえぐるように進んで行く
ただ一点を擬視している敦子の顎をつかみ自分の顔を寄せた
「いいんですよ関口さんのこと考えてれば・・でも貴方を犯しているのは私です。
 自分に心が無い女を犯すのは楽しい。」
益田は敦子にくちづけた。
敦子は体をゆすり虚しく抵抗した。局部はじわりと血が滲んだ。
痛みと内臓を掻き回されるような感覚が苦しく渦巻く。
「すごいですよ。狭いくて この弾力はその辺の娼婦では味わえない・・」
敦子とは逆に益田は総毛立つような快感を味わっている。
敦子の肉は益田を圧迫し熱く、ぬめっている。
益田は嬉々として腰をうごかした。
123名無しさん@ピンキー:03/01/16 14:50 ID:sCmT5xpm
敦子の意識は飛んでしまった。益田が見えなくなった。しかし頭だけはぐるぐると働いた。
さまざまなものがうかんだ。近しい人たちの顔。自分の過去。現在。
事件の悲しい人々。
今まで考えないようにしてきたものがうかんだ。見ないようにしていたものがうかんだ。
兄も義姉も関口も雪絵もこんなことをしているのだ。
そして男は皆 コレをもっているのだ。榎木津も木場も鳥口も・・・・


こんなこと 気持ち良いとか判らない 
でも男の人は気持ち良いようだ
関口先生の気持ちよい顔が見たい
雪絵さんとの情事も見たい
兄さんと千鶴子さんの情事も見たい
敦子はぼんやりと思った。

このお話はここまでです。 読んでくれた方ありがとうございました。
勝手に敦子→関口にしてしまった。
この後あっちゃんは快楽に目覚めいろいろとするのです。
また何かうかんだら書きに来ます。m(_ _)m
124山崎渉:03/01/17 07:27 ID:XaPRb46c
(^^;
125はや:03/01/17 15:14 ID:cfDoJIuK
本当は榎敦好きなんですが鳥敦も好きなんよう〜という訳で…
初挑戦だったりしますがお目汚しご勘弁をば。


鳥口は自分の動悸が早まっていることを感じた。
酒の所為だけではない。力仕事というほどには、彼女の体はあまりに軽く
疲労などとは関係がない。
鼓動を耳に感じながら、見慣れた自分の部屋、自分の布団、
見慣れた筈の女性の滅多に見ることのない寝顔を見た。

敦子さん。

眠っている。いつもの理知的な少女のような顔はほんの少し酒精で染められ、
長い睫毛はうっすらと濡れているような、妙になまめかしい感じがする。
小さな唇はかるく開き、すうすうという気持ちの良さそうな音を奏でている。

普段隙など見せることのない彼女が酔い潰れて自分の部屋にいるなどと、
鳥口は運んできた今でも信じられない。
まあ…確かにここのところ、いろいろあったか。」
酔い覚ましの温い水をコップに注ぎながら思い出す。

伊豆の事件から、敦子は休んだ仕事を取り戻そうと躍起になって働いていた。
鳥口や益田の心配する声にも、「兄に呆れられる」と笑顔で返し、
この2週間働き詰めだったのだ。
入稿が終わってやっと一息ついた今、疲労が一気に出たのだろう。
自分のところの雑誌は未だ出版の予定もなかったので、さっさと充電してしまった鳥口は、
いささか敦子に申し訳ないような気がした。まあ、どうしようもない事だが。

126はや:03/01/17 15:18 ID:cfDoJIuK
あの事件は色々と衝撃を起こし、警察とも、心の整理もたった二週間で
決着がついた訳ではないが、入稿を契機に会った二人は酒を交えて
事件のことを話し合い、気が付けば上馬への電車はもう無かった。

普段の敦子なら終電時間には気が付く筈なので、鳥口はつい、うっかり
時間の経つのを忘れていたのだ。
うっかり…なんだろうか。
温い水を啜りながら敦子の寝顔を見る。
鳥口は、あの事件から、自分の気持ちはぼんやりと知ってしまった。
ただの異性の気の合う仲間という間柄では無くなってしまった。
敦子の気持ちはわからないから、これは鳥口の一方的な気持ちでしかないのだが。

本来なら、中野の京極堂へ向かうべきだったかもしれない。
中野ならあの時まだ電車はあった。
中禅寺は酔っ払いは嫌いだと公言しているが、実の妹だ。
酔い潰れてはさぞ心配だろう。
自分が敦子を酔い潰したと勘繰られて厭味のひとつも言われるだろうが、
まあそれは仕方ない。
それに、あの事件以来敦子は兄と少し距離を置いている気がする。
それを崩すには絶好の機会といえなくもなかった。
敦子の為にもそのほうが良い気がした。
口では憎まれ口を叩いていても、敦子は兄にまだ甘えたいのだと思う。
ずっと離れていたのだから、当然のことだろう。
そして中禅寺も敦子が可愛いのだ。
あのへの字口からは永久に出てこない言葉だろうが。
127名無しさん@ピンキー:03/01/17 15:19 ID:7wCht2K2
レースクイーンがいっぱい!!
http://bbs.1oku.com/bbs/bbs.phtml?id=bbbvvv
128あぼーん:あぼーん
あぼーん
129名無しさん@ピンキー:03/01/18 01:49 ID:vmNonhYR
わーい 新春敦っちゃん祭り
益×敦の方 お疲れ様でした ホントは快感に悶えるとこまで書いて
欲しかったけどエロかったです。やーい変態 また書いて下さい

はやさん
鳥口君の行動に期待ですドキドキ 続き待ってます。
130はや:03/01/18 15:36 ID:p2cZAVYz
129←うへえ有難うございますう!
と言う事で続きでございます。

鳥口は軽く笑うと同時に、ほんの少し、嫉妬を覚えた。
あの人と並ぶ男でないと敦子の目には映らないのかと思うと…
「そりゃあ、無理っすよ。」
横目で敦子を軽く睨んだ。相変わらず、やわらかい寝息をたてたままだ。
ひょっとしたら、敦子も中野の兄の家に運ばれるのを望んで潰れたのかもしれない。
何をするにもソツのない兄妹だが、自分の感情表現となるとこれは戴けない二人だ。
こういう契機が必要なときもあるのだ。
…邪推だろうか。
どっちでもいいか。
鳥口は温い水を一気に飲み干した。

…どっちでも良いと言う事はないか。

中野に運ばれるのを望んだということは、鳥口を信頼しきっているということだが、
逆を言えば男として見られていないということだ。

もう一度敦子を横目で見る。
なんの恐れも抱かずに眠っている。
うっすらと上気している頬。
長い睫毛。
白い肌。頸。
あかい。あかい唇。

鳥口は、その唇に自分の唇を重ねた。

131名無しさん@ピンキー:03/01/19 14:30 ID:SnQQJLNo
GO!GO!(゚∀゚)鳥頭━━━━━━!!!!

>益×敦の人
 なんで関口交えた乱交まで書いてくんないんですかー
 勝手に妄想しよ・・・・
 敦子→関口は自分も思ったことあるので同じ考えの人が
 いて嬉しいです。
132名無しさん@ピンキー:03/01/21 05:30 ID:JzeCFn3/
>>130
続ききぼーーーん!!!
133はや:03/01/21 11:10 ID:cedvBZC2
鳥敦続き

そっと、起こさぬように恐る恐る敦子の唇をついばんでいたが、
やがてそれは力を増していった。
舌で唇を舐め上げ、中に侵入する。
温い。
右手を敦子の枕替わりにして、左手は服の上から乳房を揉み上げる。
やわらかい。唇も、胸も。
鳥口の左手は自分でも驚くほど器用に、敦子の肌着を取り払った。
頭の芯は熱を帯びて、やめろと言っているのに、どこかが酷く冷静だ。
服の上から薄っすらと突起が判る。
唇を離し、服をたくし上げると、白い乳房がふるんと揺れて現れた。
着痩せをするのか、華奢な体の割りに大きく白いそれは
鳥口の理性を奪い去るのには十分だった。
134はや:03/01/21 11:13 ID:cedvBZC2
左手は今度は服を通さずに直接敦子の肌に触れた。
しっとりと肌に吸いつく感触が心地よい。
人差し指と親指で乳首を探り、摘まみ、クリクリと転がす。
「ん…ん…」
離した唇から吐息が漏れ、鳥口はびくりとしたが、まだ目覚める様子はない。
だが、もう止めるつもりはなかった。もう敦子が起きても構わない。
鳥口は、左の指で桃色の突起を弄りながら、もう一方の乳首を口に含んだ。
唇で吸い付き、舌で舐りあげる。
「ん…あ…」
敦子はまだ夢と現をさまよっている。
指で乳首を弾き、舌をより強く乳首の側部に擦り付ける。
敦子のそれは、指で弾く毎に抵抗を示し、硬くなって充血し、隆々としてきた。
舌で刺激を与えているほうも、応じている。
鳥口は体勢を変え、敦子に馬乗りになり、
頭の下に敷いていた右腕を抜き、敦子の秘所へと伸ばしていった。
135あぼーん:あぼーん
あぼーん
136名無しさん@ピンキー:03/01/23 18:30 ID:kDSYY5/W
木場×絹子(陽子)の誘い受け……

スマソ、逝って来る。
137名無しさん@ピンキー:03/01/27 07:18 ID:Cc7l5cFZ
書き逃げしないで〜 続きは〜?(つд`;)
138はや:03/01/27 12:20 ID:xyibKgeP
すんません、風邪ひいとりました〜皆さん気をつけて!猛威ですぜ!
インフルエンザも京極の顔並みに怖いし!
ってことで続き…

太腿をゆっくり上に。薄い布の上から中指の腹でそれを確認する。
薄っすらと、濡れている。
布を脇に除け、その指を敦子に押し当てようとしたその時、
視線に気がついた。
かげりのない大きな瞳は、まだ完全に覚醒はしていないが、鳥口を確かに捕えている。
「…あっ……と…鳥口さん…?」
漸く目覚めた敦子は、現状を理解したのかしていないのか、驚いた顔で、大きな瞳を一層開いた。
目が合った瞬間、鳥口は固まったが、敦子が何か言うより早く唇を塞ぎ、両の指で上と下を責めたてた。
「んんッ…ん…んッッ…」
唇を塞がれた敦子は、両手を鳥口の腕に掛け、上からの圧力に負けじと押し戻そうとしたが、
無駄な抵抗であることは明白だった。敦子は今度は、腕を掴むのを諦め、指で責め立てるのをさせまいと隠そうと必死になっている。
鳥口は右手の中指を立て、膣へ侵入させた。
139はや:03/01/27 12:22 ID:xyibKgeP
「っあ…ッ!」
敦子の膣は指一本さえも侵入を拒むほど抵抗し、鳥口の指を締めつけた。熱く、ぬるりとした感触がとくとくと指を伝って
右の掌に染みていく。敦子の腕が抵抗を一瞬忘れ、ぎゅっと鳥口を掴んだ。
鳥口は敦子の耳たぶを咬み、頸筋に舌を這わせて言った。
「敦子さん…力抜かないと…」
「ま…待って…ください、あの…」
敦子は状況を呑み込んだのか、さっきよりも確りした顔で、鳥口をもう一度見た。しかし、長い睫毛と瞳はしっとりと濡れている。
「駄目ですかね」
「は…?」
我ながら間抜けな言葉を吐いたと思った。ここまでしておいてお伺いを立てるなど、どうかしている。しかし敦子も普段見ることのない間抜けた顔で返答をしてきたので、一層鳥口には可笑しかった。
敦子は困って憔悴している。普通なら殴ればいい。止めろと突き放せばいいのに、こんな時も頭の中でぐるぐると考えているのだろう。
可愛い。愛おしい。そう思った。止めたくないが、できれば、泣かせたくない。
140はや:03/01/27 12:31 ID:xyibKgeP
「敦子さん」
名を呼んで、指の動きを再開させた。
「敦子さん」
愛しい。
中指を第二関節まで押し込み、抜いて、押し込み、抜く。
敦子の中は先ほどよりは抵抗が少なく、鳥口は中指と共に人差し指も侵入させた。
再び、ゆっくりと抜いて、また奥へ滑らせる。残った指で花弁を開く。
親指で優しく陰核を責める。動きが激しくなっていく。
「あっ…は…ッんん…!」
敦子は思考を中断され、鳥口に何か言いたげだった唇からは
熱くて甘い声だけが漏れた。
鳥口は頸から乳房へと這わせていた舌をそのまま下降させて、
指で開いた箇所に指の代わりに挿入させた。
「っあッ!ああッ…!」
敦子の身体がびくんと動き、膣は指と同じように鳥口の舌も締める。
鳥口は敦子の白い形のいい足を自分の肩の上へ押し上げ、両手を乳房に這わせ、
ゆっくりと下から揉みしだいた。
敦子の抵抗が緩まる。華奢な手はもう鳥口を押さえる為ではなく、
鳥口の部屋の薄っぺらい布団と、自分の口元を押さえていた。声を出すまいと
我慢しているが押さえきれていない。
「んっ…あ…ッ」
先ほどからの刺激で敦子の愛液はとめどなく流れている。
鳥口は器用に舌ですくい、飲み干し、また刺激を与える。
舌の先で、腹で、裏で。
そして肩から敦子の足を下ろし、ズボンで押さえていた昂ったそれを解放し、
敦子に押し当てた。

今日はこれにて…多分次には終了予定でござる。最後までお付き合い下さいまし〜!
141名無しさん@ピンキー:03/01/27 23:32 ID:+bEU3jsu
「駄目ですかね」に大ウケ。
この期に及んで何を言っとるのか鳥口(でも言いそう)!
142名無しさん@ピンキー:03/01/28 01:01 ID:hWGVuU3f
鳥ちゃんて体格もいいんだっけ
さわやか体育会系青年×ボーイッシュ乙女(・∀・)イイ!!
143はや:03/01/28 14:36 ID:JIqj6LeU
鳥敦続き

「あ…」
「力、抜いてくださいよ。」
「…や……」
「敦子さん」
鳥口は右手に昂りを持ったまま、左手と唇で敦子を優しく撫ぜ、唇を重ねた。
敦子の緊張が、少し緩くなった。
鳥口はそのまま敦子に挿入した。
「ッ…!」
今までの指や舌の何倍もある鳥口のそれは、敦子には未知の異物であった。充分すぎるほど濡れていたにも関わらず、それは大きく、硬く、痛かった。敦子は思わず息が詰まった。
鳥口の腕が敦子の上半身を包み、唇が乳房を刺激する。
「あ…鳥口さ…ッ痛ッ…いたい…です…」
「はあ。すいません。」
「いッ…と…りぐちさ…お願…」
「いや、まだ殆ど動いてませんし、これは、まあ、初めはそういうモノなんで。勘弁してください。」
「そん…」
片眉を吊り上げて敦子は鳥口を睨んだ。
だがその感情は鳥口を見た瞬間にどこかへ消えてしまった。
いつもの惚けた飄々とした言い方だったが、鳥口の顔は真面目そのもので、頬は上気し、
精一杯に敦子に負担を掛けないように気を遣っている。
敦子に触れる鳥口の全てが今の貌で理解できた気がした。

鳥口の、腕が。唇が。手が指が舌が。そして敦子の膣に埋まっている熱いそれが。
全て敦子に。
144はや:03/01/28 14:44 ID:JIqj6LeU
敦子は、残っていた恐怖感が全て拭われた感じがして、鳥口に微笑んだ。
「わかりました。我慢、しますね。」
鳥口の背中に腕をまわし、ぎゅっと、自分に引き寄せた。驚いた顔の、言葉になる前「う」の形になった唇に自分の唇を重ねた。
戸惑った筈なのに、鳥口の舌はすかさず這入ってきた。
手馴れてるのかしら…などと、敦子は一瞬考えてしまったが、すぐに思考を中断させ、鳥口の舌に自分の動きを合わせた。
こんなときまで、考えることはない。
彼を好きかどうかも、兄のことも、今は考えなくていい。何も考えず、委ねよう。
…一人の顔が、頭を少しよぎった。

「鳥口さん…」
「はい?」
「お互い、榎木津さんの所へは暫く行かないようにしましょうね。」
「……そうですね。僕もまだ大将と師匠に殺されたくはないですし。」

鳥口と敦子は、お互いに笑って、唇をもう一度重ね、薄暗い闇を動き出した。




最後まで読んでくださったかたどうもでした。
個人的に無理矢理を書くのが苦手なのでこんなんなりましたがモノ足りぬかしら…。
他の人の鳥敦や神敦もめさきぼん〜といいながらこれにて。
145名無しさん@ピンキー:03/01/28 19:40 ID:97rqbZHD
はやさんお疲れ様です。スゴク良いです! 
鳥ちゃんが…鳥ちゃんっぽい!
146はや:03/01/29 10:59 ID:AlhO6HlK
141、142、145、>有難うごじゃいまし!「っぽい」と思われるのっていちばん嬉しいす。
147あぼーん:あぼーん
あぼーん
148あぼーん:あぼーん
あぼーん
149名無しさん@ピンキー:03/01/29 23:57 ID:IUTCSK9F
職人さんオツカレ様でした
無理やりな敦ったん&ラブラブ敦ったん
ゴチでした。
150sage:03/01/30 00:41 ID:OlznlJ+Y
 お疲れです。
違和感なく楽しめました〜♪穏やかな雰囲気で好きです。
151名無しさん@ピンキー:03/01/31 13:46 ID:5g4vc8Al
京×敦ネタならあるんですがもうお腹イパーイですか?
152名無しさん@ピンキー :03/01/31 13:54 ID:95P+8I8/
>>151
いや、むしろ読みたいでつ!是非お願いします!!
153名無しさん@ピンキー:03/01/31 14:57 ID:OGL1jJVa
>151
正座して待ってます。足しびれても待ってます。よろしゅう。
154名無しさん@ピンキー:03/01/31 18:51 ID:e5ctatDl
待ちますとも!
腹減りですから!!
155名無しさん@ピンキー:03/02/01 14:19 ID:i/TVnFiK
>151
ぜひおながいしまつ。

このスレで 京 敦 に 目 覚 め ま し た が 何 か ?
156名無しさん@ピンキー:03/02/04 12:50 ID:emyzvNI7
age
157vv:03/02/04 16:10 ID:SErkaFyo
http://bbs.1oku.com/bbs/bbs.phtml?id=kkgogo
  ★管理人オススメ★
158あぼーん:あぼーん
あぼーん
159あぼーん:あぼーん
あぼーん
160名無しさん@ピンキー:03/02/09 03:09 ID:2V6MoRA8
このスレってほとんど女子ではないのかと。
ならホモがあってもいいんではないかと思ってみたり…。
ごめんなさい……スルーしてください。
最近どこのサイトさんも新作無いので妄想してしまいました。

801女逝けと言われる前に逝ってきます…。
161名無しさん@ピンキー:03/02/09 13:17 ID:s1JHiE5D
>160
誤爆?

何のためにエロパロ板と801板に分かれているのか
せめて小一時間考え詰めてからエロパロ板に来てホスィ

……そんな自分は801嫌いの同人女ですが……
正直、こ こ で フ ォ モ は 見 た く な い で す
162名無しさん@ピンキー:03/02/09 17:04 ID:QyflhIbS
>>160
女でもフォモ嫌いな奴が多いいことを忘れんな。
アフォか。
163名無しさん@ピンキー:03/02/09 17:15 ID:qNEuSiWy
>151
気長〜に待ってまつ。

お潤×木場 で妄想中なんだけど、
この2人が出てくる作品を教えて下さい。
読んだのがもうずいぶん昔で、記憶が彼岸に逝ってまつ。



164名無しさん@ピンキー:03/02/09 17:26 ID:xzZgggV/
>163
じょろーぐもには出て来ますね。あと何かあったかな。
165名無しさん@ピンキー:03/02/11 00:52 ID:voiu0S9V
>>163
塗仏にも出てたっけ?二人からみがあったかはうる憶えだが
166名無しさん@ピンキー:03/02/15 01:49 ID:ZbiMZ3GB





オンモラキ
167名無しさん@ピンキー:03/02/15 10:02 ID:9wk5Dlxm
41-46ですが、ああいう流れのやつでよければ、
そのうちまた書けるかもしれないです。
当方、脳内に何かがやってきてくれない限り(w)、書けない性分でして・・・
168名無しさん@ピンキー:03/02/19 09:13 ID:s6YhJY1S
>>167
座して待ちます。なにとぞよしなに。
169名無しさん@ピンキー:03/03/01 11:33 ID:ZGUogrTe
ところで、「どすこい」((仮)と(安)があるが(藁)キャラネタやる人はいないの
かなあ?(藁 妖怪シリーズとのクロスオーバーでやってもいいかも(藁
170名無しさん@ピンキー:03/03/07 00:06 ID:08AEHzvK
寂しいのでちょっと書いて見ました
>163様 先に書いちゃうけどよい?

店の入り口は綺麗になっていた 汚い壁に新しい扉が目に付く。
猫目洞も被害を受けたとは聞いている
京極堂からも青木からも。
中から橙色の明かりが漏れている
柄にもなく第一声を何にするか考えてしまったが結局いつもの
「よう」と言って扉を開けた
お潤はカウンターに突っ伏していた 木場の声を聞くとゆっくりと顔を上げた
「いつもながら大繁盛じゃねえか」
と嫌味が口からでる お潤は体をあげ恨めしそうに木場をみた
「何よ この下駄男。もうすぐあんたの顔なんて忘れるとこだったのにさ」
お潤はつかつかと歩みよって来たが木場を通り越し、店のドアに鍵をかけた。
「なんだい 店仕舞いかよ」
「いつものことじゃないのさ」
そう言うとプイっと横を向きカウンターの中に入った
お潤は軽くウェーブのかかった髪を柔らかく後ろで留めていた
まるでジャズシンガーのような黒いドレスにレースのショール
いつもの格好だが何故か今日はやたらと綺麗に見える
ボトルの開く音がして琥珀色の液体に氷をうかべたグラスが木場の前に差し出された
「おい なんだよこんな上等なモン ふっかける気か」
言葉を無視してお潤は同じグラスをもって木場の横に腰をおろしながら木場にしなだれかかった。
「今夜はさぁ 帰らないでほしいのさぁ・・・」



171名無しさん@ピンキー:03/03/07 17:30 ID:dzlvHWkW
>170
お潤×木場!
期待してます。
172名無しさん@ピンキー:03/03/09 09:52 ID:jJPfd/kd
>170
このスレの頭の方で

>お潤さんなんかいいキャラだと思うけど、木場は逃げるだろうしなあ…。

と書き込んだ身としては、望外のヨロコビに打ち震えております。
続き楽しみに待ってます〜。
173名無しさん@ピンキー:03/03/11 02:42 ID:ZMntGms0
ありがとうございます〜(つд`;)
頑張ります(書くの遅いですが

ぞくりと熱いとも寒いとも判らない感覚が木場に走った
言葉の意味をつかもうとする思いを振り払って言った
「おう 店の酒瓶を全部カラにしてやるよ」
「・・・野暮だねえ・・・」
お潤は一瞬拗ねたような表情をみせたが艶っぽく微笑むと木場の顔を下から覗き込んだ
白い指が木場の胸を這っている 爪も唇も妖しく光っている 良い匂いが鼻をくすぐる
お潤の指が首筋を滑って上がって来る 一方の手は腿の内側をなぞる。
眼前に白い胸の谷間が見える 
お潤の顔は木場の胸を滑りながら足の間まで沈んだ。
チャックを下ろす音がきこえる

白い細い指がガチャガチャとベルトのバックルと格闘している
なかなか外れないらしい。
木場はなんだか可笑しくなってきてしまった。
なるでてだれた娼婦のように誘われたがお潤が遊んでる女じゃないことは木場は良く判っている。
木場のその気持ちに気づいてかお潤は顔を上げると木場の顔にショールを投げつけ立ち上がった。
ショールのレースの隙間からお潤がドレスを肩から下ろしているのが見えた
白く豊かな胸が外気に晒されている
お潤は手を後ろに回すと髪を振りほどいた。こぼれた髪は顔と胸を装飾した。
木場は立ち上がると激しくお潤を抱きしめた。
「この女はやべぇよ」と頭の端で声がした。
 
174名無しさん@ピンキー:03/03/12 02:21 ID:yyOlItgG
お潤さんが可愛い〜。
175名無しさん@ピンキー:03/03/12 17:58 ID:y3RFmYkd
お潤の細い腰に手を回し舌を絡ませながら抱き上げ、奥の小上がりの上に
転がった。
のけ反るお潤の白い肢体を貪るように舌を這わせ太いが器用に動く指を滑らせた。
誘っておきながら何処か恥ずかしげな肉付きのいい胸と尻。なのに
全ての先端は敏感そうに華奢な作り。いやらしい体だ。
真っ赤な唇の間から吐息がもれ猫目は眩しそうに瞼を動かしている
 ずっとこの男の手が指が好きだった
肉厚だが指は長い手。グラスを握る血管の浮き出た手。いつのゾクリとした。
シャツの下だってずっと見たかった。布のたわみは木場の肉体の逞しさをいつも語っていた。
誘わなければ一生自分を口説かなそうな男・・・
 お潤はオバーニーのタイツだけになっていた 木場はシャツ1枚をはだけさすのみ
足を開かせると木場は熱く張り詰めたモノをお潤の緋肉に沈ませていった。
切なげな悲鳴をもらして細い腰が反り返る 閉じあわされた塗れた肉を掻き分けるように
腰を沈め、引いてはまた沈めた
店内に響く水音と嬌声がお潤の官能をあらわしていた。
木場もまたお潤の体から与えられる快楽に飛ばされてしまいそうになっていた。
木場はたまらず肉から己のモノを引き抜くとお潤の体に精液を吐き出した。
お潤は一言
「ズルイ・・・」と漏らした。
176名無しさん@ピンキー:03/03/12 18:04 ID:y3RFmYkd
互いに激しく貪り合い、すこし冷静さを取り戻し目を合わせると
自然に笑いがこみ上げてきた
 いい年した大人同士が快楽を覚えたての若者のようなセックスをしたのが
なんだか気恥ずかしい。汗と体液にまみれて全裸で畳のあとまで付いている。
窓の無い地下では時間も判らない。
「布団ねぇのかよ」
お潤が指差す先の押入れを開け、乱暴に布団を敷くとお潤を抱き上げ
一緒に転がった。
「でけぇ胸だな。今まで日の目を見なかったとは言わせねぇぜ」
「あんただって 溜めっぱなしだったとは言わせないよ」
クククと忍び笑いを布団の中で漏らしつついつしか微睡んだ。
やさぐれを気取りながらも成りきれない二人だ。

おわりです
読んでくださった方 ありがとうございました。m(_ _)m
なんか思いついたら又来ます。では
177名無しさん@ピンキー:03/03/13 00:10 ID:b2I9UVYJ
大人な感じを妄想してたのですがイイ意味で裏切られました
なんか可愛いお潤さんだ。
ゴチでした。
また待ってまーす。
178山崎渉:03/03/13 18:11 ID:OxWLo+tw
(^^)
179名無しさん@ピンキー:03/03/28 23:48 ID:lXt/igwx
保守age。
陰摩羅鬼は5月か?
180名無しさん@ピンキー:03/03/29 12:12 ID:iURpTVgn
オンモラキとインモラルはにている
181名無しさん@ピンキー:03/04/07 12:38 ID:NAGhTofm
ホシュホシュ
ウブメのハードカバー買いますか?
182山崎渉:03/04/17 12:37 ID:TKWjnpQP
(^^)
183山崎 渉:03/04/20 04:21 ID:sTzjkZgc
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
184名無しさん@ピンキー:03/05/17 10:59 ID:pw1U7sTQ
榎さんは…、やはり無理だろうか。
読みたいけど、考えれば考えるほど難しそうだ。
185名無しさん@ピンキー:03/05/17 13:52 ID:vy/DFutq
万年躁状態で発情期なんかあるんかね?<榎さん
186名無しさん@ピンキー:03/05/18 04:06 ID:EQU8Hoqh
人間は一応「万年発情期」の筈なんだが…。榎さんだからなあ…。
187名無しさん@ピンキー:03/05/21 20:50 ID:6tPulNOM
関口×涼子キボンとか逝ってみるテスト
188山崎 渉:03/05/22 02:48 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
189名無しさん@ピンキー:03/05/22 15:37 ID:wstllbL0
エノのさんとあっちゃんみたいぁ・・・
190名無しさん@ピンキー:03/05/25 00:00 ID:sWo5ahVg
>189
禿同
自分では書けないのでお願いしまつ。
191山崎 渉:03/05/28 13:34 ID:1p/RwMnS
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
192名無しさん@ピンキー:03/05/29 22:31 ID:P/J+hpDb
「不思議な事」も無いが、扱ってるサイトも無い。
193あぼーん:あぼーん
あぼーん
194名無しさん@ピンキー:03/06/02 23:24 ID:W+Lxu3pT
榎さん×女学生@絡新婦(名前忘れた)
はありでつか?
ロリ榎ちょとみたい・・・。
195名無しさん@ピンキー:03/06/03 05:02 ID:E1PZDZWx
呉美由紀タソですね。自分的にはかなり(・∀・)イイ!

確か榎さんって色事にも強いという設定だったはず。
想像つかないなあ…。
196名無しさん@ピンキー:03/06/03 11:40 ID:QEVhNnod
榎×女学生時代の敦子たんなんかにも烈萌!
榎敦スキーって極稀にみるけどブツは見ませんなあ。
197榎敦で:03/06/10 03:06 ID:XprzQFfa

別に何がしたいというわけでもない。
今更初めてだというわけでもない。

ただ、自分はそうであるというだけだ。
相手はどうだか知らない。
ただ―――――見えてしまうだけだ。他意はない。




生まれてからこの日まで、ひとつのものに執着などしなかった。
色々な事に興味はもった。次々と興味をもったが、今までのものを捨てているわけでもなかった。
自分の内面には興味が無かった。
ただ、そこにあるだけの。




自分を見つめる瞳に気づいてはいた。
気づかないふりが、果たして相手にどれだけ伝わっているかは不明だった。
何せ、相手はあの中禅寺の妹だ。兄からみえるものの話を聞いているかもしれない。


そこまで来て、彼は考えることをやめた。
…回りくどいことは面倒で嫌いだった。
198名無しさん@ピンキー:03/06/10 09:28 ID:4aJPLrKz
榎敦 キタ━━━━(Д゜(○=(゜∀゜)=○)Д゜)━━━━━ッ!!

失礼……おとなしくいい子にしてますから、続きをおながいします。
199名無しさん@ピンキー:03/06/10 16:16 ID:YMSeU9wx
わ、私もイイコにしてますので、続き・・・続きを・・・・ハァハァハァハァ
200名無しさん@ピンキー:03/06/10 22:59 ID:09WcSCKu
おとなしく「待て」してますので、ご褒美(続き)を…
201名無しさん@ピンキー:03/06/11 00:56 ID:Z/4IAkgW
>…回りくどいことは面倒で嫌いだった。
ああ、とっても榎さんだ! 転がりながら待ってま〜す。
202名無しさん@ピンキー:03/06/11 15:48 ID:m4vh6kx2
ハヤーク
203榎敦で2:03/06/13 00:52 ID:TT1z6xen

「敦っちゃん!」
バタン、と大きな音を立てて榎木津はドアを開けた。
ドアの向こうでは中禅寺敦子が、目を大きく見開いている。

彼女はいつものような活動的な格好ではなく、今は白いワンピースを着ていた。

「榎木津さん」

形の良い唇が、彼の名を紡ぐ。

「猿や四角男が言うと非常にむさく感じるが、敦っちゃんがそういうと気持ち悪くないから不思議だな」
関と木場のことらしい。
敦子は笑った。
「どうされたんですか、榎木津さん。今日はお一人ですか?」
「そうなんだ、敦っちゃんに会いに来た」
「あらやだ、相変わらずですね」
そういう敦子の、目が笑っていない。
榎木津は無償に腹が立って―――しかし、その瞬間に、見えてしまった。

これほど幻視を見たくないと思ったのは初めてだった。
なぜか泣きそうになった。



敦子が。




自分と他の男を重ねるな。
204名無しさん@ピンキー:03/06/13 06:36 ID:ZMHRBYnm
うわわ、最後の1行がイイ!
泣きそうな榎さん萌えだ〜
205名無しさん@ピンキー:03/06/13 16:24 ID:9Z1lmNe8
エノさんハァハァハァ
かわいすぎるーー
206榎敦で3:03/06/17 02:21 ID:LfuSeHgn
榎木津は無言で敦子の顔を直視する。


それはまるで自分のすべてを見透かされたように思うので、敦子はあまり好きではなかった。
特に、彼には。

自分には見えぬものが見えるという。それは兄から聞いている。
ただ、彼という人間を見知ってから未だその理解はできない。
しなくても良いのかもしれなかった。むしろしないほうが良いのかもしれない。

ただ―――苦手、なのだ。
尤も、彼に惹かれていることも要因なのかもしれなかったが。
とにかく、苦手だった。


「どう、されたんですか」
やっとのことでただ一言。搾り出すように。
喉は渇ききっていた。


榎木津は尚も黙ったままだった。

いい加減何かもう一言発しようと、敦子が口を開きかけ――――
それは突然にやってきた。
思えばいつも突然なのだ。それは。


「僕は僕だ。神だ。神は一人しかいない。」
そういって、彼は彼女を抱きしめた。
207名無しさん@ピンキー:03/06/17 16:25 ID:WP7KeKBH
エエエエエエノさんっ!
あっちゃんからするとかなり急ですよ!

ああ、続きが楽しみで眠れそうにもないです
208名無しさん@ピンキー:03/06/18 16:00 ID:CqeWyv5C
つ、続きを・・・ハァハァハァ
209名無しさん@ピンキー:03/06/19 15:49 ID:abo3wQct
まだか?まだなのか?<エノアツ
210名無しさん@ピンキー:03/06/20 14:27 ID:p1rpAipL
まちきれんですたい(*´д`)
211名無しさん@ピンキー:03/06/20 20:45 ID:5h4qBz1z
続きを〜!
神様、意地悪しないで・・・。
212名無しさん@ピンキー:03/06/20 22:44 ID:UpR6OFwO
この場合、意地悪してる神様は榎さんということになるのだろうか…。
213名無しさん@ピンキー:03/06/21 16:07 ID:NzbrmZzU
榎さん・・・そんなご無体な
神さま、続き!つづきをー
214名無しさん@ピンキー:03/06/22 19:08 ID:N20dJbtu
凄すぎる…・・・今日初めてこの板に京極堂があるのを発見して読みふけりますた。
職人様方の素晴らしすぎるSSに感動。

オオオー榎神様続きを、続きをおながいします!
215名無しさん@ピンキー:03/06/24 00:19 ID:6hcRtcIT
神さま、榎さま、おながいします。
続きを!!

エロじゃない榎敦なら、小説読んだ事あるけど、
正直、エロ読みたいです。
216名無しさん@ピンキー:03/06/24 23:26 ID:OUXDZtsn
光臨きぼん!おながいしますっ
217名無しさん@ピンキー:03/06/25 15:32 ID:2hbzCvkQ
まだか!まだなのか!
218榎敦で4:03/06/26 09:16 ID:ZX0eBO2l

「か、神って、榎木津さん」
そんなこと――――

「敦っちゃん」
「はい」
自分の問への返事など全く無視した榎木津に、思わず返事をしてしまう。
「僕は人と重ねられるのは嫌いだ」
どきりとする。やっぱり、視られていた――――
返事はできない。

「僕は誰かの代わりじゃない」
そんなこと、わからない。
「関係ないんだ」
それは確かに、あなたには関係ない。
わたしの問題だもの。




「…敦っちゃん、僕を見てくれないか」
ああ、そうなんだ。
これなら、
「…はい」
返事はできる。
219名無しさん@ピンキー:03/06/26 14:25 ID:k6Kd11jf
キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!!!

そんなご無体な!また焦らしですか!神!
続きを正座しておまちしております。
220名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:08 ID:K6Y1Yg6s
いい子にして待ってます・・・。
ですから神様!
お慈悲を我々にお授け下さい!
221名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:31 ID:wLn1F3Qw
これって・・・
222名無しさん@ピンキー:03/06/27 03:15 ID:6mqo9M5y
キタ――――!!
もうまちきれません!! 神よ!!
223名無しさん@ピンキー:03/06/28 19:29 ID:7fjghzrE
いつまでもまっております(*´д`)
224名無しさん@ピンキー:03/06/30 13:59 ID:hjnutHqx
まだかなー
225榎敦で5:03/07/02 09:52 ID:wD422W7p

口付けは初めてではない。
その先も初めてではない。

ありのままの私とあなた。




「え、のきづさん」
「…あっちゃん」

これほど切羽詰った様子の彼は初めてだ。
いつもは余裕を見せ、不敵に笑い大胆に行動し、何も恐れない。
…今は、違う。

泣きこそしないものの、余裕は無い。
彼をここまで駆り立てるものはなんだろう?

独占欲?
わたしへの?



唇の生暖かい感触に、ああ、榎木津さんも男だったんだ、などと頭の片隅で他人事のようにそう思っていた。
226名無しさん@ピンキー:03/07/02 13:20 ID:cVnfp/VJ
もう、ダメです、待ち切れません・・・・!
早く続きを!あああ、エノさんーーー!
227名無しさん@ピンキー:03/07/03 08:24 ID:zqeALRZ8
禿しく焦らす、この進み具合がたまらん……敦っちゃん!!

「陰摩羅鬼の瑕」刊行ケテーイ支援ほっしゅ
228名無しさん@ピンキー:03/07/03 14:00 ID:ZbaNLLfI
じらされっぱなしですなw
229名無しさん@ピンキー:03/07/04 14:10 ID:5jCGGRw+
まっだかなぁ・・・ハlハァ
230名無しさん@ピンキー:03/07/05 14:24 ID:IwapTqwA
頼む!いっきにうpしてくれ!
231名無しさん@ピンキー:03/07/07 15:29 ID:LKyl+uOB
神の降臨はまだですか。正座して、京極のウンチクききながらマッテマス。
232名無しさん@ピンキー:03/07/08 23:52 ID:KbCsIlkU
悪いことは言わないよーかきためてからウプしたほうがいいよー
233名無しさん@ピンキー:03/07/09 11:23 ID:YBOxkdrC
いやあ、待つ楽しみってのもなかなかに捨て難いものが…。
234名無しさん@ピンキー:03/07/09 13:45 ID:Mfy1bSdt
ま、まちつかれたよ・・・・ エノサン
漏れの命がつきる前にグフッ
235榎敦書き:03/07/09 21:48 ID:LJeQ4mgo
えーすいません毎回。

私の家のパソコンが家族の団欒の場にあるのと(冷房の関係上)、
私の書きためができない悪い癖が出まくり(仕事で忙しいと言い訳してみるテスト)
遅いです。

ちっとペースあげていくようにしますので、スイマセンがもう少しだけ
よろしくお願いいたします。
236榎敦で6:03/07/09 21:57 ID:LJeQ4mgo
やはりこういう事態には慣れているようで、榎木津は口づけが巧かった。
最初はゆっくりと、しかし焦らすように敦子の口内を侵食していく。

犯される、というよりは侵される感覚。

敦子とて初めてではないのだが、今までの経験には無い型のような気がしていた。

榎木津の舌が歯列をなぞる。
背中がぞくりとした。思わず肩をすくめる。
その様子に気づいたのか、榎木津は舌を絡めてくる。
お互いの唾液で、ぴちゃりと音がする。

熱くなっていくような感覚が襲う。
「ふ…ぅっ」
思わず声が漏れた。どちらかの声ともつかない音。

その後は夢中だった。
普段は理性的だと言われる敦子に、常に躁状態の榎木津。
だが今は二人ともが、気持ちの思うままに相手を求めていた。
237名無しさん@ピンキー:03/07/10 11:49 ID:hPcdVPlk
キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!!!

もう、じっくりマッテマス!エノサンハァハァ
238名無しさん@ピンキー:03/07/12 10:30 ID:Nwq9ny94
オンモラキ発売日発表キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
239名無しさん@ピンキー:03/07/14 15:14 ID:kP0c17HC
えのさんーーーー
240山崎 渉:03/07/15 11:18 ID:vhmwz+RP

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
241名無しさん@ピンキー:03/07/15 13:50 ID:rFL9mgJf
山崎じゃなくて神を早く!ナウ!
242名無しさん@ピンキー:03/07/18 13:54 ID:vRyRwbgZ
ま、まだでしょうか(´Д`)
243名無しさん@ピンキー:03/07/22 02:09 ID:hAzS1PPG
ホシュホシュ
244名無しさん@ピンキー:03/07/22 12:50 ID:sHJfgtg+
早クー えのさーーーん
245名無しさん@ピンキー:03/07/24 20:42 ID:WbX1zDX5
どうなってるんだろうねえ・・・いっそあげちゃおうかなあ・・・
246名無しさん@ピンキー:03/07/26 20:33 ID:utHlEUGU
でもAGEると広告が・・・
あああ、えのさん
247名無しさん@ピンキー:03/07/28 22:57 ID:HVYSmmyc
職人さんがんがれ。

オンモラキまであと10日。
248名無しさん@ピンキー:03/08/01 03:02 ID:srshQQo7
ホシュっときます。
にしてもオンモラキは今度こそ出るんだろうな・・・。
本やで実物見るまで、信用できない小心な自分。
249ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 05:27 ID:JhYl1NY6
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
250名無しさん@ピンキー:03/08/09 06:57 ID:CXWaxZcM
>>248 読んだかーい? 私は読んだぞー。
251名無しさん@ピンキー:03/08/09 07:02 ID:b3UGQNjT
>250
自分は248ではないけど、とりあえず入手はした。
一気に読むのはもったいないから、ちびちび読む。
来週の夏休みのお楽しみだ。
252名無しさん@ピンキー:03/08/11 20:59 ID:5FDtsD4p
読んだよ。
千鶴ちゃん出なくて萎え〜。
雪ちゃん(最初の方)可哀想で萎え〜。
美少女でてこなくて激萎え〜。

敦ちゃんは別にどうでもいいや。
253252:03/08/11 21:02 ID:5FDtsD4p
あ、スマソ、248でもないのにレスしてもうたー
254名無しさん@ピンキー:03/08/12 13:43 ID:89+/9D1Y
千鶴さんでてこないのか・・・ショック
255名無しさん@ピンキー:03/08/14 13:58 ID:Q7Iu2Lyn
ほしゅ。
256あぼーん:あぼーん
あぼーん
257名無しさん@ピンキー:03/08/14 16:02 ID:K+k4gPkZ
何せ5年ぶりだからすっかり忘れてるな。
京極ものは萌えキャラたっぷりが男キャラに適当なのがいない……
超然とした奴かヘタレばっかり
258あぼーん:あぼーん
あぼーん
259名無しさん@ピンキー:03/08/14 23:54 ID:l1G9J6l4
半分まで読んだよ〜!
ちょっと伯爵萌え(w)これからどうなるかはわかんないけど
260名無しさん@ピンキー:03/08/15 14:33 ID:YqWPbhWI
敦子スキーとしては皆勤賞ならずがほんとへこんだ。
261山崎 渉:03/08/15 15:59 ID:4fmQeeOf
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
262名無しさん@ピンキー:03/08/17 19:46 ID:In7on9MZ
保守。
263名無しさん@ピンキー:03/08/18 08:37 ID:H+XjBtXk
保守
264あぼーん:あぼーん
あぼーん
265名無しさん@ピンキー:03/08/27 02:10 ID:aUA09yRv
織作姉妹ものキボン。
266名無しさん@ピンキー:03/09/01 13:57 ID:n0KFzC+J
ホシュ。
267名無しさん@ピンキー:03/09/06 00:05 ID:+YjUxMTu
保守
268名無しさん@ピンキー:03/09/13 19:52 ID:zq6vcT2Z
ほしゅ
269名無しさん@ピンキー:03/09/15 21:25 ID:vu8uW5qn
保守
270榎敦で7:03/09/17 02:16 ID:eh5BIGLz

服の上からでも、榎木津の思ったより大きな手の温度が分かる。
榎木津はあくまでゆっくりと敦子を抱きしめる。
その力が少しずつ大きくなるにつれて、敦子の体が奥から熱くなる気がする。
相変わらず口付けは続けたままで、器用に顔の角度を変える。

どちらのものともつかないため息が漏れた。


―――恐らくは、敦子の。



敦子とて、榎木津とこうなる事を望んでいなかったといえば嘘になるし、事実、敦子は榎木津に好意を寄せていた。


ただ、ただ、
この人と私はオトコとオンナなのだ―――――



そう思うと、無性に悲しくなるのだ――――。
271榎敦で8:03/09/17 02:26 ID:eh5BIGLz
情事の際に、理性が勝つことなどありえない。
悲しく思ったのは一瞬で、あとはのめりこむだけだった。集中しようとさえ思わず没頭できる。

お互いの歯列をなぞり、下を絡ませあう。
卑猥な音が聞こえるが、それは情欲をいっそう掻き立てるためだけのものとなっている。
敦子のワンピースはすでにめくれ上がり、その線の美しい足をさらけ出している。
榎木津はジーンズをはいていたが、時折触れ合う感触で、すでに勃起していることは分かっていた。

榎木津の手が、下からそっと進入してくる。
手がひざをなぞり、太腿まで上がってきたとき、敦子はこれまでに無いほど興奮した。
自分から足を強く絡ませる。

「あっちゃ」
敦子は榎木津の口を無理矢理ふさいだ。
――――榎木津に初めて優越感を抱く。
榎木津は目を見開いていた。

ささやく。
「…榎木津さん、すきです。」


鳥肌が立った。
272名無しさん@ピンキー:03/09/17 02:39 ID:rkJyEiqx
うわあああああ
待ってましたー!!!
273名無しさん@ピンキー:03/09/17 09:07 ID:8uClF5rT
271の最後しか見えなかったから
榎木津がカマオロカに迫られてるのかとオモタw
274名無しさん@ピンキー:03/09/18 19:35 ID:1SRFMDK4
榎敦SSキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
お待ちしてました!がんがってくださいませ!!
275名無しさん@ピンキー:03/09/23 00:57 ID:dCOv9mjX
期待
276名無しさん@ピンキー:03/09/23 02:46 ID:mSlCoVEp
うぶめの夏のヒロインなんていったっけ?
あの人の話みたいな・・・
少女時代の話でも可
277名無しさん@ピンキー:03/09/24 20:24 ID:ErAeej+q
涼子?
もしそうだったらちょっとやだな〜
278名無しさん@ピンキー:03/09/28 20:32 ID:P0R/6ZLX
保守
279名無しさん@ピンキー:03/09/29 20:02 ID:uOlBiwAg
中禅寺夫妻ものキボン・・・。
280名無しさん@ピンキー:03/10/01 18:57 ID:TPjWBmMC
干す
281名無しさん@ピンキー:03/10/03 19:06 ID:Cj0DKsPF
榎敦が完全にツボ
282名無しさん@ピンキー:03/10/07 23:52 ID:C++TVwey
巷説のおぎんさん・・・
アニメではまりました。

ってここは「京極」か・・・失礼しました。
283名無しさん@ピンキー:03/10/10 08:52 ID:vfi/com/
hosyu
284榎敦で9:03/10/10 10:30 ID:GIPkiPYx
そこに触れると、一瞬、声が上がる。嗚咽のような、ため息ともつかない声。
何度も聞いた彼女の声とは違う。
榎木津は悟られないように―――息を一つついた。

敦子のそこはもうすでに溶けそうだった。
蜜があふれ、榎木津の手に絡んでくる。
「…ふ……んぁ…」
軽くなぞると、声が漏れた。
その声は完全に女の声だった。そこにきて彼は漸く、女学生の頃の彼女とは違うことを悟った。


――――変な感覚だった。
10年以上も前から彼女を知っているのに、好きだとか抱きたいとか、そういう感情を抱いたのはつい最近だ。
10年で、女は変わるものなのだ。
もっとも、自分も、変わっているかもしれないが。大差は無いかもしれない。

どうでもいい。



乳房も揉み、その頂点をゆっくりとなぞる。
軽く立ち上がっていたふくらみを口にする。
口に含み舌でなぞると、声が高くなった。
285名無しさん@ピンキー:03/10/13 14:19 ID:SuAaj3tF
榎敦!
待ってました!待ってましたあっ
286名無しさん@ピンキー:03/10/17 09:00 ID:Z7VHwy+L
保守
287名無しさん@ピンキー:03/10/18 13:39 ID:pslx0PWq
>>276ネタバレ?
288名無しさん@ピンキー:03/10/19 16:04 ID:GXglXHiF
榎木津と女子学生(呉美由紀?)書きたいんですが…
正直シチュエーションが思い浮かびません…

書け!て方いらしたら是非ネタ補充を…!
289名無しさん@ピンキー:03/10/20 22:17 ID:ai30cEoq
ぜひ書いて貰いたいのだがネタがない・・・
290名無しさん@ピンキー:03/10/22 20:53 ID:FVW2Vlox
>>288
例の事件で榎津に恋心を抱くも自らはその思いが恋心と気づかず
悶々とする美由紀。春休みの桜の蕾が膨らみ始める頃、ありったけの勇気とお小遣いをはたいで上京。
ままならぬ自分の気持ちに決着をつけるべく薔薇十字探偵社の扉を叩く・・・

っていうシチュエーションはいかがでしょうか。
291名無しさん@ピンキー:03/10/23 00:27 ID:k2UvOUtl
>>290
うわあ、素敵気だ。
292名無しさん@ピンキー:03/10/23 12:38 ID:ApWtDcix
ちょっと長いのですが、中禅寺×千鶴子、落としてもよろしいです?
293名無しさん@ピンキー:03/10/23 12:47 ID:VpGQdiR6
>>292
(・∀・)イイトモー!!
294名無しさん@ピンキー:03/10/23 16:19 ID:bkjQb+tH
>>293
ありがd
ではお言葉に甘えて、中禅寺×千鶴子です。
全然エロくなりませんでした、ごめんなさい・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもこの狭い部屋を賑やかにする顔ぶれは今日も来た。
そしていつも通り、夕飯を済ませ、彼らは各々の家へと帰って行った。
「全く、人の家をなんだと思っているんだ」
夫がこれまたいつもの通り、不機嫌極まりないといった風な声でぼやいた。
千鶴子もいつもの通り、その言葉に応える訳でもなく、
ただ黙って夫の前に湯のみを置いた。
「君は構わないのか」
珍しく問い掛けてきた夫に顔を向ける。
「何故ですか?賑やかで良いではありませんか」
茶をすすりかけた夫の、元より不機嫌そうな顔がより一層不機嫌に彩られる。
「そうか、君は良いと言うのだな」
「良くないのですか?」
「このところ、いつもじゃないか」
そう言われれば確かにそうである。
この一月、客が敷居を跨がなかった日が思い出せない。
夫の妹、友人、果ては初見の刑事までやってくる。
千鶴子はその面々を思い浮かべてから、そう言われればそうですね、と笑った。
「何が可笑しいんだ」
「可笑しい訳ではありませんよ」
「だが顔が笑っている」
「強いて言えば、嬉しいから笑っているのかもしれませんね」
膝の上で弄んでいた盆を脇に置き、千鶴子は夫の顔を覗く要に首を傾げた。
295中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:21 ID:bkjQb+tH

「嬉しい?毎日の様に客が来て嬉しいのか?
店でもあるまいし」
今度は夫の言葉が可笑しくて、千鶴子は口に手を添えて小さく笑った。
「あなた……一応、ここは本屋でしょう?」
夫が片眉を寄せて、小さな咳払いをするのを見てから、千鶴子は再度口を開いた。
「あなたの周りに人が居るのが嬉しいのです」
そして、なんやかやと文句を言いながら、来る人を放っておけないあなたを見るのが。
きっとこんな事を口に出したら、夫はまた不機嫌になり、照れを隠して、
無口になり、下手をすれば寝てしまうかもしれない。
だから、それは口に出さなかった。
きっとそんな気持ちには気付いていないのだろう。
夫は憮然と口を開いた。
「僕は嬉しくない」
「はい」
「はい、と言うが、本当に分かっているのか」
「何をです?」
「ほら、分かっていないじゃないか」
「何が嬉しくないのかは分かりませんが、
人が来ることを快く思っていないのはよく分かります」
「存外鈍いな、君も」
笑顔で返すと、夫の不機嫌はその色を増した。
けれどその口ぶりと言葉に、夫の不機嫌の理由がなんとなく分かった気がして、
千鶴子はカマをかけてみる事にした。
「でも……あなたと二人きりで夕食を取る事が最近、ありませんね」
夫の不機嫌が僅かに弛緩する。
296中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:23 ID:bkjQb+tH

自分の勘が当たったらしい事に千鶴子はまた笑みを零しそうになったが、
それは夫の唐突な言葉に止められてしまった。
「明日は何か用があるのか?」
「……いえ、何もありませんが……」
「関口君の細君とどこかに出かけるとか、そういう用は無いのかと聞いている」
「ですから、何もありません」
「という事は多少の夜更かしは構わないという事だな」
こちらを向かないまま告げられた言葉に、はじめ夫が何を言っているのか分からなかったが、
ようやく意味を解すると、千鶴子はああ、と小さく声を発してから頷いた。
「はい。構いません……」
頬が火照るのが自分でも分かる。
そう言えば、この一月、下手をすれば客が泊まっていった所為もあって、
床を並べる事はあっても、共にする事は無かった。
熱くなった自分の頬に手を添え撫でると、その手を不意に引かれた。
驚いて思わず声を上げたが、夫は腰に手を回し軽々と千鶴子を膝の上に乗せてしまった。
布団を敷くでもなく、唐突に抱き寄せられれば、さしもの京極堂の妻と言えど動揺せざるを得ず、
千鶴子は夫の顔を見上げたが、彼はそんな事は問題ではないのだ、と言う変わりに
無粋な言葉を口から吐いた。
「全く、彼らは無神経なのだ。
僕にだって欲求という物があることくらい、解していい筈なのだが」
もう少し色気のある言葉を使って欲しいと思う反面、この夫が女を喜ばせる様な言葉を
紡ぐ姿はどうにも想像できず、またそんな言葉を使って欲しくないという矛盾を感じ、
千鶴子は黙ったまま、先程より更に火照る頬を、そっと夫の肩に押し付けた。
297中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:24 ID:bkjQb+tH

額に唇が触れる。
いつも小難しい事を回りくどく、その割には分かりやすく解き、告げる唇が額から瞼へと落ちていく。
もう夫婦となって結構な時間が経つと言うのに、まだ心臓がどきどきと打つ。
まるで十四、五の少女のようだ。
もしかしたら、布団が無い所為かもしれない、こんなに近く夫に触れるのが
一月以上ぶりの所為なのかもしれない、とも思ったが、今はその心地よい心臓の刻みと
夫の外見にそぐわぬ逞しい体つきに身を任せることにした。
緩い力で瞼を啄ばむ唇に促されてほんの少し顔を上げる。
薄い唇は今度は鼻梁を通り過ぎ、頬の方へと落とされた。
自分の唇が夫のそれを欲して震え、手が無意識のうちに夫の着物の襟を握った。
ふ……、と小さく息の漏れる音が聞こえた。
自分が洩らしたのか、それとも夫が洩らした物か区別がつかない。
それでも千鶴子は思わず息を詰め、じんわりと熱を帯びて来た脚を、夫にそれとばれない様にすり寄せた。
ようやく夫の唇が自分の唇を撫でた。
それでもそれ以上、深められる訳でもなく、ただ撫でる程度の口づけを
幾度も幾度も繰り返されて、焦れた千鶴子は眉を顰めた。
298中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:26 ID:bkjQb+tH

以前夫は、口づけは性感を高めるのに必要かつ有意義な行為だ、と言っていた。
人間とて動物なのだから性欲を有するし、むしろ発情期という物がない所為で、
人間は性交という行為に快楽を求め、子孫を残すという目的以外の物を見出した。
その欲求に強度の差こそあれ、性欲を有し、性的な快楽を求めるのは男も女も同じである。
それ故、口づけを欲する行為は人間として至極当然の行為である。
だから僕は君が口づけを求めても、ましてや身体を求めても、日本の風習になぞらえて、
はしたないだの女として間違っているだの思わないから安心したまえ、とも言った。
しかし、どんなに説き伏せられても理論で固められても、幼少の頃から受けた教えと言うものを
そう簡単には変えられない。
女の方から求めるのは、理由以前にやはり良くない事であり、
良くない事であるが故に、してはいけない事なのだ。
けれどやはり欲しいとも思う。
知らないうちは欲しいなどと思う物ではなかったが、あの感触を知ってしまった今、
それを与えられる事を望んでしまう。
羞恥と身体を侵し始めた欲情の間で千鶴子はまた眉を顰め、またどちらとも知れぬ息が零れる音を耳にした。
299中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:27 ID:bkjQb+tH

「欲しければ……欲して構わない、と前に言わなかったかい?」
触れたままの夫の口から言葉が聞こえた。
気持ちを悟られていた事にまた頬に血が上る。
伏せていた睫毛を上げて、夫を見やる。
「……ご存知なのに下さらないのは、ずるいです」
「ずるいものか。言わない君が悪いのだ」
「……あなたは私を欲しては下さらないのですか?」
「欲しくなければ君を膝に招いたりなど、僕はしない」
「……そう、ですね」
遠回りをして、それでもちゃんと目的地に到達する夫の言葉に千鶴子は小さな笑みを浮かべ、
夫の襟元を握り締めていた手を首へと廻し、自分から少しだけ顔を寄せた。
腰に廻されていた夫の腕にも、自分にしか感じられないほどではあるけれど、
力が篭り、引き寄せられる。
唇と唇の間にあった小さな空間がぴたりとふさがる。
欲求が満たされたのとは違う安堵感に身体から少し、力が抜けた。
緩く、強く、互いに唇を押しつけ合ううちに、閉じていた唇の上下がどちらからともなく
新しい隙間を作っていく。
歯が当たる。
濡れた舌先が感じられる。
千鶴子は自分からもおずおずと舌を差し出した。
300中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:29 ID:bkjQb+tH

ちゅぷ、と卑猥な音が耳に響き、夫の舌が口内へと侵入して来た。
一度だけ自分の舌を絡め取ると、すぐにそれは通りすぎ、口の中の輪郭を、歯を一つずつ丁寧に辿って行く。
頬のうちを擽られれば背筋が意志とは無関係にひくりと反り、
舌先が歯茎を突つけば身体の芯が熱を零した。
「ん……ふ、ぅっ……」
唾液に濡れた舌が自分の口腔を巡る音と共に声が漏れる。
それが夫を刺激している事など気付きもせず、夫の舌の動きに促されるように、
千鶴子が漏らす声は次第々々と高まっていった。
「っ、ふぁ…う……んっ………んぅ?」
不意に腹にあった圧迫感が抜けた所為で、はたと我に返り、
自分が出していた声と、いつの間にか自分からも絡めていた舌に気付く。
千鶴子の動きが止まった事に気付いたのか、夫も舌を動かすのは止めた。
けれど、帯を解いた手は動きを止めない。
帯は着物と擦れ合い、しゅるりと音を立てて身体から離れていった。
下帯にも手がかかり、千鶴子はこくりと喉を鳴らした。
息を呑んだだけのつもりだったが、予想以上に口を満たしていた唾液が喉を通り過ぎ、
また、顎が上下した所為で唇の端に溢れていた唾液が首へと落ちていき、
そんな事にも気づかず夫の舌を貪っていた自分を知って、千鶴子はまた顔を火照らせた。
301中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:29 ID:bkjQb+tH

「君も……」
下帯を解きながら夫が言った。
小さく頷き、首に廻していた手を胸を伝わせ、腕の下を通らせて腰へと廻す。
結び目に届かない。
千鶴子はそう思って少し身体を寄せた。
きちりと結ばれた帯の結い目に指が触れたのと同時に、脚に夫の硬く隆起したものが触れた。
別に今更、どうという訳はない、ないのにどきりとしてしまい、伸ばした手も止まってしまった。
「脱がなくてはこの先は出来ないだろう?」
夫の声がした方にはっと顔を上げると、唇がほんの少し笑みをかたどっていた。
見ようによっては意地悪くも見えるが、いつも滅多に笑みを見せない夫のそれは、
何故だか千鶴子を安心させた。
夫の方は下帯もどこかへ投げさり、千鶴子の着物の合わせを既に広げていた。
肌着の隙間から白い乳房が電灯に浮かび上がるのを隠すかのように、千鶴子はまた身体を寄せ、
帯の結び目に手を伸ばした。
大腿部に触れていた形がより明瞭になったけれど、もう構わなかった。
むしろ晒され、触れられる肌が熱を増し、それを欲しがっているのが自分で分かったから、
千鶴子は固く結われた帯を片手でどうにかして解こうとした。
302中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:30 ID:bkjQb+tH

千鶴子がやっとの思いで夫の帯を解き終え、夫が自分にしたのと同じ様に、
しゅるりと音を立てて着物から離すと、夫は千鶴子の肩を押して身体を少し離させた。
「あ……」
肌蹴た着物、肌着から乳房が現れ、左の乳首だけがその赤い顔を覗かせた。
腰巻も露わになり、まだ脚が晒された訳でもないのに、千鶴子は脚を今までよりきつく閉じた。
その所為で秘部の口までこぼれ出てきていた雫が一筋、尻へと零れ千鶴子は眉を顰めた。
「こういう君は常と違って厭らしいな。
まるで何か、関口君や木場修が言うところの妖怪の様だ」
細い指を乳房に添え緩く動かし、人差し指で乳首の先を弄りながら夫が言う。
彼なりの誉め言葉のつもりなのかもしれないが、いまいち色気がない。
それでもそれはそれで構わない。
千鶴子は与えられる刺激にふる、と肩を震わせながら問うてみた。
「それは…っ……どんな妖怪です?」
夫の視線が自分の視線に絡みつく。
彼もほんの少しのぼせているように見えて、千鶴子はそれだけでまた意味なく嬉しくなった。
「僕という、男を惑わす妖怪だ」
「それなら……妖怪でも構いません」
ふ、と上せた吐息混じりに笑みを零すと夫は憮然としながら、本来の妖怪というのは
もっと違うものなのだが、と言った。
言いつつも手はしっかり腰巻の紐を解いている。
千鶴子もそれに習って夫の着物を肌蹴させ、着物の上からでは解らない、
意外に筋肉のついた身体を電灯の元へと晒していった。
303中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:31 ID:bkjQb+tH

夫が紐の解けた腰巻を剥ぎ始めると、千鶴子は慌ててそれを押し留めた。
「今更隠す事もあるまい?」
「そ、それはそうですが……せめて明かりを落として下さい」
その言葉に夫はふい、と天井に顔を向けた。
向けたがすぐに千鶴子の方にそれを戻し、
「残念だ。僕はあれに手が届かない」
と真顔で告げた。
身体中を血が巡るような羞恥に襲われ、千鶴子は子どもがいやいやをするように首を数度横に振った。
「あ……では、では……それは取らないで……」
「取らなくては、触れられない。触れられなくては潤せない。
潤せなくては……君に辛い思いをさせてしまう」
脚を包む淡い桜色の布の上から、骨ばった手が言葉と共に脚を撫でる。
腰のあたりがざわりと泡立つ。
泡立つ辺りから下った所が触れて欲しいと言わんばかりに、痛みにも似た痺れをじんじんと脳に伝える。
千鶴子はもう何も言えずに夫にしがみつき、その膝の上、彼の腕に支えられ、
半ば身体が横たわった状態のまま、背にしがみつき、その胸に額を押し付けた。
熱くなった耳に唇が触れる。
もしかしたら、夫は宥め様としてくれたのかもしれなかったけれど、
それすらも千鶴子を高める行為にしか過ぎなかった。
304中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:31 ID:bkjQb+tH

晒された脚が秋の始まりを告げる少し涼しい外気に触れた。
しかし、それはつまり夫の目に下半身が晒されたという事。
身体に自然と力が篭り、内から零れた熱い雫が千鶴子の秘部を包む恥毛にじわりと染みた。
腰の骨から、脚の付け根を辿って指がすう、と滑り降りてくる。
「はっ……」
息を呑んだ千鶴子の生態が震え、静かな部屋に声が響いた。
押しつけていた頭の上で、夫の喉が鳴る音が聞こえた気がした。
指が下腹部の肌の上をなぞっていく。
一瞬、その感触が途切れたが、何か違和感を感じる。
もしかしたら夫が恥毛についた雫を拭っているのかもしれない。
ふとそんな事が頭に浮かんだが、その羞恥に身を固める余裕はもはや千鶴子には残っていなかった。
ただ、ふうふうと荒く息を継ぐのが精一杯で、意識も一ヶ所に定めておく事が出来なくなっていた。
夫の指が秘裂の入り口を幾度も丁寧に辿り、中に侵入して来た時にはそれだけで身体がびくりと反った。

そんな千鶴子に夫が囁いて来た。
「君、立てるかね?……膝で」
もたもたと顔を上げると、見なれた顔が熱のせいか少し滲んで見えた。
諭された幼子のようにこくん、と一つ頷き、千鶴子は力の入らない脚にどうにか力を入れ、膝で立とうとした。
夫もそれを手伝う。
肌蹴ていた腰巻がする、と畳の上に落ち、夫に頭を預けていた所為で乱れていた髪が一房目の前で揺れた。
半ば恍惚感に浸っているとはいえ、着物を猥らに身体に羽織った状態の身体を
夫に晒すことにはやはり抵抗があったけれど、もう抵抗する術も力も見つけられず、
千鶴子はただ夫に促されるまま、彼に身体を預けた。
夫もまた着物を肩から羽織っただけの状態で、片腕で千鶴子の腰を抱き身体を支え、
やわらかな乳房に鼻先を埋めながら、その下でもそもそと手を動かしていた。
そう言えば、自分は途中で夫を脱がす事を止めてしまった。
ふと、それを思い出したが、夫の動きが何故だか妙に少年の様に見え、
千鶴子は力の入りづらくなってきている腕でそっと頭を抱きしめた。
305中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:33 ID:bkjQb+tH

「あっ!」
突然、乳房に走った痛みに千鶴子は思わず声を上げた。
今度はその場所を舌が突つく。
身体をほんの少し引くと、夫がこちらに目を向けた。
何を言われた訳でもないが、千鶴子は一つ頷くとゆっくりと身体を落としていった。
熱く猛った肉が、自分の中に入ってくる。
膣壁が押し分けられているのが、生々しく感じられ、身体が埋められる快感と羞恥に
千鶴子はまた頬を朱に染め、眉を顰めた。
身体の中がきつく満たされると、二人はしばらく唇で互いをなぞり合った。
なぞり合ううちに、身体が自然と揺れてくる。
支える様に腰を抱いていた手が着物をたくし上げ、いつしか双丘を包み込み、
千鶴子の身体は徐々に、そしていつしか激しく揺さぶられ、乱された。
「あっ!ああッ!……ふ、んっ、んッ…んうぅっ!」
夫の荒い息遣いが、自分が上げる声が、そして粘膜の擦れ合う卑猥な水音が耳に届く。
必死で夫にしがみついては見たものの、身体にかかるだけの着物は確固たる拠り所にはならず、
却って不安定さが、押し上げられる快感を促すだけ。
耳に届く声や音も消える筈がなかった。
ただ、その中に自分の名を呼ぶ夫の声も聞こえた気がして、千鶴子は何の躊躇いも無く意識を手放し、
それを追う様に夫も腕の中で身体を震わせ、彼女の中へと熱を放った。
306中禅寺×千鶴子:03/10/23 16:34 ID:bkjQb+tH

気が付くと千鶴子はまだ夫の膝の上に居た。
随分と心地よい夢の中に居た気がしたけれど、もしかしたらそれほど時間が経っていないのかもしれない。
実際、馴染んだ古本の匂いに、まだ自分たちの汗と、それ以外の物の匂いも混じっている。
ゆっくりと上下する夫の肩に頬を摺り寄せると、夫が口を開いた。
「なんだ。起きたのか?起きたのなら、どいてくれても」
「駄目。……もう少しだけこうして居させて下さいな」
相変わらず拠り所なく夫の上にかかっている着物を握り締めてそう言うと、
夫は何も言わずにまた黙った。
きっとあの仏頂面を浮かべているのだろう。
千鶴子はまたふふ、と小さく笑った。
「何が可笑しいのだ」
返ってきたのは想像していた通りの不機嫌な声。
それでも自分の背を撫でる手は不機嫌ではない。
「何も……可笑しい事などありません。嬉しいだけです」
夫はもう何も言わなかった。
代わりに外し時を逃した風鈴がリン、と鳴った。

(了)
307名無しさん@ピンキー:03/10/23 21:17 ID:lPceCOZ8

これはまた……よきものを読ませて頂きますた。

眼福、がんぷく。
308名無しさん@ピンキー:03/10/23 23:00 ID:gHPZe+rl
素晴らしかったです。
良いものを読ませていただきました・・・
久しぶりに来て良かった。
309名無しさん@ピンキー:03/10/23 23:17 ID:0Get3KEg
神キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!!!
中禅寺夫妻物が大好きなので、とても幸せvv
大変美味しく頂きました!!ご馳走様です。
310名無しさん@ピンキー:03/10/24 13:39 ID:alDASmbb
待ってました中禅寺夫妻物!!
素晴らしかったです・・・。
311名無しさん@ピンキー:03/10/24 21:35 ID:1/5jafQS
グッジョブ!萌えーッツ!
312名無しさん@ピンキー:03/10/25 21:56 ID:DKlShWdv
ときどきチェックしに来ていたかいがありました。
この夫婦好きなので非常に幸せですっ。ゴチソウサマでした……。
313名無しさん@ピンキー:03/10/25 23:09 ID:KWu7hyza
きゃー中禅寺夫妻モノの新作が!
自分も中禅寺御夫妻激ラブなので、もう感激ですー。幸せ千鶴ちゃんに萌え萌え。
職人さん乙&ありがとうございます。

>288さん
自分も榎×呉美由紀ちゃん一押しなんで楽しみにしております。
シチュエーションと言われると思い浮かびませんが……。
シリアス系より、ほのぼのラブコメ風味キボンヌ。
314288:03/10/25 23:28 ID:l6pXgyhm
>>290
ネタありがとうございます!
いいですねー、そんなお話。萌え。

>>313
自分もどちらかというとラブコメの方が得意ですw
と、いうかこのスレのレベルの高さに正直躊躇しております。
いつか良い物が書けましたら投稿させて頂きますので
どうぞ期待せずにいて下さい…
315名無しさん@ピンキー:03/10/26 19:15 ID:Krqee8rQ
神よ、ありがとう。GJ
316名無しさん@ピンキー:03/11/01 23:49 ID:OpRetCOS
保守
317名無しさん@ピンキー:03/11/06 03:09 ID:2kFdvzJm
ホシュ
318名無しさん@ピンキー:03/11/20 00:25 ID:hfxWUdbs
萌えきぼん保守
319名無しさん@ピンキー:03/11/25 08:30 ID:vSlcBRCm
保守
320名無しさん@ピンキー:03/11/25 14:28 ID:ofG1Sa2n
京極堂のスレなんかあるんだ
と軽い気持ちで覗いてみたら
レベルが高い良作ばかり!
名スレですね
321名無しさん@ピンキー:03/12/01 18:58 ID:13Ha8ole
夫婦の営み保守
322名無しさん@ピンキー:03/12/07 18:25 ID:mbheN2Nu
保守age
323名無しさん@ピンキー:03/12/07 23:57 ID:PlC9fXZK
アニメ版又市女体化なんて考えた漏れは外道ですか
324名無しさん@ピンキー:03/12/13 19:23 ID:vSSiXHgW
京極でエロパロとは驚いた……
確かにそこかしこに淫猥な雰囲気がある作品だが、
実際にスレッドもあるとは思いませなんだ。

期待しております。
325名無しさん@ピンキー:03/12/14 19:09 ID:wUHVnt7h
お銀さん萌え
326名無しさん@ピンキー:03/12/22 01:41 ID:RuJmTsRU
>>323
アニメ版百介女体化なんかを考えたのも外道かね……
おぎん女体化百介で百合、とこっそり呟いてみる。
327名無しさん@ピンキー:03/12/26 19:07 ID:anhjaVeR
>>326
萌えたぜ。

小夜さんの祖父は誰なんだろう・・・
個人的には百介きぼんだが・・・
328名無しさん@ピンキー:03/12/28 12:58 ID:fP0GA0ou
あ、お銀の相手が百介さんだったらなんかそれはそれで萌えかも。
329名無しさん@ピンキー:03/12/29 00:57 ID:rDYNQO9T
巷説萌え
330名無しさん@ピンキー:04/01/07 02:31 ID:/+MGJwh1
保守
331名無しさん@ピンキー:04/01/08 23:49 ID:KmKhHiIV
「わははははっ!美代子くん、見たまえッ!」

美由紀は目の前にある鏡で己の姿を確認する。

「わあっっ!なっ… 何なんですか!やめてください礼二郎さん!」

仁王立ちした榎木津礼二郎が、美由紀の頭にイチモツを載せて
異様に興奮している。

「これはチョンマゲというのだ!君は今日からサムライだッ!」

美由紀は鏡越しに榎木津の表情を窺う。

―――とても嬉しそうだ。
でも。これはあんまりだ。
美由紀が一体どれほどの覚悟を持ってこの探偵社を訪れたのか
全く分かっていない。

「僕はサムライが好きなのだ!美奈子くん、恥ずかしがることはない!」
「少しは恥ずかしがってください、礼二郎さん」

鏡越しに見つめ合う二人。
真っ直ぐな美由紀の視線に、榎木津は思わず女学生のように頬を染める。





332名無しさん@ピンキー:04/01/08 23:56 ID:KmKhHiIV
「全く、もう… 」

仕方が無い、といった表情で美由紀は榎木津に向かい合う。

「これじゃあどちらが子供なんだか分からないじゃないですか」

首に腕を回し、口づけをする。
既に一糸纏わぬ姿になっていた二人の肌が触れ合う。

「……っ、んっ」

榎木津もようやく男の本能を取り戻したように、美由紀と舌を絡めあう。
その手は控えめな美由紀の乳房をまさぐり、クリクリと突起を玩んでいる。
333名無しさん@ピンキー:04/01/08 23:58 ID:KmKhHiIV
続きはまたいつか。寝よ。
334名無しさん@ピンキー:04/01/09 00:03 ID:dIOASK1o
…生殺し?
がああッ、つ、続きを是非!
335名無しさん@ピンキー:04/01/10 13:48 ID:Y1iBDopk
保守
336名無しさん@ピンキー:04/01/10 16:22 ID:wIPZDAmt
ちょんまげワロタ。
美由紀好きだ。筆がのったら続きを是非に!
337名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:07 ID:4Pn9Zhuw
>331の続きです。京極小説風ではないです。苦手な人はスルーして下さい。




338名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:08 ID:4Pn9Zhuw
「礼二郎さん…そんなに触られると、何だか変な気持ちになります」

「うん?…ああ、もっと変になってもらわないと」
榎木津の手はウエストラインをなぞり、お尻へと降りる。
「やわらかくて、滑々しているね」
美由紀の白い臀部はしっとりと榎木津の手に吸い付いてくるようだ。

「私も触っていいですか」
「もちろんだ。君のしたいようにすれば良い」

榎木津の胸部を確かめるように触る。
「ずっと……こうしてみたかったんです」
あまりにも真っ直ぐな美由紀が愛しくて、榎木津は美由紀に頬擦りする。


その時。
―――ドンドンドンドン!ガンガンガン!

「おいコラ礼二郎!てめえが居るのは分かってんだ薄ら馬鹿!」
けたたましいノックと高音の濁声に、美由紀は吃驚する。

「さっき通りで和寅に会ったんだよ!
取り込み中って、何を気取ってやがる!とっととここを開けやがれ!」
339名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:10 ID:4Pn9Zhuw
榎木津はハァと小さくため息をつくと、美由紀に向かってシーと人差し指を立てた。

「(一斗缶が暴れているだけだ。気にしなくていいよ)」
「(でも…お客様…)」

美由紀の口を塞ぐようにキスをする。
それから首筋を辿り、鎖骨の下へと舌を這わせ、乳首を含んだ。

「…ァ…ッ」

美由紀は思わず声が漏れた口元を押さえる。
榎木津は悪戯っぽく微笑むと、舌先で先端を弾いた。
声を堪えた美由紀が小刻みに全身を震わせる。

薔薇十字探偵社の入り口では、ガチャガチャとドアノブを回す音が聞こえたが、
それもしばらくして静かになっていた。
340名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:12 ID:4Pn9Zhuw
そんな騒ぎには一向にお構いなく、榎木津は美由紀の体を愛撫する。

「……もう、声を出しても良いんだよ」

口を押さえていた手を解くと、美由紀の秘所に手を伸ばす。
思わず閉じる膝を許さない。
割れ目に中指を沿わせる。微かに湿っている。

「……ダメです……そんな…っあぁっ」

ぬるりと掻き分け撫で上げると、隠れていた陰核を探り当てた。

「あっ……んっ……ぁぁぁっ……!」

ビリビリとした刺激が未知の快楽を美由紀にもたらす。
体の奥からトロリとしたものが流れ出る。
榎木津の指がそれをすくい取り、さらに敏感な芽に擦り付ける。

「…!ああッ…んっ……んっ……はぁっ」

ピンと尖った乳首を口に含まれ、舌と指の動きが高速になると、
美由紀の体がピクンピクンと跳ねた。
341名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:13 ID:4Pn9Zhuw
「……ハァ……ハァ……」
充分に潤った事を確認すると、榎木津は自らのモノを押し当てた。
静かに前後しながら進めて行く。
痛さに顔を歪める美由紀を思いやりながらも、狭い内部を突き進む。
中ほどの抵抗に体重をかけると、榎木津の先端が行き止まりを感じた。

「……美由紀ちゃん、これで全部、入ったよ」
涙目の美由紀は、ジンジンとした痛みを堪えながら榎木津を見た。

―――痛い…けど、うれしい……名前、初めて―――…。

言葉にはならなかったが、榎木津には伝わったようだ。お互い微笑みあう。

「少し、動くけど、いいかい?」
榎木津の息が荒いことに気が付くと、美由紀はコクリと頷いた。
始めは遠慮がちに小さく動いていた榎津の腰が、大きく、激しくグラインドする。

「ン…あっ…!ぅんっっ!あぁッ…!!」

ヌルヌルと愛液があふれ、痛みが薄らいでくると、鈍痛にも似た快楽がもたらされる。
ほぐされた内壁が榎木津にからみつく。

突き上げられては揺さぶられる美由紀の体が、榎木津を追い詰めて行く。

「あっ…あんっ……んんッ…!」

美由紀の内部のモノが限界に硬くなっている。
二人の心拍が最大に上がる。

「うぅ…っ!」

美由紀の中で思い切り放った。
342名無しさん@ピンキー:04/01/10 23:15 ID:4Pn9Zhuw
しばらくそのままの体勢で呼吸を整えると、榎木津は体重をかけないように美由紀を抱きしめる。
「美由紀ちゃん、君、僕の子供を産みなさい。男でも女でも、できるだけたくさん。」

朦朧とした美由紀はその言葉をただ聞いていた。

「僕はね、赤ん坊が大好きだ。何、和寅は子守りが得意だ。君はただ僕の側にいれば良い」
その他にも色々と喋っていたが、美由紀は幸せに満ちた榎木津の腕の中でいつしか眠りについていた。

おわり





343名無しさん@ピンキー:04/01/11 11:59 ID:LzPlTOGm
乙!
子沢山榎さん萌え…
344木場修太郎の憂鬱:04/01/12 11:55 ID:OkLVn5zu
「あんた――」
 女は気だるげな声で囁いた。
「警察官だろう? いいのかいこんな処に居て?」
「五月蝿ぇ」
 男の四角い顔が不機嫌そうに硬直した。
「別に取って喰おうって訳じゃねぇ。客の身分なんか関係も糸瓜もあるか」
 警察だったらナントカ強化週間で娼婦捕ってブチ込むじゃないのさ――そう云って女はころころと笑い転げた。娼婦の顔の奥から女の素顔が垣間見えて――木場の少し居心地が悪くなった。
 昭和二十六年、埼玉栃木の両県と幾つかの市町村が売春取締条例を制定。国会の腰砕け対応とは裏腹に、世間は色町と云うレッテルを嫌い始めている。嫌ったからと云って、世の中の男が色町に通わぬ訳ではない。現に、木場もこうして此処に居る。だが、確実に、
 ――居辛い世になるか。
 木場は煙草を口に銜えようとして止めた。隣の女は、煙草の煙が嫌いらしいのだ。娼婦にしては珍しい方だと思う。だが、嫌いなものは嫌いなのだろう。一瞬、干菓子が嫌いな馬鹿な友人の顔を思い浮かべた。
 ――少し、冷えるな。
 木場は、少し喪失感に囚われている。あの事件の後では――。
 隣のこの女の肌の温もりが、やけに眩しい。
「何サ、また他の女の事でも考えているのかい?」
「馬鹿馬鹿しい」
「チェ、全くもう――」
 妬けるねェ、と女は微苦笑した。
345木場修太郎の憂鬱:04/01/12 12:01 ID:OkLVn5zu
「あんたと居るとね――」
 居心地が好いんだから、と女は木場の胸にしがみ付いた。筋肉隆々たる胸板に、女の柔らかい胸が押し付けられる。
小振りだが張りのある隆起の先端に咲く可憐な蕾は既に硬く尖っていて、その刺激に木場の肉体は用意に反応する。
 居心地の良さ――木場もそれを求めて此処に来る。この女とは何故か馬が合う。
木場と云う匣の中に何かを詰めるでは無しに、丁度木場と云う匣を収めてくれるだけのスペエスが用意されているようだ。

 娘は匣の中にぴつたりと嵌つてゐる。

 途端、厭な物を思い出してしまった木場は、思わず顔を顰める。
「どうしたのさあンた、今日はサ――」
 仕事で厭な事にでも遭ったのかい、と女も流石に心配する。馬鹿野郎、機密事項だ民間人に話せるかい、と木場はおどけるしかない。
突然女は真剣な眼差しで木場を見据え――木場は少し狼狽える。
「厭な事があったらサ、忘れろなんて云わないよ――」
 只ね――女は木場の上に跨る。女の柔らかく華奢な肉体の全てが押し付けられ、木場の肉体は男性として完全に反応する。
「あンたに惚れちまったんだからね――」
 男と女で居られないなら、せめて雄と雌でもいいから――それっきり、言葉は続かない。
女が、木場を呑み込む。そこはもうじっとりと濡れていて、沸騰した女の香りが漂ってくる。
うまく薬液(ローション)を仕込んだな、と木場は無理に思う。仄見えてしまった物は、娼婦の営業の手練。
 ――あるいは女の素顔。
 女の動きに敏感に肉体は反応しながら、木場はバツの悪さを味わっている。女は木場の上で時折硬直するように痙攣する。
繕ったような嬌声は一切挙げない。食いしばった歯の隙間から、吐息が漏れる。
遂に支え切れず、女の上半身は木場の胸に縺れ込む。
熱を持った二つの膨らみが、木場の胸で踊り、弾ける。だが腰は熟れた果汁を滴らせながら、痙攣するように浮いて行く。
引っ張られる按配で、木場には少し苦しい態勢だ。だが、女は気にも留めない。
346木場修太郎の憂鬱:04/01/12 12:02 ID:OkLVn5zu

 多分、女は云ってくれるだろう。馬鹿だねぇ、色町で女買って別れ際に惚れたのだの云い出すなんざ野暮だよぅ――。
遊びなんだからサ、気軽においでよぅ――。だが、如何に木場が鈍感だろうと――或いは如何に鈍感そうな仮面を被ろうと――それが見えてしまう事はある。
馬鹿な男の思い上がりであれば善い。だが、所詮此処は馬鹿な男と馬鹿な女の溜り場である。利口馬鹿と云う事だってある。
だから、この女の前では木場は警察官と云う仮面を被る。女も娼婦と云う仮面を殊更に被りたがる。
 そして、残酷な花遊びは続いて行くのか――。木場は少し憂鬱になる。関口から訊いた、友人の拝み屋が云ったと云う残酷な台詞が胸に痛い。
 ――幸福になるなんてのは簡単なことさ。人間であることを辞めてしまえばいいのだ。
 そして木場は、色町を後にする。
347名無しさん@ピンキー:04/01/12 23:58 ID:aZJOofDS
お年玉イパーイ!
職人さんありがとうございます〜
348名無しさん@ピンキー:04/01/22 22:13 ID:QYU+ByQn
>>344
雰囲気あるなぁ〜

って誰もいないのかよ!
349名無しさん@ピンキー:04/01/24 03:14 ID:4jm92iXJ
>>344
京極っぽくていいね。


なんか書きたいけど、時間がないよ。トホホ・・・
350344:04/01/25 01:36 ID:p26c8bCd
>>348>>349
反応アリガd
>>345に誤字発見。
×用意
○容易

ttp://www.ciao-horinouchi.net/koram-jun2000.html
↑実は参考文献というか元ネタのあるページです。
吉原じゃなくて川崎の歴史ですが。
351名無しさん@ピンキー:04/01/26 00:22 ID:WXERl4nj
参考文献…恐れ入ります。だからこんなにリアリティあるんだ…。
過疎スレなんでスレ消費には気を使わないでどんどん改行してくださいよー
次回作お待ちしています!
352なんかこんな感じ:04/01/27 01:53 ID:Lso9adOV
「ねぇ、ビーデルさん……ホントにいいの?」
「もうっ!何回目よ、それ聞くの」
ベッドの上、既に二人とも下着しか身に着けていないというこの期におよんで、まだそんな事を聞いてくる悟飯をビーデルは半ば涙目で睨みつけた。
彼はとても純粋な人だし、彼が自分を大切に思ってくれているのもよく解っているつもりだ。
けれど、結婚を約束し、なおかつこの状況になってまでまだ気を遣ってか、こんな事を言われたのでは乙女心に怒りの火も点くというものだ。
前々から悟飯の過保護とさえ言える優しさに辟易する事はあったけれど、それはそれで嬉しかった。
しかし、こういう時くらいは強引にしてくれて構わない。
こっちは恥ずかしくて逃げ出したいのをどうにか堪えるのに精一杯だというのに、悟飯は不安そうな顔でこちらを覗き込んでくる。
悟飯の優柔不断さに絶え切れず思わず声を上げてしまったビーデルだったが、そんな自分により一層腹が立ち、
彼女は潤み掛けた目を彼に見られないよう、ぷいとそっぽを向いて枕に顔を埋めた。

以前は勝負下着だなんだかんだと騒ぐ友人たちを半ば呆れ顔で見ていた自分が、下着屋の店員が勧める派手な物を断って、
出来るだけ清潔感のある、けれど可愛さを失わないような下着を懸命に選んだ時の事を思い出すとまた泣けてくる。
自分が普通の、なんの力も無いただの女の子になってしまった様に思えるのもなんだか悔しい。
それでも涙を零さないように小さく鼻を鳴らすと竦めた肩に毛布がかかった。
その軽さが痛んでいた胸に更なる切なさを被せてくる。
「悟飯くんのバカ」
ビーデルは彼の方を向かないまま小さな声で言い放った。
「バカ、って……そんなぁ……」
「バカじゃない。悟飯くんは勉強熱心だから、こういう事も勉強してるんだと思ってた」
「し、してないよ……」
声を聞いただけで困り果てた彼の顔が目に浮かぶ。
「ふーん。こういう事する、って解ってたのに、予習してきてくれなかったんだ」
勉強熱心な彼の事だ、こういう言い方をしたら言い返せないに違いない。
そしてそれは予想通りだった。
「あ……」
一分、いやもっと待ったかもしれないが、そう言ったきり悟飯は声を発しなくなってしまった。
353名無しさん@ピンキー:04/01/27 01:54 ID:Lso9adOV
激しく誤爆。

スマソ。
ホントにスマソ……
354名無しさん@ピンキー:04/01/27 02:01 ID:mTdq1YK4

本当に激しい誤爆でひっくりかえりましたw
355名無しさん@ピンキー:04/01/28 02:02 ID:vK6sT6/q
いやぁ、楽しませていただきましたw
356名無しさん@ピンキー:04/01/31 00:37 ID:tcK4XWN/
いろんなスレ、萌えが共栄する板であることよと改めて思いましたw

他スレも覗いてこようかしら。
357名無しさん@ピンキー:04/02/05 08:39 ID:X8u3LowG
保守
358名無しさん@ピンキー:04/02/08 01:18 ID:uzY3a5Re
ホシュです
359名無しさん@ピンキー:04/02/08 02:44 ID:WqQsMdpE
お銀さんハァハァ
360名無しさん@ピンキー:04/02/08 16:47 ID:+Ex2Ui51
ココを気にしていたのは自分一人じゃなかった・・・・
なんだかホッとして、保守。
361名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:38 ID:/YOWUes3
私も保守
362名無しさん@ピンキー:04/02/13 05:52 ID:1T+mYmnd
SSやるとしたら新鮮なネタは豆腐小僧とか後巷間とかかなぁ。
新鮮なネタは。
伯爵の初夜シーン、嫁さん視点とか。
363名無しさん@ピンキー:04/02/14 08:12 ID:jfZCINOs
アニメ巷説もそれなりに新鮮。
DVDも出ることやし。
364名無しさん@ピンキー:04/02/18 00:44 ID:Wbwv2VMa
大変亀ですが、探偵と女学生モノが投下されてる!
探偵×呉ちゃん一押しなので、大変もえさせていただきました!
しかも私の好きな、ほのぼのコメディタッチ。ちょんまげには笑いました。
「いっぱい子供を産みなさい!」って、エノさんなら本当に言いそうですね。
作家さま、乙です!ありがとうございました。
(もしかして、前に探偵と女学生モノを書きたいとおっしゃられてた方でしょうか?)
365名無しさん@ピンキー:04/02/23 13:52 ID:+f7CZF+R
保守
366名無しさん@ピンキー:04/03/08 00:50 ID:wsynQ6C5
ほしゅ。
367名無しさん@ピンキー:04/03/14 09:29 ID:Zscnqkep
「……家のひと、夫婦のコトをしている最中にも本を読んでいるの」
 そう告白する千鶴子の目は悲しげだった。雪絵は泣いているのか笑っているのか
わからない表情で千鶴子を慰めた。
「……あの人よりはましですわ。……あの人、時々私の上で鬱が発症するんです」

……ネタがつづかない。とりあえず保守がわり。
368名無しさん@ピンキー:04/03/14 16:48 ID://eXKkmr
>367
ゲキワラ!
369名無しさん@ピンキー:04/03/14 21:20 ID:LasT1AAm
>>367
ご婦人方・・・大変だなぁw
370名無しさん@ピンキー:04/03/17 02:33 ID:+8wlhAok
このスレは神が大量降臨している素晴らしいスレですね。
特に、美由紀タンと中禅寺夫妻の作品がヨカタ(´Д`*)
371名無しさん@ピンキー:04/03/26 07:28 ID:dGugKJLa
そろそろ保守せんとやばいか脳。
ところで、頼子×加奈子、もし相模湖に到着したらバージョンのお話を書いてみたい。
…結末はあんまり変わらないだろうが…
372名無しさん@ピンキー:04/03/26 21:20 ID:k2hO5xlT
最近人がいないね、ここ。
自分は関口×敦子を書いてみたい。
・・・・・うーん・・・


373名無しさん@ピンキー
>372
俺がいる!
ってかROMは結構いるはず。